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平成30年第2回定例会(第9号) 本文 開催日: 2018-06-14
平成30年第2回定例会(第9号) 名簿 開催日: 2018-06-14

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  1. 狛江市議会 2018-06-14
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克美議員) 選択 29 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 106 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 107 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 108 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 109 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 110 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 111 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 112 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 113 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 114 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 115 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 116 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 117 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 118 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 119 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 120 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 121 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 122 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 123 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 124 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 125 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 126 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 127 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 128 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 129 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 130 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 131 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 132 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 133 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 134 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 135 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 136 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 137 : ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 選択 138 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 139 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 140 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 141 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 142 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 143 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 144 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 145 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 146 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 147 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 148 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 149 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 150 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 151 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 152 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 153 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 154 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 197 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 198 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 199 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 200 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 201 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 202 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 203 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 204 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 205 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 206 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 207 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 208 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 209 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 210 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 211 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 212 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 213 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 214 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 215 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 216 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 217 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 218 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 219 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 220 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 221 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 222 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 223 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 224 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 225 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 226 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 227 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 228 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 229 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 230 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 231 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 232 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 233 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 234 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 235 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 236 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 237 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 238 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 239 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 240 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 241 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 242 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 243 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 244 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 245 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 246 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 247 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 248 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 249 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 250 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 251 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 252 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 253 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 254 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 255 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 256 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 257 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 258 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 259 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 260 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 261 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 262 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 263 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 264 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 265 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 266 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 267 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 268 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 269 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 270 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 271 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 272 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 274 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 275 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 276 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 278 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 279 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 280 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 282 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 283 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 284 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 285 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 286 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 287 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 288 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 289 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 290 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 291 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 292 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 293 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 294 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 295 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 296 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 297 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 298 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 299 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 300 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 301 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 302 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 303 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 304 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 305 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 306 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 307 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 308 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 309 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 310 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 311 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 312 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 313 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 314 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 315 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 316 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 317 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 318 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 319 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 320 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 321 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 322 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 323 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 324 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 325 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 326 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 327 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 328 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 329 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 330 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 331 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 332 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 333 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 334 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 335 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 336 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 337 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 338 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 339 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 340 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 341 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 342 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 343 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 344 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 345 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 346 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 347 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 348 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 349 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 350 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 351 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 352 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 353 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 354 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 355 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 356 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 357 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 358 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 359 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 360 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 361 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 362 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 363 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 364 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 365 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 366 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 367 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 368 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 369 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 370 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 371 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 372 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 373 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 374 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 375 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 376 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 377 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 378 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 379 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 380 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 381 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 382 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 383 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 384 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 385 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 386 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 387 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 388 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 389 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 390 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 391 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 392 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 393 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 394 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 395 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 396 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 397 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 398 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 399 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 400 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 401 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 402 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 403 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 404 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 405 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 406 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 407 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 408 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 409 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 410 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 411 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 412 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 413 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 414 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 415 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 416 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 491 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 492 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 493 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 494 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 495 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 496 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。5番山田たくじ議員。     〔5番 山田たくじ議員登壇〕 3: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) それでは議長のお許しを得ましたので,通告に従いまして大きく3問,質問をさせていただきたいと思います。  まず1問目,新たな公会計制度導入に伴う狛江市の財務書類についてお伺いをいたします。  狛江市のホームページに現在,非常に目立ちにくい形で新たな公会計制度によって出された財務書類が掲載をされております。これはなぜこのような形になっているのかということを,1問目でお伺いさせていただきたいと思います。  そして大きく2問目,市民の「民意」をどう捉えるかという質問でございます。  これは2013年の第1回定例会におきまして最後聞かせていただいたところでございますけれども,その後の時間経過を踏まえて現在どうなっているのか。またこれからの狛江市,さまざまな重要事項を決定していかなければいけない状況にある中,こういったものをさらに発展,ブラッシュアップさせていくということをやらなくて,果たして許されるのかという問題意識であります。  3問目といたしましては,「水と緑のまち狛江」,これがお題目に終わらないように現行の環境基本計画にうたわれている湧水の復活,1カ所,これを問うてまいります。環境基本計画についても次期計画の策定時期が迫っております。現在の検討状況,進捗状況をお伺いいたします。  再質問はそれぞれ自席にて行わせていただきます。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 5: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず1問目の財務書類の関係でございます。  平成28年度決算の統一的な基準による財務書類につきましては,一般会計と特別会計については年度内に作成し,一部事務組合も含めた連結財務書類は5月末に作成し,公表したところでございます。  市の財政情報につきましては,市のホームページ上では「市政情報」のカテゴリーに掲載しておりまして,その中で予算や決算の概要,財政のあらまし,中期財政計画などと並べて財務書類についても掲載しているところでございます。  また広報こまえの紙面におきましても,統一的な基準による財務書類を作成した旨をお知らせする予定でございます。  2問目の,市民の「民意」をどのように捉えるかという御質問についてでございますが,市では市民モニター制度を現在行っております。平成28年度より開始しました市民モニター制度は,狛江市政に対する市民の意見,要望等を聴取するとともに,モニターを通して情報を発信することで市政への関心の向上及び市民参加を推進し,より広い民意を市政に反映させることを目的として実施してまいりました。  平成28年6月1日から平成30年5月31日の2年間を任期とし,定数50人中50人の登録をいただき,途中2名の方が辞退されましたが,性別,年代,居住地等にばらつきのある構成となりました。
