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平成30年第2回定例会(第10号) 本文 開催日: 2018-06-15
平成30年第2回定例会(第10号) 名簿 開催日: 2018-06-15

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  1. 狛江市議会 2018-06-15
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長(小川 克美議員) 選択 29 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 106 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 107 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 108 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 109 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 110 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 111 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 112 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 113 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 114 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 115 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 116 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 117 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 118 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 119 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 120 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 121 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 122 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 123 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 124 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 125 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 126 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 127 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 128 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 129 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 130 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 131 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 132 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 133 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 134 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 135 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 136 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 137 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 138 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 139 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 140 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 141 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 142 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 143 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 144 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 145 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 146 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 147 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 148 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 149 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 150 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 151 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 152 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 153 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 154 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 155 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 156 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 157 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 158 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 159 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 160 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 161 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 162 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 163 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 164 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 165 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 166 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 167 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 168 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 169 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 170 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 171 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 172 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 173 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 174 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 175 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 176 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 177 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 178 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 197 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 198 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 199 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 200 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 201 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 202 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 203 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 204 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 205 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 206 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 207 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 208 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 209 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 210 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 211 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 212 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 213 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 214 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 215 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 216 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 217 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 218 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 219 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 220 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 221 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 222 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 223 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 224 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 225 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 226 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 227 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 228 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 229 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 230 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 231 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 232 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 233 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 234 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 235 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 236 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 237 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 238 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 239 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 240 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 241 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 242 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 244 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 245 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 246 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 248 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 249 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 250 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 251 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 252 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 253 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 254 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 255 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 256 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 257 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 258 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 259 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 260 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 261 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 262 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 263 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 264 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 265 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 266 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 267 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 268 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 269 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 270 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 271 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 272 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 273 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 274 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 275 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 276 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 277 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 278 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 279 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 280 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 281 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 282 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 283 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 284 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 285 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 286 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 287 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 288 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 289 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 290 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 291 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 292 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 293 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 294 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 295 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 296 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 297 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 298 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 299 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 300 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 301 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 302 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 303 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 304 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 305 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 306 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 307 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 308 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 309 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 310 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 311 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 312 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 313 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 314 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 315 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 316 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 317 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 318 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 319 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 320 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 321 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 322 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 323 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 324 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 325 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 326 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 327 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 328 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 329 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 330 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 331 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 332 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 333 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 334 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 335 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 336 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 337 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 338 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 339 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 340 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 341 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 342 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 343 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 344 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 345 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 346 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 347 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 348 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 349 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 350 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 351 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 352 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 353 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 354 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 355 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 356 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 357 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 358 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 359 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 360 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 361 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 362 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 363 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 364 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 365 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 366 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 367 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 368 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 369 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 370 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 371 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 372 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 373 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 374 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 375 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 376 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 377 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 378 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 379 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 380 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 381 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 382 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 383 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 384 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 385 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 386 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 387 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 388 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 389 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 390 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 391 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 392 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 393 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 394 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 395 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 396 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 397 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 398 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 399 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 400 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 401 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 402 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 403 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 404 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 405 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 406 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 407 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 408 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 409 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 410 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 411 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 412 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 491 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 492 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 493 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 494 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 495 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 496 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 497 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 498 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 499 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 500 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 501 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 502 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 503 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 504 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 505 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 506 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 507 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 508 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 509 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 510 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 511 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 512 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 513 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 514 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 515 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 516 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 517 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 518 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 519 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 520 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 521 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 522 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 523 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 524 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 525 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 526 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 527 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 528 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 529 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 530 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 531 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 532 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 533 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 534 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 535 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 536 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 537 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 538 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 539 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 540 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 541 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 542 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 543 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 544 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 545 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 546 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 547 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 548 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 549 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 550 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 551 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 552 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 553 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 554 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 555 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 556 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 557 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 558 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 559 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 560 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 561 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 562 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 563 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 564 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 565 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 566 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 567 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 568 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 569 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 570 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 571 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 572 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 573 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 574 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 575 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 576 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 577 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 578 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 579 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 580 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 581 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 582 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 583 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 584 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 585 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 586 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 587 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 588 