狛江市議会 > 2019-06-21 >
令和元年第2回定例会(第11号) 本文 開催日: 2019-06-21
令和元年第2回定例会(第11号) 名簿 開催日: 2019-06-21

  • センター試験(/)
ツイート シェア
  1. 狛江市議会 2019-06-21
    令和元年第2回定例会(第11号) 本文 開催日: 2019-06-21


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2019-06-21 令和元年第2回定例会(第11号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 722 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 2 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 3 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 5 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 7 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 9 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 11 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 13 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 15 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 17 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 19 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 21 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 23 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 25 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 27 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 29 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 150 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 153 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 157 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 158 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 160 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 161 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 162 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 164 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 165 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 166 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 168 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 169 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 170 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 274 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 275 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 276 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 278 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 279 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 280 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 282 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 283 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 284 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 285 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 286 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 287 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 288 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 289 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 290 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 291 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 292 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 293 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 294 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 295 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 296 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 297 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 298 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 299 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 300 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 301 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 302 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 303 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 304 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 305 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 306 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 307 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 308 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 309 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 310 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 311 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 312 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 313 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 314 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 315 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 316 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 387 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 388 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 389 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 390 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 391 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 392 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 393 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 394 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 395 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 396 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 397 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 398 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 399 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 400 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 401 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 402 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 403 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 404 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 405 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 406 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 407 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 408 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 409 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 410 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 411 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 412 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 413 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 414 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 415 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 416 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 417 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 418 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 419 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 420 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 421 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 422 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 423 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 458 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 459 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 460 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 461 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 462 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 463 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 464 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 465 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 466 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 467 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 468 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 469 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 470 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 471 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 472 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 473 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 474 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 475 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 476 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 477 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 478 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 479 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 480 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 481 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 482 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 483 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 484 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 485 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 486 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 487 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 488 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 489 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 490 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 491 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 492 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 493 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 508 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 509 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 510 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 511 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 512 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 513 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 514 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 515 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 516 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 517 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 518 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 519 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 520 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 521 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 522 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 523 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 524 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 525 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 526 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 527 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 528 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 530 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 531 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 532 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 533 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 534 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 535 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 536 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 537 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 538 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 539 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 540 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 541 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 542 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 543 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 544 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 545 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 546 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 547 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 548 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 549 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 550 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 551 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 552 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 553 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 554 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 555 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 556 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 557 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 558 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 559 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 560 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 561 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 562 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 563 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 564 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 566 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 567 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 568 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 570 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 571 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 572 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 574 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 575 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 582 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 583 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 584 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 586 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 587 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 588 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 590 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 591 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 592 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 594 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 595 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 596 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 598 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 599 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 600 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 602 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 603 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 604 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 605 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 606 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 607 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 617 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 618 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 619 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 620 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 621 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 622 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 623 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 624 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 625 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 626 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 627 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 628 : ◯ 監査委員事務局長(平林 哲郎君) 選択 629 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 630 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 631 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 632 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 633 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 634 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 635 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 636 : ◯ 監査委員事務局長(平林 哲郎君) 選択 637 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 638 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 639 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 640 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 641 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 642 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 643 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 644 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 645 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 646 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 647 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 648 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 649 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 650 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 651 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 652 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 653 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 654 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 655 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 656 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 657 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 658 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 659 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 660 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 661 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 662 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 663 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 664 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 665 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 666 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 667 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 668 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 669 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 670 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 671 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 672 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 673 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 674 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 675 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 676 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 677 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 678 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 679 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 680 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 681 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 682 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 683 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 684 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 685 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 686 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 687 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 688 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 689 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 690 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 691 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 692 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選択 693 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 694 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 695 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 696 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 697 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 698 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 699 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 700 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 701 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 702 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 703 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 704 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 705 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 706 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 707 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 708 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 709 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 710 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 711 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 712 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 713 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 714 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 715 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 716 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 717 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 718 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 719 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 720 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 722 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。6番加藤功一議員。     〔6番 加藤功一議員登壇〕 3: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは一般質問通告に従いまして,3問質問いたします。  まず1問目,多様性が確保され,誰もがその人らしく誇りある生活ができるような社会,狛江市をつくることができるように,まずLGBT等,性的指向・性的自認差別の解消やアウティングに対する取り組みについて,質問させていただきます。  来年夏に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据えて,性的指向や性自認に基づく困難の解消に関する取り組みや議論が全国で活発化しています。  パワハラ防止措置義務化を含む労働施策総合推進法の改正法,改正法の名称は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律」が,5月29日,参議院本会議での可決により成立しました。  そのような中,衆議院・参議院の厚生労働委員会において,大変画期的な附帯決議が全会一致で可決されました。  それは「性的指向・性自認に関するハラスメント及び性的指向・性自認の望まぬ暴露であるいわゆるアウティング」について,労働施策総合推進法改正案のパワーハラスメント防止対策指針の対象となる旨を明記し,企業等の取り組みを進める内容です。  それでは,今回法制化されましたが,アウティング対策も含めたパワハラ対策について,市の見解をお伺いいたします。  次に,2問目,フードセーフティネットの構築について,質問させていただきます。  フードバンクは,アメリカ合衆国で1967年に始まり,日本ではセカンドハーベスト・ジャパンが2000年1月に活動を開始し,狛江市においては2015年にフードバンク狛江が発足し,活動しております。このフードバンクとは具体的にどのようなものなのかお伺いいたします。  続きまして,3問目,先日公表されました狛江市第4次基本構想(素案)についてお伺いいたします。  狛江市は,狛江市総合基本計画条例を策定し,基本構想及び基本計画を策定して,市政の運営の基本とするものとしました。現在,狛江市第4次基本構想(素案)が発表され,パブリックコメント募集が終了したところです。今後,基本計画策定作業に入るとのことですが,8万3,000人の市民の意見が反映された狛江市第4期基本構想及び基本計画をつくるために質問いたします。  まず狛江市の将来都市像を「ともに創る 文化育むまち ~水と緑の狛江~」としました。今回の第4次基本構想(素案)の主な特徴をお伺いいたします。  再質問は自席にて行います。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。
