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平成26年第4回定例会(第21号) 名簿 開催日: 2014-12-05
平成26年第4回定例会(第21号) 本文 開催日: 2014-12-05

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30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 150 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 153 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 157 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 158 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 160 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 161 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 162 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 164 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 165 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 166 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 168 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 169 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 170 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 172 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 173 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 174 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 175 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 176 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 177 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 178 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 179 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 180 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 181 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 182 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 183 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 184 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 185 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 186 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 187 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 188 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 189 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 190 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 191 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 192 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 193 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 194 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 195 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 196 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 197 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 198 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 199 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 200 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 201 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 202 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 203 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 204 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 205 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 206 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 207 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 208 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 209 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 210 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 211 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 212 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 213 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 214 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 215 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 216 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 217 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 218 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 219 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 220 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 221 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 222 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 223 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 224 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 225 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 226 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 227 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 228 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 229 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 230 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 231 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 232 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 233 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 234 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 235 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 236 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 237 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 238 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 239 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 240 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 387 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 388 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 389 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 390 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 391 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 392 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 393 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 394 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 395 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 396 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 397 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 398 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 399 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 400 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 401 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 402 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 403 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 404 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 405 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 406 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 407 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 408 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 409 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 410 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 411 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 412 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 413 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 414 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 415 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 416 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 417 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 418 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 419 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 420 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 421 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 422 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 423 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 424 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 425 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 426 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 427 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 428 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 429 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 430 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 431 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 432 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 433 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 434 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 435 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 436 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 437 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 438 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 439 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 440 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 441 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 458 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 459 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 460 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 461 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 462 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 463 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 464 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 465 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 466 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 467 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 468 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 469 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 470 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 471 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 472 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 473 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 474 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 475 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 476 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 477 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 478 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 479 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 480 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 481 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 482 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 483 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 484 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 485 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 486 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 487 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 488 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 489 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 490 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 491 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 492 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 493 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 508 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 509 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 510 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 511 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 512 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 513 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 514 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 515 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 516 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 517 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 518 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 519 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 520 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 521 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 522 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 523 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 524 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 525 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 526 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 527 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 528 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 530 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 531 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 532 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 533 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 534 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 535 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 536 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 537 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 538 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 539 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 540 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 541 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 542 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 543 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 544 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 545 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 546 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 547 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 548 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 549 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 550 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 551 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 552 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 553 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 554 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 555 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 556 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 557 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 558 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 559 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 560 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 561 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 562 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 563 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 564 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 566 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 567 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 568 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 570 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 571 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 572 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 574 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 575 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 582 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 583 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 584 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 586 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 587 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 588 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 590 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 591 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 592 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 594 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 595 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 596 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 598 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 599 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 600 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 602 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 603 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 604 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 605 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 606 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 607 : ◯ 20番(西村 あつ子議員) 選択 608 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 617 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 618 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 619 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 620 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 621 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 622 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 623 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 624 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 625 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 626 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 627 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 628 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 629 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 630 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 631 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 632 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 633 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 634 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 635 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 636 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 637 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 638 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 639 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 640 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 641 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 642 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 643 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 644 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 645 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 646 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 647 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 648 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 649 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 650 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 651 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 652 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 653 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 654 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 655 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 656 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 657 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 658 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 659 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 660 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 661 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 662 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 663 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 664 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 665 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 666 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 667 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 668 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 669 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 670 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 671 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 672 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 673 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 674 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 675 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 676 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 677 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 678 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 679 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 680 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 681 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 682 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 683 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 684 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 685 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 686 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 687 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 688 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 689 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 690 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 691 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 692 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 693 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 694 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 695 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 696 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 697 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 698 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 699 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 700 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 701 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 702 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 703 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 704 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 705 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 706 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 707 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 708 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 709 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 710 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 711 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 712 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 713 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 714 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 715 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 716 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 717 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 718 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 719 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 720 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 721 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 722 : ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 選択 723 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 724 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 725 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 726 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 727 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 728 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 729 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 730 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 731 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 732 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 733 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 734 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 735 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 736 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 737 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 738 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 739 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 740 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 741 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 742 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 743 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 744 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 745 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 746 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 747 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 748 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 749 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 750 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 751 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 752 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 753 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 754 