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平成25年第2回定例会(第9号) 名簿 開催日: 2013-05-28
平成25年第2回定例会(第9号) 本文 開催日: 2013-05-28

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2013-05-28 平成25年第2回定例会(第9号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 855 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 2 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 3 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 5 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 7 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 9 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 11 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 13 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 15 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 17 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 19 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 21 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 23 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 25 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 27 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 29 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 21番(田中 智子議員) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 128 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 130 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 132 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 134 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 150 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 153 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 157 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 158 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 160 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 161 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 162 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 164 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 165 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 166 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 168 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 169 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 170 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 172 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 173 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 174 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 175 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 176 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 177 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 178 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 179 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 180 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 181 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 182 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 183 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 184 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 185 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 186 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 187 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 188 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 189 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 190 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 191 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 192 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 193 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 194 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 195 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 196 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 197 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 198 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 199 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 200 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 201 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 202 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 203 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 204 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 205 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 206 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 207 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 208 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 209 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 210 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 211 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 212 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 213 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 214 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 215 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 216 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 217 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 218 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 219 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 220 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 221 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 222 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 223 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 224 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 225 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 226 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 227 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 228 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 229 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 230 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 231 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 232 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 233 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 234 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 235 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 236 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 237 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 238 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 239 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 240 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 241 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 242 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 243 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 244 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 245 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 246 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 247 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 248 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 249 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 250 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 251 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 252 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 253 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 254 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 255 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 256 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 257 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 258 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 259 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 260 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 261 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 262 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 263 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 264 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 265 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 266 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 267 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 268 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 269 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 270 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 271 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 272 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 274 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 275 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 276 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 278 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 279 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 280 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 282 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 283 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 284 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 285 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 286 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 287 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 288 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 289 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 290 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 291 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 292 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 293 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 294 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 295 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 296 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 297 : ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 選択 298 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 299 : ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 選択 300 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 387 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 388 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 389 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 390 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 391 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 392 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 393 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 394 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 395 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 396 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 397 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 398 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 399 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 400 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 401 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 402 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 403 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 404 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 405 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 406 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 407 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 408 : ◯ 10番(岡村 しん議員) 選択 409 : ◯ 議 長(石井 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福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 508 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 509 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 510 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 511 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 512 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 513 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 514 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 515 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 516 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 517 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 518 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 519 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 520 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 521 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 522 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 523 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 524 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 525 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 526 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 527 : ◯ 市 長(高橋 都彦君) 選択 528 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 530 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 531 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 532 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 533 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 534 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 535 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選択 577 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 11番(宮坂 良子議員) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 582 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 583 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 584 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 585 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 586 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 587 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 588 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 589 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 590 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 591 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 592 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 593 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 594 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 595 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 596 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 597 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 598 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 599 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 600 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 601 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 602 : ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 選択 603 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 604 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 605 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 606 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 607 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 617 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 618 : ◯ 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660 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 661 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 662 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 663 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 664 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 665 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 666 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 667 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 668 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 669 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 670 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 671 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 672 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 673 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 674 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 675 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 676 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 677 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 678 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 679 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 680 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 681 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 682 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 683 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 684 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 685 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 686 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 687 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 688 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 689 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 690 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 691 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 692 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 693 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 694 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 695 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 696 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 697 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 698 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 699 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 700 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 701 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 702 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 703 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 704 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 705 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 706 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 707 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 708 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 709 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 710 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 711 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 712 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 713 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 714 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 715 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 716 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 717 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 718 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 719 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 720 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 721 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 722 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 723 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 724 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 725 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 726 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 727 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 728 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 729 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 730 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 731 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 732 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 733 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 734 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 735 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 736 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 737 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 738 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 739 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 740 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 741 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 742 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 743 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 744 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 745 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 746 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 747 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 748 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 749 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 750 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 751 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 752 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 753 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 754 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 755 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 756 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 757 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 758 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 759 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 760 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 761 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 762 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 763 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 764 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 765 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 766 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 767 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 768 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 769 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 770 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 771 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 772 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 773 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 774 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 775 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 776 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 777 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 778 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 779 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 780 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 781 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 782 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 783 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 784 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 785 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 786 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 787 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 788 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 789 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 790 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 791 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 792 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 793 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 794 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 795 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 796 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 797 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 798 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 