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令和元年第3回定例会(第14号) 本文 開催日: 2019-09-05
令和元年第3回定例会(第14号) 名簿 開催日: 2019-09-05

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和俊君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 150 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 153 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 157 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 158 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 160 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 161 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 162 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 164 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 165 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 166 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 168 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 169 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 170 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 172 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 383 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 384 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 385 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 458 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 459 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 460 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 461 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 462 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 463 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 464 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 465 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 466 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 467 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 468 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 469 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 470 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 471 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 472 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 473 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 474 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 475 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 476 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 477 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 478 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 479 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 480 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 481 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 482 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 483 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 484 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 485 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 486 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 487 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 488 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 489 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 490 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 491 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 492 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 493 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 508 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 509 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 510 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 511 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 512 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 513 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 514 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 515 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 516 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 517 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 518 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 519 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 520 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 521 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 522 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 523 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 524 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 525 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 527 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 528 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 545 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 546 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 547 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 548 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 549 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 550 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 551 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 552 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 553 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 554 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 555 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 557 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 558 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 561 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 562 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 563 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 564 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 565 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 566 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 567 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 568 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 569 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 570 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 571 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 572 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 573 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 574 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 575 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 576 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 577 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 578 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 579 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 580 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 581 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 582 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 583 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 584 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 585 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 586 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 587 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 588 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 589 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 590 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 591 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 592 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 593 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 594 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 595 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 596 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 597 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 598 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 599 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 600 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 601 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 602 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 603 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 604 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 605 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 606 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 607 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 617 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 618 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 619 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 620 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 621 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 622 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 623 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 624 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 625 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 626 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 627 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 628 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 629 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 630 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 631 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 632 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 633 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 634 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 635 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 636 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 637 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 638 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 639 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 640 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 641 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 642 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 643 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 644 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 645 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 646 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 647 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 648 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 649 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 650 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 651 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 652 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 653 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 654 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 655 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 656 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 657 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 658 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 659 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 660 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 661 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 662 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 663 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 664 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 665 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 666 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 667 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 668 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 669 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 670 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 671 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 672 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 673 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 674 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 675 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 676 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 677 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 678 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 679 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 680 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 681 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 682 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 683 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 684 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 685 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 686 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 687 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 688 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 689 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 690 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 691 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 692 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 693 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 694 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 695 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 696 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 697 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 698 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 699 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 700 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 701 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 702 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 703 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 704 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 705 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 706 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 707 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 708 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 709 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 710 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 711 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 712 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 713 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 714 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 715 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 716 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 717 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 718 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 719 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 720 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 722 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 723 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 724 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 725 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 726 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 727 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 728 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 729 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 730 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 731 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 732 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 733 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 734 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 735 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 736 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 737 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 738 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 739 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 740 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 741 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 742 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 743 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 744 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 745 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 746 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 747 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 748 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 749 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 750 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 751 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 752 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 753 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 754 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 755 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 756 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 757 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 758 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 759 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 760 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 761 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 762 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 763 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 764 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 765 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 766 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 767 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 768 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 769 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 770 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 771 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 772 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 773 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 774 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 775 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 776 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 777 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 778 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 779 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 780 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 781 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 782 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 783 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 784 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 785 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 786 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 787 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 788 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 789 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 790 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 791 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 792 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 793 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 794 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 795 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 796 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 797 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 798 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 799 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 800 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 801 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 802 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 803 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 804 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 805 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 806 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 807 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 808 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 809 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 810 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 811 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 812 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 813 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 814 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 815 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 816 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 817 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 818 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 819 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 820 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 821 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 822 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 823 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 824 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 825 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 826 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 827 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 828 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 829 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 830 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 831 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 832 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を行います。  質問通告の順序により質問を許します。2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 3: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは一般質問の1番目を行いたいと思います。  都営狛江団地の建てかえ問題~安心して住み続けられるようにということです。  まず最初に狛江団地の現状について伺います。  7月18日付の建設通信新聞に狛江団地の建て替え基本計画案作成へと大きく記事が掲載されていました。団地の住民の方は驚き,一体どういう計画なのか,これまでエレベーターを設置してきたのに,現在も耐震改修も行っているのに,なぜ,いつから,どうなるの,自治会も正式には聞いていないと不安の声が上がりました。  しかもこの新聞には具体的に,基本計画案の作成作業に着手するため,業務委託手続を開始した。1,700戸超えの大規模団地を段階的に建てかえていく。土地利用や住宅施設,公共公益施設などの諸元,事業スケジュールなどを検討するとともに都市計画変更案を作成する。8月19日に開札して業務委託先を決めると書かれており,さらに都市計画公園の位置,同団地区域の整備・開発・保全に関する方針や地区整備計画など地区計画の素案を作成する。納期は2020年3月13日と書かれていました。  団地住民の皆さんの不安を少しでもなくすことができるのは計画が見通せることだと思います。そして,さらに住民の願いを反映することができるのだということだと思います。今回はそのために質問をいたします。  まず狛江団地の実態について,建設時期,敷地面積,棟数,戸数,公共施設,公園,民間事業所などを伺います。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 5: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都営狛江団地の建てかえ問題で狛江団地の実態についてお答えいたします。  狛江団地の建設時期につきましては棟によって異なりますが,昭和41年から昭和50年にかけて順次建設されております。敷地面積は約7.9ヘクタール,棟数は50棟,戸数は1,762戸でございます。  団地内にある公共施設は上和泉地域センター,上和泉学童保育所,藤塚保育園があり,公園は藤塚第一児童公園,藤塚第二児童公園,藤塚第三児童公園,藤塚第四児童公園がございます。  そのほか一部の住棟の1階に併存店舗が16区画ございまして,商店のほか,こまほっとシルバー相談室狛江団地,高齢者デイサービスを行っているむべの会,児童発達支援・放課後等デイサービスを行っているはっぴぃハウス等がございます。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。
