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平成15年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2003-03-07
平成15年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日: 2003-03-07

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  1. 狛江市議会 2003-03-07
    平成15年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2003-03-07


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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2003-03-07 平成15年第1回定例会(第4号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 410 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 2 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 3 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 5 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 6 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 7 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 8 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 9 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 10 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 11 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 12 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 13 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 14 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 15 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 16 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 17 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 18 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 19 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 20 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 21 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 22 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 23 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 24 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 25 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 26 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 27 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 28 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 29 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 30 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 31 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 33 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 34 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 35 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 37 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 38 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 39 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 41 : ◯ 教育長(木村 忍君) 選択 42 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 43 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 45 : ◯ 教育長(木村 忍君) 選択 46 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 47 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 49 : ◯ 教育長(木村 忍君) 選択 50 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 51 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 53 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 54 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 55 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 57 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 58 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 59 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 61 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 62 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 63 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 65 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 66 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 67 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 69 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 70 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 71 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 73 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 74 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 75 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 76 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 77 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 78 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 79 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 80 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 81 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 82 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 83 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 84 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 85 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 86 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 87 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 88 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 89 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 90 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 91 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 92 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 93 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 94 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 95 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 96 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 97 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 98 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 99 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 100 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 101 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 102 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 103 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 104 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 105 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 106 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 107 : ◯ 17番(道下 勇議員) 選択 108 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 109 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 110 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 111 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 112 : ◯ 18番(伏見 正明議員) 選択 113 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 114 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 115 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 116 : ◯ 18番(伏見 正明議員) 選択 117 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 118 : ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 選択 119 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 120 : ◯ 18番(伏見 正明議員) 選択 121 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 122 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 123 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 124 : ◯ 18番(伏見 正明議員) 選択 125 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 126 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 127 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 128 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 129 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 130 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 131 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 132 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 133 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 134 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 135 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 136 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 137 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 138 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 139 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 140 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 141 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 142 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 143 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 144 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 145 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 146 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 147 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 148 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 149 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 150 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 151 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 152 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 153 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 154 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 155 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 156 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 157 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 158 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 159 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 160 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 161 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 162 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 163 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 164 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 165 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 166 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 167 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 168 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 169 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 170 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 171 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 172 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 173 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 174 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 175 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 176 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 177 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 178 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 179 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 180 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 181 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 182 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 183 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 184 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 185 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 186 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 187 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 188 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 189 : ◯ 市民部長(本橋 昇君) 選択 190 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 191 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 192 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 193 : ◯ 市民部長(本橋 昇君) 選択 194 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 195 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 196 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 197 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 198 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 199 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 200 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 201 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 202 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 203 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 204 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 205 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 206 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 207 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 208 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 209 : ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 選択 210 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 211 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 212 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 213 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 214 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 215 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 216 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 217 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 218 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 219 : ◯ 19番(西村 雅司議員) 選択 220 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 221 : ◯ 社会教育部長(内山 恵市君) 選択 222 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 223 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 224 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 225 : ◯ 教育長(木村 忍君) 選択 226 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 227 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 228 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 229 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 230 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 231 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 232 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 233 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 234 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 235 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 236 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 237 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 238 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 239 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 240 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 241 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 242 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 243 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 244 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 245 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 246 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 247 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 248 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 249 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 250 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 251 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 252 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 253 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 254 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 255 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 256 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 257 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 258 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 259 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 260 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 261 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 262 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 263 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 264 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 265 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 266 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 267 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 268 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 269 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 270 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 271 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 272 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 273 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 274 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 275 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 276 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 