    5: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず1問目,法制化されたアウティング対策も含めたパワハラ対策について,市の見解について答弁させていただきます。  ハラスメント対策に関する法制化につきましては,6月5日に公布された女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律の中で,国は「職場における労働者の就業環境を害する言動に起因する問題の解決を促進するために必要な施策を充実すること」,厚生労働大臣は事業主が講ずべき措置等に関する指針を定めること,労働者が事業主にハラスメントの相談をしたことなどを理由とする事業主による不利益取り扱いを禁止することなどが盛り込まれたところでございます。これにより,多様な労働者が活躍できる就業環境が整備され,アウティングを含むハラスメント防止対策の強化が図られるものと考えております。  続きまして,3問目の質問,今回の狛江市第4次基本構想(素案)の特徴について答弁させていただきます。  狛江市第4次基本構想(素案)の特徴といたしまして,まず将来都市像である「ともに創る 文化育むまち ~水と緑の狛江~」でございますが,現在の将来都市像として掲げてきた,「私たちがつくる水と緑のまち」に込められた思いを引き継ぎ,さらに成長・充実させていくという思いを込めて設定されているところでございます。  現行の狛江市第3次基本構想における「市民参加と市民協働」「水と緑」への思いに加え,持続可能な自治体として存続していくために,新たに「文化を育む」という考えを取り入れ,狛江市らしさを育むことによって,愛着や誇りを持てる魅力あるまちを目指していくという思いを込めています。  また,将来都市像を実現するための土台となり,各分野のまちづくりに共通する重要な視点として,「お互いを認め支え合い,ともに創る」と「狛江らしさを活かす」の2つのまちづくりの視点を定めています。各分野のまちづくりを進めるに当たっては,この2つの視点を核として進めることとしております。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 7: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) それでは御質問の2番目,フードバンクとは,具体的にどのようなものかということで答弁を申し上げます。  フードバンクとは,品質に問題がないにもかかわらず,市場に流通できなくなった食品を,企業等から提供を受けて,きょう,あすの食べるものに困っておられる方に届ける活動のことを言います。  狛江市で活動されているNPO法人フードバンク狛江につきましては,市民の皆様からの寄贈を中心に食料を調達することを理念としており,地域密着型の法人として,市と連携して,必要な世帯に対して食料支援を行っています。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 9: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは1問目,多様性の確保について再質問いたします。  豊島区では,多様な性自認・性的指向に関する対応指針を策定し,文京区でも,文京区職員・教職員のための性自認及び性的指向に関する対応指針を策定します。これはどのような指針なのか,まずお伺いいたします。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 11: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 豊島区,文京区ともに職員・教職員が性自認・性的指向に対する理解を深め,当事者の方々に対する適切な配慮・対応を身につけることを目的として策定された指針となってございます。  内容といたしましては,性自認等についての基礎知識となる情報や関連する相談機関の情報,また,区民,児童・子供,職場,それぞれに対する配慮・対応の仕方が具体例を含めて示されているものとなっており,職員等のためのガイドラインとなっておりますが,両者とも区内企業等においても参考にできる内容として策定されております。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 13: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,狛江市においても同様な指針を策定するお考えはないのか,市の考えをお伺いいたします。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 15: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市職員のハラスメントの防止等に関する条例に基づき策定しましたハラスメントの防止等に関する指針では,性的指向や性自認にかかわらず,性的な言動であれば,セクシュアル・ハラスメントに該当することと定義しているところでございますが,あくまでもハラスメントの防止といった観点で策定したものでございます。  今後は,法制化の動きを注視しながら,当事者の方々に対する適切な配慮・対応を身につけることができるよう調査・研究してまいりたいと考えております。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 17: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ前向きに調査・研究していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  国立市では,昨年の4月1日にアウティングの禁止を明記した条例が施行されました。この国立市で施行された条例「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」,その第8条2項「何人も,性的指向,性自認等の公表に関して,いかなる場合も,強制し,若しくは禁止し,又は本人の意に反して公にしてはならない」という部分でアウティングの禁止が記載されております。  また,豊島区においても,LGBTに対する差別禁止を盛り込んだ条例が成立し,4月1日より施行されています。特に豊島区の条例は,LGBTへの差別の禁止,パートナーシップ制度,アウティングの禁止,SOGIハラ規定も含まれており,近年の自治体のLGBTをめぐるモデル条例と言えると思います。  同様なものを狛江市でも導入するお考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 19: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点で御質問のような内容に係る条例の制定は考えておりませんが,今年度改定予定の狛江市男女共同参画推進計画の検討の際に,多様性の視点につきましては,現行の計画から進んだ形で盛り込むことを予定しており,必要な視点として認識してございます。先ほどの法改正の内容も注視しながら,検討を進めてまいりたいと考えております。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 21: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ前向きに検討を進めていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  オリンピック憲章では,人種,肌の色,性別,性的指向,言語,宗教,政治的またはその他の意見,国あるいは社会の出身,財産,出自やその他の身分などの理由によるあらゆる種類の差別禁止について述べています。  昨年10月5日,東京都議会はLGBTへの差別を禁止し,ヘイトスピーチの規制を明記した東京都オリンピック条例(東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例)を成立させました。この東京都オリンピック条例はどのようなものなのかお伺いいたします。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 23: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例は,来年度に迫っておりますオリンピック・パラリンピックの開催に合わせ,改めて誰もが認め合う共生社会の実現,多様性の尊重等の理念を明らかにするとともに,人権が尊重された都市として世界に向けて発信するものとなっております。  この条例におきましては,多様な性の理解の推進に関しての都や都民等の責務,外国人への差別の解消の推進等について規定されてございます。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 25: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,この東京都オリンピック条例を狛江市の施策にどのように反映していくのか,市の見解をお伺いいたします。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 27: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例の趣旨につきましては,(仮称)狛江市人権尊重基本条例検討委員会でも資料として提出し,議論の材料としています。また,この都条例の柱の一つである「多様な性の理解の推進」につきましては,狛江市男女共同参画推進計画の改定作業の中で議論が必要な項目の一つと捉えております。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 29: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ議論いただきまして,狛江市男女共同参画推進計画の改定に盛り込んでいただきたいと思います。  それでは次の質問に移ります。  パートナーシップ制度について質問いたします。渋谷区,世田谷区から始まった同性パートナーシップを公認する制度が全国に広がっています。現在,幾つの自治体でこのような制度が導入されえているのかお伺いいたします。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 31: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成31年4月1日現在で,御質問で申し上げられました渋谷区,世田谷区のほかに,把握しているもので申し上げますと,東京都内では,中野区,豊島区,江戸川区,府中市,その他千葉市など,東京都外も含めますと20の自治体で導入されております。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 33: ◯ 6 番(加藤 功一議員) このパートナーシップ公認制度は,御答弁のように,徐々に導入する自治体がふえております。  それでは次の質問に移ります。  千葉市では,全国で初めて同性間だけでなく,異性間のパートナーシップ制度を設ける制度を導入し,昨年の1月29日から事実婚のカップルでも,パートナーとして証明書を発行する制度を施行しました。これはどのようなものなのかお伺いいたします。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 35: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) パートナーシップ制度と同様な形を千葉市においては,異性間による事実婚にも認めているもので,宣誓要件を満たしていることにより,お互いをパートナーとする二者のパートナーシップの宣誓を証明するものとなっております。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 37: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは次の質問に移ります。  パートナーシップ制度につきましては,2月に開催された平成31年度第1回定例会において,岡村議員の質問に対して,松原市長は「パートナーシップ制度につきましては,現時点では導入の検討はしておりませんけれども,LGBT・SOGIを初めとしまして,多様な方が心地よく暮らせるよう,市民の皆様の意見をお聞きしながら考えてまいります。」と答弁されました。  千葉市と同じような趣旨の条例・指針を狛江市でも導入するお考えはあるのか,今回,改めて市の見解をお伺いいたします。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 39: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点では,導入の予定はしていないところでございます。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 41: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 前向きな回答をいただきたかったのですが,今後導入に向けて,ぜひ市として検討を要望いたします。  それでは次の質問に移ります。  ただいま狛江市で策定を検討している(仮称)人権尊重基本条例では,LGBT・外国人差別を許さない規定をどのように盛り込んでいくのか,市の見解をお伺いいたします。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 43: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在検討中の(仮称)狛江市人権尊重基本条例につきましては,有識者や市民委員で構成する検討委員会を設置して,現在,骨子案の作成に向け,この条例にどのような分野をどこまで規定するかも含め検討いただいています。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 45: ◯ 6 番(加藤 功一議員) より実効性のあるものにするために,(仮称)人権尊重基本条例とは別に,外国人差別を許さない条例及び指針を市として策定する考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 47: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほども答弁させていただきましたが,外国人も含めた市民等の人権を尊重し,差別や偏見のないまちづくりを推進するものとして,(仮称)狛江市人権尊重基本条例を検討いただいています。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 49: ◯ 6 番(加藤 功一議員) より実効性のあるものにするために,ぜひ(仮称)人権尊重基本条例とは別に,外国人差別を許さない条例及び指針を御検討いただきたいと思います。  次の質問に移ります。  外国人やLGBT等,あらゆる差別を許さない教育・啓発について,狛江市の小・中学校では現在,どのような取り組みがなされているのかお伺いいたします。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 51: ◯ 教育部長(上田 智弘君) あらゆる差別を許さない教育・啓発について,学校では人権教育として推進してございます。  狛江市の小・中学校では,東京都教育委員会が作成した人権教育プログラムを活用した研修を実施するとともに,東京都教育委員会主催の人権教育研究協議会や市内全教員対象の研修会に参加したりすることで,まずは教員自身が人権感覚を高めることができるようにしてございます。  その上で,学校における全ての教育活動を通して,一人一人の児童・生徒の個性や能力が発揮できる場を設定し,学級や学年,部活動などの一員として認められるという実感を味わえるように指導してございます。  そして日ごろから,偏見や差別の不合理性に気づかせ,児童・生徒が互いに人権を尊重し合う望ましい人間関係をつくることができるよう,その育成に努めています。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 53: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市が多様性を尊重する先進自治体となることを期待いたしまして,1問目の再質問を終了させていただきます。  それでは,続いて2問目,フードセーフティネットの構築について,再質問させていただきます。  狛江市としてフードバンク事業に,これまでどのようにかかわり,これからどのようにかかわっていくのかお伺いいたします。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 55: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市は,NPO法人フードバンク狛江と,平成29年4月に食料支援事業連携に関する協定を締結し,生活困窮者相談窓口であるこまYELLとフードバンク狛江が連携して,緊急に食料等を要する生活困窮世帯への食料支援を実施してございます。  また,世界食料デーに関連して,庁舎ロビーを活用し,一般世帯から食料寄贈を募るフードドライブも数日間にわたり共催で実施してございます。そのほかにも,フードバンク狛江が実施する講演会等の後援・共催も行っております。  経済的な支援といたしましては,平成29年度からフードバンク狛江が食料の保管場所等として使用しております事務所兼倉庫に対する家賃助成を行っております。  市の事業に御協力をいただくようになって3年が経過いたしましたが,事業実施については,定期的にお会いして協議を行うなどして,緊密な連携を図っています。  今後とも,双方の関係性を強化して,協働してまいりたいと考えております。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 57: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは食料支援を必要としている世帯数は,狛江市では,どのくらいあるのかお伺いいたします。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 59: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在の市の食料支援は,生活困窮者自立支援事業の相談窓口こまYELLに,生活に困窮された方が相談に訪れ,支援員のアセスメントの結果,食料支援が必要と判断された世帯に対して支援を行ってございます。  市内全体における食料支援を必要としている世帯数については,把握しておりません。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 61: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひとも今後,調査していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  熊本県玉名市では,くらしサポート課として,「社会にあふれる「もったいない」を「ありがとう」に変えるべく,困窮状態にある方の今日を支えると共に,新しい地域づくりと企業等の社会貢献を手助けし,誰もが安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的として,フードバンク事業に取り組んでいます」。  同じように,狛江市でも行政の一部として,フードバンク事業に取り組むお考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 63: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在,市とNPO法人フードバンク狛江は,協定を締結して,生活困窮者等への食料支援に取り組んでいます。
     市といたしましては,熊本県玉名市のような形態での事業の実施については,現時点では考えておりません。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 65: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 市が率先してフードドライブを行うお考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 67: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現時点で,市が関係しているフードバンク狛江のフードドライブ事業については,こまエコまつり,くらしフェスタ,庁舎2階ロビーでの世界食料デーイベント,市民まつり,中央公民館の集いなど,幾つかの市の主要なイベントに参加していただくことで,フードドライブを実施してございます。  また,市民活動支援センターには,常設の食料寄贈ケースを設置し,ビン・缶リサイクルセンターでも月に1回,フードドライブを実施してございます。  フードバンク狛江からも,フードドライブに関しては,幾つか御要望をいただいております。市として可能なことを今後検討してまいります。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 69: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひとも可能な限りフードバンク狛江からの要望を実現していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  東京都でも,荒川区(清掃リサイクル事務所,あらかわリサイクルセンター,あらかわエコセンター,ゆいの森あらかわの4カ所),渋谷区では渋谷区清掃事務所など,幾つかの自治体で常設のフードドライブが開催されているとお聞きしております。  現在,東京都下の自治体において,幾つの自治体で常設のフードドライブが開設されているのかお伺いいたします。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 71: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在,26市の常設のフードドライブの開設状況については,申しわけございませんが,把握はしておりません。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 73: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 現在,狛江市では定例のフードドライブを狛江市ビン・缶リサイクルセンターにて月1回,第1火曜日に開催しています。もっと頻度を高めたほうがいいのではないかと思います。  狛江市でも他市区と同様に,地域センターや公民館など常設で市民から集められる仕組みをつくれないのか,市の見解をお伺いいたします。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 75: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 庁舎等のフードドライブにつきましては,常設も含めて,市として可能なことを関係部署と協議して検討してまいります。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 77: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ前向きに検討いただき,実践に努力いただきたいと思います。  次の質問に移ります。  現在,こまYELLへの食料提供は平均して月60件から80件にふえ,ひとり親子育て応援や地域の団体の提供も含めると,年間9.6トンもの食品を扱っています。需要増に応える寄贈食品の保管場所の確保が課題となっています。例えば,狛江市ビン・缶リサイクルセンターなど市の施設の一部を市として提供するお考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 79: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 食料の保管場所につきましても,フードバンク狛江から御要望をいただいております。フードバンク狛江と改めて,保管場所の増設等の意向の確認を行うとともに,必要に応じて,対応可能な施設について,関係部署と協議をしてまいります。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 81: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 食品の保管場所の確保は重要な課題でありますので,前向きな御検討をお願いいたします。  次の質問に移ります。  フードバンク事業に対する財政的支援は,現在,家賃補助のみにとどまっています。  昨年度から,狛江市子育て支援課の協力でフードバンクから,「学校給食のない時期にひとり親世帯への食料支援事業」が始まっていますが,今後の事業継続には,配送費が経費の半分以上を占めております。  このように財政的に厳しいフードバンク事業に対して,さらなる財政的支援を拡充することが必要と思われます。例えば駐車場代に対する支援とか,フードバンクに対する財政的支援を拡充するお考えはないのか。また,食品ロス削減推進法の成立により,今後,フードバンク支援についても,狛江市としても対応が求められると思いますが,市の見解をお伺いいたします。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 83: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現在のところ,フードバンク狛江に対する財政支援は,事務所兼倉庫の家賃補助で対応させていただいております。歳入面で厳しい中での事業の運営については,御苦労が多いと認識しております。  今,御質問者がおっしゃったように,先月,国において,食品ロス削減推進法が成立したところでございます。この中身を確認いたしましたところでは,フードバンクへの支援という文言が書かれてございます。今後,フードバンクへの支援の具体的な内容が明らかになってくるものと考えております。  市といたしましては,国の動きを注視しながら,いろいろな角度からフードバンク狛江への財政支援の方法を探ってまいりたいと考えております。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 85: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 継続的なフードバンク活動のために,ぜひ財政支援の方法を探っていただきたいと思います。  それでは,市民へのフードバンク事業の周知について,どのように取り組まれているのかお伺いいたします。  また,食料支援を必要としている世帯へ確実に届くような周知に取り組んでいるのかお伺いいたします。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 87: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 先ほども答弁させていただきましたが,現在の市の食料支援は,生活困窮者自立支援事業の相談窓口こまYELLに,生活に困窮された方が相談に訪れ,支援員のアセスメントの結果,食料支援が必要と判断された世帯に対し支援を行っております。  こまYELLの事業内容に食料支援が可能であることの周知については,フードバンク狛江と協議いたしまして,検討してまいりたいと考えております。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 89: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ検討をお願いいたします。  次の質問に移ります。  現在,青梅市や武蔵村山市では,フードドライブの実施について,市のホームページで掲載をしています。狛江市においても,同様にホームページにてフードドライブを周知するお考えはないのか,市の見解をお伺いいたします。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 91: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市において,フードバンク狛江が行っているフードドライブについては,企業等による食料寄贈が主体ではなく,あくまでも市民の皆様からの食料寄贈を主体として行っています。  フードドライブに関する市民の皆様への周知方法については,市ホームページ等の掲載も含めて検討してまいります。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 93: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ実現に向けて,前向きに検討いただきたいと思います。  最後に,市に1点御要望いたしまして,次の質問に移ります。  一昨年のひとり親アンケートで,回答のあった160名のうち,44%が食料が買えなかった経験があるとか,148世帯の母子家庭のうち47%が年収200万円未満で生活していることが明らかになりました。  フードバンク狛江は,特に家計の中で食費の負担がふえる学校給食のない時期に,ひとり親家庭に特化して支援を希望する世帯に,少しでも子供たちのおなかの足しになるように食料を届けることを目的に,緊急食料支援を実施しました。  同封したアンケートで,80.5%が学校給食がないと食費の負担が大きいと回答,育児と仕事で多忙な状況を見ることができ,92%が学校給食のない時期の食料支援を希望していました。  狛江市としても,特にひとり親家庭の中にこうした困窮状況にある家庭があることを認識し,子供の貧困対策として,こうした食料支援にしっかり取り組んでいただきたいと思います。  それでは,2問目を終了いたします。  続きまして,3問目,狛江市第4次基本構想(素案)について,再質問させていただきます。  まず策定作業についてお伺いいたします。狛江市第3次総合基本計画策定作業は,基本計画審議会開催回数が11回と少なかったと,審議会委員を務めた市民から聞いているところです。  前回の狛江市第3次基本構想(素案)の際には,素案の公表までに7回審議会が開催されていますが,今回,狛江市第4次基本構想(素案)の5月の公表までに,審議会が4回しか開催されていませんが,なぜ回数が少ないのかお伺いいたします。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 95: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市第4次基本構想(素案)の策定に当たっては,中間答申までの議論を狛江市総合基本計画審議会において4回開催したほか,将来都市像について重点的に議論する作業部会を1回開催したところであり,おおむね当初の予定どおりに議論を進めさせていただいています。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 97: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 現在,4回ほど狛江市基本構想審議会が開催されていますが,今後,何回開催されるのかお伺いいたします。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 99: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会の今後の予定でございますが,基本構想の最終答申までに1回,基本計画の最終答申までに3回の,計4回の会議を開催する予定でございます。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 101: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 今回の狛江市基本構想審議会委員は,学識委員10名,市民委員5名の人数が割り当てられています。なぜこのような割り当てになっているのかお伺いいたします。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 103: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会の委員構成といたしましては,狛江市総合基本計画審議会条例施行規則のとおり,学識経験者10名以内,公募市民5名以内のほか,市職員1名として副市長の計16名が参加しております。  委員構成の考え方でございますが,学識経験者につきましては,市政に係るあらゆる分野を対象とした総合的かつ計画的なまちづくりの指針となる総合基本計画を議論することから,防災・防犯,福祉,子供・子育て,環境,都市整備など幅広い分野を網羅するため,現行の狛江市第3次基本構想策定時の8名から10名に変更させていただいたところでございます。  また,市民委員につきましては,市民の方々の御意見も踏まえた議論をしっかりと行うため,学識経験者と市民委員の割合が狛江市第3次基本構想策定時の審議会と変わらないよう,4名から5名に変更させていただいたところでございます。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 105: ◯ 6 番(加藤 功一議員) より市民の意見が反映されたものにするためには,狛江市総合基本計画審議会条例施行規則を改定して,市民委員の割合をふやすべきと考えますが,市の見解をお伺いいたします。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 107: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど答弁申し上げましたとおり,市民委員の方々の御意見も踏まえた議論をしっかりと行うため,学識経験者と市民委員の割合が狛江市第3次基本構想策定時の審議会と変わらないよう,4名から5名に変更させていただいたところでございます。  また,分野ごとに,より具体的な方向性等を示す基本計画を検討いただく狛江市基本計画策定市民分科会におきましては,審議会の市民委員に加え,さらに3つの分科会,合計で12名ふやして御議論いただいています。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 109: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 学識・有識枠が10人で,市民がその半分というのも,狛江市第3次総合基本計画策定時と割合が同じとの御答弁でございますが,それでよいという理由にはなりません。学識10名に対して市民5名は,バランスに欠けると思いますが,市の見解をお伺いいたします。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 111: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど答弁申し上げました考えにより,審議会の委員構成を設定しているところでございますので,特段バランスに欠けるとは考えておりません。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 113: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 新市長になられて,大事な基本構想や基本計画のプロセスについて,高橋前市長が決めて行った市民参加内容よりも後退していると言えないでしょうか。  市民参加と協働条例をつくった候補者として市長選挙を闘われて当選なさったのですから,いわば狛江市総合基本計画策定は初仕事と言えますし,前回,審議会開催日数が足りないという指摘がありました。開催日数も含め,委員構成などの御見解をお願いいたします。  同時に,市民参加をした審議会委員に対して,毎回アンケート調査をしているようですが,前回の狛江市総合基本計画審議会委員に対してのアンケート結果はどのような答えがあったのか,御報告をお願いいたします。  また,市民参加をした市民に対するアンケートは,現在も継続されているのかお伺いいたします。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 115: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど答弁申し上げましたとおり,審議会の開催回数,委員構成など,策定に当たって十分に市民参加が図られるよう,事前に準備を行った上で進めているところでございます。  また,前回,狛江市第3次基本構想時の審議会の市民委員に対するアンケート結果でございますが,会議の開催回数について少ないと感じる,会議で十分に発言することができた,審議の中で自分の意見が取り入れられたと思うなどといった御意見があったところでございます。  なお,市民委員として御参加いただいた方に対するアンケートにつきましては,現在も毎年度実施しています。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 117: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは次の質問に移ります。  今回の市民委員5名のうち,2名の方が前回の狛江市第3次基本構想審議会委員を務めた方のようですが,なぜそのような判断になったのか理由を伺いたいと思います。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 119: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会の市民委員につきましては,平成30年10月1日号の広報こまえなどで募集を行ったところでございます。その後,期日までに応募のあった方々につきまして,同年11月9日に開催しました狛江市総合基本計画審議会市民委員選考会において,名前を伏せて選考したものであり,前回御参加いただいた方が,今回も御応募いただき,委員として入っていただいたものでございます。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 121: ◯ 6 番(加藤 功一議員) また,学識枠の方も1人,前回からの方がいらっしゃいます。学識枠に関しても,使い回すと言っては失礼ですが,内容の継続とか安定志向を感じてしまいます。この点はいかがでしょうか。市の見解をお伺いいたします。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 123: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市総合基本計画の策定に当たりましては,狛江のまちが持つ課題や事情などを踏まえながら,狛江らしさの見える計画にしたいとの考えから,学識経験者につきましては,各分野において,現在,市の審議会や委員会に参加されており,狛江の現状に精通されている方を中心にお声がけをさせていただいたところでございます。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。
    125: ◯ 6 番(加藤 功一議員) この10年間で,狛江市は人口が1万人ほどふえております。新たに越していらっしゃった方が,いわば層としてあり,狛江で生活していらっしゃるわけです。新たに越していらっしゃった方としては,男性が自己紹介で「世田谷区から越してきた」と発言なさっていました。こういう方が入っているのは大変評価できますが,新規転入者をどう評価して,計画策定に反映していくのか,その必要があるのかなど,議論はぜひしていただきたいが,いかがでしょうか,市の見解をお伺いいたします。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 127: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市総合基本計画につきましては,市の目指すべき将来像やまちづくりの方向性などを示すものでございますので,新規転入者も含め多くの市民の皆様の御意見を伺いながら策定する必要があることを認識しています。  そのため,策定に当たっては,ワークショップの開催や市民意識調査,小・中学生アンケートの実施,審議会及び分科会への市民委員としての参加により素案を策定したところでございます。  また,市民説明会及びパブリックコメントにおいて,広く市民の皆様の御意見を伺いながら,策定作業を進めています。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 129: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 今後,分科会なども開催していくようですが,全体での議論は何回ぐらいする予定か。また,前回の狛江市第3次基本構想時は12回,もっと多く開催しないと十分な議論ができないのではないかと考えますが,市の見解をお伺いいたします。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 131: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 次期基本計画の策定に当たって,各分野の議論を重点的に行うため,3つの分科会を設置しています。第1回につきましては,次期基本計画の策定の議論を行う上で,市民意識調査や小・中学生アンケートなどの基礎資料や各種計画等の現状の情報共有など,全ての分科会に共通する内容が議題であったことから,3分科会を合同で開催させていただいたところでございます。その後につきましては,3つの分科会で9回ずつ,合計27回の会議を開催する予定でございます。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 133: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移らせていただきます。  つくった総合計画の行政評価について,第1回狛江市総合基本計画審議会委員長の発言に,以下のようなものがありました。少し長いが読み上げます。  「最後に私から一言話をさせていただく。総合計画の行政評価については,その実績の分析結果に対して信頼性を確保することが重要だと考えられるため,そのような仕組みを構築するための議論をしていきたいと考えている。総合計画において,どのような目標を掲げるのか,市民にとって分かりやすく,かつ,適切であり,それを見て市民が行政に対する信頼度を高めていき,行政側の視点ではそれを示すことによって,市民の信頼を得ていくが,行政側の評価疲れにつながる恐れがあるため,そうならないための仕組みを考えていきたい。その仕組みをどのように織り込んでいくのかが課題であり,今後は,委員の皆さんから出た意見や課題について,議論を深めていきたいと考えている。」と発言されています。  評価の仕方に関しては,今後,委員間で議論していくとのことですが,評価の視点・行政側の評価疲れにならないようなやり方とは,具体的にどういうことと理解してよいのか,数値の設定の仕方ということか,数値を設定することへの疑問という意味なのか,見解をお伺いいたします。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 135: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 第1回狛江市総合基本計画審議会においては,委員一人一人から自己紹介とともに,学識の方々には,御自身が担う各分野について狛江の将来の展望と目指すべきまちの姿といったテーマでお考えや御意見をそれぞれいただいたところでございます。  審議会委員長につきましては,行政評価分野の学識の委員でございますので,その立場から御発言をいただいたところであり,評価の仕方につきましては,基本計画策定後,行政評価に関する議論の中で検討してまいりたいと考えています。  また,施策の進捗状況を把握するための評価指標につきましては,次期基本計画においても設定する予定で議論を進めています。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 137: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 6月18日の毎日新聞の夕刊にこういう記事が掲載されておりました。「読書日記」というコーナーで文化人類学者の上田紀行さんが「測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか」というジェリー・Z・ミュラーの著書を読んでの感想を書いています。私はまだミュラーさんのこの本は読んでいませんが,上田紀行さんはこう書いています。いつからこんなになってしまったのだろう。昔だって組織にせよ,個人にせよ,業績は測定され,評価されていた。でも,今のように年がら年中,評価する,されるための書類を書いたり提出したりして,評価のための時間ばかりが増大し,本来の生産的,創造的な仕事の時間がどんどん食われるような状況ではなかった。こういう記事であります。  例えば狛江駅前の狛江弁財天池特別緑地保全地区の評価に関して,年間の入場者数を評価指標にしていた時期があり,議会で指摘されて評価項目を変えたということがあったようです。  また,総合戦略に関しては毎年,評価管理が必要なようですが,その戦略は無責任にも5年間の時限的なものだそうです。  例えば自然保護と回復に関しての評価などはどうするのか。生息する昆虫の種類がふえなければ評価できないのか。減らないだけでもいいじゃないかという評価でも,これだけ自然が破壊されている現在ですから,そういう評価でもいいわけでございます。  むしろおもしろいところで,人が入らなかった日数や多摩川の河川敷でアシやヨシが生い茂って人が立ち入りづらくなる日数やヨシ原が復元できた面積などのほうが,評価指標としてはすぐれているという視点もあるのではないかと考えます。  評価指標について,基本計画や実施計画を策定する際,しっかり検討していただきたいと思いますが,市の御見解をお伺いいたします。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 139: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 施策の進捗状況を把握するための評価指標につきましては,現在,おおむね35歳以下の職員で構成する狛江市総合基本計画策定庁内プロジェクトチームを中心に議論を進めています。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 141: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 行政評価が御専門の先生が委員長ということですので,ぜひ議論に期待したいと思います。  私も,議員として,行政評価の手法に関する課題の議論の経緯を見守ってまいりたいと思います。若手職員の研さんに御期待いたします。  次に,5月18日と25日,市民説明会及び6月14日に締め切られたパブリックコメントについて,どのような意見が寄せられたのかお伺いいたします。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 143: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 詳細につきましては現在整理中でございますが,より具体的な書きぶりをしたほうがよいのではないかという御意見などをいただいたところでございます。基本構想という性質上,まちづくりの方向性を示すものであることから,具体的な書きぶりにまで至らない部分もございますが,いただいた御意見につきましては,現在策定中でございます次期基本計画の議論において生かしてまいりたいと考えております。