    7: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) たくさんの施設があるということでありますけれども,では次に狛江団地の世帯数と人口,年齢層,高齢化率などを伺います。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 9: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都営狛江団地に限定した統計等はございませんので,狛江団地を含む和泉本町四丁目でお答えをいたします。  平成31年1月1日現在の数値ですが,世帯数は2,139世帯,人口は3,663人となっております。そのうち65歳以上の方は1,920人で,高齢化率は約52.4%となっております。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 11: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 全体で高齢化率52.4%ということでございますけれども,私は団地の方に伺いました。団地だけの高齢化率といたしましては,1,680人お住まいで61.4%ということであります。今の御答弁の和泉本町全体よりも,さらに9ポイントも高いということがわかりました。  さらに年齢層でいいますと,75歳以上は40%,80歳以上は22%ということでございました。ひとり暮らし世帯の方も多いということであります。  改めて狛江団地の建てかえというのは50棟あり,1,762世帯もある大団地であるということ,そして高齢化率が最も高くひとり世帯も多い,さらには公共施設や福祉施設が複数以上あり公園も多い,この地域での建てかえということになります。大変な取り組みだと私は思います。  そこで市としては,この建てかえ問題についてどのように考えておられるでしょうか。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 13: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今質問の中にございましたけれども,現状として高齢化率が最も高くひとり世帯も多い,また公共施設,福祉施設が複数以上あり,公園も多い地域での建てかえになると認識をしています。  建物の再生というハード面だけではなく,まちの再生という視点を持って建てかえ,若い世代も取り込めるような取り組みが必要ではないかと認識しています。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 15: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは次に,先ほども申しましたように住民の皆さんにとっては7月18日の建設通信新聞で突然発表されたわけですけれども,市としてはこの経過,どのようにつかんでいたのでしょうか。建てかえ計画に至るまでの経緯について伺います。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 17: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に問い合わせをしたところ,都営住宅の建てかえにつきましては,昭和40年代以前に建設された都営住宅を対象に計画的に事業を進めておりまして,対象となる都営狛江団地においても将来の建てかえについて検討しており,今年度委託契約をしたとのことでございます。  なお,狛江市に対しましては平成29年度に,都は耐震化工事を引き続き行う予定ではあるが,再整備についても検討するという趣旨で狛江団地の用途地域や建てかえを想定した場合の必要な手続等について問い合わせがあり,用途地域の制限やまちづくり条例の手続について説明しています。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 19: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) はっきり建てかえということではないにしても,2年前からいろいろと説明を求められていたということでありました。  住民の方々の不安を少しでも取り除くためには,何といっても丁寧な説明が必要だと考えます。市から東京都に対して,自治会を初め住民の皆さんに丁寧な説明を行っていただくことを要請していただきたいと,このことを強く思いますけれどもいかがでしょうか。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 21: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都営狛江団地の建てかえについては東京都と必要な協議は進めてまいります。東京都に確認しましたが,建てかえについての計画がある程度見えてきたところで都から住民の皆様への説明をする予定で,丁寧な対応をとっていただくと伺っています。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 23: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) わかりました。都から丁寧な説明が行われるという御答弁でありましたので,こうした説明を東京都が行うことをぜひ市としても援護していただきたいというふうに要望しておきます。  そしてまた,計画がある程度見えてきてからということでありましたけれども,この計画はいつごろになるのかも今全くわからないわけですけれども,もし市としてどの程度のときからということが今わかればお答えいただければと思います。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 25: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) さまざまな現在の状況を調査した上で建てかえ,また現在の耐震化,またエレベーター設置等の効果等も検討しながら,時間をかけて検討されると思いますので,今後の予定についてはその上で具体的な内容が示されるものと理解しておりますので,市としてはその辺は把握できておりません。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 27: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) わかり次第お知らせいただくとともに,説明会などを開催していただきたいというふうに思います。  そして住民の皆さんが安心して住み続けられる団地にしていくためにも,今後市としてさまざまな形で支援をしていっていただきたいというふうに思います。  次に今後のスケジュールについて,まだ明確になっていないというお答えではございましたけれども,全く見えないと本当に不安だらけですので,わかるところは教えていただきたいと,お答えいただきたいと思います。  先ほど紹介した建設通信新聞によりますと,狛江市などとの協議を進めながら,これまでにまとめている計画案を見直し,土地利用や住宅施設,公共施設などの諸元,駐車・駐輪台数,住戸型別供給割合,事業スケジュールなどを整理して基本計画図をまとめると,このように書かれております。市とともに協議しながら基本計画図をまとめるということだと思うのですけれども,この点については,都との協議状況はどのようになっているのでしょうか。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 29: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 先ほども答弁いたしましたが,狛江市まちづくり条例の手続等について東京都に説明をしておりますが,建てかえについて正式な協議は行っておりません。東京都にも確認をしましたが,建てかえを進めるに当たっては市と都において協議をしていく必要があり,東京都としても今後,検討の進捗に応じて市と協議していく考えであると伺っています。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 31: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 新聞には協議を進めながらというふうに書いてあったのですけれども,建てかえそのものについての協議はまだされていないということでありました。  それでは協議もしていないわけですけれども,既に土地利用や住宅施設,公共施設ということも出されておりましたけれども,これらについての考え方などの方針はどのようになっているでしょうか。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 33: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) こちらについても東京都に確認いたしましたが,具体的な計画については未定とのことでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 35: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) わかりました。まだ未定ということでありますけれども,私も東京都にお話を伺いに行き,そしてそこで事業のフローを見せていただきました。そこには現況調査,そして基本計画案策定,次に基本設計,実施設計,建築工事と,こういうふうなスケジュールになっているということが示されておりました。  現在の段階は2番目の基本計画案策定ということになるのではないかと思いますが,現況調査,これが昨年,2期にわたってきめ細かく行われていたということも知っております。既に昨年行われていたということが今わかったのですけれども,フローの中で現況調査がもう既に昨年済んでいたということになると思います。  そして基本計画案策定については,もう既に業者は決定して委託されているということになりますので,普通に考えればこの基本計画案策定はもう既に委託したときからスタートするのかなというふうに思いますけれども,その点についてはどうでしょうか。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 37: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に確認いたしましたが,狛江団地の基本計画策定にはまだ期間を要すると思われるとのことでございます。また建築工事等のスケジュールは未定とのことで,建てかえが始まってから全住棟の建てかえが終わるまでには,狛江団地の規模であれば一般的には20年程度はかかるのではないかとのことでございました。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 39: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本当に長い期間かかるということが明らかになりました。建設が全て終了するまでには,まあ,一般的にというお言葉でしたけれども20年程度かかるということでありました。  そうしますと,今基本計画案策定ということでスタートしているという認識でよろしいのか,済みません,もう1度お伺いします。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 41: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 先ほど答弁したとおりでございます。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 43: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) わかりました。では前年度の準備も含めて,もう既に基本計画案策定はスタートしているということが確認されました。  そこでたくさんの課題が考えられると思いますけれども,今市として課題として考えられていることについて伺います。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 45: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に確認いたしましたが,課題は今後の検討の中で整理していくということで,市としては狛江市都市計画マスタープランや狛江市住宅マスタープランを踏まえて都と必要な協議をし,周辺の住環境と調和した多様な世帯が暮らしやすい魅力あるまちを目指し,防災機能を確保すること等,さまざまな調整をする必要が想定されていると考えています。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 47: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今お答えになったのは建設そのものに対する,東京都と市がどのようにマスタープランを踏まえてどういう住宅を,そしてまた周辺をつくっていくか,その調整などが必要だし,それが課題だよというお答えでございましたけれども,実際にそこに1,762世帯の方々が住んでおられるということ,そしてその方たち,住民の皆さんにとって,そしてまた狛江市にとっても考えられる課題について,今の段階で考えておられることは何なのですかとお伺いしたいと思います。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 49: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市としては都市計画決定権を持っておりますので,地域の実態に合った良好な住環境を確保していただくべく公園等の配置等も検討し,また公共施設も保有しておりますので,その配置等も含めて,これから協議を適切に進めていければと思っています。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 51: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 都市建設部長だからそういう建設的なことのお答えでございましたけれども,ソフトの面というか,住民の皆さんがそこにいらっしゃるということでの建てかえですのでということを先ほども申しましたように,これは市長に伺ったほうがいいのかもしれませんけれども,狛江市にとって今一番心配されているのは転居,移設の問題ではないでしょうか。建てかえとなれば必ず,一度に全部建てかえないにしても,まず最初にやる所,そこの住民の方々がどこかに移転しなければなりません。そのことに対して市もぜひ考えていただきたいというか,どうしたら市民の皆さんにとって一番負担がなくなるのか,そういう配慮というか,それが大事な課題なのだなというふうに思っていただきたかったなというふうに思います。  そこで,当然その移転先はどうなるのかしらという点について,もしわかりましたらお答えください。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 53: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 建てかえにつきましては,その建物を一旦取り壊して建てかえをするということでございまして,お住まいの方の転居先というものも必要になると思っております。狛江にお住まいの方々に対する支援ということで,できるだけ場所も近い,できれば狛江市内で移転ができるような方策も東京都として考えていただければと思っておりますが,その辺の調整につきましても,今後建てかえに向けた東京都との協議の中で調整していければと思っています。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 55: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) これまで他の団地の建てかえの移転先ということなども見てまいりまして,ここは大規模団地でもありますので,例えば4期でこの工事をやるとしても,本当に大きな,500世帯までいかないにしても,300世帯から500世帯ぐらいが移動しなければならなくなるのかなというふうに思います。  移転となりますと,これまで長年住み続けておられた,長い方は50年住んでいらっしゃったと思うのですけれども,こうしたコミュニティーが分断されて,しかもおひとり暮らしの方が大勢いらっしゃいますので,もしあちこちに点在するとなると孤立してしまうのではないかなということなどが心配されます。  そしてさらに,移転したらまた戻ってこられるのかと,果たして本当に新しい所,今まで住んでいた所に戻れるのかということなども大変心配されております。今,市としてはできるだけ市内,そしてできるだけ市に近い所にというお答えでしたので,そうした面でも御努力をお願いしたいなというふうに思います。  そしてさらに問題なのは,建てかえた新しい団地というのは,東京都が今進めておりますが,部屋の形ですけれども,型別供給。先ほどの新聞にも出ていました型別供給ということが今大問題となっています。  型別供給というのは,例えばひとり世帯の人は1DK,2人世帯は2DKというふうに決められていて,その割合を今後都が決めていくということが報道されているわけですけれども,今現に住んでいる方たちのおひとり暮らし,お二人暮らし,2人世帯という形での割合をある程度換算はするのでしょうけれども,そういった形で団地がつくられるとなると,本当に狭い所がたくさんできてしまい,改めてひとり世帯が多いとなると,そこにまた,もし万が一戻ってこられたおひとりの方がお亡くなりになった場合には,やはり1人しか入れない。2人世帯,3人世帯,ファミリーは入ることができない,こういう団地が今都内で次々とつくられております。このことは非常に問題だとされております。  例えば1DK,たとえ2DKにしても介護用のベッドなどが入ると介護する人のスペースもないとか,特に2DKなどは部屋と部屋の間に水回りがあって,それぞれの部屋が別々になると。例えばエアコン1つとってみても2台つけないと部屋が涼しくならないとか,そういうことなども伺っております。  ですから,このことも今後出てくると思いますので,住民の声をしっかりと聞いて,それを都に反映させていくという,そういう市の姿勢であっていただきたいなというふうに思います。  またさらに住民の皆さんからは,新しくなると家賃が高くなる,あるいは日照はどうなるのか,あるいは5階建てが高層になるのではなどの心配も出されております。この点については,家賃の問題などは市の権限ではないでしょうけれども,高さについては今後高層にするとかしないとかは協議されておりませんけれども,もし万が一高さについて検討が行われ高層になるというようなことが出た場合は,市としてはどのような見直し手続が必要なのでしょうか。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 57: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高さ制限等を緩和することにつきましても,周辺の環境を考慮したまちづくりをしていただきたいという観点から地区計画等を活用して,必要な公共施設に,また緑地空間等を整備したまちづくりをしていただければということで今後の協議の中で調整をしていきたいと思っています。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 59: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今は5階建てです。今は市の規制がかかっていて25メートルということで,万が一今の中で建てかえ,高くする場合でも7階ということを聞いております。これが敷地面積が余り広くない中で高い高層の団地となると,周りの住環境との関係もありますので,そこら辺はしっかりと環境を守るという点についても,ぜひ協議をしていっていただきたいというふうに思います。  先ほども公共施設について少し伺いましたけれども,本当に安全で安心で快適に暮らせるためにということで欠かせないのが公共施設だと思いますし,さらに住民の皆さんは,今ある公共施設の上に,さらに福祉施設。例えばグループホームとかサロンとか特別養護老人ホームとか,そういうさまざまな施設ができればいいというような要望も出されております。そしてまた防災施設,あるいは商業施設,公園。公園はある面積をしっかり確保するということでありますけれども,例えば公園1つとってみても,本当に周りの方々と交流ができるような公園にしていくのか,あるいは団地の方々がそこで集える公園にしていくのか,さまざまな観点が必要だと思いますけれども,こうしたさまざまな施設の充実を進めていっていただくことを望んでおられます。  狛江市全体のまちづくりとしても,この地域は重要な拠点であると考えます。ぜひ住民,市,都が十分に協議を重ねていっていただくということを要望いたしますが,いかがでしょうか。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 61: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 本地区に必要な公共・公益施設等につきましては,市としても整理した上で今後都と協議をしていきたいと考えています。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 63: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) きょうは初めてこの狛江団地,1,762戸ある本当に大きな狛江団地の建てかえ問題を初めて質問いたしましたけれども,まだなかなか計画が明らかになっていない,そして都が進めるという点で市としての役割がなかなか明確にならないということではありますけれども,きょう私が質問した中でも,市が一生懸命市民の要望なども聞いて一緒になって協議に臨んでいただくということが確認されました。本当に住民の皆さんにとっては大きなエネルギーが要る問題です。そして生涯にとって一大事のことだと思うのです。それだけに,本当に苦労して大変だったけれども,建てかえて戻ってきてすばらしい住宅ができて,しかも環境もさらによくなり,安心で快適に過ごせるなという,それが計画の中でも見えてくる。これこそが求められていると思います。  そしてそもそも団地というのは,あるいは住まいというのは国民生活のレベルアップを図っていく,これは当然のことだと思うのです。50年前よりも狭い所に住むことになってしまったということでは国民生活をさらに阻害するというふうになってしまいます。  そしてそこにお住まいの方の個人のものではありません。団地というのは,いずれは次の世代へと受け継がれます。ですから次世代への財産になるわけです。だから先ほども言いましたように,ひとり世帯だから1DKばかりを大量につくるということでは困ると思いますし,今でも子育てファミリーにもっと団地に入っていただきたいというのが住民の皆さんの今の思いです。  この点では私も東京都へ要望に行ったこともあります。ぜひ質の高い団地にしていただく,このことを市もしっかりと認識して臨んでいただきたいと思います。  そして実はきょうは傍聴の皆さんがたくさんおいでですので,ここで市長にお伺いしたいのですけれども。こうした本当に切実な団地の建てかえ。今も申しましたように生涯に1度の本当に一大事だという点です。だけど狛江に住んでいてよかった,そして狛江に戻りたい,狛江が好きだというような,そういう立場で団地の皆さんがこれから過ごせるようにして臨んでいただきたいというふうに思いますけれども,その点については市長いかがでしょうか。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 65: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今宮坂議員からいろいろお話をいただきまして,東京都との協議にまだ入っていないところでございまして,今調査をかけている段階でございます。  狛江市としましても,都営狛江団地にお住まいの方が住み続けられるよう,市といたしましても東京都と協議をして,また先ほどもございましたけれども,住みかえというところもございますので,市といたしましてもそこもしっかり東京都にお話をしていきたいというふうに考えております。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 67: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひソフト面も含めて,市長として本当に住みよい団地づくりのために力を発揮していただきたいということを要望しておきます。  そして最後に当面の問題で質問したいと思います。  この間,年金だけではアパートの家賃が払えない,夫が亡くなり高い家賃の公団に住み続けられない,都営団地に入りたいという切実な声が寄せられていました。  そこで8月の募集をとても期待されていたのですが,狛江団地の8月の募集は何とゼロでした。  私たちはこのところ,空き家がすごく多い,もっと募集を広げてほしいということから狛江団地の空き家を調査いたしました。結果119戸もあいていました。たとえ建てかえ計画が発表されたとしても,この建てかえが終わるまでには20年程度かかるということでしたので,しかも耐震改修も来年2月までの予定で今7棟行っています。  周りの方の住民のこうした切実な要望に応えるために,空き家に見合った募集をしてほしいと思います。ぜひ都に要望していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 69: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に確認いたしましたが,狛江団地についても現在定期的に募集を行っているとのことでございます。念のため,そのような要望があったことについても東京都にお伝えしてまいりたいと考えています。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。
    71: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ強くお願いしたいと思います。定期的に公募を行っているということですが,8月がゼロだったという点は本当に納得できません。次回はたくさんの募集があることを願っています。  住まいはまさに人権です。生活する上で欠かせない住まい。特に低所得の方にとって都営住宅は生活そのものであり,安心の住環境が求められます。  2019年5月に出された東京都住宅政策審議会の答申によりますと,都はこれまで,東京都住宅基本条例に基づき,6次にわたる東京都住宅マスタープランを策定し,現在,ストック重視の住宅政策を進め,都民の「豊かな住生活の実現と持続」を目指している。と,このように報告されております。  そして東京都住宅基本条例には,「住宅は,生活の基盤であると同時に,都市を形づくる基本的な要素である。住宅のありようは,都民生活の質はもとより,都市の活力や景観,地域社会の維持形成とも密接に関連している。  住宅は,このように単なる私的財にとどまらず,社会的な性格を有している。経済的活力や文化的魅力とあいまって,居住の場としての魅力を高めていくことが,都市社会に活力と安定をもたらし,東京の持続的な発展に寄与するものである。われわれ都民は,東京の貴重な都市空間を合理的に分かち合うとともに,良好な都市環境を将来の世代に引き継いでいくことが必要であるとの考え方に立って,基本的人権が尊重されるとともに社会的公正が実現され,共に支え合い,安全に,安心して住み続けられる社会を築いていかなければならない。  このためには,地域からの発想を重視しながら,良質な住宅のストックと良好な住環境の形成を促進し,都民が適切に住宅を選択できるよう市場の環境を整備し,及び住宅に困窮する都民の居住の安定の確保を図る,総合的な住宅政策の確立が不可欠である。  われわれ都民は,このような認識の下,居住の場としても魅力的な東京の実現を目指すことをここに宣言し,東京にふさわしい住宅政策の目標とその基本的方向を明らかにするため,この条例を制定する。」と,このように基本条例が定められています。  都営狛江団地の建てかえについては,こうした東京都住宅基本条例に基づいて,ぜひ市民が安心して暮らし続けられるよう市としても最大限力を発揮していただくことを改めて要望して1問目の質問は終わります。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 73: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 2問目です。「聞こえのバリアフリーを~加齢性難聴者の補聴器への補助を」ということで質問いたします。  人は誰でも加齢とともに高い音から徐々に聞こえにくくなり,70歳以上の半数の方に難聴があるとされています。超高齢社会を迎える中,今後さらにふえていくことは確実です。  相談に来られた方は,外で話しかけられ,聞こえていなくても聞き返すことも悪いので,わからないままうなずいています。なるべく話しかけられないように避けています。電話も聞こえないのでとらないようにしています。一日中ほとんど人と話すことがありません。補聴器を買いたいけれども50万円かかりますと言われたので,とても買えません。どうしたらいいでしょうかという相談でありました。  この方のように聞こえにくくなると,家庭でも社会的にも会話の機会が減り,外出を避け,孤立しやすくひきこもりになりがちです。鬱や認知症になることも明らかになってきました。  難聴になっても聞こえのバリアフリーが拡充できるなら,会話も社会参加も広がり,認知症予防,健康寿命の延伸にもつながると思います。生活の質を向上させるために政治・社会のサポートが切実に求められています。  まず聞こえのバリアフリーの重要性について市長の認識を伺います。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 75: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 加齢に伴います体力の低下や視力の低下,また質問の聴力の低下など,さまざまな機能の衰えは避けて通ることができないと思います。また機能が低下していく状況は人それぞれ違うこともございますので画一的な対応をすることは難しい状況にありますけれども,それぞれの状況に見合った施策を構築していくことは必要というふうに認識しています。  しかし何か一つに特化して取り組むことではなく,相対的に状況を見定めながら財政状況なども踏まえた上で必要かつ効果的な施策を構築していく必要があるというふうに考えています。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 77: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今お答えのように市長はそれぞれの状態に見合った支援策を構築していくことは必要という認識だということでございました。こうした支援策,ぜひお願いしたいなというふうに思います。  それでは市は加齢性難聴の実態や市民からの要望についてどのようにつかんでいるのでしょうか。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 79: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 地域包括支援センターや市のケースワーカーなどが日常的に相談支援を行う中で,聞こえの度合いはさまざまでございますが,市内でも高齢の方で聞こえに何らかの支障がある方は多くいらっしゃると認識しています。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 81: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この間,日本共産党東京都議会議員団は2012年9月に高齢者等の「聞こえの支援」に関する東京都への提言を発表して以来,聞こえの支援,聞こえのバリアフリーについて議会質問を初めさまざまな取り組みを系統的に行ってまいりました。私も2010年から磁気誘導ループの問題を含めて難聴問題,加齢性難聴問題に取り組んできたわけですけれども,こうした中で東京都議会議員団は5月8日から6月25日まで難聴と補聴器に関するアンケートに取り組み,短期間でしたけれども527人の方が回答を寄せてくれたということでありました。  このアンケート結果によりますと,「耳が遠い」と答えた方で補聴器を使っている方は約半数にすぎなかったということです。購入しなかった理由のトップは断トツで価格が高いということ。補聴器は数万円から数十万円と高額であるにもかかわらず今は使っていないという方が2割もいらっしゃったということでありました。  補聴器を使う動機になるものとしては多い順に「購入費補助制度」ということ,そして「価格が安くなったら」,また,「専門医や相談員による丁寧な説明」,こうしたことが並びました。  自由記載にもたくさん要望がされたということですが,時間の関係で割愛します。  そして狛江市におきましては,1月24日に市が主催した「補聴器と聞こえに関する講演会」においてのアンケートにおいても,参加した理由として,聞こえが悪くなったため補聴器を使うことを考えているとか,聴力の低下を感じているためとか,日々の業務で難聴がコミュニケーション障がい,活動性の低下に直結していて認知症のハイリスクであると実感しているなどが寄せられており,困っているということでは,補聴器が高額なので困っている,補聴器を買うのにすごく高い。補助金をつけてほしい。身体障害者手帳は簡単には取れないとか,耳が聞こえなくて困っている。補聴器が壊れたなど切実な声が寄せられていました。  市はこうした切実な要望に対してどのように考え,市の施策としてはどのように応えていただけますでしょうか伺います。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 83: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) まずは聞こえや補聴器に関して正しく理解をいただき,必要な場合にはすぐに医療機関を受診していただくことが大切だと考えております。  現状といたしましても障害者総合支援法の補装具費による補聴器の購入費及び修理費の支給がございますので,障がい者の支援にかかわる方だけではなく,高齢者の支援にかかわる方に対しても周知を行い,必要とする方に制度を御利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 85: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 必要な場合にはすぐに医療機関を受診していただくということが大切だという御答弁でございましたけれども,ただ残念ながら加齢性の難聴というのはゆっくりと進行するため御本人が気づきにくい。そのまま過ごされて,いつの間にか重度になってしまうと。そして受診するというケースが多いということです。  人の体力は30歳ごろから低下していくのと同じように,徐々にこれが進行していると。そして多くでは60代から70代でふえると言われております。  専門家の先生は,聴力は一度損なわれるともとに戻すことはできず補聴器を使用することが基本。日本では両耳の聴力が70デシベル以上,かなり重い難聴でなければ身体障害者手帳は交付とならないということでありますけれども,補聴器の対象となる人で実際に使っているのは先ほど述べたように2割弱という調査結果がある。そして難聴の症状が軽いうちから聞こえにくいと感じたならば,できるだけ早く診断するほうが残った聴力を維持するためにも積極的に補聴器を活用するよう呼びかけているわけですけれども,補聴器を使うことで認知機能の低下が抑制され認知症の予防にもつながるということなども専門家からも言われているわけですけれども,早くから補聴器を使用すること,この重要性について市の認識を伺います。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 87: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 聞こえは生活の質にも大きくかかわってくるものでございます。聞こえに問題を生じた場合には,すぐに医療機関を受診していただくことが重要と考えております。  また補聴器には幾つかの種類があり,医師と相談の上,実生活に合った適切な補聴器を装着していただくことが必要であるとも考えております。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 89: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 加齢性難聴はゆっくり進行するために早期発見というのが大変難しいということを再三申しておりますけれども,そこで市の支援策として1つ目といたしまして,早期発見のための聴覚検査,これが重要であると考えます。現在行っている特定健診や後期高齢者健診,このメニューに聴覚検査は入っているのでしょうか。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 91: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 特定健診,後期高齢者健診メニューには聴覚検査はございません。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 93: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 70歳代だと半数も加齢性難聴になるということが言われている。しかし発見がおくれるという点で,特定健診はもっと若いときから受けるわけですから,ぜひ加えていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 95: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 特定健診につきましては平成19年厚生労働省令第157号の特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準に定められております。服薬歴,喫煙歴等の問診,身体計測,理学的検査,血液測定,脂質・血糖・肝機能を調べる血液検査,尿検査が項目として定められており,後期高齢者健診も同様の内容で実施されております。  健診につきましては生活習慣病予防を目的としているため,聴覚検査を加えることは現在のところ難しいものと考えております。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 97: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) とても残念です。生活習慣病予防だけでは高齢者の健康は守れないし,生活の質を向上させることはできないと思います。これは引き続き要望していきたいと思います。  しかも高齢者人口が年々増加しているというのは日本全体で言えますし,狛江市では今24%を超えています。そして先ほどから言うように自覚しにくいのだということなので,ぜひ検討していただきたいと思います。  では高齢者計画のための実態調査アンケート,これが介護保険のとき,介護保険計画を立てるときに実態アンケートなども行われると思うのですけれども,ここに聞こえの項目を入れていただくということを提案したいと思います。  アンケートに入ることによりまして聞こえについて考えることになり,市としても実態をつかみながら支援策を進めていくことができると思いますけれども,いかがでしょうか。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 99: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 本アンケートにつきましては3年に1度実施しておりますので,今後の参考とさせていただきます。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 101: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  それでは2つ目の難聴対策として,一人一人の聞こえに合わせての調整が大変重要だということです。その支援策を提案したいと思います。  先ほどの東京都議会議員団のアンケートでは,買ったけれども使用していないという方が2割と。市のアンケートでも,雑音が気になって外している,補聴器の音がたまにごおーっと高い音がする,補聴器を試したがピーピーと音がしてだめでしたと寄せられています。  買ってしばらくつけているけれども役に立たないと思っている人は少なくありません。せっかくの高価な補聴器が使われていない。これはなぜなのか。  日本共産党のしんぶん赤旗日曜版に掲載されていました。済生会宇都宮病院の耳鼻咽喉科主任診療科長聴覚センター長の新田清一先生によりますと,音は耳の中の器官の蝸牛で電気信号にかわり脳に伝わることで初めて音と認識される。耳は音を伝える伝達器官で,実際に音を聞いているのは脳。難聴は耳の機能が低下することで脳に伝わる電気信号が減少している状態。そこで必要なのは,聞こえに必要な音量の音を脳に伝えること。ところが,音の刺激が少ない状態になれてしまった難聴の脳は,聞こえに必要な音量を入れると,環境音や雑音がうるさくて苦痛を感じる。言葉を聞き取れるようになるには,たくさんの環境音や雑音になれる補聴器リハビリが必要。大事なことは,1,朝起きてから寝るまで常につけ,いろいろな場所に出かけ会話し,言葉を聞き取るようにすること,2,3カ月間続けること。最初の1カ月程度はつらくて当たり前。焦らずにリハビリを,と。購入するには相談医に補聴器適合に関する診療情報提供書を発行してもらい,販売店で調整を行う専門家の認定補聴器技能者と相談しながら補聴器を選び,3カ月間の貸し出し期間で調整を重ね,補聴器適合検査で確認ができたら購入,このステップを踏むことが大事ですと記載されておりました。  このように調整,リハビリを行うことが重要だということに対して市の認識を伺います。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 103: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 重要であると認識しております。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 105: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは調整,リハビリを行うためには専門の先生が身近にいらっしゃることが大事だと思います。  狛江市内には補聴器相談医は何人で,補聴器販売店が何店舗あり,認定補聴器技能者は何人いらっしゃるのかわかりますでしょうか。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 107: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 日本耳鼻咽喉科学会が認定する補聴器相談医は市内に3人いらっしゃいます。補聴器販売店は把握している限り5店舗あり,認定補聴器技能者はお一人いらっしゃいます。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 109: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市内には補聴器相談医が3人と。そして補聴器販売店は5店舗で,さらに認定補聴器技能者はたった1人しかいないということがわかりましたけれども,高齢者人口からしても大変少ないわけです。  購入したけれども使っていない方が本当にたくさんいらっしゃいますので,この状態をつくらないためにも,専門医のお話のように調整とリハビリができる環境づくり,これが必要ではないかなというふうに思います。またどこに相談に行っていいかよくわからない方も多いのではないかと思います。  市ができる支援策として,この調整やリハビリが必要なのだよということなどを市民の皆さんに知らせていくこと,これが第一に必要ではないかなというふうに思います。そしてどこに行ったらこういうことも相談できるということも必要だと思います。そのために例えばポスターとかチラシとか窓口でこういうことをお話ししていただくとか,あるいは講演会を開くとか,また聞こえの相談室とか補聴器の相談室とか,こうしたことを市としてぜひ行っていただきたいということを提案したいと思いますけれどもいかがでしょうか。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 111: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 今後の取り組みの参考とさせていただきます。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 113: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) これだけ難聴者の方がいらっしゃって,気づきがおくれて,しかも高い補聴器を買って,またそれをつけていない方がいらっしゃる。そしてひきこもりになり,そのことが認知症にもなるという,これだけのことがわかっているわけですから,参考というよりも,取り組みをぜひ前向きに進めていただきたいというふうに思います。  そして3つ目は最大の要望です。身体障害者手帳取得までいかない中程度の難聴者が早くから補聴器を使用したほうがよいということが国際アルツハイマー病会議でも,専門医からも,そして市の御答弁でも一致いたしました。  しかし高くて買えないということがアンケートからも,私の周りからも言われています。こうした方々に補助を求めるものなのですけれども。  まずその前に現在の制度について伺います。難聴者が身体障害者手帳を取得すると,その一部,1割で購入できるということなのですけれども,取得するに当たっての基準について伺いたいと思います。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 115: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 補装具費として補聴器購入費の助成を受けるためには,聴覚障がいで身体障害者手帳を取得する必要がございます。  手帳を取得する要件といたしましては,両耳の聴力レベルが70デシベル以上,または片耳の聴力レベルが90デシベル以上で,もう一方の耳の聴力レベルが50デシベル以上であることが必要でございます。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 117: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 音というのは本当にわかりにくくて,しかも70デシベルというのは想像がつかないと思うのです。具体的にどの程度の音量になるのでしょうか。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 119: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 少々大きな声での会話の音量レベルとのことでございます。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 121: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 私の認識とちょっと違うのですけれども,そこで70デシベルを調べてみました。  環境省で定めている騒音デシベル基準というのがあって,これを維持することが望ましいと定義して,基準を超えると騒音扱いになるということで,例えば一般的な住宅地なら夜は45デシベルを超えたら騒音になるということ,そして目覚まし時計のベル音,これが64から70デシベル,また日本建築学会編で建築物の遮音性能基準と設計指針というのがあって,そこで騒音は70デシベルでうるさいと書かれていました。そして掃除機の音,騒々しい街頭,自室外からの騒音,我慢できないと。  また別の日本騒音調査ソーチョーというホームページには,かなりうるさい,かなり大きな声を出さないと会話ができないと,こういうふうになっていました。  市の答弁の「少々大きな声」というのはちょっと違うんじゃないかなというふうに思うのです。  私も第1回定例会で伺ったところ,市の答弁では,「40センチ以上の距離で声が聞こえない状態のこと」ということでした。  そこで議長に許可を得ましたので,40センチはこの長さです。家でも試しましたが余りにも近いのです。ちょっとごめんなさい。ここで平井議員って話しても聞こえない,これが70デシベルです。「少々大きな声」どころじゃありません。大変大きな声を出さないと聞こえないということです。  しかし70デシベルにならなくても聞こえない方はたくさんいらっしゃいます。  そこで国連の世界保健機関では何デシベル以上に補聴器の装用が推奨されているのでしょうか。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    123: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 世界保健機関では41デシベル以上の難聴の方に補聴器の装用を推奨しています。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 125: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 41デシベル。これは具体的にはどのような音量なのかわかるでしょうか。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 127: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 静かな住宅地や深夜の市内,また静かな図書館の音量レベルと形容されております。