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  1. 福生市議会 2007-09-14
    平成19年決算審査特別委員会  本文 2007-09-14


    取得元: 福生市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前8時57分 開議 ◯串田委員長 ただいまから、平成18年度福生市一般会計決算審査特別委員会4日目の会議を開きます。  この際、報告事項がありますので、事務局から報告させます。         (吉野議会事務局長報告)   1 平成18年度福生市事務報告書の正誤について(別添参照) 2 ◯串田委員長 ただいま事務報告書において、理事者から修正の申し出がありましたが、いかがですか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) 3 ◯串田委員長 それでは、修正については申し出のとおり承認することにいたします。  なお、本件については後日、本会議において報告することにいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯串田委員長 初めに、昨日のPCBの答弁の保留答弁がありますので、島課長補佐よりお願いします。 5 ◯島課長補佐 昨日、衛生費、PCBの福生市の保有についての資料が用意できませんで、申しわけございませんでした。PCBの所有の個数を報告させていただきます。  福生市役所、コンデンサー1、安定機67、さくら会館、コンデンサー2、第一小学校、安定機9、第二小学校、コンデンサー1、第三小学校、コンデンサー1、第四小学校、コンデンサー1、第五小学校、コンデンサー1、第六小学校、コンデンサー2、第二中学校、コンデンサー1、つくし保育園、安定機3でございます。合計でコンデンサーが10、安定機が79でございます。 6 ◯小野沢委員 結局、この18年度に処理できなくて、そうするとこれは今もそっくり、今の状況で残っているということなのかどうか。その後の見通しはどうなのか。 7 ◯島課長補佐 18年度予算で処理の計上をさせていただいたのでございますけれども、処理工場が事故で稼働できなかったということで、19年度の予算に計上させていただいているところでございますが、処理工場が予想以上に処理能力が遅くて、7月には東京都の方で説明会がございまして、19年度もできそうもないと、正式な文書はいただいていないのですけれども、難しいのではないだろうかという話を聞いているところでございます。   ───────────────・─────────────── 8 ◯串田委員長 これより議事に入ります。  労働費、農林水産業費、商工費、土木費について、理事者から説明をお願いします。 9 ◯吉沢部長 それでは、農林水産業費及び商工費について説明をさせていただきます。  135、136ページをお願いいたします。第6款農林水産業費、第1項農業費、第1目農業委員会費でございますが、支出済額は365万6012円、執行率98.7%でございます。主なものといたしましては、137、138ページで、7名の農業委員の報酬316万8000円でございます。月額は会長が4万8000円、その他委員は3万6000円でございます。
     第2目農業総務費は職員人件費3人分でございます。  第3目農業振興費は、805万497円、執行率99%で、主なものとしましては備考欄1農業振興費の13節、草花苗生産委託料725万9780円、備考欄2の家庭菜園管理費の家庭菜園整備工事費23万3100円でございます。草花苗生産委託料については、市内の農業団体にマリーゴールド、サルビア等7万2674株の苗の生産を委託したもので、事務報告書では240ページに掲載しております。  第4目緑化推進費は957万5883円、執行率92%で、主なものは備考欄1の緑化推進費で13節多摩川堤防沿い桜樹木診断委託料は、桜の倒木があったことから248本の診断を行った委託料でございます。19節の保存樹林地等奨励金486万7741円は、宅地介在山林等7件、一般山林5件の面積9895.3平方メートル、また、樹木219本、保存生け垣185カ所、4132メートルに対します報償金で、事務報告書では255ページでございます。  次に139、140ページをお願いいたします。第7款商工費、第1項商工費、第1目商工総務費は3544万3256円、執行率99.9%でございます。主なものといたしましては備考欄1の職員人件費は職員4人分でございます。備考欄2の観光対策費では19節の福生桜まつり補助金340万円、蛍まつり補助金140万円、事務報告書では238、239ページでございます。また、西多摩地域広域行政圏協議会入込観光客数調査負担金は、これは5年ごとに実施しております調査の負担金となっております。  第2目商工業振興費は、5655万2061円、執行率88.5%で、主なものは備考欄1の商工業振興費では13節の福生七夕まつり委託料3050万円、19節で福生市商工会補助金1292万2000円、新・元気を出せ商店街事業補助金544万7000円でございます。福生市商工会補助金は、商工会職員人件費と事業費への補助で、事業補助といたしましては産業祭、あるいはインターナショナルフェア及び商栄会等の事業への振興助成金でございます。新・元気を出せ商店街事業費補助金の主なものは福生駅西口でのイルミネーション・フェスティバル、熊川武蔵野商栄会によるいなり市、銀座通り沿いの四つの商店街による商店街まつりなど9事業でございます。次の備考欄に中小企業振興資金貸付事業費でございますが、22節の中小企業振興資金利子補給金及び信用保証協会保証料546万4560円が主なものでございまして、事務報告書では236ページでございます。  第3目消費生活費235万999円、執行率85.8%となっております。主なものは備考欄1消費者対策費の1節、消費生活相談員報酬114万円で、これは毎週2回、月曜日と木曜日に行っております消費者相談のための指導員2名への報酬でございます。備考欄2消費者の市事業費30万8000円は、年4回行われておりますガレージセールの委託料で、事務報告書では240ページに掲載してございます。  以上、農林水産業費及び商工費の説明とさせていただきます。 10 ◯清水部長 それでは、労働費、土木費、住宅費について、説明をさせていただきます。135、136ページをお開きいただきたいと思います。  第5款労働費でございますが、支出済額10万2653円は、執行率98.7%で、前年度とほぼ同額となっております。  141、142ページをお開きいただきたいと思います。第8款土木費でございますが、支出済額20億2373万4781円は、執行率98.8%で、前年度比9505万232円、4.5%の減となっております。内容について説明をさせていただきます。  第1項土木管理費中第1目の土木総務費でございますが、支出済額4524万6837円は執行率96.6%で、前年度比36万565円、0.8%の減となっております。備考欄1の職員人件費は4名分でございます。備考欄2の土木管理費の主なものといたしましては、13節の建設関係調査委託料199万4370円で、市道幹線II-18号線交通量調査委託等6件を実施いたしました。事務報告書は376ページでございます。  次に、第2目の用地取得事務費でございますが、支出済額276万4320円で、主なものは19節の土地開発公社運営費補助金272万2000円でございまして、1人分の人件費でございます。  次に、第2項道路橋りょう費の第1目道路橋りょう総務費でございますが、支出済額1億3826万7589円は執行率96.3%で、前年度比429万7907円、3%の減となっております。備考欄1の職員人件費は9名分でございます。備考欄2の道路橋りょう管理費でございますが、支出済額5019万6777円は、前年度比596万1123円、10.6%の減となっております。これは事業量の比較により減となっております。  143、144ページをお開きいただきたいと思います。主な内容といたしましては、継続的なものとなっておりますが、各種委託料等となっております。13節の街路樹剪定委託料は市内18路線の幹線道路等の樹木の剪定、除草の委託料でございます。19節の福生駅東口自由通路等管理費負担金は、施設の定期保守、管理等を委託している負担金でございます。備考欄3の私道整備事業費でございますが、支出済額640万3090円は、前年度比141万8946円、18.1%の減となっておりますが、これは事業量の減によるものでございます。事務報告書は380ページでございまして、2件の私道整備を実施いたしました。  次に、第2目の道路維持費でございますが、支出済額1252万4875円は執行率96.7%で、前年度比338万6868円、37.1%の増となっておりますが、これは事業量の増によるものでございます。15節の市道等補修工事におきまして、事務報告書は377ページでございます。55件の事業を実施いたしました。  次に、第3目の道路新設改良費でございますが、支出済額6億3894万4206円は執行率99.2%で、前年度比3億7200万589円、139.4%の大幅な増額となっております。これは拝島駅自由通路整備事業費において増になったものでございます。備考欄1の市道改良事業費でございますが、支出済額4399万128円は、道路の舗装及び狭隘道路等の整備費でございます。なお、狭隘道路等の拡幅状況については、事務報告書374ページでございます。備考欄2の市道第30号線歩道設置事業費、一中西側でございますが、支出済額3269万5381円は通学路である福生第一中学校西側付近から七屋踏切までの延長76.6メートルを、生徒及び一般歩行者等の通行の安全を確保するため、幅員4メートルの道路を1.5メートル拡幅し、歩道の整備等を実施いたしました。これにより一中前の歩道は、平成14年度に実施いたしました237メートルと合わせ313.6メートルになりました。事務報告書は34ページと378ページでございます。備考欄3の市道第181号線歩道設置事業費、二小南側でございますが、支出済額917万7000円は通学路である福生第二小学校南側正門前の延長95.4メートル、幅員4メートルの道路を、学校側に1.5メートル拡幅し、歩道を設置して児童及び一般歩行者等の通行の安全を図るための事業を実施いたしました。事務報告書は34ページと378ページでございます。  145、146ページをお開きいただきたいと思います。備考欄4の市道第221号線法面防護事業費、ほたる坂でございますが、支出済額1861万8280円は延長約80メートル、幅員1.8メートルの歩行者・自転車専用道路の法面部分が一部石積みが崩れかけている箇所もあり、歩行者等の通行に危険なため法面、道路等の整備を行うため用地買収等を実施いたしました。なお、工事は19年度に実施いたします。事務報告書は34ページと379ページでございます。備考欄5の拝島駅自由通路整備事業費でございますが、支出済額4億9056万9601円は、昭島市との共同事業として拝島駅の南北を結ぶ自由通路及び駅舎の橋上化整備事業でございます。平成17年度から東日本旅客鉄道株式会社と西武鉄道株式会社に委託をして工事を実施しておりまして、平成20年度末完成予定で、現在も事業を進めております。なお、今年の8月に橋上駅舎が完成しましたことから、自由通路は一部未完成ですが、8月24日、金曜日から暫定ではございますが使用開始をしております。事務報告書は34ページと379ページでございます。備考欄6の東福生駅自由通路上屋設置事業費でございますが、支出済額4389万3816円は駅利用者等の利便性と通行の安全を図るため、駅の自由通路に屋根を設置するための工事を東日本旅客鉄道株式会社に委託をして実施いたしました。事務報告書は34ページと379ページでございます。  次に、第4目橋りょう維持費でございますが、支出済額397万66円は、執行率91.7%でございます。平成18年度は橋りょう耐震補強工事として、宮本橋を実施いたしました。事務報告書は379ページでございます。  第5目の交通安全施設費でございますが、支出済額5958万9605円は執行率97.2%で、前年度比52万7539円の減となっております。備考欄1の施設維持管理費でございますが、支出済額4592万5786円は、前年度比377万7782円、9%の増となっております。これは光熱水費において増になったことが主なものでございます。11節、光熱水費3458万1916円は、道路照明灯及び福生駅自由通路等の電気代でございます。13節道路照明灯修繕委託料799万9762円は、照明灯の球取りかえ等の修繕を303件実施いたしました。事務報告書は377ページでございます。備考欄2の施設整備費でございますが、支出済額1366万3819円は前年度比430万5321円、24%の減となっております。これは事業量の減によるものでございます。主なものといたしましては、交通安全施設事業として道路照明灯設置工事等13件を実施いたしました。事務報告書は379、380ページでございます。  次に、第6目緊急道路整備費でございますが、支出済額1937万9836円は執行率99.6%でございます。備考欄1の職員人件費は2名分でございます。  147、148ページをお開きいただきたいと思います。第3項の都市計画費でございますが、支出済額10億1176万5884円は、執行率99.4%で、前年度比4億6562万4961円、31.5%の減となっております。これは下水道事業会計繰出金、原ケ谷戸緑地(仮称)新設事業、中福生公園拡張事業の減が主な理由でございます。  第1目の都市計画総務費については、2億3235万2024円で、執行率99.1%でございます。備考欄2の職員人件費は都市建設部2課16名分でございます。備考欄3の都市計画事務費でございますが、支出済額1292万7389円は、前年度比568万9325円で、8.6%の増となっております。これについては住宅マスタープラン策定支援委託既存建築物耐震改修等促進計画策定委託料の増でございます。事務報告書は35ページでございます。13節の都市計画道路線形図作成委託料194万2500円等が主なものとなっております。備考欄4の都市景観事業費の156万3140円でございますが、主な内容といたしましては12節の保険料と、149、150ページをお開きいただきたいと思います。13節の彫刻物等保守委託料となっております。備考欄5の都市計画道路整備事業費でございますが、支出済額7163万4847円は、都市計画道路3・4・31号線(やなぎ通り)の整備事業費でございます。本工事は17年度の事故繰越として平成18年5月12日まで工期を延長して、一部を残して完成をいたしました。事務報告書は365ページでございます。主なものといたしまして、15節の工事請負費で3007万5900円、17節の用地買収費1352万7983円、22節の家屋及び工作物等補償料2744万938円等でございます。  次に、第2目の下水道費6億1000万円は、下水道事業会計への繰出金でございます。前年度比1億6000万円、20.8%の減となっております。  次に、第3目の都市下水路費でございますが、支出済額540万6906円は前年度比271万9274円の大幅増で、青梅、羽村、福生地区都市下水路の維持管理に関する事務を青梅市に委託しております負担金でございます。事務報告書は35、354ページでございます。  次に、第4目の公園管理費でございますが、支出済額1億6400万6954円、執行率97.9%で、前年度比2390万6110円、12.7%の減となっております。これは工事請負費の減が主なものでございます。備考欄1の職員人件費は4名分でございます。備考欄2の公園維持管理費でございますが、支出済額1億1725万3786円は都市公園、児童遊園、その他広場、合計75カ所の維持管理に要する費用でございます。11節の光熱水費916万5120円は電気水道の使用料でございます。13節の委託料でございますが、公園の維持管理で、主なものは多摩川中央公園管理委託料1816万9284円、南公園管理委託料1143万7454円、151、152ページをお開きください。せせらぎ遊歩道公園管理委託料787万5000円等の委託料でございます。15節の工事請負費で公園維持工事1320万5431円は71件分の維持工事でございます。事務報告書は369ページでございます。また、公園便所改築工事430万5000円は、加美平北公園の便所をだれでもトイレに改築した工事でございます。備考欄3の福生南公園管理棟新築事業費の1107万7500円は、平成17年1月31日に放火により消失した管理棟を新築した工事でございます。事務報告書は35ページでございます。  なお、平成18年度決算ではございますが、少し時間をいただきまして南公園と中央公園についての、この間の1週間の経過を説明させていただきます。御存じのように台風9号が9月6日から7日未明まで続き、南公園と中央公園が浸水し、平成13年9月10日、台風15号よりも大きな被害となりました。特に南公園は護岸がえぐられて、園内道路が一部消滅しており、当分の間、閉鎖を余儀なくされてしまいました。  中央公園は公園内のバーベキュー施設の下の段の部分に浸水し、現在、土砂等が堆積し、流木等が園内の樹木の周りに集まっている状態で、一部使用中止しておりますが、既に職員による除去作業を実施しており、9月17日から現在一部中止しております部分も開放する方向で作業を進めているところでございます。なお、9月18日の建設環境委員会において、南公園を視察していただき、御意見をいただく予定にしております。なお、最終日の全員協議会では、再度その間の報告をさせていただきたいと考えております。  次に、第4項の住宅費でございますが、支出済額9128万1563円で、執行率95.5%でございます。備考欄1職員人件費は、職員3名分でございます。備考欄2の市営住宅事務費は前年度と同額でございます。備考欄3の市営住宅改良及び管理費は、前年度と比較いたしまして大きな変動はございません。13節の委託料の主なものは、受水槽ポンプ保守委託料100万8000円と、エレベーター保守委託料231万8400円でございます。15節の工事請負費の主なものは、住宅解体除却工事187万9500円と内装改良工事147万1260円でございます。153、154ページをお開きいただきたいと思います。備考欄4の市営借上高齢者住宅事業費は、前年度と同額でございます。14節の市営借上高齢者住宅借上料は5040万円で、昨年と同額でございます。事務報告書は296ページでございます。備考欄5の市営住宅等管理基金積立金は54万646円で、平成18年度末基金の合計積立金は決算審査意見書の67ページの上段に、各基金の状況の中にございますので、御参照いただきたいと思いますが、金額は3億5269万8725円でございます。備考欄6の自動車管理費でございますが、前年度と比べて140万円ほどの減額となっておりますが、前年度に公用車を購入したために減となったものでございます。 11 ◯串田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。 12 ◯奥富委員 まず、決算書の135、136ページ、備考の1の日雇い特例被保険者事務費、金額的には2653円ですが、これの消耗品が1653円、通信運搬費1000円、どんな内容なのか、運用状況をお聞かせください。  あと、事務報告書の240ページの6の就業支援というところで、ここで聞けば適切かなということでちょっと聞いてみたいのですが、どこで管理支出かよくわからないのです。平成18年度はまさに雇用状況が最悪の時期と言えましたが、就業支援の取り組み状況の紹介、どこが基本的には管轄されているのか、決算書上はどこに計上があるのかをお聞かせください。  6款の方の農業水産費の関係で、決算書の137、138ページ、備考の2の家庭菜園管理費、事務報告書の240ページ、これの区画は変わっていなと思いますが、通信運搬費の計上が昨年は2600円あったのですが、当年度には計上がないので、その点と、4年前の約4分の1の歳出規模なのですが、区画は同じということで、整備工事の場所が違うとかそういったことの差なのでしょうか、お聞かせください。  同じく6款の農業水産費の関係で、決算書で137、138ページ、備考1の農業振興費、備品購入費38万6400円、事務報告書で240ページです。剪定枝等の破砕機購入がされたわけですけれども、これの貸し出し状況、活用状況についてお聞かせいただきたい。  同じ事務報告書のところに、8番目の経営戸数ですか、そ菜経営戸数66戸、植木生産戸数が36戸、花卉生産戸数が16で、合計118ということですが、市内に住民票を有する経営者をカウントしていらっしゃるのか、市内に所在するということを基準にしているのか、基準についてお聞かせいただきたい。あと、増減を含め営業状況の紹介をしてもらいたい。  6款の同じ農業水産費で、備考1の緑化推進費937万636円、事務報告書で行きますと255ページ、当初予算が912万3000円ということだったのですが、増加しているようなので、その原因についてと、多摩川堤防沿いの桜管理委託費が153万2685円、軌道敷内の花木管理委託料が27万8250円、これはJR委託先なのかどうか。それから、花壇の管理委託料52万5000円、多摩川堤防沿いの桜樹木診断委託料、これはさっきちょっと解説してくださったようですけれども、そこら辺についてお聞かせいただきたい。  それから、7款の商工費の方、決算書139、140ページ、備考の1の19、福生市商工会補助金1292万2000円、事務報告書で行きますと263ページに関連して、これは4年前、ずっとその前、続けて聞いているのですが、事業者数と商工会の会員数、組織率。2点目として、年度当初会員数、新規加入、脱会会員数の内訳。三つ目に、市内融資の状況把握の努力、何らかの方策を考えたかといったところ。あと、生鮮市場の件を聞きましたけれども、商店街の方とか一般顧客の、この18年度として、そこら辺での何か反応があったかどうかといったところで、ありましたらお聞かせください。  7款の商工費、同じく備考の1で消費者対策費204万2999円、消費者被害が続出している中での取り組みの状況について、それから同じ決算書139、140ページで備考の2の消費者の市の事業費で30万8000円が計上されておりますが、消費者の市委託料の内容説明。  あと、8款土木費ですが、決算書は145、146ページ、備考の5の拝島駅自由通路整備事業費に関連して、駅周辺商店街の道路の整備が課題になると思いますけれども、そこら辺の計画が既に立っている部分があるのかどうかをお聞きしておきたい。  それから、同じ土木費で143、144ページ、道路橋りょう費の備考2、道路橋りょう管理費で右上に除草委託料、それから同じように149、150ページに行きますが、同じく備考の2の公園維持管理費1億1725万3786円、こういったところでの除草委託料というのがあって、492万1939円が書かれているのですが、ここら辺の改善が図られているかどうか。それから美観上の問題とかペットのふんの問題、衛生防災対策上の状況をお聞かせいただきたい。あと15節の公園維持工事で3439万7087円の計上があるわけですが、段差解消計画、それからトイレ、グレーチング等福祉のまちづくり条例というのが前に制定されましたが、この実施状況、ほぼ完了状況に近いかとは思いますが、以上です。 13 ◯田中課長 決算書の135、136ページの関係でございまして、失業対策総務費のうちの日雇特例被保険者事務費でございます。これについては、保険年金課の方で所管しておりまして、これについては健康保険法に基づきます日雇い労働者にかかる分でございまして、失業対策事業ですとか、公共事業で臨時に雇用される、日々雇い入れられる方、2カ月間の短期間で使用される方について、被保険者手帳を持っています。働く日ごとに印紙をその手帳に張りつけてまいりまして、受給資格者証というのを別にお持ちでございまして、それと両方お持ちいただきまして、その印紙ごとに私ども職員が確認をしております。それが何か病気にかかった場合、お医者さんにかかる場合について、その受給資格者証をお持ちになって医療を受けていただくということで、現実にこの決算については消耗品としまして、昨年度、その資格確認のゴム印を購入しております。  それから、通信運搬費、この制度については保険者が政府、事務については社会保険庁が所管しておりまして、私ども毎月月例報告としまして、今、お一人だけいらっしゃるのですが、その方の報告を毎月しております、その郵券代でございます。 14 ◯森田(秀)課長 それでは、まず就業支援ということで、事務報告書は240ページの関係です。こちらについては私どもの地域振興課の方でハローワーク青梅と共催いたしまして、就業者の支援ということで、11月には募集書類の書き方ですとか、面接の対応策というような形のセミナーを共催で開かせていただきました。  また、事務報告書にもございますように3回、面接会を開きました。これについてはヤングハローワークですとか、そういうところの協力をいろいろ得まして、高校生を対象にした面接会ですとか、製造業また販売に就職したい方の面接会というような形の面接会を、ハローワークと協賛でやらせていただきました。  次に、決算書138ページ、家庭菜園の関係でございます。今年度については通信運搬費のところがないということですが、通信費については家庭菜園内の掲示板等を使って連絡をしていることがありますので、その関係で今年度はなかったというふうに考えております。  整備の状況でございますが、家庭菜園は市内に5カ所ございます。18年度についてはそのうちの1カ所の整備を行いました。というのは、19年度からその1カ所について新たな募集をするということで、18年度の3月に整備工事を行いまして、19年度の貸し出しに備えるというような形になっておりますので、18年度については1カ所、熊川武蔵野の家庭菜園で行いました。  次に、同じく138ページの剪定枝等の破砕機購入については、10月から使用ができるようになりまして、市内の農業者に9月のところでいろいろ広報いたしまして使っていただくようになりました。3月までに計6回使っていただきました。内容といたしましては、イモのつるですとか、トウモロコシの茎、そういうのを破砕していただいて、そこの場で堆肥化というのでしょうか、畑に埋める。今までですと燃やしたりということが多かったようですが、なかなかそれがかなわなくなったので、困っているというようなお話も聞いておりましたので、使っていただいているような状況でございます。  それから、農家の関係でございます。市内の農家、ここに66戸ということでございます。これはすべて市内の居住者でございます。野菜農家が66カ所、前年と比べますと1カ所、1件ふえました。皆さん、いろいろ花をつくったり、野菜をつくったりということですので、この66戸の中ですべての方が野菜についてはつくっていらっしゃると。そのほかに植木をつくっている農家の方もいらっしゃるし、花卉をつくっている方もいらっしゃるというような形になっております。  営業状況については、申しわけございません、特に農業収入についての営業のところはとらえておりません。  続きまして、事業者の数でございます。事業者数は2005年の東京都統計年鑑によりますと、市内の事業所数が2196事業所というような数字になっております。市内の商工業者の数でございますが、18年度末で言いますと、1224事業所、組織率で65%という形になっております。18年度を見ますと、当初が1337、そして加入が37、脱会が93、そして期末で1281、それから市内の特別会員がありますので、それを除いた数が先ほど言いました1224ということになっております。脱会の状況ですが、商工会に聞きましたところ廃業、その他、あとは商工会の役目として経営指導ですとか税務相談だとかそういうのがございますが、税理士さんを個人で頼んでいらっしゃる事業所があったりということで、脱会をされているところもあるというふうに聞いております。  次に、融資の関係でございます。何らかの方策を考えたかということでございますが、毎年度、パンフレットをつくりまして融資の方が窓口にお見えになったときに説明ができるように、また、そのパンフレットについても商工会にも置いてありますし、またホームページ等でPRをしているところでございます。  生鮮市場の関係でございます。当初のところではまち並みに活気が出て非常によかったということを聞いております。特にその後、18年度についてそのようなことを何か調べたかということになりますと、申しわけございません、特にそこのところの調査等はやっておりません。また、一般顧客の反応ということでございますが、特にそこについてこちらの方に何か御意見があったとかというような事例はございません。  次に、決算書140ページの消費者対策の関係でございます。消費者被害が多く出ているのでということですが、市では月曜日と木曜日に消費者相談を行っております。消費者相談の件数はここで若干下がってはおりますが、いろいろな相談ですが、多重債務の関係はそんなに多くはないというふうに相談員の方からは聞いております。ただ、サラ金の関係での相談ですとか、あとはよく言われる手紙が来て、アダルトサイトのというようなところからの不当請求と言うのでしょうか、そういうような御相談が寄せられているところでございます。  それと、同じく140ページの消費者の市、これは消費者の市の委託料についてはガレージセールの委託料でございまして、事務報告書240ページにありますように年4回、ガレージセールを行っております。それの委託料で、18年度についてはシルバー人材センターと委託契約を結んでいるところでございます。 15 ◯島課長補佐 決算書137、138ページ、緑化推進の関係でございます。緑化推進費が当初予算と比べて増加しているのではないだろうかという理由でございますが、昨年3月の末に多摩川堤防沿いの桜が突風によりまして倒れるという事故がございました。道路側に倒れたということで市民の方の安全を確保するために、多摩川沿いの桜がどういう状態なのかというところを診断する必要があるだろうということの中で、桜の樹木の診断をいたしました。その分が増加していると、補正を組ませていただいたということでございます。  2点目の軌道敷内花木管理委託料27万8250円でございますが、市内の造園業者でございます。  3点目の多摩川堤防沿い桜樹木診断委託料というのは、先ほど申しました桜が倒木したことによって、今現在の桜の状態がどういうことになっているのかを樹木医の方に診断をしていただいたと、こちらの補正を組ませていただいたということでございます。 16 ◯滝島課長 それでは、私の方から146ページの拝島駅自由通路の関係で答弁をさせていただきます。その前に、8月23日の暫定の開通式典には議員さんにはお忙しい中、全員の方に出席をいただきましてありがとうございました。  それで、拝島駅周辺の道路整備ということでございますけれども、南口については昭島市の整備でございまして、自由通路等の工事とあわせまして18年度に着手をしております。南口の駅前広場の用地買収と、あと都市計画道路3・4・2号線という都市計画道路があるのですが、この整備を23年か24年までに実施をしていくと、そういうことで聞いております。  それと、北口でございますけれども、現時点では特に計画を持ってございません。それで、96号線という道路がございまして、それが鉄道敷と並行している道路でございますけれども、ここについては西武鉄道さんの御協力をいただいて、部分的ではございますけれども、道路分の50センチとか、あとは駅前広場の付近が1メートルとか、そんな形で整備をさせていただいております。  今後については、93号線という玉川上水と並行した道路がございます。これについて遊歩道も含めた歩道の整備みたいな形で、小野沢委員さんにも御質問をいただいているのですけれども、今、そこの実現化に向けてこれから調整していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それと、144ページの除草委託料48万3000円の内容でございますけれども、これについては市道幹線II-21号線外1路線除草委託ということでございまして、場所は田園西区画整理事業の場所の道路の法面の部分でございます。延長が528メートルで、幅が約4メートル、面積としましては2112平米でございまして、年間2回の除草を実施しているところでございます。 17 ◯山崎課長 公園の方で何点かいただいております。150ページの公園維持管理費でございます。  まず、除草の方でございますけれども、除草については業者の方に委託しておりまして、18年度の場合は31公園を除草しまして、1回に除草しましたところが21カ所、2回の除草が2カ所でございます。全体の平米数にしますと3万4549平米ほど行っております。この公園の除草については、平成14年から見ますと金額的には大体半額ぐらいになっております。これは私どもが今押し進めております公園ボランティア制度が、かなり根づいてきたのかなというふうに考えております。今年度においても汚いところがありますよというふうな御注意をいろいろいただいておりますけれども、できれば市民の方により多く参加していただきまして、今後ともボランティア制度が根づいていければいいかなと思います。  次に、段差解消についてですけれども、この計画については一応全体的には整備が終わったというふうなことで考えております。  あと、車いすのトイレの件でございますけれども、今現在、トイレの数が63ございます。全体的にはだれでもトイレについては、このうちの都市公園で33カ所、それから児童遊園で1カ所、これは全体からしますと約53%になります。この辺の改修については今年度から公園のプロジェクトチームができております。今後の改修についてはこのプロジェクトチームの中で、どうしていくかという形のことを決めていきたいと思っております。  また、美観上のことというふうなことで御質問があったかと思いますが、ペットのふんについては環境課の方と動物との共生というふうな形で、これからマナー向上ということで市民の皆様に粘り強くPRしていきたいと考えております。 18 ◯奥富委員 ありがとうございました。ちょっと項目が多すぎて大変だったのですが、深くはやりませんので。最初の日雇い特例被保険者事務費が実際に日雇いの方にとってはすごく大切なのですが、市としては出しているお金は少なくて、大変───やってくださっているということですが、日の光を当ててあげようと思って、聞かせていただきました。  それから、事務報告書の240ページの一緒の関連で、就業支援の対策、ここでちょっと1個だけ聞いておきたいのですが、きのうでしたか、生活保護の関係で就業支援の説明会等の参加とかいうふうなことで説明がありましたが、こういった催しに参加させているということの解釈でいいのかどうかということで、もちろん職安には行っているのでしょうが、こういうものにも参加しているのかどうか、そこをちょっとお聞かせください。  それから、二つ目の方で家庭菜園の関係、ローテーションの関係で熊川武蔵野だけやったから金額的に違うということで了解いたしました。  それから次が、農業振興費の関係で、66戸で、福生の場合は基本的に専業はないということで、その66戸のところの中で植木をやったり花卉をやったり、当然そ菜については全部の農家がやっていらっしゃるということで、市内在住の方、もちろん当然農地はあきる野市とかいろいろ近郊にあるところが多いかとは思いますが、そういうことと了解いたします。  それから、同じ農業水産費の関係で緑化推進費、これは多摩川堤防沿いの桜管理委託料、それから多摩川堤防沿いの樹木の診断委託料はわかりました。軌道敷内の花木の管理委託料、JRかと思ったら市内の業者ということだけど、通常は軌道敷内は危険だから入れないですよね。そこら辺はそういう協定を結んでちゃんとやっているということなのだろうと思うのですが、事故等は起きていないのですよね。花木管理委託、これはわかりました。  それから、商工費の関係に移りますと、4年前に比べると大幅に商店が減っているのです。事業者が平成13年で、これは一定の4年か5年かでしたか、3年に1回の調査ということで、3年間、グロスになってしまうから見えない部分もあるのですけれども、それにしても2507から2196と大幅に市内の業者が減っていて、商工会員についても平成13年で1507人だったのが、1224人と大幅に減っているのです。こういうのは、事務報告書にやはり載せてある程度の管理をした方がいいのかというような感じもいたします。別にそれはしろということではありませんが、そういう感想を抱きました。  あと、同じ商工費で消費者関係の問題、消費者対策の関係ですが、多重債務の方が余り来ないということで、私、相談会の方には別の件で参加しているのですが、どういうわけなのでしょうか、そういう会に余り参加されない、司法書士の方が今度交渉権を持って、代理権を持ってやっていらっしゃるからかもしれないのですが、個人的な相談はあるのですよ。個人的な相談は週に1回ぐらいは僕のところに来ますけれども、いわゆる相談会にはなかなか来たがらないので、つかめない。あと、インターネット犯罪は日常茶飯事で、これは多いかと思います。あと、これはみんな頼りにするというか、特にこういう悪徳ないろいろな犯罪行為が続発していますので、あっちこっちの知識が必要かと思うのですが、ぜひ取り組んでいただきたい問題です。  それから、ガレージセールということで、139、140ページの問題ですか、わかりました。年4回で、事務報告書は240ページに載っていますよということでありがとうございます。  あと、拝島駅自由通路の整備に関連してということで、南口の方は昭島市の方で既に着手されて、用地買収で、二十三、四年ごろに実施の予定だと。北口については歩道整備とかいろいろ取り組んで、こちらの方としてやっていくということで、あれだけかなりいいものができたから、多分周辺もこれからいろいろな形でやっていくのかと思ってお聞かせいただきました。  それから、道路橋りょう費の関係で除草ですが、すごく経費が圧縮されてすごいなと。でもそんなにというよりも、最近の方がきれいに管理されているなとは感想を抱いていたのです。それに比べて産業道路の草ぼうぼうは相変わらずですけれども、分離帯、すごく見づらい。これは回数をふやすしかないのですが、これは東京都の管轄だからあれですが、こういうものもどういう形でか、市民が参加できるならば市民参加で解消していくことも一つ必要なのかというふうな感想を持っています。これは今後の課題で、市やボランティアでやってくださる人などをちょっと考えて取り組んでいきたいというふうに考えます。  最後に、公園維持工事の関係で、都市公園の段差解消はほぼ完了したと、あとは車いすの設置も大分進んだのですね、63トイレのうちの33プラス1ですから、34ということで大変進んだということで、ありがとうございます。あと2個だけ、答えをすみません、お願いします。 19 ◯森田(秀)課長 それでは1点、就労の関係でございます。これは生活保護とかそれとはまた別に一般市民を対象に、市民のほかにも今回のところにも、近隣のところにもポスター等回してありますので、また青梅のハローワークの方でも募集かけていますので、市民の方以外の方も御利用されているというような形でございます。 20 ◯土井課長 先ほどのJRの軌道敷の関係でございますけれども、ちょっと補足させていただきたいというふうに思います。18年度は作業をしてきまして、やはり外側からしか処理ができないという問題がありました。それで、人が見えないというようなことでちょっと防犯上問題があるのではないかとか、道路に枝が出てきてしまって交通上問題があるのではないかと、そういうような問題がありまして、18年度、JRと協議をしてきまして、19年度6月20日までの契約だったものですから、ここで契約を解除するという状況になっております。ですから、お返しするという形です。JRに樹木も含めてお返しするという形になっております。 21 ◯奥富委員 ありがとうございました。1個だけ、生活保護の人も参加しているのでしょうねという意味で聞いたのです。そうであれば、それだけです。 22 ◯串田委員長 10時10分まで休憩いたします。       午前9時59分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前10時10分 開議 23 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 24 ◯堀委員 決算書の143、144ページの土木費、道路橋りょう費の中の私道整備事業費の件についてと、あとは2目の道路維持費の市道等補修工事についてお伺いします。事務報告書の方にも詳しく書いてありますが、私道の整備についてですが、私道の整備は砂利道から舗装というのと、舗装してあるものに対する、かなり老朽化してきて再舗装をお願いしたいというのとあると思うのですが、最近伺った話ではそういう話もありまして、ここで実績だけを見ますと2件しかないので、それで傾向などはちょっとこれではわからないかと思うのですが、もし傾向までわかるようでしたら、最近そういうのがふえていないかということも含めて、ちょっとお伺いしたいということをお聞きします。  あとは、道路維持費の市道等補修工事についてですが、こちらも事務報告書377ページに内容が書いてありますが、件数等について書いてありますけれども、特に道路維持補修の中でこういうものが多くなっているとか、そういう傾向が18年度に特に見られたとかそういうものがもし顕著なものがあったりすれば、教えていただきたいというのがございまして、質問させていただきます。 25 ◯滝島課長 144ページ、私道整備事業の関係でございますけれども、砂利道から舗装にする、また舗装から老朽化して舗装にするというそれの傾向がどうかというお話でございますけれども、私道についてはほぼ舗装がしてあるところが、要するに老朽化してというところが大体多いです。その中で、砂利道のところを舗装して欲しいというところもございますけれども、頻度的にはちょっと今資料としては持っていないのですけれども、一応そういう形でございます。  それと、道路維持でございますけれども、事務報告書の関係で377ページの維持補修という形でございますけれども、これについては市の職員、現業職がおるのですけれども、その者たちが市民の方、また議員さん等からいろいろ穴があいているとかそういう情報をいただいたり、あと市の職員の方で巡回をしたりして、そういう危ないところの対策について補修をしているということでございます。  例えば、18年度が今ここで528件という形で計上させていただいておりますけれども、17年度についてはこれが545件でございます。単価契約と、あと一般の道路整備、設計して発注している部分がございます。単価契約というのは緊急なものに対応できるという形で単価契約をしてございまして、単価契約については18年度は42件、17年度は33件というそんな状況でございます。その中で維持補修を出している部分については、18年度が13件、17年度が5件、そんな状況でございます。  維持工事の方については、先ほど言ったように内訳は大体集計していないということで、個々の集計をしてございませんのでよろしくお願いしたいと思います。 26 ◯堀委員 今、ちょっと13件というのは、道路維持補修工事のことですか、377ページの。この単価契約の中、42件と比べると随分少ない数字の話が今出たのですが。そういうことですかね。  それでは、それはいいですが、私、この道路の補修については今現在の状況を見ますと、元気に走り回ったりする人ですとか、私にとっても十分だというふうに感じる面もあるのですけれども、もう少し踏み込んでお年寄りとか、あるいは車いすとかという角度で見ると、結構小さな穴とか、10センチ掛ける20センチとか、あるいは道路の浮き沈みというのは比較的交通量の多い市道にも結構多く見られるのですけれども、このパトロール等はやられていらっしゃるのかどうか。18年度でやられたのかという部分───やっているのかなという面も思っているのですけれども、やったというのであれば、プロの目から見たら次々と問題点が見つかると思うのですけれども、それを全部手がつけられないから、市民の声が上がってきたものを中心にやるというふうにしているのかというその辺の考え方というのですか、ちょっとお聞かせいただきたいのですが、お願いします。 27 ◯滝島課長 道路の単価契約が52件で少ないのではないかというお話でございまして、あとパトロール等職員が実際にやっているのかというお話でございますけれども、パトロールについては市の職員がやってございます。それで、市内の道路、128キロメートルございまして、正直、市の職員だけではやはり対応しきれない部分がございまして、そこら辺のところが市民の方とか議員さんにお願いして………(笑声)、そういう場所を見たのであれば情報をいただいているのですけれども、そういう中で対応しているところでございます。できるだけ市の方も見つけたら市でやっていくということはやっておりますけれども、市民の方の情報もいただいているというところでございます。 28 ◯堀委員 わかりました。そうすると、積極的に私もいろいろ御要望をお伝えしていこうかと思います。(笑声)ぜひ、市民の声は大体、私のところに来るときには皆さん、もう我慢していたのだけれども、そのうちやってくれると思ってという話が多かったりとか、あとは自分のうちの前のことは自分のために言っているようで言いにくいと。ただ、言われてみればそこをいっぱいの人が通っておりまして、みんな「これは直ったら助かりますよね」という話は結構あるのです。ですから、ではどんどん言ってくださいということで、またお伝えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 29 ◯大野(悦)委員 二つお願いいたします。事務報告書255ページ、緑化推進の出生記念樹、これは毎年お聞きをしております。この配布率がずっと3割台ということで、これをどう思いますかということでお聞きをしております。そして、これについて例えば御案内の方法だとか、あるいは配布される木が福生市の木ということでキンモクセイ、ツツジ、こういうものだと、例えばいただいても育てられない人もいるのではないかということで、そのことも含めて何かぜひ検討してほしいということをお願いをしました。それについて何か御検討されたことがあるならば、それについて教えてください。相変わらず3割台ですので、このことをどう思いますかということで。  それから、その下の花の種子配布、これはイベントや何かのときにプレゼントされるものだと思うのですけれども、いただいたものについて芽が出ないというようなことを何度も言われます。これはもし仕入れて、わざわざお買いになって配られたものだったら、そこら辺のところをちょっと考えていただいた方がいいのかというふうに思いますので、そこら辺のところをお聞かせください。  それから、その下の草花の苗配布、これは植栽のものだと思うのですけれども、これがいけないと言っているわけではないのですが、ほかの種類もぜひ御検討をということで、例えば福生市は緑がいっぱいある公園だとか、子どもの公園とか、いろいろな公園があります。その公園にふさわしいものをぜひ植えてということで、これだけでなく何か検討をと言うことでたびたびお願いをしております。そんな検討がされているのかどうか、お聞かせをください。  それから、事務報告書の368ページの公園内修繕・補修状況ということでありますけれども、その中で便所関係28ということで一番多いのですけれども、以前、火事とかトイレのいたずらがかなりあって、それに対して修理に追われていた時期がありましたけれども、そのことともう関係がないのかどうかということと、この修繕に関しましてどういう理由で、どんなふうな修理をされたのかということを、お聞かせをください。
