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平成30年第4回定例会(第6日) 名簿 開催日: 2018-12-21
平成30年第4回定例会(第6日) 本文 開催日: 2018-12-21

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  1. 国立市議会 2018-12-21
    平成30年第4回定例会(第6日) 本文 開催日: 2018-12-21


    取得元: 国立市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                       午前10時開議 ◯議長【大和祥郎君】 おはようございます。平成30年第4回定例会の最終本会議に当たり、皆様には御出席を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。  また、傍聴にお越しいただきました皆様、並びにインターネット中継をごらんの皆様、まことにありがとうございます。  さて、皆様におかれましては、休会中の委員会の審査等、大変お疲れさまでございました。年末も近づき何かと忙しくなってまいりましたが、本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。  本日は、国立市の未来を担っていく、市立国立第五小学校の6年生の児童の皆さんが議会見学のため傍聴に来ております。ぜひ議会の様子をしっかりと見ていただければと思います。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  この際、御報告いたします。傍聴者より本日の会議を写真撮影したい旨の申請があり、議長において記者席から行うことを許可しておりますので、御了承願います。    ────────────────── ◇ ────────────────── 2 ◯議長【大和祥郎君】 日程に入ります前に、去る12月19日に議会運営委員会を開催いたしておりますので、その経過と結果について、委員長から御報告を願います。5番、遠藤議員。                  〔5番 遠藤直弘君登壇〕 3 ◯5番【遠藤直弘君】 おはようございます。去る12月19日に開催いたしました議会運営委員会における協議の経過と結果について、御報告申し上げます。  初めに、議長及び市長から挨拶を受けた後、議事日程等について協議を行いました。  まず、議事日程でございます。既に配付いたしております議事日程(第2号)のとおり確認いたしております。  次に、議案等の取り扱いでございます。日程第10、第76号議案矢川集会所の指定管理者の指定についてから日程第31、第97号議案中地域防災センターの指定管理者の指定についてまでの22議案、並びに日程第32、第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定について及び日程第33、第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についての2議案、並びに日程第34、第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから日程第37、第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4議案につきましては、それぞれ一括議題とし、採決につきましては、別個採決とする扱いと確認いたしております。  次に、日程第38、第104号議案国立市教育委員会委員の任命に伴う同意についてにつきましては、人事案件でございますので、先例に倣い、提案説明を行った後、質疑、委員会付託、討論は省略し、直ちに採決に入り、採決は無記名投票で行うことを確認いたしております。  次に、第3回定例会で継続審査となっておりました、陳情第3号JR東日本株式会社による国立駅南口開発に関する陳情は、去る12月13日に開催されました建設環境委員会で審査した結果、さらに継続審査とする扱いとなりました。このことから、日程に登載いたしておりませんが、先例に倣い、既に配付済みの請願・陳情継続審査件名表をもって、日程終了後に継続審査の議決をする扱いと決定いたしました。  最後に、平成31年中の一般質問発言通告申出書につきましては、平成31年1月4日から申し出できることを確認いたしております。  報告は以上のとおりでございます。平成30年最後の本会議となりますが、議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 4 ◯議長【大和祥郎君】 ただいまの議会運営委員長の報告にありましたとおり、本日の議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げます。    ────────────────── ◇ ──────────────────
     日程第1 第67号議案 市道路線の廃止について 5 ◯議長【大和祥郎君】 日程第1、第67号議案市道路線の廃止についてを議題といたします。本案は建設環境委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 6 ◯3番【渡辺大祐君】 第67号議案市道路線の廃止について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論に入りました。討論もなく、採決に入りました。採決の結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 7 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第2 第68号議案 国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案 8 ◯議長【大和祥郎君】 日程第2、第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案を議題といたします。本案は総務文教委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、総務文教委員長から御報告願います。13番、高柳議員。                 〔13番 高柳貴美代君登壇〕 9 ◯13番【高柳貴美代君】 おはようございます。第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案について、総務文教委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、平成30年3月議会での条例案提案予定をこの12月議会まで延長し、その間、意見交換会、パブリックコメント、市長出席のタウンミーティング等を複数回行うという丁寧なプロセスを経ることにより、市民とともにつくり上げたこの条例案に対する市長の思いを問うという質疑に対して、市長から、この条例はさまざまな条例の最上位に立つ基本条例である。これからの社会はますますグローバル化が進む。多様性が進む社会の中においてソーシャルインクルージョンの理念のまちづくりを行うためには、全ての市民が主体となり、そのまちづくりを共有していかなければならないと考え、プロセスを大事にしたいと考えたとの答弁がありました。  他の委員より、審議会が重要になると思うが、審議会のメンバーとその構成について問うとの質疑に対して、当局より、審議会メンバーは有識者の方々、そして公募市民、有識者は大学等の教授、また、人権問題を扱うという意味では、弁護士資格を持つ方に入っていただくことも重要かと考えている。また、多様な意見を議論できる俎上が必要なので、人権問題に関する当事者の方々の声をぜひ取り入れていきたいとの答弁がありました。  他の委員より、審議会の委員の中で、当事者の声を取り入れ、多くの方々の意見を集めるということだが、いつも同じ団体の方ではなく、2年置きにかわっていただくといったイメージを考えているのかとの質疑に対して、当局から、条例の中では2年が任期となっている。当事者と言っても10人という枠の中なので、余り多くの方が当然ながら入ることができない。民族に関してや部落問題に関するような取り組みが不十分なので、推進計画をつくる中では1つの柱になると思うので、まずはそこの意見をしっかりといただける当事者の方々を選ぶことができたらと考えているとの答弁がありました。  他の委員より、この条例ができることによってどのような変化があるのかとの質疑に対して、当局から、この条例がただあるだけでは変化は起こらない。この条例をいかに使っていくのか。それは行政だけではなく、市民や事業者の皆様とともに使っていくことが重要である。人権・平和の視点というものを全ての施策の中に落とし込む必要性がある。そうすることで必然的に市民の皆様に人権を大切にしていくのだという考えが浸透していくのだと思う。ソーシャルインクルージョンという言葉を市としてはこの条例の中に初めて記載した。国立市議会基本条例には既に記載しており、議会と市、両方がこのソーシャルインクルージョンの理念をもとにまちづくりを目指していくという形が、この条例制定によりつくられると思う。ソーシャルインクルージョンをより深く理解するには、今後さまざまな議論が必要だが、ソーシャルインクルージョンのまちづくりを目指すことは、今後に向けた大きな1つの変化となるだろうと思うとの答弁がありました。  他の委員より、この条例を全ての施策に生かすということだが、今求められている施策を問うとの質疑に対して、当局から、直近の課題としては自殺対策の問題と再犯防止の施策、それから子供の総合的な支援、地域包括ケア、しょうがいの問題、不登校の問題など、さまざまなところにソーシャルインクルージョンの理念を当てると新しい課題が掘り起こせると思うとの答弁がありました。  他の委員より、パブリックコメントの御意見に人権侵害を許さないことをしっかりと明記すべきとのコメントがあり、それを受けて、市はどのように再検討したのかという質疑に対して、当局から、再検討を行い、第2条の基本原則、そして第3条の不当な差別及び暴力の禁止と、この2つの条文をもって市の姿勢を改めて強調させていただいたとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  2名の委員外議員から発言の申し出がありましたので、委員外議員の発言の許否について採決いたしました。採決の結果、委員外議員の発言を許可することに決定いたしました。  委員外議員の発言終了後、次に、討論に入りました。委員より、賛成する。この条例案は、佐藤前市長が亡くなる直前に車椅子で、千葉県佐倉市の平和首長会議で、平和・人権は普遍的な人類のテーマである、私は、全ての市民が地域で幸せに暮らせるよう市民の命を守り抜く決意であると講話された。それを受け、永見市長が約2年間かけて丁寧なプロセスを経て、この条例をつくったことはすばらしく、感動している。しかしながら、この条例を実効性のあるものにしていくことが今後問われており、審議会を立ち上げ、丁寧に取り組んでほしい。私たち議員も職員の皆さんも人権・多様性・平和の思いを深めていき、国立市民全ての方々の人権を尊重して守っていけるような条例であることを要望し、賛成とする。  他の委員より、賛成する。このような条例があるのは川崎市と堺市だということだが、私たち総務文教委員会でも平成29年10月12日に堺市に視察に伺い、人権条例についてしっかり学ばせていただいた。国立市においても人権問題が全くないまちづくりをしていただきたい。この条例をつくったことにとどまらず、実効性を持たせ、なお一層深めていくことを要望し、賛成とする。  他の委員より、賛成する。この条例前文には非常にさまざまなことが盛り込まれている。単に平和、戦争がなければいいということではなく、貧困、飢餓、抑圧、搾取等、社会的・構造的な困難がないことを、まさにソーシャルインクルージョンのまち、人間を大切にするまちをつくる中で進めていくという揺るがない根本理念が担保されており、単なる理念条例ではなく、実効性のある取り組みにつながり、その取り組みが規定されていることを評価する。また、歴代市長の取り組みが実質化された根拠となる条例であるという意味でも評価したい。今後、条例をつくることがゴールではなしに、私たちも過去の市民の営みを尊重し敬意を払い、自分たちが平和なまちをつくる担い手となる最初の大きな第一歩になる条例として本条例案は歓迎し、賛成とする。  他の委員より、賛成する。人権という言葉はなかなか意識されないので、自分自身にも誰にも人権があるという意識を浸透させてほしい。第16条の審議委員のところで10人以内の委員をもって組織するということだが、私は同じ人が余り長く委員となるのは弊害が多いのではないかと考えるので、定期的に人が入れかわる仕組みを持つべきと申し上げ、賛成とする。  他の委員より、プロセスを大切にしたつくり方を高く評価する。重要なポイントになる審議会において方針をこれから決め、実態調査をした上でしっかり計画をつくり、救済のあり方も実効性のあるものにするために議論し、現実に沿った形になることがわかり安心した。今後、この条例を生かした取り組みをしていますと一人でも多くの職員さん、管理職の皆さんが手を挙げていただけることを要望し、賛成とする。  他の委員より、本当に全ての方が自分らしく生き生きと暮らせる社会であってもらいたい。差別に苦しんでいる方は、当事者を入れた審議会や実効性のある内容を期待していると思う。この条例を可決させて、差別のない社会をつくってほしいと申し上げ、賛成とする。  全員の討論を伺い、採決に入りました。採決の結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 10 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。1番、上村議員。 11 ◯1番【上村和子君】 委員長の報告、常任委員会の中での委員さんの質疑と討論に関しては極めて正確で、しっかり報告されていたと思うのですが、たしかその日、私と望月議員が委員外議員として通告し、そして質疑をしております。その報告部分につきましては、報告があったとしかありませんでした。やはりこれは、私たちは委員外議員でありましても、ちゃんと通告して質疑した中身であります。全く触れられていないというのは、私としてはちょっと合点がいきません。委員外議員がどのような質疑をして、それに対する答弁がどういうものがあったかということについて、ここで報告していただきたいと思います。 12 ◯13番【高柳貴美代君】 まず、委員外議員の方々の報告に関しては、平成28年12月19日、議会運営委員会国立市議会委員外議員の発言に関する申し合わせ事項で許可されまして、その後、報告に関しては委員長に任せるということでございました。私、今回、報告を入れなかったのは、非常に大切なことでありますけれども、委員の方々のお気持ちをなるべく御報告に力を入れたいと思いまして、そのような形をさせていただきました。まずは委員長判断ということなので、そういうふうにさせていただきました。 13 ◯1番【上村和子君】 それはとってもよく報告でわかりました。とても委員会での質疑もよくて、私も本当に中身の濃い丁寧な議論がなされたというふうに思っております。ですから、その部分については、本当に委員長が的確に誠意を込めてちゃんとコンパクトにまとめ上げた委員長報告だったというふうに大変評価をいたします。  そこで、今、私が質疑したのは、そのときに委員外議員となりました私と望月議員も規則にのっとって通告を出しましたし、委員ではありませんけれども、やはり並々ならぬ強いこだわりを持って、制限された時間の中で、質疑がダブらないように自分の視点で絞り込んで聞いております。そういうことですので、その質疑も大事にしていただきたいし、そこに対して誠意を込めて回答してくれた当局の意見も大事であります。だから、その部分はどういうものであったのかということで報告していただきたい。これ私から言うことができないんですね、この議場の中で……(「どういうのがあったか質疑されたら」と呼ぶ者あり)そうそう、だからそこを報告していただきたい。最初にそこで言ったんですけど、最初にそのように聞いたんですけど。質疑があったという報告があったので、だからどういう質疑があったかということと、どういう答弁があったかということを教えてくださいと先ほど私は手を挙げて言ったんです。その部分の答えが今委員長になかったから、再度また聞くということで今確認している次第です。 14 ◯議長【大和祥郎君】 それでは、高柳議員、質疑の内容について、簡潔に御答弁をお願いします。 15 ◯13番【高柳貴美代君】 それでは、委員外議員の方が2名出られております。議員の方より、第12条の人権救済のために必要な措置を講ずるという内容について、市民の方がとても要望が強かった人権救済の手続または第三者機関の設置など、実効的な措置までも考えていくような中身を含めてここを書いているのかどうかというようなことを、まず質疑がなされております。それに対して、当局より、第12条のところにつきましては、第16条、審議会の設置の第2項第2号の中で、こちらの12条を引っ張った形で、不当な差別の解消を始めとする人権救済のために必要な措置に関することをこの審議会の中で議論していただくということが大枠の形になる。なので、当然ながらその中で手続ですとか、第三者機関の設置等々は議論していただくことになると思いますという答弁がございました。  もう1件、他の議員より、外国にルーツのあるお子様が抱える問題がどのように改善されるかについてのお尋ねがありました。そのことに関して、教育長より、学校教育、社会教育全般にわたっているので、私のほうからお答えさせていただくというようなことから始まりまして、多くの外国籍の子供たちが小中学校で学んでおられる。また、外国学校に通いながら地域の生活の中にいる子供たちもいらっしゃる。そうした子供たちの中には日本語がうまくできないとか、あるいは日本の生活習慣になじめないという方がいらっしゃる。そういった子供たちが楽しく学校で学べて、また、優しく見守りながら地域に溶け込んでいくことが重要だと考えているので、この条例の中で、これから条例をもとに推進計画がつくられていくので、関係部局と協議しながらしっかりと取り組んでいきたいというような答弁がございました。 16 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。15番、住友議員。 17 ◯15番【住友珠美君】 本条例案には賛成の立場から討論いたします。  この案を9月議会で報告し、何度もパブコメ、市民の意見を聞く中で丁寧に練り上げていった条例である点を、まず評価いたします。9月議会で出されたときの条例名は国立市人権と多様性を尊重する平和なまちづくりを推進する基本条例でしたが、我が党の尾張議員が委員会内にて、人権と多様性を並列にするのではなく、多様性を認めることが人権を尊重することの1つなので、条例名をもう一工夫して、多様性を認め合い人権を尊重するという趣旨で見直してほしいという提案をいたしました。その点をしっかり受けとめてくださり、人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例になり、感謝いたします。単に理念条例ではなく、市民の人権を守り、問題を解決する、救済に当たる責務をもう1つの柱にすべきという点では、タウンミーティングパブリックコメントでも救済について多くの意見がありました。12条の救済のための措置ということが追加された点は評価いたします。実際に運用するに当たり、救済を申し出る窓口をどうするのか。また、具体的な解決に結びつけるためのシステムをどうつくるかが実効性を持たせるための肝と思います。  また、人権の問題は全ての施策の基本であり、まずは庁内で全ての部署にかかわる条例として、人権意識を持って行うことから始めることも大切であります。堺市のように各課に人権担当者を置き、研修や問題点の検討など具体的に行っている先進例を参考にしながら、市役所からの人権意識向上に取り組んでいただきたいと思います。  全ての市民の人権を守るためには、市民や事業者への人権意識向上のための啓発活動が大切です。今回、実態調査や推進計画の策定、教育や啓発活動について追加されたことも評価いたします。実態調査を行うことで市民の人権意識の課題が浮き彫りにされ、それをもとに推進計画を策定するというように、計画を更新する際に市民の人権意識について総合的に判断できるような調査にしていただきたいと要望いたします。  また、人権意識向上のためには、子供たちの教育や大人への啓発が大切ですが、この視点も追加された点は評価できますし、推進計画と同時に子供向けのわかりやすいパンフレットを堺市などでは作成しておりました。ぜひ国立市が人権を尊重した平和なまちを目指しているまちで、みんな違ってみんないいという多様性を認め合い、ソーシャルインクルージョンの理念を市民の皆さんが当たり前に共有できる社会を目指して、今後の規則策定を実効性のあるものにしていただくことを要望いたしまして、賛成の討論といたします。 18 ◯1番【上村和子君】 私ももちろん大賛成という立場から討論をいたします。  佐藤前市長が亡くなられて、そして永見市長がその継承者として、市民から信託されて市長になられました。そのときに佐藤前市長の何を継承するのかということを私が質問し、その中で私として絶対継承していただきたいのが、佐藤前市長の遺言となった平和首長会議でのアピール、声明の継承であるということを申し上げました。そのことを永見市長が初めて市長になったときの一般質問で私は取り上げました。そのときに、私自身の頭の中では、市民憲章みたいにして残したらどうですかぐらいの頭でした。事前のヒアリングの中で、永見市長は当時こう言いました。市民憲章にはできませんと、なぜなら国立市は基本構想の中に人間を大切にするまちというのを選び取りました。それが大きな市民憲章であるから、人間を大切にするということを超える市民憲章はつくれないということを示されました。それで、ああだめかと思ったら、でもねと言った後で、自分自身は、人権に関する総合的な基本条例がないので、そういったものをつくりたいと言われたときに、私は自分の想定を超えていましたので大変驚いたと同時に、継承するということは、前市長の理念を超える政策を提案できるかどうかにあるんだなということを私自身は思いました。  そういう意味で、そのときに永見市長から条例をつくりたい、条例を残したいと。時の首長で、その首長の人格とか人権感覚で揺さぶられるものではなくて、条例として普遍的な形で、歴代市長が、そして歴代の市役所が守っていくものをつくり上げたい。これは本来ですと、私たち議会、立法機関が考えるべきテーマでありますし、私自身が考えつかなければいけなかったことですが、私自身は考えつきませんでした。そのことを当時の永見市長が言った。そのことを、まだ市長としては周りの人に、僕は誰にも相談していないというような話でした。じゃあ一般質問の中で表にしてくださいという形で始まりました。  そこから2年余りたちました。その間、本当に市長室、室長初め市長は努力をしたと思います。また、市民の中でも本当にそういうものをつくってほしいということで、障害者差別解消法、部落差別解消法、そしてヘイトスピーチ解消法、これらの対象となる当事者の市民の人たちが祈るような思いで見続け、そして意見を出し続け、そして市が開かれた会には積極的に参加をし、参加するだけではなくて、人を集め、そして自分たちの意見を届け、そういった活動がずっとこの間一貫してありました。その中で、その当事者の願いは、この法律の中にある対象者が条例によって国立市で守られて安心して暮らせること、そして自分たちの代だけではなくて、自分たちの次世代である子供たちが、そして当事者の対象となる子供たちだけではなくて、そうではない子供たちが、全ての子供たちがこの条例は国立の宝として次の世代まで持っていきたいなと、そう思える条例をつくってほしい、そういう願いが市長に届けられました。その思いを市長は最大限努力をしますという形で、今回このような条例が出されました。理念条例にとどまらず、具体的な救済措置を考えていく。そこまで持って初めて人権のトータルな総合基本条例となり得る。  このことを常任委員会で傍聴されていた共同通信の記者さんがいました。この共同通信の記者さんは一貫して差別の現場を追跡し、記事にされていた方でした。その方が終わった後に来られまして、私は、記事を書かれるときはソーシャルインクルージョンに基づいてやっていくんだという、このソーシャルインクルージョンのまちを国立市はやるんだということをぜひ書いてくださいと言いました。そしたら、その記者さんが、あのソーシャルインクルージョンという言葉は国立市でしか通用しません、使われません。それ以外のところではわかりません。だからソーシャルインクルージョンという言葉は、新聞記事としては使えませんと言われました。私は、そうなのか。私たち議会人とか、それから市担当者の職員たちはソーシャルインクルージョンというのを当たり前に使うようになりましたが、国立市民の中でも、また、市外においてはソーシャルインクルージョンって何という時代なんだと私は思いました。  ですから、これからこの条例を全国に発信していくときに、必ずソーシャルインクルージョンという言葉を使いながら、この言葉が日本の中でメジャーな言葉になっていくことを切に願うものです。世界人権宣言から70年たったことし、初めて日本の中で地方自治体から高らかに人権とは何か、人権を守ると、ソーシャルインクルージョンを掲げて、このような条例が国立市でできたことを大変誇りに思います。  その記者さんが神奈川新聞で学識経験のコメントをとってくださっています。その学識のコメントを最後に述べたいと思います。人権を研究している学者さんから国立市の条例に対して、ある意味、法律を超えたものが地方議会、地方自治体から発信された。このことが今後の地方自治体に希望となるし、そしてこのことが広がっていくことを願っているというような、私は誇りとなり得るコメント、最大の褒め言葉をいただいたと思います。法律を超えた理念を示して、そして具体的な救済機関をつくっていく。このような条例がぜひ今後とも生かされることを切に願って賛成の討論といたします。 19 ◯10番【青木淳子君】 第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案を賛成の立場で討論いたします。  千葉県佐倉市で行われた第6回平和首長会議において佐藤前市長が講話され、2年の歳月をかけて、ようやくここで基本条例として結実し、すばらしい条例ができ上がりました。永見市長を先頭にして、この条例の策定に汗を流し、携わってくださった市長室を初めとする全ての皆様に感謝申し上げます。きっと佐藤前市長も喜んでくださっていることと思います。  しかし、この条例に息を吹き込んでこそ、この条例の存在の持つ意味があると考えます。今後、審議会を設置し、方針を決め、実態調査を行い、計画もつくられていくとのことであります。救済のあり方も今後議論されていくとのことでありました。まさに佐藤前市長が目指された、全ての市民が地域で幸せに暮らせるよう市民の命を守り抜く国立市の挑戦がスタートラインに立ったのではないでしょうか。  くしくも1948年12月10日、第3回国連総会で世界人権宣言が採択されて、70年の節目に当たります。70年を経て、この地球上に戦争はなくなったのか。人権が侵されることのない平等で、誰もが尊厳を持って生きている社会になったのでしょうか。否であります。でも私たちは諦めてはいけない。アパルトヘイト政策によって投獄されていたネルソン・マンデラ元大統領は、27年半、1万日に及ぶ獄中生活を通し、人の善良さという炎は、見えなくなることはあっても、消えることはないとの揺るぎない確信を培いました。出獄後、大統領に就任したネルソン・マンデラ氏は、人種差別を繰り返してきた白人に復讐するのではなく、黒人も白人も含めた全ての人々の尊厳を守るための行動を貫いてきたのであります。  佐藤前市長は講話の最後に、「私は市民から選ばれた一為政者として この壮大なテーマから逃避せず未来に向け挑戦する 私は平和と人権を尊重しこれを声高に主張することで 自己に責任と義務を課さねばならない 日常の連続こそ人類の争いを回避する唯一の手段である」と述べられた最後に、「私はすべての市民が地域で幸せに暮らせるよう 市民の命を守りぬく決意である」と結ばれています。まさにこの条例はさまざまな条例の最上位に立つ基本条例であり、条例を一つ一つ体現していく責任と義務が行政にあり、市民の代表である議員の私たちにあると考えます。さらには、全ての市民が互いに一人の命と尊厳を守る存在となることを願うものであります。この条例が市民に根づき親しまれ、誇りとなれるよう、全ての施策にこの精神が着実に盛り込まれていくことを要望し、賛成といたします。 20 ◯2番【望月健一君】 第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和のまちづくり基本条例案に関しまして、賛成の立場から討論させていただきます。  この条例案に関しましては、既に報道などであらゆる差別を禁止する条例案として報道がなされております。私は、この条例案に関しまして、このあらゆる差別を禁止するに加えて、さまざまな背景、環境、価値観を持った多様な人たちがお互いを認め合って、この国立でともに生きていくための条例案であると考えております。  そのためには教育が何よりも重要であります。総務文教委員会においては、私は初となる委員外議員発言をさせていただきました。外国にルーツがある子供たちの状況が、この条例案によってどのように変わるのかということを質疑させていただきました。その中で大変印象的な答弁が市長からございました。幼児期から人間がきちっと人と人が交わって、共感力を持ってお互いが支え合っていく、そういう力をつけていく、こういう社会ができ上がっていくと。ソーシャルインクルージョンの社会というのは、きょうやったからってあしたできるわけではない。非常に長い期間かかって人は努力して教育の力があり、幼児から生活体験、生活習慣、そういったものが総合的に発揮されてでき上がっていく。私もそのとおりだと思います。ソーシャルインクルージョン、まだまだ言葉としては普及しておりません。ソーシャルインクルージョン、誰も排除されない、誰も差別されない、ともに生きていける社会をつくる。これをまずは国立市から発信していただきたいと思っております。  教育こそがソーシャルインクルージョン、共生社会をつくる第一歩だと考えております。私はある文献を探した中で1つの言葉を見つけました。大田堯さんという教育学者の言葉です。「ちがう・かかわる・かわる」。人は一人一人顔も違えば、全て違う。しかし、みんな、外国籍であっても、発達に課題があっても、人と人がかかわる中でしか人は生きていけない。そして、人と人がかかわる中で自分自身が変わっていく、そういった意味だと思います。まずは教育の中で一人一人が違うこと、そして多様な人たちがかかわること、そして自分自身が変わること、これを教育の中から実践していただきたいと考えております。  永見市長も幼児教育とソーシャルインクルージョンとの関連性を強く訴えておりました。今後はAI、人工知能が発達する時代に入ります。また、事実上の移民社会に移行しつつあります。多様な価値観を持つさまざまな方たちと協力し合いながら、新しい日本をつくらなければならない。そうした時代に入っております。例えば価値観、習慣違います。ごみ出し1つにしても、言葉がわからないから、いつ出していいかわからない。そういう方がいらっしゃるかもしれない。また、食べる物も違います。食べ物のにおい、それが違う。それだけで、もしかしたらそういった移民の方たちが排除される動きになってしまうかもしれない。そういった場合に、市役所のあらゆる部署がこの条例を活用しながら調整に入っていただきたい。  これは当然、外国籍の方だけの問題ではありません。例えば、インクルーシブ教育が現在も行われています。今後はさらにそういったものを展開しながら、多様な価値観を認め合うような教育を行っていただきたいと思います。また、これは子供たちの問題だけではありません。私たち大人、全ての市民に対しての啓発をお願いしたいところでございます。被差別部落差別の問題、外国籍の住民の問題、性的マイノリティーの偏見、差別、現在ある差別、偏見の問題にしっかりと向き合う機会をふやしていただきたいと思います。  差別は無自覚でしてしまうものです。私自身ももしかしたらどこかで差別をしているかもしれない。そうした自覚のもと、この問題にはしっかりと向き合っていきたいと思っております。「ちがう・かかわる・かわる」、これらをキーワードにあらゆる差別から解放され、多様な価値観を認め合う、ともに生きることができる社会をこの国立市からつくっていただきたいと要望して、本条例案に対する賛成討論といたします。 