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平成28年第3回定例会(第14号) 本文 開催日: 2016-09-05
平成28年第3回定例会(第14号) 名簿 開催日: 2016-09-05

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  1. 狛江市議会 2016-09-05
    平成28年第3回定例会(第14号) 本文 開催日: 2016-09-05


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浩司議員) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 106 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 107 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 108 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 109 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 110 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 111 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 112 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 113 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 114 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 115 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 116 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 117 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 118 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 119 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 120 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 121 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 122 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 123 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 124 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 125 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 126 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 127 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 128 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 129 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 130 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 131 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 132 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 133 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 134 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 135 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 136 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 137 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 138 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 139 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 140 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 141 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 142 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 143 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 144 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 145 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 146 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 147 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 148 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 149 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 150 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 151 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 152 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 153 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 154 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 197 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 198 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 199 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 200 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 201 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 202 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 203 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 204 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 205 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 206 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 207 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 208 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 209 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 210 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 211 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 212 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 213 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 214 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 215 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 216 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 217 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 218 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 219 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 220 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 221 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 222 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 223 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 224 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 225 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 226 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 227 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 228 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 229 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 230 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 231 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 232 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 233 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 234 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 235 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 236 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 237 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 238 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 239 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 240 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 241 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 242 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 243 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 244 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 245 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 246 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 247 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 248 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 249 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 250 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 251 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 252 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 253 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 254 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 255 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 256 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 257 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 258 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 259 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 260 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 261 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 262 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 263 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 264 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 265 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 266 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 267 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 268 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 269 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 270 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 271 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 272 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 273 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 274 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 275 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 276 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 277 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 278 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 279 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 280 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 281 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 282 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 283 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 284 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 285 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 286 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 287 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 288 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 289 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 290 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 291 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 292 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 293 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 294 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 295 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 296 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 297 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 298 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 299 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 300 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 301 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 302 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 303 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 304 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 305 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 306 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 307 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 308 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 309 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 310 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 311 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 312 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 313 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 314 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 315 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 316 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 317 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 318 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 319 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 320 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 321 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 322 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 323 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 324 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 325 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 326 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 327 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 328 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 329 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 330 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 331 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 332 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 333 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 334 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 335 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 336 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 337 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 338 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 339 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 340 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 341 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 342 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 343 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 344 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 345 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 346 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 347 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 348 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 349 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 350 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 351 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 352 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 353 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 354 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 355 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 356 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 357 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 358 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 359 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 360 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 361 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 362 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 363 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 364 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 365 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 366 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 367 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 368 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 369 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 370 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選択 371 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 372 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 373 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 374 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選択 375 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 376 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 377 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 378 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選択 379 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 380 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 381 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 382 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選択 383 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 384 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 385 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 386 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選択 387 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 388 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 389 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 390 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 391 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 392 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 393 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 394 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 395 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 396 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 397 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 398 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 399 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 400 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 401 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 402 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 403 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 404 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 405 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 406 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 407 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 408 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 409 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 410 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 411 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 412 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 491 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 492 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 493 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 494 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 495 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 496 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 497 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 498 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 499 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 500 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 501 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 502 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 503 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 504 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 505 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 506 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 507 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 508 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 509 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 510 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 511 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 512 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 513 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 514 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 515 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 516 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 517 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 518 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 519 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 520 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 521 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 522 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 523 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 524 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 525 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 526 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 527 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 528 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 529 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 530 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 531 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 532 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 533 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 534 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 535 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 536 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 537 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 538 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 539 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 540 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 541 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 542 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 543 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 544 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 545 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 546 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 547 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 548 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 549 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 550 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 551 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 552 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 553 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 554 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 555 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 557 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 558 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 559 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 561 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 562 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 563 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 564 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 565 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 566 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 567 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 568 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 569 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 570 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 571 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 572 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 573 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 574 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 575 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 576 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 577 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 578 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 579 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 580 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 581 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 582 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 583 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 584 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 585 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 586 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 587 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 588 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 589 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 590 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 591 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 592 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 593 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 594 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 595 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 596 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 597 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 598 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 599 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 600 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 601 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 602 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 603 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 604 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 605 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 606 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 607 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 609 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 610 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 611 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 613 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 614 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 615 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 617 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 618 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 619 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 620 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 621 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 622 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 623 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 624 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 625 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 626 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 627 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 628 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 629 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 630 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 631 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 632 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 633 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 634 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 635 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 636 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 637 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 638 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 639 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 640 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 641 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 642 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 643 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 644 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 645 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 646 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 647 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 648 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 649 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 650 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 651 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 652 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 653 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 654 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 655 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 656 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 657 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 658 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 659 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 660 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 661 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 662 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 663 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 664 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 665 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 666 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 667 