1項目目の2点目、新たな
予防ワクチン助成について質問します。
私は、昨年の第4回定例会より、ヒブワクチン、
肺炎球菌ワクチン、
子宮頸がん予防ワクチンについて、市民の健康を守るために早急に取り組むべきであると繰り返し訴えてまいりました。
子宮頸がん予防ワクチンに関しまして、公明党は、「自治体の財政や取り組みの姿勢で実施にばらつきが出るのには問題がある」として、子宮頸がんの予防接種を全額国費で補助することを柱とした
子宮頸がん予防法案を国政においては参議院に提出しましたが、成案には至らなかったため、現在でも地方自治体での取り組みが先行しています。そもそもこれまで助成対象として私が実施を要望してきている予防ワクチンは、罹患した際の患者と家族の苦しみや、命に及ぶ危険を防ぐということ以外にも医療費や経済的損失の面から見ても有効であるもの、WHOが接種勧奨しているものと、多くの国々で実施されているものです。国の補正予算に関連予算が含まれたこともありますが、当市での取り組みを伺います。
続きまして2項目目、定住化対策とシティセールスについて伺います。
平成19年第4回定例会では、平成18年度の市政世論調査における定住意向の調査結果を引用しつつ、20代、30代の「できれば移転したい」を含む移転志向の高さが目立っていますので、総合的な福生市への評価の向上が必要であると指摘させていただきました。以来、商工業振興策、都市基盤整備及び文化芸術の振興、地域活性化など、一貫して定住化促進を意識した当市の魅力を高めるという視点での質問をしてまいりました。当市のホームページで確認できる最新の人口は11月1日現在でしたので、11月1日を基準に比較してみますと、平成13年には6万2444人であった福生市の人口は、以来9年連続で減少を続け、2354人もの減が生じています。特に、平成21年度とことしを比較しますと、6万588人から6万90人と、昨年からことしにかけて498人、およそ500人もの人口が減少、5万人台に届く状況になりそうです。
加藤市長は、本年の施政方針演説において、「子育てするなら福生が一番、と言われるような市を目指し、定住化の促進にもつなげていきたいと考えております」と述べられました。また、「平成22年度予算では、商業活性化の面から人口定着問題への取り組みを試みる
まちづくり振興研究等委託、商店街振興の意欲にこたえる福生市商工会補助金の増額を行い、中心市街地のにぎわいの復活と定住化促進策を総合的に推進するため、組織改正により地域振興課に担当する所管を移し、市民の担税力の増加につなげてまいりたいと存じます」とまちの活性化と人口増への取り組みを強化されました。これまでの姿勢よりも一歩前に出た守りから攻めの姿勢に転じられた印象を受けたことは大きな転換であり、大いに期待も抱かせていただいております。
福生市議会公明党では、さまざまな提案を議会で行うとともに、平成23年度の予算要望にも、定住化促進を強く意識した大胆な要望も盛り込んで提出させていただきました。周辺市町の人口の推移に比較しても、当市の人口減少の推移は深刻な事態と言えます。人口増への取り組みは、もはや喫緊の課題として迫っています。
自治体の魅力を積極的に訴える姿勢と手法として、シティセールスという概念を取り入れた自治体もあります。当市における取り組みを伺います。
3項目目に、スポーツ・芸術等における市民や団体の活躍を知らせることについて伺います。
過日、「
オール福生シニア」
ソフトボールチームが全国大会優勝という輝かしい成績を残されました。本年は市制施行40周年、福生市体育協会創立50周年に当たる記念すべき年でもあり、ここに日本一というすばらしい花を添えていただきました。福生市の
ソフトボールチームは、毎年都大会優勝を勝ち取り、全国大会への出場や上位入賞を果たしてきました。このことは、周知のとおりと言いたいところですが、市民のだれもが知っているかというと、必ずしもそうではありませんでした。今回、この優勝を祝い、市役所の玄関には「祝
全国制覇ソフトボール オール福生シニアチーム」と懸垂幕が掲げられました。このような形で、福生市民の活躍をお知らせしていくことは、私も大変重要なことであると考えます。最近では小・中学校のクラブ活動での活躍も地域への便りに紹介されるなど、いろいろ努力していただいております。これも大変有意義なことです。しかし、これらの方法でも十分に市民に情報が伝わっているとは言えません。
福生市民として、スポーツや文化活動で活躍されている方のニュースを聞くことは喜ばしいことであり、まちの一体感の醸成や活性化にもつながります。市民が聞いた情報、知った情報を、勤め先や学校に行った際、誇らかに語ったりできれば、強力なまちのPRにもなり、まちへの愛着の高まりも期待できます。
スポーツ・芸術等における市民や団体の活躍を、市役所前の歩道橋や駅自由通路などに懸垂幕をかけてお知らせしたり、駅前に設置され普段は使われていない駅前文字表示盤なども活用し、通勤、通学、仕事中の市民や通過する方にお知らせすることなどについて、私はさらなる取り組みを求めたいと考えています。何かこうしたことに基準があるのかという点と合わせ、今後の取り組みを伺います。
4項目目に、公共施設の
ユニバーサルデザインについて、現状の取り組みについて伺います。
近年、当市におきましても、公共施設のバリアフリー対応や道路の
ユニバーサルデザインについて、さまざま議論と取り組みがなされてきたことと思います。
