狛江市議会 2017-09-25
平成29年決算特別委員会 本文 開催日: 2017-09-25
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発言者一覧 選択 1 : ◎ 委員長 選択 2 : ◎
辻村委員 選択 3 : ◎
道路交通課長 選択 4 : ◎
辻村委員 選択 5 : ◎
道路交通課長 選択 6 : ◎
辻村委員 選択 7 : ◎
学校教育課長 選択 8 : ◎
辻村委員 選択 9 : ◎
学校教育課長 選択 10 : ◎
辻村委員 選択 11 : ◎
学校教育課長 選択 12 : ◎
辻村委員 選択 13 : ◎
学校教育課長 選択 14 : ◎
辻村委員 選択 15 : ◎
学校教育課長 選択 16 : ◎
辻村委員 選択 17 : ◎
学校教育課長 選択 18 : ◎
辻村委員 選択 19 : ◎
健康推進課長 選択 20 : ◎
辻村委員 選択 21 : ◎
健康推進課長 選択 22 : ◎
辻村委員 選択 23 : ◎
健康推進課長 選択 24 : ◎
辻村委員 選択 25 : ◎
健康推進課長 選択 26 : ◎ 辻村委員 選択 27 : ◎ 高齢障がい課長 選択 28 : ◎ 辻村委員 選択 29 : ◎ 整備課長 選択 30 : ◎ 辻村委員 選択 31 : ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 選択 32 : ◎ 辻村委員 選択 33 : ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 選択 34 : ◎
辻村委員 選択 35 : ◎ 社会教育課長 選択 36 : ◎
辻村委員 選択 37 : ◎ 政策室長 選択 38 : ◎
辻村委員 選択 39 : ◎ 政策室長 選択 40 : ◎
辻村委員 選択 41 : ◎ 社会教育課長 選択 42 : ◎ 宮坂委員 選択 43 : ◎ 福祉相談課長 選択 44 : ◎ 宮坂委員 選択 45 : ◎ 福祉相談課長 選択 46 : ◎ 宮坂委員 選択 47 : ◎ 福祉相談課長 選択 48 : ◎ 宮坂委員 選択 49 : ◎ 高齢障がい課長 選択 50 : ◎ 宮坂委員 選択 51 : ◎ 保険年金課長 選択 52 : ◎ 宮坂委員 選択 53 : ◎ 保険年金課長 選択 54 : ◎ 宮坂委員 選択 55 : ◎ 高齢障がい課長 選択 56 : ◎ 宮坂委員 選択 57 : ◎ 市長 選択 58 : ◎ 宮坂委員 選択 59 : ◎ 福祉相談課長 選択 60 : ◎ 宮坂委員 選択 61 : ◎ 子育て支援課長 選択 62 : ◎ 宮坂委員 選択 63 : ◎
学校教育課長 選択 64 : ◎ 宮坂委員 選択 65 : ◎
学校教育課長 選択 66 : ◎ 宮坂委員 選択 67 : ◎
学校教育課長 選択 68 : ◎ 宮坂委員 選択 69 : ◎
学校教育課長 選択 70 : ◎ 宮坂委員 選択 71 : ◎ 子育て支援課長 選択 72 : ◎ 宮坂委員 選択 73 : ◎ 子育て支援課長 選択 74 : ◎ 宮坂委員 選択 75 : ◎ 子育て支援課長 選択 76 : ◎ 宮坂委員 選択 77 : ◎ 子育て支援課長 選択 78 : ◎ 宮坂委員 選択 79 : ◎ 子育て支援課長 選択 80 : ◎ 宮坂委員 選択 81 : ◎ 児童青少年課長 選択 82 : ◎ 宮坂委員 選択 83 : ◎ 児童青少年課長 選択 84 : ◎ 宮坂委員 選択 85 : ◎ 児童青少年課長 選択 86 : ◎ 宮坂委員 選択 87 : ◎ 児童青少年課長 選択 88 : ◎ 宮坂委員 選択 89 : ◎ 児童青少年課長 選択 90 : ◎ 宮坂委員 選択 91 : ◎ 児童青少年課長 選択 92 : ◎ 宮坂委員 選択 93 : ◎ 児童青少年課長 選択 94 : ◎ 宮坂委員 選択 95 : ◎ 児童青少年課長 選択 96 : ◎ 宮坂委員 選択 97 : ◎ 児童青少年課長 選択 98 : ◎ 宮坂委員 選択 99 : ◎ 児童青少年課長 選択 100 : ◎ 宮坂委員 選択 101 : ◎ 委員長 選択 102 : ◎ 委員長 選択 103 : ◎ 宮坂委員 選択 104 : ◎ 職員課長 選択 105 : ◎ 宮坂委員 選択 106 : ◎ 職員課長 選択 107 : ◎ 宮坂委員 選択 108 : ◎ 職員課長 選択 109 : ◎ 宮坂委員 選択 110 : ◎ 政策室長 選択 111 : ◎ 宮坂委員 選択 112 : ◎ 職員課長 選択 113 : ◎ 宮坂委員 選択 114 : ◎ 職員課長 選択 115 : ◎ 宮坂委員 選択 116 : ◎ 職員課長 選択 117 : ◎ 宮坂委員 選択 118 : ◎ 職員課長 選択 119 : ◎ 宮坂委員 選択 120 : ◎ 職員課長 選択 121 : ◎ 宮坂委員 選択 122 : ◎ 山本委員 選択 123 : ◎ 職員課長 選択 124 : ◎ 山本委員 選択 125 : ◎ 職員課長 選択 126 : ◎ 山本委員 選択 127 : ◎ 政策室長 選択 128 : ◎ 山本委員 選択 129 : ◎ 職員課長 選択 130 : ◎ 山本委員 選択 131 : ◎ 高齢障がい課長 選択 132 : ◎ 山本委員 選択 133 : ◎
健康推進課長 選択 134 : ◎ 山本委員 選択 135 : ◎ 地域福祉課長 選択 136 : ◎ 山本委員 選択 137 : ◎ 財政課長 選択 138 : ◎ 山本委員 選択 139 : ◎ 財政課長 選択 140 : ◎ 山本委員 選択 141 : ◎ 財政課長 選択 142 : ◎ 山本委員 選択 143 : ◎ 財政課長 選択 144 : ◎ 山本委員 選択 145 : ◎ 委員長 選択 146 : ◎ 委員長 選択 147 : ◎ 鈴木委員 選択 148 : ◎ 納税課長 選択 149 : ◎ 鈴木委員 選択 150 : ◎ 納税課長 選択 151 : ◎ 鈴木委員 選択 152 : ◎ 納税課長 選択 153 : ◎ 鈴木委員 選択 154 : ◎ 納税課長 選択 155 : ◎ 鈴木委員 選択 156 : ◎ 納税課長 選択 157 : ◎ 鈴木委員 選択 158 : ◎ 納税課長 選択 159 : ◎ 鈴木委員 選択 160 : ◎ 納税課長 選択 161 : ◎ 鈴木委員 選択 162 : ◎ 納税課長 選択 163 : ◎ 鈴木委員 選択 164 : ◎ 納税課長 選択 165 : ◎ 鈴木委員 選択 166 : ◎ 納税課長 選択 167 : ◎ 鈴木委員 選択 168 : ◎ 委員長 選択 169 : ◎ 委員長 選択 170 : ◎ 委員長 選択 171 : ◎ 委員長 選択 172 : ◎ 委員長 選択 173 : ◎ 委員長 選択 174 : ◎ 委員長 選択 175 : ◎ 委員長 選択 176 : ◎ 委員長 選択 177 : ◎ 委員長 選択 178 : ◎ 委員長 選択 179 : ◎ 委員長 選択 180 : ◎ 委員長 選択 181 : ◎ 委員長 選択 182 : ◎ 委員長 選択 183 : ◎ 委員長 選択 184 : ◎ 委員長 選択 185 : ◎ 委員長 選択 186 : ◎ 委員長 選択 187 : ◎ 委員長 選択 188 : ◎ 委員長 選択 189 : ◎ 委員長 選択 190 : ◎ 三角委員 選択 191 : ◎ 児童青少年課長 選択 192 : ◎ 三角委員 選択 193 : ◎ 児童青少年課長 選択 194 : ◎ 三角委員 選択 195 : ◎ 児童青少年課長 選択 196 : ◎ 三角委員 選択 197 : ◎ 児童青少年課長 選択 198 : ◎ 鈴木委員 選択 199 : ◎
道路交通課長 選択 200 : ◎ 鈴木委員 選択 201 : ◎
道路交通課長 選択 202 : ◎ 鈴木委員 選択 203 : ◎ 小野寺委員 選択 204 : ◎ 総務課長 選択 205 : ◎ 小野寺委員 選択 206 : ◎ 総務課長 選択 207 : ◎ 小野寺委員 選択 208 : ◎ 総務課長 選択 209 : ◎ 小野寺委員 選択 210 : ◎ 総務課長 選択 211 : ◎ 小野寺委員 選択 212 : ◎ 吉野委員 選択 213 : ◎ 総務課長 選択 214 : ◎ 吉野委員 選択 215 : ◎ 総務課長 選択 216 : ◎ 吉野委員 選択 217 : ◎ 総務課長 選択 218 : ◎ 委員長 選択 219 : ◎ 委員長 選択 220 : ◎ 委員長 選択 221 : ◎ 委員長 選択 222 : ◎ 小野寺委員 選択 223 : ◎ 財政課長 選択 224 : ◎ 小野寺委員 選択 225 : ◎ 財政課長 選択 226 : ◎ 小野寺委員 選択 227 : ◎ 財政課長 選択 228 : ◎ 小野寺委員 選択 229 : ◎ 財政課長 選択 230 : ◎ 小野寺委員 選択 231 : ◎ 財政課長 選択 232 : ◎ 小野寺委員 選択 233 : ◎ 委員長 選択 234 : ◎ 委員長 選択 235 : ◎ 鈴木委員 選択 236 : ◎ 総務課長 選択 237 : ◎ 鈴木委員 選択 238 : ◎ 総務課長 選択 239 : ◎ 鈴木委員 選択 240 : ◎ 総務課長 選択 241 : ◎ 鈴木委員 選択 242 : ◎ 総務課長 選択 243 : ◎ 委員長 選択 244 : ◎ 委員長 選択 245 : ◎ 鈴木委員 選択 246 : ◎ 総務部長 選択 247 : ◎ 鈴木委員 選択 248 : ◎ 総務部長 選択 249 : ◎ 鈴木委員 選択 250 : ◎ 総務部長 選択 251 : ◎ 鈴木委員 選択 252 : ◎ 市長 選択 253 : ◎ 鈴木委員 選択 254 : ◎ 総務部長 選択 255 : ◎ 鈴木委員 選択 256 : ◎ 市長 選択 257 : ◎ 鈴木委員 選択 258 : ◎ 市長 選択 259 : ◎ 鈴木委員 選択 260 : ◎ 市長 選択 261 : ◎ 鈴木委員 選択 262 : ◎ 教育長 選択 263 : ◎ 鈴木委員 選択 264 : ◎ 教育長 選択 265 : ◎ 鈴木委員 選択 266 : ◎ 教育部長 選択 267 : ◎ 鈴木委員 選択 268 : ◎ 委員長 選択 269 : ◎ 委員長 選択 270 : ◎ 委員長 選択 271 : ◎ 委員長 選択 272 : ◎ 委員長 選択 273 : ◎ 委員長 選択 274 : ◎ 委員長 選択 275 : ◎ 委員長 選択 276 : ◎ 委員長 選択 277 : ◎ 委員長 選択 278 : ◎ 委員長 選択 279 : ◎ 委員長 選択 280 : ◎ 委員長 選択 281 : ◎ 委員長 選択 282 : ◎ 委員長 選択 283 : ◎ 石井委員 選択 284 : ◎ 政策室長 選択 285 : ◎ 石井委員 選択 286 : ◎ 政策室長 選択 287 : ◎ 石井委員 選択 288 : ◎ 政策室長 選択 289 : ◎ 石井委員 選択 290 : ◎ 政策室長 選択 291 : ◎ 石井委員 選択 292 : ◎ 政策室長 選択 293 : ◎ 石井委員 選択 294 : ◎ 政策室長 選択 295 : ◎ 石井委員 選択 296 : ◎ 政策室長 選択 297 : ◎ 石井委員 選択 298 : ◎ 政策室長 選択 299 : ◎ 石井委員 選択 300 : ◎ 総務課長 選択 301 : ◎ 石井委員 選択 302 : ◎ 総務課長 選択 303 : ◎ 石井委員 選択 304 : ◎ 総務課長 選択 305 : ◎ 石井委員 選択 306 : ◎ 総務課長 選択 307 : ◎ 石井委員 選択 308 : ◎ 総務課長 選択 309 : ◎ 石井委員 選択 310 : ◎ 総務課長 選択 311 : ◎ 石井委員 選択 312 : ◎ 西村委員 選択 313 : ◎ 地域活性課長 選択 314 : ◎ 西村委員 選択 315 : ◎ 地域活性課長 選択 316 : ◎ 西村委員 選択 317 : ◎ 地域活性課長 選択 318 : ◎ 西村委員 選択 319 : ◎ 地域活性課長 選択 320 : ◎ 西村委員 選択 321 : ◎ 地域活性課長 選択 322 : ◎ 西村委員 選択 323 : ◎ 地域活性課長 選択 324 : ◎ 西村委員 選択 325 : ◎ 地域活性課長 選択 326 : ◎ 西村委員 選択 327 : ◎ 地域活性課長 選択 328 : ◎ 西村委員 選択 329 : ◎ 地域活性課長 選択 330 : ◎ 西村委員 選択 331 : ◎ 地域活性課長 選択 332 : ◎ 西村委員 選択 333 : ◎ 地域活性課長 選択 334 : ◎ 西村委員 選択 335 : ◎ 地域活性課長 選択 336 : ◎ 西村委員 選択 337 : ◎ 地域活性課長 選択 338 : ◎ 西村委員 選択 339 : ◎ 地域活性課長 選択 340 : ◎ 西村委員 選択 341 : ◎ 小野寺委員 選択 342 : ◎ 総務課長 選択 343 : ◎ 小野寺委員 選択 344 : ◎ 総務課長 選択 345 : ◎ 小野寺委員 選択 346 : ◎ 総務課長 選択 347 : ◎ 市原委員 選択 348 : ◎ 政策室長 選択 349 : ◎ 市原委員 選択 350 : ◎ 政策室長 選択 351 : ◎ 市原委員 選択 352 : ◎ 政策室長 選択 353 : ◎ 市原委員 選択 354 : ◎ 政策室長 選択 355 : ◎ 市原委員 選択 356 : ◎ 政策室長 選択 357 : ◎ 市原委員 選択 358 : ◎ 政策室長 選択 359 : ◎ 市原委員 選択 360 : ◎ 委員長 選択 361 : ◎ 委員長 選択 362 : ◎ 総務課長 選択 363 : ◎ 吉野委員 選択 364 : ◎ 総務課長 選択 365 : ◎ 吉野委員 選択 366 : ◎ 総務課長 選択 367 : ◎ 吉野委員 選択 368 : ◎ 総務課長 選択 369 : ◎ 吉野委員 選択 370 : ◎ 総務課長 選択 371 : ◎ 吉野委員 選択 372 : ◎ 総務課長 選択 373 : ◎ 吉野委員 選択 374 : ◎ 総務課長 選択 375 : ◎ 山田委員 選択 376 : ◎ 市史編さん室長 選択 377 : ◎ 山田委員 選択 378 : ◎ 地域活性課長 選択 379 : ◎ 山田委員 選択 380 : ◎ 太田委員 選択 381 : ◎ 政策室長 選択 382 : ◎ 太田委員 選択 383 : ◎ 政策室長 選択 384 : ◎ 太田委員 選択 385 : ◎ 政策室長 選択 386 : ◎ 太田委員 選択 387 : ◎ 政策室長 選択 388 : ◎ 太田委員 選択 389 : ◎ 委員長 選択 390 : ◎ 委員長 選択 391 : ◎ 委員長 選択 392 : ◎ 栗山委員 選択 393 : ◎ 職員課長 選択 394 : ◎ 栗山委員 選択 395 : ◎ 職員課長 選択 396 : ◎ 栗山委員 選択 397 : ◎ 職員課長 選択 398 : ◎ 栗山委員 選択 399 : ◎ 職員課長 選択 400 : ◎ 栗山委員 選択 401 : ◎ 職員課長 選択 402 : ◎ 栗山委員 選択 403 : ◎ 職員課長 選択 404 : ◎ 栗山委員 選択 405 : ◎ 職員課長 選択 406 : ◎ 栗山委員 選択 407 : ◎ 亀井委員 選択 408 : ◎ 総務課長 選択 409 : ◎ 亀井委員 選択 410 : ◎ 総務課長 選択 411 : ◎ 亀井委員 選択 412 : ◎ 総務課長 選択 413 : ◎ 亀井委員 選択 414 : ◎ 総務課長 選択 415 : ◎ 亀井委員 選択 416 : ◎ 職員課長 選択 417 : ◎ 亀井委員 選択 418 : ◎ 三宅委員 選択 419 : ◎ 秘書広報室長 選択 420 : ◎ 三宅委員 選択 421 : ◎ 小野寺委員 選択 422 : ◎ 秘書広報室長 選択 423 : ◎ 小野寺委員 選択 424 : ◎ 秘書広報室長 選択 425 : ◎ 小野寺委員 選択 426 : ◎ 秘書広報室長 選択 427 : ◎ 小野寺委員 選択 428 : ◎ 秘書広報室長 選択 429 : ◎ 小野寺委員 選択 430 : ◎ 秘書広報室長 選択 431 : ◎ 小野寺委員 選択 432 : ◎ 秘書広報室長 選択 433 : ◎ 小野寺委員 選択 434 : ◎ 三角委員 選択 435 : ◎ 政策室長 選択 436 : ◎ 三角委員 選択 437 : ◎ 政策室長 選択 438 : ◎ 三角委員 選択 439 : ◎ 政策室長 選択 440 : ◎ 三角委員 選択 441 : ◎ 政策室長 選択 442 : ◎ 三角委員 選択 443 : ◎ 委員長 選択 444 : ◎ 委員長 選択 445 : ◎ 石井委員 選択 446 : ◎ 納税課長 選択 447 : ◎ 石井委員 選択 448 : ◎ 納税課長 選択 449 : ◎ 石井委員 選択 450 : ◎ 納税課長 選択 451 : ◎ 石井委員 選択 452 : ◎ 納税課長 選択 453 : ◎ 石井委員 選択 454 : ◎ 納税課長 選択 455 : ◎ 石井委員 選択 456 : ◎ 納税課長 選択 457 : ◎ 石井委員 選択 458 : ◎ 委員長 選択 459 : ◎ 委員長 選択 460 : ◎ 市原委員 選択 461 : ◎ 市民課長 選択 462 : ◎ 市原委員 選択 463 : ◎ 小野寺委員 選択 464 : ◎ 市民課長 選択 465 : ◎ 小野寺委員 選択 466 : ◎ 市民課長 選択 467 : ◎ 小野寺委員 選択 468 : ◎ 市民課長 選択 469 : ◎ 小野寺委員 選択 470 : ◎ 市民課長 選択 471 : ◎ 小野寺委員 選択 472 : ◎ 委員長 選択 473 : ◎ 委員長 選択 474 : ◎ 吉野委員 選択 475 : ◎ 選挙管理委員会事務局長 選択 476 : ◎ 委員長 選択 477 : ◎ 委員長 選択 478 : ◎ 委員長 選択 479 : ◎ 委員長 選択 480 : ◎ 委員長 選択 481 : ◎ 委員長 選択 482 : ◎ 委員長 選択 483 : ◎ 委員長 選択 484 : ◎ 三角委員 選択 485 : ◎ 地域福祉課長 選択 486 : ◎ 三角委員 選択 487 : ◎ 地域福祉課長 選択 488 : ◎ 三角委員 選択 489 : ◎ 地域福祉課長 選択 490 : ◎ 三角委員 選択 491 : ◎ 地域福祉課長 選択 492 : ◎ 三角委員 選択 493 : ◎ 地域福祉課長 選択 494 : ◎ 三角委員 選択 495 : ◎ 地域福祉課長 選択 496 : ◎ 三角委員 選択 497 : ◎ 地域福祉課長 選択 498 : ◎ 三角委員 選択 499 : ◎ 福祉相談課長 選択 500 : ◎ 三角委員 選択 501 : ◎ 地域福祉課長 選択 502 : ◎ 三角委員 選択 503 : ◎ 地域福祉課長 選択 504 : ◎ 三角委員 選択 505 : ◎ 地域福祉課長 選択 506 : ◎ 三角委員 選択 507 : ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 選択 508 : ◎ 三角委員 選択 509 : ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 選択 510 : ◎ 三角委員 選択 511 : ◎ 鈴木委員 選択 512 : ◎ 地域福祉課長 選択 513 : ◎ 鈴木委員 選択 514 : ◎ 地域福祉課長 選択 515 : ◎ 鈴木委員 選択 516 : ◎ 地域福祉課長 選択 517 : ◎ 鈴木委員 選択 518 : ◎ 地域福祉課長 選択 519 : ◎ 鈴木委員 選択 520 : ◎ 福祉相談課長 選択 521 : ◎ 鈴木委員 選択 522 : ◎ 福祉相談課長 選択 523 : ◎ 鈴木委員 選択 524 : ◎ 福祉相談課長 選択 525 : ◎ 鈴木委員 選択 526 : ◎ 福祉相談課長 選択 527 : ◎ 鈴木委員 選択 528 : ◎ 福祉相談課長 選択 529 : ◎ 鈴木委員 選択 530 : ◎ 福祉相談課長 選択 531 : ◎ 鈴木委員 選択 532 : ◎ 福祉相談課長 選択 533 : ◎ 鈴木委員 選択 534 : ◎ 福祉相談課長 選択 535 : ◎ 鈴木委員 選択 536 : ◎ 高齢障がい課長 選択 537 : ◎ 鈴木委員 選択 538 : ◎ 高齢障がい課長 選択 539 : ◎ 鈴木委員 選択 540 : ◎ 高齢障がい課長 選択 541 : ◎ 鈴木委員 選択 542 : ◎ 高齢障がい課長 選択 543 : ◎ 鈴木委員 選択 544 : ◎ 高齢障がい課長 選択 545 : ◎ 鈴木委員 選択 546 : ◎ 副市長 選択 547 : ◎ 鈴木委員 選択 548 : ◎ 副市長 選択 549 : ◎ 鈴木委員 選択 550 : ◎ 副市長 選択 551 : ◎ 鈴木委員 選択 552 : ◎ 高齢障がい課長 選択 553 : ◎ 鈴木委員 選択 554 : ◎ 高齢障がい課長 選択 555 : ◎ 鈴木委員 選択 556 : ◎ 高齢障がい課長 選択 557 : ◎ 鈴木委員 選択 558 : ◎ 委員長 選択 559 : ◎ 委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前 9時00分 開会
◎ 委員長 ただいまから
決算特別委員会を開会いたします。
本日の審査順序につきましては,お手元に配付してある会議日程のとおり進めます。
第1,認定第1号,平成28年度狛江市一般会計決算の認定についてを議題といたします。
総括質疑を続行いたします。
2: ◎
辻村委員 では,安心して暮らせるまちづくりについて,生活幹線道路について継続してお聞きしておりますが,お伺いいたします。
道路修繕計画については,先週もほかの委員から御質問がありましたので,私のほうから少しお話しさせていただきますけれども,現在,平成23年度計画時に採用した評価基準の見直しを含めて,道路修繕計画におきましては,年度内には道路修繕計画の改定を行うことを前提に職員が全市的な道路点検として,2名1組の6班で市内をめぐり,現状調査を改めて行って,基礎となる資料を収集しているところとお話がありました。
当初,道路修繕計画では,おおむね10年間で32キロ,狛江市後期基本計画では7年間に18キロの目標を設定しておりますが,毎年目標達成が難しい数字になっていることを去年,おととしと確認させていただいております。この目標の後退があってはならないと思います。
そこで,現在,当初目標より達成率が7割減,3割程度ということでございますけれども,これだけ距離が短くなってきている。優先順位をどのように決めていくのかが重要になってくると思います。そこで,オリンピック・パラリンピック,ワールドカップは狛江にとって重要施策に位置づけられ,また安心・安全の観点からも重要かと存じます。
例えば狛江から各会場,調布であれば味の素スタジアム,世田谷であれば馬事公苑の動線を評価基準として入れて,優先的に整備するべきだと思います。また,現在策定中の自転車ネットワーク計画にも反映させるべきであるのではないかと考えます。特に調布市へ続く根川通りなどは,早急に自転車ナビマークなどの対策が必要だと思いますが,平成28年度はどのように対応されたのかお伺いいたします。
3: ◎
道路交通課長 オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップの会場へ行き来する交通手段の一つといたしまして,自転車を利用される方が多くなることは予想されるところでございます。したがって,自転車が安全に走行できるように,道路環境を整備していくことは重要であるとは思いますけれども,世田谷区や調布市などの近隣自治体との連携があって,初めて会場への安全な自転車の動線が確保されるものと認識しております。
今後,オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップの開催を含む近隣自治体との連携に関しましては,狛江市自転車ネットワーク計画策定委員会の中でも議論していきたいと考えております。
4: ◎
辻村委員 お伺いしますけれども,世田谷区の自転車ネットワーク計画を策定した座長は,狛江市の自転車ネットワーク計画策定委員会の座長と同一人物とお伺いしていますが,間違いないでしょうか。
5: ◎
道路交通課長 そのとおりでございます。
6: ◎
辻村委員 去年も申し上げました。広域連携は大変重要なことだと思います。北多摩南部建設事務所の所長にもインタビューさせていただきましたところ,広域連携にて,どのように優先順位をつけて,重要な道路だということを自治体がしっかりと示さない限りは,なかなか優先的に整備路線に組み込むことは難しいのではないかというお話でした。ぜひこの際,自転車ネットワーク計画を,広域連携を進めながらしっかりと進めていただきたいと思います。
では,子育て環境の充実について,今回は学校安全ボランティアについて継続してお伺いをさせていただきたいと思います。
3年間の学校安全ボランティア登録者数の推移をお伺いいたします。
7: ◎
学校教育課長 平成27年度139人,平成28年度93人,平成29年度182人でございます。
8: ◎
辻村委員 昨年度登録者が減少しましたけれども,今年度は増加となった要因をお伺いします。
9: ◎
学校教育課長 以前,辻村議員からいただきました御提案を参考にするとともに,登録者の高齢化や保護者や地域の方々への周知不足が減少の要因の一つと考えまして,その対策といたしまして,小学校を通じて,児童の全世帯へのチラシの配付を行い,広報,教育委員会ホームページ,市内や庁内の掲示板,フェイスブック,ツイッターへの募集の掲示,市民活動支援センターにチラシを置くなど,宣伝を広く行いましたことが登録者数の増加につながったものであると考えます。
10: ◎
辻村委員 まだまだ,立ってみたら本当にこの運動は必要であった,大切なことなんだとわかってきた方が保護者の中にも多くいるというふうにお聞きします。積極的な呼びかけ,勧誘をお願いしたいと思います。
「あいさつで えがおあふれる こまえの輪~みまもりパトロールエピソード集~」,平成28年12月に狛江市の安心安全課がつくった学校安全ボランティアなどの見守りをする方たちが,お子さんたちを見守られていて,どんな気持ちで毎日学校に行っているのか,本当に感謝でつづられた非常にすてきなすばらしい冊子です。議員には配られましたけれども,皆様もぜひ一度これをお読みいただきまして,各地域でみずからのできることを実行していただきたいとお願い申し上げます。
ちなみに東京都でこれぐらいの厚さの冊子をつくったのは,狛江市は一番しっかりしているものだということで,先日,講演をいただきましたうさぎパトロール隊の講師の方からお褒めをいただいておりました。本当にこの取り組みは評価したいと思います。
次に,学校運営の透明性についてお伺いいたします。こちらも4年目になります。継続でお伺いして,確認させていただいているものでございます。修学旅行,移動教室について,適正な業者選定の業務が行われているかどうかお伺いいたします。
小学校移動教室,中学校移動教室,修学旅行と4年前,私は相模原市の小学校校長が旅行会社から賄賂をもらい,逮捕された事件の後に,狛江市教育委員会の管轄の全ての学校での旅行業者選定を調査したところ,狛江市立小中学校の学校徴収金事務取扱要綱では,複数業者からの選定ということが必須になっているにもかかわらず,市内の幾つかの学校で複数業者から見積もりをとることなく,かつ資料を残さず,業者選定が行われていたことを指摘いたしました。
しかしながら,3年連続で徹底がなされていませんでした。改めて公平,公正な業者選定が平成28年度こそ行われているのかどうか,各学校の状況を確認させていただきます
11: ◎
学校教育課長 平成28年度における旅行業者選定でございますが,複数業者から見積もりをとり選定した学校が9校,複数のペンションに分かれての宿泊,農業体験を開始当初から利用している業者を指定した学校が1校でございます。
なお,この学校は,昨年度の
決算特別委員会で御指摘いただきました際には,既にこれまでと同様の業者選定を行っておりました。昨年度に御指摘いただきました後に,改めて指導を行い,平成29年度に実施した業者選定におきましては,複数の業者から見積もりをとり,選定されていることを確認しております。
12: ◎
辻村委員 全ての学校の企画手数料などを拝見いたしましても,随分と減少している学校もあるようです。透明性のある公平,公正な相見積もりをとって,適正な運用を心がけていただきたい。
また,要望といたしましては,学校側も事務作業が本当に大変でいらっしゃいます。ですから統一のフォーマットみたいなもので,それを全項目記入すれば規定をクリアするような,そういう配慮をしたフォームをつくってさしあげる,そういう業務改善,業務軽減につながるようなサポートもあわせてお願いしたいと思います。
次は学校給食についてお伺いいたします。
小・中学校での給食で提供する飲用牛乳について,取り扱い基準などをお伺いいたします。
13: ◎
学校教育課長 狛江市立小・中学校では,学校給食法施行規則の規定にあります給食内容がパンまたは米飯,ミルク及びおかずである完全給食を実施しているところでございます。また,牛乳は,ほかの食品に比べまして,たんぱく質,脂質,ミネラル,ビタミンなどが多く含まれているとともに,カルシウムの摂取にすぐれており,適正な栄養バランスを確保するため,学校給食では飲用牛乳が必要となっております。
14: ◎
辻村委員 わかりました。昨今,予防医療,そして医療の科学的な証明,こういったものがされておりますけれども,特に乳がんと牛乳の関係,がんと牛乳の関係というものについて,世界中で多くの論文が出されております。例えば英国王立医学協会終身会員ジェイン・プラント氏は,「乳がんと牛乳」という本を出し,現在400万部以上のベストセラーになっていますが,山梨医科大学名誉教授,佐藤章夫氏などが日本においても研究を重ねて,牛乳とがんの関係性,これは危険なのではないかと医学的に証明しようと試みております。
一足飛びに牛乳だけが悪いと今ここで申し上げるつもりはございませんが,子供の安心・安全のため,牛という動物の子供を育てるために出されている乳,成長促進剤を使って,なるべく早くたくさんの牛乳がとれるようにする,こういう薬の残留物が牛乳の中から検出されているというお話も現実に出てきております。「マクガバン・レポート」「チャイナ・スタディ」ということで,欧米では既に牛乳とがんの研究がかなり進んでいるということでございます。
狛江市においても研究を進めていただきたいと思いますが,例えばアレルギー等の理由で現在給食の牛乳を停止している児童・生徒数を理由別でお答えいただきたいと思います。
15: ◎
学校教育課長 平成29年9月現在の人数でお答えいたします。
学校給食の飲用牛乳を停止している児童・生徒数でございますが,小学校では,アレルギーが29人,乳糖不耐症が4人,原発事故に関連している理由が18人,その他宗教等が1人,合計52人でございます。中学校では,原発事故に関連で1人いらっしゃいます。
これらの児童・生徒につきましては,給食費から飲用牛乳相当分を返金しております。
16: ◎
辻村委員 平均大体1校5名ほど今いらっしゃるということでございます。
それでは,牛乳の危険性を心配する方もいると思います。このような場合,アレルギーなどと同様に給食の飲用牛乳を停止することは可能かどうかお伺いいたします。
17: ◎
学校教育課長 そのような申し出をいただきました場合,個別に対応してまいりたいと考えます。
18: ◎
辻村委員 牛乳とがんの因果関係については,さまざまなレポートが出ております。狛江市におきましても,ぜひ一度研究していただきたいと要望いたします。
それでは,いたわりのある福祉環境づくりについてお伺いします。
歯科保健衛生推進体制の現状と課題として,一般質問でも取り上げてまいりましたが,現在,市内の歯科医院は幾つあるのかお伺いいたします。
19: ◎
健康推進課長 市内に現在歯科医院は37医院存在しております。
20: ◎
辻村委員 そのうち歯科医師会の加入状況,加入率を教えてください。当然歯科医師会への加入率が高いほうが,行政として市民の身体の健康推進のためにはよいのではないかと考えております。
21: ◎
健康推進課長 26医院の歯科医院が歯科医師会に加入しております。加入率は約70.3%でございます。市としては,事業を依頼する際に歯科医師会を通じてお願いしておりますので,歯科医師会に加入している歯科医院が多いほうが事業をお願いする際に幅が広がるものと考えております。
22: ◎
辻村委員 当然今加入率70.3%,市としては歯科医師会を通じてお願いすることが多いのて,加入している歯科医院が多いほうが事業の幅が広がると,このような御答弁でございました。残り11歯科医院がまだ未加入ということで確認がとれました。
では,歯科医師会の役割はどんなことかお伺いします。
23: ◎
健康推進課長 健診事業や休日歯科診療所,高齢者支援診療,地域包括支援事業などの公衆衛生事業を通じて,地域社会に貢献しているものと考えております。
24: ◎
辻村委員 わかりました。市内に従事している歯科衛生士の人数を教えてください。
25: ◎
健康推進課長 保健所のデータから持ってきた数字でございますが,市内で従事している歯科衛生士は47人と聞いております。
26: ◎ 辻村委員 全体として37医院ある中で歯科衛生士の方47人ということですから,1医院1人以上配置されているということでございます。御存じのとおり昨今,日本におきましては,狛江市も同様に,歯科衛生士の役割が歯科アシスタントとしてみなされるケースが多く,本来予防歯科である歯のクリーニング,歯周病対策へのアドバイス,歯周病ケア,こういったことを全くなされない,させてもらえない歯科衛生士が多いということで問題になっているとお聞きします。
今狛江市において,歯科衛生士の方がどのような働きをしているのか。一度予防歯科を推進するに当たっては,いずれかの機会でアンケートをとっていただくなど,調査して改善する,推進していただく,こういったことをしていただきたいと要望いたします。
次に,認知症予防と歯についてお伺いしたいと思います。
高齢者の認知症を予防するには,運動機能,心身機能,そしてそれを維持することとともに,社会参加や社会的役割を持つことが大切だと言われています。とりわけ歯周病のデンタルプラークが認知症に悪影響を及ぼすことがわかってきている中で,運動機能や心身機能を維持するためには,栄養状況が良好であること,つまり口から食べ物を摂取できることが大変重要だと言われています。
歯のケアが大切だと考えますが,平成28年度に市が行った実績をお伺いしようと思いましたが,既にこちらのほうは先般お伺いしてお答えいただいていますので,割愛させていただきます。1回完結の口腔ケア講座と6回程度の連続講座を43名の方に受講していただいたということでございました。