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 668 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 669 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 670 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 671 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 672 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 673 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 674 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 675 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 676 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 677 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 678 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 679 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 680 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 681 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 682 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 683 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 684 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 685 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 686 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 687 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 688 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 689 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 690 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 691 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 692 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 693 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 694 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 695 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 696 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 697 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 698 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 699 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 700 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 701 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 702 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 703 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 704 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 705 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 706 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 707 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 708 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 709 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 710 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 711 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 712 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 713 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 714 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 715 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 716 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 717 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 718 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 719 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 720 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 721 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 722 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 723 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 724 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 725 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 726 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 727 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 728 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 729 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 730 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 731 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 732 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 733 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 734 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 735 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 736 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 737 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 738 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 739 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 740 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 741 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 742 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 743 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 744 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 745 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 746 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 747 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 748 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 749 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 750 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 751 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 752 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 753 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 754 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 755 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 756 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 757 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 758 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 759 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 760 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 761 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 762 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 763 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 764 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 765 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 766 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 767 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 768 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 769 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 770 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 771 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 772 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 773 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 774 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 775 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 776 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 777 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 778 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 779 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 780 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 781 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 782 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 783 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 784 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 785 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 786 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 787 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 788 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 789 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 790 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 791 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 792 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 793 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 794 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 795 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 796 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 797 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 798 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 799 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 800 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 801 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 802 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 803 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 804 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 805 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 806 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 807 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 808 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 809 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 810 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 811 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 812 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 813 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 814 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 815 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 816 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 817 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 818 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 819 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 820 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 821 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 822 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 823 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 824 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 825 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 826 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 827 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 828 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 829 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 830 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 831 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 832 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 833 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 834 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 835 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 836 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 837 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 838 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 839 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 840 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 841 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 842 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 843 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 844 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 845 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 846 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 847 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 848 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 849 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 850 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 851 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 852 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 853 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 854 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 855 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 856 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 857 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 858 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 859 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 860 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 861 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 862 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 863 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 864 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 865 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 866 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 867 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 868 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 869 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 870 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 871 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 872 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 873 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 874 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 875 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 876 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 877 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 878 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 879 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 880 : ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 選択 881 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 882 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 883 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 884 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 885 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 886 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 887 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 888 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 889 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 890 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 891 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 892 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 893 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 894 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 895 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 896 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 897 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 898 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 899 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 900 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 901 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 902 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 903 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 904 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 905 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 906 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 907 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 908 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 909 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 910 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 911 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 912 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 913 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 914 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 915 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 916 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 917 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 918 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 919 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 920 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 921 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 922 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 923 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 924 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 日程第1 一般質問を行います。  質問通告の順序により質問を許します。9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 3: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 高橋市長の2期目がスタートしまして初めての定例会一般質問。その初日の一番手ということで,誰にも荒らされていないマウンドに上がるピッチャーのような心境でしっかりと努めたいというふうに思います。  通告に従いまして質問させていただきます。  まず庁舎内ネットワークの情報セキュリティ対策についてお伺いいたします。  新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化に向けて,平成28年1月に国から自治体情報セキュリティ強化対策が示されております。狛江市でもセキュリティ強化に向けて取り組んでいることと思いますが,現在の状況についてお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 5: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 庁内ネットワークの情報セキュリティ対策の現在の状況でございます。  現在,住基・税などの基幹系とインターネットなどの情報系ネットワークを完全分離する作業を行っているところでございます。  今後のセキュリティ強靱化対策といたしましては,分離した情報系ネットワークから平成29年3月までに,さらにLGWAN環境を分離し,住基・税などの個人番号利用事務である基幹系,文書・財務会計などのLGWAN接続系,そしてインターネット接続系の3つの系統に分離し,平成29年度以降運用していく予定でおります。  また,あわせて年内には基幹系の端末の利用に当たってはパスワードのほか,静脈認証等の二要素認証を導入することとしているところでございます。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 7: ◯ 9 番(篠 浩司議員) たびたび「LGWAN環境」という単語が出てくるのですが,聞きなれない単語なので,この「LGWAN環境」をもう少し詳しく御説明ください。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。
    9: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) LGWANでございますけれども,ローカル・ガバメント・ワイド・エリア・ネットワークの略で,地方公共団体の組織内のネットワークを相互に接続し,地方公共団体相互間のコミュニケーションの円滑化,情報の共有による情報の高度利用を図ることを目的とした高度なセキュリティーを確保した行政専用のネットワークで,電子メールや電子掲示板などの基本的なサービスのほか,東京電子自治体共同運営で行っている電子入札などもこのLGWANを利用しているところでございます。  また府省間ネットワークである政府共通ネットワークとの相互接続により,国税電子申告・納税システム「e-Tax」などの国の機関との情報交換なども行っているところでございます。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 11: ◯ 9 番(篠 浩司議員) ネットワークを分離することによって安全を確保するということですが,このことによって職員の事務効率が低下するのではないか,こういった心配もされるところでございます。市民サービスに影響を及ぼすような事務効率の低下がないか,対策はとられているのでしょうかお伺いいたします。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ネットワークの分離により職員の事務効率の低下が心配されることにつきましては,平成28年6月から7月に職員向けにセキュリティ説明会を実施いたしました。その中で今後の運用についても説明したところでございます。  個人情報など,またシステムの安全を確保するためには一定の制約が必要であり,事務効率の低下を招くことはある程度やむを得ない部分もございますが,これは全国における区市町村においても同様の状況となっております。  そのような状況下においても,少しでも事務の効率化に対応するため,ひいては市民サービスに影響を及ぼさないためネットワーク分離に対応するソフトウエア等を導入しまして,事務の効率を極力低下させないよう進めていきたいと考えているところでございます。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 15: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 現状では市民サービスの低下を防ぐためには,職員の皆様の御苦労もふえるのではないかと思いますけれども,この辺はしっかりと対応していただきたいというふうに思います。  次にインターネットのリスクへの対応は大丈夫なのか,また情報漏えいの危険性はなくなるのかお聞きいたします。  また平成29年1月から国において情報連携,平成29年7月から情報提供ネットワークが運用されると,このように聞いておりますが,取り組みの状況についてあわせてお伺いいたします。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 17: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 総務省モデルに基づき市の庁内ネットワークを3つに分けて構築することによりまして,外部からインターネットを通じて侵入を試みてもネットワークが別でございますので,住基・税などの個人番号を利用する基幹系ネットワーク及びシステムに侵入することは物理的に不可能となります。  また,インターネットへの接続につきましても東京都のセキュリティクラウド経由となり,高度なセキュリティ対策が実現されることとなります。現在こちらにつきましては東京都と区市町村において準備を進めているところでございます。  このようなことから,外部からの不正侵入や情報漏えいの危険性がなく安全なネットワークになるものと考えているところでございます。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 19: ◯ 9 番(篠 浩司議員) これまでの答弁をお聞きすると,現状では国の自治体情報システム強靱性向上モデルに基づき,ネットワークの分離や強靱化対策として静脈認証等の導入など各種のセキュリティ対策を行うことになっているということで,ある程度の安心感を持つことができました。  また,職員の事務についてもできるだけ対応していくということでありますので,市民サービスの低下,これがないような体制にすることをお願いするとともに,市民の皆様が安心できるシステムを構築されることをお願いいたします。  ただ,これまでのやりとりをお聞きになっただけだと専門的な用語等が多かったので,ぜひともこういったやりとり,会議録を読んでいただくなど皆さんにも理解に努めていただきたいと,このように思います。それでもまだ理解しづらく,御不安をお持ちの方は遠慮なくお尋ねいただければ,その都度丁寧な説明をしていただけると思いますので,よろしくお願いいたします。  次に教育情報セキュリティシステムについてお伺いいたしますが,庁舎のネットワークセキュリティと同様に多くの個人情報,これが置かれていると思われる学校,教育情報セキュリティについてお伺いします。  ことし6月には佐賀県の学校教育ネットワークに対する不正アクセスにより,生徒,保護者等の個人情報が窃取される事件があり,このことから教育情報セキュリティのための緊急提言が取りまとめられました。  その中には,「各学校において情報セキュリティの専門家を配置することが困難な現状を踏まえれば,重要な個人情報を扱う校務系システムは,教育委員会が管理もしくは委託するセキュリティ要件を満たしたデータセンター(クラウド利用を含む)で一元的に管理すること。」,また,「校務系ならびに学習系システムにおいても,教職員や児童生徒の負担増にならないよう配慮しつつ,二要素認証の導入など認証の強化を図ること。」と提言されています。  学校における教育情報セキュリティシステムにつきましても,今後教職員や児童・生徒の負担増にならず,また現状よりも安全にデータ保護できるよう御検討いただけるでしょうかお聞きいたします。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 21: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校現場の利便性と情報の保護,その両面をしっかりと鑑みながら今後も学校における情報セキュリティシステムのさらなる構築に努めてまいりたいと考えております。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 23: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 教育現場におきましても個人情報等またシステムの安全を確保するためには一定の制約が必要であり,事務効率の低下を招くことはある程度やむを得ない部分もあるだろうと思います。しかしこちらでも作業効率の低下などがないような体制をとることと,児童・生徒,保護者が安心できるシステムを構築することを切にお願いいたしまして1問目を終わらせていただきます。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 25: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 続きまして教育環境について。  学校用務の必要性また今後のあり方についてお伺いいたします。  これは通告では3問目なんですけれども,質問の順番を入れかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。  ことしの3月に策定された狛江市第5次行財政改革推進計画(定員適正化編)において,「今後の取組」の一つとして「技能労務業務の見直し」が挙げられています。そして今回の計画では技能労務職である「給食調理」「用務」「一般作業」についてそれぞれ今後の考え方が示されており,学校用務については,「平成29年度から一般作業と統合」すると具体的な内容が示されております。  今回は,この学校用務統合についての考え方,またこれにより生じる課題をどのように捉えているのかをお伺いするものでございます。  まず,技能労務職員については以前より退職者不補充を実施し適正化に向けて進めているところだと思いますが,現在の進捗状況をお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 27: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市第5次行財政改革推進計画(定員適正化編)は,市におけるさまざまな課題や独自性のある施策等について,より一層効率的な行政運営を行いながら応じられるよう作成するものと位置づけております。市では,これまでにも技能労務職員の退職者不補充を実施し,庁務,電話交換等の業務を廃止し民間委託に移行してきたところでございます。  また今回の改定に当たりましては,狛江市における各職種の年齢構成や業務内容等の実態を検証し,各業務の見直し時期や見直しの手法,またそのサービスを提供するにふさわしい実施主体等を検討してきたところでございます。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 29: ◯ 9 番(篠 浩司議員) この定員適正化編が行財政改革の一環として計画され,その目的に向かって着実に進んでいるということはわかりました。それでは逆に,これを進めていくことにより予想される課題,またそれに対する方策についてお考えがあればお聞かせください。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 31: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 退職者不補充を行うことで職員数が減少してまいりますので,これにより次第に対応し切れなくなる業務が発生してまいります。学校用務に関しましては,ここ数年でこうした事態が発生することが見込まれることから,今回の改定におきまして今後の考え方をお示ししたところでございます。  具体的な対応につきましては,できる限り業務に支障を生じさせないよう,また当該業務を行うにふさわしい実施主体の点も考慮する必要があると考えております。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 33: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは次に学校用務についてお伺いいたします。  学校用務が統合されることによって,計画では,「学校用務を学校事務の活用や施設課支援班等で対応する。」,このようになっておりますが,統合された後はどのような形で実施するお考えですかお聞かせください。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 35: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 統合された後に学校用務に係る業務を実施するに当たりましては,民間活用,嘱託職員の雇用等が考えられますが,業務の内容を整理した上で民間活用を初め狛江市行財政改革推進計画(定員適正化編)でお示しした支援班によるローテーション対応を基本とする方向で考えているところでございます。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 37: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 現在高橋市長のもとで「民間活力の推進」が掲げられており,「民間にできることは民間に」,この視点も非常に重要な要素であると思いますので,こうした民間活力も視野に入れていくのは大変よいことだというふうに思います。  ただ,清掃,樹木剪定,備品等の手入れ・補修・修繕といった学校用務に係るこういった業務は常に発生するものであり,また突発的な事態等が発生する可能性もありますが,こういったものに関してはどのように対応するのかお考えを伺います。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 39: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 学校用務に係る業務については,常時発生するものや特定の時期のみに発生するもの,また突発的に発生するものなどさまざまなケースがあると認識しております。そのため全てを民間活用で賄い切れるものではなく,一定程度の業務については別の方策をとっていく必要があると考えております。  これに関しましては,先ほどの支援班による対応を初めそれぞれの業務内容や頻度等を整理し,学校側とも協議しながら具体的な体制を検討してまいります。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 41: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それではそうした体制を考える中で,学校側への影響を出さず,本来の学校業務に支障を来さないようさまざまなケースに対応できるような体制を検討していただきたいと,このように考えますがいかがでしょうか。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 43: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回の学校用務の統合に当たりましては,現在の業務内容や実施状況を十分に精査するとともに,学校側の意見も伺いながら各校に負担のかからないような体制を検討してまいります。  ただ,引き続き技能労務職員の退職者不補充は継続してまいりますので,次年度で完了するものではなく毎年状況が変わってまいりますので,その時々の状況を見ながら今後も適切に対応してまいりたいと考えております。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 45: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは同じ質問なんですけれども,学校側への影響を出さず,本来の学校業務に支障を来さないようさまざまなケースに対応できるような体制を検討していただきたいが,教育長としてはいかがでしょうか。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。 47: ◯ 教育長(有馬 守一君) 今回の用務業務の見直しによりまして効果的・効率的な業務運営を期待するところでありますけれども,反面,御指摘のような日常的,突発的な事態につきましても学校管理職や教員への新たな負担が生じることがないよう今後も適切な教育環境を維持できる体制づくりを市長部局と連携して検討してまいりたいと思っております。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 49: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今後学校用務職員が減少していく中で,できる限り質を落とさないままいかに効率的な対応を行っていくかについてお聞きいたしました。市としては民間活力も視野に入れた効率的な行政運営を見据えていること,また同時に進めるに当たっては本来の学校業務に支障が出ないよう検討していただけるものと期待いたします。検討を進めるに当たっては,学校側への負担,そしてひいては児童・生徒に負担がかからないようにぜひともお願いいたします。  次に地域センター図書室についてお伺いいたします。  子供の安全確保についても有効な居場所として,また狛江市立学校PTA連合会が市への要望等でもお願いしていました地域センター図書室の開室時間の延長を,私自身,平成28年の第1回定例会において提案いたしました。それを受け今回試行実施をしていただいたと伺っておりますが,結果はいかがでしたでしょうかお伺いいたします。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 51: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 今回,実際の利用状況等の効果測定を行うことを目的として,地域センターの図書室の開室時間を現状の12時から17時より2時間開始時間を早め,小・中学校の夏季休業期間の開始に合わせて平成28年7月21日木曜日から8月4日木曜日まで試行実施いたしました。  今回の試行で,延長時間中に4地域センター14日間の合計で897人の来室がございました。1日平均で64人の来室となります。また幼児から高校生までの来室人数は396人となり,全体に占める割合の44.1%となっております。  結果といたしましては,子供を初めとして多くの方に試行期間中に来室いただき,子供の居場所の一つとしても有効に利用いただけたと分析しているところでございます。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 53: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 大変多くの方が地域センターの午前中開室を御利用されたとのことですが,今後の地域センターの図書室についてはどのようにお考えですかお伺いいたします。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 55: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 今回の試行では,運営をお願いしている各地域センター運営協議会の御協力のもと現状の人員体制での実施といたしました。例えば来年度は,夏季休業中の前半2週間と後半2週間の2回に分けて試行実施するなど,各地域センターの運営協議会とも協議しながら利用者のニーズに応えられるよう地域センター図書室のあり方を引き続き検討してまいりたいと考えております。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 57: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今回の実施に当たり各地域センター運営協議会の皆様に御理解,御協力いただけたことに感謝いたします。  利用者の方々からの喜びの声も聞いていますので,運営協議会の皆様方には御苦労も多いと思いますけれども,引き続き地域に愛される図書室運営に努めていただきますようお願いいたしたいと思います。  これにて2問目を終わらせていただきます。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 59: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 高橋市長就任以降,「即断・即決・即行動」を旗印に市政運営に取り組んでこられた結果,それ以前と比較してさまざまな部分で好転をし,それが評価され,その結果,高橋市長2期目がスタートしたと,このように考えます。  しかし高橋市長が1人頑張ったところで現在の状況があるわけでは決してございません。当然狛江市民皆様のお一人お一人の理解と協力があったからこその現在であります。  また与えられた課題について,与えられた持ち場,与えられた役職において努められてきた狛江市職員の努力も見過ごすことはできません。  そのように努められる職員の資質は自身の経験の中から高められていることもあると思いますが,複雑化,多様化する行政課題に的確に対応できる人材を育成するためには職員研修が必要不可欠であると,このように考えます。  現在狛江市では狛江市職員研修基本方針にのっとり,庁内での研修と東京都市町村職員研修所での研修が実施されているというふうに思いますが,それぞれの研修を受講する研修生はどのような視点で選考されているのかをお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 61: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 庁内研修については,年層別研修,職層別研修及び特別研修がございます。  年層別研修は職種・職層に関係なく,入庁後の一定期間に職員として求められる能力の取得を目的として実施しております。  職層別研修は,狛江市人財育成基本方針で定められているそれぞれの職層で求められる能力を段階的に習得できるよう計画的に研修を実施しております。  特別研修は普通救命講習や手話講習などを実施しており,対象を限定せず原則各職場の推薦により受講生を決定しているところでございます。  東京都市町村職員研修所の研修につきましては,研修所での必修研修に加え,狛江市として全職員が受講しておくべき研修を必修研修と位置づけ,年層別研修,それから新任から部長までの職層別研修で庁内の職層研修と同様の考えのもと計画的に研修生を割り当てております。  選択研修につきましては,法務研修を初め情報処理研修,専門職研修,技術職研修など幅広い分野の研修があり,人事異動で新たに配属された職場で必要な知識の習得など職員みずからが意識的に学ぼうとする自発性を促すことや,学びたいと思っている内容の研修の要望に応えることのできるよう公募また所属長による推薦により受講生を決定したところでございます。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 63: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 人材育成の目的には個人の資質向上はもちろんのこと,市民満足度の向上,組織力の向上とあります。そのために研修終了後,受講生からどのようなフィードバックがされているのかお聞かせいただきたいと思います。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 65: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 庁内研修においては,研修終了後の職員アンケートにより講師や研修内容についての感想等を記入してもらい,研修生の理解の度合いを把握するとともに今後の研修のあり方や改善等に活用しているところでございます。
