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  1. 国立市議会 2019-06-05
    令和元年第2回定例会(第1日) 本文 開催日: 2019-06-05


    取得元: 国立市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時1分開会 ◯議長【石井伸之君】 おはようございます。令和元年第2回定例会の開会に当たり、皆様には御出席を賜りまして、厚く御礼申し上げます。また、傍聴にお越しいただきました皆様並びにインターネット中継をごらんの皆様、まことにありがとうございます。  さきの臨時会で新たな市議会の体制となりまして、初めての定例会でございます。品位を守り、信頼される議会、そしてソーシャルインクルージョンの理念に配慮し、誰もが市政に生き生きと参加し、その成果を実感できる議会を目指して、皆様とともに力を尽くしてまいりたいと思っておりますので、御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  なお、夏季の省エネルギー対応の一環といたしまして、スーパークールビズを実施しております。傍聴にお越しの皆様並びにインターネット中継をごらんの皆様におかれましては、会議への軽装による出席につきまして、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  定足数に達しておりますので、ただいまから令和元年国立市議会第2回定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長【石井伸之君】 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。議長において、2番小川議員、13番高柳議員の両名を指名することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、2番小川議員、13番高柳議員の両名を指名することに決定いたしました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第2 会期の決定 3 ◯議長【石井伸之君】 日程第2、会期の決定を議題といたします。会期、日程等につきましては、去る5月31日、議会運営委員会を開催し、協議をいたしておりますので、その経過と結果について委員長から御報告を願います。13番、高柳議員。                〔13番 高柳貴美代君登壇〕 4 ◯13番【高柳貴美代君】 おはようございます。去る5月31日に開催いたしました議会運営委員会における協議の経過と結果について、御報告申し上げます。  初めに、議長及び市長から挨拶を受けた後、会期、日程等について協議を行いました。  まず、会期につきましては、既に配付いたしております第2回定例会日程表のとおり、本日から6月25日までの21日間とすることを確認いたしております。  次に、議事日程でございますが、これも既に配付いたしております議事日程(第1号)のとおり確認されております。  次に、議案等の取り扱いでございます。これも既に配付いたしております付託事件一覧表のとおり、所管の常任委員会及び議会運営委員会へ付託することを確認いたしておりますが、日程第4、報告第3号平成30年度国立市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてにつきましては、地方自治法施行令の規定に基づき、報告を受ける扱いとなります。日程第5、報告第4号及び日程第6、報告第5号の専決処分事項の報告についてにつきましては、地方自治法の規定に基づき、報告を受ける扱いとなります。
     次に、追加議案の関係でございます。市長より、国立市土地開発公社の経営状況及び公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況につきましては、準備が整い次第、追加提案したいとの申し出があり、日程第6、報告第5号の次に追加議事日程として登載し、それぞれ報告を受ける扱いとすることを確認いたしております。また、市長より、監査委員の人事案件につきましては、調整がつき次第、追加提案したいとの申し出がありました。その取り扱いにつきましては、議長宛てに提出されましたら、先例に倣い、最終本会議の議事日程に登載する扱いと確認いたしております。  次に、議員提出議案の提出期限でございますが、先例に倣い、6月18日火曜日、福祉保険委員会開催日の正午までと確認いたしております。なお、先例では、意見書・決議案等について、一般質問初日の正午までに議長及び各会派に配付しなればならないとしておりますので、6月7日金曜日の正午までに御配付いただきますようお願いいたします。  最後に、本日の議事日程でございますが、日程第18、陳情第9号の委員会付託までとして散会し、日程第19、一般質問は、6月7日金曜日と、10日月曜日から12日水曜日までの4日間で行い、通告者は20名でございましたので、各日5名で行うことを確認いたしております。  報告は以上のとおりでございます。本定例会の議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 5 ◯議長【石井伸之君】 ただいまの議会運営委員長の報告にありましたとおり、本定例会の議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げます。  会期についてお諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月25日までの21日間とすることに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、会期は21日間と決定いたしました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第3 行政報告 6 ◯議長【石井伸之君】 日程第3、行政報告に入ります。市長。                 〔市長 永見理夫君登壇〕 7 ◯市長【永見理夫君】 おはようございます。  皆様の御出席をいただき、第2回定例会が開会されますことに対し、深く感謝申し上げます。  さて、ルッカ市との交流についてですが、平成30年(2018年)11月に訪問した際のルッカ市での会談を受け、5月20日にアレッサンドロ・タンベッリーニ市長ほか3名の皆様が国立市を訪問されました。  滞在期間中は、大学通りを初め、旧国立駅舎や一橋大学、谷保天満宮など市内の名所をごらんいただいたほか、ルッカ市は「オペラの王」プッチーニを生んだ音楽のまちであることから、国立音楽大学附属高等学校も訪問され、市内の視察よりルッカ市の方々に国立市についての御理解を深めていただきました。  その後、改めて双方の交流を深めていくことを確認するあかしとして、交流促進に向けた協定の締結を目指すこととする覚書に署名をいたしました。  それでは、3月定例会以降の行政執行の主なものについて御報告いたします。  初めに、政策経営部関係です。  東京レインボープライド2019についてですが、4月28日、29日に代々木公園にて開催されたイベントに国立市としてブースを出展しました。2日間で約1,200名の方にブースに御来場いただき、多様な性が認め合えるまちや学校について来場者と意見交換を行ったほか、アウティングやLGBT施策に関して行政に望むことなどのアンケート調査を行いました。今後はいただきました御意見を参考に施策の充実を図ってまいります。  次に、行政管理部関係です。  損害賠償請求事件についてですが、職員の行為によりプライバシー権の一種である自己情報コントロール権が侵害されたとして、3月8日に市に慰謝料等の支払いを求める訴訟が提起されました。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  次に、三市二署合同水防訓練についてですが、5月19日に多摩川河川敷公園グラウンドにおいて、立川消防署・昭島消防署の2署、国立市・立川市・昭島市の3市及び各市の消防団により、関係事業者や市民団体等の協力を得て、合同で水防訓練を実施しました。台風の接近に伴い、大雨・洪水警報が発表され、一部に被害が発生し始めているという想定で、各種の水防工法や水没車両からの救助救出訓練など、実践的な演習を展開しました。御参加いただきました市民の皆様並びに議員の皆様に厚く御礼を申し上げます。  次に、消防団第5分団消防器具置き場及び消防ポンプ車についてですが、3月15日に新車両が納車されるとともに、3月28日には新しい器具置き場が完成しました。5月26日に関係者並びに議員の皆様の御出席をいただき、器具置き場の引き渡し式及び新車両のお披露目を行いました。  新しい器具置き場を拠点に、火災現場での消火活動などにおいて新しいポンプ車両の特性を生かした迅速な対応が図れるよう、消防力を強化しました。  次に、大型連休期間中の窓口の開設についてですが、市民サービスの利便性向上のため、市民課において臨時窓口を開設しました。4月27日は133件、5月4日午前中は74件の窓口利用がありました。また、改元初日の5月1日には、25組の婚姻届の提出がありました。  次に、健康福祉部関係です。  国立市地域医療計画についてですが、3月に市独自の計画として策定しました。3月9日には、くにたち市民芸術小ホールにて本計画に示す方向性のテーマの1つである「看取り」について、市民や医師に御登壇いただいてシンポジウムを開催し、現状の課題や今後の在宅医療のあり方について144名の参加者と共有することができました。  次に、子ども家庭部関係です。  待機児童対策の取り組みについてですが、地域住民の皆様の御理解、御協力をいただき、4月に「国立クムクム保育園」が開園しました。また、認証保育所であった「さくらっこ保育園」が認可保育園に移行しました。  これらの取り組みにより、保育定員が拡充されましたが、平成31年(2019年)4月1日現在の待機児童数は、旧定義で98名、新定義で46名となり、待機児童ゼロには至っておりません。引き続き待機児童対策に取り組んでまいります。  なお、詳細につきましては、本定例会中の福祉保険委員会に報告させていただきます。  次に、学童保育所における受け入れ学年の拡大についてですが、4月から中央・矢川・西の3学童保育所においても4年生から6年生までの受け入れをスタートしました。これにより、市内全ての学童保育所において、要件を満たす全ての小学生が学童保育所で放課後を過ごすことができるようになりました。  次に、大型連休期間中の保育ニーズ等への対応についてですが、なかよし保育園において4月30日及び5月2日に私立保育園の協力を得て特別一時保育を実施し、延べ21名のお子さんの利用がありました。  また、児童館及び学童では、4月30日及び5月2日に3館を開館し、児童館は89名、学童は45名の利用がありました。5月2日には子ども家庭支援センターも開所し、子育てひろばを御利用いただきました。  次に、幼児教育推進プロジェクト子育てひろば「ここすき!」についてですが、これまでの中央児童館に加え、本町学童をひろばとして開催しております。中央児童館は5月10日から、本町学童は5月9日からクラスを開設し、各クラスとも10組の親子に御参加いただいております。  次に、幼稚園フェアの開催についてですが、保護者の幼児教育への理解と入園希望者の拡大を目的として、全2回のうち、第1回目を6月1日に福祉会館において実施しました。  当日は、70世帯を超える御家族が来場され、各幼稚園や認定こども園の皆様が、パネルによる写真展示やパンフレットなどを活用して、保護者の方々のさまざまな質問等にお答えいただきました。  次に、「子育て応援寄付付き自動販売機」の設置についてですが、西都ヤクルト販売株式会社との包括連携協定に基づく共同事業の一環として、4月16日に子ども家庭支援センターに設置しました。いただきました寄附金は、子育て世帯の皆様の御意見を伺いながら活用してまいります。  次に、生活環境部関係です。  エフビズモデルにおける中小企業支援のあり方についてですが、3月18日に市役所会議室において、静岡県富士市にある産業支援センター、通称エフビズのセンター長、小出宗昭氏をお招きして講演会を実施しました。当日は市内事業者を中心に約100名の御参加をいただき、エフビズモデルへの関心の高さをうかがうことができました。  次に、第42回くにたちさくらフェスティバルについてですが、谷保第三公園において、4月6日から7日にかけて開催されました。当日は、はしご車やミニSLの試乗体験、各種団体による出店や企画のほか、特設舞台では市内ダンスチームによるダンスなどが披露され、延べ約1万人の来場者がありました。  次に、LINKくにたち2019についてですが、5月12日に大学通りでのスポーツ参加体験イベントとして、3時間耐久リレーマラソンやわんぱく相撲、各種スポーツ体験コーナー等を実施しました。特設舞台では、市内ダンスチームによるダンスコンテストや、市内の私立中学・高校・大学に御協力いただき、合唱やダンス披露なども行われました。  また、商工会青年部による市内商店の出店ゾーンなどもあり、市民の方はもとより、市外からも多くの方が訪れ、約1万人の来場者がありました。  次に、やさしい日本語ワークショップの実施についてですが、3月9日に外国籍市民懇談会として、外国人にもわかりやすいように考案された「やさしい日本語」を用いて、市報記事を「やさしい日本語」に書きかえるワークショップを行いました。当日は32名の御参加をいただき、このツールの活用について御意見をいただきました。  次に、里山フェスタについてですが、3月31日に里人会議の企画のもと、城山の自然を知り学び、そして思い切り遊んで楽しめるイベントとして開催しました。  当日は天候にも恵まれ、ホウレンソウの収穫体験や七草摘みの体験を初め、今回新たに取り入れた樹木の伐採体験など、自然に触れ合うさまざまなイベントを通じて、多くの家族連れの方々に春の訪れを感じる1日を楽しんでいただきました。  次に、都市整備部関係です。  コミュニティサイクル事業についてですが、民間事業者と協定を締結して市がサイクルポート用地を提供することにより、4月30日から事業を開始しました。現在、市内12カ所にサイクルポートが設置され、32台の電動アシストつき自転車で運用しています。今後、実施状況を検証しながら随時サイクルポート及び自転車台数の拡充を図ってまいります。  次に、旧国立駅舎再築事業についてですが、平成30年(2018年)12月に引き続き、再築工事の現場見学会を5月18日に行いました。約200名の方に御参加いただき、工事現場と旧国立駅舎に関する展示物の見学を行いました。令和2年(2020年)の完成に向けて、にぎわいとともに期待の高まる意義のある会となりました。  次に、教育委員会関係です。  第二小学校の建てかえについてですが、第二小学校改築マスタープラン連絡協議会から協議検討結果の報告を受け、改築の基本構想、基本計画に当たる「国立第二小学校改築マスタープラン(案)」を策定しました。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  次に、新給食センターの整備についてですが、PFI導入可能性調査の結果を踏まえ、施設整備や事業手法、運営等に関する方針案を「新学校給食センター整備事業方針(案)」として策定しました。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  次に、オリンピック・パラリンピック機運醸成講演会についてですが、3月29日にくにたち市民芸術小ホールにて、平昌オリンピックスピードスケート競技で金銀銅の3つのメダルを獲得した高木美帆選手をお迎えして開催しました。スポーツライターの青島健太氏との対談による講演会は、会場が満員となるほどの大盛況となりました。  次に、図書館の相互利用についてですが、国立市図書館と日野市図書館の相互利用に係る協定を3月27日に締結し、5月22日から相互利用を開始しました。これにより、本市に隣接する国分寺、府中、立川、日野の全4市において図書館等の利用ができることとなりました。  終わりに、本定例会には、令和元年度国立市一般会計補正予算案等7議案、報告事項5件を提出させていただいております。また、人事案件につきましては、調整がつき次第、追加提出させていただきますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げ、行政報告といたします。 8 ◯議長【石井伸之君】 以上で行政報告は終了いたしました。議長報告につきましては、別途文書報告にて御了承願いたいと存じます。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第4 報告第3号 平成30年度国立市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 9 ◯議長【石井伸之君】 日程第4、報告第3号平成30年度国立市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題といたします。  当局より報告を求めます。市長。 10 ◯市長【永見理夫君】 報告第3号平成30年度国立市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、御説明いたします。  本報告事項は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。  なお、内容につきましては、政策経営部長が補足説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 11 ◯政策経営部長【藤崎秀明君】 それでは、報告第3号平成30年度国立市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、補足説明をさせていただきます。  本報告は、地方自治法第213条に基づき繰越明許費としたものを、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、別紙のとおり、繰越明許費繰越計算書として調製したことから報告するものでございます。  次ページの繰越計算書をごらんください。