そこで,市が介護予防等の事業に参加することというのが,ひきこもりなどの予防になると考えていることをお伺いしている次第でございます。この中で平成28年度に市で行った認知症予防事業について,内容と実績,この中に歯と認知症を関連づけるようなものがあるかどうか,加えてお伺いします。
27: ◎ 高齢障がい課長 市が地域包括支援センターに委託して行った認知症予防講座についてお答えします。
平成28年度は,計算やしりとりをしながら身体を動かすコグニサイズ,認知症予防体操,認知症予防のための音楽療法等の教室を実施し,367名の参加がありました。加えて,口腔ケアに関する事業でございますが,先ほど委員がおっしゃられた2講座,43名のものがございます。
28: ◎ 辻村委員 全体的に前回もお答えいただきましたけれども,参加者数43名ということで,対象者に比較しますとかなり少ない人数になっているかと思います。
音楽療法等実施367名の方ということですが,ぜひ参加率が上がるように取り組みをお願いしたいとともに,現在,狛江市内の中でNPO法人でしょうか,歯と脳トレということで,歯周病がどれだけ全身に悪影響を及ぼすのか,認知症予防のためには歯が大事だよ,歯を清潔にすることは大事だということと,今はやっている脳トレーニングというものを合わせたような活動をされている団体も出てきているとお伺いしています。さまざまな団体に可能性があると思いますので,よい団体の事業を推進していただくようお願いしたいと思います。
同時に,社会参加という面では,これから調査・研究していく健康マイレージ,健康ポイントの推進,こちらも歯科健診の受診などを入れていく,歯の健診をポイントにしていくようなことも含めて,御検討いただきたいとお願い申し上げます。
次に,まちづくりの推進についてお伺いします。
こちらも定点観測させていただいております。都市計画道路について,調布都市計画道路3・4・16号線,電力中央研究所前の整備がございます。これは要望していた岩戸高架下,七差路の信号機設置を前提に整備を進めているということでございます。平成28年度の進捗状況をお伺いいたします。
29: ◎ 整備課長 調布都市計画道路3・4・16号線,電力中央研究所前の平成28年度の進捗状況ですが,現在,道路の拡幅部分の用地取得等を行っております。平成28年度は903.53平方メートル分の土地売買契約を締結し,平成28年度末の契約率は全体の約90%となっております。
30: ◎ 辻村委員 着実に進んでいることが確認できました。
岩戸北二丁目周辺地区地区計画の検討の際,狛江市としても3,000平米程度の公園確保に向けて協議をしているとのことですが,進捗状況をお伺いいたします。
31: ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 現在,地区計画策定に向けた懇談会の中でも,電力中央研究所としてもまちづくりには前向きに協力するとの考え方を示しておりますので,引き続き地区計画の策定に合わせ,公園設置に向けて調整を進めているところでございます。
32: ◎ 辻村委員 電力中央研究所敷地であった部分にマンションを建設されて,約400戸がつくられ,人数としては住民1,000人ぐらいがふえるということになっています。喜多見駅に向かう道路を通行する人がさらにふえている状況の中,40年前にありました狛江市側の臨時改札口,市民からも,もう1度改札口の狛江側増設が必要ではないかという声が上がっているかと思います。現状と市の考えをお伺いいたします。
33: ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 同様の意見を懇談会でもいただいておりますが,調布都市計画道路3・4・16号線の整備や関連する都市計画の変更の検討等が進む中で,まちづくりの変化も踏まえた検討が必要と考えているところでございます。
34: ◎
辻村委員 安心・安全のためにも,七差路が整備されますけれども,改札口まで歩いて行く際,高架下の道路は非常に狭く,そこをプラス1,000人ふえたという状況で,人々が行き交う姿を想像してみていただきたいと存じます。夕方,朝などは,人があふれかえっております。どうか改札口,安心・安全のために小田急電鉄と話し合いのほうを進めていただきたいと市長にもお願い申し上げます。
次に,新たな魅力発信についてお伺いいたします。
ラグビーについて,平成28年度におけるラグビーに関する取り組みの実績についてお伺いいたします。
35: ◎ 社会教育課長 平成28年度につきましては,平成28年9月24日から11月5日の期間の土曜日に計6回,平成29年2月19日から3月19日の期間の土曜日に計5回,狛江市スポーツ推進委員の会議による青少年タグラグビー教室を開催し,応募人数19人,延べ82人の参加があったところでございます。
36: ◎
辻村委員 着実に一歩一歩ですけれども,取り組みを1つずつ事業化しているということが確認できました。改めて今年度から設置された政策室のオリンピック・パラリンピック等推進担当について,どのような役割や方向性を見据えて検討されてきたのかお伺いいたします。
37: ◎ 政策室長 ラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関係する東京都の補助金を有効活用するとともに,スポーツ分野に限らず,多様な分野にわたって有効なレガシーを創出することが重要であるという考えから,施策の総合的な調整を担う担当として設置したところでございます。
38: ◎
辻村委員 狛江市において,いま一つラグビーの普及が進んでいないという声もあるようでございます。その要因をどのように市として捉えているのか,またラグビー普及に向けた市民団体も設立してきていることを踏まえ,今後の展望についてお伺いいたします。
39: ◎ 政策室長 ラグビーに限らず,スポーツの普及を進めるためには,核となるアスリート,または競技団体の存在が非常に重要であると考えております。昨年10月に狛江市におきましてもラグビーフットボール協会が設立いたしましたので,市としてもこうした団体と連携,協力しながら,ラグビーワールドカップ2019の開催に向けて機運の醸成を図っていきたいと考えております。
40: ◎
辻村委員 1つ,第一中学校ラグビー部のOBの方々から御要望がありましたので,お声をお届けしたいと思います。かつて市民グランドには,ラグビーのポールが設置されていたという経緯があるとのことです。当時の設備が活用できるか確認して,ぜひ市民グランドにラグビーのポールの設置復活ができないか,現状狛江ラグビースクールという新たなスクールが立ち上がったということです。ぜひラグビーができる環境づくりにつきまして,まずは現在ある設備をもう1度見直して,ラグビーポールを立てられるようにお願いできないかという質問がございました。市の見解をお伺いします。
41: ◎ 社会教育課長 市民グランドにつきましては,かつてラグビーのポールが設置されていたという経緯があるようですので,当時の設備が活用できるかを確認し,指定管理者と調整しながら,設置が可能であるか,調査・研究してまいりたいと思います。
42: ◎ 宮坂委員 それでは,総括質疑をさせていただきます。
私は,この年度の予算のときにも,特に絞った形で市民生活,高齢者や子育ての貧困問題についてさまざま総括質疑をさせていただきました。今回は,それらについて検証するとともに,あわせて働く問題なども加えて,絞った形で総括質疑をさせていただきますので,よろしくお願いいたします。
最初に,平成28年度予算概要を見ますと,その4つ目に「いたわりのあるまちづくりプロジェクト」として,「誰もが暮らしやすいまちづくりを推進するとともに,住み慣れた地域で自立していきいきと暮らすことができる福祉のまちづくりを推進する。」と書かれてあります。全ての市民が安心して暮らし,住み続けられる福祉のまちづくりは,地方自治体の役割として,とりわけ重要だと思います。
狛江の市民意識調査によりますと,日々生活での悩みや不安の問いの自由記述のところに,男性で40代の方は,「子供が高校・大学へ進むための学費が悩み」ということ,また70代以上の男性の方は,「年金以外の収入がないため,大きな病気をしたりした場合に生活ができなくなる。」,また70代以上の女性の方は,「低所得の親の子がまた低教育のため,また低所得で負の連鎖が心配です。」と,このように書いてありました。これはほんの一部だと思いますけれども,こうした市民の思いをぜひ酌んでいただきたいと改めて思います。
今安倍政権のもとで非正規の雇用がふえ,実質賃金が下がり,年金も下げられております。その上,消費税や社会保障の負担増が追い打ちをかけ,格差と貧困がますます拡大していると思います。こうした中での市民の暮らしは一層厳しさを増しています。
まず,こうした市民生活の実態についての市の認識について伺いたいと思います。
43: ◎ 福祉相談課長 非正規雇用の増加,実質賃金及び年金受給額の低下等による影響は,市におきましても生活困窮者自立支援事業の御相談件数や生活保護受給者数の増加として影響を感じているところでございます。消費税増税の際は,生活保護費も増額されるはずでございますが,労働者の賃金が増加するかどうかは現状わかりませんので,低所得者の方を中心に市民の暮らしに影響があるとは認識しているところでございます。
44: ◎ 宮坂委員 市もこうした今の市民生活の実態についての認識は,非正規雇用の増加や実質賃金,年金の低下や消費税や社会保障の負担増などにより,低所得者を中心に市民の暮らしに影響があると認識されているということでございました。
生活保護がこの間,そうしたことで増加していると思いますけれども,生活保護は憲法第25条に基づき,誰でも人間らしい暮らしができることを保障する制度であります。生活保護基準は,さまざまな例えば最低賃金や年金などに影響すると思いますけれども,最初に生活保護の受給者の推移と受給者層の推移について伺います。
45: ◎ 福祉相談課長 生活保護の受給世帯数は,平成24年度末が818世帯でございましたが,28年度末には924世帯に増加し,過去5年間で13.0%増加しております。人員数では,平成24年度末が1,019人,28年度が1,110人ですので,9.0%増加している状況でございます。
受給世帯の類型といたしましては,過去5年間で障がい者世帯が90世帯から114世帯に増加し,26.7%増加しております。また,高齢者世帯も421世帯から523世帯に増加し,24.2%増加しております。こういった状況から,障がい者世帯と高齢者世帯が大幅に増加しているという現状となっております。
46: ◎ 宮坂委員 この5年間で生活保護世帯は13%増加ということでございましたけれども,中でも障がい者世帯が26.7%,高齢者世帯が24.2%も増加しているということ,ここに何らかの手だてが必要だと思います。
今回は障がい者世帯のところは総括質疑には入れてございませんけれども,今後こうした急激に生活保護を受けざるを得ない方々,そしてその周りにはたくさん暮らしの深刻さが浮き彫りになっているわけですので,そういうところに手厚い支援を求めていきたいと思います。
しかし,頼みの生活保護費はふえるどころか,2013年から3年間で最大10%も引き下げられているという現状であります。2015年には住宅扶助や冬季加算の引き下げなども実施されました。国民生活の最低ラインを示す生活保護基準は,各種の支援施策に指標として使われております。先ほども申しましたけれども,非課税基準や健康保険の減免基準,介護や就学援助とか最低賃金,こうしたもろもろの基準に影響するとされておりますけれども,その各種の影響について市はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
47: ◎ 福祉相談課長 生活保護基準につきましては,物価,生計費などの変動に即応して,国において必要に応じて改定されておりますが,医療,介護,福祉,教育といった多くの制度で低所得の基準として使われているため,その都度影響はあるものと認識しております。
48: ◎ 宮坂委員 各種の影響がある生活保護費の基準が,安倍政権によれば,物価が下がったから下げたということですけれども,実態は物価は上がっております。そして,さらに生活保護費基準を2018年度からまた下げるという見直しなども今審議会で行われておりますけれども,生活保護を受けている方はもちろんですけれども,さまざまなところに影響するということも今市の答弁をいただきましたので,市,自治体としては,市民生活を守るという点からも,市民の声が直接届いております自治体としては,これ以上引き下げのないよう国へ求めていっていただくということを要望しておきます。
予算概要では,特別養護老人ホーム施設整備補助,地域包括支援センター機能強化,24時間対応の定期巡回,高齢者の生活支援に向けた関係団体等のネットワーク化などが2016年度掲げられておりましたけれども,これらの達成状況について伺います。
49: ◎ 高齢障がい課長 新設特別養護老人ホーム施設整備補助は,平成28年6月にこまえ正吉苑二番館が開園いたしました。地域包括支援センター機能強化事業につきましては,あいとぴあ地域包括支援センターに事業を委託し,ほかの2カ所の地域包括支援センターの後方支援,地域ケア会議の開催,地域の関係者のネットワーク会議の開催等を実施いたしました。
夜間対応型訪問介護,定期巡回・随時対応型訪問介護看護につきましても,昨年度,1事業所が指定をとり,事業を開始しているところでございます。生活支援体制整備事業では,日常生活の中で感じている地域課題等についての意見交換を2回ほど行いました。
50: ◎ 宮坂委員 今御答弁がありましたように,地域包括支援センターの機能強化や地域の関係者のネットワーク化,これらは今後ますます重要になる施策だと思いますので,ぜひさらに充実させていっていただきたいということを要望しておきます。
次に,高齢者支援の問題ですけれども,今日本の平均寿命は年々記録を更新し,男性80.98歳,女性87.14歳になりました。一人一人が大切にされ,心から安心して暮らすことができる長寿社会を実現していくことが,まさに政治の課題となっているのではないでしょうか。そのためには,生涯を通して利用できる給付金,自分らしく働ける権利などの政策が必要です。しかし現実は,年金だけでは生活できない。その年金も削減され続けております。医療や介護の負担増で,必要な治療や介護サービスが受けられず,我慢する方々がいらっしゃいます。
年金月6万円から7万円という人が最も多く,10万円未満しかない人が6割から7割も占めているというのが現実です。最低生活費の生活保護基準に満たないだけではなく,貯蓄がない高齢者世帯は2割を占め,4世帯に1世帯以上が貯金なしで,貯蓄がある世帯でも日常生活の赤字穴埋めのため,貯金を取り崩し,命があるうちに底をつく可能性が高くなっていると報告されております。
そこで,後期高齢者医療制度について伺います。この制度は,導入のとき,厚生労働省の課長補佐が「医療費が際限なく上がっていく痛みを高齢者に直接感じてもらう」と,このように言って,高齢者の怒りを広げた制度であります。
保険料は,2年に1回値上げされ,この間,4回の値上げが行われました。導入当時,保険料が高過ぎる,まるでうば捨て山のようだと怒りが広がる中,所得が少ない方への特例の軽減措置を設けざるを得なくなりました。この特例軽減措置は,現在はどのようになっているのでしょうか。
51: ◎ 保険年金課長 後期高齢者医療保険料でございますけれども,所得割の特例軽減措置につきましては,現在,段階的に廃止されております。その内容でございますけれども,モデルケースで答えさせていただきますと,年金収入168万円の方は,保険料が平成28年度,年額6,300円から平成29年度1万400円で4,100円の増,年金収入173万円の方は,2万5,700円から3万1,100円で5,400円の増,年金収入203万円の方は,5万6,500円から7万200円で,1万3,700円の増となっております。
52: ◎ 宮坂委員 税率もこの間,来年度だけでそれぞれ30%引き下げられるということを伺っております。そして,今モデル世帯をお伺いしましたけれども,年金168万円の方は4,100円の増で65%の増,そして203万円の方は1万3,700円の増で24.2%も上がるいうことでございました。後期高齢者は年金しか収入がない方が多いわけで,実に大きな負担増になるということがわかりました。
こうした中で長野や愛知,宮城県の後期高齢者医療広域連合議会では,特例軽減の継続を求める意見書を可決したということです。市としても,高齢者の皆さんが安心して医療を受けることができるように,国や都に負担軽減のため,財政措置をとるよう要望を上げていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。
53: ◎ 保険年金課長 東京都市長会では,東京都に対し必要な財政措置を講ずるとともに,国に対して公費負担の増額を働きかけるよう要望しているところでございます。
54: ◎ 宮坂委員 わかりました。引き続きよろしくお願いいたします。
高齢者,特に今,後期高齢者の実態を伺いましたけれども,こうした方々は加齢に伴う身体的機能が低下して,配偶者が亡くなったり,友人も失うことが少なくありません。私の周りでもひとり暮らしの方は本当にたくさんいます。老後や終末期の不安を抱えながら暮らしておられると思います。狛江の市民意識調査には,こう書かれてありました。「現在82歳,今のところ健康でひとり暮らしをしています。しかし,日々衰えていくのがはっきり感じます。どうなるのかと不安になっています」ということでした。
こうした現実の中で,市は福祉のまちづくりを進めるということで取り組んできたわけです。2016年度,特に生活困窮者の高齢者世帯の方々に対して,特に取り組んだものとしてはどのような施策があるのでしょうか伺います。
55: ◎ 高齢障がい課長 昨年度新たに取り組んだものはございませんが,高齢者世帯に対し所得に応じた負担額を設定しているものに,配食サービス,あんしん見守りサービス,自立支援住宅改修,日常生活支援用具給付,火災安全システム,シルバーピアの家賃等がございます。
56: ◎ 宮坂委員 これまでの施策の中で,高齢者世帯に対して低所得の方にさまざまな減免制度があるということはわかりました。ただ,近年,下流老人と言われる高齢者の貧困が問題になってきておりますので,ぜひ新たに狛江市としても施策を考えていただきたいと思います。
そこで,市長に伺いたいと思うんですけれども,低所得の高齢者世帯への支援策として,介護保険の利用料の軽減制度の創設をぜひ考えていただけないかと思います。これまでも紹介してまいりましたけれども,小金井市のように住民税が世帯非課税の方に訪問介護,介護予防訪問介護,夜間対応型訪問介護,そして新たに導入されましたけれども,総合事業の訪問介護のサービスA,これらは1割負担となっておりますけれども,この1割の利用料のうち4割を軽減するというものでございます。
軽減に係る予算は,2015年度の給付費を担当課から事前に伺っております。726万円で可能ということを伺っておりますので,ぜひこうした新たな施策として,低所得者の方に必要なサービスを受けていただくために,約800万円で軽減制度が実施できるのではないかと思います。
先ほど来紹介しておりますように,年金が低い上に,さらに削減の方向や医療や社会保険料の負担増,来年は後期高齢者医療,あるいは国民健康保険税の値上げが言われておりますし,介護保険料の値上げも言われています。そして,2年後には消費税を10%に上げるなどということも打ち出されています。これは反対していきますけれども,物価高の中で生活がますます厳しくなっているのは歴然としております。収入が少ないために,必要なサービスを受けられない方々,我慢してしまう方々がおいでです。我慢することで,むしろ重症化してしまう,これは専門家の皆さんがおっしゃっております。
市長は私の一般質問でも,低所得者の方々に対して何らかの方策を考えなくてはと大変前向きな御答弁もいただきました。こうしたことから,低所得の高齢者の方々のため,介護保険利用料の軽減制度創設についての見解を伺いたいと思います。
57: ◎ 市長 高齢者の方々の生活実態というのは,その把握に市としても努めているところでありますけれども,一般質問で私が申し上げたのは,いわば一般論として申し上げたことであって,具体策について今検討しているということではありません。
58: ◎ 宮坂委員 具体策を今後検討しないと,実際に施策として低所得の高齢者を少しでも支援するということにはなりませんので,まだ具体策を検討していないという御答弁でございましたけれども,全体的には支援したいという意向が一般質問でも示されたわけですし,今の御答弁もそのように受けとめさせていただきますので,ぜひ行政をあずかる皆さん,具体策として検討していただきたいということを強く要望しておきます。
そして,生活保護基準以下の方々が,「だったら生活保護を受ければいいじゃないの」というふうに誰もが思うわけです。しかし,実際に統計で出ておりますけれども,特に高齢者の方々は頑張ってしまうんです。何か生活保護を受けることが申しわけないと,そういうような考えの方が本当に多くいらっしゃいます。
ですから統計の中でも生活保護の利用者の3倍以上の方が生活保護基準以下で暮らしているということなんです。確かに手続も親族に迷惑をかけるんじゃないかとか,あるいはひとりぼっちですから,手続そのものもできないとか,市役所に行って頼むのも何か気が引けるとか,そういう申請をためらう方々はたくさんいらっしゃって,社会的に孤立していられるのではないかと思います。
そこで,権利として,また最低のセーフティーネットとしての生活保護制度をもっと利用しやすいように市としても工夫していく必要があると思いますけれども,例えばしおりを置くとか,何か具体策を考えながら,もっと利用しやすいようにしていくということなどをしていっていただきたいと思いますけれども,その辺はいかがでしょうか。
59: ◎ 福祉相談課長 生活保護基準を下回る収入であるにもかかわらず,生活保護制度を利用しない方の中には,さまざまなお考えで申請を行わない方がいらっしゃいます。ただし,国民の権利として,生活保護を申請できるということを,生活保護以前,いわゆる生活困窮者自立支援制度の相談窓口等の相談段階から改めて丁寧に説明してまいりたいと考えております。
60: ◎ 宮坂委員 相談に行った方々が申請したくないというふうに思われるようなことのないよう,狛江市は丁寧にしていただいていますので,十分その辺はよろしくお願いしたいと思います。
次に,子育て支援についてお伺いします。
この問題でも,予算編成方針には,子育て環境の充実として,「子育て家庭への経済的負担の軽減を図る。」「子どもが希望を持って成長できるよう貧困対策に取り組む。」と書かれております。子供の貧困対策は,未来を生きる子供たちの行方を左右するものであり,とても重要だと思います。
東京都が子供の貧困をめぐる実態,経済状況と学習への影響などを調べた「子供の生活実態調査」を実施いたしました。2月23日,中間まとめを発表したわけですけれども,この調査は小学校5年生と中学校2年生,そして16歳から17歳,またその保護者を対象としたということです。
中間報告のまとめの概要としては,1,低所得,2,経済的な理由で公共料金や家賃を払えなかったことがあるか,3,海水浴など一般的な子供が経るような体験がない,これらのいずれかに該当した層を生活困難者として,これらが小学5年生では20.5%,中学2年生では21.6%,16から17歳では24%ということでありました。また,2つ以上の指標が当てはまる層を生活困窮者層ということにしたそうです。こうした中で虫歯の本数や自己肯定感にも経済状況の影響が見られたということでした。
経済的理由で塾に通えないなど,生活困窮層に当たる家庭は2割を超える一方で,困窮している保護者ほど学習や食事などの支援事業を知らないため,利用していないことも判明したとのことです。経済的理由で塾に通えないなど,生活困窮層に当たる家庭は2割を超えたということで,調査に当たった首都大学東京の阿部教授は,「生活困難の2割をターゲットにした施策を考える必要がある。保護者の認知に関係なく,子供に支援を届けられることが望ましい。」と,このように話をされているとのことでした。
こうした調査の実態からも,狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケート調査報告書の中でも,生活福祉のところには,「貧困家庭の就学支援充実を。」とか,「就学,就労,生活困窮者への支援。」とか,「生活困窮の子ども達が心配。」と,このように書かれておりました。
まず,子供の貧困対策としての施策について,この間どのような取り組みで,その達成状況はどのようになっているか伺いたいと思います。
61: ◎ 子育て支援課長 子供の貧困対策としては,こまえ子育て応援プランの実施計画において,学習支援事業の推進やスクールソーシャルワーカー等の取り組みを計画化しております。このうち学習支援の取り組みといたしまして,生活困窮者自立支援制度における子供の学習支援事業を開始しております。また,現在策定作業を進めています狛江市子ども・若者計画におきましても,貧困対策の取り組みについて検討しているところでございます。
62: ◎ 宮坂委員 市としても生活困窮者自立支援制度のもとでの子供の学習支援を進めていらっしゃると。そして,支援を受ける子供たちがふえているということなども伺っております。今後もこうした学習支援については,周知や充実を進めていっていただきたいと思います。
また,子ども・若者計画の検討についても,子供の貧困実態を十分把握して,切実な要望が実現できるようにお願いしたいと思います。
そこで,就学援助について伺います。
狛江市では,就学援助の新入学学用品費について,ことしの5月の臨時議会で支給額が2倍に引き上げられ,支払い期日も入学前の3月に早めるということが実現できました。本当にこれはよかったと思います。受給者の方からは,「うれしい,本当に助かります。」と,こうした喜びの声が届いております。引き続きこういう就学援助についての充実が求められるのではないかと思っております。
子育て世代にとって,就学援助を受給できた方は喜びの声が上がっているわけですけれども,ぎりぎりで受給できなかった方は,大きな分かれ目になるのではないかと思います。さきの東京都の「子供の生活実態調査」にも見られますように,経済的なことで子供たちの勉強や健康,生き方などに大きく影響しているということが明らかとなっております。経済的に苦しい家庭の児童・生徒に学用品費や給食費,修学旅行費などの費用を援助するという就学援助は,経済状況に左右されることなく,平等に教育が受けられることを保障する上でとても大事な制度だと考えます。
まず,就学援助の要保護と準要保護の合計で支給対象者数と受給率の5年間の推移について伺いたいと思います。
63: ◎
学校教育課長 御質問がありました過去5年間の就学援助の受給者数,率をお答えいたします。
まず,小学校でございますが,平成24年度435人で13.62%,平成25年度398人で12.60%,平成26年度366人で11.50%,平成27年度340人で10.48%,平成28年度331人で10.20%でございます。
次に中学校でございますが,平成24年度271人で19.71%,平成25年度260人で18.91%,平成26年度206人で15.65%,平成27年度206人で15.48%,平成28年度200人で14.83%でございます。
64: ◎ 宮坂委員 狛江の場合は,年々受給者数も率も下がる傾向にあるということがわかりました。この要因について伺いましたけれども,まだ分析されていないということでした。要因をしっかりと分析していただきたい。本当に必要な方が申請しているのか,その辺がわかりませんので,ぜひ今後分析していただければと思います。
たまたま私が聞いたお母さんは,驚くように「就学援助って何。」という声もありましたし,先ほどの東京都の「子供の生活実態調査」の中でも,必要な方でも制度を知らなかったという方もおいででしたので,その辺は今後の課題かなと思います。
次に,準要保護世帯の認定基準について伺いたいと思います。
これは生活保護基準に倍する数値が就学援助認定基準になるわけですけれども,過去2013年に生活保護費が引き下げられました。この引き下げられたときの基準にはしないでいただきたいということを議会でも求め続けてまいりましたけれども,当時,引き下げられる前の基準で認定しますという市の御答弁でございました。その後,年数も経過いたしましたけれども,現在はどのようにされているのか伺います。
65: ◎
学校教育課長 就学援助では,まず生活保護を受給されている場合には要保護として,世帯の所得が第68次生活保護基準の1.1倍未満である場合については準要保護として認定しているところでございます。
66: ◎ 宮坂委員 突然第68次生活保護基準ということでわかりにくいんですけれども,それは生活保護費,2013年8月以降下げられたそれ以前の基準を使って,1.1倍の方々に就学援助費を支給しているという理解でよろしいでしょうか。
67: ◎
学校教育課長 国のほうで近年,生活保護基準の見直しが行われましたが,その見直しが行われる前の生活保護基準を使用しまして,1.1倍未満である場合につきましては,就学援助のほうで準要保護として認定しているところでございます。
68: ◎ 宮坂委員 わかりました。狛江の場合は,生活保護基準が下げられる以前の基準を使っているということで,この点は評価させていただきます。
先ほどの首都大学教授の生活困難の2割の方々をターゲットにした施策を考える必要があるというお話でございますけれども,これに対して狛江の就学援助の支援は,今の生活保護基準の1.1倍としても,小学生では10%,中学生では15%ということでしたので,まだ2割には到達できないわけでございますので,基準よりもぎりぎりオーバーした方々も対象にしていっていただけないかと思うんです。
今認定基準1.1倍ということですので,それをまず1.2倍へ拡大するということはいかがなことかなと思うんですけれども,もし1.2倍に拡大するとしたら,ふえる対象者数や予算などはどの程度になるでしょうか,伺いたいと思います。
69: ◎
学校教育課長 今のところ就学援助の認定審査の基準を見直す予定はございませんので,基準を変更した場合の推計等も行っておりません。
70: ◎ 宮坂委員 残念です。見直すという予定はないということなので,したがって推計もとっていないということでございましたけれども,今後また考えていただきたいと思うんです。
他市の状況を見ますと,狛江と同様に所得を基準としている市では,国立市で1.5倍,日野市で1.3倍,国分寺市で1.2倍,三鷹市で1.15倍となっております。就学援助は非常に複雑ですけれども,収入を基準としているところもあるということで,収入を基準というところでは,稲城市が1.7倍,清瀬市が1.5倍ということでございます。これらの市を参考にぜひ拡充を図っていただきたいということを要望しておきます。
次に,ひとり親世帯への支援策について伺います。
何度も「子供の生活実態調査」を引き合いに出しますけれども,この調査におきましても,ひとり親世帯の保護者が「児童扶養手当,児童育成手当,母子及び父子福祉資金の公的制度を知らない。」と答えております。
まず,今実施しているひとり親世帯への公的制度や優遇制度,水道,下水道料金の減免とか,狛江でいえば,家庭用のごみ袋の一定数の配付とか,こうしたもろもろの制度について,市はどのように周知しているでしょうか,また対象となる全ての方が申請されているのでしょうか,伺います。
71: ◎ 子育て支援課長 ひとり親家庭への公的制度や税の軽減,水道,下水道料金の減免等の制度周知につきましては,子育て支援課で作成しております「ひとり親家庭のしおり」で周知しているほか,子育てねっと等でも周知しております。
対象となる全ての方が申請しているかは把握しておりませんが,児童扶養手当の新規認定者や他市から転入され継続受給された方全員に対して,「ひとり親家庭のしおり」とともに優遇制度等の案内を送付し,制度の周知に努めているところでございます。
なお,8月に実施いたしましたひとり親家庭のアンケート調査におきまして,ひとり親家庭の支援制度の認知度を把握するための設問を設けているところでございます。
72: ◎ 宮坂委員 「ひとり親家庭のしおり」や子育てねっとでも周知しているということでした。そして,アンケートにも支援の認知度をしっかりと把握するために設問を設けたということでございました。公的制度や優遇制度は,全て申請方式でございます。自動的にもらえるものではありません。御本人がしっかりと知ってこそ,そして申請してこそこうした制度が利用できるわけで,知らないと受けられないということですので,市としてはぜひ引き続き周知に努めていただくということをお願いいたします。
厚生労働省が6月に公表いたしました「国民生活基礎調査」によりますと,子供の貧困率は13.9%で,7人に1人が貧困ということでありました。過去最悪だった15年のときより2.4ポイント下がりましたけれども,引き続き先進国の中では依然として高いという水準です。
特にひとり親世帯は50.8%と極めて高く,主要国では最悪の水準だとしております。とりわけ母子世帯の状況は過酷です。母子世帯の82.7%が「生活が苦しい」と答え,「貯蓄がない」という方は37.6%で全世帯平均の2倍以上ということです。また,「借入金がある」28.1%,子供がいる女性のうち「仕事がある人」は67.2%で,非正規雇用が大半を占めているということでございます。
子供がいる世帯全体の平均所得は696万円となっているのに対して,母子世帯の就労収入が209万円,また100万円未満が28.6%,100万円から200万円未満が35.4%と200万円に満たない世帯が6割を占めているということです。ひとり親世帯,特に母子世帯での収入の格差が歴然としております。
そこで,ひとり親世帯への経済支援を一層強めていく必要があると考えますが,市の見解を伺います。
73: ◎ 子育て支援課長 ひとり親家庭への経済的な支援の取り組みにつきましては,昨年の児童扶養手当の第2子,第3子以降の加算額を増額する制度改正に合わせまして,システム改修を行い,適正な給付等に努めているところでございます。引き続き国が進める取り組みに適切に対応してまいりますが,市独自で単独での経済的な支援は,現状では難しいと考えております。
74: ◎ 宮坂委員 市独自は難しいというお答えでございました。
そこで,市独自で何が必要か,どう支援するかというために,ひとり親世帯に対してアンケートも実施していただいたわけですけれども,これらの分析などの経過はいかがでしょうか,そしてまた結果についての見解を伺いたいと思います。
75: ◎ 子育て支援課長 ひとり親家庭に対するアンケート調査の結果等の概要につきましては,年内を目途にまとめる予定としております。