今回は、公共施設について確認の意味も込めて、年齢や障害の有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用可能であるようにする
ユニバーサルデザインが新築や改修において取り入れられているか、また一方で、改修や建てかえなどの対象になっていない施設についての
ユニバーサルデザインの取り組みがどのようになっていますでしょうか。高齢者、障害者の方と家族が安心して暮らせるまちづくりという視点から質問をさせていただきます。
5項目目に、道路行政について伺います。1点目に、
睦橋東交差点付近の渋滞解消について伺います。
睦橋東交差点は、1車線が田園地区方面への右折専用車線になっているため、朝晩の通勤ラッシュ時には、右折車両は数台にもかかわらず、あきる野方面への直進用の1車線だけが内出交差点まで渋滞を起こし、奥多摩街道まで渋滞することもあります。市長は、昨年3月、乙津議員の質問に対する答弁で「状況を改善するために、睦橋東交差点から内出交番方面と睦橋方面、それぞれ約100メートルの区間について、南公園側に3メートル拡幅し、2車線から3車線に改良し、直進車線を2車線確保する交差点改良を
西多摩建設事務所に要望しているところ」と、答弁されています。昨今、この渋滞状況は、あきる野方面・
内出交差点方面ともに悪化しているように見えます。その後の進捗状況をお聞かせください。
5項目目の2点目、生活道路における車の減速対策について伺います。
市民の生活道路を走り抜けていく通過車両が、目的地へ向けて高速で走り抜けていく様を市内各所で目にします。そこで、市内の交通量の多い生活道路に減速対策を施すことはやむを得ない状況と考えます。
減速対策には、さまざまな手法があると思いますが、私は、隣の昭島市でイメージハンプを見ました。このイメージハンプは、立体的なものが目の前に飛び出してくるような印象を受けるもので、だまし絵のようなものなんですけれども、それを見ることではっとして車を減速すると、ここに何か凹凸があるように感じると、そういうようなものでした。そのとき私はそれを見て、これにはそれなりの効果がありそうだと感じたんですけれども、現状、福生市における取り組みをお聞かせいただきたいと思います。以上、1回目の質問とさせていただきます。
(市長 加藤育男君登壇)
7 ◯市長(加藤育男君) おはようございます。きょうも1日よろしくお願い申し上げます。それでは、堀議員の御質問にお答えいたします。
市民の健康を守る新たな取り組みについての1点目、HTLV-1対策でございます。このHTLV-1については、ことしの6月に厚生労働省より、母子感染に関する情報提供がございました。通知によりますと、主な感染経路は、母乳を介した母子感染であり、潜伏期間が長く、40歳を過ぎると感染者1000人に1人の割合で、
成人T細胞白血病を発症すると言われております。感染を防ぐための有効な予防接種は開発されておらず、治療も難しい病気とのことでございます。
厚生労働省科学研究班によりますと、3カ月以内の短期母乳保育での感染率が1.9%に対し、4カ月以上の母乳保育での感染率は17.7%といったデータがございます。10月に同じく厚生労働省より、妊婦健康診査についての通知に一部改正があり、HTLV-1抗体検査を
妊婦健康診査特例交付金に基づく検診の公費負担の対象とできるよう補助単価の上限額が改定されました。11月に入りまして、厚生労働省より都道府県に対し、妊婦健康診査におけるHTLV-1抗体検査の実施についてという管内区市町村及び関係団体等に対し、妊婦健康診査において、HTLV-1抗体検査を実施するなど、積極的な取り組みの周知徹底を図るよう通知がございました。
現在、東京都区市町村、東京都医師会代表により、妊婦健康診査の
項目見直し検討会を開催し、実施に向けての具体的な方法について検討しているところでございます。
次に、2点目の予防ワクチンの助成についてでございますが、
小児用肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン・子宮頸がん予防ワクチンは、国において補正予算措置がなされ、今国会で成立いたしました。その補助等の内容でございますが、基金を都道府県に設置し、市町村事業に対し助成をすることとなっており、負担割合は、国が2分の1、市町村が2分の1とのことでございます。また、基金の期間でございますが、平成23年度まででございます。現状での市の来年度事業の実施の見込みでございますが、国及び他の区市町村の動向を踏まえ、また、財政面等の課題もございますので、検討してまいりたいと考えております。
定住化対策とシティセールスについてでございますが、平成21年度に実施いたしました福生市
商店街振興基本調査において、子育て世帯の市外への転出が顕著であることが明らかになり、人口減少への対応は、行政の急務の課題であると報告されました。そこでその課題に対応すべく、市の成長戦略ともいうべき人口の誘致定着の戦略は何かという研究を、社団法人学術・文化・
産業ネットワーク多摩にお願いをいたしました。さまざまなデータをもとにした研究結果として、住む場所として選ばれ続けるまちを目指すためには、教育・住宅・雇用・情報という四つの戦略をもとに、対象を明確にした魅力あるまちづくり政策が必要であることが報告されました。今後、この研究結果をもとに定住化に戦略的に取り組みたいと考えております。なお、情報戦略につきましては、他の3つの戦略とは視点が異なり、それぞれの戦略の上に横断的に存在するもので、市の魅力を内外に発信し、福生市を売り込むという重要な役割を担います。今までの福生市においては、この情報発信、シティセールスの取り組みが弱かったのではないかと認識しております。
