福生市議会 2016-03-29
平成28年第1回定例会(第5号) 本文 2016-03-29
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◯議長(末次和夫君) 定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第1回
福生市議会定例会5日目の会議を開きます。
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2 ◯議長(末次和夫君) この際、署名議員の一部に欠員がありますので、
17番 堀 雄 一 朗 君
を補充いたします。
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3 ◯議長(末次和夫君) 次に、報告事項がありますので、事務局長から諸般の報告をいたします。
(
森田議会事務局長報告)
1 追加議案の送付について(議案第37号)(別添参照)
2 陳情書の受理について(陳情第28-3号)(別添参照)
3 平成28年度予算説明書の正誤について(2件)(別添参照)
4 平成28年1月分例月出納検査の結果について(別添参照)
4 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
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5 ◯議長(末次和夫君) 本日の議事運営については、議会運営委員会において検討されておりますので、委員長から報告を願います。
(議会運営委員長 串田金八君登壇)
6
◯議会運営委員長(串田金八君) おはようございます。
御指名をいただきましたので、去る3月24日に開催いたしました議会運営委員会の結果につきまして、御報告させていただきます。
まず、日程でございますが、各委員会で審査をし、結論を得ました議案の審査報告を日程第1から日程第31までとして組ませていただきました。
それから、新たに市長から議案1件、また陳情者から陳情1件が提出されましたので、日程第32、日程第33として組ませていただきました。
また、日程第34の議員派遣につきましては、閉会中における議員派遣についてお諮りしようとするもので、本日の日程に組ませていただいております。
また、日程第35及び日程第36につきましては、閉会中の継続審査申し出と特定事件の継続調査として組ませていただきました。
日程の順序につきましては、お手元に御配付の日程表のとおりと決定いたしております。
それから、新たに提出されました案件の取り扱いでございますが、日程第32、議案第37号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、慎重審議の上、即決することに決定しております。
また、日程第33、陳情第28-3号、東京都住宅供給公社住宅の居住環境の充実に関する陳情書につきましては、お手元の付託表のとおり建設環境委員会に付託し、審査を願うことと議会運営委員会としては決定しております。
次に、全員協議会でございますが、理事者側から協議事項がございますので、本会議終了後に開催願うことにいたしました。
以上でございますが、本定例会の最終日でございますので、議員各位の御協力をお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
7 ◯議長(末次和夫君) ただいま委員長から報告されたとおり本日の議事を進めますので、よろしくお願いいたします。
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8 ◯議長(末次和夫君) これより日程に入ります。
日程第1、議案第1号、福生市農業委員会に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
9 ◯建設環境副委員長(町田成司君) おはようございます。
御指名をいただきましたので、議案第1号、福生市農業委員会に関する条例の一部を改正する条例について、審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、農業委員会の選任による委員のうち法第12条2号に規定されている委員1人は学識経験者で、定数の5人を合わせて6人かと思うが、説明では現行7人と言われましたが、その内容を教えていただきたいとの質疑があり、理事者より、選挙によると公選制で選ばれる委員5人と議会推薦1人、法の規定により農協推薦人1人の7人の構成となっているとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することを決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
10 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
11 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第1号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
12 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号は副委員長の報告のとおり可決されました。
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13 ◯議長(末次和夫君) 日程第2、議案第2号、福生市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例(
地方公務員法改正関係)を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
14
◯総務文教委員長(大野聰君) おはようございます。
御指名をいただきましたので、議案第2号、福生市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例(
地方公務員法改正関係)の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、地方公務員法の改正によって条例の項ずれが生じたとの説明だが、法改正が行われた理由は何か。また、当市では影響はどうかとの質疑があり、理事者より、地方公務員法の改正は、人事評価制度の導入等により能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図ることを目的としたもので、職員の給与は人事評価制度の導入により、その職務と責任に応ずるものでなければならないという規定の趣旨は達成され、法第24条第2項が削除されたため項ずれが生じた。なお、当市では特段の影響はないとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
15 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
16 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第2号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
17 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号は委員長の報告のとおり可決されました。
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18 ◯議長(末次和夫君) 日程第3、議案第4号、福生市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
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◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第4号、福生市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いましたが、前議案と同様の内容であったため、さしたる質疑もなく、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
20 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
21 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第4号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号は委員長の報告のとおり可決されました。
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23 ◯議長(末次和夫君) 日程第4、議案第5号、福生市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
24
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第5号、福生市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回、人事評価の状況と職員の退職管理の状況が加えられた理由について教えてほしいとの質疑があり、理事者より、人事評価の状況は
地方公務員法改正により、勤務成績の評定が能力や実績に基づく人事管理を徹底するための人事評価制度に変わったことによるものである。また、職員の退職管理の状況は、国家公務員法の改正に伴い地方公務員法が改正され、任命権者は退職管理も含め人事行政の運営状況を地方公共団体の長に報告しなければならないと規定されたことによるものであるとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
25 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
26 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第5号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
27 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号は委員長の報告のとおり可決されました。
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28 ◯議長(末次和夫君) 日程第5、議案第6号、福生市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
29
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第6号、福生市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、報酬額の算定方法について説明してほしいとの質疑があり、理事者より、行政委員の報酬額は、多摩26市のうち人口10万人未満の福生市を除く8市の平均額に引き上げたものであるとの答弁がありました。
別の委員より、
行政不服審査会委員の報酬額の算定の根拠を教えてほしい。また、近隣市の状況はどうかとの質疑があり、理事者より、報酬額は同種の審議を行い、また同様の守秘義務を課せられ、同様の罰則規定がある
情報公開審査会委員や
個人情報保護審議会委員と同額で算定した。近隣市では当市より若干高額となっているとの答弁がありました。
別の委員より、今回、
行政不服審査会委員が追加されたが、この制度は恒久的なものか。また、今回追加された他の制度はどうかとの質疑があり、今回追加した
行政不服審査会委員、
学校運営協議会委員、
指導検査等会計専門員は恒久的な制度であるとの答弁がありました。
別の委員より、今回、行政委員会委員の報酬額は改定したが、その他の審議会委員等の報酬改定についてはどのように考えているのかとの質疑があり、理事者より、他の審議会委員等については今後検討するとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
30 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
31 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第6号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
32 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号は委員長の報告のとおり可決されました。
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33 ◯議長(末次和夫君) 日程第6、議案第7号、福生市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
34
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第7号、福生市証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回の改正は適用する範囲が広がったということか。また、今まで適用したことがあるのかとの質疑があり、理事者より、適用範囲が広がったものである。また、今まで適用した事例はないとの答弁がありました。
別の委員より、今回の改正の根拠法は何か。また、適用範囲が広がったとのことだが、対象者が曖昧になってしまうのではないかとの質疑があり、理事者より、今回の改正の根拠は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴う改正とあわせて規定の整備を行ったものである。また、今回の改正でも適用範囲の対象は十分機能するとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
35 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
36 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第7号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
37 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号は委員長の報告のとおり可決されました。
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38 ◯議長(末次和夫君) 日程第7、議案第9号、福生市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(
地方公務員法改正等関係)を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
39
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第9号、福生市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(
地方公務員法改正等関係)の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回の改正は管理職手当の引き上げであるが、他の自治体との比較はどうか。具体的に引き上げる引き上げ額はどうなるのか。引き上げ後は26市での順位はどうなるのか。また、ラスパイレス指数に影響はあるのかとの質疑があり、理事者より、26市では部長級が26位、課長級が24位であり、引き上げ後はそれぞれ9位、6位となる。また、今回の改正で部長職は現行の8万3000円から10万5000円に、課長職は6万6000円から8万1000円となる。ただ、管理職手当の額は引き上げになるが、平成28年度には別に提案している条例改正で管理職の給料の減額があるので、合算すると26市の全体の順位は変わってくる。また、ラスパイレス指数の算定は本給だけなので、管理職手当の改正による影響はないとの答弁がありました。
別の委員より、従来、別表は規則で定めていたが、条例に別表を定めたのは上位法の改正があったからか。また、これによる影響はあるのかとの質疑があり、理事者より、地方公務員法の改正で新たに規定が整備されたものである。これによる影響はないとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
40 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
41 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第9号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
42 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第9号は委員長の報告のとおり可決されました。
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43 ◯議長(末次和夫君) 日程第8、議案第11号、福生市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
44
