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令和元年第3回定例会(第15号) 名簿 開催日: 2019-09-06
令和元年第3回定例会(第15号) 本文 開催日: 2019-09-06

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選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 345 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 346 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 347 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 348 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 349 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 350 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 351 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 352 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 353 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 354 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 355 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 356 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 357 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 358 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 359 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 360 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 361 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 362 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 363 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 364 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 365 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 366 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 367 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 368 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 369 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 370 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 371 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 372 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 373 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 374 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 375 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 376 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 377 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 378 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 379 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 380 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 381 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 382 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 383 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 384 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 385 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 458 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 459 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 460 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 461 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 462 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 463 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 464 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 465 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 466 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 467 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 468 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 469 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 470 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 471 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 472 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 473 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 474 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 475 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 476 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 477 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 478 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 479 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 480 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 481 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 482 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 483 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 484 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 485 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 486 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 487 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 488 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 489 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 490 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 491 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 492 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 493 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 494 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 495 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 496 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 497 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 498 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 499 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 500 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 501 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 502 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 503 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 504 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 505 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 506 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 507 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 508 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 509 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 510 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 511 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 512 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 513 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 514 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 515 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 516 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 517 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 518 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 519 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 520 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 521 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 522 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 523 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 524 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 525 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 527 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 528 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 545 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 546 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 547 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 548 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 549 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 550 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 551 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 552 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 553 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 554 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 555 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 557 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 558 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 561 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 562 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 563 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 564 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 566 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 567 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 568 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 570 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 571 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 572 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 574 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 575 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 582 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 583 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 584 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 586 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 587 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 588 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 590 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 591 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 592 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 594 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 595 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 596 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 598 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 599 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 600 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 602 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 603 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 604 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 605 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 606 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 607 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 608 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 609 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 610 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 611 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 612 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 613 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 614 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 615 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 616 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 617 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 618 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 619 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 620 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 621 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 622 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 623 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 624 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 625 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 626 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 627 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 628 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 629 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 630 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 631 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 632 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 633 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 634 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 635 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 636 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 637 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 638 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 639 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 640 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 641 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 642 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 643 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 644 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 645 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 646 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 647 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 648 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 649 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 650 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 651 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 652 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 653 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 654 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 655 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 656 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 657 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 658 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 659 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 660 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 661 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 662 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 663 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 664 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 665 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 666 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 667 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 668 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 669 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 670 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 671 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 672 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 673 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 674 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 675 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 676 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 677 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 678 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 679 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 680 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 681 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 682 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 683 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 684 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 685 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 686 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 687 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 688 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 689 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 690 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 691 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 692 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 693 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 694 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 695 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 696 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 697 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 698 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 699 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 700 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 701 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 702 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 703 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 704 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 705 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 706 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 707 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 708 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 709 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 710 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 711 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 712 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 713 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 714 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 715 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 716 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 717 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 718 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 719 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 720 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 722 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。17番山田幸子議員。     〔17番 山田幸子議員登壇〕 3: ◯ 17番(山田 幸子議員) おはようございます。通告に従いまして2問質問させていただきます。  1問目,「人にやさしいまちづくり」のために。  高齢化に伴い,全国では食料品を初めとした日常の買い物に困難を感じている人,買い物弱者がふえています。メディアでは買い物難民とも呼ばれています。経済産業省によりますと,買い物難民,買い物弱者は平成22年調査で全国に600万人いるとされていましたが,平成27年調査では700万人まで増加しているとわかりました。  調査で買い物難民,買い物弱者は従来の農村や山岳部の過疎地域だけではなく,都市部でも増加傾向だと予測されております。買い物難民,買い物弱者は田舎という地理的な要因だけではなくなり,店舗の閉店を初めとしました高齢で免許証を返上と社会的な要因によっても生じることが明らかになりつつあります。これまで徒歩で来店できた地元の商店街が衰退したため,自動車,自転車等の運転が不可能,ないし困難な高齢者や障がい者といった交通弱者や経済的理由で自動車を持てない方,健康であっても自転車で行くことは遠過ぎるなど,パーソナルな交通手段,自動車,バイク,自転車,カーシェアリングなどがないために,買い物に困るケースも発生しています。  ショッピングモールは,基本的にパーソナルな交通手段によります来店を前提としておりますが,徒歩による来店はほとんど考慮されていないと思われます。そのため,それらを運転,または所有できない方はバスや鉄道,タクシーなどの交通機関に頼るほかありません。また,高齢者とまでは言えない年齢の健常者で,なおかつ経済的理由で自動車を持てない交通弱者に至っては,行政の支援もまともに受けることができないため,高齢者や障がい者よりもさらに過酷な境遇を強いられる場合があると考えられます。  狛江市の人口問題といたしまして,減少傾向にあると予測をされていたものが直近の国立社会保障・人口問題研究所の推測によりますと,2015年に8万249人,2045年には8万267人と,2045年まではほぼ横ばいとなっており,実際の人口はこの推計をも上回るペースで増加していることから,狛江市の課題は総人口の減少ではなく,生産年齢人口の減少,そして高齢化の進行とありました。これを踏まえ,さまざまな分野への施策も重要となってきますが,食料品アクセス問題への取り組みも欠かせないのではないでしょうか。  農林水産省では,この問題に対します市町村の現状,取り組み等を把握するため,平成23年度から毎年全国1,741の市区町村を対象にアンケート調査を実施しております。昨年は対策の必要性があると回答しました市区町村は1,074,84.1%でした。8割以上が食料品アクセス問題への対策が必要と認識をされております。  最初の質問といたしまして,昨年のアンケート調査の内容と狛江市の回答についてお伺いをいたします。  再質問は自席より行います。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 5: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 食料品アクセス問題に関するアンケートは,日常的に食料品の買い物が不便,困難な住民に対し,各自治体が実施している対策の状況等を明らかにし,今後の政策立案に資するため,全国の市区町村を対象として農林水産省が実施しているものとなります。  主な質問内容は,対策の現時点での必要性,対策を必要とする背景,行政による対策,対策の実施に必要な支援,民間事業者等の取り組みなどが挙げられます。  回答といたしましては,対策の現時点での必要性はある程度必要であるとし,対策を必要とする背景に地元の小売店の廃業,住民の高齢化,単身世帯の増加を挙げております。対策の実施に必要な支援として,支援施策や成功事例等の情報提供,食料アクセス問題への対応方法を学ぶ研修会等の開催等と回答いたしております。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。
    7: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは再質問させていただきます。  対策を必要としますこの背景に地元の小売業の廃業,そして住民の高齢化,単身世帯の増加を挙げておられます。この項目に対しての課題と今後どのように対策を講じていくのかお伺いをいたします。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 9: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 対策を必要とする背景として挙げている地元の小売店の廃業につきましては,平成31年4月に策定いたしました狛江市商業振興プランの「基本方針IV 未来につながる経営体制づくり」にある「事業者支援の充実」という施策に基づき,展開してまいりたいと考えております。  主な取り組みといたしましては,事業者がキャッシュレス化,商取引に係る制度変化への対応や事業継承といった事業の継続,発展に取り組めるように,情報面の強化等を図ってまいりたいと考えております。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 11: ◯ 17番(山田 幸子議員) 小売店の廃業に対しての対策,取り組み姿勢はわかりました。  現在,狛江市では買い物支援サービスといたしまして,民間事業者等への独自の取り組みをされております。こちらに先ほど質問させていただきました中身の住民の高齢化,単身世帯の対策も含まれると考えます。  それでは次の質問です。  この中身についてお伺いをいたします。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 13: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 民間事業者の独自の取り組みにつきましては,狛江市商工会におきまして,消費者へのサービス向上とお店と顧客とのコミュニケーション促進などを目的として,商店宅配事業を実施しております。  事業の内容といたしましては,宅配を行う事業者を募り,その事業者の逸品などのPR情報を載せたチラシを発行いたします。利用者は電話やファクス等により登録店へ注文し,直接自宅に届けていただくものとなります。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 15: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは引き続きお聞きをさせていただきます。  利用者の地域と件数についてお伺いをいたします。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 17: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 宅配事業者の利用実績でございます。  利用者の地域につきましては,データを集計していないため不明とのことでございます。利用件数につきましては,平成30年度上半期では3万8,358件,下半期では3万5,955件,合計で7万4,313件となっております。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 19: ◯ 17番(山田 幸子議員) たくさんの方が利用していることがわかりました。  それではもう1つ続けて質問させていただきます。  利用者の方の反応についてお伺いをいたします。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 21: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 子育て中の方からは,子供が小さいので,買い物に出かけるのに一苦労であったが,宅配事業を利用すると必要なものを届けてもらえるのでうれしい。また,高齢者からは自宅まで重い荷物を運ばずに済むのでとても助かっている。お店の人の顔が見られるので,ネットショッピングよりも安心できるといった声を頂戴するなど,好評いただいていると伺っております。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 23: ◯ 17番(山田 幸子議員) 幅広い世代の皆様に必要とされていることが確認ができました。  この事業に関します今後の課題についてお伺いをいたします。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 25: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 課題でございますが,宅配登録店の人材不足で継続していくことが難しくなっていること,宅配登録店の業種に偏りが出てしまっているなどの課題があると伺っております。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 27: ◯ 17番(山田 幸子議員) 人手不足等の深刻な問題がありますが,今後単身世帯や高齢者のみ世帯を中心としました在宅介護者の増加が見込まれる中,訪問介護では身体介護が強化される一方で,食事の準備を含む生活支援サービスの確保が重要な課題となってまいります。そういう意味からも,自宅まで届けてくれるこのサービスの重要性が高まるのではないかと思われます。  引き続き質問させていただくんですけれども,狛江市では買い物難民と言われる問題に対しまして,平成30年6月から移動スーパーの事業が始められております。この事業を行うに至った経過についてお伺いをいたします。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 29: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 高齢者支援にかかわる多職種で地域課題について意見交換を行う生活支援体制整備協議会において,買い物支援を地域課題として取り上げ,市内商店の位置状況をもとに,生鮮食品や日用品を取り扱う商店が少ない市南部の多摩川付近のエリアを対象として検討を進めたところでございます。  同協議会から出された意見を受けて,生活支援コーディネーターや地域包括支援センターに配置されている地域づくり推進員が実務に当たり,平成30年6月に他の地域で多くの実績を有する事業者による移動スーパーの誘致に至ったところでございます。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 31: ◯ 17番(山田 幸子議員) それではこの移動スーパーの仕組みについてお伺いをいたします。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 33: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) このたび誘致した移動スーパーにつきましては,移動販売業者が提携するスーパーマーケットから生鮮食品や生活雑貨等の商品を仕入れ,顧客の依頼に基づき提携するスーパーの代行販売を地域で展開するものでございます。  なお,このたび誘致した移動スーパーにつきましては,最寄りのスーパーマーケットから商品を仕入れているところでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 35: ◯ 17番(山田 幸子議員) 地元スーパーからの代行販売ということは,生鮮食品のロスを心配せずに,いつも新鮮な食品を利用者に販売できるメリットがあると考えます。事業を始めてから1年が経過をいたしましたが,この事業の効果についてはどのように評価をしているのでしょうか,また課題などについてもあわせてお伺いをいたします。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 37: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在は誘致した箇所での移動販売は行っておりませんが,当初誘致をきっかけに,地域住民や民生児童委員等に情報が広がり,南部地域を中心におよそ10カ所で展開しており,また買い物に困難を抱えていた利用者から好評の声をいただいておりますことから,一定の成果があった取り組みと認識しております。  