799 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 800 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 801 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 802 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 803 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 804 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 805 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 806 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 807 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 808 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 809 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 810 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 811 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 812 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 813 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 814 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 815 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 816 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 817 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 818 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 819 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 820 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 821 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 822 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 823 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 824 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 825 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 826 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 827 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 828 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 829 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 830 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 831 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 832 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 833 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 834 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 835 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 836 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 837 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 838 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 839 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 840 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 841 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 842 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 843 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 844 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 845 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 846 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 847 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 848 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 849 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 850 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 851 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 852 : ◯ 16番(小野寺 克己議員) 選択 853 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 854 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 855 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ― ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。21番田中智子議員。     〔21番 田中智子議員登壇〕 3: ◯ 21番(田中 智子議員) 1問目,和泉多摩川緑地の都立公園化について伺います。  昨年の補正予算で行った土地利用現況調査の結果がまとまったと聞いていますが,その内容をまず教えてください。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 5: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 土地利用現況調査につきましては計画地内の現況を調査いたしまして,収集したデータを業務で使用していますGISシステムに入力することで,今後さまざまな検討を行う中で必要なデータを出力できるようにするために実施しております。  必要な作業が終了いたしましたので,今後具体的な作業を進める中で必要なデータを容易に作成できるようになりましたので,有効に活用していきたいというふうに考えております。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 7: ◯ 21番(田中 智子議員) それでは再質問させていただきます。  収集したデータを業務で使用しているGISシステムに入力するというお話でした。GISシステム,地理情報システムですよね,コンピューター上に地図情報やさまざまな付加情報を持たせ作成・保存・利用・管理し,地理情報を参照できるように表示・検索機能を持ったシステムということで,そこにデータを入れることによっていろいろなシミュレーションもできるし,いろいろな他部署との連携もできるようになるということで,そういうことに調査した内容を盛り込んだということだというふうに理解しました。  それでは現段階で,まず1つに和泉多摩川緑地全体の面積,2つ目に市有地と水道局用地及び防衛省の施設などの合計の面積,3つ目に和泉多摩川緑地全体の民間住宅戸数など,具体的にどういう内容で結果がわかったのでしょうか。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 9: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 個別具体の数値につきましては,今後さらに精査していくということで,実測しておりませんので,あくまでもデータ上の集積になります。都市計画図に和泉多摩川緑地として示された範囲の面積につきましては約19ヘクタールということで,20.3ヘクタールより若干少ないことになります。  また,市有地や水道局用地及び防衛省の施設などの公的用地を合計した面積につきましては,約9ヘクタールということになりました。それから敷地内の建築物の戸数につきましては,約500棟程度ということでございます。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 11: ◯ 21番(田中 智子議員) それでは今までわかっていたこととの違い,またこの調査でわかったことについてはいかがでしょうか。
    12: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 13: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 和泉多摩川緑地内の今までの把握状況に比較しまして,都市計画道路3・4・17号線,これは昨年12月に開通いたしましたけど,そのような現状が大きく変化している中での直近の土地利用の現況を把握できたこと,それからまたその結果を地理情報システム,先ほどのGISによりまして今後の検討に多角的に活用できるところがこの調査の大きな成果であると考えております。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 15: ◯ 21番(田中 智子議員) 先ほど数値について御答弁がありました。和泉多摩川緑地全体の面積というのが約19ヘクタール,先ほど部長もおっしゃいましたけれども,従来20.3ヘクタールと言われておりましたので若干少ないということがわかったということと,市有地及び水道局用地及び防衛省の施設などの面積の合計は約9ヘクタールということで,都立公園に必要とされる10ヘクタールの面積よりはあと1ヘクタール足りないという現状だということがわかったということですね。  あと,民間の住宅戸数については,約400戸というふうに今まで言われていたと思うんですけれども,それよりも100棟余りふえているということで,民間の住宅もかなり多いという状況がわかったということだと思います。  それで,私どもは3月の予算特別委員会の中で質問いたしました。都市整備課長が,調査結果を踏まえまして,方向性を25年度に多角的に示していきたいというふうに答弁されています。市長の所信表明においても整備計画を作成したいというふうにしております。これはいつごろをめどに整備計画をつくる予定でしょうか。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 17: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今のところ正式に決定しておりませんけれども,検討の上決定していきたいということで考えております。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 19: ◯ 21番(田中 智子議員) それでは現在検討内容に上がっていることは,どのようなものでしょうか。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 21: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 和泉多摩川緑地の都立公園化に向けてはさまざまな視点からのアプローチが必要でありまして,具体的な検討作業はこれから進めていくこととなりますので,その内容につきましては現段階ではお答えすることはできません。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 23: ◯ 21番(田中 智子議員) 現段階では答えられないということなんですよね。いずれにしても具体的な検討作業はこれからだということは承知していますし,これからだとしても少なくとも検討内容,これは明らかになっているんだと思うんです。例えば都立公園とした場合の10ヘクタールの考え方について,先ほど現況調査の中では約9ヘクタールということですので,それ以外の土地をどうしていくのかというようなこと,また防衛省のスポーツ施設などの関連施設の扱いについて,また都市計画道路の扱いについてということでこれまでも御答弁があったものと思います。検討内容ぐらい答えられるというふうに思うんですけれども,再度御答弁をお願いします。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 25: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今後具体的な検討作業を進める中で課題等につきましても明確になってまいりますので,今回具体的なデータを,足りないものとか,ある程度やっと確認できたところでございますので,それも新たな課題ということで,一つ一つその課題を整理していかなければいけないということで考えていきたいと思っております。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 27: ◯ 21番(田中 智子議員) ことし3月の予算特別委員会で鈴木議員が,都立公園化に向けて10ヘクタールの公園等の面積は確保できるのか,と質問したことに対して建設環境部長が,関係機関で今後調整しなきゃいけない問題,あと都市計画道路ができましたので,それに対する都市計画上のいろいろな問題,そういうものを調整していかないといけないとの御答弁でした。  また市長は,現況の変化に対応した都市計画決定の変更をお願いする必要はあるのかなと考えているということで,都市計画決定の変更が前提となるとの認識を示されました。  最大の課題は都市計画決定の変更であるということは,ここに来て明らかになったと思います。その場合でも,範囲をどうするのか,また緑地の面積を挟める場合にはそれをどうするのかなど,クリアすべき課題というのはたくさんあると考えます。それについて既に検討されているというふうに思いますし,各部署との調整があるとはいえ,そのような課題があると思うんですけれども,認識を伺います。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 29: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 御指摘の都市計画決定も含めて,課題等につきましては今後の具体的な検討を進める中でさまざまなものが想定されますので,そこでの整理が必要であると思っております。明確になった段階でお示しさせていただければと思っております。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 31: ◯ 21番(田中 智子議員) 今検討中だから,具体的な検討内容についても課題についてもこれからだということなんですね。御答弁いただけないということは大変残念ですし納得はいきません。  市長は3月議会での鈴木議員の一般質問に,要は市の姿勢を見せられるかどうかだというふうに答弁されました。市長に伺いますけれども,市の姿勢を見せるということは,具体的にはどのようなことを想定しているんでしょうか。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 33: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 建設環境部長が申し上げたとおり,現在内部的には多角的な検討を進めているところでありますけれども,私は狛江市がこれまで都立公園化を要望しながら,全く信じられないことながら都市計画変更の手順すら全く放置されてきたということは驚きだと思っています。そういう意味で予算特別委員会で申し上げたわけでありまして,そのために全くそういう手順なしに都立公園化の要望ということ自体が,都側から本気に取り上げてもらえなかった最大の要因だと思っております。  したがいまして,緑地から都市公園への都市計画変更に向けた具体的協議に向けて,現在都側との協議を進めているところでありまして,狛江市の姿勢は,既に東京都の関係部局であります建設局,都市整備局,水道局,財務局,総務局及び担当副知事から姿勢については十分に認知されているところでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 35: ◯ 21番(田中 智子議員) ありがとうございました。  今市長から,この間何もやらなかったから手順もなしにというようなお話がありました。しかしこの間,この都立公園化の問題についてはいろいろな経過があるんですよね。議会でも署名,さらに陳情が採択されて意見書も上がるというような状況でした。そのとき,そのときで,例えば都からの買い取りの要請があったときには,その問題にどう対処するのかということでプランをつくって,どうしようかということをずっと検討してきたわけです。そういうさまざまな経過があって,それで現在に至っているわけなんです。決して何にもしてこなかったわけではありませんし,手順がなかったわけではないということは申し上げておきたいと思います。  私が懸念するのは,市の姿勢を見せるといった場合に,以前都道3・4・17号線の開通に当たって,非公式だということではありますけれども,都道周辺道路の緑地の指定を解除して,建物が建つようにならないかというような話があったと聞いております。都立公園を整備する約束を取りつけるかわりに一部買収するとか,緑地の指定の解除だとか,狛江市にとっては重大な影響を受ける可能性のあることが持ち出されないとは限りません。  狛江市にとって大きな影響を受ける可能性がある場合には,遅滞なく議会とか関係する住民への情報公開を行うよう求めるものでございます。市長は,都の関係部署については十分市の方向については認識されているということを今おっしゃいました。であるならば,こうした途中の情報公開,今御答弁があったように質問しても答弁されないと,最初まだ検討を始めたばかりということもありますけれども,やはり適時,途中の経過も含めて,きちっと議会とか関係住民に情報公開するという姿勢はぜひとっていただきたいというふうに思います。  そのことを申し上げた上で都市計画決定の変更を行う場合の手続について確認させてください。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 37: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 都市計画の決定手続につきましては,都市計画の案を作成する場合に必要があると認めるときには,公聴会,説明会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとされております。都市計画の案を作成した場合には,東京都との協議を行った上で案を公告・縦覧しなければなりません。住民等は縦覧された都市計画案について意見書を提出することができます。その後に市の都市計画審議会の議を経まして決定するものとされております。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 39: ◯ 21番(田中 智子議員) 一般的には変更の手続にはどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか,一般的で結構ですのでお答えください。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 41: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 一般的にということで御質問でございますけれども,都市計画の変更につきましては,変更しようとする個別具体の都市計画事業の内容,それぞれの事業によって要する時間も変わってまいりますということで,東京都との協議が必要であるといったように相手のある話でありますので,どのくらいの時間がかかるかにつきましても具体的な,半年とか1年とか,そういうようなものは一般論では言えないところでございます。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 43: ◯ 21番(田中 智子議員) 一般論では言えないということでした。具体的には大体1年とか2年とか1年半とか,そのぐらいの時期になるのかなというふうに推察はされますけれども,再度伺うんですけれども,市民への情報提供,また関係者との調整,また議会への報告については,先ほど要望もしましたけれども,どのようにお考えになっているのかについて伺います。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 45: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 詳細につきましては今後の作業内容及び進捗状況等に左右されますけれども,適宜適切に行ってまいりたいと考えております。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 47: ◯ 21番(田中 智子議員) 適宜適切にというお答えですけれども,何度も同じ話になりますけども,今回の質問のように相手のあることだからとか,調整が必要だからと質問にも答えられないのはどうかなというふうに思います。全て計画がまとまってからではなくて,その途中経過も含めて適切に情報公開を行っていただきたいというふうに思います。これはもう1回御答弁をお願いいたします。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 49: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほども申しましたとおり,現在あくまでもデータを整理したという段階でございます。今後案を東京都と連携しながら調整していくという形になるかと思いますので,その都度ある程度進んだ段階で報告させていただきたいというふうに思っております。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 51: ◯ 21番(田中 智子議員) しっかりお願いしたいと思います。  この問題の最後に,市長の公約問題についてお伺いいたします。  3月の予算特別委員会での市長の答弁,また一般質問での答弁などを改めて見てみますと,この公約問題で市長は,選挙公約に書いたことについて,一つ一つ温度差があるのは間違いないところ。その分類からいうと4年間かけて道筋をつけるべき大きな問題である,と答弁されております。しかし選挙公報,御自身のビラでは,「4年間で私はやります」というふうに書かれておりますよね。狛江高校脇の水道局用地問題を解決して,防災機能を有する市民運動場を整備します,としております。道筋をつけるのなら,本来なら4年間で道筋をつけると書くべきだったと思います。  公約はあくまで市民との約束ですから,誠実に対応すべきだというふうに思います。仮に市長がおっしゃるように,この4年間で都市計画変更をスケジュールにのせること,さらに都において都市計画公園建設に向けた調査費が計上されるとした場合でも,実際の公園整備の以前の段階でも暫定的な土地使用,それによって市民のための市民運動場の整備ということを求めるなど,都に要求する,それも実際に市民が使用できるようにするところまで誠実に対応すべきだというふうに思うんですけれども,それが公約に対する誠実な態度だと考えますが,この点についてはいかがでしょうか。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 53: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 公約の読み方については常識的に読んでいただければよろしいわけでありまして,予算特別委員会で鈴木委員に対する質問に答弁しましたとおり,昭和17年の和泉多摩川緑地の都市計画決定の変更をスケジュールにのせること,または都立公園建設に向けた調査費が都において計上されること,そこまでいけば狛江市民にとっては,本当に今までの懸案事項がかなりはかどったというふうに理解していただけると私は思っています。この16年間の空白に比べれば本当に画期的なことだと私は考えております。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 55: ◯ 21番(田中 智子議員) 読み方を,常識的に読んでいただきたいということなんです。改めて読ませていただきますと,「4年間で私はやります 即断・即決・即行動」なんです。それで6の「停滞から躍動へ まちが変わります」ということで,先ほど読んだような「狛江高校脇の水道局用地問題を解決」ということで,「狛江市の財源支出を極力少なくした,防災機能を有する市民運動場を整備します。」というふうになっているわけです。どう見ても4年間でやりますということにしか見えないんです。  そういうことでいうと,確かに都市計画変更をスケジュールにのせる,動いているなということはわかるとは思うんです。ただ公約はあくまで市民運動場の整備ということですので,先ほど仮にと前置きして言いましたけれども,実際にスケジュールにのった段階で具体的な暫定使用,土地の使用について経験があるわけなんです。元市長の時代に,都から暫定的にスポーツ施設として,運動場として借りていた経過もあります。  そういうことを考えれば,そこまできちんと公約にのせた以上対応すべきだというふうに私は言ったつもりなんですけれども,再度御答弁お願いします。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 57: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私の公約を改めて読み直してみて,やはりあなた方は勝手な解釈をされているというふうに思うんですが,「失われた16年を取り戻すために 「4年間で私はやります 即断・即決・即行動」」というふうに書かせていただいているつもりであります。これが大目標でありまして,失われた16年を取り戻すという意味からすると,都市計画の変更にのせるだけで十分に16年間を取り戻すことにはなっていると思っております。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 59: ◯ 21番(田中 智子議員) それは非常に詭弁だと思うんです。道筋をつけるなら,やはり道筋をつけるというべきだと思うんです。4年間でやりますと言って出した以上は,市民はこれを見て判断するわけですから,公約というのはそういう重みを持ったものだと思うんです。それで今こういう政策を公約している市長に託してみようかなというふうに思われる人も多いのではなかったのかなと思うんです。そういう意味で非常に残念な状況ではあると思います。  公約に対しても4年間でやるというようなものに対して,あくまで最後までここで終わるということではなくて,具体的なところまでできるように対応するということを私どもは求めているわけですけれども,それが誠実な態度だろうというふうに求めているわけですけれども,それは非常に残念なところでございます。  この都市計画公園の都立公園化については,これからも機会を捉えて質問していく決意を述べまして,1問目は終わりたいと思います。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中智子議員。     〔21番 田中智子議員登壇〕 61: ◯ 21番(田中 智子議員) 2問目,「誰でも学び活動できるまちづくりを」と題しまして,図書館と公民館の充実について伺います。  公立図書館は乳幼児から高齢者までみずから学ぶことができる場であるとともに,住民が情報を入手し芸術や文学を鑑賞し,地域文化の創造にかかわる場であります。公立図書館は,住民は誰でも無料で利用することができる場所であり,図書館を設置し図書館サービスを実施することは地方公共団体の責務です。  また情報化社会にあって,2005年1月には図書館をハブ─中核とか中継などの意味でありますが─としたネットワークの在り方に関する研究会が「地域の自立を促す21世紀型社会にあって,「知」を循環させる拠点として,多種多様な資料や情報が集積する公立図書館を“ハブ”とした地域公共ネットワーク整備が必要不可欠なものとなる。」として,「地域の情報ハブとしての図書館-課題解決型の図書館を目指して-」という研究成果を国に提言しております。  こうした流れの中で今後の図書館を考える上で大きな示唆を与える本があります。2003年発行,ジャーナリストの菅谷明子氏の「未来をつくる図書館」,これですけれども,「未来をつくる図書館-ニューヨークからの報告-」です。少し長くなりますが,本の内容を抜粋して紹介させていただきたいと思います。  アメリカの公共図書館の活動は極めて先進的で,その多彩なサービスは世界のモデルとしても知られている。地域に根ざしているのも特徴で,市民にとっては極めて身近な存在だ。実際,図書館についての調査を進めるうちに,図書館とはかつてイメージしていたような単に本を無料で貸し出す場などでは決してなく,市民一人一人が持つ潜在能力を引き出し,社会を活性化させる極めて重要な装置であることを改めて考えさせられた。「図書館がなかったら今の自分はなかった。」,実感を込めてこう語る人たちに,調査中に何人出会っただろうか。  実際,世界に知られるゼロックスのコピー機や,ポラロイドカメラ,世界最大発行部数を誇る「リーダーズ・ダイジェスト」も図書館から世に送り出されたものだ。  ニューヨーク公共図書館は,社会科学や文学の分野でもノーベル賞作家など,多数の人材を輩出し,芸術家をも支えている。舞台芸術に特化した研究図書館の舞台芸術図書館,ビジネスに対する支援体制が整っている科学産業ビジネス図書館など,研究図書館4館と地域に根ざした活動を行う85の地域分館がある。分館には「医療健康情報センター」が置かれ,健康維持や病気の治療の際に最良の選択ができるよう書籍からデータベースまでを充実させ,関連講座も開催している。また,就職や転職・スキルアップを目指す人たちに対しても,様々な支援を行う。市民が経済的に自立し,キャリアを形成していくことは,長期的に見れば地域経済や社会保障にも関わってくる。図書館には「ビジネス司書」という人もいるとのことです。  さまざまな具体的な事例が紹介されています。その上で「組織から個人へ。こうした急速な社会環境の変化の中,公共図書館の充実は,(1)組織の後ろ盾をもたない市民の調査能力を高める,(2)新規事業の誕生を促し,経済活動を活性化させる,(3)文化,芸術関連の新しい才能を育てる,(4)多様な視点から物事を捉え,新たな価値を生み出す,(5)コンピューターを使いこなす能力をはじめ市民の情報活用能力を強化する,といった効果をもたらすであろう。社会の急速な変化に対応するためには,個人がパワーをつけることが今後ますます重要になる。そのためにも,眠れる人材を支援し,それを社会に還元するためのシステム,「知のインフラ」としての図書館を今こそ見直すべきではないだろうか。」と序章の結びに書いておられます。  また,日本の公共図書館を進化させるために具体的に何をすべきかとして,1)公共図書館のイメージを変えること。なぜ公共図書館が大切なのか。図書館を使って何ができるのか,市民だけでなく政策担当者などに広くアピールする必要がある。  2)様々な団体とのネットワークづくり。団体との関係を深め,幅広く地域の情報を集めていく方法もあるのではないか。  3)専門家の育成。日本の公共図書館,自治体に望むのは,市民の情報ニーズを把握し,それに沿ったサービスができるよう編集能力や企画能力を持つ司書を配置することと提案しております。  私はこの本を読んで大変驚くと同時に,図書館の大きな可能性を改めて認識してわくわくするような興奮を覚えました。言われているようなことは一朝一夕にはできることではありませんし,課題もたくさんあると思います。しかし大きな示唆を与える内容と思います。これからの狛江市立図書館の可能性に対して,今後ともそうした立場から提案していきたいと思っております。  そこでまず改めて,狛江市立図書館の役割,今日的位置づけについての認識を伺います。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 63: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 役割につきましては,図書館資料や情報を収集・保存して利用者の要求に応じて提供する公共的サービス機関と捉えております。現在の位置づけとしては,社会事情,科学技術の急速な変化と発展により,既成の知識,技術が急速に進み,生涯学習,調査研究の場としての必要性が高まっていると認識しております。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 65: ◯ 21番(田中 智子議員) それでは2問目の再質問をさせていただきます。  今,必要性が高まったということが御答弁されました。狛江市の後期基本計画の中でも,生涯学習の分野において,「生涯学習に関する情報の提供・発信を通じて,市民の生涯学習環境を整備し,市民一人ひとりの自主的な活動を支援していく。」とされております。同時に,より積極的な市民へのアプローチも求めていきたいと思います。  次に現状と課題に対する対応について伺います。先日私は西和泉の旧第四小学校の校舎にある書庫を見学させていただきました。見学して,思っていた以上に本の数が多いというふうに感じました。西和泉書庫にある蔵書の冊数ですけれども,これはどのくらいあるんでしょうか。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 67: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 西和泉書庫には約1万8,000冊の蔵書がございます。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 69: ◯ 21番(田中 智子議員) 市長も見学されてその状況をごらんになったと聞いておりますけれども,どんな感想を持たれたでしょうか。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 71: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 市長就任直後に見学に参りまして,現在よりも整理整頓がされていない状態でした。蔵書の一部がダンボール箱・カラーボックスにも収納されていない状態でありました。その後公共施設整備方針を策定し,中央図書館の移転ということはなくなりましたので,廃棄すべき図書は処分するなど指示しておりますので,今後必要な整理が行われるものと考えております。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 73: ◯ 21番(田中 智子議員) 書架にも入っておらずに現在ダンボール詰めになっている本が多数という状態です。市民のリクエストには対応しているということなんですけれども,現状でも少なくとも書架を購入して整理するなど何らかの対応策が必要だというふうに考えるんですけれども,いかがでしょうか。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 75: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 図書館では6月3日から特別整理期間で,カラーボックスへの収納等整理整頓を進め,廃棄すべき図書は処分するなど限られたスペースを有効に活用できるよう作業を進めていく予定でございます。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 77: ◯ 21番(田中 智子議員) 市長と部長の御答弁を伺いました。それで蔵書数が1万8,000冊というんです。中央図書館の蔵書数を調べてみましたところ,合計が昨年末で17万4,078冊ということなんです。ということは全体の1割が中央図書館内におさまり切れずに西和泉の書庫に置かざるを得ないという状況なんです。これはやっぱり正常ではないんじゃないかなというふうに思うんです。市長に感想をお願いしたところ,感想的なお話じゃありませんでしたけれども,中央図書館の移転はなくなったので廃棄すべき図書を処分するなどの指示をしていると,今後必要な整理が行われていると,そういう答弁がありました。しかし西和泉書庫にあるのは1万8,000冊なんです。幾ら廃棄するといっても,これはなくなるんですか,なくなりませんよね,1万8,000冊もあるのに。そもそも必要な資料は保存しなければならないと思います。やたらと廃棄することはないと思います。  確認したいんですけれども,廃棄処分にするのは一定の基準があると思いますが,大幅にふえるわけではありませんよね,いかがですか。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。
    79: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 廃棄する除籍基準はございます。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 81: ◯ 21番(田中 智子議員) 中央図書館の23年度の報告を見させていただきました。平成19年度から年度別の蔵書の冊数が出ているんです。それを見ましても年度ごとに蔵書の数は多くなっているんです,ふえているんです。それはやはり必然的なものだと思うんです。新書がどんどんふえますし,その一方で集めるべき資料というのがどんどんふえてくるというのは,ある意味図書館の宿命のようなものだというふうに思います。  ですからどこの図書館でも開架書庫,一般に開いている書庫だけではなくて,そのバックヤードとして膨大な閉架書庫,すなわち一般に見えないところで地下にあったり,その後ろに膨大な閉架書庫があるというのが普通なんです。これが整備されているわけです。したがって今後西和泉書庫もふえることはあっても減ることはないというのが言えると思うんです。そういう意味では,根本的な解決にはほど遠いと言わざるを得ないと思います。  その上重要な点を指摘させていただきたいんですが,今多摩川住宅の建てかえ問題が議論されております。ほぼこの3年以内に地区計画を策定するということになると考えます。今調布市の染地のクイーンズ伊勢丹の近くにありますロの16号棟,これが耐震化ができないという結論に達しまして,平成27年度には取り壊しになるということになりました。これを契機にしまして建てかえの世論が加速する可能性が考えられます。  同時にこの間,多摩川住宅,私が住んでいます二号棟では昨年11月,ことし3月の2回住民アンケートが行われました。建てかえる場合,10年以内の建てかえ希望が全体の67%になりました。1回目は10年以上というのが半数でした。わずかの間に住民の意識も変わってきております。この10年以内に建てかえが行われる可能性もあります。そうしたときには行き場所を失った本が多数生まれるということになります。  市長,行き場所を失った本をどうしますか。このことを認められるでしょうか。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 83: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 今西和泉にあるものをそのままにしておくつもりなどは毛頭ありません。それなりの方策は考えて着々と手続を進めておりますけれども,まだ申し上げられる段階ではありませんので,その点についてはしかるべき時期に明らかにしていきたいと思っておりますので,御心配なく。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 85: ◯ 21番(田中 智子議員) 着々と手を打っていて,そのままにするつもりはないとおっしゃるんですけれども,考えてみたときにどこにそのスペースがあるのかなって思うんです。これからの工事ということで考えたら防災センターが1つ考えられる。あとはこの市役所の耐震化によって,防災センターに移ったところの部署があくというような,昨日の質問にもありましたけれども,そういった可能性というのはあるかもしれません。  しかし1万8,000冊の本というのは,私は見させていただきましたけれども3部屋,特別教室3つの部屋を確保して置かれているんです。決して少ない数ではありませんし,それなりのスペースが必要なんです。ということを考えますと,今の段階ではおっしゃられないということですので,その段階になったら報告していただきたいわけなんですけれども,いずれにしても1万8,000冊の大事な図書の資料で,今実際には貸し借りされているわけですけれども,同じように貸し借りしたり,しかもきちっと管理されるということがどうしても必要だというふうに思います。  暫定利用という形で西和泉の書庫に置いていましたけれども,将来は新図書館をつくってきちっと所蔵するという計画が今までできておりましたので,そういうことも必要だというふうに思います。いずれにしましてもやはり十分なスペースを備えた新しい図書館ということがどうしても必要だというふうに私は思います。  次に,狛江市後期基本計画の「4.個別施策 II市民生活 iv生涯学習」「施策の方向性」の指標,「図書館の利用率」「図書館で貸出を受けた個人利用者の数が市の人口に占める割合」について,平成23年度の現状値が19.1%となっております。貸し出しのみに限定した指標が妥当かどうかは別として,目指す方向性としては上向き矢印となっております。今後どのような目標を目指し,その目標を達成するためにどのような手だてをとるのかについて伺います。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 87: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 図書館における親子や乳幼児を対象とした事業を推進,充実させるとともに,子供が読書に親しむための環境整備に努め,また障がい等で何らかの支障のある方が図書館サービス,資料の提供を受けるための支援や,社会人に図書館利用の機会を拡充していく工夫により図書館の利用率を高めていきたいと考えております。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 89: ◯ 21番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  次に年代別図書館利用状況を見ますと,他の年代に比べて51歳以上の方,特に高齢者の割合が少ないというのがデータで見てとれます。公民館に併設して利用しやすい条件があると思うのですが,少ない現状に対してどのように認識されているでしょうか。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 91: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 図書館からの貸し出し者だけで判断すると少なく感じますが,館内で新聞,雑誌などを見るだけの閲覧者や読書調査室の利用者を含めると違った結果になるというふうに認識しております。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 93: ◯ 21番(田中 智子議員) 今の御答弁には苦笑が出るんですけれども,館内での閲覧者などを含めると違った結果になるというふうに言われましたけれども,そもそもゆっくり座って新聞を広げる場所,これもないのが現状なんです。ですから,私はそれも利用率が低い1つの原因なのではないかなと思うんです。  リタイアされてゆっくり図書館に来て,1日いろいろな資料を見られるというのが普通の図書館の姿ですよね。西河原の図書室を見学させていただきましたけれども,そこはスペースがあるんです。座って見られるスペースがあります。ですけれども中央図書館は,小さな椅子はそこそこに置いてありますけれども,座って見られるスペースというのがないんです。そこが市民からの大きな要望でもあるわけなんです。そういう意味で御答弁にはちょっと違うんじゃないかなというふうには思います。  高齢者向けの講座とか利用促進の案内,高齢者コーナーの設置,また高齢者の関心に即した,例えば調布市立図書館で取り上げられておりますけれども,健康・医療情報のコーナーの設置など,利用促進を図る具体的な手だてが必要と考えますけれども,これはいかがでしょうか。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 95: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 現在成人読書活動事業として行っております文学講演会や文学散歩には,多数の高齢者の方が毎年参加されております。また,図書館へ来館いただけない高齢者の利用促進として宅配サービスを実施しております。高齢者の関心が深いと考えられる図書の展示コーナーを図書館入り口近辺に設けるなど今後も工夫していきたいというふうに考えております。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 97: ◯ 21番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  次に,インターネットが今急速に普及しております。図書館でインターネットにアクセスできる環境の整備は急務になっているというふうに考えます。パソコンを数台備えたコーナーの設置を早急に整備すべきというふうに考えますが,これはいかがでしょうか。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 99: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 新たにコーナーを設けることについてでございますが,今年度行われます市民センターの耐震診断結果により,現在の図書館スペースがどのようになるか明らかになるまで不明な部分がございます。特にパソコンの台数などにつきましては,その結果を踏まえて考えていきたいと思います。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 101: ◯ 21番(田中 智子議員) 最小限パソコンは必要だというふうに思いますので,設置をお願いしたいと思うんです。特に自宅にパソコンがない方というのが,図書館に来てインターネットに接続できるというのは非常に大きな図書館の役割でもありますので,その点はぜひ検討をお願いしたいというふうに思います。  次にホームページの充実について伺います。狛江市立図書館のホームページは,開きますと,著名な猫の作家の絵をトップページに持ってくるなど親しみやすく工夫されていると感じております。しかし改善していただきたい点がありますので,提案させていただきます。  1つには,トップページを開いたときに「蔵書案内」とか「利用案内」など,まず出てくる横に並んでいる索引,それから右の縦に並んでいる索引があるんですけども,この案内が非常にわかりづらいんです。例えばハンディキャップがある方のサービスとか,レファレンスのサービスについては案内がありません。最初にあけたときに案内がありません。ハンディキャップサービスについては,「利用支援サービス」をクリックして入って見ないといけません。レファレンスサービスについては,「利用案内」から入るという状況です。また,「こどもページ」については,横にある索引と同じものがまた右側の縦にも配列されていて,両方クリックして見ましたけれども,同じページが出てくるという状況です。  調布市立図書館のホームページの場合は,横に並んだ最初の検索の部分の案内は狛江とほぼ同じなんですけれども,右側に並んだ索引については「子どものページ」「ハンディキャップサービス」「レファレンスサービス」「調布についての情報」「視聴覚資料室」などとなっておりまして,サービス内容についての検索となっておりますので,大変わかりやすい。このようにぜひわかりやすくしていただきたいということです。  2つ目,また「利用案内」の登録についてなんですが,狛江市の場合は「近隣の区・市の方が登録できます。」というふうになっていて,具体的な記述はありません。しかし調布市の場合は,調布市民の場合と狛江市民などの場合,京王沿線6市の協定に基づく登録ということで3つに分かれておりまして,それぞれ具体的な記述があります。