平成30年度は合計で6事業の繰り越しを行いました。  款2総務費、項2徴税費の非課税・未申告通知事務費及び款7商工費、項1商工費のプレミアム付商品券事業費につきましては、令和元年度にプレミアム付商品券事業を実施するため、国の平成30年度補正予算に対応し、事務費の繰り越しを行ったものでございます。  款4衛生費、項1保健衛生費の母子予防接種関連経費につきましては、国が風疹対策事業を拡大したことに伴い、早期に事業を実施するため、事務費の繰り越しを行ったものでございます。  款8土木費、項2道路橋りょう費道路補修事業費につきましては、道路工事に関連する下水道工事の入札不調及び追加工事の発生により、工期が延伸する見込みとなったことから繰り越しを行ったものでございます。  款8土木費、項3都市計画費の公園、児童遊園等遊具撤去事業につきましては、遊具点検の結果、危険性が認められる遊具のうち、修繕では対応できないものを撤去するものでございます。事業完了が令和元年度となることから繰り越しを行ったものでございます。  款10教育費、項2小学校費の小学校耐震補強・大規模改修事業費につきましては、国の平成30年度補正予算により補助金の内定があったものについて、令和元年度に事業を行うため繰り越すものでございます。なお、これら6事業を合わせた翌年度繰越額は、2億6,613万3,000円となるものでございます。報告の補足説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 12 ◯議長【石井伸之君】 報告が終わりました。質疑を承ります。1番、上村議員。 13 ◯1番【上村和子君】 これからこういう説明が続くと思うんですけれども、私がすごく理解しづらいのが、内容じゃなくて、繰越明許と言ったときの令和元年度という言い方と平成31年度という言い方と、令和元年度と言ったら、平成31年度の違いというのが私はちょっとわからないんです。混乱するんです。繰越明許をしたというのは、令和元年度に繰越明許をしたということなんですか。これが平成31年度の予算で繰越明許をしたというのと、私は混乱するんです。それは皆さん聞いていて混乱しないんですかね。私は混乱するので、西暦をつけ足して言ってもらったほうが、年度のときに、令和元年度と平成31年度というものの違いは何なんですか。済みません、ここが曖昧なので確認しておきたいと思いまして、違いがあるんですか。予算上の措置として違うんですか。 14 ◯政策経営部長【藤崎秀明君】 今年度に関しましては、平成31年度と令和元年度ということで、そこら辺が混在するというところで非常にわかりにくいのかというふうに認識しております。元号の表記については、元号を改める政令の施行に伴って、5月以降、令和元年度という形になっていますので、平成30年度で繰り越した段階では、平成31年度に繰り越すという形でございましたけれども、実態として、元号を改める政令の関係で、5月以降は令和元年度に読みかえるという形になっていますので、年度としては同一なんですけれども、今現在は、5月以降は令和元年度という取り扱いになっております。(「西暦で言い直してみてください」と呼ぶ者あり)西暦でということですか。平成30年度は2018年度で、平成31年度、それから令和元年度については2019年度でございます。 15 ◯1番【上村和子君】 この混乱というのは、すごく重要になってくる。役所の人たちは平成で言いなれてきて、昭和、平成、それから令和というふうに言われて、元年度だけが平成31年度と合致するからということで、必死でそこに合わせようとされていますけれども、こういうのは、私は事務的に混乱を招いてくると思います。2018年度から2019年度に繰越明許をしたと言ったほうが理解はしやすいです。そういうふうに理解がしやすいような説明を常に頭に入れて、混乱を避けていくということは、事務の効率化にとって実はすごく重要じゃないかと思って確認いたしました。以上です。 16 ◯議長【石井伸之君】 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、以上で報告第3号を終わります。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第5 報告第4号 専決処分事項の報告について 17 ◯議長【石井伸之君】 日程第5、報告第4号専決処分事項の報告についてを議題といたします。  当局より報告を求めます。市長。 18 ◯市長【永見理夫君】 報告第4号専決処分事項の報告について、御説明いたします。  本報告事項は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、消防ポンプ自動車の接触事故の和解につきまして、令和元年5月17日付で専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告をするものでございます。  なお、詳細につきましては、防災安全担当部長が補足説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 19 ◯防災安全担当部長【橋本祐幸君】 それでは、報告第4号専決処分事項の報告、消防ポンプ自動車の接触事故の和解について、補足説明をさせていただきます。  本件は、平成31年1月12日に、国立市谷保5209(谷保天満宮境内)において発生いたしました消防ポンプ自動車の接触事故でございます。事故の概要でございますが、消防団第2分団は谷保第三公園において、国立市消防出初め式の予行演習終了後、ポンプ車両の安全運行祈願を行うため、谷保天満宮に向かいました。天満宮に到着後、境内においてポンプ車両を移動する際に、拝殿前に設置されている狛犬の台座にポンプ車右後輪、後ろのステップ側面が接触し、台座の一部が損傷したものでございます。  事故の原因でございますが、谷保天満宮の境内という狭い場所であるにもかかわらず、運転手が目視ではなくサイドミラー越しに対象物を確認したこと、また、誘導員が参拝客への注意を優先する余り、対象物への確認が不十分であったことによるものでございます。  このたび、令和元年5月17日に相手方と和解に至りました。和解の要旨でございますが、事故の責任割合を国立市100%、相手方がゼロ%といたしまして、修繕費として、お手元の専決処分書にございます相手方に対しまして、9万8,496円を支払うもので、それ以外の債権、債務はございません。  事故の再発防止策でございますが、第2分団長より、事故当事者及び確認を行う者に対し、その場の状況に十分留意し、慎重な判断で車両を運行するよう厳重注意を行いました。また、分団団員に対して、事故の詳細共有と安全運転への十分な配慮を促しました。さらに、消防団長から全分団長に対して、常に慎重な判断で車両を運転するよう安全運転の指導を行いました。このような事故を発生させてしまい、事故の相手方を含めまして、関係者の皆様におわびを申し上げるところでございます。  以上、御報告させていただきます。まことに申しわけございませんでした。 20 ◯議長【石井伸之君】 報告が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、以上で報告第4号を終わります。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第6 報告第5号 専決処分事項の報告について
    21 ◯議長【石井伸之君】 日程第6、報告第5号専決処分事項の報告についてを議題といたします。  当局より報告を求めます。市長。 22 ◯市長【永見理夫君】 報告第5号専決処分事項の報告について、御説明いたします。  本報告事項は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、環境政策課庁用車の接触事故の和解につきまして、令和元年5月27日付で専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。  なお、詳細につきましては、生活環境部長が補足説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 23 ◯生活環境部長【橋本祐幸君】 それでは、報告第5号専決処分事項の報告、環境政策課庁用車の接触事故の和解について、補足説明をさせていただきます。  本件は、平成30年12月13日に、国立市富士見台4丁目4番地の矢川上公園北東交差点において発生いたしました庁用車の接触事故でございます。事故の概要でございますが、環境政策課の職員が当課の軽車両車を運転し、業務のために矢川上公園に向かいました。職員が運転する軽車両車は、午前11時30分ごろ、矢川上公園東側に隣接する道路を北から南に進行中、矢川上公園北東角の信号機のない交差点の手前で徐行しながらゆっくりと交差点に進入しましたが、その際に、左方から進入してきた自転車と鉢合わせる格好となり、自転車運転手がバランスを崩し転倒してしまいました。事故直後、医療機関でCT等の精密検査を受診いただき、診察の結果、頭部外傷、たんこぶはあったものの幸いにも特に大きな問題には至らなかったというものでございます。  なお、自転車及び軽車両車につきましては、損傷がございませんでした。  事故の原因でございますが、交差点内における職員の前方不注意によるものでございます。このたび、令和元年5月27日に相手方との和解に至りました。和解の要旨でございますが、本件は、自賠責保険の対象であるため過失相殺は行われず、国立市が全額負担するものであり、医療費等や慰謝料を合わせて、お手元の専決処分にございます相手方に対しまして、国立市が5万2,170円を支払うもので、それ以外の債権、債務はございません。  事故の再発防止策でございますが、担当課長から事故を起こした職員に対しては、安全運転の徹底をするよう口頭により厳重注意を行いました。また、所属職員全体に対しては、事故の状況の共有を図り、安全運転への十分な配慮を促し、特にハンドルを握る職員には周囲の交通状況に一層注意しながら、慎重に運転するよう意識を高めていくような安全運転の指導を行いました。このような事故を発生させてしまいまして、事故の相手方を含めまして、関係者の皆様におわびを申し上げるところでございます。以上、御報告をさせていただきます。まことに申しわけございませんでした。 24 ◯議長【石井伸之君】 報告が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、以上で報告第5号を終わります。    ────────────────── ◇ ──────────────────  追加議事日程第1 報告第6号 国立市土地開発公社の経営状況について 25 ◯議長【石井伸之君】 追加議事日程第1、報告第6号国立市土地開発公社の経営状況についてを議題といたします。  当局より報告を求めます。市長。 26 ◯市長【永見理夫君】 報告第6号国立市土地開発公社の経営状況について、御説明いたします。  本報告事項は、地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成30年度の決算並びに令和元年度の事業計画及び予算について報告するものでございます。  なお、詳細につきましては、都市整備部長が補足説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 27 ◯都市整備部長【門倉俊明君】 それでは、国立市土地開発公社の経営状況につきまして、報告第6号及び本会議資料No.8に基づき、説明させていただきます。  初めに、平成30年度国立市土地開発公社決算でございますが、1の事業報告書でございます。  1ページをお開き願います。1、概況の(1)総括事項でございます。平成30年度におきましては、市道拡幅用地で2件の取得を、また、都市計画道路用地で2件の処分を行いました。  次に、2ページの(2)評議員会協議事項等でございますが、表記のとおり評議員会を3回開催し、5件の協議事項につきまして御協議をいただいたところでございます。次の(3)理事会議決事項等でございますが、表記のとおり理事会を3回開催し、各議案について御審議いただいているところでございます。  3ページ及び4ページでは、(4)から(6)平成31年3月31日現在の評議員、役員及び職員に関する事項を掲載しております。  次に、5ページの2、業務でございますが、概況で説明させていただきましたとおり、平成30年度におきましては、市道八王子道用地の取得がございました。取得面積は、合計で69.54平方メートル、取得費は、合計で1,444万7,996円でございます。また、都市計画道路3・4・10号線用地の売り払いにつきましては、面積が601.38平方メートル、価格が8億709万8,060円となってございます。  次に、6ページの3、会計でございます。(2)長期借入金概況でございますが、借入先は国立市で、平成30年度の借入額は1,418万5,447円、償還額は8億702万9,437円、未償還残高は3億551万9,398円となってございます。  次に、2の決算報告書について御説明いたします。  9ページから12ページは、平成30年度収入支出決算書でございます。  9ページ、収益的収入は、決算額が合計で8億709万9,308円となってございます。  10ページ、収益的支出は、決算額が合計で8億744万510円となってございます。  11ページ、資本的収入は、決算額が合計で8億2,124万8,924円となっているものでございます。  12ページ、資本的支出でございますが、決算額が合計で8億2,306万6,354円となっております。  13ページから17ページは決算明細書でございます。収益的収入は、款1事業収益の項1公有地取得事業収益8億709万8,060円及び款2事業外収益の項1受取利息1,248円でございます。  14ページ、15ページの収益的支出は、款1事業原価の項1公有地取得事業原価8億706万3,477円及び項2附帯等事業原価7万4,884円、款2販売費及び一般管理費の項1販売費及び一般管理費26万7,566円、款3事業外費用の項1支払利息3万4,583円でございます。  16ページの資本的収入は、項1固定資産売却代金8億706万3,477円、項3長期借入金の1,418万5,447円でございます。  17ページの資本的支出は、項1公有地取得事業費1,418万5,447円、項2事業管理費185万1,470円、項4長期借入金償還金8億702万9,437円でございます。  次に、3の財務諸表について御説明いたします。  21ページをお開きください。平成30年度国立市土地開発公社損益計算書でございます。1の事業収益は8億709万8,060円、2の事業原価は8億713万8,361円、事業収益から事業原価を差し引いた額が事業総損失の4万301円でございます。3の販売費及び一般管理費は26万7,566円で、事業総損失にこれを加えた額が事業損失となり、30万7,867円でございます。4の事業外収益は1,248円、5の事業外費用は3万4,583円、事業損失から事業外収益を差し引き、事業外費用を加えた額が経常損失となり、最終行にあります当期純損失は34万1,202円となってございます。  次に、22ページをお開き願います。平成31年3月31日現在の平成30年度国立市土地開発公社貸借対照表でございます。表左側の上段、資産の部でございますが、1の流動資産は、合計で3億2,052万9,311円、2の固定資産は800万円、最終行の資産合計は3億2,852万9,311円となるものでございます。  次に、表右側の上段、負債の部でございますが、1の流動負債は、合計で4,873万3,951円、2の固定負債は2億5,678万5,447円、負債合計が3億551万9,398円でございます。  次に、表右側の下段、純資産の部でございます。1の資本金は800万円、2の準備金は、合計で1,500万9,913円、純資産合計が2,300万9,913円でございます。表右側の最終行、負債・純資産合計が表左側の資産合計と同額の3億2,852万9,311円となるものでございます。  次に、23ページの財産目録でございます。資産合計と負債・純資産合計は、ともに3億2,852万9,311円となってございます。このうち純資産の2、準備金1,500万9,913円が、ページ下段の準備金処分計算書にありますとおり、前年度繰越準備金から当期純損失を差し引いた当年度末未処分準備金となりまして、翌年度への繰越準備金として処分するものでございます。  次に、24ページでございますが、平成30年度国立市土地開発公社キャッシュフロー計算書でございます。1は事業活動によるキャッシュフローで、事業活動に係る収入と支出を示してございます。収入から支出を差し引きますと、3億431万8,589円となってございます。2は財務活動によるキャッシュフローで、収入から支出を差し引きますと、マイナス7億9,284万3,990円となってございます。3の現金及び現金同等物の増加額は1と2の合計となりまして、マイナス4億8,852万5,401円となります。4の現金及び現金同等物の期首残高は5億142万3,324円でございましたので、5の現金及び現金同等物の期末残高は1,289万7,923円となってございます。  次に、4の附属明細書でございます。27ページは、冒頭、事業報告書で御説明させていただきました長期借入金の明細と資本金の明細でございます。  最後に、令和元年5月24日に実施いたしました決算監査の意見書の写しを添付してございます。  以上が平成30年度国立市土地開発公社決算についての説明となります。  続きまして、令和元年度国立市土地開発公社の事業計画を御説明いたします。  資料をお開き願います。(発言する者あり)なお、事業計画書につきましては、平成31年3月27日の国立市土地開発公社理事会において議決されているため、その時点での元号表記となっております点、御了承いただければと思います。  用地取得事業は、保有土地の管理事業経費といたしまして、19万円としてございます。以上が事業計画でございます。  次に、令和元年度国立市土地開発公社予算について御説明いたします。  本予算書における元号表記につきましても、先ほどの御説明のとおり、御議決いただきました時点の元号となっておりますので、御了承いただきたいと思います。  1ページをお開き願います。第2条、収益的収入及び支出の予算額は、収入合計を5,034万円、支出合計を5,106万4,000円とするものでございます。  