今後は、市が持つさまざまな魅力や、他市より優れた取り組みを的確かつ積極的にアピールし、地域間競争を勝ち抜いていきたいと考えております。
次に、スポーツ・芸術等における市民や団体の活躍を知らせることについてでございます。
10月に石川県輪島市で行われた「
ねんりんピック石川2010」の
ソフトボール大会において、東京都代表として出場した「
オール福生シニア」が見事に優勝を果たしたことは議員がおっしゃるとおり、この上なく喜ばしいことと思っております。私としても、この全国制覇を市民の皆様に大至急お知らせするため、市ホームページの10月15日に掲載するとともに、10月21日から市庁舎に懸垂幕を掛けさせました。また、10月18日には表敬訪問をいただき、その模様も市ホームページの市長公務日誌で紹介するとともに、プレスリリースもいたしましたので新聞報道もされました。なお、広報紙は記事の締め切りの都合上、11月15日号掲載となりました。
今後の周知方法としては、今述べました以外にも、市役所・保健センター及び福祉センターに設置してあります
コミュニティビジョン、
携帯電話情報提供サービスでのメール配信、そして、議員御指摘の駅前文字表示盤を活用し、広く多くの市民の皆様にお知らせしていきたいと考えております。なお、懸垂幕につきましては、費用が伴うものでございますので、ケースバイケースになろうかと存じます。
次に、市民の皆様にスポーツ・芸術等における市民や団体の活躍を知らせる基準についてでございますが、一つの目安として、福生市民栄誉賞の顕彰に関する規則や、福生市教育委員表彰規程がございます。同規則の第3条では、国際的な功績・業績のあった者、また、同規程の第2条の別表では、公的機関が主催・後援する東京都規模以上の大会等で、優秀な成績をおさめた児童・生徒並びに、国際的な大会等に出場及び全国規模の大会等で優秀な成績をおさめた個人・団体などとなっており、基準としてはかなりハードルが高いものとなっております。スポーツ・芸術等での活躍の周知は、当事者の励みになるばかりか市民の皆様にも力を与え、まちの活性化・魅力にもつながり、ひいては市民の定住化につながるものと思いますので、積極的なPRに取り組んでいきたいと考えております。
次に、公共施設の
ユニバーサルデザインについて、新築・改修の場合と改修や建てかえの対象となっていない場合の現状・取り組みについての御質問でございます。
市では、平成16年3月に策定いたしました福生市
バリアフリー推進計画に基づき、公共施設の新設、改築、改良、改修の際には、通称「バリアフリー新法」と呼ばれております高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律及び、東京都福祉のまちづくり条例、その他関連法令に基づく整備基準を準用、かつ遵守することとしております。
また、それと同時に、整備対象となる施設の種類や用途、当該施設の個別の状況に配慮した設計施工を実施し、高齢者や障害者、乳幼児を連れた保護者等が日常生活の中で支障なく行動できるよう、道路、駅、市の公共建築物等のバリアフリー化を図るとともに、広く市民が互いを尊重し、ルールやマナーを守りながら、平等に情報を得て自由に行動し、かつ活動できる
ユニバーサルデザインの社会の実現に取り組んでまいりました。
これまでに大きなところでは、新庁舎の建設、市道幹線の改良、拝島駅自由通路整備、第二
市営住宅エレベーター設置、学校便所改良など、さまざまな施策を実施してまいりました。平成22年度におきましても、
ユニバーサルデザインを考慮した市道幹線の改良、牛浜駅
自由通路整備実施設計、学校便所改良、福生野球場整備などについて予算計上させていただき、計画の推進を図っております。
一方で、改修や建てかえの対象となっていない施設につきましては、建築物や道路の段差の解消などのうち、比較的軽微なものについては適宜対応しておりますが、規模の大きなものとなりますと、改修計画あるいは建てかえの機会に合わせて対応させていただくことになります。いずれにいたしましても、今後も福生市
バリアフリー推進計画を初めとして、関連法令や市の実施計画に基づいた事業の実施など、計画的に
ユニバーサルデザインの推進を図ってまいりたいと考えております。
次に、道路行政についての1点目、
睦橋東交差点付近の渋滞解消についてでございます。睦橋通りは、昭和57年度に都市計画道路として幅員18メートル、内出交番前交差点からあきる野方面へ片側2車線で、東京都の施工により整備がされております。議員御指摘のように、睦橋東交差点は1車線が田園地区方面への右折専用車線で、あきる野方面への直進は1車線のため、特に朝夕の通勤時間帯には、この直進車線が渋滞しております。このため、南公園側に直進車線をもう1車線ふやしていただくよう東京都
西多摩建設事務所との行政連絡会などで要望をしております。
そこで、その後の進捗状況でございますが、ことしの6月25日に開催されました
西多摩建設事務所との行政連絡会におきまして、東京都では、この路線は都市計画道路として既に完了している路線であり、いまだ未整備の路線もある中で、完了した路線を再度拡幅することは厳しいこと、また、片側3車線になることから、あきる野方面から来た車両が南内出通りへの右折進入ができなくなるため、