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 755 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 756 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 757 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 758 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 759 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 760 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 761 : ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 選択 762 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 763 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 764 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 765 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 766 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 767 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 768 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 769 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 770 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 771 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 772 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 773 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 774 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 775 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 776 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 777 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 778 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 779 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 780 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 781 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 782 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 783 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 784 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 785 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 786 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 787 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 788 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 789 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 790 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 791 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 792 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 793 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 794 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 795 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 796 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 797 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 798 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 799 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 800 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 801 : ◯ 環境部長(真田 典孝君) 選択 802 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 803 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 804 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 805 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 806 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 807 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 808 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 809 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 810 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 811 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 812 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 813 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 814 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 815 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 816 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 817 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 818 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 819 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 820 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 821 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 822 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 823 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 824 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 825 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 826 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 827 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 828 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 829 : ◯  長(高橋 都彦君) 選択 830 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 831 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 832 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 833 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 834 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 835 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 836 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 837 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 838 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 839 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 840 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 841 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 842 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 843 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 844 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 845 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 846 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 847 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 848 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 849 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 850 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 851 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 852 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 853 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 854 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 855 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 856 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 857 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 858 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 859 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 860 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 861 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 862 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 863 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 864 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 865 : ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 選択 866 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 867 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 868 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 869 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 870 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 871 : ◯ 18番(亀井 和美議員) 選択 872 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 873 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 874 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。10番岡村しん議員。     〔10番 岡村しん議員登壇〕 3: ◯ 10番(岡村 しん議員) それでは質問通告に従い,3問質問させていただきます。  まず災害死者ゼロのまちづくりです。  前定例会から御嶽山の噴火,長野での地震,阿蘇山の噴火など,またしても大きな災害が起こりました。亡くなられた方に心より御冥福を申し上げるとともに,被災された方にお見舞いを申し上げます。  毎回の質問で言っておりますけれども,近年の災害の多さは本当に異常です。いつ来るかわからない災害対策は待ったなしです。市長はこの間,「日本一安心で安全なまちづくり」を掲げています。まず市長に伺いますけれども,この「日本一安心で安全なまちづくり」を進めていく上でも,災害死者ゼロを目標に掲げて狛江の災害対策に臨んでいっていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。  2問目,子供たちのための教育行政についてです。  ことしの6月に,地方教育行政法改正法が多くの教育関係者の反対の声を押し切って可決いたしました。今回の法律に教育関係者からは大きく言えば3点,新教育長の権限強化,市長がつくる大綱,総合教育会議のことについて不安の声が出されています。まず7月17日に,「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について」という通知が来ていると思います。この通知が現状のところでは一番まとまっていると思いますけれども,こちらを確認しているかどうかお伺いいたします。  3問目,岩戸地域の開発計画についてです。  まずニトリ狛江ショッピングセンターについてですけれども,先日の一般質問の中で,ニトリの調整会について2年半もかかっているという質問がありました。信号をつけることができれば交通問題としては規模の縮小はしなくていいということになり,事業者が警察と信号設置などの協議をしていたため1年以上調整会が開かれなかったと記憶していますが,その認識でよろしいでしょうか。  再質問は自席にて行います。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 5: ◯  長(高橋 都彦君) 岡村議員の御質問にお答えいたします。  私は市長就任以来,日本で2番目に面積が小さいまちである,これをどのような強みとして生かしていくかというふうに考えたときに,まずコンパクトさということの強みというのは人と人との距離が短い,したがって顔と顔の見える関係の構築のしやすさということを一番に考えました。その上で考えたことは,第1番に災害問題対策,それからもう1つは福祉の対策,そういったことに対して強みが発揮できるのではないか。そういう考え方のもとに日本で一番安心で安全なまちづくりということができないかなという1つの足がかりをつかんだような気がしたわけであります。そしてよく地の利といいますか,狛江の状況をよく見てみますと,坂道がほとんどない。したがって土砂災害のおそれもないじゃないか。一番坂に見える所というのは多摩川の土手でありまして,土手を1つの坂と見るか。安全な,要するに市民にとっては大事な防波堤になるわけでありまして,そういったことから言って日本一安心で安全なまちづくり,そういったものに最も適するではないかという思いのもとに目標を今掲げているところであります。  もちろん災害死者ゼロになることにこしたことはないわけでありまして,その中の1つの考え方として参考にさせていただきたいと思っております。
    6: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 7: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 2問目についてお答えいたします。  文部科学省初等中等教育局長名の平成26年7月17日付文書「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について(通知)」につきましては,教育委員会のほうに届いておりますので確認しております。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 9: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 3問目についてお答えいたします。  調整会におけますシミュレーションの結果を踏まえたまちづくり委員会の見解といたしましては,事業者が計画している事業規模に対する車両来店想定台数では世田谷通りに甚大な交通渋滞を招くおそれが多分にあるという判断から,計画を実行するためには最低限3つの取り組みを実現する必要があるとの見解が示されました。  1点目が計画地西側にある市道と世田谷通りの交差点に信号機を設置すること,2点目が周辺交差点を含めた影響範囲内の信号機の制御タイミングを変更すること,あと3点目が周辺交差点での右折レーンを延伸することでございます。  この点につきまして第3回調整会以降,事業者が交通管理者であります警視庁及び道路管理者であります東京都といった関係機関と約1年2カ月という長い時間をかけまして調整を行ったところでございます。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 11: ◯ 10番(岡村 しん議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  考え方として参考にということで,ありがとうございます。ぜひともこれを参考だけではなく,目標として今後掲げていっていただければというように思います。  9月12日に「東京の防災プラン(骨子)」というのが出ています。目指す都市像として,「都民・地域,企業及び行政の取組を通じて,「世界一安全・安心な都市」にふさわしい」─東京のほうは「世界一」らしいですけれども,「災害対応力が備わっている都市」としています。  まず,この「東京の防災プラン(骨子)」について,として課題をどのように捉えているのかお伺いいたします。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 「東京の防災プラン」は東京都地域防災計画をベースに,東京オリンピック・パラリンピックが開催されます2020年を目標に,市民や地域,行政が防災に備えるべき具体的な取り組みを発災後から時系列に沿って示そうとしているものでございます。  課題といたしましては,残り五,六年という時間が限られた中でどの程度まで推進していくことができるかが一番大きな課題であると考えております。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 15: ◯ 10番(岡村 しん議員) 2020年までということで,スピード感を持ってやっていく必要があるということだと思うんですけど,災害対策ですからスピードが速いにこしたことはないので,その辺やっていっていただきたいと思うんですけれども,このプランでは耐震化の取り組みについて95%耐震化の目標が出されています。狛江では,平成25年度は今までに比べると若干ですけれども耐震工事に対する助成件数がふえています。ことしの第1回定例会で建設環境部長は,「この助成制度が拡充しているということと,担当職員の丁寧な市民への周知ということで,PRが浸透しているのかなというふうに考えております。」と答弁されています。金銭的な負担感が耐震改修工事をするのをためらわせているということだと思います。  では,狛江として95%を実現するための課題をどのように考えているのか。またその後の取り組みとして考えている,検討している中身はあるのか伺います。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 17: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 耐震化の取り組みに関しましては第3回定例会でも答弁させていただきましたけれども,昭和56年5月31日以前の建築基準法施行令に基づく基準で建てられました旧耐震の建物所有者の皆様に対しまして,の広報とか町会あるいは自治会への情報提供また関係団体等の御協力をいただきまして,引き続き啓発に努めているところでございます。  対象となる皆様が御高齢であることから,費用負担に対する御懸念とか,いつ生じるともわからない震災に対しまして御本人の御年齢からその必要性を強く御認識いただけていない状況にあるものと推察しているところでございますけれども,耐震化を進めることが喫緊の課題であることから,現在他の取り組み事例を調査・研究しております。対象者となる皆様の負担感等の御懸念を可能な限り払拭することで耐震化についての御理解を深めていただきまして,耐震化率向上を達成してまいりたいと考えております。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 19: ◯ 10番(岡村 しん議員) 負担感を払拭することを考えていくと。財政的な負担感というのが一番強いわけですから,そういったことを考えているのかなというふうに思います。  次に家具転倒防止器具についてお伺いいたします。  以前,市長会の取り組みとして家具転倒防止器具を市民に配布しておりました。家具転倒防止器具は,経済的に困窮した世帯にとっては購入すること自体できなかったり,高齢世帯や障がいをお持ちの方にとっては設置できない方もいます。こうした中で多くの自治体が配布事業,取りつけ支援事業を行っています。  例えば小金井では,65歳以上のひとり暮らし高齢者または高齢者のみの世帯で,器具を取りつける家屋に引き続き居住する,過去に申し込みをしていない世帯100世帯に配布,取りつけ支援を行っています。清瀬では家具転倒防止器具配送委託及び取りつけ委託を約500世帯に対し行っています。  こうした中で,狛江における家具転倒防止器具についての現在の対応をお伺いいたします。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 21: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 東京都市長会の助成事業といたしまして,平成21年度から23年度までの3カ年におきまして5,299世帯に家具類の転倒防止器具の支給,耐震ジェルマットという家具類の滑りどめなどを防災イベント等で参加者に配布したほか,ホームページや防災ガイドなどで自助の備えとしまして家具類の転倒・落下・移動防止の啓発をしているところでございます。  また,防災センター2階の展示ケースでも家具転倒防止器具などを紹介しているところで,市民の方々からお問い合わせがあったときは,防災グッズのカタログなどを差し上げまして事業者の紹介等を行っているところでございます。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 23: ◯ 10番(岡村 しん議員) 啓発,展示,カタログ提供,事業者紹介等を行っているということです。しかし,市長会の取り組み後にも器具の配布をやっている自治体が26市中7,取りつけ支援をしている自治体が11あります。「日本一安心で安全なまちづくり」を掲げる狛江としても,ぜひこの器具の配布,取りつけ支援を行うべきかと思うんですけれどもいかがでしょうか。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 25: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 家具類の転倒防止等につきましては,東京都市長会助成事業にて支給した世帯数が,目標数値であった全世帯の10%を超える14%に達したことで一定の成果が出たということ,また,平成24年度の防災に関する市民意識調査での家具類の固定についての設問では,「大部分固定している」「一部固定している」との回答が63.6%であったことなどから自助の備えとして家具類の固定化はかなり進んでいると判断しており,現時点では具体的な支援は考えていないところでございます。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 27: ◯ 10番(岡村 しん議員) 消防庁が昨年8月に発行した「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」には,「近年発生した地震でけがをした原因を調べると,約30~50%の人が,家具類の転倒・落下・移動によるものでした。」と書かれており,地震によるけがの多くを占めているということがわかります。  狛江の中でもまだ3分の1の世帯が設置していないというのがこのアンケートの結果です。高齢世帯や障がい者など,災害弱者と呼ばれる人にとっては自分では設置したくてもできない,こうした事情もあります。26市中無料配布6,9割助成1で計7,取りつけ支援は本人負担なしで11で行われています。日本一安心で安全な都市を目指す狛江であれば,せめて65歳以上の世帯だったり,障がい者,愛の手帳保持者,難病指定を受けている方などを対象に,無料配布や取りつけ支援を行っていくべきだと思うんですけれども,こちらのほうも市長にお伺いしますけれども,ぜひこういったことを考えていけないでしょうか。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 29: ◯  長(高橋 都彦君) 防災を考える上で一番大事なことは,まず自分でできることは自分で守る,それから日本一安心で安全なまちづくりを築き上げる上で私が非常に期待をかけているのは共助の部分でありまして,顔と顔の見える関係の構築。そういったことが十分に行われ,充実したところに日本一安心で安全なまちづくりの土台ができるというふうに考えています。  今おっしゃられたように災害弱者の方々をどういうふうに救済していくかということについては現在検討中でありますので,どのような形で災害弱者の方々を救済していくかということについても今後の課題として考えていきたいと思っております。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 31: ◯ 10番(岡村 しん議員) 災害弱者に対する対策については検討中ということなんですけど,確かに自助・共助大事だと思いますけれども,今回の件については本当に設置したくても自分で設置できないと,もう自助ができない,こういう状態なわけです。ぜひともこういったところに関しては公助として取りつけ支援などを行っていくということがあってもいいのかなというふうに思いますので,こちらのほうも含めて検討していっていただきたいというように思います。  先ほどの骨子のほうなんですけれども,地域の防災イベントをふやしていくと,このようにも書かれています。最近多くやっていると思いますけれども,この間の取り組みについてお伺いいたします。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 33: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災イベント等の参加のところでございますけれども,町会・自治会,マンションの管理組合等が実施する訓練のほか,各避難所運営協議会におきましても訓練を実施しておりまして,訓練自体はふえていると認識しております。  また,ホームページや安心安全情報ブログなどにも訓練の様子などを紹介しておりまして,市民が訓練に触れる機会を広げているところでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 35: ◯ 10番(岡村 しん議員) 10月4日に防災講演会も行われたわけなんですけれども,ここで前定例会で私が提案させてもらったIDホイッスルが参加者全員に配られました。PR効果を狙ったということなんですけれども,一般の方にはPR効果ということでいいと思うんですけれども,このIDホイッスルは,高齢者や障がい者など,それこそ災害弱者と呼ばれる方に持っていていただけたら大きな力を発揮すると思います。  福祉保健部長のほうに伺いますけれども,要支援者対策ということでこのIDホイッスルの全高齢者・障がい者への配布というのはできないのでしょうか。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 37: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在要支援者対策といたしましては,ヘルプカードまた災害ベストを中心に展開させていただいておりますので今後の検討課題とさせていただきます。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 39: ◯ 10番(岡村 しん議員) 前向きに検討していただけますようお願いします。  次に学校での防災教育,この現状についてお伺いいたします。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 41: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 現在,市内全ての小・中学校は学校の安全教育年間指導計画に基づき,学校ごとに作成されている防災マニュアルや東京都教育委員会作成の「安全教育プログラム」「地震と安全」などを活用して防災教育に取り組んでいます。  具体的には,安全指導と避難訓練を各月各1回,また避難訓練のうち1回は防災訓練として地域や保護者と連携した訓練を行っております。特に東日本大震災以降の避難訓練では,「地震」「火災」「豪雨・水害」「不審者侵入」などの想定のもと,意図的に予告なしの訓練を行うなど,危険を予測し回避する能力と他者や社会の安全に貢献できる資質や能力を児童・生徒一人一人が身につけられるよう指導しています。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 43: ◯ 10番(岡村 しん議員) さまざまな形で防災教育を行っているということです。今回この質問を準備するに当たって,私たち日本共産党狛江市議団は防災対策で進んでいる鳥取県倉吉のほうへ視察に行ってまいりました。倉吉では防災カルタやゲームを使って教育をしています。防災カルタは市民の方に標語をつくってもらってカルタにしたものです。カルタづくりのために標語を考えることも防災意識を高めていくことにつながっていきます。  ことしの防災の日には狛江でも標語の表彰を行いました。これを続けていってカルタにしていく,こうした取り組みは標語を寄せてくれる人にとっても励みになっていくと思います。狛江でもこのような取り組みができないでしょうか。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 45: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 御紹介いただきましたカルタやゲームなどにつきましては,子供たちの興味・関心を引き出す教材としてはその効果は十分にあるものと推測いたします。  現在狛江において同様の教材等を作成していく予定はありませんが,倉吉など他府県の実践例については各学校へ積極的に紹介してまいりたいと思っております。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 47: ◯ 10番(岡村 しん議員) よろしくお願いいたします。  次に,またこの骨子には,「災害時に火災が発生しても,燃え広がらない,燃えないまちが至るところで形成」と書かれています。以前にも質問させていただきましたけれども,準防火地域の指定,これを狛江全域でできないかと思います。  ことしの第1回定例会の答弁では,「課題の一つであります準防火地域の指定についても検討していきたいと考えております。」との答弁でした。この間の検討状況についてお伺いいたします。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 49: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 平成24年度に実施されました権限移譲に伴いまして,都市計画に関する指定等の権限の多くが都から移管されておりまして,防火・準防火地域の指定及び変更等をが行うこととなっております。防火・準防火の指定がない地域を新たに指定することで火災に対する安全面の向上を図ることは可能でございます。  しかし,市内の約6割を超える地域におきましては防火・準防火の指定がない地域であることから,変更によりまして多数の既存不適格建築物を生み出すことになります。  また,建てかえ及び改修の際には,防火・準防火の指定がない場合には対応の必要がないとされている延焼のおそれがある部分につきましては,仮に準防火地域の指定がされますと外壁とかサッシ,それからあと換気口とか吸気口等について防火構造にするなど大きな費用負担が生じることも想定されます。準防火地域へ指定変更するには多方面での検証を行う必要があるものと考えておりますので,今後調査・研究を行ってまいりたいと考えております。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 51: ◯ 10番(岡村 しん議員) 私のほうでも以前に一級建築士の方に確認したところ,準防火地域について法令に明記している防火上の措置については,現在新たに建てられている住宅ではほとんどのものが既に対応されているそうです。23区のほうはほとんどが準防火地域に指定されています。あえて言えば窓を耐火構造にしなければならないということでしたけれども,この場合でも窓ガラスの部分が現状から2割から3割高くなるということでしたけれども,窓の価格は建築費全体から見ればわずかな増加だと思います。木造密集地域など延焼の可能性が高い地域が狛江市内にもあります。第1回定例会の答弁で,「課題の一つであります準防火地域の指定についても検討していきたいと考えております。」と答弁しているように課題になっているわけですので,この防火対策が進むように決断していただきたいと思います。  次に,世田谷区との合同訓練が11月29日に行われ,私も参加させていただきました。きたみふれあい広場のいっとき避難場所に集まってから五小に移動して訓練を行うという非常に有効な内容かと思います。世田谷区は多くの区民が参加しており,参加者を名簿でチェックしていたのに対し,狛江は関係者の参加がほとんどでチェックもされておらず,世田谷区との温度差を少なからず感じてしまいました。総務部長も参加されていましたけれども,感想と課題などがあればお伺いいたします。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 53: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) この訓練は,平成25年2月に締結しました災害時における相互応援に関する実施細目に基づきまして,避難所等の相互利用の検証,隣接している町会・自治会及び行政同士の関係をさらに密にすることを目的に実施したところでございます。  実際に災害が発生した場合,行政区の枠を超えて対応していくことになります。このような状況下で顔の見える関係が構築されていれば円滑な災害対応ができるものと考えておりまして,世田谷区と狛江がともに行動したことは先々の動向を含めて大変有意義なものであったと評価しております。  課題といたしましては,当日の天候の影響もあったかもしれませんけれども,町内会にチラシなどをお配りしたところでございますが,狛江側の参加者がふえていなかったというところが課題であると認識しております。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 55: ◯ 10番(岡村 しん議員) 当日の天候については狛江も世田谷区も変わらないわけなので,安心安全メールが流れてきたのも前日でしたので,次回以降もう少し早くお知らせしていただけたらなというように思います。  当日の参加者のチェックもいっとき避難場所に誰が来ているのかと安否確認にもなりますので,今後はぜひ行っていっていただきたいと思います。  避難所運営協議会についてお伺いいたします。  避難所運営協議会は各学校区にできる見込みとなりました。今後大事になってくるのは実際に起こったときに対応できるようにする訓練です。私はこの間六小学区で行われた訓練に参加しました。この訓練には職員の方がかなり多く参加をしておりました。実際に災害が起こったときのことを考えたら,職員はそこに参加していくということはほとんどできなくなってしまいます。職員がいない中での訓練,また全校で同時に訓練を行っていく必要があるのではないかと考えますけれどもいかがでしょうか。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 57: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 9月2日に避難所運営協議会の会長級の方々に出席していただきまして避難所運営協議会連絡会を開催いたしました。その中の意見交換におきまして,全校一斉の訓練を実施してはどうかという御意見も出ていたことから,実施に向けて準備を進めていきたいと考えております。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 59: ◯ 10番(岡村 しん議員) 実施に向けて準備ということで,ぜひよろしくお願いいたします。  被災後には,避難所も含めて市内外多くの方にボランティア活動してもらうこととなります。被災地のボランティアということで,当然けがなどの危険も予想されるものであります。私も石巻の支援に行ったときにはボランティア保険に入って行きました。  狛江が被災した場合には,避難所運営協議会のメンバーや防災会のメンバーに加え,多くの市民の方また市外からもボランティアが来ることが予想されます。こうしたボランティア活動中のけがなどに遭った場合を考え,ボランティア保険に入ってもらう必要というのがあると思うんですけれども,現状についてはどのようになっているんでしょうか。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 61: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 一般のボランティアの方につきましては,災害時ボランティアセンターが所管するボランティア保険に加入した後活動することとなっております。また,避難してきた人に手伝ってもらった場合につきましては,が掛けている消防団員等公務災害補償等共済基金より補償されることになっております。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 63: ◯ 10番(岡村 しん議員) 市内の方でも市外の方でもきっちり補償はされるということで安心いたしました。  次にもう少し小さい単位では,防災会などの訓練も大事になってまいります。倉吉では地区住民ごとに地図上に危険地域を書き込み,その後その地図を地域住民に配っています。このことにより,住民は自分たちの地域のどこが危険なのかが理解できるようになったということです。狛江では全域に防災会があります。図上訓練・DIGを各防災会単位で住民とともに行っていくことが大事だと思いますけれどもいかがでしょうか。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 65: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災会の方には災害対応時の担い手として大いに期待しているところでございます。そのための訓練・学習等積極的に参加をしていただいております。  一昨日ですけれども,山口大学大学院の瀧本准教授を講師としてお招きしまして,防災会,地域の方々を対象に,町中での危険箇所や災害時に役立つ物,場所,その他防犯の観点からも,実際に市内を歩いて検証を行う講習を実施したところでございます。今後もこのような講習や訓練を防災会単位で実施していくように働きかけていきたいと思います。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 67: ◯ 10番(岡村 しん議員) 実際に市内を歩いて検証したということで,非常に大事な訓練だったのかなというふうに思います。
     危険箇所などの情報は,防災会にとどまらず市民に周知されてこそ本当にいざというときに大きな力を発揮してきます。倉吉のように地図を配るところまでぜひ進めていただき,住民に危険箇所をわかってもらえる取り組みに発展させていただきたいと思います。  次に防災リーダーづくりについてお伺いいたします。  10月4日の防災講演会のときに,防災会や避難所運営協議会への加入の呼びかけが行われました。結果についてお伺いいたします。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 69: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災会員や避難所運営協議会の会員のなり手不足は御存じのとおりでございます。担当課といたしましても機会あるごとに周知・啓発しておりますけれども,十分な結果とはまだ至っていない状況でございます。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 71: ◯ 10番(岡村 しん議員) 1回の呼びかけではなかなか難しかったということだと思います。  ただ,地域防災組織があるんだよという広報にはなったと思いますので,引き続き行っていただきますようお願い申し上げます。  実際に防災リーダーをつくっていくためには,なったときに何をやっていけばいいのかわかる,自分にもできる,こうした自信のようなものが必要になってくると思います。  3年前の第4回定例会で,防災センターを活用して防災教室を開き,防災リーダーを育成してほしいと質問させていただいています。その後昨年の第3回定例会でも,この問題について国分寺で行っている事例を出して提案させていただきました。ことしの決算特別委員会でも西村委員が練馬区の例を出して提案しています。  ほかの自治体の事例を見ると,防災教室は座学とともに実際に救命救急などの訓練も行っている所がほとんどです。実際に学んで訓練も行うわけですから,本人にとっても自信につながってくると思います。  これまでの答弁では,検討する,研究するなどとされてきましたけれども,他の議員からも防災士をふやしてほしいと,こういう質問も出されております。地域に防災リーダーをつくってほしいという思いからだと思います。狛江として防災リーダー育成のために学習会を行っていく,このことについてこれまでの研究・検討の結果についてお伺いいたします。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 73: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災リーダーの育成ということで,練馬区の「ねりま防災カレッジ」というものがございます。そちらの今内容を拝見させていただきました。とてもよい取り組みであると感じておりまして,狛江ではどのような形でなら行えるのかというところを担当とも今協議をしているところでございます。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 75: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひとも防災センターを使って,このような防災教室の実施をお願いしたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 77: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 地域での防災リーダーの育成につきましては,災害対策に精通した学識者を講師とした防災市民組織リーダー研修会を防災会や避難所運営協議会の方々に毎年のように受講していただいており,地域での防災リーダー育成に努めているところでございます。  しかしながら,研修実施回数が年に2回しかなく,しかも受講人数に制限があることから,思うようにリーダーが育成されていないところでございます。  したがいまして先進の,先例のほうの取り組みを参考にしながら,このような講義等の実施を検討していきたいというふうに考えております。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 79: ◯ 10番(岡村 しん議員) 実施について検討していくということで,本当にありがとうございます。多くの市民の方が参加できるようにお願いいたします。  次に,ママさん防災教室についてお伺いいたします。  昨日,和泉児童館でママさん防災教室というものが消防署主催で行われています。内容についてお伺いいたします。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 81: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) この事業は未就学児がいるお母さんを対象としておりまして,応急救護,AEDの取り扱い,誤飲時の処置方法をメーンとした内容となっております。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 83: ◯ 10番(岡村 しん議員) 非常にいい企画なのかなというふうに思います。この間子育てママの体験防災セミナーというものが全国各地で開かれ,テレビでも紹介されています。東日本大震災の経験から,被災した母親たちがつくった本なども何冊か出版されています。私も,これなんですけれども,被災ママ812人がつくった,実体験から書かれている,こうした本を読み大変参考となりました。子供の命を守るためにどんな備えが必要なのか,また避難用持ち出し袋の中身も他の世代とは変わってきます。私の買った本の前書きには,防災用品はそろえるものが多くて全部は準備していなかった,しかし被災をしたことにより必要だったことがわかった。こうしたことが書かれていました。この子育て世代や妊婦に対しても防災知識の普及,今後努めていくべきだと思いますけれどもいかがでしょうか。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 85: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 女性向けの防災ハンドブックの作成を現在検討しておりまして,各世代に対応した内容にすることと考えているところでございます。  このようなハンドブック的なものを通じまして知識の普及に努めてまいりたいと考えております。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 87: ◯ 10番(岡村 しん議員) 女性向けのハンドブックを考えているということです。多くの世代が使いやすいものになるようよろしくお願いいたします。  東日本大震災では女性の視点が必要ということが重要な教訓だったと思います。ぜひともこうしたもので普及していただければと思います。  例えば,母子手帳を渡すときに答弁にあったようなハンドブックを配る,また保育園や児童館などを使ってこうしたセミナーを行うのもいいのかなというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 89: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 先ほど答弁いたしました防災の講義等の中で,子育て中のパパ,ママを対象といたしましたカリキュラムの検討をしていきたいと思っております。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 91: ◯ 10番(岡村 しん議員) 先ほどの防災教室の中で検討していただけるということで,ぜひよろしくお願いいたします。  次に災害時の情報提供についてでございます。  防災行政無線受信機について伺います。  この問題では,前定例会で市長は,「有効な方法については,なるべく早く体制が整えられるように考えていきたいとは思っております。」と答弁しています。この間の検討についてお伺いいたします。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 93: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災行政無線の電波ですけれども,現在アナログ波とデジタル波の2つの波を併用しております。既存のアナログ波につきましては全国一斉に平成34年をもって廃止となり,以降はデジタル波の運用が必要となります。  狛江では避難所となる各学校等に戸別受信機を設置しておりますが,こちらにつきましてもいずれは使用できなくなることから,デジタル波対応につきましては大きな課題であると認識しております。  