     主な取り組みといたしましては,パブリックコメントや公募市民委員募集などについて随時情報を発信したところでございます。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 7: ◯ 環境部長(清水 明君) いただいた3問目について,次期環境基本計画の改定時期が迫っている中で湧水の復活についての御質問をいただきましたけれども,湧水の復活につきましては,「水と緑のまち」を標榜する狛江市が豊かな水辺と水循環のまちを実現するため,環境基本計画の施策目標として市内の湧水の箇所数を平成31年度までに1カ所にすることを定めております。  湧水の復活には健全な水循環の回復,地下水の涵養が必要となりますので,同計画の施策目標の達成に向けた,より具体的な指標である進捗管理指標を定め,市内における雨水浸透ます等の設置や浸透舗装面積の拡大を進めているところでございます。  進捗管理指標として,例えば雨水浸透ますの設置基数の実績を申し上げますと,平成27年度は新設522基,累計7,164基,平成28年度は新設433基,累計7,597基と年々ふえているところでございます。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 9: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) それでは1問目の公会計制度につきまして再質問をさせていただきたいと思います。  今,企画財政部長にお答えいただきましたけれども,市の財政情報については市のホームページ上では「市政情報」のカテゴリーに財政情報というのが掲載されていて,さらにその中を見ていくと新しい財務書類に行き当たるということでございました。  ただ,新しい地方公会計の重要性ということを考えたときに,果たしてそういう掲載の仕方がいいのかどうかという問題は常に問うていかなければいけない問題ではないかというふうに思っています。私自身は,もっとニュース性の高いものだというふうに考えているところです。  御答弁によれば,平成29年度の分から決算公表時に発表する予定であるということでありましたけれども,それは今回の結果を市民が知った際にどのように反応されるかということを果たして的確に捉えているのかどうかということなのです。  多くの市民にとって会計制度というものは非常に専門的なものであって,取っつきにくいものであるというふうには思うわけですけれども,後ほど触れさせていただきます固定資産台帳,こういったものについて,例えば現在の市役所の建物が幾らの価値を持っているのかとか,市民センターが幾らの価値を持っているのかということは,過日ありました公共施設マネジメントにも直結してくる情報ですし,今行われている市民センターの改修をどうしていくかとか,そういった問題も無視できない要素だというふうに個人的には思っています。  そういう中で,ホームページでもこういう掲載の結果になったということであるのですけれども,再度お聞きしますが,もう少し目立つ形にすべきではないかと思うのですけれども,その辺いかがでしょうか。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 11: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民の皆様へわかりやすくお伝えする必要性は認識しておりますが,平成28年度決算の財務書類につきましては,例年の決算概要のお知らせ時期よりかなり遅くなったこともあり,また既に平成29年度の出納整理期間が終了し,決算の取りまとめに入っているところでございますので,平成29年度決算の財務書類の作成をした際にできるだけわかりやすい形で公表をさせていただきたいと考えております。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 13: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) ぜひそのようにしていただいて,ただでさえわかりにくい会計情報というものですけれども,できるだけわかりやすく市民の皆様に伝えていく努力をしていただきたいというふうに思います。  自治体によっては家計簿になぞらえて,そういった情報を市民の方々に伝えるということに非常に腐心しておられる自治体もありましたので,その辺はできるだけ工夫を凝らして掲示をしていっていただきたいというふうにお願いをいたします。  次に,そもそもの話ですけれども,国からは公共施設等総合管理計画と固定資産台帳整備というものは一連の取り組みとして認識され,固定資産台帳での資産状況の公表等について留意することということが要請されていたというふうに認識しておりますけれども,それは間違いありませんでしょうか。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 15: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設等総合管理計画の策定に当たって,総務省から指針が示されております。その中で固定資産台帳については公共施設等の総合管理に資する観点から毎年度適切に更新することが求められているほか,公共施設等総合管理計画に基づく具体的な取り組み等の検討においても活用することが望ましいとされているところでございます。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 17: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 指針が総務省から示されているということで,「毎年度適切に更新することが求められているほか,公共施設等総合管理計画に基づく具体的な取り組み等の検討においても活用することが望ましい」というふうなお答えでした。  それでは一般的に新地方公会計の導入から財務書類を作成するまでの導入・作成段階と,作成した財務書類をどう利活用していくかという2つの段階に大きく分けられるというふうに思うわけですけれども,今の当市における状況というのはこのどちらに当たるのかということをお答えください。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 19: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 統一的な基準による財務書類は平成28年度決算で初めて作成したところでございまして,平成29年度決算につきましてはスケジュールを見直し,前倒しして作成に着手する予定でございますが,まだ利活用できる段階にはございませんので,導入・作成段階であると認識しております。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 21: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) わかりました。導入・作成段階にあって,これから利活用の段階を迎えるということでありました。  ことし3月に公表されました東京市町村自治調査会の「多摩・島しょ地域における新地方公会計の利活用に関する調査研究報告書」によれば,作成した財務書類や固定資産台帳における情報の利活用の効果に対する期待の状況について,「大きな効果を期待している」と「効果をやや期待している」を合わせた割合が高かったのは,過日もございましたけれども,「施設別・事業別(セグメント別)の行政コスト計算書を作成」すること。これは誰が期待しているかというと自治体です。自治体が新地方公会計にどういう効果を期待しているかということですけれども,施設別・事業別の行政コスト計算書を作成するために活用するということが多かった。また,「公共施設等総合管理計画又は個別施設計画に反映」させること。この2つが8割近い割合で新しい地方公会計に期待するところであるという調査結果があります。  またそれに次いで,「各種の財政指標を設定・活用」「予算編成に活用」「財政状況を住民にわかりやすく説明する資料として活用」と続き,その他「将来の施設更新必要額を推計」するため,「施設の統廃合の検討に活用」「受益者負担の適正化の検討に活用」「行政評価に活用」「議会における説明資料として活用」などがおおむね6割以上の期待度を示しているということでありましたけれども,狛江市においても期待する分野,活用の分野というのはこのような,同じような状況なのかを伺うと同時に,一方で公民連携の分野,「PPPやPFIの事業分析・提案募集に活用」。要は民間が公共施設を使って,それの運用を任されてやっていくときに,それが妥当な判断なのかどうかという民間の会社側に判断させる材料として新地方公会計の財務情報を使っていく。さらには「地方債IRに活用」していくというようなことについては,他の先ほど申し上げたような分野と比較して自治体の期待度というのは3割以下にとどまっているというような調査結果が出ています。  これについても先ほどと同じく伺うわけですけれども,狛江市においても同じような状況なのか。いや,うちの市は違うということなのか,その辺についてお伺いをいたします。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 23: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 財務書類などの情報の利活用につきましては今後の検討課題ではございますが,狛江市におきましても東京市町村自治調査会の調査結果と同じような考え方でございます。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 25: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 大体同じような傾向であるというお答えをいただきました。  それでは次に,同様であるとすれば,「施設別・事業別(セグメント別)の行政コスト計算書を作成」「公共施設等総合管理計画又は個別施設計画に反映」させるということが期待度として一番大きい分野だということになるわけですけれども,これに向けて今後クリアすべき課題というのはどのようなものが考えられるのでしょうか。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 27: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「公共施設等総合管理計画又は個別施設計画に反映」させるという点につきましては,狛江市は自治体の規模としては小さく,公共施設等の数も多いわけではございませんので,個別施設計画を策定するに当たりましては,各施設等の建築年度や改修履歴と実際の老朽化等の状況を考慮した上で検討することができます。  しかしながら公共施設等総合管理計画におきまして将来的な人口減少に向けた施設の統廃合や集約化などを検討するに当たりましては,各施設の維持・管理に係るフルコストを把握した上で利用状況と比較するなども必要となっておりますので,そのためには施設別行政コスト計算書を作成することが必要だと考えております。  また,「施設別・事業別(セグメント別)の行政コスト計算書を作成」するに当たっての課題といたしましては,先日の石川議員の御質問でも答弁させていただきましたが,実務面とシステム運用面におきまして現状のシステムを活用した作成手順では,支出伝票のデータや歳入データを事業ごとや施設ごとにコードを割り当て,それぞれをひもづけることが必要となりますが,この作業と確認に大変時間を要するものと考えております。また,職員の人件費など複数の事業にまたがる共通費用を事業ごとにどのように配分するかも整理する必要があると考えております。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 29: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) かなり専門的な話になってきているので,お聞きになっている方はわかりにくいところがあると思うのですけれども,「施設別・事業別(セグメント別)の行政コスト計算書を作成」するに当たっての課題というのは,先日の石川議員の御質問でも答弁されていたように,「実務面とシステム運用面におきまして現状のシステムを活用した作成手順では,支出伝票のデータや歳入データを事業ごとや施設ごとにコードを割り当て,それぞれをひもづけることが必要となりますが,この作業と確認に大変時間を要する」というお答えでありました。  ただ,これはやらないと本来目的を達成できないということであれば,時間がかかってもやるべきであるというふうに考えます。  「また,職員の人件費など複数の事業にまたがる共通費用を事業ごとにどのように配分するか」ということ。これは,ある決めをして,人件費が各事業ごとにどれだけかかっているのかということは先進自治体の町田市,八王子市,福生市とか,ああいう所はそういうことをやっていますので,それをやっていかないことにはフルコストの総費用というのが出てこずに,これまでの予算・決算の審査のレベルにとどまってしまうということだと思いますので,それは我々議員だけでなく,市民の皆さんが的確な判断を将来に向けてできるような情報として整えていただくということを強く求めていきたいというふうに思います。  期待するところは東京市町村自治調査会の調査結果と大体同じようなところだというところは先ほど御答弁いただいたのですけれども,それでは市として新公会計制度の導入に当たっての考え方,特に活用の目標といったところを狛江市としてどう考えているのか,再度お伺いをいたします。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 31: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市の財政分析や事業の評価などに当たっては,財務書類や固定資産台帳から得られる情報も客観的な根拠として検討材料の一つとなるものと考えております。  現時点では活用の目標というものはございませんが,他団体の事例も参考に検討してまいりたいと考えております。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 33: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 現在では活用の目標というのは特にないということだったのですけれども,先ほど幾つか挙げた中での何か1つ,2つを活用の目標にするということではなくて,先ほど列挙していた分野というのは,あまねく使っていかなければいけないものだというふうに個人的には考えています。  他自治体の事例も参考にということだったのですけれども,そこのところは狛江市独自の道があっても私はいいと思っているので,ぜひともこういうふうに活用すれば,こういう見方が,こういう光の当て方をすればこの会計はこういうふうに財務情報は見られるということを市民の皆さんにわかりやすく説明をしていただきたいなというふうに思います。  続きまして,平成28年度決算より新しい公会計が適用されたわけですけれども,もう1度確認的に伺いますが,これまで行われてきた役所の会計のやり方とどこがどう違うのかということをもう1度整理して御答弁をいただきたいと思います。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 35: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方公共団体における予算・決算に係る会計制度は,予算の適正・確実な執行を図るという観点から単式簿記・現金主義会計を採用しており,この会計制度についてはこれまでと変わるものではございません。  新地方公会計の整備として作成することが求められた統一的な基準による財務書類は,財政の透明性を高め,説明責任をより適切に図る観点から,現金主義会計を補完するものとして資産や負債などのストック情報や現金支出の伴わないコスト情報を明らかにするため,複式簿記・発生主義に基づき作成するものでございます。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 37: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 単式簿記・現金主義会計による会計を補完し,財政の透明性を高め,説明責任をより適切に図るということ,それから資産や負債などのストック情報や現金支出の伴わないコスト情報を明らかにしていくということでありました。  では今回の見直しというのは何がきっかけだったか,その経緯について再度お伺いをいたします。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 39: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方公共団体における財務書類の作成の取り組みは平成12年から総務省により推進され,ほとんどの団体で財務書類は作成されておりましたが,公共施設等のマネジメントに資する固定資産台帳の整備が十分でないことや事業別・施設別の分析ができていないという課題があったことから,固定資産台帳の整備と複式簿記の導入を前提とした財務書類の作成に関する統一的な基準が示されたものでございます。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 41: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 今は平成30年ですから,平成12年というと今から18年前に総務省からそういった取り組みを行うことを求められ始めていたということでありました。ただ,公共施設等のマネジメントに資する固定資産台帳の整備が不十分であること,事業別・施設別の分析ができていなかったという課題があったことから,今回の固定資産台帳の整備,複式簿記の導入という統一的な基準が示されたということでありました。  では今回の見直しで,国の統一的基準による新公会計制度は完成したというふうにみなしてよいのでしょうか。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 43: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点では今後の動きについては示されておりませんが,ここのところで多くの団体が統一的な基準による財務書類を作成したところでございますので,当面はこの形で進められるものと考えております。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 45: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 当面はこれでいくのではないかということでございました。  それでは複式簿記・発生主義による仕訳ということなのですけれども,これは日々そういうことが365日行われていくということなのか,あるいは年度末に一括してそういった処理を行うのかという,大きく二通りあると思うのですけれども,当市で行われている仕訳の仕方というのは365日日々仕訳をしていくというやり方なのか,年度末一括の仕訳を行うのか,これのどちらなのでしょうか。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 47: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市におきましては年度末一括という形で,期末一括仕訳でございますけれども,他市が行いました平成28年度決算の取り組み状況の調査結果では,多摩26市中,日々仕訳を行っているのが7市,期末一括仕訳は19市でございました。  日々仕訳を行うためには,これに対応するための会計システムを導入する必要がございますので,当面は期末一括仕訳で行う予定でございます。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 49: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 狛江市の場合は期末一括仕訳であると。さらに日々仕訳に移行するためには,これに対応するための会計システムが必要だという御答弁でありました。  ではその辺がわかりにくいところがあるので再度お伺いいたしますけれども,狛江市では公会計システムのソフトウエアは地方公共団体情報システム機構──J-LISというところだと思いますけれども,ここが提供する標準的なソフトウエアを利用しているのかということを1つお伺いいたします。  それから狛江市ではシステムの運用形態は主担当課で独立したシステムで運用しているのか。それとも全庁的なネットワークとして利用しているのか。その点についてもお伺いをいたします。  J-LISという団体についても教えていただきたいのと,そこが用意する標準的なソフトウエアについて御説明をいただきたいと思います。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 51: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方公共団体情報システム機構──J-LISでございますけれども,こちらは平成26年に地方共同法人として設立され,マイナンバーカードの発行等や関連システムの運営,住民基本台帳ネットワークシステムの運営,公的個人認証サービス,総合行政ネットワーク(LGWAN)の構築など,地方公共団体の情報化推進を支援するための事業を行っている法人でございます。  この法人が財務書類の作成のために総務省が示す基準に準拠した標準ソフトウエアを無償で提供しておりまして,このソフトウエアに財務会計システムのデータを取り込むことにより複式簿記による仕訳を行い,財務書類が作成されるというものでございます。  狛江市におきましても財務書類を作成するに当たりましては,この標準ソフトウエアを使用しておりますが,これは全庁的なネットワークにはつながっていない独立したシステムとなっております。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 53: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) J-LIS(地方公共団体情報システム機構)という団体の概要を御説明いただきまして,そこが無償で提供するソフトウエアを現在は使っておられるということだったわけです。そこにまた新たに日々仕訳が行えるソフトというものを別に持ってこないといけないという理解でいいと思うのですけれども,それで間違いないでしょうか。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 55: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) その考えでよろしいかと思います。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 57: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) それでわかりにくいのが,多摩の自治体でも多くの所は期末一括仕訳にしていると。日々仕訳にしている所は7市しかなかったわけですけれども,期末一括仕訳と日々仕訳を比較して,期末一括仕訳にはどのようなデメリットがあるのか。裏を返せば,日々仕訳していることによるメリットは何なのか。また日々仕訳のほうがよりすぐれているということになったとすれば,それに移行するためにクリアすべき課題というのはどういうことなのかということです。ソフトウエアの導入ということはあるわけですけれども,そのコスト負担の問題だけなのかどうか,その辺をお伺いいたします。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 59: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 期末一括仕訳につきましては事業別等での分析や応用に十分に対応していないことから,必ずしも複式簿記を導入する意義を達成していないという課題があるとされているところでございます。  複式簿記の導入の意義を踏まえますと,日々仕訳を行うことが望ましいとされておりますが,取引の都度仕訳を行う必要があることから職員の事務負担が生じることや,日々の現金支出等と合わせた仕訳処理を可能とするためのシステムの導入が前提となることから経費負担などの課題がございます。日々仕訳に移行するためには,これらの課題をクリアする必要があると考えているところでございます。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 61: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 期末一括仕訳には事業別等での分析や応用に十分に対応していないということだったわけですけれども,ここも市民の皆さんに,よりわかりやすく御説明をしていかなければいけないところだというふうに思うわけです。日々仕訳をやったら何ができるようになるか,期末一括仕訳ではできないところが日々仕訳にするとどういうふうにできるようになるのかということがはっきりわからないと,これはそれにどれだけのコストをかけていくべきなのか,そういう判断ができないわけです。そこのところをぜひともわかりやすくしていただきたいというふうに思うわけです。  日々仕訳をすることは職員の事務負担が生じるとかということが御答弁にはありましたけれども,実際7市ではそれはやっているわけでありまして,そういったところの研究・調査結果というのも,まずわかりやすく説明していただくということをぜひお願いしたいというふうに思います。  とにかく市民がいろいろなことを判断していくためには,今までは内部,庁内だけに保有されていた情報というのをどれだけオープンにしていくか,判断材料として一緒に提示できていくかということがこれからの時代は必須だというふうに私は考えておりますので,そこは繰り返しになってしまいますけれども,ぜひともわかりやすい情報提供ということを判断に先立ってお願いをできればというふうに思います。  次は確認的になってしまうところもあるのですけれども,今までの自治体会計では何が問題とされていたのかということをもう1度整理をしていきたいと思うわけですけれども,新しい公会計に移る前の会計方式,これについては何が課題とされていたのか,もう1度お伺いをいたします。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 63: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方公共団体の予算・決算制度は現金主義会計でございますので,ストック情報や減価償却費などの現金支出の伴わないコスト情報が見えにくいという点が課題でございました。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 65: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 今役所の中の組織──組織というかスタッフ,公会計制度導入に当たって,どういったスタッフがそこに関係してお仕事をされているのか。またこれまでの自治体会計事務と同様に,今後新しい地方公会計制度というのが,全職員が対処可能な全庁的な事務として行われていくようにするためには知識習得ということが避けて通れないわけですけれども,そこの全職員のスキルアップについてどのような絵を描いておられるのかお伺いをいたします。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 67: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 財務書類を作成する体制といたしましては,固定資産台帳については整備課で取りまとめを行い,財政課で単式簿記から複式簿記への組みかえや仕訳などを行い,財務書類としてまとめているところでございます。  日々仕訳を導入する場合には,それに対応できるシステムの導入が前提とはなりますが,財政課以外の職員にも一定の知識を持っていただく必要がございます。しかしながら現状では,決算がまとまった後に財政課で仕訳を行う期末一括仕訳で作成しておりますので,全職員に対する研修等は考えていないところでございます。