近隣住民等利用者の意見等の意思統一について、市にお願いしたいとのことでございました。さらに、どうしても1車線ふやすことが必要な理由を、交通量調査などを行い検証してほしいとのことでございました。このようなことから、整備に向けて幾つか課題整理が必要ですので、地元の意見等の集約も含め、
西多摩建設事務所との調整には、もう少し時間が必要だと考えております。
次に、2点目の生活道路における車の減速対策についてでございます。
市内には、特に朝夕の通勤時間帯において、渋滞する幹線道路を避けて通り抜け道路として利用される生活道路は多くございますが、その安全対策の対応には苦慮しております。根本的な対策といたしましては、進入禁止などの交通規制をし、生活道路内への車両の進入をシャットアウトすることが一番効果が得られるとは思いますが、これには地域の皆様との合意形成等さまざまな課題整理が必要と考えております。
このようなことから、現在できる具体的な対応として、「生活道路につき進入を御遠慮ください」などの看板を設置するとともに、道路標示やカーブミラー、カラー舗装等の交通安全施設を設置し、通り抜け車両等に対して安全な通行を促しております。
そこで、御質問の減速対策としての
イメージハンプ等の設置と効果についての現状と取り組みでございます。
このイメージハンプは、平面の標示シートを目の錯覚を利用して立体視させる立体路面標示で、車両を減速させる効果があるようでございますが、市内にはまだ設置した路線はございません。この標示は、最初は道路が一部盛り上がって見えるため、運転手は驚いて減速をするようでございますが、突然それが目に入ると避けるために急ハンドルを切ることも考えられます。また、2、3回その道路を利用すると運転手も慣れてしまい、効果は薄れるようでございます。いずれにいたしましても、通り抜け道路での歩行者や車両等の交通安全対策として、設置についての効果や安全性なども含め、道路管理者である福生警察署と調整したいと考えております。
以上で、堀議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
8 ◯6番(堀雄一朗君) それでは、1項目目の1点目の市民の健康を守る新たな取り組みについてから再質問をさせていただきます。1点目、HTLV-1(
ヒトT細胞白血病ウイルス1型)対策についてお聞きします。根本的な治療法がない病気の抗体検査ということになり、抗体検査を実施し、結果を通知するだけでは市民に不安を与えることも心配されます。
妊婦健康診査の中で、HTLV-1抗体検査が行われる方向とのことですが、妊婦健康診査の受診説明はどのように行われているのかと、妊婦以外の方への理解を進めることも重要かと思いますので、どのように考えられているのかを伺います。
9 ◯福祉保健部長(森田秀司君) それでは、お答えをさせていただきます。
母子手帳を交付する際の妊婦健康診査受診票の説明でございますが、現在、保健センターでは、妊娠届の際、保健師が全員の方と面接をいたしまして、受診票等の説明をするようにいたしております。妊娠届で初めて保健センターにいらっしゃる方も多く、妊婦健康診査の重要性を伝えまして、受診勧奨を行っているところでございます。
また、妊婦健康診査にHTLV-1を追加項目に加えた場合でございますが、東京都ではHTLV-1の母子感染予防対策といたしまして、医師、保健師向けマニュアルの配布、妊婦向けのリーフレットの作成、HTLV-1対策研修を予定しているとのことでございます。市といたしましては、HTLV-1抗体検査の意義や実施の方法等につきまして、わかりやすいパンフレットやQ&Aなどを用いまして、十分な周知を図ってまいりたいと、このように考えております。
10 ◯6番(堀雄一朗君) そうしますと、今の妊婦健康診査のときは、一人ひとり面接をしながら受診を進めていくということですので、丁寧な説明を心がけられるようにお願いをしたいと思います。また、市民への周知について、今、そういった部分についても必要かと、周囲の家族、また、自分がキャリアであったことがわかった場合に今後どうしていったらいいのかといったことについても、フォローしていただく必要があるかと思います。既に399の自治体が行っているということですので、そういったところからも情報を得ながら、十分な取り組みをお願いします。
続きまして1項目目の2点目、
予防ワクチン助成についての質問に入らせていただきます。ただいま市長からいただいた答弁には、小児用
肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、
子宮頸がん予防ワクチンの3ワクチンについて答弁がございました。本年6月、第2回の定例会で質問させてもらいました高齢者の死因で現在4位、男性は3位となっている肺炎を予防する高齢者
肺炎球菌ワクチンについて、当市の取り組みと他市における助成の実施状況はどのようになっているのか。当市の取り組みにつきましては、前回は財源を含め検討してまいりたいということでしたのでお聞きしたいと思います。
11 ◯福祉保健部長(森田秀司君) 高齢者の
肺炎球菌ワクチンの、まず、都内の26市での助成実施状況でございますが、現在13市で実施しております。主な内容でございますが、対象は65歳以上の市民の方、おおむね助成の額は3000円から4500円というようなことでございます。なお、平成23年度に高齢者
肺炎球菌ワクチン接種の検討及び予定をしている市が4市でございます。特に予定をしていない市というのが8市でございます。