例えば狛江市民などの場合には,借りられますけれども制限がありますよというようなことが具体的に書いてあります。少なくとも調布市のように具体的な記述をするべきだというふうに思いますが,これはいかがでしょうか。  3つ目,調布市立図書館のホームページには「市民の手によるまちの資料情報館」というサイトがあります。そこには,「私たちの住む調布には,多くの人々が暮らし,さまざまな歴史があります。調布市立図書館では,これらの情報やまちのさまざまな事柄について,市民自らが調査し,整理し,発信する仕組みづくりに取り組んでいます。」として市民が集めた情報を掲載しております。  このことはこれからの図書館を考える上でも非常に大事な要素と思います。狛江の図書館でも町の情報や写真など,市民からの情報提供によって集められたと思えるものが既に図書館のホームページに掲載されております。今後,市民の力をつけていく取り組みとして調布のような取り組みをぜひ参考にして,地域のことは地域に住んでいる市民が一番よく情報を持っているという観点で,その仕組みづくりについても図書館職員など関係者と協議していただきたいと思いますが,以上,3点についてお答えいただきたいと思います。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 103: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 平成24年7月に図書館ホームページのリニューアルを行いました。現在約10カ月が経過してございます。御意見をいただきました検索や利用案内のあり方につきましては,今後リニューアルを行う時期に,必要か否か改めて検討していきたいというふうに思っております。  また,調布市立図書館のホームページの「市民の手によるまちの資料情報館」,このサイトでございますけども,この部分についてもう少し情報収集して研究していきたいというふうに考えております。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 105: ◯ 21番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  次に今後の図書館の充実について伺います。  2000年以降,ビジネス関連の資料提供とか講座,相談窓口を設けて企業家やスモール・ビジネスを支援するビジネス支援図書館の動きが全国で広がっております。それはさきに登壇で紹介しました菅谷さんの著書で,ニューヨーク公共図書館の活動を紹介したことがきっかけで全国に広がったということなんです。  例えば品川区では「品川区ビジネス支援図書館」を設置しております。そのホームページでは,「品川区では,ものづくり・経営支援課(旧産業振興課)と品川図書館が連携して,区内中小企業の「ものづくり」をサポートするナレッジセンターであり,また企業交流の場となるように,品川区立大崎図書館の2階に「ビジネス支援図書館」を設置しました。区内の中小企業支援ということで,「ビジネス支援図書館」は電気・機械・金属関係の資料が主体なのが特徴です。また,図書館スタッフによる資料・情報の相談業務,データベースやネット検索の支援を行う等の他に,具体的なものづくりや企業活動の相談に応じるNPOによる相談会や講座等で,最新の情報を取得するお手伝いをいたします。」としております。  足立区立竹ノ塚図書館の場合は,ビジネスにかかわる本を一堂に集めてコーナーを設けて,また,就職活動をしている人のために新聞の求人欄と求人チラシを閲覧用にまとめたところ,多くの人に活用されているということです。  調布市では,中央図書館に「ビジネス・仕事支援コーナー」と「就労支援コーナー」があります。  ハローワークがない狛江市だからこそ,こうした就職関連の情報を集めた支援,レファレンスが必要だと思います。例えばビジネス・仕事支援コーナー,就職支援コーナーの設置など,具体的にできるところから始めていく必要があるというふうに考えますが見解を伺います。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 107: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 今後充実すべき方向としては,勤労者を主とした社会人に図書館利用の機会を拡充し,調査研究・課題解決の場を提供していくために他自治体の動向を参考にしながら検討していきたいと考えております。  また,御提案いただきました各種コーナーの設置につきましては,取り組めるところから取り組んでまいりたいと思います。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 109: ◯ 21番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  いずれにしましても単なる本の貸し借りだけでなくてさまざまな新しいサービスを実施しようとすれば,必然的に物理的なスペースの問題であるとか,専門職員の配置など課題に挙げられてくるというふうに思います。  今の中央図書館は残念ながらゆっくり本を読んだり調べものをするスペースさえないという状態で,現在の図書館に対する市民ニーズから考えても,もはや限界状態と言わざるを得ません。一日も早く新図書館が必要だということを要望しておきたいと思います。  次に公民館について伺います。  公民館は市民が自治の主体として学び交流する上でかけがえのない重要な施設です。これからの少子高齢化,情報化社会にあってその役割はますます重要になってくると考えます。公民館の現代における役割についての認識を伺います。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 111: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 公民館は社会教育法に基づく教育機関として,各世代に向けた事業を展開するとともに,市民の自主的な活動のための施設の提供を初めとした支援を行ってきました。多様で複雑化している今日的課題として,新たに青少年の居場所としての機能を持たせるなど,地域にある課題に向き合い,より生活に結びついた学習の場として多くの人が出会い,集い,交流するために使いやすい施設になることを目指し取り組んでまいりたいと考えております。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 113: ◯ 21番(田中 智子議員) 多様なサークル活動などの事業に加えて子育て世代をつなぐ役割とか,主体的に社会にかかわれるような人材の育成などを行うためにも,専門知識を持った職員の配置が必要と考えます。  狛江市立公民館処務規則では,「公民館に,公民館主事を置き,」「公民館主事は,社会教育主事資格所有者をもって充てる。」とされております。社会教育法においては,置くことができるとされた規定より強い義務規定となっているわけです。さまざまな経過があってそうした規定になっていることと思いますけれども,今後ともこうした立場で専門職員の配置を行う必要があるというふうに考えますが,この点ではいかがでしょうか。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 115: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 社会教育法には必置規定はございませんが,狛江市立公民館処務規則第4条第3項の規定に「公民館に,公民館主事を置き,必要に応じて,公民館主事補を置くことができる。公民館主事は,社会教育主事資格所有者をもって充てる。」とありますので,引き続き市長部局に対しましては人事異動等において十分に配慮するよう要請していきたいというふうに考えております。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 117: ◯ 21番(田中 智子議員) ぜひ担当部として必要な要請をしていただきたいと思います。要望しておきたいと思います。  さて,ことし1月に「公民館・図書館再生市民プロジェクト」という会がスタートいたしました。公民館や図書館の活動にかかわってきた方たちが,狛江の公民館・図書館は,どういう施設が狛江にふさわしいか,もっと親しみやすく頼りになる公民館・図書館の充実を目指して,実現を目指して,これまで後期基本計画に対するパブリックコメント,専門家を招いての学習会などを行って,このようなチラシも作成されました。先日市長と教育長に要望書を提出して,市長とは直接会われて要望書を手渡したと聞いております。要望書では,私たちは2015年市民センターの耐震改修時に現施設を高層化(増改築)して十分なスペースを確保し,中央公民館と中央図書館の拡充を図ることが必要だと考え,この要望書を提出するとして,3点の要望をしております。  1つ目は,中央公民館の充実については,中央公民館は市民が利用しやすい場所にあるため利用率が高く,市民が申し込みをしても利用できないことが多い状態が続いています。少子高齢化である今,公民館が地域のつながりをつくる拠点としての役割を果たし,住民自治を担うにふさわしい学びと憩いの場たるよう,会議室や多目的活動室を大幅にふやしてください。  2つ目,中央図書館の充実については,公立図書館は住民自治の実現に必要な情報や資料を提供し,市民の知的生活を支える機関です。しかし狛江市の中央図書館は手狭で,市民要望の多い資料の充実等図書館サービスを十分展開するのは困難です。また,インターネットにアクセスできる環境の整備,高齢者コーナーの新設等情報化社会,少子高齢化社会に対応した新しいサービスの展開が可能となるよう,より広いスペースを確保し,機能を大幅に拡充してください。  3つ目,職員体制の充実と専門職の配置については,公民館が幅広い市民のニーズや地域の課題を吸い上げ,事業や講座を組み立てて提供していくために,その力を備えたふさわしい専門職を配置し,職員体制を充実させてくださいとしております。  公共施設再編方針の見直しや後期基本計画の見直しが行われる中で,公民館・図書館の活動に長く携わってこられた方々が早速こうしたプロジェクトを立ち上げ,あり方を考えていこうとしていることに対して深く敬意を表するものでございます。今回の要望書に対しても全面的に賛同するものです。  そこで伺いますが,市民センターについては今年度耐震診断,2015年度には耐震改修工事の予定となっております。私たちはこの間再三にわたり,充実した新図書館建設を要望してまいりました。三中移転後の図書館建設が中止となった段階では,現市民センターの場所での図書館・公民館の建設についても次善の策として要望してまいりました。  公共施設整備計画での建てかえの計画はないということをこの間御答弁されてきましたけれども,仮に耐震改修が必要となった場合,いずれにしましても施設の大規模改修,そして規模が問題となると思います。その場合増築の可能性,さらに今後の建てかえ時期との関連での費用面での検討も含めた多角的な検討をしていただきたいと思います。  新図書館建設に対する市長の答弁では,大きな状況の変化により必要性が生じた場合,他の方法も考えられるとの答弁でありました。改めてこの機会に増築や建てかえも含めた検討も排除せずに検討していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 119: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 御提案の増築,特に建てかえという形になりますと多額の予算が必要となってくるということがございます。現状では公共施設整備計画に沿いまして図書館,それから公民館の機能並びにサービス提供のあり方を検証した上で,部屋の配置等を検討しながら,まずは耐震改修での対応を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 121: ◯ 21番(田中 智子議員) 現状というのは,部屋の配置を多少動かしただけで問題が解決するという段階ではとてもないと思いますし,実態にも合っていないと思います。  もちろん予算はかかりますけれども,前市長時代の計画でも事業債年間10億円という財政規律を守りながら建設する計画が成り立っていたわけです。やろうと思えばできないことはないんです。まして三中を移転させないで現在の場所に建てるとなれば建設費用だけで済むわけです。  今はエレベーターの工事が必要とか,空調設備の工事が必要ということも言われておりまして,耐震改修以外にもこのような大規模な工事が必要というふうに考えられます。そうであるならば改修工事後何年間今後使用するかについても,慎重に検討してシミュレーションして決定するということで,具体的な予算が必要だからやらないんだという,そういう話ではなくて,さまざまな検討を行った上で決定していただきたい。しかも建てかえの余地も残していただきたいというふうに思うんですが,再度御答弁をお願いしたいと思います。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 123: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 今年度耐震診断をやりますので,その結果を見まして判断していきたいというふうには考えております。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番田中議員。 125: ◯ 21番(田中 智子議員) 耐震化の診断を今やっているところですので,その結果が出てからということにはなるとは思いますけれども,その場合でも,今言ったようなさまざまな検討というのは多角的にする必要があると思います。耐震改修をしたけれども,その後いずれ建てかえしなければならないという時期も来るわけですから,そうなる時期のことも含めて今何が必要なのか,図書館の現状から考えてもニーズには合っていないわけですから,そこのところをどうやって改善するのかということで,ぜひ前向きに検討していただきたいということを強く要望いたしまして,私の質問を終わります。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時04分 休憩     午前10時20分 開議 127: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。22番鈴木えつお議員。     〔22番 鈴木えつお議員登壇〕 128: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 一般質問を行います。  最初は,市長の政治姿勢についてであります。  その1つ,水道道路の歩道の拡幅について最初に伺います。  水道道路は歩道が狭く,この間住民の皆さんから歩道を広げてほしい,車のスピードを抑制してほしいなど数多くの声が寄せられています。  猪方に住む30代の女性は水道道路の近くに住んでいますが,ベビーカーを押したり自転車で歩道を通ると,すれ違うことが難しく道路に出ることになり危険です。事故も多いので子供でも安全な道路にしてほしいと要望しております。  市議会でも多くの会派が水道道路の安全対策について質問してきました。2006年(平成18年)1月24日には,当時の矢野市長名で石原慎太郎都知事宛てに「多摩地域における都市計画道路の整備方針(第三次事業化計画)策定に伴う調布都市計画道路3・4・2号(水道道路)の扱いについて」という要望書が提出されております。この要望書では水道道路について,「歩道幅員が狭く歩車道間段差が大きいため死亡事故も発生するなど安全確保の点からも,都市計画幅員への拡幅整備の要望が非常に強い路線となっています。」と述べ,市内を循環する3・4・16号線との交通ネットワークも指摘しながら,水道道路の事業化を要請しています。そして沿道住民との調整など市を挙げて早期完成に向けた協力体制を確保していくことを述べながら,水道道路との第三次事業化路線にのせることを要望しています。  そして平成18年(2006年)4月に発表されました「多摩地域における都市計画道路の整備方針(第三次事業化計画)」にこの水道道路も位置づけられ,2015年度(平成27年度)までに優先的に整備すべき路線に位置づけられました。
     そしてその直後,2006年(平成18年)6月から2007年(平成19年)2月にかけて水道道路で3件の死亡事故が連続して起こりました。  市議会では水道道路の安全対策が改めて議論となり,2007年(平成19年)3月29日,「水道道路の歩道の拡幅など交通安全対策の強化を求める意見書」を全会一致で採択いたしました。この意見書では,水道道路について,歩道の拡幅など都市計画道路としての整備を促進すること,自動車の速度規制の徹底など交通安全対策を強化することを東京都に求めています。そして昨年6月の市長選挙では高橋市長が「4年で私はやります」という公約の中に,水道道路の歩道を広げますということを掲げております。  水道道路の歩道の拡幅は住民の立ち退きも出てくるので,住民の理解を得るために相当の努力が求められますけれども,この間の事故の発生状況や住民からの切実な声を考えますと,やはり市長はこの「4年でやります」の公約に沿って真剣に努力すべきと考えます。  私も何回か沿線住民の方の意見を聞いてまいりましたが,沿線住民の方も水道道路の歩道が余りに狭く事故が多い道路だということは理解しており,移転の際の補償など丁寧に説明していけば理解していただけるのではないかと考えております。ぜひ水道道路の歩道の拡幅を一日も早く実現してほしいと思いますが,まず都市計画道路としての整備,その後の状況がどのようになっているのかお伺いいたします。  2問目は公契約条例の制定についてでございます。  深刻なデフレ不況を打開するためにも労働者の賃金を引き上げて消費購買力を高め,その力で本格的な景気回復を実現していく,この大きな流れをつくっていく必要があります。この間民間労働者の年間平均給与は1997年の467万円をピークにして年々下がり,2011年には409万円となり,ピーク時と比べますと年収が58万円減る。12.4%も減っている状況でございます。一方,大企業の内部留保金は,1997年度は142兆円であったものが年々積み上がりまして2010年度には266兆円となり,13年間で124兆円もふえております。プラス87%でございます。この大企業の内部留保金の1%を労働者に還元するだけでも,8割の企業で月額1万円の賃上げを実現することができます。  私たち日本共産党は,労働者が額に汗して生み出した富が一部の大企業,一部の富裕層に異常な形で蓄積され,一方で広範な国民が厳しい生活を余儀なくされている,この不公正を正して国民の所得をふやしてこそ,実体経済を立て直し本格的な景気回復の道を進むことができると提案しています。  これは公共事業にかかわる建設労働者の賃金も例外ではありません。厚生労働省の調査によりますと,2012年度(平成24年度)の全産業の男性労働者の年間賃金総支給額が529万7,000円であるのに対して,建設業の男性生産労働者の年間賃金総支給額は391万6,000円であり,26%も低い水準にとどまっています。建設労働者や他の労働者の賃金実態について,市としてどのように認識されているのか伺うものでございます。  3問目は,市民生活の支援についてでございます。  この間何人かの方から就労や納税,債務返済などの生活相談を受け,市の窓口でも相談させていただいております。相談を通じまして改めて就労環境の厳しさや市民生活の厳しさを感じましたので質問させていただきます。  最初に基本姿勢ということであります。  憲法第25条は,「すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と定めております。この憲法の理念に立って生活が困窮している市民に対して,市としてもさまざまな支援を行い,その方が自立できるよう応援をしていくべきと思いますがどうでしょうか,この点についてまず伺うものでございます。よろしくお願いいたします。 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 130: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 鈴木議員の3問目の御質問にお答えいたします。  市民生活を支え,市民の安全・安心を守ることは,市民に最も身近な基礎的自治体としての第一の責務であると認識しております。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 132: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 私のほうからは1問目,水道道路の歩道の拡幅,都市計画道路としての整備,その後の状況ということでございます。  道路管理者であります東京都としまして,今年度の具体的な都市計画道路整備に向けた対応についてということで,まず,航空測量と概略設計に着手するという予定を聞いております。今後,精力的に進めていくということも御回答いただいたところでございます。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 134: ◯ 総務部長(小川 浩志君) それでは2問目の労働者の賃金実態についてどのように認識しているかということでございます。  労働者の賃金の実態につきましては,個別に把握はしてございませんけれども,公共工事設計労務単価につきましては,国の公共工事労務費調査に基づき決定しました公共工事設計労務単価により設定した東京都の労務単価を用いて公共工事の設計を行っているところでございます。  また,市で契約する工事請負以外につきましても契約書約款におきまして,事業者に対し労基法を含めた関係法規の遵守を求めているところでございます。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時30分 休憩     午前10時31分 開議 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。22番鈴木議員。 137: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) では,1問目から再質問をさせていただきます。  私も北多摩南部建設事務所に確認いたしました。工事一課中村さんという方からお話をしていただきました。中村さんのお話では,平成27年度までに事業化すべき路線として既に準備を進めていると。航空測量を実施し地図関係を整理する,概略設計を行った後に市と詰めていきたいと,そういうようにお話をされました。  その後はどうなるんですかとお伺いしたところ,一般的な流れとして,1つは市民説明会を開催すると。それから,現況測量を行っていくと。次が事業認可を受けて,その後用地買収と,そういう流れになるということでございます。  さらに質問いたしまして,平成27年度までに事業化すべき路線というのはどこまで進んだら事業化したことになるのかと伺いましたところ,少なくとも事業認可を得ることだと,そう話していただきました。市としてこういう内容を確認されているかどうかお伺いいたします。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 139: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほど答弁したとおり今年度航空測量と概略設計に着手するということで聞いております。今後とも,市からの要請もあるので精力的に進めていく予定であるというような前向きな回答をいただいているところでございます。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 141: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 一歩前進したということで,これは素直に喜びたいと思います。  もう一つお聞きいたしました。なぜ今まで進められなかったのかということもお聞きいたしました。そうしましたら,今までも進めていたと,北多摩南部建設事務所は7つの市の第三次事業化路線を担当していると。水道道路は平成27年度までの事業化路線になっており,市の要望も高くなっているので準備を進めている,こういうお話でございました。これも素直に受けとめたいと思います。  一歩前進したのはよかったんですけども,ただ市長は水道道路の歩道の拡幅を4年でやりますと公約しております。4年といいますと,平成28年6月までに歩道を広げるということでございます。都のほうは平成27年度までに少なくとも事業認可を得るということでございます。ただ,この事業認可までだと歩道は広がらないと。事業認可を得たその先買収までいかないと歩道が広げられないということでございます。  市長に伺いますけども,この4年でやりますとの市長の公約はどう達成されるのかお伺いいたします。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 143: ◯ 市 長(高橋 都彦君) これまで16年間有効な進展のなかった水道道路の都市計画事業開始に向けて建設局と協議を始めた結果,今年度,先ほど答弁いたしましたように航空測量と概略設計という狛江市民が長い間待ちに待った第一段階の事業がスタートするわけでございます。この後住民説明会等所定の手続が順次進展していくことになり,東京都の予算と事業により歩道の拡幅も徐々に進んでいくことになります。  ただし16メートルの都市計画道路でありますから,沿道の住民の方々にとっては大きな影響がございます。その点につきまして慎重に市としても対応してまいりたいというふうに思っているところであります。したがいまして今年度中に公約の道筋は十分につけられるものと考えているところであります。  また,約300メートルもの区間信号機が設置されていないためにスピード違反が起きやすいことから,就任直後警視庁に要望し,警視庁の恐らく予備費だと思いますけれども予算をつけていただき,車両の流れを変える信号機の設置についてもスピード決定いただいたところであり,既にこの公約については十分にその道筋がつけられているというふうに考えております。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 145: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 道筋はつけられているということですね。公約は水道道路の歩道を4年で広げるということです。ただ市長もおっしゃられましたように立ち退きも出てくるし,住民の理解を得なければならないと。  ただ市長は公約をつくるときに歩道を拡幅すれば住民の立ち退きが出てくること,これも承知の上で恐らく公約したというふうに思います。先ほどの答弁ですと道筋がついたということですが,道筋がついたということは,4年間で歩道が拡幅できるというふうに道筋がついたということでよろしいでしょうか。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 147: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 先ほど田中議員のときにも申し上げましたように,大きな表題として「失われた16年を取り戻すために 4年間で私はやります 即断・即決・即行動」ということであります。すなわち歩道を広げられるかどうかということは沿道住民の方々の権利あるいはいろいろな調整が入ってまいるわけでありまして,そういったことからいって沿道の住民の方々の意思を無視してまで広げられるものではないというのは,鈴木議員ほどの経験を持っていれば十分におわかりのところだと思います。  そういった意味で,恐らく私を支持してくれている人たち,今後支持していただく人たちについては,この意は十分に通じていると考えます。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 149: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 先ほども田中議員に対して,この選挙公報の上の2行だけ読んで述べられたんですけど,大事なのは,私は4年でやりますといって,その下に公約がずらっと書かれているわけです。その5番の2行目に,「事故の多い水道道路は歩道を広げ,自転車や歩行者の安全を確保します。」,このように掲げているわけです。ですからこの公約にどこまで誠実に向き合うかというのが問われているんじゃないかと思うんですが,水道道路は歩道を広げますと書いてありますが,そういう公約を掲げたということは認められますか。 150: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 151: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 文章上表現されているわけでありますから,その書かれているもののとおりであります。そこを読み上げてみますと,「水道道路の安全確保」,「都との信頼関係を回復し」,これは既にできているところであります。それから「歩道を広げ,自転車や歩行者の安全を確保します。」。信号機を設置してもらうことによって,スピード決定してもらうことによって自転車や歩行者の安全も一部確保されるようなことになっている。  「歩道を広げ」という部分については,先ほども言いましたように沿道にお住まいの方々の生活ということがあるわけでありますから,それについては無理のない範囲で歩道が広がっていく,こういうことであります。 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 153: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 沿道の方の生活再建,これは大変大きなものがあります。ですからそう簡単にいかないということも理解できます。ただそのことを理解した上での公約ではないかなと私たちは受けとめております。  私は改めてこれを自分の公約だと思って,どうやったら実現できるのかということで,もう1回この質問をするに当たり沿線を歩いてみました。そうしますと確かに住宅が建て込んでいて,買収にこれは時間がかかるなというところも多かったんですが,一方の畑であるとか,それから駐車場であるとか,あるいはここに計画線が入っているんだとわかっていて,最初からセットバックして家を建てているところとか,空き家らしいところもあったんです。  私は畑だったらできるかなということで,何軒か畑の持ち主にもお話を聞きました。ある方は,反対する人もいるかもしれないけども,私は町のためになることだから協力するよと言っていただきました。思わずありがとうございますと言ってしまいましたけども,そういう方も率直にいます。  それからもう一人の方は,これも畑の持ち主です。反対はしないけれど,2つある畑のうち1つの畑は残った部分がウナギの寝床みたいになってしまうと,それは何とかしてほしいと,こういう要望も出されました。  4年でやりますと,水道道路の歩道を広げますと,普通に考えると,まさに常識的に考えると全線にわたって歩道を広げるというふうに読めてしまうんですけれども,しかしそれは確かに難しい。そういう点では,住民の理解が得られて,先行買収できたところだけでも暫定的に歩道を広げる,そういうことがせめてできないかなと考えていたんです。  水道道路を利用される方は岩戸南とか駒井町から行く場合に水道道路を自転車で通って,それでずっと真っすぐ世田谷通りまで行ってしまう方も確かにいるんですが,大体二中のところで曲がって市役所へ行ったり狛江駅に行ったり,こういう流れが非常に多いんです。ですからその区間の中でもある程度,全線じゃなくても一部の距離のところだけでも暫定的に買収ができて歩道が広がれば,随分助かるんじゃないかなというふうに思うんです。  そういう点から考えますと,一応第三次事業化路線の事業認可までは一応達成したことになるということなんだけど,その先もう一歩行って,先行買収できたところだけでも暫定的に歩道を広げるということを市長の目標にして頑張っていただけないかということですけどいかがでしょうか。 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 155: ◯ 市 長(高橋 都彦君) この都市計画道路は御存じのように東京都の事業として行うものでありますから,東京都に対してできるだけ早くということはあると思いますけれども,先ほど言いましたように権利者の方々の意向その他も十分に尊重しないといけない部分でありますので,そういう立場も考えて,私のほうとしては対応していきたいというふうに思っています。 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 157: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 私の提案です。ぜひそれも含めて公約にどう真剣に向き合うのかということが問われております。高橋市長は職員に向けて,率直さや誠実であることが私の信条だというふうに言っているわけですから,そういう点でいいますと,自分でつくった公約ですから,それに向けて最大限の努力をしていく。一部でも歩道が拡幅されれば公約違反にはならない。公約に真剣に努力した,ただ歩道が拡幅されないとこれは何なのというふうにどうしてもならざるを得ないということで,住民の長年の要望でありますので,もう1回沿線を見てもらって,実際に私は住民の声を聞いてきた中で,そういう協力をしますよとはっきり言ってくれる方もいらっしゃるわけなので,ぜひお願いしたいと,これは要望しておきます。  続きまして安全対策ということで,信号機の設置の見通しについてお伺いいたします。 158: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 159: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 信号機の設置でございますけれども,現在信号機の設置予定箇所につきましては,猪方一丁目3番,4番と猪方二丁目1番,3番に挟まれた交差点でございます。これにつきましては現在警視庁のほうで今年度設置に向けて現状を確認しながら,制御方法も含めて調整中でございます。  市といたしましては信号待ちの車両騒音とか排気ガス等の問題も生じることから,地元の町会と設置箇所の直近の方々に説明に伺いまして調整を行ったところでございます。 160: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 161: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 設置場所は消防団第三分団の詰所のところの交差点ではなくて,その東側の交差点,南北には余り人が渡らない交差点なわけです。ただ警察との調整でどうしても,信号機の距離なので,そこだということになったようでございます。本来,できたら第三分団のところがよかったんですけども,そうなったということですので,ただ押しボタン式だと,ほとんどここは人が通らないので赤にならないということなんです。ですからここにつけるんであれば自動的に赤に変わる,そういうものにしていかないといけないと思うので,その点はぜひ警察のほうに言っていただければと思います。  問題はもっと東側に事故が多いわけです。3回立て続けに事故があったときも全部二中からこまえ苑の間の中で起こったわけで,そこの事故が多いわけです。そこは自転車利用者も多いわけです。そういう点では二中から東側,こまえ苑あたりまで,そこまでの安全対策が必要かなと思うんですが,信号機の設置とか路面標示とか,次の安全対策を考えられないかということなんですけど,いかがでしょうか。 162: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 163: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 基本的にこちらの道路は都道ということでございますので,北多摩南部建設事務所のほうへの要望になるかと思いますけども,その上で関係機関で北多摩南部建設事務所,あと警察のほうの関係に必要に応じて安全対策につきましての要望など働きかけをしていきたいと考えております。 164: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 165: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 今回,農家の方のお話もちょっと聞いてきたら,こういうことを教えてくれた人がいたんです。夜,車が非常にスピードを出すと,バイクなんかもスピードをすごく出しているのがいると。深夜に起こっている事故も結構多いということで,信号を見ると,深夜になると点滅になってしまう信号もあるということを言われまして,けさ私は見てきたんですが,4時半ごろの状況で二中のあそこの交差点の信号だけがなぜか点滅になっていました。ほかは一応自動的に赤になるようなあれなんですけども,二中の交差点だけなぜか点滅になっているということで,そういう点でいいますと二中の交差点の信号機も深夜でも点滅にならないように要請してほしいと思うんですが,いかがでしょうか。 166: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 167: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) その点につきましては現状を確認の上,調布警察署のほうに要望してまいりたいと考えております。 168: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 169: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 続きまして財政問題について伺います。  今後の財政見通し,財政運営についてですけども,国の補正予算がこの間ありまして,それで地方自治体へのいろいろな財源確保の取り組みが行われましたが,この間の見通しをお伺いいたします。 170: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 171: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 国の平成24年度の補正予算への市の対応といたしましては,繰り越し事業とはなりましたけれども,小・中学校管理諸室等の空調設備の整備工事で,国基準よりも有利な事業債に対して3分の1の国庫補助金の交付決定をいただいているところでございます。  地方債につきましても補正予算債で同意がいただいておりますので,償還に対して一部,50%になる予定ですが,交付税算入される予定でございます。  また,25年度の予算で予定しております第一小学校の増築工事におきましても,文部科学省での本省繰り越しを財源といたします国庫補助金の認定をいただいたところでございます。こちらも事業費に対しまして2分の1で認定されているために,予算よりも増額を確保することができているところでございます。  国の補正予算等が活用できたことによりまして,予算ベースでの比較にはなりますが,交付税算入も含めますと通常より約8,100万円の増額確保ができたというふうに考えているところでございます。  また,国の補正予算による地方負担に応じて交付されます地域の元気臨時交付金につきましては,まだ地方負担額の調査が行われている段階でございますけれども,国の補正予算を活用できていることから,一定額は交付されるというふうに考えているところでございます。 172: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 173: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 国の補正予算で8,100万円財源確保になったと。それから元気臨時交付金でさらに一定額が増額されるということでございます。  一方,国は国家公務員給与費削減と連動させまして,地方に対して地方公務員給与を削減するよう求めて,その分地方交付税を削減するというふうにそれを進めております。現在の地方公務員の給与は人事委員会勧告を踏まえて,労使の自主的な交渉・協議のもとで条例・規則によって定めるものであって,今回の国の地方交付税削減というのは不当なものでございます。ただ自治体としては削減分の対応をどうしても迫られるということで,大変厳しい状況にあります。  東京都は不交付団体ということで,職員の給与削減はやらないということを決めたと報道されております。  狛江市として国家公務員給与削減と連動した職員給与削減については,どのように考えているのかお伺いいたします。 174: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 175: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 地方交付税の給与減額分につきましては1億4,000万円と見込んでおりまして,財政調整基金を充当して予算を組ませていただいております。こうした財政情勢や社会情勢,近隣各市の状況を踏まえまして,市として職員給与削減の必要性を判断した上で職員団体と協議していきたいというふうに考えております。 176: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 177: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) どこの市も今検討中ということのようであります。  東京都市長会が提出した「地方公務員給与と地方交付税の削減に関する意見」を見ますと,これまで地方自治体は地域の実情や厳しい財政状況等を踏まえ,独自の給与削減や定数削減を断行するなど国に先んじて行財政改革を実施してきたところであり,総人件費の削減は国をはるかに上回っていると指摘しております。  また全国市長会のアピール,2月20日付では,現下のデフレ基調の中,厳しい地域経済を回復基調に乗せるためにも地方公務員の給与削減は極めて問題である。経済界に対し民間給与の引き上げを要請している政府の立場とも矛盾すると言わざるを得ない,このように述べております。デフレ不況脱却のためにも労働者の所得をふやすということが今求められている状況でございます。こうした点を考えますと,確かに財政的には厳しいものがありますけれども,給与費削減を見送るというのも一つの判断と思いますので,その点も含めて考えていってほしい,このことは要望しておきます。  次に国保会計について伺います。国保会計は先日の補正予算で2億4,500万円余の財源不足になっているということが明らかとなりました。このうち8,000万円は東京都への返還金であり,平成24年度から平成26年度まで3年間続くということでございます。国保会計の財源不足の解消について,今後どのような対応を考えているのかお伺いいたします。 178: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    179: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 昨年度策定いたしました国保会計の財政健全化計画の3つの柱,1つには国保税の徴収強化,2つには医療費の適正化,3つ目に予防的な観点からの保健事業の推進,これらを着実に実施いたしまして財源不足の解消を図ってまいります。 180: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 181: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) この間私も住民からいろいろ相談があったんですけども,ある方の事例では年間所得が164万円の2人家族ですけれども,国保税年間15万6,400円を払わなければならないということです。単純に給与所得者として前提で計算しますと,月収21万円くらいの御家族で国保税を月額にすると1万3,000円ぐらい払わなければならないと,こういう状況でございます。  国保の場合,特に低所得世帯の負担が重くなっておりますので,これ以上負担をふやさない努力を求めておきたいと思います。  次に臨時財政対策債の問題なんですけども,長引く不況や高齢化,少子化の中でもいろいろな市民の要望が山積しております。また新図書館の建設,私たちは要求しておりますが,市長が予算委員会で今後考えるといった北部地域への児童館建設ということ,多額の予算を必要とする市民要望もございます。  今後の財政運営ですけども,これらの市民要望に応えるために実質的な交付税である臨財債を積極的に活用すべきと思いますけどもいかがでしょうか,お伺いいたします。 182: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 183: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 臨時財政対策債でございますけれども,平成25年度当初予算では執行可能額の見込みに対して全額発行するという形で予算化はしてございます。しかしながら借り入れを抑制することで,後年度の財政運営に余力が生じるものでございますので,発行抑制には努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 184: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 185: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 発行抑制ということなんですけども,高橋市長は新年度予算で臨時財政対策債を12億5,000万円満額予算化したことも含め,まずまずの予算と評価をいたしました。そして予算特別委員会では臨財債で財政の健全性が損なわれることはありません,こういう総務省の見解を制度としてはそうなっていると認められました。  市長に伺いたいんですけども,総務省が財政の健全性が損なわれることはないと述べている臨財債は実質的な交付税であって,切実な市民要望が山積する中では,その実現のために積極的に活用すべきではないかと思います。先ほど出た後年度の財政運営に余力を残すというふうなことを言っていましたけれども,そういう点ではむしろ実施的な交付税である臨財債を活用して,その分完全な借金である事業債を減らしていく,こういうことで対応すべきではないかなと思うんですけども,その点についてお伺いいたします。 186: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 187: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 今議員が言われましたように事業債,それからこの臨財債,それぞれ多少性格は違っております。事業債のほうをできるだけ削減しながらということなんですけれども,借金は借金として,かねがね申し上げておりますように財政規律を保つ上では必要なことである。そういうことから,中期財政計画に明記させていただきましたけれども,24年度当初予算で比較して,27年度までの見通しとして30%をはるかに超える48%のカットを目標にさせていただいております。 188: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 189: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 市長が予算特別委員会で臨財債というのは総務省が言うとおりに,後年度元利償還,全額返ってくるわけですから,これを借りることによって,発行することによって自治体の財政の健全性が損なわれることにはならない,そういうことにはなりませんよと,そこまでは私と市長は認識が一致したわけです。  その場合に,事業債というのは元利償還金は保証されないわけです,全額返済しなくてはいけないわけです。そういう点でいうと,事業債と臨財債を比べた場合には,むしろ事業債をなるべく抑えて臨財債を活用していく,そういう選択をするのがベストなんじゃないかなと思うんですが,その点についてお伺いいたします。 190: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 191: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 事業債の性格にもよりますけども,当然事業債も基準財政需要額に入ってくるものもございますので,その点に関しては臨財債とは変わらないものというふうに考えております。 192: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 193: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 事業債はいずれにしても全額返済しなくてはいけないわけです。でも臨財債の場合は元利償還金全額が後払いですけど戻ってくる,性格が全然違うわけです。今後の財政負担を軽減するという点で考えれば,臨財債はいわゆる実質的な交付税なわけですから,それを活用しても事業債を抑制するというような選択がベストではないかなと思うんですが,いかがでしょうか。 194: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 195: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) さまざまな起債がありますので,その都度我々としては検討しているというところでございます。 196: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 197: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) この点は引き続き,また9月の補正とか出てくると思いますので,その際に私たちとしてはそういう立場で求めていきたいと思います。  最後,情報公開についてお伺いいたします。  狛江市の基本構想では「市民主役のまちづくりの実現に向けて,より積極的な情報公開・情報提供に基づき,私たちは,参加と協働の基礎となる市民と行政の情報の共有化を進めます。」と述べています。予算特別委員会では市長も認識は同じであるということを述べております。  