    68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 69: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) これからそういったクリアすべき課題が多々あるのかという印象を今持っております。  それでは固定資産台帳について改めてお伺いをいたします。  固定資産情報を管理する固定資産台帳は,何ゆえその活用が望まれるのか再度お聞きをいたします。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 71: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 全国的に公共施設等の老朽化対策が大きな課題となっているとともに社会保障費の増加などもあり,厳しい財政状況の中で今後の人口減少等による公共施設等の需要も変化していくことが予想されております。そのため長期的な視点を持って公共施設等の更新,統廃合,長寿命化などを計画的に行うに当たって固定資産台帳を整備し,公共施設等のマネジメントなどに活用することが求められているところでございます。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 73: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) わかりました。  それでは次に,似たような名前なのですけれども,固定資産台帳ではなくて公有財産台帳というものがあると思いますけれども,これは固定資産台帳とはどういう違いがあるのでしょうか。当市の場合,それらは別管理しているのでしょうか。別管理している場合はなぜ別管理をしなければならないのか,両者に連動性はあるのか,その辺についてお伺いいたします。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 75: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 公有財産台帳は地方自治法及び各自治体が策定しております公有財産規則に基づき整備し,固定資産台帳は新公会計制度にのっとり整備をして個々に管理をしているところでございます。  公有財産台帳と固定資産台帳の相違点ですが,対象資産の範囲については,公有財産台帳においては土地や建物などの管理が中心であり,例えば道路や河川など台帳に整備されていない財産も存在いたします。  一方,固定資産台帳は全ての資産を管理する必要があり,公有財産台帳に含まれない資産も固定資産台帳に登録しております。  保持する情報の範囲については,固定資産台帳における主眼は減価償却費を含む金額の情報ですが,公有財産台帳においては主に数量面を中心とした財産の運用管理,現状把握を目的として整備しており,金額情報の把握を前提としていない点がございます。  一方,固定資産台帳は公有財産台帳で必要な情報,例えば土地の登記日などは含まれておりません。そのため固定資産台帳を公有財産台帳として利用するには幾つかの項目を追加設定する必要が生じるところでございます。  両者の連動性についてでございますが,各台帳の共通項目のデータにつきましては連動しているところでございます。しかしながら,システム上の連動性につきましては固定資産台帳を作成しているシステムは国が提供しているものを使用しており,公有財産台帳を作成しているシステムは市独自のものを使用しているため,連動はしていないところでございます。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 77: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) ここもいろいろちょっとずつ違うというところがあって,連動していくところにどれだけのメリットがあるのかないのかということも示せないと,そもそも論としての話が,無駄な作業をやってしまうのではないかという話も出かねないので,これからぜひ整理をしていっていただきたいと思うわけですけれども。  次に,資産の評価基準及び評価方法について取得価格を基礎として計上しているというふうに考えますけれども,比較的古い時期に,数十年前にさかのぼっていくと取得価格自体がはっきりしないという固定資産が多いというふうに聞くところなのです。取得価格が不明の場合の評価方法についてお伺いをすると同時に,取得価格が不明な資産はどのくらいの割合で狛江市に存在しているのかお伺いをしたいと思います。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 79: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 資産の評価基準及び評価方法ですが,固定資産台帳の整備の開始時期において昭和60年以降に取得した資産は取得価格を評価基準とし,昭和59年以前に取得した資産については取得価格が判明していても再調達原価で評価しております。また昭和60年以降に取得し,取得価格が不明の場合も再調達原価で評価をしております。  再調達原価の算出方法についてですが,土地の場合は地積(面積)に固定資産税概要調書における地目別の平均単価を乗じて再調達原価としております。また,建物の場合は延べ床面積に建物再調達価格基準単価表を参照した構造・用途別単価を乗じて再調達原価を算出し,その値に減価償却累計額を差し引いた金額を開始時の簿価としております。  取得価格が不明な資産の割合ですが,固定資産台帳は平成28年度決算より公表するとし,平成26年決算分より準備を行い,2回の更新を行っております。また,評価は資産を管理している担当部署ごとに行っており,先ほど説明しました昭和59年以前に取得した資産につきましては取得価格が判明している場合でも再調達原価をもとに資産の評価を算出しておりますので,取得価格が不明な資産の割合について調査を行うには時間を要することになり,大変申しわけございませんが,現在把握できていない状況でございます。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 81: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 昭和59年以前のデータというのは取得価格というのがはっきりしているか,はっきりしていないかというのがあって,はっきりしない場合には再調達原価ということで計算をするという御説明,御答弁だったというふうに思います。  例えば市役所が1982年に建てられたものが,当時約25億円で建てられたというものがこれまでの間に17億円減価償却してきていて,28年度末の価額が8億5,900万円ぐらいになっているという固定資産台帳のデータなのですけれども,こういったことがここに示されていればこういうものなのだろうというふうに思うわけですけれども,本当にそうなのかどうかということは精査してみないとわからないのではないかということは,見させていただいて個人的には思ったところなのです。  一つ一つこういうものが並んでいるわけですけれども,こういうものは市民の皆さんにもぜひ一つ一つ見ていただかなければいけないのだろうと。市民センターにしても,ここに出てきていますと,1978年に狛江市役所の敷地内に建てられていて,当時取得価格が5億7,000万円で,現在までに4億3,000万円減価償却してきていて1億4,800万円の価額であるということなのです。  こういう話というのは改修をどうしていくかというときにも絡んでくる話だと思いますので,市民の皆さんにわかりやすく御説明をしていかなければいけないだろうということなわけです。  そうしたら,当市の台帳には耐用年数というのが施設ごとに入っていないような形なのですけれども,これはなぜそうなっているのか御答弁をいただきたいと思います。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 83: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今回の固定資産台帳の公表につきましては,総務省が作成しております「固定資産台帳の公表のあり方について」などを参考にして公表しております。ホームページ上で公表する際はデータ容量の都合や見やすさ,使いやすさなどを考慮し,未利用資産の有効活用の観点から最低限,一定項目については公表するようにと示され,それに準じて公表しているところでございます。  耐用年数につきましては,その項目に含まれていなかったためホームページ上では公表しておりませんが,固定資産台帳の全ての項目が記載された冊子等を窓口等に備えておくなど,希望者が固定資産台帳の情報を閲覧できるように工夫することが必要と示されておりますので,その体制を整えてまいりたいと考えているところでございます。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 85: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) わかりました。平成29年度の財務書類を新しく整えて示していただくに当たりましては,できるだけわかりやすい御説明の仕方に工夫を凝らしていただくということをぜひともお願いしまして,また示す場合にも,より目につきやすい場所に示していただくということについてもあわせてこれはお願いしていきたいということで,この質問について終わらせていただきたいというふうに思います。  それでは次に大きな2問目,市民の「民意」をどう捉えるのかについて再質問をさせていただきたいというふうに思います。  先ほど市民モニター制度の2年を振り返ってということで御答弁を頂戴しましたけれども,次にパブリックコメントや公募市民委員募集などについて随時情報を配信してきたということでありましたけれども,具体的に幾つかの事例を御教示いただきたいというふうに思います。これは市民モニター制度の活用の仕方についてでありますけれども,パブリックコメントの際や公募市民委員募集などについてモニターの方々に随時情報を配信してきたとのことでありますけれども,具体的にどういうことに活用されてきたかということを御答弁いただきたい。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 87: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 例えば,(仮称)狛江市空家等対策計画策定・(仮称)空家等の適切な管理及び利活用に関する条例制定などの市民説明会及びパブリックコメントについて,「広報こまえ」アンケート実施について,狛江市農業振興計画策定委員会市民委員募集について,参加と協働市民フォーラム開催についてなどが挙げられるところでございます。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 89: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) わかりました。そういうパブリックコメントや市民委員募集時に活用をされてきたと,情報を配信されてきたということでありました。  それではモニターを務めていらっしゃる方々の反応というのは,案件によって差が見られたのでしょうか。傾向というものがあったのであれば教えてください。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 91: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民モニターの反応は,案件による差というものは特に感じられなかったところでございます。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 93: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 特になかったということでありました。  それでは市民モニター制度の当市での役割(位置づけ)・評価についてお伺いいたします。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 95: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2年間の任期の間に40件程度の情報配信を行うとともに,5件のアンケート調査を実施するなど,さまざまな機会に御意見をいただくことができ,新たな市民の意見・要望等の聴取の手法として一定の成果は出たと感じているところでございます。  しかしながら,任期が終わりに近づくにつれ,パブリックコメント等への意見数やアンケートの回答率が低下してきたため,このことを課題と捉えて市民参加と市民協働に関する審議会で対応策を検討いただきました。  その結果,アンケート調査結果の活用をより有効なものとするために,平成30年度からは定数を50人から100人に変更し,よりアンケートとしての有効性を上げるとともに,アンケート結果をフィードバックすることでモニターのモチベーション維持を図ること,行政情報をそのまま流すだけでなく,わかりやすい表現を用いたり,時期の近いものをまとめて発信するなど幅広く問題意識を持っていただけるよう工夫することで,より多くの市民モニターの方に御協力いただけるよう取り組んでいく予定でございます。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 97: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 工夫を凝らして,より実効性が上がるようにしていきたいということでありましたが,市の考えている一定の成果というものは具体的にはどういうことなのでしょうか。回答率がどうであったのか,任期が終わりに近づくにつれてどの程度へと低下してしまったのか,御答弁ではわかりにくかったので具体的に御教示ください。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 99: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) パブリックコメントへの意見提出や委員募集に対する応募,アンケートやキャッチフレーズ等への回答など,それぞれの情報提供に対して市民モニターから反応があったということは,市民モニター制度が新たな市民参加・市民協働のツールとして機能したものと考えているところでございます。  また,アンケートに対する回答率は2年の任期の中で最初に行ったアンケートは58%でございましたが,最後に行ったアンケートの回答率は23%と低下しております。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 101: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 回答率も半分以下に下がってしまっているということでありました。  2年間のモニターをお願いする前に,いきなり始めるのではなく,研修的なことも必要なのではないかと。例えばですけれども,モニターの方たちの潜在力を引き出すようなカタリストあるいはファシリテーター的な人を介在させて行うというようなことについてはどのようにお考えでしょうか。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 103: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民モニターを初めてお願いする際,情報提供する内容がどういったものかについて理解しやすくするため,ボランティアであるモニターに過度の負担をかけないような形をとりながら,御質問のようなファシリテーター等を活用することは有効であると考えられます。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 105: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) そういったこともぜひ御検討いただきたいと思うわけです。  次に,他自治体ではモニター同士の交流会などを行っている所もあると聞きます。モニターをモニターとしてのみ捉えるような考え方ではなくて,市民の中でも狛江市のことを積極的に考えてくれる方々だというような捉え方をし直して,次の機会に選ばれる100人なら100人の方を狛江市のコアサポーターのような形として捉えるということはいかがなものなのでしょうか,お伺いします。 106: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 107: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成29年度の市民フォーラムの開催について市民モニターの方へ案内を行ったところ,残念ながら反応はございませんでしたが,まずは気軽な参加を促せるよう,市が実施する市民参加・市民協働の推進に関する事業や市民活動支援センターにて開催している事業等へ御参加いただけるよう今後も働きかけをしてまいりたいと考えております。 108: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 109: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) ぜひ不断の見直しというか,改善を重ねていっていただきたいというふうに思います。  次に,市民モニター制度というものが,私は2013年の第1回定例会でこういう制度があるということを紹介させていただいて,その後実現までに3年ぐらいかかりまして,その後2年たってここへ来ているというような状況なのですけれども,この制度は狛江市として市民の意見を吸い上げるための最終ゴールなのかということなのですけれども,その辺についてはいかがでしょうか。 110: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 111: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民モニター制度は市民参加の促進を目的として開始した制度でございますが,数ある手法のうちの一つと認識しております。そのほか現在はパブリックコメントや市民説明会,審議会における市民委員やワークショップなどを行っており,また平成26年度からは無作為抽出による公募市民委員の募集も行うなど,新たな市民委員の掘り起こしも行うことができております。  そのため,こうした既存の手法の活用等について見直しを図りながら市民参加の推進に取り組むとともに,これら以外の手法や今後新たな手法が出た場合には,その内容を研究しながらしっかりと民意を捉えることができるよう努めてまいりたいと考えております。 112: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 113: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) たしか2013年のときに質問させていただいた際にも同じような御答弁を頂戴したような,デジャビュを今持っているのですけれども,たしかその当時御答弁いただいた部長もここにいらっしゃると思うのですけれども,大分意識に差があるような気が正直しました。  5年前に議会で提案させていただいたときには,今回と同じ大きなテーマ,「市民の「民意」について」というくくりで,モニター制度というものは初期の段階のものとして紹介をさせていただいた。どういう意味かというと,市民の皆さんの民意をすくい上げるというときの初期段階のツールだろうということで紹介させていただいたというふうに記憶しておるのです。ゴールは全然そこではなくて,原子力発電所事故後に国も行ったような討論型世論調査とか,市が情報を公開していくことで市民の側がそれをもとに自発的に,自主的に判断を下していけるようなオープンガバメントの制度,さらには当時はまだどこの自治体も行っていなかったフューチャーセンターというものを紹介したという記憶がございます。  それらから見ると,市民モニター制度は本当に初期の段階のものであるということで,そこはもうちょっと歩みを速めなければいけないのではないか。ほかの自治体はどんどん先へ進んでいっているのではないかという危機感を自分は覚えています。  そこは言いっ放しにさせていただいて,他の自治体というのは今どういう状況にあるかという御認識でいらっしゃるかということについて御答弁をいただきたいというふうに思います。 114: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 115: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 全国の市民協働や市民参加の取り組みは時代とともに変化を続けており,例えば情報公開やパブリックコメントの実施はもはや当然のこととして業務に取り組まれ,審議会の市民委員も珍しくなくなっております。さらに,行政からの一方的な広報や伝達だけではなく,住民と双方向で考え方を伝え合う機会と手法もふえており,首長や幹部職員と住民が公開で語り合う場である広聴が全国自治体で行われているところでございます。  そして,最近頻繁に行われるようになってきた手法がワークショップです。例えば渋谷区では大規模な渋谷駅周辺の整備に当たり,渋谷に住む人,働く人,学ぶ人,遊ぶ人,渋谷を愛し応援する人々を全て渋谷区民と捉えた上で,それらの人々が主役となるまちづくりを目指し,渋谷らしい暮らし方,遊び方,働き方を考えるシンポジウムやワークショップ,フォーラムなどを開催しているところでございます。 116: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 117: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 御答弁のとおりです。積極的でない情報公開,パブリックコメント,審議会の市民委員,どれも全く新規性はございません。ワークショップももはや新規性はないというふうに認識しています。狛江市は先進自治体グループには入っていないという認識であります。  渋谷区の例を出していただきましたけれども,長谷部区長のもとで非常に先進的な取り組みを行っていらっしゃるということで,私も家業のほうの関係で渋谷の会社と関係があるのですけれども,そこへ行ったときに,今の区長は非常に先進的な取り組みをしているのだよ,山田さん知っていますかということを言われました。そういうことがなぜ渋谷にはできて狛江にはできないのかということなのですけれども,いかがでしょうか。 118: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 119: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市ではこれまで審議会,市民説明会,パブリックコメントといった基本的な市民参加の手法を中心に,市民モニター制度など新たな手法も加えながら進めてきたものと認識しております。今後こうした既存の手法の活用等について見直しを図りながら市民参加の推進に取り組むとともに,これら以外の手法や,また新たな手法が出た場合については,それらが効果的に民意を捉えることができるか研究するとともに,市民参加と市民協働に関する審議会からも御意見等をいただきながら考えてまいりたいと思います。 120: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 121: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) ぜひそうしていただきたいというふうに思います。しかもスピードを上げて。  2011年12月26日に可決・成立し,翌2012年4月に施行された狛江市多摩川河川敷の環境を保全する条例,いわゆる多摩川のバーベキュー禁止条例でありますけれども,皆さん御存じのとおり今日まで多摩川の環境保全に一定の役割を果たしてきているということについては異論はないところです。しかしながら,この条例制定に先立ち,狛江市でも狛江青年会議所が行政と当時先進的な市民討議会を共催したことを,きょうもう1度振り返っておくことが有意義だというふうに考えて,紹介をしたいと思います。  当時,この市民討議会は狛江市,狛江青年会議所,同会議所OB,公募による市民,東京工業大学の原科研究室の大学院生により行われるという,その体制をとっても非常に先進的な取り組みでした。  そして,このテーマなのですけれども,多摩川河川敷の問題解決と──ここで終わらないのです──その有効活用という議題でやったのです。4日間にわたり48名の公募市民にお申し込みいただき,うち47名に1日以上の参加を得て行われました。  私もまだ議員になる数年前でしたが,青年会議所OBとしてこの市民討議会のお手伝いをさせていただいたので,当時のことは比較的よく覚えております。  今日ここで皆さんにぜひお伝えしておきたいことは,バーベキュー禁止が絶対的多数の,ほかに選択肢がなかったような結論では当時なかったということなのです。何が言いたいかというと,実にさまざまな討論が討議会の場で行われていたということであります。3日目に実施された第4回の討議の結果を見ると,バーベキュー禁止を条例化し,市による占用と並行し利用方法・その後の運営方法について検討する,が4割弱を占める結果となりました。その際,行政のお仕着せの条例ではなく,市民が積極的に制定に関与していこうという姿勢がうかがわれました,と。  また,バーベキューを禁止するという方向性は基本的には同じでも,市民農園化等により多摩川の持つ価値を保ちつつ,今までになかったやり方で親水空間を創造していこうという意見も合わせると,「条例で禁止する」と同じくらいの票が集まりました。ということで,具体的に得票数の一覧というのが出ているのですけれども,これを見ると,「条例化でバーベキューを禁止していこう」というのは34.02%しかないのです。バーベキューは禁止するのだけれども,「市民農園」「レジャー施設化」「自然公園化」「トイレ等の整備」「多摩川の価値を再評価する」等々,「施設化して有効活用していこう」というほうが,さっきの「バーベキューを禁止しよう」という34.02%に対して46.39%あったわけです。  こういったことがある中で,当時議論されたことが,それが今この施策にきちっと反映されているのかどうかということなのです。  この結果を当時の行政,議会がどう解釈したのか私はあずかり知りません,正確なところはわかりませんけれども,条例を制定し,その後行政,議会が何も行ってきていないとしたら,それは不作為なのだろうというふうに思うわけです。  今紹介した討議会の最終報告に照らせば,市民の求めていたところとそごがあるわけですから,再度市民討議会を行い,検証作業を行って今後の方向性を決めると。約束事を決めた上で一定の利用を認める方向で,周辺住民と議論して決めていくというプロセスを踏むことが必要な段階に来たのではないかということを条例制定,2012年ですか,から考えるわけです。2012年4月施行です。  ちなみにこの市民討議会は,現在全国の自治体の中でも継続的・先進的に市民討議会を行っている神奈川県茅ヶ崎市という所がありますけれども,茅ヶ崎市で平成27年にまとめられた報告書の中でも,他の自治体の事例で一番先に紹介されているのが狛江市の事例です。  そして,市民センターの改修等の問題についても,本当はこのような市民討議会が必要だというふうに私は考えています。  ここで神奈川県の大和市。先日図書館等の複合施設,シリウスですか,そこの御紹介がありましたけれども,ここの大和市長,大木さんという方が基本計画の見直しに当たって市民討議会をされたときの挨拶文の中にこういう一節があるのですけれども,これまで,市政について意見を述べる方々は,一部の限られた市民でした。そこで,率直な意見,生の声を少しでも多く伺いたいと考え,市民討議会を行う運びとなりました。  今回の参加者選定の方法は,いわゆるサイレント・マジョリティー(物言わぬ多数派)と言われる方々の声を多く聴取するという,1つの大きな目的を果たすための有効な手段であります。  無作為に抽出した約3,000人の市民に御案内を送付し,その中から参加をしようと手を挙げてくださった方々に本日,お集まりいただきました。つまり,皆様がサイレント・マジョリティーであるとも言えます。地域や日常生活で改善点を思いついていても,通常はそれを発信する機会や場所がないと感じている方が多いのではないでしょうか。
     今回は,市政の基本となる計画の見直しであり,家で言えば土台づくりの作業と言えます。市としては,皆様方の意見を大切にし,生かしていきたいと考えています。  本市において初めての試みとなる市民討議会は,市民参加の新たなスタイルであり,今後の市政推進の原動力になると考えております。また,参加いただいた皆様にとっても市政について主体的に考えていただくよい機会になると,大いに期待しております,ということです。  狛江市は,この大和市の市民討議会より先に市民討議会をやっているわけです。そういったレガシーが全然生かされていないのではないかというふうに思うわけです。  市民モニター制度は偏りのない民意を探る手段として有効ではありますけれども,それは市民討議会に比べれば物足りないものであるということを私たち自身が認識しておかなければいけないのではないでしょうか。  多摩川河川敷の問題解決と有効活用について話し合った当時も,全日程4日間のうち情報提供に2日間を当てました。その後討議をしたわけです。それぐらい情報提供ということがいかに重要であるかということです。それだけ,物事の問題の所在を明らかにし,事態を理解し判断を下せる状態になれるまでにインプットが必要だということなのです。やすきに流れてはいけないというふうに思います。  今後決定される市の長期計画,基本構想,基本計画を定める際にも同じことが言えます。市民の大半を巻き込む大きな問題であるときほど,この熟議による市民討議会が代議制民主主義への政治的な不満と直接民主主義の限界との間に発生する溝を,狛江市のような規模の自治体であればなおさら見事に埋めてくれる可能性があるということを,再度この場で訴えておきたいというふうに思います。  市民モニターは必要なのです。必要なのですけれども,それをやっていれば十分と考えてしまうのか。そうではなくて市民がフェース・ツー・フェースで向き合っていろいろなことを話し合う場というものを大切に思えるかどうかということだと思うのです。  やっている。普通の仕事でも,ただやっているということと,それがこのまちをどれだけ変えていくとか,この仕事を変えていくかということとは全く別次元の話なのです。だからただやっているから,私たちはやっているのだからいいやということで済ませないで,本当に狛江市が変われるように,いい方向へ変われるようにするには誰のどういう意見を聞けばいいのかということを市民の方々に向き合っていくと,そういう姿勢だけだというふうに思います。  オープンガバメントの話もお伺いをしたいとは思うのですけれども,これは議会でも情報提供をして,それをビッグデータというかオープンデータ化して,いろいろなことを,その地域で経済を回していくことにもつながるようなオープンガバメント化,また市民の意見を吸い上げる手段としてのオープンガバメント化ということも2013年の第1回定例会のときにはお話をさせていただいていまして,それより2年ぐらい前でしたか,2011年ぐらいだったと思うのですけれども,福井県鯖江市の話をさせていただきました。福井県鯖江市,私の母方の祖母の出身地でもあるのですけれども,かの自治体は,女子高生もそうですけれども,さまざまなレベルの市民から意見を吸い上げることを積極的に行って,かなり先を行くようになっているということだというふうに私は個人的に思っていまして,そういった狛江よりも人口も少ないまち鯖江市でそういうことができて,狛江市になぜできないのかというところだというふうに思うのですけれども,そういったことも含めて今後歩みを速めていただきたいということをお願いして,この2問目の質問を終わらせていただきたいというふうに思います。  では3問目,湧水のお話ですけれども,再質問させていただきたいと思います。先ほど雨水浸透ますの設置状況等をお答えいただきましたけれども,平成31年度の湧水の復活箇所数1カ所という目標に対して,それがどういう関係を持つのか。設置実績ということが,どれだけ設置すれば湧水の復活につながるのかということがわかりにくいので,そこについて御答弁を頂戴したいと思います。 122: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 123: ◯ 環境部長(清水 明君) 御質問いただいた施策目標につきましては,雨水浸透ますの設置などのさまざまな取り組みを進めた中で水循環の回復が行われ,その結果として湧水が復活するような環境を目指すことが狙いでございまして,31年度に向けて進捗管理指標に従った取り組みを進めてまいります。  なお,国の定める湧水保全・復活ガイドラインに示されているとおり地下水の涵養対策はその効果がすぐには発現しないことから,長期的な視野に立って対策を継続的に実施していくことが重要であると考えております。 124: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 125: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) これまで健全な水循環の回復,地下水の涵養が必要とされてきていまして,これは一般的な話として捉えるか,狛江市の地域でどう涵養を図っていくべきかという話は切り分ける必要があるのかもしれません。先週初めのニュースでも東京都が地下水,伏流水を原水とする工業用水道の廃止を決めるというようなことがあって,一般論としては状況が変わってきているところもあるのかというふうに受けとめていたのです。湧水をくみ上げてそのまま下水に流してしまうということではなくて,再度地下浸透させるということをしていけば,地下水に与えるダメージも最小限に抑えられるのではないかと思うのですけれども,今の計画は地下水をくみ上げ,そのまま下水に放水することを前提にしているものではないのでしょうか,その辺についてお伺いをします。 126: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 127: ◯ 環境部長(清水 明君) 湧水の復活が形になっていないことから,その様態について回答することは難しいと考えておりますが,もし湧水が復活した場合には先進自治体などを参考にし,湧水を下水道に流すのではなく,そのまま地下水に還元するなどの自然的な水循環が行われるような工夫を行うことは有用であると考えております。 128: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 129: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) では続いてお伺いしますが,湧水の復活が難航しているというふうに考える場合,何が原因なのでしょうか。全庁的にはどういった取り組みを行っていらっしゃるのか御答弁をいただきたいと思います。 130: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 131: ◯ 環境部長(清水 明君) かつて市内にございました湧水がなくなった理由としまして,都市開発による雨水の浸透量の低下や地下水の揚水量の変化等が原因となっていると考えられ,これらの改善には長期的な時間を要する取り組みが必要になってくるものと考えております。  また庁内における取り組みとしましては,下水道課による雨水浸透施設の設置助成や整備課による道路への浸透舗装,環境政策課による地下水揚水の適正化への指導などを関係各課で行ってきているところでございます。これら関係各課の年度ごとの取り組みを環境部が取りまとめ,「狛江のかんきょう」及び狛江市環境保全実施計画によって評価・見直しを行い,確実な進捗管理を行っているところでございます。 132: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 133: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 最後にお伺いしたいのですけれども,かつて狛江市にあった自然に発生する湧水ということは,今の時代,一朝一夕に復活させるということはできないということはよくわかります。それは長い時間をかけて取り組むということも必要なのはわかるのですけれども,雨水浸透ますの設置目標みたいなものも,これだけ設置したらこうなるのだよという何らかのそういうものがないと何かいけないのではないかというのは個人的な感想ですけれども述べさせていただきたいと思います。  一方で「水と緑のまち」を掲げる狛江市として,市民の方々は水を身近に感じる生活を期待していると思います。昨今,熱中症対策などヒートアイランド対策の緩和とか憩いの場としての機能が期待されているところがあると思うのですけれども,身近な水辺について市民の期待しているところをどのように考えているか御答弁願えればと思います。 