私ども担当課といたしましても、できれば、このワクチンについても、接種の方向で検討していきたいというふうに考えておりますが、予算等の兼ね合いもございますので、その辺も考慮しながら検討というような形になろうかと思います。よろしくお願いいたします。
12 ◯6番(堀雄一朗君) 今、他市の状況は前回もお聞きしていまして、間が余りありませんけれども、4市が今検討に入っていると、また、予定も含めてということでしたが、これはぜひやっていただきたいということでの質問をさせてきていただきました。
そこで、私もやっぱり財源の問題等いろいろあって大変かと思いまして、いつも同じ質問を繰り返すのもおかしいので、少し私も勉強させていただきまして、さらに調べてみましたところ、肺炎にどういうふうに治療がかかるのかとか、そういったことが、何か情報がないかと思ってお調べしましたところ、山口県の吉國友和氏という医師が、全日本病院協会のホームページに掲載をされている医療費を参考に、自分が勤めていた病院での医療費を参考にしながら出した試算というのがありました。
肺炎で70歳以上の方にかかった入院の治療費です。厳密に肺炎以外の治療費を完全に取り除いた計算はできなかったとありましたが、高齢者の場合、実の治療日数より長期となり、これに伴って負担額も高額となってしまう傾向があると断った上で、1割の負担の方にかかった費用について平均的な数字を出してみたところ、入院日数が9日、本人負担は2万6697円、実際の医療費は、本人負担1割ですから、26万6975円となると。そういうことですと、24万円以上は保険から給付されるということになります。
肺炎球菌ワクチンを接種する費用は8000円、効果は5年と言われています。財源ということでの検討の中に、肺炎が今日本人の高齢者で死因の4位となっていて、不治の病と言われているわけでもありませんが、実際はそういうことから考えると相当数治療されている方もいるのではないかと思われます。
高齢者は、原則として市と密接に関係のある健康保険に加入されていると思います。当市では、7億5000万円もの繰出金を国保会計に拠出しています。高齢者の肺炎の治療、こういったことの実際の数値を出すことは難しいのかもしれませんが、もし可能であればさまざまな角度から研究をしていただいて、実質、効果があるのか、結論に至っていただければと思います。市民に納得の得られる結果が出ていくことを期待しております。
これは、みんなやるからやるということで、どんどん広がってしまったからやるというのではなくて、ありそうか、実際にはそんなに効果はないのに、何か勢いで、みんな横並びでやってしまっているのではないかという結論があっても、実際にはいいと思うのですね。それは、私もそのように市民に説明をすればいいと思っています。その効果が見込めない、あるいはちょっと過剰ではないかっていうようなものは、過剰であるということが言われるのも、確かなことだと私は思っておりますので、その辺については、不可能でなければ研究をしていただきたいなというふうに思います。これは、要望とさせていただきます。
続きまして、2項目目の定住化対策とシティセールスについて質問をさせていただきます。
教育、住宅、雇用、情報という四つの戦略をもとにシティセールスの取り組みを行うということですが、具体的な取り組みはどのようなものになるのかをお伺いします。
13 ◯生活環境部長(野島保代君) それでは、お答え申し上げます。日本の総人口が減少する人口減少社会が進行する中で、人や企業はみずからの生活や事業活動の場を選ぶ時代になっております。また、選ばれる自治体の側でも定住・交流人口、企業の誘致を図るためにB級グルメなどの地域ブランドづくり、子育て支援策等、行政施策の推進など、それぞれの魅力を競い合う自治体間競争が激化しております。選ばれる自治体になるためには、まちの魅力を高める必要があります。この魅力を伝える取り組みがシティセールスでございます。シティセールスの効果は、交流人口の増加、産業の誘致、知的資源と言われる技術やノウハウの蓄積、人的な資源の獲得・活用が挙げられております。つまり、シティセールスは単なる宣伝活動だけではなく、まちづくりの視点から必要な資源を獲得するために働きかけ、取り込み、生かしていく一連の取り組みを推し進め、情報発信、情報戦略と結びつけていくと、そういうことでございます。
市長答弁にもございましたように、福生市では、定住化対策として選ばれ続ける自治体になるために、教育、住宅、雇用、そして情報の四つの戦略をもとに、魅力あるまちづくり、その発信が重要と考えております。このような意味で、シティセールスは市がスピード感を持って取り組まなければならない課題と認識をしております。
具体的には、福生市に住む市民として、改めて住むまち福生の魅力発掘の一環として、22年度から実施している中学生の我がまちの宝探しの継続的な実施、また、福生市の観光物産等の魅力の発信拠点整備として、22年度、23年度実施の地域ブランド発信モデル事業がございます。そして、23年度新規に計画しておりますのは、まちの魅力の創造としてのロケ支援、福生ドッグブランド構築事業、環境にも人にも優しいまちの魅力としての次世代モビリティ活用モデル事業がございます。これらの事業は、従来から取り組んでおります先駆的、また、魅力等とらえていただける事業、そして、「五つの元気」事業を含めて、福生の魅力を高めるためのシティセールスの一環としての取り組みでございます。