     東京都市町村職員研修所の研修につきましては,狛江市職員研修規程に基づき受講生が復命書を作成し,研修の内容及び考えたこと,今後の職務に生かせることを所属長及び職員課が把握し,今後の研修のあり方を考える材料として活用しております。  また復命書以外でも,朝礼等における報告を通して職場に対するフィードバックをするよう受講した際に求めているところでございます。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 67: ◯ 9 番(篠 浩司議員) しっかりと生かしていただければと,このように考えます。  職員課で実施する研修以外にそれぞれの主管課において専門的な研修を受講したいと,こういった希望はあるのでしょうか。またあった場合にはどのような対応をとられているのかお伺いいたします。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 69: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 職員課におきまして他の課からの研修受講要望に備えまして研修負担金及び旅費の予算を措置しており,各課が希望する研修に柔軟に対応できる体制を整えているところでございます。  平成28年度の主なものといたしましては,高齢障がい課の職員が政策研究大学院大学で実施されました医療政策短期特別研修を受講したほか,下水道課の職員が日本下水道事業団で実施されました「企業会計-移行の準備と手続き-」を受講したところでございます。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 71: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 予算が絡むことのようですが,必要なものに対する積極的に取り組む姿勢にはできる限りの対応をお願いしたいというふうに思います。  次に,職員の自己啓発の一環として通信教育講座の助成を行っていますが,確認のため改めて事業の内容をお聞きいたします。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 73: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 通信教育講座の助成につきましては職員が自己啓発に取り組む環境をサポートするために実施しております。具体的な内容でございますけれども,受講を希望する職員が指定する講座に申し込みをし,通信教育の在籍期間中に修了した職員に対しまして受講料の7割の額を助成するものでございます。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 75: ◯ 9 番(篠 浩司議員) こちらにつきましても積極的に取り組む姿勢にはできる限りの対応をお願いしたいというふうに思います。  しかしながら研修実績を見ると,残念ながら未修了の方もいるようです。それぞれの事情は当然あるのでしょうけれども,どのような理由で未修了となってしまったのか。またたとえ未修了になってしまっても,その後どういったことが期待できるのかお伺いいたします。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 77: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 未修了の理由でございますが,職員課において課題の提出状況が確認できるため,おくれている職員に対して声がけを行っているものでございますけれども,結果として講座ごとに設定されている在籍期間内に課題の提出ができなかった場合や合格点が獲得できなかったことが理由でございます。  未修了の場合につきましては費用の助成はございませんが,テキスト等資料は本人が購入しているものでございますので,引き続き自己啓発を行ってもらうよう期待しているところでございます。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 79: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 在籍期間内に課題の提出ができなかった,また合格点を獲得することができなかったということが理由のようです。先ほども申し上げたようにさまざまな理由があってのこととは思いますが,時間のやりくりをするということも勉強だと思いますので,そういったところもあわせて職員の方々には勉強していただきたいなというふうに思います。  また未修了のため自己負担となってしまうようですが,せっかくの制度ですので積極的にチャレンジしていただきたいというふうに思います。  受けた研修につきましては知識としてすぐに生かせるもの,すぐに効果はなくても研修での気づきを発展させることによって今後発揮できるものと必ず力になっていると思いますので,得たものはぜひとも生かしていただくことをお願いいたします。  また先ほどの答弁にもありましたように,職場に対するフィードバックを職員共通の財産としてぜひとも生かしていただくことを望みます。  次に多摩六市教育広報戦略推進協議会についてでございます。  これまでお聞きした研修とは別に,みずから外に出て自己研さんに励む職員がいるとお聞きします。まず多摩六市教育広報戦略推進協議会とはどのような組織なのかをお伺いいたします。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 81: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 多摩六市教育広報戦略推進協議会は,多摩地域の各市の教育行政や教育委員会がその地域の住民の理解をいかに得ていくか,またいかに教育委員会を身近に感じてもらえるかということを広報の視点から捉え,考えるための協議会といたしまして他市との連携のもと東京都市長会の助成事業を活用して設置したものでございます。  協議会には狛江市のほか国分寺市,国立市,東大和市,多摩市,あきる野市の担当職員と,広報・コミュニケーション分野が専門の大学教授を有識者としてお招きいたしまして,平成27年度の1年間を使いまして今の教育委員会に必要な広報について調査・研究を行ったものでございます。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 83: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは多摩六市教育広報戦略推進協議会に狛江市職員が参加した経緯をお伺いいたします。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 85: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市におきましては平成26年度に,多摩26市の教育長の連絡・調整機関でございます東京都市教育長会の事務局を務めておりました。ちょうどそのとき国の教育委員会制度改革がございまして,狛江市も含め地方においてその対応が求められたところでもありました。この教育長会の事務局におきまして多摩26市の間の連絡・調整を行っていく中で,各市の教育行政を支える係長以下の事務担当者同士の横のつながりが希薄であったことに本市の担当職員が危機感を覚え,他市との連携による今回の協議会の事業を企画・立案いたしまして,他市に参加を呼びかけたものでございます。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 87: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 確認ですけれども,狛江市職員の呼びかけを他市の皆さんから賛同いただいたと,こういうことでよろしいでしょうか。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 89: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 26市の方が集まる会議の場で狛江市から呼びかけを行わせていただきまして5市から賛同いただいたところでございます。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 91: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは多摩六市教育広報戦略推進協議会における具体的な参加内容はどのようなものかお伺いいたします。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 93: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 協議会におきましては,通信販売のジャパネットたかた,朝日こども新聞の朝日学生新聞社,自治体の広報コンクールで最優秀賞を受賞いたしました埼玉県三芳町など官民問わずさまざまな企業・自治体などの視察,ヒアリングを行いまして,それぞれの企業・自治体などのコミュニケーションの秘訣をお招きした有識者とともに読み解きました。そして市町村の教育委員会が最も地域住民の理解を得て身近に感じてもらうための広報戦略の標準モデルを組み立てました。  また,本年2月には協議会でまとめました広報戦略の標準モデルの発表と教育関係者によるパネルディスカッションを国分寺市の公民館で行ったところでございます。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 95: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,1年間多摩六市教育広報戦略推進協議会に参加して,どのような効果があるのかお伺いいたします。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 97: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず今回協議会でまとめさせていただきました広報戦略の標準モデルでは,教育委員会のメッセージを読み手に伝えるために目的やテーマの明確化とターゲットの選択が重要であるということが明確になりましたので,これまで教育委員会が発行していた広報紙「狛江の教育」をリニューアルしたいと考えております。  具体的には,狛江市教育委員会が行う広報の狙い・メーンテーマ・メーンターゲットを整理した狛江市広報基本方針を既にまとめておりまして,現在この基本方針をもとに新たにリニューアルした教育広報紙の発行準備を進めております。1年をかけて新たな広報のあり方や考え方がしっかりと整理できましたので,今後視覚的な部分を中心に,実際に市民が目にする広報紙やホームページの改善・充実にも生かしていきたいと考えております。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 99: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 参加された市職員の皆さんは1年間本当にお疲れさまでした。リニューアルされた教育広報紙の発行を楽しみにしております。  国分寺で行われた発表会には私も参加させていただきまして,参加したということで後日いただきましたこういった報告書,これも拝見させていただきましたが,今回学んだことをただいまの答弁にもありましたように広報紙やホームページの改善・充実にも生かしていただけることを期待しております。  また今回得た横のつながりも大切にして,他市の情報を狛江に生かせることも期待できるのではないかと,このように考えます。  そして何よりも狛江市職員がリーダーシップを発揮して多摩六市教育広報戦略推進協議会を引っ張ったことを評価するとともに,発表の当日には多くの職員が彼らの活躍を応援しに行っていた姿をうれしく,このように感じました。この姿がこれからの狛江を引っ張ってくれるんじゃないかと,このように期待するところでございます。  続きましてGood Job Cardについてお尋ねいたします。  皆さんも御存じではないかと思いますけれども,職員が出退勤時に使用するICタイムレコーダーの横にこのようなGood Job Cardというものが置いてありますけれども,職員を褒めて認める取り組みとして,このGood Job Cardを実施していると伺っておりますが,職員同士お互いに関心を持つことにつながる非常によい取り組みだと考えます。このGood Job Cardに取り組むことに至った経緯,また現在の取り組みの内容についてお尋ねいたします。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 101: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) Good Job Card導入に至りました経緯でございますけれども,平成26年3月に改定しました人財育成基本方針における人財育成のための取り組みにおいて,職場内のコミュニケーションを推進し,職員のやりがいやモチベーションの向上を図ることで職場の活性化やよりよい市民サービスの提供につなげることを目的として掲げております。その一環として褒めて認める組織風土づくりを推進することとしておりますが,その際人事評価や処遇への反映という側面からだけでなく,職員の福利厚生の増進,コミュニケーションの活性化につなげていきたいとの考えから,狛江市職員共済会が実施主体となり平成26年6月より導入したものでございます。  このGood Job Cardは,よい仕事や行為をした仲間に対し贈るメッセージカードでございまして,職員がお互いの行動に関心を持ち,褒め合うという気持ちよいコミュニケーションを通じて,風通しのよい,よりよい職場環境をつくることを目的としております。  これらを推進する取り組みとして推進ポスターの掲示,庁内掲示板での毎月のGood Job事例の紹介のほか,共済会理事の投票によって選出された職員に対して共済会理事長である副市長から共済会評議員会においてBig Good Job Cardを授与しているところでございます。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 103: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 職員の方が仕事をする上で励みになる大変よい取り組みだと,このように感じます。もちろん自然な振る舞いが評価されていることが多いと思いますけれども,来庁者にもしっかりと見られているという意識を持ち,狛江市職員という誇りを持って引き続き皆さんには務めていただきたいと考えます。  私自身も議員として,それ以前に狛江市民として恥ずかしくない振る舞いをすることをこの場で改めてお伝えをしたいと,このように思います。  多摩六市教育広報戦略推進協議会またこのGood Job Card,こういった取り組みをクローズアップする機会があってもよいと思い今回質問させていただきました。これにて全ての質問を終わらせていただきます。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時40分 休憩     午前 9時55分 開議 105: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番三角武久議員。     〔10番 三角武久議員登壇〕 106: ◯ 10番(三角 武久議員) 議長から発言の許可をいただきましたので,通告書に従い3問質問させていただきます。  なお,通告書の順番を入れかえ,3番目,地域におけるスポーツ振興から質問させていただくところでございます。  東京オリンピック・パラリンピックを契機に市内全域でスポーツを盛り上げ,オリンピック・パラリンピック終了後も継続して狛江市のスポーツが活性化できるかが大きな鍵を握っているのではないかと考えているところでございます。  スポーツが狛江市にとって役立つのか,税金やマンパワーなどのコストをかけてスポーツを振興することが正当な費用対効果があるのか疑問を持たれる市民の方も少なからずいらっしゃるかと存じます。  この疑問に対し,しっかりとスポーツ振興には正当性があると言えるのではないでしょうか。スポーツは人々に大きな感動と喜びを与え,健康の保持にも役立ち,医療費の増大を抑制することも期待されているところでございます。  さらにはスポーツを通じて国際交流が活性化するという側面があり,スポーツは世界共通のルールの下に言語と文化の壁を越えて行われるものであり,他国との相互理解や友好親善にも大きな役割を果たすものであります。  このようにスポーツは,市民の健康と幸福,国際交流といった面で市と市民の生活・心を豊かにするものであり,オリンピック・パラリンピックの東京開催をよいチャンスと捉え,地域スポーツとうまくリンクさせて市民全体がスポーツにより利益,例えば健康の保持などの享受ができるように進めていかなければならないと考えているところでございます。  そこで市内全域でスポーツを盛り上げる施策として,以前の一般質問でも都内キャンプ事前誘致に関して質問をさせていただいたところで,再度事前誘致について質問させていただきます。  平成28年7月27日,東京都オリンピック・パラリンピック準備局より都内事前キャンプ候補地を効果的にPRするため,誘致を希望する区市町村からのスポーツ施設・宿泊施設の情報を集約したホームページが立ち上げられたところでございます。隣の調布市に現在建設中であります武蔵野の森総合スポーツ施設にてオリンピックではバドミントンが開催され,前年の2019年プレ大会としてバドミントンの世界選手権には世界選手権開催国として日本が立候補することが8月26日に明らかになりました。会場においても同様の武蔵野の森総合スポーツ施設が予定されているところでございます。  事前キャンプが実施されれば,市民の皆様が世界のトップアスリートのプレーを目の前で見られる,さらには地域振興や国際交流の促進が期待できると考えているところでございます。  リオオリンピックでは皆様も御存じのとおり日本バドミントン史上初の金メダルをタカマツペアが獲得し,個人戦においても奥原選手が銅メダルを獲得したところでございます。  狛江市民総合体育館で行われるバドミントンの個人開放日も大盛況と聞いております。この事前キャンプ,まだまだ登録が可能であると東京都にも確認したところで,登録後は東京都のホームページも随時更新されるとのことです。選手団との交流等により国際交流の促進並びに狛江市の盛り上がりが創出できる事前キャンプの取り組みを進めていく,この取り組みについてお伺いするところでございます。  続きまして第2問,いのちを守るための防災態勢の確保について質問させていただきます。  まずは,台風10号による甚大な被害に見舞われた中で懸命に活動されている自衛隊・消防団を含めた関係機関の献身的な活動に対し敬意を表するとともに,被災された皆様に対し心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  それでは8月16日,関東地方通過に伴う台風7号から10号までの狛江市の対応並びに職員の態勢確保についてお伺いをするところでございます。  3問目,一般質問通告書では1番目となります都市農業活性化について質問させていただくところでございます。  平成5年6月に認定農業者制度が新設され,平成20年9月,認定農業者制度の運用改善のためのガイドブックが一部改正されたところでございます。狛江市においても平成21年10月に第1号認定農業者が誕生したわけでございますが,今日までの認定農業者の推移についてお尋ねするとともに,府中市・調布市の取り組み状況並びに認定農業者誕生の推移についてもあわせてお尋ねするところでございます。  なお,3問とも再質問については自席にて行います。 107: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 108: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 1問目のオリンピックの事前キャンプに向けた取り組みについて答弁させていただきます。  事前キャンプに向けた取り組みにつきましては,参加国ごとにさまざまな条件等を勘案しながら,それに見合った施設等を選択するものですので,狛江が選ばれるかどうかは現時点では未知数のものであると考えております。ただ,選手団を通じた他国との交流や市外への狛江の魅力発信,オリンピック・パラリンピック選手の練習を間近で見られる機会を持つことにより市内における気運醸成にもつながっていくことが期待できると考えております。 109: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 110: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 2問目の台風7号,9号,10号におきましての市の対応及び職員態勢について答弁させていただきます。  最初に台風7号でございますけれども,台風の接近時間を見据え,8月16日に行われました庁議におきまして庁内態勢の確認,避難準備情報発令の検討に伴う避難行動要支援者対策,避難所開設準備について,それぞれ人員確保等を確認いたしました。また全職員のおおむね3分の1程度をあらかじめ参集要員に指定し,非常時における職員の参集態勢を整えたところでございます。  その後,午後10時に安心安全課職員4名が出勤し情報収集態勢をとりました。午後11時には道路交通課職員8名,環境政策課職員3名,下水道課職員2名が出勤し,適宜パトロールを実施し,路上に散乱しておりました傘の撤去,倒木の撤去,集水ますの清掃等を行ったところでございます。  当日の天候は雨・風は思ったより弱く,河川の水位もさほど上昇しなかったこともあり,午前3時15分には道路交通課,環境政策課,下水道課の職員は解散とし,午前5時過ぎに大雨洪水強風注意報が解除されたことを受けまして,情報収集態勢を全て解除したところでございます。  この台風による公共施設等及び人的被害の発生はございませんでした。  続きまして台風9号でございますけれども,台風の接近時間が日中であるとの見込みにより,その前日に出勤態勢を確認し,安心安全課職員が情報収集態勢をとるため午前5時50分に出勤いたしました。大雨洪水警報が発令されていることもあり,午前6時35分に台風や風雨に対する注意喚起の安心安全情報メールを発信いたしました。  市民等から土のうの要請が3件ございまして,搬送及び設置の対応をいたしました。  そのほか河川の水位上昇に伴い,市内パトロール,樋管の監視警戒,観光協会と連携しまして貸しボートの引き揚げ,消防団員による河川監視等を行いました。  また庁内におきましては,市長,副市長,教育長及び各部長による災害に対応するための対策会議を3回開きまして避難準備情報発令についての検討を行い,避難行動要支援者対策,避難所開設準備等について協議いたしたところでございます。  その後,多摩川の水位が午後3時20分に4.1メートルに達したのをピークに徐々に下降,午後6時20分に大雨洪水警報が解除されたことに伴い,午後6時30分に全態勢を解除いたしました。
     この台風におきましては,多摩地域内で土砂災害や内水氾濫による避難準備情報や避難勧告を発令した市が幾つかございましたが,当市におきましては施設及び人的被害は発生いたしませんでした。  最後に台風10号でございますけれども,当初の予報では大型で勢力が強く関東近辺に上陸するとされておりましたが,予報よりもかなり離れた北東側を通過するとの見込みにより,前日29日に行った対策会議におきましては,改めて避難準備情報等の発令基準について再確認を行い,あわせて職員態勢についても確認したところでございます。  台風の進路から直撃は避けられそうな状況でしたけれども,台風に伴う雨の影響について念のために情報収集態勢をとったほうがよいとの判断により,安心安全課のみ8月30日午前7時から情報収集態勢をとったところでございます。  当日は雨・風ともに強くなく,河川の水位も目立った上昇はございませんでした。午後0時21分に大雨洪水雷注意報が解除されたことに伴い,情報収集態勢を解除いたしました。  この台風による施設や人的な被害はございませんでした。 111: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 112: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 都市農業活性化について答弁申し上げます。  狛江市の認定農業者数の推移といたしましては,平成27年3月末で20名,平成28年3月末で20名となっており横ばいで推移しております。  府中市では平成18年度から認定農業者制度を導入し,平成27年3月末で65組110名,平成28年3月末で66組112名の認定農業者を認定しております。また調布市では平成17年度から導入し,平成27年3月末で29組33名,平成28年3月末で33組38名の認定農業者を認定しております。 113: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 114: ◯ 10番(三角 武久議員) 企画財政部長のほうから御答弁いただいたように事前キャンプにつきましては参加国がキャンプ地を決定するということは理解させていただきながら,狛江の魅力発信のため,ぜひ東京都のほうに御登録のほうをお願いさせていただくところでございます。  次に平成28年度オリンピック・パラリンピックの教育重点校に指定された緑野小学校において,その項目においては障がい者理解の促進の取り組みが行われているところでございます。  この事業の目的であります他校への普及・啓発についてどのように行われているのかお伺いするとともに,東京都からの単年度予算の措置かと存じます。この事業体験・経験を次年度以降どのように生かして取り組んでいくのかお伺いするところでございます。 115: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 116: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 緑野小学校では平成29年2月下旬,市内の小・中学校の教員を対象にいたしまして,オリンピック・パラリンピック競技や障がい者スポーツにつきましてスーパーバイザーによる特別授業の実施並びに情報メディアセンターとなる学校図書館を活用いたしました学習活動等の実践につきまして報告会を開催する予定でございます。  緑野小学校での今年度の活動を通して児童が培った力を次年度以降も活用できるような教育活動を展開するとともに,教育委員会といたしましてもそれらが効果的な活動になるよう指導・助言に努めてまいりたいと考えております。 117: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 118: ◯ 10番(三角 武久議員) 緑野小学校においては,この経験・体験を次年度以降も教育活動の展開に生かしていただくようお願いをさせていただきます。  続きまして狛江市スポーツ振興計画の中で今後の課題が明記されておりますが,施設の課題というハードの部分においては予算措置もございますので時間がかかるのではないかと考えております。施設運営の部分で「平等利用の確保」,「サービスの向上」というソフトの部分に関してはグランド・体育館の予約と連動しているのではないかと考えられます。現状をお伺いするとともにどのぐらいの期間で課題が改善できるのかお示しいただきたいと思います。 119: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 120: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず「平等利用の確保」でございますが,施設を予約するに当たりましては施設予約システムを導入いたしまして,機械抽せんを行っていることから一定の平等性が確保できているものと考えております。  一部の利用者におきまして不正利用等が見られた場合につきましては,その都度事実関係を確認し,迅速に対応しているところでございます。  またサービスの向上でございますが,毎年利用者アンケートを行っており,その回答の中で利用者の方からはおおむね御満足をいただいているようでございますが,例えば施設予約システムの更新の機会を捉えましていただいた意見を反映するなど,より一層のサービス向上に努めてまいりたいと考えております。 121: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 122: ◯ 10番(三角 武久議員) この問題,特に多摩川緑地公園グランドの使用の問題でございますが,予約がとれた団体の使用がないケースが時々ございます。使用されていないグランドを使用していると注意されることがあり,予約していないので注意されて当然かと存じます。  そこでまず1点目は予約をとれたのに使用しない団体においては電話連絡等を義務づける,また連絡なく使用しない件数が年間数回あった場合には数カ月予約ができない等のペナルティーが必要ではないかと考えているところでございます。  また,登録団体においては当日あきがあれば使用できるシステム等の構築も必要かと存じます。多摩川流域の調布市・府中市の予約システム,利用する上でのルール等の取り組み状況を交えてお尋ねするところでございます。 123: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 124: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 通常団体貸し切りの場合,有人施設におきましては無断キャンセルはほとんどなく,無人施設におきまして一部無断キャンセルが発生していることから,多摩川緑地公園グランドにつきましては許可書を交付する際に無断キャンセルが続いた場合,ペナルティーを科す旨を記載したチラシを配付し周知を図っているところでございます。  調布市・府中市ともにテニスコート以外は全て有人施設となっているとのことですが,無断キャンセルにつきましては調布市がペナルティーを科し,府中市はペナルティーを科しておらず,ペナルティーの有無については判断が分かれているところでございます。  なお,体育施設を使用する際には使用許可を受ける必要があり,通常キャンセル等であきとなった施設につきましては,申請をいただき許可書を受け取って使用していただく形でお願いしているところでございます。 125: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 126: ◯ 10番(三角 武久議員) 今後ともチラシを配付しながら周知の徹底を図っていただきたいと思います。  ペナルティー等につきましては教育部長の御答弁のとおり,慎重な審議の中で取り計らっていくことが必要ではないかと考えているところでございます。  それではぜひ利用する上のルール等の改正を,先ほど要望させていただきましたが。  次に,健康づくり・高齢者スポーツの課題解決のため保健部門・高齢者担当部門との連携調整が必要と考えられているところで,今年度どのような連携が図られたのかお伺いするとともに,短期的・中期的にはどのような取り組み計画があり事業を展開していくのかあわせてお伺いいたします。 127: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 128: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず今年度のチャレンジデーの実施に際しましては,幅広い年代の方や障がい者の方々に参加いただけるようにボッチャ・フライングディスクの実施に当たって高齢者担当部門と調整いたしましたり,高齢者担当部門の事業にスポーツ推進委員が参加したりといった部門間の連携を深めているところでございます。  またスポーツ推進審議会におきましては,高齢者担当部門に委員として参加していただき,高齢者・障がい者の視点で御議論いただいているところでございます。  なお,狛江市高齢者保健福祉計画では生涯学習・生涯スポーツの場づくりを進めることをうたっておりますが,高齢者にとってスポーツ活動をすることは健康づくりはもとより,仲間づくり,居場所づくりによる生きがいにつながることから,高齢者担当部門と連携を図り,より高齢者に参加いただけるスポーツ事業の実施につなげていきたいと考えているところでございます。 129: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 130: ◯ 10番(三角 武久議員) 御答弁いただいたように今後も高齢者に参加いただけるスポーツ事業の実施に結びつけていただきたいと考えております。  今後気軽に体を動かすことへの啓発活動や場づくりを行っていく必要があるところで,現在ニーズに対応した空間・施設運営が全国的な課題になっているところでございます。先進的事例として新潟県長岡市のアオーレ長岡が市民交流の拠点として注目されているところで,狛江市においても駅周辺を中心にコンパクトなまちの特徴を生かした事業展開が必要だと考えているところでございます。  それでは次にスポーツ振興と行政のかかわりについてお尋ねをするところでございます。  現在多摩26市において,独立した専管課を設置している市はどのぐらいあるのかお尋ねをするところでございます。 131: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 132: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 多摩26市においてスポーツを独立に所管している課に関しての調査は行っておりませんので,平成28年度における26市の組織名称から「スポーツ」や「体育」を単独名称としている部署を集計したもので答弁申し上げますと,26市中16市となっているところでございます。 133: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 134: ◯ 10番(三角 武久議員) 現在狛江市において専管課が設置できない原因については,総務省における適正な定員管理の推進が影響しているかと考えているところでございます。  また狛江市第5次行財政改革推進計画の定員適正化においては,多摩26市中20番目に少なく類似団体9市平均より少ない状況の中で,今後職員の負担増,安定した行政運営の2点が課題として挙げられている中,適正な職員数の確保が必要であると示されております。  効率かつ効果的な組織体制の整備並びに適正な職員数を確保していかなければ,重要な施策や新たな行政課題へは対応できないのではないでしょうか。  地域スポーツの将来的な展望で捉えていくと,スポーツ振興法が約50年ぶりに全面改正され,市民の皆様があらゆる機会とあらゆる場所でスポーツを楽しむことができるようにスポーツ環境を整えていくことが重要であると考えているところでございます。  スポーツ行政とはスポーツ振興を図っていく上で市区町村がスポーツ事象について取り上げるものであり,市区町村のスポーツ行政の目的はスポーツ振興法で示されているように市民がスポーツをすることができるような諸条件整備に努めることにあります。  冒頭に話をさせていただきました東京オリンピック・パラリンピック終了後も継続して狛江市のスポーツが活性化していくために新たにスポーツ主管課の創設を求めます。いかがでしょうか。 135: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 136: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新たなスポーツ主管課の創設につきましては市長公約の一つでもあります「オリンピック等の機会を活用し,狛江の魅力を市内外に発信」,これを進めるためにも市における東京オリンピック・パラリンピックの推進に向けた担当を置くことなどについて検討していきたいと考えております。  その後につきましては,東京オリンピック・パラリンピックによる効果等の検証やそのときの市を取り巻く行政課題等を踏まえ,総合的に考えていく必要があると考えております。 137: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 138: ◯ 10番(三角 武久議員) ここ数十年で地域社会のつながりが大変薄くなったと指摘されておりますが,人と人との心の交流を促すには共通の体験・話題をつくり出すことでございます。祭りやイベント,そしてスポーツが地域のきずなを取り戻すため最も効果的であり,地域コミュニティーを促進し,市民一人一人が生きがいと心豊かな人生が送れるよう,スポーツにかかわる人的諸条件を整えること並びにスポーツを広く普及・奨励,推進するこのスポーツ主管課の創設を強く要望いたしまして,通告一覧2番目のいのちを守るための防災態勢確保について質問させていただきます。  昨年9月10日,茨城県常総市を襲った関東・東北豪雨災害による被災市町村では,配信作業に充てる職員を十分確保できず,防災情報が十分に伝達されておりませんでした。これを踏まえて緊急的な退避や自宅にとどまる屋内安全確保といった適切な避難行動を住民がとれるようにすべきであると提言がされております。  また,情報伝達手段も多様な伝達手段を組み合わせるべきと提言されておりますが,狛江市においては避難はございませんでしたが,適切な避難行動を促すため,どのような情報伝達手段を今回考えていたのかお伺いをするところでございます。 139: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 140: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 情報伝達手段といたしましては,防災行政無線による市内拡声を初め安心安全情報メール,ブログ,市ホームページ,フェイスブック,ツイッターなどをツールとして準備しております。  また,風水害の場合は防災行政無線による放送が聞こえにくい場合もございますので,その際は庁用車や消防団ポンプ車による市内広報も手段として考えているところでございます。  なお,ホームページやフェイスブックなどからの情報発信につきましては,所管である秘書広報室と連携が図られており,情報発信に関する人員は確保されているところでございます。 141: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 142: ◯ 10番(三角 武久議員) 幅広い情報伝達手段が御準備されているということで安心したところで,さらには常総市においてはハザードマップを認知している住民の割合が非常に低かった,水害への備えが不十分であったという御指摘がございます。平時からの行政と住民とのコミュニケーションによる自助・共助の取り組みの推進が内閣府からも提言されている中,狛江市として大変わかりやすいハザードマップが市民に配布されているところで,周知方法の工夫,色分け等により一目で判断できる等ハザードマップの表示方法の再検討も必要ではないかと考えているところでございます。今後どのような検討をされるのかお伺いいたします。 143: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 144: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在の多摩川氾濫版ハザードマップは平成19年3月に作成したもので,市ホームページでも閲覧できるほか,ハザードマップを盛り込んだ防災ガイドを全戸配布し,周知を図っているところでございます。  なお,ハザードマップのもととなる国土交通省が作成する浸水想定区域図が改定され,ことし7月に国土交通省より示されたところでございます。  主な変更点といたしましては,想定最大規模の想定雨量が2日間の総雨量457ミリから588ミリとされ,それに伴い浸水域や浸水深が拡大されたことでございます。  現在国土交通省のホームページ上で公表されているのみでございますが,これを受けまして市の防災ガイドなどへの掲載や安心安全通信などを活用しまして市民への周知を検討しているところでございます。 145: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 146: ◯ 10番(三角 武久議員) 内閣府においても住宅等の復旧に十分な補償額を受け取れない被災者を一人でも少なくするよう,水害保険・共済への加入促進を進めるべきとの提言もございます。重ねて今実施しております地域住民とのコミュニケーションの促進,さらにはハザードマップを活用しての周知方法の改善をお願いさせていただき,次の質問に移ります。  さて,災害発生時における相互応援協定を石巻市,三島市,上野原市,小菅村と結んでおりますが,これら相互応援協定締結市と今回の台風上陸に伴い情報交換,さらには災害発生時を想定しての迅速かつ的確な災害対応が実施できるよう,どのような取り組みがなされたのかお伺いするとともに,8月28日には三島市,川崎市の総合防災訓練に安心安全課の職員が参加されたとお伺いしたところでございます。訓練内容並びに訓練に参加して何を目指し,そしてそれを市民に還元するのか,そして市民の安心・安全のため具体的な事業に結びつけていくのかお伺いをするところでございます。 147: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 148: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 相互応援協定を締結している各市等との災害時における連携についてでございますけれども,台風の場合は進路状況により同日もしくは1日おくれで各市がそれぞれに対応することになろうかと思いますので,あらかじめの情報交換等につきましては行っていないところでございます。  しかしながら,台風10号のときは東海・関東地方にさほど大きな影響はなかったものの,石巻市は直撃を受ける可能性があったことから,こちらにつきましてはメールになりますけれども,石巻市の次長及び防災担当課長に事前に連絡をとり情報交換をいたしたところでございます。  また,先月28日に川崎市と三島市の総合防災訓練にそれぞれ職員を派遣させまして,川崎市では広報・展示,三島市では災害物資搬送・引き渡し訓練を行ったところでございます。  訓練内容といたしましては,市内で地震が発生したとの想定による劇場型の訓練でございました。訓練の流れといたしましては,以前当市で行っていた劇場型の訓練と類似しておりますが,ところどころに地域性が盛り込まれており,市域の特性などについての対応策を訓練を通じて検証しているところは大変参考になりました。  今後の市の訓練のあり方も常に検討を重ね,市の特性が生かせるよう地域の方々ともさらに連携を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 149: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 150: ◯ 10番(三角 武久議員) 三島市への総合防災訓練の参加についても,もう3年目を迎えているのではないかなというふうに思います。顔と顔の見える関係がさらに今回の総合防災訓練参加で構築されたのではないかと考えているところでございます。  この取り組みは応援・受援体制の構築を促進するとともに,災害時に被災地に駆けつける応援派遣員を円滑に調整できる仕組みづくりの促進にも結びつくと考えております。この取り組み推進は水害にとどまらず,他の災害においても被害を最小化し,狛江市の防災力を一層向上させ,災害に強いまちづくりにつながると考えております。いかがでしょうかお伺いいたします。 151: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 152: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 応援協定を締結している三島市とはお互いの訓練に参加し合い,常に顔と顔の見える関係を構築しております。このように訓練に参加することにより,その市の災害対策についての考え方や状況がわかる状態にあることは応援する側,また応援を受ける側になった場合においてもスムーズな連携が図れるものであり,市の防災力向上にもつながると認識しているところでございます。 153: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 154: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは市の防災力向上につきまして,1つ。  気象庁は今年度5月26日から,重大な災害に早目に備えてもらおうと夜間に警報級の大雨が降るおそれがある場合,可能性が高くなくても夕方に自治体に情報提供することが決められたところでございます。  この取り組みは広島土砂災害の教訓を踏まえ,1年間の試行期間を経て来年夏前に正式導入を目指しており,情報を迅速かつ積極的に提供して減災に生かしていくことが大きな目的でございます。  実際の警報・注意報の発表形式も従来と変わり,危険度や切迫度が一目でわかるように変更されており,これまでは,「土砂災害警戒期間13日夕方から14日未明まで」などと文書のみだったものが,大雨や風といった項目ごとに24時間まで3時間区切りで予想雨量や風速などを表示しております。警報級は赤,注意報級は黄色などと色分けして市の職員の皆さんも視覚的にわかりやすくなっております。  狛江市においては,この防災情報提供システムを今回の台風7号を初め,発生した台風においてどのように活用したのかお伺いをするところでございます。 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 156: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災情報提供システムでは警報発令についてのレベル表示もあり,市の態勢を検討する上でも有効なツールでございます。一連の台風対策につきましても,どの時点がピークになりやすいかなどの目安をつけられたことから,職員の参集時間などを決める際の参考資料として活用したところでございます。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 158: ◯ 10番(三角 武久議員) この気象庁の防災情報提供システムは2014年8月に発生した広島土砂災害の広島市の初動対応を検証した地盤工学専門の広島大学の土田教授が,「警報級の可能性が夕方にわかれば住民は避難しやすい。自治体も職員待機などの備えができるので,いざというときに速やかに避難勧告を出せる」というコメントを発表しております。  狛江市においても気象庁防災情報提供システムを活用し,今後防災マニュアルの改善並びに防災力向上に向けてどのように取り組まれていくのか,さらには定期的な人事異動がある中,防災や気象に詳しい人材が育ちにくいと言われている中,今後職員の人材育成にはどのように取り組んでいかれるのか,3点お伺いするところでございます。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 160: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災情報提供システムによる警報発令のレベル表示は事前の態勢構築上,大いに参考となるツールと考えております。  防災マニュアルとしては直接盛り込むものではございませんが,職員態勢の検討の際または状況により市民への情報提供という観点では積極的に活用し,防災向上につなげていきたいと考えております。
     また防災等に精通する職員の育成につきましては,防災関連における各種研修や講演会等また現場経験を通じて育成を図っていきたいと考えているところでございます。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 162: ◯ 10番(三角 武久議員) 防災情報提供システム等さまざまなシステムを組み合わせながら,またマンパワーの活用ということで狛江市の防災力の向上に努めていただきたいと考えているところでございます。  それでは平成28年度予算810万円を計上して多摩川の水位を監視する監視カメラが設置される予定でございます。今後どのように活用され,どのような効果を期待するのかお伺いするとともに,まだ設置はされておりませんが,他市等の状況も踏まえて問題点,さらには今後の増設計画についてお尋ねをするところでございます。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 164: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 河川監視カメラにつきましては,現在建てかえ中の和泉多摩川地区センターの建屋に設置し,運用は今年度末ごろからを予定しているところでございます。  現在国土交通省が調布市内に設置している河川水位計を基本に多摩川の水位情報を得ておりますが,国土交通省が設置しているライブカメラで確認可能な場所以外の河川状況を確認するには,現地に行き目視による方法しかございません。この方法では増水しつつある現場での危険や現場まで行かなくてはならないタイムロスが発生するものでございます。  河川カメラを設置することにより,これらの危険やタイムロスが回避できることから安全性の確保やリアルタイムでの災害対応ができるものと期待しているところでございます。  問題点といたしましては,現在のところまだ運用前でございますので特にございませんけれども,運用開始後において支障となるようなものが生じた際は素早く対応していきたいと考えております。  また今後の増設計画でございますけれども,河川に対しましては野川や六郷樋管などのポイントとなる所もございますので,重要な課題と認識しているところでございます。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 166: ◯ 10番(三角 武久議員) 今回野川も大分増水がございましたので,今御答弁いただきましたように野川への監視カメラの設置等もあわせて今後御検討いただきたいと考えているところでございます。  総務部長のほうから重ねて御答弁いただきましたように,今回特に台風9号における職員間の伝達手段については,危機管理が職員一人一人しっかり備わっていると私は高く評価をさせていただくところでございます。  高く評価をさせていただく理由としては,LINEを活用しての情報収集・伝達でございます。LINEを活用しての情報収集・伝達でございますが,リアルに状況がわかり,その後迅速に対応ができるということでございます。  実は我々消防団も当日多摩川流域・野川流域警戒活動を実施した中,無線機が不調となるという中,また無線機で交信している中,言葉の内容がなかなか理解できないということで大変困難な状況に陥ったところでございます。  言葉での状況把握ができないというのは,例えば相手方が,コンクリートの上まで増水していると。どこのコンクリートかなかなか判断ができないという中で,市の職員の方たちが活用していたLINEでの情報提供というのは私たちも増水現場にすぐに到達をできたところでございます。職員間の情報伝達手段として利用していたLINE・メールの活用,消防団においても今後早期に取り入れていかなければいけない事案だと考えているところでございます。早急に検討させていただいているところでございます。  それでは平成28年5月に災害対策基本法が改正され,地区防災計画の重要性がクローズアップされているところで,国分寺市では防災まちづくり推進地区事業が行われているところでございます。まち歩きによりその地区特有の防災上の問題点の洗い出し,その推進地区の地区防災計画を策定した上で,その計画に必要な防災資機材等を市から助成しております。  また,計画策定後も防災施設見学等のためのバスの手配や防災まちづくりの推進地区の代表者による意見交換会等の開催,狛江市においては現状の町会への支援策についてお尋ねをするところでございます。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 168: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 町会・自治会への現状の支援策でございますけれども,町会単位での訓練実施の御連絡をいただいた際に使用する資機材や備蓄用食料等の申し出があった場合は可能な限り対応させていただいているところでございます。  しかしながら,積極的に訓練などの取り組みをしていただいている町会もあれば,なかなか実施に至らない町会や町会自体がない地域もあることから,市内においてもまだ温度差があるものと推察しているところでございます。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 170: ◯ 10番(三角 武久議員) 御答弁いただいた現状で,町会のない地域もあるということで,狛江市では共助を行う自主防災組織として狛江市防災会,狛江市避難所運営協議会がございますが,特に狛江市避難所運営協議会の組織を活用しての地域防災力向上施策は「いのちを守るための防災態勢の確保」に欠かせない要素ではないかと考えているところでございます。  消防庁国民保護・防災部防災課の「災害対応能力の維持向上のための地域コミュニティのあり方に関する検討会報告書」では,コミュニティ活動の重層化を図ることが求められており,地域住民の参加意欲を高め出番を多くするとともに,新しい交流の場を通じてコミュニティ活動の効用をみんなで享受することで地域活動の力となり,地域住民が地域への愛着・誇りが持てるようになると提言されているところでございます。  このように多様な共同体のつながりが地域コミュニティを発展させることができると言えますが,避難所運営協議会の活動が狛江市コミュニティ活動助成金の対象になるのかお伺いするとともに,東京都では共助の仕組みとして防災隣組の事業を推進しているところでございます。この防災隣組は防災活動の担い手の高齢化・若い世代の防災活動の不参加等の課題を克服するため,共助の人材ネットワークづくりの促進とともにモデル地区に選定されると専門家が派遣され,地域の特性に見合った具体的なアドバイスをするなど活動の活性化を支援していく取り組みでございます。さらには祭りや地域のイベントを活用する等,若い世代を防災への取り組みへ誘引することにより地域の活性化を図っていく事業でございます。  この事業は東京都からの補助金等の助成はございませんが,狛江市においても予算措置の必要はないのではないかと考えます。地域の特性に合った危機管理を喚起し,共助の重要性について地域住民に広く普及啓発していくために活用すべきと考えているところでございます。狛江市の見解をお伺いいたします。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 172: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) コミュニティ活動助成金は町会・自治会のみが対象となるものでございますので,避難所運営協議会には適用されないものでございます。  また防災隣組でございますけれども,現在狛江市内の団体につきましては銀行町親和会が東京都から認定を受けているところでございます。  今後につきましては地域団体等と相談しながら検討していきたいと考えておりますが,現在市においても防災リーダー育成研修や防災講演会等に御参加いただいておりますので,こちらにつきましても積極的に推進していきたいというふうに考えているところでございます。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 174: ◯ 10番(三角 武久議員) 東京都との事業,そして狛江市においても現在防災リーダーの育成研修等を実施しているということでリンクをさせながら今後も積極的に進めていただきたいと考えております。  それでは4月に発生した熊本地震では,障がい者・福祉関係者による調査によると,避難せず自宅で過ごしたという障がい者の方が7割以上になりました。トイレなど生活環境の不安や移動手段がないことを理由に避難できず,支援から取り残される人が多くいるという実態が浮き彫りになったところでございます。  大規模災害時,障がい者の死亡率は健常者の2倍以上になると言われております。狛江市においても障がいの特性に応じた防災対策支援で障がい者の方の命を守る取り組み・事業が必要かと考えているところでございます。  それでは障がいのある方への防災知識の普及啓発,さらには防災訓練の実施方法等どのようなものだったか,2点お尋ねをするところでございます。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 176: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成20年4月に作成した災害時要援護者支援マニュアルハンドブック「防災の心得」を今年度改訂する予定です。分量を大幅に削減するとともにイラスト等を用い,ルビやSPコードを盛り込むことにより,障がいの有無や年齢の老若にかかわらず,誰にでも理解しやすい内容に改訂し,障がいのある方を含む避難行動要支援者に無償で配布し,障がいのある方への防災知識の普及と啓発に努めます。  2点目の障がいのある方への防災訓練の実施方法についてですが,平成27年10月25日に実施しました狛江市総合防災訓練におきまして,初めて福祉避難所の設置・運営に関する訓練を行っております。