     それから、369ページにかに坂公園時計塔撤去というのがあります。ここの時計塔についてはたびたび故障してとまってしまって、直してほしいということを何度もお願いをしたことがあります。いよいよ撤去となったのですけれども、この状況と、復活の予定があるのかどうかお聞かせをください。以上よろしくお願いします。 30 ◯島課長補佐 事務報告書255ページ、緑化推進事業で3点ほど御質問をいただいております。1点目の出生記念樹でございます。春と秋に、その前の半年の間に生まれたお子さまに出生記念樹をお配りするという事業でございます。18年度、第1回春においては39%、2回目においては33%の配布率ということでございます。  この出生記念樹は、目的と言いましょうか、二つの要素が入っているというふうに思っております。一つは出生と言いましょうか、赤ちゃんが生まれたという記念、新しく市民になったということの記念ということが一つ。もう一つは、市の木のモクセイ、市の花のツツジを市内に普及するという、お生まれになった記念と市の木、市の花を普及するという二つの要素がこの事業には入っているのだというふうに思います。  私どもからいたしますと、緑化推進という視点の方が強くなってまいりますので、市の木・市の花を普及するということでございます。そういう意味では毎年100%ではないわけですけれども、春であれば110本、秋であれば82本が市内にキンモクセイとツツジがふえているということになろうというふうに考えております。  二つ目の花の種子の配布でございますけれども、芽が出ないという御意見、大変申しわけございません。配布の段階でもしかするとちょっと古いのが、在庫で残ったものがあったのかということで、今後気をつけるようにいたしますので、申しわけございません。  3点目の草花の苗でございますが、以前はサルビア、マリーゴールド、パンジー、ハボタンが中心だったわけですが、18年度から、事務報告書でも載せていただいておりますけれども、ビオラが新しい草花の苗ということで加わっております。市内の農業者の方もどういうことが、なるべく強くてなおかつ花持ちがいいというようなそういう条件の中でいろいろ検討されているようでございますので、今後も調整していきたいというふうに思っております。 31 ◯山崎課長 2点ほどいただいております。まず、事務報告書の368ページの4のところの便所関係の修繕でございますけれども、これは私どもに現業職がおりまして、現業職の方で直した修繕の数でございます。それで、決算書の方の150ページのところに、修繕費が238万4000円ほどございます。これは公園の修繕を行うわけですが、委員さんがおっしゃったように便所修繕が圧倒的に多くて41%、100万円ほど修繕にかかっております。詰まりがあったりとか、一般質問のときにもいろいろあったのですが、トイレの中にふんをそのまま入れてしまうと、砂利が詰まったりとかそんなようなこともいろいろあったりございます。いずれにしましても、トイレの修繕は少なくしても、やはりモラルが一番大事かと思っております。  それから、かに坂公園の時計塔については狂っていると、実はかに坂の時計については62年に設置しまして、18年度に撤去させていただいております。どうしても耐用年数的には10年ほどしかないようでありまして、かなり経過をしまして、修繕してもかなりの金額がかかってしまうということで。この公園塔についても、プロジェクトチームの中で、今後本当に必要なのかどうか、街区公園の中で本当に時計が必要なのかどうかというふうなこともございまして、その辺の見直しに来ているのかなというふうに考えてございます。 32 ◯大野(悦)委員 ありがとうございました。出生記念樹については、やはり目的というのはよくわかります。やはりほかのどんな違う木をあげるわけにはいきませんし、それにしても、ならば対象者に対して3割くらいというのはまだちょっと少ないのかなというふうに思います。何か工夫ができないかというふうに思うのですけれども、そこら辺のところをまた検討していただきたいというふうに思います。  それから、花の種子についてはせっかくもらって芽が出るのを楽しみでまくと、いただいた人ががっかりしますので、あげる前に、ちょっとまけば出るかなというのはわかるのですが、大体見れば2年ぐらいは普通発芽するはずですので、いただいた人はそんな思いがありますので、そこら辺のところをぜひよろしくお願いいたします。  草花の苗については、ビオラ、ハボタンについても種類が一つふえたということですけれども、それぞれのころにあった、ふさわしい種類をぜひ植えてほしいというふうに思います。これは一般質問でも話したのですけれども、やはり古くからある、昔のいろいろな草花もありますし、それは丈夫で長持ちもしますので、そんなものもぜひあわせて取り入れていただくようなそんな検討もぜひしていただけたらというふうに思います。よろしくお願いいたします。  それから、公園修繕に関してはわかりました。トイレの修理についてもやはりお金が大分かかりますし、できるだけ見回り等、そんなことをしていただきたいというふうに思います。  かに坂の時計塔については、結構みんな見ていますので、「検討」というのは、やらないということではないと思いますので、そんな声もたくさんありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 33 ◯加藤委員 決算書138ページ、緑化推進費、事務報告書では255ページですが、先ほど奥富委員にお話がありました。軌道敷内花木管理、これをJRの方にお返ししたということですけれども、そのときの話としたらすぐ木を切るという話だったのですが、どんどん大きくなってきて、この間の台風のときなども結構もう道路の方にはみ出しているような状況ですが、そこのところをちょっとJRとのお話だけお聞かせください。  それから2点目、同じ事務報告書255ページ、決算書は138ページ、備考欄19の保存樹林地等奨励金と言うのですか、これは事務報告書を見ると一般山林となって、福生で一般山林と言うのはちょっとピンと来ないものですから、一例ぐらいでいいのですが、どこら辺のことを指して大体一般山林というふうに言うのか聞かせてください。  それから、決算書140ページ、事務報告書が238、239ページ、商工総務費の観光対策費で備考欄19、観光客数調査負担金30万円、これの内容をお願いいたします。  それから最後に、決算書148ページ、事務報告書35ページ、備考欄13既存建築物耐震改修等促進計画策定委託料、これの内容もお願いいたします。 34 ◯土井課長 決算書138ページ、軌道敷内の樹木のことでございますけれども、確かにお返しするときにJRとの話し合いの中ですぐにという形だったのですが、それはこの地域はもうすぐやる時期だからやるよということだったのですけれども、どうもその時期が過ぎてしまっていたのか、あるいは後に送られてしまったのかということだと思うのです。ちょっと、うちの方で催促するというのは難しいかということ、そういうことで、福生市が植えた木ですけれども、JRが処分をしますよという約束になっていまして、JRの責任でやるということなものですから、何らかの形で接触はとりたいとは思いますけれども、ちょっとそういう問題を実は持っているということでございます。 35 ◯島課長補佐 2点目の、事務報告書255ページ、一般山林の関係でございます。事務報告書のとおり5件、10筆が一般山林というふうになっているわけですけれども、古くから福生市にお住まいで、なおかつ土地をかなり持っていらっしゃる方ということになるわけですけれども、一般山林の指定はその土地の登記がどういうふうになっているかということになりますので、その登記に基づいて一般山林ということで奨励金を出させていただいているということになります。 36 ◯森田(秀)課長 決算書140ページ、西多摩地域広域行政圏協議会入込観光客数調査負担金30万円でございます。これについては福生の場合、調査該当箇所は1カ所、16号線のところでございます。あと、付則として南公園のところも含んで調査をしていただいております。調査の時期は春の5月と夏の8月の時期で入込客数の調査をいたしました。その結果、報告書によりますと、福生における年間の観光客の入込客数は約90万2000人と推定されるというような報告をいただいています。  特徴としましては、行事、イベント、特に七夕まつりでございますが、そういうところでの入込客数が多いというような報告をいただいております。 37 ◯小峯課長 決算書の148ページ、既存建築物耐震改修等促進計画の策定の内容ということでございますが、去る7月16日も新潟中越沖の地震がございまして、甚大な被害に及んでいるということで、本計画も大変重要と考えております。そこで、この内容でございますが、まず福生市の建物の耐震及び耐震改修の促進を図りまして、震災から市民の生命・財産を守るという目的でございまして、計画期間は18年から10年間でございますので、平成27年までの計画期間を持つ内容でございます。  内容としましては、まず想定される地震の規模、被害の状況、震災の状況及び目標を掲げまして、耐震化の取り組みを方針という形、施策の展開という形で、この計画によりまして、国の方でもいわゆる耐震改修促進法という法律をつくりまして、これは平成7年の阪神・淡路の震災を機に、その12月にできまして、ここでまた2006年の1月には、直下型の地震があった場合には震度7のクラスの地震でも大丈夫だというように国の方でも基本をつくりまして、10年間で700万棟の建物を耐震化していこうということでございますので、福生市もこの計画に法的根拠を持ちましての計画をつくりました。 38 ◯加藤委員 最初の緑化推進費、軌道敷内に関しては、先ほども奥富委員への御答弁で、「防犯安全上」ということをおっしゃっていましたので、それならば早くちょっとやっていただきたいなというふうに思います。結構住民説明会のときには賛成の方もいらっしゃったけど、反対の方もいらっしゃったので、余り置いておくとまたまたいろいろな話も出てくるので、よろしくお願いいたします。  それから、一般山林の方はわかりました。この奨励金というのは───余りこういうことを聞いてもよくないのですか、どういうふうな、意として出しているのかというところをちょっとお願いします。  それから、観光客数調査に関しましては90万人ということで、大体40万人が七夕まつりに来られ、あるいはカーニバル、16号の場合に結構また人数がふえている。逆に言うと、ほかには余り来られないということですね。半分ぐらい、そんなもので、ということで、まあいいです、わかりました。  あと、それから既存建築物耐震改修等促進というふうに始まったばかりですから、まだいろいろ結論が出ていないと思うのですけれども、つい最近、新聞で町田市か何かで木造の建築物でしたか、改修する費用が約200万円ぐらいというのが出ていたのですか。今はそういうものも、例えばもし仮に一般的な、昭和54年より前とかというふうなものがありましたよね、1回、耐震的に余り強度が強くないということ、そういうのをちょっと対象にして幾らぐらいとか、もし策定できているならお願いします。 39 ◯島課長補佐 奨励金の意味でございますけれども、緑化保存事業ということで、福生市のように都市化圧力が大変強うございますと、どうしても木よりも宅地ということになってまいります。それに対して緑を保存していくということで、保存樹林地、これは面ということになります。保存樹木、これは木1本1本ということになります。なおあと、三つ目として生け垣ということに対して緑を保存していただきたいということで奨励金を出させていただいているところでございます。 40 ◯小峯課長 耐震診断の今後の予定ということも含めてのお話かと思います。回答いたします。基本的には、今年の19年の4月から耐震診断を始めたところです。今現在2件、既に済んでおります。診断のどんな形で耐震化を図るかと、筋交い等の建物の強度を含めて、そういう形で2件の形で実施が済んでおります。  それで、先ほどお話のように町田市の方でも56年以前、新耐震基準が56年にできましたので、その以前の建物を調査をするというところで進めております。福生市の方も既に56年以前の建物についての件数はとらえてございますので、これもすべての建物が100%実施していただければという形で考えておりますので、これも助成についても続けていきたいと思います。  また、改修について、今度は建物を診断したら改修というようなステップに、段階になるのですが、改修についても今年度中に少し要綱等を整備しまして、20年度から改修という形で進めていきたいと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 41 ◯増田委員 2点ほどお伺いをいたします。1点目は、今、加藤委員が質問されましたものと関係するのですけれども、質問がちょっと違いますのでお許しをいただきたいと思います。決算書の138ページ、保存樹林地等の奨励金について、今、お話で大体わかってきたのですけれども、私もこれについては本会議の方で一般質問しておりまして、内容的には大体わかってきたのです。ただ、所有者の方といずれにしても協定書を締結して進められているということでございますので、18年度に奨励金というお金が出ておりますので、協定に基づいて適正に使われているかどうか。現地調査を1年に1度ですか、毎年行うようになっていると思うのですが、その辺のところの状況を教えていただきたいと思います。  それから、2点目はこれもまた先ほど堀委員が御質問しました決算書144ページの、私道整備事業と市道との補修工事との関連でございますけれども、私道ですが、私道ということは例えば俗に言う42項道路と言うのですか、東京都が指定というか許可したというのですか、私道として認定したというのですか、それの道路の整備に対して、地域の皆さんからの要請でそれが未舗装だということで舗装してもらいたいというようなお話だと思うのです。その辺をちょっと確認させていただきたい。それとこの私道整備、この18年度は2件ということですが、これはまだ恐らく何カ所か申し込みが出ていると思いますので、申し込み順というようなお話を聞いてございますので、あと何件くらい残っているのか教えていただきたいと思います。  それと、市道の方でございますけれども、資料によりますと市道の整備は舗装率98.76%ということで、市道だけですが、先ほどの私道はちょっとわからないので、そのデータは結構でございますが、大体ここ数年172メートルとか17メートルとか57メートルというような舗装整備で来ております。大体残っていますのが4200メートルというと、大体福生の横の長さぐらいですか、ですが、これはかなり小刻みになっているというのは恐らくもう98.76%も来ていますから、あとの残りは小さな狭隘道路とか、いろいろな問題でなかなかというようなものだと思いますけれども、その辺のところが少しずつでも減っておりますので、これはかなりそういった意味では未舗装に対して何とか100%に持っていこうという努力でやられているのではないかと思いますので、その辺のところを教えていただければと思います。 42 ◯島課長補佐 事務報告書255ページ、8の緑化保存事業、保存樹林地等の奨励金の関係でございます。保存樹林地等の指定は5年単位で指定を行っております。よって、5年単位の指定ごとに、よく樹林地、樹木という看板がございますけれども、それをもって現地の方に行っているという状況でございます。 43 ◯滝島課長 私の方から、144ページの私道整備の関係でございますけれども、これは議員さんお話のように東京都で42条1項5号というそういう指定をしている道路でございまして、申請により条件が合えば市の方で整備をさせていただいております。  それで先ほど、未舗装というお話がございましたけれども、堀委員さんにもお話をしたように未舗装部分と舗装の部分で傷んだ部分、そういった場所の整備をしてございます。  今の申し込み状況ということでございますけれども、19年度の予算では3件計上させていただいていまして、その後残っている路線としては5件、今、受け付けをしてございます。これについては19年2月以降から6月までで5件を受けているということで、ちょっとここで急に件数が出てきた、これまでは大体前年度に申請をいただいたものを、次の年度には整備ができているというそんな状況がございましたが、ちょっと19年2月から5件を一気に申請を受けたということで、今後の整備についてはちょっとまだこれから調整しなければいけないのかということを思っております。  それと、舗装の整備率の関係でございますけれども、市道の中で砂利道で置いて置くというそういう場所もございます。例えば、加美上水公園の横の道路とか、ああいうところには前の景観に配慮するというような形で、要するに舗装をしないで砂利道で置いておく部分もございます。あと、先ほど言ったように狭隘道路については部分的に砂利の部分が少し残っておりますから、それは狭隘道路等の計画整備の御協力をいただく中で、計画的に整備をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 44 ◯増田委員 1件目の方ですが、御答弁をいただかなかったのですが、現地調査の内容について教えていただきたいと思いますが。樹木の方ですか、行っていますよね、それに対して年に1度行くということになっていますので、18年度に行かれて、現地の調査の内容はどうであったのか。つまり、お願いしていると思うのです、枝の剪定とか除草とかそういうもの。それで判断をされて、維持管理が適正にできているかなというようなことで毎年やられていると思うのですが、18年度の内容を教えていただければと思います。 45 ◯島課長補佐 今の奨励金の関係でございます。毎年すべてということではなくて、先ほどちょっと申し上げましたが、5年単位で指定してございますので、5年でローリングをしていくということで行っております。現地調査の内容でございますが、職員が現地に行きまして、数、木の種類等を、確認をするということでございます。 46 ◯増田委員 それでは、お伺いしますが、18年度は17年度から比べて保存の樹木で2件、減じておりますよね。それで、8本樹木が減っておりますが、これはなぜだったのか、教えていただきたいと思います。  それから、先ほど、私道の方と市道の方はわかりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  一つだけ、そちらの方だけ御答弁をお願いします。 47 ◯島課長補佐 保存樹木の減った理由でございますが、家の改築をするということで、木が少し支障があるということで切ったと。それで、保存樹木を解除したということでございます。 48 ◯増田委員 わかりました。そう言っていただければわかりますので、ありがとうございます。  というのは、なぜこういったことをお尋ねするかと言いますと、私の一般質問のときの御答弁でも樹木の緑地に関しては都内でも屈指ですか、かなり上位、たしか4位ぐらいだったと思いますが、位置しておりまして、なおかつ緑地全体という意味では平成22年に中間報告というか、そのときは市民1人当たりが14.5平方メートルの目標という数字でございますので、細かいことですが、こういった小さなものが切られないように、切られないように努力する、なくならないように、なくならないように努力することによって、片方で今いろいろ屋上緑化とか新庁舎でも屋上緑化を進めていますが、こういったものでふえていって、トータルでそういった目標を達成できるということでございますので、この現地調査というものはお互い、当然民間の方にお願いしているわけですから、おつらい立場だと思いますけれども、ぜひその辺、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 49 ◯阿南委員 決算書の137、138ページの緑化推進費の中の備考欄2番のアメリカシロヒトリ防除費ですけれども、これは前年に比べて減っているのですが、これは多摩川の土手沿いの桜の防除の関係が入っていると思うのですけれども、多摩川の土手のところには桜が何本あるのか。あと、このやり方、何回、どんなふうにやっているのかということと、そのときに「薬をまきますよ」ということを周辺の方にお知らせすると思うのですけれども、そのお知らせの仕方はどの程度やっているのかということを教えてください。  それから、149、150ページの公園維持管理費ですけれども、これも先ほどのお話でボランティアが随分進んできているというお話ですけれども、公園のボランティアで、登録されている団体とか個人とか、また委託の方で完了されている方もいらっしゃると思うのですけれども、そのほかに公園を、個人的に掃除をしてくださっているとか、そういう方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、その辺はどの程度市では把握されているのでしょうかということを、お聞きしたいと思います。 50 ◯島課長補佐 決算書137、138ページ、緑化推進費のアメリカシロヒトリ防除費でございます。こちらについては、市内の通学路と公園のアメリカシロヒトリの防除費でございます。委員さんが御指摘されました桜の害虫駆除については、13の多摩川堤防沿い桜管理委託料の中に入っております。この内容でございますが、248本の桜が対象で、剪定と害虫の駆除の2本立てということになっております。害虫駆除については、沿道の皆様方に作業内容を、チラシをもちましてポスティングと言いましょうか、ポストに入れて周知をさせていただいているところでございます。 51 ◯山崎課長 公園ボランティアのことについて。杉山委員さんからも一般質問でありましたとおり、今、公園ボランティアの人数については296名の5団体で行っておりまして、それ以外の方というふうなことで把握しているかということですが、私どもで把握しているのは2名ほどで、やはり個人的にやっているからいいよと、本人の方がおっしゃるものですから、登録はされていないのですけれども、その人にはそういった事情がありますものですから、わかる範囲内でそういった方には袋だとかほうきだとかというものを持って行っております。 52 ◯阿南委員 138ページの関係で、多摩川の堤防沿いの桜は、その上のところでの委託料であるということで、見落としまして失礼いたしました。随分安いなと思ってびっくりしていたのですが、納得いたしました。  それで、いろいろ248本の桜に薬をまいていくということですので、かなり周辺の方が心配をされたりするわけなのです。一応化学物質をまくわけなので、もちろん基準にのっとっての範囲内でやっていらっしゃると思いますが、その注意点を、ビラでお知らせして、情報提供していると思うのです。そこのところがなかなか気がつかなかったとか、気がついた人と気がつかなかった人がいて、どの程度ちゃんとまかれているのかというのがやはり市の名前をつけて出しているものだと思いますので、業者の方がまいているのだと思うのですけれども、やはりその辺はしっかりと把握をして、何枚、どの程度のエリアにまかれたのかというのはしっかり把握しておく必要があるのではないかと思っております。この件に関して、市民の方から苦情とか心配だというようなお電話などはどの程度入っているでしょうか、というのをもう一度聞かせてください。  それから、公園の維持管理の方に関してはその都度、個人的にやっている方にも対応していただいているということで、ありがとうございます。公園をボランティアで、団体などで登録をして、ボランティアをやっていらっしゃる方などは、私の公園みたいな感覚で協働を進めていただいていると思うので、そういう意識というのはすごく大事なのですけれども、それがすごくもっと進んでしまうと、ちょっと縄張り意識みたいなことが出てきてしまったりとかということで、ほかの人が手を出しづらいみたいなことになってしまうと、逆効果になってしまうので、その辺はみんなで、登録をしている人もしていない人も含めてみんなで管理をしていくのだというところを、折に触れてぜひ考える機会なども与えていただきながら、やっていただきたい。あと市民がちょっと手を出してみようといったときが協働を進めるチャンスなので、そこはやはりタイミングよくその声を受け取って、自分でほうきを持ってきてやってくださる方もたくさんいるのですけれども、道具が必要だとか、袋が欲しいといったときにはぜひタイミングよくやっていただけるように、今後もよろしくお願いします。1点だけお願いします。 53 ◯島課長補佐 多摩川沿いの桜の害虫駆除、農薬の散布ということについてでございます。ことしの例で申しわけございませんけれども、8月に実施させていただいたのですけれども、四、五件の電話をいただきまして、薬剤散布についての御質問だったわけです。以前よりもこの問い合わせがふえているというふうに認識しておりまして、やはりそれだけ市民の方々の農薬に対する関心が高いのだというふうに思っております。私ども課の中でも、やはり薬剤についてなるべく使わない方法を考えられないかということを検討していきたいというふうに今、考えているところでございます。 54 ◯阿南委員 やはり、化学物質ということで今すごく、社会的にも問題になっていることですし、より安全な道が探せるのであれば、ぜひそういうことで進めていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 55 ◯串田委員長 11時10分まで休憩します。       午前10時59分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前11時9分 開議 56 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 57 ◯大野(聰)委員 まず、これは道路橋りょう費の関係だと思うのですが、事務報告書34ページに捨て看撤去事業について書いてあります。現在、45団体で279名が参加されているということで、18年度は8000枚撤去されたということになっております。この辺の傾向ですが、団体数がかなり当初、ふえたと思うのですが、その後の細かい数字は要りませんから、ここのところどうなのか。それから、今までの傾向として撤去数がふえているのか減っているのかというか、年度別に、その辺を細かい数は要りませんから、ぜひお願いします。  というのは、実は私も以前に協力員章というのをお預かりしているのですが、地区の青少協ですか、その一員としてやらせていただいているのです。最初のころは結構一生懸命やったのですが、最近ちょっと休眠状態なので、地区によっても撤去数の状況が変わっているのかどうか、それから場合によっては少ないところは団体の責任者の方に働きかけをされているのかというようなことも含めて、ちょっとお伺いをしたいと思います。  それから、2点目の公園の管理は大勢の方から御質問をいただいておりますが、私はとりあえずトイレの掃除についてお伺いしたいと思います。事務報告書369ページに、主な新設改良工事及び事務委託というのがありますが、この中段のところに都市公園及び児童遊園内便所清掃業務委託、これは備考欄の内容に54公園で、例えば週1回が39だとかというふうに書いてありますが、この辺、簡単に言えばどういうような物差しで清掃の回数を決めていらっしゃるのか、その辺についてちょっとお伺いしたいと思います。たしかこれはシルバー人材センターに委託をされているということだったと思うのですが、前にもちょっと伺ったことがあるのですが、その結果報告みたいなものが出されているかどうかということについてお伺いをします。  これも再三申し上げておりますが、私の地区は毎月2回、夜間パトロールをしていまして、そちらからの要請があって、必ず公園のトイレも行っているのですが、2週間に1遍というか、月に2回やっていますから、大体ほとんどの地域内のトイレのペーパーがほとんどない状況なのです。ということは、1週間に1遍でどうなっているのかわからないのですが、ないような状況なので、そういうことの整備も含めて、せっかくつくられている公園なので、ぜひお願いをしたいと思います。  それから、たしかこの年度は備品購入費とか、請負費がないので、遊具の整備というのがされたのかどうかですが、昨年ですか一昨年でしたか、「健康ふっさ21」の関係で都市建設の方で立派な公園の健康遊具というか、そういう資料をつくられたわけですが、そういうものが計画的に行われているかどうかについてお伺いします。  それから、公園ボランティアの関係も質問がありましたが、2918名ですか、4団体ということで大勢の方に御協力をいただいていると思うのですが、25公園ということで、54公園中半分ぐらいですけれども、この辺についてボランティアの団体なり個人の方がふえているのかどうか。先ほど個人でやっていらっしゃるという───うちの地区でもやっていただいている方もいらっしゃいますが、そういう意味ではふえているかどうかについてもお伺いします。  それと、あわせて先ほど伺った捨て看の協力員の関係と、こういうものの関係の協力される方への呼びかけですか、そういうことが定期的にどういうふうに行われているかということについてお伺いします。  それから、最後にこれは決算ではないので恐縮でございますが、先ほど部長の方から南公園の整備のことが報告されました。たまたま、けさの西多摩新聞で場合によっては要するに廃止と、再開できないということで廃止だという職員の談ということで書いてありましたが、この辺のところがどうなっているのか。新聞社にそういう話をされたのかどうかわかりませんが、まだ調査中ということだと思うので、そういう談が載っているということについては非常に問題だと思うのですが、その辺についてどういうふうに思われるのか、お伺いします。 58 ◯清水部長 南公園の西多摩新聞に報道されたことからいきたいと思うのですけれども、私どもでは先ほど報告しましたような現状を踏まえまして、施設災害対策会議ということで建設部内に設けまして、おとといですか、第1回対策会議を開いて、南公園をどうするのか、中央公園をどうするのか、そういうようなことの対策を、協議をいたしたところでございまして、まだそのような方針を出していないので、だれが言ったのかちょっと私も承知はしていないのです。とりわけ南公園については今週の月曜日から、上流事務所の所長さんにお会いして、私どもの現状報告をして、国の方で護岸工事等をできないか要請をしようとしているのですが、月曜日からずっと連絡をしているのですが、この辺の範囲の多摩川の氾濫ということで、福生だけはないということで、なかなか在席していなくてまだ会えていないのですけれども、来週には会いたいというふうに思っております。その辺の動向が出ないと南公園の方向性は出せませんので、それによって方向性を正式に出していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 59 ◯滝島課長 それでは、私の方から事務報告書34ページの捨て看の状況という形で御答弁させていただきます。捨て看の撤去については16年の6月から、市民の皆さんと一緒に協働で撤去をしていただいておりまして、16年度が約1万4000枚ぐらいでございまして、その後、17年度が8000枚、ここで18年度が事務報告書には8000枚というように落ちてきておりまして、ことしについては今現在で、昨年の同時期に比べると半分ぐらいになっているところです。私も捨て看を道路をよく通る中で見ているのですが、最近はもうほとんどなくなってきているというそんな状況でございまして、捨て看の協力員の皆さんの協力によりましてこういう形になっているかなということで大変ありがたく思っております。 60 ◯山崎課長 何点かいただいております。順次お話ししたいと思います。まず、トイレの掃除の回数はどうしているのかということですが、数についてはここに書いてあるとおりでございまして、週1回、公園をやるのが37公園、それから週2回が13公園、週4回が2公園、それから週10回という公園がございます。  それで、この回数の違いについては週10回については東福生のちょうど東口の、そこの公園のトイレの清掃の回数でございます。かなり状況が汚いというふうな箇所について、去年から比べますと変化したのは、かに坂公園の週1回を週2回に変えた、そこが一番変わった点でございます。シルバー人材センターの方にいろいろと掃除をお願いしているわけですが、やはりどうしてもモラルの問題で使い方が悪くて、利用者の方に大変御迷惑をかけているわけですが、前回もお話をさせてもらったのですけれども、できましたらトイレの清掃についてもボランティアの方に協力していただければもっときれいになるのかなと。志茂一公園のところにトイレがあるのですが、実はそこの公園のトイレは非常にきれいなわけでございます。そこでは1人、付近の年配の方にしょっちゅう掃除をしていただいていて、きれいになっております。そうなればいいのではないかと思っております。  それから、遊具の整備については、18年度は行っておりません。  あと、公園ボランティアがふえているかどうかというふうなお話でございます。今、委員さんがおっしゃいました19年3月末で291名の4団体だったのですが、8月末では296名の5団体になっております。ですから、徐々にではございますが、まだふえているというふうな考え方をしております。  あと、捨て看と道路美化ボランティアとの関連はどうなっていくのかという呼びかけですが、この件については今、捨て看が先ほど滝島課長が言ったとおり少なくなってきておりますから、道路美化についてはまだ1年ちょっとしかたっておりませんので、今後は捨て看の登録をいただいている方に道路美化の方にもぜひとも参加していただきまして、できれば公園ボランティアの方とネットワークが組めれば、より周りがきれいになっていくのではないかと考えております。  遊具についての考え方ですが、今年度はやらなかったのですが、健康遊具が7公園に20基ほどついているわけでございます。こういった今後の遊具は、去年から公園のすべての施設についてどうしていくのだというふうな、公園の時計塔なども含めまして、今、横断的に公園整備に関するプロジェクトチーム、これは都市建設部を中心としまして、メンバーを組んでおるわけですけれども、そこで今後の整備の仕方について十分議論していきたいと思います。 61 ◯大野(聰)委員 最初に部長に御答弁をいただいた件ですが、こういうことでかなりの方が読んでいらっしゃるわけですが、そういう意味ではこういう記事がひとり歩きするという問題があると思うのです。そういうことでやはり市民の方が不安を感じると、特に利用されている方については非常に、「もうだめなのか」ということで不安を感じられる方もいると思うのですが、その辺は新聞社に対してきちっとしかるべき対応をするべきだと思いますけれども、その辺については一応要望しておきます。  それから、便所の関係、何か「やれ」ということで、私も時々行事などのときはやっていますが、やはりもうこびりついてしまっているのがあるのです。そういうのは主婦の方などもなかなか難しいと思いますから、どこかで一度大々的に専門家にお願いするとか、やはりそういうことも必要なのかなというふうに思うのですが。  それと、もう一つは規模の小さいとか大きいとかというのに関係なく、やはりうちの周りでも結構公園でお昼に休んで、弁当を食べて、それでトイレを使ってという方もいらっしゃって、そういう地域もあると思うのです。まち中と違って、我々の方は田舎ですから、そういう意味では休む場所がないので、そういうところで休むという方もあって、利用も結構高いのですが、そういう意味ではその辺のところの頻度も含めて考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。  それから、遊具の関係ですが、昨年ですか、すごく立派なものを、遊具の関係、つくっていただいたわけですが、やはり「健康ふっさ21」ということで立派な計画もできたわけですから、それぞれの担当課、どうしてもこういうふうになるとセクショナリズムというのが働きますが、担当の枠を外して、ぜひ協働でいろいろ検討をしながら計画的に整備していただきたいと思います。 62 ◯田村(正)委員 何点かよろしくお願いいたします。まず、136ページの農業委員会費の関係ですが、事務報告書の方にも529ページからいろいろと載っているわけですが、本年度は開催が12回というふうなことで、農地転用の件数とかいろいろあったのですが、最近、農業委員会を中心に市内のさまざまな緑化の問題にもかなり取り組んでいると理解しているのですが、18年度の農業委員会は一つの目玉になるような施策みたいなものがあるのか。  それと、最近では環境問題についてもいろいろな団体が検討しているのですが、緑化対策とかそういった問題については検討されたのかどうなのかお願いいたします。  それと、事務報告書の240ページ、市民農園の関係ですが、18年度あたりから非常に市民農園の人気が高まって、さらに市民農園の拡大を図ってほしいというふうな市民要望があるのですが、この年度はどういうふうな傾向で、どういうふうな検討をされたのか、お願いいたします。  それと、144ページの市道維持費の関係ですが、ちょうど18年度のときに本町六丁目周辺路上でガス漏れ事件があったわけです。その後調査したところ、ネズミ管という古いガス管が入っておりまして、それが原因でガス漏れが起きたというようなことですが、その間、改善に向けて市の方も働きかけていただいたということですが、18年度中というか、3月ぐらいまでにはかなり改善がすべて見られるというふうな話があったのですが、どこまでどう改善されたのか、その点についてお尋ねいたします。  それともう一点、道路の関係ですが、永田橋手前、信号がなかった交差点ですか、都道の関係で、非常に理事者も御苦労されて拡幅工事の関係では、今日は非常にきれいになったわけですが、地主さんとの関係の中でなかなか困難だった時期があったと思うのですが、私も以前にも質問させていただいて、最終的にちょっと結果がよくわからなかったのですが、地主さんの御理解をどういうふうにいただいて進展したのか、その経過を説明していただきたいと思います。 63 ◯森田(秀)課長 農業委員会の関係でございます、18年度中に何か目玉になるようなものということで、一つは、17年度から行っております農地ウオーク、市内の農地ウオークがあろうかと思います。18年度は福生地域の方のところの農地を回って、また農業者とお昼を食べながら交流をやったというようなイベントもございました。  それともう一点、農業委員会だよりというものをつくりました。これは内部印刷でつくったわけですが、それについては農業委員さんの御紹介ですとか、こういう活動をやっていますというようなものをつくりまして、農家の方にお配りをしたところでございます。また、緑化という関係では毎年2回、農地パトロールをやっております。6月と9月に市内の農地を回って、きちんと肥培管理が行われているのかどうか、農地パトロールをやっているところでございます。  家庭菜園については、現在、市内5カ所、410区画の家庭菜園を持っておりますが、なかなか新たな家庭菜園のところというのは出てきておりません。と言いますのは、市内の農地は少のうございますので、その中でなおかつ一般の農地となっておりますところはほとんどが耕作をされておりますので、耕作されていないようなところというのはなかなかございませんので、新たなところというのはなかなか見つけにくい状況でございます。 64 ◯滝島課長 私の方から144ページの道路維持の関係でございまして、ガス漏れの工事の関係、以前に田村(正)委員さんからも御質問をいただいておりまして、ネズミ鋳鉄管を変えていくということでございますけれども、そのときにも答弁をさせていただきましたけれども、武陽ガス等も調整する中で、武陽ガスも前倒しをして、早い年度に整備をしていくということで、そのときの答弁がちょっと今ここにないのですが、いずれにしても二、三年の間では前倒しで早急にネズミ鋳鉄を変えていくということで聞いておりまして、計画的にやっていただいていると思っております。 65 ◯小峯課長 それでは、都市計画道路ということで駅前通り、いわゆる永田橋と田園通りがぶつかる交差点の部分でございますので、都市計画道路ということで私の方から御答弁をさせていただきます。この幅員は16メートルで、過去にさかのぼること、東京都の道路整備特別交付金ということで、市の職員が都の事務に成りかわりまして用地買収をした経過がございます。  それから、7年の経過がたって今回の工事に至っているということで、多少時間的に東京都の方も財政等の問題もございまして、時間がかかったということで、その当時の交渉経過と用地買収等々、ちょっと時間的なずれが出ているというところから、御本人さまにはいろいろ御苦労をかけまして、また委員の皆様にも、何人かの委員の皆様にもいろいろ御相談等があったと思いますが、相談があるたびに私ども、私、山崎、滝島3人は現場に伺いましていろいろ事情を聞きました。そこで、東京都の方に事情説明をして、何か改善方法はないかということです。  一番問題になったのは建物の側近を掘る際に道路に高低差がございますので、建物が少し崩れるのではないかという心配が非常にあったもので、部長と一緒に、西多摩建設事務所の所長の方にも出向きまして、今のいい技術で何とかいい方法はないかとか、そういう形をとらせていただきまして、結果的に今現状、非常にきれいになっていると、非常に喜ばれているというところで、今後は東京都とよく調整しながら、このような形がありますれば、また市の方も十分市民との間に入って調整して解決していきたいと、いい一つの教訓でもあるし、例があったと思いますのでよろしくお願いいたします。 66 ◯田村(正)委員 ありがとうございました。1点目の農業委員会の方の関係、本年度は農地ウオークがあったりというふうなお話があったのですが、これからやはり環境を考える上でいろいろな市内のそういう環境を考える会と、そういった方々と一緒に連携して何かやっていただきたいと思うのですが、市民環境会議ですか、そういう関係の中での農業団体との関係というのは、今後は模索されているのかどうなのか、もう一度お願いいたします。  それとあと、もう一点ですが、事務報告書の530ページに農地の関係で国有農地の関係があるのですが、農耕貸付、転用貸付、未貸付というふうなことがあるのですが、やはり我々市民としましてはもしそういう国有地であっても市が中間に入って貸していただけるものがあるのでしたら、こういったものの取り組みというのは考えたことがあるかどうなのか、もう一度お願いいたします。  それと、市道の関係、本六町会の関係の中でガス漏れが発生して、非常に付近の人がびっくりしたこともあったのですが、この間も現場を見させていただいたのですが、耐震の部分ではどのくらいの強度があって、今の黄色い管ですか、どのくらい対応ができるものなのか。結局市道の下にあるわけで、わからないので、もしわかりましたらお願いいたします。  それとあと、永田橋信号というのですか、その辺の関係の中で、福生分水が横切っているわけですが、この間、福生分水に付近の人の話を聞くとふたをした方がいいのではないかとか、あるいはそのままの景観を保ちながら、そのまま、とどめておけばいいのではないかというふうなことで、今日に到っているわけですが、そういった中で一つの看板とかをつくりながら、そういうものがあるというふうなPRみたいなものも検討できないのか。  それと、その経過についても今日、あそこまでになったというふうな経過についてもわかりましたら、お願いしたいと思うのですが、お願いします。 67 ◯島課長補佐 農業委員会の環境との関係ということでございます。環境サイドの方からお答えさせていただきます。  平成15年度に福生市環境基本計画を策定いたしました。これのもとになるのは市民の方々、集まっていただいた市民プランということになります。この環境基本計画は近々修正と言いましょうか、考えているところでございます。その際もまた市民の方々にお集まりいただいて、その修正版のもとになる案をつくっていただきたいというふうに考えているのですが、その際、環境基本計画、緑のこと、農地のこと、かなり触れられておりますので、農業委員会の農業の方にも呼びかけをさせていただいて、その市民プランの方に参加していただければというふうに考えております。