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第11号、福生市非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回の改正は国による調整率の改正によるとのことだが、具体的に内容を説明してほしいとの質疑があり、理事者より、労働者災害補償保険法の改正により調整率が変更され、あわせて地方公務員災害補償法施行令も同様の改正が行われ改正するもので、算定結果が下回らないようにするため調整率を0.88に改正するものである。
別の委員より、傷病補償年金と障害厚生年金等が併給される場合とはどのような事例が想定されるのか。また、事例等はあるのかとの質疑があり、理事者より、非常勤の職員が通勤途中や業務中に災害があった場合、そのときに加入している公的年金で障害認定されれば補償され、あわせてこの条例による補償もされる。また、現在まで適用した事例はないとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
45 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
46 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第11号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
47 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。
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48 ◯議長(末次和夫君) 日程第9、議案第12号、福生市税賦課徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
49
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第12号、福生市税賦課徴収条例の一部を改正する条例について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員から、平成27年12月に条例改正し、市民税及び特別土地保有税の減免申請書に個人番号を記載する旨を規定したが、今回はそれをもとに戻すという条例か。また、再度記載するという見通しはあるのかとの質疑があり、理事者より、12月の条例改正の後、国から番号記載の負担を考慮し、一部の手続における個人番号の利用の取り扱いについては、市民税や特別土地保有税の減免申請の主たる申告等で一度番号を記載した場合は、その後の手続では番号の記載を不要とする方針が示されたものである。なお、暫定的な措置であるとの説明はないとの答弁がありました。
別の委員から、行政不服審査法の改正に伴い、不服申し立てを審査請求に改めるとあるがどういうことかとの質疑があり、理事者から、行政不服審査法の改正に伴い、不服審査申し立ての手続を審査請求に一元化し、異議申し立ての手続は廃止される。また、期間は現行の60日から3カ月に延長されるとの答弁がありました。
別の委員から、法人番号はそのままになった理由は何かとの質疑があり、理事者から、法人番号は官民問わずさまざまな用途で利活用されるもので、使用範囲の制約がないことから、法人番号は記載を要するものとされているとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
50 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
51 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第12号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。
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53 ◯議長(末次和夫君) 日程第10、議案第13号、福生市学童クラブの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
54 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第13号、福生市学童クラブの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、学童保育の指導員に義務教育学校の教員免許を有する者が加えられるだけで、市の学童クラブの運営上には影響がないのかとの質疑があり、理事者より、義務教育学校というのは、今まで小中一貫校と呼んでいたものが、今後義務教育学校になっていくが、学童クラブの運営に関しては特に影響ないとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告どおりに御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
55 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
56 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第13号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
57 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
58 ◯議長(末次和夫君) 日程第11、議案第14号、福生市中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
59 ◯建設環境副委員長(町田成司君) 御指名をいただきましたので、議案第14号、福生市中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例について審査報告させていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、新たにNPO法人が追加されたが、予算審査特別委員会でその内容を含めた提案をされていたのかどうかとの質疑があり、理事者より、今回の条例改正は中小企業信用保険法を受けて改正をしておりますので、予算上は見込んでおりませんとの答弁がありました。
別の委員より、NPO法人は寄附とか行政からの補助金で運営され、資金調達が不安定な状況もあると思うが、今回の改正でNPO法人が追加された背景は何かとの質疑があり、理事者より、NPO法人の中には事業活動をしている法人も多く、また雇用を生んでいる法人もあるため、長く経営をしていただくために資金調達でこの融資が活用できるというような議論がされ、中小企業信用保険法の改正により追加されたとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
60 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
61 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第14号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
62 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第14号は副委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
63 ◯議長(末次和夫君) 日程第12、議案第15号、福生市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
64 ◯建設環境副委員長(町田成司君) 御指名をいただきましたので、議案第15号、福生市営住宅条例の一部を改正する条例について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、この改正は取り壊した戸数の減だが、取り壊した後の処置をいろいろとしていると思うが、今回の取り壊しではどのような処置をしているのか質疑があり、理事者より、平成28年度、第二市営住宅、第三市営住宅の大規模工事を予定しているので、その際の資材置き場、現場事務所等で使用を考えているとの答弁がありました。
別の委員より、戸数が1棟減となるが、減の理由はとの質疑があり、理事者より、今回の減の理由は、鉄筋の市営住宅への移転によるものですとの答弁がありました。
同委員より、残り8棟あるが、移転について厳しい現状があると思うが、建物の耐震の問題などはどのようになっているのかとの質疑があり、理事者より、例年7月に各住居者の移転協力のお願いという形で、大地震等の万が一の災害に備えるためにも、鉄筋の市営住宅への移転のお願いや、職員が出向き現状等の話をさせていただいているが、高齢であり今さら移転できないとの理由で協力いただけない状況であるとの答弁がありました。
同委員より、万が一倒壊等があると市に責任が及ぶと思うが、何か予防策があるのかと質疑があり、理事者より、先ほども答弁をさせていただきましたが、移転協力のお願い通知の中で、大地震等の万が一の災害に備え、耐震性が十分でないことを入居者に伝え、移転のお願いをしている。引き続き移転の協力をお願いしていくとの答弁がありました。
別の委員より、移転をしていただく場合には家賃に差があると思うが、移転した場合には多少なり家賃を安くするのかという質疑があり、理事者より、鉄筋住宅に移りますと、建物の利便性係数を勘案しますと金銭的には木造より高くなりますので、経過措置として5年間かけて正規の鉄筋の金額に上げているとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
65 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
66 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第15号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
67 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号は副委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
68 ◯議長(末次和夫君) 日程第13、議案第16号、福生市消防団に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
69
◯総務文教委員長(大野聰君) それでは、御指名をいただきましたので、議案第16号、福生市消防団に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回、例外規定を設ける必要性とその運用についてとその影響はどうかとの質疑があり、これまで団活動に貢献してきた団員が市外に転出、転勤等した場合には、引き続き団活動に従事することができる場合の例外規定である。なお、今回の改正は、団員確保検討委員会からの意見を受けたものであるとの答弁がありました。
別の委員より、市外居住や市外勤務の人を対象に例外規定を適用することはあるのかとの質疑があり、団員の対象は市内居住または在勤であり、この例外規定を積極的に運用する考えはないとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
70 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
71 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第16号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
72 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
73 ◯議長(末次和夫君) 日程第14、議案第17号、福生市自転車等の放置防止等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
74
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第17号、福生市自転車等の放置防止等に関する条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、東福生駅東口と西口駐車場の構造はどうなるのか。また、全ての自転車が駐車できる台数があるのかとの質疑があり、西口駐車場は平面式で、駐車場内は舗装する。出入り口はスロープで、駐車台数をふやすため上下互い違いのスライド式を設置し、一時利用者には前輪に鍵がかかる電磁ロック式を設置する。あわせて、原動機付自転車のスペースも確保する。
また、東口は平面式で、自由通路下のスペースを活用し、西口と同様のスライド式ラックを設置する。台数の確保は西口、東口合わせて270台であるが、有料駐車場となることから利用率を駐車台数の70%を見込んでいるので、賄えると考えているとの答弁がありました。
別の委員より、完成すると違法駐輪等の周知をすると思うが、周知方法や周知期間をどうやっていくのかとの質疑があり、なるべく早目に看板等の設置やチラシの配布、広報紙、ホームページへの掲載を行っていく。開設の数日前からシルバー人材センターに指導員の配置をお願いする。また、開設後、放置自転車の撤去について、指導期間を設けるなど状況を見ながら実施していくとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
75 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
76 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第17号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
77 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
78 ◯議長(末次和夫君) 午前11時5分まで休憩とします。
午前10時54分 休憩
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午前11時5分 開議
79 ◯議長(末次和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第15、議案第18号、福生市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
80
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第18号、福生市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、自転車や原動機付自転車とも定期使用と一時使用の利用料が定められているが、駐車場によって定期使用のみで一時使用のない場合があるようだが、その場合でも一時使用の料金を定める必要があるのかとの質疑があり、理事者より、本条例では自転車や原動機付自転車が使用できる施設としており、その使用方法は定期使用と一時使用となっているため、施設ごとに全て使用料金を設定している。なお、東福生駅東口自転車駐車場は、面積等の問題から現段階では定期使用として対応を考えているが、今後、利用者の要望や利用状況を見て柔軟に対応できるよう、全ての利用方法に応じた使用料を定めているとの答弁がありました。
別の委員より、他の駐車場の定期使用で1600円のところもあるが、東福生駅はなぜ2000円としたのかとの質疑があり、利用者の利便性を考慮し、利用料1600円と2000円に区分しており、東福生駅は利便性が高いため2000円としたとの答弁がありました。
別の委員より、市民の通勤、通学の利便性を向上させるため全て無料にすべきであり、改正には反対であるとの意見が出されました。
以上のような質疑、答弁の後、審査中に反対の意見が出されたため、起立により採決したところ、起立多数で原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
81 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
82 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第18号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
83 ◯議長(末次和夫君) 暫時休憩いたします。
午前11時9分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時10分 開議
84 ◯議長(末次和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
御異議がありますので、起立により採決いたします。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
85 ◯議長(末次和夫君) 起立多数と認めます。よって、議案第18号は委員長の報告のとおり可決されました。
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86 ◯議長(末次和夫君) 日程第16、議案第19号、福生市行政不服審査会条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
87
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第19号、福生市行政不服審査会条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、罰則が厳しいと思うが、どのような罰則に適用されるのかとの質疑があり、地方公務員法等で同様の規定があり、職務上知り得た秘密、具体的には審査請求に係る個人の情報などを審査関係人以外の第三者に漏らした場合に罰則が適用されると考えられるとの答弁がありました。