この間庁議記録と庁議資料の情報公開請求を行ってまいりましたが,現在4月16日までの庁議記録と資料しか公開されていないということです。もう少し早く公開してほしいと思うんですがいかがでしょうか。 198: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 199: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 施政運営の基本方針,また重要施策等を審議・策定する庁議についての情報につきましては,私どもとしても早く公開を行っていくというスタンスで対応を行っているところではございます。ただ,その内容についての公開に当たりましては慎重に行う必要がございますので,その辺の兼ね合いを踏まえながら,より早く公開できるようには努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。 200: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 201: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 全体としてはそれでお願いしたいんですが,ただこの間公開された資料もあるんですけども,庁議記録は確かに一定の時間がかかるかなと,ここのところは理解いたします。ただ庁議資料,これは既に作成されているわけです。なのでこれを情報公開請求した場合には,これは別個に公開してほしいと思うんですがいかがでしょうか。 202: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 203: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 庁議資料につきましても当然庁議の中で審議をするもので,まだ案という形のものでございます。ですので庁議記録に付随するものというふうに考えておりますので,庁議記録と同じ時期での公開ということで対応させていただきたいというふうに考えております。 204: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 205: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 私が言っているのは庁議が終わった後の庁議資料,まだ議論が始まる前のものじゃなくて庁議が終わった後に,そのときに議論された庁議資料,これを言っているんですけど,もう一度答弁お願いします。 206: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 207: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) その間で,その庁議の中でいろいろ修正事項等々出てくるということがございます。それで庁議の後,成案という形で市長決裁が行われるというものもございますので,その場で庁議資料ということではお出しはできないというふうに考えているところでございます。 208: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 209: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 確かに修正する場合もあるでしょう。でも庁議が終わってしまえば,これは修正されるものなのかな,これは修正しなくていいものなのかとわかるわけですよね。それは修正しないものは公開できるんじゃないですか。 210: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 211: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 最終的には庁議では案として出て,庁議では承諾という形になります。ですが,その後例えば計画等は決裁を終えて完成形という形になりますので,その後に公開という形になろうかというふうに考えております。 212: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 213: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 私がこの間公開された庁議資料を見ますと,例えば保育所入所待機児童数についてとか,学童クラブのあり方についてとか,中学校給食の当面の実施の計画とか,そういうものですよね。何もそんなに遅くする必要はないし,情報公開条例は公開請求のあった日から起算して7日以内に公開するかどうかの決定を行うことを義務づけているということで,手引があるんですね,市が持っている情報公開の手引,これを読みますと公開可能な情報で直ちに情報を提示することができるものについては即日公開を行うことを原則としますと,こういうふうに言っているんです。  そういう点ではやはり庁議資料で特に意見がつかなかったものについては,すぐ公開してほしいと思うんですが,再度お願いいたします。 214: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 215: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 庁議の中でも審議事項,それから報告事項という形で2つに分かれているところでございます。報告事項につきましては基本的には報告という形になりますので,修正等は基本的にはないというふうには考えております。それに関しましては先ほどの保育園の待機児の状況等については,情報公開請求があれば公開はできるのではないかというふうには考えております。  ただ,審議事項につきましては先ほど申し上げましたように決裁等々があって,最終的には市の意思決定という形になりますので,その後の公開という形になるというふうには考えております。 216: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 217: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) まず報告事項は公開できるんだということを確認します。ただそれもかなりおくれたということは確認したいと思います。  その他の部分について,審議事項であったとしても,庁議で確認したという部分の資料についてはおくらせる根拠というのはないのではないかと,情報公開条例のどこにそういうことが書かれているのかお伺いします。 218: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 219: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 先ほど事例で申し上げましたけども,計画等につきまして最終的な意思決定というのは決裁というものになります。それの後の公開という形になりますので,そこの部分に関しましては庁議自体も意思形成過程という形になりますので,決裁後の公開というふうに考えております。 220: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 221: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 庁議というのが最高の決定機関だから,そこで確認したことはもう公開していいんじゃないかなと普通に考えますよね。そういう点で私は引き続き庁議資料の早期公開,これを求めていきたいと思います。  次に公契約条例についてお伺いいたします。  総務部長から答弁がありましたが,労働者の賃金実態については個別に把握しておりませんということですね。ただ公契約条例を考える上で大前提なので,ぜひ各方面から情報を集めて労働者の賃金実態について把握していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 222: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 223: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 公共工事設計労務単価にある職種以外につきましては,国による客観的な指標がないことから,職種ごとに単価を把握することは難しいと考えております。総務省や厚生労働省などの国や東京都の統計資料などから一定の情報を収集することは可能であると考えております。 224: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 225: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) ぜひ今後そういう情報収集も行っていただいて,建設労働者初め労働者の賃金実態について把握するよう努力していただきたい,やっていただきたいと思います。  先ほど述べましたように全産業の男性労働者の賃金と建設業の労働者の賃金を比較いたしますと,建設業の賃金は26%も低い水準になっていると。それは建設業界における重層下請構造の中で幾重もの中間搾取があって,末端の労働者の手元に届くその賃金が低くなってしまう,そういう構造的な問題があると思います。  しかも公共工事の予定価格の積算根拠となる1人1日当たりの設計労務単価が年々下がっておりまして,1997年(平成9年)を基準にしてみますと,普通作業員,当時は1万8,045円だったものが,2011年(平成23年)には1万2,560円,30%下がっていると,鉄筋工は2万3,330円から1万5,226円,34.7%下がっていると,大工さんの場合は2万5,153円から1万5,704円,37%も下がっているということでございます。  しかも建設関係の事業所では社会保険の未加入問題が大きな問題になっております。国土交通省の昨年10月の調査によりますと,建設業においては雇用保険は25%の労働者が未加入,健康保険は39%の労働者が未加入,厚生年金は40%の労働者が未加入というふうになっております。今各事業所で社会保険加入の取り組みが進められておりますけども,社会保険にすら加入できない就労環境,これがやはり若年入職者,いわゆる若い人の建設業への入職,仕事をしたい,そういう方が本当に減少する一因になっているというふうに指摘されております。  そういう中で,先日ですけども,国土交通省が平成25年度の設計労務単価を引き上げたと報道されております。毎年発表していると思うんですけども,平成25年度,昨年度と比較してどういう状況なのかお伺いいたします。 226: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 227: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 平成25年3月29日に決定・公表されております。国の通知によりますと,前年度と比べまして全国平均で約15%の上昇となっております。 228: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 229: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 10年前の水準に戻すことができたということで報道されております。国土交通省の資料を見ますと,賃金の低下とか社会保険未加入など,長引く労働条件の悪化の中で若年入職者の減少が続いており,建設労働者の不足が顕在化して,特に被災地,東北の被災地で入札不調が増加していると。宮城県では5,000万円未満の土木一式工事,2011年度分の43%が入札不調だったということなんです。今適切な対策を講じなければ,近い将来災害対応やインフラの維持・更新に支障を及ぼすおそれがあるということで設計労務単価,これは労働市場の実勢を反映したり社会保険への加入の徹底の観点から,法定福利費相当額をそこに反映させたり,あるいは被災地の入札不調の増加に対応して機動的に単価を引き上げると,こういう考え方のもとで今回15%を引き上げたというように説明がされております。  ということで今度設計労務単価が引き上がりましたので,狛江市が実施している公共工事,これにもそこを基準にして設計していかなくちゃならないわけなんですけども,国から通知が来ていると思うんですが,この通知によって市としてどのような対応をしたのかお伺いいたします。 230: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 231: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 平成25年度公共工事設計労務単価を決定したことによりまして,国は平成25年度4月1日以降に契約を行う工事のうち,平成24年度の労務単価を用いて予定価格を積算した工事につきましては,平成25年度の労務単価に基づく契約に変更するための協議を請求できるように特例措置を定めて,市町村にもこれを参考に適切な運用に努めるよう要請しております。  このことを受けまして既に入札準備に入っていた3つの案件につきましては,平成25年度の労務単価に基づく契約に変更するための協議を請求できる旨の通知を受注業者に配付する対応をとっております。 232: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 233: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 事前の話では4月1日にさかのぼって引き上げられた設計単価に基づいて契約に変更できると,そういう協議ができるということでございます。これはこの間下がってきたところが上がったわけですから,これはよかったというふうに考えております。  ただ設計労務単価というのは労働者の支払い賃金を拘束するものではございません。設計の際の基準になるものでございます。重層下請構造が広がっている建設業では末端の建設労働者の賃金はなかなか上がらないというのが実態でございまして,私の知人の左官の仕事をされている方も,今は1日1万円程度で仕事をせざるを得ない状況になっているということで,そういう重層下請構造の中でそういう建設労働者の賃金が低い,もともと低いわけですから,その引き上げが求められていると思います。  建設産業専門団体連合会が調査した結果によりますと,若手の建設技能労働者が入職しない理由,いわゆる仕事につかない理由は収入の低さ,これは57.7%で非常に多いわけです。次が仕事のきつさ44.3%,休日の少なさ37.8%,作業環境の厳しさ36.3%,職業イメージの悪さ28.9%,社会保険等福利の未整備18.7%というふうになっていまして,収入が低いことがなかなか若手の建設労働者が入ってこない,育てることができない,そういう状況になっていると思います。  そこで少なくとも公共事業の契約では,そういう下請の末端の労働者も含めて一定水準以上の賃金を確保しようということで,公契約条例を制定する自治体がふえてきております。この間,公契約条例を制定した自治体の状況につきまして制定の経過,運用状況等説明をお願いいたします。 234: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 235: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 公契約条例につきましては,多摩地区におきまして多摩市が平成24年4月,国分寺市が平成24年12月から施行しております。例として多摩市を挙げますが,制定の経緯につきましては,多摩市にふさわしい公契約条例について検討する公契約制度調査検討委員会を平成22年10月に設置いたしまして,先進市等の視察,調査研究を行い,また,平成23年8月には公契約条例に係る重要事項を検討する機関といたしまして,弁護士や労働者団体代表,事業者代表から成る公契約制度に関する審査委員会を設置し,条例案の検討を行っております。  実際の運用状況につきましては,予定価格が5,000万円以上の工事請負,製造請負,予定価格が1,000万円以上の業務委託等のうち,施設または公園の管理運営業務や送迎バスの運行業務,指定管理者協定も対象となっております。平成24年度では工事請負が6件,業務委託等が48件,指定管理者協定が6件と聞いております。 236: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 237: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) この間野田市,川崎市,相模原市,多摩市,渋谷区,国分寺市,厚木市で,近隣7自治体で公契約条例が制定されております。さらに足立区が9月に条例制定を予定しております。また千代田区でも,制定済みの自治体の状況を把握する作業を進めている。来年度は外部の意見を聞きながら具体的検討を進めたい,第1回定例会でこのように答弁しているとのことです。台東区では,公契約条例の制定に向け検討委員会の設置を求める陳情が議会で趣旨採択をされております。全体として公契約条例の制定が大きな流れになりつつあると思います。  今回私は相模原市の公契約条例の実施状況を伺ってまいりました。相模原市では昨年4月に条例が施行されております。2010年5月に庁内検討委員会が設置されまして,商工会,建設業協会,建設関係労働組合などの意見聴取,また先進市の野田市,川崎市などを視察し,特に川崎市の条例を参考にしたということでございます。  条例の対象となるのは工事請負で3億円以上,業務委託契約は1,000万円以上ということで規則に定めるものということでございます。業務委託契約では庁舎その他の建物,附帯施設の警備業務,清掃業務,設備運転監視業務,案内業務,また給食の調理業務の委託に関する契約が対象になっているということでございます。昨年度は工事請負で9件,業務委託で25件,指定管理者と締結する施設管理協定2施設で実施し,今年度は工事請負で3件,業務委託で20件,指定管理者と締結する指定管理協定が113施設で実施されております。  労働報酬の下限額は労働報酬審議会を毎年開いて決定して,現在は公共工事設計労務単価の90%を下限額としているということでございます。実際にその労働報酬が支払われているかどうかというチェック体制は,受注者に労働状況台帳を作成してもらって,労働者に労働報酬下限額などを周知してもらい,労働者は市が契約案件ごとに作成する労働報酬下限額チェックシート,これを活用して確認するということでございます。労働者から申し出があった場合で市として確認の必要性がある場合に,市の職員が立入調査をしたり,必要な資料の提出を求めるなどして確認していくということでございます。実施状況を見ながら3年後にまた条例の見直しをするということでございます。  その後の反応を聞いたんですけども,思ったよりも評価されていると,好意的に捉えられている事業所が多いと,労働者からの申し出とか苦情は今のところないということでございます。ただ市の職員としては,対象となった事業の現場を回って,周知のためのポスターが張ってあるかどうかなど確認を今しているということでございます。  ぜひ狛江市としても検討委員会の設置など,条例制定に向けた取り組みを進めてほしいと思うんですが,いかがでしょうか。 238: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 239: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 現在市では下請業者への影響の大きい工事請負契約につきまして,公共工事受注者に対し国土交通省が発した「下請契約及び下請代金支払の適正化並びに施工管理の徹底等について」という通知を参考にした指導文書を直接手渡しし,労働法令の遵守の指導を行い,また,先ほども述べましたけれども,契約書約款におきましても受注者に対し,労基法を含めた関係法規の遵守を求めているといった取り組みを現在行っております。労働者の適正な労働条件の確保は重要であることから,こういった取り組みを引き続き行うことで受注業者に周知していきたいと考えており,検討委員会の設置には至っていない状況でございます。 240: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 241: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) これまでの国土交通省の通知に基づく各事業所へのお願いというんですか,要請,これは大事なことだと思うので,これは進めていただきたいと思うんですが,さらに一歩前進させて公契約条例の検討委員会の設置ということを改めて要望したいと思います。  市として他市の実施状況の把握を引き続き行いながら,市内の労働組合や商工会,建設業界など関係団体の意見聴取を行ってほしいと思うんですが,その点はどうでしょうか。 242: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 243: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 引き続き担当課長会等の場を利用して,26市の中で情報交換等は行っていきたいと考えております。また,関係団体等の意見聴取につきましては,申し出があれば要望等をお聞きしていきたいと考えております。 244: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 245: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 以前この問題を質問したときに,国のほうでやってほしいというような答弁もあったので,それもそうだということで公契約法の制定を求める国への要望書を出してほしいというふうに要望したんですが,その後出しているかどうかお伺いいたします。 246: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 247: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 国への要望につきましては,現在までのところ市としての要望は出しておりません。今後も他市の動向を見ながらどういった方法が可能か考えていきたいと思っております。 248: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 249: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 最後に,いろいろ議論してきたんですけども,公契約条例,今の建設業を初め労働者の労働実態から考えると,自治体としても検討すべき時期に来ているんじゃないかなと思うんですけども,市長の考えをお伺いいたします。
    250: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 251: ◯ 市 長(高橋 都彦君) この質問につきましては,昨日も市原議員から質問をお受けしてお答えしたところでありますけれども,公共工事等に従事する者の適正な労働条件を確保する公契約の趣旨は十分に理解しているつもりでありますが,市単独で条例を制定しても他の自治体の公契約が民間の契約は対象とならないことから,労働者の労働条件の基準となるものに関しましては,やはり基本的には国政レベルで具体的なあり方が検討されるべきものという考え方に変わりありません。 252: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 253: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 公契約の趣旨は理解できる,そこが大事です。まず趣旨は理解できると。ただ自治体というよりも国全体として検討すべきということだと思います。基本は私もそうだと思います。  ということで,まず国として検討すべきというのはそうなので,市長に伺いますけども,公契約法を制定すべきだ,こういう要望を国に何らかの形で出していただきたいと思うんですが,いかがでしょうか。 254: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 255: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 国に今出す,出さないの前に市としての考え方,そういったものをもう少し整理する必要があると考えております。 256: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 257: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 公契約そのものは各自治体もいろいろな方面と議論しながら,それぞれの自治体に合う条例をということでやっていますので,自治体でやる場合は一定の時間は確かにかかるんです。ただ国への要望という点でいいますと,公契約の必要性,ILOの勧告でも出ているということなので,そういう必要性を市として理解すれば国に対しては出せると思うので,それはぜひ早目にお願いしたいということでございます。  今各地で条例化が進んでいるには,それはわけがあると思うんです。私は相模原市に行っていろいろお話を聞きましたが,その手引をもらってきました。公契約条例の手引,そこに条例制定の背景と目的が書かれております。ここには「現在,全国の地方公共団体等で発注している工事等の入札では,全国的に景気低迷を背景とした低価格競争が散見され,労働環境の悪化,とりわけ労働報酬の引下げなど,労働者へのしわ寄せが心配される状況にあります。労働環境の悪化は,雇用不安及び労働意欲の喪失を生み,発注している地方公共団体の事務又は事業の質を低下させ,結果として市民の生活にも悪影響を与える可能性があるため,労働環境の悪化に一定の歯止めをかけることが喫緊の課題になっています。このような状況を受け,本市では,国の法整備又は対策を待つだけではなく,公契約に係る基本方針等を定めるとともに,発注する工事請負契約等において,一定の労働報酬下限額を保障することで,従事する労働者の労働意欲を高めることにより,もって本市の事務又は事業の質を向上させ,最終的には市民が安心して心豊かに暮らせる市民生活を実現するための取組を行う必要があることから,相模原市公契約条例を制定しました。」と述べております。  ぜひこういう視点に立って狛江市でも公契約条例を制定してほしいと,そのことを重ねてお願い申し上げまして,この問題は終わります。  3問目,市民生活の支援の問題でございます。  基本的な姿勢は市長のほうから答えていただきました。大事な視点だと考えております。  それで,まず納税相談,各種減免制度の活用について伺いますが,市税や国保税の滞納者の実態について滞納者数,滞納額についてお伺いいたします。 258: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 259: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 滞納者数につきましては,納税義務者数ということになります。平成24年6月時点で約6,300人,そのうち国民健康保険税の滞納者数は約3,600人となっております。滞納額につきましては,平成24年度滞納繰越分決算での滞納繰越調定額では市税,国民健康保険税の合計で約12億400万円,そのうち約7億1,800万円が国民健康保険税となっております。 260: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 261: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 次に国民健康保険の被保険者全体の所得状況についてお伺いいたします。 262: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 263: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 平成23年度の被保険者世帯の主な所得階層の構成比でお答えいたします。  所得のない世帯が30%,所得100万円以下の世帯が22%,所得100万円から200万円以下の世帯が22%,所得200万円から300万円以下の世帯が11%,所得300万円から400万円以下の世帯が6%,所得400万円から500万円以下の世帯が3%という状況でございます。 264: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 265: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 所得のない世帯が30%もあると,所得100万円以下の世帯が22%もあると,合わせると5割以上の国保加入者が所得100万円以下だということでございまして,全体としては低所得の方が非常に多いということだと思います。  さらに国保税を滞納している世帯の所得状況はどのようなものかお伺いいたします。 266: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 267: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 国民健康保険税を滞納している世帯全体の所得状況は把握できてございませんけれども,国民健康保険税を滞納しております納税義務者の所得状況ということでございますと,平成23年度の住民税の課税資料からということになります。所得金額がゼロ円,または未申告の方が約56%,所得100万円以下の方が約14%,所得100万円から200万円以下の方が16%,所得200万円から300万円以下の方が9%,所得300万円を超える方が5%ということになってございます。 268: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 269: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 所得がゼロまたは未申告の方が半数以上と,56%。所得100万円以下の方が約14%で,全体で100万円以下ということになると7割の方がこういう状況になっていると。国保の加入者全体を見ても所得はかなり低いんですけども,滞納者と見るとさらに低くなっているということだと思います。  そういうことでいろいろ滞納が出てしまうと思うんですけれども,納税相談はどのように行っているのかお伺いいたします。 270: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 271: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 大多数の方が納期限内に納税していただいている状況から,納税相談の際には,まず納期限内の納付を,また,納期限を過ぎたものにつきましては一括納付をお願いしているところでございます。しかしさまざまな事情のため納期限内の納付や一括納付が難しく,分割での納付を希望される場合には,収入や支出にかかわる資料などを提出していただいた上で,その方の生活状況をお伺いし,分割納付が必要であるかどうか判断させていただいております。 272: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 273: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) それで私が相談を受けた方もそうなんですけども,中には分割納付さえ大変だと,こういう方もあると思うんです。そういう場合に生活保護制度の紹介とか,各種減免制度の紹介なども必要だと思うんですが,そうしたことを行っているのかどうかお伺いいたします。 274: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 275: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 納税相談の中でそのようなことがわかれば,生活保護制度を案内したり,多重債務などで納付が困難ということであれば,法テラスなどの法律相談を案内しているところでございます。 276: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 277: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 各種の減免制度の活用状況についてお伺いいたします。市民税,国保税,介護保険料,よろしくお願いいたします。 278: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 279: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 個人市民税の減免の状況をお答えいたします。  平成22年度決定件数が7件,27万9,800円,内訳は生活保護受給を理由とするもの3件,21万6,800円,生活困窮を理由とするもの1件,5万1,000円,勤労学生3件1万2,000円,平成23年度の決定件数では6件,52万2,100円です。内訳は生活保護受給を理由とするもの3件,16万600円,生活困窮を理由とするもの3件,36万1,500円。  平成24年度の決定では件数が9件,33万5,900円で,内訳は生活保護受給を理由とするもの8件,27万8,900円,生活困窮を理由とするもの1件5万7,000円,こういう状況となっております。 280: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 281: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 国保税及び介護保険料については,私のほうから答弁申し上げます。  国民健康保険税の減免のうち生活困窮による減免につきましては,平成22年度2件,14万4,000円,23年度3件,33万5,000円,24年度4件,14万5,000円の実績となってございます。  介護保険料につきましては22年度1件,1万1,800円,23年度4件,4万7,400円,24年度2件,3万2,400円となってございます。 282: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 283: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 件数をどう見るかというのはあるんですけども,減免制度が活用されているというのがわかりました。  各種減免制度の周知の状況はどうでしょうか。 284: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 285: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 市民税の納税義務者への周知の方法といたしましては,納税通知書への減免についての記載,広報こまえやホームページへの掲載,窓口に置いてありますリーフレット等で行っているところでございます。 286: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 287: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 国民健康保険税及び介護保険料の減免制度につきましても同様でございますけれども,広報こまえ,ホームページ,納税通知書等に同封しております「国民健康保険税のしおり」等で周知しているところでございます。 288: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 289: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) いろいろ聞いてきたんですけども,ぜひ滞納されている方々の多くが大変少ない収入の中で毎日の生活をやりくりしている方々なんだということを念頭に置いて,丁寧で親切な対応をお願いします。また,各種減免制度の積極的な活用や多重債務の場合の相談窓口の紹介,生活保護制度の紹介など,その方の生活全般を見て適切な支援をお願いいたします。  納税部分で最後なんですけども,納税課の窓口に「滞納は させない 放置しない 逃がさない」と,こういうスローガンが大きく掲げられているんです。滞納者全てが悪質滞納者であるかのような誤解を与えます。悪質な滞納を一掃するための納税課職員の士気を高めるために職場内に掲げるのであればまだわかるんですけども,市民に向けてはもっと納税の意義を訴えたり,口座振替の活用を紹介したり,生活に困窮した場合の相談窓口の紹介などに変えていくべきだと思うんですが,その点についてはどうでしょうか。 290: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 291: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) この「滞納は させない 放置しない 逃がさない」というのは「オール東京滞納STOP宣言」といってございまして,昨年度東京都と区市町村が連携しながら,個人住民税の徴収率向上を目指す新たな連携強化の仕組みとして発足しました個人住民税徴収対策会議の中で,個人住民税徴収の目指すべき方向性として採択されたものでございます。  「滞納はさせない」といいますのは,納期内納税の促進をあらわし,「滞納は放置しない」というのは,新たに発生した滞納に対しては早期に着手していくという早期着手の推進をあらあし,「滞納は逃がさない」というのは,徴収対策の強化をあらわしております。ですので,これは大多数の納期内納税者に向け,税負担の公平性確保と納税秩序を維持するという市としての姿勢をあらわしているところでございます。 292: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 293: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) かなり違和感があるんですよね。ほかの自治体はどうかなといろいろ聞いてみたんですが,小金井市,東大和市,日野市の広報を見ますと,どういうスローガンになっているかというと「役立てます あなたの納税 地域に暮らす みんなのために」,こういうスローガンが掲げられていて,その下に東京都と区市町村が連携して徴収対策を集中して実施しています,こういうふうに書かれているんです。これならわかると。調布市の窓口も行ってみたんです。ちょっと狭いんですけども,何が掲げられているかといったら,口座振替を呼びかけるのぼり旗が掲げられていまして,窓口のパンフレットは多重債務に陥った場合の相談窓口のパンフレットが置かれていたと。  最初に市長は,市民生活を支え,市民の安全・安心を守ることは市民に最も身近な基礎自治体としての大事な責務であるというふうに述べました。ぜひこの基本指針に沿った形で納税課の窓口の雰囲気をつくってほしいと思うんですが,さっきの「逃がさない」というそのスローガンはやめてほしいと再度お願いしたいんですけど,いかがでしょうか。 294: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 295: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) この滞納処分につきましては先ほど説明しましたけども,窓口での相談といったことも受けてございます。その中で生活困窮と納税の困難な方ということが把握できたときには,滞納処分の執行停止というような,このような取り組みもさせていただいているところでございます。また,その調査の中で納税を担えるだけの資力があるというような判断をさせていただいた場合には,さらなる差し押さえ等取り組みをさせていただいて,市税徴収に向けて努力を重ねているところでございます。 296: ◯ 議 長(石井 功議員) 22番鈴木議員。 297: ◯ 22番(鈴木 えつお議員) 本当に違和感を感じるんです。一般市民に向けてやるようなスローガンじゃないということなので,ちょっとそこは見直してほしいなとさらに要望しておきます。  最後,母子家庭の支援については1点お伺いいたします。  これも以前相談を受けまして,母子家庭の経済状況ですか,本当に大変だというのを実感いたしました。いろいろ調べておりましたら,母子家庭のひとり親家庭の住宅手当事業というのがございまして,武蔵野市,東村山市などがやっております。ぜひこれを進めてほしいと思うんですが,いかがでしょうか。 298: ◯ 議 長(石井 功議員) 児童青少年部長。 299: ◯ 児童青少年部長(松坂 誠君) 国立市と東村山市の制度について調べたものがございますのでお答えいたします。  国立市ではひとり親家庭住宅費助成事業という名称で,民間の貸家,アパートに住む方の家賃の一部を助成しております。市内に引き続き…… 300: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間です。  休憩いたします。     午前11時40分 休憩     午後 1時30分 開議 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番岡村しん議員。     〔10番 岡村しん議員登壇〕 302: ◯ 10番(岡村 しん議員) それでは質問通告に従いまして2問質問させていただきます。  1問目,若者が住み続けられる狛江へでございます。  東京都雇用・就業対策審議会はことしの2月12日に「社会ニーズの変化に的確に対応する雇用就業施策のあり方について」答申を発表しました。この答申の初めにの部分では,「若者についていえば,就職環境は依然として厳しく,大学を卒業したものの就職も進学もしていない者や,希望する形態での就業が実現しない者がふえている。」とし,「今後,社会的・経済的自立が困難な若者の増加や所得格差の拡大,さらには若年層の未婚率の増加などが懸念される。」としております。  私たち日本共産党は,日本民主青年同盟東京都委員会とともに「若者・学生・子育て世代実態調査」を行い,東京中から1,300人を超える方からの声が寄せられました。そこには現在とともに,自分と日本の先行きが見えないという声があふれておりました。  正規雇用で安定した仕事があり,賃金も上昇していくことによって結婚,出産,住宅購入など将来の生活設計ができます。ところが非正規雇用で賃金が低く,上がっていかない,また就職ができないということでは,少子化が進み税収増も見込めません。若者が安定して雇用されることは本人だけでなく日本社会にとっても重要な意味を持つものと考えます。  若者の就職は社会に出るための第一歩です。若者が社会に出るための応援は本来国の仕事であると思いますが,市としてもできる限りのことをしていっていただきたいと思います。  まず市長にお伺いいたします。今の若者を取り巻く現状についてどのような認識を持っているでしょうか。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 高橋都彦君登壇〕 304: ◯ 市 長(高橋 都彦君) お答えいたします。  従来まで若年者,特に新規学卒者については大企業や官公庁が中心となって採用し,終身雇用,年功序列といった日本的雇用慣行が根底にあったものと思います。  しかしながら近年は,学卒後すぐに就職しない方や,就職してもすぐに離職してしまう方が増加したことも,若年者失業率の上昇,フリーター,ニートの増加といった若年層の雇用問題の深刻化の一因であると感じております。  私も平成20年から23年にかけまして東京しごと財団の理事長を務め,その間リーマン・ショックが起きたこともあり,非正規雇用者の失業の大量発生にも対応し,その際においても障がい者やフリーターやニートへの対応がおろそかにならないように努めた経験も持っているところであります。  したがいまして,フリーターを含めた若年者に対する雇用への活用については,国や都を中心とした施策の体系に,市においても,それに倣った構築をしていく必要があると考えております。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 306: ◯ 10番(岡村 しん議員) 市としてもできる限りのことはしていくと,そういった趣旨の答弁だったかと思います。しかし中身については,大企業や官公庁が中心になって採用という部分に関しては,7割が中小企業なので,そこはちょっと違うかなというふうにも思います。  1999年に自民党・公明党政権が派遣法を改悪して非正規雇用をふやしてきたこと,このことが若者の2人に1人が不安定雇用になってしまった,この原因をつくってきたのかと思います。このことにより,正社員のかわりは幾らでもいるとばかりに,正社員の負担がそれまでよりも格段にふえてきたこと,また,学卒後すぐ就職しない方や就職してもすぐ離職してしまう方が増加したことの大きな要因だったかと思います。  政府が成長戦略として打ち出しているサービス残業を助長するホワイトカラーエグゼンプションや,首切りをしやすくする限定正社員制度などが導入されれば,こうした傾向にさらに拍車がかかってしまう,そうしたことになります。  日本全体で若者を応援していくことが求められています。狛江市では今,年4回就職セミナーを行っています。昨年から就職セミナーが2時間から3時間になりました。今年度も若者向けのセミナーは既に行われていると思いますけれども,参加者の受けとめはいかがでしょうか。感想と今後の課題についてお伺いいたします。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 308: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 就職活動支援セミナーにつきましては,平成24年度から1回3時間に拡充しております。平成25年度は5月20日に第1回目のセミナーを若者向けに開催し,24人の参加があったところでございます。セミナー終了後のアンケートでは,講義だけでなくグループディスカッションを取り入れたことでより具体的であったとの評価をいただいたところでございます。  今後の課題といたしましては,面接対策等を充実させることが課題の一つであると考えているところでございます。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。