76: ◎ 宮坂委員 年内ということですので,まだ結果がわからないということでございましたけれども,既に国や東京都の調査,これからもひとり親家庭の生活は大変苦しいという結果が出ております。そうしたことも含めて,今後,狛江のアンケート結果をしっかりと分析して,これらの取り組みに生かしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。
77: ◎ 子育て支援課長 今回のひとり親家庭のアンケート調査の結果とともに,東京都は今年度,子供の貧困対策計画としての位置づけの明確化などを柱とする「東京都子ども・子育て支援総合計画」の中間見直しを行っております。東京都の見直し内容も踏まえまして,必要で具体的な取り組みについて新たな計画に反映できるよう調査・研究していきたいと考えております。
78: ◎ 宮坂委員 今後もぜひ調査・研究,検討していただきたいと思いますけれども,まだ調査段階,研究段階だというふうに待つことは時間もかかってしまいますので,そこで市独自の経済的支援として,この間,議会でも何回も要望してまいりましたひとり親世帯への家賃補助制度の実施をぜひ考えていただきたいと思います。
母子世帯の方の生活上の不安や悩みは,生活費や教育費が高いという位置を示しておりました。狛江市の生活に困難を抱えている母子家庭への家賃補助制度は切実だと考えます。既に多摩26市では,武蔵野や東村山,国立,東久留米,日野の5市が実施しているところでございます。
例えば東村山市のように月5,000円の家賃補助を狛江市に当てはめて計算してみますと,年間約400万円で実施できるということなどもわかりました。知り合いの母子家庭のお母さんは,「子供が独立できるまで頑張らなくては」とパートで仕事に頑張っていますけれども,病気がちの体で,そして給料の手取りは18万円と,貯金もなく,家賃は4万5,000円,都営住宅に何度も申し込みをしても当たらないので,経済的に不安がいっぱいだそうです。そして,もし働けなくなったらどうしようかと考えて,時には投げやりになってしまうそうです。
こうした方々に,ひとり親世帯への家賃補助制度の実施をしていただきたいと思うんですけれども,いかがでしょうか。
79: ◎ 子育て支援課長 ひとり親世帯への家賃補助制度の実施につきましては,現状では難しいと考えております。
80: ◎ 宮坂委員 とても残念でございます。本来なら検討ぐらいしていただきたいと思うんですけれども,そこで先ほど紹介した東村山市に伺いましたところ,家賃補助は何と1979年から行っていて,当たり前の制度になっているそうです。「保護者の方から助かっているという声を聞いていますか。」と伺ったら,担当者の方は,「そういう声も聞いているんですけれども,5,000円じゃちょっと少ないですからね。」なんておっしゃっていたんですけれども,5,000円でもこれだけずっと続けていらっしゃるということはすごいことだと思いますので,ぜひ市も検討していただきたいということを再度要望しておきます。
次に,保育園の民営化について伺います。
狛江市としては,この年初めて公立保育園の運営主体を市から民間事業者に移行した年でもありました。保護者説明会などを重ね,努力されてきたとは思いますけれども,引き継ぎに当たっての経過と課題について伺います。
81: ◎ 児童青少年課長 引き継ぎ保育の経過といたしましては,旧宮前保育園,旧和泉保育園ともに園長候補者,主任保育士,主任級保育士の3名を民営化前年度の4月より配置させていただいているところでございます。各クラス担当者は10月から配置されまして,おおむね11月以降から民営化後に予定している各クラスに入りまして,引き継ぎに当たっております。
課題といたしましては,法人側の配置予定職員の急な都合,妊娠や介護などによりまして,変更を余儀なくした部分がございましたが,全体的な引き継ぎはおおむね順調に実施されたものと認識しております。
82: ◎ 宮坂委員 今後これをしっかりと検証していただきたいと思うんですけれども,検証委員会はどのようなメンバーで期間はどのぐらい行うのか,またこの間,保護者の皆さんへアンケートをとったのでしょうか,伺います。
83: ◎ 児童青少年課長 宮前保育園,和泉保育園の民営化につきましては,平成30年度に2園の民営化に関する委員会の設置をいたしまして,検証及び評価を行っていくことと予定しております。なお,メンバーや形態についてなど詳細については,まだ未定でございます。
アンケートにつきましては,めぐみの森保育園におきまして,民営化後の平成29年1月末に実施しております。宮前保育園からめぐみの森保育園に移行した子供の保護者を対象とした移行園児用と,平成28年度から新たにめぐみの森保育園に入園した子供の保護者を対象といたしました入園児用の2パターンのアンケートでございました。アンケートに関する回答率は,移行園児用が約60%,新入園児用が約70%でございました。なお,和泉保育園につきましても,適切な時期に実施したいと考えております。
84: ◎ 宮坂委員 アンケートをとられたということですので,アンケートから見えた特徴と課題について伺います。
85: ◎ 児童青少年課長 アンケートのうち,「日々の保育に満足されている方」が90%以上,子供の様子について「楽しそう」と回答いただいた方も90%以上あったことなど,特徴といたしましては,全体として,民営化に対して一定の評価をいただいているのではと考えているところでございます。
一方,民営化に限ったところではございませんが,自由記述欄において,「不安があった」といった御意見もございました。丁寧な説明に努めてまいりましたが,御理解が十分に得られなかった点もあったかと感じているところでございます。
86: ◎ 宮坂委員 アンケートの自由記述のところをまだ見せていただいておりませんけれども,そうした保護者の方々の不安材料などもしっかりと今後の課題として検証委員会のところに反映させていただきたいと思います。
メンバーとか,まだ今後考えていくということですので,保護者の方はもちろんですけれども,保育の専門家の方々も入れて,検証をしっかりとしていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。
87: ◎ 児童青少年課長 2園の民営化に関する検証委員会のメンバーや形態,具体的な検討内容などの詳細については,まだ検討中でございます。より客観性が保てるような構成や内容になるよう努めてまいりたいと考えております。
88: ◎ 宮坂委員 次に,この間待機児解消ということで急激に認可保育園,小規模保育園などがふえたわけですけれども,これまで公立保育園が担ってきた質の向上のための巡回などは行われているのでしょうか,伺います。
89: ◎ 児童青少年課長 平成29年4月現在,小規模保育所を含む地域型保育事業は5施設,私立認可保育園は,認定こども園を含めまして13園ございます。地域型保育事業につきましては,少なくとも年に1回の実地検査を実施いたしまして,適正な保育や運営がなされているかなどを書類や実際の保育を見ることで確認しているところでございます。認可園につきましては,東京都が実施いたします指導検査に合わせまして,市の検査も実施しているところでございます。
90: ◎ 宮坂委員 東京都では2016年度から保育所の指導検査という権限を市町村に移したということですけれども,これはどのような目的で,どのような内容で行われるのでしょうか。
91: ◎ 児童青少年課長 子ども・子育て支援新制度の施行に伴いまして,子ども・子育て支援法において,認可保育園に対する市町村の指導監督等について規定がされたところでございます。東京都による認可保育園の指導検査は,児童福祉法に基づくもので,先ほども申しましたとおり,認可保育園に対する市の指導検査は現在東京都の検査と合同で実施しているところでございます。
指導検査は,施設の設備,運営に関する基準等の実施状況が関係法令等に照らし適正に実施されているかを個別に明らかにいたしまして,必要な助言,勧告,または是正の措置を講じることによりまして,保育園の適正な運営及びサービスの質の確保を図ることを目的としているところでございます。
内容は,保育・運営・会計の3分野で実施いたしまして,検査関係資料の書面検査,施設長や関係者へのヒアリング,保育の実施状況や設備関係確認のための施設内見学を行っているところでございます。
92: ◎ 宮坂委員 そうした実地検査について,今行っている状況,そしてまた指摘された課題などを伺いたいと思います。
93: ◎ 児童青少年課長 子ども・子育て支援法に基づく指導検査につきましては,平成27年度以降に虹のひかり,ベネッセ,東野川,めぐみの森保育園の4園で実施しているところでございます。課題といたしましては,現在は東京都と合同で実施しておりますが,保育・運営・会計の3分野のうち,会計につきましては従来の巡回指導等にはなかった分野であるため,知識や技術が不足しているものと考えているところでございます。
平成28年度の実績では施設によって指導,助言内容が異なりますが,例えば園の日誌等の手書きによる記載書類について,修正ペン等ではなく訂正印で訂正するように指導したほか,午睡時にチェックする児童の対象年齢を広げることを検討するようにといった指導を行っているところでございます。
94: ◎ 宮坂委員 13園の認可園のうち4園を実施したということでございますけれども,残る9園は,今後どのように実施していく計画でしょうか。
95: ◎ 児童青少年課長 今後につきましても,東京都の検査に合わせて実施してまいりたいと考えているところでございます。
96: ◎ 宮坂委員 期間的にはすぐ来年度やるとか,そういうことでございますか。
97: ◎ 児童青少年課長 毎年東京都の検査も実施されておりますので,それに合わせて順次行っていきたいと考えているところでございます。
98: ◎ 宮坂委員 あと9園ですので,東京都と合わせてやっていくというお答えでしたけれども,早急に全園を回るということなどにも努めていただきたいと思うんですけれども,それとあわせて,これまで巡回してきたのは,検査,点検という立場だけじゃなくて,そういうことも市としてきちんと把握していくというのは大事なことだと思うんですけれども,相談に乗るということなども行われながら,保育そのものの質を高めていくということなどもやってきたように思いますので,ぜひその辺は配慮して,そういう点にも力を入れていただきたいと思います。
これまで公立保育園は狛江市全保育園の質の向上や連携を行ってまいりました。そして,何よりも保育の中核としての役割を担ってきて,狛江市全体の保育にかかわらない子供たちも含めての地域の子育て拠点という役割を担ってきたのではないかと思います。
以前にも予算特別委員会のときに田中委員が紹介いたしましたけれども,保育士が今不足している。これはどこでも深刻な問題ですけれども,北区ですごいことが起きたということなんですけれども,北区のキャッチフレーズは,「子育てするなら北区が一番」と掲げております。北区は私立頼みではなかなか待機児は解消できないということなどもあったのでしょう。公立保育園を整備して正規の保育士を募集したところ,80人の募集に対して500人を超える応募があったということです。
これを見ると保育士の処遇改善こそがかなめではないかと思います。保育士不足というのは,処遇改善を行えば,潜在的な保育士の方も頑張ろうということにつながるのではないかと思いますし,公立保育園の処遇というのは,保護者の方にとっても安定した保育を受けられ,安心して預けられるということにつながるのではないかと思います。
改めて公立保育園の役割を考え,こうした保育士の処遇なども含めまして,これ以上の民営化は行うべきではないというふうに考えますけれども,その点はいかがでしょうか。
99: ◎ 児童青少年課長 先ほども答弁させていただきましたが,公立保育園の民営化の検証及び今後の方針につきましては,平成30年度に民営化に関する委員会を設置いたしまして,まずはその中で評価や検証を行うことと予定しております。
100: ◎ 宮坂委員 検証委員会ももちろん大事ですけれども,そこできちんと検証するということとあわせて,市の方針として,今私が紹介しましたように,処遇改善の保育士こそがかなめになってくる,地域の子育てにとっても重要だという従来からの考え方,公立が中軸になっていくんだということを市,行政としてもしっかりと押さえて,今後公立をしっかり4園守っていくということも進めていっていただきたいと要望しておきます。
101: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。
午前10時26分 休憩
午前10時44分 再開
102: ◎ 委員長 再開いたします。
総括質疑を続行いたします。
103: ◎ 宮坂委員 次に,働き方,特に非常勤嘱託職員の待遇について伺いたいと思います。
財政のあらましの人件費の欄では正規職員給と非常勤嘱託職員の支出の差が年々小さくなっているというふうに思います。そこで,正規職員と非常勤嘱託職員の人数の推移について伺います。
104: ◎ 職員課長 財政のあらましに記載の職員数につきましては,決算次年度の4月1日時点での人数となっております。このため,各年度4月1日現在の人数で申し上げます。
正規職員と再任用フルタイムを合わせまして,平成27年度450人,平成28年度442人,平成29年度447人でございます。嘱託職員につきましては,平成27年度437人,平成28年度421人,平成29年度388人でございます。
105: ◎ 宮坂委員 同じく財政のあらましでは,「職員数は前年度から5人増加しました。平成19年度との比較では,31人(6.9%)減少しています。」と書いてあります。
職員はふえたけれども,決算では人件費は前年度より減少しています。その理由について伺います。
106: ◎ 職員課長 人件費の決算額の増減につきましては,さまざまな要因がございます。平成28年度当初に欠員となっていた職場があったことや,育児休業取得者,分限休職者の増加,退職に伴う職員の新陳代謝等が要因となっております。
107: ◎ 宮坂委員 先ほど正規職員と嘱託職員の推移を伺ったわけですけれども,3月31日付が決算資料には出ておりました。決算資料は日付が3月31日付,先ほど御答弁があったのは次の年の4月1日ということでしたけれども,この決算資料の人数を見ますと,そして正規職員の中での再任用フルタイムという方々を除くと,嘱託職員のほうが上回っているという状況が見られます。
ずっと正規職員を減らして,正規職員が退職すると嘱託職員に置きかえられてきたのかなということだと思うんですけれども,まず正規職員と非常勤の嘱託職員のすみ分けについて伺います。
108: ◎ 職員課長 正規職員は市の業務を遂行するために必要な判断・選択が要求されまして,それに伴う責任を負うものでございます。嘱託職員につきましては,正規職員を補佐するとともに,定型的な業務を中心に行うものと認識しております。
109: ◎ 宮坂委員 正規職員と嘱託職員の責任の違いということでございましたけれども,狛江市第5次行財政改革推進計画【定員適正化編】によりますと,この間退職者不補充ということで,この計画の6ページには「新たな行政課題の対応等により,職員にとっては負担感が増している状況でもあるため」と書かれて,雇用形態の精査では「人事管理業務等の事務の増加や代替の嘱託職員では補完できない業務があるため,正規職員の負担が増加している状況もある。」,このように書かれています。そして正規職員は判断や選択が要求され,それに伴う責任を負うという御回答でしたので,市役所という公務の職場は何よりも市民の信頼のもと,市民の皆さんのための仕事をし,市民生活を守り発展させるために非常に重要な役割を担っていると思います。だからこそ身分も賃金も休暇も福利厚生も保障されているということで,公務員を基本に民間職場の賃金や労働条件なども決められてくるわけです。
退職者不補充ということで正規職員をどんどん嘱託職員に切りかえていくことで正規職員がますます減り,置きかえとして不安定な嘱託職員がふえていくということになりますと,ますます正規の職員の仕事量がふえて,本来の責任ある仕事が困難になっていくのではないかなと思うんですけれども,ここで定員の適正化について,正規職員をふやしていくというような方向での見直しが必要だと考えるのですけれども,その点はいかがでしょうか。
110: ◎ 政策室長 先日の本委員会での答弁でも申し上げましたが,定員の設定につきましては今後を見据えながら中期的に設定していくものと考えており,現在は基本的に3から5年ごとの見直しとしておりますが,必要に応じて見直すこともあり得ると考えております。
111: ◎ 宮坂委員 この問題は多くの会派の方からも指摘されました。それほど切実なことだと思います。正規職員をふやしていくという見直し,ぜひそうした立場で検討をお願いしておきます。
次に,非常勤嘱託職員の待遇や賃金などはどのように決めていくのでしょうか。
112: ◎ 職員課長 嘱託職員の勤務状況及び報酬を検討するに当たりましては,その勤務の内容,他市との均衡や最低賃金等を踏まえ,決定しているところでございます。
113: ◎ 宮坂委員
決算特別委員会資料にも嘱託職員の方々の報酬一覧を出していただきまして,ありがとうございました。
見させていただいた中で,例えば栄養士とか学校司書などは資格があり,一人職場で責任ある仕事,こうした場合は比較的高いという認識でよろしいのでしょうか。
114: ◎ 職員課長 専門性のある職につきましては,資格の有無によって差をつけているところでございます。
115: ◎ 宮坂委員 高い方たち,一番低い方たち,さまざまでございますけれども,一番低い時給の方は960円ということでございますけれども,10月1日から東京の最低賃金が上がります。どのように改定していくのでしょうか。全体の方が引き上げられていくのでしょうか。それとも引き上げのない職種の方もいるのでしょうか。
116: ◎ 職員課長 平成29年9月1日付で告示され,10月1日から適用されます東京都の最低賃金は958円でございます。現在臨時職員で最低の時給が950円で,新たな最低賃金を下回ることになりますので,当該職種について最低賃金を上回るようにするとともに,嘱託職員を含めた時給額について均衡を考慮しながら改定していくこととしているところでございます。
117: ◎ 宮坂委員 今嘱託職員を含めた時給額の方を均衡を考慮しながら改定していくということでしたので,月額とか日額の方は今回の改定には入らないということなんでしょうか。
118: ◎ 職員課長 今申し上げたとおり基本は時給額というところで検討しているところでございますが,割り返しをいたしまして最低賃金を下回るというような職があった場合には,その当該職についても改定していくという考え方を持っているところでございます。
119: ◎ 宮坂委員 先ほど正規職員と嘱託職員のすみ分けでは,嘱託職員は補佐する,責任は正規職員ということでしたけれども,そうした中でも,先ほど専門性があって有資格という方たちは比較的高い報酬ということでもありましたけれども,例えば学校司書は有資格者であり,専門性があり,一人職場で責任があるにもかかわらず月10万6,100円となっています。割り返してみますと時給960円から1,030円,これは週24時間という設定ですので,はっきり時給は出ていないわけですけれども,最低ラインの方々と960円が一致するわけです。
こうした方々に対して今回は引き上げはないということでございますけれども,時給の方だけを上げるということではなく,こうした方々にも引き上げを検討していただきたいと思うんです。例えば同じような職場で図書事務補助で資格がありの方は時給1,120円,小学校の学校司書は蔵書管理,本の貸し出し・返却作業やレファレンスなどのほかに,授業も担当しております。一般質問で教育部長は,学校司書は学校図書館を運営していくために必要な専門性を発揮し,司書教諭や教員とともに学校図書館を活用した事業やその他の教育活動を支援していく役割を担いますと答弁されております。こうしたことから,やはり責任ある職場の方だということがはっきりしております。新しい人材をしっかりと確保していくという観点からも,ぜひ報酬の引き上げについて検討していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。
120: ◎ 職員課長 学校司書の勤務条件は,週4日の午前8時から午後5時までのうち校長が定める6時間ということになっております。一方,図書館事務補助の勤務条件については,月曜日から日曜日の午前9時から午後8時までの間で館長が指定する時間となっておりまして,土日の勤務や夜間の勤務もあるということを前提として報酬額を決定しているところでございます。
嘱託職員の報酬を今後検討するに当たりましては,勤務内容,他市との均衡等を踏まえて対応していくべきものと考えているところでございます。
121: ◎ 宮坂委員 学校図書の先進市であるという杉並区は,一般質問でも紹介しましたけれども,週30時間という勤務ですけれども,1年から5年勤めた方は時給1,390円,6年以上の人は1,620円と,狛江に比べて断トツに高いことになっております。
これまで働く人たちの頑張りや熱意で支えられてきたのではないかなと。そうしたことから,狛江市も大変学校図書館については先進的な運営を行ってまいりました。特に,子供たちが本を読み,考える力を育て,探究心を養うということなどは今後ますます重要になってきています。今後の発展にとっても,この報酬ではすばらしい人材確保が困難になってくるのではないかなと考えます。ぜひ再検討していただくことを要望しまして質問を終わります。
122: ◎ 山本委員 それでは,行財政改革から伺います。
現在まで予算特別委員会,
決算特別委員会で,皆様がどのような思いで人財育成を行っているかという点について伺ってまいりました。そこで今回は人財育成の視点から,定員について伺いたいと思います。
狛江市第5次行財政改革推進計画【定員適正化編】において,職員の数の推移については先ほど御答弁がありましたので,私から申し述べますと,平成28年度,当該年度442名と最も低く,最も多かった25年度から比べて21名少ない状況で業務に当たっていたということがわかります。
本庁の職員の方は基本8時半から5時15分までの勤務というのが定時ということでございますけれども,職員1人当たりの時間外勤務について,27年度と28年度の比較を伺います。
123: ◎ 職員課長 平成27年度の職員1人当たりの時間外勤務時間数は101.9時間でございました。平成28年度の職員1人当たりの時間外勤務時間数は120.7時間と増加したところでございます。
124: ◎ 山本委員 職員が450名だったときに101.9時間,27年度と比べますと8名減って,28年度は18.8時間の増加ということになっているわけです。これは,これから職員の方が管理職に挑戦していこうと思うときに,一つの大きな壁になっていくだろうと思われます。
例えば一般質問の日などは恒常的に6時過ぎまで業務があるわけですけれども,これは正規の業務でございますので,もし御自分が例えば介護を抱えている,子育てを抱えているというような状況ですと,なかなか両立は難しいと思うわけです。子供の突発的な発熱とか家の方の体調不良などに対応することができないという意味で,子育てや介護と仕事との両立について伺いたいわけですけれども,各役職における女性職員の割合と,次世代を担う女性職員の育成についての進捗状況を伺います。
125: ◎ 職員課長 係長職以上で構成される各役職段階にある職員に占める女性職員の割合につきましては,平成28年4月1日時点で30.9%でございましたが,平成29年4月1日時点で29.8%となっております。女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく特定事業主行動計画における目標値が35%となっておりますので,今後もキャリアデザイン研修を継続するなど,目標達成に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
また,平成27年度以降に採用いたしました一般事務の職員のうち半数を女性職員が占めている状況がございますので,次世代を担う若手職員が係長職以上の職を担っていきたいと思っていけるような職場の環境づくり,人財育成を今後も全庁的に進めてまいりたいと考えているところでございます。
126: ◎ 山本委員 係長以上の職を担いたいと思える環境づくりと人財育成を全庁的に進めるということでございました。これは性別で役割を考えているというよりも,子育てや介護を担っている,どちらが担っているかわからないわけですけれども,その人を想定すべきです。また,数です。家に帰れば御飯ができている人と,買物に行って御飯をつくって食べさせるということを考える人とでは,やはり大きく違っていくと思います。性別を問わず,こういった状況に配慮していただきたい。
それでは今後【定員適正化編】の見直しを行っていくと思われますけれども,見直しの時期と,どのような要素を反映させていくのかについて伺います。
127: ◎ 政策室長 【定員適正化編】につきましては,現行計画は平成28年度から31年度までの計画としております。そのため,現時点では次回は平成32年度からの計画として見直す予定としております。
計画の見直しに当たっての考え方としましては,計画期間やその先を見据えながら,市の重要施策や新たな行政課題に対して,いかに効果的かつ効率的に対応していくかといった点や,行政としてやるべきことと民間事業者や市民団体,関係機関等にゆだねるものとの整理,また社会情勢などを踏まえ,総合的に判断するものと考えております。その上で,行政として遂行する業務の量と定員とのバランスを見きわめ,適正な組織体制と人員配置,また必要な定数の確保に努めてまいります。
128: ◎ 山本委員 行政として遂行する業務の量と定員とのバランスの見きわめというお言葉がございましたけれども,少ない職員数の中,業務の増大という環境の中では,例えば目指していらっしゃるOJTやメンター制度というものが非常に機能しづらい状況にあると思います。また,心身のバランスを保つのが難しいという,ある一定ラインもございますので,次回の見直し時期には,おっしゃっていましたけれども,超高齢社会,人口減少,例えば自治体における人工知能の活用などはそのころにはもう一般的に言われていると思いますので,よろしくお願いいたします。
それでは,今公務員だけではなく,社会全体が働き方の見直しをしていこうという動きがございます。先生方の働き方の見直しなども一般質問させていただいておりますけれども,公務員の方にとっては,御自分たちの権利よりも市民の満足というものを優先させるというふうにずっと働いていらした,そういった背景の中で,公務員の働き方改革についての見識を伺います。
129: ◎ 職員課長 長時間労働の抑制を主とする働き方改革につきましては,我々公務員も取り組んでいくべき課題と認識はしております。
民間企業や広域自治体等におきましては,プレミアムフライデーを推進するなど,早い時間での退社を促す動きもございますが,我々基礎自治体の本来の目的であります市民サービスが低下してしまうことは避けなければならないと考えておりまして,どのような対応が可能かにつきましては,今後も先進事例等を研究・検証してまいりたいと考えているところでございます。
130: ◎ 山本委員 わかりました。
次に,いたわりのあるまちづくりから伺います。
医療と介護の連携について伺いますけれども,まず医療行為が必要な方というのはどういうケースなのかということと,その方に対してどのような介護方法があるのか,想定しているケースについて伺います。
131: ◎ 高齢障がい課長 要介護度が重く医療行為が必要な方につきましては,特別養護老人ホームでの受け入れは難しくなります。
ひとり暮らしの方は,介護老人保健施設や介護療養型医療施設または医療療養型病院,また最近は医療行為が可能な特定施設もありますので,これらの施設に入所または入院される方が多いようです。
御家族がいらっしゃれば,在宅訪問診療と訪問看護,訪問リハビリテーションといった医療系のサービスに定期巡回・随時対応型訪問介護看護,看護小規模多機能型居宅介護といったサービスを組み入れることにより在宅生活は可能と思われます。
認知症の進行により服薬管理やインシュリン注射が困難な方は,訪問看護による服薬や注射等の管理を,また声かけがあれば服薬等が可能な方であれば訪問介護時にヘルパーに声かけをしていただくことにより在宅生活は可能となります。
退院直後の方のうち通院等が困難な方につきましては,在宅訪問診療と訪問看護,訪問リハビリテーションといった医療系サービスに定期巡回・随時対応型訪問介護看護,看護小規模多機能型居宅介護といったサービスを組み入れることにより在宅生活は可能です。
適切に医療と介護サービスが提供されることにより体調の回復が望めますし,施設入所や入院することなく療養生活が送れるものと考えております。
132: ◎ 山本委員 退院後に適切な医療と介護のサービスを組み合わせて体調の回復といったものにつなげていただくために,これだけの多くのケースがあるということがわかりました。
それでは,医療と介護の連携推進小委員会では多職種間の顔と顔の見える関係というものを構築されたと思いますけれども,どのようになさったのか伺います。
133: ◎
健康推進課長 医療職,介護職などの多職種間での連携関係におきまして,医療職の方とお話しすることに少し敷居が高いと感じられている方もいらしたと聞いておりました。
昨年度,医療と介護連携推進小委員会におきまして多職種が一堂に会して行う研修を実行委員会において企画し,本年の2月4日に慈恵第三看護専門学校において実施したところでございます。研修では,グループに分かれた多職種の方が一つのケースに対しまして,それぞれの立場で意見を述べ合ってケース対応を討議したものでございます。
この研修では,初めて顔を合わせたメンバーの方,また職種を超えたメンバーの方と討議することができたことにより,まさに顔と顔の見える関係を構築する第一歩になったものと考えております。
134: ◎ 山本委員 それぞれの立場でケース会議を行うという意味ですね。敷居の高さが解消されたというお言葉がありましたけれども,その実感は非常に大切だと思います。
介護はかつて専業主婦が担い手でした。今は共働きでの介護が増加しておりますけれども,年間介護離職は10万人,介護殺人も増加している状況,非常に複雑化している中で求められるものは,自治体に具体的な政策がどんどん必要になってくるわけですけれども,たび重なる制度改正によって,確かにシステムをつくる側とサービスを提供する側双方が疲弊しているということはやはり否めないと思います。28年度は狛江市においては在宅医療が非常に進んだということが評価できるわけですので,ぜひ今後地元医師会との協力関係構築による在宅医療の充実といったものを要望いたします。
それでは,地域福祉計画等の策定に向けて,市民意識調査を実施されたと思いますけれども,高齢者保健福祉計画,介護保険事業計画の調査,日常生活圏域ニーズ調査と在宅介護実態調査の内容及び分析の結果について伺います。
135: ◎ 地域福祉課長 地域福祉計画等の策定に当たり,市民意識調査及び住民懇談会を実施いたしました。
市民意識調査については7つの調査を行いました。調査の3として実施いたしました日常生活圏域ニーズ調査の対象者は,要支援1・2の65歳以上の市民600人で,回収率は65.3%でございます。調査の4として実施いたしました在宅介護実態調査の対象者は,在宅で直近で認定調査を受けた方及びその介護者400人,回収率は75.3%でございました。
分析結果の概要でございますが,運動器の機能低下リスク,閉じこもり傾向リスク,転倒リスクは特に女性で高齢になるほど高くなっており,低栄養リスク,認知機能低下リスクは特に男性で高齢になるほどリスク者が多くなっております。また後期高齢者に差しかかる女性は,転倒,骨折により介護が必要になるケースが多くなっております。女性は特に介護予防に対する関心が高いことから,転倒防止に対する注意喚起が特に有効であると考えられるという分析結果となっております。
主介護者の5割が働いていないため,就労継続と介護の両立の問題はまだ狛江市においては顕在化しておりません。また単身と夫婦世帯が多く,主介護者も高齢化していることから,家事援助や通院介助など幅広い支援策が求められております。50歳代以下では就労の継続支援といったように,年代状況に即した支援策が求められるという分析結果となっております。
136: ◎ 山本委員 私たちが置かれている状況というのが非常によくわかりました。また,ニーズをどのように把握して,そこから課題が見えてくる,分析をするといったサイクルが明確になってきたと思います。
そのような意味で,次に財政について質問させていただきます。
新公会計制度についてなんですけれども,先週も質疑がありましたので,私からは,28年度固定資産台帳の整備を進めてきたということですけれども,新公会計制度の目的について確認させてください。
137: ◎ 財政課長 新公会計制度の目的でございますが,財務書類につきましては,これまでも総務省が示しました方式でつくっておりましたが,これまでの方式では事業別や施設別の分析がしにくいことや公共施設等のマネジメントに資する固定資産台帳の整備が十分ではないといった課題があったことから,現金主義による予算・決算制度を補完するものといたしまして新たな地方公会計制度を導入し,現金主義では見えにくいコストやストックを把握することで,中長期的な財政運営への活用の充実を図ることを目的としているところでございます。
138: ◎ 山本委員 課題があった整備状況の改善,見えにくかったコストやストックについて見える化するということで,中長期的な財政運営の活用を充実させるということが目的ということでございました。
それでは,新制度によって何が一番大きく変わるのかということと,メリットは何かということについて伺います。
139: ◎ 財政課長 事業別や施設別の行政コスト計算書を作成することで受益者負担の適正化や予算編成,行政評価への活用,施設の統廃合の検討などに活用することや,固定資産台帳を作成することにより施設の資産老朽化比率を算出することで公共施設等のマネジメントに活用することが可能となります。
140: ◎ 山本委員 それでは,監査や今行っております
決算特別委員会,こういった形式も変化するのかという点と,新制度ですので,理解するために何らかの情報が必要なんですけれども,研修などについて計画したかということについて伺います。
141: ◎ 財政課長 今回の新公会計制度につきましては,これまでの現金主義による予算・決算を補完するものといたしまして財務書類を作成するものでございます。監査委員による審査や議会への報告が義務づけられているものではございませんので,審査方法などはこれまでと変わりませんが,財務書類を作成できましたら議会及び監査委員には提出させていただきたいと考えております。