21 ◯14番【石井伸之君】 本条例案は賛成の立場で討論をいたします。  何と言いましても、この人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案、これは佐藤一夫前市長が訴えてきた言葉そのものでございます。平和首長会議でのさまざまな言葉の中でありますとおり、国立市として、今後、人権を守っていく上で必要なさまざまなエッセンス、これがしっかりと込められた言葉であったのではないかと認識しております。  そういった中で、私たち自由民主党国立総支部では11月に、大和議員と高柳議員が担当する中で、ソーシャルインクルージョンという言葉は何かと題しまして、勉強会を開催いたしました。その際に参加をされた市民の方々、ほとんどの方がソーシャルインクルージョンという言葉を知らなかったと、そういったことをお聞きいたしました。私たちの標榜するこのソーシャルインクルージョンという言葉はまだまだ道半ばどころではなくて、種が土の中に落ちて、ようやく双葉が芽吹いたぐらいでしかないんだなということを非常に強く実感したところでございます。  そういった中で、高柳議員と大和議員が担当する中で精いっぱい、このソーシャルインクルージョンという社会的包摂、誰もが安心して国立市で暮らすための一番大事な理念なんだということを大変力強く訴え、そして市民の方々に伝えられておりました。そのときの私の印象は非常に深いものがありました。特に、なかなか難しい言葉を丁寧に、そして一生懸命伝えるということの大切さ、これは我々が佐藤前市長から預かった、また課せられた使命ではないかなというふうにも感じた次第でございます。  この差別解消法とも言われるこの条例案、特に、私は教育現場の中でぜひとも実践していただきたいと思います。どうしてもいじめという問題がなかなかなくならない。こういった中におきましては、やはり一人一人の人権、そして一人一人の個性を大切にして、そして一人一人みんな違うんだよということをぜひとも教育現場の中で強く伝えていただき、それぞれの違いを認め合い、そして尊重することが生きる力の根本なんだということを、ぜひとも力強く教育長から訴えていただき、そして校長先生から各担任、そして各生徒児童に対して伝えていただくことを強く要望いたします。そういったところからこそ、この基本条例案が生きていくのではないかなというふうに感じている次第でございますので、ぜひともこの条例案をどうやって生かしていくか。そして、どうやってこの息吹を日本だけではなくて、全世界に伝えていくか。このことを強く訴えていただくことを要望いたしまして、本条例案は賛成といたします。 22 ◯11番【石井めぐみ君】 本条例案には賛成の立場で討論させていただきます。  内容につきましては、委員会でも、この議場でもたくさんの議員の方たちがおっしゃっているとおりだと思っています。私たちもその思いは同じです。永見市長の思いから、このような条例ができることは、市民の1人として本当に誇らしく思っています。この条例が国立市の子供たちや歴代の市民に伝わり、多様な方々が守られることはすばらしいことです。  しかしながら、私たち会派は、むしろこの条例が条例で守られるということではなく、この条例の理念が市民の心に深く根づき条例を忘れるぐらいの、そんな社会になってほしいと、そのことを願いまして、本条例案に賛成とさせていただきます。 23 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第3 第69号議案 国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関す              る条例の一部を改正する条例案 24 ◯議長【大和祥郎君】 日程第3、第69号議案国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。本案は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 25 ◯2番【望月健一君】 第69号議案国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例案について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、国立市では所得税で保育料を決めているので、現段階で影響はないと考えてよいかとの質疑に対し、当局より、基本的には所得税ベースで計算しており、所得税が非課税世帯のところについては、住民税をベースに計算するというところはあるが、今回の4件については対象外であり、影響はないとの答弁がありました。  他の委員より、概要説明で付則関係、これが公布の日から施行、平成30年9月1日から適用となっているが、保育に係る利用者負担額については、平成31年4月1日からの適用となっている。さらに詳しく内容の説明を求めるとの質疑に対し、当局より、教育施設型給付の幼稚園については、4月から8月について、29年度の住民税を見ている。それで平成30年9月から平成31年8月については、30年度の住民税を見る。この分については、9月1日からの施行である。保育については、取得税ベースで見ているので、前年度のところを見ることになる。よって、30年度の所得というのは29年ベースを見るので、実際には31年度から該当するということになるとの答弁がありました。  他の委員より、利用者負担の算定、国立市においては所得税で利用者負担を算定しているが、これは国立市独自のものかとの質疑に対し、当局より、新制度に移行したときには、ほとんどの自治体が住民税ベースで計算をしているが、国立市においては、現在は所得税ということで計算をしているとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りましたが、討論なく、採決に入りました。採決の結果、全員異議なく本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 26 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)
     御異議なしと認め、本件は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第4 第70号議案 国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案 27 ◯議長【大和祥郎君】 日程第4、第70号議案国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案を議題といたします。本案は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 28 ◯2番【望月健一君】 第70号議案国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、非自発的失業、倒産、リストラなどと考えるが、市が求めた場合に提示を義務づけとあるが、これはどのような場合かとの質疑に対し、非自発的というのは、委員指摘の内容であるとの答弁がありました。  他の委員より、近年の課税限度額が改定される趣旨は何かとの質疑に対し、当局より、1点目は財政基盤の安定化、負担能力に応じて応分の負担を求めることを通じて、保険税負担の格差是正に取り組むべきである。2点目は高齢化の進展等で医療給付費等が増加する一方、保険者の所得が伸びない状況にある。保険税負担の上限を引き上げずに保険税率の引き上げを行う場合、中所得の方に負担がかかってくる。限度額の引き上げであると、中・低所得者層に配慮がなされた税率等が設定されるということになる。3点目は被用者保険では国保の限度額に当たるところが0.5%から1.5%の間となるよう法定化されている。当面は国民健康保険税についても超過世帯割合が1.5%に近づくよう段階的に見直しを行っている。以上のことから、近年では保険税率均等割軽減枠の対象拡大と限度額改定が同時になされているとの答弁がありました。  他の委員より、マイナンバーを使う場合は手続が煩雑、複雑になることがあり得るのかとの質疑に対し、当局より、申請について複雑化することはない。本人の同意をもって通常の今までどおりの申告書を記入していただいて手続ということになる。申請者に負担がかかることはないとの答弁がありました。  他の委員より、どのような方が非自発的失業になるのか。その内容はとの質疑に対し、当局より、自分の責によらない、例えば倒産、解雇などによる離職、雇いどめなどによる離職、近年で多いのは、働いていて病気になったということで働くことができないという形になってしまった方たちが対象となっている方が多いとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容です。  次に、討論に入りました。委員より、国民健康保険制度というものは最後のセーフティネットとして大変重要な制度である。高所得の方には恐縮だが、国民健康保険制度を維持するために、もう一段の努力をお願いするということがまだ必要である。市としても、一般会計からの法定外の繰出金、繰入金、こちらが6億円程度というのが1つの指針であるので、それを守るために努力し、適切な対応を行っていただきたい。賛成とする。  他の委員より、中・低所得者に配慮した条例であることを評価し、本条例案には賛成する。特に国保加入者の多くが高齢者世帯、非正規雇用世帯であって所得が厳しい世帯である。しかし、国保加入者の平均保険料は1人当たり、政府の試算でも中小企業の労働者が加入する協会けんぽの1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍という水準である。今後も市民が払い続けられる保険制度の維持に努めていただきたい。  他の委員より、反対する。あえて個人番号を導入して、その情報を連携することのほうがよいという根拠がわからない。今、必要がないものを急いでやる必要はないと考える。反対する。  ほかに討論なく、採決に入りました。採決の結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 29 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。17番、関口議員。 30 ◯17番【関口 博君】 先ほどマイナンバーのことで質疑があったというふうに報告がありました。本人の、申請者の負担はないという報告だったと思いますけれども、行政、あるいはハローワーク等の人たちが作業する人件費というものについて、かかると思うんですね。かなりかかるんじゃないかなと思いますけれども、そのことを問う質疑はなかったのでしょうか。 31 ◯2番【望月健一君】 マイナンバーの連携、コストに関しましては、システム改修コストについてはかかっていないという答弁がございましたが、人件費に関しての質疑はございませんでした。 32 ◯17番【関口 博君】 ありがとうございます。つまり、ハード的なものについてのコストはかからないけれども、人件費等についての質疑はなかったということがわかりました。  もう1つ、実際に申請者がマイナンバーを使って受給するのに期間がかかるようなことがあったと思うんですけれども、その報告は先ほどなかったように思うんです。いかがでしょうか。 33 ◯2番【望月健一君】 質疑の中で、個人番号を使うと決定まで1カ月かかる、その違いということでよいかという質疑がありまして、答弁で、保険料の軽減に関しては不利益が生じないという答弁がございました。 34 ◯17番【関口 博君】 済みません、時間がかかるという答弁があったかと思うんですけれども。 35 ◯2番【望月健一君】 決定まで1カ月ほどかかるという質疑がございました。答弁は、決定まで1カ月ほどかかりますが、保険料軽減に関しては申請の月から行われるので、申請者に対しては不利益が生じないという答弁がありました。 36 ◯9番【重松朋宏君】 私からも、この条例改正の大きなポイントは、課税上限を値上げすることになるということなんですけれども、年収で幾らぐらい以上の方が値上げになって、1人当たり、もしくは総額でどれぐらいの値上げになるのかということについてはいかがでしょうか。 37 ◯2番【望月健一君】 課税限度額の上限に当たる、実際4万円増となる方のいわゆる実際の収入はどのくらいになるかという質疑に対して、答弁は、1人当たりで申しますと、現段階54万円に到達する場合は978万4,546円となっております。これを4万円引き上げますと、58万円とした場合には1,051万1,818円という答弁がありました。給与収入のほう、収入ベースでいきますと、現行54万円の場合は1,198万4,546円、58万円に引き上げると1,271万1,818円、72万7,272円引き上がるということになるという答弁がありました。 38 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。7番、尾張議員。 39 ◯7番【尾張美也子君】 国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について討論します。  この条例案は、国保の課税限度額54万円を58万円、4万円上げるという改定が主な点です。現行の国立市の国保の所得割は医療分で5.5%、後期高齢者支援分で1.8%、介護給付金分で1.85%で、締めて9.15%の分がかかっています。それに40歳以上であれば、1人当たり約4万1,000円の均等割、40歳未満では子供たちも含めて、1人当たり3万円の均等割が加算されます。例えば40歳代の夫婦で子供2人いる、所得が500万円の方の国保税は59万9,500円となり、所得に対する国保税の割合が11.99%となります。一方で、所得1,000万円の方の国保税を本来の税率で換算すれば106万7,000円となりますが、これまでの課税限度額を適用することで99万2,000円が国保税となり、所得に対する税の割合は9.9%です。これを今回の改定で4万円上げることで、所得1,000万円の方は約1万円の増税となりますが、所得に対する税の割合でいけば10%となり、まだ所得500万円の方の11.99%、約12%とする負担感よりは少し小さいことがわかります。そういう意味では反対はできないとしました。  しかし、今回この限度額については、厚労省が来年度さらに3万円引き上げて61万円にする方針を出していますが、これをすると、所得が1,000万円程度の方にとっては負担感が非常に大きくなるのではないかということが考えられます。  今回、私は所得に対する負担感を出しましたが、以前、市から収入に対する負担割合を出してもらった資料があります。それを見ると、40代夫婦で子供2人の場合は8.25%、これは収入に対してです。同じ所得と家族構成で、協会けんぽでは5.62%、組合健保では5.08%が収入に対する税の割合です。これは国保だけに均等割があるところが非常に大きいわけです。国立市も平成30年3月1日現在で、国保加入者の多子世帯が391世帯、874人います。6月議会の質問で、限度額引き上げで影響を受ける世帯が約300世帯、増額となる税調定額が約1,000万円という御答弁がありました。  今、多摩地域でも昭島市や清瀬市など4市が多子世帯の子供の均等割を減免しています。ぜひ国立市も多子世帯の減免制度を国や都に意見するだけでなく、率先して市として検討するようお願いして、賛成の討論といたします。 40 ◯17番【関口 博君】 本条例は反対します。マイナンバーにかかわる情報連携が可能になるという条例案であるので、私はこれに反対をいたします。  先ほどの委員長報告、あるいは委員会の質疑、答弁を聞いていますと、マイナンバーによる情報連携をしても、従来どおりの受給資格証でやれば、すんなり失業手当ができるというようなことがあるわけです。マイナンバーを使うと、すぐにできないで1カ月もかかってしまうというようなことがあります。つまり、今までよりも迅速にはできない。マイナンバーを使っても何ら迅速にできない。しかも、これは人件費がかかるわけです。コストはかかるわけです。そういうのが想像されます。それは明らかだというふうに思います。  そういう状況の中で、私たちはマイナンバーシステムが自由・人権というものを脅かすシステムであるということを申し上げて、国のマイナンバーを進めるという方針について、自治体は制御的、抑制的であるべきであると、進めない方向にするべきであるというふうに申し上げています。先ほど第68号議案で人権を尊重するという基本条例案が可決されました。人権を尊重するということに対して、これが今後どのように実践していくかが問われると、基本条例をつくっただけじゃなくて、どのように実践していくかということが問われるんだということを発言された議員の方々はそのように言っておられます。この条例案は全会一致で通っているわけですけれども、人権が脅かされる、自由が脅かされるということについて、もう少し敏感になってほしいというふうに私は思います。  この議場の中でも何度も申し上げております。マスコミ報道によって中国はマイナンバーシステムと顔認証システムをひもづけることによって国家監視がされているという報道がされているわけです。つまり、日本のこのマイナンバーシステムというものは、そのように使われる可能性があるということであります。私たちは監視社会だとか、自由・人権を制限されるような社会というものは不自由な世界である、平和ではないという考えを持っております。そのように考えております。つまり、自由・人権を脅かすようなマイナンバーシステムを助長するような自治体の行動というものは慎むべきである。ですから、証明書コンビニ交付についてもマイナンバーシステムを進める施策であるから反対するということを申し上げております。  第68号議案、人権を尊重するという条例を全会一致して議会が認めたわけですから、行政もそれを提案してきたわけですから、そのような考えを実践するためにも、マイナンバーシステムというものについて、これは抑制的に働くべきであるというふうに思います。マイナンバーシステムというものが自由・人権を制限するということがあるので、この条例案は、そのようなマイナンバーの情報連携にかかわる条例というふうに判断しますので、反対といたします。 41 ◯8番【藤田貴裕君】 それでは、賛成の立場で討論したいと思います。  本条例案については、課税限度額の引き上げを国基準にするということでありまして、応能負担をしっかりやっていくということに関しては、賛成をしたいと思っております。ただし、市報の出し方については、これから工夫をしていただきたいと思います。いつも小さいスペースで、課税限度額の引き上げをやるから、ぜひ説明会に来てください、こういう書き方ですけれども、これじゃはっきり言ってわかりません。これから個別具体的に、こういう年収の人が対象になりますよということをぜひ書いていただきたいと思います。一方的にどんどん引き上げていくのは、応能負担の面からすれば、確かにそうかもしれないですけれども、余りやり過ぎると、幾ら高所得の方であっても苦しいところは多分出てくると思いますので、こういう人が具体的にかかわる問題なんですよということをこれからははっきりと出していただきたい、このように要望しておきます。  それと、今、関口議員がおっしゃっていたマイナンバーの件ですけど、これについて私ははっきりと反対の立場であります。特に本条例案の場合は紙で持ってきたほうが早いですよと、マイナンバーでやると1カ月かかりますよと、こんなわけのわからない話ないですよ。マイナンバーなんかやめたほうがいいですね。以上です。 42 ◯9番【重松朋宏君】 私も本条例改定案には反対いたします。反対の理由は、同会派の関口議員と、それから社民党の藤田議員が人権と効率性の両面において意味がない。むしろ問題があるという討論をされました。  1点、私からも申し上げておきたいと思います。それは年収の課税限度額の上限の値上げについてです。委員会の質疑の中で、今回の値上げによって、年収大体1,200万円以上ぐらいの世帯の方が値上げになって、大体1,270万円ぐらいで頭打ちになるという答弁でした。これはさまざまな税が応能負担原則から応益負担原則に、自己責任になってきている中で、国立市の国民健康保険税は応能負担のところを強めていくと意味で私は支持したいと思います。  ただ、一方で、委員会の中で、国立市は国民健康保険税、税という形をとっているので、秋に国が課税の上限を上げるという方針を出して、国会で法が改定された後でないと、国立市は税の課税上限の値上げができないということで、これまで1年おくれで値上げになってきたために、国からの交付金を受けることができないというような答弁があったと思いますけれども、この点についても今後何らかの改善を検討していくという答弁がありました。同時に、国立市は税であるから、すぐに値上げができなかったというだけではなく、課税上限の値上げについても、国立市はこれまで国民健康保険運営協議会主催の説明会を行い、答申を受けて、市長が責任を持って議会に議案を出してくるというような、かなり丁寧なプロセスを持ってきました。このプロセスを省略するようなことがないように、決まった後の市民への説明とともに、決めていく前の市民への丁寧な説明と意見を聞くということ、このプロセスこそが、今後の納税者にとって、きちんと税を納めて、その分、権利としてサービスを受け取るということを納税者がきちんとしていけるように、単に税ばかり取られているというような不満が広がっていかないように市民に丁寧な説明をしていく、市民の意見をきちんと聞いていく。それも早い段階からしていくという、これまでの国立市のやり方をきちんとこれからも進めていっていただきたいということを申し上げまして、しかし、本条例改定案については反対をいたします。 43 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案に賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。  ここで休憩に入ります。                                    午前11時12分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                    午前11時29分再開 44 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  日程第5 第71号議案 平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案 45 ◯議長【大和祥郎君】 日程第5、第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案を議題といたします。本案は各常任委員会に付託し、それぞれ審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、各常任委員長から御報告願います。その順序は総務文教委員長、建設環境委員長、福祉保険委員長の順といたします。初めに、総務文教委員長から御報告願います。13番、高柳議員。                 〔13番 高柳貴美代君登壇〕 46 ◯13番【高柳貴美代君】 第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案のうち、総務文教委員会が所管する歳入、議会費、総務費の一部、民生費の一部、消防費、教育費、諸支出金について、総務文教委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、文化財調査・活用事業費の本田家応急補強工事450万円とあるが、いつごろ、どのような工事になり、外観、内観は変わるのかとの質疑に対して、当局から、補正予算が通った後、入札等をかけ、2月から3月ぐらいで工事を進め、大体五、六カ月程度を予定しており、大きい補修としては筋交いを49カ所入れていくので、現状とは違った形になってくるかと思う。外観も全く一緒ではないかもしれないとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りました。委員より、賛成する。選挙のときの広報、防災協力農地の看板、第一中学校の改築、本田家の応急修繕、これを含めて、知りたい市民にわかりやすい情報を提供し、市民参加、市民協働施策を一緒に担うパートナーのような関係をつくっていただきたいとお願いし、賛成とする。  他の委員より、賛成する。防災協力農地の質疑があったが、言語だけではなく、ピクトグラムのようにぱっと見てわかる看板など、人権の視点から実践することを要望し、賛成とする。  ほかに討論はなく、採決に入りました。採決の結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 47 ◯議長【大和祥郎君】 次に、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 48 ◯3番【渡辺大祐君】 第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案のうち、建設環境委員会が所管する歳入、総務費の一部、衛生費の一部、農林費、商工費、土木費について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、児童遊園等遊具撤去工事について、緊急の対応が必要なはずだが、補正予算による対応を判断したのはなぜかとの質疑に対し、当局から、予備費や専決処分という選択肢もあった。現状では必要な対応がとれているので、議会に説明をした後に補正予算で対応することがベストだと判断したとの答弁がありました。  他の委員より、児童遊園等遊具撤去工事について、撤去対象となる遊具のある公園は洗い出されているが、具体的な撤去スケジュールを含めた計画はできていないのかとの質疑に対し、当局から、幾つかの案を持って財政当局と調整している。撤去の詳細については、今後検討していくとの答弁がありました。  他の委員より、公園等維持管理委託料について、台風24号への対応のために必要となったものと理解してよいのかとの質疑に対し、当局から、そのとおりであるとの答弁がありました。  他の委員より、国立駅周辺道路等整備事業費について、公有財産購入費が1億円ほど減額となっているが、どのような内容かとの質疑に対し、当局から、国立駅南口の東西の市道の歩道部分の用地買収費として計上していたが、国立駅南口前の計画の交渉が継続協議中ということで、当該用地買収の交渉についても継続協議という形になったので減額したものであるとの答弁がありました。  他の委員より、ごみ処理手数料について、当初予算案に加えて2,900万円の増額がなされているが、積算見込みが甘かったことが原因による増額補正と考えられるがどうかとの質疑に対し、当局から、先行市の事例を参考にしながら積算したが、経過を見守る中で、想定より30%程度多かった時期もある。その後もパーセンテージの伸びが認められたので、そういった要素を加味して再計算したものだとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りました。委員より、賛成する。公園等維持管理委託料や台風24号への対応など、市民に密着した大切な補正予算である。各委員からの指摘を受けとめ、的確に対応を願いたい。  他の委員より、賛成する。公園遊具の撤去は補正を待たずに迅速に対応すべきだった。やるべきことはすぐやるという姿勢を持ってほしい。  他の委員より、賛成する。台風24号の被害に対する対応や公園遊具の撤去の件など早急に対応してほしい。  他の委員より、賛成する。公園の遊具で遊ぶことは子供たちの発達において大切なものだ。公園遊具の撤去、設置は早期に実現できるよう取り組んでほしい。  ほかに討論なく、採決に入りました。採決の結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 49 ◯議長【大和祥郎君】 最後に、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 50 ◯2番【望月健一君】 第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案、歳入のうち所管する部分、民生費、衛生費について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、歳入歳出一括して質疑に入りました。委員より、ベビーシッター利用支援制度、待機児童対策ということである。しかし、本当は少しの間だけでもベビーシッターを利用したい、保育所に預けてもらうのもフルタイムの人もいれば、本当は3日間ぐらい預けたいという場合もあると考える。ほんの少しだけ子供を預けたい場合など、これを利用することはできないのかとの質疑に対し、当局より、本制度は待機児童対策ということであり、対象者は待機児童の保護者の方のみということになるとの答弁がありました。  他の委員より、障害者自立支援給付費負担金の内訳はとの質疑に対し、当局より、障害者自立支援給付費負担金であるが、平成30年度の上半期、施設への短期入所の利用件数が伸びている。平成29年度については265件ほどだったが、平成30年度は406件、支出額は約1,500万円から3,000万円と倍増している。年間3,000万円ほどの増加である。もう1つは日中活動系のサービス、しょうがいしゃ施設へ通所される方、そちらの施設で生活介護、また、自立訓練をする方がふえている。具体的には上半期のサービス利用件数が平成29年度は1,929件であったが、平成30年度は2,127件ということで100件ほどふえている。年間8,000万円ほどの増加となる。このほか平成29年度に比べ、ホームヘルプサービスの費用が約4,000万円ほどふえている。児童発達支援や放課後等デイサービス、これらのしょうがい児通所給付費のほうが約2,400万円ほどふえているとの答弁がありました。  他の委員より、待機児童対策、平成31年度ゼロということにはならないと考えるが、この先はどのように考えるかとの質疑に対し、当局より、入所の申し込み自体は昨年度より50件程度多い。幼稚園とも深く連携させていただいて、各幼児教育の施設の方々の意見をしっかり聞く中、対策を検討していきたいとの答弁がありました。  他の委員より、子どもショートステイ、場所がアパートである。そこで中学3年生までの男女を預かるので、気を使うことがとても多い。例えば一戸建てなどを使う考えはあるかとの質疑に対し、当局より、委託先が持っている施設の活用についても今さまざま検討しているとの答弁がありました。  他の委員より、しょうがいを持つ子の親の高齢化に伴った課題解決を早急に進めていく必要があると考える。これを集中的に研究・検討しているという状態にあるかとの質疑に対し、当局より、具体的に、今しょうがいを持つ親御さんを含めた総体的な体制整備に向けた取り組みというのはまだできていない。具体的に考えたいとの答弁がありました。  他の委員より、風疹の予防接種のPRとしてはどのように行っているかとの質疑に対し、当局より、市報、ホームページ、子育てアプリなどで行っている。女性にまず抗体を持っていただくということが重要かと市では考えており、子宮頸がんの検診時などに案内していきたいとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りました。委員より、ベビーシッターの件、子供を保育園に入れることがかなわなかった保護者に対する適切な情報提供を要望する。先天性風疹症候群、私は本当にゼロにしたい。そして悲しい事例をゼロにしていきたい。そういう強い思いで取り組んでいただくことを要望する。適切なPRを強く要望し、補正予算案には賛成とする。  他の委員より、補正の審査が政策検討として関連づけられて質疑できるようになってきたと考える。しょうがいがある子供の親が高齢化していること、未来型の政策として研究し、方針を出していただきたい。緊急的に必要な人のためのショートステイ、産前・産中・産後の鬱、助産院と連携してやっていく施策がある、方針があるということに安心した。賛成する。  他の委員より、地域参加型介護サービス事業におけるアンケート調査を行うための増額に対して賛同する。さまざまなことを課長たちから聞き、一生懸命取り組まれているということで、私はとても評価できる内容である。補正予算案に賛成する。  他の委員より、賛成する。子育て支援が大きく進んでいることを実感した。切れ目のない子育て支援、産後鬱の対策について検討しているということ、これはぜひ進めていただきたい。誰も置き去りにしない子育て支援を強く要望する。  他の委員より、賛成する。ここがだめだと思ったら、すぐその場でやり直しということで、月に1回ぐらい補正を出すと明石市の市長は言っていた。子育て、しょうがいしゃのこと、きちんとやるべきことをやるという覚悟を持って補正が出たことに感謝する。  ほかに討論なく、採決に入りました。採決の結果、全員異議なく本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 51 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告はいずれも可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。7番、尾張議員。 52 ◯7番【尾張美也子君】 今回の補正予算は、総体として賛成といたします。ただ、建設環境委員会と福祉保険委員会の討論で触れられなかった2点だけ、要望、意見を申し上げます。  1つ目は、歳入でごみ処理手数料が2,932万円増額補正されました。当初予算見込みより有料ごみ袋の売り上げが多くなる見込みとなったことによる補正であることが委員会の質疑でわかりましたが、見込みよりも売り上げがふえたということは、思ったよりごみ減量が進んでいないということも意味するのではないかと思います。質疑ではありませんでしたが、ふえているのは可燃ごみなのか、不燃ごみ袋なのか、容器包装プラスチックなのか、しっかりと分析して検証してほしいと思います。  また、有料化実施計画で市が明記したことを市として守ること、これはしっかり述べたいと思います。手数料収入は清掃事業や減量PRに特化した特定財源として位置づけて、きちんと市民に還元する。有料化で自然に減るという減量施策ではなく、環境施策としてのごみ減量作戦をしっかりとその財源でつくってほしいと思います。そして、有料袋の売り上げを特定財源としてどのように生かされたかを市民に公開する。これも市がみずから実施計画に書いていることですので、しっかりとこの点も実行することを強く求めておきます。