御質問の戸別受信機についての検討でございますけれども,デジタル波対応の戸別受信機はあるんですけれども,まだ高額であることと防災ラジオのようにラジオ機能がついていないことなどから具体化していないところでございます。  現在は他の有効策を見出すために,他の防災担当,あと無線機メーカーからの情報収集に努めているところでございます。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 95: ◯ 10番(岡村 しん議員) 私たちが視察してきた倉吉では─倉吉は人口4万9,341人,世帯数2万484世帯,一般会計予算で約55億円,こうした自治体でございます。それでも倉吉では防災行政無線の戸別受信機を全世帯に無償で配布しております。アンテナなども含めた防災行政無線のシステム全体で考えれば約12億円,戸別受信機の配布だけで考えれば約5億円の予算がかかったということです。倉吉は土砂災害に備えてこのような政策を実施してきたということです。私が一番感じたのは,やる気になればできる,こうしたことでございました。  技術的な話では倉吉では移動系の260メガヘルツの電波と地域振興波,アナログ波の360の電波を使って行っています。ただデジタルのみで行うのに比べ大幅に事業費が安くなり,戸別受信機システム構築や設置も地元の業者に頼んだので地域振興にもつながっているということです。  狛江ではデジタル波とアナログ波,両方使っているということです。移動系のアナログ波について総務省からもいつまでにデジタルに切りかえるべき,こうした指示は来ておりません。この移動系のアナログ電波を使えば防災ラジオを使うことは理論上できます。ぜひともこうした防災ラジオの配布を実施に移してほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 97: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時における情報の伝達・提供につきましては,正しい情報をいかに早く広く伝えるかが重要となります。この点からもラジオによる放送はとても効果があるかと思われます。  幸いにも調布FMは狛江市域でも受信できますので,災害時等は情報を放送していただけるよう,現在調布FMとの間で協議をしているところでございます。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 99: ◯ 10番(岡村 しん議員) 調布FMとの協議は,今どういう状況でしょうか。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 101: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 調布FMとはこれまで2回ほど協議等を行ってまいりました。災害時のほか緊急時での協力についてもお願いしているところでございますが,いろいろな条件面での検討が必要であることから,その対応についてまだ協議中でございます。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 103: ◯ 10番(岡村 しん議員) 一歩前進なのかなというふうに思いますけれども,調布FMは夜間に関しては人のいない時間帯があるというふうに聞いているんですけれども,そのあたりについてはどうなんでしょうか。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 105: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 確かに調布FMの職員は夜間は常駐していないということでございましたので,万が一,緊急時はFMの職員が来るまで,放送するには一定の時間を要するという状況でございます。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 107: ◯ 10番(岡村 しん議員) 災害が起こったときにすぐに放送できるというのは大事なんだと思います。広島での災害のように夜間に起こった場合についても,調布FMだけだとすぐには対応できないということです。防災ラジオのように何かあったときに自動でチャンネルが切りかわる,自動でスイッチがつく,こうしたこともなく,深夜で寝ているときについては対応がとれない,こうしたことになってしまいます。  調布FMとの協定,これもぜひ進めていっていただきたいとは思うんですけれども,防災ラジオの普及,これについても進めていくべきです。これだけ災害が多くなってきているわけですから,デジタルのものが出てくるまで,安くなるまで待っているわけにもいきません。先ほど話した移動系の電波を使っていくことも考えられます。また,現在の固定系の同報系の電波のものでもあと8年は使えます。1,000台買えば1台当たり7,500円で買えます。現状では防災ラジオが防災会の班長に配られていますが,さらに各町会・自治会の役員,班長にまで配っていけば地域の防災力は格段に上がっていきます。そしていずれデジタルの防災ラジオが出たら,さらに広く要援護者等にも広げていくなど,2段構えの取り組みをぜひ検討していただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 109: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 状況を見ながら考えていきたいと思います。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 111: ◯ 10番(岡村 しん議員) 状況を見ながらということであれば,前定例会から今定例会まで3つの大きな災害も起こっています。状況を見れば待ったなしということはわかると思います。ぜひともスピード感を持って家の中ではっきりと聞こえる,こうした取り組みを進めていっていただきたいと思います。  これで1問目の質問を終わります。  2問目についてなんですけれども御答弁ありがとうございました。  そもそもこの教育委員会制度は,戦前の反省から教育を政治から独立させるためにできたものです。教育委員会制度ができたときに3つの根本方針,こうしたものが述べられています。1つ目に中央集権ではなく地方分権,2つ目に民意の反映,「レイマンコントロール」と呼ばれています。3つ目に一般行政(首長)からの独立です。このことは今回の改正でも変更がないということでよろしいのでしょうか。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 113: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 今回の制度改正は,教育委員会自体の職務権限に変更があるものではございません。その意味において,教育委員会の存在に係る基本的な事項につきましては変更はないと認識しております。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 115: ◯ 10番(岡村 しん議員) 教育委員会の存在に係る基本的な事項については変更ないということでございます。この法律では市長が教育行政の大綱をつくっていくということになっています。この大綱なんですけれども,教育委員会の同意がなく首長が─狛江の場合は市長がですけれども,大綱に書き込んだときに尊重していく義務があるのか。例えば,教科書採択の方針など教育委員会の権限に属するものについて書き込まれた場合についてはどうなんでしょうか。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 117: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 大綱は地域の実情に応じ,当該地方公共団体の教育,学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱とされています。またこの策定に当たっては,総合教育会議での協議を経て首長が定めることとなっております。総合教育会議で首長と教育委員会の調整がついた事項については,首長と教育委員会の双方に尊重義務がありますが,首長と教育委員会の調整がつかず,首長がみずからの権限で一方的に大綱に記載した場合におきましては,教育委員会はその事項を尊重する義務を負わないとされております。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 119: ◯ 10番(岡村 しん議員) つまり,勝手に書き込んだところについては尊重しなくてもいいということだと思います。では,狛江では教育振興基本計画,これの策定の最中であります。法律上は教育振興基本計画を大綱としてもよいとなっています。狛江ではこれとは別に独自に大綱をつくっていこうということなのか,教育振興基本計画自体を大綱としていくつもりなのか,そのあたりについてお伺いいたします。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 121: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 大綱の策定は改正法により地方公共団体に義務づけがされていることから,当然狛江においても大綱を策定します。なお,大綱を定める際には総合教育会議において協議することとされていますが,第2期狛江教育振興基本計画を大綱と位置づけることを念頭に関係部署と調整していく予定でおります。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 123: ◯ 10番(岡村 しん議員) 方向性については,教育振興基本計画を大綱にしていくという考え方だということです。  教育振興基本計画は先日パブリックコメントが行われました。出されている意見の特徴についてお伺いいたします。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 125: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 第2期教育振興基本計画(素案)に関するパブリックコメントは10月10日から11月10日までの32日間実施し,8名から38件の意見が寄せられました。いずれの意見も素案を熟読したことがうかがえるとともに,日ごろから教育に関して強い思いを持っている方から多くいただいたと感じております。  内容として,素案に関する表現の修正,項目の追加など建設的な意見のほか,今の制度改革における新制度に関する意見のほうも寄せられました。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 127: ◯ 10番(岡村 しん議員) このパブリックコメントを見せていただきました。どの方も本当に真剣に意見を挙げてくれているなというように感じました。答弁にもあったように,新制度に関する意見,こうしたものもありました。「教育委員会制度改革により生じる教育行政への政治介入の危険性や教育委員会の民主的独立性を守る必要性を教育振興基本計画の中で明確にすべき。」,また,「教育委員会制度の変更を「教育委員会の役割をより明確化するもの」と論証抜きに記載し,肯定的な評価をしているが,教育委員会制度自体はそもそも戦前の痛切な反省を踏まえて教育の政治からの独立をはかったものである。今回の変更は,首長の意向が強く教育委員会に反映することになり,逆行していると言わざるを得ない。したがって,そのようなことを意図したものではないというなら,そのための方策や対応を考えるべきである。それなしにこのような肯定的評価はすべきでないと考える。」,このような意見が寄せられておりました。どちらの意見も政治介入から教育を守るべきという趣旨の意見です。こうしたパブリックコメントの意見を十分に反映していただけますようお願い申し上げます。  次に総合教育会議についてお伺いいたします。総合教育会議,これはどのように行っていくのか,構成員,内容,実施時期についてお伺いいたします。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 129: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 改正法により,総合教育会議の構成員は市長と教育委員会と規定され,協議内容は大綱の策定に関する協議,教育を行うための諸条件の整備その他の地域の実情に応じた教育,学術及び文化の振興を図るため重点的に講ずべき施策についての協議,児童,生徒等の生命または身体に現に被害が生じ,またはまさに被害が生ずるおそれがあると見込まれる場合などの緊急の場合に講ずべき措置についての協議,並びにこれらに関する構成員の事務の調整と規定されております。その他実施時期も含めた運用については調整中でございます。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 131: ◯ 10番(岡村 しん議員) 実施時期も含めた運用については調整中ということでわかりました。  私は6月の一般質問でも教育の政治的独立性の問題を主に質問させていただきました。この総合教育会議や大綱を通じて政治的中立性というのが脅かされる,こうしたことがあるのではないか,こうした心配をしていたわけですけれども,総合教育会議の議題として─やる内容というのはさっき聞きましたけれども,ふさわしくない内容,こうしたものもあるのでしょうか。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 133: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 文部科学省の見解として,制度の趣旨に鑑み,教科書採択,個別の教員の人事など,特に政治的中立性の要請が高い事項は協議題とすべきではないと示されております。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 135: ◯ 10番(岡村 しん議員) 政治的中立性の高い事項は議題とすべきではない,こうしたことを確認できました。
     この法律では新教育長に権限が集中していくことになります。第2回定例会では,教育部長は,「いわゆる新教育長につきましては,現行の教育委員長と教育長の職務をともに行っていくこととなると伺っておりますので,これまでとの比較としては権限は強化されることになろうかと思います。」と答弁されています。国会の議論では教育委員会が新教育長をチェックしていく,こうしたことですけれども,体制づくりはどのように行っていくのでしょうか。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 137: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 国レベルで決定した制度であり,その仕組みも担保されていると考えていますので,改正法の規定や法の趣旨に沿って対応していきます。現在,東京都においても制度改革に向け対応を調整中でありますので,その動向も踏まえながら考えてまいります。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 139: ◯ 10番(岡村 しん議員) 対応の必要性ができたらやっていくということかと思います。  次に教育委員会の活性化についてお伺いいたします。  私たち日本共産党は,1,教育委員たちが保護者,子供,教職員,住民の不満や要求をつかみ,自治体の教育施策をチェックし改善する,2,会議の公開,教育委員の待遇改善や支援,教育への見識や専門性を持つ人物の確保など教育委員会の役割が果たせる体制をつくる,3,政治的介入から教育の自由と自主性を守る,4,憲法と子どもの権利条約の立場に立って行政を行う,5,教育委員の公選制などの抜本的な改革を国民的合意のもとで進める,と5つの提案を行っています。5番目については今後の話になりますけれども,1番目から4番目については同意していただけるのかなと,既にやっている部分も多いのかなというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 141: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 教育委員会の活性化が今回の制度改革の狙いの一つでもあると捉えていますので,新制度をとしての活性化に生かしていきたいと考えております。御提案いただいた内容もその中の一つの意見として参考にさせていただきます。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 143: ◯ 10番(岡村 しん議員) 子どもの権利条約は批准されて20年となりました。私たちの提案の中にも「憲法と子どもの権利条約の立場に立って行政を行う」としていますけれども,子どもの権利条約について教育部はどのように捉えているのでしょうか。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 145: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 「子どもの基本的人権の保障」という条約の趣旨は狛江においても尊重すべき内容であると捉えています。そのため教育委員会としても,東京都教育委員会発行の「人権教育プログラム(学校教育編)」を活用することで東京都人権施策推進指針に示されました「人権課題「子供」」への対応を行い,児童・生徒や教職員,保護者や地域などの人権感覚を磨くとともに,人権意識を高めているところでございます。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 147: ◯ 10番(岡村 しん議員) 狛江においても尊重すべき内容であると捉えていますということでございました。教育委員会で子どもの権利条約そのものを学んでいるという自治体もございます。狛江でもこうした取り組みはできないでしょうか。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 149: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 教育委員会で推進している諸事業は全て先ほど紹介した「人権教育プログラム」を踏まえたものであり,当然子どもの権利条約の趣旨を基盤にしたものと考えておりますが,その原則を確認する必要が生じた際には検討したいと思います。 150: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 151: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひ検討していっていただければというように思います。7月17日の通知には,「教育委員会における審議を活性化し,地域住民の民意を十分に反映するためには,「教育委員会の現状に関する調査」の調査項目となっている学校や教育委員会事務局に寄せられた意見の教育委員会会議における紹介,アンケートの実施,公聴会や意見交換会の開催,所管施設の訪問等の取組が有効であることから,これらの機会を積極的に設ける必要があること。」が書かれています。  第2回定例会でもアンケートの実施について提案させていただきました。明確な答弁はそのときはありませんでしたけれども,保護者の生の声を聞く機会として狛江としてもぜひ行っていったらどうかと思いますけれどもいかがでしょうか。 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 153: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 必要性や実施目的,費用対効果などを精査して検討します。 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 155: ◯ 10番(岡村 しん議員) 教育行政に多様な意見を反映させていくことは重要なことと考えます。通知にも,「積極的に設ける必要があること。」となっていますので,実施に向けた検討をよろしくお願いいたします。  次に35人学級について伺います。  財務省は,財政制度等審議会の分科会で,公立小学校1年生で実施している35人学級について,教育上明確な効果が見られないなどとし,来年度から40人学級に戻すことを提案しました。小・中学校における35人以下学級編制の実現については,東京都市長会や東京都市教育長会からも都や国に継続的に要望が出されるなど,35人学級は多くの教育関係者また多くの父母の要望する中で実現されてきたものでございます。35人学級の全学年での速やかな実施が児童や保護者,教職員の願いとなっています。  教育長は実際に都や国に要望してきた立場だと思いますけれども,改めて35人以下学級編制について教育長の考えを伺いたいと思います。 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 157: ◯ 教育長(有馬 守一君) 25年の第1回定例会でございましたか,答弁の趣旨から変更はございません。小・中学校における35人以下学級編制の実現につきましては,市長会それから東京都市教育長会からも都や国のほうに継続的に要望してきた事項でございまして,今年度につきましても都市教育長会のほうから要望している事項でございます。 158: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 159: ◯ 10番(岡村 しん議員) 今年度についても要望しているということです。全国都道府県教育長会が来年度の予算要望として,基礎定数化のための法改正による35人以下学級の早期拡大。平成23年度は小学校第1学年においてのみ35人以下学級の実現が図られたものの,平成24年度においては基礎定数化のための法改正を見送り,小学校第2学年の36人以上学級の解消として加配措置によって行われた。その後,小学校第3学年以降の35人以下学級の実施は見送られている。教職員体制を整備し,子供たちの学習・生活の両面の成長を図る観点から,35人以下学級を基礎定数化のための法改正により早期に拡大すること。その際,児童生徒の実態や地域の実情に応じた柔軟な学級編制や教職員の配置ができるようにすること,と要望されています。つまり,3年生以上の35人学級の要望ということなんですけれども,教育長もこうした立場でよろしいということでしょうか。 160: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 161: ◯ 教育長(有馬 守一君) 私のほうも現在全国都市教育長協議会の理事となっておりますけれど,同様の趣旨で少人数学級のさらなる推進に向けた働きかけを行っているところでございます。 162: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 163: ◯ 10番(岡村 しん議員) 引き続き要望のほうを続けていっていただければと思います。  狛江の状況についてお伺いいたします。  35人学級導入前と導入後に,子供たちの様子や教職員の負担についてどのように変化してきたのかお伺いいたします。 164: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 165: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 子供たちの様子につきましては,教員一人一人がより一層個々の子供たちにきめ細かに対応することができるようになったため,授業中の発言や発表など子供一人一人の活躍の場が増加した,教室にゆとりのスペースが生まれ学習環境が向上した,そして,これらにより子供たちがより一層落ちついて学校生活を送れるようになったなど変化が見られていると考えています。  また教職員の負担につきましては,学級規模が小さくなったことでさまざまな学級事務の負担が減少し,子供たち一人一人に向き合う時間を一層確保できるようになりました。 166: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 167: ◯ 10番(岡村 しん議員) 子供たちにとっても教職員にとっても本当に大きな成果が出ているということが確認されました。  ことし出されたPTAからの要望では,狛江第一小学校のPTAからもへの要望として,35人学級の実現とともに継続して少人数講師の派遣を要望しますと出されています。緑野小学校のPTAからは,1学級20人から30人制にしてほしいとの要望も出されています。35人学級を40人に戻すのではなく,全学年を35人学級にするために教育長会としても狛江としても引き続き要望していっていただければというように思います。  次にPTAから出されている要望についてお伺いいたします。  最優先要望4項目のうち1つ目が空調設備の設置となっています。要望書の中では,夏場の体育館では体調を崩す児童・生徒が増加しており,熱中症の危険も感じられますと書かれています。実際に体調を崩す生徒は以前に比べふえているのかお伺いいたします。 168: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 169: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 改めて小・中学校に電話で確認をいたしましたが,暑くなりそうな日(特に体がなれていない早い時期)は声かけを徹底する,授業など内容の変更を行うなどの対応を行っていることもあり,体調を崩す児童・生徒数が実際にふえている事実は確認できませんでした。 170: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 171: ◯ 10番(岡村 しん議員) 学校側の把握としてはふえていないということですけれども,実際にPTAから要望として出されているということは,家に帰った後で体調が悪くなっている,こうしたことも考えられると思います。なぜPTAからこうした要望が出ているのか,実態把握を進めていっていただければと思います。  熱中症対策としては水分の補給,こうしたことも大事になってきます。学校関係者の方から市外の学校から狛江の学校に試合で体育館に来たときにウオータークーラーがなくて驚かれた,こういうふうな話も伺っております。現在のウオータークーラー,こうしたものの設置状況についてお伺いいたします。 172: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 173: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) ウオータークーラーを設置している学校はございません。 174: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 175: ◯ 10番(岡村 しん議員) ウオータークーラーの設置は体育館にされていないということです。ぜひ熱中症対策のため,体育館,夏は物すごく暑くなります。こうした体育館につけていっていただきたいというふうに考えますけれどもいかがでしょうか。 176: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 177: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 体育館近くには水栓もあることから,経費面も考慮しながら検討する必要があると考えます。 178: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 179: ◯ 10番(岡村 しん議員) 子供たちの体調にかかわる問題ですので,ぜひとも積極的に進めていっていただきたい,前向きに検討していただきたい,このことを要望しておきます。  空調設備の話に戻りますけれども,避難所になった際も空調設備が必要だ,こうしたことも書かれています。P友会の30周年の日,私も出席させていただきましたけれども,本当に寒くてほとんどの方が上着を着て過ごしていました。災害時に避難所になったときには一日中過ごさなければならない,何日も何日もそこで過ごさなければならない,こうしたことを考えれば空調の設置,これは進めていく必要があると考えます。  6月の質問のときの私への答弁では,「避難所ということから今後の課題と捉え,関係部署と連携をしていきたいと思います。」というように答えていますけれども,具体的な取り組みが必要だと思います。計画を立てて設置していくべきと考えますけれどもいかがでしょうか。 180: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 181: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 財政的な問題もあることから,関係部署とも連携しながら今後の課題として捉えていきます。 182: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 183: ◯ 10番(岡村 しん議員) 今後の課題ということですけれども,体育館は災害時の避難所にもなる場所でございます。全校一気にというわけにはいかないでしょうけれども,設置していく計画,これは早急に立てていただきたいと要望しておきます。  次善の策としてはストーブやファンヒーターなどで温めていく,こうしたことも考えられますけれども,こうした機器は各学校の体育館には備えているのでしょうか。 184: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 185: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 各校の体育館にある暖房備品でございますが,一小はストーブ6台,三小はファンヒーター4台,五小はストーブ4台,六小はストーブ2台,ファンヒーター2台,和泉小はストーブ2台,緑野小はストーブ6台,一中はストーブ3台,二中はファンヒーター2台,三中はストーブ2台,ファンヒーター2台,四中はストーブ3台でございます。 186: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 187: ◯ 10番(岡村 しん議員) 各学校にあるということで安心したわけですけれども,数を見るとばらつきがあります。体育館の大きさは小学校は各小学校大体同じ,中学校は各中学校大体同じというように聞いています。ぜひとも各学校必要な台数を備えていただきますようよろしくお願いいたします。  次に,トイレの改修(洋式化)についての要望も出されています。この要望の中には,現代において和式トイレを使用する頻度が極めて少ない日常生活の中で,学校において和式トイレを使用できない児童・生徒がふえています。以前洋式トイレの数が少なく休み時間中にトイレに行けない状況があり,また衛生面からも抗菌・防臭や消臭の対策を含めた洋式トイレへの早期改修を要望しますと書かれております。休み時間中にトイレに行けないというのは大変問題であり,また災害が起こったときのことを考えれば,高齢者は和式トイレが使えない人が多い,腰が痛かったり足が痛かったりして使えない方という方も多い。早急な改修が必要だと思います。まず現状について伺います。 188: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 189: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 老朽化等によるトイレ改修を行う際に洋式便器への切りかえ・設置を行っており,現状では洋式便器が和式のほうより多い学校が8校とふえています。 190: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 191: ◯ 10番(岡村 しん議員) 逆に言えば和式のほうが多い,こうした学校がまだ2つ残されているということです。子供たちにきれいで使いやすいトイレを使わせてあげたい。多くの保護者の気持ちだと思います。この要望の中では和式トイレを使えない子供も多いとされていますが,トイレの部屋の中に幾つか便器があると思いますけれども,和式トイレしかない,こうした所はあるのでしょうか。 192: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 193: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 体育館等のトイレで幾つかあることを確認しております。 194: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 195: ◯ 10番(岡村 しん議員) トイレの修繕計画みたいなものをすぐ立てて,早期に改修していく必要があると思うんですけれどもいかがでしょうか。 196: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 197: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 今後も引き続きトイレ改修を行う際の洋式便器への切りかえ・設置を進めていきますが,衛生面から洋式トイレが苦手な児童・生徒への配慮も行う必要がございます。 198: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 199: ◯ 10番(岡村 しん議員) 洋式トイレが苦手な児童・生徒への配慮ということなんですけれども,抗菌のウェットティッシュみたいなもの,こういうのもありますので,そういったことも含めて考えていければと,親が持たせていくということも考えられるかと思います。体育館トイレの洋式化,和式トイレの多い一小,五小の早期改修,また全ての学校にだれでもトイレ,この設置をぜひ進めていっていただければというふうに思います。  通常時も避難所となったときも誰もが使いやすいトイレの整備をお願い申し上げて2問目の質問を終わらせていただきます。  3問目の再質問に移ります。  答弁ありがとうございました。答弁のとおり本当に調整会が長引いている。1年2カ月の間,信号設置などによって調整を行っていったということで必要な時間だったのかなというように思います。またおとといの質問で,これまでの調整会の内容が詳細に報告されました。この報告を聞いて毎回重要な議論が行われている,このような感想を持ちました。私もいろいろな調整会に出させていただいていますけれども,調整会はそれぞれ課題が大きく異なっており,回数の制限や時間の制限というのはなじまないと思いますけれども,おとといも答弁されていましたけれども改めて御答弁お願いいたします。 200: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 201: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 既に答弁させていただいておりますけれども,調整会につきましては事業計画の内容や予定地周辺の状況などによりまして示される懸念の内容も変わってくるため,開催回数だけをもって多少の判断を行うべきではないと判断しております。しかしまちづくり条例改正作業の中では,他の状況等も踏まえてまちづくり委員会の中で検討しておりまして,回数規定の必要性につきましても御議論いただいております。  最終的には回数規定を定めることによりまして自由な議論を制限する可能性があり,反発を招くおそれが多分にあるということから回数規定は定めないこととしておりますけれども,今後の運用状況を注視しながら引き続き検討してまいりたいと考えております。 202: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 203: ◯ 10番(岡村 しん議員) 他の状況を鑑みても最終的には回数規定を定めることによって自由な議論を制限する可能性があるということで,回数制限はなじまないということが確認できました。  先日行われた第9回の調整会では,近隣住民の方から車椅子の話が出ました。以前にも一般質問で紹介したと思いますけれども,この方は西側の市道に沿った所にお住まいで,ふだんは電動車椅子で移動しています。西側に設置される予定となっている歩道の幅員が狭いため,安全に移動できるかどうか心配だということです。西側に新たに設置される歩道は1.5メートルの幅員だったと思いますが,電動車椅子と歩行者が安全にすれ違うには幅員が狭いのではないかと思いますけれども見解をお伺いいたします。 204: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 205: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 歩道の設置につきましては,調整会の中でお答えしておりますとおり設置を要望してまいりたいと考えております。  しかし,調整会の中で事業規模等について話し合いが行われている状況でございますので,歩道の幅員や形状につきましては,事業規模等が確定した調整会の終結後に調整会の結果を踏まえまして個別協議をしていくこととなります。 206: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 207: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひとも安全に通行できるようにしていただきたいと思います。  先日もありましたけれども,近隣住民の意見と事業者の意見が食い違っているという状況の中で,今後あと1回で調整会が終わっていくという話も出ています。今後協定をつくっていくに当たり,どのような流れになっていくのでしょうか。 208: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 209: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 合意形成が整わなかった場合は協議不成立ということで,まちづくり委員会から勧告等を出した上で調整会報告書を市長に提出して終結することとなります。また勧告を尊重した計画となっていなければ,と事業者の間で協定を結ぶことはできませんので追認するということにはなりません。  また勧告及び調整会報告書の内容を踏まえまして,は事業者との間で協定案を作成しまして,協定締結に向けた取り組みを進めていくこととなります。
    210: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 211: ◯ 10番(岡村 しん議員) 協議不成立となったとしても勧告に従わなければサインしないということが確認できました。  まだ抜け道対策,営業時間,南側マンションとの離隔,駐車場の位置など解決されていない問題も残されています。ぜひ近隣住民の意見をしっかりと反映した協定にしていただきたい,このように思います。  次にこの協定がまとまった後,大店立地法上の手続に移ることになります。この大店立地法の中にも,今後は500メートル範囲内の方を対象に説明会を開催しなければならないとなっております。今行っている調整会と立地法上の手続の説明会,この違いについてお伺いいたします。 212: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 213: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 調整会と説明会の違いとのことでございますけれども,調整会は建築基準法や都市計画法等の法に従っていれば近隣住民への影響を考えなくてもよいということではなくて,条例の趣旨であります市民,事業者及びの協働による望ましいまちづくりの実現のために行うものとなります。  対しまして,大規模小売店舗立地法におけます説明会は,生活環境への影響の調査結果や対応策について地域住民等の理解が十分得られるような説明をするよう努めることが求められているものとなります。 214: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 215: ◯ 10番(岡村 しん議員) わかりました。この大店立地法の中にも今後は500メートル範囲内の方を対象に説明会を開催しなければならないとなっています。これまでのまちづくり条例上の調整会では,狛江が近隣50メートルの範囲にはチラシを配っていただいたと思います。大店立地法上の説明会の対象となる住民に対する広報,これは誰の責任でどのように行っていくのでしょうか。 216: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 217: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 大規模小売店舗立地法に基づく説明会につきましては,事業者の責任におきまして実施するものとなりますので,広報等必要な取り組みにつきましては全て事業者が行うこととなります。 218: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 219: ◯ 10番(岡村 しん議員) 事業者の責任で行っていくということです。  大店立地法上の店舗が新たに建てられるというのはニトリが初めてというふうに伺っています。大店立地法上の手続が始まった後にも住民の意見をしっかり聞いてもらえるよう,からも要望していっていただきたいと思います。  次に岩戸北計画のほうに移ります。この間の経過をお伺いいたします。 220: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 221: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) (仮称)岩戸北計画につきましては平成26年10月31日に第1回構想検討会が開催されました。構想検討会では近隣住民から出されました既存樹木の保存に関すること,道路の幅員に関することなどについて協議が行われております。  しかし協議が整わなかったため,第2回構想検討会を26年(本年)12月18日木曜日に開催することが決定しております。 222: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 223: ◯ 10番(岡村 しん議員) 構想検討会の前に第2回の市民説明会が行われました。第2回の市民説明会の中でも事業者は,土地購入時点でどのくらいの規模の建物が建つかを検証しており,簡単に規模の変更はできない,と第1回の市民説明会と同じ立場をとっておりました。前回の一般質問で都市建設部長は,「大規模開発等事業構想における説明会は,おっしゃられるとおり事業構想の変更が可能な時期までに行われるべきものでありますので,簡単に規模の変更はできないという発言は条例の趣旨に反したものでございます。」と答弁しており,私から,「改めて条例の趣旨を事業者にしっかりと伝えていっていただきたい」と要望しましたけれども,事業者は同じような話をしておりました。事業者には条例の趣旨,これを伝えていただいたのでしょうか。 224: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 225: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 構想検討会でも回答させていただいておりますけれども,事業者の発言は条例の趣旨に反しておりますので,事業者に対しまして,今後の取り組みの中では発言等につきましては十分注意していただくようお伝えしているところでございます。 226: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 227: ◯ 10番(岡村 しん議員) わかりました。第1回構想検討会は狛江で初めての構想検討会だったと思います。感想と課題についてお伺いいたします。 228: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 229: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) (仮称)岩戸北計画につきましては,改正条例におきまして新たに規定いたしました大規模開発等事業構想における初めての適用物件となっております。  (仮称)岩戸北計画につきましては電力中央研究所南側敷地の一部を売却した土地におきまして建築工事が進められております。(仮称)喜多見駅前計画と同じ時期の平成25年12月にそれぞれ同じ事業者が取得しておりまして,(仮称)喜多見駅前計画は旧条例の適用,(仮称)岩戸北計画は改正条例の適用となっております。また,(仮称)岩戸北計画の計画地につきましては土地の売買契約後も借地権が設定されておりまして,平成27年6月までは引き続き電力中央研究所が研究施設として継続使用するという状況になっております。  まちづくり条例で想定しております大規模開発等事業構想の届け出のタイミングにつきましては,事業構想の変更が可能な時期までに行うこととしておりまして,条例が想定しておりますタイミングと土地取得のタイミングにずれが生じている特殊な状況にあることから,構想検討の段階でどこまでの協議を行うべきか判断が難しいと考えているところでございます。  このため,まちづくり委員会におきまして構想検討会の中でどこまで協議すべきか御判断をいただく必要があるものと考えております。 230: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 231: ◯ 10番(岡村 しん議員) まちづくり条例では想定していなかった事態だということだと思うんですけれども,近隣住民の方にとっては構想から検討してもらう,こうした権利には変わりがありませんので,しっかり行っていっていただきたいと思います。  次に,第1回の市民説明会からの変更点,これについてお伺いいたします。 232: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 233: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 平成26年10月31日に開催されました構想検討会では2つの変更案が示されました。  主な変更内容といたしましては,自主管理歩道の設置,機械式駐車場の配置を建物側へ移動,屋上テラスの範囲縮小などでございます。 234: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 235: ◯ 10番(岡村 しん議員) わかりました。幾つかの変更が行われたということです。  この構想検討会の中で狛江から電研に対して協力を求めたい内容,こうしたものを電研に一覧で出したという発言がありましたけれども,どのような内容だったのでしょうか。 236: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 237: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 平成25年7月に電力中央研究所から,土地の一部を売却するに当たりまして応札事業者に対してとしてあらかじめ伝えておきたい協力要望事項があればということで,説明事項の中に盛り込む用意があるといった趣旨の打診をいただいたことを受けまして,全庁的なヒアリングを実施いたしまして協力要請事項としてまとめております。  一例といたしまして,約1万2,000平方メートルの土地の利用形態が変わることによりまして地域の活性化などが期待できる反面,まちづくりにも大きく影響を与えることが考えられるので,早目の情報提供の依頼,それからあと一時的な避難場所,防災行政無線のスピーカーや防災倉庫の設置のための一部土地の提供等の要望,それからあと今後の土地利用について近隣住民の住環境の保持や生態系の保全等環境への配慮と緑の創出についての要望,それからあと位置指定道路の認定幅員が不足している範囲の復元,整備の要望,それからあとまちづくり条例の趣旨であります市民・事業者・による協働のまちづくりの実現のため,閑静な低層住宅地の良好な住環境を害することがないよう近隣住民の意見や要望に対する真摯な対応,それからあと下水道法やその他関係法令等に基づき進めてもらいたいことなどの内容となっておりまして,平成25年8月23日付で電力中央研究所宛てに提出しております。 238: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 239: ◯ 10番(岡村 しん議員) 多岐にわたって要望が出されたということです。応札事業者に対してとしてあらかじめ伝えておきたい協力要請事項ということで要望を出したということです。しかし第1回の構想検討会の中では,事業者はそんな話は全く聞いていないという話が出ました。次回までに確認してくるということでしたけれども,次回また聞いていなかったという話が出たら困ってしまうことになりますので,ぜひが保管している資料を直接渡して先ほどの要望を伝えていっていただければと思います。  近隣住民の方は閑静な住宅地に突然大きなマンションができ住環境が大きく変わってしまうこと,既存樹木がどうなってしまうのか大きな不安を持っています。この要望にもありましたけれども,できる限り近隣住民の要望を聞いていただけるよう要請していっていただければと思います。  これで3問目を終わります。 240: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時17分 休憩     午前10時39分 開議 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番宮坂良子議員。     〔11番 宮坂良子議員登壇〕 242: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは第1問,高齢者の命と暮らしを守るためにを質問いたします。  まず1つは介護保険のサービスの低下をさせないようにということです。  安倍政権は社会保障について,医療・介護を中心に社会保障給付について,いわゆる自然増も含めて聖域なく見直し,徹底的に効率化・適正化していく必要があるとして,それを一層進めようとしたのが,「医療・介護総合法」の強行でした。これは「医療から介護へ」「病院・施設から地域・在宅へ」という流れを本格的に進めるために入院患者を病院から追い出すことをさらに強化することと,多くの高齢者を介護サービスの対象から除外したり負担増を押しつけるものです。  私は,前定例会で介護保険の要支援者の訪問介護・通所介護を保険給付から外し,市町村が実施している地域支援事業に移すという制度改悪から高齢者を守る施策を求めました。は,「効果的・効率的なサービスの提供ができるような受け皿となる事業や事業所,担い手となる仕組みづくりの検討を進めてまいりたいと考えております。住民主体の取り組みを含めた多様な主体,民間企業,社会福祉法人,ボランティアやNPOによる柔軟な取り組みなど,サービスの種類,内容等,地域資源等を効果的に活用いたしまして,よりよいサービスが提供できるように努めてまいります。」とサービスの低下はさせないという大変心強いお答えでした。しかし,国会での質疑を聞いたり法案が決定された後,7月に詳細として示されたガイドライン案を見ると,これで果たして高齢者の命や生活さらには家族の暮らしが守られるのか大変不安になりました。新総合事業についてガイドライン案に沿って検証していきたいと思います。  現行の地域支援事業の「介護予防事業」はどのような事業か,対象者や実施状況と利用者数についてまずお伺いいたします。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 244: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) それでは平成25年度実績で答弁を申し上げます。  介護予防事業参加の状況でございますが,運動器の機能向上の事業といたしまして82名,口腔機能の向上といたしまして35名,栄養改善の事業といたしまして8名,運動用具による教室に参加された方としまして延べ677名,会食会,栄養改善指導を受けられた方につきましては延べ2,149名となっているところでございます。  介護保険によらない生活支援見守りサービスの実施状況ということでございますと,自立支援日常生活用具給付事業では虚弱高齢者の方に対しましてシルバーカー等の日常生活用具を給付するもので支給数は60名でございます。