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 129: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 世界保健機関ですから,そこで41デシベルが必要だと言われているのに,日本では70デシベルじゃないと補助も出ない。しかも障害者手帳を取りなさいということなのですけれども,大変大きな開きがあります。  本当に皆さん困っているのは,手帳が取れないけれども聞こえない,難聴だ。決して41デシベルまでのよい耳ということではなく,もっと,例えば60デシベルとか50デシベルでもなかなか困難だという方々が今非常に困って引きこもっていらっしゃるということが実態なのです。しかも再三述べましたように軽いうちから補聴器をつけることがその人にとっても大切だよと,脳にとっても大事だよと言われているのに,こうしたことからも逆行していると思います。  収入が少なくなっている高齢者あるいは年金生活の方々にとっては,15万円から50万円ともなると負担がかなり大きいことになります。低所得の方々や生活保護を受けている方々などは諦めてしまう,こういうこともあります。ほとんど聞こえないまま毎日を過ごされているということが実際にあって,本当に大変深刻な問題だと思います。ぜひこの点をしっかりと考えていただいて,この問題に取り組んでいただきたいというふうに思います。  都内の自治体では9自治体が補聴器購入者への補助を実施していると。対象の要件はさまざまで,65歳以上であることとか一定の所得以下とか,そして支援内容は2万円から3万5,000円程度の購入費助成または現物支給の所もあるということですけれども,中でも新宿区・江東区・豊島区,この3つの自治体では東京都の高齢社会対策区市町村包括補助事業という高齢者のための福祉の補助制度を使っていることが日本共産党東京都議会議員団の調査でわかりました。この包括補助制度は東京都が高齢者施策費の2分の1を補助するというものです。  そして,さらに東京都議会議員団の質問に都の福祉保健局は,区市町村の判断で補聴器購入の助成にもこの包括補助の支援制度を使えるということを答弁しています。狛江市においても高齢社会対策区市町村包括補助事業,これを活用してぜひ加齢性難聴者への補聴器購入への補助を早期に実施していただきたい,このことを提案するものですけれどもいかがでしょうか。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 131: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 財政状況を踏まえた上で,国や多摩地域の動向も注視しながら調査・研究してまいりたいと考えております。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 133: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 前回も調査・研究したいという答弁だったのですけれども,この補助事業のことはきょう初めて言ったのです。補助を2分の1受けられますので,ぜひもう少し前向きに検討していただきたいと思いますけれども,市長いかがでしょうか。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 135: ◯ 市 長(松原 俊雄君) この補助自体,区部が大分先行しているところでございまして,市といたしましても全体的な財政状況とか,あるいは相対的な施策などを考えていきたいというふうに考えております。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 137: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本当に前向きに考えていっていただきたい。そして区がやっていて多摩地域ができないということではないと思うのです。26市トップでやったら,それこそすばらしい,優しいまちになると思いますので,ぜひよろしくお願いいたします。  そしてさらに,市に補助を求めるということとあわせて,私たちは国の公費助成,これを創設するということ,国こそがこれをやっていただきたいというふうに思っております。ですから市といたしましても,国へ創設,これをぜひ求めていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 139: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 多摩地域の動向も注視しながら対応してまいります。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 141: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市独自の考えはないのでしょうか。市として何を本当に大事にしていくかということをぜひ考えていっていただきたいというふうに思います。  この問題は東京都の問題だけではなく,今全国的にも広がっているところです。兵庫県議会でも昨年12月に全会一致で意見書が上がりました。そしてことし東京都内でも東久留米市議会,小金井市議会でも意見書が可決されました。高齢者が本当に安心して暮らし続けられるためにも,市の補助制度をぜひ創設していただきたい,このことを強く要望いたしまして2問目を終わります。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 143: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) では3問目です。障がい者が安心して暮らし,働けるようにということで食費提供加算について伺います。  2020年は障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団と国が結んだ基本合意(2010年1月)から10年という節目の年となります。雇用の保障とともに障害年金を自立できる額に抜本的に引き上げることや障がいのある人たちの所得状況の問題点や憲法第25条で保障されている人権を守ることなど重要課題はたくさんあります。  今回の質問は厚生労働省が,通所施設を利用している低所得の障がい者向けの食事提供体制加算についてに絞って伺いたいと思います。  まず事業内容についてですけれども,障がい者の日中の生活,就労を支援する施設と利用者数などについて伺いたいと思います。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 145: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 障がいのある方が日中に通所する施設といたしましては,常に介護を必要とする方に昼間に入浴,排せつ,食事の介護等を行うとともに,創作的活動または生産活動の機会を提供する生活介護,一般企業等での就労が困難な方に働く場を提供するとともに,知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う就労継続支援,自立した日常生活または社会生活ができるよう一定期間,身体機能または生活能力の向上のために必要な訓練を行う自立訓練などがございます。  このような通所施設が市内には7カ所ございます。本年7月時点で生活介護の利用者は64人,就労継続支援B型の利用者は61人,自立訓練の利用者は21人となっております。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 147: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 大変重要な事業所だということで多くの皆さんが通っているということがわかりましたけれども,利用される障がい者の多くの方々は年金と工賃が主な収入源ではないかなというふうに思います。こうした方々の利用料や工賃,食費はどのぐらいでしょうか。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 149: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 障がいのある方が通所施設を利用する場合には,利用料と食費等を負担することが必要でございます。利用料は所得に応じて異なり,生活保護世帯や非課税世帯の方は無料となり,課税世帯の方は月額9,300円または3万7,200円を上限としてサービスに係る費用の1割を負担します。食費は食事提供体制加算を受けている方の場合,食材費のみを負担いたします。  就労継続支援事業所に通っている方には工賃が支給されます。工賃は事業所が受注する仕事の利益をもとに支給されますので,事業所やその方の働く日数等によって額が異なります。 150: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 151: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) そこで再三出てきました国の食事提供体制加算,この内容について伺います。そしてまたこれまで時限措置ということも聞いていますけれども,そこについても伺います。 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 153: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 食事提供体制加算とは低所得者等である利用者に対して事業所の責任において利用者に対する食事の提供のための体制を整えている場合に,一日につき所定の単位数を加算するものでございます。  当初は平成26年度末までの経過措置とされておりましたが,平成29年度末までに延長されました。平成30年度報酬見直しにおきましても廃止が検討されましたが,再度延長されています。 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 155: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) これは廃止ということも何度も言われ,皆さんの運動で再延長されているということでありますけれども,障がい者団体「きょうされん」の実態調査によりますと,年収122万円以下の障がい者が8割を超えています。にもかかわらず,厚生労働省は2017年にこの加算を2018年3月末で廃止するという方針を打ち出したということでありますけれども,これがもし廃止されるとなると,多くの障がい者の方は自由に使えるお金がこれまで以上に少なくなるということです。さらに通うことを断念したりする方も出てくるのではないかと。そして通う方が少なくなれば施設側も負担増をかぶることになり,大きな減収となり,運営にとっても打撃となります。国が出している食事提供体制加算はぜひしっかりと維持していただきたいと思います。これは市にとっても貴重な制度ではないかなというふうに思います。  もしこれがまた廃止となるような状況になったとしたら,市としても反対の声を上げていっていただきたいというふうに思いますけれども,その点はいかがでしょうか。 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 157: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) この件につきましては担当課長会を通じて,必要がございましたら申し述べていきたいと考えております。 158: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 159: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 利用者のため,事業所のためにぜひ声を上げていっていただきたいというふうに思います。  そこで市内の事業所での食事提供体制加算の利用状況や利用者の負担について伺います。 160: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 161: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市内の7事業所のうち,調理等に係る人件費に対する食事提供体制加算の対象となっているのは5事業所となっております。本年7月時点で実利用者数は生活介護61人,就労継続支援B型21人,自立訓練17人となっております。  対象事業所であって食事提供を受けていない方は11人おられますが,事業所のほうに伺ったところ,その理由といたしましては午前または午後のみの短時間利用者が5人,小食である,食べられる食材が極端に限られるなどにより昼食を持参している方が6人であるとのことでございました。  利用者負担は事業所によって異なっておりまして,食材費に当たる実費として1食当たり200円から400円の間で負担をしていただいています。 162: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 163: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 次に世田谷区では食事提供体制加算についてどのように取り組んでいるのか,わかれば教えてください。 164: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 165: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 世田谷区では,世田谷区介護・訓練給付事業補助金交付要綱に基づき,障がい者が日中通所する事業者に対して独自の補助事業を行っております。世田谷区には区立の事業所と社会福祉法人やNPO法人等の運営する民営事業所があり,民営事業所の利用者の負担が区立事業所と比較して重くならないよう補助を行っているもので,その一つといたしまして給食費補助がございます。  民営事業所で給食を提供するための経費の不足分を一定の基準額まで区が事業所に補助金として交付しており,食事提供体制加算対象者の1食当たりの自己負担は区立・民営ともに一律230円となっております。 166: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 167: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 世田谷区は独自に補助を行って,自前で昼食をつくることができる事業所も,あるいはどうしても事業所としてできない,ほかからお弁当をとってくる事業所でも,利用者は一律に230円でよい,その分補助を出すというふうになっているということです。  事業所によっては自前で調理室を持って食事をつくることが困難という所もあると思いますので,区の補助というのは利用者にとってはもちろんですけれども,事業所にとっても非常に助かる補助だというふうに私は思います。  そこでAさんは世田谷区から転居し,今も近くに住んでおられるので行きなれた事業所がいいということで世田谷区の事業所に通っておられます。工賃は約2万円だそうです。ところが昼食代は1食590円で月1万1,800円です。世田谷区民の人は区から補助金が出ているということで,同じ時間働いたとして4,600円とのことでした。  世田谷区に伺いますと,先ほど述べたように1人230円負担すればよいようにしているということでしたので,これだけの格差がついてしまっているということなのです。狛江の方は,Aさんは2.5倍の負担となっています。工賃から1万1,800円を引くと,手元にはわずかしか残りません。それでもAさんはクッキーづくりで中心的な存在として毎日元気に通って頑張っておられます。それなのに工賃の半分以上が昼食代に消えてしまっているということで,ぜひ狛江市でも食費補助をお願いしたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 168: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 169: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 食事の補助をということでございますが,食事提供体制加算はございますので,食材費に当たる実費につきましては引き続き御負担をお願いしたいと考えています。 170: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 171: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本当に残念です。ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。  ある作業所の施設長は,給食はみんなの楽しみなだけではありません。重度障がいで偏食もある人が自宅やグループホームでは食べられなかった野菜を食べるようになったなど大事な支援の一つになっていますと話しています。障害者の権利に関する条約は障がい者の生活水準及び社会的な保障を求めています。まさに食こそ健康の源です。障がい者の方が安心して働き暮らし続けられるように市の検討をお願いして,質問を終わります。 172: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時18分 休憩     午前10時40分 開議 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 174: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは最初にごみ減量対策についてです。  ごみの減量対策は世界中での大きな問題です。生活が便利になることにより使い捨て製品が普及し,便利で軽量なプラスチックが大量に生産され,そのごみが海に流出し海洋生物が大量のプラスチックをのみ込むなどの深刻な影響が出ています。また食が豊かな国では,大量の食料品の廃棄またリサイクルなどに伴うCO2の排出,生産者がリサイクルや廃棄に責任を負う拡大生産者責任がきちんと果たされていないなどなど問題が山積しています。  今回は身近でできるごみ減量対策について質問していきたいと思います。  まず最初に,ごみ減量への取り組み状況についてお伺いをいたします。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 176: ◯ 環境部長(清水 明君) ごみ減量に本格的に取り組むきっかけとなりましたのは,多摩地区のごみを共同で埋め立てている最終処分場が想定を上回る速さで埋め立てが進んだことが背景にございます。  具体的には昭和59年に谷戸沢処分場運用開始以後ごみ量は増大し続け,昭和63年ごろに運用期間が当初見込みより短くなることが予測され,組織団体に対してごみ減量化推進が要請されました。  要請を受けまして市は市民の皆様の御協力を得ながらさまざまな取り組みを行うとともに狛江市ビン・缶リサイクルセンターを平成6年10月に竣工,翌月より本稼働し,瓶,缶,ペットボトル資源化のための中間処理を行い現在に至っています。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 178: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは再質問を行います。  今御答弁いただいたように最終処分場の延命対策は,いかにごみ減量を進め搬入量を最小限にした取り組みを進めるのかということが重要なことでございます。  ごみの排出量は取り巻く環境で状況は変わってくるのかと思います。一番大きな変化があるのはごみ袋の有料化の時期です。狛江市ではごみの有料化は平成17年から始まっていますが,有料化前の排出量の実績と有料化後の排出量の実績の比較についてお伺いをいたします。  また人口がふえればごみの排出量もふえます。狛江市の人口は毎年伸び続けていますけれども,排出量はどのように変化をしているのかお伺いをいたします。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 180: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市のごみ排出量でございますが,ごみ有料化前の平成16年度は2万6,014トン,有料化後は毎年着実に減少し,平成25年度には2万702トン,平成30年度には2万41トンにまで減少しております。平成16年度と30年度を比較しますと5,973トン,約23%減少しております。  人口は平成16年度末の約7万5,800人から平成30年度末8万2,900人と大きくふえております。約7,100人,9.4%増加しております。  人口は増加しておりますが,市民の皆様の御努力,御協力によりまして1人当たりのごみ排出量は減少を続けています。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 182: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 1人当たりの排出量が減少し続けているということは評価できることであるかと思います。しかし最近はディスポーザーが設置されているマンションなどもありますので,その影響も多少あるのかなというふうに思いますが,さらなる減量を進める必要があります。  今まで不燃ごみで出していた陶磁器やガラスのコップ類は昨年の4月から瓶の日に資源として回収されるようになりましたけれども,回収状況とリサイクル状況がどのようになっているのかお伺いをいたします。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 184: ◯ 環境部長(清水 明君) まず回収状況でございますが,昨年度のガラス・陶磁器類の収集量は55トンとなっており,内訳はガラス14トン,陶磁器41トンとなっております。  リサイクルにつきましては収集した後に千葉県銚子市にある業者で粉砕と研磨作業を行いまして,建設資材としてリサイクルしております。
    185: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 186: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 55トン回収をされたということです。陶磁器やコップ類はリサイクル状況,お話をしていただきましたけれども,不燃ごみとして出すのではなく資源として出すように市民への周知,これは広がっているというふうにお考えでしょうか。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 188: ◯ 環境部長(清水 明君) 周知につきましてはこまeco通信や狛江市ごみ・リサイクルカレンダー,パンフレット等を全世帯に配布しておりますので,周知が広がっているものと考えております。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 190: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 周知が広がっているということですけれども,現状としてはまだまだ不燃ごみとしてそのまま出されている状況もありますので,さらなる周知の徹底が必要だというふうに考えます。  これから年末になると,大掃除などでまた食器類を,家の整理を行う,こういうような状況にもなるかと思いますので,ぜひ引き続き,これは周知に努めていただきたいと思います。  次に使用済み小型家電のリサイクルの取り組み状況についてお伺いをいたします。  市役所広場で小型家電の回収を年に3回行っておりますが,その回収状況とリサイクル状況についてお伺いをいたします。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 192: ◯ 環境部長(清水 明君) 平成30年度の使用済み小型家電イベント実験回収の回収量は約22トン,前年度の29年度と比較しますと約20トンから2トン,10%程度増加しております。  リサイクルは金属類とプラスチック類に分別して行っています。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 194: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 小型家電の回収状況については毎回議会にも報告をいただいておりますけれども,持ち込みをされる方の地域を見てみると和泉本町や中和泉といった市役所の周辺が多くなっているかと思います。市役所での回収なので,その周辺の方が持ってこられるのかなと思いますけれども,車で来ても市役所は駐車場がありますので不便でないのかなというふうに考えます。しかも駐車券にスタンプを押してもらえるので駐車料金は無料ということになります。  来庁者の地域についてはどのように分析をされているのでしょうか。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 196: ◯ 環境部長(清水 明君) イベント開催時の持ち込み状況でございますが,多くの市民が徒歩や自転車で持ち込んでおります。市役所近隣の方が多いのは移動手段が主な要因かと分析しております。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 198: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 意外に徒歩,自転車の方が多いということです。わかりました。  小型家電回収は実験回収という形でずっと続けられておりますけれども,なぜ実験回収なのかということについて,その課題についてお伺いをします。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 200: ◯ 環境部長(清水 明君) イベント実験回収として行っているのは,当初は法施行後5年で法の見直しの予定があったためでございます。5年間を国の取り組みの方向性などを見きわめる期間としておりました。今後につきましてはプラスチックリサイクルの安定的な処理についてなどの運営に見通しが立ちがたい部分があるため,実験回収としております。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 202: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 見通しが立ちにくいということですけれども,今後の見通しについてはどのようにお考えでしょうか。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 204: ◯ 環境部長(清水 明君) 本事業内容につきましては変更することなく継続して行っていく予定でございます。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 206: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 実験回収ということで,今,年に3回です。このまま引き続き行われるということでよろしいですね。わかりました。  次に資源となるリサイクル品についてお伺いをいたします。  こまエコまつりなどでビニール傘のリサイクルの回収を実施していたと思いますが,ビニール傘はどのようにリサイクルされているのでしょうか。またこの間の回収状況についてお伺いをいたします。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 208: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ビニール傘のリサイクル回収につきましては,平成30年1月から11月までの間実施いたしました。実施事業者であるテラサイクルジャパンによるプログラムに参加し,市庁舎において回収,事業者へ引き渡すことでリサイクルに取り組んだところでございます。  こまエコまつりでの取り組みもこのプログラムを活用したもので,事業者が回収したビニール傘は取っ手部分,骨,帆に分解され,ポリプロピレン,鉄,プラスチック等素材別に再生工場に輸送後,再資源化されております。  残念ながら,この取り組みは事業者の意向により現在終了しておりますが,実施中の回収実績といたしましては,こまエコまつりでの回収も含めまして222本となっております。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 210: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ビニール傘というのは安くて,例えば手元に傘を持っていなくても突然雨に降られてもコンビニだとか駅の売店などでどこでも購入ができるので利用が増加しています。そしてなくしても気にとめることもない気軽な傘,使い捨て的な傘,このようになっているのが現状かと思います。  しかしビニール傘というのはすぐ壊れるので,台風の後にはまちのあちこちで壊れた傘が多く捨てられる状況も見受けられます。またビニール傘は先がとがっているので捨てられたごみが突風で飛ばされたら凶器になるとも注意喚起されていますが,不燃ごみに出されるビニール傘は相当量あるかと思いますけれども,狛江市の現状はどのようになっていますか。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 212: ◯ 環境部長(清水 明君) 不燃ごみとして排出されたビニール傘の量について具体的な数値は把握しておりませんが,相当な量があるものと推察しております。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 214: ◯ 12番(西村 あつ子議員) そうだと思います。  リサイクルというのは必要な取り組みですけれども,CO2の排出だとか処理費用の問題などの課題ということも一方あります。傘に限ったことではありませんけれども,使い捨ての生活は極力抑えて長期に使用できるものへと一人一人が意識を変えていく,こういう必要があります。  傘は商品によって金額はまちまちですが,ある程度の金額の傘を購入すれば,何年も使うことができます。高額な商品は修理もできますので,さらに長く使うことができます。レジ袋削減でマイバッグを持とうよということでマイバッグ運動,こうしたことも過去に行われていたかと思いますけれども,こうしたことと同様に,ビニール傘の購入を控えるような啓発活動は,ビニール傘の廃棄量を少しでも減らすためには有効ではないかと考えますが,その点についてはいかがでしょうか。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 216: ◯ 環境部長(清水 明君) 環境負荷を考えた上での市民への使い捨て商品の使用抑制啓発でございますが,市民の皆様が商品を購入する前に,使用した製品がどのような工程で廃棄物として処理されるかを広く知ってもらうことで環境負荷の少ない製品を選んでいただけるようになることが今後の廃棄物抑制の方向性として重要な課題になると考えております。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 218: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ビニール傘というのは例えば電車の中で置き忘れて,まあ,置いていっちゃう人もいるようですけれども,前にテレビを見ていたら相当量の傘があって,その中でビニール傘がとても多いと。しかもビニール傘を取りに来る人は一人もいなかったと。当然だと思いますけれども,そういうような状況のテレビもやっていました。  昔は傘を長い期間使う,これが当たり前となっていました。私は子供のころ市内に,たしかげた屋だったと記憶していますけれども,そこで傘の修理を行っていたような記憶があります。傘の骨組みが折れたら修理に出していました。壊れても直して使う,これが当たり前でした。  私自身のことですけれども,私はいつも長期間使える傘を買うようにしています。何よりも丈夫なことと気に入った傘を使えば雨の日のうっとうしさが少しは薄れるから,こうした気分的なものもあります。そして傘は気に入ったものなので,置き忘れがないように注意を払っています。私は傘をなくしたことは一度もありません。  傘は安くて使い捨てでよいという人もいますけれども,壊れにくい傘を持っていれば物を大切にする,こうした意識も出てくると思います。ビニール傘削減のために,マイバッグと同様に傘の啓発,こうしたものにも取り組みを進めていただくよう要望させていただきます。  最近では長靴だとかレインコートなどのレイングッズでおしゃれを楽しむ女性もいます。もし市内に例えばそういうおしゃれなレイングッズを販売するお店があったら傘の普及にもつながるかなと思いますし,そんなお店があったら私はぜひ利用したいなというふうに思いました。  次に庁内での歯ブラシの回収についてお伺いをいたします。  トイレの中に置いてある瓶に使用済みの歯ブラシを入れますけれども,その取り組みを始めたきっかけについてお伺いをいたします。あわせて回収状況も把握していれば教えてください。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 220: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 庁舎における歯ブラシの回収につきましては,先ほどビニール傘のリサイクルで答弁申し上げましたテラサイクルジャパンの取り組みを知ったことがきっかけで始めたものでございます。  もともと同事業者がたばこの吸い殻をリサイクルする取り組みを行っており,他市において回収実績もあったことから,当市におきましてもリサイクルに寄与する取り組みを行うべく事業者へ相談しましたところ,事業者側から同時期に実施していた歯ブラシ回収によるリサイクルの提案をいただいたというものでございます。  平成29年3月よりたばこの吸い殻回収とあわせて実施いたしましたが,たばこの吸い殻につきましては先ほどのビニール傘と同様,事業者の意向により終了し,現在回収を行ってはおりません。  歯ブラシの回収につきましては継続して実施しており,現時点までで1,239本回収しております。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 222: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 1,239本回収されているということでわかりました。  プラスチックごみは中国に持っていっていましたけれども,中国が受け入れをストップしたのでプラスチックごみの行き場がないという状況が生まれているという報道もされておりました。  回収された歯ブラシのリサイクル状況はどのようになっているのかお伺いをします。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 224: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) テラサイクルジャパンにより回収されました歯ブラシにつきましては,その後国内工場にて一定の工程を経て植木鉢等の新しい製品に生まれ変わると聞いております。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 226: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 国内で製品化されているということです。  次の質問に移ります。現在市役所を含めた公共施設で実施されているリサイクル品の回収ではどのような状況になっているのか伺います。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 228: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在公共施設における資源回収は新聞,雑誌,段ボール,牛乳パックなどの古紙と古布,一定の大きさ以下の使用済み小型家電の回収を行っています。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 230: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 先ほども少し触れましたけれども,市役所内での使用済みの歯ブラシの回収,これについては歯ブラシのリサイクルをしているということを知らない人は多いです。私も市役所のトイレに掲示されているものを見て知りました。小さな取り組みですけれども,市民の皆さんにもこうした取り組みがあるということをお知らせして,家庭での使用済み歯ブラシを市役所に持っていけば庁内で集まったものと一緒に回収をする,こういう仕組みなどはできないでしょうか。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 232: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在職員を中心に行っております歯ブラシ回収の対象を市民の方々に広げることは可能ではないかと考えています。今後関係各課と協議の上検討してまいりたいと考えております。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 234: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ検討を進めていただきたいと思います。  実は私は家で家族が使用した歯ブラシは捨てずに置いておいて,数がまとまったら市役所に持ってきて瓶に入れています。掃除に使用した歯ブラシも回収が可能というふうに掲示板の所には書かれております。市民の方にも協力をお願いして,とても小さなことではありますけれども,こうした取り組みもこつこつとやっていただきたいなというふうに思います。  毎年ごみの組成分析が行われております。可燃ごみの組成分析には私も何度か参加いたしましたけれども,紙ごみの混入がまだ一定量ありました。随分と前のことになりますけれども,紙ごみの回収を始めた当初は古新聞を入れるような紙袋を各家庭に配布して,そこに紙を入れて出すような周知を行っていました。今では紙袋に入れて紙ごみとして古紙回収の日に出されている状況も多く見受けられます。まだまだ可燃ごみの中への紙の混入はありますが,その状況について伺います。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 236: ◯ 環境部長(清水 明君) 直近,ことし3月に実施しました可燃ごみの組成分析では古紙が12.1%を占めており,可燃ごみ以外の不適物のうち半分以上の割合となっておりました。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 238: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 古紙が12%以上ということで,まだ相当量混入されているような状況です。  紙ごみの回収の当初はリサイクルができない感熱紙だとか使用済みのティッシュペーパーも混入されていたということを私は以前聞いたことがありますけれども,紙の分別,これは徹底して引き続き周知を行っていただきたいと思います。  ほかの自治体ではリサイクル品として回収をされているもので狛江市では実施をされていない品目についてはどのようなものがあるのかお伺いします。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 240: ◯ 環境部長(清水 明君) 調査しました範囲でございますが,多摩地域自治体で行っているものとして靴,かばん,ベルト,縫いぐるみを小金井市と国分寺市で,食用廃油を小金井市と府中市で行っております。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 242: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。縫いぐるみの回収というのは驚きました。  リサイクルの品目についてふやしていくことについてはどのように考えているのでしょうか。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 244: ◯ 環境部長(清水 明君) ごみ減量につながる実効性のある廃棄物行政を行っていくためには,市民の分別の手間と限られた財源の中で費用対効果を考え慎重に検討して行う必要があると考えております。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 246: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 費用対効果ということももちろん考えなければいけないことではございますけれども,今後品目をふやせる可能性,そこについてもぜひ検討していただきたいと思います。  次にプラスチックごみについてです。  海洋生物が大量のプラスチックごみをのみ込んで死んでしまう状況が広く報道されています。私はネットで見てみましたら2050年だったでしょうか,海洋生物と海に流れ出るプラスチックの量は同じにまでなると,このようなことまで言われております。  プラスチックごみというのは世界的には大きな問題となっております。とりわけ日本はプラスチックごみの排出量が多い状況となっております。  こうした状況を受けてストローやレジ袋をなくしていく,こうした企業も今ふえ始めております。狛江市としてプラスチックごみを減らしていく取り組みについてはどのように考えているのか伺います。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 248: ◯ 環境部長(清水 明君) 廃棄物の発生抑制がプラスチックごみ発生抑制にもつながるということから,市では4Rを推進しております。必要なもののみを求めていただき,不要なものは断る。使うかもしれないからもらうのではなく,必要なときに必要なものを求めることが重要と考えております。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 250: ◯ 12番(西村 あつ子議員) この点についても市内のお店だとか,ストローがなくても十分大丈夫というような状況もあり得ますので,ストローだとか,そういう削減の取り組みもぜひ進めていただきたいというふうに思います。