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 145: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市第3次基本構想策定時のときにも,狛江市市民意識調査,説明会,パブリックコメントが行われたと思いますが,それがどの程度,基本構想,基本計画に反映されていったのかお伺いいたします。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 147: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市市民意識調査につきましては,基本構想策定における議論の基礎資料として活用するために実施したものであることから,現行の狛江市第3次基本構想につきましても,狛江市市民意識調査報告書の内容を踏まえた上で策定されたものでございます。  市民説明会及びパブリックコメントにつきましては,言葉のイメージがわからないといった趣旨の御意見に対し,わかりやすい言葉に変更するといった修正を行うなど,御意見を反映させていただいたところでございます。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 149: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ御意見を反映させていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  狛江市第3次基本構想と比較して,今回の狛江市第4次基本構想(素案)との主な相違点をお伺いいたします。 150: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 151: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市第3次基本構想との違いといたしましては,重立った点で申し上げますと,先ほども御答弁申し上げましたところでございますが,将来都市像を実現するための土台となり,各分野のまちづくりに共通する重要な視点として,「お互いを認め支え合い,ともに創る」と「狛江らしさを活かす」の2つのまちづくりの視点を定めています。 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 153: ◯ 6 番(加藤 功一議員) この素案の中にある「狛江らしさ」とは何かお伺いいたします。 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 155: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「狛江らしさ」でございますが,狛江のコンパクトさを生かした市民同士のつながりやきずな,都心からの交通の便がよい上に,多摩川や野川,狛江弁財天池特別緑地保全地区等の「水と緑」が豊かであること,狛江ブランド農産物の生産,市内に数多くある古墳や史跡などの多様な特性や魅力を「狛江らしさ」と捉えています。  こうした「狛江らしさ」を効果的に市内外へ発信していくことで,市民には狛江に住み続けたい,狛江はふるさとと思ってもらえるような愛着や誇りを持てるまちづくりを,市外の方には,狛江に住みたいと思ってもらえるような魅力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えています。 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 157: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移りたいと思います。  今基本構想(素案)では久しぶりに「快適に暮らせるまち」という文言が出てきています。雨が降ってもぬかるまないまち,アメニティーといった言葉が行政計画として多用されたバブル期の計画とは違うものであるとは信じていますが,以下のような文言がございます。  「快適で安全な道路の整備や交通環境の向上等の都市基盤の整備に努め,「狛江に住み続けたい」と思ってもらえるような良好な居住環境や美しい街並みの創出を図ることが大切です。  そのため,歩行者,自転車,自動車が共に安全かつ効率的に通行できる幹線道路及び生活道路の体系的な整備を推進するとともに,適切かつ計画的な土地利用の誘導,とりわけ地域の特性を活かした調和のとれた街並みと駅周辺を中心とした拠点空間の形成を図ることで,「快適に暮らせるまち」を目指します。更に,近年増加傾向にある空家等の適切な管理や利活用の促進にも努めていきます。」と記載されております。  この構想(素案)をもとに基本計画をつくるとして,若干確認しておきたいことがあるのでお答えください。  まず「道路の整備」の文にある「美しい街並み」と「調和のとれた街並み」とありますが,前者は道路整備をすることで「美しい街並み」をつくる,後者は景観行政を進めるという2つの意味合いが表現されているのかお伺いいたします。 158: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 159: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 道路整備と美しい街並みは,分野別のまちの姿の一つ,「自然を大切にし,快適に暮らせるまち」のうち「快適に暮らせるまち」の実現に当たって,大切な視点として,快適で安全な道路整備,交通環境の向上等の都市基盤整備と,良好な居住環境,「美しい街並み」の創出を記述してございます。  また,この実現に向けて取り組むべきものの一つとして,「地域の特性を活かした調和のとれた街並み」の形成を図ることと記述してございます。  このように快適に暮らせるまちの実現は,御質問にございました道路整備や景観行政のほか,さまざまな視点や取り組みによってなされるものと捉えております。 160: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 161: ◯ 6 番(加藤 功一議員) この素案の中にある「駅周辺を中心とした拠点空間」とは,具体的に何を想定しているのか。和泉多摩川駅周辺のマンションに隣接する広場構想を意味しているのか。狛江駅周辺には拠点となる空間があるのか。市としての見解をお伺いいたします。 162: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 163: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 個別具体的な建物等の建設を意図しているものではなく,駅周辺は通勤・通学者などを含め,多くの人々が集まるにぎわいの場所であり,また,交通の結節点でもあることから,「駅周辺を中心とした拠点空間」としたところでございます。 164: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 165: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 「持続可能な自治体経営」という項目がありますが,長年の懸案である自治基本条例の策定について,狛江市第3次前期基本計画では,大項目「行財政運営」の施策の小項目のところに自治体運営の基本ルールを検討するという項目があり,自治基本条例のことと理解できますが,自治基本条例の策定について市の見解をお伺いしたいと思います。 166: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 167: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 自治基本条例でございますが,狛江市といたしましては,狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例がございますので,この条例に基づいてまちづくりを進めてまいりたいと考えています。 168: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 169: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 私としては自治基本条例や議会基本条例はあって当然のものと認識しております。8万3,000人の市民の意見がよりよく反映された基本構想,基本計画が策定されることを期待いたしまして,私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 170: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時55分 休憩     午前10時10分 開議 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。3番平井里美議員。     〔3番 平井里美議員登壇〕 172: ◯ 3 番(平井 里美議員) 通告に従いまして,本日は2つの質問をさせていただきます。  質問1,市民センターの増・改築を新たな市民協働でです。  こちらは,公民館・図書館に関する質問ですので,質問に先立ちまして,私がこの質問をするに至った経緯をお話しさせてください。  私は,子育て中に,公民館講座の西河原女性セミナーに出会いました。仕事を休んで子育てをしているとき,私は,社会とのつながりを絶たれ,取り残されたような気持ちがして,とても孤独を感じていました。そんなとき出会った公民館講座は,保育つき,半年間の連続講座で,ジェンダーやパレスチナ問題,性同一性障害など,妻や母親としてではなく,人としてどう生きるかを仲間たちと学び合いながら,私たちが縛られている社会通念や社会的規範,自分自身の価値観や意識を問い合う学習でした。  私が公民館講座で学んだことは,私たちの暮らし・地域や社会にはさまざまな差別や格差があること,それを知らないでいること・何もしないでいることは,現存する差別や格差を容認し,支えていることになり,差別を受けている人々を苦しめ続けていることになるという社会の構造でした。孤独な子育て,社会から取り残されていくような不安,上辺だけのママ友とのつき合い,虐待やいじめなど,20年を経た今も何も変わっていない状況が私たちの足元にあります。  セミナーの受講生の中には,離婚を考えて悩んでいる母親,自分は虐待をしているのではないかと悩んだり,がんと闘いながら「いい子ってどんな子」と質問を投げかける母親,幼稚園の母親たちからのいじめに悩む母親,さまざまな母親がいました。そしてみんなそれぞれ「何とかしたい」との思いを抱えて集まった狛江市民でした。  子育て中,母親は逃げ場のない状況に置かれます。育児は途中でやめたり,やり直したりすることができません。そんなときに出会った保育つきの公民館講座や,そして公民館保育室活動,そこで仲間たちとの学び合いは,いい母としてのよろいをまとい,我が子をいい子に育てなくては,という,我が子のことしか見えない視野の狭い母親を,一人の人として,そして社会をつくる主権者として育ててくれました。  私たちが子供たちに手渡していきたい未来は,どこの国に生まれても,どんな地域や家庭に生まれたとしても,差別のない,他者を温かく迎え入れてくれる社会,私は,両腕に我が子のぬくもりを抱きしめながら,心の底から思いました。  そのために,しっかりと目を見開いて物事を見よう。学び合い,諦めず,自分ができることをやっていこう。その誓いが,私の社会人,主権者としての原点です。  西河原公民館の女性セミナーは,当時の公民館の職員で専門職の女性職員が,信念を持って運営されていた講座です。その後,受講生たちは仕事に復帰し,主権者として社会にかかわっていくわけですが,狛江市では,かつて公民館で学んだ女性たちが,地域のさまざまな場面で活動し,まちづくりに力を発揮していらっしゃいます。  狛江市に特養老人ホームや狛江共生の家をつくるために人生をかけて取り組まれた,今は亡き酒見はま子さんは,狛江市に公民館をつくる運動の中心になった方です。自分を育ててくれたのは社会教育だと,繰り返しおっしゃっていました。社会教育は,地域や社会,住民の暮らしをよくしていくためにある学び。学びがあってこそ,地域や社会をよくすることができるのだと,90歳を過ぎても公民館・図書館の充実のために,私たちと一緒に活動してくださいました。  NPO狛江さつき会を立ち上げられた三島瑞子さんは,子育て中の母親たちが,母親も子供も学び合いながら成長していけるようにと,公民館に保育室をつくる活動をされてきた方です。NPO狛江さつき会は,精神障がい者が市民の一人として,地域の中で生活していくことを目標とし,30年を迎えますが,現在,狛江が障がい者主権者教育の先進市だと言われていることを思うと,公民館での学びや社会教育が果たしている役割の大きさを改めて実感いたします。  福祉や教育,環境,さまざまなNPOなど,かつて公民館で学んだ市民が数多く活躍されています。いつでも,誰でも,無料で学ぶことができるのが,公民館と図書館です。公民館や図書館の事業が,単発の人寄せが目的の講座ではなく,継続性を持った質の高い学習機会を提供してきたことが,狛江市を安心で安全な,そして豊かな地域にしていると言えます。  質の高い学習というのは,学び合うことを通して,自分とは異なる価値観と出会い,自分とは違う考えを受け入れ,その上でどうしていくかをともに考え合う,まさに民主的な関係を築く力を身につける学びの体験のことです。さらに,地域の課題を自分たちの課題として解決していく力を育むこと。住民が自由に学び合える環境を保障することは,安心・安全な地域づくりに直結しているのです。  こうした思いを持った市民が,2013年に公民館・図書館再生市民プロジェクトというグループをつくり,その年の12月の市議会に4,000余筆の賛同署名とともに,「耐震補強のみならず,狛江市民センター(中央公民館・中央図書館)の充実と,増床を視野に入れた改築の検討を求める陳情」を提出いたしました。そして,その陳情は全会一致で採択されたのです。  市民の運動の結果,市民が市と協定を結び,2015年に市民センターを考える市民の会が組織され,市から協定に基づく協力と支援を受け,1年後の2016年に市民提案書を提出いたしました。こちらがその提案書になります。市は,この市民提案書を尊重して増改築を検討すると約束しました。協定締結団体であった市民センターを考える市民の会は,市民提案書を提出した段階で一旦解散,その役目を終えました。  では,1つ目の質問です。2017年,この市民提案書をもとに,日建設計コンストラクション・マネジメントより,改築案を含む市民センター増改築の報告書が出されました。この報告書は,担当部署,市長としても検討されている報告書だと思いますので,報告書が出された経緯をお尋ねいたします。  再質問は自席で行います。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 174: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市が委託した調査に係る市民センター増改築等調査委託調査報告書が出された経緯でございますが,市民センターを考える市民の会から提出された提案書をもとに,その実現可能性を調査したものでございます。調査は,提案書に示された市民センターに必要とされる面積を確保するにはどのくらいの規模の建物が必要か。その規模を確保するためにはどのような手法があるのか。また,そこに要する各案のコストやメリット・デメリットなどを検証するために実施したものでございます。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 176: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民提案書をもとに調査を行った報告書ということですね。では,この報告書について,市民全体への説明会の予定などを教えてください。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 178: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民全体への説明会の予定でございますが,現在,市民の会と改修方法について話し合いを続けています。一定の整理がついた後に,ふだんは施設を利用していない方も含め,より広範な市民の皆様の御意見を伺うため,市民の皆様への説明やアンケートの実施などを予定しています。
    179: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 180: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市の報告書に関して,私はすぐに市民に対して説明会を行うべきだったと思います。  協定終了後に組織された市民の会は,もう行政の協力や支援を受けている団体ではありません。公民館・図書館利用者を代表しているわけではないので,市の報告書は速やかに,広く市民に公平に開示されなくてはならなかったと思います。報告書が出されてから,既に2年が経過していますし,新しい市民の会からは,新たな改修方法が提案されています。松原市政誕生により,新築を希望する声も高まっています。今,再び新しい市民協働が期待されているのではないでしょうか。  次に,市民センターの現状と利用者の声についての質問です。  狛江の中央公民館,中央図書館が入っている市民センターは,1977年に建築され,ことしで築42年になります。外壁の剥離やトイレの排水,電気設備の老朽化,利用者の増加に伴う施設の狭隘化は待ったなしの状態だと言われていますが,市民センターの施設・設備の状況はどのようになっていますか。  利用者の方々にとって,そして,公民館や図書館で働く職員の皆さんにとって使いやすい施設,安心・安全な施設だと言えるでしょうか。市民センターの現状について教えてください。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 182: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市民センターについては,開館から40年以上が経過し,設備の老朽化が顕著になってございます。特に排水管については,傷みが顕著であり,悪臭や詰まりなどの原因となっており,その都度修繕を行ってございます。  今後予定されている市民センターの改修を踏まえ,大きな修繕を行えませんが,施設の維持・管理に必要な修繕のほうは行ってまいりたいと考えています。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 184: ◯ 3 番(平井 里美議員) 故障が続き,その場しのぎの修理を繰り返し5年以上。なれない修理をしたり,利用者からの苦情対応など,職員の方々の御苦労も大変なことだと思います。  市民センターの前に立つと,剥がれ落ちている外壁がまず目に飛び込んできます。こちらの写真になります。そして,玄関の軒下は,鉄のパネルが剥がれそうです。  入口は狭く暗く,中に入るのがためらわれます。ロビーも狭くて,トイレのにおい。新しく狛江の住民になった方々は,「狛江はどんなまちだろう」「狛江の中央図書館はどんなところだろう」「市民センターに親子で過ごせる場所はあるのかな」,期待を持って市民センターを訪れます。そして,とてもがっかりするのです。  平成24年の狛江市市民意識調査では,狛江の住みにくさの第1位の理由は,「市民が利用する施設が充実していない」で,60.7%もの回答がありました。平成30年の調査では,同じ選択肢が消えてしまったのですが,やはり図書館・公民館など,「公共施設が充実していない」という意見が目立ちます。  では,お尋ねいたします。実際に,図書館,公民館,市民センターを利用している方の声,要望にはどのようなものがありますか。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 186: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館につきましては,市長の手紙のほか,毎年度4月に行われる利用者懇談会において,公民館利用者の会の協力により,利用者の皆様から御意見や御要望をいただいております。  平成31年度の利用者懇談会におきましては,公民館からのお知らせや質疑応答の終了後に,公民館利用者の会が中心となり,団体のお困り事をテーマにして,グループワークを実施したことから,団体の高齢化や会員の減少についての課題が多く出されておりました。  利用者懇談会全体としては,実際に公民館活動を行っている団体の利用者の方から,団体活動に必要な備品の整備や設備の要望,施設予約システム・団体活動室の印刷機や施設の使い方についての御意見・御要望のほうをいただいております。利用希望の日時に,講座室やホールなどの比較的収容人数の多い部屋や防音設備を施されている視聴覚室などは,重複する団体が多く,予約がとりづらいということも,一部の利用団体から伺っていますが,現在のところ調整会で重複した団体が話し合い,譲り合いながら御利用いただいています。  市長の手紙につきましては,トイレの悪臭や洋式化などの設備に関する苦情,要望などが大半でございます。  また,図書館につきましては,市長への手紙のほか,利用者の方からカウンター等で御意見や御要望をいただいております。  どちらも,開館時間の延長や,新たなサービスの導入などの運営に関する御意見,御要望と,閲覧できる場所が少ないことや,自習室がないなどといった御意見,御要望をいただいております。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 188: ◯ 3 番(平井 里美議員) 施設の老朽化や,トイレ,おむつがえの設備や授乳スペースがないといった施設・設備に関する困り事のほか,活動場所拡大への要望が根強いということですね。部屋の予約がとれないために,新たな団体やサークルが生まれにくくなっていったり,市民が活動を諦めなければならないことは,地域コミュニティーにとって,大きな損失です。  次の質問は,市民センター増改築に関する市民提案書についてです。市民センターを考える市民の会の会の目的,そして,役割について,市の認識をお伺いいたします。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 190: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターを考える市民の会の目的及び役割につきましては,その会則におきまして,市民の自主的かつ主体的な組織であり,市政に市民の意見を反映させ,市民と行政の協働のまちづくりを推進すること,また,公民館・図書館の充実と,増床も視野に入れた狛江市にふさわしい市民センター改修計画案を作成し,その実現を図ることとしているものでございます。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 192: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民の自主的な組織であること,市政に市民の意見を反映させる,市民と行政の協働のまちづくりを推進するものであること,まさに現在狛江市で取り組まれている市民協働の先駆けとなる協働であったと言えるのではないでしょうか。  そして,図書館・公民館の充実,より広いスペースを確保した狛江市にふさわしい市民センターの実現を図るための協定団体であったということですね。  現在,活動している市民センターを考える市民の会は,協定終了後,新たにスタートした団体ですので,そこは区別していただきたいと思います。  では,市との協定締結団体であった市民センターを考える市民の会が提案した市民提案書の内容についてお尋ねいたします。  提案書では,市民センターを単独に考えるのではなく,市役所庁舎を中心とした市役所エリアとして,その一帯を生き生きと活気のある光景にすることだと提案しています。このイメージは,中間発表会の若手チームのプレゼンテーションとして提案され,さらに2回にわたるワークショップでも,新鮮なイメージとして市民の共感が寄せられました。  狛江市の顔となる市役所エリア,コミュニティ・スペースについての提案について,そしてその提案に対する市の評価をお聞かせください。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 194: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民提案書では,コミュニティ・スペースの新設の提案をいただいております。ここでいうコミュニティ・スペースとは,登録団体のメンバーかどうかを問わないことはもちろん,子供を安心して遊ばせることができるような親子のための居場所があり,年齢や障がいの有無などによらず,全ての市民が利用できる,ふらっと来たくなる開かれたスペースを指しているところです。  提案内容につきましては,「すべての市民にひらかれた憩いの場,つながる場を」といった考え方など,大変興味深く,よく考えられていると感じています。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 196: ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市の中心的な場所にある市民ひろばと市民センターを,全ての市民,子供も,高齢者も,車椅子の方も,外国籍の方も,全ての人に開かれた地域コミュニティーとして,市も考えていらっしゃるということですね。  市民の会の提案を参考に,市役所前の広場にテーブルや椅子,ベンチが置かれたり,市民センターの共有スペースに机と椅子,マットを設置して,誰もが利用できる居場所がつくられたり,職員の方々の努力と工夫は評価されるべきことだと思います。  市民提案書では,1,生涯学習・社会教育施設のあり方の検討,2,公民館・図書館の機能並びにサービスの提供のあり方の検証を行った上で,公民館に関しての現状と問題点を挙げ,施設についての提案と講座・事業についての提案を行っています。これらの提案についてと,公民館への提案がどう評価されているのかをお尋ねいたします。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 198: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 御提案いただいた全ての市民に開かれた憩いの場について,現在,中央公民館2階と地下1階に設置しているフリースペースを,コミュニティ・スペースとして発展,拡充を図り,誰でもふらっと立ち寄ることができるサードプレイスとすることは,その中で新たな仲間づくりが期待できるものと認識しております。  また,仕組みの御提案にありました社会の変化に対応し,市民協働によって講座・事業の拡充をすることは,公民館事業を企画・運営していく視点として欠かせないものと認識しております。  そうした事業の考え方をもとに,居場所づくり,つながりづくりを念頭に置いた公民館運営に努めていきたいと考えています。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 200: ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館の部屋は,登録団体がお金を払って利用するため,利用者だけのものとか,一部の市民団体だけが使っているという指摘をされることがあります。しかし,本来の公民館は,いつでも,誰でも,無料で利用できるものであり,一人でも気軽に立ち寄れる場所であるようにと提案しています。  スペースを広げることは,増改築を行わなければできないわけですが,今あるスペースを,市民に開かれた憩いの場に変えていく努力をされている公民館です。  市民に開かれたスペースが拡充することで,居場所,つながり,仲間づくりへと確実につながるのだと評価してくださっていることをうれしく思います。  しかし,部屋数の不足により活動の継続や活動の広がりが困難な状況があり,新しいグループが生まれにくいという問題は深刻です。  市民活動支援センターが市民のさまざまな活動を立ち上げの段階からサポートし,福祉関係の市民活動がたくさん生まれていますが,新たなグループの活動場所が足りないため,活動の広がりや深まりが望めない状況があります。増改築は待ったなしの問題です。  次は,公民館に関する提案について伺います。  先日,田中議員が質問されましたように,「狛江市まちづくり総合プラン」に盛り込まれた新図書館計画が2012年に凍結されたわけですが,市民は長年,新図書館建設を待ち望んでいます。市民提案書における図書館に関する提案についての評価をお聞かせください。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 202: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 施設の規模の提案につきましては課題として認識しており,その課題を解決することで,機能・サービス面でも解決できることはあると思いますが,施設上の課題や制約がある中においても,公民館と連携し,利用者への図書館サービスの改善は継続して行っているところでございます。例えば,利用者の多い新聞・雑誌のコーナーの机と椅子などの配置を工夫して,より多くの方に御利用いただけるようにしてございます。  また,誰にとっても利用しやすい図書館として,活字が大きく読みやすい大活字図書の専用コーナーを設け,障がいのある方だけではなく,高齢者の方にも御利用いただいてございます。  さらに,誰もが読書を楽しめるように工夫してつくられた,易しく読みやすいLLブックの購入や,見て,触って,楽しめる布の絵本の貸し出しなど,どの資料も,誰でも借りることができるため,多くの方々に御利用いただいております。  誰にとっても利用しやすい図書館,わくわくする本と出会える図書館を目指した運営に努めていきたいと考えています。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 204: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民提案書の提案にあるように,誰にとっても利用しやすい図書館として,施設上の制約や課題がある中で,図書館の皆さんが御尽力されていること,本当にすばらしいことだと思います。  私自身,東野川には図書館や図書室がないため,地域の若者たちとまちかど図書室という活動をしています。こういった小さな場所を借りての移動図書室のようなものです。こちらは,毎回テーマを決めて,中央図書館から100冊から200冊の本をお借りしているわけですが,狛江市の中央図書館は開架スペースが大変少ないので,多くの本が倉庫にあります。そのため,図書館の職員の皆さんがテーマに合わせて,関連図書を倉庫から開架書棚に移動してくださっています。そのおかげで,私たちは自分たちの目で見て,自分たちが直接本を手に取って選ぶことができます。こうしたサポートはなかなか目に見えないものですが,狛江市の図書館は,利用者の立場に立った,とても質の高い運営をされていると思います。  ただ,職員の努力ではどうにもできない,例えば視覚障がい者の方々から要望の強い対面朗読のスペース,ありません。車椅子の方でも自分自身で本を手に取り,選ぶことができる広い開架スペース,ありません。高度情報化の社会の動きに応えていくICT環境,市民の居間・くつろぎの場所としての図書館の実現など,職員の皆さんとともに願わずにはいられません。  昨年10月,NHKが開発した人工知能での分析結果が発表されました。延べ41万人,10年にわたっての追跡調査によるものです。その結果,寝たきりにならず,健康で長生きするために最も効果的なのは「本や雑誌を読む」ことだったそうです。本や雑誌を読む人は,さらに「ヨガや散歩のグループに参加」したり,「外出はほぼ毎日」「友人とよく笑う」など,非常に多くの健康要素につながっているという結果でした。  山梨県は,男性の健康寿命が第1位,女性が3位という健康寿命の県ですが,人口に対する図書館の数は断トツの全国1位であり,小学校への学校司書の配置率は98.3%です。一方,山梨県は,運動やスポーツの実施率では全国最下位で,運動より本を読むことが健康寿命につながるという結果が話題になりました。  図書館が近くにある人は要介護リスクが低いという日本老年学的評価研究機構の調査結果にもあります。長寿命化時代,低コストで健康寿命を延ばすには,読書や図書館の存在が大きな鍵となっていくのではないでしょうか。  次は,狛江市における公民館及び図書館の目的,役割,事業についてお尋ねいたします。  狛江市におかれましては,公民館・図書館の目的をどこに置かれ,どのような役割を期待されて事業を行っていらっしゃるのでしょうか。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 206: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館につきましては,社会教育法第20条の目的達成のため,公民館条例に基づいて設置された市民の学びのための施設でございます。公民館基本方針では,「人と人とを結ぶ役割をにないつつ,さらに地域住民の生活課題への取り組みを中心とした学習や文化・レクリエーション活動に対し,施設設備の提供や相談,学習機会や資料の提供をとおして,生活に根ざした活動を進めます」としてございますが,この理念に基づき,市民のニーズを反映した公民館の運営に努めるとともに,事業のあり方については,公民館活動への参加の契機及び学習や活動を発展させる機会として,幅広い分野・幅広い世代を対象とした主催講座や各種事業を実施しています。  また,図書館につきましても,公民館と同様に,社会教育法や図書館法に基づいて設置された市民の学びのための施設でございます。  市民の読書要求に応え,自由で公平な資料の提供を中心とする図書館活動によって,市民の教養,調査,レクリエーション等に資することを目的としてございます。  要望に応えるための図書館機能と資料の充実に努めるとともに,全ての世代にわたる市民への図書館サービスの提供のため,限られたスペースの中で市のイベントや季節に合わせた資料の展示を行い,情報発信にも取り組んでいます。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 208: ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館では,「人と人とを結ぶ役割をにないつつ,さらに地域住民の生活課題への取り組みを中心とした学習」が行われているということですが,「人と人とを結ぶ」ことを目的として行われている事業はどのようなものでしょうか。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 210: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 一例として,公民館の事業であります女性セミナーにつきましては,就園前の子供を持つ母親同士が,子育てについて一緒に学ぶことにより,新たなコミュニティーを形成し,このセミナー終了後にみずから団体を立ち上げ,自主学習グループとして継続した子育てについての学習活動に結びついています。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 212: ◯ 3 番(平井 里美議員) 継続した学習活動というのは,特に公民館においては欠かせない事業です。  ことし狛江市立公民館運営審議会で出された答申書,狛江市立公民館における今後の保育室の運用とあり方についてでも,女性セミナーと保育室活動が,グループ立ち上げと継続した学びの実績につながっていることを高く評価され,新しい市民センターとともに期待されています。  近年の女性セミナーでは,子育てについて学ぶというテーマが続いていますが,子育ての土台となる一人の人としての物事を考える学習,暮らしと社会・政治をつなげて考える力を育む学習の視点を持って,講座を組み立てていただきたいと思います。そして,講座から生まれた自主グループや,公民館で活動する団体が,ともに考え合える関係を築くために,学習面での支援を行っていただきたいと思います。  続いてお尋ねいたします。教育部長がおっしゃる「地域住民の生活課題への取り組みを中心とした学習」についてですが,現在,公民館が取り組んでいらっしゃるのは,どのような課題でしょうか。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 214: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成30年12月21日の中央教育審議会,人口減少時代の新しい地域づくりに向けた社会教育の振興方針について(答申)では,今後の社会教育施設のあり方の中で,公民館に求められる役割として,「地域コミュニティの維持と持続的な発展を推進するセンター的役割」とされてございます。  この答申の中で述べられている高齢化,つながりの希薄化,価値観の多様化による地域コミュニティーのあり方の変容は,市においても認識しています。  市といたしましては,公民館の住民の自主的な学びを通じ,つながり意識や住民同士のきずなの強化を図ることにより,地域に対する愛着や帰属意識,地域の将来像を考え,住民の主体的参画による地域課題の解決に向かっていければというふうに考えております。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 216: ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館としては,狛江市の課題は,高齢化,つながりの希薄化,コミュニティーのあり方の3つだと捉えていらっしゃるということですね。  これらは市民提案書でも指摘していることです。その解決のために,公民館では,住民の自由な学びを保障しながら,住民同士のつながりをつくる事業を行うことで,住民がこれらの課題に主体的に取り組んでいくことをサポートされているということですね。  具体的には,どのような事業が行われているのかお尋ねいたします。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 218: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館では,利用者団体の活動における支援を初めとして,幅広い分野,幅広い世代に向けて事業のほうを行ってございます。  また,設置しておりますフリースペースにWi-Fi環境を整備し,一人でも利用しやすいように机・椅子を配置し,靴を脱いでくつろいでいただけるよう床にマットを敷いたスペースのほうも設けてございます。こうした地域の居場所としての機能も重要であると考えています。  利用者団体の交流の取り組みとして,さきの利用者懇談会においては,公民館からの連絡事項等に割く時間を短くし,利用者同士のつながりを深めていただくために,公民館利用者の会の御協力により,グループワークの時間を多くとり,利用者主体で団体の困り事を話し合っていただいたところです。  昨年夏の学校の一斉閉校期間中には,公民館子どもの居場所事業を実施し,市内の学習支援団体と子ども食堂運営団体に御協力いただき,公民館の貸し出し室を開放し,食事の提供,自習の場や遊びの場の提供を行い,ことし3月に開催いたしました中央公民館のつどいでは,実行委員会との共催により,初めて「子どもたちとつどう」をテーマとして参加団体に自分たちの活動の中で子供も楽しめるような展示・企画を実施していただき,異世代間の交流を図ったところでございます。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 220: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民提案書や市民の声を生かし,新しい取り組みに尽力されていること,うれしく思います。このように市民の主体的な参画を支援し,同時に講座に生かしていくことが社会教育,公民館のあり方だと思います。公民館が地域の居場所となるよう,そして,その居場所がコミュニティーとして発展し,住民同士がつながり,健康と幸せが広がっていくよう,さらに講座や事業に生かしていただくことを望みます。  次は,地域コミュニティー,住民の居場所としての観点からについての質問です。  一般的に少子高齢化と言われている中で,狛江市の15歳までの人口はふえ続けています。市民センターが建設された1977年の狛江市の人口は約6万9,000人,現在は8万3,000人,人口が1.2倍に増加しているわけですから,狛江市民センターの狭隘化も当然のことです。狛江市の顔と言うべき,まちの中心にある住民のための公共施設が,魅力ある文化施設,居心地のいいコミュニティー施設であってこそ,ずっと狛江に住み続けたいと思えるのではないでしょうか。  公民館,図書館に対して市民からの「住民に開かれた場所にしてほしい」「住民が集まりやすい居場所が必要だ」という声はやむことなく,「本当に市民センターの増改築を検討する意思があるのか」との声が非常に大きくなってきています。  一刻も早く,市の報告書にも,第1案として取り上げられていた市民センターの新築や増築の検討をすべきときではないでしょうか。