     2つ目は、障害者自立支援費の扶助費2億1,667万円の増ですけれども、その原因の1つが自宅で介護していたしょうがいしゃの親が入院などで介護できない状況となり、短期入所を続けざるを得ない状況だということを聞きました。しょうがいを持つ方の親が亡くなった後の居場所づくりというのは、高齢者介護とまた別の大きな問題です。今後、計画的に行われなければならない課題だと思います。約9割の親がしょうがいしゃを介護しているというきょうされんの調査報告も見ました。しょうがいを持つ我が子よりも一日でも長く生きたい。子供を残して死んでいけない。これは、私もしょうがい児を持つ親として、心の奥にある思いです。私の周りでもしょうがいしゃの親が急に亡くなって、その子の居場所がなくて短期入所をつないだ例が数年前にありました。ひとり親のしょうがいしゃの親が突然倒れて、その子の入所先が見つからず、遠くのまちの施設に入れられた例などもかつてありました。  本来なら親が元気なうちから、しょうがいしゃが地域で自立して住むことができる場所が必要です。2015年の9月議会でこの件を取り上げたとき、そのときに、当時、障害福祉サービス受給者が663名で、そのうちグループホームなどの施設で自立している方が140名、残りの523名は多分自宅介護という実態があるという答弁がありました。今はもっとふえていると思いますし、親の高齢化が進んでいるという状況は、市としても認識があったということでした。親としては、ずっと我が子といたいという気持ちもわかりますが、一方、急に入院や認知症になったり、亡くなってしまった後、居場所をつくることは本当に難しいです。そのあたりを市として当事者とともに、高齢化するしょうがいしゃの親とその子供の生きる道をどう保障していくかの施策を、ぜひ早期に検討に入ることをしっかりと行うよう要望しまして、賛成の討論といたします。 53 ◯4番【藤江竜三君】 討論いたします。賛成なんですけれども、公園の遊具の撤去の費用が入っているんです。今回、安全に対処するということで、いろいろな公園で早急に、公園の遊具をぐるぐる巻きにしたり、ブルーシートをかぶせたり、いろいろしていただいたんですけれども、最初やったときに、何でこうしたのかわからない中で、急に遊具がぐるぐる巻きになって、保護者の方などから、何か公園が急に使えなくなって困るんだけどというようなお話をいただいたり、僕も公園に子供と一緒に行って、ああ使えなくなっているねと言ってほかの公園に行ったら、こっちも使えないんだという、がっかりするような体験もいたしました。  そういった中で、安全に配慮するというのもわかるんですけれども、一方で、遊具を使えなくしてしまいますと、じゃあ公園の何で遊ぼうかとなりますと、やっぱりほかのもので遊ぶということになって高い木に登ってみたり、高い壁に登ってみたり、結局、遊具を安全にしたからといって、別に木に登って、遊具よりもろい木で、しかも高い木となれば、より危険度は増すというような遊びをするというだけで、遊具の危険を排除したからといって、公園全体が安全になるかと言われれば、それはまた1点疑問が残るところであります。だから、多少の危険がある遊具でも残すというのも1つの手ではあったのではないかなというふうに思うところであります。ただ、訴えられないということを考えますと、遊具を使えなくするというのは、安全な手だということも一方で理解するところであります。  また、今回、そういった決断をする中で、遊具を撤去するというふうに決めたわけであります。そうなると、今後、遊具を設置するには安全な遊具というふうな考えになりがちであると思います。しかし、子供の目線から見ますと、安全な遊具というのは、はっきり申し上げてつまらないことが多いというふうに私は思っております。私が子供のころに回転するジャングルジムというものがあったと思います。あれも危険だからということで、比較的すぐに撤去されたものです。でも、子供のころを考えますと、やはりあれは楽しい遊具であったと思います。また、箱型ブランコ、これも危険で骨折が多くて、すぐに撤去されたものだと思います。しかし、これもすこぶる楽しかったというのを覚えております。そして、ターザンロープ、今、第三公園と第五公園にあるんですけれども、昔は勾配が急で、最後に人が吹っ飛ぶ、そういった遊びができるぐらい勾配が急でした。これまたすこぶる楽しかった。しかし、最近の遊具になってしまいますと、勾配が緩やかになって、最後衝撃なんていうものが楽しめない。人の衝撃、吹っ飛ぶというところまでが僕は学びだと思っているので、そういったところをしっかり考えていただきたいと思います。  確かに安全に配慮するというのも大事なんですけれども、どこまでが危険なんだというところを学ぶというのも将来には大切な部分かと思いますので、非常に難しいバランスだということは十分にわかるんですけれども、やはり子供がどうしたら楽しいんだろうかというのは、カタログを見て、この遊具、楽しそうだねというふうに決めるのではなくて、ぜひ公園に出かけていただいて、子供たちがいっぱい集まっているような遊具、いろんな公園があると思います。他市の公園も見に行っていただいて、いろんな遊具をかえるチャンスでもあるわけですから、ぜひともそういった子供が使っている遊具を参考にしていただいて、遊具を入れていただきたいと思います。  それで健康遊具というような話も出ていたと思いますけれども、ぜひ若者が使っても楽しいような、若者が筋トレできるようなとか、そういった視点も入れていただいて、ぜひとも遊具のことを考えていっていただければと思います。賛成の討論といたします。 54 ◯9番【重松朋宏君】 本補正予算案につきましても全体的に賛同できるものと思いますので、賛成いたします。  しかし、2点指摘させていただきます。1点目は、債務負担行為の追加についてですけれども、例えばコミュニティ施設については平成40年度までというふうにされています。平成40年度というのが存在しないということもありますけれども、今後いつまでの指定なのかというのが、これでは非常にわかりにくい。特に複数元号にまたがるものでしたり、長期にわたる予算や契約などについての年号については、せめて併記をすべきであるというふうに思います。  文書管理規程で西暦を原則とするということを決めている町田市では、補正予算についても何年度というのに元号に西暦が併記されて、年度そのものも併記するということを原則にしているようですし、それはそれぞれの自治体で決めればできることですので、今後、予算についても検討していただきたいということが1点です。  もう1点目は、国立駅周辺道路等整備事業費1億円の減額についてです。これは委員会でも質疑がありましたように、駅前のJR用地と東側公共施設用地の等価交換の可能性を国立市がJRに持ちかけているわけですけれども、その交渉が進んでいるわけではないので、西1号線と東1号線の整備のための1億円の用地買収の削減を先送りするという内容です。しかし、そもそも西1号線と東1号線を整備するのに、JRの所有している用地を1億円かけて買い物するということ自体の当初予算での説明がありませんでした。当初予算書では道路用地の買収費としか書かれておりません。  また、委員会の質疑の中では、2020年度までの実施計画の中で説明しているという答弁でしたけれども、実施計画の中でも東1号線の実施設計を行うとしか書かれておりませんでした。西1号線、東1号線を整備するのにJRの用地を1億円で買収するということの説明はありません。億単位の買い物をするのに、駅周辺のまちづくりの総事業費は幾らです、ここを整備するのに全体で幾らかかりますというような、その程度の、丼勘定程度の説明しかされていないのではないかというふうに思います。どの場所で、どの事業をするのに、いつ、幾らぐらいの事業費を支出する。そして、市の負担はどの程度になるという基本を積極的に説明していただきたい。  400ページ近くある予算書のこのページのここの記述と議会のここでの答弁とを照らし合わせればわかるというような話ではなく、国立市はこういう理由で必要なので、いつごろこういう事業をどれぐらいの事業費で、市の負担はどれぐらいでやっていくということを積極的に事前に説明していかなければ、いつまでたっても不透明感が残る。これはJRの用地と国立市の公共施設用地がどうなっていくのかというようなことについてもそうなんですけれども、いつまでもその不透明感が残っていると、いざ事業化をしようとしたときに行政不信が爆発しかねないところがありますので、我々議員でさえよくわからないものが、市民はとても理解できないと思うんです。こういう点についても予算書のどこに書いてありますということではなく、市として市民感覚を持って説明をしていっていただきたいということを申し上げまして、本補正予算案には賛成をいたします。 55 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第6 第72号議案 平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案 56 ◯議長【大和祥郎君】 日程第6、第72号議案平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案を議題といたします。本案は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 57 ◯2番【望月健一君】 第72号議案平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、歳入歳出一括して質疑に入りましたが、質疑なく、討論に入りました。委員より、本補正予算には賛成する。国民健康保険制度、構造的な問題が指摘されている。払い続けられるということを念頭に置いた国保の会計を進めていただきたいということを要望する。  ほかに討論なく、採決に入りました。採決の結果、全員異議なく本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 58 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第7 第73号議案 平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案 59 ◯議長【大和祥郎君】 日程第7、第73号議案平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案を議題といたします。本案は建設環境委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 60 ◯3番【渡辺大祐君】 第73号議案平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論に入りました。討論もなく、採決に入りました。採決の結果、本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 61 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第8 第74号議案 平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案 62 ◯議長【大和祥郎君】 日程第8、第74号議案平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案を議題といたします。本案は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 63 ◯2番【望月健一君】 第74号議案平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、歳入歳出一括して質疑に入りました。委員より、デイサービス利用がふえる中、おしゃれな感じのところでサービスを受けたいという方がふえたということを聞いた。どのくらいふえたのかとの質疑に対し、当局より、事業所単体で見ても要支援の方についての部分で倍増ぐらいはしているとの答弁がありました。  他の委員より、スポーツジムのように見える、いかにもリハビリではなくて、そういうところのほうに人は動く。これを積極的に進めていくということが、今から政策化するということはあり得るかとの質疑に対し、当局より、フレイル、虚弱の状態のところで御自身が自覚を持ってそこに取り組んでいくということが非常に大事である。健康増進の部分ともっと前の部分の連動というところがこれから必要になってくる。今後、健康増進課と高齢者支援課、地域包括のほうとは一緒に取り組みを考えて検討していきたいとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りました。委員より、本補正予算案には賛成する。おしゃれなジムで、デイサービスではないような雰囲気での要支援者のデイのあり方、目からうろこであった。政策化を要望する。  他の委員より、デイサービスのあり方、機能訓練のほうがニーズが高いのであれば、集中して拡大、政策につなげてもよい。そのことによって施設に関してのお金、結果的にはそういうものが減っていく。また、在宅であっても最後まで元気で過ごせる。希望が見える補正予算ではなかったかと考える。賛成する。  他の委員より、賛成する。市民のニーズに合ったものにきちんと政策が向いていくと、こういう方向が出るということがわかった。利用者のどこにメリット、ニーズがあったのかということをきちんと調査をすることによって、そういったものをしっかりと把握する。そのニーズが介護保険でやらなくても、ほかのところでできるのかというところまで考えて政策につなげていただきたい。  ほかに討論なく、採決に入りました。採決の結果、全員異議なく本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 64 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第9 第75号議案 平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案 65 ◯議長【大和祥郎君】 日程第9、第75号議案平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案を議題といたします。本案は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 66 ◯2番【望月健一君】 第75号議案平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、歳入歳出一括して質疑に入りました。委員より、国保から後期高齢者にシフトチェンジが行われて、今8,000人を超えている。今後もっとふえていく中で、どういうものを今からどういう力をつけていかなければならないか。課題、施策の整理というものはできているのかとの質疑に対し、当局より、平成20年度から現行までで2,000人ほど保険者数が伸びている。1万人を超えていくのはそう遠くない。高齢者支援課との連動性がさらに色濃くなってくると認識している。健康施策については、健康づくり担当課がいろいろな事業を取り組むべきと考える。広域連合のほうでは重複頻回通知等、重篤化予防に取り組んでいるとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、討論に入りました。委員より、賛成する。国保は広域化となった。後期高齢者はもっと前からなっている。しかし、現場は地方自治体である。課題の対応は国保とか、介護保険は介護保険、後期高齢者は後期高齢者と分けることはできない。医療と介護、福祉が連携しなければならないということが見えてきている。課長などが単なる理念ではない、しっかりとした現実の政策をつくりながら健康・福祉のほうで連携しているということは心強い。現場の当事者の対応を含め、連携を含め、さらに上位団体のほうに上げていかなければならない。こうしたスキルアップを要望する。賛成する。  他に討論なく、採決に入りました。採決の結果、全員異議なく本案は原案のとおり可決することに決しましたことを御報告いたします。 67 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  ここで昼食休憩に入ります。                                      午後0時5分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後1時14分再開 68 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  日程第10 第76号議案 矢川集会所の指定管理者の指定について  日程第11 第77号議案 富士見台一丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第12 第78号議案 中一丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第13 第79号議案 千丑集会所の指定管理者の指定について  日程第14 第80号議案 一本松公会堂の指定管理者の指定について  日程第15 第81号議案 四軒在家福祉館の指定管理者の指定について  日程第16 第82号議案 久保公会堂の指定管理者の指定について  日程第17 第83号議案 坂下集会所の指定管理者の指定について  日程第18 第84号議案 石神集会所の指定管理者の指定について  日程第19 第85号議案 谷保東集会所の指定管理者の指定について
     日程第20 第86号議案 富士見台二丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第21 第87号議案 南区公会堂の指定管理者の指定について  日程第22 第88号議案 くにたち立東福祉館の指定管理者の指定について  日程第23 第89号議案 青柳福祉センターの指定管理者の指定について  日程第24 第90号議案 西福祉館の指定管理者の指定について  日程第25 第91号議案 東福祉館の指定管理者の指定について  日程第26 第92号議案 北福祉館の指定管理者の指定について  日程第27 第93号議案 中平地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第28 第94号議案 東地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第29 第95号議案 下谷保地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第30 第96号議案 富士見台地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第31 第97号議案 中地域防災センターの指定管理者の指定について 69 ◯議長【大和祥郎君】 日程第10、第76号議案矢川集会所の指定管理者の指定についてから日程第31、第97号議案中地域防災センターの指定管理者の指定についてまでの22議案を一括議題といたします。本22議案は建設環境委員会に一括付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 70 ◯3番【渡辺大祐君】 第76号議案矢川集会所の指定管理者の指定についてから第97号議案中地域防災センターの指定管理者の指定についてまでの22件について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、一括して質疑に入りました。委員より、議案書中の言葉の使い方について、「管理を行わせる」という書き方がされている。上から目線のように感じられるが、ほかに表現方法はなかったのかとの質疑に対し、当局から、地方自治法に則して表現をした。気持ちとしては、管理をしていただくというように考えているとの答弁がありました。  他の委員より、指定管理者の期間が延長されているが、年数に対して規定はあるのかとの質疑に対し、当局から、コミュニティ施設が地域と密着して安定した運営が期待されるということから10年にした。ほかにも負担軽減などにもつながると考えているとの答弁がありました。  他の委員より、期間の定めについて、一般論としてはどのようなルールがあるのかとの質疑に対し、当局から、自治法上は期間の定めをもってとされており、解説では数年から数十年といった範囲がある。10年という期間は市が判断したとの答弁がありました。  他の委員より、地域集会所等に関するアンケートについて、施設の整備や清潔さなどの点に関して指摘があるが、アンケート結果をどのように受けとめるのかとの質疑に対し、当局から、運営に対する意見では、それほど直接的な不満は見受けられなかった。施設の古さなどを指摘する意見はあったので、対応できるようにしていきたいとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、一括して討論に入りました。委員より、賛成する。議案書中の表現については、行わせるではなく、変えたものにしてほしいという思いを持った。  他の委員より、賛成する。実際に管理をしていただくのは地域の方々なので、コミュニケーションをとりながら行ってほしいということと、施設に対する不満については、運営しやすくできるような整備などをしてほしい。  他の委員より、賛成する。地域で管理していただいているという認識を市はしっかり持っているので、ニーズや意見が出た際にはすぐに対応してほしい。施設の管理運営が滞りなく行われていくよう行政も対応を行ってほしい。  他の委員より、賛成する。市民が社会活動を行う際に利用される施設なので、管理者にとっても運営しやすいように行政はさらに努力してほしい。  ほかに討論なく、採決に入りました。第76号議案から第97号議案まで別個に採決を行った結果、第76号議案から第97号議案までの22件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 71 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告はいずれも可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。1番、上村議員。 72 ◯1番【上村和子君】 私は、一括して賛成の立場で討論をさせていただきます。  今回、地域集会施設等の事業報告書を当局のほうに資料として出していただきました。前回はやはり高齢化で大変厳しいと、新しく管理してくれる人たちがいたらいいなというような声が切実に見受けられましたけれども、今回はなれてこられたのか、体制が整ったのか、そういう声は極めて少なかったと思います。各地域の特徴が出ており、コミュニティーの中心となるような活動を提供したいというような思いが伝わって、各地域集会所の特徴というものも出されていたというふうに思います。  こういう報告書は、実に大事だなというふうに思いました。今から10年間、お願いをするということで、議会に出てくるのは10年後になりますけれども、10年たつということは、人間は10歳年をとりますので、地域集会所を運営するコミュニティーというのが10年後にちゃんとあるのだろうかという根本的な問題というものを私自身は感じました。ですから、これからの10年間を市役所のほうはどのようなバックアップ体制をとるのだろうかというようなことが心配になりました。  このアンケートについても、一番貴重な報告書という書式はあるけれども、指定管理をする側の市に対する要望事項はありますかというような、わかりやすい書き方の項目が1つあってもよかったのではないかなと。どういうところを助けてもらいたかったのか、どういうところを相談に乗ってもらいたかったのか、相談に乗ってちゃんとやってもらえたのかというようなバックアップ体制を検討できるような項目がなかったということがちょっと気になりました。  そういう中で1カ所だけ、名前は言いませんけど、正直に管理人の高齢化が進んでいて細かなミスがあちこちで発生するようになってきた。ダブルチェック、トリプルチェック体制をとっているが、とうとう1件、二重予約が発生してしまった。チェック方式を見直し、帳票を新たにつくってチェック漏れをなくす対策をとるとともに、管理人の若返りを進めるべく定年を見直した。これ4行ぐらいなんですけど、すごくコミュニティーが持っている課題がそのまま書かれているなと思いました。コミュニティーには定年はありませんけれども、御自分たちで指定管理を受ける委員会としては定年をつくったというような努力をされています。定年をつくることがいいかどうかはちょっとわかりません。しかし、このような地域の実情の中で、どうしたら若返りができるんだろうかということも一緒に市が考えていけるといいのではないかというような私の意見をつけ加えまして、賛成といたします。 73 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  まず、第76号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第77号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第78号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第79号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第80号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第81号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第82号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第83号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第84号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第85号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第86号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第87号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第88号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第89号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第90号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第91号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第92号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第93号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第94号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第95号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第96号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  最後に、第97号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