また,移動スーパーに来られる高齢者同士,また移動販売者の間でのコミュニティも生まれており,本来の目的でございます買い物支援のみならず,この取り組みをきっかけといたしまして,支え合いの意識や行動が生じている点においても評価できるものと考えております。  今後の課題につきましては,一事業者では全市的に移動販売を展開することは難しく,生鮮食品や日用品を取り扱う商店が少ない他のエリアに住む要支援高齢者に対し,今回の取り組みで得たノウハウを活用しながら,新たな買い物支援策を考えていく必要があるものと認識しております。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 39: ◯ 17番(山田 幸子議員) 狛江市が買い物難民の現状を必要と認識をし,対策をとられていることがわかりました。  2015年の国勢調査の結果によりますと,人口世帯は南地域と北地域で減少,そして北の地域のほうでは高齢化も進行とありました。今後高齢化が進めば,南部地域だけの問題ではなくなると考えます。また,御答弁にありましたように,この取り組みをきっかけに,支え合いの意識,そして行動が生じていると評価をされておりました。地域の見守り隊としての大切な役目も担っているのではないでしょうか。優先順位のバランスもあるかと思いますが,こうした食料品アクセス問題の施策も引き続き取り組み,検討をお願いしまして,この質問を終わりにさせていただきます。  それでは次の質問に移らせていただきます。  オンデマンド交通に関してです。  まず,この質問に入る前に,本年5月に作成をされました狛江市未来戦略会議全体報告書の位置づけをお伺いいたします。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 41: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 未来戦略会議は,それぞれの事務事業について,最も精通し,今後は市全体を見据えた戦略を展開していく立場にある課長補佐級,係長級の職員が市の幹部に対し直接提案することで,職員の意識改革を行うとともに,将来に対する共通認識を持ち,横断的な対策のもと,戦略を練り上げることで企画立案能力のさらなる向上を図ることを目的に設置したものでございます。  会議は昨年12月からことし2月にかけて,市長が議長となり,各部及び行政委員会を1つのグループとしてそれぞれ議論を重ね,現在の課題や今後予想される新たな将来課題,行政需要を見据え,10年,20年後の狛江市に何が必要かという視点に立った上で,各グループにおいて戦略を練り上げ,提案書として取りまとめたものでございます。本報告書は,各グループが考案した戦略を1つにまとめたものでございます。  提案の内容といたしましては,すぐに取りかかることができるものから中長期的な期間を要するものまでさまざまございますが,今後はこの報告書を各種計画の策定の際の検討材料として活用していくこととしております。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 43: ◯ 17番(山田 幸子議員) 10年,20年後の狛江の未来に向け,若い世代の職員のこの方たちが未来戦略の企画立案を立てた議論の会議,そして貴重な提案として私も真摯に受けとめ,この報告書を読ませていただきました。  質問でも取り上げておりますように,高齢化は急速に進み,交通弱者の課題も浮き彫りになってくるのではないかと考えられます。この報告書に提案をされております乗り合いタクシーの制度の創設の提案について質問をさせていただきます。戦略を立てるまでの経緯についてお伺いをいたします。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 45: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市の将来をどうしたいか,さまざまな将来課題や行政需要が発生する可能性がある中で,メンバーが自由な発想で意見を出し合い,議論いたしました。その中の1つがオンデマンド交通でございます。今後,少子・高齢化の進行により,地域のあらゆる市民,団体,事業者が役割を持ち,公的な福祉サービスと連携,協働することが求められます。また,AIを初めとした科学技術の進展も期待されるところでございます。  狛江市は都市部に位置し,電車,バスの公共交通網があり,土地も平坦で移動のしやすいところでございます。それでもなお高齢者,障がいのある方など,外出に支障が生じている交通弱者と言われる方々がいらっしゃる現状がございます。そこで,予約制の相乗りタクシーとしてオンデマンド交通とそれを効率的に実現する自動システム「コンビニクル」に注目をいたしました。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 47: ◯ 17番(山田 幸子議員) オンデマンド交通のオンデマンドは要望という意味で,オンデマンド交通は要望をかなえる交通と言われております。さまざまな生活スタイルがある中,何を導入していくかは検討を重ねなければならないと思いますが,このAIの時代も遠い未来ではないと考えます。注目をされました自動システム「コンビニクル」とはどのようなものなのかをお伺いをいたします。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 49: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) オンデマンド交通は決められた時刻表や経路はなく,利用者それぞれが希望する乗車・降車場所や時刻を指定して予約し,似たような予約があれば一緒に乗車する形で効率的に運行いたします。「コンビニクル」は利用者の予約を受け付け,経路を考えて車を手配することを自動で行うシステムでございます。東京大学が企業と共同して開発したシステムで,ランダムに入る予約に対し,乗り合いを組み合わせて,効率のよい運行を自動生成します。利用者の希望,運行車両の乗車定員,休憩時間,車庫位置等の条件を考慮し,予約時に出発時刻と到着時刻を確定することができるものでございます。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 51: ◯ 17番(山田 幸子議員) コンビニクル,予約受付から配車,そして乗り合いの組み合わせ,出発時刻と到着時間の確定と効率のよい運行を自動生成するシステムとわかりました。制度を創設するまでで,今回このたびこれから提案されている中で,制度を創設することでどのような効果が得られるかをお伺いをいたします。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 53: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) タクシーのような移動の自由度を確保し,乗り合いとすることで,タクシーより低価格にできるメリットがございます。このような利用しやすい移動手段を確保することで,高齢者や障がいのある方などの交通弱者の方々が買い物,医療機関への受診等の日常生活に不可欠な移動が可能となります。それによって,自宅での生活を継続できる方がふえる効果が期待されます。さらに楽しみとなる外出機会をふやすことができれば,日々の生活を充実させ,生活の質を向上させることにつながります。また,商店等の目的地の事業者にとっては,新たな集客手段にもなることから,本事業への出資や割引等の企業協力を検討することもできると考えたところでございます。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 55: ◯ 17番(山田 幸子議員) これは若い世代の方が未来戦略会議の中で提案された内容でしたので,これ以上の質問は控えさせていただきたいと思います。  今までの説明にありましたとおりに,さまざまな効果がこのシステムで期待できることがわかりました。いかに健康に過ごすかがこの自治体経営の観点でも住民福祉の観点からも重要と考えます。これからは元気に活躍をする高齢者と,また家に引きこもり,そして社会に参加しない,またはできない高齢者との二極化が進むことが予測をされます。まちを元気にするためにも,交通弱者解消に向け取り組んでいただき,時代に合わせました柔軟な対応で,将来の狛江を見据えました戦略を活発に展開していただきますようよろしくお願い申し上げまして,この質問を終わりにさせていただきます。  それでは,1問目の最後の質問に入らせていただきます。  この思いやりベンチ事業でございます。  市民の皆様から買い物途中や散歩中,道路端に腰をかけて少しでも体を休めるところがあるととても助かるとたくさんの声が多く寄せられております。狛江市では思いやりベンチ事業が行われていますが,始めたきっかけ,目的についてお伺いをいたします。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 57: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 思いやりベンチ事業は平成26年度より,市民が市政をより身近なものに感じるとともに,市が市民に支えられた愛される環境づくりを推進することを目的とし,狛江市にある観光資源の1つである多摩川に休憩施設として市民の寄附によるベンチの設置をきっかけとし,地域の道路や公園にも事業の拡大を図っています。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 59: ◯ 17番(山田 幸子議員) 市民に支えられました愛される環境づくりの推進,そして事業が始まって以来,地域の道路や公園にも拡大を図っていることがわかりました。  それでは事業の内容について,ベンチの種類及び価格はどうなっているのかをお伺いをいたします。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 61: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 思いやりベンチ事業のベンチは4種類あり,それぞれ背もたれつきで,材質は木材を微細に粉末にしたものと廃プラスチックを混ぜたリサイクルウッドを部材として使用しております。価格は寄附者の思いを入れたメッセージプレートの設置を含め,約12万円から約16万円となっております。  なお,寄附をいただいたベンチの設置費用は市で支出しております。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 63: ◯ 17番(山田 幸子議員) 引き続き質問です。  市で支出をしております設置費用についてお伺いをいたします。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 65: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 設置する場所の環境によって設置費は異なりますが,これまでの実績では1基当たりおおよそ3万円から4万円となっております。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 67: ◯ 17番(山田 幸子議員) ベンチ1基当たり,そうしますと約15万円から20万円の費用がかかることがわかりました。  それでは申し込みから設置までの流れについてお伺いをいたします。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 69: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 寄附を希望される方は,申込用紙に必要事項を記入の上,設置希望の場所を管理している所管課に対し提出していただきます。所管課において内容審査を行い,寄附者に決定通知を送付します。その後,一般社団法人日本公園施設業協会にベンチの代金を振り込んでいただき,入金を確認した上で,市にベンチが納品され,市の予算で設置工事を行い,皆様に利用されることとなります。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 71: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは続いて内容審査とはどういうものなのかをお伺いいたします。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 73: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 寄附していただくベンチには,寄附者の思いを入れたメッセージプレートを貼付いたしますので,営利目的や実施目的に適しているかなど,思いやりベンチ事業に賛同している内容となっているか審査するものでございます。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。
    75: ◯ 17番(山田 幸子議員) 審査の内容について確認をさせていただきました。  それではこれまでの寄附者の数,そして基数,設置場所についてお伺いをいたします。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 77: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路上にはこれまで2グループで3基の寄附をいただいております。設置場所は根川通りに1基,狛江ハイタウン東側に2基設置しております。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 79: ◯ 環境部長(清水 明君) 公園にはこれまで個人で2人,法人で4社,グループで5グループから計14基の寄附をいただいております。設置場所は多摩川河川敷,前原公園,岩戸川緑地公園,けやき児童遊園,緑の丘児童遊園,丸山児童公園,野川緑地公園,谷戸橋南広場に設置しております。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 81: ◯ 17番(山田 幸子議員) 20基ついているということになるかと思われます。設置場所が道路と公園に限られているようなのですが,用地協力者の募集とかは行っていないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 83: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現時点では,ベンチを設置するための用地協力者を募集することは行っておりません。民有地の御協力によって,ベンチのような休憩施設を設置することは大変喜ばしいことですが,土地利用や所有者が変更になった場合の対応や税法上の対応等が課題になるものと考えております。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 85: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは最後今後の課題とか方向性についてお伺いをさせていただきます。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 87: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路上でのベンチの設置は,毎年思いやりベンチ設置費とともに申し込みがない場合でも,市単独で1基から2基の設置を想定した予算となっていますので,継続的な設置は進めていきたいと考えております。しかしながら,ほかの道路利用者の支障とならないようなスペースが必要となりますので,限られた空間での設置箇所の創出は課題と考えています。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 89: ◯ 17番(山田 幸子議員) 道路利用者の支障にならないスペースが必要とありました。ベンチではなくて,1人が腰かけて休めるような形状であれば費用も安く,設置の可能性も広がってくるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。そして,三鷹市ではベンチの費用を伴う費用といたしまして,一部として5万円を募っております。狛江市ではベンチの費用を寄附するので,高額ではないかと思われますが,市民が気軽に手が出る価格にできるのかをお伺いをさせていただきます。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 91: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまで広報やホームページ等で周知を図っていますが,なかなか申込数が伸びていないことを考えれば,周知方法や内容の見直しも検討していかなければならないと考えています。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 93: ◯ 17番(山田 幸子議員) わかりました。流れがわかってまいりました。  今後も思いやりベンチ事業,さまざまな事業ありますけれども,今後も医療の発達によって,平均寿命は延びていくと考えられます。まちにベンチがふえれば,自然と散歩に行きたくなるなど,またそういう方もふえてくるのではないかと思われます。歩行によります健康づくり,そして健康寿命が期待できるのではないかと思われます。この観点からも,この事業が市民の皆様に利用しやすいものになるように要望させていただきまして,この1問目の質問を終わりにさせていただきます。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田幸子議員。     〔17番 山田幸子議員登壇〕 95: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは,2問目を質問させていただきます。  「明日を拓く文化のまち狛江」を求めて。  今回この質問タイトルは,狛江市の歌「水と緑のまち」の歌詞の中にあったものです。「あたたかく ふれあうまち 明日を拓く文化のまち ともに求め つくろう ああ われらが狛江」,私がこの歌の歌詞の中で最も好きな一節でもあります。  現在,策定が進められております狛江市第4次基本構想におきまして,掲げられております将来都市像は「ともに創る文化育むまち~水と緑の狛江~」というものです。「文化育むまち」では,狛江で育まれ,受け継がれてきた狛江らしい,狛江ならではの文化をより一層育み,次世代に引き継いでいくことが愛着や誇りを持てる魅力あるまちを目指していくという思いが込められているとされております。狛江市において,文化というものがより一層前面に出てきていることを強く感じます。  質問では,文化というものに焦点を当て,音楽,絵手紙などの芸術と史跡などの歴史,そしてこれらを含めた市の今後におきます文化政策,文化事業に関してお聞きをしてまいります。  初めに市制が施行されたのをきっかけに作成されました市の歌「水と緑のまち」,今日までどのように受け継がれてきたのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 97: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 昭和52年11月23日に制定された狛江市の歌「水と緑のまち」は,制定以来市民の皆様を初め多くの方が気軽にお聞きいただけるよう,当時レコードを作成し,無償で貸し出ししておりました。現在はCDでお貸ししているほか,市のホームページからも音源をダウンロードできるようにしております。  また,平成24年10月からは防災行政無線による夕方5時のチャイムをこの市の歌に切りかえたほか,平成25年9月からは小田急線狛江駅の電車の発着メロディとして流していただくようになりました。そのほか市のイベントでも使用するなど,市民の皆様に身近に親しまれるよう活用してきたところでございます。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 99: ◯ 17番(山田 幸子議員) では,再質問をさせていただきます。  御答弁では,平成24年10月からは防災行政無線による夕方5時のチャイム音,そして平成25年9月からは狛江駅の電車発着メロディにもなっているとのことでした。私もこの5時のチャイム音については,「いいメロディね」と,「何て曲だろう」と高齢の方から聞かれたことがあります。「市の歌」,また「水と緑のまちですよ」とお教えしたことがあります。歌詞も知っていると,これを知っていながら聞かれると,もっとすてきに感じられたのではないでしょうか,そのときにそのように感じました。  インターネットを使用できる方なら市のホームページで確認できますが,使用できない方などは歌詞を知る機会が余りないように感じます。市役所の敷地内や,また庁舎内のどこかに市の歌「水と緑のまち」,この表記板のようなものがあればよいなと思います。または年1回広報に載せるなど,市民に歌詞を知っていただくことも大事かと思われます。  また,御答弁では市のイベントなどでも使用されているとのことでしたが,市内小・中学校の式典などでも歌われているようです。私も2人の娘も市内の小・中学校でしたが,その当時娘たちの通っていた小・中学校で市の歌を聞いた記憶が私にはありません。多分ここ数年で小・中学校でも歌われるようになってきたのだと思われます。  次に,同じく市制が施行されましたのをきっかけに作成をされました市の音頭,「こまえ音頭」は今日までどのように受け継がれてきたのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 101: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の音頭,「こまえ音頭」は,先ほどの市の歌と同じく昭和52年11月23日に制定されており,同様にレコードやCD,市ホームページからのダウンロードなど,無償で御利用いただけるようにしております。現在は地域の盆踊り大会などで御利用いただいています。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 103: ◯ 17番(山田 幸子議員) 地域の盆踊り大会などで御利用いただいているとのことでした。  盆踊りという季節が絞られてしまうせいか,盆踊りには余り行かないという方もいらっしゃったり,また新しい住民の方がだんだんとふえてきている状況なのか,市の歌,「水と緑のまち」に比べまして,市の音頭,「こまえ音頭」は余り市民に知られていないのではないかと私は感じております。  そこでお聞きをさせていただきます。  「こまえ音頭」は狛江の歴史ある文化資産だと思います。より一層狛江らしい,狛江ならではの文化資産へと発展させるべき今再び「こまえ音頭」の普及,啓発を図り,地域やまちのさらなる活性化や連携へとつなげていくという視点は考えられないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 105: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり「こまえ音頭」は,狛江の歴史ある文化資産の一つであると考えておりますが,現在は地域の盆踊り大会などで使用されているのみといった状況でございます。市の歌は夕方5時のチャイムや狛江駅での小田急線発着メロディ,市のイベントでの使用などを行ってきたことで,市民の皆様にも定着してきておりますので,市の音頭についても改めて普及を図っていくべきものと考えております。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 107: ◯ 17番(山田 幸子議員) ぜひ改めて普及をお願いいたします。自治体や大規模商店街などは,阿波踊りなどという踊りというものを通しまして,町おこしといいますか,地域おこしのようなものに取り組んでいる例も耳にすることがあります。阿波踊りの連のような踊りのチーム,同士による人の輪のつくりがそのまままちの地域の活性化へとつながっていくとも言われております。  それでは次に質問に移らせていただきます。  まもなく市制が施行されましてから半世紀を迎えようとしております。市制の始まりをきっかけに誕生しました市の歌,「水と緑のまち」,そして市の音頭,「こまえ音頭」をさらに発展させ,次世代に引き継いでいくという思い,この視点から市制施行50周年のタイミングを機会に,例えば市の歌,こちらの合唱コンテストやまたコンクール,そして市の音頭,「こまえ音頭」を中心とした市民の盆踊り大会,そして踊りコンテストなどの開催は考えられないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 109: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市の音頭を定着,発展させ,次世代に引き継いでいくためには,多くの市民の方に聞いていただき,知っていただき,親しんでいただくことが重要であると考えており,市といたしましても,盆踊りに焦点を当てたイベントの開催を検討しています。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 111: ◯ 17番(山田 幸子議員) 市として盆踊りに焦点を当てましたイベントの開催を検討しているとのことでした。開催に向けた取り組みをぜひお願い申し上げます。  そして,盆踊りでは「こまえ音頭」ではなくて,さまざまなジャンル,小さいお子さん向けの「ポケモン音頭」とか「ドラえもん音頭」,そして歌手の荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」の盆踊りが今若い人たちの間で大変に人気があるようです。こうしたものも取り入れて,また多くの年代層の方々に盆踊りを楽しんでいただける企画なども考えられますので,ぜひこちらのほうも開催に向けて取り組みを重ねてお願いを申し上げます。  そして,ここでもう1点お聞きしたいことがあります。  狛江駅北口交通広場では「音楽の街-狛江」,この取り組みの一つとしまして駅前ライブも開催をされております。狛江駅北口にはこうしたスペースがあります。狛江の玄関口の1つである駅南口にもこうしたスペースがあれば,より文化活動の幅も広がり,そしてよりまちの活性化へとつながると思っております。例えば狛江駅南口のロータリーの中心部分,植え込み帯をイベントができるように改修をし,有効活用することが図れないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 113: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在,狛江駅北口には御質問の北口交通広場のほか,メビウス∞えきまえ広場など,イベント開催に適したスペースや機能が一定程度ございますが,南口にはそうしたスペースや機能が特段備わっていないところでございます。これは小田急線から近くに多くの店舗が並んでいることに加え,その間を車道が走っていることなどから,スペースが確保できないという事情もあると考えております。  御提案いただいた南口のロータリー部分には一定の広さがございますので,南口の活性化のためにもここを活用することは有用なものと認識をしております。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 115: ◯ 17番(山田 幸子議員) 一定の広さがある。そして南口の活性化,こうしたことからの活用の有用性は認識しているとの御答弁でした。  先ほどの質問で御答弁がありました盆踊りに焦点を当てたイベントなども,もしここで開催できれば,狛江の中心エリア,そして狛江の玄関口ということもありますので,より多くの方々にお越しをいただける可能性も考えられるのではないかと思います。また,一定の広さがあるということから,ダンス系のイベントなど,開催できるイベントの幅もさまざまに広がってくるのではないかと思われますので,有効活用への御検討をお願い申し上げます。  次の質問からは,絵手紙に関する事業及び取り組みについてお伺いをさせていただきます。  前回の定例会の一般質問では,絵手紙について何人かの議員の方から質問があり,種々提案もされておりましたが,既に市長からの指示があり,絵手紙を活用した企画の検討段階に入っているとのこと,市民生活部長の御答弁は次のようにありました。「来年度は市制施行50周年という節目の年,またオリンピック・パラリンピックの開催の年となっております。それらに向けて市長より指示があり,絵手紙を活用したさまざまな企画を既に検討しています」というものでした。  質問ですが,市長はどのようにこうした構想を温められてこられたのでしょうか,そしていつごろからその着手についての御判断をされたのでしょうか,お聞かせください。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 117: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 絵手紙につきましては,私は市民協働課長のときに,これは平成16年ですけれども,市内の郵便局の方から絵手紙を狛江の魅力ということで何かできないかというお話がありました。その中で狛江郵便局の方より,小池先生のセレモニーを予定しているとのお話をいただいたことをきっかけに,郵便局と市のタイアップにより,記念絵手紙教室,小池邦夫先生記念講演会,絵手紙マラソン展覧会,これは全国から1,600枚ぐらい絵手紙が寄せられまして,市内の店舗,また事業所に額に入れて掲げていただいたところでございます。これらを中心に,絵手紙発祥23周年記念キャンペーンを開催をしたところでございます。  さらに平成19年度には,「絵手紙発祥の地-狛江」が市の事業となり,平成19年12月には実行委員会の設置に至り,狛江駅北口に小池先生による巨大横断幕等の作成及び展示といったさまざまな取り組みを開始したところでございます。このように担当であった当時より,絵手紙は狛江の文化として位置づけるコンテンツであると確信をいたしまして,事業を実施してきたところでございます。  そして,ことしはラグビーワールドカップ,来年はオリンピック・パラリンピックという世界的なイベントの開催がございます。また,市制施行50周年という大きな節目を迎えているところでございます。そのような中,来年度には小池先生とお話をいたしまして,絵手紙を通した狛江の魅力の発信に御協力をお願いしたところ,快諾をいただきまして,今年度より絵手紙を活用したさまざまな企画を実施しているところでございます。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 119: ◯ 17番(山田 幸子議員) 市長,大変ありがとうございました。  市長御自身が市の職員時代の絵手紙事業担当者の当時よりそうしていらっしゃったということでした。絵手紙はこの当時から狛江の文化として位置づけるコンテンツであると認識されていたとのことでした。  こうしたこともありまして,市長は来年度に市制施行50周年の節目とオリンピック・パラリンピックという世界的イベント開催を控えていることから,今年度より絵手紙を活用したさまざまな企画の準備に着手する判断をしたとのことで,市長の絵手紙に対する思いが物すごく伝わってまいりました。  市長も今お話をされていましたとおり,平成19年「絵手紙発祥の地-狛江」事業が始まりましたが,その後の事業展開も含め,私も一市民として当時のことを記憶をしております。こうした中で思っていたことがあります。  それは絵手紙関連のことを標榜されている他の自治体,そして他の地域の団体,こうしたところとの連携,また交流を図るというダイナミックな発想は持てなかったのかという思いです。その当時の一市民,また一主婦の私自身の単なる考え方とか,また見方にすぎないのですけれども,またこうした思いを今回会派のメンバーに話をしたところ,それもそうだね。思い切って今の市長にその思いをぶつけてみたほうがいいのではないかとアドバイスを受けましたので,すみませんが,続けて市長にお伺いをさせていただきます。  絵手紙を通しまして,他の自治体や他の地域の団体との連携,そして交流について,市長はどのようにお考えなのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 121: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 絵手紙はいろいろな地域においても,絵手紙のまちとか,あるいは絵手紙の地域というようなところもございます。  狛江市では,今までも東日本大震災の際には宮城県石巻市,岩手県大船渡市,岩手県釜石市に被災された方を応援する絵手紙を送付する事業の実施を,また平成24年度に実施をいたしました絵手紙公募展では,出会いをテーマに絵手紙を募集し,日本全国44都道府県及び海外8カ国から6,459枚の絵手紙が集まりました。また,ふるさと友好都市であります長岡市川口地域とは,平成24年にふるさと友好都市連携25周年を記念した小池邦夫講演会「絵手紙のすすめ」の開催をしております。そして,平成29年の提携30周年では,友好の絵手紙のオブジェの寄贈をしております。  さらには住民交流友好都市の関係にある山梨県小菅村の温泉施設多摩源流温泉小菅の湯,ここにおきまして,絵手紙や実行委員会の活動を掲載した展示ボードの展示等を行っているところでございます。  今後の展開といたしましては,引き続き川口地域等との住民交流を図るとともに,先般「ことばのちから」をキーワードにまちの活性化を目指し,また絵手紙ということでも関心をお持ちの愛媛県松山市の野志市長が訪問されました。その際には,絵手紙の持つ言葉と,そして共通性を感じることもございますので,私も来月松山市にお伺いをして,絵手紙を通じた何か新しい交流ができないかというふうに考えているところでございます。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 123: ◯ 17番(山田 幸子議員) 市長,ありがとうございました。よろしくお願いいたします。ここ狛江から本当に絵手紙の輪が大きく,またさらに大きく広がっていくことが想像ができます。  次の質問に入らせていただきます。  来年東京で開催をされますオリンピック・パラリンピックで,狛江においては絵手紙を活用したさまざまなおもてなしが考えられている。また,今後考えられていくと思われます。こうした中で,私は狛江にお越しいただいた方々だけではなくて,お越しいただけなくても,狛江の魅力の一つである絵手紙をこちらから発信するという視点,そしてその名のとおりに手紙として送るという視点で,例えばオリンピック・パラリンピックの選手の方々や関係者,その国々の方々にお届けするということは考えられないのでしょうか,お伺いをいたします。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 125: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 今月20日のラグビーワールドカップ開幕に合わせまして,狛江市民ホールでパブリックビューイングが開催されます。このときに「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会と協力をして,ラグビーワールドカップ応援絵手紙作成イベントの実施を予定しております。  議員のおっしゃられているとおり,オリンピック・パラリンピックという一大イベントを用いて,国内外問わずさまざまな方へのおもてなしの実施に向け,実行委員会と協力のもと,狛江の魅力の1つでもある絵手紙を発信していける施策を検討してまいりたいと考えております。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 127: ◯ 17番(山田 幸子議員) 実施の方策の検討をお願いを申し上げます。  絵手紙に関して,最後の質問をさせていただきます。  市制が施行されて半世紀,市制施行50周年を迎えるときを記憶と記録に残すという視点から,大胆過ぎる発想かもしれませんけれども,絵手紙関連で多くの市民や関係者を巻き込んで,ギネスに挑戦のようなものは考えられないでしょうか,お伺いさせていただきます。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 129: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市制施行50周年を祝うイベントの開催に当たり,記憶と記録に残すという視点は欠かすことのできないものだと考えます。市制施行50周年の記念イベントの際に,絵手紙を用いた記念品を作成したり,過去に大好評でありました記念切手シートの作成をしたり,絵手紙といえば狛江と言われるような施策の実施に取り組んでまいりたいと考えております。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 131: ◯ 17番(山田 幸子議員) ギネスに挑戦というのは,今の答弁ですとかわされてしまった感が否めないのですけれども,いずれにしましても御答弁にありましたとおり,絵手紙といえば狛江と言われるような施策の実施への取り組みをお願いを申し上げます。  それでは次の質問からは,狛江の歴史をより身近なものにという視点からお聞きをしてまいります。  私は議員になって,初めて狛江郷土カルタの存在を知りました。早速どのようなものなのかなということで見せていただき,購入をさせていただきました。市内に住む小学校2年生になる孫と遊ぶためでもあります。夏休みになった孫が我が家に来たときに,狛江郷土カルタで楽しく遊ぶこともできました。ありがとうございます。
     まず,狛江郷土カルタについてお聞きをしてまいります。  狛江郷土カルタは魅力ある狛江の文化資産の一つだと私は思っております。改めてお聞きをいたしますが,狛江郷土カルタはどのような経緯で作成をされ,そしてどのように活用をされ,どのぐらい普及をしているのでしょうか,お伺いをいたします。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 133: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江郷土カルタは,多摩・島しょわがまち活性化事業助成金を活用し,平成27年度から平成29年度にかけて実施した事業でございます。狛江市の歴史や文化財を題材としたカルタを作成して学校などで活用することで,市民がまちの魅力を再発見し,愛着を深めることを目的に取り組んだものでございます。初年度である平成27年度は参加者を募集し,市の歴史や文化,自然などに関する講座,講演会,史跡巡りなどを行い,それをもとに参加者に読み句を作成していただくとともに,児童・生徒からも読み句を募集し,選考委員会で44句を選定をいたしました。  事業2年目となる平成28年度には,カルタの読み句に対する絵札を「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会に協力をお願いし,作成をいたしました。絵札の完成後は読み句を解説する小冊子を作成し,カルタとセットとする狛江郷土カルタを市内小・中学校,地域センター,地区センター,公民館,学童保育所等に配布をしております。  活用の状況でございますが,古民家園においてカルタ大会を平成29年度に行ったほか,題材として読まれた場所を巡るカルタオリエンテーリングを実施をいたしました。また,狛江郷土カルタは社会教育課窓口にて現在も頒布しております。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 135: ◯ 17番(山田 幸子議員) 市民の方々が読み句を作成して,また「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会の御協力で絵手紙たちの絵札が作成されたとのことでした。大変にすばらしいものだと思われます。そして,狛江郷土カルタを活用したイベントなども平成29年度を最後に途絶えているようです。少しもったいない気がします。もっともっと狛江郷土カルタという文化資産の活用を図りながら,イベントなどの開催もしていければと私は思っております。  続けてお聞きをさせていただきますが,郷土愛の詰まった狛江郷土カルタの読み句の絵札で,狛江の史跡や名所,そして見どころなども知ることができます。絵札の光景を思い浮かべながら,行かれる場所であれば実際に行ってみたくなるような気持ちにもさせてくれます。  一方,狛江市の観光マップにおいては,狛江を見るとしまして,古墳や神社,寺院などの史跡,そして狛江で遊ぶとしまして,多摩川や公園,絵手紙や「音楽の街-狛江」が紹介をされております。そして,狛江を歩くとして,狛江街歩き(歴史コース)と狛江街歩き(癒しコース)が紹介をされておりました。そして,狛江イベントカレンダーでは,むいから民家園の四季の写真が掲載され,各種のイベントも紹介されておりました。  こうしたものをトータル的に見たときに,さまざまに考えを巡らせたときに,私はむいから民家園を拠点に狛江郷土カルタの光景を感じさせてくれる歩くコース,そして歴史を感じさせてくれるコース,また文化を感じさせてくれるコースなど,休憩スポットとして多摩川や公園をかませながら,狛江の歴史,また文化の小路的な発想で案内表示のようなものの設置を含めた取り組みを試行的に段階を踏まえながら推進,そしてまた整備を図っていくことは考えられないのでしょうか。多くの方々により身近に狛江の歴史,また文化を感じていただけるきっかけになるのではないかと思っております。市のお考えをお聞かせください。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 137: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在,猪方小川塚古墳とともに亀塚古墳を古墳公園として整備するための事業を進めております。これまで市の指定文化財等を中心に説明看板等を設置をしてまいりましたが,今後は新たに整備する古墳公園も含め,まちの中に点在する文化財を有効に活用できるような方策を検討していきたいと考えております。  その一歩として,今年度は市内の文化財を紹介するマップ,文化財マップの作成に取り組んでおります。この取り組みの中で,古民家園を含めて歴史や文化を感じられるコースについて検討していきたいと考えております。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 139: ◯ 17番(山田 幸子議員) 御検討をよろしくお願いいたします。  歴史や文化を感じられるコースに飲食店マップやことし2月に実施をされました狛江カフェ散歩スタンプラリーの店舗マップなどをこちらのほうも重ね合わせながら回れば,楽しみも大きく膨らむのではないかなと思います。次の質問に移ります。  狛江市では,昭和45年の市制施行を契機としまして市史編纂が行われております。そして,来年の市制施行50周年に向けては,新たに狛江の市史編纂が事業として平成24年度より取り組みを行われております。来年10月には新市史,こちらの本編が刊行される予定です。その後は市史普及版,そして年表編の刊行が進められているとされております。  私はこれに対して,子供たちにもより身近に歴史,そして文化を感じてもらえるように,市史編纂の概要版のようになるかとは思いますけれども,小学校高学年以上ぐらいを対象にした子供向けの教材版の作成も今後進めていくことは考えられないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 141: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 来年度に本編を刊行すべく,市史編纂事業を進めております。本編刊行後には普及版の刊行を予定しておりますが,普及版は本編の刊行にある程度めどが立った時点で具体的な検討を行う予定としております。子供を含めた広い世代に地域の歴史や文化に関心と理解を深めていただけるような普及版について,いただいた御意見を含め,今後検討していきたいと考えております。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 143: ◯ 17番(山田 幸子議員) 今後検討をよろしくお願い申し上げます。  群馬県館林市では,市史を楽しみやすくしようと子供向けと一般向けを発行しています。一般向けを普及版,そして子供向けを教材版としています。例えば教材版では,小学校6年生の社会科の授業で学ぶ日本の歴史の流れに合わせて,そのとき館林市はとかというような,そういうような疑問をQ&A方式で解説をしています。子供たちが手に取れば親もそれを見ます。こうしたことで,さらに市史への関心が高まっていくのではないかと思います。  最後に視点を少し変えてお聞きをさせていただきます。  狛江郷土カルタや絵手紙は狛江の文化資産であり,狛江の魅力の1つとして位置づけられるものだと思います。こうした魅力ある狛江の文化資産を市外の方々にも知っていただきたく,感じていただけるように発信やPRとは若干異なるとは思いますけれども,前回定例会の一般質問で石川議員も触れていたふるさと納税への返礼品メニューに,こうした狛江の魅力ある文化資産,狛江郷土カルタや絵手紙関連品をこちらのほうも加えていくことは考えられないのでしょうか,お伺いをさせていただきます。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 145: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) ふるさと納税の返礼品につきましては,多くの方に狛江市の魅力を知っていただけるよう品目をふやしているところで,今年度に入り狛江産のはちみつや市内の福祉作業所がつくっているお菓子等を加えました。  御提案のありました狛江郷土カルタは,狛江市の歴史や文化,自然等が絵手紙で描かれており,手に取った方が狛江市を訪れてみたいと思えるような製品でございます。狛江市の魅力を発信する返礼品の一つとして検討していきたいと考えております。  また,絵手紙の関連品につきましては,現在のところ市内で作成しているものはございませんが,来年の市制施行50周年を迎えるに当たり,「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会でオリジナルの絵手紙関連品の作成を検討しております。返礼品の可能性も含め,関係課と調整をしていきたいと考えております。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 147: ◯ 17番(山田 幸子議員) 返礼品としての可能性を探っていただきながら,今後も検討をお願いできればと思います。  今回「明日を拓く文化のまち狛江」を求めてと題し,音楽や絵手紙,歴史や文化についての市の政策,事業についてお聞きをしてまいりました。狛江で育まれ,受け継がれてきた狛江らしい,狛江ならではの文化をより一層育み,発展をさせ,次世代に引き継いでいかれるよう取り組みをお願いを申し上げまして,私の全ての質問を終わりにさせていただきます。  ありがとうございました。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時05分 休憩     午前10時25分 開議 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。15番小野寺克己議員。     〔15番 小野寺克己議員登壇〕 150: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 通告に従いまして,1問目質問させていただきます。  希望ある幸齢社会の実現に向けて,耳の聴こえに支障のある方への支援充実を,質問させていただきます。  我が国が抱える最大の課題の1つは人口減少,少子高齢化です。2025年には約650万人に上る全ての団塊の世代が75歳以上となり,40年には高齢者人口がピークを迎えます。