     先日,谷田部議員も提案されていた狛江駅南口の再開発とあわせて,新しい図書館・公民館を狛江駅南口につくることも検討できるのではないかと思いますが,市長,いかがでしょうか。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 222: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市の中心部に公共施設があることにつきましては,市域の狭い狛江市にとっても,駅に近くアクセスや利便性が高いなど,貴重な存在でもございます。そのため,そこに多くの方が足を運び,また,御利用いただけるような施設であることは,住み続けたいと思うまちづくりの観点からも重要なことと考えております。  市民センターにつきましては,現在,老朽化や使い勝手などの問題があることは認識してございまして,また,利用者からもその改善を求める声が出されていることも承知しています。  一方で,市民センターの改修は,市民の皆様にとって大きな問題であると同時に,市といたしましても,財政面や今後の人口減少や人口構造の変化など将来を見据えて検討していかなければならない大きな課題の一つとしても捉えています。  そのため,利用者のみならず,広く御意見を伺いながら,どういった改修規模,また改修方法がよいかと,整理する必要がございます。さらには,先日,今お話がございました,一般質問でも答弁させていただきましたけれども,公民館・図書館,市民活動支援センターなど,それぞれの役割,機能を整理した上で,総合的に判断していきたいというふうに考えております。  また,狛江駅南口のお話もございました,再開発。これ,まだ具現化している問題でもございませんので,今後,取り組みによっては,いろいろな考え方はあるかと思います。そのように考えています。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 224: ◯ 3 番(平井 里美議員) 住み続けたいと思うまちづくりの観点から,市役所前の広場,市民センターの役割は重要であると市長の御答弁,ありがとうございます。  市民センターの改修,増改築に関しては,利用者のみならず,幅広い市民の参加と協働で検討していくということですね。幅広い市民の要望と市の財政や計画,そして,専門家が一緒になって新しい市民センターの増改築を実現させる。これこそが市長の市政運営方針であるシビックプライドそのものだと思います。  市民センターの現状は,大変危険で待ったなしの状況です。事故やトラブルが起きてからではなく,一日も早く新しい住民の皆さんと,子供や青少年と,そして障がいのある方々や生きづらさを感じていらっしゃる方々と,みんなで声を,意見を出し合える場があったらすばらしいと思います。  市民参加の場をつくることで,松原市政が目指す市民が主人公の深化した市民参加と市民協働のまちづくりを実現させていただきたいと考えますが,市長,いかがでしょうか。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 226: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市民協働の前身と言われますのは,私,市民まつりだったのではないかと思います。市民の皆様方,また団体の皆様方が協働して市民まつりをつくり上げてきて,このように大きな市のイベントとなってございます。その後,進んだのが,市民参加と市民協働の推進の基本条例でございますけれども,これに基づきまして,参加と協働が進んで,市民の意見が多く取り入れられ,また市民の皆様方と協働したまちづくりが進められてきたところでございます。  その後また時代が大分変わってまいりまして,その時代に合わせた市民参加・市民協働も大切だと思います。その旨,そういったものを観点としまして,これからもまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 228: ◯ 3 番(平井 里美議員) 本当に今は市民協働が当たり前の狛江市になっていることを本当にうれしく思います。  ぜひ公民館・図書館,市民センターの居場所を一日も早く新しい市民協働でいろいろな,さまざまな方々と話し合うことで地域づくりが広がり深まっていく。そんな思いをぜひ要望して,1問目の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井里美議員。     〔3番 平井里美議員登壇〕 230: ◯ 3 番(平井 里美議員) 2つ目の質問は,夏休み休館となる野川地域センターの改修についてです。  野川地域センターには,図書室やロビー,待合室があり,サークルや団体だけではなく,図書室を利用する人,ロビーや待合室で遊ぶ子供たちや少年たち,子育て中の親子など,地域の大切な居場所となっています。野川地域センターの改修の予定を教えてください。  再質問は自席で行います。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 232: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 野川地域センターの改修の予定についてお答えいたします。  本年8月1日から令和2年1月31日までの期間におきまして,改修工事をする予定としております。その改修内容といたしましては,外壁,照明,空調,クロスの張りかえやトイレ・扉の改修等となっております。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 234: ◯ 3 番(平井 里美議員) 野川地域センターでは,地域に根差したさまざまな活動が盛んに行われています。高齢者の健康対策や野川たんぽぽひろばなど子育てに関する事業,図書室など地域の子供から高齢者までが利用し,地域センター運営協議会は各町会や利用団体,学校PTA,さまざまな活動をされている皆さんが委員として運営にかかわっていらっしゃいます。  改修に当たっては,利用者や障がい者の団体など,さまざまな意見を集めてこられたようですが,改修までにどのような取り組みをされてきたのか,お尋ねいたします。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 236: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 野川地域センターは,平成24年に策定いたしました公共施設整備計画におきまして,平成31年に工事を予定しておりました。このため,平成30年7月に地域センター運営協議会の定例会におきまして,改修内容や予定について発表いたしたものでございます。  また,発表後,利用者団体への周知といたしまして,各部屋や廊下,図書館に改修の日程に関するポスターの掲示を行いました。その後,地域センター運営協議会の皆様の御意見や利用者団体の方々からいただきましたアンケート結果をもとに,改修内容や改修時期について協議を行い決定いたしました。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 238: ◯ 3 番(平井 里美議員) 8月1日から来年1月31日までの期間,改修ということですが,地域の小学生,小さなお子さんを連れたお父さんやお母さんから,「夏休みに野川地域センターが休みになってしまうと困る」「本を読みに行けない」という声が届いています。  野川地域センターに併設されている図書室は,暑い夏,子供や親子連れ,高齢者を初め,地域の大切な居場所になっています。最も暑さが厳しく学校も夏休み中である8月から改修を行うことにした理由をお聞かせください。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 240: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 改修工事は,安全面や工期面などから閉館して行います。今回の改修工事におきましては,開館しながらの改修工事を行う案と,閉館して工事を行う案とで検討を行いました。地域センター運営協議会との協議の中におきましては,開館しながらの工事では,利用者への安全面が保障し切れないこと,さらには工期が倍以上かかることも想定されることから,閉館して工事を行うことといたしました。  閉館して工事を行ったとしても,工期が半年ほどかかり,年度内に工事を完了させるためには,8月から閉館とし,工事を行うこととしたものでございます。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 242: ◯ 3 番(平井 里美議員) 施設の利用者の安全面と,年度内に工事を完成させるためという理由で,やむなく8月から工事になったということですが,閉館の間には夏休み,そして,冬休みという学校の長期休みがかかってしまいます。また,半年もの長期間,代替施設の保障がないというのは,市民の活動や居場所が軽視されているように思えてなりません。  野川地域センターでは,どのような子育て世代の居場所に関する事業が行われていますか。  また,子供たちや青少年の居場所となる事業についてもお尋ねいたします。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 244: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 子育て世代向けには,地域センター運営協議会主催のおはなし会を年3回開催しているほか,5つの団体で幼児対象の活動が行われております。  また,小学生・青少年の居場所となる事業でございますが,中学生を対象に中間テストや期末テスト対策として,学習フリースペース事業が行われております。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 246: ◯ 3 番(平井 里美議員) たんぽぽひろばなど,親子の大切な居場所となる活動が生まれ,続いていること,大切な地域の活動だと思います。  高齢者の居場所としては,どのような事業が行われていますか。また,障がいのある方々,外国籍の方々,生きづらさを感じている方々の事業についてもお尋ねいたします。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 248: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 高齢の方の居場所に関する事業でございますが,月1回40人程度の高齢者が集い会食を楽しむ会食会を実施しているほか,介護保険制度の一環として,週に1回,市民団体に介護予防活動を実施していただいております。障がいのある方,外国人の方や生きづらさを抱える方などに向けた事業については,把握しているものではございません。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 250: ◯ 3 番(平井 里美議員) 高齢者の皆さんが会食を通して交流を図る事業,高齢者の健康と自立のための介護予防体操など,切れ目のない活動が大事だと思います。こういった高齢者の方々の活動が途切れてしまうということを非常に危惧します。  ロビーや図書室の利用状況はいかがでしょうか。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 252: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) ロビーにつきましては,自由利用のため利用者数は不明でございますが,図書室の利用状況では,平成29年度におきまして,4万544冊の貸し出し実績がございます。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 254: ◯ 3 番(平井 里美議員) ロビーや待合室,図書室は,誰でも無料で利用できるので,子供から高齢者まで,地域のコミュニティーとして重要な場所になっています。  また,図書室は,子供たちからとても人気があり,大好きなスペースになっているそうです。猛暑が予想される夏休み,子供や高齢者,障がいのある方々など,野川地域の住民の安心・安全な外出をいかに保障するか。また,野川地域センター改修期間の住民の健康保持,住民のコミュニケーションのための居場所について,狛江市が対応し得る方法をお聞かせください。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 256: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 野川地域センター改修の間の居場所についてでございますが,高齢者を対象にした介護保険制度上の介護予防サービスを実施していただいている団体に,活動の場を貸していただけるようこまえ正吉苑にお願いしているところでございます。また,障がいのある方や外国人の方,生きづらさを抱える方などに向けた事業については,把握しているものではございませんが,お問い合わせがあれば,福祉保健部等関係部署を紹介させていただきたいと考えております。  また,子育て中の方には,夏休み,冬休み及び学校休業日を除く火・水・金曜日の午前中に,野川地域センターの付近でいいますと,松原学童保育所や東野川学童保育所で行っているあそびの広場や,4月に北部エリアにオープンしたこまっこ児童館が開設している子育てひろばを御利用していただくよう周知を図ってまいりたいと考えております。  また,小学生以上につきましても,同じくこまっこ児童館の利用をPRしていきたいと考えております。  地域センター・地区センターが長期間休館するような場合には,今回のように早目に対象者へ周知するとともに,代替施設の紹介を行ってまいりたいと考えております。  また,猛暑時における外出時の熱中症予防につきましては,福祉保健部で作成しました熱中症予防スポットマップを活用して,利用者の皆様の熱中症予防の啓発に努めていきたいと考えております。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 258: ◯ 3 番(平井 里美議員) 少子高齢化社会の中で,市内の公共施設は,コミュニティーの拠点,防犯・防災の拠点,文化交流の拠点となっております。今後も地域と住民をつなぐ重要な役割を果たしていくことが期待されます。そのためには,公民館や地域センターなどでは,そこで生まれるさまざまな活動,その活動の継続が,地域住民のつながりと広がりをつくるのだという視点を持って公共施設の運営を考えていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 260: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 地域センターでは,地域センター運営協議会によりセンターまつりを初めとして,たくさんの魅力的な事業を実施していただいております。地域コミュニティーの中心,文化交流の拠点となっております。さらに,災害発生時には避難所や福祉避難所としての機能も担う施設でもございます。このため,継続して皆様に御利用いただけるよう,計画的に修繕や改修などを行ってまいりたいと考えております。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 262: ◯ 3 番(平井 里美議員) 私の義理の母の話をさせてください。母は,谷戸橋地区センターで行われていた介護予防体操に通っていましたが,改修の間,活動場所が泉の森会館になってしまったことで,通い切れなくなってしまいました。  交通の不便な東野川地域では,バス停まで徒歩で10分かかってしまったり,市役所に行くのに,バスと電車を乗り継がなければいけない地域がたくさんあるからです。母は,一度はバスと電車を乗り継いで,泉の森会館まで行きましたが,往復だけで疲れてしまい,結局,介護予防体操に行くことを諦めてしまいました。  その後,谷戸橋地区センターの改修が終了し,介護予防体操が復活したのですが,そのときには,もう母の筋力・体力は目に見えて低下していて,「もう運動は無理,ついていけない」と通うことができず,今はほとんど外出しなくなってしまいました。そのため,地域の方々との交流もほとんどなくなりました。  母の例は決して特別な例ではありません。谷戸橋地区センターの改修の間に,要介護になってしまったり,活動に復帰できなくなってしまった方々が東野川地域には複数いらっしゃいます。認知症になってしまわれた方もいます。高齢者の活動は,歩いて行ける距離に活動の場所があること,活動が切れ目なく,継続して行われることがとても重要だということがわかりました。  高齢者が,介護サービスに頼らない生活ができるということは,市の財政負担にも大きくかかわってきます。今後も公共施設の建てかえや改修は続いて行われますが,ぜひ住民の活動の継続を,その地域で保障していくことが必要だと思います。  施設の改修によって,長期間,住民の活動,居場所としての機能が停止してしまうことについて,狛江市の考え方をお尋ねいたします。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 264: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 改修工事等の実施により,地域センター・地区センターを利用される皆様には,少なからず影響は出てしまいます。このため,その影響をできる限り軽減できるよう,今回のように早い段階で地域センター運営協議会や利用者の皆様に改修工事についてお伝えし,代替施設の紹介など,必要な調整を行っていきたいと考えております。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 266: ◯ 3 番(平井 里美議員) 代替施設の紹介で解決できる地域も確かにあるとは思います。しかし,地域地域で事情や環境が異なります。地域の居場所は高齢者のひきこもりや,孤立防止のために大きな役割を果たしていますし,不登校の子供たちにとっても,地域に多様な居場所が必要です。  福祉や教育など,居場所にかかわる部署が連携し,住民一人一人の健康と福祉,幸せに生きることを支えるために,市の事業や施策を考え,進めていただけたらと思いますが,市のお考えをお聞かせください。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 268: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 地域センターや地区センターなど,施設を快適に安心して御利用いただくためには,どうしても修繕や改修が必要となります。その場合には,一定期間,施設や設備を休止して,工事を行わざるを得ません。先ほどもお答えさせていただきましたとおり,そのような場合には,今回のように,関係部署とも連携して,利用者の方々になるべく御不便,御負担がかからぬよう調整を図ってまいりたいと考えております。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 270: ◯ 3 番(平井 里美議員) 確かに施設の補修を続けていくこと,大切なことだと思います。しかし,代替の施設が近くにない地域,こういった地域には,例えば空き家を利用して居場所を確保しておくとか,または,どこか地区センター,例えば谷戸橋地区センターがありますけれども,そういったところを利用し,人員を配置するなど,ぜひ小さな狛江市,コンパクトシティーだからできる。狛江市ならではの方法を考えていただきたいと思います。  まもなく夏休みになってしまいます。このまま仕方がないからと,この夏休み,子供やそして高齢者の居場所をこの地域から取り上げたままにしておくこと,心配でなりません。今からでも何かできること,そういった方法を,例えば市民活動をされている地域の皆さんですとか,地区センターを利用している団体ですとか,そういった方々とともに考え合い,方法をつくり出していくということ,難しいかもしれませんけれども,ぜひ検討していただきたいということを要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前11時14分 休憩     午前11時29分 開議 272: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。4番松崎淑子議員。     〔4番 松崎淑子議員登壇〕 273: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 通告に従いまして,2問質問させていただきます。  1問目は,狛江のみどりを守るために,市と市民が目指すことについてです。  狛江・生活者ネットワークは,緑を守る活動を市民とともに取り組んでまいりました。都心近くにありながら,野川や多摩川などの自然を日常的に楽しむことができる,市内に残された農地や樹林地は,狛江らしい「水と緑」のシンボルです。また,野川と多摩川を結ぶ野川緑道,岩戸川緑道は,市民の憩いの場であると同時に,生き物たちにとっても大事な緑の回廊です。  昨日の質問に対する答弁にもありましたが,年々減少していく狛江市の農地や緑地をどう守っていくかは,大きな課題です。市内道路の街路樹や公園の樹木などの公有地も狛江市の緑環境に大きく寄与しています。  そこで,樹木管理の現状について伺います。さまざまな樹木を管理している所管,また剪定の頻度などについて教えてください。  再質問は自席で行います。 274: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 275: ◯ 環境部長(清水 明君) 環境部では,環境政策課が担当している施設の樹木を管理しております。具体的には公園,樹林地,狛江弁財天池特別緑地保全地区等が該当いたします。現状,幹周り60センチメートル未満の中高木及び低木については,樹木の繁茂の状況や特性を考慮しまして,年1回適切な時期に剪定してございます。幹周り60センチ以上の高木につきましては,昨年度に台風24号の影響で多数の倒木が発生したことを受け,今年度は野川緑地公園,岩戸川緑地公園,西河原公園,西河原自然公園内の半数程度を剪定する予定でございます。その他,隣地への越境や照明を覆う場合など必要に応じて剪定を行ってございます。 276: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。
    277: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市建設部における樹木の管理ですが,主に市道上にある中高木並びに低木を担当しております。委託業者と現業職員で対応する路線を分けて,常緑樹,落葉樹,中高木,低木等,樹木の特性を考慮し,それぞれの適切な時期に年1回剪定を行っております。また,樹木診断については,平成27年度に根川通りである市道8号線及び多摩川土手沿いの道路である市道145号線に植樹されている桜,全163本の樹木診断をいたしました。  診断結果としては,計画的に植えかえるべきと診断された樹木は,市道145号線が2本,市道8号線が36本でございました。  対象となった樹木に関しては,市道145号線の2本は,国土交通省と協議をした結果,伐採を行い,市道8号線の36本は令和3年度までに計画的に植えかえをしていく予定としております。  なお,それ以外で剪定の必要がある樹木に関しても順次実施しています。 278: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 279: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 昨年来,倒木注意の札をつけた樹木を目にし,心配の声が聞かれましたが,対応されているということで安心いたしました。また,狛江の魅力の一つである根川通りの桜は,樹木診断を経て,計画的な植えかえが予定されているとのことでした。  では,街路樹以外で伺いますが,市民からの要望はどのようなものがありますか。時期や内容,また件数についても教えてください。 280: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 281: ◯ 環境部長(清水 明君) 市民からの御要望の例といたしましては,樹木が生い茂って公園の園灯を遮っている,枝が越境しているといった,剪定や伐採の御要望をいただく一方で,桜の木を切らないでほしいといった保全に関する御要望など,多岐にわたるものとなってございます。  なお,平成30年度の樹木に関する御要望は約130件ございました。例年,樹木が繁茂する春から梅雨時,落ち葉がふえる秋ごろにふえる傾向がありますが,1年を通じて御意見をいただいています。 282: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 283: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 130件ですか。生活に影響がある要望とともに,保全への声も寄せられているのは意外でした。それでは要望への判断と対応はどのように行っているのでしょうか。 284: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 285: ◯ 環境部長(清水 明君) 基本的には,係員が現場を確認し,職場内で対応を検討した後,必要に応じて職員もしくは造園事業者に委託して対応を行ってございます。 286: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 287: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) では,要望に対する処理件数と費用を教えてください。 288: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 289: ◯ 環境部長(清水 明君) 平成30年度の造園事業者への高木剪定委託の件数は52件,費用は1,685万5,246円となってございます。 290: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 291: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 寄せられた130件の要望に対し,事業者を介した処理は52件で,平均で1件当たり30万円の経費がかかっているというわけですね。  樹木管理の現状を伺いましたが,課題は何だと考えられますか。 292: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 293: ◯ 環境部長(清水 明君) 市内の公園や緑地には,幹周り60センチ以上の高木がおよそ3,600本ございまして,一度に対応することは現実的に難しいため,優先する樹木や公園などを定め,計画的かつ段階的に剪定等を進める必要があると考えております。 294: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 295: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 剪定計画が市民にも公表されれば,剪定要望も減少するのではないかと思いますので,ぜひ樹木管理計画の策定を進めていただきたいと思います。  計画策定の際,安全や景観の視点からだけではなく,樹木自身の生命力を診断するために樹木医など専門家の意見,そして市民の意見を広く取り入れてほしいですが,いかがでしょうか。 296: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 297: ◯ 環境部長(清水 明君) 計画的な維持・管理に当たりましては,安心・安全を基本としつつ,いただいた御提案も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。 298: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 299: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 計画の公表と専門家の判断への信頼性は,市民要望からクレームの要素を軽減すると思います。スピーディーな策定をお願いいたします。  次に,市民とともに守る緑に進みます。  現在,樹木伐採,枝処理の情報提供はどのように行っているでしょうか。 300: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 301: ◯ 環境部長(清水 明君) 伐採等の情報提供の例として,公園等の樹木の枝が隣地のマンションの駐車場に越境し,伐採するに当たり,車両を移動していただく必要がある場合など,近隣に影響がある場合に御説明を行っております。 302: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 303: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 花が満開になるのをとても楽しみにしていた桜の枝が剪定されていたことを,非常に残念に感じたという声を伺いました。剪定の理由や,樹木への配慮などの説明があれば,納得されたのではないかと思います。  樹木管理に対するさまざまな思いに対応し,理解を深めるためには,情報の提供と共有が必要と考えます。  昨日,小野寺議員の質問で,道路管理などに関しての他自治体でのSNSなど活用の御紹介がありましたが,狛江市の緑や環境に関するツイッターやインスタグラムなど,SNSやホームページなどの情報提供の可能性について,どのようにお考えでしょうか。 304: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 305: ◯ 環境部長(清水 明君) 昨日御紹介していただいたとおり,千葉市のちば市民協働レポートを初めとして,スマートフォンアプリやLINE等のSNSを活用して,施設のトラブル等を通報していただく事例があることは承知しております。適切な維持・管理につながる可能性がある方法の一つとして,今後,検討してまいりたいと考えております。 306: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 307: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) アプリを活用すると,市民からの情報を即時に受け取れるというメリットが考えられます。「今,ここでこの花が満開ですよ」とか,「この木,元気がなくて心配」などの情報や,市民の皆様が写真を投稿する市民参加の環境サイトが望まれます。  また,アドプト制度の参加や,緑に関したボランティア募集などの活用も期待できるのではないでしょうか。前向きに御検討をお願いいたします。  樹木管理の要望やクレームがある市民だけではなく,樹木を守ってほしい市民の声を集め,双方の理解を得ることが大切だと思います。緑を守ることに対する市民意識の醸成が望まれますが,環境部としては何ができるでしょうか。 308: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 309: ◯ 環境部長(清水 明君) 環境部では,狛江市緑の基本計画の改定に伴いまして,平成30年度に18歳以上の市民及び市内の小学4年生・中学2年生を対象にアンケート調査を実施いたしました。  このアンケートの結果から,市民が狛江のまちに期待する緑は,住みやすさやまちの魅力を高める,四季の変化や彩りが感じられる緑,日常的な憩いの場を提供する緑であると捉えることができ,そうした緑を守り育てていくための具体的な取り組みとして,市民が大切に思う緑の風景,市民の日常生活に密着した緑を守り育てていくこと,規模に応じた公園・児童遊園の役割・機能を考え,個々の公園の特色をつくっていくことや,その中で日常的に安心して憩える公園,緑や花の彩りを楽しめる公園を確保し,快適性,安全性を高める維持・管理に努めることが求められていると考えております。  また,市民及び小・中学生アンケートの結果からは,子供たちは,公園の利用を通じて自然と触れ合っており,公園や水辺での遊び,生き物探しなどに関心があることが示されてございます。将来の狛江のまちづくりを担う子供たちが,身近な緑や水辺,そこに住む生き物の大切さを体験できる場所,緑を守り育てる活動に参加するきっかけとなる場所として,公園を活用していくことが重要と考えております。  さらに,市民農園の利用や市内産の農産物の購入,自宅の庭やベランダでの緑や花の育成など,気軽に取り組めることへの関心が高いこと,比較的若い世代はクラウドファンディングや寄附を通じた活動支援,SNSを活用した情報発信への関心が高いなど,世代によって関心に差があることが把握できました。  このような市民意識を踏まえ,市民の行動,活動への参加を促進していくため,緑にかかわるきっかけをつくっていくことや,寄附・情報発信の支援など,若い世代が関心を示している新しい参加・協働手法を検討するなど,市民のライフステージに応じた多様な参加・協働の手段・機会を設けることに留意して,市民意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。 310: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 311: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 熱い思いをありがとうございます。市民及び小・中学生アンケートから,市民が暮らしの中で狛江の緑を楽しんでいること,そして子供たち,小学生・中学生にもアンケートをとっていただき,子供たちの成長発達を促す役割が緑の中にはあることを確認いたしました。  年々少なくなっているという狛江の緑ですが,象徴的なグリーンベルトである公園などは,大切に,適切に守っていきたいと,私たち市民も思います。  最後に,狛江の緑について,市長のお考えを伺います。 312: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 313: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市は,副都心新宿,日本の都市の中央でもございます大手町,日比谷,ここにも1本の鉄道で行けるという好立地にありながらも,シンボルでもございます多摩川,野川など河川,また,武蔵野の面影を残す樹林地,屋敷林などの豊かな自然が存在してございます。今も多く残る都市農業の緑が,安心できるだけではなく,また心も癒やしてございます。  平成30年度に実施いたしました狛江市市民意識調査におきましても,狛江市が住みやすいと回答された方の多くが「水と緑が豊かなまちだから」という,その理由がございます。市民の皆様が狛江の自然に強く親しみを抱いていただいているというふうに実感しています。  開発行為や相続などによりまして,緑が減少しつつある現状ではございますけれども,まとまった緑は市民にとっての貴重な共通財産でもございますので,基本構想,また計画にもございますけれども,緑の量を維持できるよう,市民全体で保全を推進し,またその魅力をまちづくりに生かしていきたいというふうに考えています。 314: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 315: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 私の娘ももう30を超えておりますけれども,生まれたときから狛江の水と緑というのは体に染み込んで育っていると思います。これから狛江の緑を守っていくために,行政にだけお任せするのではなく,市民も率先して守っていけるように,SNSの活用や呼びかけをしながら,いろいろなアイデアを考えていきたいと思い,1問目の質問を終わります。 316: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。    午前11時47分 休憩    午後 1時30分 開議 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。4番松崎淑子議員。     〔4番 松崎淑子議員登壇〕 318: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2問目の質問をさせていただきます。こども自身が育つ力を伸ばすです。  子供の居場所開催や,保育園での夕方の非常勤職員として,子供の育ちにかかわる活動をしてまいりました。その中で,子供が自分らしくいられる居場所や,くつろげる,緩む自分時間の大切さを実感してまいりました。  市民の保育行政への期待は大きく,特に保育の質についてはさまざまな要望が届いています。いかに子供たちが伸び伸びとできるか。子供の自己肯定感を育み,子供自身が育つ場所と時間をどこまで提供できるか。狛江市の取り組みと成果を伺います。  具体的には,待機児解消に向け,次々と開園する保育園の質を保つために何をすればよいか。また,小学校の放課後の居場所に期待すること,そして中学校では,先生の働き方改革について,それぞれ質問いたします。  まず保育園で導入されている第三者評価について伺います。第三者評価とは,東京都が推奨しているものですが,狛江市での実績と評価を受ける規定,また,それに伴う補助金についてお聞かせください。  再質問は自席で行います。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 320: ◯ 参 与(石森 準一君) 第三者評価の受審につきましては,定期的かつ継続的な受審に努めることとしまして,保育園では3年に1度の受審を目安として,各保育施設ごとに対応している状況でございます。私立保育園が第三者評価を受審した場合,保育施設の種類ごとに補助メニューは異なりますが,最大60万円の補助が受けられる状況でございます。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 322: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 第三者評価は,利用者へのアンケート調査,職員の自己評価,サービス現場の確認や職員へのヒアリングを通して,サービスの内容や組織運営について総合的に分析され,評価が行われます。  評価の結果は,とうきょう福祉ナビゲーションのサイトで公表されています。保育の質の維持と,市民が保育園を選ぶ判断指標として,有効なシステムだと思います。  では,評価の内容に対しての市の対応はどうされているでしょうか。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 324: ◯ 参 与(石森 準一君) 第三者評価の結果に対する対応でございますが,各施設では,東京都福祉保健財団の福祉ポータルサイトでございますとうきょう福祉ナビゲーションのホームページで,受審状況と結果の公表を行っております。基本的には受審結果を踏まえて,各施設ごとに保育内容等の改善に取り組むものとされてございまして,市として,これについて助言や指導を行っているというものはございません。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 326: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 認可保育所の指導権限は東京都にあるとのことですし,保育園選びは保護者の意思で,市が保育園の評価を伝えるものではないということは理解いたしますが,狛江市の子供の保育環境ですので,評価の結果の確認はぜひお願いしたいと思います。  それでは狛江市の保育園の質を担保・推進するという視点で,市内の保育園は,情報共有・連携のために行っていることがあるでしょうか。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 328: ◯ 参 与(石森 準一君) 認可保育園に関しましては,毎月の園長会と隔月で公私立合同園長会を実施しているほか,公私立合同で企画運営いたします公私立保育園「保育展」を年1回実施しているところでございます。また,公立保育園と私立保育園とで行う保育士の交換研修や,公立保育園が主催する合同研修への参加呼びかけなど,保育に関する連携や情報共有に取り組んでいます。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 330: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 他議員の質問で,園長会での公園やお散歩道の安全性などの情報共有についても伺いました。保育内容についても,有意義な意見交換が行われていることを期待いたします。  それでは,市内保育園・保育士向けにどのような研修を行っているのでしょうか。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 332: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園で主催する研修といたしましては,今年度は子供の発達や職員のメンタルヘルス,防災,子育てなど,保育全般に関する内容で5回,障がい児保育に関する内容で2回実施する予定でございます。公立保育園主催でございますが,市内の各保育施設や家庭福祉員,学童保育所支援員などにも参加の呼びかけを行っています。  そのほか,東京都社会福祉協議会など各主体が実施する研修については,必要に応じて市内保育施設への情報提供等を行っています。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 334: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) さまざまな場面に対応するための多くの研修が企画されているのですね。私立の保育園でも理念に沿った独自研修が開かれ,非常勤職員の参加の機会もありました。  狛江・生活者ネットワークの議員,もう10年以上前になるかと思いますけれども,そのころは,園長会で園長先生が他の保育園に実際に伺って,そこでの保育の様子を見学することで,自分の保育園にはない園の工夫などを研修したという話も伺っています。そのような実地の研修もまた行われると,新しい発見があるのではないかと思います。  このような保育士への負担が重い中で,保育士不足が深刻な問題になっています。人員が不十分な中での保育は,質の低下につながると思われます。  狛江市が保育士確保のために行っていることはあるでしょうか。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 336: ◯ 参 与(石森 準一君) 待機児解消や保育の質の確保の観点から,保育士の確保は重要な課題であると認識しています。  職員の募集につきましては,公立保育園では保育や調理補助など,園で勤務していただける方を市のホームページやフェイスブック,ツイッター等で継続的に募集しています。  また,市内の保育施設につきましては,昨年度,狛江市社会福祉協議会,東京都社会福祉協議会及び東京都福祉人材センターとの共催で実施いたしました福祉のしごと相談・面接会に,市内で保育施設を運営する5つの法人に御参加いただき,新規採用にもつながった状況でございます。
     また,既に勤務されている職員に対しましては,さきの一般質問でも答弁申し上げましたが,市では平成28年度から市内の認可保育所等に勤務する職員が居住する宿舎の借り上げに対する補助を行ってございます。  補助金の交付実績といたしましては,平成28年度は16施設で41名,交付決定額は約2,243万7,000円,平成30年度は同じく16施設で53名,交付決定額は約3,497万5,000円となってございます。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 338: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 福祉のしごと相談・面接会は,身近な地域の方が参加しやすい独自の企画だと思います。継続的な開催を期待しております。  本年1月から3月に厚生労働省が保育士確保集中取組キャンペーンを実施して,未就業保育士の掘り起こし,就職あっせん強化などを自治体に呼びかけました。これを受けて,横浜市では,ホームページなどで保育士確保施策のアピールをしていますので,狛江市もぜひ参考にしていただければと思います。  本年度も,認証保育園入園を数に入れた新定義で68名の,そして認証保育園の入園を入れていない旧定義での待機児として238名,待機児童が出ました。  本年10月からの幼児保育無償化から,さらに保育園を利用する子供の人数はふえるかもしれません。  問題解消のために,今後数年間での認可保育園の開園計画と,認証保育園についての市のお考えをお聞かせください。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 340: ◯ 参 与(石森 準一君) 幼児教育・保育の無償化によりまして,保育園の利用児童が増加するかどうか,現時点でははっきり申し上げる状況ではございませんが,今年度も68名の待機児が出ましたことから,市といたしましては引き続き待機児対策に取り組む必要があると考えています。  そのための施設整備といたしましては,待機児対策検討報告書(第3版)~保育園編~に基づきまして,一定規模の園庭を備えた,また,安定的に5歳まで預けていただくことができる認可保育所の整備を進めていくこととしてございます。認証保育所の新たな整備については,今のところ予定はないところでございます。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 342: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ここ数年の待機児問題と,将来の少子化からの保育園余剰を見据え,保育園数の管理は悩ましい問題かと思います。けれど,その時々の現状の中で,常に狛江市の子供が心身とも健やかに育つように,狛江市が今,考えなければいけないことと,将来の展望を伺います。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 344: ◯ 参 与(石森 準一君) 待機児につきましては,特に都市部において大きな問題となったことから,都内の各自治体においても,待機児の解消に向けまして,ここ数年で相当数の保育施設が整備されてきたところでございます。  しかしながら,共働き家庭の増加やマンション等の建設など,特にベッドタウンと言われる都市においては,一定の待機児数の減少は見られるものの,待機児の解消が実現できていない状況でもございます。  また,狛江市ではございませんが,都内の他の自治体におきましては,都心部からの距離や交通の不便な地域などで定員割れの園が出るなど,今後どのように待機児対策に取り組むのか悩ましい状況もございます。  10月からは幼児教育・保育の無償化も始まりますので,狛江市といたしましては,当面,待機児対策と無償化への適切な対応,また,保育の質の維持・向上に努めてまいりたいと考えています。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 346: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 保育の質の維持と向上に向けて,行政の施策・見守りをどうぞよろしくお願い申し上げます。  次に,小学校の子供たちの放課後施策について伺います。  狛江市の放課後施策には,学童クラブと総称される中に,学童保育所,小学生クラブ,放課後クラブ,こどもクラブがあり,そして,以前は校庭開放と呼ばれていたKoKoAがありますが,それぞれの特徴と登録人数を教えてください。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 348: ◯ 参 与(石森 準一君) それぞれの特徴というところでございますが,まずKoKoAにつきましては,地域の方々の参画を得て,放課後や週末等に各小学校の校庭やKoKoAルーム等で子供たちが勉強やスポーツ,遊びなどの活動を行うものでございます。KoKoAを円滑に実施するため,各学校にKoKoA運営委員会が設置されてございまして,市からの委託により事業の企画・運営を行っていただいています。  また,児童の安全を確保するため,安全管理員の方々にも御協力をいただいています。  次に,学童クラブにつきましては,放課後等の保育の場となります。  公立の学童保育所は,各施設に市の正規職員が配置されてございまして,各施設ごとに工夫しながらイベント等を行うほか,毎年,各所対抗の合同運動会を行うなど,保護者の方々にもかかわっていただきながら,運営をしているといった特徴がございます。  児童館併設の小学生クラブは,児童館の来館者等も交えた,多年齢による交流と活動を行っているといった特徴がございます。  小学校で活動する放課後クラブは,KoKoAのイベントにも参加するなど,KoKoAと一体的,連携的に運営しているといった特徴がございます。  パイオニアキッズ西野川園併設の西野川こどもクラブは,認定こども園との交流があり,未就学児との多年齢交流活動があるといった特徴がございます。  保育時間につきましては,学童保育所と放課後クラブは,平日は午後6時45分まで,また,小学生クラブとこどもクラブは,延長で午後8時までとなってございまして,仕事等で保育に当たれない時間などを考慮して,選択いただくことが可能でございます。  次に,登録につきましては,KoKoAでは,年度当初に全校生徒を対象に登録用紙を配布してございます。随時,登録を受け付けている状況でもあるため,昨年7月に集計した登録人数で申し上げますと,市内6校で2,678人,在籍児童の約82%が登録している状況でございます。  学童クラブに関しましては,平成31年4月1日現在,全体で664名の児童が入所してございます。内訳でございますが,学童保育所で252名,小学生クラブで182名,放課後クラブで190名,こどもクラブで40名となっています。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 350: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 御丁寧な説明ありがとうございました。学童クラブの学童保育所,小学生クラブ,放課後クラブ,こどもクラブについてそのさまざまな形態,保育時間の違いなど,特徴がわかりました。このように4つの形態,形態が多いことも狛江市の特徴であることを,先日のヒアリングで教えていただきました。  では,待機児も出ている学童クラブの拡大計画の課題を教えてください。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 352: ◯ 参 与(石森 準一君) 学童クラブの待機児対策として,市では,昨年12月に待機児対策検討報告書~学童クラブ編~を策定し,今後5年間の学童クラブの定員拡大に向けた施設整備計画を公表してございます。当面,この報告書に沿って施設整備を進めていくことを考えておりますが,地域によっては計画を前倒ししていかなければならないということは,課題の一つとして,先日も答弁申し上げたところでございます。  その他の課題といたしましては,円滑な施設整備に向けた関係機関や近隣住民との調整,また,整備予定箇所によっては,外遊びの場所をどのように確保するか,どのような運営体制とするかも課題と考えています。 353: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 354: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 既存施設の活用については,体の大きい小学生のエネルギーがうまく発散できるような環境や遊び方の工夫が必要になってくると考えられます。子供目線での施設設計・改築をお願いいたします。  利用者が多くなり,対応するために施設の整備が急がれますが,さまざまな形態がある学童クラブについて,統一された保育指針はありますか。また,運営の基準,よりどころを教えてください。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 356: ◯ 参 与(石森 準一君) 主な支援員につきましては,東京都放課後児童支援員認定資格研修を受講してございまして,学童クラブの業務遂行における基本的な考え方や心得のほか,必要な知識・技能を習得してございます。運営の基準につきましては,狛江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例及び同条例施行規則で定めてございます。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 358: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) では,支援員の配置人数,資格,市主催の実地研修と内容を教えてください。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 360: ◯ 参 与(石森 準一君) 配置人数につきましては,狛江市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則では,最低基準として「支援の単位ごとに2人以上とする」と定めてございます。  ただ,施設の特性や特別な支援が必要な児童等にも配慮いたしまして,状況に応じた配置人数としてございます。今年度はおおむね支援単位ごとに3名から6名の支援員及び補助員を配置してございます。  