和泉小学校を指定避難所とし,西河原公民館を福祉避難所として想定しまして,視覚障がいの方,聴覚障がいの方及び知的障がいの方に要支援者として参加いただいております。  訓練の実施方法につきましては,福祉保健部職員が支援者として要支援者を和泉小学校体育館の福祉避難スペースまで誘導しまして,ボランティア班からの救援を待った後,福祉避難所となる西河原公民館まで要支援者を誘導する訓練を行っております。  本訓練には防災ツールを活用するよい機会でもあったので,障がいのある方々にはヘルプカードや視覚・聴覚障がい者用災害ベストを身につけていただき,JINRIKIという牽引式車椅子補助装置も体験していただいております。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 178: ◯ 10番(三角 武久議員) 防災知識の普及啓発ということで今年度改訂予定ということで分量を大幅に削減する,そしてイラストを用いるというのは大変いいことではないかなというふうに考えております。引き続き改訂のほうをよろしくお願い申し上げます。  それでは今後の訓練内容について1つ提案させていただきたいのですが,総合防災訓練等では障がいのある方を講師として招き,障がいの特性に応じた救出方法を習得する,さらには障がい体験の機会を取り入れた訓練カリキュラムを作成するなどの方法を取り入れたらいかがでしょうか,お伺いをするところでございます。 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 180: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 昨年度は視覚障がいの方,聴覚障がいの方及び知的障がいの方に参加していただき,福祉避難所の設置・運営に関する訓練を行いました。その中で障がいの特性に応じた救出方法を習得していただきました。訓練後,参加していただいた障がいのある方々も含めて振り返りを行ったところでございます。いただいた意見を踏まえて今年度の訓練を実施してまいります。  今後障がいの特性に応じた救出方法を習得していただくため,幅広く,より多くの障がいのある方に参加していただくよう,障がい福祉施設関係者や障がい者団体と調整してまいります。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 182: ◯ 10番(三角 武久議員) 私が提案させていただきました障がいのある方を講師として招き,そして障がい体験導入のプログラムの件でございますが,被害が大きければ大きいほど支援する側の機能が失われ,支援する側が被災によって弱者になってしまう可能性がございます。このような場合には対応ができなくなってしまいます。したがって地域全体で障がいのある方を含めた災害弱者の安全確保を進めていけるような仕組みをつくっていく必要があると考えているところでございます。  まず私たちが取り組むべき対策は,障がいのある方を含めた災害弱者の身になって訓練内容を点検することが挙げられるのではないでしょうか。車椅子でも避難路が通れるのか,放置自転車等障害物はないか,外国人に対してもわかりやすい標識が出ているのか等々チェックし,情報伝達システム・避難システム・避難生活の3点をじっくりと検討することが大切であると考えているところでございます。  それでは次に障がいのある人のための日常生活用具を迅速に入手するため,用具の品目リストをちゃんと整備する必要があるとともに,障がいのある人のために一定の用具等の備蓄が必要かと存じます。備蓄状況等についてお尋ねをするところでございます。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 184: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成28年4月に内閣府が策定しました福祉避難所の確保・運営ガイドラインによれば,福祉避難所において備蓄が必要な物資・器材として介護用品,衛生用品,要配慮者に適した食料,携帯トイレ,ベッド,担架,パーティション,車椅子,歩行器,歩行補助つえ,補聴器,収尿器,ストーマ用装置,気管孔エプロン,酸素ボンベ等の補装具や日常生活用具等の備蓄を図るべきものとされております。  現在市では障がいのある方に用途を限定してのこれらの用具は備蓄しておりませんが,今年度JINRIKIという牽引式車椅子補助装置をあいとぴあセンターと西河原公民館に配置しております。またエアストレッチャーという空気応用担架1台を西河原公民館に配置しております。  なお,車椅子については地域福祉課及び狛江市社会福祉協議会において貸し出しを行っておりまして,市では19台,社会福祉協議会では15台を保有しておりますので,災害時に高齢者,障がい者等の避難行動要支援者のために利用する予定となっております。  また社会福祉協議会では,つえ7本,4点つえ5本,シャワーチェア3台,シルバーカー7台,歩行器7台,ポータブルトイレ4台,スロープ2台の貸し出しを行っておりまして,これらの用具につきましても災害時に高齢者,障がいのある方等の避難行動要支援者のために利用する予定となっております。  仮設トイレにつきましては小学校で貯留式が計11台,マンホール式が計25台,中学校で貯留式計11台,マンホール式が計24台,西和泉体育館で貯留式2台,マンホール式6台,上和泉地域センターで貯留式2台,都営住宅で貯留式13台,前原公園で貯留式2台,マンホール式10台,高架下で貯留式3台,マンホール式4台,防災センターで貯留式が1台,マンホール式1台を備蓄しております。  担架につきましては小学校で計15台,中学校で計10台,西和泉体育館で2台,高架下で3台備蓄しております。  今後福祉避難所の運営におきまして必要な物資・器材につきましてはレンタル等の手段を活用して備蓄を充実させてまいります。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 186: ◯ 10番(三角 武久議員) 備蓄する品目が大変多く,最後の御答弁にございましたとおり今後レンタル等の手段も活用して備蓄の充実に努めるということで,引き続き協議を重ねながら備蓄を充実させていただきますようお願いをさせていただきます。  それでは先ほど質問した内容に関連いたしますが,障がいのある方が必要とされている日常生活用具を災害発生時に迅速に調達できるよう取り扱い業者との連絡体制が確保されているのか,また先ほど総務部長から御答弁いただきました相互応援協定締結市とも障がいのある方を含めた災害弱者の支援体制について支援体制の確立が図られているのかお伺いいたします。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 188: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 日常生活用具の調達につきましては,市内のスーパーなどと災害時応援協定を締結しておりまして連絡先の交換もしているところでございます。  また,相互応援協定を締結している市とは基本的には,物資,資機材,車両,応急復旧等に必要な人材について協力する内容となっております。  災害弱者等への対応につきましては,知識や経験等専門性を要することとなりますので別途協議が必要なものであると,検討すべき課題と認識しております。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 190: ◯ 10番(三角 武久議員) 今御答弁いただきましたように相互応援協定の締結市とは顔と顔の見える関係がもうできていると思っておりますので,別途至急このような会議を進めていただくようにお願い申し上げるところでございます。  それでは障がいのある方にとって避難所が障がいのある人に対した構造になっていなかったため,避難生活上さまざまな問題点が指摘されているところでございます。  例えば,生活スペースの確保や救援物資の受け取りなどにおいても困難な状況に置かれやすいと考えております。このようなことから避難所選定や設置に当たって生活スペースの確保・情報の伝達・ニーズの把握・マンパワーの確保などに配慮する必要があります。狛江市としてはどのような対策がとられているのかお伺いいたします。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 192: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 障がいのある方に対しましては,その方の状況によって柔軟な対応をとるものと認識しておりますが,避難所におきましては障がいの状態に応じたいっとき福祉スペースの確保に努めてまいります。  特に保健師につきましては人員が豊富な状況ではありませんので,有資格者につきましてはボランティアとして募ることも手段の一つと考えているところでございます。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 194: ◯ 10番(三角 武久議員) 続きまして,障がい者を含めた災害弱者に対する対策を抜本的に強化することが求められ,特に災害時の避難を迅速かつ適切に行うためには情報へのアクセスが重要であると考えております。その中で障がい者は情報へのアクセスに制約がある場合が多いと私は考えております。  これまでの障がい者の防災活動を通じて,障がい者の情報へのアクセス制約解除に向けてどのようにお取り組みをされていたのかお伺いをするところでございます。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 196: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 障がい者の情報アクセスへの制約をなくすための取り組みといたしまして,市では平成27年度に,ヘルプマーク型筆談具を左胸のヘルプマーク型ポケットに装備しました聴覚障がい者用災害ベストを開発しまして,市内にお住まいの聴覚障がいのある方85人に配付するとともに各避難所に2着ずつ備蓄しております。  聴覚障がいの方はヘルプマーク型筆談具を活用しまして,支援者とコミュニケーションをとることにより情報アクセスを図っていただくことを期待しております。  また,市で作成しましたヘルプカードを避難行動要支援者名簿に登載される際に障がいのある方等616人に配付しております。ヘルプカードには氏名,生年月日,性別,血液型,住所,障がい種別,苦手なこと,希望する支援内容,名簿登録番号,避難所での配慮事項,移動時に必要な援助,食事の配慮事項,医療ケアの必要性,服薬の有無,アレルギーの有無,緊急連絡先等をあらかじめ記載していただき,外出の際身につけていただくようお願いしております。  障がいのある方には災害時においてもヘルプカードを身につけていただき,これを支援者に提示することによりまして支援者を通じた情報のアクセスが期待されるものでございます。  なお市では,庁内の窓口業務や選挙事務でコミュニケーションボードを作成して活用しておりますが,災害備蓄庫にも避難所用コミュニケーションボードが備えられておりますので,有事の際には活用するとともに,タブレットPC,点字ディスプレーつき情報端末等の備品の用意と活用についても検討してまいりたいと考えております。 197: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 198: ◯ 10番(三角 武久議員) 現在ヘルプカード,そして今後もタブレット等を活用しての対策ということで,さまざまな事業そして備品等も組み合わせながら,今後ともアクセスの制約をなくすよう御努力いただきたいと思います。  それでは避難所の整備に当たっては構造上の配慮・ニーズの把握・情報伝達に関する配慮の3点が重要であると考えているところでございます。障がい別のポイントを整理し,手話通訳・ボランティアの派遣等も検討していかなければならないと考えているところでございます。  日ごろから救援に対するネットワークづくりが必要な中,障がい者団体を含めた関係機関との協力体制はどのようになっているのかお伺いいたします。 199: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 200: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 市では狛江市避難行動要支援者支援検討委員会を設置しまして,消防関係,警察関係,行政関係,地域支援組織,市内福祉施設関係者及び市職員を委員としまして,今年度福祉避難所の確保・運営ガイドラインの策定,「防災の心得」の改訂,新たな災害ベストの開発等について協議してまいります。  市内福祉施設関係者の中には狛江市障害者団体連絡協議会の代表者も含まれております。  また,狛江市障害者団体連絡協議会が主催する防災ネットという会議体に市の福祉保健部の職員,安心安全課の職員が出席しまして,市内の障がい者団体からの要望等を伺う機会を設けております。 201: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 202: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは障がい者の団体を含めた関係機関との協力体制の確保について,今御答弁の中で理解させていただいたところで,「災害の発生に備えて」という題目で東京都福祉保健局障害者施策推進部が障がい者団体から聞き取り調査を行った中で障がい者団体からの意見として,障がい者団体との協働・障がい特性を理解してほしい等の要望が出ております。東京都においても東京都地域防災計画の修正を行っているところで,狛江市においても障がい者団体との意見交換を開催しながら障がい特性を生かした地域防災計画の作成・変更がされているか,また訓練プログラムにその内容が反映されているのかお伺いするところでございます。 203: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 204: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 障がい者団体との意見交換会につきましては,障害者団体連絡協議会防災ネットとの間で定期的に意見交換会を行っており,その会におきましてそれぞれの考え方や意見などを話し合っております。  また防災ネットとの意見交換会の中での要望等,必要なものや可能と思われるものにつきましては訓練メニューに盛り込むなど検討を進めていきたいと考えております。  なお,地域防災計画につきましては福祉保健部とも調整を行い,反映すべきものは反映していくように配慮していきたいと考えているところでございます。 205: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 206: ◯ 10番(三角 武久議員) ぜひ意見を酌み取っていただき,災害弱者の視点に立った訓練計画,プログラムを作成していただきたいと考えております。  それでは4月に発生した熊本地震においても障がい者を含めた災害弱者への支援体制が東日本大震災の教訓が生かされておらず,時間がたてばたつほど旧体制の防災対策であったとの指摘も一部ございます。  今後狛江市においても福祉作業所での避難所体験を含めた防災訓練の実施を行い,具体的な行動や設備を学ぶ機会を設けていくことが必要かと存じます。また,訓練に参加する関係機関も障がいのある方の特性に応じた救援支援体制がとれるのではないかと考えているところでございます。  まずは初期消火訓練・避難訓練などから始め,応急時の訓練の積み重ねが必要であり,今後障がい者を含む災害弱者の方が当事者としてみずからが災害の対処方法を理解し,助けられる存在から自己の役割を持った存在として緊急時に主体的に行動するための確信と支援を行っていくことが必要であると考えているところでございます。
     狛江市においても多種の障がいや要援護状態の方に有効な支援を行うための方策を総合防災訓練等各種訓練に取り入れ,有効性を検証することが必要であると考えているところでございます。  さて,日本医師会は平成26年8月に災害対策基本法上の指定公共機関となりましたが,慈恵第三病院,狛江市医師会等の災害時における相互応援体制並びにこれまでの活動状況の効果についてお伺いいたします。 207: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 208: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 相互応援体制についてですが,狛江市,調布市,慈恵第三病院との間で災害時における緊急医療救護所に関する協定を締結しており,緊急医療救護所訓練を実施しております。  また,市と狛江市医師会との間で災害時の医療救護活動等に関する協定を締結しておりまして,災害医療コーディネーターの設置に向け協議しているところでございます。 209: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 210: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは今後の相互応援体制のあり方についてお尋ねいたします。 211: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 212: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 緊急医療救護所の運営につきましては今後も協定に基づき三者で協議し訓練を行ってまいります。また訓練についての市民に対する周知を広報等で行ってまいります。  災害医療コーディネーターにつきましては,さらに狛江市医師会との協議を進めて設置してまいりたいと思っております。 213: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 214: ◯ 10番(三角 武久議員) 熊本地震では高齢者の被災者が比較的多かったということで,これから超高齢社会を考えると,2025年には全ての団塊世代が75歳以上となり,医療とともに介護ニーズも高まってきます。これからの医療は介護・予防さらには住まいや生活支援といったサービスが包括的に確保される地域包括ケアシステムの視点も必要となってくるのではないでしょうか。  そのためにも医師会などの地域医療関係者とともに建築・水道・消防関係などを含めた多職種協働が重要となってまいります。狛江市はどのような職種と応援協定を結び減災体制をとられているのか,また応援協定を結ばれていれば,市民に対しどのような方法にて取り組みを周知しているのか,あわせてお伺いいたします。 215: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 216: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 現在市では,平成26年12月1日付で狛江市医師会と災害時の医療救護活動等に関する協定書及び災害時の医療救護活動等実施細目を締結しておりますが,狛江市医師会などの地域医療関係者との間で減災対策に関する応援協定を締結してはいないところでございます。 217: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 218: ◯ 10番(三角 武久議員) 第2問の最後に,災害に強い日本で一番安心安全なまち狛江の実現のため,健康づくりを防災に活用するための取り組みについて1つ提案させていただきたいと存じます。  高齢化が進展する中で高齢者の自力避難をどう進めるかが今後の大きな課題であると考えているところでございます。市内においても65歳以上の高齢者の割合が高まり,高齢者のみの世帯やひとり暮らし高齢者世帯も年々増加しているところでございます。また高齢者のライフスタイルも多様化し,日常的に地域住民が交流する機会が減ってきているのではないでしょうか。  このようなつながりが薄くなった中で,日常生活における高齢者世帯への地域での見守り,災害時における要援護者への緊急連絡,避難誘導への対応が懸念されているところでございます。  そこで,2本のポールを使い足腰の負担を和らげ体力づくりができるノルディックウォーキングに私は注目しております。  ノルディックウォーキングは,階段の上がり下がりや長距離を速く歩くようになり,健康づくりだけではなく避難の迅速化など防災力の向上にも役立っております。ノルディックウォーキング教室という介護予防事業を開催し,避難場所まで自力で歩く防災訓練を兼ねた教室を定期的に開催することで日常生活にもよい結果が出たという効果もあらわれております。  また,定期的に開催することで地域のつながりが深まり,このような日常のつながりこそが災害時に力を発揮すると考えております。道具等はまず最初には個人にて用意していただくことで市としての予算計上等の負担もなく,将来的には医療費の削減にも結びつくのではないでしょうか。  この事業,宮崎県高鍋町で健康で災害に強いまちづくりの推進のため実施されている事業でございます。狛江市においても実施していただくようお願いを申し上げ第2問の質問を終了させていただき,通告書の1番目でございます都市農業の活性化について質問させていただきます。  それでは平成22年から農家の軒数が11軒減少している中,その中でも順調に認定農業者がふえていることは農業に対し誇りと経営意欲を持つプロ農業経営が育っていることであり,大変喜ばしいことであり,狛江の農業発展の先導役としても認定農業者は期待されているところでございます。  認定農業者制度の目的は,農業者の経営計画の目標達成のために行政が支援・協力する制度でございます。  この制度の一番の大きなポイントは経営改善チームによる相談活動であり,他の制度にはない最大の特徴でございます。  それでは経営相談を進めていく上で東京都・マインズ農業協同組合も地域農業振興計画書を作成しており,狛江市の計画と整合性を持たせながら取り組んでいるところでございます。これら関係機関と連携を図り支援を進めているところで,現状と課題をどのように捉え今後の取り組み,将来的な方向を示していくのかお伺いをするところでございます。 219: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 220: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 現状,新規もしくは再認定を受ける際の農業経営改善計画を作成するに当たっては,東京都農業会議,農業振興事務所,中央農業改良普及センターの職員による個別の相談会を行っております。  課題といたしましては,農業経営改善計画は5年後を見据えたものとなりますので,相談を5年に1度しか行えない点でございます。  今後につきましては認定農業者の方々の御意見を伺いながら,希望に応じて個別相談を受けられる機会をふやしていけるよう検討してまいりたいと考えております。 221: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 222: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは「市民と共に育てるこまえ農業」のキャッチフレーズを掲げている狛江市農業振興計画とリンクしている実施計画について何点かお尋ねをさせていただきます。  まず最初に意欲ある農業者への経営支援策の事業として東京都・マインズ農業組合と連携を図り情報提供を行っておりますが,これは有機肥料等一部助成の事業と違って予算計上されていない事業であり,この事業こそが一番大事な事業であり,顔と顔の見える関係がしっかりと構築されております。  定期的な人事異動がある中,職場においても前任者としっかりと引き継ぎがなされ,狛江の都市農業発展とともに経営改善に結びついていると私は感じているところでございます。  この事業も平成28年度に終了し,この事業が認定農業者制度のさらなる推進のため一番大切な事業ではないかと私は考えているところでございます。費用対効果が数字であらわれない事業でございますが,29年度以降のビジョン,例えば府中市・調布市とも連携を図り情報収集を行い拡大して取り組んでいくのかお伺いをするところでございます。 223: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 224: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 都市農業振興基本法が制定され,さらに都市農業振興基本計画が策定されたことに伴い,狛江市といたしましても狛江市農業振興計画,これを改定していくことを今後進めていくところでございます。  現在都市農業振興基本計画の策定を受け,東京都が東京農業振興プラン,これの改定作業を行っていると伺っております。そのため東京農業振興プランの改定が終了次第,その計画を参考に,市といたしましても改定作業を進めてまいりたいと考えております。 225: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 226: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは認定農業者への継続的な支援かつ安定的な農業経営の確立を図るために,さらには2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定の動きを生かすために,東京都は今年度より都市農業活性化強化策として都市農業活性化支援事業を開始したところでございます。  東京都が新たに始めた支援事業と狛江市の農業振興計画の5つの基本をリンクさせ,また農林水産省の都市農業活性化推進事業もあわせて所得向上に向け狛江市も取り組んでいただいているところで,認定農業者の多くは価格,経費といった個別経営の問題や経済的な問題よりも労働負担,労働力確保等協力体制,社会的な問題を深刻に捉えているところでございます。  認定農業者の支援の確立を図る中,現状と課題をお伺いするとともに,経営相談・経営改善書の作成の中で労働負担・労働力の確保の解決をどのように示していくのかあわせてお伺いいたします。 227: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 228: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 平成19年度に実施した「農地利用意向と農業施策に関する調査」,これによると「労働力不足に対する不安がある」と答えた農業者の割合は50%を超えています。  農業経営改善計画認定申請書を作成する際には,農業用機械の導入や施設の整備,ボランティアの活用などを目標に掲げ,労働力の不足を解決してもらえるように指導しているところでございます。 229: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 230: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは後継者の育成という意味も含めまして,今後認定農業者への認定基準の緩和について提案を申し上げたいと存じます。  現在の認定農業者の認定については農業所得が300万円以上という基準でございますが,農家からも,また狛江市の各農家の生産規模を考えていくと,300万円の基準の引き下げをお願いするところでございます。  実際に東京都,狛江市においても高い意欲を持つ農業者を支援するということで各施策を展開しているところでございますので,ぜひこの基準の引き下げも強く要望させていただき検討していただけないでしょうか。お伺いいたします。 231: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 232: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 認定農業者の認定基準は農業経営基盤強化促進法の規定に基づき市が策定している農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想となっております。構想の中に定められている所得目標300万円は,東京都が策定している東京農業振興プランを参考に基準を設定しております。基準の引き下げにつきましても,今後他市の状況を踏まえながら研究してまいりたいと考えております。 233: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 234: ◯ 10番(三角 武久議員) ただいま質問させていただいた基準の引き下げは,多様な農業推進を推し進めるとともに新たに認定農業者に認定されることにより経営相談・経営改善計画に結びつくというメリットが享受できる結果として所得向上・農地保全へと結びついていくのではないでしょうか。  それでは次にGAPブランドの強化についてお尋ねいたします。  ブランドとは他と区別できる特徴を持ち価値の高い商品を指しますが,狛江のGAPブランドにおいては都内で初めて農業生産工程管理手法を取り入れた取り組みで,販売額においても27年度は1億3,000万円,前年比105%となり,順調に伸びているところでございます。  売り上げが伸びている経緯に関しましては,高橋市長みずからトップセールスをしていただき,他地域においても狛江の野菜の宣伝をしていただいている中,この結果になったのではないかと私は考えているところでございます。  平成28年度も予算措置をしていただき支援が拡大しているところでございますが,現状の課題と強いブランドにするための今後の取り組み,方向性についてお尋ねいたします。 235: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 236: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 市といたしましても狛江ブランド野菜は市内でも認知度が上がってきていると考えておりますが,PRの方法などが課題と捉えております。市内外に広く発信していくために今後もマスコミやメディア等を活用しながら情報発信をしていきたいと考えております。 237: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 238: ◯ 10番(三角 武久議員) GAPブランドにつきましては農林水産省を初め全農でも導入事例を初め取り組みに対し奨励を行っており,各地に導入され,安心・安全な野菜が流通しているところでございます。  また,いなげやにおいてもプライベート商品としてGAPを導入した指定農場商品の模索,消費者の食に対する不安が少なくなる可能性を評価してGAPを導入し,農場野菜の取り扱いを開始したところでございます。  しかしながらGAPの問題点も浮き彫りになり,価格に反映されない,消費者がGAPを理解していない。また消費者は今まで以上に商品の製造過程に関心を寄せるようになり,生産者やメーカーは当然のように適切な表示を行い,広く生産者にGAPの重要性が認識され,数年内に全国的に普及する可能性が指摘されている中で,実施計画に掲げている食の安全の見える化だけでは強いブランドになり得ない課題についてPR等を含め課題克服のため,どのような施策を展開していくのかお伺いいたします。 239: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 240: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 狛江GAP研究会が実施している狛江独自のGAP制度を消費者に認知してもらえるようさらに周知を行っていくとともに,有機栽培農業の推進施策の一環として有機肥料購入費助成金を通した有機栽培農業の奨励を図ってまいりたいと思っております。 241: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 242: ◯ 10番(三角 武久議員) 限られた時間でございますが,もう時間となりましたので,今後とも都市農業活性化のためにお力添えを賜りますようお願い申し上げまして,以上私の質問を終了させていただきます。 243: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前11時15分 休憩     午前11時30分 開議 244: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 245: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは通告に従いまして3問質問させていただきます。  初めに1問目,安心で安全なまちづくりのために,についてでございます。  今回は私が世田谷区内の建設会社在職中に経験いたしました道路における危険箇所対応を踏まえた質問をいたします。  世田谷区では建設会社で組合をつくり,1週間交代で役所閉庁時間中,道路応急センターとして区の管理道路や公園など,施設に異常があるときに対応を行っていました。大体夜の5時から朝の9時までで2名体制で行っておりました。  内容は主に猫の死骸処理が一番多く,次に道路陥没,まれに鍵を集水ますに落としたので取ってほしいという依頼もありました。台風のときには土のう積み,桜の木の倒木対応などですが,あくまでも応急処置でありました。あとは役所に報告し,専門業者に補修していただいておりました。  以上のことを踏まえて,狛江市ではどのような対応をしているのか質問いたします。  1番目,道路危険箇所(破損・支障など)の集約方法についてお伺いいたします。  市道における道路の破損,樹木などによりカーブミラーが見えない,交通事故が多い交差点を現在どのように集約していますか質問いたします。  再質問は自席より行います。 246: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 247: ◯ 参 与(石森 準一君) 道路面の傷みぐあいにつきましては,道路修繕計画を策定する際に実施いたしました舗装状況調査の結果に基づき把握しているところでございますが,市道の約118キロにつきましては調査後の経年劣化などもございますので,カーブミラーなどの道路附属物も含め,日々のパトロールや市民の方々からの通報で維持管理に努めているところでございます。  交通事故等につきましては警視庁から毎月の事故統計を頂戴している程度ですので,場所の確認につきましては警視庁ホームページにございます交通事故発生マップでの確認になっております。 248: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 249: ◯ 11番(栗山 剛議員) 日々のパトロールや市民の方々からの通報で維持管理に努めているということでございました。  それでは市民の方から情報提供がどのくらい寄せられているのかお伺いいたします。 250: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 251: ◯ 参 与(石森 準一君) 毎年50件前後の情報提供があるものでございます。 252: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 253: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは各企業者からの工事中など異常発見時の通報状況などをお教えください。 254: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 255: ◯ 参 与(石森 準一君) 占用企業者からは,例えば道路下に空洞があるなどの状況だった場合に,年に約二,三件程度道路管理の担当である道路交通課に連絡が入っているところでございます。 256: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 257: ◯ 11番(栗山 剛議員) 狛江市では埋設物,特に下水の取りつけ管,昔は陶管という割れやすい材質を使っておりましたが,内部改修などを行い材質改善が進められているので件数が少ないと思います。ちなみに水道管も市内は早いうちからステンレス管に交換して,道路上の漏水も非常に少ないと伺っております。  昔はよくガス管などを埋設するときに受け防護という木材を使いまして,そこの場所がどうしても転圧きかず,陥没などの原因もあったということを覚えております。  次に役所閉庁時,危険箇所通報はどのようにしているのでしょうか。 258: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。
    259: ◯ 参 与(石森 準一君) 閉庁時での対応でございますが,市役所に市民の方々などから御連絡をいただくと,まずは宿直業者で対応しております。宿直業者は該当場所や通報者の連絡先等の必要な情報をお聞きした上で担当課長に連絡を入れて引き継ぐことになります。 260: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 261: ◯ 11番(栗山 剛議員) いろいろ市民の方からの通報で閉庁時間,対応が難しいような状況もあるとは思います。そしてどうしてもその復旧に対しては翌日対応になると思います。  続きまして次の質問ですが,SNSを活用した情報受け入れの考えはございますでしょうか。 262: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 263: ◯ 参 与(石森 準一君) SNSを活用いたしましたソフトウエアにつきましては,建設コンサルタントで各社さまざまなものがあると伺っております。しかしながら,現時点では市役所に御連絡いただければ担当部署で対応することとしており特に支障がないと感じていることから,今後必要性が出てきたときには導入に向けた検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。 264: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 265: ◯ 11番(栗山 剛議員) なるたけそういうSNSを利用していただいて,市民からの要望などを受け入れやすい体制にしていただきたいと思っております。  それでは2番目,道路危険箇所の対応方法についてお伺いします。  まず市道における危険箇所の補修体制はどのようになっておりますか。 266: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 267: ◯ 参 与(石森 準一君) 路面の損傷等に応じまして道路修繕計画に基づき計画的に予算確保した上で路線として補修する場合と,緊急性があり補修範囲が局所的な場合とで分かれる形になります。  路線で対応する場合は設計及び入札を実施して業者を決定していきます。局所的な補修につきましては職員で対応するほか,職員での対応が難しい場合には市内の事業者で対応しているものもございます。 268: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 269: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは年間,緊急補修に係る費用はお幾らぐらいでしょうか。 270: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 271: ◯ 参 与(石森 準一君) 今年度の予算ですと2,600万円というふうになります。 272: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 273: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは補修を行うのはどのような業者が行うのでしょうか。 274: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 275: ◯ 参 与(石森 準一君) 補修の内容にもよりますが,主に市内の土木業者でございます。 276: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 277: ◯ 11番(栗山 剛議員) 市内業者ということで安心いたしました。  次に,道路のみならず民地のブロック塀・樹木倒壊などの緊急を要するときの市の対応はどのようになっておりますか。 278: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 279: ◯ 参 与(石森 準一君) 基本的には,民地内の構造物等についてはその物件の管理者が適正な管理をしていくものでありますので,倒壊等の場合でも管理者において除去するものと考えております。しかしながら災害の発生時については,その状況によって地域防災計画に沿って対応していくことになるというふうに考えているところでございます。 280: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 281: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私も先ほど言いました世田谷区の応急センターにおきまして,大体大変なことが起こるのは正月休み,長い夏休み期間。役所は夏休みはないのですけれども,連休中本当に多かったです。先ほども確認しましたが,そのような閉庁時の対応はどのようになっておりますかお伺いいたします。 282: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 283: ◯ 参 与(石森 準一君) 先ほど閉庁時での通報体制で答弁させていただいたところでございますが,宿直業者から連絡が入った担当課長は必要に応じて職員を招集して対応しているところでございます。通常の対応と同様に,職員での対応が難しい場合には市内の事業者のほうで対応していただいているところでございます。 284: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 285: ◯ 11番(栗山 剛議員) 対応する体制ができているということで安心いたしました。  続きまして,大雨・大雪のときの道路冠水時はどのような対応をいたしますか。総務部長の答弁をお願いいたします。 286: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 287: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 大雨・大雪における道路冠水時の対応でございますけれども,今までの道路冠水履歴から冠水の状態になりやすい道路につきましては,市としておおむね把握しているところでございます。  基本的には都市建設部に対応をお願いしているところでございますけれども,冠水により通行することが困難な状況にあるときは調布警察署に道路を通行どめにしてもらいまして排水作業について検討を行うものと認識しております。  また大雪の場合でございますけれども,こちらにつきましても原則大雨のときと同様の対応をとるものでございますけれども,集水ますを塞いでいる雪の除去につきましては消防団員さんにもお手伝いしていただいたこともございますので,状況によっては団員さんのお力をかりることも対応策の一つであると考えているところでございます。 288: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 289: ◯ 参 与(石森 準一君) 都市建設部としての対応でございますが,状況に応じまして市内を幾つかのエリアに分けまして,これまでの冠水被害があった箇所などを中心に班体制で道路パトロールを実施して,対応が必要な箇所について集水ますの周辺などの清掃を行っているところでございます。 290: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 291: ◯ 11番(栗山 剛議員) 先日というか,台風10号のときに私の住んでおります東野川のハイタウンの周りが大雨により,落ち葉が雨水ますを塞いで,まあ,冠水まではいかなかったんですけれども,そのような状況もございました。  それを踏まえまして大雨,落ち葉で塞がるときです,それと大雪のときに雨水ますがどこにあるかわかりにくく,雨水ますを着色しわかりやすくすることはできないでしょうか。 292: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 293: ◯ 参 与(石森 準一君) 必要性も含めて今後検討していきたいというふうに考えているところでございます。 294: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 295: ◯ 11番(栗山 剛議員) ここで考え方をまた変えまして,今後樹齢を迎える倒壊危険性のある樹木はどのような対応をいたしますでしょうかお伺いいたします。 296: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 297: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成27年度に倒木の危険性が高い根川さくら通り及び多摩川沿いの市管理地にある桜の樹木診断を実施したところでございます。結果といたしましては早急に対応すべきものが2本ございましたが,植えかえをしており,今後3年から5年以内に36本程度を植えかえる予定でおります。 298: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 299: ◯ 11番(栗山 剛議員) 計画があるということで安心いたしました。  それでは市民の方は市道・私道・都道の区別がつきませんが,その場合の対応はどのようになっておりますでしょうか。 300: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 301: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市の情報ツールの一つでございます「ココシルこまえ」に狛江市道認定路線網図を掲載しておりまして,道路別によって色分けされているので,これを閲覧いただければというふうに考えております。  なお,市ホームページでも道路のメニューからリンクするようになっているところでございます。 302: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 303: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは3番目,開発工事によって傷んだ道路の補修についてです。これは第2回定例会にて質問いたしましたが再確認ということで質問させていただきます。  工事車両運行経路を事前に協議することは確認いたしましたが,事業敷地に面している道路範囲外を立ち会うことは行っていないということでした。現在東野川一丁目で行われている大型工事は,中型ミキサー車,といっても8トン車クラスなんですが,それが大変多く運行して道路表面にわだちができていて,下水のふたが重量車両の通行による段差や通学路のグリーン舗装が傷んできている状況です。これは一体誰が直すのでしょうかお伺いいたします。 304: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 305: ◯ 参 与(石森 準一君) さきの第2回定例会でも答弁を申し上げたところではございますが,事業敷地に面している道路の範囲に側溝の損傷や路面のへこみがあれば事業者との協議の上補修していただくことはございますが,その他の通行経路につきましては事業者の工事車両以外も通行しているために損傷の原因を特定することができない場合には事業者に復旧していただくことは難しい状況でございます。  御質問にある現場をまず確認させていただきまして,損傷の原因が何なのかを特定することが必要となりますので,その後対応策を検討していきたいというふうに考えているところでございます。 306: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 307: ◯ 11番(栗山 剛議員) 確認していただけるということで,まず工事途中で運行経路の舗装状況を施工会社と確認作業は行えるのでしょうか。 308: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 309: ◯ 参 与(石森 準一君) まちづくり条例に該当する大規模な工事でございましたら,市といたしましても工事内容や工事車両の運行経路が把握できますので検討していきたいというふうに考えておりますが,まちづくり条例に該当しない戸建てなどの小規模な工事は市としては把握できない状況でございますので,立ち会い等の実施は非常に難しい状況でございます。 310: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 311: ◯ 11番(栗山 剛議員) 判断が難しいということで確認いたしました。しかし明らかに事業者が起因している場合は市のお金ではなく事業者負担で補修できるようにお願いしたいと思います。  ちなみに私も世田谷で土木工事をやっておりまして,建築の外構現場,大手ゼネコンの現場で世田谷区のほうから道路を傷めたということで約400メートルほど打ちかえをさせられました。私の会社にとっては仕事がふえたので大変よかったとは思っております。  続きまして4番目,交通弱者の皆様の意見反映についてお伺いいたします。  現在狛江市では交通弱者,お体の御不自由な方の道路の危険箇所の調査を行っていますかお伺いいたします。 312: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 313: ◯ 参 与(石森 準一君) そういった方に特化いたしました道路危険箇所の調査は現在実施しておりませんが,視覚障がい者団体より狛江駅周辺の点字ブロックについての要望があったことを受けまして,実際に視覚障がい者の方のお声をお聞きするために,ことしに入り現地で3回お会いしたことがございます。 314: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 315: ◯ 11番(栗山 剛議員) もう1度確認の意味で,その確認した対象者の方をお教え願います。 316: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 317: ◯ 参 与(石森 準一君) 視覚障がい者団体の代表の方でございます。 318: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 319: ◯ 11番(栗山 剛議員) 視覚障がい者団体の代表の方々からの要望ということで,市としては対応は進んでいますかお伺いいたします。 320: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 321: ◯ 参 与(石森 準一君) お話をさせていただいた結果や市長への手紙でも狛江駅周辺の点字ブロックがわかりづらいなどの御意見も頂戴していることから,狛江駅から小田急マルシェ間の点字ブロック新設や北口ロータリーの既設点字ブロックの一部改修及び道路に隣接する交番,エコルマ1へ誘導のための点字ブロックの新設を実施したところでございます。 322: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 323: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私もちょうど調査しているところを,役所の方と視覚障がい者の方が駅の周辺で本当に細かく確認している状況を確認いたしました。今後も危険箇所についてはどんどん改善を進めていただきたいと思います。  続きまして5番目の電柱の地中化についてお伺いいたします。  市内市道において新規の電柱地中化計画はございますでしょうか。 324: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 325: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内の市道における新規電柱の地中化計画でございますが,平成26年10月に事業認可を取得し整備を進めております調布都市計画道路3・4・16号線(電中研前)におきまして約300メートルの電柱の地中化を計画しているところでございます。  現在は,電柱の地中化を含めた道路の設計について警視庁との協議や用地買収を行っておりまして,平成29年度に道路詳細設計,その後他企業の埋設管移設工事,電柱地中化工事,道路整備を行いまして平成32年度の完成を予定しているところでございます。  電柱の地中化によりまして安全で快適な歩行空間の確保,都市防災機能の強化,良好な都市景観の創出を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 326: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 327: ◯ 11番(栗山 剛議員) 今回この質問を出してからまた再度確認ということで,市内の大体4メートル幅員の道路を歩きました。まだ狛江市内,まあ,ほかの市区にもあるのですが,東電柱とNTTの柱が対面に設置,占用されております。せっかく4メートルぎりぎり通れる道路もそのように両側にあると非常に通行が不便になっていると感じました。そのような対面の占用許可というのは禁止できないのでしょうかお伺いいたします。 328: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 329: ◯ 参 与(石森 準一君) 道路内に設置する東電やNTTを含む各占用企業者の占用物については,道路という限られたスペースの中でおさめなくてはなりませんので,混在しないように基本的には一定のルールを持って占用位置を決めているところでございます。地上に設置する電柱についても同様でございます。  道路の右側,左側と対面で電柱がある理由の一つといたしましては,景観や防災面からも道路を横断する電線をなるべくなくす目的がございます。無電柱化が今後進んでいけば解消されるものもありますけれども,現状では占用を禁止することにつきましては考えてはいないところでございます。 330: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 331: ◯ 11番(栗山 剛議員) なかなか難しいということで残念ではございますが,無電柱化になることを望んでまいりたいと思います。  いろいろな御答弁いただきまして,ぜひ狛江市民の皆様のために安心で安全なまちづくりを進めていただきたいと述べまして,以上で1問目の質問を終わりにいたします。 332: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午前11時51分 休憩     午後 1時30分 開議 333: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山剛議員。