また,既に人口減少は始まっており,15歳から64歳の生産年齢人口は今後減少が続きます。認知症の人は2030年には830万人に達するとの推計もあり,昨年公明党が実施した100万人訪問・調査でも,将来自分が認知症になることに不安を感じているとの声が多く寄せられました。こうした中,認知症になる一因として難聴が大きく影響していることも明らかになってきました。  厚労省では2015年,認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の中でも発症予防の推進について,加齢,遺伝性のもの,高血圧,糖尿病,喫煙,頭部外傷,難聴が認知症の危険因子,運動,食事,余暇活動,社会的参加,認知訓練,活発な精神活動等が認知症の防御因子とされていると表明しているとおり,難聴が認知症の危険因子と国として認めているところでもあります。  2017年7月にイギリス・ロンドンで開催された第29回国際アルツハイマー病会議(AAIC)において,世界五大医学雑誌の一つ「Lancet」の委員会が発表した声明で,難聴は高血圧,肥満,糖尿病などとともに,9つの危険因子の一つに挙げられましたが,その際予防できる要因の中で,難聴は認知症の最も大きな危険因子であるという指摘がなされました。難聴が最も大きな危険因子だと言われており,よい聞こえが認知症予防につながることであり,難聴に対処することで,認知症が積極的に予防できることも意味していると思います。  また,琉球大学名誉教授であり,耳鼻咽喉科医師の野田寛氏は,70歳を超えると半数の方が難聴になると言われています。日本は超高齢社会ですので,加齢による難聴患者が1,000万人いると推計されます。何と国民の10人に1人は加齢性難聴者なのですと言われております。また,難聴によってコミュニケーションがうまくいかなくなると,家族や社会から孤立して,生活の質や生きる意欲まで低下してしまいます。認知症の約8割は難聴の放置が背景にあるとも言われ,とても深刻な問題なのですと指摘しています。  そして,加齢性難聴は高齢になってから発症するものだと思う方も多いと思いますが,聞こえの老化は実は20代から始まっているとも言われ,40歳を過ぎると聴力は徐々に低下すると言われています。加齢性難聴は個人差が大きく,早く始まる人もいれば70歳から80歳になってもよく聞こえる人もいます。一般的には50代になると小さな音や高い音が聞こえにくくなるようです。60代後半では,男女とも半数近くが加齢性難聴であるという調査結果も出ています。つまり補聴器をつけるなどして,難聴に正しく対処し,適切な聞こえを維持して脳を活性化し,さらに家族や友人とのコミュニケーションを楽しむことで,認知症の予防や発症をおくらせる可能性が高いということになります。一人一人が可能性を最大限に発揮して社会で活躍し,将来にわたって希望を持ち続けられる共生社会の構築を急がなければなりません。  「幸せ」の「齢」を重ねる「幸齢社会」とは,年齢を重ねても健康寿命や活動寿命を延ばし,一人一人が生き生きと幸せに暮らし,活躍できる社会を構築することが重要だとの問題意識から,公明党は「幸せ」の「齢」と書く「幸齢社会」と表現しました。希望ある幸齢社会の実現に向けて,耳の聞こえに支障のある方への支援充実を推進するため,今回の質問をさせていただきます。  (1)難聴について,難聴とはどのような状態を言うのか伺います。  再質問は実績より行います。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 152: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 難聴とは聴力が低下し,聞こえの状況が悪くなった状態のことでございます。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 154: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 耳は3つの部分から成り立っていて,外耳,中耳,内耳に分かれています。外耳は音を集めて鼓膜まで伝える機能,中耳は音を増幅する機能であり,内耳は音の振動を電気信号に変換する機能があります。難聴はこの回路のどこに障がいが起きても生じるそうであります。  それでは難聴の段階には軽度難聴,中等度難聴,高度難聴,重度難聴などありますが,一般的にどの段階から身体障害者手帳が交付される対象となるのか伺います。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 156: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 一般的には25デシベル以上40デシベル未満を軽度難聴,40デシベル以上70デシベル未満を中等度難聴,70デシベル以上90デシベル未満を高度難聴,90デシベル以上を重度難聴といいます。身体障害者手帳を取得するためには,両耳の聴力レベルが高度難聴とされる70デシベル以上,または片耳の聴力レベルが90デシベル以上,もう一方の耳の聴力レベルが50デシベル以上であることが要件となります。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 158: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 両耳の聴力レベルが大きな声でも聞きにくい高度難聴の場合か,片耳は日常の音がほぼ聞こえない状態の重度難聴で,もう一方の耳の聴力がふだんの会話が聞こえにくい状態の中等度難聴の方が身体障害者手帳の取得条件ということでした。いずれも基準が高い,こういった条件であり,軽度難聴,中等度難聴の方は身体障害者手帳を取得できない,こういったことがわかりました。  それでは軽度難聴,中等度難聴の方は市内にどの程度いらっしゃるのか伺います。実態調査ができていない場合は一般的な想定割合数を伺います。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 160: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現状としては,市内の軽度難聴,中等度難聴の方の人数を正確には把握しておりません。2018年に一般社団法人日本補聴器工業会が行った調査によれば,難聴または恐らく難聴だと自分で思っている人の割合は11.3%という結果が出ており,高齢の方を初めとして,市内でも聞こえに関してお困りの方が多くいらっしゃると認識をしております。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 162: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 2019年8月1日現在の狛江市の人口は8万3,267人ですので,その11.3%は丸めて約9,000人を超える方がいらっしゃると換算できます。  難聴となる主な原因について次に伺います。また,特に老化により難聴となる可能性が高いものがありましたら伺います。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 164: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 難聴の原因にはさまざまなものがございます。生まれつき機能が失われている場合やストレスによる一時的なもの,ウイルス感染,何らかの疾患で難聴になることもあれば,騒音などによって聴覚器官が損傷する場合,あるいは加齢,老化によるものもあり,原因不明な場合もございます。加齢,老化によるものについては,加齢性難聴,または老人性難聴と呼ばれる難聴で,内耳の蝸牛と呼ばれる器官にあり,音を神経に伝える役割を担う多数の毛が生えた有毛細胞と呼ばれる細胞が生活習慣や疾患等による影響も含め,加齢とともに劣化及び減少することで起こると考えられています。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 166: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 老化により難聴となる可能性が高いものは,加齢性難聴または老人性難聴ということでした。老化に伴い,老人性難聴などによるケースが考えられるということでしたが,回復することは困難と言われていますが,日常生活を安心して暮らすためにはどのようにすることがよいと考えられているのか伺います。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 168: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 有識者によりますと,予防に関しても進行の抑制と同様に,大音量の騒音等を聞く環境を避けることや食事,運動面等の適切な生活習慣に努めることが有効とのことでございます。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 170: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 日常生活を安心して暮らすためには,既に加齢性難聴,または老人性難聴の受診を受けて補聴器を勧められた方は,御自身の聴力の状態に合った補聴器を活用する。これがよいということがわかりました。しかし,加齢性難聴のうち補聴器を使っている方は一,二割程度と思われます。ほとんどの方は聞こえないまま放置しており,これでは難聴が悪化してしまい,日常生活に支障が出てきます。また,難聴の進行をおくらせるためにも,バランスのとれた食事や適度な運動といった健康的な生活習慣が有効と思われます。補聴器に関する御相談を受けた際やセミナー等では,こうした内容を徹底していただけますようよろしくお願いをいたします。  では,次に難聴の方とのコミュニケーション支援について質問させていただきます。  公共施設など,難聴の方へのコミュニケーション支援の内容について伺います。市役所の総合受付や市民課窓口など,庁内の対応について伺います。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 172: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市役所2階の総合案内での対応のほうを御説明させていただきます。  市役所総合案内では,耳の聞こえに支障のある方でも相談がしやすいように,カウンターに耳マークを掲示いたしまして,筆談による御案内ができることを表示しております。また,配慮が必要であることが窓口職員等に確実に伝わるように,首からかけるカードの貸し出しも行っています。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 174: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民課窓口における難聴の方への対応といたしましては,フロアの記載台と証明書発行申請窓口におきまして,筆談が可能であることを示す耳マークを掲示するとともに,筆談用の備品やメモ帳を窓口に備えつけ,すぐに筆談に対応できるようにしております。また,職員及び窓口委託業者ともに,庁内の障がい者対応研修を受講いたしまして,挨拶程度の手話は行えるように対応しております。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 176: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 難聴等の聞こえに支援が必要な方は,全く聞こえない。わずかに聞こえる。雑音が混じるなど,聞こえ方もさまざまでございます。そのため,ゆっくり,はっきり,わかりやすく話すことに加え,筆談や口話,コミュニケーションボードを用いた指さし会話等,その方に合わせた対応を行っております。また,毎週水曜日の午前には手話相談窓口を実施しており,窓口には磁気ループを配置しております。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 178: ◯ 15番(小野寺 克己議員) これが耳マークで,これを掲示しているということでした。  耳マークの掲示や筆談ボードなどを活用して対応してくださっている。こうしたことは,現場を見せていただきまして確認をさせていただきました。また,首かけのカード貸し出しについては,首かけのカードをつけることで目立つので,周囲の方も気づきやすいと好評でした。自分から周りに知ってほしい方は御利用されるそうですが,周りから気づかれたくない,そういった方は御利用にならないケースが多いとの感想をいただきました。  そこで提案ですが,周りから気づかれたくない方の場合は首かけを外したカードだけにして申請書にクリップで挟めるようにすることで,配慮が必要であることを窓口の方だけに伝えることができますし,利用する方も抵抗なく使えるのではないでしょうか,抵抗なく使える工夫として検討をお願いします。  また,各担当窓口でしっかりと配慮されていることがわかりました。障がい者対応研修を受講して,窓口の全員が対応できる体制で取り組まれていることやその方に合わせた対応ができているということがわかりました。  それでは次に災害時の避難所等での難聴者に対するコミュニケーション支援の内容について伺います。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 180: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所における難聴者への対応につきましては,コミュニケーション支援ボードや耳が聞こえない方のためのバンダナ,聴覚障がい者用ベストなどを備蓄しております。また,平成29年度より総合防災訓練に手話通訳者,要約筆記者の方にも御参加いただき,避難所運営協議会と連携した訓練を実施しているところでございます。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 182: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 身体障害者手帳を持っていない軽度難聴,中等度難聴の方は聴覚障がい者ではないと思って,聴覚障がい者用ベストを着ることを遠慮される方もいらっしゃると思いますので,身を守るためにも着用していただけるよう徹底することや避難所等で聴覚障がい者用ベストを配布する際に,耳の聞こえが悪い方には遠慮なく着用を勧めていただくなど,抵抗がないような工夫をしていただけるよう推進をお願いします。  また,最近の補聴器は軽量化され,充電式が多いと思いますが,電池式については小型電池など,備蓄していただくことや避難時に御自身で電池を携帯していただけるよう,推進をしていただきたいと思います。  次に,身体障害者手帳を持っていない方は難聴であるかどうかは見てわかりません。こうした耳の聞こえに障がいのある方へ耳マークストラップ,これを配布して常時携帯していただくことは有効だと思いますが,こうした対応の検討について伺います。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 184: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 当事者の方の御意見や他市の取り組みなども参考に検討してまいります。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 186: ◯ 15番(小野寺 克己議員) しっかりと検討していただけることを約束いただきました。  では,次にことしは統一地方選挙と参議院議員選挙が行われましたが,期日前投票や当日の投票所において難聴者に対するコミュニケーション支援の内容について伺います。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。
    188: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 各投票所における支援でございますが,聞こえにくい等の申し出をいただいた場合は,コミュニケーションボードを活用するとともに,必要に応じて筆談ボードを使用する等の対応をさせていただいています。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 190: ◯ 15番(小野寺 克己議員) これがちょっと小さいので見にくいですが,コミュニケーションボードということで,これは参議院議員選挙用でこの投票には名前を書きますとか,こちらには政党名を書きますなど,具体的な内容となっております。また,こちらが福祉の掲示物になります。  次に,高齢者はさらにふえることが想定されておりますが,難聴者もそれに従って増加する。こういったことも考えられます。今後考えられる難聴者へのコミュニケーション支援の内容について伺います。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 192: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) これまでの対応に加え,聞こえにくい様子が見受けられる場合等は,センテンスを区切ってゆっくりお話しすることを心がけるほか,これまで掲示しておりました福祉ポスターにつきましても,一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が作成しております聞こえない人,聞こえにくい人への配慮をあらわす耳マークに変更するとともに,耳マーク単独のポスターも各投票所に掲示してまいりたいと考えております。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 194: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 一般的に投票所では記入方法など,間違えてはいけないとの思いから,緊張する場所でもあります。特に参院選など,複数票を投じる際には必要なのだなと感じます。コミュニケーションボードは参議院選挙用の具体的な注意書きが絵で表現されていて,わかりやすくなっております。耳の聞こえに配慮が必要な方だけではなく,高齢者の方や健常者の方にも広く使用していただけるのではないでしょうか,今後に向けて検討をお願いします。  それでは次に難聴と認知症,この関係性について質問させていただきます。  国内外の研究によって,よい聞こえが認知症予防につながることがわかってきました。難聴の方によい聞こえのために,補聴器の活用や難聴とならないための予防を行うことは,認知症予防の観点でも有効だと考えますが,市のお考えについて伺います。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 196: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) アルツハイマー病協会国際会議や厚生労働省において策定された認知症施策推進大綱や新オレンジプランにおいて,難聴が認知症の危険因子とされていることも踏まえ,難聴の予防や早期対応につきましては,認知症予防に関しても有効性があるものと捉えております。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 198: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 難聴によってコミュニケーションがうまくいかなくなると,家族や社会から孤立して,生活の質や生きる意欲まで低下してしまいます。認知症の約8割は難聴の放置が背景にあるとも言われ,とても深刻な問題です。御自身の体は個人,個人の健康管理が大切です。健康のために取り組んでいく行動変容が必要となります。高齢者だけでなく,中高年など,全ての成人の健康管理の意識向上が大切です。認知症予防の観点でも,難聴とならないための予防について推進をお願いをいたします。  では,加齢性難聴はどのようにして起こることが多いと考えられているのか,またどのように注意していくことが望ましいのか伺います。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 200: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 加齢性難聴発生のメカニズムは,近畿中央病院が公開している情報によると,加齢性難聴は内耳の蝸牛と呼ばれる器官にあり,音を神経に伝える役割を担う多数の毛が生えた有毛細胞と呼ばれる細胞が生活習慣や疾患等による影響も含め,加齢とともに劣化及び減少することで起こると考えられています。また,注意すべき点といたしましては,加齢性難聴は当初は自覚症状に乏しく,徐々に聴力が悪化するため,症状が進行するまで気づきにくいこととされております。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 202: ◯ 15番(小野寺 克己議員) わかりました。  それでは次に近年の医学界では聴力と認知症の関係は医学研究でも明らかになり,特に中年期である45歳から65歳の認知症の主なリスク要因は聴力低下だと言われております。早期の聞こえの変化を発見することは重要だと考えますが,どのような取り組みが必要だと捉えているのか伺います。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 204: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 認知症予防にも関連する聴力低下の予防,早期対応に当たっては,難聴と認知症との関連,難聴が生活へ及ぼす影響,聴力低下の気づき,医療機関への速やかな受診,必要に応じた補聴器の活用等を広く周知,啓発していく必要があると考えております。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 206: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 聴力低下に気づき始めても,医療機関の受診まではなかなかつながらず,家族など,周りから指摘されて受診するというケースが多いと感じます。早期の聞こえの変化を発見することは大変重要だと考えますが,聞こえのセルフチェックなど,自分で確認できるサイトなどを市のホームページ上にリンクを紹介するなど,また広報でQRコードを掲載して,形態で読み込むことで,チェックサイトに行けるようにすることや狛江市のフェイスブック,ツイッター,インスタグラムで紹介するなど,中年期である45歳から65歳の方などに広く知る機会をふやすことは有効と考えますが,こうした取り組みについて伺います。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 208: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 先ほど答弁申し上げたとおり,聴力低下の予防,早期対応,周知啓発は必要な取り組みと認識をしております。御案内の内容も参考にしつつ,市民に広く効果的に周知できる手法を検討してまいりたいと考えております。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 210: ◯ 15番(小野寺 克己議員) なかなか人に言えない,自分でこっそりチェックしてみる,こういったことができる,そういった場面をふやしていただけるよう検討をお願いします。  さきに御紹介しました耳鼻咽喉科医師の野田寛氏は,加齢性難聴はコレステロールや中性脂肪の数値を正常範囲の中間より下になるようにコントロールすると,加齢性難聴の悪化を防げると考えられていますと指摘しています。適度な運動と食生活の改善に取り組むことで,予防できると指摘しています。こうした改善に向けた取り組みを行ってこられたか市の状況を伺います。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 212: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 加齢性難聴の予防という目的に特化した事業は実施しておりませんが,一般的な健康推進事業といたしまして,各種講座や相談事業,介護予防教室等を実施し,適度な運動やバランスのとれた食事等,適切な生活習慣の重要性を啓発しています。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 214: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 特化した取り組みではなく,そういった総合的な健康管理の取り組みになるかと思います。広く市民の多くの方に難聴と認知症の関係や加齢性難聴の悪化を防げる点など,知っていただけるよう推進を引き続きお願いをいたします。  次に,補聴器の活用について質問いたします。  狛江市ではこれまで難聴児補聴器購入費の助成を実施していますが,いつからスタートし,対象者としてそれぞれ何歳の方が対象になったのか伺います。また,その中で助成を受けた方の人数を伺います。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 216: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 事業の開始は平成25年4月1日となっております。実績といたしましては,平成25年度は9歳が1名,平成26年度は13歳が計2名,平成27年度は1歳,16歳の計2名,平成28年度は16歳が1名,平成29年度は7歳が1名,平成30年度はゼロ歳が1名となっており,事業開始の平成25年から合計で8名の方に御利用をいただいております。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 218: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 加齢性難聴者のうち補聴器を使っている方,こうした方は先ほども申し上げましたが,一,二割程度と言われております。ほとんどの方は聞こえないまま放置をしております。難聴が悪化してしまう原因の一つと考えられておりますが,どのような方が補聴器を活用することが有効と捉えているのか伺います。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 220: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 加齢性難聴以外にも,投薬や人工聴覚器等で改善が期待できる疾病もあり,早期に治療することにより改善が図れるケースもございます。聞こえやその低下による不便さは,その方の生活状況等による個人差がございますが,聞こえの低下を感じた場合にはまずは耳鼻咽喉科を受診し,医師に御相談いただくことが必要と考えております。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 222: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 使い続けられるためのそうした取り組み,支援,講習会など,取り組んでいただけたらと思います。  次に,軽度・中等度難聴者に対して補聴器の購入費用を補助する自治体もふえてきておりますが,多摩26市ではどのような支援を行っているのか伺います。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 224: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江も含めた多摩26市では,中等度難聴児発達支援事業として,18歳未満で身体障害者手帳交付の要件に満たない方を対象に,補聴器の購入費の助成を行っております。また,18歳以上の身体障害者手帳未交付の方への補聴器購入費の助成につきましては,多摩26市では実施はしておりません。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 226: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 18歳未満に関しては,しっかりと支援を行っていますが,多摩26市の18歳以上の身体障害者手帳未交付の方への補聴器購入費の助成は実施している自治体はないことがわかりました。  次に,補聴器の購入費用給付等の支援について,対象者や給付申請の流れなどについて伺います。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 228: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 補聴器の購入費の給付は,聴覚障がいにより身体障害者手帳の交付を受けている方を対象としております。医療機関に受診して補聴器が必要と診断された場合には,補聴器販売店等で補聴器の見積書を作成してもらい,申請書類とあわせて市役所窓口へ提出していただきます。  市での支給決定の後に,市から御本人には支給決定通知書と支給券を,販売店等には支給決定通知書を郵送いたします。その後,御本人と販売店等との間で購入手続を進めていただきまして,御本人のお手元に補聴器が届きましたら,支給券に署名をした上で,販売店等に提出をしていただきます。販売店は御本人から受け取った支給券と請求書を市に提出して,該当料金の支払いを受けるという流れでございます。  なお,補聴器の種類によりましては,申請後に東京都心身障害者福祉センターで判定を受けることが必要になるものもございます。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 230: ◯ 15番(小野寺 克己議員) お聞きするだけでも,複雑な手続だと感じます。実際の窓口では,この手続の流れをわかりやすくペーパーにまとめていただいて,説明していただけるようお願いをいたします。  次に,補聴器の購入費用が2018年度から医療費控除の対象となりましたが,この手続の流れ等について伺います。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 232: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 初めに補聴器相談医がいる耳鼻咽喉科を受診いたしまして,必要な診療を受けた上で,補聴器相談医に補聴器適合に関する診療情報提供書に必要事項を記入していただきます。その後に認定補聴器専門店で診療情報提供書を提出し,補聴器を購入していただきます。情報提供書の写しと補聴器の領収書を受け取り,当該年の確定申告における医療費控除対象として申告をしていただきます。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 234: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こういった診療情報提供書,こういったものを事前にお医者様に記入いただきながら請求する。こういった流れになるということでした。  次に,補聴器の購入費用を医療費控除とするための条件,また注意する点があれば伺います。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 236: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 医師による診療や治療などのために,直接必要な補聴器の購入のための費用であれば,一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は医療費控除の対象となりますが,確定申告による申告につきましては,税務署のほうで判断をいたします。事前に税務署のほうに御相談していただくことをお勧めいたします。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 238: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 世帯所得などのさまざまな条件で計算は異なってきますが,簡単な一例を挙げると,年収300万円の方が15万円の補聴器を購入して医療費控除を行った場合,5,000円が実際に戻ってくる。そういった金額のイメージになります。購入費を多少ではありますが控除される。こういったことは活用していただけたらと思います。  次に,補聴器の相談についての広報はどのような取り組みを行っているのか伺います。また,これまで福祉に関する相談は福祉総合相談窓口でワンストップで行っていますが,補聴器の相談についても受け付けていることなど,知っていただくことも大切だと思いますが,相談の実績数と主にどのような内容が多いのか伺います。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 240: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 昨年度より耳鼻咽喉科医師に講師をお願いし,補聴器と聞こえに関する講演会を実施しており,今年度も実施を予定しております。補聴器だけの相談は行っていないため,件数としては集計しておりませんが,日常相談業務の中で個別に対応を行っております。また,親族やケアマネジャーなどから相談を勧められるケースや医療機関を受診した際に身体障害者手帳の取得とあわせて,補装具費での補聴器の購入を勧められるケース等もございます。  補装具としての補聴器の修理,購入の実績といたしましては,平成30年度では修理が9件,購入が20件,令和元年度は8月末時点で修理が5件,購入が4件となっております。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 242: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 日常の相談業務の中で,個別に対応でき,実施していること,また相談のきっかけは親族やケアマネジャーなどから相談を勧められるケースや受診した際に医師から言われるケースなどで,周りからの相談の勧めで窓口に来ていることだと思います。  それでは次に質問です。  外耳道が塞がる患者に向けた補聴器が2017年に奈良県立医科大学と補聴器メーカーが共同研究開発した軟骨伝導補聴器がありますが,どのようなものなのか,またどのような方に有効な補聴器なのか伺います。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 244: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 軟骨伝導補聴器は,耳の軟骨部に振動を与えて聞こえを補う新しいタイプの補聴器であり,一般的な補聴器の使用が難しい外耳道閉鎖症の方などに有効との症例がございます。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 246: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 耳の入り口軟骨部分に装着をして音を伝える軟骨伝導補聴器について,ことしの5月の参議院財政金融委員会で公明党の熊野議員は,利用者に対する公的な購入費支給が各自治体によって異ならないよう強く主張しました。その後,令和元年8月8日付で厚労省から各都道府県に軟骨伝導補聴器についての事務連絡が送付されております。  それでは市内に外耳道閉鎖症などの患者数と軟骨伝導補聴器について支給対象となるのか伺います。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 248: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現状といたしましては,外耳道閉鎖症の方の人数は把握しておりません。また,軟骨伝導補聴器は補装具費基準告示の基本構造とは合致していないため,支給対象にはなりません。しかし,気道式補聴器や骨伝導式補聴器では補聴効果が期待できず,軟骨伝導補聴器であれば間違いなく適合することが認められる場合には,特例補装具として支給される可能性がございます。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 250: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 現在は外耳道閉鎖症の方の人数は把握していないということですが,公的医療保険はきかず,片耳30万円,両耳で51万円,これは希望小売価格だそうですが,高額となっております。検査や補聴器の調整に対応可能な全国9カ所の医療機関を受診して,適用と判断された後,購入が可能ということです。  2004年に奈良県立医科大学は,耳周囲の軟骨を振動させることで,効率よく音を伝えられることを発見し,日本発の第3の聴覚経路として軟骨導を世界で初めて発表したものです。外耳道閉鎖症の方にとっては画期的なものだと思いますので,利用者に対する公的な購入費支給が受けられるよう周知をお願いをいたします。  1問目はこれで終了いたします。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺克己議員。     〔15番 小野寺克己議員登壇〕 252: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 続きまして2問目,高齢者らに住まいの支援をと題して質問させていただきます。  2040年に向けて,都市と地方にかかわらず,世帯の単身化と高齢化が進むと推計されています。国立社会保障・人口問題研究所が4月19日発表した将来推計では,2040年には世帯主が65歳以上の高齢世帯のうち40%がひとり暮らしとなります。東京都で45%超となるのを筆頭に,全ての都道府県で30%を超える見込みで,高齢者の生活を支える仕組みの再構築が欠かせない状況と分析されました。  2015年に1,841万人だったひとり暮らしの世帯数は,2040年に1,994万世帯までふえ,全体の39.3%になる見込みです。高齢者のひとり暮らしは2015年の625万世帯から896万世帯まで4割以上ふえます。特に目立つのが都市部での単身高齢者の増加です。  東京都は,ひとり暮らしの高齢者世帯が2015年に79万世帯でしたが,2040年には116万世帯となる見込みです。大家族で住む人が少なく,将来単身になる可能性が高いことが理由として挙げられており,高齢者世帯に占めるひとり暮らしの比率は45.8%と全国で最も高くなります。認知症を患う高齢者のひとり暮らしがふえていく可能性も高く,認知症患者や家族を支えるための拠点をふやすことが求められております。こうした中,高齢者や低所得者は家賃滞納や孤独死などを懸念する民間事業者から入居を断られることもあります。  公明党は党の部会やプロジェクトチームが自治体の取り組みの視察を重ね,法整備に尽力し,高齢者や低所得者らの住生活の安定を強力に進めてまいりました。入居支援にかかわる居住支援法人の重要性を訴えるなど,希望者が円滑に入居できる支援体制の充実を求めてきました。その入居先として,急増する全国の空き家の活用を進めてきました。  2017年10月25日に住宅セーフティネット法改正が施行されました。この改正の最大のポイントは,自治体における住宅部局と福祉部局の連携です。つまり住宅を確保するだけではなく,住宅で住み続けられるよう生活支援を提供する仕組みづくりが重要です。狛江市における地域の実情や課題など,地域の実情に合った支援とはどのようなものかなど,質問させていただきます。  1番目として,改正住宅セーフティネット法(安全網法)について,2007年に成立した住宅セーフティネット法の主な内容について伺います。  再質問は自席より行います。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 254: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律,いわゆる住宅セーフティネット法は,国民の豊かな住生活の実現を図ることを目的とした住生活基本法の基本理念に基づき,平成19年7月6日に制定されました。この法律では,住宅確保要配慮者と位置づける低額所得者,被災者,高齢者,障がい者,子供を育成する家庭等,住宅の確保に特に配慮を要する者の住居の安定確保を図るため,公的賃貸住宅の供給の促進や民間賃貸住宅への円滑な入居の促進など,地域に即した重層的かつ柔軟な住宅セーフティネット機能を構築することを目的としたものでございます。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 256: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 民間賃貸住宅の円滑な入居の促進など,サポートする居住支援協議会の設置が盛り込まれました。お隣の調布市では,いち早く居住支援協議会を立ち上げ,専門相談員を設置し,民間賃貸住宅の情報提供から各種助成制度の説明,入居後の見守りに至るまで,きめ細かい支援を取り組んでおります。2017年10月25日施行の改正住宅セーフティネット法の主な改正内容について伺います。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 258: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今後,住宅確保要配慮者の増加が見込まれる中,重層的な住宅セーフティネット機能の強化を目的として改正をされました。