2ページの第3条、資本的収入及び支出の予算額は、収入合計を5,032万3,000円、支出合計を5,033万4,000円とするものでございます。  予算の詳細につきましては、5ページからの予算説明書で説明させていただきますので、5ページへお進みください。収益的収入及び支出でございますが、款1事業収益は、公社が保有している市道八王子道用地の市による買い戻しが予定されていることから、5,033万7,000円を計上しております。また、款2事業外収益は、受取利息と雑収益を見込み3,000円としております。収入合計は5,034万円となるものでございます。  次に、6ページからの収益的支出でございますが、款1事業原価のうち、項1公有地取得事業原価は、市道八王子道用地の取得に係る借入金の償還に伴い、資本的予算に資金を移動するため、5,032万3,000円を計上しているものでございます。項2附帯等事業原価は、消耗品等の需用費、公租公課などの経費といたしまして、19万円を計上しております。  7ページの款2販売費及び一般管理費でございますが、監事及び評議員の報酬として39万8,000円、需用費等の経費といたしまして3万8,000円、合計43万6,000円を計上しているところでございます。また、款3事業外費用につきましては、借入金償還時の支払利息として1万5,000円を計上してございます。款4予備費を含めました支出合計を5,106万4,000円としているところでございます。  次に、8ページからの資本的収入及び支出でございますが、収入は、項1固定資産売却代金として、収益的予算から資金移動する5,032万3,000円としてございます。  9ページの支出でございますが、項2事業管理費は、平成30年度に取得いたしました市道八王子道拡幅用地の管理に係る経費といたしまして60万円。項4長期借入金償還金は、市道八王子道用地の市による買い戻しに伴う借入金の償還のため、4,873万4,000円を計上してございます。項5予備費を含めました支出合計は5,033万4,000円となるものでございます。  次に、10ページの令和元年度国立市土地開発公社資金計画でございますが、受入資金を6,333万8,000円、支払資金を5,107万5,000円とし、差し引き額を1,226万3,000円としております。  次、11ページへお進みください。令和元年度国立市土地開発公社予定損益計算書でございます。1の事業収益から2の事業原価を差し引いた額が事業総損失となり、事業総損失から3の販売費及び一般管理費を差し引いた額が事業損失の61万2,000円となります。この事業損失に4の事業外収益を加えて、5の事業外費用を差し引いた額が経常損失の62万4,000円となり、経常損失から6の予備費を差し引いた額が当期純損失で72万4,000円となるものでございます。  最後に、12ページの令和元年度国立市土地開発公社予定貸借対照表でございます。表左側の上段、資産の部でございますが、1の流動資産は現金及び預金と公有用地で、合計2億7,092万4,000円としてございます。2の固定資産は投資その他の資産で、合計800万円でございます。最終行の資産の合計は2億7,892万4,000円となるものでございます。  次に、表右側の上段、負債の部でございますが、長期借入金により合計2億5,678万6,000円としてございます。表右側の下段、純資産の部でございますが、資本財産800万円と準備金合計1,413万8,000円の合計として2,213万8,000円としてございます。表右側の最終行、負債・純資産合計が表左側の資産合計と同額の2億7,892万4,000円となるものでございます。  令和元年度国立市土地開発公社予算の説明は以上となります。  以上、国立市土地開発公社の経営状況について御報告をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 28 ◯議長【石井伸之君】 報告が終わりました。質疑を承ります。1番、上村議員。 29 ◯1番【上村和子君】 私、土地開発公社について聞きたいことはちゃんと用意しているんですけれども、その前の段階の質疑として、やっぱり納得いかないです。本日、土地開発公社の経営状況のこの表紙、議会はちゃんと冊子でいただいています。それで、最初の表紙には永見市長の名前で、提出者となって令和元年6月5日というふうになっている資料です。提出日は6月5日、本日付です。  それで、そこにくっついている平成30年度という、これは報告書だというふうに思うんです。議会向けにつくった報告書であるならば、今の時点で元号を使いたいならば、ちゃんと書き直すべきだと思うわけです。御了承くださいと口ではおっしゃいました。私がやじったから、その言葉を慌ててつけ加えておられましたけれども、部長が説明した年号と私たちがいただいた資料に書かれている年号は違いますので、令和元年度事業計画書とかおっしゃっていますけど、私たちがもらったものには平成31年度と書いてあります。これ違うでしょう。解釈じゃないですよ。そしたら何で平成31年度と言わないんですか、書いてあるとおり。一番最後に平成32年3月31日と書いていますよね。最後の平成31年度国立市土地開発公社予定損益計算書、平成31年4月1日から平成32年3月31日まで。この平成32年3月31日というのはあるんですか、現時点で。これだけまず答えてください。 30 ◯都市整備部長【門倉俊明君】 5月から令和という元号になりましたので、現時点では平成32年度、平成32年ということはございません。 31 ◯1番【上村和子君】 ないものを議会に出していいんですか。これ、事実だけ聞きますよ。ない数字、年号を議会に現時点で出していいんですか。いいか悪いか言ってください。 32 ◯都市整備部長【門倉俊明君】 決算と計画、こちらのほうを両方とも報告させていただきましたけれども、予算の段階では、まだ3月の時点での計画ということでございますので、そのときは平成の元号を使ったということでございまして、そのときの資料を使わせていただいたということでございます。今後、この辺のところにつきましては、どの時点での資料にするべきかということも検討させていただいて、次回からはそういったことはあり得ませんが、今回のことについては、当時の資料をそのまま使わせていただいたということでございます。32年度ということは今ではないということは御答弁させていただきます。以上です。 33 ◯1番【上村和子君】 これは元号法制の問題でも何でもないですから。事務的に正確を期さなければいけない行政の仕事として聞いているわけです。簡単に聞きますけど、平成31年度と令和元年度は全く一緒なんですか。勝手に読みかえていいんですか。平成30年度というのは、読みかえはできます。ちゃんと正確にあります。3月31日です。2019年3月31日までが平成30年度です。平成31年度は2019年4月1日から始まりますが、4月30日で終わるんじゃないんですか。令和元年度と言ったら、令和元年度というのを読みかえて、2019年4月1日から令和元年度というふうに読みかえることは可能なのでしょうか。法的に可能なのでしょうか。解釈としてはあり得ても、この1カ月というのは重要で、行政上どういう位置づけにするかということは、とても慎重にやらないと危ないと私は思っているんです。  ですから、昭和から平成に変わる年もそうだったけれども、その年の年号をどうやって表記していくかというのは、後世まで混乱を来していく。だから、年を使うときにはまだいいですけれども、年度を使うときには慎重にやらなければいけない。だから年度として表記したいならば、私は西暦を必ず併記すべきだと。これは元号法制でも何でもないですよ。事務の効率化、正確さを言っているために、きょう私は怒って言いました。こういうことをすべきだし、本日、出すならば、書きかえるべきです。どうしても元号を使いたいならば、本日用に、市長はチェックしましたか。私が言ったこのおかしさを市長自身は気がつきましたか。市長の名前で出ているんですよ。気がついたか、気がつかないかだけ、気がついたけど、何とも思わなかったのか。それだけ答えてください。 34 ◯市長【永見理夫君】 御答弁の趣旨が若干異なりますが、私はこういうふうに解釈したということです。それは、土地開発公社という独立した団体が予算を議決したときの書類、それをもって御報告をさせていただいているために、こういうそごが出ているわけです。その別の団体の書類を報告するのに、経営状況として報告するのに、市が報告する主体を変えられるのかどうか。議決を経たものは、平成で議決を得ているものを令和に書きかえることは、書類としてはそのままお出しをして読みかえの形の中で御説明するんだろうと、こういうふうに私自身は理解したところでございます。 35 ◯1番【上村和子君】 もうこれ長々言っても仕方ない。本当の質疑があるのでね。市長、土地開発公社は別の団体とおっしゃっていますけれど、完全に国立市が持っている会社ですから、二足のわらじを皆さん履かれているわけです。門倉部長は、部長としても答えるけれども、土地開発公社の担当の部長でもあるわけです。理事会も評議員も全員、議会と職員さんで構成されているじゃないですか。当然、年号が変わると今回はわかっていたんです。突然天皇が亡くなったわけでも何でもない。それがわかっていたら、なぜ先を見越して、ここが配慮できないかということです。  次のくにたち文化・スポーツ振興財団のところで、同じ財団ですよ。土地開発公社よりも財団のほうが、公益社団ですよ。でも考えている出し方をしているじゃないですか、議会のほうに。やっぱり考えたんですよ。混乱してはいけないから、正確さを欠いたときにこうしか表現できなかったと、私はくにたち文化・スポーツ振興財団のほうが数段ちゃんと配慮したと思います、説明的には。だからこういう、特に土地開発公社、土地を買う、何年度取得する。そういうときには正確でなければいけないんです。正確でなければいけないし、中途半端にとられたり、解釈が間違えられたり、読みかえなければいけないような年号を書いてはいけないんです。私はこれをきつくきつく今回は言っておきます。ですから、行政は、こういうことが混乱が起きてくるわけです。これがまだ元年元年と言っているうちはいいですけれども、これが平気で皆様方は、例えば平成32年とかおっしゃっていましたけれども、それを全部令和で書きかえて、頭の中で西暦に置きかえて、例えば平成4年から令和17年までは一体何年間あるのか。すぐ言えますか。頭の中で西暦に置きかえなければできないじゃないですか。だからそういうのは効率的に、正確さを期すためには、こういう無駄な手間は省いていただきたい。だから西暦を便宜上使っていくということは、今、効率化効率化と言うなら、私は真っ先にここからやるべきだというふうに思っております。これはきつく土地開発公社さんと市にも同時に言っておきたいと思います。  本題です。事業計画のほうで2点質疑いたします。2019年度と私は言います。2019年度の予算の事業計画の中はゼロであります。それで土地開発公社さんはこの間の中で、実施計画にないものについてはゼロベースで予算化するという方針を決められました。三原則という、それだけではありません。しっかりした買い戻し計画があること、市が買い戻すための年度がはっきりしていること、財政的に問題がないこと、それらを三原則とされました。それはすばらしいと思います。それに基づいてゼロベースです。事業計画、現時点ではゼロベースです。  では、2019年度中、今年度中、実施計画にある土地で、土地開発公社として、もしくは国立市として、仕分けしていただきたいですが、買いたいと予定している土地はありますかというのが1番目の質疑です。  2番目の質疑、実施計画にはないが、国立市として、できれば土地開発公社を使って買っていきたいという土地はないのか。この2つについてお答えください。 36 ◯都市整備部長【門倉俊明君】 それでは、1点目につきまして、お答えさせていただきたいと思います。まず、公社の状況ということでのこの時間ではございますけれども、先に、まず公社としては、今のところ、設立団体の国立市のほうから先行取得をしてくれといったところの依頼があるものはありません。  それともう一つ、今度国立市の立場といたしまして、南部地域のほう、私、所掌しておりますので、その中でいきますと、南部地域基本計画の中にある優先的に整備をしていく路線の中に八王子道がございまして、全部の地権者さんと会ってはいるんですけれども、なかなか買収に対しての合意は得られていないという状況ではございますけれども、職員のほうが何度も足を運ぶ中で、ここで1つまとまりかけているものがございます。予定とすれば、それがあるのかなと思います。  これまでも御報告、御説明させていただいておりますとおり、公社を使うことによって、市が財政的に補助金を確保、獲得できるということがございますので、先行して買収するということにしていくのかなというふうに考えているところの案件が1件、予定としてはございます。私のほうから1点目、以上でございます。 37 ◯議長【石井伸之君】 ここで、質疑の途中ではありますが、1時間を経過いたしましたので、ここで休憩に入ります。                                     午前11時5分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                    午前11時19分再開 38 ◯議長【石井伸之君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  質疑を続行いたします。生活環境部長。 39 ◯生活環境部長【橋本祐幸君】 先ほどの2点目の質疑に対して御答弁させていただければと思います。相手がいることなので、ちょっと詳細は申し上げられませんが、生産緑地の買い取り申し出という突発性のことの中で、谷保地域の豊かな自然、農の営みが残る市の原風景の保全という観点の中で買い取りを考えている案件が1つございまして、その中で、やはり買い取りをする際に補助金をより多く獲得できるという買い取り手法の検討をする中で、土地開発公社の先行取得も含みまして検討しているというふうな状況があるということはございます。 40 ◯1番【上村和子君】 まず、最初の質疑はわかりました。八王子道について、地権者との関係が成立すれば、今年度、これは実施計画にあるという道路の問題で了解いたしました。  2番目なんですけれども、2点目に実施計画にない土地で、国立市として土地開発公社を使って買いたい土地というのは現段階でないんですかという質疑に対して、今、生活環境部長から生産緑地の買い取り申請が出されて、そこが谷保の緑というところにおいてとても重要なところなので、手法の1つとして検討している。国立市としては、補助金の関係で土地開発公社のことも考えながら検討しているところがあるというお答えがありました。  では、ここは土地開発公社さんのほうは、国立市から見て、土地開発公社で買えたらいいなという候補の1つになっている。国立市が直接買うか、もしくは土地開発公社を使うか。土地開発公社を使えば、補助金が来年度ちゃんと申請できると、そういう話だと思うんですね。これは三原則をしっかりつくった、原則に特例はついていませんので、原則を逸脱する形になります。それでもこの土地を、土地開発公社を使ったプロセスというものを検討したり、この土地は国立市として買いたいと。そこについて議会や市民に対して、しっかり市の思い、実施計画にない土地だけれども、なぜ土地開発公社を使って、原則を逸脱してまでも買いたいと思っているのか。そこら辺、少しわかるように説明していただけますか。 41 ◯生活環境部長【橋本祐幸君】 詳細という部分の説明はなかなか難しい面がございますが、やはり三原則という中の、まず、買い取り手法、実施計画の中にこれを載せていないという中の、そこの我々の検討の仕方という、今までの実施計画を検討する仕方という部分の課題というのは1つあったのかなというふうには思っております。生産緑地の買い取り申し出があるということを我々も理解をしながら、実施計画の中でどういうふうにさばいていくべきかという、これは我々の部局と、あと政策経営部に相談しながらやっていかなければいけないことだったのかなというふうに思っております。  具体的な場所が言えない中で、議員さんの説明にダイレクトになかなか答えることができませんが、やはり農の営みという中では、これは市の基本方針の中にもありますので、そういう中を十分に保存していきたい。そういうふうな思いはあるという中の検討ということで御理解いただければと思います。 42 ◯1番【上村和子君】 農の営みが残る市の原風景を保存していきたいというものが、国立市の中のどこですかね、南部地域整備基本計画、もしくは緑を残していくという緑の基本計画などをひもといていけば、都市計画マスタープランのほうでも若干、拡大解釈すれば、思いとしてはわかると。しかし、現実に土地を買うに当たって実施計画にはどこにもないと。そういうものを、しかし大事な土地だと、今さらながら気づいたみたいな、そういう説明では、土地開発公社としても三原則がある以上、なかなかはい、そうですというのは言えないというふうに思うわけです。ちゃんと二足のわらじを履いているならば、土地開発公社側としては、そんなことには──土地開発公社さん側にお聞きします。三原則を逸脱する形で土地を買ってくれと言われて、土地開発公社さんとしては買えるんですか、そういう土地は。 43 ◯都市整備部長【門倉俊明君】 先ほどから言っていただいているとおり、これまでの開発公社の土地の取得の仕方というものにちょっと課題があったのではなかろうかなといったところが問題提起されてきたということの中で、平成28年度にしっかりこの計画に基づいたものを取得していくんだといったところで三原則というものを新たにつくったという立場でございますので、この三原則に沿った形で私ども土地開発公社としては対応させていただければなと考えているところでございます。 44 ◯1番【上村和子君】 私はそう思います。土地開発公社さんとしては、三原則は原則だから破ることはできないと、片方の土地開発公社側としてはそういうことを言うしかないわけです。それでも市としては、この土地は非常に重要で、できれば補助金の関係で先行取得をしたいと言うのであれば、それはなぜかというところがちゃんと出てこなければいけないし、それがあり得るのは、実施計画になくて、でもこの土地は必要だという場合は緊急事態とか急務です。