277 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 278 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 279 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 280 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 281 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 282 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 283 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 284 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 285 : ◯ 市民部長(本橋 昇君) 選択 286 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 287 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 288 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 289 : ◯ 市民部長(本橋 昇君) 選択 290 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 291 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 292 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 293 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 294 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 295 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 296 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 297 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 298 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 299 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 300 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 301 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 302 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 303 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 304 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 305 : ◯ 市民部長(本橋 昇君) 選択 306 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 307 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 308 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 309 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 310 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 311 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 312 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 313 : ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 選択 314 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 315 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 316 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 317 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 318 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 319 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 321 : ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 選択 322 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 323 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 324 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 325 : ◯ 教育長(木村 忍君) 選択 326 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 327 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 328 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 329 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 330 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 331 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 332 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 333 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 334 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 335 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 336 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 337 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 338 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 339 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 340 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 341 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 342 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 343 : ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 選択 344 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 345 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 346 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 347 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 348 : ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 選択 349 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 350 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 351 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 352 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 353 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 354 : ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 選択 355 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 356 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 357 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 358 : ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 選択 359 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 360 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 361 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 362 : ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 選択 363 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 364 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 365 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 366 : ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 選択 367 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 368 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 369 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 370 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 371 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 372 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 373 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 374 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 375 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 376 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 377 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 378 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 379 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 380 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 381 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 382 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 383 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 384 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 385 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 386 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 387 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 388 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 389 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 390 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 391 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 392 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 393 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 394 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 395 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 396 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 397 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 398 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 399 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 400 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 401 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 402 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 403 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 404 : ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 選択 405 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 406 : ◯ 8 番(大場 てる子議員) 選択 407 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 408 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 409 : ◯ 議 長(石黒 実議員) 選択 410 : ◯ 議 長(石黒 実議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石黒 実議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付してあるとおり,これにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石黒 実議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。17番道下勇議員。     〔17番 道下勇議員登壇〕 3: ◯ 17番(道下 勇議員) 通告に従い3問お伺いをいたします。  まず第1問,空き巣,ひったくり犯罪等の防止対策強化についてでございます。  狛江市内で多発している空き巣,ひったくり犯罪等の状況は昨日の答弁でわかりました。その中で,調布警察が昨年1カ月間を緊急対策として取り組み,その成果として月10件の発生が4件に減少したとの答弁がありました。年末年始も重点対策として取り組みがされたと説明がありましたが,成果が出た緊急対策の取り組みの内容についてまずお伺いをいたします。  第2問,小足立児童グランドの売却計画はあるのかという点についてお伺いをいたします。  14年12月3日のまちづくり総合プラン策定推進本部会議録によると,小足立児童グランドが議題になり,まちづくり総合プランからは外すとなっております。経過を含めて議論の内容についてお伺いをいたします。  第3問,おくれている行財政改革についてお伺いをいたします。  第3次行財政改革大綱が3月に決定されるようですが,期間の設定と重点課題,またその取り組みについてお伺いをいたします。 4: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。     〔市長 矢野裕君登壇〕 5: ◯ 市 長(矢野 裕君) 期間等については担当部長の方からお答えを申し上げます。  第3次行革で今考えている重点課題,大きな柱ということで私の方からお答えを申し上げます。  ただ,これはまだ行財政改革推進本部で議論に入ったばかりということなので,具体的な項目,まだ固まるというよりも議論に入ったところで,ここでちょっとお話しするのは適当ではないかと思いますので,大きな柱立てをお話しさせていただきたいと思います。  今,第3次行財政改革で4つの点を基本方針として掲げようと思っております。第1に,「市民とともに歩む行政」を進めていくために,情報の共有と市民協働の発展をまず進めていこうということでございます。具体的には情報公開制度の充実,説明責任能力の向上,市民協働,市民参加の推進を通じて,市民との良好なパートナーシップを築いていきたいという趣旨で掲げていくつもりのものでございます。  それから2番目に,また引き続き「市民のためにがんばる市役所」を推進していきたいと考えております。具体的には市民の満足度を高めるような行政サービスの提供を行っていきたいと考えております。行政サービスを受けやすい体制をつくっていく,正確で迅速なサービスの提供を図っていく,市民にわかりやすく親切な対応を進めていく,こうした努力を通じて市政に対する市民満足度を向上させていきたいという趣旨でございます。
     3つ目に,「市民の要望に応えられる行財政基盤の確立」,そのために一層行財政システムの簡素化や効率化を図っていこうということでございます。弾力性のある財政への努力,行政コストの削減への努力,組織のあり方の検討,こうしたものを通じて財政の健全化を図っていきたいと考えております。  それから4つ目に,「狛江の明日を担う人材の育成」を図るために職員能力の開発と支援を行っていく,このことが柱の1つにあります。時代の要請にこたえた人材育成を図るために,職員の意識や行動原理の変革,基本的な事務能力の育成,政策形成能力や課題解決能力の育成,能力や成果を重視した人事給与制度の確立,さらには市政への職員参画の促進,これらを通じて組織全体の行政能力の向上を図っていく,こういうねらいで今後議論を煮詰めていきたいと考えております。 6: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 7: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 1問目の防犯対策としての調布警察の取り組みの内容でございます。  これにつきましては,パトカーによる巡回の強化,それから広報活動,こういった一連の活動,これが要するに犯罪者に対する心理的な圧力を加える,こういった中での一応効果が上がっている,こういったことだと思います。 8: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 9: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 2問目の小足立児童グランドの関係でございます。  確かに市民グランドは当初売却対象としてございました。理由といたしましては庁舎の空調更新等急ぐ必要がある,これに約5億が必要になるということで,しかしながらこの空調等の更新につきましては,補助金はもちろんのこととして起債等も対象になってこないということで,非常に大きな金額がかかるというふうなことから,そういった財源に充てるというふうなことから売却候補になっていたわけでございます。しかしまだこれも確定した話じゃないんですが,一応町づくり基金の創設,そういった売却したものの出入りをはっきりさせるための基金の創設なども議論となっておりまして,例えば都市開発基金の統合,そういった部分も視野に入れていたわけでございます。それでいろいろシミュレーションなどもいたしまして,何とかそのやりくりができるということで,その時点で売却対象からプランの中では外すというふうな方向になったわけでございます。  しかし今後の事業展開によっては,その財源の手当ての関係から場合によっては再浮上するというふうなこともあるかもしれませんが,当面外させていただいたということでございます。  それから第3次行政改革の計画期間でございます。15年4月から20年3月までの5カ年とする考え方でございます。この中で前期と後期に分けて,前期3年間の進捗状況は明らかに残された財政改革の課題と新たな行政課題への対応を図るよう整理し,後期3年間の推進計画を策定していくと,こういう考え方になってございます。 10: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 11: ◯ 17番(道下 勇議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  先ほど部長から昨年の緊急対策で10件が4件に減ったという,目覚ましい成果が上がっているということで,私もこれは非常に注目に値するなというふうに思っておりまして,パトカーによるパトロールの強化,広報活動,こうした点で心理的な効果があったんではないかというこういう判断ですが,調布警察署はパトカーはたしか私の記憶だと5台で,その調布と狛江で集中的に1台を狛江に回してパトロール強化したということでありますが,こうしたことが恒常的にできれば年間を通して強化月間にしていただくということは必要だと思うんですが,そうした対応というのは現実的にはなかなか難しいと思うんで,その辺の見通しとか警察との協議というのは何かされているんでしょうか。 12: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 確かに年間を通してというのは体制からいっても非常に難しいのかなという気はしております。これだけ犯罪がふえてまいりますと警察だけではというような気がしてございます。そういった中で調布警察におきましても行政への働きかけ,それからボランティア組織,こういったところへの働きかけが大変強化されてございまして,ことしになりましても2月20日に防犯キャンペーンを実施したいと,駅頭でやりたいということで私どもにも依頼が参りまして,これは調布警察署,それから防犯協会,交通安全協会,大体市民が三,四十人参加してございます。それから私どもの方も企画調整課,市民協働課の職員,それから総務防災の職員,私もひっくるめまして午後5時から駅頭におきましてビラ配り,それから防犯ネット,自転車のかごから物を取られないようにネットをかぶせるようなもの,こういったものを配布しました。それから南口からずっと狛江三差路を抜けまして北口までパレードを実施してございます。  こういった取り組みを,警察の方からの要請も受けてございますし,またこの3月には市内広報,パトカーにおける広報活動,ミニパトですけども,それに合わせて狛江市の方でも広報車を出してもらいたい,PRテープについては調布警察の方で作成するというような依頼もございます。まさにそういうことで警察だけではなく,私どもも協力しながら年間一定の対応をとっていく必要があるのかな,このように感じております。 14: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 15: ◯ 17番(道下 勇議員) 警察だけでは限界があるというか,体制等も人員の関係でですね。必要なのはPRの強化ということが1つの実効ある対策ということで,行政,また市民がそういう形で取り組んでいくと,このことは非常に大事だと思うんですね。  それで今回なぜ私もこの質問をするに至ったかというと,いろいろなところで被害が現実に起きていると。ある地域に行ったときに,そこのお宅の方が実は最近こういう犯罪,空き巣等が多いんですよということをちょっと話しかけたら,実はそこのうちと,そこのうちと,隣とあそことと,本当に軒並みな話が出てきたり,それからあるところでは,いや実はうちにも入ったんだと。新宿までちょっと夫婦で買い物に行ったところで入られたとか,それからある地域ではお隣さんに入ったんですよと。お隣さんは2回連続して入られたと。銀行に行っている間のわずかな時間に入られたんだと。よくよくいろいろ聞いてみると,裏の方に物置があって,その物置がどうも死角になって,それから窓を割ってかぎをあけてという,そういうような手口で入られたようでありまして,しかしそうした話題が出る一方で,ええっというような話だとか,あるオートロックのマンションではワンフロア軒並み全部やられたと。よくよく聞いてみると,玄関はオートロックで入れないけども,駐車場等の住民等の出入り口はかぎがあいていて自由にという,そういう盲点をつかれて入られたとか,いろいろなそういう話を聞いたわけですよね。  そうした意味では市民の意識高揚,意識啓蒙というのは極めて大事でありまして,こういうPRというのはかなり実際効果が上がってきたわけですけども,そういういろいろなパレードだとか,もう1つはいろんな形でやっぱり広報活動を考えられるだけの強化というのは必要だと思うんですが,その辺の認識についてはいかがでしょうか。 16: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 17: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) まさに市民の防犯意識の高揚,これは非常に重要なことだと思いますし,自分の身は自分で守る,これは第1の基本でございます。そういった中でどういう方法でそういった空き巣なりそういった犯罪が行われるか,こういったことを知ってみずからその対策を練る,これは非常に重要です。そういったPR,これは警察と連携しながらできる範囲内でやっていく必要があろうかなと,このように考えてございます。 18: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 19: ◯ 17番(道下 勇議員) そこでそういう取り組みの決意も含めて,各市では今生活安全条例という形で条例化が取り組まれておりまして,狛江でも隣の調布市,これは調布警察管内で調布は生活安全条例を持って狛江は持っていないというような,こういうような変則的な形が今あるわけですけども,ひとつこの生活安全条例の策定,これは取り組みですね,これは非常に必要ではないかと。私は調布の生活安全の保持に関する条例,第5条から成っておりまして,極めて簡略なというか,簡潔な条例,それからその中の調布市生活安全対策協議会規則,規則で協議会設置の内容が載っているわけです。もう1つ近くの三鷹市での三鷹市生活安全条例,これは前文もあって全9条から成っておりまして,これは土地所有者等の責務,事業者の責務,こんなところまで三鷹市は踏み込んで条例をつくっております。調布の場合は市長の責務,行政の責務ですね,それから市民の責務,こういう体制で生活安全対策協議会,いずれもその協議会の設置が共通しているわけですけども,こうした各市の生活安全条例という条例化の取り組み,条例をつくればいいという問題じゃないですけども,1つの決意としてやっぱりこういう形をあらわして市を挙げて取り組んでいくんだと,こういう体制づくりというのが私は必要ではないかと,このように感じているんですが,市長でも担当者でも結構ですから,その辺の思いというのはいかがでしょうか。 20: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 21: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 生活安全条例についてであります。現在3市が条例施行されてございます。またこの4月には4市が新たに施行を予定してございます。昨今の犯罪の激増に対処し,少しでも犯罪を減らしていくため,従来までの警察だけというような形ではなく,市民,行政機関,それぞれ巻き込んだ形で犯罪に対応していく,これは非常に必要なことだと思います。  御質問者のお話にもございましたが,条例つくればいいというわけではない部分もございまして,まさにそのとおりだと思います。例えば調布市の生活安全条例につきましても,大変多くの事業が盛り込まれてございます。もちろん市が全部それをやるわけじゃございません。ほとんどが警察で,市もその中で七,八件の事業を組んでいく,それからまたこの組織自体を運営していくのはやっぱり市の業務になっているようでございます。そういった意味で非常に私どもの体制そのものが問題になってくるケースがございます。各市ともまだ施行後浅いものですから,その辺の部分十分研究しながら将来を見据えていきたいと,このように考えてございます。 22: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 23: ◯ 17番(道下 勇議員) これは今後社会の情勢がどういうふうに変化していくか,景気対策の問題も含めてやっぱり社会の情勢不安,いろいろな社会の不安定な要素というのがこうした犯罪を発生する1つの温床になっているんではないかと。そういった点では将来見通し,なかなかまだ経済動向も厳しい状況でありまして,犯罪がにわかに減るという,まさに部長の言葉じゃないですけど,水と安全はただだという日本のそういう神話の崩壊というのが今言われているわけでありまして,あらゆる形で取り組みをするという必要性は私は出てきたなというふうに認識しておりまして,これはことしも新たに4市が取り組むという状況でありまして,各市そういう姿勢で取り組みをしているということでありますので,狛江市もこの条例の制定に向けては真剣に対応をとっていただきたいと,このように要望しておきますけども,最後は一言で結構ですから決意だけをお願いいたします。 24: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 25: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) まさに犯罪をどう防いでいくか,これは非常に重要なことですし,警察だけでは何ともならない状況がある,こういった部分を十分踏まえまして研究してまいりたいと考えております。 26: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 27: ◯ 17番(道下 勇議員) それでは2問目の小足立児童グランドの問題であります。  これは12月3日午前10時から11時15分,市長公室でまちづくり総合プラン策定推進本部会議録を見ると,このことが議題になっております。第三中学校の検証について,小足立児童グランドについて,その他と。小足立児童グランドについては,小足立児童グランドの現況を説明しますと。配布資料に基づき説明。ここに貯水槽を設置する予定ですが,図面の場所にできないか調整中です。小足立児童グランドはまちづくり総合プランからは外すことにしますと。  まちづくり総合プランというのは,その後この総合プラン策定推進本部会議記録が12月3日に行われて,その1週間後12月10日に全員協議会で審議状況についてということで1週間後に私たちに説明があったわけでありますが,これの説明については,財源対策として公共用地の売却計画というのが相次いで表明されて,特に統合後の七小だとか四中,市民グランド,勤福用地,こうしたところが売却の計画になっていると。それに含めて小足立児童グランドを売却までしたんでは大変市民の反響が大きいということで,今回はとりあえず外しておこうと,こういうような意図があったのかどうなのか,その辺についてはどうなんでしょうか。 28: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 29: ◯ 市 長(矢野 裕君) とりあえず外しておこうというか,外したのは事実なんですけども,そういう感覚ではございません。今企画財政部長が申し上げましたように,まちづくり総合プランを当初動かしていく,そのためのスタートのときの資金というものが必要になります。