     主な改正内容については,民間の空き家,空き室を有効活用した入居を拒まない賃貸住宅の登録制度の創設と円滑な入居支援のため,居住支援法人を指定できるようにしたものでございます。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 260: ◯ 15番(小野寺 克己議員) この新たな住宅セーフティネット制度は,1)として住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度,2)として登録住宅の改修や入居者への経済的な支援,3)として住宅確保要配慮者に対する居住支援,この3つの大きな柱から成り立っております。住宅確保要配慮者と位置づける低額所得者,高齢者,障がい者,子育て世帯等の住宅確保に配慮が必要な方が今後も増加する見込みですが,住宅セーフティネットの根幹である公営住宅については,大幅な増加が見込めない状況にあります。一方で民間の空き家,空き室は増加していることから,それらを活用した新たな住宅セーフティネット制度が2017年10月からスタートすることとなりました。  それでは次に改正住宅セーフティネット法は居住支援としてどのような支援が考えられるのか,方向性について伺います。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 262: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 新たに盛り込まれた民間の空き家,空き室を有効活用した入居を拒まない賃貸住宅の登録制度では,住宅確保要配慮者が情報を見て入居の申し込みができ,スムーズな入居につながる効果が考えられます。また,居住支援法人の指定について,個々人のケースに沿ったきめ細かな支援を期待できるところでございます。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 264: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 単身の高齢者は今後10年間で100万世帯ふえると見込まれるそうですが,公営住宅は応募倍率が高く,当選するのは容易ではありません。民間賃貸住宅を希望しても,孤独死や家賃滞納などをおそれる家主から入居を拒否される,そういったケースも多い状況です。それだけに住宅確保要配慮者にとっては期待できる,こういった新制度だと思います。  では,狛江市では狛江市居住支援協議会を本年5月21日に設立されましたが,その経緯とその役割について伺います。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 266: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成29年度から平成30年度にかけて,狛江市居住支援協議会準備会でそのあり方について協議し,平成31年2月20日付で市長に対し最終報告を提出いたしました。それを受けて,令和元年5月21日の設立総会において設立したものでございます。  役割といたしましては,住まい探しの相談窓口などを通じ,地域の実情を踏まえたきめ細かな入居支援を担っています。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 268: ◯ 15番(小野寺 克己議員) では,住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居支援を行うために,地域福祉課やまちづくり推進課の役割と業務のすみ分けについて伺います。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 270: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 住宅確保要配慮者はさまざまな事情を抱えているケースがあり,多くは福祉サービスが必要な方です。まちづくり推進課では,住宅部門として狛江市居住支援協議会事務局を担っておりますが,住宅確保要配慮者への直接的に必要な支援は福祉サービスであることがほとんどです。そのため,狛江市居住支援協議会の総合的な事務局はまちづくり推進課とし,その中で福祉に関する支援等は地域福祉課を初めとした福祉部門と連携をして,業務を担っています。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 272: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 各担当の所管を担当する中で,狛江市居住支援協議会で連携をとっていると理解しました。  主な改正点に,高齢者らの入居を拒まない空き家,空き室を都道府県ごとに登録することになっておりますが,登録状況と市内の登録物件の推進状況について伺います。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 274: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 令和元年9月5日時点での登録状況は,全国で1万724戸,東京都全域で781戸であり,市内での登録物件はございません。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 276: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 残念ながら狛江市の登録物件はないということでしたが,新たな住宅セーフティネット制度は開始することができましたので,今後に期待をしたいと思います。  空き家を活用することで,住宅確保要配慮者の方々が利用できる可能性ができたわけですが,空き家の全体数とそのまま活用できそうな物件や改修が必要な物件など,それぞれの状況ごとの件数を伺います。 277: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 278: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成28年度の実態調査で218件の空き家等を把握しておりましたが,その後取り壊し等を確認し,現在は170件ほどと認識しております。現段階では住宅確保要配慮者の住まいとして活用できる空き家等の有無は把握できておりません。しかし,現在空き家等対策事業の一環として,空き家等の状況や利活用の御意向等を調査するためのアンケートを行っております。その結果を踏まえて分析等を進めていきたいと考えています。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 280: ◯ 15番(小野寺 克己議員) アンケートでしっかりと実態をつかんでいくということでございました。  私は今回の住宅セーフティネット制度は,デンマークの高齢者福祉の事例を参考に,高齢者福祉の三原則と住まいとケアの分離をコンセプトにしているものだと思います。それはデンマーク政府の高齢者政策委員会が1980年に第1回報告書で提言した高齢者福祉の三原則です。  高齢者福祉の三原則は,1つ目が生活の継続性で,できる限り在宅でそれまでと変わらない暮らしができるよう配慮すること,2つ目は自己決定の原則で,高齢者自身が生き方や暮らし方を自分で決定し,周囲はその選択を尊重すること,3つ目は残存能力の活用で,本人ができることまで手助けしてしまうのは能力の低下につながることから,やってはいけないということです。自立性を尊重する高齢者福祉の三原則は,提言したデンマーク福祉大臣のアナセンの名前から,介護の中ではアナセンの三原則とも介護の三原則とも言われているそうです。  また,住まいとケアの分離にも取り組みました。いる場所によってケアの質,量が決まるのは不合理,不平等という考え方です。施設では全員に十分なケアが提供されるが,自宅で暮らし続けるとケアの量が限定されてしまうのでは問題であり,これを解消するため,居場所とケアがセットとなった施設をつくるのではなく,在宅で暮らす人,それぞれのニーズに合わせてケアが提供できる住まいとケアが分離した体制を整え,同時に高齢者住宅の拡充を進めていったのです。  このように,施設ではなく高齢者住宅を整備し,同時に在宅介護が行き届く体制を整えた結果,現在では55歳から70歳くらいまでの早目の住みかえが一般的であるといいます。この政策は高齢者福祉の三原則と住まいとケアの分離をコンセプトとして実施をしてきました。参考になる事例の1つだと思います。  そして,日本は高齢者を助け支える対象と見る傾向が非常に強いですが,デンマークでは自立的に生きる主体と位置づけている点であります。依存に対して自立であり,大きく視点や考え方を変えるべき点であると思います。高齢者を助け支える対象として行政側が主導的に行うというよりも,自立的に生きる主体としての高齢者に対して行政が基盤を整備したり,これまでも行ってきた生活支援などを行い,高齢者自身も地域の方と助け合いの心で,近隣の人と心を通わせ,支え合い,お互いによき隣人をつくっていくとの地域善隣事業の推進を地域と行政がともに構築していくことが重要になってくるのではないでしょうか。狛江市はこの新たな住宅セーフティネット制度を開始しました。これから具体的に整備を進めていく段階ですので,その状況についてお聞きしていきます。  住宅確保要配慮者への入居促進支援について質問いたします。  あいとぴあレインボープラン,高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画の基本目標3の地域包括ケアシステムの構築の推進の5つ目の項目で住まいと介護基盤の充実を挙げています。この中で平成30年度の計画では,空き家の利活用に関する情報収集を実施する予定でしたが,利用可能な空き家の件数とその中で利活用の候補として考えられている物件数などについて,情報収集の結果について伺います。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 282: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成28年度及び平成29年度に実施した空き家等の所有者を対象に実施したアンケート調査で,今後の利用についてお伺いした結果,地域や市役所で利用してもらってもよいと回答された方は平成28年度が8件,平成29年度は3件でございました。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 284: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成30年度に利活用の候補として考えられる物件を視察いたしました。その際,家主様からの条件等として,使用する場合は不動産市場の相場の家賃をいただきたいということ,その空き家も数年以内に取り壊し,新たに新築の住宅を建築する可能性があるということを伺っております。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 286: ◯ 15番(小野寺 克己議員) この制度自体初めての取り組みですので,反応もまだまだよくない状況だと思います。登録住宅の改修に対する支援措置など,メリットやデメリットをしっかり伝え,理解していただくことで協力していただけるようお願いをいたします。  それでは地域や市役所で利用してもらってもよいと回答された方が11件ということです。市内の空き家は数百件,170件はあったと思いますが,それらについての対応状況について伺います。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 288: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在,空き家等所有者に対し管理の状況や今後の利活用の御意向等を伺うアンケート調査を実施しています。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 290: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 空き家の対象は戸建てと集合住宅の空き室を対象としていると思いますが,物件数を分母として検討しているのか,一般的な賃貸物件の空き家情報を対象としているのか,空き家の対象についてどのように捉えているのか伺います。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 292: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 空家等対策の推進に関する特別措置法において,空き家等は「建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地(立木その他の土地に定着する物を含む。)をいう」と定義されております。集合住宅でいえば,全ての住戸に居住がないものが対象となります。なお,1年以上使用実態がないかも考慮しております。  そのようなことから,建物1棟を1単位として,集合住宅の空き部屋については数に含んでいないところでございます。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 294: ◯ 15番(小野寺 克己議員) よくわかりました。  では,登録された住宅の情報を住宅確保要配慮者の方々に広く提供することとされておりますが,平成30年度の予定では,居住支援協議会等での情報提供等に関する検討を行う計画でしたが,その検討結果や状況,見通しについて伺います。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 296: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成30年度につきましては,居住支援協議会準備会において,居住支援協議会の立ち上げ準備をしておりまして,情報提供等に関する検討ができませんでした。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 298: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 住宅確保要配慮者の方に情報提供をできるよう,検討をしっかりと進めていただきますようお願いをいたします。  では,次にこの住宅確保要配慮者の方々への入居までの橋渡しの役割や仕組みはどのように考えられていて,いつまでにどのような体制を構築する予定なのでしょうか。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 300: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 住宅確保要配慮者の方々に対する居住支援サービスといたしまして,入居前に賃貸借契約を締結するに当たり,家主様の不安を解消するためのサービスとして,家賃債務保証サービス,身元保証サービス等がございます。また,入居中に住宅確保要配慮者の突然の体調変化等に対応するためのサービスとして,生活支援サービス,見守りサービス等のサービスが,入居中に住宅確保要配慮者の認知機能が低下して金銭管理ができず,家賃を滞納するおそれがある場合のサービスとして,金銭・財産管理サービスがございます。  また,入居中に住宅確保要配慮者が亡くなられて,身内の方がいらっしゃらない場合に退去を円滑にしていただくためのサービスとして,葬儀・家財整理等サービスがございます。これらのサービスのうち,既に市ではあんしん見守りサービス,あんしんSなど,見守りサービスを実施しております。また,社会福祉協議会では笑顔サービス,狛江市シルバー人材センターでは家事援助サービス等の生活支援サービスを実施しており,金銭・財産管理サービスにつきましても,狛江市社会福祉協議会あんしん狛江で地域福祉権利擁護事業の中で,日常的金銭管理サービスを実施しております。  これらのサービスを利用するに当たっては,それぞれ利用条件がございますので,平成31年度は利用条件等を含めて既に提供されている居住支援サービスを周知してまいります。  令和2年度以降に実施する居住支援サービスについては,住まい探しの相談窓口で明らかになった課題等を踏まえて,居住支援法人等の民間の居住支援サービス事業者が提供するサービスのうち,狛江市居住支援協議会として必要なサービスを協議した上で,新たな居住支援サービスを検討してまいります。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 302: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こういった計画でしっかりと進めていただきたいと思います。  高齢者や障がい者など,さまざまな事情により住まいの確保にお困りの方からの相談を受け付け,要望に見合う民間賃貸住宅とのマッチングを行うために,住まいの相談窓口を事前予約制で行っていますが,開始からの相談件数について,そして具体的にマッチングまでつながった件数について伺います。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 304: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成29年度の相談件数は11件,そのうち不動産物件の成約につながった件数が1件,平成30年度の相談件数は13件,そのうち不動産物件の成約につながった件数が3件,平成31年度8月末時点の相談件数は7件,そのうち不動産物件の成約につながった件数はゼロ件となっております。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 306: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 合計すると平成29年度からこれまでの相談件数は31件で,そのうち不動産物件の成約につながった件数が4件です。住まいの相談窓口で相談された方の8割から9割の方は入居支援までつながっていない,こういった状況がわかりました。相談しても入居できなかった方へのその後のサポート体制はどのようになっているのか伺います。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 308: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成29年度から先月末までの期間に制約に至らない件数が27件でございます。こまエール,生活保護のケースワーカー等へつないだ方が2名,シルバーピアへの入居が決まった方が2名,市外転出された方が2名,物件紹介をさせていただいた方が6名,アドバイスをさせていただいた方が6名,公営住宅希望の方が9名となっております。相談に当たっては,必要に応じて市で実施している見守りサービス等につきましても,相談者に御紹介をさせていただいております。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 310: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは狛江市における居住支援協議会のあり方について,最終報告では,平成31年度に実施する居住支援サービスとして,「市,狛江市社会福祉協議会,狛江市シルバー人材センター等では既に「ウ 生活支援サービス」及び「エ 見守り(安否確認)サービス」を提供している。これらの既存の居住支援サービスを住宅確保要配慮者並びに賃貸住宅の仲介を行っている事業者及び家主向けに周知する取組を実施することが望ましい」としています。  令和元年に実施する居住支援サービスとして取り組む方向性について伺います。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 312: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度居住支援協議会では,福祉保健部で所管していた住まい探しの相談窓口を引き継ぎ,事業を継続しております。また,居住支援協議会の周知パンフレットの作成や講演会の開催等を検討しているところでございます。居住支援協議会では理事会を組織し,それらの事業実施とともに今後の居住支援事業の検討を進めています。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 314: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 居住支援協議会の周知パンフレットや講演会の開催などを検討しているということでした。実施していただけたらと思います。また,居住支援サービスは6つのサービスがありますので,順次実施に向けた取り組みを進めていただきたいと思います。  次に,いち早く居住支援協議会を立ち上げた調布市では,専門相談室を設置して,民間賃貸住宅の情報提供から各種助成制度の説明,入居後の見守りに至るまで,きめ細かい支援に取り組んできましたが,参考になる点や狛江市としては課題となる点などありましたら伺います。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 316: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 住まい探しの相談窓口は,調布市の居住支援協議会の取り組みを参考に実施しております。調布市と同様にきめ細かい支援を行うため,相談日の予約の際,相談者に現在の状況,物件の希望等を伺い,事前に相談員にお伝えすることでスムーズに相談支援に入れるようにしております。  調布市と異なる点といたしましては,住宅部局ではなく福祉部局,こちらの地域福祉課でございますが,こちらに相談窓口を設置している点でございます。このことにより庁内福祉関係課や福祉関係機関と連携して,住宅確保要配慮者の住まい以外の生活課題を含めて,その課題に取り組むことが可能となっております。  課題といたしましては,民間賃貸住宅の入居については民民間の契約でございますので,住宅確保要配慮者の住まいの確保のためには,不動産仲介業者や所有者の理解が重要となります。そのため,居住支援協議会の取り組みや既に市で実施しております居住支援サービスについての周知と不動産仲介業者や所有者が住宅確保要配慮者と契約するに当たって,どのような点について不安を抱えているのかということを把握することが課題となっております。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 318: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 調布市と異なる点として,住宅部局ではなく福祉部局,これは地域福祉課に相談窓口を設置している点ということだと思います。  では,不動産仲介業者や所有者などの不安を把握できていないことが課題ということでしたが,いつごろまでにどのように把握する予定なのかについて伺います。また,居住支援サービスの周知状況を伺います。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 320: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 居住支援協議会には不動産関係団体にも構成員になっていただき,各種情報共有をしています。また,今年度パンフレットを作成し,周知を図るとともに,不動産事業者を対象にアンケート調査を実施し,居住支援についての状況や課題を把握したいと考えています。それらを踏まえて,先ほど答弁いたしました理事会において今後の居住支援事業の検討を進め,実施につなげていきたいと考えています。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 322: ◯ 15番(小野寺 克己議員) あいとぴあレインポープラン,高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画の基本目標3の地域包括ケアシステムの構築,この5つ目の項目で住まいと介護基盤の充実,これを挙げております。住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため,地方公共団体,不動産関係団体,居住支援団体等が連携し,住宅確保要配慮者及び民間賃貸住宅の賃貸人の双方に対し住宅情報の提供などの支援を実施する組織として居住支援協議会を立ち上げ,相談支援とマッチングを行うことが位置づけられております。  こうした位置づけですが,新たな住宅セーフティネット制度の重要なポイントは,入居時のみならず,入居中の生活支援など,暮らしと住まいの安心を実現するところにあります。そのため,住宅部局のみならず,福祉部局との連動,連携が重要になります。入居できた後,生活支援につなげることについて伺います。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 324: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 先ほどの答弁と重複いたしますが,入居中の居住支援サービスとして生活支援サービス,見守りサービス,金銭・財産管理サービス等がございます。まずは既に提供されている居住支援サービスを不動産仲介業者や住宅確保要配慮者に周知することが重要であると認識しております。  また,これらの既存サービスを周知する中で,既存のサービスでは住宅確保要配慮者の暮らしと住まいの安心を実現することが難しいと認められる課題が明らかになった場合には,居住支援協議会において,新たな生活支援サービスや見守りサービスについて協議をしてまいります。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 326: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 居住支援サービスは,不動産仲介事業者や住宅確保要配慮者や地域の方に地域の方と助け合いの心で近隣の人と心を通わせ,支え合い,お互いによき隣人をつくっていく,こうした地域善隣事業の精神を理解していただくことが大切だと思います。ただ単に住居を支援する制度ではないことを徹底していただきたいと思います。  では,次に最後障がい者への住まいの支援について質問をさせていただきます。  あいとぴあレインボープランでは住まいの確保の支援が書かれておりますが,平成30年度の計画として住まいの相談窓口事業の実施を年に12回以上実施するとのことが明記されております。実績はゼロであったとのことですが,なぜゼロであったのか見解を伺います。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 328: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 実績がゼロである理由の1つとして,周知が不足していることが考えられております。今後障害福祉サービス事業所等を通じて,周知に努めてまいります。
    329: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 330: ◯ 15番(小野寺 克己議員) では,次に入居しやすい住宅等の情報提供を行う等,支援を充実させる事業を挙げております。相談支援事業者またはサポートによる不動産業者への同行支援や都営住宅の申請の支援を実施することになっておりますが,この相談件数等の状況について伺います。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 332: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 相談支援事業者,またはサポートでは,自立を目指す障がい者に対する住宅等への情報提供を行うとともに,市内外の不動産業者への同行支援,都営住宅の申請の支援やグループホームへの入居支援等を行っております。相談件数は集計はしておりませんが,平成30年度では支援を通じて3名の方がアパートに入居をいたしました。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 334: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 相談件数は3件ですが,3名の方が入居できたということです。障がい者への周知をし切れていないところもあると思いますので,周知をしっかりとお願いをいたします。  次に,不動産業者への同行支援,都営住宅の申請の支援やグループホームへの入居支援等,行われている方はどのような方が同行されているのか伺います。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 336: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 支援が必要な場合は相談支援専門員等,ふだんから支援にかかわる職員が同行して支援を行っております。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 338: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ふだんから担当されている方が支援を行ってくださるということでした。  では,次に最後,住宅によっては手すりやスロープなど,新たに設置工事も必要な方もいらっしゃると思いますが,こうしたハード的に追加整備が必要な場合についても対応されるのか伺います。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 340: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 居住に必要な住宅設備については,アパート等の住宅所有者が用意することが原則となります。  なお,現にお住まいの住居については,下肢または体幹に係る障がいの程度が3級以上の身体障害者手帳をお持ちの一定年齢の方を対象に,手すりやスロープ等の設備を設置する費用の一部を助成する重度身体障がい者(児)住宅設備改善費給付事業がございます。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 342: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 転居してからの整備となることがわかりました。  高齢者や歩行が難しい方,また車椅子を御利用の方など,多くの利用者はバリアフリーな物件である必要があります。居住支援サービスに登録していただいた物件,これは手すりの設置や室内の段差がないなどのバリアフリーの整備を前提にできるよう,改修費用補助制度についても順次検討をお願いをいたしまして,全ての質問を終了いたします。  ありがとうございました。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時42分 休憩     午後 1時30分 開議 344: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 345: ◯ 16番(石川 和広議員) 通告に従いまして質問します。  1問目,防災・減災への取り組み強化に向けて。  今月,9月1日は防災の日でした。1923年9月1日に起きた関東大震災が9月1日,防災の日の由来となっています。10万人以上の死者,行方不明者を出したこの震災を教訓とするため,1980年以降,毎年8月30日から9月5日までの1週間を政府は防災週間と定めています。  今夏は東京都心で33日連続の降水が観測されるなど,地域によって雨の多い傾向が見られました。8月15日には西日本一帯が超大型台風第10号に襲われ,九州北部では8月28日を中心に猛烈な雨が降り,死者,行方不明者が出る事態となりました。大規模な冠水の発生など,記録的な豪雨は福岡,佐賀,長崎の3県に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りするとともに,被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。  こうした自然災害が起こるたびに,頻発する災害から身を守るためには何が必要なのかを考えさせられます。災害による被害を少しでも抑えるためには,みずから対策に取り組む自助,地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む共助,国や地方公共団体などが取り組む公助の3つが重要なのは言うまでもありません。中でも基本となるのが自助ですが,身近な人やその家族で助けが不可欠な場合もあり,共助の意識を共有することが求められます。  こうした中,頻発する大規模災害に国の防災,減災の方針は大きく転換しつつあります。中央防災会議の作業部会が昨年末,行政が一人一人を助けることはできないとして,行政の力の限界を明確にし,国民にみずからの命はみずからが守るという意識をと呼びかけたこともその1つです。  7月30日に中央防災会議が決定した防災の日などに関する実施要項でも,中央防災会議は自助,共助の取り組みを公助が支援するところに防災意識社会が構築されると力説し,防災,減災の主体は住民であることを強調しています。自然災害というものに向き合っていかざるを得ない私たちにとって,防災意識の向上は大変重要なテーマともなります。  そこでまずお聞きするのは,狛江市においてこの3年間,防災意識の向上を図る取り組みはどのように行われてきたのか,またどのようなところにポイントを置かれているのか,そして課題があるとしたらどのようなところだと捉えておられるのかお伺いします。  再質問は自席より行います。 346: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 347: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災意識向上の取り組みといたしましては,自主防災組織である避難所運営協議会,狛江市防災会の活動支援が挙げられます。市の防災訓練や水防訓練では,避難所運営協議会や狛江市防災会に大きな役割を果たしていただいており,地域における防災意識向上が図られております。また,広く市民向けには年3回発行している安心安全通信,防災講演会としての防災カレッジなどの開催など,自助,共助の重要性を啓発し,防災意識向上を図っております。  課題といたしましては,後期基本計画に定める指標,昨年1年間に防災に関する催しに参加したことのある市民の割合は平成31年4月1日現在で16.8%でございます。防災訓練や防災講演会など,さらに多くの方に御参加いただけるよう引き続き検討が必要であると認識しております。 348: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 349: ◯ 16番(石川 和広議員) 自主防災組織への活動の支援,こうしたもの,また市民には安心安全通信,防災講演会としての防災カレッジの開催などで意識の向上を図っておられるということです。  ただ,課題としては,後期基本計画に定める指標,こうしたものがあると思いますけれども,防災に関する催しに参加したことのある市民の割合は16.8%,これはたしか目標が30%ぐらいだったと思いますけれども,こうしたものでは,より多くの方にも防災訓練や防災講演会など,多くのこうした催し物に参加していただく,こうしたことを検討していく必要がある。これが課題だということでありました。  私も防災意識が高まることイコール即防災行動につながると,こういうふうに言えない側面もあるのがみずから対策に取り組む自助に関する問題の難しさだとも思っています。  最近,無作為抽出を活用した住民の防災意識向上のための取り組みというものを私は知りました。これは防災の関心の低い住民の意識の向上を図り,行動を起こす機運となるよう無作為抽出により参加者を募って,そして住民同士が議論を行うための取り組みであります。ここでは防災に対する3つの住民意識があるとされています。  1,防災を意識し,防災対策も行っている住民。  2,防災は意識しているが,防災対策は行っていない住民。  3,防災に関心のない住民。  こうした中で,一般的に地方公共団体が行う住民向けの防災講演会,防災イベントでは,今申し上げた1,防災を意識し,防災対策も行っている住民,この方たちが多く参加されていて,住民全体の防災意識を高めることはできないという問題もあります。防災を意識し,防災対策も行っている住民の防災意識や知識をさらに高めていく,こうしたことも大変重要なことではあると思うんですけれども,行政として3番の防災に関心のない住民の底上げを図ると,こうしたことも重要だと思います。  この問題を解決するために,内閣府のホームページで「無作為抽出を活用した住民の防災意識向上のための取組に関する手引き」こうしたものが公開をされています。この手引きでは住民を無作為に抽出して,まずは募集をする方法についてまとめられており,防災に関心のない住民に対しても防災意識の向上を図ることができると同時に,ここも私は大事だなと思いましたけれども,防災に関心のない住民の意見を聞くことで,これまでには見えてこなかった防災体制の問題が見えてくる可能性があると,こういうことにもつながるというふうに思います。住民全体の防災意識を向上させることは,自助,共助の観点からも重要であり,そのための一つの方法として,無作為抽出を活用した住民の防災意識向上が考えられます。  質問ですけれども,「無作為抽出を活用した住民の防災意識向上のための取組に関する手引き」について,狛江にとっての有効性を検証し,その活用が図れないかお伺いをいたします。 350: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 351: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成29年3月に内閣府が公表いたしました「無作為抽出を活用した住民の防災意識向上のための取組に関する手引き」でございますが,防災への関心が低い住民の意識の向上を図り,行動を起こすきっかけとなるよう,無作為抽出により参加者を募り,防災について議論する場を自治体が提供するということで,防災意識の低い住民の底上げを図る手法ということでございます。防災意識向上の一つの手法として,近隣における実施状況など,調査・研究してまいりたいと考えております。 352: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 353: ◯ 16番(石川 和広議員) 調査・研究をお願いします。  次に,去る7月19日に東京都は東京都地域防災計画震災編の修正を決定し,公表いたしました。その内容とポイントをお聞かせください。 354: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 355: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 東京都地域防災計画震災編の令和元年修正につきましては,女性・外国人等要配慮者,近年地震の教訓を具体化,地震に強いまちづくりの3つの視点に基づき,避難所となる公立学校の屋内体育施設の空調設置の支援,災害時の乳児用液体ミルクの調達・提供,災害時にスマートフォン等の充電にも活用できる太陽光パネルの設置,VR機能を活用した防火防災訓練など,新たな取り組みを反映した内容となっております。 356: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 357: ◯ 16番(石川 和広議員) 御答弁ありがとうございました。  今言われた避難所となる公立学校の屋内体育施設の空調設置の支援,そして災害時の乳児用液体ミルクの調達・提供,そして災害時のスマートフォン等の充電にも活用できる太陽光パネルの設置,VR機能を活用した防火防災訓練など,この主に4点ですけれども,これが東京都地域防災計画震災編,これに入れられたということであります。  都は仮想現実,VRによる防火防災訓練を広げていくという考えでもあります。東京消防庁,都がVRを使った防災体験車を保有しています。ゴーグルを使って全方位映像を見せる設備を持ち,風圧や熱などの演出を合わせることで,地震や火災の臨場感を知ることができるというものです。こうした訓練を各地で実施し,都民の防災意識向上を狙うと,このようにされております。  次に,学校教育の現場では東京都教育委員会安全教育プログラムにおいて,地震災害時の安全,避難所の役割と貢献,災害への備えと安全な生活など,7項目にわたり指導,教育がなされ,さらに防災教育の副読本「地震と安全」,補助教材の「3.11を忘れない」や児童・生徒が主体的に防災について調べ,考えるための防災ノート「東京防災」も活用されています。  こうした指導資料のもとに,都内の各校,各教員がそれぞれに工夫をしながら防災教育が行われています。狛江市立学校における防災教育にはどのような特徴,工夫が見られるのかお伺いいたします。 358: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 359: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では地震,火災を初めとして,さまざまな災害を想定した避難訓練を毎月実施しております。自分の命を自分で守る力を子供たちが身につけることが重要であります。避難訓練におきましては,時間帯や発生場所などを変えたり,煙ハウス体験を行ったり,台風接近時の集団下校や警戒宣言発令時の引き渡し訓練などを行っております。  また,小学校の低学年では災害時に大人の指示がなくても身の安全の確保ができること,高学年では災害時に初期消火や応急手当ができることを目標に,中学校では災害時の実践的な態度や能力を養うとともに,地域や家庭においてみずから進んでほかの人や集団,地域の安全に役立つことができるようになることを目標に防災教育に取り組んでおります。 360: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 361: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  避難訓練は時間帯や発生場所の想定,これを変えた訓練もしているということ,それと小学校の低学年,また高学年,中学生,それぞれ目標を設定して防災教育に取り組んでいるということでありました。大変重要な取り組みであると思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  ここでお聞きしたいのですけれども,小・中学校の防災教育において,水害を想定した学習はどのように行われているのかお伺いいたします。 362: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 363: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 東京都総務局総合防災部防災計画課が発行した「東京マイ・タイムライン」を全児童・生徒に配布しております。「東京マイ・タイムライン」は,風水害から避難に必要な知識を習得できる内容や家族で話し合って,「マイ・タイムラインシート」を作成することにより,適切な避難行動を事前に整理できるようになっている作成ガイドブックなどが3種類入っているものでございます。  教育委員会としては,この「東京マイ・タイムライン」を活用して朝の会や帰りの会,特別活動,総合的な学習の時間などで水害についての学習を行うよう指導しております。具体的には,学校公開日に「東京マイ・タイムライン」を活用した防災の授業を行う学校や小学4年生の総合的な学習の時間で野川の自然などについて調べるとともに,社会科で多摩川の氾濫など,自然災害から人々を守る学習活動につなげている学校もございます。 364: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 365: ◯ 16番(石川 和広議員) 「東京マイ・タイムライン」を活用して,朝の会や帰りの会,特別活動や総合的な学習などで水害について学習を行うよう指導しているということであります。実際に具体的に今御答弁にありましたけれども,学校公開日に「東京マイ・タイムライン」を活用した防災授業,これも行っておられるということでした。大変効果があると思います。公開授業だと,子供じゃなくて保護者が来られますので,保護者の方も家庭でのということで今度意識を変える,そういった機会にもなり得るのではないかと思います。  私は狛江は河川に四方囲まれているわけではありませんので,囲まれているまちとは言えませんけれども,河川に挟まれているまち,多摩川と野川ということで,同時に氾濫したときには相当な水害被害があると思います。河川に挟まれたまち,狛江であるがゆえに,水害に対しての教育,対応,体制,しっかりと取り組みをしていきたい,このように思います。  次にお聞きしたいのですけれども,中央防災会議の令和元年度総合防災訓練大綱には,「自らの命は自らが守る」という意識が醸成された地域社会の構築に向け,子供の頃から地域の災害リスク等を知り,命を守る行動を実践的に学ぶことが重要であることを踏まえ,防災関係機関は,小学校,中学校等において実施される避難訓練と合わせた防災教育を積極的に支援する。」,このことが明記されました。市では,小・中学校で実施される避難訓練とあわせた防災教育の実施についてはどのように考えていくのかお伺いをいたします。 366: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 367: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校で実施される避難訓練とあわせた防災教育の実施につきましては,地域や関係機関と連携した避難訓練など,児童・生徒の安全を確保する上で実効性の高い取り組みを推進するとともに,学校内外における生活全般に関する安全教育を推進し,みずからの安全をみずから確保できるような意識や態度を育むことが肝要であると考えております。また,災害発生時には中学生は地域の一員として,市民の命を守るという観点から,地域と連携した防災訓練に中学生が参加するなど,平時から地域との交流を進めております。 368: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 369: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  災害発生時には,中学生は地域の一員として市民の命を守るという観点から,地域と連携した防災訓練に中学生が参加するなど,平時からの地域との交流,こういったものを進めるということでありました。取り組みをよろしくお願いいたします。  次に,豪雨災害ですけれども,昨年の7月の西日本豪雨では最大で860万人に避難勧告などがされましたけれども,実際に避難所に移動したことが確認された人は1%に満たなかったと言われています。  そこでお聞きします。  こうした教訓を踏まえ,気象庁は令和になった5月より,大雨による洪水や土砂災害の切迫度を5段階で示す警戒レベルの運用を始めました。このうちレベル3は高齢者や体の不自由な人が避難を開始をし,レベル4では全員が避難すべき段階を意味しています。こうしたことについて,防災部門と福祉部門が連携して,高齢者等の避難行動に関する理解促進を図っていく必要があると思います。どのようにその取り組みを進められていくのかお伺いいたします。 370: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 371: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒レベルの運用につきましては,平成30年7月豪雨において,避難勧告等の危険度の認知が低かったという教訓から,住民がとるべき行動を5段階に分け,情報と行動の対応を明確にしたものでございます。  この警戒レベルの運用が開始されたことは,テレビの天気予報などで紹介されておりますが,市でもホームページや安心安全通信に掲載するなど,全市民へ向けて周知をしたところでございます。高齢者等に対する理解促進につきましては,今後福祉保健部と連携して進めてまいりたいと考えております。 372: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 373: ◯ 16番(石川 和広議員) 市はホームページや安心安全通信などで,市民に対して警戒レベルのこと,これの周知を図っているということです。高齢者等に対する理解促進,これは今後福祉保健部と連携して取り組みを進めるということでありました。  ここで1点確認をしておきたいのですけれども,避難行動要支援者名簿に関して,この方々の避難については地震想定だけではなくて,段階的に危機が迫ってくるような豪雨,冠水なども想定に含まれた支援体制が考えられているのかこれをお伺いいたします。 374: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 375: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在,避難行動要支援者については,個別計画を策定していただいており,個別計画を策定するに当たっては,安否確認者を指定していただいております。  狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプランでは,要支援者は個別計画で計画した災害時集合場所等への避難行動を開始していただくとともに,安否確認者は要支援者に対する支援活動を開始していただくことを想定しております。これらの支援体制につきましては,要支援者団体や福祉サービス事業所等を通じて周知に努めてまいります。 376: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 377: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 総務部では,今回運用が開始されました警戒レベルにつきましては,防災ネット会議で説明するなど,避難行動要支援者の方への効果的な周知に努めてまいりたいと考えております。 378: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 379: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。ありがとうございました。  私心配だったのは,地震は一瞬にして来ますので,いわゆるいよいよ避難態勢だということがありますけれども,段階的に避難状態が来るという,こうしたときにしっかりと支援する側も支援体制がとれるのかどうか,その意識があるのかどうか,こうしたことをしっかりと周知徹底をして,迅速な対応がとれるようにこの辺の詰めをお願いをしたいと思います。  水害のことに関してですけれども,これは東京大学の総合防災情報研究センター長,田中先生の記事をちょっと目にしたのですけれども,災害が起きたときに長いこと住んでいるけれども,こんなことは経験したことがないと,こういう人が多いと。  これは戦後に河川改修や土砂災害の対策が進んだことで,私たちの住む地域の安全度が高くなり,それまでの頻度の高かった中小規模の災害が減っていることを意味していると,その一方で中小規模の災害が減ったことで,災害経験の機会が少なくなり,いざ被災するときはいきなり大災害に直面すると,こうしたことになると,これは私たちが災害対策の課題を考える上で非常に重要な点ではないかと,なかなか災害に対する経験が少なくなって,災害と呼ばれるときには一番大きな災害になっていると,こうしたことであります。  そのことを踏まえて,防災,減災の必要な方向性は完全にハード,設備で封じ込めるか,自分で自分の命を守るか,どちらかしかないと。完全にハードで封じ込める,いわゆる設備で封じ込めることは,財政的な面や生活の利便性からも,なかなかこれはあり得ないということで,最後は自分の判断で避難して自分の命を守るしかないということであります。