また,情報共有等の点につきましては,財務書類を作成するに当たっては一定の知識が必要となりますので,我々財政課の職員は研修を受けておりますが,全庁的には職員向けの研修は現時点では考えていないところでございます。ただし,財務書類を公表する際には,決まった様式で公表するものとは別に,できるだけわかりやすい形でもお示しできるように検討していきたいと考えております。
142: ◎ 山本委員 できるだけわかりやすい形でお示しくださるように検討したいということでございました。
9月15日ですけれども,他市の
決算特別委員会を傍聴に参りました。個別質疑のほうが先で総括質疑が後といった形をとっていました。財政課が作成した資料によりますと,議会での決算認定についてというところがございまして,当該年度の収支の内容等を確認することは将来の参考にするためであり,単に決算を認定することだけではなく,決算に対する議会の意思を明らかにして執行機関に必要な措置を求め,事業の提案や要望などもできることが重要な点であるというふうに書かれています。これは予算と決算におけるPDCAサイクルのC,チェックの大きな役割となっています。
そのために事業別の決算説明書というものを作成されていて,それは今までにない形なんですけれども,民間としては割と見なれたものかもしれないですが,貸借対象表と行政コスト計算書というものがあって,あとはキャッシュフローが出ていて,市民1人当たりの行政コストや受益者負担,また下に組織長の総括を文章で書く欄がございます。ですので,その事業については,そのシートを見れば一目でわかるというものが1冊になっているという形をとっていました。財務諸表の読み方,どの数字を見ると市の何がわかるのか,こういう矢印になった解説などもありました。これは何よりも市民サービス,住民福祉の向上を目的としているということです。
市民への説明責任,また市民への周知,ある一定の知識が必要というふうに先ほどもおっしゃっていましたけれども,理解促進のために考えていることがあるか伺います。
143: ◎ 財政課長 新しい形での財務書類というのは今つくっているところでございますので,市民向けにというところでは現在は具体的には考えているものではございませんが,今後財政のあらましや広報こまえへの掲載も含めまして,市の財政状況を市民の皆様にできるだけわかりやすくお伝えできるように,他市の事例も参考にしながら研究していきたいと考えております。
144: ◎ 山本委員 わかりやすいということと見える化については,カラーの件なども要望しておりますけれども,民間では財務の部門だけではなくて全ての部門が成果とコストというもののバランス感覚を身につけて経営センスを持ちましょうということをよく言われてきたわけですけれども,新制度の導入を契機に,我がまちの財政がどうなっているのかということが市民にとってより身近に感じられるような取り組みについて要望いたしまして,質問を終わります。
145: ◎ 委員長 以上で総括質疑を終結いたします。
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146: ◎ 委員長 次に歳入に入ります。
1款市税の質疑を受けます。
147: ◎ 鈴木委員 市税の徴収についてお伺いいたします。
決算特別委員会資料におきましては,差し押さえ件数が狛江市は1,392件で,件数では町田市,府中市に次いで3番目でございます。人口比では狛江市は1.74%で,類似団体の国立市0.764%の2.5倍,あきる野市0.571%の3倍,稲城市0.456%の3.8倍とかなり高くなっております。その原因は何なのかお伺いいたします。
148: ◎ 納税課長 傾向といたしましては,狛江市に続く人口比順位上位の市は福生市,東久留米市,武蔵村山市,国立市と,狛江市同様人口が少なく小規模な市が多い傾向にございます。さらに,その中には狛江市以外にも東久留米市,国立市と市税総合徴収率が上位である市も多く,人口が少ないゆえに対象の件数も少なくなり,小さな市は徴収努力が結果に結びつきやすい傾向にあることが考えられます。
149: ◎ 鈴木委員 類似団体と比較しても2.5倍から3.8倍ということで,心配なところでございます。滞納されている方の中には病気やリストラ,また事業の失敗など生活上の困難を抱えている方も多いと思います。精神的に追い詰められている方も多い状況でございます。ぜひ困難な状況を丸ごと受けとめて,親身に相談に乗って生活再建策を一緒に考えていく,こういう姿勢でお願いしたい,このことは要望しておきます。
次に,滞納処分を執行停止した件数についてお伺いいたします。
合計の執行停止件数におきましては,平成24年度からいいますと1万1,881件,8,099件,8,585件,9,181件と推移いたしまして,平成28年度は1,357件と大幅に減っております。前年の27年度と比較し,件数では6分の1から7分の1,大幅減となっておりますけれども,その要因についてお伺いいたします。
150: ◎ 納税課長 以前から,差し押さえだけではなく執行停止にも力を入れておりますが,各担当者が財産調査等を行うにはかなりの時間を費やすために,非常に大きな負担となっておりました。その対策といたしまして,平成27年度より調査担当を配置し,主に滞納額の大きな案件から順次調査を行い,場合によっては執行停止を行えるようになってまいりました。また,財産調査の結果,無財産で資力の回復の見込みのない方などは,執行停止処分から不納欠損処理をスムーズに処理できるようにもなりました。
このような努力の結果,滞納者数全体が減少しつつ,執行停止の件数も減少したものと考えております。
151: ◎ 鈴木委員 滞納者数自体が減少したので,執行停止件数も減少したということでございます。その中身をさらに見ていきたいと思います。
決算資料の300ページを見ますと,執行停止の年度中の増減が記されております。それによりますと,年度中に減となった件数,一般会計では合計で3,777件,国民健康保険特別会計で1万3,783件,合計1万7,560件,増となった件数,一般会計で2,123件,国民健康保険特別会計で7,613件,合計9,736件,これを大幅に上回ったために,決算では執行停止件数が大幅減となっている状況になっております。
この執行停止の年度中の減というのは,どういうことをあらわしているのかお伺いいたします。
152: ◎ 納税課長 300ページにございます資料中の年度当初とは,平成28年度より以前に執行停止を行っていた件数となります。年度中増は28年度中に執行停止をした件数,年度中減は年度当初と年度中増を合わせた件数から28年度中に不納欠損となった件数をあらわしております。
不納欠損の内容といたしましては,5年の消滅時効を迎えたもの,執行停止中に5年の時効を迎えたもの,執行停止後3年を迎えたもの,徴収することができないことが明らかであるため即時消滅としたものがございます。件数の割合といたしましては即時消滅が最も多く,平成27年度より調査担当を配置し,効率的で綿密な財産調査を行うことができるようになった結果であるものと考えております。
153: ◎ 鈴木委員 即時消滅が多いということでございます。調査担当職員を配置したことにより財産調査を効率的で緻密に行うことができるようになり,その結果,執行停止をかけた事例で,3年とか5年の時効等を待たなくても徴収することができないことが明らかであるということがわかるようになって,即時消滅になった件数が多くなった,こういうことだと思います。
次に,そもそも執行停止の条件はどのようなものなのかお伺いいたします。
154: ◎ 納税課長 地方税法では,滞納者が次のいずれかに該当すると認められるときは滞納処分の停止をすることができます。1,滞納処分をすることができる財産がないとき,2,滞納処分をすることによってその生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき,3,納税者の所在及び滞納処分をすることができる財産がともに不明であるとき,4,地方税法第15条の7第1項第1号の規定により滞納処分の執行を停止した場合において,徴収することができないことが明らかであるときは,その地方団体の徴収金を納付し,または納入する義務を直ちに消滅させることができるとなっております。
155: ◎ 鈴木委員 税金の徴収事務は,市民のためのさまざまな施策を実現するための財源を確保するための大事な仕事でございます。しかし,同時にそのことによって逆に市民生活を著しく窮迫させるようなことがあってはならないわけでございます。この執行停止の制度は,それを担保する制度の一つだと思います。ぜひ先ほど答弁されましたルールに基づいて,この執行停止の制度を積極的に活用していただきたいと思います。
次に,換価の猶予制度,納税の猶予制度について伺います。
平成27年4月から換価の猶予制度が改善されたと聞いております。どのように改善されたのかお伺いいたします。
156: ◎ 納税課長 これまで職権で行われていた猶予が,本人の申請により行うことができるようになったことが大きな変化でございます。ただし,猶予を受ける金額や期間によって担保の提供等が必要となる場合があるなど,条件はさまざまとなっております。
157: ◎ 鈴木委員 滞納処分の結果,一定の財産が差し押さえられても,それがすぐ公売にかけられることなく,滞納者がその財産を占有保管し,使用することが認められる場合がある,これが換価の猶予制度だと思います。この制度は,これまでは職権による猶予だけでありましたけれども,平成27年4月から本人申請により行うことができるようになったということでございます。この猶予期間中は延滞税も軽減されると聞いております。自営業の方など,この制度を活用できて事業を継続することができて助かった,その結果,納税することができた,そういう事例が多数報道されております。
狛江市でこの制度の適用を受けた方は何人いらっしゃるのかお伺いいたします。
158: ◎ 納税課長 確認できる範囲ではございますが,平成25年度3件,26年度1件となっております。
159: ◎ 鈴木委員 平成27年度,28年度は実績はないのか,また今年度に入ってからはいかがかお伺いいたします。
160: ◎ 納税課長 平成27,28年度はゼロ件の実績でございます。また,年度中ではございますが,平成29年度は現在の時点で1件の実績がございます。
161: ◎ 鈴木委員 この制度を知らない方も多いと思います。ぜひ窓口などで知らせる努力をお願いいたします。
次に,福祉の窓口との連携についてお伺いいたします。
納税相談の中で,滞納者の生活実態から福祉の相談が必要と判断し,「こまYELL」や生活保護の相談に結びついた事例は何件ぐらいあるのかお伺いいたします。
162: ◎ 納税課長 福祉相談課の相談に結びついた事例といたしましては,平成28年度は36件でございます。
163: ◎ 鈴木委員 この36件は,大切な事例だと思います。引き続き,納税相談の中で滞納者の生活実態を十分把握して,必要な場合には福祉の窓口につなげる努力を積極的に行っていただきたいと思います。
次に,この間国立市の収納課の活動方針を紹介してまいりました。そこでは絶えず市民目線で,より丁寧な窓口応対や電話応対を行うことや,納税者の立場に立って納税者の気持ちを理解し,一緒に考え,滞納者が将来納期内納税者になれるように滞納者の周辺環境を整えていくことを意識するなどの内容が記されております。初めて配属された職員を初め,課全体として納税者にどう向き合っていくのか,共有していくべき指針ともなっております。
この間,市もこうした国立市の方針も参考にしながら調査・研究していく,課全体の方向性を示したものを全ての職員で共有する仕組みを今後考えていきたい,このように述べておられます。早急にこうした方針の策定は必要と思いますけれども,準備状況はいかがでしょうか。
164: ◎ 納税課長 前回の
決算特別委員会より同様の御意見をいただいているところでございますが,先進市である国立市の調査・検討を開始したところでございます。課全体で共有できるようにしていきたいと考えているところでございます。
165: ◎ 鈴木委員 いつごろまでに方針の策定ができますか,伺います。
166: ◎ 納税課長 方針でございますが,管理職,また係長職で簡単に作成するという形ではなく,広く課全体で共有するためにも,職員間で時間をかけて議論を重ねながら検討していきたいと考えているところでございます。経験の豊かな職員の意見や新人の意見にも耳を傾けていければ,OJTの一環というところにも効果があるのではないかと考えております。策定は議論の進捗状況次第と思っているところでございます。
167: ◎ 鈴木委員 課全体で議論して策定していく,大変いいことだと思います。ぜひ市民目線で納税者の立場に立って策定されるよう期待いたしまして,質問を終わります。
168: ◎ 委員長 以上で1款市税の質疑を終結いたします。
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169: ◎ 委員長 次に2款地方譲与税の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
170: ◎ 委員長 以上で2款地方譲与税の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
171: ◎ 委員長 次に3款利子割交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
172: ◎ 委員長 以上で3款利子割交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
173: ◎ 委員長 次に4款配当割交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
174: ◎ 委員長 以上で4款配当割交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
175: ◎ 委員長 次に5款株式等譲渡所得割交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
176: ◎ 委員長 以上で5款株式等譲渡所得割交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
177: ◎ 委員長 次に6款地方消費税交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
178: ◎ 委員長 以上で6款地方消費税交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
179: ◎ 委員長 次に7款自動車取得税交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
180: ◎ 委員長 以上で7款自動車取得税交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
181: ◎ 委員長 次に8款地方特例交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
182: ◎ 委員長 以上で8款地方特例交付金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
183: ◎ 委員長 次に9款地方交付税の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
184: ◎ 委員長 以上で9款地方交付税の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
185: ◎ 委員長 次に10款交通安全対策特別交付金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
186: ◎ 委員長 以上で10款交通安全対策特別交付金の質疑を終結いたします。
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187: ◎ 委員長 次に11款分担金及び負担金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
188: ◎ 委員長 以上で11款分担金及び負担金の質疑を終結いたします。
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189: ◎ 委員長 次に12款使用料及び手数料の質疑を受けます。
190: ◎ 三角委員 2目民生使用料の保育所施設使用料についてお伺いをするところでございます。
まずは公立保育園の保育料でございますが,徴収率についてどのようになっているか,推移をお伺いいたします。
191: ◎ 児童青少年課長 公立保育園の保育料につきましては,徴収率99.77%となっているところでございます。基本的には口座振替で保育料をお納めいただくこととしているため,滞納は少ない状況でございます。
192: ◎ 三角委員 わずかではあるかと思いますが,滞納が発生している中で,その金額と理由についてお伺いいたします。
193: ◎ 児童青少年課長 確かに,滞納は発生しております。御家庭の状況に変化が起きた場合や市民税の変更などによりまして保育料が変更された場合などに発生するケースや,お支払いを納付書でされる方の滞納などによりまして,27万6,050円発生しているところでございます。
194: ◎ 三角委員 それでは,この滞納徴収につきまして,どのように行っているのかお伺いいたします。
195: ◎ 児童青少年課長 児童青少年課職員が督促状,催告状の送付を実施しているところでございます。保育園等で保護者の方と直接お話をさせていただきまして,納付をしていただくようにしているところもございます。
196: ◎ 三角委員 今児童青少年課長より御答弁いただいたように担当の方が督促状等々,御努力いただいている中で,今後の課題についてお伺いいたします。
197: ◎ 児童青少年課長 さまざまな御事情があるとは思いますが,保育料を滞納されること自体問題であると考えております。生活状況等の変化が発生した場合にはぜひ御相談に来ていただきたいと考えております。
198: ◎ 鈴木委員 土木使用料の道路占用料についてお伺いいたします。
1億1,079万4,000円,電柱や電話柱などの道路占用料は,現在狛江市の土地の評価額をもとに算出されておりますけれども,以前は狛江市より低い26市平均の土地評価額をもとに算出していたと思います。狛江市の土地の評価額をもとに算出するようになった考え方と,この間狛江市の土地の評価額に到達するように段階的に引き上げてまいりましたけれども,この間の引き上げ状況についてお伺いいたします。
199: ◎
道路交通課長 道路占用料につきましては,道路占有者と市民との税の公平性を確保するものとして,固定資産税評価額をもととした狛江市の独自単価とするために,平成21年度に条例改正をしたものでございます。その結果,計算式に独自修正率も加え,平成22年度より激変緩和措置を行いながら段階的に引き上げ,平成28年度までの表を定めていたところでございます。
平成28年度の収入済み額は1億1,176万9,789円でございます。改正前の平成21年度は収入済み額が6,569万3,883円でございましたので,平成28年度と改正前の平成21年度を比較いたしますと4,607万5,906円の増となっております。
200: ◎ 鈴木委員 狛江市の土地評価額に合わせて道路占用料を7年間かけて段階的に引き上げて,引き上げ前と比べると年間4,600万円の増収になっているということでございます。貴重な独自財源だと思いますので,ぜひ市民要望実現に活用していただきたいと思います。
次に,当時こうした独自の算定方法を採用したのは狛江市と武蔵野市くらいだったと記憶しております。現在,狛江市と同じようにそれぞれの自治体の土地評価額に基づいて道路占用料を算出,徴収している自治体があるのかお伺いいたします。
201: ◎
道路交通課長 現在,多摩26市のうち独自単価を定めているのは,狛江市も含め13市でございます。
202: ◎ 鈴木委員 26市の半数の自治体が採用しております。かなり広がってきております。ぜひ引き続き適正な運用に努め,市民要望実現に活用していただきたい,このことを要望いたしまして質問を終わります。
203: ◎ 小野寺委員 1目総務使用料の庁舎施設使用料について伺います。
歳入としてどのようなものがあるのか伺います。
204: ◎ 総務課長 庁舎施設使用料の主なものでございますが,自動販売機7台,こまビジョン,市民食堂使用料,撮影支援5件,広告付き周辺案内板,そしてことしの3月28日から運用を開始しましたデジタルサイネージなどの行政財産使用料でございます。
205: ◎ 小野寺委員 庁舎内の食堂使用料や広告などが含まれることがわかりました。
次に,デジタルサイネージなど企業広告により歳入があるものについて,どのようなものがあるのか伺います。
206: ◎ 総務課長 広告料として歳入となったものは,広告付き周辺案内板とデジタルサイネージでございます。
207: ◎ 小野寺委員 広告付き周辺案内板とデジタルサイネージ,これは5日分ということでしたので4,931円ですが,単純計算すると,翌年度から年間では約36万円ずつで約72万円の収入が見込めることがわかりました。
次に,庁舎2階フロアに設置されましたデジタルサイネージで企業広告が表示されておりますが,運用として企業広告の募集などはどのような運用になっているのか伺います。
208: ◎ 総務課長 広告付き周辺案内板,デジタルサイネージとも,募集から契約,掲載まで全て設置事業者が行うことになっております。
209: ◎ 小野寺委員 募集から掲載まで全て設置事業者が行っているということが確認できました。手間などかかっていないことがわかりました。
次に,このデジタルサイネージは災害時には表示内容等がどのようになるのか伺います。
210: ◎ 総務課長 このデジタルサイネージに表示されている市ホームページでございますが,御自分のパソコンでホームページをごらんになっているときと同じでございます。市ホームページが災害用に切りかわりましたら,同じものが配信される予定となっております。
211: ◎ 小野寺委員 このデジタルサイネージではホームページの表示内容をそのまま表示しているので,災害時にはホームページが文字のみの災害表示に切りかわるので,庁舎内にいらっしゃった場合にも災害情報が見られるということがわかりました。
212: ◎ 吉野委員 私も総務使用料の庁舎施設使用料から1点だけ伺います。
この中の市民食堂の件ですが,市民要望にはどのようなものがあるのかお伺いいたします。
213: ◎ 総務課長 運営事業者に確認したところ,お客様からはランチタイムでのアルコールの提供,平日ディナータイムのラストオーダーの延長,和食や麺類などの提供などの声をよくいただくとのことでございました。
214: ◎ 吉野委員 では,そういった市民ニーズに応えるため,事業者との話し合いなどはどうなっているのでしょうか。例えばメニューの価格,居心地などについての話し合いとかも進めているのでしょうか。
215: ◎ 総務課長 運営事業者とは適宜情報交換を行っております。
市からは,お客様からの要望を踏まえたメニュー展開をしてほしいこと,お店のチラシを配布するなど集客が期待できることを行ってもらいたいことなど,積極的な取り組みを要望しているところでございます。一方,運営事業者もお客様の声を踏まえ,グランドメニューではございませんが,よいだしの出る材料の入荷があった場合などには中華麺やうどんを,またあらかじめのコースメニューにはなりますが,お客様の希望を聞いて,年配や女性向け,和食や麺類の提供も行っていると聞いております。
216: ◎ 吉野委員 それでは,市民食堂として市内の飲食店との違いは何かについてお伺いいたします。
217: ◎ 総務課長 障害者施設等の製品の買い取り販売,市内商店からの食材の購入,狛江産野菜の使用,狛江市の農家さんを巡る収穫ツアー,子供向けにピザ教室,ハロウィン,クリスマスパーティーなどを定期的に行っており,市民の皆さんが多く参加しているとのことでございます。こういった複数の取り組みを継続して行っていることは違いの一つではないかと考えているところでございます。
218: ◎ 委員長 以上で12款使用料及び手数料の質疑を終結いたします。
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219: ◎ 委員長 次に13款国庫支出金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
220: ◎ 委員長 以上で13款国庫支出金の質疑を終結いたします。
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221: ◎ 委員長 次に14款都支出金の質疑を受けます。
222: ◎ 小野寺委員 総務費都補助金,東京都市町村総合交付金について伺います。
東京都のホームページでは東京都市町村総合交付金がことしから公開されることになりましたが,どのような条件で使えるものなのかなど,内容について伺います。
223: ◎ 財政課長 市町村総合交付金につきましては,市町村が実施する各種施策に要する経費の一般財源を補完し,市町村の行政水準の向上と住民福祉の増進を図ることを目的としているものですが,配分内訳といたしましては,財政状況割と経営努力割,振興支援割に分けて配分されております。
また,この交付金の使途につきましては,振興支援割に含まれるまちづくり振興割と地域特選事業枠に関しましては,特定の事業を申請し採択をいただいているものですので,その事業にしか使うことができません。また,このほか義務教育医療費助成分として交付されるものなど,一部は使途が限定されておりますが,財政状況割や経営努力割として交付されるものにつきましては,特に限定されているものではございません。
224: ◎ 小野寺委員 市町村総合交付金は市町村が実施する各種施策に要する経費の一般財源を補完できるものであり,財政状況割や経営努力割として交付されるものについては,特に使い道については限定されていないため自由に使えるということがわかりました。
次に,東京都市町村総合交付金の交付に際しては,財政状況割,経営努力割などは市町村が自由に使えるものだと理解しましたが,市ではどのような考え方で予算に割り当てているのか伺います。
225: ◎ 財政課長 充当事業につきましては,常備消防事務委託費や計算事務費,予防接種,清掃費,学校維持管理費など経常経費として一般財源の負担が大きい事業を中心に充当しております。
226: ◎ 小野寺委員 2017年3月18日付の毎日新聞では,市町村総合交付金について都によると,増減は自治体ごとの財政状況や学校の改修や道路整備など公共施設の整備状況などによると報じておりますが,狛江市においてはどのような状況を評価されて交付されたのかについて伺います。
227: ◎ 財政課長 全体の交付額といたしましては,どのように配分されているか見えない部分もございますが,経営努力割に関しましては徴収努力や人事給与の取り組みに関して評価をいただいているところでございます。
228: ◎ 小野寺委員 経営努力割に関しては,徴収努力や人事給与の取り組みに関して評価されての交付だとわかりました。
次に,今後については市町村総合交付金について増額することは可能なのでしょうか。また,狛江市の何らかの状況が改善すると増額できるのか伺います。
229: ◎ 財政課長 東京都の市町村総合交付金の予算総額の増減にも影響を受けますが,経営努力割の評価対象となっている項目に関しましては,引き続き取り組んでいくことで増額につなげていきたいと考えております。
230: ◎ 小野寺委員 徴収努力や人事給与の取り組みに関して,引き続き取り組んでいただくことが増額につながるということと理解しました。
次に,まちづくり振興割の中の別枠として,地域特性や独自性・先進性の視野に立って取り組むまちづくり事業に対して支援する地域特選事業枠があると平成28年度予算特別委員会の質疑でわかりましたが,その答弁では,予算計上した事業の中から対象となりそうな事業を抽出して申請する予定としていました。
地域特選事業枠で申請した事業について伺います。
231: ◎ 財政課長 地域特選事業枠といたしまして,平成28年度で採択された事業といたしましては,猪方小川塚古墳保存整備工事実施設計や都市計画公園の測量などの歴史公園等の整備事業,都市計画道路3・4・16号線基本計画や岩戸北周辺地区計画などのまちづくり事業,特別支援教室のICT整備事業,わくわく元気コンテストを採択いただきまして,交付額といたしましては1,222万円でございました。
232: ◎ 小野寺委員 歴史公園等整備事業,まちづくり事業,ICT整備事業,わくわく元気コンテストと,大きく4つについて交付されたことが確認できました。
市町村総合交付金については,これまでの流れは,交付額を決定する際には市町村からの申請を受けて,総務局行政部が財政力指数や公共施設整備事業などをヒアリングして査定し,総務局長決裁で決められておりました。都政全体のあらゆる課題を見える化することを標榜される小池都知事の誕生によって,このたび全ての市町村長と意見交換をされ,平成28年度分から知事の責任のもとで交付額が決定され,公表されることになりました。都知事の3月17日の定例記者会見では,さまざまなニーズを受けとめ,それぞれに必要な交付金をお出しする,アドバイスによって交付金が倍の価値を持つような連携をとりたいと述べております。
こうした都知事への狛江市の要望活動についても重要になってくると思います。平成28年度では高橋市長は都知事と意見交換をしており,予算書では狛江市の市町村総合交付金は11億5,710万円で計上しておりましたが,約1億2,000万円増額され,約12億8,000万円となりました。金額の多い順では全39市町村の上位16番目で,26市だけで見ると13番目であり,ちょうど真ん中にあります。歳入の中で交付税算入されず,狛江市が自由に使えるものの中で金額が大きいものでありますので,引き続きトップセールスでの推進を期待します。
233: ◎ 委員長 以上で14款都支出金の質疑を終結いたします。
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234: ◎ 委員長 次に15款財産収入の質疑を受けます。
235: ◎ 鈴木委員 不動産貸付収入1,461万9,790円についてお伺いいたします。
この1,461万円のうち,市役所駐車場の有料化に伴う不動産貸付料は幾らなのかお伺いいたします。
236: ◎ 総務課長 貸付料でございますが,毎年の基本貸付料として年額120万円,従量貸付料として平成28年度は169万1,150円,合わせて289万1,150円でございます。
237: ◎ 鈴木委員 従量貸付料は,基本売上額1,052万6,400円を超えた額の半分が市の収入になることになっております。28年度は169万1,150円ということなので,超えた分というのは掛ける2となりまして,338万2,300円になると思います。
今年度の使用料の収入状況はいかがでしょうか,お伺いいたします。
238: ◎ 総務課長 基本貸付料120万円は既に納付いただいております。従量貸付料につきましては,売上金額次第でございますが,事業者から報告がありました平成29年4月から8月までの実績では,4月分が110万3,000円,5月分が97万3,700円,6月分が105万3,000円,7月分が121万8,000円,8月分が101万7,500円,合計536万5,200円でございます。前年の同時期と比較しまして19万7,800円の減となっている状況でございます。
239: ◎ 鈴木委員 5カ月間の集計で前年同時期と比較して19万7,800円の減ということでございます。このまま推移したと仮定して,年間では12カ月になりますので,2.4倍になります。そういたしますと47万4,720円の減となります。一方,平成28年度の基本売上額を超えた分が338万2,300円なので,今年度も十分基本売上額を超えるペースで,このままのペースでいけば290万円程度は基本売上額を超えるのではないか,そのように想定されます。そういたしますと,市の収入は基本貸付料120万円と従量貸付料,先ほどの290万円の半分になりますので145万円,合わせまして265万円となる見込みでございます。
ここで確認の質問をさせていただきます。
第2回定例会で宮坂議員が質問いたしまして,総務部長が答弁されております。仮に公民館利用者の駐車料金を3時間まで無料とした場合,月額で9万9,000円の減収になるとのことだったと思いますけれども,いかがでしょうか。
240: ◎ 総務課長 その金額で間違いございません。
241: ◎ 鈴木委員 月額で9万9,000円,年間で118万8,000円,約119万円で3時間無料にできるということになります。平成28年度は基本貸付料として年額120万円,従量貸付料として169万1,150円,合わせて289万1,150円が市の収入となったとのことでありますので,この収入の範囲内で十分対応できる金額でございます。また,今年度も基本貸付料の120万円と従量貸付料145万円,合わせて265万円の収入が見込める状況でございます。
それから考えて,せめて公民館利用者への軽減制度をつくってほしいというふうに思いますけれども,いかがでしょうか。
242: ◎ 総務課長 現在大きな問題もなく順調に運営されていることから,今のところそのような考えはございません。
243: ◎ 委員長 休憩いたします。
午後 0時01分 休憩
午後 1時30分 再開
244: ◎ 委員長 再開いたします。
15款財産収入の質疑を続行いたします。
245: ◎ 鈴木委員 課長の答弁で,現在は利用者への軽減は考えていないということでございますが,この間ずっと一般質問,予算特別委員会,
決算特別委員会などで議論してまいりましたので,ちょっと振り返って私この会議録を読んでみました。大事な答弁もありましたので,その点を3点,総務部長に確認いたします。
最初に市役所駐車場の目的についてです。
昨年の第4回定例会で岡村議員の質問に対しまして前総務部長は,「市役所駐車場の目的でございますが,庁舎,市民センターへの施設利用者の便宜を図るもので,市民の利便性の向上の一つであると考えております。また,災害時には市民ひろばとともに貴重なスペースであるものと考えております。」このように述べておりますが,この点については御確認いただけますでしょうか。こういうことでよろしいでしょうか。
246: ◎ 総務部長 はい,そのように認識しております。
247: ◎ 鈴木委員 もう1つは,私,昨年9月の
決算特別委員会で,地方自治法上の公有財産,行政財産の取り扱いについて質疑を行いました。大事なところなのですけれども,1つは,地方自治法第238条の4の第2項第4号ということで読んでみたのですけれども,まず地方自治法第238条の4は,その第1項において行政財産の貸し付けなどを原則として禁止しております。原則として禁止している,この点はよろしいでしょうか。
