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平成28年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2016-03-02
平成28年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2016-03-02

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  1. 狛江市議会 2016-03-02
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20番(谷田部 一之議員) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 107 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 108 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 109 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 111 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 112 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 113 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 114 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 115 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 116 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 117 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 119 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 120 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 121 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 122 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 123 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 124 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 126 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 127 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 128 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 129 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 130 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 132 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 133 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 134 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 136 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 137 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 138 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 140 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 141 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 142 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 144 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 145 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 146 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 148 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 149 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 150 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 152 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 153 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 154 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 22番(石井 功議員) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 197 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 198 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 199 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 200 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 201 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 202 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 203 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 204 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 205 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 206 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 207 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 208 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 209 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 210 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 211 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 212 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 213 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 214 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 215 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 216 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 217 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 218 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 219 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 220 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 221 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 222 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 223 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 224 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 225 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 226 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 227 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 228 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 229 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 230 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 231 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 232 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 233 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 234 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 235 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 236 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 237 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 238 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 239 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 240 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 241 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 242 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 243 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 244 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 245 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 246 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 247 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 248 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 249 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 250 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 251 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 252 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 253 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 254 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 255 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 256 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 257 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 258 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 259 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 260 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 261 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 262 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 263 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 264 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 265 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 266 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 267 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 268 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 269 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 270 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 271 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 272 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 273 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 274 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 275 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 276 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 277 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 278 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 279 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 280 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 281 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 282 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 283 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 284 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 285 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 286 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 287 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 288 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 289 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 290 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 291 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 292 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 293 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 294 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 295 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 296 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 297 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 298 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 299 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 300 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 301 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 302 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 303 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 304 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 305 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 306 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 307 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 308 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 309 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 310 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 311 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 312 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 313 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 314 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 315 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 316 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 317 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 318 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 319 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 320 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 321 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 322 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 323 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 324 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 325 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 326 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 327 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 328 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 329 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 330 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 331 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 332 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 333 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 334 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 335 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 336 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 337 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 338 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 339 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 340 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 341 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 342 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 343 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 344 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 345 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 346 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 347 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 348 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 349 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 350 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 351 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 352 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 353 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 354 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 355 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 356 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 357 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 358 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 359 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 360 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 361 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 362 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 363 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 364 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 365 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 366 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 367 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 368 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 369 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 370 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 371 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 372 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 373 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 374 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 375 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 376 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 377 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 378 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 379 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 380 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 381 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 382 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 383 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 384 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 385 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 386 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 387 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 388 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 389 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 390 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 391 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 392 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 393 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 394 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 395 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 396 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 397 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 398 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 399 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 400 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 401 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 402 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 403 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 404 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 405 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 406 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 407 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 408 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 409 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 410 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 411 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 412 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 427 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 428 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 429 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 430 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 431 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 432 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 433 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 434 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 435 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 436 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 437 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 438 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 439 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 440 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 441 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 442 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 443 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 444 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 445 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 446 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 447 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 448 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 449 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 450 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 451 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 452 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 453 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 454 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 455 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 456 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 457 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 458 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 459 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 460 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 461 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 462 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 463 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 464 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 465 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 466 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 467 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 468 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 469 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 470 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 471 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 472 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 473 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 474 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 475 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 476 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 477 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 478 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 479 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 480 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 481 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 482 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 483 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 484 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 485 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 486 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 487 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 488 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 489 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 490 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 491 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 492 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 493 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 494 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 495 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 496 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 497 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 498 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 499 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 500 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 501 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 502 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 503 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 504 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 505 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 506 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 507 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 508 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 509 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 510 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 511 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 512 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 513 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 514 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 515 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 516 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 517 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 518 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 519 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 520 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 521 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 522 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 523 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 524 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 525 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 526 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 527 