もしくは時代の要請に応じて、新しい課題です。絶対やらなければいけない。もしくは市長政策です。市長が絶対ここは必要だ。それしかないじゃないですか。市の行政計画の中にはないわけだから。そういう原則を無視してもやりたいと言う人は市長以外にいないんじゃないですか、市長か副市長か。そこで政治判断で、今これを取り組まなければいけないんだと。だからこれは市として買わなければいけないんだと。で、説得するしかない、市民も含めて、議会に対して。だから今それを聞いているんです。市長、副市長は、この三原則に反してでも土地開発公社で、農の営みを守る土地、生産緑地の買い取り申請、これをどういうスタンスで必要だと。将来どういう方向にしていきたいと、だからこの土地が必要だというふうに思われているんですか。具体的に言う必要はありませんけれども、ビジョンはちゃんと明確に今説明していただかなければ困ります。 45 ◯副市長【竹内光博君】 それでは、御答弁申し上げます。昨年、平成30年第2回定例会の土地開発公社の経営状況の報告のところで、私、御答弁差し上げています。その中で、私の答弁として、開発公社が三原則を立てたというのはどういうことかという話をさせていただいております。これは、端的に言ってしまうと、議会による統制がきいているかどうかということが最大の目的であると。したがって、実施計画が第一原則。以下2番目、3番目ございますけれども、というところが本質的なポイントだというふうに思っております。ですから、統制が効いているという形において、この三原則をどう考えるのかということは1つ考えさせていただきたいと思っています。  それからもう1つは、先ほど部長のほうから答弁がありました谷保の原風景に関しては、総合基本計画の中に位置づけをさせていただいております。「谷保の原風景の保全のため、農地を公有地化し、保全していきます」というのが基本計画の中にあります。これは私の反省点でありますが、この基本計画を受けて、あらゆる事態を想定して実施計画の中に形として落とし込むべきであったなというのが私の反省点でございます。ですから、その点を含めて、先ほど来、議員のほうから御指摘があります議会の統制、それからさらに言えば、市民の皆さんへの説明責任ということを踏まえて対応していきたいというふうに考えているところでございます。 46 ◯1番【上村和子君】 今回、私は土地開発公社に関しては、毎年毎年土地開発公社は要らないんじゃないかと、公有地拡大推進法というものは、時代のニーズの中で合わないんじゃないかということを言って、廃止するという中で質疑を続けてきました。そういう中で、健全な土地開発公社の経営についてという国からの通知かな、に基づいて国立市も見直したと。そういう中で三原則をつくっていったと。公有地拡大推進法というものが生まれた時代は、私の解釈ですけれども、土地が右肩上がりに上がっていくと、そういうときに先行取得したいと。その先行取得したい中身は、まだハード面がしっかりない時代ですから、例えば生産緑地とか、そういった農地を買い取って物を建てる、そういう時代でした。だから基本的に物を建てるために、道路をつくるために農地などを買い取っていく、それが大きな目的でした。
     しかし、国立市では果たして、そういう土地開発公社でいいのかということを問い直してきました。関口元市長のときに長嶋さんが副市長だったと思いますが、本気で農地を残すという形で考えてみたらどうかということを私は質疑いたしました。当時の副市長だった長嶋さんは本気で考えた。しかし、相続税の問題があって、私は忘れもしません、一生懸命考えたけれども、難しいんですよと副市長だった長嶋さんが言ってこられた。結果、土日百姓という名刺を配っておられましたけれども、一生懸命農業を大事にされてきた副市長が亡くなった。結果的に相続の問題が発生していった。佐藤前市長もそうです。谷保の原風景を残したい。どうにかして農地を残したい。それは執念であったというふうに思うんです。長嶋さんに続く佐藤前市長、もちろん関口元市長もそうだったと思う。そういう農地を残すということを本気になって行政として取り組んできたか。それは谷保の原風景の基金に関して、今1億数千万円できたと。それをもっと大事にした計画、これも計画をつくってくれ、つくってくれと言ってきましたけれども、なかなか生まれなかった。そういう中で、今、竹内副市長がおっしゃったとおり、実施計画の中にそのことが盛り込まれずにきたということは最大の問題だったというふうに思うわけです。  それでも時はもとに戻らないわけです。今までの長嶋さんとか、佐藤前市長の願い、思い、そういうものを受け継ぎながら、もちろん関口元市長の思いもあると思います。そういう歴代の市長の思いを受け継ぎながら形に変えていくということを、今、三原則を無視してやるのであるならば、明確にビジョンを掲げ、来年までに実施計画の中にしっかり農の営みを守る、農の営みを残す市の原風景保存の計画を来年の実施計画に出してくると、それを約束してください。そうでなければ、さっき議会の統制とおっしゃいましたけれども、私はこれが議会の統制だと思っております。特例は何回も認めることはできないんですよ。やっとできた三原則を、そこに逸脱するような買い方をしたいのであるならば、その責任は市長、副市長がしっかりとらなければいけない。とるということは、反省をしなさいとかいう話ではなくて、原則に基づくものに変えなければいけない。だから来年度、2020年度にはちゃんと実施計画を、農地を残していく、農業公園でもいいです。何らかの形でちゃんとしたビジョンを実施計画上に載せていく、そのようにやっていただきたいと思うのですが、いかがですか。 47 ◯生活環境部長【橋本祐幸君】 担当部局は生活環境部になろうかと思います。当然、議員さんのおっしゃるとおり、しっかりと行政の中でその部分を議論していく必要があろうかと思います。当然実施計画に載せるとなれば、一定の考え方、計画なのか、方針なのかという部分はあろうかと思いますが、そういうことをしっかり努力していくということをやっていきたいと考えているところでございます。 48 ◯1番【上村和子君】 まだこれは土地開発公社さんに来ている話ではなくて、本日の経営状況の事業計画の中にも全く入ってきていない話なんですよね。それで、私は土地開発公社の評議員に入っておりません。議員の多数は入っておりますけれども、私は入っておらずに、報告という形で聞くのは本日が最初で最後です。そうすると、例えば、今努力をしていきたいとおっしゃったというのは、1つは約束がとれたけれども、万が一、これは万が一で、たらればの質疑で恐縮ですけれども、万が一、今年度、この物件に関して、土地開発公社を使って事業計画に載せる場合には、今、予算上ゼロベースですよね。評議員会を開くんですか。それで補正予算で処理をするんですか。そのことに対して、議会に対する説明はいつの段階で、どういう形で行われるんですか。議会のほうの了解というのは、どの時点でとるんですか。評議員は議員で構成しておりますが、評議員で合意できたら議会で合意できたという解釈をされるんですか。そこら辺を教えてください。 49 ◯生活環境部長【橋本祐幸君】 仮定の話の中で、どこまで答えられるのかというのはあるんですが、仮に先行取得というふうな流れの中では、当然公社のほうに依頼をする。依頼の中で評議員会が開かれるというふうな中だと思います。ただし、当然その前には、このことの話を各会派に丁寧に説明しながら、御理解を得た上で、次のステップというふうなところはやっていくべきかなと思っておりますので、そういう流れの中でというふうなお話になろうかなと考えているところでございます。 50 ◯1番【上村和子君】 土地開発公社にかける前に、全会派に向けて市のビジョン、そういうことを十分説明をして、了解をもらった後に土地開発公社にかけると。そのプロセスを聞きましたので、それは了解いたしました。  最後に私の意見を言って、本当は当局のほうから言葉が出るのをすごく期待していましたけれども、もう私の質疑、長過ぎますので、最後に私の意見を言います。私から出すのは非常に残念でありますが、どうしてかというと、部長と話していても、副市長と話していても、そちらから出たほうがいい言葉だからです。私は、緊急課題としては、なぜ農地を守り、緑を守るのかというのは、SDGsの視点で考えるべきだと思っております。緊急に国連が言っているSDGsを実践する。もう遅いぐらいです。SDGsに基づいて、国立市がこの目標に掲げて、何をどう残していくのか、実際的に取り組まなければいけない、そういう事態が生じたと、そういう視点で緑を残し、環境に配慮し、そして農地を守っていくと、そういう新たな緊急の政策課題、ここに対応していく。そのために買っていくというような、地球規模で行政に求められている、そういう手法を南部のほうでつくっていくと。マイナスをゼロに変えるようなやり方ではなくて、なぜこれが欲しいのか。話をしていくと、担当部長、担当課長、副市長からもその思いはすごく伝わるんです。どの課の人たちも、今SDGsの視点で物すごく本気で考えています。全庁挙げて考えていく様子が伝わってくるので、だからきょうのようなこの場で、ぜひ国立市がSDGsの視点で国立の南部の農の営みを残す、原風景を考えていく、そういう時代に入ったのだということを言ってほしかったなということを一言添えて、私もそう思います。ですからぜひ、もしもその時期が来たら、しっかりそのような市のビジョン、それから今後の来年度に向けての約束、そういうことをつけ加えた会派説明、そこまでやっていただきたいということを強く述べておきます。終わります。 51 ◯議長【石井伸之君】 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、以上で報告第6号を終わります。    ────────────────── ◇ ──────────────────  追加議事日程第2 報告第7号 公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況につい                 て 52 ◯議長【石井伸之君】 追加議事日程第2、報告第7号公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況についてを議題といたします。  当局より報告を求めます。市長。 53 ◯市長【永見理夫君】 報告第7号公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況について、御説明いたします。  本報告事項は、地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成30年度(2018年度)の事業及び決算並びに令和元年度(2019年度)の事業計画及び収支予算について、報告するものでございます。  なお、詳細につきましては、教育次長が補足説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 54 ◯教育次長【宮崎宏一君】 報告第7号公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況につきまして、お手元の報告書に沿って御説明申し上げます。  議案のかがみをおめくりください。報告書は、平成30年度事業報告書、決算書、2019年度事業計画書、収支予算書を1冊にまとめ、説明のため、ページの下部外側に通し番号を振っております。以降、全てこの通し番号で御説明をいたします。  初めに、平成30年度事業報告について御説明申し上げます。  通し番号の3ページをお開きください。I、公益事業でございます。1、芸術小ホールにつきまして、館内利用者数は、目標数3万4,000人に対し、5万7,758人の利用がございました。外壁改修工事等に伴う利用制限による影響を年間の半分程度と想定しておりましたが、できる限り完全閉館をせずに1日の中で午前や午後のみ、こういった利用にも対応したことから、当初の目標より利用実績が伸びたものでございます。  ア.芸術文化事業では、主催事業20、共催事業10、合計30事業を実施いたしました。具体的な事業については、10ページから13ページに記載しております。  実施した主な事業について御説明いたします。  10ページをお開きください。(ア)芸術環境創造事業では、1)教育、福祉、まちづくり連携による地域貢献事業の番号1、2及び9、2018年3月に実施した第2回のアートビエンナーレ事業について、報告書の作成、ホームページのアーカイブ化、次回に向けてのアンケート調査、意見聴取等を実施いたしました。2)学校教育との連携事業の番号5、ミート・ジ・アーティスツでは、国立八小4年生に太鼓芸能集団鼓童のメンバーによる「鼓童がクラスにやってきた」など、さまざまなジャンルのアーティストを学校等へ派遣し、芸術を身近に感じ、親しんでもらう事業を実施いたしました。3)地域の芸術文化資源を活用したまなび事業の番号8、昨年度に引き続き市民一芸塾を実施し、文章教室、植物画、水墨画の講座を行いました。  次に、(イ)芸術振興事業、1)芸術文化の創造事業の番号12、今回で3回目になる「多和田葉子 複数の私」。国立市出身の芥川賞作家、多和田葉子氏の戯曲「動物たちのバベル」を公募による18名の市民も参加し、公演を行いました。番号13、劇団うりんこ「ともだちや」は新規事業で、絵本『ともだちや』を原作とし、親子で楽しめる舞台公演を開催いたしました。  12ページをお開きください。2)芸術文化の継承事業の番号14、フレッシュ名曲コンサートは、良質なクラシック音楽に気軽に触れていただく場として、東京都歴史文化財団との共催でオーボエ・デュオリサイタルを開催いたしました。番号17、芸小シネマは、90歳と87歳の高齢者夫婦の生活を描いた映画「人生フルーツ」を無料上映するとともに、市の高齢者支援課と連携し、健康相談コーナー等も実施いたしました。3)創客、利用拡大事業の番号21、無料で入場制限のない音楽鑑賞事業として、月1回芸術小ホールのロビーで行うランチタイムコンサートや、番号22、あいているホールを活用して利用拡大を図るため、ホールとグランドピアノのシェアプログラムを実施いたしました。  5ページにお戻りください。7行目からのイ、芸術小ホールの指定管理事業ですが、平成29年度と比較して、施設利用件数は、外壁改修工事等による貸し出しの制限により、12.6%減の1,122件、収入額は、前日または複数こま利用の増加により、5.1%増の1,581万1,750円となりました。  続きまして、中段の2、郷土文化館の事業でございます。館内利用者数は、目標2万5,000人に対し、実績は2万2,066人でございました。自主事業38、共催事業4の合計42事業を実施いたしました。具体的な事業については、14ページから17ページまでに記載しております。  14ページをお開きください。番号5、春季企画展、ミニ美術展「関頑亭-谷保から国立へ」は、白寿を迎えた関頑亭氏の国立市所蔵の作品を中心に紹介するとともに、同氏の文化活動や全国にある作品もパネル展示いたしました。また、同時期に市内のたましん歴史・美術館においても、「99歳の彫刻家・関頑亭」が開催されました。番号7、秋季企画展「本田家と江戸の文人たち」は、国立市教育委員会の共催事業として本田家の文人の側面をクローズアップし、江戸の文人との交流を紹介いたしました。下段、3)講座事業の番号18から20の歴史講座は、「くにたちの古文書を読む」、こちらを3回開催し、とても好評でございました。  16ページをお開きください。番号25、26、秋季企画展「本田家と江戸の文人たち」の関連企画とし、「谷保・本田家をめぐる江戸の文人ネットワーク」、「多摩の在村文化と本田家」の2回の講演会を開催し、多くの方の御参加をいただきました。  6ページにお戻りください。7行目、イ.郷土文化館の指定管理事業ですが、入館者数は2万2,066人で、平成29年度と比較して10.6%の増、古民家の見学者は、5カ月間の屋根のカヤぶき工事による閉館により、43.5%減の7,033人となりました。利用料収入は3.3%減の122万2,000円、事業収入は15.7%減の92万6,500円となりました。  続きまして、中段3、市民総合体育館事業でございます。館内利用者数は、目標21万人に対し、実績は21万2,581人でございました。ア.スポーツ及びレクリエーション活動の振興事業、市民が参加及び体験する事業では、自主事業18、共催事業4、他組織への協力事業2の合計24事業を実施いたしました。具体的な事業については、18ページから21ページに記載しております。  20ページをお開きください。特に子供向け事業として、番号10から12が親子向けの事業、番号13から20までが主に小学生向けの事業でございます。番号17の小学生初心者水泳教室は、二小、三小、四小、六小、七小の5校で実施し、延べで1,450名の参加がございました。番号20、新規事業として、小学校体力テスト対策事業を第一小学校の3・4年生に実施いたしました。その結果、東京都体力・運動能力調査において、両学年とも前年を上回る成績となりました。  6ページにお戻りください。下段、イ.総合体育館の指定管理事業ですが、南プラザを含む総合体育館利用者は、平成29年度と比較し、個人利用は3.1%増の12万4,813人、団体利用は2.2%増の8万5,165人となりました。体育室は個人利用が0.9%、団体利用が1.0%、それぞれ微増、トレーニング室は2.2%の増、室内プールは個人が7.2%、団体が21.5%の増、グリーンパスの利用者数は2.5%の減となりました。  7ページ上段をごらんください。体育館利用促進事業として発行している無料利用券は、延べ4,987名の方に御利用いただきました。利用料収入は1.5%増の3,528万2,705円、このうちグリーンパス利用の収入は503万2,650円でございました。有料公園施設等の利用状況は、テニスコートの利用率85.1%、野球場の利用率は60.7%、サッカー場の利用率は51.9%、利用料収入は0.3%増の1,938万1,800円でございました。なお、利用率の正確を期するため、今回から算定の分母から、雨のために利用できなかった時間を除外しております。  7ページをごらんください。中段の4、共通公益事業といたしまして、市民のさまざまな団体の育成のため、10団体に対し120万5,000円の助成を行いました。助成事業の詳細については、22ページ、23ページに掲載しております。下段のII、収益事業等でございます。