     また来年4月からレジ袋の有料化が実施されますが,有料化によって市内の削減率はどのように考えているのか伺います。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 252: ◯ 環境部長(清水 明君) 先行している他自治体のレジ袋辞退率を見ますと,おおむね8割程度で推移していることから,同様に推移するものと見込んでおります。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 254: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 大体8割程度で推移しているということです。わかりました。  有料化に向けては,またさらなる削減方法,こうしたこともぜひ取り組みを進めていただきたいと思います。  次に,まずは職員の皆さんも率先して減量の取り組み,これを進めていただきたいと思います。庁内で出されたごみの組成分析をされていますけれども,その状況と改善に向けた取り組みがどのように進められてきたのかお伺いをいたします。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 256: ◯ 環境部長(清水 明君) 庁内で実施しております組成分析は狛江市職員の環境配慮行動要綱第3条第4号の規定に基づきまして,環境負荷の低減に資する配慮行動の推進の状況を報告するために毎年1回実施しております。分析は各部の庶務担当係長となるエコマネージャーで実施しております。  組成分析実施後は,分析結果やごみを捨てる際の注意点などをまとめた報告書を庁内掲示板に掲示するとともに,組成分析に参加したエコマネージャーが中心となって改善に向けた周知・啓発を行っています。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 258: ◯ 12番(西村 あつ子議員) エコマネージャーが中心となって改善に向けた周知・啓発を行っているということですけれども,東大和市では庁内で徹底したごみの削減の取り組みをしていると聞きました。また東大和市には職員の方も視察をされたと伺いました。その内容と感想についてお伺いをします。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 260: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 昨年11月に東大和市に御協力をいただきまして,総務課と清掃課の合同で視察に行っております。  東大和市では平成24年度から業務上発生したごみなど一部のごみを除きまして,原則として外部から持ち込み発生したごみは全て職員各自で持ち帰り購入店または自宅で廃棄させるルールへ変更されております。  運用に当たりましてはフロアごとに責任者を配置し,当該責任者はごみの分別・排出の検査や職員に対するルールの徹底や指導を実施することとしたそうでございます。  ルール変更当初は不適切なごみ出しが多かったことから,1時間ごとに担当者が庁舎内のごみ箱を確認し,不適切なごみを排出した職員を特定して各階の責任者とともに指導を行うなど大変熱意を持って取り組まれた担当者のお話を直接伺うことができました。  こうした取り組みは市役所からのごみ排出量を減らすだけでなく,職員がごみ減量,環境配慮に対する理解を深めることができるという点でとても意義のある取り組みであると感じたところでございます。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 262: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 担当者の方もすごく大変だなと思いました。1時間ごとにごみを検査して徹底していくというのは,相当力を入れた取り組みをされているのかと思います。  事前に職員の方に聞いたところ,ごみ箱が余り置いていないということ,フロアに1個ぐらいしか置いていないというふうにも聞きました。とても意義のある取り組みと感じたというふうに今部長が御答弁されておりましたので,狛江市としてもこうした,どこまで徹底できるかというのは検討していただいて,庁内でのごみ減量の取り組みを引き続き進めていただきたいと思います。  また昼食にコンビニを利用する職員の方がいらっしゃいます。マイバッグとお箸を常に常備しておけば,コンビニなどでお弁当などを買った場合にはレジ袋と割り箸をもらう必要はありません。こうした取り組みはすぐにでも始められるかと思いますけれども,まずこうした取り組みから始めてはいかがでしょうか。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 264: ◯ 環境部長(清水 明君) 市では平成24年度に狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定しまして,市職員による環境負荷低減のための行動指針を定めております。  ただいま御指摘のあった買い物のときにレジ袋や弁当に附属する箸などを受け取らないといった取り組みにつきましても職員が取り組むべき配慮項目となっていることから,改めて全職員に対して周知するとともに配慮するよう呼びかけていきたいと考えています。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 266: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひお願いいたします。  スーパーでマイバッグを利用する人はふえてきていると思いますが,コンビニでは余り見かけません。職員の皆さんもぜひ身近なごみ削減に取り組んでいただきたいと思います。そして当然私たち議員も同様でございます。  前期の建設環境常任委員会の所管事務調査の事項はごみ減量についてで,その報告書を改めて見ましたけれども,「マイバッグの推進について」と書かれております。レジ袋を削減するためマイバッグを持つことは,「誰もが取り組みやすいことから意識改革につながればとの思いを込めたものである。」と,このように報告書では記載されています。当然私たち議員も率先して実行して市民の皆さんの啓蒙に努めていかなければならない,このように思っております。  ちなみに私は机の中にお箸を置いてありますし,持ち歩くかばんの中にはいつもマイバッグを入れております。マイバッグを持っていると,本当にレジ袋をもらうことはありません。そうした取り組みは私たちもぜひしていきたいと思います。  次に市内のイベントについてであります。  地域活性課では狛江市民まつりや多摩川いかだレースなどで飲食を伴うイベントがあり,大量のごみが発生をいたします。ごみを少しでも減らす取り組みを進めていく必要があると思います。  例えば出店者にリサイクル食器の活用だとか環境への負荷が少ない容器を使用してもらうなどの対策もありますが,またコスト面での課題があることも承知しております。  ごみ削減に向けた取り組みを進めていきたいと思いますが,どのような取り組みができるでしょうか。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 268: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 地域活性課がかかわる狛江市民まつりを初めとする各種イベントでは,おっしゃるとおり飲食に伴うごみが多く発生しております。  狛江市民まつりのパンフレットでは,今までごみ減量のお願いをしてまいりましたが,今年度は出店者の方や御来場される方に向けて,例えば品物を販売する際には袋を1つにまとめましょうかとか,お箸を1本にしましょうかなどの呼びかけの依頼,あとはプラスチック製ではなく紙製トレーの使用検討,また会場内でごみ減量の協力依頼をアナウンスするなど,個別にごみの発生抑制の呼びかけができないかなどを狛江市民まつり実行委員会の皆様と協議していきたいと考えております。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 270: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひお願いいたします。アナウンスだとか,また品物を渡すときのお声かけというのは必要かなというふうに思います。  また購入したものを持ち帰って食べる人もいますので,割り箸や袋が必要かどうか,こうした声かけも必要かと思います。そして来年はマイバッグへの協力,これもぜひPRしていただきたいと思います。  次にこまエコまつりではリサイクル食器の活用も行われてきましたけれども,この間の市主催のイベントでの減量の取り組みについてお伺いをします。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 272: ◯ 環境部長(清水 明君) 毎年6月の環境月間に開催されるこまエコまつりではごみ箱の設置はしておらず,発生するごみは出店者側責任で持って帰っていただくことにより,出店者側にもごみ発生抑制について考えていただく機会としております。  また平成30年度より市でリユース食器を用意し,飲食店として出店する店舗にはその利用を促す取り組みを試験的に実施しております。  リユース食器は返却する必要があることを来場者に十分周知することや,出店者へのリユース食器利用に関する理解を求めることなどの課題はございますが,よりよい回収方法などのノウハウが蓄積できた暁には,こまエコまつり以外のイベントでも使用を呼びかけていきたいと考えております。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 274: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ呼びかけをしていただきたいと思います。  神奈川県では「かながわプラごみゼロ宣言」,こうしたことを行っていて,企業などの賛同者を募ってプラごみゼロに向けたみずからの具体的な取り組みを複数宣言して,それぞれで実行することとしています。この取り組みについては御存じでしょうか。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 276: ◯ 環境部長(清水 明君) 「かながわプラごみゼロ宣言」はプラスチック製ストローやレジ袋の利用廃止・回収などの取り組みを,市町村や企業,県民とともに広げていくことで,2030年までのできるだけ早期に,リサイクルされない,廃棄されるプラごみゼロを目指したものでございます。  具体的な取り組みとして3点ありまして,1点目は「コンビニエンスストア・スーパーマーケット・レストラン等と連携し,プラスチック製ストローやレジ袋の利用廃止や回収などの取り組みを進めていきます。」  2点目は「県内で行われる環境イベント等において,プラスチック製ストローの利用廃止や回収などを呼びかけていきます。」  3点目は「海岸利用者に対して,海洋汚染の原因となるプラごみの持ち帰りを呼びかけていきます。」とあります。  趣旨に賛同される企業等がそれぞれの事業実態に合わせた目標を掲げ,県が賛同企業等の具体的な取り組みの内容を紹介することなどで県と賛同企業等の連携を促進し,プラごみゼロに向けた取り組みの輪を広めていくことを目的としたものになっております。 277: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 278: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ごみの削減を狛江市として市民にもっとアピールして,市民の皆さんの理解と協力をいただいて市内一体となった取り組みを進めるべきであるというふうに思います。  神奈川県のように「かながわプラごみゼロ宣言」のようなことを行って市民や商店や市内事業者の皆さんと一体になった取り組みを進めていただきたい,このように思いますがいかがでしょうか。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 280: ◯ 環境部長(清水 明君) 今後のごみ削減の取り組みの目的がこれまでとは大きく変化して,CO2実質ゼロを見据えた目標となることと考えております。  目標達成までの時間は限られる中,私たちのライフスタイルやビジネスのあり方の根本的な見直しと変革の時期を迎えていると受けとめております。市単独ではなく,都と連携して社会のマインドを変えるためには何をすべきか,次世代を担う若者たちなどさまざまな主体と連携して取り組むことや今後の国際的な動向や国のプラスチック資源循環戦略も踏まえつつ,具体的な施策の構築に向けましてさらに議論を深めていく中で取り組みの方向性を検討してまいりたいと考えております。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 282: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ごみ問題というのは一人一人の意識が高まれば,今以上にごみを減量することができますけれども,根本を変えるには拡大生産者責任で生産者に処理費用をきちんと負わせ,徹底したリサイクルを進めることです。その責任が果たされない限り,ごみの大幅削減もできませんし,自治体のごみ処理費用の削減もできません。  私は今回,まず身近な取り組みを進めてほしいという思いで質問をさせていただきました。狛江市は過去にごみ問題で狛江駅での「こまえごみ100人スピーチ」だとかリサイクルセンターの建設についての取り組み,またごみ有料化では多くの市民の皆さんが参加した説明会などなど,ごみ問題にかかわった取り組み,市民の皆さんと一体となった取り組みの実績がございます。  市長には答弁を求めませんけれども,市長もずっと長い間職員として市でお勤めをされていたので,こうした取り組みも重々御存じだと思います。  狛江市は小さなまちであり,また市民参加・市民協働を進めてきたまちであるからこそ,こうした小さな取り組みでも市民の皆さんに丁寧に訴えれば協力をしていただける,こうした土台があるのが狛江市だと私は思っておりますので,小さなことかもしれませんけれども,そうした小さな問題もこつこつとやっていけば大きな結果が得られる,こうした状況にもなりますので,ぜひ市民と一体となった取り組みを進めていただきたい,このことを改めて要望して1問目を終わります。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 284: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 2問目は特別支援教育の充実に向けてです。  狛江市の特別支援教育は小学校では知的固定学級が2校,情緒障がい固定学級1校,中学校で知的固定学級が1校,そして全小・中学校で特別支援教室が設置されています。特別支援教育は児童・生徒の課題に応じた教育や社会的スキル,コミュニケーション力を身につけるための支援が行われております。  東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画において,各学校での特別支援教室の設置に向けて狛江市は平成24年度から3年間,東京都のモデル事業の指定を受けました。通級指導を受ける場合,以前は通級学級が設置されている学校へと児童が通っていましたが,モデル事業により全小学校に特別支援教室を設置し,拠点校から巡回校へ教員が指導に行くという現在の状況となりました。そして中学校についても,ようやく全校での特別支援教室の設置が行われました。  最初に特別支援教室の評価についてお伺いをいたします。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 286: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市では小・中学校ともに東京都の特別支援教室モデル事業を受託し,先行実施を進め,本格実施及び全都への成果普及を行っております。  特別支援教室の評価といたしましては小学校と中学校で共通する部分もございますが,特に小学校では保護者の送迎負担がなくなり保護者の事情で通えなかった児童も指導を受けられるようになった,巡回指導教員の助言により支援が必要な児童を適切に特別支援教室につなげることができたことが挙げられます。  中学校では在籍校の教職員の理解が進み,学校側から保護者に対して特別支援教室での指導を受けることについて適切に働きかけることができるようになった,小学校から中学校への引き継ぎ,中学校の教員による早い段階での面接,保護者への説明会などが適切に実施されたことにより,小学校から中学校への継続的な支援を円滑に行うことができたなどが挙げられます。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 288: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 効果が上がっているということです。  それでは各学校の通級指導を受けている児童・生徒の推移について,過去3年間の実績について伺います。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 290: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 初めに小学校の特別支援教室の児童数ですが,平成29年度はひまわり教室41人,けやき教室45人,ふたば教室86人,合計172人,平成30年度はひまわり教室45人,けやき教室46人,ふたば教室83人,合計174人,平成31年度はひまわり教室47人,けやき教室56人,ふたば教室92人,合計195人です。  続きまして中学校の特別支援教室の生徒数ですが,平成29年度は第一中学校9人,第二中学校11人,第三中学校4人,第四中学校5人の合計29人,平成30年度は第一中学校11人,第二中学校10人,第三中学校6人,第四中学校13人,合計40人,平成31年度は第一中学校15人,第二中学校11人,第三中学校7人,第四中学校12人,合計45人でございます。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 292: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 毎年小学校,中学校とも増加している傾向にあります。  児童・生徒の増加については,支援が身近に受けられるようになったこと,特別支援教育そのものの理解が深まったことなどによります。今後の利用増加についてはどのように想定されているのでしょうか。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 294: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 巡回指導開始後,小学校の特別支援教室の児童数は増加傾向が続き,この5年間で1.5倍以上に増加しております。同様に小学校卒業後も中学校での特別支援教室の利用を希望する生徒数のほうは増加しております。  最近の就学・転学相談の状況から当面はこの傾向が続くものと思われます。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 296: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。小学校はモデル事業を経て28年度から本格実施となりまして,中学校では29年度からモデル事業が実施されていますが,個別指導や小集団指導,授業数の確保など見えてきた課題について伺います。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 298: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 特別支援教室の実施に当たっての課題といたしましては,利用児童・生徒数の増加に伴い児童・生徒が在籍する学級における時間割と特別支援教室における小集団の編成,巡回指導教員の経験年数に応じた指導体制の構築などを総合的に考慮すると,各特別支援教室における時間割を編成するための調整のほうが難しくなってきたことが挙げられます。  このことに関連して児童・生徒1人当たりの指導時数の減少も課題となっております。  このほか巡回指導教員と在籍学級担任等の連携,巡回指導教員の経験に応じた授業力向上のためのOJTの充実についても課題として捉えております。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 300: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 私は以前,通級学級の先生にお話を伺ったときに,人数が多くなってきて授業を組むのはパズルのようだというふうに苦労していらっしゃいました。個別指導時間の確保や子供の組み合わせも難しいとおっしゃっていました。こうした課題の解決についてはどのように考えているのでしょうか。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 302: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まず小学校の特別支援教室の時間割編成に当たっては,音楽や図工など時間数の少ない授業に当たらないよう,各校の通常の学級の時間割担当の教員と連携・調整をして進めております。  小集団での指導を実施するためには,なるべく同一の学年のグループを複数に分けて編成しますが,その際には児童の実態や課題に合わせてグループ編成をするように配慮しております。  また巡回指導教員と在籍学級担任等との連携,巡回指導教員の経験に応じた授業力向上のためのOJTの充実につきましては特別支援教室の代表者会を活用して各教室の取り組み状況を共有しております。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。
    304: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 利用が増加する一方で,特別支援教育への理解がまだ深まらなくて支援が受けられていない児童・生徒がいるのではないかと推測されます。子育てに余りかかわっていない父親と母親の理解度に温度差があることだとか,祖父母からの意見など,こうしたこともあるかと思います。  支援を受けられていない状況についてはどのように把握しているのでしょうか。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 306: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校が特別支援教室の利用を進めたいという意向があったとしても,保護者の考え方によっては特別支援教室の利用につながらないケースがあることは把握しております。具体的には特別支援教室の代表者会やスクールカウンセラー連絡協議会においても報告されているほか,指導主事が学校を訪問した際にも管理職から情報提供を受けております。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 308: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 支援につなげるには難しいケースもあるようですけれども,支援を受けていない家庭に対してはどのように支援へとつなげているのでしょうか。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 310: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校とも特別支援教育コーディネーターを中心として学級担任,巡回指導教員,スクールカウンセラーなどがそれぞれの立場で保護者に働きかけ,支援につなげていると報告を受けております。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 312: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ粘り強く対応していただきたいと思います。  次に教育研究所について確認します。市のホームページで教育研究所の部分を私は久しぶりに見てみましたけれども,「教育相談の対象は未就学児から保護者まで幅広く窓口を広げています。療育の相談にもさまざまな形で応じられるよう検討を始めています。」と,このように記載されております。  教育研究所で毎年発行されている所報では相談対象が5歳からとなっていましたので,私はこの年齢について,あえて「5歳児」と記載するのではなくて「就学前の幼児」でいいのではないかというふうに過去に取り上げてまいりました。  改めて確認ですが,年齢に関係なく相談を受け入れる体制になっているということでよろしいでしょうか。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 314: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育研究所の教育相談の対象は就学前の5歳児から小学生,中学生となっております。5歳未満の幼児に関する相談を受けた際には教育研究所の担当者が相談内容を十分に聞き取った上で市の健康推進課や子育て支援課につなげるようにしております。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 316: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  学校と家庭との連携とともに教育相談所との連携も重要になります。今後複合施設が完成すれば,妊娠期からの保護者への支援,乳幼児期から学齢期と連携した支援体制の構築が求められます。教育研究所は複合施設開設後には教育支援センターとなりますが,福祉保健部,児童青少年部との連携が図られていけば就学時への支援がスムーズになっていくかと期待します。教育研究所から教育支援センターとして名称が変わり,どのような連携をして教育支援センターとしてどのような役割を果たしていくのか伺います。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 318: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育支援センターは従来の教育研究所の機能に加えて,児童・生徒の社会的自立に向けて相談及び適応,学習等に関する円滑な支援を行うとともに,学校教育における新たな教育課題への対応及び支援のための新たな機能を持つものであり,その準備のほうを進めております。  狛江市の子供たちが人と人との温かなつながりの中で個性を伸ばし,自分の力で未来を築くことができるよう支えていく教育の拠点でありたいと考えております。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 320: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 各部との連携を十分に図っていただいて,切れ目のない支援体制を構築して,児童・生徒や保護者が気軽に相談できる場となるようお願いをしたいと思います。  次に特別支援教室ごとの教員などの配置状況について伺います。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 322: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校の特別支援教室の教員配置につきましては,第一小学校と和泉小学校のけやき教室に5人,第三小学校と第六小学校のひまわり教室に6人,第五小学校と緑野小学校のふたば教室に9人の教員が配置されております。  また各小学校に1人ずつ東京都の非常勤職員である特別支援教室専門員が配置されております。  中学校の特別支援教室の教員配置につきましては第二中学校を拠点としたくすのき教室に6人の教員が配置されております。  また本年度からは小学校と同様,各中学校にも特別支援教室専門員が配置されております。  このほか各小・中学校では指導を受ける児童・生徒が抱えている困難さを的確に把握し,その困難さに対応した専門的指導を助言するため,臨床発達心理士が巡回し,特別支援教室の教員に対しての支援を行っております。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 324: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  通級指導に通う日は通常学級での授業が受けられないので,抜けた教科の補充が必要となってきます。授業の補充はどのようにされているのでしょうか。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 326: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 特別支援教室では障害による学習上または生活上の困難の改善または克服を目的とする指導に重点が置かれ,通常の学級で受けることができなかった授業の補充を行っているわけではございません。しかし小学校では学級担任が多くの授業を受け持っているため,特別支援教室を利用している児童に対して学習面でのフォローを行いやすい状況にございます。  一方,教科担任制である中学校では学級担任による学習のフォローが行いにくい状況であることから,特別支援教室の担当教員からは各教科の担任に対して授業で使った資料やワークシートなどは生徒の机の中に入れたり直接生徒に渡したりする,授業にかかわる重要な提出物がある場合には教科担任から直接当該生徒に伝えるなどを依頼しております。  また各学級担任からは特別支援教室を利用している生徒に対して各教科のノートを生徒間で共有することや学習内容についての不安な点がある場合には各教科の担任に対して個別に質問することなどを指導しております。  さらに定期テスト前に開催される自習教室に参加するよう促すことで学習内容の疑問点を解消できるようにしております。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 328: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 特別支援教室を担当する先生は在籍校と巡回校を兼務しますので,先生方の過重労働の心配があります。両校での行事などのかかわり方や業務量の増大の懸念がありますが,勤務実態について伺います。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 330: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 特別支援教室の担当教員は拠点校を本務校とし,巡回校を兼務校とする兼務発令を受けて業務に当たることになっております。各教員が1週間のうちで拠点校に勤務する日と巡回校に勤務する日を決め,複数の教員でグループをつくって巡回指導のほうを行っております。時間割によっては直接兼務校に出勤し,そのまま退勤することもあり,また午前中に兼務校で勤務し,午後は拠点校に移動して拠点校での授業や会議を行うこともございます。  なお,今年度から第一小学校と和泉小学校のけやき教室では巡回指導ではなく,それぞれの学校に教員を固定して配置しており,このことについての効果検証を進めています。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 332: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ先生方の過重労働にならないようにきちんと配慮していただきたいと思います。  次に入級と退級システムについてお伺いをいたします。  以前は入級の判定が出された場合に随時入級できましたが,今はそのようになっておりませんが入級時期の弊害は出ていないのか伺います。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 334: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 入級の時期でございますが,狛江市特別支援学級等の入級等取扱基準において定めており,同基準第5条第1号において,「就学相談等を実施した年度の翌年度の4月1日とする。」と規定しておりますが,第2号において,「児童生徒が義務教育を円滑に受けるために特に配慮が必要なものとして教育長が認める場合は,教育長と就学又は転学先の学校長が協議の上,入級等の日を決定することができる。」と規定しております。これらに基づき児童・生徒の個別の事情や学校の受け入れ体制等を総合的に踏まえ入級日のほうを調整しております。  ただし教員の配置数や既に特別支援教室を利用している児童・生徒の授業時数等への影響も考慮する必要がございますので,年度途中の入級のほうが必ず認められるものではございません。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 336: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 以前は入級したら卒業まで通級学級に通い続ける,あるいは保護者の意向で退級するような状態でしたけれども,退級システムが構築されてからは毎年利用が判断されるようになりました。  支援教室の役割はコミュニケーション能力や社会的スキルを向上させて通常級だけで生活できるようにしていく目的があります。退級システム構築後の変化について伺います。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 338: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 特別支援教室の退級については年度末に特別支援教室利用児童・生徒の保護者と学校から資料を提出してもらい,就学支援委員会において次年度継続するか退級するかを審議し,保護者の合意を得て継続か退級のほうを決定しております。  特別支援教室は特別支援教室での指導を通じて児童・生徒の課題の克服を行い,通常学級だけで学校生活が送れるようにすることを目的としておりますので,課題が克服されたと判断される場合には保護者の合意を得て退級となります。  現在のところ,実際に退級する児童・生徒は各年度で数人程度ですが,保護者に対して定期的に特別支援教室の目的を伝えることができるようになりました。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 340: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  今年度,東京都教育委員会の職員が各自治体を訪問して特別支援教室の実態などについてのヒアリングが実施されたと聞いていますが,状況について伺います。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 342: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 東京都教育委員会において特別支援教室の指導対象者を厳正に見込むとともに,特別支援教室制度の適正な運営を確保する観点から区市町村の教育委員会を対象にヒアリングが行われたもので,狛江市では8月16日に実施されております。  ヒアリング後,一部の児童・生徒の指導記録から都の定める時間数に達していないとの指摘はありましたが,おおむね適正に特別支援教室が運営されているとの評価を得ております。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 344: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 適正に運営されているという評価だったということです。わかりました。  特別支援教室については,狛江市はモデル事業からの取り組みを進めていますので実績があります。狛江市が実践として行ってきた役割は私はとても大きいと思っています。特別支援教室の果たしてきた役割と教員配置の必要性,今後の特別支援教室が果たしていく役割について教育長の考えをお伺いいたします。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 346: ◯ 教育長(有馬 守一君) 特に狛江市では小学校で2つの学校を1グループという形のきめ細かな指導,巡回方式をとってまいりました。多くの地域では三,四校の巡回なのです。その中で学習や集団生活上のハンディキャップを専門的な指導で克服し,本人はもとより学級集団,もとのクラスですが,その双方に安定をもたらしてきたと感じています。そしてこうした教員の専門的なスキルが一般の先生方の指導の中にも少しずつ生かされるようになってきたということです。  これからよく,障がいのあるなしにかかわらずに一人一人の特性に応じた教育環境,教育方法が必要なのではないかという,個別最適化みたいな言葉が使われておりますけれども,そうした土台になる私たちの取り組みであったんじゃないかと思っています。  全都的な課題として教員の確保が難しくなっているわけでありますけれども,今後も教員確保については私どもも努めながら,全ての子供たちが学校はもとより,社会に出てからも輝いて生きていけるような,そういった特別支援教育の充実に努めていきたいと考えております。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 348: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 次に情緒障がい児の固定学級について伺います。  第三小学校のあおば学級の児童数と教員配置状況を伺います。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 350: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成31年度のあおば学級に在籍する児童数でございますが,3年生1人,4年生2人,5年生2人の合計5人です。また教員等の配置数は教員2人,介助員1人の体制となっております。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 352: ◯ 12番(西村 あつ子議員) あおば学級は小学校では初めての情緒障がい児の固定学級となりますが,取り組み状況と効果について伺います。また今後の利用見込みについてはどのように分析されているのでしょうか。 353: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 354: ◯ 教育部長(上田 智弘君) あおば学級の取り組みにつきましては,通常の学級で行っている内容と同様の学習に加え,学習や生活上の課題を克服するための自立活動にも取り組んでおります。児童の実態に応じて通常学級に入り交流学習も行っております。  あおば学級開設の効果といたしましては,学び方がそれぞれ違う子供たちが少人数の落ちついた環境で指導を受けることにより安心して学校で気持ちよく過ごせるようになったり,自分の気持ちや特性に気づくことができるようになったりしたことが挙げられます。  また今後の見込みにつきましては就学・転学相談の実施状況や各学校からの情報等を踏まえ,毎年数名程度の増加があるものと思われます。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 356: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今後もふえていくだろうという見込みですね。  まだ開設されて短期間ですけれども,見えてきた課題について伺います。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 358: ◯ 教育部長(上田 智弘君) あおば学級は通常の学級における学習内容と同様の学習を行いながら一人一人の児童が学習や生活上の課題を克服すべき自立活動にも取り組んでおります。そのため,あおば学級の子供たちは通常の学級よりもやや少ない授業時間の中で同様の内容を学習しています。  御存じのように社会の要請に応じまして,主権者教育やプログラミング教育など「○○教育」と呼ばれるものが増加している現状があり,あおば学級でもこれらの学習に取り組んでいく必要がございます。  そのため各教科の学習,自立活動に加えて英語の学習やプログラミング教育を一人一人の児童の実態に合わせて行っていかなければならず,指導体制の構築や指導方法の工夫が課題として挙げられております。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 360: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今後は自立活動だけではなくてプログラミングなどの教育が入ってくるので,指導はますます大変になることが見込まれ,ゆったりとした取り組みができるのかどうか心配するところです。何よりも子供の負担をふやさないようにしていただきたいと思います。  次にあおば学級卒業後の行き先について伺います。  中学校の情緒障がいの固定学級については私は以前にも取り上げてきましたけれども,第一中学校の固定学級の2組が休級となっております。平成29年第3回定例会での私の一般質問への答弁では,「各中学校の施設の状況や今後の生徒数の推移・予想等を踏まえた上で,中学校全体で検討する必要があると考えております。」と,このような答弁でありました。この間の検討状況と見通しについて伺います。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 362: ◯ 教育部長(上田 智弘君) あおば学級には5年生の児童が2人在籍し,令和3年4月に中学校へ進学いたしますので,これに間に合うよう調整を行っています。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 364: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今調整を進めているということです。わかりました。  中学校での情緒障がい固定学級がないので早く設置をしてほしいという要望を私は受けております。知的の固定学級,第一中学校の1組ですけれども,知的よりも情緒障がいのある生徒が多く通っていると聞きます。1組の現状について伺います。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 366: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 1組には現在,知的面や情緒面においてさまざまな課題のある生徒が在籍しており,学級では各生徒の特性に合わせた指導を行っております。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。
    368: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 知的に課題がある生徒と情緒に課題がある生徒が一緒のクラスになっているのが現状ですけれども,1組での活動で学習面について複数の保護者から要望があります。情緒に課題があり知的には課題がない生徒の場合に,保護者の方はもっと勉強を教えてほしいと,このような要望です。またテストの内容ももう少し通常学級のような問題にしてほしいという思いがあります。こうした学習面の違いについては,どのように考えているのでしょうか。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 370: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 1組で指導に当たっている教員も特別支援教育では一人一人の生徒のニーズに応じた指導を行うことが重要であることは十分に認識しております。その上でこれまでの指導の中で成果を上げてきた実績や生徒の実態を踏まえ,1組では生徒の学習の土台となる生活力や毎日学校に登校する姿勢,仲間と協力する力を身につけさせることに指導の重点を置いていると報告を受けております。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 372: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 私は第一中学校にお邪魔をして校長先生と1組の先生にお話を伺ってきました。保護者の要望がある,もっと勉強を教えてほしいということについては,学校としては勉強もわかるけれども生活力を身につけることが必要で,優先順位は生活の土台をつくることだとおっしゃっていました。保護者の方の思い,先生方の思い,両方とも伺って,どちらの思いも理解ができました。  ただこうした状況を鑑みて,知的障がい固定学級と情緒障がい固定学級が別々にあるべきだと改めて思いました。情緒障がい固定学級の再開に向けたスケジュールはどのようになっているのか伺います。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 374: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成30年度に開設したあおば学級を参考とした目安でございますが,令和3年度に特別支援学級を開設する場合には令和2年6月ごろに東京都教育委員会へ学級開設の届け出を提出します。夏休み期間を中心として施設改修を行った後,備品等の整備を行います。また10月から12月ごろにかけて保護者説明会や関係例規等の整備を行い,令和3年4月に自閉症・情緒障がい固定学級を開設するような見込みです。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 376: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 令和3年4月に開設する見込みで準備が進められているということがわかりました。  第一中学校では1組が参加をしている朝活動に初級スポーツクラブ,こうしたことを実施していますが,その内容についてお伺いいたします。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 378: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 初級スポーツクラブは年間のさまざまな行事や生徒の課題に合わせて活動しております。具体的には楽しく体を動かすことやロードレースに向けた準備として持久走を行うこともございます。近隣の地区での球技大会に向けた準備としてバスケットボールに取り組むこともございます。また地域の高齢者施設に和太鼓を披露するために和太鼓の練習を行うこともございます。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 380: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 初級スポーツクラブについても保護者の方から幾つか意見が出されております。当初の説明では家庭の事情もあるからおくれてもよいというような話をされていたのに,遅刻をすると怒られて割と厳しいだとか長時間マラソンをすることがどうなのかと,そうした声もあります。  また学校のお話ですと,初級スポーツクラブを始めた理由としては固定学級に通う生徒は基礎体力がないと言われていたので,社会に出て困らないための取り組みで考えたということで,それは当然遅刻もしないように話しているということでありました。その結果,体育祭ではよい結果を出しているので,自信をつけ学習能力も上がるというふうにおっしゃっていました。  1組に通うお子さんは,育てられるときに叱られることが多いので自己肯定感が低いお子さんが非常に多いということで,こうした取り組みで褒められれば自信がつくということをおっしゃっていました。  けさ,私は第一中学校の初級スポーツクラブを外から見てきました。事前に校長先生にお話を聞いたときには,どうぞ見てくださいということなので,フェンス越しから見ていましたけれども,お子さんたちがトラックの所をぐるぐると走っていて,黙々と走っているお子さんだとか,ちょっと厳しい,きついのかなと思いながらゆっくりゆっくり走っているお子さんもいました。  また学習面についてですけれども,保護者の方のお話では,学校での勉強が不十分なので家で教えているということでした。そしてテストの問題については,例えば外出したときに一緒にいた先生の名前だとか試合での対戦相手の学校の名前を書く問題だったり,数学や理科では生活に関するような問題だと聞きました。そのことについて学校にもお話を聞いてみましたら,例えば黒板に6分の1と書いても理解できないことが調理実習でトマトを6つに切って6分の1という形に見せると理解ができるとおっしゃっていました。  先ほどの答弁で生徒のニーズに応じた指導もされているということですけれども,知的障がいの生徒と情緒障がいの生徒が一緒に指導を受ける難しさがあるのではないかなというふうに思います。  知的に課題のない生徒は普通高校に進学しているというふうにも聞きました。保護者の方々と先生方にしっかりとコミュニケーションをとっていただいて,それぞれの子供たちに合った学習指導をして,子供たち自身が自信を持って楽しい学校生活が送れるように取り組みを進めていきたいと思います。  そしてまだ少し先ですけれども,情緒障がい固定学級の開設を着実に進めていただいて,情報は保護者にも早目に伝えていただきたい,このことを要望して質問を終わります。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時51分 休憩     午後 1時30分 開議 382: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 383: ◯ 13番(田中 智子議員) 前回に続き,市民の皆さんに喜んでもらえる中央図書館・公民館に,市民センターの増改築を一日も早く進めてほしいという立場で市民センター増改築に向けて質問をいたします。  2015年から市民センターを考える会と狛江市との協働の取り組みとして,約1年間市民センターの増改築について,また今後のあり方について検討してきました。  2016年4月には市民センターを考える会より市民提案書が提出されました。市は市民提案書を受け,2016年9月に日建設計コンストラクション・マネジメントに市民センター増改築等調査を委託,2017年5月には調査報告書が提出されました。  しかし市民提案書で提案した縦増築案が報告されているものの,新設の柱を多く設ける設計案で新築とほぼ同程度のコストがかかるなど現実的に選択できる案とは考えられないため,市民センターを考える会からはCLT3層構造による新たな縦増築案も検討に入れるよう提案があり,相互にさまざまな対応はあったものの,その後2年が経過しましたが,市民説明会の開催もアンケートの開催も行われておりません。  そこでまず伺いますが,このような現状について市としてはどのように認識しているのでしょうか。  一方で水回りの老朽化などにより早期抜本的な補修が求められているのが現状だと思います。早期に前に進めるべきと考えますが,いかがでしょうか。 384: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 385: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターにつきましては開館から40年以上が経過し設備の老朽化が顕著になっているところでございます。特に排水管につきましては傷みが顕著であり,悪臭や詰まりなどの原因となっており,その都度修繕を行っております。  今後予定されている市民センターの改築を踏まえ,どこまでの規模の修繕を行っていくか,早急な判断が必要と考えております。 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 387: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは再質問させていただきます。  そこで改めて伺いたいと思うのですが,この間市はどのような検討をされてきたのでしょうか。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 389: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターの改修につきましては,御質問にございましたとおり今後は市民説明会や市民アンケートの実施を予定しているため,ふだん市民センターを利用していない方も含め,より広範な市民の皆様の御意見を伺うため,その実施に向けた準備を進めてきたところでございます。  また市民の会につきましては,会が提案する木造の縦増築案について実現が可能か改めて調査のための予算を計上してもらいたいとの要望をいただいており,この再調査について協議を行ってきたところでございます。 390: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 391: ◯ 13番(田中 智子議員) それで再度確認のために伺いたいのですが,この問題が2年近く進展していないということに関しては市はどのように考えているでしょうか。確認のためお願いいたします。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 393: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど答弁いたしましたとおり,市といたしましても市民センターの耐震性は問題ないものの設備の老朽化がかなり進んでおり,これまでのような事後の対応では限界が近づきつつあると考えております。  こうした点からも今後も引き続き市民の会と協議を続けてまいりますが,できる限り早期に次の段階へ進めていく必要があると考えております。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 395: ◯ 13番(田中 智子議員) できる限り早期に次の段階へ進めていく必要があるということで認識が示されました。  それで市民の会がみずから,会員である一級建築士の方,この方とともに検討し提案した縦増築案,既存の建物の上に木材のCLT,クロス・ラミネーティッド・ティンバーというふうに言われていますけれども,クロスして張り合わせた木材を使用した3フロアを上に乗せるというものです。これは低コストで工期が短く,省資源での施工が可能としております。  市民の会のCLT縦増築案について,先ほどの御答弁でも協議を行ってきたということですけれども,現在の市の考え方を教えてください。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 397: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市が委託により検討した,市民の会が提案した規模の木造による縦増築は相当量の補強やそれに伴う工事費,工期を必要とするものでございました。会の提案では,同規模のものであってもほとんど補強が必要なく,工事費も安く工期が短いということですが,同じ木造で同規模であれば相当量の補強等は必要であるとの認識でございます。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 399: ◯ 13番(田中 智子議員) 委託した内容の話はありました。それでその後同じ木造であれば相当量の補強等は必要であるという認識だということなのです。だから委託して報告書が出てきた中身は信頼に足るものであって,それは当然必要なのだというようなお考えなのだと思うのです。  その中身としては,先ほどもお話ししたのですけれども,構造耐用の部分に対しては既存建物について現行法による構造計算基準で安全性を確保する必要があるということで,縦にかかわる所については安全性の確保が必要だということなのです。  それで構造計画ということで既存部分に対する技術的な課題というところでは,既存部分の柱,はり,基礎への補強方法について詳細な検討が必要となるということで,工期は40カ月,さらにイニシャルコストとしては約37.7億円ということで,これですと1)案として新築・改築の計画があるのですけれども,これだと工期としては約31カ月,イニシャルコストとしても約39.2億円ということですので,新築とほぼ同じぐらいの工期もかかるし,お金もかかるというような内容になっているのです。  