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 528 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 529 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 530 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 531 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 532 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 533 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 534 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 535 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 536 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 537 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 538 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 539 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 540 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 541 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 542 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 543 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 544 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 545 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 546 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 547 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 548 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 549 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 550 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 551 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 552 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 553 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 554 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 555 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 556 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 557 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 558 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 559 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 560 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 561 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 562 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 563 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 564 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 565 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 566 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 567 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 568 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 569 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 570 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 571 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 572 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 573 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 574 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 575 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 576 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 577 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 578 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 579 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 580 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 581 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 582 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 583 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 584 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 585 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 586 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 587 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 588 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 589 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 590 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 591 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 592 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 593 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 594 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 595 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 596 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 597 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 598 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 599 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 600 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 601 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 602 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 603 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 604 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 605 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 606 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 607 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 608 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 609 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 610 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 611 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 612 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 613 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 614 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 615 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 616 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 617 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 618 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 619 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 620 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 621 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 622 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 623 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 624 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 625 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 626 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 627 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 628 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 629 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 630 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 631 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 632 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 633 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 634 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 635 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 636 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 637 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 638 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 639 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 640 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 641 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 642 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 643 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 644 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 645 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 646 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 647 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 648 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 649 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 650 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 651 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 652 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 653 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 654 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 655 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 656 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 657 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 658 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 659 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 660 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 661 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 662 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 663 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 664 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 665 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 666 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 667 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 668 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 669 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 670 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 671 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 672 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 673 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 674 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 675 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 676 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 677 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 678 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 679 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 680 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 681 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 682 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 683 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 684 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 685 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 686 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 687 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 688 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 689 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 690 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 691 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 692 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 693 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 694 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 695 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 696 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 697 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 698 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 699 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 700 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 701 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 702 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 703 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 704 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 705 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 706 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 707 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。20番谷田部一之議員。     〔20番 谷田部一之議員登壇〕 3: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは平成28年第1回定例会,議長から許可を受けましたので,谷田部一之,一般質問をさせていただきます。  愛する狛江,未来のために(パート4)でございます。  日本一安心で安全なまちづくりの実現に向けてでございます。  日本一安心で安全なまちづくりの実現のために,私は昨年(平成27年)狛江市議会第4回定例会で高橋市長に進捗状況はどのくらいですかと質問いたしました。答弁は,80%で,狛江市民の顔と顔の見える信頼関係が深まってきたのは事実だが,今後も引き続き市の行事等で顔と顔の見える関係の構築を深めていきたいという御答弁でありました。私ももっともだと思います。  かつての狛江市は市が主催する行事やイベントが少なく,集合住宅や一軒家でもお隣同士顔と顔が見える機会がなく,誰が住んでいるかわからない状態が続いていたと言っている市民も少なくありません。これは事実でございます。  市の主催する行事やイベントにより顔と顔の見える関係の構築を実現していく,それが安心・安全につながるものだと高橋市長は言っております。  では進捗状況の残り20%,日本一安心で安全なまちづくりのために残りの20%,何がこれから必要で,何を強化しなければいけないのかをお示しください。  再質問は自席で行います。よろしくお願いいたします。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 5: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 谷田部議員の質問にお答えいたします。  日本一安心で安全なまちづくりに対する市民の方々の共感はかなり多いものだと思っております。  前回お答えしたときに少し答弁を端折り過ぎて,なぜ80%まで日本一安心で安全なまちづくりが進捗していると考えたのかということについて説明が少し足りなかったと思うので,その部分から言わないと20%のお話についてもつながらないので申し上げさせていただきますが,日本一安心で安全なまちづくりに最も障害になったのは自衛隊との関係であります。自衛隊との関係が非常に悪くなっており,実は昨年10月に練馬の駐屯地にお招きを受けまして,それは殉職自衛官の慰霊祭への出席を求められたものでしたが,その際に練馬に駐屯している第1師団長とお話しする機会があり,実はあと2週間後に狛江市の防災訓練があるので,そこに鬼怒川で活躍したヘリを1機飛ばしてもらえないかというお話を差し上げたところ,2週間という日にちの中では厳しいけれども何とかしてみるよということで,すぐ検討していただいたようで,私が練馬から狛江に帰ってくるまでの間に,もう既に安心安全課のほうに答えが届いていて,何とか1台やりくりができたから市の総合防災訓練に飛ばすというふうに言ってくれたわけであります。それぐらい信頼関係は回復しているというふうに私も実感したわけであります。  そのお礼に,今度は私のほうから改めて練馬の第1師団長をお尋ねしましたときに,驚くべきことを私は聞かされたわけでありまして,前の市長は狛江には災害がないから自衛隊との連携を望まないと,そういうふうに言われていたとは隔世の感だと。今の練馬の第1師団長永井さんは,私が市長に就任して3代目の方であるので,少なくとも3代以上にわたってそういう話が自衛隊の中ではなされていたということであります。つまり狛江に災害があったときに第1師団,第1後方連隊が駆けつけてくれることになっていますけれども,その来援すらかなり危うい状況になっていたということは狛江市民にとっての安心・安全を脅かすものになっていたと考えざるを得ません。
     そういった意味で,ここまで自衛隊との信頼関係が回復できたということが,1つは非常に大きな実績にはなっているというふうに思います。  もう1つは地元警察署との信頼関係であります。  長い間,地域安全活動の推進に関する覚書の締結をずっと拒み続けてきていたのが前市政であります。そのために公道上の防犯カメラも設置されず,暴力団排除条例すら制定できない状況が続いていたわけでありまして,そういったことからいっても地元警察署との信頼関係の回復ということも実績の一つに数えていただいていいのではないかと,そういうふうに思います。  それから近隣自治体との関係であります。  近隣自治体との関係は格段によくなりました。私が市長に就任したときに当時市長会の会長であった日野の馬場市長から,実はこういう会合があるんだけど狛江市も参加しないかと誘われたわけであります。今までは誘っても多分意見の相違あるいは地方自治に必要な会話というものが成り立たないだろうから入ってもらっていなかったけれどもということで,それで日野市,府中市,稲城市,調布市それから狛江市,そういう6団体を中心とした懇談会が始まったわけでありまして,その実績というのは年末に行われます郷土芸能フェスティバル,それも今9自治体の参加を得られるようになりましたし,それからスタンプラリーについても大田区まで広がっている。これは6団体の懇談会がさらに拡大して世田谷区それから大田区まで広がり,対岸の川崎市長まで入った懇談会としてさまざまな行政課題を非公式的ながら話し合う場になってきているわけで,もちろん防災面でも協力関係というのが強化された。そのあかしとして調布市とは慈恵第三病院を挟んで緊急救護施設の設置訓練,これは毎年行われるようになりましたし,それから世田谷区との間では町会同士の防災訓練も実施細目協定の締結によって可能になりました。これも非常に大きなことだと思います。  それから遠隔地の同時被災の可能性の少ない自治体との相互応援協定,これも大きなものでありまして,これまでの間に静岡県の三島市それから山梨県の上野原市,小菅村それから宮城県の石巻市,こういった所で相互応援協定,かたいものとして結ばれている。  それから市内あるいは市外を問わずあるいは企業であるかどうかを問わず,60の団体との災害時における協定も次々に締結していったわけであります。これも狛江市の安心・安全にとっては大きな実績と言っていただけるのではないかなというふうに思います。  そういった実績を積み上げながら,あとは足元であります。そういった意味におきまして,これだけ狭い地域ながらも多くの人口がいる。そういった人たちと顔と顔の見える関係をつくっていくのは,それほどたやすいことではないと思っています。  昨年の長野県で起きた地震においては,かなり大きな地震であった。たしか5強だったと思いますが,そのときもけが人は出ても死者は出なかった。それは隣のどこにどういう人が住んでいるかということが皆さんにわかっていたから,みんなで機材を持ち出して助け合って,そのためにけが人は出ても死者は出なかった。そこまでできたわけであります。それが狛江にできないはずはないというふうに思っています。このコンパクトさを生かせばそういうことは可能である,可能ではないかなと。かなりな努力は必要だと思いますが,そういったことを積み重ねてあるいはいろいろな工夫をしながらやっていけばというふうに思っている次第であります。  そのために昨年市制施行45周年を機会と捉えまして,かなりな数の記念事業を仕掛けたわけでありますが,そういった催しを通じて顔と顔の見える関係も構築されていくのではないかなと。そういう1つのよすがになればいいなというふうに思っておりますので,それも来年度以降も可能な限り継続していきたいと,そういうふうに思っているわけであります。  顔と顔の見える関係もいろいろな仕掛けが必要だと思います。先ごろ町会連合会も立ち上がりました。これも1つの大きな追い風になると思います。そして先ごろ開園したプレーパークでも新たに今転入してこられるお母さん方,お父さん方の出会いの場という意味でも大きな意味があると思います。  さまざまな工夫を凝らしながら顔と顔の見える関係の構築にさらに努めていけば,残り20%も達成していけるのではないかなと,そういうふうに思っている次第であります。  まだまだ道のりは遠いと思います。今は毎月のように100人前後の人たちが狛江に転入してこられます。したがいまして20%全てを解消していくにはまだ相当の時間はかかると思いますが,できるところから地道に努力を重ねていきたい,そのように考えております。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 7: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 誰よりも長い答弁をいただき,市長本当にありがとうございます。そのとおりだと思います。前の市長が災害がないから自衛隊は必要なしと。警察との地域安全活動の推進に関する覚書も締結しない,暴力団排除条例もつくらない,安心・安全のための防犯カメラも設置しない。これでは16年間市民をだますようなことでございます。ぜひともこれからも地道な努力を進めていっていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  それでは再質問に移らせていただきます。  狛江市は,他の自治体にはうらやましく思われるほど人口がふえているのも事実であります。原因はここ数年の開発により集合住宅が軒並みふえたのが原因だと言われておりますが,昨日も一般質問に出ておりました狛江市人口ビジョン・総合戦略にも,都心に近い,緑が豊かが狛江市を選んだ理由として非常に多いということがわかりました。  私は市内の不動産屋に聞き入り調査をみずからいたしました。そうしますと,おもしろい事実がわかりました。まちの不動産屋が狛江市に引っ越ししたいというお客さんに独自で聞いたところ,狛江市は非常に治安がいい,だからこのまちに住みたいという人が最近非常に多いということを私は不動産屋の調査によってわかりました。高橋市長の言う日本一安心で安全なまちづくりを目指すことがまさに浸透してきている証拠だと思います。  そしてそういう人たちに満足してもらうためにも安心安全なまち狛江を残り20%推進していかなければいけません。  そしてこれから新しく狛江に移ってきた人たちに,ああ,狛江に住んでいてよかったなと言われるような安心・安全なまちをPRしていくことも最重要課題だと思いますが,いかがでしょうか。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 9: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 地域の皆さんが安心であると思える要因については,犯罪を防ごうとする体制がしっかりしていることではないかと思っております。  防災ガイド,防犯ガイドなどの配布のほか,安心安全情報メールなどの活用につきまして転入届を提出された際に周知啓発しておりますので,これらの取り組みにより一定のPRはできているものと判断しているところでございます。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 11: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 3月1日の市の広報でも健康推進に関する協定を大塚製薬株式会社と締結し,今狛江市では幅広く近隣自治体との連携をし,安心・安全のための協定を多く結んでおります。これらは以前の狛江ではなかったことであります。警察との安心・安全の覚書の締結すらしない。これで狛江市の安心・安全なまちづくりを守ることができたのでしょうか。防犯カメラも設置しない,暴力団排除条例もつくらない,これがかつての狛江市であります。  先ほどの総務部長の答弁でも犯罪を防ごうとする体制がしっかりしているということがわかりました。引き続き,狛江にこれから移住してくる人そして今住んでいる人たちに犯罪を防ごうとする体制がしっかり整っている狛江市をさらにもっともっとPRしていってほしいと思います。その結果,これからもずっと住み続けたい,もっともっと住み続けていきたいというまちの実現にもなるのです。これは地方創生の理念でございます。犯罪を防ごうとする体制の1つの要因として,私は防犯カメラだと思いますが,かつての狛江市は防犯カメラを公道に1つも設置していなかった。狛江の駅前にも設置していない,これも紛れもない事実でございます。その結果,振り込め詐欺等が非常に多いまちとなってしまいました。  確認ですが,犯罪の発生率は前市政よりどのくらい減少したのでしょうか。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 刑法犯の認知件数での比較になりますけれども,平成14年の1,397件のピークと比較しまして931件の減少,平成23年との比較では平成23年が662件に対し平成27年は466件,196件のマイナス,約30%の減少となっております。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 15: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 約30%減少という御答弁がございました。  犯罪の発生を抑制した1つの手段は私は防犯カメラだと思います。市内の防犯カメラ62基の実態をお知らせください。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 17: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共の場所に向けられた防犯カメラのうち市の設置分といたしましては,狛江駅,喜多見駅周辺に4基,第三小学校,緑野小学校の通学路上に10基の計14基,各小・中学校で計40基,和泉多摩川商店街で4基,町会設置分が4基で合計62基となります。  なお,平成28年2月8日からは和泉北町会が3基,2月12日からは駒井町会で5基の防犯カメラが運用開始されておりますので,合計70基の防犯カメラが現在作動中となっております。  またこのほかにも今年度末運用開始予定といたしまして,狛江市役所前交差点,狛江駅南口等で3基,第六小学校,和泉小学校の通学路上に計10基,合計13基を見込んでいるところでございます。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 19: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今年度中に防犯カメラが全部で83基,来年度も通学路の安全対策で都の補助金を使って第一小学校,第五小学校の通学路にも防犯カメラが設置されると聞いております。  では,このような防犯カメラの設置場所はどのように決めているのでしょうか。市役所前交差点や狛江駅南口等お知らせください。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 21: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 通学路に設置しております防犯カメラでは,まず教育委員会事務局において現地調査を行うとともに,学校要望やPTA要望を参考にして事務局案を作成いたします。この事務局案を学校及びPTAに示し,改めて意見をいただくとともに調整を行い,さらに調布警察署から意見をいただいた上で設置場所を決定しております。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 23: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 安心安全課で設置する防犯カメラにつきましては,市民の方からの御意見や調布警察署からの御意見を参考に,実際にカメラを取りつけられる電柱などがあるかを確認の上,設置場所を決めているところでございます。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 25: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは実際に防犯カメラで検挙に至った例はありますでしょうか。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 27: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 調布警察署,八王子警察署,神奈川県座間警察署の3署から11件の捜査照会がございました。このうち犯人検挙に結びついたものは和泉多摩川商店街で発生いたしました強盗未遂事件,あと振り込め詐欺での現金の受け渡し役が検挙された事例がございます。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 29: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 狛江市の安心安全なまちづくりは,この防犯カメラのおかげだと思っております。成果だと思います。取り組んだおかげだと思っております。  私の地元でも世田谷通り沿いに防犯カメラを設置しており,犯人検挙のために特に自動車のナンバーを見せてほしいと警察から町会に依頼があるのも事実でございます。新しく移ってきた人たちに,いかに町会に加入してもらうかが今後の課題だと思います。安心安全なまちづくりにも課題になっております。  市としても各課が連携して進めていかなければならないと思いますが,いかがでしょうか。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 31: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 議員のおっしゃるとおり町会・自治会の加入促進につきましては各課が連携して取り組むべきと考えております。  現在転入者に対しては,市民課で町会・自治会の加入促進チラシをお渡しし,加入の促進を図っております。  また平成27年10月には,不動産協会等と市民の町会・自治会への加入促進に関する取組に関する協定を締結しました。平成27年12月からこの協定に基づき,東京都宅地建物取引業協会調布狛江支部と全日本不動産協会東京都本部多摩東支部の各団体に所属する加盟店にも加入促進チラシを配布していただいております。  平成28年2月18日には狛江市町会・自治会連合会が設立いたしました。町会・自治会連合会とも協力しながら町会・自治会への加入促進を今後も進めてまいりたいと考えております。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 33: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 各町会の町会長も狛江市の町会・自治会連合会をつくったほうがいいんじゃないかと本当に何度も何度も言っておりまして,やっとこれが実現されたということは頼もしい限りでございます。安心安全なまちづくりの一歩だと思っております。  それでは質問に移らせていただきます。これからは地域の要望を幾つか質問させていただきます。  東和泉地区では自転車の窃盗が多いというふうに聞いているんですが,その対策についてお示しください。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 35: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成27年中の自転車盗難は東和泉地区では32件発生しております。その他の地区でも和泉本町で35件,中和泉地区で28件,元和泉地区で44件と駅周辺で多発しているのが現状でございますが,盗難された一番の原因は自転車のほうに鍵をかけていなかったということであります。まずは御自身がしっかりと施錠していただくよう防犯ガイドブックや安心安全情報メールなどを活用いたしまして注意喚起を図っていきたいというふうに考えております。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 37: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 次に日本一安心安全なまちづくりのために地域が一体となり,各地域が防犯パトロールを今非常に行っております。頑張っています。私も何回も見ております。その人たちからの意見でございます。  地域でのパトロール,一生懸命やっているんですけど,例えば備品とかちょうちんとか,安心・安全のこういうようなちょうちん等があったほうがいいんじゃないかと,団体から結構多く要望をいただいておりますがいかがでしょうか。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 39: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) パトロールを実施していただいている方にはベストやキャップなどをお配りしておりますが,そのほかに必要なものがあれば,その都度調整いたしまして可能なものについて対応していきたいというふうに考えております。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 41: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひともよろしくお願いいたします。  続きまして防災についての質問をさせていただきます。  最近非常に火事が多いんですけど,最近の火事の状況についてお示しください。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 43: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成27年中の火災につきましては20件で,焼損床面積は18平米でございました。これは狛江消防署の記録としては最小件数だったそうでございます。  平成28年になりまして2月末時点では,残念ながら火災の件数は17件,焼損床面積は148平米でございました。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 45: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 最近地域の皆さんも市民の皆さんも,放火が多い,放火が多いんじゃないかと,私もよく耳にしますが,放火対策とかその点についてはいかがでしょうか。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 47: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ことしに入ってからの火災においては出火原因については現在も調査中ということで正式ではございませんけれども,放火と推察される事案が全部で7件ございます。このうち2件分につきましては既に犯人が検挙されておりますが,ほかの5件につきましては現在調布警察署のほうで捜査中でございます。  対策といたしましては,放火が行われたころから調布警察署と連携いたしまして狛江消防署,狛江消防団,防犯協会,市職員により警戒活動及び市内パトロールを行ったほか,近隣のマンションやアパートへの注意喚起のチラシ配布,市ホームページ,安心安全情報メールなどを流しまして注意喚起を行ってきたところでございます。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 49: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは今後の取り組みについてお知らせください。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 51: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今後の取り組みでございますけど,調布警察署と連携を図りながら警戒を続けていきたいというふうに考えております。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 53: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは消防団との連携はいかがでしょうか。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 55: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の一連の放火の案件につきまして,パトロールについては市職員も狛江消防署,消防団とともに行ったところでございます。  パトロールの方法につきましては調布警察署の捜査員の指示・要請のもと,消防団幹部の方々と調整しながら行い,連携が図られた有効なパトロールを実施してきたところでございます。  また昨日3月1日から春の全国火災予防週間に入りましたので,消防団の方には警察署と調整の上,広報・警戒活動を行っていただいているところでございます。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 57: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 消防団と狛江消防署一体となってやっているということが今確認されました。  それでは質問に移らせていただきます。  今消防団の位置づけは東日本大震災後さらに重要視されてきました。狛江市でも応急救護普及のために機能別団員や女性消防団にも力を注いでいることは,まさに日本一安心で安全なまちづくりの一つだと思います。  生業がありながら私たちの生命・財産を守ってくれるのも消防団でございます。非常にありがたいと思います。  そこで狛江市消防団は卒団すると地区消防隊という組織に入る人がほとんどでございます。分団におきましては,その期を卒業して3年の休みをもらい,そこから地区消防隊に入る分団もありますが,入る入らない,入隊するか入隊しないかは本人の自由でございます。  確認ですが,地区消防隊の定義を教えてください。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 59: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 地区消防隊は大規模震災が発生し,同時多発・広域性を有する災害時に出動するために消防団OBまたはOBと同様の経験・技術を有する方をもって平成7年度に発足しております。現在112名の方が隊員として活動いただいているところでございます。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 61: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 私も消防団を卒業しまして地区消防隊に入っていますが,ほとんどが狛江市で自営で活躍している人でございます。今の消防団は,サラリーマン化になり団員確保に非常に苦しんでいる状態だと現場で活躍している消防団幹部の方からも聞いております。三角団長のほうからもお聞きしております。