    68 ◯森田(秀)課長 私の方から、国有農地の関係で、未貸付農地の関係でございます。この件については国の方に既に問い合わせをいたしましたが、国の方の回答といたしましては、新たな貸し付けは行わないというような回答をいただいております。 69 ◯滝島課長 耐震の強度がどのくらいかというお話でございますけれども、現在ちょっとどのくらいの強度という資料はここで持っていないのですけれども、ガス会社に以前、ネズミ鋳鉄管の関係で確認しましたところ、今までのお話し合いとか、そういう地震についても耐震化については特に支障がなかったというそういう形を聞いております。ネズミ鋳鉄管の場合にはジョイント部分がずれるということで、それでガスが漏れてくるということでございまして、今現在出ているものはそういう管ではないということのようでございます。 70 ◯小峯課長 今回の工事の中に福生分水、いわゆる玉川上水から分水されまして、永田の交差点付近に開渠の形で、それで道路を横断して、しいては中央公園の方に分水されている水路があるのですが、御質問の内容についてはその分水がどういう経過で今日に到っているかということで、またそれを知らしめるべく看板等を立てるということだと思うのですが、とりあえず経過については今回の工事については、現状を保持しようと、維持しようということで対応をとっておりますが、今後また、永田橋の工事に伴って、当然そこから永田橋の橋脚に向かいましての道路づくりがございますので、その間、西建と周辺の方、あるいは分水の協議会の方で協議をしていこうという対応になっております。  また、看板については、今現在、作業を進めておりまして、設置する予定で、通る方に認識をしていただいて、すばらしいものがあるというところを見ていただこうという文面のもので、過去の言われ等も書いてございます。そういう看板を立てるということで今進めておりますので、よろしくお願いいたします。 71 ◯田村(正)委員 御答弁をいただきましてありがとうございます。農業委員会の方、非常に貴重な税金が投入されているわけですが、やはり新しい時代の中で農業委員会も改革をしていただきたいなというふうなことで、さらに環境の問題等あわせてお願いをしたいと思います。  それと、その次の国有農地の関係、我々としては素人考えとしてはやはりあいているものを市が管理しながら使わせていただけるというのはありがたいかという関係もありますので、向こうも法律があるから仕方がないのですが、ぜひ粘り強くいろいろな角度から研究していただきたいと思います。  それと、ガス管の関係については非常に市の道路の下にあって、我々もなかなか確認できない部分ですが、安全の面からもさらにまた確認をしていただきたいと思います。  それと、あと永田橋の福生分水の関係、今、御答弁をいただきまして本当にありがとうございます。やはり、あの辺は非常に昔からの歴史的なものがあるので、ぜひ看板、期待しておりますので、よろしくお願いします。 72 ◯青海委員 1点だけお伺いいたします。決算書135、136ページの労働諸費についてお伺いしますが、議員になってからずっと振り返ってみますと、ほとんど質疑応答なく、この10万円がずっと計上されて、ずっとそのままになっておりますので、私自身も反省の意味を込めて、この労働諸費が計上されている経緯、そして基準、金額の根拠、そして三多摩労働祭補助金、この目的等々について簡潔にお答えいただければと、このように思っております。 73 ◯森田(明)課長 それでは、決算書136ページの三多摩労働祭補助金についてお答えいたします。最初に経緯でございますが、申しわけございませんが、そこまで調べておりませんので、昔からこう出していたという、いずれにしましても福生市補助金交付規則第4条に基づきまして適正に支出していたということでございます。  内容について先に述べさせていただきます。連合系の三多摩メーデーの実行委員会に対しまして、補助金を交付しました。平成18年4月29日、土曜日に立川市民運動場で行われたもので、参加人数は3万5000人でございます。事業内容としましては、式典、イベント抽選会、地場産業等が行われました。それで、金額でございまして、平成18年が10万円、平成17年度が10万円、平成16年度が12万円、それ以前はずっと12万円ということでございます。 74 ◯青海委員 今、答弁をいただいたのは福生市補助金等交付規則、これの第4条、補助金等の交付を受けようとする補助事業者等(以下申請者と言う)は、補助金等交付申請書に必要書類を添えて市長に申請しなければならないと、通常は大体こういう書き方ですよね。私が聞きたいのは、そもそもいつからかわからない、昔からというのはそんなのは答弁にならないのであって、急な質問をしたからということもあるけれども、これは委員長、ぜひともいつからか明確にしていただきたい。後ほどで結構でございます。  あと、基準についても10万円の基準はどこにも書いていない、基準についてはなぜ10万円で、その前が12万円だったかということであります。あくまでもこれは公金だから、金額の根拠を明確にしてもらいたい。それと目的、内容はこの連合の三多摩のメーデーに対して、メーデーを行うから補助として出しますよということでございますが、これは例えば連合以外のいろいろな組合が多々、あまた多いと思うのだけれども、それらに対して、それらの方が同じような形でどこかでメーデーをやるからと言って出したら、出るものですか。  なぜこんなことを言うかというと、通常の場合、予算を執行する場合には市民に対しては極力公平性、あるいはそれが必要であると、市の行政運営に立って、あるいは市民にとって大事であるという観点から出るものであって、これが100%、連合の三多摩のメーデーに参加する組合その他が、福生市の商工会に入っている方、あるいは福生市のサラリーマンの方、あまねく参加するのであればそれは公平性ということは言えるかもわからないけれども、その辺の公平性の根拠、この交付規則にのっとっているというのでは、これは余りにも事務的な答弁であって、納得できないので、その辺のところの答弁をしっかりとしてください。 75 ◯森田(明)課長 連合系に今、ここの補助金では出しているわけですが、平成18年度まで全労系の三多摩メーデーの実行委員会にも3万円を支出しております。18年第1回の定例会の予算特別委員会で、議会より御指摘を受けまして、平成19年度からは交際費で出していたのですが、補助金で出すような形にしております。一応参考までですが、平成19年度については連合系が8万円、全労系が2万円の補助金を出しております。これについて根拠としましては前年度の参加人数割ということで出しております。根拠としてはそんなところでございます。 76 ◯串田委員長 暫時休憩します。       午前11時48分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前11時48分 開議 77 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 78 ◯青海委員長 そうしましたら、後で正確なところを、とにかくこれは決算審査の特別委員会ですから、答弁・質疑は残るわけですから、しっかりとしたところをお願いいたしたいと思います。  そうしますと、おととしの予算特別委員会のときに質疑がありました。それで、「そうだな」と、「そう言われてみればそうかな」というので、19年度は科目を変えたということだけれども、その科目名を今ちょっと聞きそびれてしまったので、もう一度教えていただきたいのが一つ。  そうすると、連合系のところに8万円、もう一つのところのグループというか、組合の方に2万円、総枠10万円を変えないで出しますということで、人数割でいったのですということですが、概ね三多摩地域でメーデーたるもの、立川でやるとか日比谷公会堂とかいろいろなところがあろうかと思いますが、福生市民の組合に入っている方々は、この二つの組織でほとんど網羅されるのですか。私が言っているのは、公平性に対してどう考えているかということです。  そもそも予算特別委員会のときに言われたから、翌年度から直すというのも芸のないことだけれども、それはよりいい方向に持っていこうという観点からすれば、それに越したことはないから、それはまあよしとしましても、どうも気になってならないのです。金額が少ないからそのままでいいという、質問されないからそのままでいいというのはどうもおかしいですよ、この10万円というお金は。ひとつ聞きたいのだけれども、これは単年度ごとの申請ですか、この交付の手続というのは。毎回、例えば連合の何とかというところから、しかるべく執行委員長なり、書記長さんの名前で申請が出て、あるいはほかのグループのところからも出て、そうすると違う小さなグループがあったとするではないですか。自分たちもメーデーに参加するのだとかとなったときに、やるのだとなったときに、来たら人数割でも1万円からでも出すのですか、10万円の中で、そういう正確のものなのですか、どうなのですかという質問です。言っていること、わかりますか。  一部分の、6万市民がいてその中で組合員という形で入っていらっしゃる方がどのくらいいるかわからないけれども、その方々がメーデーに参加して、労働者の権利を守ろうと、ひとつの組合活動の一環としてやるときに市が出す、それはそれで、出すというならそれはそれでいいですよ。そのときに、あくまでも市のお金を使って出すわけだから、それはあくまでも組合に入っていない方に対しても、こういう形で平等に出していますよというのが本筋であって、そうでないと公平性が欠落すると、よく応能応益とかと言うけれども、この場合は違うのではないですか。ひとつのイベント参加ですよ。イベントをやるからといったときに、では申請はといったら、その規模が10分の1でも100分の1でもやりたいのだとしたときに、申請を出したら出しますかということです。そこをお聞きしたい。  わかるところまでで結構です。わからないのは教育に入ってからでも結構ですから、1回だけその答弁に質問させてください。 79 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午後1時まで休憩します。       午前11時53分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後0時55分 開議 80 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 81 ◯野崎部長 それでは、三多摩労働祭補助金についてお答えをさせていただきます。まず、手続についてでございますが、単年度ごとの手続で実施をいたしております。  次に、公平性の観点から2団体の交付についてでございますが、現在は大別をいたしますと連合と全労系の2団体が存在をいたしますことから、この2団体への交付といたしております。  次に、この交付がいつから始まっているかについてでございますが、昭和50年から交付をいたしております。続きまして、この補助金の交付に当たりましては、先ほど課長からも答弁がありましたが、福生市補助金等交付規則に基づきまして交付をいたしておりますが、交付申請の際には予算書、あるいは事業計画書等の提示を受けておりまして、また実績報告についても決算書等により内容確認をいたしております。  次に、本補助金の目的についてでございますが、この補助金の目的については勤労者対策としての位置づけで実施をしているところでございます。 82 ◯青海委員 今のようにきっちりと、わかりやすく、端的に答弁をしていただけると、これからもこの後、進みやすいのではないかと思います。そのようにまた努力もしてください。了解いたしました。  すべての費用がそのように、どのような経過で、どのような基準で、法的根拠は何で、そしてどのような目的に使われてくるかというのをわかりやすく説明もし、また答えられるようにしておいていただくことが、やはり仕事を進める上でも大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。 83 ◯小野沢委員 140ページの関係の商工振興費になると思うのですが、先ほど来の質問の中で組織率が65%という答弁があったと思うのですが、この65%という数字は近隣と比べてどのくらいの加入率になっているのか。それぞれの地域で状況は当然違ってくると思うのですが、特に福生は大きなところが少ないので、いろいろ理由があるにしろ近隣と比較をしてみたいと思います。  それから、商工会補助ということで1292万円、そのうちの人件費が342万円でございますが、これは東京都が2分の1、福生市が4分の1、商工会が4分の1で人件費を賄っているということだと理解をいたしておりますけれども、これの推移はどうなっていますでしょうか。人件費の部分で、事業費はそれぞれ変わってくると思うので、人件費の推移。職員の人数の推移もできれば教えていただきたいと思います。  それから、商工会は、駐車場はどこかに持っているのでしょうか。そこもちょっとお尋ねします。というのは、けさもきのうもそうなのですが、朝来るときに歩道に乗り上げている車がありまして、きょうはしばらく待っていて、だれが乗っているのかと思ったら、商工会の方が置いていた。駐車場がどこかにあるのかどうかを含めてお願いいたします。  それから、今ここで商工会の委託、振興費の中でも委託はあるのですが、それ以外に例えばごみ袋の関係の委託がありますね。それから、例えば指定管理者で市営駐車場の管理を委託しているというのがありますけれども、ここの商工費以外の部分での商工会に対する委託事業がどのようなものがあるか、お願いいたします。  それから、あとは緑化推進で先ほど大野悦子委員が質問した記念樹の関係ですが、モクセイが、これは市の木だからなかなか変えるのは難しいのだけれども、この年度を見ますと100本近くのモクセイが出ていますけれども、まち中を見てもそんなにふえているという感じがないのですけれども、これはトータルでどのくらいのモクセイがこの関係で出ていますでしょうか。それと同時に、これはそのときに生まれた方を半年単位でやっています。例えば、これを1年ぐらいの猶予を持って、その間でのことにすれば、単年度でなくて、例えば子どもが生まれて1年たってしまったのだけれどもとかという基準で伸ばしてくれば、もうちょっと率が上がってくるのではないかと思うのです。要は、「配りたくない」ではなくて、「配りたい」のでしょう。であったなら、やはりやりやすい条件を整備する必要があると思うのですが、その辺の見解をお願いいたします。  それから土木費の関係で、街路樹の剪定などというのは道路維持費の中に入っているのですか。道路橋りょう費に入っているのですか。剪定ということよりも街路樹の関係、ですから144ページの関係になろうかと思うのですが、今の市の木のモクセイが街路樹として事務報告書の378ページにあるのですけれども、キンモクセイは3本しか植わっていない。片や緑化推進で市の木だから推進しようというのがありながら、土木へ行くと全然そういうことをしていないということはこの数字の上の結果がそうだろうと思う。  キンモクセイという木は比較的そういう面では管理のしやすい木で、1本立ちにすれば年に1回、上を刈るだけで済む、比較的やりやすい木だと思うのですけれども、これを街路樹に取り入れていくことはできないのかどうか。それが一つ。  それから、都市計画総務費の中のやなぎ通り、なかなかまっすぐにならないので大変危険な状況が続いているのですけれども、この年度では用地買収もあって、少し工事が進んだのではないかと思うのですが、この年度で行われたことと、この先の見通し、ある種、ああいうふうになっている場合は危険ですので、その見通しをお願いします。  それからついでに、やなぎ通りですが、今も何本かハナミズキが枯れているのですけれども、私は何とかあそこに柳をふやしたいという願望があるものですから、枯れた後には柳を植えるとか、市の木を植えるとか何か考えてほしいと思っているのですが、おかげさまで境のところに4本植えていただきました。まさに柳は元気で、こんな夏の暑いのに青々と茂っておりますけれども、片やハナミズキは何となくくたびれた感じが大分あるのですけれども、何とかここらもやっていただきたいと思うのですが、お答えがいただけるのであればいただきたいと思います。 84 ◯森田(秀)課長 それでは、最初に組織率の関係、近隣との比較ということでございます。申しわけございません。ただいまちょっと手元に資料がありませんので、今、取り寄せておりますので、後ほど御答弁をさせていただきたいと思います。  二つ目の人件費の推移ということでございまして、16年度決算で人件費分としては756万6000円、17年度で459万2000円、18年度で342万1000円というような形で年々下がっております。人数につきましては変化はありませんで、職員の6名分と、パートを含んだ全体7名分でやっております。  これの変化については、異動の関係で大分高い給料の職員等の異動があったり、若返りを図ったということで、年々ここで人件費が下がっていたということでございます。  それから、商工会の駐車場でございますが、商工会館の隣、わきのところにある駐車場以外は、ちょっと私の方では把握をしておりません。申しわけございません。  それと、商工会に委託しているほかのものがあるかということでございます。委員御指摘のごみの関係、それと指定管理者での駐車場の関係以外はないかと思います。 85 ◯土井課長 緑化の記念樹の関係でございます。13年度からの6年間でツツジとモクセイを合わせますと1374本です。大体のところですが、6割ぐらいがモクセイが出ております。ですから、800から900ぐらいが6年間で出ているということになると思います。  それから、1年間の期限を、半年ではなくということですが、検討させていただきたいということをお答えしたいと思いますけれども、実際の運用としまして、半年過ぎてから申し込んでくるような方も中にはおります。そういう方についてはその次の、年2回やっておりますので、2回目のときに申し込んでくださいというような形で対応はさせていただいています。 86 ◯滝島課長 私の方から144ページの剪定委託の関係で、街路樹についてキンモクセイを取り入れられないかという御質問でございますけれども、今ある街路樹自体は、木をそのまま入れかえるということはちょっと考えてはいないのですが、これから新しく新設する道路、そういうところについては、ただキンモクセイを全部植えるということになりますと、ちょっといろいろと匂いの問題とか、そういう問題がございますので、例えばポイントで起点・終点に植えるとか、そんなことが考えられるかどうか、そこら辺についてこれから、新規については検討させていただきたいと思っております。  それと、やなぎ通りのハナミズキの関係ですが、やなぎ通りについてはいろいろ議会でも御迷惑をおかけしましたけれども、柳をシンボルとして1本残してあったのですけれども、その後、やなぎ通りという名称を残した中で、起点・終点に2本ずつ4本植えさせていただいております。それで今、ハナミズキが枯れている部分があるということで、そこについて柳等の植え替えはできないかということですが、これは大変申しわけございませんけれども、とりあえずハナミズキを植えさせていただいて、もう少し様子を見させていただきたいと思いますので、よろしく御了承ください。 87 ◯小峯課長 決算書150ページの都市計画道路整備事業という形で、18年度のまず事業の内容でございますが、場所についてはサンマルクさんのところの交差点から井上米屋さんまでの約300メートルの工事をしているわけでございますが、たまたまこの年度については17年度の繰り越しがございまして、34.68%の工事が繰り越されておりますので、この後この工事が3000万円ほどございました。また、用地取得については65.66平方メートル、1352万円の用地買収。それと家屋、工作物補償としましては木造2階建て等ほかの付帯施設、門扉、コンクリート、ブロック等の2744万円が主な事業として実施いたしました。  そしてまた、今後の予定でございますが、現在、ここの場所で、真ん中辺に約50メーター、現在まだ工事が不完全なために、すりつけをして、一部御不自由な部分がございますが、ここの部分については係争中ということでもございまして、この面積が265.61平方メートルございます。またあわせて、建物のプレハブ、ごみ置場、樹木の周辺の植木等の補償等もございます。それらは残工事として残るわけでございますが、見通しとしますと現在係争中ということもございまして、当事者を呼びながら協議をしておりますが、もう少し結論が出るまで時間がかかるのかとこんなふうに感じております。 88 ◯小野沢委員 前段の商工費の関係でございますけれども、近隣の状況はわからないということでございますけれども、これはどこかで報告してくれるのですか、この会期中に。(「今、調べております」と呼ぶ者あり)そうですか、数字だけで結構です。  それで、駐車場は持っているということだから、歩道に乗り上げるなどというのは今どきちょっと信じられない。2日も続けて見たものですから取り上げたのですけれども。駐車場をきちんと使うように言っておいていただきたいと思います。  それから、人件費分の関係で余り大きく変化はしていないというようなことでございました。これも先ほどの論議ではございませんが、公平か、不公平かということになってきますと、商工会に入っていない市民は相当いるわけだし、人件費としての補助を出す根拠をきちんと言っていただければと思うのですが、お願いをいたします。。 89 ◯森田(秀)課長 人件費を出している根拠ということでございます。商工会、地域の商店街の皆様をまとめ上げまして、また中小企業等ございます。そういうところの相談相手になったりということで、市内の商工業の振興のためにも商工会は必要であるというふうに考えておりまして、その分の人件費補助ということで、東京都ともども商工会に補助をしているところでございます。これが根拠と言えば根拠かというふうに考えております。 90 ◯小野沢委員 わかりました。商工会が果たす役割、大変大きなものがあると思うのですが、それはそれで、大きければ大きいほどやはり組織率という面では上げるような努力がないと、それだけ信頼をされていないということですから、これはどんどん下がってくるようであれば、補助金を出すことについてもそれなりの検討が必要ではないかと思うので、やはりそれは市がやることよりも、商工会がきちんとやることだと思いますので、よろしくお願いします。 91 ◯串田委員長 暫時休憩します。       午後1時13分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後1時14分 開議 92 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  小野沢委員の質問の一部を保留しますので、後ほどお願いします。 93 ◯羽場委員 138ページのアメリカシロヒトリのあたりになるのか、それとも環境衛生になるのかもしれませんけれども、この年にチャドクガというのが大量に発生しまして、かなり防除していただいたのですが、決算の中のどこに入っているか。そしてことしも出たので、これは特にはけの関係ではすみついているようなところがあって、普通のと違って毒針がすごいものですから二、三週間赤くはれて、ことしは三中の生徒がやられていますので、これは予算的にどこかできちっと、その時期にやるような形で出ないのかというところをお願いします。  二つ目は、146ページの市道221号線法面、いわゆるほたる坂で、これは原島議長さんがずっと言っておられたものですが、厳しいという話を原島議長さんの質問のときにあったのですが、最後の最後のところの、坂の最後の急勾配を何とかもう少しなだらかに、自転車で、特に高齢者の自転車の御婦人が最後に乗り上げられないというのがあって、これを何とかしたいということですが、この設計委託の中で少しはそういう改善ができているのかどうか、もう一度お聞きしたいと思います。  それから、その下の交通安全施設費ですが、反射鏡の関係はどこに入るかちょっとわかりませんが、この年に曇らないカーブミラーというのを2台入れていただきまして、私が見た感じで非常に効果があったように思うのですが、この評価と今後の方針等がありましたらお願いします。 94 ◯島課長補佐 決算書137、138ページ、緑化推進費、チャドクガの関係で御質問をいただきました。市内の公共施設については、それぞれ基本的には管理する場所がございますので、例えば委員さんがおっしゃられました三中であれば学校がということになります。環境の方で対応しておりますのは、子どもたちの通学路と公園にチャドクガがでたときには委託をしておりまして、業者に行ってもらって駆除をするという体制をとっております。アメリカシロヒトリの防除費でございます。 95 ◯滝島課長 146ページのほたる坂の関係でございますけれども、都道との取りつけ部分の段差の解消ということだと思いますけれども、他の委員さんからも御質問をいただいておりまして、18年度に設計が終わっているわけでございますけれども、いろいろと御要望がございますので、今年度工事ということでございますから、段差解消という形で考えて整備をしていきたいと考えております。  それと、反射鏡の曇りどめの関係ですけれども、羽場委員さんから御質問をいただきましたので、2カ所設置しております。お話のように効果は、今1年目ですが、確かにあるということは認識をしております。また、前にもお話をさせていただきましたが、今あるカーブミラーを全部変えていくということは、財政上いろいろな面でなかなか難しいわけでございますので、どうしても危険な場所については部分的に解消していくのかなということも含めて、ちょっとまだ1年ということもございますから、もう二、三年、この様子を見させていただければということも考えておりますので、よろしくお願いします。 96 ◯羽場委員 チャドクガについては、対処療法ということではなくて、1回、根絶できないかということを、特に葉っぱが厚いもの、茶畑とかの被害があると思いますので、学識経験者らとかで根絶という作戦を立てていただければというふうに思います。  それから、法面については工事の段階で段差解消の可能性はあるということで理解いたしました。  曇らないカーブミラーについては、徐々に広げていっていただきたいと思います。。 97 ◯串田委員長 先ほどの保留答弁に行きます。 98 ◯森田(秀)課長 申しわけございません、先ほど保留をさせていただきました件について、答弁をさせていただきます。  近隣市町の商工会の加入、組織率でございます。羽村市が56.8%、あきる野市が70.4%、日の出町が91.1%、昭島市が54.4%、瑞穂町が58.7%でございます。(「了解」と呼ぶ者あり) 99 ◯串田委員長 ほかになければ、労働費、農林水産業費、商工費、土木費の質疑は終わります。   ───────────────・─────────────── 100 ◯串田委員長 次に、消防費について理事者から説明をお願いします。 101 ◯田辺部長 それでは、消防費について説明させていただきます。決算書153、154ページをお願いいたします。  第9款消防費でございますが、支出済額は8億6745万5231円で、執行率は97.2%でございます。前年度比5.3%、4826万9416円の減額となっております。  第1目の常備消防費でございますが、支出済額は7億7709万1000円で、対前年度比では1.7%、1354万6000円の減額でございます。これは消防事務都委託費負担金が減額となったことによるものでございます。なお、消防事務都委託費負担金は、普通交付税の基準財政需要額の消防費のうち、常備消防費の約90%となっております。  次に、第2目非常備消防費でございますが、支出済額は5627万7663円、執行率97.4%でございます。前年度比7.6%、465万3690円の減額となっております。備考欄1の消防団活動費は消防団員186名の報酬と、団員の火災や訓練等の出動費の費用弁償2537万2200円が主なものでございます。消防団員の活動状況は事務報告書150ページから152ページに記載してございます。  決算書155、156ページをお願いいたします。備考欄2の自動車管理費は前年度と比べまして41.5%、48万2813円の増額で、これは主にポンプ車1台分の粒子状物質低減装置装着費用でございます。  次に、第3目消防施設でございますが、支出済額は1017万7806円、執行率61.7%で、前年度比12.4%、143万8182円の減額で、これは13節の消火栓設置等委託料で消火栓新設の設置数や補修の数の減が主なものでございます。  次に、第4目災害対策費でございますが、支出済額2390万8762円、執行率85.8%で、前年度比54.5%、2863万1544円の減額となっております。これは耐震性防火水槽新設事業費が隔年実施により、18年度は事業がなかったため、大幅な減となったものでございます。備考欄1の防災会議関係費は委員退任記念品が主でございます。次に備考欄2の災害対策事業費でございますが、前年度比10.6%、253万250円の減額となっております。主な支出といたしましては13節の防災マップ・洪水ハザードマップ作成委託料として236万2500円、配布委託料として49万3523円で、3万5000部作成し、全戸配布いたしております。また、15節の防災行政無線屋外子局移設等工事は永田橋拡張に伴う移設工事で、補正により充当しております。次に、備考欄3の防災行政無線施設改良事業費113万4000円でございますが、老朽化した現行システムの再整備を図るため、平成19年、平成20年度に整備される本工事の基本設計委託料でございます。次に、備考欄4の国民保護関係費116万7848円でございますが、主な支出といたしましては国民保護計画策定委託料99万7118円でございます。なお、この災害対策関係については事務報告書、主な施策35、36ページに掲載してございます。 102 ◯串田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 103 ◯乙津委員 1点お伺いいたします。18年度の事業となるかどうかわからないのですけれども、近年、町会・自治会の自主防災リーダー、ここに以前防災服を支給していたと思うのですが、それが行われなくなったと聞いているのですけれども、経緯をお聞かせいただきたいと思います。 104 ◯横倉課長 自主防災リーダーの防災服の支給の御質問でございますが、町会長、自治会長さんの任期が2年ということで、新しくなられた方にはその都度新品を支給しておりましたが、なかなか着る機会も少ないので、それにかわるものとして17年度より各自主防災組織にウィンドブレーカー、ベスト、帽子を3組ずつ配布させていただきました。防災服をウィンドブレーカー等に変更するに当たりましては、町会長協議会で説明をさせていただき、特に意見等はなく了解をいただいております。 105 ◯乙津委員 前年度よりやっているということで、これは、質問はちょっと違反かもしれませんが、確かに黄色いウィンドブレーカーはこのごろ町会の防災訓練等で着ているのを見かけるのですけれども、確かに2年任期の町会長・自治会長さんに新品を支給して、あれは夏服共用だったので、防災訓練などはすごく暑い思いをした覚えがあるのですが、ただ、何でああいうのを支給しているかということになりますと、やはりいざというときに、組織の長がだれであるかというのを認識できるというメリットはあると思います。議員さんにも防災服が支給されているわけですけれども、やはり何かあったときに責任を持つ人がだれだという目印にもなると思うのですが、各町会・自治会に新しいセットを3組ずつ配っているわけで、その長というのが今度はぼやけるわけです。そういう形で何かあったときに自主防災組織に対してリーダーが複数いるわけですが、そういう形で何かあったときにうまく組織が動くような仕組みを考えておられるのかどうか、それをお聞かせください。 106 ◯横倉課長 複数のリーダーで、有事に対応する仕組みについての御質問ですが、災害時においては予想を超えた想定外のこともあり得るわけでございまして、そういう状況のときに必ずしもリーダーが指揮をできるとは限らないと考えられます。町会・自治会長さんはお一人ですが、自主防災のリーダーは1人ということではなく、備えあれば憂いなしという言葉もございますが、災害時だからこそ1人より2人、2人より3人と複数の人がリーダーとしての地域の住民の避難、救助の手助けができることがよりベターだと考えられます。  御質問の仕組みについては、各自主防災組織ごと年齢層、人数とさまざまでございますので、それぞれの組織にあった仕組みづくりを一緒に考えていきたいと思っております。  また、毎年行っている市の総合防災訓練や、各自主防災組織で行われている防災訓練、防災研修を通して、地域の皆さんがお互いに交流を図り、顔見知りになる、あいさつをする、こういうことが、いざというときには非常に役に立つことだと思います。  また、自主防災リーダーの研修会も毎年開催しておりまして、ことしも7月7日に実施し、34自主防災組織より62名の方に参加していただき、救命講習などの研修を受けていただいております。
    107 ◯乙津委員 了解いたしました。やはりここで地震等騒がれておりますし、先日の台風の大雨も、おかげさまで首都には被害がなかったようですので、よろしいのですが、そういうような形で、ぜひ別の形でも補助をしていると思いますので、ぜひこういう形で自主防災組織、成長させていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 108 ◯田村(正)委員 2点お伺いします。156ページの関係ですが、福生市防災ハザードマップの作成と福生市国民保護計画策定事業ということで、両方とも本年度マップづくりと、あるいはこれにかかわる問題ですか、そういうのに匹敵するものだというふうに確認しているのですが、ただやはり、私が言いたいのは何かというと、結局こういうものをつくったけど、実際に動かすのは町会や、あるいは消防団や、あるいはPTA関係とかさまざまな角度で動かすと思うのですが、これができたけど、これからこれとあわせて市民のそういう応援グループというか、そういうものについてはどういうふうに並行して考えていくのか、18年度はどのように検討したかお願いします。 109 ◯横倉課長 初めに、防災マップ、洪水ハザードマップの件についてでございますが、これについては3万5000部、全戸配布ということで2月、3月に配布させていただきました。これについては、自主防災研修とか、あとは出前講座等においていろいろPR等させていただきまして進めていければと思っております。  うちに置いておきますとなかなか見る機会もなくて、そのようなことも考えられるかと思いますが、やはり目につくところに置いていただいて見ていただきたいと思っておりますが、この進め方についてはまだ今研究している段階でございまして、これからどんどん町会、自治会等にもお話をして啓発に努めたいと思っております。  次の国民保護計画については、ここで計画ができまして自主防災組織、消防団等、また他には救助とか誘導とかそういう面で動いていただかなければならないものでございまして、これについてもここでできたところでございますので、これからそういう町会長協議会とか消防団役員会とかそういうところでどんどんお話をして、仕組みづくりについては決めていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 110 ◯田村(正)委員 これはできたけれども、これからはさまざまに研究していくというふうなお話だったのですが、そのとおりかというふうに思うのですが、やはりこの2点については非常にこれから直接かかわる問題なものですから、ぜひさらにいろいろ研究していただきたいと思うのですが、このことについてもホームページか何かで18年度では何かPRは載っていませんでしたか。ちょっと見たような気がしたのですが。もしできたら、その辺の話ももう一回お願いします。 111 ◯横倉課長 防災マップについてはホームページに掲載しております。国民保護計画については今掲載する前で、すみませんが、これから掲載するところでございます。 112 ◯田村(正)委員 非常に昨年から突然の大雨とか、いろいろな未曽有の災害というのが考えられるので、ぜひさまざまな形で、このマップを使った勉強会であるとか、あるいは国民保護法の関係の中で消防団なども特に勉強していただきたいというふうに思うのですが、ぜひ強力的にお願いしたいと思います。終わります。 113 ◯杉山委員 1点だけお伺いします。今年度の予算54.5%の減というのは、防火水槽の設置が隔年だということで、災害時の防火水槽のことについてお伺いしますけれども、現在の防火水槽の配置図というのがあると思うのですが、その中で100%というわけにはなっていないと思うのですけれども、そこら辺の設置率と言いますか、そこら辺をお聞かせください。 114 ◯横倉課長 防火水槽の設置でございますが、ただいま水利メッシュについては204ということでございまして、率については91%ということでございます。 115 ◯杉山委員 この前に伺ったときには、消防庁の方の関係で設置が義務づけられているというふうなことを、250メートル真四角のところの中で防火水槽の設置が義務づけられているところで、不足しているところも結構あると思うのですけれども、この不足しているところを把握していると当然思うのですけれども、こういったところへの設置のこれからの予定というのがあるかどうかをお伺いします。 116 ◯横倉課長 不足しているところでございますが、91%ということで、10%余りの不足がございます。今までは民地とかにいろいろとお願いをしてつくっていった経過がありますが、開発により取り壊されたりとかといろいろ事情がございまして、なかなかすぐには回らないと思いますが、そういうこともございまして、ことしについては庁舎に一つ100トン、あと保健センターにも100トンのものをつくる予定で、そのような状況でございます。 117 ◯杉山委員 庁舎等の方はわかりました。熊川地区の方をお伺いしますけれども、民地との関係ですが、民地で協力するよと言う人がいたら、設置はできますか。 118 ◯横倉課長 もちろんそういうことで協力していただけるところがございましたら、設置したいと思いますが、時期とか予算とかもございますので、それについては検討していきたいと思っております。 119 ◯杉山委員 また、そのときになりましたら御相談にお伺いしますけれども、ぜひひとつ予算をつけていただきまして、できるようにお願いしたいと思います。 120 ◯原田委員 2点お聞きしたいと思います。決算書の154ページの報酬のところで、それぞれ団長さんから団員さんまであるのですが、事務報告書の150ページの組織の方を見ていくと人数とか出ていて、それを割っていったら大体1人幾らぐらいかというのは出るのですが、団員さんについてちょっと割り切れない数字だったもので、ここのところがきっちりしていないから、この辺のところを教えていただきたいと思います。  また、もう一点はこういった団員さんとかに対する救命救急とか、AEDとかの訓練とかの状況、やられているのかどうなのかというところをお聞きしたいと思います。 121 ◯横倉課長 団員の報酬の件でございますが、団員の報酬は年間で6万4000円、100人おるのですが、実際には端数が出たことについては1月残して退団ということで端数が出ました。それで端数になっております。  それと、消防団の救命救急はというお話ですが、訓練の中で研修をやっておりまして、定期的に更新をしております。AEDについてもことし2月ですか、講習を消防署の方でやっております。 122 ◯原田委員 報酬の方については了解しました、ありがとうございます。  あと、訓練の方でAEDと救命救急ということでお聞きしたのは、事務報告書の151ページで、退団と入団がありまして、その中で入団者はこれだけ7名いらっしゃって、この方たちの訓練等がやられているかどうか、ちょっとお聞きしたかったので、お願いいたします。 123 ◯横倉課長 新人についても同じように訓練等は実施しております。 124 ◯原田委員 先ほどのお話の中で、ことしの2月にやられていたといったから、4月に入団された方はその2月に入っていないのではないかと思った点がありましたので、また、やられていないところはまた順次やられると思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。 125 ◯串田委員長 ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) 126 ◯串田委員長 ほかになければ、消防費の質疑は終わります。   ───────────────・─────────────── 127 ◯串田委員長 次に、公債費、諸支出金、予備費について理事者から説明をお願いします。 128 ◯野崎部長 それでは、公債費、諸支出金、予備費について説明申し上げます。決算書の195、196ページをお願い申し上げます。  下段の方にございます第11款公債費でございますが、支出済額は12億5061万102円でございまして、執行率99.9%、前年度比3254万3678円の増額、2.7%の増となっております。  第1目元金の支出済額は9億8652万2499円で、前年度比4561万7127円の増額、4.8%の増となっております。これは平成14年度に借り入れをいたしました臨時財政対策債及び住民税等減税補てん債、それに下の川新設事業債などの元金償還開始等に伴うものでございます。  次に197、198ページをお願いいたします。第2目の利子については2億6408万7603円で、前年度比1307万3449円の減額、4.7%の減となっております。備考欄1の市債利子償還費は前年度比1301万8288円の減額となっておりまして、臨時財政対策債の利子分が借入額の増加により946万6000円ほど増加をしておりますが、そのほかではいずれも減額となっております。なお、18年度で償還が終了した主なものについては、昭和61年度に借り入れをしました福生駅西口広場公園新設事業債、武蔵野橋公園新設事業債などがございます。起債の状況については事務報告書の100、101ページに掲載をいたしております。また、備考欄3の繰替運用利子償還費は14万3437円で、この償還費については歳計現金が不足する場合、一時的に財政調整基金などから借り入れをいたしますことから、その借り入れをした期間の利子でございます。対前年度比5万5161円の減額でございます。  次の第12款諸支出金については、支出済額1億9269万7625円で、執行率は100%、対前年度比1億9196万1607円の増額となっております。第1目の都市施設整備基金費は、積立金利子分のみでございまして、利子の増に伴い146万7262円の増額、また、第2目財政調整基金費は1億9078万6740円でございますが、このうちの1億9000万円の積み立てについては9月定例会において繰越金の追加補正などに伴い、国民健康保険特別会計繰出金等その後の財政需要に備え、財源を留保する形で積み立てをしたものでございまして、本年、第1回定例会の補正予算でこの額は取り崩しをさせていただき、国民健康保険特別会計繰出金等に充当をさせていただきました。したがいまして、この1億9000万円の積み立ては財政調整基金繰入金1億9000万円と相殺される形となりまして、実質的な積み立て取り崩しはございませんでした。  また、積立金利子が78万6740円でございまして、前年度比49万4345円の増額でございます。なお、特定目的基金8基金と、財政調整基金を合わせた平成18年度末の基金現在高は80億7111万5817円で、17年度末と比較をいたしますと、庁舎建設基金、学校施設整備基金の取り崩しなどによりまして10億8466万8364円の減となっております。事務報告書では405ページに基金の状況を掲載をいたしております。  次に、第13款の予備費でございますが、738万1000円を充用させていただいております。予備費の充用先の主なものといたしましては、平成14年度に下水道マンホール中で発生をしました職員の公務中の事故による後遺症は、職員公務災害補償基金から障害として認定されたことに伴う市の公務災害見舞金を初め、市道第30号線歩道設置事業の用地買収に伴う土地所有権移転登記手続請求事件にかかる弁護士謝礼や寄附金による中央体育館備品購入費などが主なものとなっております。いずれも支出負担行為、支払い期限等の関係で、補正予算上程のいとまがなかったものでございます。 129 ◯串田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。 130 ◯小野沢委員長 198ページの関係の利子償還ですが、これだけの起債のうち、相当の本数になっていると思うのですが、金利の高いのはどのくらいのがありますか。  それと、この年度に借り換えをしたものもあったような気がするのですが、あったかどうか、なかったかですか。ないようですから、金利の高いところをちょっと、びっくりするような金利がありますので、よろしく。 131 ◯大越課長 金利の高いものについては、最も高い利率が7.3%でございまして、これは57年度の義務教育債でございます。  それで、高金利7%以上のものが923万円ほどございます。これについては3本ございます。パーセンテージにしますと、全体の0.1%ということでございます。 132 ◯小野沢委員 一番高いのはわかったのですが、そうすると今年度で借り入れたのは零点とか2%とか、そんなに安くはないですね。市中金利より随分高いのだけれども、その辺、今年度に借り入れた分の金利はどの程度になっていますか。 133 ◯大越課長 今年度に借り入れた利率でございますが、まず、拝島駅自由通路整備事業、これについては1億4000万円を東京都の方から借りておりまして、これについては特別利率ということで、0.95%で借りることができました。  それから、新庁舎建設事業でございますが、これについては市町村職員共済組合から借りることができまして、これについては1.8%でございます。それから、住民税減税補てん債でございますが、これについては日本郵政公社から借りておりまして、これは1.7%でございます。それから、臨時財政対策債でございますが、これも同じく1.7%で借りております。 134 ◯小野沢委員 こうなると全部聞きたくなるのですが、例えば、では5%を超えるものというのはどのくらい………、そういうのはわかりますか。通告していないからわかりにくいと思うのだけれども、結構あると思うのですが。 135 ◯大越課長 5%以上でございますが、約3億2400万円でございます。率にいたしますと全体の2.6%でございます。 136 ◯串田委員長 ほかにございませんか。  ないようでしたら、公債費、諸支出金、予備費についての審議は終わります。  2時まで休憩いたします。       午後1時50分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後2時 開議 137 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。   ───────────────・─────────────── 138 ◯串田委員長 次に、教育費について理事者から説明をお願いします。 139 ◯宮田次長 それでは、一般会計決算歳出のうち教育費について、内容を説明させていただきます。決算書の157ページから196ページ、また事務報告書では主要な施策の概要については36ページから38ページに、事務報告書については441ページから515ページを参照願います。  まず、第10款教育費の全体ですが、当初予算額は27億7105万9000円で、補正、予備費充当等により予算現額は26億9619万7000円でございます。決算額は26億2097万3308円でございまして、執行率は97.2%、一般会計に占める割合は12.2%でございます。平成17年度決算額と比較いたしますと5億248万4665円、率にいたしまして16.1%の減となっております。これは第三中学校のランチルーム整備工事や市民会館等リニューアル工事などの大きな工事が、平成17年度に完了したことが主な理由でございます。  平成18年度に新たに取り組んだ事業といたしましては、第五小学校通級指導学級設置事業、小・中学校防犯カメラ設置事業、加美平野球場防球ネット改良事業、中央体育館耐震補強等事業などがございます。  それでは、教育費の内容について御説明申し上げます。第1項の教育総務費でございますが、決算額は3億214万2005円となりまして、執行率は96.6%でございます。前年度比で534万2196円の増、率にして1.8%の増となっております。  まず、第1目の教育委員会費は決算額2億833万2711円、執行率98.2%、前年度比130万2883円の減、率にして0.6%の減でございます。