                    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第32 第98号議案 有料公園施設の指定管理者の指定について  日程第33 第99号議案 有料広場施設の指定管理者の指定について 74 ◯議長【大和祥郎君】 日程第32、第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定についてと日程第33、第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についての2議案を一括議題といたします。本2議案は建設環境委員会に一括付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 75 ◯3番【渡辺大祐君】 第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定についてから第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についてまでの2件について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局から補足説明を受けた後、一括して質疑に入りましたが、質疑なく、一括して討論に入りました。討論もなく、採決に入りました。第98号議案から第99号議案まで別個に採決を行った結果、第98号議案から第99号議案までの2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 76 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告はいずれも可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  まず、第98号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第99号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第34 第100号議案 くにたち郷土文化館の指定管理者の指定について  日程第35 第101号議案 国立市古民家の指定管理者の指定について  日程第36 第102号議案 くにたち市民総合体育館の指定管理者の指定について  日程第37 第103号議案 くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定について 77 ◯議長【大和祥郎君】 日程第34、第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから日程第37、第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4議案を一括議題といたします。本4議案は総務文教委員会に一括付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、総務文教委員長から御報告願います。13番、高柳議員。                 〔13番 高柳貴美代君登壇〕 78 ◯13番【高柳貴美代君】 第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4件について、総務文教委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  当局からの補足説明を受けた後、一括して質疑に入りました。委員より、全て大体同じところが指定管理者となっているが、他の指定管理者を検討した経過はあるのかとの質疑に対して、当局から、基本的に財団設立趣旨等も踏まえ、行政と基本的に公益事業という点で協働して行っている点から、現在はコンサルタント等を入れたり、そういった検討はしていないとの答弁がありました。  他の委員より、同じくらいの指定管理料だったら、民間のほうがサービスが上なのではという疑問があってもおかしくない。今回、比較されたわけでないとしても、くにたち文化・スポーツ振興財団が優位であると言えるとすれば、どのようなポイントかとの質疑に対して、当局から、体育館、芸術小ホールは国立市が建設し、その運営は別団体をつくって運営するほうが効率的な執行ができると設立目的を持って現在のくにたち文化・スポーツ振興財団ができた。今後、実際、本当に行政と協力しながら、その目的を果たすことも含めて、可能な民間団体が別にいないのかどうか、コンサルタントや第三者機関の意見等も含めて検討していくべきという意見もあったので、次回に向けては、そうした検証もしていく必要があるかと受けとめているとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、一括して討論に入りましたが、討論なく、採決に入りました。第100号議案から第103号議案までの採決は別個に採決を行いました。採決の結果、第100号議案から第103号議案までの全ての議案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 79 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告はいずれも可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。1番、上村議員。 80 ◯1番【上村和子君】 私はこれらを公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団にそのまま5年間、指定管理することに対して賛成です。賛成の上で、私の意見を言わせていただきたいと思います。  まず、公益財団法人としての役割を十分果たしたかどうかということの評価がもう少ししっかり書かれてもよかったんじゃないかなというふうには思いました。理事長が竹内副市長でもありますので、国立市として、この財団に何を指定管理として委託しているのか。そのことが、どれくらい効果があったのかというような検証がもう少しあってもよかったのかなというふうに思います。とりわけ国立市は文化芸術条例をつくりました。その条例の中で、公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団の中の特に文化にかかわる部分、ここの部分の果たすべき役割と果たしてきた役割の評価というものがもう少し欲しかったというふうに思いました。  こうなると、どこの問題になるかと言いますと、少し力を入れていただきたいのが、国立市指定管理者選定委員会の委員さんたちのお仕事なんですけれども、ここの中での総括みたいな報告を読んでみると、芸小ホールイベントについて、「収入を増やすためには魅力的なプログラムの実施が求められる」の後に、「コンサートや落語等以外に他の類似するホールで人気のあるイベントを参考に、ジャズやダンスなど若い世代に対しても魅力あるイベントの企画を検討されたい」というふうに書いているのが、悪くはないです。悪くはないけれども、国立市として条例上、若い人たちにどういった芸術文化を享受してもらいたいかというような視点の中で、もう少し突っ込んだ議論、突っ込んだ選定というか、評価というものをやっていただきたかったなというふうには思います。  また、郷土文化館に関しましても、利用者のカウントということだけがここで議論されていますけれども、そのときに、私としては、近くにある城山さとのいえとの連携について利用者をふやしていくとか、共同企画をしていくとか、そういった中身について、これは市側になるかもしれないけれども、郷土文化館に関して、もう少し突っ込んでほしかったなというふうに思います。  郷土文化館のほうで言えば、これは学芸員が正当に評価されてきたと。そういう意味では、ここはやっぱり学芸員さんの頑張りの中で、学芸員評価がちゃんと目に見えるような形になってきたから、選定委員会の中でもより積極的にやってくださいというふうに書かれているのではないかというふうに思います。  いずれにしても、今後5年間の中で、国立市の文化芸術条例の振興の中心になってもらいたいところでありますので、今後、具体的に、財団任せにしないで、理事長が副市長なわけですから、しっかり市の意見も入れ込みながら、たった1個しかない芸小ホール、たった1個しかない体育館、たった1個しかない郷土文化館、たった1個しかないです。そのたった1個をフルに利用していただきたい。フル活用して、市民に対して還元してもらいたいということを述べて、賛成といたします。 81 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  まず、第100号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第101号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  続いて、第102号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。  最後に、第103号議案についてお諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第38 第104号議案 国立市教育委員会委員の任命に伴う同意について 82 ◯議長【大和祥郎君】 日程第38、第104号議案国立市教育委員会委員の任命に伴う同意についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。市長。 83 ◯市長【永見理夫君】 第104号議案国立市教育委員会委員の任命に伴う同意について、御説明いたします。  本案は、去る10月23日付にて高橋宏委員が辞任されたことに伴い、その後任として、操木豊氏を教育委員として任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条の規定に基づき、議会に提案させていただき、御同意を求めるものでございます。  私が操木氏を提案させていただく理由でございますが、氏は、地元の多摩地域で40年以上の長きにわたり教職に携わり、そのうち二十数年は公私立学校の校長等の教育管理職として務めてこられ、学校教育に関する多くの実績と知見を有する方でございます。  また、これも長きにわたり国立市に居住する中において、自治会活動を初めとする地域活動にも熱心に取り組まれるとともに、その誠実な人柄は、まさに教育委員にふさわしいと考えているところでございます。この学校教育や地域における経験・知識は、国立市における教育行政のさらなる質的向上に大いに寄与していただけると期待しているところでございます。  最後に、任期は、前委員の在任期間の平成34年(2022年)3月31日まででございます。ぜひ御同意のほど、よろしくお願い申し上げます。 84 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。本案は人事案件でありますので、質疑、討論は省略し、直ちに採決に入ります。採決の方法は、無記名投票で行います。  議場の閉鎖をいたします。                   〔議 場 閉 鎖〕  ただいまの出席議員は、議長を除き20名であります。  開票立会人を指名いたします。2番望月議員、7番尾張議員の両名を指名することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、そのとおり決定いたしました。  記載の方法について申し上げます。本案に賛成する方は○、反対する方は×と記載願います。白票及び賛否の明らかでない投票は反対とみなします。  投票用紙を配付いたします。                    〔投票用紙配付〕  投票用紙の配付漏れはありませんか。  投票用紙配付漏れなしと認め、投票箱を点検いたします。                    〔投票箱点検〕  異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案に賛成する方は○、反対する方は×と記載の上、点呼に応じて投票を願います。白票及び賛否の明らかでない投票は反対とみなします。  局長の点呼に応じ、順次投票を願います。議会事務局長。                 〔議会事務局長点呼・投票〕  投票漏れはありませんか。  投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  これより開票を行います。立会人の方々の立ち会いをお願いいたします。                   〔開     票〕  それでは、投票の結果を局長から報告いたします。議会事務局長。 85 ◯議会事務局長【内藤哲也君】 それでは、御報告申し上げます。    出席議員数           20名    投票総数            20票    うち同意とする者        18票    不同意とする者         2票    不同意とする者のうち白票    1票  以上のとおりでございます。 86 ◯議長【大和祥郎君】 ただいま報告いたしましたとおり、賛成多数であります。よって、本案は同意とすることに決しました。  議場の閉鎖を解きます。                   〔議 場 開 鎖〕 87 ◯議長【大和祥郎君】 16番、高原議員。 88 ◯16番【高原幸雄君】 動議を提出したいと思いますので、休憩をお願いします。 89 ◯議長【大和祥郎君】 高原議員、何の動議についてか。
    90 ◯16番【高原幸雄君】 次の議員提出第13号議案にかかわって各会派に事前に丁寧な説明をするという、こういう行為が一部されていないという事実があるものですから、それに対する正確な回答を求める動議です。 91 ◯22番【青木 健君】 動議を出したいので休憩をということなんですけど、それは動議を出すのは提出権がありますので、それを云々言う気はありません。しかし、ここまで審査をしてきているものでありますので、そういう動議を出されるというのであれば、おおむねどれぐらいの時間が必要かということを明確にしていただきたいと思います。 92 ◯16番【高原幸雄君】 おおむねの時間は、まだ予測つかないんですけれども、提出すること自体はそんなにかからないと思いますので。 93 ◯22番【青木 健君】 提出のことについては、先ほど十分御相談をされてきているんでしょうから、書面がもうできているから、あとは打つだけですよとか、そういうプロセスはあると思うんです、どうしても。ですけど、それについては、どれぐらいの時間ででき上がって、皆さんにお示しをして再開したいというようなことについては、明言していただかなければいけないというふうに思うので、それはぜひ明言をしていただきたい。 94 ◯議長【大和祥郎君】 それでは、高原議員から次の議案に対する動議を提出するという動議がありましたので、ここで暫時休憩といたします。                                     午後1時49分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後4時39分再開 95 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。全日程が終了するまで会議時間の延長をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、全日程が終了するまで会議時間を延長することに決しました。  休憩中に議会運営委員会を開催し、動議の取り扱いについて協議をいたしておりますので、その経過と結果について議会運営委員長から御報告願います。5番、遠藤議員。                  〔5番 遠藤直弘君登壇〕 96 ◯5番【遠藤直弘君】 休憩中に議会運営委員会を開催し、高原幸雄議員外6名より、石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求める動議が提出され、その取り扱いについて協議を行いました。協議の結果、動議は、直ちに追加議事日程として登載し、即決する扱いと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 97 ◯議長【大和祥郎君】 ただいまの議会運営委員長の報告のとおりであります。  この際、お諮りいたします。石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求める動議の提出があります。本動議について日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  追加議事日程第1 石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」           の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求           める動議 98 ◯議長【大和祥郎君】 追加議事日程第1、石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求める動議を議題といたします。提出者より提案理由の説明を求めます。16番、高原議員。                 〔16番 高原幸雄君登壇〕 99 ◯16番【高原幸雄君】 それでは、動議について提案説明をさせていただきます。  石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求める動議でございます。  理由として、議会改革特別委員会最終報告と矛盾する国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を提出する際に、日本共産党には事前の説明がなかった。議員定数は、市民の多様な意見を反映する地域民主主義の根幹に係る重大な問題であり、全ての議員に事前に丁寧な説明をすべき事案である。意見書や決議ですら、提案前に全ての会派に対する説明と調整を行うことになっている。  このような重大な条例案が、事前の説明もなく審議にのせられることを前例としてはいけない。このような条例提案は、国立市議会基本条例の第5条及び第25条の趣旨に矛盾する疑いもある。  本来ならば、この事実をもって、本議案は撤回されるものであった。初日から明らかにしたにもかかわらず、議長及び提出者からの真摯な対応はなかった。  よって、石井伸之議員に対して、「国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」の提出の事前説明が日本共産党にされなかったことについて、説明と反省を求める動議を提出するものでございます。皆さんの審議をよろしくお願いいたします。 100 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。22番、青木議員。 101 ◯22番【青木 健君】 何か賛成者の方が討論をされないようでありますので、私から討論させていただきたいと思います。反対の立場で討論させていただきます。  本動議を拝見させていただきまして、理由のトップの部分に、「議会改革特別委員会最終報告と矛盾する」ということを書かれておりますけど、これは、全く私は当時の委員長として矛盾をしていないということは言わざるを得ないなというふうに思います。というのは、報告書には両論併記という形で書かせていただきました。その中に明確に定数21へ削減するということも出ております。また、定数18への削減もある。また、現状維持とするということについても明記されております。21という数字については、しっかりと報告書に出ているということを事実として、全くそれとは矛盾していないということを私は申し上げさせていただきたいというふうに思います。  それと丁寧な説明がなかったということでございますが、これも大綱質疑、それから議会運営委員会の中でも大分やられていたようでございます。私も議運のほうも聞いておりましたけど、その点については、私ども石井議員は、確かにそういうことがあったということについては認めております。高原議員については、ひょっとするとこれは以前使っていた電話番号なのかな、というところに何か彼の携帯には登録がされていて、そこにかけてつながらなかったというようなことでありますので、その後、それは言われてみれば、より真摯な対応をするということについては、なお、追っかけなかったということについては、本人もそれは申しわけなかったという弁も申しておりますし、また、仮に今後このようなものをまた出さなければならないというようなときに当たっては、二度とこういうことのないように対応していきたいということも明確に言っているわけなんです。に対して説明と反省を求める動議というのは、私は、これは間尺に合わない動議が出たなというふうに思うわけでございます。  また、「意見書や決議ですら、提案前にすべての会派に対する説明と調整を行なうことになっている」、こうなっているんですよ。だけど、現状どうですか。皆さん、出されて調整なんかやりますか。どうしても賛成してほしいんだと説明に来られる、そういうことをやっていますか。全くやってないじゃないですか。ただ各会派に渡す。そして、賛成をしてくれる人たちだけで出しているというのが、これが議員提出議案の現状でしょう。こういうことを、しっかりとそれをやられているということであるならば、まだ我々も、じゃ、そういう面では丁寧さが足りなかったな、真摯な対応ができなかったんじゃないかなということを反省もしなければいけないのかもしれないですけど、やられていないという事実の中で、こういうことを書かれるというのは非常に遺憾であります。  また、12月19日、議長が立ち会いのもと、石井議員が高原議員と話をされたということで、それが終了した後、私ども会派は、メールだったかな、石井幹事長からその報告をいただきました。御理解を得られたということであったので、ああよかったねということであったわけなんですけど、それがここに来て、こういう形で出てくるというのは、これはどちらの認識が違っていたかどうかわからないです。しかし、どうしてもあれでは了解できないというようなことを明確に筆頭提出者の方が申していたら、私は石井議員がああいうメールを送ってくるということはなかったなというふうに思うわけでありまして、そこにはそごがあったのではないかということを思います。  また、議長、また条例改正の提出者から真摯な対応がなかったということをおっしゃっておりますが、今、申し上げたように、私が見て非常に真摯な対応をされていると。ただ、これについては、提案するほうと提案されてしまったほうと、これはお互いに受け方の違いがあるので、我々は真摯な対応をしていると思いますけど、皆さんのほうは、反対される方は、自分が納得していないんだから真摯な対応はされていないというふうに言われるのは、これは一理あることであろうと思います。しかし、それだけをもって真摯な対応、真摯な対応ということについては非常に、先ほど申し上げましたけど、違和感を感じざるを得ないということは申し上げさせていただきたいと思います。  また、真摯な対応ということで、これだけ人に対して厳しいものを求めてくるのであれば、初日の決算特別委員会のあの表決、何だったんですか。会議規則の79条で、議員の意思表示は委員会と本会議で異なってはならないと明確に書かれている……(「全く関係ない」と呼ぶ者あり)関係なくないよ。聞け、ちゃんと。それに対して、それだけ人に厳しいことを言う方がこんな大きなミスをして、何の責任をとりましたか。何ら責任をとらないじゃないですか。議長に対して、私たち悪かったから訓告とか戒告の処分にしてくれというようなことを言うわけではなし、一言謝罪はありましたよ。でも謝罪をしたということで、我々は大きな心でそれを認めていこうというふうに思ったわけですけど、人に対してこんな厳しいことを言うのであれば、まずはみずからのそういう姿勢についても私はきちんと律してもらいたいということを申し上げておきます。  今後の展開によっては、我々だってそのときの会議規則違反については追及をしなければならない場面というものも出てくるかもしれない。そんなことにならないことを私のほうでは祈っておりますけど、しかし、それぐらい人に厳しく言うんだったら、自分のほうだって律するべきだということを申し上げて、本動議に対しての反対の討論といたします。 102 ◯1番【上村和子君】 私は賛成者ですから、本来ここで討論するつもりなかったですが、今、議会改革特別委員長であった青木議員から委員長としてという見解も出ましたので、私は副委員長として……(「副委員長やめたじゃないか」と呼ぶ者あり)やめました……(「放り投げたじゃないか」と呼ぶ者あり)はい。どんな言われてもいいです。青木委員長の話を私は最後まで静かに聞きました。それが誠実だと思ったから聞いたんです。だから静かに聞いてください。  私が副委員長をやめた理由は初日に言いました。私自身としては、副委員長をやめるということについては、非常に残念な思いであるのは事実です。それも言いました。なぜやめたかというと、私自身が初日に、議会改革特別委員会の最終報告書と同じ日に違う結論で多数の議員から出されたということをもって、責任を持って副委員長を務めることができないと判断したからです。  なぜなら、私が議会改革特別委員会に対して抱いた信頼性は、そこで議論をし尽くすべきだと思っていたからです。それが誠実な議会改革特別委員会であります。もしも多数がこのような結論を持っていたならば、なぜ特別委員会の中で頑張らなかったのか、なぜ一本化できなかったのか、私はそう感じました。中途半端に終わったと思ったからです。中途半端に終わったから、同じ日に多数が条例案を出してきたと思ったから責任をとらなければいけないし、問わなきゃいけないと思ってやめました。それが組織というものだと思っていました。ですから、私は、まず、この理由の1に挙げられる議会改革特別委員会最終報告と矛盾するというのは何ら間違っていないと思っています。私は思っています。  次に、もう1つ、大きなやってはいけないことは、私たちのやったことは先例となってしまいます。あしき先例をつくってはいけない。あしき先例は次の議員を縛っていきます。そういう意味で手続にのっとったから議員提出議案は説明をしなくて出していいんだという、その理屈だけで他会派に対しての丁寧な説明を欠いたということは、それをもって、それが先例となっては困るからなんです。私たちは未来の議員に対して責任を持つから今頑張っているわけですよ。私たちの代だけだったらいいんですよ。これができるんだねって次の代で議員構成が変わって、議員提出議案は多数さえ出せば通るんですよとなったら、多数決主義の国立市議会が生まれてしまいますよ。少なくとも国立市議会の歴史としては、そういうことは頑張ってやらないようにしてきた議会なんです。  だから、今回、高原議員を筆頭に出してきたんです。確かに石井伸之議員と中川議員は、初日に配慮を欠いたと、反省しておりますとおっしゃいました。しかし、もう1人の藤江議員はルールにのっとったから問題とは思わない。また、そのような議員さんがいらっしゃいます……(「いいじゃん」「関係ない」と呼ぶ者あり)今、いいじゃん、関係ないじゃないかという不規則発言があります。そういう議員がいまだにいるんです。ルールにのっとってやって何が悪い。そういうことを思う議員さんが、特に若い議員に多いんです……(「それはおかしいよ。そういう言い方」と呼ぶ者あり)そうじゃないですか……(「できれば一緒にしないでください」と呼ぶ者あり)一緒にしないでくれという議員さんもいて、確かにそうです。失礼いたしました。1期目の議員の中でもちゃんと思慮深く考えられる議員もいます。  多数をとって横暴してはいけないんです、幾らルール。もし多数を持っている人だったら、多数をもって誠実にやらなきゃいけない。そのときに少数を丁寧にしなきゃいけないんですよ。それは私が20年議員をやりまして、たとえ自民党、公明党さんが議長、副議長をやったときでも同じことを言われていました。だから、もっと厳しい政治争いがあったときにも、当時議長をやった自民党さんや副議長をやった公明党さんは必死で回っていました。必死で必死で、今以上ですよ。今以上に精力的に動かなければ議会が動かなかったからです。今はおとなしいですよ。こんなして争いになりませんもの。当時はもっと市民は見てた。  だから、私は、今回の高原議員の次に書かれている共産党に電話をしたから、着信が残っていたから……(「残ってもない」と呼ぶ者あり)残ってもないという声もあるし、私たちは実は証明してくださいと高原議員に言ったんです。石井伸之議員と高原議員が話し合って、こういうふうに言われた。着信があったんだよね、見せてもらったんだよねとか言われたから、それは私たちは見ていないし、口頭でのやりとりというものは議会でやるときに証明にはなりませんから、ちゃんと文書で見せてくださいと私たちは高原議員に迫ったんです。そうでないと責任を持ってちゃんと説明がされたかどうか、当事者がわかればいいという話ではないからです。ちゃんと市民に対して説明しなくてはいけない。ちゃんと証拠も見せてもらわなければ困ると。時間はどうなのかと。12時より前だったのか、後だったのか。そこは確認したいんですかと。確かに御自分の携帯にあったと確認なさったんですかと。石井伸之議員の話では女性が出たと言うが、そういう事実はあるんですか。問われた高原議員の中で、私たちから問われたときに答え切れない部分が出てきたから、ちゃんとそのことが明らかになるようなものを出してくださいと、そういう書類を出してくださいとお願いしてくださいと強く迫ったわけです。つまり、真摯に対応するというならば、その部分もちゃんと文書にして、何月何日、何時何分、このようにしております。着信記録、履歴、そういったものをちゃんと明らかにしていただきたかったと私自身は思っております。  そういう意味で、私はここに書かれてある理由はどれも大事なことであって、未来に向かって、このことがこういうような形で、数の多数をもって議員提出議案でいろんなことが決まっていくということは決してあってはいけない。だから、これをもって私は、意見書と同じように議員提出議案、特に定数とか報酬に関してはちゃんと事前に各会派、全ての会派に説明をする、資料をつけて十分丁寧な説明をする。それぐらいするのが当たり前の議会になっていただきたい。そうでなければ議会改革特別委員会をつくっても何の意味もない、私はそう思います。  ですから、それをもって、今回のこのことに対してしっかり反省を求めますし、説明もしっかり求めます。この動議は真っ当であると言うことをもって賛成といたします。 103 ◯18番【小口俊明君】 討論をいたします。この動議に反対であります。  今、青木健議員、そしてまた、上村和子議員の討論も伺いました。その中で、提出者の高原幸雄議員、そして当該の石井伸之議員、さらには議長も入って、この間、説明という場があったという事実が見えてまいりました。そうなりますと、ここで指摘をしている、下から4行目になりますけれども、「議長及び提出者からの真摯な対応はなされなかった」という断定の文面というのは、私の目からするならば、これは事実と食い違う部分も含んでいるなというふうに理解をいたします。  また、さらに申し上げると、「意見書や決議ですら、提案前にすべての会派に対する説明と調整を行なうことになっている」という文面があります。このことにつきましては、国立市議会先例の中の76にあるところを指しているのかなというふうに私は理解をしておりますけれども、そこには意見書、決議(要望書)案は、各会派で調整をし提出するものとするということかと思います。  一方、当該の議員の定数に係る条例の議員提出議案でありますけれども、これは同じ先例でありますけれども、76ではなく、先例73のところで、議員提出議案の提出期限は、条例改正等に係るものは本会議招集日3日前に開催される議会運営委員会の前々日の正午までとし、意見書、決議(要望書)案は、最終の常任委員会の開催日の正午までとするが、この日に当たる常任委員会での請願・陳情及び云々とあります。これが当該の条例に関する規定であろうかと思います。この違いが明確にあるということにおいては、何ら手続上そごはないというものであろうかと思います。  その上で、しかしながら、大変重要なことであるので、これはより丁寧にしていくべきだということの中から、当該の条例の提出者の皆さんがより丁寧にしていきますというふうにおっしゃったのは、そのとおりであろうかなというふうに理解をいたします。その意味では、この動議で指摘しているところにおいては事実とは違っている内容も大きく含まれているということの判断の中から、私は反対といたしたいと思います。 104 ◯15番【住友珠美君】 この動議には賛成の立場で討論いたします。  議会基本条例ではソーシャルインクルージョンの理念を盛り込んでいます。国立市議会において、共産党会派の代表に連絡をしてくれたというふうに石井伸之議員はおっしゃっておりました。私は、なぜ最後まで事前連絡がされなかったのか、これが大きな問題であるし、疑問であります。特になぜ連絡がつながるまで、最後まで連絡されなかったのか。どうしてもここが疑問になってしまうんですね。このようなことはなくさないといけない。特に、先ほど青木議員は電話番号が変わっていたとおっしゃっておりました。しかしながら、高原議員にお聞きしたところによりますと、ずっと電話番号は変わってなかったということでございました。ほかの方が出たということでありますが、その時点で、うーん、どう考えたらいいんだろうかというのが、もうちょっと考えるべきだったんじゃないのかなというふうに思います。  また、手続上のそごはないといったことを小口議員がおっしゃっておりますけど、手続上のそごというよりも、理念上というか、倫理上の問題ではないでしょうか。特に、ここにも書いてありますけれども、意見書や決議ですら、提案前に全ての会派に対する説明が必要である。そう考えますと、これはすごく重大な条例案ですよね、それを提出するのであれば、本当にしっかりとこれはかかるまでするべきであったと思います。とはいえ、このように重い条例案、提出に至っているにもかかわらず、事前の会派説明ということが明記されていない。このことも問題だと思いますので、今後は二度とこうした先例をつくってはいけない。上村議員の言うとおりだと私も思います。そのためにも、私たちはしっかりと説明をしていくべきであるし、決めていかなければいけないと思っております。  以上で賛成の討論といたします。 105 ◯9番【重松朋宏君】 私も本動議には賛成いたします。  この問題の当事者は、まずもって高原議員個人ではなく日本共産党会派であります。ですので、確かに初日の議案の質疑や本日の反対討論の中でも一定の反省の弁を述べられていますけれども、これだけ反省しているのに、こういう動議を出してくるのはいかがなものかというようなことを言われますと、それ本当に反省しているんだろうかということをどうしても思わずにいられないわけです。  そして、何よりもこれは説明と反省を求める動議でして、説明が、私、当事者ではない会派が受けた説明と、こういう形で当事者、高原議員に納得してもらったんだとおっしゃっていることが食い違っております。私は、11月26日月曜日でしたでしょうか、10時37分に当該の石井議員からお電話を受けました。その1時間後の11時39分に高原議員に電話をして、「御存じだと思いますけれども」ということでこの話を聞いたところ、「いや、全然知らないよ」というお話でした。  その後、高原議員と議長のもとでお話をされて納得されたとおっしゃっているんですけれども、我々の会派が受けたのは、石井議員は発信記録があると。高原議員の古い携帯電話番号にかけたらしくて女性が出てきたと、高原議員本人にはつながらなかったというようなお話だったんですけれども、それですと日本共産党さんに説明されたことと違うところがあります。ですから、そこはきちんと説明をして、本当に高原議員の携帯電話は新しくしていないわけですし、今ある携帯電話には着信記録もないわけですし、女性が出るというようなこともないということですので、その件については明らかにする必要があろうかというふうに思います。  