     これからも日本一安心で安全なまちづくりのために地区消防隊をぜひとも活用していただきたいと思います。  地区消防隊は消防団時代の応急救護,これ応急救護も皆さん消防団時代に全部認定証を持っているんですが,地区消防隊のほうに入りますと応急救護の更新をしていない隊員もたくさんいると私聞いております。安心安全なまちづくりのためには消防団のOB組織であります地区消防隊にも応急救護の普及・更新を呼びかけるような対策をぜひとったほうがいいと私は思いますが,いかがでしょうか。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 63: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 地区消防隊は定期的に役員会を開催しておりますので,その役員会において各地区隊の要望を確認の上,市側からも呼びかけを行っていきたいというふうに考えております。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 65: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひともよろしくお願いいたします。  安心で安全なまちづくりの実現に向けて防犯・防災について質問させていただきました。高橋市長にかわり,いかに安心・安全が変わっていったかが確認されました。  最後に質問ですが,他の自治体にも安心安全なまちづくりに取り組んでいる自治体も多くあります。都の区部は財源も豊かであってそれなりにできますが,狛江市みたいに財源が厳しいまちは,それなりに工夫して取り組んでいかなければならないと思います。いかに狛江市と同じような自治体のいいところをまねて,二番煎じでもいいんです。取り組んでいく方法もあるかと思います。見解はいかがでしょうか。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 67: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災・防犯に関しましては,多摩地域の自治体はほとんどが同じ課が所管しております。他の自治体の担当課長とも顔を合わす機会が多く,さまざまな意見交換をしております。その中でこれはよいと思われる施策につきましては,お互いアドバイスを享受しておりますので,よいものは工夫して取り組んでいけるよう考えていきたいと思います。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 69: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 続きまして街路灯について質問させていただきます。  狛江市には現在蛍光灯街路灯とLED街路灯はどの程度設置されていますか。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 71: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市内の街路灯は現時点で約4,500基設置されておりまして,そのうち蛍光灯街路灯が約2,900基,LED街路灯が約700基設置されているところでございます。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 73: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 蛍光灯がまだ非常に多いということの確認がとれました。  街路灯のLED化を進めるメリットは何でしょうか。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 75: ◯ 参 与(石森 準一君) LED化することによりまして消費電力を下げることができるため,電気料金とCO2発生を低減することができるところでございます。  光源の寿命は一般的に蛍光灯の8,500時間に比べましてLEDは6万時間と長寿命であり,維持管理の手間も低減させることができます。  導入直後は光源がまぶしいとの意見もいただいたところではございますが,蛍光灯に比べ夜の道路空間を明るく照らすことができ,防犯面の向上においても期待できるところでございます。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 77: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 蛍光灯の球切れの確認方法,これはどのように行われておりますか。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 79: ◯ 参 与(石森 準一君) 職員による夜間パトロールを定期的に実施しているところでございます。  また,故障している街路灯を発見した際には市へ連絡くださいとホームページに掲載しておりまして,球切れを発見した市民等に市へ通報していただいているところでございます。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 81: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今参与のお答えで職員による夜間パトロールを定期的に実施しておりますという御答弁がありました。  何カ月に1回,1カ月に1回か1週間に1回かはわかりませんが,職員による夜間パトロールを行っているということが確認できたんですけれども,職員が球切れを確認するまで球切れの蛍光灯もあるかもしれません。ほっておいてずっとついていない所もあるかもしれません。そしてホームページで掲載しているということも知っていても,なかなか連絡しない市民も多くいるかと思います。私もそうだと思います。  これ1つ提案でございますが,蛍光灯の球切れ,市の広報や町会の防犯パトロールに例えば依頼するとか,また青色パトロールに回ってきたときに街路灯の球切れを確認してもらうとか,町会・自治会の回覧に球切れになったらどこに連絡してくれとか,ミラーの損傷とかもそのまま長期にほったらかしの所もありますし,どうしたらいいかということは市民の人にも結構聞かれるんです。そういう場合の対処といたしまして,市の広報や町会・自治会の回覧等にぜひともお知らせを回してみてもらったほうが対処の方法が早くなるかと思いますが,いかがでしょうか。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 83: ◯ 参 与(石森 準一君) 街路灯の明かりにつきましては日本一安心で安全なまちの推進に寄与しているというふうに考えているところでございます。そのため街路灯の球切れを早期に確認しまして交換することは重要というふうに考えております。  実際には球切れの確認には市民等の協力は不可欠な状況にあることから,球切れ発見時の対処方法を市の広報への掲載や町会・自治会の回覧を活用しまして市民に広く協力していただけるように呼びかけたいというふうに考えております。カーブミラーにつきましても同様でございます。  また町会の防犯パトロールや青色防犯パトロールにも協力していただける仕組みづくりができないか,検討させていただきたいと考えております。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 85: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひとも検討をよろしくお願いいたします。  続きまして道路修繕計画の現状でございます。  道路修繕計画については前定例会で栗山議員とのやりとりがありましたが,再確認させていただきますと,現在狛江市が管理する市道は実延長約117キロあり,路面の状況調査及び評価値を行ったところ,5年以内に補修が必要であるというE評価の補修延長が約21キロ,10年以内のD評価が約11キロで,合計約32キロを10年間で実施していく。道路修繕計画策定後から平成26年度末までに占用企業者の工事での復旧も含め目標延長の約16%が進捗しているとの答弁がございました。占用企業者との調整も年2回の道路調整会議などを活用しながら舗装工事が重複しないように連携を行っているとのことでございました。  道路法第42条には,「道路管理者は,道路を常時良好な状態に保つように維持し,修繕し,もつて一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならない。」と明記されております。以前の狛江市は,「一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならない。」,道路法第42条を全く無視していたように思います。  修繕計画を明確にしていないために地域の方々や町会または議員らからこの道路がでこぼこしているから直していただきたいと要望があったら,市はこれを受けて修繕する。その後下水や水道やガスなど占用企業者が道路を掘り起こすケースも多々あったと聞いております。これでは何のために市財で直していたかわかりません。費用対効果もない,行き当たりばったりの道路整備だと思います。私の考えだとこのように思うんですが間違いはないでしょうか。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 87: ◯ 参 与(石森 準一君) そのとおりでございます。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 89: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 間違いがないことは確認とれました。  それでは狛江駅前の交通安全対策でございます。  狛江駅南北通行道路の自転車対策でございます。  目の不自由な方々からいただいた御意見でございます。点字ブロックが狛江駅構内にはあります。小田急線の構内にありますが,南北を結ぶ通行道路にはありません。行き交う人がたくさんいます。危ない危ないと言っております。ぜひ点字ブロックをつけてもらいたい。また自転車の乗り入れにより混雑時は歩行者が大変迷惑しているという意見もいただいていますが,見解をお聞かせください。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 91: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江駅周辺の点字ブロックの充実につきましては,これまでも視覚障がい者団体からも御要望いただいているところでございます。今後団体の方とも連携させていただき検討していきたいと考えております。  高架下の道路につきましては,市道237号線として供用開始していることから特定の制限をかけることは人によっては利便性を損なう可能性があり,さまざまな方の御理解が必要となるところでございます。  しかしながら狛江駅周辺は利用者も多いことから,これまでも歩行者,自転車等の接触事故を懸念する声があるとも聞いているところでございます。まずは自転車等への効果的な注意喚起を実施して検証を行いながら,皆様が安心で安全な利用ができる駅前づくりに向けて努力していきたいというふうに考えております。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 93: ◯ 20番(谷田部 一之議員) ぜひともよろしくお願いいたします。目の見えない人も非常に危ないと言っておりますので,南北を結ぶ通行道路,ぜひ点字ブロック,ひとつよろしくお願いいたします。  続きまして美しいまち狛江の実現に向けてでございます。  日本一安心で安全なまちづくりと並行いたしまして,狛江市域全体がきれいで美しいまちづくりに努めなければならないと私は思います。それには市にふさわしい空間,景観が整備されていかなければならない。そのための1つの手段として狛江市の玄関であります狛江駅前の環境美化を整備しなければならないと私は思っております。  それでは質問に移らせていただきます。  狛江市の玄関でございます狛江駅前の環境美化状況はどうなっているのでしょうか。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 95: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 狛江駅周辺の状況につきましては,これまで喫煙マナーアップキャンペーンによる周知やシルバー人材センターによる駅前の清掃活動などにより環境美化の推進に取り組んでおりましたが,今年度4月より新たに狛江市路上喫煙等の制限に関する条例を施行し,指導員が重点地区を巡回し始めたことで現状においてはたばこのポイ捨てなどが減少し,駅前の景観保全は比較的保たれているというふうに認識しております。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 97: ◯ 20番(谷田部 一之議員) そうですね。最近はたばこのポイ捨て等もなくなって,景観が非常によくなっていることは事実でございます。  狛江駅周辺で徐々に環境美化が進んでいること,これは今の環境部長の御答弁でわかりました。  次に現在までどういった周知を行い,また課題についてどうお考えでしょうか。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 99: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 条例の周知につきましては指導員による巡回や路面シートなどの設置また市民の方々の自宅前に掲示できるような周知用のプレートを配布するなどさまざまな取り組みにより周知徹底を図っているところでございます。  しかしながら重点地区から少し離れて指導員の目の届きにくい箇所になりますとポイ捨てが見受けられるなど,まだまだ周知が足りないことも課題として受けとめなければならないというふうに認識しております。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 101: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 確かに,指導員の皆さんが朝7時から重点地区でたばこのポイ捨てをする人に注意を促しているおかげでポイ捨てが少なくなっていることは事実でございます。ただ指導員の人たちにお伺いしますと,自分たちが目の届かない所でたばこのポイ捨てをする人がいるという,市民の方々から言われることもあると言っておりました。これも課題の一つとして受けとめなければいけません。  そこで質問でございます。指導員の仕事というものはどのようなものでしょうか。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 103: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 指導員の仕事の内容といたしましては,狛江駅及び和泉多摩川駅周辺の路上喫煙等制限重点地区を巡回し,市が指定する喫煙場所以外での路上喫煙やたばこのポイ捨てを発見した際には指導を行うなど喫煙マナーの向上を図っているところでございます。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 105: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 指導員の皆さんも独自でたばこのポイ捨てを清掃している人もいます。定義では当該行為をやめるよう指導するだけでございますが,みずから清掃している指導員もいるということもわかっていただきたい。これはまさにまちをきれいにしたいという思いがつながっているものだと私は思っておりますので,その思いは,ぜひともわかっていただきたいと思っております。  それでは駅前の清掃活動は誰がどのようにやっているのかお示しください。 106: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 107: ◯ 参 与(石森 準一君) 駅前の清掃につきましてはシルバー人材センターに委託しまして,原則として月曜日から金曜日の午前・午後の2時間ずつ駅周辺の歩道やプランター内などのごみ回収や喫煙所付近の清掃及び吸い殻箱の洗浄清掃などを実施しているところでございます。 108: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 109: ◯ 20番(谷田部 一之議員) その課題についての今後の取り組みについてはどうするんでしょうか。 110: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 111: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 今後の取り組みといたしましては,現在実施しております喫煙マナー向上のための周知啓発や駅前の清掃活動を継続しながら指導員の指導実績報告書等を確認し,状況に応じて監視体制の見直しを行うなどにより適宜対応していく予定でございます。 112: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 113: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今回の条例はたばこに限った条例であり,今後は国分寺市のようにたばこに限らず空き缶,ペットボトル,紙くず等も視野に入れながらきれいなまち狛江をつくっていかなければならないと思いますが,市の見解をお伺いします。 114: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 115: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 現在規定しておりますたばこから空き缶やペットボトルなどのごみにまで範囲を拡大することにつきましては,喫煙行為に対する課題とごみのポイ捨てなどに対する課題が同一ではない部分もあるため,設定した重点地区を含め,この条例を根本的に見直す必要が生じてまいります。  そのため条例の施行後3年が経過した際には,必要に応じて全ての可能性を考慮して検討してまいりたいというふうに考えております。 116: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 117: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 最後に狛江駅は狛江市の玄関とも言える場所でございます。その狛江駅は毎日多くの人が通勤などで利用し,また来訪者が最初に目に触れる場所でもございます。この狛江市の顔とも言える狛江駅,この玄関の狛江駅を常日ごろからきれいにしておくまちづくりを進めるべきだと考えますが,市長の見解をお伺いいたします。 118: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 119: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 狛江駅というのはまさに狛江の玄関口であるという認識は私も同一であります。  ただ4年前に狛江の駅におり立ったときにまず感じましたのは,北口におりると左手に緑地保全地区それから泉龍寺に続く非常に大きな緑があってすばらしいと思いましたし,それから右側を見れば小池先生の絵があって,それはそれでいいと思いましたけれども,ただ歓迎の言葉が玄関口にしては1つもなかった。したがって私がまずやったのは「ようこそ狛江市へ」というのを北口と南口にそれぞれ1カ所ずつつけたことであります。  それから緑地保全地区の手前に噴水がありますけれども,露天ですから常にいろいろなものが水の中に落ちる。それはどうしようもないというふうに思いましたけれども,清掃回数を今ふやしていますけど,それでもそれは妨げられないことなので植栽を置きました。植栽も1つは子供たちの転落防止の役にも立っていると思いますし,植栽があることによって水の中に落ちるごみもそんなに気にならなくなったのではないかなというふうに思います。  次に夜が非常に暗い。北口は特に非常に暗いということに気がつきました。そしてロータリーの真ん中にある時計塔も夜になると見えない。そういうような状況もありましたから,原因を探りましたところ,電気が引っ張りにくい所だというようなこともわかりましたので,ソーラーパネルをつけて一日中見える時計塔にすると同時に,もう少し明るくする必要があるなと思いましたので,昨年からではありますけれども夜の時間の長い12月と1月には噴水の所にある植栽を利用してLEDをつけて明るくしたり,それから三角地の所もLEDをつけて少しでも明るさを保つように,そういうような工夫もしたところであります。  そして私が市長就任後に制定しましたたばこのポイ捨てに関する条例,これも1つは駅の美化にも役立っているというふうに思いますけれども,大事なことは市民の方一人一人が狛江の玄関口であるということをそれぞれ考えていただき,目の前にごみがあれば拾う,そういう工夫を一人一人がしていただければもっともっとよくなるのではないかなというふうに考えております。 120: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 121: ◯ 20番(谷田部 一之議員) まず狛江市の玄関であります狛江駅を市民一人一人が自覚して,そしてごみを拾えば狛江市のまちも景観もきれいになるということでございます。  4年後にはオリンピック・パラリンピック,その前の年にはラグビーワールドカップもあります。味の素スタジアムに出向く人たちもバスに乗っていく人も狛江駅を利用する人がたくさんいます。そのためには狛江市の玄関であります狛江駅,市民の人たちが利用しておりますので,この狛江駅周辺をきれいにしていかなければいけないと思います。私もそのとおりだと思いますので,みずから皆さんも努力しながらきれいにしていこう,そういうまちづくり,きれいなまちをこれからも推進していくように私も頑張りますので,よろしくお願いいたします。これで質問を全て終了させていただきます。 122: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時50分 休憩     午前10時04分 開議
    123: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。22番石井功議員。     〔22番 石井功議員登壇〕 124: ◯ 22番(石井 功議員) 質問通告に従いまして2問質問いたします。  順番を入れかえて,先に人口減少と今後の狛江のまちづくりを質問させていただきたいと思います。  この人口減少については昨日も本日も各議員が触れていらっしゃいますが,2月27日の読売新聞には武蔵野地域人口2万人増ということで「「都心出やすい」「緑豊か」人気」との見出しで武蔵野地区と多摩地区の国勢調査での前回調査との比較が掲載されていて,減少したのは八王子市と立川市の2市であった結果が掲載されていました。これはあくまでも武蔵野地域と多摩地域の12市の結果でしたが,東京都の中で既に人口減少に陥っている自治体はどれだけあるのかお聞きしたいと思います。  次に2問目,市長公約の実現についての多摩川緑地の都立公園化についてです。  狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想が平成27年12月に策定されました。  シンポジウムを1回,構想素案で4回の説明会,構想案で2回の説明会,合計7回の意見交換やパブリックコメントを行い,丁寧な市民参加の手続を経ているというふうに思っております。また市長においても市長を囲む会を元和泉二・三丁目町会を対象に行っています。  その中で市民からの主な意見はどのようなものが多かったのか,改めてお伺いしたいと思います。  再質問は自席で行います。 125: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 126: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 1問目の人口問題についてお答えいたします。  2月26日に総務省統計局より平成27年の国勢調査の速報集計が公表されましたので,平成22年と平成27年を比較して減少した自治体について答弁申し上げます。  多摩26市につきましては八王子市,立川市,青梅市,昭島市,東村山市,国立市,福生市,多摩市,羽村市の9市が減少した自治体でございます。 127: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 128: ◯ 参 与(石森 準一君) 和泉多摩川緑地の市民からの主な意見というところでございますが,これまでの構想素案及び構想案の説明会またシンポジウムにおける主な意見といたしましては,構想は民有地を含めない範囲で東京都に提案するべきである。あるいは立ち退きは想定がないというだけで法律上は計画範囲に含まれている限り手続を積み重ねていけば可能である。家や土地を売却するときに買い手がつかなくなることや不動産価格が下がり数十年先の人生設計ができなくなる。第2段階で開園となれば治安が悪化する。土地・建物の購入や建築の際に和泉多摩川緑地が都市計画区域にあることが説明されているのか。狛江市内の公園は適正な管理ができていない。洪水を想定した公園をつくるべきなどが主な意見等でございます。 129: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 130: ◯ 22番(石井 功議員) それでは1問目から再質問させていただきたいと思います。  多摩26市では9市がもう人口減少というか,今回の国勢調査の結果では減少したということですけども,これは多分一時的なことというよりはどうなんでしょうね。またその後の経過を見ないとわかりませんけれども,人口減少に陥っているのではないかなと思います。  それで狛江市人口ビジョン(案)では人口の具体的な目標,2060年6万6,000人とありますが,この人口密度は現在の自治体に置きかえるとどこになるのか。なるべく近隣の自治体でお答えを願いたいと思います。 131: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 132: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 6万6,000人を市域面積であります6.39平方キロメートルで割りますと,1平方キロメートル当たり約1万330人となります。  平成27年1月1日現在の他の自治体に置きかえますと,小金井市が1万364人,国分寺市が1万399人,調布市が1万413人の人口密度に近くなると考えているところでございます。 133: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 134: ◯ 22番(石井 功議員) 6万6,000人ということですけれども,今の近隣自治体で言うと小金井市や国分寺市や調布市ぐらいの人口密度になるということで,航空写真を見てみたんです。それでスクロールしていって最初に狛江市を見て,それから北に上がって調布市,それから北西に行って小金井市,また北西に行って国分寺市。これ見ていって最初に感じるのは,当たり前ですけど狛江市から見ていくと調布ってすごく大きいんだなということを実感するんです。  見ていくと住宅地の過密さ,これというのはどこのまちもそんなに変わらない。上から見ていくと国分寺は比較的余裕があるのかな,そう感じるんですけども,住宅街の過密さみたいなものはそんなには変わらない。ただ一番大きく目立って思うのが,調布市はまず東側に神代植物公園があって,西側には調布飛行場それから味の素スタジアムのオープンスペースがあるんです。それから小金井市へ行くと小金井公園というのがあって,その北側に小金井カントリー倶楽部というのがあるんですけど,これ名前は小金井だけど,ここは小平市らしいんで。ただそこにもこういったぽかんとオープンスペースが残っていると。それから国分寺市に行くと,国分寺はまとまった公園はないんですが日立製作所の研究所というのがあって,ここがすごく広くて非常に緑が多くて一定の広さがあると。  狛江市の人口密度,今1万2,000人ちょっとですけれども,その差というのはオープンスペースがあるないで狛江市の場合は人口密度が非常に高くなっているのかなという感じを受けたわけです。  それで狛江市でぱっと見て空間と思うような所,1つここ空間かなと思ったのはニトリショッピングセンターの計画地,あそこだけぽかっと浮かんでくるような,オープンスペースは余りないのかなという感じは受けました。  それで次にまち・ひと・しごと創生法では市町村は地方人口ビジョンと地方版総合戦略を今年度中に策定しなければならないとしているところですが,そこで質問ですが人口の具体的な目標を他の自治体はどの程度に定めているのか,わかる範囲でお答え願いたいと思います。 135: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 136: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 多摩26市のうち狛江市の類似団体の中で素案も含め公表されている自治体の2060年の目標人口を答弁申し上げます。  福生市は約5万500人,東大和市は約7万8,800人,武蔵村山市は約7万8,200人,稲城市は約10万1,400人,あきる野市は約6万7,400人となっております。 137: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 138: ◯ 22番(石井 功議員) 今具体的な数字のほうを教えていただいたんですが,国勢調査の結果を見ると,狛江市が大体想定しているのが現在の人口から考えると82.6%,福生市はこの目標,この目安というんですか,この数字は86.4%,東大和市が92.5%,武蔵村山市が109.7%,稲城市が119.7%,あきる野市が83.2%ということで,これも自治体自治体それぞれ違うのかなというふうに思います。  それからこれはもちろん目標というよりはいろいろなデータ,それからいろいろな計算の方法を用いて出してきた数字ですので,それが多いからいい,少ないからいいということではないんでしょうけれども,狛江市の場合というのは市長の答弁にありましたように,たとえ6万6,000人になってもまだまだ過密だというようなこともそうなのかなという感じがいたします。  それで次の質問です。人口減少というのは出生率ということに1つつながってくるんですけれども,たまたまある所で見たら外国の投資家が日本の少子化問題というのについて結構発言していまして,ある所は「人口減少が続く日本で潜在的成長力を高めるのは構造的に難しい」「人口減少をとめること以外に政権に期待することはない」とか「日本の課題は子供の数をふやすこと,日本経済の活性化対策は少子化対策に尽きる」と海外の投資家も日本に投資するときに少子化問題というのを結構大きく取り上げているということらしいんです。  先進国で今出生率が2を上回っているのは基本的にフランスだと言われておりますが,2016年のデータを見ると,今フランスでも1.99。少し落ちたみたいです。フランスは本当に国家的にこの対策に取り組んでいて,2人目のお子さんからは子ども手当が毎月120ユーロ,約1万4,880円。これは124円換算で計算すると,そのぐらいだと。3人目のお子さんについては280ユーロ,毎月3万4,720円,こういったものが支給されて,子供自身に支給するという意識の中から所得の制限もないと。  いろいろなことをフランスではやっているということですけれども,そこでお聞きしますが,人口ビジョン(案)では社会増を目指すのではなく出生率をふやすことが必要とあります。そのとおりだと私も思いますが,自治体単独では難しく思います。国の施策によるところも大きいと思います。そのような中で出生率向上のために自治体としての役割は何と考えているのかお尋ねしたいと思います。 139: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 140: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市といたしましても待機児童の解消など子育て環境を充実させ出生率の向上に取り組むことが極めて重要であると認識しております。  そのため人口ビジョンでお示ししました目標人口や将来展望の実現に向け策定いたしました総合戦略におきまして,基本方針の一つとして「子育てしやすいまちづくり」を掲げており,切れ目のない子育て支援体制の構築・充実に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。 141: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 142: ◯ 22番(石井 功議員) 総合戦略の中で「いつまでも住み続けるためのまちづくり」「それぞれの地域で住みやすい環境を確保」となると,住宅政策的なものも必要と思いますけども,ここについてお伺いしたいと思います。 143: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 144: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市総合戦略では基本理念として,「いつまでも住み続けるためのまちづくり」を掲げ,狛江市からの転出が多い25歳から39歳までの世代に定住してもらうことを念頭に置き,自然や文化,安心・安全なまちという狛江の魅力を生かした事業を展開することとしており,住宅政策につきましては総合戦略に盛り込んではいないところでございます。  しかし,市といたしましても安心して快適に住み続けられる住生活を実現することは重要であると認識しております。そのため,住宅政策につきましては,今年度中に策定いたします狛江市住宅マスタープランの基本方針に沿った取り組みを進めてまいりたいと考えております。 145: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 146: ◯ 22番(石井 功議員) 今後人口減少化の中で今後の狛江のまちづくり,いろいろな観点があると思いますけども,それはまた違う機会でお聞きしたいと思いまして,この質問はこれで終わります。  それでは2問目の再質問をさせていただきたいと思います。  先ほど御答弁いただきました。主な市民からの意見ということでございます。幾つか言われて,その中で構想は民有地を含めない範囲で東京都に提案すべきであると。これは意見ですので,それ以外のところの例えば立ち退きが可能であるかとか,例えば土地を売却するときに買い手がつかなくなるとか,第2段階で開園となれば治安が悪化するとか,土地・建物の購入や建築の際に和泉多摩川緑地が都市計画区域にあることが説明されているのかとか,ここら辺のことは意見というよりそういうことになるんじゃないかというような不安だというふうに思うんです。  1番の民有地を含めない範囲で東京都に提案すべきって,これはもう完全な意見ですので,これをとりあえず後回しにして,これらの不安に思われていることが本当に現実的にそうなるのか,これを一応検証してみたいと思うんです。これをやろうと思うとどうすればいいのかなと考えたんですけれども,まず1つは歴史に学ぶということで過去の事例,これを検証すべきというふうに思いました。それからもう1つは当事者,経験者,これらの人たちに話を聞くということになるのかなと思います。  比較的過去の事例というか,近い事例で言うと,たまたま近くに祖師谷公園というのがあるんです。ここに行って話を聞いてきたんですけれども,その前に祖師谷公園についてまず幾つか確認をしておきます。  祖師谷公園が都市計画決定したその年とその面積をお伺いしたいと思います。 147: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 148: ◯ 参 与(石森 準一君) 祖師谷公園マネジメントプランによりますと,昭和18年に祖師谷緑地といたしまして16万坪(約48.4ヘクタール)を都市計画決定しまして,昭和32年に祖師谷公園として53.33ヘクタールを都市計画決定しているところでございます。 149: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 150: ◯ 22番(石井 功議員) 現在の都市計画決定は53.33ヘクタールということです。  次に祖師谷公園の開園までの経緯と開園した年とその面積をお伺いします。 151: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 152: ◯ 参 与(石森 準一君) 祖師谷公園マネジメントプランによりますと,昭和50年に東京教育大学附属農場跡地の3,683.45平方メートル,こちらを整備して開園しているところでございます。 153: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 154: ◯ 22番(石井 功議員) 祖師谷公園は昭和50年に開園して,そのときの面積は3,683.45平方メートルと。最初の開園時が約1,000坪ぐらいだったんです。  それでは祖師谷公園の現在の面積をお伺いいたします。 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 156: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在の開園面積は約9.0ヘクタールでございます。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 158: ◯ 22番(石井 功議員) 祖師谷公園の現在の面積は9.0ヘクタール。都市計画は53.33ヘクタール,現在の開園面積は9.0ヘクタールということです。  それで東京都都市整備局の祖師谷公園優先地域図面を見ると,事業促進区域と新規事業化区域というのがありますが,その違いについてお伺いいたします。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 160: ◯ 参 与(石森 準一君) 事業促進区域につきましては既に事業認可を取得している区域でございまして,新規事業区域は新たに事業認可を取得する区域となっております。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 162: ◯ 22番(石井 功議員) わかりました。  それで先日祖師谷公園に行ってきまして近隣の人に話を聞いたんです。図面を見ればわかるんですが,事業認可されている所というのが図面のほうに出ていまして,そこに該当するおうちにお邪魔いたしまして話を聞いてみました。  たまたま2軒あって,そのうちの1軒はお留守でしたが,2軒目へ行ったら出てきていただきまして,大体70代ぐらいの男性の方だったんですけど,この方はもう市民運動もして,どちらかというと反対派というんですか,そういう形で後から奥様も出てきていただきまして,いろいろと話を聞いてみました。  それでこの事業についてどう思われますかと言うと,うちにはうちの事情があるんだと,都合があるんだと,相続なんかも控えていると。そういったことで今までその話には応じてはこなかったということを言われておりました。  そんなことでほかにも20分間ぐらい,その方からいろいろなお話を聞いてきました。  その後ほかの地区,そこの場所とは少し離れた所に行って4軒ほどお邪魔してみたんですけれども,2軒はお留守で,あとの2軒はインターホンでこういう事情なのでお話を聞きたいということをお伝えしたところ,忙しいとか,それから私には関係ありませんというようなことで,残念ながらなかなか出てきてはもらえなかったということです。  それからインターホンだとなかなか出てきてくれないので,たまたま庭先にいる人などに,いるかなと思って見ながら行って,おばあさんが1人いたんでお声をかけたんですけれども,耳が遠いからというんで,これは残念ながらお聞きすることはできなくて。  じゃ,もうちょっと違うほうへ行ってみようと思って,たまたま公園内を歩いていたんです。そうしたら,そのときに私は議員バッジを信用される,まあ,信用されるというのはおかしいんですけど,そのために議員バッジをつけて行ったもので,公園の中で60代ぐらいだったと思うんです,ある女性から声をかけられて,どうも世田谷区議会議員と間違えたみたいなんです。声をかけられて,その話ってもともと何だったかというと,今この祖師谷公園の中に特区で保育所をつくるということで,この話題があの地域ですごくホットな話題だったらしいんです。こんなことも聞きながら,その方からもこの公園についていろいろと聞いてまいりました。この人は散歩されていて,この公園のことについてはどちらかというともう賛成派ということで,この方からもいろいろ話を聞いてみました。  それから来るときに,たまたま車で行ったんですけれども,分譲地,当然都市計画区域の中に分譲の土地が売り出されていたんです。そこの所のチラシがあったのでチラシも見て,そこの売り出しの仲介をやられているのが,ある大手の不動産屋だったんです。後でその不動産屋に行って,そこでも話を聞いてきました。  それで聞いたサンプル数が少ないので果たしてどこまで確認できるかどうかというのはわかりませんが,まず主な意見の中で立ち退きは想定がないというだけで法律上は計画範囲に含まれている限り手続を積み重ねていけば可能であるという,まずこの不安ですか,これについて私なりに解釈すると,前々回の定例会で質問させていただきましたが,可能か不可能かというと,これは可能だということだと思います。しかし,過去の都立公園の整備の中で強制的な立ち退きが行われていたという事例はなく,可能性はほぼないというふうに思います。  それで行政のこういったものというのは,例えば─例えが違うかもしれないけれども,裁判の判例みたいなもの,行政実例みたいなもので,比較的それをそのまま踏襲されるということが多いのではないか。  それから先ほど祖師谷公園の近隣の住民の方に強制的な立ち退きってあるんですかと聞いたら,これははっきり,それはないって言っていました。当然当事者でこれに何年も携わっているんで,公園は道路と違うからねと言っていました。だから,私はここはほぼないんだろうと思います。ただし,東京都の職員からかなり……よく言えば熱心に,わかりやすく言えばしつこく協力を求められていたということは,これはそういうことだったというようなことです。  それから家や土地を売却するときに買い手がつかなくなることや,不動産価格が下がり数十年先の人生設計ができなくなるという,この不安についてです。このことについて近隣の住民の方それから公園で声をかけていただいた方それから不動産屋に聞きました。  近隣の住民の方それから散歩されていて声をかけていただいた方は両方とも基本的に同じ認識で,それはない。反対に人気が出て価格は上がるというふうに2人とも同じ返事でした。  その後に不動産屋に行ってプロの意見を聞かせてくれと言ったところ,この方は,そういうことでは全然なくて,土地の価格というのは公園があるとかないとかということが影響がないとは言わないが,あくまでも売り手と買い手の折り合いのつけ方で決まるものだと。だから確かにそれは影響しないとは言わないけれども,あくまでも仲介されている方の立場から言うと,買い手,売り手とのことで決まるんだというのを力説されていました。  それから都市計画区域内にあるということも,これはあくまでも買い手の人がどう感じるかということだと。どちらかといえば,そういった公園があるということはよいほうに捉えている人が多いのではないかというふうに答えていただきました。  だから価格が下がるということは基本的には余りないのかなと。どちらかというと人気が出る,もしくは価格的に言うと,あくまでもそれはそういったことではなくて,売る人と買う人のそのときの状況や都合やいろいろな問題で決まっていくんだろうというふうに確認いたしました。  4つ目が第2段階で開園となれば治安が悪化する。これも近隣の方と声をかけていただいた人にそれぞれ聞いてみたんですけど,これも同じ答えです。それはないと。  祖師谷公園は特殊な例かもしれませんが,近隣の住民の方が言うには,ここは事件が起きた場所だと。近隣の方々が,近隣の方々というか住民の方々が街灯の照明を明るくしてほしいというような要望を出したことも1つの要因だけれども,最も大きいのは近隣住民が全員と言っていいほど監視をするようになったと。ここが一番大きいんだと。  散歩していて声をかけてくれた人はこう言っていました。少しでもおかしなことやおかしな人がいれば,すぐ通報するようになったと。あの事件を境に,こういった市民の感覚が出てきたというんです。安全を守ろうという感覚が出てきたということだと思います。  ですから治安が悪化するという,これは祖師谷の特殊な例かもしれませんけども,それも余りないんじゃないのかなという感じが私はいたしました。  それから土地・建物の購入や建築の際に和泉多摩川緑地が都市計画区域にあることを説明されているのかということですが,これは不動産屋に聞いてみると,もう一言,当然だと,義務だということで終わりました。  それで狛江市内の公園は適正な管理ができていないというようなことについては,散歩していて声をかけてきた人は東京都が管理していますよということですので,これはまた違うのかなと思います。  それで最初の民有地を入れる入れないって,これは完全な意見ですが,これをどのように考えるのかということを考えてみたいと思うんですけど,それでは神代植物公園と砧公園というのはいつ開園されたのか,これについてお伺いいたします。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 164: ◯ 参 与(石森 準一君) 神代植物公園につきましては昭和36年に,砧公園につきましては昭和32年に開園しているところでございます。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 166: ◯ 22番(石井 功議員) 神代植物公園が昭和36年で砧公園は昭和32年と。