    310: ◯ 10番(岡村 しん議員) 面接対策を充実させることが課題ということでした。面接対策は,就職につながる即効性のある対策だと思います。ぜひ,狛江市としても行っていっていただきたいと思います。  次に,就職面接会についてお伺いいたします。  狛江市として2つの面接会を,現在行っていると思います。こちらについても参加数と,実際に働けるようになった方の人数についてお伺いいたします。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 312: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 就職面接会でございますが,平成24年度は東京しごとセンター多摩や調布市等と連携して,前半が面接セミナー,後半が面接会という合同就職面接会を,2回実施いたしました。参加された方は延べ67人でございましたが,狛江市民の参加はございませんでした。  また,ハローワーク府中,調布市,調布及び狛江の商工会と共催で,調布狛江就職面接会を1回開催しております。参加された方は97人ございまして,そのうち狛江市民は7人でございます。採用に至ったのは4人ございますけれども,そのうち狛江市民は1人ということでございました。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 314: ◯ 10番(岡村 しん議員) ハローワーク府中,調布市,調布,狛江両商工会と共催した面接会は,7名が参加して1名が採用になったということでした。参加された方の総数が97人ということで,調布と狛江で主にやっていて,狛江が7人というと少し少ないのかなというふうに思います。  また,東京しごとセンター多摩や調布市と共催した合同面接会には狛江からは参加者がないということでした。こちらのほうの取り組み,これはいつから行っているんでしょうか。また,参加者がゼロということで課題などがあると思いますけれども,課題についてはいかがでしょうか。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 316: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 合同就職面接会につきましては,東京しごとセンター多摩が主催で平成23年度から開催しているものであり,狛江市が連携を開始したのは平成24年度からということでございます。  面接会の開催につきましては,現在も市の広報及びホームページ等で案内しておりますが,より周知が図れるようさまざまな機会を捉え,情報提供していくことが必要であると考えているところでございます。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 318: ◯ 10番(岡村 しん議員) 昨年度からの取り組みということでした。新たにこうした面接会が開かれていく,これは本当にいいことだと思うんですけれども,新たに参加者がふえていく,こうしたことが必要かと思います。この広報のほうを,今後もさまざまな機会を捉えて情報提供していくという答弁だったんですけれども,ぜひともツイッターなどSNSの活用も含めて情報提供を考えていっていただきたいと思います。  さらにゼロということで,市民が求めているものと多少ずれが出てきているのかなというふうにも思うんですけれども,就職セミナーなどに来た人にどのような取り組みをしてもらいたいかなどニーズ調査,こうしたことが必要ではないでしょうか。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 320: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 市主催の就職支援セミナー終了後にアンケート調査を実施しており,その中の自由意見でニーズの把握に努めているところでございます。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 322: ◯ 10番(岡村 しん議員) 自由意見のほうでニーズの把握に努めていただいているということです。説明会は,セミナーのほうに来た人ではなくて,来ていない人の意見,こちらもつかむ必要があると思います。ぜひハローワークとも連携して考えてみてほしいと思うんですけれども,初めにも述べましたけれども,今の就職環境というのは本当に厳しいものがあります。今後若者が就職していくための課題について,市としてどのように捉えているか,認識についてお伺いいたします。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 324: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 平成20年9月のリーマン・ショック,平成23年3月の東日本大震災と,立て続けに起きた経済的,社会的なショックが雇用情勢の悪化に大きく影響しているほか,大手企業では就職希望数が求人数を大きく上回る一方,中小企業では逆に求人数が希望数を上回るといった雇用のミスマッチも,厳しい就職状況が生まれる一つの要因であると認識しているところでございます。  これらを受けまして,ここ数年ミスマッチに対する認識が広がり,国や大学などの各方面で状況改善に向けた取り組みがなされておりますが,依然として若者失業率は高く大きな課題の一つであると考えているところでございます。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 326: ◯ 10番(岡村 しん議員) リーマン・ショックや大震災などの社会的背景があると,さらにミスマッチも要因の一つだという答弁だったかと思います。先月出された労働経済白書,この概要版では問題意識として現在起きている現象として,長引く低成長,グローバル競争下におけるコストの削減・効率化(賃金の抑制,非正規雇用者の増加等),プラスして長期失業者,中年無業者,経済的理由による生活保護受給者の増加などと分析しております。そもそも派遣法の改悪によって安定した就職先が少ない上に,近年問題となっているブラック企業問題もあります。どちらも労働経済白書で指摘している労働コスト削減の犠牲に若者がされてしまったということです。  2005年にOECD諸国の教育担当相の幹部職員がコペンハーゲンに集まり,今後数年間における教育分野の最も重要な政策上の優先事項を明らかにする会議がありました。2日間の議論をして出した答えは職業訓練でした。職業訓練が最も重要な政策課題となった理由として,労働コストの面においては発展途上国と競争できないので,提供するものやサービスの質において競争する必要があり,そのためには高いスキルを持った労働力が必要だということです。そして職業教育訓練は必要なスキルや資格を身につけられるようにし,労働市場に円滑に移行させることを可能なものにする上で適切な手段であるということを挙げています。  その上で職業訓練の制約として,職業訓練の場の不足と訓練指導員の不足,学校における職業訓練の弱体化などを指摘しております。  共産党が行った実態調査でも,ほとんどの方が職業訓練が必要と答えています。特に就職に結びつく,再就職に役立つものが欲しいとの声が出されています。東京都は,6カ月以上の訓練を修了した生徒を対象に修了翌年度と3年後の実態調査を行っています。訓練期間が長いほど常勤雇用,フルタイム雇用となっている。6カ月では50.5%,1年間では67.6%,2年間では88%となっています。  一方,民間の専門学校に委託して派遣,パート,アルバイトなどをして長期間働いてきた方を対象に3カ月の訓練を行っているものもあります。23年度の数字では訓練修了者162名に対して,正規雇用につながったものは25名で15%しかありません。長期間の職業訓練が就職に結びついているということです。  しかし東京都では,この間職業訓練校の統廃合を進め,17校から14校に縮小してきました。1999年度には,都立訓練校での募集定員は7,603人いました。しかし昨年度では4,785人と3,000人近く少なくなってしまいました。都の職業訓練,特に長期で資格の取れるものの拡充が必要だと思いますけれども,市として拡充を要望していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 328: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 都立職業能力開発センターは,求職・転職者及び在職者向けの職業訓練を行っているほか,公共職業訓練のノウハウを活用し,地域の中小企業の人材育成や人材確保の支援も行っていると認識しているところでございます。  このため就職に向けて,これらの訓練などが活用されることは重要な要素であると認識しているところでございます。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 330: ◯ 10番(岡村 しん議員) 市独自で職業訓練を行うというわけにはなかなかいかないので,今重要な要素であるというふうな答弁をいただいたので,都に対して拡充の要望も出していっていただきたいと思います。  次にいわゆるブラック企業問題,これについてお伺いいたします。現在定義が定まっているわけではありませんが,パワーハラスメントやセクシュアルハラスメント,過大なノルマ,給料未払いなど法令違反を繰り返したり,裁判,労働委員会での法令違反の判決が出た企業について,いわゆるブラック企業というように言われています。最近ではユニクロなどが大きく取り上げられていますけれども,「ブラック会社に勤めているんだが,もう俺は限界かもしれない」という映画もつくられるなど社会問題化しております。いわゆるブラック企業問題について,市の認識はいかがでしょうか。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 332: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 厳しい労働環境が問題となっているいわゆるブラック企業につきましては各種報道されておりまして,その存在について憂慮しているところでございます。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 334: ◯ 10番(岡村 しん議員) 私は,特に狛江市内において悪質なブラック企業がはびこっているとかそういうふうに思っているわけではないんですけれども,中小企業などの労働問題の多くに,雇用主がそもそも労働法を知らないということがあります。さらに従業員も自分たちの権利について知らない,こうしたところから問題が起こっていることが多々見受けられます。例えば,社員に残業させる際に25%増しの残業代ではなくて,ちょっとラーメンをおごってあげるから残業してよとか,そういう話をしてみたりだとか,有給休暇の申請を簡単に断ってしまうことなど,これは日常的にあることかと思います。  こうしたことをなくしていくためにも,市内業者にポケット労働法を配るなど,市内企業への労働法の周知や,また,東京都産業労働局の出先機関に東京都労働相談情報センター,こうしたものがありますけれども,この周知が必要ではないでしょうか。東京都労働相談情報センターでは,それぞれの事業所で働くことについての相談,調査,セミナーなどを行っており,労働者や使用者の方をサポートしています。  東京都雇用・就業対策審議会では,いわゆるブラック企業への対応が議論になり,審議会の委員からは,この東京都労働相談情報センターについて相談件数をもっとふやすような広報活動に力を入れること,経営者が集まる会議で法令遵守のための取り組みを行うことにより,草の根に広がっていくような努力をしてほしいという要望が出されたそうです。狛江市としても周知に力を入れてほしいと思いますが,いかがでしょうか。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 336: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 現在も公民館や図書館などでポケット労働法を配布しているほか,東京都労働相談情報センターが使用者向けや労働者向けに開催している各種セミナーにつきまして,狛江市としても後援や共催し,広報などを通じて周知啓発しているところでございます。今後についても,これらの周知に努めてまいりたいと考えております。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 338: ◯ 10番(岡村 しん議員) 狛江市にあるほとんどの企業が中小企業です。中小企業は人員などの問題もあり,セミナーになかなか参加できないことがあります。先ほど紹介した東京都雇用・就業対策審議会の答申では,労働法セミナー等への参加が難しい小規模企業等への普及啓発を図るため,業界団体等と連携を進め,労働関係法令等の普及啓発活動を支援するとしています。狛江市としてもポケット労働法は企業に直接配るなど,さらなる普及啓発に努めていただきたいと思いますけど,こちらのほうはいかがでしょうか。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 340: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 今御提案いただきました取り組みについて研究してまいりたい,このように考えております。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 342: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひよろしくお願いいたします。  法令が守られていないために離職につながってしまう,こうしたことは労使双方にとって不幸なことだと思います。ぜひともポケット労働法の直接配布を検討していっていただきたいと思います。  次に若者サポートステーション,この若者サポートステーションが7月1日に調布のコクティの中にできると聞いております。調布市の担当者から直接話も聞いてまいりました。サポートステーション,通称サポステについては,私たち日本共産党狛江市議団も何度も取り上げてまいりました。運営主体によって特徴はさまざまありますけれども,全てのサポステで行ってきたこととして,厚生労働省のホームページでは3つに整理しています。  1,キャリアコンサルタントが若者一人一人の状態に合った相談支援を行うとともに,2,コミュニケーション訓練等のステップアップのためのプログラム,就職活動実施に向けての講座,保護者向けのセミナー等を実施し,さらに3つ目として,職場見学・職場体験を行うことなどにより,職業的自立に向けた支援を行ってきたと整理しております。  運営法人が調布市に渡している資料を私も一部いただいてまいりました。この資料を見ると幾つかの事例が書かれています。障がいのグレーゾーン層の青年に対して知能検査,ジョブトレーニングや外部のクリニックとの連携などを行い,見きわめと本人の障がい受容に成功し障がい者向けの職業訓練校の進路が決まった事例,5年間のひきこもりの青年に臨床心理士,キャリアコンサルタント,コーチングスタッフなど多くの専門家がかかわり,特定の思考パターンを解決することで長期のバイトにつながった事例,ほかにも多くの事例が書かれておりました。  私はこの若者雇用の問題を一般質問で取り上げるのは3回目になりますけれども,コミュニケーションの問題でなかなか就職に結びつかない,こうした若者が多くいました。こうした訓練をしてくれるサポートステーションが自転車で通える範囲にできるということは本当に喜ばしいことだと思います。私が以前見てきた三鷹のサポートステーションには,私が知っているだけでも当時3名の狛江市民の方が通っておりました。基本的には調布市とのかかわりということになっていくと思いますけれども,国領という狛江と非常に近い立地ということで,狛江市民の中でも利用する若者はかなりいると思いますけれども,狛江市としてはどのようなかかわりをしていくんでしょうか。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 344: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 調布市に開設されることに関しましては,市としても期待をしているところでございます。今後も調布市からの情報収集に努めるとともに,積極的な情報提供をしてまいりたいと考えているところでございます。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 346: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひ調布市だけではなく,運営するNPO法人からも直接情報収集に努めていただきたいと思います。この調布サポステができることによって,調布市では教育相談員への情報提供,市内の高校,障がい関係の施設などへの情報提供を行う予定と聞いています。狛江市としても情報収集に努め,調布市のような対応を早急にしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 348: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 調布市から情報収集するとともに,関係部署と連携しまして必要な対応について検討してまいりたい,このように考えております。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 350: ◯ 10番(岡村 しん議員) 7月からスタートするということなので,早急の対応をよろしくお願いいたします。  調布サポステは既に立川市でサポステの運営を行っており,そこでは地域の商店街の清掃などボランティアを通じて利用者が社会との接点をつくっているということです。狛江市としてもボランティアの紹介など,協力できる部分に関しては協力していっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 352: ◯ 市民生活部長(水野 穰君) 調布市で展開されます事業を注視しながら,市としての連携・協力体制について検討してまいりたいと考えているところでございます。 353: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 354: ◯ 10番(岡村 しん議員) ぜひよろしくお願いいたします。  次に若年健康診断についてお伺いいたします。  若年健康診断というのは40歳未満の健康診断のことでございます。現在狛江市には特定健診を受けられる年齢になる40歳まで,39歳以下の方の健康診断はありません。若者の2人に1人が非正規雇用になっている中で,派遣やアルバイトで働いている方にとっては健康診断を受ける機会がありません。ひきこもりになっている方,ニート状態にある若者についても同じでございます。  中央調査社が「若者の教育とキャリア形成に関する調査について」という調査報告を発表しております。この調査は2007年4月1日現在で二十歳の若者を対象として調査しているものですけれども,報告の第3回と第4回で健康状態について聞いています。これによると,健康状態が「あまりよくない」と答えている方が第4回調査では15.4%おります。内訳を見てみると,働いている人の中では14.9%,在学中の方12.6%,働いても在学もしていないそれ以外の部分では23.7%となっています。健康診断を受ける機会のない部分の層が,特に健康に不安を持っているということでございます。  昨年の第4回定例会でも言いましたけれども,健康診断は1,病気,体の異常を早期に発見し早期に治療できること,2,自分の健康状態を客観的に把握できること,3,健康の維持増進のために日常生活を見直すきっかけになること。この3つの意義があると思います。  20代は病気のなりやすさという点では低い年代ですけれども,その分健康管理が後回しになりがちです。また,社会に出てひとり暮らし,結婚など新しい生活スタイルを確立する大事な時期でもあります。この時期に健康に留意した生活スタイルを確立することは,その後何十年もの健康状態に影響します。また,30代は社会でも中堅どころとなり,出産も多い年代で,家庭でも忙しくなります。20代とは体力も違い,生活習慣病と診断され始めるのも30代の特徴と言えると思います。  今年度品川区で若年健診が実施されることになりました。23区ではこの若年健診を行っていない自治体はあと2つしかないということです。では多摩地域で実施している自治体の数と内容についてお伺いいたします。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 356: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 40歳未満の健康診査につきましては,多摩地区では八王子市,立川市,三鷹市など17市3町村で実施してございます。実施内容でございますけれども,自治体ごとに異なってございます。20歳未満からの実施が9自治体,30歳からが5自治体,ほかに20歳以上や節目の年齢のみで実施している自治体などがございます。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 358: ◯ 10番(岡村 しん議員) 17市3町村ということで,3分の2の自治体が既に多摩地域でも行っているということです。事前にいただいた資料によると,大島,利島,神津島,御蔵島でも既に行われているということでございます。内容はいろいろですけれども,狛江市より財政規模の小さい島嶼部でも行っているところがあるということですので,やろうと思えば狛江市でも行うことができる事業だというふうに思います。事前の話の中で三鷹市は,多摩地域の中では一番若年健診を受けている方が多いということでしたが,三鷹市と同じ内容の若年健康診断を狛江で行った場合の事業費は幾らになるでしょうか。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 360: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 三鷹市では16歳から39歳の市民の方を対象に健康診査を実施してございます。特定健診と同様の内容でございまして,年間の受診者がおおむね1,400人,対象人口約4万6,000人でございますので,受診率は約3%となります。  事業費としましては約2,400万円とのことでございますので,これを狛江市の対象人口約2万4,000人へ当てはめますと受診者数は約730人,事業費は約1,300万円程度になると試算できます。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 362: ◯ 10番(岡村 しん議員) 事業費は1,300万円程度ということでございました。決して安くはない金額だと思いますけれども,前定例会で他党の議員からも健康の問題はお金だけで考えてはいけないという趣旨の発言がありました。私も全く同じ思いであります。健康診断の問診では生活習慣の改善などの話もされます。今後の狛江市を支えていく若い世代が健康である,このことは非常に大きな意義があるものと考えます。  今の40歳未満の若い世代は,非正規雇用や職につけていない方など,健康診断を受ける機会がなくなっている方がかなりおります。セイコーホールディングの新成人調査によれば,これから先大切にしたいものを2つまで選んでもらったところ,一番多かったのが「お金」41.3%,次が「体」34.9%,3番目が「時間」33.3%でした。健康が若者の大きな要求になっているということだと思います。  先ほど他の自治体で行っている若年健診の数と内容についてお伺いいたしましたけれども,若年健診を行うことの意義について,狛江市としてはどのように考えますでしょうか。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 364: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 健康診査につきましては,乳幼児の健康診査に始まり,就学中は各学校での健診,事業所に就職したときには職場での健診などがございます。また,40歳以上の方につきましては健康保険の各保険者が特定健康診査を実施することになってございますし,後期高齢者医療制度や生活保護での健康診査もございます。  就学期を終え事業所等への就業をしない自営業等の方々には,特定健診の対象となるまでの間はみずからの負担で健康診断を受けていただくことになりますが,現実には受診をされていない方が多いと推測されます。この方々に健康診査をお受けいただくことは,医療費の削減のみならず,市民の皆様に健康で生活していただく上でも意味のあることだと考えております。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 366: ◯ 10番(岡村 しん議員) 市民の皆さんに健康で生活していただく上で意味のあることだという答弁でございました。中学校くらいまでは学校で健診する,学校に通っている人はその後も健診する,40歳以上の人は特定健診で受ける。ただ健康の問題というのはどこかに切れ目があっていいという話ではないので,ぜひともこの切れ目となっている若年層への健診を検討していっていただきたいと思います。  狛江市では国保健全化計画の中で予防に力を入れる,このようになっています。予防ということを考えたときに,まず必要なことは自分の健康状態を正しく認識するということだと思います。現在の狛江市では40歳未満の方は健康状態を正しく認識する機会がないわけです。多摩地域でも既に3分の2の自治体で実施されている若年健診を狛江市でもやっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 368: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) みずからの健康状態を把握し健康管理を行うことは医療費の抑制効果が見込まれ,社会保険制度の健全化に寄与するために3月に策定いたしました狛江市国保健全化計画におきましても,特定健康診査や各種がん検診の受診率向上,健康相談の充実を掲げてございます。若年層への健康診査につきましては,それらの取り組みの推移を見据えながら調査研究してまいりたいと考えております。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 370: ◯ 10番(岡村 しん議員) 調査研究していただけるということでした。早急に調査研究のほうを終わらせていただいて,具体的な検討に入っていただきたいと思います。  一度体を壊したら治すまでには非常に長い時間がかかります。治らずに一生つき合っていかなければならないこと,中には命を落としてしまうこともあります。若年健診は既に多摩地域でも3分の2の自治体で進められている事業です。狛江市でもぜひ実施していただきたいと最後要望して,1問目を終わります。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村しん議員。     〔10番 岡村しん議員登壇〕 372: ◯ 10番(岡村 しん議員) それでは2問目,生活保護行政についてでございます。  前定例会の一般質問でも生活保護について取り上げさせていただきました。今年度の予算で生活保護費670億円減,生活扶助基準引き下げ等で220億円が削減されます。私たち日本共産党は,これらの削減は,憲法が保障する国民の生存権を脅かすものとして反対してきました。前回は都からの情報がなかった部分もあり,改めて質問させていただきたいと思います。  まず厚労省が出した生活扶助基準額の見直しの具体例によると,基準引き下げで一番大きい影響を受けるのが若い子育て層であるというふうに思います。狛江市でも同じ傾向にあるのか伺います。
    373: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 374: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 生活保護制度におけます保護費の基準額は,世帯員の年齢・人数により決まってまいります。今回の基準改定の引き下げによる影響を見た場合,単身世帯のほうが影響額が少なく,複数世帯で世帯人数が多くなるほど影響額が多くなる傾向がございます。  1つのモデルケースとしましては,生活費と家賃のみで加算等を含まない計算で見ていきますと,35歳の単身世帯で1.62%,75歳の単身世帯では0.83%の減少となります。一方,夫婦が35歳で子供が1歳と4歳の4人家族の場合は2.31%,夫婦が65歳で子供が30歳と36歳の4人家族では2.47%の減少となってございます。子育て世代の影響も大きいようでございますが,あくまでも家族構成により影響幅が変わってくるものでございます。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 376: ◯ 10番(岡村 しん議員) 家族構成によるところが大きいという答弁でございました。一般的に子育て世代は構成人数も多いので影響も大きくなってくるということだと思います。  厚生労働省の資料を見る限りですけれども,都市部である狛江市では基準額が上がる年代はないように見えますけれども,狛江市においては全ての年代で基準額が下がっていく,こういうことでよろしいでしょうか。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 378: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 家族構成にもよりますが,狛江市が含まれる1級地-1地域と呼ばれている地域では,ほとんど全ての世帯で基準額が下がってございます。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 380: ◯ 10番(岡村 しん議員) ほぼ全ての世帯で基準額が下がるということでございます。生活保護の受給世帯は今でも節約しながら大変な思いをしながら生活しております。8月から基準額が下がるということで,季節的には家族が帰省してくる時期でもあります。お孫さんでも来たら少しでもお小遣いを上げたいと思うのが人情です。また,お盆でお墓参りに行きたいと思っている方も多いと思います。こうしたことに当て込んでいた分が減らされてしまうということです。  そもそも今回の基準の引き下げは,ふだんの生活には関係のない家電などの価格が下がったからと物価下落分を理由としているものでございました。これ自体本当におかしいことだと思いますけれども,最近は円安が進み,小麦や油など日常の生活に必要なものの値段が上がってきております。生活保護の受給世帯にとってはダブルで痛みが襲ってくるという状況だと思います。せめて早くから幾ら下がるのか知っていれば少しでも対応がとれる,そうしたこともあるかと思いますけれども,この保護受給者への周知,これについてはいつからどのように行うんでしょうか。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 382: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 保護受給者にはその説明の通知を7月上旬から中旬にかけて送付したいというふうに考えております。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 384: ◯ 10番(岡村 しん議員) 7月上旬から中旬にかけてお知らせをしていきたいという答弁でございました。システムの改修などの都合もあると思いますけれども,できればもっと早く通知していただきたいと思います。7月中旬となると基準改定まで2週間しかありません。1カ月前に改定前の保護費を受け取るわけですから,そのときまでにできるだけ伝えていただきたいと思います。  また,今回の改定は非課税限度額にも影響が出るわけですけれども,政府は26年度以降の税制改定において対応すると,医療保険等の自己負担額の軽減など非課税限度額を参照しているものもそのようにしていくと。狛江市でいうと,この非課税限度額を算定しているものは幾つの事業に影響してくるのか,生活保護の基準額を参照しているものについてもお答えをお願いします。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 386: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在担当部では44事業に影響があるものと把握しております。 387: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 388: ◯ 10番(岡村 しん議員) 狛江市としても44事業に影響があるということで,かなり多くの事業に影響が出てくるということでございます。  その中で子供に直接影響してくるものとして就学援助があります。狛江市の就学援助の準要保護世帯の基準は,所得比で生活保護の1.1倍であります。26市では狛江市と同じように所得比としているところは幾つあるのか,その平均は生活保護費の何倍になっているんでしょうか。 389: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 390: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 所得比としている市でございますが,狛江市を含め13市でございます。その平均は生活保護費の1.16倍でございます。 391: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 392: ◯ 10番(岡村 しん議員) 平均だと所得比で1.16倍ということです。つまり狛江市は1.1倍ですから,同じやり方でやっている他市の平均より低くなっているということです。  厚生労働省の生活扶助基準見直しに伴い,他制度について生じる影響について対応方針では,就学援助についてはできる限りその影響が及ばないように対応することを基本的な考え方とするとしています。幾つかの自治体で基準を変えるための検討が始まっています。狛江市でも今まで就学援助を受けていた御家庭がこれまでどおり受け取り続けられるように基準変更を検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 393: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 394: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 東京都教育庁地域教育支援部義務教育課より,平成25年2月21日付事務連絡,生活扶助基準の見直しに係る対応についてにおいて,生活扶助基準の見直しに直接影響を受ける国の制度,できる限り影響が及ばないように対応するものの項目に就学援助が明記され,地方単独事業である準要保護者に対する就学援助に対し,国の取り組みを説明の上,その趣旨を理解した上で,各自治体において判断していただくよう依頼と明記されてございます。  国,東京都や近隣自治体の動向に注視し判断したいと考えております。 395: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 396: ◯ 10番(岡村 しん議員) 厚生労働省も影響が及ばないように対応することが基本的な考え方とすると言っております。そのままだと影響が出てくるわけですから,現段階でも必要があると思いますので,ぜひともこの基準改定のほう,検討をお願いしたいと思います。  次に政府は5月17日に生活保護法の改定法案を閣議決定いたしました。今週から国会で審議が始まっております。日本共産党は,多くの問題があることから,この法案には反対の立場をとっております。生活保護法の改定は,1950年に生活保護法がつくられて以来初めてのことです。この改定案には多くの個人,団体から不安の声が出されております。  5月14日付東京新聞では,制度見直しを議論してきた厚生労働省の諮問機関,社会保障審議会「生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」の宮本太郎部会長は,部会では議論されなかった,部会がまとめた最終報告にも入っていない,保護が必要な人への心理的な脅威となることは避けるべきだと指摘しております。  生活保護問題対策全国会議の事務局長を務める小久保哲郎弁護士は,これまで違法とされてきた自治体が窓口で申請を受け付けない水際作戦を法制化するもので,多くの保護が必要な人を窓口で追い返す効果があると批判したと報道されております。  さらに日弁連が会長声明を出しています。非常にまとまったものなので省略しながらではありますけれども,ここで紹介させていただきます。  生活保護の利用を妨げる「生活保護法の一部を改正する法律案」の廃案を求める緊急会長声明。「政府は,本年5月17日,生活保護法の一部を改正する法律案を閣議決定した。改正案には,1)違法な「水際作戦」を合法化する,2)保護申請に対する一層の萎縮的効果を及ぼす,との2点において,看過しがたい重大な問題がある。  まず,改正案24条1項は,保護の開始の申請は,「要保護者の資産及び収入の状況」その他「厚生労働省令で定める事項」を記載した申請書を提出しなければならないとし,同条2項は,申請書には保護の要否判定に必要な「厚生労働省令で定める書類を添付しなければならない」としている。しかし,現行生活保護法24条1項が,保護の申請を書面による要式行為とせず,かつ,保護の要否判定に必要な書類の添付を申請の要件としていないことと比べて,また,口頭による保護申請も認められるとする確立した裁判例に照らして,保護申請権の行使に制限を加えるものであることは明らかである。」。  「次に,改正案24条8項は,保護の実施機関に対し,保護開始の決定をしようとするときは,あらかじめ,扶養義務者に対して,厚生労働省令で定める事項を通知することを義務付けている。  しかし,現行法下においても,保護開始申請を行おうとする要保護者が,扶養義務者への通知により生じる親族間のあつれきやスティグマ(恥の烙印)を恐れて申請を断念する場合は少なくない。このように扶養義務者への通知には保護申請に対する萎縮的効果があり,これもあって,生活保護の捕捉率が2割程度に抑えられているところ,改正案によって一層の萎縮的効果を及ぼすことが明らかであり,容認できない。」と問題点を指摘しながら廃案を求めております。  これは非常にもっともな主張だと思います。他の団体からも幾つも心配の声が出されております。共通するものの一つが窓口での申請を受け付けない水際作戦が強化されるというものです。  確かに現在出されている法案どおりだとすると水際作戦が合法化されるということだと思います。水際作戦は申請権を侵すものとして許しがたいものであります。  初めに言ったとおり私たち日本共産党は,この法案に対して反対の立場です。市としても反対の声をぜひ上げていっていただきたいと思います。狛江市においては水際作戦がこれまであったとは思っていませんけれども,仮にこの法案が可決された際でも,運用はこれまでどおりやっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 397: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 398: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 生活保護法の一部改正案におきましては,必要な人に確実に保護を実施するという基本的な考え方を維持しつつ,今後とも生活保護制度が国民の信頼に応えられるよう就労による自立の促進,不正受給対策の強化,医療扶助の適正化等を行っていくための改正でございます。決して水際作戦と言われるようなものではございません。狛江市におきましても,今まで同様に保護申請権を侵すことのないよう適切に対処してまいります。 399: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 400: ◯ 10番(岡村 しん議員) 水際作戦に対しての認識には違いがあると思いますけれども,今まで同様に保護申請権を侵すことのないように,適正に対応するという答弁でございました。  それでは次に扶養についてお伺いいたします。  現行法では生活保護上の扶養の取り扱いは,民法の規定により扶養が行われたときに援助された額を収入認定するという意味で,扶養の履行を強制する権限はないというふうに認識していますけれども,これに間違いはないでしょうか,また,改正案でこの部分についての変更があるんでしょうか。 401: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 402: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 今回の生活保護法の一部改正案では,保護の実施機関が必要があると認めたときは要保護者,扶養義務者等に対しまして報告を求めることができるものとすることとしてございます。報告は受給者の援助方針の資料としてとどめておくものであって,決して扶養を強制するものではありませんし,強制する権限もございません。 403: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 404: ◯ 10番(岡村 しん議員) 扶養を強制するものではないということです。しかしこの扶養義務を要件化するということで,居場所を知られたくないDVの被害者,また家族に迷惑がかかることを恐れる生活困窮者が申請をためらう,こうした懸念があります。部長の答弁にもあるとおり,あくまで必要のあるときということなので,必要最低限でやっていただきたいと思います。  保護申請について自治体の調査権限がふえるというふうにも報道されております。報道によれば調査の範囲が年金,銀行,信託会社,勤務先の雇い主にまで及ぶということです。勤務先に生活保護を利用していることが知られてしまう可能性があるということです。だったら申請自体をやめておこうと萎縮的効果を及ぼすという,こうした懸念もあります。こちらも運用についてはこれまでどおりやっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 405: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 406: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 確かに生活保護法の一部改正案におきましては,福祉事務所の調査権限を拡大する旨の規定が盛り込まれてございます。これは昨今問題となってございます不正受給対策面での強化として挙げられているものでございまして,就労活動等に関する事項を調査可能とするとともに,官公署の回答義務を盛り込んでいるものでございます。狛江市としましても,不正受給に対しましては被害が大きくならないよう的確に取り組んでいきたいと考えております。 407: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 408: ◯ 10番(岡村 しん議員) 不正受給についてはしっかりと対応していただきたいと思いますけれども,悪質な不正受給というのはごく一部でございます。今回の改定で問題になっているのは,調査が強化されることによって家族や職場に迷惑がかかるのではないかと,申請そのものをあきらめてしまうことが指摘されています。前回も言いましたけれども,生活保護で一番問題にされるべきは,本来生活保護を受給する権利があるにもかかわらず受給できていない,捕捉率が低い,こうしたことだと思います。  政府は生活保護法改正は2014年4月から,生活困窮者支援をうたう生活困窮者自立支援法は2015年度から実施するとしております。今後仮に法案が通った場合,どのようなスケジュールで動いていくんでしょうか。 409: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 410: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 5月17日に生活保護法改正案と一緒に生活困窮者自立支援法が閣議決定されました。この生活困窮者自立支援法につきましては,生活保護に至る前の段階で自立支援策の強化を図るために,生活困窮者に対し自立相談支援事業の実施,住宅確保給付金の支給,その他の支援を行うためにつくられた法案で,平成27年度からの実施予定となってございます。  まずは今年度におきまして,全国で幾つかの新制度による支援を試行的に行うモデル事業を展開しまして,地域における支援体制を計画的に整備するとともに,そこから得られる課題を抽出しまして,平成27年度の本格施行に向けて制度設計に反映させていくこととなってございます。 411: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 412: ◯ 10番(岡村 しん議員) 私も生活保護法の改正が先で,困窮者の支援,これについては後回しで進められていくということだと思います。  今後基準引き下げや不正受給対策にかかわる事務などがふえてまいります。不正受給対策で一番大事なことは取り締まるということではなくて,収入を申告してもらうためにどうしたらいいのか,意義の説明など一定時間のかかる対応が必要になってくると思います。仮に改正案が通ったらさらに業務量がふえることとなります。職員は今でも大変な中で働いています。これ以上の業務量の増加は受給者にとっても悪影響が出ることと考えます。ケースワーカーの増員・専門性の強化が必要だと考えますが,いかがでしょうか。 413: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 414: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 平成24年度末の保護受給世帯数は前年度末より26世帯ふえており,今後も増加が見込まれております。その中で基準改定の引き下げ,不正受給対策の強化,自立支援の促進など,新たな業務展開で今後ますます業務量がふえていくことは明白でございます。ケースワーカーの増員等につきましても,関係部署と十分に協議を行いますし,また,組織改正も含めて対応してまいりたいと考えております。 415: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番岡村議員。 416: ◯ 10番(岡村 しん議員) 受給者に対しても丁寧な対応を進めていく上で本当に必要なことと考えますので,ぜひよろしくお願いいたします。  今回の一般質問では前回に続いて生活保護について取り上げさせていただきました。生活保護は社会保障制度の土台の役割を持っています。基準引き下げは狛江市だけでも44もの制度と連動しております。この安易な引き下げは生活保護受給者のみならず多くの市民への影響が出ることも明らかになりました。ふだんの生活には関係のない一部家電製品の物価の値下がりを理由とするならば,毎日の生活に必要な小麦関連,油の価格が上がっている今,基準を本来ならば引き上げる,こうした必要があると考えます。  また,不正受給を理由に保護法の抜本改正が狙われております。ごく少数の不正受給の取り締まりのための法改正をして,保護が必要な方の申請権を侵すことはあってはなりません。  本日も悲しいニュースがありました。大阪市北区で28歳の母親と3歳の子供が餓死したというニュースです。報道によれば食べられるものは食塩だけ,電気,ガスはとめられ現金は見当たらなかった,遺書には,子供にもっといいものを食べさせてあげたかったと書かれておりました。朝のニュースでは生活保護は受けられなかったのか,コメンテーターが言っておりました。この母親が保護制度のことを知っていたのかどうかはわかりませんが,20%にも満たない捕捉率がこうした悲しい結果を生み出しています。  不正受給はあってはならないものですが,厚生省発表で0.4%の不正受給を問題にするよりも,本来生活保護を受ける権利がある方の20%に満たない人しか保護を受けられていない,こうした現状こそ問題ではないでしょうか。  狛江市においては申請権を奪うことになる生活保護法の改正案に反対の声を国に対して上げていっていただきたいと思います。それとともに生保と連動してくる就学援助については,国も影響が出ないようにと言っており,さらに多摩地域の平均より低いわけですから,引き上げていくように再度要望いたしまして,質問を終わらせていただきます。 417: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時23分 休憩     午後 2時40分 開議 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番宮坂良子議員。     〔11番 宮坂良子議員登壇〕 419: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは一般質問をさせていただきます。  1問目は,高齢者福祉の充実についてでございます。  介護保険と見守りについて今回は質問いたします。  まずその1つとして,必要な人が利用できる介護保険にということをしたいと思います。  介護保険制度は2000年4月から施行され,当初家族介護を解決,社会全体で介護を支えるために導入したとうたわれております。市の介護保険のパンフレットの表紙にも「安心をまもる介護保険」とあり,高齢者や家族が安心して暮らせるための仕組みですと書かれております。また,介護保険法でも尊厳の保持と明記されております。  それにもかかわらず親の介護のために職場をやめざるを得なかった,80代の方,90代の方を介護する老老介護,利用料が払えなくて制度を利用できない低所得の方も少なくありません。介護を苦に痛ましい事件も後を絶ちません。まさに人間の尊厳が脅かされています。  今本当に必要とされている人が安心して利用できるようになっているでしょうか。市として改善できることはぜひ改善していただくことを要望いたします。  まず,本来公的な介護制度の目的について,市はどのように考えるのか伺います。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 421: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 介護保険制度につきましては高齢者の自立を社会全体で支え合う仕組みとして創設されたものでございまして,介護保険法の目的に掲げているとおり,介護等が必要になった方が尊厳を保持し,その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように給付等を行う制度だと考えております。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 423: ◯ 11番(宮坂 良子議員) かつて国会の中でも私たち日本共産党の国会議員が質問いたしました。これに対して時の厚生労働大臣は,介護保険というのは何が目的かというと,介護される人ないしその家族,そういう方が快適な状況になるということ,高齢者の人権を保障し,人間らしいその人らしい生活や人間的発達を支援し保障することではないでしょうかと答弁しています。市は保険者としてぜひこうした立場で運営を進めていっていただきたいと要望いたします。  本来介護サービスの質の向上が目的である自治体の役割として,法令の規定を過度に厳格に捉えたり,介護報酬の返還ばかりに偏っていたりすることがあってはならないと,こういうことも国から指摘されています。また,厚生労働省は家族との同居を理由に一律に生活援助サービスを禁止しないように求める,こうした通達,あるいは通知を再三にわたって出していると聞いております。  厚生労働省の通知とはどのようなものでしょうか。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 425: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 厚生労働省の通知の内容につきましては,一律機械的に保険給付の支給の可否を決定するのではなく,適切なケアプランに基づき個々の利用者の状況に応じて具体的に判断されるものであることを示す内容となってございます。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 427: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 通達や二度にもわたっての事務連絡が出されていたわけですけれども,今御紹介があったように生活援助等において同居家族等がいることのみを判断基準として,一律機械的にサービスに対する保険給付の支給の可否について決定することがないようにと,再三こういうことが厚労省から各自治体,保険者に行っております。  しかし実際はどうでしょうか。私のところにも切実な声が寄せられています。日中独居問題では89歳の女性が支援2で,ひとりではなかなか生活できない,孫が同居しようという話に上がっただけでケアマネジャーから,同居人がいたらできないと連絡があったということで,この方はもう私は見放されたと,どうでもいいということで食事もつくるのも面倒と,今お菓子ばかりを食事がわりにしているという本当に大変な生活状況です。しかしこのお孫さんも既に働いており,まさに日中独居なんです。やはりこういうケース・バイ・ケース,きちっと見ていただきたい。  また時間短縮の問題,これは前回の定例会でもかなり要望しましたけれども,市は適切にやっているという答弁でしたけれども,80代の女性は,この間2回も入院した,これまで週1回買い物などをしてもらっていたけれども,45分になって掃除ぐらいしか頼めなくなった。ずっと立っていられなくて調理ができないので,お弁当やパンなど買いたいけれどもだめになり,たまに大学生の孫が買ってきてくれるけど,買い置きがなくなると食事が欠乏してしまう,こういう実態です。  また認定問題でもあります。80代の女性。パーキンソン病で生活困難,サービスをもっとしてほしいのに軽度の判定で,週2回しか受けられていないと,こうした実態はまだまだたくさんあると思います。