そのことについて、本日、高原議員のほうから当該の石井議員のほうに文書できちんと説明をするように求めたところ、いや、その必要はないというようなことをおっしゃられたというふうに聞いておりますので、これは真摯な対応とは受けとめられなかったんだろうなと、この提出者は受けとめたということで、これは事実と食い違うということではなく、真摯に対応したつもりだったけれども、受けとめた側はそういうふうには受けとめていないということであります。  また、意見書や決議ですら、事前に説明と調整を行うことになっておりますけれども、先例76では議長のもとで調整を行うことになっておりますので、これも説明と調整をしたつもりになっていたけれども、受けとめる側がきちんと調整をされていないとお感じになっているんだとすれば、かなり議長の責任にかかわってくることであろうかと思いますので、この件についても今後取り組みの改善が必要だなというふうに思います。  それらを含めまして、この動議については、説明と反省を求める、至極当たり前のことでありますので、私は賛成をいたします。 106 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本動議に賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手少数。よって、本動議は否決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第39 議員提出第13号議案 国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案 107 ◯議長【大和祥郎君】 日程第39、議員提出第13号議案国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を議題といたします。本案は議会運営委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について議会運営委員長から御報告願います。5番、遠藤議員。                  〔5番 遠藤直弘君登壇〕 108 ◯5番【遠藤直弘君】 議員提出第13号議案国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案について、議会運営委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、出席説明員として、提案者である中川喜美代議員の出席について諮り、全員異議なく委員外議員として委員会に参加を認め、その後、提出者から補足説明を求めました。提出者から大綱質疑のときの資料請求の資料を配付し、各会派のアンケート調査に関する発言もございました。終了後、質疑に入りました。委員より、議会改革特別委員会では、定数については両論併記であったことを最後の委員会では全員一致で認められ、報告という形で議会として出した経過がある。この結論と矛盾した条例を議会として出すのは、議会改革特別委員会をどう考えるのか問う質疑に対して、提案者より、質疑委員は結論と言われたが、これは結果だ。議会費検証部会で議論を重ねたが、一致点が見出せず、それで21名、18名、現状維持と併記した。これは部会での報告書の書き方としては、このような形でしか書けないということであった。今回の条例案の提出は違うとか、そういうものではないと答弁がありました。同委員より、議会基本条例第25条第2項の地域民主主義の実現にとって削減することがよいのか問う質疑に対して、提案者より、地域民主主義の根本は、各議員が各地域、各市民と接する中でさまざまな意見を聞き、国立市政に対して反映をしていくかだ。その中で私たち賛成者、提案者は各地域、各団体、各市民と接し、議員定数を削減すべきだという意見が多かった。特に国分寺市が12万人を超える人口でありながら、現定数は同じ22名になり、国立市民に対して非常にインパクトを与えたことを重く受けとめたと答弁がありました。同委員より、議会改革特別委員会で出されたパブリックコメントに削減すべきではないというのがたくさん寄せられた。その後、意見を集め、削減ばかりが出されているが、何でパブコメに出さなかったのか。パブコメは重いと思うがいかがかと問う質疑に対し、パブコメを少しでも多く集めたいということで、こういった議員定数削減の形でパブコメに意見募集したが、氏名を書くというのが非常に抵抗があるという声をいただいた。また、議員の役目はパブコメをお願いするのではなく、しっかりと代弁してほしいと言われたと答弁がありました。  他の委員より、ある会派代表に事前に説明がなかったとあったが、本当だったらとんでもない問題だ。最終本会議までに委員長と議長が責任を持って本当なのかはっきりさせてほしい。うちの交渉団体も意見がたくさんあり、議員定数削減に賛成するかもしれない人もいる。なぜ調整していただけなかったのか。非常に出し方が雑なのではとの質疑に対し、提案者より、丁寧な方法があったのではないかというふうに言われれば、より丁寧な方法まで考えが至らなかったこともあったが、しかし、最大限丁寧な方法として、条例案提出なので議運の2日前ということを目指し、提出に向けて努力してきたと答弁がありました。同委員より、三多摩地域における各議会で定数削減が進められているという話であるが、資料では、最近は議員定数削減がなされていないのではと問う質疑に対して、提案者より、国分寺市12万都市が定数24から、現在国立市と同じ定数22に2名を削減したのは1つ大きい。8年前で一旦収束をしたのではとの指摘だが、4年前の議会改革特別委員会の中で実現には至らなかったが、議員定数を1名削減すべきという議論が国立市議会の議会改革特別委員会の中でもあった。また、財政改革の視点もあり、その他に議会の意思決定スピードを上げていくといった視点もあるとの答弁がありました。同委員より、市政の将来予測を総合的に配慮しているとあるが、提出資料の正確性を問う質疑に対して、確かに完全に合わず予測という形の資料だ。しかし、財政が悪くなってはいけない。次、ピンチ宣言を出したら、とても無責任だ。この資料は一番厳しく見た数字だろうと思う。今後、公共施設の老朽化や少子高齢化、いろんな問題がもう見えているものもある。持続可能な国立市を責任持って考えたとき長期的展望は必要で、当然私たち議員がやる仕事だと答弁がありました。  質疑終了後、委員より継続審査の動議が出され、直ちに諮り、挙手少数で否決されました。  続いて、討論に入りました。委員より、反対する。議会としての意見、条例を出すときには会派に丁寧な説明をするべきだ。市民の意見をどれだけ反映するかという地域民主主義に関するのが議員定数だ。パブコメは24件中ほとんどが市民の多様な意見を反映する議会であってほしいという声だった。特別委員会の経過と結論を軽視しているということも問題だ。削減したいというのであれば、自分たちの報酬を削減すべきだ。そのほうが市民への影響が少ない。中身の議論はしてもいいと思う。継続にするとか、出し直し、市民の意見を広く議会として聴取した上で行っていくことが必要だ。パブコメを出した市民の声を無視してはいけない。  他の委員より、反対する。提案説明の中で行われた三多摩地域における各議会で議員定数削減が進められているということだが、つい最近、国分寺市が2名削減した以外は、ここ最近ない。議員定数削減だけが議会改革ではないと広く多く共有されていると思う。議会基本条例の25条の中で事案に応じてという文句は入っているが、定数削減でパブコメや議会報告会、市民の意見を聴く会をやらないならいつやるのか、そのように思う。憲法の中で二元代表制という議員の位置づけはとても重いが、客観的ではない資料、また古い資料で将来的に危ないから減らそうとか決してやってはいけない。国立市の人口が減っていないし、税収もふえている。その中で将来の悲観をする必要があるのか。それなら未来を変える努力をするのが議員に与えられた役割であり、22名の定数があっても、国立市の人口であれば問題ないと思う。スーパーバイズで将来世代も立候補しやすい環境を整えておくべき、そういう言葉が投げかけられた。将来世代が悩み、やるせなさなどを抱きながら社会を変えたいと立候補したとき、定数が少なく、政党や何らかの団体の応援がなければ当選できないとなっては多様性がなくなる。  他の委員より、賛成する。8年前、議員定数が削減されチェック機能が低下した事実もないし、民意も十分に反映されていると考える。今回の質疑で国立市の議員1人当たりの人口は3,462名、多摩26市中3番目に少ない数だ。近隣市、類似団体、いずれも少ない数であることがわかった。行政改革の観点からは、今後は公共施設の再編が多くなり、職員定数の見直しや時間外も含めた人件費の削減を提案している。その中で議員みずからが身を切る改革を行い、財政効果である1,077万円を使い、市民サービスの施策が前進することを望む。財政改革審議会の答申で類似団体と比較して2名多いと提言されたこともある。委員会前に議会定数について、提案者、賛成者、各会派で直接意見を伺う機会を持った。報告によると247名の方に賛否を聞き、197名の回答のうち賛成が182名、反対が5名、不明が10名、ほとんどが定数削減に賛成であったこと、これは大きな事実だ。また、最近、国分寺市が12万3,000人で22名に削減した。国立市が7万6,000の人口で22名は多い。市民の意見で、1人の議員が減るのだから、その分、一人一人が議員としての責任を果たすよう努力すべきとの声もいただいた。今回の提案により、定数の見直し、議会改革をしっかりと前へ進めていくことが市民の負託に応えることにつながると確信するとありました。  全員の討論を終え、採決に入りました。挙手多数により本件は原案のとおり可決するべきものと決したことを御報告いたします。 109 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は可決であります。委員長報告に対して質疑を承ります。16番、高原議員。 110 ◯16番【高原幸雄君】 1つだけ確認しておきたいんですが、議会運営委員会でかなり時間をかけて、提出のあり方をめぐってから中身についても議論されているんです。そこで、この提案の説明のところで、「これまで国立市議会では、数度にわたり定数削減を行い、8年前に現定数となった」。その後に、「この間、三多摩地域における各議会で議員定数削減が進められている」という文言になっているんです。提案者が示した資料に基づいても、この後、三多摩地域における各議会の議員定数削減というのは、委員会で質疑があったようですけれども、福生市が27年、それから30年が国分寺市というふうにこの資料ではなっているんです。それはどういうような質疑に対する回答があったのでしょうか。 111 ◯5番【遠藤直弘君】 今、高原議員からの質疑のとおりでございます。そのとおりに質疑がございました。 112 ◯9番【重松朋宏君】 大分長時間にわたった質疑ですので、無理に即答されなくても結構です。速記録を確認した上で正確な答弁をお願いしたいと思うんですけれども、まず、議会基本条例第25条第3項に基づき活用することになっている市民の意見を聞く場というのは、結局開かれたのでしょうか。開かれなかったのか、伺いたいと思います。 113 ◯議長【大和祥郎君】 委員長に対する質疑。 114 ◯9番【重松朋宏君】 委員会での補足の提案者の説明とその後の質疑の中で、及び議会運営委員会として第25条第3項に基づく市民の意見を聞く場というのは、それに関連する質疑があったようですけれども、結局、開かれたということなのか。いや、開かれていないということなのか。委員長の見解ではなく、委員会の中でどのような説明がされているのか伺います。 115 ◯5番【遠藤直弘君】 それに類似した質疑はございました。ちょっと済みません、資料を精査しますので。  それに近い答えとして、地域民主主義という意見の中の根本は、各議員が各地域、各市民の方々と触れ合う中でさまざまな意見を吸い上げ、それを国立市政に対してどのように反映していくかというのが根本であるというようなお答えがございました。 116 ◯9番【重松朋宏君】 それは第25条第1項の部分で、私が質疑しているのは第3項に基づく市民の意見を聞く場というものについて問う質疑、そしてそれに対する答弁があったとすればどのようなものだったのか伺います。 117 ◯議長【大和祥郎君】 少々お待ちください。遠藤委員長、もし調査するのであれば、ちょっと早いですが、休憩にしますけど。 118 ◯5番【遠藤直弘君】 いいですか。じゃ、休憩にしてください。 119 ◯議長【大和祥郎君】 ここで休憩に入ります。                                     午後5時29分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────
                                        午後5時44分再開 120 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  5番、遠藤議員。 121 ◯5番【遠藤直弘君】 済みません、お時間をとらせまして申しわけありませんでした。お答えいたします。そういった御質疑がございまして、委員より、例えば任期の最初などにこういった同様の条例案が出されたときには議論を積み重ねて、特別委員会でパブリックコメントや意見交換などを踏まえなければいけないというようなお答えがございました。 122 ◯9番【重松朋宏君】 ということは、任期の最初のほうではなく提案されているので、この条例第25条第3項に基づく市民の意見を聞く場というのは開かれていないということでよろしいでしょうか。 123 ◯議長【大和祥郎君】 そういった質疑でよろしいでしょうか。 124 ◯9番【重松朋宏君】 という質疑ということですので、それは開かれていないということであると判断します。  次の質疑です。同じく議会基本条例第25条第1項は、議員定数の基本は、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすのにふさわしいこと、この3つが挙げられております。定数を21名に変更することが、この3つの基本に沿ったものであるかどうかについて、具体的にどのような質疑がされたのか伺いたいと思います。 125 ◯5番【遠藤直弘君】 ちょっとお答えしにくいんですが、25条による地域民主主義の実現に向けたがあるのに削減するのがベストなのかどうかというような質疑がございました。それの答えとしては、先ほども報告の中で少し触れたところでございますけれども、そういった中で、私たち賛成者、提出者として、さまざまな各地域、各団体、また各個人、市民と触れ合う中で、各会派がそれぞれ持ち帰る中で、議員の削減をすべきだという多くの意見をいただいたというような答弁がありました。 126 ◯9番【重松朋宏君】 わかりました。質疑はあったんだけれども、答弁は直接答えられていなかったというふうに、質疑自体もそこまで具体的な形ではないですけれども、答弁のほうも21名に変更すること、そのものが多様な民意の反映ですとか、監視機能ですとか、政策立案機能にどのように寄与するのかということについては不明のままであったというふうに判断いたします。  次の質疑です。同じく議会基本条例第25条第2項は、定数の変更の理由を明確にするために、行財政改革の視点及び他市との比較、市政の現状及び課題、将来の予測及び展望の3つを考慮することを求めておりますけれども、この3点について、具体的にどのような検討が委員会の中でされたのか、質疑がされたのか伺いたいと思います。 127 ◯5番【遠藤直弘君】 他市との比較は資料をもってされました。その中では、やはり国分寺市の比較が多くされていたということでございます。それで2番目は何でしたっけ。(「行財政改革の視点」と呼ぶ者あり)行財政改革の視点というのも質疑がされております。行財政改革の視点というのも質疑がございました。その中では、今後、将来にわたる公共施設の建てかえや少子高齢化などを踏まえると、予算をしっかりと引き締めなければいけないというような御答弁がございました。 128 ◯9番【重松朋宏君】 公共施設の建てかえや少子高齢化、あと税収のことも言われていたのかなとも記憶しているんですけれども、結局、他市との比較は議員1人当たりの人口、あとは財政の面しか考慮されていないのかなというふうに受けとめました。21名にすることについての現状及び課題も将来展望も財政の点だけでしか語られなかったということでしょうか。 129 ◯5番【遠藤直弘君】 1点、それにまつわる答弁としては、意思決定のスピードということが今後先必要だろうというような答弁がございました。 130 ◯9番【重松朋宏君】 私が聞き落としていた点です。ありがとうございます。  それから、財政の観点で、たしか財政改革審議会の答申を提案説明、補足説明のときだったか、質疑の中で理由に出されていたようにも記憶しているんですけれども、どのように財政改革審議会の答申を取り上げられていたのか伺います。 131 ◯5番【遠藤直弘君】 質疑はございました。佐藤市政時代から始まりました国立市の財政改革審議会、中間答申の中で議会費というもの、これは当時の資料で、現状とは違うことは御理解いただきたい。この中間答申の中で、議員定数につきましては、類似団体と比較すると議員1人当たり人口で2名程度高いというふうに表現されている。重く受けとめなければいけないというような答弁がございました。 132 ◯9番【重松朋宏君】 2名削減を財政改革審議会から求められていることを重く受けとめると。だとすると2名削減の案が出てくると思うんですけれども、1名削減という形でなぜ出てきたのかということについての質疑はありましたでしょうか。 133 ◯5番【遠藤直弘君】 類似する質疑はございました。その中では、今回の特別委員会の中で21名にする案が一番多かったというような答弁がございました。 134 ◯9番【重松朋宏君】 同じく財政改革審議会が類似団体並みを求めているのは定数だけでなく、10%ほど多い議員報酬、両方合わせて年間3,300万円の削減を求められているというのが財政改革審議会の最終答申の内容なんですけれども、それを重く受けとめるということでしたら、議員報酬を含めて削減議案を出されるか、あるいは用意されるだろうなと思うんですけれども、その点について具体的な質疑や検討というのはされましたでしょうか。 135 ◯5番【遠藤直弘君】 質疑はございました。お答えとしては、今回、提出者、また賛成者と協議する中でまとまった一致点というものが議員定数の削減というものでありました。確かに議会改革特別委員会、議会費検証部会の中で報酬についてもいろいろと慎重な審議、また議論等をされたことは重く受けとめているが、今回この議員提出議案の中では報酬の件につきましては盛り込んでないというお答えでした。 136 ◯17番【関口 博君】 この議案を登載されてしまっているので、賛否、あるいは継続審査ということを考えなければいけないと思うんですけれども、1点、委員長にお聞きしたいんです。議事日程の中では48番目に議会改革特別委員会報告というのがあって、その次に議員提出議案、この条例案の提出があるわけです、順番的にね。この議案の提出の筆頭は自由民主党・明政会、石井議員であります。本来だったらば、特別委員会の報告が終わってから、こういうものが提案されるべきだろうと思うんですけれども、報告をする前に日程に登載されたということがあります。議会改革特別委員会委員長は同じ自由民主党・明政会の議員であります。委員長のほうから委員会報告が終わって、きちっと報告が終わった後にこういうものを出すべきだというようなことが言われたのか、言われていないのか、そういう質疑があったかどうかということをお聞きします。 137 ◯5番【遠藤直弘君】 今回の議会運営委員会の中ではなかったですが、大綱の中でたしかあったと私は記憶しております。 138 ◯1番【上村和子君】 1点だけ、こういう質疑があったかということをお聞きしたいんですけど、議員定数を1名削減するということは、途中で議員がやめるのとは違いまして、選挙で一番票が少なかった人から1名少なくなっていくということになるわけです。そうなったときに、そうやって一番得票が少ないほうの議員が1名今度入らなくなっていきます。そのことがどういう影響を及ぼすのかとか、どういうデメリットを生じさせるのか、市民に対してですね。これを多様な民意の反映の視点でどう分析したか。分析はなされたのかというようなことを問う質疑はありましたでしょうか。 139 ◯5番【遠藤直弘君】 質疑ではなく、質疑委員の思いを語られた部分はあったと私は記憶しております。ですので、答弁はないと、質疑にはなっていないということで、思いは述べられておりました。 140 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。17番、関口議員。 141 ◯17番【関口 博君】 先ほど申し上げましたように議員提出議案を、特別委員会報告がされる前にこういう議案が出されるということは大変不合理であると、報告の中では、議員定数削減については併記で書くということが言われていたわけです。その報告がされる前に日程に登載されるということは不合理であると。今までの質疑応答を聞いていましても、まだ十分にこれは議論されているというような状況じゃないというふうに思うので、継続審査にしたいと思いますので、お願いします。 142 ◯議長【大和祥郎君】 今、討論に入っているところですが、ただいま議員提出第13号議案につきまして、継続審査を求める意見があります。  ここで、継続審査についてお諮りいたします。本案を継続審査とすることに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手少数。よって、本案は継続審査としないことに決しました。  それでは、討論に入ります。16番、高原議員。 143 ◯16番【高原幸雄君】 それでは、この議案に対して反対の立場から討論いたします。  討論に入る前に、先ほど共産党議員団に……(「討論に入ってよ」と呼ぶ者あり)入って結構ですけど、討論に入ります。先ほど共産党議員団に対する事前説明がなかったという問題で、共産党以外の他の会派に電話番号を間違えていたというような不正確な情報が説明されていたということがあるんですけど、私、国立に住んで以来、自宅の電話番号を一度も変えたことはありませんし、携帯電話も取得してから一度も変えたことがありませんので、そのことをはっきりと申し上げておきたいと思います。  今議案については、第1に、定数削減条例の提出、今回の条例提出については、議長のもとにつくられました議会改革特別委員会は全議員が参加して議論を進め、そして今回の特別委員長報告を確認いたしました。議員定数については両論併記として報告されております。にもかかわらず、報告書とは正反対の1名削減条例案を提出される、提出の根拠は全くないというふうに考えております。  それから第2に、条例案の説明では、三多摩地域における各議会の議員定数削減が進められているとの記述は、提案者が出した資料でも、国立市における議員定数削減が行われたのは平成23年、それ以降は三多摩26市の中で国分寺市と福生市、2市のみであります。  第3に、議会基本条例第25条では、「議員の定数は、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすのにふさわしいことを基本とし、別に条例で定める」、このようにうたわれております。そして第2項では、「議会は、議員の定数の変更に当たっては、行財政改革の視点及び他市との比較だけではなく、市政の現状及び課題並びに将来の予測及び展望を総合的に考慮し、その理由を明確にする」と言っているわけです。しかし、今回の提案は、言葉としては、将来予測を総合的に考慮となっておりますが、その内容は全く明らかになっておりません。議会基本条例第5条第2項第5号のパブリックコメントは市民への説明責任を果たすもので、議会として開催するものであって、議員個人や会派としての見解を述べる場ではありません、こういうふうに述べております。こういうあり方についても今回の条例は全くふさわしくないものになっているわけであります。  それから第4に、議員定数は議会制民主主義の根幹をなすものであり、1名削減するということは、議会の市民の意見を広く聞くという議会本来の役割を大きく制限し、市民の意見の反映を狭めるものであるということを指摘しておきたいと思います。  それから第5に、議会改革特別委員会が行ったスーパーバイズの2人の先生は、いずれも少数意見を大事にして、議員定数は委員会の構成から現状が適しているということや、また、地方行革のための削減になることは戒めておりますけれども、こうしたスーパーバイズの意見とも全く反対の提案の仕方、認めることはできません。  そして最後に、議会費全体の視点で論じれば、議員定数の削減ではなく、我が党が特別委員会でも述べている議員期末手当の役職加算の見直しや議員報酬の見直しなどを行うこと、こういうことが必要であるというふうに思います。そして、市の政策にもかかわり、開発優先の市政のあり方を改めて、市民にとっての無駄を削り、市民のための政策を推進する立場が必要であるというふうに考えるものであります。よって、この条例案には反対といたします。 144 ◯6番【大谷俊樹君】 本条例案には賛成の立場で討論させていただきます。  私たち自由民主党・明政会は、議会改革特別委員会の議会費検証部会において、一貫して定数21名を訴えてきました。これは近隣市の状況や市政の将来予測を総合的に考慮した結果であります。その中で私が部会の最終報告として、議員定数に限って手挙げによる1つの結論を導くべきだと強く発言いたしました。しかしながら、議会改革特別委員会の目的は、当初から議員定数削減に限ったものではないことから、両論併記と言われるように、それぞれの意見を載せることをもって報告書とする意見にまとまった経緯があります。そのおかげで議会初日に議員提出第11号議案、議員提出第12号議案が可決し、議会改革特別委員会の一定の成果を上げることができたものと考えます。  そうした中で、私どもはさらなる改革断行が必要だとの認識のもと、国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を出させていただきました。思えば、この間、持続可能な市政を掲げて多くの改革を行ってきた佐藤前市政、永見現市政でありますが、市民の御理解をいただきながら、国民健康保険税の改定、家庭ごみの一部有料化等、市民への御負担もいただくことになりました。それを見据えながら、前市長である佐藤一夫はみずからの給料削減、当時の副市長、教育長も削減し、市長の退職金も条例を廃止する中で辞しています。それは現在も続いているわけで、では、議会は何をしてきたのか。定数削減の前に報酬削減をするべきだとささやく議員はいますが、議会改革特別委員会でも議員報酬は現状維持で大方合意しています。  私には、今なお記憶の中に強烈に残っていることがあります。それは亡くなる数日前に、前市長の佐藤一夫から言われた一言です。議会は何をしてくれるのか。改革断行、市民の理解を得るには何が必要なのか。今回の定数削減が答えとは思っていません。しかしながら、この数年間、21名の議員で構成されていた議会が来年の5月から22名になる必要がどこにあるでしょうか。また、議長が委員会に出て委員として発言している以上は、1委員会7名、3委員会21名が国立市議会にとって現段階ではふさわしいと思います。私はこの改革を進める必要がまだまだあると思っていますが、同時に佐藤前市長の思いに応ずるとするならば、引き続き理事者の減給と市長の退職金が廃止された状態を望みます。さらに議会で何ができるのか。なお一層の努力を誓いまして、賛成の討論といたします。 145 ◯18番【小口俊明君】 それでは、本案に賛成の討論をいたします。  私が接する市民からは、国立市の議員の定数は多いのではないか。また、現に21名で行われているので、定数22の必要があるのかなど、今の議員の定数22、これを見直すべきであるという意見が多くあります。多摩26市の中で議員1人当たりの人口の比較を見ると、国立市は3,462名で3番目に少ない位置となっています。これは平成30年11月1日または10月末現在の住民基本台帳人口に基づく数字であります。国立市よりも数字が大きい他市において、住民の声を議会が捉え切れていないと結論づける事実はないと思いますし、また、住民の声をどのように受けとめるかは、その議会及び議員の努力にかかっておりまして、国立市議会でも、もう少し多くの市民の声を各議員が受けとめる議員定数とする努力が必要である、このように考えます。  本案が審査をされた議会運営委員会を傍聴しておりましたが、委員からは、議員定数を削減することは議員をやめさせることであり、その議員に託した市民の声を切り捨てることになるという趣旨の発言もあったかと記憶をしております。恐らくこの意見は何らかの取り違えを含んでいるのではないか、このように思います。本案においては、付則に、この条例は、次の一般選挙から施行するとなっておりますように、現職の議員をやめさせるものではありません。仮に次の一般選挙において、定数21よりも定数22のほうが市民の声をより大きく受けとめることができるという趣旨と解釈いたしましたとしても、この論法を進めてまいりますと、定数24のほうが、また定数28のほうがより多くの市民の声を受けとめられるのでよいのだということにもつながりかねません。これは現実的ではありません。人口規模に対する議員定数という観点は、1つ大きな判断基準であろうと思います。  また、議会運営という角度から考えますと、国立市議会は分野別の常任委員会を3委員会としております。この中で適正な審査ができる委員数ということで考えますと、学識の意見を参考に検討いたしますれば、1委員会当たり6人から8人ということになりまして、そうすると18人、21人、24人という選択肢が出てまいります。この中では、現状の議員定数が22であることから、24人は除外するといたしまして、また、18人は激変が過ぎると、このように判断をするならば21名。そして、これに議長が委員会に所属しない場合には22名、所属する場合には計算どおり21名ということになります。これまで国立市議会は、長年にわたって議長も議員であることから、常任委員会に所属する議会運営を続けてまいりました。これを変えるのであれば、議会運営委員会などで一定の議論を経る必要があると思います。したがって、現状では計算どおり議員定数21が妥当であろう、このように判断をいたします。  その上で議員定数の見直しの手続という観点で検討いたしますと、議会基本条例に基づくことが必要であろう、このように思います。議会基本条例の中で議員定数を定めているのは第25条です。第25条第1項には、「議員の定数は、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること」とあります。先ほど述べたとおり、住民の声をどのように受けとめるかは、その議会及び議員の努力にかかっている、このように考えますので、22名が地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映できる定数、21名ではできない、このような論法は成り立たないと考えます。また、第25条第1項の後半では、「並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすのにふさわしいことを基本とし」との規定があり、現状の3常任委員会体制においては議員定数21が妥当と考えます。  次に、基本条例第25条第2項ですが、「議員の定数の変更に当たっては、行財政改革の視点及び他市との比較だけではなく」と規定しております。つまり、行財政改革の視点及び他市との比較を行った上で、加えて「市政の現状及び課題並びに将来の予測及び展望を総合的に考慮し、その理由を明確にする」、このように規定をしておりますので、この条例について検討いたしますと、この間、廣瀬和彦先生のスーパーバイズ、助言によると、将来の予測と展望を踏まえたら、絶対に議員定数は減らさなければいけないということしか出ないんですよとありました。この条文は今回変更されておりませんので、本条例案は学識の認識と共通する内容となっている、このように理解をいたします。恐らくは廣瀬先生は、このままでは議員定数は削減という結論になってしまう条文であるから、もし減らさない意見があるのであれば、第25条第2項は課題になると示唆しているものと思います。しかしながら、この条例、私ども国立市議会はこのままにしてあります。  第25条第3項には、「前項の変更に当たっては、第5条第2項各号に規定する方法を、事案に応じて十分に活用する」としています。また、第5条第2項には、議会報告会、市民の意見を聴く会または意見交換会、公聴会、参考人制度、パブリックコメント、前各号に掲げるもののほか、議会が必要と認めるものとあります。