     ここでよく認識したいと思うのは,祖師谷公園は都市計画決定が昭和32年で,開園されたのが昭和50年。開園まで基本的に18年間かかっているんです。  それで,祖師谷公園は都市計画決定から約60年がたっていて,現在はその面積の5分の1に相当する9ヘクタールが整備されている。これは普通に考えると全部完成するのに200年かかる。今から200年前は江戸ですからね,何といっても。  それから神代植物公園,これは昭和15年に都市計画決定がされていて,開園されたのが昭和36年。これは21年間。ただ昭和15年なので戦争が入っている。戦争が昭和16年から20年ですから,その間を差し引いても結構時間がかかったと。  それから砧公園,これも同じく昭和15年に都市計画決定がされて開園されたのが昭和32年で17年間かかっている。  最近開園した都立公園で東伏見公園,これがあるんです。東伏見公園というのは平成25年に開園されているんです。これは都市計画決定されたのがいつかというと,昭和16年。都市計画決定から開園までに72年かかっているんです。これはいろいろな事情があってなかなか進まなかったということだったんですが,2002年─走られたことがあるかどうかわかりませんが,調布保谷線というのがかなり拡幅されて非常にいい道路になったんです。深大寺の一番西側というか,調布北高校を通る所というか,すごくいい道路ができて,これは東伏見稲荷があってなかなかうまくいかなかったんで下をくぐるような形になって,これと一体化して公園ができたということであります。  それで都市計画決定から開園まで東伏見公園の場合は72年の時間がかかったと。つまり都市計画事業というのは物すごく大きな仕事であるのと同時に時間がかかるということだと思います。  それで,ここで祖師谷公園の実例を和泉多摩川緑地に当てはめてみたいと思います。  祖師谷公園というのは都市計画から開園まで18年かかっています。これを狛江市和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想のスケジュールどおりに順調に進んだとしても都市計画の変更というのは多分平成32年になると思うんです。もし祖師谷の18年間かかるということをそのまま実例として当てはめると,和泉多摩川緑地の公園の開園というのは平成50年になると。もしかすると生きていない。  しかし平成50年に水道局用地を公園にしたいと思えば,この数年間で東京都と協議して都市計画の変更をしない限り都立公園としてはできないと。  きのうも市長の答弁もありましたけれども,もっとも狛江市独自でつくるなら別です。ただ,それは過去のいろいろなことで,これはもうできないという判断があったと私は思うんです。だからこそ都立公園で東京都にお願いして整備していくということだと思います。  水道局用地を公園化するには,ここで東京都と協議して,それで都市計画の変更をして,それでもまだすごく時間がかかると。じゃ,この意思決定をどうするのかということについて考えてみたいと思いますけども,東京都の長期ビジョン,これが示されましたが,これについてお伺いしたいと思います。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 168: ◯ 参 与(石森 準一君) 東京都長期ビジョンの288ページには,「都立公園では,都市における緑の拠点として2024年までに新たに都立公園を開園させる。また,再整備計画を策定し,時代のニーズに合わせた整備を進めていく。」というふうに示されているところでございます。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 170: ◯ 22番(石井 功議員) 今長期ビジョン,そのようなことで,これは前にも市長が答弁されていたと思いますけれども,よく受け取ると東京都からのすごいメッセージが示されたんじゃないかというふうに思えるところもあるわけです。ですから都立公園化を実現するためには,その実現性を高めるためには私は今決定する必要があるというふうに考えています。  それから民有地の問題,当然市民の方々から不安の声,これが出ています。それから反対の声も出ています。それは私も認識しています。しかし表に出てこない意見というのもあります。それはどういうものかというと,ある人は今あの地域に住まわれている人で私に言ったのは,今都立公園賛成とは言えない,そういう雰囲気だということが1つ。それからもう1人の方,わざわざ家まで来ていただいて,私自身は決して反対ではないんだけれども立場上反対せざるを得ないんだということをおっしゃっている方もいます。  私たちは市民の代弁者です。当然表に出てくる声もあります。しかし表に出てこない声も届けるのが私は使命だと思いますので,このことは念を押して言っておきたいと思います。  それでここで確認ですけれども,都市計画決定というのは,あくまでもその事業の範囲などを決めるものであって,実際の事業化はその決められた範囲の中で別途段階的に事業認可を取得し進めるということでいいのかどうかについて確認したいと思います。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 172: ◯ 参 与(石森 準一君) 都市計画決定された範囲の中で,段階的に事業認可を取得しまして整備を進めていくというふうに認識しているところでございます。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 174: ◯ 22番(石井 功議員) それで,都市計画法には都市計画決定したら何年までに完成させなければならないとか,できるだけ早く完成させなければならないというようなことが規定されているものなのかどうか確認したいと思います。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 176: ◯ 参 与(石森 準一君) 都市計画法の中にそのように拘束する規定はございません。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 178: ◯ 22番(石井 功議員) いつまでにつくれということにはならないということですけれども,決して別にゆっくりという話をしたいということではないんです。ただこういった事業というのは物すごく時間がかかるというふうに思います。  それで,前の質問で触れましたけれども,航空写真で見て狛江のまちというのは確かにぱっと見るとほかのまちよりも過密というかオープンスペースがないんです。小さいというのも原因の一つですけれども,オープンスペースがない。これから人口も減少化していくし,それから少子化になってきたときに狛江市のほうでも子育て支援を充実させたい。そして構想の中では住み続けたいまち,このようなものをつくっていくんだということで,そういった目標みたいなものも書かれておりますけれども,狛江のまち,それからさっきの読売新聞の報道でも人気があるまちというのは緑それから都心に近いと。私狛江のまちというのは基本的にそういった基礎的な条件は満たしていると。あとはこのまちをどうつくっていくのかというか,またこれからの時代どういうまちにしていくのかというのが1つの考え方だというふうに思います。  きのうも質問の中で,例えば生産緑地の保全みたいなお話もあって,これも私もすごく重要だと思うんです。例えば国分寺に恋ヶ窪という所があるんです。このあたりを見ると比較的住宅が密集しながら隣に畑が広くあって余裕があるように見えて,こんな感じがいいんじゃないのかななんていう感じも私いたしました。  ただ生産緑地というのは,どうしても相続等によって減少するという可能性が高いわけで,そのために安定的な緑の確保というのは絶対に私は必要だというふうに思います。  それからどんな事業ももう賛成と反対,絶対これは基本的にあると思うんです。ただ50年,100年先のことを考えるのは私は政治の役目だというふうにも思います。  都市計画事業というのは長い時間がかかり,地域住民の方々に理解していただく努力は必要だというふうに,もう必須だと思いますけれども,都市計画というのは,この事業というのは物すごく大きな事業で物すごく長い時間のかかる,本当に行政のやる仕事の中で一番物すごくスケールの大きな仕事だと思います。行政の所管の担当者の方には本当に御苦労をおかけしていると思いますけれども,どんな仕事もそうですけど,これは本当にやるに値する仕事というか,物すごくでかい仕事だと思うんです。私たち自由民主党・明政クラブも全面的に応援させていただきたいと思いますので,ぜひこの事業の推進をお願いしたいと思います。  それでは次に水道道路の安全対策について質問したいと思います。  平成27年度末をもって終了する第三次事業化計画と平成28年度から平成37年度を計画期間として現在策定中の第四次事業化計画の対象の都市計画道路を選定するに当たり,どのような検証を行っているのかについてお伺いいたします。 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 180: ◯ 参 与(石森 準一君) 東京都の都市計画道路につきましては,現行の多摩地域における都市計画道路の整備方針,こちら第三次事業化計画でございますが,こちらの目標年次が平成27年度となっておりまして,より効率的な道路整備を進めるため区部と多摩地域を統合した東京全体の第四次事業化計画を策定することといたしまして,平成25年度から東京都と特別区及び26市2町が共同して調査・検討を進めてまいりました。  平成27年5月には東京都都市計画道路が果たすべき役割や整備の基本的な方向性を示しました「東京における都市計画道路の整備方針中間まとめ」を公表いたしまして,東京都がパブリックコメント等を実施し意見を収集いたしました。  その後パブリックコメント等でいただきました意見を参考に,将来都市計画道路ネットワークの検証を実施するとともに優先整備路線の選定などを検討し,「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)」として取りまとめをしたところでございます。  将来都市計画道路ネットワークの検証につきましては,都市計画道路の整備に関して設定した「活力」「防災」「暮らし」「環境」という4つの基本目標をもとに,都市計画道路の果たすさまざまな役割や機能を考慮し,目標実現に向けて今後も必要な都市計画道路とはどのようなものかを検討いたしまして,15の検証項目を設け,検証を実施いたしました。  検証の結果,狛江市の都市計画道路については全ての路線で必要性が確認されているところでございます。  優先整備路線の選定につきましては,東京全体を捉えた将来像や広域的な課題に加えまして,地域の将来像や地域的な課題が存在するため,それぞれの視点から「骨格幹線道路網の形成」「自動車交通の円滑化」「高度な防災都市の実現」「地域の安全性の向上」「拠点形成と拠点間連携」「地域のまちづくりへの貢献」,こういった6つの選定項目を設定して選定されているところでございます。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 182: ◯ 22番(石井 功議員) それでは第四次事業化計画(案)に優先整備路線として示された都市計画道路とその距離を教えていただきたいと思います。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 184: ◯ 参 与(石森 準一君) 第四次事業化計画(案)に優先整備路線として示された都市計画道路につきましては,調布都市計画道路3・4・2号線は世田谷区境から世田谷通りの間の1,590メートル,調布都市計画道路3・4・4号線ほかは世田谷区境から調布3・4・16間の470メートル,調布都市計画道路3・4・16号線は小田急高架下から水道道路間の1,220メートルでございます。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 186: ◯ 22番(石井 功議員) それでは今後の展開をどのように考えているのかお聞きしたいと思います。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 188: ◯ 参 与(石森 準一君) 第四次事業化計画の策定を契機に,小田急線高架下七差路付近から水道道路までの調布都市計画道路3・4・16号線の現況調査や整備に向けた基本計画及びスケジュール等の計画を策定していきたいというふうに考えているところでございます。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 190: ◯ 22番(石井 功議員) 都市計画道路の区域内では,都市計画法により将来における事業の円滑な施行を確保するため建築行為に対する制限が課せられています。第四次事業化計画(案)では第5章に建築制限の緩和が示されておりますが,狛江市における緩和の内容と今後の予定をお伺いします。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 192: ◯ 参 与(石森 準一君) 第三次事業化計画の対象都市計画道路は,主要構造部が木造・鉄骨造・コンクリートブロック造その他これに類する構造で階数が優先整備区域内では2以下でかつ地階を有しないことが都市計画法第53条の許可要件でございましたが,第四次事業化計画の対象都市計画道路ではその階数の部分を緩和いたしまして,階数が3以下かつ地階を有しないことを許可要件として建築制限を緩和する予定でおります。  なお,この緩和措置につきましては本年の4月1日からの施行を予定しているところでございます。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 22番石井議員。 194: ◯ 22番(石井 功議員) 水道道路(調布都市計画道路3・4・2号線)は第三次事業化計画では世田谷通りから調布都市計画道路3・4・16号線の間の1,220メートルだったものが,世田谷区境まで370メートル延長されて合計1,590メートルとなっています。これは先ほど答弁のあった狛江市の将来像や地域的課題についても一定の選定項目により検証を行い,事業の継続性や実現性を踏まえた総合的な判断により水道道路整備の必要性が強く認められたものと理解いたします。  さらに補助214号線として世田谷区に入り狛江市境から590メートルが対象路線となっていることから,今後の整備に大きく期待ができるというふうに思っております。  それで市長公約の実現ということですけれども,この2つの大きな都市計画というのは,道路もそうですけど,地域住民の方と折衝を行いながらやっていく物すごく大変な事業というふうに確認いたします。  今回,調べれば調べるほど,都市計画をやるというのは物すごく強い意思がないとできないのかなという感じを受けましたので,ぜひこの実現に向けて頑張っていただきたいということを言って一般質問を終わります。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前10時52分 休憩     午前11時09分 開議 196: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 197: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 篠浩司でございます。それでは通告に従いまして質問をさせていただきます。  高橋市長におかれましては,狛江市の人口の伸長また女性の社会進出やひとり親家庭の増加など,狛江を取り巻く社会環境の変化により保育需要が大きく予想を上回り,待機児が多く発生したことに対し,待機児対策推進本部を設置するなど待機児対策を優先課題として待機児ゼロを目指して前向きに取り組んでこられました。  そうした真摯な取り組みに対しては大変敬意を表するところです。ここに改めまして今年度の取り組みについて確認させていただき評価するとともに,狛江の保育環境のますますの充実に向かって今後の展望についてお尋ねしたいというふうに思います。  まずは平成28年4月入所の申し込み状況について伺います。  申込者数また利用調整後の内定者数,不承諾者数について教えてください。  また比較したいので平成27年4月入所の申し込み状況についてもあわせて教えてください。  再質問は自席より行います。 198: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 199: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成28年4月入所の申し込み状況ですが,転園を含めまして739名の申し込みがありました。一次の利用調整の結果としましては,入所内定者372名,不承諾者365名,申し込み辞退が2名となっております。  平成27年度では,申込者が659名,入所内定者296名,不承諾者は363名となっております。 200: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 201: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 昨年と比較すると不承諾者数はほぼ変わりはありませんが,申込者数も内定者も80名程度増加しているようです。施設整備を進めてきても人口増や保育需要の増加,これによって認可保育園への入所が大変厳しい状況にあるのはわかりました。  そこで不承諾への不満と言えば窓口の対応も大変だと思いますが,たしか去年は不承諾を受けて不服申し立てが20件ぐらいあったと聞いていますが,今年度の状況はいかがでしょうか。 202: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 203: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 今年度の入所不承諾に対する不服申し立ては,現時点では5件となっております。 204: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 205: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今の時点で5件ということで大分減ったようです。  内定者について指数的にも改善されているのでしょうか。私自身その辺把握できていませんので,去年と比較してどうか,わかる範囲で教えてください。 206: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 207: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 調整指数は適宜見直しを行っているため一概に比較はできませんが,ゼロ歳から2歳でも御両親フルタイム勤務の指数40の世帯でも内定となっております。3歳では保育園によって指数27でも内定者がございます。 208: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 209: ◯ 9 番(篠 浩司議員) ゼロ歳,1歳,2歳については保育園によっては指数が40点でも内定しているということであり,3歳では27点でも内定があったということで,去年より改善が見られると考えてよろしいのかと思います。  ちなみに不承諾者の皆さんに対してとった具体的な対応について教えてください。 210: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 211: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 不承諾の方に対しましては追加で申し込み受け付けを行う小規模保育事業2所,それと家庭的保育事業の申し込み手続を案内する文書を送付しまして,まだ定員にあきがある保育園について情報提供を行うとともに,辞退が生じてあきが出る場合があることをお知らせしております。 212: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 213: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 小規模保育事業と家庭的保育事業,またまだあきのある保育所の御案内を差し上げたと。いわゆる二次募集を行ったということでよろしいかと思います。  既に利用調整を行って内定通知また不承諾通知を発送したとのことですので,追加での受け付けの申し込み状況についても同じく教えてください。 214: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 215: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 追加受け付けの小規模保育事業・家庭的保育事業の申し込みは124名ありました。利用調整の結果としまして内定辞退のあった分などを含めまして61名が入所内定となっております。 216: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 217: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 結果61名の方が追加で内定され救われたということ。この結果,待機児の考え方も含めて平成28年度の待機児の見込みについてお尋ねいたします。 218: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 219: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 待機児の集計は4月1日現在となり,今後認証保育所等の利用者数などを踏まえて集計することとなりますが,昨年度の175名からは減少すると見込んでいるところでございます。 220: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 221: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 昨年度より待機児は少なくなりそうとのことで少しは安心しましたが,これは平成28年度に向けて施設整備を進めてきた結果だと思います。しかしながら依然厳しい状況には変わりがありません。市の人口も8万人を超え,ますます施設整備の必要性が高まっているように思います。
     続けて待機児解消に向けた施設整備等について質問したいというふうに思います。  まず平成28年度に向けた施設整備について,定員増の数も含めて具体的に教えてください。 222: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 223: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成28年度に向けては認定こども園の新設で102名,宮前保育園を民営化しためぐみの森保育園で12名,小規模保育2所で38名,合計152名の定員増を図っております。 224: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 225: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 認定こども園や小規模保育事業,保育園民営化により152名の定員増を図ったということ。しかし昨年度より確かに定員増の数は多いようですが,現状ではなかなか待機児解消に至るには厳しい状況のようです。  こうした現時点における保育需要等の状況を踏まえつつ,今後の施設整備の展望をお伺いしたいと思います。  12月の一般質問で施設整備の前倒しも検討するようお願いしておりますが,平成29年度に向けた整備計画について教えてください。 226: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 227: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成29年度に向けた整備計画は,昨年の待機児対策推進本部の検討結果において認可保育所1園,小規模保育1所の新設としていましたが,認可保育所は1園を前倒しして2園の計画として予算案に盛り込んでいるところでございます。 228: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 229: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 待機児対策推進本部から出された計画がありますが,認可保育所1園を前倒しして新年度予算案に盛り込んだということ,これについては本当にありがとうございます。  ところで平成29年度に向けた認可保育所の具体的整備計画は場所などのめども含めて進んでいるのでしょうか教えてください。 230: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 231: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 認可保育所の計画につきましては,事業者からの提案を受け調整を行っているところでございます。施設整備計画は,待機児の状況を見きわめ,改めて見直しを検討してまいります。 232: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 233: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 現在調整中とのことですので,具体的な内容が固まりましたら議会のほうにも情報提供をよろしくお願いいたします。  また今後の状況によっては,さらに施設整備の必要性が出てくるかもしれません。4月の待機児の状況を見きわめて改めて検討したいとの御答弁でしたが,ぜひ待機児解消の早期実現に向け,さらなる計画の前倒しも視野に入れていただくようお願いいたしまして,次の質問に移ります。  待機児対策推進本部の検討結果では,施設整備のほか有効な待機児対策として一時保育の実施や認可外保育利用支援が挙げられておりました。平成28年度に向けて取り組みの状況をお伺いいたします。 234: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 235: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 一時保育は宮前保育園の民営化保育園であるめぐみの森保育園で,開園から園が落ちつく6月ごろをめどに定員3名の一時保育を開始する予定です。  また既存園での実施も依頼しているところでございます。  認可外保育利用支援としましては,認証保育所等入所児童保護者負担軽減補助金の補助金額の増額,対象施設の拡充を予算案に盛り込んでいるところでございます。 236: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 237: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 一時保育については民営化保育園での実施と既存保育園での実施についてお願いしているということです。よろしくお願いいたします。  また認可外保育利用支援の拡充を予算に盛り込んでいただいているとのこと。認可保育所に入所できた方は規定の保育料ということですから,所得に応じて応能負担をいただいております。しかし認可外の保育施設は収入にかかわらず決まった保育料を納めなければなりません。大体月々6万円だと聞いておりますが,認可外保育利用の保護者の負担軽減について前向きに検討いただきましてありがとうございます。  続きまして民営化の進捗状況についてお伺いいたします。  いよいよ宮前保育園がめぐみの森保育園として生まれ変わり,民営化によって保育定員もふえ,一時保育も実施とのことです。  3月11日,12日に予定している内覧会の御案内もいただきましたが,新設和泉児童館とあわせて私も大変楽しみにしております。残り1カ月を切ったところですが,今年度の引き継ぎ保育の状況や保護者との話し合い,その結果について教えてください。 238: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 239: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 引き継ぎ保育につきましては,おおむね順調に行われているものと認識しております。進捗といたしましては,計画に基づきまして法人から2月に栄養士,3月からは給食調理担当の職員がそれぞれ配置され,引き継ぎの仕上げの段階にあると考えております。  保護者との話し合いにつきましては,おおむね月1回のペースで市・法人・保護者代表の方で構成する三者協議会を開催しております。宮前保育園三者協議会は平成26年9月から開催しており,現在まで9回,全体会を含めますと合計12回開催されております。  三者協議会では引き継ぎ保育の状況について話し合いが行われているほか,民営化保育園での保育内容についても話し合われております。  例えばめぐみの森保育園では保育理念,保育方針等は原則として宮前保育園の保育を踏襲するものとしており,おむつについても引き続き布おもつを使用することを決定しております。  一方,延長保育につきましては土曜日を除きますが,延長時間を従来の1時間から2時間へ拡大し,利用に関しましても満1歳の翌月1日からと,より利用しやすいものとしております。 240: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 241: ◯ 9 番(篠 浩司議員) お話を聞くと順調に進んでいるのではないかなというようなことが推察できます。  それでは今後の予定について教えてください。 242: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 243: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 今後の予定ですが,3月13日日曜日に仮園舎から新園舎へ引っ越しを行います。翌14日月曜日から3月31日まで宮前保育園としての保育を実施し,4月1日からは宮前保育園を引き継ぐ形でめぐみの森保育園としての保育を開始する予定となっております。 244: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 245: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 原則として宮前保育園の保育を引き継ぐということですが,新しい提案もされているようです。せっかくの民営化ですので,今後もよりよい保育園を目指して保護者,運営法人,行政でしっかり協議をしていっていただきたいというふうに思います。  ところでもう一方の和泉保育園の進捗状況はどうでしょうか。いよいよ4月から仮園舎で引き継ぎ保育が始まります。引き継ぎ保育に向けた人員配置や保護者との話し合いの状況など教えてください。 246: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 247: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 和泉保育園につきましては昨年10月から三者協議会を開始しておりまして,現在まで2回の全体会を含めて計5回開催しております。  和泉保育園三者協議会では来年度から開始する引き継ぎ保育の人員配置についても既に話し合われておりまして,基本的には宮前保育園と同様の配置人員を予定しております。  なお,子供への影響を踏まえ,引き継ぎ後も顔がなるべくかわらないようにという観点から,運営法人に協力いただき,市立保育園で勤務いただいております嘱託職員を民営化に移行する平成29年度から運営法人の正職員として採用いただく試験を実施していただきました。これらで採用が内定した職員につきましては平成29年度からは運営法人の正規職員となりますので,4月からの引き継ぎ保育においては可能な限り和泉保育園の嘱託職員として配置することを予定しております。  なお,これらのうち保育士以外の看護師や栄養士等につきましては従来から1名枠であり,そのまま運営法人の正規職員となる予定がありますことから,改めて別途引き継ぎ保育の職員を配置しない場合も考えられますので,こちらにつきまして運営法人と現在最終調整を行っているところでございます。  これ以外といたしましては,新園舎の設計や民営化移行計画につきまして話し合いが行われておりまして,現在は民営化移行計画の今月中の策定に向けて調整を進めているところでございます。 248: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 249: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 保護者,運営法人,行政による三者協議会も円滑に進んでいるとのこと。今月中に和泉保育園の民営化移行計画をまとめたいとのことですけれども,この移行計画の位置づけについて教えてください。 250: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 251: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 和泉保育園民営化移行計画は,4月からの和泉保育園の引き継ぎ保育に際し,現状の和泉保育園の基本的な保育内容や引き継ぎ保育の概要等を示したもので,具体的な引き継ぎ事項等につきましては今後の三者協議会で個々に決定していくものとなりますが,本計画は1年間の引き継ぎ保育を実施するに当たり運営法人及び和泉保育園在園児保護者に市立和泉保育園の現状をお示しし,今後の引き継ぎの一定の目安とするためのものでございます。 252: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 253: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 移行計画は引き継ぎの一定の目安となるものではありますが,これに縛られることではなく新しい提案は三者協議会で検討していくとのことでした。保育の継承はとても大事なことですが,せっかく施設も含めて新しくなる民営化保育園ですので,よりよい保育を目指して建設的に議論,協議をしていただければというふうに思います。  保護者,運営法人の調整役として行政のほうもしっかりとお願いいたします。  また保育園の主役は子供たちですので,民営化に向けて子供たちに不安また負担が生じないように,そういったものが軽減できるよう実際に保育に携わる市の職員,法人の職員の皆さんにもぜひとも配慮のほうをよろしくお願いいたしまして次の質問に移ります。  さて12月の一般質問でも保育需要数が増加している現状を踏まえ,将来的に学童クラブなどの放課後児童健全育成事業のニーズも高まるのではないかと,そういった指摘をさせていただきました。  その点も踏まえて,まず現状と課題について把握,確認をさせていただきたいというふうに思います。  まずは平成28年4月入所の申し込み状況について伺います。  申込者数また選考後の内定者数,入所保留者数について教えてください。また比較したいので,平成27年4月入所の申し込み状況もあわせて教えてください。 254: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 255: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成28年4月入所の状況につきましては,新たに申し込みをしてこられる方もおりますので,2月末時点での状況でございますが,全体では定員570名に対して645名の申し込みがありました。入所内定者560名で入所保留者は85名となっております。  平成27年度では入所決定者524名,入所保留者71名,申し込み辞退が11名となっております。 256: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 257: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 入所保留者へのフォローですが,どのような対応をされていますでしょうか。 258: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 259: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) まだ定員に達していない学童クラブを案内し,その上で希望変更の受け付けや放課後子ども教室であるKoKoAや児童館の自由来館等の利用をお願いしているところでございます。 260: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 261: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 空き情報の提供また希望変更の受け付けやKoKoAの利用などをお願いしているとのこと。確かに定員がありますので,希望者の皆さん全員が入所できないことは理解しますが,入所を待っている方にはより丁寧な対応をお願いしたいというふうに思います。  ところで4年生以上の受け入れが平成27年度から始まりましたが,平成28年度の4年生以上の申し込み,この状況はどうなっているでしょうか。 262: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 263: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 4年生以上の申し込みは92名あり,そのうち内定者は54名となっております。 264: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 265: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 4年生以上の申し込みが92名あって,内定が54名とのことです。1年生から3年生を優先していると聞いていますが,定員全体の1割ほど。障がいのある方などは高学年まで支援が必要かと思います。しかし塾や習い事,学童以外で遊びたいなどの理由から途中で退所する子も多いと聞いています。また自我が目覚めてきて保護者の意向とそぐわなかったりするということもあるようです。その分1年生から3年生の入所に影響を与えているのではないかということも推察できます。  さまざまな事情があって4年生以上の子も学童クラブの入所を希望しているとは思いますけれども,保育園から学童クラブへの入所について学童クラブの定員不足から「小1の壁」ということも言われております。狛江市では放課後対策のKoKoAも充実していますので,低学年の方の優先度についてもう少し配慮があってもいいのかもしれません。これについては1つの意見として言わせていただきますので,所管として検討していただければというふうに思います。  さて,学童クラブということで学校を中心に考えると地域的なニーズの偏在などもあると思いますが,そういったところがわかれば教えてください。 266: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 267: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) このところ年々申込数が増加しておりまして,全般的に学童クラブのニーズは高まっております。その中でも特に一小学区では大規模集合住宅建築の影響があったのか,地域的なニーズが高くなっております。 268: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 269: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 大型マンションなどの建設によって駅を中心に市の北側のニーズが大きくふえているようですが,地域的な部分また4年生以上の保育ニーズも踏まえつつ,理想としては学童クラブを希望する方全員が利用できるように既存施設の拡充や施設整備を進めていく必要があるかと思います。  学童クラブの定員確保策など,放課後児童健全育成事業の充実に向けた今後の取り組みについてお尋ねしたいというふうに思います。  内定者数がふえていますが,平成28年度に向けた学童クラブの整備状況について改めて確認させてください。 270: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 271: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成28年度は和泉児童館のリニューアルオープンに合わせて和泉小学生クラブの定員を10名増加し,また定員40名のこどもクラブを設置しましたので,平成27年度より定員は50名増の570名となっております。 272: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 273: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 和泉小学生クラブ10名定員増ですが,和泉小地区も戸建てがふえているそうですから,確かにそういったものが必要だと思います。また特にニーズが高まっている一小,五小,緑野小地区に40名定員のこどもクラブを新設ということであり,ちなみに小学生クラブは児童館と同じ法人が運営する民営化保育園との併設,こどもクラブは認定こども園との併設と,両施設ともほかの児童福祉施設と併設とのことです。  せっかくの併設ですので,そのメリットを最大限に生かしてほしいというふうに思います。運営上における併設のメリットまた工夫について,それぞれの学童クラブについて展望があれば教えてください。 274: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 275: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 和泉小学生クラブは和泉児童館内で実施し,めぐみの森保育園と併設となっております。通常は小学生クラブの単位で活動しますが,和泉児童館のイベントと連動した活動が可能です。例えば児童館で開催します「えんにち」には児童が模擬店などを出して来館してくる乳幼児や中高生等,小学生の枠を超えた異年齢の交流を図っていますが,保育園の参加も可能かと考えております。  こどもクラブは認定こども園との併設です。調理場があるメリットを生かし,8時までの延長保育を利用する際は,軽食ではなくしっかりとした夕食を提供いたします。  また両学童クラブとも保育施設との連携により,運営上の工夫で,特に開設時間ですが,学校休業日には8時から受け入れをいたします。 276: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 277: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 子供や保護者にとっていろいろな選択肢があるということは大変喜ばしいことだと思います。併設のメリットとして夏休みなどの学校休業日に預かり時間を早めているといったところも挙げられました。これも働く保護者にとって大変助かることだと思います。  先日狛江市保育所父母の会連絡協議会,略称で連協です,この連協の「保育環境を考える会」を傍聴させていただきました。大変意義のある意見交換の場だったというふうに思います。今年度は連協から3つの提言が出されていたようで,その1つに保育園と学童保育所の利用時間の差の解消,これが挙げられていました。学童保育所の開所時間を保育園と同じく7時15分に合わせる,こういったことは現実的には難しいと思いますが,この提言について市の見解またどのようにお考えなのかをお聞かせください。 278: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 279: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 学童保育所の開所時間の延長ですが,市では段階を経て取り組んできております。平成25年度には18時15分の閉所時間を30分延長し,18時45分としております。  3季休業中の開所開始時間の見直し等開所時間のさらなる延長の提言をいただいておりますので,職員体制や保護者負担のあり方も含めて可能な方法を検討しております。  なお,学校休業日における開所開始時間の見直しにつきましては,まず平成28年度の夏季休業前までに一定の方向を示せればと考えております。  しかしながら提言のように常態として保育園に合わせて7時15分から開所することは職員体制上はもちろんですが,学校への登校なども考えると現実問題としてはかなり難しいと考えているところでございます。