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 589 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 590 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 591 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 592 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 593 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 594 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 595 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 596 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 597 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 598 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 599 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 600 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 601 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 602 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 603 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 604 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 605 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 606 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 607 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 608 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 609 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 610 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 611 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 612 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 613 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 614 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 615 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 616 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 617 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 618 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 619 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 620 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 621 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 622 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 623 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 624 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 625 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 626 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 627 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 628 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 629 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 630 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 631 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 632 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 633 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 634 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 635 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 636 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 637 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 638 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 639 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 640 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 641 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 642 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 643 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 644 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 645 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 646 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 647 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 648 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 649 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 650 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 651 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 652 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 653 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 654 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 655 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 656 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 657 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 658 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 659 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 660 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 661 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 662 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 663 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 664 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 665 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 666 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 667 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 668 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 669 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 670 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 671 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 672 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 673 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 674 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 675 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 676 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 677 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 678 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 679 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 680 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 681 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 682 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 683 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 684 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 685 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 686 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 687 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 688 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 689 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 690 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 691 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 692 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 693 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 694 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 695 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 696 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 697 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 698 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 699 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 700 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 701 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 702 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 703 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 704 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 705 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 706 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 707 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 708 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 709 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 710 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 711 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 712 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 713 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 714 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 715 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 716 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 717 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 718 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 719 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 720 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 721 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 722 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 723 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 724 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 725 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 726 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 727 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 728 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 729 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 730 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 731 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 732 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 733 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 734 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 735 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 736 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 737 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 738 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 739 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 740 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 741 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 742 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 743 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 744 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 745 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 746 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 747 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 748 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 749 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 750 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 751 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 752 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 753 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 754 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 755 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 756 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 757 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 758 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 759 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 760 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 761 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 762 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 763 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 764 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 765 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 766 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 767 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 768 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 769 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 770 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 771 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 3: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 1問目,市政への信頼回復に向けてということで質問いたします。  狛江市は22年前,石井三雄市長が賭博で市政を投げ出し,その後贈収賄で逮捕されるという事態になりました。そして今度は,高橋都彦前市長が複数の女性にセクハラ行為をし,辞職という異常事態です。狛江市は2度も恥ずかしいことで全国に有名になってしまいました。  私たち日本共産党狛江市議団は昨年,庁内でのセクハラ行為の情報を聞き,調査をしてきました。そして昨年の11月,市に情報公開請求をし,公開された資料には,1人の行為者から複数の女性職員がセクハラ被害を受けていたという相談の記録が書かれていました。その資料は行為者が黒塗りで消されていますが,2文字の職責。当時2文字の職責は市長しかいませんでした。さらに私たちは複数の女性から,市長から腰やお尻を何度もさわられたなどの証言を得て,そして女性の了承のもと私は3月1日一般質問でこの問題を取り上げ,行為者は市長ではないかと追及しました。ところが前市長は,覚えていない,心当たりはないとし,一貫して否定してきました。  さらに前市長は,セクハラ行為を否定するだけではなく,情報公開資料は公文書ではなく私的な文書であり,でたらめであるという発言をし,記載した職員にペナルティーを科すという発言までしました。公文書として発行したのは前市長です。こうした記録を残したことは職責としての責務を遂行したものであり,女性を守る立場に立たれていたからこその行動です。しかし前市長は自分の身を守るために職員をおとしめる言動をした,これは絶対に許されません。  そして前市長がセクハラ行為を否定し続ける中,市の職員組合が4月17日付のニュースを発行しました。そのニュースは,組合自身が傍観してきた反省を述べるとともに,加害者は市長であり,組織のトップに加害者が居座り続ける限り,被害者である職員は安心して仕事を続けられる状況にない,と告発しています。勇気ある告発でした。  しかし前市長は,こうした告発にもかかわらず報道機関の取材に対し,女性を励ます意味で肩をたたいたり,握手程度に手を握ったりすることはあったと思うが,セクハラ行為については思い当たることはない,という驚くべき発言でした。そして5月18日に開催された臨時庁議では,副市長と参与が調査を進める中で,前市長のセクハラ行為を認定したとして辞職を促しましたが,それでもなお高橋氏は認めませんでした。  そして5月22日,被害女性4人が実名でセクハラを受けていたことを告発しました。その抗議文には,「今までは沈黙していましたが,もう我慢できません。謝罪の言葉も口にされない市長の下では,私たちは一緒に働くことができません。」と書かれています。そしてその後すぐに高橋氏は報道機関の前で辞意の表明をしました。女性の行動はとても勇気の要る行動でしたが,どれだけ不安で怖かったことでしょう。  私たちは,高橋氏のセクハラ行為の真相究明とともに,何よりも女性の皆さんが安心して働ける職場にしていくために,6名の女性議員,山本暁子議員,市原広子議員,太田久美子議員,田中智子議員,宮坂良子議員,そして市民の皆さんとともに活動を進めてきましたが,女性の皆さんが名乗り出る事態になってしまったことを申しわけなく思っています。狛江に限らず,この間のセクハラ問題は被害者が名乗り出ないと解決しない,ここを変えていく必要があります。  5月21日に行われた市長の記者会見を多くの議員と一緒に見ていましたが,私は前市長の発言に驚き,憤りでいっぱいでした。高橋氏は,被害女性に対し行き違いや何かの勘違いであるなどと発言し,自分ではセクハラの次元での言動をした覚えは一切ない,と言い張りました。さらには今回被害を訴えた女性を特定し,「思い込みの激しい人」などの発言は断じて許されません。こうした言動が二次被害でありパワハラです。人権意識の全くない人が6年も市のトップにいたことは憤りでいっぱいです。  前市長,そして与党はこの6年間,矢野市政の16年間に対して,何もしてこなかった,失われた空白の16年と繰り返し言ってきました。そして与党議員は,狛江市はよい自治体へと大きく変わってきた,日本一安心で安全なまちと誇れる自治体へ着実に変わってきている,市長みずから職員との懇談の場をつくり,以前からは考えられない変化,などと褒めたたえてきました。しかし懇談の場である宴席では女性へのセクハラ行為が行われており,女性が市長室へ行くのが怖いなど,市役所が安心で安全な場所ではありませんでした。権力者であった高橋氏の6年間は,女性の人権を傷つけ,市政への信頼を大きく失墜させたマイナスの6年間です。  そしてこの一連の問題に対する議会の対応についても,多くの市民の皆さんが怒っています。高橋氏は,3月議会の最終日に給与を2カ月,20%の削減を提案しましたが,その理由は,公用車など疑義を持たれる使用をしたこととセクハラ問題で騒がせ市民に心配をかけたというのが理由であり,セクハラ行為を認めることなく問題を幕引きにしました。この幕引きに賛成したのが与党である自民党,公明党,三宅議員,山田議員,辻村議員です。  セクハラ行為は女性の人権を踏みにじる卑劣な行為です。証拠がない,証言がないなどで済まされる問題ではありません。セクハラは密室での被害が多く証拠がない,そして被害に遭った女性は名乗り出ることがとても難しい,だから多くの女性が声を上げられずにいます。  今回の一連の問題では,議会の責任において,何よりも女性を守り,働きやすい職場にしていく役割がありました。3月議会の最終日,真相究明を求める超党派議員で調査特別委員会の設置を求める動議の提出を求めましたが,幕引きに賛成した与党の反対で,動議の提出すら認められないという異常とも言える態度でした。守るべきは,セクハラ行為をした市長ではなく,女性の皆さん,職員です。もしあなた方の奥さんや娘さんがセクハラを受けていたら,証拠を出すよう,みんなの前で証言するよう言えますか。被害を知っていながら知らぬふりをしますか。武士には情けもあると加害者のほうを擁護しますか。  市長就任の1期目からセクハラ行為が行われていたことが明らかになりました。報道機関のインタビューでは,昨年の5月ごろにうわさでは聞いていたという議員,自民党幹事長から聞いて秋ごろには知っていたという議員。与党はこの問題が表面化する前から既に知っていたわけです。にもかかわらず議会として調査を否定し,高橋氏を告発もせず擁護し続けてきました。組合,副市長,参与,そして女性が告発してもなお与党議員は無責任な態度を続け,そして今議会の場では何事もなかったような振る舞い。こうした無責任な態度が問題を長期化させ,傷を深くしました。
     前市長の一連の問題は,市政への信頼が大きく失墜をしました。最初に市政への影響について伺います。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。     〔市長職務代理者副市長 水野穰君登壇〕 5: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) それでは市政への影響について答弁申し上げます。  まずは,市民の市政に対する信頼感が地に堕ちてしまったことが挙げられます。そして,一連の報道が全国的に配信されたことによる狛江ブランドの低下があると考えているところでございます。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 7: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは再質問を行います。  この問題が表面化してから,私は多くの方からさまざまな意見をいただきました。そんなに大きな問題ではないと言う方も一部いましたが,ほとんどの方が,絶対に許せない,早くやめてほしい,自分も若いころセクハラを受けてとても嫌な思いをしたことがあるということを話された方もいらっしゃいました。  市役所への苦情もこの数カ月は非常に多かったと思いますが,各課での苦情の件数,これは把握できていればで結構です。それと苦情内容についてお伺いします。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 9: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 把握ができた段階での答弁とさせていただきますが,まず企画財政部でございますが,秘書広報室において3月1日から6月12日までに寄せられた苦情件数は430件でございます。  内容でございますが,市長退職前は,セクハラが事実であれば市長は辞職すべきである,セクハラで狛江市の風評が広がるのが恥ずかしい,被害女性に対して「思い込みが激しい」と発言するのは時代錯誤,人権意識がない,セクハラを認め辞職すべき,などが主な内容でございました。市長退職後は,セクハラ・パワハラ・いじめはどれも同じで,受けた人の感じ方で決まるもの,市長の認識のなさにあきれる,辞職の会見に納得できない,結果的に謝っていない,市民に対して謝罪すべき,退職金・一時金が支払われるのは納得がいかない,支給すべきでない,などが主な内容でございます。  このほか,議会事務局では2件。総務部では総務課,宿直も含みますが職員課,安心安全課,選挙管理委員会に合わせて25件。市民生活部では課税課及び納税課において,市長のセクハラに乗じて課税金額に不満を言うもの,市長のセクハラに乗じて納税を拒むものが合わせて8件。福祉保健部では福祉相談課,高齢障がい課において,問い合わせたことの回答がおくれたことに対し,そんなことだからセクハラ問題が起こるといったものや,介護保険料の催告が届いたこと,敬老金の内容を変更したことに対し,セクハラの市長なのにといったものが合わせて11件。教育部では,市長選挙実施に伴い中央公民館利用予約に対して調整をお願いした際,利用団体から選挙のあおりを受けることに対する苦情が2件あったところでございます。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 11: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 約3カ月で,秘書広報室では400件を超す苦情が来ていたので,対応は大変だったと思いますが,それだけ市民の方は怒っているということがよくわかります。  5月18日に開催された臨時庁議について伺いたいと思います。  私は情報公開請求をし,庁議記録を読みましたが,改めて確認をいたします。副市長の発言では,調査を進める途上でもう1人の被害者が把握できたとして,「結論として,市長がセクハラ行為を行っていたことが確認できた」と発言をしています。その上で,「市長は立場を利用して卑劣な行為を行ったにもかかわらず,身に覚えがないと言い逃れ,文書作成者に対するペナルティに言及するなど,職員,市政に及ぼした影響は計り知れないと考えています。」,こうした発言です。  市長職務代理者副市長に伺いますが,臨時庁議の発言は事実でよろしいでしょうか。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 13: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 事実でございます。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 15: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 事実だということです。  私は今回の一連の問題を質問した責任において,議員としてできる限りの情報を得るために,庁議の視聴や情報公開請求などをしてまいりました。5月7日に聞き取りをされた女性への聴取書では,副市長にセクハラの相談をしていたという記述があります。副市長は女性からの相談を受けていたことがわかりましたが,副市長は前市長のセクハラ行為についていつごろから認識をしていたのか,そしてこれまでどのような対応をされてきたのか伺います。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 17: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 最初に聞いたのは平成26年4月ごろでございます。そのときには市長には注意をしまして,気をつけるという返事があったというふうに記憶しているところでございます。28年11月ごろには,参与,明政クラブ幹事長とともに,行為をやめるよう忠告しているところでございます。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 19: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 最初に知ったのは平成26年4月ごろだと。つまり市長就任は平成24年7月ですから,1期目から問題を起こしていたわけです。  臨時庁議では参与も発言をしています。市長就任以来,何度となく市長のセクハラ行為について直接・間接問わず聞いてきたと。そして平成28年2月には,市民の中で市長のセクハラがうわさになっているので気をつけてください,と申し上げたと庁議記録に記載をされています。そして注意をしていたにもかかわらず2期目の当選後も市長の行為はやまず,副市長と参与,そして明政クラブ幹事長とともに,市長室でセクハラ行為をやめるように言ったとされています。記録によると,このことが知れたら狛江に住んでいられなくなる。市長はやめる,と言ったとあります。  参与にも確認をしますが,臨時庁議の発言は事実でよろしいでしょうか。また,参与はいつごろから市長の行為を認識し,どのような対応をしたのか伺います。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 21: ◯ 参 与(石森 準一君) 臨時庁議での発言については事実でございます。  私が最初に話を聞いたのは平成26年の2月ごろだったと記憶をしております。私といたしましては,それぞれのケースごとに本人の意向を確認して,その都度対応してきたというふうに考えているところでございます。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 23: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 参与は26年2月ごろに知ったと。もしかしたらもっと早い時期から問題行動があったのかもしれません。  臨時庁議の記録の内容には,私も見て驚きました。複数の職員が把握をしているとともに,複数の市議会議員も把握していたということです。飲み会で体をさわられた職員から,市長から忘年会の開催をしつこく迫られ,同じようなことがあると困るという相談が,市役所内部だけではなく市議会議員からも入ったとされています。さらには市議会議員の身内のことも記載をされています。市政をチェックする議員も把握をしていながら,なぜ隠し通してきたのか。多くの女性が被害に遭っていたことを知っていたのにもかかわらず,そのまま何年も市長職にとどまらせておいた。女性の皆さんがどんな思いで仕事をしていたのかを考えると憤りでいっぱいで,断じて許されないことです。  臨時庁議の会議録では,参与,そして当時の総務部長が市長に注意・忠告した旨が書かれています。市長はみずからの行為を認め,謝罪ということはあったのか伺います。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 25: ◯ 参 与(石森 準一君) 私から最初に注意をしたときには,気をつけると言ったというふうに記憶をしております。ただ明確な謝罪はなかったと記憶しているところでございます。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 27: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 明確な謝罪はなく気をつけるという発言があったということです。  会議録では,28年11月ごろに副市長と参与,明政クラブ幹事長が市長室でセクハラ行為をやめるように言ったと書かれています。そのときは前市長はセクハラ行為を認めたのでしょうか。また,それ以降はそうした行為はなくなったのかどうか伺います。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 29: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) はっきりと,していたとは認めてはおりませんでした。こちらから,行為をされた方がセクハラだと言えばそれはセクハラなんだと申し上げたところ,「言ってくれてありがとう」と言っていたと記憶しております。3人で行った後は,少なくとも庁内では市長のセクハラ行為に関しては情報は入ってきていないところでございます。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 31: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 記憶では「言ってくれてありがとう」というふうに発言したということです。  ハラスメントは,行為者がどう思うのではなく,相手がどう思うか,どう感じるかです。前市長は,3月議会での私の質問の中でセクハラの認識を確認したところ,今,副市長が答弁されたことと同じ言葉を言っていたと記憶をしていますので,もしかしたらこのことがあったからかもしれません。  副市長などが何度も注意・忠告をされたということですが,逆にパワハラになる言動というのがあったのか伺います。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 33: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 3人で忠告した後ですけれども,私には明確なパワハラの言動というものはありませんでしたが,毎朝市長と打ち合わせをするわけですけれども,そのときに目を合わせない,冷たい会話,そういうことがあったということは記憶しております。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 35: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 副市長にはパワハラの言動というものがなかったということです。  情報公開請求をした5月7日の聴取書では,私は市長からセクハラの被害に遭っていることを副市長にも相談していたのにもかかわらず,3月議会の一連の対応は大変残念に思っている,このように訴えておられます。権力者である高橋氏の問題行動は断じて許されませんが,副市長は何度も注意したとはいえ,前市長の行為を何年も隠蔽していたと言わざるを得ません。なぜ長期にわたり自浄作用が働かなかったのか伺います。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 37: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 3人で忠告に入った後は市役所レベルでは同様の行為が起きていなかったということは,我々の行動は少しは効果があったものだというふうに申し上げられると考えているところでございます。ただ,行政の継続性ということが念頭にあったということは事実でございます。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 39: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 行政の継続性ということで,当時は女性の立場に立っていなかったということで,非常に残念だと思います。  5月22日の実名での女性の抗議文では,被害内容が具体的に書かれています。その内容を読むのは余りにつらいので読みませんが,1年にわたりセクハラ行為が行われていたということで,どんなにつらかったことでしょう。毎日仕事に来るのが怖かったと思います。そして抗議文では,被害を訴えていない女性もいますと,このように訴えています。  3月の予算特別委員会での私の質問に高橋氏はこう答えています。「同一人物,同一内容の相談はもう2年以上全く行われていないと聞いており」,こうした発言です。つまりここ数年はセクハラ行為がなかったので終わったこととして対応はせず,これでよしという考えだったのでしょうか。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 41: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 被害に遭われた方の心情を考えれば,これでよしでは済まされない事柄であるというふうには思っておりますが,我々の忠告は一定の成果を上げているものと考えたところでございます。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 43: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ここ数年はないということですが,もしかしたら水面下で一連の行為があったのではないかという心配もあります。  12日の火曜日,私は狛江・生活者ネットワークが行った「セクハラパワハラのないまちに」という企画の学習会に参加をさせていただきました。女性と人権全国ネットワーク共同代表の佐藤かおりさんの講演でしたが,御自身も2年以上にわたりセクハラの被害を受け,精神的にも追い込まれ職場をやめられたそうです。  佐藤さんは,加害者から離れればPTSD(心的外傷後ストレス障害)も治ると思っていたそうですが,気持ちが安定したときにフラッシュバックを起こし,体が震えて立っていられない状態だったと話されていました。その後は,公共の乗り物はパニックを起こしてしまうので乗れないだとか,大きなスーパーに入るのも非常に怖くて,一番行きやすいのが狭いコンビニだったと。そして感情もなくしてしまい,大好きな花もきれいだとは思えず体中が過敏になってしまった,このように話されておりました。ハラスメントを受けている最中は緊張しているので何とか踏ん張ることができても,緊張が解けた後に大きな影響が出るという話に私は大きな衝撃を受けました。セクハラは加害者がいなくなったから終わりでないということを私は改めて認識をいたしました。そのことは私たちも市役所も認識をする必要があります。  それでは副市長と参与に伺います。トップを告発することは非常に勇気の要ることです。どのような思いで臨時庁議に臨まれたのか伺います。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 45: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 庁議で決定された調査というのは,その文書の作成途上の事実であるか事実でないかの,そごの部分であったわけでありますけれども,その調査途上で把握できたセクハラ行為,このことは隠すわけにはいかない,知った以上は自明のもとにさらさないと私が被害職員から一生信頼されなくなる,このように考えておりました。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 47: ◯ 参 与(石森 準一君) 山本議員への答弁でも申し上げましたが,私の公務員としての基本的なスタンスは,市のトップである市長を守ることが市政を発展させ,またそれが市の職員を守ることであるというものでございます。しかし,このたびの件に関しましては,市長を守ることが一緒に働く職員を守ることには残念ながら一致をしなかったということでございます。前市長は自分の行為を否定し続け,それによって多くの職員を傷つけてしまいました。多くの職員の信頼を失い,市役所が組織としての体をなさなくなる危機感が進言につながらざるを得なかったというふうに感じているところでございます。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 49: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それぞれの思いを語っていただきましてありがとうございます。  この間の副市長や参与,与党議員の発言などで,高橋氏のセクハラ行為は1期目から行われていたわけです。女性職員の皆さんはずっとつらい思い,憤り,怖さ,さまざまな思いを抱えながら仕事をされています。そうした女性職員の皆さんに与えてしまった傷は深くて大きいです。ここまで長引かせてしまったことについてどのように感じているのか伺います。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 51: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 先ほども答弁申し上げたところではございますけれども,忠告の後同様の行為は見られなかったこと,行政の継続性ということが念頭にあったということで,30年第1回定例会まで来てしまいました。御質問者のおっしゃるとおり,被害に遭われた方の傷は癒えるものではないと考えているところでございます。ここまで長引いたことは私の不徳のいたすところと感じております。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 53: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 3月の私の一般質問の後,私の記憶では翌日の2日だったと思いますが,市長は報道機関に対し,情報公開資料に記載されている内容で一部誤りがあると突如発言をしました。勇気ある女性が自分は被害に遭っていないと市長のところに申し出たという件です。そして調査をすることになりました。  これまでの調査の中で,5月7日の女性職員への事情聴取書について伺います。そこには,昨年の12月ごろに,被害に遭っていないとする職員が高橋氏から被害者8名の名前が記載されたリストを見せられていると聴取者が証言をしています。その資料というのは,私たちが情報公開請求した中の1枚,8本の黒塗りの資料だと思われます。  私のこれまでの質問に対して前市長は,黒塗りが外れた資料は見ていない,一度も見ていない,このように答えていましたが,この聴取書を見るとそれが虚偽答弁だということになります。このことについて把握はされているのでしょうか。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 55: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 事情聴取ではそのように聞き取っており,そのように信じているところではありますけれども,事実としては確認ができておりません。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 57: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 被害者もしくは相談者の個人情報が書かれた資料を開示された状態で見せることは非常に大きな問題です。私もこの発言した方は事実を述べていると思いますけれども,これについては確認ができないのでここまでにとどめておきます。  市長は報道機関への記者会見の際に,被害を受けていないとされる女性の抗議文書を提出しました。そこにはこのように書かれています。5月9日水曜日10時30分から行われた副市長による聴取での副市長の発言に対し強く抗議いたします,という文面で始まります。そして,信頼していた副市長に複数回虚偽の発言を強要され,大きな精神的苦痛を受けました,として,私に対するこのような名誉にかかわる虚偽の発言を今後行った場合,弁護士を通じてしかるべき対応をさせていただきますと,このように記載をされております。このことは前市長が何度も口にしていた圧迫面接であろうと思います。そこで副市長に確認をしますが,こうした事実はあったのでしょうか。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 59: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) そのような質問の仕方で行ったとは考えてはおりません。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 61: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは,5月9日の聴取者は副市長だけではなく,参与,職員課主幹立ち会いのもと聴取が行われていますが,改めて参与と総務部長にも確認をしたいと思います。抗議文を出した女性が言うように副市長が圧力をかけ,複数回虚偽の発言をするよう強要した事実はあるのでしょうか。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 63: ◯ 参 与(石森 準一君) 庁議の中でも申し上げたところでございますが,副市長の横に私は座っておりましたけれども,そのようなことは一切なかったというふうに感じているところでございます。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 65: ◯ 総務部長(上田 智弘君) この件につきまして,事情聴取の記録に立ち会った職員課主幹に確認をしたところ,副市長の発言は高圧的には感じなかったということでございます。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 67: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  聴取書の発言で,被害を受けていないとする女性も当初は被害者であったと複数の人が発言をしているので,聴取書で判断をしたいと思います。  行政不服審査会について伺います。  鈴木議員が昨年の11月,田中議員が4月に,情報公開請求した資料の加害者部分が黒塗りになっているので,公職者である市長ならば公開するべきであるという不服の申し立てをしました。鈴木議員については却下,田中議員の申し立てについてはまだ結論が出されておりません。7日の木曜日に審査会が開催されていますが,その内容について話せる範囲で状況を教えてください。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 69: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり6月7日に行政不服審査会を開催しております。委員5名全員出席のもと,午前10時半から午後12時50分まで審議をいただきましたが,継続審議となったところでございます。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 71: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 審査会は非公開なので内容についてはお話しいただけないわけですが,今後のスケジュールはどうなっているのか伺います。
