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平成29年第3回定例会(第17号) 本文 開催日: 2017-09-12
平成29年第3回定例会(第17号) 名簿 開催日: 2017-09-12

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  1. 狛江市議会 2017-09-12
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総務部長(上田 智弘君) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 106 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 107 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 108 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 109 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 110 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 111 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 112 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 113 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 114 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 115 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 116 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 117 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 118 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 119 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 120 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 121 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 122 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 123 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 124 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 125 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 126 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 127 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 128 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 129 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 130 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 131 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 132 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 133 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 134 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 135 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 136 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 137 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 138 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 139 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 140 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 141 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 142 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 143 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 144 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 145 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 146 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 147 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 148 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 149 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 150 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 151 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 152 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 153 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 154 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 197 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 198 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 199 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 200 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 201 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 202 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 203 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 204 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 205 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 206 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 207 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 208 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 209 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 210 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 211 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 212 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 213 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 214 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 215 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 216 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 217 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 218 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 219 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 220 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 221 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 222 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 223 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 224 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 225 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 226 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 227 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 228 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 229 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 230 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 231 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 232 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 233 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 234 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 235 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 236 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 237 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 238 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 239 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 240 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 241 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 242 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 243 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 244 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 245 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 246 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 247 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 248 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 249 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 250 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 251 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 252 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 253 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 254 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 255 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 256 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 257 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 258 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 259 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 260 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 261 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 262 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 263 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 264 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 265 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 266 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 267 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 268 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 269 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 270 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 271 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 272 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 273 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 274 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 275 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 276 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 277 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 278 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 279 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 280 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 281 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 282 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 283 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 284 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 285 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 286 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 287 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 288 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 289 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 290 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 291 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 292 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 293 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 294 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 295 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 296 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 297 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 298 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 299 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 300 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 301 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 302 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 303 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 304 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 305 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 306 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 307 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 308 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 309 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 310 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 311 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 312 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 313 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 314 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 315 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 316 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 317 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 318 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 319 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 320 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 321 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 322 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 323 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 324 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 325 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 326 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 327 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 328 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 329 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 330 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 331 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 332 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 333 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 334 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 335 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 336 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 337 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 338 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 339 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 340 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 341 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 342 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 343 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 344 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 345 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 346 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 347 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 348 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 349 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 350 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 351 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 352 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 353 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 354 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 355 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 356 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 357 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 358 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 359 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 360 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 361 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 362 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 363 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 364 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 365 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 366 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 367 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 368 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 369 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 370 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 371 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 372 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 373 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 374 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 375 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 376 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 377 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 378 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 379 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 380 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 381 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 382 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 383 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 384 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 385 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 386 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 387 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 388 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 389 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 390 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 391 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 392 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 393 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 394 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 395 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 396 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 397 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 398 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 399 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 400 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 401 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 402 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 403 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 404 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 405 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 406 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 407 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 408 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 409 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 410 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 411 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 412 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 491 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 492 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 493 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 494 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 495 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 496 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 497 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 498 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 499 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 500 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 501 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 502 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 503 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 504 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 505 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 506 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 507 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 508 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 509 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 510 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 511 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 512 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 513 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 514 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 515 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 516 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 517 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 518 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 519 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 520 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 521 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 522 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 523 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 524 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 525 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 526 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 527 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 528 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 529 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 530 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 531 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 532 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 533 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 534 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 535 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 536 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 537 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 538 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 539 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 540 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 541 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 542 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 543 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 544 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 545 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 546 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 547 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 548 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 549 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 550 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 551 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 552 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 553 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 554 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 555 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 556 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 557 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 558 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 559 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 560 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 561 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 562 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 563 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 564 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 565 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 566 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 567 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 568 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 569 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 570 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 571 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 572 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 573 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 574 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 575 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 576 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 577 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 578 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 579 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 580 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 581 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 582 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 583 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 584 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 585 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 586 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 587 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 588 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 589 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 590 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 591 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 592 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 593 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 594 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 595 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 596 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 597 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 598 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 599 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 600 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 601 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 602 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 603 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 604 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 605 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 606 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 607 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 608 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 609 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 610 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 611 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 612 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 613 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 614 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 615 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 616 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 617 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 618 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 619 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 620 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 621 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 622 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 623 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 624 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 625 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 626 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 627 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 628 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 629 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 630 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 631 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 632 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 633 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 634 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 635 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 636 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 637 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 638 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 639 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 640 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 641 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 642 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 643 