そうなると,既存の建物の上に建てるとなれば新築のほうが自由度はかなり増すというふうなこともあって,市としては二の足を踏まれるという状況なのかなということはあります。  一方,市民の会の提案によりますと,公費としては市民の会の試算では20億円,そして工事期間としては10カ月ということで,安くて早く,そして使いながらもできる可能性もあるというようなことなのです。  市としてはあくまで委託した報告書の内容で,それが必要だという認識が示されましたけれども,この間市民の会は市とも協議をしてきたということなのです。市からはその協議の中で,国内で,公共施設でこうしたCLT縦増築については例がないということなので,構造上,安全上問題がないことを第三者機関で検証する必要があるというふうに言われているということなのです。  それで会としては2社から検証作業が可能というような回答を得まして,検証費用の見積書を提出されたそうです。1社については構造計算を行うためのステップ1,これがおよそ270万円かかると。その後,その検証を行うというためのステップ2としては240万円,合計510万円かかると。もう一方,もう1社については270万円程度でできるのではないかということで,2社で大体300万円から500万円程度で検証できるのではないかという提案なのです。  これについても市とは協議をしてきたということなのですけれども,具体的に市としても実現可能か,これについても市としてちゃんと対応すべきだというふうに考えるのですけれども,これについてはいかがでしょうか。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 401: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 繰り返しになりますが,市といたしましては同じ木造で同規模であれば相当量の補強等が必要であると考えております。また市民センターは現在築42年であり,仮に上に増築したとしても新築に比べて大幅に耐用年数が短くなることも考慮する必要があると考えます。  また1つの増改築手法の実現可能性を検証するに当たって,どのような補強が必要かという視点だけでなく,そこに係る工事費や工期,建築確認をとれるかなど,その後に必要な手続やコストを初めさまざまな視点から検証を行う必要があると考えております。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 403: ◯ 13番(田中 智子議員) 答弁にありましたように増築したとしても新築に比べて大幅に耐用年数が短くなると。それはそういうことかなというふうには思うのですが,どのような補強が必要かという視点だけでなく,そこに係る工事費や工期,建築確認をとれるかなど,その後に必要な手続やコストなどさまざまな視点から検証を行う必要があるという御答弁でした。  そもそも第三者機関,会のほうの一級建築士が手計算で構造計算を行ったと。それでできると言われても,1社の方,その方だけということであれば可能かどうかというのはなかなかわからないのだと。だから第三者機関で検証が必要なのだというふうに市が言ってきたわけです。ですから,今回市民の会で提案しているように新たな設計会社への調査委託,これを行うための予算,ぜひ予算をつけて実現可能かどうか。何千万円もかかるというのだったら二の足踏むというのもまだ考えられるとは思うのですけれども,300万円から500万円程度でできるという状況を試算されているわけですから,ぜひ実現可能か,さらにコスト面,工期等についてもさまざまな視点からの検証を行っていただきたい,このように思うのですけれども再度御答弁をお願いいたします。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 405: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今御答弁申し上げましたとおり実現の可能性を検証するためにはさまざまな視点から行う必要があるとともに,市では既に市民の会の提案規模で木造による縦増築の検討を工事費や工期も含めて行っているため,改めて検証するために市として予算計上していくことは考えていないところでございます。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 407: ◯ 13番(田中 智子議員) 私は市と市民の会双方が納得して次のステップに進んでいく,そのためにはぜひ市としても再度検証を,多少予算はかかったとしても再度検証してはっきりさせていただきたいと考えていました。しかし何度同じように伺っても予算は計上しないということで,大変残念です。  登壇のときの質問でも明らかなように,市には先に進めたいという考え,認識を明らかにしていただきました。それは市民の会としても今同じ思いでいると思うのです。そういう中で2年間凍結したような形になってしまって,市民の会の側も,そして市民の側も非常にもどかしいといいますか,市の側もそうかもしれないのですけれども,そういった思いを持ってきたと思うのです。少しでも早く進めたいと,そういう思いは双方の思いですので,その辺はぜひとも調整をお願いしたいし,予算計上しないのだということで切り捨てるのではなく,調整はぜひともしていただきたい。大変残念です。  次に今後の進め方について伺います。  これから市民説明会や市民アンケートを行っていくということですけれども,それはいつごろを予定しているのでしょうか。また市民の会との調整はどうするのでしょうか。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 409: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民説明会や市民アンケートの実施時期につきましては,具体的にいつごろという点は確定しているものではございませんが,市民センターの老朽化対応の必要性もございますので,先ほど答弁いたしました市民の会が提案する木造縦増築案に対する市の考えをお示しし,できる限り早期に整理してまいりたいと考えています。  なお,実施に当たりましては市民センターを利用していない方も含め,より広範な御意見を伺ってまいりたいと考えています。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 411: ◯ 13番(田中 智子議員) 確認ですが,市民説明会を行うということは,市としても幾つかの案を提案して市民に説明するということでよろしいでしょうか。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 413: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 実施方法につきましては現在市民の会が提案する木造縦増築案について協議を行っている段階であることから,詳細については現時点で検討段階に至っていないところでございます。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 415: ◯ 13番(田中 智子議員) まだ検討段階に至っていないということで,これについても,いつ市民説明会やアンケートが実施できるかまだまだわからないというような状況です。私は本当にいち早く市民の会ともきちっと話し合い,誠実に対応していただいて一日も早く前に進められるような,そういった対応を市についても,市民の会についても望むところでございます。  それでは今後の方向性について市長にお伺いをしたいと思います。  現状では今議論してきたとおりになかなか進んでいないという状況で,一方では市民は待ち望んでいるという状況もあります。それについては市長の御見解はいかがでしょうか。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 417: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市民センターにつきましては耐震診断を行った結果,耐震性に問題はないことは判明しておりますけれども,一方で現在老朽化や使用勝手などの問題があることは認識しています。また利用者からもその改善を求める声や早急な市民センターの改修が求められていることも承知しています。  今後は利用者のみならず広く御意見を伺いながら,どういった改修規模や改修方法がよいか整理してまいりますが,市が調査結果でお示しした5つの改修案から単純にどれを選択するかということではなく,これらの案をベースとしながらも,より広い視野で御意見を伺いながら,よりよい改修方法,新たな視点に立った改修方法なども含めて検討できればというふうに考えています。  さらには公民館,図書館,市民活動支援センターなどそれぞれの役割や機能を整理するとともに,狛江ならではのコンパクトさを生かしながら施設配置や市民センター単体だけではなく,市全体の施設利用の観点などからも総合的に判断してまいりたいというふうに考えております。  市民センターの改修は市民の皆様にとって大きな問題であると同時に,市といたしましても財政面や社会情勢の変化,今後の人口減少や人口構造など将来を見据えて検討しなければならない大きな課題の一つと捉えています。多くの皆様に御納得いただき喜んでいただけるようなものにしてまいりたいと考えております。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 419: ◯ 13番(田中 智子議員) ただ市長は改修という言葉を使われておりますけれども,この間の経過から言いますと,あくまで増改築の検討ということを申し添えておきたいというふうに思います。  また今後の人口減少や人口構造の変化にも言及がありました。総合的な判断ということです。人口減少については,当初の見込みでは2020年度以降からかなり人口が減るのではないかというふうに言われていましたけれども,狛江はしばらくは人口減少が,当初の見込みよりは遅くなるというような見込みになっているかと思います。また人口構造の変化については,構造の変化で若い人がいなくなる,高齢化が進んでくる。だからこそ必要な文化拠点なり,まちづくりの拠点としての文化施設,拠点の施設が必要だという認識は必要なのではないかなというふうに思っています。  図書館について言えば,今まちづくりの拠点施設として重要な位置づけがされております。公民館もしかりだと思います。市民活動を支援する,そうしたセンターが必要であって,地域課題を解決する,そして情報を発信する,そのための文化拠点としての図書館,公民館,市民センター。市長から最後におっしゃっていただきましたけれども,多くの皆様に御納得いただき喜んでいただけるようなものにしてまいりたいというこの言葉は私は非常に重く受けとめていきたいと思っておりますので,ぜひ早急に,本当に多くの皆さんに納得して喜んでいただける,よかったなって思っていただけるような,そういった図書館,公民館,市民センターを早期に実現していただきたい。そのためにも私はこれからも発言を続けていくということを申し上げて1問目は終わります。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 421: ◯ 13番(田中 智子議員) 2問目,(仮称)狛江市人権尊重基本条例について伺います。  現在狛江市では(仮称)狛江市人権尊重基本条例検討委員会が設置され,議論が行われています。私は狛江市において性別や年齢,国籍,障がい,信条,性的指向・性自認などによる不当な差別や人権侵害を許さず,誰にとっても個人の人権が尊重され,差別を受けることなく大切にされるまちづくりを市民とともに実現したいとの思いで(仮称)狛江市人権尊重基本条例が真に市民に必要な条例となるよう,今回質問で取り上げ,提案をしていきたいと思います。
     まず狛江市人権尊重基本条例検討委員会設置の経緯について伺います。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 423: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 本条例制定の背景には大きく2つの理由がございます。  1つ目は現行の狛江市第3次基本構想をもとにするものでございます。人権については個別の分野における取り組みは行っているものの,そのよりどころとなる統一された指針がないことから,市や市民等が持つ権利と義務を明確にする必要があるという考えでございます。  もう1つは前市長によるセクシュアル・ハラスメント問題を受け,市と市民,団体等などがそれぞれ高い人権意識を持ち,市全体で人権を尊重できるようなまちを目指すためでございます。市民の皆様の信頼回復に向け,差別や偏見のない人権を尊重できるまちを目指すための指針とするため条例の制定に至ったものでございます。  狛江市人権尊重基本条例検討委員会につきましては,こうした条例を市民参加でつくるため設置したものであり,人権に関する各分野から狛江市に在住・在勤されている方,また市の委員会等で御協力いただいている方を中心とした有識者の方々と公募市民の方々に御参加をいただいております。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 425: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは再質問させていただきたいと思います。  理由が2つということなのです。ただ第3次基本構想をもとにするということですが,これはあったとしても,これは基本構想の策定当初から人権についての指針というのはなかったわけで,人権基本条例の必要性については今まで議論されてきませんでした。このことから見ても,2つ目の前市長のセクシュアル・ハラスメント,この問題を受けて,答弁にあったような市民の皆様の信頼回復に向け差別や偏見のない人権を尊重できるまちを目指すということが条例制定の一番のきっかけだったということは明らかです。  このことは条例制定に当たっても市民の目から隠すことではなくて,むしろあったことを記憶とか記録にしっかりとどめて教訓化して,こうしたことを二度と起こさないための条例であるということを市民に向けてもアピールする必要があると私は思います。  先日行われた(仮称)狛江市人権尊重基本条例中間報告フォーラムの市民からの意見でも,前市長のセクハラ問題については条例制定の経緯などでしっかり報告すべきという意見もありました。私も同じ意見です。条例そのものにはなじまないかもしれませんが,条例制定の経過,経緯については前市長のセクハラ問題がきっかけであったこと,人権侵害のない狛江のまちをつくる決意を明記すべきだと考えます。  それでは次に,(仮称)狛江市人権尊重基本条例の市としての位置づけを伺います。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 427: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) この条例につきましては市政の最上位に立つものと考えております。まちづくりの根幹が人権の尊重であり,その上で市民の皆様が参加,協働してまちづくりをしていきたいと考えています。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 429: ◯ 13番(田中 智子議員) 市の施策の最上位計画としては基本構想,基本計画があると思います。御答弁では,「市政の最上位に立つもの」との答弁でしたので,将来都市像などの具体的なまちの姿を規定する施策の根本にある市の基本理念,根幹としての考え方が人権尊重,人権侵害を許さないという考え方だということですね。確認のため御答弁をお願いいたします。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 431: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市のまちづくりの将来を目指していくものが、基本構想でございます。その中で人権をしっかりと守ってまちづくりを進めていく,そのような考えでございます。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 433: ◯ 13番(田中 智子議員) 将来都市像のことを言っているんじゃなくて,基本構想のことを言っているんじゃなくて,最上位の計画だというふうな御答弁でしたので,市の基本理念,根幹としての考え方が人権尊重ですねということなのですが,それでよろしいですよね。再度お願いします。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 435: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) どちらが上ということではないと思いますけれども,根幹になる部分ということで考えております。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 437: ◯ 13番(田中 智子議員) 確認できました。この理念を条例という形でしっかり規定することは,私はとても意味があることだと思っています。  それでは狛江市人権尊重基本条例検討委員会では,現在までどのような議論が行われてきたのでしょうか。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 439: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 第1回検討委員会では平成31年4月1日に制定された「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」の内容や考え方,制定経緯などについて国立市職員より説明をいただきました。  第2回検討委員会では市長による条例制定に至った経緯や内容等の説明の後,条例の骨組みについて検討いたしました。  その後人権課題に関する調査結果等を参照しながら,骨子案について検討を進めてきたところでございます。  その後委員会の骨子案としてまとめ,7月1日に市長へ報告した後,8月3日に「みんなが生きやすい狛江にするために」と題した中間報告フォーラムを開催し,大学教授による人権に関する基調講演を初め骨子案の説明,質疑応答,意見交換を行ったところでございます。  その後の委員会では,この中間報告フォーラムを振り返りながらフォーラム等からいただいた御意見やこれまで議会などからいただいた御意見等も含め,改めて検討を行ったところでございます。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 441: ◯ 13番(田中 智子議員) 今御答弁いただきましたように第1回目に国立市の条例について説明を受けたとのことですけれども,条例を考えるに当たり参考にした例などはあったのでしょうか。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 443: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 国立市は同じ多摩地域の基礎自治体であることから条例について御説明いただいたところでございます。また国立市の条例のほか,「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」,「(仮称)川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」や東京都広報の人権週間が特集された号や公益財団法人人権教育啓発推進センターが示すガイド等も参照しながら検討委員会にて骨子案をまとめていただいたところでございます。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 445: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは条例化に当たって基本的にどのような内容を盛り込むものと考えているでしょうか。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 447: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本的には骨子案でお示ししたとおりの内容となっておりますが,中間報告フォーラム等からいただいた御意見等を踏まえ,引き続き検討してまいります。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 449: ◯ 13番(田中 智子議員) 内容について御説明いただけませんでした。骨子案を見られていない方もいると思うので答弁を求めたのですけれども,内容についての答弁がありませんでしたが,まず前文をつけると。さらに条例制定の目的,定義,市民の権利や責務,市の責務,連携や啓発,相談,支援,(仮称)人権推進連携会議の設置等を規定するものになっております。  先ほど御報告があった「みんなが生きやすい狛江にするために」と題する狛江市人権尊重基本条例の中間報告フォーラムに私も参加させていただきました。「人権について考える」と題する講演では,各地方自治体の人権尊重条例については大別して3種類あると言われておりました。  1つは部落差別対応型,2つ目は人権尊重理念・啓発型,3つ目は規制型ということです。現在同じような条例をつくっている多くの自治体が人権尊重理念・啓発型だと言われました。  それでは狛江市はどのような内容の条例を考えているのでしょうか。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 451: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 本条例は理念だけでなく実効性のあるものを目指しております。市民一人一人が個人として尊重され,より生きやすく暮らしやすい平和なまちを目指していくとともに,実効性をどのように担保していくかといった点についても検討委員会で議論いただいています。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 453: ◯ 13番(田中 智子議員) 人権尊重理念・啓発型ではあるが実効性のある条例にということだと思います。それについては後で述べたいと思います。  中間報告フォーラムでいただいた条例の骨子案,これ1枚なのですけれども,骨子案についてこれから伺っていきたいと思います。  まず前文なのですけれども,最初の文章に,「全て市民は,守られるべき権利を持つと同時に,相手の権利を守らなければならない。自らが守られる権利と相手の権利を守る義務をあわせて「人権」と位置付ける」としております。人権について規定するための文章と思いますが,骨子案なのでそのままこの文章になるとは思いませんけれども,前文の最初の文章としては私はとても違和感があります。本来なら日本国憲法が保障する基本的人権を説明し,全ての人が生まれながらに持つ固有の権利が基本的人権であり,何人も侵してはならない基本的な権利であることを憲法の立場からきちんと明記する必要があると思います。  市が位置づけるというよりも基本的人権は憲法が保障する固有の権利であることをしっかり前文に位置づけることこそ必要ではないかと思います。  例えば市が検討委員会の1回目に講師として話を聞いた国立市の人権基本条例では,「人権とは,全ての人が生まれながらにして持つ固有の権利であり,誰もが自分らしく生きる権利を保障されている。人は誰もが一人一人異なる存在であることから,ソーシャル・インクルージョンの理念の下」,これは全ての人を社会的な孤立や排除から守り,社会の一員として包み支え合うことということがソーシャル・インクルージョンということだと思うのですけれども,この理念の下,「互いの多様性を認め合うことにより,個人の人権を尊重していかなければならない。」と書かれております。  中間報告フォーラムでも,前文にあえて権利とともに義務として人権を規定しているのはなぜなのかとの質問も出ました。この意見についてはどのように考えるのでしょうか。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 455: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 検討委員会において,人として守られる権利と相手の権利を守る義務は表裏一体である,人を守るという義務も含めて人権であり,権利と義務を明記したいという議論があり,本条例における人権の定義を明らかにするためには前文に記載するのがよいという結論に至ったところでございます。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 457: ◯ 13番(田中 智子議員) 前文に掲載する結論って,それはいいと思うのです。議論があったことは承知していますけれども,基本的な考え方の問題として質問をしております。  条例にする場合には,人権を規定している最高法規である憲法の基本的人権とは何かについてしっかり盛り込むことは,いわば当然なのではないかと考えます。その上で検討委員会の議論を生かした表現があってもいいのではないかと思います。  こうした意見があったことについても素案をまとめる段階でしっかり検討委員会へ報告をお願いしたいと思います。  さらに同じ前文には,「年齢,性別,障がい,国籍等,さらに,社会情勢の変化に伴う新たな人権課題も含め,すべての理由による差別や偏見,虐待,いじめ,ハラスメント等のないまちを目指す」としていますが,「国籍等」とくくらないで,例えば性的指向,性自認などについても明記をすべきだと思います。  また,「社会情勢の変化に伴う新たな人権課題」とは何を指すのか,意味がよくわかりません。検討委員会でも同じような意見があったかと思います。  国立市の例で条例の前文を,この部分に対応する条例を,ちょっと長くなりますが読み上げたいと思います。  「しかし,今もなお,人種,皮膚の色,民族,国籍,信条,性別,性的指向,性自認,しょうがい,疾病,職業,年齢,被差別部落出身その他経歴等を理由とした不当な差別や暴力等の人権侵害が存在し,日常の暮らしの脅威となっている。また,一人一人の多様性に対する無理解と無関心に起因して,争いや衝突が生じている。そして,この人権侵害や争い等については,誰もが,無意識的に又は間接的に当事者となる可能性を持つ。  そこで,国立市,そして国立市に暮らす私たちは,「人権侵害を許さない」という強い意志とソーシャル・インクルージョンの理念の下,一人一人が当事者として,自ら考え主体的に行動し,互いの多様性を認め合い人権を尊重することによって平和なまちを実現すること(以下「人権・平和のまちづくり」という。)を目指して,たゆまぬ努力を続けることを決意し,この条例を制定する。」としております。そして次の第1条,第2条とつながっております。  このように具体的な人権侵害を列挙すると同時に,一人一人の無理解や無関心に起因する争いや衝突にも言及し,誰もが当事者になることの可能性についても言及をしています。その上で国立市,市民は人権侵害を許さない,この強い意思と一人一人が当事者として考え行動し,多様性を認め合い人権を尊重することを目指して努力を続ける強い意思が示されております。  国立市の前文を読みますと,とても格調高く,決意にあふれたもので,条例全体も含めてとてもしっかりした人権条例になっているなと私は思います。  少なくとも現在顕在化している人権侵害,そして差別の状況については明記をするとともに,人権侵害を許さない,この強いメッセージが伝わるものになることを求めたいと思います。これはいかがでしょうか。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 459: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 前文にどのような項目をどの程度まで書き込んでいくかにつきましては,フォーラム等でいただいた御意見などを踏まえて引き続き検討委員会にて検討いただきたいと考えております。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 461: ◯ 13番(田中 智子議員) 議会で出たこのような意見も踏まえてきちっと報告をしていただき,そして検討をしっかりとしていただきたいと思っております。  次に国立市の具体的な内容についてなのですけれども,国立市の条例の中では第1条「目的」とともに第2条「基本原則」,そして第3条は「不当な差別及び暴力の禁止」というのが盛り込まれ,そして第9条には「基本方針」が盛り込まれております。市長がこの基本方針を策定するとうたっております。  これは狛江市の条例骨子案にはありませんが,なぜ盛り込まれなかったのでしょうか。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 463: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず「基本原則」につきましては検討委員会において当初基本理念という項目として議論いただきましたが,内容が重複していることなどから,前文のほうに一本化してまとめた経緯がございます。また「基本方針」につきましては検討委員会で特段議論がなかったところでございます。  また,「不当な差別及び暴力の禁止」につきましては,同じく骨子案の前文において,「いかなる理由があっても,いかなる場所,状況においても相手の人権を侵害してはならない。」とし,御質問の趣旨も含んでいるものと解釈しております。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 465: ◯ 13番(田中 智子議員) 特に「不当な差別及び暴力の禁止」については前文に含んでいるというふうにおっしゃいますけれども,私は条例の項目に,条文にきっちり入れるということが差別の禁止という禁止規定があるということについてはとても意味があることだと思うのです。狛江市としてはっきりとした,差別を禁止するのだ,不当な差別,人権侵害については許さないよという,こうした意思を示すためにも私は盛り込む必要があるというふうに考えます。  それでは次に中間報告フォーラムの意見では,人権侵害があった場合の救済措置がなければ絵に描いた餅になるとの意見がありました。この点でも国立市の条例には救済については,「不当な差別の解消を始めとする人権救済のために必要な措置を講ずるものとする。」としてしっかり明記されております。これは盛り込むべきと考えますけれども,いかがでしょうか。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 467: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 救済につきましては,現在検討委員会でも論点の一つとなっているところでございますので,どのように盛り込んでいくか引き続き検討いただきたいと考えております。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 469: ◯ 13番(田中 智子議員) 論点の一つということで,まだ結論は出ていないと思いますので,フォーラムの意見でもあり,今回議会でも提案があります。そういう中でぜひ引き続き検討していただきたいということはしっかり報告を行っていただきたいと思います。  それでは今後のスケジュールについて伺います。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 471: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後の委員会にて,これまでの議論をもとに条例素案としての検討を行った上で中間答申をいただく予定でございます。その後,現時点での予定ではございますが,素案についての市民説明会及びパブリックコメントを11月ごろに予定し,パブリックコメント等の結果を受けて委員会にて素案の最終確認を行い,来年1月ごろに最終答申をいただきたいと考えております。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 473: ◯ 13番(田中 智子議員) 市民説明会,パブリックコメントが11月ごろということなのです。それで最終確認は1月ごろなのですけれども,素案の説明会とかパブリックコメントを実施するということなのですが,私はこれまで説明会に何回か参加させていただいておりますけれども,説明会は大体平日の夜が1回,そして土曜日とか日曜日の日中が1回ということで,それぞれ1回ずつの開催が通常となっていると思います。  私は今回のような全ての市民にかかわって,しかも理念を共有し,啓発を主体とする条例をつくる場合は,通常の市民参加手続だけではなくて,もっと丁寧な市民参加が必要だと考えます。条例をつくるその過程に参加するということそのものが人権に対する市民啓発につながるというふうに思うからです。  例えば子供たちの意見を聞くとか性的マイノリティの方とか高齢者団体とか障がい者団体の方の意見などを聞くとか,具体的にこうした意見が出せて多くの市民が学び合えるようなワークショップ形式の方式など,市民参加のあり方についてはもう少し考えることがあると,考えられるのではないかと思います。  また中間報告フォーラムに参加して思ったのですけれども,講師の方に対する質問時間は10分程度でした。また条例骨子案の説明に対する質問時間も20分くらいしかありませんでした。もっと聞きたいし,もっと言いたかった。質問が後になればなるほどたくさん出てまいりました。もっと言いたかった人はたくさんいたと思います。質問時間をしっかり確保した時間設定にするようにあわせて要望するものですが,いかがでしょうか。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 475: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 人権に係る個々のテーマを掘り下げ,広く確実な啓発につなげることは重要なことと考えております。  説明会については質問時間を十分確保してまいりますが,個別の案件について提案や意見を抽出する方式は,広い視野での検討が主となる条例づくりの段階よりも,条例施行された後に人権課題に関するさまざまなテーマの中から市内や社会的な実態を見ながら重点項目を設定して行っていくことのほうが有効ではないかと考えております。  現在検討委員会において条例を推進するための組織体として(仮称)人権推進連携会議の設置について検討がされておりますが,ワークショップ等の啓発の手法に関しましては,こうした連携会議にて検討いただきたいと考えております。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 477: ◯ 13番(田中 智子議員) 条例づくりの段階よりも施行された後のほうがいいんじゃないかみたいな話なのですけれども,私は例えば身近に性的マイノリティの方とか障がい者の方とか,高齢者の方は身近にいるかもしれませんけれども,そういう方たちと接する機会がなかなかない,そしてどういうことに差別を感じるのか,人権侵害と感じるのか,具体的に狛江市にどのような人権侵害が現に存在しているかなどについて当事者から話を聞くというのは本当に有効だと思うのです。それが条例の具体的な中身に生きてくるということは,私はあると思います。  例えば国立市のほうでは,私は国立市の担当課の方から伺いましたけれども,条例骨子案の段階で二十日間のパブリックコメントを行って139件の意見が出され,また条例の骨子案のときにパブリックコメントをやった。そして素案についても素案ができた段階で市長とのタウンミーティングを計4回実施したそうです。そしてその後にさらに二十日間のパブリックコメントを2回,8月中に二十日間,9月間に二十日間ということで2回にわたり実施をしております。そして計143件の意見書が出されたそうです。パブリックコメントやタウンミーティングでいただいた意見によって内容や文言がかなり変わったそうです。  担当者からお話を伺ったところ,当初の想定以上に市民の関心があり反響があったということで,これは丁寧に対応することが必要だとの認識になったそうです。  市長とのタウンミーティングでは重度の障がい者や多様な性の当事者の方などさまざまな方に直接話を聞かれたとのことです。来ていただいて話を聞かれたということです。
     そうした中で当初の案には差別の禁止規定はなかったのにパブリックコメントで入れてほしい,このような多数の意見があったこと,また理念を定めるものであって罰則規定がなじむかどうかなどさまざまな議論はあったものの,本人の責任ではないことに対して日常生活の中で困難を抱えている方たちの意見に寄り添って,差別はいけないとの言葉を入れた。そして不当な差別とは何かということで差別と考えられることを羅列したと言っておられました。  ですからこうした当事者の意見で条例の中身が変わっていく,内容が豊かになっていく,そして市民に寄り添ったものになっていく,こういったことだと思うのです。ですから時間を十分とるのは当然ですけれども,私はこうした当事者からもぜひ意見をしっかりと聞いてほしい。少なくとも当事者の意見を聞くなど,市民説明会,パブリックコメントについても十分に市民の意見を聞き反映できるような機会を設けるべきだと考えますが,再度御答弁をお願いいたします。 478: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 479: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) なるべく幅広く市民参加が図れるような形では取り組んでまいりたいと思っております。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 481: ◯ 13番(田中 智子議員) 検討委員会のほうでもこうした,もうちょっとしっかりした市民参加が必要じゃないかということで意見があって,市民参加のあり方についてもぜひ検討してほしいというような投げかけもしていただき,当事者から幅広く意見を聞くことも含めて,ぜひ検討をお願いしたいというふうに思っております。  次に,(仮称)人権推進連携会議を設置する予定ということですけれども,どんな方がメンバーになるのでしょうか。また具体的にはどういうことを行う組織なのでしょうか。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 483: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 検討委員会において(仮称)人権推進連携会議を組織する際には,有識者のほか,地域で活動されている方や若者などにも参加いただきたいという御意見をいただいておりますので,引き続き検討してまいりたいと思います。  また(仮称)人権推進連携会議の役割といたしましては,骨子案の段階では条例の推進,評価,啓発手法の検討,重点啓発項目の設定等についての審議などが考えられています。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 485: ◯ 13番(田中 智子議員) (仮称)人権推進連携会議には有識者だけじゃなく,当事者とか関係者も含めるべきと考えますが,これはいかがでしょうか。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 487: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど答弁申し上げましたとおり検討委員会において(仮称)人権推進連携会議を組織する際には,有識者のほか地域で活動されている方や若者などにも参加いただきたいという御意見をいただいております。また取り組みテーマに即した当事者,関係者の方から御意見などを伺うことや必要に応じて関係機関等と連携し,情報収集や実態の把握等を行うことも考えられるところでございます。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 489: ◯ 13番(田中 智子議員) 必要に応じてということなのですけれども,(仮称)人権推進連携会議でそういった当事者の方や団体の方が常に参加されているということも重要だというふうに思いますので,私は引き続き検討をお願いしたいというふうに思っております。  そして人権推進連携会議ですが,条例の推進とか評価なども行うようになっていますけれども,具体的な実態調査とか評価にかかわる点で,毎年運営していくに当たって実効性を担保させるために具体的な権限といいますか,そうしたこととか,あとは救済の措置をどうするかなど,今後の検討にはなるかと思いますけれども,それをどこで担うかということについても(仮称)人権推進連携会議で考える必要があると思いますので,この辺の評価にかかわる問題についてはどのように担保するのでしょうか。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 491: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まだ具体的にどのような形で評価をするかといったところまで議論しているものではございませんけれども,実際に市民アンケート等が必要であれば,そういったアンケート等から市の状況等を確認するというのも1つの評価にはなるかと考えております。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 493: ◯ 13番(田中 智子議員) これからということなのですけれども,今狛江市の中で現実的にどういった状況が起きているのか,それがきちっと把握できるようにすると。国立市の条例では実態調査を行うというふうになっております。担当者に伺ったところ,実態調査の期間や何年ごとに行うかについてはまだ決まっていないということなのですけれども,必要に応じたそうした調査もしていただきたいということは要望しておきます。  さらに実効性のあるものとするためにも,施行後,毎年フォーラムを開催するなど検討していただきたいと思いますけれども,これはいかがでしょうか。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 495: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例の周知及び啓発方法の一つとして検討してまいりたいと考えております。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 497: ◯ 13番(田中 智子議員) わかりました。  それでは最後に市長に伺います。  松原市長は市長選挙の公約に「人にやさしいまちづくり」を掲げられました。また今回の(仮称)狛江市人権尊重基本条例の制定についても強い意欲を示されておられました。私は今回,条例制定に当たって質問をさせていただきましたが,条例骨子案を見せていただく限りでは,基本的な考え方も含め,まだまだ議論は少なく課題は多いと感じております。市民意見が十分取り入れられ,そして真に市民に必要とされる条例にしていく必要があると思います。  市長のこの条例に対する思い,そして期待すること,そのような見解を伺いたいと思います。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 499: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私はこの条例を通じまして市民の皆様一人一人の人権が尊重されまして守られた結果,それが人にやさしいまちづくりというふうになってくるというふうに考えているところでございます。これが私の掲げているものにつながっていくものというふうに捉えているところでございます。  そのためには,まずは市が率先して取り組みながら市,市民,団体などがみんなで意識して協力し合いながら市全体で人権を尊重する意識を高めていくことが重要であり,最終的には人権を守ること,人権を尊重すること,また人権侵害に嫌悪感を抱くことが当たり前になるようなまちにしていきたいと考えています。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 501: ◯ 13番(田中 智子議員) それで提案したいのですけれども,市民に対して狛江市は人権侵害を許さない,誰にとっても住みやすいやさしいまちを目指すと,このようなメッセージが伝わるように,例えば国立市の条例の表題にあるような「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」のように市民に条例の意図が表題からも伝わるように条例の名前を内容に沿ったものにすることや狛江市平和都市宣言のように,例えば狛江市誰にとっても優しいまち,人権尊重のまちづくり宣言などの宣言を起草することも条例をしっかりと推進するという意図が市民に伝わり有効ではないかと考えます。ぜひこうした宣言等を行っていただきたいと思いますけれども,御見解を伺います。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 503: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 条例の名称につきましては現在仮称でございますけれども,検討委員会において条例の内容を検討いただく中で,その趣旨に合った,沿った名称をあわせて御検討いただきたいというふうに考えています。  また条例を推進する方法につきましては,まずはその周知・啓発を行うことで条例の趣旨や意図をしっかり伝え浸透させていきたいというふうに考えています。  あわせて条例に基づく施策展開を図っていく中で,市民の皆様の御意見を伺いながら推進に向けてさまざまな手法をとってまいりたいと考えています。 504: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 505: ◯ 13番(田中 智子議員) 宣言については啓発というような話だったかと思います。私は前市長のセクハラ問題で市民の信頼が非常に損なわれてしまったと。そのことから(仮称)人権尊重基本条例をつくるという契機になった。こうしたときに人権侵害は許さないという市民に対する強いメッセージを宣言という形でしっかり出すということはとても有効だと思っております。それは検討委員会で検討いただくという手もあるかもしれませんけれども,宣言の起草委員会などをつくって宣言の提案を市民参加で考えるという手もありますので,それは今後ぜひとも再度検討をお願いしたいと思います。  これで私の質問を終わります。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時31分 休憩     午後 2時49分 開議 507: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 508: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 一般質問を行います。2問目と3問目を最初に行います。  2問目,学童クラブの夏休み中の給食についてでございます。  学童保育所にお子さんが入所されております保護者の方から,夏休み中,ぜひ給食を実施してほしいという要望が寄せられました。御主人の仕事が夜遅くまでかかる仕事で,共働きの中で特に毎日のお弁当づくりが大変になっていることや夏場は食中毒の危険もありお弁当に入れられるものにも限りがあるので,栄養的にもバランスのとれた給食が実施されると助かると,こういうものでございました。ぜひ学童クラブの夏休み中の給食を実施してほしいと思います。  まず夏休み中の学童クラブの運営状況についてお伺いをいたします。  3問目はエアコン等冷房機器の購入・設置助成についてでございます。  エアコンのない世帯へのエアコン等冷房機器の購入・設置への助成をしてほしいということでございます。  この問題は2011年9月議会の一般質問で初めて取り上げまして,2014年6月議会でも取り上げ,その後日本共産党狛江市議団として予算の組み替え提案の中に何度も盛り込んで実現を求めてきたものでございます。  まず夏の気温上昇について伺います。  最近の夏は大変暑いと感じます。東京の夏の気温上昇については地球温暖化の影響とともに都市化によるヒートアイランド現象も加わっていると思います。市として近年の東京の夏の気温上昇についてどのように捉えているのかお伺いするものでございます。  再質問は自席で行います。 509: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 510: ◯ 参 与(石森 準一君) 2問目,夏休み中の学童クラブの運営状況についてでございます。  学校の夏休み期間につきましては学童クラブは午前中から小学生が来所しております。開所時間につきましては小学生クラブとこどもクラブが午前8時から,延長保育で最大午後8時まで,学童保育所については午前8時15分から午後6時45分まで,放課後クラブにつきましては8時30分から午後6時45分までと,それぞれの運営形態ごとに異なる状況でございます。  学校のある通常時期の運営と比較いたしますと子供たちが学童クラブで過ごす時間も長いため,職員の配置につきましてはシフトを調整し,午前中から必要な人員を配置している状況でございます。  また昼食につきましては学童保育所と放課後クラブ,小学生クラブは各自お弁当を持参していただいており,西野川こどもクラブのみ,併設する認定こども園から希望者に対して有料で昼食を提供している状況でございます。 