別の委員より、今までの二通りの手続が今回の条例により審査請求に統一するということなのか。また、委員数は5人以内となっているが、関係法令等で規定されているのかとの質疑があり、従来不服申し立ての手続が二通りになっていたが、行政不服審査法の全部改正により、今までの手続に不備な点もあったため、審査請求に一元化したものである。また、委員数は想定される諮問件数等を考慮し、採決の客観性、公平性を高めるとの諮問手続の趣旨に照らし5人以内とした。なお、人数については、個人情報保護審議会と同数であるとの答弁がありました。
別の委員より、不服申し立ての手順が変わったが、市民にどのように周知するのかとの質疑があり、理事者より、ホームページ等で掲載し、周知を図っていくとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
88 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
89 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第19号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
90 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。
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91 ◯議長(末次和夫君) 日程第17、議案第20号、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
92
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第20号、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、情報公開条例や個人情報保護条例に、「第三者の利益を害するおそれがあると認められるときその他正当な理由があるときは、この限りでない」とあるが、これはどのような場合を指しているのか。また、情報公開条例等で「審査会が、その必要がないと認めるときは、この限りではない」とあるが、具体的には事例があるかとの質疑があり、理事者より、個人情報保護条例第20条の4のただし書きは、個人または法人等に関する情報が含まれている場合で、送付することにより当該個人や法人等の権利、利益を害する場合である。正当な理由とは、資料等が公にされることにより行政運営上支障が生ずる記録が記載されている場合等である。また、情報公開条例第22条第3項中のただし書きは、審査請求人等が既に了知している事実等がある場合がこれに当たるとの答弁がありました。
別の委員より、行政不服審査に関して、既に情報公開審査会、個人情報保護審議会があり、今回新たに行政不服審査会ができたが、これらを一本化できなかったのか。また、書類等の交付を求めた場合、手数料はどうなるのかとの質疑があり、理事者より、従前から審査会、審議会といった第三者機関によって審査する制度が確立しており、今回の行政不服審査法の改正後も、国の個人情報保護制度の審査会の制度に変更がないことから、審査会、審議会を残し、新たに行政不服審査会を設けることにした。また、手数料は既存の制度でも徴収していないことから定めないことにしたとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
93 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
94 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第20号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
95 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号は委員長の報告のとおり可決されました。
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96 ◯議長(末次和夫君) 日程第18、議案第21号、福生市長等及び福生市の一般職の職員の給与の臨時特例に関する条例を議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
97
◯総務文教委員長(大野聰君) それでは、御指名をいただきましたので、議案第21号、福生市長等及び福生市の一般職の職員の給与の臨時特例に関する条例の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
今回の臨時特例は、職員のラスパイレス指数対策と考えているが、市長等の給与は他市に比べても決して高くないと思うが、なぜ引き下げを行うのか。また、ラスパイレス指数が高くなるのはなぜか、引き下げ以外の方法はないのかとの質疑があり、理事者より、今回の特例措置で管理職の給与削減措置で理事者を除く意見もあったが、理事者の強い意向で盛り込んだ。また、ラスパイレス指数は、昭和45年の市制施行前後に大量採用した職員が平成25年前後から定年退職を迎え、比較的若い職員が昇任することになり、他の団体と同じ勤続年数の職員と比較して給料額が高くなったため指数が上昇したと考えられる。対策としては、当市は現在、東京都と同じ給料表を採用していることから、他の方法についてはとりづらく、なかなか難しいと考えているとの答弁がありました。
別の委員より、今回は臨時的な見直しだが、総合的な見直しのため東京都等からは勧告があったのか。また、この引き下げでラスパイレス指数がどのくらい影響があるのかとの質疑があり、理事者より、平成26年度には人事院勧告による総合的な見直しが勧告された。また、今回の措置により1.4ポイント程度の抑制効果があるとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、採決したところ全員異議なく、原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
98 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
99 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第21号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
100 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
101 ◯議長(末次和夫君) 日程第19、議案第22号、福生市男女共同参画審議会条例を廃止する条例を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
102 ◯建設環境副委員長(町田成司君) 御指名をいただきましたので、議案第22号、福生市男女共同参画審議会条例を廃止する条例について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、他市においても男女共同参画の視点から男女平等基本条例をつくり、男女平等推進委員会を設置して、男女共同参画行動計画策定時の意見聴取やチェック機関として設置しているが、当市においては共働きで子育てしやすい街ランキング全国2位になり、男女共同の環境や情勢が整っているが、そのような条例の創設や審議会の常設についての考えはとの質疑があり、理事者より、26市で11市が同様の条例を策定していることから、今回の行動計画(第5期)に次期の行動計画(第6期)を策定する段階で、男女平等推進条例の創設や審議会等の設置を検討している旨明記しているので、予算、近隣の状況を鑑み、検討を進めていくとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
103 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
104 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第22号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
105 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第22号は副委員長の報告のとおり可決されました。
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106 ◯議長(末次和夫君) 日程第20、議案第26号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本案については、総務文教及び市民厚生委員会に審査を付託してありますので、各委員長から報告を願います。
まず、総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
107
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第26号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第5号)歳入予算全般及び歳出予算のうち総務文教委員会所管分の審査報告をさせていただきます。
最初に、歳入予算全般について理事者の説明の後、質疑を行いましたが、特に質疑がなく、引き続き歳出予算のうち総務文教委員会所管分について理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、市民会館の休館補償料23日分の積算の根拠はどうかとの質疑があり、理事者より、平成28年2月18日から3月11日までの休館があったので、前2カ年の同時期の稼働率を調査し、開館していた場合の使用料収入等を考慮し算定したとの答弁がありました。
別の委員より、情報化推進事業で、番号制度の開始に伴いセキュリティーのさらなる強化のため、インターネットを自治体内部のネットワークから分離するとのことだが、詳しい説明をしてほしいとの質疑があり、理事者より、庁内には2系統のネットワークがあり、一つは住民情報系、もう一つは内部情報系のネットワークで、住民情報系のネットワークは基幹の住民情報システムや福祉のシステムで重要な住民の個人情報を扱うシステムが接続されたネットワークであり、インターネットには接続しない運用となっている。内部情報系は、インターネットが接続されており、メール等から攻撃により内部情報が漏えいするおそれがあるため、第三のネットワークとして独立したネットワークをつくり、インターネットのアクセスを分離し、リスクを避ける計画であるとの答弁がありました。
別の委員より、内部系のネットワークは、インターネットの接続を絶って新たなインターネット専用のネットワークをもう1個つくるのかとの質疑があり、既存のネットワークからインターネットの接続ができないようにするため、新たにインターネット専用のネットワークを別につくるものであるとの答弁がありました。
別の委員より、この事業費はマイナンバー制度に伴うものかとの質疑があり、番号法の施行に伴うセキュリティーの強化としているが、直接の関係はないとの答弁がありました。
同委員より、番号法に伴う内容があるので反対であるとの意見が出されました。
以上のような質疑、答弁の後、審査中に反対の意見があったため、起立により採決したところ、起立多数で原案のとおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
108 ◯議長(末次和夫君) 次に、市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
109 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第26号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第5号)歳出予算のうち市民厚生委員会所管分について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、番号制度事業負担金について、3月の補正で組まれた理由についての質疑があり、理事者より、マイナンバーカードの発行、申請、製造等に遅滞なく万全に対応するため、総務省より平成27年12月25日付けで補正予算の通知が出されたことによるとの答弁がありました。
別の委員より、個人番号事務費はコンピュータの改良工事だと思うが、具体的にどのような内容かとの質疑があり、理事者より、個人番号事務費977万8000円は、現在マイナンバーカード管理システムがシステムダウンとの報道がされており、機器の増設等により、市民に対してマイナンバーカードの発行申請に遅滞なく万全に対応するためのものであるとの答弁がありました。
同委員より、個人番号事務費は、無用な負担を市民に与えることによってかえってトラブルの種をまくことになるので、当予算には反対であるとの意見がありました。
以上のような質疑、答弁の後、審査中に反対の意見がありましたので、起立により採決をいたしましたところ、賛成多数により可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
110 ◯議長(末次和夫君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
111 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
この際、討論の通告がありますので、これより討論を行います。
反対者、10番、奥富喜一君。
(10番 奥富喜一君登壇)
112 ◯10番(奥富喜一君) 議案第26号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第5号)について、日本共産党会派を代表して反対討論を行います。
2014年4月1日からの消費税増税と社会保障改悪をあわせ、10兆円という空前の負担増を国民に押しつける結果、原材料や生活必需品が値上がりし、賃金は連続減少、大負担増が国民の暮らしと営業に大打撃を与え、経済も共倒れの悪循環の引き金を引くことが危惧されますと、平成26年度当初予算で私が述べたとおりに、2年間かけて重い現実となって市民生活を脅かしています。
「社会保障と税の一体改革」に関する政府広報が、2014年4月の消費税増税を正当化するために新聞折り込みで一斉に配られました。そこに並んでいたのは、増収分は全て社会保障のために使う、所得の低い方に対策を行うなど、破綻済みのうそばかりとこのとき私は述べましたが、安倍政権は毎年社会保障の自然増分から5000億円を削減すると、小泉内閣や第一次安倍内閣時代の毎年2200億円の倍以上の社会保障の削減を断行しています。
私たち日本共産党は、社会保障の充実、雇用の安定による内需拡大の基盤拡大こそが景気回復策として必要と常々主張しています。このような状態にあって、市民生活の安全、安心、住民の福祉の増進を図る福生市のあり方がますます問われています。
平成26年度の「データから見る福生」によれば、市民1人当たり地方債現在高14万798円と、多摩市、武蔵野市に次ぐ少ないほうから上位の3位です。26市中3番目に借金が少ないということです。
一方、市民1人当たりの積立金現在高は、武蔵野市、府中市の次が福生市で、11万5055円と上位の3位です。比較的市民の所得水準の高いところと肩を並べるほど蓄えが多い市にランクされています。
一方、福生市の国民健康保険加入者の平均所得は、平成27年度、平成26年分所得は約144万円で、26市の中で最低水準です。一方で「データから見る福生」に、国民健康保険税収納率は72.8%と26市中22位で、まだまだ低いほうから数えたほうが早いですが、少し改善されました。7割、5割、2割軽減という軽減策が、平成25年度67.5%、26市中26位という最下位から少し浮上できた大きな原因ではないでしょうか。
ここから学んで、国民健康保険加入者の痛みをさらに少しでも和らげることで、収納率を上げる施策に切りかえるために、一般会計から国民健康保険会計に繰入額をふやすべきでした。
お隣の羽村市では、平成26年度一般会計から国保会計に1人当たり5万2170円繰り入れています。福生市では同年3万7266円、差し引き1万4904円福生市のほうが少ない状況です。同じ程度繰り入れれば1万5000円近く引き下げられます。こうした施策を補正で組まなかったこと、また市民生活に無用な混乱を引き起こし、詐欺事件を誘発する危険が多分に伴う番号制度を実行するための事業予算が組まれているため、反対を表明せざるを得ません。
したがって、議案第26号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第5号)に反対であることを表明し、反対討論といたします。
113 ◯議長(末次和夫君) 以上で討論を終わります。
これより議案第26号について起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
114 ◯議長(末次和夫君) 起立多数であります。よって、議案第26号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
115 ◯議長(末次和夫君) 日程第21、議案第27号、平成27年度福生市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