今後も福生市の住みたいまち、住んでよかったまちとしての魅力を高め、それを情報発信していくシティセールスに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
14 ◯6番(堀雄一朗君) 今、シティセールスの中身というか、スピード感を持って取り組まなければいけないというお話がありましたが、全くそのとおりだと思います。
そして、一つ一つの事業がばらばらではなく、お互いに相乗効果をもたらすような情報の共有と発信をお願いしたいと思います。
平成23年度新規に計画している事業に、次世代モビリティ活用モデル事業とあります。次世代モビリティ活用事業とはどのような内容かをお伺いします。
15 ◯生活環境部長(野島保代君) それでは、再々質問にお答えを申し上げます。次世代モビリティ活用モデル事業ということでございます。まず、モビリティという言葉でございますけれども、一人ひとりの移動を意味するとともに、地域全体の交通流動を意味するものでございます。このようなことから、次世代モビリティとは、将来的に移動手段の核として期待される電動アシスト自転車、電気自動車などを指しております。
23年度に東京都地球温暖化対策等推進のための区市町村補助制度の全額補助事業として計画しております次世代モビリティ活用モデル事業でございますけれども、この電動アシスト自転車、電気自動車を活用して、自動車利用を減らすことによるCO2削減とともに、観光交流人口の増加、地域産業の活性化を図ることを目的としております。現段階では、JR福生駅、牛浜駅、拝島駅周辺の3カ所にステーションを、また、商店街の市有地に本事業の拠点であり、観光案内所の機能をあわせ持つメインステーションを設置し、電動アシスト自転車等を配置する予定でございます。事業内容でございますが、電動アシスト自転車、電気自動車の貸し出し事業による市内の観光拠点や生活拠点、商店街のネットワーク化により、環境に配慮した、また高齢者等の市民に優しい社会環境をつくり上げるものでございます。
本事業には、多様な視点がございまして、一つは環境の視点であり、観光の視点でもございます。また、地域振興の視点、そして、いわゆる弱者と言われる市民の方々の視点でもございます。
このような多様な視点から、今後の本事業の制度設計に取り組んでまいりますが、活用する電動アシスト自転車につきましても、親子が安全に移動することができる3人乗り自転車や、高齢者の方の御利用を考えた三輪自転車などにつきましても、市民ニーズを分析しながら配置検討をしてまいりたいと考えております。
16 ◯6番(堀雄一朗君) 電動アシスト自転車、電気自動車等も活用する環境、観光、地域振興、交通弱者などの視点も持って取り組むという、すごく欲張りな事業のように聞こえますけれども、しかも全額補助事業ということで、さらに、そういったことのお金の問題ではないかもしれません。夢のある事業にも聞こえます。ほかにはない先進性とか、コンパクトシティとしての強みを生かした事業の充実ということは確かにシティセールスにふさわしいのかとも思います。
平成23年度の公明党の予算要望には、3人乗り電動アシスト自転車の貸し出しを要望させてもらいました。かつてレンタサイクル事業を提案した際、自転車の有効活用に対し、答弁はなかなか慎重なものでしたが、市長は、非常に前向きな姿勢を示されたことが気になっておりました。このような形で、提案・要望をはるかに上回る実現の方向性を示されたことには、率直に感動しております。シティセールスとは感動を与えること、そういうような意気込みで、さまざまな取り組みを強めていただきたいと、この点は要望させていただきます。
それでは、3項目目のスポーツ・芸術等における市民や団体の活躍を知らせることについて質問させていただきます。
駅前の文字表示盤の活用を含め、積極的なPRに努められるとのことで、ありがとうございます。先ほど、市民栄誉賞や福生市教育委員会表彰規程が一例として紹介されましたが、スポーツ・芸術等における市民や団体の活躍でのPR基準というのは、なかなか難しそうです。
私は、難しいことを言わずに言いますと、ソフトボールを例に挙げますと、都大会の優勝あたりはぜひお知らせいただきたいと思います。上位入賞だけでもすばらしいことですが、優勝はさらに感動的です。都レベルで優勝となれば、直接関係のない市民や市外への通勤・通学者であっても話題にできますし、次は全国大会へと、全国大会に注目し応援することも、加わることもできます。
そこで、どのように情報をキャッチしてPRへつなげていかれるのかお聞かせください。
17 ◯企画財政部長(福島秀男君) お答えいたします。市の広報の総括的な部署は秘書広報課が担っているわけでございますけれども、さまざまな情報は基本的にはそれぞれの担当課、今お話がございましたソフトボールであれば、スポーツ振興課ですとか、学校の中での入賞であれば指導室といったところがございます。また、意外といってはいけないのですけれども、秘書係も大変早く情報が入ってまいります。自薦他薦を問わず、市長にこういう結果がございましたという御報告をいただいているものですから、かなり早目に情報が入ってまいりまして、いただいた情報を広報係の方からお知らせするという形になります。