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 644 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 645 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 646 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 647 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 648 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 649 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 650 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 651 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 652 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 653 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 654 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 655 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 656 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 657 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 658 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 659 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 660 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 661 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 662 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 663 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 664 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 665 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 666 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 667 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 668 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 669 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 670 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 671 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 672 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 673 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 674 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 675 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 676 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 677 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 678 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 679 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 680 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 681 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 682 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 683 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 684 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 685 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 686 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 687 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 688 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 689 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 690 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 691 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 692 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 693 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 694 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 695 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 696 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 697 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 698 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 699 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 700 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 701 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 702 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 703 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 704 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 705 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 706 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 707 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 708 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 709 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 710 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 711 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 712 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 713 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 714 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 715 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 716 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 717 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 718 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 719 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 720 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 721 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 722 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 723 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 724 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 725 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 726 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 727 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 728 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 729 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 730 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 731 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 732 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 733 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 734 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 735 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 736 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 737 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 738 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 739 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 740 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 741 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 742 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 743 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 744 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 745 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 746 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 747 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 748 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 749 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 750 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 751 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 752 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 753 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 754 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 755 : ◯ 7 番(山本 暁子議員) 選択 756 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 757 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 758 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 759 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。    ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 3: ◯ 16番(石川 和広議員) 通告に従いまして質問します。  1問目,災害時の初動態勢について。  全国的に見ると地震や豪雨などによる自然災害が相次いでいますが,災害時における初動対応のいかんが被害の軽減やその後の応急対策に大きな影響を及ぼすなど,大規模災害時は発災直後から情報の収集・伝達等の臨機応変で的確な対応が極めて重要です。  そうしたことから,防災拠点となる施設が機能できない場合を想定した防災応急活動の実施方策,防災関連施設等のバックアップ体制の確保,参集基準の明確化・統一化,情報伝達方法,参集手段の確保等,全職員を対象とした初動対応マニュアル等を作成する等,初動時における危機管理体制の整備・充実をしっかり図っていかなくてはなりません。  今回は災害時における初動態勢についてお聞きしてまいります。  初めに,現在地域防災計画の修正に向けて着手し,狛江市実行プラン重点施策「安心で安全なまちづくりプロジェクト施策III」「災害対応体制の整備」の中でも地域防災計画の改定が6月の平成29年度ローリング版において位置づけられましたが,その地域防災計画修正・改定に向けての進捗状況をお聞かせください。  再質問は自席より行います。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 5: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在の地域防災計画修正の進捗状況でございますが,7月24日に防災会議を開き,修正箇所の確認,見直しを依頼いたしました。  また,庁内においては7月25日の庁議にて審議し,各部に対し修正箇所を中心に確認,見直し等を依頼いたしました。  この見直し期間は8月末までとし,現在は各機関,各部からいただきました修正部分について整理をしているところございます。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 7: ◯ 16番(石川 和広議員) では再質問に入らせていただきますが,その質問をする前に地域防災計画にも関係していることなので,きのうの一般質問の答弁で1点確認しておきたいことがあります。それは昨日の小野寺議員のトリアージの質問で,「トリアージを行う場所は何カ所か」と,こういった質問があったと思うんですが,福祉保健部長は「負傷者の状況により適宜行うものと認識」と,こういった答弁があったと記憶しています。その中で「適宜行う」と,こういったことはどういうことなのかお伺いいたします。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。
    9: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 「適宜行う」と昨日答弁いたしましたが,一義的には急性期のトリアージにつきましては,緊急医療救護所であります慈恵第三病院に立ち上げることになりますので,昨日の答弁については,そのように修正させていただきたいと思います。申しわけございません。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 11: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。このトリアージを行う場所というのは,緊急医療救護所である慈恵第三病院ということであります。大事なことですので,冒頭に確認させていただきました。  質問を続けますけれども,御答弁にありました水防法改正に伴って要配慮者の施設の範囲に学校が加わったこと,また避難確保計画及び浸水防止計画の作成の義務化等に関して必要な修正が行われるということであります。これは風水害編。  震災編については,平成28年3月28日に指定されました多摩川緑地グランドが東京都大規模救出活動拠点,こういったことに指定されたこと。こうしたものもありますし,今年度から災害発生時における被災者再建支援業務の実施体制整備に関するガイドラインの策定及び被災者生活再建支援システムの導入を踏まえた罹災証明発行業務を初めとした被災者生活再建支援業務に関する事項の見直しも,この地域防災計画の修正の中に入っているということであると思います。  そうした意味で,今後パブリックコメントも実施されて,計画の決定は東京都との協議を踏まえ,平成30年2月ごろを予定しているということが庁議では報告されております。  次に災害に対する対策のもととなっているのが,この地域防災計画であると思うんですけれども,地域防災計画を修正することに伴い,関連するほかの計画やマニュアル等の修正も行っていくことになるのか,これをお伺いいたします。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 災害対策の大もとは地域防災計画であり,そのもとには震災編の事業継続計画(BCP)や震災対応マニュアル等があり,これらの計画などにつきましても修正すべき箇所など精査をしております。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 15: ◯ 16番(石川 和広議員) 震災編のBCP,それと震災対応マニュアル,これを精査して,修正すべきところがあったら修正していくということであります。  この2つについては,私は28年の第4回定例会でもちょっと確認させていただいているんです。まず平成24年に策定された震災初動マニュアル,これは発災後における職員の初動,初期の行動マニュアルとして整備したと。内容については発災後6時間以降の行動要領が示されていなかったこと,部をまたいでの編成班としていたことで対応のおくれが想定されると。また,マニュアルの分量が多く検索性が低いから,平成27年に改めて策定したのがこの震災対応マニュアルということでありました。  もう1個のBCPのほうも,最初につくられたのは平成24年です。全体的な見直しを行ったのも27年6月。業務の復旧目安を時間ごとに区別し,時系列ごとに必要な人員体制を示したということで,これは昨年の第4回定例会で確認させていただいております。  改めて確認しますけれども,事業継続計画震災編と震災対応マニュアルの策定の目的及び内容をお聞かせください。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 17: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 最初に事業継続計画<震災編>についてでございますが,こちらにつきましては発災時において災害時でも行わなくてはならない通常業務と緊急を要する災害対応業務を明確にし,それぞれの業務を遂行するために必要な人員などを示し,最短で各業務の遂行及び復旧を図ることを目的に策定したものです。  また,震災対応マニュアルは,災害発生以後的確な災害対応を行うため,業務内容によりあらかじめ所管を定め,時系列に沿って業務を遂行するためのフローとしており,災害対策本部設置・運営,公共施設の安全確認,情報収集・伝達,車両調達,食料・物資の供給,応急給水,避難行動要支援者対応などをフロー形式でまとめております。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 19: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。今の御答弁を踏まえた上で質問を続けます。  いずれも業務別にこれをマニュアル化されていると思うんですけれども,ここは確認なんです。平日の日中は職員も多数いるので,想定されている業務を遂行していくのに問題はないと考えられますけれども,休日や夜間等の場合についてはどのように考えているのかお伺いします。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 21: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 休日・夜間への対応等についてでございますが,休日・夜間等における職員の参集態勢につきましては,震度4では総務部長と安心安全課職員のみの参集,震度5弱では市長を初めとした管理職以上全員と安心安全課職員,消防団員が参集,震度5強ではこれに主任職以上が加わり,震度6弱以上で全職員が参集することとなります。  震度階級により参集態勢や被害状況も変わってきます。災害対応業務につきましては,地震の規模や職員の参集状況により,臨機応変に行っていくものと考えております。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 23: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。震度6弱以上で全職員が参集することになっているということです。  震度4以上でメールが全職員に配信され,御答弁にあった震度階級によって参集該当職員が登庁するということ,これを聞いておりますけれども,そして実際に休日・夜間において参集がかかったのは,この狛江市役所,過去には1回だけということであります。ちょうど5年前のきょう,平成24年9月12日の朝5時台,6時少し前だったそうですけれども,に発生した震度4の地震のとき,このときの1回だけということであります。  このときは参集該当職員の総務部長と安心安全課職員が集い,自主的に参集した職員もいたと聞きました。実際,夜間・休日の参集は数年に一度あるかないかかもしれませんけれども,いつ起こるかわからない災害に対し万全の備えをする,このことを決して忘れてはならないと思います。  御答弁にあった臨機応変と,このようにお話がありましたけれども,大規模な地震が発生した場合,電車やバス等の交通機関も麻痺する可能性があります。夜間においては交通機関の最終運行時刻が過ぎている場合もあり得ます。そのようなことも想定されている中で,職員の参集状況をどのように予測しているのかお伺いいたします。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 25: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 地震発生後は電車,バスなどを使用できないことは十分に予想されることから,BCP策定の折,電車やバスなどの公共交通機関を使わず,自転車または徒歩により登庁するとした場合の所要時間を調査いたしました。  ことし8月末時点で調査した結果,30分未満での参集人員は174名,1時間未満での参集人員は84名,2時間未満では85名,3時間未満では32名,4時間未満では21名,5時間未満では16名,5時間以上では18名となっております。  しかしながら,これらの人員に関しましては,何も支障がなく全員が登庁できる状態においてのことであり,実際におきましてはこの人数の7割から8割程度が集まるかどうかという見込みでございます。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 27: ◯ 16番(石川 和広議員) 今月8月時点で,30分未満,1時間,2時間,3時間,4時間,5時間以上と,こうした調査をかけられたということです。ただ,人数から考えても七,八割が集まれるかどうかと,こういった見込みを立てているということであります。  今の御答弁の見込みの人数を計算すると,徒歩や自転車で参集し,全員が何事もなく来られると仮定した場合,1時間未満では258人の職員しか参集できず,この数は全正規職員の約半数強ということであります。このような参集見込みの中で避難所等をいち早く開設するために,職員の中でも初動要員というものを指定されているようですが,この初動要員について教えてください。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 29: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 初動要員につきましては,災害発生後,あらかじめ指定している職員が指定避難所や災害時集合場所,福祉避難所となる各施設等へ行き,校門等鍵の開錠や避難者対応などを行っていただくものでございます。  この初動要員は各施設の近隣に居住する課長補佐職以下の職員で,1施設当たり四,五人を目安に初動要員として指定しております。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 31: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。各施設に近接で居住している課長補佐職以下の職員が初動要員ということです。  ここの避難所の初動要員の市職員は誰なのかと,避難所運営協議会の方はこの職員の名前も知っていると,そして避難所の訓練にはこの初動要員の市職員も参加していると,こういうことでよろしいですね。  聞きますけれども,現時点でのこの初動要員の人数を教えてください。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 33: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 災害時集合場所,避難所,福祉避難所など16カ所に対しまして,現在74人を初動要員として指定しております。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 35: ◯ 16番(石川 和広議員) 16カ所で74人の職員の方が初動要員ということで決められているということであります。  ここで改めて震災対応マニュアルについてお聞きします。  先ほどの御答弁で震災対応業務としては災害対策本部の設置・運営,そして公共施設の安全確認,情報収集・伝達,車両の調達,食料・物資の供給,応急給水,避難行動要支援者対応等があるということでありましたけれども,実際これらの業務は地震発生後どのくらいの時期から始めて,どのくらいの人員を要するのかお伺いいたします。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 37: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 情報収集・伝達,車両調達,避難行動要支援者対応,その他各種業務につきましては,原則直ちに対応するものであると認識しております。また,これらの業務に要する必要人員は,少なく見積もったとしても73人程度を要すると見込んでおります。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 39: ◯ 16番(石川 和広議員) そうすると,先ほどの初動要員が74人,そして今御答弁があった即時の災害対応に要する人員が73人,合計で147人が少なくとも即座に必要となる人数ということであります。  ここで確認しておきたいのですけれども,1時間未満での参集人員が258人と先ほどの御答弁にありましたけれども,この258人全てが即座に対応し得ると考えてよろしいかお伺いいたします。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 41: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 258人に関しては1時間未満での参集可能者でありまして,258人全てが即時対応可能者ではないと理解しております。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 43: ◯ 16番(石川 和広議員) 確かにそうだと思います。毎晩,毎回の休日ごとに待機の態勢でいるわけではありませんし,休日は自宅から離れた場所に出かけている場合もあります。発災時に自身や家族の被災状況次第でも,また道路が寸断され,大きく迂回をせざるを得ない場合など,参集が大幅におくれるということも当然考えられるということだと思います。  今答弁に即時対応とありましたけれども,即時対応可能者とはどのような職員をイメージしているのかお伺いいたします。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 45: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市内または調布などの近隣居住者となると考えております。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 47: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。近隣居住者ということでありますけれども,例えば一番早く参集が可能だと考えられる市内居住者は現時点で何人いるのかお伺いいたします。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 49: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ことしの4月の時点で正規職員439人中121人,率にして27.6%の者が市内居住者でございます。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 51: ◯ 16番(石川 和広議員) 正規職員439人中121人と,率にして27.6%ということでありました。だんだん少なくなっているんじゃないかなと何となく感じていましたが,やはり私は減ってきていると思います。  この議場で平成16年,同じように市内居住率を尋ねられた質問があります。職員579名において市内居住者は202名,率にして34.9%,これは平成16年第4回定例会で時の総務部長の答弁でありました。  もう少し時間を隔てて,今度は平成22年第4回定例会でも同じように市内居住率の質問がありました。時の総務部長の答弁であります。正規職員が460名,そのうち市内居住者は154名で全体の約33.5%になると。やはりだんだん減ってきているということだと思います。  避難所や災害対応に要する最低限の人数が147人,市内居住者が121人,市内居住者が全員来たとしても,まだ26人不足していると思われますが,こうした現状をどのように捉えているのかお伺いいたします。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 53: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現時点におきましては,参集してきた職員の数によって業務の割り振りや人員配置等を考えていかなければならないと考えております。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 55: ◯ 16番(石川 和広議員) そういうことだと思うのです。現実的問題として,実際はそのときの参集実態に即しての展開しか考えられないと,こういうことだと思います。いわば参集することができた職員だけで何とかしていかなくてはならないということであると思います。であるならば,参集の可能性を高めていくと,このような視点も必要になってくるんじゃないかなと,私は思います。  市内居住者の割合が少ないのは,この狛江市に限ったことではないと思いますけれども,近隣市などの状況はどのようになっているのかお伺いいたします。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 57: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ことしの4月時点で答弁を申し上げます。  近隣市では武蔵野市が19.3%,三鷹市が25.5%,府中市が47.7%,調布市が28.6%,小金井市が25.4%,先ほども申しましたが,狛江市は27.6%でございます。また,参考までに類似団体で申し上げますと,国立市が21.9%,稲城市が29.2%,あきる野市が61.5%となっております。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 59: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。対岸の川崎市,これは大分昔だと思うのですけれども,実際川崎市における非常参集訓練に関する調査をしたことがあります。川崎市における職員非常参集訓練の際に,その参加者に対して行ったアンケート調査をまとめて,地震・災害時における職員の非常参集に関する調査研究というのをやっているのです。  調査結果から浮き彫りになった事実は,職員の居住地域と参集場所との距離の遠さ,そのための参集時間のおくれであると。この問題は災害対策本部の立ち上がりや初期対応活動に密接に関連するということです。この調査でいろいろとやった結果,理想的には発災直後に対応すべき任務を負った職員は,できるだけ参集距離5キロ圏以内に在住することが望ましいということがこの川崎市の参集訓練の調査ではわかったと。災害時における初期対応の重要性と大都市ならではの職員参集に関する脆弱性が指摘されているということです。  ちなみに,川崎市の市内居住率は58%もあります。ただ,面積が広いですからなかなか大変ですけれども,そういったことからすると,市内居住率が58%あったとしても,初動態勢の逆算をしていくと5キロ圏内ではないのかと,こうした調査結果が対岸の川崎市,政令指定都市ですけれども,ありました。  狛江市の市内居住率であっても,狛江市はどんな所に住んでも2キロですから,それでは低くても当然だと思われがちですけれども,ちょっと範囲を広げたとして,対岸の川崎市は橋が壊れたりする場合があるので大規模災害時には多摩川を渡れないということも考えられると。隣接する調布市まで広げて考えたとして,この隣接する調布市を含めた場合の居住者の割合はどのようになるのかお伺いいたします。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 61: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 4月1日時点における狛江市と調布市に在住する職員の数は168人,割合は38.3%でございます。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 63: ◯ 16番(石川 和広議員) 調布を含めても38.3%と,4割を切ってしまうということなんです。さっき紹介した議会の答弁で,前はそういったこともありましたけれども,もっと4割以上いるというような御答弁もあったんですけれども,調布を含めても4割を切り出してきているということです。  大規模災害時は野川を渡れない場合もあり得ると想定すると,調布の中でもエリアが限られてくるとなると,もっと少なくなるのではないかというふうに思います。  先ほどの御答弁で府中市,あきる野市以外の各市についてはおおむね20%台となっていて,市内居住者が少ないのは狛江市だけではないことがわかりましたが,このことについてお聞きします。  全体的にも市内居住者が少ないことは,災害対応のほか地域密着という観点からも多少なりともこれらのことに影響を及ぼしかねない課題や問題となっていくのではないかと思いますけれども,こうした件について他市の担当者と意見や情報の交換などを行ったことはあるのかお伺いします。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 65: ◯ 総務部長(上田 智弘君) あくまでも人事担当部署との情報交換ではございますが,先ほど答弁申し上げました近隣市におきましても災害時等の対応を考えたときに,市内居住者が少ないという状況を懸念する声が多くございました。しかしながら,市内居住者をふやす手だて等につきましては,特段講じていないということでございました。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 67: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。  今市のことを聞きましたけれども,もっと都市型である23区はどうなっているのか。私もちょっと調べましたけれども,本当に危機感を持っておられて,23区で研究会,勉強会,そういったことをやっています。災害時における職員の初動態勢の構築という,こうしたことをテーマにいろいろとどうしたらいいのかとか,こういったものを研究されております。  その中であったのが,大都市,大都市と言われています23区ですけれども,政令指定都市というのは市内居住率では大体50%を超えているのです。面積も大きいですし,中には90%を超える政令指定都市があります。札幌とか新潟,静岡,浜松,ここは市内居住率90%を超えています。その分面積もすごく大きいですけれども。50%を切っている政令指定都市というのは2つぐらいしかないです。堺市と大阪市。これでも46%,43%ということで5割に近い。ただ50%を切っていると。  ところで,23区を見てみると,5割というラインではなくて3割というラインで23区も見て調査しているんですけれども,3割を超えているのは11の区しかないです。そして残りの12の区は3割以下,3割を切っていると。20%台とは言いませんけれども,やはり千代田区などは10%にも満たないと。都心部はこうした中で非常に危機意識を持って研究しています。  この23区の現状でアンケートをとるんです。初動態勢が弱い現状に対してどういう認識を持っているのかという調査をしたときに,改善の余地がどこにあるのかと。例えば危機管理部署とか事業部署との役割の明確化とか,組織内部での情報共有の円滑化とか,意思決定プロセスの明確化とか,初動態勢について改善の余地がある部分はどこかと。こうしたアンケートをとると,23区は半数以上が初動対応時の職員参集体制を迅速化すると,ここはまだ改善の余地があるのではないかと,こうした研究をしております。  実際23区はどういうふうなことをして居住者に対する対策を実施しているかというと,これはよく言われていますけれども,代表的なものとしては職員住宅とか防災住宅の確保があります。具体的には区内に職員寮を整備する,または既存の住宅を借り上げるということで確保して,職員に低い家賃で提供する手法というのがあります。  こうしたことを23区のうち17区は何らかの形でこの施策を実行または検討していることがわかります。先ほど言った3割を超えている23区の中の区は大体がこれを実施していると,それで3割を超しているということです。  23区のほうでは,災害発生初期においては勤務区ではなく居住区へ参集することにより初動態勢の脆弱性を補い,その後順次勤務区の災害対応へ移行していくという,居住区参集システムなるものの研究もしていると。本当に非常に大きな課題であるということで,23区のほうは研究も進めているそうであります。
     質問ですけれども,憲法において居住の自由が保障されていることからも,職員の居住地について強制できるものではないことは十分認識しておりますけれども,ただ一方で災害時を考えたときに,このままの状況は決して好ましくないとも思っています。市内居住者数をふやす何かしらの手だてを講じる必要があると私は思いますが,市の認識についてお伺いいたします。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 69: ◯ 総務部長(上田 智弘君) これまで震災が発生した際の当該自治体の対応を見ましても,また首都直下型地震が懸念される昨今においても,職員の市内居住者数をふやしていくことは大変重要なことであると認識しております。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 71: ◯ 16番(石川 和広議員) 私は随分人とか人数にこだわっていますけれども,基本的には道理だと思いますし,その可能性があるのかないのかと,ここの部分を曖昧にしたまま,いざとなったらやるしかないんだというよりも,きちんとそういった考え方を持っておくということが必要だと思います。そういうのも人があって初めて災害対応の制度とかシステムが機能すると思います。まず人があっての制度,システムだと思います。  人ということで職員採用に関して触れておきたいと思いますけれども,調布市は職員の採用案内というのを出していて,調布市長がまずばーんと来て挨拶をするんですけれども,その中で「東日本大震災の発生以降,市内小・中学校での避難所の開設など,大規模災害発生時における職員の初動対応力の向上は大きな課題です。調布市職員採用試験に合格し共に働く皆さんには,災害発生時の初動対応という観点からだけでなく,魅力ある調布市をより知ってもらうという意味からも,調布市への居住について検討していただき,地域の一員となって市民を支える心強い存在になってもらえることを期待しています。」と,市長メッセージでこうお話しされています。市内居住ということに触れています。  そして,Q&Aが載っていますけれども,クエスチョンが「住んでいる場所によって,試験の合否に影響はありますか。」と。アンサーです。「居住地が試験の合否に影響することはありませんので,遠方にお住まいでも,調布市で働いてみたいという方の受験をお待ちしております。合格後に転居を予定している方は,災害対策や調布市をもっと知るという意味からも,ぜひ市内への転居をご検討ください。」と,ここでもまた言われている。何としても可能であれば住んでもらいたい。こういうことを職員案内の段階からやっています。調布市は平成26年度の採用案内からやっています。  こうした調布市のように職員を採用する際に,その案内の中に市内居住について触れていくと,こうしたことを狛江市でも考えられないかお伺いいたします。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 73: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在,平成30年4月採用に向けた職員の採用案内を市ホームページに掲載しております。そちらの冒頭に市長からのメッセージとして,「市職員となった際には,狛江への愛着と誇りを深めるために,また,災害等の不測の事態が発生した際,迅速に対応できる体制づくりに貢献するために,そして市民との「顔と顔の見える関係」の構築のためにも,市内への居住を是非とも検討していただきたい」というメッセージを掲載しているところでございます。  また,よくあるQ&Aにおきましては,「狛江市民でないと受験できませんか?」という質問に対して,「受験資格を満たしている方であれば,どなたでも受験できます。ただし,災害等の不測の事態が発生した際に,迅速に対応できる職員体制づくりの観点から,職員の市内居住を推奨しています。」との回答を掲載しているところでございます。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 75: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。これまで狛江市の採用案内にはそういうことに一切触れられてこなかったと思います。今おやりになったということ。8月にはこれはホームページにもなかったんですけれども,9月からということで,来年度の職員の採用に向けても,そういった市長の強いメッセージで同じように市内居住に触れられているということがわかりました。  ただ,こうした取り組みが見られるものの,具体的に市内居住者の推進策というものを,近隣市を含め特段講じていないようであります。災害時における公助の強化に寄与し,大規模災害等が発生した際に迅速な対応をするための一助となる方策を検討していくべきだと考えますけれども,いかがでしょうかお伺いします。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 77: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 高橋市長も日ごろより災害発生時における職員参集態勢については大変危惧しております。このことから市長からも指示がございまして,市内居住者をふやしていくための方策の検討に着手したところでございます。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 79: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。実際に起きた災害での教訓として,「公助には限界がある,だから自助と共助が大変に重要である」というものが今や定着しています。自治体の災害対策でも自助・共助をいかに強化していくのかの取り組みは欠かせません。  ただ,こうした中において,幾ら公助には限界があると言われても,決して現状でとどまることなく,公助の強化に向けて最大限の努力や挑戦を続ける,このことが大変重要だと思いますし,公助のほうも努力をしていく,挑戦をしている,その姿勢を知っていただくことが大切だと思います。こういうことを知っていただくこと自体が,さらに自助・共助もあわせて強化していかなくてはという,こういった機運を高めていくことにつながっていくことだというふうにも思います。  「自助が大事です」「共助が大事です」と言っても,では公助は限界まで努力してくれているのか,挑戦してくれているのかと。やっているというこの姿で,さらにさらに自助・共助の体制も努力していこうと,こういった姿勢も大事だと私は思います。  さらなる自助・共助の強化の大切さを訴えながらも,さらに公助の強化へ向けて最大限の努力と挑戦を続ける狛江市であっていただきたい。日本一安心で安全なまちづくりをさらに前へ進めてまいりたいというふうに思います。  最後に市長にお聞きします。  この4月3日,市長の新年度挨拶の庁内放送を私も議員控え室で聞いておりましたが,その中で「職員の市内在住を促すための方策の検討」というものに触れられておりました。市長はどのような構想に基づき,どのようにそれを展望されているのか。ハードル高き挑戦であるとも思いますが,市長のお考えをお聞かせください。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 81: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私は市長就任以来,狛江のコンパクトさを生かして,顔と顔の見える関係の構築を柱とする日本一安心で安全なまちの実現に努めてきております。  その顔と顔の見える関係の主なものは,市民同士の顔と顔の見える関係というのがメーンではありますけれども,職員と市民との間の顔と顔の見える関係ということも非常に重要であるというふうに認識しております。  したがいまして,先ほど来の質問で明らかになりましたように,市内在住職員が余りにも少な過ぎるということから,そういった意味で何らかのてこ入れといいますか,顔と顔の見える関係を市民との間でも持てるようにということで,いろいろな方策も考えてきているところでありますが,先ほど来御指摘がありましたように,夜間における,あるいは祝日における震災が発生した場合の対応が最も心配されるところであります。  危機管理上,私などは走ってくれば5分以内にここまで着けますけれども,早い話がここに座っている部長級の職員の中でも何人来れるかというと,非常に心もとない状態でもあります。職員もいなければ,私一人では何もできないわけでありまして,そういった意味で危機管理上,やはり何らかの方策が必要であろうということを考えながら,今さまざまな方策を練っているところであります。  そういったこともありまして,職員に市内在住を促すための方策の検討を庁議でも指示いたしましたし,公助を強化するために市内居住の促進の検討と,市外居住者であっても顔と顔の見える関係づくりにどのように貢献できるかを考えてもらいたい,そういった思いから新年度において私は職員に対するメッセージとして送ったものでございます。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 83: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。市長が就任されて,議会,いわゆる公の場で初めて市内居住の職員に触れられたのは,就任されて1年たった平成25年の決算特別委員会のときです。この庁内の御挨拶をお聞きして,あれ,どこかで以前と思って調べたところ,就任されて1年後ぐらいの平成25年の決算特別委員会で市内居住者が少ない状況で非常に危機的な状況ですと。これが初めて議会の公の場で市内居住について触れられたときです。  市長が都庁時代,半日かけて参集訓練をやって,やはり体で,肌で感じて,自分自身何ができるのかと,そういったこともこの決算特別委員会では触れられて,市の職員についても自分自身が何ができるのか考えてもらったり,体で感じてもらいたい。この重要性を平成25年の決算特別委員会でもおっしゃっていました。  そうした意味から,しっかりと取り組みをお願いしたいと思いますし,災害時における初動対応のいかんが被害の軽減やその後の応急対策に大きな影響を及ぼしてきます。大規模災害等が発生した際,職員参集も含めた初動対応の迅速化を図るために現在何ができるのか,その態勢づくり,そして訓練をもって公助の強化に努めていただきたい。このことを要望して1問目の質問を終わります。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 85: ◯ 16番(石川 和広議員) 2問目,アプリケーションソフトを活用した広報及びサービスについて。  先般7月28日に総務省が「平成29年版情報通信白書」を公表しました。この白書は「データ主導経済と社会変革」という特集が組まれ,その第1章には「スマートフォン経済の現在と将来」と題され,分析等がなされています。  今や世界中でインターネット接続に最も使われている機器といえるスマートフォンですが,この中で着目したいのがスマートフォンの急速な普及です。情報通信白書によれば,スマートフォンの普及率は2010年にはわずか9.7%だった世帯普及率が,2016年には71.8%にまで伸びています。個人単位でも個人のスマートフォン保有率は2011年には14.6%であったものが,2016年に56.8%と,5年間で4倍に上昇。そして60歳台でも33.4%がスマートフォンを利用しているというデータであります。  また,通信利用動向調査におけるインターネットに接続する端末の利用率の推移を見ると,パソコンが横ばい傾向,スマートフォンが増加傾向にあり,2016年にはパソコンが59%,スマートフォンが58%。ただし,インターネット利用者に限ったスマートフォン利用割合を算出すると,71%となっています。  年代別に見ると,40代以下の世代は既にパソコンよりもスマートフォンの利用率が高くなっており,若い世代から順次パソコンからスマートフォンへ利用の中心がシフトしつつあることがわかってきました。  いつでもどこでもインターネットに接続できるのがスマートフォンの特徴でもあります。こうした大きく変わりゆく情報通信環境の現況下,自治体がつくるスマートフォン向けのアプリが次々に登場しています。防災,子育て,福祉,まちの魅力,暮らしなど,行政のあらゆる分野で機能多彩なアプリの導入・活用が進められています。  そこでアプリケーションソフトを活用した広報及びサービスについてお聞きしてまいります。  初めに狛江市におけるスマートフォン向けのアプリの導入及び活用の状況についてお聞かせください。  3問目,地域包括ケアシステムの構築に向けて。  医療ニーズと介護ニーズをあわせ持つ高齢者を地域で支えていくためには,居宅等において提供される訪問診療等の在宅医療の提供が地域包括ケアシステムの不可欠な要素となっています。今回は地域包括ケアシステム構築に向けて,医療と介護の連携に関してお聞きしてまいります。  介護保険法の地域支援事業の包括的支援事業に位置づけられた在宅医療・介護連携推進事業は,平成27年度以降取り組みが開始され,平成30年4月には全国の区市町村で主体的に取り組むことが求められています。  事業項目としては8つありますが,東京都福祉保健局医療政策部医療政策課作成の東京都区市町村別取り組み状況の昨年度末データを見ると,狛江市は,(ア)地域の医療・介護の資源の把握,(ウ)切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進,(エ)医療・介護関係者の情報共有の支援,(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援,(キ)地域住民への普及啓発が都内各区市町村の全体の進捗状況と比較すると,余り進んでいないようにも見えます。  