支出の主な内容でございますが、備考欄1の教育委員会運営費は教育委員会の運営に要する経費で、教育委員4名分の報酬が主なものでございます。次に、備考欄2は市育英資金運営費で、主なものは19節の育英補助金、あるいは22節の入学資金利子補給金等でございます。育英補助金対象者は31名でございました。事務報告書は413、414ページでございます。  次に159、160ページをお願いします。備考欄の一番下にあります予備費から充当19万3000円でございますが、充当先は19節の育英資金補助金で、当初は受給対象者を30人予定してございましたが、育英審議会において31人を対象とするとの決定がございましたので、予算が不足したために不足額を予備費から充当したものでございます。  第2目の教育指導費でございますが、決算額は9065万7966円、執行率は93%、前年度比422万1498円の増、率にして4.9%の増となっております。主な内容でございますが、備考欄1の教育相談事業費では前年度比231万3995円ほど増額となっております。このうち1節の教育相談員報酬が前年度比234万9000円ほど増額となっておりますが、これは平成17年度において一時的に相談員の欠員が生じておりましたが、18年度は当初から通常の体制で相談業務を行ったことによります。8節のアドバイザリースタッフ報償金が前年度比16万5000円ほど減額となっておりますのは、スタッフの配置回数の減によるものでございます。また、同じ8節の中学校適応指導補助員報償金が前年度比24万9900円ほど増額となっておりますのは、平成17年度は一時的に補助員の配置ができなかった学校がございましたが、18年度においては当初から配置し、事業の充実を図ったものでございます。なお、相談業務の実績については、事務報告書427ページから430ページに掲載してございます。備考欄2の教育指導事務費は、前年度比35万6818円ほど増額となっておりますが、主な内容を申し上げますと、8節の日本語適応指導講師謝礼が前年度比で188万8290円ほど増額となっております。これは日本語が理解できない児童・生徒に、日本語学習及び通常教科の学習指導等の充実を図るために配置したものでございます。また同じく、8節の小学校授業指導補助員謝礼は、小学校1学年の国語、第3学年の算数の授業に配置した指導補助員に対する謝礼でございます。13節の英語教育指導員授業委託料は、国際理解教育英語教育推進のための外国人の指導員を各中学校に配置するものでございます。事務報告書は426ページとなります。18節の備品購入費については、前年度比107万6790円ほど減額となっております。これは平成17年度において、小学校の教科書採択がえに伴う備品購入をいたしましたが、18年度においては中学校の教科書採択がえに伴う備品購入をしたもので、学校数の差が主な減額の理由でございます。次に、備考欄3の心身障害教育費は、前年度比28万6534円ほど増額となっております。これは8節の心身障害学級指導補助員謝礼が補助員の配置回数がふえたことによるものでございます。次に、備考欄4の教職員給与等支給事務費は、前年度と同様でございます。備考欄5の教職員健康管理費で前年度比156万8158円ほど減額となっております。これは13節の循環器検診委託料が、113万5885円ほど減額となったことなどによるものでございます。備考欄6の教職員研修費は前年度比64万111円ほど増額となっております。  161、162ページをお願いします。この増額は平成18年度において、福生市が東京都のブロック別初任者研修の幹事市になりましたことから、福生市が代表して東京都から委託金の交付を受け、14節の会場借上料と臨時的経費を執行したことによるものでございます。教職員の研修の関係については、事務報告書の425ページをお願いいたします。備考欄7の教育研究委託費については、前年度比136万4434円ほど増額となっております。これは18年度から東京都の委託を受けて実施したモデル事業でございます日本の伝統・文化理解教育推進校事業委託料、子どもと親の相談員活用事業調査研究委託料が新たに加わったことによるものでございます。次に、備考欄8の教育研究指導費については、前年度比38万9930円ほど減額となっております。このうち13節の演劇鑑賞教室委託料が、前年度比48万9000円ほど減額となっておりますが、これは演劇鑑賞教室運営委員会で選定した、小学校高学年用の演劇鑑賞教室の劇団経費が昨年に比べて低かったため、減額となったものでございます。備考欄9の健全育成事業費で、13節の健全育成啓発用冊子デザイン画制作委託料9万円は、「輝け福生っ子」というポスター及びパンフレットのデザイン画制作を委託したものでございます。次に、備考欄10の修学旅行・移動教室経費については、前年度と同様の内容となっております。備考欄11の部活動経費については、前年度比95万8950円ほどの減額となっております。このうち部活動外部指導員報償金は、平成18年度から報償金額を改定し、指導1回につき3000円から2500円としたことが減額となった要因でございます。次に、備考欄12の適応指導教室事業費は、前年比で108万4877円ほど増額となっています。これは14節施設等借上料が平成17年9月から借り上げを開始いたしましたので、17年度は7カ月分、18年度は12カ月分の執行となったためでございます。  163、164ページをお願いします。備考欄13のスクーリング・サポート・ネットワーク整備事業調査研究費75万1217円は、当初予算には計上してございませんでしたが、国及び都のモデル校等委託事業として決定し、実施した事業でございます。これは適応指導教室を中心とした不登校対策を内容とするものでございます。  次に、第3目学校施設等整備基金費でございますが、備考欄1学校施設等整備基金積立金の25節積立金315万1328円は、前年度比242万3581円の増、率にして333%の増となっております。これによりまして、平成18年度末の基金の累計は取り崩し額と相殺いたしまして18億9666万8495円となっております。  次に、第2項小学校費でございますが、決算額は5億6321万6125円、執行率は96.7%でございます。前年度比で3331万6131円の増、率にいたしまして6.3%の増となっております。まず、第1目の学校管理費でございますが、決算額2億5272万5100円で、執行率は94.6%でございます。前年度比で4182万3168円の減、率にして14.2%の減でございます。  主な内容について御説明申し上げます。備考欄1の職員人件費は前年度比で3420万6536円の減、率にいたしまして29.4%の減となっております。これは一般職の人数が前年は13人分でありましたが、学校事務職員が4名定年退職することに伴いまして、9人となったことによるものでございます。備考欄2の学校運営費で、前年度比557万3979円ほど増となっておりますが、1節の報酬のうち学校事務嘱託職員の報酬が544万7010円ほど増額となったのが主な理由でございます。これは定年退職した学校事務職員4名を、新たに嘱託職員として雇用したことによるものでございます。また、18節の備品購入費は前年度比247万267円ほど増となっておりますが、これは主にカーテン交換事業によるものでございます。次に備考欄3保健体育衛生費では、前年度比184万3017円ほど減となっております。この減の主なものといたしましては、12節の手数料が前年度比61万631円ほど減となっております。これは昨年度第七小学校で実施いたしました、どんちょうクリーニングの費用が皆減となったものでございます。  次に165、166ページに移りまして、第13節の心臓病検診委託料では65万265円の減、尿検査委託料で34万5885円の減となっております。これは入札による契約変更をした結果、検診単価が下がった結果でございます。各種検診の内容及び結果については、事務報告書の422、423ページにございます。備考欄4学校施設維持管理費は小学校7校の施設の維持に要する光熱水費、施設管理に伴います各種委託料等でございますが、前年度比1127万745円の減でございます。11節の光熱水費は前年度比759万4286円の減、これは夏の長雨と冬場の温暖化により電気、ガスの使用料が少なかった、また水道料が少なかったこと等によるものでございます。燃料費は前年度比95万9927円の減、これは温暖化による重油等の使用料が少なかったことによるものでございます。18節の備品購入費は前年度比185万1834円の減、これは前年度、各校に対してAED1台の配備が終了したことにより減額となっております。  次に、第2目の教育振興費でございますが、決算額は1億1886万4382円で、執行率97.6%、前年度比639万2348円の増、率にして5.7%の増でございます。167、168ページに移りまして、14節の電算機借上料が前年度比782万4271円ほどの増となっております。これは切りかえ導入において児童用パソコン、それまでの各校20台から40台に増設して充実を図ったことなどが主な理由でございます。20節の各種扶助費は見直しを行いました結果、前年度比178万4967円の減となっております。  第3目の特殊学級費は決算額173万8494円で、執行率97.5%、前年度比で25万2131円の減、率にして12.7%の減となっております。減となりました主な理由でございますが、備考欄1特殊教育振興費の18節の備品購入費で、前年度において通級指導学級用の臨時備品を購入したためでございます。  次に、第4目の学校整備費でございますが、決算額は1億8988万8149円で、執行率は99%でございます。前年度比で6899万9082円の増、率にして57.1%の増となっております。この主な理由は第四小学校の防音機能復旧事業、第五小学校通級指導学級設置事業、防犯カメラ設置事業などの工事を実施したことによるものでございます。備考欄1の第一小学校新校舎便所改良事業費、2の第二小学校防音機能復旧事業費、3の第四小学校防音機能復旧事業費については、事務報告書の415ページに内訳等がございますので、御参照いただきたいと存じます。  169、170ページに移りまして、備考欄4通級指導学級設置事業費については、第五小学校に開設した事業でございます。事務報告書の36ページ及び415ページに内訳等を掲載してございます。備考欄5の防犯カメラ設置事業については、小学校7校に設置した事業でございます。事務報告書の37ページに内訳等がございます。備考欄6の施設整備費については、第五小学校校庭改良工事ほかの事業でございます。事務報告書の416ページに内訳等がございます。  次に、第3項の中学校費でございますが、決算額は2億8990万8691円で、執行率92.8%、前年度比で2億6445万3752円の減、率にいたしまして47.7%の減となっております。第1目の学校管理費でございますが、決算額は1億3224万9934円で、執行率は90.9%、前年度比1506万6780円の減、率にして10.2%の減となっております。備考欄1職員人件費は職員6人分の人件費でございます。備考欄2学校運営費では11節の消耗品費が生徒用机、いすの購入量が減少したことから、前年度比58万1588円が減額となっております。備考欄3の保健体育衛生費は、中学生の健康管理に要する学校医等の講習や、各種検査委託料等でございます。内容は小学校費と同様でございます。事務報告書は423ページでございます。  171、172ページに移りまして、備考欄4の学校施設維持管理費については、中学校3校の施設の維持に要する光熱水費や、維持管理のための各種委託料でございます。なお、中学校においても小学校と同様に使用料が少なかったことによりまして燃料費等が減額となっております。13節の委託料については小学校費と同様の内容でございますが、一番下から二つ目にございますランチルーム清掃委託料175万7700円は、前年度まで同じ項の第5目の昼食対策費にございましたが、中学校3校ともランチルームが完成したことによりまして、学校管理費に組みかえたものでございます。前年度比で35万700円の増額でございます。  次に、第2目の教育振興費でございますが、決算額8056万9815円、執行率は94.6%でございます。前年度比370万4960円の減、率にして4.4%の減でございます。主な理由でございますが、173、174ページをお願いします。19節の修学旅行等負担補助金が支給対象者の減少のため、103万1100円の減となっております。また、20節の各種扶助費においては小学校と同様に、支給対象者の減により、それぞれの扶助費が減額となっております。  第3目の特殊学級費でございますが、決算額は61万7880円、執行率73.6%、前年度比で6万425円の増、率にして10.8%の増となっております。これは臨時的に備品を購入したことなどによるものでございます。  次に、第4目の学校整備費でございますが、支出済額3692万5470円、執行率96.4%、前年度比1221万8548円の減、率にして24.9%の減となっております。これは第三中学校の防音機能復旧工事が完了したこと、及びその他施設整備工事費の減額によるものでございます。備考欄1の第三中学校校庭改良事業費については、事務報告書の415ページ、主な整備事業に内訳が掲載してございます。備考欄2の防犯カメラ設置事業費864万2900円については、中学校3校に防犯カメラを設置した工事費でございます。事務報告書37ページ、主要な施策の概要に内訳が掲載してございます。備考欄3の施設整備費については、事務報告書416ページ、その他整備工事、中学校に内訳が掲載してございます。  次に、第5目の昼食対策費でございますが、決算額3954万5592円で、執行率は93.2%でございます。前年度比2億3352万2889円の減、率にして85.5%の減でございます。これは17年度に第三中学校のランチルーム整備工事が完了したことによるものでございます。備考欄13昼食業務委託料は前年度比760万5732円の増でございますが、これは第三中学校のランチルームの業務委託料が新たに加わったことによるものでございます。  次に、第4項学校給食費については、第1目の学校給食費と同額でございますが、決算額は3億1042万8127円で、執行率98.1%、前年度比で1846万6100円の減、率にいたしましては5.6%の減となっております。事務報告書では37ページ及び433、434ページにかけて掲載してございます。なお、まことに恐縮でございますが、事務報告書の433ページの平成18年度学校給食会計収支決算小学校の支出の部、表中の牛乳費の説明が「牛乳56万9634本」とすべきところを「50万2581本」と間違えて記載してしまいました。御訂正くださいますようよろしくお願い申し上げます。申しわけございませんでした。  それでは、内容でございますが、備考欄2職員人件費は職員24人分の人件費でございます。175、176ページをお開きください。備考欄3給食事務費はパートタイマー賃金や給食費管理システム改良委託料及びプログラム使用料が主なものでございます。前年度比95万5886円の増額となっております。これは13節の給食費管理システム改良委託料144万3750円、給食費管理システム保守委託料9万1875円、電算機借上料9万5550円、合わせて163万1175円を給食費管理システム改良事業として行い、学校給食費の収納事務の迅速化及び効率化を図ったことによるものでございます。なお、事務報告書、主要な施策の概要37ページに内容を報告してございます。14節プログラム使用料は前年度比64万8396円の減額となっています。これは給食費管理システムの改良によります、給食費管理プログラム使用料の減によるものでございます。備考欄4給食調理費は、前年度比856万9318円の減額となっております。これは天然ガス料金の値下げ及び備品購入費の減によるものでございます。7節のパートタイマー賃金が、前年度比220万8360円ほど増額となっておりますが、これは職員1名の人事異動によるものでございます。11節の光熱水費は、前年度比569万2499円ほど減額となっております。これは天然ガス料金の値下げによるものでございます。18節の備品購入費で、前年度比564万9413円の減となっておりまして、前年度に給食用食器を買いかえたことが大きな理由でございます。備考欄5の給食施設改良及び管理費は、施設にかかわります修繕料や各種委託料等でございますが、前年度比で173万7995円の減となっております。これは前年度実施いたしました第一給食センター手洗い設備等改修工事、第二給食センター給水管改良工事等の工事が17年度に終了したことによるものでございます。11節の修繕料で、70万7920円の増となっていますが、これは設備機器等の修繕が多かったことによるものでございます。18節の備品購入費は前年度比195万7200円の増となっていますが、これはドライシステム用の蒸気回転釜2台を購入したことによる増でございます。次の備考欄6の自動車管理費は前年度比554万5749円の増となっていますが、給食配送車1台を購入したことによるものでございます。  177、178ページをお願いいたします。第5項社会教育費でございますが、決算額は6億9544万6780円、執行率は98.5%でございます。前年度比で4億2572万915円の減、率にいたしまして38%の減となっています。まず第1目の社会教育総務費は決算額9026万1649円、執行率99.5%、前年度比435万425円の増、率にして5.1%の増でございます。なお、事務報告書は437ページから443ページでございます。支出の主な内容でございますが、備考欄1社会教育委員費は、主に委員10名分の委員報酬でございます。次の備考欄2の職員人件費は、職員7人分の人件費でございます。備考欄3の社会教育振興費は19節の社会教育関係団体補助金400万円が主なものでございます。備考欄4の成人式経費については、前年度と大きな変化はございません。ちなみに18年度は対象者634名に対し参加者430名で、参加率67.8%でございました。事務報告書は437ページに掲載してございます。次に、備考欄5の国際交流青少年海外派遣事業は、アメリカ合衆国へ10名の生徒を派遣し、研修を行ったものでございます。事務報告書は440ページにスケジュール等を掲載してございます。備考欄6の市民文化祭経費は、17年度は市民会館の改良工事により、会場の確保が困難であったため実施していませんが、18年度は実施することができました。事業内容は16年度と比較して大きな変化はございません。  179、180ページをお願いします。第2目の青少年問題協議会費は決算額491万2365円で、執行率88.8%、前年度比31万6268円の減、率にして6%の減でございます。事務報告書は438ページから439ページでございます。備考欄1の青少年問題協議会費は、委員の報酬が主なものでございます。備考欄2の青少年健全育成費では、19節の地区組織活動補助金、地区委員長会主催事業補助金が主なものでございます。  次に、第3目の文化財保護費でございますが、決算額1774万3703円で、執行率94.7%、前年度比136万3593円の減、率にして7.1%の減となっております。事務報告書は37ページと444ページから448ページでございます。備考欄1の文化財保護審議会費は、委員7名分の報酬が主なものでございます。備考欄2の文化財事務費は、前年度比106万7535円の減となっています。これは14節の電算機借上料が、前年度比165万2616円の減となりました。これは電算機のリース期間を6カ月延長したことによります。備考欄3の調査研究費では、13節の井戸鉄線柵設置委託料が新たな事業でございます。井戸の保護及び安全管理のために、周囲に立ち入りを禁止する鉄線柵を設置したものでございます。備考欄4の保護及び展示費は郷土資料室での講演会の開催に要する支出や、181、182ページをお願いします、企画、展示の開催、収蔵資料の保存及び市登録文化財の奨励金等に要する支出が主なものでございます。  次に、第4目の市民会館費は決算額1億4822万2704円、執行率99%、前年度比4億2616万3783円の減、率にして74.2%の減でございます。これは前年度に市民会館のリニューアル工事が完了したことが主な理由でございます。事務報告書は37ページと487ページから491ページ、それと494ページでございます。備考欄1の職員人件費は、職員5名分の人件費でございます。備考欄2の市民会館運営費は、前年度比256万9947円の増、率にして10.7%の増でございます。これは7節パートタイマー賃金の増で、リニューアル工事が完了したことによりまして雇用が12カ月分となり、7カ月分の増でございます。備考欄3の施設改良及び管理費は、前年度比2446万1307円の増、率にして52.3%の増でございます。これは前年度にリニューアル工事が完了したことによりまして11節の光熱水費、同節の修繕料、13節の清掃等委託料を初め同節の、183、184ページをお願いします、各委託料等において、リニューアル工事期間中の減額分が年間契約となったことによる増でございます。15節の街灯取りかえ工事は、緊急な取りかえを要する街灯1本の工事費でございます。備考欄の一番下にあります予備費から、充当28万7000円でございますが、充当先は15節の街灯取りかえ工事で、ただいま説明しましたとおり、緊急を要する街灯1本の取りかえ工事費の一部に充当したものでございます。  第5目の公民館費は決算額1億783万7437円で、執行率99.4%、前年度比100万4117円の減、率にして0.9%の減でございます。事務報告書は487ページから489ページ及び491ページ、それと495ページから500ページでございます。備考欄1の運営審議会費は、公民館運営審議会委員10名分の報酬が主なものでございます。備考欄2の職員人件費は職員9名分の人件費でございます。備考欄3の公民館運営費、前年度比75万221円の減は、経常経費の節減に努めたほかは前年度と内容はほぼ同様でございます。備考欄4の講座等開設費は、前年度と内容はほぼ同じでございます。  185、186ページをお願いいたします。第6目の図書館費は決算額2億5590万5089円で、執行率98.4%、前年度比50万5928円の増、率にして0.2%の増でございます。事務報告書は37ページと505ページから515ページでございます。備考欄1の図書館協議会費は、図書館協議会委員10名分の報酬が主なものでございます。備考欄2の職員人件費は、職員17名分の人件費でございます。備考欄3の図書館運営費は1節の図書館嘱託員報酬で、前年度比245万2680円の増となっております。これは組織改正による職員1名の減員に伴い嘱託員を2名増員した分と、産休代替嘱託員1名増員によるものでございます。13節のシステム改良委託料は、インターネットによる予約等のウェブサービスを開始いたそうと、新たに電算システムの更新を行いました委託料でございます。14節の電算機借上料は前年度費627万9237円の減となっております。これは電算機のリース期間を9カ月延長したことにより減額となったものでございます。18節の備品購入費は図書1万6254冊の購入が主なものでございます。  187、188ページをお願いいたします。備考欄4の施設改良及び管理費は、前年度比397万2420円の減となっておりますが、これは前年度に実施いたしました中央図書館非常口改修工事、アスベスト飛散防止工事等の工事が終了したことによるものが大きな理由でございます。また、11節の光熱水費がガス代の契約を業務用季節別契約に変更したことによる減により、前年度比162万9943円の減、ほかに13節の冷暖房空調設備保守委託料の36万7500円の減などもございます。なお、15節の事務室倉庫改良工事は電算機の入れかえと同時に、中央図書館内の物品倉庫を電算機器設置場所に改良工事を行ったものでございます。  次に、第7目の地域会館管理費は、わかぎり会館ほか地域会館8館の管理に要する経費でございます。決算額5721万4340円、執行率97.2%、前年度比454万9122円の減、率にして7.4%の減でございます。事務報告書は442ページ及び499ページから501ページ、それと504ページでございます。減額となりました主な理由は、前年度に松林会館大集会室音響設備取りかえ工事が終了したことなどによるものでございます。11節の修繕料308万9625円の中には、さくら会館の老朽化に伴う漏水による地下消火水槽の修繕の実施、72万4500円等がございます。  189、190ページをお願いいたします。第8目の展示施設費はプチギャラリーの関係でございまして、決算額725万5871円、執行率92.7%、前年度比3万8201円の増、率にして0.5%の増でございます。事務報告書は37ページと443ページでございます。備考欄1の施設改良及び管理費、15節の便所改良工事64万500円は、プチギャラリー4階の輝き市民サポートセンター部分の男子便所をだれでもトイレに改良し、バリアフリー化いたしました。利用者の利便性の向上を図ったものでございます。なお、この事業に要する経費は決算書54ページの歳入の20款諸収入5項雑入、備考欄40の共生のまちづくり助成事業助成金860万円を使用しています。  第9目の文化施設費は茶室、福庵の関係でございまして、決算額609万3622円、執行率99.1%、前年度比77万3180円増、率にして14.5%の増でございます。事務報告書は492ページから493ページに、利用状況を報告してございます。備考欄1の施設改良及び管理費、13節の管理業務委託料は、前年度比84万1580円の増となっていますが、平成17年度の市民会館リニューアル工事期間中に職員1名が茶室に勤務したため、17年度は約75万円の減額となりました。  次に、第6項保健体育費でございますが、決算額は4億5983万1580円、執行率は98.4%でございます。前年度比で1億6749万7775円の増、率にいたしまして57.3%の増となっています。事務報告書は38ページと451ページから484ページでございます。まず、第1目の保健体育総務費は、決算額は3416万7734円、執行率99.8%、前年度比50万2825円の増、率にして1.5%の増でございます。備考欄1体育指導委員費は体育指導委員12名分の報酬費が主なものでございます。備考欄2の職員人件費は職員3名分の人件費でございます。  191、192ページをお願いいたします。第2目の保健体育振興費は決算額525万6529円、執行率92.2%、前年度比135万1096円の減、率にして20.4%の減でございます。備考欄1保健体育振興費で変化がございましたのは、17年度まで契約をしておりました学校体育施設開放管理委託料84万7116円を、委託業務の見直しにより廃止したことによるものでございます。  次に、第3目の体育施設費は決算額1億2153万663円、執行率98.4%、前年度比3909万1319円の増、率にして47.4%の増でございます。備考欄1市営プール運営費は、内容は前年度と同様でございます。ちなみにプール利用者数は56日開場いたしまして、利用者が1万9600人、1日平均350人でございました。備考欄3の施設改良及び管理費は、前年度比728万632円の減となっております。これは前年度においては、福生野球場管理棟耐震診断及び加美平野球場倉庫、アスベスト飛散防止工事やテニスコートの券売機4台を購入したことによります。  193、194ページをお願いいたします。備考欄4の加美平野球場防球ネット改良事業費は新規の事業でございますが、加美平野球場の周囲全体に約15メートルの防球ネットを新設して、球場周辺への安全対策を図らせていただきました。事務報告書の主要な施策の概要38ページに内容を報告しています。予備費から充当7000円でございますが、市営プール運営費の消耗品費に充当いたしたものでございます。  193、194ページをお願いいたします。次に、第4目の体育館費は中央体育館、熊川、福生両地域体育館3館の経費でございまして、決算額は2億9887万6654円、執行率98.4%、前年度比1億2925万4700円の増、率にして76.2%の増でございます。主な内容でございますが、備考欄1職員人件費は職員7名分の人件費でございます。備考欄2体育館運営費は大きな内容の変化はございませんが、1節の体育館嘱託員報酬は9名の嘱託員に対する報酬でございます。8節のスポーツ観戦事業演技者謝礼は、隔年実施の観戦事業を実施したものでございます。内容は新春市民駅伝大会に大学箱根駅伝優勝チームの亜細亜大学の選手を招待し、市民と一緒に走っていただいたものでございます。13節のトレーニング室管理運営委託料は、福生地域体育館にトレーナーを配置しているものでございます。備考欄3の施設改良及び管理費は、3館分の光熱水費と施設整備等の各種委託料が主なものでございます。  195、196ページをお願いいたします。15節の熊川地域体育館冷暖房設備改良工事は、熊川地域体育館の会議室等の冷暖房設備3機が老朽化したために改良いたしたものでございます。備考欄4の中央体育館耐震補強等事業費は新規事業でございまして、中央体育館の耐震補強工事とあわせて、主競技場の屋根及び床などの改修工事を実施いたし、利用者への安全性と利便性を確保するとともに、災害時の避難所としての機能強化を図りました。事務報告書の主要な施策の概要38ページに内容を報告しています。備考欄の最後にございます予備費から充当29万3000円は、備考欄3施設改良及び管理費の18節備品費へ充当したものでございます。これは毎年某金融機関から青少年を対象としたスポーツ、レクリエーション活動のため御寄付をいただいておりますが、寄附金30万円として計上しております。この30万円を予備費から充当いたしまして、備品として体操マットなどを購入いたしたものでございます。 140 ◯串田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。 141 ◯加藤委員 まずは、決算書の159、160ページの教育指導費の中、ここで備考欄1の教育相談事業費がございますけれども、この中の教育相談、あるいはアドバイザリースタッフ報償金、その下に中学校適応指導補助員報償金、いろいろあると思うのですけれども、事務報告書では427ページからいろいろ相談の部分が載っていると思うのですけれども、それらの部分を少しずつちょっとお聞きしていきたと思うので、この内容等をお聞きしたいと思います。それで、この事務報告書427ページの1の教育相談、これは教育委員会の方に来ているものだと思うのですけれども、どなたが大体こういうのは対応なさるのかということをまず一つお聞きしておきます。  それから、学校相談室、スクールカウンセラーはわかるのですけれども、学校に来校されて来室された場合はどなたが対応されるのか、そういうのもお聞きしていきます。あわせてそれの延長になってくると思うのですけれども、事務報告書430ページ、それから資料で行くとNo. 29、57、58ページで不登校の問題になります。これを見ると平成16年度から17年度が載っているわけですけれども、16年度は小学生の不登校出現率が都内63区市町村の中で一番高いわけで、中学生も下から5番目ですか、17年度に到っては断トツにそれがふえて、都の平均の倍ぐらいになっています。中学校も下から3番目。この事務報告書を見ると、ちょっと人数がすごくふえているものですから、この資料でいったら30日以上という形で、こっちは30日以上ではないのですか。そこのところもお願いいたします。
     18年度は小学生が38人、男子24人、女子14人、中学校はもう125人となっているのですけれども、そこのところもちょっとお願いいたします。  それからもう一点、決算書162ページ、教育総務費の備考欄11部活動経費ですけれども、本年度の審査意見書にも41ページの3段目に外部指導員、部活動経費の部活動外部指導員報償金等が減少しているというその理由をお願いいたします。 142 ◯川越参事 まず、決算書の159、160ページ、それから備考欄の1教育相談費、事務報告書では427ページから430ページに続きまして掲載している内容についてでございます。  まず、教育委員会において教育相談室でどういう人材が対応に当たっているかということでございますが、教育相談室においてはまず一般的な教育相談として2名の市の臨時職員の方で対応しておりまして、資格としましては教員免許状を有している者、あるいは教育相談業務にこれまで経験のある者、さらにはそういう教育相談に関する専門的な知識を有する者というふうにしてございまして、先ほど申し上げましたように一般的な教育相談及び就学相談等に当たっておりまして、週4日の勤務になっております。さらには、教育相談室において一方心理相談員としまして、これは資格としましては臨床心理士になるわけでございますが、3名の職員に対応をお願いしているところでございます。3名のうち1名は週5日、残り2名が週2日の勤務となっておりまして、教育相談室の対応をしているところでございます。  それから、学校の対応でございますが、学校においては各中学校に教育相談室及び学区内の小学校の教育相談室で相談業務を行っていただいております。この方々は元東京都の職員でございまして、管理職を経験されたり、あるいは教員を経験された、退職をされた方々が嘱託員として週3日の勤務をいただいているところでございます。先ほど申しましたように、小学校の方にはそのうち3日のうち1日を小学校に充てていただいているというところでございまして、そのほかにも小学校の方に巡回の相談を心理相談員の方にお願いしたり、あるいはこれらの教育相談に当たっていただいている方への相談、専門的な指導・助言ということでは小児科の医師を年4回に分けまして指導・助言を行ってもらっているというふうな状況でございます。  それから次に、不登校の問題でございますが、これについては御指摘のとおり出現率としまして18年度、大変厳しい数字を報告せざるを得ない状況がございました。初めに、18年度の小学校の状況でございますが、小学校は市内7校の合計で38人、出現率が1.2%となっております。それから、これは17年度の33人、出現率1.0%に比べまして増加傾向になっているといったようなところでございまして、参考までに全国及び東京都の数値をそちらの方に掲載をさせていただいたところでございます。  御指摘のこれらの状況がどうしてこういうふうなことが発生するのかといったようなところだろうかと思いますが、これについては小学校から中学校になる段階でかなりの人数がふえているということになります。これについては、一つには小学校と中学校の制度的な違いと申しましょうか、仕組みの違い、あるいは教職員の指導観の違いといったものが、「中一ギャップ」というふうに言われておりますけれども、そういったところにあらわれている数字が大変大きいかというふうに考えております。私どもがとらえておりますもう一つの原因といたしましては、不登校というのはなかなか理由が特定できない、非常に複合的な部分が多くあるわけでございますが、本市において調査をいたしますと、不登校の原因で第1位が親子関係を巡る問題でございます。その次が、その他本人にかかわる問題ということでございまして、これは怠学だとか、あるいは非行、情緒の不安定というものを含めたものとして、その他本人にかかわる問題というふうに分けて調査をしております。そのほかにも病気になる者もおりまして、原因としてはそういったものが高い数値に至っているといったようなところで、これについて先般の一般質問等でもお答えを申し上げておりますように、学力問題とあわせまして大変大きな問題であるという認識に立ちまして、総合的にこれらを改善するための施策というものをさらに検討を加え、こういう関係の方々が有機的な連携を図れて、こういう数値にいい結果として反映するように努めてまいらなければならないというふうに考えているところでございます。  それから、3点目の部活動につきましては課長補佐の方から答弁をいたします。 143 ◯吉澤主幹 私の方から、まずアドバイザリースタッフについてお答えをしたいと思います。このアドバイザリースタッフと申しますのは不登校児童・生徒へのアプローチとして学生などをアドバイザリースタッフとして採用いたしまして、教育相談の補助、また子どもたちの話し相手ということで、できるだけ子どもたちに近い存在としてアプローチをしていくものでございます。現在、18年度、二小、四小、六小、七小の4小学校の方に配当いたしまして、全部で13名になっております。内訳としましては、学生が6名、小学校の免許を持っている者が1名、保護司の免許を持っている者が1名、元中学校の教員が1名、一般が4名ということになっております。子どもたちの方の要求が大分高く、非常に充実した内容になっております。 144 ◯天野室長補佐 私の方から、御質問のございました、まず中学校適応指導補助員報償金の関係でございます。状況を申しますと、平成18年度実施状況、先ほど教育次長から説明がございましたけれども、17年度においては当初4月、5月という時期に指導員が配置できなかったという状況がございまして、執行額が少なかったのですけれども、平成18年度については4月当初から中学校3校に、指導員を配置してございます。指導日数の延べでございますが、合計543日の指導を行っております。内容については、中学校において主に生活指導ですとか、あるいは問題行動の児童に対する対応を行っております。  そして、決算書161、162ページの部活動経費の中の部活動外部指導員報償金でございます。これについて、昨年度より大幅な減額ということで、先ほど教育次長から御説明いたしましたけれども、1回に支払う報償額でございますけれども、平成17年度までは1回3000円という金額をお支払いしていました。これは2時間以上部活動を指導していただいた場合に支給する額です。それを16年度から17年度を比較してみますと、指導回数は平成16年度が1193回でございました。平成17年度がこれは配置状況がかなり多くて、1673回という状況になりました。要綱上は予算の範囲内で日額を決めるということになっております。平成18年度予算編成の折でございますけれども、17年度がそのように非常に予算超過、ほかから100万円ほど流用してやった状況がございます。18年度においては3000円を2500円という、非常にもう苦しい残だったのですけれども、2500円でやっていただくということで、各校、中学校の校長先生方と話しまして、それで18年度は行わせていただきました。  ちなみに、18年度も予算をオーバーしまして流用させていただきました。19年度については、今の現在の状況ですが、18年度、17年度にさらに迫るような勢いで事業を実施しておりまして、今後は予算の確保の方も含めて部活動振興・充実という観点から、そちらの方に重点を置いて、力を入れていきたいと思っております。 145 ◯加藤委員 どうもありがとうございました。確かに不登校がこれだけ出ているというのは、ちょっと………。確かに川越参事の方の御答弁で「思春期であり、情緒不安定だ」というのは、でも、これはどこも一緒なのですよね。どこの自治体の小学生も中学生も。ですから、そのためにアドバイザリースタッフや、あるいは中学校適応指導補助員とか、あるいは本年度、ふっさっ子の広場とかいろいろな形で考えていらっしゃると思うので、すぐには成果が出ないというのは、ある意味教育なのかもしれないのですけれども、ぜひ心がけて一生懸命に子どものことをよろしくお願いしたいと思います。この後に、この件はいろいろ皆さんがやると思うので、私はこの程度にとどめます。  それと、外部指導員というか、部活動経費ですが、そこに予算があって、何かそこに当てはめていくというのはちょっと変な感じ、教育においては変な感じで、小学生が卒業して中学校に入るときに勉強もそうでしょうけれども、特に部活動、一生懸命に自分の好きな種目をやりたいというのは、本当にどの子も共通して考えていることだと思うのですよ。それは福生市の場合は余り、例えばサッカーがなかったり、陸上部がなかったり、そういうのを子どもさんに直接聞いたり、あるいは支部懇談会の折、お母さんがやはりこぼしている部分があるのです。ぜひ希望の部分をさせてやって、中学校時代のいい思い出をつくらせてあげたいなとそういうふうに思いますので、余り予算、予算と言わないで、ぜひできればつけていただきたいとそういうふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 146 ◯串田委員長 3時10分まで休憩します。       午後2時58分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後3時10分 開議 147 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 148 ◯乙津委員 1点目は、事務報告書にはないのですが、一般質問をさせていただいた小学校、中学校のホームページの件でございますが、これは情報システムの方から資料をいただいて通信運搬費のうちのインターネットにかかる経費というので、指導室、学校振興費の中のぷららネットワークというのがございますけれども、ここと契約して各学校がホームページを立ち上げていると思うのですけれども、決算書で言いますと165、166ページ、小学校費では教育振興費の通信運搬費、中学校では同じく通信運搬費、ここに含まれているのかどうかをお尋ねいたします。  いただいた資料によりますと、決算額が小学校が76万5000円、中学校が30万5000円、思ったより安いのですが、ここにホームページの使用料と言いますか、それも含まれているのかどうか、お尋ねいたします。  このホームページを開設するに当たりまして、プロバイダーの何とかサービスという名前がございましたら、それも教えていただきたいと存じます。  2点目は、学校給食の関係です。決算書の175、176ページの学校給食費の委託料・使用料及び賃借料のところで、事務報告書の方は37ページになるかと思いますが、システム改良委託料、それからシステム補修委託料、プログラム使用料、印刷機借上料、電算機借上料、結構な額になっているのですが、どんなシステムか、簡単で結構ですので教えてください。事務報告書の方にパソコンをベースに改良して効率を上げると記述がございますが、以前はオフコンかメインサーバーを使われておられたのか教えていただきたいと存じます。  3点目が、やはり学校給食費の話ですが、事務報告書の433ページ、これは皆さんから質問が出ると思いますが、収納状況の話と、それから決算は初めてなのでちょっとお尋ねしたいのですが、給食費の決算に関しまして一般会計にあらわれてくるのは1項1目19節の学校給食費補助金86万9272円だけになるのでしょうか。給食費で集めた金額、それからこれが食材費になると思うのですが、それの決算はこの事務報告書のこの表のとおりだけで報告ということになると思うのですが、御確認いただきたい。  そうであれば、徴収に関しましてはどの市も苦労していると思うのですが、いろいろ御努力をいただいて徴収率は随分上がっているようでございますが、この表を見たときに未納額が合計で900万円を超えて、調定額の6.5%程度になっているという状況だと思うのですが、これは未納処理をされるのかどうか、その点についてお伺いいたします。現年度未納額が約215万円ほどになると思うのですが、これはこの額におきまして子どもたちが食べる給食の食材費に、もう既に影響が出ているのかどうか、その点についてお聞かせください。  それから、中学校を含んで牛乳代に市から補助金が出ていると思うのですが、牛乳代にだけ補助金が出ている理由というかその性格について教えていただければと思います。  3点目が、決算書の185、186ページの図書館の役務費だと思うのですが、事務報告書の37ページのインターネット利用パソコン用回線の整備、ここに20万何がし出費がございますが、中身は回線切り替えとございますけれども、具体的にどのような内容なのか教えていただきたいと思います。  最後は、決算書ではどこだかよくわからないのですが、事務報告書の424ページ、(4)の日本スポーツ振興センター共済給付金受給状況の表についてちょっと教えていただきたいと思うのですが、これの負担金といたしまして2項1目19節、3項1目19節、ここで負担金を負担していると思うのですが、給付された金額に関しましては、一般会計では見えないのですが、これは直接保護者とか医療機関に渡る金額なのかどうか教えていただきたい。  それから、このデータを見ましたときに何か特徴が───多分これは事故等が発生して、それにかかった医療費等みたいなものを支給されるのだと理解しますが、学校ごとにばらつきがあるのですが、これを見てみますと、割合で言いますと二小、五小が結構件数として多くて、三小、二中が少なく見えるのですが、特に二中に関しては件数がゼロ件になっています。同じような教育内容をやっているときに、事故発生率と言っていいのでしょうか、それがゼロ件というのは何か特別な二中に関して意味があるのかどうか、教えていただきたいと存じます。 149 ◯天野室長補佐 それでは、1点目の御質問にお答えいたします。まず、学校におけますプロバイダー契約並びに回線の内容でございます。今回、委員会提出資料一覧表の中の39ページでございますけれども、そこに指導室所管として教育振興費、小学校・中学校それぞれぷららのプロバイダーによって契約を取り交わしてございます。その内容でございますけれども、小学校については76万5000円、これは先ほど御指摘がございました決算書166ページ、小学校費の教育振興費の通信運搬費、決算額95万2732円になりますが、そのうちNTTにかかわる通信料、それからぷららのプロバイダー使用料、それにこれに郵券代が加わりまして、この決算額になります。そして、このインターネットにかかわる部分でございますけれども、プロバイダーの使用料、それが18年度決算額26万295円になります。そして、NTTの回線ですけれども、これは小学校においては昨年の夏休みにパソコン教室の入れかえを行いました。それまでは非常に台数が少なかったということで、ADSL回線の8メガバイトの回線だったのですが、夏休みの入れかえを機に光回線に切りかえを行いました。それによりましてNTT回線の金額が単価ではちょっとアップしておりますけれども、総額で50万4429円ということでございます。そして、合計しますと76万4724円となりまして、こちらの資料の方では切り上げまして76万5000円という内訳になります。  中学校においては、先ほどもございましたが、決算書172ページ、教育振興費の通信運搬費でございます。こちらも小学校と同様でございます。郵券代等を含めましてこの決算額になっております。  決算の資料のインターネットにかかわる経費では30万5000円となっておりますけれども、その内訳について申し上げます。まず、先ほどと同様、ぷららにかかわる金額が10万5945円、そしてNTT回線に小学校と同様に中学校はパソコンの入れかえはなかったのですが、小学校の入れかえと同時期にADSL回線から光回線に切り替えを行っております。それに従いまして、NTT側の回線使用料が19万8835円、合計しまして30万4780円となりまして、切り上げまして30万5000円という内訳になっております。  