     市は,厚生労働省からの通知をどのように捉え,生かそうとしているのか伺います。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 429: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 介護保険制度につきましては,高齢者の自立支援のためのニーズに対しまして,標準的な水準のサービスを社会全体で保障するものでございます。厚生労働省の通知につきましても,その給付に当たり,要介護認定や利用者の状況等に応じた適切なケアプランに基づく保険給付を求めたものと認識しております。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 431: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 通知というのはこのようにしてくださいというように,実際に現場の方たちに伝えていくということが大事だと思うんです。市が認識しているというだけではだめだと思います。やはりそこは保険者としてきちっとした責任を持って,そしてもしそういう声が上がっているようならば努力をしていくことが求められています。  具体的にサービス事業者にどのようにこの通達を生かす,あるいは本当に必要な方がサービスが受けられるように,そういう援助をしているのでしょうか,伺います。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 433: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) サービス事業者等につきましては,厚生労働省の通知に基づく取り扱いを周知しているところでございます。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 435: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 通知に基づいて周知しているだけではわかりません。具体的にどのようにしているのでしょうか。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 437: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) ケアマネ連絡会等を通じまして通知の周知を行うとともに,各事業者にも通知の配布等を行ってございます。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 439: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 家族との同居問題などは,特にこの問題でケアマネジャーが迷うことが多いそうです。市に問い合わせすると,市としてはいいとも悪いとも言えないということで回答しているそうです。ケアマネジャーとしても,サービスをつけたいなと思っていても,やっぱりいざ後から監査請求があるのではないかと,こういう強迫観念があるということで大変不安だということも伺っています。ぜひこういうケアマネジャーが困ることのないように,ケアマネジャー連絡会議などでさまざまなモデルを上げながら納得できるような,そういうことを示していただきたいし,また,多くのケアマネジャーがいらっしゃいますので,この人はよかった,この人はだめだったということのないように一致させていただきたいなというふうに思います。  また,認定が低くされていることとかサービス量が足りないという問題などは,必ずしもケアマネジャーの欠陥というわけじゃなくて,利用者がどうしても遠慮しちゃっているんですね。ケアマネジャーに物を申せば,今の要介護1で十分サービスをふやすことができますよという事例も,私は幾つか取り扱いましたけれども,やはり利用者というのはなかなか言えないという状況もあります。そういうことも酌み取っていただいて,事業者へ働きかけをしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 441: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) ケアマネ連絡会等におきましても事例検討会等を行っているところでございます。さまざまな事例等を検討する機会を設けるなど,さらなる情報交換,情報共有を図ってまいりたいと考えております。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 443: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ではぜひ利用者の実態に耳を傾けていただき,ケアマネジャーからそんな声が上がってこないよというのではなくて,やはり情報収集,そういうことに努めていただきたいと,そして本来の介護保険,必要な方が利用できるようにしていただきたいということを1つ目,要望しておきます。  2)として特養ホームについてでございます。  前回の定例会で310人の待機者がいるということが明らかになりました。この特養ホームの増設について要望いたしましたけれども,市としては特養だけでは根本的な解決は困難,まず住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう,身近な地域で支える体制づくりが必要と考えています。医療,介護,予防,住まい,生活支援サービスが切れ目なく提供される地域包括ケアシステムの構築を推進していきたいと,こういう答弁でございました。  確かにそうです。切れ目なく進めていくということは大変歓迎するものです。ぜひ市としてもこの地域包括ケアシステム,実践的に進めていっていただきたいというふうに思います。だからといって,この構築をやっているから特養ホームの建設は必要ないということではありません。しかもこの地域包括ケアシステムというのは狛江市が一生懸命やるにしても,これは本当に大変なことです。十分な体制づくりが求められます。ですからやはりここは国が責任を持つべきだと私たちは考えます。そして国庫負担の引き上げなども必要だと思います。これらについては今後要望していきたいなというふうに思います。  そこできょうは特養ホームについてですけれども,ぜひ地域包括ケアシステムとあわせて特養ホームも同時に必要なのではないかというふうに思いますけれども,前回の定例会で310人の待機者で3つ目の特養ホームが2015年3月にできると,しかし定員は100人。単純に考えましても210人の方があふれるということになります。  しかも,昨年入所者数は10カ月でわずか6人だったということも明らかになりました。それで,重度の方だけを見ても介護3以上の方が229人なんです。120人も入れないということになります。しかも年齢も80歳以上の方が253人でした。  さらに特養ホームではなくてはならないという問題もあります。例えば重度の単身者が本当に自宅で生活ができるのでしょうか。調査によりますと特養ホームの1日当たりのサービス回数は17.6回から28.4回のサービスを実施しているということです。しかし地域包括ケアシステムのあり方検討委員会の報告書によりますと,モデルとされているのは平均4回から7回程度の訪問とされています。これでは重度で単身者は施設並みのサービスができないのではないかと私は考えますけれども,いかがでしょうか。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 445: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 地域包括ケアシステムにつきましては可能な限り住みなれた地域で暮らしていけることを目指す仕組みでございまして,サービスつき高齢者向け住宅や定期巡回随時対応型訪問看護介護,医療連携など住まいを支える仕組みの構築も求められているところでございます。地域包括ケアシステムを中心とした介護保険制度全体の中で検討してまいりたいと考えているところでございます。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 447: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 地域包括ケアシステム構築で,在宅で暮らしていける人をふやしていくということですけれども,ではちょっと方向を変えまして,これは何年にでき上がるということを目指しているのでしょうか。また,このケアシステムによりましてどのくらいの方が在宅で介護できるとお考えでしょうか。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 449: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 国におきましては団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて取り組みを進めることが求められてございます。狛江市におきましては,第5期計画から取り組みを進めておりまして,第6期の計画においても重要課題になることから,早期の構築を目指してその取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 451: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 2025年というのはすごく先ですよね。それよりも前に第6期にもやっていきたいというお答えでしたけれども,その時期には待機者もかなりふえ,この地域包括を構築されたとしても在宅が困難で,やはり特養ホームが必要になるということが考えられます。政策決定をたとえ今したとしても開設は先のことで,間に合わなくなります。しかも今後,先ほどおっしゃったように団塊の世代がまさに高齢期を迎えるということになりますね。そうなりますとますますふえてくるのは確実です。  3つ目の特養ホーム開設までに7年間経過いたしました。このことから考えましても,やはり早急に見通しを持った計画が求められると考えられますけれども,いかがでしょうか。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 453: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 重ねての答弁になりますけども,団塊の世代の高齢化に向け,住みなれた地域で安心して暮らしていける地域包括ケアシステムの構築が求められているところでございます。まずはそれを最優先で取り組み,地域包括ケアシステム全体で支え合える仕組みの構築を目指してまいりたいと考えております。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 455: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 何度も言いますけれども,この地域包括ケアシステム構築を最優先で進めていっていただきたいということを置きまして,さらに特養ホームの市民要望も強いということを御認識いただきたいなというふうに思います。  80代の御夫婦は特養ホームに入れず,2人とも介護保険のヘルパーでやっと生活されています。老老介護どころではなく,お風呂に入るのも2人ともヘルパーの手助けがないとできないという状況です。  また,ある80代の女性は認知症の夫を10年近く介護して夜もなかなか眠れず,ストレスや疲労で優しくできない自分に嫌悪感を抱くことがあると,こうおっしゃっています。また,ある方はもう限界ということで,高い入院費を払って病院を転々としながら待っています。しかし在宅ではないからということで優先度が後回しにされてしまっているという状況です。みんな早く特養ホームに入れてほしいと,こういう切実な声をぜひ聞いていただきたい。そして計画として,今から考えていかなくてはならないということを要望しているわけです。  まず初めに確認いたしましたように,介護保険の本来の目的,高齢者や家族が安心して暮らせるためにも,市はこうした声に応えるべきではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 457: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 高齢者の自立を社会全体で支え合う仕組みとして創設されたのが介護保険制度でございます。その趣旨に基づきまして介護保険制度全体の中で仕組みを整えてまいりたいと考えております。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 459: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 介護保険制度全体の中でそういうことも含めて考えていきたいというお答えでございました。  それでは次に移ります。  3番目,介護保険の利用料の軽減ということです。これは私,毎回求めておりますけれども,高齢者が安心して暮らせるためには介護保険,低所得の方の利用料の軽減というのが重要ではないかというふうに思います。  市長は前回の定例会で,「偏りのない市政を進めていくためにどうすればいいかということをきちんと整理した上で考えていきます。」と述べ,まさに市独自サービスを実施するには偏った方だけにするわけにはいかないというような,こういうようなお答えでした。しかし利用したくても,前回も紹介いたしましたけれども,月に530円が払えなくておにぎりで我慢している,こういう人の気持ちがわかるでしょうか。低所得の方への支援という考え方は偏った方という位置づけなのでしょうか,市長にお伺いします。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 461: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私が偏ったという表現を使う場合というのは常に決まっておりまして,一党一派に偏したという意味にしか使っておりません。少し誤解があるようですが,低所得の方への支援に限らず,市独自のサービスを限られた財源の中で実施していくためには,市民全体の福祉という観点から全体的な状況を勘案し検討していく必要があるということを申し上げているつもりです。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 463: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 本当に驚きですね。私が前回要望したのは,じゃあ一党一派に偏った,そういうことで要望したとお考えでしょうか。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 465: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 私が不偏不党の立場を明らかにしているだけの話であります。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 467: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 答弁と全然違うんですよ。不偏であるという市長の今のおっしゃったことと全く前回の答弁,今の答弁が食い違っているんです。それは認識されていないんでしょうか。私が要望することは,じゃ一党一派に偏った要望だとお考えですか,もう一回お願いします。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 469: ◯ 市 長(高橋 都彦君) そのようなことは申し上げておりません。私は偏らない福祉ということを申し上げているだけの話でありまして,福祉については……福祉は社会的弱者により多くの手を差し伸べるということが目的であるということは考えておりまして,その人たちを偏ったと言ったことは一回もありません。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 471: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 前回の答弁でそのようなことをおっしゃったわけです。議事録をちゃんと見てください。そして今の答弁はまさに,偏ったということで,一党一派に対して使ったということでは,全く整合性がありません。私は弱者を救う,そのためのことが今の介護保険でいえば低所得の方に利用料の軽減,これを求めたわけです。それに対して,そのような,偏りのない市政を進めていくという反論をされたわけです。  私はこの軽減問題では,前回も述べましたけれども,信念としてまさに自治体の役割,政治の役割として社会的に弱い人々に手を差し伸べることこそが,市民全体の福祉向上につながっていくという考えです。これは多分私だけじゃなくて本来の自治体のあり方だと考えますけれども,この点についてはいかがですか。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 473: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 福祉施策というのは言われるまでもなく,社会的弱者により手厚く行われるのは当然のことであり,限られた財源の中で市民全体の福祉という観点から全体的な状況を勘案し,検討していくものと考えています。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 475: ◯ 11番(宮坂 良子議員) あたかも限られた財源の中で全体を勘案していきたいというと,なるほどというふうに思われるかもしれませんが,私が今回要望した軽減は,予算の組み替えでも提案したわけですけれども,わずか500万円ちょっとという金額でございます。このことをやることで,さらに全体の福祉の向上につながるということで提案いたしました。決して,この財源を使ったからといって市の財政がパンクするような,そういうことではないと思いますがいかがでしょうか。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 477: ◯ 市 長(高橋 都彦君) 市政全体を預かる立場からいたしますと500万円でも1円でも,私は価値は同じだと思っております。どういうふうに配分するかということについて,全体状況を考えてやるのが私の務めだと考えております。 478: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 479: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 当然そうです。私はそういうふうに言っているでしょう。ただ500万円だという点では,それほど過大な金額ではないということを申し述べているのであって,福祉を向上させるという立場だったらそういう予算を計上するというのも,全体の立場から重要ではないかということを述べているわけです。これについてはまた次回やりたいと思います。  それでは4番目,要支援者を介護給付対象から外す改悪問題について質問いたします。  介護保険法の改定に向けて厚生労働省や社会保障審議会で,要支援1・2などの軽度者を介護保険から外す切り捨てや,利用料アップなどの方向が強められようとしています。既に,市独自の判断でできるという要支援者へのサービスを介護保険の対象から外し,地域支援事業に組み込む,介護予防・日常生活支援総合事業が2012年度から実施されております。  介護予防・日常生活支援総合事業へ移すことはサービスの低下になると考えますけれども,いかがでしょうか。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 481: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 介護予防・日常生活支援総合事業につきましては,制度上の制約から十分なサービス提供ができなかった部分についても,利用者の視点に立った柔軟な対応や,既存の枠組みにとらわれないサービス提供を可能とすることを目指し導入されたものでございます。その選択は各自治体に任されており,狛江市におきましては介護保険の中で一体的に提供されることが望ましいと考え,選択していないところでございます。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 483: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ちょっとややこしいと思いますけれども,この介護予防・日常生活支援総合事業,総合事業といっておりますけれども,今お答えのように利用者の立場に立った柔軟な対応や,既存の枠組みにとらわれないサービスの提供が可能という内容とは異なると思いますけれども,それは指摘しておきたいと思います。  この総合事業は,あくまで目的は給付費を削減するということにあります。この内容は全国の一律の基準に基づく介護保険サービスでなくなるので,サービスがそれぞれの自治体によって異なってしまいます。さらに,利用料も1割とは限りません。自治体で決められてしまいます。またさらに,サービスの担い手もボランティアでもよいということになっているものでございます。  あわせて問題なのは,地域支援事業が今でも介護給付費の2.8%になっているのに,ここに要支援1・2の軽度者を組み入れても上限が3%以内というふうに制限されております。これまで要支援の人たちの介護保険給付費は約6%でございました。明らかに,わずか0.2%のところに要支援1・2の人を組み込んだ,そういうサービスをやるということになると,これまでのサービスが提供できない,低下になってしまうということだったと考えます。  これにつきましては以前の定例会で,狛江市は明確に,介護保険から外すことは行わない,要支援者も引き続き介護保険で実施するというお答えでございました。この考えに相違はございませんか。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 485: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現行法が変わらない限り介護保険法の中で実施することを考えております。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 487: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ぜひお願いしておきます。  では次に孤立死をなくす見守りをというところに移ります。  第5期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画,今後の取り組みとしてこの見守りのところを見ますと,地域組織や事業者への協力要請,また見守りのポイント,通報が必要な例などの市民向けパンフレットの配布,次に75歳以上に情報紙の作成,さらには各種団体研修会,そして必要な高齢者の把握と具体的な見守りの方法の検討と,このようにるる掲げられております。これらの進捗状況はいかがでしょうか。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 489: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 見守りのポイントや協力を呼びかけるチラシを作成いたしまして,市民の方や事業者に配布させていただいております。必要な高齢者の把握や見守り体制等につきましては,順次検討を行っているところでございます。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 491: ◯ 11番(宮坂 良子議員) この見守りの充実につきましても,私はたびたび質問してまいりました。そして大きく分けてしっかり見守るということで,この間新たに「あんしん見守りサービス」が実施されました。これは本当に利用されている方から大変喜ばれております。  先日も訪問した方がにこにこしながら,つけたのよと言っていただきまして,これで本当に私は安心して寝られるわと言っておられました。また,実際につけた方が倒れそうになったときに,ペンダントを押して救急車に来てもらったと,病院に運ばれたと同時にお子さんにもみずから連絡しなくても,救急隊の方が連絡してくれたということで命拾いしたわということで,大変喜ばれております。これはもっと促進していただきたいなということを要望しておきます。  さらには緩やかな見守りとして,この間地域の方,郵便事業者など事業所にお願いするということがありました。これはちょっと協定も結んでいないのでぜひ事業所をふやして,そしてしっかり市と協定を結ぶということを要望しておきたいというふうに思います。  さらには訪問して,中までしっかり入らなくても一応訪問ということで,高齢者の配食サービスが見守りとして位置づけられております。これらはありますけれども,さらに充実を進めていくということが求められておりますし,この高齢者保健計画にも述べられていることを進めていくということでございますけれども,その上で市の構想についてお伺いしたいと思います。また,それを進めていく上での課題についてもお伺いします。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 493: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 見守り体制の構築につきましては,地域のさりげない見守り,定期的な安否確認により積極的な見守り,また機械システム等による緊急援護などを複層的に組み合わせた総合的な見守り体制の構築を検討しております。課題といたしましては,生活実態の把握が困難な閉じこもりの方,またほかの方とのかかわりを拒否する方の孤立化防止が次の課題であると考えているところでございます。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 495: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 総合的な見守り,複層的な見守りを実施していく上で今足りないことは,定期的な安否確認による積極的な見守り,訪問による見守りだと考えますけれども,そこで前定例会で,また予算の組み替えでも提案いたしました東京都の施策であります「シルバー交番」の設置について,ぜひ実施していただきたいということを要望したいと思います。  このシルバー交番は高齢者の在宅生活の安心を確保するために,その生活実態の把握や関係機関との連携による高齢者の見守りを行い,緊急通報システムを活用したり,あるいは緊急時の対応など必要な支援を行うとともに,高齢者の相談を受けて問題解決に当たるということなどを目的としております。これは共通の問題です。  このシルバー交番は現在調べましたら,2012年度,昨年度の実施が6区4市1町36カ所でございました。しかし2013年度の予算編成の中で7区5市43カ所設置されているということがわかります。ふやしているということです。  私は3月に,4カ所設置しております町田市に視察に行ってまいりました。その中でも藤の台団地に設置されたところを見てまいりましたけれども,ここの名称は「本町田あんしん相談室」という名称でシルバー交番をやっています。藤の台団地というのはURの団地で,総戸数が3,400戸余り,狛江にはない規模ですけれども,約9,000人の居住で,相談室は商店街の一角にありました。そして地域包括支援センターから派遣されている社会福祉士の相談員,正規の職員です,その方1人とあと臨時の事務員の2人が常駐しておられました。相談室は月曜から土曜,朝8時30分から午後5時まであけているということです。  そして月1回,実態把握の訪問を行っているということで,ここの藤の台団地には,ほかにボランティア組織もありまして,「藤の台団地高齢者見守り支援ネットワーク」というのが存在しております。ここの組織と連携して見守りを行っているということでございました。
     実績ですが,行ったときが3月でしたので2月までの実績ですが,2012年度4月から2月までの相談件数は,訪問,来所,電話による相談が合計969件,相談内容といたしましては,身体機能の低下が242件,理解力の低下が138件,疾病が117件,認知症の疑い65件,認知症診断ありが42件となっておりました。そしてこれらについては4カ所ともこのような形でやっているということを伺いました。  そして費用ですけれども,この費用は予算組み替えのときにも述べましたけれども,東京都の事業なので開設するに当たって委託費,委託料,あるいは相談員の報酬,あるいは家賃,賃貸料,それと初期の備品費,これらもろもろが必要ですけれども,上限が約1,000万円。その2分の1が東京都から助成されるということでございます。  こうしたいいものは取り入れるという点が必要ではないかと思いますし,この点では,市としての決断をしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 497: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 御指摘のような機能につきましては,現在3カ所ございます地域包括支援センターの役割を補完する意味で有効な取り組みであると考えてございます。今後構築予定の総合的な見守り体制の機能の一つとして注目してまいりたいと考えております。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 499: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ぜひ注目だけじゃなくて実践的に設置の方向に進めていっていただきたいなというふうに思いますが,実は狛江市の一番高齢化率が高いと言われている狛江団地は51%と紹介いたしましたけれども,こうした相談室が急務だと考えます。団地の自治会総会でも住民の方から,ぜひ設置していただきたいという要望が出されたそうです。  また,役員の方からも次のような要望が私に寄せられました。都営住宅の高齢化は2013年1月51.8%,75歳以上25.4%です。さらにひとり暮らしが35%と大変深刻です。1カ月で安否確認が4件ありました。子供さんや兄弟のところで元気に過ごされていることがわかり,全員無事でほっといたしました。また,昨年にはある方がクラブ活動の連絡に訪れたけれども,ノックしたけれども出てこない,でも物音がしているようだという,こういう連絡があり,早速訪問いたしました。幸い1階だったのでベランダより確認したら,倒れて動けずにいました。即消防署に連絡し一命を取りとめましたと。現在は問題が起きてからの対応です。高齢者ひとり暮らしが多い中,積極的な対応が重要な役割を果たします。専門医が常駐し,相談や見守りを行うというシルバー交番と言われているようなものをぜひ実現していただきたいと,こういう要望でございました。  これらの切実な要望に応えるべきだと考えますが,いかがでしょうか。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 501: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 狛江市におきましては,狛江団地など高齢化率が他の地区に比べ高くなっている地区がございます。そうした地区におきまして総合的な見守り体制の構築に向けて,早期に取り組む必要があると考えているところでございます。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 503: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 早期に対策は必要だとお答えいただきました。ぜひよろしくお願いいたします。  2つ目に,もう1つ提案したいと思います。あんしんキーホルダーの取り組みでございます。これも視察に行ったときに実際にあんしんキーホルダーのことを聞いてまいりました。これはキーホルダーに直接名前を書くわけではなく,地域包括支援センターに委託して地域包括支援センターの名前が入っていると。あとはナンバーが入っているというものでございますけれども,そのナンバーを地域包括支援センターに連絡すると高齢者の住所,名前,緊急連絡先などの情報が地域包括支援センターで保管しているというものでございます。  これは手挙げ方式で希望者にこういうことをやっているということなんです。外出のときに,もしも倒れたりしたりというところで,これを登録している家庭に連絡がとれるというものでございますけれども,これにつきましては町田では今地域包括支援センターが12カ所ございます。その12カ所全てに委託しているということです。  そして2013年度の予算は288万円,これは委託料だということですね。65歳以上の方は1個200円で購入してもらうということなんですけれども,何と実績は,2012年だけで6,293人,そして2013年度では1,500人を目標にしているそうです。1回登録すれば2年,3年と登録されておりますし,そこで,これをじゃ狛江市でやるにはどれぐらいの予算でできるかと試算してみました。65歳以上の人口比で換算してみました。町田では4万3,000人,狛江では8,200人ということで,高齢者は町田の約19%になります。それでこれを換算すると約54万円でできるということなんですけれども,こういう金額で実現できるという点では,ぜひ考えていただきたいというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 504: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 505: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 高齢者が外出先で突然倒れたり事故に遭遇し緊急搬送された際に,迅速に住所,氏名,緊急連絡先等を確認できるように導入していると伺っております。今後の参考にしていきたいと考えております。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 507: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ごめんなさい,さっき65歳以上の人数を言いましたけど,75歳以上で換算いたしました。実際は65歳以上だそうですけれども。  ここで,町田市ではこういった例があるそうです。坂道で御本人が転倒,頭から出血して,あんしんキーホルダーを所持していたため支援センターに通報し,通りがかった方は救急車を呼んでくれたと。それでキーホルダーの照会をしたところ,緊急連絡先になっている長男の方に連絡することができて,無事家族と会えることができたということ。あるいは近所で徘回している人がいると,そういう問い合わせがあったと。その点ですぐにキーホルダーで御家族に連絡して,御家族の方が迎えに来たということ。あるいは交番より御本人を保護しているという一報があったということで,しかしどこのどなたかがよくわからなかったということで,キーホルダーで問い合わせしたところ,対応した地域包括支援センターの職員が事務所に出向いて緊急連絡先を調べて,そして警察に家族を連絡することができたと,こうした今3つの例を紹介いたしましたけれども,まだまだたくさんこのキーホルダーで救われたということでございます。  私の経験ですけれども,私も義理の父を引き取ることがありました。一緒に住もうということで来たその日にいなくなっちゃったんです。小雨が降る真夜中になってしまって,探せど探せどわかりませんでした。そうしたら妹から連絡が入りました。というのは,それまで妹のうちにいたんです。たまたまポケットに紙切れがあって,妹の連絡先,電話番号が書いてあったんです。それで警察は妹に連絡して,妹からうちに連絡したと。真夜中過ぎていましたら本当にびっくりしたんですけれども。何かあれば,どこか行っちゃったかな,あるいは倒れたかなという場合に救うことができますし,今キーホルダーということを提案いたしましたけれども,これは工夫していただいて,絶対キーホルダーじゃなければいけないということではありませんので,ぜひそういったことを考えていただきたいというふうに思いますが,もう一度いかがでしょうか。 508: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 509: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 他市の例等を参考にして対応してまいりたいと思っております。 510: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 511: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ありがとうございます。高齢者福祉についてはこれで終わります。  引き続き,介護保険の利用料の軽減や見守りの充実は,今後も求めていきたいというふうに思います。 512: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂良子議員。     〔11番 宮坂良子議員登壇〕 513: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 2問目は,こまバスをさらに便利にということでございます。  2008年11月から運行され,今年度で5年目を迎えることとなります。交通不便地域,西野川や南部地域の方々から大変好評で喜ばれております。乗降客も年々増加し,立っている方もいらっしゃいます。市民の間でも随分知られてきたと思います。さらに便利に,充実させていくために質問したいと思います。  まず初めに,この数年間の乗降客の目標や実績の推移を伺います。 514: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 515: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まず運行初年度であります平成20年度が5カ月の実績としまして乗車人数が3万5,527人,1便当たり平均で12.7人でございます。平成21年度が,これは1年間の実績としまして,乗車人数が12万4,491人,1便当たり平均で15.5人となっております。また,平成24年度に,こちらも1年間の実績ですけれども,乗車人数が15万7,173人,1便当たり平均19.6人と,各年度間におきまして増加傾向を維持しております。 516: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 517: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 1便当たりの数を報告していただきました。2008年12.7人,2009年15.5人,2010年は17.6人,2011年度18.9人,そして2012年19.5人ということで,本当に着実に増加しているということがうかがえます。  この4年間で市民検討委員会や地域公共交通会議の開催,また市民の皆さんへのアンケート,これらをされてきたと思いますけれども,これらの回数についてお伺いします。 518: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 519: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市民検証委員会につきましてはこれまで2回設置しております。第1回目が平成21年11月30日,第2回目が平成22年1月27日,第3回目が平成22年2月24日の計3回と,次の委員会ですけれども,第1回目が平成23年7月26日,第2回目が平成23年9月29日,第3回目が平成24年2月28日の計3回ということで,合計で6回開催しております。  地域公共交通会議につきましては,平成20年7月10日,第1回開催から平成25年3月18日の第9回開催までの計9回を開催しております。また,利用者アンケートにつきましては平成21年,22年,24年度の計3回実施しております。 520: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 521: ◯ 11番(宮坂 良子議員) こういう検証委員会や公共交通会議,アンケートで本当に御努力されているなということがうかがえます。  それでは,今回のアンケートについて伺いたいと思います。どのようなとり方,改修状況,特徴,アンケートから見て今後市として取り組んでいこうとしていることなど伺います。 522: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 523: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まず調査員がバスに乗車いたしまして調査委員によりますアンケート用紙の手渡し,それからバス内に設置いたしまして配布しております。回収方法といたしましては,郵送及びバス内に設置した回収箱によりまして回収しております。回収総数は,郵送によるものが567件,回収箱によるものが352件で,合計で919件となっております。  利用者の年齢につきましては,70歳以上の方が53%,次に80歳以上の方が20%となっておりまして,性別は女性の方が66%,男性の方が28%,職業につきましては無職の方が32%,専業主婦の方が30%と,高齢の女性の移動手段として利用されている割合が高くなっております。  また,住所につきましては岩戸南が21%,西野川が18%,駒井町が16%の順となっております。交通不便地域にお住まいの方の利用率が高くなっております。利用者のうち51%につきましては乗りかえを行っておりまして,こまバスと鉄道が58%,または別のバスが14%。利用の目的は買い物が26%,通院が20%,利用の多いバス停は,乗車が狛江北口が29%,和泉多摩川駅が9%,岩戸南四丁目が6%,降車のほうですけれども,狛江駅北口で19%,喜多見駅が15%,福祉会館前が7%となっております。  また,主な要望事項といたしましては,運行間隔を短くしてほしい,これが184件,時間どおりに来ない,これが100件,相互通行にしてほしいが95件,路線バスの時刻を調整してほしいが29件といった内容でございます。この結果から,当初の運行目的であります交通不便地域の解消や高齢者の移動手段としての役割につきましては,一定の対応ができていると考えております。  引き続き利便性の向上をするべく検討作業を進めております。 524: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 525: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今のアンケートからうかがうと,当初の目的でもあった高齢者の足として,そしてまた交通不便地域の方たちに利用していただくという,こういう目的がほぼ対応できたということでございました。しかも,買い物がトップですけれども,やはり病院通いで利用されているということでございます。  こういう声も出ています。病院は特に南部の地域の方々ですけれども,1本で病院に行けるから本当に助かっているということ,またある方は,毎日散歩でこまバスを活用して駅まで行っているということで,元気のもとだということも言っていらっしゃいました。また,ある方は不便な地域センターに行くのにこのこまバスができたので本当に行きやすくなって,今カルチャーのことなどもやっていますと,若返ったわというような,そういう声などさまざま伺っております。  そこで,市長は公約の中で「困ったバス」と非難いたしました。そしてまた公開討論では,空気を運んでいる,無駄だ。小型化して双方向にとも述べております。決して空気だけを運んでいるわけじゃなくて,本当にこうした切実な高齢者の皆さん,障がい者の皆さんがこのこまバスを頼りに乗っていらっしゃるんです。そして交通不便地域の皆さんも歓迎されているわけです。こういう方たちの思い,頼りにされている,大変喜ばれている,このことをしっかりと市長として受けとめていただきたいというふうに思います。  しかもこの間,先ほども紹介されましたように市民検討委員会や公共交通会議,アンケート,たび重ねてこれらをやりながら,市民全体でどうしたら改善できるかということをやってきて,本当に市民でつくり上げてきたこまバスだと言えるんじゃないかなというふうに思います。  こうした事情も御存じなかったのか知りませんけれども,この公約には「困ったバス」ということで書かれておりました。本当に市民として恥ずかしいです。この点について市長は今でもこういうふうにお考えでしょうか。 526: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 527: ◯ 市 長(高橋 都彦君) これまでの建設環境部長の答弁にもありましたとおりここのところ乗客が増加傾向にありまして,また今回のアンケート調査結果を踏まえ,調布都市計画道路3・4・17号線へのルート変更やわかりやすいルート表示など,必要な改善を早期に図っていきたいと考えています。  それでもまだまだ十分とは考えておりませんので,引き続き利便性の向上に向けて継続して努力していくことが重要と考えております。今後も市民目線に立ってより利用しやすいバスに改善していくことを念頭に,継続して小回りのきいたこまバスを目指して努力してまいりたいと思っております。 528: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 529: ◯ 11番(宮坂 良子議員) じゃ認識は変えていただいて困ったバスではないと,高齢者の皆さんや交通不便地域の皆さんに歓迎されていると,そういうバスだということの認識に立たれたというふうに考えます。  そしてさらに充実というのは同じです。私もさらに充実ということで,きょうも質問させていただいていますし,今回で5回目という質問でございますので,本当にさらなる利便性,充実を進めていきたいというふうに思います。  では次に,地域公共交通会議は,これらのアンケートを受けてさまざまな検討をされたと聞いておりますけれども,その内容と特徴について,また,新たに決まったこと,そしてどうしてもできなかったこと,また今後の課題について伺います。 530: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 531: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 多岐にわたる御意見等をいただいておりますので,個別具体にお示しすることはできませんけれども,現在準備を進めておりますのが,昨年12月に新たに開通いたしました3・4・17号線へのルート変更を本年10月1日からを予定しております。  また,バス停の新設につきましては,御要望等をいただいておりますけれども,地先住民の皆様の御理解を得られないで実現に至っておりません。今後につきましては,与えられた状況の中で地域の公共交通のあり方につきまして議論,検討を進めてまいりますので,市民の皆様にとっての利便性の向上に寄与するべく努力してまいりたいと考えております。 532: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 533: ◯ 11番(宮坂 良子議員) あわせて後ろのほうのLED表示,北循環,南循環と表記するということも伺っています。これは再三議会でも提案してまいりましたね。わかりにくいのでぜひわかりやすい表示にということですけれども,あわせて提案したいのは,北循環,南循環と書くのは本当はちょっとかたいなと,北回り,南回りというぐらいがいいかなと思うんですけれども,それはさておいて,以前に提案したんですけれども,文字だけではなくて色で示せないものかと。例えば北循環は青色,南循環は赤色,そしてマップにもその色をつけていくということならば,例えば狛江駅の電車をおりてすぐに2台とまっている,どっちかなとか,そういうのがすぐに文字が読めなくてもわかるのではないかなというふうに思いますけれども,この点だけいかがでしょうか。 534: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 535: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 誰にもわかりやすい表示ということで,その旨検討していきたいと考えております。 536: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 537: ◯ 11番(宮坂 良子議員) さらに改善という点ではこの間も討論を重ねてまいりましたけれども,大きく分けてみますと新バス停の設置,そして増便,双方向,この3点があると思いますけれども,新バス停についてまず覚東のバス停について進捗状況を伺います。 538: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 539: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 当該場所へのバス停設置の要望を受けてから担当課によりまして地先の住民に対する調整対応を行ってまいりましたけれども,こちらにつきましては残念ながらバス停の設置に対しましては御理解いただけない状況でございます。最大の理由といたしましては,バス利用者による吸い殻とかごみのポイ捨て等に対する問題に関しまして強い懸念をお持ちであるということで,そういう事実を確認しております。 540: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 541: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 非常に残念なことです。以前の課長がそこにバス停ができないとしても,何らかルート変更なども含めて検討したいということなども言っておられました。例えばハイタウンに行って返ってくる,これだと時間が延びるのでどうかなと思うんですけれども,仮にそういうルート変更をするとしたら,どのぐらいの時間増となるでしょうか。 542: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 543: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) ハイタウンの経路にルート変更した場合,これは実地調査の結果約10分程度の時間増になるということを確認しております。 544: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 545: ◯ 11番(宮坂 良子議員) そういう新設のバス停や,あるいはこの後に出てくる増便問題,これら増便をするときにぜひそういうルートも少し変えることができるのかということなどで,総合的に判断して検討願いたいということを要望しておきます。  増便についてですけれども,40分間隔ということでこれを何とか,せめて30分にしてもらえないかというのが前回のアンケートでございました。今回はやはりこれがトップで,184件ということでございます。大変強い要望だなということがうかがえますけれども,これについてはいかがでしょうか。 546: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 547: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今年度に現行の車両2台の減価償却が終了いたしますので,増便に関しましても検討を進めておりますけれども,現在の運行形態から最低でも2台は増車しなければ,北回りと南回りの連携がとれない状況になることからしても,非常に厳しい状況にあります。 548: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 549: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 前回の御答弁で,5年で減価償却ということで,何とか増便ができるかなという可能性をお答えいただきました。特に混雑している時間帯を選ぶとか,一律に行うんではなくて,そういう工夫などもしながら考えていきたいという答弁だったと思うんですけれども,こういう前向きな検討をしていただきたいんですがいかがでしょうか。 550: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 551: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 例えばコアな時間のみの対応をしたとしても,車両につきましては,最低2台新規に購入しなければならないことは変わりませんので,投資する金額の費用対効果とか,あと需要と供給のバランスなど総合的かつ慎重な議論,検討が必要であると考えております。 552: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 553: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ぜひよろしく検討のほどお願いします。  最後に,狛江市の魅力発信をということでございます。まさにこまバスというのは市民に愛されるバス,そしてコミュニティバスです。これっていうのはただ人を運ぶ足ではありません。やっぱり市全域を1つに結んで町を走っていく,狛江市のシンボルだと思います。  このこまバスを活用したまちづくりを考えていくことが重要ではないでしょうか。今既に絵手紙ギャラリーがあります。例えば絵手紙スタンプラリーなど魅力あるイベントなども行ってまいりました。音楽を初めさまざまな文化というのが狛江に息づいていると思うんです。ですからぜひ,この文化,芸術,こういう狛江市の魅力を発信するという上でも,1つはバスのラッピングについてなんですけれども,国民年金の徴収率アップということでちょっとがっかりしたんですけれども,もっともっと文化を走らせる,魅力を走らせる,発信する,こういうものにしていただけないかというふうに思います。  えだまめ王子は子育てのシンボルということでいいかなと思うんですけども,例えばこういう観光マップがありますね。ここに絵手紙でそれぞれすばらしい狛江の百選,狛江の魅力が書かれています。こういうものをラッピングしていくということもとても楽しいし,狛江にはそんなすてきなところがあったのかと,バスを通して感じられるのではないかなというふうに思います。いかがでしょうか。 554: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 555: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現在こまバスのラッピングにつきましては東京国体をPRするラッピングとなっておりますけれども,国体終了後の対応につきまして,これは全庁的に希望を募ったところ,保険年金課から国民年金をPRするためのラッピングを実施したいとの希望が出されました。このため庁議におきまして審議した結果,国民年金の加入率低迷という実態は大きな問題であるということから,国民年金をPRするためのラッピング対応につきまして承認されました。  なお,市のキャラクターであるえだまめ王子を使用したデザインを予定しております。今後ラッピングを変更する際には全庁的な希望聴取を実施の上,庁議におきまして意思決定をしてまいりますので,貴重な御意見として承りたいと思います。 556: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 557: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 位置づけをしっかりとして,魅力の発信というところを位置づけていただきたい。先ほども言いましたようにラッピングの問題だけでなく,狛江の魅力を発信という点では,例えば音楽の街ということでちなんでコンサートバスとかあるいは5周年イベントとかさまざまな催し物,これを市民の皆さんからアイデアを募集して,やはりそういうのもこまバスと重ね合わせながら,こういう取り組みをぜひ進めていっていただきたいということを要望しておきます。 558: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂良子議員。     〔11番 宮坂良子議員登壇〕 559: ◯ 11番(宮坂 良子議員) それでは3問目です。安心・安全なまちへ~交通について伺います。  1つ目はバス停の歩道についてです。