そこで狛江市における在宅医療・介護連携推進事業の現在までの進捗状況についてお聞かせください。  再質問は自席より行います。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 87: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2問目のスマートフォン向けのアプリの導入及び活用の状況について答弁させていただきます。  狛江市で導入しておりますスマートフォン向けのアプリケーションソフトといたしましては,狛江市の防災マップを確認することができる「狛江市防災マップ」,車椅子やベビーカー利用者,高齢者などの市内移動を支援する「ココシルこまえ」がございます。  また,市のアプリではございませんが,静止している写真にスマートフォンをかざして動画を閲覧することができるARアプリ「Aurasma」を広報こまえや出初め式のパンフレット,市民向け普通救命講習のチラシに使用しております。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 89: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 3問目の在宅医療・介護連携推進事業の進捗状況についてお答えいたします。  市民福祉推進委員会の子委員会として設置されました医療と介護の連携推進小委員会におきまして,国が定めた在宅医療・介護連携推進事業の8項目を検討し,事業実施に向けて進めております。  (ア)地域の医療・介護の資源の把握につきましては,小委員会において検討した後,地域の医療資源等を把握いたしました。今年度は医療資源等をマップ化するよう準備を進めております。  (イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討につきましては,小委員会で検討を実施し,顔の見える関係づくりの実践,研修会における課題の抽出を実施いたしました。  (エ)医療・介護関係者の情報共有の支援につきましては,小委員会で多職種連携ICTシステム導入に向けて機能等の検討を行い,導入に向けた準備を行ってきたところでございます。  (オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援につきましては,在宅医療・介護連携支援を行う相談窓口の開設を準備しております。  (カ)医療・介護関係者の研修につきましては,小委員会におきまして実行委員会を組織し,多職種連携研修会を実施してまいりました。  (キ)地域住民への普及啓発につきましては,ガイドブック等を活用して地域住民や事業者への周知を予定しております。  (ク)在宅医療・介護連携に関する関係区市町村の連携につきましては,まず手初めに多職種連携研修会へ隣接区市事業所の参加を要請してまいります。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 91: ◯ 16番(石川 和広議員) 2問目から再質問させていただきます。  スマートフォンの普及については,民間のシンクタンクの調査による年代別の普及率において,30歳代で92.1%,50歳代で63.1%となります。最も年代別の伸び率が高いのは60歳代のシニア世代だそうです。職業別では学生の割合が最も多く93.1%,次いで会社員が87.0%,専業主婦が60%となります。最も伸び率が高いのが専業主婦という結果であります。  スマートフォンというのは画面がだんだん大きくなってきています。そのことがインターネットに接続する機器としてパソコンを超えようとしていることに結びついているとも思われます。このスマートフォンを補完するかのように,だんだんと利用が伸びてきているのがタブレットであります。スマートフォンで利用できるアプリケーションソフトはタブレットでも利用が可能であります。  私も4年前からタブレットを使用していますが,それまでパソコンでやってきたこと全てと,またそれ以上のこともできるので,今では自宅のパソコンは全く使っていません。全てタブレットで済ませています。  こうしたスマートフォンやタブレット利用を後押ししたのがSNSの普及と言われています。総務省の2016年情報通信メディアの利用状況調査では,LINE,ツイッター,フェイスブックなどのSNSについて,1つ以上使っている人の割合は20歳代から30歳代でもう9割を超え,50歳代では60.8%,60歳代が30.7%と,50歳代,60歳代そろって前年より10ポイント以上も上がっているんです。こうした傾向をしっかりとつかんで,狛江市でもシティセールスプラン実施計画における取り組みとして,SNSの活用やユーチューブ動画の公式チャンネルの運用など情報発信の強化に努めています。こうしたものから発信された情報を受け取る際の機器も,その多くがスマートフォン,タブレットだと思います。  さて質問に入りますけれども,「狛江市防災マップ」アプリのイニシャル・ランニングコスト,そしてダウンロード数,機能についてお伺いいたします。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 93: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防災アプリについてのランニングコスト,ダウンロード数,機能について答弁させていただきます。  初めにこのアプリの初期導入費用は90万円,ランニングコストでは毎年の更新手数料として1万1,800円がかかります。また,ダウンロード数は8月末の時点で2,668件でございました。  続きまして,防災アプリの機能でございますが,防災マップと防災情報が閲覧できるようになっており,防災情報につきましては防災ガイドに掲載している各種情報が閲覧できるものでございます。  また,防災マップにつきましては住所検索や施設検索を使い,現在地から直近の災害時集合場所,避難所,福祉避難所,災害拠点病院,エイドステーション,応急給水拠点,多摩川氾濫時の避難施設,帰宅支援ステーションの各施設を検索することができまして,かつその施設の方向を直線にて示して位置関係を明確にしているという機能を有しております。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 95: ◯ 16番(石川 和広議員) この防災情報を配信するアプリ,ホームページとは別にアプリをつくるメリットはどこにあるのかというと,1つがバッテリーが内蔵されているということだと思います。災害時には停電が発生する可能性が高いです。その際にはパソコンなど電源を使う情報端末を利用することができない。スマートフォンであれば電源が内蔵されているため,停電時でも情報を確認することができるという点。  それと情報の蓄積ができるということであります。ホームページの災害情報には通信回線を介してデータを読み込まなければならないけれども,災害時には通信回線が混雑して必要な情報を取得することが難しいと。アプリであれば平常時にデータをダウンロードしておくことも可能でありますし,スマートフォンを携帯していくということは,蓄積された情報を持ち歩いているのと同じだと,こういうことです。オフラインでも可能だということであります。  そして位置情報を利用できると。GPS機能により現在地の情報を把握することなどで,今御答弁にあった現在地からどこの避難所が近いとか,すぐ現在地からの指示ができる。こうしたメリットがパソコンとは別にアプリを使うメリットだと言われています。  次にお聞きしますけれども,「ココシルこまえ」のダウンロード数,これまでの機能の充実及び今後についてお伺いいたします。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 97: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) アプリのダウンロード数は平成26年度が448件,平成27年度が321件,平成28年度が213件,平成29年度7月末時点で47件となっております。  ホームページのページビュー数ですが,平成26年度が3万7,733件,平成27年度が4万5,367件,平成28年度が3万3,896件,平成29年度7月末時点で1万5,125件となっております。  「ココシルこまえ」にはホームページ機能とアプリ機能があり,アプリ機能は車椅子やベビーカー利用者,高齢者などの市内移動をスマートフォンやタブレットで支援いたします。  また,市内どこにいても周囲の情報が手に入り,安心して移動できるルートを市内を循環するこまバスと連動して案内しております。  これに加えた機能拡充といたしましては,前年度までに業者向けに狛江市道路認定路線図を検索できる機能を追加いたしました。また,より利用しやすいホームページにするため,1つ目として市公式ホームページ,子育てねっととの情報連携,2つ目としてイベント情報の一覧ページの追加等の改良を行ってまいりました。  今年度は第4次あいとぴあレインボープラン市民意識調査結果を受けて,避難行動要支援者制度の一層の周知のため,避難行動要支援者支援の取り組みページの追加を行っております。  今後につきましては,「ココシルこまえ」のホームページの管理を現在地域福祉課で行っておりますが,今後ココシルこまえ運営委員会において管理できるよう,運営委員会の委員と調整してまいります。また,ココシルこまえ運営委員会の活動を活性化させ,運営委員会において市民と協働で「ココシルこまえ」の方向性を議論してまいりたいと考えております。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 99: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。そうしたことを踏まえてお聞きしますけれども,自治体におけるこうしたアプリケーションソフトの活用の有効性を市はどのように捉えているのかお伺いいたします。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 101: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) スマートフォンの保有率が高まっている中,アプリケーションソフトを活用した情報発信の提供も有効と考えております。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 103: ◯ 16番(石川 和広議員) そういったことを踏まえて,ここからどのようなアプリが導入・活用されているのか少し調べましたので,その一例を紹介したいと思います。  警視庁は昨年度から犯罪抑止のための情報を発信するスマートフォン向け防犯アプリ「デジポリス」の配信を開始しました。このアプリは犯罪の発生や不審者情報を地図に表示するページや動画などを使った公開捜査,特殊詐欺,だまし文句をかるた形式で紹介する詐欺かるた,そして防犯ブザーの機能もそろっているというものです。  消防庁が救急受診アプリ「Q助」をことしの6月にリリースしました。このアプリは該当する症状及び症候を画面上で選択していくと,緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」,「できるだけ早目に医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」または「引き続き注意して様子を見てください」)がそれぞれ赤・黄・青の色分けとともに表示されて助言をします。その後,医療機関の検索や受診手段の検索を行うこともできるアプリです。救急車の適正な利用を促す狙いもあるというものです。  自治体のアプリの導入についても紹介しますけれども,東京都では,7月28日,今年度の持続可能な資源利用に向けたモデル事業の一つとして,スマートフォンアプリを活用した食品ロスを減らす取り組みを採択しております。市区町村の自治体での導入においては,子供や高齢者,認知症の方などの見守りにアプリを活用し,対象者に持たせた小型の発信機が街の防犯カメラや電柱に設置された受信機を介し,位置情報や時間が家族のスマートフォンに通知されるといったものの導入や,福祉の分野では聴覚等の障がい者の方や外国人の方とのコミュニケーションツールとして,情報のユニバーサルデザイン化を図るためにアプリを導入し,タブレット端末を窓口に置く自治体なども見られるようになりました。  また,介護予防歩数計アプリや食生活管理を含む食育アプリなど,健康維持増進を図る目的でアプリを導入している自治体,また行政と市民が一緒につくる観光アプリで,地域の埋もれた魅力の掘り起こしを目的にアプリを導入し,紙媒体では盛り込めなかった情報などの発信や情報の逐次更新を可能にして,アプリに掲載される情報を打ち込む作業もNPOや市民団体の力をかりて,また投稿機能や情報共有機能をつけることで情報を発信する市民自身がまちの魅力を再発見,その結果,市民の地域への愛着を育てる一助として活用している例もあります。知名度ある観光資源を持たないところであっても,まちの魅力発信に観光アプリを導入している自治体であります。  余談になりますけれども,観光アプリを調べていて驚いたのですが,今や登山届も登山届アプリでできるということでありました。しかも多言語対応でした。驚きでした。特に外国人の登山が多い富士山などの日本を代表する山などでは可能となっています。火山活動が観測された場合とか,危険が迫った場合などは,プッシュ通知で情報を自動配信して,避難ルートマップなども掲載されているというものでありました。  次は以前の質問でも紹介しましたが,市民が日常生活の中で道路陥没やカーブミラー,街路灯のふぐあいなどの問題箇所を投稿して行政に伝えるアプリ。写真を撮って送ってもらうだけで状態をすぐに確認,GPS機能で位置情報を把握,迅速に対応ができるというものであります。市職員のパトロールだけでは限界があり,行政の目の届かない問題箇所を市民から指摘してもらうことで,きめ細かい対応が可能になったという自治体であります。
     教育分野でもアプリが活用されています。地域全体で子供を育てることを念頭に,市内の学校行事や給食献立,市の行事や公民館情報など,これまでの紙媒体での情報伝達を学校,保護者,地域住民らに情報共有してもらおうとアプリでスマートフォンに配信する自治体も見られました。  このような自治体に導入されたアプリの中で私が一番驚かされたのが,市のホームページに掲載されている情報をスマートフォンやタブレットに自動で配信するというアプリでありました。しかも利用者はその中から受け取りたい情報を選択できるというもので,欲しい情報だけがスマートフォン,タブレットに届けられるというものであります。  広報紙のように紙媒体では情報の量にも限りがあります。どの自治体も市政情報を一番多く掲載しているのが市のホームページであります。市のホームページに情報を集中させているので,情報量は膨大な量になります。この導入自治体は,市のホームページは定期的にチェックされているというよりは,調べたい情報を探すために見られる傾向が強く,一方で市がホームページで発信している情報の中には,生活上すぐに役立つものも多いことから,自動配信する仕組みをつくったと言います。  ここで,行政情報の配信についてお聞きしたいと思います。数多くの行政情報があります。「御用意いたしましたので,その中から必要な情報をお持ちください」というのが現在のスタンスではないかと思います。情報が必要な方は取りに来てくださいというものであります。こうしたものから,「御要望・リクエストいただいている情報を定期的または随時お届けします」という発想が求められている,また必要になってきていることを強く感じます。  アプリケーションソフトの特徴の一つでもあるプッシュ通知,この通知機能を活用すれば,要望,リクエストに応え,「情報を届けます」ということが可能になってくると思います。市は,この「情報を届ける」という発想についてどのように考えるかお伺いいたします。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 105: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 情報は,まずその情報に関心を持ってもらうことが大切でございます。「情報を届ける」ことは情報を目にする機会をつくることであり,有効な手段の一つと考えております。「情報を届ける」ということでは,市では現在ツイッターやフェイスブックを利用して情報発信をしております。しかし,先ほど申し上げましたように保有率が上がったスマートフォンのアプリ機能等を利用することで,より個人の必要とする情報に絞って届けることが可能となってきていると認識しております。  このような仕組みを活用することにより,市が発信した情報を必要としている人に確実にお届けすることができることは,より利便性が上がり,有益であると考えます。  一方,ITの技術は日進月歩であり,導入のタイミングや費用対効果など,またこういった情報を利用することができない方もおられますので,課題もあると考えているところでございます。 106: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 107: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。自治体がつくるスマートフォン向けアプリが続々と登場している一方で,今御答弁がありましたけれども,その費用対効果,そして安易な開発に警鐘も鳴らされています。税金を使う以上,一定の費用対効果が求められます。よさそうだと,またおもしろそうだというだけでは,つくったり導入はできません。  自治体がアプリを導入する場合,その手法は大きく2つあると思います。独自に開発するケースと,既にある民間会社のアプリに加入するケースであります。開発か加入かということだと思います。カスタマイズはその中間になると思います。  開発の場合は費用は高額になりがちであります。また,カスタマイズでもある程度の費用がかかります。そして加入の場合では一定程度に費用が抑えられる,このように思います。  先ほど他の自治体で導入・活用されているさまざまなアプリの例を紹介してまいりましたけれども,私自身が狛江市での有効性やコスト面から考えてみて,導入・活用に向けての検討または研究をぜひしていただきたいと思うアプリケーションソフトが4つあります。行政サービス向上への活用についてという視点から聞いていきますけれども,ここからは個々にお聞きしてまいります。  初めに広報紙のアプリです。  現在広報こまえは多摩地域の自治体等の公的情報が掲載されている電子書籍ポータルサイトのタマイーブックスで電子書籍として閲覧ができます。タマイーブックスでは,多摩地域の自治体の広報紙や市議会だよりを電子書籍として読むことができます。狛江市の関係では,広報こまえのほかに「わっこ」,狛江市社会福祉協議会の「社協だより」,そして狛江エコルマホールの「ピックアップガイド」,この4つがタマイーブックスのポータルサイトで電子書籍としても閲覧できるようになっています。ちなみに電子書籍化するのに費用はかかっていません。  質問になりますけれども,広報紙のアプリでは,広報紙が発行されるとスマートフォンアプリに通知するほか,登録した人に対し広報紙を自動配信したり,気になった記事を切り取って保存できたり,選択した分野の情報記事だけが配信され受け取れるなどのスマートフォンアプリで,広報紙をより広く多くの人に手軽に読んでもらいたいと,さらなる読者の拡大と広報の充実を図るため,導入・活用している自治体がふえてきています。  広報こまえを利便性向上の視点から,プッシュ通知型配信が可能なアプリケーションソフトを活用して配信していくことは考えられないかお伺いいたします。 108: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 109: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 広報こまえをより確実にお届けすることができるプッシュ通知機能があるアプリケーションソフトの導入につきましては,費用対効果等を踏まえて検討してまいりたいと思います。 110: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 111: ◯ 16番(石川 和広議員) 次は子育てアプリです。  子育て世代の方のスマートフォン普及率は大変に高いものとなっています。また,インターネット接続もスマートフォンでという方も多くいます。子育てアプリでは,登録や選択しておくだけで市で受けられる健診や予防接種の日程が事前にスマートフォンアプリに通知されたり,アプリを使って子供の発育状況などを簡単に記録できる電子母子手帳タイプのものなどもあります。こうしたもので子育てアプリが子育て世代からのニーズに応える形で導入・活用され始めてきております  お聞きしますけれども,アプリケーションソフトの魅力はやはりプッシュ通知の機能であります。こうした機能を活用し,子育てに関する情報をこちらから届けるべく,子育てサイトと併用しての子育てアプリの活用を図れないかお伺いいたします。 112: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 113: ◯ 参 与(石森 準一君) 都内では国立市を初め,世田谷区,品川区などで既に子育てアプリが導入されているところでございます。国立市の担当者に話を伺ったところ,ホームページに掲載されている情報数は多く,このため伝えたい情報が伝えたい相手に届いていないとの課題から,導入について検討しまして,国の補助金を活用して,平成28年3月から子育てアプリの導入・運用を開始したということでございます。  構築等の導入費用に加え,運用後には保守などの費用が必要になりますが,既にあるシステムをうまく利用することで,初期費用については抑えることができるのではないかというような話も伺っているところでございます。  市の子育て情報を集めた子育てねっとの閲覧は,スマートフォンからが多いとの分析結果から,再構築に当たりましてはスマートフォンでの閲覧性を高める取り組みを現在進めているところでございますが,しかしながらプッシュ通知の機能はございません。子育てねっとの充実とともに,必要な時期に必要な情報を伝えたい相手に届けることができる子育てアプリにつきましては,他市の取り組みを調査・研究していきたいというふうに考えているところでございます。 114: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 115: ◯ 16番(石川 和広議員) 次にごみのアプリです。  ごみ回収日や分別表,多言語対応での通知等,その有効性から特に最近このごみのアプリを導入する自治体がふえてきているようでもあります。多摩地区26市のごみのアプリの導入状況はどのようなものかお伺いいたします。 116: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 117: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 多摩地区26市でごみアプリを導入済みの自治体は13市となっております。 118: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 119: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。  狛江市の人口は今ふえてきています。これは昨年の第1回定例会でも言ったことなんですけれども,とかくふえた数だけが新しい住民の方とつい錯覚しがちなんですけれども,実際は転入と転出の差,出生と死亡の差もありますけれども,差し引いても転入のほうが多いのでふえているというわけであります。  転入と転出を3年スパンで見たとき,全人口の2割ずつぐらいの人が入れかわっているということになります。新しい住民の方がそういう単位でふえているということを意味しています。転入されてきた方の全てにかかわってくるのが,このごみ出しのことであります。そして,以前住んでいたところと一番違うのも,このごみ出しのことであります。  こうした方たちにもごみ出しのことを知っていただくために,ごみ・リサイクルカレンダー等を配付し広報しておりますけれども,特に若いひとり暮らしの方などは,自宅にポスティングされた紙媒体の広報物や広告物を読まない方も多く見受けられます。また,その都度パソコンを立ち上げてホームページを見てチェックするなどの手間は避けられがちでもあります。そしてこれは全般的にでありますけれども,このごみのリサイクルカレンダー等を台所の壁にばっと張っておくとか,こういったこともインテリアにおける景観的なことから張りつけるのを避けて,引き出しにしまいながら,その都度使っているという方もふえているのではないかと思います。  携帯性にすぐれているスマートフォンのアプリにこうした情報があれば,すぐさま確認もできます。また,多言語対応のごみアプリであれば,外国人の方もすぐにわかります。ごみのアプリでは地域ごとの収集日がわかるカレンダー,そして数百にも及ぶ品目の分別区分表のほか,登録しておくと収集日当日を知らせるアラート機能など,ごみの出し忘れ防止アラーム機能などを掲載したものもあります。  ここで質問ですけれども,ごみに関する広報の現況をお聞かせください。あわせて,こうしたごみのアプリの有効性を市はどのように認識しているのかお伺いいたします。 120: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 121: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 現在ごみに関する広報は,市内全戸に配布させていただいているごみ・リサイクルカレンダーとこまeco通信,市ホームページ,広報こまえに加え,公共施設などに掲示するポスターにより行っているところでございます。  清掃課への電話での用件の内容についてですが,粗大ごみの申し込み,植木や雑草の回収申し込み,ごみの分別についてのお問い合わせ,ごみ・資源物の回収漏れの連絡が主なものでございます。  このため連休明けや引っ越しシーズンは粗大ごみの申し込みなどが集中するため,電話がつながりにくい状況になっております。また,給与所得者などの勤労者の方からは,平日の昼に電話をすることはなかなかハードルが高いとの御意見もいただいております。  以上のことから,狛江市では電話の集中を緩和する方策を検討しておりまして,ごみアプリについては情報伝達手段として効果があると見込んでいるところでございます。 122: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 123: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。こうしたアプリを活用すれば,粗大ごみの申し込みなども24時間365日体制が可能になってくるんじゃないかなと私は思います。アプリによって幅広く,よりわかりやすい情報提供を行うことで利便性の向上も図れるのではないかと。また,さらに若年層も含めて,より広く多くの人に適正な分別方法を周知することも可能になり,そのことがごみの減量化にもつながってくると考えます。  このような視点から,ごみのアプリの導入に向けての検討はできないか,これをお伺いします。 124: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 125: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 導入の検討に当たりましては,市民サービスの向上と業務の効率化,確実性のある清掃行政の運営を第一として,運用コストが低廉で安定して運営できる体制を模索し,庁内他部署との連携を図りながら検討を進めてまいります。 126: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 127: ◯ 16番(石川 和広議員) ぜひお願いしたいと思います。  4つ目は健康アプリです。健康マイレージ制度にあわせての使用であります。  アプリの入ったスマートフォンを持ちウオーキングすれば,歩いた歩数が自動的に計算され,即ポイント換算されたり,運動などマイレージ対象メニューを実施した際にチェックを入れれば,すぐにポイント換算,健康イベントや健康セミナーなどのさまざまな健康情報の配信,血圧・体重・食事等のデータを入力しての健康管理機能などを備えた健康アプリを活用している自治体もあります。  質問ですが,健康マイレージ制度は,狛江市総合戦略の中でもその創設がうたわれ,試行的に実施も予定されています。この健康マイレージの中での健康アプリの活用を本格実施に向けての研究として始められないかお伺いいたします。 128: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 129: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 今年度後半より健康ポイント制度の試行実施を始めますが,今後の本格実施の検討の中で,アプリケーションの活用についても課題の一つとして研究してまいります。 130: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 131: ◯ 16番(石川 和広議員) 平成28年度第2回総合教育会議の中で,狛江市健康マイレージ制度の基本的な考え方が示されていますけれども,これを読んで考えれば考えるほど,私は制度の普及にはこうした健康アプリの活用が大変に有効だと捉えています。いずれにしても本格実施への検討の中で研究をお願いしたいと思います。  スマートフォンは携帯性にすぐれて外出先でも利用しやすい点,またインターネット接続によりリアルタイムで情報発信できる点,GPSや写真データ,地図情報等を利用したサービスができるといった特徴があり,スマートフォンの活用は市民と行政の双方にメリットがあると思います。  そのスマートフォンのアプリについては,スマートフォン利用者の増加などから考えても,狛江市でも活用していくことが行政サービスの向上と市民ニーズにも応えることにつながっていくものと考えます。活用への研究,そして検討をお願いして2問目の質問を終わります。  3問目の質問に入らせていただきます。  御答弁にありましたけれども,平成29年度になって,特に今定例会の初日の本会議で可決した一般会計補正予算の中に盛り込まれているものもありました。今年度これから進められていくということであります。しっかりとした取り組みをお願いしたいと思います。  地域の医療・介護関係者の協力を得ながら,切れ目なく在宅医療と介護が一体的に提供される体制の構築を目指した取り組みを行う,(ウ)の切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進については,御答弁の中では一切触れられておりませんでした。ここについてだけは進捗が見られない,こういうことだと思います。  ではこの部分に関してお聞きしたいんですけれども,切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進において,隣の調布市では既に導入されている主治医・副主治医制度について詳細を教えてください。また,狛江市はどう考えているのかお伺いいたします。 132: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 133: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 主治医・副主治医制度につきましては,医師の負担軽減を図ることを目的に,患者を主に訪問診療する医師である主治医と,主治医が訪問診療できないときの訪問診療を補完する医師である副主治医とが相互に協力して,患者に訪問診療を提供する制度と認識しております。狛江市においても今後検討してまいりたいと考えております。 134: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 135: ◯ 16番(石川 和広議員) ぜひこの部分の検討をお願いしたいというふうに思います。そうした意味からすると,在宅医療にもかかわってくるものでありますので,よろしくお願いします。  在宅医療について,東京都の調査によると,都民の約42%が長期療養が必要な場合に在宅での療養を続けたいと思っているそうです。しかし,そのうち約60%は「実現が難しい」と回答して,その理由としては「家族に負担をかける」,次が「急に病状が変わったときの対応への不安」が挙げられているというものであります。  この在宅療養は地域包括ケアシステムの大きなキーポイントの一つでもあると思います。お聞きしますけれども,市における在宅療養推進に向けた取り組みについて,今後直面してくる課題をどのように整理されているのかお伺いいたします。 136: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 137: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 8項目の推進がまさに在宅療養の推進につながるものですが,(ウ)切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進が進んでおらず,この項目について今後着手しなければならないと考えております。 138: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 139: ◯ 16番(石川 和広議員) まさに地域包括ケアシステム構築に向けて重要になってくるのが,この切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進であり,難度の高い取り組みでもあると思います。粘り強く推進に向けての取り組みをお願いします。  次に在宅療養推進に向けた基盤や環境の整備について,都や国の補助制度はどのようなものがあるのか,またこうした補助制度の方向性がどのようになっていくのか等の情報はあるのか,これをお伺いします。 140: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 141: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 在宅療養推進に向けた都の取り組みの中で,地域における在宅療養体制の確保を目的として区市町村への支援を行うものとしては,在宅療養環境整備支援事業と区市町村在宅療養推進事業がございます。在宅療養環境整備支援事業は病院から在宅医療への円滑な移行や安定的な在宅療養生活を継続するため,在宅療養支援窓口を中心に医療と介護の連携を強化し,地域における医療的ケアが必要な高齢者等の在宅療養環境整備を図る区市町村を支援するものでございます。  また,区市町村在宅療養推進事業は,在宅における医療と介護・福祉等の連携を推進するに当たり,医療面における支援体制を整備するために,区市町村が実施する取り組みを支援するものでございます。  いずれの事業も平成30年度予算において再構築される予定であると承知しておりますので,今後都の動向を注視し,活用できる補助金について検討してまいりたいと考えております。 142: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 143: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。医療資源等のマップ化,そして在宅医療・介護連携相談支援窓口の設置,普及啓発のためのガイドブック作成,この3つの取り組みは今回可決された補正予算に計上されていましたけれども,御答弁の中にあった東京都の在宅療養環境整備支援事業の10分の10の補助金を活用して行うものであります。こうした都の補助金も今年度までとされていましたけれども,30年度予算において再構築されていく予定だそうですので,東京都の動向を注視していただきたいと思います。  最後に老人保健施設の医療的ショートステイの活用について触れて終わりたいと思います。  老人保健施設の医療的ショートステイの活用で,特に老人保健施設には1番目にリハビリテーション機能を活用したリハショート,認知症のリハビリテーション,廃用症候群等日常生活動作や手段的日常生活動作低下への対応,そして2番目に薬剤の調整,ポリファーマシー(多剤併用)の調整,糖尿病薬や認知症治療薬等の調整です。3番目が心身状態の評価,トリアージ,4番目が医療(治療)機能の活用の医療ショート。こうしたものがあります。  これがショートステイに対する誤解というか,なかなか普及されていないんですけれども,生活介護と短期入所の療養介護,これが混同されてしまっているという,こうしたものがあるということであります。これを在宅での生活を継続させるための一つのツールとしてこの老人保健施設を活用していくという考え方,こうしたものが大事だと思いますし,ただしこの老人保健施設でできることを知っていただくと,こうしたものもあると思います。こうしたことについて市の認識をお伺いします。 144: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 145: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 療養型ショートステイは,医療ケアを必要とする在宅高齢者が一定の期間,家族の病気やレスパイトのために,自宅での日常生活を営むことができなくなった場合に,短期入所療養介護の指定を受けた介護保健施設や病院等で看護や医療的管理のもと,介護や機能訓練等を受けながら生活するサービスでございます。単に高齢者を預かるだけでなく,要介護状態の軽減または悪化の防止に資するよう,療養を適切に行います。  団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降は,医療を必要とする高齢者の増加が見込まれており,今後需要の拡大が見込まれるサービスと考えております。  ショートステイに比べ療養型のショートステイは知名度が低く,御本人や御家族がみずからサービスを選択するには周知が不十分と考えております。初めて介護サービスを利用される方につきましては,サービスの内容を丁寧に説明していただくよう,ケアマネジャーに対して連絡会等を通じ,お願いしてまいりたいと考えております。 146: ◯ 議 長(小川 克美議員) 時間です。  暫時休憩いたします。     午前10時20分 休憩     午前10時39分 開議 147: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。17番亀井和美議員。     〔17番 亀井和美議員登壇〕 148: ◯ 17番(亀井 和美議員) 通告に従いまして3問の質問を行います。  1問目,住みなれた地域に住み続けるために。  団塊の世代の全ての人が75歳以上の後期高齢者に達する2025年,日本は未曾有の認知症社会へと突入します。日本の認知症患者数が世界の中でも多い理由として挙げられるのは3つ。1,日本人は遺伝的に認知症になりやすい,2,生活習慣が認知症になりやすい,3,日本の認知症の診断がすぐれていると,国立長寿医療研究センター理事長の鳥羽研二総長がおっしゃっています。  8年後には「認知症1,300万人時代」を迎える日本。この「認知症社会」とも呼ぶべき社会で一体何が起きるのか。高齢者の増加は医療の問題だけではなく,さまざまな社会問題を引き起こします。
     その兆候は既にあらわれています。75歳以上の高齢運転者による交通死亡事故を警察庁が分析した結果,人的な要因ではハンドル操作の誤りやブレーキとアクセルの踏み間違いなど「操作の誤り」が最多で全体の29%。これは75歳未満の運転者の2倍弱を占めています。さらに踏切での立ち往生や高速道路の逆走など,高齢化が進むにつれ高齢者の事故のニュースが多く報じられるようになりました。  また,オレオレ詐欺やリフォーム詐欺など高齢者を狙った悪質な犯罪も少なくありません。これらのトラブルに認知機能の低下した高齢者が巻き込まれるケースも多くあります。  厚生労働省は2013年より「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」をスタートし,認知症に対するさまざまな施策を進めてきましたが,2014年に新たに表明された方針では,国家戦略としてさらに省庁の枠組みを超えた政策を実施しました。社会全体で認知症ケアの促進,認知症のためのまちづくり,予防研究の三位一体の必要性が明らかになりました。  そこで市として行っている認知症の取り組みについて伺います。  再質問は自席より行います。 149: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 150: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 早期発見・早期対応を促進する取り組みにつきましては,調査・研究を進めつつ,そこで得た情報をもとに鑑別診断が可能な認知症疾患医療センターの周知や,認知症に関する情報を広く掲載した「知ってあんしん認知症」の配布のほか,認知症の傾向を簡易判別できるチェックサイトの公開,認知症予防講座の中での働きかけ等を行ってきたところでございます。  今後は医療・介護等の多職種で構成する認知症連携会議においても議題として取り上げる予定であり,他市の先行事例等も参考としつつ,早期発見・早期対応のさらなる促進を図る仕組みを検討してまいりたいと考えております。 151: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 152: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは,再質問させていただきます。  今の御答弁いただいた内容の中から何点かお伺いいたします。  調査・研究を進めつつ,そこで得た情報をもとにとの御答弁でしたけれども,どのような調査を行い,どのような情報を得たのかお伺いします。 153: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 154: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 調査といたしましては,主に他の自治体の取り組みを調査・研究したところでございます。また,得られた情報といたしましては,多くの自治体で基礎啓発,地域包括支援センターや専門医療機関の相談窓口の周知,チェックリスト等の独自の認知症の傾向を簡易判別できるツールの提供等が主な取り組みとして行われているという点でございます。 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 156: ◯ 17番(亀井 和美議員) その次に早期発見の取り組みとして3点挙げられていました。具体的に1点目,「知ってあんしん認知症」の配布をしたということですけれども,この配布状況,配布数についてお伺いします。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 158: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 「知ってあんしん認知症」の配布状況でございますが,狛江市の福祉相談窓口と消費生活相談窓口,社会福祉協議会,地域包括支援センター,こまほっとシルバー相談室に配置しており,部数は310部となっております。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 160: ◯ 17番(亀井 和美議員) 28年,500部つくったというふうにお聞きしておりますけれども,310部,結構余っているような気がいたします。  次にチェックサイトの利用状況についてお伺いします。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 162: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成27年6月の運用開始から平成29年7月までで1万8,218件のアクセスをいただいております。  年度別では,平成27年度は9,651件,平成28年度は6,503件,平成29年度は7月実績までの合計で2,064件となっております。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 164: ◯ 17番(亀井 和美議員) アクセス数が1万8,218件,認知症の高齢者の方がアクセスされたのかな,難しいのではないか。そう思うと家族の方がチェックサイトを利用されたのかなというふうにも思いました。  次に認知症予防講座の参加数を過去3年の実績についてお伺いします。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 166: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成26年度は軽体操等のプログラムを実施し,参加者数は21人,平成27年度は運動や対人交流のプログラムを実施し,参加者数は33人,平成28年度はコグニサイズを実施し,38人の方に参加いただきました。  また,このほか地域包括支援センターに委託して実施している介護予防普及啓発事業のうち,認知症に特化した介護予防教室に参加された方の人数は,平成26年度が243人,平成27年度は370人,平成28年度は329人となっております。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 168: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今の御答弁で28年度の参加数,コグニサイズの38人と予防講座の329人,合計で367人。パンフレットの配布が310件。これを合わせても677件なんです。このような状況で早期発見の取り組みを行いましたと自信を持って言えるかというと,認知症患者の方は約3,000人いらっしゃる,予備軍を含めるともっと多くの方がいらっしゃる中で,ちょっとこの取り組みはいかがなものかなと。今後行われます認知症連携会議でしっかりと検討していただくことを強く要望しておきます。  国立長寿医療研究センターの島田裕之先生は,認知症予防のために講じることができる積極的な対策として,1,適正な運動習慣を身につけること,2,健康的な食習慣をもつこと,3,社会活動を活発にすることを挙げておられます。  1の運動については,「じっとしているときの3倍くらいの活動をふやすことが健康に結びつく」,このようにおっしゃっていました。  改めてお聞きしますが,早期発見に関する今後の取り組みと先行事例を参考にする先進市についてお伺いいたします。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 170: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 早期発見・早期治療の促進では,基礎啓発とあわせて認知症のおそれを判別できる場の設置が必要と考えております。  基礎啓発につきましては,認知症に対する正しい知識を持っていただくために,既存の取り組みに加え,高齢者が多く集まるイベント等で啓発物の活用や配布場所の拡充を進めることで,その強化を図ってまいります。  また,認知症の傾向を判別できる場の設置といたしましては,既存のチェックサイトの運営に加え,愛知県高浜市が平成27年度に国立長寿医療研究センターとタイアップして行った「脳とからだの健康チェック」で,認知機能測定に活用したような紙媒体でのチェックリスト等を参考に,パソコンを扱えない高齢者も簡易判断が体験できるような事業の実施を検討してまいりたいと考えております。  今後はこれらの取り組みを,先ほど申し上げました認知症連携会議でも意見を伺いながら,効果的な事業展開を図ってまいります。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 172: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今高浜市の事例を参考にするとの御答弁でした。全国でこの認知症の早期発見に対しては,さまざまな取り組みが行われております。私も調べてみました。  大阪府の茨木市では,専門医の不足のため,認知症と疑わしいと思っても医療機関での受診がおくれて悪化するケースが多い。こういう状況を踏まえて改善しようとして,平成27年6月から地域のかかりつけ医が専用のソフトを用いて認知症診療にかかわるシステムをつくり,成果を上げている。このような報告がありました。これは世界保健機構の会合でも報告された同市の先駆的な取り組みということですので,ぜひこの茨木市の取り組みも調査・研究をしてみられたらいかがかなと思います。  次に軽度認知障害(MCI)の認識についてお伺いいたします。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 174: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) MCIは健常者と認知症の中間に当たる軽度認知障害を示すもので,日常生活には支障がないものの,認知機能に低下が見られる状態とされております。  放置すると認知症に移行する可能性が高い一方で,適切な治療・予防をすることで,発症の遅延や治療ができる場合があることから,認知症対策では,いかにこの段階で発見し,適切な対応をとっていくかが重要であり,市としましてもこの促進を図っていくべきものと認識しております。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 176: ◯ 17番(亀井 和美議員) 健常者と認知症の中間にあるMCIという段階(グレーゾーン)が軽度認知障害であります。認知機能の中の記憶,決定,理由づけ,実行のうち1つの機能に問題が生じてはいるが,日常生活には支障がない状態のことを言います。  平成29年8月1日現在,狛江市の軽度認知障害(MCI)は人口推移として5,519人という答弁が先日ありました。このMCIの状態で治療を開始すれば,アルツハイマー病の発症をおくらせることがわかっています。この段階で専門医療機関で対処できれば,場合によっては認知症の発症を食いとめられる可能性があるとも言われています。  このMCIであるかどうかは,簡単な認知機能検査や血液検査で調べられるようにもなってきています。今の御答弁で,認知症対策ではいかにこの段階で発見し,適切な対応をとっていくかが重要であり,市としてもその推進を図っていくべきものと認識している,このような御答弁でしたので,しっかり取り組みをお願いいたします。  次に見守り体制についてお伺いいたします。  警察庁によりますと,認知症を原因とする行方不明者の届け出数は,平成28年の1年間で1万5,432人,統計を開始した24年から4年連続で最多を更新しています。  政府は27年1月,国家戦略として認知症対策に総合的に取り組む新オレンジプランを策定し,その主要施策の一つに徘回などに対応する見守りネットワークの構築を明記し,各自治体に求めています。  市の徘回高齢者に対する現在のネットワーク体制についてお伺いします。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 178: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 市におきましては,平成26年8月以降現在まで,狛江市高齢者虐待防止・見守りネットワーク事業におきまして,16の関係事業者と協定書を取り交わしております。協定の中の見守りにつきましては,事業者の日常業務の活動の中で,高齢者の異変や生活上の支障等に気づいた場合は,その情報を市に連絡することになっており,認知症高齢者の徘回等も含めて,各事業所との間で連携を図っております。  一方,市では認知症高齢者等の行方不明の通報に備え,認知症高齢者等行方不明者探索行動フローチャートを作成し,通報からの時間経過における担当職員の行動を決めております。  このフローチャートにつきましては,通報から1時間以内にきっちりとした所内調査,情報収集を行い,親族への連絡,警察への連絡を行います。ここでは訪問等に出る福祉相談課の職員にもそのような事案が発生していることを周知し,市内を移動する際に注意するよう伝えております。その後,部内に情報周知を行います。そして,市内の地区担当地域包括支援センターへも情報周知を図ります。  通報から1時間から2時間経過しても発見されない場合,担当地区外の2つの地域包括支援センターにも情報を周知し,周知の範囲を福祉事務所職員全体に拡大します。そして市内の介護保険事業者等にメーリングリストを用いて情報の周知を行います。  通報から2時間から4時間経過しても発見されない場合は,改めて市内の介護保険事業者等に情報周知を行い,東京都行方不明認知症高齢者等情報共有サイトにアップロードを行います。また,福祉保健部長の判断により,防災行政無線,青色パトロールカー等を使用して市民全体に情報周知を行うことも検討しております。 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 180: ◯ 17番(亀井 和美議員) では,これまでの徘回高齢者の通報とその対応,また発見の状況についてお伺いします。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 182: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 市におきましては徘回高齢者の通報も含めて,高齢者,障がい者の安否確認の御相談を受けております。相談者は近隣市民,地域包括支援センター,介護事業所,警察関係となっております。  平成27年度においては相談が23件あり,うち高齢者の相談が22件,平成28年度につきましては相談が10件あり,高齢者の相談が8件となっております。  御相談の大部分は対象の方の姿が最近見えない,新聞がたまっているから心配など,純粋な安否確認の御相談がほとんどで,徘回高齢者の捜索に関しての御相談については年間5件程度となっております。  そして,市でお受けしました徘回高齢者の捜索の御相談については,全て短時間で発見されており,重大な事案は発生しておりません。一方,市内にある介護保険施設では,入所・通所にかかわらず,認知症高齢者が徘回して行方がわからなくなった場合,保険者である市に報告をしますが,27年度が5件,28年度が5件となっており,いずれも短時間で発見されております。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 184: ◯ 17番(亀井 和美議員) 市に連絡のあった徘回高齢者の方,いずれも短時間で発見されたということで安心いたしました。  厚生労働省の認知症施策推進室によりますと,認知症徘回者の行方不明防止や早期発見へ何らかの対策を講じている自治体は,平成28年4月時点で全国で1,355の市区町村があります。これは全自治体の8割に当たり,各地で工夫を凝らした取り組みが広がっているとのことですが,市としてこの見守り体制の課題としてはどのようなことが考えられるのでしょうかお伺いいたします。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 186: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) まずは在宅での介護を受ける高齢者の徘回については,在宅である以上,24時間の見守り体制の構築は難しいということです。また,徘回する高齢者が全て不穏な様子をしているわけではなく,身だしなみも応答もしっかりでき,一見して徘回しているとは思えず,周囲の方も気づかない場合があります。そして,単身高齢者の方の場合は,民生委員の方や地域包括支援センター,近隣住民等から比較的通報等が入りやすい印象があります。  福祉サービスを受けている方はいろいろな専門職がかかわりますので,見守りの体制も構築もしやすいものとなっております。しかしながら,福祉サービスが入っていない世帯については,見守りの体制はなかなか難しい状況です。  高齢者の世話をする親族がいる場合は一見生活ができているようであっても,親族の認知症への理解度が低く,見過ごされたり,隠れていたりするケースがあるのではないかと考えております。  最後に先ほど市への徘回高齢者の方の相談件数について答弁いたしましたが,徘回高齢者の捜索の相談を直接警察署等に依頼した場合,その情報,結果は市では把握できないため,市の徘回高齢者の捜索の件数の実数が把握できていないことも課題の一つであると認識しております。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 188: ◯ 17番(亀井 和美議員) 調布警察署とはしっかりと連携がとれていると思いますので,この件に関しては連絡いただくように御要望していただきたいと思います。  次に最近「かかりつけ医」という言葉をよく聞きます。日本医師会総合政策研究機構の第5回日本の医療に関する意識調査によりますと,かかりつけ医が「いる」と答えた方の割合は53.7%,「いる」及び「いないがいるとよいと思う」と答えた方が71.5%。年齢別に見ますと,かかりつけ医が「いる」及び「いるとよいと思う」と答えた方の割合は,70歳以上では8割の方が「いるとよいと思う」と答えております。  そのかかりつけ医が「いる」と回答した人のうち「どのような医師か」の問いに対しては,「病気の主治医」のみを選択した人が約50%。また,「幅広く診てもらう医師」または「総合的に診てくれる医師」を選択した割合が50%になっていました。  市民にとってどのような存在をかかりつけ医というのかお伺いいたします。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 190: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 一般的なかかりつけ医とは,高齢者等が慢性疾患などの治療のために受診する主治医のことをいいます。国が認知症について研修等を受けてもらうことでかかりつけ医に期待している役割は,早期段階での発見・気づき,専門医療機関への受診誘導,地域の認知症介護サービス諸機関との連携と言われております。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 192: ◯ 17番(亀井 和美議員) かかりつけ医は病気になったときに真っ先に相談するとか診てもらうお医者さんだと思います。そのためにも予防も含めてふだんから気軽に何でも相談できる関係を築くことが大切です。適切な医療を望むとき,かかりつけ医の診療や相談は大変心強いものがあります。  個人で大きな病院を直接訪ねる前にかかりつけ医と相談して,意識を持って取り組むことがより効果の高い治療へとつながります。かかりつけ医を基点に地域医療機関との連携によって,いつでもどこでも誰にでも適切な医療を受けることが可能となります。  日本医師会ではかかりつけ医を「なんでも相談できる上,最新の医療情報を熟知して,必要な時には専門医,専門医療機関を紹介でき,身近で頼りになる地域医療,保健,福祉を担う総合的な能力を有する医師」と位置づけています。  先ほどの意識調査にもありましたように,70歳以上の高齢者の方は80%以上にかかりつけ医がいることがわかりました。でもかかりつけ医のいない人が46%いらっしゃるのも事実です。  近くにいるお医者さんということで,狛江に引っ越してこられた方が最近ふえています。その方たちがかかりつけ医を見つけるのにはどうされているのかなとも思いますので,市民の皆様に対してもかかりつけ医を持つような周知が必要ではないかと思います。かかりつけ医だけでなく,かかりつけ薬局も持とうというふうなCMもテレビで流れていたと思いました。  2025年,もしくは2040年に向けて着々と医療制度の改革が進んでいる中で,何でも相談できるかかりつけ医が必要になってくると思いますので,よろしくお願いいたします。  次に認知症初期集中支援チームは,認知症施策推進総合戦略の中で認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供を実現するために誕生しております。狛江市でも実際進んでいるところですので,チーム員の構成についてまずお伺いいたします。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 194: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) チーム員は現在のところ,認知症疾患医療センター,医科大学,介護保険施設,サービス事業所,市等に所属する医師・医療専門職・介護専門職で,8名で構成しており,ケースごとにこの中から医師・医療専門職・介護専門職を各1名ずつ募り,チームを編成いたします。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 196: ◯ 17番(亀井 和美議員) チームによるサポートが必要と思われる対象者はどのような方なのでしょうか。 197: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 198: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 地域包括支援センターが把握する認知症の人または認知症の疑いがある人で,生活に支障が生じているか,生じるおそれがあるために支援の必要性がありながら,御本人の判断能力の低下や支援の拒否,または御家族等の状況や複合的な問題がある等の理由により支援を円滑に進めることが困難なケースの方が対象となります。 199: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 200: ◯ 17番(亀井 和美議員) では支援の内容,また現時点でのチームの状況についてお伺いします。 201: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。