配食サービスの利用延べ人数は1,131名,おむつ等の介護用品支給事業の登録人数は269名,あんしん見守りサービスの利用者数は46名となっております。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 246: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今行っている地域支援事業はお答えいただきましたけれども,元気な高齢者に介護予防事業の啓発を行うという一次予防と,要支援・要介護になるおそれが高い高齢者を見つけ通いの場を提供することや,ボランティアによる訪問などを行う二次予防に分かれていると思います。今後地域支援事業の「介護予防事業」に要支援者の訪問介護・通所介護のかわりのサービスを加え,「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」(新総合事業)にするとしていますけれども,どのようになるのでしょうか。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 248: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず予防給付のうち訪問介護と通所介護につきましては,市町村が地域の実情に応じた取り組みができるよう介護保険制度の地域支援事業へ移行することになります。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 250: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 「新総合事業」を実施するときの指針となるとされているのがガイドラインの案だと思いますけれども,こちらで示されている目的や考え方について冒頭にはどのように位置づけされているのか伺います。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 252: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 新しい総合事業の趣旨でございますが,市町村が中心となりまして地域の実情に応じて住民等の多様な主体が参画し多様なサービスを充実させることで地域の支え合い体制づくりを推進し,要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援を可能とすることを目指すものでございます。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 254: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 確かに地域の支え合いの体制をつくるということはとても大事なことだと思います。ただ,今お答えがあった非常に多様なサービスということなども出てまいりましたし,特に「効果的・効率的」という言葉なども出ておりますけれども,一体どういうことが書かれているかということで私もこのガイドライン案を読んでみました。驚きました。ここには,要支援者の多くは食事・排泄などの日常生活行為(ADL)は「自立」しているとし,掃除や買い物などの生活行為(IADL)に困難があるのは動機づけや周囲の働きかけの問題であると規定しております。そしてガイドライン案の文書を読んでみますと,こう書かれているんです。「掃除であれば掃除機からほうきやモップに変える,買い物であればカゴ付き歩行車を活用するなど,」などで改善できると,このように明記されております。  要支援者の「自立意欲の向上」というのを図るべきと呼びかけているわけです。これが自立なんでしょうか。  高齢者が要支援状態になるというときというのは,病気やけが,認知症などさまざまです。ガイドライン案には,要支援者の意欲,能力を引き出すには支援する側という画一的な関係から脱却する必要があると強調されているんです。「介護予防」に努め「住民相互の助け合い」に参加し,より重度の高齢者を助ける支え手になることを要支援者に求めています。そのために介護給付からのサービスをやめることにしたということなんです。  確かに自立ということは大変いいことだと思いますし,高齢者の皆さんは,体のぐあいが悪くなって人に助けてもらう,だけど自立できたらいいなって皆さんそう思うと思います。でもそのためには必要なサービスを受けて状態が改善してこそ自立していくのではないかなと私は考えます。  新総合事業の介護予防・生活支援サービス事業においては,「専門的なサービス」と「多様なサービス」が用意されるということになっているようですけれども,それぞれの内容や担い手はどのようになってくるのかを伺います。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 256: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 身体介護や生活援助等の専門的なサービスである訪問介護は既存の訪問介護事業所が担い手となり,機能訓練等の専門的なサービスである通所介護についても既存の通所介護事業所が担い手となります。  NPOや民間事業者等による掃除や洗濯等の生活支援サービスやミニデイサービスまたは住民ボランティアによるごみ出し等の生活支援サービスまたはコミュニティサロン等の住民主体の交流の場,こういったものが新しい総合事業として想定されているところでございます。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 258: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今お答えいただいた前半のほうは,専門的なサービスと言われている現在行っている訪問介護や通所介護事業所が担うということだと思いますけれども,それは現在保険給付でサービスを受けて,これが新制度移行後も同等の専門家によるサービスが受けられるんだということでよろしいでしょうか。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 260: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行の専門サービスを利用することが想定されております。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 262: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは後半でお答えいただいたNPOや民間,ボランティアが担い手となる「多様なサービス」ということなわけですけれども,これは新規の方はどのようになるのでしょうか。ガイドライン案には,新規利用者は「多様なサービス」の利用を促すよう指示されているというようなことが出ていたように思うんですけれどもいかがですか。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 264: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 「新しく事業の対象となる要支援者等については,自らの能力を最大限活用しつつ,住民主体による支援等の多様なサービスの利用を促す。」とされているところでございますが,認知機能の低下等により日常生活に支障があるような症状や行動を伴う場合など訪問介護員による専門的なサービスが必要と認められるケース,これにおきまして現行の専門のサービスを利用することと想定されております。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 266: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 「新しく事業の対象となる要支援者等については,自らの能力を最大限活用しつつ,住民主体による支援等の多様なサービスの利用を促す。」とされているということだと思うんですけれども,この新規利用者というのはみずからの能力を最大限活用するということが求められて,これまでの専門家によるサービスが受けられなくなると。そして住民主体,NPOやボランティアによるサービスを受けなさいよということだと思うんです。しかも,がそれを促すよう指示されている。これは大問題だと思います。新規利用者という方であっても,これまでのように支援が必要な人に変わりはないわけですから,それを自治体が新規利用者には「多様なサービス」の利用を促して,専門家のサービスではなくてボランティアなどのサービスに誘導するということになるわけです。  はサービスの低下はさせないと答弁されておりましたが,しかし残念ながらこのガイドライン案には,「市町村は以下のような取組により,効率的な事業実施に努める。」と,このように明記されております。つまり,介護給付の抑制を図るように要求しているようだと思うんですけれども,そこでお伺いします。  サービスの単価について,現行の保険給付の単価を上限とするとされていると思うんです。それ以下にすることが求められているようですけれどもいかがでしょうか。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 268: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行の介護予防訪問介護等に相当するサービスにつきましては,国が定める予防給付の単価を上限といたしまして市町村において個別のサービス単価を定めることとなっております。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 270: ◯ 11番(宮坂 良子議員) つまり,現行の介護予防に相当するサービスは,給付においては今より高くしてはいけないよということだと思うんです。では自己負担についてはどうでしょうか。利用者の自己負担は現行の負担を下限とし,追加負担や一部自費負担などを求めるということなども可能とされているようですけれどもいかがでしょうか。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 272: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行の介護予防訪問介護等に相当するサービスの自己負担につきましては,介護給付の利用者負担割合等を勘案し市町村が定めることとされております。利用者負担割合につきましては原則1割,一定以上の所得のある方は2割となることが示されているところでございます。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 274: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 実際には,経費が減らされるということや自己負担は自費負担などとも言われているんですけれども,これについては明確なお答えはなかったと思うんですけれども,これについて今後また伺っていきたいというふうに思います。  それでは今ある介護事業所に専門職以外の雇用労働者や有償ボランティアなどを雇ってもらって安く上がるサービスを推進するということになるのではないかなと考えるんですけれども,その点はいかがでしょうか。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 276: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行の介護予防訪問介護等に相当するサービスにつきましては,認知機能の低下等により日常生活に支障があるような症状や行動を伴う被保険者が利用されること,これが想定されますので職員の専門性は不可欠だというふうに考えております。
    277: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 278: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 専門のサービスをお伺いしているわけじゃなくて「多様なサービス」について伺っているんです。ボランティアなどの住民主体のサービス,これが訪問型サービスB,通所サービスBとされております。そして介護事業所に委託して雇用労働者が担う訪問型サービスA,通所型サービスA,こう名づけられて設けられるということになるのではないかなという質問なんですけれども,その点はいかがでしょうか。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 280: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) コーディネーター等の中核となる職員につきましては専門性が求められているものと考えております。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 282: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 実際に多様なサービスは専門職じゃなくていいよということで,ボランティアとかNPOとか,そういう人で担いますよということで,そして今ある事業,介護事業所にもそういう人を雇ってそういう多様なサービスもやりなさいよということだと思うんです。これではサービスの低下を招いてしまうと言わざるを得ないと思います。  そして市内の事業所を運営している方からもお話を伺いました。今でもヘルパーを確保するのがとても大変だそうです。年齢など全部つかんだら平均年齢何歳になるかとおっしゃっていましたけれども,ここにさらに専門職ではない労働者を雇う。しかもそれは当然賃金も下げられて雇うということにしなさいよということがガイドライン案が言っているわけですから,これでは来てくれる働き手はいないと,このようにもおっしゃっていました。  そしてまたこのことを実施すればどうなるかということだと思うんです。要支援者へのサービスを専門職でない支援に置きかえるという点につきましては,介護現場から要支援者の状態の悪化を招くと,こうした危惧の声が上がっています。今利用している要支援者への援助が介護保険サービスから外され,専門職によらないサービスになった場合どのようになるかということを調査した京都ヘルパー連絡会の報告書を紹介したいと思います。  京都ヘルパー連絡会は事業所のホームヘルパー対象に,利用者213人への聞き取り調査を行ったそうです。利用者年齢は「75歳以上」が87.8%,「80歳以上」が66.7%と。世帯状況としては「独居」が76.7%,同居人がいる世帯でも大部分は「夫婦のみ」であったということです。そのうち62.1%の世帯で配偶者も「要支援,要介護状態」だったと。つまり老老介護だったということです。要支援者の多くはホームヘルパーを利用し,その回数は「週1回」が55.2%,「週2回」が35.4%,「3回」が9.4%だったと。そして1回当たりの訪問時間は「60分」,これが最も多く80.4%,次いで「45分」が12%だったということです。  サービスの内容はどうかといいますと,生活援助関係では「掃除」が94.7%,「買い物」が38.8%,「調理」が20.1%,「洗濯」は14.4%ということで,そこで調査では,「今の援助が介護保険のサービスから外されたらどうなるか」ということに対して「悪化する」という比率の内容で一番多かったのが「居住環境」だったそうです。これが74.6%,次いで「精神状態」69.1%,「身体状態」57.3%,「食生活」が39.1%だったということです。「居住環境」ではごみなどの散乱状態が不衛生・健康の悪化につながること,また精神状態では高齢者は以前の元気な体の喪失をつらく感じており,できるなら自分でやりたいと思っている。ホームヘルパーは孤立しがちな高齢者にコミュニケーション・会話を通し人間関係の中で生活を支えている。「精神的に落ち込む。自分ができないこともヘルパーがしてくれるので安心に思っている。気持ちの張りが出る。1人で生きていく気が出る」「複数の病気を抱えているので精神状態は不安定。ヘルパーと話すことで安心感が得られます」と,このように御本人も語っていたということなんです。  そして身体状態の悪化については,自分で無理することになるため転倒・骨折の危険,状態の悪化・痛みの増大になると危惧しているということでした。  食生活については,調理のサービスを受けている人の78.6%が悪化してしまうということで,ヘルパーの援助がなければ栄養バランスが悪くなると,支援の大切さがうかがえたということなんです。  この調査を行った浦野喜代美さんという方は,調査の自由記述から見えたこととして,要支援者の多くが骨や関節の機能障がいと痛み,心臓・血圧疾患,そのほかの疾病を抱え,すれすれの生活を送っており,ホームヘルパーの支えで生活の維持・改善がなされていること。要支援者は決して「軽度者」ではないということ。要支援者の援助のためには高齢者の心身と生活の全体を把握するための知識と視点,高齢者本人を主体としたサービスの技法と倫理観を持ち,熟練した対人援助を行うことのできるホームヘルパーが欠かせないこと。ホームヘルパーを排除してしまえば介護予防の根幹が崩れ,介護を必要とする人々がケアを受けられないまま孤立し,身体状況の悪化が予想されます。介護サービス利用の選択権は利用者です。命綱でもあるホームヘルプサービスは利用者にとってはセーフティネットです。生きていくための命綱を取り上げないでください。ホームヘルプは生きる力,公的な介護保障は年老いて体が不自由になっても当たり前に生きるための基本的人権の保障ですと,このように語っておられます。  はこうした調査の結果や,利用者の生の声をしっかり受けとめていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 284: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) サービスを低下させないという気持ちには変わりございません。しっかりとした支え合いの体制づくり,これに努めてまいります。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 286: ◯ 11番(宮坂 良子議員) よろしくお願いします。  それでは次に介護認定の申請について伺います。  まず現行はどのように行っているのか。そして新総合事業が導入されるとどのように変わるのでしょうか。基本チェックリストによるチェックとはどのようにしていくのか伺います。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 288: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行の介護認定申請につきましては,市役所及び地域包括支援センターの窓口において受け付けをしているところでございます。新しい総合事業移行後につきましては,窓口に相談に来られた被保険者に対しまして基本チェックリストを実施いたしまして,利用すべきサービス区分の振り分けをすることが想定されているところでございます。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 290: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 現行では,介護保険認定を受けたいという気持ちのある人は市役所や地域包括支援センターに相談に行って,全ての方が相談の後に要介護認定申請をして認定を受ける手続の受け付けをしてもらえるということです。これは至極当たり前のことです。現行はそういうことですよね。  そこで市役所や地域包括支援センターの方が申請を受けるときに,いや,あなたは介護保険認定申請をする必要がありませんよと,こういうことは言っていませんよね。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 292: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) そういう事実はございません。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 294: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 現行ではそこでお断りすることは一切ない。しっかりと申請の手続に入るということです。これが今のあり方です。  それでは新総合事業になると基本チェックリストということが出てくるそうですけれども,これに回答しただけで,そこで判断されてしまい,介護保険かそれとも介護保険を除くそれ以外のサービスかを振り分けられてしまうことになるということだと思うんですけれども,まず基本チェックリスト,もともとはどのように活用されていたのでしょうか。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 296: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 基本チェックリストでございますけれども,要介護・要支援認定をされた方を除きます65歳以上の高齢者を対象にしまして,基本チェックリストを実施いたしまして二次予防事業対象者の候補者を選定しているところでございます。65歳以上74歳までの被保険者には特定健康診査受診券と,75歳以上の被保険者には健康診査受診券と一緒に郵送いたしまして,被保険者が市内医療機関にて受診した際にチェックリストを医師に提出していただき,生活機能検査による医師の評価がなされているところでございます。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 298: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 基本チェックリストは現在の使われ方としては要介護・要支援認定された方を除いて,そして二次予防事業に案内するかどうかのために使われてきたということでした。つまり要介護・要支援になるおそれのある人を見つけるために使われてきたということですね。まずこのチェックの内容はどういうもので,また基本チェックの内容での判断はどなたが行うのでしょうか。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 300: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 新たに導入いたします基本チェックリストにつきましては,現行と同様の25項目の質問に答えていただく形になります。またチェック内容の判断でございますけども,本人聞き取りによる調査でございますので御本人の申告に基づくものと考えております。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 302: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 本当に25項目,簡単な質問だと思います。内容も伺いたかったんですけど,全部言うわけにいきませんけれども,「バスや電車で1人で外出していますか」,「はい」「いいえ」。「預貯金の出し入れをしていますか」「友人の家を訪ねていますか」「家族や友人の相談にのっていますか」といろいろ書いてあって,例えば,「半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか」とか「お茶や汁物等でむせることがありますか」とか,こういう本当に簡単なチェックリストです。この25項目を御自身で「はい」「いいえ」だけをつけて,そこで窓口の人が判断してしまう。あなたは介護保険認定申請を受けたほうがいいよ,いや,認定申請しなくてもいいですよとここで振り分けられてしまうというのが今度の新総合事業になるわけです。  今までの介護認定というのは本当に綿密でした。医師などの専門家のコメントもありましてたくさんのチェック項目で行われていました。しかも専門家の間でも要支援2なのか要介護1なのか,これを見分けるのが大変難しいとも言われておりました。それが先ほども言いましたように,今後専門家でもない,簡単な基本チェックリストで振り分けてしまうと。そして非該当ですよと言われてしまうこともあるということです。これでは保険料を払って受給権があるのに職員の判断で割り振られ,状態悪化も生み出しかねないというふうに思います。  それで次に移りたいと思いますが,介護給付費についてです。現行の地域支援事業費には国からの上限はどのぐらいでしょうか。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 304: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 3%と定められております。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 306: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは新総合事業へ移したときの上限はどのようになるのでしょうか。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 308: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現段階におきましては国からまだ具体的な数字は示されていないところでございます。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 310: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ある記事によりますと2017年,最終的に全ての自治体の給付費水準を後期高齢者人口の伸び率に平準化していくというのが厚労省の方針のようでした。もし新総合事業の費用が上限を超えたとしても伸び続けた場合,その超過分はどうなるのでしょうか。国庫補助として拠出してくれることになるのでしょうか。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 312: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 今のような情報についてもまだ明確にされていないところでございます。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 314: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 厚生労働省はこの新総合事業の費用が伸び続け,たとえ超過しても超過分は国庫補助をしないと,このように国会の中で答弁しているようです。そうなればは一般財政から持ち出しをするか,もしくはサービス単価を下げるか,サービス利用者を減らすしかなくなってしまうのではないかなと思います。そしてその一方で,利用者から利用料の負担増もしてもらうということにもなりかねません。これでは高齢者の命と暮らしが脅かされ,高齢者と家族の負担と不安は大きくなるばかりではないかなと思います。そして老老介護など深刻な問題は山積みですけれども,この介護の問題,さらに一層深刻になるのではないかなと思います。  改めて今こうしたガイドライン案に基づいて検証してまいりました。こうした点からもぜひ介護保険制度の改悪,今からでも中止を求めていくべきだと要望しておきます。  次2番目,特養ホームの多床室の入居者の負担増について,この点お答えが十分でないので質問,これは飛ばして次回にしたいと思います。  3番目の保険料についてです。  第6期事業計画が今つくられつつあるわけですけれども,第6期における保険料の見通しはどのぐらいになるのでしょうか。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 316: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず保険料算出に必要な介護報酬の金額,まだこれが示されていない状況でございますので,いまだ未定という状況でございます。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 318: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 前定例会では介護保険料をぜひ軽減してほしい,値上げをしないでほしいということを要望いたしました。それに対して,「基準額を圧縮することが第一だと考えております。」というお答えでしたけれども,今本当に景気が悪い。うちの鈴木議員も一般質問でどんなに消費税が増税されて暮らしが大変になったかということを報告したわけですけれども,この影響や物価の高騰,そしてさらには年金が削減されている。そして社会保障の負担増,消費税は社会保障に使うなどと政府は言っておりましたけど真っ赤なうそで,社会保障はむしろ負担増になっておりますけれども,こうした経済状況からいたしましても保険料のこれ以上の負担増は低所得者にとっては耐えられないものとなります。  そこで,財政安定化基金や介護保険給付費準備基金などの投入で,また一般財政の投入で値上げではなくむしろ軽減策を講ずるべきだと考えますけれどもいかがでしょうか。そしてまた財政安定化基金と給付費準備金,現在どのぐらいでしょうか伺います。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 320: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず公費負担割合につきましては国が2分の1,都が2分の1,が4分の1と厳格に定められております。また給付費の5割の公費とは別枠で公費を投入し,低所得の高齢者の保険料の軽減を強化させることが示されております。それと基金ですが,26年度末見込みの基金の残額としましては約2.5億円と見込んでおります。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 322: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 前回は基金も投入しながら保険料の値上げを圧縮するということも行われました。ぜひそういう投入で保険料の値上げをしないでいただきたいというふうに思います。  そして今部長からの御答弁にあったように,確かに介護保険というのは公費負担割合というのが国で定められています。これ自体が問題ではないかなというふうに思うんです。介護保険が導入される前は高齢者の福祉国庫負担割合は5割だったんです。それが今では25%です。したがいまして,これはとしても国庫負担を求めるべきだと考えますけれども,ぜひ要望していただきたいと思います。いかがでしょうか。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 324: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 国の動向や都の動向を注視しまして各市町村と連携を図っていく事項だと認識しております。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 326: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 市長はいかがでしょうか。国庫負担割合増額を求めていただきたい。これまでも市長会でも求めていたと思うんです。あえて,各市町村と連携を図っていくことと認識したいということではなく,連携を図るのは必要なことだと思いますけれども,市長の立場としては要請していきたい,いきますというようにお答えいただければと思うんですけれどもいかがでしょうか。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 328: ◯  長(高橋 都彦君) 事柄の性質上,他の市町村と連携を図っていくべき問題だと考えております。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 330: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 私前段で言いました。連携を図るのは当然でしょうけれども,市長の思いとして連携を図りながら国に要望していくというお考えはございませんか。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 332: ◯  長(高橋 都彦君) 私の思いとしても連携を図っていく考えでございます。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 334: ◯ 11番(宮坂 良子議員) その連携で国への要望をしていくという点ではいかがでしょうか。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 336: ◯  長(高橋 都彦君) 連携を図っていく上で,過程の中で国への要望も当然していくことになると思います。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 338: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 連携を図る上で国への要望というのは国庫負担の増額を求めるというふうに受けとめてよろしいんですか。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 340: ◯  長(高橋 都彦君) 申し上げているとおりでございます。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 342: ◯ 11番(宮坂 良子議員) お答えになっていないような感じですけれども,ではしっかりと国庫負担の割合の増額,これは各地方自治体当然のことだと思うんです。一般財源を投入したという自治体もありますけれども,かつてはそういうことに対してペナルティーまであったという状況もありますので,市民の皆さんを守るという立場,そしての財政を守るという立場からも国庫負担の割合,これは求めていっていただきたいということを強く要望しておきます。  それでは保険料の金額について伺います。  先ほどはまだ報酬料が決まっていないので算出されていないということでございましたけれども,既に第6期事業計画,これは市民の皆さんに説明会を行い,そして今パブリックコメントも開始されているわけですけれども,ここには保険料の提示がないままです。保険料が一切触れられていない市民への説明会とパブリックコメント,これで終わりとするのでしょうか。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 344: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 保険料の算出に必要なサービス料の見込みにつきましてはお示しして,現在パブリックコメントを実施しているところでございます。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 346: ◯ 11番(宮坂 良子議員) サービス料は示されているといっても市民の皆さんはそれを見ただけで保険料がどのぐらいになるのかということは全くわからないわけです。  先ほど報酬が示されていないから算出できないとおっしゃいましたけれども,あるでは保険料の基準額をしっかり提示しています。そして市民説明会でもその根拠や保険料を明記したもので説明をいたしました。そして当然今パブリックコメントでも資料に基づいて行っているということなんです。ですから本来ならば全てそういう点も含めて市民参加を行っていくべきだというふうに考えます。したがって保険料が,基準額などが定まりつつあるときにはもう1度市民説明会やパブリックコメントを開催するべきではないかなと思うんですけれどもいかがでしょうか。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 348: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 市民参加と協働の条例に基づきまして,税や料金に関しては市民参加の対象とならない項目となっております。介護報酬の単価が示されていないところでそういったことは今想定していないところでございます。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 350: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 市民参加の条例がそうなっているからいいんだという立場ではなくて,極力やりますというふうになっているわけです。そして,これは本当に3年間縛るという重要な問題なんです。これまでさまざま市民の皆さんに,市民参加をやってきたんだ,協働するんだって,市長も何度かおっしゃっていますけれども,実際はやっていないということではないでしょうか。そして既にほかのでやっているという所があるわけですから,できないというはずはありません。今の状況の中でも基準額を提示できると思うんです。  このに聞いてみました。これはマックスとして一応出し,そしてその注に変動する可能性もありますということをつけて提示しているということなんです。それぐらい親切というか市民の皆さんにお知らせするべきだと私は考えますけれどもいかがでしょうか。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 352: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 保険料に関しましては,介護保険条例の改正という形で議会の中で御審議していただく事項だと思っております。
    353: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 354: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 議会で最終的に審議しているというのはわかりますけれども,市民説明という点では必要だと思いますし,今後こういう点でもう少し早く基準額なども示していただきたいということを要望しておきます。  次,こまほっとシルバー相談室について伺います。  やっと念願のこまほっとシルバー相談室が開設されました。開設されてから1カ月ということですけれども,この間の利用状況と相談内容,そして訪問活動を行うということで今行っておられますけれども,これについてほかの議員からも質問がありましたけれども改めてお伺いします。また訪問活動では対象年齢などもつけ加えて御報告いただきたいと思います。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 356: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 1カ月の利用状況といたしましては,平均すると1日1人から2名の御利用をいただいております。訪問件数につきましては,1日当たり15件から25件程度でございます。サービスにつながった実績としましては,あんしん見守りサービスの申請が2件,介護認定申請を要するための地域包括支援センターにつなげたケースが2件という形で,高齢者の方を中心に訪問を行っているところでございます。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 358: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 65歳以上の対象者,高齢者ということです。  それでは次に,狛江団地の自治会との連携はどのように行っているのでしょうか。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 360: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江団地自治会開催の「ふれあいサロン」に相談員が参加いたしまして,「ボケ防止のための軽い健康体操」を実施しているところでございます。また,当日には参加されている高齢者と一緒に手品をやったり昔懐かしい歌を合唱したり,穏やかな雰囲気の中で連携が深まっていると認識しているところでございます。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 362: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今御紹介があった「ふれあいサロン」,これは自治会の方がとても頑張っておられます。ことしで2年目ということで,各号棟で2巡目となっているようです。こちらのほうは75歳以上の高齢者をお誘いしながら安否確認も行っているということで,一軒一軒訪問されております。そしてこうした活動との連携や情報交換をしてもらえるといいという要望でした。また,シルバー相談室の方が今ずっと訪問して留守のお宅があるということだったわけですけれども,これにつきましてもなぜ留守なのかを小まめにつかんでいただけるといいと,こういうふうにもおっしゃっておりましたので,ぜひこうした連携などもとれるようにお願いしたいと思います。  このシルバー相談室,シルバー交番という都の施策,これは地域包括支援センターごとに1カ所設置ができるとされているわけです。これまでも2カ所目は次に高齢化率が高い多摩川住宅があるあいとぴあ地域包括支援センター地域に設置していただきたいと要望してきたわけですけれども,具体的にはどのように進んでいるでしょうか。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 364: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず今年度初めての「こまほっとシルバー相談室」を開設したところでございますので,今後の運営状況や効果等を検証しながら他地域の設置につきましては慎重に検討してまいりたいと考えております。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 366: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 運営状況や効果等を検証ということでおっしゃいましたけれども,既にシルバー交番というのは各市いろいろなでたくさん生まれています。私が最初に報告した,視察に行った町田でも,あのときよりもふやして7カ所で,あと5カ所はつくりますということをおっしゃっておりました。つまり地域包括の数,12カ所全部つくりますというのが町田なわけです。ほかのもそうですけれども。  そういう既に実際に何年もかけてやっていらっしゃる所があるので,運営状況や効果などは他からも学ぶことができるんじゃないかなと思うんです。むしろ狛江団地の所を全部終わって総括して新たにつくるということではなくて,市内にもう2カ所設置すれば,より効果的に発展させることができるのではないかなと私は思います。  そこでぜひ多摩川住宅の周辺などで空き店舗などを探すような,そういうことに取り組んでいただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 368: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 確かに立地の問題は非常に大切な問題で,狛江団地につきましても長年懸念しておりまして,ようやく空き店舗を確保した状況でございますので,そういった情報のアンテナ,これはもう当然張りめぐらせていくべきだと思っております。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 370: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 空き店舗というのはあいているなと思っても1カ月後には埋まってしまうというような状況もありますので,そのグッドタイミングのところが必要だと思います。ですからぜひ前向きに2カ所目も予算化するんだという立場で空き店舗を探していただいて,早急に2カ所,そして3カ所と設置を広げていただきたいということを要望しておきます。  次,(3)高齢者医療費の無料化についてです。  まず最初に狛江の高齢者数,高齢化率はどのぐらいか。そしてそれは26の中でどのぐらいに位置しているか。また75歳以上ではいかがでしょうか。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 372: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 平成26年10月1日現在の数字でお答えを申し上げます。  狛江の65歳以上人口は1万8,674人で高齢化率に換算いたしますと23.7%となっております。この率は26市中9番目に高い率でございます。また75歳以上の人口ということでございますが,人口の比率につきましては11.6%,この数字につきましては26市中で5番目に高い率でございます。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 374: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは北多摩南部保健医療圏の中ではどうでしょうか。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 376: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 北多摩南部保健医療圏とは多摩府中保健所管内の武蔵野,三鷹,府中,調布,小金井,狛江の6のことでございますが,この中ではトップになっております。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 378: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 高齢化率が高いということをさまざまな角度から提示していただきましたけれども,高齢者が多い,たくさんいらっしゃるまちだからこそ高齢者を大事にするという市政運営が求められているのではないかなと思います。  そこで私前定例会で紹介いたしました75歳以上の方の医療費を無料にしているという日の出町の方,実際に来ていただいて学習する機会がございました。そこで75歳以上の医療費の無料化について詳しく伺ってまいりました。  実施してから5年ということです。そして最初はこれを導入するときに,病院がサロン化したり医療費が高騰するのではないかと,そういう心配の声もあったそうです。ところがこれを実施して無料化になった段階ではそういう心配はもうなくなったと。決してサロン化になったり高騰したわけではないと。1人当たりの医療費の助成額は年間4万5,000円程度で,ほぼずっと5年間変わらないということだそうです。しかし人口は今1万6,900人余ですけれども65歳以上の高齢化率は31.4%で,5年前に比べまして75歳以上の対象者は200人ほどふえて1,800人になっているということなんです。それにもかかわらず医療費の無料化の予算は町の総予算に占める助成額の割合としては1%にはなっていない。1%以下ということでした。実際に助成額は実質で8,240万円だということなんです。  助成を受ける方法,これがまたひきこもりも解消するということになっているんですけれども,医療機関で医療費を一旦払うと。そして払った領収書を町役場まで持っていく。後日預金口座に支払われるということで,何よりもお金の心配をしないで病院に行けるということが早期発見・早期治療につながっているということが大事でしたとおっしゃっておりました。そして短期で病気を治すことができれば本人も家族も安心,またひきこもりを防ぐことにも役立っているということでした。  狛江でも75歳以上の方への無料化を行うとした場合,どのぐらいの予算となるか。また80歳以上ではどうかお伺いします。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 380: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 東京都の後期高齢者医療広域連合でまとめました平成25年度版の事業概要の数値で算出をしたところでございます。  平成24年度の狛江の75歳以上の医療費につきましては74億7,919万3,889円,このうち保険による給付は67億9,692万3,303円で,被保険者の自己負担額,これは6億8,227万586円となっております。仮に狛江で75歳以上の方の自己負担を全て無料化した場合については,この6億8,227万586円が狛江の歳出になろうかと思います。  なお,80歳以上の方の医療費につきましては,広域連合のほうでも資料がございませんので試算はできていないところでございます。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 382: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 80歳以上の方の医療費はわからないということでしたけれども……。そこでもう1つお伺いしたいのは後期高齢者の9割と8.5割,7割軽減を受けている人は46%ということです。こういう方を80歳以上で軽減を受けているという人だけを無料化を行うとした場合はいかがでしょうか。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 384: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 80歳以上で保険料の軽減を受けている方の自己負担分の無料化につきましても,広域連合のほうでの資料がございませんので試算はできかねる状況でございます。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 386: ◯ 11番(宮坂 良子議員) なかなか正確には試算できないというのもわからないでもありませんけれども,実は私,の担当者の方と一緒に試算してみました。80歳以上の方もおおよそ人口比で換算いたしました。やればできるんです。そして軽減を受けている人の人数割を出しました。こういう細かい資料をもらいまして担当者の方と頭を突き合わせて試算してみたんです。だからぜひ,今後はもうちょっと正確に数値を出していただきたいなというふうに思うんですけれども。  そこで先ほど紹介した軽減を受けている人,そして80歳以上の人,この方たちの医療費をもし無料にした場合に約1億4,000万円でした。これはの予算の0.56%なんです。日の出では先ほど紹介したように予算の1%近くを高齢者医療費無料化に充てています。日の出町の町長は高齢化率が高いからこそ,「日本一お年寄りにやさしいまちづくり」,これを宣言して75歳以上の医療費の無料化に踏み切っているわけです。  狛江も高齢率が高いということが報告されましたので,ぜひ高齢者の命や暮らし,そして何よりも安心して住み続けられる狛江にしていくためにも無料化への一歩を踏み出すという決意をしていただきたいと思います。市長いかがでしょうか。 387: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 388: ◯  長(高橋 都彦君) 日の出町の高齢者医療無料化の施策は,他に追随する所がないところから見ても町独自の考え方だというふうに考えておりますし,人口規模,歳出の内容においても狛江とは大きく異なっており,財源についても他団体にはない独自財源もあることから実施されているものと考えています。  したがいまして狛江の財政の現状に鑑み,こうした臨時的な費用を必要とする高齢者医療の無料化については現実性はないと考えておりまして,現時点で実施する考えはございません。 389: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 390: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 私は75歳以上の方全てまずやっていただきたいというふうに要望しているわけじゃないんです。まず,心,思い。さまざまな限定をつけてもいいと思うんです。  