        〔11番 栗山剛議員登壇〕 334: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは午前中に引き続きまして2問目の質問をさせていただきます。  まず中学校給食センターについてお伺いいたします。  1番,1周年を迎えての現況について。  昨年7月にオープンいたしました中学校給食センターのおかげで,市内中学生がみんなと同じ食事で楽しく笑顔でお昼御飯をいただいている姿が印象的でした。本当に給食になり,元PTA会長として感謝を申し上げます。  給食センター開設1年間での状況を教えていただきたいと思います。  それでは質問です。現在の稼働状況を教えてください。  再質問は自席で行います。 335: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 336: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 給食センターにつきましては一部の中学校でも給食を提供する日には稼働しておりますので,全校共通した試験期間,テスト期間を除く登校日のほぼ毎日稼働している状況でございます。  1日の流れでございますが,朝7時ごろから食材を受け入れまして,検収・下処理・調理・配缶を行った後,11時ごろから順次2台の配送車において市内中学校に給食を配送しているところでございます。  子供たちが食べ終えた後でございますが,午後は1時半ごろから配送車で食器・食缶を回収いたしまして,これらを洗浄後,消毒保管庫に収納いたしまして翌日に備えている状況でございます。 337: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 338: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは今問題点などがありましたらお教えをお願いします。 339: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 340: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 昨年7月の中学校給食開始当初につきましては試行錯誤の状態で,麺類が固まってしまったことや,また生徒たちがなれていないため準備に時間がかかるなどの課題がございました。麺類については使用する食缶の変更で改善を図りまして,また準備の時間については生徒がなれたことやクラスごとにワゴンを導入したことで改善されております。現在は特に問題はございません。 341: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 342: ◯ 11番(栗山 剛議員) 問題ないということで安心いたしました。私もPTA連合会会長当時に当時課長だった上田部長と給食センター2カ所を視察した記憶がございます。  現在狛江の給食センター施設の見学はありますかお教えをお願いします。 343: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 344: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 市民の皆さんに中学校給食事業を深く理解していただくために給食センターには調理室を見渡せる見学路と会議・研修室を整備し,施設見学を受け入れられる体制を構築しているところでございます。  施設見学の実績でございますが,市民団体や自由研究で来られた親御さんたちに見学をいただいたほか,給食センターの老朽化に伴い建てかえを予定している複数の自治体からも見学をいただいているところでございます。 345: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 346: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは2番目の質問に移ります。  給食センターの今後の発展についてお伺いしたいと思いますが,現在の稼働で別途の目的で給食運用は可能でしょうか。 347: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 348: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 給食センターの建設に当たりましては,建築許可の申請に際しまして中学校給食調理施設の目的で東京都から許可をいただいていることや建設に伴い中学校給食センターとしての国からの補助を受けていることから,他目的,例えば高齢者向けの食事をつくるなど中学校給食以外の調理を行うことは困難だと考えております。 349: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 350: ◯ 11番(栗山 剛議員) 中学校給食センターはとても立派な施設でございますが,災害時の活用はできるのでしょうか。 351: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 352: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 災害時の活用でございますが,中学校給食が再開されていない時期であることやライフラインや調理設備の安全性が確認された後という一定の条件が必要ですが,可能だと考えております。ただし給食の食材は当日納品が原則となっておりますので,米以外の食材のストックがないことが課題だと認識しております。 353: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 354: ◯ 11番(栗山 剛議員) 災害時の対応も今後少し考えていただきたいと思います。  次に3番です。衛生管理について。  先ほども述べましたが,視察時に給食センターは非常に衛生管理が厳重だった記憶があります。人の口に入る食事をつくるので当然と思います。当施設のクリーンエリアはどこからになりますか。 355: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 356: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 食材の受け入れを行う検収室,食材の下処理を行う下処理室,食器の洗浄を行う洗浄室等の非衛生エリア,実際の調理を行う調理室,炊飯室等の衛生エリアといった給食センター1階の主要部分を占めるエリアにつきましては,細菌検査の結果が陰性であるとともに,白衣,マスク,帽子と調理専用の靴を着用した者でなければ入ることができないことになっております。  その他のエリア,具体的には見学路,会議・研修室,事務室等におきましては玄関でスリッパ等に履きかえていただきますが,細菌検査や着がえをすることなく入室ができるようになっております。 357: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 358: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは今まで衛生に関する異常報告はあったのでしょうか。 359: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 360: ◯ 教育部長(平林 浩一君) これまで給食調理業務に伴う衛生管理の異常につきましては発生していないところでございます。 361: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 362: ◯ 11番(栗山 剛議員) 異常発生がないということで安心いたしました。  給食を調理する場所ではありませんが,給食センター館内へ土足での入館があったと聞いています。このことについて詳細をお聞かせください。 363: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 364: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 本年6月でございますが,玄関で靴を履きかえず土足のままで事務室に入ってこられた方がいらっしゃいました。このことから靴の履きかえが必要なことがわかるように玄関に土足禁止の張り紙を複数掲示し,見やすい場所にスリッパや靴べらを置き,対処したところでございます。 365: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 366: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私の聞いた情報では議員が土足で入ったと聞いています。その議員が所属する党は,市の職員が滞納者の布団の上をスリッパで歩いていると言っている党の方とも伺っております。  では中学生が安心して口に入れる給食をつくる所を議員なら土足で入ってもよいと思っているのか。  今回の情報は中学生・教職員に謝罪すべき。それがなければ二度とスリッパの件などは口にしないでいただきたいと述べまして次の質問に移ります。 367: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 368: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは3問目の質問に移ります。  選挙運動について。  今回の市長選挙,参議院議員選挙,東京都知事選挙と3つの選挙,これは本当に選挙管理委員会の皆様,大変お疲れだと思います。  その点で今回の選挙で御苦労なことなどございましたらお話をお伺いしたいと思います。  再質問は自席にて行います。 369: ◯ 議 長(小川 克美議員) 選挙管理委員会事務局長。 370: ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 6月19日の市長選挙から始まり,約1カ月半の間に3つも選挙がありました。狛江市としてもこれだけの短期間に選挙を3つも執行するのは初めての経験でございます。  今回の選挙では特に,参議院議員選挙から約70年ぶりに公職選挙法が改正され,18歳選挙が実施されること。また,去年の7月に第1投票所と第14投票所の区域変更をしております。市長選挙は区域変更後に初めて執行される選挙となりました。さらに,市長選挙終了後の3日目には参議院議員選挙の公示日であることと,市長選挙の期日前投票に高校生ボランティアを活用するなど選挙管理委員会事務局としても初の試みでした。  また,投票所や開票事務関係で施設を使用するために関係各部署の皆様には予定の変更や中止にするなど御苦労があったことと思います。改めて感謝いたします。 371: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 372: ◯ 11番(栗山 剛議員) 本当にお疲れさまでございました。  私も昨年の4月に狛江市議会議員選挙に立候補して幸いにも市民の皆様のおかげで当選いたしました。市民の皆様のおかげでこの場に立っております。ここで改めて自分も確認の意味で選挙運動と政治活動の違いについて御説明をお願いします。 373: ◯ 議 長(小川 克美議員) 選挙管理委員会事務局長。 374: ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 選挙運動とは,特定の選挙について特定の候補者を当選させる目的をもって投票を得,または得させるために直接または間接に行う,必要かつ有利な種々の行為を言うとされております。具体的には選挙が特定していること,特定の候補者の当選を目的としていること,選挙人に対して働きかける行為であること,このように言われております。  政治活動の定義につきましては公職選挙法上に明確な規定はありませんので実態に即して認定するほかありません。抽象的には,政治活動とは政治上の目的を持って行われる一切の活動と言われております。よって当選を図るために行う選挙運動にわたる活動も含まれてきますが,公職選挙法では選挙運動と政治活動は理論的に区別しております。  ここで言う政治活動とは政治上の目的を持って行われる諸行為と解されております。したがって選挙運動にわたる政治活動は政治活動としてではなく選挙運動としての規制を受けることになります。 375: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 376: ◯ 11番(栗山 剛議員) わかりました。それでは政治活動を行う上で実際に選挙運動にわたり制限を受けるものは具体的にどのようなものでしょうか。 377: ◯ 議 長(小川 克美議員) 選挙管理委員会事務局長。 378: ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 実際に活動している時期や態様などにより判断されます。具体的には政治活動用ポスターの掲示につきましては,任期満了日の6カ月前から選挙期日まで掲示することができません。のぼり旗の使用につきましては政治活動のためにする演説会や講習会において会場で使用する場合を除き,街頭演説等で使用するのぼり旗は公職の候補者等の氏名や氏名が類推される事項を記したものは使用できません。後援団体の名称を表示することもできません。  たすきの使用は選挙活動において公職の候補者に限り使用することができます。政治活動時にたすきを使用すると文書図画の掲示違反及び事前運動に抵触するおそれがございます。たすきのほかに胸章,腕章,プラカード等は政治活動に使用することはできません。  よって,政治活動と称して選挙の告示日前にたすきやプラカードなどを使用することは全て違反行為に当たります。 379: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 380: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは市長選挙における政治活動の誹謗中傷ビラはどこまで可能なのでしょうか。 381: ◯ 議 長(小川 克美議員) 選挙管理委員会事務局長。 382: ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 市長選挙におけるビラとしまして,まず選挙運動用ビラとして選挙管理委員会に届け出た2種類で,合計1万6,000枚まで作成することができます。規格はA4サイズ以内で選挙管理委員会が交付する証紙を張らなくてはなりません。  政治活動のビラは確認団体制度のビラとして答弁いたします。こちらのビラも選挙管理委員会に届け出た2種類以内ですが,枚数や規格そして証紙などの制限はございません。記載内容につきましては特別に制限はございませんが,候補者の氏名や氏名が類推されるような事項は記載することはできません。  なお,ビラの表面には当該確認団体の名称,選挙の種類,公職選挙法の規定による政治活動用ビラである旨を表示しなければなりません。 383: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 384: ◯ 11番(栗山 剛議員) 続きましてインターネット無料動画サイトにて政治活動中,候補者名を表示してもよいのでしょうか。 385: ◯ 議 長(小川 克美議員) 選挙管理委員会事務局長。 386: ◯ 選挙管理委員会事務局長(井上 和信君) 政治活動中ということで選挙運動期間外ということで答弁いたします。  選挙の告示日から投票日を除いた期間は自由に政治活動ができる期間であります。よってインターネットの無料動画サイトに候補者名を表示しても選挙運動や事前活動にわたらない範囲であれば可能でございます。告示日前に無料動画サイトを使用して選挙運動することはもちろん禁止される行為に当たります。 387: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 388: ◯ 11番(栗山 剛議員) さて,市長は今回の市長選において相手陣営から心ない誹謗中傷を受けたと選挙後広報などでおっしゃっております。市長は相手陣営のどのようなことを指して誹謗中傷とおっしゃっているのでしょうかお伺いします。 389: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 390: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選挙が始まる前からさまざまなことがありましたけれども,「小さな声を聞く狛江」という対立候補者を支援する団体が市長選挙投票日直前に市内でまいた法定2号ビラの内容について言っているものであります。 391: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 392: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私もそのビラを持っております。見出しのところを読んでみます。  「6/19 狛江市長選挙 2人の候補者の争点を考える」「あなたの一票が狛江を変える」「市長はどっち?」と銘打ち,名前は出ていませんが,自陣候補者と私の考え・主張を「プロフィール」「待機児解消,子育て支援」「市民の暮らし支援」「税金の集め方」「図書館・公民館(市民センター)増改築」「人権,平和,安全など」「市長退職金,給与をどうする」の大きな7つのくくりで記載されております。  市長に確認します。ここに記載されている男性候補に関する記述について相手陣営から事実確認はあったのでしょうか。 393: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 394: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私には一切の事実確認はありませんでした。一方的に記載されているものであります。つまりこの欄は私のことを指していることは明らかであると思いますが,このビラを発行した団体が勝手に記載したものであるということであります。私はこの欄に記載されていることは事実とは異なり,誹謗中傷に当たると考えているものであります。 395: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 396: ◯ 11番(栗山 剛議員) ではここで「誹謗中傷」という言葉の定義をはっきりさせておいたほうがいいかもしれません。  事前に私のほうで調査しておきました。  最初に「誹謗」でありますが,古くは「ひほう」とも言ったそうですが,「そしること・悪口を言うこと」と記載されております。
     次に「中傷」ですが,「無実のことを言って他人の名誉を傷つけること」となっております。  これらを足すと,無実のこと,つまり事実ではないことを言って他人の名誉を傷つけるような悪口を言うこととなります。この見解に議員の皆さんも異論はないと思います。  ちなみに,「名誉を傷つけること」は「名誉毀損」として刑法第230条に規定されているれっきとした犯罪行為であります。もっとも親告罪でありますので,名誉を傷つけられた本人が訴えなければ立件されることはありません。  さて,私がこのビラを見て誹謗中傷と考えられることについて確認していきたいと思います。  まず「プロフィール」欄であります。ここには,「東京都の官僚から天下ってきた現職,男性」とあります。「現職,男性」を認めるところですが,「東京都の官僚」って何でしょうか。まあ最近は広い意味で高位の地位にある公務員を「官僚」と呼ぶこともあるでしょうが,通常は国家公務員の上級職を示すのが一般的ではないかと思います。それを「東京都の官僚」などと表現するのは明らかにイメージダウンをもくろんだ表現,つまり誹謗ではないでしょうか。  また「天下ってきた」との表現がありますが,これこそ大きな誤解を生む,しかも事実と異なる記述であります。  「天下り」とは何でしょうか。こちらも確認するために広辞苑を開いてみました。「天から国土に下ること。下の者の意向や都合を考えない上からの一方的な押しつけ。特に官庁で退職後の幹部などを民間会社に受け入れさせること」とあります。  皆さんも御存じのことと思いますが,高橋市長は4年前に私を含めた狛江市民の熱心な誘いを受け,前職である東京都公園協会の職を辞して,そのときの高橋市長にとっては御縁のない狛江市の市長選に立候補し,多くの皆さんの信任を得て市長に就任されました。もちろん落選すれば帰る所はない中での立候補でありました。  この事実を相手陣営は「天下り」と称したのであります。それで言うのであれば東京都の小池都知事も天下りと同じではないでしょうか。  人の人格を否定する,まさに「中傷」の最たるものであると思いますが,市長の御見解をお伺いいたします。 397: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 398: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 全く同感であります。 399: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 400: ◯ 11番(栗山 剛議員) 次に,「市民の暮らし支援」の項目です。  ここでは,「市民からの要望にたいし,市独自の介護保険利用料減免の実施を拒否。母子家庭への家賃補助実施要求を拒否。」と記載されております。「市民からの要望」とは何でしょうか。「拒否」とは何でしょうか。  予算編成時には多くの市民の団体から政策などの要望が市に提出されているとお聞きします。各部単位での要望書を含めると,恐らく100を超える団体から数え切れないほどの内容の要望が出されているのではないでしょうか。その中から各部では具体性,実現可能性,優先度などを勘案し予算要求を行い,それを財政担当で精査し,また市長の政策判断を行って予算案として議会に提出されます。実現できるものもあれば,できないものも数多くあります。  その中で介護保険利用料の減免や母子家庭への家賃補助の予算化をしなかったことのみを殊さらに取り上げて「拒否」と表現するのはいかがなものでしょうか。仮に自陣営候補が当選されて各団体からの要望が予算化できなかった場合,それを「拒否された」と言われてもいいのでしょうか。  私としては,予算編成自体やったことのない陣営の心ない中傷としか思えませんが,市長としてのお考えをお伺いいたします。 401: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 402: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 同感であります。 403: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 404: ◯ 11番(栗山 剛議員) 次に,「図書館・公民館(市民センター)増改築」についてであります。  ここでは,「市民の提案をふまえ,「改修」への道筋をつける(マニュフェストビラ)。」とやけに簡単に記載してあります。これは事実ではありますが,もっと正確に言えば,「女性候補を代表とした市民団体の提案を踏まえ」ではないでしょうか。  市長はこの女性候補を代表とした団体と協定を結び,改修の検討をしていただいていたと確認しておりますが,自身として都合が悪かったのでしょうか。全く残念であります。まあ,これは誹謗中傷ではありませんが,お得意の自分に都合の悪いことは隠すという卑劣きわまりない記述と申し上げてもいいでしょう。  最後に,「市長退職金,給与をどうする」の項目であります。ここでは,「(退職金は)まだその金額(1,436万円)では少なすぎると思っている」とだけ記載されています。これも前回の市議会会議録で確認させてもらいましたが,市長が前段で言ったことがなぜか削られています。  市長は,「私がこの4年間でやりました,このことについては」と,つまり4年間での実績に対して答弁しております。それをわざと削って,ただ「少な過ぎる」と市長が言ったように誤解を与えるものであります。  また「こまえ市議会だより」にも,「この1期4年の間に,16年の空白を埋めた功労に報いて,いただく金額については,決して多いとは思っていない。」と掲載されており,私もまさにそのとおりだと思います。  私が見ただけでもこれだけの誹謗中傷や事実誤認,都合の悪いことは隠すというような情報操作が行われていることが確認できました。  もし,これ以外に市長としてそういったものがこのビラにあるのであれば御指摘いただければと思いますが,いかがでしょうか。 405: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 406: ◯ 市 長(高橋 都彦君) これまでに市長への手紙などで誹謗中傷の内容を知りたいという市民の方々からいろいろな便りあるいは声を寄せられましたが,当選者としての節度を守るということからこれまでは申し上げてきませんでした。  せっかく栗山議員からいただいた機会でありますので,少し長くなりますが説明を加えさせていただきたいというふうに思います。  まず「「狛江平和フェスタ」を「偏っている」と言って共催をやめるなど,市民の声を聞かず,」と記載していますが,これについても事実無根であり,2年以上にわたって話し合いを続けてきたことには一切言及せず,いかにも一方的にやめたような表現をしており,誹謗以外の何物でもないのは明らかであります。それどころか,市で主催する偏りのない実行委員会による平和祈念事業への参加を逆に呼びかけているところであります。  次に,「待機児解消,子育て支援」の欄であります。この欄では,「国の方針にもとづいて待機児解消計画を策定。一方,「保育園を増やしても,10年20年後,ニーズがあるか分からない。経営責任が取れない」(認可保育園増設を求めた市民への回答)。経費削減を最優先に公立保育園の民営化を推進。」というふうに記載しております。ここにも大きな誤解を生む表現があります。  そもそも「国の方針にもとづいて待機児解消計画を策定。」などと記述していますが,保育園の待機児問題については私自身が大きな政策課題として,平成27年度に180人に上る待機児が出たことから,昨年5月に副市長を本部長とした待機児対策推進本部を設置して平成31年度までに待機児をゼロにするための施設整備を計画しているものであります。もちろん子ども・子育て新制度に基づいた認可の保育施設の整備をするものであります。  認可保育園の増設については,将来的なニーズを見据えると,むやみに増設できるものではありません。  公立については狛江市の定員適正化計画でもお示ししているとおり狛江市は類似団体と比較して民生部門における人員が突出して多く,その原因の大部分が市立保育園の職員であると指摘しています。  そういった状況の中で公立の保育園を増設するということは当然に市として保育士等の採用をしなければなりません。保育士を採用すれば,基本的にはその職を定年退職時まで保証しなければなりません。しかしながら先ほど申し上げたように類似団体と比較して保育士の数が多く,また将来的な人口減も見据えると,ここで公立の保育園を増設するということは市としての経営を考えたときに安易にできないと申し上げたところであります。  また一時的な需要に応えるため民設民営の保育園を誘致し,将来児童数の減少により経営が行き詰まった場合,市として何ができるのかということも念頭に置いておかなければならないということも申し上げております。  いかにも待機児解消に後ろ向きととれる表現だけを取り出して使うことは欺瞞であり,大きな誤解を生むものであるとともに中傷であると考えております。  さらに,「経費削減を最優先に公立保育園の民営化を推進。」とあります。経費削減を優先すると明言したことはこれまでになく,削減できた費用を他の子育て施策に役立てていくとしているのでありまして,事実削減効果はすぐにはあらわれないものの,認証保育園等の保育料の助成の実現など子育て施策の充実を図ってきており,「経費削減を最優先」などということは曲解であり,そのことは明白であります。  さらに,「税金の集め方」についてであります。私の欄には,「「(税滞納者は)逃がさない」(督促状や市役所に掲示)として,差し押さえを年間約1,500件(東京26市トップ)実施。生活が困窮している方々に対しても,給与や年金の全額差し押さえが強行され,差し押さえの現場では,生存権を脅かし人権を無視したやり方を行っている。」と記述されております。  まず殊さらに「(税滞納者は)逃がさない」とだけ記述しておりますが,これは東京都と区市町村が連携して自主財源の確保と税の公平性確保の責務をより一層果たしていくための共通理念としての「滞納は させない 放置しない 逃がさない」の一部だけを切り取ったものであり,しかも括弧書きではありますが,「税滞納者は」と人を逃がさないような表現になっています。あくまでも「滞納」という事実を逃さないという趣旨であり,東京都のホームページでも「オール東京滞納STOP宣言」として広報しているものは明らかであります。実に一般的な物の言い方であります。  また,「督促状や」とありますが,督促状にも書いてあるかのようにとれるような表現をしています。市で発行している督促状には,そもそもその文章は掲載されてはおりません。明らかに間違ったうその記述であります。  さらには,「生活が困窮している方々に対しても,給与や年金の全額差し押さえが強行され,」とありますが,これも全くの事実誤認であり,通常は督促状を送付し,電話でも催告し,さらには臨戸してビラを投函してもなお御連絡もなく対応のしようのない方について財産調査を行ってやむを得ず差し押さえなどの処分をさせていただいているものであります。そのことを全く都合よく伏せています。  また,「給与や年金の全額差し押さえ」とありますが,これも全く事実ではございません。もし,このような例があるのであればお示しいただきたいと思います。  この項目の最後に,「差し押さえの現場では,生存権を脅かし人権を無視したやり方を行っている。」についてですが,これについてもそのような事実はなく,全く容認できるものではありません。  最後に,「人権,平和,安全など」の欄であります。ここでは,「安保法制は国の決めたことと容認。原発再稼働に反対せず。」とあります。私のどの発言が安保法制を容認と言っているのか全く理解できません。議会では再三にわたる質問に対して,「国は説明責任を果たすべき」と申し上げており,容認するといったような答弁をしたことはありません。  以上申し上げましたように,このビラに記載されている内容については事実誤認や曲解あるいは妄想に満ちたものであり,私に対しての誹謗中傷以外の何物でもないことは明白であります。 407: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 408: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私の指摘させていただいたもの,そして市長が今の御答弁で指摘したものをあわせますと,何とほぼ全ての項目が事実誤認や情報操作,隠しがあったことが明白になりました。これを誹謗中傷と言わずして何を誹謗中傷と言うのでしょう。  相手陣営は,もう選挙は終わったのだから議会や広報でこのようなことを持ち出すのは品位に欠けるなどと申しているようではありますが,自分たちで勝手に間違った情報を流しておきながら,よくそんな勝手なことが言えるものであると思います。  このことを申し上げまして全ての質問を終わらせていただきます。 409: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部一之議員。     〔20番 谷田部一之議員登壇〕 410: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 議長から質問する許可をいただきましたので,2問質問させていただきます。  平成20年9月のリーマンショックに起因した世界的経済不況以降,日本経済は長く停滞しております。狛江市では,大規模な産業を有していない一方で自主財源の多くを個人住民税に頼っていることから,経済の低迷による個人所得の伸び悩みが住民税の減少,ひいては歳入の減少につながりやすい構造になっています。  そのために地域住民の多様化したニーズや価値観,その地域における特性などを踏まえ創意工夫を凝らした自治体運営を行わなくてはならないと私は思います。  高橋市政にかわり創意工夫を凝らした当たり前の市政に変わってきました。その結果,狛江市の財政力を高めたということは皆さん御承知のとおりでございます。  これから矢野前市政と高橋市政との財政の比較をこの後続く石井議員とともに質問させていただきますので,前市政からもっともっと早くから市の財政力を強めていけば,こんなに硬直した財政にはならなかったと思います。もっとあのときに前市政時代にこんなことをやっていれば,あんなことをやっていればと,もっと早くやっていればもっともっと早くこの狛江のまちの道路がよくなったり,子供たちにも恵まれた環境づくりができたと思います。  そのために私は「愛する狛江,未来のために」ということで,今回は過去を振り返りながら検証したいと思いますので,よろしくお願いを申し上げます。  それでは質問に移らせていただきます。  狛江市の財政状況でございます。  狛江市の財政状況の今の状況はいかがでしょうか。  再質問は自席にてやらせていただきます。よろしくお願いします。 411: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 412: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の財政状況につきまして平成27年度決算で申し上げますと,経常収支比率が前年度より2.2ポイント改善し88.8%となっております。  また前年度より地方債残高を減らし基金残高をふやすことができており,将来負担の抑制にも取り組むことができたところでございますが,今後の社会保障費の増加などに対応するためには引き続き規律ある財政運営に努めていく必要があると考えております。 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 414: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは再質問させていただきます。  狛江市第5次行財政改革推進計画(平成27年度~平成29年度)で既に財政面で数値目標を達成した,その取り組みをお伺いいたします。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 416: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 行財政改革推進計画における財政面での平成27年度の目標値として,「経常収支比率を90%とすること」,それと「財政調整基金残高を12億円とすること」,この2つがございますが,平成27年度決算におきましては経常収支比率が88.8%で,財政調整基金残高は16億9,394万2,000円でございますので,いずれも達成できているところでございます。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 418: ◯ 20番(谷田部 一之議員) いずれも達成できているということが確認できました。  市の歳入の根幹である市税収入は,個人住民税の平成18年度に行われた税制改革において個人住民税の所得割を一律10%としたために前年度比4億円余りの増額となりました。19年度以降は長引く景気の低迷や生産年齢人口の減少の影響もあり,23年度には個人住民税の所得割を一律10%とした平成18年度の前の17年度の水準まで減少しております。  一方の歳出では,人件費,扶助費,公債費を合わせた義務的経費は23年度は125億3,000万円余りで,この10年で約17億円増加しております。公共施設の整備に伴う大規模事業の影響により投資的経費も増減を繰り返しながらも,19年度以降は増加傾向にある厳しい財政状況の中では多様化する市民ニーズや行政需要に的確に対応し,基礎自治体として今後も持続・発展していくためには市債発行の抑制や計画的な基金の積み立てなど規律ある財政運営に努めるとともに,より一層の歳出削減,歳入確保を推進することで硬直化した財政の立て直しを進めていく必要があると高橋市政は考え,この4年で財政調整基金も目標値を平成27年度で達成し,経常収支比率も非常によくなってきました。これはこの狛江市,私たちの家庭で言えば財力指数が高まってきた証拠でございます。  それでは高橋市政になって4年,就任時期と現在の財政状況はどのように変わりましたか。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 420: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 高橋市長就任前の平成23年度と比較いたしますと経常収支比率などの財政指標はいずれも改善しております。  また,中期財政計画に基づく規律を持った財政運営により地方債残高は平成24年度以降毎年度減らすことができ,基金残高も平成27年度末では30億円にまでふやすことができたところでございます。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 422: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 答弁の最後のところで,平成27年度末では約30億円まで基金をふやしたということでございます。ここで確認ですけれども,平成7年度末,矢野市政の前の最後の年度末です。こちら平成8年7月から変わりましたけれども,平成7年度末が基金が約63億9,622万円。矢野市政が平成8年7月よりですから,三位一体改革の緊急行動計画の平成17年度は約5億円まで私たちの貯金が減りました。平成18年度は7億7,000万円です。  矢野前市政の平成8年度末から最後の年の平成24年度末まで約32億8,000万円私たちの貯金,基金を減らしたわけでございます。これは事実でございます。  高橋市政になり決算剰余金の積み立て,連結負債残高の維持,市債発行額など中期財政計画に沿った規律ある財政運営を行い,今30億円まで私たちの基金をふやすことができました。その結果暮らしもよくなってきたわけでございます。  それでは次の質問に移らせていただきます。  8月25日木曜日に三多摩の各市町村,島嶼の三多摩自由民主党議員の代表者が都庁に出向きまして,平成29年度の予算要望に行ってまいりました。都庁の理事者側のほうからは市町村総合交付金を強化するようにと言っておりました。特に財政力の弱い自治体は必要であると。この制度を活用してくださいと言っておりました。この市町村総合交付金とはいかがなものでしょうか。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 424: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都市町村総合交付金は,市町村が実施する各種施策に要する経費の財源補完を通じて市町村の経営努力を促進し,自主性・自立性の向上に資するとともに,地域の振興を図り,もって市町村の行政水準の向上と住民福祉の増進を図るために交付されるものでございます。  また配分項目として財政状況割と経営努力割,振興支援割の3つの項目に分かれておりまして,それぞれの項目の交付基準に基づき配分されるものでございます。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 426: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ではこの制度は何年度から始まり,当時の金額よりどのぐらいアップしたかお聞かせください。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 428: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市町村総合交付金としましては平成18年度から始まっており,平成18年度の交付額は7億1,235万5,000円でございます。平成27年度は12億4,923万6,000円でございますので,5億3,688万1,000円,75.4%の増となっております。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 430: ◯ 20番(谷田部 一之議員) この制度が18年度から始まっているということを今企画財政部長のほうからお知らせいただきました。この18年度,緊急行動計画の後でございます。この当時に,緊急行動計画のこの後のときにこの経営努力,この市町村総合交付金をもっともっと活用できれば,今のような財政力の弱い自治体となってしまう,そのまま財政力の弱い自治体になってしまうので,高橋市政になり,この4年でこの市町村総合交付金を活用して,今は5億3,688万円,当時の平成18年度より約75.4%市町村総合交付金を活用しているということが今わかったことでございます。  では市町村総合交付金の東京都の予算額と狛江市の交付額の推移,前年度との比較もお願いいたします。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 432: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市町村総合交付金の東京都の予算額につきましては,平成22年度が435億円,対前年度比で2.4%の増,23年度448億円で前年度比3%の増,24年度は453億円で前年度比1.1%の増,平成25年度が465億円で前年度比2.6%の増,平成26年度が473億円で前年度比1.7%の増,平成27年度は483億円で前年度比2.1%の増でございます。  これに対しまして狛江市の交付額でございますが,平成22年度は9億3,891万3,000円で前年度比2%の増,23年度は9億6,527万3,000円で前年度比2.8%の増,平成24年度が9億9,257万5,000円で前年度比2.8%の増,平成25年度は10億9,139万円で前年度比10%の増,平成26年度は11億4,987万8,000円で前年度比5.4%の増,平成27年度は12億4,923万6,000円で前年度比8.6%の増でございます。
    433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 434: ◯ 20番(谷田部 一之議員) この結果を見てわかることは,東京都における予算額が平成23年の矢野市政時代の末期には前の年より,平成22年が2.4%の増,平成23年が3.0%と東京都の予算額がアップしているところで,狛江市に交付される額は前年度より2.0%,2.8%と狛江市においては余りふえていない。行財政改革をしていなかったということがわかります。  高橋市政になり東京都の予算額よりは今企画財政部長のお示しのとおり狛江市における交付額が前年度より確実にふえております。これだけ経営努力をしたということが今わかりました。  それでは市町村総合交付金が毎年増額になっていった要因としては何でしょうか。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 436: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都の予算が毎年度ふえているということもございますが,狛江市の交付額が最もふえているのは平成25年度で,前年度との比較で10%の増となっております。この要因といたしましては経営努力割の配分額が大きくふえており,特にその中でも徴税努力について評価をいただき増額につながったものと考えております。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 438: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 要因といたしましては経営努力割の配分額が大きくなった。やはり経営努力。民間と同じように行政も経営努力を一生懸命頑張って行財政改革をしていった結果のあかしだと思っております。  それでは経営努力割の配分額がふえているということだが,前市政との比較でどれくらいふえているのか,また多摩26市の中での状況はどんなものでしょうか。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 440: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 経営努力割につきまして平成23年度と平成27年度の交付額を比較いたしますと1億4,412万7,000円,93%の増となっております。また多摩26市中の27年度の順位といたしましては4位という状況でございます。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 442: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 平成23年度と平成27年度の交付額を比較しますと約1億4,412万7,000円,93%の増なのです。また多摩26市中,27年度の順位といたしましては経営努力ということで第4位ということで,いかに行財政改革に取り組みながら経営努力しているかということが今わかったことでございます。  それでは今後に向けて市町村総合交付金,来年度以降も多くもらえるような,維持していくような狛江の取り組みはいかがでしょうか。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 444: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後も多くいただけるよう引き続き徴税努力に取り組むとともに,歳出削減や人事給与の改善に取り組んでまいりたいと考えております。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 446: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは歳出削減や人事給与はどのような取り組みが算定のポイントになりますでしょうか。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 448: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 歳出削減につきましては人件費や物件費,補助費等の削減額から算定されております。また人事給与につきましては給料表の水準や人事評価の取り組み,定員適正化の取り組みなどが算定されているところでございます。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 450: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 給料表の水準や人事評価の取り組み,定員適正化の取り組みなどが算定されていると言っておりましたので,ぜひとも引き続きよろしくお願いを申し上げます。  それでは要因の一つである市税の徴収率は,総合で平成25年度から一桁の順位になっています。この要因はいかがでしょうか。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 452: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 徴収率が向上した要因としては,平成25年度に市長の働きかけにより東京都主税局より2名の職員に半年間の派遣をいただき,東京都の徴収のノウハウを直接学ぶことにより職員のレベルアップを果たすことができたことが最大の要因ではないかと考えております。  さらに平成25・26年度は納税係の職員各1名を東京都主税局に半年間実務研修として派遣し,研修終了後にはその知識を他の職員と共有し,滞納繰越額の圧縮を図り,徴収率の向上に即戦力となっております。  また文書催告においては高橋市政以前より行っていた取り組みですが,さらに滞納者の目につきやすいように封筒やビラの色を毎回更新するなど工夫を凝らしております。  そのほかとしては口座振替の推進,コンビニエンスストアでの納付の開始,法令を遵守した差し押さえなどさまざまな新しい取り組み,これが複合的に作用して徴収率向上に努めているところでございます。 453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 454: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 平成27年度は市税滞納が6位,現年度1位,総合で2位と昨年度より1つ順位を上げていますが,滞納繰越分に焦点を当てていきたいと思います。この6位を上げていかなければいけないと思いますが,滞納繰り越しの徴収率を上げるための取り組みを教えてください。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 456: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) ここ数年では滞納繰り越しの整理は進んでおり,現在滞納繰越分で残っている案件は徴収が非常に困難な案件がほとんどとなっております。  その対策としては,新しい取り組み,これとして早朝臨戸や財産の再調査を行い,接触が難しい滞納者へのアプローチや新たな処分可能財産の発見に努めるなどさらに丁寧な徴収に努めてまいりたいと考えております。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 458: ◯ 20番(谷田部 一之議員) よろしくお願いいたします。  それでは徴収率総合で近年順位を上げている市(多摩26市)でどのくらいあるのか。その要因はどんなものでしょうか。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 460: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 小金井市や日野市など近年順位を上げている市は狛江市と同様に東京都主税局から職員派遣や東京都主税局への継続的な実務研修生派遣を行っており,外部からの徴収のノウハウを学ぶことで各職員の徴収技術がレベルアップしていることが大きな要因ではないかと考えられます。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 462: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 小金井や日野など順位を上げている所は外部からの徴収ノウハウを学ぶということで東京都主税局へ派遣,研修員を招いてやっているということで,これも狛江市では最近やり始めました。以前からやっていれば,もうちょっと徴収力も上がってきたなというような感じが今いたします。  それでは緊急行動計画17年度と現在の27年度の徴収率の推移はいかがでしょうか。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 464: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 一般会計の平成17年度と27年度徴収率の比較ですが,まず現年課税分の徴収率は17年度98.1%に対し,27年度99.7%と1.6ポイントの増となっています。  また滞納繰越分の徴収率は17年度が15.7%に対し,27年度43.8%と28.1ポイント増となっております。  一般会計総合(現年課税分と滞納繰越分の合計)ですが,この徴収率では17年度92.5%に対し27年度98.8%と6.3ポイントの増となっております。 465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 466: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは緊急行動計画時期の平成17年度の徴収率が平成27年度の徴収率であった場合,市税収入額はどのぐらいの増額になりましたか。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 468: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 平成17年度の収入額は一般会計合計(現年課税分と滞納繰越分の合計)で107億4,867万4,794円です。  単純に平成27年度の徴収率に置きかえて計算しますと,現年課税分107億9,371万9,217円,滞納繰越分3億4,885万3,551円,合計で111億4,257万2,768円となります。3億9,000万円の増額となります。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 470: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 緊急行動計画時期の矢野前市政のときと今の高橋市政の27年度を比べてみますと,今の徴収率でいけば平成17年度と比べますと約3億9,000万円,今の徴収方法でいけば増額となるということが確認できました。  前市政時代に,高橋市政の根幹である歳入をふやす,特に市税収入の強化は必要でございます,なぜこのとき今のような徴収法を行わなかったかが不思議でなりません。平成27年度の徴収率でいけば平成17年度は約3億9,000万円,約4億円近く収入が増となります。そうすればもっともっと早く財政を立て直すことができるし,硬直した財政を立て直すこともできるし,市民の皆さんに還元でき,そして負担をかけずにもっともっと早くにでこぼこした道路もよくなるし,学校の施設もよくなったりするということが今わかったことでございます。  それでは臨時財政対策債とはどういうものでしょうか。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 472: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 臨時財政対策債は,本来であれば普通交付税として地方に交付されるべき額のうち国の財源不足により交付できない分について交付額を減らし地方債を発行することで補填するという制度でございます。  また臨時財政対策債の元利償還金相当額につきましては,その全額を後年度の普通交付税の算定に用いる基準財政需要額に算入されることとなっております。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 474: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それではこれは仮定でございますが,私がみずから借金したと仮定して質問いたします。  例えば借金の金額が100万円,それで10年返済で10回の均等払い,利息なしとします。普通の借金は100万円借りれば毎年10万円ずつ返済して10年で終わります。しかし,臨時財政対策債を100万円借りれば毎年10万円ずつ返済するのですが,毎年返済の際に国が私の口座に10万円振り込んでくれるので実質的に負担はない,この解釈でよろしいでしょうか。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 476: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) そのように考えることはできると思います。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 478: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 100万円借りて毎年10万円ずつ返済すると,返済するために10万円返ってくるからプラスマイナスゼロであるということなので,そのように考えることができるということです。それでは負担がないのでたくさん借りたいのですが,臨時財政対策債は限度額が決まっていて,私の場合は100万円借りることができると仮定します。私は将来のことを考え100万円借りられるところを80万円しか借りませんでした。80万円なので毎年8万円の返済となり,返済時には国から8万円振り込まれる。さっきと同じように8万円振り込まれると思っていました。返済時には8万円返ってくると思いましたが,見たら何と10万円振り込まれていました。毎年2万円返済に回らず手元に残る,10年間で約20万円振り込まれたという結果になりました。こんなことができるのでしょうか。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 480: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 臨時財政対策債につきましては,普通交付税の基準財政需要額の算定において,実際に借りた額の元利償還額ではなく,発行可能額全額を借りたと想定した場合の元利償還額が算入されます。  つまり借りる額を減らした場合,実際に返済する額より多い額が基準財政需要額に算入されますので,今おっしゃられたように考えることができると思います。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 482: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 臨時財政対策債は借り入れ(赤字債)と私は思っております。日本共産党狛江市議団は臨時財政対策債は実質的には交付税だと言っておりますが,私は赤字債だと思っております。幾ら満額借りても狛江市の財政は全然改善されない。プラスマイナス何もならないと思っております。満額借りるよりは,赤字債なので借りる額を減らすのは誰の家庭でも当たり前でございます。満額借りて返すより満額借りずに8割でも7割でも借りて返すほうが楽なことは,これは誰でも承知でございます。赤字債なわけでございますので。  それでは高橋市長が就任した平成24年度以降臨時財政対策債の発行額を抑制しているが,その効果額はいかがでしょうか。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 484: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成24年度から27年度までの4年間で約8億8,000万円の発行抑制を行っております。全て元金償還が始まったときの効果額といたしましては,毎年度約5,300万円が実際の償還額より多く基準財政需要額に算入されることとなります。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 486: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 24年度から27年度までの4年間で約8億8,000万円の発行抑制をしている。元金償還が始まったときの効果額としては毎年度約5,300万円基準財政需要額に算入されるということがわかりました。この始まる31年度から約5,300万円効果があると。このまま発行を抑制していけば5,300万円以上の効果が出てくるということが今確認できました。  そのほかで財政面,特に財テクの一つ,先ほどの臨時財政対策債のことも財テクの一つだと思います。そのほかで財政面,特に財テクの一つと考えるのが緊急防災・減災事業債の活用でございます。これを申請しますと,借り入れは基準財政需要額に算出され普通交付税に反映されます。ただ借り入れて返すより基準財政需要額に算出され交付税に反映されているほうが市の財政に反映されます。このような取り組み方法を詳しく教えてください。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 488: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方債は事業内容に応じて借りることができるメニューが決まってきますので,交付税算入率や充当率などを勘案してできるだけ交付税算定上,有利な地方債を借りることができる事業を優先的に借りるようにしているところでございます。 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 490: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは年間でどのぐらいの差が出るのか教えてください。 491: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 492: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 和泉多摩川地区センター整備の財源といたしまして,緊急防災・減災事業債という元利償還金の70%相当額が交付税に算入される地方債を借りる予定でございます。こちらは予算額が1億5,030万円でございますので,このうちの70%の額である1億500万円ほどが元金償還分として算入され,利息分につきましても同様に70%相当額が算入されることになります。20年償還で換算いたしますと毎年度550万円ほどが基準財政需要額に算入されることとなります。 493: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 494: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 20年償還で換算しますと毎年度550万円ほどが基準財政需要額に算入されるということで非常に大きいです。これも財テクの一つだと思います。これを高橋市政ではやっているということが確認できました。  高橋市政になり現在の狛江の財政状況が,今確認できました。そして財テク方法も確認できました。高橋市政公約の一丁目一番地である硬直した財政の立て直しは,確実に本当に予想を上回る改革のスピードで行われていることが今確認できました。これも狛江市第5次行財政改革推進計画による財政基盤の強化や質の行革への転換を図る取り組みにより,平成27年度の目標値に達しております。  高橋市長になり市町村総合交付金は経営努力割が評価され,多摩26市で4位となりました。これらは徴収努力が評価につながったことも確認できました。現在の徴収方法でいけば,あの緊急行動計画の平成17年と比較しますと約4億円の収入が見込めたことがわかりました。が,平時からの財政規律を守っていれば緊急行動計画のようなばたばたした対応を繰り返すことはないと思います。やはり平時からの財政規律を守っている,これが一番大切なことだと思います。  また矢野市政平成8年度末から平成24年度末の期間では約32億8,000万円も基金を減らしております。これでは狛江のまちもよくなりません。高橋市政になり今基金をやっと30億円までふやすことができました。財政力が高まれば市民に還元ができ,道路がよくなり,子供たちにとっても学校の設備が充実することになります。また臨時財政対策債については交付税制度上のものでなくあくまでも借り入れでございます。これからも選択と集中の考え方のもと臨時財政対策債の発行抑制や経常収支比率の改善等多くの健全化に向けた施策をよろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移らせていただきます。安心安全なまちづくりに向けての青少年犯罪についてでございます。  今日本,テレビや新聞,ニュースなどで青少年犯罪が多く報道されております。狛江市では日本一安心安全なまちづくりのために警察,消防,地域と連携して今まさに取り組んでいる最中でございます。まず青少年犯罪を犯さないためには犯罪の少ないまち狛江にしなくてはいけません。  おかげさまで平成27年の市内の刑法犯認知件数が都内の区市で最少となりました。防犯に対して今までどのような取り組みをしているのかお示しください。 495: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 496: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在までに行った主な取り組みといたしまして,防犯協会の皆様による青色防犯パトロール,PTAや学校安全ボランティアの方々によるパトロール,地域の皆様による安心安全パトロールなどのほか,防犯ガイドブックの全戸配布による啓発,振り込め詐欺等特殊詐欺対策として防災行政無線や市内巡回パトロールなどによる広報活動などを行ってきたところでございます。 497: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 498: ◯ 20番(谷田部 一之議員) いろいろ取り組みをしたことがわかりました。  さまざまな取り組みにより刑法犯認知件数は都内区市で最少となりましたが,この最少件数を維持するために何か新たな取り組みを始めましたでしょうか。 499: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 500: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 新たな取り組みといたしましては,ことし3月にながら見守りの協定締結を東京都信用金庫協会と狛江郵便局との間で行いまして,本来業務において営業中もしくは郵便物の配達中においての見守り活動を行っていただくこととしました。  また現在協定書の取り交わし中となりますけれども,市内の新聞販売店とも同様の見守り活動を行っていただくことで今話を進めているところでございます。  そのほかでは今月9月を見守り強化月間と定めまして,秋の交通安全運動期間に児童の下校時刻に合わせて職員による巡回パトロールを行うことなどに取り組むこととしたところでございます。 501: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 502: ◯ 20番(谷田部 一之議員) さまざまな取り組みでございます。9月を見守り強化月間ということで市の広報にも載っておりました。犯罪を犯さないまち狛江,安心安全なまち狛江をさらに強固にする取り組みとして児童の下校時刻に合わせ職員による巡回パトロール,すばらしい取り組みだと思います。狛江市全域で地域,行政が見守り活動を行うことで犯罪者が狛江に近づかない抑止力になると思います。その結果,青少年犯罪の減少にもつながると私は思います。