     道路の段差について伺います。歩道と車道を分離する段差は今何センチが好ましいとされているのでしょうか。昨今よりバリアフリーやユニバーサルデザインというこの考え方に基づいて変化しているのではないかなというふうに思いますけれども,今はどのくらいか,またそれ以前はどのようになっていたか伺います。 560: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 561: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現在,東京都の道路工事設計基準とか福祉のまちづくり条例では,基本的には歩車道分離の構造となっている道路につきましては,セミフラット型の歩道が標準となっております。これは横断歩道等の車道から歩道への進入に配慮いたしまして,車道と歩道の高さの差が5センチの構造となっているものでございます。これまでは車道と歩道の高さの差が15センチから20センチの構造であるマウンドアップ型の歩道が標準でございましたけれども,10年ほど前よりセミフラット型の歩道が標準となっております。 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 563: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 歩道と車道の差が5センチということでございます。  それではバス停の歩道についてはいかがでしょうか。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 565: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) これらの基準等にはただし書きがございまして,バス停留所などは,高齢者や車椅子使用者の円滑な乗降を考慮し,歩道面の高さを5センチより高くするなど必要な措置を講ずるよう努めるものとすることとなっております。歩道面が高ければさまざまな方の乗降が円滑にできるとの趣旨となっており,御質問者の指摘場所についてもこの基準に沿って施行したものと考えられます。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 567: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 今お示しいただいた東京都福祉のまちづくり条例,これが2009年3月につくられていますね。この考え方に基づいて今さまざま行われているというお答えでございました。しかも福祉のまちづくり条例は特に高齢者や視覚障がい者,車椅子使用の方の円滑な利用を考慮し,バスからおりる歩道面を5センチ高くするマウント式,つまり15センチにそのまま歩道を高くしているということを伺いました。  歩道を高くするということは,このまちづくり条例では高齢者や障がい者を配慮したという考え方です。しかし私のところに要望が寄せられたのはこれと逆なんです。実際には歩道にぽっとバスから飛びおりることができず,歩道とバス停からその地面に直接おりてしまう。そしてむしろこの高さがあればあるほど足がつまずいちゃう。けがをしそうになった,転びそうになったと,そういう声が寄せられました。また,シルバーカーを持っている方も,バスからおりてそこの歩道まで届きません。結局車道,平らなところにおりて乗ることになります。  私が聞いたある方は,一度に持てないので,ちょっと足が悪い方,自分が一回地面におりて,車道ですよ,車道におりて後ろを向いて,そのシルバーカーを両手で持ってえんやこらさと車道に乗せる,そしてまた高い歩道に上げるというふうにしているそうです。この方はとても歩道におりるなんて考えたことなく,毎回地面におりていた,これが当たり前だったと言っています。  だからこの条例と実際は本当に食い違っているんです。そういう方たちからどんな要望が出されたかというと,足がつまずくから,危ないからフラットにしてほしいということなんです。平らだったらどこに足がついても,足を引っかけることはないということなんです。私はバスの間をはかってまいりました。バスベイがあるところは70センチ前後でした。バスベイがないところは50センチ前後でした。だから50センチというと白線のところなんです,狭いんです。やはり一旦地面におりるという形で歩道につまずくという危険性があるし,既につまずいて転びそうになったという方からのお声でございます。  こうした実態と条例がかけ離れているということで,この点について問題ではないかなというふうに思います。バスのほうも一生懸命ユニバーサルデザインということで,低床バスとかノンステップバスに変えてきていますよね。でも100%ではありません。だからバスの構造そのものももちろん改善していくということを市としても要望していただきたいのと,この歩道と車道の段差というのは,今後もうちょっと実践的に考えていっていただきたい。今すぐ全部フラットにしてほしいということではありませんけれども,1つの問題提起としてきょうは投げかけたいというふうに思いますので,いかがでしょうか。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 569: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) この問題点の一つとしまして,バス自体の路肩への寄りつきが悪いこともあると考えられるところでございます。構造的に寄れないのかなど含めまして,関係機関に相談してまいりたいと思っております。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 571: ◯ 11番(宮坂 良子議員) 大きな問題ですので,ぜひ実践的に検討をお願いしたいというふうに思います。  それでは2番目です。  狛江通りの小田急営業所から緑野小学校の間のバス停の新設についてお伺いします。この問題ではかねてより日本共産党狛江市議団西村議員が要望していたところです。私もことし1月に改めて北多摩南部事務所と小田急バスに要望いたしました。そうしましたら調布行きのバスベイは2013年,狛江行きのバスベイは2014年,バスベイができれば小田急としてもその後手続して,バス停にするよという御回答をいただきました。その後こうした確認は進んでいるでしょうか,また変更があるでしょうか,その点をお伺いします。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 573: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 東京都の北多摩南部建設事務所におきまして,平成25年度末まで現在進めております道路整備工事の中で,小田急営業所から緑野小の間の飲食店前と,都営住宅31号棟前にバスベイの設置をする予定でありまして,バス事業者においては,その後のダイヤ改正にあわせて停留所の設置が可能であるということを確認しております。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 575: ◯ 11番(宮坂 良子議員) じゃ1年早まったということだと思いますけれども,このバス停について,本当ならばフラットにするかということも要望したいというふうに思ったんですけれども,ちょっと間に合わないかなというふうに思いますが,こういう点は引き続き検討していただくということを要望しておきます。  3番目ですけれども,小田急営業所前の交差点について伺います。今営業所前は片側の横断歩道があって,その片側のところだけに信号がついています。そして営業所のバス車庫がありますので,狛江通りは丁字路になっております。狛江通りというのは車の交通量が激しいですので,そこを横断するということで,団地に住む方はわざわざL字型に一旦団地から団地へ渡って,そして横断しなければならないと,遠回りになってしまう。あるいはまたすぐ近くにクリニックがあるんです,ちょうど団地の29号棟の向かいにクリニックがあります。そこは横断歩道がないので,U字型にぐるっと回ってクリニックに行くと。利用されている方が結構多いわけなんですけども,中にはU字型に回るのを省いて,直接横断歩道じゃないところを渡ってしまうという大変危険な状況でもあります。  また,特にここは停止車線がとても幅が広いので,土・日などは狛江通りが連なってきます。そうしますと停止車線でとまるのではなく,横断歩道まで乗り上げる,こういう車がすごく目立つんです。ですから横断歩道が青になって歩行者や自転車が渡ろうとしても,車の発進があって大変危険だと,こういう要望が出されました。  ですからこういう危険なところを改善していく,特にここは高齢者や障がいの方が渡る,利用されるというのが多いので,そういう点で何とか改善していただきたいなというふうに思います。  そこでもう1つ横断歩道をつけて信号をつければこういう危険はなくなるのではないかなと考えるんですけれども,いかがでしょうか。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 577: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現地の状況を確認させていただきまして,その上で停止線の位置も含めまして調布警察署には要望してまいりたいと思います。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番宮坂議員。 579: ◯ 11番(宮坂 良子議員) ぜひ歩行者の実態をつかんでいただいて,よろしくお願いしたいと思います。  実はこの点は住民の皆さんも一度警察には申し入れを行いました。しかし警察は,信号の数が決まっているから狛江枠はないからということや,待機する場所がない,実際にはあるんですけど,そういうふうに言われたということなんです。信号と信号の間が近過ぎるからということも言われた,そういうことを警察から言われたと。しかし信号と信号の間が近過ぎるからといっても,既にそこに1つあるわけですから何ら問題はないんではないかなというふうに思いますので,ぜひこういう状況を確認して,改めて警察署に要望していただきたいということをお願いいたしまして,全ての質問を終わります。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時56分 休憩     午後 4時15分 開議 581: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。16番小野寺克己議員。     〔16番 小野寺克己議員登壇〕 582: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 通告に従いまして質問いたします。  1問目,公共施設の維持・管理について質問いたします。  施設整備をするに当たって再検討が必要な施設があることや,財政状況も踏まえた上で再編方針のうち施設別再編方針について見直しを行い,狛江市公共施設整備計画として策定されました。  この見直しを行うに当たっては,再編方針の基本原則は踏まえた上で,平成25年度から31年度までの個別施設の整備計画について,整備の内容,規模,時期,費用等を見直し,効率的かつ効果的な公共サービスの提供に向けて実効性のある整備計画としました。市長も,これまでよりかなり財政負担を軽減した計画としていくつもりでおります。身の丈に合った計画が今回はできたのではないかというふうに考えておりますと言われております。この計画の実現に向かってしっかりと取り組んでいただくことを期待いたします。  そのためにもこの計画を安定的に進めるためには,ふだんからの維持管理の体制や,管理運営についても見直しすべき点は見直しをしながら進めていくことが重要になってくると考えます。  この計画について幾つか確認させていただきます。  まず初めに公共施設整備計画について,「こもれび」「もえぎ」「こだち」について,社会福祉法人と連携して新たな施設を整備し施設統合を図るとなっています。施設統合ということですが,施設の機能面としてのイメージはどのようなものでしょうか。  次に2問目,使用済み小型家電の回収と生ごみ処理について。  小型家電リサイクル法は,使用済みとなった小型電子機器等デジタルカメラ,電気掃除機,炊飯器,ゲーム機などに含まれている金属,アルミ,貴金属,レアメタルなどの再資源化を促進して廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用の確保を図ることを目的として,平成25年4月1日,小型家電リサイクル法が施行されました。これまで埋め立て処分するしかなかった廃家電の有効活用に道を開く制度であり,日本が目指す循環型社会の形成をさらに前に進めるものです。これらの小型家電にはベースメタルと言われる鉄や銅,貴金属の金や銀,そしてレアメタルと言われる希少な金属などさまざまな鉱物が含まれております。  現在日本全体で年間に廃棄される小型家電は約65.1万トンと推定されています。その中に含まれている有用な金属などの量は約27.9万トン,金額にして約844億円分にも上ると言われています。そのため,使用済み小型家電は都市にある鉱山という意味で「都市鉱山」と言われるほどです。推計ですが,現在使用中の製品も含めて,日本国内の都市鉱山には,金は6,800トン,世界の埋蔵量の約16%,銅は6万トン,世界の埋蔵量の約22%,リチウムは15万トン,プラチナは2,500トンが眠っているとの試算もあります。  しかしこうした都市鉱山は現在有効に活用されていないのが実情です。捨てられる小型家電は約半分がリサイクルされずに廃棄物として埋め立て処分されています。また,約2割が違法な回収業者によって集められ,その中には国内外で不適正に処理されているものあります。さらに廃棄されずに家庭内の押し入れなどで眠っているものもあります。  この都市鉱山,使用済み小型家電の適切なリサイクルには次のようなメリットがあります。1,金や銅などの有用金属が国内で回収されて再資源化,2,有害物質などを含む小型家電の適正処理,3,廃棄物の量が削減されごみの埋立地である最終処分場を延命化。  使用済みになった家電のリサイクルはこれまでテレビやエアコン,冷蔵庫,冷凍庫,洗濯機,乾燥機といった家電4品目については家電リサイクル法に基づいて進められてきました。これらに続き新たに始まる小型家電リサイクル法は,携帯電話やデジタルカメラ,ゲーム機,時計,炊飯器や電子レンジ,ドライヤー,扇風機などこれまでの法律で対象となっていなかったほぼ全ての家電を対象としてリサイクルを進めていくための法律です。  家電リサイクル法では対象品目を製造したメーカーにリサイクルを義務づけており,消費者が使用済みになった対象品目を引き渡す方法は全国どこでも同じです。一方,小型家電リサイクル法は市町村が使用済み小型家電の回収を行うことになっており,具体的にどの品目について回収を実施するのか,また,どのように使用済みの小型家電を回収するかは,それぞれの市町村が決定することになっています。環境省の調査では新制度への参加を予定している自治体は3割程度にすぎない状況です。  回収方法には公共施設やスーパー,家電販売店,学校などに専用の回収ボックスを設ける方法や,市内の資源ごみ集積所に回収コンテナを設置して,決められた収集日に回収する方法などがあります。携帯電話のように個人情報が含まれるものもあるため,回収ボックスに施錠したり,ふたを設置したり,指導員立ち会いのもと回収を行うなどの対策を講じることによって盗難を防止することとしています。対象品目や回収方法については各自治体が決定することになっております。  ボックスや集積所で回収された使用済み小型家電は認定事業者などに引き渡され,そこで含まれる金属などがリサイクルされます。認定事業者は国によって認定された事業者です。廃棄物処理法などに基づいた適切な処理を行うとともに,個人情報が含まれる機器をしっかりと管理します。  初めに個別実施計画である「狛江市一般廃棄物処理実施計画」の重点政策への取り組みについて伺います。  ごみ減量化についての取り組みで4Rの考え方に基づく市民のごみ減量意識の向上・啓発を進め,市民と事業者と行政が協働してごみの発生量の抑制を図っていく必要がありますということですが,ごみ減量意識の向上・啓発についてどのような取り組みを行っていますでしょうか。  再質問は自席より行います。 583: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 584: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 1点目,福祉作業所の施設統合について申し上げます。  市内に点在しています3つの福祉作業所を一体化しまして,利用者のニーズに基づいた支援を行い,長期的展望に立った運営,効率的な職員配置を行いまして,多様な事業構成で地域に暮らす障がい者の暮らしを包括的に支援するものと考えております。まずは現在の3事業所合計の定員40名,これを50名から60名にふやし,新たに就労移行支援事業の展開も考えているところでございます。  また,地域の障がい者の拠点といたしまして福祉避難所の機能を持たせることや,現在あいとぴあセンターで行っている相談支援,日中一時支援,居宅介護,移動支援の事業所を移設することにより,短期入所事業を実施することなども組み合わせまして,休日,夜間,非常時にも対応できる体制整備をイメージしているところでございます。 585: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 586: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 2問目です。  ごみ減量意識の向上,啓発についてどのような取り組みを行っていますかということでございます。  まず,年間3回発行し戸別に配布しておりますごみ半減新聞におきまして,4Rについてやその他のごみの減量施策やごみの現状について,またごみ減量の方法とかアイデア,ごみに関するお知らせをしております。その他にも狛江市のごみ・リサイクルカレンダーとかリサイクルセンター見学の小学生や幼児に配布しております清掃課の案内も,この4Rなどを意識したものとしております。 587: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 588: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは1問目から再質問いたします。  計画を立てる時期はいつを想定しているのでしょうか。 589: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 590: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 具体的にはまだ決まっておりませんが,喫緊の課題だと考えております。 591: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 592: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 喫緊の課題とは具体的にはどのようなことでしょうか。 593: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 594: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 現在の福祉作業所のままでいきますと,特別支援学校高等部に通学する市内の生徒が福祉的就労を希望した場合,市内の福祉作業所の定員がもう少しで埋まってしまうことがまず一つの課題だと考えております。  そして「こだち」でございますけど,その建物が仮設のプレハブを転用したものであり,劣化が激しいことが挙げられます。建物には都の施設整備補助がございまして,運営法人による建設が可能でございますが,ただ土地に関しましては運営法人の購入の際に補助金等がないこと,また,市内に条件を満たす市所有の土地がないことなど,これが課題だと考えております。 595: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 596: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 「こもれび」はあいとぴあ内にあり,「もえぎ」は駄倉地区センターにありますが,あいとぴあと駄倉地区センターは平成29年に改修予定ですので,それより前には施設統合が完了していなければならないことになると思います。課題は大きいと思いますが,大切な施設になると思いますので,課題解決に向けてよろしくお願いいたします。  次に公共施設整備計画では,「障がい者就労支援の場の提供については,市の財政状況も踏まえて,新たに施設を整備するのではなく,空き店舗等の活用を検討します。」と,今後の課題として挙げられています。これはほかの部署と連携して物件を探しながら検討も行っていくイメージですが,今後の予定はどのように取り組むのでしょうか。 597: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 598: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) 福祉作業所の一体化とは別に,就労支援の場としましてアンテナショップ,軽食がとれるような店舗をイメージしたもので,今後地域のニーズ,運営主体等も加味しながら検討していきたいと考えております。 599: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 600: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 「あいとぴあセンターは,施設改修に合わせて福祉避難所として対応できる施設として整備するとともに,地下1階の入浴施設を障がい者の入浴サービスも提供できるように整備します。」という記述があります。平成29年に改修予定となっていますが,大まかなイメージとして福祉避難所として対応できる施設として具体的にどのような設備を考えられていますか。 601: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 602: ◯ 福祉保健部長(平林 浩一君) あいとぴあセンターにつきましては,現行の地域防災計画上も福祉避難所と指定されておりますが,今後各地域に設置を予定してございます一時(いっとき)福祉避難所ではなく,最重度,また最も障がいの重い方のための福祉避難所として整備していくということでございます。  また,地下1階の入浴施設につきましては現在利用されておりませんが,訪問入浴サービスをあいとぴあセンター内で行うことができるような整備を検討しているところでございます。 603: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 604: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 西河原公民館の多目的ホールの舞台装置等について,「西河原公民館の多目的ホールは,文化・芸術活動の発表の場として利用されていますが,舞台装置等が更新時期を迎えているため計画的に更新及び修繕を行っていきます。」とあり,平成29年に改修予定となっていますが,修繕計画はどのような予定でしょうか。 605: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 606: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 平成25年度に西河原公民館3階多目的ホールの各設備につきまして点検を行う予定でございます。この結果に基づきまして平成29年度の改修に合わせて行うもの,前倒しもしくはそれ以降に行っていくものを検討してまいる予定でございます。 607: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 608: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 岩戸地域センターについては,隣接する第五分団器具置き場との複合施設として建てかえ予定です。平成25年度は実施設計,平成26年度に建てかえ工事を行い完了する予定ですが,現在の状況を教えてください。 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 610: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 昨年度まとめました基本設計をもとに,本年度は実施設計を行ってまいります。地域センター及び分団の使用は本年11月までとなり,26年1月から解体工事に着手してまいります。建物の完成は開館準備期間も含め27年3月とし,運用開始は27年4月からの予定でございます。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 612: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 次に,公共施設再編方針の施設別再編方針の部分を見直し,公共施設整備計画で精査した計画となっていますが,特に改修工事の予定年度が変更になっている箇所があります。野川地域センター,平成30年度から31年度に,駄倉地区センター,平成30年度から29年度に前倒し,猪方学童保育所,平成30年度から平成29年度に前倒し,松原学童保育所,平成30年度から31年度に,あいとぴあセンター,平成28年度から29年度に,西河原公民館,28年度から29年度に,狛江駅北口駐車場,27年度から29年度に,ビン・缶リサイクルセンター,26年度から29年度に変更されています。  これらの改修年度の変更の理由について伺います。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 614: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 今回の公共施設整備計画の策定に当たりましては,計画期間中の財政負担を勘案しまして,施設運営に影響が出ない範囲で整備年度の調整を行いまして,可能な限り年度間の財政支出を平準化することに努めた結果,幾つかの施設において改修年度の変更を行ったところでございます。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。
    616: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは公共施設管理・運営について質問いたします。  全ての公共施設について質問します。公共施設の中にグランドやテニスコート,運動広場も含まれますが,管理運営については指定管理者にお願いしています。年間を通してどのような設備上の管理を行っているのでしょうか。 617: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 618: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 日常的な管理としては機器や設備の点検,整備等を行っております。また,定期的な管理としては委託で建設設備の定期点検,空調設備の保守点検,エレベーターの保守点検等を行った後,点検結果に応じて整備を行っております。グランドやテニスコートについては整地や周辺の除草,樹木の選定等を行っております。 619: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 620: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 市と指定管理者との間で管理運営について定期的に協議する場はあるのでしょうか。 621: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 622: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 指定管理者との協議の場についてでございますが,例えば体育施設の場合であれば,毎日指定管理者が社会教育課に交換便のために来庁いたしますので,その都度情報を交換しております。  運営面では市民総合体育館の第三者評価の結果が出た際に対応策や改善策の協議を,また,年度事業計画が前年度の2月末までに提出されますので,内容について協議を行っております。管理面につきましては,予算編成の時期に次年度に整備すべき設備について協議の場を設けております。その他随時必要に応じて協議を行っております。 623: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 624: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 指定管理で管理運営をお願いしている施設は,岩戸児童センター,子ども家庭支援センター,和泉児童館,市民ホール,古民家園,体育施設の5つですが,管理運営する中で問題点または課題はありますか。 625: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 626: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 管理運営方法が変わってもサービスの質が低下することがないよう,施設の管理運営につきましては協定書を交わしております。協定内容が遵守されるよう指定管理者と連携を密に図ってまいります。 627: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 628: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは各施設の修繕計画について伺います。  各施設を管理している部署では,現場の設備の状況はどのように掌握されているのでしょうか。 629: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 630: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 各施設主管課では定期的に保守点検委託を行っており,その点検結果の報告を受けることにより設備の状況を把握しているところでございます。 631: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 632: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 各施設からは要望は具体的に上がっていますでしょうか。また,どのように検討されているのでしょうか。 633: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 634: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 設備の更新や修繕につきましては,点検結果に基づきまして,施設の主管課より予算の要求がございます。それらの対応につきましては,緊急性あるいは優先度等を考慮いたしまして,必要な修繕等について予算を計上しているところでございます。 635: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 636: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 公共施設整備計画では,「今後は,各施設の設備等の耐用年数を勘案した長期的な修繕計画を策定し,安定的な施設運営を行っていく必要があります。」と今後の課題として挙げられています。各施設の修繕計画は全施設数の中で,幾つの施設で計画が立てられているのでしょうか。 637: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 638: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 現状設備の修繕計画といたしましては,現時点ではエコルマホールの舞台装置等の更新・修繕計画のみでございます。 639: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 640: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは,これまで過去十数年程度前にさかのぼって,各公共施設の修繕計画はあったのでしょうか。 641: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 642: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 設備についての計画としてはございませんでした。 643: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 644: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 今までは各公共施設の修繕計画がない状態が,また具体的な計画がない状態が,十数年続いてきたことがわかりました。今までのままこの状態を続ければ,整備の内容,規模,時期,費用等を見直し,効率的かつ効果的な公共サービスの提供に向けて,実効性のある整備計画を実現するということは,非常に難しいのではないでしょうか。例えば耐用年数を超えても使えるものは,計画を延長しても問題ないことも考えられますが,修繕については無計画では,安心して安全に市民の皆様への公共サービスを続けることはできないのではないでしょうか。  「今後は,各施設の整備等の耐用年数を勘案した長期的な修繕計画を策定し,安定的な施設運営を行っていく必要があります。」と公共施設整備計画に明記されています。発行されたのは平成24年11月ですので,既に半年がたっていますが,どのような体制で計画を作成しているのでしょうか,取り組み状況を伺います。 645: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 646: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 本年度は,各主管課で委託を行っています定期的な保守点検の結果について,一定額以上の修繕が発生する見込みがあるものを拾い上げます。それらについて何年後をめどに更新が必要なのか,計画に落とし込んでいく予定でございます。 647: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 648: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 現在はエコルマホールの舞台装置等の更新・修繕計画以外の修繕計画がない状態ですが,定期的な保守点検の結果を順次集めて,施設ごとに修繕計画を立てるということです。  平成24年第4回定例会での総務部長の答弁で,「エレベーターや空調設備など,改修に一定額以上が必要な施設に附属する設備等につきましては,別に計画を持つ必要があると考えております。」,また市長答弁では「人命にかかわる設備等には特に注視して,計画的な維持管理に努めてまいりたいと考えております。」と考えを示されております。こうした市長の取り組み姿勢に一致させていくという意識改革をお願いいたします。  それでは優先度についてですが,公共施設として68施設あります。その中で,現在いただいた修繕計画関連資料では133件の保守点検を行っております。この中でもエレベーターや昇降機に関連する保守が15件ありました。このほかにもあるかもしれませんが,このような人命にかかわる設備については早急に対応をお願いいたします。  今後はどのようにこの計画を活用していく予定でしょうか。 649: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 650: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 施設設備の修繕計画の活用ということでございますが,計画的に対応することで,安定的な施設運営を行っていくことができるものであるというふうに考えております。ただ,多額の費用が必要というふうに考えられますので,中期的な財政見通しに加えることで基金の活用等,今後の財政運営にも生かしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 651: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 652: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 公共施設整備に充てられる基金について,平成21年4月から公共施設整備基金と公共施設修繕基金を開始しましたが,これについて伺います。  今年度の,公共施設整備基金と公共施設修繕基金の額について伺います。 653: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 654: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 公共施設整備基金と公共施設修繕基金の残高ということでございますけれども,先日お認めいただきました補正予算第1号を含めまして,平成25年度末で公共施設整備基金は6億267万7,000円,公共施設修繕基金は3億4,964万9,000円というふうになる見込みでございます。 655: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 656: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 合わせて約9億5,000万円ということですが,公共施設の修繕等で必要になった場合はこの公共施設修繕基金が充てられるものですが,修繕計画に対して順当に賄える予定でしょうか。 657: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 658: ◯ 企画財政部長(石森 準一君) 基金の基本的な考え方につきましては,中期財政計画-財政規律ガイドラインにお示しさせていただいているところでございますが,公共施設整備基金と公共施設修繕基金の合算という形にはなりますけれども,毎年度行政コスト計算書の減価償却費の10%程度の積み立てをするということに努めることにしてございます。  公共施設の修繕は多額の費用が必要となりますので,計画性を持った対応が必要でございます。財政状況を踏まえまして,中期的な視点から財源の一部として基金を活用することで,健全な財政運営に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 659: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 660: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 公共施設整備基金と公共施設修繕基金を計画的に活用し安定的な施設運営を行っていくためにも,施設整備の修繕計画というものを今後はしっかりと立てていくことが前提となることがわかりました。  施設が整備されていないことが原因で事故等を発生させないためにも,可能な限り速やかに計画していただくことを要望いたします。  次の質問に移ります。  リサイクルにできるだけ頼らないような消費行動の啓発を進めますとありますが,4Rの考え方に基づく市民のごみ減量意識として理解できますが,狛江市後期基本計画では,ごみ資源化率の目標値は上昇させる方向となっており,互いに矛盾しているように感じてしまいます。市としてはどのような考え方で取り組むのでしょうか。 661: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 662: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 4Rについてでございますけれども,4Rというのはリフューズ,リデュース,リユース,リサイクルの頭文字のRをとったものでございます。市では特に最初の2つのR,リフューズとリデュースについて進めていただくようお知らせしております。リサイクルという言葉は一番よく言われておりますけれども,リサイクルは4Rの中では最後に取り組むべきものだと考えております。  リサイクルにつきましては製品をごみとせず再利用することでありますけれども,そのためには多くの費用とエネルギーが必要となります。リサイクルする製品は,まず本来使用する形にするためには費用とエネルギーを消費して生産されています。そしてまたそれをリサイクルするためにも多くの経費とエネルギーが必要となります。  市でも瓶や缶,ペットボトルなどをリサイクルするために売却し歳入を得ております。しかし売却するためには皆様の御家庭から収集して選別等を行わなければならず,そのためにも多額の経費がかかっております。リサイクルするものがふえれば市としての収入はふえますけれども,それ以上に収集運搬などの経費がかかることになります。そのためリサイクルするものも減らしていただきたいと考えております。その考えに沿って周知・啓発を行っております。 663: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 664: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 4Rの中でもリフューズとリデュースを進めることが最優先ということです。ごみになるものはできるだけ拒否して,必要なものだけを買うことに取り組む。市民の皆様がこの意識を持って取り組んでいただくことが,ごみ減量につながるということです。  次に多様なリサイクルルートの確保についての取り組みについて伺います。  集団回収を始めるに当たり,わかりやすい手引書を作成し,自治会,大規模な集合住宅の管理組合などに呼びかけるということですが,集団回収を推進したい団体は何団体あり,現状はこのうち幾つの団体が集団回収を行っているのでしょうか。 665: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 666: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 集団回収は自治会,町会,管理組合,市民団体などおおむね20世帯以上の営利を目的としない団体が資源物を回収業者に直接引き渡すことで,市として回収量を減らすことができまして,経費の削減が図れるものとなっております。また団体で取り組むことで地域のつながりを深めることや,ごみに関する意識啓発を図ることも目的として実施しているものでございます。  平成23年度末時点で109団体が登録しております。市としましてもさらに実施する団体を募集するため,先日実施されました町会・自治会連絡会の中で集団回収の案内を配布いたしました。また,新規のマンションが建設される場合,まちづくり条例に基づきごみ置き場の指導を行っておりますけれども,その際に集団回収事業についてもあわせて案内を行っております。 667: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 668: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 平成25年度は何団体の集団回収を実施できるように取り組む予定でしょうか。 669: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 670: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 団体数の増加も必要でございますけれども,現在実施している団体についても,資源の分別方法について案内することで,さらなる資源回収量の増加とごみの分別について啓発を行っていきます。 671: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 672: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 集団回収は平均でどれくらいの周期で回収していますか。 673: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 674: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 毎週1回実施している団体もありますし,月に2回から3回実施している団体,それから月に1回程度の団体などがございます。それぞれの団体の回収量に応じて,団体ごとに回収業者と調整しながら実施していただいております。 675: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 676: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 資源物の抜き取りに対するパトロールの強化について,どのような取り組みをされていますか。 677: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 678: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 通報があった際には警察への通報を案内すると同時に,現場周辺のパトロールを実施しております。また,抜き取りが頻発する地域におきましては収集業者と連携しまして,収集日に合わせて収集業者と清掃課の職員でパトロールを行いまして,抜き取り業者を発見した場合には指導を行っております。 679: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 680: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 資源物の抜き取りに関しては,頻発する地域では防止することがなかなか難しいという声をお聞きします。  また,不用品回収業者についても注意が必要です。政府広報では小型家電に限らず,不要になった家電製品を処分するときは,廃棄物処理法の許可を得ていない無許可の不用品回収業者に絶対に渡さないでくださいと注意しています。軽トラックなどで一般家庭や事業所などを回り戸別回収したり,空き地など特定の場所を指定して持ち込ませたり,チラシを配布したりして使用済みの家電製品などを回収する業者のほとんどは,一般廃棄物収集運搬業の許可や市町村の委託などを受けておらず,廃棄物処理法に抵触するものです。家電製品にはフロンガスや鉛などの有害物質を含むものがあり,これらの不用品回収業者に回収されたものは,適正な処理が行われることが確認できないことから注意を呼びかけているそうです。  それでは新たな資源物回収業者の育成とはどのように取り組むのでしょうか。 681: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 682: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 新たに回収を行いたいという業者につきましては,取り扱う一般廃棄物の種類について収集品目を幅広くするよう指導し,行政による資源回収量を減らすことで処理経費を削減するよう取り組んでおります。 683: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 684: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 民間回収業者との連携はどのように行うことになっているんでしょうか。 685: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 686: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 集団回収事業登録業者が拠点に出されている資源物の回収を行うことで連携をとっております。促進費としまして資源1キログラム当たり2円を支払っております。これによりまして通常の行政回収で回収するよりも,安価に資源回収を行うことができております。拠点回収につきましては,市内小・中学校や保育園,地域センターや公民館,商店街等がありまして,平成23年度は合計で47カ所となっております。 687: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 688: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 狛江市一般廃棄物処理実施計画の一般廃棄物の計画発生量に対して,結果はどのような状況でしょうか。各リサイクルの取り組み状況を伺います。 689: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 690: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現在平成24年度の集計作業を行っているため,平成23年度の実績と実施計画の平成23年度計画発生量との乖離を比較した形でお答えいたします。  全体では実施計画比で861トンの減となっております。それぞれの品目ごとに比較しますと,ごみの中では,可燃ごみが297トンの減となっておりますけれども,不燃ごみ,有害ごみ,粗大ごみはそれぞれ116トン,7トン,16トンと増となっております。  資源物につきましては,古布とペットボトル,植木剪定枝は増となっておりますけれども,それ以外の資源物につきましては減となっております。発生量全体でも計画で想定したよりも減となっているため,リデュースとリフューズが進んだ結果ではないかと考えております。 691: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 692: ◯ 16番(小野寺 克己議員) ごみ減量化が進んでいるということです。  次に,リサイクルボックスの回収状況は,リサイクル回収全体の何割でしょうか。 693: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。