    280: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 281: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 保育園と同じく7時15分での開所というのは私自身も現実的には難しいというふうに考えます。  しかし現実的な部分で対応していただけるよう検討されており,夏休み前までに一定の方向性を示していただけるということで,開所時間については保護者の皆さんの切なる要望ですので,段階的にでも実現していただけるとありがたいというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。  さて話を施設整備に戻しますが,12月の一般質問で児童青少年部長からこまえ子育て応援プランに基づいて学童クラブの整備を進めていく,また既存の学校施設を活用するために市長部局と教育委員会で協定を結んでおり,そちらのほうも検討していくというような答弁をいただきました。  まず学童クラブについて,こまえ子育て応援プランの量の見込みのローリングは行ったのでしょうか。行っていればいつごろ公表されるのか教えてください。 282: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 283: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 今年度中には策定して公表させていただきます。 284: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 285: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今年度中には公表されるということですが,現時点で平成29年度以降の学童クラブの整備計画,これについてめどが立っているものがあれば教えてください。 286: ◯ 議 長(小川 克美議員) 児童青少年部長。 287: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 今年度(仮称)北部児童館の建設予定地の用地が確保できております。28年度に基本設計,29年度に実施設計,30年度に建築工事を経て平成31年度に運用開始する予定です。  その中では他の児童館と同様に小学生クラブを設置する予定となっております。そのほかについてはまだ具体的なめどは立っておりませんが,既存の学童クラブの支援の単位の見直しや教育委員会と協力して既存の学校施設のさらなる活用を検討してまいりたいと考えております。 288: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 289: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 北部児童館における小学生クラブの実施については方向性が出ているようです。しかしながら三小,六小の南部地域も需要がふえているようです。こちらについても具体的対策を今から考えていく必要があると思っています。  市では待機児対策として認可保育園の整備を優先しており,もちろんこれは喫緊の課題ですので当然ではありますが,その中で学童クラブの新設は現状として財政的にもなかなか難しいというふうに思います。しかしながら学校などの既存施設の活用も視野に入れて,見通しを持ってしっかりと検討していただきたいというふうに思います。  結びに,狛江の子供たちを取り巻く保育環境の充実に向けて,今後もより一層努めていただくようお願いいたしまして1問目の質問を終わらせていただきます。 290: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 291: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 引き続き2問目の質問をさせていただきます。  ことしに入り人口が8万人を超えたこの狛江ですが,今やりとりをさせていただきました保育環境のますますの充実を含め,住みやすいまちとしてこの狛江を選んで移り住んでくる方々も多いのだというふうに思います。  また高橋市長の目指す安心で安全なまちづくりへの評価でもあるというふうに考えます。しかし安心・安全に「これでよい」,そういったことはありません。引き続き推し進めていただきたいと思い,改めてお聞きしたいというふうに思います。  初めに市内犯罪の発生状況をお聞きしようと思ったんですけれども,先ほど谷田部議員も同様の質問をされており,ピーク時よりは約67%の減また高橋市長が就任されてから30%の減ということをお聞きいたしました。  それでは犯罪抑止への取り組みについてお聞かせください。  再質問は自席より行います。 292: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 293: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 犯罪抑止への取り組みでございますけれども,大阪府内の小学校で発生しました襲撃事件を契機に安心安全パトロールが重要視され始め,狛江市におきましても保護者の方々による見守りパトロールが実施されてきました。  そのパトロールにつきましては,登下校時に子供の見守りを中心としたパトロールでございましたけれども,最近では夜間や土日も含めた防犯協会の皆様方による青色パトロール,各町会ごとの見回りも充実してきております。  そのほかでは市内各所に防犯カメラを設置し,犯罪抑止に努めているところでございます。 294: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 295: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは現在行っている取り組みの成果と不足だと感じるような点があれば教えてください。 296: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 297: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 取り組みの成果といたしましては,先ほど申し上げましたとおり犯罪件数の減少が一番大きな成果であると認識しております。このほかでは町会・自治会を初め防犯協会の方々などが積極的にパトロールに取り組んでいただいておりまして,人と人とのつながりができつつあるのではないかと分析しているところでございます。  不足しているものや課題でございますけれども,人と人とのつながりができつつある状況ではございますが,市の人口全体から見ればまだ少数でございますので,このパトロール人口をふやしていくことが課題ではないかと考えております。 298: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 299: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは子供が事件や事故に巻き込まれないような取り組みについてお伺いいたします。 300: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 301: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 子供の安全対策につきましては,学校を中心とした交通安全指導のほかに防犯と交通安全の2つの観点から,まずハード面として道路の改良や信号機の設置,路側帯のカラー舗装化,通学路防犯カメラの設置などの「モノによる対応」と,一方ソフト面として学校で行っているセーフティ教室などのほか,PTAや地域の団体,ボランティアなどの方々による「人の目による対応」の両面から行っております。 302: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 303: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは同様に現在行っている取り組みの成果と不足だと感じるものがあればお聞かせください。 304: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 305: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) ハード面として平成26年度から取り組んでおります小学校通学路への防犯カメラの設置は,平成28年度に市内全小学校への設置が完了する予定でございます。また平成26年度に策定した狛江市通学路交通安全対策プログラムに基づき,今年度から通学路の点検,安全対策の検討,対策の実施,対策効果の把握及び評価の継続的な実施を開始いたしました。  一方ソフト面として子供の安全を見守るための人の目は,多ければ多いほどその役割は大きくなると考えております。その点において子供を見守る地域の方々は,教育委員会としてももっとふやしていければと考えております。 306: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 307: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 子供の安全を守るには人の目が届く子供の居場所をより多く提供することも必要ではないかと考えます。例えば市民センターや西河原公民館,地域センター,中央図書館等の公共施設は,子供たちの見守りはもちろん,子供の安全確保について有効な居場所というふうに考えております。狛江市立学校PTA連合会が開室時間について市への要望等でもお願いしているところですが,地域センターの図書室は現在,午前中は開室しておりません。  利用状況についてのアンケート結果で,開室時間の延長に対しては特に希望されない方もいらっしゃるようです。  しかしながら子供たちの安全確保という観点から,夏休み,冬休み,春休みのような長期休業中だけでも午前中からの開室を担当部にお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。 308: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 309: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 子供たちの安全確保また居場所づくりは安心で安全なまちを目指す上でも大変重要と考えております。見守りの面からもセンター内及び図書館は適切な居場所と考えます。  現在地域センターの運営については各地域センターの運営協議会にお願いしているところでもありますので,人員の確保等調整もございますが,今後運営協議会と調整しながら試行的にでも長期休業期間中,午前中からの開室について前向きに検討していきたいと考えております。 310: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 311: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 前向きに検討との答弁をありがとうございます。春は無理にしても,この夏には期待したいというふうに思います。  次に狛江市高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画に「地域における見守りと支え合いの仕組みづくり」,これがありますが,現在行っている取り組みの成果と不足しているものについてお伺いいたします。 312: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 313: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 高齢者の見守りの仕組みづくりといたしましては,まず都営住宅に設置いたしました「こまほっとシルバー相談室」による独居高齢者や高齢者のみの世帯の定期訪問または見守り活動が挙げられます。この相談室では狛江団地の自治会が主体的に実施されている見守り活動にも参加しているところでございます。  また,高齢者の虐待防止・見守りネットワーク事業といたしまして市内の3地域包括支援センターに事業委託を行い,高齢者虐待に関する相談や発生事例の対応またその他担当区域におけるネットワークの構築を行っているほか,介護保険関係事業者や民生・児童委員,自治会役員などを対象とした虐待防止・予防に関する講演会等も実施しているところでございます。  一方,地域住民等による支え合いの仕組みづくりといたしましては,認知症サポーター養成講座を実施するなどして認知症の理解と地域の認知症高齢者等の対応に関する普及啓発に努めております。  また緊急時の通報システムの「あんしんS」の貸与,徘回高齢者の早期発見や安全な保護を行うための「徘徊高齢者探索サービス」等の事業を行う一方で,宅配業者や市内金融機関また配食サービス事業者,インフラ事業者等と見守り・安否確認の協定を締結しております。  しかしながら,行政が構築するネットワーク,協定等そしてサービスだけでは地域の高齢者の安心・安全が完全に守られるものではございません。さらに折しも昨日,最高裁判決におきまして高齢者の徘回,認知症高齢者に対する家族の責任の判決が出されたところでございます。詳細はまだ確認しておりませんが,社会で安全に見守る,この責務が増大したものと考えております。  今後は地域住民の皆様一人一人が,散歩や買い物などの際に周囲にいる高齢者の方やその自宅をさりげなく気にとめること,市民の皆様が近隣のお宅に対しまして郵便受けに新聞がたまっていないか,また昼間でも電気がついたままになっていないかなど外部からさりげなく確認することなど,地域住民主体の何げない見守り,これを強化しなければならないと考えているところでございます。 314: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 315: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それぞれの取り組みで成果はあるものの,課題やまだまだ不足しているものがあるようでございます。  ところで東京都青少年治安対策本部が主導・実施している「ながら見守り連携事業」,これはどんなものでしょうか。また狛江市はこれに基づいてどのような取り組みをしていますか教えてください。 316: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 317: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ながら見守り連携事業でございますけれども,事業者が業務を行いながら地域を巡回中に見守り行為を行い,何か不測の事態が起きた場合は地元自治体と連携を図ることを目的に,東京都が日本郵便株式会社東京支社,東京都信用金庫協会と包括協定を結び,それを受けて各自治体が地元の郵便局や信用金庫組合等と個別の協定を結び,安心・安全の見守りについて連携を図っていくものでございます。 318: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 319: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは各自治体において郵便局や信用金庫と個別に協定を結び始めているような所もあるようでございます。狛江市については現状どのようになっているでしょうか。 320: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 321: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市における現在の状況でございますけれども,信用金庫協会,狛江郵便局ともに協議・調整を行っております。あとは協定の内容につきまして詳細を詰めている段階に来ているところでございます。  なお,東京都が包括協定を行った2社以外に,狛江市独自といたしまして市内の新聞販売組合とも,ながら見守りの協定について協議しておりまして,こちらについても詳細を詰めている段階でございます。 322: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 323: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは「ながら見守り連携事業」の取り組みについて,狛江市の各部署との連携はどのようになっていますか。 324: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 325: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) この「ながら見守り連携事業」は防犯面だけではなく交通事故関係,高齢者への声かけ・見守り等も市の協定内容に含んでいることから,平成27年9月9日に行われた庁議にて各部に呼びかけを行ったところでございます。 326: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 327: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今お聞きしました「ながら見守り連携事業」,これは「事業者が業務を行いながら」というもので各方面と協議・調整を行っているということで,こういった事業者の方々に協力いただけることに期待を持ちたいというふうに思います。  しかし先ほどお聞きしましたそれぞれの取り組みで不足している部分というものは,市民の協力で補うしかないというふうに思っております。これは協力したいと思っていてもどう協力していいかわからないという方を,そういった方がいると思いますので,そういった方をどう取り込むかということにつながっていくというふうに思います。  例えばPTAの中で子供を見守るパトロール,こういうふうにお話しすると,お母さんたちは決まった時間にできない,どうしたらいいかわからないという声もあり,お父さん方も勤めているのでそういった活動がなかなかできないというようなお話をされる方がいらっしゃいます。  しかし以前より言われるように「買い物をしながら」「掃除しながら」「散歩をしながら」,そういった何かをしながらいつもと違った姿勢を持ってまちを歩いていただく,それでも1つの犯罪抑止,パトロールになるんだよというようなお話をすると,なるほどというような声も聞かれます。そういったことによって意識もしていただけます。  またそれぞればらばらに取り組んでいる,例えば子供の見守りに高齢者,高齢者の見守りに子供と,こういったものを組み合わせることによって,そういったつながりも広がっていくのではないかというふうに思います。  先ほどの新聞販売組合とも話をしているというのは,この2月15日の広報こまえに「愛犬にバンダナをまいて地域パトロール」というような取り組みが掲載されていて,安安丸に押されぎみですけども見守りの守助というキャラクターがいて,バンダナを配布して犬の散歩をしながら見守りに協力していただくという取り組みもされております。  ぜひこういう入りやすい取り組みというものを皆さんに認識していただき,認知していただき,気軽に協力していただけるような仕組みをそれぞれ各部署協力してやっていただければなということをお願いいたします。  また日本一安心・安全なまちを目指すに当たっては,行政しかできないこと,やるべきことはもちろん進めていただくとして,顔と顔の見える関係すなわち市民全体の理解と協力が今お話ししたとおり不可欠だというふうに思います。  先ほど谷田部議員の質問でお答えもいただきましたが,改めて市長のお考えと市民へのメッセージをお願いいたします。 328: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 329: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 災害発生時においても,また日常生活の安心・安全対策においても重要なのは顔と顔の見える関係づくりであるというふうに思っています。そのためにさまざまな利用の仕方はあるわけですけど,先ごろ開園したプレーパークを積極的に活用していただく,あるいはその他の昨年市制施行45周年でつくっていったさまざまな催し物,そういったものにも積極的に参加していただく,そういうことも重要なのですが,災害時における自助・共助,それからふだんからの身の安全を守る,そういう意味において町会・自治会の役割というのは非常に重要だと思っています。これについても先ごろ連合会が立ち上がりましたので,町会・自治会の,まあ,白地地域もあるわけですが,そういった所についても連合会が力を合わせて白地地域の解消ということも図っていくことになっております。  それから12の避難所運営協議会などもできました。そういったものに面倒くさがらずにぜひ市民の皆さんも御参加いただきながら,顔と顔の見える関係づくりを日常的にやっていただく,そのことが日本一安心で安全なまちづくりにつながっていくと,そういうように考えております。 330: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 331: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 我々議員もそれぞれの活動において市民の皆様方に御協力・御理解いただくような活動を今後も続けていくということを申し上げまして,本日の質問を終了とさせていただきます。 332: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午後 0時00分 休憩     午後 1時30分 開議 333: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番三角武久議員。     〔10番 三角武久議員登壇〕 334: ◯ 10番(三角 武久議員) 10番三角武久でございます。議長から発言の許可をいただきましたので,一般質問通告書に従い2問質問させていただきます。  まず1問目,多摩川利活用について質問させていただきます。  昨年第4回定例会一般質問にて,狛江市にとって貴重な環境資源である多摩川について多摩川利活用基本計画・多摩川利活用実施計画に基づき質問させていただいたところでございますが,第4回定例会一般質問にて提案させていただきました事業の進捗状況についてお伺いするところでございます。  さてドッグランを多摩川河川敷に整備する活用方法を提案させていただき,まちを盛り上げていくための1つの施策であり,今後前向きに検討していくとの御答弁を環境部長からいただきましたので,進捗状況はいかがでしょうか。お伺いさせていただくところでございます。  続きまして2問目,岩戸地域の安心安全について質問させていただくところでございます。  さて現状の世田谷通り二の橋交差点喜多見駅進入道路(都市計画道路3・4・16号線)は朝夕は特に一中通りから世田谷方面への抜け道となり,多くの車が通過しているところでございます。さらには通学・通勤そして帰宅時間に重なりますと,車両と人の間がわずかであり大変危険であるとともに,喜多見商店街方面とぶつかるT字路においては大変狭く,車が行き交うことも困難でございます。
     このような状況の中,岩戸地域にお住まいの多くの市民の方から道路を広げてほしいとのお話をいただいているところでございます。  高橋市長就任以降,道路整備も着々と進み,わずかな段差においても道路交通課において素早く修繕を行い,高齢者の歩行に対しての安全,安心を高めていると実感しているところでございます。  厳しい財政状況の中,効率的・効果的な交通対策を推進するためには,事故の危険性が高い区間の明確化,地域や地元住民がみずから安全で安心な交通社会を築いていこうとする前向きな意識を持つことが重要であると考えているところでございます。  地域住民の皆様にもこの危険箇所を認識してもらうことで事故削減にも期待できることから,まずは1)危険区間の公表,2)注意喚起看板の設置,3)地域住民・関係機関との合同現地点検等を実施していくことが必要であると考えているところでございます。  ここで都市計画道路3・4・16号線における交通事故対策の基本戦略についてお伺いするところでございます。  なお,再質問については自席にて行います。 335: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 336: ◯ 環境部長(真田 典孝君) ドッグランにつきましては,犬を自由に運動させたり遊ばせたりするだけではなくて,人と犬がお互いに気持ちよく利用でき,飼い主の方々の交流が生まれるなど,希薄になりつつある地域コミュニティーの醸成手段の一つになるものと認識しております。  現在の進捗状況についてでございますが,衛生管理や安全面など近隣地域などへの配慮事項を整理しながら多摩川河川敷における設置場所の洗い出しを行っているところでございます。  また今後,設置条件などについて河川管理者である国土交通省との協議を進めていく予定にしているところでございます。 337: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 338: ◯ 参 与(石森 準一君) 2問目,都市計画道路3・4・16号線における交通事故対策の基本戦略でございます。  現在都市計画道路3・4・16号線(電力研究所西交差点から小田急線高架下まで)の区間につきましては,交通管理者である警視庁と道路整備のための設計協議を行っておりますが,その先の世田谷通りまでの区間の整備に当たり,通称七差路と言われております小田急線高架下付近の交差点の安全確保が最優先と認識しているところでございます。  歩行者の安全確保と自動車の速度抑制を基本対策といたしまして,信号設置の可否,街路灯の位置,カラー舗装などの路面標示,交通標識の設置,交通規制の変更など七差路交差点とその周辺地域の交通形態も考慮して検討している段階でございます。合同現地点検につきましては,現在行っている警視庁との設計協議内容を踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。 339: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 340: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは1問目,多摩川利活用について再質問させていただきます。  先ほど環境部長のほうから御答弁がございましたとおり,近隣地域への配慮や衛生管理・安全対策を考慮した上での整備検討は非常に重要と私も感じているところでございます。  さまざまな条件を考慮して設置できる場所として考えていくと,隣地から十分なスペースをとることができる多摩川は,現在狛江市において私はこの場所しかないと考えているところでございます。現地の調査に早急に取り組んでいただきながら,早期の設置を希望するところでございます。  さて狛江市においては「犬のしつけ教室」が開催されているところでございますが,講義内容並びに受講者数についてお伺いするところでございます。 341: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 342: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 犬の飼い方や犬の困った行動などにつきまして相談を受けるとともに,飼い主のマナー向上を図ることを目的といたしまして毎月1回,事前予約制ではございますが東京都動物愛護推進員による犬のしつけ,飼い方相談を実施しているところでございます。  昨年度(26年度)の相談件数は27件,本年度は2月までの集計でございますが,25件となっております。 343: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 344: ◯ 10番(三角 武久議員) マナー向上を図るためにもぜひ早期の設置を希望しているところでございます。  さて現在都立公園のドッグランは9カ所あり,ドッグラン設置の効果は1点目,愛犬家同士のコミュニケーションが活性化し,飼育情報などの情報交換の場として効果を発揮している,2点目,ドッグランにて犬のしつけ教室・予防接種ができる,3点目,市外からの来訪者がふえ,市内の活性化につながると考えているところでございます。  と同時に多摩川のドッグランで古くから狛江に住んでいる人,新しく狛江に住んだ方が意見を交わすことで新しい暮らしの知恵やマナーを知っていただき,さらには狛江の歴史をも知っていただき,狛江は犬と暮らせる楽しいまちであり,マナーのよいまちになっていくと確信しているところでございます。  そこで,新たな活用方法としてドッグランを設置することで,災害時における広域避難場所にも活用できると考えているところでございます。この件についてお伺いするところでございます。 345: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 346: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 多摩川左岸一帯につきましては多摩川緑地公園グランドや多摩川自由ひろばを中心に,以前は広域避難場所として,現在は名称を変更しまして災害時集合場所として指定しております。現在は草木が生い茂っている所などを新たに切り開いてドッグランを開設した場合などは,近隣住民の方が避難できる場所が増えることになりますので,その際には有効な活用が図られるものと認識しております。 347: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 348: ◯ 10番(三角 武久議員) 災害時における広域避難場所に活用すると意見を申し上げたところで,ここで避難所開設時におけるペットの対応について,地域防災計画にも示されていることは十分理解しているところでございますが,東日本大震災においてもペットと一緒に避難する,この対応に対し大変苦慮されたとのお話を聞いております。  ここで避難所開設時のペットへの対応,飼育ペット等の規制も含めまして,またペットと一緒に避難された場合の対応についてお伺いするところでございます。 349: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 350: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 犬や猫その他小動物などのペットを伴う同行避難につきましては避難所運営基本マニュアルにも示しており,避難所運営の主体となる避難所運営協議会においても認識を持っていただいております。  またこれらペットがけがを負った場合の応急処置や飼い主が不明となった場合の動物の保護などを目的としました災害時における動物救護活動に関する協定書を公益社団法人東京都獣医師会多摩東支部及び狛江市獣医師会と取り交わしており,一定の受け入れ態勢は整えているところでございます。  またペットとともに避難された場合でございますけれども,ペットにつきましては衛生面等の関係から居住者スペースには入れることはできませんので,それ以外の場所の確保につきまして現在学校長等の施設管理者と協議・調整を行っているところでございます。 351: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 352: ◯ 10番(三角 武久議員) ペットとともに避難できるということで,総務部長のほうからそれ以外の場所についても学校長等の施設管理者と協議・調整を行っているという御答弁をいただきました。ありがとうございます。  今後水防訓練並びに総合防災訓練にもこの内容等を取り入れるかお伺いいたします。 353: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 354: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水防訓練につきましては避難行動は訓練想定には入れておりませんので実施する予定はございませんが,昨年実施いたしました市の防災訓練につきましてはペットの同行避難は可としておりましたので,引き続き実施していく予定でおります。 355: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 356: ◯ 10番(三角 武久議員) ドッグランには日常利用型,レジャー型の二面性があると考えているところでございます。狛江市においては避難場所にも活用できるような新たな一面を持ち合わせたドッグラン設置に向け取り組みを進めていただきたいと要望し,ヘリポート整備の進捗状況についてお伺いさせていただきます。  同じように第4回定例会においてヘリポート整備の質問をさせていただいたところ,場外離着陸場として整備するため京浜河川事務所と調整中であり,あとは位置確認のみとの御答弁をいただきましたが,現段階での進捗状況をお伺いするところでございます。 357: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 358: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在の状況でございますが,場外離着陸場としてヘリコプターの進入路に支障がないか,安全な飛行ルートを確保できるかなどについて委託業者に調査を依頼しているところでございます。  また京浜河川事務所との事前調整はほぼ終了し,あとは京浜河川事務所における事務手続を進めていただいているところでございます。  あわせまして東京都とは大規模救出救助活動拠点として告示するための意見照会を交わしたところでございます。 359: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 360: ◯ 10番(三角 武久議員) 東京都とも大規模救出救助活動拠点として調整中という,意見照会を交わしたところというお話がございました。  いつ来るかわからない災害に対して,このような素早い対応に安心しているところで,引き続き先ほど総務部長から御答弁がございました大規模救出救助活動拠点としての東京都からの指定並びにマークの整備についての進捗状況をお伺いするところでございます。 361: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 362: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 場外離着陸場の整備に関しましては今月中には調査及びくい打ちなどの整備が完了しまして,大規模救出救助活動拠点に関しましては,4月ごろには東京都から指定を受けまして告示がなされるものと見込んでいるところでございます。 363: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 364: ◯ 10番(三角 武久議員) 続きまして自衛隊との連携強化についてお伺いするところでございます。  地域の安心・安全を高めるさらなる取り組み強化が叫ばれている中,市民の負担を少しでも減らす意味でも自衛隊との連携強化が必要不可欠と考えているところでございます。  高橋市長を先頭に連携強化に取り組んでいることは,水防訓練そして総合防災訓練に参加している立場として十分理解しているところでございます。  「日本一安心で安全なまち狛江」の実現に対する自衛隊の理解と協力をもとに,狛江市を中核とした連携システムの構築について,高橋市長が今まで取り組んできた内容についてお伺いするところでございます。 365: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 366: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 阪神・淡路大震災,それから間もなく5年目を迎えますが東日本大震災さらには昨年の鬼怒川の水害,そういった例を引くまでもなく災害救助それから災害復旧に自衛隊は欠かせない存在であると認識しているところから,さまざまな形でかつて失われた信頼の回復それから信頼の醸成,そういったことに今努めているところであります。  午前中谷田部議員の質問にお答えしましたように陸上自衛隊とは申し上げたとおりですが,府中の航空自衛隊それから横須賀管区の海上自衛隊とも信頼関係の醸成に努めておりまして,そういった中から例えば災害のみならず,昨年エコルマで開催しました海上自衛隊東京音楽隊のああいった形の文化的なプレゼントもいただいたところでありまして,信頼の醸成はかなりな形で進んでいると考えております。 367: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 368: ◯ 10番(三角 武久議員) 安心したところでございます。高橋市長が自衛隊の幹部と十分な連携を構築されていることが今の答弁でわかりました。  では現場レベルにおいてはどのような形で交流を深められているのかお伺いさせていただきます。 369: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 370: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 高橋市長が顔と顔が見える関係を構築された関係で,担当者レベルにおきましても顔と顔の見える関係が構築されており,各種防災イベントにおいては必ずと言っていいほど広報展示などの御協力をいただいております。その回数を重ねていくことで,実際に現場で一緒に活動する可能性がある狛江市消防団の方とも顔の見える関係ができ上がっており,実際に災害が発生した場合においてもスムーズな連携が図れるものと認識しております。 371: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 372: ◯ 10番(三角 武久議員) 私も学校で開催される地域の防災訓練でも自衛隊のブースを直接この目で確認させていただいております。子供たちが制服を着て車両に乗り込み,そして親子で写真を撮っている姿を見ていると,現場レベルでも交流が深まっているんだなと実感しているところでございます。以上御答弁を聞き,私は大変安心したところでございます。  北多摩には練馬に第1師団の部隊が1隊あるのみで,第1後方支援連隊の方々が災害発生時の担当をされております。お隣神奈川県には部隊が1隊も存在しておりません。いつ来るかわからない大規模災害において,平常時から高橋市長が常に申されているとおり顔と顔の見える関係の構築は必要不可欠ではないでしょうか。  高橋市長,総務部長の御答弁からも,日ごろからお互いにさまざまな事業に顔を出す必要性が伝わるとともに,第4回定例会においてヘリポート整備の質問に対し,第1後方支援連隊の皆様との協議・調整さらには東京都総合防災部等関係機関との顔と顔の見える関係構築のための日々の職責が,8万市民の安心・安全に大きく貢献し,安心して心豊かな生活を送れる,この狛江のまちづくりにつながっていると確信したところでございます。  以上第1問の質問を終了させていただき,引き続き第2問,岩戸地域の安心安全についての再質問をさせていただきます。  交通事故対策の基本戦略と都市基盤整備の重要な狛江のまちづくりの観点から再質問させていただきます。  今回取り上げた都市計画道路は,安心で安全な市民生活と機能的な都市活動を確保するとの考えのもと都市決定された道路であります。安心で安全な市民生活の確保のため,現在どのようなお取り組みをされているのかお伺いするところでございます。 373: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 374: ◯ 参 与(石森 準一君) 都市計画道路の性格上,安心で安全な市民生活の確保という観点では「人や物の流通」「延焼防止」「生活道路への通過交通防止」などさまざまな効果があると考えているところでございます。その中でこれまで実施した交通対策は生活道路も含め注意喚起を促す路面標示や立て看板,グリーンベルトの設置などを実施してきたところでございます。 375: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 376: ◯ 10番(三角 武久議員) 引き続き安心・安全確保にお取り組みいただきながら,次の質問をさせていただきます。  さて東京都都市整備局が平成27年5月,優先整備道路路線の選定の考えをまとめた中間のまとめが公表された中で,狛江市は東京都都市整備局に対し,どのような御提案をされたのかお伺いするとともに,狛江市として道路整備の最重点としての位置づけの確約をしていただきたい。一日も早く整備・促進を図る必要があると考えておりますが,いかがでしょうか。 377: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 378: ◯ 参 与(石森 準一君) 現行の第三次事業化計画が本年度で終了することから,東京都と関係区市町は東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)の策定に向けて連携し検討を進めているところでございます。  東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)中間まとめにも明記しておりますが,都・区策定検討会議,都・市町策定検討会議,検討会等を設置しまして,学識経験者で構成される専門アドバイザー委員会からの助言等を受けまして都市計画道路の整備方針について検討を行っております。  さらに狛江市は世田谷区,杉並区,練馬区,武蔵野市,三鷹市,調布市,西東京市で構成される区部多摩連携特別ワーキンググループ会議に属しまして,区部・多摩連携に資する路線及び関連する路線についても検討を行ってまいりました。  このように東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)では,各区市町の意見等を取りまとめて進められているものでございます。  狛江市としましては,第四次事業化計画の策定を契機に優先整備路線を最重点事業として位置づけ,集中的に取り組んでいく予定でおります。 379: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 380: ◯ 10番(三角 武久議員) そこで都市整備局も狛江市の意見を参考にしながら具体的な作業に入ったと聞いております。平成27年12月18日,東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)が取りまとめられ,調布都市計画道路3・4・16号線の1,220メートルの第四次事業化計画案が示されたところでございます。  地域の視点から改めて路線の検証を行い,二の橋交差点喜多見方面進入の道路整備の推進の検討を進めていただきたいと考えているところでございます。お伺いするところでございます。 381: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 382: ◯ 参 与(石森 準一君) 今後調布都市計画道路3・4・16号線の全体の計画を検討していく予定でおります。その中で優先順位を検討しまして,二の橋交差点周辺の整備の進め方について検討し,具体的な工程について明確にしていきたいというふうに考えているところでございます。 383: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 384: ◯ 10番(三角 武久議員) 調布都市計画道路3・4・16号線の事業計画において,二の橋交差点からの進入道路が整備されますと道幅が最大16メートルとなり,歩行者や自転車の安心・安全な歩行空間の確保や自動車との適切な分離を図ることができます。生活道路において人が優先の考えのもと,面的かつ総合的な交通事故対策を集中的に実施することが必要であると私は考えているところでございます。  あわせて昨日午前8時前後,一の橋の交差点において下り方面でございますが,一の橋の信号が黄色になった段階でその先の新一の橋の信号はまだ青の状態なんです。そこで一の橋から下り方面に向かう車,バイク等はどうしてもその先の信号が青になりますので,一の橋の信号をスピードを上げて通り過ぎてしまう。そこで昨日午前8時,右折するバイクと車の衝突事故があったということでございます。  過去にその場所では死亡事故等も発生しているところでございますので,あわせて調布警察署との打ち合わせ等においても信号の点滅時間等の切りかえ等も調整していただきながら,市民の安心・安全のためにお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げまして,次に空き家対策について質問させていただきます。  平成27年5月空家等対策特別措置法が施行され,市町村の権限が強化され,空き家増加の抑制が図られているところでございますが,狛江市ではどのようなお取り組みを行っているのかお伺いするところでございます。 385: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 386: ◯ 参 与(石森 準一君) 昨年7月に狛江市空家等対策庁内連携推進会議の設置及び運営に関する要綱を定めまして,第1回狛江市空家等対策庁内連携推進会議を8月に開催しているところでございます。その後10月に第2回,12月に第3回を開催しております。  その会議の中で現状と課題や所掌の確認,他市の空家条例の確認,実態把握の必要性等の検討を行っているところでございます。 387: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 388: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは現在市内において特定空家等は何件あるのか,また空き家等に関するデータベースの整備進捗状況をお伺いするところでございます。 389: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。