それを当初の事務局から出てきた案では小足立児童グランドの売却で充てていきたいという議論でしたけれども,それがそれ以外にないのかという議論の中で,まちづくり総合プランを実施するための基金というものをつくる必要があるんではないか,その母体として土地開発基金が考えられるんではないか,そういう議論で進み,そういう方向でいくことになりました。そうなりますと小足立児童グランドを当初に売却ということを掲げる必要はなくなる,そういうことで町づくり基金というものを創設する中で,スタート時の資金ぐりに充てていくというふうになったものでございます。  もう1点は市民グランドの売却ということがあわせて議論になっておりますので,一定の同じ地域に2つ一遍になくすということがどうなのか,そういうことも議論があったのも事実でございます。ただ,一番の主要なものはスタート時の資金として町づくり基金を創設すれば,児童グランドの売却は少なくともその時点では要らないだろうということで外すことにしたものです。 30: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 31: ◯ 17番(道下 勇議員) 基金が創設されれば最初の段階では要らないけども,展開によっては再浮上するという部長の今答弁がありましたが,これはどういう展開を想定しているんでしょうか。 32: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 33: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) いろいろ統廃合の学校用地も売却対象になっていく,しかしすべて売却するのか,一部売却なのか,いろんな議論もあります。ですからそういった中でどう展開が変わってくるか推定できません。そういう意味でございます。 34: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 35: ◯ 17番(道下 勇議員) それではいずれにしても当面は外したけども,将来は売るという選択肢もあり得ると,こういう判断。そうなるとつじつまが合ってくるんですが,この防火貯水槽が今回この小足立児童グランドの南西の位置から南東の位置に移動しているわけですけども,これはそうした将来の売却計画も含めての移動なんでしょうか。 36: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 37: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 御指摘のとおりでございます。ですからもし売却という選択になった場合になるべく売却代金が高くなるというのが1つ,それから貯水槽の位置として吸管を投入しやすい位置がいいだろうと,この2つの理由からそうなったものでございます。 38: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 39: ◯ 17番(道下 勇議員) これは小足立児童グランドというのは児童の健全育成のために,今いろいろな形で活用がされているわけであります。特に児童の居場所としてあの地域では非常に大事な施設にもなっているわけで,一方では学校の校庭の放課後開放だとか,休日開放が学校を使って行われているわけでありますけども,こうした児童の健全育成,こうした設置目的からして,この小足立児童グランドの役割というのは私は大変大きいと思うし,地域の利用者の保護者等も非常に必要性を訴えているわけでありますが,そうした児童の立場から教育委員会,特に教育長,この児童グランド,将来売却もあり得るという市の方針について,必要性についてはどのように受けとめているんでしょうか。 40: ◯ 議 長(石黒 実議員) 教育長。 41: ◯ 教育長(木村 忍君) 御承知のとおり狛江市は大変に土地といいますか,空地が狭い市でございます。例えば小田急線の高架下の運動広場ができただけでも大変喜ばれているという,こういうのが実情ではないかと思います。このため青少年が使える場所というのはまだまだ必要であると私ども思っておりますし,あれば青少年あるいは教育の立場としてはあるにこしたことはないと,こういうふうには認識しているところでございます。 42: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 43: ◯ 17番(道下 勇議員) あるにこしたことはないという,そうするともう教育長も売却はいつかの時点ではやむを得ないという,こういう認識でしょうか。 44: ◯ 議 長(石黒 実議員) 教育長。 45: ◯ 教育長(木村 忍君) やっぱり私たちの教育と青少年の立場で考えればあるにこしたことはないという言い方になりますが,全体の計画の中で,例えばそれが水道局用地にいくと,それが全部いくわけじゃないですけど,そういうこととトータル的に考えた場合には,例えば青少年の育成あるいは教育的な立場からしますと,水道局用地がすばらしいスポーツ施設として生まれ変わるんであれば,それはそれで青少年の居場所なりがそこで生まれるというふうに考えていきたいと,こういうふうに思うところでございます。 46: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 47: ◯ 17番(道下 勇議員) 水道局用地が小足立児童グランドの機能になるか,それはいろいろ議論があると思うんですね。やっぱり市は市民グランドの機能移転ということですけども,今回もいろいろ議論がありました多摩川緑地グランド,あそこも堤防の関係で将来は野球等ができなくなる,そういうことでは市民グランドを売却して,あそこの水道局用地だけで多摩川緑地グランドがなくなると,小足立児童グランドがなくなると,こういった点では果たして機能移転,居場所の確保ということになるのかどうなのかというのはやっぱり疑問があると思うんですね。そういった点ではどういう機能に水道局用地をしていくか,この点については,またあと地域配分というのも児童の場合はあろうかと思うんですよ。やっぱり市内に1カ所こうした場所があればいいという,こういうことでもあながちないんではないかと私はそう思うんですが,その辺についての見解はいかがでしょうか。 48: ◯ 議 長(石黒 実議員) 教育長。 49: ◯ 教育長(木村 忍君) 当然にバランスということは考えていかなきゃいけないと思います。 50: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 51: ◯ 17番(道下 勇議員) そうした点では市内の公共用地,公園,グランド,さまざま含めてバランスの市内再配分というのは将来の計画の中できっちりと考えていかなければならないと,私はそのとおり,教育長とそれは同感でありまして,今後公共用地を売却する場合にはそれについての代替え,それからその地域の再配分がある意味では公平的な配置になって面積が確保されるか,そういったことはきちっと考えて検討していかなきゃいけないと,そういう視点は大事にしていきたいと思います。  そこで将来の展開によってという,これは例えば何年先ぐらいに起こるとしたらこういう状況というのは起こってくるのか,その辺の見通しは何か考えていらっしゃるんでしょうか。 52: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 53: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) まちづくり総合プランにつきましては10カ年の計画としてございます。ですからその中でそういう事態が起こり得るのか,もっと先なのか,あるいは一番大きいのは水道局用地がどう展開されるのかということによって大きく違ってまいると思います。 54: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 55: ◯ 17番(道下 勇議員) 水道局用地もまだ市がどういう返事をするか,市長も議会の動向というのがなかなかつかめないという発言もありまして,その辺を見てみないとわからないということであります。これは水道局用地を買うからといって,にわかに小足立児童グランドを売却ということは最大限私はまずは現状では避けるべきであると。四中もしくは七小という,四中も売却されて小足立児童グランドも売却するということになれば,あの地域の公共用地というのは全くなくなってしまうわけでありまして,その辺の見通しが確たるものがないままにそういう構想だけがひとり歩きするというのは極めて遺憾な話ではないかと,私はそういうふうに受けとめておりますので,その辺はそういう慎重な対応をとっていただきたいと。  それで当面売らないということでありますので,児童グランドとして活用がこのままされるだろうと。今あそこの利用者から保護者も含めて5時のチャイムが鳴るわけでありますが,グランドという性格上,子供たちがかなり真剣にプレーなんかしていると音が聞こえにくいと。そうした点では時計の設置をしてほしいと。気がつくともう大分日暮れになって時間を相当オーバーしているということがありまして,この小足立児童グランドの時計の設置という地域の要望があるわけですが,この点についての対応についてはいかがでしょうか。 56: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 57: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 小足立児童グランドにつきましては,児童のボール遊びができる場所として昭和48年4月1日に開園をしております。現在,児童遊園は小足立児童グランドを含めて51カ所ございますが,時計の設置してある所は現在は一つもないという状況でございまして,時計の設置の必要性は理解はできるわけでございますが,財政状況厳しい折,経費節減,圧縮していくという観点から,時計の設置について現在は計画を持っていない状況にあります。御理解を賜りたいと思います。 58: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 59: ◯ 17番(道下 勇議員) それでは財政上の問題だけですか。時計は例えば設置するとどのくらいの費用がかかるんでしょうか。 60: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 61: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 時計の設置でございますが,時計もいろんな種類といいますか,目的に応じてあるわけでございまして,ソーラー式で電波時計ということになりますと,やはり1基七,八十万,設置費含めて70万から80万ぐらいかかるという状況でございます。 62: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 63: ◯ 17番(道下 勇議員) そういう七,八十万かかる時計というのは市内に何カ所設置されているんでしょうか。 64: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 65: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 全部がちょっとソーラーで電波というのは区分けしてございませんが,現在時計のある公園としましては6カ所設置してございます。 66: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 67: ◯ 17番(道下 勇議員) ですからその6カ所がソーラーとかそういうふうになっているのかどうなのか。市の時計の設置基準というのはそういう方向で内規で決められているのかどうなのか。 68: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 69: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 基準を文書化して決めてあるということではございませんが,現在設置してあるところにつきましては都市公園につけてあるというところでございます。 70: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 71: ◯ 17番(道下 勇議員) 都市公園の位置づけと小足立児童グランドがなぜ児童遊園の位置づけになっているのか,いわゆる今金額でいったらばかなり高い答弁で,もっと安い時計もあるはずですよね。財政問題というと何か額が高いんだという,じゃその額が高い時計はどこに設置しているのかというとそういう説明も明確でないと。じゃ小足立児童グランドがなぜ児童遊園になっているのか。都市公園の面積と小足立児童グランドの面積,その比較というのは何か出ているんでしょうか。 72: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 73: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) まず小足立児童グランドがなぜ児童遊園扱いになっているかというところでございますが,これは小足立児童グランドのいきさつから来ておるようでございまして,昭和48年以前にはグランド,野球場としてあそこの土地を地主さんの好意によって児童の遊び場として使わさせていただいたようでございます。その当時は3,200平方メートルありまして,その当時空き地利用に伴う土地使用貸借契約ということで,当時福祉部の厚生課の方で管理していたという状況でございました。それで49年6月に児童遊園の設置条例を設置するに当たり,その当時使っていた児童遊園を一括して条例化をして現在に至っておると。現在の形態としましては,地主さんとの協議によって面積を先ほどの3,200よりも縮小しまして,現在の形である2,100平方メートル強の面積で現在に至っておるという状況で,児童グランドとして今までずっと使用してきたということでございます。  それからあと時計の面積的にどうかということでございますが,今申し上げました小足立児童グランドは2,100平方メートルあるわけですが,ほかののびのび公園ですと1,800平方メートル,それからみつおさですともう少し小さくて1,030平方メートル,それから大きい所ですと岩戸川緑地公園などは細長く面積的には1万2,000平方メートルあるというところで,面積的には他の公園から比べれば小足立児童グランドは十分にあるというような状況でございます。 74: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 75: ◯ 17番(道下 勇議員) やっぱり面積的にもグランドという機能的にも,あそこに時計を設置しない基準として児童遊園に位置づけていること自体が私はおかしいんではないかと。これはもうぜひ改善すべきであると。それから小足立児童グランドより小さい面積の公園でもきちっと時計はついていると,まして緑道というのは確かに広いけども,時計の見える面積割合からすればぐっと小さくなるわけですよね。そういう実態的な面からいえば,小足立児童グランドに時計がついてない理由というのは全く何もないんですよね。  例えば部長,さっきソーラー式70万,80万と言いましたけど,こんな高いのを地域で要望しているわけじゃないんで,最低ラインの価格でもとりあえず……それで市の計画だったらいずれこれは売却するということもあり得るわけだから,そんな高いことなんか市長だって企画財政だって首を縦に振るわけないんだから,とりあえず最低の価格の時計でも設置,こういう方向で検討はできないかどうでしょうか。 76: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 77: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) 確かに現状ではソーラーの電波時計というのが一番高いわけですので,もう少し低価格のものも確かにあります。この小足立児童グランドの使用状況等,現時点では自由使用になっておりますので,私どもどのくらいというのを正確にはつかんでございませんので,その辺利用状況を含めて調査をしていきたいというふうに考えております。 78: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 79: ◯ 17番(道下 勇議員) こればっかりで時間をとっているわけにいかないんで,何かやらないこと,設置しないことを一生懸命説明しているようで時間のむだなので,とにかく一番安いやつでもいいですからしっかりと検討をしていただきたいと,これは強く要望しておきます。  3問目に移ります。今3月に策定という段階で4つの基本もまだ議論を煮詰める必要があるということで,議会もあり,本当にあと何日かで詰まって大綱ができるのかなと,大綱を受けてまた推進計画等もできるんだと思うんですが,今まで行革絡みで私たち議会で要望したのは1つの数値目標ということで,今度の例えば経常収支比率の目標,それから職員の人件費というのが一番大変な状況でありますので,そうした職員定数の目標,この辺はどのように設定がされようとしているのか,どういう検討がされているのかお伺いいたします。 80: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 81: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 1点目の経常収支比率につきましては第2次で目標設定してございますので,現段階では一応目標数値を入れていくという方向で検討が進んでおります。  それから職員の削減数値,これにつきましても議論を始めたばかりですが,一応3月までには何人程度削減するか数値目標を設定していきたいということで考えております。なお,残された時間はわずかでございますので,本部の下にあります推進会の方でも相当程度詰めた作業が行われておりますので,3月中にはしっかりとした大綱,推進計画を定めてまいりたいということで考えております。 82: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 83: ◯ 17番(道下 勇議員) 経常収支,今までは年1%ということで4年スパンで4%減らすという,当初いろいろ4年間でならして,そういう方向でまた1%ずつというような目標設定になるのか,その辺はどのようなことを今想定されているのか,これが議論のたたき台にどういう形でしていくのか,その辺はいかがでしょうか。 84: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 85: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 一番悩ましいのは,職員定数については一応いろんなシミュレーションをしながら実現可能な数値目標を設定したいということでやっております。ただこの経常収支比率というのは非常に悩ましいんで,例えばまちづくり総合プランを10カ年で事業展開していくとなりますと148億とか150億の数値になってまいります。これはすべて投資的経費に回るというふうになりますと,相当経常収支比率については改善の方向になってまいります。ですからその辺についてはこれを実施すると相当数値が違ってまいりますので,そういう押さえ方をするのか,一般的な流れの中で5カ年計画でございますので,5年後の数値目標をどう設定するのかということが非常に作業難しい部分があります。しかしながら一応一定の数値目標は掲げざるを得ないんじゃないかというふうに考えております。
    86: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 87: ◯ 17番(道下 勇議員) 本来なら経常収支75から80という80前後の理想的な形で推移していれば,残りが投資的経費で今回のまちづくり総合プラン140から150億という弾力的な数字が示されていますけど,いろいろな計画で公共用地を次から次へと売却しなくてもできる,可能な本来の財政運営というのはそうあるべきだと思うんですよね。そういう意味では今厳しい100を超しているところから出発をしてかなり九十五,六ぐらいまで下がったんでしょうけども,これとて収支が下がったからといってすぐ投資的経費が出てくるかというとそういう状況じゃないと。そういう中では,確かに今部長言われたように設定をどうしていくのかというのは極めて大事なところだと思うんですね。  それからもう1つは,やっぱり経常収支に占める割合が人件費だと思うんですね。扶助費だとか物件費だとか,それぞれ要素というのはあるわけですけども,やっぱりかなり人件費に占める割合が多いと。職員定数をどうするか。私も何か職員減らせばいいというようなことを1人で言っているわけじゃないんですが,1つのモデルケースとしての設定ではほぼモデルに近い状況に今なっているわけですね。しかし別のこの間私が資料出していただいた職員1人が何名の人口でという形でやると,かなりまだ削減する要素があると。単純に比較すれば,小平と比較すれば165人まだ狛江は削減する……これは数字上ですから,そういう数字になって,三多摩の上位10市ですれば100人近く,13市をとれば80人から90人ぐらいまだ多いといういろんなシミュレーションがあるわけですが,それらをすべて参考にしていくのか,どういう切り口でこの職員定数というのを狛江市は削減の設定基準にしていくのか,この辺についてはどうでしょうか。 88: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 89: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 例えばアウトソーシングだとか,そういう部分も当然入っておりますし,いろんな要素を含めて総合的に判断していこうということでございます。御指摘のありました,例えば今の他市の職員1人当たりが抱える人口,こういった部分についても議論しなきゃいけませんし,ただ単にそういった一定の数値だけで判断するんでなくて,実は10日にも予定しているんですが,類似団体の組織定数,これも参考にしながら狛江市がどの程度超過している部分があるのか,その部門別でチェックをするとか,そういった中で判断していこうという考え方でおります。 90: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 91: ◯ 17番(道下 勇議員) 私も以前に,これからまちづくり総合プランという大きなプランを実現していこうというときに,まず行財政改革を徹底して断行し,内部努力,我々議会も含めてですけども,市民に負担を押しつける前にやっぱり内部努力を徹底してやると,これは非常に大事な話だと思うんですよね。そうした意味では,しっかりと今回の第3次行革というのは大きな意味でやっぱり大事なターニングポイントに私はなってくるだろうと。まちづくり総合プランを掲げていなければいいわけですが,こういう内容を掲げて公共用地の相次ぐ転売計画と言えるような状況になってきていますので,そこでしっかりと……今アウトソーシングというお話もありまして,狛江は実際児童センター,児童館,これは成功している例でありますし,これは経費が安くてサービスがよくて,その利用者も喜んでいると,行政評価してもアウトカムまでしっかりと読み取れるような成果が出ているわけでありまして,これは1つのやっぱり大きな参考事例に私はなるんではないかと。そういう意味では何も本職,本採用の職員がやらなくてもそうした成果が上がっているということで,こういう方向はさらに大きな流れにしていくべきであろうと,こういうふうに思うわけですが,この辺の認識についてはいかがでしょうか。 92: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 93: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) そのとおりだと思っております。 94: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 95: ◯ 17番(道下 勇議員) そうした意味ではしっかりと内部努力をまず徹底してやっていくと,これは大事であります。  それからそうした中で経常収支との関連の話で,やはり財政規模,予算規模も含めてこれから見直していくべきではないかと,そういう作業にも入っていくべきではないか。例えば財源見通し,今景気動向は今後回復基調にあるかというと,なかなかにわかにはないわけでありまして,これからさらにデフレ対策をどうするのかとか,いろんな大きな専門的な話でどう読み取るのか難しいと思うんですが,デフレ脱却のためにインフレターゲットだとか,円安誘導だとか,日銀による金融政策だとか,しかしこの辺が実効上がるかどうかというのはエコノミストでもかなり違っていると。それから不良債権処理が進めばまた景気が悪くなると,いろんなことが言われて,ここ何年か,すぐには景気回復になって税収が潤沢に上がるという見通しはないと思うんですよね。私はそう見ているんですが,そうするとやっぱり5年10年スパンで狛江の財政規模も縮減せざるを得ないんじゃないかと,こういうふうに見通しているんですが,その辺の全体的な見通しというのはどういうふうに受けとめているんでしょうか。 96: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 97: ◯ 市 長(矢野 裕君) そういう認識を私どもも持っております。14年度の予算というのは前年度から比べると10数%圧縮をいたしております。以前は二百四,五十億の予算規模だったのが今220億円台に下がっている。今年度扶助費等の伸びがあったのでその分ふえておりますけれども,14年度の予算は三多摩の地域の中でも一番圧縮をした予算をつくったというふうに認識をしております。そういう点では歳出抑制をまず図っていかなければならないということで進めてはいきたいと思っています。  さらに今国の方が地方財政,言ってみれば事実上切り捨てというか,地方交付税等の交付金がどんどん切られていく,あるいは税収が減っていくことを考えると,二百二,三十億の規模でももっと今後努力をしていかないと予算が組めない事態になるだろうと,そういう点ではどういうところ,つまり財政がただ生きればいいということではなくて,市民サービスを維持し,必要なものは向上させていく,そのバランスをとりながら財政の抑制はしていかなければならないだろうと,そういう認識はございます。 98: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 99: ◯ 17番(道下 勇議員) そこでいろいろな意味でサービスを低下させないということになると,あと何を削るのかということになるわけでありまして,なかなか削りにくいと。人件費で例えば頑張って都表に切りかえても定数削減やっても,大体どのくらいの歳出削減効果が出るのか,また出すのか,この辺については何か数値目標というのは掲げているんでしょうか。 100: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 101: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 人件費,都表に切りかえた場合の削減目標ということです。都表切りかえそのもので劇的に人件費が安くなるというような部分はございません。単純に本俸ベース,それから本俸に関連する部分での積み上げ,これで申しますと,要するに都表に切りかえた場合に,初年度については,本当にアバウトな数字でございますが,大体3,000万ぐらい人件費が伸びる形になります。その次年度に大体その伸びが50万ぐらいにおさまる。それ以降大体2,500万ずつ落っこっていくという形になりまして,5年目に大体7,500万ぐらい落ちる,これは本俸ベースだけの話でございます。都表というのはそれ以外に調整手当という部分が,現行狛江市の場合10%でございますが,12%になります。この調整手当1%が大体2,500万に相当しますので,これを単純にはい,10です,12にしますという話になりますと削減効果も相当なくなってしまうと,こういうような状況がございます。それともう1つは,都表切りかえによりまして給料上限が抑えられます。この辺の見込みはちょっとつかない状況です。現在それを超えている年齢構成が相当ございますので,その辺の積算が今できない状況でございますので,大体そういったような数字でその辺の調整手当もひっくるめて完成した姿では大体1億から2億,このぐらいは下がるのかなというような感じは持っていますけど,その辺ははっきりは見通せない状況でございます。 102: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 103: ◯ 17番(道下 勇議員) 1億から2億下がるだろうというふうなお話でありますけども,やっぱりこういう状況で当面10年ぐらい先を想定して,景気動向どうなるかわかりませんけども,とりあえず200億円規模の予算ベースを目標値に私は改革を検討すべきであると,こう思うんですね。それは何かというと,15年度の予算を見ても大きな中で市債の発行と繰入金,これで35億ぐらいいっているわけであります。繰入金はもうゼロベースにならざるを得ないでしょうから,市債の発行はその半分ぐらい,そうすると両方で20億ぐらい削減しなければちょっともたないだろうと。狛江市の予算規模はやっぱり220億ベースから200億ベースに設定をして,あらゆる改革を断行しなければ私は財政がもたないと思うんですね。そういうアバウトな見通しなんですが,それをやるというのは1億減らすといったって大変なことだと思いますが,やっぱり長年のスパンをかけて10年ぐらい先を見通して200億ベースぐらいに改革努力を設定していく,こういう考え方についてはどのように認識をお持ちでしょうか。 104: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 105: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 本来そういう方向で進むべきだというふうには思います。それが実際に実現できるかどうかについてはまだ検証できません。そういった御指摘を踏まえて,私もいなくなっちゃいますからあれですが,そういう方向でやはりきちっと財政運営していかなきゃいけないんじゃないかという認識でございます。 106: ◯ 議 長(石黒 実議員) 17番道下議員。 107: ◯ 17番(道下 勇議員) それは企画財政部長が1人で踏ん張ったって,こういう大きな話ですし,私も予算編成した経験もありませんので,実際のところの削減の苦労というのはなかなか実感としてわかないんですけども,しかしそういう方向性で向いてやらないと,恐らくデフレ脱却といったって七,八年,戦後初めてですから,まして不良債権処理をどううまくできるのかできないのか,失業率もまたそれによって高まってくるでしょうし,そういうバックグラウンドを考えたときにはかなり大胆な,それから事務事業の見直しも含めて市民にどう理解を求めていくのか,そういう危機意識に立って,我々議会もそうですけども,ここはもう正念場としてしっかりと対応していくと,私はこういう時期に狛江市も入ったんではないかと,そのように思っているんですが,最後に市長の認識だけお伺いをしておきたいと思います。 108: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 109: ◯ 市 長(矢野 裕君) 狛江の財政の枠だけで考えるには難しいという状態になっております。国の地方交付税等の交付金の削減がなければ,あるいは税収の落ち込みがなければ,一定の今220億の規模で私は十分にやっていける,市民サービスの向上ももっとできるだろうと思っております。ことし出ている市債というんですけれども,その半分以上は臨時財政対策債,地方交付税が切られた部分を埋め合わせているにすぎないわけです。ですからぜひ景気の回復等,それから地方交付税制度の維持・拡充,与党のお立場からもお力添えいただければ,狛江の財政の再建や予算編成はもっと頑張れるなと思いますので,よろしくお力添えをお願いしたいと思います。 110: ◯ 議 長(石黒 実議員) 暫時休憩いたします。     午前10時00分 休憩     午前10時20分 開議 111: ◯ 議 長(石黒 実議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。18番伏見正明議員。     〔18番 伏見正明議員登壇〕 112: ◯ 18番(伏見 正明議員) いよいよ任期も残り少なくなってまいりまして,あと53日で議員としての使命を終わることになります。質問に先立ってまず一言こういう所でお礼を言うのもいいかな,そう思いまして,本会議の議場では一般質問もこれで最後です。24年,一口に24年といいましても長い歳月でありまして,いろいろなことが今走馬灯のように思い出されてきのうは寝られませんでした。そういうことで議員の同僚の皆さん,特に職員の人には結構教えてもらったんだかいじめられたんだか何かわからなかったんですが,大変にお世話になりましたし,議会事務局にはいろんなことでお世話になったことを今思い起こしながら最後の質問に入らせていただきたいと,このように思っております。特に市民各位には厳しい指摘をいただいたこともありまして,時には温かい激励をいただいて今日まで活動ができました。この場をかりて議事録に残しておきたいと思いまして,感謝を申し上げたいと思います。皆さん本当にありがとうございました。  本当はこれで質問を終わっちゃってもいいんですが,それじゃ質問になりませんので,私の質問をさせていただきます。  特に私は環境問題について,自分の最後の課題としてテーマに掲げてまいりました。1つは現代における環境問題の大切さが身にしみてわかってきたような,またわかってきたような気がして訴え続けてまいりました。これは言うまでもなく,今私たちが享受している豊かさや物質に満ち満ちた生活は環境に対する大きな負荷の上に成り立っているからであります。例を挙げれば,人間が住める地球環境を保護してきたオゾン層は南極やオーストラリアの上空で消滅し,ぽっかり穴をあけてしまっています。太平洋の国ツバルでは,海面の上昇によって国を挙げてニュージーランド等への移民も余儀なくされるようであります。また全島が水没してしまうということになってきております。  開発等により森林が減り,人間の生産活動によるCO2の増加は地球の温暖化をもたらし,砂漠化や異常気象などさまざまな事態をもたらしています。また,人間のこうした生産や消費といった経済活動だけではなく,共産圏の崩壊と冷戦の終えんとともに,地域紛争と言われる戦争によって大量化学兵器の使用による環境の破壊や汚染も深刻であります。例を挙げれば限りなく,地球環境は瀕死の重体であると言っても過言ではありません。  