134: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 135: ◯ 環境部長(清水 明君) 市民の期待しているところとしましては,生活の中で豊かな水環境を感じ,安らぎの場として利用できることであると考えております。 136: ◯ 議 長(小川 克美議員) 5番山田議員。 137: ◯ 5 番(山田 たくじ議員) 湧水の復活,できるところでぜひ次期環境基本計画に盛り込んでいただければというふうに思いますので,よろしくお願いして終わります。 138: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前10時20分 休憩     午前10時40分 開議 139: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番谷田部一之議員。     〔20番 谷田部一之議員登壇〕 140: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 議長より許可をいただきましたので,1問質問いたします。  開かれた狛江市イメージアップ作戦でございます。  フロア配置変更,機構改革(長時間勤務問題を抜本的に解決する人事体制づくり),AI導入についてを質問いたします。  現在,市役所2階に配置している部署は市民生活部と福祉保健部となっております。市民の利便性を考慮した場合に福祉保健部,福祉の窓口が2階に位置していることは望ましい。同じく窓口業務が広範囲にわたる市民生活部市民課も2階が望ましいと思います。  しかしながら,課税課や納税課は同じ2階でも,市民受付場所が1階の一番奥に位置しています。  一方,同じく窓口業務が主体となっていることが多い児童青少年部は3階の奥に位置しています。  児童青少年部が3階の奥に位置しているために,エレベーターに乗って行きますと,子育て世代,子育てママに児童青少年課はどこですかとか,子育てのところの部署はどこですかと聞かれることが日常非常に多いです。  質問といたしましては,納税課,課税課が今パーティションで仕切られている理由,そして他市は子育て分野の部署が庁舎1階に位置している,玄関に位置しているのを見かけることが私も結構多いのですけれども,そういう他市の事例についてどうなっているか答弁をお願いいたします。  再質問は自席にて行います。 141: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 142: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 課税課及び納税課のパーティションにつきましては,税という個人の収入や金銭面等の個人情報にかかわる部署であることから,来庁者のプライバシーに配慮して設置をしているところでございます。  子育て分野の部署につきましては,市民が利用しやすい最低層階に配置している市役所が数多くございますが,多摩26市におきましても清瀬市や稲城市など庁舎の規模が狛江市と同様に小・中規模である自治体においては面積の関係上,中層階に配置している事例も見受けられるところでございます。 143: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 144: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは再質問をさせていただきます。  今の企画財政部長の御答弁で,狛江市においては他市の小・中規模である自治体では,面積の関係上,中層階に配置している事例も見受けられると。特に清瀬とか稲城とかは狛江と同じぐらいの規模で中層階に位置しているということなのですけれども,要するに最低層階,いわゆる玄関口に子育て分野の部署を配置している市役所が数多いというのは事実でございます。  市民の利用実態を考えると,市民生活部の納税課,課税課,これを3階に移動していただき,児童青少年部を玄関口の2階へ等価交換というか,入れかえるということが市民の利便性,要望に沿う形,そういう形に何とかしてくださいという意見も私のところにも結構多いので,できればそういうことも可能なのかどうかという市の見解をお伺いいたします。 145: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 146: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり窓口部署につきましては可能な限り市民が利用しやすい低層階に配置することが望ましいところではございますが,狛江市役所におきましては各階の面積が限られていることから,市民ニーズや職場規模を勘案した上で現在の配置に至っているところでございます。  また児童青少年部にいらっしゃる方はベビーカーや小さいお子さんを連れていらっしゃることが多いと思われますが,防災センターからエレベーターを利用して直接行き来できるようにするなど,来庁者の負担を極力軽減できるよう努めているところでございます。 147: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 148: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 非常に難しいという御意見でございますが,児童青少年部については防災センターからエレベーターを利用して直接行ったほうが近いというような御答弁がございましたが,それだったら防災センター入り口に,子育てはこちらのほうが近いですよとか,児童青少年課入り口ですとかと掲示してあったほうが,周知徹底したほうがいいと思います。玄関まで子育て世代の人が階段を上り,エレベーターで行っても3階ですけれども,どうしても玄関の集中が1階のほうに行ってしまうので非常に大変だという御意見をいただいております。防災センターから入ってくるほうが近道でしたら,そういうことも,道順とかは掲示することが必要だと思っておりますので,ぜひよろしくお願いをいたします。  それでは質問に移らせていただきます。  現在の狛江市では,部署ごとの,あるいは課ごとの就労時間の偏りが顕在化してきております。職員の平準化をするためには人員配置・課の再編成などを考えていかなければならないと思いますが,いかがでしょうか。 149: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 150: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 次回の組織改正に当たりましては御質問の視点も考慮してまいりたいと考えております。 151: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 152: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 次回の組織編成にあっては質問の視点も考慮していきたい。次回組織編成するときには考慮してもらうということでよろしいですか,企画財政部長。 153: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 154: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 考慮してまいります。 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 156: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 現在時間外勤務が慢性的に多い部署の対応の一つとしてアウトソーシングの推進等,狛江市として大胆な機構改革も含めた人材投入が必要と考えています。  一方,システムの効率化やAIの導入による業務の効率化については余地があると思いますが,いかがでしょうか。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 158: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) アウトソーシングにより人材を別の部署に充てることができるというメリットについては認識しているところでございますので,市民ニーズや費用対効果,他市の動向等を調査・把握した上で検討する必要があると考えております。  また,システムの効率化やAIの導入による業務の効率化については,他市の事例等を含め情報収集を図ってまいりたいと考えております。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 160: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは狛江市として今後,AI(人工知能)を導入することで業務効率化をどのように計画の中に位置づけていくのか。AIは人の仕事を奪うものという認識はもはや過去のものになっております。今や人の仕事の時間を生み出すものとして生まれ変わっております。他の議員も次期基本計画の質問をしておりましたが,その流れの中で狛江市は業務効率化の視点でAIをどう研究し,位置づけていくのか御見解をお伺いいたします。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 162: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 近年のAIの劇的な進化につきましては市民生活や企業活動に大きな変化をもたらしつつあるとともに,その進化のスピードは加速度的に増していることから,市といたしましても今後の検討課題の一つとして認識しているところでございます。  次期基本計画におきましてはAIの現代社会における役割や位置づけといった背景を認識しながら策定する必要があると考えているところでございます。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 164: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは質問いたします。  自治体としてのAI活用で成果を上げたさいたま市の事例に関してお伺いいたします。  最適な保育所入所選考を実現するAIを用いたマッチング技術を活用し,約8,000人の割り当てをわずか数秒で実現できたと聞いております。市の見解をお伺いします。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 166: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) さいたま市では,認可保育施設への入所希望者について自治体ごとに決めている優先順位やきょうだいの同一保育所入所希望などの多様な条件をもとに,申請者の希望ができる限りかなう最適な割り当てを行っているとのことでございます。この割り当て作業につきましては,条件の多さや複雑さから約30人の職員が非常に多くの日数をかけて行っているとのことです。  御質問にあったAIを用いたマッチング技術につきましては,株式会社富士通研究所・国立大学法人九州大学・富士通株式会社によって開発されたもので,人手によって数日かけて行っている複雑な保育所入所選考において最適な入所割り当てをわずか数秒で自動的に算出することができる技術であると伺っております。  実際に平成29年度にこの技術をさいたま市において実証実験として活用したところ,割り振りの結果は職員の手作業とほぼ同じ精度であったと伺っているところでございます。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 168: ◯ 20番(谷田部 一之議員) AIの技術,非常にすばらしいことでございます。  それでは同様の事業で,将来的に狛江市でAIを活用するという可能性についてお伺いいたします。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 170: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) AIの活用につきましては,狛江市としても今後の検討課題の一つとして認識しているところでございますので,先ほどのさいたま市での実証実験など他自治体の先進事例の情報収集を行うとともに,導入した場合における費用対効果等を総合的に検討する必要があると考えているところでございます。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 172: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 費用対効果等を総合的に検討する必要がありますが,ぜひよろしくお願いいたします。AIは非常にすぐれた技術でございます。  それでは,条例の検証についてでございます。  市制50周年を間近に控えた狛江市として,過去に制定された条例に関して時代に即した検証が行われているのかをお伺いいたします。  まずは,現在施行されている条例は何本あるのかお伺いいたします。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 174: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在施行されている条例の数といたしましては187件でございます。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 176: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 条例の数は今187件ということでございます。  条例の制定についてお伺いいたします。  市民要望に合わせた形で条例をつくっていくとすると,その手続,流れに関して,特に1つの例なのですけれども,河川敷でのバーベキュー禁止条例のケースを例にお聞きいたします。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。
    178: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市多摩川河川敷の環境を保全する条例につきましては,バーベキュー利用状況調査の実施,市民協働事業提案制度による市民討議会の開催,庁内の検討委員会による議論を経て条例の制定に至ったものでございます。基本的にはこういった手続を経て制定される流れになると考えております。 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 180: ◯ 20番(谷田部 一之議員) そういう流れということで,まず一例といたしまして多摩川河川敷のバーベキューの問題です。先ほど山田議員も質問しておりましたが,これは2009年ですか,狛江青年会議所が行政との共催で多摩川河川敷で当時問題となってきたバーベキュー問題にどう向き合っていくかということで市民討議会を立ち上げ,そして話し合いをしたわけでございます。私も山田議員と同じで青年会議所のOBでございますので,この問題を取り上げていきたいと思っております。  当時さまざまな議論をしていたと思っております。そういうアイデアを当時の行政が尊重しなかったというか,そういうものが非常に大きかったと私も思います。先ほど山田議員がおっしゃったとおり,問題だけ解決して有効活用は一切していないということでございます。  今和泉多摩川の地域の静けさは取り戻しましたが,商店街の衰退・活性化というものはあります。やはり有効活用しなければいけません。例えばバーベキューの問題につきましては,ゴールデンウイーク中とか夏休みの土・日だけ開場できるとか,時間を限定して一定のルールを決めてバーベキューを復活してほしいという声も多々あります。そういうことによって地域の発展,まちの発展にもつながると思います。  そういう意味では,条例の見直しというのは必要ではないかと私は考えています。  それでは法律改正後に条例も改正しなくてはいけないといった,条例の性質にもよるが,本日の質問では,バーベキューも含んで,狛江市独自で制定された条例の見直し,もしそうなった場合の流れをお伺いいたします。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 182: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例改正の流れでございますが,条例は市民に対して義務を課したり権利を制限することを規定できますので,条例改正にはこれを必要とするだけの社会的な事実が求められます。  市民へのアンケートや窓口での御意見などを勘案し,必要に応じて検討委員会やパブリックコメントといった市民参加を通して社会的な事実を把握し,条例を改正していくといった手続が必要になると考えております。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 184: ◯ 20番(谷田部 一之議員) よくわかりました。  それでは次の質問に移らせていただきます。  挨拶運動,職員の夏季服装についてでございます。  私はできる限り地元の出身小学校に出向いて,8年か9年前,その辺から挨拶運動をやっております。最初はためらった児童もかなりいましたが,二学期,三学期になると,大きな声で「おはようございます」と言ってくれるので,私にとってもその日が1日元気になるわけでございます。  挨拶とは他者のためにするものではなく自分のためにするものであり,いわば今の自分と未来の自分の人生を輝かしいものにするための基礎行動でございます。挨拶は見ず知らずの人と人が最初に交わす言葉であり,コミュニケーションにおいてもとても重要な役割をしています。  とてもシンプルに簡単な言葉を交わすことだけですが,お互いの距離は一気に縮みますので,挨拶することは心を開いて歩み寄ることができます。挨拶は人と人とをつなげるコミュニケーションでございます。  また,最近では挨拶をすることによって防犯の役割もしています。挨拶は犯罪を防止し,人とのきずなを深めます。挨拶運動と関連した防犯パトロールの実施を通して,まち全体で安心・安全の地域づくりをつくることができる,進めることができるということでございます。  それでは日本一の挨拶実践組織でございます静岡県磐田市の事例を紹介いたします。  皆さんも御承知のとおり静岡県磐田市,サッカーのジュビロ磐田のホームタウンの市でございます。ここに訪れました宮本秀明さん,著者でございます。コミュニケーション研修講師でございます。この人が静岡県磐田市に訪れたときでございます。  「敷地内の駐車場の前で「礼」をしようと帽子を脱いだ私に,「こんにちは」と大きな声がかかりました。ふと見ると20代らしき女性が私に礼をしていました。そのあと,駐車場を抜け市役所の受付に行くまでのほんの3分くらいの間に10数人とすれ違いましたが,なんと全員がニコニコ微笑みながら,「こんにちは」と挨拶してきました。これは講師業十数年の私にとって初めての体験であり,驚くとともに,すごく心地のよい時間と空間でした。」というふうにおっしゃっております。  この静岡県磐田市,2009年4月に磐田市長に初当選した渡部修氏,現市長で3期目の人でございます。  施策といたしまして,全職員を対象にして人事評価に挨拶を導入するとともに,挨拶運動をスタートしております。現在は年2回1週間,4月と10月に部長と課長が8時から15分間,市庁舎の玄関に立ち,出勤する職員全員に挨拶を実施しております。  効果といたしまして,「市役所全体の空気が明るくなり,職員各自のモチベーションが上がった。窓口の苦情が減り,クレームが発生しても肥大化しなくなった。市民からおほめの言葉を多くいただく。」ということでございます。これも磐田市の1つの事例で,挨拶をすることによって職員の意識も非常に高まり,コミュニケーションがよくなったということも言っております。  1つのアイデアとして,市の職員がロビーに定期的に時間を決めて挨拶するといった開かれた狛江市へのイメージアップ作戦も今後は市のPRのためには必要だと思いますが,いかがでしょうか。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 186: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江市といたしましてもイメージアップにつながる大変よい取り組みだと考えておりますので,参考にさせていただきたいと思います。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 188: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひ,参考によろしくお願いいたします。  それでは同様の趣旨で,職員が夏季期間中の執務時間に狛江市のポロシャツ着用を統一するとか,メッセージ性のある共通ピンバッジをつけるなど,いろいろとアイデアが考えられます。地方自治体でも例えば大きなスポーツイベント,ラグビーのワールドカップとか開催する自治体では,職員が統一のウエアを着用するといった事例がございます。  開かれた狛江市へのイメージアップ作戦の一環として,期間限定でポロシャツやバッジの運用が,オリンピックとか来年はワールドカップがありますが,有効と考えますが,市の見解をお伺いいたします。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 190: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 近隣の府中市ではラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成を図り,「ラグビーのまち府中」を広くPRするため,シンボルマーク入りのポロシャツを作成しております。  狛江市でも第68回国民体育大会「スポーツ祭東京2013」開催に向けた機運醸成のために,キャラクター入りのポロシャツを着用した実績もございます。  現在は職員共済会で狛江市の「水と緑のまち」をPRするポロシャツを作成し,販売しているところでございます。また,ピンバッジにつきましては東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のエンブレムのバッジを全職員に配布しております。勤務中においては名札等に着用していただいています。  今後も同様にイベント等に合わせたバッジの着用などは行ってまいりたいと考えております。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 192: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひよろしくお願いいたします。来年はラグビーワールドカップ,そして2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので,狛江市においても,自治体においてもバッジあるいはそういうポロシャツなどを着て機運醸成を図りながら啓発していくというのも大切なことでございますので,ぜひよろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移らせていただきます。  狛江市インタビューボードの活用でございます。私の後ろにあるのが狛江市のインタビューボードでございます。このインタビューボード,皆さんも初めて見る人がいるかもしれませんが,後ろのこちらが狛江市のインタビューボードでございます。  このインタビューボードは記者会見パネルとも言います。皆さんがよく見るのは,野球の勝ったチームのヒーローインタビューが一番ぴんとくるかと思います。その後ろに入っているものです。あとは芸能人の方の記者会見のときに,こういう記者会見パネルが使われるということでございます。  正式には「インタビューボード」と呼ばれているそうでございます。  これはいつごろからできたかといいますと,スポンサーがたくさん描かれたボードは,1990年代にF1などのスポンサーのパネルが後ろにあったということが初期──初期というか,そのころから始まったといういわれを聞いております。  このインタビューボードを使うというのは,人物を目立たせるためで,チェック柄にすると,その効果がより強いということも言われております。そしてさらにチェック柄にすると,間に会社のロゴや会社名を入れやすいというのもあります。狛江市もチェック柄になっていますけれども,そうすることによってテレビに映った際や写真に載った際にPRすることがより鮮明になるということでございます。  こちらのインタビューボードでございます。狛江市におきましては記者会見,PR等で使われているインタビューボードに関して,現状どういうふうに使われているのかお伺いいたします。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 194: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 秘書広報室で作成したインタビューパネルにつきましては,主に市議会定例会前に開催する記者会見や感謝状贈呈式等の式典で活用しているところでございます。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 196: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 職員自身もまだまだ知らない人は結構多いと思います。市民にも余り浸透していないと私は思っております。狛江市のインタビューボード,インタビューパネル,もっと積極的に活用すべきだと考えておりますが,市の見解をお願いいたします。 197: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 198: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでも秘書広報室以外の部署にも貸し出しは行っているところでございます。今後につきましても各課の事業においてインタビューパネルを活用することは市のPRにつながるものと考えておりますので,庁内に向けて積極的な活用の呼びかけをしてまいりたいと考えております。 199: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 200: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひ活用してください。よろしくお願いいたします。終わります。 201: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 202: ◯ 22番(石井 功議員) 通告に従いまして2問質問いたします。  最初は2020年東京オリ・パラ,市制施行50周年についてでございます。  2年後の2020年は東京オリンピック・パラリンピック,市制施行50周年の狛江市にとって非常にメモリアルな年であり,そのような1年にしなければならないというふうに思います。  東京オリンピック・パラリンピックでは幾つかの種目が隣の調布市で開催され,市外,海外からの人たちが狛江市を訪れる可能性もかなりあります。訪れた人たちへの対応はできるのか,狛江市の魅力をアピールできるのか,多少の経済的恩恵を受けることはできるのか,いろいろと確認したいことはあります。  しかし,一番重要なのは何かレガシーを残すことができるのかという視点ではないかと思います。  まず初めに,2020年東京オリンピック・パラリンピック,市制施行50周年についての方針はどのようになっているのかお尋ねいたします。  再質問は自席より行います。 203: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 204: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京2020大会につきましては,多分野にわたる取り組みを総合的に推進することを目的として,平成29年9月に「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等に向けた狛江市の取組に関する方針」を策定し,大会に向けた取り組みに関する方向性やテーマなどを定めております。  市制施行50周年につきましては,現在調整すべき事項等を整理している状況でございますので,今後庁内の体制や方針等について検討していく予定でございます。 205: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 206: ◯ 22番(石井 功議員) 2020年の東京2020オリンピックそしてパラリンピック,市制施行50周年の事業で現在決定されているものはどのようなものになるのか,お尋ねいたしたいと思います。 207: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 208: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度予定しています東京2020大会及びラグビーワールドカップに向けた機運醸成事業につきましては,パラスポーツやラグビーといった競技の体験イベントを実施するとともに,地域で活躍する人材・団体の育成等を見据え,ボランティアの育成事業と2つの市民団体との協働事業を実施いたします。また,東京2020大会に向けて課題等を共有している国分寺市との合同プロジェクトとして,両市で連携したスポーツイベントを実施する予定でございます。  市制施行50周年につきましては,決定している事業等は現段階でございませんが,オリンピック・パラリンピックの開催年であることを踏まえながら効果的な事業展開をできればと考えているところでございます。 209: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 210: ◯ 22番(石井 功議員) 現在決定されているというものが地域で活躍する人材・団体の育成,それからボランティアの育成事業,それから国分寺市との合同プロジェクト,多々あるのかと思います。ただ,いろいろな計画,それから方針等あると思いますけれども,現実的には,来年度の予算にその予算を盛り込まないといろいろなことはなかなか難しいのかというふうに考えますが,この辺についてお尋ねしたいと思います。 211: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 212: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) オリンピック・パラリンピック競技大会や市制施行50周年を迎える2020年は市がさらに発展していく一つの好機であると認識しております。今後政策的な検討を進めていく中で予算状況等を鑑みながら,時期を逸することなく効果的な事業等が実施できるよう予算編成に努めてまいりたいと思います。 213: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 214: ◯ 22番(石井 功議員) 特にオリンピック・パラリンピック等については東京都その他からいろいろな補助金等がありまして,その申請等を考えると,かなり急ピッチでやっていかないといろいろな難しいところがあるのかというふうに考えます。  それで私たち自由民主党・明政クラブは,ことしの2月に前オリンピック・パラリンピック担当大臣の丸川珠代参議院議員を訪問し,アドバイス等を受けてまいりました。丸川議員は何回も狛江市に来てもらっているので,駅前の状況も把握をされています。  そこでおっしゃっていたのが,狛江駅とバス停だけで素通りされないようにすることが大事だというようなアドバイスをいただきました。  その他幾つかの指摘をされた点について質問をしたいと思います。  バス停の関係ですけれども,今後調布で開催されるという競技が幾つかございます。バス会社との情報交換それから調整,こういったものは行われているのかどうかお尋ねします。 215: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 216: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 大会に関する交通輸送に関しましては,東京都と交通会社等が直接協議・調整をしていると聞いております。これまで大会に関連した事項について,市とバス会社で調整等を実施したことはございませんが,日ごろからこまバスの運行等に関して連絡を取り合うなど,市とバス会社とは,必要に応じて連携がとれる関係性を構築しているところでございます。 217: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 218: ◯ 22番(石井 功議員) 日ごろからそういった連携がとれているということでございますけれども,もしそういったシャトルバスその他が実際に行われるということになったときに,これ以外にも通常の路線バスがあるわけです,こまバスも含めて。この普通のバスを利用される方への配慮。つまり,そのときだけバス停に人がすごい並んでしまったりすることも考えられるわけで,ふだん使われているバス利用者への配慮,このようなことは考えられているのか,これについてお尋ねしたいと思います。 219: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 220: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) バス会社に確認をいたしましたところ,狛江駅からシャトルバスが運行される場合,バス会社で案内員等を配置するなど,シャトルバスの利用者と通常の路線バスの利用者が混乱なく乗車できるよう配慮することになると聞いております。 221: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 222: ◯ 22番(石井 功議員) わかりました。その辺の御配慮は,そういったことがぜひ行われてほしいと思います。  次に,これもよく言われることですが,駅前のWi-Fi環境についてです。これについて現在どのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。 223: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 224: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江駅周辺のWi-Fi環境につきましては,狛江駅構内と「メビウス∞えきまえ広場」においてダイドードリンコ株式会社と締結した協定に基づき設置したデジタルサイネージとともにWi-Fiのアクセスポイントを整備しております。市民だけでなく市外からの来訪者の方も含めて,狛江駅周辺では各種情報に快適にアクセスできる一定の環境を確保できているものと考えております。 225: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 226: ◯ 22番(石井 功議員) 駅構内と「メビウス∞えきまえ広場」,ここがポイントだということで。ただそんなに広くない。ただ,駅からバス停まで行く間のこの環境は確実に整えられたのかというふうに思います。  次に駅前の標示,標識等の設置及び多言語対応,この辺についてはどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。 227: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 228: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市で設置しています狛江駅北口総合案内板につきましては,施設名称について,日本語に加えて英語を表記するなどの多言語対応をしているところでございます。またハード面だけではなくソフト面の充実も重要であると考えていることから,平成27年度から東京都と合同で「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」を実施するなど,多言語対応の一助になっていただける人材の育成に努めているところでございます。 229: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 230: ◯ 22番(石井 功議員) 今,語学ボランティアという言葉が出てきましたけれども,特にボランティアについては非常に重要だというふうに思います。特に英語など外国語に堪能なボランティアの方が多分必要になってくるのだろうというふうに想像いたしますけれども,この辺についてはどのようになっているのか,お尋ねしたいと思います。 231: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 232: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど申し上げました「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」には,現在までのところ約300名の市民の方に受講していただいております。また今年度は市独自のボランティア育成事業を実施する予定でございます。大会に向けて地域におけるボランティアマインドを醸成し,大会時だけでなく将来にわたって地域で活躍する人材を育成することは狛江市における1つのレガシーになるものと考えております。