     ハザードマップ,これは各家庭に配られています。全市町村もそれをつくって配って,これは法律で明記されているので,ハザードマップというのは各自治体がつくって,住民に周知しているということであります。ハザードマップでも大事なのは想像力が働く工夫が必要ではないかとも先生は言われています。ハザードマップでも情報を丹念に読み込んでいかないとわからないではなくて,想定された浸水深が1.5メートルとした場合,1.5メートル浸水しますよと書かれているだけではなかなかイメージが湧かない。そこで,そういったところに「1.5メートルで床上浸水します」と,こうした表現,また「床上浸水して停電します」と,こうしたことの表記,いわゆる想像力が働く工夫をすると,避難への行動に結びつきやすくなってくるのではないかと,こうした指摘をされております。このハザードマップ,非常に大事なものだというふうに思います。  2015年9月,関東東北豪雨の災害では,茨城県常総市が鬼怒川の氾濫,堤防が決壊したことにより大規模に浸水し,死者2人,負傷者40人という被害がもたらされました。浸水発生時に避難せずに,浸水地域に取り残され,ヘリコプターにより救助された人は1,339人に上ったということです。  災害発生前に常総市は市民にハザードマップを配布しており,浸水したエリアはハザードマップと一致をしていたということであります。ハザードマップに基づき避難をしていれば,被害を未然に防ぐことが可能であったということでもあります。災害後に中央大学の研究室が住民に対してヒアリング調査をしたときに,ハザードマップを見ましたかという質問に対して,見て確認していたという回答はわずか5.4%,見ていないが93.6%であったということであります。また,ハザードマップを見たことがありますかという質問に対しては,家族でハザードマップの内容を確認しているが7%,ハザードマップを見て自分の家がどの程度浸水する可能性があるかわかっているが6.4%に対して,ハザードマップを知らない,見たことがないが61%に上っています。これは常総市は配布しているのですよ。ただ,それを関心を持って見る,見ない,こうしたものの行動です。  ハザードマップは,地域の災害リスクを知る有効な手がかりであり,全ての住民に配布されているにもかかわらず,活用されていない実態が浮き彫りになったと,このことはハザードマップを配布するだけではなく,周知,活用させるための取り組み,これがさらに重要になってくるということであります。  こうした2015年の関東,東北の豪雨災害,その教訓,そういったことについても昨年の岡山県倉敷市真備町,こうしたところでも昨年西日本豪雨で大変な被害がありましたけれども,これは調査をかけたときに常総市と同じようなデータ,これは被災地を災害後に回って,ハザードマップの件でヒアリングを山陽新聞社が行ってみたところ,ほぼ常総市と同じような数値が出てきたということです。  避難しようと思わなかったのはどうしてですかという質問には,これまで災害を経験したことがなかったからという回答が33%で一番多かったと,2階に逃げれば大丈夫だと思ったが26%,外のほうが危険だからと思ったが26%,ハザードマップの想定によると屋根部分まで浸水することがハザードマップ上では想定されていたと,ただ自分の家が2階まで浸水するエリアにあったかどうかと,そこまでの確認がなかったので,2階に逃げれば大丈夫というところであったのですけれども,ハザードマップ上では2階までの浸水になるという,こうした想定になっていたということであります。  こうした中で,ハザードマップの内容を理解していた人は24%,見たことはあるが50%,知らなかったが25%,こうしたことで避難所についても知らなかったとの回答が21%を占めたということで,災害が経験したことがないという方,この意識,こうしたものをしっかりどのように実際に避難行動に結びつけていくかというところが大事だというふうに思いました。  次に,台風や大雨などの予想される災害に対し,家族構成や生活環境にあわせて,いつ誰が何をするかを時系列で整理した自身の防災行動,マイ・タイムラインについてお聞きします。  住民主体防災対策を目指し,こうしたマイ・タイムラインの作成などを促す防災セミナーを開催する自治体もふえてきています。千代田区では区内在住,在勤,在学者を対象に,こうしたセミナーで専門有識者を講師に開催をして,講師は近年頻発している豪雨災害の際,住民が避難せずに自宅で被災することが多いと説明し,その上で豪雨が予想される場合には早目に避難する自助の意識を高めるなど,一人一人が災害時に何をするかを事前にシミュレーションすることが大切だと,マイ・タイムライン作成の意義を強調し,その作成を促しています。  そこでお聞きします。  こうしたマイ・タイムラインの作成を促す防災セミナーを狛江市でも開催できないかお伺いいたします。 380: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 381: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) マイ・タイムラインにつきましては,台風の接近時などにとるべき行動を時系列に整理するもので,いざというときに慌てずに避難に向けて行動できるようにするためのものでございます。東京都は平成30年7月豪雨の教訓から,「東京マイ・タイムライン」を作成しております。「東京マイ・タイムライン」は小・中学校経由等で都民へ配布されているほか,安心安全課窓口でも配布しております。こういったツールを活用した防災セミナーの開催につきましては,今後検討してまいりたいと考えております。 382: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 383: ◯ 16番(石川 和広議員) ぜひよろしくお願いをいたします。  次に,自主防災組織に関してお聞きいたします。  先日,名古屋大学減災連携研究センター長の記事を目にしました。大変参考になる興味深い内容でしたが,その中で1点紹介させていただきます。  それは防災対策における自助,共助,公助,この順番ですけれども,この割合は7対2対1が基本であるとのセンター長の考え方でありました。命を守るという視点ではそうなるということを強く感じました。同時に,社会の雰囲気は住民が地域に頼り,地域は市町村に,市町村は都道府県に,都道府県は国にというように,公助に頼る構造ができ上がってしまっていることも否めない中,人それぞれの捉え方も大きく違い,私は中には公助が5で自助が3,共助が2くらいの割合だと考える人も案外多いのではないかと思っています。  センター長は国や都道府県の限界が実は余り知られてないとして,救急車の例を出されて話をされています。  名古屋市に救急車が何台あるかと聞くと,1,000台くらいと答える人が大半だそうであります。実際は40台だそうであります。私もあっと思いました。東京,大阪に次ぐ大都市名古屋,私も聞かれれば,1,000台と言わないまでも数百台というふうに思うのですけれども,40台だそうです。  センター長は国や都道府県はすごく立派で,いつでも私たちを守ってくれると思い込んでいる気がしますと話されています。消防士は1,000人に1人,救急車は3万人に1人といった事実を知ることによって,例えば誰もがすぐに救急車を呼んだら,本当に重篤な人が使えなくなるかもしれないといったように,事実を知ることによって意識も変わると,こうしたことも私は言えるのではないかというふうに思います。  質問を続けますけれども,災害時に避難するか否かはあくまで個人の判断になると思います。ただ,避難するには自分の住む場所がどの災害に弱いのか,どのタイミングでどこに避難しなければならないのかを知らなければ,いざというときに逃げることはできません。避難行動で最も重要なのは,自分の意思決定とそれを支える地域の存在だと思います。  人は日々の生活で接したことのない危険に直面したとき,自分は大丈夫と危険を過小評価してしまう正常化の偏見という心理的傾向があると言われています。災害が起きたとき,リスクを過小評価しないよう,地域で声をかけ合い,助け合うことでリスクを客観的に判断し,避難できる体制をつくる必要があるなど,共助の役割の重要性もさらに増してきております。  そこで共助を担う自主防災組織についてお聞きしてまいります。  自主防災組織の現状と課題についてはどのように捉えているのかお伺いします。 384: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 385: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主防災組織である防災会と避難所運営協議会につきましては,日ごろから地域の防災活動の中心となっていただいております。防災会につきましては,支部ごとに訓練や講習会の実施,市の防災訓練や防災リーダー育成研修への参加などの活動をされております。  避難所運営協議会につきましては,避難所運営の指導的役割を担う団体として日ごろから訓練や検討を重ねていただいており,平成27年以降の総合防災訓練においては,中心的な役割として活躍していただいております。どちらの組織も地域に根づいておりますが,構成員の高齢化,固定化が見られ,新しい人材の確保が課題であると考えております。 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 387: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  課題としては構成員の高齢化,固定化が課題ということでありました。  続けてお聞きしますけれども,自主防災組織の充実強化へはどのような取り組みが行われているのかお伺いいたします。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 389: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主防災組織に対しましては,活動支援としてそれぞれ補助金を交付しております。また,訓練や会議に市職員が参加するなど,日ごろから緊密に連携して地域防災力の向上に取り組んでいます。 390: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 391: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。  市職員が会議に参加するなどして,日ごろから緊密に連携しているという,こうしたものも充実支援強化への取り組みだという位置づけでございました。  続いては,防災士について何点かお聞きします。  防災士はNPO法人日本防災士機構が認証する資格で,資格取得者は防災,減災に関する知識や技術を持ち,防災の担い手として期待がされています。資格取得には所定の講習を受講し,試験に合格することが必要です。2003年度から制度が始まって以来,昨年度は過去最多の2万3,275人が取得をして,ことし7月末時点の累計は17万6,000人を超えました。資格取得への助成制度を設けたりする自治体がふえるなど,防災士の資格取得が広がりつつあります。  ここで質問ですけれども,防災士の協力と活用についてはどのように考えておられるのかお伺いします。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 393: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災士につきましては,社会のさまざまな場で防災力を高める活動をされております。防災会や避難所運営協議会と協力,連携していただければ,効果的な活動が推進できるものと考えております。今後,日本防災士機構に市内の防災士認証登録者名簿の提供を依頼し,総合防災訓練などへの参加をお願いし,御意見をいただくなど,連携してまいりたいと考えております。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 395: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  日本防災士機構に市内の防災士認証取得者の名簿の提供依頼をするということでありました。  防災士機構,これはたしか防災の方に公的機関に御自身のことを出していいかどうか,これはチェック欄が入れてあるはずだと思います。しっかりと名簿をいただいての有効活動,総合防災訓練など,参加をお願いして,御意見をいただきたいというようなそうした接点をつくって,しっかりとそうした取り組みをお願いしたいと思います。  そこで次の質問です。  次に,地域において防災の担い手,支え手になっていただけるよう活躍の場,活用の場などの視点からお聞きしたいのですけれども,市内で防災士の資格を持つ有志の人で構成される団体の立ち上げへ市が尽力することはできないか,お伺いいたします。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 397: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市では狛江市防災会,避難所運営協議会が地域の防災リーダーとして御活躍をいただいているところでございます。防災士の資格をお持ちの方につきましても,こちらに御参加いただくことが地域防災力の向上には効果的であると認識しております。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 399: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  防災士,防災会,避難所運営協議会の方が地域の防災リーダーとして活躍いただいているということでありました。  ただ,先ほどの御質問で課題として挙げられていたのが人の高齢化や固定化,こうした課題も挙げられていました。防災士の取り組み充実では,日ごろから市の職員が会議に参加して緊密な連携をとっていると,こうしたことでもありましたけれども,そこで私はそうした自主防災会と防災士,それをマッチングできるような橋渡し,名簿もいただくわけですから,橋渡ししていかれるようなこうした体制をとっていかれることも可能ではないかなというふうに思います。防災士のネットワーク,こうしたものも利活用して取り組みを進めていただければというふうに思います。  次に,災害時の受援体制及び災害時における協定について伺います。  平成28年第4回定例会一般質問において,受援対象業務について私はお聞きしました。市としては,想定している「重立ったものとして応急危険度判定,住宅等の被害調査,避難所の運営支援,物資の搬送,それから罹災証明書発行業務等を認識している」と,こういう御答弁でした。  お聞きしますけれども,災害対策本部内に受援班,受援担当などを設置し,役割を明確にするなど,受援体制についての計画化は図られているのかお伺いします。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 401: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現状では,受援班,受援担当を設置してはおりませんが,狛江市地域防災計画において,応援職員の受け入れについては総務部が,物資の調達等については市民生活部が担うこととしております。受援計画につきましては,東京都が平成31年3月に策定しました東京都災害時区市町村受援応援態勢ガイドラインに基づき,今後策定する方針でございます。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 403: ◯ 16番(石川 和広議員) よろしくお願いします。  私受援というのは大災害時は一番大切なことだと思います。これは訓練がなかなか日ごろできないというものもありますし,今まで訓練してきて実際避難したそこから先の話にもなりますけれども,この体制は非常に大事なものだと思います。今後は受援計画というのも,狛江市でも策定をしていくということですので,どうぞよろしくお願いをいたします。  次に,災害時における協定についてお伺いをしていきたいと思います。  私ども狛江市議会公明党は,本年1月22日に浮島智子文部科学副大臣(公明党)と竹谷とし子参議院議員の随行で,市内にある女子少年院,愛光女子学園を視察させていただきました。社会復帰に向けた教育の取り組みについてが視察テーマであり,在院者のニーズに応じた支援に取り組まれているなど,お話も聞かせていただきました。学園長や関係者と意見交換やさまざま懇談などもさせていただくことができました。  こうした経緯,関係の中で,私どもは先月,8月22日に松原市長に一つの要望書を提出いたしました。次のものです。  災害時における愛光女子学園との避難所協定の要望。  日本列島は自然災害が相次ぎ,各地で甚大な被害が発生しており,狛江市でも近年,局地的豪雨が頻発しているほか,首都直下地震にも備えなければなりません。災害に対する市民の不安が高まっており,災害から市民を守る対策を迅速に講じる必要があります。  災害時には市立小・中学校など,公共施設が避難所となりますが,有事への万全の体制を整えるためには,現状の避難所数では十分とは言えません。  私ども狛江市議会公明党は,本年1月22日に浮島智子文部科学副大臣と竹谷とし子参議院議員の随行で,愛光女子学園を視察しました。  愛光女子学園の現状を確認した上で,施設の規模(部屋数など)に対し利用者が少なく,空き部屋の有効利用についての検討の余地があり,狛江市の避難所としての活用の希望を持っていました。愛光女子学園を所管する法務省は,当初避難所としての活用については,施設の性質上難しいという考え方が示されていましたが,ここに至りその考え方を緩和する方向性を示されました。  そこで,災害時における避難所として,愛光女子学園と御協議いただき,避難所として災害協定を締結されることを強く要望いたします。  こうしたものが市長に提出されたものです。ぜひお願いいたします。  次に,協定に関する調達に関してであります。  復興庁が東日本大震災の震災関連死の原因について,2012年3月までに死亡した1,263人を調査した結果,避難所などにおける生活の肉体・精神的疲労が3割に上ったとしました。この3・11を契機に避難所の環境改善が進み出し,例えば被災者の健康に配慮して考案された段ボールベッドは,寝起きする際の足腰の負担を軽減し,エコノミークラス症候群を防ぐ効果も期待されることから各地で導入が進みました。  2016年の熊本地震や昨年7月の西日本豪雨,9月の北海道胆振東部地震の被災地でも国のプッシュ型支援や業界団体と自治体との協定に基づき,段ボールベッドの提供もされました。現在,全国段ボール工業組合連合会によると,非常時に団体側と段ボールベッドの供給協定を結ぶ自治体は35道府県,317の市区町村に広がっているとのことであります。安心安全課に確認したところ,狛江市はこの317市区町村に入っており,しっかりと段ボールベッド供給の協定が結ばれているということであります。  質問に入ります。  現在までに災害時における協定は,さまざまな角度からさまざまな方面と結ばれてまいりました。今後の災害時における協定にはどのようなことが視野に入っているのかお伺いをいたします。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 405: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時の応援協定につきましては,同時被災しない遠隔自治体との相互応援協定,さまざまな民間事業者と協定を締結してまいりました。今後は消費期限が短い備蓄品を流通倉庫で対応するなど,効果的な協定締結を検討するとともに,既に協定締結をしている自治体や民間事業者と平常時から連携を強化することが重要であると考えております。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 407: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  消費期限が短い備蓄品,これをいわゆる市内近隣地域にあるこうした流通在庫で対応するなどの協定,こうしたものを視野に入れているということでありました。また,協定を締結している自治体,民間企業と平時からの連携強化,こうしたものも図っていくと,こういったことの取り組みも視野に入れておられるということでありました。  ここまで種々防災・減災への取り組み強化に向けてという視点からお聞きしてまいりました。頻発する自然災害と向き合っていくためには,万全の備えが必要です。そして,意識と行動が重要なキーワードとなっています。ここに焦点を当て,今後のさらなる取り組みを進めてまいりたい。このことを申し上げ,1問目の質問を終わります。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 409: ◯ 16番(石川 和広議員) 2問目,市における公共施設マネジメントについて。  市が所有する公共施設の老朽化問題に対し,安全,安心かつ持続的に公共施設を維持,更新するための取り組みが公共施設マネジメントであると思います。インフラ施設の保全業務の適正化,維持,更新の効率化,公共施設を資産と捉えての運用や活用,施設の統廃合や再配置等,その考え方や手法はさまざまであります。現在,将来を見据えながら厳しい財政事情のもと,効率的に公共施設マネジメントを実施することが求められています。今回は市における公共施設マネジメントの視点を改めて確認させていただくとともに,その手法を含めたマネジメントについてお聞きします。その上で2つの具体的施設,学校施設のプールと市民センター図書館について,公共施設マネジメントの視点からお聞きしてまいります。  まず,初めにお聞きします。  狛江市公共施設整備計画は本年度までとなっております。確認ですが,来年度からの公共施設の整備計画ではどのようなことが盛り込まれていくのかお伺いいたします。  3問目,新たな行財政改革プランについて。  行財政の改革は市政運営の根幹をなすもの,このように私は位置づけています。このことを議会で繰り返し申し述べてもまいりました。さらに行財政改革については,議会質問でも数多く取り上げてもまいりました。現在1つの行財政改革プランが終わりを迎えようとしています。そして,新たな行財政プランが策定されようとしています。今回はこのことについて,新たな行財政改革プランについてと題し,次世代を見据えた新たな行財政改革プランはどのような視点を持って策定されていくのか,またこれまでの策定プランと比較し,どのような特徴を持たせるのかについてお聞きしてまいります。  平成25年3月に策定された狛江市後期基本計画において,重点プロジェクトの1つである行財政改革推進プロジェクトを狛江市第5次行財政改革大綱として位置づけ,これからの市民参加,市民協働の推進と行財政改革の推進に当たっては,常に行政の役割の見直し,確認を行いながら,地域の高齢者を初めとした市民の力を地域の発展や規制運営につなげていくために,環境整備を促していくこととしました。狛江市第5次行財政改革大綱では,基本理念を市民力の活用とし,基本方針を持続可能な自治体に必要な行財政基盤の確立として掲げています。この大綱に基づき,行財政基盤の強化を図りつつ,同時に市民サービスの維持,向上を目指す質の行革への転換を図るため,平成25年7月に狛江市第5次行財政改革推進計画が策定され,現在まで6年間にわたり取り組まれ,7年目に入っています。この計画に基づいた取り組みも今年度をもって終了します。こうした経過を踏まえた上で,まずお聞きします。  新たな行財政改革プランはどのような手順で策定が進められていくのかお伺いします。  再質問は自席より行います。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 411: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2問目,来年度からの公共施設整備計画ではどのようなことが盛り込まれていくのかという御質問でございますが,現行の公共施設整備計画につきましては,今年度で終期を迎えるため,現在次期計画の策定に向けて作業を進めています。次期公共施設整備計画につきましては,老朽化対応等による改修スケジュールなどとあわせまして,公共施設等総合管理計画における個別計画として,計画期間のみならず,その先も見据えた公共施設の維持・管理方針や整備水準などを示していくことを想定しております。  3問目,新たな行財政改革プランはどのような手順で策定が進められていくのかということについて答弁させていただきます。  現行の行財政改革推進計画につきましては,後期基本計画内における狛江市第5次行財政改革大綱を推進するための計画として位置づけており,次期行財政改革推進計画につきましても,現行計画同様の位置づけとする予定であることから,基本計画と連動して策定していく予定でございます。  手順といたしましては,行財政における市の現状や課題を洗い出すとともに,新しい狛江市第4次基本構想の考え方を踏まえ,現在策定している前期基本計画の策定に並行しながら,また他市における取り組み事例等も参考にして骨子を作成し,各部署と調整した上で計画案としてまとめ,庁内組織でございます行財政改革推進本部で審議,決定する予定でございます。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。
    413: ◯ 16番(石川 和広議員) 2問目から再質問させていただきます。  次の公共施設の整備計画は,いわゆる個別計画という形になっていくということでした。そして,新たに整備水準というのも示していくということになるのかと思います。  続けて聞きますけれども,ではこの市における公共施設マネジメントにおいて,マネジメントの視点は幾つかあるかと思いますけれども,中でもどこに最大のポイントを置くのか,今後を見据えたそのお考えをお聞かせください。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 415: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまで狛江市では公共施設整備計画に基づき,施設の利用実態や老朽化,また人口の変化,財政状況等を踏まえながら,公共施設の統合,建てかえ,新設,改修などを行ってきたところであり,その結果,公共施設の統合,建てかえは一定程度落ちついた状況にあると考えております。そのため,今後数年間の公共施設マネジメントにおいては,施設の長寿命化,財政の平準化といった点に主眼を置き,計画的に改修や老朽化対策を行っていくことを想定しています。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 417: ◯ 16番(石川 和広議員) 施設の長寿命化と財政の平準化と,こうしたところに主眼を置いていくということを想定しているということであります。財政の平準化,これは公共施設等総合管理計画,今後の考え方の中の1つにもありますけれども,固定資産台帳を活用して減価償却も考慮しながら財政の平準化を図る判断材料の1つとしていくと,こうしたものでも記載がされておりました。  もう1つは,平準化というのは本当に大事だなというのは,狛江市公共施設等総合管理計画を策定したときに,過去10年間の単年度平均額,建築物だけではなくていわゆる公共施設全般ですけれども,過去10年間は単年度平均大体20億円かけてきたということであります。ところが狛江市公共施設等総合管理計画が平成29年3月に策定されましたけれども,今後の30年間ではとなると,シミュレーションすると単年度平均が30億円になるということなのです。いわゆる10億円上がるということなのですね。これは平準化した場合です。  平均ですから,このでこぼこがちょっとでもずれたときには,本当に財政的に大丈夫かという,こうしたところにもなると思いますし,これから平準化というところは,非常に大事な視点だと思います。こちらの財政的な都合で竹を割ったようには切れませんので,しっかり前もって計画立てて整備の期間,これをどう調整を図っていくのか,財源確保をどう調整していくのか,平準化というのは非常に大事な問題だと思いますので,取り組みをお願いしたいと思います。  そして,きょう私がお聞きしたマネジメントの視点ということなのですけれども,狛江市公共施設等総合管理計画は,現在全国でたしか99.8ぐらいまでいっていると思います。1自治体がまだつくっているかどうかわからないというのがありますけれども,それは意志を持ってですけれども,そうしたことで公共施設の総合管理計画で今後の施設をどうしていくかと,統廃合というところもありますし,再配置,複合化,さまざまな自治体が公共施設というのを重点ポイントという形で捉えて,さまざまなコンサルを入れたりして,実際公共施設の現状,使われ方,投じたコストに応じた使われ方なのか,そうしたことを市民1人当たり,受益者1人当たり,こうした数値でも割り出しながら,マネジメントに使うデータを収集をして,これから先を考えるためには現状のデータを収集する,こうした作業をしております。  そうしたものも私は過去の質問でもしたことがありますけれども,市民アンケートをとった際にどこを一番見ますかと市民にアンケートをとると,1番が稼働率ということです。2番がコスト,3番がサービスの内容,こうした順番になっていくということです。公共施設といっても,全市民が利用できる施設もあれば,小学校や保育園のように対象が定められたこうした公共施設もあります。こうした視点からも,さまざまな施設別にそうしたデータを収集していくという,私はこういう視点が今後のマネジメントには必要だと,こういう視点に立ち,具体的な施設について少しお聞きしてまいりたいと思います。  学校施設のプール,このことについて私自身稼働率というのですか,これがどういう状況なのかということでお聞きしたいのですけれども,年間で見て,実際に小・中学校のプール施設の稼働はどのくらいになるのか,また水泳の授業にどのくらい時間をかけているのかお伺いします。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 419: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各小・中学校のプール施設は,おおむね6月中旬から8月上旬,長いところで9月上旬まで稼働しております。水泳の授業時数につきましては,小・中学校ともに各学年10時間程度実施しております。天候不順が続くなど,水泳の授業が予定どおりに実施できない場合につきましては,各学校の判断によりプールを稼働させる期間を延長することもございますが,他の教科の授業も行わなくてはなりませんので,教育委員会としましては,予定していた授業時数どおりに水泳授業が実施できない場合の時間的な補充のほうは求めておりません。その他,小学校では夏期休業中の水泳教室を実施し,中学校では夏期限定で水泳部の活動を実施している学校もございます。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 421: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  実は公共施設のマネジメントをするために,実地データとかコンサルでやったときに学校プールの施設を対象にすると,データで出てくるのが実際は1カ月とか1カ月半,3週間から5週間,時間も余り使われていないという,こうしたデータが出ていましたので,ちょっと聞いてみました。  確かに1カ月強,場合によっては1カ月ぐらい,そして年間10時間,そして荒天によって中止になった場合は絶対カリキュラムで10時間やらなければいけないというのではなくて,補充ができない場合にはそのままということで,天候が悪い年なんかは10時間できないで7時間や6時間,こうした場合もあり得るのだというふうにも思いました。  こうした視点で立ったときに,小・中学校のプールを共有化するという発想はないのかなということが1つであります。当然屋外ですから夏にやりますけれども,例えば市民プール1つ,これをこれまでのプールの修繕,維持・管理,5年に1回ぐらいだとかそのぐらいで塗装とかプール槽のメンテナンスが必要ですし,10数年単位ではプールの配水管等の修繕も必要になってくると思います。トータルすると1つのプールで相当な額が維持,修繕,管理にはかかっていると思います。これを集約化するという角度をとって,例えば市民プール,こうしたところで授業ができないかと,こうした視点であります。  それで,全天候型にしてあれば市民プール自体も稼働率で言えば,有効活用できているのが1年間の4分の1以下なはずです。それを全天候型の温水プールに1つに集約したときに,小・中学校のこの授業もそこで移動して行うことができないか,市域が狭いわけですから,移動もそう遠くかからないと,こうした形でプールという施設を市民もそうですし,学校教育の現場でもそうですし,多額な費用がかかる維持修繕,こうしたものを集約化できないかと,こういった発想にもなります。  そして,授業自体も委託するという,こうした考え方もあります。学校の先生が教えるのではなくて,外部のところと提携を結んで授業をしていただくと,こうした発想もあるかと思います。  あくまで将来的にということ,そして発想であり,考え方であるということではありますけれども,こうした機能集中による効率的な施設運用,プールですけれども,こうした視点も必要になってくるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 423: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 機能集中による施設運用については,狛江市公共施設等総合管理計画においても,財政状況も厳しい中,将来の建てかえ集中時期にあわせ,そのときの需要に合った用途への変更や複合化等を行えるように検討するとしています。その第一歩として,子ども家庭支援センター,児童発達支援センター,教育支援センターを複合化した(仮称)狛江市子育て・教育支援複合施設を建設しているところでございます。現時点で具体的に機能を集約した施設を整備する予定はございませんが,今後の人口減少,少子・高齢化を見据えたときに,同一機能の集約や機能の複合化による公共施設の維持・管理に係る費用の縮減は必要不可欠であると考えております。  また,こうした効率的な施設の管理,運営といった側面以外にも,異なる施設機能を集約することによる相乗効果といった側面からも,重要な視点と認識をしております。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 425: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  機能の集約という視点から,ちょっとお伺いいたしました。  ただ,実際にこうした取り組みに着手をしている自治体,いわゆる学校プールの機能集約,こうした自治体もあるので,今後の研究テーマとしてそうしたところの調査もかけていただければと思います。  もう1つの視点は,学校のプールを使用しないと,いわゆる学校のプールを使用しないで,民間施設に授業を受託していただくということであります。埼玉県の北本市では,学校における水泳授業を民間スイミングクラブに委託をしました。これまでの学校の指導法に民間スイミングクラブの専門的な指導法を加えることで,より高い安全性の確保と生徒の泳力向上を目指すとともに,学校プールの維持管理経費の削減を図るのが狙いということで,北本市は市内にスイミングクラブがあったので,それを活用しましたけれども,北本市に限らず近接市,近隣地域にスイミングクラブがあるところなんかも,こうしたプールの老朽化が進む中で,北本市はモデル事業としてここに授業を委託してやっているということでもありました。  こうした視点で考えたときに,学校における水泳授業の民間委託,これの試行も将来的にはという視点で考えていくこともあり得ると思いますけれども,いかがでしょうか,お伺いします。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 427: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 水泳の授業は子供たちの泳ぐ力の向上やその練習方法の体得はもちろん,水の危険から自分の身を守る力を培う運動であるという観点も重要でございます。そうしたことから,まず教員が主体となって子供たちの実態に即した指導を行うことが大切であると考えております。一方で,教育活動の充実を図るためには,外部人材などを積極的に活用していくことも求められており,教員と民間の指導者との連携につきましては,実施形態を工夫,開発していくことも考えております。  民間の水泳教室の施設など,水泳指導を実施するための拠点的な施設の活用につきましては,学習指導要領改訂に伴う各学校において取り組まなければならない教育活動が山積している中,拠点的な施設への往復に費やされる時間などにより,活動時間が十分に確保できない可能性がございます。そうした課題なども踏まえ,今後は先行事例なども参考にしながら,研究してまいりたいと考えております。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 429: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございます。  この取り組みは,かなり早い時期から取り組まれている自治体もありますし,今御紹介したように北本市,最近取り組まれた自治体もありますけれども,結構な数あるはずです。先進事例を研究いただければと思います。  次に市民センター,図書館に関してお聞きします。  これまで聞いた学校施設は,一番遠い時期にかかってくるものだというふうに思います。市民センター,図書館は一番近い時期にかかってくるものだと私は思っています。そろそろ答えを出さなくてはいけない時期だと思います。私がそう考える理由は,市長選で問われていた問題だからということであります。  平成28年6月19日に狛江市長選挙が行われました。平井里美さんが市長候補として市民提案書を生かして,市民公民館,中央図書館を拡充しますと選挙公報で訴えておられます。もう一方が現職の市長でありましたけれども,高橋都彦さん,再選を目指した市長候補として出られました。このことについては,市民の会からの提案を踏まえ,市民センター改修へ道筋をつけると,このように選挙公報に載せました。お互いに市長としてこの政策を実現されようとしてこの選挙戦に臨まれ,市の公報で市民に訴えられました。当然,選挙中には街角等でも訴えられたと思います。結果は高橋都彦さんが1万票を集めて市長に再選をされました。  もう1つが平成30年7月22日に執行された狛江市長選挙であります。田中智子さんが市長候補として中央図書館,公民館の増改築をと市民提案書をもとに社会教育施設として抜本拡充,こうしたものを公報に載せられ,訴えられました。一方の松原俊雄さんもお互い新人になります。市長候補として訴えられました。図書館,市民活動支援センターを含めた生涯学習と市民協働の観点からの市民センターのあり方の検討と,こうしたものを掲げ,選挙戦に臨まれました。  今2回紹介されましたけれども,2回とも選挙公報にしっかりと載せられ,市民に訴えられたものであります。結果は平成30年の選挙は松原俊雄さんが1万票を集められ,市長になられました。市長としてそういう政策を実現しよう。こうした形で問われた選挙だったと思います。平井里美さんはその後新たなお立場で,市議会議員のお立場としてこの問題にも取り組まれております。田中智子さんもお立場を戻されて,市議会議員としてこの問題にも取り組まれております。  こうしてこの平成28年,いわゆる3年間の間に市民は2回これは問われていると思います。それが争点になっていたのかとか,そして市民の評価,判断が一定程度下されたのかと,こうしたことについては選挙評価にもかかわってくることなので,コメントは控えさせていただきますけれども,いずれにしても市民の関心度は高い,こうした問題である。また,市長選によって問われていた問題なので,私は結論を出していくときではないかと,このように思います。  そうした意味で,先ほど言っていたマネジメントの視点からも申し上げますけれども,図書館についてです。  新潟市や鎌倉市,日光市,名古屋市,高松市,こうしたところの公立図書館の利用者は地域住民のどのくらいなのかということ,コンサルがしっかりと調査をした結果で,平均すると1割程度であるという結果,そしてそうした意味では9割の方が経費負担をしていると,こういう見方もできるということです。利用者という捉え方は,1人当たりの貸し出し冊数で分析すると随分乖離があると言われています。貸し出し登録というのは,登録率というのは全体の20%,そしてそれをよく分析していくと,年に1回以上の利用はその半分程度と,こうした統計もあります。そうした意味では,利用者の1割は9割の貸し出しを受けていると,こうした実態調査,実地調査というのもやろうと思えばできます。こうした統計的な実地調査をかけてわかってきたことがあるということもあります。貸し出し冊数よりも実入館者数,これもコンサルで調査をすると大体1週間から10日,現地に座って調べると,来られる方,お顔も実際見て,大体実利用者というのが全体的に把握ができる,こうしたことも判断できる,こうしたことで実地調査,実態データ把握,私はこれは非常に大事な1つの視点だとも思います。  質問ですけれども,市民センター,図書館については,こうした実態データの収集と把握,その分析をもって,改修なり改築なりの判断をする際,判断材料の1つとすべきであると思います。データ収集,把握の実態調査を行っていただきたいと思いますが,いかがでしょうか,お伺いいたします。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 431: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり改修するのか,改築するのか,その際どのような機能が必要で,どの程度取り入れるのか,また追加,拡充,縮小,廃止する機能や設備といった点を検討するに当たっては,公民館や図書館が実態としてどのように使用されているかといったことを把握することが必要不可欠であり,こうした客観的なデータをとった上で,必要な規模や機能を整理することができるものと考えております。御意見を参考にしながら,調査の実施に向けて検討を進めていきたいと考えております。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 433: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  私は図書館であれば事業報告書,公民館であれば活動の記録,こうしたものがあります。資料として見させていただいています。決算審査でも出ていると思いますけれども,私はこれはどこまでも事業評価をするためには必要だと思いますけれども,施設自体も含めた増改築とか,そういったときに用いる事業評価用のデータだと思いますし,公民館の稼働率というのも,稼働状況はわかりますけれども,現実実態稼働率と,こうしたものものしっかりと把握していく必要もあるかというふうに思います。そして,このデータをしっかりと開示し,判断の参考にしていただく必要もあるというふうに思います。  最後に,こうしたことを踏まえた上で,市は選択肢を示すと,私は市が示した選択肢を広く市民アンケートという形をとって問うべきだと思います。その結果を市の最終判断における判断材料の1つとすべきと考えるからであります。市民センター,図書館の改修,改築についての市民アンケートは必要だと考えます。いかがでしょうかお伺いいたします。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 435: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターの改修は,市といたしましても財政面や今後の人口減少,人口構造の変化など,将来を見据えて検討しなければならない大きな課題であると同時に,市民の皆様にとっても関心が高い大きな問題であることから,多くの皆様に御納得いただき,喜んでいただけるようなものにする必要があると考えております。そのためにも,先ほどの実態調査による客観的なデータの取りまとめや市民センターを利用していない方も含め,広く市民の皆様に対してアンケートを実施し,その結果を踏まえた上で,市における最終判断をしていきたいと考えております。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 437: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  しっかりと実地調査をしていただいた上で,客観的データを判断材料の1つにしていただく意味でも,しっかりとそういったものも沿えたデータが客観的にわかるようにして,こうした選択肢を示し,市民にアンケートを行っていただければというふうに思います。しっかりとした公共施設マネジメントの視点を持っての取り組みをお願いして2問目の質問を終わります。  3問目に入ります。  これまでの行革計画も次期改革プランも,今年度のように基本計画の中に位置づけてしっかりと策定をしていくということでありました。  そこでお聞きします。  7年間にわたる全計画の総括をどのように次期計画に生かしていくのか,しっかり前計画の総括や検証がし切れないうちに,次期計画がスタートしてしまうのではないかと少し危惧をしています。ここの部分をどのようにカバーしていくのか,お考えをお聞かせください。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 439: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり,次期計画の策定期間は現行計画期間と重複するため,全体の総括を行った上での次期計画の策定とはなりませんが,計画自体は平成29年度版をもって完了し,平成30年度,31年度は進捗管理のみを行っています。また,現行計画に係る70の取り組み事項につきましては,毎年度進捗管理を行い,成果を確認しておりますので,こうしたこれまでの成果を改めて確認するとともに,最終年度である今年度の進捗を確認し,達成度合いも見計らいながら策定することで,今後どのように取り組んでいくか,検討してまいりたいと考えております。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 441: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。  そうした形での取り組み,検討していくということでありました。しっかりと前計画への取り組みが生かし切れるような,幾ら次世代,これからだということであっても,これまでを生かし切れるような,そうした取り組みをお願いをしたいと思います。行財政改革の計画というのは,私はどう課題を捉え,どう力を集中させていくのかも極めて重要だというふうにも思います。  そこでお聞きします。  次世代を見据えた新たな行財政改革プランはどのようなところに優先課題を持ってこられるのか,その方向性の考え方をお教えください。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 443: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点で次期計画の具体的な検討には入っていないところでございますが,AIやRPAなどの最先端技術を取り入れた取り組みや市の財政や市民サービスに大きく影響する公共施設マネジメントを優先課題と捉え,推進していくことが考えられるところでございます。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 445: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  優先課題としては,公共施設のマネジメントであるということでありました。これを優先課題として推進していくことが今のところ考えられるということで,私もそう思います。しっかりとそれで取り組みをお願いしたいと思います。  では,こうした次期行財政改革プランには新たにどのような改革視点が盛り込まれていくのか,その方向性の考え方をお教えください。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 447: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在も狛江市では人口が微増を続けているところでございますが,地方都市同様,いつ減少に転じてもおかしくはない状況でございます。また,既に少子・高齢化の波は押し寄せてきており,今後においては扶助費の増加等による財政負担の増大や市民ニーズのさらなる多様化,複雑化が想定されるところでございます。そのため行財政改革の側面からは経営的な視点から,事務事業や施策の見直しをこれまで以上に推進するのはもちろんのこと,業務の効率化や多様な担い手の確保の観点から,公民連携や自治体連携等のより一層の推進が必要であると考えております。また,現在は持続可能な自治体を目指すには,まちに対する付加価値やブランド力を高めるためのデザイン経営の視点なども求められておりますので,そうした視点も次期計画策定に当たって検討すべきものと考えています。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 449: ◯ 16番(石川 和広議員) 新たな視点ということで,これまでの視点もそうですけれども,デザイン経営の視点という,こうした新たな視点も想定をしておられるということでありました。  私は新たな改革の視点に次の2点を入れてはどうかと考えています。1つは,新たな視点での行政評価,もう1つは共有化と共通化という視点であります。  まず,新たな視点での行政評価についてであります。  これまで行政評価については,議会でも質問させていただきました。これは昨年聞いたことだと思います。行政評価は今後も同じように進めていくのかということを問いました。市は次期基本計画が策定された際は,施策のさらなる推進,実効性確保のため,より効果的な行政評価の手法について改めて検討してまいりたいということでありました。  そして,同じように現在の行政評価,課題は何か,これを問いました。内部評価については,毎年度400から500の事業について評価を行っているけれども,統一的な基準による評価の実施については課題があると認識していて,外部評価については,これは逆に実効性を確保するために,一部の事業を深掘りして評価,提言を実施していると,一方で評価事業数が限定されるという側面があるところに課題があるということで,今後より効果的な行政評価の手法を検討していくということで,こうしたお答えがありました。  私は事業費だけでなく,人件費や減価償却なども含めたフルコスト把握をして事業の目標に対する実績や効果などの費用対効果を見て施策を判断するという視点が必要であるということで,このときもお話をしましたけれども,人件費や共通部門の分配,減価償却の把握等に課題があるということで,このときは研究するという御答弁がありました。そのときたしか福岡県小野城市のフルコスト指標による総合的な行政評価システム,こうしたものを例に挙げて,その取り組みも話をさせていただきました。  また,今現在共通化,共有化ということでは自治体間ベンチマーキングという,こうしたものものございます。これは自治体間によって同じ業務,これをしっかりと法定業務とか介護保険業務とか国民健康保険業務とかですけれども,町田市なんかが何市かと連携をして共通の業務,そして定量でのことを図りながら,お互いに業務改善ができるところを見ていくと,こうした取り組みを時間の関係で説明できませんが,あります。  そして,札幌市と神戸市では全国初となる行財政改革の協定というのを結んだそうです。これは同じ規模の都市同士で行財政改革,こうしたものについて共通する行政事務,業務の見える化について,業務改善に向けた課題を抽出して共有を図る。抽出された課題を解決するため,ICTの活用など,多様な解決法を実践し,結果を共有すると,蓄積された業務改善の実践結果を共有し,相互の行政事務の効率化及び生産効率の向上につなげるということで,これは全国初の行財政改革分野における協定と言われています。  ここでお聞きします。  新たな視点での行政評価,フルコストでの検証,改革推進方策の自治体間共有と共通化など,新たな改革視点を盛り込むことは考えられないかお伺いします。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 451: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) フルコストによる行政評価につきましては,一部の自治体でも導入されており,事業の効率性の確認や施策の精査等が可能になることから,評価結果をより予算等に反映しやすくなるなど,実効性の高い行政評価の1つであると認識しています。また,自治体間による改革推進方策の共有と共通化につきましては,現在八王子市や町田市など,人口や面積等が同程度の自治体同士が1つの事務事業について協働で研究し,効率的な事務執行の手法を確立することを目的として,自治体間ベンチマーキング事業を実施しており,狛江市においても経過を注視しています。次期行財政改革推進計画につきましては,このような先進的な他自治体の取り組みにも着目しながら,策定を進めてまいりたいと考えております。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 453: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  最後に,自治体経営における戦略マネジメントについて伺います。  行政経営ではなく,自治体経営という言葉を使わせていただきました。私は戦略とは絶えず変化する環境を前提に,選択と集中を実現するためのものであり,組織のビジョン,目標の明示と目標間優先順位の明確化と目標実現のための資源割合,資源配分の優先順位の明確化,このことを戦略と捉えています。そして,マネジメントとは政策目的の達成に向けて経営資源を効果的に活用していくプロセスだと捉えています。今後の行財政改革では何をやるかに加え,いかにやるかに重点を置くマネジメント改革が必要だと考えます。  そこで市長にお聞きします。  松原市長は次世代を見据えた新たな行財政改革プランの策定に当たり,自治体経営における戦略マネジメントについて,どのようなお考え,構想をお持ちなのか,お聞かせください。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 455: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今後の社会情勢を見据えまして,さらなる行財政改革は必要不可欠であると考えております。そのためにも,より精密な選択と集中の観点を推進するとともに,効率的かつ効果的でスピード感ある経営を実践すること,また分野を超えた横断的な取り組みによって,経営資源を有効に活用し,経営力を強化することが必要だというふうに考えております。  また,行財政改革の実現のためにはトップダウンとボトムアップの双方からのアプローチが必要であると考えております。市長である私が明確なビジョンを示しまして,改革の実現に向けた環境整備を行うことは前提でございますけれども,実際には改革を行うのは職員でございますので,職員の積極的な姿勢や創意工夫に基づく改革を進めていくというふうに考えております。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時50分 休憩