116 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第27号、平成27年度福生市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、広域連合分賦金の中の療養給付費負担金は、平成26年度の精算金と平成27年度の決算見込みからの数字だと思うが、広域連合の見込みよりも医療費の伸びが少なかった理由についての質疑があり、理事者より、広域連合で行っているジェネリック医薬品差額通知事業などの医療費適正化事業の成果が大きかったと考えられると広域連合より話があったとの答弁がありました。
別の委員より、一般会計繰出金の2878万4000円は、広域連合分賦金の療養給付費負担金等で減額された2829万3000円とほぼ近い金額だが、単にルール上の振り戻しと考えてよいのかとの質疑があり、理事者より、一般会計繰出金は主に平成26年度の一般会計からの繰入金に対する精算分を一般会計へ繰り出そうとするもので、毎年このような形で補正予算を組ませていただいているとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
117 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
118 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第27号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
119 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号は委員長の報告のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
120 ◯議長(末次和夫君) 日程第22、議案第28号、平成27年度福生市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
121 ◯建設環境副委員長(町田成司君) 御指名をいただきましたので、議案第28号、平成27年度福生市下水道事業会計補正予算(第2号)の審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、行政界変更に伴い、昭島市からの下水道施設の購入と説明があったが、積算根拠はとの質疑があり、理事者より、下水道施設の実際の工事費の積み上げで、雨水管28.30メートルと、雨水人孔1基の工事費をもとに積算しているとの答弁がありました。
同委員より、経年していることから減価償却は考えなかったのかと質疑があり、理事者より、雨水管の竣工が平成25年度末なので、その時点からの減価償却を反映させているとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
122 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
123 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第28号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
124 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第28号は副委員長の報告のとおり可決されました。
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125 ◯議長(末次和夫君) 午後1時まで休憩とします。
午前11時48分 休憩
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午後1時 開議
126 ◯議長(末次和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第23、議案第29号、平成28年度福生市一般会計予算を議題といたします。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告及び質疑を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
127 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告及び質疑は省略することに決定いたしました。
この際、討論の通告がありますので、これより討論を行います。
初めに、反対者、10番、奥富喜一君。
(10番 奥富喜一君登壇)
128 ◯10番(奥富喜一君) 議案第29号、平成28年度福生市一般会計予算について、日本共産党会派を代表して反対討論を行います。
景気がよくなったという実感が全くないという方が、読売の最近の調査で84%でした。これは世界経済の影響とか暖冬が理由ではありません。アベノミクス破綻、安倍失政と呼んでもいい。アベノミクスの一番の基本は、大企業のもうけがふえれば、やがてそれが雇用や家計や賃金に回ってくるという考え方です。大企業を応援し、法人税の減税もしました。結果どうなったかというと、大企業の利益は確かに史上最高、内部留保も300兆円を初めて超えました。ところが、国民のほうはどうか。実質賃金は4年連続マイナスで5%減っています。年収400万円の人だったら20万円の目減りです。
雇用がよくなったと宣伝しますが、ふえたのは非正規雇用がほとんどです。個人消費は安倍政権になって4兆円もマイナスになっているわけで、アベノミクスは明確に破綻したことは事実が示しています。これを切りかえて、家計を温めて暮らしと経済を立て直していくことが必要です。
「下流老人」「子どもの貧困」「貧困女子」「漂流青年」「困窮中年」などという言葉がマスコミに頻繁に登場するなど、国民の間で将来に対する不安が広がっています。あらゆる面で安倍政権の行き詰まりと破綻がここでも進行しています。
経済の問題だけなく、安倍政権の積極的平和主義の名のもとに、秘密保護法制定、集団的自衛権の行使容認、昨年9月19日に強行された安保法制は、きょう、3月29日午前0時に法律が施行されました。70年間続いた日本の平和が脅かされようとしています。
憲法学者で東大名誉教授の樋口陽一さんが言われました憲法13条の「すべて国民は、個人として尊重される」の意味は、近代立憲主義にとって権力の制限の究極の目的が社会の構成員を個人として尊重することにほかならないと言われています。ここには憲法の核心となる理念が凝縮されていると言えます。
立憲主義の回復は、先ほど述べた安倍暴走政治で踏みつけにされている個人の尊厳を全ての部面において回復し、大切にする社会をつくる、豊かな広がりが展望できるものと言えます。この流れが今、大きく広がりを見せています。
さて、私たち福生市民も、この二つの流れのいずれかを選択するべきか、否応なく直面させられようとしています。それは、横田基地があるからです。
2012年3月に航空自衛隊の航空総隊司令部が移駐し、米軍・自衛隊の共同統合運用調整所が設置され、弾頭ミサイル発射に関する情報などが集約されましたが、常時機能していたわけではありませんでした。安保法制施行後は、日米統合司令部の軍事的中核として明文ともに機能していくことになります。自衛隊が平時から共同司令部の下で、事実上、米軍の指揮下に入ることになるわけです。福生市民の安全・安心がかつてなく脅かされることになります。
既に横田基地の飛行訓練による飛行回数増も深刻です。ここ3年間、飛行回数の1万回越えが続いています。市民が家族団らんでくつろぐ平日の夜間帯での飛行訓練の増加、特に午後8時から午後10時の時間帯で増加が顕著です。その上、一昨年から何回か飛来するようになったMV-22オスプレイ、ことしは早々と3月7日から横田基地に飛来してきました。
129 ◯議長(末次和夫君) 奥富議員、ストップしてください。
奥富議員、注意をさせていただきます。
予算にかかわる反対討論という形でお願いいたします。
130 ◯10番(奥富喜一君) それどころか、事故率が大変高いCV-22オスプレイの来年後半、横田基地配備に向けた準備が着々と進められています。市長の最優先の仕事、住民の安全・安心を確保する立場から、オスプレイの飛来、訓練、移駐を何としても回避する対策が求められます。加藤市長のこの面での御努力は一定評価できるものではあります。
しかし、こうした危険や迷惑を福生市、福生市民に押しつけ、財政的な保障も不十分という政府のやり方に対しては、既に我慢の限界に近づいていると言わざるを得ません。市の3分の1を占める横田基地返還を目指し、横田基地跡地の有効活用を今から交渉し、福生市の豊かな未来を開く方向に政策転換するべきときであると考えます。
福生市の課題である市内中小商店支援と子育て支援、公共交通整備、CO2削減などの課題を有機的に結びつけ、市民と商店と行政が一体となって取り組むことによって、市内の活性化をつくり出すことが求められます。
具体的には、子育て支援券を誰でも購入できるようにし、市内商店は子育て支援券販売による売上額の1%を市に子育て基金として納める。市も子育て支援券売り上げの1%を子育て基金に積み立て、これを子育て事業に限定して活用する。この要点は、商店の一方的な負担に支えられるのではなく、子育てを応援したいと思う全ての市民と商店、行政が一体で取り組めることです。しかも、市内で買い物することで市内商店の活性化としても生きることです。
公共交通、例えば誰でも乗れる市内循環バスを15分間隔で走らす。コースプランを市民、商店、市の3者で練る。その際に必ず市内商店街を経由するように工夫する。こうすれば、老若男女の市内商店街散策の誘導もでき、お年寄りの散歩の機会もふやせます。しかも、無理なく自家用車の走行削減が期待でき、CO2削減にも役立ちます。こうした市民、商店、市行政が一体となって計画段階から進めることで一体感が醸成されますし、よりよいアイデアも生まれます。
駅周辺自転車駐車場で行政が有料化を実行した当時に、経費節減額は3600万円程度でした。今は指定管理委託料が増大し、平成26年度で行政の委託にかかわる歳出が1100万円、指定管理者である公益財団法人自転車駐車場整備センターは600万円の赤字、一方、市民負担は約4600万円。このように市民負担、委託業者、市負担の合計が2倍以上に増大しているにもかかわらず、利用状況は有料化直後の平成11年度の利用状況に比べて定期利用で77%、一時利用で67%と、一部を除いて……。
131 ◯議長(末次和夫君) 奥富議員、中断してください。
先ほども一度注意しましたが、討論は簡潔にお願いいたします。
132 ◯10番(奥富喜一君) 一部を除いてがら空き状態です。市民サービスの低下の見本、行政財産の大変な無駄使いです。自然環境も考え合わせ、利用料を無料に戻すことで、外出支援策を初め市民も商店も元気にするなどの活性化策として具体化するべきでした。
低所得の方ほど負担の重い消費税8%増税と日用品物価の上昇、非正規雇用拡大、実質賃金減少、年金引き下げ不安など、たび重なる安倍政権の悪政から市民の生活を守り、和らげることについての施策が求められています。しかし、75歳以上の医療費の無料化や一部助成、国保会計への繰入額をふやし、1人当たり1万円の引き下げなど、市民生活を応援する予算はありません。
教育関連では、コミュニティ・スクール、不登校問題、学力対策、特別支援教育等の取り組みと姿勢は大いに賞賛できるものと言えます。30年以上にわたる市民の願い、長い運動の歴史を持つ、西多摩で唯一学校給食法に基づく中学校給食の実施のなかった福生市が、ついに平成29年9月からの開始に向けて順調に進められているものと受けとめています。このことは大いに歓迎しています。
学校給食充実の取り組みとあわせて、近隣自治体でもまだ実現していない学校給食費無料化を中学校給食開始時期に合わせて実施すれば、マイナスイメージを逆転させる効果は絶大だと思います。これまで取り組んできた「子育てするならふっさ」で、出産・保育・育児と好評を得て来た施策を、小・中学校へとさらに拡大することになり、子育て世帯の流出にストップをかけ、文字どおりの「子育てするならふっさ」の評判は不動のものにできると思います。時期を逃せば大きな後悔につながります。
中学校給食実施で他の自治体と同等にはなるので、転出を防ぐ効果は期待できると思いますが、呼び寄せるほどの効果は期待できないと思います。「子育てするならふっさ」を強力にアピールできる中学校給食実施と学校給食費無料化同時実施に理解が得られなかったのはまことに残念です。
就学援助支給基準を緩和する問題提起について、生活保護すれすれのボーダーラインで頑張って子育てされている家庭への支援をなぜためらうのか理解ができません。
私事ではありますが、私が中学2年生のとき、母が家出し、父が病で入院し、まさに塗炭の苦しみを経験しています。幼くて生活保護制度の存在も理解できずに、中学生でアルバイトを経験、中学を卒業してすぐ就職……。
133 ◯議長(末次和夫君) 奥富議員、もう二度も注意しております。簡潔な討論をお願いいたします。
134 ◯10番(奥富喜一君) 学生服もかばんも全て自分の稼ぎでそろえ、極貧から抜け出したので、今貧困にあえぐ方の思いがよく理解できます。私の場合は、職場の方や御近所の方々が温かい目で陰ひなたなく見守り育ててくれました。そのことに心から感謝しています。行政にもそうした温かい目が求められています。このような数十万円かせいぜい100万円の予算措置すら組まれない、冷たい部分が含まれた予算に賛成するわけにはいきません。
以上について述べましたような理由から、議案第29号、平成28年度福生市一般会計予算に反対であることを表明し、反対討論といたします。
135 ◯議長(末次和夫君) 次に、賛成者、11番、杉山行男君。
(11番 杉山行男君登壇)
136 ◯11番(杉山行男君) 御指名を受けましたので、議案第29号、平成28年度福生市一般会計予算につきまして、正和会を代表して賛成の立場から討論をさせていただきます。
長い間続いたデフレを脱却するためのアベノミクスの景気回復政策は、回復の兆しは見えておりますが、まだまだ実感として感じるほどではないということが共通の認識ではないかと思っております。
しかしながら、市役所前の新奥多摩街道や睦橋を通る新五日市街道の交通量、とりわけ貨物商用車、トラック、ダンプカーなどは確実に増加をしております。それだけ仕事があるということです。これは4年前では全く見られない現象であります。経済全てを悲観的に見ることもないと思っております。
そのような中、平成28年度予算審査は、議長を除く18名の全議員で4日間にわたる審査を行ったものであります。新公会計制度による予算提案は事業ごとに提案され、市民に公開されても市の取り組みがわかりやすく透明性が高まったと思います。
理事者は、248億8000万円と過去最大規模の思い切った予算編成をされました。予算編成においては、実施計画を踏まえて財源の重点的、効果的な配分を行い、必要性、有効性の検証、コスト削減など、費用対効果を勘案して予算措置を行ったとのことであります。今予算の歳入における市税は80億円に満たない状況で、歳入に占める割合は32%弱しかありません。総額248億8000万円の多くは国、東京都からの補助金、交付金に依存をしております。
また、これまで積み立てた基金、財政調整基金を初め七つの基金の取り崩し総額9億1630万1000円、市債7億9000万円は、大規模事業を実施する今年度予算にありましては、十分に納得できる予算編成だと評価をいたします。
歳出においては、民間保育所等振興費、外国人児童・生徒就学支援事業、青少年海外派遣事業の3件を見直し、定住化対策について102の事業予算を計上されました。
中でも、子育てひろば事業961万2000円を初めとする子ども家庭部の子育てのための事業予算45億4064万1000円、またコミュニティ・スクール運営、小学校特別支援教育振興、言語障害通級指導学級設置、中学校教育環境整備として中学校日本語学級の設置等、教育費には27億8765万7000円、全予算の11.2%を計上したことは高く評価するところであります。
防災食育センター整備事業16億1787万4000円、もくせい会館建設事業2億2733万2000円、新扶桑会館整備事業2191万6000円など大型事業も計上されております。そのため、臨時財政対策債4億円の計上は、こちらも評価できる金額だと思っております。
さらに、臨時福祉給付金等給付事業、特定防衛施設周辺整備調整交付金、いわゆる9条交付金につきましては、全額を積み立てるということも行い、次への備えを考慮したことも評価できるものであります。今予算は「子育てするならふっさ」の予算編成だと評価するところであります。
景気が回復基調にあるとはいえ、市政を取り巻く状況は決して楽観はできません。したがいまして、行財政改革推進はもちろんのこと、市税等の歳入増額に努めていただき、また平成28年度の予算執行に当たりましては、各事業の執行、評価などによるPDCAサイクルの実施等を通して、市民の皆様が福生に暮らしてよかったと思っていただけるような行政運営、市民サービスに努めていただきますようお願いをいたしまして、正和会を代表しての賛成討論とさせていただきます。(拍手)
137 ◯議長(末次和夫君) 次に、賛成者、7番、五十嵐みさ君。
(7番 五十嵐みさ君登壇)
138 ◯7番(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第29号、平成28年度福生市一般会計予算について、公明党を代表して賛成の立場から討論をいたします。
国においては、一億総活躍社会の実現に向け、経済と財政の再生を意識した平成28年度予算が本日成立する見通しとなっております。経済の再生と財政の健全化を目指す経済・財政再生計画の初年度となる平成28年度は、福生市においても新公会計制度導入で財政の見える化を推進し、無駄削減、職員のコスト意識改革など、より効率的、より適切な財政運営がなされる改革の年と期待するものです。
また、総額248億8000万円の予算編成は、防災食育センター整備費16億1787万円、もくせい会館建設費2億2733万円、新扶桑会館整備事業2191万円など、大規模事業が盛り込まれたため過去最大規模となっています。歳出が増大する中、防衛補助や国庫支出金、都支出金など、特定財源を可能な限り活用し、後年に負担を残さぬよう一般財源を対前年度比0.6%増に抑えられたことを高く評価いたします。