環境問題を取り組む人たちの目指すものは人間社会の持続です。このことが大げさではないのが今の地球の現実と言えます。私たちは子や孫の世代に住める地球を残す責務があります。この現実をいかに一人一人の国民が自覚をしていくかが今問われているのではないかと思います。  国では今環境教育について,私ども公明党の浜四津敏子代表代行はさきの参議院代表質問において,環境教育の重要性を改めて指摘をいたしております。その中で日本政府がNGOの提言を採用して,昨年の南アフリカでの環境開発サミットで提案,実施計画に盛り込まれ,国連総会で決議された「持続可能な開発のための教育の10年」は2005年から実施が決定をいたしております。提案者である我が国が率先して進めることが重要であるとして,その実効性を上げるために環境教育推進への法制化を促しております。環境教育を進めるために,昨年の6月には山下栄一環境副大臣の発案によって環境・文部科学両省の副大臣を筆頭に環境教育・環境学習推進に関する協議会が設置をされ,活発な意見交換が行われてきているようであります。  公明党の重点政策でも環境の推進を掲げており,一人一人の価値観の転換を図るとともに,環境問題の重要さと普及・啓発し,環境問題を解決できる人材の育成が急務として取り組みの強化をうたっております。  こうした中,公明党と自民,保守新党の与党3党は環境保全活動の強化及びこのための環境教育の振興に関する法案の今国会への提出に向けて現在検討を進めているようであります。持続可能な社会の構築を目指して,学校教育や地域社会,家庭などにおける環境教育を進めるため,国や自治体,企業などの責務や人材育成のあり方,学習を進める場の整備,さらにそれらをバックアップするための支援策などが論議されることになると思います。  公明党の重点政策では環境教育について,我々の生活が自然生態系によって根本から支えられ,その保全,再生が人間や生物の生存にとって不可欠であることを実感することに尽きるとしております。環境自治体づくりを進めてきたある識者は,環境問題解決の根本は我々のライフスタイルの転換にあり,それはほかから強制されるのではなく,精神の内発的な力によって新しい価値を生み出していくことでしか行えない……と指摘をしております。その触媒となるものこそ環境教育であります。  環境先進国ドイツでは1980年に環境教育における学校の役割が決議され,学校教育における環境教育が明確に位置づけられております。初等教育では,ごみを出さない生活や大気汚染,地下水汚染防止のために何ができるか,自然エネルギーの重要性,使い捨て包装・容器のない買い物などが学習のテーマとして取り上げられ,中等高等教育では,各教科の中で生態系の維持や安全な水,土壌,種の多様性などを学習をするようであります。また家庭教育にも力が入れられた結果,ドイツの国民の環境意識は極めて高く,98年の日独環境意識調査結果では,使い捨て容器の飲み物の購入を手控えるという人はドイツでは50%に達して,日本は9%以下のようでありました。  循環型社会の構築へ最も基礎となるのは環境教育にほかならない。学校教育の各段階で,また社会・家庭教育の現場において,環境保護への意識を涵養する環境教育推進のための法整備を国でも国会への提出を急いでいるようであります。  しかし,狛江市の環境行政を見るとどうなっているのか,環境部ができ,環境基本計画が策定されるところまではようやく到達したところであります。しかし残念ながら率直に言って市長は環境問題について余り熱心ではなかったのではないか。なぜなら基本計画ができても環境施策は特に最近は一向に進んでいないように思えます。  ワークショップや推進員の間には不満がいっぱいあると聞いております。審議会は年に1回しか開催しないことやワークショップなどの活動にほとんど予算がつかないなど,不満の声が私のところにも寄せられております。隣の調布市や三鷹市,府中市を初めISO14001の認証取得が進んでいても,狛江では計画に書かれてはおりますが,取り組む気配すらありません。狛江市は「水と緑の住宅都市」を目標にいたしております。しかしワークショップを初めとした市民の活動は市政に反映されず空回りをしているのではないでしょうか。  地域の一人一人,地球環境の問題を今ほど考えなければならないときはないと私は思っております。狛江市は狛江市で狛江市の住宅都市としての環境問題を市民と一緒になって取り組む中で,地球の危機的な環境についても考えていくことが必要ではないでしょうか。そう考えると,市長のこの問題に対する姿勢は厳しく問われるのではないでしょうか。そこでお聞きいたしますが,反省の上に立って今後の環境行政をどう進めていくのかお伺いをいたします。  再質問は自席より行います。 113: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。     〔市長 矢野裕君登壇〕 114: ◯ 市 長(矢野 裕君) 今日の環境問題は地球温暖化やダイオキシン類の汚染など,地球規模の問題からごみ処理のような足元の問題までいろいろな形で私たちに迫っております。これらを解決する即効薬はありませんが,私たちの世代だけでなく地球の未来にかかわるだけに,一人一人の粘り強い日々の努力が必要だと認識をしております。狛江市といたしましても,さらに住みやすい地域社会を目指していくことは重要な課題であると認識をしているところでございます。  ただ,今差し迫って逼迫する財政状況から切実な市民要求,差し迫った要望実現ということを優先させなければならず,いろいろと制約があったのは事実でございますが,その重要性を踏まえ,市民,事業所と連携をしながら狛江の環境を保全し,向上させるために今後とも努力してまいる所存です。 115: ◯ 議 長(石黒 実議員) 18番伏見議員。 116: ◯ 18番(伏見 正明議員) 今御答弁をいただいたんですが,そのとおりでありますけれども,もう少し具体的に今後の取り組みについて伺いたかったと思うんですけども,この際時間も限られた中でできるだけ私も「立つ鳥跡を濁さず」と,少しでもいい子で終わりたいと思いますのでそれ以上は追及はしませんけども,ただ一言申し上げておきたいのは,まず人づくり,このことを私常々思って人の接触を大事にしてまいりました。物事の成功,不成功というのはやっぱりそうした問題をきちっと把握してこそ大きく前進するし,成功もしているように思います。私も毎回同じような訴えをして審議会はどうなのか,指導員制度についてはどうなのか,人づくりが大事だけどということを毎回繰り返してまいりました。環境部長の答弁もいただいてまいりましたけども,それはそれでよしとして今日まで来てしまいましたけども,私は問題点はもうはっきり見えているはずだと思うんです。なぜこれができないのか,どうして進められないのか。こうなってくるとやっぱりリーダーシップをとる市長がどこまでこの環境問題について真剣に,また熱心に取り組んでいるか。私はお金をかけなくてもできることはたくさんあると思うんです。いずれにしても人間社会です。すべて人間とのかかわりの中で物事は進むわけでありますし,同じくここにいる議員も市民一人一人にどうしていくことがいいのか,今何をしなければいけないのかということを考えながらこの議場で訴えるわけです。  しかしながらそこに本当に愛情また感動する答弁があっただろうかと,こう思うわけです。人は感動で動きます。本当にそうだと思えば力を出すわけです。その熱意を議会でも皆さんおっしゃっているんだと思うんですね。ぜひその辺をもう1度いろんな方に接して切磋琢磨をして,狛江7万市民の船長ですから,狛江丸が本当に……今7万5,000ですか,7万5,000市民が安心して乗って一緒に航海ができるような,またこの船に乗ってよかったと,それができるかどうかは結局は市長にかかってくると思うんです。私たちはその中で働く,いろんな立場でいろんな役割でこの船は動いているわけですから,そういうことを考えると私はぜひもう1度その辺のところを読み返していただきたい。  私もこの後質問ができませんので,今まで自分が言ってきたことを,また行政側が言ってこられたことを再度読み返させていただいております。皆さんお忙しいでしょうけども,私は今残務整理で身の回りを片づけておりますので。その中でもう既に11年前,平成3年,1992年,このときにもう矢野市長もみずからこの狛江100人スピーチで,思い出していただきましたか,コピーしておきましたけども,市長ももう今私たちが言ってきたことを11年前から言って,そのときは議員ですから行政側に訴えて,こうすべきだということも提言されていました。よく読んでみたら,やっぱりなるほどやっていらっしゃるところもこれは認めます。ごみ半減推進新聞とかいろんなことを広報で知らせるべきだ,このこともやっていらっしゃる。最後に予算のこともちゃんとおっしゃっているんですね。私も議会で一生懸命市民が協力するんだから,その分は市民に還元してもっともっと活動が活発になるように提供したらどうか,そういうことを私が言ったんじゃなくて市長が言っているんですよね,議員時代に。だからこのときから100人スピーチを……この中の議員のほとんどの方が参加されています。その発言もひとしく変わりないと思うんですね。市民一人一人の意識の向上,これはもうこんな議会で言わなくたって,もう行政の職員の皆さんは十二分に知り尽くして,やりたいんだけれども,これに対する予算が余りにも少な過ぎてできないんですって。私は不思議に思っているんですよね。そういうふうに思うんだったら財政当局と向き合って,真剣に取り組んでいただいたらいろんな知恵がわいてくるんじゃないか。そういうたたき合いが必要なんではないか。  正直言いまして,すべてには初めがあれば終わりがあります。ここにいらっしゃる部長もあと何年かすれば全員が定年退職をしていかれるわけです。その中でやはり自分がなし得たことに誇りを持ってできるかどうかということを考えると,私も反省するところは多いです。だからなかなか物事が進まないんじゃないかということを私はぜひ申し上げておきたい。  この中でも質問通告もしておきました。審議会のことも平成13年に答申でいろんな議論を重ねられて,市民の皆さんが,このときもそうでしょうけども,今から11年前にかかわられた方も家庭を多少は犠牲にしながら,多少どころではなかったんじゃないですか,これだけ市民の人が結集できたというのは,私は狛江の歴史の中にも1つ残った市民参加の第一歩ではなかったのかなと,そういうふうに思っているんです,読み返してみればみるほど。  そうすると11年前に議論されたのは何だったのか,恐らくこの中で参加された方もいろんな意味で改革はされています。当然ごみの分別もきちっとできてきております。現実に30%という減量も資源回収も進んでいることは事実です。しかしながらこれとてその当時のやられた方の私はあれがあると思うんですね。私もやっぱりそれに触発された1人ですから,まずみずからやってみようということでいろんなことを申し上げました。議会の中の議員の方も積極的に生ごみの処理機を購入されてやる方がふえてきています。それはなぜか,やっぱりその辺のところをぜひ考えていただきたいと思うんですね。物事はできればいいというものだけでもありません。だから今こうした財政が厳しければ厳しいほど人としてどうあるべきか,やはり狛江市民のために職員は奉仕をし,また活力になるように安心して生活できるようにと今努力をされていることは事実です。  もう21世紀,新しい世紀に入って3年が経過してきました。ますますこれから若い人がどんどん参加してもらえるようになっていかなければいけないと思うし,私は最近の議員に対する批判もよく聞いております。政治不信の一因は議員にもあると,こういうふうに言われております。これとて私はこれから一市民になっていくわけでありますので,見えない部分,我々もそうです,行政,市の職員のやられることはすべて見えているわけではありません。職員の側からすれば,議会に対するいろいろな問題もあるでしょう。我々議員の目から見れば職員に対していろいろな要望,注文もあるでしょう。また市民にすればやっぱり同じように私はあると思うんです。そうして立場を変えながらいろんな諸施策をやっていかれれば,私はもっともっと前進するんではないか。  特に私はこの環境問題の中でも一番身近なごみ問題は,まさしくこの100人スピーチの中で何人もの方がおっしゃっていらしたけども,議会としても超党派でできる,早くその問題に取りつける,それからまた市民も参加をしやすい,そういう最も市民参加の好材料ではないか。100人スピーチの中でもおっしゃっていましたけど,本当に100人の人がこのスピーチに参加してくれるんだろうか。最終的には130人の方が1カ月の間で交互に立ってそれぞれが発言をされた。そういうことを見ますと,その100人の人は間違いなく自分で発言したんですから,何らかの形で当時はやられたんではないかなと,このように思います。  あとは私は持続をさせる,これが行政の役目ではないかな。1つの施策を打ち出したら,それを市民の方が持続できるようにいろいろな対策,方法を考えるのが私は行政の役目ではないか,そのように思っています。したがってせっかくこの審議会のメンバーの人もテーマを掲げていろいろ審議をしていただいて,そして方向を示していただいている。せっかくできたんですから,今度その実践をしなければ結果はいつまでたっても出てきません。そういうことをぜひとどめていただきたいと思うんです。私も環境部ができてから特に環境部長とはいろんなあれをしてまいりましたけども,現在の環境部長とは日がちょっと浅いのでいろんな議論もしないで答弁いただいてそのままで来たわけでありますけども,ぜひ職員のリーダーシップをとっていく上でもよく耳を傾けていただいて,そしてそのことを自分が体を張っても財政当局と議論していただいて,覚悟しながら今の施策が充実し進むことをぜひやっていただきたい,このように思います。  私は確認の意味で,これから私も一市民としてこの問題については生涯やっていきたいと,こう思っておりますので,通告した中の何点かだけ確認の意味でお伺いしておきますけども,審議会の答申で,「ごみ半減推進審議会は,狛江市の廃棄物行政について適時,問題点の指摘,解決のための考え方,事業の進捗のチェックなど役割を明確にしたうえ,改組するべきであろう。ごみ半減推進員は,残念ながらその役割を十分に果たしているとは考えられず,役割を再考のうえ,組織を再構築すべきである。その際,考慮すべき点は,市民がルールを守るように指導する役割や街の美化に積極的な活動を行ってもらうなどである。また,推進員は数ではなく,少数で積極的な活動をする人々で構成すべきであろう。」,と既に平成13年2月に答申が出ております。もう既に2年が経過し,私も何回となくこの質問を毎回のように,まず人づくりが大事だと,そのためにはリーダーの育成が大事だと,解決のまず第一歩だからこれをやるべきだと,こういうふうに訴えてまいりましたけれども,残念ながら目に見えるようなものは一つもないように思っております。この点についてもう2年かかっているんですが,検討の結果を確認をさせてください。 117: ◯ 議 長(石黒 実議員) 環境部長。 118: ◯ 環境部長(岡崎 幸君) ごみ半減推進審議会もごみ半減推進員制度も廃棄物処理法の改正で同市の審議会や推進員を置くことができるとされ,これに準じて狛江市の条例に盛り込んだものでございます。審議会につきましては市長からの諮問事項に限らず,運用の上で必要に応じてさまざまな提案や意見をいただき,清掃事業の進捗に御尽力をいただいているところでございます。  ごみ半減推進員制度は御指摘のとおりうまく機能できていないことから,ごみ問題に取り組む各種団体や個人のネットワーク組織に改組すべきだと考えております。そのためには自主的活動のできる運動体にすることが必要と考えておりまして,現在審議会では有料化問題について主に審議されておりますが,この問題につきましても論議し,提言いただけるよう私の方からお願いしているところです。具体的提言をいただけるものと現在考えております。 119: ◯ 議 長(石黒 実議員) 18番伏見議員。 120: ◯ 18番(伏見 正明議員) そこまでは私も伺っておりますけども,その中でもやっぱり行政としていろんな問題点を指摘いただいていると思うんですけども,これが私はできなかったのが残念な一つです。推進員についてはもう10何年前から矢野市長もインストラクター制度ということで,問題点はそんなに複雑でもないし,言ってみればあとはやるかやらないかだけだと思うんです。多くの市民の中には本当に言われなくても環境問題について非常に心配をし,自分でできることはということの活動は狛江市では私は,特に狭い市ですからいろんな方がそういうことで口コミで広がっているような気がいたします。私の知っている限りでも新たに始められる方,いろいろいらっしゃいます。そういうことを考えると,それを指導していくというか,アドバイスをしていくというか,そうした認知をしてやるべきではないか。前にも私話しましたけども,勝手にごみいじるとそれこそしかられたという私は体験をいたしました。親切にやろうと思ってもできないこともたくさんあるわけですね。そういう点で私は推進員というのは,要するにこの問題を進めるためのそうした窓口として私はぜひ声をかけて,この答申の中でもありました。少数精鋭でいい,当時は48名から50名近く推進員を募ったはずです,各地域別に出してもらうということで。確かにそれも大事でありますけども,私はまず今審査をしていただいている審議委員の方たちも最大に関心を持って取り組んでいただいているわけですから,そこを一歩出るようにぜひこれはやっていただきたい。これは議会からじゃなくても,一市民としてもこれからも見ていけると思いますので,しっかりお願いしたいと思います。  その1人をつくっていくためにこの答申で出ているのは,やっぱりリサイクルひろばというふうに環境部では言っておりますけども,私はリサイクルプラザということで目黒とかいろんな所を視察してまいりました。やはり前進を確実に進めている所というのは,まずそうした行政が手をかしているところ,そういうところはかなり進んでおります。また1つには危機感を持っている自治体はやはり早いです。職員も市民も業者も一体となってやはりこの問題を解決しなければならない,こういうふうに一致したときはすごいスピードで一定の問題を解決していくというのは,もう私が申すまでもないと思うんです。最近では特に名古屋の例がよく引き合いに出されます。これとてもやはりごみの危機問題が発生して,市長が先頭に立って短時間で……狛江は面積からいっても狭い所ですけども,名古屋は広いですから,それがそういうふうにできるということ,それはやはり市民の意識をそこまで啓発したということが大きな力になっていると思うんですね。だからごみ問題に限らずやはりそうした市民の,これから特にそうだと思うんですよ。とても財政が早く解決するとは私もなかなか思えません。見えてこないです。そういうことを考えると,やはり市民の皆さんに協力してもらうということは大切じゃないか。  矢野市長もこのスピーチで言っていました。もしこれだけすれば福祉,教育にこの予算が回せる。資源回収はまだ始まったばかりです,その当時でもそう言っているわけですから。問題はできないと決めたらもう何も進まないんですよ。そんなことはもう小学生のお子さんだって知っていると思うんですよ。そういうふうに教育を受けてきたはずです。できないと決めれば何もまず進みません。何とかしよう,それがやっぱり行政の姿勢じゃないか。まずこちらがそう思わなかったら,市民にその気になれと言ったってなかなかなれないと思うんですよ。だから,ぜひそういう点も含めてまず1人の人をどう奮起して促すか,そしてその1人の人がそうだと思えば,必ずその意見に賛同する人が出てくる。しかもこれは思想,イデオロギー関係ありません。人間として人間生命尊重の立場から,それを問題としてこの環境問題は取り上げているわけですから,人間の生存問題,その一歩です。それはほんの一部かもしれません。しかしこの問題が狛江市できちっとできたら,私は日本のみならず各国からも注目されるんではないか,そのぐらい「言うは易く行うは難し」,これは難しい問題だということは私もこの24年間発言をし,そしてまたみずからも実践をしてみて,それはもう自分でも体験しています。決して簡単なことではない,本当に難しい問題だと。だからこそ行政として取り組むということは,私は終わってからも生涯,生ある限りこの地球に住むわけですから,継続的にできる問題ではないかと。今また新たな決意で第二の人生を心ひそかに今燃やしております。  そういったことで,もうこういうことも言えませんので,ここでしっかり私も自分の体験を通してこの24年の歴史,私は24年です,議会にお世話になって。やはり職員の方,また市民の方とこの町,この狛江をふるさとと呼べるように選挙のたびに訴えて,また市民の私に対する共感を得て,私は1,000人の方の支援を得てその多くの方々から期待をされ,そして今日までやってきました。でも必ずここにいる人もいつかは終わりがあるわけです。そのことを考えると,やはり一つ一つどんな小さなことでもどのように取り組んだかということが私は大切ではないか。  これ以上言ってもせんないのでやめたいと思いますけど,花粉症も強くてだんだんのどがからからになってきましたので終わりにしたいと思いますけども,ぜひそうしたことも踏まえて,やはりこの狛江市を愛し,そしていろんな形で取り組んできた結果として今24年たったときにはよかったものもあります。それからこれはだめだったなということもあるかもしれません,あると思います。しかしそのとき真剣にこの狛江市を愛して取り組んできた先哲がいるということをぜひ我々議員としても覚えておかなければいけないんではないか。ただだめなことだけを,過去を責めるのではなくて,これから未来に向かってそれを1つばねにしていただきたい。  私は本来この立場の中で,本当に政治の不信を払拭するのは,市民の信頼を得るのは,やはり謙虚に自分と異なる意見にしてもどこまで真剣に取り組んでいるかという姿が見えなければ共感は得られないと思うんです。それはそれこそ独善です。民主主義とみんなそういうふうに言っているし,私もその民主主義は大切,その1つだ。1つはやはり謙虚さがなければだれも本当と思わないです。時には誤ることだってあるでしょう。しかしいち早くそれを自分で食いとめれば大きな問題にはならないはずなんです。  これから10年後を考えたとき,今の財政問題についても各議員いろいろな発言をしております。それぞれの知識の中でいろんな角度から,また多くの市民の声を代弁して言っていると思うんです。その中には今はそうかもしれないけども,時とともにというのもあります。  今1つ私はがっくりきているのはダイオキシン問題であります。これは公明党も国会でもこの問題について積極的に取り組んできました。ところが東京新聞で,東大の教授がそんなに心配することはない,7回ぐらい生まれ変わっても生命にはというような発言を新聞記事で見ました。じゃ何だったんだろう。あれだけの高額のお金をかけてごみ処理場を建設して,ダイオキシン問題を訴えてきた。私は専門家じゃありません。したがって世論,また新聞,大学教授とか専門の方の知識をかりて,これだけの調査をし,これだけの問題があったから提言されてきたんだ,とこう思ってきましたけども,いとも簡単にそう言われてしまうと,じゃ何だったんだということになりましたが,やはりこの東京新聞の反響は大きかったようです。すぐ読者からいろんなあれが出ました。マスコミの取り上げ方とかいろいろ指摘があったようですけれども,そうした問題もあるかもわかりません。しかし多くの見た目,やっぱり昔から言うように1人の知恵よりも3人の知恵,多くの方の知恵をかりながら,これからまさしくこの英知をお互いに切磋琢磨して限られた予算をどうするかということですから,決めてかからない。何か可能性はないかという私は行政の姿勢をお願いしておきたい。それなくしてやはり改革はないんではないか,こんなふうに思っております。  最後の質問通告してありますのでお願いをしておきますけども,このリサイクルひろばの建設について何回もお話をいたしました。これについても具体的に市としてはこういう計画で今後していきたい,それには財政的裏づけがなきゃいけないわけですから,仮に道のりが遠いとしても,この財源は資源回収の皆さんの売却でこれを積み立てていくとか,それは金額はわずかかもわかりません。でもそうした市民に対してぜひ見えるようにしていただきたい。今集団回収の団体に対してもまだまだそうしたお力をかりるにはいろんな問題があると思うんです。これは投資です。そして市民のやる気をぜひ起こさせていただきたい。  これはもう毎回言いましたので,この拠点があることによって,先ほど申し上げましたけども,今国でももう1度……私はいつもそう思うんですけども,もし一向に進まなくなってきたときはどうするのか。犯罪捜査もそうです。原点に立ち返る。もう1度原点に返ってみる。そしてもう1度点検をし直す,どこにあれがあるのかというのを。私は今までもないとは思いますけども,老婆心から申し上げておきたいと思うんですけども,そういうふうに立ってぜひお考えいただきたい。やはり国の方も環境教育が大事だ,言ってみれば赤ちゃんからお年寄りまですべての方がこの問題について認識を深めていくことによって,強制されてではなくて自発的に行動が起きてくるのではないか,この期待感が私はあると思っております。したがって,本来なら法を整備してやらなくてもそれぞれの良識のもとにできれば一番いいわけでありますけれども,なかなかそうはいかない。  そういうことで環境教育について,もう既に2005年からスタートしようとしております。そういう点から含めても狛江市もそれに沿って今後の計画をぜひ立てていただきたい。もうあと2年ですから。今から取り組んでも,既に平成13年に答申をいただいてもまだ足踏みをしたままです。むしろ後退しているかもわかりません。足踏みをしているということは後退です。一歩でも踏み出せなければそれは前進とは言えません。そういうことで,ぜひこのリサイクルひろばというのは私はまずは要請ができる,最大の市民に対する協力要請の具体的な形ではないか。それができないならば,まず人からつくるという意味で推進員の制度をいち早く見きわめて,そこでそういう方たちに今できることをお願いをする。審議会には今後の学習体制とかいろんなことについて審議をお願いする。そのためにやっぱり予算は絶対必要なんですよ。だからぜひその辺も考えていただきたい,私は持続以外にないと思っていますので。  雑紙の袋,私は本当にもろ手を挙げて大歓迎いたしました。本来そんなことしなくたって各家庭には袋はあります。しかしあの袋を市から提供されて,なお自覚をした人も何人かは出てきているはずです。狛江はそういうもう基本はできています。袋だけ見ただけで,あっ,これに入れればいいのか,こういうふうに入れればいいのか,やれる人は私はもう30%の方がいる,そのぐらい確信しています。あれも一発でもうそれこそ単発で終わってしまっている。あとは御自分で入れてく ださい。今回半減新聞で掲載されておりましたけども,そういうことも含めてせっかくその事業……もっともその施策の成果を評価すればおのずと継続できると思っているんですけども,幸い今回の予算には計上されているようでありますので,こうした問題についてもいち早く情報が市民から上げられる体制づくりというのは指導員制度だと思うんです。自分の地域の方にそれを申し出ておけば,それが行政で検討,また審議会で検討していただけると,そういう体制になっていくんではないかと,このように思っております。  したがってもしこの今の施策を一歩進めようとするならば,ぜひ国も今早急に進めておりますので,そういう受け皿をぜひ,市長も100人スピーチでおっしゃっています。行政は受け皿を,そのためには予算を生み出せ,こういうふうに言っているわけですから,私が言うまでもないと思います。  そういうことで質問はこのことだけを確認をしておきたいと思いますので,今後このリサイクルひろばについて,市としては具体的にどういうふうに検討をこれからしていこうとしているのか,またどこにどういうふうにしていこうか,私は現在のリサイクルセンター,あれで多くの市民の方,また付近住民の方に参加していただいて,あれだけの立派な施設ができました。これは決して矢野市政になってからではありません。前市政のリサイクルセンターの立ち上げです。あれが今は付近からも決していろんなあれは出てないと思うんです。今また狭い部屋でも確実に会議室も利用されています。また12日には組成分析をリサイクルセンターでやるようであります。私もぜひ参加させていただこうと思っております。また13日には講師を呼んでやられるようです。着実に今限られた予算の中で担当部は必死になって,私どもも言っておりますけども,やっているようです。そうした職員の熱意をそぐようなやり方は私は人づくりにはならない。大きな狛江市の財産になっていくわけですから,一生懸命やっていく職員に対して,またある議員おっしゃっていたように,賞罰をはっきりしてあげる,やはり激励し,いいことについては積極的に賛嘆し褒めてあげる,それがやっぱり力になる。怒るだけじゃ何にもできません。また聞きっ放しでは力になりません。そのこともあわせて,くどいようですけども,申し上げておきたいと思うんです。そういうことで,これは市長に伺うということになっていますので,よろしくお願いいたします。 121: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 122: ◯ 市 長(矢野 裕君) 今伏見議員が御質問されましたように,狛江のそういう環境の組織,制度,まだまだ活用,あるいは改善していく余地はあるだろうと思っています。いろいろ制約もございますし,また現行のままでいいかどうかも検討する必要がありますけれども,より創意工夫を発揮していかなければならないだろうというふうに思っております。  今環境行政が思い切った予算投下ができていないというのは事実でございますが,ただだからといって狛江のごみ行政がおくれているというわけでは決してないと思っております。今目黒,名古屋でリサイクルプラザがあって狛江はないという御批判もいただき,それは事実ですけれども,しかし23区,あるいは地方と比べても東京多摩地域はリサイクル先進地域となっておりますし,その中でも狛江は先進の部類に位置づけられている,そのように市民,事業所,そして行政が頑張っているから,正式な名前は忘れましたけども,リサイクル協会が環境庁の賞を全国行政数団体のうちの一つとして選ばれたりもいたしておりますので,そういう努力もお認めいただきたいと思っています。  それから今最後御指摘のリサイクルひろばについてですけれども,市の基本計画や一般廃棄物の処理基本計画の中で位置づけられており,私も必要な施設であると認識をしているものであります。これまで財政上あるいは用地確保の上からなかなか具体化ができなかったわけですけれども,伏見議員からの繰り返しの質問もございまして,何とかしたいという思いから現在公共施設の再配置を目指したまちづくり総合プランに取り込めないか,検討対象にのせたところでございます。これが実現すれば,おおよそ10年以内に建設できるという見通しを持つことができます。財政面とあわせて三中移転がその前提になっており,市民合意など相当の努力が必要ですけれども,何とか設置できるよう頑張ってまいりたいと考えているところでございます。 123: ◯ 議 長(石黒 実議員) 18番伏見議員。 124: ◯ 18番(伏見 正明議員) 私は認めています。進んでいるところは進んでいる。市長の言った,最初にスピーチで言われたことは現実に進んでいるわけですから,それはもう当然なんですけど,それはやっぱり含めてね,逆に言うとやはり市民が実感で味わえるようにしていかなきゃ,もっともっと力はつかないと思うんですね。これは市がやったとか,行政がやったとかではないと思うんです。やはり職員もそうですし,特に市民の方々の狛江市は協力をとったら高いと思うんです。それがやっぱり誇りだと思うんですよ。だからごみ問題についても他市よりもどんどん進んできている。それはやっぱりひとえに市民の方の,今の段階でですよ,いろんな条件が整っていない,予算も少ない中でこれだけ進んでいるわけですから,やはりもう少し手をかせばもっともっと私は自発的に,これは本当に市長も言っているように強制されてやることではないです。やはりみずからがそうだと思って動けるようにぜひ考えていっていただきたい,このように思います。  特に最初に申し上げましたとおり,24年の長い間いろんなことを見てきました。また言ってもきたし,やってもきました。これからは一市民として逆に市民の側の目として,これから市の行政に対してこちらもできることはどんどんしていきたいし,議会の中で見えなかった部分については市民の方に今までのことをお伝えしていくのも私の使命ではないか,こう思っております。  幸いに昨年命拾いをさせていただきました。あのときにもう人生終わったかなと思いましたけども,それがやっぱりいい引き金になりました。まず人間1つ感謝の気持ちを忘れてはいけないということをあの入院中に教えられました。また感動もしました。やはり自分のやったことだけは必ず返ってくるなということだけをそのときに感じました。やはり日々感謝をしながら進めるということは大事ではないかな。そしてきょうあること,またあすへの希望が持てるように我々は理想を求めてこの議会なりで議論しているわけですから,やはり市民がそれに本当に共感できるような,希望の持てる,地域,議会,行政との,議論は議論で徹底してやっていただいて,市民が納得するように,やはり今の世間的な問題をぜひ解決していきたい,私は議員も職員も本気になってやっているんだ,それをどうすればいいのかということについてもまた一市民としてかかわっていきたいなと,こう思っております。  大変24年という長い間,皆さんにお世話になりました。これをもって質問を終わります。 125: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。     〔19番 西村雅司議員登壇〕 126: ◯ 19番(西村 雅司議員) 質問通告に従いまして2問質問いたします。  最初に現在の狛江駅北口地下駐車場についてでございますが,駅前一等地にあるこの貴重な施設に対して利用客の十二分な活用は図れているか,また市民の側に立って利用勝手を思うと,果たして出入りの関係は現在のままの形態でよいのか,さらに地下駐車場を含むエコルマ施設の運営委託は現在の文化振興事業団でなくてはならない特別な理由があるのか等々検証しますと,答えは私はノー,ノー,ノーではないかと思います。  これまで与えられた施設構造,枠組みの中で利用率アップに努力されてきた担当部に対して大変失礼な言い方かもしれませんが,行政努力にもさまざまな制約があり,事情があればあるほどなかなか発想の転換が難しいのではないかと思いますが,今申し上げました利用客の十二分な活用は図られているか,また出入りの関係は現在のままの形態でよいのか,そして運営委託は現在の文化振興事業団でなくてはならないのか,この3点について担当部の見解をまずお伺いいたします。 127: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 128: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 北口地下駐車場のあり方の問題かと思います。現在の北口地下駐車場につきましての利用度につきましては,これは十分な利用度があるかということにつきましては,端的に申し上げれば決して十分な利用度には至っていないというふうに考えております。  それと駐車場の位置づけにつきましては,これは狛江駅北口公共駐車場整備計画の中で検討されてきまして,その中で現在の形態に至っているわけでございます。また管理・運営につきましては,これはエコルマビル1全体の管理を民間の管理会社に委託しているという中で,一体的に地下駐車場も含めた一体管理という中で現在に至っているわけでございまして,それを今後どういうふうにするかというのはまた1つの課題かと思います。  それと駐車場の出入り口の関係の御指摘もあったかと思います。先ほど申し上げました整備計画の中で検討されてきたということを申し上げましたけども,その中で駐車場にかかわる動線処理につきましては一般街路の交通渋滞への影響,それと駐車場内におきます動線処理,こういった視点から検討はされてきたわけでございます。一般街路の交通渋滞への影響につきましては,出入り口の位置が大きく起因しているということから,一般街路への交通渋滞を必要最小限度にとどめるという観点で検討が進められてきたわけでございます。そういった検討の結果,出口に比べまして入り口は周辺の一般街路に及ぼす影響が非常に大きいということから,入り口は駅前広場や道路内ではなく,市有地,つまり現在の三角地でございます,そういった所や,再開発ビル等の道路外へ設置するという方向の総合評価になったということでございます。  そういう中で最終的には入り口は調布都市計画道路の3・4・20号線や調布都市計画道路3・4・18号線,これは都道11号線でございます,そういった本線への影響を考慮しまして,現在の公共施設の中に設置したという考え方でございます。以上経緯を申し上げさせていただきました。