資格につきましては,先ほどの基準第4条第2項に定めております保育士や教員免状等があり,かつ東京都放課後児童支援員認定資格研修を受講し,修了認定を受けた者が,最低1人は在所している状態となってございます。  研修につきましては,独自で実施するもののほか,保育園や学校,東京都等の各主体が実施するものに参加することもございます。平成30年度はけが対応研修,アレルギー対応研修,障がい児対応研修を実施し,その他学童クラブ以外で実施される研修にも支援員を参加させてございます。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 362: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2018年9月策定の国の「新・放課後子ども総合プラン」では,「学校施設を徹底的に活用することとし,新たに開設する放課後クラブの約80%を小学校内で実施することを目指す」など,方針が打ち出されています。狛江市も学童保育所や児童館の新設は難しいと思います。  現在,学校の敷地内で行われている放課後クラブで,校庭使用に制約があった場合,使用できるスペースと使用条件を教えてください。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 364: ◯ 参 与(石森 準一君) いずれの放課後クラブも,基本的には育成室と校庭を使用しておりますが,雨の日などは,体育館を借りて活動してございます。学校行事等により,体育館が使用できない場合は,育成室で過ごすことが基本となります。また,学校の保護者会等により,KoKoAの参加が多い場合などは,その都度,学校と相談させていただき,育成室だけでなくその時々により,ほかの部屋を使用させていただくこともございます。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 366: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 先日,一小の放課後クラブ育成室を見学させていただきました。その日はお天気でしたので,校庭で遊んでいる児童も多かったのですが,育成室には,放課後クラブの児童と,KoKoAの児童が一緒に遊んだり,宿題をして,特に窮屈とは感じませんでした。  けれど,校庭と体育館が使えず,KoKoAの参加者が多い場合は,育成室だけでは大変です。そのときの状況で,学校や先生方との話し合いでほかのお部屋の使用が決まるとのことですが,学校・先生の御理解をお願いしたいと思います。ほかの部屋には,長年,狛江・生活者ネットワークが要望していました図書室もあるそうですが,使用させていただくことが多いと伺い,安心しました。  市民より,学童で問題があった児童の様子を学校の先生が共有していなかったことで,児童に対する対応がおくれた事例の相談を受けたことがありますが,学校と学童の双方向の情報共有はどのように行われていますか。利用者の声・要望にはどのように対応しているのでしょうか。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 368: ◯ 参 与(石森 準一君) 例えばアレルギーの心配がある児童については,保護者の同意を得て,保護者と学校とで行われる給食面談に学童クラブの支援員も参加させていただくことがございます。また月1度,小学校の副校長も参加いたしますKoKoA会議に学童クラブの支援員も参加するなど,一定の連携はとれているものと認識しております。  利用者の声や要望につきましては,連絡帳やお迎え時など,日常の預かりの中で支援員が直接伺うことが多いのですが,現場に直接言いにくいことなどは,市役所の窓口や電話で話を伺い,対応しております。  また,公立保育園と学童保育所の保護者代表で構成されます狛江市保育所父母の会連絡協議会とは定期的に懇談会を開催し,御意見や要望等を伺っている状況でございます。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 370: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 精神的に不安定など,気になる様子を感じた場合,学童クラブ支援員,学校の先生,どちらか気づかれたほうが,早急に情報を伝える方法や気配りが必要だと思いますので,検討をよろしくお願いいたします。  また,次の質問ですけれども,KoKoAも含めて特別支援学級の児童登録,参加などにルールがありましたら内容を教えてください。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 372: ◯ 参 与(石森 準一君) 参加に関しましては,特段のルールはございませんが,障がい児の受け入れ人数につきましては,学童クラブごとにおおむね3名程度としてございます。KoKoAにつきましては,参加人数の多い一小のKoKoAでは,事前の参加連絡をいただくようにお願いしています。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 374: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 子供はその日に遊ぶ相手や場所を決めるので,事前予約が必要であると利用しにくい,との声もあります。支援員の手配が難しいのだと思いますが,対策の御検討をお願いいたします。  では,放課後施策の最後の質問です。  学校カリキュラムでは,集団としての行動が要求されます。放課後の居場所は,安全であることが大前提ですが,子供たちにとってゆるむ時間,本来の自分が出せる居場所としての役割が大きく,そのような共通理解での見守りが重要ではないかと考えます。  学校でもない,家庭でもないサードプレイスとしての放課後の居場所のあり方について,市の見解を伺います。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 376: ◯ 参 与(石森 準一君) 学校で過ごす時間とは異なり,学童クラブやKoKoAは,下校後に家に帰るまでの遊びの時間となりますので,児童によっては,ふだん学校や家庭では出ないような一面が見られることがございます。  今後もそれぞれの場所で保育や見守りを行う中で,子供たちの気持ちを大切にし,放課後に伸び伸びと過ごせる環境を確保するように努めてまいります。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 378: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 次に,中学校における先生の働き方改革について伺います。  昨日も,OECDでは,日本の現状については,教員の仕事時間の長さや,生徒主体の学びの少ない授業などへの指摘が報道され,改革の難しさを痛感しております。制度改革の次に,意識改革が必要です。  狛江市の教育委員会が2018年2月に策定した学校の働き方改革プランは,大変評価しております。  関連の深い部活動指導についての取り組みの成果について,活動日や活動時間の変化に伴い,先生方の負担はどれほど減ったのか,また働き方改革の必要性に関する周知はどのように行ったかを伺います。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 380: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校の働き方改革の推進につきまして,御理解,評価をいただきまして,ありがとうございます。  部活動の活動日や活動時間につきましては,狛江市教育委員会の働き方改革プランに基づき,土曜日・日曜日のいずれかを部活動の休養日としていることで,月当たり12時間程度の負担を減らせるようにしてございます。  周知につきましては,各学校において,年度初めの保護者会などの機会を捉え,学校の働き方改革の推進,部活動ガイドラインに基づいた各学校の部活動の方針についての説明を行ってございます。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 382: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 狛江では,月当たり12時間程度の負担軽減を示したということですね。スポーツ庁が策定したガイドラインでは,加熱した部活動の適正化が求められ,特に休養日の設定を初めとする活動量の上限規制が注目されています。  狛江市でも独自の部活動ガイドラインがつくられたと伺いました。  周知について,保護者会の資料を拝見しましたが,先生の働き方改革については,わかりづらいという印象を受けました。まず,先生の働き方改革という言葉を明記し,周知・啓発に努めていただきたいと思います。  さて,新たに導入された部活指導員の目的は何かについてと,狛江市全体で,どの部活動に何人採用したか。採用基準や資格,市で行った研修などについて,現状をお伺いします。導入から3カ月たっていますが,現在の課題は何でしょうか。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 384: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 部活動指導員は,中学校の教育課程として行われるものを除いた中学校におけるスポーツ,文化,科学等に関する教育活動に係る技術的な指導に従事するもので,学校職員として部活動の顧問に就任し,実技指導や大会等への単独引率等ができることが制度化されているものでございます。  今年度の部活動指導員の採用につきましては,吹奏楽部で4人,女子バレーボール部,ダブルダッチ部,テニス部,野球部,サッカー部,バスケットボール部でそれぞれ1人ずつの合計10人となってございます。  採用に当たっての資格としましては,教員免許状を有する者,学校に勤務する職員,教育長が職務を担うにふさわしいと認める者と規定してございます。  研修につきましては,基本的なスポーツの理解や指導方法,言葉で伝える力を高め,体罰を行わないための心構えなどの内容について,部活動指導員として採用する際や,長期休業前の時期など,必要に応じてですが実施しております。  現在の課題ですが,生徒,保護者及び地域の方々の部活動への期待は大きく,部活動の数を減らしたり,活動を制限したりすることの理解を得ることは困難であると捉えております。そのため,各学校における部活動の数は現状維持を目指し,国と市の部活動ガイドラインに基づいた部活動運用と適正な部活動のあり方を示して,市民の理解を得ることが大切であると考えております。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 386: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 狛江市にある中学校の吹奏楽部で4人,その他のスポーツ部では6人の計10人とのことでした。生徒,保護者及び地域の方々の部活動への大きな期待に対し,部活動縮小への理解を得るのは難しいという御答弁でしたが,まさにその理解をどう得るかが大変重要であり,大きな課題であるということがわかりました。  生徒から見ますと,顧問の先生と外部指導員の先生,そして,新たに部活指導員の先生に指導されている形になります。
     そこで伺いますが,顧問,外部指導員,部活指導員の役割の違いと権限について教えてください。 387: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 388: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 顧問には,顧問教員と管理顧問教員がございます。顧問教員は,部活動の運営,生徒への技術指導,保護者及び関係者との連絡調整や生活指導などの管理を行います。管理顧問教員は,健康上の理由や学校運営上の理由により,教員が顧問教員を務められない場合に置くものとしてございます。  外部指導員には,部活指導員,技術指導員,ティーチングアシスタント,学校ボランティア協力員がございます。  このうち部活動指導員は,働き方改革の取り組みの一環として新たに設けられたものであり,顧問として,年間を通して継続して顧問教員と同様の職務を担います。技術指導員は,顧問教員,管理顧問教員及び部活動指導員と連携して,技術面での指導補助を行うものでございます。 389: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 390: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) なかなか複雑で,つくりがわからないのですけれども,いろいろ新しい指導員の方に入っていただいて,先生方の仕事を少し軽減するように努めていらっしゃるのだと思います。  さて,保護者からはずっと指導員採用の要望があったと聞いておりましたので,今回の措置は評価しております。新たに採用された部活動指導員は,先生の働き方改革の取り組みの一環として設けられたという点,つまり部活指導員の採用によって,先生の業務が軽減しているかが重要です。  そこで質問ですが,全ての先生が何らかの部活動の顧問になるという今までの制度に変更されたのか。子育てや介護を含め,個人の状況や健康状態が配慮される環境は確保されているかお伺いいたします。 391: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 392: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 全ての教員が何らかの部活動の顧問になるかどうかにつきましては,校長の経営方針に基づくものでございます。さきに答弁いたしましたように,各学校の部活動の数を維持するために,教員1人につき1つの部活動の顧問を引き受けている現状がございます。1つの部活に,複数の顧問が入る場合もございます。  子育てや介護といった教員一人一人の事情は,管理職が十分に聞き取り,教員の希望を優先できるようにしています。 393: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 394: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 子育てや介護のほかにも,妊娠や体調や精神面など,配慮されるべき事情は多いと思います。  さて,中学校学習指導要領第1章総則によりますと,部活動は「生徒の自主的,自発的な参加により行われる」と明記されています。顧問の先生は,かつては,朝早くから夜遅くまで,また土日も返上することが評価されてきましたが,そこにメスを入れたのが働き方改革です。  では,策定された活動日や活動時間の制限,休日の活動などのガイドラインの具体的な運用について伺います。それらが守られているかは,どのようにはかっていくのでしょうか。仮に守られていない場合は,どのような対応を考えているか教えてください。 395: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 396: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各部活動の活動日や活動時間については,部活動実施計画書を作成し,管理できるようにしております。休日の活動については,学校日誌に記載したり,外部で活動する場合には,引率届の作成を義務づけたりするなど,部活動の活動状況が記録として残るようにすることで,ガイドラインに基づいた活動が行われているかを各学校の管理職が把握するようにしております。  ガイドラインに照らして活動状況に課題がある場合には,管理職から顧問教員や部活動指導員に対して指導を行います。 397: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 398: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 部活動で練習時間が減ってしまうと,大会で今までどおりの成績が望めない。大会で今までと同様によい成績をとるという目標を変えずに,狛江市部活動ガイドラインを守りましょうと言っても,現場では動揺があるということです。中学校の期末考査前日に,部活動の試合に出る事例もあると聞いています。原則として試験前1週間の部活動は休止ですが,狛江市のガイドラインにも「東京都中体連等の大会,あるいはその期間は土日両日とも活動可」となっています。制限された練習時間と,部活目標の両立について,子供・保護者・指導者での十分な話し合いが必要ではないでしょうか。  ここで部員にとっての部活動と学業の両立,部活動と受験の両立といった視点で伺います。部活動における3年生の引退時期については,一定のガイドラインがあるかということと,実際に3年生の引退時期は,何月ごろが多いのかについて教えてください。 399: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 400: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ガイドラインの目的は,長時間の活動が生徒の精神的・体力的な負担を伴い,また,望ましい生活習慣の確立の観点からも課題があるものであり,生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮し,一定の休息をとりながら進められるべきものであるということを関係者が共通認識するためのものでございます。  そのため,部活動における3年生の引退時期については,ガイドラインで示すものではないと考えておりますが,部活動の運営に当たっては活動目標,指導の方針,計画,指導内容や方法などについて生徒が理解できるよう,指導者が適切に伝えるとともに,必要に応じて,指導者,生徒,保護者の間で部活動の運営に関する意見交流を行う機会を設けることも考えられます。  なお,3年生の引退時期については,地区大会の開始時期や,大会の成績によって,引退の時期が異なるため,引退時期は何月ごろが多いかについては,明確なお答えが難しい状況にございます。 401: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 402: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 吹奏楽部においては,3年生が自主的に10月まで活動があり,中学生という年ごろから,集団活動の中,自分だけが受験のために引退を表明することが難しいとの相談を受けました。このような件に関して,保護者からの意見や要望が届いているか伺います。 403: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 404: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 引退時期と高校受験への影響について,教育委員会に対して保護者の方から直接御意見や御要望をいただいたことは,今のところございません。 405: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 406: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 生徒や保護者が声を上げにくいのは,調査書,いわゆる内申書の存在と無関係ではありません。内申書には,部活動の項目も入っております。  さまざまな声を,先ほど教育部長がおっしゃったように,必要に応じて指導者,生徒,保護者の間で,部活動の運営に関する意見交流会を行う機会として,ぜひ実現していただきますようお願いいたします。  受験に臨む子供たちが,部活との両立を目指し,睡眠時間を削るしかないなど,健全な生活時間が確保できないことは見過ごせない問題ではないでしょうか。どうお考えになるか,質問させていただきます。 407: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 408: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 難しい問題ですけども,先ほど答弁いたしましたように……。 409: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 410: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 聞き方が悪くて申しわけありません。さまざまな声を先ほど教育部長に言っていただいたように,指導者や生徒,保護者の間で部活動の運営に関する意見交換会を行う機会をぜひ持っていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 411: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 412: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 部活動の顧問の先生と,保護者と,生徒になりますか。お互いに共通理解を持つということは非常に大切だと思いますので,こういった御意見があったことは校長会等を通じて伝えていきたいと思います。 413: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 414: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それでは,生徒が部活動と学業の間に入り,自分らしい時間を持てなくなっているということに関しては,どのようにお考えでしょうか。 415: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 416: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほど答弁いたしましたように,中学校3年生の夏から秋の期間に部活を継続しなくてはならない状況となっていることについての認識はしておりませんが,顧問教員や部活動指導員が引退時期を一方的に設定し,強制的に引退させない状況になっているという報告もございません。  高校受験に向けた勉強と,部活動とのどちらに比重を置くかは,生徒本人とその保護者の判断であり,顧問教員や部活動指導員は,一人一人の生徒の意思を尊重しながら,部活動本来の目的が達成できるよう励ましていくことが大切であるというふうに考えております。 417: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 418: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 部活動は,生徒の自主的活動であり,有意義なことは間違いありません。しかし,自主的な活動だからこそ,加熱したという側面もまた事実です。生徒と保護者,地域の大きな期待に対し,ブレーキをかけ,理解を求めていくという取り組みが教育委員会に求められます。  3年生の引退時期について報告がなく,よって認識がないということでしたので,ぜひ現状把握をお願いいたします。さらに,策定されたガイドラインを守るのは難しいとの認識があることや,やりたいと望む声だけが届いている現状を危惧しています。  さて,現在も部活動に入らず,クラブチームに入る生徒もいますが,今後は部活動を外部のクラブチームに委託していく提案も出てきています。私学においては,専門指導員が訪問する形の校内クラブチームを実施している例も既にあります。1つの中学校で1つずつ部活動を維持していく困難さは,今後さまざまな方法で解決の方向へ向かうと思われます。2019年1月24日文部科学省は週3日の休養日を設けるなど,国の指針を上回る形で教員の負担軽減策を実施している学校に対し,部活動指導員の補助金を優先配分する,という方針を固め,予算案に前年の2倍の予算を計上しています。  今回の御答弁によって,この問題の難しさは学校の中だけでなく,関係者全員の意識を変えていかなければならないという点で,教育委員会の大変さがあると理解いたしました。  義務教育というとき,教育する義務があるのは私たち大人であり,子供ではありません。本当に子供のためになっているか,が最優先されるべきと考えています。義務教育の枠組みの中での部活動のあり方について,教育長のお考えを伺います。 419: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 420: ◯ 教育長(有馬 守一君) このテーマは,実はとても難しいテーマなんです。私は,部活の問題というのは,根本的には,思春期の子供たちの取り扱いの問題だと思っています。  というのは,どの社会でも,国でもそうです。時代もそうなのですけれども,中学生・高校生ぐらいの子供というのは,まず親の言うことを聞かなくなりますよね。では,誰がこれを善導するのか相手にするのかということがいつも課題で,戦前はどこがやっていたかというと,実は地域の青年団がやっていたのです,多くが。青年団は祭りの準備とか防災・防犯,こういったところで青年たち,20歳ぐらいの青年たちが若い子を集めて,これやれ,あれやれと。今もちょっとあるのかもしれませんけれども,そういった教育機能を果たしていて,そして戦後になりました。  新制中学で,部活も本格的に始まるのですけれども,私もそうですけれども,帰宅部というか,部活に属さない子供たちが大勢いたんです。そこで大きな問題になることは余りなかったんです。というのはすぐ集団就職が待っていましたから,中学を卒業すると,あるいは高校を卒業すると。  ところが今,モラトリアムになっていますから,御承知のように1980年前後に,校内暴力というのが大荒れに荒れて,大きな問題になったことを覚えていらっしゃると思うんです。そのときに,実は中学校は,これは生活指導に追いまくられるよりは,放課後まで自分たちが面倒見たほうがよいという判断を,総体的には,私,したと思うんです。そこから部活への全入が始まったんです。全入が始まると,当然これは熱心なところは全国大会何位というふうな競争が始まるし,毎日練習だみたいな,根性論というのが始まります。地域,保護者も期待する,いい成績を修めると,ぜひ来年もと,こうなります。そうすると教師は背中を押されていますから,授業は適当でも部活は一生懸命やらなければいけない。こういう形になります。そして超過勤務がふえ,バーンアウトというふうになるわけですね。  このからくりをひもといていかないと,部活の問題,本当に解決に至らない。私たちが何を考えているかというと,OECDの問題がさっき出ましたけれども,OECDの国の中で一番学校生活が安定しているのは,実は日本の中学校なんです。  ところがその背景にこの部活の全入という大きな力があるということを知っておくべきなんだろうな。だから,本来の健全育成としての部活のあり方というのは,ある程度守っていかないと,中学校教育全体がいびつになって,また校内暴力の世界に戻る可能性があるということは言えるわけです。  ただ,中学校の先生方に競争するような専門的な指導だとか時間だとかというのは,本末転倒で,これはもう負担させられない話ですから,そこを外部の指導員で補填していく,次第に移していく。それから本当にオリンピックを目指すような子供たちは地域スポーツクラブに入って,その世界で一生懸命競合していく。そういう選択肢というのですかね。そういったものを中学校に与えていかないと,これは根本的な解決には難しいだろうなというわけで,今,部長から話がありましたように,外部指導員というのを少しずつ,少しずつ,充実させていく。普通の部活はどういうふうにあるのが一番中学生に望ましいのかというのをガイドラインで少しずつつくっていくという,この作業ですね。これを今取り組んでいるというふうな次第であります。  以上です。 421: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 422: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 教育長,御答弁いただきまして,ありがとうございます。先生も中学生の子供たちも,生活時間を取り戻せるように,教育長のお考えを広く共有していただきたいと思います。  以上で,一般質問を終わります。 423: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時21分 休憩     午後 2時35分 開議 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。7番吉野芳子議員。     〔7番 吉野芳子議員登壇〕 425: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして,2問質問をいたします。  1問目は,現代が生んだ社会問題をともに考えるためにです。  今回私が取り上げたテーマは,大変重いものであることは承知しているのですが,悪い人やよくない環境というものが,そもそも存在し,一朝一夕で事件や犯罪が生まれて,犠牲や被害が生まれているのではないということをともに考えたいと思って,質問に至ったところです。  私のこの気持ちを丸ごと代弁してくれる投書が新聞にありましたので,まず御紹介させていただきます。  「悲惨な出来事は私たちの責任」,「いくつもの罪なき命が奪われていく悲惨なニュースが後を絶たない。もしかするとずっと続いてきたようなことなのかもしれないが,どちらにせよ,この日本社会の現状は悲惨だ。報道を見ていると時折耳にする「この状況にどう対応していくのか」という質問。大抵は学校,職場の長だったり政治家だったり「お偉いさん」たちに向けられる。  はて。私は不安を覚えた。もしかすると,彼らが責任をとるべき立場にいるのかもしれないし,恐らくそこにあるのが,私たちを代表する声であることも確かだろう。しかしこの様子がまた,「誰かが責任をとる」「誰かが責任をとった」という悪質な「人任せ」を招いてはいないだろうか。  一連の報道を見た人は皆,何かを感じたはずだ。そこから何を考えられただろうか?子供たちの命を守るのも犯罪を減らしていくのも画面の中の「誰か」の役目などではない。社会を担う私たち一人一人が抱えるべき責任であるということを忘れてはならない。」  24歳の方がこういった貴重な意見を,正義を気取った上から目線の説教ではなく,さらりと端的に述べてくれたことは,どう表現しようかともやもやしていた私にとってありがたいことでした。  事件は起こり,次々に報道されるけれども,私たちが忘れてしまうことは事件にはなりません。また,事件にならずに済んだたくさんの献身や努力に,私たちは感謝することも敬意を表することもなく,ほとんど知ることはありません。ここにも私たちが,この日本で誰しも自己肯定感を高めていくことが難しく,失敗や過ちを恐れて萎縮する社会の姿が顕在化していると言わざるを得ません。  そういった心理に追い込まれ,SOSを出せずに孤立している人たちのことや,ともに伴走者としてかかわっている人たちから学んだことを含めて,狛江市での取り組みに生かすことができればと思います。  狛江市には児童相談所,児童養護施設,乳児院等がないという環境からか,里親やその制度への関心が高まる機運がないように思えるが,市の認識をお伺いいたします。  再質問は自席よりいたします。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 427: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市におきましては,ただいまの御質問の中にありましたとおり,児童相談所,児童養護施設,乳児院は設置されておりませんが,これまでの間,子ども家庭支援センターや世田谷児童相談所と協力いたしまして,里親制度の周知・啓発活動として,広報こまえや市ホームページへの記事掲載を初め,市役所2階ロビーでのパネル展示,市民まつりでのリーフレットや啓発グッズの配布,養育家庭体験発表会などの事業を行ってまいりました。  このうち養育家庭体験発表会には,毎回一般市民の方も何名か御参加いただいてございます。この間,市内の養育家庭登録数も1家庭から3家庭へとふえ,実際,市のほうに養育家庭の登録に関するお問い合わせをいただくなど,一定程度,市民の方への里親制度の周知・啓発はなされているものと認識しています。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 429: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 里親やその制度に関する周知・啓発はどのように行っているのでしょうか。虐待の予防的な意味や社会的養護を身近なこととして市民に知ってもらうためにも,市として力を入れるべきだと思いますが,いかがでしょうか。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 431: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市では,毎年10月・11月の里親月間に合わせまして,広報こまえや市ホームページにおいて,養育家庭制度の御案内をさせていただくとともに,市役所2階ロビーで養育家庭の取り組み等を紹介するパネル展示を行っておりまして,また,先ほど申し上げましたように,市民まつりにおきましては,会場にいらした方にお声をおかけして,リーフレットや啓発グッズの配布をしています。  また,養育家庭体験発表会では,里子や里親からの体験発表の後,参加者との質疑応答を行い,参加者全体で里親に関する理解を深めるなど,その時々の工夫を行いながら,里親制度の周知・啓発,理解促進に注力しています。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 433: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) これ,私も体験発表会,行かせていただいたので,本当にいい内容なのですが,参加者が少ないなというふうに思っていて,繰り返しの質問をしてしまいました。済みません。  それで,児童相談所の開設に向けた取り組みの中で,豊島区や世田谷区などでは,自治体として,また全庁的に里親や養子縁組などについての周知に本気で取り組んでおります。狛江でも,例えば雲柱社などと協力して,普及啓発イベントを開催するべきではないかと思います。6月3日,豊島区では「こども食堂にて」というものを上映し,そしてトークセッション,「地域で子どもを育てること」の2部構成でイベントを行いまして,このイベントには,坂本美雨さんが特別ゲストでいらっしゃっておりました。本当に豊島区,本気度が見えております。いかがでしょうか。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 435: ◯ 参 与(石森 準一君) 御承知のとおり,児童福祉法第11条におきまして,里親に関する普及啓発や相談,情報提供等は,基本的には都道府県の業務として規定されているところでございます。  このことを踏まえまして,さきに答弁申し上げた周知・啓発活動においては,いずれも世田谷児童相談所や子ども家庭支援センターと協力して実施しているほか,このうち特に市民まつりでのリーフレットや啓発グッズの配布,養育家庭体験発表会,養育家庭学習会においては,世田谷区内にある乳児院や児童養護施設とも協力して事業を実施しています。  ただいま御質問にございました普及・啓発イベントにつきましては,児童相談所と各種事業を行っていく中において,必要性や有効性があるというような判断がなされた段階で検討してまいりたいというふうに考えています。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 437: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,改めて里親とその制度についての周知の必要性をどう考えているのかお伺いいたします。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 439: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成29年8月2日,厚生労働省の新たな社会的養育の在り方に関する検討会において取りまとめられました新しい社会的養育ビジョンにおきまして,里親委託率を就学前の子供については75%以上,学童期以降は50%以上を目指すこととされました。
     また,児童福祉法におきましても,国及び地方公共団体の責務として,「児童を家庭において養育することが困難であり又は適当でない場合にあつては児童が家庭における養育環境と同様の養育環境において継続的に養育されるよう,児童を家庭及び当該養育環境において養育することが適当でない場合にあつては児童ができる限り良好な家庭的環境において養育されるよう,必要な措置を講じなければならない」と規定されてございます。  これらの点を踏まえまして,狛江市といたしましても,里親制度の周知・啓発活動は重要なことであると認識しているところでございます。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 441: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 里親制度,私も毎月勉強会に参加しているのですけれども,そのときの勉強会でまた私たち新たに確認をいたしまして,児童福祉法に規定されているとおり,その目的は,実家庭への家庭復帰,家族の再統合,自立支援,この3つであるそうです。また,委託児童の自主性の尊重,基本的な生活習慣の確立,豊かな人間性と社会性を養うこと,自立を支援することが第4条にあることなどをもとに,6月8日には,子どもの最善の利益とはということを考えるために,子どもの権利を新たに勉強いたしまして,その子どもの権利を意識した里子とのかかわりを考えるというテーマで,みんなで議論しました。子どもの権利に関してはまた別の機会に質問したいと思いますけれども,たとえ私のように里親でなくても,さまざまな立場の方々が社会的養護や里親などを学んだり,意見交換したりする場に参加しております。こういった開かれた会は市民を育てるためにも重要な役割を果たしていると感じております。  狛江市でも,広い視野で里親やその制度を周知していただきたいというふうに思います。  ルポライターの杉山春さんの講演を聞きました。子供の貧困というけれども,子供を育てるためにはお金と時間が必要です。そして,子供の貧困とは時間の貧困であるとも言えます。そして,ひとり親家庭の5割以上が困窮している事実,これは本人のせいではなく,社会構造がもたらしたものと言えます。しかしながら,親への責任を問う声だけが大きいという悪循環が続いているのではないでしょうか。  私たちが一緒に勉強しているある児童養護施設の施設長は,こんなふうに言っておりました。予防しないで虐待などの掘り起こしばかりしている。国は1,700億円の予算のうち,児童相談所の措置として1,300万円を使っているのはどういう意味だろう。事後処理ばかりに力を入れている予算配分では,本質には近づけないというような声を,意見を出しておりました。本当にそのとおり,予防が必要なのに,そういった事後のことばかりに予算を使っている。この予算の使い道を改めなければいけないのかなというふうに思いました。  また,家族規範の縛りが強いことから生まれる苦しさ,そして難しさという問題にも注目しなければなりません。母親なら子供を育てることができて当たり前だ,父親は仕事をして家族を養わなければならない,といったことなどです。  杉山春さんは,父親は仕事をして家族を養わなければならないという,この家族規範がひきこもりを生んでいる土壌の一つであるというふうにも指摘しておりました。そして,貧困層ほど性的役割意識が強く,自分たちを追い込むような選択を繰り返してしまう傾向があるという話でした。  彼らこそ新しい時代に適応した価値観に触れることが少なく,経験や出会いも限られ,乏しいからだという理由に,負の連鎖はこんなところにまで侵食してしまうのだと問題の深刻さを感じました。  貧困や虐待の連鎖をとめるということが,支援者の間でよく言われます。狛江市では,特定妊婦の把握はどのように行い,どのような支援をしているのかお伺いいたします。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 443: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 特定妊婦とは,児童福祉法の条文で,「出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦」と定義されており,若年妊娠,既に養育の問題がある妊婦,心身の不調もある妊婦,望まない妊娠をされた方などでございます。  なお,これらの方につきましては,妊娠届のほか,関係機関からの連絡や平成30年度から事業を開始した妊婦面談などで把握しており,電話での相談や訪問相談,子ども家庭支援センターなどの関係機関と協力いたしまして,支援をしている状況でございます。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 445: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 国の人口動態統計をもとに,2015年から2016年に,妊娠中や産後1年未満に死亡した妊産婦357人を調べたところ,自殺が102人でした。家庭に守られない中で,女性が単身で出産するとき,どれだけの危機があるのか。シングルマザーの困窮,子供の貧困は,社会の責任だと言えます。女性が無条件で経済的支援や子育て支援を受けられるようにすべきです。  先日,4月25日には,乳児院の心理職や院長の話を聞く機会がございました。一時保護所では虐待での入所が急増し,その割合は50%に達するほどで,しかも病虚弱児の割合が60%,これは平成2年では21%だったということです,それを超える勢いで,健全な子供の割合も79%から38%に半減しているということでした。  そして,何よりも両親がそろっているのに保護されるケースがふえているというのが現状だそうです。  狛江市では,乳幼児を育てる親たちの傾向や課題をどう捉えているのでしょうかお伺いいたします。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 447: ◯ 参 与(石森 準一君) 近年,核家族化の進展や共働き世帯の増加に加えまして,地域の関係の希薄化から生じる地域全体としての子供の養育力の低下など,広く子育て家庭を取り巻く社会環境の変化が指摘されてございます。  この点,狛江市の子育て家庭を取り巻く環境としても,恐らく同様の傾向にございまして,これらによって,育児に対する負担感を感じている狛江市の子育て家庭もふえてきているのではないかというような認識は持っています。  市といたしましても,この基本的な認識を踏まえまして,子育てに関する相談先や各種子育てサービスの周知・利用促進により,親の育児負担感の軽減を図るとともに,子育てひろばや子育て講座を活用しながら,子育て家庭の孤立を防ぐことが重要な課題であると捉えています。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 449: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 公的支援があったとしても,困難を抱える親はそれを使わない,使えない現実から,不幸な事件が起こっているという見方もできます。どのような配慮のもと,親支援を行っていくべきだと思っているのでしょうか。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 451: ◯ 参 与(石森 準一君) 市といたしましても,公的サービスが存在するにもかかわらず,それが有効に機能しないことで,子育て中の親を困難な状況にしてしまうということは,絶対に避けなくてはならないというふうに認識しております。  このような状況に陥ることがないよう,いわゆる親支援につきましては,公的サービスの改善や情報格差が生じないような情報の周知の工夫のほか,困難を抱える親,または困難を抱えるおそれのある親を早期に発見し,切れ目のない支援につなげていくような関係各課や関係機関との情報共有・連携など,利用者の立場や状況に十分配慮した支援体制の構築が重要であると考えております。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 453: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 後ほど,どのようなものかは述べさせていただきますけれども,公的支援が提供するものと受ける側のミスマッチという大きな問題がございます。  困難に陥ってしまう親は,生育歴などに起因し,社会が自分を助けてくれるということを知らない。そういった社会への深い不信を抱いています。また,母親たちは気持ちや自信のなさを抱えていることも,的確に理解していなければなりません。強い自責の気持ちを持っております。母親であれば子供を育てることができるはずという母性神話で苦しめられています。そして,我が子を育てられない自分自身を受け入れることができずにいることを理解した上で,支援をする必要があります。忘れてはならないのは,世間のまなざし,マスコミ報道の厳しさが孤立を深めてしまう。また,簡単に孤立できる,自分を隠せる社会が既に出現しているという事実です。  先ほどの杉山春さんによれば,1945年当時は,国民の5割が農家で,嫁は労働力,家制度のもとで全ての暮らしがあったとのことです。1970年代の近代家族においては,終身雇用制度が浸透し夫が経済を担い,在宅の主婦が一般的で,生涯未婚率は2%の時代でした。  1990年以降,雇用制度が変わり,非正規がふえ,1997年,金融機関の破綻の後,離婚やシングルマザーが増加しました。  2000年に虐待防止法がつくられ,家族に法的な介入が進む中,2008年,リーマンショックの後,子供の貧困,女性の貧困の問題が浮上してきたとのことです。  2010年代には居所不明の子供の存在も問題となり始めました。2016年6月には児童福祉法が改正され,先ほどもお話ししました子供が権利の主体であり,最善の利益を優先して考慮されるべきと明記され,2017年8月に作成された新しい社会的養育ビジョンには適切なケースワークをすることを求められております。  こうした流れの中でも,実態に制度や体制が全く追いつけていないことが明白となり,悲惨な事件が絶えない事態を招いているというふうにも言えると思います。  移動する親子・家族という現在の実情を踏まえると,自治体間の連携が求められます。狛江市ではどのような体制を整えているのでしょうか,お伺いします。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 455: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市におきましては,児童福祉法第25条の2に規定してございます要保護児童対策地域協議会として位置づけられてございます狛江市子ども家庭支援ネットワーク会議の所掌事務として,支援が必要な家庭については,市からの転出を確認した時点で,当該家庭の概要や支援経過,今後の支援に関する意見等の情報を転出先に提供するとともに,必要に応じて電話や面前等における口頭での情報の引き継ぎもあわせて行っています。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 457: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 虐待の問題の解決に重要な親子関係に脳科学の視点で迫り,わかりやすく結果を公表している,後で言いますけれども,黒田公美さんという方がいらっしゃいます。