具体的な施策を見ていきますと、公共施設等総合管理計画の策定で、公共施設などの大規模改修を中長期的視点から計画的に進めることは、今後の財政運営に大きく貢献するものと期待でき、また第二市営住宅のエレベーター設置は、工事が完了すると市営住宅全てのエレベーターが整備され、より一層バリアフリー化が進みます。
子育て支援では、子ども応援館内に専門相談員が常駐する子育てひろばを開設し、切れ目のない子育て支援を拡充し、高齢者に対しては新たに民間業者に委託して配食サービスの拡充を図るなど、きめ細やかな支援が展開されるものと考えます。
さらに、中小企業振興資金融資制度の信用保証料の全額負担や対象のNPOへの拡大、「くるみる ふっさ」を拠点とした都市型観光事業の推進により、にぎわいがもたらされることと期待いたします。
教育行政においては、全生徒に対する参加割合の少ないことから青少年海外派遣事業は休止となりましたが、英語教育指導助手(ALT)の全中学校配置、小学6年生、中学3年生を対象に公費負担での実用英語技能検定の実施など、グローバルな人材の育成が本格的に始まります。
また、福生第四小学校のコミュニティ・スクール開設は、学校・家庭・地域の協働による社会総がかりの教育をより具体的に推進するものです。
さらに、全小学校への特別支援教室開設準備、第七小学校の言葉と聞こえの教室、第二中学校の日本語通級教室設置など、一人一人に寄り添った施策は生きる力を育む福生の教育を大きく前進させるものです。
以上、公明党の要望も大きく反映された予算編成であることから、賛成の意を表し、討論を終了させていただきます。(拍手)
139 ◯議長(末次和夫君) 以上で討論を終わります。
これより議案第29号について起立により採決いたします。
本案に対する委員会の審査報告書は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員会の審査報告書のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
140 ◯議長(末次和夫君) 起立多数と認めます。よって、議案第29号は委員会の審査報告書のとおり可決されました。
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141 ◯議長(末次和夫君) 日程第24、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
142 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算について審査報告させていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、医療費適正化事業費は新規事業なので詳しい説明と554万9000円の内訳についての質疑があり、理事者より、医療費適正化は国保だけではなく全体として医療費が増大している問題に対し、数年前から保険者の持っている電子データを分析して、病気の予防や健康づくりを推進し、医療費の適正化への努力を今まで以上に行うように国から示された考えによるものであり、また、金額の内訳は、平成27年度1年分のレセプトをデータベース化して、医療費を分析する委託に約370万円、データヘルス計画の作成の委託に180万円を予定しているとの答弁がありました。
別の委員より、他会計繰入金の被保険者1人当たりの繰入金の金額や他の自治体平均との比較などについての質疑があり、理事者より、福生市のその他繰入金の1人当たりの金額は、26市の平成28年度予算を調査して出した数字によると、1人当たりの繰入金は4万442円で、多摩26市の平均は1人当たり3万8328円の繰り入れであるとの答弁がありました。
別の委員より、一般会計からの繰入金の引き上げがなければ、国民健康保険税を引き下げるのは難しいと思うが、平成28年度の予算編成の中で引き下げについて検討したか。また、しなかったとしたらどのような理由かとの質疑があり、理事者より、平成28年度の保険税率は、平成27年7月の国保運営協議会の諮問の中で国保の財政状況が改善されていることや、医療費の状況の把握、また税率の改定の試算などが行われ、税率改定を見送ることとの答申があった。独立採算を目標とする国保特別会計においては、国保税や医療費の増減を的確に捉え、安易に一般会計からその他繰入金に頼ることのないよう計画的に管理運営をすること、医療費適正化を強化し、保健事業の向上に努めることが示されているので、福生市としてもこれらの意見を尊重し、平成28年度の予算編成をしたとの答弁がありました。
同委員より、単に値上げを見送るだけでなく、引き下げを検討すべきであったがなされていないので反対するとの意見がありました。
別の委員より、療養費レセプト点検委託料の事業の目的や点検する仕組み等についての質疑があり、理事者より、ほとんど接骨、整骨の柔道整復の点検で、診療日や日数、自己負担額や疾病部位などの内容を点検して、一定以上の基準の内容のものについては患者の方に照会を行い、申請内容と実際の診療に食い違いがないかどうか確認を行っている。実際に患者の方に照会などを行った結果では、診療日数や施術内容などが申請書の内容と違っていることや、一般的な療養の期間と照らし合わせて、長期療養に該当する行為が行われているような場合などは、申請書を返戻するような措置をとることによって、過大請求の抑制など医療費の適正化を図るものであるとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、審査中に反対の意見がありましたので、起立により採決をいたしましたところ、起立多数により可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
143 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
144 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
この際、討論の通告がありますので、これより討論を行います。
初めに、反対者、10番、奥富喜一君。
(10番 奥富喜一君登壇)
145 ◯10番(奥富喜一君) 議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党会派を代表して反対討論を行います。
一般会計からのその他繰入金は、平成26年度、平成25年度決算額での1人当たり繰入額は、福生市3万7266円、3万3687円に対して、お隣の羽村市は5万2170円、4万6670円と、それぞれ1万4904円、1万2983円羽村市が多くなっています。羽村市並みに繰り入れを行えば、1人1万円から1万5000円の引き下げが実現できます。すぐお隣の羽村市にできて、福生市ができないのはおかしいと思います。
消費税5%から8%への増税と3年連続下降の低賃金状況、物価はそれほど上がっていないと統計数値は示しています。しかし、パソコンやテレビなどは確かに大幅に下落しているものの、生活必需品、特に先日のテレビ報道では、日常の食料品関係で30%台の物価上昇率を示して、低所得者ほど苦境に追い込まれている状況を伝えていました。年金生活者や非正規雇用状態に置かれている若い働き手、国保に頼らざるを得ない人たちへの支援を考えてしかるべきです。
社会保障を充実させるための消費税増税がうたい文句だったはずで、政府も保険者支援として約1700億円を2015年、平成27年度から毎年公費投入されていることになっています。平成26年度、平成27年度、平成28年度と値上げこそ見送っておりますが、こうした現状を考えれば、国保税を1人1万円程度早急に引き下げるべきと考えます。大切な健康増進の取り組み努力は認めるものの、こうした冷たい予算組みには反対です。
したがって、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算について反対であることを表明し、反対討論といたします。
146 ◯議長(末次和夫君) 次に、賛成者、1番、佐藤弘治君。
(1番 佐藤弘治君登壇)
147 ◯1番(佐藤弘治君) 御指名をいただきましたので、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算について、正和会を代表いたしまして賛成の立場で討論させていただきます。
国民健康保険制度は、我が国の国民皆保険制度を支える礎であり、国民相互に支え合うことでこの制度の安定を図っています。その結果、国民の医療機関への受診を容易にし、我が国は世界最高水準の平均寿命と保健医療水準に達するところとなっております。
しかしながら、こうした制度を取り巻く環境は現在大変厳しいものであります。回復しつつあるとはいえ、長引く経済不況、少子化による現役世代の負担増、被保険者の高齢化、疾病構造の変化、医療の高度化等による医療費の増加は大きな課題となっております。
本来、国民健康保険制度は、保険税に加え各種国庫補助、都内においては東京都からの補助などで運営されるものでありますが、こうした背景から財源を確保すべく多くの自治体が一般会計からの繰り入れを行い、不足分を補っているのが現状であり、福生市もその例外ではありません。
さて、そのような観点から、平成28年度の国民健康保険特別会計の予算を見てみますと、予算総額79億4029万7000円で、平成27年度の当初予算80億4199万9000円と比較いたしますと約1.3%の減で、1億170万2000円減の予算となっております。
その中で歳入を見ますと、国民健康保険税は13億1537万3000円となっており、前年度比6829万9000円で4.9%の減を見込んでおります。この要因は、主に被保険者数の減少と低所得者に対する保険税減税対象者数の増によるものであり、これについては市民の皆様にも御理解いただけるものと思います。
また、滞納繰越分についても、これまでの収納努力、滞納整理により調定見込み額が減額となっており、十分評価できるものと考えます。
その他一般会計からの繰入金について、平成28年度は10億5655万9000円で、前年度比5029万円、4.5%の減で、このうち赤字補填分としてのその他の繰入金は7億4000万円となっております。これは、被保険者1人当たりですと4万442円で、多摩26市の平均3万8328円を上回っております。この金額は低いほうがよいという意見が大勢を占めると思いますが、被保険者にとっても恩恵をこうむることとなると同時に、バランスを踏まえた安定的な制度の運用という観点から考えますと、十分理解できるものであると考えます。
次に、歳出について、保険給付費は44億6890万6000円で、前年度比1億1283万5000円で2.5%の減となっております。
この中で、保健事業における後発医薬品利用差額通知の拡大は、ジェネリック医薬品への切りかえを広く促すものであります。そしてまた、平成30年以降の国民健康保険制度の広域化に対応するための一環でありますデータヘルス計画を推進する中で、レセプトの分析、健康情報のデータベース化、そしてこれに基づき特定健康診査の受診状況や特定保健指導の実施状況を把握することは、国民健康保険加入者の健康増進、疾病予防に資するものであります。特定健康診査の受診率は年々増加し、平成27年度は約100名程度増加しております。平成28年度はさらなる増加を見込んでおります。特定保健指導についても、よりきめ細かな指導が期待できると判断しております。
さて、こうした事業とともに、市民一人一人の医療費を押さえ健康寿命を延ばすには、福祉、教育、環境など市の事業の各分野の横のつながりを密にしていくことが重要であると考えます。そして、市民と地域と行政の3者がしっかりと連携し、それぞれの役割を果たすことが大切であります。
以上、本議案について意見を述べさせていただきましたが、国や都に対してなお一層の補助の要請を行い、さらなる収納率の向上に向けた対策を行うと同時に、さきに述べさせていただいた点も踏まえ、本市の健康ふっさ21事業のさらなる推進と国民健康保険制度の健全な運営に対する市民の理解が得られますよう、さらなる御努力をお願いいたしまして、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算についての賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
148 ◯議長(末次和夫君) 次に、賛成者、6番、青木健君。
(6番 青木健君登壇)
149 ◯6番(青木健君) 御指名をいただきましたので、市議会公明党を代表いたしまして、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算につきまして、賛成の立場で討論を行わせていただきます。
国民健康保険特別会計は、独立採算を基本とし、国民健康保険税や医療費の増減を的確に捉え、安易に一般会計からその他繰入金に頼ることのないよう、計画的に管理、運営することを旨とするとされております。しかしながら、高齢化の進行や医療費の高騰などにより厳しい財政運営に苦慮しているものと存じます。
そうした観点から見ますと、今予算におきましては、予算総額79億4029万7000円で、平成27年度比1億170万2000円の減、その他一般会計繰入金は7億4000万円で、平成27年度比6000万円の減と、繰入額は押さえられてはおりますが、依然厳しい状況であります。
その中で、低所得者対策にも継続して取り組むとともに、新規事業であるデータヘルス計画の策定による医療費適正化の強化を初め、後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品の利用差額通知事務の拡充などの保健事業の向上、関係機関との連携による特定健診の受診率向上など、国が示す持続可能な医療保険制度の構築に必要な事業が計画されており、中長期的な視点に立った計画に基づく予算編成がなされているものと評価をいたします。
以上、申し述べましたことをもちまして、議案第30号、平成28年度福生市国民健康保険特別会計予算に賛成であることの意を表しまして、討論とさせていただきます。(拍手)
150 ◯議長(末次和夫君) 以上で討論を終わります。
これより議案第30号について起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
151 ◯議長(末次和夫君) 起立多数であります。よって、議案第30号は委員長の報告のとおり可決されました。
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152 ◯議長(末次和夫君) 日程第25、議案第31号、平成28年度福生市介護保険特別会計予算を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
153 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第31号、平成28年度福生市介護保険特別会計予算について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、介護サービス等給付費について、通常は増加傾向にあると思うが、今回減額して計上された理由についての質疑があり、理事者より、平成28年度は33億4228万6000円、前年度比1930万2000円、0.6%減で計上している。介護サービス等給付費は、認定者数の増加により平均して増加傾向であり、平成26年度までの過去4年間では平均5%、約1億5000万円ずつ上昇しているような状況である。平成27年度についても、対前年度比で7000万円程度の増加となる見込みで、個々のサービスでは介護給付費の4分の1を占める介護老人福祉施設サービスを筆頭に、介護老人保健施設、通所介護、訪問介護、以上、四つのサービスで介護給付費の57.5%を占めている。ただ、平成27年度の介護保険制度の改正の中で、制度の持続可能性を視野に一定以上所得者の自己負担の引き上げや補足給付の要件見直しといった費用負担の公平化の措置が実施されたので、給付の実績状況を踏まえつつ、平成28年度は減額での予算措置としたとの答弁がありました。
別の委員より、複合型介護予防教室の内容の詳細等についての質疑があり、理事者より、複合型介護予防教室では、平成27年度に実施していた筋力向上トレーニング、口腔機能向上、栄養改善指導、認知症予防の三つの介護予防教室の要素を取り入れた介護予防教室を実施し、椅子に座った軽運動、ボール運動、ストレッチ、脳トレなどの運動プログラムや、健康に関する講話、食のチェックシート演習、グループワーク、口腔を健やかにする体操、体力測定など、介護予防に必要な知識の普及と実技を行う予定である。場所としては、さくら会館、中央体育館、わかたけ会館、松林会館の4カ所で実施し、高齢者が教室に参加しやすい実施体制を構築する。また、実施回数はワンクール12回、年間3クールを予定しており、定員は1クール当たり1カ所につき20名を予定しているとの答弁がありました。
別の委員より、予算説明書中の介護保険特別会計の運営方針として、介護予防・日常生活支援総合事業で、平成29年4月の日常生活支援総合事業開始に備え創設すると記載されているが、平成28年度はどのような形で進めていくのかとの質疑があり、理事者より、日常生活支援総合事業については、これまで予防給付として要支援1及び2の方に提供されていた全国一律の訪問介護、通所介護のサービスを、市町村の主体性を考慮して多様な生活支援ニーズに応えるサービスとして総合的に提供できる仕組みに見直すものである。地域の実情に応じてNPO、住民等の多様な主体によるサービスを充実することにより、地域支え合いの体制づくりを推進し、要支援者に対する効果的かつ効率的な支援を可能にすることを目指すもので、福生市では平成29年4月からの実施に向け、現在内容の検討を行っている。