    390: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成26年度に行いました内部調査では,364件の空き家を確認しているところでございます。この調査につきましては職員による簡易な調査のため,来年度は詳細な調査を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 391: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 392: ◯ 10番(三角 武久議員) 続きまして,住宅が建つ土地の固定資産税が最大6分の1に引き下げられる税法上の特例が空き家放置の一因との指摘もございますが,自治体が所有者に勧告した時点で固定資産税の特例が解除されますが,狛江市において勧告事例があったかどうかお伺いするところでございます。 393: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 394: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在まで勧告事例はございません。 395: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 396: ◯ 10番(三角 武久議員) 勧告事例がないということでございますが,特定空家の定義の一つである「倒壊等著しく保安上危険のおそれのある状態のもの」も狛江市にあるのではないかと私は認識しているところでございます。市の見解をお伺いするところでございます。 397: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 398: ◯ 参 与(石森 準一君) これまでに現地を確認しているものの中でも管理状況が適切でない空き家があると認識しているところでございます。質問にお示しされました,「倒壊等著しく保安上危険のおそれのある状態のもの」への該当については,さらに詳細な確認が必要というふうに考えております。今後予定している空き家実態調査の結果も参考にしながら,空家等対策庁内連携推進会議の中で対策を検討していきたいというふうに考えております。 399: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 400: ◯ 10番(三角 武久議員) 岩戸地域においても生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態の空き家と思われる建物が見られる中で,狛江市全体の状況を空き家実態調査で確認しながら,法律で規定する権限においての調査並びに固定資産税情報等の内部利用等情報収集に積極的に努めていただき,市民の皆様の不安を払拭する適切な対応をお願いするところでございます。  それでは続きまして,東京都において平成27年度空き家活用支援事業において1億円の予算が計上され,平成28年度においては約1億7,100万円増額の2億7,100万円が計上されたところでございます。この支援事業を活用するのかどうかお伺いするところでございます。 401: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 402: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市におきましても平成28年度においてこの助成制度を活用して,御質問の中にございました空き家の実態調査,これを実施していきたいというふうに考えているところでございます。 403: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 404: ◯ 10番(三角 武久議員) 活用するということで,ぜひよろしくお願いいたします。  空き家対策というと,どうしても危険な空き家の撤去などマイナスのイメージが浮かんできますが,利用可能な空き家の活用が第13条にも記載されておりますが,前向きな活動の支援も目指しているところではないでしょうか。  昨日の一般質問においても,山田議員から空き家の活用ということで御提案があったことを記憶しております。私からも1つ提案させていただきますが,例えば,空き家情報に誰もが気軽に検索できるようなサイトなど空き家を有効活用することにより防犯・防火対策を進め,地域コミュニティーをより一層充実させることになるのではないでしょうか。安全で安心な地域コミュニティーづくりのため,空き家のデータベース化のさらなる推進を進めていただきますようお願いいたしまして,次の質問をいたします。  現在狛江市では,市民の皆様が日常生活で直面する諸問題を解決するため各種相談に乗り解決方法を考えておりますが,その中で消費生活相談コーナーで実施している「消費生活相談(高齢者被害110番)」の窓口を,月1回時間を定め岩戸地域センターで開催していただきたい。短時間でも顔と顔を合わせての相談の場所があると高齢者の方の移動等の負担軽減になり,利便性もさらに高まるのではないかと考えているところでございます。この提案についてお伺いするところでございます。 405: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 406: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 消費生活相談コーナーにつきましては,平日の午前9時から午後4時まで1から2名の体制で対応しております。月に平均35件ほどの相談を受け付けております。電話でも相談ができることや市役所が市の中央に位置することなどから,今の人員では市役所での開設が適切だと考えております。  しかしながら,議員のおっしゃるとおり市民の皆様がより相談しやすい環境を整えるような消費生活相談コーナーのあり方につきましては,引き続き調査・研究してまいりたいと考えております。 407: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 408: ◯ 10番(三角 武久議員) 現在狛江市では,「暮らしの相談」の中でそれぞれの分野の専門家や担当者が親身になって解決策を考えていただいております。平成37年以降は医療・介護の需要がさらに増加することが見込まれております。29年度は見直し期間,30年からは第7期計画期間が始まります。また人口も8万人を超え,若い世代の方々にも長く狛江に住んでいただくとともに,安心して子育てができるまちにしていくためにも各課横断的な取り組みを進めていくことが必要であり,「ママの応援事業」や「暮らしの相談窓口」開催も既存の場所でよいかを検討していただき,利便性をさらに高めていただくよう強く要望させていただくところでございます。  このような取り組みができると福祉総合相談等さまざまな事業に有効活用できると考えているところでございます。早期の取り組みをお願いいたしまして次の質問をさせていただきます。  それでは次に,岩戸地域において農業公園設置について提案申し上げるところでございます。  現在狛江市においては家族ぐるみで土に親しみ健康増進の目的で市民農園が9カ所にて開催されており,これらの施設とは競合せずに役割分担を行い関連性を持つことで農業公園並びに市民農園の役割機能が高められるのではないかと考えているところでございます。都市農業振興基本法が成立した背景には,人口減少や高齢化が進む中で,これまで宅地化を予定として見られてきた都市農地に対する開発圧力も低下してきており,都市農地に対する住民の評価の高まりが見られ,とりわけ東日本大震災を契機として防災の観点からも都市農地を保全すべきとの声が広がっているところでございます。  東京においても足立区,三鷹市において農業公園が設置されているところでございますが,市民生活部長においてはどのようなイメージにて農業公園を捉えているのかお伺いするところでございます。 409: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 410: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 農業公園とは,各自治体の条例に基づいて設置する農業を主体とした体験農園や自由広場などの機能を持つ公園でございます。  狛江市には市民農園が9カ所設置されております。身近に農業を体験できる場所として大変人気が高くなっております。農業公園は農業をもっと多くの方に親しんでいただける場として,また防災の拠点としても貴重なものと認識しております。 411: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 412: ◯ 10番(三角 武久議員) 多面的な機能を有している狛江市の農地ですが,年々面積が縮小しているところでございます。また住宅地の中に農地が点在しており,地域住民の理解なくして農地の存続はできない状況でございます。農業を身近に感じることで狛江の農業への理解が深まり,農のある生活を日常化することで多面的な機能を持つ農地の重要性を再認識していただけると考えているところでございます。  都市農業の多面的機能プラス公園の視点を取り入れた農業公園設置についてお伺いするところでございます。 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 414: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 狛江市の農地は相続等で年々減少していることは事実でございます。そのような中ではある程度の規模の用地を確保するとなると現状ではなかなか困難だと考えております。しかし農業公園という多くの方に農業への親しみを感じてもらう施設につきましては,農業や農地に対する理解を深める上でも大変重要だと感じているところでございます。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 416: ◯ 10番(三角 武久議員) 御理解いただきましてまことにありがとうございます。  それでは建物の密集する狛江において農地は貴重な空き地であり,防災面においても火災時の延焼防止や地震の際の避難場所・仮設住宅建設用地の提供等多様な役割を果たす中で,狛江市においても災害発生時に防災農地として使用できるよう農家と締結を行っていると思いますが,現在の締結の進捗状況と年間どのぐらいの割合で締結が伸びているのかお伺いするところでございます。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 418: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災農地の登録件数でございますけども,現在は1件でございます。ただ先月新たな方から1件の申し入れがございまして,防災農地の登録について現在調整を行っているところでございます。伸び率につきましては残念ながら微増という状況でございます。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 420: ◯ 10番(三角 武久議員) まだまだ件数が少ないというのが私からの実感でもございます。今後もJA等関係機関と連携を深め,防災農地としての登録をさらにふやす具体的な取り組み強化を図っていただくことをお願いするところでございます。  私が考える農業公園は,1点目,芝生等の広場があり一時避難場所としての機能を有する,2点目,多目的施設がありバーベキューなどができる,3点目,市民が農作業を体験できる畑がある,4点目,自転車駐輪場がある,そして最後に5点目ですが,福祉農園の機能があり障がい者の方々や高齢者の方々の生きがいづくり,健康づくりの場として生かしていく,この5つの機能を有する施設を想定いたします。  2015年2月13日,舛添東京都知事が多摩地域を都市農業特区に提案し,「東京は都市農業が盛んでいろいろな生産物があるが,農地を自由に使えるようにしないと規模の拡大はできない」と述べられ,3月4日には国に特区の追加認定を求めております。  今後も多摩地域の市町村と連携を図りながら,特区を活用する意向のある自治体と指定区域拡大の調整を進めていただきたいと考えているところでございます。狛江市としてはどのような考えで今後進めていくのかお伺いするところでございます。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 422: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 東京都が提案しております都市農業特区の内容については3つございます。1つ目は農地流動化による多様な担い手の確保,規模拡大等の経営基盤強化。これは生産緑地を貸し付けた場合でも相続税納税猶予制度を適用させるものでございます。2つ目は小規模農地の保全。これは生産緑地指定の面積要件を緩和するものでございます。3つ目として相続税負担の軽減。これは相続税納税猶予制度の適用範囲を拡大させるものでございます。  狛江市といたしましても現状の生産緑地減少の課題に鑑みて,都市農業特区の認定に向けて参加の意思を表明しておりますので,今後とも東京都と連携を図ってまいりたいと考えております。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 424: ◯ 10番(三角 武久議員) 東京都農業特区の認定に向けての参加の意思表明をしているということで,今後とも引き続き東京都との連携並びに近隣の市町村等とも連携を図りながら進めていただきたいと考えているところでございます。  私の提案をした農業公園設置については市民の皆様に農業を身近に感じてもらうことであり,他市の事例研究等を重ね,多くの市民の方が農に関して共有できる場所として,さらには多様な機能を発揮する都市農業の安定的な継続を図るとともに良好な都市環境の形成につながるようさまざま事業展開を今後とも推進していただくようお願いいたしまして一般質問を終了させていただきます。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時11分 休憩     午後 2時25分 開議 426: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 427: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回はまちづくりについてでございます。  私は今回議員になる動機として,PTA会長を10年間務めて行政に対し痛感したことが動機の一つでございます。PTAは市への要望を年1回提出してまいりましたが,前市長は笑顔で受け入れられクールな回答でなかなか実行されることがなく,毎年同じお願いをするのが現実でした。私が2度目のP連会長のときに現高橋市長になり,初めてお会いしたとき,とてもこわもてで,なかなか手ごわそうなというのが,済みませんが第一印象でございました。しかし,要望書を提出すると真剣に聞いてくれたこと,そして早期に結論をいただけたことに驚きを感じました。  また同期のPTA会長経験者がこの議会にもおりまして,三角議員,谷田部議員,小野寺議員,篠議員,ともに同じような気持ちを持たれていたのではないかと思います。  今回はPTA当時に本当に多くの保護者,地域の皆様からの要望があった狛江のまちづくりについてお伺いいたします。  まず1番目,水道道路の整備についてですが,先ほどの石井議員の質問と重複いたしますが,私たちPTAが10年以上前から最重要要望でありました水道道路を安全な道路にする整備ですが,今回高橋市長になり,12月に東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)が発表されました。これにより長年私たち市民の待ち望んだ安全な水道道路の整備が始まると思います。  それでは質問いたします。  水道道路の現況幅員と交通量はどのようになっているのでしょうか。また都市計画道路としての計画幅員及び第四次事業化計画(案)で優先整備路線として示された狛江市内の距離はどのようになっているのでしょうか。  再質問は自席にて行います。 428: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 429: ◯ 参 与(石森 準一君) 水道道路の現況幅員でございますが,約8メートルとなっております。  交通量でございますけれども,平成24年に行った調査結果によりますと,7時から19時までの12時間で上下線合わせて平日は約4,000台から5,000台,休日は約3,000台から4,000台ということでございます。  都市計画決定されている計画幅員は16メートルで,第四次事業化計画(案)の中での優先整備路線に選定された狛江市内の距離は1,590メートルでございます。 430: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 431: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは一般的に第四次事業化計画(案)に選定された路線の完成までの期間はどれほどなのでしょうかお伺いいたします。 432: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 433: ◯ 参 与(石森 準一君) 今回選定された路線につきましては,今後10年間で優先的に着手する路線ということになります。路線により完成までの期間は異なりますが,全ての路線が完成するのは一般的に申し上げますとおおむね20年後というところになります。 434: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 435: ◯ 11番(栗山 剛議員) 水道道路の1,590メートルの区間で現在約8メートルの道路が歩行者や自転車が安心して走れる16メートルの道路として生まれ変わるに当たり,今後10年間で優先的に着手し一般的にはおおむね20年もの長いスパンで完成を目指すということを理解いたしました。  2月14日に都市計画道路に関する市民フォーラムが開催されました。これは水道道路を意識した企画であったと理解しております。大変多くの参加者があり大盛況であったと思います。これは高橋市長がみずから東京都建設局幹部と協議して実施が決まった企画と聞いております。  開催に当たりどのような周知を行ったのでしょうか。またフォーラムの趣旨を改めてお伺いいたします。 436: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 437: ◯ 参 与(石森 準一君) 今回の市民フォーラムの周知につきましては,広報こまえ,ホームページへの掲載また全町会へのチラシの配布を行ったところでございます。また,水道道路早期整備に対する要望書を御提出いただきました町会長やPTA会長のほうへも案内させていただいたところでございます。そのほか水道道路周辺へお住まいの住宅へのポスティングも行っております。  趣旨といたしましては,水道道路の拡幅等整備を行うに当たり関連する都市計画道路として調布都市計画道路3・4・16号線の基本計画を策定していく予定でおります。それに先立ちまして,市民の皆様に対して都市計画道路の整備の必要性や整備手順,さらには平成27年度末に東京都と23区26市2町で策定予定でございます東京都における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)でございますが,こちらとの関連等について情報提供するとともに見識を深めていただくために実施したものでございます。  このフォーラムは狛江市が主催ではございますが,水道道路を所管する東京都北多摩南部建設事務所長には基調講演またパネルディスカッションにも参加していただいておりまして,東京都と狛江市が良好な関係のもと共通の目的に向けて行動をともにしており,この連携のもとで市民の皆様とも情報交換ができる機会を設けられたことは非常に有意義であったというふうに考えているところでございます。  当日は100名近くの市民の皆様に御参加いただきまして,狛江のこれからの道路づくりは行政と市民が一体となって円滑に進んでいくものと大きく期待しているものでございます。引き続きこの関係を保ちつつ,市民の皆様と情報交換しながら,この都市計画道路の整備推進をしていきたいというふうに考えているところでございます。 438: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 439: ◯ 11番(栗山 剛議員) このフォーラム開催に当たり,答弁の中にあったように目に見えない地道な「段取り」があったと思います。  私も当日はこの市民フォーラムに参加させていただきました。基調講演は国士舘大学の寺内教授の「あんことかわのまちづくり」。これはおまんじゅうのことだと思いますが,まちづくりとは都市計画道路の整備というハード面ですなわち「かわ」の部分に着目するだけではなく,その周辺のまちづくり,すなわち「あんこ」の部分を捉え,あらかじめ地域の市民の皆様と周辺区域のまちづくりのビジョンについて情報交換を行い,行政と地域が連携することが重要で,このフォーラムもその1つのイベントであったと理解いたしました。  また,水道道路を所管する東京都北多摩南部建設事務所の齊藤所長においては「都市計画道路の必要性」と題して,道路整備の現状と課題及び今後の展開について説明がありました。その中で都市計画道路の事業概要説明会及び測量説明会から都市計画道路の完成までの整備フローの説明もあり,今後水道道路の整備がどのように進められていくのかが理解できました。  そしてパネルディスカッションでは,都市計画道路の整備によるまちづくりへの影響やユニバーサルデザインへの配慮及び自転車走行空間の確保等に向けた道路整備の必要性について意見交換が行われました。  「段取り八分」という言葉があります。一般的には完成までおおむね20年間という長いスパンの中で,「かわ」の部分である都市計画道路の整備が進んでいきます。一方で「あんこ」の部分のまちづくりについて,市民の皆様と情報交換しながら検討しておくことも重要です。  今回の市民フォーラムや新年度予算の内容でわかるように狛江市は「あんこ」部分のまちづくりにも積極的に取り組んでいて,水道道路の整備への取り組みは着実に「段取り」されていることが理解できました。  次に,既設公園へのトイレ設置について質問させていただきます。  保護者の方,市民の方から狛江の公園にトイレがなく不便,特に近くに公共施設,コンビニがない公園はトイレにお困りのようです。そこで質問いたします。  現在狛江市内には,前原公園や西河原公園などある程度の面積を有している公園があります。そういった公園は設計段階からトイレの設置について計画がされていたのでしょうか。 440: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 441: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 既存の公園につきましては,設計段階から敷地面積の規模やあるいは給水管の配線などを勘案し,トイレ等の設置について計画いたしております。 442: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 443: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは以前公園内にトイレが設置してあったが,近隣などからの苦情やいたずらで仕方なく撤去することに至ったような所はありますか。ほかの自治体の状況もあわせてお願いいたします。 444: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 445: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 狛江市においては現在市内の3公園4カ所にトイレを設置しておりますが,撤去するに至った事例はございません。他の自治体の状況につきましては,確認したところ,若者のたまり場になり落書きや放火などの問題が生じるなどの理由から,地域の自治会がトイレの撤去を求めているといった例があることなどは把握しているところでございます。 446: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。
    447: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは公園内にトイレを新設するといった場合,懸念されること,課題などについてどういったものがございますでしょうか。 448: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 449: ◯ 環境部長(真田 典孝君) トイレを設置するに当たりまして,まずはトイレ自体の課題といたしまして敷地内におけるスペースの確保や給排水設備の整備,また公衆衛生に係る維持管理などが挙げられます。またトイレを設置したことに伴う課題といたしましては,いたずらや防犯など安全面の課題が考えられます。  いずれにいたしましても,地域住民の御理解と御協力を得た上で衛生面や安全面などさまざまな条件を十分に勘案して検討することが必要であると考えております。 450: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 451: ◯ 11番(栗山 剛議員) それではトイレを新設するに当たっていろいろと課題などがあり,十分に検討することが必要だということがわかりました。  最後に,今後トイレを新たに設置する場合にはバリアフリーや防犯に配慮したトイレは可能でしょうか。 452: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 453: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 公園にトイレを設置することとなった際には,トイレの形態をバリアフリーにすることや,犯罪を抑止できるよう周囲からの見通しを確保した配置を行うなどの配慮を行う必要がございます。このような具体的な検討に当たっては,関係所管との連携,調整を図りながら個々の利用実態を踏まえた整備を進めていくことになると考えております。 454: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 455: ◯ 11番(栗山 剛議員) 公園のトイレは災害時にとても有効になると思いますので,今後の検討をよろしくお願い申し上げます。  次に,高齢者の方に親切なまちづくりについてお伺いいたします。  以前から感じていたことですが,昼間お散歩か買い物に行かれる高齢者の方を見かけますと,手押し車を使いゆっくりと歩いていらっしゃいますが,途中で疲れて立ちどまったり,暑い夏は木陰で休まれる姿を見かけます。昔なら道路脇には空き地があり,そこで安心して休めたと思いますが,現在は道路脇にはブロック塀などがあり,どうしても道路上で休まなければいけないのが現状です。  それでは質問です。  こうした道路上で休憩するための思いやりベンチ事業を進めていると思いますが,これまでの設置状況をお伺いいたします。 456: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 457: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成26年度より道路上における思いやりベンチ事業を進めているところでございます。これまで市において道路区域内へのベンチ設置も行っていましたが,それと並行して市民の皆さんにベンチを寄附していただくことによって道路行政に対してより一層親しみを持っていただくことやベンチに貼付するメッセージプレートによって思い出づくりをしていただくなどを目的として始めたものでございます。  広報やホームページ,周知ビラなどを作成し募集したところ,平成26年度には根川通りに1基,平成27年度にはみつおさ通りに2基の設置に至ったところでございます。 458: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 459: ◯ 11番(栗山 剛議員) では道路上にそうした休憩施設がふえてくれば高齢者の方々の外出の機会もふえてくると思います。今後どのように事業展開していくのでしょうか。 460: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 461: ◯ 参 与(石森 準一君) 基本的にベンチを設置する位置につきましては,歩道の形状になっていることが必要でございます。歩道であっても歩行者等の支障となる位置には設置できないことから,ある程度のスペースが必要となってまいります。今後も市内の設置可能箇所をリストアップしながら継続的に実施していきたいというふうに考えているところでございます。 462: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 463: ◯ 11番(栗山 剛議員) ではよろしくお願いいたします。  次に,市内各所にある30坪程度の公園は,お年寄りがゆっくり休める施設が設置してあるでしょうかお伺いいたします。 464: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 465: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 市内にある公園・児童遊園につきましては,一部を除き大部分の公園・児童遊園においてベンチ等の休憩施設を配置しております。  また日よけ施設などの設置につきましては,昨年東京都心で8日連続の猛暑日を記録するなど熱中症対策として必要なことは認識しているところでございます。  そのため今後誰もが快適に使用できる公園としていくために,利用状況やスペースの確保などさまざまな点を勘案した上で検討を進めていかなければならない課題だと考えているところでございます。 466: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 467: ◯ 11番(栗山 剛議員) パネルをつくるお金がなかったので絵を描いてきました。  最近バリアフリー化されて歩道がどんどん整備されております。今歩道整備されるに当たって,このように歩車道ブロック,これが今の新しい形の歩車道分離の形なんですが,ここがガードパイプで,このブロックが15センチぐらい出っ張っている場所を見かけることがございます。横断歩道の所は大体こういう状況があります。皆様も同じだと思いますが,横断歩道を渡るときはどこを見て渡るでしょうかということで,特に下を見て渡る人は余りいないと思うんです,車が来るから。まず両側車が来ないかどうか確認して信号を見て渡る,そのような状況だと思います。またどうしても人間というのは近場を歩くものですから,どうしてもこの出っ張った場所のそばを歩く,それが現実だと思います。私はこれを危険に感じておりますが,土木の標準仕様書でこれぐらいの寸法を確保しなさいという決まりがあるかどうかお伺いいたします。 468: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 469: ◯ 参 与(石森 準一君) 歩道にガードパイプを設置する場合,道路構造令,日本道路協会の防護柵設置基準や東京都建設局標準構造図集などを基準にして設計しております。しかし御質問についての基準はございませんで,ガードパイプを設置する場合,交差点内の歩行者の安全を確保するために自動車の走行方向,これ衝突角度と言うようですが,これなどを分析しまして横断歩道の位置を考慮しながらガードパイプの設置位置を決定するところでございます。  またガードパイプは規格寸法が決まっておりまして,設置距離に端数があると横断歩道の手前で終わってしまったり,また横断歩道側に出てしまうことがございます。ただし交差点内の歩行者の安全確保が第一条件でございますので,今後もいろいろなケースを想定いたしまして道路管理者として交通管理者とも協議し,現場に合った歩道とガードパイプの設置位置を検討してまいりたいというふうに考えております。 470: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 471: ◯ 11番(栗山 剛議員) 検討のほう,よろしくお願いいたします。  次に,路側帯のグリーンベルト標示はとても歩行者に安心感と運転手に注意喚起をもたらす有効な交通安全対策です。学校周りの一定の幅員を持った主要な通学路は段階的に設置していただいておりますが,通学路の中には道路幅員4メートルもしくは4メートルに満たない狭隘道路もあります。また通学路以外でもそのような道路はたくさんあります。こうした道路へも積極的にグリーンベルト標示を実施していただきたいと考えておりますが,いかがでしょうか。 472: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 473: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在通学路を中心にグリーンベルトの設置をしているところでございますが,通学路の中でも優先順位を設定するなど今後も計画的かつ積極的に実施していきたいというふうに考えております。 474: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 475: ◯ 11番(栗山 剛議員) 検討をよろしくお願いいたします。  道路修繕計画などで道路の段差解消はかなり進められておりますが,整備されていない道路では路面の雨水処理のために集水ますだけが道路上にあり,集水ますの上には縁塊と呼ばれるL型のブロックが設置されております。このブロックの立ち上がり部分が路面の上に出ている状況が見かけられます。つまずくなどの事故のないように歩行者の安全確保をすべきと考えます。特に私道で多く見受けられますが,こうしたものの解消についてのお考えをお聞きします。 476: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 477: ◯ 参 与(石森 準一君) 市の管理道路につきましては,パトロール等で危険と判断した場合や道路利用者あるいは地域の声によって現地を確認させていただいて対応させていただいております。  また私道内の集水ますにつきましては,市管理のものと私道の所有者管理のものがあるために,状況に応じた対応をさせていただいているところでございます。 478: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 479: ◯ 11番(栗山 剛議員) よろしくお願いいたします。  道路法では道路とは,「一般交通の用に供する道」と定義されています。さまざまな方が利用する道路は,安心・安全に利用できるものでなくてはなりません。特に高齢者の方は本人の意思とは違い,足腰が弱くなって少しの段差でもつまずいたり,少し歩いては疲れてしまいます。そうした方々にとって暮らしやすい親切なまちづくりをしていただきたいと願いまして次の質問に移ります。  市道整備についてお伺いいたします。  先ほど谷田部議員のほうからも同様な質問がございましたが,埋設物の事前調査についてでございます。  前回の一般質問にて,現在はスピード感があり,なおかつ他企業との調整計画性を持った市道整備工事が行われていることを確認いたしました。  市道整備事業が行われている一方,道路内には占用企業者の管路が埋設されています。そうした施設は当然おのおのの企業者が管理しているものと理解しておりますが,道路整備設計段階でそうした埋設物の老朽化などの調査はしていますでしょうか,お伺いいたします。 480: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 481: ◯ 参 与(石森 準一君) 上下水道管やガス管など埋設管の老朽化につきましては,耐用年数などを踏まえ各企業が長寿命化や経年管対策または地震対策などの計画により施設の更新を行っているところでございます。  道路整備設計段階では必要に応じて他企業に埋設物の位置,深さなどを確認し,設計に反映しておりますが,特に老朽化調査については行っていないところでございます。  しかしながら道路調整会議などで道路管理者の工事予定を提供しまして,道路整備に合わせて他企業が埋設管の更新を実施するなど,各企業と連携を図り道路整備を進めているところでございます。  また道路工事の段階では立ち会いを依頼し,埋設物の位置,深さを試験掘りなどで確認しまして既設の施設を破損しないように注意して施工しているところでございます。 482: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 483: ◯ 11番(栗山 剛議員) 調査のほうよろしくお願いいたします。  近年市内では,民間におけるマンション建設や分譲住宅などの開発工事は多く発生しています。規模が大きくなるほど工事車両は大型化され,周辺道路の傷みもあるものと想像され,大型車両の通行を想定していない生活道路への進入もあるものと考えられます。生活道路であれば舗装構造が厚くても40型,40センチ程度のものであり,そうした道路を長期間利用した場合,埋設物に影響が出る場合が考えられます。そうした場合,事前に埋設物の調査また使用する道路の事前確認を行うなどし,問題のあった場合,工事完了時に施工者に対して復旧を行ってもらうなどの指導は行っているのでしょうか。 484: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 485: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内のマンション建設や分譲住宅などの開発工事は規模に応じまして,まちづくり条例が適用された場合には各課協議の中で工事車両の進入路の提出をいただき,実際に作業する際には車両制限令に沿った書類を提出していただくことによりまして,庁内で情報共有を行っているところでございます。  また,まちづくり条例が適用されない場合でも同様な対応をとっております。  路面につきましては施工前,施工後の写真等で確認しているところでございます。路面の傷み等の問題があれば改善していただくことを前提に通行の許可を発行しているところでございます。 486: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 487: ◯ 11番(栗山 剛議員) よろしくお願いいたします。  狛江市の人口は増加傾向にあり,8万人を突破したと聞いております。しかしながら,そのふえた裏側にはこうしたマンション建設や分譲住宅などの開発工事で傷む可能性のある公共施設があることは考えなければなりません。市民サービスの低下を招くことのないように行政としてしっかりと対応していただくことをお願いいたしまして次の質問に移ります。  小・中学校の改修工事についてお伺いいたします。  平成27年度に向けてのPTA要望について質問いたします。  各校の共通事項としてトイレの洋式化の要望がありました。平成27年度に対応できた学校はあるのかお伺いいたします。 488: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 489: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成27年度の対応でございますけれども,第五小学校の改修工事において高学年棟と低学年棟のトイレ改修に合わせて洋式化を行ったところでございます。 490: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 491: ◯ 11番(栗山 剛議員) では第五小学校以外に和式トイレのほうが多くて洋式化を検討している学校はあるのかお伺いいたします。 492: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 493: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成28年度に改修工事を行う予定の第一小学校において,トイレ改修に合わせまして洋式化を行うよう本年度設計を行ったところでございます。 494: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 495: ◯ 11番(栗山 剛議員) では次に第一小学校の校庭について水はけが悪いこと,近隣への砂じんの飛散への対応の要望が上がっていたと思います。その要望についてどのように対応されたのかお伺いいたします。 496: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 497: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 水はけの悪さにつきましては要望いただいた後すぐに検討を始め,校庭の勾配の改善,周囲の排水溝の清掃などの対応を平成26年度中に完了いたしました。  近隣へのほこりにつきましても,平成27年度にほかの工事とあわせましてアタッチメント式の散水栓を設置するとともに移動可能な散水機を購入し,既存の散水設備と併用しながら適切な散水ができるよう対応したところでございます。 498: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 499: ◯ 11番(栗山 剛議員) 第一小学校の校庭は今年度も市民まつりの会場となりましたが,あいにくの雨で補修が必要な状況になりました。児童たちの使用に支障はなかったのかと心配していましたが,どのような対応をされたのかお伺いいたします。 500: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 501: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 昨年の市民まつりでは前日からの雨の中での準備等により,結果的に校庭を傷めてしまいました。翌日には市職員による応急的な補修を行いましたが,その週は雨が降り続いていたこともあり,児童が使う機会がほとんどありませんでした。直近の週末には専門業者による補修作業も完了し,市民まつり前の状態へと戻しております。 502: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 503: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは児童への影響は最小限に抑えていただき安心いたしましたが,第一小学校の校庭は今後も市民まつりの会場として使用を考えていらっしゃると思います。使用後には補修をしていただき,生徒の使用に問題のない状況を維持していただきたいと考えていますがいかがでしょうか。 504: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 505: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 市民まつりの際に雨が降らなければ大きな補修は必要ないと考えておりますが,天候などの状況も考慮しながら授業に影響しないよう今後も必要な補修を行っていきたいと考えております。 506: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 507: ◯ 11番(栗山 剛議員) そのようにお願いしたいと思います。  今回の質問は以上ですが,今後開発や大型マンション新設で狛江市に転入される方が多くなると思います。当然小・中学生のお子さんを持った方も多いはずです。学校施設はそんな皆様にも狛江に住んでよかったと感じていただける環境整備,そして高橋市長が進めるスピード感を持ったまちづくりをとめることなく実行していただきたいと要望いたします。  そしてこれからだんだん夏になって暑い時期で忘れてしまうと思いますが,1月18日,この狛江市も大雪で,職員の皆様に駅前,主要道路の雪かきをしていただきまして,まことにありがとうございました。市長の御答弁でもありましたが,さまざまな業者の方といろいろな災害時の協定を結んでおられるということで,市内には多くの土木建設業者の方がいらっしゃいます,少しでもその方々の重機を活用できるようなことを考えていただければ。もう雪は降らないと思いますので忘れてしまう前にこれだけは言っておかなければいけないなと思って,追加させていただき,私の質問を終わらせていただきます。 508: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時57分 休憩     午後 3時09分 開議 509: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕
    510: ◯ 13番(田中 智子議員) 1問目,市民センターのこれからについて伺います。  2月6日,市民センターを考える市民の会の増改築案発表会が行われ,市民センターの増改築案が発表されました。昨年2月,市と市民センターを考える会が市民センター改修計画案作成に関する協定書を結び活動を開始してから1年間,各分科会での学習会や市民アンケートの実施,各市の視察,5回の全体会と中間発表会,2回のワークショップなど精力的に活動し,本当に多くの市民参加と多くの議論の中で,ようやく1つの形になったものと思います。  発表会での会代表の挨拶では,メンバーが220人,世話人27人,純粋な市民の会ですから立場や考え方はさまざま,納得いくまで対話して進めるので大変時間がかかるし,もめたり,時には険悪になったりするのは当たり前。それでも全員無償。それどころかお金を出し合ってチラシをつくったり講師を呼んだりということで,ここ半年では実に2日に1回は何らかの会合を開いていたということで,ただこの市民センターを,公民館と図書館をよいものにして残したいと,この思いで全力を注いだと話されていました。  市民の会のこれまでの活動,またこのような案としてまとめられたことに対し,心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。  そこで市長に伺います。この1年間,幅広い方々が市民センターについて議論してきました。市民の会が目指すものは,行政任せではなく,多くの市民が知恵を出し合う新しい形の市民参加,市民協働とし,実際に多くの市民や協力者を巻き込んで公民館と図書館の役割の確認や評価また課題を明らかにし,みんなが集い,学び,つながり合える市民センターにはどんなことが必要かと,多くの方たちが知恵を出し合ったことが市民センター増改築案の発表に至っています。まさに多くの人の思いがこもった発表だったと思います。当日の参加者も112人と多数の方がいらっしゃっておりました。  ここまでの会の活動や今回の増改築案の発表に対して市長の感想,受けとめをまず伺います。 511: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 512: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私からも市民センターを考える市民の会の皆さんには心からの敬意を表したいというふうに思います。この1年間本当に精力的に活動いただきました。私も実施設計まで進んでいたのをとめたかいがあったなというふうに思っております。そういう意味で最終報告を楽しみに待っているところであります。現時点での評価は差し控えます。 513: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 514: ◯ 13番(田中 智子議員) 心からの敬意を表したいということで,とめたかいがあったということで,こうした多くの皆さんの議論というのを評価していただけるんじゃないかなということを表明していただけたというふうに受けとめます。  それでこの増改築案の内容について少し紹介させていただきたいと思います。  まず東京大学の都市計画専門の助教の先生と大学院生を中心としたグループの提案ということで「SMALL is COOL」ということで,これは小さい狛江は小さいからこそクール,格好いいというふうなこととか,小さい狛江だからできることというような意味だと思いますが,これは狛江の分析からワークショップを踏まえた市民センター改修の考え方として,「開かれた,狛江ならではの市民センター」「多世代・多様な市民が集う,みんなの市民センター」「利用者が使いやすい運営システム」,この3つに分類して,その中で考え方として「ひらく」「わかちあう」「つなぐ」,このコンセプトが提案されました。  公民館は「人がつながる公民館の提案」として,施設的には「人が集える,一人でも行ってみようと思える場」ということで,「みんなに開放された空間,コミュニティスペース」。例えば談話・休憩コーナー,喫茶コーナー,赤ちゃんコーナー,子供の居場所などを「ホールを広げてより多目的に使えるようにする」ということ,「調理実習室などの専用室をより使いやすく,柔軟にする」ということなどが示されております。  仕組みとしては,「よりよい暮らしや地域をつくるため学習面で支える講座を」ということで,暮らしや地域の課題について職員と市民が協働して取り組むということが示されております。  図書館については,「誰にとっても利用しやすい暮らしを豊かにする図書館」ということで「ワクワクする図書館を提案する」として,本や雑誌,DVD,CDの充実,子供からシニアまでのサービス,インターネット環境の整備などのサービスについて,また利用者の質問や疑問を受けとめて相談に乗ってくれる職員について,さまざまなタイプの読書スペース(コーナー)を随所に設けるということ,独立した子供のスペースを設ける。ゆったりした新聞,雑誌コーナーなど施設の課題についても明らかとしております。  こうして新しい市民センターの特色として郷土資料室の活用とか将来的には博物館の建設の展望とか,また地下湧水を利用した冷暖房など環境に優しい市民センターにすると,こういった提案もされております。  こうしたコンセプト,それぞれのどういった市民センターが必要かという議論の末に,こうした内容を実現するために必要な新しい市民センターのスペースとして,現状の公民館については1,443平米から2,085平米に,図書館については1,310平米から3,142平米ということで,合計しますと約2倍の面積になるということでこういう提案がなされました。  それでここに示された内容は公民館・図書館の現状と問題点を議論して,これから市民センターに求められる機能とか役割,こんな市民センターがあったらいいなということも含めて,子供たちとか若い人たちとか商業者とか高齢者など多くの市民が話し合いをするということでまとめられたものです。  こうしたさまざまな議論を通じた内容については,ぜひ市としても受けとめるべきと考えますけれども,これについてはどのようにお考えでしょうか。 515: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 516: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 歩けるまちづくり,みんなのラウンジ,みんなで育てていくことをベースとした「SMALL is COOL」というコンセプト,またワークショップを踏まえた市民センター改修の考え方として「ひらく」「わかちあう」「つなぐ」の3つを掲げられております。いずれも市民の皆さんにとってわかりやすく親しみやすいものであるというようには感じております。  ただ,新しい市民センターのスペース,あるいは市民センターの増改築に必要な財源といった部分などもございます。最終報告書がどのような形になるかという部分はございますが,そういったものも踏まえまして十分な精査は必要ではないかと考えております。 517: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 518: ◯ 13番(田中 智子議員) 最終的な精査は必要だということなんですけれども,わかりやすく親しみやすいんじゃないかという御答弁でした。  この増改築案の発表会では,市民センターの増改築に必要な財源についての考え方も言及しております。今の狛江市の財政の状況を分析して,狛江の財政は悪い状況からは脱する傾向ということで市債残高と公債費は減少して財政運営の柔軟性は増加する見込みだということを示しております。  その上で,例えば30億円の起債をして改築した場合ということで,影響についてもシミュレーションしているわけです。  この30億円がどういうお金かというと,これは市のほうが例えば改築するとしたらこのぐらいかかるよということで出したお金というふうに聞いております。  それで素案の発表会の中で財政の担当者の方がおっしゃっているんですけれども,市債の借金高の返済分がどれだけ負担増になるかということで,まず30億円を借りた場合に3年据え置き,25年償還で年利が約1%という前提で計算してみたということで,償還が始まるのが平成30年度,年利1%という前提で試算してみると,償還が始まる平成30年度は元利合わせて1億5,000万円の上乗せということになると。それまでの市債分も合算すると平成30年度は21億5,000万円になるんだけれども,それは平成27年度の公債費は22億2,000万円だったわけですから,それよりは少ないレベルにおさまるということで,ふえるんだけれども3年後戻りするというようなことで,それほど影響がないのではないかと。少ないのではないかというふうにおっしゃっておられます。  そして今年利1%という計算ですけれども,現在の市債の利率は大体0.6%前後というふうに聞いておりますので,1%で見込んだのが1億5,000万円とするならば,0.6%だったら1億円を切る可能性もありますし,1億円前後という可能性もあるわけです。  またこれは丸々建築分を30億円起債で全部賄った場合にはそうなるんだけれども,基金を積み立てて,その基金を例えば10億円使うということになれば,起債を20億円,3分の2に抑えることができれば,もっともっと減少するということが見込まれるわけなんです。ですから1億円を切る状況というのもあり得る状況だと思うんです。  ということで財政的にも財政の分科会もあって十分検討した結果,課題はあるものの公債費の,借金の返済は余りふえないで大幅な財政赤字とはならない見込みではないかというふうに,この発表会の中でも報告が出されております。  これについてはさまざま議論もあるでしょうから質問は差し控えますけれども,こうした財政的にも十分,今借金をどんどん返してきて柔軟性も前よりは上がってきている中で新たな起債をして,そして市民要望に応えていく。例えば改築などもできるということを示したことは重要だったなというふうに思っております。  そして次に伺いたいんですけれども,今後の進め方なんですけれども,市民センターを考える会はこの増改築案を3月末に提案書としてまとめて市に提出する予定というふうに伺いました。改めて確認したいんですけれども,市民センター改修計画案作成に関する協定書にあるように,この会の提案を尊重して市の計画を作成するということでよいでしょうか。 519: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 520: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) その前に30億円のお話のところで訂正させていただきたいと思いますが,実際30億円借りた場合に1%という想定をしております。1%ですから3,000万円が1年間の利子という形になります。それが0.6%ということでも1,800万円の利子という形になりますので,その差としては1,200万円ということですから,1.5億円がその利率をもって1億円を切るという形ではないというところは訂正させていただきます。  今後の進め方ということですが,最終報告がどのようなものなのか内容がまだわからないというところで答弁は難しい状況ではございますが,私どもとしましては現段階では協定書に書かれていることはベースになると考えているところでございます。 521: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 522: ◯ 13番(田中 智子議員) 0.6%で1億円切るというのは計算が違ったかもしれません。ただ30億円丸々起債ということではなくて,基金を使うという可能性も十分ありますので,それはそういう段階では1億円を切る可能性もないわけではないというふうに思いますので,そういう意味として捉えていただければというふうに思います。  それではベースになるということでした。これをベースとして議論するということだと思うんですけれども,この提案書が出されたら,今後ですけれども市はどのように検討していくんでしょうか。 523: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 524: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民の会からの提案をもとに,庁内議論とともにより広範な市民の皆さんからの意見も聞きながら市の計画を作成していきたいと考えているところでございます。 525: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 526: ◯ 13番(田中 智子議員) より広範な市民の皆さんからの意見を聞くということなんですけれども,具体的にはどんな方法で聞くんでしょうか。 527: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 528: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点で具体的にこれをやっていくというところで決めているものではございませんが,当然その内容について説明会を行ったりですとか市民アンケートというのも1つの手法としては考えられるのではないかと感じております。 529: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 530: ◯ 13番(田中 智子議員) いずれにしても市民の会を立ち上げた後にも今度の案について市民センターを考える会でも市民アンケートをとっているんです。最初の段階で図書館,公民館についてのアンケートをとっているんです。  それと,この間も指摘されてきましたけれども,市の基本計画での市民意識調査もやっているわけなんです。その回答で多く寄せられているのは,図書館は「狭い」「蔵書が少ない」「スペースがない」,公民館は「施設がとりにくい」。これはどの年代をとっても,この答えが一番多いわけなんです。これは広範な市民の意見であるということを忘れてはいけないというふうに思います。  ただ今回案ができましたので,具体的な市民センターの増改築案については市民の意見を聞きながら練り上げていくということについては,これは必要なことだというふうに思います。  そこで伺いたいんですが,市民の会との協定書で,市民の会が市に提出した改修計画案の広報こまえ及びホームページを活用した周知を行うというふうにしておりますけれども,これはいつ行う予定でしょうか。 531: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 532: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まだ最終報告案が出た段階ではないので,その報告の周知という形で言えば,まだ未定でございます。 533: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 534: ◯ 13番(田中 智子議員) 未定ということですけれども,もう既に3月末には出る予定としているわけですから,広報こまえなどはそのページをきちんと確保しておく必要があると思いますので,それはぜひやっていただきたいというふうに思います。  この問題での最後に,会の増改築案の発表会で企画財政部長,高橋部長は今後もぜひ一緒にやってほしいということで,皆さんと行政が一緒にやっていきたいという旨の発言をされました。今後の市民との協働については現時点ではどのように考えておられるんでしょうか。 535: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 536: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これから市の計画を作成していくに当たりまして,市民の会と協働しつつ,先ほども申し上げましたように幅広い市民の意見を聞いて市の計画としてまとめていきたいと考えているものでございます。 537: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 538: ◯ 13番(田中 智子議員) この間の発表会で,この発表会を締めくくって代表の方が話されていたことが私としてはすごく印象的でした。それは私たちの市民センターの増改築の提案は,このぐらい増築してほしいとか新築してほしいとか,単なるスペースを広げてほしいと提案するのではなく,今後市が増改築に当たっての必要な調査をし,プロポーザルやコンペなどを行いながら市民と専門家と行政が一緒になって市民センターの増改築を進めていくこと。そのお互いの顔が見える市民協働のあり方こそが最も大事だと提案するものです。このような市民協働は「SMALL is COOL」,手におさまる規模の狛江だからできること,他市に誇れるまちづくりなのではないでしょうかと言われております。  発表会の閉会の言葉でも,市民の会の提案で終了ということではなくて,提案について市民への報告会を開いて,その後の会についても諮るというふうに発言をされました。  市民と行政が最初から最後まで協働して,これからの狛江の文化の拠点となるような施設をつくるということができたら,新しい市民参加・協働のモデルになるのではないかと私も感じております。そのためにも私としても今後とも見守っていきたいと思っております。  1問目を終わらせていただきます。 539: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 540: ◯ 13番(田中 智子議員) 2問目,多摩川住宅周辺のまちづくりについて伺います。  まずスーパーの閉店問題について伺います。  多摩川住宅の建設当初から営業していたスーパー「クイーンズ伊勢丹調布店」がことしの3月21日をもって閉店するという通知が突如示され,買い物をする場所がなくなると住民は大変不安に思っています。周辺には肉屋,食料品を売っている店など小売店はあるものの,魚屋,総菜屋などはなく,高齢化が進む中,徒歩圏内でのスーパーがなくなり,日々の買い物にも困る状況です。  また多摩川住宅は建てかえのための街づくり協議会がつくられ,建てかえ後の商業施設の議論も進めている最中であり,こうした中での突然の閉店予告でした。  まず伺いますが,市にはクイーンズ伊勢丹や東京都住宅供給公社側から事前に何らかの情報提供があったでしょうか。 541: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 542: ◯ 参 与(石森 準一君) 多摩川住宅の建てかえに向けた協議・調整は従前より各関係機関とも連携して進めているところでございます。クイーンズ伊勢丹の閉店につきましては1月の下旬に調布市から情報提供いただきまして,2月1日に狛江市と住宅供給公社との打ち合わせの中で住宅供給公社の担当者より口頭で報告があったところでございます。 543: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 544: ◯ 13番(田中 智子議員) 再質問させていただきたいと思います。  今2月1日に供給公社から口頭で報告ということだったんです。既に2月1日にはクイーンズ伊勢丹の店頭に閉店のお知らせが張ってあったということですから,公社にも事前の話し合いはなかったし,市にも情報提供はなかったということと思います。  聞くところによりますと,調布店の店長もこの閉店は全く知らなかったと話していたそうです。  私はクイーンズ伊勢丹のカード利用者へのお知らせはがきで初めて知ってびっくりいたしました。私は何人かからお話を伺いました。  まずニ号棟の80代の御夫婦2人暮らしの方なんですが,「伊勢丹はスーパーなので食品から日用品,薬まで何でもあるし,何とか歩いて行けるので週のうち4日ぐらいは伊勢丹で買い物をしている。なくなったら本当に困ってしまう」と。  イ号棟のひとり暮らしの方は,「足が悪いので遠くには行けないけれども伊勢丹までは何とか歩いて買い物に行っていた。なくなったらどこで買い物したらいいのか」と。  50代の会社員の方は,「駅からバスで帰るとき,多摩川住宅中央でおりて買い物して歩いて帰れるのでとっても便利だった。伊勢丹がなくなると駅から重い買い物袋を提げてバスに乗らなければならない」など,本当に困るという声が数多く寄せられております。  全体で3,600戸という大規模な団地である多摩川住宅で,スーパーや商店街というのは居住者の生活にとってなくてはならない必須の施設だと思います。それが突然なくなってしまうということなんです。その上,多摩川住宅中央の12階のロ-16号棟1階と2階に商店街があって,そこにお店が入っているんですけれども,このロ-16号棟は解体・除却になってしまうんです。それで今住民もほとんど住んでいない状況,移転しているんです。店舗のほうも仮店舗への移転が迫られているんです。引き続き営業しようとすれば,改めて高い契約料を払って,その上内装も自分で改装しなければならないと。そして一旦仮店舗に移ったとしても何年かしたらまた新たな商業施設ができますけれども,その商業施設にどういう商業施設を入れるかと,コンセプトがどういうものになるかというのはまだわかっていませんので,それで本店舗に入れるかどうかもわからないということです。  知り合いの酒屋さんは,小売店はほとんど残れないと。残るのは診療所とか薬局とかピザ屋とかそんな所だけだということで,自分の所もお店を畳んで府中に引っ越すんだということで話してくれました。  商店街にあった食料品店もお茶屋さんも全てやめてしまいました。スーパーも小売店もほとんどなくなってしまって,本当に火が消えたようになってしまいます。  そこで伺いますが,市としてはこのことをどのように認識しているでしょうか。そして今までどんな対応をされてきたのでしょうか。 545: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 546: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市それから調布市をまたぐ大規模一団地という,いわば1つのまちという側面もあることから,狛江市といたしましても調布市の市内商業者と共存できる対応をする必要があるというふうに認識しているところでございます。  今までの対応でございますけれども,調布市の商業振興部署とも密に連携を図りまして住宅供給公社の状況も伺いながら,また狛江市商工会とも相談して,でき得る対応を検討しているところでございます。 547: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 548: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは具体的に商工会とはどんな相談をして,検討している対応というのはどういったものでしょうか。 549: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 550: ◯ 参 与(石森 準一君) 宅配事業等をもっとやってもらえないかというような相談をしているところでございます。 551: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 552: ◯ 13番(田中 智子議員) 商工会は宅配の事業を既にやられていると思うんですけれども,クイーンズ伊勢丹は宅配してくださっていましたので,多摩川住宅周辺に住んでいらっしゃる方はほとんど商工会の宅配は利用していなかったかなというふうに思うんです。そういう意味では本当に周知していただいて,宅配できますよと,そのお店はここですよということで,そういった周知もぜひ今後していただきたいというふうに思います。  それで2月12日に多摩川住宅全体のイ号棟からト号棟までの6つの自治連合会と多摩川住宅中央名店街が連名でクイーンズ伊勢丹と東京都住宅供給公社に要望書を提出して,この狛江市議会にも要望書が出されました。  現時点での双方の対応については,市として把握されているのでしょうか。 553: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 554: ◯ 参 与(石森 準一君) 本年の2月12日に多摩川住宅自治連合会から住宅供給公社に閉店延期折衝及び移動式店舗等の代替手段実施等について,また株式会社三越伊勢丹フードサービスに閉店延期についての要望を出しまして,狛江市,調布市の両市及び両市議会に対して事態解決への協力についての要望書が提出されているところでございます。  三越伊勢丹フードサービスとしましては,要望については検討したものの閉店延期はできない旨を2月19日に自治連合会に回答したというふうに伺っております。  また住宅供給公社は代替店舗の開設までの空白期間の短縮や空白期間内の買い物環境の補完策も検討するとのお話を伺っておりまして,調布市と狛江市の行政間でも調整しながら公社への要望をし,調整しているところでございます。 555: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。
    556: ◯ 13番(田中 智子議員) 三越伊勢丹フードサービスについては移転時期の延長を要望していたわけですけれども,御答弁にもありましたけれども,大変残念なんですけれども閉店の延期はできないという回答が寄せられました。  三越伊勢丹フードサービスによりますと,1966年から50年間営業してきたが,この10年で売り上げが半減,しかもロ-16号棟の解体に伴う住民の移転でさらに売り上げの悪化が深刻となったということです。私も週に一,二回買い物に行くわけなんですが,平日の夕方の午後5時ぐらいで本来スーパーが一番混雑する時間帯でも本当にお客がまばらという状況が続いていることからすると,経営的にはなかなか厳しい状況かなというのは思います。  住宅供給公社については,後継店舗の早期の実現,移動式店舗の誘致ということで,これについては公社側でも努力されているということなんです。  私も公社の担当者にお話を伺いました。公社では2月22日,多摩川住宅商業施設整備事業・事業者募集要項を公表しまして,新規商業施設の整備・運営に加えて新規商業施設完成までの期間に既存スーパーの建物の運営を行うことを条件に募集をかけました。今までは新しい商業施設の事業者の募集のみをするというふうにしていたんですけれども,クイーンズ伊勢丹の撤退の後に先行してそのスーパーに入っていただいて継続して営業していただくということを条件に加えたということなんです。  それでもう既に具体的な募集が始まっていまして,2月25日に事業者募集要項等の説明会をやって,2月29日と3月1日には参加希望表明書の受け付けが行われ,説明会には12社の参加があったそうです。5月上旬には事業予定者の決定,中旬に協定書の締結,スーパーの再開は何とか7月中にはできるのではないかということで担当の方が話をされておりました。  私はこういう状況だから,進出する事業者が決まらない可能性はないですかということで聞いたんですけれども,この12社以外の方で問い合わせされた事業者もあるので事業者は決まるのではないかということを言われたので少し安心はしました。  また再開までの期間の対応についても検討しているということなので,一日も早く対応できるように強く要望したところです。  ということで,当面具体的には新しい事業者の営業ができるまでの間,3月22日から7月までの4カ月間強の期間についての対応が迫られるということになると思います。  市は買い物難民を生まないためにも公社への働きかけを初めとして商工会が行っている宅配の周知とか移動販売車の誘致だとか,ぜひ強く働きかけていただきたいというふうに考えるものですけれども,この点ではいかがでしょうか。 557: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 558: ◯ 参 与(石森 準一君) 商工会のほうにもお願いしたり,移動販売車については何か号棟でお願いしているというようなお話も伺っております。そういったことも含めまして引き続き調整していきたいというふうに考えております。 559: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 560: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いします。移動販売車についてはホ号棟のほうはもう既に契約したというふうに聞いております。しかし残念ながら各単位管理組合で契約をするということで,ホ号棟と契約した業者はホ号棟だけのようなんです。なかなかそれはどうなのかなというふうには思いますけれども,それも含めて今お話があったように,ぜひ調整していただきたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。  次に建てかえ問題について伺います。  街づくり協議会では当初ことしの2月に調布市・狛江市に対して街づくり提案書を提出する予定としておりました。市からの補助金も計上されておりましたが,この間の補正予算でマイナスされたという状況です。ことしの6月に延期されました。この延期の理由については市はどのように認識されているのでしょうか。 561: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 562: ◯ 参 与(石森 準一君) 昨年12月23日に行われました街づくり協議会による住民説明会には,狛江市・調布市のそれぞれの職員とも傍聴させていただき,住民の皆様からさまざまな御意見が出されたことについては認識しているところでございます。  多摩川住宅の将来に対する広範囲に及ぶ意見が出されまして,街づくり協議会としてももう少し時間をかける必要があるというふうに考えてまちづくり計画の提案を延期したというような報告を受けているところでございます。 563: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 564: ◯ 13番(田中 智子議員) 要するに住民の意見がまとまらなかったということなんです。昨年12月23日ですけれども街づくり提案(案)の説明会,私も参加させていただきました。答弁にあったようにさまざまな意見が出されました。説明会で出た異論の多くは,現状25メートルとされている高さ制限を37.5メートル,大体12階建てぐらいまで緩和するための条件として行政側から示されました長期優良住宅とする建て方にするということへの反対意見,多摩川沿いの高さ制限を通常25メートルまでとすべきということで今より高く建てられないということについての反対意見が多数出ました。  それを調整するために今度の4月17日に再度住民説明会を開く予定というふうに聞いております。  いずれも調布市,狛江市の行政側からの要請とか景観条例等の制約が多いということなんです。  そこで伺うんですけれども,まず長期優良住宅とはどういう住宅なのか,また行政として長期優良住宅を提案する理由について伺います。 565: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 566: ◯ 参 与(石森 準一君) 多摩川住宅につきましては,都市計画法におきまして絶対高さ25メートルという指定がされております。また建蔽率や容積率等も厳しい制限がございまして,良好な住環境が形成されているというところでございます。  建てかえに当たりましては,都市計画法に基づく高さ制限の緩和を考えなくてはいけませんが,現在の住環境を維持するとともに,将来を見据えた良好な住宅ストックの形成を実現できなくては都市計画変更をする理由にはならないというふうに考えているところでございます。  高さ制限の緩和要件としての長期優良住宅でございますけども,こちらにつきましては長期優良住宅の普及の促進に関する法律というものがございまして,こちらで長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備について講じられた優良な住宅のことを言うものでございます。  多摩川住宅の再生は都市計画から検討する必要がございまして,大局的なまちづくりの考え方も示さなければなりません。また長期優良住宅は維持管理,更新の容易性も求められておりまして,高さへの影響が出やすいということもあり,高さ制限の緩和要件の一つとして考えているところでございます。 567: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 568: ◯ 13番(田中 智子議員) そうしますと長期にわたって良好な状態で使用するための措置ということで,その構造及び設備について講じられたということなので,耐震性能も非常に高くて設備的にも維持管理が容易にできるというふうなことで階高,階が高くなるというような状況もあるということだと思うんです。  それで,では長期優良住宅にすると建てかえ事業にとってはどんな影響が出てくると考えられますか。 569: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 570: ◯ 参 与(石森 準一君) 建設コストについてが,多少かどうかわかりませんけども増になるというところの認識はございます。 571: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 572: ◯ 13番(田中 智子議員) まさにそうだと思うんです。建設コストの増ということで,住民の負担額に直結,影響するわけです。こうした団地の建てかえの場合,今は5階建てなんですけれども,階数をふやすということで建設戸数をふやして,そのあいた分を売却するということでできるだけ住民負担を少なくするという方策をとるというふうに思います。  しかし住民負担が全くゼロということではありません。住民にとって建てかえは新たな負担増になり,その負担の多寡が建てかえ後も住み続けられるかどうかという問題に直結いたします。現に私の友人の中で,建設のための負担の額によってはいっそのこと今の家を売却して,それで買える小さなマンションにでも移ろうかということを真剣に考えている人がいらっしゃいます。  現状でも市内で2番目に高い43%という高齢化率の中で,できるだけ負担を抑えたいと考えるのは当然のことだと思うんです。管理組合でもその点は非常に苦慮しているわけなんです。長期優良住宅とすることで建築コストが上がるということは納得できない。こうした声が出ていることに対して市としてはどのように考えるでしょうか。 573: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 574: ◯ 参 与(石森 準一君) 長期優良住宅とすることでどの程度建設費に影響するのかということにつきましては,現在協議会で試算しているところでございます。市の職員も街づくり協議会の役員会に出席させていただいておりますので,必要な説明については引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。  多摩川住宅という大きなまちの再生によりまして,所有者だけでなく将来市民になる皆様またそのお子様やお孫様までの代,長く活用いただける住宅を形成することを住民とともに目指していきたいというふうに考えております。 575: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 576: ◯ 13番(田中 智子議員) 大きなまちの再生なんだから,所有者だけじゃなくて将来市民になる皆様とかお子様とかお孫様まで長く活用いただける住宅ということなんですけれども,ただ将来新しくなって買って住もうという方は,それは金額も納得されて買うわけですよね。長期優良住宅だから安心だわと言って金額もそれは納得されて買うということだと思うんです。  ただ,今住んでいらっしゃる方は自己負担に直結するわけです。経済状況も考え方も昔とは違う,本当にさまざまな状況の人がいる中で,あえてそれを選択するのかということだと思うんです。さらに多摩川沿いの建物の高さを25メートル,今と同じ状況に,25メートルに抑えるということも環境への配慮だというふうに説明されるんだけれども,この理由というのはなかなか納得が得られないと思うんです。なぜかというと,すぐ隣に25メートルを超えるマンションが建っているんです。それにパークハイムに至っては多摩川沿いのすぐ目の前に10階建てで建っているわけなんです。そういう状況を見ると,なぜ多摩川住宅だけがこうした環境への配慮をしなければならないのかという,そういう疑問の声が出るのは当然だなというふうに思うんです。  それでこうした中でも,階数を減らすことによっても戸数が減るので,それも負担額に直結するわけなんです。ですからなかなか合意が得られないということで延びているという状況なんです。その辺も考えていただきたいと思うんです。長く多摩川住宅にお住まいの方でついの住みかと考えていたのに移らざるを得なくなるなら,新たな場所での一からコミュニティーをつくることも含めましてつらい選択になると言わなければなりません。  いずれにしても,その辺の事情も十分考慮して十分な協議をしていただきたいというふうに思っております。これはお願いしておきたいと思います。  それでは今後のスケジュールについて伺います。 577: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 578: ◯ 参 与(石森 準一君) 今後のスケジュールでございますけれども,街づくり協議会から本年6月に街づくり計画が提出されるというふうに聞いております。その後約1年程度かけて一団地の住宅施設の廃止をして地区計画へ移行していきたいというふうに考えているところでございます。 579: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 580: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは次に高齢者の相談・支援について伺います。  多摩川住宅は高齢化率が43%であります。分譲住宅では1人住まいが35%前後であるということもわかっております。高齢者で1人住まいが主流になっているという状況です。残念ながら身近に相談できる民生委員もいらっしゃいません。何度もこの間提案させていただいていますけれども,ぜひ多摩川住宅周辺に高齢者の相談・見守り拠点であるシルバー相談室を設置していただきたいと考えますけれどもいかがでしょうか。 581: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 582: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 多摩川住宅の高齢化問題につきましては十分認識しているところでございます。これまでも民生委員の協力につきましては,それぞれの自治会にお願いしてきているところでございます。またシルバー相談室の設置につきましても引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。 583: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 584: ◯ 13番(田中 智子議員) 多摩川住宅自体としては住宅用のみの利用となっています。空き店舗についても先ほど言いましたように建てかえ問題があって住宅内の店舗がある場所も来年度には号棟が除却,仮店舗への移転となってしまいます。また店舗のある場所は調布市であるということからも,この空き店舗の活用というのは難しいというふうに思います。  近隣の中和泉四丁目とか五丁目商店街がありますけれども,この商店街の空き店舗を活用するということも考えられるのではないかなというふうに思います。ぜひ早急に具体的な設置の検討をしていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 585: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 586: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) もちろん多摩川住宅以外の空き店舗等,場所につきましても今後とも情報収集してまいりたいと考えております。 587: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 588: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いしたいと思います。  次に地域で高齢者を見守るネットワークについて伺います。  先日事業者との協定とか自治会との連携が進められているということで報告があったと思いますけれども,この検討状況について伺います。あわせて各地域の実施についての考え方について伺います。 589: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 590: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 昨年12月,狛江消防署,調布警察署,民生・児童委員協議会,社会福祉協議会,狛江福祉会,正吉福祉会,駒井町会並びに東京都住宅供給公社との間で締結いたしました地域見守り活動支援対象者名簿提供協定でございますが,あくまでも第一次協定として位置づけるところでございます。環境が整った他の町会・自治会に対しまして名簿提供の対象を拡大するとともに,市内の社会福祉法人,事業所等における所属構成員の安否確認を実施するために,これらの組織との間で第二次協定の締結を目指して目下交渉を進めているところでございます。  また住宅供給公社との協定につきましては,和泉本町の都営狛江住宅,東野川の都営東野川二丁目アパート,西和泉の多摩川住宅を中心といたしました公社管理物件における居住者の安否・生存確認時における事前相互情報提供の協定でございます。これら3カ所の住宅群につきましては昭和45年の市制施行に向けた当市の急速な人口増加を支えたことから,当市の中でも高齢化率が顕著に高くなっており,他の町会や自治会よりも重層的な見守り活動が必要である,こういったことから公社との情報提供協定を重ねて締結したものでございます。  こうした重点的な見守り活動を必要とする場所に対しましては重層的な見守り体制をしくとともに,順次第二次協定で予定する社会福祉法人,事業所等の協定を通じまして市内全域で推進することを考えております。 591: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 592: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは地域見守り活動支援対象者名簿の提供なんですけれども,名簿の管理,これは自治会が管理するんだと思うんですけれども,この管理の考え方と環境が整った所から順次第二次の協定をということなんですけれども,環境が整うとはどういうことをいうんでしょうか。それについてお願いします。 593: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 594: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず管理の状況でございますけれど,まず名簿を管理いただく,名簿情報管理責任者,この方には必要な措置を実施する名簿情報取扱者を定めて登録届,これを市長に提出することをお願いしております。その内容を確認した上で名簿をお渡しすることにしております。名簿をお渡しするわけでございますが,名簿につきましては直接職員が赴いて提供することになっております。その際施錠可能な保管場所等を確認させていただきまして,場合によっては保管場所の写真撮影などをする予定でございます。  また環境が整ったという所では,まず名簿管理責任者となられる方を中心に今回のこの協定の内容等について深く確認していただきまして,施錠ができる保管場所の整備,こういったものをお願いしていく所存でございます。 595: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 596: ◯ 13番(田中 智子議員) わかりました。それでは狛江市と住宅供給公社との協定なんですけれども,具体的にはどのような協定内容なんでしょうか。 597: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 598: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 公社管理物件にお住まいの方,居住者です,緊急時に安否確認を必要とする場合におきまして居所,入所医療施設の名称,介護施設の名称,利用事業所の名称,障がい者施設の名称等,この5項目につきまして情報をスポットで相互に情報交換を行った上で住民の生命・身体の安否確認を図るというものでございます。  例えばよくあるんですけれども,おひとり住まいのおばあちゃまの部屋の電気が丸2日ついたままだとか新聞受けがいっぱいになっているだとかといった状況のときに,お互いに情報を交換しまして,やむを得ないときにはガラスを割って侵入することもございます。その事前の確認のためにお互いの情報を相互に確認するといった行為を行うものでございます。 599: ◯ 議 長(小川 克美議員) 13番田中議員。 600: ◯ 13番(田中 智子議員) わかりました。そういったいざというときに対応ができるということでは心強いものかなというふうに思います。  いずれにしましても緩やかな見守り含め,きちっとしたこうした協定を取り交わした見守りについても大変重要だと思いますので,今後とも進めていっていただきたいというふうに思います。  多摩川住宅周辺のまちづくりについて質問させていただきました。スーパーの問題についてはあと4カ月の間の件ということで先が見えてきていると思うんですけれども,ただ建てかえの問題についてはこれから住民との間でもかなり調整が必要な状況になってくるというふうに思います。今議論になっているものについては行政側からの要請ということもありますので,住んでいる人の立場に立った対応について丁寧な対応・協議,それについてお願いいたしまして私の質問を終わらせていただきます。 601: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時04分 休憩     午後 4時20分 開議 602: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 603: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 一般質問を行います。  1問目は,市長の政治姿勢についてであります。  第1,狛江市平和都市宣言と戦争法(安保法)について伺います。  市民の安心・安全にかかわる大事な問題なので引き続き質問させていただきます。  市長は就任直後の2012年9月の議会で,「狛江市の市長として,日本国憲法の平和原則,国民主権の原則,また生存権の規定など,憲法を尊重し,憲法を市政に生かす立場で進めていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。」,こうした私の質問に,「憲法を遵守することは当然のことだと考えております。」と答弁されました。改めて伺いますけれども,日本国憲法の全条項を遵守していく,この立場に変わりはありませんかまず伺います。  2つ目は空き家対策の促進についてであります。  私は3年前の秋に,猪方の空き家について住民からの相談があり,その解決のためにこの間何度か空き家対策で質問してまいりました。  相談のあった空き家はかなり古い木造の建物で,樹木が茂って近所の方々の敷地にはみ出し,古いバイクが放置されたままになっています。台風のときに古くなったテレビのアンテナが壊れるなどして近隣の方々から不安の声も寄せられております。  最近この空き家の東側に新築の住宅が何軒か建ち,今まで行きどまりだった空き家に接する細い通路が通り抜けできるようになり,付近の住民が通るようになっております。近所の方々からは,火災などの危険があるので,空き家の周りを整理しきれいにしてほしいという要望が出されています。  この間私は近所の方から教えてもらった所有者の家族と思われる方に何度か電話をかけましたけれどもなかなか出ていただけない状況であります。また市のほうでもこれまで空き家の住所に手紙を郵送していただき,それが返ってこないということで,恐らく手紙が転送されて所有者に届いているのではないかということですが,いまだに解決に至っておりません。  その中で昨年2月「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されまして,5月には市町村の立入調査,特定空家に対する指導・勧告等の関連規定が施行されました。  私はこの特別措置法でこの問題が解決できるのではないかと期待しておりますが,現在庁内連携推進会議で市としての対応が検討されているようであります。  検討状況については先ほど御答弁がありましたので次のことを伺います。  空家等対策の推進に関する特別措置法の施行を受けて他市の取り組みはいかがか。また26市で条例を制定している自治体,また条例化を検討している自治体はどのくらいあるのか伺うものでございます。