こういった方々の知見を親支援に取り入れていくことを提案しますが,いかがでしょうか。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 459: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市では,虐待未然防止の一環とした親支援プログラムとして,現在,乳幼児の保護者を対象としたノーバディーズパーフェクトプログラムを年2回,幼児及び学齢期の保護者を対象としたコモンセンスペアレンティングを年1回,それぞれ開催してございますが,いずれも一定の考え方に基づいた,子供とよい関係を築くためのプログラムとなってございます。  また,より専門的な支援が必要と判断した保護者につきましては,児童相談所へつなぎ,児童相談所の心理職による面談や児童相談所で実施しているプログラムにおいて親支援を実施しています。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 461: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今やっていることをおっしゃられたのですが,先ほど言いましたように,実態に制度や体制,全てがついていない状況です。みんなそのことを現場にいる方たちも大変危惧して,乳児院の院長なども発言しておられます。こういった中で新しいものも取り入れていくことはすごく大事だと思います。  この方,黒田公美さんなんですが,「マウス実験で養育行動を担う脳の場所を発見し,機能障害を起こさせると,正常な子育て経験のある母マウスが子を攻撃する。脳の機能が親子関係に影響する一例だ。虐待の理由について「泣きやまなかった」と話す親がいる。生後間もない自分の子どもであやし方を試した。」この方子供3人いるそうで,子どもをぴたっと体に付けて歩くと,3秒で心拍数が下がり,泣く時間は10分の1になった。リラックスさせる副交感神経の働きが活発化するためだ。経験的に知る現象を,科学的に示したということがございます。  すごくシンプルなんですけれども,こういうことを親支援の中に取り入れていく,ということは,すごく私は重要なのではないかなというふうに思います。  続きまして,社会的入院についてお伺いいたします。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 463: ◯ 参 与(石森 準一君) 社会的入院ということでございますが,こちら,医学的な観点からは既に入院の必要がなく,在宅での療養が可能な状態であるにもかかわらず,退院して生活するための環境が整っていない等の事情により,引き続き入院している状態のことと承知しています。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 465: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 子供たちにとっては,好ましくない状態と言えます。里親,養子縁組,児童養護施設,乳児院などの社会的養護の仕組みの中でも,障がい児や医療的ケア,医ケアの必要な子供は養育の十分な受け皿がないのが現状です。市の認識をお伺いいたします。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 467: ◯ 参 与(石森 準一君) 障がい児や医療的ケア児につきましては,さきにも答弁申し上げました厚生労働省の新たな社会的養育の在り方に関する検討会における社会的養育ビジョンにおきましても,家庭養育の保障の必要性や里親委託に向けた体制づくりの必要性が指摘されてございます。  しかしながら,その一方で,必要となる医療的設備など,子供の安全性の確保の観点から,障がい児や医療的ケア児の里親委託に関しては,現段階において社会的な受け皿として十分でない状況にあるというふうに認識しております。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 469: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 全国395の医療機関で,昨年1年間で虐待の疑いで入院した子供1,781人のうちの約2割の399人が,家庭など受け入れ先がない社会的入院を余儀なくされているという調査結果が出されました。この社会的入院の約2割弱に当たる60人が障がい児や医療的配慮が必要な子供だったということもわかりました。こういった問題も抱えております。  続きまして,児童自立支援施設の役割と特徴についてお伺いいたします。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 471: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童自立支援施設は,児童福祉法に基づく児童福祉施設の一つで,不良行為を行った,または行うおそれのある児童や,家庭環境等の理由により生活指導を要する児童を入所,または家庭から通所させ,生活指導,学習指導,職業指導等を行い,児童の心身の健全な育成と自立支援を図るための施設でございます。  また,この特徴といたしましては,施設への入所以外に,家庭からの通所も認められるなど,開放されている施設であることが挙げられます。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 473: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 少年院との違いについてはいかがでしょうか。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 475: ◯ 参 与(石森 準一君) 少年院につきましては,少年院法に基づき,法務省が所轄する施設であり,非行少年のうち,家庭裁判所が,矯正教育が相当として,少年院送致を決定した少年を収容する施設となってございます。  児童自立支援施設との違いにつきましては,両者ともその目的が児童の心身の健全な育成,自立支援であることは共通している一方で,少年院においては,そのための矯正教育を行う施設であること,という点が,両者における最も大きな違いであると認識しております。  また,児童自立支援施設は,家庭裁判所の決定のほか,都道府県知事が児童福祉法上の措置として入所させる場合もあることに対し,少年院に入所するのは,家庭裁判所が少年院送致を決定した場合のみであることも,両者における違いの一つであると認識してございます。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 477: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こういった聞きなれない施設のお話をしたというのは,私たち,虐待でもそうですし,こういう児童自立支援施設,これも社会的養護の一つのあり方なんですけれども,そういったことを,私は本当に知らなかった。里親のことも本当に全く知らなくて,50半ばまで来てしまったということに,自分自身ですごく反省の意味も込めています。  少年院とかそういった矯正とかいうこととか児童養護施設とかいうと,私,ふだん地域には関係ない話というふうに思われている方が多いと思うし,私も不登校の親の会に参加しているのですけれども少年院は,犯罪はちょっと関係ないとかって言っているのですけれども,こういったところで勉強に参加していると,そこにいる保護者のいろいろな方々が本当にちょっとしたことで,こういう子供が犯罪を犯してしまうとか,そういったことが自分の家に起こるとは思わないで起こっている。こういう状況の中で私たちの地域というか,ふだんの暮らしの中と,別のニュアンスを持つような聞きなれない施設とかについて,私,本当に皆さんと一緒に共有していきたいなというふうに思って,今,こういったことをお伺いしているところです。  非行・虐待のほか,いじめ,ひきこもりなど,負の連鎖を食いとめる期待と可能性のある取り組みをしている児童自立支援施設ですが,一般的には余り知られてはいません。学院長等を招き,講演会などを行ったことはあるのでしょうか。愛光女子学園は,市内にある更正施設だと思いますが,行政や福祉・教育・子供にかかわる関係機関との交流はあるのでしょうかお伺いいたします。 478: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 479: ◯ 参 与(石森 準一君) 愛光女子学園との交流の機会といたしましては,これまで七夕祭りや運動会などの行事にお招きいただいたことがございます。  また,愛光女子学園側から,青少年の支援に取り組んでいる方々にも見学に来ていただきたいとのお話をいただいてございまして,今年度,狛江市青少年問題協議会の視察研修として訪問させていただく予定となってございます。  また,市の関係機関につきましても,更生保護活動をされている保護司会や更生保護女性会が,愛光女子学園の行事にお招きいただくといった交流もあると聞いております。  特に七夕祭りでは,更生保護女性会の皆さんが,少女たちの浴衣の着つけのお手伝いをされているようでございます。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 481: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こういう狛江の方々と交流があるということ,私も本当に知らなかったわけで,愛光女子学園の元園長先生,女性でしたけれども,お話も聞いたことがありました。皆さん,こういったところの学院長の方って,本当にいいお話をなさるので,この狛江市青少年問題協議会の研修,大変意味があるなというふうに思います。  私がこのお話を聞いた国立武蔵野学院長の青木建さんですけれども,「児童虐待から考える 生活を共にして見える,子どもの姿と育てなおし」という講演でした。児童自立支援施設の強みとwith。forやtoではなくてwithの精神での育ち直しという大変心を打つものでした。  近年の子供を取り巻く環境の社会的背景には少子高齢化,ひとり遊び,遊び場の減少,遊びの商業化,孤食,携帯電話やインターネットの普及,塾や習い事などによる多忙,家族の会話の減少,子供の縦集団によるつながりの希薄化,地域における養育・見守り機能の低下,離婚等によるひとり親家庭の増加,リストラ等経済的な理由による貧困家庭の増加,親の犯罪や障がいによる影響など,枚挙にいとまがありません。  実際の子供たちの困難を知り,困っている子供を放置しない,困っている親を追い詰めない,困っている支援者を孤立させないという理念を忠実に守りながら,児童自立支援施設が育て直しと家庭的に,そして継続的に行っていることを知ることが,私たちも必要なのではないかというふうに思います。  続いて質問いたします。一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃さんは,全ての少女が「衣食住」と「関係性」を持ち,困難を抱える少女が暴力を受けたり搾取に行き着かなくてよい社会を目指すための伴走者としてのさまざまな活動を続けています。Colaboは,具体的にどんな活動をしているのでしょうか。また,市としてはこれらの活動をどう考えるのかお伺いいたします。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 483: ◯ 参 与(石森 準一君) 一般社団法人Colaboは,全ての少女に「衣食住」と「関係性」を。困っている少女が暴力や搾取に行き着かなくてよい社会にを合い言葉に,中高生世代を中心とする女子を支える活動を行っている団体で,具体的には夜の街を巡回し,家に帰らず,または帰れずにいる少女に対する声かけや,夜カフェといいまして,改装したバスを拠点に,渋谷や新宿で10代向けの無料カフェを実施してございます。  また,食事や生活に必要な物品を提供したり,相談を受けたりする中で,状況に応じて弁護士や児童相談所,病院,学校等への同行支援を行っているということも伺っております。  またシェルターの運営も行っており,一時的に,または中長期的に生活できる場を提供することで,自立を目指す支援を行っています。  これらのColaboの活動につきましては,居場所がなく,家に帰らない少女たちが,暴力や搾取に行き着く前に手を差し伸べる,大変意義のある活動をされていると捉えています。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 485: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当にこういう活動をしているので,説明していただいてありがとうございます。居場所を失った少女たちは間違いなく狛江市にも存在していると思います。狛江市での相談・支援保護などはどのように行っているのかお伺いいたします。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 487: ◯ 参 与(石森 準一君) 女子高生サポートセンターColaboのように,少女に限定した相談ではございませんが,市役所窓口や市内の児童館でも,少年や少女からの相談をお受けすることができますし,市が活動を支援しているチャイルドラインでも,あらゆる悩みに対し電話を通してみずから問題を解決できるように支援を行ってございます。  また,東京都若者総合相談センター「若ナビα」や,東京都人権プラザ,東京都教育相談センター等,東京都が設置している支援機関もありますので,必要に応じてそちらの紹介も行ってございます。  これらも含め,現状の狛江市においては,さまざまな相談を受ける中で,支援や保護が必要な状況があれば適宜,庁内関係部署や外部関係機関と連携して対応している。こういった状況になってございます。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 489: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当に大変なことで,Colaboが行っていることって本当に大変なことなんですけれども,すごく工夫されているので,皆さんもColaboの活動をぜひ知っていただきたいというふうに思います。Colaboでの事業内容や活動の概要を市でも把握して,適宜,相談や支援に役立ててはいかがでしょうか。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 491: ◯ 参 与(石森 準一君) 女子高生サポートセンターColaboは,主に渋谷や新宿といった都内の繁華街を拠点とした活動を行っておりますが,メールやLINEによる相談については,全国からも受け付けているとのことでございます。  そのほかにもサポートグループによる交流会や企画展の開催など,幅広い活動を行ってございまして,若者の相談・支援の取り組みということでは,今後の参考にしてまいりたいというふうに考えています。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。
    493: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 参考までなんですけれども,この仁藤夢乃さんという方も,当事者だったということで,きょうなんですけれども,少年法の適用年齢引き下げ問題と児童虐待ということで,何と基調講演がアイドルの戦慄かなのさんということで,本当に今,こういった当事者や当事者だった人たちが,本当に自分たちみたいな子を再び社会につくりたくないということで,当事者たちがすごく頑張って活動しています。私たちそういったところにしっかりとアンテナを立てていろいろ勉強していくということが,まず大事かなというふうに思っております。  それでは次の質問に移ります。  WHOの総会は5月25日,オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になるゲーム障害を新たな依存症として認定した国際疾病分類最新版を承認いたしました。アルコールやギャンブルなどの依存症と並んで,治療が必要な疾病となるそうです。市としてはこの問題をどう捉え,どのように対応していくのかお伺いいたします。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 495: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) まず,依存症とは,物質使用や嗜好行動が生活の最優先となり制御ができなくなった状態でございます。ゲーム障害は薬物やアルコールといった物質依存とは異なり,ギャンブル,窃盗,買い物等,行為過程で得られる興奮や刺激を求め,その行為に依存するプロセス依存という範疇の依存症でございます。  2011年からネット依存に対する外来診療を始めた独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの樋口院長によりますと,来院する方のきっかけのほとんどは,オンラインゲームへの依存となっており,そのゲームの多くは刺激が強く攻撃的なものが多く,心身への影響は大変強く,ゲームにのめり込む余り,不登校や昼夜逆転となり,家族との関係性も悪化する方も多いようです。  ただし,現在,ゲーム依存に対する確立した治療法やガイドラインはないとのことです。また,ゲーム歴が長いほどその治療は難しくなるようでございます。  樋口院長は,児童・生徒については,親御さんや学校の養護教諭,かかりつけの小児科医がその状態に気づき,しかるべき相談機関につなげる体制が必要ではないかと話されてございます。  市におきましては,現在,アルコール,薬物関係の依存のケースに関しては,医療機関を初め,関係機関と連携して支援を行っております。現在のところ,ゲーム依存に関する御相談はございませんが,研修等があった場合には積極的に参加し,御相談に備えて職員の専門性の強化に努めてまいりたいと考えております。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 497: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 新聞記事をまた紹介いたします。  「ゲームをする時間を決めても守らない小学2年男子。やめさせようとする母親に暴言や暴力を浴びせ「イライラする」と友人も殴った。<ゲームを母親に取り上げられた小学6年男子。包丁を手に振り回したため,母親が幼いきょうだいを連れて逃げ出し,警察を呼んで緊急入院させた。>これらは,心療内科医の増田彰則医師(67)が,鹿児島市内に開くクリニックで診察したケースだ。「ゲーム依存が人格崩壊を招いている」と増田医師は嘆く。」というお話です。本当に深刻な問題だというふうに思います。  厚労省の研究班は2018年8月に,中高生の7人に1人に当たる約93万人にネット依存が疑われるとの推計を発表しました。その下の世代,即ち小・中学生にも広がっていることは間違いありません。教育委員会としての見解を求めます。心配されることは何でしょうか。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 499: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 東京都教育委員会が平成30年度に実施した調査においても,1日のインターネット利用時間が2時間以上である子供の割合が50%を超えるなど,インターネットの利用時間が長時間化している傾向が指摘されています。  教育委員会では,スマートフォンやパソコンなどのインターネット接続機器は,生活する上で非常に便利なツールとなっていることから,小・中学生はインターネットの特性を理解し,このような機器をうまく活用する能力を身につけるとともに,長時間の利用や不適切な利用を防ぐために,よりよい使い方について,子供たちが自分のこととして納得できるように,周りの大人が適切な支援をしていく必要があるというふうに認識しております。  インターネットの利用の長時間化傾向によって,睡眠時間の減少による学習への集中力低下,心身に不調を来すことが心配されるほか,データ通信やゲームでの課金による高額請求につながることも懸念されることだと考えております。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 501: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) このゲームの課金による高額な請求,これは本当にたくさんあるようで,スマートフォンとかググると,相談の中にいっぱいそういうのが出てくるということです。  鹿児島県内の小・中学生らを対象にした先ほどの増田医師の2018年度の調査ではネット・ゲーム依存の疑いがあると判定された小学校低学年の男子の20%,これは保護者回答,高学年男子は18%に達したということです。さらに驚くべきことは,乳幼児5,205人の保護者への調査では,1歳から6歳の全年齢で3割以上が1日にスマホを1時間以上触っており,6歳児は4分の1超がゲームを1時間以上していたそうです。発達段階にある子供の脳は未熟で,大人よりゲームの刺激を受けやすい。しかも,依存に陥るスピードは速く,逆に回復しにくいとの恐ろしい現実はもっと周知されるべきです。また,ゲーム依存は,のめり込んで生活が乱れるだけではない怖さがあります。海外の研究では,暴力的なゲームや映像の視聴を長時間続けると,他人の痛みを感じる中枢神経の活動が抑制され,攻撃性が高まるとの報告もあるそうです。ほうっておけない事態だというふうに思います。  発達障害という概念のない時代に育った大人の発達障害への理解を進めていく必要があると思います。現状について市の認識を伺います。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 503: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 発達障害の概念がない時代に育った中高年の方で,過去の生育歴等を振り返っても,支援の実績はないが,現在は就労も含めて,日常生活の場面で福祉的な支援が必要な方はいらっしゃいます。  若年層のみならず,中高年の方の発達障害の理解も重要な課題と認識しております。 504: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 505: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,相談事例はあるのでしょうか。どのような支援が考えられますか。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 507: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 個別のケース対応の中で,対象世帯の中に発達障害,軽度知的障害が疑われ,支援をしているケースはございます。  相談支援の中で,対象者の方に了解を得た上で,医療機関等への受診をしていただき,検査や診断等を行い,必要な方には愛の手帳や精神保健福祉手帳の取得の手続をとっていただいてございます。  その後,その方に合わせた障害サービスの受給も可能で,就労支援の結果,障がい者雇用という形で就労することも可能でございます。  福祉的な支援を入れることで,支援導入前と比較して,大変落ちついた生活を送られる方もいらっしゃいます。 508: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 509: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 20歳以上の発達障がい者を対象に毎日新聞が実施したアンケートで,回答した4割超の方が「うつ病を発症している」という結果だったそうです。こういったことを踏まえ,新たな若者支援が必要だと思いますが,市の考えを伺います。 510: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 511: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 御質問者がおっしゃったように,最近の若者に多い新型鬱病は,実は発達障害の二次障害と考えられるケースが多いと言われてございます。  新型鬱病は,仕事の場面では抑鬱気分,不安,焦燥,意欲低下など鬱病の症状が目立ちますが,仕事以外の場面では,比較的症状が目立たないというものでございます。この場合,抗鬱薬の効果は余り期待できません。  したがいまして,薬物療法は最小限にとどめ,認知行動療法的アプローチを行うことが効果的と言われてございます。その場合,臨床心理士が行う心理検査の結果に基づいて,医師や専門職が助言するという支援を行うことになります。  以前は鬱病と言えば,内因性鬱病のことを指し,それは時に妄想などを伴うため,二大精神病の一つとされ,服薬による医師の治療が基本でしたが,今後は新型鬱病等,若者の精神保健福祉分野の支援においては,医療,心理,福祉の専門職との連携が欠かせないものと認識しております。 512: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 513: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 発達障がいやその傾向のある学生が増加する中,課題となっているのが就活だと言えます。市としてはどのような体制を整え,若者の就労や社会参加をサポートすべきと考えているのでしょうか。 514: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 515: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 発達障がいやその傾向のある学生が増加していることは,認識しております。発達障がいやその傾向がある学生は,就職活動において必須の履歴書やエントリーの記載や面接という場面が苦手な方が多く,最近では,就職活動におけるスキルアップのための教室も運営されているようでございます。  発達障害もさまざまな特性があり,仕事の内容によって,本人が得意な分野,苦手な分野があろうかと思います。また,障害者手帳等を取得して障がい者雇用を選択するのか,発達特性を告げずに一般就労でいくべきなのかも,多くの方が悩まれている状況だと思います。  福祉の現場での支援事例から判断いたしますと,障害特性を余り表に出さずに一般就労した方については,後に業務の習熟度,人間関係等から心身の状態が悪化して,退職に追い込まれるということもあるようでございます。  一方,御自身の障害特性を逆に表に出して,力を存分に発揮できる業務をしっかりと選び,かつ,職場が障害特性をしっかりと理解し,合理的配慮が行える障がい者雇用枠で就労した場合は,就労が継続できる場合は多いと認識しております。  市におきましては,発達障害に特化した就労支援担当はおりませんが,特に障害者手帳を取得して障がい者雇用を目指す学生の支援には的確に対応できるように努めてまいりたいと考えております。 516: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 517: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) この質問は終わります。 518: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野芳子議員。     〔7番 吉野芳子議員登壇〕 519: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 2問目は,安全で持続可能なまちを目指してです。  気候変動の危機を訴える若者たちの抗議活動が,今,世界規模で広がっています。そのきっかけとなったのがスウェーデンの環境活動家,グレタ・トゥーンベリさん,16歳です。  彼女は,若い人たちは,私たちの未来が奪われようとしていることに怒るべきだと言っており,世界各国が地球温暖化対策の新枠組みパリ協定の掲げる目標に沿う対策をとるまで抗議活動を続けるとの意思を示しています。  グレタさんが活動を始めたのは去年8月で,スウェーデン政府に気候変動対策の強化を求め,学校を休んで座り込みを開始,それが世界中の若者たちに広がり,週1度,授業を休んでデモをする学校ストライキが各地で起き,ことし半ばに世界規模で連動した抗議運動の際は,150万人以上が参加しました。グレタさんは,マクロン・フランス大統領やローマ法王などとも面会するなど,世界の政治,宗教指導者も無視できない存在となっています。  例えば2018年9月のツイッターでは,デモをするかわりに学校にいるべきだと言う人もいるが,地球を救うために,誰も何もしていないのに,どうして未来のための勉強を続けることができるのでしょうと発信しています。また脱化石燃料に向かう国際潮流に逆行して,石炭火力発電を推進する日本のエネルギー政策についても批判しています。  初めて世界規模でのデモのあった3月15日,ドイツでは30万人,イタリアでは49万6,500人,オーストラリアでは15万2,500人という参加者数が発表されています。  日本では東京と京都で230人が参加したとのことですが,日本で一番怖いことが起こっている。それが無関心だと訴える参加者がいたそうです。どんなに小さな規模でも,環境に関する発信を続け,それぞれが続けられる行動を選び,人に伝えて広げていくことが重要だと言えます。日本でのことを取るに足らぬと恥じる必要はありません。狛江市での活気あるアクションが注目されます。環境フェスタからリニューアルしたこまエコまつりです。6月2日に開催されたこまエコまつり,今年度の企画の特徴,来場者数とその推移についてお伺いいたします。  再質問は自席よりいたします。 520: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 521: ◯ 環境部長(清水 明君) 6月2日日曜日に開催した第47回環境月間イベントこまエコまつりですが,企画の特徴としましては,子供が楽しめる体験型ブースなどの催しを多数用意するとともに,より多くのブースを見ていただく取り組みとして,スタンプラリーを実施し,効率よくイベントを楽しんでもらう工夫をしてございます。このスタンプラリーは本格的に始めて3年目ということもあり,イベントの参加者にも定着してきた様子で,台紙を手に持って楽しんでいただいている子供の数は,年々ふえてございます。  その他,地球温暖化対策の適応策として,熱中症対策がございますが,花の無料配布やゴーヤ等の苗の配布の際に,列に並ぶ皆さんが熱中症にならないよう,列がテントの下や屋内となるよう配慮しております。  次に,来場者数の推移でございますが,平成28年度約1,000人,平成29年度約1,200人,平成30年度約1,500人,そして今回の平成31年度は約1,700人となってございます。 522: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 523: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 最後の来場者数,どんどん伸びているということで,本当にすばらしいと思います。手応えはどうだったのでしょうか。祭りに関係した所管を含め伺います。また,今後に向けての展望と課題や反省点,こういったことについて伺います。 524: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 525: ◯ 環境部長(清水 明君) こまエコまつりは,環境について身近に触れ合えるきっかけとし,行政・市民・企業などの連携をさらに強化することで,市の環境行政を推進することを目的としております。難しいと捉えがちな環境問題も楽しく学べる機会としてこまエコまつりは発展しており,年々来場者数が増加していることもあって,環境部といたしましては,子供から高齢者まで幅広い年齢層の方々に環境問題を身近な問題として楽しく学んでいただけているものと手応えを感じております。  関係の各所管でございますが,子育て支援課との連携として,こまえスマイルぴーれによる子供服とマタニティー服の交換会を継続して実施しており,この交換会も毎年,大変好評をいただいてございます。また,今回は地域活性課による令和元年狛江・多摩川花火大会協賛タオルの販売のスペースを用意しましたが,売り上げに大変効果的であったと聞いております。  今後に向けてでございますが,課題としましては,狛江市役所市民ひろばを中心に実施していることから,これ以上の場所の拡大は難しいと考えております。  今後の展望としましては,キャンドルナイトのプレイベントとなるキャンドルづくり体験など,体験型ブースをより楽しむための工夫を行うといった内容の充実を図ることにより,これまで以上に多くの市民の皆さんに御来場いただけるような仕組みを構築していきたいと考えております。 526: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 527: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当に楽しみだと思います。こういった中で,ベランダdeキエーロも展示されていたわけなんですが,市での実施までの経緯,実施状況について詳細を改めてお伺いいたします。 528: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 529: ◯ 環境部長(清水 明君) ベランダdeキエーロでございますが,生ごみ減量のために,神奈川県葉山町にお住まいの松本さんが,試行錯誤の結果開発したものでございまして,もともとの大きさは縦横約90センチメートル,奥行き約50センチメートルと,100リットル程度の容量のある大きなものでございました。  取り組むきっかけは,清掃課の職員が,多摩川衛生組合構成市である国立市に出張した際に,市役所前に設置してあるベランダdeキエーロを見かけ,詳細を教えていただくと,生ごみを電気や特殊な菌を使わずに,黒土と日光の力で分解するということがわかりました。  国立市では平成25年度から行われているベランダdeキエーロのモニター募集を行っており,モニター調査の結果から,ベランダdeキエーロに対して20%程度の容量,22リットルのベランダdeキエーロ・ミニが職員により作製されました。  狛江市の住宅事情や土地利用の状況を勘案しますと,現在,モニター募集を行っているベランダdeキエーロ・ミニがふさわしいと判断しまして,葉山町の松本さんと国立市のごみ減量課の許可を得て,国立市と同じサイズのものを平成27年に試作しました。  直ちに清掃課で試験運用を開始し,生ごみ消滅のノウハウを蓄え,平成29年に10名のモニターを募集しました。モニターへ利用状況の調査を行い,翌30年にも42名のモニター募集を行いました。利用状況の調査結果から,生ごみ処理と堆肥づくりを混同していること,正しく使われていないことなどが判明しました。その後,取り扱いについてわかりやすく,正しく伝える方法がまとまったことと,製造委託についての調整を終えたことから,今年度,予算に計上し,事業化したものでございます。 530: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 531: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当に取り組みの流れが大変よくわかりました。それでは,今年度の取り組みについてはどのように進めるのでしょうか。モニター講習会の内容と所感を伺います。 532: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 533: ◯ 環境部長(清水 明君) 今年度,モニター講習会は3回実施いたします。1回目は5月31日に実施いたしました。2回目は6月30日,3回目は7月28日を予定してございます。募集数は合計で100名を予定してございます。  講習会では,基本的な使い方の説明をいたしますが,モニターそれぞれで工夫して取り組んでいただけるように,土が固まった場合はよくかきまぜて再開すればもとどおりに機能を回復し,問題ないことや,何かわからないことがあれば,気軽に問い合わせてほしいことを伝えております。  また,長く続けるには生ごみが確実に消滅することが重要ですので,設置場所についての説明,日当たりと風通しがよい場所と,1日1回はよく土をかきまぜることを理解されやすいように伝えております。  日常生活を犠牲にすることなく,楽しみながら無理なく長く続けていただくことが,ごみ減量には大切であることが伝わるように考え,講習会を実施しています。  このベランダdeキエーロは,生ごみ減量のための小型処理容器として普及を図ってまいりますが,余りかた苦しく考えずに,気軽にできることから,こつこつと末永く続ける,よくかきまぜることを伝えられるよう努力していきたいと考えております。 534: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 535: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) ベランダdeキエーロについては本当に清掃課の皆さんよく知っていらっしゃって,総力を挙げて取り組んでいる,愛と熱意がモニター講習会でも参加している市民に伝わったと思います。私も3年の修行を経て,この5月31日にやっとベランダdeキエーロを家で世話をやいています。しの議員には,先を越されてしまったのですが,今,不安を抱えながらやっているわけなんですけれども,清掃課長が説明のときに,いろいろな質問が来るのですけれども,そのときに「旅行はどうしたらいいでしょうか」とか言ったら「旅行,行っちゃってください」という感じで,「じゃ,ペットじゃないんだ」みたいな。ペットと混同している気持ちになってしまうわけなんです。私たち,今,駒井町の友達と6人で始めたのですけれども,メールがいろいろ来て,「楽しい」とか「愛が湧いてくる」とかいろいろすごくいい話が来ていて,ベランダdeツナガールというグループをつくって,みんなで情報交換をしながら,本当楽しく,ごみってやっぱり憂鬱なものなのに,楽しくなるというのが,これはすごいなと。それには,先ほどお話がずっとあったように,清掃課が,本当,愛と熱意を持ってずっと続けてきた,そのことが市民にも伝わっているということが,本当に満を持して今度3回あるということで,今度また100人ふえるということなので,しの議員のほうから詳細にどのくらいの生ごみがこのモニターの中で消えたかというのを多分出してくれると思うので,本当に楽しみに,環境問題とかた苦しく考えずに続けられるごみ減量,ベランダdeキエーロをずっと広めていけたらなというふうに思っています。  続いて,雨水貯留タンクの設置の目的,効用,市民への周知についてお伺いいたします。 536: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 537: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水貯留タンクの設置の目的は,雨水の有効利用でございますが,その効果といたしましては,降った雨をタンクにためることにより,その分が下水道に流れなくなるため,下水道への負荷の軽減となり,集中豪雨の際の浸水被害を軽減することができます。また,花木への水やりに使用することで,上水道の使用を抑制することや,災害時にトイレ排水等で使用する非常用水として利用できることなどが考えられます。  市民への周知についてでございますが,こまエコまつりや総合防災訓練で雨水貯留タンクの展示を行い,その重要性を周知するとともに,全戸配布しているこまeco通信や広報こまえ,ホームページでも紹介しております。また,近隣の住宅展示場などにもパンフレットを置くなど,周知に努めています。 538: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 539: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) では,タンクの設置への助成制度の内容と設置までの流れについてお伺いいたします。 540: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 541: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水貯留タンクの設置の助成制度は,狛江市雨水貯留槽設置助成金交付要綱に基づき助成を行っており,助成金額の上限は4万円とさせていただいておりますが,貯留タンクの購入費及び設置費用の合計額の3分の2を助成する制度でございます。  設置完了までの流れでございますが,貯留タンクを設置したい方が,助成を受けるための申請書を添付書類とともに市に提出していただき,その提出書類を市で確認し助成金交付の決定書を申請者に交付後,貯留タンクの設置をしていただきます。設置完了後は,完了届及び助成金の請求書を市に提出していただき,市による検査を行った後,助成金を申請者に振り込むという流れになってございます。 542: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 543: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 申請したいと思った市民が,タンクの販売元にいったらいいのか。それから設置してくれる業者はどうやって探すのかというようなこともあるのかなというふうに思いますが,それでは,雨水貯留タンク設置の推進にはどのような課題があるのでしょうか。また,推進するに当たっての目標数や工夫についてお伺いいたします。 544: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 545: ◯ 環境部長(清水 明君) 課題といたしましては,設置するためには,ある程度の場所が必要なこと,設置のための工事が必要なこと,タンクの購入先や工事を施工する業者についての情報が少ないこと,雨水貯留タンクについての認知度がまだまだ少ないことなどがあると考えております。