こういう方がいらっしゃいます。生活保護基準ぎりぎりで,だけど重症な病気を負っていると。でもお金がなくて医療費が払えない。こういう方々はたくさんいらっしゃるんです。また所得ゼロの方,病院に行きたくても行けないと我慢されている方,そういういろいろな方たちの実態を調べて,そしてまずどこからならば手をつけられるのか。どこの範囲を無料化すれば少しずつでも重症化を防いでいけるのか。そういう視点をもって,そういう思いを持って実施する検討を始めたいというような決意をしていただきたかったなと思います。もう頭ごなしに多額の費用を要するんだと,だから無料化を実施する考えはないと,こういう姿勢では狛江市政を本当に温かい市政にしていくというのは難しいのかなということを改めて思いました。  今後さまざまな質問の中で考え方を変え,福祉のまち狛江にしていただけるように要望しておきます。  次に敬老金と入浴券について伺います。  外部評価委員会によって評価されたうちの敬老金と入浴券,これについて伺うわけですけれども,からの提案をもとに選定したということです。からの提案として高齢者福祉分野のみを選定しているようですけれども,どのような経過でこのような提案になったのでしょうか。 391: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 392: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 我が国では御承知のとおり超高齢化社会が急速に進展している状況でございます。狛江におきましても高齢者の人口は増加の一途をたどっている状況にあります。このような中で,喫緊の対応が求められる課題が山積している高齢者施策のあり方につきまして,外部評価委員会の御意見をお願いしたものでございます。 393: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 394: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今後の財政面への影響も考慮してとしております。としても財政のところで縮小していきたいと,こういうことだったのでしょうか。 395: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 396: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 今後の財政面への影響は当然に考慮されることではございますけれども,事業縮小ありき,これを前提にするものとは考えておりません。 397: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 398: ◯ 11番(宮坂 良子議員) じゃ敬老金はどのようにしようと考えておられるのでしょうか。 399: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 400: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 外部評価委員会の提言に沿いまして,現金支給のあり方などについて現在検討しているところでございます。 401: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 402: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 現金を商品とかにかえるとなると財源を縮小するということになると思うんです。同じ金額だったらそのまま現金のほうがいいわけですから。  既に敬老金をもらった方からは,かわいい孫たちのためにこれをもらってあげることができてすごくうれしかったと。また来年77歳を迎える方からは,もう周りの人からも来年敬老金もらえるのね,楽しみねなんて言われましたと。そしてどなたからも現金だからうれしいという声でした。  これは古い話ですが,かつてこれをお届けしたときに三つ指をついてありがとうございますと言われた方がいらっしゃったということなんです。しかもこれは安否確認に大変役立っているということ,これも重要なことだと思います。  外部評価されましたけれども,主体的に高齢者の生の声を要望をしっかり聞いて,ぜひ現金給付として残していただきたい。そして財政の縮小というところではなく,本当に高齢者を敬うという気持ちをこうした形で続けていただきたいということを要望します。  では入浴券についてどのようにしようとしているのでしょうか。 403: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 404: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 同様に外部評価委員会の提言に沿いまして所得要件の規定などについて検討しているところでございます。 405: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 406: ◯ 11番(宮坂 良子議員) これもわずか月4枚の入浴券なんです。これを活用されている方からお話を聞いてきました。入浴料が高いから本当に助かっていると。夏でもこの入浴券1枚で我慢しているということなんです。つまり週1回行っているだけ。もっと本当は行きたい。だけれども家でお湯を沸かして拭いているということなんです。また別な方はつえをついてでも行っていますとかこれがあるから外出が大事だと思って行っていますとか,あるいは大きな湯船なので本当に温まって助かっています,お風呂場ではコミュニティーの場になっていて元気がもらえますと。こうした方々の声を聞いてまいりました。  この入浴券についても机上の論理でやらないで,財政面だけで検討するのではなくて,しっかりと利用者の思いを酌んでいただいて継続していただきたいというふうに思います。  そこで私はむしろ拡大を図っていただきたいと思うんです。今の実態,高齢者の暮らしでは,ひとり暮らしでは,もともとついていたガス風呂がある所も確かにあります。でも危険だからといって利用していない方もふえてきているんです。遠くに住んでいる家族からも,自宅でのガス風呂だけは使わないでと言われているという方もいらっしゃいました。そこで銭湯に行っておられるということで,お風呂があるという方でも低所得の方々に対しては入浴券の支給というのも考えたらいいんではないかなというふうに思います。  お風呂というのは,ただ汗を流して体をきれいにするだけではありません。本当に高齢者の楽しみで,体はもちろん心も健康の源となります。こうした実態などをしっかりつかんで継続をしていただくということを要望して1問目を終わります。 407: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂良子議員。     〔11番 宮坂良子議員登壇〕 408: ◯ 11番(宮坂 良子議員) では2問目,憲法・生存権を保障する徴収行政を(その5)を質問いたします。  これまで狛江が児童手当法に違反して児童手当の全額差し押さえを行ってきたことについて,明らかに違反であるから差し押さえは行うべきではないと質問を重ねてきました。1年かかってようやく前定例会で,は預金残高の構成が明らかに児童手当である状況であれば考慮すると答え,徴税方法の見直しを約束いたしました。  しかし残念ながらいまだに,「給料が全額差し押さえられた」「窓口に行っても真っ先に言われることは「いかに納税してもらうかだ」と言って親身に相談してもらえない」「生活ができなくなると言うと「御自分で考えて」と言われる」「納税課だから滞納があれば差し押さえする」という悲痛な相談の声が寄せられています。  税金の徴収は大事な仕事ではあります。そして市民みんなが負担するというのも当然ではありますけれども,しかしその基本はあくまでも憲法第25条の生存権をしっかりと保障するという立場に立って行っていただきたい。市民の皆さんの命と生活・営業を守るという,こうした立場,それがの行う姿勢ではないでしょうか。差し押さえによって生活が立ち行かなくなるような対応はやめるべきです。どのようにしたら払えるのか,市民の生活再建につながる,こういう相談を十分行っていただきたいと要望いたします。  それではその後の対応や心構えをお聞かせいただきます。 409: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 410: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 前回も説明したとおり預金残高の構成比から明らかに児童手当である状況であれば考慮に値すると考えており,児童手当の差し押さえは現在行っておりません。また,今までどおり納税相談にお越しいただいた方々には丁寧な対応を行っている次第でございます。 411: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 412: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 丁寧な対応を行っていると心がけているとおっしゃっているので,それはぜひやっていただきたいというふうに思いますけれども,失笑が出ましたけれども。  それでは前定例会で2013年度の差し押さえ件数,前年度を239件も上回り1,393件という御報告でしたけれども,ことしの11月までの件数はいかがでしょうか。またこの1,393件というのは人口比で見ると26市中どのぐらいでしょうか。 413: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 414: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 平成26年11月末までの差し押さえ件数は,国民健康保険税のみの差し押さえを含め1,032件となります。平成25年度の差し押さえ件数は,人口比で見ますと26市中1番目でございます。 415: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 416: ◯ 11番(宮坂 良子議員) やはり高い。たくさん差し押さえしているということがはっきりいたしました。  私たち日本共産党狛江市議団はこの11月に差し押さえが狛江の約2分の1で徴収率が比較的高いというを視察してまいりました。収納課長は,「常に職員に話していることは滞納している人は市民の方,きめ細かく聞くことが大事。日中の仕事はまず相談してもらうことから始まっている。」と話されたことが大変印象的でした。そして滞納者の納税意欲を喚起すること。まず現年度分の納入を重視する立場から収納課全員で4月,5月の金曜日5時半から8時までまず電話をする。そして留守の方をピックアップした上で土日訪問しているということでした。そして訪問ではお手紙で差し押さえになる前に相談に来てくださいと,このように訪問で伝えたり手紙を入れたりしているそうです。これは職員1人の方が40から50軒訪問しているということでした。
     そしてまた,収納課という所は「怖くて立ち寄れない課」というイメージもあると言われているので,数をこなすということではなく,常に丁寧に相談,生活実態を書いてもらい無理のない分割計画を立ててもらっている。税を滞納された方については滞納処分が前提ではない。収納課職員は徴収吏員であるが,その前に公共の福祉に寄与する公務員であることを忘れてはならない。支払いが難しく,弱者とわかれば福祉の窓口,ここでは「ふくふく窓口」と言って総合相談窓口となっていますけれども,ここや社会福祉協議会につなぐようにしていると。そして収納課の職員には福祉知識も身につくようにある程度教えている。生活改善でお金を生み出してもらうことなども相談してもらうことから始まると,このように話されておられました。  そしてさらにすばらしいのは,多重債務の過払い金について職員自身が計算できるように学んでいて,戻ってくる可能性がある場合は弁護士を案内しているということなんです。これはポスターにもなっていて駅前にも張ってあるということでした。  丁寧な相談というのは,こういうことではないかなと思うんです。そして滞納の原因はどこにあるのか。生活再建につなげるにはどうしたらいいのか。そういう相談こそが今必要だと思います。しかもここでは多重債務の計算までしているという,これを仕事として行っているという点ではとてもすばらしいと思いました。  このような視察の内容の報告について部長としてはどういう感想を持たれますでしょうか。 417: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 418: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 視察を行われたも現在の狛江のように滞納整理を精力的に行った結果,本来の納期内納付に導くことができ,差し押さえを減らすことができたと伺っております。狛江はまさにその過程を一歩ずつ上がっている状態だと理解しております。また,これまで多重債務者に法テラスや弁護士会の無料相談を案内したり,東京都の生活再生相談窓口を案内しております。最近では新たに福祉部門で「こまYELL」という福祉総合相談を開始しておりますので,新たなセーフティネットとして連携しております。 419: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 420: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今あたかも私たちが視察したが狛江のように滞納整理を精力的に行ったとおっしゃったんですけど,それって本当ですか。じゃ1,000件も超えている差し押さえを過去やっていらしたんでしょうか。いかがでしょうか。 421: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 422: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 私たちが今思っていると質問者が思っているとが違っていたら申しわけありませんが,徴収率が今1位ののことだと思います。そちらのも相当な件数を差し押さえていて,その中で今落ちついてきているということは課長同士のお話等から聞いております。 423: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 424: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それはちゃんと調べていないんです。全部私10年前から聞きました。  この5年間では先ほど言いましたように約半分,10年前は61件,9年前63,次40,その次82,その次が264,そして518,677,734,811,そして昨年度は782と。1,000件なんか超えている年は1回もないんです。むしろすごく少ないという。ただ200台に伸びたときは都からのそういう人が来たとか都に要請したと,2人が派遣されたと,そういうこともあったと思うんですけれども,今お答えになった滞納整理を精力的に行った。それは間違いです。むしろ課長が言っておられたのは不納欠損などもそういうこともきちっとやったというふうにおっしゃっておりましたので,それと相談をきちっとやるというのは今紹介したような立場でやっていただきたいと思うんです。狛江は差し押さえの件数もすごく多いわけですけれども,相談も,本当に丁寧にやっているやっているとおっしゃっても,実際には払わないあなたが悪いんだみたいな,そういう立場でやっているわけですから,そこはきちっと部長としてもちゃんとしていただきたいというふうに思います。  前回の定例会でも「狛江職員接遇マニュアル」,この立場で徴収職員もやるというふうにお答えしていただいたわけですから,改めて接遇マニュアルをしっかりと身につけて,しかもこの接遇マニュアルだけじゃなく最初に申しましたように本当に憲法の生存権,そういうことをしっかり守る立場でやっていただきたいというふうに思います。  全額差し押さえられたら本当に生活できないとか事業が継続できなくなるという人に対して,差し押さえをそのまま強行するということなどもこの間あったわけです。しかも特に給料や年金が一旦口座に振り込まれた,だから当然全額いいんだと。しかし給料と年金というのは生活を保障するために全額押さえちゃいけないことになっています。だから,たとえ口座に振り込まれたものでも差し押さえはすべきではないというふうに思うんですけれども,その点はいかがでしょうか。 425: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 426: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 給料債権や年金債権についても国税徴収法第76条及び第77条で差し押さえ禁止について規定されております。ただし給料等が預金口座に振り込まれれば預金債権となります。滞納者の一般財産となるため現在差し押さえは禁止されておりません。 427: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 428: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 最高裁の判例をもとに,一旦預金になったものは差し押さえ禁止されていないんだいないんだとおっしゃいますけれども,じゃ実際にその方の生活は見ないんですか。給与全額差し押さえられているんです。この間,2人家族なのに年金11万7,000円押さえられて残がゼロに。Bさん,4人家族なのに給料全額26万円押さえられてゼロ。Cさん,4人家族で給料全額16万円差し押さえられて残額ゼロ。こうした方々,小さいお子さんもいらっしゃる家庭なんです。あすというかきょう買い物するお金もないということで相談に来られた方もいらっしゃいました。「家賃が払えない」「子供の教育費,幼稚園費が払えない」,こういう方たちに対しても,あくまでも預金に入ったから全額押さえていいんだという立場を今後もやっていくんでしょうか。さらにこうした方の中には先ほど法テラスとか福祉の窓口に誘導しているとおっしゃいましたけれども,実際には生活保護の窓口や社会福祉協議会の貸し付けの窓口なんかは紹介していただけませんでした。そういう方もいらっしゃいました。本当にこういう方たちはやむなく借金,友人からの借金でしのいでいるというのが現状なんです。だから市民の方が路頭に迷うような,そういう立場に追い詰めるような徴収行政というのはやめていただきたいというふうに思います。改めていただきたい。いかがでしょうか。 429: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 430: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 市民が路頭に迷うような徴収ということは一切していないということをここで断言したいと思います。  差し押さえの後の相談により証明書等を出していただいた結果,差し押さえの解除も行っております。今後とも適切な対応を行っていきたいと考えております。 431: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 432: ◯ 11番(宮坂 良子議員) じゃこれまで路頭に迷う人たちがたくさんいらっしゃいました。今部長は答弁で路頭に迷うことはない,給与全額押さえても,年金を押さえても相談に来れば解除をしてしっかりと対応すると約束していただきました。それでよろしいんですね。 433: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 434: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 違います。滞納については一つ一つ事情が異なりますので,その対応によって解除するしないは考える姿勢でございます。 435: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 436: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ですから路頭に迷わせるようなことはしないということでよろしいんですね。 437: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 438: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 何度も言っているように路頭に迷うような形は行っておりません。 439: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 440: ◯ 11番(宮坂 良子議員) これまで行っていたからここで問題にしたわけで,その認識が違うんですけれども,じゃ今後は路頭に迷うようなことはさせないというお答えだったというふうに受けとめます。  そしてもう1つ,先ほどから問題にしている1998年の最高裁の判決,これです。もう常に常に持ち出されるんですけれども,時間がないので最後私紹介したいと思います。  これは東京税財政研究センターの8人の税理士が執筆した著書によりますと,給与等に係る債権は徴収法第76条第1項各号に定める金額の合計額が差し押さえ禁止額となります。したがって給与等の支給額から差し押さえ禁止額を差し引いた残り部分について差し押さえが可能な金額となります。近年給与・年金・生活保護費や児童手当など差し押さえ禁止債権の預金口座への振り込みによる支給は一般化していますが,滞納処分の際,振り込みによって預金債権という一般財産に転嫁。したがって差し押さえの禁止・制限は解かれたという理屈をつけて預金口座への振り込みを待ち構えるように差し押さえ禁止財産の差し押さえを行う例が起きています。裁判例を紹介しながら差し押さえ処分の可否について検討します。  ということで,判例1としては,これが先ほど部長がずっとおっしゃっていた98年の最高裁の判決だったんですけれども,この中身としては預金口座に入金されたのが明らかに禁止債権なのか。これは年金だったんですけど識別・特定が明確じゃなかったと。出し入れがたくさんあって,それでわからなかった。不明だったので,この裁判においては何ら違法性はないというふうにされたということなんですけれども,しかしそれにしても禁止債権の振り込み入金を待ち構えるようにして行われる差し押さえがあったとすればそれは論外であるということも指摘しています。  全部紹介できないので。  判例2のほうは逆に年金の振り込みの口座について,この裁判では差し押さえしてはいけないという判例が出たということなんです。それは明らかにそのものが預金口座の中で明確に識別できたと。だからこれは禁止債権に当たって,生計を立てるべき財産がない場合は差し押さえ禁止債権に対する強制執行は許されないと,こういう判例なんです。  ですから児童手当のときもそうでした。ちゃんと識別できたものは押さえちゃいけないということを狛江でも明確にしたわけですから,年金や給料も明らかに出し入れが余りなく,給与そのものだとわかれば差し押さえしてはいけないということを言っておきます。 441: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午後 0時00分 休憩     午後 1時30分 開議 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番西村あつ子議員。     〔20番 西村あつ子議員登壇〕 443: ◯ 20番(西村 あつ子議員) それでは1問目,子ども・子育て支援新制度について質問させていただきます。  来年4月1日から実施される子ども・子育て支援新制度は,これまでの保育制度の根幹を崩す制度であり,さまざまな矛盾と問題を抱えています。日本は,経済大国でありながら保育・幼児教育にかける公的支出は先進国の中で低いレベルです。政策の優先順位を見直し,未来への投資として保育・子育て支援の分野への大幅な公費投入が必要です。ところが,新制度は当初から財源不足が見込まれ,財源措置がどうなるのかいまだに未定の状況です。  狛江では現在子ども・子育て会議が設置され,新制度に向けた計画づくりが進められています。大きな制度変更であるにもかかわらず,国から示される公定価格などの制度内容がなかなか示されてきませんでしたので,自治体では十分な時間がないまま計画を策定しなければならないという状況となっています。  この間子ども・子育て会議では臨時会も開催し,タイトなスケジュールでの審議が余儀なくされています。最初に新制度実施までのスケジュールについて伺います。  2問目は子供の貧困対策についてです。  子どもの貧困対策の推進に関する法律が平成26年1月17日に施行され,ことしの8月29日の閣議では「子供の貧困対策に関する大綱」が決定されました。  法律では,地方公共団体の責務として教育支援に関する第10条では,「就学の援助,学資の援助,学習の支援その他の貧困の状況にある子どもの教育に関する支援のために必要な施策を講ずるものとする。」,このようにされています。第11条の生活支援については,「貧困の状況にある子ども及びその保護者に対する生活に関する相談,貧困の状況にある子どもに対する社会との交流の機会の提供その他の貧困の状況にある子どもの生活に関する支援のために必要な施策を講ずるものとする。」となっています。また第12条の保護者に対する就労の支援では,「貧困の状況にある子どもの保護者に対する職業訓練の実施及び就職のあっせんその他の貧困の状況にある子どもの保護者の自立を図るための就労の支援に関し必要な施策を講ずるものとする。」,このように定められています。そして経済的支援を定めた第13条では,「各種の手当等の支給,貸付金の貸付けその他の貧困の状況にある子どもに対する経済的支援のために必要な施策を講ずるものとする。」となっています。  まず最初に伺いますが,この法律に即した施策の現在の実施状況について伺います。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 445: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 今後のスケジュールということでございます。(仮称)子ども・子育て支援事業計画につきましては,現在重点事項と素案の一部につきまして子ども・子育て会議にて意見を伺っているところでございます。1月に素案を確定しまして市長に答申,その後2月には市民説明会とパブリックコメントを実施し,3月中に内容を確定させる予定でございます。  続きまして2問目,子供の貧困対策について法律に即した施策の実施状況ということでございます。  児童青少年部といたしましては,第12条の保護者に対する就労の支援につきましては児童扶養手当受給者が対象となりますが,母子自立支援員が兼務している母子自立支援プログラム策定員が母子自立支援プログラム策定事業を行っており,児童扶養手当受給者の状況やニーズ等に対応した母子自立支援プログラムを策定することで,きめ細かで継続的な自立及び就業の支援を行っております。また,母子家庭及び父子家庭自立支援教育訓練給付金や母子家庭及び父子家庭高等職業訓練促進給付金の支給についても引き続き行っているところでございます。  第13条の経済的支援の各種の手当の支給につきましても,児童手当,児童扶養手当,そして児童育成手当,特別児童扶養手当の支給を行っているところでございます。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 447: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 2問目の子供の貧困でございます。日本の子供の貧困率につきましては先進諸国の中でも上位にあると言われております。貧困とは,子供たちの生活や成長にさまざまな影響を及ぼすことが想定されます。といたしましても子供たちの将来が生まれ育った環境に左右されることがないよう,また貧困が世代を超えて連鎖することがないよう,新たに来年度より実施されます生活困窮者支援制度また適正な生活保護制度によりまして,貧困の状況にある世帯に対する生活支援,これを行ってまいりたいと考えております。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 449: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 2問目,子供の貧困対策につきましての教育部の対策です。  学校教育法及び学校保健安全法に基づき,経済的理由により就学困難な児童及び生徒の保護者に対して支給する要保護及び準要保護児童生徒援助費である就学援助費を行っております。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 451: ◯ 20番(西村 あつ子議員) それでは1問目の子ども・子育て支援新制度について再質問を行わせていただきます。  9月議会では小規模保育事業の基準などを定めるための議案が審議されましたけれども,今後の議会に提案される内容についてはどんなものがあるのかお伺いいたします。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 453: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 平成27年第1回定例会に利用者負担額,いわゆる保育料に関する条例の上程を予定しております。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 455: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 第1回定例会に保育料に関する条例ということです。私たちは新制度については保育の格差がさらに広がるという心配や,また保育の質や公的責任が後退してしまうなど多くの懸念があり反対の立場をとっています。新制度の実施には1.1兆円の財源が必要とされていますが,これは消費税率10%を前提に消費税増税分から7,000億円が充てられることになっていましたけれども,消費税増税が1年半の先送りとの考えとなりました。そこで財政措置への影響はどうなるのか伺います。  そもそも新制度は実施される前から財源不足が見込まれておりまして,消費税増税分を差し引いた4,000億円の確保のめども立っていない,このような状況だと思います。狛江市議会でも財源確保を求める意見書が賛成多数で可決をされています。4月からの新制度の実施を前に,財源不足で保育施設や施策への影響が心配ですが,現段階での影響についてどうなるのかお伺いいたします。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 457: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 消費税率の10%への引き上げが延長されましたが,具体的な財源確保については今後の予算編成過程で調整していくと内閣府のほうからは示されているところでございます。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 459: ◯ 20番(西村 あつ子議員) まだ具体的なことが内示もされていないということでございます。  新制度の財政の仕組みについてお伺いします。  これまでは保育施設に対する公費投入を基本にしていた仕組みですけれども,新制度では施設などを利用する保護者に支給される個人給付への変更となるわけです。個人給付といっても保護者に直接支給されるのではなくて施設側が代理受領という形になりますけれども,今後保育園を運営するに当たり,これまでの公費投入額と新制度になった場合の個人給付額での試算はどうなるのかお伺いいたします。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 461: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 新制度における個人給付は,保育園が施設型給付として代理受領する仕組みとなります。施設型給付の公定価格の骨格は仮単価として示されていますが,消費税率の引き上げが延期されたため,質の改善がどこまで図られるか不透明な状況ではあります。  現時点の試算の例では,定員100人規模の私立保育園ではこれまでの運営費補助金約1億円に対しまして公定価格1億1,500万円となります。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 463: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 現在が1億円で新制度になれば1億1,500万円ということですけれども,これもまだきちんとした数字ではないのかなというふうに思います。  次に保育料の設定についてお伺いいたします。  現在の狛江の保育料の区分は,保育料が免除されているA階層とB階層,そして保育料が発生するC階層とD階層があって,そのC階層とD階層の合計が26の区分となっていると思います。新制度での国の基準は8階層,このような基準になっていますけれども,新制度になってからは狛江の基準はどのように区分されるのでしょうか。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 465: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 現在の狛江の保育料は合計で28階層ですが,新しい保育料の階層につきましては現状の区分を維持する形で検討しております。ただし算定基礎が市町村民税所得割額となりますことから,若干の変更を予定しているところでございます。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 467: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。  次に保育料の算定方法についてお伺いいたします。  今までの保育料は世帯の所得税額から算定していましたけれども,新制度では今も御答弁もあったとおり,市民税の所得割額から算定することになるということですけれども,制度が変わることによってこれまでの保育料との変動がどうなっていくのかお伺いいたします。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 469: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 新しい保育料については,原則として現状の金額を維持する方向で検討しております。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 471: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 今の御答弁で現状維持するということですけれども,これ保育料は全く変わらないのでしょうか。例えば,階層によって値上げになることはないのか改めてお伺いしたいと思います。  平成23年度から年少扶養控除は廃止となりました。その影響で保育料の値上げの懸念がありまして,狛江の場合は年少扶養控除を適用した保育料を現在算定していると思います。ところが,新制度では住民税方式に変更されますので年少扶養控除が算定されなくなり,それによって保育料が上がる世帯が出るのではないかと思いますが,その点についてはいかがでしょうか。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 473: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 算定基礎が所得税から市町村民税の所得割額に変わることに伴いまして,世帯によっては若干の変動は考えられます。年少扶養控除につきましては,これまではみなし算定をしていましたが,新しい階層には改正前後に極力変動が生じないよう,階層に用いる市町村民税所得割額を設定してまいりたいと考えております。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 475: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 極力変動が生じないようにということでこれから詳細な算定がされるのかと思いますけれども,私はこの間子ども・子育て会議を傍聴してきましたけれども,たしか前回の臨時会だったでしょうか,保育料についてはこれまでとほぼ変わらないということを口頭で説明をされていたかと思います。口頭での話だとなかなか詳細がわからないと思います。保育料を試算した資料を子ども・子育て会議のほうに提出して検討していただく,こういうことが必要だと思いますが,その点についてはどのようにお考えでしょうか。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 477: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 新しい保育料,利用者負担額になりますけれども,こちらにつきましては12月中に試算し資料を作成しまして,1月の子ども・子育て会議にて御意見を伺う予定となっております。
    478: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 479: ◯ 20番(西村 あつ子議員) じゃ今資料をつくっているという状況です。  私は国立の答申書の一部を見てみましたけれども,国立の答申書では,制度変更による保護者負担額の差額をなるべく生じないようにするためにどのような方法があるのか,これが非常に細かく検討されています。検討の結果,各階層が上下して保育料の額が変わるということがあったようです。先ほど部長も答弁されていましたけれども,その原因は廃止された年少扶養控除が反映されない,こういうことや個々が加入している生命保険などによって控除額が所得税と住民税と異なることも変動要素になっているのではないかということです。さらに,国が示している階層は8階層となっているのに対して国立では25階層としているので変動がありました。  国立の試算では国の基準である住民税ベースで試算した場合,約40%の人が値上げになるという結果になったそうです。そして各階層の保育料を減額した場合でも約36%の人が月に約2,400円の負担がふえたそうです。  こうした幾つかのシミュレーションをもとにして検討した結果,所得税ベースで現在の保育所の保育料と変わらない基準をもって算定していくことが望ましいと,こういう結論が出されました。  こうした詳細な資料を提出して子ども・子育て会議で検討すべきだと思いますが,改めてお伺いをいたします。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 481: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 保育料の設定に関しましては利害関係が生じることから子ども・子育て会議の諮問事項とはいたしませんが,先ほど申し上げましたように意見を伺うものであります。  なお,狛江では新制度の利用者負担額につきましては国の算定基礎が市町村民税所得割となったため,それに準じて現状の水準を維持するように改定をする予定でおります。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 483: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 先ほども保育料は現状の金額を維持するということをおっしゃっていましたので,ぜひ値上げのないようにきちんとやっていただきたい,このことを改めて要望させていただきます。  次に子ども・子育て会議の今後の役割についてお伺いいたします。  これまでは新制度に向けた計画づくりや保育園民営化に向けた配慮事項などの検討が行われていましたけれども,今後の役割と体制についてどのようにされていくのかお伺いいたします。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 485: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 会議は今後も継続しまして,委員は2年ごとに改選いたします。来年度以降の予定ですが,次世代育成支援行動計画(後期)については最終的な報告をさせていただき,(仮称)子ども・子育て支援事業計画については数値目標についてのローリングと計画全体の進捗等について御意見をいただく予定でございます。  子ども・子育て支援に関する施策等につきましても,今までのような形で引き続き御意見をいただいてまいります。また,市民福祉推進委員会におきましても適宜意見を伺い報告をしてまいりたいと考えております。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 487: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。今後も継続して検討がされていくということでよろしいですね。  次に新制度についての保育時間についてお伺いをいたします。  新制度では,開所時間の中に短時間認定ということが新たにそういう認定が出てくるんですけれども,短時間認定の方を対象にした8時間の時間帯を設定することになると思いますけれども,公立保育園で定める8時間の時間設定はどのようになるのか伺います。あわせて延長保育の時間帯の設定はどうなるのか,それについてもお伺いしたいと思います。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 489: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 公立保育園の延長の開所時間は午後6時15分からの延長時間の時間帯は変更ございません。ただし,保育短時間認定の方の保育時間は午前8時半から午後4時30分となる予定でございます。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 491: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 現在公立保育園は朝7時15分から夜の7時15分までの開所時間の中で,延長保育は6時15分から延長の利用だということになると思います。  たしかきょうから来年の認可保育園の入所申込が始まったと思いますけれども,新制度では保護者は保育所などの利用に当たり,まず市町村に認定の申請をします。そしてでの認定は保護者の就労状況をもとに保育の必要性を確認し,受けられる保育時間の区分というものを決めます。保護者の就労時間によって,利用できる保育時間が新制度では新たに2つに区分をされて認定を受けることになります。その認定区分は,1カ月の就労が120時間を超える場合は標準時間認定ということになり,利用できる保育時間は11時間以内となります。そして就労時間が120時間未満の場合は短時間認定となり,利用できる保育時間は8時間以内というふうに設定されると思います。  短時間認定となった場合で利用する保育時間が延長保育の時間帯になった場合,延長保育料を支払わなければならないのか,このことについてお伺いをします。  皆さん聞いていてわかりにくいかと思いますけれども,先ほどの答弁では狛江は開所時間の設定は8時30分から16時30分までの時間帯が8時間設定ということです。例えば短時間認定をされた人が8時半からじゃなくて9時から17時までの8時間で利用した場合,これは設定されている保育時間の16時30分を超えているので30分の延長の利用ということになるかと思います。こういう場合,保育時間は8時間であっても16時30分からの延長に食い込んでしまうので30分間の延長を利用しているということになるかと思いますけれども,そういう場合,たとえ8時間であっても延長料金が発生するのでしょうか。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 493: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 保育短時間認定者の方は保育園が設定する8時間の時間帯での利用が原則となりますので,その前後を利用する場合は延長保育料が発生することになります。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 495: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。つまり8時間であっても16時30分を過ぎれば延長料金が取られるということです。  現在の公立保育園での延長保育料は月に3,000円で,スポット利用は1回につき500円だと思いますけれども,新制度での延長保育の利用料金は幾らになるのでしょうか。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 497: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 新制度移行に際して公立保育園の延長保育料の変更は考えておりません。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 499: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 変わらないということです。  現在公立保育園では,基本はお子さんを9時までに預けて,18時15分以降に保育を利用すると延長料金が発生をします。例えば,これまで18時15分までにお迎えに来た場合は延長保育料の支払いはありません。短時間認定になった人が預ける時間帯にもよると思いますけれども,延長保育料の発生が可能であるということであって,これは保育の後退になるかと思います。そもそも標準時間認定と短時間認定という2つに分けること自体が問題であり矛盾だと思いますけれども,の見解をお伺いいたします。また,利用者に新たな負担を強いる可能性もありますが,こうした問題点を機会のあるごとに意見をきっちりと上げていただきたい,このように思いますがいかがでしょうか。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 501: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 短時間認定の方の11時間開所内の延長保育料につきましては検討中でございます。今後,現在の延長保育料単価や他の設定状況を参考に,保護者の方に過度な負担にならないように設定したいと考えております。  また短時間認定の場合,月4週で120時間未満としているため1日の就労時間がおおむね6時間程度が上限であります。1日の就労時間が6時間以上の場合は標準時間認定となります。常態として施設が設定する8時間の利用時間帯を超えて利用する必要があると認める場合は,標準時間認定とするように考えております。  なお,標準時間と短時間の保育必要量の認定は子ども・子育て支援法や同法施行規則に規定されているものですが,新制度を運用していく中で何か問題点や課題があれば東京都などを通じて意見を伝えていきたいと考えております。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 503: ◯ 20番(西村 あつ子議員) ぜひ東京都などに意見を上げていただきたいと思います。  短時間認定の方が延長保育を利用する場合に高い延長保育料を支払わなきゃいけない,こういうことにならないように,不利益にならないようなことを考えていただきたいと思います。  次に,のホームページで新制度を紹介する内容が記載されていますが,保育の利用について次のように書かれています。「利用調整における優先利用の取扱いは,国の示す基準を踏まえて,現行の選考基準を一部見直します。」,このように書かれていますが,これ読んでみても内容がさっぱりわかりません。選考基準をどのように見直すのか,どういうことなのかお伺いいたします。 504: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 505: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 調整指数はほぼ現状どおりですが,国の示す優先利用の項目に加わりました育休明けなどの申し込みの場合につきましては,入所選考における調整指数に盛り込むなどして対応してまいります。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 507: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 新たに育休明けなどが加わったということですけども,この一文だけを見るとなかなか,ただでさえ新制度が難しい中で,非常にこの中身もわからないので,例えば育休明けなどが加わるとか,そういう文言が加えられたら親切かなというふうに感じました。  次に,市内にある幼稚園と認証保育所の今後の運営形態についてお伺いいたします。  幼稚園は,これまでどおりの私学助成での運営を続ける場合と,認定こども園に移行して新たに制度内での運営をする施設もあるかと思います。また認証保育所は,認可保育園や認定こども園に移行できなければ制度の枠外の施設となります。市内にある幼稚園と認証保育所の運営は来年度からどのようになっていくのかお伺いいたします。 508: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 509: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 現在のところ市内の幼稚園は新制度に移行する予定はありません。新制度に移行しない幼稚園は今と同じ運営形態を継続していく形となります。また,市内認証保育所につきましては東京都の認証保育所制度が当面の間継続される見通しから,現時点で地域型保育事業に移行するといった相談は受けておりません。 510: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 511: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 現段階では変わらないということです。  認証保育所は東京都の独自の事業です。東京都とが補助金を出して運営していますけれども,来年度から補助金がどうなるのかお伺いいたします。あわせて保育料がどうなるのか,値上げになるようなことはないのか,今の時点でわかっていることを伺いたいと思います。 512: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 513: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 認証保育所の都の補助金につきましては,現時点ではこれまでどおりとなります。新制度に合わせて補助金,補助の金額は改定される可能性があります。 514: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 515: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 現時点ではこれまでどおりで補助金額は変わるかもしれないということです。  例えば過去に廃止をされた東京都の保育室制度と同じように,行く行くは例えば補助金が引き下げられるだとか,引き下げられてだんだん廃止になっていくのか,そういう可能性もあるのかなというふうに懸念をいたします。  次に,新制度のもとでの公立保育園の運営についてお伺いいたします。  新制度では,が定める保育料以外に上乗せや実費徴収を施設側が独自に設定できることになります。実費徴収は保護者への負担がふえることになるので実施するべきでないというふうに思いますが,これについての考えを伺います。あわせて現在運営をしている私立保育園の実費徴収への考えはどうなのか,現段階でが把握していることをお伺いいたします。 516: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 517: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 公立保育園では実費徴収は現在ございません。私立保育園で新制度の実施に伴って新たに実費徴収をするといった話も聞いておりません。