    202: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 支援は地域包括支援センター仲介のもと,対象者の御家族等からチームに相談していただき,対象者宅への訪問やチーム員会議等を通じて適切な支援体制の構築を目指すものでございます。  現在の状況といたしましては,地域包括支援センターから挙がった1名の方に対しまして,御家族等からの相談を受け,支援の検討を進めているところでございます。 203: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 204: ◯ 17番(亀井 和美議員) しっかりと取り組んでいただいていると思います。この認知症初期集中支援チーム,課題や問題点についてどのようにお考えなのかお伺いします。 205: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 206: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 支援が必要な状態でありながら,本人や家族が支援を拒否するケース等へのスムーズな介入や,チームによる集中支援後の本人への安定的な支援の提供等を課題と認識しているところでございます。  このような課題に対しまして,例えば北区では本人と家族に寄り添いながら御協力いただける方や支援の優先順位を決めて丁寧に支援を進めること,またチームによる支援後も本人に対して安定的な支援が継続されるよう,ケアマネジャーを中心とした多職種の連携体制を構築する等に留意することで成果を上げているところであり,こういった先行例も参考としながら,効果的かつ安定的な運営を図っていきたいと考えております。 207: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 208: ◯ 17番(亀井 和美議員) 本当に認知症になっても御本人の意思が尊重され,この住みなれた狛江の地で元気にまた暮らしていただけるような体制づくりをよろしくお願いいたしまして,1問目を終わります。 209: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井和美議員。     〔17番 亀井和美議員登壇〕 210: ◯ 17番(亀井 和美議員) 2問目,地球に優しいイベントづくり。  2000年6月より施行されました循環型社会基本法の制定や各種リサイクル法の施行によりまして,循環型社会の形成に向けた3Rの確立が明確化され,東京都も「循環型社会への変革」という基本理念に基づき,3Rの実現に向けた施策を打ち出しました。  このような国や都の動きや,また社会経済情勢の変化を受けまして,循環型社会を目指す狛江においても,みずから率先して環境への負荷を低減するため,市が行うイベントについても環境配慮を徹底していく必要があります。  イベントによる廃棄物の発生やエネルギーの消費をできる限り低減し,環境にやさしいイベントを推進するため,本来の目的や楽しさを損なうことなく,イベントの企画段階から終了まで,さまざまな環境配慮に取り組んでこられたと思います。  狛江市としては平成25年3月に策定した狛江市環境基本計画には,将来像として「4Rが定着してごみの排出量が減少し,資源循環が安定しているごみのない美しいまち」を掲げています。  そこでお聞きしますが,狛江が3Rではなく4Rの考え方を採用しているのはなぜかお伺いいたします。  3問目,子供の視力を守るために。  文部科学省の2016年度学校保健統計調査(速報)によれば,裸眼の視力が1.0未満の子供の割合が小・中・高で過去最高になったと報道されました。これは全国の5歳から17歳の343万7,000人を対象にした調査に基づくもので,視力が1.0未満の子供の割合は,小学校が31.46%,中学校が54.63%,高校が65.98%といずれも過去最高を更新したことが判明しました。スマートフォンやテレビゲームの長時間利用が影響したのではないかというのが文部科学省の見解であります。  学校では遠見視力の視力検査が行われています。子供たちが黒板に書かれた文字を読めるかどうかを調べるために行われてきました。明治の時代からつい最近まで学校の学習指導は黒板を中心として行われてきたために,教室の端から黒板の文字が読めなければ勉強の効率を上げられないという考えから,この遠見視力の検査が行われました。でも,遠くが見えれば近くも見えるということはありません。  さらに21世紀になって,小学校でも1人に1台のパソコンやタブレットが与えられ,遠くの黒板ではなく近くのパソコンを見て授業を行うことがふえてきました。IT化が進んだ現代では,遠くを見る遠見視力だけでなく,近くのものを見る近見視力の能力も必要になってきています。  まず近くを見る力,近見視力に対する認識についてお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 211: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 212: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 2問目の市では3Rではなく4Rを採用しているのはなぜかという御質問に答弁いたします。  市では,ごみ問題とは環境問題の一つとして大きな比重を占める問題として捉えております。環境問題の多くは社会経済活動を原因とするもので,これは石油や鉱物などの天然資源を採取し,製品を生産し,流通,消費する一連の活動で,製品は最後にごみとして廃棄されます  問題解決には,エネルギーを含めた資源の消費を減らす必要があるため,市ではごみの発生回避と排出抑制,再利用の推進,リサイクルの推進,すなわち4Rの推進によりまして環境負荷の低減を図り,物質が循環する資源循環型社会の形成を進めてまいりました。  4Rと3Rの違いについてでございますが,3Rのリデュースは発生抑制,リユースは再利用,リサイクルは再生利用に加えて,4Rはリフューズ,発生回避がございます。  3Rは消費された製品の排出,出されたごみを減らす方法として考えられているのに対し,4Rはごみとなる製品そのものの使用を抑制することが含まれていることが違いでございます。  ごみ減量の取り組みに終わりはなく,効果的にごみ減量を進めるためには4R推進が不可欠でございます。そのためこまeco通信の市内全戸への配布や,昨年秋には市内小学生対象のポスター,中学生対象の標語の作品を募集し,ポスターコンクールの入賞作品は市民の皆様の目にできる限り触れるように委託事業者の収集車両に今年度末までマグネット掲示,標語の入賞作品は市内各戸配布のごみ・リサイクルカレンダーへ掲載することなどにより,全ての市民の皆様に対して4Rの推進を図っているところでございます。 213: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 214: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 近見視力検査に対する認識について答弁申し上げます。  現在就学時健康診断や小・中学校入学後におけます定期健康診断におきましては,学校保健安全法に基づきまして,5メートルの位置からランドルト環を使用した視力表の0.3,0.7,1.0の視標を使用する遠見視力検査を実施しているところでございます。  一方,学校保健安全法の検査項目には含まれていないことから,おおよそ30センチ以内の距離を見るのに必要な近見視力を確認する検査は実施しておりません。  近見視力は読書,筆記,携帯電話やパソコン操作,料理等の日常生活の大半を占める時間で使用しているものであると認識しております。近見視力不良であることに保護者,そして児童自身が気づかず放置されてしまった場合には,教科書やノートの文字が読みにくいなど,学校での学習や日常生活のさまざまな場面で誰にも気づかれずに大きな影響を児童が受けることにもなりかねず,さらにこのことが将来にわたり影響を及ぼすことが危惧されております。  近見視力の不良は,できる限り早期の発見と視力管理が重要であるとの報告もございます。現状においては,学校で行っている検査だけでは発見が難しいことが課題であると認識しております。 215: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 216: ◯ 17番(亀井 和美議員) では2問目から再質問させていただきます。  全国的に3Rを推進している中で,狛江市はリフューズを加えた4Rを推進しています。このリフューズを代表する取り組みは,マイバッグの利用ではないかと思います。最近スーパーではほとんどの方がマイバッグを持参しています。マイバッグで買い物をすると,レジ袋を使わずに済み,ごみを減らせるだけでなく,レジ袋の減量となる石油の消費を減らすことができます。  国内で年間に使用されるレジ袋は約300億枚,1人当たり約300枚です。レジ袋を1枚断るとCO2を60グラムCO2,石油を約20cc減らすことができると言われています。  4Rを推進しているのは狛江市だけではありませんでした。調べてみると,北海道,九州の大分市,宮崎市,霧島市も4Rに挑戦しています。  都内では江東区。江東区は3Rにリフューズ,リペア(修理)を加えた5Rの取り組みを推進してごみの発生量を減らしているというふうにありました。  また,京都の学生服専門店では,この3Rに不要なものは買わないリフューズ,修理して長く使い続けるリペアを加えた5Rをキーワードに,学生服の専門店として衣服にできる5R運動に取り組んで,服育活動を通して学生服を着用する子供たちに伝えているそうであります。  また,茨城県のある建設会社は,当社は社会基盤を担う建設業の一員であり,地域社会のみならず地球規模の観点に立ち,みずからの事業活動における環境負荷の低減はもとより,環境保全と経済活動が両立する持続可能な社会の実現に貢献することを考えており,7R,5Rプラスリターン,購入先に戻せるものは戻す活動,7番目がリフォーム,形を変えて別の用途に使用する。こういうふうに取り組んでいる企業がありました。  狛江市の4R以上に循環型社会の構築に向けて限りある資源の有効活用と地域環境保全に取り組んでいる自治体や企業が数多くあることがわかりました。  次にごみの削減について,これまでの取り組みについてお伺いします。 217: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 218: ◯ 環境部長(森本 浩一君) これまで市では,市民と事業者の御協力をいただきながらごみ減量を進めてまいりました。さらなるごみ減量と資源循環型社会の実現に向けて,4R,リフューズ,リデュース,リユース,リサイクルを推進しております。  取り組みの1番目として,リフューズ,発生回避。これはごみになるものを持ち込まないことで,レジ袋や割り箸など使わないものを店頭でもらわないことでございます。  2番目としてリデュース,発生抑制。これは出るごみを減らすことで,ものを使い切る,食べ残ししないなどの取り組みでございます。  3番目としてリユース,再利用。これはごみそのものを減らす取り組みでございます。  4番目としてリサイクル。これは資源としての活用でございますが,多くのエネルギーとコストを必要とするものでございます。  4Rは従来の大量消費・大量生産型のライフスタイルからの転換の実践とも言えるものでございます。  日々の生活の中の取り組みとしましては,容器包装や過剰包装のものを店頭でもらわない,買わないことや,買い物の際にはマイバッグを持参いただきレジ袋を断っていただく,繰り返し使える瓶の飲料を選んでいただくなどの実践でございます。 219: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 220: ◯ 17番(亀井 和美議員) 長年4Rに取り組んできた結果,実際どれくらいごみが削減できたのか,またその削減状況について,4Rの推進を始めたのが平成17年と聞いております。直近の平成27年,28年の市民1人当たりのごみの排出量と比較するとどのようになるのかお聞きいたします。 221: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 222: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 市民の皆様に4Rを実践いただいたことにより,平成17年度のごみ排出量は市民1日当たり902.54グラムから平成27年度は697.46グラム,平成28年度は679.52グラムとなっておりまして,平成17年度と平成28年度を比較いたしますと223.02グラムの減となり,率にして24.7%と大きく減少しているところでございます。 223: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 224: ◯ 17番(亀井 和美議員) 本当にごみの削減,排出量を見てわかりました。  次にCO2の排出量の削減について,これまでの取り組みについてお伺いいたします。 225: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 226: ◯ 環境部長(森本 浩一君) CO2削減への取り組みといたしましては,市内の御家庭からのCO2排出量の削減を図るため,太陽光パネルなどの省エネルギー・創エネルギー機器などを導入いただく市民に対し,地球温暖化対策住宅用設備設置助成金を交付する事業を初め,既設の街路灯や公園灯の電灯を蛍光灯や水銀灯からLED化する事業,公共施設における熱中症予防スポットの設置,ライトダウンキャンペーンの実施や緑のカーテン設置といった省エネルギー行動を実践することによって,低炭素社会の実現に向けた取り組みを行っております。 227: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 228: ◯ 17番(亀井 和美議員) ごみの減量とともに大切なのは環境への配慮であると思います。毎日の買い物においても環境に配慮した製品を選ぶことを心がけている方が数多くいらっしゃいます。  環境に配慮した製品には環境ラベルがついています。環境ラベルとは,環境に配慮した製品やサービスにつける表示の総称で,環境配慮商品の優先的な購入を促すためのものであります。  ISOによって3つのタイプが規格化されております。タイプ1は特定の基準に従って第三者の認証機関が認証を与えるもの。日本ではエコマークがよく知られています。ほかのタイプとして再生紙使用マークやグリーンマーク等もあります。市役所や公共施設においてもこの環境に配慮した製品を使っていると思います。その使用状況についてお伺いいたします。 229: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 230: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律に基づきまして,市においても狛江市地球温暖化対策実行計画書を策定し,グリーン製品,エコ商品などの環境配慮型製品の購入を推進しているところでございます。  平成27年度の実績でございますが,市で調達した総物品数13万6,603点のうちの約98.4%,13万4,427点が環境配慮型製品でございます。 231: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 232: ◯ 17番(亀井 和美議員) 市として13万4,427点もの環境配慮型商品を購入しているということを初めて知って,驚いたところです。具体的にどのような製品を使っているのか教えてください。 233: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 234: ◯ 環境部長(森本 浩一君) さきに答弁いたしました物品数には,公共施設で使うトイレットペーパーやコピー用紙はリサイクル品を使用するのが当然という考えによることから含めておりません。  物品の具体的な項目といたしましては文具類が主なものでございまして,シャープペンシルやマーキングペンなど73品目でございます。また,環境配慮型製品を使っていないものとしましては,金属が主要材料であるブックスタンドやはさみなどがございます。 235: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 236: ◯ 17番(亀井 和美議員) それぞれ市民が協力して環境に配慮した製品を使っているという中で,市民のエコに関する実際の意識,環境意識の向上について担当部としてはどのように認識されているのかお伺いします。 237: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 238: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 市では環境基本計画に基づき,市民,事業者,行政が相互に連携し,パートナーシップの形成を進めやすくするための環境に関する施策を展開しております。中でも大きな役割を担っていただく市民の皆様に対する意識啓発は,非常に重要と考えているところでございます。  その取り組みの一例としましては,環境庁,現在の環境省が平成3年から毎年6月を環境月間としており,狛江市でも毎年6月を環境月間として市民の皆様の環境保全の意識を高めるため,期間中は横断幕やのぼり旗の掲示,緑やエネルギーのワーキンググループによる活動報告や,小学生環境サミットで実施した研究成果の発表内容の展示を庁舎2階のロビーで実施するとともに,環境月間の行事としては,こまエコまつりを開催しております。  また,市民の皆様への環境配慮への取り組みや意識啓発を図るために,平成28年度からごみ半減新聞を環境部全体の広報紙としてわかりやすく,伝わりやすくリニューアルした「こまeco通信」を年3回発行しております。この「こまeco通信」を全戸配布させていただいたことにより,こまエコまつりへの来場者数が例年の約500人から,発行後の平成28年度は約1,000人へと倍増したことや,市民1人当たりのごみの排出量が減少している状況から,市民のエコ意識,環境意識の向上に効果があったものと考えております。  しかしながら,地球温暖化対策を含め,環境保全に関する施策の推進は待ったなしの状況でございますので,環境部としましては,これまで以上に環境に対する市民の皆様への意識啓発を行うとともに,市民の皆様が実践しやすい環境配慮への取り組みを周知する必要があると考えております。 239: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 240: ◯ 17番(亀井 和美議員) しっかりと今後も取り組んでいただきたいと思います。  狛江市では近年四季折々のイベントが行われて,市外からも大勢の方が来場されるようになりました。市民まつりを初め,初春まつりや桜まつり等,皆様が楽しめるイベントですが,これらのイベントでは大量のごみが発生しています。  市で行うイベントにおける来場者数,ごみの排出量,ごみの廃棄にかかる費用,処理方法について,またごみに含まれる容器や割り箸の数量がわかりましたら教えていただきたいと思います。 241: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 242: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 市が主催または共催している主なイベントでの直近の数字について,来場者数は主催者発表の人数を代表して私のほうから答弁申し上げます。  桜まつりは来場者数が2万5,000人,可燃ごみが160キログラム,処理費用は9,676円。  初春まつりは来場者数が8,000人,可燃ごみが110キログラム,処理費用は6,652円。  市民まつりは来場者数が7万2,000人,可燃ごみが410キログラム,処理費用は2万4,796円となっております。  なお,こまエコまつりは来場者数が1,200人で,ごみ持ち帰りとなっておりますので,発生はしておりません。  処理方法としては,こまエコまつり以外はごみ処理事業者に処理を委託しております。また,瓶や缶の資源物については,ビン・缶リサイクルセンターへ直接持ち込み処理しております。  ごみに含まれる容器や割り箸の数量については,初春まつりの豚汁無料配布で使用した発泡スチロールの容器と割り箸が各2,200組となっております。 243: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 244: ◯ 17番(亀井 和美議員) 桜まつりが160キログラムのごみ,初春まつりが110キログラム,市民まつりは410キログラム,特に市民まつりの後はすごい量のごみ袋が山積みされているのをごらんになった方も多いと思います。  このイベントのごみ対策として,全国各地でリユース食器を使用する自治体がふえています。リユース食器の利点は,同じ食器を何度も繰り返し使うので,ごみの削減ができる点にあります。また,使い捨ての食器をその都度購入したり処理したりする費用が削減でき,その分のコストを浮かせることも可能です。リユース食器を用いることによって,市民への環境啓発効果は大変大きいものがあります。  リユース食器を導入している先進市におけるメリットについてお伺いします。 245: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 246: ◯ 環境部長(森本 浩一君) リユース食器に関する事業としましては,平成22年度からリユース食器を地域のイベントへ貸し出し事業を行っている羽村市が多摩地区26市のうちで最も先進的に取り組んでいる自治体ではございますが,羽村市の担当者にお話を伺いましたところ,リユース食器導入のメリットとしましては,使い捨て食器によって生じていた分のごみの量を削減できることのほかに,リユース食器の使用個数からイベントで削減できたCO2削減量を計算し公表することが可能であること,また公表することにより,来場者や関係者の皆様が自然と環境への負荷低減に貢献いただいたことを紹介できること,使い捨てライフスタイルを見直すきっかけを与えることができることといったメリットが挙げられるとのことでございます。
    247: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 248: ◯ 17番(亀井 和美議員) イベントの大小を問わず,使用済みの使い捨て食器が山積みになっている様子はどこでも見受けられます。  こうした状況を打破するために,新潟のスタジアム,収容人数が4万2,300人だそうですが,ここでは市民,行政,事業者が立ち上がって4万人のごみゼロプロジェクトが生まれて,スタジアムへの持ち込みごみを減らすキャンペーンが実施されました。このプロジェクトの一環として導入されたのがリユース食器,リユースカップです。繰り返し使えるリユースカップを導入することで,紙コップの使用量,廃棄量を減らすことを目的として導入されました。2003年1人当たり88.5グラムあったごみが,2005年には42グラムに削減されています。  また,京都では平成26年から祇園祭ごみゼロ大作戦を行っています。夜店とか屋台の御協力のもと,日本初,そして世界初の試みとして,約21万食分の使い捨て食器をリユース食器に切りかえる活動を展開しました。具体的には当日ボランティアスタッフとして参加した2,000人の方にお手伝いいただいて,エコステーションの設置,ごみの分別作業を行った結果,前年が60トンだった燃やすごみを34トンまでに減らすことができました。昨年からは49年ぶりに後祭りも復活したということで,来場者は前年よりも12万人も増加したにもかかわらず,ごみの量を削減できたことは大きな成果であると言われています。  京都は京都議定書の策定の地からこの取り組みを発信することによって,祇園祭の屋台文化を環境配慮型に変えるだけでなく,全国の祭りや市民のライフスタイルを大きく変えるきかっけになってもらいたいと,このように考えているという実行委員長のお話もありました。  28年の来場者数が55万人,可燃ごみが4万7,420キログラムで,市民まつりの410キログラムから考えると,115倍のごみが出たそうであります。それをしっかりリユース食器に変えることによって削減ができた,こういう実践をしている地域がございました。  リユース食器に対して担当部としてはどのような認識をお持ちなのかお伺いいたします。 249: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 250: ◯ 環境部長(森本 浩一君) リユース食器を使用することにより,使い捨ての食器分のごみの削減につながるというメリットがございます。また,リユース食器を使った場合の環境に対する影響を考える際に,LCAという方法がございます。これはライフ・サイクル・アセスメントの頭文字,ライフのL,サイクルのC,アセスメントのAを合わせたもので,製品がつくられる過程から廃棄されるまでの全ての工程での環境負荷を総合計して評価する考え方でございます。  この考え方に基づいて調べた結果,リユースカップと紙コップとの比較では,リユースカップを4.7回以上利用することで,紙コップよりもエネルギー消費量,CO2排出量,水消費量などの環境負荷が低くなるとの結果が出ております。このことから,リユースカップの使用には環境負荷軽減のメリットがあると認識しておりまして,その他のリユース食器にも同様に環境負荷軽減の効果があると認識しております。 251: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 252: ◯ 17番(亀井 和美議員) 環境負荷軽減のメリットがある,そういう認識をされていることがわかりました。  このリユース食器導入に向けての課題とか問題点,どのようなことが挙げられるのかお伺いいたします。 253: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 254: ◯ 環境部長(森本 浩一君) リユース食器を導入するに当たっては,市で食器を製作,購入し,その後市で管理する方法と事業者から借り受ける方法の2種類に大別できるものでございます。  最初に市で管理する方法の課題についてですが,リユース食器は不特定多数の方が利用いただくことから,洗浄や保管方法といった衛生面に注意が必要となり,市でリユース食器を管理するには,専用の食器洗浄機や消毒保管庫などの設備が必要となることが挙げられます。  次に事業者からレンタルする方法の課題についてでございますが,リユース食器の利用が多い夏から秋にかけて予約が集中するため,借りられない場合があることが挙げられます。また,リユース食器は使用後に全部返却されることを前提としておりますが,回収率を上げるための来場者の方々への周知などの必要性や,あらかじめ保証金を預かっておくなどの対応が必要であると伺っております。 255: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 256: ◯ 17番(亀井 和美議員) 先ほど御紹介のありました羽村市は,平成27年度にみどり東京・温暖化防止プロジェクト助成金を活用しています。今後狛江市でも導入するとした場合,この助成金の活用は可能かどうかお伺いいたします。 257: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 258: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 羽村市の担当者に伺いましたリユース食器を使うことによるメリットにもございましたとおり,この制度は使い捨てのライフスタイルを見直すきっかけを与える環境啓発としても大変効果的なものでございます。  今後羽村市と同様にみどり東京・温暖化防止プロジェクト助成金を活用しながら,環境部のイベントであるこまエコまつりで試行的に取り組み,市内各イベントでの導入等について想定される課題などを洗い出し,検討を進めてまいります。 259: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 260: ◯ 17番(亀井 和美議員) よろしくお願いいたします。このリユース食器の利点は,同じ食器を繰り返して使用することによって,使い捨て容器ごみを削減することにあります。また,さらにリユース食器を使用することで,使い捨てのライフスタイルを見直すきっかけを与える環境啓発の効果,またはイベントや企業のイメージアップの効果も期待できます。  ごみ削減を大きく推進できるこのリユース食器でありますので,まず環境部のイベントでありますこまエコまつりでの試行を要望して2問目を終わります。  3問目,子供の視力を守るために遠見視力と近見視力,できるだけ早い時期に近見視力の検査が必要である,こういう教育部長の御答弁でした。  狛江市における平成27年度裸眼の視力が1.0未満の小学生の割合,これについてお伺いいたします。 261: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 262: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど議員から国の統計につきまして,28年度は1.0未満の者は増加にあって,小・中・高で過去最高の数値をあらわしているといった御紹介がございました。  狛江市立小学校の検査結果も同様でございまして,裸眼視力が1.0未満の児童数は増加傾向にございます。裸眼で視力測定を行った児童数を平成18年度と28年度の数値で比較いたしますと,1.0未満0.7以上の児童は1.65倍に,0.7未満0.3以上の児童は1.39倍に,0.3未満の児童は1.33倍にそれぞれ増加しております。  一方,1.0以上の児童は0.80倍に減少しております。これらはスマートフォンやパソコンが家庭に普及し,子供たちがこれらを操作する時間が増加したことが要因の一つだと考えております。 263: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 264: ◯ 17番(亀井 和美議員) 皆さんも経験があると思いますこの定番の視力検査。片方ずつ目を隠して,一定の距離からCのマークの切れ目の方向を確認することで視力をはかるテストですけれども,この方法は,いつからどのようにして始まったのかということを調べてみました。  始まりは子供たちの学校生活からで,1888年(明治21年),129年前だそうです。このときに制定された「活力検査訓令」からであります。これは子供たちが教室のどこから見ても黒板の文字が見える視力が必要であるという観点から定められた遠見視力の検査であります。その後,子供たちの学校生活を守るために制定され,改定されてきたさまざまな法の中でもこの遠見視力の検査が踏襲されて,今日まで続いている状況であります。  現在学校保健法に規定されている視力検査の方法と検査結果の記載方法についてお伺いします。 265: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 266: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 検査の方法ですが,今議員に御紹介いただきました5メートルの位置からランドルト環を使用した視力表の0.3,0.7,1.0の視標を使用しまして,片目ずつ0.3の視標から検査を行います。眼鏡やコンタクトを常用している児童につきましては,裸眼視力の検査を省略することができることとなっております。  0.3の視標が4方向のうち正答が2方向以下の場合は判別できないとして,D判定となります。4方向のうち3方向が正答できれば正しい判別と判定しまして,次の0.7の視標に移ります。0.7の視標では同様に判別できない場合はCと判定し,正しい判別と判定されれば1.0の視標に移ります。1.0の視標で同様に判別できない場合はBと判定し,正しい判別ができればAと判定いたします。  検査の結果,左右どちらか片方でも1.0未満である児童には,視力検査に関する受診勧奨兼受診報告書を発行いたしまして,医療機関での受診を勧めるとともに,受診報告書の提出を求めているところでございます。 267: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 268: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今の御答弁で視力検査が1.0までの視標の検査になっています。私たちのころは1.2とか1.5とか,すごく見えるねということが話題になって,すごく見え過ぎという人もいましたけれども,この視標の1.0でとまっているのはなぜなのでしょうか。 269: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 270: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校におけます視力検査におきましては,教室で最後尾の席から黒板の文字を見るために必要な視力として1.0の視標を,中間の席から黒板の文字を見るために必要な視力として0.7の視標を,また最前列の席から黒板の文字を見るために必要な視力として0.3の視標をそれぞれ使用しているところでございます。 271: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 272: ◯ 17番(亀井 和美議員) わかりました。検査の中で眼鏡をかけて検査を受けてもいいというふうに変わってきたということで,測定時に眼鏡をかけていらっしゃる児童の状況と,過去3年間と10年前との比較についてお伺いいたします。 273: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 274: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校保健統計調査におけます裸眼視力測定者のうち,眼鏡・コンタクト装着者と眼鏡・コンタクト装用のための矯正視力のみ測定者の合計の人数で答弁申し上げます。  平成18年度211人,平成26年度353人,平成27年度430人,平成28年度364人ということで,平成18年度と28年度を比較いたしますと約1.73倍に増加しております。 275: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 276: ◯ 17番(亀井 和美議員) 現在の視力測定法というのは,平成4年に文部科学省のほうで通知されたそうです。区分がABCDに分かれていますけれども,視力検査の結果,CとかDの判定を受けた児童はどれくらいの割合でいて,眼科を受診している児童はどれくらいいらっしゃるのか,また,その受診結果についてお伺いいたします。 277: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 278: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 28年度の実績で答弁申し上げます。  区分0.6から0.3で判定しましたCの児童数は420人で,眼科受診後に受診報告書の提出があった児童は337人となっております。区分0.3未満で判定Dの児童は209人で,眼科受診後に受診報告書の提出があった児童は140人になっております。受診報告書に記載された今後の方針におきましては,大半の児童が経過観察というふうになっております。 279: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 280: ◯ 17番(亀井 和美議員) 経過観察が多いかなと思うんですが,Cの未提出者が83名,Dの未提出者が69名いらっしゃいますが,この対応についてはどのようにされているのかお伺いします。 281: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 282: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 視力検査に関する受診勧奨はあくまでも勧奨でございまして,受診の有無は各御家庭の判断となっております。各学校におきましては受診報告書の提出のない児童の保護者に対しまして,機会を捉えて受診を勧めているところでございます。 283: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 284: ◯ 17番(亀井 和美議員) 次に就学時健診についてお伺いいたします。  就学時健診での視力検査の方法についてお伺いいたします, 285: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 286: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 就学時健診の視力検査につきましては,眼科検診の直前に,事務職員が児童から3メートル離れた位置から0.7の視標を左右2回ずつ動かし,見えているかを確認いたします。0.7の視標が見えていない場合は0.3の視標を左右2回ずつ動かし,見えているかを確認いたします。この結果を眼科医に引き継ぎ,眼科健診を行っているところでございます。 287: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 288: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは,眼科医の検診内容を具体的に教えていただきたいのと,また眼科医の検査を受けるのは全員なのかお伺いいたします。 289: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 290: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほどの視力検査結果にかかわらず,全ての児童が眼科医による検診を受けております。検診内容でございますけれども,結膜炎,内反症,麦粒腫,霰粒腫,眼瞼縁炎,眼瞼下垂の有無を確認している検査になります。 291: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 292: ◯ 17番(亀井 和美議員) 次に,保育園のほうにいかせていただきます。  市内の公立保育園等と私立幼稚園1園において3歳児クラス以上で視力検査を行っているとのことです。検査方法についてお伺いいたします。 293: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 294: ◯ 参 与(石森 準一君) 視力検査の実施方法でございますが,保育園の看護師が子供たちを座らせた状態で5メートル離れた場所からランドルト環視標で検査を実施しているところでございます。  片目ずつアイマスクなどで隠し実施しておりますが,ランドルト環が理解できない児童には,絵視標を使用し検査を実施しております。また,指差しで確認するなど,児童の発達に合わせた対応を心がけているところでございます。 295: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 296: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは,検査結果は保護者の方にどのような方法でお知らせしているのかお伺いいたします。 297: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 298: ◯ 参 与(石森 準一君) 測定後の結果につきましては,児童一人一人の「せいちょうのきろく」でお知らせしているところでございます。測定値は記入しておりませんが,正常範囲内であれば異常なしとのお知らせをしているところでございます。  子供の視力は3歳児では完全ではなく,6歳ごろまで目が発達して完成するため,3歳では視力0.5未満,4歳,5歳では視力0.7未満の場合には眼科への受診を勧める目安としているため,それ以上の視力がある場合は正常と判断しているところでございます。また,左右の視力に0.3以上の差がある場合も眼科の受診を勧めているところでございます。 299: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 300: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今御答弁いただいたように,保育園の検査方法も遠見視力の検査でした。先ほどから述べてきましたけれども,近見視力検査に対する児童青少年部の認識をお聞かせください。 301: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 302: ◯ 参 与(石森 準一君) 保育園においての視力検査は遠見視力の検査を実施しておりますが,近見視力検査についてはこれまで実施していないところでございます。遠くが見えても近くが見えない近見視力不良を放置していると,弱視など重篤な症状へ進行する場合もございますので,非常に重要な検査であるというふうに考えているところでございます。  まず近見視力につきましては,職員,保護者を含めまして,近見視力に対する認識を深めるために周知を図りまして,児童の発達段階に合わせて看護師や保育士が日々の保育の中で確認していく1つの注意事項として対応してまいりたいというふうに考えております。  児童青少年部といたしましては,児童の健やかな成長を守るため,しっかりと国の動向等を注視いたしまして,近見視力への対応に関しましては,関係部署とも連携しながら検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 303: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 304: ◯ 17番(亀井 和美議員) 次に3歳児健診における視覚検査は,平成3年から日本全国の保健所で屈折異常や斜視など目の機能の発達に阻害因子を持つ子供を早期に発見することを目的として開始されました。その後,実施自治体が都道府県から市町村に移譲され,現在に至っております。  狛江市における3歳児健診の視力検査の方法についてお伺いします。 305: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 306: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 3歳児健康診査の対象者に「お子さんの目と耳と尿のごあんない」を送付しております。その中に目の検査用の絵視標があり,御家庭でお子さんに2.5メートルの距離から片目で絵視標を1枚ずつ見せて,何の絵かを聞いて答えさせます。事前に絵視標の名前を教えていますが,うまく言えないときは練習表の絵視標をお子さんに持たせて,どの絵と同じかを指差しさせる方法もあります。  この目の検査の結果をアンケートに記載し,3歳児健康診査の当日に持参していただきます。アンケートの結果,1つでも絵視標が見えなかった場合,未検査や家庭でうまく検査できなかった場合,目のことで心配があるとの記載がある場合,視能訓練士による視力検査を行います。 307: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 308: ◯ 17番(亀井 和美議員) 視力は生まれたときは光を感じる程度ですけれども,乳幼児期に急激に発達します。生まれてから5から6週間で大きなものを見つめるようになります。2カ月で人や手を追いかける,6カ月ごろなりますと0.04から0.08まで見えます。1歳で0.3,2歳で0.5から0.6,3歳で0.8,6歳以降1.0が見えるというのが普通だそうです。  人間の能力は正しく繰り返し使うことでより発達しますけれども,視力も同じです。赤ちゃんのころからいろいろなものを見ることによって,それが刺激となり,神経細胞や脳細胞が発達していきます。健康に視力が発達するためには,両目を同時に正しく使って見るということが重要であります。  先ほどの御答弁で視能訓練士という方が目の検査をしているということですけれども,この視能訓練士は,どういう資格をお持ちの方なのかお伺いいたします。 309: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 310: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 視能訓練士法という法律に基づく国家資格を持った医療技術者でございまして,視力,視野,屈折,調節などの視能検査を行うとともに,斜視や弱視の訓練治療にも携わります。視能検査によって得られた正確な検査結果が適切な診断治療につながることから,眼科診療チームの一員である専門職として認められております。 311: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 312: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは,視能訓練士の検査はどのように行っているのかお伺いいたします。 313: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 314: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 狛江市では保健所から健診が移管された平成8年度から視能訓練士による視機能スクリーニングを行っております。内容はまぶたの炎症疾患,眼瞼下垂,眼球突出,瞳孔の形,対光反射などを見る視診。眼位検査,眼球運動検査,絵視標を用いた視力検査,レチノスコープによる屈折検査となります。 315: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。