さて、このPRの仕方なのですが、さまざまございますけれども、まず、報道をされていないものにつきましては、現在、パブリシティという方法がございまして、各報道機関に、具体的にはA4判1枚で、見出しに情報をキャッチできる言葉を的確に入れるような、そういったマニュアルをつくりまして、きのうの市長の答弁もございましたけれども、職員一人ひとりがスポークスマンだと、そういう形でPRするようにといったところのマニュアルができておりまして、また、研修も実施しております。こういったことから───ただ、きのうのお話がありましたように、私どものPRの仕方が非常に市長から見るとまだまだ足らないと、へただとそういう答弁もございましたので、いま一度、このパブリシティの方法を徹底しまして、さらに今お話がございました東京都大会以上の輝かしい成績、どういった基準を設けるか、そういったところも含めまして再度内部で検討いたしまして、今後も積極的にPRをしていこうと、そういうふうに考えているところでございます。
18 ◯6番(堀雄一朗君) それでは、このスポーツ・芸術等における市民や団体の活躍につきましては、これまでも取り組み自体はあったということですが、これからの取り組みにもさらに期待をさせていただきたいと思います。また、自薦他薦問わずということもありましたし、そういう点では、これからの取り組みを期待させていただきたいというふうに思います。
それでは、4項目目の公共施設の
ユニバーサルデザインについて、現状と取り組みについて、伺わせていただきます。
新築、改築、改良、改修の際、対象となる施設の種類、用途、当該施設の状況に配慮して、設計、施工していると伺いました。
それでは、現状、この取り組みの進捗の状況と、今後の具体的計画をもう少しお聞かせいただきますか、その点をお聞きしたいと思います。
19 ◯企画財政部長(福島秀男君) お答えいたします。公共施設の改修でございますけれども、御案内のとおり、福生市には非常に多くの公共施設がございまして、また、建築年数も大分経過しておりまして、老朽化もひどくなってきている状況がございます。ここで、今後10年ぐらい、平成33年ぐらいまでのスパンにおきまして、優先的に建築年数、経過年数を基本にいたしますけれども、そのほか老朽化の具合などを加味いたしました財源的な裏づけも含めました計画を今つくっている最中でございまして、年度内には、その計画ができ上がるだろうと考えておりますので、その
ユニバーサルデザインの改修につきましては、その計画に沿いまして、今後逐次改修していく、そんな予定でございます。
20 ◯6番(堀雄一朗君) 公共施設の
ユニバーサルデザインその他については、計画を年度内にはということで、またお話がございましたが、実は、その中身がお聞きしたいという思いがありました。そこで、ただこれからということですので、実際には改修の問題で言いますと、まだ相当大規模改修をしなきゃいけない要素があるものが施設としても見受けられるんじゃないかと。また、できればこのような財政の厳しい折、そのことは考えたくないと、なかなか考えにくいというようなこともあるのかと思います。
具体的には、私がお聞きした話ですと、市民の方が多数集まるところでまだできてないところの一つとして、中央体育館などが挙げられています。中央体育館に行きますと、実際に入り口をちょっと入ったところから、さまざまな段差がございまして、ここはそういう今の状況の中で、体育施設で障害者の方が利用する場合には、地域体育館の方を御利用いただくようにしているということですが、どうしても高齢者の方が、集まらなければならない大きな行事があるとき等、ここに入ったりもせざるを得ないという状況があると思います。中央体育館につきましては、いつどうするという話を私はちょっとお聞きしたことがないものですから、当面こういったところでの、例えばトイレでありますとか、そういう際に大体皆さん御利用になるところについて、先ほどのバリアフリーのさまざまな法律にのっとった厳密な改修はできないとしても、改修が1年というわけにはいかない、5年先、10年先というようなことがあるようなものとか、まだちょっと計画がないというようなものに関しては、要望に応じた改修をしていただきたいなというふうに考えております。
それは、例えばトイレの一部を、和式しかないところを一つだけ洋式に変えておくとか、あるいは、何かこの水の栓を開けたり閉めたりするにも、子どもじゃないですけれども、高齢者になっても、やはり不便を感じるときがあるというようなことになってくるらしいのですね。そういったときに、自動水洗は意外と便利なのですよという話を聞いたこともあります。この点、柔軟に、施設に応じてやっていただくことを要望いたします。
それでは、5項目目の道路行政についての1点目、
睦橋東交差点付近の渋滞解消について伺います。
東京都への要望の結果は、どうしても1車線をふやすことが必要な理由を、交通量調査などを行い検証してほしいとのことのようですね。そうしますと、この道路というのは、本来、福生市民も利用しておりますけれども、大変多くの東京都民、福生市民以外の都民が利用している道路であると思うんですが、現在、睦橋東交差点の先にあり隣接する内出交番前交差点の改良は終了しているように見えますので、早急に、この課題等の整理というのは取り組んでいただき、交通量調査なども行ってはどうかと私は思いますけれども、その点についてどういうふうにお考えかお聞きします。
21 ◯副議長(田村正秋君) それでは、午前11時10分まで休憩といたします。
午前11時 休憩
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午前11時10分 開議
22 ◯副議長(田村正秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