現状から保護者負担増になることは現時点ではないと考えております。 518: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 519: ◯ 20番(西村 あつ子議員) じゃ来年度は上乗せや実費徴収はないということでよろしいですね。  新制度の基本は利用者と施設が直接契約をする仕組みとなりますが,ただし保育園に限っては児童福祉法第24条第1項の保育に欠ける児童を保育所において保育しなければならないという市町村の役割が適用されているので,これまでどおり市町村の責任で保育を実施し,入所先の振り分け,今度は利用調整と呼ばれますけれども,利用調整はで行います。  それで,来年度利用調整はどのようにされるのかお伺いをいたします。また,これと同時に指数の高い家庭から現在は保育園に入所できるようになっていますけれども,その詳細についてもお伺いいたします。 520: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 521: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 新制度におきましても当面の間は市町村が利用調整することになり,これまでどおり指数で優先度を判断し調整する仕組みとなっております。 522: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 523: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。  次に家庭的保育事業についてですが,私たちは9月議会では提案された条例案に対して修正動議を提出いたしました。が提出をした条例案は給食の提供について外部搬入も可能となっている内容でしたので,それに対して私たちは小さな子供たちが口にする給食は自園での調理が望ましいということで修正案を出しました。規則などで自園での提供の努力義務を明記するべきではないかと思いますが,その点についてはどうですか。 524: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 525: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 家庭的保育事業の給食につきましては,国基準のとおり連携施設等からの搬入を限定的に認めるものとしておりまして9月議会で議決をいただいております。今後はこの基準条例に基づいて認可していきたいと考えております。 526: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 527: ◯ 20番(西村 あつ子議員) もちろん条例が可決されてそのとおりに進めるということですけれども,安全性を考えた場合に自園での調理にするべきということを改めて要求させていただきます。  次に,小規模保育室の設置場所についても私たちは修正案を提出いたしました。私たちは設置場所については避難などの安全性と,現状の認証保育所は1階に設置されているという現状を踏まえて,原則1階に設置するよう定める内容を提案いたしました。私この間東京都のホームページを見てみましたら,私たちと同様の質疑の内容が掲載をされていますが,少し紹介します。  これはパブリックコメントの意見です。2階以上に保育室等を設置する場合の基準を緩和する場合においても保育室等は原則1階に設置することが望ましいものとすること,とこうした意見に対して東京都の回答は,今回の改正は保育所を建築物の2階以上に設置する事例や需要が増大していることに対応するため必要な基準の見直しを行ったものですが,従前のとおり特別の理由のない場合は保育室等を1階に設置することが望ましいと考えています,とこのような回答です。東京都でも1階の設置が望ましいと,このように述べているので1階にするべきであると思います。  これについても規則等で定めるべきであると思いますけれども,その点についてはいかがでしょうか。 528: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 529: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 東京都の児童福祉審議会におきまして,保育所の設置基準に関する災害時の安全性についての御意見があったことは承知をしております。今後東京都の基準改正の状況を踏まえ,小規模保育事業等の設置基準も含め,基準について必要に応じて検討したいと考えております。 530: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 531: ◯ 20番(西村 あつ子議員) ぜひ東京都もそういう考えでございますので,東京都を待たずしても1階の設置,こういうことを進めていただきたいと思います。  次に認定こども園の設置についてです。  計画では29年度に1園の開園となっています。子ども・子育て会議の場で認定こども園のことがまた話題になったと思いますが,現在市内で認証保育所を運営している事業者がこども園の設置を考えている,このような話題だったと思いますけれども,その点についてお伺いいたします。 532: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 533: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) (仮称)子ども・子育て支援事業計画には,教育・保育の量の見込みと確保の方策に,認定こども園1カ所の開設と記載する予定でおります。待機児解消のため誘致をする必要があると考えておりますが,現在1事業者より開設の申し出をいただいているところでございます。 534: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 535: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 開設の見込みがあるということです。  最後に,各保育施設の充実という面から質問をさせていただきます。  巡回指導についてですが,これも私何度かこれまで質問させていただきましたけれども,以前は退職した公立保育園の園長先生が再任用で児童青少年部に配置されておりまして,認証保育所などを訪問して施設からの相談や施設への助言などを行っていましたが,その方の退職以降現在までそういう方の配置がなされていない状況が続いています。配置についての考えと今後の見通しについてお伺いをいたします。 536: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 537: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 認証保育所及び家庭福祉員に対する巡回指導は,平成26年度は各施設2回を実施しております。巡回指導は公立保育園園長経験者と事務局職員の2名の体制を基本に実施しており,平成27年度以降も継続したいと考えております。 538: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 539: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 継続をしていくということですけれども,現在,今の御答弁で各施設わずか2回というスポット的な取り組みになっているかと思います。今後保育形態が新制度によって変わる中で,再任用などで専門職だった方の配置をしていただきたい,このことを要望して1問目を終わります。  次に,2問目の子供の貧困対策について再質問を行わせていただきます。  先ほど各部から施策の実施状況についてお話を伺いました。18歳未満の子供がいる生活保護世帯の件数と割合について最初に伺いたいんですが,これについては平成22年度から今年度までの5年間についてお伺いをいたします。 540: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    541: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) それぞれ4月1日現在の数字でお答え申し上げます。  平成22年52世帯6.8%,23年57世帯7.0%,24年46世帯5.8%,25年54世帯6.6%,26年,ことしでございますが46世帯5.5%となっております。 542: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 543: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。  次に,就学援助を利用されている児童と生徒の数と割合についてお願いをいたします。これについても長くなるかと思いますけれども,22年度から今年度までの5年間の流れについてお伺いをいたします。 544: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 545: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 就学援助を利用されている児童の割合からお答えいたします。  平成22年度要保護25名で0.77%,準要保護431名で13.23%,平成23年度要保護24名で0.75%,準要保護416名で13.08%,平成24年度要保護25名で0.78%,準要保護410名で12.84%,平成25年度要保護18名で0.57%,準要保護380名で12.03%,平成26年度要保護19名で0.6%,準要保護343名で10.86%となります。  生徒の割合になりますが,平成22年度要保護13名で1.02%,準要保護236名で18.57%,平成23年度要保護10名で0.73%,準要保護254名で18.53%,平成24年度要保護19名で1.38%,準要保護252名で18.33%,平成25年度要保護21名で1.53%,準要保護239名で17.38%,平成26年度要保護17名で1.24%,準要保護185名で13.45%となります。  なお,平成26年度につきましては12月1日現在の数となります。 546: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 547: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 先ほどの生活保護では,比較的生活保護のほうは高齢者世帯の方が多いんでしょうか。就学援助のほうも一定数の家庭が受けられていると思います。  第2回定例会では就学援助について鈴木議員が質問いたしました。就学援助の準要保護の基準は生活保護基準の今1.1倍でしたでしょうか。1.1倍だと思いますけれども,生活保護基準の引き下げに伴い,これまで就学援助を受けられていた家庭が受けられなくなるので今までどおりにするべきでないかという質問をいたしました。そのときの教育長の答弁は次のようでございました。「平成26年度の就学援助は見直し前の生活扶助基準で審査を行っております。平成27年度以降につきましても,こうした国や東京都並びに他の自治体等の動向を注視しつつ判断してまいりたいと思っております。」と,このようなお答えでした。景気はよくなるどころか悪化しており,貧困率も過去最悪という状況です。こうした状況を鑑みた場合に,来年度についても見直し前の基準で実施すべきだと思いますが,改めてお伺いをいたします。 548: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 549: ◯ 教育長(有馬 守一君) 以前にも答弁いたしましたけれども,家庭の経済状況によって少なくとも義務教育段階の子供たちの教育が損なわれると,受けられなくなるというふうなことはあってはならないというふうに考えております。国からも今御指摘にありましたように,生活保護基準の見直しに伴って子供たちに大きな影響が出ないようにというふうな考え方が示されておりますので,そうした観点から26年度の就学援助につきましては見直し前の基準で審査を行っているという状況があります。  27年度以降につきましても,同様の観点から,国・東京都あるいは近隣の動向に注視しながら判断してまいりたいと思っております。 550: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 551: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 今,予算編成時期が始まっているかと思いますけれども,ぜひ引き続き対応をお願いしたいと思います。  次に保育料の状況についてお伺いをいたします。  先月の朝日新聞の報道で,政府が検討してきた年収360万円未満の世帯の5歳児の保育料を無料にする「幼児教育の一部無償化」について,来年度からの導入が見送られる方向になったというふうな報道をされていました。政府案であった年収360万円未満の家庭の件数と割合,これは狛江ではどのようになっているのでしょうか。 552: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 553: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 保育料は所得税額を基準に算定をしているため正確な年収の把握はできませんが,保育料の階層から試算しますと約160世帯と見込まれます。割合は15.5%程度となります。 554: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 555: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 算定が違うということですけれども,おおむね160世帯が無料になり得るのではないかと,こういうような状況だったのがそれが来年見送りということです。  無償化は自民党の前回の衆院選の公約で幼児教育無償化を掲げていたようで,今回の見送りは財源の確保が難しいとの判断だそうです。新聞記事によりますと,今行われている衆議院選の自民党の公約でも幼児教育の無償化に取り組むとしているそうですが,導入時期は明示されていないということですので,またしても非常に無責任な公約だということを一言言っておきます。  次に母子家庭,ひとり親家庭への支援について伺います。  鈴木議員が第2回定例会で家賃補助の創設をするよう質問をいたしました。次のような答弁でした。そのまま読ませていただきます。「事業計画の策定作業の中では母子家庭,ひとり親家庭の支援についても検討をしていきたいと考えておりますが,家賃助成制度の実施につきましては現在のところ難しいものと考えております。」という答弁で,子ども・子育て会議で検討していくと,このような御答弁でございました。私はこの間会議を傍聴していますけれども,具体的な支援についての検討が余りされてきていないんじゃないかなというふうに思います。今後のスケジュールでは,次回の会議は12月22日で,内容は子ども・子育て支援事業計画素案の検討についてとなっていました。次々回の会議では素案の検討と確定というふうになっています。そして1月19日から23日が素案について市長への答申となります。11月25日に行われた子ども・子育て会議では事業計画のほんの一部の抜粋への検討はありましたけれども,母子家庭やひとり親家庭の詳細な検討はなかったように感じます。素案の子供の貧困対策の部分に書かれていますけれども,その内容は,1つ目は学生による学習ボランティア,ひとり親家庭への支援,2つ目はSSW,これはスクールソーシャルワーカーのことです。「SSW活動評価委員会(仮称)」の設置,そして3つ目が子どもの貧困対策に関する大綱に基づく国や東京都の施策と歩調を合わせさまざまな支援を推進することとし,本計画に反映させていくと,このような内容だけです。部長が鈴木議員に答弁された検討とはどういうことを検討されていくのかお伺いをいたします。 556: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 557: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 子ども・子育て会議は平成25年7月に始まりまして,現在までに臨時会を3回含め計18回を開催しております。現在は,市長からの諮問事項であります(仮称)子ども・子育て支援事業計画を中心に会議を進めておりますが,この計画は5年を1期とする教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保等を定める法定の計画となっておりまして,その必須項目であります必要利用定員総数や提供体制の確保内容と実施時期を国のスケジュールに沿う形で策定する必要があり,その一つ一つに委員の方に活発に御意見を頂戴しているところでございます。  会議の時間が限られている中,子育てに関する多くの課題については全て検討できているわけではございませんが,計画策定における基本的な考えについて既に幾つか御意見をいただいておりまして,ひとり親家庭の支援という内容はその際にも意見を頂戴しております。  素案は現在検討中であり,書きぶりにつきましてもまだこれからとなりますが,御質問にあるように計画の素案の主要課題の中に子供の貧困対策を掲げ,学生による学習ボランティア,ひとり親家庭への支援,スクールソーシャルワーカーの活動の重要性,子供の貧困対策に関する大綱に基づく支援の推進を記載する予定となっております。 558: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 559: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 限られた会議の中でもありますし,また新制度の導入に向けた検討だけでも相当なボリュームがあって,その他の事項でもさらに膨大な内容だということは十分に理解をしております。子ども・子育て会議に委ねるのではなく,担当部としても具体的な施策を検討していただきたい,これは御答弁いただきたいところですけれども,これについては強く要望させていただきます。子ども・子育て会議待ちではなくて担当部としてきちんと検討していただきたい,そのように思います。  次に,今年度から取り組みが始まった生活困窮者自立支援モデル事業の取り組み状況についてお伺いをいたします。 560: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 561: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 生活困窮者自立支援法の成立に伴いまして,平成27年4月より全国で生活困窮者自立支援制度が実施されることとなります。この制度は,これまで十分でなかった生活保護受給者以外の生活困窮者に対する第二のセーフティネットとしまして整備することとなったもので,狛江におきましてはこの新たな支援制度に先立ち,ことしの10月1日よりモデル事業として実施しているところでございます。  本事業につきましては公益社団法人東京社会福祉士会に委託しております。相談員は常勤の主任相談支援員1名,非常勤2名で常時ローテーションにより2名を配置しております。また相談員は全て社会福祉士の資格を有しております。  相談の窓口は福祉総合相談のカウンターで行っており,名称は「こまYELL」と呼んでおります。具体的な対象者といたしましては,生活保護ボーダー層または公共料金や家賃が支払えない方,また長期失業状態が続いている方,ニート,ひきこもりの方などです。10月からモデル事業の実績に関しましては,10月が15件,11月は13件でございます。相談者の年齢につきましては,65歳以上の高齢者が一番多く,18歳未満の子供がいる世帯の相談は1件という状況でございます。 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 563: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 相談が始まっているようですけれども,現在モデル事業として,来年度からは本格的な実施になるかと思いますけれども,どのような取り組みを進めていくのでしょうか。また体制をふやすことなど,そうしたことは行っていくのでしょうか。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 565: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在行っているモデル事業の内容としましては,自立相談支援事業と就労準備支援事業を行っております。自立相談支援事業につきましては広く相談を受け付け,相談者の生活状況や意見を確認しつつ課題を整理し,支援計画を策定の上,継続的な支援を実施しているところでございます。  就労準備支援事業につきましては,長い間仕事から離れており,なかなか仕事が見つからない方に対しまして生活習慣の形成,就労に必要な社会能力を身につける訓練,就労経験の提供など就労意欲の喚起を含めた支援を行っていくものでございます。来年度の本格実施に向けましても両事業は継続実施をしていくつもりでございます。  なお,昨今子供の貧困の問題が多く叫ばれ,子供の学習支援の重要性も認識しているところでございます。生活困窮者支援事業の任意事業の中に子供の学習支援事業のメニューもあり,任意事業の実施,これが国や都からも求められているところでございますので,現在部内で調査・研究をしているところでございます。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 567: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。  この取り組みを進める上で,庁内での横の連携がとても重要だと思います。特に,税金を滞納している方の生活状態は悪化していますので,そうした方を福祉などの相談につなげていくことが重要となります。  私も税金を滞納している方と一緒に納税課に相談に行ったことがありますけれども,当然貯金もないのでその方がもし仕事ができなくなってしまえば生活保護の対象になってしまう,このように思いました。  庁内の横の連携について先ほど宮坂議員の答弁の中でもされていましたけれども,庁内の連携について改めてお伺いをいたします。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 569: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 納税相談で窓口に来られる滞納者の中には,真に困窮して行き場のなくなっている方もおられます。これまでは多重債務に対して法テラスや弁護士会の無料相談,また東京都の生活再生相談などを案内しておりました。庁内の連携は,新たに福祉部門で開始された「こまYELL」という福祉総合相談,これと連携を図っているところでございます。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 571: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 納税の相談だけではなくて横の連携,それをしっかりやっていただきたいと思います。  次に,ひとり親家庭の件数と母子家庭の非課税世帯の医療費助成の件数についてお伺いをいたします。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 573: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) ひとり親家庭の件数は確認はできませんが,児童扶養手当の受給者数は平成26年10月末現在で357名で,ひとり親家庭の非課税世帯の医療費助成の受給者数は平成26年10月現在で173名となっております。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 575: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 数を聞いたら半数近くが非課税世帯ということだと思います。  次に,就学援助を受けている生徒の進学状況と進学への課題,これについてはどのように考えているのでしょうか。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 577: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 現在,就学援助を受けていらっしゃる児童・生徒の進学率についての状況は把握はしておりません。課題につきましては,各御家庭の財政状況等に踏み込めるものではありませんので一概に言えることではありませんが,進学後の授業料等を考えると志望校を公立学校のみに絞らなければならない,受験料の負担額を考え,受験回数をなるべく少なくしなければならないなどの現状を踏まえた進学校,受験校選択を迫られる場合もあるかと思います。そのような場合にはより丁寧な進路相談,三者面談等を行い,各御家庭の希望や意向を伺い,それに沿った進路指導を行っていくことになります。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 579: ◯ 20番(西村 あつ子議員) わかりました。  子ども・子育て会議に出された資料で,子供の貧困対策の部分にスクールソーシャルワーカー(SSW)の活動が重要になっていくためにSSW支援のための活動評価委員会,仮称ですが,それの設置が書かれています。現在SSWが配置されていますが,実態と効果についてお伺いいたします。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 581: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 昨年度(平成25年度)は1名のスクールソーシャルワーカーを年140日配置いたしました。年間ケース,27ケース644回の対応をいたしました。今年度(平成26年度)はスクールソーシャルワーカーを1名増員し,2名で年185日の配置を予定しております。11月末現在28ケース428回の対応を行っています。  昨年度も今年度も不登校,養育問題,問題行動などが対応の主訴となっております。  学校からは,より専門的なアドバイスや対応をしていただけるようになった結果,「学校だけでは関係が築きにくかった保護者等と連絡や相談などかできる関係が築けるようになった」「保護者との話し合いにより適応指導教室や教育相談室に通えるようになった」などの成果報告がありました。 582: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 583: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 今年度1名増員をして相談件数もふえて,また効果もあらわれているようなので引き続きお願いをしたいと思います。  それでスクールソーシャルワーカーの拡充の必要性について,これについてはどのように考えているのでしょうか。 584: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 585: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 学校や家庭からのニーズも高く,一定の成果も上げている事業です。今年度末の実績等を改めて分析し,今後拡充の必要性について検討してまいりたいと考えております。 586: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 587: ◯ 20番(西村 あつ子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  次に学習への支援についてですが,生活保護世帯では塾に通うための補助金の支援があるというお話を事前に聞きましたけれども,低所得者層へはそうした支援はないかと思いますが,現状での対策はどうなっているのかお伺いをいたします。 588: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 589: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 現在,低所得者家庭を対象とした補助金の支援等の取り組みは行っておりません。 590: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 591: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 現在行っておりませんということですけれども,子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行されて,子供の貧困対策に関する大綱も閣議決定され,今後狛江としても貧困対策への推進が重要施策になってきます。これらを推進するに当たり教育部の考えを改めてお伺いいたしたいと思います。 592: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 593: ◯ 教育長(有馬 守一君) 先ほども触れさせていただきましたけれど,子供の貧困につきましては国としても非常に重く受けとめて,学校生活に影響が及ばないようなさまざまな施策を検討していると伺っております。  27年度以降につきましても,こうした国あるいは都,自治体等の動きに注視しながら対策を考えてまいりたいと思いますが,中でも特に御紹介いただきました子供の貧困対策に関する大綱の中で少人数・習熟度別指導あるいは放課後などの補習による学力保障,それから今さっきやりとりがございましたけれどもスクールソーシャルワーカーの配置による学校と福祉関連機関等との連携など,これは現在も実施しているところでありますけれども,今後さらに重要になってくるのではないかなというふうに思っています。 594: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 595: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 私は放課後を活用した学習支援の取り組みができないかなというふうに思います。ただ,低所得者層に限った実施だと行きづらいだとか差別観が出てきてしまうので,限定せずに誰もが気軽に行けるような場所で宿題を教えてくれたりする機会をつくってほしい,これをぜひ検討していただきたいと思います。  川崎では,子供の教育を地域ぐるみで支援しようと「地域の寺子屋事業」という新しい取り組みが今年度から始まっているそうですが,きょうはその内容を少し紹介させていただきます。  この事業の狙いは,子供たちにさまざまな学習機会を提供することで,学力向上や豊かな人間性の形成を図ることや地域ぐるみで子供の教育,学習をサポートする仕組みづくりにより地域の教育力向上を図ることや,シニア世代を初めとする地域人材の知識と経験を生かして多世代で学ぶ生涯学習の拠点をつくることのようです。  事業内容は,平日週1回放課後に実施し,退職した教員,PTA,地域住民,学生などが寺子屋の先生を担います。持参した宿題や寺子屋で用意をした課題などに取り組むそうです。学習支援とは別に体験学習や世代間交流なども実施をしていて,実施場所は各実施校の施設や市民会館などで行われているということです。  今年度8つの寺子屋が開始されたそうです。また,ほかの自治体でも大学生のボランティアが夏休みを活用して学習支援を行っている所もあります。これは私ごとですけれども,私の知り合いで教員をされていた方がおりますけれども,その方が先日私のところに来て,私の息子の小学校4年生のときの教科書を借りに来ました。そして理由を聞いてみましたところ,公民館に来る小学生に教えてあげるんだと,このように言っていました。  これはわずか一例ですけれども,市内に住んでいる教員のOBの方や学生の協力は得られるんじゃないかなというふうに思います。また,市内には大学の寮もあります。ほかの自治体の状況も参考にぜひ検討していただきたいと思いますけれども,その点についてはいかがでしょうか。 596: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 597: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) こちらも第3回定例会の際に答弁させていただきましたが,狛江においては現在,所得の低い家庭の子供たちだけを対象とした学習支援というものは実施しておりませんが,各学校において全校児童・生徒を対象とした放課後あるいは定期考査前や長期休業中の学習教室,補習教室等を積極的に開催し,子供たちの学力向上に向けた取り組みを展開しております。このような取り組みの際に,今回御提案いただきました市内に住む教員のOBや学生の方々など教員以外の力も活用していけるか,またそれらを発展させ,学校外の場所でも実施できるかなどについて今後研究してまいりたいと思います。 598: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 599: ◯ 20番(西村 あつ子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  そこで福祉保健部の視点での学習支援,これについてはどのように考えているのかお伺いをいたします。 600: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 601: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 福祉保健部といたしましては,子供にアプローチを行うことはもちろんでございますが,福祉的な観点からはその世帯の生活課題も解決しなければ抜本的な解決にはならないと考えております。そういったことから塾みたいな形態の学習支援を行うつもりはございません。子供の気持ち,子供の悩み等に寄り添いつつ家庭訪問,親御さんとの面談等も行いまして最終的には世帯丸ごと支援できるような学習支援,こういったものをイメージして今部内で議論しているところでございます。 602: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 603: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 世帯を丸ごと支援できるという頼もしい御答弁をいただきましてありがとうございます。これは日ごろからさまざまなケースへの対応をされているからこその答弁かなというふうに思います。これからは,学習支援については教育部と福祉保健部との連携が重要になってくるのかなというふうに思います。  そこで最後に市長にお伺いをしたいと思います。
     子供の貧困率は過去最悪になり,国では子供の貧困対策の法律が施行され,本格的な取り組みが始まるのかと思います。子供の貧困と貧困の連鎖は大きな社会問題の一つであります。11月の朝日新聞では教育格差を考える特集がありました。そこに書いていた記事ですけれども,東京大学が行った「学生生活実態調査」では,東大生の親の収入は950万円以上が過半数を占めていたようですけれども,そうした結果の中で,ある学生はどれくらいの貧困層が広がっているのか,これを知りたくて自分が入居している寮にアンケートを配ったところ,49人の回答が寄せられたそうで,そのうち親の年収が300万円未満の学生が15人いたそうです。この学生自身も母子家庭で育ったそうです。また,奨学金に頼らざるを得ない家庭はふえ続けていて,2012年度には52.2%で,10年前より20ポイント以上もふえているということです。奨学金を取り上げたテレビ番組も私も見たことがありますけれども,大学に入って,奨学金を返済するためにバイトを続けていてそれがやめられないと。社会人になっても返済を続けていると,こうした現状があります。  私は先日友人からとてもショックなメールが届きました。友人は母子家庭で小学生のお子さんを育てていますが,乳がんが発見されて,幸い初期だったそうですけれども,その後の抗がん剤の治療の副作用がとてもつらくて働ける状態ではないそうです。また,別の母子家庭の友人は2人の子供を育てていますけれども,別れた夫からの養育費はもらえずにパートを2カ所かけ持ちをしていて本当に休みなく働いてとても苦労していました。  前議会では鈴木議員が母子家庭への家賃補助について質問いたしましたけれども,これについては難しいという答弁でございました。家賃補助は助かる事業だと思いますけれども,いずれにせよ今後は子供の貧困対策について新たな事業を実施しなければならない,こうした状況です。もちろん基本的な大きな部分の施策は国の責任で実施するべきものだと思っています。また,社会的な責任としては企業が人を雇うときはきちんと正社員として雇用することが求められていると思いますけれども,自治体としてもやるべきことがあると思います。庁内の連携が進められてきているようですけれども,新たな施策への検討を進めていただきたい,このように思いますがいかがでしょうか。 604: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 605: ◯  長(高橋 都彦君) 貧困の連鎖を断ち切ることは,これも1つの未来への投資だというふうに思っております。先ほど来議論がありますように,特に福祉部門と教育部門の垣根を取り払った施策の展開ということも必要であるというふうに考えております。  私も市長就任以来,厳しい財政事情の中でも臨財債の発行抑制,そういったことも1つは未来への投資だというふうに考えておりまして,厳しい財政状況の中でも工夫をしながらやっていくのが正しい道だと考えております。 606: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番西村議員。 607: ◯ 20番(西村 あつ子議員) 今臨財債の話を出されたので,これについては言うとまた切りがなくなるので言いませんけれども,ぜひ貧困家庭がふえているということと貧困の連鎖は断ち切らなくてはいけないと,こういうことは同じ認識だと思いますので,ぜひ状況を待たずして事業を進めていただきたい,このことを改めて要望して質問を終わります。 608: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時39分 休憩     午後 2時59分 開議 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。16番小野寺克己議員。     〔16番 小野寺克己議員登壇〕 610: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 通告に従いまして3問質問いたします。  1問目,動物愛護について。  動物愛護と管理の取り組みについて質問いたします。  昭和49年4月に施行された「動物の愛護及び管理に関する法律」,いわゆる動物愛護法が改正され,平成25年9月1日から施行されました。  改正動物愛護管理法では,動物の飼い主はその動物が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが法律上明確にされました。  全国の犬猫の殺処分件数は減少傾向にあるものの,2012年度は16万匹を超えており,自治体などに引き取られた数の約8割に上っていて依然として多い状況です。  引き取られる理由の多くは「鳴き声がうるさい」「かわいくない」など飼い主の身勝手とも思えるようなケースが後を絶たない状況です。犬猫を無計画に繁殖させてしまった末,引き取りを求める飼い主もいるそうです。  そこで改正動愛法は,自治体の目標として「殺処分がなくなることを目指して」との文言を明記し,飼い主や動物取扱業者にも動物が命を終えるまで面倒を見る「終生飼養」の努力義務を課した上でさまざまな対策を盛り込んでいます。  その1つには自治体が引き取りを拒否できる措置が設けられたことです。今までは自治体が犬猫の引き取りを求められた場合拒否できない。しかし,改正動愛法では相当の理由がなければ引き取りを拒否できるようになりました。  公明党は本年5月13日に環境省に対し,「犬猫殺処分ゼロ実現へ向けての提言」を提出しました。この提言では犬猫を殺処分から救済・保護している民間シェルターの整備と拡充を促進するためソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)と呼ばれる官民連携の社会投資の仕組みを地方自治体とともに創設するよう提案しました。  加えて,既に欧米諸国で設置され,動物の虐待や飼育放棄を犯罪として取り締まる権限を持ち,動物の保護も行う「アニマルポリス」の導入について調査・研究を進めるよう要請しました。さらに,動物の年齢や所有者などを明確にするため,情報の入ったマイクロチップの装着義務化へ向けた取り組みの強化も求めたほか,繁殖者を認定する制度の設立や実効性のある繁殖者教育・研修制度の確立なども訴えました。  狛江においては,野良猫に不妊去勢手術をしてこれ以上ふえないようにした上で適正に餌を与え,食べ残しやふんの掃除をする,これらを地域住民が行うことで野良猫を管理していくという対策をボランティアとして「狛江地域ねこの会」が活動されております。こうした活動によって飼い主のいない猫にかかわる問題に取り組んでいただいています。  1問目,の取り組み状況について伺います。  でこれまで取り組んできた内容を伺います。  2問目,高齢者の住宅支援対策について伺います。  「狛江高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画(素案)」によりますと,平成26年10月1日現在,本市の総人口は7万8,899人となっており,ここ数年はほぼ横ばいで推移しています。こうした中,少子・高齢化の進行により高齢者(65歳以上の人口)は増加傾向にあり,平成26年10月1日現在の高齢化率は23.7%に達しています。都内区市町村と比較してみましても,本市の高齢化率は北多摩南部保健医療圏の中で最も高い値となっております。  また,平成26年10月1日現在の高齢者人口は1万8,674人となり,平成20年の1万5,957人に対して2,717人増加しています。特に75歳以上の増加が見られ,高齢者人口に占める割合は49.5%まで上昇しています。  一方,高齢者世帯数は平成22年の国勢調査結果によると,ひとり暮らし高齢者は3,941世帯,高齢者夫婦世帯は3,522世帯,同居世帯は4,301世帯となっております。平成17年と比較した場合,ひとり暮らし高齢者は1.39倍,高齢者夫婦世帯は1.11倍に増加しています。ひとり暮らし高齢者と高齢者夫婦世帯は,高齢者の中では約6割を占めるまで増加しています。  (1)高齢者への生活支援について。  所得の少ない世帯,障がい者や介護を要する高齢者のいる世帯に対して,その世帯の生活の安定と経済的自立並びに在宅福祉及び社会参加の促進を図ることを目的に,資金の貸し付けと必要な相談支援を行う生活福祉資金貸付制度がありますが,その利用状況について伺います。  3問目,歩行者移動支援に関するユニバーサルデザインの推進について伺います。  12月3日から9日は障害者週間です。障がいのある方への理解を深めるとともに,障がいのある方がさまざまな社会活動に参加する意欲を高めることを目的としております。障がいの有無にかかわらず,誰もがお互いの人格と個性を尊重し合える共生社会を築いていく基盤としても,ユニバーサルデザインを推進していくことは重要な取り組みだと考えます。  そして現在は急速に高齢化が進んでおります。誰もが安全で安心して社会参加できるために,高齢者や障がい者はもちろん,歩行者の誰もが安心してスムーズに移動できるユニバーサルデザインによる歩行空間の整備が急務となっております。  ユニバーサルデザインは「全ての人のためのデザイン」と言われるように,年齢,性別,言語,能力など人のさまざまな特性や違いを超えて,最初から誰もが利用しやすいようにまちづくりや物づくり,情報やサービスの提供を行っていこうとする考え方です。  (1)として車椅子利用者へのUDブロックの対応について伺います。  狛江エコルマホールの前のT字路交差点とグランドメゾン周辺にUDブロックが設置されていることは確認しましたが,設置箇所がまだ少ないことから順次行うということだと思いますが,どのような方針で設置するのか,また設置基準について伺います。  再質問は自席にて行います。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 612: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) まず1問目でございます。  動物愛護に対するの取り組みでございます。  犬や猫の飼い方に関する啓発活動のほか,動物愛護推進員によります犬のしつけ相談,また市民団体との協働によります地域ねこの活動などを実施しているところでございます。  2問目,生活福祉資金の貸し付けの申請状況でございます。  新規の貸し付け相談につきましては,平成24年度が119件,今年度上半期では41件の御相談をいただいております。  相談内容につきましては,特に高齢者の方では年金未納分の納付のための御相談,不動産担保型生活資金の御相談,また家賃滞納,アパート取り壊しに伴う転居費用,失業給付支給までの生活費の御相談をいただいているところでございます。御相談の中で,債務の返済が主目的の方につきましては,年金担保融資の返済をされている方が多いということが特徴として挙げられます。  貸し付けの相談につきましては,ただ貸し付けの支給決定をするだけではなく,相談者の方の側に立ち,その方にとってよりよい方向になるようさまざまな角度からあらゆる資源を活用した相談支援を行っているところでございます。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 614: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 3問目,UDブロックの対応についてお答えいたします。  一般的に歩道と車道との境界につきましては,目の不自由な方のために横断歩道部では2センチの段差を設けておりますが,その段差を部分的に解消して車椅子の方にはスムーズな通行を,目の不自由な方には歩車道を判別する手がかりを残すブロックがユニバーサルデザインブロックということでございます。  今後,歩道と車道が分離されている新たな道路整備を行う場合には,横断歩道部に積極的な設置をしていきたいと考えております。また既存の道路においても,該当する箇所につきましては設置の方向で前向きに検討していきたいと考えております。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 616: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  市民団体との協働による地域ねこ活動などを実施してまいりましたとの御答弁でした。  それでは,平成23年からの犬の登録件数と狂犬病予防注射の状況について伺います。 617: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 618: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) それではまず登録頭数につきまして答弁申し上げます。  平成23年度3,007頭,24年度3,001頭,平成25年度3,017頭となっております。  接種の頭数といたしましては,23年度2,417頭,接種率としまして80.4%,平成24年度2,412頭,80.4%,25年度2,308頭,76.5%となっております。 619: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 620: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 登録頭数の2割は接種していないという,ほぼそういった状況のようです。犬の登録自体も行っていない場合もこの数には含まれていないと思いますが,登録している中でもなかなか2割はしていないと。接種はしていても,またに報告していないケースも考えられます。11月1日現在で3万9,041世帯ですので,単純に世帯で割ると7.7%の世帯で犬を飼っていることになります。  次の質問に移ります。  犬の登録や狂犬病予防注射など,市民の方々への啓発についてはどのように取り組まれておりますでしょうか。 621: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 622: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 広報紙やホームページにより案内しているところでございます。 623: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 624: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 犬の登録や狂犬病予防注射など啓発する1つの方法として,愛犬の「母子手帳」のようなもので「愛犬手帳」をつくっている自治体もあります。茨城県守谷市では愛犬の健康管理と飼い主のマナー向上を目的として,犬を飼う上で必要な情報を掲載した「ワンワンBOOK」を作成・配布しております。こうした取り組みなど犬の登録や狂犬病予防注射などを啓発する方法についてお考えを伺います。 625: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 626: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 登録や予防注射の実施をふやす方法といたしましては,現在行っております広報活動のほかパンフレットや資料の配布などによる周知が考えられます。愛犬手帳の作成・配布もパンフレット同様なものと考えております。また個別の通知や巡回指導など,より直接的な手法,こういったものも考えられると思っております。 627: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 628: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 狛江に転入する場合にはさまざま転入の手続を行いますが,その際には犬の登録についても手続をするよう促しているのでしょうか。 629: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 630: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江に転入された方へは住民票の異動手続の際に,市民課で手続の一覧「転入に伴う諸手続きについて」というパンフレットをお渡ししております。その中に,犬の登録事項変更届についても記載しているところでございます。 631: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 632: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 犬の登録自体も無料ではないということですのでなかなか難しい部分もあるかと思います。  次に改正動物愛護法について質問いたします。  改正動愛法では,売れ残った犬猫の扱いなどを定めた「健康安全計画」の策定を販売業者に義務づけたり,地域で放棄・遺棄された動物の保護を行う動物愛護推進員に対する国の支援も盛り込んでいる状況です。  そこで動物愛護推進員の役割について伺います。また,狛江における動物愛護推進員の人数と活動状況を伺います。 633: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 634: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 動物愛護推進員とは,動物愛護及び適正飼養推進のために積極的・自主的な活動をしていただくボランティアの方で,動物に関する識見を有する人材を都道府県が委嘱するものでございます。  狛江市内の動物愛護推進員は1名で,では毎月1回犬のしつけ相談,これをお願いしているところでございます。 635: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 636: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 法改正によって前進する動物愛護施策だと思いますが,改正動物愛護法の課題について幾つか伺います。  改正動物愛護法について,としては動物愛護と管理に関してどのような課題・問題があるとお考えでしょうか。 637: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 638: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 昭和48年に制定されました「動物の保護及び管理に関する法律」は動物の虐待防止や研究動物の取り扱いについて定めたもので,「保護動物を虐待し,又は遺棄した者は,3万円以下の罰金又は科料に処する。」と定められておりました。平成11年の改正により現在の名称に改められ,動物取扱業の規制や罰則の拡大が行われたところでございます。  また,平成24年の改正では終生飼養の明文化と罰則の強化が行われ,「愛護動物をみだりに殺し,又は傷つけた者は,2年以下の懲役又は200万円以下の罰金」「虐待を行つた者は,100万円以下の罰金」「愛護動物を遺棄した者は,100万円以下の罰金に処する。」と規定されるとともに,都道府県等が犬猫等販売業者からの引き取りを拒否することができると明文化されております。  引き取り拒否の明文化や罰則等が強化されたことは多方面から評価されているものでございますが,「動物を飼育すること」そのものに制限がないため,虐待や殺害,報道にもございましたような不法な遺棄など不幸な事例が発生していると認識しております。 639: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 640: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 動物の虐待や遺棄については,報道等によりますと,その次の段階には幼児や子供に向けられているという悲惨な事件が発生してきています。こうしたことから,兵庫県では県議会公明党が推進して全国初の「アニマルポリス・ホットライン」を平成26年1月6日から兵庫県警で実現しました。警察では動物虐待を凶悪事件の前兆として捉え,市民からの通報や相談を受けることで未然に事件を防ぐことに取り組んでいます。このような事件は狛江では幸いにも起きておりませんが,動物を愛護することとそのためにも管理するということもしっかりと啓発していくことが大切だと思います。  例えば,自治体で引き取りを拒否されても飼い主が犬猫を不法に遺棄するケースが考えられます。防止策の一つとして,ペットに飼い主のデータなどを登録するマイクロチップを装着する取り組みもありますが,普及は進んでいない状況です。改正動物愛護法の付則にはマイクロチップの装着義務化を検討することが定められておりますが,行政の取り組みだけでは限界があり,どのように取り組むべきか議論を深める必要があります。どのような方向性をお考えでしょうか。 641: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 642: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 注射器等により動物の体内に入れたマイクロチップの情報を専用の機械で読み取る方法は,所有者が迷子になった動物を探す際には有効なものであると考えております。しかしながら体外から簡単に破壊できることも課題かと思っております。また,動物の繁殖につきましては登録等の届け出がない限り,どれだけ行われたか数が把握できないという状況もございます。  遺棄や虐待の防止といたしましては動物を所有することそのものに規制をかけるなど,動物を「命あるもの」として守るための抜本的な対策,これが必要であると考えているところでございます。 643: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 644: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 動物の繁殖は登録の届け出がない限り把握は難しいとの御答弁でした。また抜本的な対策が必要との課題もわかりました。  登録についてはマナーの問題だと思います。しかし登録にはお金がかかることや,市役所に出向いて登録手続を行うことなど登録しなくても何も変わらないのではとの安易な解釈も存在するのではないかと思います。  例えば,動物をペットショップなどで買う場合などで,その時点で登録も登録手数料も同時に行える制度になった場合は自動的に登録されることになりますので登録率が高くなることはできますが,そこまでは法律で定められておりませんので動物を飼う側への意識啓発が重要になってくると思います。