    72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 73: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 継続審議となり,次回の会議は6月20日に開催する予定でございます。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 75: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 6月20日なら来週ですね。わかりました。  今回の一連の問題が表面化したのは情報公開請求で出された資料です。作成者は引き継ぎ書として書かれたということですが,こうした資料を残したことは誠意のある,当然のことでした。この件について,高橋氏は自分を守るために職員をおとしめる言動を繰り返してきましたが,これは絶対に許されないことです。こうした言動はパワハラであり,職員が萎縮をしてしまいます。聞き取りの中で作成者の方は,怖くて仕事でメモを残せなくなるし,職員が職員課に相談に行かなくなるのではないかと思う,そうなると組織として成り立たなくなるのではないかと心配している,このようにお話をされています。私もそこが非常に心配です。こうしたことを払拭していかなければならないと思いますが,どのようにお考えでしょうか。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 77: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 今御質問者がおっしゃられたとおりなんですけれども,この記者会見での前市長のペナルティー発言というものは,今回の問題だけでなく,今後同様のケースのときに担当者はメモを残さなくなるという危険をはらんでいたと考えているところでございます。新市長のもと,相談する人は信頼して相談でき,相談を受けた人も安心してメモを残せる体制づくりは必要ではないかと考えているところでございます。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 79: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひそこはきちんとしていただきたいと思います。  次に,4月17日付で職員組合が発行したニュースでは次のように書かれております。「今回の一連の経緯のなかで最大の問題点は,議会だけではなく,理事者の多くも,その事実を把握しているということにあります。議会での理事者側の答弁をみる限り,問題が起きたときの組織内の自浄作用はほとんど機能していないと言わざるを得ません。とくに,理事者側に,被害者である職員を守るという意識がほとんど窺えないことです。」と厳しく指摘をしています。理事者側は一連の問題について大いに反省し,信頼回復に努めなければなりませんが,考えをお聞かせください。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 81: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 職員組合のニュース記事には真摯に向き合い,反省しなければならないと考えております。新市長のもと,市長,特別職も包括したハラスメント相談体制の確立は必要なものと考えております。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 83: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 真摯に向き合っていただきたいと思います。  職員の相談窓口である総務部の果たすべき役割は必要に重要です。今回の一連の対応,答弁を聞いていると,残念ながら職員を守る立場での取り組みがなされていないと言わざるを得ません。今後の対応について伺います。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 85: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 相談窓口として,職員を守る立場として,職員の相談,悩みに真摯に耳を傾け,相談者が求めていることや被害の拡大に迅速かつ適切に対処できるよう,体制を構築してまいりたいと思っております。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 87: ◯ 12番(西村 あつ子議員) しっかり職員に向き合って姿勢を正していただきたい,このように改めて要望いたします。  今後の取り組みにかかわって別件での質問をします。  高橋氏は議会に対して与党と野党に対する差別的な態度をとり続けてきました。まずは非常に幼稚な行動ですが,与党の質問に答えるとき挙げる手はパー,そして野党にはグー,それはここにいる皆さんも御存じです。そしてそれは「市長への手紙」で疑問を呈した人もいました。そして私が高橋氏就任以来感じていたことは与党と野党への答弁の差別です。私は以前,高橋氏が野党に答える必要はないと職員に言っていること,そして野党によい答弁をすると後で叱責をされるということを聞きましたので,以前の特別委員会で高橋氏に確認したところ,そのようなことはない,という答弁でした。改めて確認をしますが,こうした状況があったのかなかったのか伺います。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 89: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 定例会の一般質問対応の庁議の場では,非公式部分のところにおきまして,そのような指示はあったというふうに記憶しております。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 91: ◯ 12番(西村 あつ子議員) やはりそうでしたね。権力者である高橋氏のパワハラまで行われていたわけです。私も何度か差別的な答弁を経験しました。例えば特別委員会で私に対する答弁と,その次に与党の議員が全く同じ質問をしたら答弁が違うものでした。私たち市議団の一般質問などでも何度も同様のことがありました。こんなことまで強要されて,職員の皆さんもさぞ大変なことだったでしょう。  矢野市長の姿勢は,野党に答えられないものは与党にも答えられないと私たちはよく言われました。なので何とか答弁を引き出せないものかと,質問の角度を変えるなどして頭をひねりましたが,矢野市長は前市長と違い,差別的なことはしてきませんでした。  副市長に伺いますが,今後こうしたことがないよう与党でも野党でも真摯に対応すべきものと思います。当たり前のことだと思いますが,いかがでしょうか。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 93: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 議会と行政は二元代表制の一翼を担う立場であること,一般質問は建設的な政策議論を交わす場であることを考えれば,一定の真摯な対応は必要と考えるところでございますけれども,今後のことということでありますので,それは新市長の判断で進めていただくものと考えております。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 95: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ここまで差別的なことをする人というのはめったにいないと思います。前市長の言葉をかりればレアケースと申しましょうか,そうしたことだと思います。  今回の一連の問題は市政だけではなく議会の信頼も大きく失墜していますので,議員も信頼回復に努めなければなりません。そして議会の質の向上も必要です。  北海道栗山町の元町議会事務局長の講演レポートの抜粋では,二元代表制の仕組みはチェック&バランス,抑制と均衡がとれた,制度的にはしっかりとしている,このように書かれています。つまり,市政運営や市長の政治姿勢についてチェックすることは議会,議員の大切な役割です。また,議会は言論の府でありますので,言論を尊重し,言論の自由はもちろん保障されなければなりませんが,だからといって何を言ってもいいということではないと思います。例えば政党や個人を特定した行き過ぎた内容の発言は議会の場でするべきではないと私は考えます。批判も時にはあってよいと思いますけれども,それでも批判の内容は冷静であって政策的な方向性を問うものであるなど,どんな立場の人が聞いても極力納得が得られるようにすべきものと思います。  そして狛江市議会では,開かれた身近な議会にしていこうと議論をしてきましたが,残念ながらそうした姿勢を後退させる残念な出来事もありました。3月13日の新聞報道です。読ませていただきます。  見出しは「狛江市長のセクハラ疑惑 「小会議で議論」市議が主張」。  記事です。「狛江市の高橋都彦市長が市の複数の女性職員にセクハラ行為をしたとされる疑惑で,市議会が迷走している。この問題を議論する予算特別委員会の会場をめぐり,本会議場ではなく,より狭い特別会議室で開くべきだとする市議が現れ,13日に議会運営委員会を開き協議することになった。予算特別委はインターネット中継もない。他の市議からは「市民を閉め出すものだ」との反発も出ている。  予算特別委の会場は,疑惑が表面化した1日の本会議で傍聴席がほぼ満席だったため,市議会事務局が欠席者を除く全市議に確認のうえ,通常の特別会議室から本会議場に変更。公式サイトでも告知した。  ところが12日,女性市議の一人から「特別会議室で開くのが申し合わせのはずだ」との指摘が事務局にあり,議運で話しあうことにしたという。」,これが記事でございます。  最終的には議会運営委員会の中で意見が分かれ,採決となり,特別会議室での開催となりましたが,市民の方,報道機関の方からは,本会議場でやってほしかったというたくさんの意見をいただきました。議会改革を議論している議会としていかがなものかということを申し述べておきます。  セクハラについては私どもの会派の議員もまだおりますので,そちらのほうにさらに委ねていきたいと思います。  次に,職員配置について質問をいたします。  予算特別委員会のときの資料で職員の超過勤務の実態の資料があります。年間を通して福祉保健部と児童青少年部が慢性的に超過勤務が多くなっています。職員配置の見直しの観点からの質問とさせていただきます。  現在では嘱託職員がふえておりますが,嘱託職員でも休日勤務や遅くまで勤務している状況が見受けられます。狛江市非常勤嘱託職員に関する規則では,勤務日数は月16日以内(週4日以内),勤務時間は1日7時間30分以内を原則とすると定められています。必要に応じて超過勤務も認められますが,基本的には規則を遵守すべきであると思いますが,いかがでしょうか。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 97: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江市非常勤嘱託職員に関する規則では,正規の勤務時間以外の勤務を「公務のため臨時若しくは緊急の必要がある場合又は職務の性質上必要とする場合」に限定しております。規則が遵守されるよう職員配置の見直しも含めて検討してまいります。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 99: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ検討をお願いします。  職務の都合上,嘱託職員配置が好ましくない部署もあるかと思います。本来は正規職員が好ましいのに,嘱託職員で配置しなければならない状況にはなっていないでしょうか。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 101: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 正規職員の欠員により嘱託職員が配置されている部署はございますが,今後は正規職員による補充を行ってまいりたいと考えております。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 103: ◯ 12番(西村 あつ子議員) しっかり正規職員で補充をしていただきたいと思います。  この間,議会からも正規職員の増員を含めた採用を考える必要があるのではないかという指摘がされております。今後組織改正が予定されていると思いますが,正規職員の増員についてはどのように考えているのでしょうか。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 105: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 職員定数につきましては,事務事業の処理に必要な職員数の適正化を図り,合理的な職員配置を行いながら,多様化・複雑化する行政需要に対し,簡素で効率的な行政システムの構築を目指す狛江市定員適正化計画を策定しております。今後計画を改定する際に,こうした計画の目的を見据え,現状を踏まえながら適正な規模を検討してまいりたいと考えております。 106: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 107: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 慢性的に超過勤務が多い職場については,なるべく早く何らかの対策をとっていただきたい,このことを要望して1問目の質問を終わります。 108: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 109: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 2問目,貧困対策についてです。  前回の一般質問では,質問時間が足りなく貧困問題についての質問ができませんでしたので,今回改めて貧困対策について質問させていただきます。  所得の中央値の半分を下回っている人の割合を相対的貧困としていますが,厚生労働省での調査による相対的貧困率は,世帯類型別に見ると,単身世帯や大人1人と子供の世帯で相対的貧困率が高いという結果になっています。そして単身世帯,大人1人と子供の世帯が全体の相対的貧困率を押し上げる結果となっています。  貧困問題は深刻な社会問題ですが,狛江市として取り組むべき支援について伺います。今年度の予算では子どもの生活実態調査業務委託費として約290万円が計上されていますが,調査の目的と事業の詳細について伺います。 110: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 111: ◯ 参 与(石森 準一君) 子どもの生活実態調査につきましては,子供の生活や健康,勉強のこと等について保護者の経済的な状況等も含めて把握し,平成32年度からのこまえ子育て応援プランにおける必要な取り組みを検討するために実施をするものでございます。  小学校5年生,中学校2年生とその保護者を対象に調査を行いまして,東京都の調査結果との比較が可能になるよう,調査票につきましては東京都の調査票を活用して実施することとしているところでございます。 112: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 113: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 東京都の調査票を活用して調査するということですが,現段階での取り組み状況はどうなっているのでしょうか。 114: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 115: ◯ 参 与(石森 準一君) 子どもの生活実態調査の取り組み状況でございますが,5月31日に開催をいたしました子ども・子育て会議におきまして,調査実施について報告をするとともに,調査票等について意見をいただいているところでございます。いただいた意見につきましては,首都大学東京子ども・若者貧困研究センターの所長でございます阿部彩教授に助言等をいただきながら修正等を行い,調査票を作成しております。今月下旬からの調査開始に向けまして,現在準備を進めているところでございます。 116: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 117: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今月中にはその調査票が対象者の手元に届くわけですけれども,結果の分析はどのようにされるのか伺います。また,調査結果を受けて政策への反映についてはどのように考えているのでしょうか。 118: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 119: ◯ 参 与(石森 準一君) 本調査の結果につきましても,阿部彩教授に助言・支援をいただき,分析等を行うこととしております。調査結果につきましては来年1月までに報告書としてまとめる予定でございますが,できるだけ早期に報告書を完成させ,報告書をもとにした議論が十分にできる時間を確保することで,子供の状況を踏まえた取り組みを子ども・子育て会議等において検討しまして,その結果を新たなこまえ子育て応援プランに反映をしていきたいと考えているところでございます。 120: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 121: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 阿部彩教授は東京都の実態調査をされていたと思います。たしか足立区も手がけられていたのではないかと思いますが,貧困問題のスペシャリストですのでとても期待するところでございます。今後の調査結果,子ども・子育て会議での議論に注視していきたいと思います。  次にひとり親家庭への支援について伺います。  私は,まずひとり親家庭に絞って調査をしていくよう求めてまいりましたけれども,昨年12月にひとり親家庭へのアンケート調査の結果が出されました。前回の議会では,結果を受けどんな課題があるのかと伺ったところ,そのときの答弁は,「経済的な面も含め,ひとり親家庭を取り巻く厳しい状況の一端を把握できたのではないか」,このようなことでした。有効と思われる施策については現段階でどのようにお考えでしょうか。 122: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 123: ◯ 参 与(石森 準一君) 調査結果では,ひとり親家庭の支援制度の認知状況について伺っておりますが,ほとんどの方が支援制度については認知をしている一方で,制度ごとに認知の差があるとの結果も出ているところでございます。  「ひとり親家庭のしおり」が支援情報を入手する方法として最も高い割合となっているところでございます。このため,今年度は児童扶養手当現況届の受け付け時に窓口で「ひとり親家庭のしおり」を配布することとしております。「ひとり親家庭のしおり」を通してさまざまな制度の周知を図ることで,必要な支援につなげていきたいというふうに考えているところでございます。 124: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 125: ◯ 12番(西村 あつ子議員) まずは制度の周知は重要なことですので,窓口での資料配布というのは非常に有効的だと思います。  最初に厚生労働省の調査結果のお話をしましたけれども,ひとり親家庭の貧困率が高くなっていますので,ひとり親家庭への支援は喫緊の課題だと思います。  私たちは日野市のような家賃補助をすべきであるということを繰り返し要望してまいりましたが,来年度予算に向け,ひとり親家庭への支援策をまず進めるべきであると思いますが,その点についてはいかがでしょうか。 126: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 127: ◯ 参 与(石森 準一君) ひとり親家庭を初めとする子育て家庭や,高齢者,障がい者など,さまざまな事情で住まいの確保に困難を抱える家庭を支援するため,現在,居住支援協議会準備会が組織をされ,居住支援のあり方等について議論をされる予定でございます。ひとり親家庭等に対する居住支援につきましては,居住支援協議会準備会での議論等を踏まえて適切に対応していきたいと考えているところでございます。  また,ひとり親家庭へのアンケートの調査結果とともに,子どもの生活実態調査の結果を踏まえた対応が必要というふうに考えているところでございます。子ども食堂への支援など前倒しで進めている取り組みもありますが,今年度の調査結果をあわせまして,32年度以降の取り組みとして具体的に進めていけるように検討していきたいと考えているところでございます。 128: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 129: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 私たちのところへは,ひとり親の親御さんから家賃補助をしてほしいという声が届いておりますので,これについては改めて要望しておきます。  次に,学習支援の取り組みについて伺います。  狛江市は家庭に出向く訪問型ですが,以前の議会答弁で効果もあらわれているというふうにお話をされていましたが,ここに来て課題も出てきているかと思います。その課題について伺います。 130: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 131: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 幾つかの課題がありますが,昨年度の課題として大きなものの一つといたしまして,対象となるお子様とボランティアのマッチングの問題がございます。例えばボランティアスタッフの活動可能時間と子供たちの学習支援の時間帯のずれがあること。また,学習支援の利用者は女子が多いのですが,女性のボランティアの登録者数が少ないこと。そして中学生の男子の学習支援の希望者が少ないため,社会人男性のボランティア登録者を活用できていないことなどがございます。マッチングの課題としてはこのようなことが挙げられます。 132: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 133: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 活動時間は放課後になりますので,訪問が夕方以降だと女性のボランティアは確かに少なくなると思います。中学生の男子の希望者が少ないのは,思春期の時期と重なっていることも理由にあるのかというふうに思います。中学生男子の思春期というのは非常に親に反発する時期ですので,親は利用したくても本人が嫌だという状況もあるのかと思います。  学習支援の充実については,今後どのように考えているのか伺います。 134: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 135: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 国は生活困窮者自立支援制度の見直しの中で,生活困窮世帯の子供を取り巻く課題を鑑み,「子どもの学習支援事業」を「子どもの生活・学習支援事業」と名称変更して強化するとしており,ただ学びの場を提供するだけでなく,子供の生活習慣・育成環境の改善に関する助言や子供の教育及び就労も含めた進路選択等に関する助言,関係機関との連絡調整を行うものでございます。  狛江市におきましては訪問型の事業で,事業開始当初からお子様にも親御さんにも学習支援のみならずきめ細かな支援を行っておりますが,先ほど答弁いたしましたようにお子様とボランティアのマッチングの課題があり,その課題を解決すべく,ボランティア登録者の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。
    136: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 137: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 狛江市の学習支援は訪問型ということで,学習だけではなくほかの支援もしていくということは,非常にすばらしい事業であると思います。  支援するボランティアの数が少ないということです。狛江市市民活動支援センター「こまえくぼ1234」のホームページに掲載をされているボランティア募集の一覧には学習支援のボランティアも募集をしています。こまえくぼ1234の認知度は大分高まってはきていますが,まだまだ知らない方も多くいらっしゃいます。例えば学習支援の事業の案内だとかボランティア募集を広報などでお知らせをしたり,また地域の回覧板は多くの方の目にとまりますので,回覧板などを活用してみてはいかがでしょうか。 138: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 139: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ボランティアの方につきましては,従前より東京ボランティアセンター・市民活動センター,Yahoo!ボランティア,世田谷ボランティア協会,東京社会福祉士会などのホームページに掲載をすることで募集を行っているところでございます。今年度の状況を確認しながら,御提案いただいた方法につきましても検討していきたいと考えております。 140: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 141: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 事前にお話を伺ったら,ボランティアは他市の方が多いと伺いました。市内での人材活用は非常に重要なことですので,広報だとか回覧など市内の人が見る紙媒体での活用も検討していただきたいと再度要望させていただきます。  次に奨学金支給についてです。今年度の実績についてお伺いします。 142: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 143: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 今年度,平成30年度の奨学生でございますが,1年生10名,2年生5名,3年生7名の合計22名となっております。 144: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 145: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 定員はたしか毎年10人だったと思いますけれども,今年度は22名が利用されています。  以前も私,特別委員会でしょうか,人数を拡大するべきであるというふうに要望させていただきましたが,どのように考えているのか改めて伺います。 146: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 147: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 既に国や東京都におきまして高校生を対象とした支援事業があることや,近隣自治体における類似事業の実施状況から,今のところ定員につきましては現状維持で考えております。 148: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 149: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 現状維持ということでちょっと残念です。できればふやす方向を考えていただきたいと思います。  私は,この制度の周知方法については,学校のポスターの掲示などだけではなくて,制度の案内は保護者の手元に届くように改善を求めてまいりました。周知方法の改善というのは行われたのでしょうか。 150: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 151: ◯ 教育部長(平林 浩一君) これまでの議会での御議論を受けまして,従来から実施しております広報こまえ,ホームページへの掲載,教育委員会窓口や各中学校へのポスター掲示による周知に加えまして,平成30年度の入学分から新たな取り組みといたしまして,中学3年生で就学援助費を認定している全世帯へ奨学資金の募集案内を郵送したところでございます。 152: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 153: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 就学支援を受けている家庭へ郵送していただきましてありがとうございます。この間,私もずっと決算資料など見ていますけれども,定員に満たない年もありましたけれども,今回は定員を超えて22名の利用なので,これは郵送の効果があったのではないかと思いますので,引き続き郵送をお願いしたいと思います。  次に子ども食堂についてです。支援の実態について伺います。 154: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 155: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども食堂への支援につきましては,今年度より,子ども食堂の活動を支援するための補助制度を創設しまして,継続して毎月1回以上子ども食堂を実施すること,営利を目的としないこと等を要件にしまして,年額3万円を上限に補助を行っているところでございます。現在3つの団体に対して補助金の交付決定をしているところでございます。 156: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 157: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 補助制度を創設して新たな支援が行われたわけですが,課題について伺います。 158: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 159: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども食堂につきましては,活動費などの財政的な課題とともに,その活動を支える協力者や活動場所の確保,アレルギーや食中毒への対応など運営面における課題があると認識をしているところでございます。また,市内には現在5団体が子ども食堂の活動に取り組んでいることを把握しておりますが,団体間の交流とともに情報交換のため連絡会が設けられているところでございます。  支援制度や活動の工夫,アレルギー・食中毒への対応など,東京都や他市の子ども食堂の取り組みの情報を収集し,連絡会を通じて伝えることで,団体の活動に生かしていただくとともに,複数の団体で行われている活動が連携・協力して行われることで,どの子ども食堂を利用しても子供たちが安心・安全に食事をすることができる環境が整えられるよう,団体間の連携・協力支援が必要と考えているところでございます。 160: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 161: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  それではさらなる充実については,現段階ではどのようにお考えでしょうか。 162: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 163: ◯ 参 与(石森 準一君) 東京都が今年度より年額24万円を上限に子ども食堂に対する補助制度を創設しているところでございます。東京都の補助制度を活用することで財政的な支援を強めることができますので,さらなる充実を図るため,東京都制度の活用を市内の子ども食堂の意見を踏まえながら検討していきたいと考えているところでございます。 164: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 165: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 関係団体の方と十分検討していただきたいと思います。  次に,フードバンクによるこまYELLの窓口での食料支援の実態について伺います。 166: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 167: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 平成29年度において,フードバンク狛江の食料提供を受けてこまYELL窓口にて食料支援を行った件数は,平成28年度の64件からほぼ倍増の124件となっており,延べ利用回数は624回となっております。 168: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 169: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 現在では624回ということで,かなり多くなってきているということですけれども,フードバンク狛江との食料支援の連携をする上での課題について伺います。 170: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 171: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) フードバンク狛江と市では月に1回,事業の実施状況,課題などについて定期的に協議を行っております。市としては,生活困窮者自立支援制度においてフードバンク狛江による食料支援は欠かせない支援となっております。  昨年度大きな課題でございましたフードバンク狛江の事務所兼倉庫の移転の課題は,新しい場所に移転し,市として家賃助成額を増額して対応したところでございます。そのかいがございまして食料の保管スペースも拡大し,企業・団体からの食料提供も受けることができるようになり,入庫量は増加しております。ただし食料の管理・保管・入出庫には多くの手間がかかりまして,担い手となるスタッフの不足が課題となっております。 172: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 173: ◯ 12番(西村 あつ子議員) スタッフ不足というのは本当に大変だと思います。  それでは今後の連携についてお伺いいたします。 174: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 175: ◯ 参 与(石森 準一君) フードバンク狛江との連携についてでございますが,フードバンク狛江からの申し出を受けまして,今年度,児童青少年部ではフードバンク狛江と連携をして,学校給食のない夏休みの期間に児童扶養手当認定世帯を対象にした食品提供の実施に向けた準備を行っているところでございます。市は児童扶養手当の現況届の通知に食料提供の案内を同封するとともに,広報等に協力をすることで,児童扶養手当認定世帯にフードバンク狛江の支援がつながることを後押しするものでございます。  子ども食堂の運営におきましても,フードバンク狛江との連携は欠かせないものとなっておりますので,今回の取り組みも踏まえまして,フードバンク狛江との連携について今後検討していきたいと考えているところでございます。 176: ◯ 議 長(小川 克美議員) 12番西村議員。 177: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 夏休み期間に食料提供実施に向けた準備が進められているということです。わかりました。  貧困対策としては,学習支援や子ども食堂,フードバンクなど地域での支援が広がっていますが,同時に課題もあると思います。狛江市として課題を一つずつ取り除きながら,また自治体独自の新たな支援策も検討していただきたい,この旨を要望して質問を終わります。 178: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前10時06分 休憩     午前10時24分 開議 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 180: ◯ 13番(田中 智子議員) 1問目,ハラスメント問題の再発防止策について伺います。  私たちは,高橋前市長のセクハラ問題が明らかになって以来,さまざまな場で,セクハラとは何か,何が問題か,再発防止のためには何が必要かなどを学んできました。  4月22日には,「「高橋市長のセクハラ問題の幕引き許さず,真相解明・再発防止へ」4・22市民集会」を開き,お茶の水女子大学の戒能民江名誉教授より講演をしていただきました。また4月23日には,国会での「セクハラ被害者バッシングを許さない4・23緊急院内集会」に6人の女性議員有志全員で参加し,学習すると同時に狛江の市長セクハラ問題を訴えさせていただきました。  先日の5月12日には,女性と人権全国ネットワーク共同代表の佐藤かおりさんの講演に参加させていただきました。私は,セクハラがどんなにひどい人権侵害であるか,人間としての尊厳を守るためにもセクハラ・パワハラの問題を放置してはならないことを改めて学ぶことができました。少し長くなりますが,その講演の内容を紹介したいと思います。  講演した佐藤かおりさんは,派遣社員として働いていた当時,2年半にわたってセクハラ被害を受けた当事者ということです。2003年に被害を受け始めてから1年間,やんわりと断り続けたそうです。そのときの気持ちは,セクハラを受けていることは他の人には知られたくない,だけど誰かが気づいてほしい,という思いだと言われていました。その1年間は誰にも相談できなかったそうです。やっと1年後に,このままではだめだと思い,初めに派遣元の上司に相談したら何の対応もしてくれなかったので,それから派遣先の上司に言ったら,その人は派遣社員の処遇について力をかしてくれる人だからうまくやってくれ,と言われたそうです。その後セクハラの加害者からは要求に応じなかったことで嫌がらせが始まり,お前のかわりは幾らでもいる,と言われたそうです。  佐藤さんは,内閣府の調査では6割以上,組合の連合の調査でも4割強が誰にも相談しなかったのはなぜか,として,波風を立てたくない,自分にすきがあったから,誰にも知られたくない,加害者からの制裁が怖い,と思うことがある。つまり力関係のあるところでは,あからさまな脅しは要らないということで,圧倒的な力関係の差がある中では,嫌と言えない,断ればあすからの仕事に差し支える,こうした状況にあるということを地位のある人は自覚をしなければいけない,と強調されました。  また,相談から見えることとして,1,セクハラだけでも耐えがたいが,加害者の要求に応じなかったことでパワハラ(制裁)を受け,被害が深刻化する。2,相談先での二次被害,加害者がセクハラ行為を否認し,虚偽の申告をしていたと言われてしまった。加害者が恋愛関係だと主張したため,会社から個人的な問題には対応できないと言われた。大したことではないとたしなめられた。被害者の行動を責めるなどの二次被害を受ける場合がある。3,会社に行けなくなった。体調を崩して休職になった。加害者のいる職場では働けないので退職をした。休職をしたら雇いどめになった,などがあります。  また,佐藤さんは,加害者は自分の行為がセクハラだと思っていない,会社側の主張も,セクハラかどうか判断できない,被害者が神経質,過剰な反応(被害の過小評価),働けないならやめてもらうしかない,などで,多くの被害者は,周囲の無理解や偏見によって,解決することも権利回復する機会も奪われている,と強調されました。  その後,佐藤さんは適応障害という病気になって仕事をやめざるを得なくなったということです。先ほどの質問でもありましたが,刺激に反応して日の光が見られない,人に会うことが怖くなった,電車に乗れない,広い場所に買い物に行けない,悪夢を見たり何の感情も湧かなくなったと言われていました。運よくやめてから半年後に支援につながり,ようやく落ちついて自分でもボランティアに行き始めたとき,なぜかわからないのに,男の人と話していたとき突然涙が出て体が震えてきたと話してくれました。PTSDのトラウマから逃れるのに1年半くらいかかったと言われていました。  被害の影響は,自責感・罪悪感・無力感,自己肯定感の低下,対人関係への影響,PTSD,ライフスタイルの変化などにあらわれ,セクシュアル・ハラスメントによる影響は,生産性の低下であり,人格否定と健康破壊であり,長期にわたっての就労困難であること,セクハラの要因は社会(職場)の構造にある,特別な誰かの被害ではない,労働力を奪われることは社会(職場)の損失である。また,被害を繰り返さないためには,なかったことにしない,どうすればハラスメントを防げたか,どうすれば被害者を守れたか,どのような対策が必要か,これを教訓化すること,セクハラ防止規定を,外部の相談窓口,第三者機関の設置,加害者の処罰規定,被害者の救済などにより見直すことなどを強調されました。また,最初にやるべきは被害者の救済であり,被害を受けた当事者こそ何が必要か知っている,相談体制や必要な支援を聞くべきだと強調されていました。  今回の高橋前市長のセクハラ問題について,何を教訓化し,再発防止のために何が必要か,しっかりと検証するという態度が市役所にも議員にも必要だと考えます。そうした立場で質問をしていきたいと思います。  まず今回の高橋前市長のセクハラ問題についてのこれまでの市の対応について伺います。  狛江市職員ハラスメント防止指針の「セクシュアル・ハラスメントの防止」には,「管理監督者の責務」として,「職員から苦情や相談があった場合は,被害が深刻化しないよう必要な策を講じる。」とされております。情報公開資料により明らかとなったセクハラ相談があった,当初の市の対応について改めて伺います。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 182: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 相談があった際には,相談者の意向を確認し対応をしてきたものと考えておりますが,現在の狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則では,行為者が市長であった場合の対応が規定されておりませんでしたので,規則どおりの対応にはなっていないと見受けられるものもございました。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 184: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは再質問させていただきたいと思います。  今御答弁にあったように,規則どおりの対応になっていないところもあったということです。それは例えばどういうことだったんでしょうか。そしてまたなぜそういう対応になってしまったのか,これについて伺います。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 186: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 職員課に相談があった件もございましたが,やはり行為者が市長であったために,本来行うべき苦情処理委員会での調査を行わずに対応したところがございました。また,ハラスメントの相談窓口である職員課において,ハラスメントの相談を受けた経緯が確認できない案件もございましたので,そういったところが規則どおりの対応となっていなかったのではないかと考えております。  要因といたしましては,行為者が市長であったために,地方公務員法に規定する懲戒処分等の対象者ではなかったということではないかと考えております。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 188: ◯ 13番(田中 智子議員) 今の御答弁で,職員課においては,ハラスメントの相談を受けた経緯が確認できない案件もあったということなんですが,「重要」と書かれた情報公開文書では,「○○」から夜に誘われることが多くて困っているという相談が職員課にありました,宴席で「○○」から肩や胸もさわられて困っている相談が職員課長に入っています,という記述になっています。また,相談員への直接の相談ではなくて上司に相談したとしても,職員課への報告があるのではないかと思います。また,行為者が市長だったために,やはり不利益な扱いを受けることを恐れて,正式な相談としなかったのではないかということを言われましたけれども,そういうことなのかというふうに思います。  それから当初の対応として,市長から事実関係の聴取というのは行ったんでしょうか。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 190: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 記録を見る限り,1件を除き指針にのっとった形で職員課での正式な聴取は行われなかったものと考えております。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 192: ◯ 13番(田中 智子議員) 正式な聴取は行われなかったということです。  それも訴えがあったということがわかれば,被害者の特定につながってしまうということがあったのかと思います。相談する側の匿名性が保てるということが今後は非常に必要になってくるのではないかと思います。  それでは狛江市職員ハラスメント防止指針で示している対応ができたというふうに考えるでしょうか。対応は十分だったと考えているんでしょうか。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 194: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 被害者の意向がどこまでのものであったかということは確認はできませんが,結果としては十分な対応であったとは言えないのではないかと考えております。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 196: ◯ 13番(田中 智子議員) 不十分だったということです。  それでは不十分な対応だったということであれば,すぐ改善できることは改善すべきだというふうに思うんですけれども,現在考えていらっしゃることはあるんでしょうか。 197: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 198: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 被害者の意向を確認した上で,調書を作成し記録に残すなど,すぐにでもできる対応はありますので,検討を進めているところでございます。 199: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 200: ◯ 13番(田中 智子議員) 記録に残すということは非常に大事なことです。それがなければ,ないことになってしまいますので,記録の件はよろしくお願いしたいと思います。  それでは,例えば市長ではなくて一般職員が,今回の場合のように同一人物が複数の職員に対してセクハラ行為を行っていた,このような相談があった場合に,どのような対応が考えられるでしょうか。また,セクハラが明らかになった場合の処分の考え方についても伺います。