248: ◎ 総務部長 はい,そのように解釈しております。
249: ◎ 鈴木委員 その上で第2項において,その用途又は目的を妨げない限度において貸し付けることができる。いわゆる条件をつけているわけです。その用途又は目的を妨げない限度において貸し付けることができるというふうにしていると思うのですけれども,その点も御確認できますでしょうか。
250: ◎ 総務部長 そのように認識しております。
251: ◎ 鈴木委員 そうしますと,庁舎と市民センターへの施設利用者の便宜を図る,利便性の向上を図る,これが市役所駐車場の目的ですけれども,その目的を妨げない範囲でと,限度において妨げてはいけないということだと思うのです。この間の議論はまずそれが大前提だと思います。
そこで最後は市長にお伺いしたいのですけれども,大事なことは,何よりも公民館の利用者から料金軽減の声が多数出されているということでございます。
有料化後に市民センターを考える市民の会が行いましたアンケートでは,「駐車場が有料になったため車の利用ができないことでさまざまな障害があります。用具の重いグループ活動への参加ができなくなった。グループ活動は2時間から3時間の利用なので,駐車料金は重い負担になっている。」,こういう声が出されております。
また別の方は,「駐車場を利用すると1回1,200円ほどかかる。自分ひとりだと自転車で来るが,自転車に乗れず歩くには遠過ぎる人と一緒のときには自動車を使うことになるが,駐車料金の負担が大きい。住んでいる場所から市民センター近くに来るために市のバスなどの便はありません。」。
また別の方は,「教材の運搬や高齢者の送り迎えがあり,駐車場を3時間まで無料とする対応が必要だ。」。
また別の方は,「駐車場が有料となり,自転車は乗れず,歩くのは脊柱管狭窄症で痛みがあり,公民館に来るのが大変です。講座は2時間ですが,少し前に着き,終了後は後片づけがあるので,公民館使用者は2時間半駐車場を無料にしていただけると助かります。」,こういう声がたくさん出されております。
私はこうした方々への配慮は必要なのではないかと思うのですけれども,市長はこうした声をどのように受けとめますか,お伺いいたします。
252: ◎ 市長 そういう声があるということも認識しておりますけれども,この問題を考えるに当たっては,庁舎,それから市民センター利用者全体のバランスを考え,あるいは駐車場の利用目的,その他総合的に考えた上で判断すべきものと考えております。
253: ◎ 鈴木委員 今申し上げた,こうした実際に利用されている方の声は認識されている。こういう方の声に対してはどのように応えられますか。
254: ◎ 総務部長 有料化以前の駐車場につきましても,駐車場の利用は原則1時間であるという認識でございましたので,この件については利用を妨げているというふうには考えておりません。障がい者の方はもとより病気やけがなど合理的な理由がある場合は,担当課の判断で無料措置などの対応をとっております。市役所,公民館の利用にかかわらず,受益に応じた相応の御負担をいただくことをお願いしているものでございます。
255: ◎ 鈴木委員 市長はどうでしょうか。
256: ◎ 市長 今総務部長がお答えしたとおりでありまして,そういった声については真摯に受けとめております。
257: ◎ 鈴木委員 いろいろな方法はあると思うのですけれども,一定の配慮が必要だと,私は生の声なのでそういうふうに思うのですけれども,市長は思いませんか。
258: ◎ 市長 先ほどもお答えしたように,そういった声についても真摯に受けとめております。
259: ◎ 鈴木委員 これは私直接,数日前にお話を伺ったことなのですけれども,公民館で長年活動されている方のお話です。お話の中で,いろいろなグループ活動が公民館であるのですけれども,高齢でもまだ少し体力のある人が足腰の弱かった方などを助けながら,また事務的なことを引き受けながらいろいろな活動をされていると。文化祭のときなどは荷物の運びが大変で,結局車を使うことになるけれども,駐車場の有料化ということをきっかけにして,結局参加できなくなってしまったグループもあるということでございます。お話を伺っていまして,公民館では市民が自主的にグループをつくって絵画とかダンスとか陶芸とか書道とかいろいろな文化活動を行っておりまして,そのことが参加者の生きがいにつながっているというふうに強く感じたところでございます。そういう点では,こうした利用者の声を真摯に受けとめるということであれば,何らかの配慮があってしかるべきではないのかなと思うのです。そういう点でぜひこれは検討してほしいと思いますけれども,最後に市長にお伺いします。
260: ◎ 市長 公民館をよく利用していただいている方々のこともよく知っておりますし,市民の中には公民館というものの存在自体を余り認識しておられない方もいらっしゃることも事実であります。そういった意味におきまして,市民全体の利益にどうつながるかどうかということも考慮せざるを得ない問題ではあるので,そういった意味で総合的に判断してまいります。
261: ◎ 鈴木委員 残念です。実際利用者の生の声ですので,しっかり受けとめて何らかの対応をしていただきたいと思います。
それで,この公民館というのは教育委員会の管轄なのです。ということで教育長にも伺いたいと思います。
先ほど私は公民館利用者の,そうしたたくさんの声を紹介いたしました。市役所の駐車場が有料化されたことで活動にさまざま支障が出ております。社会教育施設におけるさまざまな市民の文化活動,芸術活動に支障が出ております。そのことについて教育長としてはどのように受けとめますか,お伺いいたします。
262: ◎ 教育長 ちょっと難しい話題かなと思うのですが,芸術文化,そういう活動の振興については私も非常に大切に思っておりまして,日ごろから努めてそういった活動を拝見しているのですけれども,恐らく非常に限られたスペースの駐車場の中で来庁者の対応あるいはそういった活動への支援,それからさまざまな機能といいますか,そういったことを総合的に市として判断される中でやはり考えていくべき問題ではないかなと感じてはいます。
263: ◎ 鈴木委員 利用者の声を聞いて,何とか配慮ができないかなというふうには思いませんでしょうか。
264: ◎ 教育長 公民館,図書館に限らずさまざまな学校からの要望ですとか,あるいはPTA活動団体からの要望ですとか毎年承っているわけなのですけれども,そういったものを教育委員会教育部として,可能なものを精査しながら応じてきているという経緯がございます。
265: ◎ 鈴木委員 私が伺った方の話では,利用者の中ではそういう声がたくさんあって,結局公民館の窓口でそういう声をかなり言うようなのですけれども,これは役所のほうで決めたことだからということで断り続けてきたということなのです。そういう点でいうと,窓口でそれだけ声が出ているということは,教育委員会が積極的に今回の有料化についてアンケートなどをとれば,たくさんそういう声が出てくる。今紹介したのは,私は市民センターを考える会のアンケートなのですけれども,直接教育委員会としてそういうアンケートをとれば生の声がつかめるのではないかと思うのです。教育活動というのは,学校教育活動だけじゃなくて社会教育活動も含めて直接住民に立脚して行われるものでございます。そういう点では,ぜひ教育委員会として,社会教育分野の大事な施設である公民館の利用者に対して,今回の有料化についてのアンケートをとってもらえないかなと思うのですけれども,いかがでしょうか。
266: ◎ 教育部長 日々活動している団体からの意見は,先ほどおっしゃられたとおり窓口で伺っておりますので,改めてアンケートをとるつもりはございません。
267: ◎ 鈴木委員 大変残念でございますが,中央公民館はやはり市民文化の拠点だと思います。そういうところで活動されている方々からこういう声が出ている。草の根の市民の文化活動を少しでも前進させていく,そういうことが必要ではないかなと思います。そういう点でも,こうした行為に対しましてまさに真摯に受けとめて配慮ある対応をしていってほしい,そのことを申し上げまして質問を終わります。
268: ◎ 委員長 以上で15款財産収入の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
269: ◎ 委員長 次に16款寄附金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
270: ◎ 委員長 以上で16款寄附金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
271: ◎ 委員長 次に17款繰入金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
272: ◎ 委員長 以上で17款繰入金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
273: ◎ 委員長 次に18款繰越金の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
274: ◎ 委員長 以上で18款繰越金の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
275: ◎ 委員長 次に19款諸収入の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
276: ◎ 委員長 以上で19款諸収入の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
277: ◎ 委員長 次に20款市債の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
278: ◎ 委員長 以上で20款市債の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
279: ◎ 委員長 以上で歳入の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
280: ◎ 委員長 次に歳出に入ります。
1款議会費の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
281: ◎ 委員長 以上で1款議会費の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
282: ◎ 委員長 次に2款総務費に入ります。
1項総務管理費の質疑を受けます。
283: ◎ 石井委員 それでは37ページの行政不服審査及び個人情報保護制度関係費についてお伺いいたします。
これのもととなる行政不服審査法が約50年ぶりに改正されました。それは行政に対して物を言う,文句を言う言い方が通常2つあって,その1つが行政訴訟といって裁判に訴える。もう1つがこの不服審査という審査制度ですけれども,ここで何が変わったかというと,この行政不服審査が,今まで審査と異議申立てという2本からなっていたものが,今回の改正で審査請求に一本化されたということが大きな改正点ということでございます。
まずは行政不服審査及び個人情報保護制度関係について,これまでの個人情報審査会と情報公開審査会を統合し,平成28年度から行政不服審査会を設置したので,その運営状況について質問します。
委員構成はどのようになっているのかお尋ねいたします。
284: ◎ 政策室長 狛江市行政不服審査会の委員構成は,大学教授が1名,また有識者としまして弁護士が1名,民間企業の法務担当の方が1名,公募市民委員の方が2名の合計5名でございます。
285: ◎ 石井委員 市民の方から何か行政処分に対して不服申し立てがあったときに,この申し立てを審査する人が,今の話ですと大学教授,弁護士,民間企業の法務担当,それから公募市民の方々ということでございます。
今回の主な改正点というのは,公正性の向上,使いやすさの向上,これは国の法律ですから,国民の救済手段の拡充・拡大と迅速性というものが法務省のホームページに記載されております。
それで,いわゆる行政訴訟,裁判に訴えると物すごく時間がかかる,お金がかかる。ただ,この行政不服審査制度というのは紙一枚でかなり短い期間で結論を得ることができるということでございます。
それでは平成28年の諮問件数とその内容はどのような状況だったのかお伺いいたします。
286: ◎ 政策室長 平成28年度におけます行政不服審査会の諮問件数は3件でございます。内訳といたしましては,情報公開に関する審査請求が2件,税に関する審査請求が1件でございます。
287: ◎ 石井委員 わかりました。28年度は情報公開に関するものが2つ,それから税に関するものが1つということでございます。
それでは,審査の期間がどのぐらいかかっているのかお尋ねしたいと思います。
288: ◎ 政策室長 先ほどの3件でございますけれども,まず情報公開に関するものの1件目は約5カ月,もう1件は3.5カ月,税に関する審査請求につきましては9カ月でございます。いずれも,およそということでございます。
289: ◎ 石井委員 情報公開に関係するものが5カ月と3.5カ月,税に関するものが9カ月かかっていると。ただ,これは裁判に訴えたらこんな時間ではできないわけで,そういった意味では,国民のいろいろな権利に対してかなり大きく簡素化されてきたのかなというふうにも思います。
それで審査請求を受理してからの手続はどのような流れになるのか,これについてお尋ねいたします。
290: ◎ 政策室長 行政不服審査制度の手続につきましては,行政処分の内容によって異なってまいります。まず基本的な手続の流れでございますけれども,行政処分に不服がある場合は,総務課で審査請求書を受理し,職員の中から審理員を指名いたします。行政処分の主管課で当該処分を行ったことに関する弁明書を作成した後,審理員におきまして審査請求書と弁明書に基づき内容を審査し,審理員意見書を市長に提出いたします。その後,第三者機関でございます行政不服審査会への諮問・答申を経て市長が裁決を行うものでございます。
もう1つが,情報公開と個人情報,特定個人情報に関する審査請求で,審査請求を受理した後,審理員を指名せず情報公開等の決定を行った主管課で処分を行ったことに関する弁明書を作成した後,第三者機関である行政不服審査会への諮問・答申を経て市長が裁決を行うものでございます。
291: ◎ 石井委員 今御説明いただきました情報公開と個人情報,特定個人情報に関する審査請求というのは,この審査請求書とその処分を行った担当課がその処分を行ったことに対する弁明書を書いて,これをそのままストレートに行政不服審査会のほうに回して,それによって審査が行われる。もう1つは,それ以外のものについてどういうふうに行われるかというと,お答えがあったように,今の手続プラス審理員に指名された人がこの両方を読んで意見書を付して市長に提出し,その後審査会でその審査が行われるということでございます。とにかく行政に不服を申し立てる,これは今までどおりだけれども,行政不服審査会でその不服申し立てがどうなのかということを完全な外部,先ほどの話のように大学教授,弁護士,それから民間企業の法務担当,公募の市民の方2名ということで5名で審査が行われる。それで諮問され答申を受けて,最後に市長が裁決を行いますということです。
ではこの裁決はどのように行われるのかお尋ねいたします。
292: ◎ 政策室長 裁決につきましては,行政不服審査会からの答申を踏まえまして,市長の決裁により裁決を行うものでございます。
293: ◎ 石井委員 わかりました。こういった外部の答申を基本的には尊重して裁決が行われるものと理解いたしました。
次に,46ページの文書管理システム保守委託についてお尋ねしたいと思います。
それで,行政文書というのはどの範囲まで管理をしているのか,これについてお尋ねします。
294: ◎ 政策室長 市に到達しました文書や市から発信する文書,あるいは市の意思決定を行った文書につきましては,文書管理システムに登録するなど文書管理規則に基づき管理をしているところでございます。
295: ◎ 石井委員 今回この質問をなぜしたかということをひとつお話したいのですけれども,国会のほうの話で加計学園の問題で,いわゆる萩生田メモ,これが結構取り上げられました。「萩生田副長官御発言概要」と題する文部科学省が出してきたもの,これはメモです。これについて,文部科学省の前事務次官の前川さんがある取材に応じて答えているのです。その中でこのメモについて,松野文部科学大臣は「著しく正確性に欠ける。」と発言しているのですが,この「正確性」とは何を指すのかと前川前事務次官に質問したところ,「正確性というのは,誰が言ったかという点ですね。誰かが言ったということは事実だろう。」と。つまり萩生田官房副長官が言ったかどうかはわからないけれども,誰かが言ったということは事実だろうと思います。「注意しながら読んだほうがいいのですが,あの文章に意図的にうそを書いたとか捏造したということはないだろうと思います。」ということなのです。
それで,いわゆる行政文書とメモというのは多分違うと認識しますけれども,担当者が作成したメモは情報公開の対象になるのかどうか,これについてお尋ねしたいと思います。
296: ◎ 政策室長 狛江市情報公開条例におけます情報公開の対象となる情報の定義といたしましては,職員が職務上作成し,または取得した文書であって,職員が組織的に用いるものとして当該実施機関が保有しているものでございます。メモ程度の文書につきましても,組織的に用いるものであれば情報公開の対象になると考えております。
297: ◎ 石井委員 それで私が一番今回の事件の国会の中での議論の中で気になったのは,先ほどの前川前事務次官が答えている,「あの文書に意図的にうそを書いたとか捏造したということはないだろうと思います。」というところなのです。つまり情報公開請求の対象になるもの,これも当たり前ですけど,役所の中のパソコンの中に入っている文書ということになると思いますけれども,これには全てうそがない,そういうことが前提にならないと情報公開として公開されたときに,それを信用していいのかどうかという問題がまず出てくると思いますけれども,そこでちょっと質問します。
メモも組織的に用いるものであれば情報公開の対象になるということですが,メモに虚偽が記載されていることはあるのかないのか,これについてお尋ねしたいと思います。
298: ◎ 政策室長 メモであっても,職員が恣意的に虚偽を記載することはございません。
299: ◎ 石井委員 とにかくこれで安心といいますか,メモでもとにかく役所の中にある文書については恣意的に虚偽を記載することはございませんと,これは当然のことだと思います。
それで,この一連の加計学園問題についてこの前川前事務次官はこういうふうに言っています。「知る権利を具体化するための仕組みが,もっとちゃんとできていないといけない」「曲がりなりにも情報公開法という法律ができたり,公益通報者保護法もできたりしているので,世の中は少しずつ進歩はしている。だけど,まだまだ足りないですよね」ということでございます。いろいろなことが過去に起きて,それから過去の検証をするときに,特に行政の場合,そういった文書をいろいろと検証する機会もあると思いますけれども,役所の中には少なくとも恣意的に虚偽を記載した文書はないということで確認させていただきました。
次に49ページの保険料,市有財産火災保険についてお尋ねをしたいと思います。
この市有財産火災保険の市有財産,この対象となっているものは何になるのかお尋ねしたいと思います。
300: ◎ 総務課長 庁舎,市民センター等の建物,建物に付随します門等の工作物,30万円以上の重要備品等の動産,合計で約1,000件の物件が対象となっております。
301: ◎ 石井委員 1,000件の物件が対象となっているということですけれどもも,この保険で対象となっているものが全焼もしくは全壊となった場合,その対象となっているものに対して保険金はどの程度出るのか,これについてお尋ねしたいと思います。
302: ◎ 総務課長 原則としまして,物件の再調達価格の100%を限度として全額補償されます。ただし庁舎を初めとする全損の可能性が極めて低い建築物等につきましては,実損割合50%の特約を設定しているため,再調達価格の50%を限度とする保障となります。
303: ◎ 石井委員 今の保険は再調達価格ということで,昔でいう簿価みたいなものではなく,もう1度この建物を取得するために必要なお金というふうに理解いたします。
次に,火災保険は所得税の関係でももうたしか引けなくなって,地震保険しかその対象となっていないと記憶しておりますけれども,地震による損害も補償されるのか,またそれ以外の天災についても補償されるのか,これについてお尋ねします。
304: ◎ 総務課長 本保険の対象となるのは火災,落雷,破裂,爆発,物体の落下,飛来,車両の衝突,騒擾,破裂行為,風水災,雪災,土砂崩れによる損害とされており,地震による損害は補償されません。ただし,地震見舞金として再調達価格の15%が交付されることになっております。
305: ◎ 石井委員 地震によって倒壊したりしても,これについては補償はされないと。ただ,地震見舞金として再調達価格の15%が交付になっておりますということでありますけれども,この市有財産火災保険というのは142万7,000円。先ほど1,000件の物件が対象となっているということでしたけれども,通常民間の損害保険の概念からいうと異様に安い保険料というふうに思いますけれども,この保険者は一体誰なのか,これについてお尋ねします。
306: ◎ 総務課長 保険者は公益社団法人全国市有物件災害共済会でございます。
307: ◎ 石井委員 これは全国各市が共同で設置した公益的法人だと説明を受けております。たしか保険料率というのは可能性について設定されているものだと記憶しておりますけれども,普通の民間の損害保険ですと,都道府県別に保険料率というのは設定されていると思っております。それは都道府県によって起こる災害の確率によってその保険料が決まっているというふうに記憶しております。そこから見ると,かなり安い保険料だと思いますけれども,ちなみにこの市庁舎の簿価というのはお幾らなのかお尋ねしたいと思います。
308: ◎ 総務課長 市役所庁舎の再調達価格は36億3,800万円でございます。
309: ◎ 石井委員 この市庁舎の再調達価格は36億3,800万円ということでございますので,これだけ見ても,この保険料というのがいかに安いかということがよくわかるところでございます。
それで,いろいろな災害が起きたときがあると思いますけど,今までこの保険でどのぐらいの保険金が払われているのか,それについてお尋ねしたいと思います。
310: ◎ 総務課長 平成28年度でございますが,都内で3件1,934万4,595円の支払いがあったと聞いております。
311: ◎ 石井委員 市庁舎はともかくとしても,ほかのものは,火災等が起きればこの保険から保険金が再調達価格という形で支払われるということで確認させていただきました。
312: ◎ 西村委員 それでは54ページのラ・フォル・ジュルネ音楽祭のことについて伺いたいと思います。
これは昨年度実施されました大きなイベントでしたけれども,昨年の取り組み状況について最初に伺います。
313: ◎ 地域活性課長 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン・プレフェス・ア・コマエは東京国際フォーラムでゴールデンウイークの3日間にわたり開催されるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのプレイベントとして,昨年4月23日土曜日,24日日曜日の2日間にわたって実施いたしました。
4月23日土曜日は,エコルマ6階展示多目的室,狛江駅北口交通広場,緑の三角ひろば,24日日曜日は,前日の3会場に加えエコルマホール4階ホールを含めた4会場で開催いたしました。
来場者数は,23日は約6,000人,24日は約7,000人,両日合わせて約1万3,000人となり,一部雨天であったにもかかわらず多くの方に御来場いただいたところでございます。
314: ◎ 西村委員 実施されてみて,課題についてはどのように考えているのでしょうか。
315: ◎ 地域活性課長 日本最大級のクラシック音楽祭であるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのイメージやその年のテーマに沿った雰囲気づくり,本編公演との一体感をどう生み出すかが課題であると捉えております。
316: ◎ 西村委員 初めてのことだったのでなかなか難しい部分もあったのかなと思いますけれども,先ほどの答弁で,24日のほうの参加者は7,000人ということで,決算資料のほうにも7,000人ということが書かれていましたけれども,24日はエコルマホールで演奏会が開かれましたが,その参加者というのは何人だったのでしょうか。
317: ◎ 地域活性課長 エコルマホール4階ホールでは,本体公演出演者や著名な方の公演が4公演行われまして,合計で約2,800名の方に御来場いただきました。
318: ◎ 西村委員 あそこは定員が七百数名なので,ほぼ満席だったということでしょうね。
演奏会は市内の方と市外の方の割合,それについてはどのようになっているのでしょうか。
319: ◎ 地域活性課長 エコルマホール4階ホールで実施いたしました4公演では,各公演とも事前応募席500席を用意し,多数の場合は抽選とし,市内在住・在学・在勤の方が過半数以上の応募を優先といたしましたので,事前申込者の約9割は市内在住の方でございました。ほかの会場も含めた全体の来場者アンケートの結果では,市内81.4%,市外16.2%,無回答が2.4%となっておりました。
320: ◎ 西村委員 市内の方が多かったということですけれども,私もこの演奏会には母と一緒に2回行かせていただきました。当日もかなり多くの職員の皆さんが出られていましたけれども,その職員の方の参加状況について伺いたいのですが,わかれば役職ごとの人数でお願いいたします。
321: ◎ 地域活性課長 地域活性課職員を含む当日勤務した職員数でございますが,23日は47名で,内訳は管理職7名,係長職8名,主事主任職が32名となっております。24日は60名で,内訳は管理職9名,係長職10名,主事主任職41名となっております。
322: ◎ 西村委員 両日ともに多くの職員の皆さんが出勤されているわけですけれども,このイベントは土曜日,日曜日に行われていたと思いますけれども,振り替えでの休みはきちんととられているのでしょうか。
323: ◎ 地域活性課長 勤務した職員は,週休日の変更を行い対応しております。
324: ◎ 西村委員 では,きちんととれているということでよろしいですね。
最近イベントが多くあり,特に地域活性課の仕事が非常に多くなっているのではないかなと思われます。これまでさまざまなイベントが行われていますけれども,振り替えでの休みというのはきちんととれているのですか。
325: ◎ 地域活性課長 土日等に行われる事業につきましては,原則としていずれも週休日を変更して対応しているところでございます。
326: ◎ 西村委員 昨年はラ・フォル・ジュルネから始まって,いかだレース,市民まつりと大きなイベントが続きました。来年は予算はまだですけれども,先に新聞で報道されていましたけれども,花火大会も行われるということで,立て続けにイベントが続くと,特に地域活性課の職員の皆さん,人数は大丈夫なのかとか,休みの保障だとか過重負担が非常に心配でございます。健康管理と休みの体制がとれるようにしっかりとしていただきたいと思います。
次に,今年度は9月10日に「狛江の日」音楽祭がありましたけれども,ラ・フォル・ジュルネは今後どのようにされるのでしょうか。
327: ◎ 地域活性課長 現在,平成30年度開催に向け準備を進めているところでございますが,9月10日に実施いたしました「狛江の日」音楽祭は,平成28年度に初めて行いましたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン・プレフェス・ア・コマエの盛り上がりを受け,この機運をさらに発展させ,誰もが気軽に音楽に触れることのできるよう実施した音楽祭でございます。ことし行いました「狛江の日」音楽祭をさらに来年の当該事業につなげ,「音楽の街-狛江」の推進を図ってまいりたいと考えております。
328: ◎ 西村委員 昨年度,全額が国からの補助金を活用して実施されましたけれども,来年度については補助金の活用はどのようになる見込みでしょうか。
329: ◎ 地域活性課長 平成28年度につきましては,地方創生加速化交付金として10分の10の交付を受けております。平成30年度につきましては,地方創生推進交付金として事業計画自体は認定を受けているところでございます。
330: ◎ 西村委員 では,来年度も認定を受けているということですね。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭,これは毎年開催されていくのでしょうか。
331: ◎ 地域活性課長 狛江市では平成18年に「音楽の街-狛江」構想を策定し,平成19年よりさまざまなアプローチから音楽事業の推進を図ってまいりました。また平成26年4月には,「音楽の街-狛江」構想改訂版を策定したところでございます。そうした中で東京国際フォーラムで毎年ゴールデンウイークに行われているラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの本体のプレイベントとしては,狛江市では初めてこのプレフェス・ア・コマエを実施し,2日間で約1万3,000人もの方に御来場いただきお楽しみいただいたところでございます。
当該事業の目的でございます高度な水準のクラシック音楽に市民が気軽に触れる機会の提供,市民の文化・芸術活動のさらなる活性化,魅力あるまちづくりの推進,これらを進めていくためにも,今後も引き続き当該事業を実施していく予定でございます。
332: ◎ 西村委員 先ほど地方創生推進交付金の認定を既に受けているということでしたけれども,今後の補助金の見通しについて伺います。
333: ◎ 地域活性課長 平成30年度の事業につきましては,地方創生推進交付金として事業計画自体の認定は既に受けておりまして,経費の2分の1の交付を受けられる見通しとなっております。
334: ◎ 西村委員 30年度は2分の1補助ということです。これは毎年実施していくということをさっき答弁されましたけれども,31年度以降の補助金活用についてはどのようになるのでしょうか。
335: ◎ 地域活性課長 31年度以降については,今のところ予定はございません。
336: ◎ 西村委員 この決算資料によると,28年度は1,400万円の決算額になっていますけれども,総事業費は幾らなのか改めて伺います。
337: ◎ 地域活性課長 総事業費につきましては約2,100万円となっております。
338: ◎ 西村委員 総額で2,100万円ということです。先ほど31年度以降の補助金については予定がないということですけれども,今後毎年開催するということになると,31年度以降は市の単独事業として約2,100万円かかるということで,同等のイベントをやるということで同じようなスタイルでやっていくということでよろしいのでしょうか。
339: ◎ 地域活性課長 30年度,31年度以降も28年度と同じような形でラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン・プレフェス・ア・コマエというような形で事業を行ってまいりたいと考えております。
340: ◎ 西村委員 では,同じ形で開催をされたいということですね。
毎年の開催というのはやはり職員の負担も相当大きいかなと思いますし,もちろん財政負担も大きいということを鑑みた場合に,毎年開催ということの見直しも考えるべきではないかと,意見だけ申し上げます。
341: ◎ 小野寺委員 40ページ,2款1項1目総務管理費,これにつきましては予算に記載ありなのですが決算には記載なしの項目で,カーシェア車両借上,これは25万円を予算計上しておりましたが,執行額がゼロとなった理由について伺います。
342: ◎ 総務課長 カーシェアの導入につきましては,稼働率の少ない庁用車や技術アップ等で廃車となった庁用車を補完することと,新たな市民サービスとして,休日や夜間などには市民の方に利用してもらう目的で導入いたしました。導入した平成27年度には3件の利用がございましたが,平成28年度は実績がございませんでした。
343: ◎ 小野寺委員 結果として実績がなかったためということですが,新たな市民サービスとして周知をよろしくお願いいたします。
次に平成28年度は執行額がなかったわけですが,今後の予算についてはどのように考えているのか伺います。
344: ◎ 総務課長 現在は原則4時間以内の時間貸し使用に限っておりますが,6時間・12時間利用などの使用方法の多様化の検討,また先ほど平成27年度に3件の利用があったと答弁させていただきましたが,そのうち2件につきましては近くのカーシェアステーションから7人乗りの車両を借り,庁用車であれば2台が必要なところ1台で済んだケースでございました。このようなこともあり,現在ございますバンタイプの車両を7人乗りの車両に入れかえる方向で運営事業者と調整しているところでございます。
345: ◎ 小野寺委員 車両の形態を変えることで利用しやすいように変えていくということがわかりました。
カーシェア車両については,今後どのような方向性で考えているのか伺います。
346: ◎ 総務課長 今後の展開を踏まえまして,額につきましては精査いたしますが,来年度も予算計上させていただきたいと考えております。
347: ◎ 市原委員 総括質疑に引き続きまして,50ページの企画費について伺います。
企画費の根拠として,政策室長は後期基本計画と総合戦略と言いました。自治体特有の事業であるという企画財政部長の補足説明もいただきまして,チェックの方法はどうするかというところで外部評価委員会に委託するというのはどうかと考えていますが,それでは議員の役割が果たせませんので幾つか質問させていただきます。
特に平和関連事業について,この間,平和フェスタ実行委員会との日の丸をめぐってのやりとりや市民協働事業として応募されたときの,この平和事業に対して狛江市市民参加と市民協働に関する審議会において,「なぜオリンピックの選手を呼ぶのか。」という質問が出ていました。「平和でないとオリンピックは開催できない。」というお答えですが,それは現在,日本IOC委員会のホームページに書かれていることですけれども,そういう平和事業としてオリンピアンを呼ぶということは甚だ疑問であるという委員の意見もあったことです。2年前はそういった指摘があって,さまざまな方の講演を持つエコルマホールでの行事と平和の輪をつくろうという企画が行われたと思います。昨年,ことしに続いてオリンピアンを呼んでの講演になってしまった,なおかつ,講演費用が高額になっているというのは市民的に評価されないのではないかと思いますが,いかがでしょうか。