サービスの形態としては、訪問サービス、通所サービスについて、指定事業者より提供される現行相当のサービスと、研修等を実行した者を含む事業者により提供される緩和した基準によるサービス及び住民ボランティア等により提供される住民主体によるサービス、また柔道整復師等の専門職により提供される短期集中サービスなどがあり、サービス単価の設定及び基準の作成を行い、要支援1及び2の認定を受けた方や、基本チェックリストにより生活機能の低下が見られた方に対してサービス提供を行うものである。
平成28年度については、社会福祉協議会やシルバー人材センターなどの市内にある社会資源との調整を図りながら、現行の介護予防事業と市民のニーズに応じたサービス体制を検討したいとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
154 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
155 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第31号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
156 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号は委員長の報告のとおり可決されました。
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157 ◯議長(末次和夫君) 日程第26、議案第32号、平成28年度福生市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
158 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、議案第32号、平成28年度福生市後期高齢者医療特別会計予算について審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑に入りました。
委員より、後期高齢者医療保険料の1人当たりの影響額についての質疑があり、理事者より、広域連合からの報告によると、1人当たりの平均保険料は、平成26年度、平成27年度の9万6896円から平成28年度、平成29年度の9万5492円の1404円、1.4%の減となっており、これは平成27年度保険料確定賦課において、被保険者の所得が総体的に減少していて、平成28年度、平成29年度においてもその傾向が継続するものと見込んでいること。また、所得減少に伴って保険料軽減対象者が増加していることが要因となったとのことであるとの答弁がありました。
別の委員より、国保同様、広域連合でも後発医薬品利用の差額通知等を行っていると思うが、効果や目標数値などはどのようになっているかとの質疑があり、理事者より、広域連合で行うジェネリックの差額通知の回数は年2回を予定しており、通知者数は広域連合全体で50万通を予定している。また、その効果については、広域連合からは具体的な数値については示されていないが、参考として平成27年度の第1回に行われた通知では、4月以降調剤レセプトが発生した被保険者で、ジェネリック医薬品に変えることにより自己負担額が1カ月当たり100円以上軽減する被保険者に対して広域連合から通知したところ、福生市の通知対象者は1021人で、8月上旬の通知の後、9月診療でジェネリック医薬品に切りかえた方は337人、切りかえ割合33%、効果額は47万7902円であったとの答弁がありました。
別の委員より、後期高齢者医療保険料のコンビニエンスストア収納開始に至った経緯や、今まで実施しなかった理由についての質疑があり、理事者より、実施しなかった理由は、制度存続が疑問視されていたことや、後期高齢者医療保険料は年金特徴が多いことや口座振替率が高い。さらに1期当たりの保険料が比較的低額なので、費用対効果の理由から実施を見送ってきたところだが、高齢者のコンビニエンスストア利用率も高くなり、また家族が市税等をコンビニ納付する際に後期高齢者医療保険料のみ支払えない懸念があり、市民、納税者の利便性向上の観点から、平成28年7月の当初から実施する結論に至ったとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
159 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
160 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第32号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
161 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第32号は委員長の報告のとおり可決されました。
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162 ◯議長(末次和夫君) 午後2時10分まで休憩とします。
午後1時56分 休憩
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午後2時10分 開議
163 ◯議長(末次和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第27、議案第33号、平成28年度福生市下水道事業会計予算を議題といたします。
本案については、建設環境委員会に審査を付託してありますので、副委員長から報告を願います。
建設環境副委員長、町田成司君。
(建設環境副委員長 町田成司君登壇)
164 ◯建設環境副委員長(町田成司君) 御指名をいただきましたので、議案第33号、平成28年度福生市下水道事業会計予算について審査報告させていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、予算書164・165ページの使用料及び手数料の横田基地下水道使用料が4.2%の増で、全体で68%が基地水となっているがその要因と、全国でも3番目に下水道使用料が安いが、この3月ではどのような状況なのか。また、下水道使用料が全国でも安いので、平成28年度はどのようなPRをしていくのか。
2点目として、168・169ページの下水道事務費の13で、公営企業会計移行支援事業委託料の説明があったが、詳細を聞きたい。予算説明書の340ページの2番目に公営企業会計方式の導入に取り組むとあるが、その概要を教えてもらいたい。
3点目として、170・171ページの汚水管渠整備事業費の2と3で汚水管渠長寿命化事業と汚水管渠耐震化事業を新たに進めると説明があったが、詳細を聞きたいと質疑があり、理事者より、基地水の増は、現在、基地内で高校の新設工事が進められているのが影響していると考える。基本的には過去3年間の実績を参考にしている。また、現在の使用料は、安い順で申し上げますと、福生市は26市中2位で、全国では埼玉県戸田市、東京都府中市に次いで3位となっているので、定住化の促進の観点から市広報等でPRしていきたいとの答弁がありました。
2点目の公営企業会計の関係は、平成28年度の予算編成で従前は統合していた汚水事業と雨水事業を分割し、企業化に移行した際に汚水事業と雨水事業のコストを明確にすることから、平成28年度から組みかえをして編成している。公営企業会計移行支援業務委託料は、平成27年1月27日付けで総務省より公営企業への適用の要請を受け、企業会計化を進めるもので、平成31年度までに企業会計化に移行するもので、具体的なスケジュールは、平成28年度に基本方針の検討、平成29年度に資産評価、関係部局との調整、例規整備、平成30年度にシステム導入移行事務支援、平成31年度の4月からは公営企業会計を稼働させる。
3点目の汚水管渠長寿命化事業、汚水管渠総合地震対策事業ですが、長寿命化事業は、市内4ブロックに分け、第1ブロックを平成28年度から3カ年で整備を行い、総合地震対策事業は、平成28年度から5カ年で整備するものと答弁がありました。
同委員より、汚水管渠長寿命化事業は、平成28年度から第1ブロックからスタート、また汚水管渠総合地震対策事業も平成28年度から整備するというが、どこの地区から実施するのかとの質疑があり、理事者より、汚水管渠長寿命化事業は、平成28年度に予定しているのは牛浜駅周辺の汚水管の更生工事約30メートル、マンホールふたの取りかえ61カ所、取りつけ管補修66カ所を予定している。汚水管渠総合地震対策事業は、中央体育館前の交差点付近の管渠耐震化を約50メートル、人孔の管口耐震化4カ所、人孔浮上対策3カ所を予定しているとの答弁がありました。
同委員より、人孔浮上対策の内容を教えてもらいたいとの質疑があり、理事者より、地震時の揺れにより、地中の水圧が上昇することによりマンホールが飛び出す現象があり、それを押さえるためにマンホールの躯体のコンクリート周りにフィルターをつけ、水圧を逃がし、人孔の飛び出しを抑制するものであるとの答弁がありました。
別の委員より、173ページの関係で、平成28年度のゲリラ豪雨対策についてお伺いしたいとの質疑があり、理事者より、平成28年度のゲリラ豪雨対策は、173ページの雨水整備に関する費用として2億6113万8000円を計上し、4件の雨水整備工事を予定している。また、冠水箇所の解消のため、道路公園課と冠水会議を実施し、対策の必要な福東地区の雨水枝線整備工事、熊川地区及び福生地区の雨水管新設工事3件を予定しているとの答弁がありました。
同委員より、ゲリラ豪雨対策として年間を通じた取り組み、マンホールのふたの飛び出しへの対応はどうなのかとの質疑があり、理事者より、定期的に冠水会議を開催し、都市建設部全体で市内の冠水箇所の情報共有に努めている。また、市内パトロールで集水ますの詰まりの確認や、広報やホームページで市民に排水溝の上のごみの除去をお願いしている。マンホールのふたの飛び出しは予測しているが、新しくふたを交換する際には、ボルト締めでふたが飛び出さない構造のものに交換しているとの答弁がありました。
別の委員より、市内にマンホール以外で横断歩道上に穴のあいているコンクリートぶたがあるが、車椅子の車輪がひっかかると思うが、その対策を聞きたいとの質疑があり、理事者より、集水ますの上にあるコンクリートぶたに車椅子の車輪が挟まる状況が見られるので、車輪も入らず、雨水もスムーズに流れるグレーチングのふたに取りかえていきたいとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、お諮りいたしましたところ全員異議なく、原案のとおり可決することに決定いたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
165 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより副委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
166 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより議案第33号について採決いたします。
本案に対する副委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
167 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号は副委員長の報告のとおり可決されました。
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168 ◯議長(末次和夫君) 日程第28、議案第34号、防災食育センター整備工事(給排水衛生設備)請負契約及び日程第29、議案第35号、防災食育センター整備工事(厨房設備)請負契約の2案を一括して議題といたします。
本2案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
169
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第34号、防災食育センター整備工事(給排水衛生設備)請負契約及び議案第35号、防災食育センター整備工事(厨房設備)請負契約の2件について、一括して審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
委員より、今回の給排水衛生設備工事の業者はどのような区分なのか。また、両工事とも設置後のメンテナンスに問題はないのかとの質疑があり、理事者より、建設業法による管工事という区分になり、空調設備と給排水衛生設備の管工事の許可をとっている業者であれば施工可能であり、技術的には問題ない。また、メンテナンスは、導入する機器、設備を幾つかのグループに分け、メンテナンスの契約を今後検討していくとの答弁がありました。
別の委員より、分離発注した理由とその効果について聞きたいとの質疑があり、理事者より、中小建設業者の受注機会を確保し育成を図ることを目的とし、工事の発注に際しては当該工事の性質、工程、建設労働者の確保、建設資材の調達等を考慮し、円滑、効率的な施工が期待できる場合は極力分離発注することにしている。なお、分離発注の可否については競争入札参加業者等審査会で決定しているとの答弁がありました。
別の委員より、給排水衛生設備、厨房設備の耐震レベルはどこまで対応しているのか。また、災害時に使用する燃料、動力はどうなっているのかとの質疑があり、理事者より、耐震レベルは庁舎や警察署等、災害時に稼働しなければならない施設と同等の需要係数1.5まで対応できる施設としている。また、災害時に調達しやすいLPガスを使用するとの答弁がありました。
以上のような質疑、答弁の後、2件を別々に採決いたしましたところ全員異議なく、原案どおり同意することに決定をいたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
170 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
171 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
これより本2案については個別に採決いたします。
まず、議案第34号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は同意であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
172 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第34号は委員長の報告のとおり同意されました。
次に、議案第35号について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は同意であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
173 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号は委員長の報告のとおり同意されました。
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174 ◯議長(末次和夫君) 日程第30、議案第36号、福生市自転車等駐車場の指定管理者の指定についてを議題といたします。
本案については、総務文教委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
総務文教委員長、大野聰君。
(総務文教委員長 大野聰君登壇)
175
◯総務文教委員長(大野聰君) 御指名をいただきましたので、議案第36号、福生市自転車等駐車場の指定管理者の指定についての審査報告をさせていただきます。
理事者の説明の後、質疑を行いました。
最初に委員より、公益財団法人自転車駐車場整備センターの平成21年度から平成26年度までの収支報告書の資料要求があり、お諮りしたところ異議なく、資料の提出をお願いいたしました。
別の委員より、東福生駅自転車駐車場の開所はいつごろになるのか。次に、平成28年度の整備費478万円の内容は何か。また、資料を見ると平成26年度から指定管理料400万円で推移しているとのことで、東福生駅自転車駐車場を追加しても運営できるとの試算だが、この資料はどこが作成したのかとの質疑があり、理事者より、現時点ではオープンは工事完了後の7月を予定している。次に、整備費については、一時利用者用に設置する電磁ロックや精算機設置に伴う経費である。また、収支計画書は、自転車駐車場整備センターが作成したものであり、東福生駅については、管理方法や収益を考慮し管理委託料を増額しないでも運営できるとのことから委託することにしたとの答弁がありました。
別の委員より、東福生駅についてはどのような運営体制になるのかとの質疑があり、理事者より、管理人による巡回監視を考えているとの答弁がありました。
別の委員より、平成26年度の契約更新のときに、指定管理料を200万円から400万円と2倍に上げた理由は何か。また、利用者数は減る傾向なのに使用料金がふえる見込みと見積もっているのは、どのように見積もっているのかとの質疑があり、指定管理の更新時に協議をし、大変厳しい経営状況が続いており、増額要望があったが、管理人を巡回方式にするなどの改善を図ってもらい、利用者サービスの面からも増額することが適当であると判断した。また、使用料金についても妥当な数字だと考えているとの答弁がありました。
同委員より、この計画は使用料を有料にすることが含まれており反対であるとの意見がありました。
以上のような質疑、答弁の後、審査中に反対の意見があったため、起立により採決したところ、起立多数で原案どおり可決いたしました。
何とぞ、当委員会の決定のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
176 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
177 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