    201: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 202: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 相談者の同意を得た上,本人の意向を尊重し対応することになります。苦情処理委員会での処理を希望する場合には,行為者を含めた関係者からのヒアリングなどで事実確認を行い,その内容に基づき苦情処理委員会で協議し,事実認定を行います。  ハラスメント行為が認定された場合には狛江市職員懲戒等審査会を開き,狛江市職員の懲戒処分等に関する指針に基づき懲戒等の処分を行うことになるものと考えております。 203: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 204: ◯ 13番(田中 智子議員) 狛江市職員の懲戒処分等に関する指針についてなんですが,例えば,総務部長だと差しさわりがあると思いますから他の部長が,今回のような複数の職員に繰り返しセクハラ行為を行っていた,このような場合,考えられる懲戒処分の内容について教えてください。 205: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 206: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江市職員の懲戒処分等に関する指針,狛江市職員の懲戒処分の標準例では,「暴行若しくは脅迫を用いてわいせつな行為をし,又は職場における上司・部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をした場合」は免職または停職,「相手の意に反することを認識の上で,わいせつな言辞,性的な内容の電話,性的な内容の手紙・電子メールの送付,身体的接触等の性的な言動を繰り返した場合」には停職または減給となっております。  なお,「職員が管理又は監督の地位にあるなど,その占める職制の責任の度が特に高いとき」は,「標準例で規定する最も重い懲戒処分よりも重い処分を行うことができる」こととされております。 207: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 208: ◯ 13番(田中 智子議員) 御答弁にあったように,「職場における上司・部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をした場合」に相当すると考えられることから,免職または停職が適当だと考えられます。また,職制の責任が重い場合は処分がさらに重くなるということですので,免職になるような案件だったということです。特に市長の場合は,こうしたハラスメント防止指針の中にも「市長の責務」ということが書いてあって,セクハラ行為を防止しなければいけない,セクハラ行為があった場合には迅速かつ適切に対応しなければいけないという職責があります。そういうことから考えて,これは重い処分になるということになると思います。一般職であれば当然こうした処分が早期に下された案件だったと確認できたと思います。  先ほどから,今回のセクハラ問題は市長が加害者であったので誰も罰することができなかったという答弁が繰り返されております。しかし本当に手だてはなかったんでしょうか。狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則には,管理監督者には,「ハラスメントに起因する問題が生じた場合には,迅速かつ適切に対処しなければなりません。」とされております。いたずらに長引かせれば,どれだけ被害者の精神的圧迫が続くのか,職場環境への悪影響というのははかり知れないと思います。  先ほどもありましたが,5月18日の臨時庁議には調査の結論と同時にこの間のやりとりが詳細に語られております。情報公開文書では,平成26年4月に副市長が市長に「やんわりと言う」と記されております。平成28年2月には参与から,セクハラがうわさになっているので気をつけてと諭されますが,セクハラはやまなかった。その年の11月には,副市長,明政クラブの石井幹事長と参与でやめるように言った。石井幹事長に市長は「市長は辞める」と言ったとも話されております。しかし市長はやめず,ことし3月にセクハラの問題が取り上げられ表に出るまで何の有効な手だてが打ててこなかったということです。  前市長のセクハラの相談があった平成26年から2年後には,さらにセクハラが体をさわるなどになっていることが情報公開資料でもうかがえます。平成28年からさらに2年たったことしになってやっと表に出,また,問題が発覚してから3カ月にもわたって問題の解決を長引かせてきた責任は重いと言わざるを得ません。  この問題に当初から携わってきた副市長と参与が,最後には職員を守る立場で高橋氏に引導を渡したのは,職員からの突き上げや自身の思いからもそうせざるを得なかったのだと思いますが,ならばなぜもっと早い段階でそうした対応ができなかったのか,第三者機関への相談等も含めた対応なども,特別職の副市長なら対応ができたはずではなかったでしょうか。  私たちは5月11日に副市長に宛てまして,市長のセクハラは明白であって,職員を守る上からも,これ以上長引かせないために副市長の断固たる措置をとることを要請いたしました。これほどまでに問題を長引かせ,被害者と職員や市民を傷つけてきた責任をどう思っているのでしょうか。先ほども御答弁いただきましたけれども,副市長と参与に改めて伺います。 209: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 210: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 先ほどの答弁とかぶる部分があるとは思いますけれども,もう一度申し上げます。  平成28年の11月ごろに忠告を申し上げて以降同様の行為は見られなかったこと,行政の継続性が念頭にあったこともあり,30年第1回定例会まで来てしまいましたけれども,被害に遭われた方の傷は癒えるものではないと考えているところでございます。また,市民の皆さん,職員にも心配をおかけしました。ここまで長引いたことは私の不徳のいたすところと感じております。 211: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 212: ◯ 参 与(石森 準一君) 私といたしましても,平成28年11月ごろに3人で忠告をして以降前市長のセクハラ行為の情報はなかったこと,間接的にではありますが,前市長が「市長を辞める」と言っていたことから相当反省しているものと考え,動向を見ていてしまったところはあったというふうに考えております。ただ,さきの定例会での前市長の言動を見たときに,残念ながら反省をしているような姿勢が見られず,被害を受けた女性職員や市民の皆様にも大変申しわけないと感じているところでございます。 213: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 214: ◯ 13番(田中 智子議員) セクハラ行為の情報がなかったからといって,それまでの被害者がいなくなったわけではありません。被害に遭われた方の傷は癒えるものではないと副市長は言われましたけれども,やはりそのところに心を寄せるべきだったと思います。参与が5月18日の臨時庁議で言われているとおりに,市長がその地位にいる限り,狛江市は残念ながら一歩も前に進むことができなかったんです。被害者の傷を考えれば,一日も早い解決のために力を尽くすべきだったと思います。  同時に,二元代表制のもとで,これほどまでに長引かせてきた責任は,議会の責任も重いと言わざるを得ません。そもそも前市長がセクハラの行為者であるという問題は,与党,野党に関係なく,市役所職員を守るためにも,また,二元代表制という議会の役割からしても,一致して対応すべきでした。しかしそうではありませんでした。3月5日には明政クラブの幹事長が一般質問する予定だったものが質問しませんでした。____________________さらに3月議会の最終日には,私たちが出した高橋前市長の辞職勧告決議の動議と,あろうことか調査特別委員会の動議まで議論もさせずに否決させたのです。明政クラブも公明党も辻村・三宅・山田議員も,私たちよりずっと以前から前市長のセクハラ行為を知っていたにもかかわらず黙認した。その上に前市長をかばって辞職をおくらせたことは,職員や市民の信頼を大きく失墜させたと言わなければなりません。  その上驚かされたのは今回の議会の様子です。与党として支えてきた前市長が辞職をするという不祥事を受けて,何の反省の言葉も再発防止への言及もない。みずから二元代表制としての議会の役割を放棄している,そのように言わざるを得ません。ハラスメント防止条例を出したからといって,この問題を検証もせずに曖昧にするわけにはいきません。しっかりと検証し,その上で再発防止策を講ずるべきです。  今回のこの問題を教訓化する上では,市長や議員などの特別職が加害者だった場合の扱いをどうするか,これも大きな課題だと思います。また,相談者が不利益を受けることや個人情報が漏れるのを恐れて,加害者からの事実関係の聴取が相談者が求めた場合のみに限られること,事実関係の確認の困難さなど,さまざまな課題があり,セクハラ問題の深刻さを浮き彫りにさせたと思います。  今回の件を受けて課題と考えていることは何でしょうか。所見を伺います。 215: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 216: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今回の件に限らず,二次被害を防ぐためにも加害者とされる人物に対する聴取は慎重に行う必要があると考えております。周囲の職員に対する聴取に対しても同様でございます。  相談員の充実や相談マニュアルの作成などに取り組むとともに,相談記録の取り扱いにつきましても,相談者を守るといった観点から検討していかなければならないと強く感じているところでございます。 217: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 218: ◯ 13番(田中 智子議員) 相談員の充実とか相談マニュアルの作成などにはぜひ取り組んでいただきたいと思います。  その上で相談者の救済は大前提だと思います。今回のように現にセクハラがあった場合に,いかに速やかにそうした状況を改善し,安心して働ける職場環境にしていけるか,それは職場の力が試されていると思うんです。今回の場合は情報公開によって事実が明らかになりましたけれども,先ほどの御答弁で,相談記録の取り扱いについても相談者を守るといった観点から検討ということですが,相談記録や相談自体がもし隠されてしまえば,今回のように問題が明らかになることもなかった,さらに被害を長引かせる結果にもつながっていったと思います。  「職場のハラスメント なぜ起こり,どう対処すべきか」という本を書かれました滋賀大学名誉教授の大和田敢太氏は,企業におけるハラスメント防止のための事前措置として,「ハラスメントの防止を目的とする適切な措置など全般的な防止指針を策定する(定期的な実態調査,結果の分析・公表,個々の報告の定期的な見直しなど)」や,「ハラスメントを記録するための制度を設ける」「ハラスメント防止のための管理職の役割を重視する(問題把握,紛争の管理,正常な経営慣行など)」などが挙げられております。実態調査や公表はハラスメントを防止する上で必要不可欠なものと考えます。  今後は,一般職員と同時に組織のトップがハラスメントを行う可能性があることを考えに入れて,対応できる仕組みをつくる必要があると思います。そのためにも今回の問題の対応について,なぜこのような対応になったのか,何が足りなかったのか,何をどう改善する必要があるのかをきちんと考える必要があります。この問題を前市長の辞職によって何事もなかったことにすることは到底許されませんし,教訓を引き出す必要があると考えます。これについて見解を伺います。 219: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 220: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今回の問題の対応について,被害者の二次被害に留意しながら,なぜルールにのっとった対応ができなかったのか関係者への聴取を行い,今後の対策を行ってまいりたいと考えております。 221: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 222: ◯ 13番(田中 智子議員) お願いします。  私は4月6日にハラスメントにかかわる情報公開資料を要求し,4月19日に一部非公開の公開資料が提出されました。3月の議会で明らかになって以来状況が大きく変わっています。加害者とされる人物から加害者であることが明白になったこと,また,加害者が市長である場合,公人としての職責からしても公開が妥当であること,公開したとしても被害者の特定にはつながらないこと,などの理由で加害者部分の公開を求めて行政不服審査請求を行いました。さきの6月7日に行政不服審査会が行われたと聞いていますが,先ほど御答弁もいただきましたけれども,改めてその結果についてお教えください。 223: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 224: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり6月7日に行政不服審査会を開催いたしましたが,継続審議となったところでございます。 225: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 226: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは,加害者部分の黒塗りを外すインカメラ審査,これを行う必要があるというふうに考えておりますが,これは行われたのでしょうか。 227: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 228: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 継続審議となっているため,答弁は控えさせていただきたいと思います。 229: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 230: ◯ 13番(田中 智子議員) 審査会は非公開ということですので答弁をいただけませんでした。ただ,既に前市長は辞職をしているということについては,委員の方々も皆さん御存じなわけです。当然市長が加害者であるという前提に立っての審査になるということだと思うんです。  そういう意味では,そもそも情報公開請求が一部公開ではなくて,公人としての職責にある市長が加害者である場合,公開するということを原則とするということにしておけば,昨年の7月,私たちが情報公開を行う以前に既にこの情報公開請求はされていたわけですから,真相解明にも再発防止にも大きな役割を発揮するものと思います。ですから私は,一部公開をしたことそのものがどうだったのかということについてもきちんと審査会のほうで,時期的な問題は当然あるとは思いますけれども,市長という重要な職責,公人であるということを考えれば,一部公開が妥当だったのかどうなのか,このことについてもきちんと議論すべきだというふうに思っております。情報公開については鈴木議員が後ほど質問する予定となっております。  次に,今後の対応について伺います。  前市長は最後までセクハラ行為を認めませんでした。性的な関心を持って接したかどうか,このことを前市長はインタビューなどでも,また答弁などでも繰り返し答弁して,性的な関心を持って接したことはない,などと否定しておりました。しかし性的な関心を持って接したかどうかに関係なく,行為や言動そのものがセクハラであります。セクハラは重大な人権侵害である,こういう認識が余りにも希薄であると思います。少なくとも市長という市民の頂点に立つ人がこのような認識しかないこと,また,セクハラ問題を余りにも簡単に考える人も多いことに愕然としてしまいます。最終的に実名を挙げての抗議文を受けて認めざるを得なくなったという状況ですが,被害者をさらに追い込むこうした事態は本来あってはならないことだと思います。私たちも大変残念なことだと思っております。  職員はハラスメントの研修は行っているとは思いますが,誰にでも起こり得ることであり,被害者にも加害者にもなり得るという立場で,再度しっかりした研修やハラスメントの学習を繰り返し行っていただきたい。また,何よりも他人の人権を尊重するという基本的な立場,個人的な思いだけではなくて相手の立場に立って考えられるという,当たり前のコミュニケーションについてしっかりとそれぞれの認識になるまで学習することが大事というふうに考えますが,見解を伺います。 231: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 232: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ハラスメントはあってはならないことでございます。まずはハラスメントに対する認識をしっかり身につけるための研修を引き続き実施するとともに,相談を受ける相談員にも相談員向け研修を受講していただき,相談体制の充実を図っていきたいと考えております。 233: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 234: ◯ 13番(田中 智子議員) 相談員の相談員向け研修は非常に大事です。やはり専門の相談員というのが必要だと思いますので,それも考えていただきたいと思います。  同時に,幹部職員こそ研修が必要だと思います。一度やったらそれで終わりとするのではなくて毎年研修を行っていただきたい,このように考えますがいかがでしょうか。 235: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 236: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 管理職向けの研修につきましては庁内研修ではコンプライアンス研修で,また,東京都市町村職員研修所の課長新任研修でもハラスメントの防止について講義を受けております。管理職には積極的に受講するよう周知に努めてまいります。 237: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 238: ◯ 13番(田中 智子議員) コンプライアンス研修ということなんですけれども,私はコンプライアンス研修というよりは,人権の問題なんだという,そういう観点での研修こそが必要だと思うんです。大したことではないと考えたり,軽いことのように考えたり,こうしたことはそれぞれの人の人権意識にかかわる問題で,一人一人が人間として大事な,尊重される存在なんだということをきちっとやる必要があると思います。特に管理職が繰り返し全員が受講できるようにお願いしたいと思います。  また,先日の議会でセクハラ問題に触れて,武士の情け,功績もあった,と発言した方がいました。前市長がやったセクハラ行為と同じ行為を電車でやれば痴漢で逮捕されます。犯罪行為です。それがなぜ会社でやれば,いいこともやったと免罪されるのでしょうか。権力をかさに着て,ノーと言えない相手に卑劣な行為を行うことは,むしろ罪が重いといえるのではないでしょうか。こうした発言が出てくることこそ根が深いと思います。政治家である私たち自身がしっかり学ばなければいけないと思います。議長には,議員に対してもハラスメントの研修を行う機会をつくっていただけますよう要請をしたいと思います。よろしくお願いいたします。  同時に,市役所全体で今回の問題での教訓を生かし,ハラスメントを許さないという体制づくりについても真剣に検証し,検討していただきたいと思います。再発防止策について,今後具体的に検討すべきことや改善が必要と考えられること,再発防止の方向性について所見を伺います。 239: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 240: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 被害に遭った職員だけではなく全ての職員が,傷つき,仕事に対するモチベーションを失いかけていた時期もあったかと思います。もうこんな思いはしたくないというのが正直な気持ちだと思います。ハラスメントを許さないという強い決意を持って,市長等の特別職の場合であってもしっかりと対応できる仕組みづくりを検討し,再発の防止に努めるとともに,市政の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。 241: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 242: ◯ 13番(田中 智子議員) しっかりした仕組みづくりを検討していただきたいと思います。  具体的にはどのようなことを検討するんでしょうか。 243: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 244: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在検討している内容といたしましては,外部の相談員の設置のほか,苦情処理委員会に第三者を入れる仕組みづくり,当たり前のことですが,記録をしっかりと残すための相談員向けのマニュアルの整備,対応のフロー作成などの検討を進めているところでございます。 245: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 246: ◯ 13番(田中 智子議員) さきに述べました「職場のハラスメント なぜ起こり,どう対処すべきか」の本には,最後のページに「ハラスメント対策の10か条」というのがあります。ちょっと長くなりますが読ませていただきます。  「ハラスメントの被害者のための10か条  1) 被害を記録する,録音する,写真をとる。証人を探す  2) 家族,知り合いや第三者に話を聴いてもらい,苦痛を理解してもらう  3) 職場の人と話し,被害を伝え,孤立感を和らげる  4) ハラスメントから離れる。防衛のための行動とハラスメントとの錯綜を避ける  5) 上司,人事管理部門,労働組合に訴え,相談する  6) 企業内のハラスメント手続きを活用する  7) 二段階上の上司あるいは企業責任者に訴える  8) 外部専門組織(被害者支援団体,弁護士,医療機関や公的機関)と相談する。外部の専門家の介入を求める  9) 加害者への対応を求める(謝罪,処罰,人事異動,加療)  10) 権利と救済のために行動する(心身のケア,労災の認定,金銭賠償)」。  また,「企業内の相談担当者のための10か条」というのもあります。  1) 従業員が信頼できる相談制度とルールが整備されている  2) 相談員の権利や身分が保障される。守秘義務が課されている  3) 相談員としての教育や研修,利用する設備,活動が保障されている  4) 相談者の立場に寄り添って,訴えを真剣に聴く  5) 訴えの内容について,否定的な意見を述べない,即断しない  6) ハラスメントが継続している場合には,ハラスメントから離れるようアドバイスする  7) 事実関係の確認のために,ハラスメントの記録と証拠提出の協力を求める  8) プライバシーを保護しつつ,担当する部署と対応を検討する  9) 事実関係を調査する組織への引き継ぎが保障されている  10) 相談内容への企業としての対応が誠実にかつ迅速になされていることを確認する」。  そして「ハラスメント調査のための10か条」というのもあります。  1) 調査メンバーの人選に配慮する(女性には女性の担当,関係者の忌避など)  2) 第三者の立場から,当事者(被害者・加害者・第三者)に公平に接する  3) 調査の趣旨を明確にして,相手の同意を得る。信頼してもらう  4) 客観的な事実を確認する。評価や処分を前提としない  5) 調査がプライバシーを侵害したり,人格を傷つけたりするものであってはならない(第二次ハラスメント)  6) 聞き取りに際しては,相手の了承を得て,録音する
     7) 必要な証拠・資料の提出を要請する。調査内容の散逸や漏洩を防ぐ  8) 聞き取り内容の文書化に際して,本人の確認をとる  9) 調査結果を本人に説明するとともに,再調査の申立を尊重する  10) 調査結果の評価について,別の担当者(部門)が行う」ということで,そのほか「行政機関に求められる10か条」とか「企業内でのハラスメント事後対応の10か条」とかいろいろ書いてあって,非常に参考になりました。  いずれにいたしましても今回の問題をきちんと教訓化して,本当の意味でハラスメントのない職場環境づくりにぜひ努めていただきたい,このように主張いたしまして1問目を終わります。 247: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 248: ◯ 13番(田中 智子議員) 2問目,和泉多摩川駅周辺の振興策について伺います。  狛江市商店街振興プランでは,「市内商店や商店会を取り巻く環境は依然として厳しく,大型店やコンビニエンス・ストアとの競争など対外的な課題や,経営者の高齢化・後継者不足等の対内的な課題を抱えている現状がある。」として,「単独世帯数の増加や人口の減少が予想される今日,地域に根付いた商店街は,「商品・サービスの提供の場」であることはもちろん,「地域社会におけるコミュニケーションの場」としての役割が重要性を増している。」そのため,「子どもからお年寄りまで誰もが便利で楽しく利用できる,にぎわいのある商店街づくりを支援することにより,地元愛にあふれた魅力と活力のあるまちを目指す」として,平成26年度から平成30年度までの5カ年の計画で策定されました。  基本理念を「地元愛にあふれた魅力と活力あるまち~にぎわい・やさしさ・未来ある商店街づくり~」とし,「にぎわいのある商店街づくり」「安心でやさしい商店街づくり」「次世代につなぐ商店街づくり」の3つを柱として施策を推進してきました。  当時,狛江市内には17商店会があり,商店会の規模はまちまちですが,市内全域に点在している状況です。市内商店へのアンケート調査によれば,商店会会長の景況に対する評価は,「良くも悪くもない」が23.5%,「あまり繁盛していない」41.2%,「繁盛していない」が35.3%となっています。また,今後の景況については,「変わらない」64.7%,「悪くなる」35.3%となっております。  こうした中で,和泉多摩川商店街振興組合は狛江市商店街では唯一の振興組合であり,店舗数が67店舗と最大の店舗数となっております。しかし最近は客数の減少が顕著で,いつ訪れてもにぎわいに欠ける状況が見られます。  まず和泉多摩川駅周辺の商店街の現状について,市としてはどのように認識しているでしょうか。 249: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 250: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 和泉多摩川駅周辺におきましては,和泉多摩川商店街振興組合がございまして,狛江市の商店街の中では最大規模の店舗が所属しております。和泉多摩川商店街振興組合は,狛江市新・元気を出せ!商店街事業費補助金を有効に活用していただき,平成29年度においては,商店街内にある街路灯のポールの交換や毎年の歳末福引大売り出しの実施,街路灯電気料補助の活用,商店街独自のサマーフェスティバルイベントを行うなど,積極的に商店街の活動を行っている商店街であると認識をしております。 251: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 252: ◯ 13番(田中 智子議員) 再質問させていただきます。  御答弁ありましたとおりそうですね,商店街全体として盛り上がりをつくろうと頑張っている地域だと思います。しかし,いわゆる生鮮三品のお店がそろっていません。ちょうど商店街の中ほどにある八百屋も一時閉店をしていました。現在では経営者がかわって営業しておりますが,肉屋などはないです。スーパーマーケットがあったんですが,今ではドラッグストアになっております。食べ物屋よりは飲み屋がふえるという状況で,日々の食べ物や日用品を扱う個店が少なくて,さまざまな悪循環の中で商店街としての魅力に欠ける側面も出てきていると思います。このような現状をどう捉えて,商店街としての課題をどのように考えているんでしょうか。 253: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 254: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 商店街が抱える問題としては,和泉多摩川商店街振興組合に限らず,内的要因としては店主の高齢化と後継者不足,商店街を取り巻く外的要因としては,大型店の影響と業種業態不足,特に鮮魚店が極めて少ない状況であることが挙げられます。  また,平成25年に狛江市商店街振興プラン策定時に行った経営者アンケートによると,直面している問題点として「客数の減少」「売上の低下」を挙げられる方が多く,また,「店前の通行量が少ない」と回答される方の割合も高くなっておりました。このほかにも,インターネット等の情報化による消費者の購買行動の変化も,商店街に影響を与える大きな要因の一つであると考えております。 255: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 256: ◯ 13番(田中 智子議員) 答弁の中に鮮魚店が極めて少ない状況ということがありました。平成29年度の「統計こまえ」が先日配られました。それを見て確認しましたところ,狛江市内に鮮魚を扱う専門店というか,鮮魚だけのお店というのは1軒しかないんです。本当にびっくりいたしました。  和泉多摩川商店街自体としては,東口のほうにニューヤヒロ和泉多摩川店があって,そこがかなり安いのでお客も入っているようです。しかし東口がありますので,東口をおりた方がニューヤヒロに流れる,商店街は通らないという形。商店街の真ん中は今はスーパーがなくなっているというような中で,魅力という点では非常に苦労されているのではないか,集客できる商店が少ないということが見受けられるのではないかというふうに思います。私も結構この商店街は通るんですけれども,いつ行っても人通りが少ない,閑散としているという状況があると思います。  今いろいろ御答弁いただきましたけれども,市としても今後の振興策について何らかの手だては必要と考えられるということでよろしいですね。 257: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 258: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 商工会等を通じまして,狛江市としても商店街の振興には極力努力してまいりたいと考えております。 259: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 260: ◯ 13番(田中 智子議員) こうした中で新しい取り組みも始まっております。昨年は夏に「和泉多摩川サマーフェスティバル一八〇(イチハチマル)」が行われました。商店街の長さが180メートルということで「一八〇」としたとのことで,私も参加させていただきましたが,これは盛況でした。この取り組みはどのような考えから始まったのか,わかれば教えてください。 261: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 262: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 和泉多摩川商店街振興組合の「和泉多摩川サマーフェスティバル一八〇」,これは商店街に店舗及び事務所を構えるメンバーが,年々寂しくなっていく商店街を何とかしたい,商店街に活気を取り戻したい,こういう熱意を胸に「TeamIZUTAMA」を結成し,そのメンバーを中心として企画・運営されているものであると伺っております。  その趣旨と狙いは,狛江及び近隣の人たちに和泉多摩川商店街をもっと身近に感じてもらうきっかけをつくるとともに,たくさんの人がつながる場の提供で,商店街のにぎわいはもちろん,狛江市のシティセールスへもつなげていこうとするものであると伺っております。 263: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 264: ◯ 13番(田中 智子議員) このイベントは若手の商業者を中心とした取り組みというふうに伺っていますので,今後の展開にも期待したいと思います。  そこで和泉多摩川商店街振興組合から市に要望書が届いていると聞いていますが,その内容を教えてください。 265: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 266: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成30年5月9日付で,和泉多摩川商店街振興組合より和泉多摩川駅周辺の活性化施策について狛江市長へ要望をいただいております。  要望内容でございますが,和泉多摩川駅周辺を南北交通の要所と位置づけ,バス路線新設への環境整備として,ぽかぽか広場及びその周辺にバスロータリーを整備すること,ぽかぽか広場及びその周辺を,多摩川への玄関口にふさわしい緑あふれる駅前広場として整備し,和泉多摩川商店街振興のイベント広場として活用できるよう整備すること,この2点でございます。 267: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 268: ◯ 13番(田中 智子議員) 御答弁いただきましたように,和泉多摩川周辺の活性化施策として2点の要望があったということです。  和泉多摩川駅を経由するバス路線は路線も本数も多くありません。例えば猪方や駒井などの南部地域から和泉多摩川駅を通り,元和泉から京王線方面へ,また,今,喜多見住宅までしか行っていないバスが二子玉川駅まで延伸をすれば,もっと気楽に出かけられるし,駅を利用する人もふえる可能性があると思います。  また,和泉多摩川駅南口ロータリーは狛江駅方面への側道があるので,ベンチは設置されていますが,イベントなどの活用はできないということで,商店街のイベントも空き地を借りており,手狭という声も聞いております。周辺にはこうしたイベントなどを行う場所もありません。  和泉多摩川商店街振興組合の理事長からも今回お話を伺ってきました。和泉多摩川周辺の活性化を図っていくために何かできないかとの熱い思いが感じられました。既に同じ内容で議会宛ての陳情も提出したと聞いています。  地域活性化策として伺いますが,こうした商店街振興組合の要望は,すぐに実現できるかどうかは別としても,考えられる内容ではないかと思いますが,見解を伺います。 269: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 270: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 和泉多摩川商店街振興組合では,昨年,議員も参加された「和泉多摩川サマーフェスティバル一八〇」というイベントがございました。こちらでは,商店街の通りを通行どめにして,そこに屋台やテーブルを並べ,また,商店街の一角にある空き地を利用してステージを組むなど,企画・運営された方々の創意工夫により大変にぎわったお祭りだったと思います。創意工夫と熱意によって商店街ににぎわいを創出することもできるとは思いますが,施設等の整備についても重要であると認識はしております。 271: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 272: ◯ 13番(田中 智子議員) 施設等の整備についても重要であると認識しているという答弁です。  要望のある広場の設置については,現計画では障がい者施設の設置ということです。障がい者施設については,既に東和泉一丁目の保育園の仮園舎の跡地に障がい者の作業所3施設が統合されて,先日私も視察をさせていただきました。3施設が統合するということで,当初心配された通勤などの混乱もなく,皆さん元気に通われて作業されているということを見させていただきました。  現状の施設には併設できていないグループホーム,ショートステイについては,今後さらに増床が必要というふうに考えますが,これについてはいかがでしょうか。 273: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 274: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現在市内において4カ所のショートステイ,10カ所のグループホームが運営されております。第5期障がい福祉計画等策定のための市民意識調査では,グループホームなどの住まいやショートステイのニーズが高くなっていることからも,量的な拡大が必要と考えております。地域生活支援拠点の整備とあわせて検討すべき課題であると認識しているところでございます。 275: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 276: ◯ 13番(田中 智子議員) 地域生活支援拠点の整備とあわせて検討すべき課題ということです。  ぽかぽか広場については,現状では障がい者施設を設置するという計画ですけれども,先ほども述べましたが,既に保育園の仮園舎の跡地に3施設の作業所が統合されて運営されています。皆さん元気に通われ,作業されております。これまでも私たちは,そこが暫定の施設という位置づけではなくて拠点の施設として位置づけ,グループホームやショートステイについては分散型で他の場所に整備をするように要望してきました。  今回市政も変わらざるを得ない中で,以前からの政策に固執するのではなくて,ぽかぽか広場での整備ではなく,グループホーム,ショートステイを別の場所で整備を進めることが,当事者や団体などの要望にも一番早く応えられる道ではないかというふうに考えます。ぜひこうした立場で,グループホーム,ショートステイの拡充をお願いしたいと要望しておきます。  次にバス路線の拡充について伺います。  この間私は,和泉多摩川から元和泉,元和泉から京王線方面へのバス路線の拡充について要望してきました。特に多摩川土手の調布の桜堤通りの道路が開通したことで,調布三中あたりで折り返している京王バスの路線を何とか狛江まで通すことができないかと要望してきました。また,私たちは繰り返し,喜多見住宅までのバス路線を二子玉川駅まで延伸することについても要望してきました。これらの要望についてこれまで市はどのように対応してきたのでしょうか。 277: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 278: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成28年10月に京王バスが調布駅-つつじヶ丘駅間の路線バスを狛江駅に乗り入れるようになり,小田急線と京王線のアクセスが一部向上しているところですが,さらなる市民の利便性を向上させるため,御質問にある路線を含め和泉多摩川駅を中心とした新規路線について,市内を運行している事業者である小田急バスや京王バスに対して要望してきたところでございます。  和泉多摩川駅を中心とした新規路線については,これまで議会等でも取り上げられており,市としてもその必要性については認識をしており,要望行動については,一自治体が単独で行動するより広域的な判断から,隣接自治体である調布市とともに両社の本社へ出向いているところでございます。  しかしながら採算性や運転手の確保などの理由から,事業者からは見送りとの回答をいただいていますが,実現の可能性のある他経路の検討をしていただけるよう,運行事業者に対して今後も引き続き要望していく考えでございます。 279: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 280: ◯ 13番(田中 智子議員) これまでに要望してきており,必要性について認識しているとの答弁でした。ただ採算性や運転手の確保などの理由から見送りとの回答ということです。それ自体は大変残念なんですが,何か実現の可能性がないかについては,今後もぜひ引き続き要望をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  また,民間のバス会社が難しいということであれば,例えば調布市と狛江市のコミュニティーバスを相互に乗り入れるなどの対応ができないものでしょうか。広域的な判断から調布市と一緒に今回バス会社に要請に行っていただいているということですので,両市の要望は両市で共通の認識になっていると思います。ぜひ調布市とも連携して,コミュニティーバスでの運行ということについても検討をしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 281: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 282: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在のこまバスの8の字の路線とは異なりますので,新規路線での検討になるかと思いますが,需要がどれだけ見込めるのか,路線バスへの影響,運行目的の整理などを検証した上で,いずれにしても運行事業者と協議が必要と考えているところでございます。調布市では他自治体との共同運行も実施しているようでございますので,調査・研究をしてまいりたいと考えているところでございます。 283: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 284: ◯ 13番(田中 智子議員) いずれにしても新規路線ということでは,そんなすぐに実現できるというふうにならないのは十分承知をしております。ただ,調布市では他自治体との共同運行も実施している,これは三鷹市だというふうに聞いておりますけれども,そういうこともあるようですので,ぜひ具体的な……。民間のバスというのはどうしても運転手の確保であったり,もちろんコミュニティーバスでもそうなんですけれども,採算性というのが非常に大きな問題になってくると思います。コミュニティーバスという点でいえば,一番大きな問題が交通不便地域の解消ということがあると思います。同時にこうした商店街の活性化なり,さらなる付加的な要素を盛り込むということも考えられると思いますので,調査・研究ということですけれども,今後に期待したいと思いますので,ぜひこの点についてもお願いをしたいと思います。  これで一般質問を終わらせていただきます。 285: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 286: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 2問目と3問目を質問させていただきます。  2問目は和泉多摩川緑地の都立公園化問題についてでございます。  まずこの間の経過と現状についてお伺いをいたします。  3問目の1つでございますが,国民健康保険税の低所得者への軽減制度についてでございます。  今年度から国民健康保険の運営主体が東京都に移行いたしました。市町村は,都が示した納付金を都に納め,都が示した標準保険税率を参考に保険税を定め徴収する。狛江市では4月から保険税額が1人当たり平均4,900円値上げされ,所得ゼロの2人世帯に年額2万9,300円の保険税がかかります。所得ゼロの2人世帯とは,65歳未満の,給与収入では年収65万1,000円未満,月収では約5万4,000円の世帯となっております。さらに,同じく65歳未満の年金収入では,年収が70万円以下,月収では約5万8,000円となります。これらの低収入世帯に保険税の均等割が年額2万9,300円かかります。余りに重い負担と思いますけれども,いかがでしょうか。この点について最初にお伺いいたします。 287: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 288: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 和泉多摩川緑地の都立公園化問題についての,この間の経過と現状についてお答えをいたします。  これまでの経過の主なものといたしましては,平成27年12月に狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想を策定し,平成28年2月に東京都建設局,都市整備局,水道局,4月に防衛省に御説明の上、提出をしているところでございます。  平成28年7月には,東京都予算編成に対する要望において東京都市長会より,多摩地域における都立公園の整備にあたっては,都立公園の存在していない市の状況も踏まえ,今後の「都市計画公園・緑地の整備方針」の改定を含めて計画的に取り組まれたい。公園に文化・スポーツ施設や防災機能を有する施設等を整備されたい,と要望しております。また,同年8月に狛江市体育協会からお預かりした都立公園の早期整備を求める要望を東京都知事宛てに提出し,9月には総務局行政部長が現地を確認しているところでございます。  平成29年2月に行われました市長と都知事の意見交換以降は,東京都との協議を4回実施しまして,平成30年2月には2回目となる市長と都知事の意見交換が行われ,その後も継続して東京都と協議をしているところでございます。  現在は,和泉多摩川緑地の都市計画区域の変更と公園整備に向けた都と市の役割分担等について協議をしているところでございます。 289: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 290: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 国民健康保険税について答弁させていただきます。  お二人で年額2万9,300円,月額に直しますと約2,440円となるわけでございますが,均等割につきましては国民健康保険加入者の皆様にひとしく御負担いただくものであり,給付と負担の両面から捉えますと応分の負担は必要であると考えております。その中で,国民健康保険加入者には高齢者,低所得者が多いということから,国の制度としまして7割,5割,2割と均等割の軽減措置も講じられていることから,一定の配慮がなされていると考えております。 291: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 292: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでは2問目から再質問させていただきます。  都市計画区域の変更と公園整備に向けた都と市の役割分担等の協議をしているということでございますが,都との協議で課題となっている事項はどのようなものがあるのかお伺いいたします。 293: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 294: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市としては構想でお示ししているとおり,第1段階として都立公園誘致の協議及び都市計画変更に向けて課題の整理を行っているところでございます。その中で,都市計画緑地の区域が調布都市計画道路3・4・17号線と重複しているため,少なくとも車道は緑地から外す必要があること,緑地の北側と東側の境界が道路境界や公園の境界等と一致していないこと,また,仮に西河原公園や古民家園の部分を引き続き市で使用する場合には,東京都と市の役割分担の整理等が必要であるということでございます。 295: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 296: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 先ほどの答弁の中で,3・4・17号線を緑地から外す必要があるということでございますが,外した場合に何平米の緑地を市内のほかの場所に確保しなければならないのか。都の方針だと思います。緑地を減らさないということですので他の場所に確保しなければならない。また,それはどういう場所を想定しているのかお伺いいたします。 297: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 298: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 概算ではございますが,調布都市計画道路3・4・17号線の車道部分と緑地の重複部分は5,400平方メートルでございます。他の場所に確保するに当たっては,周辺の公園等を中心に検討していくことになると考えているところでございます。 299: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 300: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 5,400平米ということでかなりの広さだと思います。  周辺の公園等を中心にということは,恐らくまだ都市計画公園になっていない公園を都市計画公園として位置づけることで緑地というふうにしていくのかと思います。そういうものが大きな課題だと思います。  次に住民への対応の現状と今後についてお伺いいたします。 301: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。