348: ◎ 政策室長 平和祈念イベントにつきましては,平和の祭典であります東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が控えていること,また有名なオリンピアンを呼ぶことで多くの方に気軽に参加いただけること,世界で活躍されているオリンピアンから見た平和についての有意義な話が聞けるのではないかなどの考えから実行委員会で検討し決定したものでございます。
349: ◎ 市原委員 室長自らお答えになりました後期基本計画の51ページ,II市民生活,vi平和・人権のところでは,課題と現状,施策の方向性が書いてございます。施策の方向性だけ読み上げます。「・平和宣言都市として,市の内外に向けて様々な情報を発信するとともに,幅広く情報の収集に努める。・啓発事業等のイベントの実施にあたっては,戦争体験者等を含め,幅広く市民の協力を得ながら実施することで,事業を通じた平和意識の次世代への継承に努める。・歴史的な価値を有する資料等は,文化財保護や市史編さんとあわせ,整理・保存を進めていく。」ということが書かれています。課題に関しては,戦争体験者や原爆被爆者の高齢化により語り継ぐことが今後ますます難しくなると予測されるから,戦争体験者やその家族が所有している歴史的な価値を有する資料等の整理・保存をしていく必要があるということが書かれているのです。そうしますと,日本オリンピック委員会のホームページに書かれていること,これだけをもってでは非常に内容的には不十分なのではないかと言えます。
そして市の後援が欲しければ日の丸は掲げよという高橋市政の方針は,最初に企画財政部長の指摘でもって確認させていただきました,市の独自事業として行っているものに日の丸を掲げさせる。そういうことで誰もが安心して集えるという説明です。日の丸に余りいいものを持っていない人などもいらっしゃいますし,なぜそのような規定をつけなければならないのかはこの間の議会の議論で平行線でございますけれども,改めて非常に疑問であるということを指摘させていただいて,何よりも現在のような平和事業でよいのかをもう1度伺いたいと思います。
350: ◎ 政策室長 後期基本計画にあります日常の平和の大切さ,次世代への継承といった趣旨を踏まえ,市民主体の平和祈念実行委員会で協議・決定しているものでございます。その中で計画の趣旨を実現するため多くの方に気軽に参加いただけるような形という考えから企画し,さきの答弁の趣旨で実施しているものでございます。そのため市としましては,現在の平和事業について特段問題はないと考えており,今後もこの手法を継続していく予定でございます。
351: ◎ 市原委員 これまで平和フェスタというものが開催されていましたので,そこに市として事業の後援はなさっていると伺いましたけれども,市民協働であったけれどもそれを取り下げてしまっているということですので,今まで市民がやってきたことと現在市が行っていること,その両方で内容的にさらに膨らむのではないかと私は感じます。ですから,やはり従前のように市民が自主的に運営しつつ行政と協働していた平和に関する事業の再開を強く望むものですけれども,いかがでしょうか。
352: ◎ 政策室長 現在の企画のほうは70周年という2年前の節目を捉えて市民の方に集まっていただいて実行委員会を立てて,先ほどお話しした多くの方に気軽に参加いただける事業は何かないかというところから始まっているものでございますので,市としてはそれをまだ続けていこうと考えているところでございます。
353: ◎ 市原委員 日の丸の問題について再び言わせていただきます。
憲法第8章,地方自治,第92条には,「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は,地方自治の本旨に基いて,法律でこれを定める。」と規定されていまして,具体的な内容を議論するに当たりまして,戦後,シャープ勧告というものが出されたことは皆さんも御存じのことだと思います。税制に関する勧告であると言われていますけれども,シャープさんという方の勧告の基本には,国家の目標は基本的人権の実現と恒久平和の実現,平和的生存権の確立である。どのようにそれを実現するかに当たって実現のプロセスを語るとき,個々の生存において実現しなければならないということは,個人の生活に向き合っている最も近い自治体にその責任を与えるべきであるという,こういう地方自治の本旨ですね,それに基づいて提言がなされているものだと言われています。大きく安倍政権によって憲法が変えられない限り,まだ日本国においてこの憲法は生きております,現在も。その意味で,平和的生存権とか差別をされない権利などを考えますと,なぜ日の丸を掲げなければ安心して来られないのか,そのことをもう少し考えなければならないのではないかと思います。すなわち,日の丸を掲げていないで何かやっている人たちに対して,何か差別的な意見を,感じを持っていらっしゃるのではないか。そのことでちょっと心配,怖いというものがあるのであれば,その思いを払拭させることこそ行政のお仕事であって,だからこの企画はだめだ,日の丸を掲げなさいという指導をすることは行政のすべきことではなかったのではないかと私は思います。高橋市政の残り2年間でこの改善をすることを強く求めたいですけれども,いかがでしょうか。
354: ◎ 政策室長 この平和祈念事業に関しましては,もともと共催という形でしたけれども,70周年の節目で,何度も繰り返しになりますけど,先ほどお伝えした趣旨で市として主催事業をやっていきたいというところから,共催ではなく市は市で主催させていただくというところから始まっておりまして,平和フェスタのほうに関しては後援という形で協力させていただくという整理をしたものでございます。
355: ◎ 市原委員 しかし,現在の平和の事業はオリンピアンを呼ぶという形で甚だ不十分である。後期基本計画の文章に照らしてみても不十分であるということもわかっています。ぜひとも市長の任期中にこの問題に関して市民的なよい改善をするべきだということを述べて,それはそれだけにさせていただきますけれども,企画費は過去20年間の資料をいただきました。矢野市政の時代は非常に財政緊縮の影響を受け,数百万円という超低空飛行が続いていることがわかると思います。ごらんいただきたいと思います。やはり自治体独自のものであるということで,先ほどの西村委員の質問ともちょっとかぶるのですけれども,これの持ち方に狛江市政の自治体としての考え方が反映されてくると思います。その意味で,政策室長にこの根拠を伺ったときにお答えになることができなかったということは,きょうこの
決算特別委員会から企画費の意義を市全体として確認し直していただき,どういった事業がふさわしいのか,あるいは額も点検をしていただきたいということを申し上げさせていただいた上で,平和祈念事業に関しては特に外部評価委員会にお諮りいただくというのはいかがでしょうか。
356: ◎ 政策室長 先日の本委員会でも御答弁しましたとおり,御意見として伺っておきます。
357: ◎ 市原委員 それで,やはり市民が生き生きとする部分であると思います。これは財政が緊縮してくれば福祉であるとか必要なことに振り向けて,極力削っていかなきゃならない,先ほどの駐車場の補助もそうです。それからシングル世帯に対する補助もそうですけれども,そういうところを削りつつここに数千万円超えの企画を毎年入れていくということが現在の高橋市政の基本姿勢であるというふうにとられるということなのです。きょう私の質問をした上で申し上げさせていただくと。職員が忙しくなるというのは難点もございます。数十万,百数十万ぐらいのさまざまな企画がここに並んでいますが,市長がおっしゃいましたように公民館も知らない人がいる,市民センターも知らない人がいる。すなわち,まちの真ん中に余り来ないという人もいる。つつじケ丘に行っちゃう人もいますからね,柴崎が駅という人もいますから,やはりこれの持ち方を検討していただくように提案させていただきます。
それで企画費全体としては終わりますけれども,ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の参加人数の根拠を西村委員が聞いてくださいました。これは総合戦略による地方創生交付金が31年度までだということです。いわゆる石破さんの2兆円のばらまきです。ですから5年で終わりますので,31年以後のことはきちっと検討し直さなければならないと思います。
そして主催者発表は,非常に疑問だと思います。何千人も水増ししているのではないかなということも思われてしまうのです。こんなに人間の数を書かなければならないのは,地方創生交付金の人口の移動,この条件があるからだと思います。早く狛江市らしい企画費をしっかりとやっていただきたい。改めて申し上げますけれども,いかがでしょうか。
358: ◎ 政策室長 各事業それぞれ前年度の実績ですとか課題を踏まえた上で次の展開は考えていくものと考えております。
359: ◎ 市原委員 それでは55ページの計算事務費,番号制度関連の費用ということを通告しておきました。ここに書いてあることがただ読まれるだけですので時間がもったいないので,56ページのほうの委託料の中から読まれるだけなので,国と市の負担の割合をお願いしたいと思ったのですが,そこまで通告していなかったので後ほどいただきたいと思いますけど,いかがでしょうか。
360: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。
午後 2時32分 休憩
午後 2時33分 再開
361: ◎ 委員長 再開いたします。
362: ◎ 総務課長 準備ができましたらお持ちいたします。
363: ◎ 吉野委員 4点お伺いいたします。
1つ目は39ページ,庁舎維持管理費の需用費の光熱水費からです。庁舎を維持管理する上で省エネ対策についてはどのように考えているのか,またその結果についてお伺いいたします。
364: ◎ 総務課長 省エネ対策でございますが,ハード面では新庁舎の耐震改修に伴い更新した高効率な空調機器や照明設備,またソフト面では来庁者や職員の協力のもと冷房の27度設定やクールビズなどの取り組みによりまして,平成25年度の89万6,249キロワットアワーに比較しまして,平成26年度が82万5,284キロワットアワー,平成27年度が83万626キロワットアワー,平成28年度が82万5,453キロワットアワーと低いレベルで推移しております。
365: ◎ 吉野委員 それと省エネの一環として太陽光発電を導入していると思いますが,その内容,総電力に占める割合についてお伺いいたします。
366: ◎ 総務課長 庁舎の改修にあわせまして容量20キロワットの太陽光発電を設置し,平成26年5月から運用を開始いたしました。平成26年度が2万3,292.5キロワットアワー,平成27年度が2万6,156.9キロワットアワー,平成28年度が2万5,524.6キロワットアワーでございます。
総電気量に対する太陽光発電の割合としましては,平成26年度が2.74%,平成27年度が3.05%,平成28年度が2.99%でございました。
367: ◎ 吉野委員 40ページの庁舎維持管理費の庁舎外周樹木剪定委託についてお伺いいたします。
この委託料として213万8,000円とありますが,市役所の緑化についてお伺いいたします。
まず防災センターの外周などの緑の管理ですけれども,魅力的だと思われているでしょうか。
368: ◎ 総務課長 庁舎外周樹木剪定委託につきましては,現在ございます樹木を適切に管理するため,年2回,1回五,六日程度かけ低木,高木に分け,市内の造園業者に委託して刈り込みや剪定を行っているものでございます。
委託業者であります市内の造園業者も専門家でございますので,現状の委託内容の中で最善を尽くしていただいているものと考えております。
369: ◎ 吉野委員 水と緑のまち,その上ここは市の顔でもあると言えると思います。市庁舎の演出はどのような工夫を凝らしたのかお伺いいたします。
370: ◎ 総務課長 現在,屋上緑化の手入れを行っております。雑草や枯れているものなどを取り除いた上で,市内の造園業者のアドバイスをいただき,植えかえをしたいと考えているところでございます。
371: ◎ 吉野委員 次に41ページ,庁用車関係費のバス運行委託です。
バス運行委託の内容ですけれども,この内訳についてお伺いいたします。
372: ◎ 総務課長 平成28年度の実績でございますが,市が主催・共催する事業等に該当する利用は71団体,福祉団体が行う福祉事業に該当する利用は2団体で合計73団体1,994名,バスは73回の利用でございます。
バスの73回の内訳としましては,大型が26回,中型が16回,小型が31回となっております。
373: ◎ 吉野委員 昨年度に比べて決算額で100万円減額になっています。その理由はどのように考えているのでしょうか,お伺いいたします。
374: ◎ 総務課長 減額の理由でございますが,平成27年度のバスの利用につきましては,合計69団体2,449名,大型が32回,中型が23回,小型が23回,合計78回でございました。単価の高い大型,中型の利用が減って,小型の利用がふえたことによるものと考えているところでございます。
375: ◎ 山田委員 53ページの市史編さん事業についてお伺いします。
市史編さん事業について平成24年度から始まっていると思うのですけれども,現在どのような体制で,どのように「新狛江市史」を編さんしていらっしゃるのかお伺いいたします。例えばいつの時代からいつまでが対象になっているのか,そのあたりも含めてわかりやすくお願いいたします。
376: ◎ 市史編さん室長 市史編さん事業は,学識経験者及び公募市民委員からなる市史編さん委員会からの答申を受け,平成25年7月22日に決定されました狛江市市史編さん事業方針に基づき事業を進めております。
この方針に基づき,市史編さん事業の推進に当たっては編さん事業の基本方針,基本計画,編さんの基本方針等を審議するための編さん委員会を設置しております。また編さん委員会にて決定された基本方針に基づき,専門的な調査・研究の方向性を検討し,市史及び資料編等の執筆,編集を行うための市史編集専門委員会を設置し,さらに編集専門委員会のもと,市史編さんに必要な資料の収集・整理,専門的な調査・研究を行うために市史編さん専門調査員・調査員を設置して史料の収集や専門的な調査に当たっております。
平成24年度から着手した編さん事業も,平成32年度の市史本編の刊行に向けて折り返し地点を過ぎたところでございます。これまでに「新狛江市史」の本編を執筆するために必要な資料編や旧村単位の民俗調査報告書,市史研究などを刊行してきております。これらの成果に関する刊行はまだ続いてまいりますが,今年度からは新しい市史の本編の編さんに向けて構成や目次などの検討を始めているところでございます。
なお,今回の市史編さんでは,前回の「狛江市史」が刊行された後蓄積されてきた遺跡調査の成果や新しく発見された江戸時代から近現代の古文書類,今回新たに実施している民俗調査の成果等を総合して,新たに原始・古代から近現代まで新たな市史の本編を編さんする予定でございます。
前回の「狛江市史」では,市制が施行された昭和45年までが対象とされておりますが,今回の市史編さんでは,編さん方針において「近郊住宅都市として,狛江が発展してきた過程を視野に入れた歴史叙述を目指す」とされており,狛江駅北口の再開発や小田急線の高架化工事が終了し,おおむね現在のまちの姿が整ってきた平成7年度あたりまでを対象とする予定でございます。
377: ◎ 山田委員 かなり重たいものといいますか,そういうものになるだろうなと思います。
平成32年度,これが市制施行50周年ということになると思うのですけれども,前回の「狛江市史」が対象にしていたのが昭和45年までの市制施行年までということだったので,それからの50年間がざっくり対象期間とはなると思うのですけれども,今御答弁いただいて,平成7年度ぐらいまでがおおむねの対象期間になるということをお聞きして,ハードの面が大分今に近くなった時期ということで平成7年度あたりまでを対象とされるというお答えをいただいたのだと思います。市制が施行されてほぼ50年という間の平成7年というのは,1つの区切りではあると思うのですけれども,バブルが崩壊して,ではそれ以降の20年間というのは近郊住宅都市としての狛江が何も変わらなかった時代かというとそういうことではないので,お答えいただいたとおり,おおむねというとり方をしたいと思っていまして,ここ20年間でもいろいろなことが狛江では起こっていると思いますし,それをどうやって捉えるかということは人によるのかもしれませんが,平成7年度までですと,前回の編さん1970年からは30年ぐらいの対象期間ということになってくるので,そこのところは正直どうなのかなと思ったところです。
市史そのものは大変難解なもので,子供たちが読んでもなかなかわかりにくいところはあると思うのですけれども,概要版をおつくりになるということもこの間の御答弁でありましたし,これを今小学生,中学生が読む史料は何というふうに呼んでいるのかわからないですけど,自分たちが小学生のころは「わたしたちの狛江市」というのがあったと思うのですけれども,そういうものにどうやって落とし込んでいくか。子供たちに対する学習教育というのは,このまちの未来を決めていく重要性のあるものだと私は思っています。そういう中で市史というのは大人が読む難しいものということで片づけないで,それをいかに今の子供たちに受け継いでいくか。本来であれば,こういう歴史というのは親から子へと受け継いでいくものだと思うのですけれども,私も親は外から来た人間ですし,自分の子供に狛江というのはこういうところだよというのをこれを読んでわかるような史料に,短い期間で非常にまとめる作業は大変だと思うのですけれども,ぜひともしていっていただきたいということを要望します。
次に57ページ,コミュニティ活動活性化助成についてお伺いします。
コミュニティ活動活性化助成,これはずっと続いてきているものでありますけれども,助成団体はどのようなところでしょうか,また継続して助成を受けている団体数についてお答えをお願いいたします。
378: ◎ 地域活性課長 コミュニティ活動活性化助成金とは,市内の町会・自治会,こちらは管理組合を含みますが,これらが行います狛江のまちづくり及び地域社会づくりに資する活動や事業に対して財政支援を行い,町会等の組織化,育成及びコミュニティ活動が活性化することを目的とした助成金でございます。
狛江市の町会・自治会が約30あるうち,平成28年度におきましては19町会等が51事業申請しており,230万4,095円を支出しております。具体的な活動内容といたしましては,防災訓練や清掃活動,バスハイク等となります。
基本的には継続して助成を受けている町会等が多くなっておりますが,年度によっては受けたり受けなかったりという町会等が数団体ございまして,平成27年度,28年度に引き続き受けている団体といたしましては18町会等となっております。また平成28年2月に設立されました,15町会から構成されております狛江市町会・自治会連合会に対しても28年度,29年度と助成を実施しております。
379: ◎ 山田委員 この問題について自分の問題意識というのは,今は助成額も年々歳々伸びていて,事業数についても伸びているという理解でいるのですけれども,ふだん町会の,私は和泉本町一丁目町会なのですけれども,月1回の定例会などに出ていますと,非常に出てきている方が固定化されていて,御高齢になっていらっしゃるというところがすごく気になっていまして,では10年後はどうなっているのだろうなということを考えたときに,やはり後を継ぐような人方が育ってきていないということなのです。これは実質的な意味において災害が起こったときとか,近所で助け合わなきゃいけないということに支障が出てくるのもそうですし,役所側から見ても,何か役所側の伝達事項を伝えていくということについてその手足を奪われてしまうというか,そういうことも10年後にはもういきなり断絶が起こるのではないかという懸念をしています。
これは質問ではなく,提案というか受けとめていただきたいのですけれども,こういった組織は今のままでいいのか,それともそれにかわる組織をつくっていかなきゃいけないのか。今6社で秋の例大祭が市内で行われていますけれども,そういったところに出てきている方々というのも,また若い人たちが大勢いらっしゃる中で,町会のメンバーの方々と必ずしも全部が重複していない部分もあるということで,そういった組織についても協力をお願いしていくということも市として考えていかなきゃいけない段にもうなってきているのではないかなと思いますし,そういう伝統的な地元にある組織だけではなくて,近年狛江に移り住んできた若い人たちもさまざまな活動を今始めていらっしゃる中で,コミュニティ活動活性化助成の対象というものも,今までの考え方にとらわれることなくもっと幅広く市民というものを捉えていく,そういったことが必要な段階に来ていて,準備をしていかないと10年後に間に合わないのではないかということを提案して質問を終わります。
380: ◎ 太田委員 53ページの多摩川流域自治体交流イベントラリーについて伺います。
平成25年度から多摩川流域の自治体で構成し実施されています多摩川流域自治体交流イベントラリーの事業内容をお伺いいたします。
381: ◎ 政策室長 本事業は複数の自治体で実施するイベントをスタンプラリー形式でつなぐことにより各イベントへの集客効果を上げ,地域住民の交流を通じた効果的な地域の魅力の発信を行うことを目的として実施するものでございます。
事業内容としましては,連携自治体で行われるイベントを誰でも参加できるようスタンプラリー形式でつなぎ,一定数以上のイベントに参加した方に抽選で各自治体の特産品等の商品をプレゼントするものでございます。
事業運営は,参加自治体で組織する実行委員会において行っており,前年度及び今年度の参加自治体は狛江市のほか府中市,調布市,日野市,多摩市,稲城市,奥多摩町,大田区,神奈川県川崎市,山梨県小菅村,丹波山村の11区市町村でございます。
事業対象はそれぞれ各自治体の特色を生かしたイベントとなっており,狛江市はいかだレースを対象としております。
382: ◎ 太田委員 西は山梨県丹波山村から東は大田区まで11の自治体のイベントをスタンプラリーでつないでいる事業だということです。
スタンプラリーにはどれだけの市民の方が参加されているのか伺います。もしわかれば,この流域の市民の方たちもどれだけ参加されているのかも一緒にお伺いしたいと思います。
383: ◎ 政策室長 イベントラリーのプレゼントに応募した参加者数で答弁させていただきます。平成28年度は848名でございます。
なお,応募資格は2つ以上のイベントに参加しスタンプを獲得した方になります。詳細は今手元に資料がございません。申しわけありません。
384: ◎ 太田委員 それでは後でお伺いさせていただきたいと思います。
プレゼントに応募された方が848人ということでございました。
このスタンプラリーでつないだほかの10市のイベントについてもお伺いさせていただきます。
385: ◎ 政策室長 狛江市以外では,府中市は郷土の森あじさいまつり,調布市は夏休み企画「知ってる?武者小路実篤」,日野市は第2回浅川アユまつり,多摩市は第35回せいせき朝顔市,稲城市は第5回稲城ふれあい保健・医療まつり,奥多摩町は第32回奥多摩ふれあいまつり,大田区はおおた商い観光展2017,川崎市は生田緑地ピクニックデー,小菅村は第20回大地の恵みまつり,丹波山村は夏まつり丹波でございます。
386: ◎ 太田委員 イベントの詳細はわかりませんが,何かおもしろそうな魅力的なイベントが満載しているような感じがいたしました。
この事業に要する財源や経費について伺わせていただきます。
387: ◎ 政策室長 財源としましては,東京都市長会の多摩・島しょ広域連携活動助成金のほか,多摩川をシンボルとして市民,事業者,行政,大学等が広域に連携して美しい多摩づくりを目指す美しい多摩川フォーラムからの協賛金,参加自治体の負担金でございます。
事業経費の主なものとしましては,スタンプ台紙,当選者用商品や各会場で共通して配布する参加賞の経費,ポスター,のぼり等を作成するための広報にかかる経費などでございます。
388: ◎ 太田委員 多摩川流域自治体交流イベントラリーは,西は山梨県丹波山村から東は大田区まで多摩川流域の自治体で行われる魅力的なイベントをスタンプラリーでつないでいます。多摩川から昔からともに多くの恵みをいただいてきました多摩川流域の住民が,多摩川圏民として強いきずなで結ばれていきますよう,これからは防災・防水訓練も非常に重要となってまいります。そういった訓練や音楽祭などさまざまな取り組みを進めていただくようお願いいたしましてこの質問を終わります。
389: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。
午後 2時54分 休憩
午後 3時14分 再開
390: ◎ 委員長 再開いたします。
お諮りいたします。
本日の終了時間はおおむね午後5時30分といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
391: ◎ 委員長 御異議ありませんので,さよう決しました。
1項総務管理費の質疑を続行いたします。
392: ◎ 栗山委員 それでは42ページ,職員健康管理費について質問させていただきます。
まず嘱託看護師報酬について,看護師は常駐しているのでしょうか。それと,嘱託職員には対応しているのかお伺いいたします。
393: ◎ 職員課長 健康相談室として設置しております保健室には看護師が常駐しておりまして,正規職員に限らず嘱託職員,臨時職員,再任用職員の心身の健康に関する相談に対応しております。また来庁された市民の方で体調を崩された方がいた場合につきましては,総務課からの依頼に応じまして緊急対応の協力等を行っているところでございます。
394: ◎ 栗山委員 職員管理費ということですが,市民の方にも対応しているということで安心いたしました。また健康相談室という呼び名でもやはり安心できる部屋だと思います。
続きまして,産業医の報酬についてお伺いいたします。
産業医の常駐頻度,また嘱託職員にも対応しているのかお伺いいたします。
395: ◎ 職員課長 産業医でございますが,原則月3回来ていただいておりまして,1回当たり3時間で面談等を行っていただいております。この産業医面談につきましては,健康診断の事後措置や月80時間を超える超過勤務を行った職員などの健康状態の確認のほか,メンタルヘルス不調に関する相談等となっております。
なお,相談者でございますが,正規職員に限らず嘱託職員,臨時職員,再任用職員となってございます。
396: ◎ 栗山委員 メンタルヘルスの相談ができるということはすごく重要だと感じます。また特に嘱託・臨時職員の方は市民の方が多いと思います。メンタル面の対応があるということを知っていただき,悩みの対応に活用していただきたいと思います。
次に43ページ,ストレスチェック委託。
職員のストレスチェックの結果,また嘱託職員は対象になっているのか教えてください。
397: ◎ 職員課長 平成28年度のストレスチェックの結果でございますが,回答者579名中,高ストレス者と判定された方は56名であり,産業医の面談を勧奨しているところでございます。
ストレスチェックの結果につきましては,個人結果票を配付し,自らのストレス状況を確認していただくほか,各部ごとの集団分析を活用いたしまして職場の環境改善に努めているところでございます。
なお,このストレスチェックにつきましては正規職員,再任用職員,原則月額嘱託職員を対象に実施しているところでございます。
398: ◎ 栗山委員 先ほどの産業医の対応では全ての職員が対応でしたが,ストレスチェックはそうではないということがわかりました。再度お願いになりますが,ストレスを感じている嘱託・臨時職員の方もぜひとも面談を受けやすい対応を考えていただきたいと思います。
今回私も病気をいたしまして最初に医者に,「ストレスからが大きいのではないか。」と言われました。ストレスを感じない社会というのはないと思いますが,特に市役所の方々は数多くのストレスを抱える職場だと思いますので,十分その辺の健康管理をよろしくお願い申し上げます。
続きまして,44ページの職員研修費の中のハラスメント防止研修についてお伺いいたします。
この対象者はどのようになっているのでしょうか。
399: ◎ 職員課長 平成28年度に実施いたしましたハラスメント研修でございますが,主任職以上を対象として実施いたしまして,当日の受講者は保育園保育士を含め39名でございました。
400: ◎ 栗山委員 それでは,職場への研修の反映はどのようにしているのかお伺いいたします。
401: ◎ 職員課長 ハラスメント研修に限らずどの研修におきましても,受講できる人数は限られているものでございます。このため研修に先立ち研修生へ向けて挨拶をする中で,研修で学んだことを職場に持ち帰り,必ず朝礼等の場を活用して職場にフィードバックするように伝えているところでございます。
402: ◎ 栗山委員 それでは,嘱託職員がパワーハラスメントなどを受けたりした場合その対象となるのか,お答えをお願いいたします。
403: ◎ 職員課長 狛江市職員ハラスメント防止指針におきましては,再任用職員,嘱託職員,臨時職員を含む全ての狛江市職員を対象としているところでございます。
404: ◎ 栗山委員 実は今回ある嘱託職員の方から,職場で相当ストレスを感じているとお話を伺いました。また後の項目で質問いたしますが,働く全ての方に安心して働ける環境をつくるために,このような研修をどんどん生かしていただきたいと思います。実は私の以前勤めていた会社はネット上でも取り上げられたかなりのブラック企業でございました。それから産業医,いろいろなコンサルタントやそういうケアをする方が入りまして会社の中ががらっと変わって,さまざまな面におきましても上司からのパワーハラスメント,セクシャルハラスメントなどもかなり減り,今は平和な状況になっていると聞いておりますので,さらにこのような研修を進めていただきたいと思います。
次に43ページに戻らせていただきまして,職員福利厚生費の被服貸与品について,平成28年度中に新しい作業着は何着作成し,またその単価などを教えてください。
405: ◎ 職員課長 平成28年度中に購入いたしました被服貸与品のうち作業着につきまして,税抜の単価で答弁させていただきます。
夏物の長袖が単価2,780円から3,450円のものを17着,夏物の半袖が単価2,790円から3,150円までのものを8着,夏物のズボンが単価2,000円から3,150円までのものを18着,冬物の上着が単価3,550円から3,680円までのものを9着,冬物のズボンが単価2,680円のものを7着となっております。
なお,単価につきましてはサイズ及びメーカーにより変動があったところでございます。
406: ◎ 栗山委員 私はこの作業着につきまして一般質問で,そろそろ変えたらいかがですかということを何回かお話しいたしました。せっかくこうやって新しいものをつくるときに,いきなり全部新しいものにするのではなく徐々に新しくしていただいて,また,今特に現場に出られる方,そして安心安全課で作業着を着て外に出られる方,狛江市の職員として外に出るときに,私はどうしてもあの作業着が30年以上前から狛江市で土木工事をやっているときと全然変わっていない姿を見て非常にがっかりします。工事の発注者である狛江市の職員が,やはり現場で魅力ある姿をぜひともしていただきたい,そのように思います。
そして8月の終わりに,土木学会の主催しますコンクリートカヌー大会に行ってまいりました。私はなぜこの会に行ったのかといいますと,「土木」という名前が出ているからです。今5階には土木課というものがなくなりました。だんだん消えゆく,かえって差別用語になっているのかなというほどに私は感じるのですが,やはり役所のほうでこの作業着,イメージを変えていただけることによってまた土木に関心を持つ若者ができ,少しでも土木で働きたい,そのような人がふえることを願いつつ私の質問を終わります。
407: ◎ 亀井委員 それでは,39ページの電話交換手委託です。
28年5月から庁内に直通電話ダイヤルインが導入されていますけれども,この導入に至る経緯と内容についてお伺いします。
408: ◎ 総務課長 電話交換業務につきましては,現在8名の交換手が登録されており,2台の電話交換台を常時三,四名が交代で対応しております。電話交換台が2台ということもあり,申し込み受け付け等がある場合などは回線がふさがりお待たせすることがございました。こういった状況を改善するため,係,担当ごとに1本程度の直通番号を全部で62回線導入したものでございます。導入に当たり電話交換機設定費用等として約23万円,また1回線につき月額100円のランニングコストがかかっております。
409: ◎ 亀井委員 それでは,導入してどのような効果があったのかお伺いいたします。
410: ◎ 総務課長 導入前の平成27年度の代表電話取り次ぎ件数は1年間で24万2,801件でございました。一方,導入後の平成28年度は20万8,514件で,3万4,287件取り次ぎ件数が減少しております。このことから電話をお待たせすることが少なくなったのではと考えております。
また,直通番号がわかっていればの話となりますけれども,担当部署はお待たせすることなく対応できること,代表電話が非通知設定なのに対し直通電話は通知されますので,折り返し電話が可能になったことなどが効果と考えているところでございます。
411: ◎ 亀井委員 今まで市役所の代表電話に電話しますと,話し中のときというか混雑時は「込み合っているのでしばらくお待ちいただくかおかけ直しください。」,そういうテープが流れて結構待ったのですが,最近はすんなりとつながることが多い,そういうお声を聞きましたので,多分この効果があったものと思います。
次に,直通番号の市民への周知はどのように行われたのかお伺いいたします。
412: ◎ 総務課長 市民の皆さんへの周知でございますが,導入時に広報こまえ,市ホームページに掲載いたしました。また,いつでも検索できるように市ホームページトップ画面の下の青い帯の部分に直通番号のタブ,また暮らしのガイドからも検索できるようにしております。
413: ◎ 亀井委員 導入されてから1年以上たっていて番号を教えてほしいというお声もありますので,再度,何らかの形で市民の皆様に周知をお願いしたいと思います。
この電話交換業務,今後についてどのようにお考えなのかお伺いします。
414: ◎ 総務課長 電話交換機につきましては,平成18年10月に導入したものでございます。今のところ大きな故障もなく稼働しておりますが,万が一トラブルが発生しましたら大きな影響が出ることは避けられません。交換機の更新,コールセンターの検討など費用対効果を踏まえ研究していかなければならないと考えているところでございます。その中でダイヤルインの増設等も検討するものと考えているところでございます。