この際、討論の通告がありますので、これより討論を行います。
反対者、9番、池田公三君。
(9番 池田公三君登壇)
178 ◯9番(池田公三君) 議案第36号、福生市自転車等駐車場の指定管理者の指定について、日本共産党会派を代表して反対の立場から討論を行います。
日本共産党は、東福生駅自転車等駐車場の設置自体には大賛成であります。しかし、有料化については、市民サービス向上の観点から反対の立場であります。
一方、今回のように市の事業の一部を指定管理者に委託することに関しましては、従来から申し上げているとおり、以下の3点について十分満たされている場合について、賛成をしておるところであります。
一つ目は、その事業の指定管理化継続によって、市の財政支出が引き続き節約されていること。
二つ目は、その事業が指定管理によって民間のノウハウがいかんなく発揮され、市民サービスが向上していること、あるいは維持されていること。
そして、3番目なのですが、その指定管理事業が健全に運営されていること。すなわち、大き過ぎる赤字や大き過ぎる黒字が何年も継続していてはいけない。そして、そこで働く職員の労働条件がきちんと守られていること。そこで働く人たちの低賃金や過重労働によって市民サービスが維持されているということではいけないと考えています。
さて、こうした三つの指標から見たとき、福生市自転車等駐車場の指定管理事業はどうでしょうか。本会議資料で示された収支計画では、100万円から200万円の黒字が見込まれております。しかし、総務文教委員会での審査において提出していただいた指定管理が始まった平成21年度から平成25年度までの収支報告書によりますと、一貫して赤字であります。しかも、その赤字幅は300万円台から700万円台に2倍以上に拡大していることがわかりました。
そして、平成26年度の契約更新のときには、福生市が負担する委託料をそれまでの200万円から2倍の400万円に引き上げ、そしてさらに指定管理者側の人件費も500万円削減しています。それでも、その平成26年度の決算では600万円台の赤字を出し、赤字幅は100万円ほどしか改善していない。実質的な赤字幅は拡大しているということでありました。
こうした現状を見ますと、平成27年度以降の本会議資料で示されている黒字の収支見込みは余りにも非現実的と言わなければなりません。東福生駅駐車場の利用料収入、今後大目に見て400万円増収入になったとしましても、平成26年度までの600万円を超える赤字を吸収して黒字になることは、利用料の値上げをしない限り無理だと思われます。もし値上げをするなら、市民サービスの低下ということになります。
このように、今後も予想される大きな赤字を公益財団法人自転車駐車場整備センターに負わせていくことにもなります。この公益財団法人自体は、経営的にも優良な法人との報告を受けておりますが、ということは、ほかの自治体の自転車等駐車場の事業で黒字を出して、それで穴埋めしているということにもなります。言いかえれば、福生市は他の自治体に対して迷惑をかけていることにもならないでしょうか。これは、責任ある自治体としてはいかがかというふうに思います。
福生市のように、自転車駐車場利用者の減少傾向が続く自治体においては、利用者も年々減り続けている傾向があり、そもそも採算のとれる事業ではなく、指定管理者制度には適さないということを、この際、認識すべきではないでしょうか。そして、自転車駐車場の利用は、受益者負担の考え方ではなくて、自治体の基本的な住民サービスとして歳出予算の中に位置づけ、実施すべき事業であるということを改めて訴えたいと思います。
以上のことから、議案第36号、福生市自転車等駐車場の指定管理者の指定については反対であると述べまして、日本共産党会派を代表しての反対討論といたします。
179 ◯議長(末次和夫君) 以上で討論を終わります。
これより議案第36号について起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
180 ◯議長(末次和夫君) 起立多数であります。よって、議案第36号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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181 ◯議長(末次和夫君) 日程第31、陳情第27-7号、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の提出を求める陳情書を議題といたします。
本案については、市民厚生委員会に審査を付託してありますので、委員長から報告を願います。
市民厚生委員長、五十嵐みさ君。
(市民厚生委員長 五十嵐みさ君登壇)
182 ◯市民厚生委員長(五十嵐みさ君) 御指名をいただきましたので、陳情第27-7号、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の提出を求める陳情書について審査報告をさせていただきます。
委員より、これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から、株式等のリスク性、資産割合を高める方向での急激な変更は、国民の年金制度に対する信頼を損なう可能性があり、危険を感じている。株が低迷を始めている現況を考え、直ちに採択を求めるとの意見がありました。
別の委員より、年金積立金の管理運用に対し、株式等による運用を危惧する意見が出たというのは、平成27年度の第2四半期に約8兆円の損失が出たということが一つの原因だと思うが、積立金の管理運用は平成13年から行われており、第2四半期の8兆円のマイナスを含めても、今までに45兆5000億円ぐらいの利益が出ている。また、運用も国内債券が35%、外国債券が15%、国内株が25%、外国株が25%と分散運用されており、諸外国でもこのような形で資産運用がされている。さらに、一定期間が過ぎた場合には情報の開示も示されているので、当面は長期的な利益を鑑み、現状の運営を続けたほうがよいと考えるので、不採択としたいとの意見がありました。
以上のような意見の後、審査中に反対の意見があったため、起立により採決しましたところ、賛成少数で不採択とすることに決定をいたしました。
何とぞ、当委員会の報告のとおり御決定くださいますようお願いいたしまして、審査報告とさせていただきます。
183 ◯議長(末次和夫君) 以上で報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
184 ◯議長(末次和夫君) 以上で質疑を終わります。
この際、討論の通告がありますので、これより討論を行います。
賛成者、10番、奥富喜一君。
(10番 奥富喜一君登壇)
185 ◯10番(奥富喜一君) 陳情第27-7号、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の提出を求める陳情書について、日本共産党会派を代表して賛成討論を行います。
平成26年度末の厚生年金と国民年金を合わせた年金積立金総額、全体の総額は約145.9兆円で、うちGPIFの運用資産額は約137.5兆円と言われています。これは国民1人当たりにすると114万円、4人家族で456万円分の年金資金となります。これがリスクの大きい市場で運用されていることになるわけです。
世界でこれだけ巨額な公的年金積立金を株式などで市場運用している国は、カナダの25兆円、韓国の51兆円などですが、これらの国と比較しても日本の金額が桁違いに多いことがわかります。
アメリカでは、一般国民を対象とする連邦政府の年金制度、社会保障信託基金で、全て非市場性の国債で運用されています。334兆円もの資金運用を非市場性の国債でやっている。その理由は、政府が特定の目的で介入することを回避する。マーケットインパクトを回避する。逆に言えば、日本がやっていることは、これは政府の介入の余地を認めています。リスクにさらすと、マーケットに対して政府が介入するということになり、問題があります。
アメリカは、市場にさらせば特定の政府の意思が介入してマーケットを荒らすからといってやっていない。ところが、日本はそれをやっているわけです。安倍首相が2年前の1月のダボス会議で、5月にはロンドンのシティで世界最大の年金基金、1兆5000億ドルを超す運用資産を持つGPIFがフォワードルッキングな改革を進めていくと、その演説をした後で、上限ぎりぎりまで株を買うようになって、さらにポートフォリオの変更までしました。世界最大の年金ファンドが政府保証つきでマーケットに参入する。成長戦略のためだ、アベノミクスのためだと、バイ・マイ・アベノミクスと演説をしたことは有名です。
結局、年金積立金を年金加入者の利益のために運用しているなどということではなくて、アベノミクスを支えるために株価に投入した、株式市場に投入したというのが実際です。
陳情事項は、1、年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために長期的な観点から安全かつ確実な運用を堅持すること。
2、これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から、株式等のリスク性資産割合を高める方向での急激な変更は、国民の年金制度に対する信頼を損なう可能性があり、また国民の財産である年金積立金を毀損しかねないため行わないこと。
3、GPIFにおいて、保険料拠出者である労使を初めとするステークホルダーが参画し、確実に意思反映できる
ガバナンス体制を構築すること。
この3点について、関係行政庁に意見書を提出することを求める陳情であり、大賛成です。
陳情第27-7号、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の提出を求める陳情書について、本日採択されるよう求め、討論といたします。
186 ◯議長(末次和夫君) これより陳情第27-7号について起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は不採択であります。
お諮りいたします。
陳情第27-7号は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
187 ◯議長(末次和夫君) 起立少数と認めます。よって、陳情第27-7号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
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188 ◯議長(末次和夫君) 日程第32、議案第37号、平成27年度福生市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案について提案理由の説明を願います。
(企画財政部長 田村博敏君登壇)
189 ◯企画財政部長(田村博敏君) 御指名をいただきましたので、議案第37号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由並びにその内容について説明申し上げます。
初めに、提案理由でございますが、本年1月に国の平成27年度補正予算が成立し、地方創生加速化交付金が1000億円規模で創設されております。この地方創生加速化交付金は、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策に資する効果の高い事業が対象で、地方公共団体が総合戦略に位置づけた先駆性のある取り組みを円滑に執行できるよう、10分の10の補助として創設されたものでございます。
市といたしましては、この交付金を活用し、地方創生に資する事業を実施すべく、2月15日に東京都を通じ、国に対しまして二つの事業を申請いたしたところでございます。
一つ目につきましては、平成28年度当初予算にも計上させていただいております福生市商工会が企画・開催する土地建物所有者を中心とした(仮称)福生駅西口まちづくり協議会の運営を支援する中心市街地活性化推進支援事業として1200万円、二つ目につきましては、福生市商工会が実施する東京の酒ブランドの構築及び事業プラン検討のための実行可能性調査を支援する東京の酒ブランドを基軸とした地域活性化事業として1400万円の合計で2600万円でございます。
その後、提出いたしました実施計画の採択、不採択の内示通知が3月18日にございまして、申請いたしました2事業のうち、東京の酒ブランドを基軸とした地域活性化事業が交付対象事業として採択され、1400万円が交付される予定でございます。
そのため、歳入歳出予算を補正する必要が生じ、またあわせまして繰越明許費補正もお願いいたしたく、
一般会計補正予算(第6号)として御提案申し上げるものでございます。
なお、交付の内示通知が3月18日となったことなどにより、大変急なことで申しわけございませんが、議会最終日の提案とさせていただきました。何とぞ、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、補正予算書に基づきまして、その内容を説明申し上げます。
予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
総則でございますが、第1条で既決予算の総額に歳入歳出それぞれ1400万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を242億6459万8000円と定めようとするものでございます。同条第2項におきましては、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によることといたしております。
次の第2条の繰越明許費につきましては、第2表繰越明許費のところで説明をさせていただきます。
次に、2・3ページをお願いいたします。
第1表歳入歳出予算補正でございますが、内容につきましては、予算説明のそれぞれのページで説明をさせていただきます。
飛びますが、10・11ページをお願いいたします。
2、歳入でございます。
第14款第2項第1目総務費国庫補助金1400万円の増額は、地方創生加速化交付金で、補助率は10分の10でございます。
12・13ページをお願いいたします。
3、歳出でございます。
第7款第1項第2目商工業振興費は1400万円の増額で、説明欄1、商工業振興費の19節福生市商工会事業費補助金は、福生市商工会が実施する東京の酒ブランドを確立するプロモーション事業や、事業プラン検討のための実行可能性調査などに補助を行うことにより交流人口の増加を図るものでございます。
戻りまして4ページをお願いいたします。
第2表繰越明許費補正でございます。ただいま歳出で説明申し上げました事業でございますが、平成27年度の実施が見込めないことから、平成28年度に繰り越して支出するため繰越明許費といたすものでございます。
以上、議案第37号、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由並びにその内容の説明とさせていただきます。
御審議を賜りまして、原案どおり御決定くださいますようお願いを申し上げます。
190 ◯議長(末次和夫君) 以上で提案理由の説明は終わりました。
これより本案に対する質疑を行います。
191 ◯18番(原田剛君) まずは2点質問します。
1点目、11ページの地方創生加速化交付金についてでございます。
国のほうから示された事業目的、また概要の中では地方総合戦略に基づく各自治体の取り組みについて、上乗せ交付金等で特徴的な事例も参考にしつつ先駆性を高め、レベルアップの加速化を図るとあります。当市では、総合戦略ということではこれから動き出すというところでありますが、その総合戦略の中で、住宅、福祉保健、教育、生活安全、産業観光と五つの施策分野に分かれているわけですが、その中でこの事業選択を行った、選択した流れといいますか、ほかの分野からはなかったのか、そういったところでこの事業に至った理由をお伺いしたいと思います。
2点目として、13ページの福生市商工会事業費補助金でありますが、企画的には本当に非常によいものだと思っております。タイムリーな、オリンピック・パラリンピックに向けての海外からのお客さんなどを見たときに、日本酒と和食ということで売り込んでいくという点では非常にいいタイミングかなと。その中でも東京のお酒を推進していくという形になるのかなと思っておりますが、その中で多摩地域にも造り酒屋があるわけですが、その東京の酒を売り出していく上で、福生市の形での事業との連携とか進め方とか、その辺が具体的にわかれば教えていただきたいというところと、またこの地方創生加速化交付金の中で、PDCAなどの検証もうたわれているわけでございますが、そういった中で商工会へ補助するという点で、市がどのように進捗状況などをかかわるか、この点についてお伺いしたいと思います。
192 ◯企画財政部長(田村博敏君) お答えいたします。
私からは、補正予算書11ページ、地方創生加速化交付金に関してでございます。
今回採択されました東京の酒ブランドを基軸とした地域活性化事業に関しまして、庁内での検討状況などについてでございますが、まだ国の補正予算も成立しておらず、当然国からの説明も行われておりませんでしたが、昨年の12月18日に国の補正予算案が閣議決定された段階で、いち早く全部署に連絡をし、周知を図るとともに、全部署に対して対象事業調査を実施したところでございます。
ただ、今回は事業内容や実施体制、事業の手法に新規性があるなど事業の先駆性が問われ、特に官民協働、地域間連携、政策間連携の要素を二つ以上備えていることが条件となっており、申請件数につきましても、市町村は1団体当たり2事業までとなったこと、またスケジュール的にも非常にタイトでありましたので、結果的には今回申請をいたしました2事業となったものでございます。
193 ◯生活環境部長(北村章君) 私からは、2点目の事業の進め方等について答弁申し上げます。