    129: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 130: ◯ 19番(西村 雅司議員) それでは最初に現在の地下駐車場の十二分な活用が図られているかどうかという点でございますけれども,これまでの担当部の努力むなしく,今担当部長の答弁にも伺われましたように,地下1階部分はほとんどあいている状況でございます。そしてこれを埋めるには安くして年貸し,あるいは月貸し等の方法もされているようでございますけれども,それはそれだけのことで十二分な利用・活用に通ずるとは言えません。十二分な利用・活用というのは固定化するのではなく,流動的な利用率の向上とその価値を価値以上に高めることにあるのではないかと思います。  そこでまず利用率向上につながらない一原因として考えられる出入りの関係についてお伺いします。現在の地下駐車場の出入りの関係は,お客様を裏口から迎え入れ,正面玄関から送り出す,もっとわかりやすい言葉で言えば,○○から物を食べ,口から出すような極めて不自然で利用しづらい不親切,失礼な対応であります。お客様を迎え入れるときは最善の礼を尽くす,これが気分よく利用していただく基本ではないかと思います。それも単に裏口から迎え入れ,正面玄関から送り出すだけではなく,肝心のその入り口が非常にわかりにくい。駅周辺に買い物あるいは用事で来たとき,すぐ地下駐車場の大きな看板があり,嫌でも入り口が目に入ればそのままスムーズに入ると思いますが,地下駐車場があることも知らない人,あることはわかっていても入り口はどこだろうと探す人,あることも入り口もわかっていても入り口に行くための右折に失敗する人,停車してどうしようかとすれば後続車から警笛で追われ,心乱しながら走るうちに入り口に行く最後のチャンスであるロータリーを回ってから左折することにも失敗してしまう人,さまざまでございます。  確かに案内看板は掲げられていても運転する人の目線に入ってこないことから,入り口がわからないまま行き過ぎてしまうこともあります。これによる利用の減はかなりあるのではないかと思います。  そこでなぜあのような形態になったのか,もう1度お伺いをしたいと思います。 131: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 132: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 当時,北口の再開発の中で全体的な位置づけとして,先ほどちょっと先走った答弁を申し上げましたけども,駐車場のあり方につきましては整備計画の中でいろいろと検討されてきたわけでございます。当時,私も携わっていたわけではございません。そういった中でいろいろと資料の中で今御答弁申し上げますけども,当時入り口につきましては1つとしては市有地,もう1つは再開発ビル,こういった2つの入り口の部分につきましては検討がされていたわけでございます。市有地という1つの案の中で,逆に出口は再開発ビルもしくは駅前広場と,今度入り口を再開発ビルとした場合に出口は市有地,それからもう1点は駅前広場と,こういう2つの案の中で相当検討されてきたようでございます。  そういった計画の中で最終的な考え方としまして,先ほど申し上げましたように入り口につきましては一般街路の交通渋滞に影響を及ぼさないという考え方で車路を長く設けているという考え方に立っているわけでございます。結果として入り口につきましては現在の市有地,三角地の入り口の部分でございます,そういった所に基本案として検討を進めて最終的にはそこで決定したという経緯がなされております。 133: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 134: ◯ 19番(西村 雅司議員) 出口・入り口の位置が決まった経緯は今御説明で大体わかりましたけれども,地下駐車場は平成7年10月に営業を始めたわけです。それから足かけ8年,かなり長い年月がたっております。そこで確かに経緯は経緯として今の時代の変化,そしてこの8年間の利用率,こういった状況から見ますと改めて見直す時期に来ているのではないかと思います。  市民の皆さんに現在の地下駐車場の入り口はわかりやすいですか,そう聞くとほとんど,質問の仕方にもよるかもわかりませんけども,10人が10人現在わかりにくいという答えが返ってきました。この実態ですね,やはりそれは市外の方も利用するかもわからないけれども,やはり狛江の市民の皆様に市民サービスの一環としてもっともっと駅前を利用していただく,駅周辺を利用していただく,皆さんが駅前に,駅周辺に来やすいように,そういった意味の市民サービスの一環としてぜひ市民の皆さんのこの地下駐車場に対する入り口のわかりにくさといいますか,この辺が一体どうなのか,アンケート調査を実施していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 135: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 136: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) アンケート調査ということでございますが,それにつきましても内部でちょっと議論していきたいというふうに考えております。 137: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 138: ◯ 19番(西村 雅司議員) どんな議論をするんですか。 139: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 140: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) アンケート調査の内容によりまして入り口がわかりにくいという趣旨の内容であれば,現在案内表示板を設置しているわけでございまして,それをさらにもう少し工夫をしなきゃいけないかなということもあるわけでございます。そういった意味でアンケートの内容をどういう形で趣旨を持っていくか,その辺のいわゆる調査項目をどういう形でやるかということでございます。 141: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 142: ◯ 19番(西村 雅司議員) ぜひ市民の皆さんの側に立って市民の皆さんが望んでいることを何とか実現しよう,市民の皆さんに奉仕しようという基本的な姿勢でアンケート調査をしていただきたいと思います。  さて先ほど申し上げましたように,地下1階部分はほとんどあいている現状から,その一因として考えられるのが出口・入り口の位置が不自然であり,特に今申し上げたように入り口がわかりづらいことにあると思います。ここは利用率向上のために安全対策を十分考慮した上で,地下駐車場の出口・入り口の変更を検討すべきだと思います。  そこでその方策について簡単にちょっと……国会に比べますとみすぼらしいかもわかりませんが,見にくいかも……これ周辺がありますね。そうすると今申し上げているのは狛江市役所の方からこう来て,進路変更して,相手の車線に入るとか,そういう入り方じゃなくて,今のこの車線のまま,ここに1メートル強低い塀があるんですね。それを二,三メートルの幅を壊せば真っすぐそのまま入っていけるんです。ですから出口・入り口を変更したとしても非常にこれは当然のといいますか,自然の流れで,ここで渋滞が起こるとかそういうことも今の現状からは考えにくい,そういったことで,もしそのためにいじくるとしたら,このわずかな塀を壊すだけでそのまま入れるという現状であります。この辺についてはいかがですか。 143: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 144: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 今の御提案は,出口と入り口の変更という趣旨という形で受けとめてよろしいかと思います。入り口の経緯,先ほど御答弁申し上げたわけでございます。そういった中で現在渋滞していないんじゃないかという御指摘があろうかと思います。そういったこともございますけれども,いずれにしましても利用しづらいのではないかという御指摘につきましては,これは謙虚に受けとめなきゃならないというふうに考えております。  ただ御提案のそういった入り口・出口の変更の件につきましては,これは私どもの一担当部だけではなかなか判断も非常に難しい部分がございます。したがいましてこれまでも毎定例会終了後庁議におきまして一般質問の課題を議論しておりますので,そういった中で一応取り交わしていきたいと。御提案の趣旨につきましても,そういった庁議の中で議論を取り交わして一定の検討をしてまいりたいというふうに考えております。よろしく御理解のほどお願いいたします。 145: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 146: ◯ 19番(西村 雅司議員) 結論を急がないでほしいんですね。まず今の問題点の一つとして,現在の出口を入り口にする際に,この方策はわかったと思うんですが,まずそのできない理由として渋滞になるという計画当時の検討結果,渋滞が起こるということでここを入り口にしなかったわけです。本来はだれが考えたって,100人が100人考えたって,これを計画するときはここから入るようにするのは当然なんです。ただ1点,ここでもし駅前だから相当なお客さん,利用客があるだろう,そうしたらここにずらっと並んじゃって満杯になって,100七,八十台満杯になっちゃって,さらに道路にはみ出してずらっと並ぶだろうということも予想して,そうなったら大変だということでこうしたんですよ。本来はここが入り口なんです。それをあえてやらなかったのは,外にまで車がはみ出していっちゃうという,それだけ心配して出口・入り口を逆にしたわけですよ。そうじゃないですか。 147: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 148: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 入り口の位置づけは今申し上げたのも1つの理由でございます。今度逆にそこを出口とした場合にいわゆる一定の勾配がございます。そこで車が車道に出る段階で歩道に直接ぶつかるというところから,歩行者の安全対策も当然視野に入れなきゃいけないかということもございます。それと本来なら出口は今の出口の位置づけの中で一たん,これは都市計画道路3・4・20号線ですけども,そこに出るには1台ないし2台の平たんなスペースが設けられているわけでございます。安全確認をして車道に出られるという構造になっているわけでございます。そういった出口・入り口の構造の規格もそういうふうになっておりますので,それが当時の計画の中で現在の構造にしたわけでございまして,また改めてそれを逆にするということになると,なかなかその辺のところ十分にこれは慎重に検討しなきゃならないということもございます。 149: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 150: ◯ 19番(西村 雅司議員) それじゃ渋滞が起こらないということは何となく認めたと。もう1つ今度抵抗として出口の関係,これは確かに歩道の所にぶつかりますね,今の入り口。ただこんなのは全国見ればごまんとあるわけですよ。それでそういう所はちゃんとブザーをつけ,信号をつけ,整理員を配置して,交通安全に万全の対策をとっているわけですね。ですから今言ったことでそのために出入り口が反対にできないと言うんであれば,それはこれからいろんな方策が,安全対策,これは一番大事なことですからそれはそれであると思うんですね。ただそうしたことが基本的な出口・入り口を反対にする理由にはちょっと薄いかなと。それはいろんなこれからの知恵とか,また皆さんのアドバイスをいただきながら安全対策に,またもし予算がない,そういう許されるならば,そのちょっと勾配がきついとか云々とか,その辺は幾らでも何とでもなるのではないか。  そしてもう1つの入り口に入るときに渋滞になると言うんですが,結局あそこから入りましてゲートに至るまで約50メートルあるんですよ。ですから今190台でしたっけ,170台でしたか,それが満杯になってなおかつ入り口の,今の出口に当たりますけれども,そのゲートから道路に出る部分は約50メートルあるんです。この間に車がずらっと並んで満杯になってさらに並んでさらにはみ出すと,それはちょっと現状ではあり得ない。ですからそういった50メートルほどのゲートまでの余裕の距離があります。ですからもしそれでもなおかつ外に出るようだったら,それはそれでうれしい限りであり,整理員を置いて対応すればいいのではないかと思います。  いずれにしても多くの市民が望んでいることを何とか実現しようと,そういった姿勢があれば,幾つかの問題点があったとしても,今いろいろ部長から答弁があったようにいろんな問題があったとしても,それをクリアするための知恵もわいてき,アドバイスも得られるのではないかと思います。ぜひ真剣に検討をしていただきたいと思います。  次にもう1つの課題ですが,現在の文化振興事業団への運営委託ですが,ここに委託しなければならないいわゆる特別な理由があるのかという点については,先ほど特にないということであったようでございますが,それでいいですか。 151: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 152: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 管理につきましては先ほど申し上げた趣旨でございます。今後の管理運営形態ということのお話も出てくるかと思いますけども,現実としましては一体管理という中でできるだけ経費を低く抑えているということもございますので,あとどういう管理がということになりますと,御提案の商工会のお話がされるのかどうかわかりませんけども,その辺はまた御答弁申し上げます。 153: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 154: ◯ 19番(西村 雅司議員) 答弁になっていないんですよ。質問に対して原稿を読むことを考えないでください。  今私が聞いているのは,いわゆる現在文化振興事業団に運営委託をしているわけですけども,その運営委託,文化振興事業団でなければならないのか,そういった特別な理由があるのかという点について聞いているんです。 155: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 156: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 特別な理由というのは,先ほど申し上げました一体管理の中で効率的にやっているという考え方でございます。 157: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 158: ◯ 19番(西村 雅司議員) ですから文化振興事業団でなくてもそういった一体管理であればいいということでいいんですか,そういう理解でね。  そうしますと私は商工業の活性化,これはもう町の活性化につながると確信しております。昨今の長引く景気低迷の中で狛江市商工会の皆様は,その存続をかけて,商店の存続をかけて,またさらなる発展をかけて大変な努力を現在されております。そして時代の流れは民間委託・運営,民間委託・運営はこれは時代の流れであります。もし文化振興事業団でなければならないそういう理由がないとするならば,狛江市商工業発展のために,そして商工会がそれを望むなら,地下駐車場は商工会委託による管理・運営を検討すべきではないか,行政はその支援のためにできることはなお一層支援することが回り回って狛江市の発展につながってくると思います。  そこで民間活力と企業努力,行政では限度がある施設の最大限の活用を期待して,文化振興事業団から狛江市商工会への運営委託の移譲を検討すべきと思いますが,市の見解をお伺いします。 159: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 160: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 地下駐車場の管理・運営の商工会の検討ということかと思いますので,それにつきましては関係部課と十分調整を図っていきたいと,このように考えております。 161: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 162: ◯ 19番(西村 雅司議員) どうか時代の変化に対応した発想の転換をもって,地下駐車場の入り口・出口の変更と商工会への運営委託について,クリアしなければならない問題も多々あると思いますので今回は問題提起にとどめておきますので,どうか今後庁内の関係各部,商工会とも調整を図り,そして前向きに検討を開始することを強く要望して1問目を終わります。 163: ◯ 議 長(石黒 実議員) 休憩いたします。     午前11時38分 休憩     午後 1時30分 開議 164: ◯ 議 長(石黒 実議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。19番西村雅司議員。     〔19番 西村雅司議員登壇〕 165: ◯ 19番(西村 雅司議員) それでは2問目に,平成11年4月から今日まで4年間,私が一般質問等で取り上げました市民要望についてお伺いをいたします。  実現をしていただきました項目については,要望された市民の方々にかわって担当部の御努力に心から敬意と感謝を申し上げます。しかし中には検討あるいは実施を約束していただきましたが,いまだその結果が見られない項目について,その後の進捗状況等お伺いさせていただきます。  12項目ほどになりますので,自席より質問をさせていただきますので,よろしくお願いします。 166: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 167: ◯ 19番(西村 雅司議員) それではまず1点目でございますけれども,平成11年第2回定例会で中和泉,猪方の無人交番解消についてお伺いをいたしました。そのとき市長は,かねてから調布警察署に要請をしている。しかし予算や人員確保など困難があるためすぐには対応できる状況にない。署長の交代後も要請はしているが,流れは変わっていないようであるが,引き続き努力をしていきたい,と答弁をされております。また平成12年6月議会ではこの課題に対して担当部長が,前任者同様引き続き積極的に対応していきたい,と答弁をされております。  そこでその後どのように対応されたか,また現在の新署長に対して改めて要請活動をされたのかどうか。狛江7万6,000市民の生命,財産を守るのに,他市に比較して4交番では少ないと思っております。この要請は新たに交番をつくる要請ではなく,現在ある中和泉,猪方無人交番を警察官常駐交番,もしくは準常駐交番にしてもらいたいというもので,警察署のない狛江市として当然の要請だと私は思っておりますので,再三にわたる質問で恐縮でございますが,お伺いをいたします。 168: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 169: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 無人交番への警察官の常駐につきまして,市としても機会あるごとにお話をさせていただいております。特に調布警察署長が新しくなったこともあり,昨年12月20日付で市長名の公文書をもって狛江市内防犯対策の強化について要望書を出してございます。その中で現在無人となっております中和泉交番,猪方交番への警察官の常駐をお願いしたところでございます。 170: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 171: ◯ 19番(西村 雅司議員) それではその関連で,平成12年6月議会で当該無人2交番に時々警察官または警察官OBらしき方がいる場合がありますけれども,それはどういう場合なのか,またときなのか,そしてその年間計画は,またそのローテーションはどうなっているのかとの質問に担当部長は,その辺はつかんでいないので調査の上知らせるという答弁でございました。これは常駐交番実現に向けての1つのステップでもあると思いますので,お伺いをいたします。 172: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 173: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 警察官のローテーションの関係でございます。調布警察署では無人交番に警察官または警察退職者を派遣しております。今年度からは無人交番への派遣日数をふやし,週5日から6日の派遣としてございます。交番に在勤している日につきましては,警察官の勤務は4部制と特殊な勤務体制になっていることや,警察官の週休日,または嘱託職員の出勤日等の関係で毎週異なってございます。在勤している時間につきましても勤務の特殊性があり,毎日決まっているわけではないということでございます。おおむね1日3時間ないし6時間となってございます。また勤務の割り振りにつきましては月末に翌月の分を決めると,このような形になっているということでございます。 174: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 175: ◯ 19番(西村 雅司議員) わかりました。これからも引き続き調布警察と連絡を密にして,ぜひ狛江のために頑張っていただきたいと思います。  2点目に,平成11年12月議会,平成12年12月議会で市役所の中央公民館,図書館利用者は平日に比べて土曜・日曜日は700人から950人と利用者が多いわけでございます。そこで市民サービスの一環として市役所食堂の休日営業の検討をお願いしたところでございますけれども,当時担当部長は検討の結果,収入1万円に対して材料費5,000円と人件費2万七,八千円を差し引くと大体2万円程度の赤字になるという理由,これはお伺いいたしました。しかし今の食堂経営者に理解と御協力をもしいただけるならば,狛江市飲食店組合等に相談を持ちかける等実現の可能性を求めてその後何らかの努力をされたのかどうか,お伺いをいたします。 176: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 177: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 私になってからもやはり御質問いただいた中でその赤字の問題,この部分の御説明をさせていただいてございます。実際食堂の関係では毎年収支報告を出させてございます。その中でも現状の営業状況で申し上げますと,営業利益,これが非常に少ない状況でございます。そういった中でやはり赤字をこれ以上増大させるような形での営業をさせる,こういった状況は非常に難しかろうと思っております。ちなみにこのレストラン,昭和55年市の庁舎開設時に設置してございます。当時の営業時間は11時から午後の8時30分,約10カ月ぐらいこういった状況でやってございました。やはり夜間の時間帯につきましてお客さんの入りが非常に悪い,こういった中で経営上の観点からこれを6時30分に縮めてございます。なおかつ平成6年4月からはこれを6時に縮めてございますし,また当時は土曜日も2時半までやってございました。やはりそういった中でも一般のお客様,こういった入りが少ない状況がございまして,経営上の観点から土曜日の営業を廃止しているというような関係がございまして,現在の時間になっている。ここでまた土曜日・日曜日ということにつきましては,非常に難しい状況があるというのは前回御説明申し上げたとおりでございます。  またその折に,じゃ例えばその土曜日・日曜日をほかの事業者に貸せないかというような御提案もいただきました。この辺につきましても検討いたしましたが,要するに衛生管理上の問題,こういった部分がございます。またその折に,何も食事を出す必要はないじゃないかと,こういうような御提言もいただきましたけども,そういった施設設備になってございますので,その中で喫茶だけを営業する,こういったものについてはあらゆる方面で効率の悪い部分が出てまいります。そういったところで現在土曜・日曜開設には至らない,こういった経過がございますので御理解いただきたいと思います。 178: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 179: ◯ 19番(西村 雅司議員) そういう答弁を聞けばそれはそうだと思いますけれども,ただいわゆる1日約1,000人までいかなくてもそれに近い人が図書館なり市民団体活動で公民館に来るわけですね。そのときにちょっと皆さんで雑談するとか,ちょっと一休みしたいとか,そういう場というのがあれば,皆さん結構それがまたさらにそういった活動のあれにもなるし,今の現状では非常に難しいことはよく理解しましたけれども,何かやはりそういった皆さんがちょっと息を抜く場といいますか,そういったものに食堂を何とか利用できる方法がないだろうかと,そういう思いで質問しているわけなんですが,またこれからもしそういう可能性なりいい知恵がわいたら,何もあの食堂じゃなくてもいいんですけれども,あの食堂を土日,いろんな問題はあるかもわからないけども,あれだけのものを何も使わないで置いておくのは非常にもったいない。一方ではそういうことを望んでいる人たちがいる。その辺何かどこかでいい案がないかどうか,今後とも引き続きぜひ検討していただきたいと思います。  それでは3点目に,平成12年12月議会で駅前障害者用駐車スペースについて,それが用意されていなかった狛江駅南口,和泉多摩川駅,そして喜多見駅のうち,その後和泉多摩川駅については対応をしていただきましたが,早急に確保する必要があると約束してくれた現在の狛江駅南口,また喜多見駅については世田谷区と協議していきたいという答弁でございました。そこでその後の進捗状況についてお伺いをいたします。 180: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 181: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 御指摘の内容でまず喜多見駅の関係でございますが,これにつきましては平成13年1月24日に所轄の世田谷の砧総合支所に出向きまして要望してきたわけでございます。その中で再確認をいたしましたところ,高架下のタクシーの待合場所のスペース,そこの中に一定の白線で設けてあるという話がされております。ただしそれは暫定的な位置づけでの駐車スペースという考えでございます。暫定的な趣旨も私の方で再確認した中では,区の見解としましてはまだ現在小田急高架連立複々線の事業を世田谷区内の各駅で事業を実施している中で,トータル的に総合的にそういう身障者の駐車スペースも含めた中で検討していきたいと,そういう見解が示されております。  それから狛江駅の南口の部分につきましては身障者の方等立ち会いの中で,1点目は南口ロータリーの所を検証した中で,バスの転回に支障も来すということもあって,ロータリーの範囲の中ではこれは非常に難しいということが結論として出ました。あともう1つの試案として検証したのは南口の商店街の前の荷さばきのスペースの場所,ここも視野に置いて検討してきたわけです。ただそこに設置した場合もやはり屋根の問題も当然出てくるだろうという中で,総合的に高架下の部分も含めて再度検討していこうということで,まだ現時点では結論に至っていません。そういう状況でございます。 182: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 183: ◯ 19番(西村 雅司議員) そしてもう1カ所のいわゆる狛江の正面玄関である北口のこのスペースについては危険であるということ,スペースが非常に狭かったということ,そんなことで現在の安全な所にゆとりを持った広さを確保して移動設置していただきましたが,そのときに屋根の設置について検討も約束をしてくれたわけです。しかしその後いろいろなことがありまして,一応屋根については平成14年度中に実施を約束してくれたわけですが,その後南口のただいま申し上げましたスペースの問題,これもなかなか難しい部分がある。そして一方でこの北口の今の現在の場所に屋根をつけるということは,これもまたいろんな意見があるということで推移してきたわけですね。そしてその結果,今部長が言ったようにマクドナルドの前,あの高架下に駐車スペースを設けて,そうすれば屋根もつけなくて済むし,南口のあれも兼ねるということで代案としてはそれもすばらしい案であると思いますので,ただその話がちらっと聞いただけでその後どうなっているのか,今現在そういう方向で進んでいるのかどうなのか,念のためもう1度その辺。 184: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 185: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) この問題はかねてから再開発事業から絡んでおります狛江駅北口問題を考える市民の会という会がございまして,そこといろいろと協議をしてきた経緯もございます。今申し上げました北口の屋根の問題等含めまして,もう1つは北口と南口の駐車場の問題,もろもろトータルを考えまして,私どもの方としましては高架下,マクドナルドのちょうど正面の部分,いわゆる雨天時の場合はそこを使用していただくという考え方で,先ほど申し上げました北口問題を考える市民の会に再度提案をして一定の理解を求めて進めていきたいと,このように考えております。 186: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 187: ◯ 19番(西村 雅司議員) ぜひこれからもできるだけ早くその方向で話を詰めていっていただきたいと思います。  次に4点目に,同じく平成12年12月議会で現在の障害者・高齢者を対象にした住宅改修制度についてでございます。公立あるいは民間の賃貸住宅でも大家さんの承諾書があれば住宅改修は可能でありますが,一方で明け渡しの際,原状に復するという条件が賃貸契約の一般的な基本であるため,そのことを考えると,その原状に復する費用を認めていないこの現住宅改修制度は,制度はあっても活用ができないという欠陥部分があります。この辺のところの対応について何とかならないのか,そういう質問に対し担当部長は,検討する余地はあろうかと思う,と答弁をされております。したがってその後の検討結果についてお伺いをいたします。 188: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市民部長。 189: ◯ 市民部長(本橋 昇君) 大変申しわけございませんが,結論には至っていないものでございます。現在の要綱でございますけれども,原状回復につきましてはまだ助成するという制度にはなっていないものでございます。ただ考え方でございますが,高齢・障害の住宅改修でございますけれども,これはいずれも障害とかあるいは加齢によりまして日常生活に不自由がある,こういったものを補助するために手すりだとか,あるいは浴槽,洗面,トイレ,こういったものの改修をするものでございます。すべてのものをその利用者が出られた後に原状に回復する必要があるかどうかという問題もあろうと思います。こういった点がございますので,そういうお申し込みがあった場合には,現在の市の担当職員でございますが,担当職員が仲介業者であります不動産屋さん,あるいは家主さん,こういった方を交えましてお願いをしていくと,こういう対応をとっていきたいというふうに思っております。 190: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 191: ◯ 19番(西村 雅司議員) ただそういう相談を受け付けるといいますか,それ自体わからないわけですね,そういう相談をいろいろやってくれるとかそういうことはわかりませんので,何らかの形で,賃貸住宅の場合は最初に相談があったりしたときにはよくその辺を聞いて,これはいずれそういった明け渡しの際,原状に復するという問題が発生しそうと判断した場合は,その時点で今言ったように業者の方とよく話し合って一筆とって,出る方がそのとき困らないように手を打っていただくようにいろいろ検討していただきたいと思います。  それから5点目,平成13年6月議会で高齢者の居住の安定確保のための東京都提案の(仮称)「いきいきらいふ住宅制度」について質問をいたしました。このとき市長も,この制度が狛江に合った形で大勢の方に活用が可能となるなら,市としての高齢者住宅政策の軸に据えていくということも検討に値する問題であり,狛江市としてもこの連絡協議会に積極的に参加して狛江市におけるあり方を調査・検討するなど大きな関心を持って今後取り組んでいきたい,このように答弁をされております。そこでその後この制度に対する狛江市の取り組みはなされているのか,その後の経過も含めてお伺いをいたします。 192: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市民部長。 193: ◯ 市民部長(本橋 昇君) この事業につきましては,住宅マスタープランの答申をいただいた以降,事務的にはいろいろな協議,検討を続けてきております。考え方でございますが,今この名称でございますが,安心入居制度という名称でございまして,この制度自体が家主さんの不安を解消して,ひとり暮らし高齢者等が地域で安心して暮らし続けるために有効な制度である,こういう考えに基づいて検討しているわけでございまして,この答申の中にも安心入居制度,それと家賃債務保証制度という制度がございます。これを取り組みまして,市が登録あっせんの窓口として機能する。その中でこの制度には預託金,あるいは家賃の保証金というものも必要でございます。こういったことについても検討できないかという答申をいただいております。こういったことも含めて幅広く今検討しているところでございます。 194: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 195: ◯ 19番(西村 雅司議員) ぜひ大家さんが安心して貸せるように,また高齢者の方がそういった住宅に困らないように,シルバーピア制度と並行してこの制度の狛江市としての取り組み,積極的にやっていっていただいて,そういった高齢者の方々に寄与していただきたいと思います。  次に6点目,平成13年9月議会で狛江駅北口マクドナルド側の駅改札口に入る階段について車いす対応を検討してほしい,また駅前のみずほ銀行キャッシュコーナーは車いす対応,これは形はできているけれども現実には入れないようになっている,何とかならないのかという質問に担当部長は,バリアフリーの関係もあり,関係企業に要請していきたい,と答弁をいただきました。  その後対応してくれるという話は非公式にお伺いいたしましたが,それから1年半余りの対応の遅さに忘れているのではないかと思いますのでお伺いをいたします。駅周辺のバリアフリーにしても駅前のキャッシュコーナーの車いす対応にしても,今国を挙げて実施されている政策であります。小田急とみずほ銀行の非協力的な対応に私は疑問が残ります。ましてみずほ銀行は市の指定銀行でもあり,その資格を疑ってしまうような感じを持っております。この点についてはいかがでしょうか。 196: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 197: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 今の2点につきましては,私の方は確かに要請はしてございます。銀行のキャッシュコーナーの出入り口の身障者用のスロープ,これにつきましても改善方をお願いした中で,当時の担当課長から十分検討して対応していきたいという考え方が示されました。その後担当課長の異動もございましたけども,それは別としまして現時点では改善されておりますので,この分についても引き続き要望していきたいというふうに考えています。  それと小田急のマクドナルド側の駅の改札に向かった階段のスロープ化,これにつきましても一昨年10月9日ですか,小田急電鉄の交通企画課に改善方の要望をしてございます。その要望した中で,小田急側としても一応検討はしていただきました。その検討の結果の内容につきましては,勾配をとるのには構内のコンコースまで影響を及ぼしてしまうということで非常に難しいという話があったわけです。私の方もあそこの階段の部分につきましては段差が非常に低い階段の2段の状況であるということで,その範囲の中でぜひ改善をしてほしいと,再度そこでまたお願いしているわけです。また私どもの方の考え方については正式な見解がまだ示されておりませんので,引き続き今の考え方に沿って改善してほしいということもあわせて要望してまいりたいというふうに考えております。 198: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。