415: ◎ 亀井委員 大きなトラブルがなかったことは幸いだと思うのですけれども,本当に費用対効果を考えていただいてバックアップ体制をしっかりとお願いしたいと思います。
次に43ページの職員健康管理費です。
職員の皆さんも一応590名の方が28年度健康診断を受けられたということで,ここに人数が載っております。皆さんも受けられたと思うのですが,健康診断の結果が送られてくると思います。その結果の中で再検査というか病院を受診することが必要とされた方は職員の中で何人ぐらいいらっしゃるのかお伺いいたします。
416: ◎ 職員課長 今御質問いただきましたように,健康診断を受診した職員は,正規・再任用・嘱託職員を含めて590名でございましたが,病院の受診が必要な要受診と判定された方は,男性14名,女性27名,計41名で,既に病院で治療を行っておりこれからも受診が必要な要治療継続と判定された方が,男性34名,女性37名,計71名で,これらを合わせた要管理者は男性48名,女性64名の計112名でございました。
この要管理者のうち急な数値の悪化が見られる方など41名の方に,産業医または看護師により面談を行ったところでございますが,残念ながら平成28年度末までに男性6名,女性6名の計12名が病院を受診されないままとなったところでございます。
417: ◎ 亀井委員 12名という方で,課長の皆様の中で12の課にそういう方がいらっしゃるということなので,御存じでしょうか,課長の方。御自分の課に受けていない方がいらっしゃるということで御存じであればいいのですが,わからない方は職員課の労働安全衛生担当がお名前は掌握されているということですので聞いていただいて,しっかりと受けていただきたいと思います。
狛江市の人財育成基本方針,人財の「財」は職員は宝である,そういう意味からこの「財」になっているのですが,28ページのメンタルヘルスに関する環境整備,ここのところに「職場環境や職員自身の抱える問題の改善により健康の維持と増進を図る「1次予防」,産業医との面談やストレスチェックを行うことで不調の早期発見や対応を行う「2次予防」」ということでありますので,課長として御自分の部下の健康管理をしっかりと見ていただきたいと思います。
健康診断と人間ドックの違いということで調べてみました。自覚症状のない人が隠れた病気を見つけるため,また自分の健康状態を知るため,生活習慣病を予防するために行うのが健康診断であって,病気の特定ではなく疑いがわかるというのが健康診断であるということです。早期発見は大事ですので,健康診断を受けた結果,病気の特定ではないので疑いがあるわけですから,しっかりとその後の検診を受けていただくようにお願いしたいと思います。
あと人間ドックなのですけれども,毎年私聞いていて,ことしは聞かないでおこうかなと思ったら,職員課長が資料をくださいましたのでお聞きしたいと思います。去年よりも減っているのです。男性が去年19名,ことし16名,この中に男性の方,数えたら大体50人ぐらいの職員がいらっしゃるのです。20代,30代の方は毎年受ける必要はないのですが,特に50代を超えた管理職の皆様はしっかり人間ドックを受けていただきたいと思います。
健康診断は自分の健康状態を知ることができる検査で,人間ドックはもう御存じと思いますが,自分の健康状態から隠れた疾病,病気を発見できる検査であるということで,本当にストレスが今いっぱい多いとお聞きしましたので,ストレスのために病気になったのでは何にもなりませんので,しっかりと人間ドックを受けていただきたいと思います。
聞いたほうがいいですかね,28年度受けた方はお手を挙げていただいていいですか。それを楽しみにしているとおっしゃった方がいらっしゃいますので,受けていただいた方。非常に少ないですよね。ことし受けるという企画財政部長,よろしくお願いします。
本当に病気ということで,御本人も病気になられたら辛いし,また御家族もそれ以上に大変だと思いますので,御自身の健康管理をしっかりと行っていただきたいと思います。29年度は全員が受けられたというふうにお願いしたいと思います。
418: ◎ 三宅委員 47ページ,ホームページ関係費に関して秘書広報室長に伺います。
市のホームページアクセス件数が196万件ということで,きょうお聞きしたいのは,スマートフォンユーザーに対して対応できているかということです。
スマホからのアクセス及びホームページからのスマホサイトトップページへの遷移数というところを,遷移というのはサイトトップが変わるということですけど,現在の機能ではパソコン,スマートフォンのいずれかからアクセスしたかを把握することは市のシステムではできないと。グーグルのグーグルアナリティクスでできるということで数字をいただきました。
2つ目の質問をしますが,先日の一般質問で市のホームページコンテンツの上位の3つは狛江市の職員採用資格試験,2つ目は家庭ごみの出し方,3つ目はこまバスと伺いました。それでは,グーグルアナリティクスデータから,先ほどと同じように数字を教えていただくことは可能でしょうか。
419: ◎ 秘書広報室長 グーグルアナリティクスでのホームページ,スマートフォン,タブレットからのアクセス数は把握することができませんでした。
420: ◎ 三宅委員 委員長に御許可をいただいて,ホームページ自体にどのデバイスからアクセスしたかという,実は秘書広報室長から過去5年のデータをいただいて,構成比の経緯グラフをつくってみました。24年から28年まで,このブルーのところはPCで黄色がスマホです。一番上はタブレットですが,見てのとおり今スマホが43.9%になっています。
下のデータはLINEという会社のインターネットの利用環境定点調査の2017年上期,ことし4月にやったものです。今10代から上は50代の方まで実際にインターネットを利用するときにどのデバイスを使っているかというメーンでいうと,実は10代はともかく50代も今スマホのみというのが圧倒的にふえています。平均では,全世代でいうとスマホのみが46%,スマホプラスPCを併用する方が39%,もう既にパソコンのみを使っている方というのは6%しかいないというデータが,これが実は市民ニーズです。
つきましては,私の問題意識としては,狛江市役所のホームページというのがスマホユーザー向けのコンテンツを実態に合わせて使いやすくできているかということを確認してまいりました。
今実際に検索エンジン大手のグーグルという会社では,2018年度に実はもうパソコンで見に来ない,スマートフォンで見に来るという話がまことしやかにささやかれています。その結果どうなるかというと,検索エンジンで狛江市のホームページは今パソコン用とプラス平成27年度からスマートフォン用につくられているのです。当然スマートフォンでホームページを見ている方は,パソコン用のものを見て,ちょっと見にくいのでスマートフォン用のものってぽちっと押して,そこから遷移,変わっていくような話になっています。
今例えばマルチデバイスといって,パソコンを使う方と,自動的にスマホ適用化,最適化というのができるようなシステムがあるのですが,話の経緯でいうと,狛江市のホームページというのはスマートフォン用に別に平成27年度からつくられたということです。
それで,スリークリックルールというのがあります。御存じの方もいらっしゃると思いますけど,大体ユーザビリティーの話で,4回以上クリックするとかったるくなってしまうのです。それで今,ごみ・資源物の出し方とか職員採用情報などはスリークリックで,実はぎりぎりのところがあります。
私がこういうことを申し上げるのは,狛江市が市民ニーズの充足ということをよく言いますが,これというのはもう世のトレンドとして当たり前のことということを市の方が認識していただいて,それこそが市民ニーズの充足だということを肌で感じてほしいということを申し上げています。
例えば家庭ごみの話というのは,この間どなたかが質問されていましたが,今8万1,000人の,行って来いでもうちょっといらっしゃっている方はふえていると思いますが,子育て世代の方がごみを出したいというときに,ほとんどスマートフォンで見るので,そういう対応を今後ともしていただきたいということを申し上げて質問を終わります。
421: ◎ 小野寺委員 47ページ,広報こまえ作成委託について伺います。
広報外部施設配布委託について,配布先と部数を伺います。
422: ◎ 秘書広報室長 平成28年度は小田急線3駅に600部,スーパーやコンビニエンスストア,金融機関等については28年度から2店舗ふやし21店舗に330部,合計930部配架しております。
また平成29年度にはなりますが,新たに私立認可保育所や認証保育所などの児童施設21カ所と6店舗のセブンイレブンに配架をさせていただいております。
29年度は28年度に比べ27施設ふえ48施設,部数では既存の施設の調整も含めて710部ふやし1,640部を外部施設で配架しております。
423: ◎ 小野寺委員 小田急線3駅にそれぞれ600部と,2店舗追加して21店舗に配布をしている。平成29年度はさらに倍以上の箇所に配布先をふやし,広報を誰もが手にとれるように取り組んでいることを確認できました。
次に,広報こまえ作成委託の作成単価額について伺います。
424: ◎ 秘書広報室長 平成28年度の広報こまえの作成単価について,2色刷り,4色刷りごとに単価が安い順で申し上げます。
2色刷りでは,8面が8円91銭,6面が12円56銭,10面が16円45銭,12面が17円73銭です。
続いて4色刷りでは,8面が9円14銭,6面が12円72銭,10面が16円9銭,12面が17円94銭となっております。
425: ◎ 小野寺委員 何面であるのか,また2色刷り,4色刷りなのかでそれぞれ条件によって単価が変わることはわかりましたが,特に8面構成が印刷機の標準ということのようですので,8面と12面では2枚と4枚の構成の違いなのですが,2枚を手作業でセットするということですので,倍近い単価となることも理解しました。
次に,広報こまえ作成委託料は平成28年度の執行額を基準に比較した場合,平成24年度は約300万円安く済んでいました。平成25年度は約187万円安く,26年度は95万円安くなっております。配布先や部数,カラーや印刷について変わっていることも影響していることは先ほどの単価の違いによっても考えられますが,それぞれの執行額の違いについて伺います。
426: ◎ 秘書広報室長 広報こまえは,1回に発行する紙面の数によって作成単価が異なってまいります。基本は,作成単価が一番安い8面での作成ができるように取り組んでおりますが,情報発信の強化もあり各課から上がってくる原稿数も増加しております。特に平成26年度以降は掲載数がふえ,作成単価が高い10面,12面の発行が増加したことが要因の一つと考えております。
年度ごとの主な要因を申し上げますと,平成24年度は墨一色刷りで作成しておりましたが,平成25年度には一部2色刷りを導入いたしました。また,紙の原材料費の高騰等も要因となり作成単価が上がっているところでございます。
平成26年度は毎号2色刷りを開始,12面の発行も行っております。平成27年度は,市制施行45周年ということで,一部4色刷りのカラー印刷を開始いたしました。引き続き平成28年度も一部4色刷りのカラー印刷を実施いたしました。
全体額は増加傾向にありますが,情報量を充実させていくこと,また市民の皆様に市政に関心を持っていただけるように4色刷りカラー印刷やユニバーサルデザインフォントを取り入れるなど見やすい紙面づくりに努めているところです。
427: ◎ 小野寺委員 紙の原材料の高騰や作成単価が上がったことも費用の上昇になっている要因だとわかりました。
また,カラー刷りにしたり内容を見やすく工夫したりと内容の充実に努めていることも確認できました。
次に47ページ,負担金補助及び交付金の日本広報協会に加入していることについて伺います。どのような効果があるのか伺います。
428: ◎ 秘書広報室長 日本広報協会に加入することで,広報実務や全国の自治体の先進的な取り組みなどが掲載されている広報専門誌を無料で入手できるほか,広報,SNS,動画等の専門的なセミナーを会員向けの割安料金で受講することができます。
429: ◎ 小野寺委員 日本広報協会に加入して,トータル的に安くノウハウを吸収しようと努めていることがわかりました。専門的な広報の仕方の質の高さを評価することはできませんが,広報実務の面でノウハウを吸収しやすい環境を整備するという点について評価できると思います。
次に,デジタルサイネージ設置等負担金は予算には計上されていなかったものですが,設置することになった経緯と設置場所について伺います。
430: ◎ 秘書広報室長 デジタルサイネージの設置は,安心で安全なまちづくりプロジェクトの災害対応体制の整備に掲げている事業の一つです。災害時に多くの方が滞留する駅において,市からの災害情報,例えば被害状況,避難所や帰宅困難者のための一時滞在施設の開設の情報等を発信し,多くの人に正確に伝達することを目的に取り組んだものです。
平成26年12月より小田急電鉄株式会社と協議を重ね,平成28年3月に小田急線狛江駅,和泉多摩川駅の各駅に1台ずつ設置いたしました。
431: ◎ 小野寺委員 災害緊急時の情報は人目につきやすい場所で流すことが求められます。交通機関や商業スペースのデジタルサイネージは,まさにそれに適した媒体と言えると思います。
災害時や緊急時にはデジタルサイネージに大雪情報や台風情報,災害情報として避難先の情報などが表示され,多くの方が集まっている場所で効果的に情報を提供できるものと考えられます。
次に,デジタルサイネージについては無料設置で運用費がかからないというものだと認識しておりますが,デジタルサイネージ設置等負担金の意味や理由について伺います。
432: ◎ 秘書広報室長 ダイドードリンコ株式会社と協定を締結し,デジタルサイネージの設置と運用にかかる経費は,公共施設に設置したダイドードリンコ自動販売機の売り上げで賄っております。また狛江駅,和泉多摩川駅のデジタルサイネージの設置に当たっては,小田急電鉄に御協力いただき,駅構内に電源の新設工事を行い電気の供給をいただいております。その実費負担分については,狛江市が小田急電鉄に負担金として支払い,その同額をダイドードリンコ株式会社が市に納めるという流れになっております。
433: ◎ 小野寺委員 これについては無料設置で運用費がかからないということが確認できました。
434: ◎ 三角委員 それでは51ページ,男女共同参画施策推進についてお伺いいたします。
平成26年度16件,27年度17件,28年度21件の女性悩みごと相談がございました。この女性悩みごと相談の開催の目的についてお伺いいたします。
435: ◎ 政策室長 女性悩みごと相談につきましては,女性のさまざまな悩みごとを聞き解決するための糸口となるよう,毎月第2・第4・第5水曜日の午前9時から正午の時間にて開設している相談でございます。自分自身の生き方のこと,夫婦・家族間の問題,心の問題や健康,体のこと,職場や地域の人間関係,セクハラやストーカー,ドメスティックバイオレンスなどについて専門の女性相談員がさまざまな相談を受けられるようになっております。
436: ◎ 三角委員 それでは平成28年度は21件の相談がございましたが,相談内容についてどのような内容だったのかお伺いさせていただきます。
437: ◎ 政策室長 平成28年度の相談件数は21件となっており,その他に属するのですが,家族関係に関する相談が7件と最も多くなっておりまして,同居する子供や夫の両親などとの関係におけるトラブルが主な内容となっております。次に夫婦関係が5件,自分の性格が3件,DV関係が2件,その他が4件となっております。
438: ◎ 三角委員 平成27年度17件,28年度21件の相談がございましたが,内容等を比較すると,相談内容についてどのような変化があったのかお伺いいたします。
439: ◎ 政策室長 平成27年度の相談件数は17件となっており,平成28年度は若干の増となっております。内容としましては,28年度と同じく家族関係が8件と最も多く,次に夫婦関係とDV関係が3件ずつ,自分の性格が1件,その他が2件となっております。やはり同居する子供や夫の両親などとの関係におけるトラブルが主な内容となっており,内容については,比較しても大きな変化は見られなかったところでございます。
440: ◎ 三角委員 DV関係が27年度は2件,28年度は3件ということで,1件ふえていることが心配でございますが,今後の女性悩みごと相談を開催するときの課題,そしてどのような方向性が望ましいのかお伺いいたします。
441: ◎ 政策室長 この女性悩みごと相談は平成14年度から開設しており,さまざまな女性の悩み事を聞く役割として機能していると感じております。今後は相談件数がふえていくことが必ずしもよいことではないと考えますが,悩みを抱え助言等を必要としている方々にしっかりと情報が伝わり,不安を解消してくれる場として利用していただけるよう工夫してまいりたいと考えております。
442: ◎ 三角委員 男女共同参画というと女性の問題と思われがちでございますが,この課題については男性の問題でもあり,日本社会の未来をめぐる大きな問題とされているところでございます。男女共同参画を進めるには,生産性を高めながら男女が効率よく働くとともに家庭,地域に責任を持つ仕組みがうまく形成できれば,子育てや介護の面でも多くのプラスが生み出されると考えているところでございます。男女共同参画の必要性を男性にも知らせるために,今後もさまざまな工夫と努力が求められているのではないでしょうか。
政策室においては28年度,推進フォーラムとして「局アナパパの子育て奮闘記~地域の人に助けられて~」というフォーラムを開催しているところでございます。引き続きこのような多方面にわたる情報発信をできるような体制の構築に引き続き努めていただくようお願いを申し上げまして私の質問を終了させていただきます。
443: ◎ 委員長 以上で1項総務管理費の質疑を終結いたします。
──────────────────────────────
444: ◎ 委員長 次に2項徴税費の質疑を受けます。
445: ◎ 石井委員 63ページ,コンビニ収納についてお伺いいたします。
まず最初に,現在,市税などの納付の方法は狛江市ではどのようなものがあるのかお尋ねします。
446: ◎ 納税課長 納付の方法でございますが,1つ目は銀行等の窓口での納付,2つ目に口座振替での納付,3つ目にコンビニエンスストア・モバイルレジでの納付,大きく分けて以上3種類がございます。
447: ◎ 石井委員 わかりました。ただいま大きく分ければ3種類ということでございます。
それで,狛江市では現在は対応していないが,ほかの自治体で対応している納付の方法ではどのようなものがあるのか,また新しい納付方法の検討は行われているのか,これについてお尋ねします。
448: ◎ 納税課長 都内26市におきましては,クレジット収納やペイジー収納を実施している市がございます。クレジット収納は6市,ペイジー収納は4市が実施しております。
狛江市でもクレジット収納やペイジー収納の実施を検討しております。実施している自治体の利用率,また基本利用料,システム改修費等の経費を鑑みながら実施について研究していきたいと考えているところでございます。また新たな納付の方法といたしましては,平成31年度にeLTAXを利用した電子納税制度の実施が予定されているところでございます。総務省の動向も確認しながら準備していきたいと考えているところでございます。
449: ◎ 石井委員 わかりました。
それで,狛江じゃなくてほかのまちではクレジット収納やペイジー収納を実施しているところもある。納付の仕方というのはいろいろとあると思いますけれども,このような多様な納付方法は収納率に影響を与えているのかどうか,これについてどのように考えているのかお尋ねします。
450: ◎ 納税課長 コンビニ収納を実施したことにより納税者の納付機会が拡大され利便性が向上し,納期内納付率が上昇したものと考えられます。納期内納付率の向上が徴収率向上の一助となっているものと考えられるところでございます。
451: ◎ 石井委員 狛江市の場合は数年前にコンビニ収納を始めました。ただ,これが今のお答えでは徴収率の向上の一助となっているということで,あくまでも,どちらかというと一助になっているという限定的なものかなとも思います。
それで,いろいろな納付方法はあるのでしょうけれども,やはり経費との相談事というふうにこの件については考えます。
次の質問ですけれども,先ほど鈴木委員の質問でありましたが,調査担当を専属で配置したとのことですが,例えば財産調査はどのように,そしてどの程度行っているのか,これについてお尋ねします。
452: ◎ 納税課長 調査担当が行っているものは,庁内の関係各課における調査で財産を把握することができない滞納者の財産調査です。まず滞納者の戸籍を確認できる住所を全て把握いたします。次にその情報を添付し,金融機関や保険会社等に照会いたします。照会先は合わせて約70社で,年間1,200人程度を調査しているところです。その他にも外国人の出入国の調査,税を滞納したまま亡くなった方の相続人の調査等も行っております。
453: ◎ 石井委員 専属の担当者をつけて徹底した財産調査をしていることを感じます。金融機関,銀行その他信用金庫,それから保険会社,証券会社,全部で約70社に照会をしていると。これはものすごい事務量だと私は思います。
一度あることで,弁護士に頼んで金融機関に調査をやったことがあるのですけれども,ものすごい量の資料が来るのです。ですから,これを年間1,200人程度調査しているということは,これはしっかりとした財産調査を行っているということをまずは感じます。
それで確認ですが,不納欠損に至るまでの手続はどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。
454: ◎ 納税課長 滞納となった後,各種調査を行っても滞納処分をすることができる財産がないときに執行停止の手続を行います。執行停止後5年の消滅時効を迎えた場合,また執行停止中に5年の時効を迎えた場合,執行停止後3年を迎えた場合,また徴収することができないことが明らかであるため即時消滅とした場合に不納欠損となるところでございます。
455: ◎ 石井委員 わかりました。いろいろな場合がありますけれども,不納欠損の仕方はそれぞれ消滅もしくは停止後3年,もしくは徴収することがもう無理だと明らかになったときといろいろなところで不納欠損ということになったということですけれども,先ほどの質問でありましたが,停止は減っているようですけれども,不納欠損はどのようになっているのか,これについてお尋ねします。
456: ◎ 納税課長 先ほど説明いたしましたとおり,調査担当者を置きましてから大量の財産調査を効率的に行うことができるようになり,執行停止処分からの不納欠損処理がスムーズに処理できるようにもなりました。このような努力の結果,滞納者数自体が減少しつつ,執行停止の件数も減少している一方で不納欠損額は増加しているというところでございます。
457: ◎ 石井委員 わかりました。不納欠損額が増加していると聞くと,税の公平性とか,もしくはちゃんとした収納努力をしているのかというような感じにも聞き取れるのですけれども,ただ先ほどの御答弁でわかるように,しっかりとした財産調査をしていると私は思います。その中で,もうどう見てもその方から徴収することはできないと明らかになった時点では先延ばしをせず,そこで不納欠損に持っていく。これって私は非常に現実的に収納率を上げることに寄与していると思います。これは,民間的な言い方で言うと,取れないものは取れないのです。やはりそういったものはリストから消していって,現年分にしっかりと焦点を合わせて納税業務を行う,これは今徴収率がこれだけ上がってきた片側で行われていることと私は認識いたします。これからも,財産調査をこれだけしっかりやっているわけですから,多分どこを探してもその方に納税してもらうことは不可能とわかったところでは,もうリスト上から消して次のほかの業務に集中できる,そういった環境を整えてもらうことも一つのやり方というふうに感じますので,よろしくお願いして終わります。
458: ◎ 委員長 以上で2項徴税費の質疑を終結いたします。
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459: ◎ 委員長 次に,3項戸籍住民基本台帳費の質疑を受けます。
460: ◎ 市原委員 66ページの個人番号カード交付事業について伺います。
マイナンバーカード交付事業の内容について伺います。
461: ◎ 市民課長 マイナンバーカード交付事業は,法定受託事務として平成27年10月に個人番号を付番し,11月から通知カードが送付され,平成28年1月よりカードの交付が始まりました。
事業内容について,平成28年度の主な経費といたしましては,交付体制を整えるための人件費として臨時職員賃金が394万6,000円,交付推進のための統合端末等の関連システムの機器の設置や保守委託料が132万7,000円,スムーズな交付のため予約制をとっており,予約システムの使用料が226万8,000円,通知カード,マイナンバーカードの作成発送事業,コールセンター事業,認証業務等マイナンバーカード関連事務の委任先である地方公共団体情報システム機構(J-LIS)に支払う個人番号カード関連事務費負担金が1,273万9,000円でございます。このJ-LISへの負担金につきましては,国庫補助として個人番号カード交付事業費補助金をいただいております。平成28年度の事業費として2,144万5,682円の支出となっております。
462: ◎ 市原委員 第6次補正でしたか,繰り越し明許等々の補正が出ましたときに討論もいたしましたけれども,J-LISへの委託事業という形で個人番号の交付が行われるということ。法をつくったときは,付番と交付が自治体の事務ということであったのですけれども,制度がなかなか決まらない中でそのような結果になり,委託手続等々大変問題があるということを指摘させていただきます。
463: ◎ 小野寺委員 67ページ,2款3項1目戸籍住民基本台帳費,証明書コンビニ交付事業について年間の運用費を伺います。
464: ◎ 市民課長 証明書コンビニ交付事業にかかわる年間運用費をお答えします。
証明書コンビニ交付に関しましては,平成29年2月1日からサービス開始となりました。初期費用として,システム構築費3,132万円,ネットワーク接続手数料等18万970円で3,150万970円です。2カ月分の継続的な費用としては,コンビニ交付運営負担金50万40円,機器借り上げ61万416円,システム保守委託料76万6,800円,計187万7,256円です。その他の費用として1件につき123円の委託手数料4万3,173円,消耗品費,委託製本費等14万3,434円,計18万6,607円を支出いたしました。
なお,コンビニ交付事業につきましては,平成28年度から平成30年度の3年において国から特別交付税により半額が交付されます。
また平成29年度に関しましては,税証明の追加に伴うシステム改修費648万円を予算化しました。継続的な費用としては,12カ月分でコンビニ交付運営負担金270万円,機器借り上げ386万9,700円,システム保守委託費が460万800円で,計1,117万500円となっております。
なお,市区町村負担の軽減のため,平成29年度よりコンビニ交付の運営負担金が年間で30万円減額となったほか,委託手数料に関しましては1件につき115円に減額となっております。
465: ◎ 小野寺委員 28年度から30年度の3年間については,国からの特別交付税により半額が交付され,それだけ負担は抑えられていることが確認できました。
次にコンビニ交付事業としての収入,利用者数,利用時間帯,利用場所は市内か市外なのかなどについて伺います。
466: ◎ 市民課長 平成28年度の収入に関しましてお答えいたします。住民票,印鑑登録証明書については1枚につき歳入が200円,委託手数料が123円,実収入が77円です。戸籍の証明書については1枚につき歳入が450円,委託手数料が123円,実収入が327円です。
平成29年度については,委託手数料が115円に減額されましたので,住民票,印鑑登録証明書,課税(非課税)証明書につきましては1枚につき実収入が85円,戸籍の証明書については1枚につき335円の実収入となります。
平成28年度の歳入の合計は7万6,200円,歳出の合計は4万3,173円,実収入の合計は3万3,027円になります。
平成29年度4月から8月の5カ月間の歳入の合計は21万4,600円,歳出の合計は11万1,895円,実収入が10万2,705円です。
平成28年度の交付件数は2カ月で351枚,平成29年度は5カ月で973枚となっております。
利用時間帯は,庁舎開庁前の6時半から8時半が2%,窓口開庁中の8時半から17時が79%,閉庁時の17時から23時が19%となっております。
利用場所は,市内が53%,市外が47%となっております。
467: ◎ 小野寺委員 平成28年度の実収入は3万3,027円であり,収入につながっている状況と理解しました。
利用時間帯では,庁舎開庁前の2%と閉庁後の19%と合わせて21%の方,また市外での利用者47%の方,また市内でもお近くのコンビニで利用できていることを考えると,これを職員で対応することは当然できないことですし,利便性の向上は図られていることがわかりました。
次に,交付の多い順に種類と件数について伺います。
468: ◎ 市民課長 証明書の交付件数は,平成29年2月から平成29年8月末までで,住民票は676枚,印鑑登録証明書が494枚,戸籍の証明書が104枚,課税(非課税)証明書が50枚となっております。
469: ◎ 小野寺委員 次に,自動交付機は平成29年9月で終了し代替機での運用になり,5年後には市民カードの使用はできなくなります。市民サービス向上のため,マイナンバーカードの普及のためには周知が必要ですが,今後はどのような周知をされるのか伺います。
470: ◎ 市民課長 御質問のとおり平成34年9月で代替機の運用が終了となり,現在,人口の約42%の方が所持しているこまえ市民カードが自動交付機で使用できなくなります。自動交付機廃止に伴い市民サービスの低下を招くことのないよう,こまえ市民カードをお持ちの方へ,自動交付機の終了とマイナンバーカードの取得について計画的に周知していきたいと考えております。
マイナンバーカードの周知については,今まで広報こまえやホームページに加えチラシ配布,回覧板,こまバスへのポスター掲示,のぼり旗設置,懸垂幕などさまざまな方法でPRをしてきました。今後につきましては,新たな取り組みとして,カメラを使った写真撮影を含めた申請支援サービスを実施する予定です。また,市の各イベントでチラシを配布するなど円滑なサービスの移行に向けてPRに取り組んでまいります。
471: ◎ 小野寺委員 自動交付機の終了とマイナンバーカードの取得については計画的な周知をしていただけることが確認できました。また,新たな取り組みとしてカメラを使った写真撮影を含めた申請支援サービスを実施する予定と伺いました。狛江市の多くの人が集うイベントなどで効果的にチラシ配布等をお願いいたします。特にメリットがある利便性を多くの市民の方に伝えるようお願いいたします。
472: ◎ 委員長 以上で3項戸籍住民基本台帳費の質疑を終結いたします。
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473: ◎ 委員長 次に4項選挙費の質疑を受けます。
474: ◎ 吉野委員 それでは1点だけ伺います。
18歳選挙が初めてあったわけですけれども,投票率と投票の傾向,そして投票率向上の工夫についてお伺いします。
それと,選挙が3回続いて大変多忙で過密スケジュールだったと思いますけれども,どう乗り越えたのでしょうか,お伺いします。
475: ◎ 選挙管理委員会事務局長 昨年7月10日の参議院議員選挙では初めて18歳選挙が執行されました。選挙権年齢の改正は70年ぶりということで,マスメディア等においても大きく取り上げていただき,宣伝の効果も大きく影響しました。
都道府県の中で18歳の投票率につきましては,東京都は62.23%の率で全国1位という結果でした。18歳,19歳合わせても全国1位という結果です。
狛江市では,18歳の投票率は65.1%で東京都平均よりも高い状況でした。18歳,19歳の合計投票率は59.83%で,この数値は狛江市の40歳代合計投票率よりも高い数値でございます。
これからの選挙投票の傾向といたしましては,参議院議員選挙の後に執行されました東京都知事選挙では,18歳,19歳の合計投票率が51.73%なので下降ぎみですが,50%前後の投票率をキープできればと考えております。
投票率向上の工夫といたしましては,期日前投票期間中に高校生ボランティアを採用したり,選挙の知識を深めていただくために高校生対象の選挙講座を開催いたしました。また18歳,19歳宛てに投票を勧める啓発はがきを郵送したことです。
狛江市は3回の選挙実施ということでニュース等にも大きく取り上げていただきました。関係機関の皆様には行事の中止や日程変更など長期にわたり施設等を占有することになり,各方面に御迷惑をおかけしました。また,無事に選挙を執行することができたことも皆様の御協力のおかげだと感謝しております。
476: ◎ 委員長 以上で4項選挙費の質疑を終結いたします。
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477: ◎ 委員長 次に5項統計調査費の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
478: ◎ 委員長 以上で5項統計調査費の質疑を終結いたします。
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479: ◎ 委員長 次に6項監査委員費の質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
480: ◎ 委員長 以上で6項監査委員費の質疑を終結いたします。
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481: ◎ 委員長 以上で2款総務費の質疑を終結いたします。
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482: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。
午後 4時13分 休憩
午後 4時34分 再開
483: ◎ 委員長 再開いたします。
次に3款民生費に入ります。
1項社会福祉費の質疑を受けます。
484: ◎ 三角委員 それでは79ページ,民生委員・児童委員関係費並びに民生委員・児童委員協力員関係費を一括してお伺いさせていただきます。