    302: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現段階では,先ほど答弁申し上げたとおり幾つかの課題がありまして,その整理には都市計画変更等の法的な手続が中心となることから,東京都と狛江市の協議を継続していくことが重要と考えているところでございます。市民の皆様に改めて御意見を確認する機会については,新市長とも相談しながら検討していきたいと考えているところでございます。 303: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 304: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私は以前,地元住民の集まる会合に出ましてお話をお伺いする機会がございました。中にはかなり厳しく反対されている方もいらっしゃいました。長年住みなれた地域を離れたくないと,こういう思いとともに,これまでの市の進め方について強い不満・不信を持っているということもお話の中で感じたところでございます。  一方,この間スポーツ団体からは都立公園化の要望が出され,防災上の観点から都立公園化を求め,長年運動されている方もいらっしゃいます。しかし一方,現地には多くの住民が住んでおられ,まだ大方の合意が得られた状況にはなっておりません。  この事業を進めるには住民の合意が大前提でございます。前市長も一時は,大方の住民の合意があって都と協議できると,そのようにおっしゃっておりました。残念ながら大方の合意がないまま都との協議に入ってしまいましたけれども,ぜひ住民の合意が大前提という立場に立って,住民の皆さんの率直な思いをよく聞いて市として対応を考えていく,信頼関係を取り戻していく,そういう立場で行動されるよう求めましてこの問題は終わります。  続きまして市民生活支援策の国民健康保険税の問題でございます。  確かに国の制度として,低所得者に対して7割,5割,2割の均等割の軽減措置というのがございますので,そういう点では配慮はされていると思います。ただ,その配慮された上でも,それでも月収5万4,000円とか月収5万8,000円の世帯に年額2万9,300円の保険税がかかるということで,これは余りに重い負担ではないかと思うんですけれども,再度御答弁をお願いいたします。 305: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 306: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 月額にして約2,440円の増ということで,御負担と感じる方もいらっしゃるかとは思いますけれども,先ほど答弁いたしましたとおり,均等割につきましては国民健康保険加入者の皆様にひとしく御負担いただくものであり,給付と負担の両面から捉えますと応分の負担は必要であると考えております。 307: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 308: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) なぜ低所得者に重い負担になっているのかというのは,全国知事会なども国に要望を出しておりますように,国保そのものの構造的問題が原因でございます。例えば給与収入年間400万円の4人家族,30代の夫婦と子供2人の場合で狛江市の場合,国保税が40万5,300円かかります。同じ家族が協会けんぽに加入した場合。協会けんぽというのは主に中小企業で働く会社員とその家族が加入する健康保険制度でございますが,この協会けんぽに同じ家族が加入した場合には保険料は20万2,200円ということで,国保の半分でございます。  その原因はというと国保の加入者の貧困化・高齢化があって,国保税を払う額というのが制限される,少ないということと,1984年以来のことなんですけれども,国が予算を大幅に削減してきたという経過があると思います。  今国保の現状を見ますと,高齢者と非正規労働者が多数を占める社会的弱者の医療保険制度という側面が大変強くなっておりまして,やはり公的な支援がどうしても必要だと思います。特に低所得者への支援は急務だと思います。  そこで伺いますけれども,低所得者の中でも子だくさんの多子世帯への支援として保険料の減免を行っている自治体が今ふえているところでございます。市として把握している自治体の実施例を紹介していただきたいと思います。 309: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 310: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現在東京都内において,昭島市,東大和市,清瀬市の3市が均等割の軽減または減免を実施しております。昭島市では平成24年度から第2子を5割,第3子以降を9割軽減,東大和市では平成28年度から第3子以降を10割軽減,清瀬市では平成30年度から第2子以降を5割減免としているところでございます。 311: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 312: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 都内でも3自治体でこういう取り組みが行われております。全国的にも埼玉県ふじみ野市とか北海道旭川市,その他多くの自治体でこういう取り組みが始まっております。  一方,子どもの医療費の助成制度にかかわる国のペナルティーが一部廃止されたと聞いております。ペナルティーの内容と廃止されたことによる国保会計への影響がどのくらいなのかお伺いいたします。 313: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 314: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 地方公共団体が独自に行う子ども医療費助成に係る国民健康保険の減額調整措置について,全ての市町村が未就学児までは何らかの助成措置を実施している実態等を踏まえ,自治体の少子化対策の取り組みを支援する観点から,平成30年度より,未就学児までを対象とする医療費助成については国保の減額調整措置を行わないこととなりました。この減額措置の見直しにより,療養給付費等負担金から減額された調整がなくなることになります。  国保会計への影響額につきましては,平成28年度実績ベースになりますけれども,約280万円になります。 315: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 316: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 約280万円ということでございます。今年度から国の負担金の減額分280万円がもとに戻って増収になるということでございます。  国はまだペナルティー措置を持っておりまして,障がい者やひとり親家庭の医療費無料化の取り組みに対しても,地方自治体に対するペナルティー措置ということで減額措置をとっておりますけれども,こういうものについても国に対してこうしたペナルティーはやめるように求めていっていただきたい,このことを申し上げておきます。  狛江市で清瀬市並みに多子世帯の子供の均等割を減免した場合の,保険税の減収見込みは幾らになるのかお伺いいたします。 317: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 318: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 先ほど答弁いたしました清瀬市では,前年の所得が300万円以下の世帯で18歳未満の子が2人以上いる世帯を対象として,第2子以降の均等割を5割減免するものでございます。  この条件で試算を行うに当たり,既に7割,5割の均等割の軽減世帯については対象外とし,2割軽減を受けている世帯について追加で3割分の減免を行うということで試算いたしますと,医療分,後期支援分を合わせまして約210万円の減収見込みとなります。 319: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 320: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 210万円を出せば多子世帯の子供の均等割の減額ができるということだと思います。今貧困と格差が広がっている中で,市民生活支援策の一つとして,一定所得以下の多子世帯の子供の均等割の減免制度をぜひ市としてつくっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 321: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 322: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 多子世帯への支援につきましては,均等割の減免分を市民全体で負わなければならないという財源の問題,公平性の問題も生じてまいります。また,全国知事会において国に対して子供に係る均等割保険料軽減措置の導入などを要望しており,国が制度設計をしておりますので,国の責任において制度化を図ることが必要であると考えております。 323: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 324: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 財源問題という点でいえば,先ほど申し上げましたようにペナルティー措置の廃止に伴う増収分で十分対応できるものだということでありますので,この点はぜひ認識をお願いします。  確かに,全国知事会もこれを要望しているということでございます。国の責任で制度化を図っていく,これが本当に急務だと思います。ただ,子供たちは日々成長し,多子世帯の日常生活は厳しいものがございます。一日も早くこの制度を実現していただきたいと思います。  国の責任での制度化の見通しはいかがでしょうか。また,国による制度化までの間,清瀬市,昭島市,東大和市などの先進事例を参考にして狛江市で実施することはできないか。2点についてお伺いいたします。 325: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 326: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 子供の均等割軽減につきましては全国知事会において国に対して要望を行っておりますので,国の施策の動向を注視し,制度設計の見直しなどを見守っていきたいと考えております。  また,狛江市独自の減免ということでございますけれども,課題として受けとめさせていただきます。 327: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 328: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 収入の少ない御家庭にとっては非常に大事な施策と思いますので,真剣な検討をお願いしてこの問題は終わります。  続きまして就学援助の充実について質問をいたします。  3月の一般質問でこの問題を取り上げました。就学援助制度は,経済的に困難な御家庭に対し,学用品費や学校給食費,修学旅行費などを援助し,全ての子供たちがひとしく教育を受けられるようにしていくための制度でございます。  3月の一般質問のときにいただいた学校納付金調査資料をよく読んでみますと,例えば第六小学校では,学校給食費,移動教室費,教材費など6年間で38万7,000円かかっております。第二中学校では,学校給食費,修学旅行費,教材費など3年間で31万円の負担がかかっております。ここにはランドセルなどの通学用品や学習机,塾の費用などは含まれていませんので,実際にはもっとかかっております。  一方,文科省の「平成28年度子供の学習費調査」では,わずか1年間で公立小で1人平均32万2,000円,公立中学校で1人平均47万9,000円もかかっております。ひとり親家庭のアンケート調査の中で,72%の方が暮らしが苦しいと答えておられます。45%の方が過去1年間に食料が買えなかったことがあるとも答えておられます。貧困と格差が広がる中,市としてできる最大限の市民生活支援策を実施すべきと思います。  そこで質問なんですけれども,文科省の調査では,小金井市,調布市,武蔵野市などでは卒業アルバム代を就学援助の対象費目に加えております。3月議会で,卒業アルバム代を就学援助の対象費目に加えてほしいというふうに求めましたけれども,教育部長は他市等の状況を踏まえて検討していくと答えておられます。この学校納付金調査では,小学校の場合は卒業アルバム代が1万7,000円くらい,中学校では1万円弱かかっております。ぜひこのアルバム代を就学援助の対象費目に加えてほしいと思いますが,いかがでしょうか。  また,既に要保護世帯,いわゆる生活保護を受けておられる世帯への就学援助については,クラブ活動費,PTA会費,生徒会費についても補助がされております。これを準要保護,生活保護世帯よりも若干収入が高い方でございますが,その準要保護の方々も就学援助制度の対象にしていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 329: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 330: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 今年度,児童青少年部におきまして,小学校5年生の児童と中学校2年生の生徒及び保護者を対象に「狛江市子どもの生活実態調査」が実施されます。その中で就学援助で支給されている額と実際にかかった額の乖離についてもお伺いすることになっておりますので,この調査の結果を待ちまして今後の取り組みの参考としたいと考えております。 331: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 332: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひアルバム代補助などを対象費目に加えていただきたいと思います。  次に,就学援助制度は全ての子供たちの学習を保障していく上で大変大事な制度です。しかし,その理解が十分行き渡っているかというとそうではありません。ぜひ就学援助制度の保護者向け説明会,教員向け説明会を開いていただきたいと思います。  これも3月の議会で取り上げましたが,教育部長は,今,学校事務の共同事務実施の制度設計を行っているので,その中に盛り込めないかどうか検討する,と答えております。  また,文科省の通知,2017年12月15日でございますが,「就学援助実施状況等調査」の結果についてという通知がございますが,この中では,「全ての児童生徒の保護者に制度の案内が行き届くよう,できるだけ多くの広報手段等を通じて,就学援助の趣旨及び申請手続を周知徹底いただくよう御願いいたします。」と書かれております。さらに,「教職員への就学援助制度に関する理解促進のための取組の充実について,各市町村教育委員会に対して,御指導願います。」と述べております。ぜひ就学援助制度の保護者向け説明会,教員向け説明会を開いていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 333: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 334: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 現状,1学期始業式の時期に学校を通じまして,全児童・生徒に就学援助の案内と申請書を配布するとともに,市報やホームページに案内記事の掲載を行っておりますので,保護者への周知は図られているものと考えております。  一方,不登校や問題行動等の背景には,経済的な支援を必要としておりますが支援が及んでいない場合があることに対しまして,国を挙げて対策に取り組んでおります。日ごろ子供たちと接している教職員が就学援助制度について認識を持つことは非常に重要なことだと考えております。今後改めて教職員には研修会等で伝えてまいりたいと考えております。 335: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 336: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 日ごろ子供たちと接している教職員が就学援助制度について認識を持つことは非常に重要なことだと考えておりますと,今後改めて教職員には研修会等で伝えてまいります,大事な答弁だと思います。子供の貧困対策では,学校がプラットホーム,土台だというふうに掲げられております。就学援助,大事な制度ですので,保護者,先生方に周知を図り,利用可能な人は最大限利用していただく,そういうことで取り組みを強めていただきたい,このことを要望いたしましてこの質問を終わります。  次は,住宅セーフティネット法を活用したひとり親家庭等への家賃助成制度についてでございます。  この問題は昨年12月議会で取り上げたところでございます。住宅セーフティネット法に基づく居住支援の取り組みは,経済的に苦しいひとり親家庭など低所得世帯や子育て世帯,高齢者世帯,障がい者世帯などが民間賃貸住宅に入居しやすいように,こうした住宅確保要配慮者,住宅を確保するのに配慮する必要がある,そういう方の入居を拒まない賃貸住宅を家主が登録すると,その賃貸住宅の改修費や入られる方の家賃補助を行うというものでございます。狛江市では残念ながらまだその仕組みができておりません。  今年度も住まいの相談を実施していると思いますけれども,まずその結果についてお伺いいたします。 337: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 338: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 平成30年4月17日,5月1日,6月5日,いずれも火曜日でございますけれども実施したところでございます。それぞれ10時及び11時の2枠の相談枠を準備しておりましたが,4月及び5月は各2件,6月は1件,合計5件の相談を受けたところでございます。  相談者の内訳についてでございますが,高齢者の相談が4件,子育て世帯の相談が1件でございます。相談内容といたしましては,家賃が高い,立ち退きを求められているなどでございます。5件中1件はマッチングで継続中でございますが,3件については最終的に都営住宅の応募を継続したいという理由で,そして1件については,紹介させていただいた物件に御満足いただけないということで,御自分でお探しになられるという理由で終了しているところでございます。 339: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 340: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 家賃が高い,立ち退きを求められているという相談があったということでございます。ただ都営住宅の応募を継続するという方も多く,やはり都営住宅の増設が求められると思います。  4月13日付の都政新報に,東京都が区市町村に対して,これら賃貸住宅の改修費や入居者の家賃等に独自の補助を出すことになったという記事が載っておりました。狛江市がこの都の補助制度を活用するにはどのような準備が必要なのかお伺いいたします。 341: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 342: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 平成30年6月8日時点で住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅の登録を受けた住宅は狛江市内にございませんので,東京都住宅確保要配慮者専用賃貸住宅補助制度を活用することはできません。まずは国・東京都と協力して,住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度の周知に努めていきたいと考えております。 343: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 344: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) そういうことで登録住宅をふやさないと制度が動かないという状況があると思います。  ホームページで調べてみましたら,平成24・25年に国の補助を受けて改修された住宅は,近隣市では調布市1件,稲城市3件,三鷹市3件,府中市3件,3室という意味なんですけれども,非常に少ない状況になっております。また,登録住宅は全都で36件のみということで,近隣では世田谷区で2件,八王子市で1件などとなっておりまして,登録住宅が大変少ない状況になっております。そういう点では早急にこうした取り組みを進めて,都の制度を活用した家賃補助制度をつくっていただきたいと思いますけれども,実現はいつごろになるのかお伺いいたします。 345: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 346: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現状では,東京都住宅確保要配慮者専用賃貸住宅補助制度の活用については難しい状況でございますが,今年度,狛江市居住支援協議会準備会において居住支援サービスの提供内容について協議してまいります。 347: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 348: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) こうした住宅を求められている方にとっては切実な要望と思いますので,促進のほうをお願いいたします。  市民生活支援策の最後でございます。階段への手すりの設置についてでございます。  多摩川の土手の階段への手すり設置について伺います。駒井町三丁目,多摩川の近くに住むある高齢者の方から,多摩川の土手を散歩するときに土手に上る階段の段差が高くて怖い,手すりがつけられないかと,こういう声が寄せられました。  まず,多摩川の土手に上る階段というのは何カ所あり,一部手すりがついている所もありますけれども,手すりがついている階段はどのくらいあるのか実態についてお伺いいたします。 349: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 350: ◯ 環境部長(清水 明君)  多摩川土手天端に上る階段の数でございますが,調布市境から世田谷区境までの住居等がある側,いわゆる川裏に18カ所,川が流れている側,いわゆる川表に18カ所,合計36カ所の階段があります。そのうち手すりがついている階段は川裏の4カ所でございます。 351: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 352: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 全体36カ所あるけれども川裏4カ所ということでございます。  バリアフリー法では,高齢者や障がい者が円滑に移動できるように,公共施設の階段については片側または両側に手すりを設置することが義務づけられております。多摩川は公共施設ではありませんが,公共的な場所であり,多くの人々が散歩などで利用をされております。ぜひ高齢者や障がい者が気軽に多摩川を散歩できるよう,できるだけ多くの階段に手すりを設置していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 353: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 354: ◯ 環境部長(清水 明君) 土手天端の階段の大半は国土交通省京浜河川事務所で管理しておりますので,今後,国に対して手すりの整備等について要望していきたいと考えております。 355: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 356: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) よろしくお願いします。  西河原公民館のホールの舞台に上る階段への手すりの設置についてでございます。12月の定例会でも質問いたしましたが,その後調べていただき,舞台の袖に車椅子用の昇降機があることや舞台施行管理の専門業者のヒアリングなどから,手すり設置の必要性は低いということで,なかなか難しいということを事前の説明で理解しましたので,残念ですが質問は割愛をいたします。  2問目,3問目を終わります。 357: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午前11時56分 休憩     午後 1時30分 開議 358: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 359: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 高橋前市長のセクハラ問題と情報公開について質問いたします。関連する陳情が出ておりますので,基本的事項について質問をいたします。  6月4日の市議会本会議で高橋市長の辞職が承認をされました。その日の夕方,実行委員会が行いました狛江駅での宣伝では,勤め帰りの方など多くの方がビラを受け取り,市長が辞職してよかった,市長のセクハラは恥ずかしい,市政を変えてほしい,などの声が寄せられました。
     3月1日に我が党の西村あつ子議員が取り上げて以来約3カ月,日本共産党狛江市議団は,生活者ネット,民進党,社民党の超党派女性議員とともに,また,市民団体,個人が結集した実行委員会の運動と連携し,真相解明と再発防止,市長の辞職を求める署名運動を広げながら,市議会での追及や辞職勧告決議や100条調査委員会の設置の動議提出など行い,さらには,加害者の公開を求める行政不服審査請求と行政訴訟など,安心して働き続けることができる市役所を取り戻すために全力で取り組んでまいりました。  しかし市議会では辞職勧告決議等は可決されませんでした。セクハラ行為は個人の尊厳を傷つける人権侵害であり,与野党の立場の違いを超えて一致して取り組むべき問題です。二元代表制のもとで,市長という市のトップがこのような行為を行ったときに,議会がそれを正す大きな役割を担っております。市長辞職勧告決議や100条調査委員会設置の動議に反対した会派・議員には厳しい反省が求められると思います。  議会が一致した対応ができない中で,4月18日には市職員組合が「加害者は市長だ」と指摘するニュースを発行し,5月18日の臨時庁議では副市長,参与が,市長のセクハラ行為が確認できたとして市長に辞職を迫り,5月22日には4人の女性職員が実名で市長に抗議文を提出するというつらい決断をして,高橋前市長はようやく辞職の意向を固めました。この間,実行委員会に寄せられた真相解明と再発防止を求める署名は3,723筆に上りました。高橋前市長の辞職は,セクハラは人権侵害で許されない,そういう庁内外の一致した世論と運動の力がもたらしたものでございます。  高橋前市長は辞職しましたが,今回の問題は市と市議会にさまざまな課題を投げかけました。前市長のセクハラ行為は4年前に行われているのに,なぜ今まで問題にならなかったのか。3月1日に議会で公になったのに,なぜ3カ月も市長をやめさせることができなかったのか。最後は4人の女性職員が実名で抗議文を出したが,こういうことまでやらないとやめさせられないのか,などでございます。  ある新聞のインタビューに30代の女性が,もっと早く被害を公にできればよかった,セクハラを受けた直後に対処できるような仕組みが必要,と答えておりました。私も率直にそう思います。また,猪方に住む70代の女性は私に,市長のセクハラは恥ずかしい,少ない年金から税金を払っているのに何やってんのと言いたい,とおっしゃっていました。ぜひ市としてこうした市民の声をしっかりと受けとめていただきたいと思います。  高橋前市長は5月23日に辞職の記者会見を行いましたが,女性職員の抗議文を重く受けとめると言いながら,セクハラ行為をした認識はないなどと述べ,みずからのセクハラ行為について率直に認めず,謝罪の姿勢もありませんでした。  この態度について,お茶の水女子大学名誉教授の戒能民江さんは,「セクハラ行為で相手の人権を侵害したという認識が薄過ぎる」,と述べております。また,性暴力の根絶を目指すNPO法人しあわせなみだ中野宏美代表は,加害者が非を認めないことはよくあること,社会的地位の高い人ほど認めたがらない,と述べております。  市のトップである市長がセクハラ行為を行い,しかもこのような態度をとっている場合に,有効な対策が迅速にとられなければ,被害女性の精神的苦痛を深刻なものにするとともに,被害者をさらにふやしてしまう危険があります。  東北学院大学・小宮友根准教授は,セクハラ問題に対応し切れなかったのは組織の問題,と指摘をいたしております。この問題は高橋前市長がその全責任を負うべきものでございます。しかし同時に,市のトップがこうした誤りを犯したときに,議会の責任,行政としての対応も厳しく問われます。この間の質疑でこの問題の経過や教訓等について次第に明らかになりつつありますが,なぜもっと早く解決できなかったのか,こういう疑問がどうしても残ります。  大枠の質問は飛ばしまして,具体的に幾つか伺います。  まず市長職務代理者副市長に伺います。水野市長職務代理者副市長が副市長に就任されたのは平成26年1月1日だったと思います。水野副市長のもとに高橋前市長のセクハラ行為に関する相談が最初に入ったのは,午前中の西村議員への答弁で,平成26年4月とのことでございました。それではその後はそうした相談はいつごろまであったのか,また,それらの相談件数は直接・間接の相談を含めて何件だったのかお伺いいたします。  再質問は自席で行います。 360: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。     〔市長職務代理者副市長 水野穰君登壇〕 361: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) それではセクハラの相談記録について答弁申し上げます。  最初に相談というか話を聞いたのは26年4月ごろということでございます。これは人づての話で御本人からの相談ではございません。その後,調査の記録の中にもあるかと思いますけれども,私に相談というか,公にならないような形ということで,愚痴という感じでこぼしてこられた方,その方がお一人おられます。あと間接的に何人かのそういう状況というのは聞いたところでございますけれども,私に直接相談というのはなかったという感じでございます。 362: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 363: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 間接の話が多かったということでしょうけれども,それは最初は平成26年4月なんですが,その後いつごろまでそういう相談が間接でも入っていたでしょうか。 364: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 365: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) いつごろまで相談が間接であったかということですけれども,28年11月にその行為をやめるように忠告に行くまでには,何件か間接で聞いているということでございます。 366: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 367: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。  次に参与にお伺いいたします。参与は当時企画財政部長だったと思います。その後,平成27年4月に参与に就任したと思います。企画財政部長のとき,また,参与に就任された後も含めて,参与のもとに前市長のセクハラ行為に関する相談が入ったのは,最初については午前中の答弁で平成26年2月ということでございましたが,その後はそういう相談はいつごろまで続いたのか,また,その件数は何件だったのかお伺いいたします。 368: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 369: ◯ 参 与(石森 準一君) 最後の相談ということでございますと,副市長と一緒に受けた28年11月が最後ということでございます。直接・間接ということでいいますと,私のほうに直接入ってきたのは4件あるいは5件ぐらいだったというふうに記憶しております。 370: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 371: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。四,五件ということでございます。  同じく総務部長に伺います。総務部長は平成24年,25年当時,職員課長も務めておられます。その当時のことやその後のこと,また,総務部長に就任してからのことも含めて,前市長のセクハラ行為に関する相談を最初に受けた,直接・間接も含めて最初にそういう相談が入ったのはいつごろでしょうか。また,それらの相談件数は何件だったのかお伺いいたします。 372: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 373: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 私が職員課長のときに聞いたのは26年4月の件と,その後総務部長になってからはそういう話は相談がありません。 374: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 375: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。  次に,4人の女性職員の抗議文には,「私たちはその都度,副市長や職員課・相談員に相談しました。」と記されております。副市長や当時の総務部長はこれらのセクハラ行為を知っていたと思いますけれども,これらの行為というのは,やはり4年前ぐらいのことなのか,いつごろのことなんでしょうか。 376: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 377: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 4人の方の中で私に相談をしたという方はお一人なんですけれども,それは26年4月ではなくてその後の話ですから,恐らく26年度の途中くらいかというふうに記憶しております。 378: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 379: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。  参与は臨時庁議で,高橋市長の就任以来,私は何度となく,市長のセクハラ行為について直接・間接問わず聞いていたところです,と述べております。副市長,参与,総務部長などが受けた相談だけでも前市長によって相当数のセクハラ行為が,市長就任の翌々年ですか,平成26年2月ごろから行われていたということでございます。  次なんですけれども,「重要」と書かれた文書には,(宴席で)肩や胸も触られて困っている,と記されております。また,4人の職員の抗議文には,「車内で手を握られたこと」「宴席でお尻を触られたこと」「随行先で1時間に渡り,腰に手をまわされたり,お尻を触られつづけたこと」など,前市長のセクハラ行為が具体的に列挙されて告発をされております。どれもこれも,電車の中で行えば痴漢行為として逮捕されるような深刻なセクハラ行為だと思います。  副市長に伺いますけれども,前市長のセクハラ行為はその態様という点でも深刻なものだったと思いますけれども,いかがでしょうか。 380: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 381: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 私は4人の抗議文で思ったんですけれども,1年にわたって継続していたということは大変重要な案件ではないかというふうに考えております。 382: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 383: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 深刻な中身だったと思います。  参与の臨時庁議での発言では,市長就任以来,私は何度となく,市長のセクハラ行為について直接・間接問わず聞いてきた,平成28年2月,このようなセクハラ行為が続いて万が一発覚すると市としても大きな痛手になると思い,「まさかそんなことはしていないと思いますが,市民の中で市長のセクハラが噂になっていますので気をつけてください」と申し上げた,「しかし,残念ながら市長のセクハラ行為はやみませんでした」と,こういうふうに述べられております。前市長のセクハラ行為は周りから注意されても繰り返されてきた,こういう実態があると思います。  これまでの質疑で明らかになったように,前市長は少なくとも相当数の女性職員に対しましてセクハラ行為を行っていたと。そのセクハラの態様はお尻や胸をさわるなど,告発されれば逮捕されるような深刻なものだったと。前市長のセクハラ行為は周囲の人が何度も注意したのに繰り返されてきたと。前市長の行為はちょっとした間違いというものではなくて,確信犯と言われても仕方のないような深刻な人権侵害の行為であったと,とても8万市民の代表たる市長の職と両立し得ない行為だったと思います。  前市長の行為によって多くの女性が傷つけられ,重い精神的ダメージを受けました。市政に対する信頼も失墜いたしました。こうした行為がいち早く公表されていれば早い段階で解決をできたと思います。早い段階で安心して働ける職場を取り戻すことができたと思います。狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則では,相談や苦情があった場合には,「当該問題を迅速かつ適切に解決するよう努めるものとする。」と定めております。特に市のトップがこうした行為を行っている場合には被害が拡大する危険が大だと思います。副市長を初め,市の幹部はなぜこのことを早い段階で公表しようとしなかったのか,あるいはなぜ公表できなかったのか,その点について水野市長職務代理者副市長にお伺いいたします。 384: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 385: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 午前中も答弁申し上げたところではございますけれども,進言して同様の行為がなくなっているということがありましたし,行政の継続性を念頭に置いたところがございました。 386: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 387: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 一般新聞の報道ですと,副市長の言葉として内部で処理しようとしたということも載っておりました。早期の解決のために仮に公表するとするとどういう方法があったのか。今回のように辞職覚悟で庁議等で市長に直言する,こういう方法しかなかったのかお伺いいたします。 388: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 389: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 以前から申し上げてきたことではございますけれども,相談された方がそれ以上の進展を望まなかったということがございます。よって確証・証拠というものがない状態でございましたので,とるべき方法がそのときには私どもでは考えつかなかったところでございます。 390: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 391: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 当時ではなかなか考えつかなかったということでございます。  次に情報公開のあり方についてお伺いいたします。  私たち日本共産党狛江市議団は,昨年秋に前市長のセクハラ行為についての情報を得ました。ただ,最初は率直に言って私たちも半信半疑でございました。しかし11月にハラスメントにかかわる情報公開請求を行い,出てきた一部公開の資料を見て,これは加害者は市長である可能性が高いということを確信いたしました。黒塗りになっていた職名が2文字であること,副市長がやんわりとしか言えない相手であることなどからでございます。  しかしなお,議会で取り上げるには被害女性の証言が必要だということで,さらに調査を行い,複数の女性から,お尻や腰を何度もさわられた,相手は市長だと,こういう証言を得て3月1日に西村議員が取り上げました。  仮に昨年11月の情報公開資料の中の加害者部分が黒塗りでなく公開されていたら,12月議会で取り上げていたと思います。そして,あれだけのセクハラ行為の加害者が市長だということが情報公開資料で明らかになれば,市長は今回のように3カ月も居座り続けることはできなかったのではないかと思います。議会の対応もまた違ったかもしれません。  窓口は職員課ですので総務部長に伺います。女性の人権を守るために,昨年11月情報公開請求があった段階で,加害者の職名を公開すべきだったのではないかと思いますが,いかがでしょうか。情報公開請求については部長決裁と聞いております。これも相当勇気の要ることだと思います。しかし女性の人権を守る,職員を守る,こういう立場に立って公開すべきだったのではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 392: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 393: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 私どもはあくまでも情報公開条例にのっとって対応したところでございます。 394: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 395: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 公開しなかったということなんですけれども,市長は,狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則等でハラスメントの防止と排除に重要な責任を持っております。また,一般職員がハラスメントを行った場合にはその態様によって懲戒処分の対象になりますけれども,市長は特別職ということで処分の対象になりません。市長がセクハラ行為を行った場合,市民はリコールをすることができますが,そういう情報が公開されなければ,市民はそのことを知り得ないためにリコールすることも困難でございます。その結果,市長は何ら処分を受けることがありません。余りに不合理ではないかというふうに思います。  情報公開条例に沿ってということでございますが,改めてお伺いしますけれども,どういう理由で加害者は公開されなかったのかお伺いいたします。 396: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 397: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 1点目は,加害者といえども知られたくない情報,「特定の個人が識別され得るもののうち,通常他人に知られたくないと認められるもの」ということです。  もう1点は,加害者とされる人物の情報を公開することで間接的に相談者が識別され得るためということで,公開をしておりません。 398: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 399: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 後のほうの話を先に言いますけれども,本当にここのところを公開したら間接的に被害者が特定されてしまうのかということなんですけれども,よく読んでみますと,「○○」から夜に誘われることが多くて困っている,「○○」が口をつけたグラスのお酒を飲まされて困った,「○○」から謝ってもらった,という記述は,「○○」の職名を明らかにしても被害女性は特定されないのではないかと思うんですけれども,いかがでしょうか。 400: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 401: ◯ 総務部長(上田 智弘君) それは私どもも解釈の問題だと思っています。わかりませんけれども,庁内的な部分でいうと,もしかしたら特定されるかもしれないということもあって,いずれにせよ条例にのっとって公開をさせていただいたものです。 402: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 403: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これを見る限りは特定されないと思います。  あと,嘱託が宴席で「○○」から肩や胸もさわられて困っているなど,嘱託という言葉が入っている部分もありますけれども,お聞きしましたところ嘱託職員は約400名もいるということで,被害女性が特定されることはないということでございます。  市のトップがこういうことを行っているときに,前の総務部長が引き継ぎということで,それも勇気を奮って記録を残し,それが情報公開になったというときに,そして部長決裁だというときに,部長の判断として,加害者を公開するという判断があってもよかったのではないかと思いますが,再度お願いいたします。 404: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 405: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 部長決裁ということで判断ということでありますが,判断は全て条例,規則にのっとって行われるものだと考えます。 406: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 407: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 4月18日の市職員組合ニュースでも指摘されております。このニュースの中では,「加害者の名が黒塗りされた理由のひとつとして,被害者の保護,二次被害の防止が挙げられました。しかし,これは当事者に都合のよい言い訳に過ぎないと考えられます」と指摘されております。この職員組合のニュースについては総務部長はどのように受けとめておりますでしょうか。 408: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 409: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 職員団体のビラについては職員の声を反映しているということですから,我々もそういうそしりを受けても仕方がないというふうには思います。ただ,我々としては条例,規則にのっとって情報公開をさせていただいているので,情報公開につきましては間違ったという認識はございません。 410: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 411: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今後の再発防止策の確立という点でも,昨年11月あるいはその前に出された方もいらっしゃいます。その情報公開請求があった段階で加害者の職名を明らかにすべきだった,こういう判断をぜひ示してほしい,このことを強く求めておきます。  市民は2年前の市長選挙,前市長のセクハラ行為という大事な情報を知らされないまま投票せざるを得ませんでした。市民の参政権が侵害され,高橋前市長によって女性の人権を踏みにじる行為が続けられました。最大の責任はセクハラ行為者である高橋前市長にあり,全責任は前市長が負うべきものでございます。しかし同時に,なぜこの4年間,解決することができなかったのか,なぜ4年もの間,女性が苦しみ続けなければならなかったのか,組織全体の対応が厳しく問われると思います。  地方公務員法第33条では,「職員は,その職の信用を傷つけ,又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」と定めております。これは職員自身の行為について定めているものですが,同時に市のトップである市長には当然守ってほしい内容でございます。多数の被害者が出る中で4年間解決できなかった,そのことを深く考え,そして再発防止策を確立してほしい,そのように思います。  最後に提案と要望でございます。  第1に,ぜひ市として専門家や市民も参加する第三者委員会をつくり,その中で被害者の匿名性を確保しながら,その思いを適切な形で聴取し,今回の問題の全経過と教訓を明らかにし,しっかりとした再発防止策を確立していただきたい,このことをまず要望いたします。  第2に,このことを大前提にしながら,市のトップという市長がこのような行為を行った場合の情報公開のあり方,また,処分の方法も検討していただきたいと思います。  第3に,庁内のハラスメント行為に対しまして,相談件数の公表とともに,全職員向けのアンケート調査なども定期的に行い,公表する仕組みをぜひ検討していただきたいと思います。  第4に,被害者の人権とプライバシーを守りながら,ハラスメントの防止と解決に当たることのできる,高い専門的知識と問題解決能力と権限を持つハラスメント防止相談員の配置をぜひ検討していただきたいと思います。  第5に,新市長を先頭に,幹部職員,全職員がハラスメントを根絶する研修を行い,ハラスメント根絶宣言など,市民にも呼びかけ,全ての職員,全ての市民が,尊厳と敬意を持って処遇される狛江を目指す取り組みを進めていただきたいと思います。  第6に,年齢や性別,国籍,障がいの有無等にかかわらず,多様性を認め合い,個人の尊厳を尊重し,全ての市民が自分らしく暮らせる狛江を目指す取り組みを進めてほしいと思います。  以上,6つの提案をさせていただきました。ぜひ専門家や市民が参加する第三者委員会を中心に,今回の問題の経過と教訓を明らかにして,しっかりとした再発防止策が確立されるよう強く期待をいたしまして質問を終わります。 412: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 1時58分 休憩     午後 2時14分 開議 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕
    414: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは通告に従いまして,質問させていただきます。  1問目,市長公用車,交際費についてでございます。その前に,私からもセクハラ問題について,一言申し上げさせていただきます。  3月議会では,西村議員が市長のセクハラ問題を取り上げました。その後,市長のセクハラ問題はマスコミでも連日報道される大きな問題となり,日本共産党狛江市議団はもとより,女性議員有志の会のメンバーも取り上げ,今議会初日に高橋前市長の辞職ということになりました。  今回の高橋前市長の辞職は,再発防止に向けた第一歩になったと思います。ここに至る中には多くの力があったと思います。  1つ目に職員の勇気です。セクハラ被害を相談した職員,それを文書として残した職員,組合ニュースで告発した職員,幹部による記者会見,そして,実名を挙げて抗議文を出した職員など,職員は自分たちの職場を守っていくため,改善していくために大きな力を発揮したと思います。改めて,職員の皆さんの勇気に敬意を表します。  2つ目に市民運動の力です。市民の皆さんが高橋前市長のセクハラは許せないと,女性議員有志の会とともに3,723筆もの署名を集め,市長への一言カードを集め,市長に提出したことは,私たち議員はもとより,多くの職員を励ましたと思います。マスコミ報道も市民の力を引き出す大きな力となったと思います。  3つ目に議会での追及です。最初に,西村議員がこの問題を取り上げてから,職員を守らなくては,人権を守らなくてはと女性議員が立ち上がり,議会で追及し,女性議員有志の会をつくり,積極的に活動を行ってきたことで事実が次々と明るみになり,許せないとの市民の声が広がり,職員を勇気づけることにもつながっていったと思います。100条調査委員会設置の動議にさえ議題にのせず,調査すら否定する議員がいたのは残念でなりません。  4つ目に,矢野市政時代の成果です。石井市政時代の反省をもとにつくられた情報公開条例は当時の最先端を行っており,今回の件でも,情報公開で文書が出てくることにつながり,議会でも質問になりました。この成果がなければ,事実が誰の目にも見える形で出てくることはありませんでした。こうした力に支えられ,再発防止の第一歩である高橋前市長の辞職となりました。  矢野市政では,石井市政時代を教訓に情報公開を進めてまいりました。今回の高橋前市長の問題を教訓に,今後は再発防止策を進め,ハラスメントのない市役所をつくっていくこと,市民の人権と尊厳が守られるまちを市民の皆さんとともにつくっていく,こうした新しい課題が出てきていると思います。私も,この課題解決に向けて,全力で頑張っていくことを述べ,質問に移ります。  この3月議会では,市長優先車の使い方について,西村議員が一般質問,予算委員会で質問いたしました。その後,高橋前市長は,第1回定例会の最終日に,「私にかかわることで市政に混乱が生じ,また,多くの市民の皆様に大変御心配をおかけしていること,また,交際費や市長優先車の使用について疑念を持たれる使用があったことに対する責任」として,給与を2カ月,20%減額をしました。この問題についても再発防止を図っていく必要がございます。  前市長は疑念を持たれると表現をされましたが,平成27年4月21日に高橋前市長が公用車を使い,稲城市長沼,国立市中,東村山市本町,清瀬市中里へいずれも市長選挙の最中に,選挙事務所へ陣中見舞いに行っています。  また平成27年5月11日にも足立区長選挙の最中に選挙事務所を訪問しています。さらに平成29年1月31日にも高橋前市長は西東京市の市長選の最中に公用車を使い,選挙事務所へ訪問しています。その理由として3月14日の予算委員会では,市長はシルバー人材センターとの連携という答弁をされていましたが,込み入った話をするのに選挙期間中に行うはずがありません。どれも公用車を使って,選挙の陣中見舞いに行ったということで,公用車の私的利用となり,疑念ではなく,明らかに不適切な使用だと思います。狛江市としては,高橋前市長の市長優先車の使い方についてどのように感じ,どのように変えていこうとしているのか伺います。  再質問は自席で行います。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 416: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでの市長優先車につきましては,使用方法が明確に定められた基準もなく,公務と私用が一部混在した使い方もあり,市民の皆様に疑義を抱かれる部分がございました。  今後は,新たに策定した狛江市市長優先車の使用に関する基準に基づき,疑義を抱かれる使用がないよう努めてまいりたいと考えております。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 418: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私用も含まれていたというような認識だったと思います。これまでの市長優先車につきましては,使用方法が明確に定められた基準もなく,公務と私用が一部混在した使い方もありということでございました。  私たちは,この間,市長優先車や交際費の基準と運転日報の見直しを提案してまいりました。5月29日付で早速,狛江市市長優先車の使用に関する基準がつくられております。非常に早い対応に感謝申し上げます。  これまでは,平成17年8月4日に作成された市長優先車運行管理基準を最近まで使用されていました。新たに,狛江市市長優先車の使用に関する基準ができたことによって,これまでと何がどのように変わっていくのかお伺いいたします。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 420: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでの市長優先車運行管理基準は,主に市長以外の者が市長優先車を使用する際のルールを定めたものであり,市長が使用する際のルールについて定められておりませんでした。  新たに策定した狛江市市長優先車の使用に関する基準では,公務の定義,公務と判断する基準,市長優先車を使用できる場合などを明確にしており,この基準を遵守していくことによって,より適正な市長優先車の運用が図られるものと考えております。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 422: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この間の運転日報と公務日誌を照らし合わせてみましても,公務かどうかわからない中で使用されていることが多くありました。新しい基準の第5条には,「(1)市長の自宅と公務が行われる場所の間を移動するとき」「(2)公務が連続する場合で,それぞれの公務場所の間を移動するとき」,第5条第2項では,「航空機,特別急行列車等を利用して遠隔地に出張する場合は,当該出張で経由する空港,鉄道駅等を公務場所とみなして前項の規定を適用する」,このようにされています。なぜ,こうした規定になったのか伺います。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 424: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市長優先車はあくまでも公務に限り使用できるということを明確にするためでございます。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 426: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市長優先車を公務に使うという当たり前のことが明確になったということでございます。  今回の問題では,前市長の選挙事務所への訪問が問題となりました。西東京市長選挙の際には,選挙事務所へ訪問した後,都立公園も見てきたと答弁し,統一地方選挙のときには,選挙事務所を4カ所回ったことは認めつつも,最後に世田谷区で公務だったからいい,このような答弁でございました。  新しくつくられた基準においては,公務が連続する場合と書かれております。確認ですが,公務と公務の間に私用が入るような公用車の使い方は今後認められないということでいいのか伺います。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 428: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) そのとおりでございます。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 430: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 自宅から公務か,公務から公務でないと公用車が使用できないと明確になったのは本当によかったと思います。  次に,公務の基準についてお伺いいたします。新たな基準の第2条では,公務の定義として,地方自治法第1条の2第1項「地方公共団体は,住民の福祉の増進を図ることを基本として,地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」に規定する地方公共団体の役割を果たすために必要な用務をいうとされております。  この基準に照らせば,選挙期間中の選挙事務所への訪問は公務ではないと思いますけれども,市の見解をお伺いいたします。  また,高橋前市長は平成25年11月22日には,東京ビッグサイトで行われた第43回東京モーターショーに公用車で行っておりました。前市長は招待状が来て,それに応えたものと答弁されていました。ほかにも,美術館などにも公用車を使い,何度も行っておりました。市長として,招待状が来れば何でも公務になる,この考えは違うと思いますけれども,市の見解をあわせてお伺いいたします。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 432: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選挙期間中の選挙事務所への訪問は,新たに策定した基準の第3条,公務と判断する基準に照らし合わせ,公務とは認められないことから,市長優先車の使用はできないものでございます。  また,招待状があった場合につきましては,全てが公務と判断するのではなく,こちらも同様に,新たに策定しました基準の第3条,公務と判断する基準に基づき,その事案ごとに公務であるかどうか判断してまいりたいと考えております。 433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 434: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 前市長は招待状が来たから公務だと言っていましたけれども,今回の新たな基準では,たとえ招待状が来ていても,地方公共団体の役割を果たすために必要な用務かどうかで判断していく,こうした御答弁だと思います。  東京モーターショーや美術館への訪問は新たな基準で公務として認められていくのか,これについてお伺いいたします。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 436: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) それらの事案につきましては,市政との関連性等内容を精査し,新たに策定した基準に基づいて,個別に判断してまいりたいと考えております。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 438: ◯ 1 番(岡村 しん議員) やはり市政との関連性,これに基づいて判断していくということだと思います。今回,運転日報についても新しくなりました。私たちは市長優先車の使い方を調べていく中で,運転日報を見ても,どんな公務で使われているのか非常にわかりづらく,そもそも公務なのかもわからないものが数多くありました。  また,同乗者の記載もなく,行き先についても,○○市,○○町など町名だけの場合や居酒屋の名前が書いてあるだけのものもありました。今回問題になった選挙事務所についても,西東京市の場合は○○事務所,統一地方選挙のときには,選挙事務所のあったところの地名のみで,市長がどのような仕事をしているのか,チェックが非常にしづらいものとなっておりました。  以前,舛添知事が公用車の使い方で問題となった後の2016年12月に,知事の海外出張及び公用車の運用のあり方に関する報告書が出されております。この報告書には,知事日程予定表などから具体的な内容を知ることができなければ,外部から知事の判断を検証するすべがない,このように書かれております。  今回,新しく運転日報を変えたわけですけれども,どんな問題意識で,これまでとどのように変わっていったのかお伺いいたします。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 440: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市議会での御指摘も踏まえ,運転日報につきましては,公務と判断できる記載が必要であると考えたところでございます。このため,公務1件ごとに運行記録が記載できるように,記載行数をふやすとともに,同乗者の記入欄も新たに設けたところでございます。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 442: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 運転日報を確認すれば,どのような公務で使っているか,また,同乗者の有無についてもわかるように改善されたということで,非常にわかりやすいものとなりました。  また,公務日誌も市長優先車を使っているかどうか,この4月から一目でわかるようなものに改善されております。ありがとうございます。  次に,市長交際費について伺ってまいります。  この交際費についても,日本共産党狛江市議団は第1回定例会の一般質問,予算委員会を通じて,都庁や委託業者へお土産を持って行っていた問題,他の予算から交際費を流用していた問題などを指摘してきました。これについても高橋前市長は市長給与2カ月20%の削減理由として挙げておりました。  私たち市議団は,交際費についても基準の見直しを求めてまいりました。これについても,5月29日に市長交際費の支出基準が新たに作成されていますが,狛江市として,高橋前市長の交際費の使い方についてどのような問題意識を持ち,新たな支出基準ではどのように変わったのかお伺いいたします。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 444: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでの支出基準では,交際費の支出に関する基本原則や支出できる相手方の範囲等について詳細な記載はなく,交際費の支出について可否の判断がつきにくいケースもあったことから御指摘につながってしまったものと考えております。  このため,新たに策定した狛江市長交際費支出基準におきましては,第2条で支出の相手方,第3条で支出項目等を記載し,その上で別表に具体的な支出可能な内容及び限度額を記載したところでございます。これにより,より適正な職務執行が図られるものと考えております。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 446: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この基準の第2条に支出先について記載がされております。(1)市の事務事業と直接かつ密接な関係にあるもの,(2)市政の発展に功績があったもの,(3)災害,事故等にあったもの,(4)その他市長が特に必要と認めたものと書かれております。別表1を見ると,さらに詳しく内容が書かれております。  今回問題となった東京都や足立区,高橋前市長肝いり事業の委託業者へのお土産代については,別表に記載されている「友好都市,各種協定締結都市に対する訪問時又は来訪時の手土産代」には当てはまらず,今後は手土産を持って行くことができないというように解釈をすればよろしいのかお伺いいたします。  また,都内の自治体とも協定を結んでいく,こうしたこともございます。この間,他市の状況もお伺いしましたけれども,都内の自治体に対して手土産を出している,こうした自治体はありませんでした。これについても今後どのように考えるのか,あわせて市のお考えをお聞かせください。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 448: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問の東京都や足立区,委託事業者への手土産代につきましては,新たに策定した基準に基づき支出はできないものでございます。協定締結に際しての手土産代につきましては,新たに策定した基準に照らし合わせ,判断してまいりたいと考えております。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 450: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 東京都や足立区,委託業者への手土産代については支出はできないということが明確になってよかったと思います。  次に,同じく第2条(4)の,「その他市長が特に必要と認めるもの」,これについてお伺いいたします。  前市長は東京都へのお土産を何度も渡しておりました。東京都の服務規程に反するこの行為を潤滑剤,気は心,26市のランクから言って,財政力その他から見て,狛江市はランクとしては下のほうに入ります,配慮してもらえるかどうか,判断に当たって役に立つのではないかなどと述べ,正当化しようとしていました。こうした自分たちに有利にものを進めるのにお土産を活用していくということは大きな問題だと思いますけれども,今回の基準の「その他市長が特に必要と認めるもの」というのは,こうした理由であっても,市長が必要としたら,交際費の支出がされてしまうものなのかお伺いいたします。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 452: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新たに策定いたしました基準の第3条第2項において,「市長が特に必要と認める場合は,支出金額を秘書広報室長とその都度協議の上決定して支出する」と規定されていることから,その事案ごとに適正に判断されるものでございます。なお,その判断に至った経緯等は,記録,保存してまいりたいと考えております。 453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 454: ◯ 1 番(岡村 しん議員) その判断に至った経緯を記録,保存していただけるということで,チェック機能もあり,後で検証もできるようになったということで,大きな前進になっているのかなというふうに思います。  次に,会費の支出についてお伺いいたします。  高橋前市長は平成29年11月27日に,連合三多摩第23回推薦首長懇談会に出席し,会費として1万6,000円が交際費として支出されています。この年だけではなく,28年11月25日に会費1万4,000円,27年11月25日に1万5,000円を会費として支出されています。懇談会に出席すること自体はもちろん構わないんですけれども,自分を推薦してくれた団体の懇談会はあくまでも私的なものであり,公務とは言えないと思います。  こうしたことに交際費が使われるのは大きな問題で,交際費の私物化だと思います。今回できた交際費支出基準においては,こうした支出についても制限がかけられているのかお伺いいたします。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 456: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) そのとおりでございます。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 458: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。今回,交際費支出基準ができました。3月議会において,日本共産党狛江市議団が問題提起をして,次の議会である今議会までに新たな基準が出されたということで,非常に早い対応だったかと思います。  言うまでもありませんけれども,交際費の原資は市民の皆さんが大変な状況の中で支払っていただいている税金です。公用車についても同じです。私的利用などあってはならないことは当然ですが,日々,必要性についても検証しながら,節約に努めていく必要があります。  最後に,副市長に伺います。交際費,公用車の使い方について,どのようにしていくべきなのか,決意も含めてお伺いいたします。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 460: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) これまでの交際費の支出方法や市長優先車の使用方法につきましては,市民の皆様にも疑義を抱かれかねない,適正を欠いた事案が一部あったと感じております。このため,3月議会におけるさまざまな御指摘等も踏まえ,適正に明確な判断ができるよう,今回,2つの基準を新たに策定したところでございます。この2つの基準を適切に運用することで,市長優先車の使用及び交際費の支出について,より透明性を確保するよう努めてまいりたいと考えております。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 462: ◯ 1 番(岡村 しん議員) より透明性を確保していくということでございます。  高橋前市長の交際費,公用車の使い方は,舛添前都知事の問題があった以降も,公用車や交際費を私物化していたということで,より大きな問題だと思います。  今回,3月議会での日本共産党議員団の提起を真摯に受けとめ,職員の皆さんに早期に対応していただき新たな2つの基準ができ,私物化できない仕組みづくり,透明化が進んだことは,この問題での再発防止,信頼回復につながるものとして大いに評価したいと思います。  私,この間,いろいろなところの基準を見てみましたけれども,今回の新しい狛江市の基準,本当に東京都内でもトップクラスのすばらしい基準になっていると思います。本当にすばらしい基準ですので,ぜひこれを着実に運用していっていただけたらと最後に述べまして,この質問を終わります。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 464: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは2問目,災害に強い街づくりについてお伺いしてまいります。  東日本大震災から7年3カ月,熊本地震から2年2カ月経過いたしました。5月29日に復興庁が発表した数字によれば,東日本大震災の避難者数はいまだ6万5,000人いらっしゃいます。復興は道半ばです。政府は復興にもっと力を注ぐ必要がございます。  東京都においても,首都直下地震が30年以内に来る確率が70%と,東日本大震災のころから言われております。大地震はいつ,どこに来てもおかしくないと,各地で減災対策や応急対策など,全国的に大きく進んでまいりました。  しかし,災害対策においては,ここまでやったから大丈夫ということはなく,日々取り組んでいくことが重要です。震災対策については,倒さない・燃やさない対策,減災・予防対策が何よりも大事だということは,これまでも議会の中で何度も述べてまいりました。  減災・予防対策をしっかり講じることで,命・財産を守り,そして,早期の復興にもつながっていきます。まずは倒さない対策,耐震化の促進について伺ってまいります。  東京都都市整備局がことしの2月に第8回地震に関する地域危険度測定調査報告書を発表しました。結果のポイントとして,1)耐震性の高い建物への建てかえや耐震改修の実施などにより,建物倒壊危険量が平均して約2割低下しています。不燃化,建てかえや道路,公園の整備などにより,火災危険量は平均して約4割低下しています。2)震災時に特に甚大な被害が想定される整備地域も危険量は低下していますが,相対評価のため,危険度は依然として高くなっていますとされています。狛江市としては,今回の結果をどのように受けとめているのか,初めにお伺いいたします。
     3問目,保育環境の充実について,まずは保育園の待機児について伺います。今年度の待機児童の状況について,改めて年齢別にお伺いいたします。  再質問は自席にてお伺いいたします。 465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 466: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 2問目,災害に強い街づくりについてお答えいたします。  地震に関する地域危険度測定調査報告書は,東京都震災対策条例に基づき,東京都がおおむね5年ごとに公表しているもので,最新版は第8回として平成30年2月に公表されました。ランクづけは5段階の相対評価で,危険量の大きい町丁目から順に高いランクを一定数割り当てたものですが,対象地区数の増や算定方法の変更もあり,全体的に見ても結果に変動が出ているようでございます。  狛江市の評価としては,全体的にランクは危険側に変動している地区が見受けられます。安心・安全の観点からのまちづくりについても,狭隘道路の解消や災害時のオープンスペースの確保等の課題を抱えていると感じているところでございます。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 468: ◯ 参 与(石森 準一君) 3問目,今年度の待機児の状況でございます。  平成30年4月1日の保育園待機児は,ゼロ歳が8名,1歳が47名,2歳が16名,3歳が4名,4歳,5歳はゼロ名で,合計75名となっており,昨年が98名の待機児ですので,23名減少している状況でございます。  また,認証保育所の空き定員を差し引いた実質の待機児の状況は,ゼロ歳がゼロ名,1歳が45名,2歳が10名,3歳が4名,4歳,5歳はゼロ名で,合計59名となっておりまして,昨年が73名の待機児でしたので,14名減少している状況でございます。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 470: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは,2問目のほうから再質問をさせていただきます。  答弁ありがとうございました。狛江市のこれまでの耐震化の取り組みについて伺ってまいります。狛江市では,耐震化を促進するために,耐震アドバイザー制度,耐震診断助成,耐震改修助成を行っていると思います。木造住宅耐震化の現状について,過去3年の耐震アドバイザー,耐震診断,耐震改修の数の推移をお伺いいたします。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 472: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市における一戸建て木造住宅の耐震化の現状については,平成25年住宅・土地統計調査をもとにした東京都の耐震化率の推計方法に準じて算定いたしますと,木造住宅の総戸数は1万2,778戸で,そのうち昭和56年以前の戸数は3,730戸,耐震基準を満たしていない戸数は3,357戸で,耐震化率は73.7%です。耐震関係助成の過去3年間の実績ですが,木造住宅耐震アドバイザー派遣事業は,平成27年度は47件,平成28年度は46件,平成29年度は9件の実績となっております。木造住宅耐震診断助成は平成27年度は16件,平成28年度は24件,平成29年度は5件の実績となっております。  木造住宅耐震改修助成については,改修後の住宅全体の評点が1.0以上となる改修助成は,平成27年度は3件,平成28年度は5件,平成29年度は4件の実績で,改修後の住宅全体の評点が0.7以上1.0未満となる,または1階部分の評点が1.0以上となる改修助成は平成27年度はゼロ件,平成28年度は1件,平成29年度はゼロ件の実績となっているところでございます。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 474: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 耐震アドバイザー制度については,過去2年と比べて,29年,大幅に落ち込んでおります。耐震診断も2桁の実績があったものが,29年度には5件と多く減っています。耐震改修助成は横ばいということですけれども,評価と改善点についてお伺いいたします。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 476: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現状といたしまして,平成29年度の補助件数実績が下がっていることから,今後さらなる啓発を進めなくてはいけないと感じているところでございます。  昨年度から訪問による耐震化の啓発を進めており,職員が訪問して,耐震アドバイザー制度を初めとした補助制度の紹介等を行っていましたが,今年度は委託事業として専門家の訪問によるさらなる啓発を進めてまいりたいと考えているところでございます。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 478: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 昨年度は職員が訪問していたということが,今年度は専門家が訪問しているということで,これについてはいいと思うんですけれども,27年度,28年度はこの耐震アドバイザー制度対象のお宅にダイレクトメールを送っていたかと思います。29年度は送っていないと思いますので,この制度の復活も含めて検討していただければというふうに思います。狛江市としては,この耐震化率を高めていく上での課題をどのように考えているのか伺います。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 480: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市民の皆様に耐震の重要性を啓発しまして,耐震診断や耐震改修工事の実施数をいかにふやしていくかが課題と考えているところでございます。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 482: ◯ 1 番(岡村 しん議員) さらなる周知を今後していくというのは大事なことだと思うんですけれども,この耐震診断,耐震改修には多額の費用がかかります。耐震化されていない住宅に住んでいる方は,不安を抱えつつも,経済的な問題で診断や耐震改修に踏み切れないという,こうした声も聞いております。狛江市では,木造住宅の耐震診断や耐震改修について,どのような助成を行っているのか伺います。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 484: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 木造住宅耐震診断助成制度の内容といたしましては,旧耐震基準で建築された市内の木造住宅または木造集合住宅で,診断機関で行う耐震診断に対し,耐震診断に要する費用の3分の2または8万6,000円のいずれか低い額を助成するものでございます。  木造住宅耐震改修助成制度の内容といたしましては,旧耐震基準で建築された市内の木造住宅または木造集合住宅で,耐震診断結果の評点が1.0未満であるものが対象です。改修後の住宅全体の評点が1.0以上となるものについては,耐震改修に要する費用の2分の1または50万円のいずれか低い額で助成します。  また,改修後,住宅全体の評点が0.7以上1.0未満となるもの,または改修後の住宅の1階部分の評点が1.0以上となるものについては,耐震改修に要する費用の2分の1または30万円のいずれか低い額を助成することとしております。  なお,耐震改修工事にあわせて,ほかの住宅改修工事を行う場合,改修に要する費用の5分の1または20万円のいずれか低い額を助成するものでございます。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 486: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。東京都が今年度から木造住宅を耐震化するための助成制度,東京都戸建住宅等耐震化促進事業補助金をつくっております。これまでは,狛江市民が木造住宅の耐震化を進めようとしても,狛江市や国の補助はありましたけれども,東京都からの補助はありませんでした。  日本共産党東京都議団は何度も東京都へ求めてまいりました。私も狛江市に対し,東京都へ要望してほしいと何度も議会で要望してまいりました。  今回,東京都がつくった東京都戸建住宅等耐震化促進事業補助金,これはどのようなもので,狛江市でも活用できるのかどうかお伺いいたします。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 488: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度から東京都の耐震化促進事業の一つとして,「都内全域において,戸建住宅等の耐震性の向上を図るために,所有者等に対し積極的な働きかけを行う区市町村の耐震化促進事業を後押しし,区市町村が実施する耐震診断事業及び耐震改修等事業並びに耐震診断事業及び耐震改修等事業に係る助成について,東京都が必要な助成を行い,もって戸建住宅等の耐震化を加速し,ひいては都民の命を守る「セーフシティ」の早期実現に寄与することを目的」として,戸建住宅等耐震化促進事業を開始いたしました。  市が補助を受けるためには,住宅耐震化緊急促進アクションプログラムの策定が要件となっております。狛江市のアクションプログラムについては,平成30年4月に改定しており,狛江市は要件を満たしているところでございます。補助率等については,補助事業1件当たりの補助金の交付額の基準について御答弁を申し上げます。  狛江市の場合は,耐震診断に要する費用の3分の2の額または8万6,000円のいずれか低い額を助成しますが,その助成金のうち2分の1を国が,4分の1を都が負担することにより,市の負担が4分の1に圧縮されることとなりました。  耐震改修については,改修後の住宅の評点によって,市が50万円または30万円を上限に費用の2分の1を助成しています。その助成のうち2分の1を国が,4分の1を都が負担することにより,市の負担が4分の1に圧縮されることとなりました。 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 490: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまり,これまで狛江市で出していた助成金,これが東京都が半分出してくれると,同じ件数だったら半分の負担で済むというのがこの東京都の助成金の中身だということだと思います。  先ほども言いましたけれども,自宅の耐震化を進めていく上で,経済的な負担というのは大きなものがあり耐震化が進まない,こうしたことがございます。今回,東京都の補助金が出ますけれども,狛江市としてはこれまでと同じ額を助成し,最大50万円となっている助成金の上限を引き上げていくことで耐震改修を進めていこう,こうしたことで市民へのモチベーションになっていくと思います。  多くの人に耐震改修を行っていただくことも重要でございます。耐震化促進のために訪問を行っているそうですけれども,今,限られた地域で行われています。この地域を広げていく,こうしたことも考えられます。  今回,東京都戸建住宅等耐震化促進事業が始まったことで,狛江市は,耐震診断や耐震改修のための負担が半分となりました。この浮いた予算について,耐震化を進めていくために使っていただきたい,このように思いますけれども,今後,どのように活用していこうとしているのかお伺いいたします。 491: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 492: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 耐震改修にはコストがかかることは認識しておりますが,限られた財源の中でより多くの皆様に耐震化を促進していただきたいと考えているところでございます。多くの皆様に御利用いただくことがまた重要だと考えております。今後も,耐震に対する意識啓発に努めてまいりたいと考えているところでございます。 493: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 494: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 東京都は耐震化を進めるために新たな補助金をつくりました。費用面で課題もあると思ったからこそのことだと思います。多くの市民に利用していただく,このためにも上限の引き上げ,これが必要だと思いますので,改めて要望しておきます。  東京都の報告書を見ると,災害時活動困難度は5段階評価で1番悪い5の地域が狛江市内に2カ所ございます。また,2番目に悪い4となっている地域も6カ所ございます。今後の対策についてどのように考えているのかお伺いいたします。 495: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 496: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 災害時活動困難度につきましては,東京都の市街地状況調査における道路ネットワークデータを活用し,町丁目ごとの活動有効空間不足率及び道路ネットワーク密度不足率を用いて測定したものでございます。ここでは,4メートル幅員以上の道路や小公園等から,容易に活動できる面積の割合等が考慮されており,狭隘な道路が多いことや公園の不足率が課題となっていることが影響していると考えているところでございます。今後のまちづくりを進めていく上で,参考にしていきたいと考えているところでございます。 497: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 498: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 長期的には,地区計画などの作成を通じて生活道路の幅員を広げていくことや,公園などのオープンスペースをつくっていく,こうしたことが大事かと思いますけれども,これには市民の皆さんの協力が必要なことであり,時間がかかります。まず,こうした地域の道路を塞がない対策や震災時の火事を起こさない,広げない対策,これこそ早期に求められるものだと思います。  道路については,地震のときに道路を塞ぐ可能性が高いブロック塀の対策が求められます。岩戸北二丁目周辺地区計画では,ブロック塀の高さ規制などが盛り込まれました。災害時活動困難地域でも,今ある道路については最大限使えるように,こうした規制を地区計画も含め検討していく,この必要があると思いますけれども,いかがでしょうか。 499: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 500: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区計画は地域の実情に合ったまちづくりのルールを決めることができるため,策定を検討するに当たっては,地区が抱えている課題やまちづくりの方向性を整理していくこととなります。  安心・安全な住環境を確保するため,ブロック塀のあり方も検討すべきと考えており,岩戸北二丁目周辺地区や多摩川住宅地区の地区計画では,生け垣や柵の構造の制限で,高さの高いブロック塀は規制しております。今後も地区計画を策定する際には検討すべき内容と認識しているところでございます。 501: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 502: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この活動困難地域において,地域住民が地区計画をつくっていけるよう,市からも情報提供していっていただければと思います。  活動困難地域というのは,火災が起こったときに対応がおくれやすい地域とも考えられると思います。災害時には多くの場所で同時に火災が起こります。また,火災対策としては災害時は通電火災が一番多い,このことは何度もこの議場で話してまいりました。  大きな地震があったときに,自動的に電気の供給をとめる感震ブレーカーの普及をこうした地域から進めていくことで,火災の発生量を抑えられ,大きな効果が期待できます。こうした地域への感震ブレーカーの普及についてお伺いいたします。狛江市で取り組んでいるあっせん数と市の見解をお伺いいたします。 503: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 504: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 感震ブレーカー普及におけるあっせん数でございますが,協定締結先の東京都葛飾福祉工場に確認をしましたところ,販売実績はゼロ件でございました。この販売実績ゼロ件という結果を真摯に受けとめ,改めて周知について検討したいと思います。 505: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 506: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ゼロ件ということで,周知が進んでいない状況なのかというふうに思います。報道では,平塚市では感震ブレーカー設置の取り組みは2016年度にスタート,住宅密集地で延焼が懸念される市内12地区の1万2,689世帯に無料で配布しております。  昨年度は設置を促進するため,約4,000円のブレーカーを行政負担とメーカーの協力により,500円で提供,自治防災組織などが関心を示し,災害対策課の想定の3倍以上の約3,500台が配布された。市は,2024年度までに9,600世帯の取りつけを目指すとして,今年度194万4,000円の事業費を計上した,このような報道がございました。着実に感震ブレーカーを普及していくための取り組みが進められております。  平塚市の感震ブレーカーは,狛江市であっせんしているものと同じものですが,市民の費用負担が,狛江市の場合3,348円であっせん数がゼロ,平塚市では住宅密集地には無料で1万2,689世帯,その他の地域では500円で約3,500世帯。この市民負担の差が感震ブレーカーの普及の大きな差になっているのではないでしょうか。平塚市のような取り組みが狛江市でも必要になってきていると考えます。ぜひ検討していっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 507: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 508: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現状におきましては,引き続き自助の備えとしての啓発を行っていきたいと考えております。 509: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 510: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 啓発なんですけれども,私としては平塚市のような取り組みが必要だと思いますので,改めて要望しておきます。  また,周知につきましては市内全域に行っていただきたいと思いますけれども,特に活動困難地域や木造密集地域に対して町会,防災会,避難所運営協議会などを通じて,実際にどんな効果があるのかを説明しながら進めていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 511: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 512: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 感震ブレーカーなど自助の備えについての周知・啓発につきましては,これまでも取り組んできたつもりではございますが,改めて必要性や有効性などを含め,防災会や避難所運営協議会の方々に御協力いただき,地域に対して周知を広めていただくよう努めてまいりたいと考えております。 513: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 514: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひよろしくお願いいたします。  それでは,水害対策のほうに移ってまいります。昨年7月5日から7月6日に起こった九州北部豪雨災害から1年がたとうとしております。ことしも雨が多い時期に入り,水害がいつ,どの場所で起きてもおかしくはありません。狛江市においても,水害への備えを着実に進めていく必要がございます。  今年度も狛江市では水害対策として,5月13日に水防訓練が行われました。まず,水防訓練の評価と課題についてお伺いいたします。 515: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 516: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今年度実施いたしました水防訓練における評価と課題でございますが,訓練の内容といたしましては,例年同様に基本的な水防工法や川崎市との連携に主眼を置きました。結果としては,水防工法や川崎市との連携は十分に確認ができましたので,訓練の目的は達成されていると評価しております。  課題ということでございますが,訓練の流れとして,水防工法等を実施する前段として,本来ならば住民の避難というものがございますので,劇場型の訓練ということで,あえて申し上げれば,水害時における住民の避難訓練を行っていないところではないかと思います。 517: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 518: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 課題としては避難訓練を行っていないということでございました。これは本当に大事なことだと思います。大野宏之一般財団法人砂防・地すべり技術センター専務理事兼砂防技術研究所長は,NHKの「そなえる防災」のコラムで,九州北部豪雨の留意点と教訓を8点示しております。  1つ目に「今回のような記録的な集中豪雨では,避難しようとした時には移動範囲が限られ,事前に決めていた避難場所に避難できない。(中略)高齢者が多いとなおさらである。」  2つ目に「記録的集中豪雨の場合,短時間で道路や橋に水や土砂が氾濫するので,移動すること自体が極めて危険で孤立しがちである。」  3つ目に「人命を確実に守るためにはできるだけ早く地域防災計画で決めている安全な避難場所へ逃げることが重要だが,急な豪雨の場合には難しい。」  4つ目に「避難ができない状況になった場合は,地区内の安全な個人宅へ逃げ込んで助かっている人が多くいた。地区内の比較的安全な人家を事前に決めておき,逃げ遅れた場合はそこに逃げ込むことも緊急時には有効。」  5つ目に「気象情報を正確に把握し,行政情報も入手する必要があり,日頃から携帯電話やテレビ,ラジオを介した情報入手の方法を知っておくとよい。」  6つ目に「豪雨時には雨戸も閉めるので,雷鳴や雨の音で防災無線は聞こえない場合が多い。別の手段で情報を得る方が現時点では現実的である。防災無線だけに頼るのは好ましくない。」  7つ目に「比較的安全な人家はハザードマップを用いて地域の安全性を確認して決めることが有効。その際,家屋構造の強度も重要である。」  8つ目に「地区内の区長さんの声かけで安全な個人宅へ避難して助かった多くの人がいる。声をかけてもなかなか逃げない人もいるが,知っている方からの声かけは避難行動のきっかけとして有効である」というふうに述べています。命を守る上での避難,情報,家の強度などの重要性が語られております。  まず避難です。昨年の第3回定例会の地域防災計画改定のポイントを聞いた私への答弁では,「水防法改正に伴う要配慮者利用施設の避難確保計画の作成や新想定区域図の変更等に関連する項目等について修正する予定」ということで,具体的には要配慮者施設に関する避難計画が今後必要になってくる,こうした答弁でございました。  地域防災計画ができてから,避難計画作成に進んでいく流れだったと思いますが,この間,地域防災計画も見直しがされております。改めて避難計画が必要になってくる施設の数と現在の進捗状況についてお伺いいたします。 519: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 520: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 浸水想定区域内にある対象になり得る施設は全部で90施設と把握しております。現在,その90施設について,その施設の規模や場所などを精査し,どの施設から対象にしていくかを調整しております。 521: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 522: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 避難計画については本当に大切なものだと思いますので,できるだけ早く進むようお願いいたします。  命を守っていくという意味では,避難こそ大事です。昨年1月に,内閣府は避難勧告等に関するガイドラインを改定しております。主な変更点として避難情報の名称が変わりました。理由とどのように変わったのかお伺いいたします。