例年同様チケットの販売事業、飲料水、グッズ等の販売、体育用品の販売や、幼稚園・学校等の卒業式、敬老大会や成人式などへの施設の貸し付けを行いました。  8ページをお開きください。III、法人管理事業では、理事会を3回、評議員会を3回、中間監査、決算監査を各1回開催いたしました。  以上、平成30年度の事業報告でございます。  続きまして、平成30年度決算について御説明申し上げます。  41ページをお開きください。貸借対照表でございます。I、資産の部、1の流動資産では、普通預金が1,611万8,663円、定期預金が4,000万円となっております。定期預金は前年度と同額、普通預金につきましても大きな差はないところでございます。未収金は54万1,128円で、これは3月末の利用料金の未収入額等となっております。次に、前払金は36万6,244円で、これは主に芸小ホールと郷土文化館の事業参加者や興行中止などに対する損害保険料でございます。販売品については、体育館のバドミントンシャトル、水泳帽などの各種販売品や郷土文化館での販売品、その他飲料等でございます。流動資産の合計が5,935万5,399円で、前年度に比べ21万3,722円の微減となっております。  次に、2の固定資産、(1)基本財産は前年度と変化はなく、特定資産は寄附により2万5,000円の増となっております。(3)その他固定資産は300万円以上のリース物件で、49ページに明細がございますが、体育館の筋肉トレーニング機器一式や郷土文化館収蔵品管理システム一式、芸小ホール施設受付システム一式など減価償却により、676万8,399円減の340万488円となっております。以上、固定資産の合計は3億1,594万6,156円。流動資産と合わせた資産合計は3億7,530万1,555円でございます。  次に中段、II、負債の部、1の流動負債では、未払金が4,457万3,239円で、主に指定管理料の精算返還金、3月分の委託料、嘱託員報酬等となっております。前受金は、芸術小ホールのチケット代金や体育館の事業参加料、広告料収入など188万4,870円となっております。2の固定負債は、リース債務として資産の部のリース資産と同額となります。以上、負債合計は5,122万2,997円となっております。  III、正味財産の部では、寄附金2万5,000円を指定正味財産の特定資産に充当し、指定正味財産が2万5,000円の増、一般正味財産は増減がなく、正味財産合計は3億2,407万8,558円となっております。  42ページをお開きください。正味財産増減計算書でございます。太線で囲まれた経常収益の合計は4億1,784万6,416円となり、前年度より1,499万6,672円、3.5%の減となっております。  I、一般正味財産増減の部、1、経常増減の部、(1)経常収益ですが、7行目、事業収益の内訳の1行目、自主・共催事業収益は、4月から8月までの外壁工事等に伴い、213万1,242円減少しております。次の行、国立市指定管理料収益は、体育館の夏季のプール1時間延長と第一体育室の冷房運転の増加に対する指定管理料の補填等により、114万7,000円増加しております。その2行下、利用料金収益は、芸小ホールの外壁改修工事等の利用制限のこま数が予定より少なかったことによる利用料金増と体育館の利用料金増により、137万2,905円の増となっております。その4行下、国立市補助金収益は、前年度の平成29年度は芸小ホールのビエンナーレ事業、郷土文化館の石棒展に対する補助金等があり、その分の減少により、1,200万円の減となっております。その3行下、受取寄付金は、前年度の平成29年度はビエンナーレ事業の寄附及び指定正味財産の取り崩し分があり、その分が減少し、325万6,224円の減となっております。  42ページ、中段、(2)経常費用は、事業費が平成29年度より2,526万5,578円、5.9%減少し、4億182万8,452円となっております。今回の減少については、主に平成29年度に実施したビエンナーレと石棒関連事業の減少分によるものでございます。事業費の初めにあります報酬は、平成29年度のビエンナーレと石棒関連事業の減少分、202万6,673円の減となっております。その次の行、給料手当は、本田家関連等で学芸員の時間外の増とプロパー職員の昇給により、134万4,990円の増となっております。その7行下、消耗品費は、平成29年度のビエンナーレ事業等の減少分、264万7,936円の減、その次の行、印刷製本費は、ビエンナーレ関連事業、石棒展関連事業のチラシ、パンフレット作成の減少分、345万9,399円の減となっております。その2行下の光熱水料費は、主に体育館の第一体育室のエアコン使用の増加により377万7,690円の増。5行下の手数料は、平成29年度のプレー・ミー、アイム・ユアーズでルーク・ジェラム氏側に支払ったライセンス使用料の減少分等で、236万8,875円の減となっております。その次の行、租税公課は、主に消費税と収入印紙税の増により、168万500円の増となっております。2行下の支払助成金は、平成29年度のビエンナーレ彫刻作品制作助成金の減少分で、283万5,400円の減、その次の委託料は、ビエンナーレ野外彫刻展、プレー・ミー、アイム・ユアーズ及び石棒企画展の委託料の減少分で1,227万4,728円の減、その2行下の賞金費もビエンナーレの賞金の減少分で240万円の皆減となってございます。その次の行、減価償却費は、芸小の施設受付システム、体育館トレーニング機器等の減価償却等が済んだことにより、241万4,853円の減となっております。  43ページ、1行目の管理費は大きな増減はございませんが、10行目、印刷製本費は30万円の皆減、こちらは平成29年度の財団設立30周年記念誌発行の減少分でございます。6行下の返還金は、全体では1,075万3,651円増の1,203万5,362円となりました。指定管理料返還金は、利用料収入が増加したこと、消耗品費、印刷製本費、委託料等が減少したことなどから、平成29年度よりも1,021万598円増の1,149万768円となりました。  II、指定正味財産増減の部は、下から2行目の指定正味財産期末残高は、平成30年度に寄附を受けた2万5,000円の増で3億1,254万5,668円となりました。最終行のIII、正味財産期末残高は、同じく2万5,000円増加して3億2,407万8,558円となり、こちらは貸借対照表の正味財産合計の金額及び増減と一致しております。  44ページ以降の正味財産増減計算書会計別、正味財産増減計算書内訳表、財務諸表に対する注記等の説明は省略をさせていただきます。  以上、御説明申し上げました平成30年度の事業報告及び決算につきましては、財団の監事による監査を受けた後、理事会の決議を経て、去る5月30日に開催されました評議員会において承認を受けております。  次に、2019年度の事業計画について御説明申し上げます。  58ページをお開きください。I、公益事業でございます。1、芸術小ホールについてでございますが、これまで芸小ホールでは施設利用料の収納管理に関して、予約システムと収納・券票システムの二重管理になっていたことから、それらを統合する新たなシステムを4月から導入いたしました。利用目標数等は、利用料収入2,000万円、利用者数6万8,000人としております。  66ページをお開きください。事業計画の内訳を一覧でお示ししております。番号3、ミート・ジ・アーティスツは市内の小中学校などに音楽やパントマイム、ダンス、落語などの芸術家を派遣するアウトリーチ事業でございます。番号4、2018年3月に実施いたしました「くにたちアートビエンナーレ2018」、野外彫刻展及びプレー・ミー、アイム・ユアーズ等の事業を総合的に検証し、次期ビエンナーレのための準備を行ってまいります。番号6、「くにたちデビューコンサート」では、国立音楽大学出身の若手音楽家に発表の機会を与える事業として、2019年度はイタリアのルッカ市出身のプッチーニの関連企画を実施いたします。番号13、「多和田葉子 複数の私」の4回目となる今回は、多和田氏が市民の方々と市内をめぐり、それぞれの国立の物語、言葉を紡ぎ、発表会を行います。さらにそれをベースに戯曲を作成していただき、2020年度に公演を行うことを計画しております。番号18、夏休み子供向け企画アートテラーによる親子で美術を学ぼうは、2018年度にミート・ジ・アーティスツの事業として国立発祥で実施しました美術作品の見方、楽しみ方が非常に好評であったことから、今回、別枠として親子向けに芸小ホールにおいて実施するものでございます。  68ページをお開きください。番号24、「ビートルズ トリビュートライブ」は、3年前に行った同様の公演が大変好評で、2019年度も市内のライブハウスと共同で実施いたします。番号25、「にっぽん伝統芸能祭」は、国から委託を受けて全国公立文化施設協会が実施する2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた文化プログラムの事業で、財団では特に若年層に向けて伝統芸能を伝える事業を実施する予定でございます。  60ページにお戻りください。2、郷土文化館の事業でございます。目標数は、郷土文化館の来館者2万5,000人、古民家の来館者を1万5,000人としております。収蔵資料等を活用し、郷土に関する文化の伝承や振興に資する企画展等を実施いたします。  70ページをお開きください。季節ごとに4つの企画展示を計画しており、番号6、秋季企画展、写真展「写真にみるくにたち-本田家資料を中心に-」は、本田家資料及び国立市からの移管写真を中心に、国立の近代史に焦点を当てた展示を行います。  72ページをお開きください。番号16、自然講座「くにたちの自然といきものの関わり」は国立の自然環境について、座学とフィールドワークから学ぶ4回の講座を、また番号17、歴史講座は「古文書と親しむ」、こちらは郷土文化館所蔵の資料を活用し、国立の歴史を学ぶ4回の講座を実施いたします。番号28、「冬のいきもの探し」は、自然クラブ卒業生を対象にフィールドワークを中心とした講座を実施いたします。  62ページにお戻りください。3、総合体育館の事業でございます。目標数等は、館内利用者が21万人、屋外施設利用率65%としております。  76ページをお開きください。新規事業として、番号20、オリンピック体験プログラム、番号25、小学生の初心者水泳教室を実施いたします。番号25の小学生の初心者水泳教室は、これまで市が行っていた事業を、本年度から財団が主体となり、市との共催事業として実施するものでございます。番号21、第29回ファミリーフェスティバル、番号22、第29回くにたちウォーキングは国立市体育協会との共催で、多くの市民が参加する人気の事業でございます。  64ページにお戻りください。IIは引き続き実施している収益事業を、IIIには法人管理事業を記載しております。  事業計画については、以上でございます。  続きまして、2019年度収支予算書について御説明申し上げます。  80ページをお開きください。2019年度の予算は、2018年度と比較して、収益、費用とも644万9,000円の増となっております。まず、収益についてですが、中段に太線で囲まれた経常収益計の行の右から3列目、経常収益計の本年度予算額の合計は、2018年度と比較して644万9,000円、1.5%増の4億2,339万2,000円でございます。一番左の欄、公益目的事業会計の経常収益は3億8,820万4,000円で全体の91.7%を占めており、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第15条の公益目的事業比率50%以上の規定に適合してございます。  (1)経常収益の中の7行目、国立市指定管理料収益は、修繕費及び減価償却費の減に伴い、一番右の列の比較増減欄では527万7,000円の減で、右から3列目、本年度予算額2億5,370万円を計上してございます。その2行下、利用料収益は、芸小ホールが2018年度は外壁改修工事等で開館できない期間がございましたが、2019年度は通常どおりの開館となることから494万3,000円増で、こちらも右から3列目、7,536万1,000円となっております。その4行下、国立市補助金は、芸小ホールのビエンナーレ関連事業、郷土文化館の本田家資料保存のための消耗品費、総合体育館の小学生初心者水泳教室実施などにより、580万8,000円増の6,680万3,000円となっております。  続いて、中段以降の(2)経常費用でございます。81ページ中段の太線で囲まれた経常費用の行の右から3列目、本年度予算額の合計は、2018年度と比較し644万9,000円、1.5%の増の4億2,332万2,000円でございます。  80ページの中段、事業費の1番目の報酬につきましては、郷土文化館において引き続き積極的な企画展示等の事業を実施するため、現在の3名の学芸員を補助する嘱託員を雇用することにより、333万7,000円増の4,556万円となっております。その10行下の修繕費は、113万2,000円減の2,114万4,000円、その3行下、賃借料及びさらにその3行下、手数料は、芸小ホールの新たな収納・券票システム導入に伴い、それぞれ174万7,000円増の939万1,000円と128万7,000円増の343万4,000円となっております。一番下の行の減価償却費は、446万9,000円減の473万円となっております。これは芸小ホール及び郷土文化館で使用しているパソコン等OA機器のリース期間満了に伴うものでございます。  なお、機器の入れかえに関しましては、メーカー側の事情によりおくれることが判明していることから、郷土文化館では現在利用している機器を1年間再リースすることとし、芸小ホールでは機器のメーカーを変更して導入することといたしました。  これらの費用を合計いたしますと、81ページ中段、太線で囲まれた経常費用計は、右から3列目の欄、4億2,332万2,000円で、経常収益計の合計からそれを引きますと、その3行下の当期経常増減額7万円のプラスとなり、それから7行下の法人税等の7万円を引きますと、その下の行、太枠で囲まれた当期一般正味財産増減額が右から3列目、ゼロとなります。この当期一般正味財産増減額がゼロであることから、その下の行の一般正味財産期首残高と、その下の行の一般正味財産期末残高はともに1,153万2,000円と同額となってございます。  次に、IIの指定正味財産増減の部、下から2行目、指定正味財産期首残高はビエンナーレ事業の補填分165万6,000円減の3億1,252万円、その下の行の期末残高も同額となっております。  2019年度の収支予算の説明は以上でございます。  以上、御説明申し上げました2019年度の事業計画及び収支予算につきましては、理事会の決議を経て、2月26日に開催されました評議員会において承認を受けております。  公益財団法人くにたち文化スポーツ振興財団の経営状況についての報告は以上でございます。 55 ◯議長【石井伸之君】 報告が終わりました。  ここで昼食休憩に入ります。                                     午後0時12分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後1時15分再開 56 ◯議長【石井伸之君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  この際、御報告いたします。望月健一議員より早退する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。  報告第7号について質疑を承ります。2番、小川議員。 57 ◯2番【小川宏美君】 御報告いただきましたので、少し質疑をさせていただきたいと思います。  まず、それぞれ3館、今年度を振り返って次年度利用者数の目標を立てて、新たな取り組み、また、国立市における文化芸術、健康増進などの公益性に基づいた企画を立てて次年度に向かうことはよくわかったんですけれども、例えば、数字から言いますと、芸小ホールは5万7,758人がいらして、昨年度は目標を大きく超えていますが、次の目標は6万8,000人に向けていると。ここはかなり、1万近くふやすということです。そして郷土文化館ですが、2万2,066人がいらして、次年度は2万5,000に持っていくと。ここもかなりな、3,000人ふやしていくという抱負としての来年度の計画が立てられていました。  一方、私が聞きたいところは体育館なんですけれども、目標としていた21万人を21万2,581人と超えているにもかかわらず、来年度はそれより下がった21万人という目標を立てているのは、ここは残念だなと思います。健康増進に関して、去年度は特に多摩障害者スポーツセンターの工事の中で体育館をよく使っていただいて、少し問題があったと一言あったのが気になりましたけれども、しかしながら、大きく利用者が伸びている中で目標値を下げているという、ここのところは教育委員会の中では問題にならなかったのでしょうか、伺います。 58 ◯教育次長【宮崎宏一君】 教育委員会におきましては、この目標、要は事業計画等については、財団ででき上がったものを報告いただいておりますので、事前にどうこうという調整はしておりません。あくまでも3館が掲げてきた目標でございます。その中で、実績値をベースにしながら、一定程度努力をする中での目標を掲げるのが通常かなと思っております。  一方で、ある程度の特殊要因があるのかなと。例えば芸小につきましては、実績5万七千幾つでしたけれども、平成30年度の目標は3万程度に置いておりました。これは閉館期間を考慮して、そう置いたんですが、実績としては、さまざま工夫しながら伸びてきたと。この6万8,000人という目標に関しては、閉館期間がなくて、12カ月通常ベースで運営したときにどれくらいか。それを、少し目標を高く設定してというのがこの数字であろうと思っております。  郷土文化館に関しましても、これは実績値より高く設けております。2万2,000程度が2万5,000なんですが、実は30年度に掲げた目標も2万5,000人でございました。30年度は残念ながら、伸びてはいるんですけれども、目標までは至っていなかった。ですから、私ちょっと高いかなという気はするんですけど、改めて2万5,000人という設定をしていると。  