    316: ◯ 17番(亀井 和美議員) 視能訓練士の検査の後,精密検査が必要になるお子さんが出てくると思うんですが,どういうお子さんが精密検査になるのでしょうかお伺いします。 317: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 318: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 絵視標が左右とも2つ以下しか読めない,片目が3つ以上読めても,もう一方の目が2つ以下しか読めない,全て見えても屈折(遠視,乱視の疑い)検査で異常があるという視力低下の疑いのあるお子さん,斜視の疑いのあるお子さん,逆さまつげ,結膜炎等による炎症があるお子さんを精密検査の基準としております。 319: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 320: ◯ 17番(亀井 和美議員) 3歳児健診は,受けていない方が毎年何人が出てくると思います。その方たちは3~4カ月児健診,1歳6カ月児健診,それぞれ受けていらっしゃるのかなというふうに思うんですが,この3歳児健診を受けていないお子さんの把握とフォローはどのように行っているのかお伺いします。 321: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 322: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 健診の受診状況では,平成28年度の対象者のうち年度中に健診を受けていないお子さんが38人いますが,それぞれ所属の確認や個別台帳により状況把握をし,他機関で受診していればその内容,または市の健診を受けなかった理由を確認し,未受診者には定期的に連絡をとりながら受診の必要性を伝えていくようにしております。 323: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 324: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは,精密検査を受けた人数と弱視と診断された方の人数を教えてください。 325: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 326: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成27年度は精密検査受診票を42人に発行したうち9人が弱視と診断され,平成28年度は精密検査受診票を38人に発行したうち12人が弱視と診断されております。 327: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 328: ◯ 17番(亀井 和美議員) 桃山学院大学教授の高橋ひとみさんが考案された手法の検査票の中に,「一口だけかじられたドーナツ」の絵を見せて,Cの形と同じですね,幼児の弱視の発見につなげる検査手法があります。高知県とか大阪府の幼稚園で視力検査に取り入れられています。  高橋教授は,「これだと幼児でも検査できる。一人でも多くの子供の弱視の早期発見につなげたい」と話していらっしゃいます。  弱視とは,眼鏡などの矯正器具を使っても視力が改善しない状態を指します。高橋教授によりますと,視力の発達が終わる6歳ごろまでに治療すれば視力の改善は可能とされ,発見が早ければ早いほど治療効果は高い。しかし,一般的に使われるCの形に似たランドルト環の検査は幼児には理解しづらいこともあり,幼稚園での3歳児の検査には日本の眼科医の調査ではほとんど行われていない,13%にとどまっているということですが,狛江の場合,保育園等でも行っていただいているということはよかったと思います。  この高橋教授の検査手法は,子供が親しみやすくユニークで,ドーナツの上下左右に虎やウサギなどの動物を配し,「誰が食べたかな」と子供たちに尋ねます。この問いかけで子供たちになれさせた後,本物のランドルト環と動物を配置した図に切りかえて正式な検査に移る。  子供の弱視は検査を行う幼稚園や保育園が少なかったためになかなか見つからなかったけれども,早く見つかれば,小学校に上がるまでの治療が可能になる。3歳児以上の視力検査の実施は,法律にも定められているんです。でも実施されていることが少ないということで,高橋教授は幼児期の検査体制の充実を求めていらっしゃいます。  第9回キッズデザイン賞の経済産業大臣賞を受賞されたということで,ユーチューブにも動画がアップされたので,ぜひ見ていただきたいと思います。  この近見視力の必要性について,福祉保健部の認識をお伺いいたします。 329: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 330: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 従来行われてきた遠見視力検査では,中等度,強度の遠視は発見されていましたが,遠見視力検査に近見視力検査,屈折検査及び調節効率検査を加えて行ったことで,屈折度が弱度のために発見できなかった遠視系屈折異常のお子さんの存在が確認されるようになりました。また,調節機能不良のために見えたり見えなかったりするお子さんの存在もわかってきております。  遠視系屈折異常が原因の近見視力不良の場合,子供の目の調節力が強いことから見えてしまうことがあり,遠見視力検査では発見できないことが多く,また子供の視力は発達途上にあるため,はっきり見えたという経験がなく,近くがぼんやりとしか見えなくてもおかしいと感じず,自分で訴えることがほとんどなく,見逃されてきました。  近くのものを見るためには,毛様体筋は緊張を続け調整機能が低下します。また,毛様体筋の緊張継続により自律神経機能が低下し,意欲減退,集中力の低下を招き,作業・学習能率が低下いたします。  調節力を必要とする近くを見ることは,近見視力不良者には視力健常者と遠見視力不良者よりも大きな負担となります。また,近見視力不良を長期間放置することで,遠見視力不良になることもあります。このようなことから近見視力異常を見逃さないようにする検査は非常に重要なものと考えております。 331: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 332: ◯ 17番(亀井 和美議員) 平成28年2月25日の衆議院予算委員会の第四分科会で公明党の角田秀穂議員が,学校における児童・生徒の視力検査で近くを見る近見視力の測定を行うように訴えました。これに対して政府参考人の小松文部科学省初等中等教育局長が,学校としてできる健康診断と,それに基づく事後措置の充実・改善を図っていくという形で,積極的に対応してまいりたいと考えている,このように答弁されています。  時代とともに必要な視力は変わります。21世紀を担う子供たちが快適な学校生活,社会生活を送るためには,学校の視力検査において,遠くを見る視力と近くを見る視力検査を両方実施することが必要であります。簡易近見視力検査であれば,時間も労力も費用負担も少なく,容易に実施することが可能です。学校の視力検査の目的であります全ての子供に学習の機会を保障するために,教育現場において近見視力検査の早期実施を強く要望して,質問を終わります。 333: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午後 0時00分 休憩     午後 1時30分 開議 334: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。18番佐々木貴史議員。     〔18番 佐々木貴史議員登壇〕 335: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 質問通告に従いまして2問質問いたします。  1問目,狛江の教育について。  教育機会確保法についてお伺いいたします。  義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律が昨年末に制定されました。  この法律の概要として総則には,「1,全児童生徒が豊かな学校生活を送り,安心して教育を受けられるよう,学校における環境の確保 2,不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ,個々の状況に応じた必要な支援 3,不登校児童生徒が安心して教育が受けられるよう,学校における環境の整備 4,義務教育の段階の普通教育に相当する教育を十分に受けていない者の意思を尊重しつつ,年齢又は国籍等にかかわりなく,能力に応じた教育機会を確保するとともに,自立的に生きる基礎を培い,豊かな人生を送ることができるよう,教育水準を維持向上 5,国,地方公共団体,民間団体等の密接な連携 国の責務,地方公共団体の責務,財政上の措置等について規定」,以上が基本理念として明記されております。  また,不登校児童生徒等に対する教育機会の確保等については,「1,全児童生徒に対する学校における取組への支援に必要な措置 2,教職員,心理・福祉等の専門家等の関係者間での情報の共有の促進等に必要な措置 3,不登校特例校及び教育支援センターの整備並びにそれらにおける教育の充実等に必要な措置 4,学校以外の場における不登校児童生徒の学習活動,その心身の状況等の継続的な把握に必要な措置 5,学校以外の場での多様で適切な学習活動の重要性に鑑み,個々の休養の必要性を踏まえ,不登校児童生徒等に対する情報の提供等の支援に必要な措置」,これらが掲げられております。  初めにこの教育機会確保法,狛江市教育委員会としての法への御見解をお伺いいたします。  2問目,市民要望の実現に向けて。  市民の皆様からのお声を市政に反映させるために,これまでも一般質問の中で取り上げてまいりました。  初めに熱中症対策についてお伺いいたします。  東京消防庁のホームページ「熱中症に注意!」の中に熱中症の予防が記されております。「(1)暑さに身体を慣らしていく。(2)高温・多湿・直射日光を避ける。(3)水分補給は計画的,かつ,こまめにする。(4)運動時などは計画的な休憩をする。(5)規則正しい生活をする。(6)乗用車等で子供だけにしない。(7)子供は大人よりも高温環境にさらされています。」,このように掲載され,注意喚起されております。  小まめに水分を補給しようということは,熱中症対策としては誰もが心がけていることと考えますが,冷たい水,水分のほうがより効果的とのデータもあるようであります。  そこで,何度くらいが効果的な温度になるのかお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 336: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 337: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず教育機会確保法についての見解について答弁申し上げます。  狛江市におきましては,これまでもさまざまな形で不登校の未然防止に取り組んでまいりましたけれども,なかなか解消されていない状況にございます。  そこで,登校を急ぐよりも,不登校児童・生徒一人一人の状況に応じまして,児童・生徒がみずからの進路を主体的に捉えて,社会的自立に向けて学習等の活動に取り組むことができるように教育環境を整備するとともに,心安らぐ居場所を保障することが重要であると捉え,対策の見直しを行ったところでございます。  その中で教育行政機関はもとより,フリースクール等の民間施設やNPO法人,関係機関等と連携を図りまして,不登校児童・生徒に対しましての教育,福祉,医療等の関係機関が連携いたしまして,社会的自立に向けて,健康,生活,学習,経済等の各方面から支援していくことが重要だと考えているところでございます。 338: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 339: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 2問目にお答えいたします。  熱中症予防には水分の補給が大切ですが,飲む水の温度は,体の吸収が早くクールダウンが効果的にできること,また飲みやすさの観点から,5度Cから15度Cが効果的と言われております。 340: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 341: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) それでは,1問目から再質問させていただきます。  この教育機会確保法であります。この法の第5条には地方公共団体の責務がうたわれております。法の中には地方公共団体が努める措置が記されておりますけれども,これらについて市教育委員会としてどのように取り組まれようとしているのかお伺いいたします。 342: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 343: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市教育委員会におきましては,不登校児童・生徒の学習の保障と充実に向けて,昨年度から支援チームによる不登校支援モデル事業に取り組んでおります。  本事業は文部科学省のフリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル事業の委託を受けまして,さまざまな取り組みによる教育的効果等を踏まえ,不登校児童・生徒の状況に応じた総合的な教育支援体制を構築しているところでございます。  また,今年度は文部科学省の委託事業に加えまして,東京都教育委員会の教育支援センター適応指導教室機能強化モデル事業の委託を受けまして,不登校の児童・生徒が過ごす教育環境の整備もあわせて推進を図っているところでございます。 344: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 345: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今の御答弁の中でも昨年度からフリースクールやNPO法人と連携を図るなど取り組まれているということでありますけれども,それぞれの機関の特性というんですか,そういったものを有効に機能させていく,そして不登校児童に対応していくといったところにはどのような取り組みが考えられるのかお伺いいたします。 346: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 347: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 具体的に申し上げますと,学習活動を中心として支援してきました狛江市の適応指導教室でございますゆうゆう教室と,また体験活動を中心として支援してきましたフリースクール・コピエとの連携を図ることによりまして,体験と学習の融合を図ることで児童・生徒の状況に応じた教育支援システムを構築いたしまして,社会的自立に導く道筋をつけたいと考えております。 348: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 349: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 御答弁の中からも感じることでありますけれども,この教育機会確保法,法全体としては不登校ということに重きが置かれております。  これまでも狛江市では不登校ということに取り組みをされておりますけれども,現状と課題,また対策などについてお聞かせいただきたいと思います。 350: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 351: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど答弁申し上げました趣旨を踏まえまして,ゆうゆう教室の体験活動を強化しております。具体的には音楽鑑賞教室,木工作,野菜の栽培,ヨガなどに取り組んでおります。  また,ゆうゆう教室とフリースクール・コピエが住民友好交流都市小菅村への山村短期留学体験事業として宿泊行事を実施しております。自然の中での生活やアドベンチャー等の体験活動によりまして,社会復帰の基礎となる健康的な生活リズムの改善や人との交流を図り,社会的自立につなげることが狙いでございます。  小菅村では現地のNPO法人多摩源流こすげと連携いたしまして,源流体験や川遊び,フィールドアスレチック,釣り,箸づくりなど,あるいはまた木帯づくりなどを体験したところでございます。  ゆうゆう教室に通えない児童・生徒には,訪問派遣事業でございますゆうあいフレンドによる心理士の派遣を行っております。  そして,昨年度不登校になりかけたときなどに相談に乗ったり,力になってくれたりする場を紹介するパンフレット「木もれび」を作成・紹介いたしましたけれども,今年度につきましては「木もれび」の教員版を作成いたしまして,全教職員に配付いたしました。昨年はこういうポケット版で,保護者の方が手持ちに持っていただけるようにしましたけれども,今年度はA4判にしまして,教職員が手元,または張って,相談に乗れるような体制を構築しております。 352: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 353: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 本当にこれまでもさまざまな不登校に対する取り組みを行われてきておりますのは,今の御答弁でもよくわかりました。また,不登校の詳細につきましては,昨日の一般質問でも詳細にありましたので,その辺のところは省かせていただきたいんですけれども,きのうも紹介されたんですけれども,文部科学省,フリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル事業,狛江市教育委員会支援チームによる不登校支援モデル事業の報告書が出ております。小菅村に行かれたお子さんたちの感想が出ております。  きのうと重複してしまうんですけれども,不登校のお子さんがこれだけ元気になれるというのは,小菅村での体験学習,そういったものが功を奏しているものだと思いますので,御紹介させていただきます。お二方の体験の感想文ですけれども,「今回の宿泊は僕にとってアスレチックや沢歩きの体験以外にも友達とかかわるよい機会だったと思います。」。もう1人の方は,「今回の宿泊学習はとても,いや,言葉では表現できないほど,とにかく楽しかった。また行ける機会があれば行きたいものだ。今回の宿泊を計画してくれた方々に本当に感謝している。ありがとうございました。」,こういった感想文であります。  本当に不登校・ひきこもりになったお子さんが自然に触れて,こういった感想を述べられるということもすごいことだと思います。こういったものを継続していっていただきたいというふうに思います。  私,この教育機会確保法については以上の質問でありますけれども,何でこれを私が今回取り上げようと思ったのかというのは,実は8月23日の公明新聞に,「夏休み明けがつらい君へ」と,「居場所・相談先あるよ。自殺防止でネット発信「学校は休んでもいい」」,こういう見出しの記事がございました。「多くの学校で2学期が始まる9月1日は,1年間で18歳以下の自殺が最も多い。この事態を変えようと,全国のフリースクールなど約100団体が加盟するNPO法人フリースクール全国ネットワークは今月から,いじめや人間関係などで学校に行きづらい子どもが駆け込める居場所をホームページ上で紹介。心の状態をチェックできるサイトの作成や全国各地での啓発活動にも取り組む。これらの対策は昨年12月,公明党などの推進で成立した教育機会確保法で示された,学校外の多様な学びの場の提供を進める理念を踏まえたもの。HPでの情報提供は,居場所を無料開放したり,電話やメールで相談に乗るフリースクールなどを掲載。併せて,不登校経験者が「つらければ学校を休んでいい」と伝える動画なども紹介している。」と。  こういった記事に目がとまりまして,教育機会確保法というものを今回取り上げさせていただいたんですけれども,多くの学校では2学期が始まる9月1日,狛江市では8月28日の月曜日が夏休み明けの登校日でありました。私もまずはいつもやっている挨拶おじさんをあいとぴあの前,和泉小学校になりますけれども,横断歩道の所で挨拶をしました。子供の見守りというのを兼ねて挨拶運動をしてまいりました。  そのときに小学生の子供たちというのは夏休みの期間で本当に身長が大きく,体が大きくなります。そういった元気なお子さんたちの姿を見て,挨拶を交わし,こちらも元気をいただきながら,その足で三中の登校といいますか,時々和泉小の後に三中の門の所でも挨拶運動をしておりますので,そこに行ったときに,まず役員の生徒さんがいて,先生が一人いらして,その先生が本当に登校してくる生徒お一人お一人に声をかけて,「おはよう」という言葉であったり,ちょっと元気がなさそうなというか,中学生ぐらいですと表情にいろいろ出ますので,でもそういったところに先生が一人一人声をかけている。これは三中に限らず,どこの中学校でも行われたことだと思います。  私はそれを見たときに,この狛江の教育といったものは,本当に先生方もしっかりと子供たちを,もちろんですけれども見守ってくださっていると。狛江の教育というものは本当に誇るべきものなのではないかというものを実感いたしましたので,今回このように取り上げさせていただきました。  質問に移ってまいりますけれども,次に少し角度を変えて,狛江の教育というところになりますけれども,平成26年11月20日,中央教育審議会が諮問をいたしました。今後の学習指導要領改訂ということについての諮問がされ,平成28年8月26日にまとまって,28年12月21日に答申がなされております。それを受けて,平成29年3月31日に新学習指導要領ということで改訂されたわけでありますけれども,この新学習指導要領に向けて新たな教育課題,これに関する対策についてお聞かせいただきたいと思います。 354: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。 355: ◯ 教育長(有馬 守一君) 新学習指導要領の改訂の中身につきましては,さまざまなポイントがあるわけなんですけれども,その中でも私が一番大事だと思うのは,子供たちが我々が予想できないさまざまな変化に積極的にこれから立ち向かっていって,そして仲間,他者と協働しながら課題を解決していくという,こういう力をどう育てていくかということが一番重要ではないかなというふうに思っております。  そのためにはどの教科におきましてもさまざまな情報を見きわめて,いろいろな形での対話・議論を通して解決策を探っていく,あるいは意味に迫っていくという,こういう授業をつくっていくということが一番求められることではないかと思っております。  ただ,具体的には教育課程上の対応としてさまざまなことがございます。例えば国際理解教育,あるいは新設される小学校の外国語活動,英語科への対応とか,それから今ペッパーなどでやっていますICT,そういったものへの対応。こうしたものを移行期の30年度,31年度,この2カ年で,特に小学校はこれに対する対応策をクリアして,そして本格実施に向かっていくということがタイムテーブルとしてあるわけですが,こうしたところにどういうふうに私どもが支援をしていけるかということが大きな課題になってまいります。  特に重要なことは,この対応には授業数の増加が求められているということなんです。これをどういうふうにしていくかということが各地区議論になっているわけですけれども,狛江市におきましては,今のところ土曜日の一部を授業日とする方法が一番望ましいのではないかということで,モデル校を設けながら,今そのあり方について研究しているというところでございます。  それから先日来議論が出ておりますけれども,管理職を含めた教員の働き方の見直しもあわせてこの時期に改善を図っていかなければいけないということで,狛江市の教育委員会では教職員の肥大化している事務負担の軽減に向けまして,狛江市全校を視野に入れた学校事務の共同実施という方式を導入する計画で進めているといったところでございます。 356: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 357: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今教育長の御答弁の中にもありましたけれども,この新学習指導要領の中には外国語教育の充実といったものも教育内容の主な改善事項というところで挙げられております。社会のグローバル化,これに対応した英語教育の改革,これが非常に求められていると思います。  文部科学省は,平成28年12月にはグローバル化に対応した英語教育改革実施計画を発表いたしました。そこでは小学校・中学校・高校を通し外国語教育の強化,高度化を推進しております。狛江市としてはどのように捉え,充実を図ろうとされているのかお伺いいたします。 358: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 359: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 御指摘のとおり,新学習指導要領では,これからの社会を担う子供たちには外国語活動が小学校第3学年,第4学年に導入されまして,第5・第6学年に英語を教科として実施することになりました。また中学校におきましては,学んだことの活用が重視されております。英語でコミュニケーションがとれる力を培うことができる授業や実践につながる活動が求められているところでございます。  狛江市立小学校ではこれまで4校で英語推進リーダーを配置いたしまして,英語の授業の充実に取り組んでまいりました。また中学校におきましては,活用できる英語力を身につけるためにオールイングリッシュの授業を目指し,展開しております。また,特色ある教育活動といたしまして,狛江第三中学校ではオンライン英会話やキラウィ高校との交流に取り組んでいるところでございます。  さらに,英語の体験活動を充実させるために,来年度東京都教育委員会が体験型英語学習施設としてお台場に開設いたしますTOKYO GLOBAL GATEWAYの活用を視野に入れまして,全ての狛江の子供たちが世界に目を向けるきっかけを図ってまいりたいと考えております。 360: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 361: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 実はさきの一般質問で御紹介というか,何か協力はできないでしょうかということで,ダブルダッチの世界大会に出場が決まった「まめ☆狛」というチームと「狛Zest」というチームが,8月の夏休みに香港での世界大会に行かれました。何と2チームともチャンピオンになったということであります。このコンパクトシティの狛江の名前を文字どおり世界に発信したという,本当にすばらしいことだと思います。  ここには何とか市として応援してあげることはできないのかということで,教育部長を初め,また教育長もさまざま頭をひねっていただいて,子供たちの旅費を一部賄っていただいたということであります。親御さんから大変喜ばれております。夏休みの8月の時期というのは航空運賃が高い。その中で一部でも出していただけたということは,本当に力にもなったし,市から応援されているという励みにもなったしということで,ましてやそれで優勝も勝ち取ることができたということで,大変喜ばれておりました。ありがとうございます。
     また,市長も本当に御理解いただいて,このダブルダッチの世界大会は狛江の子供たちが世界で活躍できる,そういったところでありますので,こういった機会がございましたら,また狛江市としてもできる御支援をいただきたいと改めてお願いしておきます。それがこの小さなコンパクトシティ狛江を世界に発信するといった,大変大きなシティセールスにもつがなりますので,よろしくお願いいたします。  このように狛江市の子供たちの中には世界で活躍して,ダブルダッチのように世界チャンピオンになる,こういった華々しいというか,努力の上でのことですけれども,そういった子供たちがおります。一方で,大きな大会には出られなくてもひたむきに努力している,日々努力をしている,こういった子供たちもおります。また,学校に行きづらくなったり,行けなくなったりというお子さんたちがいるのも現実であります。狛江市としては全ての子供たちを応援していく,これが大変重要なことであり,大切なことだと思います。  また,教育長からも教員の働き方ということがありましたけれども,教育水準を下げることなく,知恵を出し合いながら,教員の働き方の改善に向けて取り組んでいただきたいと思います。そして,特色ある教育活動として今教育部長から御答弁がありました,英語や国際交流に取り組んでいること,こういったことは御答弁でわかりましたけれども,全ての狛江市立小・中学校の教育を高めるために,先ほどのTOKYO GLOBAL GATEWAYなどを活用することを,これはチラシも見させていただきましたけれども,「英語漬け!思わず英語で話したくなる空間」と,こういった空間であるらしいので,狛江市立小・中学校の全ての子供たちがこういったところに参加できるように,このGLOBAL GATEWAYなどを活用することを提案させていただきまして,1問目の質問は終わります。  2問目,市民要望の実現に向けて。  熱中症対策ということでありますけれども,飲む水分の温度というのは5度から15度だということであります。これは,専門家のお話ですと,熱中症というのは表面を冷やしてもだめというか,内部,特に腸の温度を下げるのが熱中症にかかりづらくなる,そういう効果があるということであります。ですので,5度から15度の水分,水を体の中に入れるというのが非常にこの熱中症対策については効果があるということが立証されているようであります。  こういった状況がある中で,狛江市の水道水の温度が大体何度ぐらいなのかと。熱中症が発生しやすい5月から9月,この水道水の温度についてお聞かせいただきたいと思います。 362: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 363: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 東京都水道局に狛江市の水道水の温度について確認した結果について答弁させていただきます。  東京都水道局では,市民の皆様のもとに水道水をお届けするまで水道水が安全であることを確認するために,24時間365日自動で水質を監視する計器を都内各所の蛇口に設置しているとのことでございます。  狛江市の場合,自動水質計器は駒井町一丁目の駒井・上村中ひだまり公園内に設置してありまして,この自動水質計器の平成28年5月から9月及び平成29年5月から8月までの月別平均データについて説明申し上げます。  平成28年5月が19.6度,6月が22.0度,7月が24.4度,8月が26.6度,9月が24.9度。平成29年5月が19.7度,6月が22.6度,7月が26.2度,8月が26.1でございました。  なお,このデータにつきましては速報値であるため,修正可能性があることについて御了承いただければと存じます。 364: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 365: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今,月ごとの水温を御答弁いただきました。今聞いてわかるとおりに,7月,8月,9月なんていうのは25度以上,26度というところであります。しかも,データを蓄積する駒井・上村中ひだまり公園の水道水は直管式で,水道管から直で引っ張られているのだと思います。  というところを認識して,今の御答弁をちょっと置いておいて,次にお聞きしたいのが,この狛江市の公共施設の中において冷水機というのが設置されているところはどこなのか御答弁をお願いいたします。 366: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 367: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在設置されているのは,市役所,市民総合体育館,あいとぴあセンター,西河原公民館,市民センター,各地域センター,岩戸児童センターでございます。 368: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 369: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁がございましたが,こういった場所には置かれているということであります。  今回熱中症対策ということで,私の最終的な要望,市民要望なんですけれども,これは学校に冷水機をつけてほしいというところであります。  今御答弁があったとおりに学校には冷水機はございません。先ほど紹介しました東京消防庁のホームページ「熱中症に注意!」という中で見ていって私もびっくりしたんですけれども,搬送される方の年齢と状況という中で,年齢別が出ているんですけれども,非常に70代,80代というのは割合が多いんです。60歳以下で一番多いのは10代なんです。私はこれを見てびっくりいたしました。  学校施設に冷水機をというところは,常時の猛暑といったときでも,夏休みの前でもことしも暑かったですね。夏休みに入る前までは,本当にこの夏どうなるのかというように,6月,7月というのは暑かったですけれども,ふたをあけてみたら雨がずっと続いて,気温がそんなに高くならなかったというのはあるんですけれども,その暑い時期に児童・生徒は学校の施設に,ある意味では拘束されているという状況がございます。  高齢者の方もお水をとってくださいとかというのはあるんだけれども,御自宅だったり,例えば出先であったりといったって,のどが乾いたらコンビニでもどこでも冷たい水分を補給することはできます。しかし,学校に滞在中の児童・生徒というのは,冷たい水を体に入れられない状況であります。  先ほど熱中症にいいのは5度から15度とありました。だけど,狛江市の水道水の温度は幾つかといったら,真夏は26度以上であります。こういったことを考えたときに,各学校に冷水機を入れて,10代に多い熱中症の搬送者,こういったことへの予防についてしっかりと取り組んでいくべきではないかということであります。もう1点,学校というのは避難所という機能も備えております。避難所といっても,何かがあってすぐ避難して,二,三日は水もライフラインも来ないでしょうからというのはあるんですけれども,長く避難所として例えば体育館に滞在するといった,これまでの災害の中でもそういった現実,今でも仮設住宅というか,体育館というのは今はないかもしれないですけれども,そういった状況があります。  そういった状況の中でも,ライフラインは復活するけれども,体育館の中で避難所生活をしているといったときに,熱中症にかからないように冷水機からの冷たい水で体に水分を補給して,それで熱中症の対策をしていくということは大変重要なものだというふうに思っております。  そこで,学校施設は災害時には避難所にもなります。また,児童・生徒は学校に滞在中,冷たい水分,飲料を飲むことができない状況でもあります。学校施設に冷水機の設置要望をいたしたいと思いますが,いかがでしょうか。 370: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 371: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校への冷水機設置につきましては,PTA連合会からも要望をいただいているところでございます。  冷水機設置には初期費用に加えまして,水質検査や清掃等が継続的に必要であることや,また稼動には給排水及び電源の確保が前提であり,災害発生時の被害状況によってはライフライン復旧に時間を要することも考えられます。  まずは先行して小・中学校に冷水機を設置している地域を参考として,検討してまいりたいと考えております。 372: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 373: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 確かに設置するのにはお金がかかります。それは1万円や2万円でつくようなものではないというのは承知しております。ただ,先ほども東京消防庁のホームページからも紹介させていただきましたけれども,実は60歳代以下で一番多いのは10代だといった,こういった現実。また,学校というのは日常の児童・生徒が飲む水というだけでなく,避難所といった機能に変わったときには,そういった避難所の皆さん方の健康を守っていく,熱中症にかからないようにしていく,こういった観点からも御検討いただければと思いますので,よろしくお願いいたします。  次に,災害時の情報伝達・避難誘導についてであります。  まず各避難所における訓練の実施状況,特に夜間行われたことがあるのかといったところについてお聞かせいただきたいと思います。 374: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 375: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 夜間訓練でございますが,平成27年9月に和泉小学校,平成29年7月に狛江第三中学校のそれぞれの避難所運営協議会において実施されております。 376: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 377: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 多分運営協議会の皆さん方の訓練だったのかなと。全体的に地域の方が参加して,ちょっと私もそこは掌握し切れていなかったんですけれども,2カ所はやられているということでありました。  次の質問です。災害が起こったときに職員の集まり状況というのは,きょうの午前中の石川議員のところでも答弁がございましたけれども,災害が日没から夜間,いわゆる暗いときに発生し,電気,水道,ガス,こういったライフラインが供給できない,閉ざされたと。真っ暗な中での,建物が真っ暗というだけではないですよね。大きな地震が来たときには,その地域ですから,街路灯だってついていない,何もついていないという状況の中で,職員の参集,各避難所の開設についてはどのようになっているのかお伺いいたします。 378: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 379: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 災害の発生がたとえ真夜中であったとしても,原則として市役所や受け持ちの避難所などに参集するものでございます。また,避難所開設が必要になった場合は,停電中における暗闇の中におきましても,避難所を開設していただくものでございます。 380: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 381: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 避難所運営協議会の皆さん方,また担当の職員の方は避難所に行ってということだと思うんですけれども,避難所まで来ればというか,そこで本当に備蓄倉庫をしっかりとあけることができて,発光器みたいなものとか,要するに真っ暗ですから,そういったものが用意できるかと,しっかりとそういったことも想定しながら進めていただきたいと思うんです。そういった真っ暗な状況の中で,1つ今こういうものがあるんです。LEDの明るい光源で鮮明な文字がボードに浮かんで見えるというか,明るく読み取れ,情報の見える化,または緊急な情報から取り残されることなくコミュニケーションが図れるというような,そういったボードがあります。  これは口で言っていても何のことやらわからないと思いますので,議長に御許可をいただきまして,物を持ち込ませていただきましたので披露したいと思います。  申しわけないのですけれども,ちょっと電気を消してください。  夜間の避難所といったときに,これは今ちょっと小さくて見えづらいかもしれないですけれども,「避難所開設狛江市」と書いております。いろいろな光のパターンがあってというのがあります。  このボード,こういったものというのはすごいなと思ったのが,これは手書きで変えられるんです。今「避難所開設狛江市」と書いてあります。ちょっときれいに落とせていないところもありますけれども。例えば,ここから先は入っちゃいけませんよというような立入禁止とか,こういったものとかも映し出せる。こういったものを御紹介してくれた市民の方がいらっしゃいました。  ごめんなさい,では,もう電気をつけてください。  大体イメージはつかめたと思うんですけれども,手書きですぐに文字も変えられる。非常に軽いんです。しょってもというのもできるし,例えば夜間の避難所でしたら,「足元御注意」とかという形で置いておいたりとかということもできる。こういったものであります。  これは,実は障害者差別解消法の中の内閣府の対応要領という中に言葉として明記されているんです。「災害や事故が発生した際,館内放送で避難情報等の緊急情報を聞くことが難しい聴覚障害者に対し,電光掲示板,手書きのボード等を用いて,分かりやすく案内し誘導を図る。」,こういった記載もございます。  こういったところからしても,聴覚障がい者の方というのは,夜間でも光るものを見ればすぐに情報を得られる,情報のコミュニケーションがとれる,要するに情報から取り残されることがない,こういったものであります。  今百聞は一見にしかずで電気も消灯させていただいて申しわけございませんでしたけれども,こういったものについては,いざというときのためには,本当に早期に設置できるように御検討いただきたいというふうに思うんですけれども,いかがでしょうか。 382: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 383: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 御紹介いただきましたLED発光によるサインボードについてでございますが,蓄電池により連続70時間の使用が可能であり,今ごらんいただいたように停電時の暗闇においても文字がはっきりと見え,また手書きにより何回も使い回しができるため,夜間における案内板や表示物として有益なものであると認識しております。  しかしながら,1セット当たりの購入費用が少々高額であることから,導入につきましては災害対策における優先順位などを踏まえ,今後検討したいと考えております。 384: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 385: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 実際にああいったものを取り入れているといったところもあるらしいんですけれども,実はこれを考えた方というのが,やはり災害に関係した方で,今みたいにすぐに手書きで対応できるというので,パソコンで打って電光掲示板に映されるとかというものでもなくて,バッテリーですから持ち運びもできるし,どこでもできるということと,これは切実だなと思った事例があったんですけれども,特に避難所のトイレというのは,例えばこれを使ってトイレを男性,女性と分けるんです。あってはならないことなんだけれども,でも災害に遭われた関係者から聞いた話ですと,女性はトイレに行くときは2人で必ず行くと。何でかといったら,避難所といったところでも,いたずらをされるとかといった怖さがあるからというもので,2人で必ず行くというのもお聞きしました。  こういったボードがあれば,例えば男性・女性と分けていれば,女性のほうのトイレに男性の影があるというのは一目瞭然でおかしいというふうにもなるわけでありますので,いろいろなものを含めて,こういったものがあると非常に便利。また,避難されている女性の方も,また女性だけではなくて聴覚障がい者を含め,本当に皆さんが安心して避難所というところで避難生活をしていくというのも,安心してというのもなかなかあれですけれども,ただ本当に日本一安心安全なまちといったところでは,さまざまな観点に目配り,気配りをしていかなければならないのではないかということで,こういったものもあるという市民のお声をいただき,提案させていただきました。  次は道路の安全対策ということであります。  先日は谷田部議員からも道路のことについて質問がありましたけれども,市内の歩道に関する苦情や要望について,私のほうからは確認させていただきたいと思います。 386: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 387: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 路線によっては舗装面の劣化が進んでいる状況もございますので,改修の要望をいただいているところがございます。また,歩道幅が狭く,横断勾配がきつく,歩きづらい,危険ではないかとのことで,同様に改修の要望をいただいている箇所がございます。  また,現在狛江駅周辺で進めておりますが,視覚障がい者団体の方などから歩道にある誘導ブロックのJIS規格化の要望があるところでございます。 388: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 389: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) そこで歩道に関してなんですけれども,特に歩道の中で私はインターロッキングという狛江の駅前にあります,こんなブロックがいっぱい敷き詰められているあれがインターロッキングという舗装だそうでありますけれども,あのインターロッキングの整備状況と補修などについての今後の考え方をまずお聞かせいただきたいと思います。 390: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 391: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) インターロッキング舗装はブロックの形状や色の組み合わせで種々のデザインが可能となることから,景観性にすぐれた舗装であり,現在市内で整備されている箇所は駅周辺などのにぎわいを創出するような場所や人通りの多い路線の歩道に設置しているところでございます。  なお,これまでインターロッキング舗装上で補修や占用工事の復旧が発生した場合には,違う舗装にいたしますと,つなぎ目の部分で段差が生じる可能性があることや景観上好ましくない状況にもなります。そうしたことから,現状復旧としてインターロッキング舗装で復旧しているところでございます。今後も部分的な補修等に関しましては,同様な考えでいきたいと考えているところでございます。 392: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 393: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) あのインターロッキングというのは,一時はやりましたよね。色が違うブロックみたいなものをやれば,模様にも見えるしみたいなことはあるんですけれども,高齢化が進む中で本当にちょっとした段差でもつまずいてしまう。  実はこれは私の同級生のお母さんでシルバーカーを押している方なんだけれども,「佐々木君,これどうにかしてよ。」と,あのインターロッキングのことを。「もうがたついちゃって,進まない」と言うんです。だから,我々,健康な方,健常者は何でもないというものでありますけれども,シルバーカーとか,あと買い物の荷物を,コロコロと私は呼んでいますけれども,コロコロを引いている方からは,「あれはがたがたして歩きづらい」というお声も聞いております。  現在あるインターロッキングの舗装については,改修時などに,仕様を含めて違う方向でみたいな形で御検討いただけないかなということで,見解をお聞かせいただきたいと思います。 394: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 395: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 今までのインターロッキング舗装は,ブロックとブロックの組み合わせなので,その間に生じる目地幅やブロックの面とり部分の影響で平坦性の確保がされず,わずかなでこぼこや段差が生じる可能性がございました。  現在はブロックも改良され,バリアフリー対応のブロックもございますので,補修時にはできる限りこうしたブロックを採用していきたいと考えております。また,部分的ではなく大規模に改修する必要が出てきた場合については,舗装箇所や舗装した背景などを総合的に判断いたしまして,舗装の種類を検討していきたいと考えております。 396: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 397: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 確かにここだけ直すときに普通のアスファルトにしようとすれば,継ぎはぎみたいな形になってしまいます。ですけれども,やはり超高齢化というか私たちの想像を超えているところで,シルバーカーを持たれた高齢者の方でも外に出ようと思うのは,まちに出ようというのはいいことでありますし,ただそのまちに出ることが障害があってなかなか出づらくなってしまうということになってしまったら,それはもう本末転倒だというところもあると思います。  あのインターロッキングは意外と根上がりみたいなときはぼこぼこしやすいというのと,特に狛江駅の周辺でも泉龍寺からロータリーに入ってくるところは車がばんばん通ります。あそこは車のわだちのところが,がたついて傷んできているというのもあります。  あと,私も実際経験したんですけれども,雨が降ると少しすかすかしているところに実は雨水がたまっていて,ばっと踏んだときにびしゃっと飛んでくるんです。少し小走りで走っていたら,びしゃっと全部ここが泥だらけになっちゃったといったこともありますので,高齢者の方でも歩きやすいまちづくりというものは念頭に入れていただきたいというふうに思います。  1つの例なんですけれども,今世田谷通りの小田急線高架下のあたりのミニストップのところで中央分離帯の工事がされております。実は中央分離帯が歩道にもまたがっているんです。歩道にまたがっているんだけれども,その歩道のところに2センチほどの段差ができているんです。中央分離帯の幅自体は1メートルあるかないかなんだけれども,そこに両サイドに高さ2センチずつの段差があると。近所のシルバーカーというか,お買い物かごを持たれて,毎日あそこを通って買い物に行くという方から連絡をいただきまして,「何だこれは」と,「歩道に段差をつけるとは何だ」と,大変にお怒りでありました。  私も普通に歩いている分には,健常者というのは本当に何でもないことであります。ただ,やはり足腰が弱っている,シルバーカーやコロコロを引かれている方にしてみれば,その2センチの段差でシルバーカーが上がらないんです。ましてや買い物をしてきた物をそこに入れていますから,重くなったコロコロ,シルバーカーはそこを越えるだけで大変というお声をいただきました。  そういったお訴えを受けて,担当課長にこういう大変困っているという話をさせていただきましたら,担当課のほうからも東京都のほうに訴えていただきまして,最終的には年内ぐらいまでさまざまな道路の舗装自体もかかるらしいんですけれども,年内中ぐらいには段差解消が施されるということになりました。  狛江市の市道についても,歩道に段差を設ける,こういったことがないように,また今後も歩行者優先,この歩道整備,こういったものについてはお願いさせていただきます。  それでは,市民要望の実現に向けての最後になりますけれども,成年後見制度についてであります。  成年後見制度促進法が平成28年5月13日に施行されました。施行後の狛江市における成年後見制度の現状と課題についてお聞かせいただきたいと思います。 398: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 399: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 狛江市における成年後見制度の現状ですが,市では成年後見制度利用支援事業として,後見等開始審判に係る申し立て費用の助成と成年後見人等に対する報酬を負担することが困難な者に対する助成を行っております。  また,一定の要件に該当する判断能力が十分ではない高齢者等要支援者については,後見等開始の申し立て手続を行っており,これを市長申し立てといいますが,今年度は既に昨年度の申し立て件数を上回っている状況です。また,狛江市社会福祉協議会のあんしん狛江では,成年後見制度利用相談や弁護士等専門職による相談を行う福祉サービス総合支援事業と地域福祉権利擁護事業を行っております。  平成26年度から権利擁護に関する相談が急増しておりまして,今後も高齢者が増加することから相談件数は伸び続けることが予想されます。  また,親なき後,判断能力が十分でない成年後見人を必要とする障がい者への対応案件が急増する可能性が高くなることも予想されております。  また,当市,調布市,日野市,多摩市及び稲城市が運営しております一般社団法人多摩南部成年後見センターにおきましては,社会貢献型後見人や専門職後見人では受任できない案件を受任する法人後見事務,社会貢献型後見人の養成・育成等を行っていただいております。  成年後見制度の課題ですが,1点目はあんしん狛江の相談件数の増加に伴う相談支援体制が挙げられます。現在正規の事務職員1名と嘱託職員2名の体制で対応しておりますが,相談件数が急増し,今後さらなる増加も見込まれていることから,相談支援体制の整備が喫緊の課題となっております。  2点目は成年後見制度利用促進法に基づき国が策定した成年後見制度利用促進基本計画による権利擁護支援の地域連携ネットワークの構築と全体のコーディネートを行う中核機関の設置については,現在市の成年後見制度推進機関である多摩南部成年後見センター構成市との協議が必要であるとともに,成年後見センター,専門職,社会福祉協議会,地域包括支援センター,家庭裁判所,地域関係団体等との連携が一層重要となりますが,成年後見センターが運用上,直接相談に応じているのは市のみとなっており,関係機関との連携を図ることが困難な点については課題であると認識しているところでございます。 400: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 401: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁いただいた中に相談支援体制の整備が喫緊の課題だというような御答弁もございました。私,他地域のこういうものにかかわっている方にちょっとお話を聞いたんですけれども,特に高齢者の場合ですと認知の低下などによって金銭管理が難しくなったおひとり住まいであったり,高齢者のみの世帯という方が特殊詐欺の被害に遭われる。そういった案件があったりとか,被害を受けた後の案件というのか,そういったものを弁護士だったり司法書士だったりが対処するので,現状いっぱいいっぱいという限界な状態だというのも聞いたことがございます。  人数が少ないところでやっているとなかなか被害防止まで手が回らない,相談案件がどんどんふえていく。そういったものだと被害を受けた後の対処すら十分に行えなくなるというようなこともあるんだということを他の地域から聞いたことがあります。多分狛江市においても同じような状況はあるのではないかというふうに思いますし,私も市内の方でそういった状況に遭われた方を承知しておりますが,ある意味では高齢者であったり障がい者の皆さん方の安心安全といったものが脅かされているといったような現実もあるのかなといった思いをいたしました。  いつまでもこの狛江の地で安心して住み続けられるといったところの中では,やはり安心感,安全安心といったものは大変重要な部分だと思います。特に高齢者また障がいをお持ちの方々の中でそういった不安が募ってしまうという状況だけは,しっかりと防いでいかなければならないし,そういった詐欺みたいなところからもしっかりと守っていかなければならないということを,安全安心なまちづくりというのは私の政治テーマともしておりますけれども,話を聞かせていただいて強く思いました。多分この狛江でも同じような状況があるのではないかというふうにも思います。  そういった中でなんですけれども,議員の皆さん方にもコピーが配られたので御承知だと思いますけれども,成年後見制度関連要望書といったものが,市長また正副議長宛てに提出されております。  私は事前にお話を聞かせていただく機会もありましたので,要望書を少し読み上げさせていただきたいと思うんですけれども,「成年後見制度関連要望書」と。これは東京司法書士会,成年後見センター・リーガルサポート東京支部,東京司法書士政治連盟の3団体連名で出されております。「全国どの地域に住んでいても,成年後見制度の利用が必要な人が制度を利用できるような地域体制の構築を目指すため,従来の保健・医療・福祉の連携に加えて,新たに司法も含めた連携の仕組みを構築する必要がある。そのためには国の「成年後見制度利用促進基本計画」に基づいて市町村に設置される審議会及びその審議会において策定される「市町村計画」に基づいて構築される地域連携ネットワークの円滑な運営,さらには地域連携ネットワークの中核機関その他の成年後見等実施機関の設立に当たって,成年後見実務に精通した3専門職を活用されたい。」ということであります。  要望の趣旨として3点ございます。1つ目が成年後見制度利用促進法により市町村が制定する条例に基づいて設置される審議会において専門職の活用を図ること。2つ目,国の成年後見制度利用促進基本計画に基づき,市町村等に設置される権利擁護支援の地域連携ネットワークの構築に当たって,またその円滑な運営のために専門職の活用を図ること。3つ目,地域包括ケア等の既存の仕組み・組織等を使って市町村計画を策定し,権利擁護支援の地域連携ネットワークを構築・運営する場合にも同様に専門職の活用を図ること。