23 ◯都市建設部長(小峯勝君) 再質問に御答弁申し上げます。今後の取り組みとして交通量調査が実施できないかということでございますが、これは基本的には都道でございますので、拡幅工事を含めまして、道路管理者でございます
西多摩建設事務所に要望してきております。市長答弁でもございましたように、東京都
西多摩建設事務所では、既に計画幅員で整備が完成していることや、拡幅による道路形態の変更から地元の対応を含め、事業化に向けては市側で課題を整理してほしいとの回答がございました。このため、渋滞の実態は市が検証して拡幅の必要性を立証して、再度、東京都
西多摩建設事務所へ事業化の要望をすることを考えております。そこで、交通量調査は、
西多摩建設事務所との調整をして原因を検討する中で、具体的な渋滞の分析資料として必要となった段階で、検討していきたいと考えております。
24 ◯6番(堀雄一朗君) 最初にありました答弁と今の再質問の答弁をお聞きしますと、やはり東京都が本来やるべきというところをどうしても、東京都が逆に市に課題を出してこれはどうこたえるのかと、何かやりたくないと言われているような感じがするのですね。そういう意味では、その課題というのを整理してほしいということですけれども、具体的に何をどうなのかというところについて、こういうふうに整理をすれば東京都としてはやらざるを得ないだろうというふうに回答が返ってくるのか、そういったことについての状況というのはわかっていますでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。
25 ◯都市建設部長(小峯勝君) 再質問にお答えします。最近、内出交差点の信号機が歩車分離式になりまして、非常に安全対策が図られているというところもあるのですが、そのこともあって、信号のタイミングが少し変わったことによる渋滞ということと、さらに今現在、内出の交差点からまた国道16号線に向かって混んでいることで、睦橋通りから内出交差点に向かっても非常に混んでいる状態も続いています。
私も通勤に睦橋を使っていますので、渋滞に巻き込まれている1人でございますが、そういう意味からも早目に拡幅をしていただきたいというところなのですが、具体的に何がということなりますと、やはり財源というものも大きな形になろうかと思いますが、東京都の方に考え方をお聞きしてみますと、現在市内でも五日市街道、優先順位的には、基地の東側を走っております五日市街道、これは国道16号につながる道なのですが、3・4・3の2号線、あるいは志茂立体、都市計画道路3・4・2号線なのですが、また、それとネットワークとなります産業道路3・3・30号線の工事を市の方でもぜひ早期に実現する形でお願いしていますので、そういうところからしますと、優先順位的には今の路線の次あたりになろうかと思いますが、今後、どうしても渋滞が激しいところはそれを立証していかなければいけませんので、まず、それが東京都に対して優先順位を上げていくための資料として交通量調査が必要であるならば、当然、それが解析するために必要であるならば、どうしても交通量調査をしてみたいと思いますが、今後、交通量の調査も含めて、信号機のその調整、あるいはタイミング等も含めまして、東京都の方と一緒になって調整して、拡幅の原因が非常に多いのだというところを深く立証しなければなりませんので、大変そのところは難しい部分もございますが、今後、そういうところで東京都と一緒になって拡幅に向けて努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
26 ◯6番(堀雄一朗君) いろいろと答弁苦しい中、お答えいただきましてありがとうございました。これは実は、東京都の、市の方で状況を整理してほしいとか課題とかという話の先に、東京都の予算の中に、「新みちづくり・まちづくりパートナー事業」というのが実はありまして、これがいいのかどうかっていうのが実はあるのですけれども、都の方では既にできないといったところをどうしてもやりたいと地元が言うのならば、こういう予算措置がありますよというのがメニューとしてあるようなのですね。そのメニューというのは、用地買収費だけは出しますと。物件補償は都がしますけれども、設計、施工、その他は全部市で持っていただければやりますという、そういう予算メニューということで、何かこっちに最終的に持って行けばいいんじゃないのと、こう計画されているような気が都の方にあるんじゃないかなという気がしたりもするんですが、これが本当に市にとってメリットがあるのかっていうことも含めて、いろいろ研究していただきたいなと思います。用地買収というのは相当費用が実際かかると思うんですけれども、都としては、もう終わってしまったところをできないと最初にお答えがあるということですので、そういった点で、その場合こういうメニューも、というのは実は用意されているようなので、福生市の場合、財源をどうするのかについてはいろんな手法があると思いますので、必ずしもこの「新みちづくり・まちづくりパートナー事業」がメリットがあるかどうかは、ちょっと私も今の段階でわかりませんが、早期の渋滞箇所解消に向かっての研究の中には、加えていただけたらなと思います。
また、睦橋につきましては、あそこよりも南、いわゆる下流の方には、次に渡るところは、やはり拝島橋までないということで大変混雑する。これは、あきる野方面、どうも渋滞の原因にはあきる野方面への観光客なども、土・日は特に混むことなどを見ても相当いらっしゃるのではないのかなと。