多摩地域には六つの蔵元がございますが、それぞれの蔵元の状況は異なっております。福生市内の二つを比べましても、石川酒造は見学、飲食、販売というシステムができ上がっておりますが、田村酒造にはそのようなシステムはございません。そこで、それぞれの蔵元の事情、現状の販売戦略などを確認しながら、販路拡大ですとか観光事業との連携の可能性を探っていくことになります。
また、東京は都市として世界的なブランドでございます。その東京にも酒蔵がある多摩地域、それも西多摩はおいしいお酒を生み出す産地であるということをPRできるよう商工会と詳細を詰めてまいります。
次に、事業の検証でございますが、国への申請に当たりましては、達成指標の設定が義務づけられております。進捗状況や達成状況につきましては、市がRESASや国の統計データを確認し、公表してまいります。また、事業の実施は商工会任せではなく、十分関与してまいりたいと、そのように考えております。
194 ◯18番(原田剛君) 1点目のほうも、スケジュールがタイトな中での申請ということで、御苦労されたかなというのがうかがえます。そういった中でもやはり新規性とか、事業の先駆性とか、連携の要素が二つ以上とか、さまざまな縛りがあった中でされたということでございます。そういった点では承知いたしました。
そこで1点、今後も非常にタイトなスケジュールでこういった形で出てくるのではないかということで、総合戦略を進めていく上で、やはり企画力とかプレゼン力とかというのも各課に求められるところではないかと思います。そういった中で、やはり市民サービスとか市民満足度からも、国の交付金が出たときには本当に獲得していくというのは非常に大事かなと思っております。そういった点で、こういったケースの場合に、各分野から事業企画などが一斉にばっと上がってくるような、そういったことも必要になるのではないかという点で、各課における企画力というのをどのようにお考えかお伺いしたいと思います。
それと、2点目については承知いたしました。詳細については、これから商工会と詰めていくということでございます。本当にこの東京のブランドという形でお酒を出していくというのは、非常に重要だということでは認識しておりますので、大いに期待したいと思います。
進捗状況についてはRESASなどで公表していくということで、事業の実施についてもやはり十分関与していくという点では承知いたしました。1点だけお願いします。
195 ◯企画財政部長(田村博敏君) 再質問にお答えをさせていただきます。
各課における企画力についてでございますが、今回の地方創生加速化交付金に限らず、国や東京都等からの補助金、交付金の情報につきましては、速やかに全部署へ情報提供し、各課における事業立案の支援を企画調整課にて行っております。
今回の地方創生加速化交付金につきましては、先ほど申し上げましたとおり、対象事業の要件が非常に厳しく、また事業の選定から申請までのスケジュールが非常にタイトであったため、産業観光施策の分野に属する東京の酒ブランドを基軸とした地域活性化事業と、住宅施策分野と産業観光施策分野にまたがる中心市街地活性化推進支援事業の2事業を申請したところでございます。
各課における企画力の向上につきましては、総合計画策定委員会の下部組織であります企画、総務、市民、生活環境、福祉保健、子ども家庭、都市建設、教育の八つの部会にて実施計画に関する議論を行っておりますし、市長をトップとした施策検討会にて具体的な施策の検討を行っており、それらを通しまして各課の企画力の向上が図られていると考えております。
また、若手・中堅職員の政策形成能力の向上につきましては、職員研修所の政策プレゼンテーション研修や中堅職員研修を庁内で実施するなど、職員の企画力の向上を図っておるところでございます。
196 ◯18番(原田剛君) 詳しくありがとうございます。
そういった点では、今回の場合も各課における事業立案の支援ということで、企画調整課において行っているということでございますし、また市長をトップとした施策検討会について、具体的な施策の検討も行い、企画力の向上を図られているということも承知しました。
また、若手職員、中堅職員に関しても、さまざま政策プレゼンテーションの研修などもやられているということで、今後やはりこういったタイトな形で結構出てくるのではないかなというのがありますので、たくさん企画がいつでも出せるような形でお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。
197 ◯11番(杉山行男君) 今の質疑で大分わかるところもあったのですが、私の質問は、これが1月20日の参議院で平成27年度補正予算が確立したと。また、12月18日、閣議決定がされておりますので、こういった情報をどの段階で知ったかと。今の説明だと2月15日に申請があって、3月18日に内示が出たということですけれども、やはり年が明ける前に既に閣議決定がされていて、内閣府の予算については1000億円が計上されているということで、各市町村、一斉に動き出したということも報道で知っていたわけですけれども、今の説明だと、それをやって庁内で検討はしていたのだけれどもという、そのうちの二つを申請したということですが、その流れの中で早急にやったのかどうか。商工会との関係もあるでしょうけれども、この出した二つの事業を見ると、12月の閣議決定を受けた段階ですぐに開いてやったというふうではなくて、もっと前からいろいろな検討をされていたのではないかというふうに思うわけです。
そういう意味から言いますと、その流れが、もう少し前からいろいろなことをやっていたのではないかということがありますので、その辺の流れを知りたいと。ただ閣議決定を受けてから、急に集まって決めて申請したということではないのだろうというふうに思っていますけれども、その辺についてひとつお願いをいたします。
それから、今の説明でわかるわけですけれども、平成27年度の補正予算という形でここで出しているわけですけども、最終日に印象としてはいきなり出してきたなという私は印象を持っています。どうして説明がなかなかしていただけなかったのか、議会に対してなかったのかなというふうに思っています。その辺についての説明をお願いいたします。
もし、平成28年度の予算にそういう流れがあるということがわかっているのだったら、平成28年度の予算の中で組み入れることが可能ではなかったのかと思うのですか、その辺についての検討はどのようにしておられるかお願いをいたします。
198 ◯生活環境部長(北村章君) 交付金の情報と商工会との協議、その関係でございますが、まず今回2事業を申請させていただきましたが、残念ながら一つしか採択されなかったということです。
採択されなかった一つの中心市街地の関係につきましては、平成28年度の当初予算で組んでおりましたので、そのことは前もって準備が進んでいたと、そういうことでございます。
そして、この酒蔵関係の東京の酒の事業の関係でございますが、こちらについては、今回の交付金の申請に至るというか、事業を組み立てる経緯は、二つの流れがあったことをまず説明させていただきたいと思います。
一つの流れでございますが、先ほど原田議員にも答弁申し上げましたが、東京には現在実際に酒をつくっている酒造場が七つございまして、そのうちの六つが多摩地域にございます。五つが西多摩なのですね。そのうちの二つが、さらに福生市にあるというシチュエーションがございます。それを生かしていこうと、シティセールス推進課では、多摩地域の酒蔵を連携させて地域の魅力づくりに取り組もうと、東京都市長会の地域連携の補助金を活用する方向で企画を進めておりました。これが一つの流れでございます。
次に、もう一つの流れでございますが、国、これは経済産業省になりますが、地域資源を活用したインバウンドを狙っての地域おこしですとか、地域活性化を推奨しております。そのような関係から、狭い地域に酒蔵が集積している地域性から、酒蔵を地域資源として活用したらどうかと、商工会と市に対して関東経済産業局から昨年末に提案がございました。それ以来、どのような取り組みができるか、財源、事業主体など検討をしておったところでございます。
この二つの流れと今回の地方創生加速化交付金のタイミングがちょうど合ったということでございます。交付金の情報をいただきまして、商工会と検討しておりました事業をこの交付金のスキームに落とし込んだと、そういったものでございます。
なお、東京都市長会の補助を受けることについても継続して検討しておる状況でございます。
199 ◯企画財政部長(田村博敏君) お答えをさせていただきます。
私からは、まず今回採択された案件に関しまして、内示までの動きなどにつきましてお答えをさせていただきます。
昨年の12月18日に国の補正予算が閣議決定されておりますが、その中で地方創生加速化交付金につきましては1000億円でございました。それを受け、12月28日に庁内におきまして全部署に連絡し、周知を図るとともに、対象事業調査を実施したところでございます。
ことしに入りましては、1月7日に国による首都圏市町村向けの説明会が行われ、その後1月20日に国の補正予算が成立し、1月22日には東京都より実施計画等の作成及び提出依頼の通知が届いております。それを受け、庁内におきまして臨時の施策検討会及び臨時の策定委員会を開催し、そこで2事業について申請することを決定し、2月15日に東京都を通じ国に対し2事業で2600万円の実施計画を申請いたしたところでございます。
議会に対しましては、3月3日の議会運営委員会におきまして、副市長より、本実施計画の採択、不採択の内示が3月15日前後となり、採択された場合、それから予算編成作業を進めることから、3月3日の議会運営委員会には追加議案として提出することができませんでした。これにつきましては、実施計画が採択された場合、平成27年度福生市
一般会計補正予算(第6号)として今定例会中に上程させていただきたいと考えておりますので、特段の御配慮を賜りたい旨のお願いを申し上げたところでございます。
その後、3月18日に内閣府から東京の酒ブランドを基軸とした地域活性化事業1400万円の内示通知をいただきましたので、同日、庁議にて6号補正予算案を決定いたしたところでございます。
なお、今後の具体的なスケジュールにつきましては、現時点ではまだ国からは示されておりません。
200 ◯11番(杉山行男君) 商工会との連携の中で、いろいろ検討されていたことはわかりました。
それで、今の国の流れのこともわかりました。ただ一つ気になりますのが、3月3日の副市長が議運で説明をしたということでありますけれども、私は議運の委員ではありませんので。それで、3月4日の全協で、そのときに説明していただければよかったかなというふうに思うのですが、議運が一番大事なのはよくわかりますけれども、やはり説明する機会が全然なかったわけではないので、いきなり先週の木曜日の夕方少し寄ったときに、この補正予算書をいきなり見まして、何だこれはという感じがしたのですけれども、そういう点につきましては、そのほかに議運で説明と協力要請を副市長がしたということですけれども、その後の全協のところではそういう考えはなかったということでしょうか。再質問お願いします。
201 ◯企画財政部長(田村博敏君) 再質問にお答えをさせていただきます。
3月3日の議運で説明したとのことだが、翌日の全員協議会でなぜ説明しなかったかについてでございます。
議会運営委員会では、申請した実施計画が採択された場合、補正予算6号として上程する可能性がある旨を副市長から説明をさせていただきましたが、その時点では申請した事業の採択、不採択が不明であったため、翌日の全員協議会での説明を見送らせていただいたものでございます。
202 ◯11番(杉山行男君) 予定ということで、既にいろいろ動いて申請をして、採択を待つということで、議運に副市長がお願いをした、予定を説明したということですけれども、予定として全協の中で一言言ってもよかったのではないかなというふうに思っていまして、残念だなというふうに思っています。
やはりできるだけ、いろいろなことがあるのならば、やはり議会のほうに、議運が一番その説明のトップにあるわけですけれども、そうは言っても、やはり説明ができる機会があるのだったら、全協のところとかいろいろなところを利用して説明していただいたほうがよかったのではないかなというふうには思っています。
今後もしこういったこと、最終日にここで議案の提案をされて、ここで即決ということですから、いろいろな議論もできないわけですけれども、やはりそういった情報というのはできるだけ教えるといいますか、報告をしていただけるほうがよろしいかなというふうには思っておりますので、ぜひ次にまたありましたら、そういった報告はぜひしていただきたいというお願いをして終わります。
203 ◯議長(末次和夫君) ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
204 ◯議長(末次和夫君) なければ、以上で質疑は終わります。
ただいま議題となっております議案第37号は、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
205 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号は委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより議案第37号について採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
206 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
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207 ◯議長(末次和夫君) 日程第33、陳情第28-3号、東京都住宅供給公社住宅の居住環境の充実に関する陳情書を議題といたします。
陳情第28-3号については、建設環境委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
ただいま建設環境委員会に付託いたしました陳情第28-3号は、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
208 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、陳情第28-3号は、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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209 ◯議長(末次和夫君) 日程第34、議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び福生市議会会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名等について議長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
210 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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211 ◯議長(末次和夫君) 日程第35、閉会中の継続審査申し出についてを議題といたします。
総務文教及び市民厚生委員長から、目下同委員会において審査中の案件について、福生市議会会議規則第110条の規定により、お手元に御配付のとおり閉会中の継続審査の申し出が2件ありました。
お諮りいたします。
本件申し出の陳情第28-1号、軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの周知、予防及びその危険性や予後の相談のできる窓口等の設置を求める意見書の提出を求める陳情書については、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
212 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
続いて、残る陳情第28-2号の1件については、総務文教委員会において起立により継続審査となっておりますので、個別に起立により採決いたします。
陳情第28-2号、都立立川高校定時制存続を求める意見書提出に関する陳情書は、申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
213 ◯議長(末次和夫君) 起立多数であります。よって、本件は申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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214 ◯議長(末次和夫君) 日程第36、特定事件の継続調査についてを議題といたします。
委員会の特定事件については、三常任委員会及び議会運営委員会から継続調査の申し出がありました。
本件は、お手元に御配付のとおり平成29年第1回定例会まで閉会中の継続調査としたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
215 ◯議長(末次和夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件特定事件は平成29年第1回定例会まで閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
216 ◯議長(末次和夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
会議を閉じます。
これをもって平成28年第1回
福生市議会定例会を閉会いたします。
午後3時17分 閉議・閉会
署名議員
福生市議会議長 末 次 和 夫
副議長 原 田 剛
議員 串 田 金 八
議員 田 村 昌 巳
議員 大 野 聰
議員 堀 雄 一 朗
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