511: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 512: ◯ 環境部長(清水 明君) 3問目,夏の気温上昇について答弁を申し上げます。  近年の東京の夏の気温上昇についてですが,一般的に言われている温室効果ガスによる地球温暖化のほかヒートアイランド現象という2つの温暖化が同時に進行しているため,東京都心部の気温はその他地域と比較して高くなっている状でございます。  温室効果ガスによる地球温暖化は世界規模で影響が出ている気候の変化となりますが,ヒートアイランド現象は人工的な構造物や排熱を要因として気温が上昇する現象であり,その現象は都市を中心とした限定的なものとなり,都心に近い狛江市においても2つの現象による気温上昇が発生していることが想定されております。 513: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 514: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 2問目から再質問を行います。  西野川こどもクラブのみ,併設する認定こども園から希望者に有料で昼食を提供しているということでございまして,他の学童クラブではまだお弁当の状況でございます。  まずお弁当の保管状況はどういうものなのかお伺いいたします。 515: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 516: ◯ 参 与(石森 準一君) 持参したお弁当につきましては,基本的には施設内の冷房のきく部屋で保管をしている状況でございます。 517: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 518: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 学童クラブの夏休みの給食についてお伺いいたします。  先ほど登壇して述べましたように学童クラブで夏休みの給食を実施してほしいという要望を受けましたが,恐らく市にもこうした要望が届いていると思うのですけれどもいかがでしょうか。 519: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 520: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市保育所父母の会連絡協議会からの過去の要望書を確認しましたところ,平成24年度に長期の休みの期間中の給食提供について要望を受けたことがございました。また平成26年度にも給食センターからの給食提供について要望が出されたところでございます。  要望への回答といたしましては学校施設を利用した給食提供については調理員や栄養士などの職員体制などの問題のほか,学童保育所が学校の敷地外にあることなどの理由から給食の実施は困難であると回答しています。  また給食センターにつきましても中学校給食を目的とした施設でございまして,許可や補助金などの問題からも給食の提供はできないというふうに回答しています。 521: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 522: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 過去にも要望があったけれども,敷地外の学童もあるとか,中学校給食の給食センターは難しいよということで,できないというお話でございました。  今回市が実施いたしました子ども・子育てに関するニーズ調査の中で自由記述欄というのがございまして,これも読ませていただきますと,その中にも何点か要望がございました。  3年生までは夏休みなども午前8時から午後7時まで安心して通える場所が必要です。学童の充実をお願いいたします。お弁当の問題も早急に対応をお願いします。こういう声がありました。  もう1人の方からは夏休み,冬休みの子供の居場所がないです。学童の拡充をお願いいたします。保育園と同じくらいの条件で夕方遅くまで預かっていただきたいですし,お弁当ではなく学童の給食を希望します。こういう声が寄せられております。  私はことしの夏にこうした学童での給食実施の要望を受けたのですけれども,要望を受けたと同じ時期に朝日新聞で,八王子市が夏休み中の給食を試行実施するという,そういう報道がございました。  先日八王子市の第九小学校内の学童保育所を視察してまいりました。第九小学校の学童保育所はNPO法人が運営しておりまして67名が在籍しております。学校の1階の空き教室を利用して運営されておりまして,給食は2階の家庭科室で食べます。この日の献立はスタミナ丼と中華風卵とコーンのスープ,三色ナムル,サイダー寒天で56人の方が給食を申し込みました。1食300円です。ただアレルギー対応がまだできていないということで,何人かはお弁当を持参したということでございます。  食べている間は調理員が各テーブルを回りまして,おかわりの必要な子にはおかずなどを追加して回って,最後に食缶を見せてもらいましたけれども全部空っぽになっておりました。  市の担当者の話では,四,五年前から学童保育所の運営法人や保護者から夏休み中の給食について要望があり,また昨年就任した女性の副市長からも子育て支援の取り組みの一つとして進めるように声がかかりまして試行実施に踏み切ったということでございます。  今回2つの学童保育所で5日ずつ,お盆を挟んで前半と後半に試行実施をいたしましたけれども,保護者からは,なぜうちの学童ではやってくれないのか,こういう声も寄せられましたということで,今後子供たちや指導員へのアンケート調査を行って,その結果を踏まえて将来的には88の全施設。八王子は大きいですので88の学童クラブがあるということなのですけれども,全施設で実施をしたいということでございました。  またもう1つおっしゃっていたのは,この給食を通して子供たちがおうちで自分のお弁当をつくれるようにしていきたい,そういうこともおっしゃっておりました。  八王子市では小学校の調理業務の委託が進んでおりますけれども,直営で調理を行っている学校もまだ残っております。今回は市の栄養士が献立を立て,既に調理業務が委託されております第九小学校の調理施設を使って直営の学校の調理員2人が来て調理を行いました。  市の担当者は,直営の調理員の数も限られているので給食を拡大していく際には各学校の調理業務の委託業者にお願いしていくことになるのではということもおっしゃっていました。  また2006年から既に学童保育所で給食を実施している越谷市も視察してまいりました。越谷市では働く職員のほうから提案があって実施に踏み切ったということでございます。  越谷市では市内の3カ所の直営の給食センターで持ち回りでつくりまして,市内の公設の学童保育所48カ所に届けます。1食270円で,ことしの提供期間は7月29日から8月7日と,8月20日から27日の計14日間。登録児童の約7割が注文されているということで,視察したときの献立はスパゲッティミートソースとファイバースープ,オレンジ,味つけイワシでございました。保護者からは栄養価が高く安全で温かい給食を手軽に食べることができる,就労する保護者の弁当づくりの負担軽減になるなど大変好評だということでございます。  昨年とことしは視察が大変相次いでいるということでございます。ぜひ狛江市でもこうした先進事例に学んで学童クラブの夏休み中の給食をぜひ実施してほしいと思いますけれども,いかがでしょうか。 523: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 524: ◯ 参 与(石森 準一君) 八王子市や越谷市の事例では学校施設を使用し,また直営の調理員等による食事を提供したものというふうに伺っています。狛江市で同様の方法で実施することにつきましては難しいものと考えておりますが,狛江市保育所父母の会連絡協議会におきまして,一部の保護者が中心となりまして仕出し弁当の利用について検討もされていると伺っています。  また夏休み期間中,学童保育所におきましては支援員と子供たちが一緒に食事のメニューを考えてつくる,つくって食べる会や学童保育所でカレーを用意して主食だけを持参してもらうカレーの日,小学生クラブでもレトルトの日等を複数回実施するなど保護者の方の負担に配慮した活動も行っておりますので,今後もこうした取り組みの継続や狛江市保育所父母の会連絡協議会との意見交換を行ってまいりたいというふうに考えています。 525: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 526: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 夏休み期間中学童保育所で支援員と子供たちが一緒に食事のメニューをつくる,つくって食べる会などいろいろな配慮が行われている。これは保護者から大変助かっているというお話も聞いております。
     先ほどの答弁で,一部学童クラブの保護者が主体となって仕出し弁当の利用について試行実施したということであります。その結果はいかがでしたでしょうか。またこの取り組みが全学童に広がるような場合は市として支援をしていくのでしょうか,そのことについてお伺いいたします。 527: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 528: ◯ 参 与(石森 準一君) 保護者から直接報告を受けているわけではございませんが,試行実施をした学童保育所の支援員によりますと,多くの子供たちから弁当の量が足りないという意見が出されたため,残念ながら試行は1回で中止となりまして,今後は業者の再検討なども考えられているということでございました。  今回の試行実施につきましては,弁当の発注などの取りまとめは学童保育所の支援員の本来業務ではないことを保護者側が認識しておりまして,市がかかわらないという前提で保護者が中心となって行われたものでございます。そのため今の時点では市が支援するということは検討していないところでございます。 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 530: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 保護者のこうした自主的な取り組みが広がっていること自身が夏休み給食の要望が大変強いということを示していると思います。当面保護者の自主的な支援を応援しながら,八王子市など先進的な取り組みを参考に狛江市でも夏休み中の給食の実施を検討してほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 532: ◯ 参 与(石森 準一君) 先ほども答弁を申し上げましたが,八王子市や越谷市の事例と同様の方法での実施は難しいところでございますが,引き続き保護者の負担にも配慮した上で現在取り組んでいる活動の継続等で対応してまいりたいというふうに考えています。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 534: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今回八王子市や越谷市も視察いたしまして,子供たちが大変喜んで給食の時間を楽しんでいるという感じも受けました。  八王子市では今回の給食の試行実施の結果についてアンケートをとって,順次他の学童保育所にも広げていくということでございます。その際は調理業務の委託業者にもお願いしていくことになるのではとおっしゃっておりました。  狛江でも小学校の給食業務は調理委託という形になっておりますが,八王子市の取り組みについてすぐというのは難しいかもしれませんが,よく調査していただいて狛江市での実施可能性についてぜひ検討してほしいと思うのですけれども,いかがでしょうか。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 536: ◯ 参 与(石森 準一君) 八王子市,越谷市の対応につきましては学童クラブが学校の中にあるということで,その中で,うちでいいますと放課後クラブ等はすぐ対応ができやすいというところはございますが,学童保育所につきましては学校の外にあるということで,できたものの輸送方法ですとか,そういったものも検討しなきゃいけないというようなところがあります。  今保護者の側で検討しております仕出し弁当という形も考えられるとは思っておりますので,さまざまな方策については我々のほうでも考えていきたいというふうには考えております。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 538: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 八王子市を訪問したときに担当者から,大体学校の中にあるのですけれども,学校から離れた場所にある学童も一部あるということで,そこをどうするかなというふうにおっしゃっておりました。そこの学童から近くの学校に来てもらって,そこで昼食を食べるか,何かそういうことも必要かなと,そういう話もされておりましたので,ぜひ調査をしてほしいなと,少しでも可能性を追求してほしいなということを述べまして,この問題は終わります。  続きましてエアコンなど冷房機器の購入・設置助成についてお伺いいたします。  先ほど御答弁いただきましたが,狛江市も都心に近いということで,温暖化だけではなくてヒートアイランド現象による気温の上昇が発生していることが想定されるということでございました。  気象庁のホームページを見ますと,都市化の影響が少ない全国15地点の年間平均気温の上昇が100年前と比べて1.5度だそうでございますが,東京では3.2度上昇している。2倍以上になっているということです。また関東地方での都市化の影響による気温上昇量が最大となっている,そういう地域が地図で示されているのですけれども,都市化の影響で気温上昇量が最大になっている地図の中に狛江市もそっくり入っているという状況でございます。熱帯夜の日数が年々ふえているという,そういう右肩上がりの状況もグラフで示されておりました。地球温暖化とともに都市化の影響で緑地が減少し,コンクリートの建物やアスファルトの地面や道路がふえて,都市全体が温まりやすく冷めにくくなっている,そういう現状があると思います。  こうした中で熱中症による救急搬送がふえておりますが,昨年またことしの夏の熱中症による救急搬送状況がどのようなものだったのかお伺いいたします。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 540: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成30年,令和元年それぞれ6月から8月までの期間で狛江市内から救急搬送され熱中症と診断された傷病者の数,令和元年は速報値でお答えをさせていただきます。  平成30年でございます。6月が2名,7月が25名,8月が21名,合計48名で,症状別では軽症が31名,中等症が14名,重症が3名。年代別では15歳から19歳が4名,20代が6名,30代が5名,40代が5名,50代が8名,60歳から64歳が1名,65歳から69歳が1名,70歳から74歳が8名,75歳以上が10名でございます。  次に令和元年でございます。6月はございません。7月が8名,8月が12名,合計20名で,症状別では軽症が13名,中等症が5名,重症が1名,重篤が1名でございます。  年代別では20代が1名,40代が1名,50代が3名,60歳から64歳が1名,70歳から74歳が4名,75歳以上が10名でございます。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 542: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 全体としては高齢者の方が多いと思いますが,昨年は若い人もかなり搬送されたということでございます。  昨年は合計48名で,3名の方が重症で,またことしは20名で重症1名,重篤1名ということでございました。  消防庁の全国統計を見ますと熱中症の発生場所も特定しておりまして,昨年は一番多かったのは住居,部屋の中が40.3%,道路13.4%,公衆となっておりますが野外です。競技場とか野外コンサート,駅の屋外ホームなどの公衆という所は12.8%。仕事場の道路工事現場とか作業場とかが10.8%,もう1つ,5番目が公衆。これは劇場,飲食店,百貨店などで9.2%などとなっております。  狛江市の状況はどうだったのかお伺いいたします。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 544: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和元年6月から8月までの20名についてお答えさせていただきます。  住居等居住場所が10名で50%,道路が6名で30%,店舗・遊戯施設が3名で15%,仕事場(屋外)が1名で5%でございます。 545: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 546: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 住居,部屋の中というのが最も多いと。その後,道路,店舗・遊戯施設,屋外の仕事場という形になっております。  熱中症になるリスクは高齢者が多いと。それから発生場所は室内が多いという状況でございます。  昨年,東京消防庁管内で室内で熱中症となり救急搬送された方の事例が紹介されております。  エアコンが壊れており,居室内の高温環境の中で過ごしている際に息苦しくなった。昨年の7月で80代の方,中等症,気温28度,湿度79%。  もう1人の方は自宅居室内で意識がもうろうとなっているところをアパートの大家さんが発見した。やはり7月。70代の方。この方は重症。気温が29.8度,湿度が72%だったそうでございます。  消防庁のほうでは,こうしたことを受けまして部屋の温度を小まめにチェックし,エアコンや扇風機を上手に使い,小まめに水分補給を行うことということを呼びかけております。  私は2014年6月ごろに,ある高齢者の生活保護受給者からエアコン設置の要望を受けました。この方は数年前に胸を患って入院し,そのとき自宅でリハビリ療養しておりました。腰も痛め,長く歩くのが困難な方です。この方のアパートはかなり古いアパートでエアコンがついていません。入院したときに銀行の預金通帳を見せてくれたのですけれども,残高は数千円しかなく,頼まれて家賃の納入がおくれることを大家さんに伝えに行ったことがございます。この方は既に病気で亡くなられましたけれども,生活保護受給者の中にはこういう方々も多いのではないかと今でも思っております。  また私は昨年,住民の方から市内に住む兄弟がエアコンのない部屋で熱中症と思われる症状で亡くなったと,こういう話を伺いました。本当に何とかしなければならないとずっと思っている課題でございます。  そうしたときに新聞報道で,荒川区でエアコンのない世帯にエアコンの購入と設置への助成をしているということを知りまして,先日視察してまいりました。  荒川区では区内の住民が熱中症で亡くなったことをきっかけにしまして,昨年とことし,エアコンなど冷房機器の購入費・設置費の助成を実施しております。対象者はエアコンのないひとり暮らしの高齢者世帯または高齢者のみの世帯,障がい者のいる世帯,要介護4以上の認定を受けている方がいる世帯で,昨年度は就学前の子供がいる世帯も対象でした。対象となる経費はエアコンの購入費と設置に係る経費,または扇風機や冷風機,サーキュレーター,除湿器のうち2点までの購入に係る経費でございます。補助額は上限5万円で1世帯1回まで利用できます。エアコンのない世帯は所得も少ないとの判断から所得制限は設けておりません。また貯蓄のない人もいるので販売店への支払い方法が分割であっても助成を行うということでございます。  昨年度の実績は助成額合計が1,080万円余りで助成件数は234件,内訳は高齢者世帯204件,障がい者世帯20件,就学前の子供がいる世帯10件となっております。相談件数は633件あったそうでございます。  30年度の事業評価としては,助成事業の周知を開始して以降,区内における熱中症による死亡はなく,注意喚起も含めて効果があった。室内で熱中症となった際に助けを呼びにくく,特に危険な単身高齢者の申請が171件で73%であった。一方,緊急対策であったことから事業終了後に,購入費用が確保できなかった,事業を知らなかったなどの意見が80件ほど寄せられたということでございます。  就学前世帯の申請理由は,引っ越しに伴うエアコン購入のみであったということで,今年度はフォローアップ事業ということで就学前世帯を除いて実施しているということで,今年度は100件前後の助成件数になるのではとおっしゃっておりました。  また事業実施に当たりましては,高齢者世帯にはケアマネジャーが声かけをして,生活保護世帯にはケースワーカーが声かけをして,昨年度と今年度の事業によって生活保護世帯で希望される方にはほぼエアコン設置を完了することができたというふうにおっしゃっております。  区民からは家でゆっくりできる,助かってよかった,こういう声が寄せられております。  新聞報道の中では,エアコンを設置する前は扇風機を使い,首筋や額に冷却剤を当てて寝ていました。それでも暑く,夜中に何度も目が覚めました。睡眠不足で体調を崩し,食事をとれないこともありました。制度を利用できてよかった,こういう声も紹介されております。  荒川区の人口は21万5,000人,狛江の2.6倍です。荒川区と同じ方式を狛江で実施したとしても,初年度で約400万円,2年目で約200万円,約600万円で実施できると思われます。狛江でも十分実施可能な額ではないかと思います。実施方法はいろいろあると思いますが,ぜひ狛江市でも市民の命を守る取り組みとしてエアコンのない世帯に対してエアコンなど冷房機器の購入費や設置費を助成する事業を実施していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 547: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 548: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど環境部長,総務部長からもいろいろ説明させていただきましたけれども,昨今の暑さというのは本当に尋常ではないというふうに思っております。熱中症による救急搬送の件数も多くなっているなというふうに感じています。  今お話がございました23区26市の中でも先進的な荒川区の事業を御紹介いただいたところでございます。市といたしましても今後いろいろな財政状況とか,あるいはこういった熱中症対策に関するほかの施策などの活用を含めて,これは総体的に考えていかなければいけないというふうに思っております。また他市の状況などをしっかり見きわめながら考えていきたいというふうに考えております。 549: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 550: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) エアコンのない世帯へのエアコンなどの冷房機器の購入設置への助成も含めて考えていくということでよろしいでしょうか。 551: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 552: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 事業とか施策を総体的に考えていかなければいけないと思います。その中でこういった状況も踏まえてということになろうかと思います。また東京都などにもこういった部分も助成の要求,要請をしていきたいというふうに考えております。 553: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 554: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市の答弁でも尋常ではない暑さが続くということでございまして,私は緊急の人道的支援ではないかなと思うのです。ということで,生活保護世帯を初めエアコンのない世帯に対して熱中症を予防し,みんなが健康で過ごせるようにエアコン等冷房機器の購入・設置への助成をぜひ実施してほしいと重ねて申し上げまして,この質問は終わります。1問目に戻ります。 555: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 556: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 1問目の最初でございます市長の政治姿勢についてで,子どもの貧困対策の推進についてお伺いをいたします。  厚生労働省の調査では日本の子どもの貧困率は13.9%,7人に1人が貧困状態にございます。またひとり親家庭の貧困率は50.8%,2人に1人が貧困状態にあります。  昨年狛江市が実施いたしました子どもの生活実態調査では小学5年生と中学2年生の世帯に対して,その世帯の所得状況,また経済的理由で公共料金や家賃を支払えない,食料や衣服を買えなかったなど家計の逼迫状況,さらには経済的理由により海水浴やキャンプ,家族旅行に行くことができない,また子供の年齢に合った本やスポーツ用品を買ってあげられないなど子供の体験不足や所有物の欠如,この3つの要素を考慮して困窮層,周辺層,一般層と分類し,困窮層と周辺層をあわせて生活困難層として統計をとっております。  その調査結果では,小学校5年生の世帯の19.2%が生活困難層であり,中学校2年生の世帯では18.1%が生活困難層となっております。  ここでグラフを紹介いたします。  子どもの生活実態調査の中には,過去1年間に金銭的理由から食料を買えなかったことがあるかどうかという問いかけも行っております。それによりますと小学5年生の世帯では一般層では2.2%の方が食料を買えなかったことがあると答えておりますが,生活困難層では30.8%と多くの方々が食料を買えなかったことがあると答えております。  また中学2年生では一般層では3.4%の方々が経済的理由から食料を買えなかった。生活困難層では46.2%の世帯で金銭的理由から食料を買えなかったことがあると,このように答えておられます。  もう1つのグラフを紹介いたします。  1年に1回くらい家族旅行に行くことが経済的にできない。こういう問いかけも行っております。小学5年生では一般層では6.1%の方々が家族旅行に行けない。生活困難層では27.3%の世帯で家族旅行に行けないと答えております。中学2年生では一般層で7.4%,そして生活困難層では56.4%の方々が1年に1回くらい家族旅行に行くことが経済的にできないと,このように答えております。  自由記述欄がございます。これを読んでみますと,経済的なことに関する声としてはお金が厳しい,足りない,経済的な不安。子供が多く正社員で働くことができない。中学2年生でまだ塾に行かせていない。子供が3人いてお金もかかるので,できれば自分で頑張ってもらいたいが……。私が働きに出ればよいが,父が入院中で退院したら介護が必要。母も高齢なので一人に任せられない。母子家庭のために収入が低くて困っている。10年ほど鬱状態が続き,もう少し働きたくても無理ができない。小学校の給食が9月から12月はお弁当になり,人数がいる分高くつき負担が大きい。自営業の税金の負担が重い。国民健康保険,年金,住民税,固定資産税等の税金を支払ったら,子育てのための必要なお金が十分残らない。こうした切実な声が寄せられております。  3月の予算特別委員会でこの問題を質問した際,参与は,子どもの生活実態調査,ひとり親家庭の生活実態調査,「両方合わせまして,一定数非常に生活の厳しい子育て家庭があるというところは,私どもでも認識しております。経済的な支援,それから生活的な支援,どのようなことができるのかというところは来年の子ども子育てプランの改定に向けて検討していきたい」,このように答えられております。  そこでまず,こまえ子育て応援プランの検討状況についてお伺いをいたします。  再質問は自席で行います。 557: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 558: ◯ 参 与(石森 準一君) こまえ子育て応援プランにつきましては本年度が計画の最終年度となることから,昨年度に実施いたしましたニーズ調査や子どもの生活実態調査等の基礎調査の結果を踏まえて子ども・子育て会議において既に改定に向けた議論を開始しています。  今年度の子ども・子育て会議はこれまでに5回の会議を終えたところでございますが,このうち4月から7月の会議では主要なテーマの集中ディスカッションの期間と位置づけまして,切れ目のない包括的な支援,子育て環境,子どもの貧困,児童虐待,情報発信の5項目についてそれぞれのテーマごとに集中的な議論を行ってまいりました。  そしてこの集中的な議論を受けまして,前回の8月の会議におきましては計画の枠組みを議論いただきましたので,9月以降の会議ではそれを文章化する作業に入り,年内をめどに計画素案を取りまとめていく予定としています。 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 560: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 6月に国会で子どもの貧困対策の推進に関する法律の改正法,これが全会一致で成立いたしました。その内容と受けとめについてお伺いいたします。 561: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 562: ◯ 参 与(石森 準一君) 御質問のとおり子どもの貧困対策の推進に関する法律につきましては,今年6月に一部改正が行われています。この改正の中で法の基本理念に子どもの最善の利益や年齢や発達の程度に応じた意見の尊重など一定の考え方が加えられたことや,国が定める大綱におきまして一部指標の追加や施策の実施状況の検証や推進体制を明記することに加えまして,市町村において国の大綱や都道府県の計画を勘案した子どもの貧困対策についての計画を策定する努力義務が課せられることとなりました。  改正前の計画では,子どもの貧困に係る経済的支援や教育支援等それぞれの施策について必要な施策を講ずることのみが市町村の取り組みとして定められていたことに鑑みますと,今回計画策定の努力義務が課せられたことにつきましては,特に子どもの貧困に係る施策についてはそれぞれの施策を計画により体系立てた上で全体の中で相互調整を図りながら施策を推進していくことが重要であるというふうに国が判断したということであろうと考えております。  狛江市におきましても,この認識を踏まえまして狛江市子ども・子育て会議における改定作業を引き続き進めてまいりたいというふうに考えています。 563: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 564: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私も子どもの貧困対策の推進に関する法律,その改正案,改正の中身を読ませていただきました。  ポイントなのですけれども,目的や理念の中に基本的な考え方がさらにつけ加えられました。  目的の中では,「この法律は,子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう,全ての子どもが心身ともに健やかに育成され,及びその教育の機会均等が保障され,子ども一人一人が夢や希望を持つことができるようにするため,子どもの貧困の解消に向けて」と,「子どもの貧困の解消に向けて」という言葉が入りまして,その後云々で最後,「子どもの貧困対策を総合的に推進することを目的とする。」と,このようになっております。「子どもの貧困の解消に向けて」という言葉がありました。  先ほど御答弁がありましたように貧困に対する計画策定の努力義務,これを市町村に課すことになりました。また大綱には,貧困状況にある子供と保護者の意見を反映させること,貧困状態にある保護者の所得を増大させることなどなどつけ加えられております。  次に質問ですけれども,ひとり親家庭への家賃補助などの経済的支援策,また就学援助の対象の拡大や対象事業の拡大など,子どもの貧困対策,その計画の中に位置づけて取り組んでいただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 565: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 566: ◯ 参 与(石森 準一君) 現段階における狛江市子ども・子育て会議の議論の中でということになりますが,子どもの貧困対策につきましてはさきに答弁申し上げたとおり今回主要なテーマとして集中ディスカッションも行ってきておりますので,その点において新しいこまえ子育て応援プランにおける1つの柱として考えていくという認識につきましては,会長以下委員の皆様の間で一定程度共有はできているものと考えています。  最終的には素案として全体を整理する段階で判断することとなりますが,これまでの狛江市子ども・子育て会議の議論やただいま御質問いただいている国の法改正も踏まえつつ適切に対応してまいりたいというふうに考えています。 567: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 568: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) この問題で最後に市長にお伺いをいたします。  4月25日に狛江市子ども・子育て会議がございまして,私もこの会議記録を読ませていただきました。  会長から,「虐待ということで行った家庭で貧困の問題を目の当たりにしたことはあるか。」という問いかけがあり,事務局から,「継続的に訪問しているのは養育困難家庭が多い。生活保護で守られている状況もあるが,ひとり親でぎりぎりの生活をしている家庭もある。そういう家庭に対しては,こまエールの学習支援や,食糧支援,子ども食堂等の案内をする。関係性が出来てくると,今手持ち金が1万円しかなくて,次のひとり親の手当が出るまでどう生活したらいいか,子どもの修学旅行の積立金が払えないなどの話もする。就学援助等もあるが,別の生活費として使っている状況もあるので,生活を改善させるのは,簡単ではないと感じている。」,こういう報告がございました。  法改定で位置づけられました子どもの貧困対策についての計画を策定する際には,こうした現場の声をぜひ大切にしていってほしいと思います。そして子どもの貧困の解消を目指すという子どもの貧困対策の推進に関する法律の趣旨,また狛江市のひとり親家庭アンケート調査や子どもの生活実態調査で示された市民生活の実態を踏まえた計画になるようにしていただきたいと思いますけれども,市長の見解をお伺いいたします。
    569: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 570: ◯ 市 長(松原 俊雄君) ただいま御説明いただきました内容につきましてですけれども,これはそういった実態とか,あるいは国の法改正もございますので,そういった部分を踏まえつつ狛江市子ども・子育て会議の中の議論,こういったところを尊重しながら進めていきたいと思っております。 571: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 572: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) そうした子どもの貧困を解消する,また実際に実態調査で示された市民の生活実態を踏まえた対応をぜひお願いしたいと思います。  続きまして1問目の2つ目でございます平和都市宣言に基づく平和施策の推進についてお伺いをいたします。  私は先日,世田谷区の平和資料館を見学してまいりました。世田谷公園内にある資料館には区民から寄せられた戦争当時の暮らしを伝える生活雑貨や衣料品,軍服,魚のサケの皮でつくられた子供の靴,被爆したワンピース,被爆当時のワンピース,戦争体験者の声を記録したDVDなどが展示をされまして,書籍やDVDは貸し出しも行われています。毎年夏には平和映画祭が開かれまして,地区会館や中学校などでの地域巡回展も行われております。  係の方が館内を案内しながら現在の東京農業大学や太子堂にある昭和女子大学が戦争中は軍の施設だったというようなことを説明してくれたり,地域ごとにまとまって新潟とか名古屋に集団疎開していったと。子供たちの生活の様子や親子の手紙などを説明してくれました。  また「銀座空襲と麹町での戦争体験」と題しました狛江市にお住まいの井上孝さんの証言もDVDになって並んでおりました。そしてフィリピンミンダナオ島で生死不明になったという通知や,みそやしょうゆ,石けんなどの配給表なども区民から寄せられた資料として展示されていました。  写真を撮ってまいりましたが,この右側は先ほど紹介した牛革のかわりにサケの皮を使った代用品,子供の靴でございます。昭和18年から19年ごろのものということでコンドウさんという方が寄贈されたということがわかります。紹介されています。  これは被爆ワンピースということで花木マツコさんという方が寄贈してくれました。被爆当時,広島の市内電車の終点の,これは己斐駅というのですか,で電車を待っているときに被爆をして,そのときのワンピースがこういう形で残っていて寄贈されたということでございます。  これは食料配給の表でございます。みそやしょうゆ,世帯1カ月当たりの割り当て量というのがありまして,1日ごとにこうしたチェックがされております。これも寄贈されたものでございます。  これは親子で交わした手紙の数々となっておりまして,疎開先に母親が手紙を出して子供からまた手紙が返ってくると,こういうものでございます。  世田谷区では集団疎開は長野県と新潟県が多かったということで,読んでみますとここではよく,新潟県北魚沼郡川口村イチカワヤ旅館ヒグチヤスヨ殿,マサアキ殿。当時は殿という言葉を使っていた。お母さんが書いて,マサアキ君へということでお手紙をしております。こういうものも展示をされておりました。  狛江市議会は1982年(昭和57年)6月21日に狛江市平和都市宣言を全会一致で可決いたしました。この平和都市宣言では,「われわれ狛江市民は,「日本国憲法」の前文と世界の恒久平和を達成するという精神および第9条に記された「戦争の放棄,交戦権の否認」を,狛江市および狛江市民の行動原理として高く掲げたい,と思う。」と,このように述べております。  また,「狛江市および狛江市民は,各平和宣言都市と手を結び,核兵器完全禁止・軍縮,全世界の非核武装化にむけて努力することを宣言する。」とも述べております。憲法の平和原則を守り核兵器廃絶に努力していく,こういう内容だと思います。  戦後74年が経過して戦争体験者が少なくなっている中,この狛江市平和都市宣言に基づく平和施策の充実が求められていると思います。  まず狛江市で実施しております平和施策についてお伺いをいたします。 573: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 574: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市では終戦70周年の年から狛江市平和祈念事業実行委員会と協働して平和施策を実施しております。昭和20年5月25日に狛江に空襲があったことから,同じ日に同じ場所でみんなで手をつなぎ輪をつくって平和を祈念する「5月25日みんなで輪をつくろう」を実施しております。小・中学校,保育園,幼稚園,一般からの写真も募集し,8月の終戦記念日前後に市役所2階ロビーにて展示を行っております。  またエコルマホールにて著名人をお招きし,身近な平和についてお話しいただく平和祈念事業講演会を開催し,広く市民の方々に御参加いただいています。 575: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 576: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 先ほど世田谷区の資料館の紹介をいたしましたけれども,今戦争体験者が本当に少なくなってきているということで,戦争体験の継承への取り組みが求められていると思います。市民団体などとも協力しながら,そういう本当に数少なくなっております戦争体験者,その戦争体験に聞き取りしてDVD等に保存して市民に貸し出しができるようにすることができないか,お伺いをいたします。 577: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 578: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度の「5月25日みんなで輪をつくろう」を実施するに当たり,市内在住の狛江の空襲体験者にお話を伺いパネルを作成し紹介させていただいたところでございます。  また空襲を体験された市民の方が作成した平和の紙芝居,戦争と狛江の子ども達─狛江国民学校の子供が語る─を冊子にしたものを事業開始時に配布しております。  市ホームページにおいては,「語りつぐ戦争体験」を掲載しており,どなたでもごらんいただけるようになっております。  こういったものを御活用いただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。 579: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 580: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) この問題は市長にもお伺いいたします。  戦争体験者が少なくなっていく中で,今戦争体験者の生の声を聞き取ってDVDに記録して後世に伝えていくことは大切なことと思います。平和都市宣言を行っている狛江市でこうした取り組みをぜひ実施してほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 581: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 582: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私も職員の時代には平和の関係で戦争体験とか,あるいはそのときの戦時中にあった品物,物々,そういったものを展示したこともありますし,また今企画財政部長から御説明させていただきましたけれども,「語りつぐ戦争体験」とか,あるいは紙芝居とか,そういった部分もございます。そういった部分はこれからも活用していくべきだと思います。  ただ,そういった体験者が,まだお話しいただいていない体験者がいれば,そういった声も必要かなというふうには考えています。 583: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 584: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 戦争体験者が本当に少なくなっている中で,本当に今が大事かなという感じもしますので,世田谷区はまだそうしたDVDを使っての聞き取りの記録というのですか,それを大事にしてやっている。また中学生がそうしたことに取り組んで体験談を聞き取りしている,そういうお話も伺ってまいりました。  先ほど出ました「語りつぐ戦争体験」,これは本当にリアルに当時の様子,当時の狛江市民が中心になって記録されております。  確認なのですけれども「語りつぐ戦争体験」,恐らくテープをとっているんじゃないかなと思うのですけれども,その記録テープというのは残っているのでしょうか,どうなのかお伺いいたします。 585: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 586: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 申しわけございません。把握していないところでございます。 587: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 588: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) もし残っていればぜひそれを,テープの場合は非常に劣化して聞こえなくなる場合もありますので,DVDに落として長期保存ができるようにしていってほしい。貴重なお話がたくさん載っております。  次ですけれども,市内に残されている戦争中あるいは戦後すぐの時代の資料,平和資料の保存に取り組んで,広島や長崎で平和記念式典が行われたり終戦記念日もある8月に平和週間などを設けて市役所等に平和資料の展示を行うことはできないかどうかお伺いいたします。 589: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 590: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市内に戦争に関する資料で展示するにふさわしい資料や物品等があれば,平和施策を進める上で参考にさせていただきたいと考えております。 591: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 592: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それで私のところにこういう資料が届けられました。駒井町の方から届けられたのですけれども,これはビラなのです。このビラは昭和20年1月に米軍機が日本に対して戦争に負けたと認めるようにと散布したビラでありますと。  当時住んでいた大森区調布鵜ノ木町の自宅の庭に舞い落ちてきたものですと。現在は大田区南久が原二丁目。この後昭和20年3月10日,東京は空襲に遭い,ほとんどが焼け野原になりました。その後8月6日広島に,8月9日長崎に原子爆弾が投下され8月15日に戦争は日本が負けて終わりましたと,こういうお手紙をつけて私に寄せてくれたのですけれども,これを読みますと,海を失った海国日本。鍵は皆様一人一人が持っているということで,武器を捨てて新日本建設に立てということで戦争をやめなさいって国民に米軍が呼びかけているって,こういうチラシでございます。裏表あって。そういうことでございます。こういう資料も届けられております。  これも確認なので,現在市として保存している平和資料,どういうものがあるのかわかればお伺いいたします。 593: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 594: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 直接市が保管している資料は特にございませんが,平成30年度に刊行した「新狛江市史 資料編 近現代4」に戦時中の暮らしの様子などをうかがうことができる資料を掲載しております。これらの資料のほとんどは所有者の方々が大切に保管されているものをお借りし,許可をいただいた上で掲載したものでございます。 595: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 596: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ここでまた市長にお伺いいたします。  世田谷区の平和資料館の係員の話でございます。今集めないと資料がなくなってしまう。資料を持っていた親が亡くなると,その子供は親が持っていたものだからとそのまま保存する方が多いが,孫の世代になると処分してしまう方も多くなる。また資料館に,引き取ってくれますかと持ってくる方もいるということなのです。  戦争に行った人,戦地の体験をした人,証言できる人,本当に戦地に行った人というのは今95歳以上ではないかと。終戦時,二十ちょっとの方,そういう方ではないかと。  それから国内で戦争を体験した人で証言できる方ということで言えば85歳以上ぐらいになっているんじゃないかということで,今声をかけて集めないとこうした平和資料が本当に散逸してしまうという状況であるということで,ぜひこうした平和資料の収集に力を入れてほしいと。どういう形で収集するかとかはまだわかりませんが,ぜひ市として力を入れると。  世田谷区の平和資料館の係員の話では,見に来た人が資料を見て自分も話したくなって話し出す人がいると,そういう話も聞きました。ぜひいろいろな形でそうした戦争体験のいろいろな資料を集めてほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。 597: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 598: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私も先ほど申し上げました平和の関係で展示をさせていただいたときに御家族の方からいろいろな資料をお借りいたしましたけれども,そのときも大事なものだからしっかり管理をしてということで,鍵のついたショーケースなどをお借りしまして,そこの中で展示をしたという経緯がございました。  今の段階でどういう形で集められるかわかりませんけれども,今後そういった部分の検討をしていきたいと思います。ただ,市として保管する場所は今の段階ではございません。せっかく市に御提供いただいたものをどういうふうに大事に保管できるかという,ここが一番大切なことだと思いますので,そういった部分を踏まえて考えていかなければいけないかなというふうに思っております。 