    199: ◯ 19番(西村 雅司議員) ぜひよく協議していただきたいと思います。この駅周辺のバリアフリー化,これはさっきも言いましたように国を挙げていろいろやっておりますので,そういった補助金の関係とかそういったこともいろんなことがあるんではないかと思いますので,その辺もこちらでわかる部分は小田急側に協議しながら費用の面でもし戸惑っているんであれば,そういったことも含めて協議を詰めていっていただきたい,そう思います。  次に7点目,平成14年3月議会で質問いたしましたいわゆる国制度の長期生活支援資金,いわゆるリバースモーゲージ,不動産を担保に生活資金を借りる,この制度についていつから狛江は実施されるのかお伺いします。 200: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 201: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 長期生活支援資金,平成14年12月24日に厚生労働事務次官から各都道府県知事あてに通知が来ております。実施要綱ができましたということでございます。この実施主体につきましては都道府県の社会福祉協議会でございます。狛江市の地域社会福祉協議会,調整いたしましてお話を伺いましたが,早ければですが,ことしの15年4月から相談窓口が開設できるかもしれないと,こんな状況でございます。 202: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 203: ◯ 19番(西村 雅司議員) それでは続けます。  8点目,同じく平成14年3月議会であいとぴあセンターの屋上,これが非常にすばらしい景観である。そして人工芝も敷いてありまして,しかし現実には活用されていなかった。それで高齢者の食事会とか,特にこれから春先になりますと桜とかいろんな意味であれを十二分に市民に開放して活用してもらいたい,そんなような意味の質問をしました。その後利用されている状況がありましたら,また今後どういうふうに利用していくか,ありましたらお伺いします。 204: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 205: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 御要望を踏まえてボランティア団体とも調整いたしました。実際昨年12月13日,冬の時期だったんですが,当日は大変天気がよかったということで屋上に上がりまして景色を眺めたり,お茶会という程度のことは実施させていただきました。天候次第によりますが,食事会というのはなかなか困難な部分があるのかなと,こんなような御意見でございます。引き続きどんな形ができるか,またボランティア団体とも調整を進めてまいりたいと,このように考えてございます。 206: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 207: ◯ 19番(西村 雅司議員) 続いて9点目,平成14年6月議会,また9月議会で市の教育支援の一環として小田急高架下有料駐輪場の学割制度導入について質問をいたしました。担当部長は,引き続き小田急電鉄に要望していきたい,そしてそれは全く不可能な話ではないという感じの見解でございました。私は狛江市の教育支援の立場から市独自の制度を立ち上げるべきだと申し上げましたが,財政難の折から小田急電鉄にしてもらうという部長の見解を最大限に尊重してその行方を見守っているところでございますが,その後いかがでしょうか。 208: ◯ 議 長(石黒 実議員) 都市建設部長。 209: ◯ 都市建設部長(大貫 浩司君) 学割制度の導入につきましては,これまで市としての考え方を昨年9月5日,それから11月13日,そして本年1月6日,この1月6日には市長とも一緒に行ったわけですけども,小田急電鉄に対しまして要請をしてきたところでございます。そうした中で今週の月曜日,3日でございますけども,小田急電鉄が来庁されまして,その中で現在の暫定料金につきましては15年度から2,000円に戻すということと,今のこの懸案の学割制度につきましては現時点では難しいという回答がそこであったわけでございます。ただ私どもの方で,はいそうですかという考え方ではなく,特に学割制度につきましてはぜひ再検討してほしいんだという今までの経緯もございますので,そういった強い要望をした中で,小田急電鉄としましてもその席上で引き続き検討していきたいという考え方が示されましたので,今後とも働きかけを続けてまいりたいと,このように考えております。 210: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 211: ◯ 19番(西村 雅司議員) それでは10点目,平成14年12月議会で理美容券について質問させていただきました。時代の変化と昨今の景気低迷,また客数の減の中で理美容組合に制度存続の協力をお願いするならば,店が現在半額負担する部分の現在の形態を予算の範囲内で現在の制度のあり方の検討をお願いし,担当部長から実態を調査していきたいという答弁をいただきました。これについてはいかがでしょうか。 212: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 213: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) ことしに入りまして,1月17日に美容組合の代表とお会いしてございます。それからまた1月20日には理容組合の代表の方とお会いしてございます。いろいろと御意見,御要望があるようでございます。利用者の状況調査もしながら,今後改善すべきところは改善してまいりたいというふうに考えてございます。 214: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 215: ◯ 19番(西村 雅司議員) よろしくお願いします。  それでは11点目です。平成14年12月議会で狛江市の常駐交番の不足を補い,昨今の犯罪多発に対応するため狛江市常駐のパトカーの配備,また市民に直接注意を呼びかけるパトカーによる定期的な市内巡回の要請をすることを約束していただきましたが,その要請をされた結果,改めて調布警察の回答は得られたのかどうかお伺いをいたします。 216: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 217: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) この件につきましては,先ほど申し上げました昨年12月にも要望書の中でも再度お願いしてございます。現在,調布警察署には5台のパトカーがございます。そのパトカーの配置でございますが,調布署管内を調布を2ブロック,狛江市を1ブロックとしまして3ブロックに分割し,各ブロックに1台のパトカーを常駐させているとのことでございます。また残りの2台につきましては,調布署管内の全域を巡回しております。おおむね京王線の北側に1台,南側に1台と,このような配置をされているということでございました。 218: ◯ 議 長(石黒 実議員) 19番西村雅司議員。 219: ◯ 19番(西村 雅司議員) 現在調布警察となっているけれども,本来いわゆる調布狛江警察であるべきであるんですね。ですからそういった意味で,今調布と狛江の人口の差は3対1です。したがって調布警察署としても狛江も含めて管轄内と,そういう感覚で仕事をするのはこれは当然であると思うんですけれども,ただいわゆる狛江に警察署がないというこの不足分,これを狛江としてやはり警察署がないという狛江市の現状,この辺の微妙な不足分,これを狛江市民のためにぜひこういったパトカー1台常駐とか,そういったことも狛江市民のためを思って,それは調布警察には警察の状況があるでしょうけども,でもやはり狛江単位にひとつ考えて言うべきところをどんどん言っていってほしいなと思います。  最後に一言だけ。現在の若者に対してスケボーの練習場所を確保してほしいという要望があります。これについては非公式で要望してきましたけども,その後の検討結果についてお願いします。 220: ◯ 議 長(石黒 実議員) 社会教育部長。 221: ◯ 社会教育部長(内山 恵市君) スケボーの件でございますけれども,それにつきましては…… 222: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木貴子議員。     〔7番 佐々木貴子議員登壇〕 223: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 質問通告に従いまして3問質問いたします。  第1問目は,措置から契約へ福祉制度が大きく変わることにより,市民参加型地域福祉の推進と利用者の自己決定を支援する第三者評価の導入が重要になります。  まず地域福祉,介護の相談窓口について伺います。  狛江市は高齢者福祉に関して基幹型総合窓口と地域分散型の在宅支援センターを配置しています。今後介護保険も2006年からの制度見直しの方向が支援費との統合で20歳からの保険料徴収などが社会保障審議会で議論される中で,基幹型相談窓口をどう組織再編されるのかを伺います。高齢者,児童に加え,障害者福祉の担当がぜひとも必要であるが,いかがでしょうか。  また,基幹型では例えば障害を持った子供の相談の場合,地域福祉サービス,支援費サービス,保育園,学童の入所,または就学に関しての情報のワンストップサービスであってほしいと思います。相談とともに情報がきちんと提供されることが望まれますが,窓口の改善についてはどう進められるのかお伺いいたします。  2点目として,現在高齢者福祉に関する在宅支援センターが市内に3カ所ありますが,ここにはケアマネジャーのほかにソーシャルワーカー,保健師,看護師など資格を持っている人が駐在し,高齢者の相談に乗り,出張してニーズの掘り起こしなども行っています。4月から始まる支援費制度に関しても,身近な地域でワンストップサービスが提供できることが必要になってきます。社会福祉協議会にあります地域自立生活支援センターだけではなく,そのワンストップサービスを身近な地域でどう図るのか考え方を伺います。  第2問目は,男女平等参画社会を目指し,労働の保障と男女差別の撤廃による女性のエンパワメント推進が個人の多様な生き方を支援し,ひいては税収や消費の活性,持続可能な経済の循環,自治体の財政も好転させることにもつながることについて,狛江市がポジティブアクションを起こすことを願って質問します。  男女平等の世の中になった,特に学校教育における男女差別はないと言われるようになりましたが,雇用,労働に関しての男性優位,世界に類を見ないアンペイドワークに占める女性の比率の高さ,女性の人権に関して依然性差別が解決すべき課題として残っています。生活者ネットワークが2000年に実施した女性と労働調査に私も参加し,調査に協力してくださった760人の男女の60%以上の人たちがワーク・アンド・ライフ・バランスのとれた働き方,生活を望んでいることがわかりました。また昨年1,2月に564人に実施した子育てコスト調査での欲しい子育て支援の1,2位には,パートナーの協力や職場での子育て理解を挙げています。狛江市の男女平等推進プランでも重要な推進目標である仕事と家庭や個人生活の両立支援の観点から,育児休業制度の充実についてお伺いします。  01年厚労省の白書でも,また私たちの調査でも,女性が長く働き続けることを困難にしたり,障害になると考えられることの第1位は育児です。昨年,育児介護休業法の改正に伴い,狛江市でも条例改正を行ったところですが,狛江市役所における男性職員による育児休業取得の実態を伺います。またこれまでに男性職員が取得しやすくするための職場の理解,職場環境の整備に関してとられた施策についてもお答えください。  民間企業では有休の特別休暇として男性の育児参加を義務づけるところも出てきたと言います。政府においても少子対策プラスワンで男性の取得率を10%に引き上げる目標を掲げています。狛江市では行動計画に即して今後どう取り組むのか伺います。  第3問目は,狛江市に子どもの権利条例を制定することについて伺います。この問題についても過去議会で何回も取り上げていますが,行政の理解,なかんずく首長の人権に対する深い畏敬と強い意思がなければ前に進みません。まず議会の予算修正によって市内全小学校第4学年のカリキュラムに導入されて2年目が過ぎたCAP・子供への暴力防止プログラムについて伺います。  ワークショップ参加後の子供たちへのアンケート調査によって,子供たちが自分の権利に対してどのような認識を持ったと分析されていますか伺います。また教育長として,市教育委員会事務局職員自身がCAPを理解するためにどういう取り組みをされたのでしょうか,また新しい取り組みに対する教職員のバリアをどう理解に変える努力をされたのでしょうか,伺います。  再質問は自席にて行います。 224: ◯ 議 長(石黒 実議員) 教育長。     〔教育長 木村忍君登壇〕 225: ◯ 教育長(木村 忍君) 児童虐待防止法や「子どもの権利条約」等,法の整備は相当進んできているのではないかというふうに思っております。ただ実態ということになりますと,まだまだ幾つかの課題があるように私自身も認識しております。  子供が子供なりに自分の権利を自覚し,その権利を守るとともに義務を果たすということは社会の大切な責任であろうと思っております。この意味から権利の侵害に対し,子供として対応するすべを学びますこのCAPは,それなりの意味はあるんではないかというふうに思っております。ただまだ導入されてから2年目ということ,それからまだ学校が十分にその辺の意識が徹底されていないということは事実としてございます。  どういうふうな努力をしたかということになりますが,その都度,私も2度ほど見に行っておりますし,学校とも話しておりまして,確かに導入した経過,それからそれの効果等につきましてはお互いにまだ十分に理解し合えてないところがあろうかと思いますので,CAPが悪いとか学校が悪いということではなくて,それをどのように充実したものにしていくかということをお互いに話し合う機会を今後とも持っていきたいと,このように考えます。 226: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 227: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 1問目の御答弁申し上げます。2点ほど御質問いただきました。あわせましてお答え申し上げます。  現時点におきましては,高齢者関係の相談窓口につきましてはこまえ苑の在宅介護支援センター,あいとぴあの在宅介護支援センター,そしてこまえ正吉苑の在宅介護支援センター,この3カ所とあわせまして市役所の中にあります基幹型在宅介護支援センター,こちらの4カ所で当面は対応してまいりたいと思っております。それからこの4月から始まります支援費制度,また障害をお持ちの方の相談窓口につきましては市の総合相談窓口,そしてまた社会福祉協議会に設立されております障害者地域自立生活支援センター,この2カ所で対応してまいりたいと思います。  なお介護保険制度と支援費制度の統合のことが御質問にございましたが,国の審議会で議論されているのは確かでございます。その辺を見定めませんと,在宅介護支援センターで障害者の相談ということは現時点ではなかなか困難な部分があります。1カ所,ワンストップ,地域でということで趣旨としてはよいことではないかと,このように考えてございます。 228: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 229: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 市の職員の育児休業の取得に関する部分でございます。狛江市職員の育児休業等に関する条例,平成5年1月1日に施行されてございます。以来,男性職員の取得は今日までございません。取得しやすくするための策,環境整備ということでございますが,毎年行ってございます男女平等理解のための職員研修,これらの機会を通じまして啓発を行っているところでございます。また安心して育児休業を取得できるよう代替職員を配置する,事務に支障のないような体制を保障していく,こういった施策をとっているところでございます。 230: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 231: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) それでは順次1問目から再質問をさせていただきます。  今1つお答えがなかったのは窓口の再編,組織の再編についてはいかがでしょうか。 232: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 233: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 大変失礼いたしました。  組織の再編は現在調整中でございまして,まだきちっとした方向性が見えてございませんので御答弁を申し上げる段階にはございませんので,御理解いただきたいと思います。 234: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 235: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 現在支援費の関係も含めまして,社会福祉課が全部を担っています。しかしながらサービスを調整するのは在宅,子供に関しては児童というところで,3課が入り乱れて責任体制がはっきりしていません。ぜひここの部分をきちんと責任体制も明確にし,また事務処理体制の整備など,それが必要だと思いますけれども,そこら辺はきちんと議論をされていらっしゃるんでしょうか。 236: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 237: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 御指摘のとおりでありまして,相談,それからケアプランといかないまでもケースマネジメント,そしてまたサービスの提供と,この辺はワンストップ型にしていきませんとなかなかこの制度が立ち行かなくなるのではないかと,このような認識でございます。 238: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 239: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) ワンストップにしていきたいということなので,改善方要望しておきます。しかしながらその改善するためにやはり整備しなくてはいけないことがあると思います。ワンストップ,情報がきちんとその基幹型の窓口に集中して,そこで1カ所でたらい回しにされないで利用者のニーズに即するためには,例えば庁内LAN,ITの活用などが進められなければいけませんけれども,そこら辺に関してはいかがですか。 240: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 241: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) その辺につきましては私どもの部だけでは調整がつきませんので,庁内議論を深めていきたいと,このようなことで御理解願えればと思います。 242: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 243: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 今身近な地域でのワンストップサービスが,支援費に関しても基幹型とあいとぴあセンターだけではなく,在支で兼ねられないかということをお伺いいたしました。今それはケアマネジメントの責任体制が介護保険,高齢者の部分と,それから支援費の部分は違います。事業者ができる介護保険とそれから行政が責任を持ってマネジメントしなければいけない支援費とそこが違うわけですけれども,しかしながら利用者のニーズをサービスにつなげる相談体制というのはやはり身近な地域にぜひとも,特に障害を持っている人の場合には遠くじゃなくて近くにあってほしいと考えます。在支がもし今の状況の中で社会保障審議会でどういう答申が出るかわからないんですけれども,まだ御答弁ができないということであれば,相談機能を民間が果たすためにはどういう条件が必要なんでしょうか。 244: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 245: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) マネジメントの部分はこれは行政責任を果たしていくということで市の方でやっていきたいと思っておりますが,介護保険制度みたいに社会福祉法人の人格を有していれば,今後はそういうところにお願いをしていくことも選択肢ではないかと,このように考えてございます。ただ民間ということでは株式会社等々についてはなかなか疑義があると,このように考えてございます。 246: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 247: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 今社会福祉法人ということが出てきましたけれども,基準該当の事業者ということでNPOの存在とかありますけれども,そこはいかがでしょうか。 248: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 249: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) NPO法人を取得していただきますれば,これは当然基準該当事業所に指定をしてまいりたいと,これは狛江市長の管轄事項でございますのでそのように対応してまいりたいと。ただ狛江市内しかサービス提供するものができないと,これは限定がございますので,そのように考えてございます。 250: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 251: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 既にNPO法人を取得してこういうことをやろうとしている市民の活動も耳にしています。ぜひ市民参加型の地域福祉を進めるためにも,支援策,サポート策をお願いしたいと思います。  次に,福祉サービスの選択の支援とそれからサービスの質の向上に資することが目的の第三者評価について伺います。狛江市では16年までにグループホームは第三者評価の実施が義務づけられていますけれども,そのほかの保育ですとか高齢者,障害者サービスに関してどういうスケジュールで,またどういう内容で評価事業の実施を呼びかけますか。 252: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 253: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 一応考えますのはグループホーム,これはもう平成14年,去年の4月から義務づけがなされているわけでございます。それで義務づけがなされていなくても法律の趣旨をかんがみれば,何らかの第三者評価,そこまでいかなくても自己評価,こういうものはやっていかなくちゃいけないということで,認証保育所等については昨年,東京都をモデルにしながら自己評価は終わってございます。そういう中で公立保育園だとか私立保育園だとか,そういうことは余り垣根をつくらずに自己評価につきましては一定の評価基準のもとに,参考程度になりますが,取り組んでいただければということで私どもは考えを進めていきたいと,このように考えてございます。 254: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 255: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 任意というか努力義務ということでは,今の公表のシステムというのは評価を受けた受けないとか,公表を認めた,公表しないでくれと言ったとかというような客観的な事実のみが公表されるだけです。それではなかなか,もちろんサービスを選択するときのよりどころにはなりますけれども,足りません。それで一定の評価基準をとってお願いするということですけれども,例えば市民福祉推進委員会の中では福祉基本条例の改正をして,その第三者評価の義務づけをするべきだというような議論も出ています。そこら辺に関しては市の考え方はいかがでしょうか。 256: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 257: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 確かに第2次あいとぴあレインボープラン,昨年3月に答申をいただきました。その中では福祉基本条例,平成6年だと思いますが,制定されまして,その中で社会福祉の構造改革,社会福祉事業法の改正ということで情報公開,それから第三者評価,それから苦情相談の適正化,こういうものが求められております。市民福祉推進委員会の方での答申事項にも載っておりますので,条例改正となりますといろいろな角度から検証を加えたいと思いますので,いま少し時間をいただきながら勉強,研究をしてまいりたいと,このように考えてございます。 258: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 259: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) ぜひきちんとどの事業者にも第三者評価を受けてもらえるように進めていっていただきたいと思います。それで一定の評価基準をつくってというところでまた質問させていただきますけれども,評価項目というのは東京都のモデル項目を使われるということを事前のヒアリングの中で,また12月の質問の中で伺っていますけれども,その評価のポイントとして,やはり利用者のサービス評価というものと,それから事業者の自己評価,その両方が必要だと思います。利用者のサービス評価というところでは,例えば項目をどういうふうにつくっていくのかお伺いします。 260: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 261: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 評価項目は国の基準,それから東京都の基準もございます。したがいまして特別に市が現時点では追加してやるという考えはないわけでございます。いずれにしても一定の物差しのもとに評価をして,足りない部分があれば補ったり,不必要があればカットしてくれとか,この辺を柔軟に対応してまいりたいと,このように考えてございます。 262: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 263: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 例えば利用者のサービス評価と事業者の自己評価の整合をだれがつけるのか,利用者にとっては評価情報というのは必要なんですけれども,そこが随分かけ離れたときにだれがその整合をつけるのかというような問題とか,今苦情対応の中,それから市民福祉推進委員会,それから介護保険推進市民協議会の中でもショートステイなどへの緊急時の対応や,それから事故の防止,リスクマネジメントができているのかできていないのか,それから公表するにしても小さな事業者が例えば担当者会議とか,連絡会に出席したしないとかというようなことを小さいところですごく一生懸命やっているところでも出なかったということで,その公表の仕方によっては評価が下がるわけです。そういったことをきちんと評価するということはだれがどのようにするんでしょうか。 264: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 265: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) この辺はまだはっきりしたお答えができない状況なんですが,最終的には実施権者である市の方が行政責任を果たすために対応していくという考えは従来からも持ち続けておりますし,現時点もその考えに変わりはございません。 266: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 267: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) ぜひ今の御答弁お忘れなく,これから第三者評価の仕組みをつくっていただきたいと思います。本当にこの項目一つをとっても非常に難しいこともあります。国の基準をそのままモデルとして使うのではなくて,やはり今市に上がっている苦情,それをきちんと分析して,何が本当に市民のサービスの質を向上させるために必要なのか,また市民への情報提供として必要なのか,それをきちんと取捨選択していただきたいと思います。それで第三者評価を自己評価という形に初めなるのかもしれませんけれども,上がってきたものを,じゃ今度は評価する,それにぜひ市民福祉推進委員会や介護保険推進市民協議会の保険者や事業者以外の市民,その人たちが参加できるようにしていただきたいんですけれども,その考え方についてはいかがでしょうか。 268: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 269: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) なかなか難しい部分があると思います。ただそういう御意見があったということを踏まえて,今後調整・検討してまいりたいと思います。 270: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 271: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) ぜひこの福祉の問題,地域の市民が本当に一生懸命になって参加できるような仕組みをつくること,そして市民自身がやはり福祉の問題を自分の問題として考えていく,また力も出し,受けるときにはその権利もきちんと主張できるようなそういったものにしない限り,措置から契約へといっても制度がうまく機能していきません。ぜひそのことをしっかりと踏まえてこれからこの制度,第三者評価を検討していっていただきたいと思います。1問目はこれで終わります。  次に2問目にまいります。  研修で男性の育児休業の取得を促しているということですが,今まで0%ということです。その理由をどういうふうに考えられていらっしゃいますか。