     推進するに当たっての目標数は,年15基を目標としております。その目標達成に向けては,さきに述べました課題を解決するため,現在実施しているこまエコまつり等での周知活動を継続的に行い,雨水貯留タンクの重要性の周知や認知度を高めていくことが大切であると考えております。  また,総合防災訓練では,実際に雨水貯留タンクの設置工事を行っている狛江市内の下水道工事店にも御協力いただき,官民が一体となり周知活動を行っております。今後も引き続き民間事業者の持っているノウハウを活用しながら市民への周知を行い,多くの皆様に雨水貯留タンクの重要性を御理解いただくとともに,相談や申請がしやすい環境と整え,一軒でも多くのお宅に雨水貯留タンクを設置していただきたいというふうに考えております。 546: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 547: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こまエコまつりでも貯留タンクにいた下水道課の方々,ちょっと控え目だったので,どうぞよろしくお願いいたします。  それでは学校における環境学習として,多摩川や野川での体験型学習,活動は継続して行われてきたと思いますが,今後は狛江市教育委員会の自己点検及び評価報告書にあるように,持続可能な開発目標(SDGs),持続可能な開発のための教育(ESD)の実践が求められていると思います。具体的にはどのような方法で行っているのでしょうか。 548: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 549: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ESDは人類の開発活動に起因する現代社会におけるさまざまな問題をみずからの問題として主体的に捉え,身近なところから取り組むことで,それらの問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし,持続可能な社会を実現していくことを目指して行うための教育活動でございます。  その実現のため,児童・生徒に多面的・総合的に考える力,コミュニケーションを行う力,進んで参加する態度など,持続可能な社会づくりのための課題解決に必要な能力・態度を身につけさせていく必要がございます。  各学校においては,総合的な学習の時間や社会科を中心に,地域に目を向け,身近な問題をみずからの問題として認識し,解決に向けて考えていけるような取り組みを実施してございます。同時に,児童・生徒がそれらの汎用的な資質・能力を身につけられるよう,主体的・対話的で深い学びの視点に立った授業改善に取り組んでございます。  今後はSDGsをより一層意識したESDの推進が求められております。各学校でSDGsを踏まえた取り組みが推進されるよう教育委員会としても支援の方法を検討してまいりたいと思います。 550: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 551: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 先ほどのスウェーデンの環境活動家,グレタ・トゥーンベリさんが単身で始めた学校ストライキが世界中で広がりを見せていることは申し上げました。児童・生徒を含めた日本人の温暖化問題への関心は高くないと言えます。  学校では気候変動の影響を受けやすい未来世代について,どのような教育が必要だと考えているのかお伺いいたします。 552: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 553: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今後,永続的に人間が地球上でさまざまな生物と共存していくためには,子供たちが自然と人間の生活とのかかわりを正しく認識できるようにすることが大切であると考えております。  そのため狛江市のごみ問題や多摩川の環境など,子供たちにとって身近な問題に目を向けた内容を取り上げ,自分たちがかかわることができる身近な活動について,主体的に考えられるようにすることから学習を始めることが重要であると考えております。  また,環境保全のための取り組みについては,学習の場面だけではなく,日常生活の中でも意識的に行っていくことが大切でございます。学校は地域社会や家庭と積極的に連携し,学校で学んだことを地域社会や家庭での生活で生かすことができるよう配慮していくことが必要であるというふうに認識しております。 554: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 555: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 続いて,公共交通についてお伺いいたします。  市民からのこまバスの評価はどのようなものでしょうか。本当の意味で,多くの市民のためのコミュニティバスとなるには,実は課題が山積していると言わざるを得ませんが,市の認識はいかがでしょうか。 556: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 557: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) こまバスは利用者を制限した福祉バスから,利用料を負担いただくことで,利用者を制限しない一般乗り合い事業に移行いたしました。移行したことにより,福祉施設に登録できないために,福祉バスを利用できなかった方も,こまバスが利用できるようになったところでございます。  こまバスの運行により,交通不便地域もほぼ解消され,利用者も増加しております。また,乗降者のおおむね6割がシルバーパスの利用者であることから,高齢者の方にとってもこまバスの利便性についての一定の御理解をいただいているものと考えております。  しかしながら,さまざまな方面から相互利用や増車,増便などについて,御要望があるところでございます。市内の道路環境や運転手不足,経費の増大などの課題があり,御要望に応えるには非常に難しい面はございますが,できるところからバス事業者とも協力して,サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 558: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 559: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 先日,東野川四丁目の方々にお会いしまして,皆さん,高齢化が進んでおりまして,市長も会ったことがないし,選挙のときも来たことがないというようなこともおっしゃられて,市長も,お目にかかりに行ったわけなんですけれども,その中で私,問いかけられたのは,自転車が乗れたときまでは,喜多見駅まで徒歩8分の距離なのでいろいろなことが便利だった。「あなたのところは便利なの」と聞かれたときに,私が自転車に乗れなかったら,「うちは便利じゃない」というふうに答えると思ったんです。  そういったところから,東野川四丁目の方々に本当にお目にかかりに行って,よかったなというふうに思って,もっとこの話はいろいろあるのですが,今回,この話だけを聞きます。  東野川四丁目には,こまバスのバス停留所はあるのでしょうか。またこのエリアの人が最寄り駅となる喜多見に行くにはどのようなルートで,所要時間はどのくらいかかるのか,とりあえずお伺いいたします。 560: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 561: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東野川四丁目には,こまバスの停留所はございません。このエリアの方が喜多見駅に向かう場合は小田急バスが運行している狛江ハイタウン線がございます。狛江ハイタウン折返場から,狛江ハイタウン,小足立橋,野川大橋,覚東,都営東野川二丁目アパート前,狛江第五小学校,市民グランド入口,岩戸北一丁目,電力中央研究所を経て喜多見駅に運行しており,所要時間は13分から15分となっています。 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 563: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 大変不便だということは,この前も別の議員からもお話がありました。  私,実は5月21日に,小平市のほうに行ってまいりました。都市開発部公共交通課の課長と係長にヒアリングをさせていただきました。  小平市のコミュニティバスは平成16年から試行運行を開始して,3年後に運行ルート,運賃を一部変更し,フォローアップ調査の実施後,報告書を作成し,本運行をしたそうです。その半年後にも運行車両を変更するなど,進化する公共交通といった感じを受けました。  この間,総合的な交通体系のあり方懇談会を平成17年度に設置し,平成18年度3月には,報告書が出された。このスピード感すごいです。  その中で4つの地域において,地域に合った公共交通を整える。運賃は100円ありきではない。民業圧迫や公平性の観点から。そして,市民が支える公共交通である。運行中のコミュニティバスの運行ルートを変更するというのが主な内容だったということです。これに基づいて公共交通に関する基本的な考え方として,地域ごとのニーズに基づくコンパクトな生活交通とこれをつなぐ幹線交通の充実,乗り継ぎによる移動を検討。コミバスのルートと運賃を変更し,新たな試行運転を実施し,コミュニティタクシーの導入に向けた市民活動や調査等が実施されたというお話でした。こういったことがもう狛江市にも必要だと思います。  小平市のコミュニティバスとコミュニティタクシーの導入と経緯について,本市はどう受けとめているのでしょうかお伺いします。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 565: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 小平市における導入の経緯につきましては,運行を地域で支えていくことを目的に,周辺地域の自治会や商店会,事業者等で組織するコミュニティバスを考える会,コミュニティタクシーを考える会という市民団体が発足し,その後,地域に行政が入り話し合いを進めた結果,コミュニティバスは平成16年1月,コミュニティタクシーは平成23年5月から運行を開始したとのことでございます。交通不便地域の解消への取り組みであり,地域の移動手段の確保が目的であると受けとめています。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 567: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 私は,狛江市として,小平市の取り組みで取り入れるべきことや,取り入れることができることは何かについてお伺いいたします。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 569: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) もともとは行政からの発意ではなく,地域の方々が自分たちの移動の足を確保する観点で話し合いを進めてきたと聞いています。こうした動きがあったからこそ,行政・住民が一体とした運行事業の展開ができているものと認識しております。小平市のように,住民意識を向上させるための雰囲気づくりは必要なことだと感じています。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 571: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 高齢者の移動手段の確保はとても切実な問題となってきています。バスの停留所まで,足が不自由などの理由で行けないといった声も多く聞きました。これは個人の話ではなく,多くの方がお困りになっている課題です。まず新たな交通システムの検討が必要だということを強く指摘させていただきます。  今年度から3年間かけて,都市計画マスタープランの改定と,立地適正化計画の策定が始まります。今後,地域の課題を整理していくということだと思いますけれども,ぜひ交通の課題として,高齢者の移動手段の確保も含め,新たな公共交通のあり方についても議論していただきたいというふうにお願いしておきます。  続いて,高齢者の免許返納についてです。市ではどのように考えているのでしょうか。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 573: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市高齢者運転免許証自主返納推進事業の内容が周知され,理解されてきたことと,高齢者ドライバーによる痛ましい交通事故が日々報道され,後を絶たない状況となっていることから,狛江市としても高齢者ドライバー対策は重要な施策であると認識しています。  引き続き,交通安全計画に沿った施策展開を行っていくとともに,国・都などの動向等に注視し,狛江市の自主返納推進事業と,都で実施している高齢者運転免許自主返納サポートとともに,さらなる周知に努めてまいりたいと考えています。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 575: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,免許返納とともに,安全で利便性が高く,市民の満足と納得のいく公共交通の新たな充実を図ることは,市の責務であると言えます。市の認識をお伺いいたします。具体的な施策としてはどのように進めていくのかお伺いいたします。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 577: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地域公共交通は,高齢者等にとって必要不可欠な存在であり,また,地域の活力を維持し,強化するためには,地域公共交通の充実を図ることが重要であると考えています。  しかし,地域公共交通を担う事業者の経営がさらに厳しさを増す中,民間事業者に依存した従来の枠組みでは,これらの地域公共交通に対する社会的要請に応えることは困難な状況でもあります。  今後,関係者と適切に役割分担をしながら,狛江市にとって最適な交通ネットワーク及び交通サービスを多角的に調査・研究するとともに,さまざまな可能性について研究していきたいと考えています。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 579: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当にこれも喫緊の課題と言えるのではないでしょうか。  それではお伺いいたします。世田谷通りの狛江三叉路と新一の橋間の交通量調査の実施内容と結果についてお伺いいたします。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 581: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江三叉路から新一の橋交差点間は約250メートルあることや,平成29年第2回定例会において,議員より横断歩道の新規設置の御要望があったことも踏まえ,調布警察署にお伝えしたところ,実態を知りたいので調査してほしいとのことでございました。その後平成29年11月22日水曜日に7時から19時の間で御要望箇所について横断者の調査を職員で実施したところでございます。調査場所は狛江三叉路から新一の橋交差点間の中間点に当たる横断歩道のない箇所で歩行者,自転車,ベビーカー等の横断者を1時間ごとにはかったものでございます。  調査時間中は,歩行者が延べ171名,自転車が延べ150台の横断があり,歩行者,自転車ともに一番多い時間帯は朝8時台で歩行者35名,自転車24台でございました。夕方の時間帯も朝の時間帯ほどではないですが,歩行者,自転車の横断者が多い結果となっております。 582: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 583: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 結果からどのような傾向があると市では考えているのでしょうか。 584: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 585: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 朝や夕方の時間帯が多いことから,駅を利用する方や保育園などに送迎をする方などが多いと想定できます。 586: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 587: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今後,安全対策を講じる必要について市の認識をお伺いいたします。 588: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 589: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調査結果を踏まえ,横断歩道の設置は警視庁の判断を仰ぐことになりますが,調布警察署において,世田谷通りの交通量に対して,信号のない横断歩道の設置は,逆にリスクを負うことにならないかとの御意見もいただいております。市といたしましても,現時点で既存の横断歩道を利用していただくことが安全対策には有効と考えておりますので,効果的な既存の横断歩道への誘導方法を道路管理者である東京都の御意見もお聞きしながら検討していきたいと考えております。 590: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 591: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) どちらにしても,まだもう少し検討していただきたいというふうに思っております。  それでは,道路のことについてお伺いします。第三小付近の岩戸川緑地公園の舗装に亀裂が多く見られます。どのような計画のもと修繕しているのか伺います。 592: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 593: ◯ 環境部長(清水 明君) 特に計画はございませんが,今回の御指摘を受けまして,今後は定期的に巡回し,亀裂等により通行の支障になるようなふぐあいを見つけた際には,速やかに修繕するよう努めてまいりたいと考えております。 594: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 595: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,岩戸せせらぎの歩道の補修の現状と今後の進め方について伺います。 596: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 597: ◯ 環境部長(清水 明君) 平成30年度から令和2年度までの3年間で舗装整備を行う予定で考えております。全体のうち,平成30年度には50平米の舗装整備を終えてございまして,今年度は120平米,来年度は残りの舗装整備を行い完了する予定で考えております。 598: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 599: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 昨年の舗装で砂利の舗装がされましたが,すぐに砂利部分が剥がれてしまうことはないのかお伺いいたします。 600: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 601: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回,せせらぎの園路を舗装するに当たっては,透水性自然石樹脂舗装という舗装を行ってございます。施工した事業者の話によりますと,工事技術も進歩していることから,すぐに剥がれてしまうことはないと聞いております。 602: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 603: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 環境問題はとても身近であり,もっと身近になるべきで,それは無理なく自分なりにやれそうなことを見つけ,それを続けていくということにほかなりません。今後も安心して暮らせるまちづくりを進めていく決意を申し上げ,質問を終わります。 604: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時53分 休憩     午後 4時14分 開議 605: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。8番三宅まこと議員。     〔8番 三宅まこと議員登壇〕 606: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 議長から発言の許可をいただきました。一般質問を始めます。  前任期4年間,その最初の一般質問では,私は,介護のお話をいたしました。私は実際にサラリーマンのときに家族が要介護になって,自分で困ってそれで厚生労働省老健局に行きました。サラリーマンのときです。私の赤坂のオフィスからタクシーを飛ばして,ワンメーター,霞が関の老健局,そのときに「三宅さん,介護の話をやるんだったら地元でやりなよ」と言われました。そのときに,介護保険計画,第6期介護保険計画をつくっていましたので,私がやりたかった家族介護者,私のような困った人に対して自治体は介護保険者として介護の知識を付与すると。国政ではなく,地方自治でやったらいいと,そういうアドバイスをもらったからでもあります。  私はこの狛江の市議会議員というのは,地方公共団体の所掌事務というのが,介護保険もそうですね。保険者が介護保険,狛江市です。例えば人権とか沖縄とか憲法とか原発とか大切だと思います。しかし,私は,市議会議員というのは狛江市の行政に関係すべき話をするべきだと思っております。それは私の意見なので,個々の方は自由であります。しかし,平成30年度狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケート,市民の方がどう思っているかというのも重要です。その中でこれは平成30年4月9日から5月2日まで全体2,500人のうち,回答された方が30%,752名の方のセルの市民の方が市政に対して何に関心を持っているかというマルチアンサー,フリーアンサーであります。  その中で結果が出ています。狛江市は21項目,これは時系列です。経年で追っかけている項目もありますが,新たな項目もあります。その中で,例えばこの21項目の中で4人に1人以上関心を持っているということ。25%以上です。これは7項目あるんですね。1番が「自然環境」,28.6%,2位が「防災・防犯」で28.5%。3位が27.7%,交通ですね。25.1%は「生涯学習」という。それ以外にも「保健医療」が4位に入っていたりします。26.6%。狛江市市民です。これは私ではなくて狛江市市民の方が思っているということです。そして,全体で21番項目がありますが20番目が4.5%,20人に1人未満ですね。「市民交流」というのがあります。そして,実は21番目が4.3%,「平和・人権」,これ,狛江市民の話です。  さて,後期基本計画に係る市民アンケートの平成30年の報告書から,市民の方が何に関心を持っているかということに関して,私はそこに耳を傾けていくのが地方議員の役目だと思っています。地域に根差した課題を解決していくのが地方議員だからであります。  それでは,事前通告,大きく1問,市政課題についてに従いまして,人事同意案件から一般質問を始めます。  6月10日から始まりました第2回定例会,初日には,狛江市からさまざまな議案が提出され,議会として審議させていただきました。その中に人事同意案件というものもありました。改めて人事案件で議会に同意を求めるとされている役職は何でしょうか,伺います。質問は自席から行います。 607: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 608: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在,地方自治法等の規定により任命に当たって議会での同意が必要とされている職は,副市長,教育長,教育委員,監査委員,固定資産評価審査委員会委員,農業委員会委員がございます。
     また,選挙管理委員会委員,同補充員については,議会において選挙することと規定されており,人権擁護委員については,市長が法務大臣に対し,議会の意見を聞いて,人権擁護委員の候補者を推薦することとされてございます。 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 610: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。再質問は自席からします。  私は,かねがねこの人事案件というのが行政の組織の方から,議会へ提出される説明資料がございます。今回もこの第2回定例会の提出議案というのがありまして,同意案件というのが3件あったんです。任命とか選任につき同意という,この言葉のあやはわからないのですが,3件ありました。  私は,実は,これに関して,資料がちょっと薄ぺっらいんじゃないかなと思います。薄っぺらいなというのは,資料がです,説明の資料。ありていに申し上げますと,こうした人事同意案件が,ほかの議会でどうなっているのかというのを調べてみました。そうしますと,どうやら,これは,ごめんなさい,狛江市だけの問題ではないみたいですね。ほかの議会も大同小異ということではあります。それは狛江市の名誉のためにも申し上げておきます。  しかしながら,狛江市民の皆さん,行政の当たり前というのは,世の中の当たり前ではないのですね,決して。ちなみに執行機関という言葉があります。これを辞書で調べてみます。民間では,経営会議とか最高意思決定機関を指したりします。地方自治法上の執行機関という意味もつまびらかにします。これは地方公共団体の長及び教育委員会などの各種委員会または委員と明記されておりました。何かおかしくないですかね。長は民意で選ばれます。各種委員会とは,民意が選ばれた議員が執行部から推薦された人を同意するという仕組みになっています。市民の皆様のほうがよっぽどわかっているはずです,その重要性を。逆に地方議会を構成する議員自体,我々自体が世の中の当たり前を余りわかっていないのじゃないのかな,とも思います,すごく。なぜか。物すごく大切な人事案件に関する同意が行政から求められているんです。  例えば地方自治法第180条の8にこんなことが書かれています。教育委員会の話ですね。「教育委員会は,別に法律の定めるところにより,学校その他の教育機関を管理し,学校の組織編制,教育課程,教科書その他の教材の取扱及び教育職員の身分取扱に関する事務を行い,並びに社会教育その他教育,学術及び文化に関する事務を管理し及びこれを執行する。」と書かれておりました。  ということは,教育委員というのはまさに学校の経営者そのものなんですね,私からすると。  まずは,教育委員会,教育委員に関して伺います。全体で何人で,任期何年で,任命の基準に関して,その運用を伺います。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 612: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 教育長のほか,教育委員は4名,任期につきましては,教育長が3年,教育委員は4年でございます。  委員は,人格が高潔で,教育,学術及び文化に関し識見を有する者のうちから,議会での同意を得て任命することとされており,市内の公立学校の校長経験がある方やPTA会長などを務められた方など,狛江市の教育行政において,これまで御尽力・御協力いただいた方などに委員の就任をお願いした上で,議会に同意案件として提案させていただいています。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 614: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。私もいろいろ各行政委員会の概要というので,例えば教育委員会は今おっしゃった人格が高潔でとか,教育,学術及び文化に関し識見を有する者,これが,私みたいな人にいきなり「誰かいませんか」なんて言われても困っちゃいますので,それは,運用上はそうだと思うんです。それはわかってはいるのですが,その上で申し上げたいということがあります。  質問ですが,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第4項,政党云々の記述がありますが,この歴史的な背景はどういうことでしょうか,御教示ください。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 616: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 教育の現場においては,教育の政治的な中立というものが重視されてきた経緯がございますが,具体的には昭和31年に教育委員の選任方法が直接公選から首長の任命制に改められた際に,委員自身の政治行為を制限することで,政治的な中立を担保することを目的として規定されたものであると認識しています。 617: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 618: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。私も勉強してみました。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律,ここに政党という言葉が書かれている記述が4カ所あります。例えば任命に関して,そのうち委員の,かくかくしかじかがありまして,「そのうち委員の定数に一を加えた数の二分の一以上の者が同一の政党に所属することとなつてはならない。」とか書いてあります。罷免というところにも2つがあって,例えば教育長の話もありますね。「政党所属関係について異動のなかつた教育長」というような政党と教育長って,文脈はわからないのですが,ここに政党という話があって,日本の教科書,昔のを思い出してください。政局にとかあったななんて思うのですが,そういったことが,古い法律なのかもしれませんね。そういうことで,いかんせん,残っているなというところがございます。  さて,今回の一般質問初日に,教科書採択の質問が別の議員から出されました。実は私も平成27年8月に行われた教科書採択に係る教育委員会はフルで傍聴しています。ただし,速記はしていませんでした。  教科書の採択が決定される教育委員会に関して,質問者の方から議事をサマリーで公開すべきというような質問が出ました。そのときの,今回の初日の御答弁,教育長からは当該委員会を市民の方が傍聴できるように変えたという御趣旨の発言をいただきました。  私としては,これは当然ですよ。別に,各教育委員は政治的な意図はないのだろうと,公正に採択していると考えます。ただ,市民から,教科書会社の謝礼が教員とかいろいろ,どうのこうのというような話もありますし,不信感が高まっているのも事実ではあります。  教育長が市民に傍聴で議事を公開しているというのであれば,議会インターネット中継と一緒の理屈で,インターネットで議事の様子を市民が見られる環境にすることも一対と考えるのが自然であります。  それでは,企画財政部に伺います。一般論として狛江市の会議のインターネット中継に関して伺います。  議会の予算がつく前提にします。そして,市民が傍聴可能な会議を前提にします。こうした画像を市民へ公開していく上で,何か制約があるのでしょうか,伺います。 619: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 620: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 費用負担は発生いたしますが,傍聴可能な会議をインターネット中継することにつきましては,例規上の制約は特段ないものと考えております。 621: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 622: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) まさに学校の経営者たる教育委員のメンバーは,市長から同意案件として議会に諮られます。議会としての市民へのエクスキューズが必要になってまいります。もしも市からこうした資料,1枚だけあって,それを選ばなくてはいけないと言われたままでも,エクスキューズがあれば,例えば市民の皆さん,今,私が同意した彼らが出ている教育委員というのは,後でアーカイブで,ライブじゃなくても,映像が見られるんですよ,それでチェックしてください。それが担保されているんですということを言いたいじゃないですか,ということを申し上げます。  話を整理しますと,教科書採択の様子は,インターネットでも確認できると市民に説明して,逆に教育委員の側も公正に採択している様子を市民に向けて公開してもらいたいんだ。教育委員の方もそう思っているはずです。間違っても市民の方々に傍聴されるのはいいけれども,インターネット中継は困るよなというような教育委員を議会へ同意案件として諮っているのではないかと思いますが,その御見解を伺います。 623: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 624: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現状におきまして,会議は公開で行われており,議事録も公開されておりますので,インターネット中継は困るというようなことはないと考えております。 625: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 626: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。ここまでの話をまとめてみます。  1つ,市民が傍聴可能な会議をインターネット中継もしくは録画して市民へ公開していくことは問題ないですかねという質問に対しては,御答弁では,費用負担は発生,即ち議会の議決が必要となりますが,傍聴可能な会議をインターネット中継することにつきましては,例規上の制約は特段ないものであるという御答弁でした。  2つ目,教科書採択の様子は,教育委員の側も公正に採択している様子を市民へ向けて公開してもらいたい。間違っても市民の方々に傍聴されるのはいいけれども,インターネット中継は困るよなというような教育委員を議会へ同意案件として諮っているのではないですよねというお尋ねに対しては,現状において会議は公開されており,議事録で公開されておりますので,インターネット中継は困るよなということはないという御答弁を2つ確認できました。  次に,監査委員に関して伺います。  事務監査請求と住民監査請求に関して説明を伺います。かつ監査委員の役割を伺います。 627: ◯ 議 長(石井 功議員) 監査委員事務局長。 628: ◯ 監査委員事務局長(平林 哲郎君) 事務監査請求は直接請求制度の一つで,地方自治法第75条により,選挙権を有する者が,その総数の50分の1以上の者の連署をもって,その代表者から監査委員に対し,市の事務の執行に関し,監査を請求することができる制度でございます。  住民監査請求は,地方自治法第242条により,市民が,市の財務にかかわる行為について,違法もしくは不当な財務会計上の行為があると認めるときは,監査委員に対し監査を求め,必要な措置を講ずべきことを請求することができる制度となっております。  監査委員の役割といたしましては,市の財務に関する事務の執行や,経営にかかわる事業の管理について,法令等に従って適正に行われているか。合理的,効果的,経済的に行われているか,常に公正不偏の態度を保持して監査を行い,行政の適法性,あるいは妥当性を確保するとともに,行政の透明化を図っていくことでございます。 629: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 630: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。僭越ながら監査委員の質問をさせていただきましたが,インターネットでごらんになっている皆様,ちょっと説明が必要なんですが,今,狛江は2人いらっしゃいます,監査委員。外部の方から,あと議会からもお1人出て,すごく優秀な方が出ていらっしゃる。それは安全なんです。人口25万以上の市というのは,多分4人ぐらいなのかな。そういうふうに法律で決められているのですが,狛江はその他市なので,2人だということであります。  今回のこの人事同意案件という質問をした意図というのは,別にその方の能力とかではなくて,我々議会が,それを同意されている責任を負っているんだということを明らかにしたいというのが趣旨であります。  今後ますます,例えば監査委員の重要性というのは増してまいります。市民が行政にチェック・アンド・バランスを働かせるという点では,まずは議会がしっかりしていること。議会の権能発揮が不十分なことは,即ち市民が不幸であります。あるいは,事の性質が議会のチェックにそぐわない案件に関しては,例えば住民監査請求等の権利が市民に保障されていると考えます。一方,監査委員は,市民が議会に推薦して同意を得るという方法。その前提の中で法改正が行われました。  地方自治法等の一部を改正する法律(平成29年法律第54号)に関して伺います。都道府県,指定都市に内部統制制度を導入しました。その他市町村は努力義務ということでもあります。全地方公共団体に監査基準に従った監査等が義務づけられ,改正法は令和2年4月1日に施行されると理解しております。  また,この法改正の概要は,地方公共団体の事務執行の適正を確保するため,昔は財務のところだったのですが,事務執行の適正まで確保するため,次の取り組みをパッケージとして実施するとされています。  1つは,市長は内部統制に関する方針の策定。ただし,その他の市区町村長は努力義務ということであります。これは来年の4月。そして監査委員,これは国の助言により策定する監査基準に従うこととして,基準は公表する。これも来年の4月。議会は,決算不認定時の長から議会等への報告規定の整備,これは平成30年4月に施行されている。一方,住民は損害賠償責任の見直し等が行われました。  この中で内部統制に関する方針の策定に関して,狛江市の取り組みを伺います。 631: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 632: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 内部統制の導入により,不正の未然防止や早期発見といったコンプライアンスに係る効果や,職員による業務上のミスを減らすことで,市全体の業務効率の向上といった効果も期待できると認識しているところであり,現状は情報収集や研究に努めています。 633: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 634: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) この間,5月か,地方行政をめぐる最近の動向というセミナーに行ってまいりまして,長や職員に対する高額,1億円以上の損害賠償が命じられた事例というのが,平成17年4月1日から平成28年4月1日の間にということで,12項目ぐらいあって,例えば,穏便に済んだものもあるのでしょうけれども,結構,4億とか55億とかいろいろあるんですね。神戸市なんかは,外郭団体に対する補助金ということで,市長が賠償義務者として55億円,これ,議決により権利放棄されたということがあったみたいです。  こんなことも努力義務ですが,情報収集や研究に努めているということだと思います。  監査基準の策定有無,監査基準の公表有無に関して伺います。 635: ◯ 議 長(石井 功議員) 監査委員事務局長。 636: ◯ 監査委員事務局長(平林 哲郎君) 現在,狛江市独自の監査基準は定めていないところでございますが,地方自治法の一部改正に伴い,監査基準策定に関し,国において指針等が示されましたので,狛江市におきましても,それを参考にして作成してまいりたいと考えております。 637: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 638: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 法改正で市民が関係してくるものといたしまして,損害賠償責任の見直しに関して伺います。  令和2年4月に施行されますが,条例において,長や職員等の地方公共団体に対する損害賠償責任について,その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは,賠償金額を限定してそれ以上の額を免責する旨を定めることが可能になったということが1つ目。2つ目は,議会は住民監査請求があった後に,当該請求に関する損害賠償請求権の放棄に関する議決をしようとするときは,監査委員からの意見を聴取する。  このうち1つ目のほうなんですが,簡単に言うとどういうことなのか御教示ください。  またその2つ目の話は,当該案件で監査委員からの意見を聴取することがマストになる。こういう理解でよろしいのか,あわせて伺います。 639: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 640: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) このたび,法改正で示されました損害賠償責任の見直しについてでございますが,損害賠償が生じる事案が発生した際に,市長や職員が軽過失だった場合においても,損害の全額を市長や職員個人の責任として追及することは過酷であるという考え方から,その職務において善意でかつ重大な過失がないときは,損害責任額を限定して,それ以上の額を免責する旨を条例で定めることが可能になるものでございます。  住民監査請求につきましては,市長や職員が負担する損害賠償額を限定する措置を講ずることとなった際に,故意・重過失の場合の損害賠償請求権の放棄や,軽過失の場合に最低限負担すべきとされる損害賠償額に係る請求権の放棄を行うことについて,より一層慎重な判断が求められることになることから,その放棄に関する議決を行う際には,あらかじめ監査委員の意見を聞かなければならないとされています。 641: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 642: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) かように,教育委員,監査委員も人事案件というのは,市民にとって重要だということは,何かうっすらわかったのですが,以前の議会で,教育長の任命に際して,その職責を鑑みて,今教育長の話ですが,職責を鑑みて所信表明などを資料として添付している自治体もあると聞いている。ほかの自治体の状況も踏まえながら検討してまいりたいという答弁があったことは確認いたしました。  一歩前進だと思うのですが,議会で同意を委ねられる議員側にも,これは大きな責任が生じているということを,声を大にして申し上げたいです。  彼ら委員人事に関して,議会に同意を求める際の資料として,例えば略歴書以外に当該人物を見定めるための資料や方法論がほかにないのか,そうしたことを伺います。 643: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 644: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 同意案件の資料につきましては,略歴書以外の資料を用意しているか,近隣市に問い合わせたところでございますけれども,特段用意しているという団体はございませんでした。引き続き他の自治体の状況も踏まえながら,検討してまいりたいと考えています。 645: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 646: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) インターネットでググってみますと,川崎市議会,神奈川県議会というのがあります。神奈川県議会資料,議会同意に係る人事案件の取り扱いについて,これ,人の人事に関する話ですので,確かに,ああだ,こうだと言うことは難しいと思うんです。ただし,今,この神奈川県議会では,「人事案件に係る議会の審査の充実を図るため,団長会規約第3条及び第6条第2項に基づくこれまでの取り扱いを踏まえつつ,次のとおり人事案件の取扱いを定める。」と書いてあります。所信聴取,「原則として,次に掲げる人事案件については,再任を除き,正副団長会において,執行機関の説明と併せ,執行機関の協力の下に,候補者から所信の聴取を行うものとする。」,副知事,教育委員会の教育長及び委員,公安委員会委員,人事委員会委員,監査委員,これは大きな市ですので,公安委員会とかあります。狛江市はないですけれども,神奈川県議会では,実はあります。一方,市議会ではどうなっているか。川崎市議会,議会改革検討委員会,同意人事案件への議会の関与のあり方,もう既に各市は,もう少しちゃんと執行部は議会に対して申し入れの時期を1週間前か9日前にするとか,例えば委員会付託をするべきでないかとか,本会議での質疑であるとか討論,ほとんどは行っていないのですが,行っているとかいろいろ政令市に関しては,実際にあったりします。政令市20市,あったりします。  そういったことは,一応頭の中に入れていただいて,私がこの前の4年間ですごく疑問だなと思った同意案件に関しての質問は終わります。  次に,庁内のブラウザ環境に関して伺います。  この狛江市役所内のパソコン等での業務システムで,動作保証されているブラウザに関して伺いました。それで,主にマイクロソフト社のインターネットエクスプローラーということであります。この問題意識は,IEですね,インターネットエクスプローラー,IEが将来的には使えない,もしくは使いにくいブラウザであるということを課題にして質問を展開いたします。  マイクロソフトのホームページには,こんなことが書かれてあります。あなたの現在のウエブアプリケーションが,もしも古いブラウザであるインターネットエクスプローラー固有の機能に依存している状態であれば,そうした依存性をなくして,最新のブラウザであるマイクロソフトエッジで閲覧できるように見直していただくことを,今から御検討いただくようお伝えしていくことが,私たちサポートチームの使命と考えています。これ,マイクロソフト自身が言っている言葉ですね。レガシーウエブというのは,業界の言葉では古くさいウエブということらしいのですが,それをモダンウエブへ移行してねと,みずからが開発したマイクロソフトは言っているわけでもあります。数年は問題ないのでしょうが,いずれPCの入れかえ等により,インターネットエクスプローラーすら使えなくなるタイミングが来る可能性,またはその時点で業務システムを刷新しないと,まともに動かないという事態も起こり得るのではないかななんていうふうに危惧いたします。  外部のサービスを利用する際にも,古いブラウザだとサポートされていないケースが生じ得るので,クラウドやウエブ閲覧の利用に支障が出る可能性も考えられます。  こうした課題に関して,どう捉えているのか,市の見解を伺います。 647: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 648: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) インターネットエクスプローラーにつきましては,マイクロソフト社で当面サポートは継続するものの,開発自体を取りやめており,インターネットエクスプローラーのみ動作が保証されているウエブアプリケーションなどは,文字崩れを起こす,ページを表示できないなどの閲覧に支障を来す可能性があると認識しています。  現在,市におきましても,住民情報システムや財務会計システムといったインターネットエクスプローラーのみが動作保証の対象となっているシステムもあることから,システム更新時などに多様な動作環境を確保してまいりたいと考えています。  一方,市ホームページや電子申請システム,施設予約システムといった市民サービスにつきましては,利用環境も多岐にわたると考えられることから,おおむねインターネットエクスプローラー以外にも対応しています。 649: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 650: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。この狛江市のホームページを含む市民向けサービスについては,おおむねIE以外のブラウザに対応しているということで伺いました。  現状,狛江市の公式ホームページでの行政サービス,オンラインサービスは全て外部サービスに委ねられているという理解でよろしいでしょうか。  また,IE以外のブラウザでアクセスしてきたユーザーだと,動かないことが起こり得るのかを伺います。 651: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 652: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 行政オンラインサービスを提供するシステムにつきましては,外部委託という形で実施しており,ブラウザの動作保証は委託先に依存してはいるものの,先ほど答弁申し上げましたとおり,市ホームページを含む市民向けサービスにつきましては,おおむねインターネットエクスプローラー以外のブラウザにも対応しているところでございます。  しかしながら,一部でございますけれども,例えば東京電子自治体共同運営サービスの電子調達サービスといった完全にインターネットエクスプローラーに依存しているシステムにつきましては,それ以外のブラウザでアクセスした場合,文字が崩れる,ページエラーが表示されるなど,閲覧に影響が出ると考えられることから,今後,必要な動作環境を確保してまいりたいと考えています。 653: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 654: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。先ほどの御答弁で,重複しますけれども,現在,市においても,住民情報システムや財務会計システムといったIEのみが動作保証の対象となっているシステムもあることから,システム更新時などに多様な動作環境を確保してまいりたい。1個前の質問に対するお答えでいただきました。  この狛江市の各システムの更新時期にIE以外のブラウザに切りかえていくというふうに理解するのですが,こうした狛江市のシステム切りかえに関しての事務作業というのは,総務部一括でなさるのでしょうか。それとも各システムでそれぞれ所管課が違うのでしょうか。その辺を伺います。 655: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 656: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市の各システムにつきましては,それぞれの所管部署で直接契約締結をしており,切りかえに関する事務作業もそれぞれの所管課で行っています。 657: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 658: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。それでは,各所管部署へ,ヘッドクオーターなるところは総務部になると思うのですけれども,やがてやってくるシステムの切りかえというタイミングで,将来的なブラウザ環境を考慮するようにという,総務部発出で各部署への通達みたいなものがあれば,将来的な狛江市としてのリスクヘッジになると考えます。その場合は,総務部が責任持って発信していただきたいのですけれども,御見解を伺います。 659: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。