    233: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 234: ◯ 22番(石井 功議員) 確かにこのボランティア育成事業というのは,本当に1つのレガシーになるというふうに私も感じております。ですから特に海外の方が狛江のまちに訪れる,そういった機会があるような形になっていけば,本当にうれしいことだというふうに思います。  それで,そういった海外の方もしくは市外の方が来られたときに対してアピールする狛江の魅力というものはどのようなものなのか,考えていらっしゃるのかお尋ねしたいと思います。 235: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 236: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市シティセールスプランなどにありますとおり狛江市には多様な魅力がございますが,狛江駅周辺で申し上げますと北口に広がる特別緑地保全地区の自然環境や,休憩やイベントスペースとして利用ができる「メビウス∞えきまえ広場」は狛江の大きな魅力の一つであると考えております。  なお,外国人の方にとって,今年度に市民協働事業で実施している着物の着つけ体験や絵手紙の体験など,狛江の文化に触れることは魅力的な面があると推察しているところでございます。 237: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 238: ◯ 22番(石井 功議員) 今出ていました狛江の魅力というのは,私もそうだと思いますけれども,北口に広がる特別緑地保全地区,ここに尽きるのだろうというふうに,特に駅前については考えております。  それで,最近調布のまちは再開発を行って,以前よりもかなり大きなまちになったというふうに感じています。また隣の二子玉川,これも数年前からある意味近未来的なまちに変わってきたのかというふうに考えております。  成城はどちらかというと高さを抑えたまちづくりがされているのかと思いますけれども,片方登戸は今非常に大きな区画整理を行っている最中でございます。  私は思うのですけれども,誤解を恐れずにというか,叱られることを恐れずに言うと,武蔵小杉のまちというのは,私が例えば学生とか,社会人になってからもそうですけれども,そんなにイメージのいいまちではなかったと思うのです。それがみなとみらい線でしたっけ,あれが来ることによって再開発を行い,今たしか住みたいまちの,一時は1位になっていましたし,それ以降もかなりいい位置にいるのかなと。  それから,そういう意味で,これも怒られることを覚悟で言いますけれども,登戸というまちも,私ははっきり言ってそんなにイメージのいいほうのまちではなかったかというふうに感じますけれども……こんなことを言うと本当怒られちゃいますね。ただ,これも今度小田急線の快速がとまり,そして南武線が走っているこのまちが大きく変わる可能性が非常にあるというふうに思います。  そういった駅もしくはまちの中に囲まれた,この狛江のまちの魅力をどうしていくのか。これらのまちと対抗する必要は私は本当に絶対ないと思います。狛江は狛江の魅力を発信していけばいい。その一番大きなのは北口に広がる特別緑地保全地区,これを最大限にアピールするのがこのまちをアピールすること。このまちは「水と緑のまち」ですから,特に緑をアピールしていくことは非常に重要かというふうに考えます。  これは駅の北口をおりて,構内をちょっと出たぐらいで撮った写真なのです。人間の視覚でも大体このぐらいに映るのではないかというふうに思います。  まず1つ,何が言いたいかというと,この樹林地というのが非常に背が高いのです。私から言うと,すごい切り立った感じ,圧迫されるような感じで,意外と視線の先が幹だったりして,そんなに極端に緑を感じないような気がしています。それから,緑地の奥行きが見たときに感じられないのです。ぱっと見たときに,この大きさというのが特に感じられないのかなというふうに思います。  それから特別緑地保全地区,これの全体像がわからない。これが私は1つ大きな問題だと思うのです。ここには樹林地,それから泉龍寺,弁財天池,遊歩道,いろいろなものがあるのですけれども,駅前を通っただけではその全体像がまるでわからない。デジタルサイネージとか,そんなものは必要ありませんので,ここの保全地区の全体がわかるような簡単な地図みたいなものがどこかにあれば,それはすごくわかりやすくなるのかというふうに思います。  それでもう1つが,ここにある噴水というか水の流れですけれども,これは見ていると,水が流れているところをほとんど見たことがないのですけれども。  それで質問いたしますが,現在駅前の噴水は──この噴水です。噴水と言っていいかどうかわかりませんが,1日に流れる回数と時間,これはどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。 239: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 240: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 駅前噴水の現在の稼働時間でございますが,昨年12月からことし2月までは噴水前のイルミネーションに合わせまして,夜を重点的に1日6回,1回15分から30分程度の延べ2時間半稼働をさせておりましたが,現在は夜間の稼働を控え,1日6回,1回15分程度,延べ1時間半程度稼働させているところでございます。 241: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 242: ◯ 22番(石井 功議員) それで,この今の図ですけれども,ここに非常に潤沢な水が流れている,その絵なら私はすごく魅力を感じるのですけれども,ほとんど水──今の御答弁で1日に1時間半程度ということでございますので,それもそんなに潤沢な水が流れているという記憶がないとすると──これははかると大体2メートル以上あるのです。残念ながら,この噴水自体がせっかくの樹林地の景観を妨げているように私は感じます。これが本当に水が流れているのだったら,私は別にそれで全然いいと思いますけれども,流れていないというと単なる壁みたいな形になってしまい,せっかくの樹林地の魅力を1つ半減させているのかというふうにも思います。  それで噴水の裏がどうなっているかというと,見ていただくとわかるのですけれども,噴水の裏というのは土──土というか,噴水の裏で隠れて,土の部分がこうやって露出しているような感じで,余りいい感じがしないのです。せっかくこの近くには竹林もありますし,魅力のある樹林地があるのに,残念ながら,この噴水自体が魅力を妨げているように感じます。  それでこれは私の単純なアイデアですけれども,もう思い切って噴水の壁自体を壊してしまって,そうすると今インターロッキングされている舗装面から結構な幅の空き地みたいなものが出現します。  それで先ほど言いましたように,この樹林地は,普通の視線から見たときに木の高さが余りにも高過ぎるのです。できたらそこに余り高くない植栽を植えて,徐々に徐々に斜めに上がっていくような感じから樹林地全体が見えるような感じにしていくと,樹林地の魅力というのがより伝わるのではないかというふうにも思います。  それともっと言うと,こういった樹林地の前に大きな木があるのです。これは逆に樹林地を隠すのです,木が。この辺はいろいろな議論が出てくると思いますけれども,意外と,前に大きな大木が何本もあります。これがせっかくある樹林地をある意味隠してしまう。人を隠すときは人混み,何かを隠すときはそれと同じもののほうに入れるのが一番隠しやすいわけで,私はこれを見たときにこの大きな木が樹林地自体を隠してしまって,この樹林地がなかなかアピールできていない。そのようなふうに感じております。  それで次に,駅前から泉龍寺に向かう遊歩道は,降雨の際に水たまりができ歩行ができなくなったり,女性が夜間通るのはとても危険な感じというふうに感じます。私は再整備の必要を感じますが,どのようにお考えでしょうか。 243: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 244: ◯ 環境部長(清水 明君) 駅前から泉龍寺に向かう遊歩道における水たまりや見通しの悪さなどにつきましては,必要に応じた対応を順次してまいりますが,一方で当該遊歩道は都市緑地法で特別緑地保全地区として指定されている弁財天池特別緑地保全地区の一部でございますので,緑地保全地区の目的や背景に鑑みた対応を検討してまいります。 245: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 246: ◯ 22番(石井 功議員) 目的ということであると,そこを通っていただいて散策をしていただいて樹林地を見ていただくと,私はこれが最大の目的ではないかというふうに考えます。  それでこの遊歩道,これも狛江駅の北口を写した写真ですけれども,駅前から見たときに遊歩道があることはほとんど誰も認識できません。ここに遊歩道があるということは,多分ほとんどの人がわからないと思うのです。せっかくある遊歩道というのがほとんど使われていないのが現状だと私は思います。この遊歩道は,せっかくある樹林地,これを見ていただいたり,ここを散策していただくためにあるわけで,できたら遊歩道に,これを隠すいろいろなものが現実的にはあるのですけれども,そういうものを多少なりともなくしていったり,もしくは例えばの話,前のインターロッキングの所に色か何かで動線をつける。それでそっちのほうに人たちを誘導する,そんなようなアイデアも1つ考えられないことはないのかというふうに思います。  さらに,ここの遊歩道はどうなっているかというと,当然御存じの方もいらっしゃると思いますけれども,このガード。これは普通に大人がここを通ろうと思っても,体を斜めにして行かないと通れません。すごく面倒くさい。もう,入らないでくださいというようにすごいガードがされているのです。このガードも当時のいろいろな御議論の中でつくられているのかというふうに感じますけれども,せっかくある遊歩道をなるべく多くの人に通ってもらうようにするには,ここまでかっちりした──本当に通るのに,これ本当にストレートに通れません。絶対体を少し斜めにしながら行かないと通れない。しかも夜間は,私でも歩くのはどうかなと思うような,なかなか暗くて鬱蒼とした中です。それ自体,確かに昼間に通る分にはいいのかもしれませんけれども,この辺はもうちょっと考えていったほうがいいのかなと。  それからこれは雨が降ると,これよりもうちょっと先の所が完全に浸水というか水浸し,水たまりになってしまうのです。だからそういったときは,ここはほとんど通れないのです。だから,せっかく市外及び海外からお客さんが来たときに,こういった所を利用してもらって狛江の魅力というのを伝えるのには,この辺も少し考えたほうがいいのではないかということがあります。  それともう1つ,北口から泉龍寺に向かう道,これはもちろん真っすぐなのです。それで,見えるかどうかわかりませんけれども,この先につり鐘堂があるのです。私は泉龍寺のつり鐘堂もすごい魅力だと思うのです。ただ北口から見たときに,このつり鐘堂は一切見えません。真っすぐなのに見えない。こっちの樹林地側ではない遊歩道側にある大きな木,これがほとんど剪定されず,残念ながらこういった魅力的な景色を妨げている。これが私はすごく残念な感じがいたします。  それで,特に海外からお客さんがいらっしゃったとき,少しだけでもいいから狛江のまちを歩いてもらうときに,こういったお寺なんていうのは多分すごく興味があられるのかなと思いますし,弁財天池なんかもいいというふうに思います。  それで例えば弁財天池って,これはまだ全部確認できないのでいいかげんな発言になってしまうかもしれませんけれども,泉龍寺と言うぐらいで泉の龍の寺ですから,あそこから龍が出たとか何とかという伝説があったりするのです。そういったものもまちのアピールの一つとして使ってもいいのではないのかというふうに思います。  これがどちらかというと北口から泉龍寺側,要はバス停側に行く部分です。  次に聞きたいのですが,泉の森会館方面に行くインターロッキングの道ですけれども,駅前から泉の森会館へ向かう道に植え込み等があります。この植え込みなどの手入れというのは年に何回ぐらいされているのか,これについてお尋ねしたいと思います。 247: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 248: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 定期的ではございませんが,職員で適宜対応をしているところでございます。 249: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 250: ◯ 22番(石井 功議員) わかりました。職員の方がやられているということで,本当に御苦労さまでございます。ただ,植え込みはいいのですけれども,この道も通ったときに残念ながら余りきれいではないのです。さっきも言ったように,緑を目立たせるためには逆にこっち側の緑をなくしたほうが私はいいのではないかというふうに思います。  それといろいろな石とかが置いてあって,これも当時の議論の中で多くの方々が意見を出されてつくった通りだというふうに認識はしますけれども,今ここがいろいろふぞろいで,残念ながら老朽化して,そして残念ながら汚れている,こういった看板がたくさんあって,この通りの魅力を残念ながら壊しているのではないか。だから,ここも思い切って植え込み──本当にきっちりきっちり管理できるのであれば,こういった植え込みも非常にいいものだというふうに思いますけれども,余り手が行き届かないこういったものというのがあることが,私は逆にまちの魅力を下げてしまっているのではないかという感じがいたします。  それでここの通りの先へ行くと,残念ながらTSUTAYAが閉店をし,それからセブンイレブンが,こっちの北側の出入り口を塞いでいるわけではないのですけれども,閉まったような感じになってしまっています。  あそこには幾つかの店舗もあり,狛江の中でもすごく魅力的な通りであり,場所だというふうに思います。ここをもうちょっとどうにか生かせないのかというふうに思っているのですけれども,こういった植え込みとかいろいろなものをある程度整理して一定の広さをつくって,例えば土曜日とか日曜日の一定の時間帯にテーブルとか椅子を出して,そこで食事ができたりお茶が飲めたりとか,そういったことができないのかなと。  それの1つは,今教育研究所を壊して新たな複合施設をつくっている。それからその近くにもまた保育園ができるというような環境の中で,狛江の中にベビーカーを隣に置いてお茶を飲める店舗というのはほとんどないということらしいのです。1つの子育て支援として,ベビーカーを隣に置いて,お母さんたちがまだゼロ歳児,せいぜい1歳児,そのぐらいのベビーカーを引いて,ママ友とゆっくりお茶を飲めるようなスペースというのも1つ考えられてもいいのかな。しかもそこはすごく環境がいい。  そのようなスペースという考え方もありますし,夜になったら,例えばあそこには天ぷら屋があり,それからイタリアンがあり,中華があり,今は炉端というか磯焼きですか,そういったお店もあると。メニュー的に私はこれで十分だと思うのです。わざわざ出店する必要がなくて,そのお店から直接持ってきてもらって外で食事をする。そんなこともできるのかと思いますけれども,その際にこれは市道ですから,市道をイベントなどに使用する際はどのような条件のもとで許可をされるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 251: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 252: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成17年3月17日付で国土交通省より通知されている「地域の活性化等に資する路上イベントに伴う道路占用許可基準」によりますと,路上イベントの目的として地域の活性化や都市におけるにぎわいの創出等の観点から,地方公共団体及び地域住民・団体等が一体となって取り組むもので,占用主体が地方公共団体,地方公共団体を含む地域住民・団体等の関係者から成る協議会等,地方公共団体が支援する路上イベントの実施主体となっております。  また,占用場所は道路の構造または道路交通に著しい支障を及ぼさない場所であることや,イベント中が歩行者のみの通行に限られるような交通規制が伴わない場合には,十分な歩行空間を確保できる場所と明記をされております。  したがいまして,狛江市においてもこの内容に準じて道路占用許可をすることになります。  なお,路上イベントの場合,交通管理者である調布警察署との協議及び道路使用許可も必要になってくるものでございます。 253: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 254: ◯ 22番(石井 功議員) 許可される場合のいろいろな規制というのですか,ルールというのは存在するのだろうというふうに思います。  先ほど言ったような,例えばママ友がゆっくりお茶を飲むというと,あそこは坂なので自転車が駅前から来ると結構スピードが出てくる可能性が高くて危ない感じがしますので,例えばイベント時にこの市道は自転車の通行を禁止する,こういったことができるのかどうか,これについてお尋ねしたいと思います。 255: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 256: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路占用許可を受けた者は道路を使用する権利を取得するものであって,道路占用許可を受けた者以外の道路の利用や通行を妨げるものではございません。  もし仮に自転車通行を禁止する場合には,交通管理者における車両進入禁止などの交通規制を伴う必要があると考えられます。 257: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 258: ◯ 22番(石井 功議員) この辺は交通管理者の許可というものが多分必要だろうということでございますけれども,何かそういったこともできるのではないかというような感じがします。  それでここの場所というのは,そういった店舗がある割には,これも北口から見てそこにお店があるというのは,なかなか初めて来た人にはよくわからない。  それでこの場所なんかも,そこに何かがあるということがもうちょっとわかるような,例えば街灯が明るいとか,もうちょっとそこに光があって,駅から見たときに何かあるのかなというようなふうに見えるということが必要というか,そういうことも考えていかなければいけないのかなというふうに思っております。  それでこれは東京都の観光施策,平成29年11月20日に東京都産業労働局観光部が出しているやつで,今オリンピック関係のいろいろな取り組みの中で光を活用した観光振興ということで,いろいろな建造物へのライトアップとか,春・秋の自然へのライトアップ,それとかプロジェクションマッピング,こういったようなものもこの中には書かれているわけですけれども,光というのは1つ必要かなと思っております。  それでこれはオリンピックのときぐらいしかなかなかできないかもしれませんけれども,小田急線は高架線ですので壁面がずっとあるのです。ここに何か映し出せたら,それこそプロジェクションマッピングという感じになるのでしょうけれども,これはなかなか難しいことかと思いますけれども,ひとつぜひ。狛江は「水と緑のまち」で,それから多摩川があり,多摩川の花火大会ってすごい歴史があるのです。本当であれば2020年,市制施行50周年が花火大会の年。残念ながら──残念というか,これはオリンピックがあるのでそれを回避して本年行うわけですけれども,この花火を,これはたまたま市内に特別な撮影技術を持った会社があるのです。この会社もたしか花火大会に大分大きな協賛をいただいていると思いますけれども。これはどういうことかというと,例えばサッカーの試合を上空から映したりとか,それから最近コンサートをかなり高い位置からよく撮影したりしています。こういった技術を持った会社らしいのです。これも,できるできないはともかくとして,今度の8月8日に行われる花火大会をこの会社──この会社は狛江にとにかく貢献したいのだと言われていると。これはうちの篠議員が結構親しく──親しくというか,知っている会社ですけれども,そういうことを常々言われているということですので,この法人が協力してくれて,例えば今度の花火大会をいろいろなアングルから撮るとかなり迫力のある絵が撮れるのではないかと。それを2020年,本当は花火大会をやる年に,この絵をどこかに投影すると,狛江の駅──まあ,狛江は5年置きに花火大会をやる予定ですので,それを見るという形にはできたりしていいのかなというふうに思います。  それから「音楽の街-狛江」ですから,駅前のステージを使った音楽祭も結構行われておりますけれども,実際にこうやって楽団やいろいろな方に来てもらって演奏するというのはなかなか大変で,1つ,フィルムコンサートなんていうのも考えられるのです。  さっきの泉の森会館の前あたりで例えば花火を少し流したり,それからそういったコンサートのフィルムを流したりして食事をしたりとか,そういったものもアイデア的には何となくできるのかなというような気がいたします。  いろいろできる・できないはともかくとして,せっかく市制施行50周年だし,東京オリンピックだし,いろいろな人が来たりするこの2年後に,もちろんいろいろなスポーツイベントとか機運の醸成とか,もちろんボランティアの方々の講座とかやって,これはもう本当にレガシーというふうに感じますけれども,何かもう1つ,まちの見え方もしくはまちの魅力アップ,そういったものがこの50周年もしくは東京オリンピック・パラリンピックというものをてこにして何かできれば,それにこしたことはないというような気がいたしまして質問をさせていただきました。  この質問は以上で終わります。 259: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 260: ◯ 22番(石井 功議員) 障がいのある人もない人も暮らせるまちづくりについてであります。  狛江市では平成28年より,「障がいのある人もない人も,高齢者も若者も,誰もが地域で自立して生活できる,暮らしやすいまち」の実現を目指すことを表明しています。  この「障がいのある人もない人も,高齢者も若者も,誰もが地域で自立して生活できる,暮らしやすいまち」づくりの実現には大いに賛同するものであり,期待するものであります。  しかし,この障がいのある人もない人も暮らせるまちとは一体どのようなものなのか,イメージは,具体策は何なのかについてお聞きしたいと思います。  まず最初に,障がいのある人の障害の範囲というのはどこまでを指しているのか,これについてお尋ねしたいと思います。  再質問は自席よりいたします。 261: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 262: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 障害の範囲につきましては施策により範囲が異なるものでございますが,基本的には障害者基本法や障害者総合支援法などの法律と同様と考えております。具体的には身体障害,知的障害,精神障害,発達障害などの心身の機能の障害のほか,治療方法がまだ確立していない難病なども含めて障害の範囲と考えているところでございます。 263: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 264: ◯ 22番(石井 功議員) いろいろな障害をお持ちの方っていらっしゃいまして,その範囲としては治療方法が確立されていない難病等までも含んだものということで,かなり広範囲なのかというふうに考えます。  それで障害者手帳というのですか,それをお持ちの方だけを見ても,これは平成28年度で身体障害をお持ちで,その手帳をお持ちの方が1,987人です。それから知的障害,これについての手帳をお持ちの方が412名,それから精神障害,これについて手帳をお持ちの方が294名で,手帳はお持ちではないのですが自立支援医療受給者,いわゆる精神障害で通院をされている方が1,139人。これを全部合わせる──まあ,重複している部分もあるということでございますけれども,大体4,000人近くの方が何らかの形での障害をお持ちであるというふうに想像されます。  ですから8万人のうちの,仮に4,000人だとしても,かなりの方々が何らかの障害をお持ちだというふうに我々は認識し,私自身も認識をしたいというふうに思います。  それで次に,障がいのある人が安心して暮らせるまちの具体的なイメージ,これはどのようなものなのかお尋ねしたいと思います。 265: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 266: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 狛江市障害者計画において掲げている生活領域ごとの将来像を実現することが障がいのある方にとって安心して暮らせるまちの実現につながるものと考えております。  具体的には,「いつでも,生活するうえで必要な相談ができる。ライフステージに応じて,専門的な相談を継続的に受けることができる」こと,「地域の中で住まいや居場所を確保し,安心して生活できる。必要な支援を自ら選択し,必要な量を受けることができる」こと,「必要な支援を受けながら,働き続けることができる」こと,「生涯にわたって健康的に生活でき,適切な医療的ケアを受けることができる」こと,「発達の段階に応じた支援を早期から切れ目なく受けることができる。自らの可能性を広げるための教育が受けられる」こと,そして最後に,「障がいがあることを理由に差別されることなく,合理的配慮により社会に参加することができる」こと,こうした将来像が障がいのある方が安心して暮らせるまちであると認識しております。 267: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 268: ◯ 22番(石井 功議員) 一言で言いあらわすというのはなかなか難しいということで,あくまでも目指す方向性みたいなものが障がいがある人もない人も暮らせるまちづくりということなのかというふうに,まずここで一旦そういうふうに感じます。  それでは,今言われたようなイメージの中で現在既に達成できているというものはどのようなものがあるのかについてお尋ねします。 269: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 270: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 障がいのある方が安心して暮らせるまちを実現するためには,継続して取り組みを進める必要がございますが,実現に向けて取り組んだ事業といたしましては福祉作業所の暫定的な移転・統合がございます。市内3カ所の福祉作業所の機能を集約するとともに機能の拡充や作業環境の改善を図ることで,障がいのある方に対する地域で安心して生活できる居場所の充実を図ってきたところでございます。  また,障がいのある方が必要な支援や適切なサービス量を受けるための取り組みの一つとして,知的障がい者通所施設の改修に対する財政的支援により,定員をふやしております。さらに在宅重症心身障がい者・障がい児レスパイト事業を開始することで,介護している家族等の負担軽減を図るとともに適切な医療的ケアを行い,障がい児・障がい者御本人の健康的な生活につなげるための取り組みを行ってきたところでございます。 271: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 272: ◯ 22番(石井 功議員) もう既に達成されているということでございます。その中のレスパイト事業,これはどういうものか私も調べさせていただくと,医療的ケアを受けている重い障がいのあるお子さん(成人した方も含む)を自宅で介護する御家族が,ひとときでも休養がとれるよう訪問看護師がサポートする事業ということで,1回4時間以内,年24回を限度とするということでございます。  これはどういうことかというと,例えば何時間に1回薬を投与しなければいけない──まあ,寝たきりです。それから点滴をしなければいけない,いろいろなことをしなければいけない非常に重い障がいをお持ちの方,こういった方がいらっしゃると家族は当然外出ってほとんどできない。その時間内しか外出ができない。そういったことを,少しでも休息がとれるように看護師の方に訪問してもらって,1回4時間以内という限度はあるみたいですけれども,少しでも休息ができるようにする事業だということでございます。  しかし,このような障がいのある方がいらっしゃる御家族が外泊のためショートスティを利用しようとすると,これは市内にはなくて市外もしくは病院に預けるようなことしかないのが今のところ現状だということでお聞きをしております。  ただし,現在そのような障がいをお持ちの方の人数から考えると,狛江市で整備するのはなかなか難しいかというふうにこの点については思っております。  それで現在,先ほど言ったイメージの中で,達成できていないが,着手もしくは計画されているもの,これはどのようなものがあるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 273: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。