        午後 3時09分 開議 457: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。18番佐々木貴史議員。     〔18番 佐々木貴史議員登壇〕 458: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 質問通告に従いまして3問質問いたします。  1問目,安全・安心なまちづくりについて。  本年6月25日に犯罪対策閣僚会議において,オレオレ詐欺等対策プランが発表されております。平成30年の特殊詐欺の認知件数は約1万6,500件,被害額は約364億円と高水準で推移しており,依然として深刻な情勢であり,特殊詐欺被害全体に占める高齢者割合は78.1%で,特にオレオレ詐欺では96.9%に上るなど,高齢者の被害防止が喫緊の課題,最近では高齢者から電話で資産状況を聞き出した上で犯行に及ぶ手口の強盗事件の発生が相次ぎ,国民の不安が増大という現状が示されています。  ここ狛江市から,オレオレ詐欺,特殊詐欺の被害が出ないように撲滅していくとの決意で,毎回のように質問をしておりますが,市民の皆様も注意はされているものの,手口が巧妙なだけに被害が出てしまっているのが現状であります。  初めに,狛江市における本年の被害状況と振り込め詐欺という犯罪が認識されてからの狛江市における累計の被害件数と被害総額をお伺いいたします。  2問目,「健康」を考える。  健康について,WHO憲章では「健康とは,病気でないとか,弱っていないということではなく,肉体的にも,精神的にも,そして社会的にも,すべてが満たされた状態にあることをいいます」と日本WHO協会では訳されています。  初めに「通いの場」というタイトルですが,これは高齢者の健康というところに焦点を当てて質問をさせていただきます。  8月14日の公明新聞の「主張」という欄に「通いの場 介護予防の効果に注目したい」との見出しの記事が掲載されました。少々長くなりますが,今回私が質問する意義や内容がわかりやすくまとめられているため,御紹介をいたします。  「要介護状態になるのを防ぎ,健康寿命を延ばすための対策を充実させたい。厚生労働省は7日,高齢者の介護予防推進に向けた有識者検討会に,中間取りまとめ案を示した。最大のポイントは,高齢者が集まって運動や会食,趣味などを楽しむ「通いの場」を中心とした介護予防の取り組みの強化だ。通いの場は厚労省の介護予防を推進する事業の一つで,運営は地域住民が主体的に行い,市町村が組織づくりなどを支援する。2014年度に事業が始まって以来,全国約9万1,000カ所,全自治体の8割以上に広がっている。ここで注目すべきは,通いの場の介護予防効果である。通いの場は公民館など歩いて通える場所に開設され,週1回程度,介護予防に役立つプログラムを実施している。これにより参加者には,「階段の上り下りが楽になった」といった身体面の効果だけでなく,「友人が増えて気持ちが明るくなった」など心理面の効果も表れているという。また,「登下校の見守り隊に参加する高齢者が増えた」など地域活動の担い手づくりに結び付いたり,要支援・要介護認定率の低下や介護保険給付費の抑制につなげている地域もある。ただ,普及に向けた課題は少なくない。一つは参加率である。通いの場の参加者は,65歳以上の高齢者全体の4.9%にとどまっている。この点,中間取りまとめ案で,自治体の介護保険の担当以外の部局が行うスポーツや生涯学習などの取り組みも,通いの場に含めるという方向性を示したことは重要だ。地域によって取り組みに差があることも見過ごせない。中間取りまとめ案が指摘するように,先進事例を広く周知することに一層努める必要がある。厚労省は,年末をめどに検討会での意見を集約し,具体策づくりに入る方針だ。公明党は,先の参院選の重点政策で,「通いの場」を中心とした介護予防対策の推進を掲げている。日本は20年後に高齢者人口がピークを迎えるだけに,通いの場の普及を一段と加速すべきである」という記事であります。  この厚生労働省の介護予防を推進する事業の1つである通いの場について,市の御見解と取り組みの状況についてお伺いいたします。  3問目,狛江の歴史をひもとく。  地方自治体,例えば○○市,何々町,○○村などを知るには,その自治体の沿革や歴史というものをまずは確認をするということではないでしょうか。私も自治体への行政視察などをするときは,まずはその自治体のホームページにて沿革や歴史を確認し,その自治体を知ろうとしております。  そこで狛江市の沿革,歴史について簡潔にお聞かせをください。  再質問は自席より行います。 459: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 460: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の特殊詐欺の被害状況についてお答えいたします。  本年の被害状況につきましては,7月末現在で発生件数24件,被害額は約3,800万円となっております。昨年の同時期と比較しまして増加傾向にございます。また,市で記録の残っております平成19年以降の特殊詐欺累計被害数は234件,被害額は約5億7,400万円となっております。 461: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 462: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 2問目,「健康」を考える。通いの場につきまして御答弁申し上げます。  通いの場につきましては,住民が運営主体となり,週に1回程度定期的に同じ場所で運動や交流を行う場所とされております。継続的な運動や他者との交流は介護予防に大変効果的であること,また市民の介護予防意識の向上に寄与することから,その必要性を認識し,拡充に向けて取り組みを進めています。  市内で週に1回以上の頻度で活動をしている場所の数で御答弁申し上げますと,令和元年8月末時点で25カ所となっております。各種の取り組み等により,年々その数はふえているものの,市の高齢者数や活動場所の位置等を踏まえますと,より多くの高齢者が身近な場所で介護予防活動を行える環境が十分に構築されているとは言えず,さらなる場の拡充の必要性を認識しています。  活動の内容につきまして,一例を申し上げますと,地域センターや特別養護老人ホーム,有料老人ホーム等の場で参加者から徴収する会費や市の補助金をもとに,専門講師に要請して体操やストレッチ,気功,ヨガ等の運動,あるいは健康知識の座学等を参加者同士の交流の中で行っている団体がございます。また,他の例といたしまして,講師を活用することなく,自分たちで歩くコースを決め,週に1回ストレッチとともに多摩川周辺をウオーキングしている団体や神社,河川敷,公園等でラジオ体操を行うものもあり,多様な活動が展開されています。 463: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 464: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 3問目,狛江市の沿革,歴史についてお答えいたします。  現在の市域は江戸時代の和泉村,猪方村,岩戸村,覚東村,小足立村,駒井村の6カ村にほぼ該当し,江戸時代後期の人口は約1,500人程度であったと考えられています。明治22年には町村制の施行により6カ村が合併し,狛江市の前身となる狛江村が誕生いたしました。その後,昭和27年には町制施行され狛江町となり,人口も1万人を突破しております。昭和45年には市制が施行され,人口は約5万7,000人となり,その後市域の宅地開発が進んだことから,人口も増加していき,平成28年には人口8万人を突破したところでございます。 465: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 466: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ありがとうございました。  まず,安全・安心なまちづくり,特殊詐欺撲滅に向けてということで再質問をさせていただきます。  今御答弁にもありました。本年は7月末までで24件,被害額が3,800万円,昨年同期よりも増加傾向にあるということであります。これだけ気をつけましょう,気をつけましょうと言っても,テレビでもそれこそコマーシャルなんかでもそういったことをやっているにもかかわらず,これだけ被害が出てしまっている現状であります。  また,記録のある平成19年からのものでありますけれども,累計が234件,被害額が5億7,400万円ということであります。よく被害件数とか被害額というのは氷山の一角と言われております。本当にこれだけでないものが狛江市民の皆様方から大事なお金が奪い取られているという現状であります。  ひとつ確認なのですけれども,これまでの被害の中でいわゆる固定電話と携帯電話の被害の割合というのはどれほどなものなのか,お聞かせをください。 467: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 468: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) これまでの被害では,ほぼ固定電話にかかってきました詐欺電話による被害となっておりましたが,平成28年以降は年に二,三件程度携帯電話のショートメール等による架空請求被害が発生している状況でございます。 469: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 470: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ほぼ要するに固定電話であるということであります。  特殊詐欺の中には,いわゆる郵送物,はがきが送られてきて,何か遅延していますよとか,裁判所にあなたの債権が送られますよとか,至急弁護士事務所に電話してくださいとかという,いろいろな手口があるのですけれども,基本的には電話のものでいうとほぼ固定電話だということであります。  ということで,究極的な対策,これは簡単に言うと固定電話に出ないということだと思うのですけれども,これをどうやって周知をしていくか,ここについてお伺いをさせていただきたいと思います。 471: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 472: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 特殊詐欺対策といたしまして,電話に出ない環境づくりが重要であるため,対策として有効な自動通話録音機の設置や留守番電話機能を活用するなど,電話に出ないことが特殊詐欺対策として重要であることを安心安全通信や学び講座など,さまざまな機会を捉えて,引き続き周知,啓発していく方針でございます。 473: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 474: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 私も高齢者の方と懇談させていただく機会があるときには,電話は留守電にしておいて出ないでと,用事のある人は声を残しておくのだからと,基本的には留守電に残すので,電話には出ないようにという話はさせていただきますけれども,なかなか難しいところがあります。  そういった中で,自動通話録音機の設置,これは非常に効果があるものだと思います。犯罪をしようとする者というのは,電話をしたときにその応対,この電話は自動で録音されますということを前もって機械がしゃべってくれて,その後電話が実際鳴るというものであります。  この自動通話録音機の設置,ちょっと前に先ほども申し上げましたけれども,アポ電というやつね。もともと電話しておいて,その後にまた犯罪者から電話が来て,それこそ押し込みの強盗みたいな感じでというものが,報道でそういう被害が多いというのをされたときに,狛江市でもその希望者が多くて,1回全部出切ってしまって,その後今回も御用意をいただいているところでありますけれども,まだまだ振り込め詐欺の防止に関しては,自動通話録音機の設置というものが非常に効果的だというふうに思います。  そこで,今度の日曜日,あした,あさっての話になりますけれども,9月8日に開催をされます高齢者福祉大会,ここで実際の被害の件数であるとか被害額であるとか,こういったものをしっかりと示してまずは注意喚起をしていただきたい。それから可能であるならば,エコルマホールのロビー,ホワイエの一角にブースを設けて,宣伝等,またそれから自動通話録音機の予約なり何なりという,そういったものの展開はできないものか,お聞かせをいただきたいと思います。 475: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 476: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 高齢者福祉大会は,開場前から多くの方がいらっしゃるため,今回からロビーを待機場所とすることとなっております。自動通話録音機の予約受付は,スペースの都合上困難な状況でございます。そのため,会場での特殊詐欺啓発のアナウンスに加えまして,ことしの特殊詐欺被害件数,被害額を記載しました自動通話録音機の周知用のチラシを配布させていただきまして,特殊詐欺についての啓発を行うこととさせていただきました。 477: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 478: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 急なお願いをさせていただいたもので,またホワイエ,ロビー自体もそんなには広くないということもありますけれども,ただ75歳以上の高齢者の方が3回に分けて,多くお集まりになる高齢者福祉大会であります。こういったところを逃さずに,しっかりと周知をしていく,注意喚起をしていくというのは非常に大事なことであろうかと思います。  ことしはチラシなどということで,またアナウンスという形で注意徹底をしていただけるということですけれども,またこういった機会,年に1回必ずは高齢者福祉大会が行われると思いますので,そのときには1回700名近く入る入場者があるわけですから,1日で3回やるということは2,000名からの高齢者の方にそういった周知ができる,注意喚起ができるということですので,そこはまたそういった形での取り組みをお願いしたいと思います。  それではFM狛江との協定ということについてであります。  狛江市民活動の生活情報誌「わっこ」,この9月号にFM狛江が14日に開局,周波数は85.7メガヘルツとの記事が掲載をされておりました。  初めにこの株式会社であるFM狛江,そして地方自治体の狛江市との間でどういった連携,協定をすることができるのかについてお聞かせをいただきたいと思います。 479: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 480: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難準備,高齢者等避難開始,避難勧告などの緊急放送,発災後の生活情報など,災害時関連放送や重大な犯罪が発生した場合においては,市からの要請により,通常放送に優先して災害等の情報を放送していただくこと,この放送に要する費用は請求しないことなどについては,協定書に盛り込むこととなっております。  一方,台風の接近,特殊詐欺の注意喚起,見守り放送など,予防周知放送につきましては,放送局みずから市及び関係機関等からの情報を収集し,市民へ情報提供していただくものと認識しております。補助金の交付,協定を締結することを契機に,災害時にスムーズに情報発信が図れるよう,平時より情報交換に努めてまいりたいと考えております。 481: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 482: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) というところであります。  このFM狛江,コミュニティFMであります。その使命というのは,この地域の狛江市の情報を展開していく,そういった使命がありますので,それはFM狛江のほうとして,しっかりとそこは広報こまえの情報であったり,また狛江のイベントの情報であったり,または調布警察署や狛江消防署の防犯,防火等の情報であったりということで,そこは一事業者として,しっかりとコミュニティといったものにそこの情報を流していくといった使命を感じていただいて,放送していただきたいなということであります。あとできることであるならば,今いわゆる防災無線から流れている内容なんかについても,このFMラジオで流していただければなということも思います。  また,さまざまな関係機関の情報,また商工会,また各商店街の情報であるとか,そういったものもしっかりと事業者側から発信していただきたいといったことも,要望していただければなと思います。  このFM狛江というのは,そもそも狛江市が補助金という形で第2回定例会のときに補正予算が組まれたわけでありますけれども,これはそのときの補正予算で出されておりますので,私ども狛江市議会公明党として昨年暮れに署名活動をさせていただきました。それが防災・減災のための「ラジオ放送局」設置に関する要望書というものであります。  「地震・台風・集中豪雨等,全国で大規模な災害が相次ぐ中,非常時の情報伝達手段の多様化・多重化の必要性が強く求められています。  「共有化された正確な情報を迅速に確実に」発信・受信できる方策としてFMラジオの有効性が注目を集めています。試補伝達手段の向上へ向け市としてもFM放送による「臨時災害放送局」の設置ができる体制づくりを求めます」という形で8,500名の市民の皆様方から御署名賜りまして,そしてこれを松原市長にも要望書として提出をさせていただき,そして市長の決断で平成31年度の当初予算に約600万円でこの機材を購入するということ,そしてこの機材の購入により,いざ有事,災害が起こったときには共有化された正確な情報を迅速,確実に発信,また市民の皆様方には受信をしていただけるようにということで,当初予算にも約600万円計上していただきました。  反対した会派もありましたけれども,当初予算がしっかりと可決をして,そしてそういった流れの中でFM狛江,コミュニティ放送としての一事業者としてのコミュニティFMの立ち上げということで,それが相まってきたところで,FM狛江のほうから狛江市に対しても補助という形でという要請があり,それにある意味では応える形で今回のFM狛江というのは成り立っていると私どもは理解していますし,そのとおりだろうと思います。  前回の第2回定例会のときに補正予算というのは,あくまでもこの機材購入の600万円の予算,これの増額予算,増額補正というものであろうと,約840万円ということでありますので,240万円ほど増額補正をされたということであると思っております。  こういったこと,ここに反対をした政党,会派,そのときの予算のときですから,今のメンバーではない議員の中にも反対をした人もいますけれども,当初予算に反対をして,基本的に何を言っても理屈をこねて約290億円といったものの当初予算,これを否決したというところはひとつ確認をさせていただきたいと思います。  それで,FM狛江ということはそういうことでこれから進んで,また協定もしっかりと結んでいただきながら,災害時にはしっかりと市民の皆様方に情報が伝えられるようにお願いをしたいと思います。  それで,1つそこの中で高齢者の方は年代的にもラジオというものを聞かれる方が多い年代層だと思います。もともと災害時の防災,減災のためのラジオ放送局,そのために臨時災害放送局を設置してくださいといいますか,それは私どもの要望でありましたけれども,そういった目的でこしらえたこの予算でもあるし,今回FM狛江との連携がなされていくものだと思いますけれども,ということは,安全,安心といったところにしっかりと意味合いを持っていかないといけないと思います。  そこで高齢者の方はラジオをよく聞かれる。ただ,今お持ちでない方もいらっしゃるというときに,安全,安心の観点から,高齢者,また避難行動要支援者というのかな,そういった方々,その御家族の方にいわゆる危険回避のための情報をいち早くお届けをする,それをいち早く受けとめていただくという捉え方から,高齢者世帯に携帯ラジオを貸与していくというお考え,この辺については考えられないか,御見解をお聞かせいただきたいと思います。 483: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 484: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) パソコンやスマートフォンなどの機器になじみのない年齢層の方々に向けて,災害等の情報を発信していく上で,室内でも聞けるラジオはとても有効な情報伝達手段であると考えております。特に防災行政無線の補完的な役割を担うことができると期待しています。また,市政情報や地域の情報なども独自に放送される予定と伺っております。ラジオの放送が始まり,高齢者などの災害弱者への支援の必要性なども踏まえて,今後関係部署と検討してまいりたいと考えております。 485: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 486: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今,企画財政部長御答弁の中で,特に防災行政無線の補完的な役割を担うことができると期待しておりますというふうに御答弁いただきましたけれども,私は逆にというか,FM情報が主になると思っています。補完をするのではなくて,これが主になっていくと思っております。  危険回避という捉え方からすると,今も入学された小学校新1年生には防犯ブザーを貸与しております。ことしで累計すると8,000台だか9,000台だかという形の防犯ブザーが新1年生に,なぜかといったら,小学生が連れ去り事件などに巻き込まれないように,児童が自分の身を守るため,また小さなお子さんの安全を守るためにということで,防犯ブザーが貸与されているものだと思います。そういった考えと同じような考えで,しっかりと情報をお伝えするといったところには,高齢者等の皆様方に安全,安心の観点から,この携帯ラジオの貸与というものを強く要望させていただきますので,よろしくお願いしたいと思います。  そして,この安全,安心ということに関連をしてもう1つだけお聞かせをいただきたいのが子ども見守りサービス,これがGPSを使って子供たちを見守りしていく,今年度試行実施ということでスタートする子ども見守りサービスでありますが,今の現状についてどのような進捗状況か,お聞かせをいただきたいと思います。 487: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 488: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 子ども見守りサービスにつきましては,緑野小学校の1年生を対象として実施をしております。7月5日の保護者会で事業説明を行い,7月31日まで申し込みを受付したところでございます。9月2日に申し込みのありました46名の方にGPS端末を貸与し,また申し込みでない方に対しましても,追加で受け付ける旨のお知らせを配布したところでございます。 489: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 490: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ありがとうございます。  この夏休みに募集をかけてという形で,今46名の緑野小の1年生を対象にして,これが46名の方が希望されて,もちろん運用されたばかりでありますので,これについてはまたその後の運用の仕方について確認をさせていただきたいと思いますけれども,このGPSの子ども見守りサービスといったものについても,私ども公明党から防犯における見守り強化に関する要望書という形で,先ほどのラジオと同じようにこれも7,500名以上の方から御署名をいただいて,それも市長に要望書としてお渡しをして,これを当初予算にのせていただいて,可決して進められているものであります。多くの市民の皆様方の要するに声といったものが今本当に着々と実現してきているということを実感として感じさせていただいております。特に安全,安心なまちづくりといったものについては,これからもさまざまな形での取り組みをよろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。  広報こまえに「9月は東京都の自殺対策強化月間です」と掲載をされており,9月30日にはゲートキーパー,この研修も実施をされます。自殺対策基本法第13条第2項において,「市町村は,自殺総合対策大綱及び都道府県自殺対策計画並びに地域の実情を勘案して,当該市町村の区域内における自殺対策についての計画を定めるものとする」とございます。この自殺対策計画の策定が進められているさなかではあろうかと思いますけれども,国,そして東京都,狛江市の自殺者の特徴などについて,違いというものがあるのか,その辺をまず確認をさせてください。 491: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 492: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 自殺対策計画を策定するに当たり,国,東京都,狛江市の自殺者の特徴を地域自殺実態プロファイルが自殺総合対策推進センターより情報提供されております。平成29年は高齢者,生活困窮者,勤務・経営の3つの重点施策が国,東京都,狛江市ともに地域自殺特徴の上位区分として示されておりました。平成30年は狛江市のみ子ども・若者が追加されている状況でございます。 493: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 494: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今の御答弁の中で,平成30年度は狛江市だけ,子ども・若者の区分の割合が多いという結果であったということでありますけれども,この計画の策定を進めていく中で,施策としてどのようにこの辺を盛り込んでいかれるのか,お聞かせをいただきたいと思います。 495: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 496: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在計画策定中のため,今現在詳しくは申し上げられませんが,東京都計画の中で,学校における取り組みや電話やSNSを活用した自殺相談が掲載されておりますので,市でも東京都と連携しながら事業を進めてまいりたいと考えております。  ただ,狛江市の自殺者は人数が少ないため,推奨される重点項目が変わることが想定されるため,子ども・若者,勤務・経営,無職者,失業者,生活困窮者,高齢者の全てを対象として計画を策定してまいりたいと考えております。 497: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 498: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) さきにもちょっとこの一般質問の中で,自殺対策ということをやらせていただきましたけれども,残念ながら狛江市民の方で年間約10名ほど,みずから命を絶たれてしまうという方がいらっしゃると。確かに,こういった中では今御答弁にもありましたけれども,狛江市の自殺者は人数が少ないためと,いわゆる重点項目としては全てを対象に考えているということでありますが,計画の策定に向けてどのような考えでこれを進めていかれるのか,その辺についてお聞かせをいただきたいと思います。 499: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 500: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 自殺対策は,個人においても地域においても,生きることの阻害要因を減らす取り組みに加え,生きることの促進要因をふやす取り組みを行い,双方の取り組みを通じて自殺リスクを低下させる必要があると考えております。自殺を考えている人のサインに気づき,声をかけ,受けとめ,寄り添い,必要があれば相手に応じた相談機関や専門家につなぐことができるよう広報活動,教育活動等に取り組む必要がございますので,積極的に普及啓発をすることが重要でございます。  自殺対策を通して,誰も自殺に追い込まれることのない社会を実現するためには,狛江市だけでなく,医療機関等の関係機関やNPO法人等の民間団体,企業,そして市民と連携,協働し,自殺対策を総合的に推進することが必要だと考えております。自殺対策の目指す命支える施策について,狛江市の皆様とできる取り組みを進めてまいりたいと考えています。 501: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 502: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 周りが注意深く見ていくというか,そのサインに自殺と思い込んでいらっしゃる方の周りの人が気づいていくということもすごく大事なことでありますけれども,その反面というか,お子さんがみずから命を絶たれるといったときに,家族にもわからないようにしていたというのも現実報道されているところであります。
     そういったところの特にこれは教育というところになろうかと思うのですけれども,要するに困ったとき,悩んだときにSOSというか,相談するところをちゃんと持っている。相談できるようにというか,SOSといったものを出せるといったものの今教育方針ということでありますので,狛江市の児童・生徒からその辺のところはしっかりとまた教育という形で進めていっていただきたい,このことを要望して1問目は終わります。  2問目の「健康」を考えるであります。  先ほど冒頭で全国では9万1,000カ所という形で自分でも記事を紹介しましたけれども,はて,狛江市でどれぐらいあるのだろうと現実思っておりましたので,25カ所というので,しっかりと取り組まれているのだなというのは確認させていただきました。  その中で,今は人生100年と言われる時代,健康に過ごしていただくためには健康維持や増進の取り組みはもちろんのこと,介護予防といった観点からも,積極的にこういった取り組みを進めていくべきであると考えております。市内には元気な高齢者の皆様が多数登録をされている狛江市シルバー人材センター,こういったものがございます。また,狛江市市民活動支援センターこまえくぼ1234といった,こういった活動の場もあります。こういったところもどんどん活用して,そしてほかにも活用できるような場所など,まだまだあるのではないかなというふうに感じてはおりますけれども,このあたりについて御見解をお聞かせいただきたいと思います。 503: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 504: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 通いの場の拡充に当たっては,介護予防に関する自助や互助の意識の高まりが十分でなく,自発的な活動が生じづらいこと,また市や地域包括支援センター等が自主活動の立ち上げにかかわる場合は,市民の自主的,主体的な活動意識を引き出すことが困難であり,特にリーダーや庶務,窓口機能等を担う人がなかなか確保できないことが課題であると認識しています。加えて天候や気温によらず,安定的に活動できるための場所の確保についてもクリアすべき要素と捉えており,場所の開拓を進めています。 505: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 506: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 人材といった面,また場所といった環境の面,さまざま課題があるということでありましたけれども,例えばですけれども,公民館などで自主的に活動されていらっしゃるこういった団体の方も多くいらっしゃいます。こういった団体,そこで活動される皆様方にも,こういったところをうまく取り込んでいくということができれば,この通いの場という取り組みは大きなうねりといったものを生み出していくことができるのではないかなというふうに考えます。  余り制度として四角四面というのかな,捉えるのではなくて,日常生活の延長線で趣味,娯楽といったところにそこにこういった施策が乗っかってくるということも,理想の形ということが言えるのではないかとも思います。  ですから,現在あるものは積極的に活用しながら,そして今はないけれども,必要であるというものについては,これに応じてつくり上げていく。また,行政だけで取り組むのではなく,市民と一緒になって,いわゆる市民協働として取り組んでいくといったことが非常に大切なことだと思いますが,ここについての御見解をお聞かせをいただきたいと思います。 507: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 508: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 答弁申し上げた課題を踏まえまして,通いの場を含めた住民主体の活動の広がりを広く市民に周知することによる自助と互助意識の醸成や団体間同士のネットワークや参加者が信頼を置く講師との連携強化等による自主的,主体的な活動意識の向上等を図りながら,場の拡充を推進してまいりたいと考えております。  また,御提案をいただきました既存団体の有効活用といった取り組みを含めまして,活動場所の確保につきましても,公的施設だけでなく,多様な場の活用を視野に入れながら働きかけを続けてまいります。 509: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 510: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) さまざまな課題があるという御答弁もいただきましたけれども,健康維持や増進,そして介護予防といったものをひっくるめて,いわゆる健康寿命,これを延ばしていく,こういった取り組みは本当に重要でありますし,今後ますますその重要度が上がっていくということは間違いのないことであろうかと思います。  ここで何点か意見というか,させていただきたいのですけれども,この通いの場に多分運動教室というようなものも入っているのではないかなと思うのですけれども,運動教室の健康増進遊具というのがあるのね。皆さん必ず見たことはあると思います。運動教室にあるものね。それはどこにあるかというと,西河原公園の中にある。そして,谷戸橋南広場,かわせみの野川挟んで斜め前,それと岩戸南公園,要するに喜多見中学の隣というか,あと1個狛江団地の中の公園にある。団地は別としても,あとの3カ所は端っこなわけですよね。  ここにある器具というのはみんな一緒というか,色も茶色でというか,平均台みたいのがあったり,ちょっとぶら下がるものがあったりとか,本当に同じものが4カ所あるのですけれども,器具はあれだけではなくてもいいのではないかなと,ほかにも健康器具はあるので,健康器具というか,遊具っぽい公園に置けるようなものというのはあろうかと思いますので,これをこぢんまりした公園でもどこかもうちょっと中心地というか,端っこばかりではなくてというところに置いていくということが集まりやすい通いの場というものにもつながるのではないかなと思いましたので,そこは意見として申し述べておきます。  それと今回通いの場ということを取り上げようと思ったときに,実は医師会の先生とちょっと話をする機会がありまして,この先生がシルバー人材センターを大絶賛,あそこはすごいといって,みんな高齢者が生き生きしていると,私もこの質問をさせていただくのに,シルバー人材センターにお邪魔をさせていただいて,事務局長からさまざまなお話も聞かせていただきました。  今,狛江市シルバー人材センターはすごく注目をされております。会員の伸び率がすごい,ほかのところは比べものにもならない。平成30年度でいうと,狛江市の会員数の伸び率が11.52%,2位が多摩市の6.41%,東京都の市区町村全部載っている中で,半分以下はマイナス,要するに伸び率がマイナスということは減っているということ,その中で狛江市シルバー人材センターだけは11.52%伸びている。これは30年度,ことしも今現在662名にふえた。  なぜふえるのか,楽しいからだと思います。そこに来るシルバーの方が元気に活動されていらっしゃる。すごく特徴的なことを事務局長からもお話しいただきましたけれども,大体シルバー人材センターというのは男性が多いのです。そこに女性の会員がふえているというのが狛江市の特徴でもあると,それは御夫婦で旦那さんがシルバー人材センターに入っていると生き生きとされている。それにつられてというか,私もといって奥さんも会員になられる方が多いというお話も聞かせていただきました。  シルバー人材センターですから,仕事をするということはあるのですけれども,ただ仕事をしてお金が欲しいだけならば,そういう方はハローワークへどうぞと,ここで生きがいを持って人の役に立ちたいということで,そしてなおかつ楽しんでいただける。地域社会に貢献をしていく。こういった形で進めていることがすごく会員増加になっているのだと思いますと言われていました。実際にシルバー人材センターの会員で働いている方の中でも認知症の方はいらっしゃいますと,だけどちゃんと仕事もされていますというお話もいただきました。  今回「シルバー人材センター」という全国誌,この中にも狛江市のシルバーが紹介をされているページもございます。また,事務局長は去年は埼玉に会員増加のどういう取り組みをされているのかというので,講演してもらいたいといって行かれているそうです。ことしは栃木のほうに行って講演をさせていただくんですなんて言われていましたけれども,そこでまず事務局長が生き生きとして話をされているといったものを感じました。私もちょっと存じ上げなかったのですけれども,シルバー人材センターがあって,そこには個々の会員たちとのつながりだけだと私も勘違いしていたのですけれども,実は組織がちゃんとありまして,第1地区から第5地区まであって,シルバー人材センターは仕事をしてお金を得るというだけではなくて,その地域,地区の奉仕活動,ボランティア活動としてお掃除をしたりだとかをされている。そこにはみずから楽しく行けている。だから,皆さん笑顔で会員も増加しているのですという話をいただきました。シルバー人材センターというところから1つ例を出させていただきました。  ことしのいかだレースのときだって,シルバーのすごい大応援団,100人からのメンバーが集まって,一大勢力ですよね。その中には福祉保健部長もクイーンの一員になられて,生き生きといかだを漕いでいらっしゃいましたということを聞きましたけれども,本当に皆さんそうやって楽しく活動されている。これが1つの通いの場といったところのヒントになるのではないかなというのはすごく感じたので,このことだけは改めて御紹介という形ですけれども,させていただきたい。  ただ,1点課題は何でしょうといったら,会員がふえてきていらっしゃるので,職員も対応していかなくてはいけないという部分に関しては,場所が手狭になってきていると。私もそれこそ南部地域センターのちょっと近くのところの多摩川沿いですから,もう少し中のほうに中心地のほうに構えられると,もっともっとここの通いの場ではないですけれども,狛江市シルバー人材センターという組織がさまざまな機能をこれからも拡大していけるのではないかなということは,感想として述べさせていただきます。  次にいきます。「健康の路」ということであります。  これは高齢者というよりも全世代含めてですけれども,健康な方,共通点としてはよく動いているということだと思います。よく動くということは歩くということだと思います。お散歩だったり散策だったりという意味の歩くというのも含まれると思いますけれども,いわゆるウオーキングというのかな,体のために歩くといった意味合いで,そのルートを「健康の路」というふうに題して質問を展開していきたいと思っています。  狛江市には観光としてのけさも朝一番で山田議員からありましたけれども,狛江街歩き,歴史コース,癒しコース,狛江のまち魅力百選の中でも1日コースだとか半日コース,街歩き,こういったものはあるのですけれども,先ほど申し上げましたようにウオーキングといったものを意識をしたコースというのはあるのでしょうか,お聞かせをください。 511: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 512: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江街歩きコース紹介の中で,歩行距離や所要時間,消費カロリーなどを掲載し,運動効果の目安をお示ししておりますが,歩行距離ウオーキングに特化したコースは設定していない状況でございます。 513: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 514: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 私は歩いているコースが世田谷通りの端を登戸のほうに渡ると,登戸のほうから多摩川沿いをずっと行って,二子玉川まで行く。二子玉川の端を渡って,今度こっちの土手をずっと戻ってくるというのとか,それも2時間ちょっとで1周,あと狛江1周というのを時々やっています。北と南は狛江市境というのは非常に簡単なのですよね。多摩川がある。野川がある。調布市境というのは,これはまた際がわかりやすいのです。多摩川住宅でまっすぐの道でボンと調布市,狛江市で分かれているし,そこからちょっと慈恵第三病院のところに行っても,その上は都営狛江団地と慈恵第三病院の間の通りをボンと登っていけば,野川にくっついてというので,多摩川,多摩川住宅から都営狛江団地に抜けて野川,野川のほうからこっち来るというのはいいのだけれども,喜多見の駅のほうから駒井町の多摩川のほうに来るのが住宅街を通っている。それをうまく丸くできればいいのなというので,環状ルートという表現をさせていただいたのですけれども,狛江1周をしても大体約10キロで2時間程度であります。  ちょっと話の観点がずれるかもしれないですけれども,今から質問する2つについては,安全・安心なまちづくりというほうで質問しようかと思ったのですけれども,今回「健康の路」というウオーキングということで,日ごろ私が歩いているところについて確認したいと思って,簡単にいうと多摩川の土手の舗装の整備ということなのです。皆さんあそこの市章って見てもらいたいのですけれども,狛江の「こ」という市章,後ほど触れますけれども,あの市章というのは頭文字を取った狛江の「こ」,真ん中にあそこでいうところの白くなっているところが多摩川を模しているというのだけれども,先ほど石川議員も言っていましたが,私からするとあの市章の「こ」が青いから,上が野川で下が多摩川に見えてしようがないのだよね。  