一方、体育館は21万人という目標を設定して、それを超えているにもかかわらず、改めて21万人という数字はどうなんだというところでございますけれども、1つ特殊要因としてあったのは、平成30年度に関しましては、多摩障害者スポーツセンターが使えなかった中で、しょうがいのある方に対して免除して利用いただいて、それがたしか四千数百の利用がございました。その数字を差し引いたとしても、もう少し21万人より高く設定してもいいかなという気はしますが、その辺については、今後、目標の立て方、つまり、何らかの努力をする中で、どこに目標値を置くのか。そこは考えていただけるように私どもからもお話をしていきたいと思います。以上でございます。 59 ◯2番【小川宏美君】 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。先ほど私、曖昧なことを言ってしまいましたが、それは曖昧に言うべきではなかったので申し上げますと、25ページです。多摩障害者スポーツセンターが使えず、体育館を使ったことで、25ページの総合体育館の総合評価の中の、ぽちでいいますと4つ目のところに、「多少のトラブルがありましたが」というのが気になりました。「結果的には相互理解が進み」と書いてあるので質疑するつもりはありませんでしたが、このことは何かの説明があったのでしょうか。伺います。 60 ◯教育次長【宮崎宏一君】 当然、しょうがいのある方に利用していただく中で、体育館側としてもどういった対応、あるいはサービスをしていけばいいか。そういった努力を進めながら、どんどん改善してきた。それから、一般の利用者の方々とのかかわりですね。例えば、どうしても奇声を発してしまうような方がいらっしゃったときに、最初のころは一般の利用者の方がその辺の理解を示してくださらないところもあったんですが、だんだん、さまざま交流が進む中で、そういったことについては、通常の利用の方とトラブルなくできるように、あるいは財団の職員も研修などを受けまして、そういったところに対する対応をしっかりやってきたので、当初そういうことが少しありましたけれども、その後、よくなってきたというところでございます。 61 ◯2番【小川宏美君】 よくわかりました。どうもありがとうございます。相互理解が進んだという経験にもなったということで、職員の方が研修を受けられたのは、とてもよかったと思いました。  もう一点、伺います。アートビエンナーレ、特に公募の野外彫刻展に関することで、昨年度、2018年度は検証を、準備の年でもあったということでアンケート調査をとられています。私も財団が出されたアンケート結果を読ませていただきました。よいと思われる方もいらっしゃいますが、よくないと思われる方が彫刻展に関しては63%というふうに出ていましたし、ウエブ上のパーセンテージはよくないと思われる方がかなり多かったですね。そしてさらに、よいと思う方に関しても改善を求めるというアンケート結果になっていたと思います。  伺います。67ページですけれども、66、67にかかわることです。一つ一つの事業をきちんと検証し、そして市民アンケートまでとられたことは評価いたします。そして、2019年度はない、そして2020年度に向かうというときに、それにしても準備を始めなければならない。その結論は、いつぐらいにこの検証結果を出されるということなのでしょうか。もう少しここのところの説明をお願いいたします。 62 ◯教育次長【宮崎宏一君】 財団として、次の2020のアートビエンナーレに向けてどういった事業を行っていきたいということを公にしていくのは、遅くとも秋口までにはと聞いております。ただし、秋よりもできるだけ早い段階で、まず、私どもにもまだ示されておりませんので、早い段階でお話を聞いて、調整していく期間が必要かと思っております。ですから、今現在は秋口と聞いておりますけれども、なるべく早く方向性はお示しできるように努力してまいりたいと考えているところでございます。 63 ◯2番【小川宏美君】 遅くとも秋という、早い段階に決めて方向性を確定していくと。特に彫刻展に関しては意見がたくさん出ていますし、進めるにしても、何らかの正当な理由が、説得力ある説明がないと、今後の進展は難しいところに来ているかなと感じておりますので、では夏以降、秋までの決定というのを見守っていたいと思っております。  そして、もう一点です。このアンケートに関してですけれども、先日行われました教育委員会で財団の説明をしている事務局長の方から、このアンケート結果にはバイアスがかかっていますという発言をされました。聞いていた方が驚いて、国立市でもそうですし、また、教育委員会でも財団でも、何か事業を行った後にアンケートを行ってみて、そこにバイアスがかかっているという言い方は、耳を疑ったほどの発言でした。まず、そういった発言があったのかどうか、その真意は何だったのか。そして、そのことに対して教育委員会の場で何らかの意見が出されたのか、伺わせてください。 64 ◯教育次長【宮崎宏一君】 言葉で言いますと、バイアスがかかっていると思われるというような発言はございました。その真意等は、私どもは受けとめておりまして、それまでのやりとりもありましたので、それについてのさらなる意見というのは、その現場ではございませんでした。  少し丁寧に説明をさせてください。通常バイアスと言いますと、さまざま調査等を行う際に、その調査の仕方とか、質問の仕方等によっては回答に偏りが生じる場合があるというところでございますので、教育委員会の場で、一連の説明が終わった後に、調査を行った結果どうでしたかという質問に対して、準備のないまま答えていただいた発言ですので、ちょっと思う中でバイアスという言葉が出てしまったと思うんですけれども、ただし、その意図については、決して調査結果が誤っているという認識ではございません。お話を聞く中では、それまでもアートビエンナーレに関しては、議会等の中でも、あるいはさまざま市民からの声としても、プレー・ミー、アイム・ユアーズはとてもよかったよと、彫刻展はいかがなんですかというような意見を議会の場でも寄せられている中で、アンケートをフリーでとりましょうという形をとりました。そうするとアンケートについては、強く興味を持っている方がお声を寄せてくださいますので、そういった中では、恐らくは彫刻については批判的な声が多いだろうなということを想定している中で、そのとおりの結果が出たことに対して、表現としては不適切だとは思いますけれども、バイアスという言葉が出てしまった。  ただし、その後の発言なんかを見ますと、バイアスがかかっているので、その調査は誤っているので受けとめませんということではなくて、そういった印象を実はちょっと思っている感はあるんだけれども、やはりその結果が出たことに対しては、真摯に受けとめて、しっかりと検討していくというようなやりとりになっておりますし、私どもはそう聞いておりますので、誤解を招くような発言であったので、公の場での発言としては望ましくないというような見解を持っておりますが、この場をかりて、決して調査結果を軽視するのではなく、しっかり受けとめて検討を進めていく、現在も進めているところだというところを御理解いただければと思います。以上でございます。 65 ◯2番【小川宏美君】 そうですね。担当の責任者が、出された結論、アンケート結果に対して印象を語るというのは、かなり問題が起きる場合がありますよね。特に感情的になられている感じが非常にしました。バイアスがかかっているという言い方は、これではなかなか市民との信頼関係は持てません。議事録にも残ると思いますし、今、次長が言ってくださったことは、どうか生かしてください。アンケートというのは国立市でもたくさん行っていますが、それに出されたことにバイアスがかかっているんです、この結果にはと言ったら、もう元も子もありませんので、今回のことは二度とないようにお願いしたいと思います。2020年に向けての結論が秋までには出るということが今回わかりましたので、ここで質疑を終えます。
     それで、文化芸術条例が国立市にできている中で、国立市の文化芸術振興計画がつくられて進められています。国立市が主体となることではありますけれども、3施設の利用管理をしている財団の役割もこの中では大変大きいという、この発言は1年前に教育長がされたことですけれども、その視点から次年度の財団の振興を期待しております。以上です。 66 ◯9番【藤田貴裕君】 それでは、質疑いたします。その前に意見だけ言っておきますけれども、63ページの予約システムが今度変わるということでありましたので、多くの方の意見を聞いて予約しやすいシステムをぜひつくっていただきたいと意見を言っておきたいと思います。  その上で、予約をしに行ったら、申し込みの当日であったにもかかわらず、ほとんど芸小ホールが埋まっていたという話があるんですよね。例えばことしの12月なんかは土曜日、日曜日、祝日がそれなりにありますけれども、当日申し込みの時間帯に行ったら、2つしかあいてなかったと。何人かでくじ引きをやったりしたんですよね。何でそんなことが起きるのかよくわかりませんけれども、普通申し込みに行ったら、基本的にこま数がとれるというのが普通だと思うんですけれども、何でこういうことになっているのか教えてください。 67 ◯教育次長【宮崎宏一君】 芸術小ホール、あるいは体育館も、国立市には数が少ない中での運用になっているというのがまず1つございます。芸小ホールにつきましては、特に平成30年度はなかなか利用日数が少なく、12月以降は工事が終わって利用できるようにはなってきたんですけれども、そういった中での事業の組み込みを年度の中で行わなければならなかった。それで、正直なところ、その事業の組み込みにおいて、市が行う事業、それから財団が行う事業、こちらをかなり優先的に土日等、要は望ましい時間帯に入れ込んでしまったという実態がございます。そのためにさまざまな活動している市民の皆様に御迷惑をおかけしたと。ですから、今後に向けての財団との協議の中では、市や財団が行う事業については、できるだけ平日を中心に行っていこうと、なるべく土日等の、多くの市民の団体の方が利用したい時間帯は、市民の方が使えるような配慮をしていこうというところの意見交換はしておりますので、今後はそのように運営してまいりたいと考えてございます。 68 ◯9番【藤田貴裕君】 よくわかりました。今度というのは、今度の1月からの受け付け分というふうに考えていいんですか。 69 ◯教育次長【宮崎宏一君】 1月の受け付けは大丈夫なんですが、事業の組み込みというのをある程度、令和元年度についても固まっております。改めて検証できる部分は検証していきたいんですが、済みません、どこからさらに調整していけるかについては、今現在の段階で実施状況、すぐに手元で確認できておりませんので、明確に何月からそうなりますということは申し上げられないんです。これから事業を組み込んでいく際には、例えば市の各部局にもそういった利用の仕方の要請をする中でやっていきたいと。市の部局への要請もまだしておりませんので、これは速やかにやりたいと考えてございます。以上でございます。 70 ◯9番【藤田貴裕君】 財団の主催事業だと、そういうのも大切な事業だと思いますけれども、だからといって市民の人が使えないというのは、ぐあいよくないなと思っていますし、市が押さえたいんだったら、できれば調整してやってほしいですよね。あれもこれも市が、いろいろな課が押さえるというのはよくないと思いますので、できる限り早急な改善を強く求めておきたいと思います。  それと一小のソフトボールの体力テストですけれども、こちらの中では相当な成果があったと書いてありましたけれども、どういう意図でやったのか。そして、今後はどのような展開がなされるのか教えてください。 71 ◯教育次長【宮崎宏一君】 小学生の体力向上というのは、財団の体育館の事業を見ていただいてもおわかりになるように、非常に財団側としても力を入れて考えている。その中で、一小の校長と体育館側の職員がお話をする中で、こういったことをやってみようというのが今回の事業でございました。ですから、30年度に関しましては2学年で行っていると。その結果としては、その前の年の東京都の体力テストよりも、それぞれの学年において向上している。ですから、令和元年度につきましては、まず、一小において全学年でやってみましょうというような方向で調整しているようでございます。その後は、その結果を見ながら、さらに広げていけるのかどうか、これは検証してまいりたいというところでございます。 72 ◯9番【藤田貴裕君】 わかりました。成果が上がっているということで、やれば当然成果は上がると思うんです。それをどう判断するかは別として、私たちの会派の中では、やるんだったら全部の学校でやってもらいたいな。そういう意見も出ていましたので、伝えておきたいと思います。  最後に、アートビエンナーレについて聞きたいんですけれども、もう一回、アートビエンナーレの目指すべき目標というんですかね、それは一体何なのかと、そのことを教えていただきたいと思います。 73 ◯教育次長【宮崎宏一君】 ビエンナーレについては、祝祭というような言葉を掲げて、例えば最初のころは芸術の散歩道をつくっていく。つまり、市民が市内で生活していくに当たって芸術に触れ合える、そういった機会を広げていこうというような考えで行ってきたものだと認識してございますので、それに伴ってどのような事業をこれまでの経験を踏まえて行っていくか、現在検証しているところでございます。 74 ◯9番【藤田貴裕君】 きっとそのほかにも作家がつくったものを皆さんに見ていただいて、入り込み人口だとか、そういうのも多分あったと思うんですね。そういう中で総合的に判断して、彫刻というのを2カ年やったと。アートビエンナーレはあと3回ぐらいあるんですかね。その中で、さっきもいろいろと他の議員が触れておりましたけれども、アンケートの結果などを踏まえて、本当に彫刻でいいのかなというのはあるんですよね。また、さっきもバイアスがかかっていますよとか、そういう発言が出て、彫刻に否定的な意見が出るかもと、じゃあ何でそもそも彫刻にしたんだろうと、そういう気もするんですよね。さっき次長の御答弁では、アンケート自体は別に問題ないよと、こういうようなことでありましたので、もう一回確認しますけれども、今後、彫刻はどうなるのか。あるいはアートビエンナーレのありようですね。市民にしっかり支持されるようなものにどのように変えていくのか、あるいはどういうような課題があるのか。最後、そこを教えてください。 75 ◯教育次長【宮崎宏一君】 具体的にどういった事業を実施するかについては、まだお示しできません。ただし、彫刻については、なかなか厳しい意見があったというところについては受けとめざるを得ない中で検証してきているというところでございます。プレー・ミー、アイム・ユアーズに関しては、多くの市民が直接その現場で、そのイベントに参加というか、味わうことができたと。彫刻展に関しましては、アンケート調査等を含めて検証する中では、多くの市民の方の認識のない中で募集、選考が進んでいって設置されていくというような経過があったのかなと。ですから、1つは、彫刻展を続けるのかどうか。それから、彫刻展を続ける場合については、どのようにより多くの市民の方に参加いただいたり、受け入れていただけるようなやり方をとっていくのか。そういったところも含めて、現在検証しているというように聞いているところでございます。 76 ◯17番【重松朋宏君】 私からは質疑ではなく、意見として3点だけ述べさせていただきます。  まず、事業計画の中に何カ所か出てきております「社会包摂」、あるいは「社会包摂機能」というキーワードについてです。この意味は、社会的包摂とかソーシャルインクルージョンと、多分、全く同じ意味で、それぞれ参照となる国のほうの法律であったり、行政の公文書で扱っているキーワードが違うということだけだと思いますけれども、その意味を財団の中、全体にしっかりと浸透させると同時に、市のほうの各部門でも出てきます社会的包摂とかソーシャルインクルージョンという用語のある程度の統一も図っていったほうがいいのではないかということがまず1点です。  次に、2年に一度開催されるビエンナーレの検証についてです。大変迷走しているようにも見えるんですけれども、市民アンケートの結果も彫刻展の評価が、私が予想していた以上に、かなり市民の評価が低かったなというふうに思いました。私は、実はアンケートには肯定的な評価で書いたんですけれども、幾らよいことであったとしても、文化の当事者、つまり、市民自身を置き去りにした形で何か始めてしまおうとするとうまくいかないという、いい例ではないかなというふうに思います。コンセプトを立てたり、プログラムを決めていく段階での参加がないと、文化そのものとして定着していかないということなのかなというふうに思います。  これをマイナス評価するのではなくて、私はむしろ貴重な経験として、一見迷走しているこのプロセスこそが、文化をめぐるいろいろな模索していくプロセスだと思いますので、このプロセス自身を大事にして、特にこの1年間の検証を市民とともに進めていっていただきたいというふうに思います。  3点目が63ページ、事業計画の7ページに当たりますけれども、その中に「嘱託員の一層の接遇を含めた資質向上に努めます」と、それから「財団独自で雇用した固有職員の処遇の改善を実施します」とあります。市役所に準じる形で職員や嘱託員の待遇がされていると思うんですけれども、地方公務員のほうは2020年度から会計年度任用職員の制度が始まります。嘱託員、非常勤の職員も単年度の任用ながらボーナスを支給することができるようになります。また、正職員のほうも60歳から定年延長という話もこれから多分、今度の国会に国家公務員の定年延長の法案が出されるとも聞いておりますし、定年延長の流れもありますので、恐らく市役所職員の定年延長ということもこれから話がされていこうかと思います。  私、昨年の6月議会で指摘しました、市役所を定年で退職した財団の嘱託員が、65歳の財団嘱託員の定年を超えて働いているという不公平の問題の是正とあわせて、より公正な処遇の改善というのを1年かけてじっくりと検討していっていただきたいと思います。これをきちんとやっていくと、結果的に指定管理料がふえてしまうという結果になるかもしれませんけれども、これは効率化、合理化できるようなものではなくて、人に対してきちんと待遇していくということですから、私はしっかりと手当てすべきであると考えます。以上3点、意見だけ述べさせていただきます。 77 ◯7番【住友珠美君】 では、何点か質疑いたします。