    272: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 273: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 育児休業いろいろございますけども,基本的には両親がそろって育児休業とるというわけにはまいらない,片一方だけでございますので。女性が産休中の場合はまた別ですが,そういった中で基本的に子育ての考え方,これは御両親の決定に負うところが多いわけでございます。あくまでも私どもは事業主としての制度の周知,それから環境の整備,こういったところが肝要であろうと,このように考えておるところでございます。 274: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 275: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) あくまでも本人たちの決定だということですけれども,私たちの調査でも,また厚労省の労働白書でも,やはりこの育児というところが女性が長く働き続けるのを困難にしたり,障害になるというふうにアンケート調査の中で分析しています。ここのところはやはりポジティブアクションですよね,積極的なそういう是正をかけていく,それがやはり公の自治体に求められる社会正義の実現に向けての責務だというふうに考えるんですけれども,とりたくても職場環境が許さない,それから理解がないというようなことを全く耳にされていないんでしょうか。 276: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 277: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) ですから制度を周知し,環境を整えていくことに私どもは力を注いでいるということでございます。まさにその子育ての部分につきまして,この部分は余り深入りしたくはないんですけども,例えば子供をどう育てるかというような部分につきましても,要するに母乳で育てましょうよということになれば,当然男性がそこに立ち入る部分は不可能なわけでございますので,それを義務化するとか,そういったところまでとても考えるわけにいかないだろう。あくまでも周知して環境を整える,これが重要だと,このように考えております。 278: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 279: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 現在までに何回周知をされたんでしょうか。 280: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 281: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) ですから先ほど申しました平等理解のための研修会,こういったところでもやってございますし,これは組合の方でも毎年こういった部分での自治労の取り組みでもございます。そういった中での回答にもきちっとしたお答えを寄せていますので,年に一,二度は必ずそういう機会があるだろうと思っております。またここのところで育休期間が3年間に大幅に延びたような状況がございます。その中で一定の期間において交代ができるというような新たな制度もできてございます。そういった中でまた新たな展開は出てくる可能性はあろうかと思っていますけども,そういった部分も踏まえて十分周知してまいりたい,このように考えております。 282: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 283: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) まずこの自治体行政から,狛江市役所から男性の育児休業取得を一人でも実現させていただきたいと思います。しっかりと職員のニーズといいますか,職場環境の整備というような声を聞き取っていただきたいと思います。やはり休職した後の昇給ですとか配置ですとかというようなことの心配や休業中の待遇,そういったものが非常に不安だからなかなかとれない,交代要員がいないとかというような問題が非常に聞こえてきます。そのことをきちんと酌み取って前向きに進めていただきたいと思います。  次にこれをやはり外にも広げなくちゃいけないと思うんですが,民間の事業者に対してこういう制度をポジティブアクションとしてとってもらう,そういった方策は何か考えていらっしゃるんでしょうか。 284: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市民部長。 285: ◯ 市民部長(本橋 昇君) 特段その周知をしているということはないわけでございますが,国等から送られてきますパンフレット等ございます。こういったものをカウンターに置き,来庁者あるいは事業者もたびたび参ります。そのような方々にお渡ししているところでございます。 286: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 287: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 情報の提供というところでは,ぜひ積極的な情報の提供をお願いしたいんですが,先ほどちょっと新聞記事に基づきまして,育児休業の男性取得を進めるために厚労省が市区町村に配布を依頼したというリーフレットのことについて市民部長にお伺いしました。そしてその後健康課にもお電話させていただいたんですけれども,厚労省の方ではそれを母子手帳に挟んで,ぜひ若いカップルの人たちが育児休業について考えるきっかけにしてほしいということで配布をしてほしいという依頼をしたらしいんですけど,健康課もこのことを御存じない,そして市民部でもわからないということです。情報がどういうふうに回っていくのかというのが非常に今不明なんですけれども,そこら辺の情報というのはこのことに関してはまずどこに来るんでしょうか。 288: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市民部長。 289: ◯ 市民部長(本橋 昇君) 母子手帳に挟んでいただきたいという趣旨の文書がついてくれば,恐らく健康課に行ったんではないかと思っております。健康課も電話したけれどもなかったということでございますので,どこかに紛れ込んでいないかどうか,一応点検はしてみるつもりでおります。 290: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 291: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) まず外に対しての周知というところで,その情報の提供というのは行政の非常に大きな責務だと思いますので,点検方よろしくお願いします。そして縦割りの中で,やはりそれぞれがきちんと男女共同参画を進めるための手だてを積極的に進めるということをお願いしたいんです。  これを民間の事業者を育成するために,千代田区では男女共同参画社会貢献制度報告書というのを競争入札の参加資格の審査に加えまして,報告書を別とじで加えています。ここに育児休業,それから介護休業,その制度の基準を上回る制度を独自に制度化している事業者に対しては,対象が競争入札と決まっているんですけど,道路舗装工事とか一般土木工事とか建築工事とか,競争入札資格の審査において経営事項の審査結果の総合数値に加算をするというような制度をつくっています。これこそ民間事業者へのポジティブアクションだと思うんですけれども,こういう考え方について取り組む姿勢はあるでしょうか。 292: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 293: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 契約関係でございますので私の方から御答弁申し上げます。  御質問の趣旨はわかります。そういったことで行政が民間を誘導といいますか,インセンティブを働かせるという趣旨だろうと思います。ただこの問題につきましては,御質問者も御案内かと思いますが,2月28日に「男女共同参画条例行き過ぎに「待った」」というような見出しで報道がされております。この中で「福岡県福間町の条例が公共事業の入札希望に社内の男女共同参画推進状況の届け出を義務付けていることについては「受注の決定要件なら問題だ」」というふうな,これは官房長官の衆議院の予算委員会の中でそういう発言があったというふうなこともありますので,御質問の趣旨は十分理解できますので,慎重に私の方は考えていきたいというふうに思っておるところでございます。 294: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 295: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) これを報道した新聞社というのは,男女平等のことをどういうふうに考えているのか私は逆に疑問だというふうに考えていますけれども,またそういう発言をする方,東京都なんかでも今知事の発言が裁判ざたになっていますけれども,このことは本当に労働の中でもきちんと法律で保障された権利として推進する義務があると思います。そして今多様なライフスタイルを選ぶ男女がその多様な生活を推進できるように支援していく,それは個人の自立にもつながっていく部分だと思うんです。労働をしながら生活もきちんとバランスをとってやっていく,そのことを広げるための1つの提案としてお願いしたいというふうに考えます。行き過ぎたというよりも,まだこれは全然日本では緒にもついていないというふうに考えていただいた方がいいと思います。御存じのようにノルウェーのパパクォータ制,これをとらなければ女性のとる日数が減っていく,それくらいまでにしなければ,それくらいのポジティブアクションを起こしていかなければ,やっぱり男女平等というのはなかなか進まないという認識のもとだと思います。日本の場合には逆に40%の有給の部分がありますけれども,それがたくさん払われたら逆に減っていくというような法律の本当に矛盾点もありまして,なかなか労働しながら家庭も両立させるというところを足を引っ張っているような状況があります。やはり自治体からこういうような取り組みをしていくということをぜひ努力していただきたいと思いますが,もう1度伺います。いかがでしょう。 296: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 297: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) ですから御趣旨はわかりましたが,そういうふうな国会の方でも議論がなされているということでございますので,私どもの方は慎重に検討を加えたいという御答弁に変わりはありません。 298: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 299: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 地元の自治体の独自性,分権制度の中で市民の声にきちんと耳を向けてください。今若い人たちがどういう声を発しているか,その声をきちんと聞き取っていただきたいと思います。ぜひ前向きな努力をお願いしておきます。  次に女性の人権侵害ということで私はDVに関してずっと質問させていただいて,行動計画を改正するに当たってDVの実態調査もしていただきたいということで,この項目が意識調査の中に入りました。狛江市では平均よりも多い,何らかの暴力ですから,本当に具体的な身体的な暴力だけとは限らないんですけれども,4人に1人の割合で女性が暴力を受けているということがわかりました。  今回また「女性悩みごと相談」というのが市民部に開設されていますけれども,月に1回ということもあり,曜日も決まって時間も決まってというところの中で,この条件をクリアできた人だけが相談できるという,まだまだ改善の余地が大きいものです。狛江市においてそのDV,女性の人権侵害に関して対応をしているのは社会福祉課にいらっしゃる母子相談員の方なんですね。この方が一手にDVなどの対応を引き受けていらっしゃる。その相談件数というのも私が質問をしました11年度,12年度など,どんどんウナギ登りに相談件数も上っているということがわかります。やはりここの中で狛江市には一時避難もありませんし,相談の体制もお1人が一手に引き受けているという状況で,なかなか全部を引き受けるというわけにはいきません。現場の声としてどういう課題を聞き取っていらっしゃるのか伺います。 300: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 301: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 母子相談員は社会福祉課で管轄しておりますので,私の方からお答え申し上げます。  いろんな相談を受ける中で市民の理解,職員の理解もまだまだ十分でない部分があるということは聞いてございます。関係機関,特に子ども家庭支援センターとの連携もまだまだ十分ではないような部分がございます。いろんな形であらゆる機会を通じて,この辺は組織で対応するような形に持ってまいりたいと,このように思っております。 302: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 303: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) この問題は健康福祉部だけが担うことではないんですね。調整をしていく企財,そして相談を受けている市民部も,それからほかの各部もどこの部も女性施策に関連している事業があるはずです。連携ということが非常に大事ですし,まずそのかなめになっている企画調整課の職員,そこがDV被害者に対する理解とか周知というようなことを一生懸命していく姿勢,そういうものも持っていただきたいと思います。  1つにDVに関しては住基ネットで清水議員がずっと追及されていらっしゃいましたけれども,私も直接この被害に遭っていらっしゃる方からの相談を受けていますので,その人たちから保険証の問題,それから住民票の問題,非常に深刻な問題が起こっていることを聞いています。避難先が知られてしまうということに対して個々にきちんと対応してくださっているというふうには陰ながら伺っていますけれども,市としてこれに対してどういう法律的な保護を加えるんでしょうか。 304: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市民部長。 305: ◯ 市民部長(本橋 昇君) さきにも御答弁いたしましたが,要綱をつくりまして住民票あるいは閲覧制度を不当な目的で利用すること,これを防止していきたいと思っております。要綱でございますが,現在仮称でございますけれども,狛江市ストーカー行為等被害者支援住民基本台帳事務取扱要綱,このような要綱をつくりましてストーカー行為の規制に関する法律並びに配偶者から,DV法ですね,これによる支援を必要としている人,この方々に対する支援策としてただいま申し上げましたことを考えているものでございます。4月からできれば施行したいと考えているものでございます。 306: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 307: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 要綱を実施していきたいと,施行していきたいということで一歩進んでいくのかなというふうには思いますけれども,やはりそのときにもそれに対応する職員がきちんとDVへの対応ができるかどうか,一人一人が本当に逃げていらっしゃる,またはすごい困難に向かっていらっしゃるその女性の一言にきちんと対応できるかということが今一番求められていることです。そのために市の職員のDVに対する理解,周知というようなことを担当者研修でぜひやっていただきたいと思いますけれども,そこへの取り組みはいかがでしょうか。 308: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 309: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) 企画調整ともども研究してみたいと考えております。 310: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 311: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 考えてみたいんじゃなくて,やらなければいけないことなんじゃないですか。これは女性への人権侵害という,これ本当に犯罪ですから,そこのところの認識をまず部長が持たない限り職員の方が持てるはずがないんですが,いかがでしょうか。 312: ◯ 議 長(石黒 実議員) 総務部長。 313: ◯ 総務部長(橋元 昌幸君) かしこまりました。 314: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 315: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) これ笑い事ではないんですね。きっと部長も統計を持っていらっしゃると思いますけれども,ウィメンズプラザで出しています統計を見ましても,13年と14年を比べるだけでももう約5倍近く毎月500件,600件というような相談が寄せられています。そして狛江市を通過しないで直接に東京都の相談機関に連絡する方も非常に多いんです。それは相談時間が5時までということもあります。それから市民部の方は月1回ということもあります。いっぱい制限がある中で,女性が夜でもきちんとこういう連絡ができるような,そういったことが一番身近の自治体に完備されるということが本当は必要なんです。今,夜も相談を受け付けているのは東京都の機関しかないんですけれども,そういった周知は今どのようにされていますか。 316: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 317: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 私どもの方からそういう情報発信しておりませんが,健康福祉部の方で例えば便利帳的なもの,例えば婦人保護施設の役割だとか,そういったものをパンフ等にまとめて流しているはずでございます。また相談の件数については,御指摘のように狛江市でもDVの相談件数については徐々に増大してきているという状況になっております。したがって私どもの方の女性担当の方といたしましては,このDV関係については昨年4月に市民相談の一つとして「女性悩みごと相談」を開設をいたしました。現在その母子相談員と悩みごと相談を担当しておりますカウンセラーとの連携の強化,こういったことが必要なんじゃないかということでこの辺の打ち合わせも既に始めているところでございます。……いや,ですからそういった相談窓口等の関係についてはそういったパンフであるとか,特に健康福祉部が中心になっておりますそういった制度の周知,そういったものを図っているところでございます。 318: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 319: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) パンフレットは市民部の2階の所に持ってこられたことは大変うれしいんですけど,ちょっと陰に隠れていて存在がわかりにくいということを指摘しておきます。もう少し目につく所,住民票などを取りに来たときにすぐに手が届くような所に置いていただきたい。また小さなカード状のものを市独自で作成して,ここにアクセスしたらよいというようなものをつくっていくということも非常に必要だと思います。しかし市役所に来られる方ばかりではないので,情報をどういうふうに発信するかということは非常に大事だと思うんですね。  最後に1つ,ぜひこれの研究を始めていただきたいのは,男女平等施策を推進するために男女共同参画のホームページをぜひ立ち上げていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 320: ◯ 議 長(石黒 実議員) 企画財政部長。 321: ◯ 企画財政部長(平野 正則君) 初めての提言でございますので,少し部内で議論してみたいと思います。 322: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 323: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) その際に市内の活動の紹介だけではなくて,リンク集といいますか,厚労省がどんな動きをしているか,東京都がどんな機関を持ってそこがどういう動きをしているかとかというようなこともリンクをさせていただきたいと要望して,第2問目は終わります。  次に第3問目,子どもの権利条例を制定することについて伺います。  教育長からそれなりの意味があると,学校の意識がまだ徹底されていないけれども,十分理解もし合えていないけれども,そういう理解をする場をまたこれからつくっていきたいということでした。私はおとといですか,CAPを実施していらっしゃる方たちが子供たちにCAPのワークショップを終了後とられたアンケートをまとめてくださったものを各会派に配布してくださいましたので,それを見させていただきました。やはりこの中で子供たちがとても特徴的にいろんなことを感じています。例えば子供が初めて自分の権利を知って,自分を守るということはよいことなんだ,自信を持つことができたというような自信回復を言葉に出して言ったり,それから相談できる信頼に足る大人がいるということがわかったと。ワークショップの後にCAPのスタッフの方とお話しするらしいんですけれども,そういうことでわかったというようなことを書いている子もいます。それから子供たちが悩みを持っているということもこの自由記述ですごくよくわかります。いじめもあるんだなというのもわかりますし,このワークショップを体験して自分のことだけじゃなくて相手のことも考えられるようになったという子供の言葉がずっとつづられていて,やはりCAPは1つのきっかけでしかないかもしれない,全部をこれで人権教育になるとは私は思っていませんけれども,導入されてすごくよかったなというふうに考えています。  子供のこういう権利に気づくというようなこと,そのことをやっぱりこれも担当の教育長が一番旗振り役になっていただきたいんですけれども,教育目標の中にも人権尊重ということは第1の大きな見出しで書かれていることなんですね。やはりそれを校長に伝える,教頭に伝える言葉,それから部内で職員に伝える言葉,それが本当に大事だと思いますが,そこら辺で何か努力していらっしゃることがありますか。 324: ◯ 議 長(石黒 実議員) 教育長。 325: ◯ 教育長(木村 忍君) ここで15年度の教育目標もつくりかえたわけですけど,そこにおきましても人権を基本方針の柱としまして取り入れております。これをつくるに当たりましても単に前年度を踏襲するだけじゃなくて,部長,それから教育委員会の中でもいろいろ話し合った中で決めておりますので,そういう機会をとらえてみんなで意識を持っていくというのも1つには大事なことだろうというふうに思っております。  それから人権といいましてもいろいろありまして,当面私どもがすぐ思い浮かべますし,またすぐやっていかなければならないものとしては,不登校の問題ですとかいじめの問題なんかがございます。これにつきましては,具体的な施策としてどういうふうにできるかということが非常に大事なものですから,教育目標を施策に落としていこうというこういう作業を今しているところです。また教育研究所ももう少し充実していこうということも今努めておりますし,また身障教育などにもさらに手が加えられるような努力もしていると,そういう全体的な広がりの中で私どもは児童の権利を少しずつ拡大するといいますか,充実させていきたいと,このように考えているところでございます。 326: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 327: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) ぜひ一歩ずつ進めていっていただきたい。教育委員会と,それから次に伺います市長部局がやはり縦割りを解消して子供の問題に取り組むということ,人権を尊重しながら施策を進めていくことを一緒にやっていくということをぜひやっていただきたいと思います。それでCAPだけでも子供たちがこのようにたくさんの感想を寄せているわけです。私は今回市民参加基本条例の策定に公募市民が集まりまして,そこで子供の年齢にふさわしい参加や意見表明の機会が必要だということを盛り込まれたようですけれども,今狛江市の子供たちが何を考えて,そして何を感じているのか,子供の本音の実感調査をしていただきたいというふうに考えていますけれども,いかがでしょうか。 328: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 329: ◯ 市 長(矢野 裕君) 今,御質問者のおっしゃっている子供の実感調査に対応するかどうかちょっと詳しい話がないのでわからないところもあるんですけれども,今市としては,東京都が青少年の自立と社会活動のための東京都行動プランというのを平成10年度から19年度のスパンで策定をいたしております。その中で地域の特性などを踏まえたきめ細かな施策を展開していく必要があるため,各区市町村の役割がますます重要であり,それぞれの区市町村において行動計画が策定され,総合的計画的に施策の推進を図る必要があると,このようにうたわれております。  また狛江市におきましては,これまで青少年の施策というのは各課において個別に事業を取り組んできたわけですけれども,そうした事業を市民ニーズに合った事業の展開を進めていくためには,担当課個々の取り組みだけではなくて,今まで担当が積み上げてきた手法とか経験を生かしながら,全庁的に1つの方向性のもとで取り組みを進めていくことが必要であると,そういう認識を持っております。そういう中で青少年女性担当の方で現在関係各課における青少年健全育成に関する施策についての連絡調整を図りながら,市としての方向性を系統的にまとめるために,まだ仮称ですけれども狛江市青少年健全育成行動計画,これを策定していきたいと考えております。この計画の策定に当たって青少年を対象とした意識調査を実施するという予定になっておりますので,今後その実感調査との兼ね合いについては研究・検討はしてみたいと思います。 330: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 331: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 青少年の健全育成に関しての行動計画を策定予定があると,そしてそこの中で意識調査はしていく予定があるということでした。ぜひ実態を調査するということも必要です。子供たちがどのような状況にいるのかという実態を調査することとともに,私ども生活者ネットワークが昨年調査しました子供の居場所調査,放課後の居場所調査をしたんですけれども,子供たちが何を考え,どういうところがまだ狛江市にない必要なものかというようなことを発言してくれているわけです。そういった本音の部分もきちんと酌み取るような調査項目,それをぜひつくっていただきたい。計画策定に児童・生徒の参加というものをぜひ組み入れていただきたいと思いますけれども,そのことに関してはいかがでしょうか。 332: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 333: ◯ 市 長(矢野 裕君) そういう御意見があったことは担当に伝えて,またその作成の計画,あるいは意識調査の実施に当たってその検討はさせていただきたい。ただちょっと私自身,今兼ね合いについてのイメージを持っていないもんですから,どうこうするというふうにはちょっとまだ言えないところです。 334: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 335: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) これまで私は中野の「子ども白書」づくり―これはもう大分前のことになりますけれども―通して提案したことがあるんですけれども,やはり子供自身が発言していく,ただ丸つけて,何ですか,こうですかというんじゃなくて,子供も一緒になって本当に自分たちの生活に,そして自分たちが大人になっていくその過程の中で権利の行使の主体者としてきちんと発言しながら,感じていることを表現する,そういったものに子供の参加を求めてきました。その実感調査と実態調査,兼ね合いがわからないということですけれども,ぜひ中野の事例や先進自治体の事例を研究していただいて取り入れていただければというふうに思います。要望しておきます。  それで今子供の参加や意見表明が保障されるべきだということを言いましたけれども,「子どもの権利条約」の中にはそういう参加や意見表明の権利だけじゃなくて,例えば今虐待の問題,ウナギ登りにこれも上っていてとても悲しいことなんですけれども,児童虐待も狛江市でもやっぱりあります。こういう権利侵害をされている子供たち,それから何らかの理由で長期の休校を余儀なくされている子供たちや障害を持っていて放課後の居場所がないとか,いろんな権利侵害,権利の救済を必要とする子供たちはたくさんいます。そしてこういうことがなくてもやっぱり意見を聞かれない,意見表明をする場がないというような権利侵害をされている子供たちもいるわけです。やはり子供の権利をきちんと認識して,それにふさわしい環境づくりや関係づくりというようなものを進めるためにきちんとその法的な根拠が必要だと私は考えています。相談に乗って,申し立ての権限があったり調査するというようなことができるような,そういった権利擁護の仕組みというものを狛江市にぜひつくっていただきたいが,市長のお考えはいかがでしょうか。 336: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 337: ◯ 市 長(矢野 裕君) 権利擁護の仕組みというのは権利条約というふうにとらえてよろしいんでしょうか。川崎市の子どもの権利条例は読んでおりますけれども,そこには権利条約の理念を条例に置きかえた文言と,それから市独自の施策を盛り込んでいると受けとめています。この部分を狛江らしいものを具体的なものにするためには,いきなり条約に基づいて文章化に入るというような作業のやり方ではなくて,狛江の各分野,乳幼児,少年少女,青年,そういった年齢別,あるいは家庭,地域,学校,行政といった分野,それぞれ領域での考え方を整理するということが先になるでしょうし,その上でどのような事業を起こしていくのか,イメージを庁内で固めていくことを先行すべきではないかというふうに感じています。その積み重ねの上で役割分担や連携を踏まえながら,例えば憲章の形にするのか,条例にするのか,あるいは個別施策や個別条例の中にそれぞれ取り込んでいくという形にするのか,そうしたことも含めて今後総合的に判断をしていきたいと考えているところでございます。 338: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 339: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 子供は今を生きていて,今権利侵害しているところから助け出されなければいけないということがまず前提にあると思います。私は車の両輪で両方をやっぱりやっていかなければいけない問題だと考えています。このことをすべての庁内の考え方を整理して,何をしてというのは当然のことだと思いますけれども,いろんな施策が充実したらこの法的な根拠を与えようとか,仕組みをつくろうとかというんじゃなくて,両輪として進めていっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 340: ◯ 議 長(石黒 実議員) 市長。 341: ◯ 市 長(矢野 裕君) ちょっとそういうとらえ方でお答えしたつもりではございません。ただそれぞれ乳幼児,それから少年少女の段階,青年の段階でも置かれている状況とか問題とか,対応の仕方が異なってまいります。それから地域とか行政とか学校とか,それぞれの状況もそれぞれの対応も違ってくるかと思います。ですから単純に条約の内容を条例の形で置きかえていって実効性があるのか,今おっしゃっているように緊急な権利侵害がそういう条例の制定だけで済むのか,そういうことも含めて,どうしたらそういう子供,青少年の置かれている状況を守り,前進させていけるのか,そういうのを総合的にまず庁内で考え方の整理,イメージの把握をしていきたいと,そういう趣旨で先ほど答弁をしたところでございます。 342: ◯ 議 長(石黒 実議員) 7番佐々木議員。 343: ◯ 7 番(佐々木 貴子議員) 子供の人権をきちんと認めていくという姿勢があれば,やはり法的な根拠というのはそれを進めるためには非常に力になると思います。ぜひこのことを肝に銘じて意識調査など進めていっていただきたいと思います。 344: ◯ 議 長(石黒 実議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時05分 休憩     午後 3時30分 開議 345: ◯ 議 長(石黒 実議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。8番大場てる子議員。     〔8番 大場てる子議員登壇〕 346: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 通告に従いまして質問いたします。  1問目はシックスクール対策についてです。  昨年,調布市で開校した調和小学校において,ホルムアルデヒドやトルエンなどの揮発性有機化合物による室内空気汚染が発生し,児童にも被害症状があらわれるいわゆるシックスクール症候群として問題になりました。その結果,新築校舎の一部教室が使用できず,他の小学校を借りて授業を行うなど重大な状況となっており,市当局者の処分問題や保護者からは転校させたいという声も出るなど波紋が広がっています。  狛江市において昨年4月より和泉小学校の新築及び改修が行われた校舎が使用されています。私はそれに先立ち,定例会で和泉小学校の増改築工事についてシックスクール対策をしっかりと行うよう要望いたしました。そのときの御答弁では,「工事に当たりまして環境に十分配慮するよう設計の段階では明記し関係者に指示するということで今行っております。また,できるだけ揮発性の化学物質は使用しないということでお願いしているところでございます。」との答弁でした。新校舎及び大々的に改修が行われた旧八小の校舎を利用し始めて1年がたっているわけですが,この間室内空気の測定などシックスクール対策としての対応はされたのでしょうか。  お隣の調布市で起こった調和小のシックスクール問題は,新聞でも全国版で取り扱われるなど大々的に報道され,シックスクール症候群という言葉が大いに認知されたわけですが,その分不安を抱く人もふえたと思います。特に和泉小のように新規の校舎を利用する児童とその親にとっては人ごとではありません。狛江市としてしっかりとした対応をしていかなければならないと思います。その点をお伺いいたします。  2問目は支援費制度導入に当たってです。  いよいよ来月から知的及び身体の障害のある方に対する支援費制度がスタートします。障害のある方も地域で自立した生活を送るため,自己選択,自己決定という基本的な人権が守られるための制度改正であると大きくうたわれている支援費制度ですが,法改正から制度の導入決定,そして実施までの準備期間が短く,制度そのものの骨格が定まらない中,これにかかわるすべての人が何だかよくわからないままに猛スピードの駆け足で走り続け,何とかやっとゴールではなくスタートラインにたどり着いたという感じがしています。そんなわけで担当の職員の方々は大変な御苦労だったかもしれませんが,利用する側は不安でいっぱいです。さらに実際にサービスに携わるヘルパーのところまでまだ説明が行き渡っておらず,ヘルパーも不安を募らせているのが現実です。  この間,一般質問で何回か取り上げられていますが,スタートに当たり具体的なことを何点かお聞きしたいと思います。まずおさらいという意味も含め,利用したい人がケアを受けるまでの流れを簡単に説明してください。