そして、ホームページにかかわるサービスでございます。ぷららでのサービスで利用しているわけでございますけれども、ぷららのアカデミックサーバー利用サービス、そういうものを使って作成しております。 150 ◯中村課長 乙津委員さんの御質問に御答弁させていただきます。決算書の175、176ページの給食事務費の委託料、給食費管理システム改良委託料から、14節の電算機借上料の内容について御説明させていただきます。まず、給食費管理システムについては、18年9月からこのシステムを運用させていただいております。この運用については住民基本台帳システムのサーバーから行われ、ホストコンピューターが将来的に廃止の方向にあるため、パソコンベースのシステムに更新をしたものでございます。  それと、そのパソコンの内容ですが、アプリケーションパッケージで、第2給食センターだけではなく、第1給食センターでも収納状況等が確認できるシステム、それと学齢簿システムからの移動データを随時反映することができるシステムとなっております。また、口座振替のFDの作成、消し込み処理等が給食センターの自席でできるというような利便がございます。  次に、システム保守の委託料ですが、こちらの方については、こちらも9月からになっておりまして、まず給食費の管理システムの運用支援ということでいろいろ設備上の問題点等についての質問等の回答をしていただけるという内容と、あと再インストールの作業も含まれておりまして、あとシステム障害の復旧の支援が含まれております。  それと、3のプログラム使用料の107万5032円ですが、まず給食費の管理システムプログラム使用料が100万20円となっております。こちらの方の内容については登録ですとか、検索、照会機能、それに調定、収入状況、請求、消し込み処理、年次処理等の内容のシステムでございます。  それと、あともう一点が栄養献立システムプログラム使用料がございまして、そちらが70万5012円となっておりまして、そちらの内容が栄養管理基準表、あと給食日誌等の作成システム、配布献立表の作成システム等のプログラムとなっております。  次に、14節の方の印刷機の借り上げですが、こちらの方については第1給食センターに自動印刷機1台を借り上げております。  5番目の電算機の借り上げですが、こちらの方については第1、第2給食センターの方で、第1の方については収納状況の検索ができるパソコン、第2給食センターの方については入力、消し込み、検索、資料等の打ち出しということで、各1台ずつで、液晶一体型のパソコン2台の借上料となっております。  それと、3点目の学校給食費の補助金の方についてですが、給食会計の方の収入として入っております。次に収納状況の内容ですが、3年を経過した後に不納欠損をしております。  それと、現年度の未納分の食材への影響ですが、東京都の栄養摂取標準を基準に提供していることから、栄養量を下げることはできません。ですから、値の高い野菜から、少しでも安い野菜に変えたり、あとは比較的安いようなモヤシなどを使い、量をふやしたりしております。あと、特に変わるものについては子どもたちが楽しみにしているデザート類の提供回数を減らしたりして対応をさせていただいております。  それと、牛乳の学校給食費の補助金の内容ですが、学校給食費補助要綱、補助金交付要綱に基づいて、平成4年4月から保護者の負担軽減を図る目的で、給食費のうち牛乳代について、小学校の部分の64万251円、中学校の方の22万9021円を予算の範囲内で補助をしております。 151 ◯森田館長 3番目のインターネット用利用パソコン用回線の切りかえについて、どういうものかという御質問でございます。事務報告書37ページ、決算書の186ページ、備考欄の下の方をごらんください。図書館運営費の12、通信運搬費でございます。このインターネット利用パソコンは利用者の調べ物に使っていただくため、中央館2台、3分館は各1台ずつ設置をしておりまして、多くの方に利用されております。従来、図書館システムと同一のラン上に端末を配置し、運用しておりました。しかし、図書館の業務系と同一回線で接続台数が多いため、接続速度が遅い、あるいは容量の大きい画像の表示に時間がかかると、利用されている方より御指摘を受けておりました。  また、業務系と同一ラン上にあるということで、図書館業務システムへの侵入等の危険性も考えられますことから、利用者用インターネットを業務系と切り離し、単独回線へ切りかえることにより、セキュリティーの確保を図りました。決算の内訳としましては、これは通信運搬費170万1769円のうち、利用者用インターネット使用料として決算額は20万7266円でございます。これは昨年8月から本年3月までの利用者用インターネット4館、図書館の4館分の合計5台分の使用料になります。当初3カ月間は一部の値引き等があったために割安になりましたが、11月分からは通常の支払額になりまして、月額固定料金で4館合計、月に3万1290円となります。その内訳としましては、4館分の月額3万1290円のうちOCN光ウィズフレッツ、フィルタリングサービス、フレッツ・セーフテイ、セーフティルーター使用料などが含まれております。  なお、ADSLでなく光にすることによりまして、ファックス回線の基本料が大幅に減額になる、あるいはウィルスパターンファイル等のダウンロードスピードもアッスするということがございまして、業務改善につながるものとしてこのような導入をいたしました。 152 ◯川越参事 私の方からは、日本スポーツ振興センター負担金について、決算書では164ページと170ページ、備考欄19でございます。及び御指摘をいただきました事務報告書424ページ、(4)の数値についてでございます。まず、給付金についてでございますが、給付金については保護者並びに学校からの申請に基づきまして、私どもの方で日本スポーツ振興センターの方に請求をいたし、その後、保護者の口座に入金をしているといったところでございます。  それから、申請件数の各校の状況でございますけれども、校内で起きます事故、あるいは登下校も含まれるのですが、やはり突発的な要因が大きく、年度によりまして申請件数が大きく変動しているというのが現状でございます。したがいまして、このデータから各校の状況を判断するのは難しいと考えておりますが、学校によりました関係で申し上げますと、こちらに表記しておりますのが医師の治療を受けた者ということで対象にしております関係もございまして、養護教諭の判断の違いが出るかな。医者に見せるべきかどうかという判断の違いがちょっと差として出てくるということも考えられるというふうに思います。  それから、第二中学校について申請の件数がゼロ件となっているわけでございますが、これは発生件数から申し上げますと、実は第二中学校では延べ14件の事故報告を私ども受けているところでございます。しかしながら、申請件数がゼロ件となっておりますのは、申請の時期が発生件数から期限が2年間ということでございまして、第二中学校については年度当初、本年度早々に申請をいたしておりまして、この14件ということになろうかというふうに考えております。大変申しわけございません。 153 ◯乙津委員 どうも御答弁ありがとうございました。小・中学校のホームページと言いますか、インターネット関連、これに全部含まれているというお話で、非常に安いのだなという感じがしてございます。今の図書館の5端末分から比べますと、合計10校分で100万円ぐらいですから、月額にするともう10万円切るわけで、1回線契約をしても3万なんぼを取られる時代ですので、それから見るとぷららのアカデミックサービス、えでゅけっとというのと違うのですかね。このサービスは非常に安いなと。  本来聞きたかったのは、一般質問でお伺いをしたのですが、もう随分前からこれは契約していると思うのですけれども、まだ未開設の学校があるので、それに関してはプロバイダー費用がむだではないかと聞こうと思ったのですが、これから言えば、額から言えばそれほどではないし、しかもこれは別にホームページのサービスだけではなくて、多分メール等全部込みのプロバイダーサービスだと思いますので、それほどむだにはなってはいないかもしれないのですが、やはり一般質問で御回答をいただきましたので、今年度中に何とか全部開設するというお話ですので、それで今後有効に活用していただければと思います。  それから、2点目の学校給食のシステムに関しましては、御丁寧にありがとうございました。内容については了解いたしました。  それから、給食費の問題ですけれども、不納欠損もやはり3年、要するに3年頑張ればもう払わなくなってしまうという実情もわかりましたし、あとはやはり口では言って、我々も存じ上げているのですが、やはり未納部分があると、お子さんが例えばデザートが1個なくなるなどというのは、機会あるごとに保護者の方にこういう状況なのだから、子どもがかわいそうだから、何とか皆さん協力して払いなさいというような形で、取りに行っても払わない親がいると思いますので、そういう形でみんなで納めて、何に使われているというのを広げていただければなと思うところでございます。  それから、図書館のインターネットに関しましては了解いたしました。非常にセキュリティー関係等もお考えになって、独立して我々が、一般市民が使う端末をサービスしていただいているということで、これは非常にありがたく思っております。  それから、日本スポーツ振興センター共済に関しましても、仕組みもよくわかりました。確かにこのくらいの母集団ではきっと平衡が何年かやっても、それほど優位さは出ないかもしれませんし、初めに件数だけで見ていったら、やはり結構上下があるなと思ったのですが、児童・生徒数の割合から言いますと大体7%から8%台を行っているようですので、単年度を見てもそれほど優位さはないかなと思う。ただ、やはりゼロというのは何か非常にある意味ショックな値でして、二中は特別に何かこういうことに関しまして指導されているのかなという気持ちでの質問でございました。 154 ◯大野(聰)委員 まず1点目は、今、乙津委員から質問がありました433ページの給食費の関係ですが、今まで毎年この辺のところについて質問していて気がつかなかったのですが、ただいまの課長の答弁で不納欠損があるということで話がありましたが、これは公会計でありませんので、こういう形になっているのだと思うのです。不納欠損の部分というのは結果的に滞納繰越分の調定額から落としてしまうのですか、その年度で最初から。その辺の処理と、それからこの年度でどのくらいの不納欠損があったのか、ちょっと教えていただきたいと思います。  それから、徴収のことはまたいろいろ御質問が出ると思うので省略します。それから小学校の給食費の関係でちょっとこれも教えていただきたいのですが、収入がありまして支出があるわけですが、結果的にこの年度は480万円支出残が残っていますが、17年度の繰り越しが41万6000円ということで10倍以上残ってしまったのですが、いろいろな事情で結果的にこれだけ執行できなかったということなのでしょうが、この辺については特に───本来だったらその年に払った人たちの給食費ですから、その年度が消費するというのが基本だと思うのだけれども、その辺がどうなっているのかというところをちょっとお伺いをします。  それから、文化財の関係で毎年聞かせていただいているのでお伺いしますが、決算書の180ページ、一番下の方の13節の古文書調査整理委託料149万9998円、150万円の予算で2円余りということですが、この辺、例の石川古文書の整理ということで、たしか3年目か、4年目になるのでしょうか、この辺の進捗状況と、これからあとたしか1年か2年続くのだと思うのですが、その辺の状況について、整理状況等も含めてお願いしたいと思います。金額の積算を聞こうと思ったのですが、随分半端な数字なので、これは質問を省略しますが、その点お願いします。  それからもう一つ、182ページの上の方の3段目に修繕料124万4750円、これも毎回お伺いしていて申しわけないのですが、たしか刀剣の研磨ということだったと思うのですが、この辺については今年度に何本ぐらいやったか、累計でどのくらいになったか、あと今後はどうするのかというあたりについて。それと、あと研磨した刀剣について、いわゆる展示したとかそういうことがあるのかどうかについてお伺いします。 155 ◯中村課長 事務報告書433ページ、給食の収納状況につい説明させていただきます。不納欠損処理ですが、こちらの方に載せてございます滞納分857万5740円で、未納金額が691万1420円ということですが、これについては3月31日で15年度分について不納欠損をさせていただいております。金額については258万5920円、内容は66世帯の89名分でございます。  それと、繰越金の年度、多くなった理由ですが、まず一点目については当初収納の状況が非常に悪く、材料費等についてできるだけうちの方は安いものを、購入をさせていただいておりました。その後、教育委員会等全体で夜間訪問等を実施させていただいて、収納率についても少しずつ伸びてきているという状況がまず一点ございます。  それと、あと3月に例年、小学校6年生が最後の給食となります。そこで小学校6年生を対象に1年生から6年生まで食べた給食のアンケートをとりまして、そのリクエストにこたえて今まで給食を出しております。それで、18年度も実施をしたのですが、アンケートの結果で一小から七小までほぼ上位に上がったメニューについて、同一なメニューのリクエストが非常に高くて、その部分について食材の購入がほぼ、極端に言って、かからなかったというのはおかしいのですが、各学校がある程度バラバラになれば、その給食が5日とか6日間、子どもたちが楽しんで食べられるのですけれども、同一メニューになったものですから、それが2回とか3回ぐらいでリクエストにこたえてしまったというようなことで、そういう形で繰越金額が多くなってしまったという経過でございます。 156 ◯戸室課長 180ページの下から4行目、古文書調査整理委託料の件でございます。今の進捗状況の件についてでございます。これは石川家の例の江戸期に熊川村の名主であった石川家の文書を、地域の近代の様子を知る上で貴重な資料だということで、平成17年度から21年度という形で5年計画で今進めているところです。17、18、19、20年度は、今、お話がありましたように150万円、最終年度の21年度はもう少し金額が多くて170万2000円、総額で770万2000円という形の計画の中での18年度、2年目の事業でございました。  実際に寄贈を受けて整理をし始めましたらば、書簡が大変多く、石川家からは2万点の資料ぐらいだという話でお受けしたのですが、書簡が6万2000点という形で大変多くて、今、一生懸命整理をしているというところです。それが31箱あって、18年度はそのうちの7箱を整理をし、データ入力についても7000点、行ったというところでございます。  金額の端数について、一言、いいと言われたのですけれども………。(「結構です」と呼ぶ者あり)はい、わかりました。  あと、刀剣は次のページの上から3行目のところです。これも平成11年12月に97振り、譲渡を受けました。そして、それ以降研磨をしてまいりました。これはできる限り研磨すること、そしてそれは保存管理を適正に行うこと、そして公開活用をすること等々が条件でお受けしたものでございまして、現在までに50振り、研磨ができまして、残りが47振りとなってございます。  それから、今後の公開のことですが、平成10年度、12年度、13年度、15年度に行いまして、来年度に公開をする予定でございます。 157 ◯大野(聰)委員 給食費の関係、本当に大変だと思います。社会的にもいろいろ問題になっていますけれども、まず一点目の不納欠損の関係ですが、さっきも言いましたように、今までもこういう形で表示されていたのだと思うのですが、できればやはり不納欠損がどのくらいあったかというのは何らかの形で欄外にでも載せていただいた方がいいのかなと思います。しかも、258万円が不納欠損ということですから、かなりの額ですよ。そういうことで、職員の方、いろいろ御努力されているということですが、しかも66件、89名分ですか、ということで卒業されたり何かして、もう追いかけられない状況もあると思うのですが、やはり正しく表示していただくことをとりあえず希望いたします。  それから、いわゆる繰越金と言いますか、残高について結果的にこうなってしまったというのはいいのですが、私が聞いたのはこういうのは余り問題はないのですかというところあたりを聞きたかったので、その辺の問題がないのか、やはり本来保護者の方から見れば、こんなに給食を払ったら余ったではないかという話が出てくると困ると思ったので、その辺のところをどういうふうに処理されるのかということをちょっと伺いたかったので、その辺をお伺いします。  それから、古文書の方はわかりました。石川文書に関しては、私も前に何回か見せていただいておりますが、かなり熱心にやっていただいておるようですけれども、結果が出るのを楽しみにしております。ただ、今の課長の答弁で、最終年度は少し上げて107万円というような答弁だったのだけれども、下げて107万円なのか、上がって170万円になるのか、ちょっとそこのところ、今そういうふうに私は聞いたのですが、その辺をちょっと確認させてください。  それから、刀剣はわかりました、ありがとうございます。 158 ◯中村課長 大変申しわけございませんでした。通常でしたら、この繰越金ですが、全額使わなければいけないというふうに私ども考えております。ですから、小学校6年生、ことし4月に中学1年生になられた子どもについては、この部分についての見返りというのですか、それはございません。ですから、うちの方についても何かありましたら、PTAと保護者についてはいろいろと説明をさせていただく予定でございます。一応、うちの方としましてもできるだけこの繰越金については残さないような形での対応はとっていきますが、いかんせん今まで収納率が非常に悪かった状況がございます。ですから、その辺御理解をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 159 ◯田村(正)委員 まず、決算書の166ページの学校施設の関係ですが、特に福生四小校庭のひも整備ですが、当初はずっと質問をさせていただいて、危ないというようなことで理事者の方でも確認をしていただいて、ポイント方式に切りかえるかというところまで多分考えていたのではないかと思うのですが、ところが石原都知事の関係で芝生全面化構想というふうな構想が出たのです。当時のほかの方も、小学校の芝生化構想についてはどうなのかというふうな質問もされておりましたし、我々としてもあの問題についてはどこまで理事者が取り組んでいったのかというところが非常に気になるところでございます。  四小のひも整備が非常に危ないということで、いろいろずっと意見を出させていただきました。この検討と、あわせて芝生化全面構想というのが東京都であったわけですが、この構想の結果というか考えはどこまで理事者の方は研究されたのかどうなのか、その後はどうなっているのか、18年度よろしくお願いいたします。  それと、事務報告書の37ページ、今年度の主要事業の中に小・中学校の防犯カメラ設置事業ということですが、以前にも質問したときには管理する問題がいろいろとあるというふうなお話で、そのときはなかなか導入していただけなかったのです。その後、さまざまな事件がありまして導入したということですが、大変結構だと思うのですが、この防犯カメラ関係の中でやはり当時、防犯カメラを使ってのマニュアルをどう運用するかということが一つの論点になっていたのです。この年度は、導入されてどういうふうにマニュアルを生かしてきたのか。それにあわせてですが、防犯の関係で、当時さすまたを導入していただいたのですが、さすまた、先生たちの使い方とか、たまに職員室に行くと端の方に置いてあったりもするのですが、余りそういったものを使っての利用みたいなものも見なかったのですが、防犯上のさすまたの研修みたいなものは、現在どのようにされているのかお願いします。  それと事務報告書451ページの関係で、武蔵野台テニスコート、これは18年度の中でフットサルと併用してテニスコートを使うというふうなことで、事業展開されるというお話があったのですが、ここに来てちょっとその辺の話がどうなったのかというふうに思うわけですが、実際に使用料とか、あるいは規模とか、そういった面についても18年度、どこまで検討されたのかお願いをいたします。  それと、あと事務報告書の112ページですが、図書館の関係、以前からも質問させていただきましたが、ブック・ディテクションの関係、これはもう既に予算がついてきているわけですよね、その前の年度から。せっかく予算がついているということの中でどういうふうにこれを導入していくのか、お願いをいたします。  それと、以前からも質問させていただきましたが、広域利用の関係で羽村が広域利用でレファレンスルームの開放ができなかったというふうなことですが、ここでレファレンスルームを開放していただいて、広域事業がかなりできたという感じがあるのですが、この広域利用、特に西多摩全体の中で広域利用が図られるということで、一つにはすばらしい展開だと思うのですが、この辺の展開は、18年度はどこまでどう進んだのかお願いをいたします。  それと、ビデオテープの貸し出しの関係ですが、武蔵野台図書館ではビデオを貸しておりまして、非常に喜ばれているのですが、最近は、我々も素人考えで、本屋さんに行くと昔の名画が500円で売っていたり、名画と言われるものが非常に安く販売もされているのです。ビデオは磨耗したりどうしても消耗しますので、それにかわるDVDの導入については今後検討されるのかどうなのか、よろしくお願いします。 160 ◯福島課長 それでは、まず1点目の芝生化についてでございます。委員、御質問のように東京都では長期戦略としましての10年後の東京で、この10年間で1000ヘクタールの緑を東京都に新たに創出すると、特に学校の校庭の芝生化についても実施していくというふうなことを、見解を出されました。このことは一般質問の方でも質問をいただいておりまして、答弁も申し上げましたけれども、まずいろいろな効果を検討しまして、都内で既に実施しました学校の方の事例集からいただいたその効果ですとか、あるいは養生期間中の不使用の不都合のところ、いろいろなメリット、デメリットを検討させていただきまして、あと福生市の独自の状況といたしまして、校庭開放の状況で、いわゆる消防団の訓練ですとか、市役所のソフトボール、あるいは登録団体の学校開放がございまして、校庭を使用していないのが、私どもの所管では第二小学校のみということで、ほかはすべて使っている状況がございます。  そうしますと、そういったところの団体とやはり細かな打ち合わせ等をしまして、今後の合意形成を図っていくことが非常に大事だと考えております。したがいまして、芝生化についてはもうしばらくお時間をいただきまして、その利用団体、あるいは維持管理についての地域の援助が得られないとなかなか難しい問題もございますので、皆様の意見をいただきながら検討したいと思っております。  続きまして、2点目の防犯カメラでございます。こちらについてはいろいろ議会の方でも御心配をいただきまして、特にプライバシーについて非常に御心配をいただきました。そこで市の方では、この学校の防犯カメラに限らず全体の防犯カメラに対します運用の要綱を設置いたしまして、その中に職員の責務といたしまして、まず映されたカメラの映像ということは、これは個人情報なのだということを深く認識しまして、まず我々職員は地方公務員法の34条、これは守秘義務でございます。こちらと福生市個人情報保護条例、こちらの趣旨に基づきましてカメラにより得た映像を個人情報と認識しまして、その保護に努めなければならないと、厳しい指定がございます。  さらに、管理責任者を設置いたしまして、管理責任者の責務としまして運用します所属職員に対しまして、この趣旨をしっかり認識いたしまして、個人情報の保護に配慮するように指示及び監督をしなければならないということを定めました。  なお、教育委員会の学校においても運用基準を設けまして、ともかくこの防犯カメラにつきました不審者に対する映像の記録だということで、いわゆる児童・生徒の指導用に使ってはならないというようなマニュアルをつくりまして、あくまでも防犯対策、不審者浸入対策ということで運用しております。  また、先ほどの映像が個人情報だということをかんがみまして、ハードディスクに録画しているのですけれども、そちらの方の記録された映像の盗難ですとか散逸の防止、不適切な閲覧を防止するために、例えばハードディスクをおさめてある箱に暗証番号をつくりましたかぎを設けますとか、さらに1週間の映像の保存期間を定めるとか、あるいは他への閲覧がないように厳しく規定で指導をしてございます。  そのような形で防犯カメラを設置させていただきまして、おかげさまで設置から現在に至るまでそういう不審者の状況もなく、適切に運用されていると、私どもの方では考えております。 161 ◯川越参事 私の方から教職員によりますさすまたを使った訓練についてでございますが、この訓練については学校において年1回、セーフティ教室というものを開催しておりまして、その中で被害の防止等の訓練をさせていただいたところでございます。この訓練には、福生警察署より講師をお招きして、不審者による校内浸入を想定した内容で実施しているところでございます。この学習には保護者を初め地域住民の方々に参加をお願いし、意見交換をすることで子どもが助けを求めに来たときの対応等を具体的に確認をし、学校、地域、家庭のさらなる連携を図るために行っているものでございますし、また児童・生徒にとりましても犯罪から自分を守る取り組みということでも生かしておるところでございます。児童・生徒の生命を守る安全教育や、教職員の対処訓練、能力を高めてまいるこういう学習をさらに充実させてまいらなければいけないというふうな認識でいるところでございます。 162 ◯野方課長 それでは、事務報告書451ページの武蔵野台テニスコートに関しての御質問でございますが、フットサルの兼用コートについては、ただいま19年度事業で実施をさせていただくことになっております。そのことに関しまして、平成18年度においては武蔵野台のテニスコートの改良と言いますか、修繕等またいろいろ老朽化に伴いまして修繕もかさんでくるような状況と、それから市民の皆さん方からの御要望、また市民ニーズ等把握いたしまして、テニスコートを改良するに当たりましては、多目的に使えるようなことで改良していこうというような形で、18年度は計画させていただきまして、19年度、今年度事業で実施をすることになっております。  使用料についても、今年度になりましてあきる野市とか近隣市に兼用コートがございますので、そこの視察もさせていただいたり、具体的にはテニスコートが完了して運用する前には、工期としては年度内、冬季の部分で工事を実施させていただきたいというようなことで今進めておりますので、それまでには一応使用料等も定めさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 163 ◯森田館長 まず、1点目のブックディデクションについてでございます。これは、日本語に訳しますと「貸し出し確認装置」ということで、ビデオレンタル屋さん等にあるビデオを無断に外に持っていくとブザー等が鳴るというそういった装置でございますが、ブックディデクションにつきましては、田村委員さんが今、おっしゃったような予算がついているということではなく、実施計画上認められたと言いますか、実施計画で計画の中に搭載されたということで、将来計画を進めているということで、今回、18年度に電算の入れかえ作業を、5年目に行いましたが、前回の予算特別委員会等も含めましてお答えしておりますように、電算の稼動状況を確認いたしまして、それによってどのような方式が福生図書館にふさわしいかというそういったことを検討してまいっております。  現在、ブックディデクションに対するICチップの方式と磁気テープの方式、二つの方式がございますが、今、ICチップがどんどん開発をされておりまして、福生の図書館にも利用できそうなICチップがここで開発されたということがわかりまして、現在、それにつきまして検討しておりまして、内部プロジェクトを立ち上げて今年度、電算の稼動状況等確認しながら進めておるところでございます。  これにつきましては、不明図書の関係がございます。不明図書につきましては512ページにございます図書除籍明細等がございますが、この中に、下の方に不明図書ということで、昨年度は2074冊の不明図書がございました。この不明図書をなくすという、無断で持っていくというものをなくすということでございまして、福生の図書館ではもう40数万冊の既存図書がございますので、そういったものすべてに張るのかどうかも含めまして、これからの検討は進めることになります。  ブックディデクションはあきる野市、あるいは青梅市等もここで新しい図書館ができ、あきる野市の場合は8月にオープンしまして、青梅市の場合は来年3月にオープンしますが、その導入に際しましてはICチップの導入をするということで、先日もあきる野市に見学等に行きまして、ICチップの導入が福生市にもできそうではないかという感触を得ましたので、そんなことも含めまして内部検討を進めております。  次に、広域利用につきまして、委員さんは羽村市の例をお出しになりましたが、広域利用というものはほかの市の方に、福生であれば福生と同様の利用をしていただくというのが広域利用の理念でございます。隣の市の場合は少し、今、おっしゃったように制限をしておりました。それが私どもの広域利用の会議等で再三検討いたしまして、羽村市におきましても今年度の4月から全部それを撤廃いたしまして、羽村市民と同様の利用をほかの市民の方にも提供したいというふうに変わりました。  それは中身といたしましては、今、指摘がございましたようにレファレンス室のインターネットの利用とかそういったことだけでなく、AV資料、AV資料というのはビデオテープ、あるいはCDのテープもほかの市民の方にも貸し出すように変わりました。これで、西多摩全域で市民と同様の利用ができるようにすべての館がなりましたので、本来の理念が達成されたのではないかと思います。  委員さん御指摘の、18年度の広域利用の進捗状況と申しますのは、広域利用は西多摩の広域行政圏内で行っておりますが、利用そのものはだんだんふえてございまして、ここであきる野市が19年度ではございますが、8月にオープンいたしまして、これから青梅市も来年3月に河辺駅前がオープンするということで、西多摩は図書館の時代に入ったのかなという感じです。あと、4月には桧原村に新しい図書館がオープンしまして、これで西多摩は図書館としては充実してきています。これは市民の方がほかの市町村の図書館を利用することによりまして、我がまちにもいい図書館が欲しいというそういった効果があったのではないかということで、広域利用の大きな成果ではないかと思っております。  次に、ビデオテープの貸し出しについてですが、ビデオテープは現在、貸し出しをしておりますが、武蔵野台に所蔵しておりまして、各館のリクエスト等で応じることができます。ビデオテープもだんだん古いものがふえておりまして、現在、18年度の最終統計では5046本ございますが、初期のころのは、特に児童用のビデオテープ等は磨耗しておりまして、廃棄がだんだんふえてきております。ということで、DVDへの変更ということで、これについても内部検討しておりまして、どういった形式、あるいは貸し出しの方法、あとデータの入力の仕方、あるいは装備の仕方等を検討しておりまして、これについても来年早々にでもDVDに変更できないか、それは当然ビデオもそのまま継続するのですが、割合を徐々にDVDにシフトしていくというそのような形で検討を進めてまいっております。  DVDは現在安いものもございますが、図書館の場合は貸し出しということがございまして、著作権の関係もございますので、市販のものよりは若干高くなったり、あるいは上映等も著作権の関係でございますので、そういった分で市販よりも高くなります。その辺も含めまして、どの程度DVDをそろえるか、検討してまいっております。 164 ◯串田委員長 4時20分まで休憩します。       午後4時8分 休憩
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後4時18分 開議 165 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 166 ◯田村(正)委員 丁寧なる答弁をいただきまして、ありがとうございました。今、質問した中で1点、答弁が帰ってこなかったのがあったのですが、四小のひも整備、これが危なくて、それである程度具体化まで行ったのですが、この芝生構想で頓挫してしまったのですが、この辺の経過についてはどこまで進んだのか、もう一度お願いしたいと思うのです。最近では多少よくなったのですが、非常に危なかったものですから、その辺についてももう一度お願いいたします。  それと、防犯カメラの関係、管理については今、プライバシーの問題を含めて一生懸命やっているということなので、確認をさせていただきました。ありがとうございました。  それとあと、451ページの武蔵野台のテニスコート、フットサル兼用についての関係ですが、これも適正化に向けてやっているということなので、ぜひまたよろしくお願いいたします。  あと、512ページの図書館のブックディデクション導入については、やはりここまで検討しているというふうなことなので、ぜひいいものを検討していただいて、導入方お願いをいたします。  以下については、確認をさせていただきましたので、1点だけ再度お願いいたします。 167 ◯福島課長 四小の校庭のひもの件でございますけれども、私も何回も足を運んで確認をさせていただきました。そこで、委員御指摘の部分のサッカーのゴール前の部分、そこの部分だけは少し切れ安いというところで、全面の改装は難しいのですが、切れやすい部分だけタイルのマーカーというのですか、ポイントマーカーを入れて、そこはひもでやらないようにしたいと考えております。 168 ◯田村(正)委員 ありがとうございました。しつこいようなので、申しわけないのですが、本当に少年野球の方からもやはり言われていますし、実際に運動会などでも引っかかったりもするので、ぜひ───芝生化構想も頓挫したわけではないし、それも含めていろいろと整備をお願いいたします。終わります。 169 ◯阿南委員 決算書の159、160ページの教育指導費の中の2番、教育指導事務費の備考欄、学習指導市民講師謝礼13万2000円というのがありますが、予算の方では3000円掛ける150人分、45万円というふうになっていたかと思うのですが、これは少なかったというのはどのような理由なのかということを教えてください。  それから、次の161、162ページのやはり教育指導費の中の備考欄7、教育研究委託費の中の日本の伝統文化理解教育推進校事業委託料、これは三小で行われている藍染めと和太鼓と茶道の事業ではないかと思うのですが、この8万8000円の使い方というのを教えてください。  それから、その下の子どもと親の相談員活用事業調査研究委託料、それから12の適応指導教室事業費、そして次のページ、164ページの一番上のスクーリング・サポート・ネットワーク整備事業調査研究費、これは不登校にかかわる費用ではないかと思うのですけれども、先ほども話に出ておりましたが、不登校が多いということで福生市では大きな問題ではないかと思うのですが、それぞれの事業の内容と言いますか、どんなことが行われてどんな効果があったのか。それから、今言いました幾つかの委託の研究調査などの費用というのが、2カ年とか期限が限られて出ているものではなかったかと思うのですけれども、その2カ年が過ぎたときに報告書か何かを出すのかと思うのですが、その後はどのようにその事業については、継続という意味ではどんな可能性が継続できるのかどうなのかというようなことを教えてください。  それから、決算書の179、180ページの青少年問題協議会費で、事務報告書では439ページにさまざまな事業が載っております。各地区ごとにいろいろな活動がされていて、補助の金額は載っているのですけれども、補助のお金の出し方というか、児童・生徒の人数がそれぞれバラバラなわけですが、金額もそれに対応しているというわけではなさそうなので、どのようなことで、どのような出方をしているのかということを教えていただきたい。あと小学校・中学校までの子どもというのは、いろいろと施策があるのですが、卒業すると教育的にはなかなか手が届かなくなっていくという状況があるのですけれども、社会教育であるとか青少年教育の活動であるとかというところで、15歳以上20歳未満の人たちに対しての何か活動、特に心配な子どもたちへの活動というのがどのように行われているかということを教えてください。  それと、決算書の185、186ページの図書館費の関係で、団体貸し出しというのをやっていると思うのですが、事務報告書の509ページにその状況が載っております。小・中学校であるとか保育園など、いろいろな会とかに対しての団体貸し出しということで、本を読む機会を広げているというふうに思っておりますが、各小学校・中学校の蔵書の状態というか、冊数というか、教えていただきたいのですけれども、お願いいたします。 170 ◯吉澤主幹 それでは、まず学習指導の市民講師の件についてお答えを申し上げます。18年度は延べで44件ございました。こちらの方は学校の方の教育内容に基づいて、学校の求めに応じて、例で申し上げますと、総合的な学習の時間の多摩川探検とか、あと福祉体験、そろばん学習、戦争体験を聞く、もしくは合唱コンクールの指導というようなことで、学校の求めに応じてこちらの方も配置をしておりますので、それによって44件ということで、当初のものよりも少し少なかったということになります。それが、市民講師のことでございます。  続きまして、不登校対策のことで幾つか御質問をいただきましたので、お答えを申し上げたいと思いますが、まず一つはスクーリング・サポート・ネットワークの方でございますけれども、こちらの方は国のモデル事業を受けまして不登校児童・生徒の早期発見、早期対応、また一層きめ細やかな支援を行うために学校、家庭、さまざまな関係機関がありますけれども、そちらの方をコーディネートするような役目のものを1名配置いたしました。18年度は小学校の方を退職した教員ですけれども、こちらの方を適応指導教室の方に配置をいたしまして、今、申し上げたような授業の方をさせていただきました。  今、申し上げますが、この後の適応指導教室の方と連携をいたしまして、今から申し上げるような効果を上げております。適応指導教室の方も重ねて申し上げたいと思うのですが、昨年度は入室人数が小学校4名、中学生が17名、計21名だったわけですけれども、先ほどのスクーリング・サポート・ネットワーク等も含めまして学校復帰が小学生4名中3名、復帰いたしました。そして中学生が17名中11名、学校に復帰をしたと、合計で21名中14名復帰をいたしまして、さらに中学校3年生7名については、全員高等学校等に進学を果たしたというようなそういう成果を上げることができております。適応指導教室の方も本年度も努力してやっているところですが、同様の成果を上げてまいりたいというふうに思っております。  そして、子どもと親の相談員というようなことでお話がございました。こちらの方は文部科学省の指定を受けまして、小学校4校の方に配置をいたしました。集団不適応がある子どもたちの個別の指導を主に担当をしております。そして、不登校傾向の児童の方にも働きかけをしまして、登校の支援であるとか保護者へのアドバイス等を行っております。 171 ◯川越参事 それでは、私の方から、日本の伝統文化理解教育の推進事業の委託金についてでございますが、委員、御指摘のように第三小学校において日本の伝統文化について理解を深める教育を推進するため、東京都が指定をいたしまして実施した事業でございます。事業費についてでございますが、和太鼓の指導等の講師謝礼、それから消耗品といたしまして和太鼓用のばちを購入したということで報告書を受けておるところでございます。  続きまして、子どもと親の相談員の活用事業の委託金について御説明を申し上げます。生徒指導推進協力員活用調査研究委託と同じく、不登校及び問題行動等の早期発見、早期対応や、未然防止に関する調査研究モデル校として指定をいたしまして、実施いたしました事業でございます。  対象といたしましては、第一小学校、第四小学校、第五小学校、第七小学校の4校で実施をいたしました。中身につきましては、大学院で心理学を学んでおります臨床心理士を目指している方々4名と、サポートに当たるアドバイザリースタッフをそれぞれ学校に配置をいたしまして、児童の話し相手や悩み事の相談等の支援を行ったところでございます。  それから、こうした国の委託事業についてどのようになっているのかということでございますが、これはすべての委託事業につきましては委託主体でございます、特に文部科学省に対しまして報告書をまとめ、報告をする義務を負っております。私ども市といたしましては、こうした事業等の成果を見極めつつ、また新たなこの事業の趣旨に沿うような施策等や、あるいは事業の展開というものを充実していくように工夫をし、生かしていきたいと考えているところでございます。 172 ◯町田部長 御質問の15歳からの生徒というのでしょうか、その中でもちょっと非行に走りそうなというような、そういうお話でございます。基本的に私どもの方は青少年問題協議会の中でいろいろな対策を講じる、あるいはそういった専門家の方に参加いただいて、御意見等はいただいておりますけれども、基本的に不良行為をしていれば当然報道とか、そういう形にはなろうかと思いますけれども、そのギリギリのところの生徒というのは、なかなか難しいかなと、そういう状況でございます。ただ、児童館等でも18歳までは当然対応していますので、そういったところに来る生徒もいらっしゃるのですけれども、そこに来ていただければそれに越したことはないのですけれども、ちょっとそこに来ないそういった生徒さんについては、これからの課題だろうというふうに思っています、よろしくお願いいたします。 173 ◯戸室課長 決算書180ページのちょうど中段のところの、地区組織活動補助金の221万1000円の配分のこと、支出の仕方のことでございますが、この金額を全く半分にしまして、均等割と人数割で配分しております。均等割は33ある地区について3万3500円、人数割についてはそれぞれの児童・生徒数の人数によって配分をしております。人数割は、とにかく一番人数が少ないところですから、110万5500円をすべての人数で割り返して、それをそれぞれの子どもの数に応じて配分をしているという形になります。ですから、一番少ないのは4010円から、一番多い地区でという形になります。7万8060円という地区があります。 174 ◯天野室長補佐 私の方からは、学校図書館の蔵書冊数を申し上げさせていただきます。平成18年度末、ことしの3月末の状況でございますけれども、福生7校の小学校、総冊数7万1146冊でございます。中学校においては、3校合わせまして3万4825冊となっております。これは図書標準という学校図書の数値を積算する標準値がございますけれども、それに合わせた数を毎年蔵書として新規購入して、古くなった本を廃棄するという作業を行いながら、その図書標準にあわせた数値の蔵書を確保すると、そういうふうな形になっております。 175 ◯阿南委員 御答弁ありがとうございました。学習指導市民講師謝礼というのは、学校の求めに応じて配置ということで理解いたしましたが、その年によってまたいろいろ増減がどうしてもあると思うので、ぜひそれにこたえられるようなことでやっていっていただきたいと思います。  それから、日本の伝統文化に関しては、使い方はわかりましたが、今後のこととして講師謝礼ということで出しているということですが、まだ多分ずっと続けてきて、もう大分三小の和太鼓に関してはずっと御協力をいただいてきているところで、ボランティアでやっていただいていたわけですけれども、いろいろなボランティアの方、皆そうだと思いますが、その方の持っているプロの技術を、時間を割いて来ていただいておりますので、ぜひ継続していただきたいと思うのですけれども、その辺はどうなのかというのをもう一回教えてください。  それから、不登校に関してはさまざまな委託事業なども使いながら成果も上がっているというか、効果も出ているということで、すばらしいなと思ったのですけれども、総体的な数がふえているような状況なわけですが、不登校の全体の人数としては。ということは、新しくまた不登校になってしまう子どもたちがいるというようなことの問題があるかと思うのですけれども、そういったところで、早期発見への施策というところでも、スクーリング・サポート・ネットワークの事業をやっているということですけれども、またどんどん出てきてしまうということに関して、今後、どういったところで、どういうところに気をつけてというか、どういうことが必要なのかというか、どんなことを考えているのかというようなことがあれば、今後の対策というところで、お話をいただければと思いますので、お願いいたします。  それとあと、青少協の事業に関しては、この補助金は均等割と配分割でやっているということだったのですが、この表は、では、事務報告書の439ページはまた別な意味の数字ということなのですね。参加人員ですか、ちょっとそれを教えてください。  それから、図書館のこと、団体貸し出しのことというか、小学校、中学校の蔵書に関してはわかりました。各校大体1万冊ぐらいの本があるということで、それをうまく活用していくことが必要だと思うのですけれども、事務報告書の419ページに、教職員の人数が各教科とか事務職員まで全部出ておりますけれども、ここにやはり図書の欄というのがないわけなのです。図書の司書の免許を持っている先生はいらっしゃるのでしょうけれども、図書を専門に担当する方というのがいない状況の中で、学校の図書館が十分に生かされていない、整理であるとか貸し出しであるとか、本を紹介していくことであるとか、そういったことが十分にできていない状況がどうしてもありまして、学校によってはボランティアが入って、保護者がやるというようなこともありますけれども、どこの学校でもこの蔵書がうまく生かされるように、団体貸し出しだけではなく、図書館もぜひ、学校の図書館のことも視野に入れて何か取り組みをしていただければというふうに思いますが、これはお願いしておきます。以上、何点か再質問で、お願いします。 176 ◯川越参事 それでは、私の方から日本の伝統・文化理解教育の推進校についてお答えを申し上げます。  まず、この指定校については第三小学校において行ってまいりましたけれども、指定校といたしましてはこれで終了ということになりますが、委員御指摘のように、今後においてはやはり小・中学校とも、特に学習指導要領においても、この日本の伝統文化等の教育についてはかなり強調されている部分でございます。