     3問目は,地域センター図書室の午前中開館をというものであります。  昨年,駒井町の新興住宅地を訪問しましたら,大阪から引っ越してきたという若い女性の方から,南部地域センターの図書室が12時からしか開かないので利用できない。午後は子供がお昼寝をする時間帯になり,夕方も夕食づくりで忙しいので午前中に図書室でいろいろな本を読んであげたい。午前中から開館してほしいという要望をいただきました。  幼いころからの本の読み聞かせは,親子が絵本を介して触れ合うことにより親子が心を通わせきずなを深める貴重な時間となります。また読み聞かせをきっかけに子供たちはさまざまなことを想像する楽しみと未知の世界との遭遇の過程で,「なぜ」「どうして」という不思議さを感じたり驚いたり感動したりするようになります。また悲しみや悔しさなどさまざまな気持ちに触れ,他人の痛みや思いを知るようにもなります。  今,畑や空き地が宅地化されたり大きなマンションができたりして子育て中の若い人たちが数多く転入してきております。また西河原公民館の図書室は既に午前中から開室していると聞いております。  ぜひ南部地域センターを初め地域センター図書室も午前中からの開室を実施してほしいと思いますがいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 604: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 605: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 自治体の市長として憲法を遵守するのは当然のことと現在でも考えております。 606: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 607: ◯ 参 与(石森 準一君) 2問目でございます。空家等対策の推進に関する特別措置法の施行に伴います他市の取り組みでございますけれども,国土交通省の発表によりますと昨年10月1日時点で特定空家等に対する指導あるいは助言は2,512件,勧告は13件,略式代執行につきましては1件でございます。  また26市で空家対策に関する条例を制定している自治体は,確認しているところでは八王子市,小平市,国分寺市,町田市の4市,条例制定に向けた検討をしている自治体は多摩市,国立市の2市でございます。 608: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 609: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 3番目の質問です。各地域センターの図書室の開室時間は正午から午後5時となっており,運営については野川,上和泉,南部,岩戸の4地域センターとも各地域センターの運営協議会で自主運営をお願いしているところでございます。  開室時間の延長についてですが,中央図書館と合わせた10時からなど延長対応を行う場合には全てのセンターで行うことが望ましいと考えております。  平成26年8月4日から平成26年9月30日までの間,各地域センターの受付窓口及び図書室にアンケートボックスを設置し,利用者の意向を確認したところ215件の回答をいただきました。「地域センター図書室の開室時間の延長を希望しますか」という設問については「はい」が83件,「いいえ」が126件,「無回答」が6件となっており,「いいえ」が59%を占めている結果となっています。  しかしながら先ほど午前中篠議員からも提案がございましたとおり,お子様を持つ保護者の方また市民からの要望がございます。子供の居場所づくりの一環として,各地域センターの運営協議会と今後調整いたしまして,試行的にでも長期休業期間中の開室について前向きに検討してまいりたいと考えております。 610: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 611: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでは最初に3問目から再質問させていただきます。  長期休業期間中の開室について前向きに検討してまいりますということであります。長期休業中ということは夏休み,冬休み,春休みということでよろしいでしょうか。 612: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 613: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 俗に言う3季休業中という長期休み期間等です。 614: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 615: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 3季休業中ということであります。  前向きに検討とのことなんですが,ことしの夏休みから実施ということでよろしいでしょうか。 616: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 617: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 運営協議会とも調整しなければいけませんので,即答ということは今は困難です。 618: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 619: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 夏休みからぜひ実施してほしいと思います。また,実施する際には広く市民に知らせて実施していただきたいと思います。  次に必要な予算について伺います。この3季休業中に午前10時からの開室を実施した場合に幾らの予算がかかるのか。また3季休業中だけではなく年間通して午前10時から開室した場合の予算は幾らかかるのかお伺いいたします。 620: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 621: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 3季休業中,夏休みの37日間として40万円ほど,冬休みが5日間として6万円ほど,春休みの11日間として12万円ほどで58万円の費用がかかります。  全ての期間10時から12時の2時間を延長しますと,4地域センターで年間で360万円ほどになります。 622: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 623: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。  アンケートをされたということで,その結果についてお伺いいたします。  「開室の時間の延長を希望しますか」という問いに「はい」と答えた方が39%,「いいえ」という方が59%ということで「いいえ」のほうが上回っているわけなんですが,このうち「はい」と答えた方の年齢区分を見ますと,一番多いのは小学生で34%,次に多いのは40代23%,30代11%と続いております。小学生や子育て中の保護者の要望が強いことがうかがえます。また開室時間の延長の方法としては,平日と土日,祝日の10時から正午までとか,次が平日の10時から正午までなどなどとなっております。  一方「いいえ」と答えた方の年齢区分で多いのは,50代21%,60代20%,70代19%となっておりまして,比較的時間に余裕があって午後の時間帯でも図書室に来られる方々かなと想像できます。  小学生や子育て中の保護者の要望が強いと感じたんですけれどもいかがでしょうか。 624: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 625: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) アンケートで開室時間の延長を希望した39%の内訳として,御指摘のとおり小学生や子育て中の保護者の方が多いように思われます。この関係で試行的なことを考えていきたいと考えております。 626: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 627: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) もう1つですけども,教育委員会への要望書なんですけども,PTA連合会の予算要望書なんですけども,地域センター図書室の午前中開館の要望がこの中に出されております。  幾つか紹介いたしますと,「地域センター図書室を午前中から開館してほしい。平成22年度実施のアンケートは,平日の午後に利用している人を対象としているためアンケート結果に納得できない」,また「野川地域センター図書館の開館時間を10時かせめて11時からにしてほしい。」また「地域センターの図書館を土日,祝日の午前中からの開放を希望します。」,また「地域センターの図書館の開館時間を早めてほしい。クールシェアや週末,特に夏季休業中の子供たちの居場所としての役割をもっと担ってほしい。」などなどの声が出されております。  長期休業中の午前中からの開室の試行実施ということでありますが,試行実施した後にはぜひ通年開館を検討してほしいと思うんですけれども,その点はいかがでしょうか。 628: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 629: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) まずは試行して,それの様子を見てまた判断したいと考えております。 630: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 631: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 西河原公民館の図書室で受付をやられている方にお聞きいたしました。ここの図書室は午前中から利用できるということで,午前中の利用はどうですかとお聞きしましたところ,「10時前に来て並んで待っている方もいらっしゃいます。特に土日の利用は多いですね」と話されました。  子どもの読書活動の推進に関する法律では,全ての子供にとって読書活動は,「言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,創造力を豊かなものにし,人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないもの」と述べております。  ぜひ子供たちが読書の楽しみを享受できる,こういう環境を整備する,こういう視点に立って地域センターの図書室の午前中からの開室,試行実施を経て通年開室へと検討されますように要望いたしまして3問目は終わります。  1問目に戻ります。憲法遵守の立場は変わらないということであります。  今全国で「戦争法の廃止を求める統一署名」国会請願署名が取り組まれております。これは戦争法案に反対してきた多くの市民団体が結集している総がかり実行委員会が,5月3日の憲法記念日までに全国で2,000万人以上を集めようというものであります。  昨年11月から始まりましたけれども,既に全国で300万人を超え,狛江でも4,000筆を超える署名が寄せられております。  先日駅前で署名しておりましたら,岩戸北にお住まいの80代の女性の方が話しかけてくれました。この方は,「横浜空襲の後,登戸の宿河原に焼夷弾が落とされて,24歳で結婚したばかりのいとこが水門の近くで爆風で亡くなった。私は当時小学校4年生で,結婚式のときにお酌してあげた人。奥さんはその後20年くらい結婚しなかった。その後私が交通事故で大蔵病院に入院したとき,そこにたまたまその奥さんが入院していて,重い病気だったらしく会った翌日に亡くなってしまいました。余りにかわいそうでね」と話してくれました。  戦争体験者の多くがこの戦争法の危険性を感じて署名をしていただいております。  前定例会で高橋市長は安保法の強行採決について,「必ずしも望ましいことではない」「十分審議が尽くされていない」と述べ,また日本が起こした過去の戦争について間違った侵略戦争であり痛切に反省すべきという考えに,「全く異論はありません。」と答えました。これらの答弁は多くの市民の思いにも合致した答弁だと思います。  しかし一方,市長は,「法として成立した以上は,いきなり法の廃止を求めるのではなく,問題があればまず修正をしていくのが手順であり,法の秩序は守っていくのが特別職とはいえ公務員の務めである」とも述べました。  一般的に法の秩序を守っていくのは当然なんですけども,こと戦争法(安保法)につきましては多くの憲法学者が「憲法違反」と述べ,元内閣法制局長官の方々や元最高裁判所長官の方も含めて「憲法違反」と述べております。  世論調査でも,安保法は「憲法違反」との声が朝日新聞で51%,毎日新聞で60%,共同通信社で50.2%ということで,いずれも「違反していない」という回答の2倍以上になっております。  成立したとはいえ,その法律が憲法違反の場合,それは廃止を求めていくのが筋道ではないかと思うんですけれども,御答弁をお願いいたします。 632: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 633: ◯ 市 長(高橋 都彦君) まず鈴木議員は「戦争法」というのを平気で使っておられますけれども,地方議会という公式の場でありますので,「平和安全法制」という正式な名称で呼ばれるのが妥当かと思います。  それから違憲かどうかという話については,恐らく国論を二分している話だと思います。それについて自治体の市長が個別の見解を述べるのはおかしなことだというふうに思っております。  安倍首相も十分な審議は約束されておられるわけですから,その中で今足りないもの,前回も言いましたけれども自衛隊派遣の基準であるとか憲法に本当に合致するような形というものは最後まで求めるべきではないかなというふうには考えております。 634: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 635: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 「戦争法」というのは安保法の性格がそうなっているということで使わせていただいております。  それで実際この間国会の議論で明らかになってきたことは,例えば昨年5月27日に日本共産党の志位委員長が質問したときに,安倍首相が,戦闘地域で武器の使用をすることになるということを答弁しているんです。  今まではイラク戦争のときにも自衛隊を派兵されましたけれども,非戦闘地,戦闘地域でない所に派兵をする,武力は行使しない,そういうふうに歯どめがあったわけですけれども,今度の法律では戦闘行為が行われる可能性がある所まで自衛隊が行くと。自衛隊自身が相手から攻撃される可能性がある。このことに対して安倍首相は,自衛隊が攻撃されれば武器の使用をすることになる,このように答弁をいたしております。  また今回の議論の中でも,自衛隊が海外で米軍などに対しても武器弾薬の輸送の支援をしていくということも明らかになっております。  今までは,憲法解釈というのは長い議論もあって,この間定着してきたのは日本を直接攻撃したときにはそれをはねのける,そういう実力行使,最小限の形ということなんですけれども,することができる。これは個別的自衛権と言われてまいりました。  しかし,これまでの憲法解釈は,海外では武力行使できない。あるいはまた集団的自衛権,同盟国への攻撃を我が国への攻撃とみなして一緒に戦う,こういう集団的自衛権も行使できない。これがこれまでの憲法解釈でございました。  しかし一昨年の7月に閣議決定という形で解釈が変えられて,結局海外での武力行使,集団的自衛権行使もできると,こういうふうになってしまったわけであります。  一方で,憲法第9条をもう1回読み直してみますと,交戦権を認めない,戦争をしないと書いてあります。陸海空軍その他の戦力を持たない,武力を持たないと書いてあります。  そういう点でいいますと,日本が直接攻撃された場合のみ実力行使をする,ここがもうぎりぎりの憲法解釈だと思うんですが,海外での武力行使につながる,こういう法律になっているのではないかというふうに思うんですが,その辺はいかがでしょうか。 636: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 637: ◯ 市 長(高橋 都彦君) その判断についてはともかくとして,今までの政府の解釈というのは,集団的自衛権はあるけれども行使はできないとずっと言ってきたわけであります。その解釈を今回転換されたわけでありますので,法律が成立するまでの間もう少し慎重な議論が必要であったと思います。法律が成立した後も憲法に適合するような議論,それが国会で行われること,それを私は願っております。 638: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 639: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今の安保法,これは私たちも憲法違反というふうに訴えています。それから元内閣法制局長官らも訴えております。  例えば,宮崎礼壹さんという元内閣法制局長官は,集団的自衛権の本質は「他国防衛」です。ほかの国を防衛するものだ。「自衛権」という名前こそついているけれども,自国への直接の侵略という意味の「自衛」とは異質の概念です。これは同盟国による介入的武力行使を容認するものであるために,恣意的で過剰な武力行使を招く危険をはらみます。歴代政府は戦後一貫して,集団的自衛権は憲法第9条のもとでは行使容認の余地がないとしてきました。集団的自衛権の行使容認は限定的と称するものも含めて従来の政府見解とは相入れないものです。これを内容とする今回の法案部分は憲法第9条に違反し,速やかに撤回すべきですというふうに衆議院の特別委員会で参考人として発言をされております。  こうした元内閣法制局長官や最高裁判所の元長官の方々も違憲だと言っていることに対しましてはどのように受けとめますでしょうか。 640: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 641: ◯ 市 長(高橋 都彦君) それはそういう方々が言っているだけであって,それに反対するというか,別の議論をしている学者もあるいは元政府関係者もいるわけでありまして,そういったものにどちらにくみするかというような発言は地方自治体の市長としてすべきではないと,個別の見解を述べるべきではないと思っております。 642: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 643: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 憲法の平和原則を読み直してみると,今回の法律というものは海外でそういう武力行使する,あるいは集団的自衛権を行使するということで憲法違反ということだと思います。  NGOでいろいろ活動されている方がおっしゃっております。国際NGO「難民を助ける会」長有紀枝理事長。  中立的な存在と認識されていた自衛隊が,米国や同盟国を後方支援すれば紛争当事者として同一視される。私たちは距離をおいて活動せざるを得ず,紛争地域での支援が厳しくなる,このようにおっしゃっております。  また,同じく国際NGOの「チャーチ・ワールド・サービス・ジャパン」小美野剛事務局長。  人が暮らすまちも一瞬にして戦線になる。後方支援に徹すると言っても,どこでテロが起こり戦闘が始まるかわからない。あなたは敵ではない,そういう信頼関係が何より大切。どんな形であれ,自衛隊が参加すればイメージはがらりと変わる。攻撃対象になる可能性も高まる,このように言っております。  日本がなすべきことというのは,こうした非軍事の分野での支援,人道的支援,こういうところにきちんと軸足を置いてやるべきだと思います。  最後にもう1人,この間伺った戦争体験者の声を紹介いたします。大阪生まれの85歳の男性,猪方に在住でございます。  「小学生のころから1日も欠かさず日記をつけている。NHKのドラマ「あさが来た」に出てくる大阪商工会議所会頭になった五代さんの銅像が建っている所の近くに住んでいた。中学に入ったころに太平洋戦争が始まり,3回学徒動員で鉄鋼所や吹田の操車場の仕事などに従事した。貨車の入れかえの仕事では,夜,走っている貨車に飛び乗ってブレーキをかけるのだけれども,栄養失調で目も夜盲症になり大変怖かった。空襲で家も焼け,親類の家を回って暮らした。終戦後は,厭世気分でしばらく家に引きこもっていたが,昭和22年3月から復学した。当時のことを思うと,今でも耐え切れない。戦争に反対します。」,このようにおっしゃっておられます。  狛江から出征していった兵士190数名の方が遠く戦地で亡くなられております。狛江市内にも自衛官の方もいらっしゃると思います。ぜひ狛江からそういうことがもう二度とないように,ぜひ市長として戦争法(安保法制)廃止の立場に立って狛江から平和の声を発信していただきたい,このことを重ねてお願い申し上げましてこの問題は終わります。  続きまして障がい者施設の建設について伺います。  ぽかぽか広場への障がい者施設の建設をめぐり,隣接するパークハイム住民と市の裁判になっています。住民側は障がい者施設だからといって反対しているのではありません。別の建物であっても,ここに建物が建てられると将来建てかえの際に立ち退きせざるを得ない人が出てしまうということで裁判に訴えているのであります。  30年前の石井市政の時代に市と三井物産不動産が協定を結び,この協定がもとになってパークハイム狛江の敷地の一部1,972平米,建築確認時の敷地面積の14.4%です,この土地が市に提供されてしまい,パークハイムが建物完成直後に容積率オーバーとなってしまう事態になりました。  ぽかぽか広場にはその提供用地の一部が含まれており,住民側はここに建物が建てられると原状回復は困難となり,将来パークハイムの建てかえの際に建物の床面積を縮小せざるを得なくなり,立ち退かざるを得ない人が出てきてしまうということで,提供用地の返還等を求めて裁判に訴えております。  確認申請のときは容積率制限をぎりぎりクリアできる敷地で申請し,確認がおり,建物が完成した直後にその敷地の一部を市に提供してしまえば容積率オーバーになってしまうことは明らかであり,当時の市が行ったことは建築基準法の趣旨に反する行為と思います。  提供用地の返還等の住民の財産権が認められるかどうか,これは裁判所の判断に委ねざるを得ませんが,少なくとも市は当時の市のまちづくりの手法について反省すべきであったことを認めて,そのことを住民に謝罪すべきと思います。  そして財産権の問題とあわせて,市の道義的責任の問題もあわせて解決して住民との信頼関係を回復すべきと思います。  この裁判に一定の期間がかかると思われる中で,また一方で障がい者の就労支援や生活支援などの拠点となる障がい者施設の建設も急がれており,また財政的にも用地費2億4,000万円の捻出も可能と思われることから,私たちは新たな用地を確保して障がい者施設の建設を促進するよう提案しております。
     そして障がいのある人もない人も仲よく安心して地域で暮らせるように最大限の努力を求めております。  このことを前提にして幾つか質問いたします。  市長は先日の市民団体の会合の挨拶で,このぽかぽか広場の障がい者施設建設問題で,「理不尽な裁判」という趣旨の発言を行いました。  当時の市が建築基準法の趣旨に反する行為を行い,それが問われている裁判について,「理不尽な裁判」と断定された理由は何なのかお伺いいたします。当時の市が行った行為は正当な行為だと主張されるのでしょうかお伺いいたします。 644: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 645: ◯ 市 長(高橋 都彦君) もちろん市で行った行為は正当な行為であったと考えております。なぜかといえば,民間対民間が当事者であるべき話がいつの間にか市が当事者として引き込まれている。これは明らかに理不尽であります。 646: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 647: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 確認ですけれど,当時の石井市政が行った行為は正当な行為だと今発言されましたですか。 648: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 649: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 当時の石井市政が行ったこととかそういうことではなくて,純粋に法律的に考えて財産権の移転,そういったものについて何ら適正でなかったものはないと思います。 650: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 651: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 財産権の移転については今裁判で議論されておりますが,今の段階で裁判の結果を待たずして住民に財産権がないと断定できるんでしょうか。 652: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 653: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 財産権がないとかそんなことを言っているのではなくて,当時の所有権の移転,そういったことについては何ら問題はなかった。石井市政がどうだったかということとは別の問題であります。 654: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 655: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ここに説明図を持ってまいりました。  経過がわかりにくいので図を示して説明しないとわからないんですが,当時30年前のときに市と三井が協定を結びまして市に土地の提供を求めたと。こちらは提供公園用地ですから,宅地開発要綱に基づく通常の提供公園用地なんですけれども,この赤の斜線で示した部分はこれとは別に協定の中で特別に市が三井に提供を求めた土地なわけです。当時三井はここのこれを敷地として建築確認の申請をしたわけなんです。建築確認の申請をして,それが通って建築が終わって,それでその直後にこの斜線の部分を市が三井から提供を受けた。その結果,敷地が結局これだけになってしまったために容積率オーバーになってしまった。  最初の敷地の中で容積率200%ぎりぎり,199.5%で確認申請しているわけです。しかしこの1,972平米を提供したために,ここの敷地が狭くなって容積率オーバーになってしまったと,こういう中身,わかりやすく言うとそういうことだと思うんです。  これは建築基準法に違反する行為じゃないですか。趣旨に反する行為じゃないかなと思うんですがいかがでしょうか。 656: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 657: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 市が不動産業者から譲り受けたこと,それによって既存不適格になったという事実については認識しています。ただ,それも承知の上でマンションに今入居されている方々は入られたんじゃないかと考えています。 658: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 659: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) よく不動産のときの重要事項説明書ってあるんですけれども,それがわかっただけでも24通については「既存不適格」という言葉が全く書いていなかったというのも事実として明らかになっております。  同時に先ほど言ったそうした建築基準法に反する行為というのは,結局民法第90条にある公序良俗の規定に反する行為ということで協定そのものが無効になる可能性もあるわけなんです。そういう点では,むしろ当時の市がやったことが理不尽だというふうに私は思います。  今裁判には全住戸の86%の方が賛成しております。一定の根拠がなければ賛同しないと思います。そういう点ではきちんとそうしたこの間,過去のかなり古い話なんですけれども,今問題になっている状況をよく把握されて対応してほしいというふうに思います。  次に,「「狛江三友アパート」建替に係る狛江市との事前前協議結果報告書」という資料が住民の側から裁判所に提出されました。これは昭和57年2月に物産不動産株式会社が作成した資料でありますが,ここには昭和56年8月6日から57年1月末まで市側と事業者また当時の地権者が6回にわたって協議したことや,その中で当時の市都市計画部が指導していた内容,正確に言えば事業者また地権者側が受けとめた市の指導内容が記録されております。  これを読みますと,「建替計画は市の環境整備に併せ早急に計画を推進すること。」「小田急線々増」─これは複々線にするということです。線増,線をふやす─「に伴い,和泉多摩川駅より多摩川に至る線路沿いに歩行者専用道路を設けるため,敷地の一部を提供すること。」,これは今現実にされていますよね。「計画地東側の道路整備計画にかかる隣接地の一部」─これがここの空白になっている所ですけれども─「を買収し,市に提供すること。」と書いてある。ここは当時39名の住民の方が住んでいて,いきなり市と三井が協定で立ち退きと決めたために大問題になった所なんです。ここを市に提供すること。こういうふうに書いた。このとおり本当に進められたわけです。最初三井が入ってきたんですけども,結局問題になって市のほうが直接買収することになりましたけれども,そういう経過でございます。 660: ◯ 議 長(小川 克美議員) 時間の延長をお認め願います。14番鈴木議員。 661: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 次が問題なんですけど,「建ペイ率,容積率は提供敷地も含め算出することを認める。」,こう書いてあるんです。何で市の都市計画部がこういうことを認めることができるのか。これは本当に建築の指導権限のない,建築確認の権限のない市がこういう指導を当時の事業者や地権者側にしていたということなんです。これは市のほうにも届いていると思いますけれども,この辺はお読みになっていますでしょうか。 662: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 663: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 当然のことながら見ております。 664: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 665: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) どのように受けとめていますでしょうか。 666: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 667: ◯ 市 長(高橋 都彦君) まさに係争中の問題であり,中身に踏み込む問題なので判断は控えさせてもらいますけれども,法律に詳しい鈴木議員ですからおわかりだと思いますが,それは民間から民間に宛てた単なるメモにしかすぎないもので,裁判所のほうで証拠として取り上げることは考えられません。 668: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 669: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これは市が指導したことを事業者や地権者側はどう受けとめたかということで書いてあるわけです。だから市側の資料ではないので,本当は双方突き合わせなくてはいけないんですけれども,事業者また地権者側にある資料ではそういうふうになっている。  しかもこれに添付されている資料を見ますと,私がもらった資料には名前は全部出ていませんけれども,当時の肩書きで全部,市のどういう担当の肩書きの人が出たのかということで書いてありまして,これは裁判所の判断ですけれども,これを見ますと証拠として採用される可能性がかなり高いんじゃないかなというふうに思います。事実とすれば,これは本当に建築確認の権限のない市がこういうことを言っていたということは大きな問題だと思います。ただ何か別の,何かほかの理由があるのであれば別ですけれども,これだけ見る限りでは大変重大だと思います。  今後の問題について伺います。  市長はさきの市民団体の会合で,もう1つ「基金を吐き出してでもつくる」と言いました。補助金のことも発言していたので,これはぽかぽか広場につくるということを前提にして言ったのだと思います。  しかしこの決意があれば,新たに用地を確保して建設できるのではないかと。そしてそのほうが早く建設できるのではないかなと思います。  市長も当初,パークハイム住民の大部分の方が反対ということであれば進めるつもりはないと住民代表の前で発言されております。  また昨年9月では,私が,「ぽかぽか広場をめぐる過去の経緯を踏まえ,ぜひ新たな用地を確保して,障がい者施設を建設していく,このことも視野に入れて検討してほしい」と質問したのに対し,市長は,「当然のことながら,そういうことも踏まえて,総合的に私は市政運営を預かっている身として,他の重要な政策課題,そういったものも念頭に置きながら,どうしていくかということについては考えていきたい,そういうふうに思っております。」と答弁しております。  障がい者施設の建設は緊急で切実な課題です。グループホームやショートステイが不足し,特別支援学校卒業後の就労の場,生活支援の場も不足しているということで急いでつくる必要があります。  ぜひこれまでの市長みずからの発言を大切にしていただきたいと思います。そして「基金を吐き出してでもつくる」,この決意を新たな用地を確保してつくる,その方向で生かしていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 670: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 671: ◯ 市 長(高橋 都彦君) その判断を示すこと自体が裁判に影響を与えますので,その点については何も申し上げませんが,手をつなぐ親の会で私が申し上げたことは,障がい者団体の皆さんが期待しておられるこの施設については不退転の覚悟で取り組むということを申し上げただけでありまして,仮に国や都の補助金が得られなくても必ず実現したいという思い,決意を伝えただけであります。どういう土地にとかということではありません。 672: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 673: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) その決意は大事にしてほしいと思います。ただこうした裁判の経過,過去の経過を見ますと,しかも早くつくりたいということで考えますと,新たな用地の確保ということもぜひ検討してほしいと思います。  障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が4月から施行されます。その第1条の目的を読みました。真ん中あたりは省略して読みますけれども,「全ての障害者が,障害者でない者と等しく,基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ,その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを踏まえ,」,中略ですけども,「障害を理由とする差別の解消を推進し,もって全ての国民が,障害の有無によって分け隔てられることなく,相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする。」と述べています。  障がい者施設の建設は,「全ての障害者が,障害者でない者と等しく,基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ,その尊厳にふさわしい生活を保障される権利」,これを保障するための施設と思います。大事な施設と思います。  同時にパークハイム住民の要求は障がい者を差別するものではなく,将来建てかえの際に立ち退く人が出ないようにという憲法で保障された財産権の保障を求めるものであります。  障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の第1条,目的の条文の最後のところでは,「全ての国民が,障害の有無によって分け隔てられることなく,相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする。」と掲げられてあります。  この,「相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする。」,この視点を大切にして進めていってほしい,このことを要望いたしまして,この問題は終わります。  続きまして新年会等での市長の挨拶について伺います。  高橋市長は2月7日の駒井町会の新年会の挨拶の中で,前の市政は自衛隊の防災訓練の参加を断った。その理由としては,狛江には大きな災害が起きないからといって断ったということを練馬の自衛隊駐屯地の幹部から聞いた,こういう趣旨の発言を行いました。  さきの答弁でも同じようなことをおっしゃっていたと思います。先ほどの答弁では師団長に聞いたということでありますが,その師団長は矢野さんと直接会って話したことのある師団長なんでしょうか。どうでしょうか。 674: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 675: ◯ 市 長(高橋 都彦君) それはわかりませんが,少なくとも私が就任したときは前の前の師団長でありましたし,その話がずっと伝わっているということは,つまり最低でも3代以上にわたってその話が伝えられている。つまり狛江市にとっては実に不幸なことでありまして,自衛隊と連携する必要はない。しかもその理由は狛江には災害が起きない。明らかにおかしな話だというふうに思いましたので,駒井町会の皆さんには,自衛隊との信頼関係は回復したので皆さん安心してくださいと,そういう意味で申し上げただけであります。 676: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 677: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) その事実関係を矢野前市長に確認してみましたでしょうか。 678: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 679: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 駒井町会での挨拶の話であります。そのことについて伝聞として言っているわけなので,本人にそのうちお会いすれば言ったんですねという確認はします。 680: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 681: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私も狛江には大きな災害が起きないから,こういう発言はとてもしないだろうと思いましたので矢野前市長に話を聞きました。文章も確認させてもらって矢野前市長の言葉を紹介いたします。  自衛隊からは,年1回の表敬訪問があり,その年度の防衛白書や国民保護法などの説明を受けたり,災害支援の様子など,その時々のテーマで意見交換はしていました。また練馬駐屯地は,東京での災害時の際出動部隊となることから,防災訓練には招待しており,基本的には本部テントに毎年来ていました。  しかしこうした全ての機会においても防災訓練への共同参加についての要請は1度もありませんでした。私の市長就任当初は東京ではどこも共同訓練はしていませんでした。石原都政時代の後半から都が訓練を共同で始めたことから一部の市区でもやるようになりましたが,それらは自治体側からの要請で,自衛隊からの要請ではなかったと記憶しています。したがって,私が自衛隊からの要請を断ったという高橋市長の話は全く根拠のないものです。要請があり,それを断るなら,行政同士ですから文書等のやりとりになりますが,それもないはずです。また当然のことながら,私が「狛江には大きな災害が起きないから」などと言ったことはありません。「災害はいつ起こるかわからない」ではなく「いつ起こってもおかしくない」,こういう姿勢で災害に臨むことは行政の長なら当たり前の心構えであり,実際にそう挨拶したことが何度もあります。「大きな災害が起きないから」と言ったかのような発言を私がしたと市民の前で話すことは無責任きわまるものであり,市長としての常識と資質を疑わざるを得ません。  このように矢野前市長は言っています。市長いかがでしょうか。 682: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 683: ◯ 市 長(高橋 都彦君) そのとおりであれば結構なことでありますけれども,現実問題として自衛隊の幹部がそのように受けとめていたということ自体が問題なんです。つまり,自衛隊として第1後方支援連隊も含めて,災害が起きたときに駆けつけても自治体の市長が立ち入りを拒めば入ってこられない,そういうことはわかっている上で自衛隊と連携しませんかということに対する答えとしてそのように聞いたと私は聞いております。 684: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 685: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 町会の新年会でも先ほどの答弁でも言っていますから,市長はそういうふうに言われたと思い込んでいるんだと思うんですが,矢野前市長の話は先ほど,これはリアルな話だと思うんです。そういうことに対してきちんと確かめてみますとか,そういうことがなければ,一方で言われたことをそのまますぐ公の場で話していくということになってしまって,公職にある者としてはどうなのかなと思うんですがいかがでしょうか。 686: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長。 687: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 先ほども言いましたけれども,自衛隊のほうでそのように受けとめていたということ自体が問題なわけです。つまり自衛隊として信頼していい相手とはとても思えないように受け取っていたと,その事実は変わらないわけでありまして,今後矢野さんと会ったときに私自身から確認しても結構です。 688: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 689: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市長の発言は,狛江に大きな災害は起きないからと言って断ったというふうに断定的に言っていたわけです。これは違うというふうに思いますので訂正していただきたいというふうに思います。  次は安心安全のまちでございます。  特殊詐欺事件について相談がありましたのでお伺いいたします。  先日70代の女性の方から,「昨年3月オレオレ詐欺に遭った。銀行の人にもとめられたけれど,犯人を信用してしまってお金を渡してしまった。大変なショックで,和泉多摩川駅の交番に行って話したら証拠調べはちゃんとやってくれた。でもその後何の連絡もなく,10日くらいで返しますと言われた手帳(家族の電話番号などが書かれているもの)も戻ってこなかった。8カ月余りたった12月になって調布警察署から連絡があって,手帳を返しますって言われたけれども,女性と思ってばかにされているのかなと思ってしまった。今でも怖い。自宅に訪問者が来てもすぐには出ないようにしている」,こういう訴えがございました。  また70代の男性の方からは,「一昨年のことだったけれども,狛江市の国民健康保険課の○○ですが,あなたに返す還付金があります。書類の届け出が必要で期限があるので至急きょうの昼までに出してほしいなどという電話があり,ぴーんときたので市役所に電話したら,そういう還付金はないということで,これは還付金詐欺だとはっきりしたので,調布警察署に情報提供のつもりで電話した。そうしたら電話に出た人が,そういう還付金があるかもしれないからもう1回市役所に聞いてくれと言って取り合ってくれなかった」,こういう声が寄せられました。  また60代の女性からは,「最近のことではないけれども,以前息子を名乗る犯人から会社のお金を置き忘れてしまった。返さなければならないのでお金を振り込んでほしいという電話がかかり,私は信じ込んで振り込もうと狛江駅のみずほ銀行まで行ったけれど,振り込む直前に主人から携帯に,詐欺だから振り込まないようにという電話があり振り込まなくて済んだ。でもその場に犯人から電話がかかってきたので,私は「今銀行が混んでいるので」とか「口座番号を教えて」とか,お芝居をしながら駅前交番に行って目の前で犯人から電話がかかっていることを教えたのに何も行動してくれなかった」と訴えられました。  事件の内容はそれぞれ違いますけれども,3人の方から警察の対応について不満が寄せられております。それぞれ事情もあるんでしょうけれども,そうした不満が来ているということでございます。  まず伺いますけども,特殊詐欺に実際に遭った場合,被害者の訴えに警察はどのように対応しているのか。また市の対応はいかがかお伺いいたします。 690: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 691: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 被害者の訴えに対しまして警察署の対応につきましては,被害者のお話に対しまして真摯に取り組んでいただいていると認識しております。  また,特殊詐欺防止に向けて警察での高齢者宅への訪問につきまして,感謝の言葉を市民の方からもいただいているところでございます。  警察署が取り扱う事案については,交通事故を初め多種多様でございまして,かつ件数も多いと伺っておりますことから,先に受けている事案との関係もあり対応に時間がかかってしまうことも十分あり得ることだと思います。取り扱う件数が1日一,二件ではないことを御理解いただき,事件捜査への御協力をお願いするものでございます。  また市の対応につきましては,被害に遭った旨のお話をいただいた場合はまず警察署への被害届の提出をお勧めするものでございますが,その際に調布警察署であれば担当の課長にこちらのほうから一報を入れることは可能でございますので,御相談いただければと思います。 692: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 693: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 昨年3月末に被害に遭った方の件については,私も調布警察署に申し入れまして今調べていただいております。やむを得ない事情であれば,そのことを相談者に伝えたいと思いますし,また警察の対応に問題があれば是正を申し入れたいと思います。  2つ目の質問は,特殊詐欺の電話がかかってきた場合の市民の情報提供に,警察はどのような対応をしているのか,また市の対応はいかがかお伺いいたします。 694: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 695: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 特殊電話等が犯人側からかかり警察への情報提供を行った場合の対応につきましては,所轄警察署から警視庁本部に情報提供し「メール警視庁」により近隣自治体へ情報提供されます。  また調布警察署の場合は,犯人グループからのアポ電等が入りましたら,どこの地区でどのような案件であるかを市に連絡していただきまして,その情報を受けたときには防災行政無線,安心安全情報メールにて注意喚起を行い,あわせまして安心安全課のほか各部の協力をいただきまして全庁体制で該当地区を中心にパトロールを実施しているところでございます。 696: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 697: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) こういう声も来ておりますので,ぜひ市としても必要な場合に警察のほうにも申し入れていただきたい,そのことは言っておきたいと思います。  空き家対策について,条例の制定状況はわかりました。狛江市でも条例を制定してしっかりとした対応をとっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 698: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 699: ◯ 参 与(石森 準一君) 済みません,先ほどの答弁の中で条例制定に向けた検討をしている自治体を「多摩市と国立市」というふうに申し上げたんですが,「多摩市と日野市」の2市でございますので訂正をお願いいたします。  今の御質問でございますが,条例化の必要も含めまして実態調査の結果を把握した上で検討してまいりたいというふうに考えております。
    700: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 701: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 仮に条例化しても一定の期間がかかると思われます。条例がないもとでも,既に住民から苦情等が寄せられている物件については特別措置法を生かして積極的な対応をお願いしたいと思います。  環境部長にお伺いいたします。平成27年度における空き家の苦情件数は現在何件程度寄せられているのでしょうか。またそういった苦情について,市ではどのように対応しているのかお伺いいたします。 702: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 703: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 平成28年2月末までに市に寄せられた空き家に関する苦情等の件数は37件でございます。  また空き家への対応についてでございますが,空き家は個人の所有財産であることから,現在のところ苦情等が寄せられた場合には基本的に市が介入することができない状況でございます。  そのため,職員が目視等で対象となる物件を確認・調査した上で,環境保全上適切な処置が必要であると思われるものにつきましては,税情報及び登記簿情報により所有者に通知などを送付するなどして適正管理を行うよう促しているところでございます。 704: ◯ 議 長(小川 克美議員) 14番鈴木議員。 705: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 特別措置法の施行で空き家の所有者の住所等の情報を担当課が得やすくなっております。ぜひこれを生かして所有者に直接働きかけするなど対策を促進してほしい,そのことを要望いたしまして質問を終わります。 706: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 707: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時20分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...