民生委員については,27年度末から2名増員しており,28年度末においてはさらに4名増員しているところで,欠員地区の解消に御努力いただいていることを高く評価させていただくところで,27年度の内部評価の課題,今後の展開においては,欠員地区を解消していくということを挙げられておりました。28年度4名増員できた理由についてお聞かせください。
485: ◎ 地域福祉課長 担当職員が欠員地区の町会・自治会の役員会へお願いに伺ったり,市長,副市長,教育長とともに狛江駅,喜多見駅,和泉多摩川駅駅頭においてチラシやグッズを配布することで,市民に対して周知を図ったことや,現行の民生委員・児童委員の皆様から候補者を御紹介いただくなどにより増員してまいりました。
486: ◎ 三角委員 27年度内部評価において欠員問題を重く捉えて,市長,副市長,教育長のビッグスリーが出て増員に努めたということで,高く評価をさせていただく中で,全国的には民生委員は,活動が大変そうなどのイメージでなり手が不足しているところでございます。狛江市においては,この問題についてどのように捉えているか,お伺いいたします。
487: ◎ 地域福祉課長 市民と行政を結ぶパイプ役を担う中,確かに御苦労もおありのことと思われますが,いろいろな人と友達になれる,最新の福祉情報を得ることができる,福祉に関する施策や仕組みについて知識が広がる,地域の人と仲よくなれるなど,プラスの言葉も寄せられております。
488: ◎ 三角委員 活動が大変そうな中で,また細かい内容を見ていきますと,住民の高齢化,近隣住民とのトラブルを抱える世帯など,慎重な対応が必要となるケースなど,民生委員を引き受ける際の心理的なハードルが高い問題,また引き受けてもらうため特別なことはしなくてもいいよという説得をするケースも,ほかの自他体でも多くあるそうでございます。
なり手確保は綱渡り状況でございます。狛江市においては,この2点をどのようにクリアして28年度4名の増員にこぎつけたのか,再びお聞きいたします。
489: ◎ 地域福祉課長 先ほど答弁いたしましたとおりでございますが,特に現行の民生委員・児童委員の皆様からのお力添えが非常に大きかったと思います。民生委員・児童委員の皆様からは大変熱意のある候補者を御紹介いただいており,熱心に活動していただいております。空き地区をなくしたいという正副会長を初めとする民生委員・児童委員の皆様の熱意によって,4名の増員を図ることができたものと考えております。
490: ◎ 三角委員 それでは,民生・児童委員協力員数が25年度から28年度末まで増員がございません。現在6名でございます。狛江市のホームページを見ていますと,協力員欄についてはOBとして補佐・助言で協力をしていますと記載されているところで,狛江市において民生・児童委員協力員の定員並びに位置づけについてお伺いいたします。
491: ◎ 地域福祉課長 民生・児童委員協力員は,地域福祉に関して幅広く活動している民生委員・児童委員の業務に協力し,一緒に活動することで地域の安全・安心を高め,地域福祉力の向上を図ることを目的といたしました東京都独自の事業でございます。
平成19年度から事業を開始し,現在狛江市では6名の定員に対して5名の協力員が活動を行っており,主に民生委員・児童委員を退任された方に協力員をお願いしております。
492: ◎ 三角委員 地域の安全・安心,そして地域福祉力の向上を目指すということ,東京都独自の事業ということで理解をさせていただきました。
それでは協力員活動費の内訳についてお伺いいたします。
493: ◎ 地域福祉課長 5月の民生委員・児童委員の日のイベントとして行われる駅頭PRのお手伝いや,地域の見守り活動をお手伝いいただいております。
494: ◎ 三角委員 先ほど地域福祉課長のほうから東京都独自の事業ということで,これに似たような事業も全国各地で展開されているところで,1点兵庫県伊丹市の事例を紹介させていただくところでございます。
地域で活動する民生委員を支えるボランティアとして,伊丹市においては民生委員1人につき2人まで協力員を配置し,支援が必要な住民を把握したら民生委員に伝え,民生委員が対応することになっております。民生委員も自宅から離れた地域の状況は把握しにくく,気づいたことを伝えていただけるだけでも大きな支えになると,現職の民生委員は指摘をしているところでございます。
さらに協力員を続けてきたことで,民生委員になるときにも顔見知りのお年寄りが多く,スムーズにスタートできたと言っているところでございます。ぜひ引き続き負担が増す民生委員の負担軽減プラス見守り活動の頻度を上げられる地域活動のメリットをふやしていく制度,あわせて他市の事例の調査・研究・分析を行いながら,どの方法・手法が狛江市に取り入れることができるのかも検討をお願いさせていただくところでございます。
次に80ページ,市民福祉推進委員会関係費についてお伺いさせていただきます。
地域福祉計画等改定業務委託の平成28年度の事業成果についてお伺いいたします。
495: ◎ 地域福祉課長 計画改定に当たり,市民意識調査及び住民懇談会を実施いたしました。市民意識調査については,7つの調査を実施しております。
調査1は,市内に居住する18歳以上の市民1,000人を対象とする市民一般調査で,回収率が43.9%。
調査2は,民生委員・児童委員,町会・自治会,NPO団体等を対象とする福祉の担い手調査で,回収率が72.6%。
調査3は,要支援1・2の65歳以上の市民600人を対象とする日常生活圏域ニーズ調査で,回収率が65.3%。
調査4は,在宅で直近で認定調査を受けた方及びその介護者400人を対象とする在宅介護実態調査で,回収率が75.3%。
調査5は,18歳以上の障害者手帳等の所持者850人を対象とする障がいのある人,難病のある人調査で,回収率が55.6%。
調査6は,18歳未満の障害者手帳等の所持者150人を対象とする障がいのある人,難病のある人調査で,回収率が58%。
調査7は,教育相談員8人,スクールソーシャルワーカー2人を対象とする発達障がいの支援に関する調査で,回収率が100%となっております。
市民の生活実態や福祉に対する意識・意見を把握し,第4次あいとぴあレインボープラン,狛江市地域福祉計画,狛江市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画,狛江市障害者計画・障害福祉計画,これらを平成29年度策定の基礎資料としてまとめました。
496: ◎ 三角委員 この事業については,調整段階において7つの調査を行っているということで,大変な御苦労があったことかと存じます。この調査をすることによって,市内の地域格差や高齢者の継続的な支援など,課題もしっかりと浮かび上がり,今後の進行管理についても行政からの視点だけではなく,市民からの視点,福祉サービス利用者からの視点などで行われるなど,大変貴重な資料と感じたところでございます。
それでは81ページ,社会福祉協議会についてお聞かせください。
平成27年度実施事業評価に基づき,28年度の取り組みとして地域包括ケアシステムの実現に向け,社会福祉協議会の役割は今後ますます増大するところで,個々の事業の精査・見直しを行うことで,効率的かつ効果的に事業展開をすると評価されている中で,平成28年度事業費が約2,000万円少なく執行された要因についてお伺いいたします。
497: ◎ 地域福祉課長 狛江市社会福祉協議会の運営等を補助することにより,地域福祉の充実を図ることを目的とした事業で,人件費補助をしております。
事業費約2,000万円の減額の理由といたしまして,ボランティアのまちづくり推進事業補助金及び福祉教育推進事業補助金の所管が政策室へ変更となったためでございます。
498: ◎ 三角委員 政策室への変更については理解をさせていただいたところで,83ページ,地域自立支援協議会関係費についてお伺いいたします。
利用者が抱えるさまざまなニーズに対応していくために,保健・医療・教育・就労などの多分野・多職種による多様な支援,一体的かつ継続的な支援体制の構築が必要かと存じます。
27年度の成果として,相談支援に特化した研修を実施した上で,28年度地域ケア会議の障がい者版として機能するような事業展開を図っていくところで,28年度自己評価Cの評価について,どのように調査・分析を行い,平成29年度以降何を目指しているのかお伺いいたします。
499: ◎ 福祉相談課長 28年度9月末に自立支援協議会の委員の任期が満了いたしまして,今までの体制を一新するため,年度内をめどに第3期の発足を行う予定としておりました。発足するまでの間も,市内の相談支援事業所と困難ケースの対応方法などのケース検討は月に1回行ってきておりましたけれども,協議会の委員について,事業所との調整等ができずに29年度に持ち越しとなってしまいました。
今お話ししたとおり,28年度に協議会を発足することができなかったことからC評価とさせていただいておりますが,29年度には第3期協議会が発足しており,今後地域ケア会議の障がい者版として機能させていきたいと考えております。その上で,地域の課題について関係機関が情報を共有し,その解決方法を多職種で検討していく場づくり,すなわちそれにより地域の相談支援力の向上を目指してまいりたいと考えております。
500: ◎ 三角委員 今御答弁いただいたように,29年度第3期の協議会が発足したということで,今後も引き続き地域の相談力向上を目指していただきたいと考えているところです。
同じく81ページ,避難行動要支援者支援事業についてお伺いいたします。
避難行動要支援者支援検討委員会での検討内容について,お伺いいたします。
501: ◎ 地域福祉課長 狛江市避難行動要支援者支援プラン及び福祉避難所設置・運営プラン,避難行動要支援者のための新しい防災マニュアル「防災の心得」の作成,平成29年度作成予定の障がい者用災害ベストの対象者の洗い出しの3点について検討いただきました。
502: ◎ 三角委員 災害ベスト「こまベスト」は,東京都が作成したヘルプマークを活用した体験型ツールとして開発・実用化されたのは,狛江市が都内初の事例でございます。
それでは,新たな災害ベストの対象者となる障がい種別についてお伺いいたします。
503: ◎ 地域福祉課長 視覚障がい,聴覚障がい以外の全ての障がいのある方を対象とすることになりました。
先ほどの委員の御質問に対して,この検討委員会での検討は3点と答弁いたしましたが,新しい防災マニュアルは「災害の心得」でございます。訂正させていただきます。
504: ◎ 三角委員 それでは,避難行動要支援者支援検討委員会にて,福祉避難所設置・運営に係るプランについても検討されたとのことですが,このプランや福祉避難所の周知方法について,どのようにされるのかお伺いいたします。
505: ◎ 地域福祉課長 周知に当たりましては,プランの概要版により支援組織,要支援者,その他市民に対して説明を行ってまいります。
また,「災害の心得」の裏表紙には,福祉避難所を含む避難所を落とし込んだマップと,発災時における避難の流れを図で示しております。
506: ◎ 三角委員 福祉避難所が初めて開設されたのは2004年,狛江市の消防団等も支援をさせていただきました中越地震が初めてでございます。そして,2007年の中越沖地震では9カ所の福祉避難所が開設されたところでございます。
しかしながら,この開設においては,被災者への周知の不徹底といった問題があり,利用率は6割弱です。熊本地震においても,住民のほとんどが福祉避難所を誰が利用できるのか,どこにあるのかを知らない,このような状況であったため,対象者である人たちは,自分が対象者であることも知らされず,避難所で不便な思いをしたり車中泊を続けていたのでございます。
熊本市でも,熊本地震の2年前の3月21日,災害救助法に基づき176施設を福祉避難所に指定し,1,700人の受け入れ態勢を確保したところで,実際は施設側の準備や要支援者への周知がほとんどされなかったため,地震発生後10日経過したところで,利用者は104名にとどまったところでございます。
このような教訓を生かしながら,迫りくる首都直下型地震に備え,今後は福祉避難所の対象となる人がすぐに避難できるように,福祉避難所の情報をしっかりと周知していただきますようお願いいたします。
次に103ページ,住宅耐震診断等助成についてお聞かせ願います。
国土交通省が実施した住宅耐震化に関する世論調査の結果,住宅の耐震性が不足している場合の対策として,2分の1は改修を行わないという回答があったそうですが,28年度は耐震化に関する啓発活動をどのように実施したのか,お伺いいたします。
507: ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 平成27年度より新たに木造住宅耐震アドバイザー派遣事業を行いまして,平成27年度は47件,平成28年度は46件の実績となっております。この制度は耐震診断,耐震改修の必要性や進め方及び簡易診断等の総合的なアドバイスが可能となる制度で,木造住宅所有者等の費用の負担がないことから,耐震化のきっかけとなり,耐震診断助成件数の増加の大きな要因となっているところでございます。
その結果,耐震診断等助成の実績は,平成26年度は4件だったものが,平成27年度は16件,平成28年度は24件と増加している状況でございます。
508: ◎ 三角委員 ただいま御答弁いただいたように,耐震診断助成並びに耐震改修助成のほうも27年度に比べで大きく伸びており,大変評価をさせていただく事業でございますが,今後の課題等について,例えば地震保険の普及等について,28年度はどのようなお取り組みをされたのかお伺いいたします。
509: ◎ 和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事 今後の課題としてというところでございますが,地震保険の加入については,建物所有者による任意の取り組みと考えまして,普及・啓発に関する事業は行っていない状況ではございますが,平成29年度からは個別に訪問ということも取り組み始めておりますので,継続して個別訪問として進めていければと思っているところでございます。
510: ◎ 三角委員 今御答弁いただいたように,28年度の結果を踏まえ29年度は個別訪問ということで,新たに啓発活動を実施していただいているということで安心いたしました。
地震保険については,他市での取り組みについても住宅耐震診断をする際の啓発用パンフレットに一部載せている自治体もございますので,ぜひまた他市の事例を調査・研究しながら,狛江市でも取り入れることができるかどうか検討していただきたいと存じます。
511: ◎ 鈴木委員 81ページの避難行動要支援者支援事業についてお伺いいたします。
先ほどの御答弁で,検討委員会での検討は3着目となる災害ベストの新たな対象者の洗い出し,「災害の心得」,避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置運営プランについて検討したということでございます。そのプランの概要について書いてある資料をいただきました。
プランを検討ということなんですけれども,福祉避難所は,このプランを見ますと,要支援者用としてあいとぴあセンター,中央公民館,西河原公民館,野川地域センター,岩戸地域センター,南部地域センターと書かれております。それから乳幼児・妊産婦用としてこだま幼稚園,みずほ幼稚園,子鹿幼稚園,そして,高齢者用としてこまえ苑を福祉避難所として予定ということですけれども指定されております。
この開設までの流れと,どのぐらいの時間,日数がかかるのかについてお伺いいたします。
512: ◎ 地域福祉課長 各避難所に派遣された職員が福祉避難スペースの要配慮者の状況を確認し,災害対策本部に報告いたします。あわせて福祉避難所の施設管理者が災害対策本部に施設の被害状況等を報告した上で,災害対策本部から職員を福祉避難所施設に向かわせ,施設の安全性の調査を行います。
これらを踏まえて,災害対策本部で各福祉避難所開設の可否を判断いたします。災害対策本部で福祉避難所を開設するとの決定をいたします。開設を決定した場合は,福祉避難所に開設要請を行い,要配慮者の受け入れ,受け入れ調整,職員の配置,専門的人材の確保,物資,資機材の確保等を行います。
開設まで,発災後おおよそ2日から3日を想定しております。
513: ◎ 鈴木委員 わかりました。
それで今後,要配慮者一人一人に対しまして,どうやって避難をさせていくのかという個別計画を策定していくと。これは大きな課題だと思うんですけれども,今後のスケジュールについてお伺いいたします。
514: ◎ 地域福祉課長 平成30年度からおおよそ2カ年での策定を予定しております。
515: ◎ 鈴木委員 この個別計画の表もいただきました。避難行動要支援者支援個別計画,恐らくこれを要配慮者,支援を必要とする方に送って,ここに書き入れてもらって返送してもらうという形になると思います。
私はこれを見て感じたんですけれども,一番大変なのが安否確認者を2人つけるというところだと思うんです。近隣に住んでいる家族や近所の方を記載するということで,2名ほどの欄がございます。すぐにこの人というふうに決まる方もいらっしゃれば,なかなか決まらない方もいらっしゃると思うんですけれども,そういう安否確認者がなかなか見つからない場合の対応は,どのような形で行っていくのかお伺いいたします。
516: ◎ 地域福祉課長 コーディネーター等によりマッチングを行いまして,安否確認者を選んでいただくことになります。
517: ◎ 鈴木委員 そうしますと,町会や自治会の協力なども得ていくという形になるんでしょうか。
518: ◎ 地域福祉課長 はい,そのとおりでございます。
519: ◎ 鈴木委員 あまり近所の方とおつき合いのない方とかもいらっしゃると思います。そういう点では,町会・自治会の協力などを得ながら,ぜひここに何とか書き入れられるように支援をしていっていただきたいと思います。災害時に避難をスムーズに行って,命を守っていくという大事な仕事だと思いますので,よろしくお願いいたします。
次に84ページ,生活困窮者自立相談支援事業2,665万2,000円について伺います。それぞれの事業の実績について,まずお伺いいたします。
520: ◎ 福祉相談課長 まず必須事業の自立相談支援事業につきましては,新規相談件数が218件,前年度比105%となっております。相談者の男女別はほぼ半数となっておりますが,世代でいうと65歳以上の方の御相談が約3割を占める状況でございます。
住居確保給付金につきましては,5名の方が御利用なさいましたけれども,結果3名の方が就労を開始することができました。ただし,残り2名の方は就労に至ることができませんでした。
任意事業の就労準備支援事業につきましては,就職しても継続できない,働いた経験がまるでない,すぐに就労するのが困難な方を対象に行う事業で,市の事業にボランティアとして参加したり,「こまYELL」講座ということで,社会とつながるといったことを目標に,約51回の活動,講座を実施したところでございます。
28年度より開始いたしました子供の学習支援事業につきましては,15世帯19名のお子様に対して支援員1名,ボランティア14名で個別訪問型の学習支援を実施いたしました。内訳は男子9名,女子10名で,小学生が14名,中学生が5名となっております。学習時間等は週に1回,2週に1回というそれぞれのお子さんに合わせたペースで,小学生は約1時間,中学生は2時間,こういった時間を目安に学習支援を行ったものでございます。
521: ◎ 鈴木委員 かなりの成果が出てきているなという感じがいたしました。
次に,自立相談支援の相談内容についてお伺いいたします。
522: ◎ 福祉相談課長 御相談の内容つきましては,年金が少ない,収入が少ない,ほか多重債務の課題がある方164名,あと失業した,仕事の継続が難しい等お仕事の悩みを持つ方が97名,メンタルヘルスも含めて健康問題の悩みのある方が28名,家族関係の問題の悩みがある方が48名,家賃等住居に関する課題を抱える方が40名となっており,全新規相談者218名が1つの課題ではなくて複合的な課題を抱えているという状況になっております。
支援内容につきましては,合計で3,549回,内訳でいいますと電話による支援が1,923件,面接による支援件数が1,240件,訪問同行等による支援件数は386件となっております。
523: ◎ 鈴木委員 新規の相談者が持つさまざまな悩み,これに対応して支援を行っているということでございます。
自立支援の相談をされた方で,どのくらいの方が生活保護や就業につながりましたのか,お伺いいたします。
524: ◎ 福祉相談課長 本事業で就労支援を行いまして,新規就労に至った方は39名となっております。前年度の26名に比較しまして50%ぐらいの増という形になっております。支援の結果,残念ながら生活保護の申請に至った方につきましては,28年度は17件ということになっております。
525: ◎ 鈴木委員 わかりました。生活に困窮している方を支援する事業として,着実に成果は上がっていると思います。
また,収入の条件などいろいろな場合で制度のはざまとなって支援を受けられない方も多いと思います。今後の課題についての認識はいかがでしょうか。
526: ◎ 福祉相談課長 課題についてですけれども,まずは周知といったことが問題になろうかと思います。関係機関の方々には徐々に「こまYELL」といった文言が知られてきている実感がございますけれども,正直言って市民の皆様に対する周知がどれほど十分かというところで,まだ私なりに実感できていない部分はございます。引き続き広報活動等を含めた周知は課題であると考えております。
そして,今後ともさまざまな生活困難を抱えて窓口にいらっしゃる市民の皆様のためにも,やはり各相談員の支援スキルというんでしょうか,あとアセスメント能力,こういったものを一層高めていくということも大きな課題であると考えております。
先ほどから何度も申し上げたように,複合的な課題を抱える方が大変多いものですから,他機関との連携ということが非常に欠かせない状況になっております。その意味では,相談員と各関係機関とのコミュニケーションもより一層高めていく必要があると認識しているところでございます。
527: ◎ 鈴木委員 複合的な課題ということで,相談支援のスキルを高めるということが欠かせないということでございます。ぜひ御努力をお願いいたします。
最後でございますが,初日の質疑で福祉相談課の残業時間が大変長くなっているという御答弁がございました。福祉の相談ということで,どうしても時間がかかるということは想像できるんですけれども,職場の実際の状況はどのようなものなのか,お伺いいたします。
528: ◎ 福祉相談課長 いろいろ今回福祉相談課の名前がまずいところで出てしまったものと,管理職として申しわけないと思っています。
職員の健康管理とか,そういったものには本当に気を使って一人一人に声をかけているつもりではいるんですけれども,結果として私が幾ら声をかけても,職員の残業の減にはなかなかつながっていない状況もございます。
ただ,職員は,本当に市民の支援のために一生懸命頑張ってくれていますので,そこは私は本当に感謝している状況になります。
529: ◎ 鈴木委員 わかりました。遠くまで行っていろいろな相談をしたりというお話も伺っております。この部署は大事な部署だと思いますので,ぜひ人員体制の強化をお願いしたいと思います。
私も最近ある方から相談を受けまして,病院のソーシャルワーカーの方のほうから,ぜひこの方に生活保護をというようなお話がすぐ市のほうに行きまして,市のほうもそれに素早く対応していただいて,その方は入院して手術を無事受けることができるようになったと,こういう体験もいたしております。生活困窮者の命綱になるような事業だと思いますので,ぜひ充実させていってほしいと要望しておきます。
次に84ページ,フードバンク理解促進,30万4,000円についてお伺いいたします。
事業の実施状況について伺います。
530: ◎ 福祉相談課長 この事業は市民提案型市民協働事業として,昨年10月に実施された事業でございます。狛江市及びフードバンク狛江が互いの特性を理解し,自主性・自立性を持って当該事業に取り組むことにより,狛江市民を初め多くの方に食品ロスの問題,困窮者支援の活動を周知することを目的として実施したものでございます。
平成28年10月16日の日曜日に開催いたしました講演会では,講師に株式会社オフィス3.11の井出留美さんをお迎えし,食品ロスとその活用,フードバンク活動で支え合う地域づくりについて講演をしていただきました。その後,第2部ではフードバンク狛江が連携する5団体からリレートーク方式ということで発表していただきました。参加者の方は合計で83名の方に御参加いただきました。
講演会の翌日の10月17日月曜日から21日金曜日には,市庁舎2階のロビーにおきましてフードドライブを実施いたしました。そして,同時にパネルの展示も行わせていただきました。要するに庁舎内で市民からフードドライブを行わせていただいたという内容になっております。
531: ◎ 鈴木委員 この「こまYELL」で自立支援,自立の相談を受けた方がフードバンクによる食料支援を受けている,それで,助かったという話も聞いております。どのような形で支援をされているのかお伺いいたします。
532: ◎ 福祉相談課長 市民の方が生活困窮等の理由で「こまYELL」で相談支援を受けており,相談員が支援に関するアセスメントを行い,食料支援が必要だと認められた場合に,市の相談員を経由して市民の皆様等からフードバンク狛江に提供していただいた食料を,生活困窮されている方に一時生活支援として提供することになります。ただし,生活保護受給者の方は原則食料支援は行わないものでございます。
533: ◎ 鈴木委員 わかりました。
相談に来られる方の中には,手持ち金がわずかで,もう1週間の生活費もないという方もいらっしゃいます。そういうときに,フードバンクによる食料支援は本当に役立っていると思います。
次に,この事業は市民提案型事業ということで,28年度1年間の活動ということですけれども,フードバンクの事業は持続的に活動することが求められております。継続的支援が求められると思いますけれども,いかがでしょうか。
534: ◎ 福祉相談課長 フードバンク狛江の皆様とは,平成29年度には食料支援に関する協定を締結しまして,事務所兼倉庫の家賃助成も始めさせていただいたところでございます。また,現場におきましては,毎月一遍,月末をめどに市と私も含めてですけれども,フードバンク狛江の方々と必ず協議を行うことにして,課題等の共有をしているところです。今後ともしっかりと連携してまいりたいと考えております。
535: ◎ 鈴木委員 ぜひよろしくお願いいたします。
続きまして94ページ,介護者支援事業151万円についてお伺いいたします。まず事業の実績を伺います。
536: ◎ 高齢障がい課長 介護者の会につきましては,平成28年度は174名の参加があり,平成27年度と比較して47名の増となりました。また,運営を担う介護者サポーターを新たに10名養成しております。
今後につきましては,さらなる参加者の増を目指し,周知及び運営の工夫を図ってまいりたいと考えています。
537: ◎ 鈴木委員 これも資料をいただきました。174名の方がこまえ苑やこまえ正吉苑など5カ所で月1回程度開催されている介護者の会に参加して,介護の悩みや不安を話したり,情報交換をしているということでございます。
介護をされている方の集まりなので,みずからの介護の時間ということですと,なかなか会に参加する時間もとりにくいということもあるようでございますが,174名ということで,そういう方が情報交換できるということは,大変大事なことだと思います。
それで答弁の中には介護者サポーターを10名養成したということですけれども,どのような役割を持った方なのか,今後の展開も含めてお伺いいたします。
538: ◎ 高齢障がい課長 介護者サポーターとは,市が主催する所定の養成講座を受講していただいた上で,家族介護者の会において参加者の話の傾聴等,主体的に運営を担っていただくボランティアの方でございます。
サポーターの方には,引き続き介護者の会においてお力添えをいただくとともに,今年度から実施している認知症カフェの取り組みについても御協力をお願いしてまいりたいと考えております。
539: ◎ 鈴木委員 今年度から実施している認知症カフェ等の取り組みでの御協力についてもお願いしてまいりたいということでございます。今年度から始まった認知症カフェの取り組みはどのような状況ですか,お伺いいたします。
540: ◎ 高齢障がい課長 市内2カ所で今準備を進めているところでございます。1カ所が共生の家とこまえ苑が中心となって行う認知症カフェ,2カ所目はこまえ正吉苑が準備を進めているところでございます。
541: ◎ 鈴木委員 2カ所で進められているということでございます。
認知症カフェの場合は,御本人だけでもいいですし,介護者も一緒に参加してもいいということでございまして,介護者の会とともにぜひ取り組みが充実・発展できるように支援をお願いしたいと思います。
次に95ページの敬老金591万7,000円についてお伺いいたします。
実績についてお伺いいたします。
542: ◎ 高齢障がい課長 敬老金は高齢者に敬老の意をあらわすとともに,福祉の増進を図ることを目的に,77歳の方には5,000円,88歳の方には8,000円,99歳の方には1万円相当の記念品を支給しております。
平成28年度実績でございますが,77歳の方が662人,88歳の方が306人,99歳の方が17人で,合計985人の方に支給いたしました。
記念品の内訳でございますが,写真立てが4人,川口町の米等の詰め合わせが13人でございました。
543: ◎ 鈴木委員 わかりました。
それで平成28年9月1日現在の100歳以上の方というのは何人いらっしゃったんでしょうか。
544: ◎ 高齢障がい課長 33人でした。
545: ◎ 鈴木委員 これはもうずっと議論してきたことですので,市長に伺いたいと思います。
この制度は2年前に見直されまして,100歳以上の敬老金が廃止されてしまいました。ことし100歳を迎えられた方は72年前の終戦のとき,28歳前後でした。青春時代が戦争真っただ中で戦後の苦労も大変だったと思います。社会の激動の中で100歳を超えて生きるということは大変なことでございます。そういう方々に敬老金を支給するということは,狛江市として長年家族や社会に尽くしてこられた方々を敬い,御長寿をお祝いするもので,大変心温まる施策と思います。もちろん財政的な視点というのは必要でございますけれども,100歳以上の方33名ということで,せめて100歳以上の方々への敬老金は復活していただきたいと思うんですけれども,いかがでしょうか。
546: ◎ 副市長 私のほうから答弁申し上げさせていただいたことがあるかと思いますけれども,日本古来の年齢の節目の米寿,喜寿,白寿,こういったところにお祝いを出していくと。その考え方としては変更ないものでございます。
547: ◎ 鈴木委員 100歳以上の方々には,もう何もなくなってしまったということについては,どのように受けとめておられますでしょうか。
548: ◎ 副市長 戦争を体験されたということについての敬意は表したい,そのように考えているところでございます。
549: ◎ 鈴木委員 そういう本当に苦労されてきた方々に敬老金という形でお祝金を渡していくと。狛江市という名前でお祝金を渡していくということは,非常に心温まる施策と思うんです。そういう点でこれが今はなくなってしまったんですけれども,その辺の受けとめというのはいかがでしょうか。
550: ◎ 副市長 繰り返しになってしまいますけれども,敬意は表しますけれども,支給の方法としては日本古来の年齢の節目,そこのところでやっていきたいと,このように考えているところでございます。
551: ◎ 鈴木委員 せめて100歳以上の方々への敬老金は復活していただきたいと,重ねてお願いいたします。
先日テレビを見ておりましたら,小池知事がことし100歳を迎えた府中の方を訪問されまして,江戸切子のグラスを手渡しているところが報道されておりました。映像を見まして心温まるものを感じたわけなんですけれども,ぜひ狛江市におきましても,この敬老金,せめて100歳以上の方々には復活してほしいということを重ねてお願いいたします。
続きまして98ページでございます。
通所型サービスB運営団体育成事業151万4,000円でございます。この実施状況についてお伺いいたします。
552: ◎ 高齢障がい課長 今年度から開始する介護予防・日常生活支援総合事業の通所型サービスBの担い手となる団体の育成のために,東京都元気高齢者地域活躍促進事業10分の10補助を活用し,小地域福祉活動を実施している2団体を対象に,ボランティア団体の立ち上げ支援や育成を行っているNPO法人に委託をし,実施しております。
内容は,委託事業者とともに団体を訪問し,勧誘の場の必要性,制度内容,支援内容等を4回実施し,平成30年度に1団体の立ち上げを目指し,働きかけを行ったところでございますが,活動幅を広げるのは難しく,今年度からは特定の団体に限らず市内の元気高齢者に広く働きかけを行い,実施しているところでございます。
553: ◎ 鈴木委員 1団体の立ち上げを目指したのだけれども,活動幅を広げるのが難しくてなかなか立ち上げられなかったということだと思うんですけれども,実際のところ立ち上げが難しい理由というのはどういうことがあるんでしょうか。
554: ◎ 高齢障がい課長 まず通所型サービスBにつきましては,週1回程度の活動をお願いしているところでございます。月1回程度の活動をしている中で,週1回の活動をお願いするということがとても苦しいということでございました。
555: ◎ 鈴木委員 私もこの小地域福祉活動,ほんのわずかですけれども,一緒に参加してやっております。私の参加しているところは月1回おしゃべりサロンという形でやっておりまして,年2回ほど大きな餅つきとかお楽しみ会とかをやっているところなんですけれども,やはりボランティアでやっているものですから,実際に介護というような形でやっていくというのは,責任もあるし,なかなか大変なのではないかなと感じているところでございます。
今年度は特定の団体に限らずということなんですけれども,様子はいかがでしょうか。今年度の呼びかけに対する状況というのはどうなんでしょうか,お伺いいたします。
556: ◎ 高齢障がい課長 現在広く呼びかけを行っているところですので,まだちょっと具体的に動きが出ているわけではございません。
557: ◎ 鈴木委員 やはり介護サービスを担うということは,責任のある仕事になっていくと思います。丁寧な対応をお願いして,質問を終わります。
558: ◎ 委員長 お諮りいたします。
本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
559: ◎ 委員長 御異議ありませんので,本日は以上で打ち切ります。
明日午前9時から
決算特別委員会を開きますので,定刻御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
午後 5時22分 散会
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