     このような要望書が出されておりますけれども,これに対する現在の市の考え方を担当部の部長にお伺いいたします。 402: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 403: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 1点目につきましては,今後,例えば市民福祉推進委員会で新たな小委員会を設置するなど既存の附属機関を活用した当該審議会等の設置を検討する際は,専門職に委員を委嘱することについて検討してまいりたいと考えております。  2点目につきましては,権利擁護支援の地域連携ネットワークの構築に当たっては,まず多摩南部成年後見センター及び構成市と協議してまいります。協議におきまして,構成及びその円滑な運営のための専門職の活用について検討してまいりたいと考えております。  3点目につきましては,既存の仕組み,組織等を使っての市町村計画の策定及び権利擁護支援の地域連携ネットワークの構築・運営についても同様に専門職の活用を検討してみたいと考えております。 404: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 405: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 市民要望の実現に向けてということで,さまざま要望させていただきました。私ども公明党は本当に皆さん方のお声をしっかりと市政,都政,国政に反映させられるように,これまでも市民の皆様方のお声に耳を傾けて取り組ませていただいております。そういった中で,きょうもその声を実現させたいという思いで取り上げさせていただきました。特に3番目の成年後見制度というのは,次回やろうと思っているんですけれども,空き家の対策についても,登記の問題だとか土地の名義の問題とかというところもさまざまあろうかとも思います。私もしっかりと勉強させていただきながら,また提案できるところはさせていただきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。  以上で一般質問を終わらせていただきます。 406: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時36分 休憩     午後 2時54分 開議 407: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。6番吉野芳子議員。     〔6番 吉野芳子議員登壇〕 408: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして2問の質問をいたします。  まず1問目は,子ども・若者が自分らしく成長し,生活するためにです。  幼少期,学齢期の子供のみならず,義務教育後の若者への実態把握と支援体制の整備の必要性は,社会で既に十分認識されていることと思います。国においては青少年の育成に係る政府としての基本理念と中長期的な施策の方向性を明確に示し,保健,福祉,教育,労働,非行対策など幅広い分野にわたる施策を総合的かつ効果的に推進することを目的として,2003年12月,青少年育成推進本部において,青少年育成施策大綱が策定されました。また平成20年(2008年)12月には新たな青少年育成支援大綱が策定されるに至りました。  平成23年7月より有権者からなる子ども・若者育成支援推進点検・評価会議を開催し,平成26年7月に子ども・若者ビジョンの総点検報告書,平成27年11月には新たに大綱に盛り込むべき事項についてを取りまとめており,子供・若者を取り巻く状況とその捉え方が劇的に変化していることがうかがえます。  同会議においては,社会的な生活を送る上で困難を有する子供・若者について,生育環境においてさまざまな問題に直面した経験を有している場合が多く,例えば貧困,児童虐待,いじめ,不登校,ニート等の問題が相互に影響し合うなど,さまざまな問題を複合的に抱え,非常に複雑で多様な状況となっていることなどが指摘されたとのことです。  平成29年版子供・若者白書は法定白書としては8回目の作成となります。平成28年度に内閣府が行った子供・若者の意識に関する調査として,平成28年12月,全国の15歳から29歳までの男女6,000人を対象に実施したインターネット調査の結果をもとに,若者のつながりに関する現状とそこから見える課題についての考察がことしの特集となっています。  まず,過去7回を含めた子供・若者白書についての認識と所感について伺います。また狛江市での現時点での所管は児童青少年部ということでよいのかを確認いたします。  再質問は自席よりいたします。 409: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 410: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供・若者白書でございますが,平成22年4月から施行されました子ども・若者育成支援法第6条の規定に基づきまして,毎年国会に提出することとされている年次報告書でございます。  平成22年の報告書より子供・若者の状況を捉えまして,その年ごとに特集を変更しているところでございます。平成29年度版の白書では,若者にとっての人とのつながりを特集しており,課題を抱えた子供・若者が人とのつながりで孤立を防ぐ手立てなどを紹介しているところでございます。  以前は2部構成となっておりましたが,平成27年版まで第1部としていた子供・若者の現状についてが参考資料となりまして,構成が変更されておりますが,基本的に項目の変更はされていないところでございます。  子供・若者を取り巻く環境は急速に変化いたしまして,その結果生じてきたさまざまな困難や新たな課題に対応できない子供・若者がふえまして,ニートやひきこもりなど自立をめぐる問題や,虐待,いじめ,不登校などの諸問題が深刻化する中で,健やかに育ち,全ての人が希望を持って活躍できる社会の実現をするため,児童青少年部で子ども・若者計画を現在策定中でございます。 411: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 412: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 了解いたしました。  国で進める子ども・若者育成支援とはどのようなコンセプトで,どのような施策かについてお伺いいたします。 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 414: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供・若者育成支援推進大綱におきまして,全ての子供・若者の健やかな育成,困難を有する子供・若者やその家族の支援,子供・若者の成長のための社会環境の整備,子供・若者の成長を支える担い手の養成,創造的な未来を切り開く子供・若者の応援という5つの課題について重点的に取り組むことを基本的な方針としているところでございます。  この課題を解決する施策の推進につきましては,地域における先進的な活動についての情報を共有しつつ,行政,学校,企業,NPO等の連携を強化し,社会総がかりで取り組みを推進していくこととしているところでございます。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 416: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 平成28年に子ども・若者育成支援推進本部の決定事項として,子供・若者育成支援推進大綱の概要の中にこんなふうに書いてあります。  「全ての子供・若者が自尊感情や自己肯定感を育み,自己を確立し,社会との関わりを自覚し,社会的に自立した個人として健やかに成長するとともに,多様な他者と協働しながら明るい未来を切り拓くことが求められている。子供・若者の育成支援は,家庭を中心として,国及び地方公共団体,学校,企業,地域等が各々の役割を果たすとともに,相互に協力・連携し,社会全体で取り組むべき課題である。なお,一人一人の子供・若者の立場に立って,生涯を見通した長期的視点,発達段階についての適確な理解の下,最善の利益を考慮する必要がある。  全ての子供・若者が健やかに成長し,全ての若者が持てる能力を生かし自立,活躍できる社会の実現を総がかりで目指す。」,このように書いてあります。  それでは,狛江市においての子ども・若者育成支援の現状についてお伺いいたします。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 418: ◯ 参 与(石森 準一君) 基本的には児童青少年部,教育部,福祉保健部が窓口となっておりまして,関連機関等との連携につきましても各所管の窓口で対応している状況でございます。各部署におきまして,それぞれが対応しているところでございますけれども,つながりを持った関係を構築するために,現在,子ども・若者計画を策定中というところでございます。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 420: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 先日,8050問題という深刻な指摘もありました。後で秋田県藤里町のひきこもり支援の取り組みについても触れますけれども,狛江市ではずっと明確な支援を示してこなかった若者支援の計画づくりに着手した。まずこのことを大きな一歩として評価いたしたいと思います。  特に義務教育以降の若者支援を実施するに当たり,狛江市での綿密な実態を把握する必要があると思うが,どのような手順,方法を考えているのでしょうか,お伺いします。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 422: ◯ 参 与(石森 準一君) 施策を展開する上で実態の把握は重要な内容であると考えているところでございます。庁内の連携が不足している部分がございますので,まずは連携強化のためのプロジェクトチームを立ち上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。その上でアンケート調査の必要性等を検討してまいりたいというふうに考えております。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 424: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) まずプロジェクトチームを立ち上げるということでございます。児童青少年部として主軸に据える重点的な施策についてはどのように想定しているのかお伺いいたします。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 426: ◯ 参 与(石森 準一君) 具体的な施策についてはまだ決まっていないところでございますが,子供・若者の健全な育成と社会的自立に向けた支援策の策定や社会的に困難な問題を有する子供・若者やその家族に対する支援,健やかな成長を社会全体で支えるための環境整備を目標として施策を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 428: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 医療,福祉,保健,教育,就労,社会参加など支援のためには多岐にわたるフォーマル,インフォーマルな関係の構築や連携が必要となると思いますが,いかがでしょうか。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 430: ◯ 参 与(石森 準一君) 一人一人が抱えている問題や悩みは異なるものでございます。公的なつながりだけでなく,担当者レベルでのつながりなど解決に向けた支援策を提供できるよう官民協働する必要があるというふうに考えているところでございます。  担当者同士の連携を図るため,先ほど申し上げましたプロジェクトチームをつくりまして,その中で情報共有を図り,顔と顔の見える関係をつくっていきたいというふうに考えているところでございます。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 432: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 1つ,どうしても皆さんと共有したいというか,御紹介したい記事がございますので,お話しさせていただきます。  「「若い人の貧困は,雇用が震源地だと言っていい」そう話すのは,NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典さんだ。高齢者の貧困を取り上げた著書「下流老人」に続き,「貧困世代」では,今の15~39歳(約3,600万人)は生涯貧困であることを宿命づけられた「貧困世代(プア・ジェネレーション)」だと指摘する。「ほっとプラスでは年間500件の相談を受けていますが,40代以下からの相談は,長時間労働でうつ病を患い生活ができなくなるなど,働き方にかかわるものがほとんど。雇用の構造的な問題を背景に,貧困が生み出されています」  たとえば,あるIT企業に勤める27歳の男性は,残業代未払いのまま毎日17時間以上働く生活が半年続いていた。心身の疲労からうつ病を発症すると,会社から「もう要らない」と言われ,途方に暮れて相談してきたという。「相談に来る多くの人たちが「我慢できなかった自分がダメなんだ」と自分を責めるのですが,よく話を聞いてみると,誰がやっても無理だろうという働き方をさせられている。それは企業規模の大小を問いません。ある会社では新入社員100人を採用して,3年後に残っているのはごくわずか。そもそも継続して雇用を成り立たせることを考えていないのです」  “使い捨て”のような労働は,かつては非正規雇用や日雇い労働の問題だと思われていたが,今や雇用形態は関係ない。有名大学を出て企業の正社員になっても,同じような状況に苦しめられて相談に来る人が後を絶たない。「長時間労働やパワーハラスメントが横行し,精神障害にかかる労災請求・決定件数も増加しています。先進国(G7)で,若者(15~34歳)の死因トップが自殺なのは日本だけ。若者が生きにくい国なんです」  保育や介護業界は相変わらず深刻だが,アパレル,美容,飲食,ITなど,いわゆるブラック企業のすそ野は業界を超えて広がっていると藤田さんは言う。  さらに親世代の収入も下がっているために,高校・大学時代からブラックバイトに就かざるを得ない若者がふえている。  「仕送りが減少する中,今の若者は自分で学費を稼がないといけないので,過酷な労働環境でもやめることができません。家族には頼ることができない。それをわかっていて,企業も足元を見る。学生アルバイトであっても,店長職など正社員がやるべき業務を要求し,大学の授業や試験があっても休ませてくれないケースが問題になっています」  卒業後も,奨学金返済を抱えた若者は,就職先を選ぶ余裕がない上,就職後にブラック企業と知っても返済が足かせとなって辞めにくいという悪循環も起きている。  ある24歳の男性は,地方の工業高校を卒業後,19歳で都内の食品会社に正社員として就職。今もそこで働く。しかし,都内のアパートは家賃が高いため,低賃金では更新料が払えない。そこで「脱法ハウス」と呼ばれる,窓もない3畳ほどのレンタルオフィスに住んでいる。正社員で働いていても,普通の暮らしができないのだ。直近30年間で20~24歳の若者の相対的貧困率は約10%も上昇している(12年男性貧困率21.8%,女性19.5%)。  かつて,企業の福利厚生に多くを頼って生活を成り立たせてきた日本社会。しかし,景気は低迷し,非正規雇用やブラック企業が台頭して,持続可能な雇用環境は減少した。このような雇用環境では,将来の生活設計を立てることは難しい。正社員になり,マイホームを持ち,結婚して子どもを養うという,かつての普通は“かなわぬ夢”になりつつある。  こうした状況に,社会の理解が追いついていないのも大きな問題だ。「40歳以上の世代は,いまだに「普通に働けば暮らしていけるはず」という幻想を持っている人が多い。でも今,以前と同じく年功賃金・終身雇用で生活できるのは,全労働者の1~2割です」年長者からの「仕事はあるはず。最近の若者は努力が足りない」という声もよく耳にする。  「完全失業率2.8%(17年3月)なので,仕事はある。でも,働き続けられる雇用なのかどうかは別の話なんです。働いても普通の暮らしができないのに,失業率だけ見ても意味はない。「雇用の質」を見直さないといけない」,このようなことを藤田さんがおっしゃっています。  これを読んでいると,私の子供が今18歳から25歳なので,ちょうどこの世代に当てはまる。もう私の子供の周りでは,この中の事例みたいなものは幾らでも出ていて,本当にこれはリアルな感じが私はしました。  ただ,問題はやはりここに出ているように,社会の理解が全く追いついていない,このような状況だと思います。希望が見えないと多くの若者が口にします。次世代を担う若者といわれるだけで戸惑うのかもしれません。全ての世代にとって重要な課題,それが子ども・若者支援だと思います。  ワンストップの相談窓口の枠組みの整備についてはどうでしょうか,お伺いいたします。 433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 434: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市では,福祉保健部,児童青少年部,教育部と各所管の窓口で相談等を受けておりまして,それぞれの担当部署で対応している状況でございます。1つの担当部署ではないため,多岐にわたる相談内容となる場合,解決に向けた総合的な提案はできないのが現状であるため,相談者の状況をしっかりと把握し,それぞれの担当部署につないでおりまして,相談者に寄り添い,必要なサービスの情報提供を行い,相談者の負担が少しでも軽減されるように努めているところでございます。  ワンストップの窓口相談に対しては,現状では実現できておりませんが,担当部署同士の情報共有や連携をさらに深め,対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 436: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは,地域若者サポートステーションは近隣だとどこにあるのでしょうか。また役割や機能はどのようなものかについて伺います。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 438: ◯ 参 与(石森 準一君) 地域若者サポートステーションですが,近隣ですと国領にちょうふ若者サポートステーションがございます。ちょうふ若者サポートステーションでは大きく3つの支援を行っておりまして,1点目は若者支援の専門家,キャリアコンサルタント等でございますが,こちらによる一人一人の状態に合わせた相談。2点目は就労に向けたステップアップのための講座やセミナー等のプログラム,3点目は,ひきこもり等の若者の保護者向けの支援でございます。  特にハローワークの一歩手前の段階と申しますか,次のステップに踏み出せないというようなニーズに対応されているというところでございます。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 440: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 狛江市にはこういったサポートステーションがないわけですけれども,今後,若者支援のためにはサポートステーションの機能は必要不可欠であると思います。狛江市でも若者が不利益を得ることなく情報提供が受けられるなど,サポートステーションの活用を十分にするためにどのような手立てを講じているのかお伺いいたします。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 442: ◯ 参 与(石森 準一君) これまでも就労支援などで広報こまえに掲載するなどしております。ちょうふ若者サポートステーションに支援を希望しまして登録した人でございますが,平成28年度には224名おりました。そのうち狛江市在住の方は24名と,約1割であり,人口規模から考えると少ないようでございます。市内在住の方にも御利用いただくことができることを周知してまいりたいというふうに考えております。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 444: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 人口規模から考えると少ないということです。ぜひ情報提供などは工夫して行って,行き届くようにしていただきたいと思います。  子ども・若者育成支援推進法によれば,ネットワークづくりの核として,子ども・若者支援地域協議会が設置されるイメージが打ち出されております。狛江市での進め方はどうでしょうか。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 446: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・若者支援地域協議会の必要性もあるというふうには考えているところでございますが,まずは狛江市の関係部署がつながりまして,断片的な施策を行わないようにして連携を図ることが大事であるというふうに考えているところでございます。  子ども・若者計画の策定を検討する中で,庁内の連携を図り,子供,若者の成長に合わせた支援をする取り組みが明確となるように,子供,若者に対する支援マップを作成しまして,誰もが立ちどまったときに,どこかにつながっていける若者支援マップを作成してまいりたいというふうに考えております。  また紙媒体だけではなく市のホームページに掲載するなど,さまざまなアプローチが可能になるような方策を検討してまいりたいというふうに考えております。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 448: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 人口の規模とかはもちろん大きいのですけれども,相模原市では不登校,ニート,ひきこもり等,社会生活を円滑に営む上での困難を有する子ども・若者とその家族等に対し,教育・福祉・保健・医療・矯正・更生保護・雇用等の関係機関・団体が行う支援を適切に組み合わせることにより,困難を抱える子ども,若者が,就学や就業など自立した生活を営むことができるようにすることを目標としていますとして,子ども・若者支援協議会というものが形成されております。  先進取り組みは幾らでもありますので,狛江市でできることをこういった支援マップなどに取り入れていただいて,ぜひ若者がアクセスしやすい情報提供をしていただきたいと思います。  それでは,狛江市の青少年会議の成り立ちとその意義,それと目的についてお伺いいたします。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 450: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市青少年会議は平成20年度より隔年で開催しておりまして,平成28年度に第5回を開催したところでございます。青少年自身の意志や意欲を尊重した自主的・主体的な活動を促進し,狛江市のまちづくりへの関心を高めることで,次世代の市の担い手を育成することを目的といたしまして,狛江市と狛江市青少年問題協議会との共催で会議を行っているところでございます。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 452: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 子供・若者白書では,「人は,出生から乳幼児期,学童期,思春期を経て,青年期,成人期といった段階を社会と関わりながら過ごしていく。人生のあらゆる場面において,常に人は他者とつながり,助け合っており,他者とのつながりの中で生きていく。  進学・就職などのライフステージの移行時やそれに伴う環境の変化の中で様々な問題に直面する若者にとって,家庭,学校,地域等における「人とのつながりのありよう」は,若者自身が社会的な成長を遂げ自立していく上で大きな影響を与える要素と考えられる。  一方で,若者の中には,学校や職場などの集団の中での人間関係がうまく築けなかったり,維持できなかったりしたことをきっかけとして,不登校,ひきこもりなどの状況にある者や,目立った困難さを抱えているようには見えない若者であっても,周囲と十分なコミュニケーションが取れずに孤立し,または,心を開いて悩みなどを相談できる相手がいないなどといった状況にある者もおり,これらの者は,自分ひとりで悩みを抱え込む状況が続くことにより,様々な問題を複合的に抱えた状態に陥ることが懸念される。」というふうに明記されています。  それでは,こういったことを踏まえて,狛江市の青少年会議は,すごく大きな役割を果たしていると思うのですが,平成28年度のテーマ設定,協力者や中学生メンバーの募り方,会議の進め方などについてお伺いいたします。
    453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 454: ◯ 参 与(石森 準一君) 今回の青少年会議のテーマである「中高生の居場所づくり~身近な公共施設に私たちが望むこと~」につきましては,平成27年度の青少年問題協議会の小委員会で検討して決定しているところでございます。  メンバーにつきましては,市内の中学生12名とファシリテーター,サポーター10名の計22名で構成されまして,中学生は市立中学校に御協力いただき,3名ずつ推薦していただきました。協力者は全体を見ていただくファシリテーター1名を個別に依頼しまして,サポーターにつきましては,学校ごとに育成委員会から推薦をいただいたところでございます。  平成28年度の会議の進め方につきましては,グループを中学校単位といたしまして,中学生とサポーターが放課後等に学校で検討したものを,市役所で4回実施した全グループが集まっての会議で発表し,議論を深めまして,平成29年2月に青少年会議報告会にて提案を発表したところでございます。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 456: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) この中でファシリテーターの役割が重要だと思います。人材はどのように選考したのでしょうか。また今後,市内でファシリテーターの育成,これはどのように行うのでしょうか。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 458: ◯ 参 与(石森 準一君) ファシリテーターにつきましては,これまで第1回から第4回までは同じ青少年委員の方に務めていただいたところでございます。平成28年度は第1回会議に中学生として参加し,中学校卒業後もサポーターとして青少年会議に参加していただいた方に御協力いただきました。  参加中学生もこういった経験者が会議を進め,またアドバイスをもらえるというのは心強かったのではないかというふうに思っているところでございます。  市内でファシリテーターの育成は今後の課題でございますが,今回のように青少年会議にかかわっていただいた方や青少年活動に御協力いただいている方等から実施ごとに検討していきたいというふうに考えているところでございます。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 460: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ぜひこういったファシリテーターを育成する講座みたいなものも並行して行っていただけたらと思います。  青少年会議報告書の発表内容や質疑応答,またサポーターのコメントも大変興味深いものばかりでした。具体的な提案も出されていますけれども,どのように実現していくのでしょうか,お伺いいたします。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 462: ◯ 参 与(石森 準一君) 青少年会議報告書の発表内容等につきましては,平成28年度青少年会議報告書として刊行物登録をいたしまして,各部に共有をしているところでございます。また現在設計をしております(仮称)北部児童館にも実現可能なものは基本設計に反映しているところです。  具体的には,利用者が自由に過ごせるフリースペースや遊戯室にクライミングウオールを取り入れ,楽器の演奏が可能な防音室や中高生のための中高生室を設置する予定でございます。  このほか,遊戯室への防球ネットの設置や中高生ルームの床はフローリングで,相談室の床はカーペット,音楽室には鏡が欲しいなど,仕上げに関する要望も出されておりますので,実施設計の中で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 464: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) サポーターからのコメントでは,中学生向けの情報発信,また外に出ない中高生というテーマでその子たちに行きたいと思わせるような施設という独創的な発想への評価,スクールカウンセラー以外に毎日気軽に相談できるスペース,同じ悩みを持った人同士のコミュニケーションスペースへの共感,ゆっくりと寝転がるスペースというオフ室という発想への気づきなどがまとめられていました。子供の意見表明の場づくりという意味と見守る大人がいることの大切さがわかりました。  第二中学校では「外に出ない中高生が行きたくなる公共施設」,第一中学校は「安心・安全・安価 AAA(トリプルエー)」,第四中学校は「運動をもっと快適にできるようにする」,第三中学校は「すべての人が幸せだと思える居場所づくり」,こういったテーマで,聞いただけでもすごくお見事という感じなのですけれども,ルールづくりを自分たちでする,相談スペース,学習スペース,家でできないことができる場所,子供たちだけで遊べる場所,パソコンや印刷ができるスペース,ソーイングセットやミシンのレンタル,イートインスペースが欲しいなど,夢いっぱいの公共施設が語られています。青少年会議を中心に,次世代が主体的につくる公共施設が実現できそうな感じがいたしました。  続きまして,こういったことがアクティブラーニングということにつながるのではないかというふうに思いまして,お話をさせていただきます。  アクティブラーニングとは,教師が一方向的に講義するのではなく,生徒が能動的に参加する教授,学習法の総称です。ペアワークやグループワーク,ディスカッションやディベートなどをイメージするといいのでしょう。これまでも学習指導要領ではさまざまな教育改革が行われてきましたが,今回の改革は学校現場に確実に大きな変化をもたらすはずで,その理由は大学入試が変わるからと,そのようにいわれています。何を学ぶのかだけではなく,どのように学ぶのかも重視し,教育目標とともに,指導方法や評価のあり方も一体的に改革しようとしています。  その中で,学校だけではなく,子供たちがアクティブラーニングを体験する機会の提供が重要となります。アクティブラーニングの実践として,青少年会議が期待できると思うのですが,中学校でより多くの生徒が参加できるような位置づけ,形態を要望するけれども,いかがでしょうか。 465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 466: ◯ 参 与(石森 準一君) 今回,学校での話し合いにつきましては,放課後に学校の教室等をお借りいたしまして,サポーターが参加をして実施しているところでございます。協力してくださるサポーターとの日程調整もございまして,この形で進めていくのであれば,申しわけありません,これ以上多くの生徒の皆さんに参加していただくのは困難というふうに考えているところでございます。  学校によっては,参加中学生がその学校の全校生徒に向けまして同じ発表をしたところもあるようでございます。このように,青少年会議をより意味あるものにするために,他の生徒への共有につきましても学校等と相談してまいりたいというふうに考えております。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 468: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) これも機会を得て,また教育のほうにも質問していきたいと思います。  今ある児童館は低年齢対象の施設であり,なかなか中高生が利用しにくいと思います。北部児童館には,中高生センターの役割を果たすことが求められていると思います。青少年会議でも出されていたスペースの使い方,機能は改めて取り入れてほしいということを要望しておきます。  西調布のCAPSや津田山の夢パークなどを見学し参考にすべきだと思いますが,いかがでしょうか。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 470: ◯ 参 与(石森 準一君) 担当課でも先進事例といたしまして,西調布のCAPSや杉並区のゆう杉並を視察しているところでございます。どちらも中高生のための児童館と位置づけておりまして,ある程度利用者を制限することで,中高生が利用しやすい雰囲気がつくられておりまして,利用者の声を取り入れながら,工夫した運用をしているというような報告を受けております。  北部児童館の運営に関しましても,先進事例を参考に検討してまいりたいというふうに考えております。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 472: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 本当に,CAPSとゆう杉並というところを実際に視察されたということで,大変心強いです。その感想を伺います。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 474: ◯ 参 与(石森 準一君) 調布市のCAPSは甲州街道沿いの中央道調布インターのすぐ近くの施設の三,四階を借用して運営しているところでございます。静かな場所ではないのですが,中高生の児童館には非常に適しておりまして,これまで近隣から騒音に関する苦情はほとんどないというふうに伺っております。  視察をいたしました当日は音楽イベントの準備をしているところで,職員だけではなく,多くの中高生利用者が一緒に準備をしておりまして,みんなでイベントをつくるというような意識がつくられておりました。  また,そのイベントには中高生のころCAPSを利用していた子供で,プロのDJになった方が参加してくださっていまして,演奏だけではなく,中高生の発表の講評をしてくれるというものでございました。利用者と長年よい関係が築けているということが感じられたところでございます。  次にゆう杉並でございますけれども,こちらは建設費に17億円かかっておりまして,非常に広くてすばらしい施設でございました。ロビーには自動販売機で軽食が販売されておりまして,実際にそれを食べている中高生がいましたが,施設全体がとてもきれいで,利用者できちんとルールを守っているというような状況が見て取れるところでございました。  また,オンとオフの区切りがとても明確で,遊びたい,話したいスペースと静かに勉強するスペースが分けてありまして,おしゃべりも勉強もスポーツも音楽も,自分のやりたいことがこの施設一つでできる施設であったというふうに思っております。  こちらは近隣の学校の推薦や応募による運営委員会を設置しておりまして,できるだけイベントやルールづくりを利用者と同じ年代の子供たちが検討して決めるようにしているという特徴があるようでございます。  例えばWi-Fiの設置の要望に対して,皆さんで検討いたしまして,設置しないこととしたのでございますが,その理由を子供たちがメリット,デメリットを添えて張り出しており,自分たちが決めたルールを守るという意識が伝わってまいりました。  どちらの施設も非常に活気がございまして,中高生の児童館と位置づけていることをうまく活用して,まさに中高生の居場所として浸透している状況であったというところでございます。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 476: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 大変いいところを見てきていただいて,すごく臨場感のある御答弁でよくわかりました。  防音システム完備の音楽室,第三中学校の銀にゃんというところから意見が出ていたのですけれども,軽音楽ができるような設備のある子供たちが気軽に練習できるスタジオ,これを要望しますが,いかがでしょうか。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 478: ◯ 参 与(石森 準一君) (仮称)北部児童館の基本設計図には防音室を取り入れておりまして,楽器の演奏が可能なほか,ダンスの練習のための鏡の設置を要望されていることもございまして,演奏以外の用途にも活用できないか検討しているところでございます。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 480: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 私は夢パークとかCAPSを見ているのですが,スタジオがあって,もちろん無料で,そしてドラムスが全部セットされています。軽音楽の練習には必ず必要です。狛江市でも1室は,ぜひ設置したスタジオをつくっていただきたい,このように強く要望させていただきます。  これまで児童館についてお伺いしてきましたが,公共施設の利活用という面では,既に公民館や地域センターには子供たちの居場所が確保されていると思います。予約なしで,しかも無料で利用できるこのスペースは,子供たちにも人気があり,私はこの取り組みを高く評価しています。改めて,このスペースの現状について教えてください。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 482: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 野川地域センターや南部地域センター,また平成27年度に開館した岩戸地域センターのフリースペースは,夏休みとなるとたくさんの子供たちでにぎわっており,子供たちの居場所として定着していると感じております。フリースペースは,子供を含めた幅広い年代の方に御利用いただける共用スペースとして整備しているもので,新聞を読んだり,簡単な打ち合わせをしたり,時間に縛られずにふらっと立ち寄れることが多くの方に利用いただける理由だと思います。  一方で,子供たちが騒いで,他の利用者に迷惑をかけることもあると聞いております。注意書きの掲示や各地域センターの事務局が注意をするなどして対応しているところでございます。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 484: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 公民館の状況でございます。西河原公民館におきましては,1階のエントランス横に,また中央公民館では,地下1階と2階のエレベーターホール前にそれぞれフリースペースを設置しております。このフリースペースにつきましては,他の利用者の方々に迷惑になるような行為を行わないことやごみを持ち帰っていただくことなど,最低限のルールを守っていただいた上で,子供から大人まで極力自由に御利用いただくことができる空間としているところでございます。  社会教育施設でございます公民館におきましては,人々の集いと学びを実体化する有効な取り組みの一つであると分析しており,また5月下旬から両館におきまして順次開始いたしましたフリーWi-Fiの利用環境を整備したことで,利用者が増加している状況にございます。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 486: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) このスペースについて,さらなる利活用の工夫をして,若者の活動拠点として強化を図るなど,取り組みを拡充していただきたい。とりあえず,これをお願いしておきます。  常設のプレーパークについてお伺いいたします。多世代の交流の場も目的の一つとして挙げられております。中高生以上の居場所としては今後どのような方向性で協働し,期待できる効果はどのように考えているのでしょうか,お伺いいたします。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 488: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在,プレーパークは乳幼児やその保護者,小学生の利用が中心となっております。平成28年度の利用者は全体で延べ1万2,516人,うち中高生の利用は延べ316人でございました。近隣の方々とのお約束で,当面は午後5時までの開催で火は使わないというふうになっておりますので,学校が終わっても部活や習い事のある中高生の利用はなかなか難しいところがあるという現状でございます。  先進プレーパークを視察した際も,中高生の利用は最初は少なかったのですが,小学生のころプレーパークに来てくれた子供たちが,中高生に上がってもたまに遊びに来てくれるようになり,そのうち中高生向けの企画とかができるようになったというふうに伺っているところもございます。  ことしのプレーパークも,昨年小学校6年生だった中学生たちが,部活のない日等によく遊びに来てくれたりもしているようでございます。まずは近隣の方々と話し合いながら,プレーパークの運用を長く続けていくことが重要であるというふうに考えているところでございます。 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 490: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 年間を通じて,中高生も一定の利用者がいるみたいです。1カ月に大体26人ぐらいということです。常設化したことは次世代の育成に大きな力となっているというふうにいえます。  続きまして,ひきこもり支援ということで藤里町のことをお伺いいたします。  ひきこもり支援の先駆者,先進自治体として有名な秋田県藤里町の取り組みについてどう捉えているのかお伺いいたします。 491: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 492: ◯ 参 与(石森 準一君) 秋田県の藤里町では,ひきこもり,就労支援,障がい者等支援を平成22年4月に開設しました福祉の拠点施設である「こみっと」にて,ひきこもり及び長期不就労者,在宅障がい者等支援事業を実施しております。  県から町が購入した施設を活用しまして,就労支援を行っているお食事処や調理場,日中活動を支援する部屋や機能訓練を行う部屋を備えまして,そのほかに各種事務所や相談室,サークル室があるようでございます。  ひきこもりの方や障がいのある方を包括的にケアできる福祉の拠点として機能している先進モデルというふうに捉えているところでございます。 493: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 494: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ひきこもり及び長期不就労者,在宅障がい者等支援事業は平成22年4月に開設した「こみっと」を福祉の拠点として社会福祉協議会が委託され,展開されています。狛江市ではどんな取り組み方で対策を進めるのでしょうか,お伺いいたします。 495: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 496: ◯ 参 与(石森 準一君) 「こみっと」につきましては,ひきこもり,就労支援,障がい者等支援について1事業で行っておりまして,担当部署の連携など調整が必要となってまいります。このような事業を実施するためには,しっかりとした考え方のもとでコンセプトを打ち出し,有効性などを研究していかなければなりません。庁内での議論を図りまして,事業化が可能か検討を図ってまいりたいというふうに考えております。 497: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 498: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 秋田県の藤里町というところなのですけれども,御存じの方も多いかもしれませんが,人口は3,448人,世帯数1,409世帯,65歳以上の方が1,555人,高齢化率が45%。平成29年度の一般会計予算は約33億円の規模で,そのうち社会福祉協議会の予算が2億7,000万円ということで,いろいろな事業をここがしているわけなのですけれども,藤里町のひきこもり支援というのは,平成17年度から「福祉でまちづくり」ということを合い言葉にして,地域福祉トータルケア推進事業が開始されて,1,総合相談,生活支援システムの構築,2,福祉を支える人づくり,3,介護予防のための健康づくり,生きがいづくり,4,福祉による地域活性化,5,次世代の担い手づくりを掲げた中で進められてきました。  誰でも福祉ニーズを持つわけですが,いつも支援される側にだけ立つわけではありません。ひとり暮らしの人は自分の時間を自由に使えるし,身体障がい者の方々には,望む形の社会参加を整えることで,支援する側として誰でも力を出し合うことができる。このように藤里町の社会福祉協議会では考えて支援を構築しています。  ひきこもり支援は誰の視点ですべきなのでしょうか。治療中の病人は社会生活を中断すべきなのかという問いに対し,藤里町では,治療ではない福祉職だからできる支援があるはずとの確信のもと,独自の支援を展開してきました。  ひきこもりとはどんな人なのかという問いに,真面目に一生懸命という生き方が通る世の中で生きてきた高齢者は,ひきこもりは怠け者と考えています。一方,自分もいつひきこもりになるかわからないと思っている若者は,誰もがひきこもりの代弁者です。若者の生きる社会とは,空気を読めないと仲間外れにされるといった生きづらさが蔓延していることをまず理解しなければならないのかもしれません。  藤里町では,ひきこもり支援を始めて4年目の平成26年に情報提供対象者の状況が変わりました。平成22年当時,情報提供をするために訪ねて行った方たち,そういう対象の方が総数113人いました。当然のことながら,全員が5年から10年以上のひきこもりなどの状況だったのですが,その4年後の平成26年は総数166人のうち不明が31人,ひきこもり歴ゼロが99人となりました。このひきこもり歴ゼロの人たちが情報を求めていたということなのです。この人たちはどういう方かというと,学校,会社のどこにも所属しない人,職についていても不安定な人たち,こういった方々からのニーズが目立ってきたということなのです。  私の周りでもいるのですけれども,高校を出て,就職も進学もしなかった子が,何カ月かバイトもしないでいると,だんだんどうしていいかわからないと。その子は,外から見ると何でもない人になってしまう。所属がないので,だんだん戸惑っていってしまう。そのような状態というのは誰にでも起こり得ることなのだと思います。  この藤里町では,こんなふうに説明しています。例えば出産のために里帰りしている,2週間前に仕事をやめた,30年間仕事をしてきて倒産,こういった理由なのです。そのときに利用できる場所があることが大切というふうに,この社会福祉協議会の菊池まゆみさんは言っています。  不明というふうにカテゴライズされた人たちは仕事を持っているけれども,安定した職業ではないなどで,やはり若者を含め特別な人たちではありません。  現在,藤里町では,町民全体が生涯現役を目指せるまちづくりにチャレンジしています。福祉の立場から地方創生を考え始め,弱者でも地方創生の担い手になれるまちづくり,また次世代の担い手事業への着手をしています。  こういったことで先進事例がありますので,ひきこもりというものに関しても,もう少し見方を変えていかないと,ただ家にひきこもっている人を支援するというだけではイメージがちょっと違うのかというふうに思いますので,紹介させていただきました。  続きまして,NPO法人非行克服支援センターの事業内容について,市で把握している状況を伺います。 499: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 500: ◯ 参 与(石森 準一君) 新宿区百人町にある施設で,我が子の非行に悩む親を支援しまして,本人の立ち直りを支えていく活動を中心に,子供の健全育成を進めるための学習,交流,非行相談,立ち直り支援等を日常的に行っているNPO法人でございます。 501: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 502: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) このセンター内に,非行と向き合う親たちの会「あめあがりの会」があります。当事者家族として20年の活動実績がございます。狛江市の中でも,民生委員や保護司,教育関係者やそういった機関などにこういった活動についての情報提供をしてほしいと思います。状況はいかがでしょうか。 503: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 504: ◯ 参 与(石森 準一君) これまで,特に「あめあがりの会」より情報をいただいているというような状況ではございませんので,情報提供をしたことはございませんが,今後検討してみたいというふうに考えております。 505: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 506: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 続いて,社会福祉法人カリヨン子どもセンターの事業内容について,市で把握している状況をお伺いいたします。 507: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 508: ◯ 参 与(石森 準一君) 文京区関口にある社会福祉法人カリヨン子どもセンターは,弁護士の方が理事長を務めておりまして,弁護士活動をしていく中で子供たちのシェルターの必要性を感じて設立された場所というふうに伺っております。  困難に直面し,居場所を失ってしまった子供たちが緊急に逃げ込むための子供シェルター,カリヨン子どもの家や就労を身につけ,生活していくための児童自立援助ホーム等を運営している社会福祉法人でございます。