599: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 600: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひお願いします。  「狛江・語りつぐ戦争体験」,これでございます。この中に私の知り合いの名前も出てくるということでございまして,その部分だけ読ませていただきます。  212ページ,戦場へそして戦場から。  昭和18年に入って戦争はますます厳しさを増してきた。開戦以来攻撃を続けてきた陸海軍はガダルカナル島を撤退してから守勢になってきた。  そうした中で現役と応召の兵隊たちが入りまじって,狛江駅頭から戦場へと赴いていった。2月1日,猪方の小川富雄さんが出征する日は雪が降っていた。  「初雪を 浅く拝んで 征く日なり」。弟の繁留さんがこういう句を詠んだ。その弟の繁留さんは私も知っている人でございます。  弟の繁留さんは,当時14歳だったがこんな句を兄さんにはなむけた。南方戦線への途についた富雄さんは,19年7月,ニューギニア北方の小島で戦死され,再び故郷の雪を見ることはなかったということでございます。  もう1つ,243ページ,兄弟の遺骨を抱いて。  「猪方の人ははじめ,他の地域と違って戦死者がなかったので,白幡様のお陰だと喜んでいた。」白幡神社のことです。「ところが終戦後相い次いで戦死者の公報が入ってきた。  戦没者の遺骨は,主に芝の増上寺で遺族に引き渡された。小川繁留さんは昭和23年2月28日病身の父親に代わって,兄の富雄さんの遺骨を引き取りに行った。あの雪の日に勇んで家を出て行った兄の姿。それが小さな箱に納まって自分の胸に抱かれている。ニューギニアの孤島で,艦砲射撃にさらされ,食糧確保もままならないなかで,悪戦苦闘して戦死したと聞いていた。  増上寺からの帰り,遺骨を抱いて混んだ小田急電車に乗った。座っていた人が立って座席に座らせてくれた。もう,英霊などの言葉は薄れ,戦死者もその遺族も特別視されなくなりそうな時期で,この時だけはまだみんなが感謝していてくれるのだなと思った。狛江の駅には猪方の人たちが大勢で迎えに来ていてくれた。近所の方の温かい気持ちが身にしみた。」。このように書いております。  244ページ,「清水重太郎さんも,弟さんを増上寺に迎えに行った。17年に海軍を志願した弟の政吉さんは,台湾沖海戦に出る筈だったが変更されて,19年7月8日サイパンで戦死された。通信兵だったので戦況はよく判っていたようだ。  猪方では大勢の方が戦没されたが,戦争の後期だったので,誰も村葬はやってもらえなかったという。」,このように記録されております。貴重な記録だと思います。  若い世代に戦争の悲惨さや戦争放棄のメッセージを引き継いでいくために,今後課題となっております市民センターの増改築,あるいは新図書館建設を進める際など,郷土資料室とあわせて平和資料室をぜひ設置して,こうした平和資料の保存と展示の拠点として活動できるようにしてほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 601: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 602: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平和資料室の設置については考えておりませんが,平和に関する資料等の展示については工夫してまいりたいと考えております。 603: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 604: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) そうですね。ぜひ平和資料の保存と展示,さまざまな工夫を凝らしてやっていただきたいと思います。  続きまして平和メッセージの発信についてお伺いいたします。  8月18日のこまえ平和フェスタ2019で松原市長は戦争の悲惨さを知らない世代がふえている中,悲惨な戦争を二度と起こしてはならないという平和への思いを引き継いでいきたい。平和な日本,平和な世界へ,狛江から発信していきたい,こういう趣旨の挨拶を行いました。  狛江市平和都市宣言では,「われわれ狛江市民は,「日本国憲法」の前文と世界の恒久平和を達成するという精神および第9条に記された「戦争の放棄,交戦権の否認」を,狛江市および狛江市民の行動原理として高く掲げたい,と思う。」,そのように述べています。松原市長もこの立場で平和のメッセージを発信していくと,そのように理解していいかどうかお伺いいたします。 605: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 606: ◯ 市 長(松原 俊雄君) このたびのこまえ平和フェスタ2019での私の挨拶につきましては,今戦争を知らない世代が多くなりまして,戦争体験の話を聞く機会も少なくなってきている一方で,世界の中では今なお紛争や対立が起こっていることを踏まえ,今こそ平和について考え,平和のとうとさを次世代へ語り継いでいかなければならないということと,今後も啓発事業を通じて平和への思いを発信して,市民の皆様とともに平和を求めるまちづくりを進めてまいりたいと,こういった趣旨でございます。 607: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 608: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江市の平和都市宣言,先ほど私は前段の部分を読み上げました。一言で言うと,憲法の平和原則を守って生かしていこうという趣旨ではないかと思います。市長のこまえ平和フェスタ2019での発言は平和都市宣言に基づく発言と思いますが,こうした憲法の平和原則を守り生かしていく,こういう趣旨で今後も発信し続けていくということでよろしいでしょうか。 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 610: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど答弁申し上げましたとおりでございますけれども,今後も啓発事業を通じまして平和への思いを発信いたしまして,市民の皆様とともに平和を求めるまちづくりを進めていきたいという考えでございます。  なお,狛江市平和都市宣言を尊重し市政を進めていくという考え方には変わりございません。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 612: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江市平和都市宣言では憲法の趣旨を生かしていく。同時に核兵器廃絶,そういうことも述べております。ぜひ狛江市平和都市宣言に基づく,そうした行動,発信を続けていってほしいと思います。  最後ですけれども,狛江市は2009年10月から平和首長会議に参加しております。平和首長会議は1982年6月に荒木武広島市長が国連で,ともに核兵器廃絶への道を切り開こうと呼びかけて設立されたものです。現在163カ国・地域7,789都市が加盟し,日本では狛江市も含む1,732都市が加盟しています。そして平和首長会議は今,2017年7月に国連が採択した核兵器禁止条約の早期締結を求め,核兵器のない世界を実現するために全ての国が核兵器禁止条約を締結するよう求める署名活動を行っております。  この署名活動でございます。核兵器禁止条約の早期締結を求める署名に御協力くださいと呼びかけがございまして,署名用紙がこのようについております。署名用紙では,「私は,全ての国が「核兵器禁止条約」を早期に締結することを求め,署名します。」と,このように書かれております。  核兵器の廃絶に努力するという平和都市宣言を行って平和首長会議にも参加している狛江市として,この平和首長会議が取り組んでいる核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動に参加・協力すべきと思いますけれども,市長の考えをお伺いいたします。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 614: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 平和首長会議が行っている活動に対しましては,私も平和首長会議の加盟メンバーの一人として微力ながら協力をさせていただいています。御質問の核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動につきましても,その趣旨には賛同しておりますけれども,署名するかどうかにつきましてはそれぞれの個人の判断に委ねられるものというふうに考えているところでございます。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 616: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動,その趣旨には賛同していると,ここが大事です。賛同している。ただそれを市民まで呼びかけるかということについては,そこまではという答弁だったのではないかと思います。賛同しているというところについては大切だと思いますので,私も確認していきたいと思います。  先ほど微力ながら協力させていただいておりますと述べております。この間そうした,市長として行った行動が何かあれば御報告をお願いいたします。 617: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 618: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 平和首長会議というのは,これから私が初めて参加する会議はこの秋に開催される予定になっております。しかしながら狛江市の平和都市宣言という中では狛江市の平和事業として,これは実施をしていますので,現実的に平和の取り組みは行っているということでございます。
    619: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 620: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ここに参加している首長として,ぜひさらなる努力をお願いいたします。  この「狛江・語りつぐ戦争体験」の中には地図も載っておりまして,252ページと253ページです。ここに狛江から出征していった兵士がどこで亡くなっているのかということがここに記録されております。これを見ますと,戦死・戦病死された方が192人,狛江市遺族会調べということでございます。戦死・戦病死されたときの年齢は29歳が12人,22歳が12人,23歳が10人などとなっております。父が死亡したときの長男・長女の年齢,ゼロ歳から4歳が32人,5歳から9歳が17人,幼い子を残して亡くならざるを得なかったということでございます。  戦死・戦病死した場所,中国が41人,フィリピン40人,本土18人,満州11人,ニューギニア10人,ビルマ10人,沖縄8人,硫黄島8人,ミクロネシア7人などとなっております。多くの方々が戦地で亡くなられております。ぜひこのようなことがないように狛江市平和都市宣言に基づく平和施策を充実してほしいということを重ねてお願い申し上げまして,質問を終わります。 621: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時01分 休憩     午後 4時19分 開議 622: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 623: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは質問通告に従って質問をさせていただきます。  まず災害死者ゼロのまちづくり。まず豪雨災害について伺ってまいります。  8月28日未明,九州北部を襲った大雨,佐賀豪雨により,またしても災害による死者が出てしまいました。朝日新聞デジタルによれば,8月28日未明に佐賀市では1時間に110ミリ,佐賀県白石町で109.3ミリの猛烈な雨が降り,朝までの24時間で長崎県平戸市で434ミリ,佐賀市で390ミリとなり,いずれも平年の8月1カ月の約2倍の雨が降ったそうです。本日の報道によれば,激甚災害に指定されたということです。  また一昨日も神奈川県横浜市でゲリラ豪雨により避難勧告が出され,また同じ日に岡山県新見市では午後7時25分,3,796世帯8,469人を対象に警戒レベル4となる避難勧告が出されました。マスコミでも報道されております。そして本日は三重で警戒レベル5がまた出ているそうでございます。  まずこれらの災害でお亡くなりになられた方への冥福を祈るとともに,被害に遭われた方,御家族の方へ心よりお見舞いを申し上げます。  毎年のようにと今まで言っていたのですけれども,本当にこの時期というのは毎月のように,毎週のように,毎日のように豪雨災害が起こる中,災害はいずれ来るものとしての訓練,これが本当に大切になってきていると思います。  狛江市では毎年水防訓練を行っております。まずことしの水防訓練の評価について伺います。  再質問は自席にて行います。 624: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 625: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今年度の水防訓練は5月12日に多摩川緑地公園グランドで実施し,関係機関による水防工法や水難救助訓練また展示・体験コーナーでは市民の方に土のう作成や水圧ドアなどを体験していただきました。参加・協力いただきました関係機関は15機関,総参加者は858名でございます。  水防訓練の成果といたしましては,関係機関で連携した水防工法等の実施,市民の方には広報・啓発の実施による水防災意識の向上が図られたものと認識しております。 626: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 627: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。市内の約1%ぐらいの方々にこの水防訓練に参加していただいたということでございます。  私も提案してきました水圧ドアの体験などもあり,水の怖さ,これが実感できるものだったのかなというふうに思いますけれども,こういった劇場型の訓練ということなので,実際やってみるということはあるにしても,自分の家からどうするか,そういったところまではなかなか難しい部分というのもあるのかなというのが実感でございます。  水害に関してはこれまでも何度もこの議場でお話しさせていただきましたけれども,命を守るためにはまず避難をしていく,これが大事でございます。  水防法の改正により避難確保計画をつくる,こうした施設について伺いたいと思います。  狛江市内には洪水浸水想定区域内にある要配慮者利用施設で避難確保計画をつくり,施設は避難訓練を行っていく,こうしたことになっているかと思いますけれども,現在どこまで進んできているのか伺います。 628: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 629: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水防法改正に伴う要配慮者利用施設における避難確保計画の策定,避難訓練の実施につきましては施設所管部署と連携を進めています。  水防法の規定により避難確保計画の作成と計画に基づく避難訓練実施の義務づけにつきましては,要配慮者利用施設のうち洪水浸水想定区域内に位置し,地域防災計画に名称が位置づけられている施設が対象となり,現在地域防災計画の修正を進めています。  地域防災計画の修正に先立ち,昨年は対象となる予定施設向けに避難確保計画の策定等に関する説明会を実施し,計画のひな形を提示するなど説明を行いました。また今年度は要配慮者利用施設向けの水防講習会を開催し,京浜河川事務所から講師をお招きした講演会の実施,あわせて市から避難確保計画の策定に関する説明を行ったところでございます。  令和元年9月2日現在,避難確保計画策定の対象となる施設は63施設,策定済み施設は21施設となっております。その他現時点で記載事項の修正等で調整中の施設や相談に応じている施設もあり,関係部署と連携して,対象施設への支援を実施しています。 630: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 631: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これまで計画のひな形を策定してきたとともに,講習会や施設への説明も行ってきたということですけれども,対象施設が63施設に対して策定済みの施設が21施設と,まだ3分の1の施設,そこまでしか計画が策定されていないということだと思います。  実際には地域防災計画に載せられてから義務になるということだと思いますけれども,災害はいつ来るかわからない。登壇でも言いましたけれども,本当にあした来てもおかしくない,こうした状況だと思います。できるだけ早く計画が立てられるように義務化する前においてもしっかりと援助してこの作成を進めていっていただきたいと思います。  昨年の第3回定例会のときにも豪雨災害,豪雨対策,これについて質問させていただきました。そのときの趣旨も,命を守るためにはいち早い避難が必要だということでございました。早目の避難の必要性がこの間の豪雨災害でも改めて取り上げられてきているわけですけれども,昨年の第3回定例会のときには,避難指示を出しているのに避難しない方への対応,これが新たな課題だというような答弁もございました。前回の質問からちょうど1年が経過し,西日本豪雨からは1年2カ月が経過してきたわけですけれども,この課題について国の対策も進んできたかと思います。国と狛江市がどのように対応してきたのかお伺いいたします。 632: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 633: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成30年7月豪雨では避難勧告や避難指示の危険度の高さの周知が不足し,これらの情報が実際の避難行動につながらずに多くの方が犠牲となりました。  これを教訓として,国では避難勧告等に関するガイドラインを改定し,5段階の警戒レベルを設定することで住民がとるべき行動を明確にし,自発的な避難判断等を支援するよう取り組んでおります。  市といたしましても,この警戒レベルの運用,また市民の皆様へ市ホームページや安心安全通信に掲載して広報・周知することで適切な避難行動がとれるよう支援しています。 634: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 635: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 周知のほうをぜひともしっかりお願いいたします。  水害時の早い避難は命を守る上で一番大事な行動になってきます。本当にこの周知,先ほど登壇でもレベル4とかレベル5とか言いましたけれども,5段階の警戒レベルを皆さんに知っていただいて早い避難をできるようにしていただければと思います。  では今年度の防災カレッジでも水害対策について取り上げられているというふうに伺っております。中身についてお伺いいたします。 636: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 637: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今年度の防災カレッジは3回の開催を予定しておりますが,8月24日の第1回目は「避難につなげる防災情報」と題しまして京浜河川事務所から講師をお招きし開催したところでございます。  近年の大規模な水害や狛江市に身近な多摩川水害や狛江市が発令する避難情報の基準となる石原水位観測所での水位の説明,また洪水に関する防災情報の具体的な入手先など講演会は90分を超えるものでございましたが,受講者が最後まで集中し聴講する充実した内容であったと思っております。 638: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 639: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 充実した内容ということでよかったかなというふうに思うのですけれども,その中で避難についてはどのような内容だったのか。特にこの間,マイ・タイムラインの重要性がマスコミ等でも大きく報道されております。このマイ・タイムラインの普及・啓発についてはどのように行っているかもお伺いいたします。 640: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 641: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) マイ・タイムラインは台風の接近時などにとるべき行動をあらかじめ時系列に整理したものでございます。東京都が平成30年7月豪雨の教訓から「東京マイ・タイムライン」という作成ツールを小・中学校経由で配布しているほか,安心安全課窓口でも配布しています。  また先日の防災カレッジや狛江市防災会の会議でも配布・説明を行ったところでございます。  マイ・タイムライン作成ツールといたしましては,「東京マイ・タイムライン」のほか,下館河川事務所が作成いたしました「逃げキッド」がございます。市といたしましては使いやすいほうを選んでいただけるよう,いずれも周知してまいります。 642: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 643: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私も「逃げキッド」というのを見せていただきました。インターネットで誰でも見られるようになっているので,それを見てみました。時間軸で自分たちがどのように動いていく必要があるか。自分たちの動きではなく自治体からの情報の流れも同じページに書けるという形になっているので,非常にわかりやすいなというふうに思いました。  また例のところに書いてあったのですけれども,台風の接近に備えてかかりつけの病院に「1週間分の薬を病院に受け取りに行く」,こうしたことも書いてありまして,本当にわかりやすいなというのが実感でございました。これが本当に普及していけば災害への備え,災害時にも安全な避難が進んでいくというふうに思います。  これまで狛江市防災会や学校には「東京マイ・タイムライン」のほうですか,配られているという答弁ですけれども,個別計画をつくる必要がある避難行動要支援者の皆さんこそ,いち早い避難が必要になってくるのかなというふうにも思います。  避難行動要支援者全員に個別計画をつくり終えるにはまだまだ時間もかかると思います。「東京マイ・タイムライン」や「逃げキッド」の普及,これを避難行動要支援者の方にぜひ周知していっていただきたいと思います。  こうした取り組みは福祉保健部とも連携しながらぜひとも進めていっていただきたい,このように思いますけれどもいかがでしょうか。 644: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 645: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難行動要支援者対策といたしましては,福祉保健部において個別計画の策定に取り組んでいます。当面の間は,まずはこの個別計画策定を重点的に取り組むことが重要であると認識しております。避難行動要支援者対策につきましては,引き続き福祉保健部と連携して進めてまいります。 646: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 647: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 御答弁にあったように,個別計画の策定についてはもちろん大事なことだと思っております。  個別計画は昨年度1,162名に郵送し,ことしの第1回定例会時点では46%,530名の方が個別計画の策定をしているという答弁でございました。名簿提供に同意している方が全体では4,532名ということで,4,532名に対してまだ8分の1に満たないという状況でございました。今年度は75歳以上のひとり暮らしの方を対象に個別計画の策定を進めていくというふうに伺っているのですけれども,4,532名がつくり終わるまではまだまだ時間がかかっていく,これが現状だと思います。また名簿提供は,そこまではという人も含めると,要支援者全体だと9,770名いらっしゃいます。  個別計画策定の一番のネックとなるのは誰に助けてもらうのか,支援者を2人決める,こうした部分だと思います。これも実際に大切なので進めていっていただきたいとは思うのですけれども,「東京マイ・タイムライン」や「逃げキッド」を紹介することで意識が向上して個別計画を策定しなければいけない,こう思う方がふえていくのかなと。また自力で逃げることができる方や名簿提出まではしたくないと思っている方にも自分でどういうふうに逃げていくか考えていく有効な手段となってまいります。個別計画と同時に「逃げキッド」やマイ・タイムライン,「東京マイ・タイムライン」の普及をぜひとも進めていっていただきたいと再度要望させていただきます。  避難を考える上で,部屋の中でも正確な災害情報をつかむことができるということが大事になってまいります。マイ・タイムラインに沿って避難していく上でも正確な情報,これが欠かせません。  この点では前定例会で災害時の放送を進めるために狛江FMの開局に対して補助金を出していくこととなり,今後協定を結んでいくということでございました。家の中でも正確な防災情報をしっかりと聞くことができるようになるということで大きな前進かと思います。  では狛江FMの現状,これについてお伺いいたします。 648: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 649: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時等における情報の放送に関する協定につきましては,市,FM狛江双方で調整を行い,おおむね合意をいただいています。無線局の免許につきましては9月末には取得できる見込みと伺っており,9月2日から5日,本日まで防災センター屋上にアンテナを設置する工事を行っています。 650: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 651: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 9月末には免許が取得できるということでよかったかなと,また本日までアンテナ設置工事を行っているということでございました。私もFM狛江のフェイスブックなどを見ることがあるのですけれども,鉄骨不足の関係でアンテナの設置がおくれたというようにも書いてありましたけれども,市としては全体的には進んでいるということなのかなというふうに思います。  前定例会では安定した運営の必要性ということを質疑し,狛江市としても収支チェックを行っていくのか,こうしたことを伺ってまいりました。総務部長は,「事業者との話し合いの中での検討課題の一つとして考えております。」,こうした答弁でございました。その後の話し合いの状況についてお伺いいたします。 652: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 653: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 収支チェックにつきましては協定書以外の調整となりますが,年に1度,会社の決算書を提出していただく方向で調整をしています。 654: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 655: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これについても話し合っていただいているということで,安定した運営をぜひしていただけたらというふうに思います。  私もこのフェイスブックを見ていると,毎日のようにパーソナリティーが決まっていく様子だとか,わくわくしながら放送を待っているところでございます。9月末には許可がおりる見込みということで本当によかったと思いますけれども,放送開始,これについてはいつになるのか伺います。 656: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 657: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 11月11日からと伺っております。 658: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 659: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。11月からは安定して放送が始まっていくということでよかったかなと。  今後協定を結んでいくことになってまいります。前回の補正予算のときの質疑では,「災害が発生した場合,また発生するおそれがある場合,また,重大な犯罪が発生した場合など市が要請した場合,通常の番組に優先して災害情報を放送していただくこと,市がホームページや広報紙等で発信している情報については,事業者の判断で繰り返し放送していただくこと,これら放送に関しての費用は市に請求しないことなどを盛り込んだ協定を締結する方向で準備しているところでございます。」ということでございました。  それではこの協定の締結はいつぐらいになるのか伺います。 660: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 661: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 無線局の免許が許可され次第,速やかに締結したいと考えております。 662: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 663: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 9月末に免許がおりるということなので,10月くらいには協定が締結されると。実際には放送が始まる前に協定が締結されるということでございました。  昨年の第2回定例会のときにも豪雨災害についての質問をさせていただきました。そのときに水防訓練の課題を聞きました。当時の総務部長は,「訓練の流れとして,水防工法等を実施する前段として,本来ならば住民の避難というものがございますので,劇場型の訓練ということで,あえて申し上げれば,水害時における住民の避難訓練を行っていない」という答弁がございました。避難訓練の実施,これを求める私の質問に対しては,「水害時を想定しての避難訓練は避難行動要支援者の参加も含め,どのような形であればより実効性があるのか,訓練想定,規模,対象者等の整理が必要でありますので,慎重に検討し,どのようにしたら実施可能かを研究していきたいと考えております。」と答弁されておりました。  あれから1年以上経過してまいりましたが,現在の研究状況,どのように研究してきたのかお伺いいたします。 664: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 665: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 洪水時の実践的な避難訓練につきましては訓練想定,対象とする地域や施設,避難場所等を現在総務部内で検討しています。 666: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 667: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。前回の研究していくというところから現在は具体的に検討しているというふうに変わってきているのかなというふうに思います。  私も4月の選挙の中でも防災問題をいろいろな所で話してまいりました。多くの方から,どこに避難すればいいのか,こうした質問をたくさんいただいてまいりました。本来ならば豪雨災害を想定した避難訓練を全市で一気に行っていければ一番いいのですけれども,一度に全市で行っていく,これはなかなか難しいと思います。  まずはモデル地域などをつくり,豪雨を想定した避難訓練,これを行っていくべきかなというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 668: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 669: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) モデル地域の設定も選択肢として検討しています。 670: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 671: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。いろいろ課題はあると思いますけれども,実際に訓練を行っていく中でぜひとも課題を見つけていくという視点でできるだけ早く行っていっていただければというふうに思います。既に検討しているということなので,ぜひとも来年度ぐらいにはこの訓練をしていっていただきたいなというふうに思いますけれども,どうでしょうか。
    672: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 673: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 訓練の実施に向けては関係機関との調整が必要となりますので,現状では実施時期については未定でございます。 674: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 675: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 実施時期はまだなかなかわからないということなのですけれども,登壇でも述べましたけれども,ことしになってからも豪雨災害の被害,これが相次いでおります。またこれからは台風シーズンともなってまいります。命を守るためにできるだけ早い訓練の実施,これをしていっていただけたらと思います。関係各所との調整もあると思いますので,調整の上,ぜひとも早急に進めていっていただければというふうに思います。  次に震災対策について伺います。  改めてこの間の震災対策をどのように行ってきたのか,お伺いいたします。 676: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 677: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 主な震災対策といたしましては,総合防災訓練や避難所運営協議会に対する講習会の実施,また防災カレッジや安心安全通信等による防災意識の向上を図る広報・啓発に取り組んできたところでございます。 678: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 679: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 震災対策として地震発生時の被害を抑えるためには住宅の耐震化,とりわけ昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建設された住宅の耐震化が重要と捉えております。市では耐震アドバイザー,耐震診断,耐震改修等の助成制度を整備しておりますが,より耐震化を進めるためには継続して住宅の所有者の耐震化への意識を高めるためのきっかけをつくる必要があると考えております。  このため平成29年度から耐震化啓発訪問として各戸訪問を行っております。平成29年度は355戸,平成30年度は900戸を訪問し,今年度は2,400戸の訪問を予定しております。これにより市内の旧耐震基準の木造住宅等は全て訪問することになります。  また制度の拡充として,平成31年4月から木造住宅耐震改修の助成制度を50万円から80万円へ拡充いたしました。また耐震対策の一環として,平成31年4月から危険ブロック塀等の撤去費用に対し補助制度を整備いたしました。 680: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 681: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。ソフト部分では防災意識の向上と,ハード部分では木造住宅の耐震化やブロック塀の倒壊対策,これが進んできたということだと思います。  では都市建設部のほうから伺ってまいりたいと思うのですけれども,御答弁にもあった,ことし4月から危険なブロック塀の撤去費用に対し補助制度をつくって整備をしてきたということだと思います。私も求めてきたもので,私の知り合いにもこの制度を使ってブロック塀を改修したという方もおりますので,とても喜ばれていると同時に,危険なブロック塀がなくなるということにより安全な歩行空間の確保や震災時の緊急車両の通行などがスムーズにできるようになるということで非常に大事な制度かなというふうに思います。  ではこの制度の利用状況についてお伺いいたします。 682: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 683: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度から避難路に面する危険ブロック塀等の撤去費に対し補助を行っております。8月末現在で11件の申請をいただいています。 684: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 685: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 既に11件の申請が来ているということでございます。この事業は答弁にもあったように今年度から始まったものですけれども,予算上は10件までになっていたのかなというふうに思います。  私たち日本共産党狛江市議団は,この10件という件数が少ないということで20件にふやす組み替え提案を行ってまいりましたけれども,残念ながら当時否決されてしまいました。  しかし実際に事業をスタートさせて半年とたっていない時点で既に申し込みが10件を超えているということでございます。  3月の予算特別委員会では,予算を超えて申し込みがあった場合はどうするのかという私の質疑に対し,答弁では,基本的には予算の範囲内で活用していただきますが,想定を超えた活用があれば,状況等を見ながら財政部門とも相談して検討してまいります,ということでございました。実際に予算を超えて申し込みが来ている状況だと思いますけれども,今後どのようにしていくのかお伺いいたします。 686: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 687: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 既に10件を超える申請をいただいており,多くの皆様にも関心をいただいています。既に今後の申請も想定しまして財政部門と相談をしています。 688: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 689: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 既に今後の申請も想定して相談しているということでございました。財政部門と相談しているということなので,企画財政部長,ぜひよろしくお願いします。  この制度自体なのですけれども,制度自体を知らない方という方もまだいるかと思います。PTAの通学路調査などでもこのブロック塀のこと,こうしたことも出てくると思いますので,学校とも協力していただきながらさらなる周知を進めていっていただけたらと思います。  次に木造住宅の耐震化についてアドバイザー制度,耐震診断,耐震工事の3年間の件数をお伺いいたします。 690: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 691: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 木造住宅耐震アドバイザー派遣事業は,平成28年度は46件,平成29年度は9件,平成30年度は24件でございます。木造住宅耐震診断助成は平成28年度は24件,平成29年度は5件,平成30年度は4件でございます。木造住宅耐震改修助成は平成28年度は6件,平成29年度は4件,平成30年度はゼロ件でございます。 692: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 693: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 木造住宅耐震診断や耐震改修の数字,これはなかなか伸びていないということかと思います。旧耐震基準の家屋を耐震化していくのか,建てかえをするのか,住みかえをするのか,各御家庭それぞれの判断があると思いますので,件数を伸ばしていく,これは年々年々大変になっていくと思いますけれども,アドバイザー制度を活用している方が平成29年度は9件だったものが平成30年度には24件にまたV字回復してきたということは今後に希望が持てる結果なのかなというふうに思います。  その要因はどのようなところだったのか,お伺いいたします。 694: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 695: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地震に関する潜在的な不安がある中,啓発の充実や制度の拡充及び近年の地震の頻発等の影響があると思います。 696: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 697: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 先ほどの答弁の中でも旧耐震基準の御家庭への訪問,今年度で全て完了する予定だということでございました。  では今後の展開はどのように考えているのかお伺いいたします。 698: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 699: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度戸別訪問をするとともに,各種イベント等での耐震の啓発や相談会の開催を予定しております。また広報こまえにおいて9月1日号から4回の予定で耐震に関する記事を連載する予定でおります。今後も各種啓発に努めてまいりたいと考えています。 700: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 701: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 旧耐震基準の家は,とりあえずはまず一周したということで,今後件数を伸ばしていくのってなかなか大変になってくると思うのです。でもそういった中でもしっかりと周知を続けていく,啓発を続けていく,この姿勢は大事だと思いますので,今後ともぜひともよろしくお願いいたします。  次に家具転倒防止器具設置助成についてお伺いいたします。  4月からこの制度が始まりましたけれども,この間の件数,また課題についてお伺いいたします。 702: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 703: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在までに高齢者世帯1件,障がい者世帯1件の申請がございました。そのうち障がい者世帯の取りつけに関しては,天井の強度の問題で取りつけを中止しており,実績といたしましては高齢者世帯1件となっております。  制度開始に当たり広報こまえ,ホームページ,福祉だより等によりお知らせをしておりますが,引き続き事業の周知に努めることが必要と考えております。  また申請をいただきましたら御希望等を伺うとともに現地を確認し,適切な箇所に設置することが必要と考えております。 704: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。1番岡村議員。 705: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。適切な箇所への設置,こういうものは大切かなというふうに思います。  実績としては実際に取りつけられたのはまだ1件ということなのですけれども,この設置を求めるときに,この制度の実現を求めるときに紹介した日野市,ここでは一昨年も155世帯の方が申し込んでいるということを以前にも紹介させていただきました。日野市に比べて狛江市で圧倒的に需要が少ないということもないと思いますので,十分な周知をしていく,こうしたことが大事になってくるかと思いますので,ぜひともよろしくお願いいたします。  ことし5月31日に行われた中央防災会議では,南海トラフ地震防災対策推進基本計画のフォローアップ等を踏まえた変更の中の防災・減災,国土強靱化のための3か年緊急対策等を踏まえた具体的目標の変更として,来年度は液状化ハザードマップの公表率100%を目指す,このように書かれておりました。  狛江市地域防災計画には南海トラフ地震のときには震度5弱と予想されております。狛江市でも一定の影響があるということかと思います。また多摩直下地震では「ゆれ液状化による建物倒壊」が233棟,東京湾北部地震では「ゆれ液状化による建物倒壊」が157棟と想定されております。この液状化による被害もあると予想しているのかなということかと思いますけれども,狛江市で液状化する可能性がある場所について具体的に把握しているのかお伺いいたします。 706: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 707: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 東京都建設局・港湾局による東京の液状化予測平成24年度改訂版によれば,狛江市は全域が「液状化の可能性が低い地域」とされております。東京都の予測が公開されていることもございます。今すぐにハザードマップを作成する必要性は少ないという認識でございます。 708: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 709: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江市全体が液状化の可能性が少ないということで安心いたしました。ただ全体としては液状化の可能性は少ないということであっても,液状化というのは同じくらいの粒の砂が下に水なんかがあって,揺れると液状化してくると,こういった仕組みらしいのですけれども,再開発した地域とか宅地造成した地域とか,全体じゃなくても少しずつの箇所で液状化がしていく,こうしたことも考えられますので,そうした部分の把握についても今後ぜひとも努めていっていただければと思います。  次に防災訓練について伺ってまいります。  今年度は12月に総合防災訓練が予定されております。まずこれまでの課題,またことしの内容についてお伺いいたします。総務部と福祉保健部,両方にお伺いいたします。 710: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 711: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災訓練の課題といたしましては,中心となる避難所運営協議会や参加される市民の方の高齢化・固定化が挙げられます。今年度の防災訓練につきましては12月1日に例年どおり12カ所の避難所の一斉開設・運営訓練として実施する予定でございます。 712: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 713: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所の運営・設置訓練につきましてお答えいたします。  この訓練は平成26年度から実施しております。当初の課題は災害時に支援する側,支援を受ける側,双方がどのように動けばいいのかなどの理解が浸透していなかった点でございましたが,訓練を重ねることにより理解が進み,訓練内容は改善してきております。  訓練を実施するに当たっては,訓練に参加して要支援者の支援を行う福祉保健部職員の人数が限られていること,福祉避難スペースを設置する避難所の避難所運営協議会との連携が重要であり,連携に当たっては事前の調整が必要となるため,毎年1カ所の避難所運営協議会に限られていることから,訓練を実施していない避難所及び福祉避難所がございます。  