これらの一部は議会改革特別委員会で行われてきておりますし、また、本定例会の初日の大綱質疑で議員からあった提案者及びその会派から市民の声を聞いた結果を示してほしいとの求めに応じたデータの提示もありました。こうした情報提供も踏まえて、議会運営委員会で審査された結果を尊重したいと思います。本案には賛成をいたします。 146 ◯9番【重松朋宏君】 本議員定数削減案には反対いたします。  他市と比べて少し多そうなので、選挙の直前になって1人だけ削減しましょうなんていうのは、つまらない、何の将来展望も見えない議案であります。よりよい議会の姿が全く見えてきません。逆にこんないいかげんなやり方で、市民的議論はおろか議会内の議論も生煮えのまま21名にするということについてですよ、ぽんと出して、わずか委員会と本日含めてもせいぜい数時間の、3時間程度の議論で、多数決で決めてしまうというのは、国立の民主主義そのものに私は非常に危惧を覚えます。  この間、議員1人いなくて21名でやってきて十分だったなんていうような話ではありません。確かに現議会では職員に対するパワハラやセクハラを繰り返した議員が辞職をすることによって、今の議会の機能は保たれてきた部分はあるかもしれませんけれども、しかし、5年前、5年前も私たちは鈴木議員を失って21名の議会でしたけれども、何の問題もなかったと言えますか。私はそんなことないと思います。単に私一人が寂しかったとかというような話ではなく、民意の反映、行政監視機能、政策立案機能、全てにおいて鈴木議員が活躍できなかった、欠けていたということのマイナスは、私は余りあるものがあると思います。  個人の問題じゃないですよね。身を切る改革だと言いますけれども、身を切る改革じゃないんですよ。だって我々議員は何の痛みも感じないわけです。自分がやめれば、それは身を切ることになりますよね。だけど、そういう話じゃないでしょう。21名を主張する人の誰かがくじで議員を辞職すれば、すぐにも21名になります。選挙が終わって3カ月を越えて辞職すれば、それで21名にすぐなりますけれども、そういう個人の問題ではない。それはなぜかと言ったら、定数は我々現職の議員の個人の身分の問題ではなくて、市民にとっての財産だからです。この7万6,000市民の民意を何人の議員で代表し、どのような議会のもとで民主主義をつくっていくのかという非常に大事なことを、単純に個人の、議会も身を切る改革だみたいな話にするというような話ではありません。  そして、何よりも条例に基づき行うことになっている市民の意見を聞く場をすっ飛ばしてしまっている。これは非常にとんでもない、法治主義のもとで立法府である我々議会がつくった条例という重いルールを自分たちが破り捨ててしまっている。何のために議会基本条例をつくったのか。第25条の第1項は無視。そして第2項についても、ただ財政の視点だけで見て、都合よく定数1人だけ削減しましょう。なぜなのか。とても理由になっていません。  さらに委員会で行ったパブリックコメントで意見を聞いたというのは、これは噴飯物で、こんないいかげんな議案をぽんと出させるために委員会を半年間かけてしっかりとやったわけでもパブリックコメントをとったわけでもありません。やっつけで議会が始まった後に自分の支持者に聞いて、これだけ多数の市民が定数削減を支持していますよなんていうのは、とても理由にもならない話です。  以上、プロセスも中身もとても受け入れられないという理由で、本議案には反対をいたします。 147 ◯1番【上村和子君】 私も反対の立場で討論をいたします。  この間、憲法で地方自治が生まれて地方議会の議員が選出されて、現在まで合併等で地方自治体議員は2万人減ったと言われています。その2万人減ったことが地方自治をどう変えたかという分析をしなければいけないと言われるような時代になってきました。今からは減らしてはいけない。そうでなければ、また昔のように中央集権型の国が力を持つ国になってしまう。地域民主主義というのは、今危機に来ているわけです。そういう視点で議員定数を考えなければいけないと私はまずは個人的には思いました。  さらに、特別委員会をやったときに私が大変うれしかったのは、スーパーバイズに選んだお二人の学識経験の方が本当に大所高所に立ってそのことを指摘して、やっぱり地方自治体、議会の意義というものを今いる現職がしっかり自覚し、そして市民に広げていかなくてどうするという立場に立って、結果的には今の22名はベストであるというふうに判断をされたと思います。3つの常任委員会で最低7人から8人、ディスカッションするための必要人数を定め、大体基準を持ったときに、3つだから7人掛ける3として21人がベストで、公平な立場に立たなければいけない議長はカウントしないほうがいい。だから22は数字的にぴったりなんですと。人口は減っていません。国立市はふえています。そういう中で減らす必然性は何ひとつありませんでした。  それが国分寺市ということを理由にして減らされていく。他市を見てはいけませんと、国立市の中で考えなければいけないと徹頭徹尾、先生たちから言われたにもかかわらず、どうして議員はよその市が気になってしまうのか。そのときになぜ自分たちの市民にしっかり説明することができないのか。それこそ議員の力でありました。もう1つ、議員定数は偶数のほうがいいと思っております。なぜなら、21にしてしまいますと議長が1減ります。そうすると、万が一10対10に分かれたとき、常に議長が決めてしまう。そうすると議長の役割として、公平な議事運営じゃなくて、議長判断が議会決定になるというケースを招くからです。そのことは避けなければいけない。そういう意味では偶数定数というものにこだわるべきであったというふうに私は思います。  そういう意味で、私は22人というのはベストな数字であったと。そのことは政治的でも何でもありません。地方議会として、国立市議会として、人口の中で、そして根拠は学識の指摘に沿って出してくる。私は政治的に市民受けではなくて、本質的に地方議会の議員としてあるべき姿、議会を守るということはどういうことなのかということをしっかり議論してもらいたかったと思います。  そういう中で2つ、数字の問題として、21になったら大変ですよ。本当に10対10になったときに、議長、もしくは皆さん方の想定は、10対10みたいな拮抗関係は、違う議員構成になると思っていらっしゃるかもしれませんけれども、奇数の定数の根拠というものが今回示されていませんでした。本当はこういう議論がなされるべきです。自治体議員のあるべき姿、国立市民にとってベストな数字は何名であるべきかというのは諮られるべきでした。  最後に、私は、本日質疑をいたしました。定数を1人減らすということは、得票数が一番低い人、現状の前回22番目の人、この人がいなくなることです。途中でいろんな問題があってやめていく議員は一番下の票とは限りません。高い得票を持った人でも問題は起こします。ですから、今現実が21だから21でいいという論理は成り立たないんです。定数削減というのは、得票数の一番低い人をどれだけ下げられていくのか。民意の反映はそこにしかないんですよ。だからその一番下の人はこの次、22人だったら当選できた人が、次の選挙で22番目の人は議員になれません。それをどうイメージングするかなんです。皆さん方はもしかしたら高い得票をとる人ばっかりかもしれないけれども、私が一生懸命今回やったときに、皆さんの周りには減らしたほうがいいという人たちがたくさんいたそうですが、少なくとも私の周りの市民は必死で反対しました。なぜなら本当に言われて、私がびっくりしました。初日に上村が一生懸命頑張っていた。聞いていて痛々しかったと、私を支持してくれる人です。それはまるで自分が落ちるから定数を減らしてはいけないと叫んでいるように見えたと、そういうふうに見えたと言われたんです。  また、その次にある市民の方から、定数1削減するというのは、上村さんを落とすためですかと言われました。あり得ないでしょう。そんなことないでしょう。私もそう思ってびっくりしたんですよ。なぜなら、前回、私は21番目だったからです。ですから、21番目の私が、次21になったときに当選できるんだろうかというふうに心配した市民がいました。私は当たるかもしれないと思いました。そのように得票の低いところにいる議員はどういう議員なのかということをちゃんと考えてほしい。私はそうかと思いました。それで、得票の低い人というのが、そこに対するイメージング、それと民意の反映と言ったときに、得票の低いほうの人の意見をできるだけとっていくという姿勢は欲しかった。  そういう中で、今回の検討の中でお聞きしたのは、これまで21、22番、そういうふうに、かつてだったら23もそうです。24人まで議員定数はいましたから。この四、五回の選挙の中で分析すればよかったんじゃないですか。23、24にいた人たち、それから今は22、前回の22、そういったことをイメージングすることが私は必要だったと思う。それぐらい議員定数の位置というのは重いんですよ。1人なくすことではありませんし、現実に言うと、今いる私たちが決めていいことでも何でもない。決めるのは市民なんです。そのときに市民にちゃんと市民説明会を開いて、こういう根拠で1減らすんだということをやらなかった。やらないまま、そしてやったことにして減らしてしまう。これこそ私は市民無視だというふうに思います。  以上をもって、私はこの議員提出議案には反対いたします。 148 ◯11番【石井めぐみ君】 私は賛成の立場で討論させていただきます。  先ほどからさまざまな議員が引き合いに出しています国立市議会基本条例の第25条第2項には、さきの議員も述べましたが、「議会は、議員の定数の変更に当たっては、行財政改革の視点及び他市との比較だけではなく」とあります。つまり、行財政改革の視点や他市との比較を、定数の変更を考えるときに前提とすべき理由の1つとして明確に記載されています。他市との比較という観点から、これもたびたび出ておりますが、国分寺市を見てみますと人口約12万人に対して議員定数は22名になりました。類似団体と申しますか、小金井市におきましても人口約12万人に対して、こちらは24名になっています。こちらの市では市民5,000人に対して1人の議員がいることがわかります。国立市の場合、人口約7万6,000人に対して、現在の議員定数は22名ですから、こちらは議会運営委員会のほうでも述べられていましたように、市民約3,460人に対して1人の議員がいることになります。仮に類似団体のように5,000人に1人とすると、国立市は定数15名になってしまいますが、これでは1常任委員会当たりの委員の人数が5名となり、これは研修を受けた際の先生の御助言を参考にすれば、審議を尽くすには十分な人数とはもしかしたら言えないのかもしれません。また、議会費検証部会での討議の参考にと市民の方の御意見を伺いましたところ、現在1名少ない21名でやっていて何か不都合なことがあったんですかと逆に問いかけられました。残念ながら、ここで私は明確な回答ができないことを実感しました。  また、21名がいきなり出てきたということをおっしゃっている議員さん、いらっしゃいますが、これは議会費検証部会の中でしっかりと討議をする中で、21名という意見が大変多かった……(「両論併記になったじゃない」と呼ぶ者あり)両論併記ではありますが、いきなり出てきたのではなくて、しっかりと議論をされたということ、それから21名という意見が多かった。これはしっかりと記録にとどめていただきたいというふうに思います。議会基本条例にのっとり議員定数を考えるのであれば、現段階では定数1名を減らし21名とするのはやむを得ないと考え、本条例案に賛成とさせていただきます。 149 ◯2番【望月健一君】 本議案に関しまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。  討論に入ります前に、他の議員さんも指摘されていますように、やはり提出前に意見を述べる機会があったらうれしかったなということは述べさせていただきます。ただ、一方で大綱の質疑でもやっておりますので、それ以上は求めませんが、今後はしっかりとお願いしたいところでございます。  さて、討論に移りますが、本議案に賛成する理由はただ1つです。定数の削減といった議論を終わらせたいからです。正直なところ、行財政改革といった観点から見れば、予算が300億円程度ある中で、1,000万円削減したところで何の効果があるんだろうと私は思ってしまいますし、身を切る改革とおっしゃいますけれども、身を切る改革とおっしゃるならば、そういう立場ならば、同時に報酬も下げる提案をすべきではないかと私としては思ってしまいます。先ほど他の議員さんの討論でありましたが、市長の報酬を引き合いに出した方もいらっしゃいましたけれども、やはりそういったことも事前の議論をしたかったなというところではございます。  今回、傍聴席に誰もおりません。これは私たち市議会の敗北ではないでしょうか。議員の定数の削減が議会改革と私にはとても思えません。議会自体に無関心なのではないでしょうか、残念ながら。必要と思われていない。そういった厳しい御指摘が、結果として、議会などは要らない、議員の定数は削減すべきだ。そういう厳しい御指摘として返ってきているのではないかと私としては思ってしまいます。  ただ、一方で、国立市議会も議会改革を怠ってきたわけではありません。2つの議会改革に取り組んできたと思います。見える議会、そして政策が反映される議会、この2つの議会改革をこの3年半の間に取り組んできたと思います。ただ、一方で、今回の件、傍聴席に人がいない。そして意見交換会でも人が集まらない。やはりこういった現状から変えていくべきだと私は考えます。  先ほどの討論に戻ってしまいますが、議員の定数、確かに大切かもしれません。しかし、それよりも、もし行財政改革という観点から見れば、私は3つ議会として、しっかりと全体として取り組まなければいけない課題があると思います。伸び続ける医療費、介護保険料をどうするのかが1つ目。2点目は少子高齢化が進む中で、財政収入が減る中、事務事業、そして公共事業の抑制をどう考えるのか。また、3つ目として老朽化する公共施設の建てかえ費用をどう捻出するのか。こういったことをしっかりと議会全体で考える時期に入っているのではないでしょうか。私はそういった議論に移りたい。そうした思いを含めて、今回に関しては、この議論を、定数といった議論を終わらせて、次の議論に移りたい。そういった思いで今回に関しては賛成をします。以上です。 150 ◯12番【稗田美菜子君】 議員提出第13号議案について、賛成の立場で討論させていただきます。  議員定数につきましては、議会基本条例第25条に明記されているとおり、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすのにふさわしいことを基本としています。これまで市議会では3つの常任委員会で市政のさまざまな課題について闊達な議論がなされておりました。また、常任委員会は別々の日に開催され、委員外議員としての質疑も可能となっております。また、丁寧な議論がなされる人数として7名は適正と考えます。  さらに、正副議長の所信表明も基本条例内で規定している国立市議会におきましては、選出される議長において、中立・公平な議会運営に当たっては、その人物によるところが非常に大きく、会派に所属するか否かではないと考えます。したがいまして、議長は常任委員会の一員で問題ないと考えます。現段階におきまして、3つの常任委員会で1委員会7名の委員においては、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすことは可能であると考えまして、賛成の討論とさせていただきます。 151 ◯3番【渡辺大祐君】 議会は住民から信頼されているのだろうか。私が4年前に立候補したときの議員定数、議員報酬の3割カット、この公約に込めた私の思いでした。今となっては、そのごく一部も約束を果たせず、じくじたる思いですし、期待を寄せていただいた住民の方々からのそしりは免れないものと理解しています。4年間もの任期を預けていただいたのに、約束に対する成果をお示しできず、本当に申しわけありません。真に当時の、今までの議会が、住民から理解や信頼をされていたならば、恐らく私のような人間が議員として選出されることはなかったのではないか、自分で感じています。  議員定数の削減、すなわち住民の意思反映機能の減少、そのように捉えるのではなく、限られた資源、条件の中で、どうすれば住民の意思反映を達成できるのか。そのためにどのような選択肢や可能性があるのか。こういったことを考え続けていく力は、今後の議会にも求められていくと私は考えます。住民の意思を行政に反映させるために議員個人にできることはまだまだたくさんあるなということを、私はこの4年間の任期で確信をいたしております。住民と議会との信頼関係を回復し、より強いものにしていく。それをもって市役所の価値を高めていく。そのための第一歩として、私の公約に期待を寄せていただいた1,425人の住民の代表として、議員定数1名削減を趣旨とする本案に対する賛成の討論といたします。 152 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案に賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第40 陳情第4号 臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情 153 ◯議長【大和祥郎君】 日程第40、陳情第4号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情を議題といたします。本陳情は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 154 ◯2番【望月健一君】 陳情第4号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  本陳情について、陳情者から趣旨説明の申し出がある旨がありましたが、その後、趣旨説明は行わない旨の連絡がありました。直ちに当局に対して質疑に入りました。委員より、中学校で臓器移植に関する啓蒙活動などは何か行われているかとの質疑に対し、教育長より、臓器移植に特化して啓蒙するということは行っていない。しかし、総合的な学習の時間、あるいは道徳の時間等を通して臓器移植に関するような指導を行っているとの答弁がありました。  他の委員より、国立市骨髄移植ドナー支援事業奨励金の交付を開始したが、登録数というのは変わったかとの質疑に対し、当局より、大きく変化してはいない。250前後で推移というのは変わらない。平成29年3月31日現在で244名、平成30年3月31日現在で246名ということで推移しているとの答弁がありました。  他の委員より、全市民を対象とした臓器移植ドナーに関する啓発はされているのかとの質疑に対し、当局より、全市民対象ということではないとの答弁がありました。  他の委員より、国立市では希望者数というのは把握しているかとの質疑に対し、当局より、臓器移植の希望者数、平成29年12月末現在では全国で1万4,002人である。国立市内の件数は把握できていないとの答弁がありました。  他の委員より、臓器移植、命、尊厳ぎりぎりにかかわる部分を、自治体として、政治家として判断できるのか。市長はどう捉えるかとの質疑に対し、市長より、臓器移植、そのときに求められているのは、やはり自己決定の貴重さである。生きている人間の臓器を他人の意思で提供するということに対しては、私の政治家としての意思としては否定的であるとの答弁がありました。
     以上が主な質疑の内容でございます。  次に、意見、取り扱いに入りました。委員より、本陳情は不採択とする。臓器移植を希望する方にとって臓器移植に望みを託し、命をつなぐべくドナーがあらわれることを一日千秋の思いで日々を過ごしているかと考える。しかし、日本人の死生観、宗教観にもかかわる重要な課題であり、国民的な議論を踏まえながら、丁寧かつ慎重に物事を進めるべきである。早急に前に進めるのではなく、学校教育とも連携しながら、一歩一歩進めるべきと考える。  他の委員より、不採択とする。我が国で安全に移植が行えるように臓器移植のネットワークを早急に構築することは必要だ。日本で安全で信頼できる臓器移植の仕組みをつくっていただきたいと思うが、本日は、残念ながら陳情者が出席しておらず、その本意を伺うことができない。本陳情は不採択とする。  他の委員より、臓器移植の環境整備をすることに対しては反対するものではない。陳情事項の国民にとって安全で身近なものとして定着させるため、早急な対策が必要という部分が、陳情者が出席しておらず不明瞭で判断しかねる。臓器移植はセンシティブな問題をはらんでおり、明確にこの意味が読み取れない場合、判断は難しいと考え、この陳情には不採択とする。  他の委員より、不採択とする。市に対しては、ドナー登録、臓器移植について、市民の皆様に周知を進めていただきたい。陳情事項には臓器移植の環境整備を求めるとあるが、具体的な内容が不明であり、陳情者の考え方を聞くことができない。審査を行うための情報が少なく、よって、適切な審査を行うには判断がつかないと考え、不採択とする。  他の委員より、不採択とする。非常に重い問題である。陳情者が出席しなかったので大事な核の部分を確かめることができなかった。これが賛成できない一番大きな理由である。臓器売買、絶対にあってはならない。  ほかに意見なく、採決に入りました。採決の結果、挙手少数により本陳情は不採択と決しましたことを御報告いたします。 155 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は不採択であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。12番、稗田議員。 156 ◯12番【稗田美菜子君】 前提として、臓器移植を希望し、ドナーを待っている方々にとっては切実な問題であることを大変重く受けとめております。また、この陳情を出していただいたことにより、改めて一人一人、そしてまた、みんなで考えなければいけないことだと再認識させていただきました。平成22年の改正臓器移植法では、生前、本人が臓器移植の拒否の明確な意思表示がない以外は、家族の同意により臓器移植が可能になりました。ここに家族が判断するが生まれたわけです。事故や病気で脳死判定を受けた家族が、その後、臓器移植について冷静に判断できるかどうかなど、議論がまだまだ残っています。生体臓器移植につきましては、これは市長からの御答弁で明らかになりましたが、移植に際し、健康状態だけでなく、自分の意思で臓器提供の判断が正常な意識のもとで行われているかどうかも客観性を持って調査することがわかりました。そこで重要視されているのは、自己決定の尊重だということでした。このように臓器移植を取り巻く環境にはさまざまな配慮やケアが必要であり、その環境整備はまさに喫緊の課題であります。  一方、陳情の趣旨では移植ツーリズムに関するイスタンブール宣言に触れるなど、臓器移植に関する国際的問題にも言及されております。また、陳情事項には移植の環境整備を求めるとだけあり、具体的な内容がわからず、残念なことに陳情者からの趣旨説明を含む本意の説明もありませんでした。求めるものがどういう環境整備なのか判断できないことから不採択とさせていただきます。 157 ◯9番【重松朋宏君】 本陳情の陳情者が御都合がつかなかったという、討論の中でありましたけれども、そもそも本陳情は8月末に出されております。9月議会の当初に上げることは日程的にできなかった。それが3カ月間、議会で審議することができなかったというのが、まず1つ我々の課題としてあったかなというふうに思います。当初提案でなくても、9月議会の中で議会に出されて閉会中の審査ができれば、10月、11月の中で実質的な審査をして、12月議会の冒頭ででも判断を下すことができたなというふうに思います。  そのため、陳情の文面そのもので判断するのは非常に難しかったんですけれども、陳情者がそのときに一緒に添付された意見書案がありまして、その意見書案の内容と重ねて判断をいたしました。そして、陳情者が所属されている移植ツーリズムを考える会についても調べさせていただきました。これは全国各地の自治体、議会に陳情や請願を出されていて、採択されている議会もあります。また、委員会の質疑の中で答弁もあったように、中国における人道的、人権に反する臓器移植の問題を特に取り上げられている。さらには中国政府から弾圧を受けている気功集団とつながりが深いということもわかりました。その団体は、中国で拷問を受けて殺された人たちや死刑にされた人、とりわけ良心の囚人やウイグルなどの少数民族の臓器が大量にブローカーによる臓器売買や移植ツーリズム、中国での移植に使われているというふうな主張をされています。それをそっくりそのまま受け入れるわけではありませんけれども、一定の事実もあろうというふうに私は認識をしております。その上で陳情の文面と意見書案の文面をしっかり見て、私は判断しないといけないと考えました。  私が所属する緑の党の世界組織も中国の人権問題としての臓器移植の問題に着目をしています。EUの議会や台湾など幾つかの国では、中国で正当な形で取り扱われていない臓器移植を受けるための移植ツーリズムを禁止しておりますし、緑の党の議員が提案して、ウィーン市議会では不当な手段で取引された臓器の輸入や中国での臓器移植ツーリズムを禁止する決議を上げています。また、オーストラリア・ニューサウスウェールズの州議会では、州の住民が海外で、これは恐らくは中国が念頭なんですけれども、不法にとられた臓器を買うことを少なくとも最低限に抑える法案をちょうど今可決しようとしているというような報道がありました。  その点で、意見書案が5項目ありますけれども、5項目めの「国民が臓器移植ネットワークの構築されていない国において臓器移植を受けることのないよう次の対策を講ずること」ということは非常に真っ当な内容であるというふうに考えます。そして、問題は、もう1つのポイント、臓器移植の環境整備を求める。しかも、安全で身近なものとして定着させるためということをどう考えるのかという問題です。非常に悩ましいところではありますけれども、具体的にどのような臓器移植の環境整備を求めているかというところを見ますと、この意見書案の第1項目から第4項目、このようなことが書かれています。「1 国民が命の大切さを考える中で臓器移植に係る意思表示について具体的に考え、家族などと話し合う機会を増やすことができるよう臓器移植に係る更なる啓発に努めること」。「2 臓器提供施設における院内体制の整備を図るため、マニュアルの整備、研修会の開催など個々の施設の事情に応じたきめ細かい支援を行うこと」。「3 臓器移植についての説明から臓器提供後のアフターケアまで、ドナーの家族に対してきめ細かい対応が可能となるよう移植コーディネーターの確保を支援すること」。「4 臓器摘出手術から移送までを担う臓器移植施設の担当医について負担軽減対策を講ずること」。これらは必ずしも積極的な提供者とその家族の人権を軽視した臓器移植の推進ではない。むしろドナー提供者と家族の人権をきちんと保障する体制を国内においても整備するし、海外においてもしっかりと求めていくというところに重点を置いており、積極的に問題を指摘できる部分というものはありませんでした。よって、私は、私自身の生命倫理と社会的・政治的な理念と照らし合わせた上で、本陳情は採択の立場をとります。 158 ◯18番【小口俊明君】 本陳情は不採択の討論をいたします。  臓器移植は現代医療の一分野でありますが、人の命にかかわる倫理が問われる課題でもあります。移植を受けなければ病気等、改善することが難しい人が臓器移植の機会を待つお気持ちは切実なものだろうと推察いたします。改正臓器移植法では脳死による臓器提供の要件を緩和し、従来は本人の書面による意思表示がある場合に限定をしておりましたが、これに加え、本人の意思が不明な場合にも家族の承諾で提供できるものといたしました。この法律改正はイスタンブール宣言もその1つの契機となっているとも言われております。  臓器移植による病気の克服という願いと臓器を提供する側の人の命にかかわる課題を勘案しなければなりません。全国民にかかわり、かつ、人の命にかかわる重要な制度改正を国民の代表たる国会で慎重な審議を重ね、法律改正を行ったものと理解をしております。人の命にかかわる倫理も問われる臓器移植の課題は慎重に一歩ずつ進めていくことが大切である、このように考え、本陳情は不採択といたします。 159 ◯16番【高原幸雄君】 この陳情については不採択の立場で討論いたします。  この陳情書に書いてありますように、臓器移植を国民にとって安全で身近なものとして定着させるため、早急な対策が必要であるという、ここの部分が、陳情者も当初は来るということで、実際には来られなかったという経過もあるようですけれども、ここの部分が十分に私たちの調査でも明らかになってなかったという点がございます。臓器移植の環境整備をするということに対しましては、日本共産党としても、これは大切なことであって、これに対して反対するものではありませんけれども、しかし、今回の陳情事項そのものについて不十分な点があって、非常に判断が難しいということがありました。そういう点で今回は不採択といたします。 160 ◯22番【青木 健君】 本陳情には不採択の立場から討論させていただきたいと思います。  平成9年の法施行から平成29年3月末までの間に、法に基づく441名の方が脳死と判定され、臓器を提供されております。このうち、改正法が全面施行された平成22年7月17日から平成29年3月末までの間に提供された方は355名で、改正法により可能となった本人の書面による意思表示がなく、家族の書面による承諾に基づく提供は269名となっております。また、そのうち15歳未満の小児からの臓器提供は13名となっております。  改正臓器移植法の施行により臓器提供者の数は着実にふえておりますが、臓器提供を望むかどうかは個人の死生観にかかわる問題でもあり、大幅な増加は望めない現状がございます。他方、脳死下での臓器提供を実施することができる施設や移植を実施することができる施設においても、いずれも着実に整備が進められており、臓器移植医療を推進していく上では個人への周知徹底を促進し、国民の理解促進に努めることが先決であり、本陳情が求めている内容については、基本的に措置されているものと考えるものであります。  また、臓器移植医療の実施体制の整備、特に臓器提供を行う医療施設を整備することにつきましては、臓器提供を行う医療施設に対する院内体制整備事業として、提供医療施設に必要とされる倫理委員会などの設置、院内マニュアルの作成、臓器摘出シミュレーションの実施、研修会の開催などを現在支援しているというところでございますので、本陳情には反対をしてまいります。 161 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本陳情を採択とすることに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手少数。よって、本陳情は不採択と決しました。  ここで休憩に入ります。                                     午後6時55分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                      午後7時9分再開 162 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  日程第41 陳情第6号 国に対して「学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書」              の提出を求める陳情 163 ◯議長【大和祥郎君】 日程第41、陳情第6号国に対して「学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書」の提出を求める陳情を議題といたします。本陳情は福祉保険委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、福祉保険委員長から御報告願います。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 164 ◯2番【望月健一君】 陳情第6号国に対して「学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書」の提出を求める陳情について、福祉保険委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  陳情者から資料配付を受けた後、当局に対して質疑に入りました。委員より、学童クラブ指導員の資格要件、市はこの基準に対してどのように考えるかとの質疑に対し、当局より、厚生労働省令にあくまでも最低基準と示されており、参酌化された場合においても条例改正、廃止等は考えていない。条例に基づいて学童保育を運営していきたいとの答弁がありました。  