    509: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 510: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 狛江市は自治体として小規模でありますので,財政的にも多様化する市民ニーズに応じて豊富な機能を自力で持つことは大変難しいとも思います。子ども・若者支援を充実させるためにはどのような課題があるのでしょうか。また情報を的確に得て,発信することに対し,どのような手法が有効と考えているのかお伺いいたします。 511: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 512: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・若者支援を充実させるためには,関係部署の連携を強化することが課題であるというふうに考えております。子ども・若者支援について,ひきこもり支援,就労支援,障がい者支援や就学支援等分野が多岐にわたっております。庁内で連携し,困難に直面している人を市内外の適切な支援を受けられる場所につなぐことが重要だというふうに考えております。  今年度,子ども・若者支援にかかわる部署の職員によるプロジェクトチームを立ち上げまして,情報共有をした上で,市内外の支援を受けられる場所につなぐ支援マップを作成していきたいというふうに考えているところでございます。 513: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 514: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 今回,非行というような言葉を出させていただいたのですけれども,非行というと,普通に暮らしていたら縁のないものというふうに考えがちです。でも,ちょっとしたことで,誰でも非行,犯罪者というようなレッテルを張られる可能性があります。NPO法人非行克服支援センターでは,埼玉県,新宿区,板橋区などから委託された子育てや思春期の問題についてのセミナーや学習会,講演会などを企画運営するなど地道な活動をしています。  元家庭裁判所の調査官で,臨床心理士の須藤明さんは,思春期以降における大人との関係の重要性を指摘しています。内在化される肯定的な対象関係は後に大きな力になる。そのときには行動の改善に結びつかなくても,将来的には生かされるときが来る。問題の根が深い子の更生は容易ではない。短期的な結果を求め過ぎず,更生のチャンスの芽をふやす,育てるかかわりが重要と述べています。  また反省することの落とし穴についても言及しています。良好な親子関係に起因する人間関係の基盤がある子供は,行動面の叱責だけでも主体的な反省が促され,一定の効果があるのかもしれません。しかし一方,不遇な生育歴を持つ子供は,内在する被害者意識が反省を阻害することが多い。このため,単に反省を強いるアプローチでは,表面上は反省の弁を述べていても,被害者意識を強めるだけで逆効果になる。反省する,反省させるというのは,実はとても難しい作業だと思う。このように言っています。  カリヨン子どもセンターでは,家庭での親子関係のこじれ,あるいは虐待が起こり安全に暮らせなくなった子供,児童養護施設で育った後,就労につまずいて生活の場所を失った子供,少年事件を起こし,家庭から引き取りを拒否され,行き場を失ってしまう子供などのために子供シェルター,自立援助ホーム,法人型ファミリーホームの運営をしています。  今回,若者支援については庁内の連携強化をまず主軸に据えて,地道に取り組むとのことで,その方向性を十分尊重したいと思います。その中で,狛江市でも情報収集や情報提供の役割をまずしっかり果たし,次世代への支援を踏まえ,子ども・若者計画を実効性のあるものにしていただきたい,このようにお願いし,この質問は終わります。 515: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野芳子議員。     〔6番 吉野芳子議員登壇〕 516: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 2問目は,市民とつくる安全・安心なまちです。  ちょうど1年前の首都防災ウイークにおいて,マスコミにも登場し,狛江市でもかかわりの深い中林一樹先生が実行委員長として大変有意義な言葉を寄せています。「2013年に,2023年の関東地震100周年まで首都圏での直下地震の備えを実践するムーブメントを継続しようと発意し,取り組み始めた「首都防災ウイーク」は,多くの民間団体の参加を得て,4回目を迎えることができた。それは,熊本地震への支援継続の機会となるとともに,首都圏が被災したときの我々首都圏に住む者の「自助」と,その結果として被害を軽減したことの余力がもたらす被災地内での「共助」による“災害対応力”を向上させるきっかけにしなければならない。さらに,多発する被災地での支援経験を重ねることで“支援力”は高まっているが,被災地は毎回異なり“受援力”の向上にはつながっていない。我々は,首都防災ウイークを,“自らの自助・共助を実践する”機会とするとともに,いつそうなるかもしれない“自らの被災を想像し,受援力を高める”機会ともなることを祈念して,さらに多くの皆様に参加いただき,首都防災のすそ野を広げていきたいと思っている。」と,このように言っています。  大切なのは,この首都防災の裾野を広げていくことに各自治体,各地域,各家庭,そして個人がどのように力を注ぐかということだと思います。人ごとではなく自分ごと,でも思い詰めることなく,無理なく市民が防災に対する知識や実践力を身につけていくこと,それを行政がどのように促すか知恵を絞ることです。  8月22日に緑野小学校の備蓄倉庫と和泉本町浄水所内の災害時給水ステーションの見学をしました。見学の際は,狛江市安心安全課職員の方と東京都水道局の方々に来ていただき,丁寧な説明をしていただきました。ありがとうございました。市民が自発的に希望する場合,見学等の企画に対しては適宜対応し,調整の上,実施することは可能なのかまずお伺いいたします。  再質問は自席よりいたします。 517: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 518: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市民の皆様による応急給水の見学につきましては,東京都水道局のほうに確認したところ,個人対応は難しいものの,グループ単位であれば和泉本町浄水所内の災害時給水ステーションの見学は可能とのことでございましたので,御希望がある場合は安心安全課のほうに御相談いただければと思います。 519: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 520: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 私たちは10人程度で伺いましたけれども,行ってみるとちょうどいい規模だったのかというふうに思います。とても暑い日でした。緑野小学校の備蓄倉庫で印象的だったのは,赤ちゃん用の粉ミルクは使い勝手のよいキューブ型をもう既に備蓄していたことです。日々進化する防災のスキルやノウハウは,こういったところの隅々まで行き届いているという実感がありました。気になったのは,備蓄倉庫に土のうが置かれていたことです。浸水してしまう場所に倉庫があるのかというふうに心配の声が上がりました。  またこのことをきっかけにハザードマップに関心が高まりました。今後のハザードマップの発行の予定などについてお伺いいたします。 521: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 522: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ハザードマップ発行の予定でございますが,防災ガイドに盛り込んだ上,来年1月までに5万部を作成し,そのうち4万5,000部を2月中に事業所などを含み,全戸配布する予定でございます。 523: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 524: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 災害時の備蓄や給水について,出前講座も含めあらゆる機会を捉え,具体的に市民が触れたり,知ることが重要かと思います。市ではどのように考えているのか,目標値や課題についてお伺いいたします。 525: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 526: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市民の方が備蓄品や給水に関して知っていただくことは,市が行う災害対策への理解へとつながりますので,御要請がある場合は,積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  また目標値や課題とのことでございますが,具体的な目標値を掲げるのは少し難しいと思いますが,今後,周知していきたいと思います。なお課題につきましては,いかに関心を持っていただけるのかではないかと考えております。 527: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 528: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 特に新しく市民になった方々に狛江市の現状や防災対策について知ってもらったり,防災訓練に参加してもらうために何を工夫しているのかお伺いいたします。 529: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 530: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 新たに市民になられた方への対応についてでございますが,市民課窓口において,転入者に対し,防災ガイドや狛江防災,安心安全通信,防災会や避難所運営協議会への勧誘チラシなどを配布しております。 531: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 532: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 10月28日に実施予定の第三中学校の総合防災訓練についてお伺いいたします。経緯と目的,内容についてお伺いいたします。 533: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 534: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江第三中学校防災訓練の経緯や目的でございますが,東日本大震災以降,小・中学生に対しての防災教育の拡充が求められております。まず自分の命を守り,次に身近な人を助け,さらに地域に貢献できる人になるために,中学生も防災の担い手に育てたいという背景をもとに,災害時において地域に貢献できる中学生の育成,地域防災意識の向上,災害現場等での基本行動の学習,防災行動力の向上等を目的として行われるものでございます。  また訓練の内容でございますが,第1学年は炊き出し訓練,第2学年は救助訓練,第3学年は避難所生活訓練のメニューを中心に各種訓練を行う予定であるとのことでございます。 535: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 536: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 今後,狛江市ではこのような取り組みを拡充していくのでしょうか。町会等は高齢化,そして参加者の固定化が著しいので,学校というのはとてもよい着眼点だと思います。何か課題はあるのでしょうか,お伺いいたします。 537: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 538: ◯ 総務部長(上田 智弘君) このような取り組みは,ここ最近では狛江第五小学校や和泉小学校,狛江第四中学校,二中学区でのふれあい広場など,防災訓練を多くの小・中学校で行っていただいております。課題といたしましては,全体で行う上でのカリキュラムなどの構築ではないかと考えております。 539: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 540: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 狛江市の「わがまちの防災対策」によれば,地震が起きたとき,まず身の安全の確保という認識より火を消す行動に出た人が多くいるということですけれども,このような近年の地震の経験により,優先的にすべきことが変化したことなどを市民への周知啓発,これはどのように行っているのかお伺いいたします。 541: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 542: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 地震発生時の最初にとるべき行動への周知でございますが,以前は火を消すということが最優先とされておりましたが,最近ではガスの供給体制は一定の震度を感じることで,ガスが自動的にとまる仕組みへと変わったことを受け,まずは自分の身の安全確保へと変わりました。この周知につきましては防災ガイドに掲載しているほか,東京防災,東京消防庁発出の啓発チラシ等におきまして周知いたしております。 543: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 544: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 近年の地震の経験から,地震時に慌てて行動することで,転倒や落下物,ガラスなどでけがをしたりする人が多く出ることがわかってきており,けがをすると,自分の力で逃げることや初期消火活動などができなくなってしまうということです。長年,地震が「ぐらっときたら火の始末」というすり込みは,思いのほか人々にしみ込んでいるように思いますので,こういったことをまず周知のほうに力を入れていただきたいと思います。  改めて,地震後の行動の流れについてお伺いいたします。このことを一人でも多くの市民がまず知っておくことがとても重要だと思います。 545: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 546: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 地震発生後の行動の流れでございますが,まずは身の安全の確保,揺れがおさまった段階で火の始末,出火していたら,可能な限りの初期消火実施,家族,近隣の安否確認,負傷者の救出・救助となります。また避難をする場合は電気のブレーカーを落とし,ガスの元栓を閉めてからの避難を心がけてほしいと考えております。 547: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 548: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 非常時の備蓄品や各家庭や個人で備えておくべきものは何でしょうか。個人で備蓄した食品のローテーションの際等,フードバンクへの提供や市のフードドライブへの呼びかけも同時にすべきではないでしょうか。 549: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 550: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 非常持ち出し品や備蓄品でございますが,備蓄品として個人や家庭で備えるべきものには,水に食料,常備薬,救急セットなどがございます。また持ち出し品につきましては,これらのほか貴重品,懐中電灯,携帯ラジオ,ライターやナイフ,ごみ袋などの日用品,衣類,タオル,ティッシュ,マスクなど,あとは個人特有のもので,女性の場合は生理用品なども必要となります。  また食料の備蓄にはストックする場所の確保が困難な場合もございます。そのような場合はローリングストック法による備蓄法もございますので,皆様方にはぜひ実践していただきたいと考えております。  なおフードバンクへの呼びかけ等につきましては,所管である福祉保健部と連携していきたいと考えております。 551: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 552: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 以前にも質問いたしました液体ミルクについては,今はどのような認識なのでしょうか。知事がかわってから,都でも液体ミルクに関して積極的な姿勢になったのではないかと思いますが,いかがでしょうか。 553: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 554: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 液体ミルクでございますが,過去の一般質問におきましても御質問をいただきましたが,液体ミルク自体は有益なものであることは認識しております。現在は,以前と状況が変わっておりませんので,今後も動向に注視していきたいと考えております。 555: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 556: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは,個人的にインターネットなどによる通販で個人輸入となるのでしょうけれども,常温で保存でき,封をあけて吸い口を装着するとすぐに飲ませることができるという液体ミルク,乳幼児を育てている御家庭には情報提供はしっかりとすべきかと思います。  住まいの耐震化の現状と耐震の進め方,課題についてお伺いいたします。新しい賃貸住宅,分譲戸建て,大型等のマンションもふえておりますが,耐震に関しての基準はクリアしているのでしょうか,お伺いいたします。 557: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 558: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 住宅マスタープランに示しているとおり,平成25年住宅・土地統計調査により示された耐震化率は78.4%となっております。狛江市では耐震アドバイザー派遣業務を実施しておりまして,1級建築士等による耐震化に向けた総合的なアドバイスを受けることができますので,住宅の耐震化を進めるに当たりまして,まちづくり推進課にお問い合わせいただければ,手続等の進め方について御案内をしているところでございます。  課題といたしましては,分譲マンションの耐震診断助成の申し込みがない状況にございまして,より丁寧な周知が必要と認識しております。現在,耐震診断が必要とされている建築物は,昭和56年以前の基準により建設されたものが対象でございます。それ以降の基準で建設されたものについては,現在新築中のものも含めて,一定の耐震基準を満たしているものと認識しているところでございます。 559: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 560: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) これは,ことしの2月,東京都市議会議員研修で講師だった鍵屋一さんの,皆さん講演を聞いたと思うのですけれども,大震災時にはクライシスマネジメントよりリスクマネジメントが意味を持っていると。その対策として,耐震化を万全にすべきというふうにいろいろなエビデンスを持っておっしゃられて,大変説得力を持っていたと思うのですが,こういったことをまたいろいろな形で私たちも質問し,そして鍵屋さんの言っていることでできる部分というのは狛江市では少ないかもしれないのですけれども,こういったことを声を上げていくことは大変重要だと思います。  一方で,耐震シェルターとか耐震補強工法などについての市の考え方を伺います。市民から要望があったとき,情報提供などはできるのでしょうか。 561: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 562: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 耐震シェルターを含め多くの耐震補強工法等は,一定の想定をもとに必要な耐震基準を満たす性能を有する有効な工法であることから,現在は耐震化に向けた多くの選択肢があると理解しております。  従来の筋交いや耐震壁の増設などの在来工法以外の耐震改修工法は,独自の研究や実験により特許を取得しているものが多く,その工法を販売または施工している各メーカーまたは施工会社への性能の確認が必要となります。  狛江市では,先ほど申し上げたように,耐震アドバイザー派遣業務を実施しておりますので,この制度を多くの市民の皆様に御利用いただけるよう十分な周知をしていきたいと考えております。 563: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 564: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 建物の倒壊による死者というのが本当に多いということなので,個人でできることに対しても,市のほうが情報提供をしっかりしていただきたいと思います。  それでは,集中豪雨はいろいろ皆さんから質問が出たのですけれども,何点かお伺いいたします。  今や,いつどこで発生するかわからない集中豪雨に対する市の対策についてお伺いいたします。 565: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 566: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 集中豪雨につきましては,台風警戒ほど時間的な余裕はございませんが,そのような気配があるときは,早い段階から雨雲の動きに注視し,事前に集水ますや側溝等の確認などを行うこととしております。 567: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 568: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 集中豪雨に対する市の下水道事業についてでございますが,雨水などの流れを阻害している伏せ越しの解消工事や浸水地区に雨水が集中しないようにする流路の切りかえ工事,下水道管の流れをよくするための下水道管更生工事,雨水管未整備地区への雨水管埋設工事,雨水を下水道管に流入させずに地下に浸透させるための道路集水ます浸透化工事を行っているところでございます。  また雨水貯留タンクや雨水浸透ます設置に対する助成金交付事業や雨水流出抑制施設設置要綱に基づく雨水浸透施設等の設置に対する指導を行いまして,官民一体となって集中豪雨に対する対策を行っているところでございます。  今後も引き続きこれらの事業を進め,集中豪雨による被害の軽減を図りたいと考えているところでございます。 569: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 570: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 多摩川の河川監視カメラについての有益性と活用の現状についてお伺いいたします。 571: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 572: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 多摩川河川監視カメラの有益性等でございますけれども,まず有益性につきましては,多摩川まで行かなくとも河川情報がリアルタイムで確認できることでございます。  続きまして活用の現状でございますが,幸いなことに設置後から現在まで河川監視カメラを使用するような事態にはなっておりませんので,具体的な活用は現在のところございません。 573: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 574: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 続きまして帰宅困難者のことについてお伺いいたします。  平成25年に東京都では帰宅困難者対策条例を施行し,むやみに移動せず,安全確認した上で職場などに待機する一斉帰宅抑制を呼びかけております。市民に周知が必要かと思いますが,いかがでしょうか。 575: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 576: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 帰宅困難者対策条例は,東日本大震災時の混乱による教訓に基づき,平成25年4月1日東京都により施行されました。この条例についての周知でございますが,防災ガイドに掲載し,全戸配布により周知を行っております。 577: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 578: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 災害発生時に大量の帰宅困難者が一斉に帰ろうとして道路や歩道が多くの人で埋まると,警察,消防,自衛隊の車両が速やかに現場に到着できず,救助,救命活動に支障を来すということと,あと余震などで二次被害に遭う可能性があるということで,災害発生時にはむやみに移動しない,安全な場所にとどまることが大切ということです。こういったこともきちんと周知していくことが重要だと思います。  帰宅困難者対策として,駅に飲料水や救急用品,簡易トイレなどの備蓄を小田急電鉄では行っているのでしょうか,お伺いいたします。 579: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 580: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江駅,和泉多摩川駅における帰宅困難者に対する備蓄品等でございますが,小田急電鉄に確認しましたところ,狛江駅,和泉多摩川駅に飲料水,レスキューシート,簡易トイレ,帰宅支援マップを備蓄しているとのことでございました。
    581: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 582: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 企業の備蓄というのが意外に進んでいないということで心配しておりましたが,とりあえず小田急電鉄では行っているということでよかったと思います。  続いて,「おうちキャンプ」というものですけれども,自宅での訓練で半日,電気,ガス,水道を使わずに過ごすという体験のことですが,防災訓練などに参加できない市民に対し,意識向上を促す取り組みの一つとして紹介することはいかがでしょうか。 583: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 584: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 「おうちキャンプ」についての紹介でございますが,地震発生後は,電気,ガス,水道などライフラインの使用ができない状態が十分に予想されることから,一種のサバイバル的な体験をしていただくことは,万が一のときの予行練習にもつながりますので,紹介していければと考えております。 585: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 586: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) リビングにワンタッチで開く簡易なテントを張って,水や携帯ガスコンロ,キャンプ用の食器などに缶詰やそうめんなどの災害食を用意して,家族が生活する空間をつくる。実際にキャンプに出かけて屋外で避難体験をするのは大変。自宅ならいつでもできる。夏休みなどに,終わってしまいましたが,子供と一緒に体験することを勧めているということで,やってみると,災害時に何が役に立つのか,我が家で何が足りないのかがわかるということです。  ヘッドライトはヘルメットにつけたほうが便利とか,電池式のライトやラジオは電池がなかったり,液だれして使えなかったりすることがあるので,そういうこともわかったりとか,いろいろなことがやってみるとわかるということでございます。  続いて避難所運営協議会についてお伺いいたします。  避難所での生活が長期化する場合の運営体制についての問題と配慮すべき点についてお伺いいたします。 587: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 588: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 避難所の長期化における運営体制の問題点や配慮すべき点でございますが,問題といたしましては,避難者と直接相対する協議会の皆様や避難所担当職員の心身への負担,疲労が一番ではないかと思います。この問題に対する配慮すべき点でございますが,特定の方に負担がかからぬよう交代制で運営する避難所担当の応援職員を確保する,他自治体からの応援職員を配置するなどであると理解しております。 589: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 590: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ちょっと違う視点なのですけれども,平成26年に陸前高田市子ども・子育て会議の委員であって,岩手県の大船渡病院の小児科医長の森山さんという方なのですが,こういった指摘をしています。  大規模な震災が起きた際には,想定できないことがあることを覚えておいてほしい。先進国においては,飢餓でなく肥満傾向があらわれることなど,仮設住宅を建てる際には,運動不足を起こさないようスペースを確保すること,長期的な避難所での生活時に配付できるような,ただ高カロリーであるだけでなく,より健康的な食べ物を開発したりすることなどを考えるべき。また被災地の子供たちが肥満になりやすい環境での生活を強いられていることは,大人が責任を負うべきことであり,そういった意味で子供たちは今も震災の二次被害を受けている被害者であるといえる。街がかさあげされる10年後まで待っているのではなく,今現在も被害を受けている子どもたちに対して,今すぐ対策をとらなければいけない。このような視点も長期における避難所ということではあるわけです。  続きまして,外環道について質問いたします。  外環道予定地周辺の住民の方々から,シールド工法での工事についての不安と疑問の声が寄せられております。狛江市でのシールド工法についてはどのような認識なのかを伺います。 591: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 592: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) シールド工法は,シールドマシンと呼ばれる掘削機で地中を掘り進めることでトンネルを構築する工事手法でございます。マシン内部は密閉された空間となっており,トンネルを掘り進みながら構築する壁面も地下水の流入を防ぐ構造となっているため,施工中,施工後ともに地下水や地表面への影響が少ない工法であると認識しております。 593: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 594: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) シールド工法では深刻な被害をもたらす事故が頻発しています。このことはどのように考えているのでしょうか。 595: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 596: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 先ほどの答弁でお話ししたように,シールド工法は施工中,施工後とも地下水や地表面への影響が少ない工法と認識しておりますが,関越自動車道と東名高速道路を結ぶ区間の東京外かく環状道路の本線工事については,施工時の安全対策として,モニタリングを適切に行いながら,安全かつ確実に工事を進めると事業者から聞いております。  また万が一事故等が発生した場合の避難計画等の策定については事業者が中心となって調整を進めており,国土交通省や東京都及び外かく環状道路沿道の区市との連携体制は確保されております。既に狛江市とも2回の意見交換を行っていることから,今後早急に統一的な計画が示されていくものと考えているところでございます。 597: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 598: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 2012年の岡山県倉敷市の鹿島建設による水島製油所の海底トンネル事故は死者5名,シールド工事で日本最大の事故とも言われています。シールド工法の安全神話が崩壊したとまで言われたそうです。出水事故や損傷事故も起きています。住民の方々の不安は拭えないのではないかと推察いたします,もちろん,私たちも含めてですけれども。  横浜環状北線トンネル工事では地盤沈下の被害があり,今でも沈下が続いております。首都高では,第三者機関により工事に起因するものというふうに認めましたが,住民に対する補償は限定的であり,住民の理解,納得を得られるものではありません。こういった現実を踏まえ,狛江市民の生命,財産を守る立場にある行政としてはどのような対策を考えているのでしょうか,お伺いいたします。 599: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 600: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 横浜環状北線トンネル工事の地盤沈下の概要については,報道等により把握しております。東京外かく環状道路の事業者からは情報収集に努めていると聞いているところでございます。東京外かく環状道路のトンネル工事につきましては,事業者において細心の注意を払って施工を進めているものと認識しております。  さらに,工事の実施に当たっては,万が一工事に起因する建物等の損害等が確認された場合は補償できるよう,念のため工事前に建物等の状況について調査していると聞いております。  引き続き,細心の注意を払いながら事業を進めていただくよう事業者に伝えてまいります。 601: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 602: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) トンネルによって路面下に空洞ができるわけです。これらは道路の陥没の原因となるのは明らかです。こういったリスクについて,狛江市として関係自治体とともに国土交通省に質問書や意見書を提出するべきではないでしょうか。 603: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 604: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 関越自動車道と東名高速道路を結ぶ区間の東京外かく環状道路のトンネル工事では,安全・確実に工事を実施するためにシールドマシンにかかる圧力や掘削土量などをモニタリングするとともに,地表面の高さについても計測しながら掘進工事を進めると聞いております。これらのデータを確認しながら,安全・確実に工事を実施するよう事業者へ伝えてまいります。  狛江市と国土交通省や東京都及び外かく環状道路沿道の区市は打ち合わせ等を開催し,工事の進捗状況や現地の確認及び今後の対応などの必要な情報の提供や意見交換を行っており,連携体制が十分確保されているところでございます。  また,万が一事故等が生じた場合の避難計画等の策定については,事業者が中心となって東京都及び沿線区市と協議している状況でございまして,今後,早急に統一的な計画が示されていくものと考えております。  そのように,必要な場面での必要な意見交換が可能な連携体制が十分確保されている中,改めて質問書や意見書の提出は考えていないところでございます。 605: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 606: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 地下にトンネルが存在すること自体が危険なのではというふうに感じてしまいます。事実,道路陥没を起こす空洞の主な発生原因として,埋設管の老朽化に伴う損傷,地下構造物の埋め戻しの土の緩み,水みちの存在,シールド管などの掘削による局所的な緩みが挙げられております。  こういった中で,工事が安全であるというふうなことを確保するために,シールド工事占用許可条件(案)の採用を認めるよう関係自治体とともに東京外かく環状国道事務所に要請していただきたいけれども,どうでしょうか。 607: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 608: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 大深度区間の道路占用手続は不要でございます。そのため関越自動車道と東名高速道路を結ぶ区間の東京外かく環状道路では,シールド工事占用許可条件と解説(案)の考え方を取り入れることは考えていないと事業者から聞いております。  引き続き,細心の注意を払いながら事業を進めていただくよう事業者に伝えてまいります。 609: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 610: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは今後,工事の進捗など住民への情報提供を速やかに確実に行い,不安や疑問に対応することが必要だと思うけれども,どうでしょうか。 611: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 612: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 工事の進捗状況などにつきましては,ホームページなどを活用して公表することを検討していると事業者から聞いております。狛江市としてもこれまでの意見交換等の中で,特に計画区域の周辺の住民の方に対しまして,適時適切に必要な情報を丁寧に提供するよう事業者に伝えているところでございます。 613: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 614: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 納得のいくすっきりした答弁というふうには思いませんでしたが,自治体として,市民の生命,身体,財産を守るために毅然とした態度で国と関係機関に適宜市民の声を含め,要望などを上げていっていただけますようお願い申し上げ,全ての質問を終わります。 615: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時13分 休憩     午後 4時34分 開議 616: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。7番山本暁子議員。     〔7番 山本暁子議員登壇〕 617: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 通告に従いまして2問の質問をさせていただきます。  住みなれた狛江で安心して暮らすために。  9月3日ですけれども,平成29年度狛江市高齢者福祉大会がエコルマホールで開催されました。昨年より248人多い参加者を得て1,526人参加され,和やかな雰囲気の中で体操やコンサート等を楽しんでいらっしゃいました。  高橋市長が御挨拶の中で,8月1日現在の人口は8万1,589人で,1年前と比較して900人の方が新たに狛江市民となっていますと。そして,その多くが子育て中のファミリー世帯であって,きょうここにお越しの皆様のように,経験が豊かで知識の豊富な人生の先輩からのアドバイスを必要としていますというふうにおっしゃっています。市の人口の約4分の1は65歳以上,その半数は75歳以上です。まさに皆様が狛江市の主役といえます。また,最高齢の方は106歳ということで,100歳以上の方も36人いらっしゃいます。そのうちの33人は女性というお話をされて,皆笑うような場面もありました。  主役として,そして人生の先輩として知識や経験を生かしながら,多世代で,そして地域で,いつまでも自分らしく過ごすために必要な仕組みとは何かについて,きょうは質問させていただきます。  今後の介護の形ですけれども,老老介護,認認介護,ヤングケアラー,そしてダブルケアラー,8050問題を含めて,ますます複雑化し加速化するということが予測されます。  今,第7期介護保険事業計画策定に向けて,この2年半の第6期計画を振り返り推進してきた事業についての総括を伺います。  再質問は自席で行います。 618: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 619: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう,地域包括ケアシステムの構築に向け事業を推進してまいりました。  介護予防・生活支援につきましては,平成29年度から開始した新しい総合事業の実施のほか,各種介護予防教室の開催や介護予防手帳の作成,生活支援コーディネーターの配置や協議体の運営等を実施しており,具体的な進捗が図られたものと考えております。  医療と介護の連携につきましては,市民福祉推進委員会の子委員会として設置されました医療と介護の連携推進小委員会において,国が定めた在宅医療・介護連携推進事業の8項目を検討し,事業実施に向けて進めております。  (ア)地域の医療・介護の資源の把握については,小委員会において検討した後,地域の医療資源等を把握しました。今年度は,医療資源等をマップ化するよう準備をしております。(イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討については,小委員会で検討を実施し,顔の見える関係づくりの実践,研修会における課題の抽出を実施いたしました。(エ)在宅医療・介護関係者の情報共有の支援につきましては,小委員会で多職種連携ICTシステム導入に向けて機能等の検討を行い,導入に向けた準備を行ってきました。(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援については,在宅医療介護連携相談支援窓口の開設を準備しております。(カ)医療・介護関係者の研修については,小委員会におきまして実行委員会を組織し,多職種連携研修会を実施しております。(キ)地域住民への普及啓発につきましては,ガイドブック等を活用して地域住民や事業者への周知を予定しております。(ク)在宅医療・介護連携に関する関係区市町村の連携については,まず手始めに多職種連携研修会へ隣接区市事業所の参加を要請してまいります。 620: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 621: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 全体としての総括と実績,また課題についてもお伺いいたしました。  その中で特に地域密着型サービス,まず在宅を支える小規模多機能型居宅介護については,どのように評価をしているか,お伺いいたします。 622: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 623: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 施設への通いを中心に,自宅に来てもらう訪問サービスや施設に泊まるサービスが柔軟に受けられる小規模多機能型居宅介護は,狛江市が進める地域包括ケアシステムの構築に有効な介護サービスであると考えております。  平成28年3月に猪方に初めての事業所が開設され,現在7名(障がい者1名を含む)の登録者がいらっしゃいます。昨年度末から障がい者の利用も始まり,市や地域包括支援センター,地域の代表などで構成する運営推進会議の中でも,安定した事業運営がなされている様子がうかがわれ,地域密着型サービスとして定着しつつあると評価をしております。 624: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 625: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 小規模多機能型居宅介護は,通える,訪問してくれる,必要があれば泊まることもできるという点で,また環境を大きく変える必要がないという意味で,住みなれた家と地域で過ごしたいという気持ちを支えるものですけれども,自宅のそばに,できれば歩いていける所にあるのが望ましいわけです。  今後,小規模多機能型居宅介護をどのように充実させていくのか。先ほどは安定した事業運営との評価でしたけれども,現在の課題解決のために何をしているか,お伺いいたします。 626: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 627: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 小規模多機能型居宅介護の今後のサービス基盤の整備につきましては,介護保険推進市民協議会において,現在の利用状況等を加味しながら,在宅介護実態調査等をもとに検討を行っていきます。  狛江市に限ったことではありませんが,小規模多機能型居宅介護は,人員基準の従業者の配置人数が多目に設定されており,人員確保や経営面で整備が進まない状況にあります。先日,市から内閣府を通じて人員基準の緩和をお願いしたところでございます。 628: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 629: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 人員基準の緩和を内閣府にお願いしたというところでございますので,その回答については,またございましたらお知らせいただきたいと思います。  また,このサービスを必要とする方へ,きちんと情報が届いてサービスにつながっているかどうかというのは非常に大切なのですけれども,この事業を広く,もっともっと理解していただくための活動,または支援というものを市として行ったのかどうかについて伺います。 630: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 631: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 既に事業所連絡会等を通じて,小規模多機能型居宅介護事業所の開設については周知がなされているため,事業所向けのPRは行っておりませんが,市民に対してはサービスに対する周知が不足していると感じております。  介護保険で利用できるサービスを市民に周知することは大切ですので,小規模多機能型居宅介護を含め,全ての介護保険サービスについて丁寧な説明がなされるよう,地域包括支援センター等に依頼をしてまいります。 632: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 633: ◯ 7 番(山本 暁子議員) そうですね,もっとこの機能について周知を行っていただきたいと思います。広く市民に,そして当事者,そして御家族にとっても安全・安心につながりますので,ぜひアウトリーチなどを使って,さまざまな手法を使って周知をお願いいたします。  それでは次に,医療と介護の連携についての進捗状況について伺います。  市民福祉推進委員会,医療と介護の連携推進小委員会,また高齢小委員会,それらの合同会議などもあったかと思いますけれども,そこで何が話し合われ,進展したものは何なのかということ。それから,現在まで各委員会での重要な議論としては一体どういうものがあって,課題は何かということについて伺います。 634: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 635: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成29年4月に市民福祉推進委員会に医療と介護の情報システムについてを諮問いたしました。  市民福祉推進委員会において,諮問内容の審議の結果,医療と介護の連携推進小委員会へ付議され,当該小委員会及び作業部会にて医療と介護の情報システムについて集中検討をいたしました。  8月28日に答申案の審議がなされ,8月28日から30日までの間,親委員会である市民福祉推進委員会において答申案の書面審議をいたしました。これは,国が定めた在宅医療・介護連携推進事業の8項目のうち,(エ)在宅医療・介護関係者の情報共有の支援についてに該当いたします。今後,多職種連携ICTシステム導入に向けて対応してまいります。  国が定めた在宅医療・介護連携推進事業の8項目の検討については,先ほどの答弁のとおりでございます。 636: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 637: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 医療と介護の情報システムについて,集中検討をいたしましたということでございました。在宅で過ごしながら,医療が必要な方たちにとっては,今後,小規模多機能型居宅介護だけではなかなかカバーできない部分があるかと思います。  そのような意味において,看護小規模多機能型居宅介護が必要になってくるのではないかと思いますけれども,まずこの2つの違いについて,それぞれお伺いいたします。
    638: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 639: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 小規模多機能型居宅介護は,住宅型の施設への通いを中心に自宅に来てもらう訪問,また,そこの施設に泊まるサービスが柔軟に受けられるものですが,看護小規模多機能型居宅介護には,これらの機能に加えまして訪問看護サービスが加わったものでございます。 640: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 641: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 手づくりフリップで大変申しわけございませんけれども,看護小規模多機能型居宅介護の概要という流れになっております。主治医と看護小規模多機能型居宅介護事業所の密接な連携のもと,医療行為も含めた多様なサービスを24時間365日利用することができるという施設になっております。医療が必要な方で小規模多機能型居宅介護ではカバーし切れない方たちは今後どんどんふえてくると思いますので,ぜひ明確に第7期の計画に位置づけていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 642: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 643: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) おっしゃるとおり,介護を必要とする方の多くは同時に医療も必要とするため,看護小規模多機能型居宅介護は,住みなれた狛江で安心して暮らし続けるために有効なサービスであると考えますが,今後の整備計画につきましては,現状を踏まえ,第7期介護保険計画を策定する中で,介護保険推進市民協議会の委員の御意見を伺いながら検討してまいります。 644: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 645: ◯ 7 番(山本 暁子議員) ぜひよろしくお願いたいします。強く要望いたします。  大変長い名前でございますので,福祉関係の方は,小規模多機能のことをショータキ,看護型のことをカンタキと呼んだりしているようですので,愛称で覚えていただければと思います。  それでは,新総合事業について伺います。  新総合事業に移行した方について,国民健康保険団体連合会からの給付データをもとに明確になった数値,実績について,確認になりますけれども,再度お伺いいたします。 646: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 647: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 7月サービス提供分の実績でお答えいたします。  現行相当の訪問型サービスでは43件,訪問型サービスAが112件,訪問型サービスBはゼロ件の利用となっております。  通所型の現行相当サービスは186件,通所型サービスAが11件,通所型サービスBが4件,通所型サービスCは1件の利用となっております。  緩和した基準による通所型サービスAの事業所参入が進まなかったため,現在,従来の介護予防通所介護サービスを利用されていた方につきましては,総合事業移行後も現行相当サービスを御利用いただいている状況でございます。 648: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 649: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 課題についてもお答えいただきました。  移行に当たって,新しい制度でございますので,現場での混乱などがあったとの声が届いているかどうか,また利用者満足度については把握をしているか,お伺いいたします。 650: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 651: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 大きく制度が変わったので,現場での混乱は避けられなかったと思いますが,直接こちらに苦情を言ってこられた方はいらっしゃいませんでした。これも事業所が利用者に丁寧に説明をしていただいたおかげと考えております。  制度が始まったところですので,市民からは直接,総合事業に対する御意見や感想はいただいておりません。事業の満足度については事業の評価にも関係しますので,もう少し時間が必要と考えております。 652: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 653: ◯ 7 番(山本 暁子議員) やはり時間をかけてでも結構ですので,満足度の数値といいますか,満足度についてと,また十分な説明,そこで「あなたは外れますよ」というふうに言われたときに,どの程度もう1回説明していただけますかというふうに言えるような環境があるのかということと,また自己決定権というものがやはり大事になってくると思いますので,その保障についてはぜひ把握をしていただきたいと思います。  次に,新たなサービスに対して手を挙げる事業所がいなかったというケースがありましたけれども,その担い手について改善したかどうか,お伺いいたします。 654: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 655: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 当初,通所型サービスAの事業参入に手を挙げる事業者が少ない状況にあったため,事業者には利用者のうち通所型サービスAと予想される方が同事業所内での利用が継続できるよう事業参入していただくとともに,利用定員の枠の確保をお願いいたしました。幾つかの事業所には御理解いただき,事業所数としてはふえましたが,受け入れ全体の総数としてはまだ足りない状況でございます。 656: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 657: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 利用定員の枠の確保をお願いし,御理解いただいたけれども,まだ足りないという御答弁でございましたけれども,そもそもなぜこのようなことが起きたのかということでございます。  幾つかの要望が以前から事業者から上がっていたと思います。例えば申請書類が煩雑であるとか,報酬の件についてもいろいろな要望が出ていたと思いますけれども,具体的に改善に至った点とまだ改善に至っていない点は何かについて,お伺いいたします。 658: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 659: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 従来型サービスと通所型サービスAを一体的に行っている事業所につきましては,定員を柔軟に対応できるよう見直しを行いました。  報酬等につきましては,計画期の途中での見直しは考えておりませんが,現在,第7期(平成30年度)に向けて検討中でございます。 660: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 661: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 定員を柔軟にという点と報酬等の見直しについて,平成30年度に向けて検討中ということでございます。  これは一例なのですけれども,例えばマシンなどを使ってリハビリを中心に行っているような事業所の場合,新総合事業にずっとなっていけば報酬は下がり続けるわけです。今後,ボランティア主体のサービスなどの選択肢がふえていったときに,必ずしもその利用者を安定的に確保できるかどうかはわからないという点において,非常に不安を抱えているという声もありますけれども,市として何かアドバイスはありますでしょうか。 662: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 663: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) マシン中心にリハビリを行っている事業所につきましては,要支援者の心身機能の改善や機能回復を目的に,介護予防の中心を担っていただいている点を評価させていただいているところです。  