野川と多摩川に挟まれている狛江市だから,両方の川に挟まれているから,この安全対策がなってないと,狛江市というのは本当に災害に遭いやすいということもあるので,そういった意味合いから,まず多摩川の土手の舗装の整備,今後の予定についてお聞かせをいただきたいと思います。 515: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 516: ◯ 環境部長(清水 明君) 国が平成27年度に作成した水防災意識社会再構築ビジョンによると,洪水を安全に流すためのハード対策に加え,氾濫が発生した場合にも被害を軽減する危機管理型対策を令和2年度をめどに実施することとしており,この整備の実現に向けて国と協議を進めているところでございます。 517: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 518: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 意識防災ということで国が指定をしてというか,やっていただくところなのですけれども,本当に甚大な災害が他の地域であるというときには,そこに国のほうも国土交通省も全力でそこの復旧に当たるということで,狛江市の土手の整備というのがそういったところでちょっと立ちおくれてしまう部分はあろうかとも思うのですけれども,しっかりと協議を進めていただいて,道を舗装するということは,歩きやすいというだけではないですから,多摩川の土手のてっぺん,天端を舗装することによって,洪水や越水といったときに,天端が舗装されているといったことによって少しでも時間を稼げるということでありますので,地域の市民の皆様方の命を守るといったものにつながりますから,よろしくお願いします。  それと,もう1点野川なのですけれども,先ほども言いましたけれども,私は二子玉川のほうから戻ってくるときに,野川が多摩川に入ってくるところを見るのですけれども,あそこが今すごい整備というか,川底があって,川の中ののり面と言ったら変だけれども,ここの部分ががっちり整備されてというのを見たのですね。これがこのまま狛江のほうまで来るのかなという思いをしたものでというのと,野川も数年前大雨のときに越水をしているということもあります。この野川の整備についてお聞かせをいただきたいと思います。 519: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 520: ◯ 環境部長(清水 明君) 東京都では,野川流域河川整備計画に基づきまして,野川の河床掘削を下流から進めており,世田谷区域の河床掘削が進んだことにより,今年度11月ごろから狛江市,調布市管内の河床掘削を行う予定との連絡を受けております。  この工事は,洪水に対して能力が不足している箇所の河床掘削を行うとともに,洗掘が進行している区間については,洗掘防止対策を行う治水対策と瀬切れ,これは平常時において河川の水量がなくなる減少でございますけれども,この瀬切れの発生により,動植物の生息,生育,繁殖環境に影響がある区間については,瀬切れ対策を施すことに加えまして,高水敷を散策路として利用できるように,水際におりられる階段を増設する環境対策の目的がありまして,谷戸橋下流から野川橋までの約2キロメートルを7工区に分けまして,7年かけて行う予定であると聞いております。  なお,工事期間中は車両による資材の搬入や作業等の影響から,高水敷での散策ができなくなったり,野川サイクリングロードの通行が一部制限される予定と聞いております。 521: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 522: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ありがとうございます。  今の野川の御説明で,最初私は野川が多摩川に入ってくるところは,それこそ川の内側ののり面というか,ここをがっちりブロックみたいのでやっているというふうには表現はしたのですけれども,谷戸橋下流から狛江市流域については,簡単に言うと川底の泥というか,土砂というか,上から流れてきたものを取って,流域断面でいうところの面積を大きくして越水など,そういったものがなくなるようにということだと思います。その整備のために,側道というか,サイクリングコースだとかというのは,ちょっと不便になるかもしれないけれども,でもこれも野川の安全対策,狛江市民の皆様方の命を守るといったところにつながる整備でありますので,よろしくお願いします。  「健康の路」に戻りますけれども,私も例えばですけれども,多摩川のグラウンドから小田急の線路の下をくぐっていくと,小田急のブルー多摩川という体育施設というか,あります。そこを通っていくと,今度は松林とか西河原公園があったり,その後は多摩川住宅に行けば根川の道を通っていくといった中で,「健康の路」といったものを多摩川の土手のグラウンドからいわゆる都市公園だとかで,今多摩川住宅に行くと,多摩川住宅の中では西和泉グランド,これが暫定利用という形でされております。  私はグラウンドとグラウンドみたいな,公園とかグラウンドとかというのを結びつけて,いわゆる「健康の路」といったものの命名をというようなのを思っていたのですけれども,これは参考までになのですけれども,西和泉グラウンドは現在暫定使用という状況だと思います。旧四小の敷地全部ではなくて,現在の西和泉グラウンド,いわゆる校庭部分ですよね。ここを仮にスポーツグラウンドみたいな形で整備をするといったことについて,制度的に支障になるようなことがあるのか,お聞かせをいただきたいと思います。 523: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 524: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 旧四小の敷地については,平成29年に一団地の住宅施設の指定を廃止し,地区計画を策定し,公共公益地区としました。都市計画上の制限としては,屋外のスポーツグラウンドの整備を制限するものとはなっておりません。  なお,グラウンドに附属した管理棟や倉庫等の建物を建築することについては制限がされています。 525: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 526: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 何か建てるといったときには,制限されるといったことで御答弁ありましたけれども,これがまた都市計画変更というものをしていけば可能になるものではないかなとは思います。今後の多摩川住宅の建てかえの進捗といったものの中で,市の考えをまとめて,また建てかえの中の多摩川住宅の皆様方の御意見もいただきながら,まとめていかれることだろうなとは思っております。  この最終的な「健康の路」ということでありますけれども,先ほども申し上げましたけれども,グラウンドや都市公園をつなぐようなルート,これを「健康の路」というような形で位置づけをして,市民の皆様方の健康維持,そして健康促進,また健康寿命の延伸,こういったものにつなげていければなと思い提案をさせていただきますが,御見解をお伺いいたします。 527: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 528: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 健康づくりに理想的な1日当たりの歩数は8,000歩以上とされておりますが,ウオーキングを始めるきっかけにするには,目標として厳しいとも考えられます。狛江市は北に野川,南に多摩川があり,多くの自然を感じることができ,万葉歌碑や兜塚古墳などの史跡があり,魅力的な場所も多く残されております。距離別の案を提案し,歩くだけではなく,狛江市の名所旧跡を巡る楽しみを盛り込んだりするなど,健康をテーマにしたウオーキングコースの検討を進めてまいりたいと考えております。 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 530: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) よろしくお願いをいたします。  それでは次に最後の質問,狛江の歴史をひもとくということであります。  まず,市のあらましということの中で,沿革というか,歴史については御答弁いただきました。  1つ狛江市民憲章なのですけれども,今あるものは昭和50年10月1日に制定されたものです。  ちょっと項目だけ,「1.互いに信じ,助けあい,連帯のあるまちをつくります。2.自然を大切にし,公害のないまちをつくります。3.社会のきまりを守り,秩序あるまちをつくります。4.健康で働くことに喜びをもち,活力あるまちをつくります。5.教養を高め,文化が芽ばえ育つまちをつくります」,これが昭和50年10月1日制定されたものであります。  これは改めて読ませていただきますと,非常に良識のある,ごもっともだと受けとめられる内容であります。新たな憲章,これの制定に向け委員会が進められておりますけれども,これまでの先ほど読み上げました市民憲章5項目,これを引き継ぎ,これらを包含した上での新たな市民憲章であるというような捉え方でよろしいのか,策定に向けての考え方についてお聞かせをください。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 532: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新しい市民憲章の内容につきましては,平成31年3月15日から4月15日までパブリックコメントを実施し,検討委員会での検討を経て,市として最終的な内容を決定したところでございます。制定は市制施行50周年である令和2年10月1日を予定しており,これに合わせて公表してまいりたいと考えております。また,内容につきましては,御質問いただきましたとおり,新しい市民憲章においても,現在の市民憲章の考え方を包含しているものと考えております。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 534: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ありがとうございます。  そして,市のあらましの中の市章,さっき言った「こ」というものね。それから市の木,市の花というのが掲載されております。狛江市の木はイチョウ,狛江市の花はツツジ,これがともに昭和48年に制定されております。この制定された理由がわかりましたらお聞かせいただきたいと思います。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 536: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市の木及び市の花については,昭和48年4月1日にそれぞれイチョウとツツジに制定されております。これらは昭和47年度に3回開催されました市の木・市の花選定委員会での議論を踏まえ,市の木であるイチョウについては,狛江市内に古くから植えられており,市民に親しまれていることや気候風土に適していること,木の姿が均整がとれていて力強い感じであり,葉も青葉,木葉等,美しいことなどを理由として選ばれております。また,市の花であるツツジについては,普及していることや気候風土に適していること,花が美しく,種類により色,大きさの変化が楽しめることなどを理由として選ばれております。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 538: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 昭和48年当時のことだったのですけれども,ひっくり返して調べていただいてありがとうございました。  ということで,市の木がイチョウ,市の花がツツジと制定されている。市章について,このマークは市のシンボルマークでもあります。この市章というのは,一目見て本当に狛江市とわかる,市民の皆様,また市外の方にも特に行政関係者にはわかりやすいマークだと思っております。  ただ,ホームページ上で市章の「こ」というものの説明文を読みますと,「狛江の頭文字である「こ」の字を図案化したものです。中央の白い部分の流線は多摩川の流れを,図案全体として新都市発展途上にある狛江市を表しています」,昭和45年10月1日制定とあるのです。  昭和45年当時のままの文章が載っかっているもので,「新都市発展途上にある狛江市を表しています」というのは,何となく今読むといささか腑に落ちないというか,ちょっと首をかしげてしまうというようなところがあろうかとも思うのですね。当時の説明は当時の説明としても,現在は云々というような説明があったほうがよいのではないかなと思うのですけれども,その辺についてはそうではないと,これでいくのだというのか,その辺についてお考えをいただきたいと思います。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 540: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市章は昭和45年10月1日に制定されており,当時新都市発展途上にあった狛江市にふさわしいデザインとして選ばれておりますが,制定から約49年経過しており,その間狛江市も発展を遂げてきていることから,現状を踏まえた内容も説明文に追記できないか,検討していきたいと思っております。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 542: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) よろしくお願いいたします。  それでは,「今はむかし」というところにいきます。これが本題であります。  広報こまえ,これは令和元年9月1日号,これで1,277号となりました。現在は毎月1日と15日と月2回の発行となっており,広報こまえは行政情報,これを市民の皆様にお知らせするための代表的な刊行物だと思っておりますけれども,第1号の発刊の時期,発刊された目的,そして広報こまえの役割,評価などについてどのように考えられているか,御見解をお伺いいたしたいと思います。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 544: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 広報こまえについては,昭和27年4月25日に狛江村広報として第1号が発刊されており,住民の方へ行政情報を発信し,民主的自治の実現を目指すことを目的に発刊されております。  御質問にございますとおり,広報こまえは令和元年9月1日号で第1,277号となりましたが,現在においても市民の方々へ行政情報を提供する重要な役割を担っており,新聞折り込みや公共施設等への配布などを通じて,広く市民の皆様へ行政情報を提供できているものと考えております。 545: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 546: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 全くそのとおりのものだと思います。  広報こまえには「今はむかし」というコラムがあります。先日の4月15日号,1,268号には「「今はむかし」祝300回!~狛江の平成を振り返る~」ということでの記事が一面,通常は中にこれくらいの大きさで「今はむかし」というのがコラムで紹介されておりますけれども,これは祝300回,狛江の平成を振り返るということで記事が出ております。この回は特集という形で組まれたわけでありますけれども,この「今はむかし」,この掲載が始められた経緯,また内容等,そして御執筆いただいている先生方についてもお伺いをいたします。 547: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 548: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「今はむかし」は平成5年11月に狛江市文化財専門委員である井上孝先生へ執筆を御依頼し,同年12月1日発行の広報こまえに第1回が掲載されております。以後おおむね毎月1回ずつ広報こまえに掲載されており,市史には掲載されないような市民の方々の日常生活の歴史をつむぐ内容となっております。第1回から現在に至るまで井上先生に執筆をいただいており,また平成6年8月から平成22年12月までは,同じく狛江市文化財専門委員である中島惠子先生にも執筆をいただいておりました。 549: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 550: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ということであります。  平成5年から今26年にわたって御執筆をいただいているということであります。  これに「今はむかし」ということでちょっと問い合わせをしたところ,実は広報こまえの1,000回号を発刊したときの記念として,「今はむかし」というもののそれまでの抜粋が150編おさめられているのがこれですけれども,これが発刊されたのが平成20年でした。  これは改めてちょっと御紹介させていただきたいのですけれども,例えばですけれども,皆さん小田急線の駅は今は和泉多摩川駅と狛江駅と喜多見駅,一部狛江市域というのがありますけれども,初めて私も知ったのですけれども,大正14年11月に工事開始と,工事は一気に進んだのだけれども,せっかくの鉄道も村内には和泉多摩川駅しか設置される予定がなかったということなのですね。  それで何とそれでは将来村民の不便,不利は避けられないという判断から,駅用地の寄附を申し出て,募金を募って,それで狛江駅ができた。小田急線というのは昭和2年の4月1日に通るんだけれども,昭和2年4月1日に和泉多摩川駅として開通するのだけれども,その後狛江にもようやく電車がとまるようになった。当初は和泉多摩川駅しか予定がされてなかったということもこれで知ることができました。  また,今私の母校でもありますけれども,狛江第三中学校,あそこは昔日本水道株式会社というのがあって,今の正門の門柱とイチョウ並木は当時の日本水道株式会社のままであるとか,実は狛江市というのは三多摩,北多摩,西多摩,南多摩,これはもともとは神奈川だったとか,それも狛江市に実は宿河原という地名もあったのだけれども,昭和57年の町名変更でついに残すことができなかったと,これが駒井町に入るといったことであるとか。  これを読んでいて本当に笑ってしまったというか,昭和27年10月19日,狛江中学の体育祭,ここでこの記事,来賓,PTA,教員による喫煙競争,今では到底考えられない種目ですがと,女性による柿の皮むき競争なんかもあったと,こういうこともあったという狛江の歴史,私も市内の年配の方から話では聞いていた。でも,文章として読んでみると,現在のあの場所が昔はこうだったのだとか,狛江の先人というのはこういう生活をされていたのだとかというのが本当に手に取るようにわかるように非常にためになる。これは狛江市の宝であり財産であると,本当に感動する内容であります。  今回紹介しましたこの「狛江・今はむかし」,これは掲載されているのは150編ですけれども,ぜひとも現在までの全編について,しっかりと後世に残せる形で製本してほしいという要望ではなくて,するべきであるというふうに強くお訴えをしますけれども,いかがでしょう。 551: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 552: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「狛江・今はむかし」は広報こまえが1,000号を迎えたことを記念して,それまでに掲載された150編を冊子にまとめ,平成20年2月に発行されました。発行されてから現在に至るまで,さらに150編以上の「今はむかし」が広報こまえに掲載されており,狛江の歴史や文化を広く市民の皆様に知っていただく取り組みが必要であると考えております。今後どのような取り組みができるか,検討してまいります。 553: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。
    554: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 先ほども言いましたけれども,これで150編の厚さなので,これは2冊で今300というのはおさまるかなという感じのものですので,ぜひお願いします。  それとこの「今はむかし」を執筆いただいている先生に対して,その御苦労というのは大変なものだと思います。自分の思っていることを書くのではないのですから,お一人,お一人に聞いて,これを見るとよくわかります。明治何年生まれの方に聞いた話とかというもの,和泉に住んでいた方,岩戸に住んでいた方と,そういったものがあります。「今はむかし」を執筆いただいている先生に対して,その御功績を言葉では言い尽くせない感謝の意を表して,何かの形で顕彰するべきではないかと思います。いかがお考えいただいているか,御見解をお願いいたします。 555: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 556: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「今はむかし」を執筆していただいている先生方には,狛江市の歴史を常に調べていただき,心から感謝しているところでございます。今後どのような形で感謝の意を表していけるか,検討してまいりたいと考えております。 557: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 558: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 執筆いただいている先生は井上先生,私も三中のときの社会の先生でありました。この議会の中にも三中卒業生が私を含めて4名います。議長,副議長,議会選出監査委員,そして一番できの悪い教え子の佐々木がこれを紹介させていただきました。  以上で終わります。 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時28分 休憩     午後 4時49分 開議 560: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。5番高木さとこ議員。     〔5番 高木さとこ議員登壇〕 561: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 通告に従いまして質問させていただきます。  1つ目,小学生の放課後の育ちを支える行政対応を伺います。  昨今働く女性の増加により,夫婦共働きの御家庭がふえています。保育児待機問題も依然深刻ですが,小学生が放課後を過ごす場所,時間への対応も深刻化してきています。  昨年,2018年現在,全国で放課後児童クラブ登録者数は120万人を超え,施設も2万5,000カ所以上,学童待機児童も1万7,000人超えと全て過去最多となっているそうです。そんな社会状況の中で,国の学童保育の基準が従うべき基準から参酌すべき基準,つまり参考程度と改められ,本年から国による基準が実質的になくなり,放課後クラブの質を確保するのは自治体に委ねられる状況となっております。  1,まずは狛江市の現状をお伺いいたします。  狛江市には学童保育所,小学生クラブ,放課後クラブ,こどもクラブと多彩な学童クラブ及び学校に置かれているKoKoAがあり,小学生が放課後を過ごす多様な受け皿を御用意されていますが,それぞれの違いを設置経緯を含めて御説明ください。その際に職員の雇用形態,配置,子供たちが過ごす環境という点について教えてください。  再質問は自席にて行います。 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 563: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内の学童クラブは4種類ございます。  まず,学童保育所でございますが,狛江の学童保育の始まりは1968年,まだ狛江町の時代に学童期の安心,安全な居場所として,父母たちによる自主運営で設置をされたものでございます。公設公営の第1号は上和泉学童保育所で,2000年には当時8校あった小学校の全ての学区に学童保育所が設置をされました。その後,小学校の統廃合や利用定員等の状況から,現在は5カ所となっております。学童保育所では,各施設ごとに工夫しながらイベント等を行うほか,毎年各所対抗の合同運動会を実施するなど,保護者の方々にもかかわっていただきながら運営をしているといった特徴がございます。職員配置につきましては,各所とも市の正規職員1名と市の定める資格を有する嘱託職員を1名配置し,その他支援員補助として嘱託職員を配置をしています。  次に,小学生クラブでございますが,岩戸児童センターの管理運営を民間委託するタイミングで岩戸小学生クラブが開設され,その後和泉児童館が指定管理に移行するタイミングで和泉小学生クラブが,また今年度こまっこ児童館の開館に合わせてこまっこ小学生クラブを開設をしたものでございまして,公設民営で市内3館の児童館の中でそれぞれ運営をしております。小学生クラブでは,児童館の来館者等も交えた多年齢による交流と活動を行っているといった特徴がございます。職員配置につきましては,市の定める資格を有する常勤職員を2名配置し,さらに補助を行う非常勤職員を配置をしています。  次に,放課後クラブでございますが,放課後対策として学童保育所と小学生クラブの利用ニーズの高まりを受け,小学校敷地内での学童クラブとして,平成16年以降市内4つの小学校に設置をされたものでございます。公設公営で現在一小,和泉小,緑野小の4校には学校内の一室で,五小につきましては隣接地で実施をしております。  放課後クラブでは,イベントなども含めKoKoAと一体的かつ連携的に運営をしているといった特徴がございます。職員配置については,市の定める資格を有する嘱託職員を2名配置し,その他支援員補助として嘱託職員を配置をしています。  最後に西野川こどもクラブでございますが,平成28年に開設をした認定こども園でございますが,パイオニアキッズ西野川園に併設する形で,民設民営で園内の一室に設置をされたものでございます。  こどもクラブは併設の認定こども園とも交流があり,未就学児と多年齢交流活動があるといった特徴がございます。職員配置につきましては,市の定める資格を有する常勤職員を2名配置し,さらに補助を行う非常勤職員を配置をしています。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 565: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 詳細な御説明ありがとうございました。  まず,学童クラブに関してですが,学童保育と各学校内に設置されている放課後クラブは市の直営,それ以外の小学生クラブとこどもクラブは民間事業者への委託事業となっているということですね。  2015年から実施されていた従うべき基準では,支援の1単位当たりおおむね40人以下の児童に対して,保育士や放課後支援員など,何らかの資格を持つ職員を2人配置するとなっていました。現在狛江市ではこの基準は全ての学童クラブにおいては実施されていますか。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 567: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童福祉法では,学童クラブの設置及び運営につきまして,省令で定める基準を踏まえて,市町村が基準を定めることとなっております。市では狛江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例及び同条例施行規則により基準を定めております。ただ,その中で経過措置として,2人配置する支援員の要件として,都道府県知事が行う研修を修了した者を令和2年3月31日までに修了することを予定している者を含むとしているところでございます。また,令和2年3月31日までは1つの支援単位を構成する児童の数はおおむね50人以下とするとしております。  なお,厚生労働省の基準が平成26年4月に公布され,5月に示された技術的助言として1つの支援の単位を構成する児童の数とは,登録時の利用希望日数をもとに算出する平均利用人数とされています。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 569: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 今後も現在の基準を維持されるのか,狛江市の御見解を伺います。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 571: ◯ 参 与(石森 準一君) その予定でございます。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 573: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 学童クラブの職員の配置に関して,狛江市では現在の基準を維持していただくということで,ぜひお願いしたいと思っています。  次に,子供のスペースに関してですが,基準では1人につき1.65平方メートルの広さを確保するとされていました。議会でも再三取り上げられていますが,第一小学校の学区内では学童の待機児童があふれていて,狛江市でも学童増設を計画していただいています。誰でも自由に出入りできるKoKoAが一小放課後クラブと同じスペースで運営しているので,子供が多数で密集状態になっており,実情をお聞きするとかなり危険な状況であることがよくわかりました。  一小,KoKoAはこの夏休みには7月利用者数が1カ月で2,150人弱と過去最多になったということです。その状況を回避するために増設される学童のスペースは,さきの基準を遵守するスペースを確保される御予定か否かお伺いします。一小学童のみならず,今後新設される学童に関しても同様かお聞きいたします。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 575: ◯ 参 与(石森 準一君) 一小増築棟完成後の一小放課後クラブは,KoKoAとは別のスペースで実施をする予定でございます。育成室につきましても,基準に沿ったスペースを確保する予定でございまして,今後新たに整備する予定の学童クラブにつきましても,基準に沿った整備とする考えでございます。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 577: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 放課後クラブに関しては定員が定まっていますので,スペースの想定も容易だと思いますが,利用児童数が多い一小,KoKoAに関しても,子供たちが危険なく遊べるスペースを確保していただける御予定でしょうか。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 579: ◯ 参 与(石森 準一君) 一小増築棟完成後は,KoKoAの専用スペースができる予定でございまして,これまでよりも広く使える予定ではございますが,保護者会等で突発的に参加者がふえるような場合には,学校とも連携して対応してまいりたいと考えています。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 581: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 狛江市の学童クラブの現状がわかりました。  昨年国が基準を外すという新聞記事を読んでから,私は狛江の実情がとても気になっておりまして,今回は市内の学童クラブ,KoKoAを7カ所回ってお話を聞いてまいりました。国の基準が外されても,これまでどおりの基準を狛江市は今は維持されているということを確認でき,安心いたしました。今後も狛江市の基準を維持していただけるということですので,どうぞよろしくお願い申し上げます。  次に,学童クラブの質の維持に向けてできることとして,次に行政による基準維持の努力とは別に,学童クラブの質の維持に向けてできることを考えてみたいと思います。  先ほど学童クラブに関して,国の基準が緩和されたと申し上げましたが,国会では一方で学童保育の充実を求める請願がことし34年ぶりに衆参両議院で採択され,学童クラブの需要がふえている社会状況に対応し,その質を保障しようとする動きもあります。学童クラブの質を確保するために考える視点としては,いろいろ要素があると思いますが,まずは職員のスキルアップとして,正規職員は定期的な研修が受けられているのか,また嘱託職員ではスキルアップや放課後クラブ支援員の資格を得るための研修に行く機会の確保があるのか教えてください。 582: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 583: ◯ 参 与(石森 準一君) 支援員向けの研修につきましては,正規職員及び嘱託職員のスキルアップを目的として各種研修の受講をしております。  内容といたしましては,市独自で実施をするもののほか,保育園や学校,東京都等の各主体が実施するものへの参加がございます。平成30年度につきましては,けが対応研修,アレルギー対応研修,障がい児対応研修を実施したほか,学童クラブ以外で実施をしている研修にも参加をしたところでございます。資格研修につきましては,学童クラブの業務の遂行における基本的な考え方や心得のほか,必要な知識と技能を習得することを目的として,主な嘱託職員も受講しているほか,未受講の嘱託職員につきましても,毎年人数を調整しながら受講促進を図っています。 584: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 585: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 次に,学童クラブには含まれないKoKoAの職員さんはどのような研修を受けられているのでしょうか。 586: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 587: ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAの安全管理員の研修でございますが,まず消防署による普通救命講習を受講しております。救命技能認定証の有効期限が3年でございますので,3年ごとの受講を基本とし,新たに安全管理員になられた方については,消防署で受講をしていただいています。  また,教育委員会と慈恵第三病院との共催の狛江市アレルギー・アナフィラキシー対応講習会にも参加をしています。また,年に1度講師等を招いた研修を実施しておりまして,内容につきましては,安全管理員の希望を聞きながら決めています。平成30年度は狛江市教育研究所から教育相談員をお招きし,児童への接し方について,事例等も交えながら学んだところでございます。 588: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 589: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 後ほど待遇の問題でも触れさせていただくのですが,KoKoAの職員は有償ボランティアという位置づけで,安全管理員とも呼ばれています。年に1回毎年同じ研修を市内のKoKoAの職員全員で受けるのだとお聞きしました。その中で,それぞれの情報交換をする時間があるが,毎年ただ報告するだけで,それぞれの課題に関しての解決策を得られないので,消化不良だとの声も聞かれました。また,毎年同じ研修なので,違う研修内容も受けてみたいという声も聞かれました。現在KoKoAを担っていらっしゃる方たちは,KoKoAの前身であるフリープレイが学校に設置されるときに,PTAの役員さんなどで活躍されていた方々が中心だとお聞きしていますので,長年お勤めの方もとても多いです。  ある小学校のKoKoA主任は,放課後クラブ職員にも属しているので,東京都放課後児童支援員の研修を受けられたということです。そこで支援員として求められている内容は,KoKoAでやっていることと全く同じ内容だとおっしゃっていました。私もそうだと思っています。単に放課後遊びに来る子供たちをただ見守っているだけではない御苦労と責任をお持ちでいらっしゃいます。学童クラブに入れない待機児童が出ている現状では,学童クラブのかわりにKoKoAを利用している児童も少なくないようです。特に一小学区内においてはそのようなお声が聞かれました。  狛江の保護者にとっては,今やKoKoAはなくてはならない子供の居場所と認識しております。保護者会があるときなど,ランドセルで行けるKoKoAがあるだけで保護者にとっては安心です。子供の放課後の居場所として貴重な場所となっております。にもかかわらず,KoKoAの職員への対応は長年変わっていないように見受けられますが,いかがでしょうか。 590: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 591: ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAにつきましては,基本的な運営方法等は大きく変わってはおりませんが,活動内容や安全管理員等が受講する研修等については,運営委員会や現場からの意見を反映させながら,適宜見直し等を行っておりまして,また必要な経費等も計上をしてきたところでございます。 592: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 593: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) KoKoAで必要な道具や遊具など,KoKoAの裁量で仕切れる費用を計上していただいたということで,以前は全部行政の方にお願いして必要なものを買いそろえてもらっていたのが自己裁量でそろえられるというお話をされていました。それはとてもよかったと,今後もKoKoAの支援員のお声に対応して,柔軟に仕組みを変えられるところは変えていただけるということでよろしいのでしょうか。 594: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 595: ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAでは,各運営委員会が事業計画を作成をいたしまして,予算の配分も含めてさまざまなイベント等を実施をしております。市といたしましても,毎年度備品や消耗品などの必要経費を予算計上しておりますので,今後も各運営委員会と連携し,よりよい運営に向けて対応してまいりたいというふうに考えています。 596: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 597: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  これまで申し上げてきたように,KoKoAという居場所は大変貴重なものです。毎日開催していない自治体もあるという中で,狛江市では毎日開催していただいてとてもありがたいです。ただ,毎日開催,利用者も多いKoKoAの職員は有償ボランティアという待遇で,その対価は東京都の最低賃金に依拠しており,長年勤めていただいても一定額にとどまっている現状です。実質的にはかなりの責任感で勤められている主任でさえも,東京都の最低賃金にわずかの上乗せ時給制となっております。ですから,KoKoAは元PTAなどで活躍されていた子供が好きな方たちの善意で支えられているとも言えるでしょう。  来年の4月から,市では臨時職員を含む嘱託職員の処遇の改善が予定されています。一方,KoKoAは有償ボランティアという位置づけですので,制度上はこれまでと同じで処遇も変わらないのかもしれません。だとすると,貴重なKoKoAに協力して働いてくださる人手の確保が今後心配になりますが,狛江市としてはどのようなお考えでしょうか。 598: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 599: ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAの安全管理員につきましては,有償ボランティアという形でKoKoAに参加する子供たちの安全を見守り,さまざまな活動を支えていただいており,お子様が通われた小学校で卒業後もかかわりたいという考えの方も多くいらっしゃるところでございます。活動に対する報酬につきましては,有償ボランティアであるとはいいましても,東京都の最低賃金も見据えて改定をしてきておりますので,今後もこれまでと同様に,多様な働き方と活動の場になるものと考えています。 600: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 601: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 多様な働き方という捉え方は理解できます。私も小さな学習塾をかつて運営していましたので,実感することですが,子供と向き合う仕事は奥が深く,毎日考えさせられることばかりです。それだけに,報酬だけではない充実感,使命感のような仕事をする上での大切な意識で支えられている側面もあります。  私の子供が通う小学校のKoKoAの主任は,子供たちを喜ばせる企画も欲しいと,私も参加している保護者ボランティアでやっている本の読み聞かせの会に全面的に御協力いただき,定期的に本を読む会を開いております。呼びかけのチラシを作成してくださるのもKoKoAの主任です。夏と冬の特別企画には募集をかけると,毎回100名を超える参加児童がいて,子供たちも楽しみにしてくれています。ですので,KoKoAの支援員も恐らく子供と向き合う使命感で日々お勤めいただいているものと想像いたします。  とはいえ,子供たちへの対応は個性によりいろいろで,最近は難しい問題も少なくないです。ですので,支援員により充実感を持って働いていただくために,狛江市が働いてくださっている方の声を聞く機会,情報共有と同時に解決のための講習会や意見交換会などもリクエストに応じて企画いただけるといいのかもしれません。また,KoKoAは小学生が放課後を豊かに過ごすという観点からは大切な場所でもあるので,その場を担ってくださる方々の処遇という面の考慮も働き続けられる,人手を確保できるという意味でも,現場の声に対応しつつ,御配慮いただきたいとお願い申し上げます。  以上,KoKoAの支援員のお声を聞く御配慮も御検討いただけるか,狛江市の御見解を伺います。 602: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 603: ◯ 参 与(石森 準一君) 各KoKoAでは,安全管理員や小学校の副校長先生,学童クラブ支援員,市の担当者が出席する会議を月1回開催をしております。また,年3回KoKoA全体のよりよい運営に向けて,狛江市放課後子ども教室事業運営委員会を開催しており,今後もこれらの取り組みを継続をしてまいりたいというふうに考えています。 604: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 605: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  次に,今度は学童クラブの処遇に関してですが,市の職員に関しては相応の対応がなされていると伺っております。一方で,委託先の民間事業者の職員の待遇に関しては,狛江市ではどのように対応されているでしょうか。 606: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 607: ◯ 参 与(石森 準一君) 民営の学童クラブである小学生クラブとこどもクラブにつきましては,各運営主体と協定を取り交わして学童クラブの運営を行っています。各運営事業者の職員の待遇につきましては,各法人において給与規定等が設けられているものと認識をしています。 608: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 609: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) わかりました。  委託先の小学生クラブの事業者にもお話を伺ってまいりました。数年前に東京都の最低賃金が引き上げられたときに,事業者内でも時給職員の費用負担増を検討しましたが,市との契約が5年単位の最中だったということで,市に要求まではしなかったとお聞きしました。  学童クラブの運営は全国的に民営化が進んでおり,半分以上が委託となっております。しかし,運営主体がどこであっても学童クラブの質は,市町村が定める基準を維持しなければなりません。そのために委託先の職員の処遇も改善されることが望まれ,行政としての補助を御検討いただきたいと考えております。国により学童指導員の処遇改善のための予算は増額されており,2017年度より放課後児童支援員等処遇改善等事業という制度があります。狛江市ではこの事業を実施されていますか。 610: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 611: ◯ 参 与(石森 準一君) 実施はしてないところでございます。 612: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 613: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) せっかくの事業ですが,狛江市では実施されていないということですが,全国でも実施している自治体はまだまだ少ないようでございます。しかし,お隣の調布市では,このうちでこの事業をやっておりまして,この中でも常勤職員を配置するための追加費用,賃金改善に必要な費用の一部を補助する事業を実施しているそうです。この事業により,委託先の民間事業者に人件費として補助額を支出しております。1施設当たり301万2,000円を上限として,国,東京都,市で3分の1ずつ負担,委託先の職員の処遇改善に充てられているということです。  こうした事業を利用されて,狛江市でも委託先の事業者の職員の処遇改善に前向きに取り組んでいただきたいと要望いたします。学童クラブを担っている運営主体がいずれであっても,学童クラブの質が維持される必要があるからです。処遇改善の事業を御検討いただけるでしょうか,伺います。