まず、12ページの22のホールとグランドピアノのシェアプログラムというところなんですけれども、これは芸小ホールの空き時間を利用いたしまして、グランドピアノなど演奏体験ができる機会ということで、本当に得がたい体験ができるのかなと考えておりますけれども、実施した日が21日間、入場者数で223人、これは使用者数ということなのでしょうかね。どのような方が使われているのか、もう少し詳しく説明していただけますか。 78 ◯教育次長【宮崎宏一君】 21日間、どうしても平成30年度は閉館というか、使えない期間もある中での利用でしたので、実は平成29年度よりは実績が少し下がってはいるんですけれども、その中でも21日設定し、その21日間の総枠のうちの大体76%、103枠が利用されたと。つまり、103のグループの方に御利用いただいたと、その総数が223人でございます。  まず、市内、市外を見ますと、市内の方が64.1%で、市外の方も35.9%いらっしゃったと。ただし、済みません、市内と市外の方が混在しているグループもあろうかと思いますので、グループごとの内訳はわかりません。それから、子供から学生までの比較的お若い方、これは32%ですが、この30年度はいわゆる一般、大人の方ですね、こちらも68%いたと。比較的最初のころは小さいお子さんの参加も多かったんですが、大人もふえてきている、それから学生が多くなってきているのかなという印象は持ってございます。以上でございます。 79 ◯7番【住友珠美君】 ありがとうございます。今、聞きますと、大体76%の利用ということで、結構大きく利用していただいているのかなと思いますし、あと稼働というか、実施した日が21日間、これ改修が入っていますので、来年度も行う予定だと思うんですけれども、伸びてくれればいいなと思って、やはり文化芸術を目指しているまち、国立であります。同じようにプロを目指している方とか、そういう方がグランドピアノ、そしてホールを使っての演奏は貴重な体験になりますので、ぜひ継続して今後もやっていただきたいとお願いいたします。  次は20ページ、先ほども出ましたけれども、20番の体力テスト対策、一小のところです。私、これを見て、体力テストの対策があるんだというふうに最初にちょっとびっくりしまして、このような事業をするという経緯には、児童の体力の低下などが一面では考えられるのかなと思うんです。国立市では児童の体力テスト、全国で見るのか、ちょっとわからないんですけれども、どのくらいのレベルになっているのか、この辺を踏まえて教えていただけますか。 80 ◯教育次長【宮崎宏一君】 まず、全国の体力テストというのは、これは毎年小学5年生において行われております。ですから、そこに限った数字になりますが、従来は、東京都は全国の中でたしか中位程度であった。それが近年、東京都も体力の向上を掲げておりますので、さまざまな施策を打つ中で伸びてきているのかなと。それから東京都の中で、では国立市はどうなのかというところに関しましては、直近で持っているデータ、これはたしか平成29年度の結果だったかなと思うんですが、これが23区26市、全体の東京都の中で上から2番目でございました。どちらかの区が1位で、国立市は2位と。それは小学校1年生から中学校3年生までの全体の平均値というか、数値でございました。細かい分析はわからないんですが、そういった状況の中でさらなる向上を、今回のケースに関しては、第一小学校長と財団の体育館の館長ですか、職員が話をする中でやってみようと。さらにその前の年よりもやった学年においては伸びたので、令和元年度においては全学年でやってみましょうと。先ほどほかの学校でもぜひやってほしいという御意見もございました。それは結果を見ながら、あるいは事業の中でどこまで可能かというのを財団側、あるいは各学校の事情もございますので、そういった中で、調整する中で今後は考えていきたいというところでございます。 81 ◯7番【住友珠美君】 ありがとうございます。2位、結構高い数字なので、私はてっきり体力が低下しているので、それを行うのかなと思っていましたけれども、聞くところによりますと、例えばボール投げとか、そういったことを行うのも、今のお子さんはなかなか外で体を動かす機会がなくて、ボールの投げ方、どういうふうにやったら速く投げられるか、遠くに投げられるか、そのコツがわからない。なのでコツを教えるというのをちょっと聞きまして、そんなものなんだと思いながらびっくりしたんですけれども、そのおかげで体力テストが上がってくるのであれば、ぜひ、私たちとしましても、テスト対策を全校に広げていただけたらと考えます。よろしくお願いします。 82 ◯1番【上村和子君】 2点伺いたいんですけれども、さきの小川議員の質疑に続くと思うんですけれども、多摩障害者スポーツセンターが耐震工事で使えなくなって、そして復活する1年の間、国立市でも使えるようにしてほしいということで、教育長など英断されまして、同じような条件で使えますという形で大変喜ばれました。陳情も。それが今度、新たな要望として、多摩障害者スポーツセンターが復活しても、しょうがいの人とそうじゃない人とが交流できたと、とても貴重なしょうがい当事者にとっても体験であったと。このような仕組みをそのまま継続してほしいと、免除制度をそのまま延長して、継続して使いたいという声がたくさん届いたと思うんですけれども、その結論は出ましたでしょうか。 83 ◯教育次長【宮崎宏一君】 多摩障害者スポーツセンターに関しては、6月30日で工事を完了し、7月1日からまた改めて稼働するという状況でございます。ですから、暫定期間を私どもそもそも6月末までと考えてございましたので、それについてどうするか。まず、事務局の担当部局、内部で検討してまいりました。その検討に当たっては、財団のほうの評価ですね、先ほど申し上げたようなしょうがいがある方とそうでない方が同じ場でスポーツをすることによりさまざまな交流が生まれて、それも非常にいい状況で実施できるようになってきた。それからそれによる、単館しかない体育館ですので、運営面で課題があるのかどうかと。それについては、延べ四千数百名に御利用いただいた中では、その中で問題なくやってこれたろうと。恐らく7月1日から多摩障害者スポーツセンターが動き出せば、正直、施設・設備については、向こうのほうがはるかに状況はいいですから、かなりの方がそちらに戻られるという想定の中で、7月1日以降は、正式に教育委員会規則を改正してやっていきたいと、個人の免除ですね。それについては、5月の教育委員会の後、各教育委員さんとお話をさせていただいて、その方向の確認はいたしましたので、6月の教育委員会に議案として提出して、そのようにしていきたい、規則改正ですね、そう考えてございます。 84 ◯1番【上村和子君】 またすばらしい英断を、継続されるということで、陳情を出された方からも、迫るにつれて、とてもいい実施だったと。想像した以上の交流ができて、本当の意味のソーシャルインクルージョンが実感できたというようなお話で、これを継続したいんだけれども、私のほうに来られた方はどうしたらいいでしょうかと相談があったときに、それだけの関係ができたのだから、率直に市のほうの人と話してみたらどうですかと言ったら、その後、とてもとてもよく市の職員の人が話を聞いてくれて、とてもとても真摯に対応してくれたと、大変喜んでおられました。そういう関係性がこの1年間の中でできて、徐々に徐々にしょうがいのある人とない人が一緒にスポーツができて、しかも、しょうがいのある人が使いやすい仕組みを可能な限り努力をされたというところは、またこれを継続していくというふうにされたことに対しては、私は財団を含め、市教育委員会にすばらしいと、これは高く評価したいと思います。大変喜ばれております。  続きまして、もう一点、これはちょっと趣旨がわからない。すごく大事な、今年度の事業の中で1つ気になるのがありましたので具体的にお伺いいたします。今現在、国立市の郷土文化館で7月まで「くにたちと災害」というミニ展示が開かれております。本日この事業計画の中にも出ております。事業計画の中では、防災に主眼を置いた、関東大震災などの収蔵物を展示すると書かれてあります。  私、拝見しに行きました。きょうは財団の学芸員さんもいらっしゃいませんし、郷土文化館の館長もいらっしゃいませんので、突っ込んだことはお聞きしないのですけれども、ミニ展示というふうに書いてあることからわかるように、すごく限られたスペースでやらなければいけなかったという1つの制限があったがために、この趣旨というものがはっきりわかりませんでした。一番わからなかったところが、「くにたちと災害」、防災の視点でという意味での収蔵としたときに、その中に自然災害と人為的な災害として戦争を取り上げておられました。それをつなげて災害として捉えているという前置きがありました。  これは、確かに調べてみると、そういうつなげ方をしている人たちもいます。しかし、国の災害対策基本法の中では、そういう場合の災害という場合には厳密にありまして、いわゆる人災は指さない、地震とか自然災害のことを言っております。また、人為的な災害という場合には、例えばですけれども、公害とか原発事故など、こういったものが人為的災害というふうに言われています。また、それをずっとつなげていって戦争による、そこによって起きてくる災害という捉え方をする人たちもいるし、思想的には同じであるという捉え方をする考え方も調べる限りにおいてはわかるわけです。  しかし、災害は災害として、とても今危機があると。戦争は戦争として、ちゃんと真剣に考えなければいけない。それらを合体してしまって、ミニ展示という形でやるには余りにも、どう解釈されるかわからないというところで、私は、確かに1つずつ見ると、その奥のもとは見えてはきます。しかし、限られた資料の中の1つの奥に見えているものの深刻さというものが、それをどう捉えるかがわからない。視点がわからないんです。この展示物に関しての展示の視点がわからないんです。むしろ「くにたちと災害」、その次は「くにたちと戦争」とかいうふうに2回か3回に分けてもよかったでしょうし、戦争というのを扱うときには、裏にある平和とは何なのか。国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例もできましたし、だからちゃんと扱ってもらいたい中身なんです。  それで、この展示は7月7日まで続いてまいります。その中に「くにたち平和の日」、6月21日がちょうど入るわけです。では、国立市の平和の日の願いと今回の展示というのは、目的は一致しているのか、していないのか。それが解釈するしかないんです。ですから、ここのところが、私は非常に重要でセンシティブな問題で、学芸員さんは責任を持ってされたと思いますので、プロですから、収蔵物の中から、なぜこのような企画を今しようと思って、比較的災害・防災のほうが私にしてみたら弱いといいますか、数が、申しわけありません、これ批判と思われたらまずいんですけど、防災に関して言えば、圧倒的に多かったのは災害ボランティアの募集とか、そういったものです。あとは国立市防災ハザードマップとか、現在的にはそういうものです。その後、急に飛んで関東大震災、伊勢湾台風というふうに飛んでしまう。1つの切り口の防災の視点としても、なぜこれだけなんだろうと。戦争の視点も、先ほど言ったような関東大震災のときの視点もそうなんですけれども、ということで、まず、今回のこの企画に、「くにたちと災害」というものの中に戦争によるものも含めたということについて、財団のほうからどういうコンセプトで、どういう目的でという説明は入っているのでしょうか。 85 ◯教育次長【宮崎宏一君】 まず、事業計画の段階でそこまでの説明は受けておりません。基本的には、この企画に限らず、1つは積極的に郷土館で収蔵している資料を、学芸員中心にさまざまな視点から整理しながら、市民の皆様にお示ししていきたいというのがここ数年のやり方でございます。ですから、そこまでの確認はできていない。それから、正直、済みません、私も確かに自然災害と、特にテーマとして関東大震災と戦争、これが並び立てられておりましたので、どのような企画展になるのかなというのは興味を持っておりましたが、済みません、私自身はまだ見に行けていないところでございます。課長と係長は見てきたようでございまして、館長から話を少しは聞いているのでございますけれども、まだ学芸員から直接的なお話は聞けておりませんので、明確なお答えは今現在はしがたい状況でございます。  ただ1つ言えることは、ここ数年、質疑議員からは、学芸員の資質をしっかり生かした事業を積極的に展開してくださいということをおっしゃっていただいて、私もそのように伝えてまいりました。その中で、専門性から言いますと、刀剣の分野をしっかり勉強してきた者ですとか、あるいは古文書の関係ですね。それから、今回の企画に関しては、石棒ですとか、自然とか、あと近代史を中心に学んできた学芸員でございますので、例えばその前の年にやった石棒展、こちらについても事前に私のところに、そのときはこういった企画をやりたいんですと計画書を持ってきてくれて、どんどん工夫してやってくださいという形でやったんですが、今回のところについては、ミニ企画展というところもあったのかもしれませんけれども、事前のお話は聞けていない。それから、私は正直まだ見られていないところなので、その辺を確認した上でお話はしっかり聞いてまいりたいなと。もし改善するところ、もっと努力するところがあったら、そのように一緒にやっていきたいなと思ってございます。 86 ◯1番【上村和子君】 これがチラシでして、私がなぜ行ったかと言ったら、市民の方からぜひ行ってくれと、どう捉えていいかわからないと言われたから行ったんです。チラシの中に、災害は自然災害のほか戦争等の人員的な要因でも発生します。いずれも人々の生活を脅かすものですが、かつて国立の人々はどのように災害と向き合ったのでしょうか。本展では、大正12年に発生した自然災害、関東大震災と人為的な災害と言える戦災について、当館の収蔵資料を中心に紹介しますと書いてあります。  それで、私は伺ったときに真っ向から否定はできないというふうに思いました。それはわからなかったからなんです。意図がわからない。願いがわからないし。例えば簡単に言いますと、戦争を描いていくときに、資料として、長崎・広島への子ども平和派遣事業については、パネルがちゃんとありました。行かれる子供さんたちが郷土文化館に行って勉強している。多分、それの資料が出ているんだと思うんです。それで出ているんだけど、例えば国立市平和都市宣言というのは置かれてなかったりするんです。つまり、何のために、日常の大きな災害で人が死んでいくとか、それから地震で人が死ぬとか、戦争によって人が死んでいくとか、これは人の死を扱うものですから、なぜそれをやるのかといった意図がしっかりなければいけないというふうに思うんです。ですから、私は当日ずっと複雑な思い、どう見ればいいんだ、どう見ればいいのか。貴重な資料があることもわかりました。もしかしたらもっとあるかもしれない。ミニ展示という形では、もしかしたらふさわしくない企画だったかもしれない。ちゃんとやらなければいけない企画だったような気もします。  きょうあえて取り上げましたのは、だからやめろとかという話ではないんです。私はちゃんと知りたい。だから、ぜひ学芸員さん、それから郷土文化館の館長さんに、この企画は何を目的にやろうとしたのですかというのをちゃんと説明していただきたいんです。その目的に合った展示になっているのか。そして、なぜ「くにたち平和の日」が挟まる、6月21日はちょうどその間にあるわけです。それとのリンクは考えられたんだろうかとか、さまざまな私の疑問もあります。きょうはお願いいたしますので、一度、私、個別で構いませんので、しっかり館長さんのほうから御説明していただきたいということを要望しておきますが、いかがですか。それだけ答えてください。 87 ◯教育次長【宮崎宏一君】 まず、ごらんいただいて疑問に思っていただいたことをお伝えいただきまして、ありがとうございます。質疑議員にかかわらず、そういった企画展に関して、市民の方でもさまざま疑問があれば、館長、あるいは学芸員がお話を聞きたいと言われたときに、いや、会いませんということはあり得ませんので、議員がそういった御希望があれば、私のほうからも連絡を入れておきたいと思います。そもそも私どもがやるべきは、済みません、私まだ見ていないので、そもそも意図がわからないのかどうか。それから、どうすればいいのか。どういう意図だったのか。その確認をした上で、私どもとしては、私どもとしてやるべき対応をとってまいりたいと。今回の議員の御要望については、当然のごとくその対応はしていきますので、そのことも連絡は入れておきたいと思います。以上でございます。 88 ◯5番【石井めぐみ君】 報告、ありがとうございました。財団の事業ということで、この場で明確にお答えをいただけるかどうかわかりませんので、質疑というよりは意見という形で述べさせていただきます。アートビエンナーレ、特に彫刻展につきましては、さまざまな議員からの御指摘、御意見があったと思います。御存じのように、私自身も余り肯定的には捉えていないんですが、ただ、その中でも、私、1点とてもいいなと思っているのは、国立に置いてある彫刻、これがさわれる彫刻であるということです。この点だけは、ほかの美術館なんかに飾ってある彫刻とは違うな、国立らしいなというふうには思っています。ただ、その上でお願いなんですけれども、社会的包摂、ソーシャルインクルージョンということをせっかく掲げてくださっているので、この彫刻をもっとたくさんの人に感じてもらえるような工夫をお願いしたいです。例えばですが、さわれる彫刻だったら、この彫刻にどんな意味があるのか。タイトルは何なのか。作者の意図は何なのかというのがプレートには書いてありますが、点字での表記がありません。例えば彫刻からそのままさわっていって、台座のところにたどり着いたら、その台座のところに点字があるというような、そういった国立らしい工夫というのをやっていただければありがたいと思います。これ1点、お願いしておきます。お答えいただけますか。 89 ◯教育次長【宮崎宏一君】 貴重な御意見だと思います。すぐにそれができるかどうかということをこの場で答弁することについては、財団のほうに手配していただくのでというのはありますけれども、私ども議会でいただいた御意見、それから議場以外の場でも、さまざまな御意見をいただいているものについては、通常の意見交換とか打ち合わせの中で、しっかり一緒に伝えて検討しておりますので、そういった中で意見としていただいたということを含めて検討させていただきたいと思います。以上でございます。 