     動物愛護団体などと連携し新たな飼い主を探す対策を進めたり,飼い主の意識や責任感を高める広報・啓発活動に力を入れていくことも求められてくると思いますが,今後についてはどのような方向性で考えていますでしょうか。 645: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 646: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在,市民グループや個人におきまして飼い主のいない猫の里親探しが行われております。インターネットや地域機関紙,口コミなどさまざまな手段を活用しておりますが,大変御苦労なさっていると伺っております。  また東京都では,動物愛護相談センターにおきまして飼い主が不明な保護動物の譲渡を実施しております。譲渡希望者には事前の研修受講を義務づけるなど,新たな遺棄や引き取りを出さない工夫もされているところでございます。といたしましても,今御指摘のあったとおり啓発活動に力を入れることで不幸な動物,これを減らしていきたいと考えております。 647: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 648: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは今後の対策について伺ってまいります。  飼い主のいない猫について伺います。  平成25年度飼い主のいない猫についてのアンケートを実施したそうですが,その状況について伺います。 649: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 650: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江地域ねこの会との協働で,平成26年3月に町会・自治会を対象にアンケート調査を実施したところでございます。  調査内容といたしましては,地域ねこ活動や不妊・去勢手術助成制度の認知について,飼い主のいない猫に関する相談や問題の有無などについてお尋ねしたところでございます。 651: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 652: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは次に,飼い主のいない猫の不妊・去勢手術に対する助成制度を実施しておりますが,原則として年間5匹ということですが,その状況について伺います。 653: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 654: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 助成制度の内容でございますが,雌1匹6,000円,雄1匹2,000円,1つのグループ,個人で年間5匹までを上限としております。手術済みの猫には目印として耳をV字型にカットすることとしております。  助成件数でございますが,23年度67匹,24年度70匹,25年度76匹となっております。  事業を開始しました21年度は96匹と多かったものの,その後は70匹前後で安定しております。  なお,年間5匹という上限につきましては,限られた財源を公平に活用するためのもので,東京都が実施した「「飼い主のいない猫」との共生モデルプラン」では1地区5匹と定められております,これを参考としたものでございます。上限を超えた分につきましては個人負担となり,また市民グループの負担で手術している事例も見受けられます。 655: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 656: ◯ 16番(小野寺 克己議員) ここ数年は70匹前後の助成が行われているということです。現状は飼い主のいない猫の繁殖を減らすことは少しは減りましたが,そこから先がまだ進んでいないという状況だと思います。  地域ねこの会の方々が助成予定分から超えた分は個人負担ということですが,こうした個人の方への負担をかけている部分については調整など検討いただけないでしょうか。 657: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 658: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 飼い主のいない猫と地域との共生は,不妊・去勢手術と餌やりやふん尿の始末の両面が必要で,無秩序な餌やりは地域外からの新たな流入を発生させるものでございます。餌やりを行う限りはその他の責任が生じるものであり,不妊・去勢手術への助成はその一部を補うものだとして考えております。限られた財源を有効にかつ公平に活用できますよう,助成事業とあわせまして啓発活動にも取り組んでまいりたいと考えております。 659: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 660: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 適正な管理が必要ということで,そういった取り組みだということです。  次に,狛江地域ねこの会がさまざまな活動をされているそうですが,その活動へどのような支援をされているのでしょうか。 661: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 662: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江地域ねこの会とは,平成16年度に飼い主のいない猫の不妊・去勢手術を委託事業したことから協働事業が始まったところでございます。その後は標識やパンフレットの作成,セミナーの開催などを協働で行っているところでございます。 663: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 664: ◯ 16番(小野寺 克己議員) どこかの猫が自宅敷地内にふんや尿をして困っている方もいらっしゃいますが,ここ数年ではこうした苦情等何件寄せられているでしょうか。 665: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 666: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 猫に関する相談全体の件数として答弁申し上げます。  25年度の猫に関する相談は,主管課で記録されているもので137件でございます。主な相談内容といたしましては,手術のために捕獲してほしい,またふん尿で困っている,餌やりさんと近隣住民のトラブル,里親を探したいなどといったものでございます。 667: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 668: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 記録されているだけでも137件ということです。非常に多い状況だと思います。飼う側の意識として不妊・去勢はかわいそうという思いや,家から出してしまうことがこういったトラブルを起こしてしまったり,飼い主のいない猫をふやしてしまう遠因にもなっているのではないでしょうか。  そして他では,地域ねこの会や動物愛護ネットワークなどの団体が,飼い主のいない猫などの相談に対する団体・推進員の紹介がされております。しかし,狛江は不在の状況と報告されております。「狛江地域ねこの会」をこうした相談の受け付けができる団体として育成できるようとしてもサポート等をお願いしたいと思います。  では次に,災害が発生した場合はまず飼い主が身の安全を確保することが最優先ですが,避難が必要な場合は動物と一緒に避難することになると思います。そこで,災害時の備えとしてケージなど嫌がらず入るようにしつけることや,動物のための3日分の非常用品,動物とはぐれてしまったときのためにも身元表示と鑑札やマイクロチップなどが必要になってくると思います。こうした周知はどのように取り組まれていますでしょうか。 669: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 670: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 主にパンフレットやチラシ等で周知しているところでございます。 671: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 672: ◯ 16番(小野寺 克己議員) パンフレット等だけでは知っていても実行になかなかつながらないというのが実情だと思います。災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省)で平成25年6月に出しておりますが,ペットとの同行避難を進めるための飼い主への啓発について次のようにあります。  「災害時には,平常時以上に飼い主に多くの責任が求められることから,自治体等は,飼い主が平常時から備えるべき対策について,飼い主を含めた住民への必要な情報の提供と意識の啓発を行う必要がある。」とあります。  災害時は人もペットも緊張状態になることが考えられます。また,大勢の人が集まっている場所に避難することになりますので,日ごろからペット同伴で防災訓練を行うことが大切になってくると思います。  またペットが興奮状態になり,飼い主の言うことを聞かないことも十分に考えられます。そうした状態のペットと一緒に避難することで思わぬ事故に遭ってしまう,そういったことも考えられます。ペットも家族の一員です。災害が発生してしまう前に,ペット動物の同行避難訓練を実施することが大切だと思います。  全国で行われていますが,近隣では国立などもペットの飼い主を対象とした訓練を実施しております。静岡では地域防災訓練会場において多くの人間と行動をともにすること,ほかの動物と近接すること,ペット動物の行動を観察するとともに飼い主の日常の備えなどを啓発することで訓練を行っております。  訓練は,飼い主とペット動物が一緒に避難する,次に飼い主が被災し近隣住民がペット動物と一緒に避難する,次にボランティアが被災した野良犬を保護するなどの被災状況を想定して行われています。動物避難啓発ブースを設置して「日常の対策,備蓄品」の確認,マイクロチップの読み取り体験や鑑札札の確認などを行っています。  また東日本大震災のときはケージが不足し,また汚れたら捨てられるといった衛生面から,段ボールがハウスのかわりとなりました。そうしたことを想定して段ボールハウスになれさせることも訓練しておくとよいそうです。  しかし,しつけられた犬でなければ訓練自体もなかなか難しいという状況であります。こうした訓練の場所で,「災害時のペット対策」などのパンフレットを渡してその場で見ながら確認をしています。こうした訓練を実際に行うことで必要な情報の提供と意識啓発が進んでくるのだと思います。  初めからここまでの訓練は難しいと思いますので,まずは動物避難啓発ブースを設置してペットの同行避難だけでも行い,意識啓発の場として行う取り組みはできるのではないでしょうか。  平成25年第3回定例会において,佐々木議員よりペットの同行避難について質問がありました。その際の総務部長の御答弁では,「同行避難してきた後,体育館などにペットを入れることは不可としているために,避難所に連れてきたペットの居場所確保が大きな課題であると考えております。またソフト面における課題といたしましては,避難所における適正飼育の啓発や同行避難訓練の未実施,これらのことが挙げられると思っております。」と課題を挙げられておりました。  それでは質問です。  ペットの同行避難ができるための体制づくりとしてハード面とソフト面があると思います。避難する場所が課題となっていますが,体育館や教室内にペットを受け入れることは難しいため,校庭の一角や近隣の児童公園などにテントを設置して一時飼育場所として使用することなど,具体的かつ現実的な対応の検討を始めることが課題だと思います。  また,ペット用ハウスとしてはケージが必要となることは東日本大震災でわかったことですが,ケージを購入することについてや,またケージが不足した場合の対策などの検討も行わなければいけないと思います。  前回の佐々木議員の質問の際はゼロからのスタートという感も否めない状況でしたが,その後同行避難の展示ブースを設けるなど,少しずつですが同行避難への体制整備が進んできていると思います。  しかし,災害が発生した際には現時点ではペットを受け入れることは難しい状況ですので,ケージとして代用できるものはないかなど検討を行うべきと考えますが,ペットの同行避難ができるための体制づくりについてのお考えを伺います。 673: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 674: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成25年3月に獣医師会と協定を締結した際の獣医師会側との話では,ペットも屋根のある所での飼育が望ましいというお話でございました。  しかしながら,衛生面等を考慮すると屋外での飼育ということになりますが,飼い主とペットとが基本的には同じ場所にいられるよう,ペット対策を担当する避難所運営協議会の保健衛生班の方々や施設管理者,それからの三者にて協議を重ねていかなくてはいけない課題だと考えております。 675: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 676: ◯ 16番(小野寺 克己議員) まずはペットの同行避難ができるための体制づくりの検討を行っていただきたいとお願いをいたします。  では2問目に移ります。  御相談いただいた中で債務の返済が主目的な方については,年金担保融資の返済をされている方が多いという特徴という御答弁でした。  それでは次に,ひとり暮らしの高齢者や夫婦のみの高齢世帯の生活上困っている状況について,生活相談などを通してどのような傾向が多いと把握されていますでしょうか。 677: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 678: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 福祉保健部では生活相談を行っておりますが,平成26年4月から10月の相談件数は339件となっております。相談者の年代を見てみますと60代が一番多く,続いて70代となっております。60代,70代の割合は全体の50%を占めており,高齢者の方の相談の割合が多くなっている状況でございます。  60代,70代の相談内容の傾向といたしましては病気等により働けない,また医療費がかさみ生活が苦しいといった病気等が原因の相談が一番多く,そのほか年金が少なく生活ができない,預貯金が減少し底がついてしまう,高齢のためリストラされた,親族の援助が打ち切られたなどさまざまな内容をいただいているところでございます。 679: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 680: ◯ 16番(小野寺 克己議員) こうした状況には背景として核家族化が非常に進んでいることも原因だと思われます。  要支援認定者の70.8%,要介護1・2認定者の64.6%の人が日常生活で困っております。特に高所の掃除や荷物の積みおろし,力を要すること,布団干し等へのニーズが高く,隣近所で助け合うとともに気軽に利用できる生活支援サービスが必要となっている状況であります。  現在の居住環境の安全について不安を感じている人,これは51.9%だそうですが,在宅介護世帯に対する個別的な災害対策が求められている状況です。長年にわたり住まわれている方は住んでいる住宅も老朽化していると思われます。また古い賃貸住宅は家賃も安いこともあり,耐震化もされていないケースも心配される要因の一つだと思います。老朽化が激しい場合は,耐震化するよりも建て直しをしたほうがよいというケースもあります。  建てかえた場合は家賃も今までより高額になることが想定できますので,耐震化を進めるとともに耐震化された物件の中で低家賃で高齢者の入居を拒まない物件をふやしていかなければいけないことが課題の一つだと思います。  それでは次に高齢者への住宅支援について質問いたします。  現在,狛江高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画の改定に向けて検討されている状況です。また前回の第3回の定例会で石川議員の一般質問の中で,地域包括ケアシステム構築における高齢者の住まいについて3つの課題を挙げて,まずはこの課題に対して具体的に着手していくべきであることを提案させていただきました。  ここでは住宅についての課題や可能性について伺っていきたいと思います。  高齢者からの転居相談や住宅問題に関連した御相談は,現在どの程度あるのでしょうか。 681: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 682: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 高齢者の方が賃貸住宅を確保する上で,保証人がいないため契約ができないという御相談を受けております。民間の保証人協会を利用することができますけれども,緊急連絡先等を確定していないと契約ができないという課題があることを把握しているところでございます。 683: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 684: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 現在賃貸住宅に住んでいる一般高齢者のうち,13.2%から17.4%は次に引っ越しする際の保証人がいないそうです。住まいの確保を支援する観点から保証人制度というのは検討すべきだと思っております。  それでは次に国で行っております低所得高齢者等住まい・生活支援モデル事業について質問いたします。  国では平成26年度の事業としてこの事業を開始しました。この事業は,自立した生活を送ることが困難な低所得者・低資産の高齢者を対象に,空き家等を利用した住まいの支援や見守りなどの生活支援を行う事業です。この事業とあわせて低所得高齢者等を支援する取り組みが全国で展開されるよう,取り組み内容等の情報交換や普及啓発のための取り組みを別途行う予定となっております。事業の実施主体は市町村で,対象者は主としておおむね60歳以上の地域での安定的・継続的な生活・居住に対して支援を必要とする者となっております。  実施主体は社会福祉法人等が共同で事業を実施するために民間企業から寄附を募り,基金として立ち上げて支援を行います。この事業は地域の連携・協働が欠かせないものであり,社会福祉法人等や市町村等がプラットフォームを構築する際には積極的に協力し,連携支援を行うことが必要となってまいります。  基金を立ち上げるためには地域の民間企業等からの寄附が大きな資金につながりますので,狛江にとってはこういった部分は大きな課題になってくると思います。  第6期介護保険事業計画(素案)では空き家のグループリビングとしての活用について調査・研究し,第8期には実施を目指していくとしております。  そこで質問ですが,空き家が増加していますが,こうした空き家となった民間アパート等の住宅をが借り上げて,こうした立ち退き要求で住宅が確保できない方などに提供するといったことについて,例えばがこうした民間アパート等を借り上げることについての課題を伺います。 685: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 686: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 空き家となりました民間アパート等が上層階に行くためのエレベーター設備がないことや階段に手すりがない,またお風呂やおトイレが高齢者向けになっていないことなどバリアフリー構造の住居ではない可能性が高いこと,これが課題であると認識しているところでございます。 687: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 688: ◯ 16番(小野寺 克己議員) バリアフリー構造の住居ではないという部分はネックにはなると思います。そういった改築費用等も発生するということだと思います。  それでは次に高齢者居住支援センターでは高齢者であることを理由に入居を拒否することのない賃貸住宅を登録し,その情報を提供しておりますが,市内の賃貸住宅を経営される方に対して登録を推進することはできないでしょうか。 689: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 690: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 御指摘いただきました高齢者居住支援センター以外にも東京都独自の東京シニア円滑入居賃貸住宅情報登録・閲覧制度というものがございます。これらを含めまして市内の賃貸住宅を経営される方に対する周知やどのような手法で登録を推進できるのか検討が必要であると認識しているところでございます。 691: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 692: ◯ 16番(小野寺 克己議員) そういった賃貸住宅がふえるといいと思います。  それでは賃貸住宅を経営されている方が高齢化して相続する際に,さまざまな理由で賃貸住宅をやめることになり転居を求められることがありますが,これは福祉部門以外になりますが,例えば相続税対策の相談ができるような体制などを視野に検討されるのでしょうか。 693: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 694: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在では相続相談や法律相談等を実施しておりますが,それらの市民相談等との連携を図っていく必要があると考えております。 695: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 696: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは低所得高齢者世帯への民間賃貸住宅の家賃助成について,課題となる点はとしてどのように捉えておりますでしょうか。 697: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    698: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在策定を進めております狛江高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画におきましては,実行施策としまして住宅確保のための支援の強化を掲げております。今御指摘いただきました家賃助成についても,また賃貸の敷金や礼金,保証人の確保などの支援につきましても,どのようなことができるのか調査・研究してまいりたいと考えております。 699: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 700: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは3問目に移ります。  UDブロックの対応,設置基準について伺いました。段差は2センチを設けていて,目の不自由な方には歩車道を判別できるようになっていて,歩道と車道が分離される新設道路という所に設置するという御答弁でした。  それでは次に狛江実施計画の平成22年度から26年度の交通安全施設整備事業の事業目的の中でも,「歩行者の安全を守るため,路側帯のカラー舗装を行い,車いすの通行が円滑に行えるよう,UDブロック等の設置を検討する。」となっております。UDブロックは車道と歩道が分離されている道路に設置されるということですが,必要な箇所として検討されている箇所はどの程度あるのでしょうか。 701: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 702: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 設置する箇所といたしましては,歩車道分離されている,または歩車道分離する路線となります。したがいまして,現状では都市計画道路の路線が中心になるのではないかと考えております。 703: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 704: ◯ 16番(小野寺 克己議員) では次にアスファルトの舗装は抵抗が少なくスムーズに走れますが,駅周辺などブロックのカラー歩道(インターロッキングブロック)はブロックとブロックの間の小さな目地が前輪に対して抵抗がかかり,車椅子を進めるのにふだんの倍の力が必要です。車椅子の方にとっては通行しにくいとの声がありますが,インターロッキングブロックはもっと目地が少ない大型のブロックを使用するなどの検討も必要と思いますがいかがでしょうか。 705: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 706: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 御指摘のインターロッキングブロックの形状でございますけれども,ブロックの面取り部によってブロックとブロックの間の目地部分が広くなっている箇所が場所によってはございます。こうしたものを解消するためには根本的な道路改修が必要となりますので,今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 707: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 708: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは弱視または全盲の視覚障がい者支援対策について伺います。  駅周辺や交差点や歩道などに視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)が設置されていますが,設置する場所の基準があるのか伺います。 709: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 710: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 設置する場所の基準でございますけれども,狛江におきましては狛江福祉基本条例施行規則に定めております。また,道路整備の際には東京都建設局発行の道路工事設計基準及び東京都福祉保健局発行の東京都福祉のまちづくり条例に伴う施設整備マニュアルを参考に設置しているところでございます。 711: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 712: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは次に狛江駅北口側の噴水横にある車どめのU字型を逆にしたような柵がありますが,白杖を前に出したときは柵の中央に白杖を出しても何もないと思いますが,そのまま前に進むと車どめの柵にぶつかってしまうため市民の方から改善の要望がありましたが,こうした箇所に対してどのように取り組まれるのか伺います。 713: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 714: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 御指摘の内容につきましては,担当部署にも市長への手紙等で情報が入っております。現在車どめに白杖が当たる構造にするための加工を発注しております。なお,加工が終了次第設置していく予定でございます。今後は市内にあるこうした構造の車どめの設置状況を確認した上で,順次修正を図っていきたいと考えております。 715: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 716: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは「ココシルこまえ」は障がい者や高齢者が自立して生活できる社会と孤立しがちな子育て環境の改善を目指して,また誰もが安全・安心・快適に市内を移動でき,地域の資源を楽しむことを目的に構築されました。さらに新聞・テレビなどのメディア・報道などで「おもてなし」ツールの一つとして紹介されました。  機能として,検索機能,バリアフリー情報,「まち」の旬な情報や「散策ルート」機能,災害時の情報などがあります。市民の方の御協力を得て実証実験も行われました。  そこで質問です。  「ココシルこまえ」を使用した実証実験に参加された方の感想の中に,狛江は点字ブロックが少ないと思う。横断歩道の真ん中にもないとの意見がありました。最近は横断歩道上にも誘導ブロック,「エスコートゾーン」と言うそうですが,設置されることが多くなってまいりました。これは視覚障がい者が安全に車道を横断できる道筋を示すもので極めて有効だと思います。通常の誘導ブロックとほぼ同じ形状のブロックを用いると,そこが横断歩道であることを認識できずに危険な状態になるケースもありますので,特殊な形状をした横断歩道内の特有の誘導ブロックを用いるそうですが,このエスコートゾーンの敷設についてとしてはどのようにお考えでしょうか。 717: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 718: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 現在市内で設置している横断歩道はございませんので,他の設置している自治体から情報収集するなど調査・研究してまいりたいと考えております。  なお,エスコートゾーンは原則としまして交通管理者が設置するものとされておりますので,調布警察署ともあわせて調整をしながら検討してまいりたいと考えております。 719: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 720: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 次に弱視の方は薄暗くなると車どめや支柱が見えずにぶつかったりつまずくことがあります。これまでに小田急線の高架下付近でこうしたケースがあり,反射する素材で黄色い目立つラインをつけていただきました。今後についてはユニバーサルデザインの観点で,薄暗くなっても弱視の方でもわかるような対策は考えられていくのでしょうか。 721: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 722: ◯ 都市建設部長(松本 培夫君) 車どめ等が見えづらい箇所の対策といたしまして,御質問にもございました反射材をつけるなどの対策がございます。市内にある全ての車どめ等に設置していくことは非常に難しいことから,必要に応じて対応していきたいと考えております。 723: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 724: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 点字ブロックは視覚障がいの方にとっては安全な通路でなければいけませんが,特に施設の敷地内に入ると多いそうですが,点字ブロックの上に物が置かれている場合があります。こうした物が置かれてしまうと非常に危険ですので注意・徹底できるようお願いします。  また公共施設については「狛江公共施設の環境設備・ユニバーサルデザイン設置指針及び整備プログラム」で計画されておりますが,道路等についても道路整備計画等に追記して計画していただくことをお願いして全ての質問を終了いたします。 725: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時53分 休憩     午後 4時09分 開議 726: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。18番亀井和美議員。     〔18番 亀井和美議員登壇〕 727: ◯ 18番(亀井 和美議員) 通告に従いまして3問の質問を行います。  1問目,胃がん対策について。  世界保健機関の専門組織である「国際がん研究機関」は2014年9月24日,全世界の胃がんの約8割がヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染が原因であるとの報告書を発表しました。公明党とともに胃がん対策に取り組んできた北海道大学の浅香正博特任教授は,国際機関が今回初めて断定し,胃がんの予防に除菌の効果を認めた点が重要だと強調しています。  報告書では,ピロリ菌の除菌で胃がんの発生を3ないし4割減らせるとし,各国の事情に応じて除菌による胃がん予防対策を検討するよう求めました。また,胃がんの78%,特に日本人に多い胃と食道のつなぎ目以外の胃がんでは89%がピロリ菌が原因だと推定されるとしています。  このほか,2012年には東アジアを中心に世界で約100万人が新たに胃がんを発症し,約72万人が死亡したとも伝えました。  日本人のピロリ菌感染者は約3,500万人とも言われ,水道などの衛生環境が整っていなかった時代に幼少期を過ごした年齢層に感染者が多く見られます。胃がんは日本人が最も多くかかり,年間12万人余りが発症,死者数は年間約5万人と推定されており,がんの死因2位となっています。  日本ではこれまで,ピロリ菌除菌の保険適用は胃潰瘍や十二指腸潰瘍に症状が進行していなければ認められませんでしたが,2013年2月からは呼気検査などでピロリ菌感染を調べ,内視鏡で慢性胃炎と診断された人には除菌治療を保険適用する対策が講じられました。浅香特任教授は,保険適用後,除菌した人が年間100万人を超えたと評価しており,2020年には胃がんによる死者数が大幅に減ってくるとの見通しを示しています。  胃がん対策について公明党は,2010年12月から浅香特任教授らと連携して取り組みを強化,2011年2月には秋野公造参議院議員が質問主意書で胃がんとピロリ菌の関連性に言及し,政府に胃がんの発生原因はピロリ菌であることを初めて認めさせました。国会質疑でもピロリ菌検査の実施を強く働きかけてきました。  がん対策の一番の要因は検診による早期発見であります。狛江における胃がん検診の現状と受診状況について伺います。  2問目,シティセールスについて。  シティセールスとは,都市としてのイメージや知名度を高めることにより,人や企業に「住んでみたい」「ビジネスをしたい」と思われ,ひいては都市の活性化が図られることを目指し,都市が持つさまざまな魅力(観光資源,文化,都市基盤等)を市内外に効果的・戦略的に発信しようとするための方策です。都市が持つさまざまな魅力を対外的に,より効果的にアピールし,多くの観光客の訪問,特産品の販売促進また新たな交流人口や定住者の増加,企業立地の促進等を目的に,都市の活性化を図る活動のことをいいます。  狛江は,本年4月にシティセールスプラン,10月に実施計画を策定しました。このシティセールスプラン策定の経緯について伺います。  3問目,不登校対策について。  最近5年間は減少傾向にあった小・中学校の不登校が,2013年度に6年ぶりに増加したことが文部科学省の2014年度「学校基本調査」の結果からわかりました。人数的には中学校での不登校の増加が目立ちますが,全児童・生徒に占める不登校児の割合では小学校も0.36%と過去最高水準に戻ってしまいました。なぜ不登校がふえたのか,今後の分析とその対策が待たれるところです。  文科省は,「病気」と「経済的理由」以外の原因で「年間30日以上」の長期欠席をした児童・生徒を「不登校」と定義しています。2013年度中に不登校だった小・中学校の児童・生徒は11万9,617人で,全児童・生徒に占める割合は1.17%となっています。小・中学生の86人に1人が不登校という計算です。最近の小・中学生の不登校の割合は2007年度の1.2%をピークに5年連続で減少していましたが,それが6年ぶりに増加に転じたとのことです。  狛江においても25年度は増加をしております。25年度と26年,最新の不登校の現状についてお伺いします。  再質問は自席より行います。 728: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 729: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江での胃がん検診でございますが,検診機関への委託により実施しております。実施方法につきましては厚生労働省のがん予防重点教育及びがん検診実施のための指針に基づきまして,バリウムによるX線間接撮影をしているところでございます。また,狛江における胃がん検診の受診率につきましては25年度で3.8%となっております。 730: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 731: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) シティセールスプランの策定の経緯でございます。  狛江シティセールスプランにつきましては,平成25年7月に策定をされました狛江第5次行財政改革推進計画の独自性のあるまちづくりにおける年次計画に基づくものでございます。少子・高齢化が進む中,地域の魅力づくりなど独自性のあるまちづくりに取り組んでまいりませんと都市間競争の中で埋没し,将来的に活気のないまちになっていくことが懸念をされます。このため基礎自治体として維持・発展していくためには多摩川などの地域資源を活用し,狛江の強みを生かした特色ある施策や事業に取り組み,広く対外的に狛江の魅力をアピールしていくシティセールスというものが必要になってまいりました。  そこで,シティセールスに関する一元的な方針といたしましてプランを策定し,狛江の魅力をより効果的・効率的に周知し,イメージの向上を図っていくものとしたところでございます。 732: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 733: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 3問目,不登校対策の1つ目,不登校の現状についてお答えいたします。  平成25年度児童・生徒の問題行動等生活指導上の諸問題に関する調査の結果によれば,平成25年度の狛江における小学校の不登校の人数は14人,中学校の不登校の人数は40人でした。平成26年度につきましては,最新の調査である6月のふれあい月間における不登校の実態把握のための調査結果によれば,6月末時点で小学校の不登校の人数は5人,中学校の不登校の人数は13人です。 734: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 735: ◯ 18番(亀井 和美議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  胃がん検診の受診率,平成25年度は3.8%,肺がんが4.1%,大腸がんは6%。中でも胃がんは過去5年間ずっと下がり続けて,ついに4%を切ってしまったのが現状です。目標の50%にはほど遠い状況で,この受診率が上がらない原因はどこにあるとお考えでしょうか。 736: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 737: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 集団がん検診を無料で受けられるということは6割近い認知度がございます。しかしながら受診していただけない理由といたしましては,「時間がないから」「面倒だから」といった御意見をいただいているところでございます。 738: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 739: ◯ 18番(亀井 和美議員) 本当に,時間がないからとか面倒だからというだけでしょうか。受診しない理由は人それぞれですけれども,胃がん検診について特に,「バリウムを飲んで台に乗って体を傾けてのX線撮影,あれがどうも……」という方が多いのではないでしょうか。さらに「バリウムを飲んだ後,下剤を飲んだ。あれもつらい」と,そういうお声も数多くお聞きします。この受診率が伸びない原因は検査方法にあるように思いますけれどもいかがでしょうか。 740: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 741: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) バリウムと発泡剤を飲む検査方法につきましては厚生労働省や東京都の指針に基づくものでございますが,「バリウムを飲むこと自体つらい」だとか「げっぷを我慢するのがつらい」といった飲み込みにくさのある高齢者だけではなく,若い世代の方々にとっても負担であると伺っております。 742: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 743: ◯ 18番(亀井 和美議員) そのつらいバリウムなんですけど,このバリウムによるX線間接撮影の検査に係る費用とその検査結果,精密検査が必要となった場合の費用はどれくらいかかるのでしょうかお聞きします。 744: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 745: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 胃がん検診の委託単価につきましては1人当たり4,300円でございます。また,平成25年度実績で受診者1,164名の検診費用が約540万円,要精密検査者134名でございましたので,要精密検査1例に対する費用は約4万340円ということになります。 746: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 747: ◯ 18番(亀井 和美議員) 検診には結構費用がかかっているということなんですけれども,胃がんは日本人が最も多くかかり,年間12万人余りが発症し,約5万人の方が亡くなられている,このように推定され,がんの死因の2位になっております。狛江におきましても年間約20人の方が胃がんで亡くなられております。日本人に多い胃と食道のつなぎ目以外のがんは,先ほども申しましたけれども89%がピロリ菌の感染が原因だと推定されております。  公明党が胃がん対策に積極的に取り組み始めたのが2010年の12月,党のがん対策推進本部がピロリ菌研究の第一人者である浅香正博北海道大学特任教授を講師に招いて行った勉強会からでございます。  席上,浅香特任教授からピロリ菌の検診と除菌の強化を通じて胃がんは撲滅できる,公明党に頑張ってほしい,このように熱い期待が寄せられました。そこで当時の松副代表,秋野公造の両参議院議員が質問主意書や国会質問を通してピロリ菌対策を強く迫ってまいりました。そして公明党の強力な取り組みによりまして,2012年6月に策定されました「がん対策推進基本計画」の中にも当初は記載されていなかった胃がん予防が国の方針として明確に位置づけられ,ピロリ菌の除菌が胃がん予防に有効であることが盛り込まれました。  そこでお聞きしますが,ピロリ菌の感染が胃がんの原因とわかってきたことから,ピロリ菌の検査方法,いろいろあると思うんですが何が最適とお考えでしょうかお伺いします。 748: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 749: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) ピロリ菌の検査方法でございますが,まず内視鏡で胃の粘膜を採取するものとして培養法,病理検査及び酵素の活性度検査がございます。内視鏡を使用するため,病変があれば同時に見つけられるという長所がございますが,検査費が高くまた受診者に負担がかかる短所というものもございます。  その他の検査といたしましては,血液や尿検査によるピロリ菌の抗体検査,便の抗原検査,試薬を用い,呼気中の尿素を検査・測定する方法などがございます。  受診者の状態などにより選択される検査方法は異なりますが,疾病予防のための住民検診といたしましては絶食や薬の使用がなく受診者の負担が少ない尿検査または血液検査が適していると認識しているところでございます。  なお,胃がん対策を主眼に置いた検査といたしましては,内視鏡検査を除きますとABC検査がございます。ABC検査は血液の血中のペプシノゲン濃度により胃粘膜の萎縮とあわせて判定するため,血液検査を実施することになります。 750: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 751: ◯ 18番(亀井 和美議員) 胃がんのリスク検診(ABC検査)については,2年前の平成24年の第3回定例会でも質問を行いました。当時の担当部長の御答弁は,「今後他の状況とか国の動向を注視しまして,医師会と調整できればと考えております。」,このような御答弁でした。2年前多摩地域での実施は多摩と西東京の2でしたけれども,平成25年度は町田,東大和,武蔵野,三鷹,八王子,日野の8,23区でも8つの区が導入を行っています。この2年間,は他の状況をどのように注視され調整を行ってこられたのかな,このようにも思いますが,全国的に普及されつつあるこの胃がんリスク検診に対するの認識についてお伺いします。 752: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 753: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) ABC検査につきましては,血液検査によりピロリ菌感染と胃粘膜の萎縮の有無を確認し胃がんのなりやすさを調べるもので,「胃がんリスク検査」とも呼ばれているものでございます。具体的には,ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮の有無により胃の状態を4段階に分け,ピロリ菌感染及び胃粘膜萎縮のいずれもない場合を正常とし,ピロリ菌感染があるときに胃がんのリスクが高いとし,精密検査を勧奨することとなります。  なお,ピロリ菌感染がなく胃粘膜の萎縮があるときは,ピロリ菌が存在できないほど胃粘膜が弱っている状態とのことでございます。胃がん検診で導入されているX線検査や内視鏡検査では,食事制限など事前の準備が必要で検査を嫌う一因となっております。ABC検査は採血による検査でございますので,胃がん検診の受診のしにくさ,これを軽減できるものであると期待しているところでございます。 754: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 755: ◯ 18番(亀井 和美議員) 今御答弁にもありましたが,ピロリ菌と胃がんの関係が深いことから「胃がんのリスク検診」が推奨されています。これはがんを発見する検査ではありませんが,胃がんの危険度(リスクの高さ)を知ることができます。それによってピロリ菌の除菌や粘膜検査の必要性がわかります。本人にとっては健康管理の対処法がわかり,医療現場においては除菌や精密検査の必要性が低い人がわかるというメリットがあります。  ピロリ菌は胃の粘膜の中にいて,胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを起こす細菌です。日本人は,40歳以上は約80%の人がピロリ菌に感染しています。再発を繰り返す難治性の胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になり,ピロリ菌の除菌でこれらの難治性潰瘍が治ることが知られています。またピロリ菌の除菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療としてだけでなく,胃がんの予防につながることも注目をされています。胃がんによる死亡は年間5万人にも上っていますが,胃がんになるリスクはピロリ菌の除菌によって3分の1になることが明らかにされています。  公明党の秋野公造参議院議員が2014年5月19日,胃がんの主な原因とされるピロリ菌の発見で2005年にノーベル生理学・医学賞を受賞した来日中のバリー・マーシャル博士と都内で懇談をしました。これには東京大学医科学研究所の岩本教授も同席をされたそうですが,ここで秋野氏が,公明党が北海道大学の浅香正博特任教授と連携をしてピロリ菌除菌治療の保険適用拡大に取り組んだ結果,昨年2月に適用の範囲が慢性胃炎にまで拡大されたことを報告したことに対して,マーシャル氏は,日本でピロリ菌除菌ができれば他の国の模範になる,このように述べておられました。  2014年5月には東京都医師会の公衆衛生委員会が,「東京都における胃がん対策充実に向けた提案」として「胃がんリスク検診に向けて」を発表しています。