したがいまして、教育課程等に反映されますように各学校の方には指導をし、また市民の皆様のお力をおかりしながら、そういった教育についてより充実をしていきたいというふうに考えているところでございます。  それから、不登校についての今後の対策でございますが、委員御指摘のように本市において、この不登校について大変に議会等の御理解もいただきながら、たくさんの事業を展開をしているところでございます。今、私どもの方で総合的な施策をすべて見直しながら、いま一度整理をし、今後どういうふうな形でこれを展開することで、改善につなげていけるかといったような議論をしているところでございまして、こういった事業に携わっている方々の一つはネットワーク、さまざまに個人、個人でかかわっていただいているわけですが、これをきちんとマネージメントしていきながら、ケース会議等を開きながら、個別指導の充実に当たっていかなければならないというふうな認識でいるところでございます。私の方から以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 177 ◯戸室課長 事務報告書439ページのこの補助金のことについて、どういうふうになっているのかということで、もう一回説明をということでございます。  繰り返しますが、221万1000円を半分に割りますと、110万5500円が均等割の分。人数割の分が残りの110万5500円という形の金額になります。これを33地区で割り返すと、均等割の分がそれぞれの地区委員長会として3万3500円、この3万3500円は全部33地区とも全部同じです。  これに対して、4999人の児童・生徒について、110万5500円から割り返して、10円未満を切り捨てて、人数の少ない地区に振り分けます。そうしますと、熊川地区ですと3万3500円に9300円を足して4万2800円というふうになりますし、一番少ないところの本町一丁目、本町二丁目は子どもの数の関係で、それぞれ4010円と3万3500円を足して3万7510円になります。一番多いところで、武蔵野台一丁目のところが7万8060円と3万3500円で、11万1560円になると、こういう形になります。よろしくお願いいたします。 178 ◯阿南委員 御答弁ありがとうございました。青少協の方は、はい、ありがとうございました。数字をちょっと聞き漏らして、勘違いをしてしまいました。よくわかりました。不登校の方もそうですけれども、一人一人に寄り添っていくということがどうしても大事になっていくのではないかと思うので、青少年教育の方も含めて、中学校を卒業した人も含めてぜひ見ていくというようなことを進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 179 ◯増田委員 1点だけお尋ねいたします。決算書の184ページでございますが、目5の公民館費の備考欄で一番下段の講座等開設費というところの関係だと思うのですが、事務報告書で行きますと496、497ページです。いろいろな講座をおやりになっていて、これがトータルで、こういう金額になられていることと思うのです。私はこの中で1点、食育に関しての講座で、新しい好みというのですか、スタイルと言いますか、農業の方の御協力と指導によりまして、平成18年6月ごろからですか、白梅会館の方で開設された講座がありますので、これは大変今の時点では目立たないような感じでございますけれども、これから大きなものになってくるのではないかと思いますので、この開設講座の目的と言いますか、その実施状況はどうであったのか、そして18年度、どんな手ごたえと言いますか、成果が上がってきたのかどうか、その辺のところをじっくりぜひお話をいただきたいと思います。 180 ◯伊東館長 それでは、食育講座のことについてお答えいたします。事務報告書の496、497ページをごらんいただければと思います。  昨年、18年度に行われました食育に関する講座、教室は、子どものための食育講座、女性のための食育講座、親子のための食育講座、大人のための食育講座、最後に食と農の教育講座と、関連する事業が五つありました。約650人の方に参加をいただいています。それぞれの事業に共通している、今、委員から御指摘いただきました目的ですが、公民館の利用サークル間の連携と食と農、地域を学ぶ体系的学習の機会をつくり、これらの学習を通して暮らしと健康、福生市の環境、地域の自然、文化・人・歴史、こういったものを学ぶ機会といたしました。多くの成果がありましたが、やはり親子のための食育講座は12回で、約400人の方に参加をいただきましたが、この主な成果と申しますと、地域の大人が世代を超えた交流の機会となった。わかりやすく言いますと、幼児からおじいちゃん、おばあちゃんまでが一緒にこの教室に参加するようになった。それから、多様なサークル間、例えばこの12回のうちに、陶芸サークルの方々が陶器をつくる、器をつくるという教室に力をかしていただきまして、そこで、茶道のサークルの方がお茶をつくる。そのお茶というのは実は地元であるお茶を飲んでみるとか、その地域の自然や地域の産物、そういったものを一緒に食べる機会、そういったものをサークル間の連携で行ったということが大きな成果としてありました。  今後ですが、やはり18年度に多くの成果がありましたもので、19年度も引き続き行っていますが、やはり課題もかなりあります。農産物をどうするかとか、それから、今後そういったネットワークをより広げるためにどういうふうな工夫が必要かということを今検討し、改めて事業として行っているところです。 181 ◯増田委員 ありがとうございました。やはりお聞きしてよかったなと思っているのですけれども、大変これは大きな広がりにつながってくるサークル活動だと思います。  私は、これを思いましたのは「健康ふっさ21」で食育を推進と言いますか、それが農業と一体化されてくるということで、大変これはすばらしい活動ではないかと思います。そこで、もうちょっと、大変恐縮なのですけれども、農業をどこかの農地、何か原ケ谷戸の方でやられたというお話ですが、これはどのような形で農家の人と進められたのか。  それと、ある意味ではそちらの方でお考えになられているのはどんなねらいで、今後どういうふうに展開していこうというふうに考えているか、その辺をもう一度、申しわけございませんが、ある程度具体的にお話をいただければと思います。 182 ◯伊東館長 ねらいと申しますと、これからのということになるかと思うのですが、やはり地域の「地産地消」という言葉を、委員もお使いだと思うのですが、土地でとれたものを土地の人が消費すると、これはまさしく土地にあるものを、土地のものを食べて生きていくということで、それは地域の自然や環境というもの、それから暮らしや健康というものに非常に重要な要素だと思いますので、これらの要素をわかりやすく理解していくような事業にしていくと、これが公民館の事業の大きな目的の一つでもあります。  今後の展開ですが、やはり農地を確保するというのは大変なことになりますので、「確保」ではなくて「農地を借用」して、地域の方とも一緒につくる、または今言ったようにねらいを地域の方々と共有すると、そういうふうなことで考えております。 183 ◯増田委員 ありがとうございました。本当におっしゃるとおりで、私がここでお願いを申し上げますのは、ぜひ「健康ふっさ21」ということで、健康課が事務局になられていますよね。進められておりますので、ぜひ連携をとっていただいて、これを大きく育てていっていただければと思いますが、その策は皆様方にお任せしますので、どうぞその辺のところだけ十二分にお願いをしておきまして、終わらせていただきます。 184 ◯原田委員 1点だけお願いします。便所清掃委託料ということで、この間、二中学区でクリーンキャンペーンとかあったので、その辺に目が行ったのですが、清掃委託料小学校・中学校がありまして、決算書166ページ、備考13の真ん中辺ですが、193万円とあります。また中学校の方では、決算書172ページの13のところで、126万円とありまして、これは学校割にした場合に中学校の方は42万1000円、小学校の方は27万6000円ということで、この差はどこに出てくるのかということで、便所の箇所も大した変わらないのではないかということで、シルバー人材センターの方が入られると思うのですが、週何回入って、何時間ぐらいやられているのか、その辺をお聞きしたいと思います。 185 ◯串田委員長 回答が出ないようですので、出しておいてもらって次に行きますので、お願いします。とりあえず今の答弁は保留ということで、次に行きます。 186 ◯堀委員 決算書の181、182ページにあります、市民会館の主催事業委託料に関連することでお伺いをさせていただきます。1点だけお伺いさせていただきます。事務報告書では494ページにありますが、市民会館主催事業の、特にしぼって大ホール事業についてですが、市民会館のリニューアル等もあったと思いますが、この18年度の事業のリニューアル後にやられたということで、18年度特に特色があった点があれば、特に力を入れられた点等があれば、それも含めてちょっとお伺いしたいのですが、有料入場者数というのが書いてありますが、有料入場者数というのは目標が毎回何名というのがあるかと思うのですが、それと、あと実際の入場者数というのももしすぐ出るようでしたら教えていただきたいと思いまして、質問させていただきます。 187 ◯伊東館長 ただいまの堀委員さんの御質問にお答えします。事務報告書では494ページの市民会館大ホール事業ということで、18年度の特色はどういうことかということでしたが、ここで3段目にあります、これはShakCHA-Z(シェイクチャーズ)というふうに読みますが、このコンサートでございます。これは、邦楽のコンサートです。ですから、三味線とかお琴とか、そういったものでした。これは実際にはここに書いてあるように有料の入場者数というのは、2段ありますが、177人と10人で187人でございました。この実質の入場者数ということになりますと、もう少し実は多くありました。これは実は福生市内、またはこの近隣の市町村にあります障害のある方々への招待をしておりますので、この数よりもう少し多い方が入場しております。 188 ◯堀委員 では、ほかの夏川りみとかコンサート、この辺は大体この有料入場者数どおりぐらいで入場があったということで考えてよろしいのでしょうか。ということ、大体この数字どおりで、あとは合っているかということですが、そのことをちょっとお聞きしたいのですけれども。 189 ◯伊東館長 夏川りみのコンサートのところ、堀内孝雄のリサイタルツアーについては、この人数でございます。 190 ◯堀委員 私、それでこの大ホール事業を見まして、予算にも委託料ですか、随分差があるのですけれども、これは昨年、この夏川りみコンサートというのを見たときに結構かかるのではないかと思ったのです。今回、この事務報告書を見て、およそ600万円ぐらいかかっているということで、そのほか700万円ぐらいかかるものもあったと思うのですが、実際に有料で入場者数が859人ということで、これは市でやっている以上、別に商売でやっているとか、もうけようと思っていることはないと思うのですが、実際にこの使用料というか入場料、入場料との差額が大体167万円ぐらいということで、比較的大変多くの来場者もいらっしゃったということで、こういう事業があるとかなりインパクトもあるなと。そして、文化に力を入れているというか、これはちょっと頑張ったのではないかというのを、広報されるだけでも気がつく部分があるのです。そういった点で、こういった事業が年度で予算を出されているので、こういうものばかりをやるのは、後から後からふやしていくことはできないかと思うのですけれども、この大ホール、特に大きさも、また今回の改修で随分改善された点もあり多目的に使えるということで、今後も福生市の特色あるものとして力を入れて大ホール事業というのをやっていただきたいというのが一つはあって、注目しておりまして、質問させていただきました。  また、広報についても市町村を超えてさらに十分集客できるものが、今回のこの中にはあったなと思いまして、ぜひそういった広報についても積極的に働きかけて、福生の市民会館を、こういった大ホール事業でも活発に利用していただけたらと思いまして質問させていただきました。 191 ◯串田委員長 先ほど保留にした答弁、大丈夫ですか。よろしくお願いします。 192 ◯福島課長 お時間をとらせまして申しわけございません。先ほどの小学校・中学校の便所清掃委託料の件でございますけれども、広さの件も若干あるのですが、小学校が月に2回、中学校が月に4回の清掃回数の違いによる金額の差でございます。 193 ◯原田委員 小学校で月に2回ということは、これだけしか清掃していないということですよね。中学校は月に4回ということは、週に1回やっているということですね。となってくると、やはり衛生面を保つという面で、本当にこれでいいのかなというのはちょっと不安になります。  公園の方の便所、さっきやったのですが、清掃委託料がもう553万円ということで、それに比べると小・中学校を合わせても320万円ということで、やはり使う回数から行くと、公園に比べるとやはり頻繁に小・中学校の方は使うのではないかと思いまして、その辺で少ないなという印象を受けました。  この間、生徒さんにちょっとお聞きしたのです。「クリーンキャンペーンでやっているのですか」と言ったら、「やったことがない」という話を言われていまして、「ではどこを清掃するの」と言ったら「床を掃くだけだ」という話だったのです。そういった面で便器とかを清掃をやっていないという面で、衛生面を保つという面で今後検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 194 ◯福島課長 清掃回数の件でございますけれども、トイレには湿式と乾式がございまして、要するに中学はまだすべてドライ化されておりません。そのために匂い等がございますので回数が多い。小学校が少ないのは、二小はまだこれから工事になっておりますけれども、ほとんどドライ式に変更になったために、要するに回数が少なくて済むということでその差があるということでございます。 195 ◯串田委員長 5時15分まで休憩します。       午後5時4分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後5時13分 開議 196 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 197 ◯青海委員 何点かお伺いをいたします。決算書159、160ページでまずお聞きいたしますが、日本語適応指導講師の謝礼が272万7000円ございます。事務報告書で192ページを見ますと、7歳から12歳ぐらいまでの何人の外国人のお子さんがいるかというと、114名いらっしゃるわけで、全員が全員、市内の小・中学校にいるとは思えませんが、おおよそ、それぐらいいらっしゃるわけです。この日本語適応指導講師、日本語を教えることによってコミュニケーションをつくっていくわけですが、どの程度まで教えられるような形になっているのか。何年生ぐらいになったら通常の授業についてこられるように努力されているのかがまず1点。  続きまして、162ページ、下から何段目か部活動の指導報償金、多分先生の方のものだと思うのだけれども、対象の先生の数が何人ぐらいいらっしゃるのか。また単価がどのように、全日と平日となっていらっしゃるのか。小学校、中学校で全体の先生の数、小学校では169名、中学校で87名いらっしゃるわけですが、何割ぐらいの先生が部活動の指導報償金等にかかわっていらっしゃるか、お伺いをしたい。  続いて、ここのところでお聞きをしておきたいのですが、これはどこに書いてあるかわからないのですが、事務報告書426ページに中学校の進路指導委託という形になっているのだけれども、3校となっているのですが、この意味がさっぱりわからないので、進路指導を委託するという表現はどういうことなのか、内容を教えていただきたいと思います。  続きまして164ページ、上の段に積立金があります。学校施設等整備基金積立金、18年度315万円ほど積んでおりますが、やはり積むからには何か目標をどの辺まで持っていきたいとか、こういう形で使いたいとかというのが多分あろうかと、財政調整基金と違うのであろうかなと思うのだけれども、さて、小学校、中学校は今、新しくつくるというわけでもないし、どの程度までの目標として18年度で300万円ぐらい積んだのかなということです。もし、そういうのがなければ仮にその300万円を使えば、先ほどの話ではないけれども、教育費の中でもできる事業はたくさんあったなとこのように思っているので、その辺の考え方を教えてください。  それと、その下の段の小学校学校管理費の中で保険料というところがありますが、その関係でお伺いをいたします。かつて、在任中の校長先生からお伺いしたことがありますが、事務報告書にもありますが、学校の中での事故等については、幾つかの団体で保険を掛けて、それでもっていざというときに備えるという制度があるようですが、小学校の校庭にはいろいろな、小学生ではない未就学の子どもたちとかが来たりする場合もありますが、そういった場合にけがをされたりすると、その保険が使えないというケースがあったり、あるいは最近は何かというと裁判だというケースがあって、校長先生も頭を痛めていて、ある校長先生は在任中に自分で裁判されても大丈夫なように保険を掛けていたと、何人もの先生が掛けているはずですよというお話がありましたが、現実はどのようになって、現在はどのようになっておりますか、お伺いをしたい。  それと、これもどこに載っているかわからないのですが、事務報告書の36ページの重点施策の中で小・中学校の教室のカーテンを洗濯したり、やりかえました。たしか18年か17年にグループホームで火災が起きたときに、カーテンの耐火性の見直しがあったと思いますが、小・中学校等においてはそのような文部科学省からの指導その他はないのでしょうか。現在、18年で新規、あるいは洗濯したものについては防火と言いますか、耐火についてはどのようになっているかお伺いをいたします。  それと、いつも聞いているのですが、168ページ、扶助費の関係でございます。18年度もまだまだ厳しい経済環境の中で、市民の方々も頑張ってお子さんを学校に入れさせ、そして日夜頑張ってくださっているわけですが、要保護、準要保護の18年度の小・中学校における割合を教えてください。それが一つ。  そして174ページ、下の段の昼食対策運営費3951万円、中学校ですから、ランチルームだと思いますが、私の計算が間違っていなければ概ね1食当たり七百二十四、五円ぐらいになっているのですが、ざっくり言ってそのぐらいの計算で間違いがないかどうかを教えてください。  最後に、176ページの給食管理費で、給食センターのことについてお尋ねをいたします。18年度においてずっと生徒数が減ってきている中で、現在の、18年度時点でも構いませんから、給食センターにおける生産能力と言いますか、あと何食分、つくろうと思えば無理をしないでつくれる体制になっているのか。要するに稼働率から言うと何%ぐらい、あるいは潜在能力はあと何食分とかでも結構です。  それと、本当はそこでお聞きしたいのは同じ品目ではなしに、別なメニューを1食つくるとなると、数種類の原料を調理するわけですから、1食、別メニューをつくるとすると、そういう能力はあるのかどうか。これは量ではなしに同じ蒸気回転釜を使ったりとか、フライヤーを使ったりとかいろいろあろうと思うので、そういう面でお聞かせをいただきたい。そして、この年には蒸気回転釜を買われました。耐用年数がどのくらいあるものなのか、また、この前の年にもやはり工事をしたり、変えたりしておりますが、こういう形で果たして給食センターはいつまで持つのだろうかという心配をしておりますので、その辺の、18年度やったけれども、まだまだここ何年間かずっと買いかえていかないと、新規入れかえの時期なのかどうかをお聞かせいただきたい。  最後に、いわゆる厚生労働省で言うところのHACCP(ハサップ)と言いますか、大量生産型の工場などの場合の衛生基準でございます。文部科学省の方はもうちょっと厳しいと伺っておりますが、それに照らしたときに現在の給食センターで、全体の中の何割ぐらいの部屋と言いますか、面積というか、規模をクリアするのかどうか。  私、議員になったばかりというか、その前後ぐらいのときにお伺いしたときには、もう正直言って非常に厳しい環境の中で、給食センターの職員の方の技術と経験だけで何とかカバーできているというふうな認識を持っておるのですが、現状はどうなのか、各監督官庁からの指摘事項等があるのかどうか、以上、給食関係についてお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。 198 ◯川越参事 それでは、私の方からまず決算書の160ページにございます日本語適応指導のことについてお答えをさせていただきたいと存じます。  まず、日本語適応指導については第一中学校を中心に、中学校の方では適応指導補助員等を配置し、日本語の指導を行っているわけでございますが、まず最初に当然のことながら話す力、聞く力、読む力、書く力ということを別々に入学した段階でチェックをいたしまして、それぞれのレベルを初期指導、初級指導、中級指導、上級指導という形で四段階に分けて指導しておるところでございます。  日本語学級の目的といたしましては、在籍学級での通常の授業が受けられるだけの日本語の能力を身につけることというのを目的に行っております。大体入学前の児童と、日本語の基礎的な語彙の量で比べますと、3000から5000の語彙の差があるというふうなところでございまして、現在のところ通級の児童の中で上級の指導の段階の児童はゼロでございます。中級指導の児童が若干名おりまして、残りが初級指導と初期指導というふうになっております。  それでは、それぞれの段階の指導内容でございますが、初期指導においては日本語能力はゼロという段階でございますので、ある程度の語彙を習得し、平仮名や片仮名について読み書きがほぼできるようになるぐらいまでの指導を目指しているところでございます。それから、初級の方でございますが、これは外国人児童の日本語学習のためにつくられました文系学習テキストというのがございまして、こういうテキストを活用いたしながら学習を進めておるところでございます。それから、中級になりますと、これは読解の問題、あるいは文法事項の問題等を中心にいたしました、これもワークシートを使っての学習というふうになっております。上級ですが、これは該当がいないわけでございますけれども、該当学年の教科書の使用等をいたしまして、それぞれ表出してきます語彙等の確認や、一文一文についての読み取りの確認、あるいは該当学年のワークシートを使った授業を行っておりまして、学級での一斉指導の適用ができるようにといったようなことで行っております。  それから、環境適用の指導ですとか、生活習慣に関する適応ですとか、あるいは日常的なコミュニケーションをとる言語的なそういう支援をしておるところでございます。そういった内容が日本語適応指導の講師の方々を含めまして、そういう指導をさせていただいているところでございます。  それから、続きまして私の方からは決算書の162ページになろうかと思いますが、進路指導委託事業について御説明をさせていただきたいと存じます。この委託費については中学校において、高等学校との進学関連のさまざまな資料等図書の購入をいたしましたり、あるいは成績等の送付は義務づけられていたり、必然になってくるものがございまして、そういったものに充てている事業費でございます。  次に、校内で教師が訴訟と言いますか、訴えられるケースはという御質問でございますが、本市においてこの五、六年の中で教職員が訴えられるというケースはないというふうに聞いているところでございます。  また、教職員が訴訟保険等に入っている割合等については、これは各学校ごとに差はございますけれども、私ども現場にいたところで申し上げますと、経験で申し上げますと、ほとんどの管理職は個人的に訴訟保険に入っております。私もちなみに入っておりまして、教職員の場合は大体2割程度ではないかというふうに思っているところでございます。  もう一点のカーテンについてでございますが、本市の学校の学級で使用していますカーテンはすべて防煙の加工というふうになってございます。  あと、部活動の指導費並びに扶助費については、室長補佐より答弁をいたします。よろしくお願い申し上げます。 199 ◯天野室長補佐 それでは、部活動報償金の方でございます。これは指導に当たる先生方に対しましての報償金となります。その内訳、3校トータルのクラブ活動にかかわる先生の数ですけれども、18年度は3校合わせまして56名の先生方に、クラブ活動の指導をしていただきました。  そして、報償費の内訳でございます。予算書では全日給、半日給、平日給という区分に分けてございますけれども、平成18年度においては平日給については450円、半日については振りかえ給という形で取るような形になりましたので、半日での執行はございません。そして全日1800円という金額になっておりますが、そのうち1700円については都費の方で先生に支払えるということで、その差額分の100円を市から執行してございます。  それともう一点、就学援助の認定者数でございます。これについては平成18年度の実績でございますけれども、小学校については3191人の全児童数に対しまして23.5%の認定率でございます。中学校においては1499名の全生徒の22.82%が認定率となっております。 200 ◯大越課長 164ページの学校施設等整備基金の関係でございますが、この積立金については積立金の利子をそのまま積んだものでございます。一般財源の積み立てについては、ここ数年積み立てをしておりません。したがいまして、ここ数年間は利子のみでございます。18年度については、基金については四小の防音復帰復旧事業ですとか、通級指導学級、あるいは防犯カメラの設置事業等に使っておりますが、現在のところ一般財源を継ぐ予定は今のところはございません。ただし、今後防音機能復旧復帰事業、あるいは屋上等防水改良事業、あるいは校庭改良ですとか内装改良事業、便所の改良事業等がございますので、現在の基金については財源が不足する場合について、この基金を取り崩して使う予定でございます。したがいまして、一般財源を積み立てての目標というのは現在のところない状況でございます。 201 ◯中村課長 それでは、決算書の174ページ、昼食対策費の1食当たりの単価でごいますが、まず食数でうちの方で割り出させていただきました。そうしますと、保護者負担については1食当たり248円、公費負担、委託料、光熱水費等を含めまして674円、1食当たり922円となっております。  2点目の176ページの関係でございますが、現在、今の給食センターについては第1、第2給食センターとも、第1の方で1700食、第2給食センターの方については約1750食つくっております。実際上、今のキャパシティー等について一応ふやせるとしましても100から150食。ですから1850食前後ぐらいの食数は可能ではないかというふうに考えております。  それと、別のメニューの能力ですが、今現在、給食センターについてはラインが一つしかございません。そうしますと一つのメニューしか、今のところできないという状況でございますので、よろしくお願いをいたします。  それと、ここで新たに蒸気回転釜の購入を18年にさせていただきましたが、19年度については、またここで新たに蒸気回転釜の買いかえをさせていただきました。今まで使っておりました鋳物の回転釜ですが、そちらについては二十五、六年使用をしておりますので、今回の回転釜についても丁寧に使えばそのくらい持つのではないかというふうには考えておりますが、いかんせん配管等がいろいろと漏れ等が今、生じてきている状況になっております。それと、ボイラー等、一応給食センターの心臓部がボイラーとなっております。ですので、蒸気の回転釜ですので、ボイラーが故障をしたりしますと給食の方についてはとまってしまうという状況でございますので、いつまで持つのかと言われますと、今現在、うちの方についてはできるだけ定期点検をして、できるだけ長く、延命するような形で今、使用しており、何年持つかというのは、具体的には今のところちょっとうちの方では言えないというような状況でございます。  それと、HACCPに照らした現在のセンターの状況でございますが、全体の中で何%クリアをしているのかというような御指摘でございますが、今現在、福生市の給食センターについては文部科学省の衛生管理基準に基づいて実施をしております。青海委員さんのお話のとおり、できるだけ職員の自覚、衛生管理についての力が今、非常に強い状況で運用させていただいているという状況でございます。なお、できるだけ文部科学省の基準の中で、今現在、福生市の調理場についてはウエット式の調理場となっております。可能な限りドライ方式をとっていきなさいというような形で文部科学省の方からは指導が来ております。ですので、今回の回転釜についても水を床にこぼさないような対応をとるために回転釜の買いかえをさせていただいたということでございます。  あと、全体で何%ぐらいをクリアしているのかと言われますと、そういう機器等については、大筋20%ぐらいはクリアはされているのではないかというふうに考えております。  それと、ほかの関係機関からの指摘事項でございますが、17年度にノロウィルスがございまして、そのときに保健所からは手洗い施設が非常に少ないので、手洗い施設をふやしなさいという形で17年度に手洗いの増設工事をさせていただいたという経過がございます。
     それと、保健所の方については、現在うちの方については隔壁等、壁で各作業所が分かれておりません。ですので、それについては線引きという形で非汚染、汚染という形で今分けて、それについては職員の方について衛生管理の徹底を図りながら、そういう形で今対応をしているというところでございます。 202 ◯青海委員 ありがとうございました。大体終わりましたので、確認だけなのですが、日本語の適応指導講師謝礼のところで、いわゆる日本語を教えていくものですが、大体概ね小学校1年の入学のときに、全くわからないお子さんがどの程度ぐらい、例えば3年、4年ぐらいになれば、ある程度ついていけるぐらいまでになるのかどうか、大ざっぱで結構ですが、教えていただければと思っています。  あと、162ページの部活動の指導報償金、金額の安いのはめちゃくちゃ単価が安くて、先生に申しわけない限りなのだけれども、全体の中で56名ということは中学の先生の数は87名前後ですよね。ということは大体の先生方は、今は部活動に顧問なり何なりで頑張ってくれているという認識でいいのですか。  私が持っていたイメージは、頑張っている先生は本当に年じゅう休みなく、夏休みも土曜、日曜も大会だ何だというのでやっているけれども、そうでない先生も結構目立っていて、私は知りませんという形で帰ってしまう先生もいるように思えてならないのだけれども、それは私の誤解であって、ほとんどの先生方は積極的に子どもとのかかわりの中で、部活動をやってくれているという形で、18年度はとらえていいのかどうかということです。  あと、中学校の進路指導委託はちょっとわからないけれども、これはそれで結構です。  あと、カーテンの件はちゃんと燃えないような仕組みに処置をしてあるということで理解をいたしました。  それと、164ページの保険関係、管理者の方々、副校長、校長先生、ほとんど入っていらっしゃるのではないかということでございますが、これは参事、全国どこでもみんな個人持ちなのですか。そこを、私は何かというと学校の先生のところに、最終的には校長の方に、いつも何か不祥事があったり、何かあると校長は謝ってテレビなどにも出てきますけれども、それだけ重要なポジションにいて、一つの学校の中で30人弱ぐらいの先生の中で管理職というと校長、副校長ぐらいしかいないわけですから、そういった方々が安心して学校の安全だとか子どもの成長に当たっていく場合に、それぐらいのところは公費で見てもおかしくないのではないかなどという気がしないでもないのですが、一般的には個人持ちなのかどうか、現状のところだけで結構でございます。  それと、要保護、今のお話の小学校23.5%、中学校22.82%というのは、要保護、準要保護を足しての数という形でいいのですね。はい。やはりかなり、4分の1ぐらい福生市においては、ここで言うところの学用品の通学扶助を含めて、修学旅行を含めてもろもろサポートしていかないと、厳しいかなという気がいたしました。  それと、174ページの昼食の関係ですが、今、中村課長の方から保護者の負担が248円、もろもろの経費を全部、委託料をひっくるめて647円、合計で922円という形が18年度ということでしたが、これは当初、ランチルームを設計して、こういう事業をやろうというときの当初見込みと比べて、18年度は概ねいったのか、あるいはちょっとかかり過ぎてしまったのかと、保護者負担が多すぎているかなとか、その辺の判断をお聞かせください。  あと、給食センター、176ページについては了解でございます。なぜこんなことを確認するかと言いますと、私も食品の製造会社に何十年といた関係もあって、絶えず注視をしていますが、本当に毎回言いますけれども、非常に厳しい環境の中でよくぞ頑張ってくれていると思っております、無事故の中で。ただ、これから少子高齢社会に入って、学校のあり方がわからない状況の中で、どのような形の給食センターのあり方がいいかというところで大きな手を打てないのも事実だと思うので、その辺のところもしっかりと、これは予算の面、あるいは一般質問で質問することになりますが、しっかりとこの給食センターのあり方を見据えておかないと、最終的には小学生、お子さんとして市民の方々に迷惑をかけることになりますので、私はある意味では最重要課題、どこの施設を、未利用地をどうしよう、こうしようという前に、まずはすべての職員の方の英知を集めて、給食センターをどうするかとやってもいいぐらいではないかということをこの場で申し添えておきます。何点かだけ、答弁を求めます。お願いいたします。 203 ◯川越参事 それでは、私の方から3点ほどお答えを申し上げます。まず、日本語適応指導でございますが、児童の学習の中で、当然学習の差もございますし、あるいは言葉というものは習うより慣れろというふうに言われておりますように、どうしても性格等の差が出てまいるというふうにとらえておるところでございます。平均いたしますと、ほぼ日常的な生活ができるようになったり、あるいは授業の方で平仮名等を振ったりしながら、何とか授業を受けられるというのは、大体最低3年は平均してかかるものというふうなとらえをしているところでございます。中には覚えの早い子がおりまして、逆に保護者の方に日本語を教えるような光景も見られまして、また教員の方も保護者の方に夜、そういう学習会を設けたりしながら対応している状況でございます。  それから、2点目の部活動の顧問の状況でございますが、ただいま3校ほど、おかげさまでほとんどの教員が顧問を持っておる状況にございます。ただし、これについては指導のできる教員と、どうしても技術指導等が難しい教員がございますので、校長といたしましてもできるだけ管理顧問と言いましょうか、安全上の配慮だとか、あるいは試合等に引率をする等のことで、技術的なことは外部の指導員の方にお願いをするといったようなケースもございますし、多少、文化系統の中では指導回数には差があるというふうなとらえをしておりますが、ほぼ持っているのかという御質問に対してはそのとおりでございまして、ほぼ全職員で当たっているというのが現状かというふうに思います。  3番目の訴訟保険でございますが、これは本当に任意の個人負担で行っておりまして、ただし私どもが法的な機関へ相談をするといったようなことについては、各行政等でその辺の支援をしていただいているところでございまして、本市においても何件か顧問の法律の関係者の方に御相談を申し上げたケースはございます。大事には至らないケースであったわけでございますが、今のところ個人負担ということでございます。 204 ◯中村課長 青海委員さんのランチルームの保護者負担ですが、当初、利用率については30%という形でうちの方は考えてスタートさせていただいております。保護者負担については給食センターと教育委員会としましても、できるだけ子どもたちについてはランチを340円は食べていただきたいというようなことを考えておりますが、現在のところ非常に人気の高いメニューというのは、めん類となっております。ですので、どうしてもその辺で保護者負担については食数で割りますと248円というような形になっておりまして、うちの方としてはできるだけランチを食べていただきたいということを願っておりますので、保護者負担についても340円から320円ぐらいが妥当ではないかというふうに考えております。  ただ、市の公費負担の部分については、利用率の問題がございまして、利用率が減りますと市の負担についてはふえていくという現状でございます。 205 ◯大野(悦)委員 決算書176ページ、給食費の残菜処理委託料関連で、幾つかお願いをいたします。  ここ毎年、この決算書の中のこの数字を見ているのですけれども、ことしはちょっと少ないのかなと思いますが、大体一定量の残菜が出ています。これをどう考えるかということでお聞きをいたします。明らかに残るであろう分を、出すわけです。出るわけですね、こういう形で。大体決まった量が出ますから、そこら辺をどんなふうに考えるかというふうに思います。給食で実際に食事をするときに、教室の中で本当に平等に分けるのか。あるいは、例えばこれは嫌いだから要らないと言って取らないようなそんなこともあるのか、そんな指導もされているのかどうなのかというふうなことでお聞きをしたいので、よろしくお願いします。  それから、生ごみ処理機の導入ということで、以前にお聞きをしたことがあるのですけれども、家庭用の生ごみ処理機については、たしか最高額は4万円だと思いましたが、補助金を出して、生ごみのリサイクルを進めております。今回も18年度で、今までの累計で627基という報告が今回もありました。以前、このことについて生ごみ処理機が出始めたころだったのですが、お聞きをしたときに、残菜については養豚業者に引き取ってもらっているというお話がありました。だから、そういう考えはないということだったのですけれども、今でも養豚業者というところに残菜のどのぐらいを引き取ってもらっているのか。全部引き取ってもらっているのかどうなのか。これは家庭用では進めている、そこら辺のところに絡めて、この考え方をお聞きをいたします。  それから最後に、事務報告書の433ページ、給食会計収支決算の支出の中で、主食というのがあるのですが、そこで主食のパンが89回、米飯が74回、めんが23回という数があります。米飯とめんを合わせるとパンよりも数が多くなります。私はこれはいいなというふうに思うのですけれども、この割合の意図というか何かそういうことがあって、このようなことが決められているのかどうか。例えば米の消費だとか、和食を進めるとか、そんな考えがあるのかどうかをお聞かせいただきたいというふうに思います。また、近隣のことについてはわかりませんけれども、福生市の特徴なのかなと、そこら辺のところも含めてお聞かせください。お願いします。 206 ◯中村課長 まず、給食関係の残菜について御答弁させていただきます。まず残菜の量についてどのように考えるのかということですが、給食センターとしましては残菜が減れば、それに越したことはございません。ただ、残菜が減ったことによりまして、まず、児童たちが給食を満足した量で、量を食べていただいているのかというようなことがまず1点ございます。残菜率が極端にゼロパーセントになった場合については、子どもたちがおなかいっぱい給食を食べているのかというような不安もございます。ですから、うちの方としては残菜として残る量については12%前後ぐらいが、子どもたちにとってはある程度満足した形で食べていただいているというふうに考えております。  それとあと、教室の中の配食はどうなっているのかということですが、とりあえず子どもたちについては好き嫌いがないような形ではやっていただいております。ですから最初、皆さん食缶とか、フライヤーに少し食べられる程度に載せて、子どもたちは食べます。おかわりをしたい子どもについては、改めてまた前に行って、そこで配食をしてもらっているという状況でございます。  それと、3点目の今現在、うちの方については養豚業者の方で引き取っていただいておりますが、その養豚業者の方に聞きますと、当分やっていただけるというようなことを言っていますし、今現在やっている方の御子息の方も引き続きやっていただけるようなことを言っておりましたので、うちの方としては当分養豚業者の方で残菜の処理をしていきたいというふうに考えております。  それとあと、残菜の量でございますが、年間で第1と第2の給食センターを合わせまして5万1783キロ出ております。ただ、残菜の中でもタマネギの皮ですとか、ミカンの皮等について、豚が食べないものについては通常の可燃ごみとして出させていただいておりまして、豚が食べられるものについては一応今言ったキロ数を養豚業者の方に引き取っていただいております。  それとあと、給食の方のパンと米飯とめんについてですが、まずパンについては週3回出しております。それとあと米飯については週2回、めんですが、パンの中で月に2回ないし3回、パンとめん等を含めた形で出しておりまして、ですからそのときにはパンではなくて主菜が、主食がメインになって、小さなパンがつくというようなことで給食の方を出しております。  その特色とかその辺のことですが、うちの方としましては先ほどの食育等を含めまして、できるだけ日本の伝統的な食文化を子どもたちに少しでも広めて言ってもらいたい、知ってもらいたいというようなことで、米飯給食に力を今入れているということでございます。 207 ◯大野(悦)委員 ありがとうございました。残菜、今言われたことはとてもよくわかります。そして、12%ですか、そのくらいで子どもたちが満足して食べているというふうな判断をされるということですけれども、今でも、食育という言葉がたびたび出ているのですけれども、とても幅の広い意味であると思います。残されたものが最初から取らないのか、食べて途中で捨てるのか、そこら辺のところがちょっと微妙ですが、家庭であるならば残ったら次の食事のときに食べるようなこともあるけれども、給食ではそれができないわけですよね。だから、そういう意味でそれだけの量がごみとして、豚のところに行くのですけれども、処分される。そこら辺のことも含めて、とても気になるところなので、そういう意味合いで質問をさせていただきましたので、よくわかりました。  それから、主食について、パンを出す方が、提供する方は簡単だとは思いますが、ぜひご飯をこれからも積極的に進めてやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 208 ◯田村(昌)委員 決算書の195、196ページの体育館の備考欄の中央体育館耐震補強等事業費が、工事費が1億5112万円ほど、工期はどのくらいかかったかということと、工事によって体育館が利用できなかったのですけれども、実質で休館や、またスポーツ振興課その他の事務はどうであったかということ。また、体育館が市内の小・中学生、また福生高校のスポーツクラブの高校生、また、定期的にスポーツクラブの団体が、利用しているが対応をどのようにやっていったか、ちょっとお知らせをお願いしたい。 209 ◯野方課長 まず、工期についてでございますが、平成18年9月29日から平成19年3月24日までの工期として耐震工事を行わせていただきました。また、実質の休館については、ちょうどその時期には市民総合体育大会をやっておりまして、なかなか工期にあわせて休館ということはできませんので、実質的な休館としましては11月に入って、11月1日から翌年の3月31日までの5カ月間の休館とさせていただきました。  その間、利用されている団体の皆様方には御不便をおかけしたところでございますが、その団体の対応についてはまず市内の、我々が持っている福生地域体育館、熊川地域体育館、2館の地域体育館、それから小・中学校の学校の体育館、それと都立福生高校、特に福生高校については柔道と武道場をお借りしまして、柔道場はなかなかなかったものですから、福生高校の柔道場をお借りしたり、それから弓道場についてはこの辺でなかなかお借りできるところはありませんで、昭島市の弓道場をお借りして、これは協会の間でお話をしていただきまして、昭島市の弓道会の皆様の御理解をいただいて、昭島市の弓道場をお借りして練習をさせていただいた。そのようなことで、基本的には各団体にいろいろ御要望をお聞きしまして、完全には割り振りはできなかったのですが、概ね各団体の継続的な活動には支障なくできたのかなというふうに、我々としては考えております。  また、体育館のスポーツ振興課の通常の業務については、中央体育館そのものは休館をしておりましたが、屋外の体育施設、その他の事務に関しましては通常どおりの事務の執行を行っておりました。 210 ◯田村(昌)委員 御答弁、ありがとうございました。要するに支障がなかったと、そういうことですね。体育館を利用する人は熊川地域体育館、また福生地域体育館、また小・中学校及び福生高校の体育館を使わせていただいたということでよくわかりました。また、今回の中で床の段差がなくなったような、よくなったと思いますけれども、床は何年ぐらいたつと削って、またラインの書き直しなどあるのかどうか、ちょっとその点だけお聞きしたい、よろしくお願いします。 211 ◯野方課長 耐震補強工事に伴いまして、床の張りかえの工事を行いました。これは老朽化をしていたということから、床を張りかえないといけないというような事情から、張りかえをさせていただきましたけれども、30数年たっておりましたので、新たに床の下の部分を含めまして補強、または床の工事をさせていただきました。  この床の研磨と言いますか、床材にもよるのですが、今回設置したフローリングでございますけれども、18ミリのフローリングを設置しまして、これについては業者と言いますか、専門のメーカーの方では大体3回から4回の研磨、要するにサンディングはできるというようなことになっております。通常のサンディングは大体8年ぐらいをめどに考えております。それは床の設置場所とか環境によっても違うのですが、概ね8年から10年というような中でのサンディング、そういうことになりますと、8年としても3回から4回というと、約30年近くは、床は手入れをしていけば持つだろうというそういう考えでおります。 212 ◯田村(昌)委員 ありがとうございました。あと30年はちょっと無理かなと思いますけれども、大事に使っていただいて、今後もよろしくお願いしたいと思いますし、また、避難所としても耐震がしっかりとできましたので、思うように使用できると思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 213 ◯奥富委員 5点だけ。