    523: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 524: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 避難情報の名称といたしましては,避難準備情報,避難勧告,避難指示の3つがございましたが,このうちの避難準備情報という名称が,避難準備・高齢者等避難開始に変更となりました。これは避難準備情報という名称では一般の市民にはわかりづらく,避難行動の妨げになりかねないということから,よりわかりやすく,具体的に理解されやすくなることを目的に名称を変更したものでございます。 525: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 526: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これは平成28年の台風10号による被害で,岩手県の高齢者施設において避難準備情報の意味が伝わっておらず,適切な避難行動がとられていなかった,こうしたことを教訓に今回の変更となっております。  こうしたことからも,避難訓練を行い,避難情報の意味も知ってもらう必要がございます。水害対策において,避難訓練の現状はどのようになっているのかお伺いいたします。特に避難計画が必要となる施設についてもお伺いいたします。 527: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 528: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 水害時を想定した避難訓練は行っておりません。また,避難計画が必要となる施設につきましても,避難訓練のほうは実施していないというふうに聞いております。 529: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 530: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 避難訓練は実施されていないということなんですけれども,避難については,避難訓練を重ねていくことこそ大事だと思います。多摩川が氾濫したときのことを考えれば,水防訓練のときのように土のうをつくっているような時間はなく,できるだけ早い避難が求められます。  消防団についても,避難誘導が主な任務となってくると思います。現在行っている劇場型の水防訓練だけではなく,より実践型の避難訓練,特に計画が必要になる施設や避難行動要支援者に対し実施していくことができないのかお伺いいたします。 531: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 532: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 劇場型の水防訓練は,水害発生時に主に実施するであろう水防工法を確認するために行っているものでございます。  これとは別に,避難準備・高齢者等避難開始や避難勧告,避難指示を発令する場合に真っ先に行わなくてはいけないことは,避難行動要支援者を含む住民の避難行動となります。水害時を想定しての避難訓練は避難行動要支援者の参加も含め,どのような形であればより実効性があるのか,訓練想定,規模,対象者等の整理が必要でありますので,慎重に検討し,どのようにしたら実施可能かを研究していきたいと考えております。 533: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 534: ◯ 1 番(岡村 しん議員) どのようにしたら実施可能か,前向きな答弁だと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。  では,多摩川が氾濫したケースにおいて,避難者,これについてはどのくらい出るのか。また,受け入れできる避難者の数についてもお伺いいたします。 535: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 536: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ハザードマップに基づき,市域の約7割に当たる浸水区域全てにおいて避難が必要となった場合の避難者想定数は約5万人,その受け入れとなる避難所における収容可能人数は約1,300人でございます。 537: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 538: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 避難者数が5万人で,受け入れ数となる避難所は約1,300人ということで,とてもこれは市内だけでは対応できないということではないかと思います。狛江市内だけではなく,ほかの自治体への広域避難,こうしたことが課題となってくると思いますけれども,水害時の広域避難についてはどのように考えているのか,お伺いいたします。 539: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 540: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 水害時における広域避難については,狛江市のみならず,隣接する世田谷区や調布市も同じ状況という共通認識を持っており,震災時とは違い,使用する避難場所,避難所については取り決めはしておりませんが,受け入れ可能な施設について相互に融通し合うよう調整を図っていくものと考えております。 541: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 542: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 世田谷区や調布市だけではなく,さらに広い範囲で事前に協定などを結んでおく必要についてお伺いいたします。 543: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 544: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 隣接の自治体だけではなく,さらに広域な自治体との協力体制の構築は必要であると感じております。石巻市を初めとした災害応援協定締結自治体との連携も含め,検討していきたいと考えております。 545: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 546: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 石巻市などともぜひ結んでいただきたいというふうには思いますけれども,多摩川流域以外の近隣自治体とも結んでいけるよう検討を進めていっていただければと思います。  次に,水害の問題でも,防災行政無線。なかなか聞こえない,こうしたことが先ほど指摘されておりました。この防災行政無線の戸別受信機についてお伺いいたします。  ことしの3月に総務省から防災行政無線等の戸別受信機の標準的なモデル等のあり方に関する検討会報告書が出されております。中身について,どのようなものかお伺いいたします。 547: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 548: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防災行政無線等の戸別受信機の標準的なモデル等のあり方に関する検討会,以下,検討会と言わせていただきますが,昨年からことしにかけて3回の検討会を実施しております。第1回目は戸別受信機の標準的なモデル案の審議,第2回目は仕様書の審議,第3回目は平成30年2月に行われ,報告書案の審議を行いました。  その報告書の内容でございますが,大きく分類すると,検討の背景と,戸別受信機の標準的なモデル及び仕様書(例)の作成,防災行政無線を含む複数の情報伝達手段が連動する環境整備に向けた検討の3つについて記されております。 549: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 550: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この報告書には,今後,戸別受信機の整備がより求められる世帯が書かれております。1つ目として,土砂災害警戒区域や洪水災害のおそれのある地域,住宅密集地域内の各世帯とされています。  2つ目には,高齢者等防災情報が届きにくい方々がいる世帯。3つ目に,保育園・幼稚園・こども園,社会福祉施設や不特定多数の方々が利用するマーケット,遊技場等の商業施設と書かれております。  この観点で考えると,狛江市で対象となってくるのは,先ほどの水害の質問でも取り上げた避難計画をつくる必要がある施設,ここには保育園・幼稚園・認定こども園,社会福祉施設も入ります。さらに高齢者世帯,こうしたところだと思います。この部分について,市の認識をお伺いいたします。 551: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 552: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 戸別受信機は情報伝達手段としてとても有効性は高いと認識しておりますが,避難計画が必要な施設や高齢者世帯等に対応するということは,費用面においても課題があると判断しております。 553: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 554: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 費用面において課題があるという答弁でございました。この報告書の概要の3ページには,戸別受信機の普及促進に向けた財政支援措置が記載されております。ここには,「防災行政無線の戸別受信機の配備に要する経費については,平成32年度まで特別交付税措置を延長」と書かれております。この特別交付税措置について,どのようなものかお伺いいたします。 555: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 556: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 特別交付税は普通交付税の算定において,基準財政需要額で捕捉されなかった特別な財政需要に対して交付されるものでございますが,防災行政無線の戸別受信機の配備に要する経費につきましては,無償貸与する場合に限定し,高齢者や障がいのある方や避難に時間がかかる方の世帯など,自治体で配備が必要と認める世帯を対象にした場合において,経費の一定の割合が特別交付税で措置されるものでございます。 557: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 558: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 無償貸与する場合に限定し,高齢者や障がいのある方や避難に時間がかかる方の世帯など,自治体で配備が必要と認める世帯を対象にした場合において,経費の一定の割合が措置されると,この経費の一定の割合というのは7割とこの報告書には書かれております。  狛江市の負担は,この制度が活用できれば,今まで予測していた数字の3割で済むということとなります。無償貸与にする場合に限定し,高齢者や障がいのある方や避難に時間がかかる方の世帯など,自治体で配備が必要と認める世帯と,こういうふうに狛江市が認めれば,狛江市でも使えるのではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 559: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 560: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 要件に該当するものであれば,財源として活用することは可能でございます。 561: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 562: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江市で使えるということでございます。つまり,これまで提案してきた障がい者や高齢者,避難計画を策定すべき90の施設などは狛江市が配備を必要と認めれば,費用の7割は国の負担で配備していくことができるということでございます。今後さらに,この戸別受信機は低廉化していく,こうした流れは間違いないと思います。ぜひ進めていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 563: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 564: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 戸別受信機の低廉化の動きにつきましては,常に注視し,動向を見守りたいと考えております。 565: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 566: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 昨年第3回定例会の私の一般質問での,狛江市では総務省のアンケートにどのように答えたか,このような質問に対し,「「更新・追加整備の予定なし」,その理由としては,更新・追加整備をして間もないため,また,財政的に余裕がないため,自動応答電話装置等の代替手段があるため」と答弁しております。  今回の報告書では,防災行政無線と戸別受信機のメーカーが違っていても使えるようになる,このような方針が出されております。また,国の7割の補助,特別財政措置が使える,このことも明らかになりました。ぜひ実施に向けて真剣に検討していっていただきたい,このことを述べ,この質問については終わります。  3問目の再質問に移らせていただきます。答弁ありがとうございました。この待機児,全体としては昨年度から23人減ったという御答弁でございました。待機児対策報告書の第3版を見ると,1歳児では見込み数と待機児数が同じ,2歳児は約9名ふえていますけれども,そのほかの年齢では予測より待機児が少ない数字となっており,全体としては予測より待機児の数が減っているということだと思います。では,今後の見込みについてお伺いいたします。 567: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 568: ◯ 参 与(石森 準一君) 待機児対策検討報告書の第3版では,認証保育所や家庭福祉員も含めた待機児見込みを推計をしているところでございます。待機児は見込みよりも減少しており,認証保育所では,4月1日現在で定員に達していない状況でございます。  3月に入所保留となっている御家庭に対しまして,認証保育所の空き状況をお知らせする通知を発送したこともあり,4月1日の認証保育所の空き状況は,平成29年度が36名であったものが,平成30年度は16名と減少をしましたが,完全に定員が埋まっているわけではございません。認証保育所等の空き状況の周知などを引き続き行うことで,平成31年4月1日の待機児ゼロの実現を目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。 569: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 570: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。ありがとうございます。来年度待機児ゼロを目指すという形になっていくんですけれども,来年度で待機児がゼロにならなかったとき,さらに保育施設をふやしていくのか。この待機児ゼロの目標というのは,今後もずっとゼロのまま進んでいくよということなのかどうかお伺いいたします。 571: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 572: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成31年度に待機児をゼロにするために,待機児対策検討報告書を作成して対策を進めてきたところでございます。基本的に待機児が発生しないように検討してまいりますが,保育施設の増設などにつきましては,今後の人口推計や保育需要等をしっかりと見きわめてまいりたいというふうに考えているところでございます。 573: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 574: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 基本的に待機児が発生しないようにしていくということが確認できたと思います。では,今度は一時保育についてお伺いしてまいります。今,保育園でのこの一時保育の確保人数についてお伺いいたします。 575: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 576: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成27年度までは,駄倉保育園4名,狛江保育園6名,虹のひかり保育園3名の13名の定員確保でございましたが,平成28年度に民営化されたことにより6月からめぐみの森保育園が3名,平成29年度に民営化されたことにより5月からいずみ保育園が3名,7月から東野川保育園みんなの家が2名,平成30年3月から狛江ちとせ保育園で3名定員をふやしており,合計で24名の定員となっているところでございます。 577: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 578: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この2年間で1日当たり11名定員がふえていったと,大きな前進だったのかというふうに思います。では,実際の利用人数の推移についてお伺いいたします。 579: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 580: ◯ 参 与(石森 準一君) 認可保育園における一時保育の延べ利用人数につきましては,平成28年度2,376人,平成29年度2,629人となっております。新規に開設をいたしました一時保育所の利用により,利用者が増加している状況でございます。 581: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 582: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この1年間で言うと,約250名の利用がふえている,需要もふえているということだと思います。新しく開設された一時保育などにより,以前のように予約がとりにくい,こうした声というのはどうなっているのか,現在の状況についてお伺いいたします。 583: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 584: ◯ 参 与(石森 準一君) 一時保育の受け付けにつきましては,各園ごとに実施しているところでございます。予約がいっぱいになっている園と受け入れ枠に余裕がある園があるようでございます。新規に開設をしている一時保育所に関しましては,余裕のある場合がございますので,狛江市ホームページやこまえ子育てネットにより周知を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 585: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 586: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。新しい園に余裕があるということは,周知をすればまだまだ利用がふえていく可能性があるということだと思います。来年,2園の保育園をつくる予定ですけれども,御家庭で保育をしている方の支援になるものなので,こちらについても一時保育施設をつくられるよう,市からもしっかりと要望していっていただきたいと思います。  次に,学童クラブの待機児についてお伺いいたします。今年度の状況についてお伺いいたします。 587: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 588: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成30年4月1日の学童クラブ待機児は86名となっておりまして,昨年の83名より3名増加している状況でございます。 589: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 590: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 昨年83名で,ことしは86名と3名ふえているということで,思ったほど待機児の数はふえていないのかというふうにも思いますけれども,今後,保育園を卒園した児童の需要がふえる,こうしたことはいろいろなところで言われていますので,整備を進めていく必要があると思います。今後の待機児対策について,どのようにしていくのか伺います。 591: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 592: ◯ 参 与(石森 準一君) 学童クラブの対策につきましては,平成31年度に向けまして,岩戸児童センターの改修,(仮称)東野川放課後クラブ及び北部児童館の新設により,90名の定員増を確保してまいります。  また,待機児対策本部の中で,学童クラブ編として,各小学校区の人口や将来の需要率等を推計して,現在検討を進めているところでございます。 593: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 594: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 来年度,90人分ふやすということですけれども,市内の南部の地域を見てみると,まだちょっと足りないのかなというように思います。今後,1単位を40人にしていく,こうした方向も打ち出されています。その対応について,どのように考えているのか伺います。 595: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 596: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て新制度によりまして,学童クラブの1支援単位は40名としなければなりませんが,平均出席率を採用した定員設定が可能となっております。これまでどおりの受け入れを実施しましても,平均出席率が80%であれば問題ないというところでございます。  児童の出席が多いことも想定されますので,狛江市としては,都型学童の1名当たりの面積基準の1.65平方メートルの基準は守って定員を設定するよう対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 597: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 598: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。今年度,待機児対策報告書の学童版をつくっていく,こうした予定になっております。この学童についても,待機児をゼロにしていく,こうしたことが目標になってくると思いますけれども,そうした考えでよろしいのでしょうか,伺います。 599: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 600: ◯ 参 与(石森 準一君) 当然,待機児をゼロにするということは大きな目標ではございますが,学年により必要度が異なってくるということも考えているところでございます。高学年になると習い事などが多くなり,出席が少なくなることがあり,学童クラブの利用を辞退する児童も出ているところでございます。必要性をしっかりと検討し,待機児対策検討報告書を作成してまいりたいというふうに考えているところでございます。 601: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 602: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 大きな目標としてはゼロにしていくということで,今後,さらに希望者がふえていくということになると思いますけれども,いつまでに,何年ぐらいでゼロにしていく目標なのかお伺いします。 603: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 604: ◯ 参 与(石森 準一君) 余り先の推計となると,数字が大きく変わっていくこともございますので,計画の期間は現在は定めていないところでございますが,できれば5年程度で作成していきたいというところで考えているところでございます。 605: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 606: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 5年程度をめどにゼロにしていくということでございます。できれば本当に,今入れなくて苦しんでいる,こうした方々もいますので,1年でも2年でも前倒しできるよう検討していっていただきたいと思います。
     次に,この間の要望について,病児保育についてお伺いいたします。病児保育の実態把握について,3月議会でも質問いたしましたけれども,連協の要望として,病児保育の拡充ということが出されております。病児保育に預けたくても預けられないということで,今年度から断った数の把握を始めていると思いますけれども,どのようなものでしょうか。 607: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 608: ◯ 参 与(石森 準一君) 今年度より,病児保育室の利用者数や利用申し込みのキャンセル者数等の把握に加えまして,利用定員を超過するため予約があったものの受け入れができなかった人数と日数について把握を行っているところでございます。 609: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 610: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまり,定員オーバーしてしまった数を把握するようにしたということだと思います。それでは,これまでの実績,恐らく4月分しかないとは思いますけれども,4月の実績についてお伺いいたします。 611: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 612: ◯ 参 与(石森 準一君) 4月の病児保育室の利用実績でございますが,利用者数は46名でございました。利用申し込みをされた方で,子供の病状回復,家族での対応などの理由で利用をキャンセルされた方が20名,予約があったものの受け入れができなかった方,病状等の理由により利用の受け入れを断った方はいずれもなかった状況でございます。 613: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 614: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 4月については定員オーバーで断った方はいなかったということだと思います。ただ,この問題についても,保護者からの要望は強いものとなっております。先日開かれました連協の総会におきましても,終わった後,私のもとに,定員の問題はどうなりました,病児保育の問題はどうなりました,こうした質問に来る方もいらっしゃいました。年間を見ないと正確にわからないと思いますけれども,引き続きこの問題については機会があるごとに伺っていきたいと思います。  以上で終わります。 615: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時25分 休憩     午後 3時45分 開議 616: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの田中智子議員の発言中,後刻会議録を精査の上,不適切な発言があった場合には善処いたします。  一般質問を続行いたします。2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 617: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは最後になりましたが,質問をさせていただきます。  1番目は,障がい者が安心して生き生き暮らせるようにということで質問いたします。  障害者差別解消法制定後の施策とその実施状況について最初に伺いたいと思います。  障害者差別解消法は,全ての国民が障がいのあるなしによって分け隔てられることなく,人格と個性を尊重し合いながら,障がいのある人もない人もともに生きる共生社会の実現に向け制定されました。障がいがあることを理由にサービスの提供を拒否したり,障がいのない人にはつけない条件をつけることなどを不当な差別的取り扱いとして禁止することや,障がい者が障がいのない人と同じことができるよう個々の障がいに応じて合理的配慮の提供を国や自治体,民間事業者に求めています。  障害者差別解消法が2016年4月1日に施行されてから2年がたちました。施行直後の2016年9月にこの問題を取り上げ,市の認識と具体的な取り組みを質問しました。市は自治体として差別解消と合理的配慮の取り組みの先頭に立つとともに,法の周知や徹底を社会の隅々まで広げ,事業所や組織に対して徹底した指導を行っていただきたいと思います。  また,障がい者の社会参加には,社会的障壁を取り除く障害者差別解消法と,障がい者の暮らしを支える福祉施策が車の両輪になることが重要です。政府は,応益負担を強いる障害者自立支援法にかわる障害者総合支援法を制定しました。  まず初めに,障害者差別解消法について,改めて市の認識を伺います。 618: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 619: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 障害者差別解消法は,行政機関や民間事業者の障がいのある方に対する,障がいを理由とする差別をなくすための法律でございます。国・地方公共団体を初めとした行政機関等には,障がいのある方への不当な差別的取り扱いの禁止と社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮に努めることが義務づけられております。市といたしましても法律の遵守はもとより差別解消を推進するため,広く法の趣旨等について,改めて市民や市内の事業者に対して周知していく必要があると認識しております。 620: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 621: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) しっかり認識しているということでございました。  このときの質問では,職員の研修やコミュニケーションボード,筆談器の設置を行ったということでありましたけれども,その後の実施状況について伺います。 622: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 623: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) その後の実施状況でございますが,毎年度市職員に対しまして研修を実施するとともに,コミュニケーションボード,筆談器の設置は継続しているところでございます。  また平成29年度には,庁内の接遇強化月間である2月に,庁内全課で実施しております朝礼において,手話による基本的な挨拶の習得に取り組んだところでございます。さらに視覚障害者団体等からの要望を踏まえまして,職員が視覚障がいのある方への合理的な配慮を適切に行うことができるよう,昨年度,こまえくぼ1234に点字プリンターを設置したところでございます。点字プリンターは,職員を初め支援者や視覚障がい者も利用することができ,利用される方向けに操作講習会を行うなど利用促進に取り組んでいるところでございます。また,昨年度より一部の通知でございますけれども,希望する方には,点字プリンターで作成した点字つき封筒を使って通知を送付しているところでございます。 624: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 625: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 視覚障がい者の方が毎年要望されておりましたこの点字プリンターの設置,また通知に当たっての点字つき封筒での送付,これらが実現したということは本当によかったと思います。まさに当事者の声,要望が反映されたということではないでしょうか。これからもぜひ障がい者の方々,当事者の方々の声,要望をしっかりつかんで反映させていっていただきたいと思います。  ハード面について少しずつ実現しているわけですけれども,ソフト面での施策についてはいかがでしょうか。 626: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 627: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 先ほども答弁申し上げましたとおり,障がいのある方に対する合理的配慮を職員が適切に実施できるようにするため,職員研修等を定期的に実施しております。さらに,差別解消法に関して市の各部署で受けた相談事例を庁内で共有し,対応の向上を図っているところでございます。 628: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 629: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) あいとぴあレインボープランの市民意識調査によりますと,「差別を感じたり嫌な思いをしたりしたことがあるか」の質問に,障がいのある人で18歳以上の人では,「ある」が28.5%,18歳未満では49.4%もの人が経験したと答えております。その一方で,障害者差別解消法について「知らない」割合は,障がいのある人18歳以上では73.8%,18歳未満では57.5%と大変高くなっています。この調査結果から市はどのように考えますでしょうか。 630: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 631: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市といたしましては,障害者差別解消法について周知しているところでございますが,法の趣旨などについて理解が進んでいない状況があることから,一層の周知に取り組んでまいりたいと考えております。 632: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 633: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 調布市では,昨年7月に障がい者に対する理解や必要な配慮の認識を浸透させていきたいと,こういう思いで障害者差別解消支援地域協議会というものを立ち上げて,年3回の会議を開催した。ことしもやり出したということですけれども,障がい者,学識の方,商工業者,町会の方などが参加されているということです。そしてまず,委員の皆さんが法の趣旨を知って,守るべき権利や人権について学んだり,障がい当事者に対して必要な配慮,合理的配慮のよい事例の情報を共有したり,また,団体にも広めていこうということでやっているそうです。こうした調布の取り組みなども参考にしながら,ぜひこの法の趣旨や理解を広げていっていただきたいなというふうに思います。これは要望しておきます。  次に,点字ブロック,エスコートゾーンの拡充をということで求めていきたいと思います。  障害者権利条約,差別解消法に基づくバリアフリー化,ユニバーサルデザインのまちづくり,これが今求められています。  まず,点字ブロック,エスコートゾーンの拡充について伺います。  視覚障がいの方との懇談で,「町を歩いて怖いときは?」の質問に,「歩道では駐輪してある自転車や植木にぶつかって本当に怖い,車道ではとまっている車に何度もぶつかってしまいました。打ち身や傷が絶えないです」と話されました。またある方は,「私は靴底の薄いものをはくようにしています。点字ブロックのない所では,横断歩道などを足の裏で感じ取るようにしています」と話されました。周りの方からの,「お手伝いしましょうか」などの声かけはとてもうれしいということでした。  視覚障害者の会の6団体の皆さんは,毎回市に要望を上げていますけれども,その中で特に切実なものとしては,「点字ブロックやエスコートゾーンの設置を」ということが出されております。特に誘導点字ブロックでは,せめて駅から公共施設までつなげてほしいという,これが毎年毎年出されておりました。  こうした要望を受けて,私は議会で,誘導点字ブロックの設置やJIS規格のものに改善してほしいこと,エスコートゾーンの設置を,と要望いたしました。この間,実現した誘導点字ブロック,JIS規格点字ブロック,またエスコートゾーンについて伺います。 634: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 635: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅周辺の点字ブロックについては,これまで視覚障害者団体から毎年強い要望があり,平成28年度には狛江駅北口ロータリーに設置されている点字ブロックの曲がりのきつい箇所や狛江駅北口ロータリーに面している施設への誘導のための誘導ブロックを5カ所設置,また同時期に,狛江駅構内から小田急マルシェ間を視覚障害者団体とも相談をしながら設置いたしました。  平成29年度には,予算を確保した上で狛江駅北口・南口の点字ブロックをJIS規格ブロックに改修及び狛江駅南北通路への誘導ブロックの設置を行ったところでございます。  東京都においても,平成29年3月に狛江市役所前交差点より狛江市民センター前交差点及び周辺バス停までの誘導ブロックの設置を行い,警視庁では平成30年2月に狛江市役所前交差点,狛江市民センター前交差点,狛江駅北口交差点にエスコートゾーンを設置したところでございます。 636: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 637: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江駅から市役所前までと,市役所から狛江通りのバス停まで,ここに誘導点字ブロックが実現できたということでありました。本当によかったです。あわせてエスコートゾーン,狛江駅から市役所に渡る横断歩道と,市役所からバス停までに設置ができたということであります。  設置されたとき,視覚障がいの方から,「もう足ですぐわかった,本当によかった,うれしい」というお電話がありました。  誘導点字ブロックでは,これまで要望されていた狛江駅からあいとぴあまでの設置,これがまだ実現していません。あいとぴあは障がい者の方にとって利用する機会が多いところで,誘導点字ブロックがなくては本当に危険です。視覚障害者の会の一番強い要望とのことです。早急に設置してほしいと思いますが,進捗状況はいかがですか。 638: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 639: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の箇所についても,視覚障害者団体からは毎年要望がある内容であり,市としても必要性を感じておりますので,これまで東京都に対して継続的に要望させていただいておりますが,引き続き実施に向けて要望をしてまいりたいと考えているところでございます。 640: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 641: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本当に切実ですので,ぜひ継続的にお願いしたいと思います。ただ要望があって上げる,要望があって上げるというのではなくて,やはり市もしっかりとした設置計画を持っていただきたいと思うんですけれども,その点についてはいかがでしょうか。 642: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 643: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現時点では計画はございませんが,引き続き狛江駅,和泉多摩川駅周辺を中心にJIS規格ブロックへの改善は進めてまいりたいと考えているところでございます。 644: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 645: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ政策を持って進めていただきたいということを要望しておきます。  次に,エスコートゾーンについて伺います。  まず,このエスコートゾーンの位置づけ,役割について伺います。 646: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 647: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) エスコートゾーンは視覚障害者用道路横断帯とも呼ばれ,横断歩道の中央部に設ける点状ブロックの突起により視覚障がい者が横断歩道から外れることなく道路を安全に,便利に横断できるよう配慮された設備でございます。  またエスコートゾーンの突起は,歩道などに設置されている誘導ブロックと区別ができ,今は車道の横断歩道上を歩いているということを意識できるものとなっているものでございます。 648: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 649: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本当に視覚障がいの方が安全歩行において,今歩いているところが車道なのか歩道なのか,これがわからないわけですよね。これがエスコートゾーンがあればわかるということでありました。  ある方は,「横断歩道にエスコートゾーンがないために,斜めに渡ってしまい縁石にぶつかったり,「そこは車道ですよ」と通行人から声をかけられ,はっとした」ということでした。「ブロックや壁などの手がかりがないと危ない思いをしている」と,まさに命にかかわる問題です。  エスコートゾーンは,市内で初めて3カ所設置されましたが,その安全と便利さにおける有効性は,駅のホームにおける点字ブロックに相当すると言われています。駅ホームに点字ブロックがないなどということは考えられないわけです。こう考えると,本当に圧倒的に足りないと思います。  ぜひ当面3カ所要望したいと思うのですが,OXからえきまえ広場の横断歩道,駅から市役所までのエコルマからエコルマ2までの横断歩道,そしてあいとぴあからバス停までの横断歩道,ぜひここに優先的に設置をということをお願いしたいと思います。あわせて今後の計画についても伺います。 650: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 651: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) エスコートゾーンは警視庁で設置するものでございますので,新規設置に向けては,警視庁内の予算の関係もあることは想像できるところですので,所轄である調布警察署に対し必要に応じた要望をしてまいりたいと考えているところでございます。  エスコートゾーンにおける道路の連続性を持たせることは,障がいのある方にとって大変心強いものであると十分認識しているところでございます。また,今後の計画づくりに関しては,道路だけではなく多方面からの視点で総合的な判断が必要となってくると思いますので,ニーズの把握や庁内調整等を図りながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 652: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 653: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) よろしくお願いいたします。  では,次に移ります。同行援護,移動支援の拡充ということで。  障害者差別解消法により,合理的配慮として同行援護,移動支援の充実がますます求められてまいります。しかし近年,ガイドヘルパーの高齢化や不足なども聞かれますが,ガイドヘルパーの養成はどのように行っているのでしょうか。 654: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 655: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市では,支援に従事するヘルパーを養成するために,同行援護に従事するための研修と移動支援に従事するための研修を3年ごとに交互に実施しております。  平成27年度から昨年度までの3年間は視覚障がい者(児)同行援護従業者養成研修を実施いたしました。昨年度は,一般課程及び応用課程において延べ24名が受講を修了し,うち3名が同行援護事業所に登録されたところでございます。今年度からは知的障がい者(児)移動支援従事者養成研修を実施する予定となっております。 656: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 657: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 24名中3名ということでこの研修を受けた方が多い割には事業所に登録された方が少ない,報酬などの関係もあるのではないかと思います。その問題については今後また要望していきたいと思います。  同行援護と移動支援の違いについて,位置づけとそのサービスについて伺います。 658: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 659: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 同行援護及び移動支援は,ともに移動を支援するサービスではございますが,同行援護は,全国共通の障害福祉サービスに位置づけられ,一定の基準を満たす重度の視覚障がい者を対象としており,移動の支援と代筆や代読も含む移動に必要な情報の提供や食事,排泄などの介助を一体的に提供するサービスとなっております。  一方,各自治体が内容を定める地域生活支援事業に位置づけられている移動支援は,同行援護の利用要件に該当しない障がい者等を対象とした社会参加や余暇活動などのための外出を支援するサービスになっております。 660: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 661: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 同行援護は視覚障がい者の方で,これは全国共通の障害福祉サービスに位置づけられているということでした。移動支援は,各自治体で内容なども定められる,地域支援事業に位置づけられるということであります。  そうしますと,この移動支援については,狛江市で豊かにしていこうということも可能ではないかということで,ここで伺いたいと思います。  まず初めに,上限時間数は何時間でしょうか。 662: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 663: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 移動支援の利用時間は月25時間を基本としております。ただし,小学生は月10時間,中学生は月15時間,高校生は月20時間,18歳以上の視覚障がい者の方は月40時間が基本となります。しかしながら,介護者の状況等必要に応じまして時間数を加算するなど柔軟に対応しているところでございます。 664: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 665: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 基本的には25時間ということでありましたけれども,ことし4月から,大田区や江東区では32時間に拡充したということでした。  狛江の事業所に通う30代のAさんは杉並区民ということで,今50時間の移動支援のサービスを受けて充実した日々を送っているということです。例えば6月の予定を見ますと,日曜日を入れて週2回ガイドヘルパーと外出。お台場や六本木ヒルズなどにも行けるということで楽しんでいるということです。また,作業に通っていらっしゃるんですけれども,作業が終わってからの外出とか,あるいは料理教室や音楽,マラソン,ひまわりカフェというところにも参加されているということなんです。