    274: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現在取り組んでいる事業といたしましては,乳幼児期から学齢期にかけて子供たちの育ちや発達に対する切れ目ない支援に向けた,子ども家庭支援センターと児童発達支援センター,教育支援センターの機能を有した子育て・教育支援複合施設の整備を進めているところでございます。  これにより発達におくれや偏りのあるお子様,障がいのあるお子様には,早期から特性に応じた支援を行うことや,保健,子育て,教育,福祉などの関係機関が連携し,ライフステージを通して一貫して切れ目のない支援を行うことができるものと考えております。 275: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 276: ◯ 22番(石井 功議員) 教育支援複合施設,この中の児童発達支援センター,これは今までになかったものということでお聞きをしております。  それでこれが今現実には着手もしくは計画をされているものということでございますけれども,課題段階のもの,これはどのようなものになるのかお尋ねしたいと思います。 277: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 278: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 現在課題の一つとして地域生活支援拠点の整備がございます。市内には障がいのある方を支える多くの支援機関や福祉サービスがある一方で,これらが有機的に結びついていない状況でございます。そのため多くの地域資源を有機的に結びつけ,障がいのある方の生活を地域全体で支える体制の構築が必要となっております。  こうした課題を解決するため,グループホームなどの核となる施設,もしくはさまざまな機関の結びつきにより,地域移行や親元からの自立に向けた相談支援の場,ひとり暮らしなどの体験の機会の提供,ショートスティなどの緊急時の対応,コーディネーターの配置など,地域の機能を集約し生活支援拠点の整備が必要となっているところでございます。 279: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 280: ◯ 22番(石井 功議員) こういった核になる施設というのがぽかぽか広場の施設ということですけれども,これも残念ながら今のところ裁判の関係とかでなかなか実現には至っていないところです。緊急時のショートスティとかそういったものは,私も近くに障がいをお持ちのお子さんを抱えていらっしゃる家族が二家族ぐらいいらっしゃいまして,これはよく言われるのです。ですからなるべく,どうにか早い実現を私は望みたいというふうに思います。  それで最後ですけれども,他の自治体で障がいのある人も安心して暮らせるまち,こういったまちづくりで他の自治体で参考になるようなまちづくりはあるのか,もしくは目指すべき自治体はあるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 281: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 282: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 自治体によって地域の特性や規模等に違いがあることから,それぞれの自治体において独自に目指すべき将来像に向けた施策を展開しているものと考えております。  狛江市としても引き続き,目指すべき将来像に向けて障がいのある方もない方も,安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいくことが必要でございます。同時に,障がいのある方が抱える生活領域のさまざまな課題を解決するためには,市による取り組みだけではなく,市民,地域活動団体,民間事業者等のさまざまな主体による積極的な参加が不可欠と考えております。  こうした協働のもとで障がいのある方もない方も役割を持ち,ともに支え合いながら自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成し,それぞれが助け合いながら「障がいのある人もない人も,ともに暮らし続けられるまち」の実現を目指して施策の推進に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 283: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午後 0時00分 休憩     午後 1時30分 開議 284: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 285: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  狛江市の児童・生徒の安心安全についてでございます。  皆様も御承知のとおり,本年5月に新潟市で小学校2年生の女の子が巻き込まれる大変痛ましい事件が起こりました。亡くなった女の子には御冥福をお祈りするとともに,御遺族にはお悔やみを申し上げます。  さて,この事件を受け,政府は首相官邸で関係閣僚会議を開き,登下校時の子供の安全確保に向け通学路の点検や不審者情報への迅速な対応,安全対策の強化などを指示し,政府一体となって子供の安全を確保するための取り組みを強化すると,このように述べました。  また,各都道府県の警察から本部長が集まって開かれたこの会議では,国家公安委員長が通学路の安全対策を初め子供や女性,高齢者等を犯罪から守るための取り組みの強化に推進していただきたい,このように述べております。  警察庁によると,昨年までの5年間で,12歳までの子供が連れ去られる事件は毎年100件ほど発生していると聞きますが,狛江市でこの5年間でこのような事件に巻き込まれた例があるのかをお伺いいたします。  再質問は自席から行います。 286: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 287: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 新潟市で発生した児童連れ去り事件は最悪の結果となった大変痛ましい事件でございました。改めてお悔やみを申し上げたいと思います。  狛江市におきましては保護者,地域一体となったパトロールの取り組みもあり,幸いなことに児童・生徒等子供が絡んだ大きな事件のほうは発生しておりません。 288: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 289: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それではこの事件発生後,市ではどのような対応をとられたのかお伺いいたします。 290: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 291: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 本事件を受けまして,子供の登下校時の安全確保に向けた対策を検討するために閣僚会議が開かれたことや,国家公安委員長の会見内容としまして通学路の安全確保に向け国として対策を打ち出すよう検討していることなどのニュースをクリッピングにして,小・中学校に情報提供しているところでございます。 292: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 293: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは市内の学校へは何か指示をされたのかお伺いをいたします。 294: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 295: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 現時点では本事件に関連をいたしまして国や東京都からの具体的な通知・指示は届いておりませんが,先ほど答弁申し上げたとおり情報提供を図りまして,各校に注意喚起を図っているところでございます。 296: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 297: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 幸い狛江ではこのような事件はないという御答弁が先ほどありましたが,警察庁の発表によると年間100件という件数も,あくまでも警察が認知をした数に限られており,実際の被害はこれを上回るのではないかと言われております。  政府は被害が最も多い登下校中,これは14時から18時ということですけれども,この登下校中の路上での対策に重点を置いた防止策を今月中にも取りまとめる方針ということですので,学校との連携をしっかりと図っていただきたいと,このようにお願いをいたします。  それでは交通危険箇所以外で,通学路の危険箇所をどの程度把握しているのかお伺いいたします。 298: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 299: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 通学路の危険箇所につきましては毎年6月ごろに通学路合同点検の事前調査といたしまして,各小・中学校に通学路上の交通危険箇所に限らず危険箇所の抽出を依頼しているところでございます。  また毎年9月ごろに,従前より把握している通学路の危険箇所と各学校より抽出されました危険箇所を,調布警察や関係部署と狛江市通学路交通安全対策プログラムに基づき通学路の合同点検を行いまして,危険箇所の把握をしているところでございます。  また,事前調査や通学路合同点検以外にも,学校や近隣住民等から通学路上で危険があるとの連絡があった場合には速やかに現地を確認し,対応しているところでございます。 300: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 301: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 例えば見通しが悪いという点で通学路上の樹木等について御意見をいただくことがありますが,その際どのように対応しているのかお伺いいたします。 302: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 303: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 樹木の繁茂や通学路に面した構築物の危険等が認められたときには,関係部署と連携を図りまして管理者へ改善を依頼するなどの対応を行っております。 304: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 305: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 通学路について抽出された危険箇所はしっかり点検・把握,そしてそれなりの対応をされているものと,このように考えてよろしいですね。 306: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 307: ◯ 教育部長(平林 浩一君) はい,そのとおりでございます。 308: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 309: ◯ 9 番(篠 浩司議員) しかし子供が犯罪に遭いやすい場所の特徴として,見通しが悪い,人けが少ない,不特定多数が出入りしやすい,この3点が挙げられ,警察庁の統計でも小学生が被害に遭う割合が高い場所として駐車場もしくは駐輪場や共同住宅,道路上が上位に来ています。  警備会社のセコムのホームページによると,駐車場や駐輪場はとめてある車や自転車で見通しが悪く死角が多い。また誰でも自由に出入りできることから,その場にいても不審がられることが少なく,身を潜めて子供が通りかかるのを待ち受けることができる。  共同住宅も人目につきにくい死角が多い場所であり,踊り場や階段などでわいせつ犯罪の被害に遭う事犯が多く見受けられ,外階段があるマンションや団地などは関係者以外でも入り込むことができるので,自宅でも安心はできない。オートロックがついているマンションであっても,住人について部外者が入ってくることは可能なので,油断はできない。  道路上で犯罪に遭うケースでは,状況はそれぞれ異なるが,人目につきにくい場所や時間を狙って犯行に及んでいるものと思われ,植栽や電柱,とまっている車の陰など,大人が身を潜められる場所は意外に多いものである。  また,住宅街の路上では人の往来がほとんどない時間帯もあるので,誰にも気づかれずに子供を連れ去ることも不可能ではないと,このようにされておりました。  参考までに,通学路の防犯カメラ設置状況を伺います。 310: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 311: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 教育委員会で設置しております通学路防犯カメラにつきましては,平成26年度から東京都通学路防犯設備整備補助金を活用して設置したものでございます。平成26年度から3年間で各小学校1校当たり通学路に5台,合計30台を設置しているところでございます。 312: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 313: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 狛江市では通学路以外にも防犯カメラを設置するなど,犯罪抑止に寄与されていますが,防犯カメラにも必ず死角はあります。先ほど申し上げた箇所で子供が事件に巻き込まれる可能性も十分考えられます。通学路に限らず,子供が事件に巻き込まれないようにするために,どのような取り組みが行われているかお伺いをいたします。 314: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 315: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 子供の安全への取り組みといたしましては,教育部と連携を図り,学校安全パトロールや安全安心パトロールなどを地域の皆様に行ってもらっているほか,登下校時間が早まる学期の始期・終期における見守り放送などを実施しております。 316: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 317: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 協力していただいている多くの皆さんには感謝を申し上げます。  それでは,現在行っている取り組みの成果と不足と感じる点をお伺いいたします。 318: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 319: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 子供に関する事件が発生していないことは,パトロールや見守りなどの取り組みにより一定の成果が出ていることと考えております。  また,不安を感じる点でございますが,狛江では幸い事件のほうは起きておりませんが,最近のニュースなど子供に関する事件の報道などを見ていると,児童が人目の届かない場所に1人でいる場合や,なぜか人目につかないような場合も想定されることから,万が一このような状況にならないか心配しているところでございます。そのためにも,大人による見守り体制の充実が重要であると思っております。 320: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 321: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 東京都青少年・治安対策本部が主導・実施しているながら見守り連携事業では,平成27年に締結した一般社団法人東京都信用金庫協会,日本郵便株式会社東京支社を皮切りに,平成30年4月までには23者とふえております。  狛江市の状況を平成28年の第1回定例会の一般質問で確認したところ,協議の段階であるとのことでしたが,現在はどうなっているかお伺いをいたします。 322: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 323: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ながら見守り連携事業でございますが,平成28年3月30日に狛江郵便局と東京都信用金庫協会,平成28年7月27日には市内新聞販売店,平成29年3月24日には株式会社小平広告と協定のほうを締結いたしました。  この4者に対しましては見守り重点区域での見守り活動を依頼したほか,バンダナや見守りステッカーを配付し,見守り実施中であることをアピールしていただいています。 324: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 325: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 協力されている業者等にはこういった「守助」というかわいいキャラクターのついたステッカーを張って,市内のパトロール等をしていただいているということでございます。  こういった方々とは定期的に情報交換を行われているのかお伺いをいたします。 326: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 327: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ながら見守りの協定先とは見守り要望箇所等について協議・調整はいたしましたが,定期的な情報交換などは行っておりません。 328: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 329: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 何らかの形で情報交換や定期的な報告をいただくということが必要かと思いますが,これについてはいかがでしょうか。 330: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 331: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ながら見守りにつきましては本来業務に支障のない範囲において実施していただいており,見守り要望地域に行く場合などは特に周囲に注意を払っていただき,その際に何か異変があれば警察への通報や安心安全課への連絡をしていただくこととしております。  例えば,見守り要望区域を変更するときや新たな取り組みをお願いする場合などは,各事業者の御担当に相談をさせていただきますので,必要に応じて情報交換のほうは行ってまいりたいと考えております。 332: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 333: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 本来の業務が御多用の中で最大限の協力をしていただいている皆様には敬意を表し,引き続きの御協力を切にお願いをしたい,このように思います。  2年前に新聞販売組合とともに「愛犬にバンダナをまいて地域パトロール」を行いましたが,これはどういったものであったのか,またその効果とその後についてお伺いをいたします。 334: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 335: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 「愛犬にバンダナをまいて地域パトロール」でございますが,こちらにつきましては新聞購読者のうち御家庭で犬を飼われている世帯の方に対しまして,新聞販売店を通じてバンダナを配布してもらい,犬を散歩に連れていく際は配布したバンダナを身につけてもらい,飼い主による「ながら見守り」を行っていただいたものでございます。  効果につきましては,残念ながら目立ったものはわかりませんが,ながら見守りの一環としての効果は十分あると考えております。  引き続き協力をいただいております。 336: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 337: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今答弁にありましたように,こういった取り組みの効果をはかることは非常に難しいと思いますけれども,ながら見守りの一環としては間違いなく効果があると考えております。  これについては新聞販売店を通じて愛犬家の方々に御協力をいただいている事業です。前回から既に2年が経過していることから,配布したバンダナについてもくたびれてきているのではないかと思いますので,協力の継続と新たな協力者獲得のために,改めてバンダナを配布するということは考えられないかお伺いいたします。
    338: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 339: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 最初にバンダナを配布して以来,その後の取り組みは特にございませんでしたので,御提案については検討させていただきたいと思います。 340: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 341: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 協力者をふやしていただくために十分な検討をしていただきたいと思います。  次に,学校安全ボランティアについてお伺いをいたします。  学校安全ボランティアの募集状況について伺います。また男女比率について教えてください。 342: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 343: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校安全ボランティアの募集につきましては随時行っておりますけれども,特に4月を強化月間といたしまして広報こまえや町内の掲示板,チラシ,SNS等を通じまして募集を行っているところでございます。  PTAや地域の皆さんの御協力を得まして,現在177名の方に御登録をいただき,小学校ごとに町会・自治会等の地域の皆さんと連携をしまして,児童の通学時間帯を中心として見守り活動等を行っていただいているところでございます。  男女の構成比につきましては全登録者177名中,男性34名,女性143名となっているところでございます。 344: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 345: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,学校安全ボランティアを対象とした研修等は実施されているのかお伺いをいたします。 346: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 347: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 研修は年1回行っており,29年度は安心安全課と連携をいたしまして見守りの専門家を講師に招き,学校安全ボランティアと安心安全ボランティアの合同で防犯講演会を実施し,防犯に対する考え方,心構えや見守り活動のポイント,不審者に遭遇した際の対応,他機関との連携方法などについてわかりやすく説明いただいたところでございます。 348: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 349: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,学校安全ボランティアに配付をしているベスト等,グッズについてお伺いをいたします。 350: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 351: ◯ 教育部長(平林 浩一君) ボランティアの皆さんが安心して活動に参加できること,活動を目に見える形にすることで犯罪抑止力の効果をさらに高めること,さらには新たな担い手をふやすことなどを目的といたしまして,29年度から安心安全課と連携をいたしまして,同じデザインのベスト,帽子等を配付しているところでございます。 352: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 353: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 配付されているベストや帽子には,先ほど紹介いたしました守助,このステッカーと同じデザインのものが背中に配置をされております。  しかし意見を聞くと,このベストが非常に着づらいと。恥ずかしいというのですか,そういった御意見を聞くことが多いです。学校にも在庫が多数見受けられます。以前は腕章などをかばんにつけて歩いておられた方もいらっしゃいましたけれども,今説明させていただいたように着づらいという御意見がございます。  どういったものがいいのだろうというようなお話を聞くと,例えばエコバッグや「おなかに赤ちゃんがいます」のマタニティマークみたいにお母さんがバッグにつけやすいグッズなど,そういったものもいいのではないかというアイデアをいただきましたが,今後こういったものは考えられるのかお伺いをいたします。 354: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 355: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 議員のおっしゃるような御意見も含めまして教育委員会にはさまざまな御意見をいただいているところでございますけれども,先ほど答弁させていただいたとおり見守りを行っていただいていることを目に見える形にすることで犯罪抑止効果をさらに高めること,これも狙っているところでございます。そのため安心安全課と連携して,全市的な取り組みとして現在の形で実施されているところでございます。 356: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 357: ◯ 9 番(篠 浩司議員) おっしゃっていることはなるほどということでございます。見守りを行っていただいていることを目に見える形にすることで,犯罪抑止効果をさらに高めることを狙っているという考えは十分承知できます。  しかし,身につけていただけなければ,その効果を発揮することはできません。であれば,身につけていただく工夫を考えなければならないのではないかなと,このように思います。  先ほど学校安全ボランティア登録の男女比を見ると,177名中143名が女性,約80%が女性となっております。これは推測というか実感なのですけれども,恐らく学校を通しての募集ということは,お便りで募集をかけていると思うのですけれども,大体お母さんどまりになっているのではないかというふうに考えられます。これは別にお母さんがそこでとめているというわけではなくて,お父さんがお便りを見る機会というか,積極的に見るということがなかなかないのではないかというふうに思うわけです。  先ほどのベスト,私も着て見守りをしていると,そこを通るお父さんに興味を持っていただいて,それはどういうふうにすればできるのというような質問を受けまして,その話をしたところ,早速1人の方が登録していただいて,今そのベストを着て協力してくださっているという実例がございます。  また同じようにおやじの会で,1人ふえたことによって,その話をおやじの会の中ですると,興味を持って登録しようかなという方々が多いので,ぜひとも今後PTAを通じてでも,今狛江市内の各校,おやじの会はほぼあると思いますので,ぜひおやじの会の方々にお知らせをするなど幅広く協力をしていただくようなアイデアを考えていきたいと,このように思います。それについては私もまだ現役で,おやじの会と接触することがありますので,宣伝はしていきたいというふうに思います。  それでは改めて本事件を受けて,具体的に新たな取り組みを行う予定があるのかを伺います。  例えば報道によると,茨城県守谷市では新潟市の小学2年生女児殺人事件を受け,臨時校長会を開催。児童・生徒の安全確保の考え方を徹底するとともに,登下校時に1人になってしまう子供の人数と歩行距離・時間などに関する調査の実施,生徒の安全確保に有効な対策の検討を指示した。  これを踏まえた各校での安全対策の検討過程で,別の目的でデジタル地図ソフトを購入していた小学校から通学路の安全対策検討に有効だったとの報告が市教育委員会にあり,通学路の安全対策で全小・中学校13校にデジタル地図ソフトを配付したということでございます。  各小・中学校では児童・生徒一人一人の通学経路データをデジタルマップに反映させ,子供が犯罪に巻き込まれる可能性が高いエリアを視覚的に捉え,保護者や近隣住民,パトロールボランティアらに積極的に見守りへの協力を呼びかけ,地域全体での安全確保につなげるとのことです。  非常に迅速な対応だと思いますが,狛江市においてもこのようなことを検討する必要があるかと考えますが,いかがでしょうか。 358: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 359: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 守谷市での取り組みにつきましては報道を通じて把握しているところでございます。この報道を受けまして,災害時における地図製品等の供給等に関する協定を締結しております。株式会社ゼンリンと相談をいたしまして,デジタル地図を活用した通学路の危険箇所等に関する情報共有のあり方について現在調査・検討を行っているところでございます。 360: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 361: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今回の事件では下校時に児童が1人になったところで被害に遭ったものですが,現状狛江市の小・中学校では登下校時に1人になってしまう児童・生徒の人数や歩行距離や時間などを把握できているのでしょうか。もし把握していない場合は,デジタル地図を利用することによって把握することができるのかお伺いをいたします。 362: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 363: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 教育委員会といたしましては,狛江市通学路交通安全対策プログラムによりまして,毎年市長部局,学校,PTA,警察等の各関係機関と連携をいたしまして,通学路の交通安全確保の取り組みとして合同点検を実施し,市内の交通危険箇所の把握をし,危険箇所に対しまして注意喚起の看板やグリーンベルトの敷設などを行っております。  しかしながら,御質問にある登下校時に1人になってしまう児童・生徒の人数,歩行距離,時間や児童・生徒が犯罪に巻き込まれる可能性が高いエリアの把握までには至っていないところでございます。  仮にデジタル地図を各学校並びに教育委員会,防災・防犯担当,道路管理担当等が導入した場合には,登下校時に1人になってしまう児童・生徒の人数,歩行距離,時間,不審者情報,児童・生徒が犯罪に巻き込まれる可能性が高いエリアや危険箇所の対応履歴等の必要な情報だけを取り出して地図システム上で視覚的に共有することが可能となってまいります。そのことによりまして学校安全ボランティアの効果的な配置や,また見守り110番の必要性など,いろいろな面で明らかに顕在化するものと思われます。こういった地図を利用いたしまして戦略的に子供たちの通学路の防犯力の向上,こういうものを図ってまいりたい,その実現可能性について現在検討しているところでございます。 364: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 365: ◯ 9 番(篠 浩司議員) ただいまの答弁で,デジタル地図は登下校時の子供たちの安心・安全確保に向けた対策や関係者間の情報の共有において大変に有効であることが確認できました。  これは児童・生徒だけではなくて,そういったものがしっかりと把握できるということでは一般の狛江市民皆さんのためにも有効ではないかと,このように感じます。  先ほどの答弁で,「デジタル地図を活用した通学路の危険箇所等に関する情報共有のあり方について現在調査・検討を行っている」とのことですが,市としても今すぐにでも導入したいための前向きな調査・検討と,このように捉えます。  狛江市においても同様の事件が起こることのないよう,1つの手段としてデジタル地図の早期の導入について強く強く要望をするものでございます。  しかし,児童・生徒,市民の安全を確立するには最終的には人の目,地域力が必要不可欠と考えます。これまでの協力者には引き続きの協力をお願いするとともに,新たな協力者をふやさなければいけないと,このように考えます。  やらされているとかやらなければならないと考えずに,先日亀井議員が高齢者の見守りの部分で「さりげない市民の見守り」とおっしゃっておりましたが,この「さりげない市民の見守り」をキーワードに見守りの協力者をふやせば,その効果は絶大だと,このように考えます。  行政がやるべきことについてはしっかりと進めていただきますが,市民の協力が必要なことについては我々もしっかりと理解を求めていきたいと,このように考えております。  これにて質問を終わります。 366: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角武久議員。     〔10番 三角武久議員登壇〕 367: ◯ 10番(三角 武久議員) 自由民主党・明政クラブの三角でございます。議長から発言の許可をいただきましたので,一般質問通告書に従い2問質問をさせていただくところでございます。  まず1点目,農業・農地を生かしたまちづくりについて質問をさせていただきます。  農業・農地は,私たちが生きていくのに必要なお米や野菜などの生産の場としての役割を果たしているだけではなく,農業が継続して行われることにより私たちの生活にいろいろな恵みをもたらしているところでございます。この恵みは農業・農地の有する多面的機能と呼ばれているもので,例えば水田は雨水を一時的に貯留し,洪水や土砂崩れを防いだり,多様な生き物を育み,また美しい農村の風景で私たちの心を和ませてくれるなど大きな役割を果たしており,この恵みは都市住民を含め国民全体に及んでいるところでございます。  こうした恵みはお金で買うことのできないものであり,農業・農地の持つさまざまな恵みを思い,支えていくことが必要でないかと考えているところでございます。  例えば,狛江市内各地に残る伝統行事や,これから9月以降狛江市内各地で始まるお祭り等は五穀豊穣祈願や収穫を祝うもの等農業に由来するものが多く,市内各地域において長きにわたり受け継がれてきているところでございます。また暑さ厳しい時期でございますが,畑からの水分の蒸発や作物の蒸散により空気が冷やされ,この冷やされた空気は周辺市街地の気温上昇を抑えるとともに,雨を地面に浸透させ地下水として利用できるようにする機能もあり,また空気中の二酸化炭素や大気汚染物質を吸収することや生ごみ等を肥料として再利用し,ごみの量を減らすなどの機能も持ち合わせているところでございます。  そこで狛江市においては,農地が持つ文化的・教育的価値や公共性を広く市民に理解をしてもらうためどのような取り組みをされたのか,狛江市のお考えをお伺いさせていただくところでございます。  まず1点目,狛江市においては平成6年に策定をされました狛江市農業振興計画では有機農業や減農薬農業を定着させ,平成19年から10年間の狛江市農業振興計画では,「市民と共に育てるこまえ農業」の理念のもと,農業経営の強化,担い手の育成,地産地消の推進,農業保全の仕組み,触れ合い農業のさらなる進化の方向が示され,「市民と共に育てるこまえ農業」の実現に向け取り組まれたところでございます。  さらに平成26年から3カ年計画で作成をされました,狛江市農業振興計画の基本方針を踏まえた施策展開の総括についてお伺いをするとともに,2点目,この施策展開の総括からあぶり出されましたこれまでの評価・反省を狛江市第3次農業振興計画にどのように取り組んできたのか,さらに3点目,第5回狛江市農業振興計画策定委員会でも議題となりました多面的機能を有する都市農業を広く市民に理解していただくために今後どのように取り組んでいくのか,広報活動並びに広告戦略を打ち出していくのか,以上3点お伺いをするところでございます。  それでは2問目,一般質問通告書では「狛江市役所職員の魅力をどう高めるか」と題しておりますが,この議場にては狛江職員の魅力をさらに高めるためにはどうしたらいいかという視点の中で質問をさせていただきたいと存じます。  