     それでは児童の登下校時に行っている学校安全パトロールでは,よく「おはよう」とか「おかえり」などの声がけをしていますが,地域の皆さんによる安心安全パトロールでは声かけなどは行っているのでしょうか。 503: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 504: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) パトロール中における声がけについてでございますが,以前パトロール中に声がけをした際にちょっとしたトラブルになったケースがあったことから,現在は声がけをしていないところでございます。 505: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 506: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今声がけをしていないということが総務部長からお話ありましたが,声がけや注意をすることでトラブル,ぐさっとやられたり,何だとか言われたりトラブルになってしまうことが多いことがあると思います。声がけや注意などをしたくてもできないというのが現状でございます。  調布警察に出向いたところ,市内にも警察OBがかなりいるらしいということでパトロールなどを行うときに,これらOBの方々に連携をとり,そしてこういう注意がけのやり方,こう言ったら大丈夫だよというようなことの連携をとることは可能なのでしょうか。 507: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 508: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警察OBの方との連携についてでございますけれども,防犯協会の各支部に入っていただき一緒にパトロールしていただくこととか,また警察OBの方単体でのパトロールチームをつくっていただくなど幾つかの手段はあると思いますので,調布警察署とも連携し検討していきたいというふうに考えております。 509: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 510: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひともやってほしいと思います。安心安全,日本一安心安全なまちづくりをさらに強化するためには,そのような青少年の犯罪,そういうものに注意できるようなもののこういう仕組みをどしどし警察のOBからも取り入れながら連携をとりながら地域そして行政で守っていく,日本一安心安全なまちづくりにさらに推進してもらいたいと私は思っております。  それでは青少年健全育成という観点から青少年犯罪に対してどのように思っているか,またどのような取り組みをしているかということで違った視点を持って児童青少年部長よろしくお願いいたします。 511: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 512: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 犯罪とはどのような理由があっても犯してはならないものですが,青少年を取り巻く環境は時代の急速な変動とともに目まぐるしく変化し,その結果生じてきたさまざまな困難や新たな課題に対応できず自立できない問題や非行,不登校,有害情報の氾濫など青少年にかかわる問題が深刻化している中で少なからず犯罪を犯してしまうことが考えられます。  私たち所管としましては市民の方と協力し,子供たちを取り巻く環境の健全化を推進していくことが使命と考えております。  現在は青少年が参加し楽しむことができるように,すくすくコンサートや中高生フェスティバル,中学生サッカー教室,成人式の企画・運営など多岐にわたる事業を実施するとともに,最近SNS上のいじめなどが課題となっておりますので,携帯電話の利用方法についての講演会を行うなど青少年の健全育成を目指しております。 513: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 514: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 一方で見守りして犯罪を犯さないように抑止をする。そしてまた一方で子供たちを取り巻く環境の健全化を推進していくことにより青少年犯罪を未然に防ぐ体制づくりを構築している,安心安全なまちづくりが今まさにわかってきました。このことがさらに日本一安心安全なまちづくりにさらにさらに進んでいくようぜひともよろしくお願い申し上げまして1問目の質問を終了させていただきます。 515: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部一之議員。     〔20番 谷田部一之議員登壇〕 516: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは2問目の質問に移らせていただきます。  狛江の学校教育についてでございます。  次期学習指導要領についての取り組みでございます。  次期学習指導要領の改訂に向けた基本的な方向性が打ち出されました。2030年の社会と子供たちの未来を想定し,学習指導要領の枠組みの改善と社会に開かれた教育課程の実現が明示されています。とりわけ全国の公立小学校長が教育改革の各種施策の中で重く受けとめているものはアクティブ・ラーニングであると認識しています。その理由は,主体的・協働的な学びは以前から行われているが,さらに授業の質を高めなければならないと考え緊張感を持っているためと分析しています。授業の質を高めることに対する教育長の見解をお知らせください。  再質問は自席にて行います。 517: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。     〔教育長 有馬守一君登壇〕 518: ◯ 教育長(有馬 守一君) 狛江の学校教育に関する御質問にお答えいたします。  今年の8月に公表されました次期学習指導要領の中間報告によりましては,これからの学力の柱として3つに整理しております。1番目に「生きて働く「知識・技能」」,2番目に「未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」」,そして3点目に「学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」」,こうした3つに整理しているところでございます。どうしてこういう表現になったかといいますと,これまでの授業では,例えば生きて働かないような知識を詰め込むばかりであったり,あるいは未知の状況に出会うと思考がストップしてしまったりする,そういった人間を育ててきたのではないかという反省が裏にあるかと思います。  これから予想もつかない社会で生きていく子供たちでありますが,今述べたような力をつけていくにはアクティブ・ラーニングに象徴されるような解決方法が1つとは限らない簡単には解決できないような問題について自分自身の知識や経験を総動員してあるいは仲間と協力し,新たな解決の方策を導き出す経験,こうしたものを積み重ねていく必要がございます。  こうした今般話題となっておりますアクティブ・ラーニングの視点により全ての教師が積極的に授業の質を高め,実践を重ねていく必要があると考えております。 519: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 520: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは再質問させていただきます。  教育長が今言っておりましたアクティブ・ラーニング。主体的・協働的に考え,学ぶ力のアクティブ・ラーニング。このアクティブ・ラーニングの1つの例として横浜市立白幡小学校の例を今挙げさせていただきます。  「今日の学習のめあて(学習課題)は何々です」と司会役の児童が口火を切り,横浜市立白幡小学校の授業は始まります。グループで話し合い,考えをまとめ,書記係が発言内容をまとめる。こうした授業スタイルはまさに学級会活動そのもの。各教科・領域などの全ての授業で取り入れ,子供主体の問題解決的な学習を1年生段階から繰り広げます。  主眼に置くのは,子供がみずから考え,学ぶ力をつけること。同校では,その力を「自主的学習力」と呼んでおります。教師は学び方のポイントやまとめの場面で身につけた力を確認するなど,最低限の支援やサポートに徹しております。  こういう形もアクティブ・ラーニングの1つの形とも言えます。  それでは再質問に移らせていただきます。  平成28年8月26日,中央教育審議会教育課程部会の資料から小学校,中学校における学習指導要領改訂スケジュールでは,小学校では29年度には周知徹底,平成30年度,31年度は先行実施,32年度からは全面実施と明記されています。32年度は東京オリンピック・パラリンピックの年でもあります。中学校では29年度周知徹底,30年度から32年度まで先行実施,33年度から全面実施であります。周知徹底まで時間がないのですが,今どのように準備していっているのでしょうか。 521: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 522: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 文部科学省が示しております学習指導要領の改訂スケジュールによりますと,次期学習指導要領は平成28年度中,今年度中に告示されるとのことでございます。  次期学習指導要領実施に向けての準備につきましては,その告示を待ってから本格的に始めることにはなりますが,特別の教科である道徳並びに小学校,中学校への外国語活動や高学年への教科としての外国語の導入,アクティブ・ラーニング等につきましてはこの告示を待たずに準備を始めているところでございます。 523: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 524: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 告示を待たずに準備を始めるということで,今の取り組み,わかったことでございます。  英語教育は初等教育の段階からグローバル化に対応した教育の充実であります。特に次世代を担う子供たちにとっては必要不可欠であります。学習指導要領の改訂に伴い,小学校第5・第6学年に英語科が,第3・第4学年に外国語活動が導入されるとのことですが,狛江市ではこれらに対して現在どのように取り組んでいるのでしょうか。 525: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 526: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市ではこれまでも小学校の外国語活動に関する研修会を積み重ね,若手教員を中心として指導力を高めてきたところでございます。  本年度からは東京都教育委員会の英語教育推進地域事業といたしまして第三小学校,第五小学校の2つの学校に英語教育推進リーダーが1名ずつ配置され,市内の各小学校を訪問して外国語活動の授業について助言したり,自分の外国語活動の授業を公開したりすることで小学校教員の外国語活動の指導力向上を図っているところでございます。 527: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 528: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今狛江の外国語活動に対する取り組みがわかったことでございます。北部と南部,第三小学校,第五小学校に1名ずつ英語教育推進リーダーが配置されているということで,ほかの各小学校に訪問して外国語活動の授業について助言したり外国語活動の授業を公開するということが今わかりました。  それでは狛江市では1年間5・6年生を対象に30時間外国語指導助手,ALTにより教わっていますが,他市の状況はいかがでしょうか。 529: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 530: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 昨年度(27年度)の状況でお答え申し上げます。  他市のALT派遣状況といたしましては,小学校第5・第6学年を対象に年間5時間から35時間の派遣が一般的となっております。また第1学年から派遣している市は6市,第3学年から派遣している市は3市,第4学年から派遣している市は1市となっております。 531: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 532: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 1年生から派遣している市は6市,3年生から派遣している所は3市,4年生から派遣している所は1市というふうに今なっております。5・6年生を対象に狛江市はやっているということですが,ほかの自治体の中には1年生から外国語指導助手,ALTを派遣している自治体がありますが,狛江市ではいかがでしょうか。 533: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 534: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 低学年からのALT派遣に関しましては,次期学習指導要領の動向を注視しながら派遣の必要性を含め検討してまいりたいと考えております。 535: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 536: ◯ 20番(谷田部 一之議員) これから次代を担う子供たちのためにもぜひALT,外国語指導助手,1年生からやってもらっている区市もあります。せめても3年生,4年生から派遣しているという市もありますので,検討をひとつよろしくお願い申し上げます。  それでは拠点となる先生が各学校,第三小学校,第五小学校の拠点となる先生が各学校を巡回指導するということはすばらしい施策だと思いますが,拠点となる先生も,公立ですから,いずれまた異動があります。狛江市として毎年育てていくのが課題でございます。市独自の研修会を進めたいと思っているのですがいかがでしょうか。 537: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 538: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 教員の異動によりましてせっかくの指導体制が揺らぐことがないよう,先ほど触れました英語教育推進リーダーを活用いたしまして外国語活動の推進役となる教員を各学校で継続的に育成していくことで,各小学校内での持続的な指導体制を構築してまいりたいと考えております。 539: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 540: ◯ 20番(谷田部 一之議員) またさらにどのように学ぶかも必要であります。主体的・対話的で深い学び,アクティブ・ラーニングは新しい学習指導要領が目指す姿でもあります。狛江市の見解はいかがでしょうか。 541: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 542: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど教育長からも答弁させていただきましたが,アクティブ・ラーニングにつきましては学習の過程を質的に改善する視点として大切なものであると認識しております。全ての教員が校内研修を初めとする多様な研修を通じて理解を深めることが必要であると考えております。 543: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 544: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは職員に向けてのアクティブ・ラーニングの研修はいかがでしょうか。 545: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 546: ◯ 教育部長(平林 浩一君) アクティブ・ラーニングの研修につきましては,本年度につきましては夏季休業の期間を利用いたしまして全教員を対象に二こまの研修会を実施しております。管理職を含めまして47名が受講したところでございます。  内容といたしましては文部科学省初等中等教育局視学官から「学習指導要領改訂の方向性─アクティブ・ラーニングの視点による不断の授業改善─」をテーマとした講義,また大学教授からは「アクティブ・ラーニングの推進に向けた児童生徒の学習意欲の喚起」をテーマとした講義と協議を実施したところでございます。 547: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 548: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程企画特別部会の論点整理によると,次期学習指導要領の改訂が目指す学びの視点として以下の3つを挙げております。  深い学びの過程の実現,対話的な学びの過程の実現,主体的な学びの過程の実現。そしてこの3つを実現するための授業にICTは大いに寄与できると考えています,と言っております。  アクティブ・ラーニングによる学習でのICTの効果的活用というのはあるのでしょうか。 549: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 550: ◯ 教育部長(平林 浩一君) ICTの効果的な活用といたしましては,1点目としましては電子黒板等に資料を大きく提示することで全員が同じ資料をもとに協同的・対話的な学びを行うこと,2番目にはタブレットに記録した個々の考えを電子黒板等に集約し,友達のさまざまな考えと自分の考えとを比較することで自分の考えを見直したり高めたりすることなどが考えられております。 551: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 552: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 次期学習指導要領実施に向けて円滑な接続のために計画的に進めていただき,狛江市におきまして「よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくる」という目標を学校と地域が共有し,連携・協働を図りながら新しい時代に求められる資質・能力を子供たちに育んでいただきたいと切に願って全ての質問を終了させていただきます。 553: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時58分 休憩     午後 3時19分 開議 554: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 555: ◯ 22番(石井 功議員) 通告に従いまして3問質問いたします。  順番を変えて3番,2番,1番の順番でやりたいと思います。  3番目,これからの財政について。  2025年問題まであと9年。約1,000万人いると言われる団塊の世代の人たちが75歳以上の後期高齢者になり,15歳から64歳の現役人口も減少し,日本人の5人に1人近くが75歳以上となる超高齢社会が到来いたします。  現在,生涯医療費は75歳から79歳にピークを迎え,要介護(要支援)になる可能性は75歳から上昇していることからして,2025年ごろには医療・介護・福祉サービスの需要が高まり,自治体の財政にも影響が出ると見られています。  一方,これから決算特別委員会で審査が行われます平成27年度の決算の財政指数はかなり改善されているようです。しかし先のことを考えると財政的な不安要素はたくさんあると思われます。  そこでまず今後予想される歳出増加要因はどのようなものがあるのかお尋ねいたします。  再質問は自席にて行います。 556: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 557: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後見込まれる歳出の増加要因といたしましては,就学前児童数の増加と保育需要の増加に伴う保育園の待機児童解消に向けた取り組みなどによる扶助費の増加と,高齢化に伴う介護保険特別会計と後期高齢者医療特別会計への繰出金の増加でございます。  また,これらの社会保障関係費の増加のほか15年後以降には学校施設を順次建てかえていく必要があり,そのためには多大な財源が必要となることから,今後は基金への積み立ても計画的に行っていく必要があると考えております。 558: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 559: ◯ 22番(石井 功議員) 今後お金が必要になってくるのはどういうものかということでございますけれども,1つはそういった高齢化,それから子育ての関係,そしてもう1つ,これは今から15年後以降ということですけれども学校を順次建てかえていく必要があると。こういった先のお金が必要になってくるということがわかったわけでございますけれども,この3点を1つずつ聞いていきたいと思います。まず待機児対策について,3年前に虹のひかり保育園誘致以降民設保育園ができていますが,これらの民設保育園の年間の補助金はどれほどになるのか,これについてお尋ねいたします。 560: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 561: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 私立保育園の運営費に対する補助は,基本的には各算定項目で定められている単価に対して在園している子供の人数を乗じることにより算出しております。そのため保育園における在園児数により補助金額は各園で異なりますが,例えば虹のひかり保育園で申しますと,初年度,平成25年度は約1億5,600万円,平成26年度約1億6,900万円,平成27年度は子ども・子育て支援新制度の施行により保育単価が見直されたこと等によりまして約1億8,000万円となっております。
    562: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 563: ◯ 22番(石井 功議員) 保育園の補助に関してですけれども,単価が高くなったことによって1園当たりの補助金も少しずつふえていると。虹のひかり保育園以降も民設の保育園ができ,さらにこれからも整備していくということで,将来というか,もう既に今です。それから今後ともこういったお金はまたふえていくだろうというのがまず1つあるということでございます。  次に答弁の中であった15年後の学校施設の建てかえが必要となるということでございますけれども,これ一番最近で建てられたのが緑野小学校それから体育館では第二中学校ということになると思いますけれども,その建築費用と財源の内訳についてお尋ねしたいと思います。 564: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 565: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず緑野小学校につきましては体育館は耐震改修のみで建てかえをしておりませんので,緑野小学校の校舎,これとあと第二中学校の体育館の整備費を合わせた額で申し上げますと,整備費といたしましては全体で約28億6,000万円でございます。財源といたしましては国庫補助金が約7億8,000万円,地方債が約18億7,000万円,一般財源が約2億1,000万円という実績でございます。 566: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 567: ◯ 22番(石井 功議員) 緑野小学校の校舎と第二中学校の体育館両方合わせると実際に整備にかかったお金は28億6,000万円で国庫補助金が7億8,000万円ありますので,狛江市の負担というのは20億8,000万円ということでございます。  これ順次ということでありますけれども,15年後といっても15年後ぐらいはすぐ来ますから,それから順次建てかえていくというと物すごくお金がこれからかかり始めるということで,先ほどの答弁にあったように一定の基金への積み立て,こういったものは確実に必要になってくるということを我々は認識しなきゃいけないのかなと。今かかるお金だけではなく確実に将来必要となるお金というのは先ほどの谷田部議員の話ではないですけれども,そういった準備をしておくということは確実に必要なことだというふうに思われます。  次に今から9年後の平成37年に団塊の世代が後期高齢者になると。そのときに医療・介護に必要とされる一般財源,これは現在と比較した場合どの程度ふえるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 568: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 569: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 介護保険特別会計への繰出金につきましては,第6期介護保険事業計画での給付費の推計から2025年である平成37年度と平成27年度を比較いたしますと,約3億5,000万円増額する見込みとなっております。  また後期高齢者医療特別会計への繰出金につきましては,人口推計による75歳以上人口の増加率から計算いたしますと,平成27年度から平成37年度にかけて約1.3倍となっておりますので約2億1,000万円増額となる見込みでございます。  この2つの特別会計を合わせますと約5億6,000万円,一般財源の負担がふえる見込みとなっているところでございます。 570: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 571: ◯ 22番(石井 功議員) 今後お金が必要になってくるというのが先ほどからあった3つ,高齢化によって9年後には多分今よりも5億6,000万円ぐらいお金が必要になるだろうと。それから待機児対策です。これは今でも進行形です。必要なお金はこれからまたふえていくわけですが,虹のひかり保育園以降できている民設保育園について計算していくと,多分その当時より3億円,4億円ふえていって,さらにこれからまたふえていくということは,これも考えていかなければいけないこと。それからその先,15年後ぐらいから今ある学校,老朽化した学校を基本的に建てかえなきゃいけないと。1校当たり約20億円かかっていくということで,学校は1つだけじゃないですからね。こういったことも確実に頭に入れておかなければいけない。議論していく中では,こういったことをまず認識して議論していかなきゃいけないのだろうというふうにまず思います。  それで今後9年間のうち,ということに限定しなくてもいいのですが,可能と思われる歳出の削減策,こういったものはあるのか,これについてお尋ねします。 572: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 573: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後の歳出削減につきましては公立保育園の民営化や小学校給食調理業務の委託化の取り組みに加え,学校用務の廃止による職員の退職者不補充により人件費の減がございます。  また,公債費につきましては今後数年は同水準で推移する見込みでございますが,借入額の抑制に取り組むことで少しでも歳出の削減に努めていきたいと考えております。  その他の経費も含めて行財政改革の取り組みや事業の見直しなどにより歳出の削減に努めていかなければならないと考えております。 574: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 575: ◯ 22番(石井 功議員) いろいろと行財政改革の中で改革をして,少しでも歳出を削減していくということで,なかなか大きくというのは,ここはこれからそうないのかなという感じもいたします。  次に一般財源,これから一般財源が増加する可能性,これはどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。 576: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 577: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市は普通交付税の交付団体でございますので,交付税制度が現在と同様であると仮定いたしますと,一般財源の大幅な増加はないと見込んでいるところでございます。 578: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 579: ◯ 22番(石井 功議員) 一般財源は普通交付税の交付団体ですので基本的にはなかなかふえないだろうということです。というのは,これは例えばこの間消費税が3%増税され,狛江市に入ってくるお金もふえました。しかし全体としては交付税で調整されてしまう。それからこれからさらに上がるかどうか知りませんけれども,2%消費税増税されて狛江市に入ってくる,そういった金額があるとしても,それも交付税でどうしても調整されて,結果的に言うと一般財源はそれほどふえないのかなというふうにも思います。  そうすると一般財源の増加というのが見込めないとすると,先ほど答弁があったように歳出削減に努めなければならないと思います。  そこで最近の狛江で行われた行財政改革で最も大きなものの一つが保育園の民営化であると考えられます。その効果を検証したいと考えますが,今まで運営費については何度も議論されてきたので,今回は保育園の民営化について施設の整備・管理の面から考えていきたいと思います。  公設公営の保育園を民営化したのは和泉保育園と宮前保育園ですが,どちらも建てかえたときの費用と財源はどのようになっているのか,まずお尋ねしたいと思います。 580: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 581: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 宮前保育園は平成27年度に運営法人により施設を建てかえましたが,整備費に対する市からの補助金は2億623万3,000円でございます。この財源として東京都からの補助金が1億8,659万1,000円ございますので,一般財源といたしましては1,964万2,000円でございます。  和泉保育園につきましては第4号補正予算で増額させていただきました後の額で申し上げますと,市から運営法人への補助金が2億1,083万3,000円でございます。この財源として東京都からの補助金が1億9,075万3,000円でございますので,一般財源としては2,008万円を見込んでいるものでございます。 582: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 583: ◯ 22番(石井 功議員) これを機会にこの2園は民営化したわけですけれども,民営化で建てかえをして市が出したお金というのは1園当たり約2,000万円,2園で約4,000万円ということです。民営化したので1園当たり整備する,建てかえるのに約2,000万円ずつかかったと。  じゃ,この2園を公設のまま建てかえたとした場合の市の負担額というのはどのぐらいになるのか,それについてお尋ねします。 584: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 585: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成24年度に建てかえをいたしました駒井保育園と同額と仮定して試算いたしますと,整備費約2億8,000万円に対し耐震化に係る国庫補助金が若干,270万円程度でございますが,それ以外は市の負担となっておりますので,もし2園整備したといたしますと約5億5,000万円が市の負担となります。  現在の補助制度では保育園を民設で整備した場合には国や東京都の補助金を活用することができますが,公設の場合には補助金の対象にはなりませんので市の負担が大変大きくなっているものでございます。 586: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 587: ◯ 22番(石井 功議員) ということはこの2園を公設のまま,6園を公設のまま維持するという考えのもとで公設で建てかえた場合,狛江市の負担は5億5,000万円。しかし今回民設に変えたことによって2園で約4,000万円。実に5億1,000万円,民営化ということの中で狛江市の負担が軽減され,そしてちゃんとした,建てかえられたということだというふうに思います。でも,これはこれだけでもすごく大きなことだというふうに私は思います。  それで今後この2つの保育園,民設で建てかえた2つの保育園の設備の更新や大規模改修をするとき,その費用はどこの負担となるのか,これについてお尋ねします。 588: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 589: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2つの保育園は民設保育園でございますので,大規模改修等の費用は施設の設置者である運営法人の負担となりますが,将来的に補助制度がどのように変わるかにもよりますが,現状の補助制度がそのまま継続されると仮定しますと,国や東京都の補助金を財源として費用の一部を市が法人に対して補助することとなります。 590: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 591: ◯ 22番(石井 功議員) わかりました。これ多分建てかえと同じような話だと思うんです。一部市のほうでも負担するけれども,費用の公設の場合と民設の場合の負担額というのは多分明らかに違ってくるのだろうと思います。  この2園を公設のまま整備した,建てかえたとき,その後の大規模改修,それから例えば水回りなんていうのは1回かえたりすると非常にお金がかかったりしますけれども,こういうときは公設の場合はどこが負担するのか,これについてお尋ねしたいと思います。 592: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 593: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公設の保育園の場合は,全て一般財源での負担となります。 594: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 595: ◯ 22番(石井 功議員) 施設についてですけれども,民設でやった場合は2園で約5億円以上のお金がかかり,民設の場合,その後の設備やもしくは大規模改修の際も民設の場合であれば,多分一部が市の負担。しかし公設になると全部市で,まあ当たり前ですけれども,そのお金で整備しなきゃいけない,改修しなきゃいけないということだと思います。  次にこの2園の公設の場合と民設の場合の運営費,これはどのように違うのか,これについてお尋ねしたいと思います。 596: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 597: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 狛江市立保育園民営化の指針で算出しております数字で申し上げますと,公立保育園1人当たりの運営費は一般財源ベースで約124万円,私立保育園は約79万円であり,1園当たりの運営費,定員103人ベースでの数字ではありますが,公立保育園が1園当たり約1億2,800万円,私立保育園が約8,100万円の一般財源負担となっております。  したがいまして,こちらも定員103人ベースではありますが,2園の場合では公立保育園が約2億5,600万円,私立保育園が約1億6,200万円の一般財源負担となりますので,その差は約9,400万円となります。 598: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 599: ◯ 22番(石井 功議員) 財政的な問題ですけれども,これも当然,民設にしたほうが2園で約9,400万円ぐらい狛江市の負担は軽くなるということです。  それで公設の保育園,今4園あるわけですけれども,この4園,耐震化や建てかえを行ったわけですが,これに補助金的なものがあったのか。公設の4園の耐震化や建てかえに補助金的なものがあったのか,これについてお尋ねしたいと思います。 600: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 601: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都の総合交付金は一般財源の補完として交付されていますので,これ以外の補助金ですと耐震化に対する補助金が若干ありましたが,建てかえや改修,増築に対する補助金はございませんでした。 602: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 603: ◯ 22番(石井 功議員) すると,ほぼ今まで行った公設4園の耐震化や建てかえは市の財源だったということです。それで例えば起債したときに交付税算入されるようなものはこの中にあったのかどうか,これについてお尋ねしたいと思います。 604: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 605: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 23年度の藤塚保育園改修工事と25年度の駄倉保育園耐震改修及び増築工事の財源として起債しておりますが,いずれも交付税算入はございません。 606: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 607: ◯ 22番(石井 功議員) そこで仮に公設6園を公設のまま耐震化や建てかえをしたときと6園全部仮に民営化したとき,これの狛江市の負担額はどのぐらい違うのか,これについてお尋ねしたいと思います。 608: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 609: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 6園全てを公設で整備した場合の市の負担額につきましては,先ほど答弁いたしましたとおり宮前保育園と和泉保育園を市で建てかえた場合の費用を駒井保育園改築工事と同額として試算しますと,市の負担額が5億5,000万円になります。これに既に実施しましたほかの4園の整備費に対する起債額や基金の繰入額を加えました実質的な市の負担は7億4,000万円ございますので,合わせますと約12億9,000万円の負担となります。  6園全てを民営化した場合につきましては国や東京都の補助金を活用できるため,昨年度に民営化により整備しためぐみの森保育園の整備費が同程度と仮定いたしますと,市の負担額は1園当たり約2,000万円でございますので,6園全て建てかえても1億2,000万円の負担になると考えられます。 610: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 611: ◯ 22番(石井 功議員) ということです。これ仮にの話ですけれども,全部民営化していたら多分6園で1億2,000万円かかっただろうと。全部公設だったら12億9,000万円かかっただろうというような話だと思うんです。だから施設の管理・整備,これだけ考えると財政的には民営化のほうが圧倒的に負担が少ないということはここで確認をさせていただきます。  それで財政的には保育園の民営化は運営費面,施設費面で公営公設より圧倒的に優位であるということは今確認しましたが,現在保護者からの民間保育園の評価というのはどのようになっているのか,これについてお尋ねしたいと思います。 612: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 613: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 今年度から民営化に移行しためぐみの森保育園ですが,保育参観後のアンケートや面談などで保護者の方から御意見や御感想をいただいており,「安心した」といったものがほとんどで,中には感謝の言葉もあったとのことです。  また民営化後の三者協議会におきましてお子様の御家庭での様子を保護者の方に伺ったところ,4月当初は環境の変化により少し落ちつかない様子もあったということですが,全体としては今はなれて,園舎が新しくなったことなどを喜んでいるといったお話をいただいております。  ただこれは公立保育園も同様ですけれども,苦情やクレームが一切ないということでもございませんので,今後も保護者の方の御意見を傾聴しながら子供にとってよりよい保育となるよう努めていくものというふうに指導もしていますし,私どもも考えております。 614: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 615: ◯ 22番(石井 功議員) それでここで保育園の民営化,現在どう考えるかということですけれども,今の児童青少年部長の答弁のとおり公設でも民間でもクレームがないわけじゃないけれども,決して民営化したからといって何か不都合なことが出ているということは現状はないと。それほど変わらない状況だというふうに私は解釈いたします。  そうすると今後の,先ほどから出ているようにいろいろなお金が狛江市には必要になってくると。これはどこの自治体でも同じなんでしょうけれども,そういったことを考えたときに,なるべく市の負担が少ない方法を選ぶのがこれは当然のことだというふうにまず私は結論としたいと思います。  次に交付税算入,これについて議論したいと思いますけれども,ここのところで交付税算入について何か変更されたことはあるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 616: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 617: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成28年度の交付税の算定について申し上げますと,新たにトップランナー方式による算定が導入されております。  このトップランナー方式といいますのは,需要額においては歳出の効率化に向けた業務改革を取り組んでいることを前提として算定における単位費用を縮小するもので,結果として基準財政需要額が縮小されます。  また収入額におきましては,市税の算定に係る徴収率を引き上げており,これにより基準財政収入額が増加しますので,需要額の減と収入額の増により交付額が縮小されることとなります。  しかしながら,地方債を借りるのであれば交付税算入される地方債を借りることで基準財政需要額がふえることとなりますので,そのほうが交付税算定上は有利になると考えているものでございます。 618: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 619: ◯ 22番(石井 功議員) 今出てきたトップランナー方式,これことしから基準財政需要額,それから基準財政収入額,これの算定が変わってきたということです。私もそれをネットで見まして,今の話をもうちょっと私なりにわかりやすくすると,それぞれの自治体で行財政改革が進んでいることをこれからは前提とするので,基準財政需要額は縮小されるということだと思います。つまりもっとわかりやすく言うと,今までは行革をやりなさい,やりなさいと言い続けてきた。でももうそういう時代は終わったと。今はもう行革が行われていると。終わっていると。いろいろな経費は圧縮されているのだから需要額はもう少なくなりますよと,しますよと。少なくしても影響ありませんね。こういうことだと思うんです。つまり今まで10見ていた経費を行革が行われてもう終わっているんだから9でいいでしょうというふうに基準財政需要額はそういうふうに今もう見るようになってきたと。  一方基準財政収入額,これは今まで算定する際の市税の徴収率,これは今までは全国の平均的な徴収率,これを使っていたらしいんです。ことしから全国の平均の徴収率ではなくて全国の上位3分の1の自治体が達成している徴収率を使って算定するようになったということなんです。もっとわかりやすく言うと,つまり今まで徴収率が全国平均は95%だったとしたら,そのときは市税の見込み額は95%で計算されていたのが,今度は例えば上位3分の1の自治体の平均。平均というか達成している徴収率が97%だったとすると,つまり今まで95%だったのが今度は2%ふやされて97%で見られるので,2%多く市税入ってきますねと。そうすると基準財政収入額というのは上がるんです。  ということはどういうことかというと,交付税というのは基準財政需要額と基準財政収入額,入ってくるお金と出ていくお金のその差が交付税ということで,狛江市の場合は交付団体ですから,収入より支出のほうが多いという団体として指定されているので,しかし残念ながら入ってくるお金はもうちょっと今までよりふえるように見ますねと。出ていくお金は今までより少なくなりますねというふうに見ますよと。ということは交付税はこれから減らされるということなんです。  ということは交付税は今後,でもこれは段階的にやって5年間でやっていくということなので,すぐことしからということではないと思いますけれども,これも5年後にはそういうふうになってくるということだということは,これも我々として認識しておかなきゃいけないと思うんです。  それでもう1つ,先ほど谷田部議員のほうでも議論がございましたけれども,臨時財政対策債,これを例えば全額借りるか否か,そういった議論を改めてここでしたいと思うんですけれども,臨時財政対策債の償還額は利息も含めて全額基準財政需要額に算入されるわけです。しかし,償還額が前年より例えば1億円ふえたときに交付税も1億円そのままふえれば,これは誰も文句は言わない。しかし今回の算定方式の変更によって交付税が1億円ふえないで逆に1億円減ることもままある。ということは,交付税算入されるからいいだろうというような議論はよくあります。これは確かに書類上算入されるんです。しかし書類上算入されるんだけれども,全額算入されるんだけれども,ほかの基準財政需要額は減らされるから,決して交付税自体がふえないと。つまり書類上はそのとおりなんだが,実際にキャッシュはそういうふうにはならない。だからつまり余り当てにできないものというふうに考えるのがいいのではないのかなというふうに私は思います。  それで最後のところに行きますけれども,ずっと質問してきましたけれども,今後狛江市では高齢化それから待機児対策,それから今後起こるであろう学校の建てかえ,いろいろなものでこれからたくさんお金は必要になってくるというときであると思います。  それでいろいろな市民サービス,これの向上はやれるにこしたことはないと。しかし財源は限られているし,今後高齢化が進み財政的にも厳しくなると予想されます。  それで先ほどからありますように基金への積み立て,つまり将来の備えというのは確実に必須だと思います。民営化などの行財政改革は今後とも取り組んでいただきたいと思いますけれども,その上で時として我慢してもらうもの,もしくは一定のレベルで理解してもらうものが出てくると考えますが,これについてお尋ねしたいと思います。 620: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 621: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一般財源の増加が見込めない中で今後もふえていく社会保障関係経費に対応するためには大変厳しい状況になると見込んでおりますので引き続き行財政改革に取り組んでまいりますが,市民サービスの低下を招かないよう配慮しながらも見直しや抑制に努めていく必要があると考えております。 622: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 623: ◯ 22番(石井 功議員) 今回の決算の財政指数を見ると行財政改革の効果がかなり出てきていると感じます。それは例えば民間委託もしくは市税の徴収率向上への取り組みなど,そのもの自体で効果があるものもありますが,さらにその改革の評価によって交付金などが増額となっていることが大きいと感じています。財政の立て直しは簡単なものではないですが,先のことを考えると,これからもかなりの努力を必要とします。  しかし今この4年間で狛江市の財政というのは一時よりも確実によくなったということだけは確認させていただきたいと思います。  これで1問目は終わります。