     狛江市では,先ほどガイドヘルパーのなり手がなかなかない,事業所に登録されていないということなどもありますけれども,やはりこうした関係でヘルパーに急に来てもらおうと思ったけれどもいなかったとか,あるいは25時間の上限があるということで,結局オーバーすることなく,親御さんがついていく,同行支援するということなども聞いております。本来でありますと,御両親がいても子供が自立していくためには,ガイドヘルパーの援助で外に出ること,そして障がい者の方が地域で自立した生活,社会参加,また余暇の活動,これらを充実させていくということが求められております。ぜひ,この移動支援の上限時間数を拡充していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 666: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 667: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 近隣市の状況を見ましても,上限時間の25時間は適切な時間数と考えております。引き続き,介護者の状況など必要に応じて時間数を加算するなど柔軟な決定により対応していきたいと考えております。 668: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 669: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ちょっと残念ですけれども……。  昨年12月から,こまえ工房の一角に相談支援センターみずきが入りました。この相談支援センターみずきでは,福祉サービスの利用プランを作成します。センターは福祉サービスを紹介したり,その人の状況に合わせた支援内容を当事者と家族と一緒に考え,その人に合ったサービスが受けられるようプランをつくっているということです。  相談支援センターみずきの支援によって,これまで移動支援があることを全く知らなかったという障がい者の方もいて,この相談で初めて外出できる移動支援を取り入れたという人もいたということでした。やはりこれからこういう移動支援というのは障がい者の方の社会参加や生活向上のために大変重要なサービスだと思います。ぜひ充実していただくということをお願いしておきます。  次に,高齢障がい者への「介護保険優先原則」を廃止してほしいということを質問したいと思います。  障害者総合支援法第7条のいわゆる介護保険優先原則を理由に,障がい者が65歳になった途端,それまで使っていた障害福祉のサービスから介護保険サービスへの移行が求められ,事業所を変えられたり,無料だった利用料が有料になったりなどの問題が起きています。  そもそも障害者支援制度と介護保険制度では,理念,サービス体系,サービスの支給決定基準などさまざまな点で異なっています。65歳になった障がい者は,介護保険制度への移行に伴って,1)利用料負担の発生,2)支給される支援量の低下,3)支援の質の低下,4)環境変化によって起きる問題や人権が侵害される,こうしたことが起きています。  2014年9月17日に「きょうされん」の調査が行われ,訪問支援の分野では21.5%の方が障害福祉の支給を打ち切られているという実態が明らかになりました。こうした問題に対して,まず市の認識を伺います。 670: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 671: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 社会保障制度の原則でございます保険優先の考えを踏まえ,障害福祉サービスに相当する介護保険サービスがある場合には,原則,介護保険サービスを優先して御利用いただくことになります。一方で,一律に介護保険サービスを優先することで障害福祉サービスを利用されていた方の生活に著しく支障を来してしまう場合などには,個別の状況などを勘案して判断すべきものと認識しております。 672: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 673: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市では,これまで対象となった65歳以上の障がい者数とその実態について伺いたいと思います。 674: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 675: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 65歳以上で障害者手帳をお持ちの方は,平成30年6月7日現在で1,483人となっております。そのうち,介護保険の要介護認定等を受けている方は741人でございます。要介護認定等を受けている全ての方について個別の状況を把握しているわけではありませんが,障害福祉サービスを利用されている方が65歳になり介護保険サービスとの調整が必要な場合などについては,御本人または事業者からの相談に個別に応じているところでございます。 676: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 677: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 厚労省は,自治体に2007年の厚労省通知を出しているということであります。その通知は,「障害者自立支援法に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について」ということであります。その通知の内容は,1)サービス利用の理由はさまざまであるため,介護保険サービスを一律に優先しないこと,2)介護保険に移行して支給量が減った場合は,その不足分を障害者福祉サービスから支給できること(上乗せ),3)介護保険制度にない障害福祉固有のサービスは継続支給できること(横出し),4)介護保険制度への移行に同意しない障がい者には継続的に勧奨を行うことを周知しているという通知でありました。障害福祉にしかできないサービスについては継続できるというものだと思いますけれども,市の認識を伺います。 678: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 679: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 障害福祉サービスの利用の状況はさまざまでございまして,障害福祉サービス固有のサービスを受けている場合や,障害福祉サービスにおいて必要と認める支給量が介護保険サービスのみで確保できない場合,また利用可能な事業所が身近にないことなどにより,障害福祉サービスに相当する介護保険サービスを利用することが困難な場合など,一律に介護保険を優先することで障がいのある方の生活に支障を来してしまう場合もございます。市といたしましては,通知の趣旨も踏まえまして,こうした状況を個別に勘案し,障がいのある方御本人の生活に支障がないよう柔軟に対応しているところでございます。 680: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 681: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市は個別の状況を勘案して判断するということ,また通知の趣旨も踏まえて,障がいのある方本人の生活に支障がないよう柔軟に対応するということで,そこはよかったと思います。ぜひ高齢障がいの方お一人お一人の生活実態からサービスの提供ができるよう配慮をお願いしたいと思います。  「65歳問題」が今全国的に起きている中で,厚労省は2015年に障害者の介護保険サービス利用等に関する実態調査を実施いたしました。介護保険制度に移行した場合,平均で7,189円の自己負担が発生することを明らかにいたしました。実態調査や社会保障審議会障害者部会等での審議を踏まえて,厚生労働省は障害者総合支援法を改定・成立させ,今年度4月から施行となりました。その一つは高齢障がい者に対する負担軽減策,もう一つは共生型サービスであります。  まず,この負担軽減策について伺います。対象はどのようになっているのでしょうか。 682: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 683: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 高齢障がい者に対する負担軽減策である,いわゆる新高額障害福祉サービス等給付費につきましては,高齢障がい者が介護保険サービスを利用する場合,障害福祉制度と介護保険制度の利用負担上限が異なるために新たな負担を生じるといった課題を解消するために創設された制度でございます。  この制度は,65歳に達する日前5年間,引き続き介護保険に相当する障害福祉サービスの支給決定を受けていること,65歳に達する日の前日において障害支援区分が区分2以上であること,65歳に達するまでの間に介護保険給付を受けていないことなどといった一定の要件を全て満たす場合に対象となるものでございます。 684: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 685: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この負担軽減策は,対象になれば1割負担ではなく無料になるということですけれども,ただ,その対象が大変厳しいですよね。65歳になる前5年間,障害福祉サービスを受けていないとだめ,つまり,例えば61歳から福祉サービスを受け始めたという人は対象外ということであります。また,既に65歳前から介護保険サービスを利用している,こういう人も対象にはならないということでありました。障害区分も区分2以上の人であるということであり,負担軽減策というのは,全ての人が対象になるわけではないということであります。  日本共産党の高橋千鶴子衆議院議員の国会答弁で厚生労働省は,65歳以上の人の約6万人のうち,対象となるのは約3万人と推計していると答弁いたしました。そして,国費ベースで約20億円強の負担が見積もられているということが明らかになりました。  これを狛江市で見てみますと,65歳以上の障がい者は,先ほど1,483人ということでしたから,その半数が負担しなければならなくなるということになります。この対象制限は,高齢者間の支援格差の拡大という新たな問題となります。  しかも,この負担軽減には自動的にはならないということを伺っております。申請方式ということです。負担軽減策が創設されたことを利用者にどのように周知しているのでしょうか。 686: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 687: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 利用者への周知につきましては,広報こまえでお知らせしているところでありますが,対象となり得る方々へ個別にお知らせすることも必要と考えております。  4月から開始された当該制度の対象となり得る方々につきましては,サービスの利用実績の把握が2カ月後となることから,今後個別の申請勧奨等を行ってまいりたいと考えております。 688: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 689: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この利用負担,もう既に65歳を過ぎた方とか,先ほど言いましたように,61歳ぐらいから障害福祉サービスを受け始めたとか,あるいは介護保険も既に受けている方には利用料がかかってきてしまうということですので,これは本当に大問題だと思います。これは国との関係ですけれども,このことについても今後声を挙げていきたいというふうに思っております。  2つ目の共生型サービスについて伺いたいと思います。障害者事業所が共生型サービスを実施する場合には,どのようになるのでしょうか。 690: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 691: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 共生型サービスは,1つの事業所で介護保険サービスと障害福祉サービスを一体的に提供する取り組みでございます。障害福祉サービスの指定を受けている事業所が共生型サービスを実施する場合には,通常より基準が緩和され,介護保険サービスの事業所指定が受けやすくなるものでございます。 692: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 693: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市内の事業所で,この共生型サービスを実施している所は幾つありますか。 694: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 695: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現在のところ,市内の障害福祉サービス事業所で共生型サービスの指定を受けている介護保険サービスを提供しているところはございません。 696: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 697: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この共生型サービスを実施している事業所はないということでありました。  仕組みとして1つの事業所で介護保険サービスと障害福祉サービスを一体的に行うということですけれども,この障害福祉サービスの指定を受けている事業所で,今障害事業所という,そこで共生型サービスを実施する場合には,通常より基準が緩和される。つまり,人員とか面積が緩和されてしまうということであります。しかも,介護保険サービスの事業所指定が受けやすくなるということですけれども,この基準を緩和して報酬を下げるということではないかと思うのです。この基準の緩和とか報酬の削減はどのようになるのでしょうか。 698: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 699: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 御質問者のおっしゃるとおり,共生型サービスを実施する場合,事業所の要件が緩和されることになり,要件を満たした事業所と比較した場合,報酬が低く設定されています。しかしながら,当該サービスの目的でもございますが,障害福祉サービスから介護保険サービスへの円滑な移行を促し,利用される方の負担を軽減できることから,重要なサービスの一つであると考えているところでございます。 700: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 701: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) そもそも介護保険に移行すること自体間違っているというふうに私たちも,また当事者の方たちも思っているので,スムーズに移行するということ自体も非常に問題があると思いますし,事業所そのものがやはり報酬が減らされるということ,ここはしっかりと市も見ていっていただきたいなというふうに思います。  介護保険制度が創設されたときから18年たちましたけれども,その18年前の当時よりますます少子高齢化で貧困層などが拡大しております。こうした中で,この制度では65歳問題は解消されません。そして,矛盾ももっと吹き出してくるのではないかというふうに思います。当面,負担軽減策の対象制限を廃止して全ての人が軽減できるように,そしてまた障害福祉事業所が高齢障がい者に共生型サービスを提供する場合,障害福祉サービスと同等の報酬を担保することなどが求められているのではないでしょうか。  この65歳問題の本質は,保険料や利用料を払えない人は必要なサービスさえ今後受けられなくなるということにあります。介護保険制度そのものにもそうだと思います。今後,自治体としても障がい高齢者の実態をもっとしっかりとつかんで,国へ反映させていっていただきたいということを要望いたします。  今回,障がい者施策について質問いたしました。障がいのある人もない人も,一人の市民として自立し,住みなれた地域でともに支え合いながら安心して暮らしていける市政にするために,今後も要望していきたいと思います。  1問目を終わります。 702: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 703: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 2問目です。セクハラのない誰もが尊厳と人権が守られる,ジェンダー平等の社会・市政へということで質問いたします。  高橋前市長のセクハラ問題を通して,セクハラとは何かを改めて問い直すとともに,市政の信頼を取り戻し,ハラスメントを根絶し,全ての職員,市民の人権が守られるよう,市政を挙げて人権意識の向上のための取り組みを進めていっていただきたいということで提案していきたいというふうに思います。  6月4日,高橋前市長がセクハラ行為で辞職しました。辞職は当然でありますが,余りにも遅過ぎました。勇気ある4名の女性職員が,「もう我慢できない」と実名で市長に抗議文を提出したことがきっかけとなりましたが,市長は,「セクハラと認識できるものはない」などと主張し,みずからのセクハラ行為について認めず,謝罪もしませんでした。被害者が実名で抗議せざるを得ないまで追い詰めたことは非常に残念で悔しい思いです。議員としても申しわけない思いです。  セクハラ行為は尊厳を傷つける人権侵害です。女性職員を苦しめ,市民の信頼を失墜させた高橋前市長の責任は重大です。また,辞職勧告決議や真相解明の100条調査委員会に反対し,市役所の職員を守るのではなく市長を擁護してきた自民,公明,三宅議員,山田議員,辻村議員の責任は大変重いものがあります。  この間,狛江に来ていただいたお茶の水女子大学の戒能民江名誉教授は,セクハラで一番大事なことは,力関係が背景にあること。相手との力関係で言えない,抵抗できないという構図の中で起きるのがセクハラです。「セクハラは暴力である」ということです。暴力というと,殴るける,あるいは性的な行為の強要だけというふうに捉えられがちですが,セクハラもDVと同じ構造であり,支配なのです。狛江市長が,自分が口をつけたコップで回し飲みさせた発言がありましたが,まさにその典型です。家父長制な慣習だと言いたかったようですが,そこには職員だけでなく市民に対しても支配者であるという意識があるということを強く感じました。その構造はDVでもセクハラでも性暴力でも同じですと,このように話されました。  このような深刻なセクハラ行為が前市長によって行われてきたことにしっかり向き合って,行政,議会は真相を明らかにし,再発防止の取り組みを進めていく責任があります。セクハラをなくす,起こさせない,人権尊重などについて,人権問題の専門家の方々から学んで力にしていく必要があると思います。  まず初めに,狛江市男女共同参画推進計画を生かして,という視点で伺いたいと思います。  狛江市には,狛江市男女共同参画推進計画が策定されています。基本理念として,「誰もが自分らしい生き方を選択できる男女共同参画社会をめざして」が掲げられ,市民一人一人の人権尊重を基盤としているということです。まず,この計画の目的・意義と市の認識について伺います。 704: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 705: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市では,平成27年度から平成31年度の5カ年計画として狛江市男女共同参画推進計画を策定しており,「誰もが自分らしい生き方を選択できる男女共同参画社会をめざして」を基本理念としております。これは,全ての市民一人一人の人権尊重を基盤とし,誰もが自らの意思と責任により,多様な生き方の中から自分らしい生き方を選択することができる社会を目指す理念でございます。この基本理念を達成するために6つの基本目標を設定し,効果的に計画を推進することを目指しております。 706: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 707: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 全ての市民一人一人の人権尊重を基盤とし,誰もが自らの意思と責任により,多様な生き方の中から自分らしい生き方を選択することができる社会を目指すという理念であるということであります。  きょうは,この計画の中でも「基本目標2 人権が尊重される社会の形成」に絞って伺いたいと思います。  進捗状況と課題対応策について伺います。 708: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 709: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 計画の中で設定している基本目標の中に,「人権が尊重される社会の形成」がございます。これは性別,国籍,年齢,病気や障がいなどによる差別,偏見のない社会の実現を目指すために,あらゆる人権の侵害に対して被害の防止と被害者への支援を進めるためのものでございます。  平成28年度の進捗状況といたしましては,男女共同参画に関する人権意識の啓発活動や,女性相談や人権相談の体制強化,生涯を通じた男女の健康支援など,一定の事業が継続して実施される結果となりました。  このように,一定の事業は安定して継続されておりますが,平成28年度推進状況報告書における総括では,周知・啓発に当たっては市実施事業のみの情報発信だけではなく,常に変わっていく社会の動きを見逃すことがないよう積極的な情報収集が求められるという点と,各事業の実施に当たっては必要とされている方へ的確に情報が伝わるよう,広報や情報提供の方法もさらに工夫する必要があるという点について報告がされております。こうした年度ごとの推進状況報告書における総括を念頭に置きながら,全庁的に計画の推進に取り組んでいきたいと考えております。 710: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 711: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この基本目標2の「人権が尊重される社会の形成」においての進捗は,ほとんどが現状維持ということでした。今社会情勢が大きく変化し,狛江市においてはトップである市長が人権侵害のセクハラ行為を行っていたということ,これをしっかりと踏まえて,やはりこの計画に立ち返るべきではないでしょうか。そして,さらに拡充していくべきだと思います。ぜひ,この人権意識の啓発はますます重要でありますので,そういった立場で位置づけを行っていただきたいというふうに思います。  その中での女性のための相談は気軽に相談できる窓口にしていかなければならないと思います。現在,この女性のための相談窓口はどのように行われているでしょうか。また,内容と実績について伺います。 712: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 713: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在,市民サービス向上の一環として,生き方,人間関係,暴力,セクシュアル・ハラスメント,心・身体の問題などの相談を伺うために,「女性のためのカウンセリング」を開設しております。毎月第2・第4水曜日の午前9時から正午まで,女性カウンセラーが相談室に在室しております。相談件数につきましては,平成29年度が23件,平成30年4月から5月までは2件となっております。相談内容によっては他の支援機関等を御案内しているところでございます。 714: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 715: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 一生懸命トイレにもミニカードを置いて,相談してくださいということでアピールしていると思うんですけれども,相談件数としては昨年23件あったけれども,今年度2カ月では2件ということでした。少し少な過ぎるのではないかと思います。これはなぜなのかということですけれども,私は,この予約の連絡先が「秘書広報室」になっている,このことも影響しているんではないかというふうに思うんですけれども,やはり秘書広報室というのは,市民の皆さんにとっては敷居が高いのではないかというふうに思います。  調布市では,国領の会館にあります男女共同参画推進センターが窓口になっています。ここには,市職員5名と非常勤コーディネーター3名の方が勤務。「女性の生きかた相談」の面接と電話の相談,そして「女性のための法律相談」「女性のヘルスケア相談」「女性のための仕事&生活サポート相談」を行っているということで,昨年は449件の相談があったということでした。そのうち6割が面接による「生きかた相談」で多かったということです。  そして今年度からは,「働く女性の人生相談」を始めました。ミニチラシは3,000枚を年2回つくって各施設に置いているということでした。それでもまだ知名度は低いので,もっとアピールしていきたいとおっしゃっておりました。窓口が「男女共同参画」という立場で,専門性も備えて仕事をしている部署なんだということが市民の皆さんからもわかると思うんですね。安心感があると思います。この調布市のように専門センターまではいかなくても,専門担当部署をつくるとか,あるいは担当係とかそういうところで対応が求められているのではないかと思うんですけれども,まず,電話相談というのは,とにかく勇気が要ります。信頼ができます,安心できますと,こういう発信が必要だと思いますけれども,専門部署を置いての対応,これについてはいかがでしょうか。 716: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 717: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市が行っている相談については,ほぼ半数の予約を秘書広報室にて行っており,利用のしやすさ,わかりやすさ等の点から受付窓口の一本化を図っているところでございます。また,秘書広報室にて一括して申し込みを受け付けることで,相談の内容によっては他の窓口を御案内することもできており,利用のしやすさ,わかりやすさ等の点からも,現状のやり方で特段問題はないと考えているところでございます。  また,電話による相談もできる東京ウィメンズプラザや東京都女性相談センターといった東京都の窓口を御案内するなど,いつでも気軽に相談できる体制を整えているものと認識しております。また,発信につきましては,この相談業務の市の担当部署をカードに記載するなど,丁寧な広報に努めてまいります。 718: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 719: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) なかなか担当部署をつくっていただけないということでございましたけれども,ぜひ再度こういう点では御検討していただきたいということを要望しておきます。  次に移ります。セクハラのない誰もが尊厳と人権が守られる社会・市政にするためにということで,前市長のセクハラ問題では,セクハラに関する認識と人権意識の欠如が明らかになりました。本来市長は,狛江市職員ハラスメント防止指針でも,「職員がその能力を十分に発揮できるような勤務状況を確保するため,ハラスメントの防止及び排除に努める」こと,問題が起きたなら必要な措置を迅速,適切に行うことが責務であるとされています。セクハラを起こさせない監督者の立場にありながら,みずからセクハラ行為を行っていたということの責任,本当に重大です。  まず,このセクハラに対して市の認識を伺いたいと思います。 720: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 721: ◯ 総務部長(上田 智弘君) セクシュアル・ハラスメントは,人権侵害であると同時に,職場環境の悪化はモチベーションの低下につながります。また,あってはならないことであったと認識しております。 722: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 723: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市の認識も,「人権侵害である」と,そして絶対に「あってはならないことであった」ということでよろしいですか,もう一回お願いいたします。 724: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 725: ◯ 総務部長(上田 智弘君) セクシュアル・ハラスメント,ハラスメントは人権侵害であると同時に,職場環境の悪化はモチベーションの低下につながります。また,あってはならないことであったと認識しております。 726: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 727: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 質問の内容と答えが違うんですけれども。セクハラは「人権侵害」,「絶対にあってはならないこと」と御答弁していただいたのでしょうか。
    728: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 729: ◯ 総務部長(上田 智弘君) セクシュアル・ハラスメントは,人権侵害であると同時に,職場の環境の悪化はモチベーションの低下につながります。また,あってはならないことであったと認識しております。 730: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 731: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) このことは先ほどから紹介している狛江市男女共同参画推進計画,ここにもしっかりと明記されております。「人権は,誰もが生まれながらにもっている,人間が人間らしく生きていくための権利であり,性別,国籍,年齢,病気や障がいなどによる差別,偏見のない社会の実現が求められます。  あらゆる暴力,ストーカー,セクシュアル・ハラスメント,売買春等は,人権の侵害であり,男女共同参画社会を形成する上で克服すべき重要な課題です。」と書かれており,さらに,人権意識の啓発として,「ドメスティック・バイオレンスやストーカー,セクシュアル・ハラスメントが人権侵害であるという認識が広く浸透するよう,また加害者をつくらないために,学校教育や社会教育において意識啓発に取り組みます。特に,事業所や市役所をはじめ,教育や社会福祉などの場における男女共同参画に関する研修や,セクシュアル・ハラスメント防止等の啓発に取り組みます。」と,こういうふうに書かれております。ぜひ認識していただきたいというふうに思います。  そして,認識するだけではなく,やはりセクハラは人権侵害であるということ,これを広く浸透させる啓発,これに取り組んでいただきたいと思います。  セクハラというのは人の尊厳を傷つけ,生涯消えないトラウマとなる重大な人権侵害です。多くの女性が泣き寝入りせざるを得ない現状を変えていく,どのような言いわけも通用しない人権侵害であるというこの認識を学んで,根絶に取り組むこと,これが求められていると思います。市はこうした立場に立って,この市政を変えていっていただきたい。もちろん私たちも変えます。セクハラ根絶のための施策はどのように考えていますか。 732: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 733: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 「ハラスメントを許さない」という強い決意を持って,ハラスメント対応の仕組みづくりを改めて検討しているところでございます。  具体的には,市職員以外のハラスメント相談員に相談できる体制の構築や,第三者を含めた苦情処理委員会のあり方などの検討を進めていきたいと考えております。 734: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 735: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 「セクシュアル・ハラスメント」ということで今回は質問させていただいておりますので,ぜひお願いしたいと思います。  仕組みづくり,これは本当に重要なことです。そして,この仕組みをつくる上でも十分時間をかけて,さまざまなこれまで前市長が行ったことをしっかりと見て,6年間どうだったのかということも含めて明らかにしながら,このハラスメント対応の仕組みをつくっていっていただきたいと思います。  そこで1つ,セクシュアル・ハラスメントにとって相談というのがあります。そもそもこの相談というのがしにくいんだという認識を持つということが私,学習した中で非常にわかったんですけれども,内閣府の調査によりますと,どこにも誰にも相談できなかったという人が約7割も占めている。やっと知人や友人に相談したというのが2割でした。  さきに紹介したお茶の水女子大学の戒能民江名誉教授は,セクハラの態様は,性的な行為や性的な関係の強要が依然として多いのですが,女性たちが最も悩んでいるのがグレーゾーンのセクハラです。「こんなことを言ったら職場の輪を乱すのでは……」「人間関係も悪くなる」など,被害を受けても言い出せず,多くの女性は事を荒立てないでおさめている。セクハラのわかりにくさの背景には,「思い過ごしではないか」「意識過剰」「被害者意識が強過ぎる」などと非難されることが多いのですが,とおっしゃっています。これは高橋前市長が「思い込みが強過ぎる人」と言ったのと本当に同じだと思いますが。そして,主観的概念であること,密室性があり,事実認定が難しいこと,同席者がいても証言しないことなどが挙げられます。被害を受けたときに「なぜノーと言わなかったの」「はっきり断ればいいのに」などとよく言われますが,女性がなぜ言いにくいのか理解が必要です。性暴力全般そうですが,そこには「言えないという関係性」があるのです。報復や仕返しの恐れ,職を失う恐れ,孤立してしまうという恐怖です。  田中議員が紹介していましたけれども,女性と人権全国ネットワークの佐藤かおりさん,この方もやむなく仕事をやめてから半年後に,加害者がいないから安心していたにもかかわらず,フラッシュバックで適応障害になってしまった。まさにセクハラはこうした尊厳そのものが傷つけられ,そして鬱やPTSD,不眠など心身への影響が大きく,働く権利も生活していく権利も侵害されてしまいます。セクハラと心の傷の深刻さをもっと市政は,そして社会は真剣に受けとめるべきだと思います。  そして先ほどの佐藤かおりさんは,被害を繰り返さないためには,教訓化すること,どうすればハラスメント,セクハラを防げたのか,どうすれば被害者を守れたか,それは被害者がどうすれば相談できたかなどを反映していくことが大事だと話されました。  ここ狛江市でこそ,セクハラのない狛江市をつくるということを掲げて,こうした被害に遭った方々,プライバシーとか人権はしっかり守りながらも被害に遭われた方々の生の声,これを教訓化していく,これが大事だと思います。あわせて市民,人権問題の専門家の意見なども十分聞いて検討を進めていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 736: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 737: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 特別職である市長が行為者であった場合の取り扱いがなかった中,今回のセクシュアル・ハラスメント問題が発生してしまいました。予算特別委員会でも御提案いただいておりますが,外部専門家など第三者の目を入れて運用していく仕組みづくりを改めて検討していきたいと考えているところでございます。 738: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 739: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほど共産党の市議が,特別職であっても対応ができたのではないかとるる質問いたしましたから,私はここではしませんけれども,それを口実にできなかったでは済まされない問題であるということを指摘しておきます。  そして,セクハラを絶対再発させない,起こさせない,そのためにはどうしたらよいかについて伺っていきます。  まず,研修ではないかと思いますけれども,職員向けの研修の拡充については,これも田中議員が質問いたしましたので,この間,職員も行っているとか,あるいは管理職向けの研修はコンプライアンス研修の中であわせて行っているということでございましたけれども,私は,やはり今までの継続のままやっているからよしとするのではなくて,この事件が起きたことを境目にして,改めて市として研修計画を持って,本当に真剣に部課長を初め,職員の皆さん全員にセクハラ研修を行っていただきたいというふうに思います。  財務省では,不十分だと思いますけれども,福田淳一前事務次官のセクハラ問題を受けて,5月9日に弁護士を講師に招いて幹部職員らを対象にしたセクハラ防止研修を開いて80名が参加して,また相談を担う女性も20名参加した。そして,何がハラスメントに当たるのか,問題が起きた際にどう対応するのかなどについて説明を受け,ハラスメント研修を継続的に行う考えということでありました。  また6月12日,政府はセクハラ研修を課長級以上に拡大,部長級以上に昇格予定の幹部候補には,内閣人事局が研修を受けたかどうか確認すると指示したということであります。こうしたことを政府が一応やり出したということでありますけれども,ぜひ狛江市でも部課長,そして全職員対象に改めてセクハラ問題,人権擁護,人権を守るという立場での研修を行っていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 740: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 741: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 人権研修といたしましては,東京都市町村職員研修所で実施している新任研修の一番最初に受講してもらっております。同じく研修所の研修では,パワー・ハラスメント,セクシュアル・ハラスメントを中心とするハラスメントを起こさない・起こさせない職場づくりを進めるため,管理職として必要な知識を学ぶ課長新任研修がございます。  また庁内研修では,ハラスメント(パワハラ・セクハラ)に対する問題意識を喚起し,未然に防止するための意識啓発を行うための主任以上の職員を対象としたハラスメント(パワハラ・セクハラ)防止を実施しております。管理職向けのコンプライアンス研修でもハラスメントの防止についての講義を行っております。  管理職向けの研修は東京都市町村職員研修所,庁内研修ともに昇任時のみの受講となっておりますので,研修所の研修については受講の要件があるので難しいところがございますが,庁内研修については,昇任者に限らず広く部長職を含め管理職へ周知するよう努めてまいりたいと考えております。 742: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 743: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほど私は,佐藤かおりさんのお話を受けて相談者,セクハラを受けた方,こうした方々がどうすれば相談ができたか,あるいはどうすれば被害者を守れたか,防げたか,これを教訓化するためには,この方々の声をしっかりと反映していくことが大事だということを伺って,それが必要ではないかということを要望したんですけれども。もちろんあくまでも被害に遭った方の人権,プライバシーは絶対守りながら,しかし,その方々の生の声をしっかりと聞いて教訓化していくことということを強調したと思うんですけれども,この点についてはお答えいただけなかったんですけれども,こういう点でいかがでしょうか。 744: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 745: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 被害者の方の人権はしっかり守り,研修は実施していきたいと考えております。被害者の方のお気持ちを察すると,その辺のことはきちんと考えて部長職を初め広く管理職にも研修をやっていきたいと,こういうふうに申し上げています。 746: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 747: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市内だけで考えるとか,市の職員の方の被害者の声を聞いてほしいということだけではなくて。私たちは生活者ネットの主催で佐藤かおりさんのお話を伺いました。本当に大変な思いをされてきた方,先ほども紹介しましたようにフラッシュバックに遭ったという方,こういう方たちは既にいろいろなところに出て講演活動もしてくださっていると思います。佐藤かおりさんに限らず本当に被害に遭ってつらい思いをしたけれども,でも,二度と起こさないためにと頑張っている方がいらっしゃいます。こうした方を講師に招いてやっていくという点ではどうでしょうか。 748: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 749: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 講師を選ぶということに関しては,本当にそういう実情に詳しい方とか,本当に被害に遭われて声を上げている方とか,そういう方を選ぶということは,もちろん我々も非常に勉強になりますし参考になるので検討したいと思います。  従来からもハラスメントに関する研修はやっていますので,そういった流れの中で講師の検討もさせていただきたいと思います。 750: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 751: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ頑張ってやっていただきたいというふうに思います。  では次に,学校でのジェンダーと人権の視点で性教育をということで伺います。  教育は子供一人一人の幸せ,成長と発達のためにあります。それだけに社会にとって大切な営みです。教育は子供の権利であり,家庭の経済力にかかわらず,全ての子供に豊かに保障される必要があります。  今,テレビのCMや成人向け雑誌,スマートフォン,SNSなどで性をめぐる膨大な情報に容易に触れることができ,性の商品化や女性に関する固定的イメージや蔑視を助長する情報があふれています。こうした中,子供たちにも大きな影響を与えていると思います。子供たちに正確な性の知識や,全ての人が大切にされお互いにリスペクトし合えるよう,学校教育の場でのジェンダーと人権の視点での性教育の重要性が高まっていると考えます。どのような取り組みを行っていますでしょうか。 752: ◯ 議 長(小川 克美議員) 時間の延長をお認め願います。教育部長。 753: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 性教育につきましては,保健の学習を初めさまざまな教科・領域で生理的側面,心理的側面,社会的側面から多面的な指導を行っております。特に社会的側面につきましては,人権問題と大きく関連しており,東京都教育委員会が作成しております人権教育プログラムを活用しながら,男女が互いを認めつつ個人として尊重されるよう,各学校において教育活動が推進されております。  教育委員会では現在,悉皆研修を初め人権教育推進委員会,各種年次研修会において人権課題でございます「女性」「ハラスメント」「性同一性障害」「性的指向」を含めたさまざまな人権問題について学び,考える場面を設けております。実態・状況に応じた具体的な課題を取り上げ,適切な人権教育が推進されるよう,今後も指導室から各学校に指導・助言を行ってまいりたいと考えております。 754: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 755: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今回のこの問題では,子供たちに与える影響も看過できません。市政を挙げて市役所も市民もセクハラのない,誰もが尊厳と人権が守られる社会・市政にすることが重要だと思います。これまでもさまざまな人権教育が教師,子供たちに行っているということがわかりましたが,改めて「学校でのジェンダーと人権の視点での性教育」,これを重視することを要望したいと考えます。  また,一部の政治家が,マスメディアも動員した性教育バッシングを行う中で,現場の柔軟な取り組みが萎縮させられています。こうした政治的介入を許さず,子供たちに科学と人権をベースに,心や身体の仕組みや発達,性の違いや多様性などを伝え,自己肯定感情を育む自主的な性教育を尊重する立場で行っていただきたいと考えますけれども,教育長のお考えを伺いたいと思います。 756: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。 757: ◯ 教育長(有馬 守一君) 学校教育の中での人権教育の推進というのは,人の痛みへの鋭敏な感覚を培うという極めて重要な内容でございます。セクハラも相手の心情や人格を無視して性的対象として扱ってしまうことによって,その痛みがいかなるものかということがわからないまま行動してしまう,そこから起こってくる側面がございます。  御指摘の性教育の問題も,外形的な性的な発達というのはもちろんあるわけなんですが,そこだけではなくて,心の発達,心の問題,特にその多様性のあり方についても認識を合わせて深めていかないと,御指摘のさまざまな課題というのはなかなか克服できないのかと考えております。 758: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 759: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひそういった立場で狛江市の子供たちにすばらしい性教育を行っていっていただきたいというふうに思います。  また,市政運営としてもセクハラのない,尊厳が守られること,これを進めていくために,先ほどは職員の皆さんの研修の問題を取り上げましたけれども,やはり市民を挙げて,市民の皆さんも一緒になってこれらを進めていくことが重要ではないかというふうに思います。  人権週間もありますし,こうした機会を捉えて,例えばこの間,音楽の街,ラ・フォル・ジュルネで行ったように,人権を尊重するということで,人権週間の1週間を通して,いろいろな団体があちこちで人権問題やセクハラを許さない,♯MeToo,♯WeToo,♯WithYouと,こうした学習会,それは講義を聞くのもあれば音楽演奏,演劇,スピーチなどいろいろなことを工夫しながら,またパネル展示やアンケート活動,中高生向けの講座も含めて,狛江市を挙げて展開していく,こういうことなど行ってはいかがでしょうか。  何度も申しますけれども,狛江市は信頼を失墜した市です。本当に信頼を取り戻すためにも,そして,さらに人権を向上させる,この運動を大きく市内外にアピールしていく,これが大事ではないかと思います。  狛江市にはすばらしい平和都市宣言があります。こうした平和都市宣言のように,今度は「人権尊重1番のまち宣言」とか,こうしたことができるような狛江市に変えていく,これをぜひ進めていっていただきたい,一緒にやろうということで提案をしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 760: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 761: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 人権は,誰にも認められている基本的な権利,日常生活の一番基本のルールであり,家庭,地域,職場,学校など,それぞれの場面に応じた判断基準の中で最優先される基本のルールであると認識しております。そのため,ハラスメントを初めその内容は貧困,LGBT,DVなどさまざまな状況や幅広い世代にかかわってくるものでございます。このことを踏まえ,今後も社会の状況を踏まえたテーマ選定を行いながら工夫し,また,男女共同参画のテーマを設定した際には,男女共同参画推進委員会と連携を行うなど,他機関からの協力なども含めて取り組みを進めることについても検討してまいりたいと考えております。 762: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 763: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ検討をしていっていただきたいし,私たちもまた提案していきたいというふうに思います。  最後に,狛江市政を変えていくという副市長のお考えや決意を伺いたいと思います。 764: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 765: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 招集日の開会前にも発言させていただいておりますけれども,業務を遂行するに当たりまして,市民の皆様の御意見には真摯に向き合い,誠実な姿勢で業務を粛々と進めていくことが信頼回復につながるものと考えております。  今後の市政を変えていくことにつきましては,新市長が判断され進めていくことと認識しているところではございます。  また,再発防止につきましては,これまでのやりとりの中で第三者を含めた再発防止体制の提言をいただいていることも含めまして,苦情処理委員会のあり方等を検討しているところでございます。 766: ◯ 議 長(小川 克美議員) 2番宮坂議員。 767: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今世界各地では,この♯MeToo運動が広がっています。そして先日,ILO(国際労働機関)では,職場でのセクハラを含むハラスメントをなくすための条約制定を目指す委員会報告を採択しました。暴力とハラスメントのない職場への権利を各国が承認し,あらゆる形態の暴力とハラスメントを禁止する法律の制定や予防策,被害者救済,意識啓発などに取り組むということを求めているものであります。  こうした世界の動きとも連帯しながら,セクハラのない,誰もが尊厳と人権が守られるジェンダー平等の市政を築いていくために,私たちも全力で頑張っていきたいということを申しまして全ての質問を終わります。 768: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 769: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 770: ◯ 議 長(小川 克美議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明16日から27日までの12日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 771: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって明16日から27日までの12日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は6月28日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 5時05分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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