他の委員より、地域の実情に沿った子育てサービスが必要として、地方自治体の条例で配置基準や資格を独自に定められるようにすると市はどうするのかとの質疑に対し、当局より、条例に基づいた運営を継続すると考えているとの答弁がありました。  他の委員より、現在の国立市の各学童保育所の定員、支援員、また補助員の人数はとの質疑に対し、当局より、本町学童保育所は定員135名、登録数は88名、指導員6名。西学童保育所は定員が85名、登録数は113名、指導員は6名。東学童保育所は定員が135名、登録数が106名、指導員は6名。北学童保育所は定員が115名、登録数が86名、指導員は6名。中央学童保育所は定員が70名、登録数は69名、指導員が4名。矢川学童保育所は定員が60名、登録数が95名、指導員は6名。南学童保育所は定員が105名、登録数が80名、指導員は5名となっているとの答弁がありました。  他の委員より、地方からの切実な、もっと緩和してほしいという声として、具体的にどんなケースが起きているか。実例をもし把握しているものがあればとの質疑に対し、当局より、山間部で運営を維持することができない声のほかに、現在、中学校卒業のままで指導員を行っていて、現場の経験、保護者からの信頼もある。しかし、中学卒業という方に関しては放課後児童支援員の研修さえも受けることができない。国に中学卒業の方でも受けられるように地方の裁量性を認めてほしいという声もあるとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、意見、取り扱いに移りました。委員より、本陳情は不採択とする。学童保育指導員不足は深刻で、既に運営に支障が出ているようなところからの悲鳴のような条件緩和の声だったのではないか。学童保育指導員の処遇の改善は早急に行われるべきである。市長会などを通じて国に要望を出していただきたいとの意見を添えて、本陳情は不採択とする。  他の委員より、清水課長を先頭に、国立市の学童保育の充実に向けて丁寧かつ適切に、そして保護者のニーズを満足させるために大変な努力をされていることに対して感謝をする。国に対しての意見書、地方分権の中で各自治体の現状も踏まえず、他の自治体が意見書を上げていくということに関してはいかがなものかと考える。不採択とする。  他の委員より、採択とする。地方においては指導員不足が深刻であるということは理解する。しかし、指導員不足の解消に必要なのは処遇の改善の推進である。資格が取れない方のための救済措置を盛り込んでいくことも可能ではないか。  他の委員より、不採択とする。地方では学歴によって研修さえも受けられない状況。通勤に1時間近く要するほか、他地域から人材を確保している状況などもある。特に中山間地域では人材が不足しているという現状もある。各地方自治体の創意工夫に任せ、地方の実情に合った最適・最善なサービスや施策が講じられるべきではないか。  他の委員より、採択する。地方自治体が可能な限り制度を地域の実情に応じて整えるということはとても大事である。しかし、質が低下していくことだけは避けなければならない。地方と相関関係を持ちながら質を上げていくんだと、子供たちの学童の質を上げていくというところで一致しながら進めていくべきだ。  ほかに意見なく、採決に入りました。採決の結果、本陳情は挙手少数により不採択と決しましたことを御報告いたします。 165 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は不採択であります。委員長に対し質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。13番、高柳議員。 166 ◯13番【高柳貴美代君】 陳情第6号国に対して「学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書」の提出を求める陳情について、不採択の立場で討論いたします。  全国的に女性の社会進出等により、放課後学童保育のニーズは年々高まり、平成29年には全国で7万8,000人余りの児童を新たに受け入れ、登録児童数117万1,162人となりました。一方、1万7,170人の待機児童が発生し、受け皿拡大は緊急の課題となっています。そんな中、国立市においては学童保育に対してたゆまぬ努力を重ね、4年生から6年生まで待機児童はおらず、適切に運営されています。また、この基準が緩和され参酌化されても、条例改正や廃止等は考えていないとの御答弁がありました。子育て支援に注力する国立市として誇るべきことであると思います。心より感謝いたします。  さて、地方分権改革の提案募集の支障事例を見てみますと、過疎地域で潜在する労働力がないため人材の確保ができない。利用児童の多い時間帯に多くの職員を配置して手厚くしたいけれども、常時2人以上の限られた財源と人材の中で配置するため、児童40人の時間帯も児童1人の時間帯も同じ2人での運営となっているなど、現場の深刻な思いがうかがわれました。また、安全性と質を確保する手段は、現行の従うべき基準に定められた全国一律の基準のみにとどまるものではなく、地域の実態に合わせた対応が必要なのではないかと思われます。規模や周辺環境等が異なる多種多様な全国の放課後学童クラブに一律の基準を適用することは無理があるように思います。また、国立市のように地域はみずからの責任において条例で規定することにより、子供の安全やサービスの質を確保すべきであると考えます。以上のことから、この陳情は不採択といたします。 167 ◯7番【尾張美也子君】 本陳情に対して採択の立場から討論します。  学童保育について、国が40人以上の子供に対して2人以上の指導員、2人のうち1人は保育士などの有資格者や高卒以上で2年以上の実務経験者という全国統一基準を設けたのは約4年前でした。子供の発達や安全を保障するのにふさわしい場にしようと、厚生労働省の専門委員会で議論されてつくられた最低の基準でした。それに対して政府は、11月の地方分権改革有識者会議で職員の資格や人数の基準を参酌すべき、つまり参考にすべき基準に変更する方針を示しました。早ければ来年の通常国会に改正法案の提出を目指すとしています。  今回の委員会の中で、国立市の場合は国基準をしっかり守っていく、条例をしっかりと守るという答弁がありましたけれども、最低基準を参酌にすれば基準ではなくなってしまいます。質の低下の可能性がないとは言えません。国立市は直営ですが、全国を見れば、民営だったり、指定管理だったりする場合は、子供たちにとっての保育の質の担保というのは非常に大きな問題だと思います。地方では指導員の確保が厳しい実情があるから、その声に応えてということでしたが、基準を低くする、基準をつくらないことが子供たちにとって最善の解決策ではありません。  なぜ学童指導員が不足するのか。それは処遇の問題も大きいと思います。私も国立市に越す前、札幌市で3つの学童保育の補助指導員として働いた経験があります。補助指導員というのは、特別な配慮を必要とする子供に対する加配指導員でしたが、待遇がとてもよいとは言えず、論文添削などの仕事のかけ持ちをやっても暮らしはかつかつでした。学童保育指導員は専門性、資格を有する仕事であり、子供たちの暮らしと命を守る責任ある職務であるのに、ほとんどが非正規雇用で処遇もまだまだ低いのが実情です。家族の暮らしを十分支えていけるように処遇改善策を行うことが先決、これによって指導員不足を解決する1つの道となります。例えば、中卒で力のある経験豊かな指導員が研修を受けられるようにするためには、自治体の長の責任で特例が認められるような附帯事項をつけることで解決できる方法もあると思います。せっかく国が統一の基準を設けたものを一律になくすのではなく、参酌、参考とするのではなく、そこは大事にしながら、地方の実情に応じて質の確保ができるような担保を持ったものにすべき点から、この指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書の提出を求める陳情は採択といたします。 168 ◯18番【小口俊明君】 本陳情は不採択の討論をいたします。  全体といたしましては、学童保育に対する需要は増加の傾向であるとも思います。しかしながら、地域によっては、厚労省が基準としている1教室の児童数はおおむね40人以下という状況ではなく、1教室当たりの児童数が極端に少ない場合もあるかと思います。しかしながら、全国一律のルールですから、このような場合でも職員は1教室に2人という配置基準を守ることが必要となります。こうした実態に合わない状況は改善の必要があると考えます。また、学童保育指導員の人材不足という課題が指摘されている中で、児童の安心・安全を最優先とした上で、放課後児童支援員になる条件を緩和することも必要性があるものと考えますので、本陳情は不採択といたします。 169 ◯9番【重松朋宏君】 保育士の資格と配置基準は保育の質に直結します。それは保育園も学童保育も一緒です。そもそも学童保育はナショナルミニマムとしての基準がありませんでしたけれども、民主党政権下で自民党、公明党との3党合意に基づいて、2015年に始まった子ども・子育て支援新制度によって基準が適用され始めたばかりであります。今、撤廃して、単なる参酌基準にしてしまうということは、朝令暮改のそしりを受けるとともに学童保育自体がナショナルミニマムでなくなっていくということにつながります。  今回の基準緩和の議論は、明らかに中学卒の人も研修を受け、資格を得られるようにするという方向ではなく、人不足だからといって資格要件と配置基準そのものを緩和しようというものであります。資格研修を受けるのが難しいというのであれば、その個別課題をどう工夫するか考えればよいのであって、資格要件や配置基準を緩和するという話ではないと考えます。  また、保育園の配置基準の緩和の動きと同じく、量の確保のために質を落とすという流れになることは火を見るよりも明らかであります。資格要件や配置基準の緩和ではなく、資格取得やスキルアップをしやすくした上で、保育士の処遇改善を行うということが求められる改革の方向であると考えます。制度そのものの根底が変えられようとしているのですから、国立市は大丈夫、別の自治体の話ということではなく、2019年通常国会に法改正が提出されようとしている今、自治体の現場から声を上げるときであると考えますので、本陳情は採択といたします。 170 ◯12番【稗田美菜子君】 本陳情に対しては不採択の立場で討論させていただきます。  福祉保険委員会の丁寧な審査の中では、学童保育指導員の人材不足については、地方だけでなく都市部でも問題になっていること、また、国立市においては、現在、平成24年度の児童福祉法、平成26年の厚生労働省令第63号に基づいて配置基準を定めており、今後も同基準で運営していくことが明らかになりました。  支援員は、保育士資格、社会福祉士資格、教員資格の基礎資格を有する上に、都道府県が行う研修を修了した者が資格要件となっております。資格要件を満たしていることはもちろんのことですが、その上で経験が重要であると考えます。福祉保険委員会において担当課長は、御答弁の中で次のように述べています。資格を持っている方が全て即戦力というわけではございません。そこにあるのは、資格を持った上で、経験が非常に大きなファクターになっているのかなという考えでございます。そういった部分も含めて人材が不足している状況があるかと思います。国立市では全員入所ということで、今年度と来年度、2カ年で基準を満たす全ての小学校の学童保育を実施いたしますが、そのため非常に多くの資格所有者に募集をかけなくてはならなくて、厳しい状況ではありますけれども、幸いにして経験のある方を確保できている状況でございます。  まさにそのとおりで、資格を有している上で経験のある方の人材確保が重要であり、そういった人材のチームワークや良好な人間関係があってこそ、質の高い学童保育が保障され、そこに注力すべきと考えます。また、基準の見直しにつきましては、全国知事会、全国市長会などからも提案がなされています。国立市において学童保育の質がしっかりとこれまでどおり確保されていくこと、それぞれの地方公共団体においては、それぞれの判断が尊重されるべきと考えますので、本陳情は不採択といたします。 171 ◯8番【藤田貴裕君】 それでは、採択の立場で討論いたします。  子ども・子育て支援新制度が始まっております。従前、基準のない形で学童クラブが運営されておりましたけれども、これに基づいて基準をつくったということで画期的なものであります。しかし、現在では、全国的に学童保育指導員の資格者の人材不足が深刻化し、運営に支障が生じているとして、従うべき基準の規制緩和を求める提案が地方から国に提出されております。私はこれに対して基準を緩和するのではなく、政令に新しい基準を追加すればよいのではないか、このような立場でおります。  平成26年、厚生労働省の省令の中、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の第10条第3項は、かつては第9号まででありましたけれども、諸般の事情によりまして、第10号が「5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めたもの」、これは平成30年度に新たに追加をされたわけであります。このような形で従うべき基準を参酌すべき基準に変えることなく、一部の地域の事案に応じた改正というのは可能であろうと。また、これによって日本全体の学童クラブの基準が緩和されるのは非常に困ると私は考えておりますので、この陳情を採択といたします。 172 ◯4番【藤江竜三君】 今回の陳情は不採択の立場で討論いたします。  まず、国立市において独自の基準をつくっており、しっかりとこれからも対応していくということを委員会でも答弁していることは大変心強く思います。また、陳情の趣旨の中にある処遇の改善などは必要な面もあるかと思います。一方で、他の自治体においては、学童保育の指導員のなり手がなく、運営に支障が出ているといった現状があること、さまざまな条件の方を募集するなど創意工夫をしていかなくてはならないといったことを考えますと、一概に学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求めることが、各自治体の特色がある中で子供たちのためになるのかという点には疑問が残ります。よって、本陳情は不採択といたします。 173 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本陳情を採択とすることに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手少数。よって、本陳情は不採択と決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第42 陳情第7号 東海第2原発の再稼働に反対する陳情 174 ◯議長【大和祥郎君】 日程第42、陳情第7号東海第2原発の再稼働に反対する陳情を議題といたします。本陳情は建設環境委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、建設環境委員長から御報告願います。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 175 ◯3番【渡辺大祐君】 陳情第7号東海第2原発の再稼働に反対する陳情について、建設環境委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、陳情者からの趣旨説明及び資料配付の申し出を諮った後、休憩して資料を配付し、再開後、陳情者から趣旨説明を受け、質疑に入りました。委員より、当該原発の地域は北東の風がよく吹くということを聞いたことがあるが、そのような情報はあるかとの質疑に対して、陳情者から、風向きはいろいろ変わり、福島の事故の後、SPEEDIというので世界中にどのような風向きだったかということはよく知られているとの答弁がありました。  他の委員より、仮に当該原発が再稼働されたとして、測定値の上昇に影響するのか。また、どれくらいかとの質疑に対して、陳情者から、専門家ではないので数値がどれぐらい上がるかは予想できないとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、当局への質疑に入りました。委員より、仮に事故が起きたとして、国立市として対策を行うべきだが、どのような認識かとの質疑に対して、当局から、政府において原子力緊急事態宣言の発令が予想されるので、この発令に従い、どういった避難行動をとるのかを検討していくことになるだろうと考えているとの答弁がありました。  他の委員より、測定値について、陳情者が主張するような数値を市は把握しているのかとの質疑に対して、当局から、9月から10月にかけて54カ所の定点で測定をしているが、最大値を見たとしても低い値で推移しているので、国立市においては、すぐ健康被害が出るような数値とは認識していないとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、意見、取り扱いに入りました。委員より、採択する。原発をベースロード電源と位置づける政府のエネルギー基本計画は見直されるべきだ。福島原発の事故の経験からいって原子力規制委員会が期間の20年延長という判断は技術的観点からも十分に検討がなされたとは思えない。  他の委員より、不採択とする。政府は厳しい安全基準に基づいて原子力発電所の再稼働を行っている。他のエネルギーを活用しても電力の総需要を満たしていないことなどから、原子力発電を活用していくことは必要なことだ。  他の委員より、採択とする。かつては54基動いていた原子力発電所がとまっても電力の供給はとまらなかったという事実がある。当該地域の人たちが再稼働をやめてほしいという意見を持っているならば、その声を聞くべきだ。  他の委員より、不採択とする。報道等の情報を調査すると、原発付近の6市に限ってみても再稼働に反対をしている地域もあれば、そうでもない地域もある。当該地域でもさまざまな判断があるものと推察する。原発の再稼働に関しては地元の判断を尊重するべきであり、国立市議会から20年運転延長を認めない決議をすることは控えるべきだ。  ほかに意見、取り扱いなく、採決に入りました。採決の結果、本陳情は採択する者少数により不採択とすべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 176 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は不採択であります。委員長報告に対して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)
     なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。15番、住友議員。 177 ◯15番【住友珠美君】 本陳情には採択の立場で討論いたします。  日本原子力発電の東海第二原発は、ことしの11月28日に運転開始から40年を迎えましたが、この周辺の、東海第二原発30キロ圏内には約96万人の方が住み、人口密集度は全国一であり、30キロ圏内で必要とされる避難計画を実効性のある形で作成することは難しいと言われています。  また、私が一番注視したところは、東海第二原発の運転延長、再稼働について、県民の大多数が反対していることです。去年8月の県知事選のときにNHKが行った調査では再稼働反対が76%にもなって、どの調査でも県民の約7割が反対の意思を示していました。この陳情をお出しになった方はもとより、多くの方が再稼働を不安視しているということがうかがえました。  また、県内44の自治体のうち8割近くの34議会が再稼働反対の意思を示しています。このうち30キロ圏内で、水戸市を初め29議会が運転延長や再稼働に反対の意見書、決議を可決していますし、同じく30キロ圏内の常陸太田市など5議会で趣旨採択をしています。また、国会でも野党が原発ゼロ法案を提出しているところでございます。  以上のことを指摘いたしまして、共産党では、住民の理解が得られない、多数が反対している再稼働は認められないこと、そして原子力に依存しない社会への移行を目指していくべきであることを主張いたしまして、本陳情は採択といたします。 178 ◯9番【重松朋宏君】 東海第二原子力発電所は、運転期限の40年をこの11月に迎えた老朽原発であります。原子炉は稼働している間ずっと強力な放射線を浴び続け、分子レベルで腐食していきます。建物の老朽化とかコンクリートの酸性化だけでなく、ケーブルその他の莫大な周辺設備も老朽化していきます。東日本大震災のとき、東海第二原発も被災し、外部電源を喪失し、3日以上かかってかろうじて冷温停止し、それ以来、停止したままになっています。津波で全3台の海水ポンプが水没し、緊急発電装置も1つが使えなくなりました。もう少し波が高かったら、福島第一原発と同じ状態になっていた可能性が指摘されています。  今、安全対策がされていると言いますけれども、それについても懸念が指摘されています。全長1,400キロメートルに及ぶケーブルのうち難燃ケーブル、もしくは今後、難燃、つまり燃えにくいケーブルに取りかえるものは一部でしかありません。緊急時の対策所は免震構造になっていません。そして、30キロメートル圏に96万人も居住していますけれども、実効的な避難計画は立てられていないままであります。  これは国立市と全く関係ない、どこか遠くの原発の再稼働の話ではありません。東海第二原発は、国立市の北北東わずか130キロメートルに立地しますし、しかも計測された30年間のデータを見ると、3月から10月の最も多い風向きは北東と北北東です。東京と東海第二原発の間には福島のような隔たる山脈がありません。福島第一原発と同規模の放射性物質が放出されたと仮定したら、真っすぐ東京の都心から多摩にかけて放射性物質が覆ってくると。福島第一原発の事故でいうと、福島県郡山市あたりの毎時3マイクロシーベルト以上の汚染が懸念されます。  委員会の答弁では、原子炉の40年規制、20年延長について、国立市として評価、判断する根拠を持たないという答弁がありました。しかし、持たないと言い切ってしまうということは、明らかに環境基本条例が市の責務としている適正な情報の収集と提供を放棄してしまっています。これは国立市として研究所を持って研究せよという話ではなく、せめてマスコミ報道レベルの一般情報の収集と提供は可能でありますし、その情報に基づいて一定の判断、評価をするということは市の責務であると考えます。そして、2015年に改定された総合防災計画の中に原子力災害対策についても言及がされています。  この東海第二原発の再稼働については、国立市の近隣自治体でも、小平市議会や武蔵野市議会では全会一致、もしくはほぼ全会一致で意見書がこの12月議会で可決したというふうに聞いておりますし、これまでも国立市議会は、九州電力川内原子力発電所を初めとする原子力発電所を再稼働しないことを求める意見書を可決、提出してきておりますので、私は本陳情については採択といたします。 179 ◯12番【稗田美菜子君】 陳情第7号につきましては、採択の立場で討論させていただきます。  原発政策として、立憲民主党は5つの基本原則を策定いたしました。全ての原発を速やかに停止し、法施行後5年以内に廃炉を決定すること。原発の再稼働はせず、新増設・リプレースは認めないこと。使用済核燃料の再処理、再燃料サイクル事業は中止すること。放射性廃棄物、プルトニウムの管理と処分を徹底すること。原発から省エネルギー、再エネルギーへとシフトすること。以上、5つの点を基本原則といたしております。また、2018年3月9日には他党3党とともに原発ゼロ基本法案を国会に提出したところでございます。  本陳情につきましては、東海第二原発の再稼働の反対を求めるものでございますので、採択とさせていただきます。 180 ◯14番【石井伸之君】 本陳情は不採択の立場で討論いたします。  資源に乏しい我が国は、安全性の確保を大前提に、経済性、気候変動の問題にも配慮しながら、エネルギーの確保に努めねばなりません。現在の我が国の電力供給は、化石燃料に8割以上依存する構造となっており、地球温暖化対策、エネルギー安全保障、化石燃料の高騰による発電コストの上昇といった大きな問題を抱えております。  将来的には、徹底した省エネ化と再生可能エネルギーの導入拡大、火力発電所の発電効率を最大限高めることによって、原子力発電所の依存度を可能な限り低減させることを念頭に置く中で、季節、天候、昼夜を問わず、一定量の電力を安定的に低コストで供給できるベースロード電源として原子力発電所を活用すべきです。国内における燃料だけで数年にわたり発電が可能な原子力発電所は、運転時に二酸化炭素を全く排出しないだけではなく、経済効率の高い発電システムとなっております。  我が国のエネルギー政策上、現時点で即座に原子力発電所を全て廃炉にするのではなく、電力の安定供給という観点から見ても、当面は原子力発電所を稼働させるべきと考えます。原発再稼働の審査は原子力規制委員会が厳格に行っており、個別の原発再稼働には法令に基づいた判断のもと、規制委員会が新規制基準に適合する中で原発再稼働を進めていくという手順が政府・与党より示されております。その際には地元自治体の理解が得られるよう、丁寧な説明を尽くしていくということも言われております。よって、本陳情にある市民の生命が守られないということはなく、十分に守られているものと判断されることから、本陳情は不採択といたします。 181 ◯11番【石井めぐみ君】 本陳情には不採択の立場で討論させていただきます。  東海第二原発は東京から約120キロメートルに位置し、首都圏で唯一の商業用原発です。半径30キロ圏内に約96万人が住んでおり、全国の原発で周辺の住民人口が最も多いことは、陳情の趣旨にもあるとおり周知の事実です。北関東や首都圏での地震の確率が高まっている中、国立市も含め、万一の場合の避難計画については、いまだ具体的な方針も立っておらず、国立市民の1人としては、再稼働は行うべきではないと考えています。また、原子力規制委員会は、20年の運転延長については認可することとなりましたが、再稼働については、茨城県と周辺6市の同意が必要で、反対を表明された那珂市を初め、慎重な意見が多いということも報道により知ることができました。  しかしながら、逆に明確な反対を表明していない周辺自治体もあり、地元と原子力発電所のかかわりは、国立市に住む私たちでははかり知れないものがあるということも感じています。我々の会派は、原発の推進にも再稼働にも明確に反対いたしますが、既存の発電所に関しては、それぞれの関連自治体の意向を無視して、他市の議会が安易に反対をするべきではないと考えます。今回は地方議員では調べ切れない地元の実態を考慮することが必要と考え、本陳情には不採択とさせていただきます。 182 ◯19番【中川喜美代君】 陳情第7号は不採択の立場で討論いたします。  私ども公明党といたしまして、この原発の依存度を可能な限り減らすため、引き続き省エネルギーの徹底、また、再生可能エネルギーの最大限の導入、さらには火力発電の高効率化が必要と主張しております。また、省エネ、再エネの普及にある程度の時間がかかることを考えれば、電力の安定供給を確保するための再稼働は、厳格な安全基準を満たすことを大前提に、住民の理解が大切で、ともかく地元の判断を尊重することが大事であると考えております。  この陳情の趣旨にあります事前同意が必要とされる地元の6市村のうち、那珂市の市長は反対を表明されましたが、報道情報によりますと、議会や住民、専門家らの意見を聞いて判断する方針を示している自治体も多く、首長の考え方もさまざまなようでありまして、表明時期は見通しにくいということのようであります。この原発の再稼働に関しまして、やはり地元の判断を尊重すべきであり、国立市議会から、この20年運転延長を認めないというような決議を行うことは控えるべきであると申し上げまして、不採択といたします。 183 ◯2番【望月健一君】 陳情第7号東海第2原発の再稼働に反対する陳情に関しましては、採択の立場から討論させていただきます。  私たち東京に住む者は、福島、そして茨城の原子力発電から電力をこれまで供給されてきたということを踏まえなければなりません。私たちもやはり当事者であります。その供給先の地域の住民の声ということもやはり受けとめなければならないと考えます。また、地震の激動期に入っていることも踏まえ、想定外のことを想定しなければなりません。一たび事故が起きれば、自分の故郷を離れなければならない方たちがいる。それは福島の例でも明らかです。  私は、除染のボランティアにも参加させていただきました。そして、何度か別の案件でも福島に行っております。今でも忘れられないのが、街道沿いに人が住んでいないお宅がある。そこには美しい花が咲いている。しかし、そこには誰も住んでいない。除染したフレコンバッグばかりがある。そうした光景を目にしました。忘れることができません。その光景を見て、私は、原発は無理だということを改めて思ったところでございます。そして、国立市から東海第二原発の距離は135から140キロとのことであります。国立市民の安全確保といった観点からも運転の延長、再稼働に関しては慎重に考えるべきであります。そういった意味からも私たちは当事者です。また、経済的に見ましても、第一原発の事故を見る限り、到底経済的に引き合うものでもありません。そういった意味を含めまして、今回の陳情は採択とさせていただきます。 184 ◯8番【藤田貴裕君】 それでは、採択の立場で討論いたします。  私は、いずれの原発の再稼働についても反対と、こういうことであります。東京電力福島第一原発事故以前から原発での事故はありました。JCOではマニュアルをつくって核燃料を製造する工程を定めておりました。溶解塔という装置を使うはずでしたが、実際はバケツを使って手作業で行って臨界に達する。美浜原発では復水配管の破裂と、これは点検をすべきものに含まれていなかった。あるいはもんじゅではナトリウム漏れ事故、1万点の点検漏れ、そして部品落下など多くの事故があり、人も亡くなっております。また、各原発の定期点検では作業員が被曝をしながら働いている、こういう現状であります。  また、世界では、太陽光発電、その他の再生可能エネルギーの普及、また、原発事故対策などを受けて原発でつくられた電気代は高くなっていると、こういう状況であります。かつて日本は原発を輸出して経済成長しようとしましたが、話が進んでおりましたトルコ、イギリス、アメリカでも、いずれも事実上困難な状況になっております。  そして、日本国内でも原発を運転しますと、必ず使用済み核燃料が出ますが、これを捨てる場所がいまだになかったり、核燃料サイクルが事実上破綻をしている。各原発に設けられている冷却プールも埋まりつつあるなど原発を運転し続ける現状にはありません。会計制度を変えて廃炉にしても電力会社が不利益をこうむらない制度をつくるなど、また、自然エネルギー、産業廃熱の利用、未利用エネルギーを積極的に使っていくなど脱原発社会の実現に向けて大きく足を踏み出すときにあると思います。原発がベースロード電源になっている現状を改め、自然エネルギーなどでつくった電気が送電線に接続を拒否されるような現状であってはならない。このように考え、この陳情には採択といたします。 185 ◯1番【上村和子君】 私も本陳情には採択の立場で討論いたします。  私は何より今回陳情を出してくださった陳情者におかれまして、この地域の中で原発に対する問題提起をなさり続けて、そして反原発運動の中の常に中心的役割をされてこられた、その活動に深く敬意を表するものです。  その中で、チェルノブイリの原発事故が起きたときに、国立市ではいち早く、陳情者を中心とする、またそこで当時の若いお母さんたちが子供たちに食の安全をという形で、大きな運動が盛り上がりました。それが国立市の中での原発に対する住民運動の最初ではなかったかというふうに思います。それからずっと市民運動がなされてきた。国立市においては、チェルノブイリの原発事故をしっかり自分たちの子供の問題として捉え、しっかり動いたという歴史がございます。  そこから、2011年の東日本大震災、そのことがあって、ある意味、加害性を持ちながら、自分たちは何をすべきかということで、福島の子供たちの健康問題とか、そういうことに対しても取り組んでこられました。それで陳情の趣旨説明のときにも毎日毎日ガイガーカウンターを持ってはかって回っていますというようなお話がありました。いろんなところではかり、そして夜中に見たら、思わぬぐらい値が多くてぞっとすることがありますと、こんな貴重な証言がこの国立の中で得られている。こういった証言を最大生かす取り組みが国立でなされることが、私は今の小さい子供たち、今から子供を産む人たちも含めて、本当の子育てを大事にするという意味は、このことは最大注意をしなければいけない。  ですから、重松議員のほうから北東の風が吹いてきますという証言がありました。当時チェルノブイリのときにも天気図を持ち出してきて、風がどうやって吹いてくるかというところまで天気予報官のほうに直接連絡をとって調べたという私の友人、かつてこの運動をやった人が言っていました。