    624: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 625: ◯ 22番(石井 功議員) 2問目,住み続けたいまちの実現についてということでございます。  住み続けたいまち,これはあくまでもネット上でいろいろなことが出ています。これを見てみますと大体同じような内容になっていて,例えばまず最初に交通の便がよい,それから買い物が便利,医療施設が充実している,それから公園や公共施設など,こういったものが必ず出てきます。今回通告もしておりますけれども,今回は買い物,これに限定して質問させていただきたいと思います。  それで5月29日の読売新聞の報道で,政府が近所に商店がなく日ごろの買い物が困難な高齢者などの買い物弱者に対して第一種低層住居専用地域でのコンビニエンスストアの出店を条件つきで許可できるよう規制を緩和する方針で近く閣議決定する規制改革実施計画に盛り込むというふうに載っておりました。  このことについて狛江市として把握していることはどのようなことなのか,これについてまずお尋ねしたいと思います。  再質問は自席で行います。 626: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 627: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成28年6月2日に規制改革実施計画が閣議決定されまして,コンビニエンスストアを建築できる用途地域につきまして第一種低層住居専用地域における用途制限を見直し,低層住宅に係る良好な住居の環境を害しない場合には地域実情やニーズに応じて第一種低層住居専用地域における建築ができるよう建築基準法第48条第1項のただし書き規定に基づく許可に係る技術的助言を発出し,その内容を周知徹底するとされているところでございます。  これによりまして今後第一種低層住居専用地域でのコンビニ建築が増加する可能性が出てきたところではございますが,市としては現在これ以上のことについて把握はしていないところでございます。 628: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 629: ◯ 22番(石井 功議員) 農林水産省のホームページを見ると,食料品アクセス,これは買い物弱者・買い物難民等の問題で,「我が国では,高齢化や単身世帯の増加,地元小売業の廃業,既存商店街の衰退等により,過疎地域のみならず都市部においても,高齢者等を中心に食料品の購入や飲食に不便や苦労を感じる方(いわゆる「買い物難民」,「買い物弱者」,「買い物困難者」)が増えてきており,「食料品アクセス問題」として社会的な問題になっています。」と出ていました。  じゃ,それでは狛江市はどうなのかなというふうに見てみますと,これたまたま私の家の近くですけれども,松原の交差点付近,もしくは狛江消防署の交差点,この辺は最近コンビニの出店ラッシュなんです。田中橋のほうから仙川に向かって行くと,まずローソンが,あれ2年前ぐらいですか,結構大きなローソンができて。松原の交差点にはセブンイレブンと何だっけな。まあ幾つかあって,さらに郵便局の隣にも今度できて,体育館の近くにもあるんですけれども,今度体育館の横にもできるらしいんです。かなりここのところでコンビニができてきたと。  平成25年の周辺人口1万人に対するコンビニの出店数というのは現在日本では3.9店舗ということなんです。だから1万人で約4店舗。1キロ平方メートル当たりの人口密度は狛江市は約1万2,500人。ということは狛江市の場合1キロ平方メートル当たりに5店舗出店しても,現在出店されてもおかしくないということらしいです。  狛江市の面積で考えると,市内にコンビニが25店舗あってもおかしくないと。コンビニの出店を担当している人に,これたまたま私そこの土地所有者の方から聞いた話ですけれども,そのコンビニの担当者に言わせると,まだ狛江のコンビニは数は足らないというふうに言っているということです。  それでコンビニは高齢者にとっても便利であり,例えば印鑑証明など行政サービスも受けられるなどインフラ化されていくと思います。しかし,コンビニは便利でも生鮮食料品や衣類もしくは日用品などは種類が少なく品物を選ぶことはできないと思います。  それで商業地の少ない狛江市で,例えば計画道路沿いの近隣商業地,ここで商業施設が建てられるような所,そういった商業ができる所はコンビニ以外の大きな店舗がなかなかできないというのは,コンビニばかりでもっと大きな商業施設がなかなかできないということがありますけれども,これの理由があれば教えていただきたいと思います。 630: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 631: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市内の用途地域は全体の88.4%が住居系となっておりまして,残りの11.6%は大規模店舗の建築が可能な近隣商業地域・商業地域・準工業地域となっております。そのような状況から大規模店舗を建設する用途地域が少ないこと,また建設可能な用途地域のほとんどが住居系用途地域に隣接している状況が狛江市の用途地域の特徴でございます。  現在建築が進められております規模の大きな商業施設といたしましては,準工業地域においては(仮称)ニトリショッピングセンターの計画と路線敷の近隣商業地域においては(仮称)オーケーストア中和泉店の計画がございます。  まちづくり条例の調整会等を通じての所感にはなりますが,これらの店舗の建設の際も住居系用途地域が隣接しているために交通負荷の低減や駐車場機能の確保あるいは建物の形態や規模及び営業に関する近隣への配慮等の検討や調整に時間を要している状況にございまして,出店計画地の選定の段階から慎重な検討が必要になっているというふうに考えているところでございます。 632: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 633: ◯ 22番(石井 功議員) 狛江の場合はほとんどが住宅地域ということでなかなか出店が,出店というか大きな店舗はつくりづらいということだというふうに思います。  幹線道路沿いの所は近隣商業地域ですけれども,奥行き20メートルまでと限定されておりますので,その20メートルを超えたところがすぐ第一種低層住居専用地域ということで,なかなか大きな店舗ができないということでございます。  議長に許可をいただきましたので,これは都市計画図ですけれども,この色です。これが第一種低層住居専用地域なので,ほとんどと言っていいほど,今答弁があったように8割方第一種低層住居専用地域。そういった本当に住宅街ということだと思うんです。  買い物も,でもそうはいっても最近買い物事情は随分変わってきて,どうでしょうか。私なんかも3分の1ぐらい,多分インターネット,ネット系で買っているのかなというふうに最近思っています。  それから最近はコンビニとスーパー,これの価格差というのも何か聞くと大分接近してきたらしいんです。私その辺の事情はよくわからないのですが。  それから生鮮食料品,こういったものも今大型スーパーの宅配というのがあって,ネットで注文して宅配してくれるということなんです。たまたまある大型スーパーでは5,000円以上の買い物で宅配料というのが無料になるということなので,買い物事情というのも実際にある店舗以外でもこうやっていろいろな形で買えるようになってきたということも事実だと思います。  隣にいるので言いづらいんですけれども,ある人に聞くと,お米を買うときは必ずスーパーの宅配を利用すると。なぜかというと大体5,000円以上いっちゃうし,重いのを持って帰らないで済むということらしいんです。本当にその人がそう言っていたんです。ということでございます。  それで住み続けたいまちの条件として買い物が便利というのは,これはでも一般的なんです。女性の社会進出もより進むと考えると,買い物に時間がかからないことも重要な要素で,この計画道路沿いというか,近隣商業地域,この辺の緩和というのは考えられないのか,これについてお尋ねしたいと思います。 634: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 635: ◯ 参 与(石森 準一君) 用途地域等に関する指定方針それから指定基準というものがございます。こちらにおきまして用途地域を路線敷で指定する場合には原則として道路境界線より20メートルとするということとしていること,また住居系用途地域が多く存在いたしまして,そのほとんどが都市計画道路に近接して配置されていることから,都市計画道路沿道における大規模店舗の出店が可能な用途地域の範囲を拡大する等の緩和については現状非常に難しい状況でございます。 636: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 637: ◯ 22番(石井 功議員) 狛江の中では大型店舗を出店するのはなかなか厳しいということだというふうに思います。  現実に大型店舗が出店,これからニトリショッピングセンターもオープンするらしいですけれども,そこも見ると準工業地域なんです。  先日エコルマの6階で説明会があったみたいですが,先日私たち自由民主党・明政クラブはニトリの店舗開発本部というのを訪問してまいりました。当日は本部長以下2人の担当部長とカゴメの部長も同席し,狛江にオープンする店舗について聞いてきました。  まずこれはニトリ側の言い分ですけれども,調整会でも問題となっていた交通渋滞問題と駐車場の問題については,店舗開発本部の場所はニトリ赤羽店の店舗の上にあり,この店舗はニトリの店舗の中で一番の売り上げだそうです。それで1階,2階が店舗で1階が1,000坪,2階も1,000坪。3階,4階,5階が駐車場だったのですが,全然5階ってもうほとんど車が入らない。現在は5階の駐車場を潰して事務所に改築して使っていると。  それで今でも日本一の売り上げを誇る赤羽店でも日曜日の3時から4時の一番ピークでも全然いっぱいにならないということらしいです。  狛江店の売り上げの予想は赤羽店の3分の1を見込んでいると。狛江のニトリの売り場面積は1,400坪。これは赤羽が1階1,000坪,2階1,000坪で2,000坪に対して,今度の狛江でオープンするニトリは2階部分の1,400坪で駐車台数は362台。一方赤羽店は250台。その250台も余り埋まらないだろうということなので,彼らの言い分は当然ながら駐車場問題などは絶対に起こらないと言っております。  ただ今回のニトリショッピングセンターは1階がヤマダ電機ということで,このヤマダ電機の売り場面積は1階部分で1,000坪で残り400坪ありますよね。2階がニトリ1,400坪ですから。1階がヤマダ電機の売り場は1,000坪なので,残り400坪。ここには今のところ予定としてレストラン2つ,それからカフェが1つ入る予定だということでございます。  ただし2つのレストラン,多分ファミリーレストランのような大きなものではないというようなことも言っておりました。今普通ファミリーレストランは店舗の大きさは大体100坪らしいのです。だからそれが残り400坪といってもいろいろあるので,多分そういうようなことを言っていました。  それから2月中旬ごろ,多分時間差でオープンするということを目指しているということですけれども,ほかで聞いてきたことは何かというと,これ雇用について聞いたんです。ニトリではパートを60人から70人ぐらい雇用したいと。ヤマダ電機はニトリよりもそれ以上,2倍近いのではないかというのがニトリのほうのお話でした。  そうすると200人まではいくかどうかわかりませんけれども,200人近くのパートタイマーとしてですが雇用が創出されるということになります。  それで子育て中や子育てが一段落したお母さん方がパートタイムとして働く場所を考えると,これ絶対条件は家から近いことだというふうにまず思います。また働くほうは家から近いほうがいい。それから雇用する側も何も電車に乗って電車賃を払ってまで雇用するよりは近くの人で,しかもその分長い時間働ける人がいいということで,これは当然だと思います。  それで狛江でパートで働いているお母さん方がどこで働いているか聞いてみると,いろいろな資格を持っている人などはその資格を生かしている場合がほとんどですが,そうでない場合は大規模小売店などは比較的働きやすい所ではないのかなと感じます。  聞くと,狛江ではどっちかというとクリニックの受付とかそういうのが多いです。ただ私はたまたま町田に知り合いがいて,町田の主婦の人に聞くと,スーパーのレジってすごく多いです。スーパーのレジでパートしていますと。  今後希望出生率1.8を目指す。これは狛江市も国も同じですけれども,そのまちに住み,そして子供を産み育て,さらに住み続けてもらうためには住環境だけではなく,例えば買い物の便利さや働く場所,特にお母さんたちが近所で働ける場所があるのが理想だろうというふうに思いました。  それで今回のニトリショッピングセンターですけれども,大規模店舗の建設の際にはまちづくり条例の手続の中で事業者への防災まちづくりへの協力が可能ですが,例えばニトリショッピングセンターにおける事業協定書の中には狛江市としても事業者にどのような対応を求めているのか,これについてお尋ねしたいと思います。 638: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 639: ◯ 参 与(石森 準一君) (仮称)ニトリ狛江ショッピングセンターの協定書におきまして,災害備蓄品の自主管理をするとともに,災害備蓄品管理計画表の提出をすること,100トンの耐震性防火貯水槽を設置すること,市道第305号線,市道第306号線,主要地方道第3号線に面する事業区域内において消火器を設置し維持・管理を行うことについて対応を求めているところでございます。 640: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 641: ◯ 22番(石井 功議員) それ以外にも一応ニトリからこの間私たちが聞いたのは,マンホールのトイレ,これを準備しますというようなことでした。それから防災備蓄倉庫,自主管理をすることと今答弁いただきましたけれども,そういったものを一応つくる予定だということで言っておりました。  それで今回は触れませんでしたけれども,狛江市は住環境や緑の多さ,医療環境や交通の便などは他市から比べても遜色ない,もしくはすぐれているところも多いと思います。何から何まで求めることは無理であると思いますけれども,これからの高齢化社会の中でも住み続けたい,住みやすい,そういったまちにしていきたいというふうにも思います。  これで2問目を終わりまして3問目に行きたいと思います。 642: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 643: ◯ 22番(石井 功議員) それでは狛江百塚と歴史公園について質問したいと思います。  きょうから泉の森会館で「狛江百塚」と題した展示会が開催されています。これは約1週間開催され,今度の10日土曜日の午後3時から狛江市役所の社会教育課の宇佐美係長が講演を行うということで私自身も行ってくるつもりでいます。  それで狛江は多くの古墳が点在していましたが,開発などによりなくなってしまったものもあります。しかし残されているものをどうにか狛江の資源として保存できないのかと思います。  それで質問したいと思います。  狛江市で確認された塚,古墳の数はどのぐらいあるのか,まずこれについてお尋ねしたいと思います。  再質問は自席で行います。 644: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 645: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江の地は古くから数多くの古墳が残された場所として知られており,その古墳の多さから「狛江百塚」とも呼ばれてまいりました。  百塚という表現につきましては必ずしも100基あったというわけではなく,多くのという意味を込めて「百塚」と愛称されてきたものでございます。  御質問いただきました狛江における古墳の数でございますが,例えば江戸時代に農地の開発等により,かなり古い時代に壊されてしまった古墳などもあり,正確な数は不明でございます。  しかしながら偶然にも発掘調査で発見され,古墳の存在が確認されることもございます。古墳が存在したと伝承されている場所などを含めますと40カ所ほどの古墳があったことは確実でないかと考えております。  またその広がりぐあいや地形との関係,密度などを勘案すると,もともと60基から70基ほどの古墳がこの狛江の地につくられたものと考えているところでございます。 646: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 647: ◯ 22番(石井 功議員) それでは現在実存する古墳の数,これはどのぐらいあるのかお尋ねしたいと思います。 648: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 649: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 現在まで古墳の墳丘が残された古墳の数は13基となっております。 650: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 651: ◯ 22番(石井 功議員) それで残念ながらというか,今実存しているのは13基ということでございますけれども,多分狛江にはかなり多くの古墳が残されているだろうと思いますけれども,これほどの数の古墳が存在していたことは周辺と比較すると突出したものなのか,またどのような要因でこれほどの古墳が存在したと考えられるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 652: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 653: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江以外でも多摩川流域には多くの古墳が存在しておりますが,狛江には5世紀半ばから6世紀半ばの約100年間という短い期間に多くの古墳がつくられたという特徴がございます。また狛江の地に多くの古墳が存在していたことにつきましては,狛江が多摩川を望むことができる武蔵野台地の南の縁の中でも低位の段丘面に位置していることが要因ではないかと考えております。 654: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 655: ◯ 22番(石井 功議員) 多摩川流域というのは古墳がたくさんあったということで,第一小学校の移転のときにも出てきましたけれども,この地は1万年前ぐらいからもう既に人間が住んでいたということがわかっていて,南側に多摩川を望んで住むには非常にいい場所ということだというふうにも思います。  それで狛江の古墳に絡んで歴史公園というのが今回つくられるということですけれども,まず平成27年度の都市計画公園と緑地の変更の内容についてお尋ねをしたいと思います。 656: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 657: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成27年度に行いました公園緑地の都市計画変更につきましては,既に都市計画決定をされている都市計画公園のうち接道状況や周辺環境の変化等により整備が難しいものの廃止と区域面積の減少や既存の都市計画緑地に隣接しております都市公園や児童遊園の都市計画公園への編入及び古墳や史跡の豊富な特徴を生かし,文化財との一体的な保全及び活用を図るため,4つの歴史公園を新たに都市計画公園に加える等の変更を行ったところでございます。 658: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 659: ◯ 22番(石井 功議員) 平成28年の都市建設部の方針の中で「多様な機能を持つ緑の確保の推進」と題して和泉多摩川緑地都立公園誘致とともに,「都市計画決定した3つの歴史公園(白井塚・亀塚・猪方小川塚公園)の特色を活かした整備をするため,事業認可取得のための手続を進めます。」とありますが,まず現在狛江市の中にある公園の種類とその違いについてお尋ねしたいと思います。 660: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 661: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内には,児童福祉法及び狛江市立児童遊園設置条例に基づく「児童遊園」と,都市計画区域内に設置し都市公園法及び狛江市都市公園条例に基づく「都市公園」がございます。  都市公園は規模や用途によりまして街区公園,近隣公園,地区公園,総合公園,運動公園,広域公園,特殊公園に分類されております。このうち市内には街区公園と近隣公園が存在し,これから整備を予定している歴史公園につきましては特殊公園に該当するものでございます。 662: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 663: ◯ 22番(石井 功議員) 公園にもいろいろあるということらしいです。  それで現在この歴史公園として整備していく猪方小川塚公園それから亀塚それから白井塚,これの現在の進捗状況というのはどのようになっているのか,これについてお尋ねしたいと思います。 664: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 665: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 猪方小川塚古墳につきましては平成23年11月に発見され,平成24年4月には現地保存に向けて市が土地を取得いたしました。平成26年6月には古墳を市の史跡に,出土遺物を市文化財に指定し,平成25年7月からは教育委員会に狛江市猪方小川塚古墳保存整備検討委員会を設置し,保存整備の基本方針について議論いただいたところでございます。  平成27年2月には,委員会から猪方小川塚古墳の保存整備の基本方針について答申をいただき,これに基づき平成27年度には保存整備工事の基本設計を行ってきたところでございます。 666: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 667: ◯ 参 与(石森 準一君) 猪方小川塚公園及び亀塚公園の事業認可につきましては今年度の8月5日に取得いたしまして,白井塚公園につきましては現在東京都と協議中でございます。  今年度の予定といたしましては,猪方小川塚公園,亀塚公園,白井塚公園ともに公園整備に向けた測量調査をすることを予定しているところでございます。 668: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 669: ◯ 22番(石井 功議員) それではまず猪方小川塚公園,これはどのような公園になっていくのか説明を願いたいと思います。 670: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 671: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 猪方小川塚公園につきましては,横穴式石室が狛江で初めて発見されたことに意義があり,石室を見学できるように整備することを検討してまいりました。  また発見された石室につきましては非常にもろい石でできていることから,その保存方法について時間をかけて検討してきたところでございます。
     その結果,石室の石に薬剤を塗布して強化し,その上で通気性を確保した木製の上屋で石室を覆い,一部を強化ガラスとして石室の内部が見学できる施設とする予定でございます。  また,植栽などによって本来の古墳や周溝の形状,大きさなどを復元いたします。周囲が住宅に囲まれた比較的狭い公園となることから,公園のエントランス部分は中低木による植栽を施し,住宅地の一角で木々の間から復元された古墳をのぞくことができるようなイメージで整備する予定でございます。 672: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 673: ◯ 22番(石井 功議員) わかりました。それで,じゃ次に亀塚公園です。これは事業認可も受けられたということですけれども,まずこの古墳,これはどのような古墳であるのか,これについてお尋ねしたいと思います。 674: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 675: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 亀塚古墳につきましては,現在墳丘のごく一部だけが現地に残されておりますが,もともとは長さ41メートル,高さ7メートルの帆立貝形古墳だと考えております。  昭和26年に古墳の一部が宅地開発によって削られ始めたことを契機に本格的な発掘調査が実施され,主体部からは銅鏡や直刀,管玉,ガラス小玉や馬具が,また周溝からは円筒埴輪のほか,人物埴輪や馬形の埴輪が出土いたしました。  出土品から5世紀末ごろの古墳と考えられ,帆立貝形といった形態やその規模などから多摩川中流域における首長墳として広く注目を集めた古墳でございます。 676: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 677: ◯ 22番(石井 功議員) 亀塚というのは,これ狛江の古墳の中でも非常に貴重なもので,これは本当に考古学の専門家の中で亀塚を知らない人はいないと。この古墳からの出土品は東京国立博物館に保管されていて,時折その出土品としてのコーナーが展示されているということです。最近でも韓国から団体で見学に来られることなどがあり,韓国との文化交流に役立つ可能性があると思われます。  それでこの亀塚,どのような公園になるのか,現在考えられていることがあれば教えていただきたいと思います。 678: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 679: ◯ 参 与(石森 準一君) 亀塚は現在古墳前方部の一部が残されているのみでございます。古墳及びそれぞれの周辺の土地について一体的な保全及び活用を図りまして,広く一般に親しまれ利活用される歴史的資源としたいと考えておりますが,まだ具体的にどのような公園にするかにつきましては来年度以降に予定しております基本それから実施設計におきまして関係各課と調整して検討してまいりたいというふうに考えております。 680: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 681: ◯ 22番(石井 功議員) 亀塚は私の家からもかなり近くにあり,子供のころからもよくそこで遊んでいました。子供のときの記憶では比較的広く感じていましたけれども,先日久しぶりに亀塚を見てきましたが,本当に狭くて四方を民家に囲まれていて,公園というよりは保存というような意味合いが大きいのかなというふうに思います。  狛江は有数の古墳群であり狛江の観光資源として活用できると思いますが,今後の歴史公園の展開,これについてどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 682: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 683: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江に残されました古墳はつくられた時期や主体部の形もさまざまなものがございます。残された古墳のそれぞれの特徴やこれまで残されてきた背景などに配慮した保存と活用の方策を検討するとともに,古墳をめぐるルートづくりなどソフト面での活用策につきましても引き続き検討してまいりたいと考えております。 684: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 685: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成27年度に都市計画決定を行った4つの歴史公園につきましては計画的に整備を進めていく予定でございますが,それ以降については歴史公園の整備について具体的な計画はまだございません。  現在の歴史公園の整備の進捗状況を勘案しながら継続して関係各課と調整し検討してまいりたいというふうに考えております。 686: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 687: ◯ 22番(石井 功議員) 現存する古墳はほぼ民有地に存在していると思いますけれども,それらをどうにか残していければいいなと考えますけれども,市としての考えをお聞かせ願いたいと思います。 688: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 689: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 市内に残されている古墳の多くは民有地の中に残されており,今日まで残されてきたことはそれぞれ所有者の方の代々にわたる御理解と御尽力によるところが大きいものと考えております。  引き続き所有者の方々の御理解を得ながら,将来にわたって保存をお願いしていく次第でございます。 690: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 691: ◯ 22番(石井 功議員) できればほかの古墳も整備していただき,狛江の歴史を散策するコースって,これは市のホームページに載っているんですけれども,ありますけれども,これらの歴史公園もそのコースの中に入れていただいて,もう少し充実したコースになればいいのかなと思います。  狛江の歴史を探索するコースというのが狛江の駅から泉龍寺やむいから民家園に行って,最終的には和泉多摩川駅まで約3.1キロで約1時間かかるというコースがあるんですけれども,これはもうちょっと時間が消費できて,来た人が例えば本当に狛江の中でお昼を食べてもらうとか,そういったことになれば非常にいいのかなと思うし,できたらもう1つ,これは歴史公園とは違いますけれども,これ伊豆美神社の次に,万葉歌碑の次に水神前─水神社の前に行くんですよね。六郷用水の歴史が狛江にはありますので,私はこれもぜひどうにか何かの形で整備していただきたいなというふうに思います。  それでは公園ついでに都市計画公園・都市計画緑地の変更の中で新規である駒井公園,これの概要についてお尋ねしたいと思います。 692: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 693: ◯ 参 与(石森 準一君) 駒井公園につきましては現在生産緑地でございまして,土地所有者の意向確認を行った上で平成27年度に都市計画公園緑地の都市計画変更を行っているところでございます。  用地買収は今後市の財政状況を考慮しつつ,生産緑地の買い取り申し出に合わせて対応させていただきたいというふうに考えているところでございます。  どのような公園にしていくかにつきましては現状では具体的には決まっておりません。今後基本あるいは実施設計におきまして関係各課と調整して検討していきたいというふうに考えているところでございます。 694: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 695: ◯ 22番(石井 功議員) 駒井公園の場合は,これは特に歴史公園ということではないんですが,何か特徴があるような公園のほうがいいのかなと思いますけれども,その辺について何かお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 696: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 697: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市域南側には大きな公園がないといった御意見や市内にボール遊びができる公園をつくってほしいといった御意見がございます。どのような公園にしていくかにつきましては整備の段階で市民の皆様の御意見を伺うことも想定しておりますが,現状ではまだ具体的には決まっていないところでございます。  先ほども申し上げましたように今後基本・実施設計において関係各課と調整して検討していきたいというふうに考えております。 698: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 699: ◯ 22番(石井 功議員) 今回でいろいろな公園の整備の方針が出たところですけれども,1つは和泉多摩川緑地の都立公園誘致というのが大きくありますけれども,駒井公園も,あの辺には余り公園がないので新たにできるということで,先ほど住み続けたいまちという,これはよく調べると公園があるというのが1つの住みたいまちの条件で大体よく出てくるんです。そういうことを考えても今後の公園整備,これに期待をさせていただきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 700: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時30分 休憩     午後 4時50分 開議 701: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 702: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは質問通告に従い3問質問させていただきます。  まず,若者が住み続けられるまちへでございます。  ひきこもり対策についてお伺いいたします。  ひきこもり対策については,これまでも何度か議場で質問させていただいています。ひきこもりなど若者の生きづらさについてはいまだに大きな社会問題となっています。各自治体でもさまざまな取り組み,この間も進められています。  今回新たに市長の公約としてひきこもり対策を推進するとなっていましたので,改めて質問させていただきます。  初めにこの間の相談実績について伺います。  ひきこもりについての相談は,福祉保健部が所管している精神保健福祉相談と生活困窮者自立促進支援事業また児童青少年部が所管しているサポートネットなどで行われていると思いますけれども,この件数について伺います。  2問目,保育環境の充実についてでございます。  まず,保育園の待機児対策について伺います。  来年度3園の認可保育園が新たにできることになりました。この3つの新設保育園の受け入れ人数,これを年齢別でお伺いいたします。また,計画にある小規模保育所については何名の定員を予定しているのか伺います。  3問目,岩戸の開発計画についてでございます。  まず喜多見計画について伺います。  電力中央研究所のグラウンド部分について新たなマンション計画が進められています。事業者は南側と今建設中の北側にマンションを建てている事業者と同じということです。北側の岩戸北計画についてはこれまでも何度か議会でも取り上げてきました。まずはこれまでの経過について伺います。  再質問は自席にて行います。 703: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 704: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 1問目,福祉保健部のこころの健康相談と,精神保健の御相談としましては平成27年度から先月までの間で若者のひきこもりに関する御相談は3件で,親御さんからの相談となっております。  対象年齢は10代から30代にまたがっており,発達障がいの診断を受けたケース,それと統合失調症等の精神疾患の治療を行うも,結果ひきこもりが継続しているというような例がございます。  生活困窮者自立支援事業「こまYELL」においては,27年度から今まで4件のひきこもり相談がございます。年齢的には40代男性3名,20代男性1名となっており,いずれも親御さんの相談支援を行う中でひきこもりの御家族が判明したものでございます。 705: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 706: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 東京都青少年・治安対策本部青少年課に東京都ひきこもりサポートネットの平成27年度相談実績を確認したところ,電話による相談4,095件,メールによる相談1,450件,訪問相談35件,合計5,580件となっております。  なお,区市町村ごとの集計を行っていないため狛江市からの相談件数はわかりません,とのことでした。  引き続き2問目の認可保育園の定員等について答弁させていただきます。  平成29年度に開設を予定している認可保育園ですが,新設の3園の予定定員は,ゼロ歳24名,1歳40名,2歳44名,3歳47名,4歳37名,5歳27名の合計219名です。  なお,小規模保育事業所についてはまだ具体的な計画が決まっていませんので,予定ではゼロ歳児3名,1歳児8名,2歳児8名の合計19名を予定しております。 707: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 708: ◯ 参 与(石森 準一君) 3問目,喜多見計画の経過でございます。  (仮称)喜多見計画につきましては狛江市まちづくり条例に基づく大規模構想に該当し,その届け出が平成28年5月12日に提出されまして,縦覧したところでございます。  その後条例手続として5月25日に事業者による説明会が開催されまして,6月15日に9人の近隣住民から構想検討会開催請求書が提出されたところでございます。それを受けまして構想検討会を開催することとし,6月30日に狛江市まちづくり委員会による近隣住民及び事業者からのヒアリングを行い,8月29日に第1回の構想検討会を開催したところでございます。 709: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 710: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  福祉保健部の所管のほうで7件,これが全て親からの相談だったということで,本当に親に対する支援というのが大事になってくるのかなというふうに思います。  また,児童青少年部のほうでは東京全体しかわからず,狛江市から何件来ているかということはわからないということなんですけれども,こういった相談が来ている中で今回の市長公約,これについてはどのように実施していくのか,実現していこうとしているのか伺います。 711: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 712: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 青少年の悩みに寄り添い,自立を支援するひきこもり対策を推進するという市長公約につきましては,若者支援の優先課題がありますので,東京都との連携はもとより,庁内連携や関係機関と連携を図り着実に進めてまいりたいと考えております。  まずはどのような相談窓口や支援策があるかわかりやすくすることが重要と考えておりますので,ひきこもりサポートネットなど既存事業の周知と広報をしっかりと行い,方針を検討していきたいと考えております。 713: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 714: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。方針を検討していくということなんですけれども,方針を検討していく中では現状の把握,現状どうなっているか,こうしたことをつかんでいくというのが基本になってくると思うのですけれども,現在の市内のひきこもりの現状,これについてはどのように把握しているのか伺います。 715: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 716: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) ひきこもりの件数等の実情については把握しておりません。先日も東京都と協力してひきこもり巡回相談を実施いたしましたが,相談件数は1件のみでした。 717: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 718: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 件数を全て把握していく,これはなかなか難しいということだと思うのですけれども,東京都と協力してのひきこもり巡回相談,この相談件数が1件だけだったということで少ないかなという印象です。昨年の第1回定例会でひきこもり対策の質問を私させていただいたんですけれども,そのときには,「相談につなげるための周知が重要」,こうした答弁がございました。どのように強化してきたのか,この中身について伺います。 719: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 720: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) サポートネットの出張相談の実施におきましては,広報こまえや市のホームページのみの周知だけではなく,地域の町会・自治会にもチラシの回覧を依頼するとともに,民生・児童委員の皆さんにも協力を求めております。 721: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 722: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これまでに比べるとかなり強化した周知だったのかなというふうに思います。しかしそれでも相談が来なかったということです。ひきこもりの相談を自治体にしようというふうにはなかなかならないのかなということなのかなとも思うのですけれども。私は今回の質問を準備する上で世田谷区の担当課のほうに行ってお話を伺ってきたんですけれども,自治体にはそんなに相談してこないと。なのでこの間NPOを誘致したということでございました。メルクマールせたがやというNPOらしいのですけれども,ここでは相談活動,居場所支援,家族セミナー,こうしたことを行っているということでございます。  また東京都の子供・若者計画,こうしたものが昨年8月に策定されました。この計画の中にひきこもりについても書かれているのですけれども,これを受けて狛江市としてはどのように取り組んできたのか。特に地域におけるひきこもり等対策推進事業の中には,住民や身近な自治体である区市町村における支援体制を整備するため,ひきこもり等の若者やその家族から相談を受ける体制を整備する区市町村に対して費用の一部を補助しています。区市町村の事業の立ち上げに当たっては東京都若者社会参加応援事業に参加するNPO法人との連携を推奨していますと書かれております。  東京都も自治体独自で相談体制を組むよりもNPO法人との連携,これを図っていくという話だと思います。こうしたNPOを活用しての相談体制の強化,こうしたことが必要ではないでしょうか。 723: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 724: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) NPO法人等の連携につきましては今後の検討課題と考えております。 725: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 726: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今後の検討課題ということで,ぜひ前向きに進めていってほしいと思うのですけれども,こうしたときに世田谷のように専門的な相談,そしていつでも行っていいという居場所,そして先ほども家族からの相談があったということですけれども,家族向けのセミナー機能,こうしたことが必要になってくると思うので,こうした機能を持ったところと連携していければというふうに要望しておきます。
     世田谷区で,ひきこもりを含めた生きづらさを抱える若者の対策はどのように進めてきたのか,このように伺ってきたところ,世田谷にはサポートステーションやヤングハローワークなど,これまであった施設から需要を聞いて取り組みを進めてきたという話でございました。  では狛江市のひきこもり対策を行っている,こうした地域資源,これはどういうものがあるのでしょうか。また現在十分に足りているというふうに考えているのかどうかも伺います。 727: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 728: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 身近な地域資源としては就労支援などを行っているちょうふ若者サポートステーションがございます。ちょうふ若者サポートステーションの方にもお聞きしましたが,ひきこもりへの対応は大変気を使うものであり,サポートする側と当該者のマッチングが非常に重要でございますので,サポートにおける過不足といったものは私としては正直わかりません。 729: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 730: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 過不足かどうかわからないというか,サポートステーションだけで十分と考えているのかということなのですけれども,マッチングについては本当に大事だと思うのです。だからこそ多くのそういった地域資源の中から選んでいける,こうしたことが大事なのかなというふうに思います。  今出てきた若者サポートステーション自体は調布です。ほかにはそうした地域資源というものが出てきませんでした。私は狛江市内のひきこもりに関する地域資源,これについてはまだまだ少ない,このように思います。  この東京都の計画の「区市町村の役割」,この中には,「住民に身近な自治体として,その区域内における子供・若者の状況に応じて,必要となる支援の仕組みを構築していくことが求められます。」と書かれています。狛江市において必要な支援とはどのようなものがあるのか。また必要な支援を進めていく上での課題について伺います。 731: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 732: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 若者の悩みに寄り添うことが非常に大切ですので,大人目線による支援策ではなく,地域の若者の実情に応じて検討していくことが課題というふうに考えております。 733: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 734: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今地域の若者の実情に応じてというような答弁でございました。ということは地域の実情をつかんでいく,こうした必要があるのではないでしょうか。  昨年の第1回定例会で質問したときに町田で行っているような実態調査,これを提案いたしました。当時の児童青少年部長は,「ひきこもりの方を発見するためには調査が確かに必要」「調査を行うには相当の準備が必要」と答弁いたしました。どのような準備を行ってきたのかお伺いいたします。 735: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 736: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) ひきこもりの方の状況を把握するということの重要性というのは認識しておりますが,ひきこもりの方への対応というのは大変気を使うものですので,調査を行うことが非常に難しいところであり,特に今のところ具体的な準備はしておりません。 737: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 738: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 対応に気を使うというのは本当にそのとおりだと思うのですけれども,だから調査をしないというのは,これは違うんじゃないかなというふうに思います。だからこそしっかりとニーズを把握して実態をつかんでいく,こうしたことが重要ではないでしょうか。  先ほども話しました,前回も紹介しました町田市では,1998年度に思春期の精神専門医相談を開始して以降,ひきこもり状態にある方と家族の専門グループ活動,こうしたことを行うなどひきこもり支援に取り組んでまいりました。  町田市新5カ年計画(2012年度~2016年度)では,ひきこもり者支援体制推進事業を重点項目として位置づけ,初年度の2012年度には先ほど紹介した若者の自立に関する調査を実施いたしました。これは1つ目に一般市民調査,2つ目に民生委員・児童委員調査,3つ目に社会資源調査の3つの調査から構成されております。この調査を通じて一般市民及び民生・児童委員のひきこもり問題に対する関心の高さ,また社会的支援の必要性について支持されていること,こうしたことが確認できたということでございます。  医療機関から保健所に対しては入院支援や退院後のフォロー,家族支援など個別支援活動のほか地域と連携強化,疾患についての普及啓発,社会資源情報の発信,社会復帰の場所提供,精神保健における医療連携の中心的役割等が期待されているということがわかった。さらにひきこもりの若者早期発見,早期支援体制づくりと地域関係機関によるネットワークの構築が取り組むべき課題として確認されたとなっております。  この調査のやり方としては,20歳から64歳の市民の中から無作為抽出した2,000人に対して,「自分または家族がひきこもり状態にある」と答えた方,これが5.5%に上り,20世帯に1世帯以上の家庭で身近に存在しているということでございます。  この年の9月,調査票を郵送し,回収する方法で820件の回答を得ているということでございます。  2012年の調査結果を踏まえて,その翌年,2013年には町田保健所で支援している方,町田市内及び近郊の支援機関につながっている若者10名を対象にひきこもり当事者調査を実施し,生活の状況やひきこもりに至った原因,支援機関につながるまでの気持ちの変化等を当事者から直接聞き取っています。  こうしたやり方ならできるのではないかと。2,000人に対して無作為抽出で送っていく。そうした中で必要な支援,どういったフォローが必要なのか,こうしたことをしっかりと聞き取っていく,こうしたことは狛江市でもできることだと思うのですけれども,ぜひやっていただきたいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 739: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 740: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 調査のやり方はいろいろあると思いますので,先進事例などを研究させていただきたいと思います。 741: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 742: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ひきこもりに関しては今の町田でもありましたけれども,早期発見して早期に支援につなげていく,こうしたことが重要だというふうに言われています。  今ひきこもり状態で苦しんでいる方,この方たちに早期に支援していくためにも調査・研究についてはぜひとも早急に終わらせていただき実際に調査のほうに移っていく,このようにお願いしたいと思います。  世田谷区ではメルクマールせたがやというNPO団体がやっている相談支援センターがございます。このメルクマールせたがやも一昨年の9月の利用者,これは1名だったそうです。しかし今では毎月延べ200名前後の相談がございます。昨年行われた講演会の会議録を見ると,相談のきっかけとなっているのは圧倒的に多いのが関係機関によるものだと言っています。関係機関からの紹介だということです。メルクマールせたがやは若者総合支援センターの一部として同じ建物内にヤングワークせたがやがあり,そこからの紹介が多いということです。  狛江市でも日常的に相談に乗れる場があれば,ほかの機関,先ほど答弁いただいた若者サポートステーションや医療機関,ハローワークなどとも連携がとっていけるのかなというふうに思うのですけれども,その点についての認識をお伺いいたします。 743: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 744: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 若者の居場所づくりということに関連していますので,今後の検討課題かと思われます。 745: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 746: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひとも今後検討していっていただきたいというふうに思います。  また現在慈恵第三病院で不登校やひきこもりの専門外来が行われています。この案内を見ると,不登校・ひきこもり全般について相談に乗り,「診断や治療を基本に,直面している課題を医師と共有することで解決の糸口を探ります。また,地域の医療機関との連携も可能です。」となっています。  狛江市とは今どういった連携をとっているのかお伺いいたします。 747: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 748: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 慈恵第三病院の不登校・ひきこもり専門外来につきましては,医学的診断や治療を基本に解決の糸口を検討していただくものだと認識しております。相談がございましたら,そちらを紹介することも視野に入れたいと考えております。 749: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 750: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今相談者が来たら慈恵のほうにも紹介していくというような話もあったと思うのですけれども,ぜひともそういったひきこもりや不登校で苦しんでいる方,こうした人たちを支援するためにどうしていけばいいのか。こうしたところも連携して一緒に検討していっていただけたらと思います。  次に奨学金についてお伺いいたします。  この間「クローズアップ現代」で2回にわたり特集が組まれました。この番組では大学を中退する人は年間およそ8万人。そのうち5人に1人が「お金がないことが原因だ」と回答。中退後安定した就職先につけず,奨学金の返済ができなくなる中退難民が相次いでいるということでございます。  つまり1万6,000人がお金の問題で中退せざるを得なかったということです。大学に行くのを諦めざるを得ない人を含めれば,さらに多くの人たちがお金の問題で学業を諦めている,こうした事態が起こっているということです。  この番組の中では国立大学の学生の方が出てまいりました。この方は奨学金480万円に加えアルバイトもしていますが,それでも生活が維持できない,こうした訴えでございました。この雄也さん,仮名ですけれども,大学3年生のときに1回住む家がなくなったんです。本当はだめなんですが,大学の校内や公園や友達の家などに1年間住んでいましたとホームレス状態になっていたことが報道されました。またアルバイトに追われ,奨学金を取ってまで行きたかった大学の単位が取れなくなり,ことし卒業できなければ中退を考えている,こうしたことも言っておりました。学歴としては高卒のまま借金だけが残ってしまう。大学生の奨学金問題は今本当に大きな社会問題となっています。  第1回定例会でも伺いましたけれども,改めて市の認識を伺います。 751: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 752: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 私自身その番組は見ておりませんけれども,家庭の困窮等経済的な理由により奨学金に頼らざるを得ない実態は認識しているところでございます。また奨学金は,学びを必要とする若者が有意義な学生生活を送り将来の夢を実現するための一助となるものであるというふうな認識も持っております。 753: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 754: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当に家庭の困窮ということもそうなんですけれども,そもそも学費が高過ぎる,ここに一番の大きな原因があると思います。  困窮していない一般的な家庭にとっても学費の負担は非常に重いものでございます。こうした状況の中で前回の質問から国の状況,これも動いてきていると思いますけれども,どのように動いてきているのか伺います。 755: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 756: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 文部科学省の平成29年度概算要求資料におきまして給付型奨学金の創設また無利子化と貸付人員の増員が示されていることは新聞報道等でも承知しておりますが,今のところ国から本件に係る具体的な情報提供はないところでございます。 757: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 758: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市のほうには情報提供というのは特にないということだと思います。  報道では文部科学省は大学生などを対象にした返済の要らない給付型奨学金の創設に向けて支給基準や給付額,それに財源などを検討するための作業チームを設けて検討を進めていて,このほどこれまでの経過,これが公表されました。  それによりますと,給付型奨学金の支給基準については生活保護の世帯や住民税が非課税の世帯,児童養護施設の出身者など所得が少ないことで進学を断念せざるを得ない世帯を対象とすることが適当だとしています。  また支給に当たっては成績の基準を設けるほか,基準を満たさない場合でもすぐれた成果をおさめれば学校推薦なども対象とする方針です。  さらに給付額については具体的な額を示していないものの,国公立と私立などの違いや親元から離れて暮らしているか,自宅通学かなどによって差をつけることも検討しているということでございます。  文部科学省は政府内で調整を進めて,年末までに給付型奨学金の制度設計について結論を得た上で来年度,平成29年度から実施したいとしています。  この中にも出てまいりましたけれども,児童養護施設出身者について頼るべき親がいない中で奨学金で大学に通わざるを得ない。学生全体としても大変になっていますけれども,児童養護施設の出身者,これについてはより大変になってきていると思います。狛江市のほうではどのように認識しているのか伺います。 759: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 760: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 大学におけます学費の負担が大きいことなどから貸付型奨学金の返済につきましては大変苦労されているものと認識しております。 761: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 762: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この貸付型返済金,本当に利子があって非常に大変だということで返済に苦労しています。児童養護施設出身者は頼るべき親がいない中でそうしたアルバイトと奨学金でやっていかざるを得ない。そうした中で返済としても将来働きながら非常に大変になっていっていると,こういった現状があると思います。  予算特別委員会の答弁では,「近隣自治体の実施状況や市の財政状況を踏まえますと,現状において新たな奨学金制度を新設することは難しいものと考えます。」,こうした答弁でございました。  しかしお隣の世田谷区を見ると,今年度から児童養護施設出身者に対して毎月3万円の給付制の奨学金を始めています。初日の補正予算の議論を聞いていても市の財政状況は改善してきています。奨学金というのは1カ所だけから借りるわけではなく,2カ所,3カ所から借りる方もおります。  こうした中で無利子の奨学金の枠,これが広がっていく,これは本当に学生を応援していくということで大きな意味を持っていると思います。狛江市として大学生向けの奨学金の検討を改めてお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。  また東京都でも小池百合子知事は公約の中で「給付制奨学金を拡充し」と打ち出しています。東京都に対してもしっかりと要望していっていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 763: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 764: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほども答弁を申し上げました。国におきまして制度の創設並びに拡充が検討されているところでございますので,国の動向等を注視してまいりたいと考えております。 765: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 766: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 国のことを注視ということでございました。今学びたいのに学べない,こうした学生は本当に大きくふえてきております。  先日も貧困女子高生の報道がございました。大学に行きたいけれども貧困によって行くことができない。これがNHKで報道されたときに,家の部屋の中にいろいろなものがある。これによってあいつは貧困じゃない。こうしたバッシングが全国に広がりました。  貧困は外からは見えません。こうした中で大学に行きたくても行けない。ここにこそ本当に見るべき場所はあるのではないでしょうか。  大学生に向けた奨学金の拡充,新設,これをぜひとも再度要望しておきたいと思います。  次に家賃補助について伺います。  若者の住宅・住まいについて認定NPO法人ビッグイシュー基金の住宅政策提案・検討委員会が2014年12月に若者の住宅問題という住宅政策提案書を出しております。この提案書は首都圏(東京,埼玉,千葉,神奈川)と関西圏(京都,大阪,兵庫,奈良)に住む20歳から39歳で未婚,年収200万円未満の個人を対象とし,居住実態と生活状況についてのアンケートを実施し,1,767人から回答を得たものがもととなっております。  この提案書では,「若年・未婚・低所得層」は現代の住宅問題を理解する上で鍵となるグループの一つであるとし,戦後の日本社会では多くの人たちが標準パターンのライフコースを歩むという想定があった。親の家を出て賃貸住宅を確保し,仕事につき,そして結婚し,家族を持ち,安定した雇用のもとで所得をふやし,よりよい借家に住み,さらに持ち家を取得するというパターンがライフコースの社会標準を意味した。人生のセキュリティーをつくったのは結婚と家族,雇用と所得,そして住まいの安定だった。しかし若い世代では標準型のライフコースをたどる人たちが減った。若年の未婚率は上昇し,結婚の遅い人たち,結婚しない人たちが増大した。雇用の安定は失われ,若い同一年齢集団では低賃金の不安定就労が増加した。親元にとどまる成人未婚の世帯内単身者がふえ,親の家を離れることのおくれは若い世代の目立った特徴となったと若者層のライフコースの変化を指摘しています。  こうした状況の中で年収200万円未満の若年・未婚者の77.4%が親と同居。若者一般の61.9%に比べ大きく上回っています。一番の要因は家賃負担です。手取り収入から住居費を引いたAHIという指標があります。今回の調査では27.8%はマイナスになります。路上生活だけではなくネットカフェにいたり,友達の家を転々としていたことも含めると,広い意味でのホームレス経験についての質問では全体の6.6%,親と別居しているグループでは13.5%がホームレス状態を経験しているということです。  若い世代の住宅事情,今本当に大変なことになっていると思います。まずは市の認識を伺います。 767: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 768: ◯ 参 与(石森 準一君) 市といたしまして,若者にとって家賃が過度に負担となっているというような認識は現在はないところでございます。 769: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 770: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 過度な負担になっていないという認識ということで,ぜひともその認識から改めていただきたいと思います。  ホームレスの中に若者がふえてきたというニュース,これはよく報道されています。ことしの6月には初めて若者による家賃が高過ぎることをアピールするデモも行われました。以前は会社で独身寮などもありましたが,現在ではほとんどなくなりました。非正規の方では住宅手当がない方,こうした方も多くおります。  以前に比べると明らかに家賃の負担は大きくなってきています。適正な言葉ではないと思いますけれども,パラサイト・シングルという言葉も広がっております。  年収200万円以下の若者は30%程度いるとされています。今後親の年齢が上がっていくにつれ住宅の修繕なども必要となり,実家暮らしの若者もいつ不安定な住宅状況になるのかわかりません。住まいがなければ仕事につくこともできず,住まいのセーフティネットが必要です。今後の人生設計を行っていく若い世代に安定した住宅のセーフティネットをつくっていくということは少子化対策などにもつながってまいります。  そこで狛江市の住宅マスタープランを見てみたのですけれども,この住宅マスタープランには若者の住まいについては言及はございません。住宅マスタープランに若者の住まいについて言及がない理由,これについてお伺いいたします。 771: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 772: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市住宅マスタープランでは基本方針の一つといたしまして,「誰もが暮らしやすい住まい・住環境づくり」を掲げまして,若者に限らず高齢者や障がい者,子育て世帯等誰もが暮らしやすい住まい・住環境づくりを推進するとともに,低所得者に対しても必要な支援をすることとしているところでございます。  市といたしましては若者に限定するのではなく,支援が必要な市民に対して広く対応していくことが重要と考えているところでございます。 773: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 774: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 若者だけではなく低所得者全体に支援していくということだったかと思います。  それでは低所得者についてどのような支援,これを考えていこうとしているのかお伺いいたします。 775: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 776: ◯ 参 与(石森 準一君) 事前通告をいただいておりませんのでお答えできません。 777: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 778: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今話した中身でございます。今の答弁の中では低所得者に対しても必要な支援をすることとしておりますとしています。どのような支援をしているのか,またどのような支援をしていこうとしているのか再度お伺いいたします。 779: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。