まず1点目は決算書の157、158ページ、市の育英資金運営費の関係です。事務報告書で413、414ページ、福生市育英資金、福生市入学資金融資あっせんの状況についてお聞かせください。  2点目、決算書の159、160ページ、備考1の教育相談事業費1543万1262円、事務報告書の427から430ページ、平成18年度における教育相談室、学校相談室、スクールカウンセラーの人員、構成、何名でどのような分野の方、また配置状況などをお聞かせください。  それから、同じところで決算資料のNo. 29の56から58ページ、不登校児童・生徒数の推移についてを見ますと、不登校の出現率、小学校は平成15年では8人でした。平成16年度が急伸して、平成17年、18年と増加を続けているといった感じです。また、中学校は平成15年度が67人、これより若干改善が図られて、平成17年度が平成15年度と同一人数で、平成18年度はさらに悪化が見られるといった感じです。あと事務報告書の427、430ページの数字から読み取れるところ、それから資料No. 29から読み取れるところ、現場の実情をリアルに御紹介いただきたいと思います。  それから、3点目、事務報告書の421ページ、児童・生徒の人数とクラスが出ています。今は学級編成の上で40人の学級制となっているわけですが、現状で35人以内、30人以内のクラスにした場合、教師が何人ぐらい必要か。当市でも30人学級の実現要請を国、都に出しているかと思いますが、その前に35人学級の実施を市独自で実施の可能性、予算面での可能性の検討としてどの程度の予算の準備が必要か、試算をお聞かせください。  学年単位での実施の可能性として、財政面でのシミュレーション、小学校1年生、2年生、中学校1年に分けて、学年ごとの増加クラス掛ける1教師単価で、学年でどうなるかをお聞かせください。  4点目、決算書の233、234ページ、小学校費の備考欄、18節備品購入費、同じく決算書の241、242ページ、中学校費の備考欄、18節備品購入費、図書館費の関係です。図書館費はどのくらいになっているか。前年に比べてどうか。18年度はどうかをお聞かせいただきたい。  5点目、決算書の161、162ページ、備考欄10の19節の修学旅行負担金、それから20節の修学旅行扶助費、準要保護参加者費用、それから同じく決算書の167、168ページ、中学校費の関係、備考欄、19節修学旅行等負担補助金、20節の修学旅行扶助費、いわゆる準要保護参加費用ですね。この点について、小・中学校をお聞かせいただきたいのと、小・中学校の補助教材費、両方についてお答えをお願いしたい。実質父母負担は幾らだったのか、現状の補助についても教えてください。同じく修学旅行等の負担金と修学旅行費、これについてお聞かせください。以上、5点お願いします。 214 ◯串田委員長 6時15分まで休憩します。       午後6時5分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後6時14分 開議 215 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 216 ◯福島課長 それでは、決算書158ページ、福生市育英資金及び福生市入学資金融資のあっせん状況についてお答え申し上げます。まず、育英資金の状況でございますが、18年度は新規の申請者が22人、継続の申請者15人、合計37人の生徒さんから申請をいただきました。これを運営審議会の方にお諮りいたしまして、その結果31人の方の受給認定の決定をいただいたところでございます。その後、1名の方が辞退をされまして、合計30人の方に受給決定をしたものでございます。その内訳については事務報告書413、414ページをごらんください。  また、6カ月の方がお二人いらっしゃいますけれども、これについてはお一人が退学、お一人が休学の6カ月の在籍であったためでございます。  続きまして、入学資金融資の件でございますけれども、こちらは当初申請が8件ございました。その後、2件の方が資格要件の不適格、保証会社の保証が受けられないということで資格要件不適格ということで2名の方が却下。さらにお二人の方が取り下げということで、合計4人の方の認定ということになってございます。 217 ◯川越参事 それでは、私の方から2点目の御質問をいただきました決算書159、160ページ、事務報告書の427ページから430ページについてでございますが、本市におけます教育相談等の相談員の配置状況でございます。まず、教育相談室については5名の相談員で対応に当たっているところでございまして、就学相談、教育相談の方で2名、それから心理相談の方で3名が対応に当たっております。  まず、一般相談と就学相談の方は資格といたしましては教員免許状を有している者、もしくは教育相談の知識に専門性が高い者といったような人材でございます。市民相談の方は臨床心理士の資格を有している者ということでございます。それから、学校におけます相談体制でございますが、中学校におきましては中学校の教育相談室において、あとは学区内の小学校の相談室において相談業務をお願いしているところでございまして、これの人材は東京都の管理職経験者並びに教員の経験者であった者を、嘱託として配置してございます。そのほかではスクールカウンセラーを各校、都の事業ではございますけれども、1名ずつ中学校の方に配置をしておりまして、週1回心理相談の対応に当たっているところでございます。  それから、これら教育相談の業務についている者への助言者ということで、小児科のお医者さんにお願いをしておりまして、年4回に分けまして専門的な指導・助言をいただいているところでございます。  それから次に、2点目でございますが、不登校の出現率のことでございます。決算資料のNo. 29、56、58ページになろうかと思いますが、これにつきまして質問がございましたように、この数字から読み取れることということで少しお答えを申し上げたいというふうに思っております。まず、18年度、特に高い数字になったわけでございますが、一つには市の方針といたしまして、学校に対する報告の際に、これまで病気というふうなひとくくりの扱いであったものを、もっと詳細に挙げなさい。単なる病気ではなくて、不登校に至る複合的な要因等があるだろうというふうなことで、きちんと診断をしなければならないというふうな観点から、次年度より細かく挙げさせたということが一つにあろうかというふうに思っております。  それから、その裏側として見えてくる問題を少し触れながら数値をさらにちょっとお話し申し上げますと、この上昇の原因ということになりますと、やはり中学1年生が不登校の人数としてふえる傾向にございます。例えば、同じ学年で比べてみますと、本市の17年度小学校6年生の不登校の児童が6名だったのに対しまして、18年度の中学生の1年生が20名と、14名もふえております。全学年を通して一番人数がふえているところでございますが、これは小・中学校の仕組みの違いと申しましょうか、やはり制度の違いということが主な原因で戸惑いがあったというふうなことは実感をするところでございます。小学校の学級担任制から教科担任制への移行だとか、あるいは児童・生徒が大半を過ごします授業の指導方法等にその一因があるのではないかというふうなことを考えるところでございます。  さらには、先ほど加藤委員の方にも答弁を申し上げましたように、親子関係といったものの問題がございます。つまりこれは、子どもが不安になるような要素が各家庭で起きているというふうな問題がございまして、子どもたちの生活リズムがちょっと乱れているといったようなところが分析として持っているところでございます。  中学校の方におきましても、同じように本人にかかわる問題ということで家庭的な要因というものがあるわけでございますが、やはり怠学や情緒不安定といったような要素もあるわけでありまして、これにつきましてもやはり学びをあきらめない子どもたちの対応というものをまた今後さらに学力問題とあわせまして充実させていく必要があるだろうというふうなとらえをしているところでございます。  それから、3点目の御質問でございますが、30人学級及び35人学級の想定で、小学校1年生、2年生、中学校1年生、各学校段階の低学年ということになろうかと思いますが、これについて、もしそれが実現した場合、どのくらいの財政の負担があるかというふうな御質問でございます。まず、35人学級にした場合でございますが、現状の生徒数でこれを除しまして、計算をいたしましたところ小学校1年生で4クラスふえることになります。小学校2年生では1クラス、中学校1年生では増加はございません。ゼロでございます。  それから、30名にいたしますと、小学校1年生で4クラス増加いたします。小学校2年生で4クラス増加いたしまして、中学校1年生では3クラスの増加になるわけでございます。1クラス当たり大体1名の教員が必要というふうに考えてみますと、平均年収等から乗じました額で計算をいたしましたのですが、35人学級の場合、3873万5000円ほどというふうな見込みが出ます。それから、30名学級にいたしますと、8521万7000円という額が出ろうかというふうに思っているところでございます。  続きましての御質問でございますが、図書館の費用と修学旅行補助教材については室長補佐より答弁をいたします。 218 ◯天野室長補佐 それでは、御質問がございました図書館費、学校における学校図書館の図書購入ということで御説明を申し上げます。決算書は167、168ページ、こちら小学校費の備考欄、18節備品購入費になります。そして中学校においては、決算書171、172ページ、中学校費における教育振興費の備品購入費の額の中に図書購入費が含まれております。児童用図書、生徒用図書ということで、18年度決算額を申し上げますと、小学校費においては650万9508円、17年度に対比いたしまして1947円の増となっております。中学校においては、備品購入費のうち403万4829円、17年度対比で9万1545円の増となっております。  続きまして、修学旅行負担金の関係でございます。決算書、小学校においては先ほど御説明しました備品購入費と同じページの167、168ページ、19節の修学旅行等負担補助金、そして中学校費においては174ページ、備考欄の上の方から3行目にございます修学旅行等負担補助金になります。その金額、18年度決算額について御説明申し上げます。  小学校においては、7校でかかった経費、補助対象額でございますけれども、平均して2万4191円、それに対しまして7500円の市負担の補助をしております。したがいまして、保護者負担はその差額の1万6691円、市が執行しました補助額は31%となっております。  中学校においては、補助対象となります総経費が3校平均しまして、4万8326円、それに対しまして市の補助額が1万5300円、保護者負担額はその差額の3万3026円となります。執行率は31.66%となります。  ちなみに参加人数でございますが、小学校においては592名、中学校生徒については469名の参加となっております。それに伴いまして扶助費の関係でございますけれども、修学旅行扶助費、それぞれ小学校費、中学校費とも、その下の項目20節に入っております。扶助費については、修学旅行の全額補助という形になっておりますので、要保護、準要保護者という形で全額を市が負担してございます。  そして、補助教材費でございますが、決算書で言いますと小学校費については166ページ、教育振興費の消耗品費に含まれております。そして、中学校費については、172ページ、中学校の教育振興費の消耗品費の中に補助教材費として市が負担する分が含まれております。  内訳を申しますと、小学校においては補助教材費といたしまして市が小学校1人3200円の補助をしております。教材費の合計金額ですけれども、18年度、平均して6185円の金額がかかりましたので、差額は2985円が保護者の負担となっております。補助率は51.74%となっております。  中学校においては、教材費の合計1万3649円、平均してかかりました。市の補助額が6700円補助してございますので、保護者の負担は6949円となります。補助率は49.09%でございます。 219 ◯奥富委員 ありがとうございます。では最初から、まず最初に1点目で、157、158ページの育英会資金の関係です。新規が22で、継続が15で、31ということで、ちょっと聞いておきたいのは、この継続の方は全員そのまま継続されたのかどうか、ちょっとそこをお聞かせください。  あと2点目、159、160ページの教育相談事業費の関係です。お聞きしてちょっとわからなかったのは、教育相談室の関係で相談員が5名で、心理相談員が3名、これは相談員5名のうちの心理相談員3名なのか。それとも別に相談員5人の心理相談員が3人というふうにお聞きすればいいのか、そこがちょっとわからなかったのと、あと学校相談員は派遣相談員3名でいいのかどうか、ちょっと聞き落としましたので、そこを教えてください。  それから、いわゆる資料の方の29の56、58ページの関係です。そういう見方を変えたというか、病気等で休んでいる形の中に不登校要因を見て、そこで数字的に挙げたことによる増加ということで、実質は逆に以前の報告に、それは資料とか考え方の問題ですから、そういったところでの、教育面でいきなり出てきてしまったのではなく、そういうカウントの仕方の差だというふうにわかりました。とは言いながらも、やはり家庭環境が非常に悪くなっていることは事実で、そういったところで、本当にこれだけいろいろな施策をとってもらっているからまだこんなもので済んでいるということだろうと思います。  3点目は、これは一番数字の難問ですが、非常にわかりやすく出していただきましたので、結局、35人学級でもしとどめて、それでもやろうというふうな決意があれば、福生市としては3875万3000円を上乗せすれば、35人学級まではできると。東京都がもっと早くやってくれれば、全然そんな負担はなくというか、できるのですけれども、30人学級というのは難しいかもしれないけれども、ぜひこういった取り組み、予算のところで今度は生かして、また発言もさせていただきたいと思いますが、ぜひ考えておいてください。  4点目、小・中学校の図書館の関係です。図書館はよそから比べたら非常に充実した図書館の費用をいただいていると言えばそうなのですが、阿南委員が言われていたように、図書館司書を配置はしているのだけれども、専任配置というか、幾ら資格を持っていても授業で忙しいから面倒を見られないというような現実。やはり時間を割いて、そこにいて図書館司書としてだけ勤務できるような状況に置いてくれれば、もっともっと読書力がついて───やはり私も小学校低学年のころに先生がこの本はいいよと言うふうに薦めてくれて、その結果として小学校五、六年生のときは図書委員になって、ほとんど図書館に入り浸りという感じになりましたけれども、やはりそういう力がつくのではないかと思うので、決してむだな投資ではないと思いますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。  それから5点目、扶助費の関係、わかりました。これは数字をお聞きしておくことと、もう一つ目的があるのは、市がどの程度のPTAというか保護者の方に、負担がかかっている者に対して後退しようとしているか、していないかというところを見たかったのですが、やはり4年前と比べると、私の数字のカウントから行くと後退しています。やはり30%台ではなくて、せめて6対4ぐらいにぜひこれも目標を組むべきではないかというふうなことを指摘して、今、お願いしたところだけ答弁をお願いします。 220 ◯福島課長 育英資金の関係でございますけれども、基本的に単年度ごとの支給でございます。ただ、継続申請15人のうちお一人の方が非認定となっております。 221 ◯川越参事 教育相談の関係でございますが、説明がまずくて申しわけございませんでした。教育相談室の方は心理相談員が3名の、一般的な相談員が2名でございまして、5人に含まれた人数でございます。  それから、学校の相談員の3名でございますが、スクールカウンセラー以外で3名の相談員を配置しておりまして、小学校等については定期的に相談室の職員が巡回の相談に当たっているというふうな現状でございます。 222 ◯奥富委員 ありがとうございます。その1件だけ、非認定になられた1名の方というのは、経済的なクラスがランクアップしてしまったから漏れてしまったのか、それとも学力とか何か非行とか、何らかの原因、差し支えなければ、差し支えない範囲で教えていただきたい。 223 ◯福島課長 これについては、認定の基準を評定平均3.2以上の方と規定しておりまして、3.2未満であったということでございます。 224 ◯串田委員長 ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) 225 ◯串田委員長 ほかになければ、教育費の質疑は終わります。  次に移る前に5分ほど小休止します。       午後6時35分 休憩   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午後6時39分 開議 226 ◯串田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  以上で、各款ごとの質疑は全部終わりました。   ───────────────・─────────────── 227 ◯串田委員長 続きまして、総括質疑を行います。 228 ◯大野(聰)委員 それでは、大変お疲れのところ恐縮でございますが、正和会を代表いたしまして、総括質問をさせていただきます。  中央からは景気が回復し、税収が大幅に上がったという景気のよい話が聞こえてまいりますけれども、我が市のような末端の自治体には、その波が到達するにはまだまだ時間がかかるようです。このような財政事情の厳しい中での18年度の決算審査でございましたが、締めくくりに当たり何点か質問させていただきます。  まず1点目は、自主財源の確保についてお願いいたします。市民税を初め自主財源の確保については審査中に多くの意見や質問が出されましたが、三位一体改革による国からの税源移譲は従来地方交付税や各種補助金、交付金に依存していた財源が地方自治体の税という形になり、地方自治体の自助努力が強く求められることになりました。  今までは、基準財政収入額と基準財政需要額などの算定に一定の制約があるものの、決定された地方交付税やその他の補助金については100%収入されてきました。しかし、これからはその大部分が税に移行して、税の徴収努力が今まで以上に求められることになりました。すなわち、徴収率の高さ、低さにより、これからの市政運営が大きく左右されると言っても過言ではないと思います。  そこでお伺いします。18年度は自主財源の確保のためにどのような努力をされてきたのか。また、今後どのような自助努力を行っていくかをお伺いいたします。あわせて、本市の自主財源比率を考えると、財政運営上大きな課題となっていくと考えますが、今まで自主財源の確保にどのように努力されてきたのか、また、未利用地の活用を初め、今後、自主財源の確保等にどのような方策をとっていくのかのお考えをお伺いいたします。  2点目は、福祉対策についてお伺いいたします。本決算でも、いわゆるスクラップ・アンド・ビルドによる事業の見直しが行われ、一定の成果を上げたと思いますが、市民生活に大きな影響を与える事業については、市民の方々に十分御理解をいただけるような努力も必要であると考えます。  そこで、お伺いいたします。少子高齢化がますます進んでいく社会情勢にあって、少子化対策としての子育て支援や障害者、高齢者などいわゆる弱者に対する取り組みと、今後どのように環境整備を図っていくのかのお考えをお伺いいたします。  3点目は、都市基盤整備についてお伺いいたします。国道16号の武蔵野陸橋の拡幅、睦橋通りの整備、多摩橋通りの整備など幹線道路の整備が着々と進んで、進行してまいります。一方、それらをつなぐ道路の整備がいまだ不十分な状況で、生活道路に通過車両が進入し、歩行者が危険にさらされております。特に小学生や高齢者など、交通弱者にとっては受難の時代と言えます。  そこで、次の点についてお伺いいたします。道路交通網の整備についての取り組みはどうであったか。また、圏央道と圏央道の開通等による環境の変化に対して、今後どのように都市基盤の整備をしていくのかのお考えをお伺いいたします。  最後に、教育対策について2点お伺いします。一つは、学力向上対策についてお伺いいたします。議論の中でも当市の子どもたちの学力の問題がいろいろ出されました。これに対して教育委員会ではさまざまな方策を講じ、学力向上に努力されてまいりました。徐々にその成果が上がっていくと期待しておりますが、まだまだ一層の努力が必要と思われます。
     学力の問題は学校教育だけの問題ではなく、家庭の問題や、そのほかさまざまな問題があり、それらの解決が不可欠であることは言うまでもありませんが、教育の現場でもさまざまな対策を講ずることも不可欠だと思います。  そこで、お伺いいたします。学力の向上のための取り組みと、今後の学力向上のためにどのような方策を講じていくのかのお考えをお伺いいたします。  二つ目は、ランチルームについてお伺いいたします。長年の懸案であったランチルームの整備が、平成17年度に全中学校で完了し、18年度からは全校で実施がスタートいたしました。議会としても過去から大きな関心を持ち、さまざまな意見が出されたと聞いております。教育委員会を初め関係者の皆様の御努力に敬意を表するものでございます。  そこで、お伺いいたします。18年度には全校で実施されましたが、それぞれの運営状況や特徴点、実施に当たっての課題など、どうであったか、簡単にお知らせください。あわせて、今後の取り組みについてのお考えをお伺いいたします。  以上、4項目5点についてお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 229 ◯野澤市長 大野(聰)委員さんからの総括質問にお答えをしていきたいと思います。できるだけ重点化して答えをさせていただきますので、若干抜けるところがあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思っております。  最初に、自主財源の確保の問題をお話しいただきました。おっしゃるとおりでございまして、国の借金がとにかく850兆円を超えた、要するに国民1人当たり600万円を超えたという状況になっておりまして、とにかくプライマリーバランスを回復しなくてはならないと、そういうことになってまいりまして、2000年から三位一体の改革が始まったわけであります。19年から第2ラウンドになるわけですけれども、いずれにしましても4兆円の補助金を削減をして、3兆円税源移譲はされたと。18年度までは所得譲与税で来ておりましたので、全体の額が入っていたのですが、今年度からは、要するに自分のところで、その分を取らない限りは入らないということになりますから、およそ5億円前後、税はふえておりますが、実際にはもっとたくさん取らないといけない、こういう話になってまいります。  補助金と税の関係はそういうことに、ことしからなりますが、もう一つ、これだけはぜひ御承知をしておいていただきたいと思っているのは交付税の問題であります。交付税、実は平成12年度には35億4000万円ございました。18年度、幾らになったかと言いますと21億6600万円、13億7400万円減っております。要するに、この分について国としてはどうしたらいいかというと、それは自前で借金してくださいという基本的な考え方になりました。だから、その総額ではないのです、実は。そのうちの恐らく6割、7割ぐらいの部分については借金をしていいよという形になりました。  これはいわゆる臨時財政対策債という、今、使ってしまっていいと、後年度の人たちにその負担をしてもらって、今、使いなさいというそういう意味で、交付税がなくなったのは、交付税を出す金がないから、あるいは交付税で借金をしている部分についてを出さないから、自分のところで借金をしろと、こういう形になったということで、いずれにしても額面上は13億円、7年間ということになりますけれども、7年間で13億円以上の金が交付税の部分で減っているということが背景に一つあるということ、そのことについては御理解をぜひしておいていただきたいと思います。  では、どうするかということになりますと、一つは自治を確立をしていくというのが三位一体の改革の基本でございますから、いずれにしましても行政的には自治、いわゆる自分たちでまちをつくっていくという市民を、できるだけたくさんつくっていくというそういう仕事、いわゆる市民参画でありますし、協働でありますし、そういうことをきちんとして自分たちで自分たちのまちをつくる。ということは、税もきちっと納める市民になってもらわなくては困ると、こういうことになるわけですが、そういうことを一つの柱にしていかなくてはならない。  それから、二つ目、財政上の問題として考えますと、自治体の財政をふやすという側面で言いますと、先ほど来、話が出ています税の徴収率の問題になります。これは恐らく全部の、例えば税と国保、それからその他介護保険の問題も、国保と一緒に取っている問題がありますし、これから後期高齢者保険も国保で一緒に取っていくことになりますが、あるいは保育料の問題、そのほかを含めまして考えますと、ちゃんと取れれば10億円ぐらいふやせると思います、完全に取ればですが。  そういう意味で言いますと、そこのところをどうこれからやっていくかということが非常に大きな課題でございます。税の部分だけでも恐らく4%徴収率をアップしますと、多分3億円前後は税の部分でふえるだろうというふうに思っております。ここは本気になってやはり取り組まざるを得ない、取り組んでいくべきだというふうに考えております。  それから、もう一つ考えなくてはいけないのは、市民の皆さんの所得のアップといったようなものについて、長い目で見れば考えなくてはいけないというふうに思っております。これは福生市における産業構造みたいなものを、あるいは商業なら商業というものに対する一つの考え方みたいなものを含めて、だんだん変えていかなくてはならないところがあるのではないかというようなこと。あるいは、市民の生活の質を守るという意味では、住宅構造の問題というのは非常に大きく福生市はございますので、貸家が非常に多いという問題を含めて、あるいは公営住宅が非常に多いという問題を含めてございますので、そういった意味でのところから、要するに基盤的な部分を変えていくことによって市民の皆さんの所得というもの、あるいは所得水準を上げていくというそういった考え方をしなくてはいけないのではないかというふうに、ここの部分を思います。  それから、もう一つは歳出を減らすことでございまして、これはもうどうしても行革ということに一つはなってまいります。経常経費の問題がいろいろ既に出ておりますけれども、要するに95%を超えました。ニート、26市の中で高い水準になってしまいました。ひと昔前、五、六年前というふうに思っていただいてよろしいのでしょうが、福生市は経常収支はいい方だったのです。ところが、今はそういうところまで来ております。したがって、この経常収支を含めて、いわゆる経常一般財源の入りが少なくなっているわけですから、それをどれだけ有効に使うかという、そのことをきちっとやはり考えていかなくてはいけないと、そういう意味で行財政改革、例えば保育園の民営化もやらせていただいたり、指定管理者制度を入れさせていただいたりというようなことをして、職員数の削減を図っておりますし、それから、扶助費についても一定の形での見直し、そのほかを進めさせていただいておりますし、補助金についても見直しをこれからしていかなくてはならないといったような問題、あるいは起債についても前々から言っておりますけれども、できるだけ借りないでやっていく体制をつくっていくと、そういうようなことをしていくことによって、自主財源というものの確保をしていかなくてはならないというふうに思います。  いずれにしましても、まだ今後、幾つか起債の問題については問題もございますので、そういったことを含めて、先ほど来、申し上げましたような方向で考えてまいりたいと思います。  なお、そのほかの幾つかのことについては、後の皆さんの御質問の中にもございますので、省略をさせていただきます。  それから、二つ目の問題として福祉の少子化対策の子育て支援の問題が出されました。御存じのように、福生市は出生率、26市、区を含めて第1位というまちであります。したがって、子どもはたくさん生まれてきます。ただ、これが小学校に入るころになるとガクッと減るというそういうことがあります。これはさっき言いました住宅の構造の問題でございまして、いわゆる貸家問題を含めて定住化といった意味では非常に問題があるというふうに思っておりまして、その辺はさっき申し上げました住構造改革という点で考えていかなくてはならない。  それから、子育てをしたい、あるいはしやすい環境という意味で言いますと、保育所、幼稚園等の待機児の数の問題、あるいは学童についての問題といったようなところを含めて、私は頑張ってやっているまちだというふうに思っております。またここで、10月から子ども広場等の予算についても一応考えさせていただいておりますが、そういったものを含めて子育てしやすい環境条件というのはかなりそろったまちだというふうに思います。  そういう意味で言いますと、一定の形のところまで来ていると思いますが、福生のまちの特色というのは親も子も一人一人がみんな違う状況の中に、当然のことですが、生きていらっしゃるということであります。先ほどの要保護、準要保護の話に出ましたように、23%、24%という形で要保護さんがいらっしゃいますし、生活保護水準も非常に高いわけであります。生活保護水準の高さというのは、ほかの市から来て、要するに「丸都」と言っていましたけれども、東京都が金を出して、このまちで生活をしているという生活保護者が非常に多いという問題があるわけであります。そういったようなことを含めて一つ一つの分解をしながら、問題のあるところを一人一人について、一人一人の親と子についてきちんとした分析をしながら対処していくということを考えないといけないと思います。それをやるために子ども家庭支援センターというものをつくったわけであります。したがって、そこでの活動をきちんとした形で展開をしながら、子育ての問題については考えていきたいというふうに思います。  実際にやってきたことについては、既に決算委員会の中でいろいろとお話が出てもおりますので、いまさら具体的にお話をすることもないと思いますが、例えば、「学校110番」という形になっていましたけれども、これも学童クラブの10カ所についても、あるいは牛浜保育所についても、チャイレックという保育所についてもそういったものが広がっていると、学校だけではなくて、というようなことが目に見えないところではあるというようなことも含めてでございますが、いずれにしましても先へ進めたいというふうに思っております。  次に、障害者の話について言わせていただきますと、障害者自立支援法が成立をいたしまして、いずれにしましても身体障害、知的障害、精神障害者の三つの障害をお持ちの皆さんが、同じようなやり方で、同じような形で、いわゆるノーマライゼーション、いわゆる市民生活の中で一緒にやっていけるような、そういうことができるような形の体制を、これから細かいところを直しながらつくりあげていかなくてはならない、その基礎になった年だというふうに思っております。  そういう意味で、新たな負担も生じたといったようなところもございますけれども、逆に言えば、思いを込めて、それぞれのサービスをお使いいただけるという状況も出てまいりましたし、それからいろいろな形での介護、居宅介護等についても10種類ぐらいは新しいサービスが実施をされるようになりました。そういう意味では、地域生活支援事業での相談事業やコミュニケーション支援事業や、日常生活用具給付事業などさまざまなことができるようにはなってまいりました。したがって、これからは介護保険のことについてもそうですが、地域包括支援センターだとか、あるいは民生委員さんたち、在宅介護支援センターなど、できるだけ細かく一人一人の問題のところにおりて相談をして、その課題、それから原因を明らかにしながら、徹底的な支援をその方々にしていくということを考えていかなくてはいけないと、こんなふうに思います。  これは、高齢者についても同じことでありまして、高齢者の場合の地域包括支援センター、あるいは在宅介護支援センターなどを大いに御利用いただいて、一緒に考えながら一人一人にとっていい状態をつくっていくと、そんなことをしていきたいというふうに思います。  それから、3点目に都市基盤整備の問題のお話がございました。基本的には福生市の場合には国道16号をどう解決していくかという問題が一つ。それから、都道、これは睦橋通り、永田橋通り、多摩橋通り、産業道路、五日市街道といろいろな問題があるわけですが、そこをどうするかという問題、それから市道については田園通りをやることにしてありますので、あとは富士見通りの問題をどうするかというそういったところに動いていくだろうというふうに思います。  18年度でやりました市の関係の道路改良、15件ほどやっていますし、南北道路、拝島駅、おかげさまで完成をいたしました。東福生駅の自由通路の屋上上屋の設置も終わりました。というような形で18年度はいろいろやらせていただきましたし、宮本橋についても耐震補強ということで補強工事をいたしました。そういうことをやってきておりますけれども、今後の問題として考えますと、やはり先ほど申し上げました国道の問題、都道の問題、それから市道についてはやはり生活道路としてきちんとなっていくでしょうから、いわゆる幹線道路が通過道路として使われるような形が出てきて、そこが混んでいるから、市内に入ってきて、生活道路を通っていく車というのは多いという現在の状況から大分変わってき始めておりますので、そういう方向で考えますと市道をやはり安全で、バリアフリーがきちっとした形でやっていけるような、そういう方向にこれからの整備の方向を変えていくということになろうというふうに思っております。  では、あと教育長から教育行政についてお願いします。 230 ◯宮城教育長 教育対策についての御質問をいただいておりまして、一つは学力向上対策についてという御質問でございます。平成15年から東京都が、いわゆる学力テストというのを始めたわけでありますが、そこであらわれております事実というのは私どもとしても厳然たる事実として受けとめていかなければいけないと、かように考えております。また、そういう意味で議会を初め、また市民の皆様方にもいろいろな意味で御心配や御不安を与えているかという点で申しわけなく思っているところであります。  この結果を、教育委員会の中ではいろいろと議論をしてきているわけでありますけれども、まず教育委員会として何を自分たちの責務として認識をするかというところで確認をしあっているところであります。私ども教育委員会が学校教育の中で、つまり義務教育の9年間で取り組まなければいけないことというのは、大事なこととしては知識の量だけでなくて、思考力とか判断力とか、あるいは表現力、想像力、あるいは問題解決能力などなど、こういういろいろな力を総合的にとらえて、そういう力を子どもたちにしっかりと植えつけていくと言いますか、与えていくと言いますか、そうやってバランスのある成長をさせていくということが教育委員会としての大きな役割であろうというふうに理解をし、確認をし合ったところであります。  実際に、学校で行われておりますのは主要な5教科、言いますれば読み書き計算といったような教科部分と、それ以外の部分がまたもう一方でありまして、それらが子どもたちにバランスのある成長をさせていくために必要なことだということで、学校教育が行われている。  例えば、美術であるとか体育であるとかといったその他の教科においては、一つにはその中から自己発見があったり、生活の発見があったりといった人間性の磨きが一つそういうところから得られるであろう。あるいは道徳とか特別活動というところでは、社会性とか規範とかが育てられていくであろう。そのほか、部活動等の中ではお互いに共同して何かに取り組むそういう喜びや、達成感といったようなものが味わっていけるだろう。そういう中で、子どもたちが育っていくと、一人のやがては社会人として育つその基礎というものがきちんと培われていくであろうと。そういうことが、教育委員会の役割として大事なことではないかというふうにとらえる中で、そういう意味では学力というものについての考え方もそういった方向で考えながら、しかし目の前に突きつけられたことについてはしっかりと受けとめて、それについての対策をきちんと講じていこうと、こういう取り組みをしてきたつもりであります。  そのようなことから、講じてまいりましたいろいろな事柄はあえて個別には申し上げることはないかというふうに思います。そういう個別の事柄の対応を図るに当たりまして、私どもとしては福生市における課題をもう少し的を絞って、焦点化をして、そして学校の現場も教育委員会もわかりやすい形にしていこうという意味では、平成18年度は特に三つの固有課題という、3固有課題というものを掲げて、お互いにそこのところを意識をし合いながら、この課題解決に向かっての取り組みを少ししてきたというところであります。  再々申し上げてまいりましたが、固有の課題というのは不登校の問題、学力の定着の問題、そして生徒指導の問題、この3点だというふうに的を絞りました。しかし、的を絞った結果はどういうことかというと、それぞれがそれぞれに共通の課題や問題を持っていて、しかもそれがお互いにつながり合っている。したがって、一つだけで一つのことが解決できるということはないということも明らかになってきているわけでありまして、私どもとしてはその三つの課題をきちんと、しっかりと受けとめながら、学校の現場ともお互いに共有をし合いながら、その取り組みを進めていけば、少しずつではありますが、子どもたちにとってはよい方向に向かうであろうと、このように考えているところであります。  私ども教育委員会としては、福生の子どもたちに対して決してあきらめてはいない。せんだって、平和の集いのときに中学生の子どもたちが7人ほど登壇をして、いろいろ自分の感想を述べたり、十分な意見交換ではありませんでしたが、意見交換をする場があったわけでありますが、ほとんどの子どもたちがあのようなしっかりした意見や考え、あるいは態度を持っているという子どもたちだったというふうに思っております。  私どもは、とかく「今どきの子どもたちは」という言葉を使いながら、ついつい子どもたちに対する消極的な側面と言いましょうか、あるいは悲観的な見方をすることがあるわけでありますけれども、むしろ、そういうことではなくて、もっとあの場で見た子どもたちのあの姿からは、私たちは「こういう子どもたちが大勢いるではないですか」といって訴えていって、市民の皆さんにそういう共感を得ながら、いろいろな意味で力をかしていただくという方向で、この教育行政に取り組んでいく必要があるだろうというふうに考えております。  とりとめのない答弁になりますが、私どもとしてはあきらめずに、今後とも福生市の子どもたちの学力の向上に向かっては取り組みをしたいというふうに思っております。  それから、ランチルームのことで御質問をいただいておりまして、3校、始まったわけであります。利用率としては22%か25%ぐらいというところで、当初発足をさせる前にアンケートをとった段階では30%程度かという読みをしておりましたので、その点で言いますと若干誤差はあるわけでありますけれども、ほぼ状況としてはこのような、つまり弁当併用ということをうたってきております。また弁当もどうぞというふうにお薦めをしているわけでありますので、この程度の利用率もやむを得ないところかというふうには思っております。  また、現に私どもが取り組んでおります状況の中では、利用する生徒、あるいは保護者から特段、運営上困るようなといったような課題での突きつけといったようなものはありませんので、そういう意味ではほぼ順調な取り組みになっているのではないかというふうには思っております。  アンケート調査の結果でも、味とか量とかでは不満足だという声は余り聞いておりませんので、今の状況は必ずしも悪い状況ではないというふうに、順調には行っていると思っています。ただ、前々から申し上げておりますように、きょうもちょっと質疑の中で、1食単価の問題が900円を超えるような状況も出てきているわけでありまして、そういう意味で私どもはこれで満足をしているということではありません。やはり、全校一斉にそろいました段階では、2年ないし3年ぐらいの期間を持って、見直しをして、今後またさらによりよい方向で取り組みをしていきたいというふうに思っております。そういう意味では、18年度から3校がそろい踏みになったわけでありますので、この二、三年の間にその辺の見直しをして、よりよい方向にしていきたいと、このように考えているところでございます。以上、私の方からの答弁とさせていただきます。 231 ◯青海委員 それでは、平成18年度福生市一般会計決算審査に当たりまして、市議会公明党を代表して総括質問をさせていただきます。  平成18年度は厳しい財政運営の中から、いかにして喫緊の課題解決に効率的に取り組むか、歳入に見合った行政運営を行ったかという意味から認識をしております。そこで、何点か、決算審査に当たり質問をさせていただきます。  まず、入りをふやして出を抑えると、これは行政運営でも基本的なことでありますが、福生市における市税収入は各指数を見るまでもなく、担税力の決して強い自治体ではありません。その意味では、徴収率の向上に全力で取り組むとともに、あらゆる機会、手段、方法を駆使して市有財産の有効活用が求められますが、未利用地の活用を初めとする歳入増につながる施策はどのように展開をされたのでしょうか。  2点目として、60歳以上75歳未満の高齢者が1万人に達するなど、ますます高齢社会の真っただ中に突入した感のある1年でもありました。変貌を遂げる医療制度改革、介護保険制度の見直し、障害者自立支援法の課題解決など困難な制度改革もありますが、一方、「健康ふっさ21」の運用など高齢者を取り巻く環境の変化の年であったと考えます。数年前には考えられないような急激な単身高齢者の増加に見られるように、安全弱者、災害弱者と言われる世帯の増加に当たり、どのような形で安心安全のまちづくりを目指したのか、お伺いをいたします。  日常的な見守り運動、緊急時のネットワーク、災害時の的確な確認・連絡・報告の訓練などなど、ソフト、ハード面、両面からの施策が求められる時代になりました。この時代の要請をどのようにとらえておりますか、お伺いするところであります。  教育分野におきましては、今、御答弁をいただきましたように小・中学校の学力低下が話題となった1年でもありました。足立区など、結果重視の余りに起こした不正事件につながるような事態が昨今報道されておりますが、結果としては厳粛に受けとめなければならない位置に、当市の児童・生徒の学力があるのは事実であろうかと思います。そこで、この18年度に教育委員会がとられた施策と、そこに裏打ちされた義務教育課程の児童・生徒の健全育成に関しての考え方をお伺いするものであります。  最後に、新庁舎建設の初年度に当たり、見るからに環境への取り込みを一つの新庁舎の形ででき上がった、大きなテーマとなった1年でもあったと認識しております。その意味で、環境行政に対する平成18年度の取り組みをお伺いするものであります。  以上、4項目をもって公明党の総括質問といたします。よろしくお願いいたします。 232 ◯野澤市長 それでは、青海委員さんの総括質問にお答えしてまいります。  最初に、歳入増につながる施策ということで、徴収率の問題等についてのお話がございました。基本的な考え方については大野(聰)委員さんにお話を申し上げましたので、具体的な収納率向上の対策としてやってきたこと、18年度、これは対策本部を中心にした全庁職員による収納強化、あるいは現年課税、特に滞納繰越分を含めて払えるのに払わない人、こういった人たちに対する地方税法上の規定による収納強化、それから何かきょうはタイヤロックを、ここのところ何かやってくれているようでございますが、そんなことも始まりました。それから、地方税法の第48条による東京都と連携した収納強化というものもやっております。それから、時間外の中での納税期間の拡大と、こういったようなことを地道に一つ一つやりながら、さらにもう少し具体的に効率の高い収納対策というものをみんなで考え出していかなくてはいけないのではないかと、こんなふうに思っております。  それから、未利用地等の関係でございます。ここについては既に検討委員会、プロジェクトでやりました結果についてお知らせをしているところでございますが、その具体的な部分をこれから一つ一つやっていくということになってまいります。廃道敷の売り払い、18年度は5件ほどやりましたし、それから土地の貸し付けについてもたくさんのあいている土地について、あるいは例えば病院の建設だとか、福祉法人の関係の駐車場だとかというような形で、あいているところについてはできるだけ積極的に貸して、金をいただいていくと、こういうことをしていかなくてはならないというふうに思いますし、さらには、ホームページ等の広告収入等も始まったわけでありまして、そういう意味ではそういった新しい形での収入源というものもさらに考えていかなくてはならないと、こんなふうに思っております。  いずれにしましても、あいている土地、あるいは売却ができて、新しい家がそこに建つというようなことも非常に大事なことかもしれませんので、そういったところについての考え方をきちっとやっていきたいと思います。  それから、高齢社会における安心安全のまちづくりという御質問をいただいております。ここは本当にいろいろな意味で大事なところでございまして、とにかく一つは情報伝達だと思います。デジタル化をしてまいりますし、自主防災組織も福生市の場合にはかなりできておりますので、とにかく人と人とがつながっていただくこと、そこの中からお互いに助け合っていただくこと、そのことをこの福生というまちの中では人の輪としてつくり出していくことができればというふうに思っております。  それから、もう一つは高齢者情報の共有の問題が既にいろいろと言われてまいりました。福生市の場合にはひとり暮らしの高齢者の方については、本人から御同意をいただいた方、1300人ぐらいということでございますが、消防署、さらには民生委員さんとの情報共有を既に始めております。これも、今のようなやり方でなくて、もっと積極的にできる部分があるのではないかといったようなこともございますものですから、そういう意味では要援護者の支援班といったようなものを少しつくって、横断的にプロジェクトチーム全体で検討していくといったようなことを今後考えていかなくてはいけないのではないかと、こんなふうに思っております。  いずれにしましても、高齢社会、高齢者の方々をいかに安心安全な感じで暮らしていただけるまちにするか、この人たちが安心して暮らしていけるというまちは、全市民にとって恐らく安心できるまちというふうになると思います。