     この提案に対するの認識をお聞かせください。 756: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 757: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 本年5月に提出されました提案では,胃X線検査の受診率低迷を指摘いたしまして,胃がんリスク(ABC検査)の検診の将来性の検討と普及に向けた提案を行うとされていることを認識しております。独立行政法人国立がん研究センターのガイドラインでは,内視鏡検査,ペプシノゲン法,ヘリコバクターピロリ抗体検査は死亡率減少効果が不明であるとされておりますが,といたしましては胃がんにかかりやすいかのリスクを判定し,適切な検査や治療につなげるためにも有効な検査方法であると認識しているところでございます。 758: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 759: ◯ 18番(亀井 和美議員) 兵庫県の篠山なんですが,ここは「胃がんゼロのまち」を目指して,胃がんの発症や胃がんの死亡率を減少するための取り組みとして,市内の全公立中学校で実施する健康診断において中学1年生の生徒に対してピロリ菌検査の実施を決めました。  胃がんの発症リスクの軽減が目的で,費用はと教育委員会が負担。精密検査で陽性が出た生徒には投薬による除菌を検討してもらうよう専門医を紹介する。の健康課によりますと,同市は2006年から2010年の統計で自治体ごとの胃がん死亡率が男性128.6,女性121.4と県平均を大きく上回ったことに対しまして,35歳以上の胃がん検診受診率も13%前後と非常に低水準で推移している。  そこで若い世代から胃がんリスクを減らそうと,健康課との教育委員会が今年度予算に検診代を約60万円計上しました。そして秋の定期健康診断で尿検査の項目に独自でピロリ菌の抗体検査を追加しております。結果は各家庭に郵送し,陽性の疑いがあれば指定病院で無料で精密検査が可能です。治療が必要な場合は体格や年齢などを考慮し,内服薬による除菌を検討してもらう。中には除菌を行うことで慢性的な腹痛が改善した,こういう事例もあるということで,健康課は将来の胃がんだけでなく家庭内感染のリスクもある,これをきっかけに家族にも検診に興味を持ってもらいたい,このように話をしております。  もう1つ,大阪の高槻でも胃がんの主な原因がピロリ菌であるということから早期発見・治療をしようと6月から,ここは市内の中学2年生を対象に「ピロリ菌対策事業」をスタートさせました。この事業はピロリ菌抗体の有無を調べる尿検査から治療まで全てが無料で受けられるものです。これは全国的にも珍しく注目を集めております。胃粘膜に炎症を引き起こすピロリ菌が胃がんの最大の原因とされていることから,胃酸の分泌が十分でない子供のころ井戸水を飲むなどして感染する人が多いことから,上下水道が整備された時代に育った世代は井戸水を飲む機会は少ないが乳幼児に親から経口感染するケースが多いと言います。ピロリ菌に感染すると成人になっても菌が胃の粘膜にとどまり続けます。そこではピロリ菌を早期発見して治療することで胃がんのリスクを防ごうと,この事業に乗り出しました。  計画によりますと,治療による体への影響が問題ないとされる中学2年生,約3,200人ですけれども,この中学2年生を対象としてピロリ菌の感染を調べ,感染が確認されれば除菌できるまでサポートをする。は事業委託している企業を通してピロリ菌の抗体の有無を調べる尿検査キットを市内の全市立中学校と私立の中学校に通う生徒についても配布をしており,生徒からのキットの提出を待って本人に検査結果を通知する。  その上で陽性反応が出た生徒に対しては2次検査としてピロリ菌の呼気検査を実施。再度感染の可能性が指摘された場合,投薬による治療を開始する。しばらくして再確認検査を行い,除菌できていない生徒には2次,3次と治療を行い,完璧な除菌を目指す。こういう事業をされている中学校がございます。  胃がん撲滅を目指してピロリ菌抗体の有無を調べる尿検査を実施している篠山と高槻の事例を紹介しましたけれども,確認の意味でお聞きしますが,狛江で行っている中学校の健康診断の実施状況についてお伺いします。 760: ◯ 議 長(石井 功議員) 学校教育課長。 761: ◯ 学校教育課長(宗像 秀樹君) 狛江の中学校では,学校保健安全法に基づき生徒の健康診断を実施しております。まず,毎年1回全生徒を対象として内科,聴力を含む耳鼻科,視力を含む眼科,歯科,腎臓検診を目的とした尿検査を実施しております。これに加えまして,1年生を対象として心臓検診及び脊柱側わん検診を実施しております。 762: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 763: ◯ 18番(亀井 和美議員) 一応狛江でも尿検査は行っているということなんですが,先ほどの事例のように狛江でも,もしこの尿検査でピロリ菌の有無を調べる,こういう検査ができればと思いますがいかがでしょうか。 764: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 765: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 胃にピロリ菌が存在いたしますと胃潰瘍や十二指腸潰瘍,萎縮性胃炎,胃がんさらには全身的な病気などを引き起こすおそれがあるとされております。ピロリ菌の感染経路はまだ完全には判明しておりませんが,多くが幼少期に感染すると言われております。このため早い時期にピロリ菌の感染の有無を検査し適切に除菌することは疾病の予防に有効である可能性がございます。  まだ新しい取り組みであり,検査精度とあわせて本来のがん検診の受診が控えられたときに,長期的に疾病の正しい予防につながるかが重要でございます。先進事例や専門機関の見解など情報収集に努めてまいりたいと考えております。 766: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 767: ◯ 18番(亀井 和美議員) よろしくお願いします。現代の日本におけるピロリ菌の感染経路は家庭内感染が80%,中でも母子が70%,子供同士は少ないと言われています。  群馬県の沼田中学校では,昨年沼田中学校の生徒,職員,保護者,群馬大学の小児科医の協力のもとにピロリ菌の学校検診を試験的に実施しています。3年生125人全員が検査に同意して,5月の学校尿検査の際にピロリ菌の尿中抗体検査を受診,その結果7名が陽性という結果が出ました。  保護者の世代では3割が感染,中学校でのピロリ菌検査の意義をお知らせする際に,がん年齢に入りつつある保護者の方にピロリ菌の検査と除菌治療を受けていただくことが一層重要である,このようなお知らせを行ったところです。40代の方が多いと思われる保護者の世代の感染率が30%前後あったということで,ピロリ菌の検査と除菌治療による胃がんの予防が重要となります。そのためにも狛江においても若い世代に対する胃がん対策の検討も要望しておきます。  先ほどの浅香特任教授が言われておりますように,ピロリ菌の検診と除菌の強化を通じて胃がんは撲滅できる,このようにおっしゃっておりましたが,狛江から胃がんをなくすためのお考えをお聞かせください。 768: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 769: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 胃がんは日本人に多い疾病で,予防や早期発見は市民の皆さんの生活を守る上で大変重要な要素の一つであると認識しております。また,最近の研究では胃がんはピロリ菌への長期感染によって起こる感染症であると指摘されているところでございます。ピロリ菌への感染の検査と適切な除菌を行うことで胃がんを予防することができるのであれば,事業の実施により市民の皆さんの健康を守ることができると期待しているところでございます。  どのような疾病であれ,なくすことができれば市民の皆さんの安心と安全につながるものでございます。限られた財源の中ではありますが,数ある疾病をどのように防いでいくのか,難しい課題ではありますが着実に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 770: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 771: ◯ 18番(亀井 和美議員) 市民の皆様の命を守ることを最優先に,胃がん撲滅に向けての第一歩を大きく踏み出すことを要望して1問目を終わります。  次に2問目,シティセールスについての再質問をさせていただきます。  コンパクトシティーとしての狛江のイメージや知名度を上げるための取り組みを,なぜもっと早くから行わなかったのかお聞かせいただけますか。 772: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 773: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 狛江シティセールスプランの策定以前におきましても,さまざまなイベントあるいは事業など狛江のイメージや知名度の向上につながる取り組みについてはそれぞれの担当課で行ってはおりましたが,シティセールスという一元的な方針がなく,市内のさまざまな資源,施策が相互に連携することなく行われていたというような状態でございました。  その後,市長交代を契機に策定いたしました狛江第5次行財政改革推進計画におきまして,初めてシティセールス活動の推進として掲げられたことによりまして,具体的にシティセールスとして取り組みを始めたところでございます。 774: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 775: ◯ 18番(亀井 和美議員) 初日の質問でもシティセールスについてあって御答弁がありましたけれども,再度確認の意味で質問しますけれども,狛江のシティセールスの目指すものについてお伺いします。 776: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 777: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) シティセールスプランでは,「わがまちの魅力・イメージの向上と市内外に向けた魅力の発信の強化を図り,にぎわいのあるまちを目指す」というふうに定めております。その実現のため,まずは魅力づくりと魅力の発信を推進していきまして,狛江を知ってもらう,興味を持ってもらう,訪れてもらうことで交流人口の増加につながるような取り組みとして来訪者を迎えるための環境整備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  また,来訪者を迎えるための環境整備に当たりましては全庁的な取り組みを進めていき,より効果的な広報・情報発信を進めていきたいというふうに考えております。 778: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 779: ◯ 18番(亀井 和美議員) 狛江シティセールスプラン実施計画の個別計画の中に,新たな広告媒体の拡充・活用という事業があります。明年市制施行45周年を迎えるに当たり狛江の魅力を発信する新たな広告媒体の活用という意味を込めて,私ども狛江市議会公明党として11月10日ですが高松を視察してまいりました。  高松は,観光客にの魅力を足元からPRしようとサンポート─駅の所,駅と港があるんですけれども,サンポート周辺にあるマンホールのふたにの名所であります栗林公園や高松城址などを描いたカラフルなカバーを装着したものです。このカバーには約15センチ四方のQRコードをつけて,携帯電話やスマートフォンをかざすと地元の名所や名産を紹介するの観光情報サイトにつながる仕組みになっています。  によりますと,マンホールのふたにQRコードをつける試みは全国的にも珍しいということで,四国新聞等に取り上げられておりました。このアプリはアイコニットというアプリなんですけれども,これがまたとてもすばらしいと思いました。  このメリットとして観光客がアイコニットでQRコードを読み取ることでの情報がユーザーのスマートフォンの端末の中に保存されるために,ホームページにアクセスした後にページを離れてしまった場合でも観光客は何度でも情報を閲覧することができる。そして読み取ったQRコードの情報はアイコンとして保存されるために,保有しているユーザーに対しての側からダイレクトメールのような通知を行うことができる。例えば季節的な観光情報等を送ることができる。そしてどのくらいの観光客がこのアイコニットを使ってQRコードを読み取ったのか,これを分析することができる,こういうようなメリットがあるそうです。  高松がなぜこういう計画をしたかといいますと,2013年の春と夏,秋に開催されます「瀬戸内国際芸術祭2013」の会場の一つになっていることから,県外から訪れる観光客の皆さんに対しておもてなしの心と高松らしさを表現したいとの思いで作成されたそうです。  駅の周辺に8カ所設置をしてありました。費用は50万円だったそうです。マンホールファンの職員が提案し実現したということでした。これなら狛江市制45周年に向けて活用できるのではないか,このような思いでおります。  ほかにもデザインマンホールのふたは話題を呼んでおりまして,石川県のかほく,ここはマンホールのふたを活用した官民協同による地域活性化としての取り組みを行っています。かほくではマンホールのふたを広告媒体として企業などが出す事業を始めました。下水道の周知と地域の活性化が狙いで,企業のロゴ等がデザインされたマンホールのふたにスマートフォンをかざすと動画が流れる機能を持たせております。単なるマンホールのふたではなく,ARを活用した動画再生機能を持たせる。そしての商工部と連携することで,下水道事業以外の地元の小さな企業が参入しやすい形をつくって地域の活性化につなげることができました。  設置箇所としては,11企業・団体のマンホールのふた15枚を主要駅周辺の道路に設置をしているということで,企業のコマーシャル,こういう企業がありますよという団体・企業の宣伝というか,をやっているということで話題性による売り上げアップができた,設置箇所周辺のにぎわいが創出した,下水道事業のイメージアップにつながった,このように言われております。  またここのかほくは,「下水道広報プラットホーム」広報大賞というのに応募しまして,去年なんですけれども電子媒体部門賞というのをとって,としても本当に取り組みのおもしろさが際立っていて,ITが進むこれからの時代性にもマッチするということで電子媒体部門賞というのをここでとったそうであります。  そういう中でデザインマンホールの活用についてお伺いしてまいりたいと思います。  の管理しているマンホールの種類と数を教えていただきたいと思います。 780: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 781: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 狛江公共下水道で管理しておりますマンホールのふたの種類でございますが,まず合流区域の合流ふた,あと分流区域の汚水ふたと雨水ふたの合計3種類でございます。  箇所数につきましては,平成26年3月現在,合流ふたが4,733カ所,汚水ふたが2,579カ所,雨水ふたが1,672カ所の合計8,984カ所でございます。 782: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 783: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 安心安全課で管理しておりますふたの種類でございますが,消火栓と防火水槽の2種類でございます。箇所数は平成25年10月末現在になりますけれども,消火栓が709カ所,防火水槽が110カ所でございます。 784: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 785: ◯ 18番(亀井 和美議員) マンホールのふたの耐用年数と取りかえの予定というのはどのようになっているのかお伺いします。 786: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 787: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 鉄ふたの標準耐用年数でございますけれども,車道上が15年,その他が30年でございます。マンホールの取りかえの予定につきましては,点検やあるいは道路工事及び東京電力,東京ガス,NTTなど他企業の工事の舗装の打ちかえに合わせて,ふぐあいの生じたふたの取りかえ工事を行う予定でおります。 788: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 789: ◯ 18番(亀井 和美議員) 歩道の場合は30年取りかえないということで,ずっと同じふたがあるのかなというふうにも思います。そういう中で狛江に市外から来られるという場合は,一番多いのが駅だと思うんですけれども,駅周辺にあるマンホールの種類と数をお教えください。 790: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 791: ◯ 環境部長(真田 典孝君) まず狛江駅周辺の歩道部分にありますマンホールのふたの種類と設置数でございますが,まず種類に関しては合流ふたの1種類でありまして,設置数は24カ所でございます。  また和泉多摩川駅周辺の歩道部分にありますマンホールのふたの種類と設置数でございますが,汚水ふたと雨水ふたの2種類ございます。設置数は汚水ふたが11カ所,雨水ふたが5カ所で,二駅の合計は40カ所でございます。 792: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 793: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 消火栓と防火水槽のふたにつきましては駅周辺の歩道部分にはございません。 794: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 795: ◯ 18番(亀井 和美議員) 今御答弁がありました和泉多摩川駅周辺にこれだけの数があるんですが,そこはカラーデザインの鉄のふたがあるということをお聞きしましたので実際に見に行ってきました。今まで何度も通った駅前とか和泉多摩川商店街なんですけれども,そこに本当に2種類のカラーデザインの鉄ふたがありました。改札を出た南側に東京百景に選ばれた「多摩川五本松」と昔からこの付近に多く飛来する「コサギ」をあしらったもの,もう1つはの花であります「ツツジ」をあしらったもの,これ全部で14個確認ができました。またの木であります「イチョウ」をあしらったものが我が家のすぐ近くに設置をされていました。いつも通る道なので,意識するとしないとではもう全然違うということを実感したんですけれども,和泉多摩川周辺にカラーデザインの鉄ふたが設置されたのはいつごろで,その経緯と費用についてお教えください。 796: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 797: ◯ 環境部長(真田 典孝君) まず平成8年度に和泉多摩川交通広場の整備工事,平成9年度に和泉多摩川商店街のカラー舗装整備工事,平成10年度に小田急側道整備工事が施工されまして,インターロッキングブロック舗装による整備が行われております。その際にマンホールのふたも舗装との調和を図るためのふたのカラー化を行ったものと思われます。費用につきましては通常のものと比べまして材料費は約1.6倍でございます。 798: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 799: ◯ 18番(亀井 和美議員) 和泉多摩川駅周辺にもう既にカラーのデザインの鉄ふたが設置されているということです。まだ何もない狛江駅に24カ所のマンホールのふたがあるということなんですけれども,先ほど紹介しました高松のようなプリントシールを,QRコードを盛り込んだものをふたに作成・設置することは,すぐ設置しろとは言いません,可能かどうかだけお伺いします。 800: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 801: ◯ 環境部長(真田 典孝君) 技術的には可能でございます。 802: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。18番亀井議員。 803: ◯ 18番(亀井 和美議員) それでは防災の観点から消火栓にこのようなものを活用することはいかがでしょうか。 804: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 805: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) QRコードを盛り込んだものであれば,ホームページの防災のページとリンクさせてみてもよろしいかと思います。また災害時集合場所等への案内板的なシールとしても活用ができるものと考えております。 806: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 807: ◯ 18番(亀井 和美議員) マンホールのふたの消火栓なりまた災害時の防災としての利用方法なんですけれども,茨城県の日立ではマンホールのふたに避難場所の方向と距離を書いたものを設置しています。避難場所へスムーズに行けるように,避難場所の方向と距離が一目でわかる歩道用の避難誘導マンホールを茨城県日立の業界最大手の日之出水道機器との共同でつくったものであります。市民への防災啓発も期待でき,下水道課はできるだけ早く実用化し,沿岸部から設置していきたいとされています。  今回つくられたマンホールは直径約63センチ,国土地理院が定めました緊急避難場所の表示マークと方向,距離を記した円形プレートが取りつけられています。同社によりますと,観光地や特産物が描かれたマンホールは全国にあるけれども,避難誘導機能を持ったものはこれまでになかったということで,日立は東日本大震災のときに最大5.3メートルの津波が押し寄せています。によりますと,緊急避難場所は市内に96カ所あり案内板や誘導表示を設置しているけれども,避難場所の位置を知らないという市民は多い。そこでの職員が市内に3万個あるマンホールの活用を発案してこのようなことができたということであります。  今までいろいろQRコードについて紹介してきましたけれども,次にのQRコードに対する認識をお伺いします。 808: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 809: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 現在広報こまえ,各種パンフレットやチラシなどにQRコードを記載して活用しているところでございます。一例を挙げますと,子育てねっとのパンフレットや安心安全メールの登録時に活用しているところでございます。また「ココシルこまえ」や防災マップアプリをインストールしていただく際などにもQRコードを活用しているところでございます。  シティセールスの観点からも,市内外の方にQRコードを用いて直接必要としている情報を入手する手段として活用していくことは有効であるというふうに考えているところでございます。 810: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 811: ◯ 18番(亀井 和美議員) としてもQRコードをさまざまな所で活用されていますし,このQRコードの活用はシティセールスの観点から有効であるとのお考えをお聞きしました。  QRコード,狛江はこれだけでしたけれども,もっとほかの所で利用されているというので,おすしのネタの産地情報,おすし屋のそれぞれおすしの魚がある上に,ネタの上に産地情報が書かれている。またバス停や駅にQRコードがあって運行情報のURLが入っている。新宿駅とか都バスはみんなこれが入っているそうです。また広島なんですが,工事現場の囲いの幕に巨大なQRコードを立てて「13階建てマンションの建設中です」というお知らせをやっている。このような活用方法,さまざまあると思います。  そういう中でマンホールのふたもぜひ活用していただきたいし,QRコードもしっかりと活用をお願いしたい。狛江の魅力を発信していただきたいと要望します。  次に来訪者を迎えるための環境整備,これも実施計画の中にさまざま記されておりますが,具体的なおもてなし意識の向上の取り組みについてお伺いします。 812: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 813: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 狛江には多摩川を初めといたしまして魅力的な自然や風景,伝統,文化に根差した地域の行事などが数多くございます。実施計画では,「「ようこそ狛江へ」~来訪者を迎えるための環境整備~」といたしまして,これらの地域資源を市外からの来訪者へわかりやすく狛江の見どころがわかるように環境を整備し,来訪者を迎えるための市民意識の向上を図る事業に取り組むというふうにしているところでございます。  この中で一例を挙げますと,案内の充実の取り組みでは,市内外の方に狛江の魅力を知っていただくため,現在各課で作成しているさまざまなマップの一覧表を作成しホームページなどで公開をしていくとともに,来訪者の方がまず立ち寄る駅前などに全てのマップを配置いたしましてお持ちいただけるように検討することとしているところでございます。 814: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 815: ◯ 18番(亀井 和美議員) 案内の充実に取り組み,マップの一覧表を作成することとありました。その際に新たな広告媒体の拡充としてARの導入を提案したいと思います。実施計画のスケジュールには27年導入とあって,既に一部導入されていますけれども,どのような形で実施されたのかお伺いします。 816: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 817: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ARの活用でございますけれども,「Aurasma(オーラズマ)」というアプリケーションを使用いたしまして,市民向けの普通救命講習の募集用のチラシに盛り込んだところでございます。 818: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 819: ◯ 18番(亀井 和美議員) 初めて取り組まれていろいろ御苦労もあったと思いますが,その際の課題としてはどのようなものがあったのでしょうか。 820: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。
    821: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) AR動画を見るためにはAR動画視聴用のアプリケーションはダウンロードする必要がございますが,スマートフォン以外の携帯電話でもアプリケーションのダウンロードができまして,多くの方が視聴できる環境になっていると思われます。  しかしながら,ARそのものをまだ知らないという方が多くいるであろうということが推察されることから,AR自体を広く周知していくことが課題ではないかと思っております。  またつくり手側といたしましては,素材となる動画をあらかじめ用意する必要があるということや,関連事業を動画で記録しても編集作業や一般の方の顔が映らないような配慮も必要であるため,動画の確保につきましては工夫を要することも課題であると認識しております。  なお,今後につきましても素材が確保できたものにつきましてはARの活用を行っていきたいと考えております。 822: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 823: ◯ 18番(亀井 和美議員) それでは今後の取り組みと拡大についてお伺いします。 824: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 825: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 狛江の魅力やイベントなどを,AR等の新たな広告媒体を活用して発信していくことは非常に有用なことと認識しているところでございます。今後,広報こまえを初めといたしましてで作成・発行するさまざまな情報に活用していくためには,それぞれの主管課におきまして動画の撮影・編集等の作業が必要となってまいりますので,まずは全庁的に統一いたしましたARの運用方針を定めた上で開始していきたいというふうに考えているところでございます。 826: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 827: ◯ 18番(亀井 和美議員) 実施計画の29ページなんですけど,スケジュールのところに27年度にAR導入,そして28年度は実施,29年度継続になっているんです。27年度のAR導入と28年度の実施との間がつながっていないんです。これ少し気になるんですけれども,それは置いておいていいです,全庁的に統一したARの運用方針を定めた上で開始していきたいと考えている,そういう御答弁なので27年度なるべく早い時期に開始することを要望しておきます。  最後にのトップセールスマンであります市長にお伺いします。  明年の45周年に来訪者を迎えるための環境整備についてのお考えをお伺いします。 828: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 829: ◯  長(高橋 都彦君) 来年,狛江は市制施行45周年を迎えるわけですが,シティセールスプラン実施計画にもありますように,年明けの初春まつりに始まり桜まつり,多摩川いかだレース,そしてメーンイベントの花火大会につなげ,新規の事業や既存事業に付加価値をつけることによって新たな魅力を創出することとしております。  これらの事業を通して,まず市民の皆様に狛江の魅力を再認識していただき,一体感が生まれるように取り組んでいく。そしてまた同時に,市外の方にも狛江を知ってもらう,訪れてもらう,好きになってもらうことも重要なことであると考えております。  そのためにも,来訪者を迎えるための環境整備については実施計画にある各事業を進めていくとともに,ただいま議員から御提案のありましたマンホールやQRコードの活用などシティセールスに結びつくと思われるものについては,費用対効果やその実効性なども勘案した上で柔軟に対応していきたいと考えております。 830: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 831: ◯ 18番(亀井 和美議員) まずは市外の方に狛江に訪れてもらうことが重要だと思いますので,そのためにも狛江の魅力をしっかりと発信することを要望いたしまして2問目を終わります。  次3問目,不登校について再質問します。  24年度小学校の不登校は5人。ところが25年度には14人。約3倍も増加をしておりますが,この増加の要因をどのように捉えられているのかお伺いします。 832: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 833: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 過去5年間の狛江市立小学校の不登校出現率を見てみますと,平成21年度は0.46%,平成22年度は0.64%,平成23年度は0.44%,平成24年度は0.16%,平成25年度は0.44%とほぼ0.4%で推移をしております。文部科学省では,欠席理由が不登校の定義に合致し,かつ年間30日以上欠席した児童・生徒を不登校児童・生徒として数えております。  平成24年度につきましては,欠席の理由が不登校の定義に合致しながらも年間欠席日数が30日を超えなかった児童が一定数いたため,不登校児童数が一時的に減少したものと考えられますが,平成25年度には当該児童等の欠席日数が30日を超えてしまったため不登校児童数がもとの水準に戻り,結果として平成24年度よりも不登校児童数がふえたものと認識しております。 834: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 835: ◯ 18番(亀井 和美議員) 欠席日数30日以上の人がふえたか減ったかでこんなに差があるのかというのは驚きです。  小学校は,みんな顔見知りのお友達で,授業はゆっくりだし内容も簡単,宿題も少ない。男女余り関係なく遊びますし,放課後も自由,先生も優しいし,一人一人に目を配ってくれます。ところが,中学生になると生活は一変して,授業のスピードは速く内容も高度になる。定期的にテストもあり,放課後は部活動,休日は練習試合。遊んでストレスを発散する時間はなく,忙しい日々を送ることになります。クラスは知らない小学校から来た子も多く,友達がなかなかつくれない。  この生活習慣とか人間関係,また学習内容のギャップの大きさについていけなくなる子供がふえてきます。特に,精神的成熟が遅い子供は中学進学のギャップに苦しんで,このような場合に不登校になる子が出てくるのではないか,このように思います。  そこで,不登校の原因についてどのように認識をされているのかお伺いします。 836: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 837: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 平成25年度児童・生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果によれば,小学校では「不安など情緒的混乱」が10名と一番多く,「無気力」3名,「意図的な拒否」2名と続いています。中学校では「不安など情緒的混乱」が15名と一番多く,「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が11名,「無気力」7名と続いております。 838: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 839: ◯ 18番(亀井 和美議員) 不登校,これだけいるわけですけれども,特定の子供が,特有の問題があることによって起こるのではないと思います。どの子にも起こり得る問題として不登校は捉えていかないといけないと思います。  そこで不登校児に対する取り組みについてお伺いします。 840: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 841: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 不登校への取り組みの現状といたしましては,狛江市立小・中学校の全ての教職員が問題の解決に向けて努力しているところであります。不登校に関する問題の解決に当たっては,担任1人ではなく学年の教員,養護教諭,生活指導主任などが組織的に対応を行っています。また,狛江のスクールカウンセラーである専門教育相談員等の専門的な知識を持つ職員が,児童・生徒やその保護者等へのアドバイスを行ったり,学級活動等を円滑に進めるために学級担任へアドバイスを行ったりするとともに,家庭と子供の支援員やスクールソーシャルワーカー等の各支援員を活用して不登校を未然に防止する取り組みや不登校から学校へ復帰するための支援を行っています。さらにQ-Uアンケートを全ての小・中学校で年2回実施し,その結果分析等を活用し,不登校になりそうな児童・生徒への積極的な働きかけを行うなど未然防止にも取り組んでいるところです。 842: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 843: ◯ 18番(亀井 和美議員) しっかりと取り組んでいただいていると思います。そういう中で深刻化・長期化している不登校児は「ひきこもり」になるケースもあると思います。将来「ひきこもり」にならないためにも小・中学校での適切な対応が重要であると思います。このような場合はどのようにかかわっておられるのでしょうか。 844: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 845: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 不登校児童・生徒に対する対応は,不登校状態になったあるいは不登校状態になる以前から,さきの答弁にもありますように当該児童・生徒に対しでき得る限りの対応をしており,不登校状態が深刻化・長期化した後もそれ以前と変わることのない対応を引き続き実施しております。対応を継続する中で当該児童・生徒との信頼関係を築き,学校復帰の機会をうかがったり,探ったり,きっかけづくりをしたりしております。 846: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 847: ◯ 18番(亀井 和美議員) 今不登校が深刻化・長期化した後も,それ以前と変わることのない対応を引き続き実施しております,こういう御答弁でした。長期化・深刻化してひきこもりになれば学校に行かないまま卒業ということもあり得ると思うんですが,それ以前と変わることのない対応というのは先ほどの不登校への取り組みということなのでしょうか。しっかりと取り組んでいらっしゃると思いますけれども,特に深刻化・長期化した児童に対しては同じではいけないんじゃないかなと思うんですがいかがでしょうか。 848: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 849: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 繰り返しになりますが,長期化してしまったからといって学校も教員もそして保護者も諦めずに本人に負担感を与えない程度に繰り返しアプローチを続けていくということがまずもって大切なことと認識しております。その上で例えば養護教諭,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー,家庭と子供の支援員といった担任以外の方からの働きかけも行い,当該児童・生徒との信頼関係を築いていくという取り組みをしていくことになるんだと思っています。 850: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 851: ◯ 18番(亀井 和美議員) しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  次の質問に行きます。  「遊び」から「学び」に変わり,授業中椅子に座っていられない子供が続出する「小1プロブレム」,そして足し算,引き算,掛け算,割り算と一通り学んだ後の小学校4年生が算数の壁と言われる4年生でのつまずき「小4ビハインド」,そして,思春期を迎え学習面でも身体面でも大きく変わる時期である中学校生活になじめない「中1ギャップ」,子供たちにとっては多くの困難が待ち受けています。  中でも「中1ギャップ」は,小学校から中学校に進学したときに学習内容や生活リズムの変化になじむことができないで,いじめが増加したり不登校になったりする現象が起こると言われています。小学校では元気だったお子さんでも不登校になってしまうケースがあると聞きます。子供が中学校に入学した際,多くの保護者が「小学校と中学校は違う」と感じています。そういう中で環境が変化したことに対応できず,生活習慣の乱れとしてあらわれる可能性が考えられます。  こういう中で,増加傾向にある中学校の不登校に対する中1ギャップについての狛江の現状をお聞かせください。 852: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 853: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 小学校第6学年3月末の不登校児童数と,その学年の児童が中学校に進学し,子供たちが小・中学校の学習環境のギャップを感じると推察される第1学年6月末時点での不登校生徒数を比較すると,平成22年度3月末の6学年の不登校児童数は7名でしたが平成23年度6月末の中学校第1学年の不登校生徒数は4名でした。  同様に,平成23年度3月末で4名だったのが翌年度6月末で4名,平成24年度3月末が3名,翌年度6月末4名,平成25年度末5名が翌年度6月末2名でした。  この数値からは,狛江の中学校第1学年生徒全体を見て,いわゆる中1ギャップによる不登校発生率は危機的な状況ではないと認識しております。しかし,中学校全体の不登校者数は,先ほどの答弁どおり小学校に比べ増加しておりますので,引き続き不登校児童・生徒を出さないための取り組みは重要であると考えております。 854: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 855: ◯ 18番(亀井 和美議員) 中1ギャップによる不登校の発生は危機的な状況ではない,このような御認識です。それは小・中の連携がうまくいっているということでしょうか。具体的に小・中の連携,どのように図っているのかお伺いします。 856: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 857: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 生活指導に関しましては,第1回のQ-U結果を活用して毎年7月に,中学校区ごとに中学校第1学年生徒の適応状況を中心とした情報交換を行っています。学習指導に関しましては「かけはしプロジェクト」として小・中学校の教員が授業研究を通して小・中の滑らかな接続についての研究を深めたり,2学期に小学校教育研究会と中学校教育研究会とが合同で授業研究を実施したりしています。  また,小学校卒業期には小学校6年生担任と中学校教員とが,6年生の児童全員についての生活指導や学習指導に関する情報交換を行っています。  加えて校長会,副校長会,教務主任会等の主任会や各種研修会を原則小・中合同で行うように計画しており,教員同士の日常的な連携も図っています。 858: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 859: ◯ 18番(亀井 和美議員) そういう連携を図っておられる中で課題というのはあるのでしょうか。 860: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 861: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 課題といたしましては,日常的な教育活動において小・中学校教員の連携や児童・生徒の交流を一層進めることが挙げられます。さきの答弁のとおり,教員につきましてはこれまでも連携を図ってきております。児童・生徒につきましては全ての学校ではありませんが,小学生による中学校の体験入学や,小学生が中学生の合唱を聞いたり,小・中学生が一緒に歌ったりするなどの合唱を通した交流,清掃活動を通しての交流などを実施しているところです。  今後につきましては,現在実施しているさまざまな教員連携の内容をより一層充実させるとともに,児童・生徒の交流につきましても小・中学校で広く交流が図れるように努めてまいります。 862: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 863: ◯ 18番(亀井 和美議員) 中学生の3年間は長いようで非常に短いと言われています。その中学1年生の「中1ギャップ」と言われる不登校,中学2年生では「息切れ」の不登校,中学3年生では「プレッシャー」による不登校。このように,不登校からの学校復帰をどの学年でというのはとても難しいという観点があると思います。  不登校の要因や背景が複雑また多様化している現状において,不登校の解決には多面的また多角的に児童・生徒を理解することが重要であります。不登校児童・生徒の対応を担任の先生1人に任せることなく,教員同士が連携して早期発見・早期対応のために具体的な対策を行うことが重要であると思いますけれども,そのためにとして教職員への支援はどのように行っているのかお伺いします。 864: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部理事。 865: ◯ 教育部理事(吉田 知弘君) 不登校児童・生徒に対応する教員への支援としましては,さきの答弁のとおりスクールカウンセラーや家庭と子供の支援員,スクールソーシャルワーカー等の人的支援があります。また環境面での支援といたしましては,不登校状態の解決に向け第一義的に児童・生徒やその保護者と直接かかわることになる担任教諭に対し,担任教諭が1人で抱え込むことがないよう校内の分掌組織や関係機関との連携を図りながら組織的に対応するよう各学校に助言しているところです。 866: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 867: ◯ 18番(亀井 和美議員) 文科省は7月9日に「不登校に関する実態調査」,これは平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告を公表しました。調査は平成18年度当時中学3年生で不登校だった4万1,043人を対象に調査を行いました。  それによりますと,不登校の理由,「無気力で何となく学校に行かなかった」,これが43.6%,「体の調子が悪いと感じたりぼんやりとした不安があったりした」42.9%,「嫌がらせやいじめをする生徒の存在や友人との関係性」が40.6%,「生活リズムが乱れていた」33.5%が挙げられており,これらの結果を踏まえまして,不登校継続の理由としては1番目に「無気力型」,2番目に「遊び・非行型」,3番目に「人間関係型」,4番目に「複合型」,5番目に「その他型」,この5種類に分けられることがわかったというふうに言われています。  そして,不登校のまま中学校を卒業した人の約4割が「不登校だったことを大人になってから後悔している」,このことが文科省が13年ぶりに実施した追跡調査でわかりました。  「後悔した」と言っている人たちの声としては,「逃げ出さずに学校に行っていればよかった」「普通の高校に行っていたら別な人生を進めた」「学力がついていないから高校にも行けず,そのために専門学校にも進めなくなってしまった」,また「勉強がおくれただけでなく友人関係もなくなってしまった」,また「未熟な自分は対人関係の経験が乏しく,学力面でもおくれ一般知識にも乏しい点が悔やまれる」,このような声がありました。  小学校で不登校だった子供たちは友達をつくることが苦手です。一番怖いのは社会性が身につく機会が全くなく,社会に出たときに潰されることや自信喪失,人間不信により社会に出られないとのことではないかと思います。  マイナス要素の不登校とひきこもりは,社会性の欠如という意味では大きな人生のロスでもあります。人生をたくましく切り開いていく経験がカットされているために,重い出来事に直面したときに対処し切れずに潰れてしまっています。小・中学校での不登校が原因と言われています。私は狛江から不登校をなくしたい,このように思いますが教育長はいかがお考えでしょうか。 868: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 869: ◯ 教育長(有馬 守一君) 教育委員会としましても不登校児童・生徒のいない学校づくりというのを目指しているわけでありますけれども,今やりとりの中にありましたように残念ながらいまだ不登校児童・生徒が出現しているということも事実でございます。  今後の対策でありますけれど,今実施中のものも加えて,さらに一歩踏み込んで担任や学年主任任せ─学年任せというんですか,長期化するに従って,そういうふうに任されて,ひどい場合は存在を忘れられていくと,そういうケースも生じるわけでありまして,こうしたことを防ぐために,この問題にかかわる関係者あるいは関係機関が当該児童・生徒に関する情報をまず集約・共有すると。そしておのおのの役割といいますか,学校復帰に向けた役割を確認し合ってまた散っていくという,私は「ケース会議」ないしは「支援会議」と呼んでおりますけれど,こういったものを定期的に開催して,決してこの問題が埋もれないようにしていくという対策が今後重要になるのではないかなというふうに思っております。  いろいろな形で不登校の子供たちが出校できる学校環境をつくると同時に,先ほど理事からありましたように適切な登校刺激というのを組織的な協力のもとに講じていくということが必要なんではないかなと思っています。 870: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番亀井議員。 871: ◯ 18番(亀井 和美議員) しっかりとお聞きしました。ありがとうございます。  二十を過ぎても家から出られない青年とか働きたくても学歴がないために就職できない,そういう若者からの御相談をいただくことがあります。狛江の,また日本の未来を担う青年たちでありますが,学校に行っていれば別の人生があった,と不登校だったことに後悔の念があふれ出ることのないように今本当に不登校対策に全力で取り組んでいただきたいと申し上げて全ての質問を終わります。 872: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 873: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明6日と明後7日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 874: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明6日と明後7日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は12月8日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時19分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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