    694: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 資源物全体では6,183トンを回収しております。そのうち拠点回収につきましては214トンで3.5%となっております。 695: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 696: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは,課題はありますでしょうか。 697: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 698: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) リサイクルボックスは古紙の回収を行っております。現状,古紙の行政回収は週1回となっておりますので,回収量が減っているのではないかと考えられます。しかし,リサイクルセンター等の拠点回収には引っ越しとか,通常の回収日では出し切れない場合などにも御利用いただいておりまして,それぞれの市民ニーズに合わせた役割を果たしているものと考えております。 699: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 700: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは小型家電リサイクルについての質問に移ります。  多摩26市の小型家電リサイクルの取り組み状況として,取り組んでいる市は何市でしょうか。 701: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 702: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 東京都の取りまとめた資料により確認いたしますと,平成25年2月現在では9市が取り組んでおります。 703: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 704: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 具体的にどのような取り組みを行っていますか。 705: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 706: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 不燃ごみ,粗大ごみとして収集したものの中からの選別を行っているところとか,回収ボックスを設置しているところ,それから市の窓口での対面回収を行っているところもございます。 707: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 708: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 狛江市において,他市の参考となる取り組みというのはありますでしょうか。 709: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 710: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 狛江市では現在,さまざまな方法のメリットとデメリット,狛江市という小さな市域で最も効率的に回収できる方法につきまして,検討を行っているところでございます。  また,今後さらにさまざまな手法をもって実施していく自治体がふえていくと予想されますので,その動向も注視してまいりたいと考えております。 711: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 712: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 狛江市における小型家電リサイクルの状況を伺います。 713: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 714: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 小型家電の製品につきましては現在,50センチ未満の家電製品については,不燃ごみとして回収,それ以上のものにつきましては,粗大ごみとして回収しております。  その他,携帯電話につきましては,回収協力店での回収,パソコンにつきましては,パソコンリサイクルによるメーカー回収,それから家電リサイクル対象商品につきましては,市内電器店などでの回収となっております。 715: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。16番小野寺議員。 716: ◯ 16番(小野寺 克己議員) ほかの自治体の事例について紹介します。  国分寺市では,小型家電の回収拠点を新設し,鍵つきの回収ボックスで収集しています。  多摩市では,ことし4月から小型家電・金属類の資源収集を開始しました。収集時には中身の見える透明か半透明の一般の袋に入れて,多摩市と書いた張り紙等で排出したものであることを明確にすることが条件になっています。この中で携帯電話については御自分で個人情報を削除して出すことになっています。  東久留米市は,小型家電は分別して収集することでレアメタルなどの再資源化を行い,ごみ減量化に貢献できることから,これまで市のイベントやごみ対策課において小型家電を実験回収してきました。これを踏まえ市では,小型家電回収ボックスを設置し回収を行っております。東久留米市は,平成25年1月18日から実施を行っています。  羽村市では,燃やせないごみの中から小型家電製品を抜き取って処分しています。  多摩26市の中だけですが,このような小型家電の分別収集に取り組んでいる市は9市で,3割以上の自治体が取り組みを始めています。さまざまな各市の状況が異なりますので難しい点もあると思いますが,狛江市で参考となる点はありますでしょうか。 717: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 718: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 小型家電の回収方法につきましては複数ございます。小型家電自体を収集品目の一つとして,他の資源物と同じように回収する方法,拠点に回収ボックスを設置して回収するボックス回収,それから不燃ごみや粗大ごみとして回収した後,中間処理施設で選別して資源化するピックアップ回収や集団回収の品目の一つとして回収する方法,環境のイベント等イベント時に回収を行うイベント回収などがございます。  これらの回収方法のメリットとデメリット,実施に係る条件等について,現在検証を行っております。まず6月9日の環境月間のイベントの一環としてイベント回収を実施し,排出品目の確認とか排出量,実施可能性等につきましてアンケートを行い,今後の検討資料としていきたいと考えております。 719: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 720: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 環境省が平成25年3月1日に発表しました「小型家電リサイクル法に関する自治体アンケート調査結果」について幾つか質問いたします。  狛江市では小型家電を回収することについて,最終処分量の削減や日本としての資源確保の観点については,どのように捉えられていますでしょうか。 721: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 722: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現在も狛江市のごみの中間処理を行っていますクリーンセンター多摩川におきまして,金属類の回収を行っておりますけれども,より多くの資源の回収ができるだけでなくて希少な資源回収も行えること,それからまた東京たま広域資源循環組合への持ち込みが減るという点では,最終処分場の延命化にも影響してまいりますので,今後進めていくべきものと考えております。 723: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 724: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 使用済み小型電子機器等の収集を開始する場合の個人情報を含む機器,携帯電話やパソコン等の回収については,携帯電話のみを回収が約3割,パソコン,携帯電話ともに回収が約2割となっていますが,パソコン,携帯電話の回収を予定していない市区町村も2割あります。狛江市では個人情報を含む機器の回収についてはどのような問題点があり,どのような対策が必要となるとお考えでしょうか。 725: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 726: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 戸別回収を行う場合,資源物の抜き取りが発生することを想定しまして,個人情報を含む機器につきましては,排出の際に個人情報を消去することをPRすることが必要であると考えます。また,ボックス回収を行う場合は設置場所等,ボックスの盗難等が発生しないような配慮が必要になると考えております。  個人情報の管理責任がどの時点でどこにあるのかを明確にして,トラブルのない回収に努めていかなければならないと思っております。 727: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 728: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 新制度に基づく使用済み小型電子機器等の収集を実施しない理由について,回収体制や財政的な面から実施が困難と回答している市区町村が多い状況です。狛江市では使用済み小型電子機器等の収集についてどのようにお考えでしょうか。 729: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 730: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 回収方法につきましては現在検討を行っておりまして,先ほど言いました6月9日のイベント回収で,アンケート調査を行うことで市民ニーズを把握するとともに,市民にも行政にも負担の少ない実施方法を模索したいと考えております。 731: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 732: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 小型家電リサイクルを行う場合にどのような問題点があると考えていますでしょうか。 733: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 734: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) ある程度の量を回収して引き渡しを行わないと費用負担が発生するため,それらをストックする場所を検討する必要がございます。また,ボックスを設置する場合も,設置するためのスペースの問題や不適物が排出されることや,盗難等の被害の発生も懸念されるため慎重な検討が必要であると考えております。 735: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 736: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 収集したものを置くスペースが必要ということで,これは課題であると思います。  次に使用済み小型家電の回収方法について伺います。  使用済み小型家電の情報には個人情報が含まれていますが,確実に個人情報を処分するために鍵つきの回収ボックスを設置して,回収したものが盗難に遭わないようにしている自治体もあります。こうした点についてどのようにお考えでしょうか。 737: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 738: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 鍵をつければ,回収ボックスの中からの盗難はなくなるかと思いますけれども,ボックスごと盗難に遭わないような配慮も必要であるのではないかと考えております。 739: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 740: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 福岡県中間市では,個人情報を含まないものでデジタルカメラ,ゲーム機,電子辞書,ポータブルDVDプレーヤーなどから貴金属を抽出して,リサイクル事業を本年4月から実施しています。例えば狛江市が取り組むとした場合に,どのような小型家電が対象となるとお考えでしょうか。 741: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 742: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 御質問にあるように確かに資源性と分別のしやすさから,特にリサイクルすべき品目として指定されている特定対象品目に限定し回収するほうが効率的でありますけれども,対象品目はそれぞれの自治体が決定することができるため,できるだけ市民の皆様にわかりやすい品目設定をしていきたいと考えております。 743: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 744: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 多摩26市の中でもこの4月から実施した市や,実施することを決定した市がありますが,こうした他市の動向をどのように考えておられますでしょうか。 745: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 746: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 狛江市としましては,先ほど言いましたように6月9日のイベントに回収を実施しますので,その中で市民ニーズについて把握しまして,狛江市としてより効率的な回収を行う方法を検討してまいりたいと考えております。 747: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 748: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 狛江市で実施予定の6月9日の使用済み小型家電の無料実験回収について伺います。どのような理由で行うことになったのでしょうか。 749: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 750: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 本年4月の法律施行に合わせて実施することを検討しまして,今回環境月間に実施されるイベントとあわせて実施することで,ごみ減量の啓発と,それから環境的な取り組みの促進の両面からアピールすることができるため,今回実施することになりました。 751: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 752: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 使用済み小型家電の無料実験回収は,何をどのように評価することが狙いとなるんでしょうか。 753: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 754: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 拠点回収を行う場合の市民が排出できる品目の把握と運搬方法,またニーズについてのアンケートを行うことで,今後の進め方の検討資料とすることを目的としております。 755: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 756: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 携帯電話本体からレアメタルのリサイクルを実際に行うのは業者だと思いますが,個人情報の扱いについては重要だと思います。その方法はどのように行うのでしょうか。 757: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 758: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 携帯電話やパソコンなど個人情報を含む電子機器につきましては,回収時に分けておきまして鍵のかかる保管箱で保管し,破砕処理を行う際は,その箱ごと破砕機にかけて処理を行うなど,具体的な方法はそれぞれの事業者においてさまざまでございますけれども,基本的に使用済み小型電子機器の再資源化のための事業を行おうとする事業者につきましては,再資源化事業の実施に関する計画を作成して,環境大臣及び経済産業大臣の認定を受けなければなりません。  また,法の基本方針には個人情報の保護,その他の配慮すべき重要事項が記載されておりまして,これに基づき責任を持って事業を行わなければなりません。 759: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 760: ◯ 16番(小野寺 克己議員) このイベント回収について,問題点等はありますでしょうか。 761: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 762: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 当日は野外でのイベントなので天候に左右されやすいということもありますけれども,初めての試みのため持ち込まれる小型家電の大きさとか排出量だけではなく,全ての面において予測が立てにくくなっております。しかし,まずは実施することで現状の把握に努め,市民ニーズに耳を傾けていきたいと考えております。 763: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 764: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 無料で回収していただけるタイミングなので,より多くの市民が参加していただければと思いますが,他市でこのような無料実験回収を行った自治体がありましたら,その結果はいかがだったでしょうか。 765: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 766: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 千葉県の市原市で実施したイベントにつきましては,イベント会場と駐車場との距離が離れていたために,デジカメ等の小型のものしか集まらなくて10キロ程度だったと,そういうような形で聞いております。 767: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 768: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 先進市の状況もよく考察していただいて検討していただきたいと思います。  今回の実験を実施する際にアンケートとして,市民の皆様にどのような回収方法を望みますかなど,利用しやすい方法について調査する予定でしょうか。 769: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 770: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 回収を実施する際に,最初の段階としての回収方法が,排出者にとって手間と感じてしまうと,回収率に大きく影響をもたらすものと予想しております。市原市の例をとれば距離がネックという結果になっております。お持ちいただきました方に,短時間でできるように簡単に表記したアンケートに御回答いただきまして,今後の回収方法とか出し方についてもお伺いしていく予定でございます。 771: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 772: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 小型家電の無料実験回収の結果を受けて,今後どのような検討をされるんでしょうか。 773: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 774: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市民のニーズを把握するとともに,あわせて費用対効果も検証しまして,狛江市の実情に合わせた小型家電の回収方法の確立に向けて検討を行ってまいりたいと考えております。 775: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 776: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは今後の取り組みについて伺います。  狛江市ごみ半減推進審議会では,この件については検討されたのでしょうか。 777: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。
    778: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 狛江市のごみ半減推進審議会には,市長より平成24年11月19日付で「さらなるごみの減量方法の検討について」と諮問を受けております。これを検討する中で小型家電のリサイクルについても検討しております。  また,6月中に審議会を開催する予定となっておりますので,今回の結果を報告しまして,さらなる検討をしていただく予定となっております。 779: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 780: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 御検討していただくことをよろしくお願いいたします。  狛江市後期基本計画では,ごみの総排出量のうち総資源化量が占める割合は,平成23年度で37.7%ですが,目標値としては上昇させる方向ですが,どのような取り組みをすることで上昇させる予定でしょうか。 781: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 782: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 総排出量の中の資源物が占める割合がふえれば資源化率が上昇します。しかし先ほど申し上げましたとおり,資源物の回収量がふえることは,環境面からも市の財政にとっても負担が大きいものとなりますので,可燃ごみ,不燃ごみ等,ごみとして出すものは減量し,資源物は現状維持を行うことで資源化率が上昇するよう4Rの啓発を行っていきたいと考えております。 783: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 784: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 資源物の資源化量のうち集団回収分が占める割合は23.6%ですが,目標値としては上昇させる方向ですが,これはどのように取り組みをすることで上昇させるおつもりでしょうか。 785: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 786: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほど申し上げたとおり,集団回収を実施する団体をふやすよう働きかけを行うと同時に,現在実施している団体につきましても,資源の分別方法について案内することで,さらなる資源回収量の増加とごみの分別について啓発を行っていきたいと考えております。 787: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 788: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 小型家電リサイクルについては,回収方法やストックする場所,対象品目,個人情報の扱いなどさまざまな検討が必要であることがわかりました。しかし同時に大切な資源を残していく取り組みも大切です。できることから始めていただくことを要望いたします。  次に,生ごみ処理について質問を行います。  市における生ごみ処理の状況として,「狛江市一般廃棄物処理実施計画」では可燃ごみに含まれる生ごみの割合は約3割から4割程度という結果でした。その生ごみに含まれる水分の割合は約8割から9割程度と言われております。生ごみの減量の方策として,水切り,乾燥などが挙げられますとありますが,水切り,乾燥などをどのように行うことを推進していますか。 789: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 790: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 生ごみの多くは一般家庭から排出されております。ごみ半減新聞におきまして,御家庭でも簡単に取り組める生ごみの水切りアイデアの紹介をしておりますので,ぜひ実践していただきたいと思っております。  また,本格的に減量に御協力いただける御家庭には,生ごみ処理機を使用した生ごみ処理についても案内しておりまして,生ごみ処理機の購入費の一部を補助しておりますので,あわせてお知らせしております。 791: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 792: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 生ごみ処理機は水切り,乾燥などを行うのに便利だと思いますが,生ごみ処理機の設置状況について,何年度から助成を始めて各年度はそれぞれ何台でしょうか。生ごみ処理機のタイプもわかる範囲でお伺いいたします。 793: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 794: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 補助につきましては,平成11年度より開始しております。初年度につきましては51台,以降毎年50台前後で推移しております。  平成17年10月から実施しました可燃・不燃ごみの有料化の実施前後は増加しておりまして,平成16年度は88台,平成17年度は99台となっております。  平成23年度までの補助台数は,合計で675台となっております。生ごみ処理機のタイプにつきましては,バイオ型と乾燥型がございまして,平成23年度に補助を実施したものについては,全て乾燥型となっております。 795: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 796: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは生ごみ処理機のそれぞれのタイプについて,どのようなメリット,デメリットがあるのか簡単に教えていただけますでしょうか。 797: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 798: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 大きく分けて電動式生ごみ処理機には乾燥型とバイオ型の2種類がございます。乾燥型につきましては,生ごみを熱風により乾燥処理しましてごみを減容します。処理した成果物がたまったら取り出して土に埋めるか,燃やすごみとして出すことができます。  バイオ型は,機械の中に微生物の入っているおがくず状のチップを入れまして,バイオの力で生ごみを水と炭酸ガスに分解いたします。  それぞれのメリットについてですけれども,乾燥型につきましては,機械自体が小さいため設置が簡単であること,また生ごみを乾燥させるだけなので失敗が少ないことが挙げられます。バイオ型のメリットにつきましては,生ごみを入れるだけで,ある程度の期間処理することができるため処理が簡単であること,余剰物につきましては,堆肥として利用できることが挙げられます。  デメリットにつきましては,乾燥型はバイオ型より取り出す頻度が多いこと,それから熱風を使うため電気代がバイオ型よりもかかります。バイオ型につきましては,乾燥型に比べて機械が大きいため設置場所が限定されること,定期的なチップ交換が必要であること,入れるものが適正でない場合はにおいが発生したり,チップが使用できなくなることなどがあるということで,以上でございます。 799: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 800: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 一般的に,御家庭においてどのタイプが高性能で実用的なのでしょうか。金額も相場で幾らになりますでしょうか。 801: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 802: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 設置場所とか処理した後の成果物をどのように処理するかによって一概には言えませんけれども,ごみを減量することや可燃ごみの収集時に生ごみを出さなくすることだけが目的であれば,乾燥型の生ごみ処理機が使用しやすいかと思います。処理した成果物をガーデニングとか畑などで活用したいということであれば,バイオ型の生ごみ処理機が適しているのではないかと思います。  金額につきましては,電化製品のため新機種の発表等買うタイミングによりますので,相場が幾らかということにつきましては難しいのですけれども,市の補助金の基準は購入金額の2分の1の補助でございまして,上限は1万8,000円となっております。 803: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 804: ◯ 16番(小野寺 克己議員) どのような生ごみ処理機のタイプを推奨していますでしょうか。もしくは市としては,どういったものを使ってほしいのでしょうか。 805: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 806: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) どのようなタイプであっても生ごみを減量できますので,どちらのタイプを使っていただいてもいいと考えております。  ごみの分別が進んできているため,可燃ごみに占める生ごみの割合は,平成25年3月に実施した可燃ごみ組成分析によると,生ごみが39%を占めておりました。これを減量することができれば,ごみの減量が大きく進むものと考えております。  そのように直接的な減量効果と生ごみ処理機を使ってごみについて意識を高めていただくことで,その他のごみの分別についても考えていただけるようになると,そもそもごみにしないようにするにはどうしたらいいかというようなことを考えていただけると思いますので,利用していただけるよう清掃課としてもPRを進めていきたいと考えております。 807: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 808: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 生ごみ処理機を使ってごみについて意識を高めていただくことで,その他のごみの分別についても考えていただけるという,目に見えない効果だと思います。ごみ減量化への加速の糸口になるよう期待したいと思います。  一般的に先例市の事例を参考に分析すると,どのタイプが市も市民も負担が少なく利用できるのでしょうか。 809: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 810: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市といたしましては,生ごみ処理機を継続して使用していただくことで生ごみが減ること,ごみに対する意識が高まることでごみ量が減ること,これは市としての負担が少なくなります。  一方,利用される市民の方にとっては,利用しやすいことが重要となりますので,先ほど説明したそれぞれのメリット,デメリットを検討いただきまして使いやすいものを選んでいただくことで,継続して御利用いただけると思います。生ごみ処理機が使えずにごみとなってしまうことが一番市として負担となることでございますので,継続して使えるよう説明していきたいと考えております。 811: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 812: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは先ほど補助金の話が出ましたので,補助金について伺います。過去数年間の申請数と補助金の総額を伺います。 813: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 814: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 生ごみ処理機につきましては,平成11年度から補助を開始しておりまして,平成23年度までで合計で675台1,417万7,000円の補助を行っております。 815: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 816: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 補助金額についてはどのような検討をされていますでしょうか。 817: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 818: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 現状,特に補助金額の変更につきましては検討しておりません。 819: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 820: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 多摩26市の生ごみ処理機に対する補助の状況を伺います。 821: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 822: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 26市中24市で生ごみ処理機の購入に対して補助を行っております。平成23年度の実績では,小金井市と日野市が200件を超える補助を行っておりますけれども,それ以外の市につきましては,10件から50件程度が13市となっております。 823: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 824: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 補助金額を上げることで促進できるのでしょうか。 825: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 826: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市民の皆様が購入する際に,ほとんど負担がないような額まで補助金額を上げれば促進されるかもしれませんけれども,生ごみ処理機は,買うことがゴールじゃなくて,そこからごみ減量を始めるスタートにすぎません。そのため買う際に負担がないものは,簡単にやめてしまうことになりかねませんので,継続する意識を損なわないためにも,現状の補助金額を改定する予定は現在のところございません。 827: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 828: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 余り普及しない原因はどのような点が弊害になっているからと考察していますでしょうか。 829: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 830: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほど説明した生ごみ処理機の設置場所とか,成果物の処理が難しいこと,ただ捨てるだけよりも手間がかかることなどが考えられます。 831: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 832: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは次に事業者における生ごみの処理について伺います。  事業者は自己処理が原則で,少量であれば3袋以内は収集日に出すことができますが,事業者の多くはどのように処理していますでしょうか。 833: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 834: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 大量に出る事業者につきましては,狛江市の一般廃棄物の収集・運搬の許可を持っている業者と相対で契約しまして処理を行っております。その他小規模な事業者につきましては,事業系の可燃ごみ,不燃ごみの指定収集袋を使ってそれぞれ排出し,通常の家庭ごみと同じように収集しております。 835: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 836: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 事業系ごみ指定収集袋の販売実績として,家庭用のごみ指定収集袋に対してどの程度の割合でしょうか。 837: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 838: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 平成23年度の可燃ごみ・不燃ごみ処理手数料の内訳を見ますと,家庭用と事業系を合わせて1億9,383万8,000円となっております。そのうち事業系の指定収集袋による手数料につきましては1,358万4,000円ですので約7%となっております。 839: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 840: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 余り多くないという状況です。  市として事業者に対してどのように生ごみを削減するよう進めているのでしょうか。 841: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 842: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 狛江市の廃棄物の再利用の促進及び処理に関する条例に規定されているとおり,事業用の大規模建築物及び中小建築物の所有者並びに占有者,従業員が10名以上の事業所,廃棄物を多量に排出する事業者は,毎年廃棄物の再利用に関する計画書を作成して提出いただいております。 843: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 844: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 計画にのっとって排出しているということです。  大量の生ごみが発生する事業所等へ生ごみ処理機の設置を推進していると伺いましたが,反応や手応えはいかがだったでしょうか。また事業者ではありませんが,狛江市の公共施設にも生ごみ処理機を設置していますが,その状況もあわせて伺います。 845: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 846: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市として把握しているものにつきましては,市内の小学校,保育園,市役所の食堂等事業所,大規模集合住宅と公共施設を含めまして19基が設置されております。 847: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 848: ◯ 16番(小野寺 克己議員) それでは,それら問題点,課題というのはありますでしょうか。 849: ◯ 議 長(石井 功議員) 建設環境部長。 850: ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 大型生ごみ処理機を設置するためには多額の費用がかかること,におい等の問題もあります。設置場所を慎重に検討する必要がございます。そのため大規模集合住宅で設置を検討しましたけれども,結局できなかったという事例もございました。 851: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番小野寺議員。 852: ◯ 16番(小野寺 克己議員) 生ごみ処理機については,さまざまな原因で普及しないのではないかという考察も伺いました。これらの問題点を解決できる技術的な進歩が普及の鍵を握っているのではないかという面も感じました。  ごみ事業は市民の皆様が意識を持って取り組んでいただけるようにしていくことが,ごみ減量につながるということです。これからも引き続きごみ減量化に向けて御尽力いただくことをお願いし,全ての質問を終了いたします。 853: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 854: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明29日と明後30日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
        (「異議なし」の声あり) 855: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明29日と明後30日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は5月31日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時25分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...