     詳細については自席にて伺います。 347: ◯ 議 長(石黒 実議員) 学校教育部長。 348: ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) では1問目の和泉小学校の化学物質の測定でございます。  化学物質の測定につきましては,ホルムアルデヒドとトルエン,キシレン,この3項目について室内環境検査を実施しております。行いましたのは増築部分の多目的室,それから改修しましたコンピューター室,この2部屋を調査しております。結果でございますけども,両部屋ともホルムアルデヒドにつきましては厚生労働省の指針を下回っていたと。ただトルエンとキシレンにつきましては指針値を超えている部分がございました。それにつきましては改めて再検査を行っております。その結果,トルエン,キシレンにつきましても指針値を下回っておるというのが現状でございます。今後も室内換気には努めていきたいとお願いしているところでございます。 349: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 350: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 2問目の支援費制度の流れにつきまして,おさらいを含めてということでございますのでお答え申し上げます。  まず申請書を市に御提出願います。その申請書に基づきまして市の担当者が個別面談なり,相手方様に訪問調査を実施いたします。その訪問調査の結果,市の方で支給量というものを決定をしてまいります。その後受給者証を発行いたしまして,そしてその受給者証の中には指定事業者の参考情報も入れてまいりたいと。その中から事業所を利用者が選んでいただいて,各事業所ごとにそれぞれ内容の説明を受けることになります。それで合意に達しますれば契約という行為が発生いたします。その後契約成立いたしますればサービスの提供が開始されると,こういうような流れになってございます。 351: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 352: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 1問目のシックスクール対策についてから伺います。  今のお答えではトルエンとキシレン,揮発性の有機化合物ですが,これについて多少の数値が出ているということでした。こういった結果についてこの1年間公表がなかったわけですけれど,ぜひそういった部分を必ず公表していただきたいというふうに思いますが,いかがでしょうか。 353: ◯ 議 長(石黒 実議員) 学校教育部長。 354: ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 別に隠すあれはございませんので,こういう数値が出たということはうちの方としてデータとして持っておりますので,情報公開条例に基づく請求がございましたら出していきたいと考えております。 355: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 356: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 東京都では今年度,子供への化学物質による健康影響を未然に防止するためのガイドライン策定に取り組み,9月には環境局より「化学物質の子どもガイドライン」―これは塗料に含まれる鉛についてのガイドラインですが―が出されました。また健康局においてもホルムアルデヒドを初め揮発性有機化合物,内分泌攪乱物質やダイオキシンなどの化学物質について,子供関連施設における室内空気中濃度の実態調査が行われました。そしてこれに基づいて「化学物質の子どもガイドライン」,こちらは室内空気編ということですが,これが策定されました。このことについては御承知おきでしょうか。 357: ◯ 議 長(石黒 実議員) 学校教育部長。 358: ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 東京都の健康局が出しました「化学物質の子どもガイドライン」,これは教育委員会にも来ております。それでこの中身でございますけれども,化学物質が与える子供への影響は一般に大人の場合よりも大きいと考えられるということ,その対策として使用量の低減や代替物質への転換,それから有害性の疑われる化学物質にはさわらないための工夫,それから有害性の疑われる化学物質やそれらを含む製品の適正な使用等の内容が提案されており,またこのガイドラインの活用でございますけど,製造方法の改善ですとか代替品の開発,消費者への注意,子供が過ごす施設の使用者,管理者,施設の使用管理,維持管理に伴いましては使用する化学物質の選択に留意し,使用量を抑制すると,このようなことがうたわれております。 359: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 360: ◯ 8 番(大場 てる子議員) そのとおりですけれど,このガイドラインには今もありましたように新築や改修工事後の配慮,そして化学物質の実態把握は施設管理者の責任であると明記されています。そして新築・改築時には室内空気中化学物質を測定すること,そして結果を施設スタッフや保護者に公表することということなども記されています。ぜひこういったこと,これは法律ではありませんけれど,ぜひ守ってやっていただきたいと思います。今隠すつもりではなかったというふうにおっしゃいましたけれど,こういうことがちゃんとなされているということが保護者など使用する立場の者の安心につながるわけですから,その辺大変重要なことだと思います。ぜひこの「化学物質の子どもガイドライン」に沿った実行を今後も続けていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 361: ◯ 議 長(石黒 実議員) 学校教育部長。 362: ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 学校環境衛生の基準というものの一部改定が行われまして,ホルムアルデヒド,トルエン,キシレン,パラジクロロベンゼン,この4項目の室内環境検査を全校で実施すると,これらの話が改定の中で行うよう求められております。教育委員会としましてもこの4項目につきまして,新年度一応全校に実施するための予算要求は今回お願いしているところでございます。 363: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 364: ◯ 8 番(大場 てる子議員) このガイドラインには「子どもたちへの五つの約束」というのが書いてあります。「使わない,持ち込まない,追い出す,取り替える,なくす」,この5つです。今一応予算の面でも配慮があったというふうなお答えでしたけれど,今後市内において学校統廃合などによる校舎の改修や耐震工事なども行われる予定があるというふうに伺っていますが,そのような際にもこの5つの約束,これをしっかりと守って,子供たちに被害が発生することがないよう未然の防止に努めていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。 365: ◯ 議 長(石黒 実議員) 学校教育部長。 366: ◯ 学校教育部長(石川 光彦君) 今後の工事でございますけども,第三小学校はこれから耐震工事の予算をお願いしているわけでございますけども,その中で着工前,工事完了後,これ2回室内環境測定を行う予定にしておりますし,またこのガイドラインにも沿いまして塗装の材料ですとか,合板等の木材,ボード類,これらの使用に際しましてはこのガイドラインに沿って事前に資料提出をさせていただきまして,内容を確認の上進めていきたいと考えております。 367: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 368: ◯ 8 番(大場 てる子議員) ぜひしっかりとよろしくお願いいたします。  このガイドラインを策定するに当たって,都では子供が利用する施設として小・中学校だけではなく,保育園,幼稚園,児童館など計35カ所を調査しています。このように学校に限らず子供が利用するすべての施設がこのガイドラインの対象になっているわけですけれど,今後も保育園,幼稚園,学童保育所,児童館,あいとぴあセンター,図書館なども同様に室内空気の化学物質測定を行い,安心して利用ができるようにその結果をしっかりと公表していただきたいと思います。その点は要望しておきます。  市内におけるシックスクール,またシックハウスに対しては,未然防止ということを大原則に取り組んでいっていただくように要望いたします。  2問目に移ります。  児童福祉法,身体障害者福祉法,知的障害者福祉法の中の居宅介護等事業,デイサービス事業,短期入所事業が居宅生活支援費ということで,このたび支援費制度に移行するということです。そしてホームヘルプ事業として提供されることになるわけですが,具体的に今までとこれからどこがどう違ってくるのかということについて,特に在宅に関してお願いいたします。 369: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 370: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) ホームヘルプサービスがどのように変わるのかということでの御質問でございます。まず現在は家事援助サービス,身体介護サービス,こういうものがございます。そのほかに重度視覚障害者ガイドヘルプサービス,それからあわせまして中軽度の知的障害者ガイドヘルプサービス,こういうものがございます。また,全身性障害者の介護人派遣サービス,こういうものが単独で都の制度としてあるわけでございます。これらがすべて支援費になりますと包括されまして,ホームヘルプサービスに統合されることになります。  それからまた従来は事業者を選ぶということは余りできなかったんですが,利用者から選ぶということで措置から契約,自由に選択が可能になっております。そういう意味で市場原理も働きますので,事業者間の競争が始まってくるんではないかと,このように思います。  それからまた事業者も東京都全域でやる場合と,それから狛江市内に限定する場合とがあろうかと思います。東京全域の場合には都知事の指定,それから狛江市内だけは基準該当事業として市長の指定になります。こういうことでどちらを選ぶかは利用者にとって事業所そのものも選べるということが出てくるのではないかと思っております。大体このようなことが大きな変更点でございます。 371: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 372: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 今おっしゃられたように,いろいろなサービスが支援費になりますと自己選択,自己決定ということで,自分で選んでそしてサービスごとに事業者と契約を交わしてサービスが提供されるということになるわけですが,この際にやはり今もおっしゃったように東京全域の事業者もあるというふうなわけなんですけれど,事業者を選ぶためにはその情報が大変重要になってきます。私は以前,介護保険の中で事業者を選択するための事業者の情報を冊子にまとめてほしいということで提案いたしまして,これは実現していただいておりますけれど,支援費制度においてもこの事業者を選ぶ,選択するには本当に詳細な事業者の情報が必要だというふうに感じます。この提供をしていただきたいというふうに思いますが,いかがでしょうか。 373: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 374: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) サービス内容の情報提供でございます。これは当然必要なことであります。それで中身をどの程度盛り込めるかは別といたしまして,市が独自に施設の事業所一覧表というものを作成してまいりたいと。あわせまして受給者証の送付のときにもお送りしたり,あるいは窓口に置いたり,いろいろ工夫を凝らしてまいりたいと。それからもう最近になりますと各事業者が独自にパンフレットを作成しまして,相当すばらしいものが私どもに届いております。各事業者ごとにもそういうものをつくられておるようでございます。そういうものを活用しながら相談業務とあわせまして丁寧な情報提供に努めてまいりたいと,このように考えてございます。 375: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 376: ◯ 8 番(大場 てる子議員) ぜひ以前あったような事業者名と電話番号だけではない詳しい内容の情報の提供をお願いいたします。  市では知的ガイドヘルパー制度というのが従来からあります。ガイドヘルプがホームヘルプ事業に包含されるというふうに先ほど御説明ありましたけれど,その辺も今までとこれからの違いがどういうふうになるのかということをちょっと教えていただきたいと思います。  また資格要件が厳しくなるということで,資格を持っていないけれども以前よりそういった方にお世話をお願いしてもらっているので,このままそういった資格を持っていないけれどなれた方にガイドヘルプを続けてやってもらいたいという希望があります。この辺どういうふうになるか,とても心配をしていらっしゃるというふうに耳にしていますが,どういうふうに整理をされるのかもあわせてお聞きします。 377: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 378: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 従来のホームヘルプ,若干ボランティアの性格が濃厚ではなかったかという感じがいたします。支援費になりますと事業者方式になりますので,より専門・高度化されていくんではないかと,このように考えているわけでございます。  それからこれは現時点ではまだ決定ではございませんが,担い手の問題でございます,基盤整備の問題でございますが,現在の時点では東京都の説明,国の考え方につきましては,ガイドヘルプ事業等々につきましては有資格者が非常に少ないと,ほとんど無資格者だと,こういうことでございます。しかしながら4月以降,その担い手として外すわけにはまいらないということでございますので,ことしの3月31日現在で実際ガイドヘルパー,あるいはその他の実務の経験がありますれば,来年3月31日までは支援費の資格を有するということでサービス提供が可能だと,こういうような方針でございます。ただこの4月から1年間猶予期間があるわけでございますが,その間に国が定めるガイドライン,何らか出てくると思います。それに基づいて都道府県がやる研修,これに参加をしていただくと。2日か3日,どのぐらいになるかわかりませんが,そういう研修を受けていただければ,ことしの4月以降とあわせまして16年の4月以降,来年の4月以降もヘルパーの役割が担えると,こういうことを伺っております。ほぼその線でいくと思っておりますので,私どもは支援費の基盤整備はこれでクリアできるではないかと,このように考えてございます。 379: ◯ 議 長(石黒 実議員) 時間の延長をお認め願います。8番大場議員。 380: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 次に緊急一時保護,ショートステイのニーズがかなり多いにもかかわらず現在市内には施設がありません。あいとぴあセンターの保護室は基準に合っていないので制度にはのらないということが判明しています。利用者の家へ介護者が行ってケアしたり,介護者が自宅で預かるといった今までそういった方法がなされています。介護人登録というやり方だそうですが,これについては12月の議会では検討中であるというふうなお話でしたが,その後この辺がどういうふうになったかお聞きいたします。 381: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 382: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) いわゆる家庭保護制度,これは東京都の単独制度でございます。ここのところで東京都の方から市長会の方にお話がありまして,それを受けて15年度につきましては従来どおりの補助金も制度も存続するということでございます。ただ16年,17年ぐらいまでとは言っておりますが,その先につきましてはまだ情勢の変化があるかもしれません。とりあえず平成15年度は従来と全く同様の考えで緊急一時保護も家庭保護も継続してまいる,このように考えてございます。 383: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 384: ◯ 8 番(大場 てる子議員) そういうふうに当座は大丈夫なのかなというふうな気はいたしますけれど,市内に施設がないという状態の中で,今市内でそういった緊急一時保護やショートステイも行うという市民団体ができてきています。先ほどの佐々木議員の質問の中にもありましたけれど,こういった団体が基準該当で参入できるというふうなお話でした。こういった社会資源が乏しい現状の中でこういう市民の団体というのは大変貴重な存在だというふうに思います。  先日も高齢者の方の生きがいデイサービスをNPOでやっているところが一番人気があるというお話が出ていましたけれど,きっとそれはNPOの団体は利用者それぞれに合わせたきめの細かい対応をしているので,そういったところがやっぱり人気の秘訣なんだろうというふうに私は思います。支援費制度においてもこういう市民団体,こういったものはいろいろな可能性が期待できるので,再度の確認ということにもなるかもしれませんが,市としてぜひこういった団体への支援をしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 385: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 386: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 現在4月1日に向けて規則を準備してございます。規則の名称は,狛江市基準該当居宅支援事業者の登録等に関する規則という表題になるかと思います。現在部内で調整いたしまして,最終的に市長決裁を得まして4月1日から施行してまいりたいと,このように考えてございます。市内にも幾つかございますので,これに該当する事業者は手を挙げていただいて,経験,実績,信頼性の問題だとかいろいろあると思います。そういう団体については認めていきたいと,なおかつ今後新しい事業者についても育成,支援を図ってまいりたいと,このように考えてございます。 387: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 388: ◯ 8 番(大場 てる子議員) やはり障害のある方をケアするというのは大変難しいものです。そしていろいろとデリケートな問題もあります。ぜひそういった今までも経験があり,しっかりとした理念を持ったそういう団体を大事にしていただきたいと思います。  先ほどの佐々木議員の指摘の中にもありましたけれど,支援費制度によって障害のある方の自己選択・自己決定を保障し,自己実現を進めるためにはコーディネートが大変重要であると,私はケアに直接携わる方の立場としてもすごく実感しているわけですけれど,介護保険においてはケアマネジャーというのはかなめというふうに言われていますけれど,この支援費制度にはこのケアマネジャーの役割を果たす存在がありません。当面は市で対応するということですけれど,この制度が進むにつれてその必要性というのはますます大きく具現化してきて,ある意味では混乱が生じてくるであろうというふうに私は予想しているんですけれど,この制度の中には絶対に専門性を持ってコーディネートができるそういった役がしっかりと位置づけられることが不可欠だというふうに感じています。今制度の中にないという部分で行政が担わざるを得ないということであるとは思いますけれど,利用者が安心をしてサービスを受けられるようしっかりとその辺の対応をお願いしたいと思います。  先ほどの介護人登録にしろガイドヘルプにしろ,ガイドヘルプについては実務の経験があれば1年間はみなしということで暫定的にケアに当たれるということでした。そしてその1年間の間に都が行う研修を受けるようにということですが,そういったところ,本格的な対応に向けてヘルパーの研修,都からの情報などもしっかりと伝えていただきたいと思いますし,また新規のニーズもふえてくることと思いますけれど,そういったことに対する拡大に向けてはヘルパーの新規の養成というのも必要だというふうに感じます。この辺をしっかりと進めていただきたいというふうに要望しますが,いかがでしょうか。 389: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 390: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 御質問の趣旨を踏まえまして,必要な部分があろうかと思います。検討の上,対応してまいりたいと思います。 391: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 392: ◯ 8 番(大場 てる子議員) ぜひよろしくお願いいたします。この辺については以前,私が要望しておりました精神障害者へのホームヘルプサービスがまた同時にこの4月からスタートするということですが,この辺についても同様な対応が必要というふうに感じています。この精神障害者の件についてはまた次の機会に質問したいというふうに思っていますけれど,国が昨年末に出した新障害者プランでは,施設から在宅へということが大きく打ち出されています。障害を持った方が地域で安心して暮らしていくためにはその受け皿が大切です。いろいろなサービスの基盤整備,これが重要です。障害者福祉の制度がここで大きく変わる節目です。今こそ正念場ですので,しっかりとした対応をお願いしたいと思います。  2問目はこれで終わります。 393: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場てる子議員。     〔8番 大場てる子議員登壇〕 394: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 3問目は福祉バスの見直しに向けてです。  私たち生活者ネットワークでは,かねてより市内を循環し,公共施設や福祉施設を結ぶだれもが利用できるコミュニティバスの運行を提案してまいりました。平成11年に庁内で検討委員会が立ち上がり,昨年には市民公募委員を入れたコミュニティバス導入検討委員会が設置され,具体的な検討が始まりました。私たちは大変期待を持ったところであります。  狛江市は小田急線の線路を挟み,南北に分断された感があります。路線バスも南北をつないで運行するのは二子玉川行きと渋谷行きですが,この2本は市内では同じルートを走っているので1系統と言ってよいでしょう。ほかの路線バスは北側だけの系統が多く,南側だけを走るバスは狛江駅-喜多見住宅間の1路線だけです。北側にお住まいの方がこまえ苑やシルバー人材センターなどに行くには,狛江駅まで出て乗りかえなければなりません。南側にお住まいの方が西河原公民館,あいとぴあセンター,体育館,市民プール,慈恵病院などへ行くにも,同様に狛江駅まで出て乗りかえなければなりません。日本で3番目に小さい市にもかかわらず,市内で移動するのに往復大人で840円,子供でも440円もかかります。野川地域からあいとぴあセンターへ行くのが三鷹へ行くのと同じ金額です。渋谷へ行く倍の金額がかかるということになります。高齢者や体の不自由な方,小さい子供のいる方にとっては大変な負担です。さらにそのバスに乗るためにバス停まで10分以上も歩かなければならないという方もいらっしゃいました。  昨年,体育館,プール,郵便局を通る路線が新設され,またさらにことしは新路線が3系統ふえるということでバス停へのアクセスは多少よくなり,小田急線の駅へ出るには便利になる地域もありますが,南北が分断されている状況は変わりません。また西野川と中和泉,岩戸南に交通不便地域が残ってしまいます。新路線ができても私たちが提案してきた市内の公共施設を結び,循環するコミュニティバスの必要性は変わらないと感じる市民も多くいらっしゃると思われます。  しかしながら検討委員会のまとめた提言は,コミュニティバスの必要性は希薄であり,費用対効果の面からも導入については当面見送るということです。残念に思っています。ただし提言において,「市域のほとんどの場所からバス路線で「あいとぴあセンター」へ行く場合には,狛江駅でバスを一度乗り換えないと行くことができません。予防接種などの雨の日に乳幼児連れのお母さん方は不便を感じており,また運賃の負担増にもつながっています。」と現状の問題点を認め,「高齢者や障害者等の交通弱者への配慮が図れるよう福祉バスの利用PRや運行形態及び運行経路の見直しを行うこと,また利用者が多い母子保健事業等の時間帯に新たなバスを増便することなど,健康福祉施設の循環や相互利用を中心とした福祉的な視点から,庁内で早い時期に検討することが必要と考えます。」とあります。本当にそのとおりだと思います。  そこでここに提言された福祉バスの見直しが庁内で始まっているようですが,その状況について伺います。 395: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 396: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 福祉バスの見直しにつきましては庁内検討委員会,1月30日に健康福祉部の職員と道路部門の交通安全担当だとか,あるいは企画調整の方にも入っていただいて進めてございます。都合今現在2回開催しているわけですが,月1回ぐらいのペースで夏の終わりから秋口の初めぐらいまでには何とかしたいと思っております。そこで中身につきましては,予備調査も含めてバックデータの整理だとか今しております。運行ルートの問題だとか,それからバス停留所の問題だとか,あるいはまた福祉のどういう施設を対象にするか,また乗れる方をどういう対象者にするか,いろいろと盛りだくさんにございます。陸運局の許可の問題,交通管理者である警察との調整の問題,今これらの問題点の抽出,課題整理をやっているところでございます。今後いろいろな角度からより効果的な福祉バスの運行に向けて議論をさせていただいていると,こういう現時点での状況でございます。 397: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 398: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 今検討が始まったというところだそうですが,幾つか素朴な疑問と要望をさせていただきます。  これは福祉の視点での検討ということですけれど,市内の公共施設や相談窓口に行くのに利用のできる,そういったものになるのでしょうか。そしてまた車いすでの利用はどういうふうになるのでしょうか。 399: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 400: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) まず車いすの問題は現在の福祉車両につきましては各車両とも,あいとぴあ号,みどり号にしても2台の専用スペースがありますので,これは可能でございます。ただこまえ苑の大型バスについては今のバスでいいのかと,道路状況もございますから,その辺も検討の視野の対象にしてございます。したがいまして車いすの利用は可能になると思います。当然可能にしていかなくちゃいけないと思っています。  それから相談窓口への利用者だとか,ボランティアの方だとか,面会に行く方いろいろあると思います。その辺のところは検討の対象にはしてまいりたいと思うんですが,今の時点で乗れるか乗れないかだとか,結論を御答弁するにはちょっと委員会の方向がありますので,一応話題にはしてまいりたいと,こういうことでございます。 401: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 402: ◯ 8 番(大場 てる子議員) 相談窓口というのをわざわざ私が申し上げたのは,やっぱり相談窓口に行く方というのは何らかの福祉のサービスの必要性を感じていらっしゃる方なんだというふうに思うのでそういうふうに言ったんですけど,というのはこまえ苑やこまえ正吉苑,ここには在宅支援センターがあります,相談窓口ですね。しかしこまえ苑もこまえ正吉苑も一応公共施設という位置づけになるのかどうかというのはちょっと疑問ですけれど,その在宅支援センターがあるというところでこの福祉バスの経路に当然入るというふうには思っているのです。その相談窓口が体育館にも健康の増進などに関する相談の窓口があるというふうに伺っていますが,そういったことでは体育館へのアクセスもできる,また車いすが利用できるということですけれど,そうしますと今小田急線の駅は車いすの対応のバリアフリー化が進んでいます。障害のある方が車いすで外出なさるということもあるわけですから,駅へのアクセスも,そしてまたエコルマホール,これも利用できるように福祉バスの検討の中で対象にしていただきたいというふうに考えるのですが,いかがでしょうか。 403: ◯ 議 長(石黒 実議員) 健康福祉部長。 404: ◯ 健康福祉部長(清水 節男君) 先ほども御答弁申し上げましたが,対象施設の問題だとか,乗れる対象者の方につきましては,今後委員会の方で議論を深めてまいりたいということでございます。いずれにいたしましても1日の運行便数,福祉車両は予定では3台ぐらいが限界かなと思っておりますので,工夫によりましてどういう形がいいのか,今後議論をした中での方向性を見出していきたいと,このように考えてございます。 405: ◯ 議 長(石黒 実議員) 8番大場議員。 406: ◯ 8 番(大場 てる子議員) これは福祉バスということですので,あくまでも福祉を優先,採算性ではなくて住民の福祉,公共の福祉を優先して,その辺をしっかりと踏まえた検討を進めていただきたい。福祉の対象は障害のある方とか高齢の方に限らず,不便である,いろいろな状況でそういった支援が必要であるというような方も対象になるというふうに私は考えますけれど,公共の福祉を優先にした運用をなされることを要望して質問を終わらせていただきます。 407: ◯ 議 長(石黒 実議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 408: ◯ 議 長(石黒 実議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 409: ◯ 議 長(石黒 実議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明8日から27日までの20日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 410: ◯ 議 長(石黒 実議員) 御異議なしと認めます。よって明8日から27日までの20日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は3月28日午前9時より開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 4時12分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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