    614: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 615: ◯ 参 与(石森 準一君) 他自治体とは一概に比較できるものではございませんが,狛江市といたしましては,民営の学童クラブについて,人件費も含めて指定管理委託料を予算化しておりますので,職員の処遇に関する部分についても,一定程度対応できているものと考えております。今後補助制度の把握や事業者との協議等に努めてまいりたいというふうに考えております。 616: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 617: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) よろしくお願いいたします。  また,処遇の改善事業のみではなく,長年勤めた支援員に対しての放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業というものもありますが,これはどのような事業なのでしょうか。 618: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 619: ◯ 参 与(石森 準一君) 対象となる支援員につきましては,5年以上や10年以上といった経験年数のほか,研修の受講実績,事業所における責任的立場であることなどの条件による職員の昇給等,支援員のキャリアに応じた賃金改善の仕組みを設けた事業者に対し,都及び国から補助金が出るものでございます。このほかにも当該学童クラブが放課後児童健全育成事業の要件を満たしていることや平成28年度の賃金を基準として,その改善が行われていること等の要件もあるところでございます。 620: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 621: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業は,一般的に他業種に比較して低いと言われている学童保育支援員の賃金を改善するとともに,支援員の学びに応じた賃金制度を実施しやすくして,学童クラブの質を高める狙いがございます。また,処遇改善によって長く働き続けられる職場であれば支援員確保にもつながり,学童保育が抱えている人手不足の問題にも解決の糸口となるかもしれません。  狛江でも支援員の確保という問題がありますので,こうした事業の実施により,学童クラブの労働環境の改善が学童クラブの質の維持につながるように対応していただきたいと考えますが,いかがでしょうか。 622: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 623: ◯ 参 与(石森 準一君) 活用できる補助制度等がございましたら,処遇改善や質の維持につながるよう検討してまいりたいというふうに考えております。 624: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 625: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひ御検討のほどよろしくお願い申し上げます。  最後に,3問目として集団生活の中で子供に保障すべき遊びや生活の環境,学校が終わってからの子供たちの放課後の過ごし方という根本的な視点から,問題を考えてみたいと思っております。  今の社会は私が子供だったころの高度成長期の日本と大きく社会状況,家庭環境が変化しております。それに伴い,子供たちが育つ環境も大きく変わってきております。かつては子供たちが学校終了後の自由な時間に家庭や地域社会の中で人格形成や情操教育につながるさまざまな体験が可能でした。就労されている保護者の割合がふえている今は,そうした放課後の子供たちの育ちを行政や地域で担う必要が出てきております。  諸外国でも女性の就労率が上がるのに伴い,放課後の子供の生活を支える取り組みが試行錯誤されております。その中で,特に子供の幸福度が高い北欧では近年保育を働く親の権利としてではなく,子供の権利として考える見方が強くなっているそうです。子供の幸せを促進する保育という捉え方です。放課後は学校が終わってからの余りの時間ではなく,子供たちが主体的な意思で過ごし,自立への育ちを育む大切な時間と考えているのです。  例えば,これは北欧ではなくてオーストラリアの件なのですが,放課後児童クラブに関する国の指針を「My Time,Our Place」としています。子供たちの時間であり,子供たちの空間であるという考え方で,日本の放課後制度に欠如している考え方だという研究者もいらっしゃいます。そうはいっても身近なところから考えるために,狛江市は学童クラブやKoKoAで放課後を過ごす子供たちの声や意思をアンケートなどで確かめる機会は定期的に設けていらっしゃるか,教えてください。 626: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 627: ◯ 参 与(石森 準一君) 定期的なアンケートという形では実施したことはございませんが,日常の活動の中で支援員や安全管理員が子供たちから意見を聞くこともあり,現場からの報告を担当課で受けて,内容を確認,共有をした上で対応することもあるものでございます。 628: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 629: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  狛江市では子供たちの意見に対応していただいているということでよろしいですよね。よろしくお願いします。  次に,狛江市ではこれから新しい学童の設置を幾つか予定されております。たびたびお答えいただいているとは思いますが,改めて新設の学童と設置時期を教えてください。 630: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 631: ◯ 参 与(石森 準一君) 今後の予定で申し上げますと,令和2年度には駄倉地区センター1階と狛江第三小学校の一室に開設し,現在改修工事中の東野川学童保育所が第五小学校放課後クラブの育成室2部屋のうち1部屋を使用していましたので,その分が定員拡大となります。  令和3年度は小田急線高架下への新設と狛江第六小学校校舎内の一室に開設をします。  令和4年度は第一小学校放課後クラブが狛江第一小学校の新しい増築棟に移る予定ですが,松原学童保育所の改修工事の代替場所として,2部屋のうち1部屋を使用する予定でございます。また,以前根川学童保育所があった根川地区センター2階に開設をする予定です。  令和5年度は松原学童保育所の改修工事が終わり,もとの場所に戻りますので,第一小学校放課後クラブの定員が拡大をするものでございます。 632: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 633: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 複数の学童クラブの御予定ありがとうございます。  当面は学童希望の児童はふえ続けると想定されますので,学童クラブの新設で,全ての子供たちが放課後を過ごす場所を確保できるといいと思っております。また,放課後も集団生活をすることになる児童の一人一人の主体性が大切にされるという視点から,学童クラブの設計,運営を考えていただきたいと要望いたします。具体的には,子供たちがリラックスできたり,1人になれたりするスペースを新設の学童クラブにも設けていただきたいのです。集団生活の学童クラブとはいえ,毎日,毎日朝から晩まで集団生活をしている子供たちにとって,家庭に準じて放課後を過ごす環境というのは必要だと考えております。そうした家庭に準じた環境を整えていただきたい。予算要望としても,こうした条件の設計に必要な費用を計上していただきたいのですが,いかがでしょうか。 634: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 635: ◯ 参 与(石森 準一君) 新設学童クラブの整備を進める中で,必要な予算を計上してまいりたいというふうに考えております。 636: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 637: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。  松原学童では畳のスペースがありまして,とても子供たちにも人気で,ゴロゴロしたり,くつろげたりできる空間があるということです。こうした例も参考にしながら,ぜひ設計を進めていただけたらと思っております。  次に,学童保育,放課後児童クラブは児童福祉法で保護者が労働等により,昼間家庭にいない児童に適切な遊び及び生活の場を与えて,その健全な育成を図る子供の生活を保障する事業とされております。親御さんが働いて,長時間不在の生活の中で,放課後と春,夏,冬休みに子供の健全な育ちを支えるためには,子供の意思が尊重される環境が何より必要でございます。施設の設備のみならず,運営面でも学童クラブの外に出る機会,いろいろな子と遊ぶ機会,成長に合わせて子供たちが自由に判断して過ごせる時間も御配慮いただきたいと思っております。  狛江市では,こうした子供の人権とも言える子供の人権を守ることへの御対応はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 638: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 639: ◯ 参 与(石森 準一君) 冒頭でも学童クラブごとの運営形態などを説明をさせていただきましたが,現在でも各学童クラブがそれぞれの特徴を生かしまして,子供たちの健全育成に必要な場を提供をしています。集団で過ごす場でもございますので,ある程度の制約は出てまいりますが,今後も可能な限り子供たちが伸び伸びと過ごせるように工夫をしていきたいというふうに考えております。 640: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 641: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひよろしくお願いします。  狛江市の子供たちが幸福度の高い生活を過ごしてほしいと切に強く願います。  そこで最後に細かい要望になりますが,1つだけ要望させてください。  ある放課後クラブやKoKoAでお聞きしたのですが,予算が限られているので,職員さんたちが子供たちのために市内図書館で不要になった本をもらいに行ったり,お知り合いに声をかけて使わなくなった玩具を個人的に譲り受けているそうです。我が家もそうなのですが,市内の御家庭には不要になった子供用の本やおもちゃが行き場がなく保管されていたりするのではないでしょうか。そうした子供向けの本やおもちゃを学童クラブやKoKoAに寄附してもらう呼びかけを狛江市が一斉に実施していただくのはいかがでしょうか。 642: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 643: ◯ 参 与(石森 準一君) 各学童クラブやKoKoAの意見も聞きながら,どのような方法が考えられるのか,研究をしてまいりたいと考えております。 644: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 645: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひとも御検討いただき,実施をお願いして1問目の質問を終わらせていただきます。 646: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木さとこ議員。     〔5番 高木さとこ議員登壇〕 647: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 2つ目の質問をさせていただきます。  公共施設の電源を再生可能エネルギーに切りかえることの意義と実現性について伺います。  まず,1問目,狛江市の自然エネルギー施策の位置づけをお伺いします。  再質問は自席から行います。 648: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 649: ◯ 環境部長(清水 明君) 現行の狛江市環境基本計画では,9つの基本目標のうちの1つとして,「E.低炭素・エネルギー 低炭素でエネルギー効率のよいまち」を掲げております。その中で定めている取り組みの方向性や施策として,再生可能エネルギーの利用を促進するとあり,再生可能エネルギーの普及促進や公共施設への導入などを実施しております。また,市域全体としての地球温暖化対策を定めた狛江市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)では,地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出量の削減に関する目標を定めております。 650: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 651: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  温室効果ガスを削減する目標値ですが,きのうも岡村議員が御質問されていましたが,6月の議会で私が環境基本計画について質問させていただいた際に,狛江市では市全体の中期目標として2008年度比で2020年度までに温室効果ガス排出量25%削減の目標値だが,削減量の現状は2016年度時点で5.1%減となっており,2020年度まで,つまり来年ですが,約20%削減する必要があり,達成は現段階では困難であるとの御答弁をいただいておりました。  目標値達成困難である理由をお考えの範疇でよいので,教えていただけますでしょうか。 652: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 653: ◯ 環境部長(清水 明君) 目標達成困難である理由でございますが,昨日の岡村議員への答弁でも触れましたように,市全体の毎年の温室効果ガス総排出量を算出するに当たりまして,電力の二酸化炭素排出係数が大きな影響を与えております。二酸化炭素排出係数とは,その年の電源構成により決定されるものでございまして,石油や石炭などの燃焼による火力発電の割合が高くなるとその係数も高くなります。平成23年,2011年度以降その係数が高くなっているため,温室効果ガスの排出量が減っていない要因となっております。また,その他の要因では,人口の増加による世帯数の増加などが要因として挙げられます。 654: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 655: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 狛江市は全国でも2番目に小さい市であるというコンパクトな自治体ですので,大きな事業体も少ない住宅街であります。ですから,温室効果ガス,主に二酸化炭素を排出している割合が高いのはおのずと一般家庭部門ということになります。近年,狛江市は人口が増加しており,一般家庭がふえているといいます。ですから,二酸化炭素排出量もそれに伴いふえているということになるわけですね。  一方で,家電機器の省エネ機能も高くなっており,冷蔵庫など10年前のものと比べると半分の消費電力になっているので,排出量の抑制にはつながっているはずです。それでもやはり家庭部門が排出する割合が最も大きいので,地球温暖化を防ぐためには私たち一人一人が取り組むべき課題であることを再確認いたしました。  ところで,狛江市では市庁舎を初めとする公共施設における全ての事務,事業を対象とした狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定されております。この目的は「狛江市を一事業所として,市庁舎をはじめとする公共施設における全ての事務事業を対象に,温室効果ガス排出量の削減に積極的に努めていきます」となっています。そして,こちらの目標値設定も中期目標として2008年度比を基準に2020年までの目標値が設定されています。詳細と目標を達成したか否か,その数値も教えてください。 656: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 657: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)における温室効果ガス排出量の削減目標値ですが,基準年度となる平成20年,2008年度比で,令和2年,2020年度までに7.0%削減と定めております。しかしながら,平成27年,2015年度の給食センターの開設などによりまして,平成29年,2017年度実績で3,496キログラムCO2なりまして,基準年度の数値である3,434キログラムCO2から62キログラムCO2,1.8%の増加となっているところでございます。 658: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 659: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ということは,2017年度には減らすどころか2008年度比で1.8%ふえてしまっているということになるわけですね。目標値がマイナス7%ですから,実際は2020年までにさらに全部で8.8%減らさなければならないということになるのですね。  では,目標値達成のために市として取り組まれている内容を教えてください。 660: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 661: ◯ 環境部長(清水 明君) 目標達成のための取り組みでございますが,公共施設のための環境配慮指針に基づき省エネルギーの推進,資源の適正利用など,ハード面での取り組みと市職員によります環境負荷低減のための行動指針に基づき,資源,エネルギーの使用の節減,4Rを生かした廃棄物の減量など,各職員の環境意識の向上に向けたソフト面での取り組み,この両軸で推進しています。 662: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 663: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  きのうの岡村議員への御答弁で,市は公共施設の断熱化やLEDの切りかえ,電気自動車の導入,新設の施設には太陽光パネルの設置など,省エネ,つまり温室効果ガス排出の削減のためにいろいろ工夫されていることがよくわかりました。しかし,市のこうした多様な削減努力が目標値に反映していないのはとても残念でございます。現状から認識しなければならないのは,もっと大きく効果のある削減努力が必要であるということになるのではないでしょうか。狛江市全体としては人口がふえている。人口が増加すれば公共施設の需要もふえ,エネルギー使用量がふえるでしょう。さらに近年の気温上昇の対策に,全小・中学校の体育館に空調設備が入ります。さらに二酸化炭素の排出量がふえるばかりです。人口もふえているのだから仕方がないでは,目標値の設定自体に意味がなくなってしまいます。  国は地球温暖化対策の推進に関する法律で,地方公共団体に対し京都議定書目標達成計画に即して,当該都道府県及び市町村の事務及び事業に関し,温室効果ガスの排出の量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための措置に関する計画を策定することと定めております。公共施設自体の温室効果ガス排出を確実に削減することが求められているわけです。どうしたら削減目標を達成できるのか,新しい対策を考えなければならないのではないでしょうか。  そこで思い切り発想を変えて,二酸化炭素排出量削減に直接取り組むのではなくて,自然エネルギーの活用を大きく進める。自然エネルギーの活用により,排出ガスはゼロになります。減らすのではなく,もともと排出しない電気を使うという積極的方策に転換するのはいかがでしょうか,提案したいと思います。地球温暖化を防ぎ,未来へ持続可能な環境をつくるための積極的な施策として,自然エネルギー活用に関して狛江市の方針及び施策を伺います。 664: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 665: ◯ 環境部長(清水 明君) さきに答弁申し上げましたとおり,現行の狛江市環境基本計画では,9つの基本目標のうちの1つとしまして,「E.低炭素・エネルギー 低炭素でエネルギー効率のよいまち」を掲げております。その中で定めている取り組みの方向性や施策としまして,再生可能エネルギーの利用を促進するとしておりまして,再生可能エネルギーの普及促進や公共施設への導入などを実施しております。  具体的には,狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成金による太陽光発電システム等の導入促進や新設の公共施設に太陽光パネルの設置を進めています。 666: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 667: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) わかりました。  つまり狛江市は自然エネルギーをつくるという方策をとられているということですね。  狛江市は住宅地でもありますので,大きな再生可能エネルギー発電設備をつくることはできません。小さな再生可能エネルギー発電をたくさん設置するということが必要になるということで,費用も必要になります。  次に,こうしたことを踏まえながら,自然エネルギーの活用に関して市民の生活意識も同時に気になります。2016年,今から3年ほど前になりますが,電気の小売業参入が全面的に自由化され,一般家庭を含む全ての消費者が電力会社を自由に選べることになりました。これまでに狛江市民の電力消費に関して,あるいは自然エネルギーに関しての意識調査は実施されていらっしゃいますでしょうか。例えば,他自治体の例でいうと,世田谷区では電力源として再生可能エネルギーを利用したいかという問いや自然エネルギーでつくられた環境によいとされる電気を選ぶ際の条件は,価格などいろいろなのでしょうかという意識調査を実施しています。  狛江市では,電力自由化による市民消費の意識調査をされていらっしゃいますか,またされていなければ今後実施予定があるか伺いたいと思います。 668: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 669: ◯ 環境部長(清水 明君) 電力自由化による市民消費の意識調査はございませんが,環境基本計画の改定に合わせまして,市民アンケートを実施しております。アンケート調査の項目のうち重要だと思う環境への取り組みの項目では,再生可能エネルギーの普及率の増加と回答いただいた割合は全体で23.3%となっておりますが,10代から20代では36.4%となっており,若年層では再生可能エネルギーへの意識が高いことがうかがえます。また,実行している環境に関する取り組みでは,電力自由化で電気事業者を切りかえたといった市民が31.2%,今後行いたいとしている割合が34.1%となっていることは把握しております。 670: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 671: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 電力を切りかえたと今後切りかえたいという人が合わせて65.3%いらっしゃるということになるのですね。  電力自由化の効果が広く一般的になっているということがわかりました。ですが,切りかえる理由が不明ですので,そこにどんな電力を使いたいか,あるいはまた電力を選ぶ際の基準は何かという意識調査があると,再生可能エネルギーに関する市民の意識がもう少し把握できるのではないでしょうか。平成31年度の狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケートの調査報告書によると,19,環境保全の項目で太陽光発電の推進や低炭素社会の実現と再生可能エネルギーへのシフトに興味があるというお声を拝見しましたが,エネルギー問題に関する項目設定がないため,自然エネルギーに関する全体的な意識まではわかりませんでした。  先ほど伺ったように,狛江市で温室効果ガスを排出している割合としては,一般家庭部門が最も大きいので,家庭での二酸化炭素削減に向けて,ぜひ電力使用に関する意識調査も実施していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 672: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 673: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市で温室効果ガスを排出している割合の中で,一般家庭部門が最も大きく,今後の二酸化炭素削減に向けた対策は重要な課題であると認識しております。  現在改定作業を進めている環境基本計画でも,このような課題を共有していただき,その対策を市民の皆様と一緒に考える必要があることから,ワークショップを計3回実施しております。その中で行ったグループセッションの成果では,家庭における省エネの促進など,電力に関する御意見もいただいています。また,先ほど答弁申し上げたように,環境基本計画の改定に合わせたアンケート調査で,再生可能エネルギーに関する意識や電力自由化で電力事業者を切りかえた市民の割合等を把握していることから,現段階では電力使用に関する意識調査を改めて実施する予定はございません。 674: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。
    675: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 資源エネルギー庁の調査によると,2018年2月時点で新電力に切りかえた消費者は15%以上となり,その後も伸びているようです。切りかえの動機としては,料金が安くなるからという理由が一番になっている一方,これは消費者の意識調査,内閣府消費者委員会事務局によるものですが,一方で世田谷区の消費者調査では自然エネルギーでつくられた環境によいとされる電気を選ぶ際の価格面での条件として,価格がほかの電気より高くても利用したい。また,少し高い程度なら利用したいを含めて,ほかの電気と同程度なら自然エネルギー由来の電力を利用したいという世帯が2015年の調査ですが,約60%だったということです。  狛江での調査がないので,判断は難しいところですが,料金が余り変わらないなら環境に優しい電力が好ましいという点は,消費者意識としてあるのではないでしょうか。狛江市でも電力使用に関する意識調査を実施して,温室効果ガス削減のための再生可能エネルギー利用を市民がどのように捉えているかの情報を入手していただきたいと考えております。  先ほどの調査をしている世田谷区の環境基本計画では,2015年度から2024年度までに,区民の再生可能エネルギー利用率を25%以上とするという高い目標値を掲げているそうです。これは区民の利用率です。狛江市では市民の再生可能エネルギー利用率の目標数値は設定されていますでしょうか。現在目標値がなくても市民が再生可能エネルギーを利用することは推進されていると思いますので,次期環境基本計画では具体的に推進する目標値を設定しているのか,または市民が再生可能エネルギーを導入するための具体的な施策を検討されているのでしょうか,伺います。 676: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 677: ◯ 環境部長(清水 明君) 現行の狛江市環境基本計画やその他関連計画において,市民の再生可能エネルギー利用率の目標数値は設定されておりませんが,環境基本計画改定検討部会での議論におきまして,家庭部門における指標やその目標に関する議論をしていただいています。 678: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 679: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 新しい環境基本計画は来年度からなので,ぜひ御検討をよろしくお願いします。  狛江市として自然エネルギー利用を促進していくという方向性はわかりました。促進のために最も排出割合の大きい一般家庭部門の再生可能エネルギー利用率の目標値を設定していただきたいと思っております。一般家庭部門では,省エネと同時に自然エネルギー利用を促進することで,温室効果ガス削減に貢献できるのではないでしょうか。  次に,自然エネルギー利用を問う前に,まずは実際の市内の公共施設の電力契約の現状を知る必要があります。  まず1番,各公共施設の電力契約の形態を教えてください。その電力をどこから購入しているかもお尋ねします。 680: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 681: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市における公共施設の電力供給契約でございますが,電力自由化に伴い,市庁舎を含めた18施設につきましては,毎年度一括して競争入札を実施し,契約事業者を決定しております。今年度につきましては,入札の結果は東京電力エナジーパートナー株式会社と契約を締結しております。 682: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 683: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 今狛江の公共施設で使用している電力は一般的な電力,つまり主に化石燃料や原発など,電力由来が雑多な一般的な電力ということになりますね。さらに各施設をまとめて一括購入することにより,価格も下げられるという利点がありそうだとお聞きいたしました。  次に,電力使用量の多い施設3つを上から順にお尋ねいたします。それぞれの電力使用量とさらに各施設の年間の電気料金も教えてください。 684: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 685: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 競争入札を実施している全18施設の平成30年度の電気使用量及び料金の実績から答弁申し上げます。  電気使用量及び料金が最も大きい施設が防災センターを含む市庁舎で,使用量82万9,435キロワットアワー,料金1,632万6,250円となっております。  次に,市民センター,緑野小学校と続き,それぞれ使用量が31万2,939キロワットアワー,27万1,536キロワットアワー,料金が623万5,919円と570万4,539円となっております。 686: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 687: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ちなみに,公共施設の電力契約形態が現在は小・中学校を含む18カ所を一括入札でPPSと年間契約となっておりますが,このうち1施設を切り離して独自の電力契約を行うことは可能でしょうか。 688: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 689: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在は価格面でのメリットを最大限に引き出すために,一括して入札にかけておりますが,仕様変更等により特定の施設を切り離して契約を行うこと自体は可能でございます。 690: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 691: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  1施設を切り離して契約も可能だということは,柔軟に契約形態を見直せるということですね。とはいえ単独に別契約となると,一括購入時より電力の単価は高くなるということでもあります。御報告いただいたデータにより,狛江市では公共施設のうちで最も電力使用量が大きいのは防災センターを含む庁舎ということになっております。  それでは市内で最大の電力使用量施設であると同時に,狛江市の中心部でもある庁舎の電力を仮に再生可能エネルギー100%の電力にした場合の電力料金のおおよその御試算が可能でしたら教えていただけますでしょうか。 692: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 693: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 庁舎の電力を再生可能エネルギー100%の電力に切りかえた場合,試算上年間で約15%から30%の増額となる見込みでございます。 694: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 695: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 御試算ありがとうございます。  増額が15%から30%では約240万円から490万円の幅があり,金額的に開きが生じますが,世田谷区も東京都も実際の契約は入札にかけているので,電気料金の実質増額は今御試算いただいた最低試算数値に近い数字になっているようです。世田谷区の場合,再生可能エネルギー導入開始後,ことしの4月からですが,電気料金は4月は前年度比112%,5月118%,6月123%,7月は0.99%の減っているということです。東京都の本庁でも再生可能エネルギーに切りかえた電気料金の増額は,東京都では8月から再生可能エネルギー100%の電気になっていますが,見積もりとして年間で増額幅は15%ほどだそうです。  先ほどの狛江市の場合はあくまで試算ですが,再生可能エネルギー100%の電力を導入した庁舎をシンボルに,自然エネルギーを活用し,地球温暖化対策に積極的に取り組む狛江市というアピール力を考えたときには,年間250万円に近い増額は無駄な費用ではないのではないかと私には思われます。狛江市でもぜひこの価値を考えていただきたいと思っております。  次に3番,電源を再生可能エネルギーに切りかえることのメリットとデメリットについて考えていきたいと思っております。  1の質問で触れさせていただいたように,狛江市全体では温室効果ガス排出量削減の目標値に対して,現状地が芳しくありません。達成のためにいろいろ御尽力されていらっしゃることは存じ上げておりますが,目標値を達成するためにはこれまでどおりの方策だけでは不十分ということになってしまいます。とはいっても狛江市は都心部の住宅地ですので,市内で自然エネルギーを十分につくり出すのは難しい環境です。  では,一体どうしたらいいのだろうか,考えてみたいと思います。  お隣の世田谷区では,ことし4月から本庁舎220万キロワットの使用電力を再生可能エネルギー100%電力に切りかえております。さらに東京都も都庁で使用する約8割の電力を先月8月から再生可能エネルギー100%の電力に切りかえました。こうした先進的な動きは,今後必ずふえていくことと考えられます。行政が率先して地球温暖化を防ぐ施策を進める必要があるからです。  そうした先進的な取り組みをいち早く実施している自治体がお隣にある世田谷区になるわけですが,狛江市でも最も電力使用量の大きい公共施設である本庁舎の電力を100%再生可能エネルギー電源に切りかえるという選択を仮定してみます。既に前項で総務部の方に,狛江市本庁舎の電力を再生可能エネルギー100%導入した際の電気料金を御試算いただきました。こちらを参考に,本庁舎の電力を再生可能エネルギー電力に切りかえたときのメリットとデメリットを御説明いただけますでしょうか。 696: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 697: ◯ 環境部長(清水 明君) 再生可能エネルギーに切りかえることのメリットでございますが,市役所本庁舎及び防災センターの平成30年度電力使用量は82万9,435キロワットアワーとなり,二酸化炭素排出量としますと約34万6,704キログラムCO2パーキロワットアワーとなります。それを幹の太さが20センチの樹木の二酸化炭素吸収量を年間42.4キログラムCO2と仮定して計算すると,年間約8,170本の樹木に換算されます。また,原油換算では約200キロリットル,ドラム缶約1,000個分と推計されます。  一事業所として,市役所の温室効果ガス抑制の効果でございますが,平成29年度実績をベースに市役所本庁舎及び防災センターの電力使用分の温室効果ガスがゼロになったと仮定すると,基準年度となる平成20年,2008年度比で1.8%増加から8.0%削減となり,目標となっている7.0%削減を達成できるものとなります。  次に,デメリットでございますが,環境負荷を重視して調達することになる自治体として,非化石証書を活用した電力を購入することなどで,電力料金が高くなることに対して,市民の皆様からの御理解を得られにくい可能性があることが挙げられます。 698: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 699: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 御説明ありがとうございます。  本庁舎を再生可能エネルギー100%の電力に切りかえるだけで,いろいろ努力しても達成が困難な削減目標値をすぐに実現できるということがわかりました。削減目標が達成できるのに,市民の理解を得るのが困難という御見解は果たしてそうなるのでしょうか。  狛江市民アンケートで,再生可能エネルギー普及が重要な環境政策だとお考えの方が先ほど伺ったように23.3%もいらっしゃいます。今回この質問のために私は世田谷区のエネルギー施策推進課に世田谷区本庁舎再生可能エネルギー100%の取り組みのお話をお聞きしてまいりました。世田谷区議会では電気料金が高くなることに対する反対意見もあったそうですが,いざ再生可能エネルギー導入が実施されると,区民の反応はよく,再生可能エネルギー導入に肯定的な意見が多いそうです。世田谷区では導入に関してこのようなパンフレットをつくりましてアピールしてもいらっしゃいます。  このように,再生可能エネルギーの取り組みを積極的に広報することもできて,行政が再生可能エネルギーの利用を牽引してもいます。このように料金アップの幅を想定してみても,シンボル的存在である本庁舎の電力を100%再生可能エネルギーに切りかえることは,費用以上の価値があることがわかります。新しい設備を新設するなどではないので,実は低コストで二酸化炭素を飛躍的に削減できるという大きな効果を得られます。削減目標値の実現も可能になります。電気契約の形態も見直せるので,本庁舎だけで契約することは可能だと総務部の御見解も先ほどいただきました。つまり狛江市の本庁舎の電力を再生可能エネルギー100%電力に切りかえることは,来年からでも現実的に可能です。やろうと思えばできると思っております。  きのう西村議員の御質問にもありましたが,安価だが環境負荷のあるビニール傘を使うのか,あるいは少し高くても環境に優しく,さらに長持ちのする仕様の確かな傘を使うのかという選択です。つまり行政のシンボルとしての庁舎で安価だが環境負荷のある電気を使うのか,あるいは少し割高だか,環境に優しい電気を使うのかの選択になります。市民の理解が得られないということになるでしょうか。  民間企業では,事業で使用する電力を再生可能エネルギー100%とする国際協働イニシアティブとしてRE100という宣言があることは御存じだと思います。東京都もこれに賛同し,電力の最大消費地として利用する側から再生可能エネルギー拡大の取り組みを牽引する重要さを呼びかけています。本庁舎の電力を再生可能エネルギー100%にすることは,再生可能エネルギー電力の利用を拡大することで,自然エネルギーの普及を促す役割を果たすのです。  来年はオリンピック・パラリンピック東京開催の年です。世界平和のスポーツの祭典が開催される場所で,地球の持続可能な環境をつくるため,自然エネルギー普及に各地で取り組んでいることをアピールするのには絶好の機会ではないでしょうか。  今世界では御存じだと思いますが,スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん,16歳の呼びかけに反応し,若い世代が大人たちに問いかけております。皆さんは子供たちの未来を奪っています。手を尽くす時間が残っているうちなぜ何もしないのかと,そしてこう訴えています。政治的にどうかではなく,やらなければいけないことに注力しなければ希望はありません。そう訴えております。  大きな対策をしなければ地球環境を守れないわけではありません。目の前の小さなできることを実行したいのです。小さなことを実行し続けることで,地球環境という大きな課題に向き合いたいと考えております。  日本で2番目に小さな市である狛江市でできることは限られております。でも,できることは確実にあるのではないでしょうか。今はそれが本庁舎に再生可能エネルギーを導入することだとはお考えいただけないでしょうか。そして,それはすぐにでもできることです。できるときに即刻決断し,対応しなければ,地球環境は待ったなしです。今議会においでの皆さんはいかがお考えでしょうか。  改めてお伺いいたします。環境政策として,来年度の予算に本庁舎の電力を再生可能エネルギー100%に切りかえる予算案を入れていただくことはできませんでしょうか,狛江市の見解をお伺いいたします。 700: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 701: ◯ 環境部長(清水 明君) さきに触れましたとおり,再生可能エネルギーに切りかえることにより,市内の一事業所として温室効果ガス排出に大きな効果がある一方で,年間15%から30%の費用の増加が見込まれていることから,電気料金が高くなることへの理解が得られにくい可能性があるほか,市の施策全体の優先順位の中で考える課題であると捉えております。 702: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 703: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) では,狛江市の自然エネルギー政策を市長はどのようにお考えでしょうか,本庁舎の電力に再生可能エネルギー電力導入化の検討も含めてお考えをお聞かせください。 704: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 705: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 自然エネルギーを活用し,また地球温暖化対策に積極的に取り組む狛江市ということでアピール,これは非常に大切な取り組みだというふうに考えております。年間約15%から30%の増額がそれに見合ったものかどうかにつきましては,環境分野だけではなく,そのほかの分野の状況も勘案して,判断をしていきたいというふうに考えています。 706: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 707: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひ前向きに御検討いただきたいと思っております。  試算では最高値が490万円ぐらいとなっておりますが,入札をいたしますので,実質としては低いほうの試算額になる可能性が高いのではないでしょうか。ということは300万円前後ということになるのでしょうか。ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思っております。積極的な自然エネルギーの活用により,市長が推進されていらっしゃいます人に優しいまちに加えて,地球に優しいまち狛江としてもいただきたいと要望申し上げます。  最後ですが,それでは再生可能エネルギー供給の地域連携は可能かについて考えてみたいと思います。  将来的に公共施設全てや希望する市民の方に,再生可能エネルギーを供給できるようにするために,都心部の行政が地域と連携して再生可能エネルギーを直接供給するシステムを構築するという施策があります。主に今は政令都市の横浜市と世田谷区が実施しているそうです。狛江市に隣接する世田谷区の施策を教えていただけますでしょうか。 708: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 709: ◯ 環境部長(清水 明君) 世田谷区の場合ですが,長年友好関係にあった群馬県川場村と世田谷区が直接連携・協力協定を結ぶことで,川場村でつくり出した自然エネルギーを希望した世田谷区民が購入できる電力連携を設けております。また,長野県の水力発電を世田谷区内の区立保育園41園で直接活用するなど,地方で創出した自然エネルギーの積極的な利用を促進しております。 710: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 711: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ありがとうございます。  都心部の自治体が地方と直接連携して自然エネルギーの普及を促す動きということですね。民間企業のRE100の行政版ということになるのでしょうか。狛江の場合は小菅村が近くで友好関係がありますが,小菅村の自然エネルギーの取り組みは御存じでしょうか,伺います。 712: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 713: ◯ 環境部長(清水 明君) 山梨県小菅村の施設の一部に太陽光パネルを設置しているものがございますが,供給を目的としているものではなく,自家消費しているものと伺っております。新潟県長岡市川口地域でも,供給を目的とした発電設備はないと伺っております。 714: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 715: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 私も小菅村に電話で問い合わせましたが,まだ積極的に取り組む御予定はないということです。友好関係にない地方でも,自然エネルギーに積極的な地方を発掘する取り組みを世田谷区は自然エネルギー活用による自治体間ネットワーク会議という集まりを毎年開催し,実務者レベルでの情報交換,意見交換の場を設けているといいます。狛江市でもぜひ地域間連携の試みに取り組んでいただきたいと思うのですが,狛江市の御見解はいかがでしょうか。 716: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 717: ◯ 環境部長(清水 明君) 新しく連携自治体を開拓するには,相互のメリットを見いだす必要がございます。世田谷区の事例にあるように,再生可能エネルギーの需要と供給の関係だけではなく,市民団体や一般市民などが供給元となる地域と積極的に交流のできる場づくりなどを通じて,総合的に取り組む必要がございます。狛江市といたしましては,現在改定中の環境基本計画での議論を踏まえるとともに,他の自治体の事例を参考に,今後調査・研究をしてまいりたいと考えております。 718: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 719: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひ地球の温暖化対策のために,温室効果ガス削減に大きく貢献する自然エネルギーの活用を狛江市内だけではなく,広く日本全国の地方に目を向けた視点で取り組んでいただきたいと要望いたします。  大きな視点で小さな取り組みを実行していくことが地球環境を守ることにつながるのだと考えたいと思っております。狛江市が水と緑のまちに加えて,地球環境に優しいまちとなる積極的な取り組みをぜひともお願い申し上げます。  これで全ての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 720: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 721: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明7日と明後8日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 722: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明7日と明後8日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は9月9日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 6時00分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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