国からは,総合事業の実施に当たり,多様な主体による活動の場の推進を求められているところです。マシン等を活用した介護予防事業とボランティア等による活動の場は,目的が異なりますし,介護予防を必要とする高齢者はふえ続けますので,利用者が減るということはないと考えております。  報酬につきましては,平成30年度に向け検討しているところでございます。 664: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 665: ◯ 7 番(山本 暁子議員) それは安心してよいという御答弁でございました。  また,平成30年度の報酬の改定というものがお話に出てまいりましたけれども,仕組み自体の存続のためには,この改定が非常に大きな鍵となっているということがわかりました。  それでは次に,地域づくりについてですけれども,狛江における協議体の現状について伺います。各地域包括支援センターでは,どのように協議体を組み立てているか伺います。 666: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 667: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 当市における協議体は,市内地域包括支援センターのほか,介護施設,訪問看護ステーション,社会福祉協議会,NPO法人,町会・自治会,シルバー人材センター等に所属される方々,生活支援コーディネーター,ボランティア等有志で高齢者支援活動をされている方等の多職種により組み立ててございます。 668: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 669: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 今おっしゃったステークホルダーの中心にいらっしゃいます生活支援コーディネーターの配置,また業務については,兼務していらっしゃるなどの状況があるかと思いますが,そのことについて伺います。また,生活支援コーディネーターが孤立しないために,支援体制の構築をどのようにされているか伺います。 670: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 671: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 生活支援コーディネーターは,地域資源の集約や協議体の運営,不足する資源の開発等の生活支援体制整備事業に専従する人員として,社会福祉協議会に1名配置しております。  また,生活支援コーディネーターをサポートする人員として,各地域包括支援センターに介護予防活動等と兼務する形で生活支援体制整備事業を行う人員を配置しており,これらの連携によりコーディネーターが孤立しない体制としているところでございます。 672: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 673: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 以前もコミュニティソーシャルワーカーの伴走する仕組みが必要ではないかというふうに提案をさせていただいたことがございます。例えばごみ屋敷の解決に向けては,コミュニティソーシャルワーカーの役割が大変重要になってきたりするわけですけれども,では,生活支援コーディネーターとの仕事内容の違いというものはどういうものでしょうか。また,コミュニティソーシャルワーカーを配置すべきであるという意見が高齢小委員会でも出ております。もちろん,私も配置と増員を要望いたしますけれども,見解をお伺いいたします。 674: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 675: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 生活支援コーディネーターは,先ほども答弁させていただきましたとおり,地域資源の集約や協議体の運営,不足する資源の開発等の生活支援体制整備事業に専従する専門職でございます。  他方,コミュニティソーシャルワーカーは,1,個別支援,2,小地域での生活支援の仕組みづくり・地区社会福祉協議会等の基盤づくり,3,小地域では解決できない課題を解決していく仕組みづくりという3つの役割を担い,一定の小地域圏域にアウトリーチして,住民と協働して問題解決に取り組む社会福祉協議会のコミュニティワーカーをいいます。  早期のコミュニティソーシャルワーカーの配置と生活支援コーディネーターの増員に向けて検討してまいります。 676: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 677: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 狛江について,くまなく詳しく知っている人の役割というものが今後重要になってきます。  それでは,地域ケア会議では,明らかになった地域課題を共有して問題解決できる体制にするためにどうボトムアップをさせているか,事例を含めて伺います。 678: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 679: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 地域ケア会議では,高齢者個人の支援内容を多職種で話し合う個別ケア会議を地域包括支援センター主導のもとで実施を重ね,その結果等から地域課題を抽出いたします。  抽出された課題について,先ほど答弁申し上げました協議体と同じメンバーで構成する地域課題検討会議により,実情に即した議論を交わし,具体的な解決案を取りまとめるシステムとなっております。  このシステムの中で,昨年度から今年度にかけまして,いわゆるごみ屋敷問題を地域課題とし,高齢者福祉の視点から見た解決案を整理したところでございます。 680: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 681: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 具体的に,いわゆるごみ屋敷問題というのが地域課題として上がってきたということがボトムアップの成果であるというふうに思います。  ごみ屋敷の方は,認知症と深くかかわっているというふうに言われておりますので,認知症のことも含めて課題解決に向けて動いていくということではないかと思います。  それでは,新総合事業の経費についてと高齢者・老人福祉費の推計について,現在推計を行っていると思うのですが,その算定方法と,またその数値の公表時期というのが,いつになるかということです。29年度から新総合事業に移行したため,地域支援事業費というのが今後どのように拡充されて充実していくのかということ,来年度以降はどのような変化をしていくのか伺います。 682: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 683: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 介護給付費等及び総合事業費の推計については,国のシステムであります地域包括ケア「見える化」システムを用いて算出いたします。  給付費等については,パブリックコメント実施により出された意見を反映し,市民福祉推進委員会から市へ計画素案の答申の後,市が決定いたします。そのため,パブリックコメント中にお示しする介護給付費及び総合事業費の見込み量は参考値となります。  公表時期は,介護保険条例の一部改正後となるため,平成30年3月になる予定です。  現時点においては推計中でございますが,平成29年9月28日に開催を予定している介護保険推進市民協議会にて給付費等についてお示しをし,委員の皆様から御意見をいただく予定となっております。  地域支援事業につきましては,次期計画において一般介護予防事業を含めた介護予防事業の一層の充実を図ってまいります。また,訪問型サービス,通所型サービスへの移行も進むと思われますので,事業拡大に伴う事業費増が見込まれるところでございます。 684: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 685: ◯ 7 番(山本 暁子議員) パブリックコメントを行うということですので,これは本当に介護に大変興味を持っている方たちだけではなくて,広く多くの方たちから御意見が来るような形で工夫をお願いいたします。  この新総合事業の移行期が落ちついた先には,地域支援事業の充実というものを保険者である市が具体的にどう描いていくのかということが大変重要になってくると思います。何らかの支援が必要になる前に,例えば御自分がどういう活動だったら一緒にやってもいいよというふうに思うかということを,ここで少し思い浮かべていただきたいのです。  今は時間がないからできないけれども,もし時間があったらやりたいということが,何か皆さんおありだと思うのですけれども,それは個々に違うと思うわけですけれども,少し想像していただきたいのです。何人かの方に事前にお伺いしたら,スポーツを楽しみたいということとか,また学習支援を,今は時間がないからできないけれどもやってみたいというふうに思っていらっしゃるとか,そういう自分の好きというものを中心に,今から地域で活動をしていく。それが地域支援事業,また住民参加の地域づくりというものにつながっていくのではないかというふうに私は思います。  地域とのつながりを好きという,自分の好きを中心に構築するということで,私が最近非常に感銘を受けた1枚のはがきについて御紹介させてください。  これは私が頂戴したのですけれども,狛江市は元気で健康な高齢者と呼ばれている人が大変大勢住んでいます。文化,教育の最先端都市として,若い人たちの知性,才能を生かして年寄りの学びの場,タブレットを教えてくださる場所を切望しております。そして,元気な高齢者の活躍の場を創造してくださいという内容で,ここには年齢を書く,丸をする欄があるのですけれども,「80歳以上」というところについていたのです。年齢は80歳以上ということでございました。  本当にすばらしいと思うのです。新しいことにどんどん挑戦していこうと思うその意欲,また事業所の方に話を聞くと,生活の張り,次に何をしよう,きょうはこれをやろう,またはおしゃれをしてここに出かけていこうという思いが,自分の健康年齢を持続させていくのだというお話を伺っております。  このような元気な,また意欲的な方が狛江市で自分らしく過ごすための全体的な予防,それから安心によって暮らしを支える制度の今後について,現時点での市長の見解をお伺いしたいと思います。 686: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 687: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 日本一安心で安全なまちの実現に続いて,私が2期目に追加いたしました障がいのある人も障がいのない人も地域で自立して生活していける社会づくり,このうちの障がいのある人もない人もという言葉の趣旨でありますが,障がいのある人及びその支援者の方に優先度を置きながらも,趣旨としてはあらゆる人,いわゆる老若男女全ての人がという意味で言っている言葉であります。  このうち,高齢者の方々に対しましては,健康寿命の延伸に向けた健康づくりや介護予防事業を進め,地域における見守りと支え合いの中で生きがいを持ちながら生き生きと暮らし続けられるようにしていければというふうに考えているところであります。 688: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 689: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 今回の一般質問で,私は数えておりましたけれども,12人の議員の方が福祉保健部長への質問をしております。これはいろいろ多様なアプローチはありましたけれども,その根底にある問題意識というのは同じでございます。この超高齢社会をどう狛江できちんとした地域包括ケアシステムの構築をしていくのかという思いと期待が込められているということを申し上げまして,1問目を終わらせていただきます。 690: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本暁子議員。     〔7番 山本暁子議員登壇〕 691: ◯ 7 番(山本 暁子議員) それでは,2問目の質問をさせていただきます。  学校における人権と安全です。  6月議会において,先生の働き方改革について,超過勤務の実態や原因を含め質問いたしました。狛江市としても,現場の管理職を中心として超過勤務解消へ向けた対応を行うという旨,またその勤務時間の適正化と同時に教育の質を高めていくという御答弁をいただきました。しかし,その改革の中心として期待される現場の管理職の超過勤務の実態調査結果が,朝日新聞デジタルの9月1日配信によって公表されて,さらに深刻な数字と報告されています。  石川県の教職員多忙化改善推進協議会は,今年度4月から6月まで3カ月間,教職員の勤務時間の調査を行いました。県議会で報告された集計結果によりますと,中学校では教職員の約6割が2カ月から6カ月続くと過労死ラインとされる時間外勤務80時間を超え,さらに中学校教頭は95%が80時間以上,平均で月107.4時間という結果でした。校長と教職員をつなぐ役割であるために,どうしても職務が過剰に集中してしまう,というふうに県教育委員会は述べています。  この結果から見ますと,もはや学校内だけで管理職を中心に働き方改革を行うのは不可能であると言わざるを得ません。狛江市では副校長先生の働き方改革,超過勤務の軽減,休日出勤を減らすといった具体策によって,平均107.4時間の時間外勤務,もちろん狛江ではこれ以上なのか以下なのかということもはっきりはしていないわけですけれども,これは単に労務管理の問題だけではなくて,人権の課題と言えると思います。  先生の人権が守られていない学校の中で,果たして生徒の人権が守れるでしょうか。これは教職員だけの問題ではなく,教育という枠組みの中で子供の人権を守るためにどうすればいいのか,そういった視点を加え,学校における人権と安全について質問させていただきます。  最初に,超過勤務,部活動,働き方改革に関する文部科学省と東京都教育委員会の見解を伺います。  再質問は自席で行います。 692: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 693: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず文部科学省の見解についてでございますが,学校運営の持続可能性を高める観点からは,教員が疲労や心理的負担を過度に蓄積して心身の健康を損なうことがないよう,執務環境を整備し,無制限,無定量の勤務を是とするのではなく,限られた時間の中で最大限の効果を上げられるような働き方を進める必要があるとされております。  部活動につきましては,チームとしての学校の実現に向けた専門スタッフの配置促進をしていくということで,部活動指導員の配置促進並びに部活動の運営に係る指針の作成が進められているところでございます。
     次に,東京都教育委員会の見解についてでございますが,教員の長時間労働の改善を図り,教員が誇りややりがいを持ち,その専門性を発揮できる環境を整え,これからの時代に求められる教育の充実を図ることが必要であるとされております。  部活動につきましては,文部科学省の方針に準ずるものとなっております。 694: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 695: ◯ 7 番(山本 暁子議員) わかりました。文部科学省も東京都教育委員会も改革を進める必要があるというふうに言っているということでございました。  狛江市では,夏休みに閉庁日を設けるという独自の取り組みをしておりますけれども,そのほかに今後,校務軽減のための具体的な計画があれば教えてください。 696: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 697: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 現在策定している具体的な計画というものはございませんけれども,このたび文部科学省のほうから,「学校における働き方改革に係る緊急提言」というものが示されたところでございます。  るる対応策が示されておりますけれども,いずれにしましても教職員の意識改革と全ての教育関係者の業務改善に強く取り組む姿勢ということが明記されております。過日の補正予算で御審議いただきました共同事務の実施につきましても,先ほどおっしゃられました教頭,副校長のための業務改善が一つの目的となっております。  そういった環境整備を含めまして,今後,教育委員会が主催する各種の研修会,主任会等を精選するとともに,学校に対する調査,照会,文書の提出依頼等を削減していくなど,身近なできるところからの対応を進めてまいりたいと考えております。 698: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 699: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 身近なできるところからの改善ということでした。  例えば横浜市では,職員室において立って会議をするというようなことを導入している所もございます。座り続けているというのは本当に健康に悪いということですので,立って効率的に会議を行っている。  例えば電話対応の時間を何時までというふうに,学校独自で決めるということがあるかと思います。この電話対応については,保護者の共働きがふえて,なかなか遅くならないと電話連絡がつかないというようなことも影響しているかと思います。  このように,保護者の方の変化によって学校も求められるところが過剰になってきたという背景を踏まえ,今後,先生の働き方の改革を進めるに当たり,その必要性に対して保護者理解をどのように広げるのか,お伺いいたします。 700: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 701: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど紹介いたしました緊急提言の中にも,家庭,地域等を含めた全ての関係者がそれぞれの課題意識に基づきまして,学校種による勤務体制の違いや毎日児童・生徒と向き合う教員という仕事の特性も考慮しつつ,その解決に向けて,今回の働き方改革の目指す理念を共有するといった文言が加えられております。  学校における業務改善のためには,全体的な取り組みは不可欠でございまして,教育委員会は危機意識を持ち,学校現場とともに取り組む姿勢をホームページや各種便りを通じて保護者等に周知していく必要があると考えております。その一環といたしまして,「ガク☆チキ」の中で「先生の1日」というものを紹介させていただいたところでございます。 702: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 703: ◯ 7 番(山本 暁子議員) おっしゃるとおり,「ガク☆チキ」は大変効果的だと思いますので,先生方の置かれている状況についても,再度「ガク☆チキ」で掲載していただきたいと要望いたします。  それでは,港区の取り組みについて,ここで紹介いたします。  先生だって,休むのは当たり前。「学校現場における教職員の働き方の改善に向けた取組について」という文書です。港区の幼稚園,小学校,中学校の各学校で,保護者に宛てて,この7月末に配付をしています。  具体的な内容は各学校によって異なりますけれども,「勤務時間終了後は,原則定時退勤。遅くとも,午後8時には退勤」「週に1度は定時退勤」,長期休業期間中には定時退勤しますといった文言が並んでいます。差出人は,港区教育委員会の教育長と各学校長の連名です。  この取り組みについて港区教育委員会は,かねてより教育現場の長時間労働が課題となってきました。教育の質を上げるためにも,働きやすい職場にすることで,先生たちが心身良好な状態にあるということが大切と考えましたというふうに,その狙いを語っています。  さらに,中学校は部活動によって長時間労働になりやすいとの指摘がありますけれども,「毎週水曜日は部活休養日とし,定時退勤を原則とする」などの目標を掲げる中学校も複数あったということでございます。  文部科学省も,ことし6月末には「学校現場における業務改善に係る取組の徹底について」という通知の中で,教員の業務負担の軽減が喫緊の課題というふうにおっしゃっていますので,ぜひ独自でこういった文書の発行についても御検討をお願いいたします。  それでは,今も出てきました部活動,この部活動があるために先生方の長時間勤務の原因になっているのではないかということなのですけれども,そもそも部活動とは何なのかということについて伺います。学習指導要領における部活動の位置づけについて伺います。 704: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 705: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動につきましては,スポーツや文化,科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養など,学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり,学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際,地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力,社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすることとされております。  すなわち,生徒の自主的,自発的な活動であること,教育課程外ではありますが,学校の教育活動の一環であることが明記されております。 706: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 707: ◯ 7 番(山本 暁子議員) これは非常に大切なところだと思いますけれども,教育課程外の自主的,自発的な活動がとても盛んになって活発になっているといえる状況にあるわけですけれども,部活動が過熱する背景には何があるというふうにお考えか伺います。 708: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 709: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 中学校の運動部活動が日ごろの取り組みを試す機会といたしまして,東京都教育委員会並びに東京都中学校体育連盟等が主催いたします春季大会,夏季に実施され全国大会につながる選手権大会,秋季に実施されます新人大会等がございます。さらに,合唱部,吹奏楽部等を初めとする文化部にも全国大会につながる大会など多くの大会がございます。  そのため,生徒の競技力の向上や大会に勝つことなどを生徒が目標と掲げた場合,その期待に応えるため,顧問教諭等が保護者,地域の方々等の協力のもと熱心に指導することが求められております。  また,過去の大会の実績等から,生徒,保護者等の期待が高まることや,これまでの健全育成が部活動の成果等と深く結びついていることなど,さまざまな要因が考えられると思っております。 710: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 711: ◯ 7 番(山本 暁子議員) そうしますと,多くの大会があるということが一因であるということがわかったわけですけれども,部活動と学力の関係についてのデータが発表されています。  義務教育の一環としての部活動というものの本来あるべき姿というのは探っていく必要があると思うのですけれども,学業とのバランスとはどういったものか見解を伺います。 712: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 713: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 全国学力・学習状況調査の結果が公表されまして,今回新たに調査項目となった中学校の部活動時間と平均正答率の関係が明らかになっております。  正答率が最も高かったのは,国語,数学のA・B問題ともに活動時間が1から2時間の生徒で,2から3時間,3時間以上と活動時間が長くなるにつれ正答率は低下しており,30分から1時間,30分未満と時間が短くなっても正答率は低くなるピラミッド型の分布になっております。  文部科学省の担当者は,直接の因果関係が示されるものではないと説明しておりますけれども,長時間部活動に励んでいる生徒は,学習のための時間が十分とれていないとの推測はできると考えております。  部活動は教育課程外の活動でありますが,学習指導要領に示されているとおり,教育課程との関連を図る中で,その教育効果が発揮されるよう生徒の実態に応じて適切に実施することが大切だと考えております。 714: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 715: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 適正な時間帯というのは何時間かというのが,正答率によって導き出されているということでございます。  ここで,静岡市の取り組みについて紹介させていただきます。  中日新聞を初め各紙取り上げております。9月9日,教員や生徒の負担が問題になっている学校の部活動について,静岡市は,中学校で週3日の休養日を設けて,競技経験などがある外部の顧問を配置することなどを盛り込んだガイドラインの案をまとめています。市民からの意見を受け付けるパブリックコメントを経て,来年の4月からもう導入ということになります。  中学校の部活動について,長時間にわたる活動で教員や生徒が十分な休養をとりづらいことや,顧問のおよそ半数が未経験の分野を担当して指導に当たっていて,自信が持てないなどの課題があるとしています。具体的には,部活動の活動日は平日の火曜日,水曜日,金曜日の3日間,休日は土曜日か日曜日のどちらか1日として,週3日の休養日を設定するとしています。  ちなみに,狛江高校ダンス部は,ことし大変すばらしい成績をおさめたのですけれども,このダンス部であっても,コーチは卒業生にいらしていただいて指導してもらっているということです。さらに,週1回は,基本的に部活動がない形で活動を続けているということでございました。  超過勤務の大きな原因となっている活動時間の見直しと,狛江においては以前お聞きしたときに全員顧問制というものを導入していらっしゃるということなのですけれども,これは個々の事情によって,例えば介護とか子育てとか,さまざまな事情を配慮するという意味でも,ぜひこの全員顧問制を見直していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 716: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 717: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 全員顧問制につきましては,一部の教員に過剰負担になることを避けることや,複数顧問とすることでさまざまな視点で生徒を指導できることなどを目的として導入しているものでございます。顧問は必ずしも専門とは限らないため,複数で部活動を指導することで,一部の教員の負担軽減となっております。  部活動につきましては,学校の教育活動であるため,教員の指導が不可欠とされてまいりましたけれども,今年度,文部科学省のほうから部活指導員等による引率等を認める指針が出されているため,本市におきましても国や東京都の動向を注視いたしまして,休養日を設けたり部活指導員を適切に活用する体制を構築したりするなど,教員の負担軽減に努めてまいりたいと考えております。 718: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 719: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 顧問は必ずしも専門とは限らないためというふうにおっしゃっております。部活指導員等を適切に活用する体制を構築ということでございました。  実は,ことしの夏,外部の部活指導員,コーチ等もいて,しかも監督もいて顧問もいてという状況の中で,きのうも少し触れられていましたけれども,部活活動中の事故も多くありました。  8月16日,岐阜県の高校で2年の男子生徒が重度の熱中症で救急搬送。野球部の練習中に非常勤講師のコーチから,100メートルダッシュを100回するというふうに指示が出されています。前々日の試合で引き分けだったために監督が部員全員を叱責し,主力投手だったこの生徒がふざけた態度をとったとして監督が怒り,コーチが反省が足りないとして特別メニューを生徒に指示しています。男子部員は,これに従いダッシュを繰り返していましたけれども,あと数回というところで倒れ,救急搬送されました。原因は熱中症です。5日間にわたり集中治療室で治療を受けたということでございます。  また,新潟県では7月,野球部の練習直後に倒れ意識不明になっていた2年生の女子マネジャーが8月5日,入院先の病院で亡くなっています。死因は低酸素脳症でした。女子生徒は,学校から約3.5キロメートル離れた野球場で練習に参加して,午後7時半ごろに練習を終えて男子部員と一緒に走って学校に戻った直後,玄関前で倒れたといいます。ふだんは練習場と学校を行き来する場合には,マネジャーは用具などを積み込むマイクロバスに乗っていましたけれども,この日はけがをした部員がバスに乗るために,監督がマネジャーはマイペースでいいから走って帰るようにというふうに指示していました。気象台によると,この日の三条市の最高気温は34.9度,35度近くまであったということでございます。  ですので,外部指導員というのは非常にプロであるという部分で,逆に難しい,あるいは危険をはらむという場合がございます。記憶に新しいところでは,世田谷区の教育委員会が後援するジャズの体験イベントにおいて,指導者の参加者に対する暴力というものが問題になりました。世界では一流と言われている芸術家が,必ずしも学校においてよい教育者になるとは限らないということについては,留意すべきではないかと思います。  子どもの権利条約というのは,いかなる場合にも子供の人間としての尊厳性が侵されてはならないとしております。第28条第2項において,学校の規律が子供の人間としての尊厳と適合するものでなければならないということを述べております。  さて,今,熱中症の事故について申し上げましたけれども,運動会,体育祭での熱中症対策と紫外線の対策,特に紫外線の対策についてはどのように行われているか,お伺いいたします。 720: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 721: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 帽子を着用させる,またはタオルを羽織り肌の露出を減らす,また子供の申し出によって長袖の着用を認める,また昼食時に体育館など学校施設を開放する,気温が上がる午後の時間帯に一定の休憩時間を設け,子供を室内に入れるなどの対応をしているところでございます。 722: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 723: ◯ 7 番(山本 暁子議員) そうしますと,プールの授業について伺うのですけれども,プールの授業では,日やけどめを許可しているでしょうか。また,ラッシュガードについてはどのような規定があるか,お伺いいたします。 724: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 725: ◯ 教育部長(平林 浩一君) プールにおきましては,水質管理や衛生面の観点から入水前にシャワーをきちんと浴びるように指導することはございますけれども,日やけどめについての規則は特に設けていないと聞いております。陸で指導する際には,日陰に座らせて指導するなど配慮しております。  また,ラッシュガードにつきましては,フードがついていない,ファスナーがついていないなど,安全上の問題がないものを使用するよう保護者にお願いしているところでございます。 726: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 727: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 最近では,紫外線アレルギーという方もいらっしゃいます。平成27年9月には,学校生活における紫外線対策に関する文書というものが,日本臨床皮膚科医会,日本小児皮膚科学会の統一見解として学校に出されています。それによりますと,サンスクリーン剤をきちんと使うということが推奨されています。  日やけどめを使うと,水質の汚濁,プールの水質が変質してしまうのではないかということを懸念する声もありますけれども,耐水性のものを使えばプールの水質に影響しないということは,複数の研究により明らかになっています。  そして,重要なことは,この20年間で紫外線の量は,緩やかではありますけれどもふえている。特に,有害な種類の紫外線が多くなっているという指摘もあります。皮膚が未熟で薄い子供は,とりわけ影響を受けやすいとされています。紫外線の積み重ねが将来大人になってから皮膚がんを引き起こす,または目を痛めたりするということもわかってきています。一部の学校では日やけどめを禁止している場合もありますので,現場での周知徹底をお願いいたします。  それから,熱中症に関して校内でのルールについてなのですけれども,教室から出るときに上着を着用しなければならない,教室内でも上着を脱ぐときには先生の許可をとらなければならないというルールがある中学校が狛江であるわけですけれども,理由は何かについて伺います。 728: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 729: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校が定める規則については,学校長の権限であることをまず御理解いただければと思います。  中学校では,標準服をきちんと着ることを生活指導の目的にしております。衣がえの移行期間におきましては,授業中暑かったら申し出ていただければ上着を脱いでも構いませんけれども,教室から出るときはきちんと上着を着て,そしてまた暑ければ申し出るように指導しているところでございます。 730: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 731: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 身だしなみということなのだと思うのですけれども,私ごとで恐縮ですけれども,私は非常に身だしなみに厳しい学校に行っていたなというふうに思い出しまして,例えばベレー帽のかぶり方の角度とかもはっきり決まっていたのですけれども,そのころは非常に大昔でございますので,暑くてもジャケットを着ていたことを強烈に思い出すわけです。しかし,今ほど熱中症への啓発なども行われていませんし,環境への配慮といったものも意識もそんなに高くはなかったのではないかなと思うわけです。  現在ではクールビズというものが,その必要性も含めて一般的に定着していますので,学校においても,ぜひクールビズ実施期間中,私どももそのようにクールビズを実施しているわけですけれども,環境の面においても,ぜひ緩やかな対応をお願いしたいと思いますので,教育部長のお考えというものをお聞かせいただきたいと思います。 732: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 733: ◯ 教育部長(平林 浩一君) この御質問をいただきまして,これも私ごとになってしまいますけれども,小学校5年生か6年生ですか,学校を挙げて大阪万博に行ったときのことを思い出しました。  やっぱり大阪万博のあの混雑の中で子供たちがはぐれないようにということで,長袖,長ズボンで,それに御丁寧に雨がっぱみたいなものも着せられて,4月だったか5月だったか,まだそんなに暑い時期じゃなかったのですけれども,ソ連館の前の長蛇の列の所に並ばされたときに大汗をかいて,周りのおばちゃんたちにかわいそうねだとか言われた記憶を思い出しました。  余談になってしまいましたけれども,それから半世紀ぐらいたっておりまして,地球温暖化の問題も騒がれて,季節感が随分変わってきておりますので,子供の健康にも配慮した柔軟な対応を学校にも勧めてまいりたいと考えております。 734: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 735: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 私も大阪万博に行っていたなと思い出しました。  それでは,板橋区の教育委員会が主催するLGBTを理解するための教職員対象の研修会に参加したときなのですけれども,今,私が質問いたしました,例えば水着のことであるとか制服のことであるとか,何なのかなというふうに思われたと思うのですけれども,何を着るかということです。それから,水着については,性的違和を感じる子供にとっては非常に苦しいものだそうです。それは,今まではわがままだということで見過ごされてきたわけなのですけれども,実はその背景には,自分の中の性的違和,なるべく肌を人に見られたくないであるとか,あるいはなるべく自分が着たいものを着ていたいけれども,着なければならないものがあって尊厳が常に奪われているような気がするとか,そういったことに関連していることのようでございます。  校則について少し話題になりましたけれども,都立高校の6割で導入されているという頭髪管理,「地毛証明書」というものを都内の高校で6割が導入しているそうでございます。この地毛証明というのは,私は実は天然パーマなのですけれども,天然パーマですということを入学のときに高校に提出して,これはおしゃれではありませんということを言っておくというのです。  一部の学校では,うそをついていないかということで,幼少期の写真を持っていらっしゃいという,幼少期の写真の添付が求められるという公立高校の6割の校則についてのことも話題になっておりました。  ことし8月末から今月初めですけれども,夏休み明けのツイッターには,髪の毛が校則違反になっちゃって再登校だというふうに嘆くツイートであふれていました。1回学校に行って,あなた髪の毛だめですよと言われたら,帰って自分で染めて,また学校に行くということをやっているようで,これは再登校を含め非常に負担もありますけれども,一方,この規則については身体的特徴を提出しなければならないということは,非常にプライバシー侵害なのではないかということとか,必ずしも直毛で黒髪なことだけがよいのかというような問題提起もございます。  これから伺う二分の一成人式についても,少しこの要素がございますが,まず二分の一成人式とは何かということについて,その目的,どういったことをやるのかということと,また課題があれば加えて伺います。 736: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 737: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 二分の一成人式につきましては,子供たちが自分の生活を見つめ,成長を振り返りながら,家族や周りの人々と自分とのつながりを実感しまして,自分の存在や役割を確認することを通して,将来の夢や希望を育むことにつなげることを目的としております。  内容につきましては,これまでの振り返り,二分の一成人証書の授与,これからの夢や希望についての決意発表などがございます。  課題につきましては,個々の家庭の事情に十分に配慮をすること,二分の一成人式を実施する狙いや意義を教員,児童,保護者が十分に共有することなどが考えられます。 738: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 739: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 二分の一成人式というのは,御存じない方もいらっしゃると思うのですけれども,子供が成人の二分の一に当たる10歳を迎えたときに,学校の授業の中で,またはイベントとして体育館か教室で行われるものでございます。  私の子供がこのようなファイルをもらってきまして,赤ちゃんのとき,3歳まで,小学校低学年の話を聞いていらっしゃいという宿題が出るわけなのです。そして,それまでの写真を持っていらっしゃいと,生まれてからの写真を持っていらっしゃいというふうに言われます。それで,親に聞いたことをもとに自分のアルバムのようなものをつくるわけなのです。それに対して,親が何かメッセージを書きまして,それについて親への感謝を書くということでございます。  評価をしている方もいらっしゃいます。10歳といえば,もうアイデンティティーがしっかりしていて,自分が何をしたいのかということを言語化するとか表現するとか,または自分のことを振り返る,自己決定権をきちんと行使して,自分のことをきちんと表現していくという意味で,非常に有意義だったのだというふうに振り返る方もいらっしゃいますけれども,今2つの点でこれが問題ではないかと言われているのです。  それは写真がないという場合,さまざまな事情で写真がない。深刻な事情じゃなくても,私の友人では,長男,次男のときはいっぱい写真を撮ったけれども,もう三男のときは余り写真はないのよ,どうしましょうというようなことをおっしゃっていた方もいらっしゃいました。  また,家族のことは非常にセンシティブな問題ですので,そこに授業の中で介入されて,しかもこれは評価につながるわけです。きちんと取り組みましたねとか,取り組みませんねとか,ノートはきちんと書けましたねとかということになっていくわけです。
     しかも,これは親を呼んで,みんなの前でこれを発表し,親も感動して泣いたりするようなところもあるのですけれども,それが私もそのときは気がつかなかったのですが,嫌だった人もいたのだなということをつい最近知るに至りました。中学生になってから知り合ったある子供が,どうしても書けなかったのだと。親の手紙に対して,自分はどうしても書くことができなかったのだけれども,何度も何度も先生に書き直しましょうというふうに言われたので,本当に嫌で,ついに当日は休んでしまったということでございます。  そういうセンシティブな部分について,そのように取り扱うということなのですけれども,こういった課題も踏まえて,今後,二分の一成人式を継続していくかどうかについて伺います。 740: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 741: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど課題につきましても述べさせていただきました。  今後につきましては,各学校におきまして二分の一成人式を実施することによって,どのような資質,能力が児童に育成できるのかを踏まえまして,二分の一成人式の内容を改善したり,児童や保護者の現状を踏まえて実施するかどうかを判断したりするなどしてまいりたいと考えております。 742: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 743: ◯ 7 番(山本 暁子議員) わかりました。  それでは,今の子供たちを取り巻くインターネット環境について伺います。  9月1日,日本の多くの地域で小学校,中学校,高校の夏休みが終わったわけですけれども,その日は実は子供の自殺が最も多かった日でもあります。最近,広く知られるようになったこの9月1日問題に関連して,ことしもさまざまな機関や個人が,つらければ学校から逃げても構わないというメッセージを発信しています。  2年前に鎌倉市の図書館がツイッターで,「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は,学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら,逃げ場所に図書館も思い出してね。」というメッセージを送っています。これは社会的な反響を呼んでいます。  また,ことしはですけれども,上野動物園の公式ツイッターが動物の生態に絡めながら,こんな投稿をしています。「学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ アメリカバクは敵から逃げる時は,一目散に水の中へ飛び込みます 逃げる時に誰かの許可はいりません。脇目も振らず逃げて下さい もし逃げ場所がなければ,動物園にいらっしゃい。人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから」。この投稿は相次いで拡散されていて,リツイートは私が見た時点では8万9,000件,そして12万4,500件を超える「いいね」というのが寄せられていました。  多くの人や団体がメッセージを出していて注意喚起した,この9月1日自殺問題なのですけれども,しかし,報道によりますと,新学期前の8月30日から9月5日の1週間で子供の自殺と思われる事件が9件起きて,うち8人が死亡,1人が重症という深刻な数字が報告されています。  これほど深刻で,そして重要なことが,今ではSNSといったものを中心に発信されたり,それを受け取ったりということになっていくわけなのです。身近であるだけに,子供に大きな影響のあるSNSについて,特にLINEによるいじめの実態についてですけれども,市は把握をしていらっしゃいますでしょうか,お伺いします。 744: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 745: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 児童・生徒を取り巻きますインターネット環境につきましては,全国学力状況調査の児童・生徒質問紙の結果から把握しているところでございます。  また,LINEを含みますSNSに関するいじめの実態につきましては,いじめがあった場合,毎月の生活指導主任会で,生活指導主任から報告をいただいているところでございます。 746: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 747: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 「ガク☆チキ」の第3号では,PTAの会長と校長先生,そして教育委員会統括指導主事との対談の中で,スマホやタブレットを子供たちが使いこなしている現状に対して,大人から見えないということが不安であるというふうな御発言がありました。  LINEいじめへの対策として,市が今まで実施したことは何か,今後の計画はあるかということと,推奨していらっしゃる家庭のルールというものがどこまで浸透しているかの評価について伺います。 748: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 749: ◯ 教育部長(平林 浩一君) LINEいじめへの対策につきましては,昨年度の第2回青少年健全育成連絡会におきまして,LINE株式会社から講師を派遣していただき,学校,地域,保護者で正しい使い方について考え方や指導方法について共有をしたところでございます。また,生活指導主任会や職層研修会等を活用し情報モラル研修を実施するなど,教職員の対応力の向上に努めているところでございます。さらに,各学校におきましては,SNS学校ルールを構築するよう指導し,各学校におきましては,SNS家庭ルールの作成を家庭に依頼する取り組みを行っております。  今後は,校長会や学校訪問等を通じまして,全教職員で対応することを依頼するとともに,引き続き調布警察署等関係機関との連携を図りまして,現状や対応策について情報共有してまいりたいと考えております。 750: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 751: ◯ 7 番(山本 暁子議員) LINEを初めとするSNSの問題は大変深刻であると思います。私たちの成長期にはなかった,存在しなかったものとともに今の生徒は成長していかなければならないということです。  例えばLINEのグループというものがありますけれども,強制退会,自分が望んで退会するのではなくて強制的にある人を退会させることができます。そして,その強制退会をした後に,その退会させられた子はLINEのグループにはそのときいないわけですけれども,その子がいなくなってからの会話をスクリーンショット,こんなふうに会話をされているよというのをスクショして,それを送ってくるというようなことも行われています。  また,LINEのグループは次々にできますので,どんどん新たなグループができているという状況で,それはもうとまらない勢いなわけです。私たちのときには,多少けんかをして夕方気まずくなって別れたとしても,次の朝に大きく状況が変化しているということはありませんでしたけれども,今の子供は違います。その一晩の間に何百人もの子供がその情報を共有します。そして炎上します。そして拡散します。もう取り返しがつかないことになっている。  もちろん,親は先生の所に相談しましょうと思いますけれども,当然,学校でもこれは対応できない状況なわけです。子供たちは非常に傷つき,不登校につながっているという例もございます。もちろん,私もこれは答えがあるわけではないのですけれども,例えば行政で動いている場合もあります。  LINEのことはLINEに相談なのだなというふうに私も思ったのですけれども,滋賀県大津市では,LINE株式会社と「LINEを利用した子どものいじめ防止対策に関する連携協定」を締結しています。LINEを利用したいじめの相談受け付けや広報啓発を実施しています。  モデル校を数校選定して,相談用のLINEアカウントを友だち追加するというQRコードを配布して,LINEを利用したいじめの相談受け付けの試験運用を行っています。電話ではなく,LINEならいじめ相談もしやすいということのようでございます。  文部科学省も,電話によるいじめ相談窓口に続いて,新たにこういったLINEによる窓口の開設というものに積極的に取り組むといったことも発表されています。こういった行政の取り組みについて,ぜひ参考にしていただきたいと思います。  それでは,最後に教育長に伺います。  前回の6月議会において,先生の働き方改革というものについて伺いました。今回は働き方改革だけではなくて,さまざまな事例によって,学校で守られるべき人権とか,過熱の状況とか適正,そして変化していく社会に対して学校はどうすればよいかなどについて質問させていただきました。前回は,教育長から,一番肝要な問題は,教員が子供と向き合う時間が極めて乏しくなってきていると。あるいは,そこに専念できなくなってきているという環境の問題という言葉をいただいております。今回は,勤務時間の適正化と教育の質担保両立のための方向性と,教育の名のもとでさまざまな指導が行われている中,守られるべき生徒と先生の双方の人権についての見解をお伺いいたします。 752: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。 753: ◯ 教育長(有馬 守一君) 難しい質問なのですけれども,教師の人権という意味では,私どもが実際に現場にいたころは,「教師に人権はないのか」と叫び出したいことがあったわけです。それは何かというと,理不尽なクレームで追い詰められたときとか,対教師暴力でおののいているときとか,そういうときに,世間はちっとも教師の見方をしてくれない,みんな生徒側という非常にアウェーだった時代がありました。やっと,やっと,ここで今御質問があるように勤務時間の適正化という話が出てきているわけでありまして,でも,その中でも教育委員会,東京都もそうですし私もそうなのですけれども,基本方針というものの第1番目に「人権尊重の精神と社会貢献の精神の育成」ということが掲げられております。  その中で,やっぱり教職員はまず一人一人の子供たちの人権を尊重して,自分が大切にされているのだという実感を子供が持てるような指導を徹底するということ,これがまず第一であります。同時に,教職員についても,特に管理職の先生方には,学校の教育活動を常に検証していただいて,そうした教員の健康的で,かつ効果的な勤務体制になっているのかどうかということを十分に確認し,改善していただく必要があるというふうに思っております。 754: ◯ 議 長(小川 克美議員) 7番山本議員。 755: ◯ 7 番(山本 暁子議員) 私が,先生はもしかしたらすごくお忙しいんじゃないのかなと思ったのは,あるきっかけがございます。ある先生の流産をきっかけに,このままではいけないのではないかというふうに思っております。  子育てや介護といったものと両立できる,持続可能な仕事としていかなければならない。教育長がおっしゃったように,今,社会ではアウェーではなくてホームになっておりますので,自分が大切にされているというふうにぜひ感じていただきたいのですけれども,職員室では無風だという話もお聞きしますので,ぜひ意識改革をともに取り組んでいただきたいと思います。  先生の幸せ研究所という所で,ワーク・ライフ・バランスコンサルタントをしていらっしゃる澤田真由美さんがおっしゃった言葉ですけれども,「先生のゆとりは子供の輝きに直結」という言葉をおっしゃっています。こういったことを含めて先生の働き方改革を今後も進めてまいります。  以上で質問を終わらせていただきます。 756: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 757: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。    ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 758: ◯ 議 長(小川 克美議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明13日から10月4日までの22日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 759: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって明13日から10月4日までの22日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は10月5日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 5時55分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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