    660: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 各システムの更新時には,庁内システムの統括的な管理部署として,総務部がそれぞれの所管部署に対して,各システムのブラウザ環境についてインターネットエクスプローラーに依存することなく,多様な環境に考慮した対応を行うように促してまいります。 661: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 662: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 以上,庁内ブラウザ環境についての質問を終わります。  続きまして,狛江市第4次基本構想(素案)に関して伺います。  質問が多くなっちゃうので,ちょっと飛ばして4つ目ぐらいからなんですけれども,「ともに創る」云々かんぬん,今回,狛江市第4次基本構想,平成31年4月に議会に御提示いただきました。この基本構想というのが,インターネットをごらんになっている方はちょっとわかりにくいかもしれませんが,向こう10年間の狛江市のビジョンみたいのを市長部局,市長から,狛江市をこういうふうにしていきたい。その下に基本計画というのがあって,具体的な実施計画があるみたいな話です。  会社で言う中期経営計画みたいな話のもう少しビジョン版みたいなものが,すごく大事な話なんですね。  そこで,結構言葉尻を捉えるようで申しわけないのですが,「ともに創る 文化育むまち ~水と緑の狛江~」という将来都市像,タイトルの言葉,これ,狛江市第3次基本構想から狛江市第4次基本構想(素案)で変わりました。別に同じじゃなくても構わない。それは何か多分意図があるのでしょうから,その辺の背景を伺います。 663: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 664: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市第4次基本構想(素案)の将来都市像「ともに創る 文化育むまち ~水と緑の狛江~」でございますが,現在の将来都市像として掲げてきた,「私たちがつくる水と緑のまち」に込められた思いを引き継ぎ,さらに成長・充実させていくという思いを込めて設定したものでございます。  狛江市第3次基本構想における「市民参加・市民協働」「水と緑」への思いに加え,持続可能な自治体として存続していくために,新たに「文化を育む」という考えを取り入れ,狛江らしさを育むことにより,愛着や誇りを持てる魅力あるまちを目指していくという思いを込めています。 665: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 666: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 私,ちょっと下手ですけれども,ゴルフもするのですけれども,ゴルフのアドレスというのがあって,アドレスが例えば1センチずれちゃうと,アプローチが大変だったり,カップインができるまで大変だったりするということで,出だしの精度みたいなものは,ちゃんと定義化したほうがいいかな,みたいなことは思います。  これが決して問題あるとは言っていません。いいとは思うんです。ただし,そこの精度みたいなものは,言葉を定義して,ステートメントを確認していったほうがいい。ステートメントというのは定義です,言葉の。そこが一番大事です。  例えばその中で持続可能な地方自治体のあり方みたいのもあります。先ほどほかの議員から,市民センターを考える市民の会みたいな話があって,これは基本計画の中に入っていくと思うのですが,私はその方から呼び出されて話をしたときに,明確に反対しました。何で蔵書数がこんなに必要なんですかという話をして,私はそこに賛同しませんと,はっきりとその会の方には申し上げました。私は直接,そうしたことも含めて基本計画では,向こう10年間の話をするわけですので,しっかりと向こう10年間の日本の絵がどうなっていて,狛江市がどうあるべきだということも含めて,世の中の御事情を鑑みてつくっていただくというのが筋だろうと思っております。  質問です。財政健全化という言葉がないことについて伺います。狛江市第3次基本構想では,行財政運営に関して,財政の健全化ということが,言葉としてうたわれていました。今回の素案では,持続可能な自治体経営となっています。この財政の健全化という視点が,言葉として必要と考えるのですが,素案でこの文言に定着されたプロセス,その考え方を伺います。 667: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 668: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市第4次基本構想(素案)の分野別のまちの姿の一つ,「持続可能な自治体経営」が決定されたプロセスについて説明させていただきます。  狛江市総合基本計画審議会において,少子高齢化に伴う人口構造の変化は,社会保障関係費の増大や税収の減少,地域の活力の低下など,地方自治体を取り巻く環境や市民生活の多方面において,私たちがこれまで直面したことのない,深刻な問題を引き起こすことが懸念されています。  今後は,これまで以上に限られた資源を計画的かつ有効に活用し,持続可能なまちづくりを進めていくことが,より一層重要であるという議論を踏まえ,持続可能な自治体経営に決定したところでございます。  財政の健全化という言葉の記載はございませんが,限られた財源の中で,多様化する市民ニーズや行政課題に対応し,行政サービスを低下させることなく提供し続けていくためには,公共施設マネジメントの考え方など,計画的な財政運営が大切であり,将来を見据えた長期的かつ戦略的な視点を持ちながら,効率的かつ効果的に施策・事務事業を実施していくことを,狛江市第4次基本構想(素案)では記載しております。財政の健全化という視点も当然に重要であるという認識のもと,社会変化を捉え,より発展した言葉として整理させていただいたものと考えております。 669: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。8番三宅議員。 670: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。持続可能な自治体経営というのが,別に決して悪いことではないし,時代を捉えた言葉だとは思うのですが,私がちょっと心配しているのは,やはり第一声の健全化するという,ありていに申し上げますと,申しわけないのですが,例えばトップが,「私はけちけち市長だ」と言ったときに,市民の人が「ちょっとこの人に投票したくないわね」とか思うかもしれませんけれども,それが言葉として「あ,本当に財政を切り詰めていくんだ」ということが身をもってわかるということが,そこが少しふわっとしちゃうと,このまちはどうなっていくんだということが,私は心配だということを1つだけ申し上げます。  長くなりましたが,ちょっとおつき合いいただきたいのですが,残念だと思うのですが,狛江市の借金が今幾らあるのですかという話です。平成31年度一般会計予算書197億円と書いてあります。これはあくまでも一般会計だけですけれども,話を国に転じます。  国の借金,幾らあるのでしょうか。財務省は5月10日に国債と借入金などの残高を合計した国の借金が2019年3月末時点で1,103兆3,543億円だったと発表しています。国の借金は1989年3月末時点には206兆円,平成の30年間で5倍超に膨れ上がったということであります。  もっとも,人によっては「三宅さん,違うんだよ」と。その論調はバランスシート,貸借対照表ですね。バランスシートの右と左で,負債だけフォーカスされて,資産の部に目が行っていないんじゃないかという話です。私,難しいことはわかりませんけれども,とりあえず借金はあります。少なくとも国の借金は1,100兆円,今の国の一般会計税収はおよそ60兆円ぐらいでしょうか。それで今予算は100兆円を超えて101兆円です。  これを普通の家に,普通の家庭に置きかえてみます。年収は600万しかないのに,毎年1,000万円使って,借金が1億1,000万あるおうちが我が国です。  少子高齢で社会保障は膨らみ続けます。これはやばいぞというお話になって,消費税の話が出てまいりました。時の政府,具体的には2012年8月,民主党の野田政権が,社会保障と税の一体改革関連8法案として,当時野党であった自由民主党と公明党で,いわゆる三党合意を成立させたというのが事実であります。消費税増税分を社会保障の充実・安定化と,そのための安定財源確保と財政健全化の同時達成を目指すこと。  翻って,狛江市の借金は197億円あります。借金は棒引きにはできません。では,国は,社会保障の穴埋めのために,消費税を上げるというのだから,狛江市も同じように,将来世代のために,負債を穴埋めするために,狛江市の税金を上げようか。でもこれ,できないんですね。市民税の税率基準を地方公共団体である狛江市が勝手に上げることはできないんです。ただ,目的税で,例えば都市計画税なんていうのは,まちによって目的税が,自治体で上げるかもしれませんが,そういった住民税とかは無理なんですね。  前議員の山田たくじさんが,3月の定例会の最終日に,平成31年度予算原案に関しての賛成討論で,次のことを述べられていました。彼の了解を取ってもう1回話します。  「国への過度な依存を断ち切り,自立した自律的な財政を追い求める,またそれをできるだけ公共における経済合理性と市民参加の民主性を調和させながら追い求める。そういうことを踏まえた上で,2019年度予算を評価させていただくと,引き続き「中期財政計画 財政規律ガイドライン」を遵守するという予算だということが確認できましたので,財政健全化の視点からは合格点ということになるのだと思います。」とおっしゃっていました。  「ただ,留意すべきは,平成31年度予算から市債の借入額が元金償還額を8年ぶりに上回り,市債残高も増加に転じようとしております。潮目が変わってきているということです。これをどう考えるかです。やはり社会保障費の伸びを抑え切れないということがあるのだと思います。  ここであえて指摘させていただこうと思います。昨年度予算討論でも要望させていただきましたし,今回の予算特別委員会でも再度質問させていただきましたが,バックキャスティング,三宅議員の討論にも出ておりましたけれども,ぜひともこの考え方にトライしていただきたい。そのためには10年後,20年後の狛江市財政の姿がどうなっているのかというシミュレーションが欠かせないのです。当市も全くやっていないわけではなく,これはお断りしておかないといけないと思うわけですが,向こう3年間の財政見通しの中での収支不足の予想は出しておられます。しかし,スパンが短過ぎます。  どういうイメージかと申しますと,武蔵野市では,以前,議会の場でも紹介させていただきましたが,財政シミュレーションを平成57年度(2045年度)までやっています。今後の生産年齢人口の減少による歳入減及び老齢人口の増加による社会保障関連費用や公共施設の更新費用等の歳出増が予測される中で,平成38年度(2026年度)までは基金残高はふえるが,それ以降は減少に転じ,平成52年度(2040年度)には基金がなくなり,平成57年度(2045年)には累積で369億円の財源不足となることを予想しています。」  これは武蔵野市の例です。  これはやはり狛江市としてもやっておかなきゃいけないですし,市民の皆様にお知らせしておかなきゃいけないことなんだろうなということが,実はことしの3月の山田たくじ議員の申し送り事項でもありました。  いかがでしょうか。と言いながらも,暗い話ばかりでもしょうがありませんので,これから基本計画を今つくっています。ぜひこの財政規律という言葉を定義した計画にすべきだということを申し添えて,この質問を終わります。  次に,選挙費用に関して伺います。  選挙って,どうしてこんなにお金がかかるのかと,市民の方から素朴な疑問があるとしたら,議会としては説明していかなくてはいけないと思います。選挙というのは国の民主主義を支える根幹だとかいう言葉もあるのですが,ことしの7月には,来月には参議院選挙も行われます。この市民の素朴な疑問にお答えする道筋としては,やはりまずは費用積算根拠をつまびらかにして,その上で無駄があるのか議論すべきじゃないかな。例えば私も市民の方が「どうして,三宅さん,こんなにお金がかかるの」と言われたら,例えば投票箱を狛江の体育館に送っていくのに,例えばタクシーとかハイヤーとか警察も一緒に行ったり,そういった,この民主主義を守るためのコストなんですよというようなお話もします。  そんなことはちょっと置いておいて,改めて行政組織としての選挙管理委員会の役割・ミッションを伺います。 671: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 672: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 選挙管理委員会につきましては,地方自治法第186条において,法律又はこれに基づく政令の定めるところにより,当該普通地方公共団体又は国,他の地方公共団体,その他公共団体の選挙に関する事務及びこれに関係のある事務を管理する,と規定されてございます。  具体的な業務といたしましては,選挙の管理執行,選挙人名簿・在外選挙人名簿の調製,他の市区町村の不在者投票の受け付け,選挙に関する啓発・周知のほか,検察審査員候補者予定者及び裁判員候補者予定者の選定等がございます。  これらを踏まえ,選挙管理委員会の役割・ミッションは大きく2つあると考えております。  まず1つ目は,自由・公正・平等の原則に反することなく,適正に選挙を管理執行すること。  2つ目は,投票率の向上を目指し,一人でも多くの有権者に投票に参加いただくよう,啓発活動に努めること。この2つであると認識しています。 673: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 674: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選挙ってすごく国家にとって大事だと思うんです。民主主義というか。前,PKOというのがあって,1993年の話ですけれども,カンボジアの選挙をやる,民主的な手続をするために自衛隊を派遣するというPKOだったのですけれども,あのときに,あんぽんたんな新聞が騒ぎ立てて,結局,武器は持たなかったんです。その結果として,文官である中田厚仁さんが亡くなったということがあって,私,すごく悲しい思いが,あのとき私まだ30代ぐらいでしたけれども,要は,世界の中で日本の立ち位置というのが全くわかっていないことが,例えば某朝日新聞はあるなということは,すごく憤りを感じてしまいました。  そんなことは置いておいて,先般の市議会議員選挙,総括を伺います。投票区,属性(性年齢)別の投票率傾向はどうだったのか。例えば抽出された結果から,参議院選挙へ課題をどのように捉えているのかを伺います。 675: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 676: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 平成31年4月21日に執行されました狛江市議会議員選挙でございますが,当日有権者数は,男性が3万2,773人,女性が3万5,567人,計6万8,340人であり,男性投票者数は1万6,024人,投票率48.89,女性投票者数は1万7,771人,投票率49.96,投票者数計は3万3,795人,投票率49.45となり,平成27年4月26日に執行されました狛江市議会議員選挙の投票率50.00から,残念ながら0.55下がってしまったところでございます。  投票率の傾向でございますが,今回の狛江市議会議員選挙の投票区別投票率で見ますと,全14投票区中,最も投票率が高かったのが,第9投票区,投票所は上和泉地域センター,該当地域は和泉本町四丁目7番から11番で,投票率は57.16であり,一方,最も投票率が低かったのが,第14投票区,投票所は市民活動支援センター,該当地域は東和泉一丁目1番から5番,岩戸北三丁目及び四丁目全域で,投票率は45.74でございました。  年代別投票率で見ますと,最も投票率が高かったのが70代で男性68.92,女性69.10,計69.02で,次いで60代の62.12,50代の53.80となってございます。  一方,最も投票率が低かったのが,20代で男性25.05,女性25.95,計25.52で,次いで30代の38.84,10代の40.52でございました。  これらのことから,高齢化率の高い地域は,投票率も高くなる傾向が顕著であり,いわゆる高齢層の投票率は高い一方で,若年層の投票率は低い状況が確認できたところでございます。  課題といたしましては,これは狛江市に限らず全国的な課題と認識してございますが,若年層の投票率の低下,とりわけ20代の投票率が,10代より下がってしまうことは,大変大きな課題でると認識しています。 677: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 678: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 7月21日に3年に1度の参議院選挙が予定されております。この選挙コストに関して,その合理性を市民に説明するために質問してまいります。  市議会議員選挙からの数字にします。  議会として執行しているのが,平成30年度予算で133万5,000円,平成31年度当初予算で4,668万3,000円,合わせて4,800万あります。市議選・市長選は国費の充当がなくて一般財源ということであります。  今回から,証紙ビラというのがふえたので,少し公費負担が増加しているということがあると思います。  今回の市議選の選挙費として計上されている総コストの内訳をざっくりと教えてください。 679: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 680: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 予算の内訳につきまして,平成30年度,31年度予算額のほうで答弁を申し上げます。  投・開票事務等に係る人件費で904万2,000円,選挙運動用ビラに貼付する証紙等の消耗品費で122万5,000円,選挙公報等の印刷製本費で258万3,000円,開票時に使用する読み取り分類機等の点検修繕費で74万4,000円,入場整理券郵送料等の通信運搬費で582万8,000円,選挙公報配布等の手数料で121万2,000円,選挙事務従事者保険料で1万7,000円,ポスター掲示板設置等の委託費で858万1,000円,投票システム用パソコン借り上げ等の使用料及び賃借料で145万8,000円,選挙運動用ポスター等の公費負担金で1,744万8,000円となってございます。 681: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 682: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 数字を言われても多分わからなくて,この議場に円グラフを出せるようなモニターでもあれば一目瞭然なんですが,そういったイメージでもう1回御説明しますと,この4,800万円を分母とした円グラフがあるとします。その割合が大きい順に,1番大きい部分,公費負担が1,744万8,000円で36%,次で人件費が904万2,000円で19%,それでポスターの掲示が858万1,000円で18%,通信運搬費というのが12%,これで合計の全体の85%を占める円グラフがあるというふうにイメージしてください。  個別に確認してまいります。人件費は,報酬,賃金,報償費とありますが,この違いを,雇用の実態,勤務場所とか人数等の事例を交えて御教示ください。 683: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 684: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 人件費に係る雇用実態等でございますが,まず報酬につきましては,当該選挙の選挙権を有する市民に依頼し,市役所3階での期日前投票所における投票管理者6名,投票立会人12名,投票日当日の各投票所における投票管理者14名,同じく投票立会人42名,開票所における開票立会人10名,このほか選挙長1名に対して支出されるものでございます。  次に,賃金につきましては,市庁舎内において,投・開票事務の準備を円滑に進めるとともに,期日前投票所において投票事務に従事する臨時職員16名に対して支出されるものでございます。  最後に,報償費でございますが,選挙管理委員会事務局内等において,投票日前日及び当日に各種対応を行うとともに,開票所の設営,開票事務に従事する正規職員26名,各投票所及び開票所に従事する正規職員85名,各投票所及び開票所に従事する臨時職員29名,ポスター掲示場設置の民有地所有者43名,狛江駅・和泉多摩川駅・スーパーいなげや付近において街頭啓発を行う明るい選挙推進委員24名に対して支出されるものでございます。 685: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 686: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。ちょっと細かく言っていただいたのが,こんなに人が,実は動いているんだということも,市民の方に知っていただきたいと思うからでもあります。平成31年度予算の需用費,356万4,000円の中で,金額が大きい,例えば100万円以上,この項目の内容と金額を教えてください。 687: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 688: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 需用費の中で金額が100万円以上となっておりますのは,候補者の氏名・経歴・政見等を選挙人に周知させることを目的として発行する選挙公報の作成費171万1,000円でございます。 689: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 690: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 委託料858万1,000円の中で金額が大きい項目の内容と金額を教えてください。 691: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 692: ◯ 選挙管理委員会事務局長(上田 博記君) 委託費の中で金額が100万円以上となっておりますのは,投票の際に必要となる投票入場整理券作成・封入封緘委託が292万9,000円,選挙運動のために使用するポスターを掲示するためのポスター掲示板設置等委託が453万8,000円となってございます。 693: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 694: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。済みません,選挙管理委員会事務局長,どうもありがとうございました。  市民の皆様にとっては,来月,国費であるのですが,こういう市議選や市長選みたいのは,一般財源というところでやりくりするという中で,これだけ民主主義の根幹を担う,コストがかかるんだということですね。これはカンボジアとか,例えば選挙がない中国みたいな国,中国は村で1カ所あるという話もありましたけれども,そういう国じゃなくて,日本はよかったなというお話でもございます。  続きまして,看護師の話をします。地域包括ケアシステム,看護師の話ということをします。  私もいろいろな市民の方から「ちょっと三宅さん,話聞いてよ」というようなお話もいただきます。その中で,具体的に,この間,こういう御提案をいただきました。狛江市在住の高齢者の健康管理の提案についてというお話でありました。  現役を退いた市在住の看護師にお願いして,もちろん有料なんですけれども,担当地域を区分と高齢者の自宅を訪問して,高齢者の方々の健康状態を把握し,状態によっては,地区の民生委員の方々にも連絡をとり合う等によって,老老世帯,独居老人の方にとっても,安心感が生まれるのではないでしょうかという御提案でございました。  今,現役を退かれた,あるいは何らかの理由で働いていない元看護師という方が,地域で健康管理の担い手になれないのかというような御提案だったと思います。  そこでまず実態把握をしなくてはいけないと思いましたので,この市内の潜在的な看護師の実態について,市は定量的に把握できているのですかと福祉保健部に伺いました。  この間も別の議員からも質問があったみたいですが,お答えとしては,看護師等の人材確保の促進に関する法律第16条の3に看護師,保健師,助産師,准看護師は,病院等を離職した場合,その他の厚生労働省令で定める場合には,住所,氏名,その他の厚生労働省令で調べる事項を,厚生労働省令で定めるところにより,都道府県センターに届けるよう努めなければならないと規定されております。  市内の潜在的な看護師の方々は,簡単に言うと東京都ナースプラザというところに届け出することになります。復職を希望されない方は,届け出をしていない状況であり,したがって,市としては把握していない状況でございますという事前のお話がありました。  ここで話が終わっちゃうと,何ともしがたいので,いろいろ探ってみました。そうしたらありました。私は,家族介護者の会という,サラリーマンの時代から,議員になる前からやっていますけれども,介護のボランティアなんですけれども,そこに慈恵第三病院のカジイ先生という看護師の方がいらして,その方からいただいた話ですけれども,地域の基幹病院として慈恵第三病院にて,3月30日に東京慈恵会医科大学を会場として,東京慈恵会医科大学・地域連携看護学実践研究センター(Jikei Academic Nursing Practice Center for Community:JANPセンター)のキックオフミーティングが行われました。このJANPセンターの設立の目的に関して伺います。 695: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 696: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) キックオフミーティングで配布されました東京慈恵会医科大学JANPセンター長でございます佐藤紀子氏の講演資料によりますと,JANPセンターは,地域住民の健康と生きる力を看護の力で支えることを目指し設立されたそうでございます。  少子高齢化に伴う保健医療福祉政策の変化の中で,看護学科教員が,医師や福祉関連の多職種とともに,地域の人々から必要とされる活動に取り組み,教育に還元することを目指しておられるそうでございます。 697: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 698: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。実際のところまだ実は始まったばかりなんです。それで,6月か,5月か,最近また3つの部局で合わせて合同でやって,例えば看護学校の方とか,地域にどういうふうにアサインしていくかみたいなことも想定されているらしいです。それで,具体的には,実はきょう21日ですが,いろいろありまして,間に合わなかったんです。というのは24日の日に,私が慈恵のJANPセンターに出向いていろいろ情報収集してまいります。そうした意味で,私は何でこの質問をしたかというと,市民の方から,ありがたい御提案をいただいて,私は前任期の中で,地域包括ケア狛江市モデル構築というのがありました。私は,冒頭で申し上げましたとおり,狛江市の事務所掌にあってやるのが議員の役目だと思っていますので,介護保険者である狛江市のやる地域包括ケア狛江市モデルに関して,私は自分なりの意見をどんどん出していくというのが地方議員としての役割だと思っていましたので,それを次の任期でもやり遂げなくてはいけないというミッションがあります。  その中で,虫食いになっている部分,地域包括ケアというのは,実は,構築はしないんですね。いずれにしろ時代に合わせてどんどん研ぎ澄ませていくのでしょうけれども,多分完成しない。そういうものだと思うんです。ただし,時代に合わせて地域包括ケアというのが,地域の方が,例えば私が言う,地域の介護力を高める。自分自身が介護の知識を付与して,家族を自分でケアして,例えば税金を使わないようにするとか,そういった地域で面倒を見るということに関して,例えば看護師とか,すまるを初めとして,トータスを初めとして,訪問医療のほうはおかげさまで,私が議員を始めたころは1カ所しかなかったのですが,吉川先生しかいなかったのですが,今は5カ所あって,トータスとか。それで,赤ひげ先生みたいな方がびんびん市内を回っていただいているわけですけれども,そこに看護師という視点も必要じゃないかということで,私は市民の方の御提案を前向きに考えて,これからやっていきたいなということのさわりのお話でもございました。  以上です。  続きまして,公共空間の利活用,道路のお話をします。  公共空間の利活用,カシニワというのが,柏市の制度でしたけれども,これは前回の議会で聞いていまして,お聞きしていて,それとちょっと重複しますけれども,次のような御答弁をいただきました。これ,千葉県柏市の推進する事業なんですが,概要としては市民団体等が手入れを行いながら,主体的に利用しているオープンスペースとか一般公開可能な個人の庭をカシニワ,かしわの庭・地域の庭として位置づけて,緑の保全・創出,例えば人々が集まる交流の推進,地域の魅力アップを図っていくということであります。
     この制度の具体的な内容は,土地を使ってもらいたい土地所有者と,土地を使いたい市民団体と,市民団体の活動を支援したい市民,このそれぞれの情報をマッチングして仲介を行うカシニワ情報バンクという事業と,一般公開可能な個人の庭,地域の庭を市に登録していただくカシニワ公開という2つのポイントがあるらしいです。  平成29年の都市緑地法の一部改正の中の柱で,3つあったのですけれども,柱の一つ,緑地・広場の創出に関して,国が行おうとしている政策誘導の意図を質問いたしました。  環境部長からは,緑地保全・緑化推進法人制度の拡充,そして市民緑地認定制度の創設という2つ内容を御説明いただきました。  特に後者,市民緑地認定制度創設の意図として,地方自治体が財政面の制約等から用地取得して都市公園を整備することに限界がある一方で,使い道が失われた空き地が増加していることから,NPO法人や企業等の民間が空き地を利用して公園と同等の空間を創出する取り組みを推進することが挙げられるということでございました。  先ほどのカシニワというのは,国が行おうとしている政策誘導の意図を先取りした自治体独自の動きだと思います。  ちょっと続けますけれども,この都市緑地法の改正に呼応して,地方自治体・狛江市はどういう方向性で考えているのですかと伺ったんです。都市建設部長からは,「法改正により民間主体の緑地空間の創出として,民有緑地を住民に公開するため地方公共団体等が管理する仕組みとして市民緑地制度ができました。これは,民有地を地域住民の利用に供する緑地として設置・管理する者が,設置管理計画を作成し,市区町村長の認定を受けて,一定期間当該緑地を設置・管理・活用する制度でございます。  現在狛江市において市民緑地を認定する取り組みはできておりませんが,今後環境部と連携しながら民有地や民間活力を活用した緑地の確保の方向性を検討していきたいと考えています。」これ,都市建設部長の御答弁でしたね。  質問します。この狛江市は土地が狭いんです。かつ,自治体が自前で緑地空間を確保していくと言っても難しいのではないかと思います。改めて,狛江市が今後策定される行政計画で,こうした民有地や民間を活用した緑地空間確保という動きに関して,政策的に御検討いただきたいと考えるわけでもあります。御見解を伺います。 699: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 700: ◯ 環境部長(清水 明君) 民有地や民間を活用した緑地空間の確保につきましては,緑の基本計画の改定に合わせて検討を行ってまいりたいと考えております。 701: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 702: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。ずっとお蔵入りになっていた質問をします。  以前の議会で,道路を使ってワンデイイベントというのを行う場合に,申請手続フローの確認をしました。これ,御答弁では平成17年に国土交通省の地域の活性化等に資する路上イベントに伴う道路占用許可基準という通知の話がありました。  いま一度,その全文を確認すると,趣旨として次のようなことが書かれていました。  道路を市民に開放するという乗りの話ですけれども,路上で行おうとするイベントに伴う道路占用の許可に当たり,当該路上イベントが以下の要件を満たす場合においては,地域の活性化や都市におけるにぎわいの創出等の観点から,弾力的な判断を行うことにより当該路上イベントを支援するものとする,と書いてあります。  通知では,続く要件として,例えば目的をはき違えていませんですかとか,交通の邪魔をしていませんですかとか,一定の歩行空間を確保していませんですか,というもろもろの条件が書かれているのですが,いずれにしろ弾力的な判断を行うことにより支援をするという文章から読み取れることは,国としては,街がにぎわうのなら,一定の条件を満たせばどんどんやってよということだと思います。  この道路使用者の市への手続以外に交通管理者である調布警察との協議及び道路使用許可は当然必要になるわけですが,さて,車の通行を一時規制して,冒頭の話,道を子供の遊び場にするという話です。遊戯道路に関して伺います。狛江市の遊戯道路の現状に関して,その定義を伺います。そして都内には800カ所以上あると聞きますが,狛江市での数を伺います。 703: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 704: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 遊戯道路は,子供の遊び場を目的に,曜日や時間帯を決めて,車を通行どめにできるようにした道路でございます。戦後間もない,公園も少ない時期は,路地が子供の格好の遊び場でしたが,車両からの危険にさらされ,交通事故が急増したことがきっかけとなり,1969年の警察庁の通達で制度化され,遊戯道路の指定を住民の要望に基づき,都道府県公安委員会が指定しているものでございます。東京都内においては,ピークが1981年の1,864カ所,公園整備などに伴い年々減少して,現在では約800カ所が残っているようでございます。  調布警察署に確認したところ,狛江市内で遊戯道路の規制がある道路はないとのことでございました。 705: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 706: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。「ALWAYS」という映画がありましたよね。昭和30年代の東京タワーの港区の麻布十番の。私なんかも小さいときは,公園かな,缶蹴りとか道路でも缶蹴りみたいのをやっていたんですよね。先ほどウエブの接触時間が,子供が長過ぎるみたいな話もありましたけれども,私も小さいときは,大体三角ベースボールですね。ホームランとか打ちたいなと一生懸命やって,それで,ちゃらちゃらちゃらって流れて,音が流れて,5時ぐらいに流れて,しょうがないから帰るかというような子供時代を過ごしておりました。  そうしたことが,遊戯道路というのが,実は,東京都内には今800カ所,昔はもっとすごくあった。要は車が多かったので,それを避けるために商店街とか封鎖して,そこで子供を道端で遊ばせるということだと思うのですが,なかなか狛江では今のところはありませんということであります。  それが今の時代のやり方で何かすごくいいんじゃないかなということが,ロンドンプレイという,実は,ロンドン市に根づいたロンドンの団体で,全ての子どもが豊かに遊べるまち,ロンドンのオリンピックの後に,ロンドンのまちを全てそうしたことでやった動きがありました。それを一般社団法人TOKYO PLAYというところがまねをして,不特定多数の人が通行する道という場所での催し物こそが,公園とかパブリックスペースの中で,道というのは,実は不特定多数の人が集まるんですね。例えばメビウス∞えきまえ広場だと,保育園の方が多い。なかなか違う世代の方は入れない。ただし道路というのは普通に通行しているので,そこでは多世代が交流する可能性があるという,そのポテンシャルに関してのお話でもあります。  そのTOKYO PLAYを,「すべての子どもが豊かに遊べる東京を」をスローガンに,みちあそびという発想を地域団体にノウハウを提供して,不特定多数の人が通行する道という場所での催し物をするという動きをして,実はこの事務局長とも,私,何回か会って,一般質問,今までできなかったのですが,私は公共空間の利活用という,要は箱物とか余りお金をかけるのではなくて,うちは貧乏なまちなので,公共空間を積極的に市民に使い倒してもらう。国が規制緩和しているわけです。例えばミズベリングなんていうのは,多摩川はどんどん川の増水を,気を使ってくれれば,使っていいよという話で,comaecolorが「TAMARIBA」というイベントを使ったという経緯もありますけれども,そうしたことも含めて,どんどん,我々が公共財産を使い倒すというようなことの動きの中で,こうした話を今後取り上げていきたいと思います。  産経新聞の6月13日付で,「子供の外遊び,絶滅危機 街中に遊び場「プレーバス」期待」という記事が出ていました。きょう持ってこなかったのですが,簡単に言うとバスの中に,ボーネルンドみたいなこういう子供向けのおもちゃがいっぱいあって,それを道に出して,そこで遊んでもらうみたいなことをやっているらしいです。そんなことも含めて,今後,公共空間の利活用という話をしていきたいと思います。  続きまして,スポーツでのまちづくり,可能性についてという話をします。  済みません,アットランダムで。  オリンピック・パラリンピックの前に実は9月20日からラグビーワールドカップ2019日本大会というのがあります。これ,実は訪日旅客,インバウンドが40万人来るという話なんですね。それで私は2年前に味の素スタジアムで,日本代表対スコットランド戦に行きました。飛田給の駅から,あそこに和風居酒屋みたいのがあるのですけれども,そこで御飯を食べていたら2メートルぐらいのスコットランド人のおじさんとか,紳士なんですよ。みんなちょうネクタイして。ただしキルトスカートをはいているんですね。そんな方々が割とエスタブリッシュメントだと思うんです。スコットランドの中でも。そうした方が日常的に狛江市にもいらっしゃるということが,実は93日後,具体的には,もう9月20日に,実は狛江駅から味の素スタジアムへのバスというのは出るということが決定されておるので,小田急線のゲートウエイとしては,この狛江市は外国人であふれかえるということが,そうそうにないということは事実であります。  5月10日に,スポーツ庁の藤江陽子審議官の講演を拝聴してまいりました。テーマは,スポーツが持つ力と地域活性化という話です。でも話ははしょりますけれども,スポーツの可能性で地域を盛り上げるという,スポーツ庁の鈴木大地長官の中でそういう組織ができています。  地域公共団体に向けてスポーツの持つ力,その中で,今年度予算で東京2020大会及びラグビーワールドカップ2019に向けた機運醸成事業として,2,496万2,000円,そのうち委託料として1,288万4,000円が計上されていますが,委託の内容に関して伺います。 707: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 708: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 委託事業の内容につきましては,今年度開催されるラグビーワールドカップ2019のパブリックビューイングや文化体験等を楽しむイベントを実施するほか,来年の東京2020大会に向けた機運醸成等を目的といたしまして,パラスポーツの体験イベントやボランティアの育成講座等を実施いたします。  また,大会開催を踏まえ,狛江市の魅力を市内外にPRすることを目的に,日英併記のシティセールス冊子を作成する予定でございます。 709: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 710: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。何か楽しみですね。  10月13日,スコットランド戦があります。試合は豊田スタジアム,愛知県であります。実は狛江市がパブリックビューイングを多摩川でやる予算もついています。多分,今まで見たことがないような演出が政策室の御尽力で実現するのではないかと,私はわくわく,実はしております。  次に,スポーツによる地域の一体感の醸成という話をします。Jリーグ,FC東京はこの6月21日現在,多分,勝ち点33ぐらいなんですが,Jリーグで首位を快走中であります。悲願のJリーグ初制覇に向けて,狛江市民のサポーターが歓喜の雄たけびを上げる日が,ことしの冬にやってくるかもしれません。  現在,このFC東京ホームゲーム開催日には,狛江駅北口から味の素スタジアムへの直行便が運行されています。ただし,実は,この間,FC東京のホームタウン事業推進部長に会ったのですが,やはり先ほどの運転手の問題等あって間引きされる可能性もあるみたいなんですね。そういったバス事業者って,本当にそういう時代らしいです。  それは置いておいて,このFC東京は,チームへの出資自治体である府中市,三鷹市,調布市,小平市,西東京市,小金井市を初めとして,東京都全域をホームタウンとしています。  そんな中,狛江市は,応援している店舗や個人を中心としてチームを支えている現状があります。一方,狛江市としてお祭りや協賛等でいただくといった定期的なおつき合いがいろいろあると思うのですが,そうした接点を伺います。 711: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 712: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) こまえ桜まつりでは,キックターゲットを出店していただいているほか,FC東京のキャラクターをかたどったふわふわドームをこまえ桜まつり実行委員会が費用を負担して子供たちに無償で楽しんでいただいております。 713: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 714: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民まつりにつきましては,スポーツ広場にて体育協会と一緒にキックターゲットの開催に御協力をいただいております。いかだレースにつきましては,昨年の第28回大会になりますが,FC東京・試合観戦チケット及びランドリーバッグを協賛品としていただいております。また,花火大会におきましては,これも昨年のお話になりますが,協賛品としてうちわをいただいているところでございます。 715: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 716: ◯ 参 与(石森 準一君) 保護司会やPTA連合会,民生委員・児童委員協議会,その他地域で活動する団体や関係機関で構成される,社会を明るくする運動実行委員会が実施いたします社会を明るくする運動の中で,毎年FC東京に御協力をいただき,中学生サッカー教室を実施しているところでございます。昨年度は悪天候のため中止となりましたが,一昨年度につきましては,狛江市と調布市で合わせて6校の中学校から114名の生徒が参加いたしました。今年度は11月24日日曜日に実施する予定でございます。参加者の中から希望する方には,FC東京戦の観戦チケットをいただくなど,御協力をいただいています。 717: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 718: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) わかりました。時間もありませんので,ちなみに社会福祉協議会というか,こまえくぼ1234に聞いたのですが,市長部局から答弁はありませんってありましたけれども,実はボランティアセンターの流れで障がい者の方向けのチケットというのを,窓口としてこまえくぼ1234もやっているみたいな話で,定期的にFC東京というクラブチームと狛江市の接点はいろいろあるんだということです。  何でこの話をしたかというと,単純に,私,三宅がミーハーだからです。単純にミーハーだというのは,ちょっと語弊があるのですが,実際にFC東京というチームが,出資はしていないのですが,狛江のまちには一定のサポーターがいて,ことしの冬には,今,勝ち点33で,久保建英選手がいなくなっちゃいますけれども,勝つ。そのときに,市としてという話はある。ただし,出資という話に関してFC東京に確認してみたら,全然そんなに欲しい,欲しい病じゃないんですね。実際にもう,割とこう言ってはいけないのですけれども,内緒の話ですけれども,上から目線ですので,市民が盛り上がったらやってあげてもいいよ,受けてあげてもいいよぐらいの話なんです,実際のところ。  それが例えばFCバルセロナだとソシオ制度というのがあります。僕,Numberという雑誌の愛読者なので,ヨーロッパのサッカーシーンとか大分知っていますけれども,そうした市民が盛り上げる球団というのを狛江で盛り上げるというのも,このまちの視点としては大事。Jリーグは,市民が一喜一憂する,費用対効果じゃないという話であります。それがスポンサーメリット,そして市民のメリットである。そうしたことも市の計画としては,今後は考えていただきたいということを申し上げまして,全ての質問を終わります。 719: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 720: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 721: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明22日から7月3日までの12日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 722: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明22日から7月3日までの12日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は7月4日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 5時35分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...