    780: ◯ 参 与(石森 準一君) 事前に通告いただければ答弁申し上げますが,突然そういうふうに言われましても私としてもすぐにはお答えできません。 781: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 782: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市長にお伺いいたします。住宅マスタープランではこうした方針だということなのですけれども,市長は今どのようにお考えになっているのかお伺いいたします。 783: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 784: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 世の中にはたくさん困っている方は存在します。市内にもいらっしゃるものだというふうに思います。ただ身の丈に合った財政運営というのはどうしても必要なわけで,よく岡村議員が例に引かれる世田谷と比べられてもお答えのしようがないというのは当然のことでありまして,どういうふうな優先順位をつけて救済方法を考えていくのか。その中に今言われた対象の方々も入れるべきなのかどうか,そういったことはきちっと検証してから考えるべきだと思います。 785: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 786: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今私は別に世田谷と同じことをやれと言っているわけではないんです。住宅マスタープランの中で低所得者全体に対する支援をしていく,こうしたことをおっしゃっていたのでどういうことを考えているのかと伺ったわけでございます。しかし答弁の中ではそれについての答弁はなかったと思います。非常に残念です。  次に移ります。  新宿では既にこうした若者向けの家賃補助を実施しています。学生及び勤労単身者向け,助成の内容は月額1万円,最長3年間。主な条件としては区内に住む18歳から28歳の単身者で月額家賃が9万円以下である場合。募集は年に1回,30世帯分となっています。  世田谷とはまた違うやり方ですけれども,こうしたやり方もあります。狛江市らしいやり方で家賃補助を実施していっていただきたいと思うのですけれども,どのように考えるかお伺いいたします。 787: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 788: ◯ 参 与(石森 準一君) 新宿区の住宅マスタープランでは,「学生のまちである特色を活かし,大学等と連携し,若者の集まる活気あるまちをめざします。」とされていることから,御質問にあるような住宅施策を行っているというふうに私どもでは考えているところでございます。  自治体により住宅施策の考えは異なりますが,新宿区の住宅施策についてはお答えできないところでございます。狛江市として何ができるかということは今後検討していきたいというふうに考えております。 789: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 790: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江市として何ができるか今後検討していきたいという答弁でございました。この問題,少し古い質問になりますけれども,2008年11月19日に国会において日本共産党の穀田恵二議員が質問をしています。  穀田氏は雇用不安などへの対策を求めるとともに住宅に困窮する若者たちの住まいの確保が重要だと強調し,公営住宅の借り上げ,家賃の補助,入居の初期費用の貸し付けなど国土交通省に対策をとるように迫っております。  国土交通省の当時の住宅局長は,地方自治体が入居支援などに取り組むなら地域住宅交付金の予算で応援することができると述べています。国土交通省のホームページで確認したところ地域住宅交付金というのはまだあり,45%の助成が出るということでございます。  最新の「統計こまえ」を見てみるとゼロ歳から19歳までの人口,これは平成21年と比べてふえています。しかし二十から39歳までの人口は減ってきています。人口が減ってきている,若い世代を応援していく,若い世代に狛江にどんどん入ってきてもらう。こうした意味でもこうした助成金なども使い,狛江市でもぜひともこの家賃補助制度,狛江市らしいもので構いませんので実施していっていただきたいと思いますけれども,再度伺います。 791: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 792: ◯ 参 与(石森 準一君) どのようなことができるかについては,今後検討していきます。 793: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 794: ◯ 1 番(岡村 しん議員) また世田谷区ですけれども,世田谷区では今年度から児童養護施設出身者に対して1カ月1万円で住むことができる,こうした場所を提供しています。同じ施策をしていく,こうしたことでなくても狛江らしく若者の住まいのセーフティネットをつくっていくことをぜひとも検討していっていただきたいと思います。  次に今後についてですけれども,世田谷区では生きづらさを抱えた若者の支援をさまざま行っています。先ほどもお話ししたひきこもりなどを支援するメルクマール,若者サポートステーション,ヤングワークせたがやのほかにも元気な若者の居場所を区内3カ所につくっていく計画で,現在2カ所にできています。また空き家を活用して日本大学の大学生が運営している居場所,昭和女子大学と協力して若い女性が気軽に来られる,こうした居場所などもつくっております。  これは区長がみずから若者から直接話を聞く機会をつくって整備してきたということでございます。こうした多くの社会資源があることでお互いに紹介し合い,生きづらさを抱える若者が一人一人に合った支援を受け入れるようになってきているということでございました。  私がお話をお伺いしたのは世田谷区の子ども・若者部若者支援課長でございました。平成25年から若者を支援していく部署ができたことで多くの施策が進んでいっていると感じました。また基本計画の中でも若者の活動と交流の推進,若者の社会的自立の促進,生きづらさを抱える若者の支援というのをしっかりと位置づけています。こうした若者支援を位置づけていくことが狛江市でも必要ではないでしょうか。  ひきこもり対策でも触れましたけれども,東京都子供・若者計画が昨年策定されました。この計画では,地域の実情に応じた区市町村子供・若者計画が策定されるように推進していきますとなっております。狛江市においても総合的な若者支援に関する計画,こうしたものが必要だと思いますけれどもいかがでしょうか。 795: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 796: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 他市の進捗状況などを参考に検討していきたいと考えております。 797: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 798: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 他市の進捗ということなのですけれども,他市を見ながらつくっていくということでいいのか,再度確認させてください。 799: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 800: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 他市と同じものということではなくて,子供・若者計画の策定の仕方にはいろいろ工夫ができると思いますので,そういったことも踏まえて他市を参考に検討していきたいと考えております。 801: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 802: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 他市と同じものというのは一言も言っていないんですけれども,つくっていくということでございました。ぜひともよろしくお願いいたします。  またこの計画の中には,「地域における子供・若者育成支援ネットワークの設置」という項目がございます。昨年の第1回定例会で私が,子ども・若者支援地域協議会のようなものが必要ではないか,このように質問したところ,当時の児童青少年部長は,「東京都の子ども・若者支援計画の策定を受けて検討したいと考えております。」と答弁しております。  計画ができてから1年が経過いたしましたが,現在の検討状況がどのようになっているのか伺います。 803: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 804: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 子ども・若者支援は重要な検討事項の一つであると考えておりますので,計画策定も含めて今後検討していく課題の一つであると認識しております。 805: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 806: ◯ 1 番(岡村 しん議員) このネットワークの設置というのは区市町村が単独でもいいのですけれども,共同してもいいというふうに書かれております。狛江市として単独で行っていくには地域資源というものが少し足りないのではないかというように思います。  隣の調布市また世田谷区などと共同して子ども・若者支援のネットワーク,こうしたものを設置していくことも検討していく必要があるのではないかというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 807: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 808: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 調布市などの進捗状況についてはいろいろお話は伺っておりますが,現在のところ他市との共同というものは考えておりません。 809: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 810: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江には地域の社会的資源というのが少ないと思います。先ほどどういうものがあるか伺ったときに出てきたのも調布の若者サポートステーションということでございました。  狛江の生きづらさを抱えた若者が自分に合った支援を受けていけるように他の自治体ともぜひともネットワーク,これを検討していっていただきたいと再度要望して,この質問を終わります。  それでは保育環境の充実について再質問させていただきます。  認可保育園で219名,小規模保育所で19名の計238名分ということが来年度の新しい定員ということでございました。  この新設保育園の選定方法,これについて伺います。 811: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 812: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 認可保育園の認可権限につきましては東京都の所管になりますが,市といたしましては事業者から新設保育園の提案を受け,立地や定員等の計画また事業者の財務状況などを審査しております。 813: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 814: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 東京都の所管なんですけれども,狛江市としても審査もしているということでございます。  募集しても保育士が集まらない,こうしたニュースをよく聞きます。特に保育士の待遇面についてはどのような審査をしているのか。保育士というのは平均より10万円ぐらい所得が少ないというふうに言われております。働く人のこともしっかりと考えながら待遇面,これについても見ていく必要があると思うのですけれども,どのような審査をしているのか伺います。 815: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 816: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 平成25年5月15日付厚生労働省雇用均等・児童家庭局長発出の「新制度を見据えた保育所の設置認可等について」において,保育需要が充足されていない地域において,その解決のための積極的な対応が求められていると記載がございます。子ども・子育て支援新制度では,審査基準に適合している者から保育所の設置に係る申請があった場合については認可するものとされたといったことを踏まえまして,認可保育園の設置者が東京都及び狛江市の基準に適合しているか事前に審査するものであり,保育士の処遇にまで及んで審査するものではございません。 817: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 818: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。保育士の処遇についてまでは審査はなかなかできないということなのかと思います。しかし今回新設の3園の中に先日の報道で横浜で労働基準法違反があったということもございました。審査をなかなかできないとしてもしっかりと注視していっていただきたいと思います。  次に保育需要について。  待機児対策推進本部の報告書では今後40%を超えるという予測が出されております。第2回定例会の西村議員への答弁では,保育需要の見込みについて改めて見直すということを課題として挙げられています。これについてはいつ行っていくのか伺います。 819: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 820: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 保育需要の見込みにつきましては,平成28年度の実績を踏まえまして待機児対策推進本部において改めて検討を行っております。近隣自治体の待機児数の推移なども参考にしながら狛江市における開発計画等の状況を考慮して検討を進めているところです。 821: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 822: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 近隣自治体の待機児数の推移も参考にしながら検討を進めていくということでございました。  認可保育園については今回の3園で現在出されている計画としては終わりになります。小規模保育所も再来年の1園のみということとなります。今年度のゼロ歳児の待機児が45人,来年度のゼロ歳児の受け入れは27人分です。ことしと同じだけの申し込みがあれば,まだ足りないということでございます。近年の待機児が増加している現状を考えると,全ての年齢でなくしていくためには,まだ増設が必要となってくると思います。  先日の報道では潜在的待機児数,これは多摩地域で11番目で124人という報道もされておりました。平成28年の保育所入所待機児童の状況調査では,待機となった142名のうち87名から回答が返ってきております。この中には「就職が内定していたけれども就職ができなかった」,こうした回答もございました。こうした方を出さないためにも,次のローリングで新たな認可保育園の設置計画,こうしたものも出していくべきだと思いますけれどもいかがでしょうか。 823: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 824: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 待機児対策推進本部においては保育需要の見込みとあわせまして施設整備計画の見直しについても検討を行っているところです。 825: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 826: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひお願いしたいと思います。  それではローリングの時期について伺います。  昨年も言いましたけれども,9月くらいから認証保育園の単願の申し込みがございます。保活をしている人たちはできるだけ早く情報を知りたいと思っております。いつごろになるのか伺います。 827: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 828: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 昨年度は10月に待機児対策検討報告書を提出しておりますので,今年度も同じぐらいの時期に報告できればと考えております。 829: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 830: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 昨年度と同じぐらいの時期ということですけれども,今年度はもう間に合わないかもしれないですけれども,来年度はもう少し早い時期に出していただけるようにお願いしたいと思います。  次に喜多見計画について。  7月8日のまちづくり委員会の会議録を見ると,この中では委員の,「法的義務はないが,市は保育施設については強く要望して良いと思う。」,こうした発言がございました。これについて事務局は,「前回は市と事業者のタイミングが合わなかったため,今回は早い段階から準備したい。」。委員は,「保育需要が今後どれだけあるのか等は考えているのか。」。こうした質問に対して事務局は,「今回については,保育担当も危機感を抱いている。」と,こういったやりとりがございました。狛江市と事業者のタイミングが合わなかったというのが前回の岩戸北計画のときに保育施設ができなかった原因だというように分析をされております。  先日,この喜多見計画の構想検討会がありましたけれども,この構想検討会では各課協議の中でこれを話し合われる,こうした答弁でございました。タイミングとしてはまだ十分間に合うと思いますけれども,今回についてはどのようにしていくのか伺います。 831: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 832: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) この地域で3棟目となる今回の計画は,住環境に与える影響からも保育所の設置は必ず協議しなくてはならないことであると考えております。  現段階で既に事業者と保育所の検討について話し合いを始めており,今後も引き続き関係部署と連携しながら事業者と調整してまいりたいと考えております。 833: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 834: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 喜多見計画の事業者,先ほど答弁にあったように電力中央研究所の敷地において3つ目のマンション建設ということになります。これまでのマンションと合わせると約400戸となります。狛江市まちづくり指導基準第26条では,「事業者は,100戸以上の集合住宅を建築しようとするときは,保育所等の整備について,市長と協議するものとする。」とされています。しっかりと整備してもらえるように協議をお願いいたします。  次に一時保育について伺います。  一時保育については申し込んでもなかなかとれない,こうした要望がこれまでも多く出されていたと思います。来年度の一時保育の枠,これについてはどのくらいふえていくことになるのか伺います。 835: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 836: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 来年度の一時保育の枠の予定ですけれども,和泉保育園民営化の保育園で3名,新設の認可保育園1園で5名の枠を拡大する予定です。 837: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 838: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 計8名分の枠が広がるということだと思います。しかし待機児対策報告書の中には,新設保育園については一時保育を必ず実施していくというように書かれております。新設認可保育園3園のうち1園のみで実施していくという答弁だったのですけれども,残り2園についてはなぜできないのか伺います。 839: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 840: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 事業者と調整した結果でございます。 841: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 842: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 事業者と調整した結果というのは当然わかるんですけれども,調整して何がネックになっているのかというのを伺いたいんですけれども,それについて再度お願いします。 843: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 844: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 本当にそれぞれ事業者には事情がございますので,あくまでも調整した結果でございます。 845: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 846: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これ以上の答弁は出てこないのかなとも思いますけれども,待機児対策検討報告書の中には「必ず」というように書いてあるんです。じゃ,逆にこれはなぜ「必ず」というふうに入ったのか,これについて伺います。 847: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 848: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 市としては方向性をしっかり出したということであって,そこには必ず事業者と調整になると。これはやむを得ない事情だと思います。
    849: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 850: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 事業者と調整するというのはそうなのですけれども,これを見た市民の方は,ああ,絶対できるのだというように期待するわけです。それについて今後また認可保育園をつくっていかなければしようがないとは思うのですけれども,ぜひとも一時保育を実施していけるように調整していっていただきたいというふうに思います。  次に今年度から配置されている子育て支援専門員について,この間の相談実績と内容,効果について伺います。 851: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 852: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 4月から配置している子育て支援専門員は,8月末現在123件の相談がございます。窓口での相談が19件,電話での相談が12件,ひろばなどのアウトリーチによる相談が79件,その他関係機関等からの問い合わせが13件となっており,保育園,一時保育に関する相談が主な内容となっています。  市役所の窓口以外にも子育てひろばに出向き,子育て中の保護者の相談を行っております。相談件数も一定数ございますので,保護者のニーズに寄り添った子育て支援の情報提供とともに相談・助言ができているものと考えております。 853: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 854: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 既に多くの相談が来ているということでございました。これからが保活については本格化してまいります。引き続きニーズに寄り添った相談をしっかりとしていっていただきたいと思います。  次に学童について伺います。  学童の開所時間の前倒しが行われました。学童にお子さんを預けている保護者の要望により前進したということでよかったと思います。この状況についてお伺いいたします。 855: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 856: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 学童保育所では学校休業日の開所時間をこれまでの8時30分から8時15分に早めております。出席児童のおおむね半数以上は8時15分から8時30分の間に登所しているといった状況でございます。  小学校と同じ時間になったことで,同じリズムで行動するようになった児童が多いようです。 857: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 858: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 半数以上の児童が今までよりも早く登所しているということでございます。  この学童ですけれども,今年度は71名もの待機児が出ております。学童は子ども・子育て計画の中で平成32年までに現在50人の定員を40人にする対応をとることになっております。現在50人の定員となっている場所が9カ所ありますので,単純計算では90人分の定員が減少されるということとなります。北部地域の児童館で新たに学童,これを行っていくというふうに思いますけれども,何名分の受け入れを現在考えているのかお伺いいたします。 859: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 860: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 現在(仮称)北部児童館は基本設計の段階でございますので,児童館にどのような機能を盛り込んで学童クラブにどの程度のスペースを割り当てるかといったことは今後検討するところでございます。 861: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 862: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今後検討していくということなんですけれども,今保育園に子供を預けている保護者が子供が小学校に上がったときには学童を希望する,こうした流れになってまいります。多摩地域の学童の待機児数,2014年722人,2015年1,518人,2016年1,858人と急速にふえてきています。狛江市では保育園は待機児ゼロということでふやしてきています。学童についても,さらに待機児がふえることが予想される中でどのように考えているのか市の認識をお伺いいたします。 863: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 864: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 学童クラブの需要数についてはこまえ子育て応援プランにおいて量の見込みと確保策をお示ししているところですので,具体的にはこまえ子育て応援プラン・実施計画に基づき対応を検討してまいります。 865: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 866: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この実施計画の中では平成30年に放課後クラブ及び民間学童クラブの新設,31年に北部地域の児童館に学童クラブを新設となっています。放課後クラブは第三小学校と第六小学校でまだ取り組まれていないと思いますけれども,こちらのほうで取り組んでいくということでしょうか。また民間学童クラブの新設についてはどのように進めていくのか伺います。 867: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 868: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 学童クラブにつきましては保育園の待機児が増加しているように今後希望者がふえていくことが想定されますので,学童クラブ全体の定員増については学童保育所,放課後クラブ,小学生クラブ,こどもクラブ,民間,まあ,こどもクラブは民間学童なんですけれども,多様な形態の中で具体的に検討しているところでございます。 869: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 870: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 書いてあるのは平成30年までに放課後クラブ,民間学童クラブの新設ということでございます。  平成30年度までにあと1年半。早急に方向性を出していっていただきたいと思いますけれども,いつぐらいになるのかお伺いいたします。 871: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 872: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 先ほどもお話を申し上げましたが,こまえ子育て応援プランにおいて量の見込みと確保策をお示ししているところですので,ローリングも含めましてこまえ子育て応援プラン・実施計画に基づき対応を検討してまいります。 873: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 874: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 次に進みます。待機児解消について。  課題はどのようなものがあるのか伺います。 875: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 876: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 実施場所や支援員の人員確保が大きな課題とは考えられますが,狛江市には学童保育所や放課後クラブ・小学生クラブやこどもクラブなどさまざまな形態の学童クラブもあります。また児童館の自由来館や登録制のKoKoAもございます。こういった多様な形態の中で具体的に検討していきたいと考えております。 877: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 878: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 保護者にとっては子供を見ていてくれるというところに安心感を感じるのだと思います。学童クラブと児童館の自由来館やKoKoAは分けて考えていくべきかと思います。学童も保育園のように増設していく,こうした計画が必要かと思います。  特に狛江第五小学校地区については新たなマンション計画もあることから早急に対応していかなければいけないと思いますけれどもいかがでしょうか。 879: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 880: ◯ 児童青少年部長(上田 智弘君) 学童クラブにつきましてはこまえ子育て応援プラン・実施計画において取り組みの方向性をお示ししておりますので,これに基づき今後の具体的対応は検討してまいります。 881: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 882: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 何度やっても同じやりとりになっていきますので,本当に今学童の需要自体もふえてきております。ぜひとも子供を安心して預けて働いていく,そして安心して子供が育っていける,こうした環境づくりを全力で進めていっていただきたいと要望して,この質問については終わります。  次に岩戸の開発計画について再質問させていただきます。  私も最初の説明会と構想検討会,この喜多見計画の説明会と構想検討会両方に出させていただいております。多くの市民の方が参加されていたかと思いますけれども,市民の皆さんの要望としてはどのようなものが出されたのかお伺いいたします。 883: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 884: ◯ 参 与(石森 準一君) 5月25日に開催されました説明会では21人の方が参加されまして,土壌汚染はあるのか,いつから計画を始めたのか,駐車台数は適切なのか,日影について,高さ制限についてといったことのほか,保育所の必要性や設置についての質疑が多かったようでございます。  また,住民もまちづくりのことを考えていかなくてはならないというような発言もあったところでございます。 885: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 886: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私の印象としてもおおむねそういった印象でございました。  それではヒアリングについてお伺いいたします。  これまでの調整会や岩戸北計画のときには行われてきませんでしたけれども,今回はまちづくり委員会の中で事業者そして市民を呼んでのヒアリングが行われました。今回特別にこうしたヒアリングを行った,この理由についてお伺いいたします。 887: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 888: ◯ 参 与(石森 準一君) 従来より構想検討会の進め方につきましてまちづくり委員会で議論をされております。構想検討会を進めながら論点整理するのではなく,開催請求理由を事前に整理いたしまして,より効率的・建設的に進める工夫をするために今回事前にヒアリングをすることといたしたところでございます。 889: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 890: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは実施した内容についてお伺いいたします。 891: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 892: ◯ 参 与(石森 準一君) 6月30日に構想検討会開催請求を出された近隣住民及び事業者から個別にヒアリングを行いまして,調整すべき論点の整理と事業計画の考え方の把握をいたしました。その論点に沿いまして構想検討会に向けて事業計画の修正検討をしていただいているところでございます。 893: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 894: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。では構想検討会の内容について伺います。 895: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 896: ◯ 参 与(石森 準一君) ヒアリングの概要と整理した論点を事業者のほうで説明しまして,その中で地域の課題を踏まえた事業計画の修正案を事業者に提示させて意見交換を行いました。特にこの地域のまちづくりのルールの必要性について多くの意見をいただいたところではございます。 897: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 898: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私も構想検討会にも出させていただいております。最初のヒアリングで聞いた論点以外の論点,これを持ち込めないという説明がございました。これまでの調整会や構想検討会では開催請求書を出した人以外も自由に論点を出せていました。確かに論点が多くなったり途中で出てくるということで調整会自体が長くなってしまうということはありましたが,住民の要望をしっかりと聞くといった意味ではよかったのではないかと思います。  狛江市まちづくり条例には,「構想検討会の組織及び運営に関し必要な事項は,規則で定める。」となっておりますが,狛江市まちづくり条例施行規則には特に運営方法などについては書かれておりませんでした。ヒアリングをして論点整理を進めることは悪いことではないと思いますけれども,まちづくり条例にも定められていないヒアリングを根拠に他の論点を持ち込むことができないというのはおかしな話ではないでしょうか。しかも連担している隣,北側のマンションの構想検討会のときには自由に論点を持ち込めておりました。市民の皆さんもこれまでの事例をもとに準備する,こうしたことが基本だと思います。  開催請求書を出した人以外は論点を持ち込めない,こうした説明は近隣の住民の方には事前に伝えてあったのか伺います。 899: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 900: ◯ 参 与(石森 準一君) 事前には伝えておりませんが,基本的には構想会の開催請求をされた方がこういうところが問題であるというところで開催の請求をしておりますので,そのことに関して事業者としては解決していくというのが当然のことだと思います。それを構想検討会あるいは調整会も同じですけれども,開催請求をできる権利のある方が請求を出していないのに後からここはおかしいじゃないかとか,ここをこうしてくれというのは私どもとしては,そこで事業に関して修正をどんどんしていかなきゃいけないということに関して,事業者としてもそれに対しては大変困るというところはありますし,当然開催請求があったものに関して構想検討会あるいは調整会で調整するべきものというふうに私どもは考えておりますので,そのような整理をさせていただいたところでございます。 901: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 902: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市のほうで基本的にそういうふうに考えているということでございましたけれども,まちづくり条例にはそのようなことは一言も書かれておりません。  構想検討会や調整会などで話していく中で重大な問題,大きな課題が出てくる,こうしたことは十分考えられることでございます。事前に論点を整理していくこと,これで全体が早くなっていくこと自体は構いませんけれども,ただそれ以外の論点を持ち込んじゃいけない,これについては大きな問題ではないかと思います。  これについては今回の構想検討会だけなのか,今後の構想検討会や調整会でも同じ方式になっていくのか伺います。 903: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 904: ◯ 参 与(石森 準一君) 基本的にはその方向で考えております。 905: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 906: ◯ 1 番(岡村 しん議員) だとすれば近隣住民の方に,出した人以外は論点は持ち込めませんよ,こうしたことをしっかりと通知した上でやる話であって,今回みたいに事前に全く伝えていなくて,いきなりそういったことを言ってくると。しかも隣のマンションでやっていたことは全くできないと。ほんの1年,2年前にやっていたことと大きく変わったということを地域の住民は全く知らないわけです。そういった中でこうしたやり方をしていくというのは大変問題だと思います。  以前の一般質問では,「まちづくり条例で想定しております大規模開発等事業構想の届け出のタイミングにつきましては,事業構想の変更が可能な時期までに行うこととしておりまして,条例が想定しておりますタイミングと土地取得のタイミングにずれが生じている特殊な状況にあることから,構想検討の段階でどこまでの協議を行うべきか判断が難しいと考えているところでございます。」というように答弁しております。  今回の構想検討会の中では,一番最初にマンションを大きく動かしてほしいと,こういうのがヒアリングで出たらしくて,それについて,それは無理なんじゃないかと市民が意見を言う前にまちづくり委員長が発言してしまったのです。この発言については構想検討会ということでは趣旨と反しているというふうに思うのですけれども,いかがでしょうか。 907: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 908: ◯ 参 与(石森 準一君) 8月29日の構想検討会におきましてヒアリングの概要説明の中で電力中央研究所南側に建設されましたマンションの棟の位置まで今回の事業の建物の位置を道路境界から20メートル以上後退させるという要望でございました。このことにつきましては今回の事業計画に関する合意形成の収れんを見据えたときに明らかに無理難題であることをお話ししたものでございます。  構想段階で事業構想の変更が可能な時期に調整するものではありますが,その前提といたしまして,お互いに歩み寄り合意形成を目指すものであることから,事実上,事業の白紙撤回と同じようなことを求める内容については委員会としては無理であるというふうに判断したところでございます。 909: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 910: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今回の構想検討会では住民が意見を言う前に無理という発言があったのです。構想検討会としては1回目の住民意見を言う前にそのような発言があれば,何を言っても無理なのかなというふうに市民は思ってしまいます。  構想検討会で市民と事業者が意見を言っていく中でそれが無理なのか大丈夫なのか,そうした結論を得ていくという方法が正しい方向なのかなと。ヒアリングで判断して無理と言ってしまうのは,まちづくり条例に載っていないヒアリングで全て判断してそういったことができたら,構想検討会自体やっていく意味がなくなってしまうということだと思います。ぜひともこれについては今後しっかりと構想検討会の中で話し合って結論を出していっていただきたいと思います。  次に地区計画の現状についてお伺いいたします。  先ほど,「特にこの地域のまちづくりのルールの必要性について多くの意見をいただいたところではございます。」という答弁がございました。近隣住民の皆さんは,今後も電力中央研究所が切り売りを進めていってマンションだらけになっていくのではないか,こうした不安を感じています。この間の議会の答弁でも,この地域には地区計画を立てていきたいということでございます。現状についてどこまで進んでいるのか,また構想検討会では狛江市と電力中央研究所のトップ会談が行われたという発言もございました。その中身についてもお伺いいたします。 911: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 912: ◯ 参 与(石森 準一君) 電力中央研究所周辺の岩戸北地区のまちづくりのルールの検討につきましては,平成27年や28年の所信表明でも触れられておりますとおり市としても喫緊の課題と認識しているところでございます。  以前より電力中央研究所には公共性も踏まえまして周辺地区のまちづくりルールが必要であり,御理解と御協力をいただくために協議を進めておりまして,4月21日付で電力中央研究所に対しましてまちづくりに関する要望書を提出しております。その趣旨を御理解いただいた上で今後具体的な地区の将来像を検討するに当たり,市長と電力中央研究所理事長との面会が実現したところでございます。  この面会の中では敷地周辺の現状を相互に確認することもできまして,良好な信頼関係のもと,よりよいまちづくりを進めていくという共通の目標に向けまして担当者同士で具体的な検討を進めていくことになりました。 913: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 914: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 狛江市と電力中央研究所の中では地区計画を進めていくということで合意で進んでいっているのかなというふうに思います。ぜひとも市民の方,周辺住民の方にも入っていただきながら近隣住民の意見を聞きながら進めていっていただきたいと思います。  この構想検討会では,現在電力中央研究所の敷地となっている所に公園をつくっていくというような発言もございました。私もことしの予算特別委員会の中でこの地域は公園が減っている,こうしたことを指摘させていただいております。どのような規模でいつぐらいを想定しているのかお伺いいたします。 915: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 916: ◯ 参 与(石森 準一君) 8月29日の構想検討会では,「公園計画を検討する」という発言をしているところでございます。この周辺地域は公園が不足しているエリアでございまして,地域が抱える課題の一つでございます。今後機能的な公園を配置するためにはどのような方策があるのか検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 917: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 918: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひとも公園を進めていっていただきたいというふうに思うのですけれども,今回3つ目のマンションが建つ所は市民に開放されているグラウンドがマンションになるという計画でございます。ボール遊びができる公園の要望もたくさんあります。できればボールの使えるようなものも含めて検討していっていただきたいというふうに要望しておきます。  次にニトリに移ります。  建築工事が既に始まっております。12月には引き渡し,そして来春にはオープンという流れとなってきます。  調整会で決まった市と市民と事業者の三者協議について伺います。
     7月27日に説明会が開かれておりますけれども,説明会の内容について伺います。 919: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 920: ◯ 参 与(石森 準一君) この協議会につきましては協定書に基づきまして近隣住民と事業者及び狛江市により(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンターの事業に伴う交通問題,プライバシー問題や騒音,排気ガスの問題等の協議を行うものでございます。  この協議会を設立させるために協議会設置規則の案の説明や協議会の構成人員等の意見を伺ったところでございます。 921: ◯ 議 長(小川 克美議員) 1番岡村議員。 922: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私もこの説明会に出させていただきました。三者協議会の地域を8つに分け,各地域ごとに1名ずつ代表を出して協議していくということでございました。8つの地区に分けるということで関心のある住民がなかなかいない地域であったりだとかもあるのですけれども,地域によっては関心の高い住民,これが多い場所もございます。各地域で1人ずつの代表ということなんですけれども,これでは代表となった方の責任が非常に重くなってしまうということが問題ではないかというふうに感じました。  代表の選出について地域住民へアンケート調査も行っております。このアンケート調査では回答率が7.4%で,そのうちの36%の方が協議会に参加したいというふうにも伺っております。ぜひとも協議会に参加したいという人が結構いるわけですから,各地域1人ということではなく出たい人ができるだけ出られる,こうした仕組みで進めていっていただきたいというふうに要望して質問を終わります。 923: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 924: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 6時09分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...