狛江市においては,市民サービスのさらなる向上と職員のワーク・ライフ・バランスの実現を目指して,超過勤務時間の削減等においても毎週水曜日のノー残業デー,さらには各課ごとに任意の日を選びノー残業デーを設定するなど,さまざまな手法を用いて働き方改革に取り組んでいるところで,民間企業等においては長時間労働と過労死問題が社会問題化しており,各自治体においても事業・事務量の増加と長時間労働の拡大によって適正な勤務時間の管理や業務の見直しなどが経営課題となっているところでございます。  服務監察,勤労,健康管理等多角的な視点から超過勤務時間の縮減や職員の健康確保などに向けた課題整理と対応の検討が進められているところでございます。  それでは2問目,まず最初に超過勤務時間の縮減並びに職員の健康確保に向けた取り組みに対しての課題整理と今後の対応策についてお伺いをするところでございます。  なお,1問目,2問目の再質問については自席にて行います。 368: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。     〔市長職務代理者副市長 水野穰君登壇〕 369: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) それでは1問目,農業・農地を生かしたまちづくりについて答弁申し上げます。  農地が持つ文化的・教育的価値や公共性を広く市民に理解してもらうための取り組みでございます。  1点目の施策展開の総括でございますけれども,平成6年に策定された狛江市農業振興計画では有機農業や減農薬農業を定着させ,庭先販売などによる直売を推進して,生産者の顔が見える安全・安心な農作物の供給を推進し,市民農園整備やウォッチングラリーなどを通した農との触れ合いや農家との交流などの事業を展開してまいりました。  また,平成19年に策定されました狛江市農業振興計画では,農業経営体の育成を図るために狛江市の農業の中核を担う認定農業者の育成及び支援や,狛江独自のGAP手法の取り組みによる狛江産農産物ブランド化の確立,地産地消の推進を図るための学校給食及び保育園給食への安定供給,農業者みずからが開設・管理し,農家から直接技術指導を受けることができる体験型農園の整備などを実施してまいりましたが,農地の減少傾向には歯どめがかからない状況であります。  しかしながら,経営耕地面積は年々減少していますが,施設を取り入れるなど各農業者の工夫により,農業産出額においては平成24年からおおむね同額を維持していることも事実でございます。市民の食生活と暮らしに潤いを与え,狛江市の空間に快適性をもたらす貴重な空間としての農地を継続的に保全するためには,今後ますます市民との協働が必要になります。  2点目の評価・反省をどのように取り組んだかにつきましては,それらを踏まえまして狛江市第3次農業振興計画では,前回に引き続き狛江市農業の将来像を「市民と共に育てるこまえ農業」といたしました。それを実現するために市民ニーズに応えるこまえ農業を推進する,こまえ農業を担う農業者の育成,こまえ農業を支える市民との交流,こまえ農業の基盤となる農地の保全の4つを基本方針とし,各種施策の展開を図ることとしております。  中でも狛江市の農業を市民に理解してもらうためには,さまざまな農業情報の発信が重要となります。  3点目の都市農業を広く市民に理解していただくために今後どのように進めていくのかにつきましては,市ホームページや広報など多様な情報ツールを通じてJAや農業者など関連する個人や団体などの協力を得て,旬の農産物や農業者の取り組み,市民との交流など情報発信の充実を図ってまいります。  また,農業委員会だよりについても多様な情報ツールを活用し,周知を図る支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。 370: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 371: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 2問目について答弁させていただきます。  平成29年度の超過勤務の総時間は4万4,056時間で,平成28年度と比較すると135時間増,平成27年度と比較すると5,847時間と大幅に増加してしまいました。  平成28年度につきましては,短期間内で3回の選挙の実施等の特殊事情があったことにより増加に転じてしまったことから超過勤務の縮減を喫緊の課題とし,平成29年度につきましても20時30分の絶対退庁時間を超える場合やノー残業デーに時間外勤務を行う場合には,職員課長に事前に申請すること,また5月からは月45時間を超えて超過勤務を行った職員がいた職場の所属長に対し,その理由と対策を報告書に記載し提出することなど,超過勤務縮減に向けた新たな取り組みをいたしました。  その結果,多くの職場において縮減いたしましたが,福祉部門の職場においてはサービス利用対象者の増加や,待機児童対策に伴う事務量の増加などにより大幅な増加となっております。  今後の対策として,これらの取り組みを引き続き実施していくとともに,定員適正化の面からも超過勤務の縮減の観点も含めて,次期計画見直しの際などに検討する必要があると考えるところでございます。 372: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 373: ◯ 10番(三角 武久議員) 今の御答弁の中で農地の減少に歯どめがかからないという御指摘がございました。その中でも,農業の売り上げの部分については現状維持しているということで,この要因は狛江産農産物GAPのブランド化というのが大変大きな要因を占めているのではないのかと推察をしているとともに,農地を継続的に保全するということで,体験型農園というのも大変有効な手段だということを強く強く感じているところでございます。  それでは一般質問通告書に従い,再質問として行わせていただきたいと思います。  農業景観は農業の姿であり,農業のあり方を規定する農業政策は農業景観にも大きな影響を与えるところでございます。農業政策は最初から環境を重視していたわけではなく,環境破壊の経験から改革を重ね,現在に至っているところでございます。  そこで,これからの農業景観形成に必要な事項として持続可能な土地利用が良好な農業景観を生むところで,持続可能な土地利用による農業がもたらす効果について,多面的機能と呼ばれる食料生産以外の機能の明確な価値化が必要であると,私は考えているところでございます。  東京都においては平成27年度都市農業・農地が有する多面的機能の経済的評価に関する調査で評価額を算出しており,この調査結果においては,減少傾向にある都市の農業・農地には,防災や環境保全といったさまざまな公益的な機能があり,これを「多面的機能」と呼んでおります。この多面的機能は,都市住民の豊かな生活や安全・快適な都市環境づくりに役立っておりますが,その価値が都民・市民になかなか理解されにくいことから,都市農業・農地の持つ多面的機能の経済的評価を試算し,評価をしたと記載をされているところでございます。  東京における都市農業・農地の多面的機能の評価金額は2,465億円であり,環境保全機能の評価額はこの中でも527億円と算出をされているところでございます。  この多面的機能と呼ばれる都市農業・農地の明確な価値を今後市民に具体的にどのように展開し広めていくのか,農のある風景・環境保全の施策の実効性を高めていただきたいと考えているところでございます。どのような姿勢で狛江市は臨まれるのか,狛江市の御見解をお伺いするところでございます。 374: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 375: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 農業と市民との触れ合いにおいては,農業祭や農業食育ラリーなどイベントの実施や,市民農園や体験農園の開設,また観光ガイドなどPR資料によるさまざまな情報提供を行っております。  今後におきましても,狛江市の都市農業・農地の価値を広め,深めていくために,引き続き市民の農業への理解や触れ合う機会を創出していくとともに,農業者と市民の交流を通じて協働による狛江市の農業振興や農地保全の取り組みを行ってまいります。 376: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 377: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市におきましては多摩川や野川のほか,生産緑地などのまとまった緑は市民にとっての貴重な共有財産であり,市民全体で保全を推進し,その魅力をまちづくりに生かしていくことが求められています。中でも生産緑地は御指摘のとおり農地の保全,環境保全,防災機能などの多くの役割を有しております。開発行為や相続などにより緑が減少しつつある現状ではございますが,狛江市といたしましては緑の量を維持することを基本としつつ,これらの質を維持し高めていく必要があることから,緑の一つである農地の保全・活用を推進しているところでございます。 378: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 379: ◯ 10番(三角 武久議員) 特に4年前に「農業ウォッチングラリー」から「農業食育ラリー」ということで名前が変わったのですが,この食育ラリー,当日とれた野菜で市民の皆様とともにカレーライスをつくり,その場でラリーが終わって食べるということで,本当にとれたて新鮮野菜を味わえるということで,食育ラリーも狛江の農業を広めるということで私は大きな役割を果たしていると考えているところでございます。  今,全国的に地産地消が叫ばれているところでございますが,狛江市の現状と課題についてお伺いをするところでございます。
    380: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 381: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 狛江市では農家の庭先販売,JA共同直売所(マインズショップ),市内スーパーの地場産コーナーなどで直売が行われており,市民の利用も多くなっております。また,学校給食でも地場農産物が活用されており,狛江市農業振興計画を策定するに当たって行った市民アンケート調査においては9割の方が狛江産の農産物を購入したい意向を持っているなど,地産地消に対するニーズも高いものと考えております。  課題といたしましては,地場野菜を購入したいという多くのニーズに対し,野菜の生産・供給が間に合っていないことなどが挙げられております。 382: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 383: ◯ 10番(三角 武久議員) 今市民生活部長から御指摘をいただいた課題ということで,地場野菜を購入したいという多くの市民がいることに対して野菜の生産・供給がなかなか間に合わないということです。これは農家にとっても大変反省すべきことで,せっかくGAPブランド等狛江の農家が多く認知をされてきた中で,よく端境期と言われます9月そして10月中旬まで,そして年明けの2月,3月,この時期にどうしても野菜が不足してしまうということで,これは市民生活部の職員の皆さんとも,この課題についてはどうやったら克服できるかということで調整を進めている中で,直売会の会長もみずからこの端境期をなくすように野菜を提供していこうというようなお声かけもしていただいておりますので,何とか今御答弁をいただいたこの課題については,我々としてもしっかりと解決をしていきたいというふうに考えているところでございます。  それでは次の質問では,地産地消は多様な側面を有しており,固定的,画一的なものではなく柔軟性・多様性を持った地域の創意工夫を生かしたものとなることが必要であると指摘されているところで,主な地産地消の活動内容による分類としては,大きく「販売・普及活動」と「交流活動」に分かれますが,狛江市においては直売会・GAP研究会を通して「販売・普及活動」は広く展開をされているところでございます。今後は「交流活動」にも多くの力を入れるべきと考えており,現在においてもあいとぴあセンターで実施されております料理教室は市民の方に高く評価をいただいているところは周知の事実でございます。  今後は2020年の東京オリンピック・パラリンピック,また2019年のラグビーワールドカップ等も開催されるということで,狛江の特産品である枝豆の消費促進並びに市民生活への定着を図るため,提案で仮称でございますが,地場農産物を応援する「枝豆クラブ」等を組織し,枝豆の生産状況や機能性を紹介する講習会や講座,生産者と市民との意見交換会を実施するなど,市民への枝豆の理解促進等を図るセミナー開催など,コミュニケーションを伴う農産物の行き来の中で生産から消費につながる事業の実施を強く要望させていただきたいと思います。  それでは次の質問として,狛江から新しい都市農業の形として「あるある畑」と子供たちが名づけた「ポニー・畑・人」をつなぐ居場所づくりに取り組まれている方がいらっしゃいます。この内容について紹介をさせていただきます。  この取り組みは,国立市にあります「くにたち農園の会」の畑を居場所にというテーマに田畑とつながる子育て支援事業を参考に,取り組んでいるところでございます。  活動の大きな特徴としてはホースセラピー活動に取り組んで,乗馬や馬の世話を通して心身の治療や機能回復,教育の質の向上を目指すなど動物介在治療に取り組んでいるところでございます。  乗馬は障害を持っている方にとっても精神面・身体面へのプラス効果が認められるとともに,障害に対する治療効果も高く,こうした活動には理学療法士ほか医療関係者も取り組みを図れることが多いと指摘されているところでございます。  新しい都市農業の形と障がいに対する治療に対し,新たな取り組みが必要,そして支援等の対策を講じていくことを強く求めるとともに踏み込んだ取り組みが必要と考えているところでございます。  狛江市の所見をお伺いするところでございます。 384: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 385: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 近年,福祉分野において農業や園芸活動を通じて得られる心身のリハビリテーション効果や,共同活動による社会参加促進効果等が改めて評価されております。これは平成28年5月に策定された都市農業振興基本計画においても記載されており,市としても狛江市第3次農業振興計画において多様な農業体験の場の確保の中で福祉農園を推進していくと示しております。  現在も市民農園において,一定以上の大きさのある農園においては福祉区画を設けておりますが,引き続きさまざまな取り組みを検討してまいりたいと考えております。 386: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 387: ◯ 10番(三角 武久議員) そうですね。市民農園においても一定区間福祉区画が設けられていることは理解をさせていただいているところでございます。  今ブームや話題になっている農業と福祉の連携ですが,高齢者や障がい者だけではなく,生活困窮者や刑務所などの更生施設を出所した人たちに対して自立を支援しようという取り組みの中で,各地で展開されている農福連携を見ていると,大いなる可能性と少しばかりの懸念も感じられるところです。近年,医療分野や福祉分野と連携した食料分野や農業分野の取り組みが盛んになってきており,食や農の新たな可能性が注目されているところで,また農業の現場でも農業従事者の高齢化などにより農業労働者の減少が課題となっているところで,福祉との連携について狛江市も一層の強化に取り組んでいくべきと私は考えているところでございますが,狛江市の所見をお伺いいたします。 388: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 389: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 議員のおっしゃるとおり,農業従事者の高齢化は狛江市においても喫緊の課題となっております。そのため,農福連携による農業労働力の確保も労働力不足を補う重要な手段の一つであると認識をしております。 390: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 391: ◯ 10番(三角 武久議員) 狛江市においても農業は徐々に後継者が減っていく一方,働き手の高齢化も進んでまいります。その数もこの20年間ほどでおおよそ半数まで減少をしているところでございます。一方,障害福祉においても働きたくても働く場がなかなか見つからず,働いても賃金や工賃が低いという状況もございます。こうした双方の課題解決につながる糸口が,人手が足りない農業,働く場の確保と賃金の向上を求める福祉と結びつく農福連携でございます。  人手が足りない農業ということで,これは福祉との連携ではないのですが,江戸川区においては行政側のほうが草刈りボランティアという制度を設けて,行政側のほうで募集して農家に振り分けをして草刈り等を行っていただく。また,福島県の南相馬市小高区の草刈りポイント事業は,草刈りをすると500円分のポイントが付与されて,商店街等で使うことができる。  農家も高齢化が進み,特にこれから夏場にかけては草刈り等が大変な時期を迎えるということで,1人でも多くの人手が欲しいというところの現状もございます。それもあわせて,さまざまな事例等も調査・研究をしながら,また取り組んでいただきたいというふうに考えているところでございます。  特に農福連携については長期的展望に立ちながら,この機会を捉え,より多くの障害をお持ちの方々が働く場の確保と安定した賃金で仕事が続けられるように狛江市としても後押ししていくことが強く求められていると,強く強く感じているところで1問目の質問を終了させていただき,2問目の再質問に入ります。  2問目ですが,先ほど総務部長のほうから御答弁いただいて,超過勤務時間が大幅にふえたということで,大阪の寝屋川市の取り組みと大田区の取り組みについて紹介をさせていただきたいなと思います。  大阪府寝屋川市は長時間労働の抑制策として,職員が事前に承認を得ず残業した場合,定められた終業時間から30分後にパソコンが強制終了するシステムを導入したということでございます。市の終業時間は原則午後5時半。市によると,パソコンの画面に1時間半前から,ですから4時半から30分ごとに使用可能な時間と残業する場合は申請が必要だとする注意文が表示をされる。申請せずに使い続けると,業務終了20分後から1分置きに警告画面が表示をされ,10分後に電源が切れるというシステムを導入したということで,日本全国初めての導入だということでございます。  昨年ですから,平成29年7月に約50人を対象に試験的に導入したということですが,残業が前年同時期に比べて1割減って好評だったという記事が載っておりました。  また大田区においては自治体初となるスマートワーク宣言を行って,超過勤務時間の見える化などの取り組みを行った結果,働き方に対する職員の意識が変化してきたと指摘されているところでございます。  この超過勤務時間の見える化は,庶務事務システムを改修し,システムの時間外勤務申請ボタンをクリックすると,「働き方」に関するポップアップメッセージがあらわれ,時間外勤務の当月累積時間数が表示され,申請者と所属長双方が確認した上で申請・決定する仕組みでございます。しかも累積時間数が一定時間を超えると,決裁件名に「45時間超」「60時間超」「80時間超」と記載をされ,所属長による職員の勤務時間の適正管理と職員自身の自己管理を支援するシステムでございます。  大田区においては超過勤務をせざるを得ない状況が続く限り,意識改革だけでは真の働き方改革につながらないとし,また定時退庁を強調し過ぎると,隠れて時間外勤務を行うおそれがあることも懸念されていたところで,働きやすい職場環境整備によって効率的・効果的で質の高い業務を行い,市民サービスのさらなる向上を目指して取り組んでいるということで,狛江市においても狛江版の働き方改革を今後も進めていただきたいと存じます。  それでは,近年自治体の採用試験の競争率が右肩下がりとなっていると言われているところで,とはいえ,景気動向にかかわらず公務員を強く志望する学生は必ず毎年存在いたします。  個々の自治体によって違いはあると思いますが,総じて言えば,軽い気持ちで受験する受験生が減っただけで,強固な志望動機を持つ者を中心に公務員志望者は今も相当数存在しているのではないかと推察しているところでございます。  ここで就職先としての自治体,学生は狛江市に何を求めているのか。採用担当責任者として感じるところをお聞かせください。 392: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 393: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 一般事務の職種においては,平成27年度から教養試験を廃止しSPI検査を導入したことにより,前年度に比べ受験者が増加したものの,年々ほかの自治体との競争率は高まっていると感じているところでございます。  また,採用試験の面接を通し,狛江はコンパクトな市であるため市民との距離が近く,やりがいを得られるのではないかと考える受験生が多いと感じております。  学生に限らず,受験者が自治体に求めるものとは,その市の魅力であり,特に公務員を強く志望する方にとっては狛江の魅力であるコンパクトさから生まれる仕事のやりがいを強く求めているものと感じております。 394: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 395: ◯ 10番(三角 武久議員) 今総務部長から御答弁ありましたように,狛江においてはコンパクトさから生まれる仕事のやりがいを強く求めているのではないかということで,景気動向に関係なく自治体を志望する固定の学生というのは地域,地元を盛り上げたいという,この思いがある方が大変多いということで,特に目的意識の明確な学生は国・都道府県より市区町村を志望することが多い傾向があるそうでございます。これは獨協大学の大谷ゼミの学生の統計でございますが。  それでは自治体がよい人物を採用し,その人物が採用後に幸せに働くためには自治体の期待と志望者の期待,自治体が求めている能力と志望者が持っている能力,志望者が自治体職場に感じる雰囲気と自治体の採用担当者が志望者に感じる雰囲気,それぞれのマッチング作業が職員採用の過程で行われていると存じますが,このようなマッチング作業が的確に行われることが重要であると私は考えているところでございます。  学生がおおむね求めていることは,仕事内容の詳細,勤務時間,職場環境を含め上司と同僚の関係などの情報を求めていると考えています。期待・能力・フィーリングのマッチングを的確に行うには,まず狛江市がそのような情報を十分に発信する必要があるのではないでしょうか。  よい人材を確保するには,狛江市が求める人材の応募が増加する今後の対策について,今後も情報発信を含め,さまざまな取り組みを強力に推し進めていく必要があると考えているところで,狛江市の見解をお伺いするところでございます。 396: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 397: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 採用担当課では,受験生募集の際に先輩職員のインタビューを掲載し,実際の業務の内容や職場の雰囲気などを紹介する採用案内を作成するなど,情報発信について新たな取り組みを行っていると聞いているところでございます。  私も受験生の履歴書や論文などに目を通し,狛江市を選んだ思いなど,人となりを想像しながら最終面接に臨んでおります。  優秀な人材をバランスよく確保することは,市の将来・成長にとって最も重要なファクターとなります。あらゆる機を捉え,狛江市の情報発信をしていくとともに,定数管理の側面もございますが,優秀な人材を積極的に採用する体制整備を考えていかなければならないと考えております。 398: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 399: ◯ 10番(三角 武久議員) これから少子高齢化の時代で,民間企業との志望者の奪い合いということも想定されているところでございます。  また,厳しさを増す採用環境ということで,総務省が平成29年に公表いたしました平成28年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果によりますと,全国の自治体が2016年度に実施した職員採用試験の競争率の倍率ですが,前年度比より0.1ポイント減の6.5倍で,記録が残る1994年度以降で最低となったことが判明をいたしました。  総務省公務員部では,景気回復で民間企業が積極的に採用していることが大きく影響したと見解を出しているところでございます。  今後少子化で若年人口の減少が続く中,人材獲得競争は厳しさを増していくところで,自治体は民間企業とパイを奪い合うことになり,新規採用者の質の担保や職種によっては人材補充自体が難しくなることが予想されるところで,近年自治体の職員採用で特に問題となっているのが技術系職員の確保でございます。時事通信が昨年6月にまとめた調査でも,技術職の確保は喫緊の課題であり苦慮しているといった多くの自治体の声が聞かれたところでございます。  そこで,狛江市の技術系職員の採用の現状(職場環境を含めて)お伺いをさせていただくとともに,技術系の職場においても女性が活躍できる職場であることもPRするなど,さまざまな工夫を凝らした職員採用プロモーションの戦略が必要であると考えているところでございます。  今後どのように取り組んでいくのか,狛江市の見解をあわせてお伺いをいたします。 400: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 401: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 平成30年4月1日現在,技術職の職員数は32名で,うち女性は5名です。平均年齢は約44歳で,現在の定員適正化計画では技術職の採用の予定はございませんが,採用が必要となった際には技術職についても採用案内に先輩職員のインタビューを掲載するなどし,積極的にアピールすることで人財の確保を図ってまいりたいと考えております。 402: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 403: ◯ 10番(三角 武久議員) これから人口減少が進んでいく中で大事なのは,先ほどお話しさせていただいたように,今後は人材獲得競争の厳しさは増す,そして民間企業とパイを奪い合うということで大変な時代になってくる中で,職員一人一人の能力をどう高めていくのか。やらされている仕事よりもやりたくなる仕事のほうが能力を発揮できるパフォーマンスは高いものでございます。  それでは,自治体の職場や職員の魅力をどう高めていくべきか,まさにここに人材獲得のヒントがあると考えているところでございます。重要なのは,そこで働く職員がわくわく仕事ができる,そしてその魅力をどのように次の世代に伝えていけるかが重要なポイントになるのではないでしょうか。  最近多くの自治体組織で,考えられないような初歩的な誤りによって事務処理が行われているケースが生じているそうです。その背景には,この間進められてきた自治体職員の削減により職員が担う業務量と種類がふえたことや,団塊の世代の大量退職などによって業務執行上の知識とともに有形無形のノウハウが継承されていない現状があるのではないでしょうか。それぞれの職員が相談できずに孤立したような状況になってしまう中で,淡々と日々の仕事に追われている職場環境とその中で仕事になれていない若手職員が苦労されている姿が想像できるところでございます。  魅力ある職場環境が特定の地方自治体に存在しているわけでもなく,それぞれの地方自治体が取り組んでいる職場改革が功を奏し,魅力ある自治体として改善を図ることによって発展する可能性があるのでございます。狛江市だからこそ取り組むべき政策課題も少なくないと感じている中で,広域的かつ複数の分野を横断した政策課題に対し,地域の視点から総合的に取り組む姿勢をどれだけ示すことができるのか。魅力ある職場で働いている職員が魅力を持って語ることができるかどうかが鍵となると私は考えているところでございます。  全ての行政機関に共通する課題であります,この問題をどう捉え,問題解決や魅力ある職場環境整備に向けた施策展開を図っていくのか,狛江市の考えをお伺いいたします。 404: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 405: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 魅力ある職場については,職員が仕事に対しやりがいや達成感を感じられることが大切であると考えております。そのため特に若手職員にはOJT等による指導の中で,仕事のおもしろさを感じてもらうことや担当を与えることで責任感を持ってもらうことが必要となります。  また,所属する課の業務だけではなくプロジェクトチームなど横断的な組織の中で活躍できる場に飛び込んでもらうことで,自分のアイデアや意見を事業に取り入れられたり周りに認めてもらうことを積極的に経験してほしいと考えております。 406: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 407: ◯ 10番(三角 武久議員) 2年前ほどになりますが,三多摩26市の5市町村ぐらいの,ちょうど課長と係長の方に若手職員の指導に関するお話というか,リサーチをさせていただく機会がありました。どの方も自分が採用されて市役所に入ったときには,多くの先輩に本当に手とり足とりいろいろなことを教えていただいたと。また,そのときは土曜日も仕事をしていたということで,土曜日終わった後に,一杯行ったり旅行に行ったりとか,先ほどお話しした本当に有形無形のノウハウがその中で継承されていたところで,現在は若手職員に教えている時間がなかなかない。自分の目の前の仕事で精いっぱいだということで,本当に大変申しわけないというようなお話が5人の方共通でございました。そういう課題もある中で,それをどうしていくかということも今後皆さんでお知恵を出し合って解決をしていただきたいというふうに思います。  また,職員にとって職場というのは上司そして同僚との関係も大切ですが,そこの職場の環境というのもすごい大切なことかと思うのです。  先ほど谷田部一之議員から御提案,御要望がありました児童青少年部の配置転換等につきましては,これは私も強く強く感じているところで,早期に玄関口である2階等々に場所を配置転換されたほうがいいのかな。  それはなぜかといいますと,現状の中での児童青少年部のスペースです。まず職員が働かれるスペースが何か大変狭く感じます。また,お子様連れの方が市役所に来庁して御相談に行くときの動線です。心理学的に言うと,奥に行くということで,相談される方自身もすごい圧迫感を持って動いていくという中で,広い開放的なスペースで来庁し,そこで相談をするという中で,この一般質問の中でも企画財政部長のほうで庁内再編の話があるということのお話もございましたので,市民イコールお客様でございますので,まず第一にお客様の動線がどうなのかということを強く考えて取り組んでいただきたいというふうに感じているところでございます。  残業等についても,昨年度ですか,時間が多かったということで,私も消防団で夜間活動しているとき,いつも不思議に思っていたことは,夜間訓練が終わって戻ってくると,福祉保健部と3階の児童青少年部はいつも明かりがついているのです。こんな遅くまで頑張っているのだということも強く感じましたので,ぜひあわせて改善のほうもお願いをさせていただきたいと思います。  狛江市にとっても地域と向き合い,地域を深く認識することが私は重要であると考えているところでございます。市役所の中にいるだけではわからない地域社会の実態や課題を把握するために,まずはまちに出かけ,現場から学ぶ姿勢が問われているのではないでしょうか。地域の人々に寄り添いながら課題を解決する,地域の価値を見出す,将来に向けて住民が誇りを持てる地域社会を形成していくためには狛江市の職員も地域へのかかわりや関心を強く持つことが求められていると感じるとともに,これから欠かしてはならない姿勢だと強く感じております。  狛江市においても「地域と共に考え・育つ地域連携職員」を配置されたところで,現在の活動状況並びに現場で地域住民の皆様とともに学び,まちづくりに生かす,この取り組みを今後どのように展開されていくのかお伺いをするところでございます。 408: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 409: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地域連携職員制度は,地域住民と市職員が本来の職務とは別の形で接することで,お互いに顔と顔が見える関係づくりを進め,地域住民が市政にかかわるきっかけにするとともに,より市民に寄り添う市政の実現を目的として,平成29年度から開始をいたしました。入庁2年目から4年目の職員を対象として20名を募集し,地区対抗45人リレーの支援を行ったところでございます。  各地区に地域連携職員を分け,それぞれの地区にてリレーの準備や走者として活動し,多くの方々と交流を図りました。  活動後,職員からは,「市外在住だったため市民と知り合うきっかけができた」「職務では接することがないさまざまな世代・職種の方から話を聞くことができた」「地域・自治会の方と交流ができ,地域の様子がわかるよい機会になった」などの声をもらったところでございます。  今後の活動につきましては昨年度の実績や反省点を踏まえて検討していきたいと考えております。 410: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 411: ◯ 10番(三角 武久議員) 2年目から4年目の職員が20名任命されたということで,このうちの何人かから話を聞くことができました。実際に窓口で本来だと苦情になりそうな問題が,地区対抗リレーで話をしたことによって──まあ,笑いながらと言ったら語弊があるかもしれませんが,大きなトラブルがなくスムーズに事務処理ができて,こういうところでもまた職員が自信をつけていくのではないのかというふうなことを私は強く感じたところでございます。  以前一般質問の中で,三宅議員からも奈良県生駒市の御紹介があったかと存じます。この奈良県生駒市なのですが,職員改革に取り組み,5年連続で新規職員採用試験の応募が1,000名を超え,目的意識が明確で事務処理能力も高い職員が採用できているところで,この高い能力の職員を採用できているだけではなく,市長からはもっと地域に飛び出してほしいという思いがあり,そのために必要不可欠なことはみずから積極的に地域に飛び出していくことであり,目指すのは積極的に地域に飛び出し,市民とともに汗をかく職員が理想であると述べられております。そのためには,職員が地域に飛び出していきやすい環境を整えることが市長の役目だと考え,同じ団体の仲間が有償で公益的な活動をしているのに,公務員だからと1人だけ無償で活動できないのは不合理であると常々考えていたそうでございます。  中には報酬を受け取れないことが地域活動への参加を妨げる一因となることもあると考え,そうした阻害要因を取り除き,職員が地域へ飛び出しやすい状況をつくろうと地域貢献活動促進のため,職員が報酬つきの副業に従事することを生駒市は認めたところでございます。  狛江市においても,地域連携職員が配置をされて地域活動への参加の意欲が高まるところで,地域貢献活動促進に向けても,このようなさまざまな事例を調査・研究しながら地域に飛び出す職員を養成することも必要であると私は考えているところでございます。  狛江市としては現状消防団員への入団など,地域貢献活動に積極的に取り組んでいることは十分理解をしているところで,今後さらにどのように取り組むのかお伺いをするところでございます。 412: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 413: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在3名の職員が消防団員として活躍しておりますが,本来業務の職務専念義務といった面もございますので慎重な取り扱いが必要な上,その時々の団員数との兼ね合いもございますが,入団について前向きでやる気のある職員につきましては応援してまいりたいと考えているところでございます。 414: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 415: ◯ 10番(三角 武久議員) 生駒市の例を紹介させていただきましたが,生駒市の報酬つきの副業従事の方は,現在5名が許可を得て活動をされているそうです。5名のうち2人はスポーツ指導,残り3名はNPO法人に所属をしながら子供たちに命の大切さを伝える出前授業を行っているそうです。しかしながらここが大きなポイントで,5人全員が消防職員なのです。三交代制勤務のため平日の活動がしやすいということで,狛江市においては東京消防庁に委託をしておりますので,イメージとしては稲城市の消防局のイメージをしていただければ。稲城市は東京消防庁に委託をしておりませんので,稲城市本体の中に消防部がございますので,その職員をイメージすると,生駒市の貢献活動が理解しやすいのではないかというふうに考えております。  今後も若年人口減少は続き,このような構造的な人員不足状況の中で他の行政機関・民間企業に採用者を持っていかれる状況を見ているわけにはいかないと感じております。職員採用は地方自治体経営の総合力が試される,究極のシティプロモーションでございます。人手不足時代にあって,例年どおりの採用活動ではもはや立ち行かなくなると考えております。売り手市場で逆指名をかけるぐらいの攻めの採用に臨めるだけの地方自治体経営の基盤・基礎をしっかりと打ち立てることが遠回りのようでいて王道ではないでしょうか。小手先の採用戦術だけではない,ビジョンや哲学を備えた採用戦略を持ち,選ぶ意思・力量を備えてこそ選ばれる狛江市の条件でございます。  この取り組みは地方自治体の基本に根差した取り組みにすぎません。採用活動という局面で基本に忠実に戦略・戦術の連鎖をしっかりと組み合わせ実践できるかを改めて皆様で御確認いただき,選ばれる狛江市役所となっていただくよう強く強く要望させていただき,全ての質問を終了いたします。 416: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時50分 休憩     午後 3時09分 開議 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 418: ◯ 11番(栗山 剛議員) 通告に従いまして1問質問させていただきます。  1番,安心で安全なまちづくりについてですが,冒頭にこのたび新幹線内で発生いたしました,殺人鬼に襲われた女性を助けるためお一人で立ち向かい女性を守り,恐怖の中多くの命を守り,御自身の命を顧みず立ち向かった梅田耕太郎さんの勇気に心からの敬意と御冥福をお祈り申し上げるとともに,御家族に哀悼の意を表します。  さて,今回の質問ですが,東京2020オリンピック・パラリンピックまであと2年,ラグビーワールドカップまでは1年と世界的なイベントが着々と近づいてきている中,どうしても何か起こったときの安全対策が見えてきていないような気がいたします。