今年度は第二中学校に福祉避難スペースを設置し,南部地域センターに福祉避難所を設置して訓練を実施する予定でございます。  今後も避難所及び福祉避難所を使用して訓練を実施する中で要配慮者支援の理解促進を図ってまいります。 714: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 715: ◯ 1 番(岡村 しん議員) まず福祉保健部から伺っていきたいと思うのですけれども,今回は南部地域センターに福祉避難所を開設していくと。福祉避難スペースは第二中学校に開設していくということでございました。市内の各避難所が福祉避難スペースを開設し移送訓練を行うということは避難所運営協議会の方々が実際の災害をイメージしやすくなるということだと思いますので,非常に大切なことかと思います。これまではどの避難所で福祉避難スペースの設置訓練を行い,あと幾つの避難所が行っていないのかお伺いいたします。 716: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 717: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 避難所といたしましては第六小学校,和泉小学校,第三中学校,第四中学校を使用いたしました。今年度の第二中学校を含め8カ所の避難所で訓練を実施しておりません。福祉避難所といたしましてはあいとぴあセンター,西河原公民館,こまえ正吉苑を使用いたしました。今年度の南部地域センターを含めまして10カ所の福祉避難所で訓練は実施しておりません。 718: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 719: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 避難所としてはあと8カ所,福祉避難所としてはあと10カ所ということで,今後の大きな課題の一つなのかなというふうに思います。実際に訓練を行ったことがあるかないかというのは災害時の動きにも大きくかかわってまいります。  先ほどの答弁の中では福祉保健部職員の人数は限られる,そういった部分もあって訓練は毎年1カ所の避難所運営協議会に限られているという状況だったかと思いますけれども,実際の災害はこの人数でやらなければならないということだと思います。ぜひとも何カ所か一緒にというのも今後含めて考えていっていただきたいというふうに思います。  また今後全ての避難所で福祉避難スペースや福祉避難所の設置訓練を行っていくこと,これが大事になってくるかと思いますけれども,これについてはどのように考えているのか伺います。 720: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 721: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 全ての避難所で訓練を実施したいと考えております。また福祉避難所につきましては移動訓練に当たっての避難所からの距離を踏まえるとともに,民間の施設も含まれておりますので,事業の運営等に支障のない範囲で訓練を実施したいと考えております。 722: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 723: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。先ほども申しましたけれども,1カ所ずつということではなくて2カ所,3カ所を同時にということも含めて検討していただきたいというふうに思います。  次に総務部にお伺いいたします。  先ほどの答弁では,防災訓練では高齢化と固定化が課題ということでございました。私たちはこれまで高齢化問題を解決させる提案の一つとして,防災カレッジの参加者に避難所運営協議会や狛江市防災会の案内をしてほしい,防災カレッジを充実させて了解を得られた参加者には地域で活動していただけるような仕組みをつくってほしいというように要望してまいりました。これについてはどのようになっているのか,またこの課題を解決させるために今後どのようにしようとしているのかお伺いいたします。 724: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 725: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今年度の防災カレッジより,受講者に狛江市防災会と避難所運営協議会について周知し,地域での防災活動につながるよう取り組んでおります。 726: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 727: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 周知をするようになったということでよかったかと思います。  今後の部分なのですけれども,新しい参加者,これをどんどんふやしていく必要もあるのかなというふうに思います。今までの避難所設置訓練というか,総合防災訓練,どうしても固定化されているなというイメージが私にもございました。誰もが来やすい,子供を連れてでも来やすい,こうした訓練づくりというのが必要なのかなというふうに思います。  私は去年,私の息子を連れて2人で行ったのですけれども,行って10分でもう帰りたい,もう帰りたい,もう帰りたいと何度も何度も言われまして,もうそこにい続けるということはできなかったのです。子供を連れてでも楽しめる,そこにい続けられる,こうした仕組みづくりをすることによって子育て世代の人もこうした訓練に参加しやすくなっていくのかなというふうに思います。  こうした子供を連れて子供も楽しめるような防災訓練を今後ぜひとも検討していっていただけたらというふうに思いますけれども,いかがでしょうか。 728: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 729: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御質問者のおっしゃるとおり防災訓練を楽しんで多くの方に御参加いただくことは重要であると認識しております。一方,洪水時の実践的な訓練として避難訓練が求められておりますように防災,震災の訓練でも実践的な内容で実施する必要があると考えております。  狛江市では市内の避難所を一斉に開設・運営するという余り例のない実践的な訓練を平成27年度より実施しております。多くの方にこの訓練の意義を御認識いただき,御参加いただけるよう努めてまいりたいと考えております。 730: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 731: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 確かに非常に実践的な訓練にはなっているのかなと。避難所を設置すると。それで設置する人たちがなれていく,何回もやっていくことでわかっていく,こうした部分では大事かなというふうに思います。ただ多くの方に来ていただいて啓発をしていく,また新たな担い手が,新たな防災リーダーができていく,こうしたことのためには新しい人たちにどんどん来てもらえるような仕組みづくりが必要なのかなと。  子供が楽しめるといっても,そんなに大変なことばかりではありません。確かに大がかりな防災ピクニックだとか防災運動会なんて,こういうのをやっている所もありますけれども,防災トランプとか,これはただ普通にトランプをやっているだけで防災を学べるというようなものもあるみたいなので,どういった方法がいいか,また全体の中で今後検討していっていただければというふうにお願い申し上げて,この質問については終わります。 732: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 733: ◯ 1 番(岡村 しん議員) では2問目,地球温暖化対策のさらなる推進をということでございます。  国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)は2015年12月に,工業化前(1850年ごろ)と比べて気温上昇を今世紀末に2度を大きく下回るようにし,1.5度に抑える努力をするというパリ協定を採択いたしました。今世紀後半にガス排出量を実質ゼロにする,森林や海などの吸収分を上回る温室効果ガスの排出はしない,こう決めた点とあわせて歴史的合意と評価され,2016年に発効されました。  先進国だけに削減数値目標を義務づけた京都議定書と違い,途上国を含む世界の全ての国が温暖化対策に取り組むことで合意しております。
     現在既に世界の気温は約1度上昇し,現在の各国の目標のままでは100年後には3度の上昇となってしまいます。3度上昇すれば,毎年45億人が熱波に苦しむなど大きな影響が出るとされております。  IPCCが昨年公表した「1.5℃特別報告書」は世界の平均気温の上昇が産業革命前に比べ2度上昇した場合,異常気象や海面上昇による被害リスクが1.5度上昇の場合よりもはるかに高まることを警告いたしました。同報告書は気温上昇を2度より十分低くして1.5度に抑える努力をすることが焦眉の課題であり,2050年ごろには温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが必要だと強調しております。  こうした中で国・東京都はもちろんですけれども各自治体としても温室効果ガスの排出量の削減,これが緊急に求められていると思います。  まず市長にお伺いいたします。  地球温暖化対策を狛江市で行っていく必要性について市長の考え方をお伺いいたします。  再質問は自席にて行います。 734: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 735: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 地球温暖化対策の推進に関する法律第1条に規定されているとおり地球温暖化は地球全体の環境に深刻な影響を及ぼすものでございまして,それを防止することは人類共通の課題で,全ての者が自主的かつ積極的にこの課題に取り組むことが重要であるとされているところでございます。  また同法第4条では地方自治体の責務も定められており,「自らの事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための措置を講ずるとともに,その区域の事業者又は住民が温室効果ガスの排出の抑制等に関して行う活動の促進を図るため,前項に規定する施策に関する情報の提供その他の措置を講ずるように努めるものとする。」とされているところでございます。市におきましてもこの課題に積極的に取り組んでいく必要がございます。 736: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 737: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江市としても積極的にこの課題に取り組んでいく必要があるということだと思います。  では狛江市では温暖化対策の取り組みについてこれまでどのように行ってきたのか,まず公共施設について伺います。 738: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 739: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共施設における取り組みでございますが,まず建築物の熱負荷の低減につきましては,サッシの複層ガラス,屋根面や壁面の断熱を行っております。省エネルギーシステムの採用ではLED等の高効率照明,高効率空調,全熱交換器,節水型便器や自動水栓等の節水型器具,トイレの照明器具に人感センサーを設置,高効率給湯器等を採用しております。  再生可能エネルギーの利用といたしましては,新築時には太陽光発電設備の設置を行っており,そのほかには内装への木材利用,屋上等の緑化,雨水浸透設備の設置等を行っています。 740: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 741: ◯ 1 番(岡村 しん議員) さまざまな努力をされているということがわかりました。これについては,また後で触れさせていただきたいと思います。  前回の第2回定例会の一般質問の中で,「市民1人当たりの温室効果ガス排出量の目標値は達成できそうなのか」という質問に対して,「2008年度比で,令和2年度,2020年度までに温室効果ガス排出量の25%削減としております。削減量の現状ですが,平成28年度,2016年度時点で5.1%減となっておりまして,2020年度までに約20%削減する必要がありますので,達成は現段階では困難」というやりとりがありました。このやりとりを聞いて非常に衝撃を受けたわけですけれども,目標とは大きく乖離している現状がございます。狛江市では課題をどのように捉えているのか,また狛江市環境基本計画改定検討部会ではどのような議論になっているのかお伺いいたします。 742: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 743: ◯ 環境部長(清水 明君) まず温室効果ガス排出量が削減できていない要因について説明申し上げます。  毎年の温室効果ガス排出量を算出するに当たり電力の二酸化炭素排出係数が大きな影響を与えております。二酸化炭素排出係数とは,その年の電源構成により決定されるもので,石油や石炭などの燃焼による火力発電の割合が高くなると,その係数も高くなります。平成23年(2011年度)以降その係数が高くなっているため,温室効果ガス排出量が減っていない要因となっております。  またその他の要因では,人口の増加による世帯数の増加などが要因として挙げられます。  次に市の課題についてでございますが,家庭・運輸・産業・業務部門等の温室効果ガス排出量のうち,家庭部門が50%を超える割合を占めていることが特徴でございます。狛江市環境基本計画改定検討部会での議論におきましても,家庭部門での省エネ化などに関する議論をしていただいています。 744: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 745: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 電源構成としての化石燃料使用の割合が高くなっていること,また人口が増加していること,温室効果ガス排出量の50%以上が狛江市の場合では家庭から出ている,こうしたことだったのかと思います。再生可能エネルギーの使用をふやしていくこと,また省エネを進めていくこと,こうしたことの対策が必要になってくることだと思います。  この目標値なのですけれども,何に基づいて出されているものなのか伺います。また他市の状況についてもお伺いいたします。 746: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 747: ◯ 環境部長(清水 明君) 東京都の自治体で構成いたしますECOネット東京では,家庭・運輸・産業・業務部門ごとの温室効果ガスの排出量を自治体別に算定しており,目標の設定に当たりましては狛江市地球温暖化対策実行計画策定時にECOネット東京から入手できた最新の値である平成20年(2008年度)の数値をベースにして世帯数の予測などをもとに狛江市の温室効果ガス排出量の将来推計を行っております。推計値では,現状以上の対策をとらない場合,令和2年(2020年度)の排出量は約3%の削減にとどまるものの,当時の国の削減目標値などを勘案しつつ市で実施する施策の定量的効果と国における施策の定量的効果をあわせて令和2年(2020年度)に25%削減という目標を設定しております。  また他市の状況についてでございますが,多摩地域の温室効果ガス排出量の全体の傾向といたしまして,平成23年(2011年度)から平成25年(2013年度)にかけて増加傾向であったものの,平成26年(2014年度)以降は減少傾向にございます。  またエネルギー消費量については平成12年(2000年度)あたりを境にいたしまして減少していることがわかっております。 748: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 749: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。狛江市の場合は人口がふえているということもあるのですけれども,他市の場合に関しましては人口もふえていない部分もあるので,全体としては減少傾向だと。エネルギー消費量については多分省エネ家電なんていう形でも入ってきて全体的に少なくなってきているのかなというふうに思います。  それでは温室効果ガスに関連する実績のうち,狛江市が東京都やECOネット東京に報告している数値,こうしたものがあれば教えていただきたいと思います。 750: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 751: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市の地域全体の温室効果ガスの実績を東京都やECOネット東京に報告しているものはございませんが,市で保有する自動車のCO2排出量,NOx排出量,PM排出量の実績である自動車環境管理実績報告書,公共施設ごとのガス・電気使用量の実績である地球温暖化対策報告書を東京都に提出しております。 752: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 753: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 地域全体では報告していないということで,本来なら地域全体でCO2を削減していくということが一番大事なのですけれども,公共施設の中で今答弁にあった自動車のCO2排出量だとかNOx排出量だとかPM排出量,こうしたものを減らしていけば,この目標値には近づいていく,こうしたことなのかなというふうに思います。  では1つ目の自動車環境管理実績のほうなのですけれども,自動車の使用量を減らしていくのか,燃費のいい車にする,ハイブリッドカーや電気自動車にかえていく,こうしたことで改善されていくのかなというふうに思いますけれども,この間の取り組み状況をお伺いいたします。 754: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 755: ◯ 環境部長(清水 明君) 市で所有する自動車についてでございますが,平成27年度にカーシェアリングの導入によりまして所有台数を2台減らし,平成30年度にガソリン車を1台廃車し,電気自動車を新たに1台導入しております。また今年度は東京都の総合交付金を活用し,新たに3台の電気自動車の導入を予定しております。 756: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 757: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 着実に進んでいくと。今年度は3台を電気自動車に切りかえていくということでございます。  今後東京都は自治体が電気自動車を購入する場合,100%補助をするということも伺っておりますので,順次切りかえを行っていく必要もあると思います。  今後の切りかえ予定についてお伺いいたします。 758: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 759: ◯ 環境部長(清水 明君) 東京都の助成につきましては,東京都市町村総合交付金の政策連携枠によるもので,指定される車種などの要件を満たす必要がありますが,庁用自動車を所有している部署には助成金を活用した切りかえを呼びかけていきたいと考えております。  なお,電気自動車の特徴としてパワーがないことが挙げられるため,長距離の移動や現場作業など使用用途によってはガソリン車のほうが適している場合もございます。このことから,ある程度はガソリン車を所有する必要があると認識しております。 760: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 761: ◯ 1 番(岡村 しん議員) パワーが必要な車というのも確かにあると思いますので,それ以外についてはできるだけ早く切りかえていただきたいと思います。  次にもう1つのほうなのですけれども公共施設ごとのガス・電気使用量,原油換算エネルギー量,CO2排出量を報告しているということでございました。平たく言えば公共施設での省エネ化をいかに進めていくかということだと思います。  建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律がことしの5月10日,参議院本会議で全会一致で可決され,5月17日に公布されております。何がどのように変わり,狛江市で対応すべきことがあるのかどうかお伺いいたします。 762: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 763: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正の概要でございますが,オフィスビル等に係る措置の強化,複数の建築物の連携による取り組みの促進,マンション等に係る計画届出制度の監督体制の強化や戸建て住宅等に係る省エネ性能に関する説明の義務づけなどがございます。  狛江市の公共施設で一定規模以上の新築工事では,一部改正前においても法律に基づく届け出は行っており,今後も法律に沿った設計及び届け出を行ってまいります。 764: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 765: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 基本的にこの法律改正は民間に関するもので,公共施設では狛江市としては新たに対応していくことは特にないということかと思います。  省エネ化ということで,先ほどの最初のほうの答弁ではLED等の高効率照明,高効率空調,全熱交換器,節水型便器や自動水栓等の節水型器具,トイレの照明器具に人感センサーを設置,高効率給湯器等を採用ということでございました。  事前にお話を伺ったら,LEDへの切りかえ,これが一番効果があるということではございましたけれども,公共施設のCO2排出量の大きいものに空調もあるかと思います。これを更新していくには大きな工事が必要になってまいります。  その一方で現在の空調設備,この能力を最大限に生かしていくための断熱,こうした考え方もあると思います。公共施設の断熱化に対する市の認識,また取り組みなどについてお伺いいたします。 766: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 767: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共施設における断熱工事ですが,先ほど答弁いたしました建築物の熱負荷の低減という観点から,サッシの複層ガラス,屋根面や壁面の断熱を行っています。 768: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 769: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 既に取り組まれているということで,ただいま答弁にあった複層ガラス,これは非常に大事なのかなというふうに思っております。  ある学者の方によると,夏は熱の7割が窓から入ってくると,冬は熱の6割が窓から逃げていく,このように言われておりました。窓の対策が進むことで省エネ化が大きく進んでいくのかなというふうに思います。  窓の対策は新築にかかわらず,大規模な修繕工事などを行う場合,ぜひ同時に進めていっていただければというふうに思いますけれども,この点ではいかがでしょうか。 770: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 771: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 新築工事におきましては,採用するサッシを複層ガラスにしております。改修工事におきましては,サッシ改修は大規模で工事費も大きいこと,また一般的にサッシの改修工事は建物のライフサイクルで1回程度の改修でございますので,時期を見計らいながら改修を行ってまいります。  なお,庁舎では飛散防止対策の観点からガラス面にフィルムの施工を行っておりますが,主に南に面する部分には遮熱フィルムを採用するなどの配慮を行っております。また第一小学校の体育館空調工事でも,上部のサッシに断熱フィルムの施工を行う予定でございます。 772: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 773: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。この遮熱フィルム,断熱フィルムも効果が高いものとなっていると思います。決して費用が安いものではありませんけれども,答弁にあったように災害時に窓ガラスの飛散なども防げるようになりますので,今南側については基本的にやっているということかと思いますけれども,南にかかわらず西側,東側,こうした部分についても今後検討していっていただければと思います。  温暖化対策を進めていく上で一番大きい要素はエネルギーの問題かと思います。エネルギーをつくるのか,使う量を減らしていくのか,さまざまな方策を組み合わせていく必要があると思います。  エネルギーをつくるほうなのですけれども,来年度は複合施設ができる予定となっております。狛江市では新たにつくる公共施設には太陽光パネルを設置していく,こうした方針だったと思いますけれども,複合施設にも太陽光パネルの設置を行っていくのか,また設置するとすれば,その中身についても伺います。 774: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 775: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在建設中の(仮称)狛江市子育て・教育支援複合施設には5キロワットの太陽光パネルを屋上に設置する予定でございます。 776: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 777: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。公共施設の所においては,既に多くの対策が進められてきているということかと思います。  次に公共施設以外の部分について伺います。  狛江市では地球温暖化対策を行った市民に対しても助成金,これを出してきております。先ほどの答弁では,狛江市は温室効果ガスの50%以上が家庭から排出されているということでございました。ここでの対策を進めていく上で市民に対する助成金なども使いながら意識啓発を進めていく必要がございます。まずどのような中身で助成金を出しているのか,またこの3年間の件数についても伺います。 778: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 779: ◯ 環境部長(清水 明君) 地球温暖化対策といたしまして市が行っている助成制度といたしましては,狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成金がございます。この制度は市における家庭からの二酸化炭素排出量の削減を図り,低炭素社会の実現に寄与するため,省エネルギー,創エネルギー機器等を導入する市民及び機器等が導入された住宅を購入する市民に対し助成金を交付するものとなります。  対象となる機器といたしましては,ホームエネルギー管理システム,太陽光発電システム,家庭用燃料電池,日射調整フィルム,高反射率塗装となっており,導入する機器に応じて助成限度額が設定されております。  ここ3年間の実績でございますが,平成28年度は太陽光発電システムが25件,家庭用燃料電池が20件です。平成29年度からは太陽光発電システムの助成要件を変更しており,ホームエネルギー管理システムの併設が必須となり,平成29年度実績はホームエネルギー管理システムと太陽光発電システムが8件,家庭用燃料電池が35件,平成30年度はホームエネルギー管理システムと太陽光発電システムが10件,家庭用燃料電池が50件,高反射率塗装が1件となっております。 780: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 781: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 太陽光発電システムが平成28年度は25件あったものが,平成29年に制度が変更されてホームエネルギー管理システムの併設が条件になった後は平成29年8件,平成30年10件と半減してしまった。これには大きな課題があるのかなというふうに思います。  また家庭用燃料電池が25件,35件,50件と大幅に伸びてきているということもわかりました。  また創エネ,省エネともに助成制度があるということもわかりました。  しかし日射調整フィルムに関しては実績がないということだと思います。先ほども述べましたけれども,省エネ対策を進めていく上で窓への対策,これは重要になってきますので,この周知のほう,ぜひとも強めていっていただければと思います。  この助成金,他市の事例なんかを見ると,木質ペレットストーブの導入に対して助成金を出している事例もございました。木質ペレットや木質チップは再生可能エネルギーとして大きく注目されています。この木質ペレットストーブとはどのようなものなのか,またなぜ再生可能エネルギーとなるのか,カーボンニュートラルの考え方を含めて答弁をいただきたいと思います。 782: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 783: ◯ 環境部長(清水 明君) カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出をできるだけ減らすよう努力した上で,それでも排出してしまう温室効果ガスの排出量をほかの場所での削減・吸収活動により埋め合わせをするというカーボンオフセットの取り組みをさらに深化させ,温室効果ガスの排出量の全部を埋め合わせるという考え方でございます。  また木質ペレットストーブとは木質ペレットを燃料とする室内暖房装置のことで,燃料となる木質バイオマスは森林の成長とバランスのとれた利用をする限りで持続可能な資源とされております。その燃焼により発生した二酸化炭素は,それまで樹木の成長過程で大気から吸収したものであることからカーボンニュートラルと言える設備となります。 784: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 785: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまり木材を利用することで出る二酸化炭素は,それまで木が成長するに当たって大気中から吸収した二酸化炭素なので,結果的に大気中の二酸化炭素をふやすことにならないということだと思います。  だとすると,この木質ペレットストーブが普及することによって通常の化石燃料の使用を抑えられ,植林と一体で行うことにより二酸化炭素の排出量を抑えていくことができるということがメリットになってくるのかなというふうに思います。  この木質ペレットストーブについて,他のメリットまたデメリットについてお伺いいたします。 786: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 787: ◯ 環境部長(清水 明君) 木質ペレットストーブのその他のメリットといたしましては,身近な森林資源を利用することで,これまで化石燃料の購入に使ってきたお金を地域の活性化に使えることが挙げられます。  次にデメリットといたしましては,煙突や熱交換部,燃料タンクなどを設置する必要があり導入に費用がかかること,またそれらに定期的な清掃が必要になることが挙げられます。 788: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。
    789: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私もホームページなどで見てみますと,確かにお金,これは結構かかってまいります。だからこそ助成金を出しているのかなというふうにも思うのですけれども,この木質ペレットストーブの助成金を狛江市で出すとしたら東京都などからの補助金,これについてはあるのかどうかお伺いいたします。 790: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 791: ◯ 環境部長(清水 明君) 東京都の補助金を活用している事例といたしまして,区市町村との連携による地域環境力活性化事業補助金メニューのうち,地産地消型再生可能エネルギー電気・熱普及促進事業がございます。まきストーブ等の設置に対する補助についても補助対象となりますが,補助条件が森林から伐採される間伐材の地産地消となっておりまして,この条件を満たす必要があると考えております。 792: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 793: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 補助金自体はないわけではないけれども,使うのがちょっと難しいのかなということなのかなというふうにも思います。しかし今後は他市のように木質ペレットストーブ,この助成金,これは結局カーボンニュートラルということで二酸化炭素をふやさない,つくっていく,省エネしていくことのほかに,ふやさないという新しい考え方かと思います。ぜひともこうしたことを狛江市でも進めていけないか。また太陽光パネル設置への助成,これ他市ではホームエネルギーシステムと併設しないでもいいような助成金を出している所もございます。ぜひともこうした市民向けの助成金,他市でやっている事例なんかを参考にしながらふやしていくことで,家庭のCO2削減,これを進めていけないかというふうに思うのですけれどもいかがでしょうか。 794: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 795: ◯ 環境部長(清水 明君) 木質ペレットストーブの助成を行っている自治体といたしましては八王子市,羽村市,稲城市等が挙げられますが,八王子市では目立った実績がなく,羽村市,稲城市では助成実績はないと伺っていることから,狛江市では今のところ木質ペレットストーブへの助成は予定していないところでございます。  狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成金につきましては,多くの自治体が狛江市と同様のメニューではありますが,太陽熱利用システムの助成を対象としている自治体もございます。  今後の新規助成項目につきましては,環境基本計画改定での議論を踏まえ,検討していきたいと考えております。 796: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 797: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今お話ししたストーブ自体,これが高額であることや燃料の置き場に場所をとるなど課題があるというふうにも理解しております。しかし温室効果ガスを削減していくためにはエネルギーをつくる創エネ,エネルギー消費量を減らす省エネに加えてカーボンニュートラルという視点,これを入れていくことは今後も大切になってくるのかなというふうに思います。  まだ夢の話なのですけれども,例えば小菅村の間伐材でつくった木質ペレットを狛江市内で使用していく,そのことによって小菅村で仕事がふえ,振興につながり,狛江市としても環境に優しいまちづくりが進められていくことができ,友好関係が深まっていく。実際には小菅村では木質ペレットをつくる工場というのはまだないのですけれども,村の公共施設では木質ペレットストーブを積極的に活用していくという方針も出されております。将来的にはこういうふうに進んでいったらいいなというふうに思います。  狛江市としては目の前の課題となっている環境基本計画の改定の中で温室効果ガス削減のさまざまな方策を検討していっていただきたいと思います。  例えば太陽光パネル設置に関しても,最初に企業が全額出してくれる。それをちょっとずつ返していく,導入費用は1円もかからない,こうしたことをやっている企業,また同じような取り組みをやっていた自治体もあります。さまざまな方策は探せばまだまだあると思います。  最初の答弁で市長がおっしゃったように,狛江市としてもこの課題に今後も積極的に取り組んでいっていただきたい,このことを述べてこの質問は終わります。 798: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 799: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 3問目,児童館の日曜開放についてでございます。  この4月に長年の市民要望であったこまっこ児童館が開設し,狛江市の児童館は全部で3カ所となりました。こまっこ児童館は私も子供を連れて何度か利用させていただいておりますけれども,いつも混んでいて,地域から長年求められてきていたのだな,こういうことがよくわかりました。  まず狛江市でつかんでいる利用者からの声や,市内の児童館が2カ所から3カ所になったことによって狛江市全体の子育て環境はどのように変わったのかお伺いいたします。 800: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 801: ◯ 参 与(石森 準一君) こまっこ児童館は本年4月1日にオープンいたしましたが,これは長年にわたる市の北部エリアへの児童館の設置要望に対して地権者の方を初めとする多くの方々の御理解と御協力が実を結び実現できたものと認識しています。  こまっこ児童館がオープンするまでは,市内の児童館については岩戸児童センターと和泉児童館の2館体制でございましたので,市の北部地域にお住まいの方々には特に御不便をおかけする状況が続いていたところでございますが,小・中学生からの要望によりクライミングウォールや楽器演奏も可能な防音室も備えるなど地域の皆様の意見も積極的に取り入れた,乳幼児から中・高生までが自由に過ごせるこまっこ児童館が北部地域に開館したことによりまして地域の子育て環境につきましても一定の充実が図られたのではないかというふうに考えています。 802: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 803: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 地域の子育て環境に一定の充実が図れたということで,私もそのように思います。  児童館は市内で3つになりましたが,ボール遊びができる公園の要望など,いまだに子供の居場所を求める要望というのは強いものがございます。子供たちの居場所について,まだ課題があるのかなというふうに思いますけれども市の認識を伺います。 804: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 805: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供の居場所づくりの今後の課題の一つとして申し上げますと,ソフトとハードの両面での充実に向けて取り組みが必要であると考えています。  例えばソフト面では,既存施設における事業内容や職員のスキルなど質の充実が挙げられます。またハード面では既存施設の維持・管理による居心地のよい空間づくりといったことのほかに,子供の居場所に関する新たな施設整備として待機児対策である学童クラブの整備を着実に進めることなども今後の課題として挙げられると考えております。  また隔年で実施しております子ども議会を先月実施いたしたところでございます。子ども議員の皆さんからは,子供が思い切り遊べる場所や勉強ができる場所が欲しいといった質問も出されたところでございまして,今後も子供の居場所の充実に努める必要があるものと認識しています。 806: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 807: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今後も子供の居場所の充実,これに努めていく必要があるのかなというふうに私も思っているところなのですけれども,質の充実,こうした部分で伺っていきたいと思うのですけれども,まず児童館,この利用状況は今どのようになっているのか,平日,土曜日を分けてお伺いいたします。 808: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 809: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童館の利用状況でございますが,平成29年度は岩戸児童センターが年間で約5万3,700人,和泉児童館が約2万6,000人でございました。また平成30年度は岩戸児童センターが年間約3万3,000人,和泉児童館が約2万6,600人でございました。  岩戸児童センターにつきましては,昨年度改修工事のため子育てひろばのみ駄倉地区センター1階で暫定運用を行った期間があったことや,改修後に子ども家庭支援センターが分かれたことなどの影響もあり利用者が減になったものでございます。  今年度からはこまっこ児童館も含め3館となっておりますが,7月までの実績で申し上げますと,岩戸児童センターは4カ月間の累計で約1万1,500人,平均利用者数は平日が117人,土曜日が121人でございました。  同じく和泉児童館は4カ月の累計で約7,800人,平均利用者数は平日が83人,土曜日が69人でございます。  こまっこ児童館は4カ月間の累計で約1万9,500人,平均利用者数は平日が190人,土曜日が252人でございます。 810: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 811: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 平成29年度は1年間で約8万人,平成30年度は約6万人,今年度は4カ月で既に3万8,652名ということで,単純に3倍すれば10万人を大きく超える利用者になるということかと思います。そして平日と土曜日という部分で言えば,和泉児童館以外の所に関しては土曜日のほうが利用者が多いという答弁だったと思います。  現在保護者の働き方も多様になっており,土日だからといって休みとは限らなくなってきております。こんなときに身近にある児童館が平日と同じようにやっていれば助かる,こうした声を何人かの方から伺っております。  また雨の日などを考えれば,小学生や中学生,高校生も体育施設を使って体を動かしたり,平日や土曜の放課後以外でも音楽室を使ってバンド練習ができる,こうした機会がふえてくるのかなというふうに思います。  現在岩戸児童センターの遊戯室以外は日曜日が休館になっていると思いますけれども,その理由について伺います。また日曜日に使えることにはどのような意味があるのか伺います。 812: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 813: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童館の開館日及び開館時間等につきましては,狛江市立児童館の設置及び管理に関する条例施行規則に定められておりまして,毎週日曜日と祝日,年末年始を除き開館をするといったところを定めているところでございます。  また現在,日曜日に一般開放を実施しております岩戸児童センターの遊戯室につきましては,シルバー人材センターに管理をお願いし実施しているものでございます。  1日の平均利用者数は平成29年度は1日平均27人,平成30年度は1日平均20人でございました。児童館全体を日曜日に利用できる状態にした場合,利用に関しては選択肢が広がりますが,新たな経費や人員等も発生するものと考えています。 814: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 815: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。  それでは26市の状況についてお伺いいたします。 816: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 817: ◯ 参 与(石森 準一君) 26市の状況…… 818: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 5時36分 休憩     午後 5時37分 開議 819: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。参与。 820: ◯ 参 与(石森 準一君) 26市の日曜日の開館状況ということでよろしいですね。原則日曜日に開館をしている市が5市,市内いずれかの児童館が部分的にでも毎週日曜日に開館している市が6市で,狛江市はここに当たります。市内のいずれかの児童館が月に何回かの日曜日に開館している市が6市,日曜日は児童館を閉館としている市が8市,児童館のない市が1市というふうになっています。 821: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 822: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 日曜日の開館ということだったのですけれども,毎週あいている所で5市,部分的にでも毎週あいている所で6市,月何回かあいている所で6市,計17市で何かしらの形で日曜開放をしているということだと思います。狛江市もこの中の1つには入るのですが,岩戸児童センターの遊戯室だけということなのですけれども,児童館全体を狛江市でも日曜開館を行っていく,こうしたときの課題,どうなるのかお伺いします。 823: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 824: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童館全体を日曜開館する場合の課題ということでございますが,まずはそういった需要がどの程度あるのかということ,それに伴うコスト,また休館日を平日に変更するのか,そういった場合の影響などについても考える必要があるものというふうに認識をしています。 825: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 826: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市民の皆さんの働き方も変わってきております。マンション住まいの方がふえ,住まいの状況も変わっている中,中・高生の居場所づくりとしても比較的自由に時間を使うことができる日曜日の開館,これは非常に大きいかなというふうに思います。  ぜひとも狛江市でも気軽に行ける形で日曜開館ができないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 827: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 828: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内3館の児童館のうちこまっこ児童館は今年度からの新規オープンでございまして,また岩戸児童センターに関しましても昨年度に施設改修を行い,子ども家庭支援センターが併設ではなくなり単独での運営となったところでございます。おかげさまでどちらの児童館も多くの市民の皆様に御利用いただけている状況でございますので,まずは現在の3館体制による各児童館の運営の安定性を重視するとともに,日曜開館につきましてはこれまでどおり岩戸児童センターの遊戯室の一般開放を継続するとともに,新たな日曜開館につきましてはニーズや経費といった課題も含め調査・研究してまいりたいというふうに考えています。 829: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 830: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひとも皆さんの声を聞きながら,やはり土曜日のほうが使っている方は多い,こうした状況もありますので,日曜日の開館,これを一歩でも進められるように検討していっていただきたい,このことを述べて終わります。 831: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 832: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時39分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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