そういったようなことを含めまして、例えば災害弱者に対する訓練といったようなものも必要ではないかと思うのですが、そういったこともまだ十分できておりませんし、来年からということになりますが、聴覚障害者に対してはデジタル化に伴いまして防災行政無線の文字表示式の個別受信機を貸し出すつもりでおりますけれども、そんなことを総体的にやれるような形をもう少しつくっていかなくてはというふうに思います。いずれにしましても、職員の中で十分な検討をさせてみたいと思います。  それから次の、義務教育課程の児童・生徒の健全育成の問題については、教育長からお話をさせていただきます。  それから、環境行政に対する取り組み問題ですが、福生市の場合には13年に環境の組織をつくりまして、13年度で環境条例をつくって、その後、環境基本計画をつくるという形で、今は新エネルギービジョンの詳細ビジョンというところ、要するに地球温暖化対策を具体化するための方策のところまで参りました。6年間でここまで来たものですから、これは職員もかなり頑張ってくれてやってくれているというふうに思っておりますが、とにかく待ったなしの課題でございますので、さらにスピードを上げて進めていかなければならないというふうに思っております。  いずれにしましても、ここで一番大きく意味があるというふうに考えておりますのは、18年の8月に設立をされました市民と事業者と商工会と市からできております「福生スクラム・マイナス50%協議会」であろうというふうに思います。ここを軸にして協働を進めていければ、そこに地球温暖化の問題、あるいは環境の問題に対する一つの取り組みのモデルケースが生まれてくるだろうというふうに思っております。  12月には環境と経済の好循環のまちモデル事業も、環境省から採択もされたことでございますし、既にお話をいろいろ申し上げておりますエコライトハウス事業とか、あるいは断熱リフォーム、あるいは高エネルギー機器の採用といったようなこと、あるいは講演会だとか事業所支援、あるいは省エネアドバイザーの養成、ホームページの開設、環境家計簿のソフトづくりとそういった課題がありますので、一つ一つ着実に、しかも早くクリアをしていきたい、こんなふうに思っております。  あとは教育長からお願いします。 233 ◯宮城教育長 御質問の教育行政にかかわる問題でございますが、ただいま大野(聰)委員の方からも御質問がありましたところでお答えを申し上げておりますが、学力問題については何度申し上げても本当に御心配をおかけしていると、この事実は厳然とあるというふうに受けとめているわけでございます。したがいまして、私どもはそこにどのように取り組むかということであったかというふうに思っております。  18年度は、この施策の構築や推進に当たりまして特に私どもが意を用いた点は、子どもの心に寄り添った教育の展開がいかに図れるかということであったかというふうに私どもは考えております。さっきも申し上げましたように固有課題3点に絞り込んでいく中で、そういう中で何をしていったらいいかということ、そうしますとさきに決算審議をいただきましたように、不登校とか生徒指導とか、こういうところにかなり焦点を絞って事業展開をするといったようなことをさせていただいてきたわけであります。  実は、卒業式のときにある中学校の校長がこういう話をしておりました。最近の中学校に入ってくる子どもたちを見ていると───つまり今、ここで卒業していく子どもが、今度は自分の学校に入ってくる1年生だという目で見ているわけでありますけれども、そのときに校長が申しておりましたのは「最近の中学へ来る子どもたちは何かどこか手をかけられているな、目をかけられているなという感じの子どもがふえてきた」、こういう話をされておりました。  これはどういうことかなというふうに私どもなりに考えてみたわけですが、一つはやはり指導補助員という制度を私どもなりに取り入れてみた。あるいは、少人数指導というようなことで加配の教員をなるべくたくさん、都教委にお願いをしてとってこようと。少人数指導というのはある意味で学校の現場では嫌っていたことではあったのでありますけれども、今いる校長はやはり少人数指導が大事だと。場合によっては若干、子どもたちの力の差がある、子どもたちは力の差はそれとして、そういう学級編成をしていくということも大事だと、指導編成をしていくということも大事だといったような、少人数指導といったようなことに力を入れようとするようなこともあったわけでありますが、そういうことが一つ一つ芽を出し始めてきていることだろうかというふうに思っております。  今年度は、小学校の1年から3年まで算数、国語に全部にそういう補助をつけたわけですが、そういう成果がどんな形であらわれるかというのは、そういう意味で一つ期待をするところでありますけれども、私が平成13年にこの仕事につきましたときに学校訪問をしますと、中学校では大体どこの中学校でも子どもたちが七、八人、体育館の前でたばことライターを持ってたむろしておりました。ところが、見る限りこの2年ほどでは、そういう子どもたちを見受けなくなっております。学校ではそれだけ力を入れて、そういう子どもたちの生徒指導に当たってきているのだろうと思いますが、同時に、やはり学校の教員たちももちろん熱心に取り組んできたということと同時に、そういうことを聞ける子どもたちが多くなってきたのではないかと、こんなふうに思っております。それはやはり、小学校のときにどう学校が、教員がかかわってやれたか、大人がかかわってやれたかということの一つのあらわれだろうというふうに私どもは理解をしております。ある意味で一つの顕彰だろうというふうに思っております。  そういうところからすると、これからもやはり私どもは一つ考えていかなければいけないことは、子どもの心にどう寄り添えるかということを強めていけばいくほど、結果として子どもたちの学力にいい評価として出てくるのであろうと、このように期待をしているところであります。今後ともその方向でぜひ努力をしてまいりたいというふうに思っております。  先ほども申し上げましたが、私どもは決して福生の子どもたちをあきらめているわけではありません。大きな期待を持ってこれからもぜひいろいろな学びをしてもらいたいというふうに思っております。 234 ◯青海委員 ありがとうございました。積み残している課題も多々あることはありますけれども、かなりこの18年度は各分野において積極的に取り組んでいただいたなということを評価しているということを述べさせていただきまして、終わります。 235 ◯小野沢委員 市民派未来クラブを代表いたしまして、総括質問をさせていただきたいと思います。  最初に、市長さんの18年度の施政方針の中から質問させていただきたいと思うのですが、前段の方ですが若干読ませていただきたいと思います。「現在を生きている私たちは長期的視野に立った行動、将来の市民のことを考えた行動が求められております。自然環境の保全、社会行動の改革、自治体の行政運営上でも改善できるところは改善し、我慢できるところは我慢し、負担しなければならないところは負担するという意識を市民の皆さんとともに共有し、市政運営を行ってまいりたい」というくだりがあるのですけれども、この「我慢と負担」ということについてお聞きをするわけでございます。審議の中で、これは一つの例でございますが、高齢者住宅の関係の、ギリギリのところで生活をしている市民の部分での切り捨てが出てくるというようなこともあるわけでございますが、これは一つの例ですが、まさかこういうことを「我慢と負担」で言っているのではないかと思うのですが、この内容についての市長さんの見解をいただきたいと思います。  次に、子育て支援施策でございますが、少子化が進み、核家族化が進む中で、子育てをする環境も大変多様化し、またそのニーズもさまざまになってまいります。お母さん方の働く条件も大幅に変わっていく中で、どこかでそれをフォローしていかなくてはならない。そういう面では我が市の子育て支援施策は大変多岐にわたって進んでいるのではないかと思っておりますが、特にこの年度では学童保育のことが、学童クラブのことが大きなテーマとなりました。  まず、入れない子が多いということを初め、預ける時間帯のこともありました。しかしながら、柔軟な対応をしていただきまして、第二小学校、あるいは第七小学校にそれぞれの学童クラブを増設することもしていただきました。  医療費の無料化も一歩前進をしたわけでございますが、児童福祉費だけでも31億円の費用がかかっております。しかし、際限なくある面では負担が増加してくるのではないかと思いますが、この総額で───その前に、こういった形で縦割りの中では行政ができなくなってきて、子ども家庭部ができたというのも、こういう中での動きではなかったかと思います。そういう中で、費用的に大きな負担をしているわけでございますので、子育て支援の費用を含めてどのような対策をなさってきたのか、お伺いをしておきたいと思います。  それから、市民の安全安心ということで、連続放火事件がこの年度の前にあって、継続した中でございます。また、全国的にも凶悪な事件がありました。こういった中で、自分たちのまちは自分たちで守る行動が随分多くなってまいりました。行政の方が何となくおくれているのではないかと、まさにこれがいいわけでございますけれども、そういった中での安全という面でのハザードマップをつくっていただいたのも一つの行政の成果ではないかと思うのですが、行政としての取り組みについて、どんなことに取り組んだかということも含めてお尋ねしておきたいと思います。  もう一件は、横田基地でございます。米軍横田基地、我が市にあってはまさに避けては通れない大きな問題でもあり、永遠の課題でもあります。そういった中で、米軍移駐の関係が、中間報告があった後の動きがほとんどなかったのが、この年度ではなかったのかと私は思っておりますが、動きがなかったのか、情報が取れなかったのかはわかりませんけれども、あったにしても過去の例を見ても、かやの外というのが我が市が置かれている状況ではないかなと、私の感じる思いであります。  そういった中で、こういう形になるのはやはり情報の収集活動が足りないのか、国がある種かたくななのか、よくわかりませんけれども、この18年度の動きについてお尋ねをしておきたいと思います。  それから、もう一点が学校教育の関係で、学力の関係でございます。もう代表質問も、総括質問3人目になってくると、ほとんど同じところが出てきてまいります。それぞれの議員がやはり気にするところは共通な部分があるわけでございますけれども、まさに学校が学力だけでないのは百も承知をいたしております。この決算委員会で、朝、大体8時40分ごろまでには自転車でここに着くのですが、どう見ても学校が始まっている時間に、複数の生徒がまだそこらを歩いていると。「おい、大丈夫か」というのも、こういうことも一つの学力の関係には影響するのではないかと思います。そういったことで、スローガンとして、「朝、一杯のご飯を食べよう。昼、1時間の勉強をしよう。夜、1時間早く寝よう」、まさにこういう部分の取り組みがそれなりの成果を上げてくるのではないかと思うのですが、教育委員会としてはここにあります「授業改革推進プラン」で基礎学力の向上に取り組んでいるという形は十分に評価いたしているわけでございますが、その取り組みについてを教育長さんの方から、基礎学力を身につけるという部分を含めてお答えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 236 ◯野澤市長 小野沢委員さんの総括質問にお答えをさせていただきたいと思います。  最初に、施政方針で申し述べたことに対する見解ということでございます。総体的な話をさせていただきますと、実はよく議会の中でも、「むしろ借金をして大変だと言っているところに金を出してやれば、おまえ楽ができるのだから、そういうふうにしたらよ」という御意見の方がいらっしゃるわけであります。ただ、私の考え方はちょっと違いまして、とにかく国の借金、さっきお話を申し上げました、これ、使ってしまった、しかも我々が使ったのですね。もちろん国が高速道路をつくったり、いろいろむだ遣いをしたところというのはいっぱいあるわけですが、同時にまた我々自身もいい思いをした部分が、さっきの交付税の話のようにあるわけであります。  この問題は、実は国の場合の借金というのは実は国民から借りるのです。したがって、国民の方から借りる、国民にそれだけの力があって、国民から借りているわけです。ですから返せる、あるいはどこかで返していくという、あるいは国がある限りはやっていけると、こういう部分がございます。  ただ、自治体は市民から借りるのではなく外から借りるのです、金を借りる場合。そうしますと、借金の額が多くなりますと夕張市みたいな形で、自分のところで処理ができなくなる、こういうことになってまいります。それが一つでございまして、それからもう一つは、借金の問題で言いますと、通常債といういわゆる建設関係のお金というのは当然───庁舎はもうこれから100年ぐらい使っていただけるような庁舎をつくってくれていることになっておりますので、そういう形で庁舎そのものは残って、後の人たちもそれを使っていただけると、こういうことですから、この部分は後年度の人たちに負担していただくのは当然いいというふうに考えておりますが、今使ってしまうお金、これはどういう言い方をしたらいいかわかりませんが、経常経費として今使ってしまうお金、これについては、私はできるだけ少なくしたいというふうに思います。  自分たちがいい思いをする、それ自体は別に悪いことではないとは思いますけれども、ただ、子どもたちに後年度負担をさせる、今、うちの役所の職員、入ってくる職員というのは二十二、三歳でございますが、これが30年後、50歳前後になったときに、子どもたちが非常に少なくなってくる中で、いわゆる半分ぐらいに減っているわけですから、そうすると高齢者を扶養しなくてはならないのは、今の2倍ぐらいの力を持って頑張らないとできない、そういう時代にさらに、今使ってしまった金まで負担しろというのはやはりこれはおかしいというふうに思います。  それと同じことが、例えば食事一つとってみても、片一方では5秒に1人くらい、世界では餓死をしている子どもたちがいるようでございますけれども、そういうふうな視点での物の考え方、あるいは環境、水の問題にしろ、先ほど青海委員さんからも御質問をいただきましたけれども、環境問題の重要さ、あるいは空気の問題もこれから出てくるのでありましょうし、地球温暖化の問題も出てくるのでありましょうけれども、そういった問題。あるいは資源の問題がまさにそうでありまして、ガソリンにしろ、ガスにしろ、石炭も最終的には底をつくのではないかというような話がございますが、こういう事態の中に我々は生きているわけでありますから、その一つ一つの事柄を、やはり今の時点でだけ考えてやってきた高度経済成長時代のことを、もう一度やってはいけないというふうに思うところがありまして、その部分を「我慢を」という言葉で言わせていただいていると、こういうことでございます。  それから、「負担」という言葉がもう一つございまして、これは実は公共のためにみずから時間と金を使っていただく、これはボランティアさんがまさにそうでございますし、さまざまな形で市の仕事にかかわってくださる方、我々は給料をもらってやっているわけですから、当然ですけれども、そうでない皆様方というのは、これはやはり一定の形の負担が、時間にしろ、金にしろ、かかるというふうに思います。そのことに一生懸命に今、やってくださっている皆さんがいらっしゃるわけでございまして、これは大変ありがたいというふうに私は思っておりまして、そのことが人としての喜びとしてやっていただけるのであれば、御本人には負担になることであろうけれども、大変ありがたいことだというふうに思っている、そういう意味での負担と。それからもう一つは、税の問題を特に考えるわけですが、あるいは受益者負担の問題もそうでございますけれども、我々、「権利を持っている」という言い方をしますけれども、権利があるところには必ず義務があるわけでありまして、義務を果たさないで権利だけを主張するというそういう考え方は成り立たないということ、最も基本的な、民主主義の基本的な考え方というのをもう一度我々は考えて生活をしていけるような、そういうまちづくりをしたいなという思いが非常に強くございます。  前に、「住民と市民との違い」みたいな形、「住民から市民へ」というような言い方をさせていただいている部分でございますが、いずれにしましても悪いことは悪いし、いいことはいいしというようなそういう意味でのきちっとした分別みたいなものをつけて、みんなでもって負担をして、お互いに我慢をしていく部分というのは、そんな形でやっていきたいというそんな思いがあるということであります。  そのほかにも「切り捨て」のお話も若干ございましたが、時間も余りないので、そこはちょっと省略をさせていただきます。長くなってしまいそうなものですから、申しわけございません。  それから、子育て支援の話がございました。子育て支援として福祉部で使っている部分だけで17億8900万円ほどになっております。およそ18億円というふうに総額で見ていただければよろしいと思います。これは児童手当、育成手当、あるいは医療、保健、保育、そのほかの部分であります。もちろん、このほかに教育関係では大変、億の金が子どもたちにかかっているわけですが、それは別にしまして、そういうことでございます。  どのような効果があったのだろうというふうになってまいりますと、いずれにしましても先ほど、大野(聰)委員さんにもお答えをしましたが、出生率の問題にしろ、あるいは子どもたちの保育園の問題にしろ、あるいはこれからは恐らく認定子ども園などもできてくると思いますので、多分そういう意味では非常にいいところに私は福生の子どもたちを取り巻く、そういう意味での環境づくりというのは行っているというふうに思います。今度また、子ども広場がどこまでできるか、これはもうみんなで力をあわせてやっていかないといけないのですが、そこがきちんとしてくることによって、さらに福生の子どもたちが生き生きと、それから確かに学力の問題もそうですけれども、学力以前に人間としての豊かさを持った生活を、楽しみながら、非常に活発に生きていってほしいと、そんなことをねらいながらやらせていただければというふうに思っております。  既に、決算の中でお話が出てきたことについては省略させていただきますけれども、いずれにしましても子ども家庭部をつくりましたのも、子ども家庭支援センターを設立させたのもそんなところのお話をもとにしてということでございますので、ぜひこれも御支援をいただければというふうに思っております。  それから3番目に、市民の安全安心行政についてというお話がございました。具体的なところで、私が一番大きかったと思いますのは、17年度から始まった「安全安心まちづくり市民会議」だろうというふうに思います。これは交通安全協会の皆さん、あるいは町会の皆さん、PTAの皆さん、それから教育委員会事務局等も参加しているわけでありますが、生活環境部、頑張ってくれてやってくれている、ここから出された「やろうよ、それを自分たちで」という、そのことが今のさまざまな防犯パトロール、あるいは防犯行政無線による啓発のヒント、あるいは防犯だよりの発行といったようなものに結びついているというふうに思っております。そういう意味では条例をつくることになっておりますけれども、条例ができたからどうのこうのというよりも、質が先に来た形での条例というものの制定といったものについて考えていきたいと、こんなふうに思っております。  それから、横田基地のお話がございまして、これはもう何回も申し上げていますが、いずれにしましても再編の問題がまず出てまいりました。自衛隊の動きというのが一つはあるわけですが、これについては既に御報告を申し上げているとおりでございます。  それから、再編交付金についての動きが出てまいりました。このことについては私とか議長は、実は国に陳情に行きましたときにその話を聞きましたものですから、1日、2日、皆さんより前に聞いているかもしれませんが、それまでは全く具体的に見えませんでした。そういう意味では、とにかくこの問題についてはいずれにしてもそのレベルということであります。恐らく現場でもわかっていないというふうな感触を私は持っておりまして、実は東京局長、今度、防衛省になりました北関東防衛施設局長ということになるのでしょうけれども、この人とは月に1回以上、私は会っております。ただ、そこのレベルまで情報はほとんどおりてきておりません。ですから、そういう意味ではこれだけ大きな変更をするわけですから、そういうものかもしれないのでありますが、どちらかと言えば私はもっと地域、あるいは市民の人たちを信じて外務省も防衛省も動いた方がいいというような言い方をちょいちょいしているのですけれども、いずれにしましても、そういうレベルだというふうなことでございます。  スタディグループの話が10月にということにはなっておりますが、これもどこまでその報告がされるか、いつ報告されるか、それから課長クラスが研究したことでありますから、国の決定ではないので、それをどこまで考えて、その先を行ったらいいかというようなことについては、これからいずれにしましても情報をいろいろな形でとりながら、議会の方に御報告をして、相談しながらこの問題についてはぜひ進めさせていただきたいというふうに思っております。  あと、教育行政については教育長からお願いします。 237 ◯宮城教育長 教育行政についての御質問をいただいております。授業改善推進プランを一つの引き合いに、一体、学力問題についてどう考えているのかというそういう御質問であったかと受けとめましたが、何かだんだん声が小さくなりそうな気がして、まず福生市において教育問題を語るときにはもうこの問題を抜きには語れないのだなというのを改めてまた実感をするところであります。何とか声を大にして語れるようにしてまいりたいというふうに思っておりますが、例えば授業改善推進プランでございますが、これのねらいとしますのは、子どもたちは何がわかって、何がわからないのかということをはっきりさせられるように、教える側がそういうことをはっきりさせられるようにしていかないといけないだろうという意味で、こういうものをきちっとつくって、教える側がしっかり認識しようではないかという、そういうことに、もうちょっと言いますと、資質の向上を図ろうということを教育委員会としては学校の現場に対して申し渡しているわけであります。教えることの充実を図ろうと、こういうことであります。  そういう中で、実は教えることの充実というためには、最近はなかなか各学校の教員も忙しいわけでありまして、自分たちが研さんをしていくという時間も非常に厳しい状況の中にあるわけであります。そういう中で、私ども教育委員会としては福生市の小学校、中学校の教員がもっとお互いに知り合いながら教育研究を深めるということができないかと、こういうようなことで今、教育委員会として考えてまいったわけであります。これまで小学校、あるいは中学校の教員は自分たちの研究を深めるために、西多摩地域で教育研究会というものを持って小学校、あるいは中学校はそれぞれ活動をしていたわけでありますが、小学校の場合については平成17年にその組織を解散しました。これは、やはり活動が西多摩という広域の中では非常に活動が難しいと、しかも教員の土曜日の勤務がなくなったわけでありますので、そういう意味で非常に多忙になっているというそういうように難しいというようなことが一つあったわけであります。より成果を上げるという意味で解散をしたわけでありますが、これは同時に西多摩の教育長会でも、こういう活動をいつまでも続けていてもいいかというそういう議論をした結果であったということであります。  それから、中学校の方は、まだその教育研究会というのは残っていたわけでありますけれども、私ども福生市では小学校と中学校との連携という問題を考えるときに、中学校は中学校で西多摩の中でやっているということではいつまでたっても福生市の小学校の教員と一緒に研究を始めるということは難しいということから、西多摩の中学校教育研究会からは退会をしようということで、多分西多摩の教育委員会、教育長を説得をし、また市内の中学校の校長を初め教員を説得をして、福生市はこの西多摩中学校教育研究会から18年度末をもって退会をしました。18年度の活動としてはそのことが私どもにとっては大変大きな活動であったろうというふうに思っております。  その結果は、この19年度からの話になりますが、小学校と中学校がきっちりと相互の理解を深めるというそういう連携を持った教育研究をしようということが始まりました。これはぜひ御期待をいただきたいと思っております。なおかつ、また学校区ごとに小・中学校の教員がお互いに交流をし合う、そのことによって小学生の特徴、中学生の特徴、そういったようなものをお互いにもう一度専門家同士で、専門家の目でしっかりとつかみ合う、こういうようなことが始まったところであります。  という意味で言いますと、この結果は必ずや、いわゆる学力向上につながっていくだろうというふうに私どもは期待をしております。また、そのような方向で動き出している教員たちは、実に楽しい教員たちではないかと、こんなふうに私どもは感じているところでございます。  ぜひ皆様方におかれましても、教員たちのそういう活動については目を向けていただいて、さらには、時には励ましをいただきますと大変ありがたいというふうに思っております。以上でございます。 238 ◯小野沢委員 ありがとうございました。我慢とか負担とかということ、そういう面では自立社会に向けての産みの苦しみの段階かなということも思っておりますけれども、やはり市民の生活を第一に考えていくのが行政ではないかと思います。  それから、教育委員会、今、小学校、中学校が一体となったということ、私はもう一歩進めて、やはり幼稚園、保育園もこの中ではその情報をきちんとくみ上げていくことも一つの方法ではないかと思っております。そういった中で、先ほど申し上げましたスローガンについても、まさにあのスローガンを実施するには親が一生懸命に協力をしなければできないことでございます。そのことも含めて、もう少しあのスローガンなどもあちこちでPRができればと、これは一般の社会生活の中にも通じることではないかと思います。
     いろいろ御答弁をいただきありがとうございました。我が会派は一応賛成の意を表しまして終わります。 239 ◯大野(悦)委員 1点だけ、簡潔にお願いいたします。  市長は、施政方針の中で、「まちづくりは人育てであり、その人によるまち育てである」と述べられています。「それは日常生活でのさまざまな問題を解決しようとする過程の中での議論や学習によって形成されるものであり、福生市の光も影も含めてすべての情報を共有し、ともに議論していかなければならない」と言われました。市民と行政との役割分担、市民間の公平性の課題など、一人ずつの市民が自分の意思が反映され、参画しているという思いを持つことで、できていくということを目指していくことではないかと考えます。  施政方針で述べられたまちづくりのために、協働、共有について18年度の取り組みと成果、課題をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 240 ◯野澤市長 大野悦子委員さんの総括質問にお答えをしていきたいと思います。  何ができたかということで言いますと、市民活動の促進補助金制度、あるいは出前講座が始まりました。さらに輝き市民サポートセンターの活動の充実をさせました。それから、協働事業としては18年度、56くらいの市の事業に市民の皆さんと一緒にやらせていただくような形で進めさせていただいております。  いずれにしましても、こういったものについて一つ一つ評価をしながら、そこの中での問題を明らかにしつつ、今後進めていかなくてはならないというふうに思っておりますが、いずれにしましても先ほど負担というふうに申し上げましたけれども、とにかくみんなのために何かをやるということ、それが時間や金を使うという意味では負担になるのだけれども、でもやはりそれはやらなくてはいけないことというような形でやっていただけていること、そのことに対して大変な私は成果だと思いますし、福生市のための基礎になっていくのではないかと、そんなふうに思っております。大変ありがたく思っております。  したがいまして、今後の課題ということになりますと、今言ったみたいな市民の人たちが、できるだけ多くなることだろうというふうに思います。自立性、あるいは主体性を持って、あるいは創造性を持った形で活動していただける市民の皆さん、これは大変たくさんいるはずでありますし、またいろいろなきっかけさえあれば、そういった人たちがさらにいろいろな形で出てくるであろうというふうに思っております。  ただ、同時にまたそれはそれを支えていく、あるいは一緒にやっていく市民の能力の問題とかかわってくるわけでございますので、私自身もできるだけそういったところでの職員の力というもの、それを上げていかなくてはいけない、これは実際には一緒にやることによって市民の皆さんからむしろ教わることの中でしかつくれないものかもしれませんけれども、そんな方向で、その力を上げていくことというのが今後の課題として一番大きいだろうというふうに思います。  それから、一人で、自分だけで活動しているというのは大変寂しいものでございまして、できるだけ多くの人たちとの交流、あるいは「あら、その活動すばらしいわ」と言っていただくような、ほめるということ、それからお互いにそういったものを表に出していく、それはマスコミでも何でもいいのですけれども、表に出していくというような事柄を支えていくという意味では、輝き市民サポートセンターの役割というのは非常に大きいものですから、ここの力をさらにつけていくことが今後の課題ということになろうかと、こんなふうに思っております。  それから、情報の共有ということに対しては、ホームページを変えましたり、職員の方には実は庁内ホームページというのが別にありまして、庁内の職員はだれでも見てもらえるものですから、私自身もかなりたくさんの文章を職員向けに発信をさせていただいております。  それから、報道機関に対しての対応の仕方についても、余り福生市というのはうまくなくて、新聞などに載る機会も少ないわけでありまして、それを少しちゃんといろいろと出すようにしようよという話をしておりまして、今年は七夕をNHKで多分初めて扱ってくださったと思うのですが、そんなこともございましたので、そんなこともまたしていきたいというふうに思います。  もう一つ、非常に期待をしておりますのは、新庁舎の中に77平方メートルくらいの情報コーナーを確保いたしました。これをどう運営していくかということについては、もちろん図書館の司書だとか、あるいは学芸員だとか、あるいは企画だとか協働の職員だとか、そういった要するに市民にかかわっている専門的な仕事をしている職員が力をあわせて、市民の皆さんに、あるいは職員も一緒でいいのですけれども、どこにどういう形のものに接してもらうことが一番大事なのかと、どういうコンセプトでそこを整理をしていくかということを、これからきちっとつくっていかないといけないというふうに思いますが、とにかく情報の共有をしていくという意味では非常に大きな役割を果たしてくれるだろうというふうに思っております。  さらに、基本情報としては御存じのように財政白書をつくり始めましたし、それからデータブック、要するに福生市が今どのレベルにいるかといったようなことについても、わかるような形のデータブックを始めておりますので、そういった基礎データと、それから今言ったように個別データを一緒にあわせていけば、福生市のことがわかっていただけて、「福生 いいまち、自分たちのまち」というふうになってくれるといいなと、こんなふうに願っております。 241 ◯奥富委員 それでは、最後にやらせていただきます。共産党として総括質問をさせていただきます。2点についてです。  バブル期の1.8倍もの利益で大企業や財界は笑いがとまらない状況にあることはさまざまな報道で知るところです。企業が活性化し、少なくとも売り上げが大幅に拡大していることは、地方消費税交付金が6億4530万円当市にも入ってきている。前年比で2055万円の増加、率で3.3倍増となったことにもあらわれています。しかし、福生市民の生活は一向に楽になっていない。実感できない方が多数です。  お年寄りは年金収入が年々減少し、逆に年金の税額控除縮小や老年者控除の廃止などで支払う税金の増大、玉突き的に家賃の値上がり、介護保険料や国保税の負担増、医療費の窓口負担増にあえいでいます。その上、介護を受ける側の方の給付については年々減少、さまざまな名目での負担がのしかかる状況になっています。  また、福生市の現在と近い将来を担う子育て世代なども格差社会の拡大、いつ首にされるかわからない不安定雇用の増大の現実に、将来の希望が見えない状況に追い込まれています。共稼ぎ家庭でも配偶者特別控除や定率減税廃止などで、収入は同じでも税金の負担増、保育料もランクアップで負担の拡大、家賃の値上がり、国保税や医療費の負担拡大などに見舞われています。将来を担う子どもたちには多様化する社会にあって、個性が尊重される教育を求められているときに、日の丸、君が代など、およそ過去の遺物が前面に出され、学力をつけるという名の高度に競争的な選別教育が行われる中、多くのまともな子どもたちが、表面だけ繕う大人社会の枠に閉じ込められた教育に窒息しそうになっています。子どもを主役とした一人一人が大切にされる教育と、教育条件の拡充こそが今、切実に求められています。  今、多くの先進国では20人前後の少人数学級に取り組んでいますが、残念ながら日本の現実はほど遠いものがあります。米軍横田基地を抱えた当福生市は、歴史的にもその生活に負の遺産をたくさん抱え込んでいます。未来に向けて解決する道はこれ以上の貧困層の拡大を防ぐことです。福生市が将来を見据えて、他市に先駆けて少人数教育に足を踏み出すべき根拠は、ここにあります。将来に経済的負担の幾ばくかが残されてしまう結果となろうとも、今が実行すべき時です。福生市の未来の発展のために、米百俵の精神で臨もうではありませんか。少人数学級を独自にでも取り組むお考えはないかをまずお聞かせください。  地方自治は国民主権の地方的形態であり、地方自治の噴出は権利主体である住民の自治であり、地方自治体は住民であり、その議会、行政組織は権利主体である住民の意思と同意に由来するものであります。その議会、行政組織は一人一人の人権を具体的に実現するためのものでありますから、できる限り住民個々人の要求や意見に基づいて運営され、その組織自体もまた自主的に運営されるものでなければなりません。古来、人々は地域社会を形づくり、支え合いながら暮らしてまいりました。個々人の成長や生活にとって、地域的な共同体は不可欠であり、それぞれの地域共同体は当然のこととしてその自然的環境から強い影響を受け、それにあうように産業や労働、生活様式や習慣をつくり上げ、地域社会の歴史を刻んできました。基本的人権の生活の場における実現は、こうした地域の自然的、歴史的条件を考慮して初めて可能となります。  人間社会はいつもこうした歴史から謙虚に学び、地域社会の自然的、歴史的条件を重視して運営されなければなりません。現代社会の最大課題とされる環境問題は、この原理を投げ捨てたことから起きたのであり、そのことは地域の環境性を無視した産業計画による各種の公害が人々の基本的な生存権を脅かした経験からも明白です。  こうした見地から見るとき、野澤市長のおっしゃる基本的なスタンスも同じところに立っておられるように感じられますが、残念ながら暮らし、福祉の生活部面では違った立場に立っておられるように見えます。弱者市民救済の立場に立つ施策を展開することにより、福生市を愛し、慈しむ心を市民に定着させることこそが、福生市の未来に展望を与えます。その見地から、お年寄りの家庭に生活支援手当を支給したり、小・中学生まで医療費の無料化に取り組むこと、市内循環バスを一日も早く走らせ、元気なお年寄りと子どもたちを中心とした地域交流を促進させ、活発化させる施策が強く求められていると私は考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 242 ◯野澤市長 時代認識、あるいは歴史認識、それから現状分析、拝聴させていただきました。そこについてのお話を本来はするべきでございましょうが、またの機会にそこはさせていただくことにしまして、一番最初の、学校教育施設の関係については教育長からお答えをさせていただきます。  それから、福祉施策の充実のところで、具体的な話を少しさせていただきますが、先ほど小野沢委員さんにもお話を申し上げましたけれども、結局、本当に困っている人たちに対して徹底的な支援をしていくということについては、市民の皆さん、だれも異存がないことだろうというふうに思っております。ただ単に、金を一律に、だれにでも同じように出すという悪平等みたいなこと、そのことがかえって一人一人の人たちの主体性、あるいは自主性、能力というのもそいでしまうというマイナスの心配を私はします。  同時に、もっと大事なこととしては、心みたいなものを中心にした、例えばコミュニケーションがちゃんととれる状態にあるということだとか、あるいは健康施策というものの方がはるかに重要だろうというような思いを持っておりますものですから、そういった意味からお年寄りの家庭に生活支援手当を支給するという、その考え方については現在の状況では、先ほども財政の問題についてもお話を申し上げましたが、考えておりません。  それから、いずれにしましても、小・中学生については10月から義務教育就学児の医療費助成制度を始めますので、そういった状況を見ていきたいと思います。  高齢者にいろいろうらまれるというようなお話もちょっと聞いておりますが、私はそれよりも子どもたちに30年、40年先までずっとうらまれるよりは、全体的にはそういう政策を皆さんととっていきたいとそんなふうに思っております。  それは、半分冗談でございますので、よろしくお願いしたいと思いますが、いずれにしましても、うまくやれることが一番いいわけでございまして、そんな方向での努力をできるだけしてまいります。  それから、交通弱者の関係の福祉交通網については、できるだけ早い時期に試行ができるように努力をしてまいります。  それから、もう一つございましたお年寄りと子どもたちの地域交流の問題がございます。これは非常に大事だと思っておりまして、今、見守りなどを中心にして高齢者の皆さんいろいろ頑張ってくださっておりますし、PTAも頑張ってくださっているというふうに思います。こういった問題というのは、人が知り合うことだろうと思いますし、それから具体的に何か地域でやること、このことが非常に大事だというふうに思っております。  公というのは、指導、あるいは紹介みたいなことはできるのでございますけれども、ここが一生懸命にやっても、成果というのは非常に限られているというふうに思っておりまして、地域の人たちが自分たちで、本気の人たちに始めていただけること、そのことが一番長続きをし、しかも一番、教育という言い方をしてよろしいかどうか、ほかの人たちに対する影響が非常に強いというふうに思っておりますので、そんな方向でぜひ努力をしていただけるようにしていきたいと、こう思っております。  その一つのケースとして、10月から始めます子ども広場というのがありまして、大変私は大事な場だというふうに思っております。近隣のおじいちゃん、おばあちゃんたちを初めとして、学校というものの中で子どもたちが遊んでいるところ、そんなところを見守っていただいたり、指導をしていただいたり、とにかくつながることができるような、そんなことができればという期待を持って進めさせていただきたい、こんなふうに思っております。  あとは教育長にお願いします。 243 ◯宮城教育長 お答えをさせていただきます。実は、古いメモが出てまいりまして、平成14年の9月の一般質問、奥富議員さんから30人学級に取り組めという質問をいただきまして、5年後、同じような御質問をちょうだいして、これは何かの御縁かというふうに思います。実際問題として実は平成14年のその当時と、今の19年とを比べますと、子どもは600人ほど減っております。そして、各学級の人数を見てまいりましても、事実上30人学級というクラスはそんなに多くはありませんが、しかし、35人以下の学級ということになりますと、小学校では約65%程度、70%に近い割合で、また中学校では58%、60%に近い割合で35人以下の学級が事実上、もうあるという状況かというふうに私どもは見ております。  それでよしとしているわけではありませんが、実質的にそういう状況にあると、今後とも児童・生徒が減っていく状況の中では、そういうふうになっていくのだろうというふうに見込みを持っているところであります。  そういう中でありますが、この教員の配置につきましては、制度的にも都道府県が任命権者でありまして、東京都では40人というこの制度の範囲内で教員の配置はしていくと、こういうことでありますので、私どもとしてはそれ以上のことをしていくというのはなかなか厳しいというのが実態であります。  とは言いながら東京都は、いわゆる学習の側面から見た場合に、学習集団の規模によってはいろいろな効果の出し方があるというような、そういうようなことから、学習の効果とか成果に着目をして、少人数の学習集団ということで、そのために加配という、本来の定数よりも人数をふやすという制度を持っているわけであります。  福生市でも、この加配については積極的に受けておりまして、例えば小学校の算数でありますとか、中学校の英語とか数学とかでは加配の教員を受けて、少人数の学習集団をつくって授業の展開がされているところであります。また、加えて福生市では御案内のように指導補助員というものの配置をしているわけです。今の制度の中でできることはやっていこうと、こういうふうに思っております。  さらにはまた、別の側面から見ますならば、市民のボランティアの方々が大勢学校の中に入ってきていただいているわけであります。こういう大人の目が学校の中にあるということは、子どもの安心につながるというだけではなくて、そういうボランティアの方々が、教員が携わる中の幾つかのことに力をかしていただけますならば、本来業務にさらに集中ができると、こういうことになるだろうというふうに思っております。  最近、こういう考え方が言われております。「学びコンプレックス」ということ、「コンプレックス」というのは集合体という意味でありますけれども、例えば小さな映画館が幾つも幾つも集まって、映画館街をつくるような、俗にシネコンと言いますけれども、ああいうような考え方と同じだと思います。いろいろな学びの技術や能力をお持ちの方々が学校に集まってきていただければ、そういう人たちの力で本来の教員が、本来の業務をすることと、ほかに子どもたちにいろいろな場面でいろいろな力をかすことができるだろうというそういう考え方であります。やがては学校というのはそういうふうに学びコンプレックスといったような状態になってくるのだと、つまり学びの集合体というようなふうになっていくのではないかと、こんなふうに思うところであります。  そういう意味からいたしますならば、ぜひ地域の方、保護者の方々がやはりどんどん学校に入っていただいて、学校の実態を見ていただきながら教員に対する支援をしていただく、このことの方がもっと大きな力になるのではないかと、こんなふうに私どもは思っております。当面は、今まで私どもが制度の中でできる範囲内のことをさらに強力に、できる限り努めてまいりたいというふうに思っております。  福生市ではこれまでの子どもを大事にするそういう教育に取り組んできているはずでありますし、今後ともその方向は変わらないということだというふうに確信をいたしております。 244 ◯奥富委員 ありがとうございました。市長が言われていること、非常にいい部分もあるのですが、しかし、言われている一方でやはり現実の問題として独自施策であった10項目も削って、東京都にあわせれば11項目を削るというそういう福祉施策の後退、現実には本当に、特に赤線地帯で働いていらっしゃった方などは蓄えを特に持たずに来てしまった。またそれがその人だけではなくて、その人の子ども、孫に影響を与えているわけです。だけれど、それはそのときだけの問題ではなくて、そのときは大きな税金を納めてもくれていたはずなのですね。そういった人たちが、この福生市をやはりそれなりに支えてきた、その現実があるわけで、やはりそこにはそれなりのどうしても困っている方の救済はやはり図らなければならない。  また、あわせて子どもたちに大きな負担を負わせてはならないということも、また逆に、今、多少のそういったことで使ったり、子どもの教育のためには一定の金額を投入したとしても、それは必ず将来に生きる。特に私なんかも恐らくいい先生に巡り合えなかったならば、今の私はなかったと思うし、やはりいろいろな形でのつながり方、それからやはり教育は、私はそういう社会の方がたくさん参加されてくださるのが、本当に生きた教育だと思います。しかし、残念ながら今の社会制度の中では一番伝えてほしい大人、40代から60代ぐらいの世代の人たちというのは、それなりに生活に忙しい。所得が多ければそれなりにもっと忙しい。低ければ、時間はあっても、なかなかそういうところに恥ずかしくて出ていかれない。さまざまな課題を抱えています。  そういったところが、本来は教育の場に参加してほしいけれど、なかなかそれは現実にはできないということであれば、やはりそこから学んだ方々が一定かかわってくるしかない。そのためには、無理をしてでもお金を出すべきであるという立場から、今回の決算に反対をいたします。 245 ◯串田委員長 ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) 246 ◯串田委員長 ほかになければ、総括の質疑は終わります。   ───────────────・─────────────── 247 ◯串田委員長 これより本案について採決しますが、審査中において反対の意見がありましたので、起立により採決をいたします。  お諮りいたします。  議案第65号、平成18年度福生市一般会計決算については、原案のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。         (賛成者起立) 248 ◯串田委員長 起立多数と認めます。よって、議案第65号は原案のとおり認定いたしました。  なお、本案認定に伴う審査報告書の作成については、委員長に御一任お願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 249 ◯串田委員長 以上で、予定の事項は全部終わりました。  これをもって、平成18年度福生市一般会計決算審査特別委員会を閉会いたします。       午後8時18分 閉議 Copyright © Fussa City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...