90 ◯10番【稗田美菜子君】 簡単に御質疑させていただきます。80ページ、81ページになると思うんですけれども、国立市からの補助金、2019年4月1日から2020年3月31日までの2019年度収支予算の中の国立市補助金について、前年度比較で580万8,000円増額しております。600万円ぐらいなんですけれども、説明の中では、アートビエンナーレ関連事業とその他水泳教室等という御説明がありました。アートビエンナーレについては、開催年に1,000万円というので今まで来たんですが、今回はそうではなく、前年度に500万円という形でございます。どういういきさつでそうなったのか。また、その使い道がどういった形で財団のほうから御報告があるのか、お伺いいたします。 91 ◯教育次長【宮崎宏一君】 一番最初は500万円、500万円と毎年出していきましょうというところで始まりました。ところが、彫刻展を行うに当たっては、実施年次に1,000万円のほうがやりやすいというのが当時ありましたので、そういった形に切りかえたと。ところがその後、プレー・ミー、アイム・ユアーズ、こういった評判になった事業を行った中では、実施年次よりも前に準備、あるいはライセンス料等をお支払いする状況が生じてくると。今後はそういった事業もやっぱり考えていかなければならない中で、2020に向けては、2019年度予算の中で、幾らが適切かというのは、もちろん議論はあるんですけれども、500万円程度の補助を財団としては市から出してもらったほうがやりやすいんだというようなお話がありました。  当初、私たちは具体的な事業が決まっていて、その前年にどれぐらいの金額、どういった目的で払うからということが明確であれば、当然わかりやすいし、納得もしやすい。ところが事業検証する中でどうなんだろうかという議論はございました。ただし、検証を進めてきている中で、なかなか方向性は具体的に決まってこないまでも、想定される事業のやり方からすると、この2019年度も500万円程度は財団としては補助を出してほしいというようなことがありましたので、そのような予算にいたしました。つい先日も芸小の館長のほうと方向性、まだ明確に何をやるかは聞けていませんが、どうですかと、この500万円程度の中で、ある程度想定される範囲でやっていけるんですかということを聞きましたら、明確にこういった事業をやっていきたいということは今後整理して、市にも示していきたいけれども、500万円の範囲内でのある程度の準備は必要だと考えているというようなことも聞いておりますので、今回の予算については、このやり方で結果として比較的よかったのかなというような印象は持ってございます。 92 ◯10番【稗田美菜子君】 御説明ありがとうございます。意見にとどめておきますが、そうでした。おっしゃるとおり、一番最初に500万円、500万円、その次の第2回で1,000万円。もう一度戻って500万円、500万円と。他の委員からもありましたが、迷走している感があるというのは否めないのかなと思いますが、行政とは違って、アートという分野の中で比較的自由な発想のもとでいろいろな取り組みをしていただくという意味で、500万円、500万円ということで理解はしていきたいとは思っています。ただ、あくまでも私が今受けた印象としては、関連事業であると。アートビエンナーレはきちんとアートビエンナーレでやっていくんだというような意思を、私はそう理解いたしました。とりあえず5回、10年間はやっていきましょうという方針でこれから先やっていくという中で、これが受けたから、こういうふうにやっていきましょうということだけではなくて、もともと何でそれが必要だったのかということをぜひもう一度見直していただきたいと思いますし、例えば彫刻につきましても、先ほど他の委員からもありましたが、さわれる彫刻ってとても大事だと思うんですね。けれども、残念なことに、雨の泥のはね返りで真っ黒になってしまっていたり、子供たちが遊ぶ過程で汚れが目立ってしまうと、せっかくの彫刻の作品であったとしても、その価値が薄れてしまうようにも感じると思います。そういったことも、きちんと清掃する、あるいはきちんと展示をしていくということも含めて、なぜこれを始めて、どうして10年こういうふうにやっていこうと思ったのかというのをもう一度検証をきちんとしていただくということを御要望させていただいて、意見とさせていただきます。 93 ◯議長【石井伸之君】 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、以上で報告第7号を終わります。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第7 第35号議案 市道路線の廃止について 94 ◯議長【石井伸之君】 日程第7、第35号議案市道路線の廃止についてを議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 95 ◯市長【永見理夫君】 第35号議案市道路線の廃止について、御説明いたします。  本議案は、道路の払下げ申請により、一般交通の用に供する必要がない市道路線を廃止するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 96 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は建設環境委員会に付託いたします。  ここで休憩に入ります。                                     午後2時12分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後2時30分再開 97 ◯議長【石井伸之君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  日程第8 第36号議案 公益的法人等への国立市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条              例案 98 ◯議長【石井伸之君】 日程第8、第36号議案公益的法人等への国立市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 99 ◯市長【永見理夫君】 第36号議案公益的法人等への国立市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、国立市から職員を派遣することができる公益的法人等に、新たに設立される社会福祉法人くにたち子どもの夢・未来事業団を追加するとともに、地方公務員法の一部改正に伴う規定の整理を行うため、条例の一部を改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 100 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は総務文教委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第9 第37号議案 国立市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例案 101 ◯議長【石井伸之君】 日程第9、第37号議案国立市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 102 ◯市長【永見理夫君】 第37号議案国立市市税賦課徴収条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、地方税法等の一部改正に伴い、個人の市民税において、ひとり親家庭の非課税措置の拡充及びふるさと納税制度の見直し、軽自動車税では軽減等の制度見直しを行うため、条例の一部を改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 103 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は総務文教委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第10 第38号議案 アメリカ合衆国軍隊の構成員等の所有する軽自動車等に対する軽自動               車税の賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例案 104 ◯議長【石井伸之君】 日程第10、第38号議案アメリカ合衆国軍隊の構成員等の所有する軽自動車等に対する軽自動車税の賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 105 ◯市長【永見理夫君】 第38号議案アメリカ合衆国軍隊の構成員等の所有する軽自動車等に対する軽自動車税の賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、地方税制における軽自動車税の制度改正に伴い、文言の整理を行うため、条例の一部を改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 106 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は総務文教委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第11 第39号議案 国立市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案 107 ◯議長【石井伸之君】 日程第11、第39号議案国立市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 108 ◯市長【永見理夫君】 第39号議案国立市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正に伴い、災害援護資金の貸付利率、保証人その他の事項について定めるため、条例の一部を改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 109 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)
     なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第12 第40号議案 令和元年度国立市一般会計補正予算(第2号)案 110 ◯議長【石井伸之君】 日程第12、第40号議案令和元年度国立市一般会計補正予算(第2号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 111 ◯市長【永見理夫君】 第40号議案令和元年度国立市一般会計補正予算(第2号)案について、御説明いたします。  まず、元号の表記についてですが、元号を改める政令の施行に伴い、「平成31年度国立市一般会計予算」の名称を「令和元年度国立市一般会計予算」とし、予算書における「平成31年度」の表記については「令和元年度」に、「平成32年度」以降の年度の表記については令和の相当する年度に読みかえるものでございます。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億6,219万5,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ304億5,954万1,000円とするものでございます。  なお、内容につきましては、政策経営部長が補足説明いたしますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 112 ◯政策経営部長【藤崎秀明君】 それでは、補正予算案の内容につきまして大綱説明いたします。  初めに、歳入について御説明いたしますので、10ページ、11ページをお開きください。  款14国庫支出金、款15都支出金は、歳出に連動し、歳入の追加増額を行うものでございます。款18繰入金、款19繰越金は、財源調整のために増額をするものでございます。款20諸収入につきましては、派遣先の自治体から交付される派遣職員の人件費負担分を追加するものでございます。  次に、歳出の補足説明をいたします。  12ページ、13ページをお開きください。款2総務費です。総額では917万円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、健康増進法の一部改正を受け、東京都の補助金を活用し、庁舎敷地内に公衆喫煙所を設置するための工事費を追加するものでございます。  次の14ページ、15ページは款3民生費です。総額では4,118万3,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、東京都の補助金を活用し、幼児教育・保育の無償化に係るシステム変更委託料を増額するものや、令和元年9月に設立予定の(仮称)社会福祉法人くにたち子どもの夢・未来事業団に対する補助金を追加するものでございます。  16ページ、17ページは款7商工費です。総額では1億1,096万6,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、国の補助金を活用し、プレミアム付商品券事業を実施するため、プレミアム付商品券販売事務委託料等を追加するものでございます。  18ページ、19ページは款10教育費となります。総額では87万6,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、適応指導教室におけるインターネット環境を整備するため、学校インターネット回線敷設委託料を増額するものでございます。  大綱説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 113 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。歳入歳出一括して質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は各常任委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第13 第41号議案 国立市の町区域の変更について 114 ◯議長【石井伸之君】 日程第13、第41号議案国立市の町区域の変更についてを議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 115 ◯市長【永見理夫君】 第41号議案国立市の町区域の変更について、御説明いたします。  本議案は、国立市大字谷保字天神下及び同字出井崎の一部並びに国立市大字青柳字向新田、大字谷保字中新田及び同字下新田の区域を国立市谷保六丁目に変更することについて、地方自治法第260条第1項の規定に基づき提案するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 116 ◯議長【石井伸之君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は建設環境委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第14 陳情第5号 安心して働きながらしょうがい児を育てられる環境整備を求める陳情  日程第15 陳情第6号 石塚陽一議員のセクシュアル・ハラスメントおよびパワー・ハラスメン              ト行為に関する事実関係の徹底究明と認定事実の公表、さらに国立市議              会政治倫理条例、女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例を              活かす具体的な対応と施策を求める陳情  日程第16 陳情第7号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める陳情  日程第17 陳情第8号 辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転につ              いて、国民的議論により、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべ              きとする意見書の採択を求める陳情  日程第18 陳情第9号 沖縄県民投票の結果を尊重し、辺野古新基地建設の即時中止と、普天間              基地の沖縄県外・国外移転について、国民的議論により、民主主義及び              憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の採択に関する陳情 117 ◯議長【石井伸之君】 日程第14、陳情第5号安心して働きながらしょうがい児を育てられる環境整備を求める陳情から日程第18、陳情第9号沖縄県民投票の結果を尊重し、辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について、国民的議論により、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の採択に関する陳情までの陳情5件を一括議題といたします。  以上、陳情5件については、朗読を省略し、直ちに所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、朗読は省略し、お手元に配付済みの令和元年第2回定例会付託事件一覧表のとおり、所管の常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ────────────────── 118 ◯議長【石井伸之君】 以上をもって、本日の会議はこの程度にとどめ、明6日は休会とし、7日午前10時から本会議を開き、日程第19、一般質問に入ります。  本日は、これをもって、散会といたします。                                     午後2時40分散会 Copyright © Kunitachi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...