     そこで,狛江市として何か起きたときの安全対策を考えているか確認させていただきたいと思います。  まず初めに1番,犯罪を防ぐ取り組みについてでございます。  狛江市で窃盗や不審者,詐欺などの犯罪を未然に防ぐために行っている主な対策を教えてください。機密事項があれば言わなくても結構です。  再質問は自席より行います。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 420: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 窃盗や不審者に対する主な対策といたしましては,児童登下校時における学校安全パトロール,地域における安心安全パトロール,青色回転灯搭載車による市内巡回パトロールを行っております。  オレオレ詐欺を初めとする特殊詐欺への対策といたしましては,防災行政無線や市内巡回における注意喚起,こまえ安心安全情報メールによる周知,駅頭における啓発,無人ATMでの張りつきなどを行っております。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 422: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは再質問させていただきます。  窃盗や不審者は地域の皆様によるパトロール,青色回転灯搭載車の巡回パトロール。詐欺被害対策は防災行政無線・メールによる周知,無人ATMの張りつきと。常に職員が市民の皆様とともに対策を行っていただいていることは大切なことと考えております。また初日の小野寺議員の質問にもございました防犯カメラですが,これは絶対犯罪抑止になるのは間違いないのです。  では質問ですが,過去の犯罪において市や学校で設置している防犯カメラは活用されたのかお伺いいたします。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 424: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市で設置しております防犯カメラの活用につきましては,平成25年度に設置して以降,現在まで23件の照会がございました。このうち若干ではございますが,犯人検挙に至ったケースもございます。  また,学校に設置している防犯カメラの活用につきましては14件の照会がございました。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 426: ◯ 11番(栗山 剛議員) 約5年で市防犯カメラの照会が23件,学校は14件もの照会があり,その中では犯人検挙に至ったケースもある。これは防犯カメラのおかげと言ってもよいと思います。  設置当時は,監視社会だと反対する方がいたと伺っておりますが,普通に悪いことをしていなければカメラに撮られても何とも思いませんし,それどころか犯罪が減り,犯罪があっても証拠になり犯人検挙につながる,こんなよいことはないと思います。また,最近は防犯カメラがかなり安く,性能もよいので多くの一般住宅などで設置されているのを見かけます。  それでは質問ですが,同じく犯罪発生において民間及び個人の防犯カメラデータの活用はあったのか。これも警察ではないので,可能な範囲でお答えをお願いいたします。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 428: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 町会・自治会,商店街で設置した防犯カメラにつきましては警察より問い合わせがありましたので,活用されているのではないかと思われますが,個人所有の防犯カメラの活用につきましては把握しておりません。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 430: ◯ 11番(栗山 剛議員) 警察からの問い合わせがあったとのことで活用されているということです。  それではさきにも述べましたが,あと2年,東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて,テロなどを含む犯罪対策準備は行っているのかお伺いいたします。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 432: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた安全対策につきましては,東京都において治安対策,サイバーセキュリティ,災害対策及び感染症対策の4つの視点から各種事態を想定した東京2020大会の安全・安心の確保のための対処要領を策定し,各種準備が進められていると聞いております。 433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 434: ◯ 11番(栗山 剛議員) 都からは各種事態想定の準備が進められている段階ということで,狛江市にはまだ「進められていると聞いて」いる状況は心配だと思います。来年からそのような状況が隣の調布でもあります。  では,対策の中で警察と連携は行っているのかお伺いいたします。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 436: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市としては,特に警察と連携はまだ行っていない状況でございます。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 438: ◯ 11番(栗山 剛議員) 現在のところ特にないということで,先ほども言いましたが,オリンピック・パラリンピックは別にしても来年はラグビーワールドカップがお隣調布市のスタジアムで行われます。オリンピック・パラリンピックまでではございませんが,多くの外国の方々が来られるはずです。  私もまだ本格的なラグビーの試合を観戦したことがありませんが,2年前,7月の神宮球場にて夏の高校野球東京都予選開会式に行きました。その日は隣の秩父宮ラグビー場で日本と海外の試合が同時に行われており,多くの外国人の方々で神宮球場の周辺の車道・歩道が混雑,そしてその周りにあるお店で飲酒をして本当に楽しそうな状況でした。ふだん私がよく見る,味の素スタジアムのサッカーの試合のように整然と駅からスタジアムまで移動する観衆ではなく,まさにお祭り状態で,車道を歩くのは当たり前,車道でラグビーボールで遊ぶ方が車にぶつけて警察が出動しているのも見ました。さらに,お祭り状況に便乗した日本の酔っ払った若者が隣の神宮球場で開会式前に整列している坊主頭の高校球児をばかにし,からかっていました。球児たちは試合に関係するのでずっと下を向いていました。私もそれを見るに見かねて注意しようかと思いましたが,私より先に正義の味方が登場し,酔っ払った若者6名ほどを気持ちよく連れ去ってくれました。  これは私が神宮球場に入るために待った,ほんの30分間の出来事でしたが,絶対に普通の日本と違う状況になると思いますので,せっかくの楽しい祭典を楽しめるように対策と準備をお願いいたします。  それでは狛江市の施設の話に戻りますが,食の安全対策で中学校給食センターの防犯対策はどのようになっているのかお伺いいたします。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 440: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 給食調理が行われます平日の日中におきましては,入り口横の事務室に学校教育課職員が常駐をいたしまして施設への入退室を確認しているところでございます。夜間や休日につきましては警備会社に委託をし,機械警備を実施しております。  また,調理室につきましては衛生管理の考え方から入り口が限られているとともに,室内には監視カメラが設置されているため,外部からの侵入や従事者によります不審な行動等があれば確認することができるようになっております。  また,学校給食の食材につきましては当日の朝に搬入され,搬入後は複数の従事者によって洗浄や下処理が行われますので,作為的に異物を食材に混入させるような行為は難しいものと考えております。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 442: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは,給食センターで今までに不審者が侵入したような事案はあったのかお伺いいたします。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 444: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 平成27年7月から給食調理を行っておりますけれども,これまで不審者侵入等の事案はございません。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 446: ◯ 11番(栗山 剛議員) 給食センターができる前のボックスランチでは,さまざまな異物混入などの問題がありましたのを記憶しております。給食センターはHACCPの規格に適合したつくりで,衛生面は国際基準です。また,監視カメラにより事故が発生した場合においても,その原因が判明できる本当にすばらしいセンターだと私は思います。中学生がみんなで同じものを安心し楽しく笑顔で食べている姿を1度でも見たら,絶対に給食センターへの不審者の施設侵入などは許せない状態と感じるのではないでしょうか。  そして,最近,普通のニュースや一般のチャンネルを見るとつまらないので,tvk,テレビ神奈川を昨夜見ておりましたら,大和市で大和市長がこれから学校給食にしたいということで,中学生と一緒に食事をしているニュース映像が流れました。  中学生たちの,小学校と同じような自校式または温かい給食,本当に夢いっぱいの笑顔であふれている,希望にあふれた給食に対する思いを見て,狛江はこのような給食センターができて本当によかったと実感いたしました。今後も現在の管理体制を維持できるようよろしくお願いいたします。  次に,これも小野寺議員の質問にありましたドライブレコーダー関連ですが,市民の方からの要望ですので質問いたします。  市内を一番巡回しているごみ収集車には,ドライブレコーダーは取りつけられているのかお伺いいたします。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 448: ◯ 環境部長(清水 明君) 市がごみ収集を委託している2社ともにパッカー車,可燃ごみと不燃ごみをプレス機構により減容しながら押し込んで収集する,パッカー車には全車ドライブレコーダーを設置しております。その他の粗大ごみや瓶・缶などを収集する通常のトラックについては設置を進めている状況でございます。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 450: ◯ 11番(栗山 剛議員) わかりました。  ではごみ収集車のドライブレコーダーは,市の費用で設置されているのかお伺いいたします。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 452: ◯ 環境部長(清水 明君) 委託業者の車両に取りつけられているドライブレコーダーは,業者の費用負担により取りつけられております。 453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 454: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私も自宅近くの委託業者に訪問・確認いたしましたところ,事業者の費用で取りつけているということを確認し,感謝の気持ちでいっぱいになりました。  小野寺議員はドライブレコーダー監視中のステッカーをお願いしていたと思いますが,私が市民の方からお願いされたのは,清掃車にスピーカーをつけて「市内防犯巡回中」のアナウンスを流していただきたい,または「振り込め詐欺には注意してください」と,よくさお竹売りの方とかが流しているような感じでいいとは思うのですけれども,やっていただけないかというのを市民の方からお願いされたのを今回質問で挙げたかったのですけれども,ちょうどけさのNHKのニュースでも川崎市──どこだか忘れてしまったのですけれども,ごみ収集車でそのように警察と朝連携していよいよスタートするということで,「振り込め詐欺に御注意ください」というアナウンスを流しながらごみ収集車が市内を回るということで,今宅配便かごみ収集車が一番朝から夕方まで市内を一生懸命動いていただいていると思います。防災無線も非常に聞きにくい場所もあると思いますので,そのようなアナウンスは非常に有効ではないかということで,何とぞ御検討をお願いしたいと思います。  昨今の犯罪は防犯カメラのおかげで抑止は当然,犯人検挙まで活躍しています。またドライブレコーダーは危険運転や事故の証拠だけでなく犯罪の抑止,証拠にもなっています。さらなる活用と東京2020オリンピック・パラリンピックまでの市民の安全対策を考えていただき,次の質問に移ります。  2番目の災害を防ぐ取り組みについてお伺いしたいと思います。  水防対策としてですが,5月13日の水防訓練を終えて今後必要と思われることはあったかお伺いいたします。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 456: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 関係機関相互の情報伝達方法,さらなる情報の共有化などが必要ではないかと思っております。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 458: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは市街地浸水時,消防団の方々の活動内容についてお伺いいたします。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 460: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市街地浸水時における消防団の活動内容でございますが,河川が氾濫した場合と内水の場合とでは活動内容が大分違ってまいりますが,主には避難誘導や救助・救出,住宅浸水防止のための土のう積み,地下・半地下浸水時のポンプアップ,道路冠水時の集水ます清掃などが考えられます。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 462: ◯ 11番(栗山 剛議員) 下水,特に汚水氾濫時の消防団員及び災害ボランティアの方々へ,破傷風感染の可能性は理解いただいているのか。以前の私の質問では市の職員の方々は接種済みということと,そのような予算が今のところないということでしたが,破傷風のワクチン接種指導は行っているのか。  ちなみに,私ごとではございますが,息子が3月に高校を卒業し,とある国家公務員に3月末に入隊いたしまして,入隊と同時に破傷風のワクチンを接種いたしました。  市ではそのように指導は行っているかお伺いいたします。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 464: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 破傷風につきましては感染の可能性がゼロでないことは理解しておりますが,破傷風ワクチン接種に対する指導ということは特に行っておりません。 465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 466: ◯ 11番(栗山 剛議員) 東日本大震災関連において破傷風感染が10例報告されていると,日本医事新報にありました。  厚生労働省ホームページによると,「破傷風は,破傷風菌により発生し,かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。以前は新生児の発生も見られましたが,近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。  主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して,さまざまな神経に作用します。口が開き難い,顎が疲れるといった症状に始まり,歩行や排尿・排便の障害などを経て,最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり,息ができなくなったりし,亡くなることもあります。」。  破傷風ワクチンは,破傷風菌を殺して毒性をなくし,免疫をつくるために必要な成分だけを抜き出してつくられた不活化ワクチンです。  国立感染症研究所や厚生労働省によると,適切なスケジュールで決められた回数の予防接種を受ければ,ほぼ100%の免疫を獲得でき,接種後10年間は免疫力が維持するとされています。10年以上たって海外へ渡航したり,野外での工事など,けがをしやすい仕事に従事する人,消防関係などの仕事の人は再度ワクチンを接種しておくことが勧められますとなっております。  前回の質問でもいたしましたが,私もこの年になって,しなさいということで破傷風ワクチンを結局2年間打たなければいけなかったのですけれども,1回3,000円でトータル3回で9,000円,自費でワクチンを受けました。  未然に防げる,そのような感染病でございますので,どうか周知のほうをしていただいて,市の予算で無理かもしれませんが,何とか1回飲みに行くのを我慢すれば受けられるワクチンだとは思いますので,そのような周知もお願いいたします。  では次に,市で常時在庫の積み土のうはどのぐらいあり,またどこに保管しているのかお伺いいたします。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 468: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 土のうの在庫数でございますが,防災センター1階に300袋,水防倉庫に600袋,合計900袋を備蓄しております。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 470: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは,市では災害時に活用できる重機はあるのかお伺いいたします。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 472: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市で保有している重機のほうはございません。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 474: ◯ 11番(栗山 剛議員) これも前回一般質問で確認させていただいて,市内工事業者と連携して災害時は出していただくということで,この間の水防訓練も新型のショベルカーが出ていたのですが,まさかリースかと思ったら買ったということで,本当にありがたい会社だと思います。  それでは,水害時などに必要な電源供給方法,そして規模数,あと燃料はどのようになっているのかお伺いいたします。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 476: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 水害時における電源供給方法ということでございますが,電力供給ルートにより一部の地域で停電が発生する可能性はゼロではございませんが,震災時と違い,水害時においてはライフラインはほぼ使用可能であると見込んでおります。  また,ガソリンなどの燃料につきましても流通ルートが遮断される可能性は低いと思われるほか,各備蓄倉庫に発電機用のガソリンを備蓄しておりますので,電力供給における懸念は大きなものではないと判断しております。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 478: ◯ 11番(栗山 剛議員) 了解いたしました。  これから水災害の発生しやすい時期になります。水防訓練のときは関係者の皆様,本当にお疲れさまでした。冨永消防団長の講評にもありましたが,さまざまな災害に備え準備する。まさに災害は準備と思います。水災害は電源の喪失の可能性が少ないということではございましたが,狛江市地域防災計画(平成29年修正素案)にあるように,可能な限りの準備と──これは備蓄倉庫のほうの電源だと思うのですけれども,電源も備蓄倉庫の小さな発電機だけではなく,防災倉庫のほうにはたしか1万リットルぐらいの大きい発電機があると思うのですけれども,それ以外に庁舎が楽に運営できるぐらいの電源車両,これが災害時協定で多分所有している所があると思いますので探していただいて。というのは,防災計画などをいろいろ読んでおりますと,水災害は先ほどおっしゃったように停電になる可能性は少ないと思いますが,大規模災害,地震などが起きた場合は停電になり,またテロなどで停電になった場合にでも,特に人工透析やそのような障害をお持ちの方々への電源供給は必要になってくると思います。  そして昨年第五小学校でも第四育成委員会さんにより初めてお泊まりの,災害体験の宿泊体験を行いまして,昼間はテントを張ったり,災害時にどう活動したらいいかということで,電源車を何とかしてということで,とある会社のPHVの電気自動車を持ってきまして,1,500ワットまでの電源供給が,ガソリン満タンなら10日間できるということでやって,このような活用方法もあるということを子供たちと一緒に学ばせていただきました。そのようなこともあります。電源というのは今の時代非常に必要なものだと思います。通信におきましてもなくてはいけないものですので,先ほど言いました電源車両,何とぞ確認をしていただきたいと思います。  では,3番目の交通事故防止対策についてお伺いしていきたいと思います。
     特に今回は道路の構造に関してお伺いいたします。  以前質問いたしました,歩車道ブロックがガードレールの端末柱より出っ張っている所が見受けられますが,イメージ的には横断歩道の所に歩車道ブロックがあって,横断歩道側に出っ張っている歩車道より手前にガードレールがあって人がつまずきやすいというものなのですけれども,それを前に質問させていただきましたが,解消されているのか確認させてください。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 480: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の構造ですが,雨水を排水するための歩車道ブロックと歩行者の横断を抑止するガードパイプの規格寸法が異なることから,端部において両者は必ずしも一致しないところがございます。しかしながら,これまで極端に歩車道ブロックが出てしまっている箇所などについてはブロックを削るなどの対応はさせていただき,歩行者の安全対策に努めているところでございます。  場所によっては解消されていない箇所がございますが,現在の状況や危険性などを判断した上で対応については検討をしてまいります。  まずは交差点内の歩行者の安全確保が第一条件ですので,今後もいろいろなケースを想定し,道路管理者として交通管理者とも協議をし,現場に合った歩道とガードパイプの設置位置を検討してまいりたいと考えているところでございます。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 482: ◯ 11番(栗山 剛議員) 都道においては同じような場所がございました。それは何回か東京都議会議員のほうにお願いしたところ,都道の管理者のほうで歩車道ブロックの前にオレンジ色のソフトラバーコーン──ポールですか,それが設置されて,まず人の目で気がついて接触しないような,けが・事故防止対策が行われておりましたので,ぜひともそのような対策を,見当たる場所がございますので,再度確認のほうをよろしくお願いいたします。  それでは次,まちづくり条例で新築のときの道路角地の隅切り条件,隅切り部の外構構造物の高さ制限などがあったら教えてください。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 484: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくり条例が適用される開発事業の事業区域内道路の整備については道路整備指針を策定して運用しております。その中では隅切りの条件といたしまして,開発行為及び土地利用の変更等は3メートル,建築事業においては事業区域面積1,000平米以上の場合は3メートル,1,000平米未満は2メートルとして定めております。また隅切り部の外構構造物の高さ制限については特に定めていないところでございます。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 486: ◯ 11番(栗山 剛議員) 高さ制限については後ほど述べさせていただきます。  事故の原因の一因であることは周知をお願いしたいと思います。  次は亀井議員も質問していましたが,私道について再度質問いたします。  以前私道の舗装整備について質問いたしましたが,通り抜け可能な私道で公共交通に必要な道路になっていて傷みが激しい場合の整備は所有者が行うのか。  それと,場所は言わないほうがいいと思うのですが,私道で通り抜けられる場所が所有者によって通行どめ処置され,カラーコーンで私道通り抜け禁止というのもよく見かけますが,私道の整備についてお伺いいたします。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 488: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 私道は基本的には私有地の一部となることから管理は所有者になるところでございます。しかしながら,市が表面管理道路として位置づけている私道は市で管理しているところでございます。  また,私道といってもさまざまなパターンがあり,解釈によっては第三者を通行させるかどうかを所有者が自由に決定できる場合もありますし,建築基準法上の道路とみなされる場合には法律の反射的利益として,第三者についても一定の範囲で通行の自由が認められる可能性があるようでございます。  いずれにしても,公法上の規制や通行するための権利等がございますので,第三者の通行の排除については一概に判断できるものではないと考えているところでございます。 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 490: ◯ 11番(栗山 剛議員) 了解いたしました。  それでは私道内の段差による歩行者・自転車の転倒事故,これも土地の所有者の責任になるのかお伺いいたします。 491: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 492: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 私道内の道路の段差というところですが,その事故責任についても,事故の状況等もございますので一概に判断ができるものではないと考えているところでございます。 493: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 494: ◯ 11番(栗山 剛議員) 済みません,先ほどから「シドウ」「シドウ」と言っておりましたが,「私道」です。  亀井議員の質問でわかったことですが,西野川では私道が占める率が30%と先日の答弁でわかりました。  また,東京都の予算が削られて今進行がとまっておるのですが,水道局の耐震化整備というのがございまして,私道でも条件が合えば,私道は水道管が連合管と言いまして,それぞれ所有者ごとに細い塩化ビニールパイプで引かれておりまして,漏水の可能性があるということで耐震化工事を行っていただいております。  以前狛江市で行っていた委託事業で,そのときは工事が終わった後は舗装が全面施工されない,東京都からの非常に厳しい予算で行っていたと思いますが,現在の水道局の施工では私道整備を行った場合は道路の舗装を全面行う条件で施工されております。  今本当に予算がなぜなくなったのか,水道業者の方も仕事がない,首をかしげている状態なのですが,これは私たちが東京都議会にお願いをしていかなければいけないと思いますので,ともにそのようなことを進めたいと思います。  そして最近,道路の異常をよく見かけまして,私も夜,街灯が消えていたり段差があると道路交通課にメールや電話で連絡をして修理をしていただいておりますが,以前も言いましたが,今度は新しい所で,相模原市で行っている携帯アプリで道路の異常を通報できるのを見つけました。非常に簡単ですし,あの広い相模原市ですから職員が危険箇所を探すのは大変だと思います。狭い狛江市内でも市職員による調査,これも当然大変と思います。市民の力を活用していただいて,ITを利用して早期に危険箇所の排除と,そして先ほども水災害で情報共有という答弁もいただきましたが,災害時の情報提供も市民の方から随時状況報告を受けられることができるのではないかと,スマートフォンによる通報システムを使えばいいのではないかと感じました。  逆に今度は登録していただいている方からは,市からの情報,災害がこのようなことがあるとか,そういうのも発信を,今の防災行政無線やこまえ安心安全情報メールだけではなく,お知らせする仕組みができるのではないかと感じました。  前回の一般質問では狛江FMはできないかとお願いしましたが,予算がないということで今のところ構想もないというお答えをいただきました。どうかそのような,せっかくあるシステムを活用していただいて,働く職員の皆様の仕事軽減になればと提案をいたしまして,大変早い時間にはなりましたが質問を終えさせていただきます。 495: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 496: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時45分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...