もうそんな話じゃないと、すぐそばでそういうことが起きてくるというようなことがいつ起こるかわからないという状況が起きています。  2011年3月11日、その後、福島原発事故が起きたときに、市民の中でいち早くここを逃げ出せ、ここを逃げるというふうに、そのときに国立であっても多くの人たちが国立を離れました。そのときのざわざわざわっとする感覚というのは今でも覚えております。まだ国立に戻ってきていない人たちもいます。そのときに逃げられない人たちもたくさんいた。でも今度、東海第二で起きたら、こんな話では済まないということが今問われているわけです。  そのときに、貴重な東日本大震災の福島原発をいかに我々は教訓にして、今回の陳情者の陳情に真摯に向き合うべきであるというふうに思いました。その点、先ほどお聞きしたら、武蔵野市議会では全会一致で反対という陳情が採択されたと。それはそのときの議会が政治事にしなかったというふうに思います。自治体の子供たちの命を守る、安全を守るために、まず、自分たちのところに住んでいる子供たちがどういう目にさらされるのかということを真摯に考えたのではないかというふうに思います。そういう意味で、想定外と今望月議員がおっしゃったけれども、東日本では想定外という言葉が通用いたしましたが、今から想定される東京直下型、南海トラフ、これには想定外というのは通用いたしません……(「想定外を想定する」と呼ぶ者あり)そうそう、想定外を想定しなくては、そんなことをおっしゃったので、私もそのとおりだと思っています。  だから、とんでもないことがいつ起こるかわからないという状況の中で、国立市の中でずっと毎日毎日ガイガーカウンターで活動されている陳情者に耳を傾けるべきであります。そして、その言葉こそ、我々の先の安全を保障する言葉だと私は信じます。そういう意味で本陳情は採択といたします。 186 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本陳情を採択とすることに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手少数。よって、本陳情は不採択と決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第43 陳情第8号 学校トイレ洋式化率向上に関する陳情 187 ◯議長【大和祥郎君】 日程第43、陳情第8号学校トイレ洋式化率向上に関する陳情を議題といたします。本陳情は総務文教委員会に付託し、審査を終了いたしておりますので、その経過と結果について、総務文教委員長から御報告願います。13番、高柳議員。                 〔13番 高柳貴美代君登壇〕 188 ◯13番【高柳貴美代君】 陳情第8号学校トイレ洋式化率向上に関する陳情について、総務文教委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、陳情者からの資料配付の申し出を諮った後、休憩して、資料を配付いたしました。再開後、陳情者から趣旨説明を受け、陳情者への質疑に入りました。委員より、「一般的な住生活環境と同じような、清潔できれいなトイレ設置のための」とあるが、どのような思いなのかを問う質疑に対して、陳情者から、学校トイレも私たちの住宅の生活空間と同じような水準に持っていくことが学校現場に必要ではないかと思っているとの答弁がありました。  他の委員より、建てかえの迫る学校のトイレ洋式化も80%以上を確保すべきとお考えなのかとの質疑に対して、陳情者から、例えば家庭においてトイレが壊れて、3年、5年そのままにはしておかないし、大人の1年と子供の1年の違いを受けとめるべきとの答弁がありました。  以上が陳情者に対する主な質疑の内容でございます。  委員外議員から発言の申し出がありましたので、委員外議員の発言の許否について採決いたしました。採決の結果、委員外議員の発言を許可することに決定いたしました。  委員外議員の発言の後、当局に対する質疑に入りました。委員より、今後、菌の繁殖がほとんどない乾式トイレのみにかえる大規模改修計画はあるのかとの質疑に対して、当局から、大規模改修をやるべきと考えてはいるが、建てかえが近い学校については、大規模改修ができるかどうか今後検討してまいりたいとの答弁がありました。  他の委員より、二小、五小の建てかえにおいて、トイレに特化した検討はなされているのかとの質疑に対して、当局から、トイレに特化してはいないが、建てかえに関して、いろいろな学校を視察する中で必ずトイレの見学を行っている。そういった事例を参考に今後考えていきたいとの答弁がありました。  他の委員より、洋式化率80%を目標とする根拠と、80%達成時の具体的なトイレの状態を問う質疑に対して、当局から、東京都の目標に準じ80%という目標を立てた。具体的にはそれぞれのトイレに1カ所程度和式が残る。場合によっては全部洋式になるといった状態であるとの答弁がありました。  他の委員より、1校当たり全て改修すると約1億円とのことだが、1億円かけるとして、400万円以上の改修の場合、都と国の補助金はどのぐらいもらえるのかとの質疑に対して、当局から、両方合算して、全体で7分の3ぐらいになろうかと思うとの答弁がありました。  他の委員より、洋式化のみ、床改修、臭気対策の概算額を問う質疑に対して、当局より、洋式化率80%目標で、洋式化のみ小学校1校で570万円程度、中学校1校で1,000万円ほど、床のみ改修が1校当たり2,000万円から3,000万円ほど、臭気対策機器が1校当たり150万円から250万円であるとの答弁がありました。  以上が主な質疑の内容でございます。  次に、意見、取り扱いに入りました。委員より、本陳情は採択とする。学校のトイレを通して子供たちがほっとする空間をつくるため調査研究を進めてほしい。まずは2年間で洋式化を進めると同時に、できる限り乾式化も含めた改修を位置づけ、国立市の公立学校のトイレは多摩で一番きれいで、さすが文教都市だねと言われることを目指してほしいと要望し、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。今後、大規模改修の中でのトイレについて、当事者である子供の意見を吸い上げる体制をつくり、どういう形が一番よいのか、当事者を含めて考えてほしい。学校のトイレは災害時も使われる可能性があり、多機能トイレの必要性なども検証し、まちづくりの中心となるような学校のトイレづくりを行ってほしいと申し添えて、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。トイレの洋式化80%にすることのみを目的とするのではなしに、子供たちが過ごしやすく快適に使えて、子供たちの真のニーズに応えるということを目的にしなければならないと思う。建てかえ間近の二小や五小に関しては過剰な投資をしない中で最低限行い、他のところを充実させることもありかと思うので、そのあたりも含めて検討してほしいと申し上げ、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。この陳情が出されたことで、議会全体で議論ができ、何か動き始めた気がする。しっかり市外の方が学校のトイレがきれいだというくらいの水準にしてほしいという考え方に同感である。トイレ環境は子供たちの健康にかかわる大切な場所である。また、学校は地域の中心となると考えていただきたいと申し添え、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。何よりもそこに通っている子供たちにとって、学校のトイレは居心地のよい個室になること自体がはばかれない場所であるべきことが一番の原点である。今後の大規模改修や建てかえに当たり、当事者から意見を聞くだけではなく、学校のトイレづくりに子供も含めて参加し、これからの学校という場のあり方そのものを規定していくのだと認識を改め、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。あと2カ年で洋式化率80%を目指すとのことだが、各学校の達成率にばらつきがあるので、達成率の低いところは優先順位を考えて設置してほしい。陳情者のまちの中心は学校にあるという言葉はすばらしいと思う。ハード・ソフトの両面から公立学校の充実を進めてほしいと要望し、採択とする。  他の委員より、本陳情は採択とする。洋式化率100%とするとプラス4,000万円かかるということだが、補助金のあるうちに行うことも1つの方法かと思う。また、今後、ソーシャルインクルージョンの理念のもと、しょうがい児の対応、LGBTの対応、災害の対応など、いろいろと考えていかねばならないので、トイレの研究を早急に開始すべきであると申し上げ、採択とする。  全員の意見、取り扱いを伺い採決に入りました。採決の結果、本陳情は全員異議なく採択すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 189 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は採択であります。  ここで、陳情第8号について、総務文教委員会終了以降、賛成署名が追加されておりますので、局長から報告いたします。議会事務局長。 190 ◯議会事務局長【内藤哲也君】 それでは、御報告申し上げます。  陳情第8号につきまして、委員会審査終了以降、賛成署名が36名追加され、外36名となりました。以上でございます。 191 ◯議長【大和祥郎君】 署名の追加については、以上のとおりであります。  委員長報告に対して質疑を承ります。1番、上村議員。 192 ◯1番【上村和子君】 私は朝の議案のときにも言ったんですけれども、高柳総務文教委員長は、本日の私が言ったことというのは1日通して生きないんですかね。高柳総務文教委員長の委員外議員の報告の仕方はひど過ぎる。 193 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いします。 194 ◯1番【上村和子君】 委員外議員というのは軽んじていいわけじゃないですよ。最終本会議のあり方を見直すという中で、議運の中でさんざん議論をして、そして最終本会議ではなく、常任委員会で委員外議員の発言を認めるという形で納得して、そして委員外議員の発言ということは、通告もし、そしてその中で質疑をし、それに対する当局や陳情者の答えをもらうということを合意したわけですから、報告の中にちゃんとそのことを盛り込んでもらわなければ困ると…… 195 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いします。(「動議なのか」と呼ぶ者あり) 196 ◯1番【上村和子君】 動議、出していいんですか。(「出しなよ」と呼ぶ者あり) 197 ◯議長【大和祥郎君】 静粛にお願いします。質疑の時間ですので質疑をお願いします。 198 ◯1番【上村和子君】 大谷さんが動議出せばと言いましたよね。そんな軽いものですか。内容を聞いてから言いなさいよ。私が言ったのは、朝の議案のときに言ったことが、なぜ今生かさないんですかということです。朝あれだけ言ったならば、昼休みもあったんだから、報告の仕方を変えればいいじゃないですか。しかし、変えないまま今回も委員外議員の質疑はあったと。じゃ、どんな質疑があったのか、どんな答弁があったのか、言ってくれてないじゃないですか。 199 ◯議長【大和祥郎君】 委員長に対して質疑をお願いします。(「それはよくないよ、上村さん」と呼ぶ者あり) 200 ◯1番【上村和子君】 どこがよくないですか。(「委員長の裁量で委員長報告はやるものだと」と呼ぶ者あり)議運の委員長が委員長の采配でいいと言ったら、委員長の采配で、無視していいんですか、報告を。(「質疑じゃなかったら、次質疑」と呼ぶ者あり)あなたたちがいろいろ言うから質疑に行けないじゃないですか。 201 ◯議長【大和祥郎君】 御静粛にお願いします。 202 ◯1番【上村和子君】 私は、これ本当に問題にしたいと思います。そういう議運で決まった。議運の委員長もこんなことをやじで言ってしまう。だったら賛成なんかしませんでしたよ。最終本会議のあり方、そのままいきましたよ。うそついてるじゃないですか。常任委員会の委員の発言と委員外議員の発言の重さは同じでなければいけないんです。だから、ちゃんと報告をしてもらわなきゃ困る。だから、そこに基づいて質疑をいたします。(「委員外議員だから取り上げられなかった」と呼ぶ者あり)本当に大谷さん、うるさい。(「ルールにのっとってやっていないから」と呼ぶ者あり)どこがルールにのっとって……(「今、質疑の時間でしょう」「不規則発言もルール違反だ」と呼ぶ者あり)あなたの不規則発言で行かないからじゃないですか。(「質疑、先にしてよ、委員長に対する」と呼ぶ者あり)そのたんびにいろいろ言う。ずっとあなたはそうだ。(「おかしなことをしてるから」と呼ぶ者あり)どこがおかしいんですか。報告していないから問題だと言っているんでしょう。 203 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いいたします。 204 ◯1番【上村和子君】 質疑ができる状況を整えてください。 205 ◯議長【大和祥郎君】 今、静粛になりましたので、質疑をお願いいたします。 206 ◯1番【上村和子君】 それでは、高柳総務文教委員長に伺います。委員外議員の質疑があったということだけの報告でしたけれども、委員外議員の質疑は誰に対するどういう質疑で、そのことに対してどういう答えがあったのかお答えください。 207 ◯13番【高柳貴美代君】 まずもって上村議員に申し上げたいことは、私は委員外議員の発言を軽んじているという思いは一切ございません。委員外議員の発言の報告に関しては、委員長判断によるということが平成28年12月19日議会運営委員会確認、国立市議会委員外議員の発言に関する申し合わせ事項にあります。(「申し合わせでしょう。だからそれを曲解してはいけないんだよ」と呼ぶ者あり)ちょっと静かにしてていただけますか。私は今回、委員長報告に関して、3日間かけて一生懸命考えました。そして簡略化できるところは簡略化し、また、多くの委員の方々から非常に重い、一番御存じだと思いますが、総務文教委員会の長い時間の慎重審査をおわかりだと思うんですけれども、委員の皆様から非常に多くの質疑をいただいております。しかしながら、今回の報告にはお一人の委員に関して1つというふうに私は決めさせていただいて報告をさせていただいております。  また、委員外議員の方々の思いを私は軽んじているわけでもございません。委員外議員の方は、本日の最終本会議において討論という形で御意思をお示しいただけると私は思っておりますので、しっかりと討論という形で委員の皆様のお気持ちを伝えたいということに重点を置いて私は報告をさせていただきました。(「横暴ですよ」と呼ぶ者あり)横暴であると私は思っておりません。  今、御質疑がありましたので、御質疑にお答えしたいと思います。上村議員からの陳情に対する委員外議員発言申出書には、「陳情者に対して、『子どもたちのきれいなトイレこそ、まちづくりの原点』にこめた思いとは何ですか」という質疑と、「教育委員会に対して、本陳情は、議会に出される前に教育委員会への要望書として提出されていたと聞いている。その段階で、どのように陳情者の声を受けとめたのか」という質疑を2点いただいております。  そして、最初の子供たちのきれいなトイレこそ、まちづくりの原点に込めた思いとは何ですかというところで委員外議員が発言をされ、そして読ませていただきますと、学校を中心としたまちづくりにすることを、そこのところはインクルージョンの質疑のような形に変わっております。そして、陳情者のお答えのほうが、学校を中心としたまちづくりをすることは、市の発展には欠かせないと思っています。子供は地域の宝だと、こういった言葉も多く自治体で聞かれている。地域社会と家庭と子供、先ほど議員がおっしゃっていたが、いろいろな方が学校経営にかかわっていくことは、魅力的な学校づくりになるのであるし、多くの人を引きつけることになるかと思っているとの答弁がありました。  そして、この陳情者の方の思いが大変強く、陳情者の方の答弁で時間になって、10分以内ということだったので、次の質疑に関しては、教育委員会に対しては答弁を得ることができなかったという状態でございました。 208 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。11番、石井議員。 209 ◯11番【石井めぐみ君】 本陳情には採択の立場で討論させていただきます。  まず初めに、本陳情に当たり、陳情者の方におかれましては、大変多くの資料を作成していただき、委員会当日も深い審査をするための丁寧な趣旨説明をしていただきましたことに御礼申し上げます。  現在の家庭環境は洋式トイレが一般的であり、子供たちにとってはなじみのない和式トイレが原因で学校のトイレが使えないとしたら、体調管理の面からも大きな問題であると考えます。校舎の建てかえの問題はありますが、大切にしなければならないのは、今通っている子供たちの現状です。速やかに改修の計画をつくっていただくことを望みます。
     陳情者の方の趣旨説明を拝聴しながら、日本のトイレは世界に誇れる文化であるという言葉を思い出しました。トイレの設備そのものの品質の高さだけではなく、トイレを常に清潔に保つトイレマナーこそが日本人のおもてなしの心であるという意味だそうです。洋式化がなかなか進まない現状には自治体の財政力の課題があるとして、国は、現在行っている改修費の補助事業について、さらに関連予算を上積みする方針を固めています。公立の小中学校は3年で8割という具体的な数値目標も出しているようですが、文教都市くにたちではさらに上を目指していただきたいということと、トイレマナーについてもぜひ子供たちに学ぶ機会をつくっていただきたいということを申し添えて、採択の討論とさせていただきます。 210 ◯16番【高原幸雄君】 この陳情には採択の立場で討論いたします。  陳情の趣旨の中で、1番目にトイレ文化について述べている。これは私も本当に同感だというふうに感じました。それから、3番目の第5期基本構想・第1次基本計画では実際に31年度で50%、35年度までの目標でも50%という、これは全都の、この間、共産党の尾張議員がずっと学校トイレ洋式化率の向上については質問してきたんですけれども、ここで、国立市の目標値というのは都内の中でも最低レベルということになっているわけでありますから、こういう市民の皆さんの意見を聞いて、この陳情事項にありますように、2020年までには80%にしてほしいと、それから2020年以降も一般的な住生活環境と同じような、清潔できれいなトイレ設置のための予算をぜひ確保してほしい、こういう市民の切実な思いでありますから、この陳情は採択をして、当局のほうもぜひこれまでの計画を抜本的に改めて措置してほしいということを要望して、採択といたします。 211 ◯6番【大谷俊樹君】 この陳情には採択の立場から討論いたします。  12月5日中川議員の一般質問の中で、平成31年度、32年度、2年かけて国立市内にある公立小中学校全校のトイレの洋式化率を80%にできるよう実施計画を調整していることがわかりました。また、総務文教委員会での慎重な審査の結果、2020年度以降もトイレの環境をよくしていくため、引き続き取り組むということがわかりました。私自身、将来を担う子供たちの教育にはしっかりと取り組んでほしいと願うわけでありますが、そこにはトイレだけでなく、常に最新で最良のソフト・ハードを提供していただきたいと願います。限られた予算の中ではありますが、そこに向けた不断の努力をお願いいたします。  今回は審査を通じて、陳情者の陳情事項2点とも既に行政として取り組んでいることが明らかになったわけでありますので、採択は当然であろうかと思いますが、陳情者が一番伝えたかったことは、トイレの洋式化という具体的な話にとどまることではないと感じました。もちろんトイレの空間的な環境改善を強く訴えるものでありますが、教育水準の底上げや、まちの文化の程度がそこにあらわれてくるという国立市のブランドそのものに対する懸念であろうかと思いました。そういう意味でもこの陳情の意義は大きく捉えるものであります。子育て世代を呼び込む市長の政策に沿って陳情事項の実現をお願いして、採択の討論とさせていただきます。 212 ◯10番【青木淳子君】 陳情第8号学校トイレ洋式化率向上に関する陳情に関して、採択の立場で討論をいたします。  公立小中学校のトイレの洋式化は、これまでもPTAの要望書や議会でも何度も取り上げられてきました。今議会でも中川議員を初め、何名かの議員が一般質問で取り上げました。子供の教育環境の充実という観点から考えると、快適な学校生活を送るために大変大事な場所であると考えます。陳情者が出された資料によりますと、小学校のPTAから提出された要望書には和式トイレを使いなれていない子供が多く、特に低学年はトイレを怖がり、一日中トイレへ行くことを我慢することもあると記されていました。トイレを一日中我慢する子供にとって、学校は快適な場所とは言いがたいのではないでしょうか。  また、災害時に学校が避難所となり、学校のトイレは児童生徒だけではなく、さまざまな方が使用します。高齢者にとって和式トイレの使用は困難な方が多いと聞いております。その点を考えても、東京都が2020年までに洋式化率80%を目標に掲げたのは、当然の流れであると考えます。国立市においても実施計画を調整中であり、2020年まで2カ年で80%達成していくとのことであります。耐用期限の迫る二小と八小に関しても教育環境の整備という観点から整備を進めていただきたいと考えます。また、洋式化率の達成だけではなく、現在進めている臭気対策なども含めたトイレ環境のさらなる向上を期待しています。  12月8日、第八小学校の創立40周年記念式典に参加してまいりました。一番に感じたことは、第八小学校がいかに地域に愛され大事にされているのかがわかりました。きっと第八小学校に限らず、市内11校全部の小中学校で地域の皆さんが地域にある学校を大事に思ってくださっていると考えます。陳情者がまちの中心は学校であると言われていましたが、そのとおりだと感じました。教育環境の充実とはハード面とソフト面の両面があると考えます。ぜひそのどちらも充実に進めていただきたいと要望し、採択といたします。 213 ◯2番【望月健一君】 陳情第8号学校トイレ洋式化率向上に関する陳情に関しましては、採択の立場から討論させていただきます。  学校トイレの洋式化に関しましては、一般質問で何度か取り上げました。覚えていますのが保育園から小学校に上がると和式トイレの使い方がわからなくてお漏らしをしてしまう。そうした御意見を保護者の方からいただきました。そういった観点から学校トイレの洋式化を取り上げさせていただきました。また、この陳情者の思い、他の議員の討論にもありましたが、学校トイレの洋式化を通じてソフト・ハード両面の教育水準の向上、また、国立のまちのイメージの向上を求めた陳情であったのではないでしょうか。そういった意味では文教都市にふさわしい教育費の増額を求めます。  また、まちのブランドのイメージの向上といった面では、学校のトイレのみならず、公園などのトイレの洋式化、また、きれいなトイレ、そういったものを求めるものでございます。  また1点、これは市当局、そして教育委員会に要望したいことがございます。国立市の教育費の割合が一般会計に比べると最低の水準にあるといった説が流布されております。それは誤っております。他市の教育費の中には、国立市には含まれていない幼稚園費などが何億円も含まれており、各市ばらばらな水準で教育費は計上されております。それを一般会計の割合で比較することは何の意味もございません。経常的な経費から考えれば、国立市の1人当たりの教育費はまあ悪くない数字にございます。そういった面も含めてしっかりと、繰り返しになりますが、私は教育費の増額はしっかりと求めていくつもりでございます。今後も求めていきます。しかし、しっかりとした正しい情報のもと、文教都市にふさわしい教育水準の向上ということは広めなければなりません。その点のしっかりとした宣伝をお願いして、今回の陳情に対する採択の討論といたします。 214 ◯1番【上村和子君】 私はこの陳情に採択の立場です。  私が先ほどすごく頑張ったのは、私の委員外議員の質疑は10分しかありませんでしたが、その10分を使って一生懸命語っていただいた陳情者に対して、私自身が深く敬意を持つからです。その責任において、ちゃんとその陳情者が何と言ったかということを報告していただきたかったということでお聞きいたしました。  そういうことで、私は本陳情を、委員外議員で質疑する中で、陳情者が学校づくりというのがいかにまちづくりの中心にあるかということ、そしてその中でも特にトイレというものから学校が見え、そして地域が見え、まちづくりが見えるという視点は大変すばらしいというふうに思いました。そのような視点で、単純に整えるのではなくて、きれいなトイレと誰もが行きたくなるトイレに、国立市としての子供に対する視点が見える、まちづくりが見えるようなものとしてビジョンを出してほしいというような中身ではなかったかというふうに思います。  私の質疑に答えて陳情者がしゃべっていただいた中で、その陳情者の認識というものが教育委員会に要望として出されているんだけれども、そのときに教育委員会の人たちのところで、陳情者が思っていた認識との違いがあったというふうに答えられているところがあります。本当は時間があったらそのことの確認を私はしたかったのですが、そのことをすることができませんし、本日もできません。ですから、教育委員会側の言い分もあるかと思いますけれども、その確認ができないのです。陳情者の方では、今回、議会に出されたような要望をしたときに、教育委員会のほうでは、学校のトイレ、子供たちのトイレがまちのトイレのようにきれいになってもいいのかなみたいな、そういう発言があって認識の差を感じたと。市民とか住民と教育委員会の方たちとの、この件についての気持ちというか、認識というのか、それがまだちょっと差があるんじゃないかと当時は思ったというふうにおっしゃっていました。しかし、その後、議会とか、それから何回か話し合う中で、その認識の差がだんだん縮まってきて一致してきましたというふうに評価されていました。このことは何よりであります。  本来は、もしかしたら議会に出される前に教育委員会と陳情者の中で、教育委員会においても陳情は貴重な市民からの提案と受けとめていただいて、しっかり議論がなされて前に進められることが一番よかったですね。かなりいいところまで議論はされていたけれども、結果としては、今回の陳情の中で大きく進んでいったということはよかったことではあるけれども、もう一度教育委員会の中で陳情、要望が大事にされまして、そして審議が進んでいくと、その中で一歩ずつ前進していくと。そのことがひいては市長部局のやっているまちづくりと一致していくというふうになると理想的だなと思いました。  以上、私の見解を述べて、採択といたします。 215 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本陳情は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本陳情は採択と決し、市長へ送付いたします。14番、石井議員。 216 ◯14番【石井伸之君】 動議を提出したいので、休憩を願います。 217 ◯議長【大和祥郎君】 暫時休憩いたします。                                     午後8時25分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                    午後11時40分再開 218 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  休憩中に議会運営委員会を開催し、動議の取り扱いについて協議をいたしておりますので、その経過と結果について議会運営委員長から御報告願います。5番、遠藤議員。                  〔5番 遠藤直弘君登壇〕 219 ◯5番【遠藤直弘君】 休憩中に議会運営委員会を開催し、石井伸之議員外11名より、高原幸雄議員が会派代表を務める日本共産党会派は、決算特別委員会における平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を不認定としており、表決を間違えたことに対して、深く反省を求める動議が提出され、その取り扱いについて協議を行いました。協議の結果、動議は、直ちに追加議事日程として登載し、即決する扱いと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。 220 ◯議長【大和祥郎君】 ただいまの議会運営委員長の報告のとおりであります。  この際、お諮りいたします。高原幸雄議員が会派代表を務める日本共産党会派は、決算特別委員会における平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を不認定としており、表決を間違えたことに対して、深く反省を求める動議の提出があります。本動議について日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  追加議事日程第2 高原幸雄議員が会派代表を務める日本共産党会派は、決算特別委員会における           平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、           平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成           29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の           表決を不認定としており、表決を間違えたことに対して、深く反省を求める動           議 221 ◯議長【大和祥郎君】 追加議事日程第2、高原幸雄議員が会派代表を務める日本共産党会派は、決算特別委員会における平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を不認定としており、表決を間違えたことに対して、深く反省を求める動議を議題といたします。提出者より提案理由の説明を求めます。14番、石井議員。                 〔14番 石井伸之君登壇〕 222 ◯14番【石井伸之君】 動議を提出させていただきます。  件名、高原幸雄議員が会派代表を務める日本共産党会派は、決算特別委員会における平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を不認定としており、表決を間違えたことに対して、深く反省を求める動議を、次の理由により、会議規則第14条の規定により提出いたします。  理由の説明をさせていただきます。国立市議会会議規則及び委員会設置条例逐条解説集(第8回改訂版)119ページ(表決の訂正)第79条の実務欄の3では、議員の意思表示は、委員会と本会議で異なってはならないとある。  また、国立市議会先例集(第9回改訂版)179ページにある、第12章規律、第1節秩序の維持における先例425で、議員の意思表示は、常任委員会及び特別委員会と本会議で異なってはならないとある。  上記からも議員の表決が重いものであることは一目瞭然である。  このように書かれているにもかかわらず、日本共産党会派は、決算特別委員会における平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を認定としたが、平成30年第4回定例会本会議初日(平成30年12月3日)における平成29年度決算討論後の平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算の表決を不認定としており、表決を間違えたことは、議会の信頼を失墜させるものである。  よって、高原幸雄議員が会派代表を務める、日本共産党会派には深く反省を求める動議を提出するものでございます。皆様の慎重なる審議を、どうかよろしくお願いいたします。 223 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。  この際、お諮りいたします。会期の延長を日程に追加し議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、会期の延長を日程に追加し議題とすることに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  追加議事日程第3 会期の延長 224 ◯議長【大和祥郎君】 追加議事日程第3、会期の延長を議題といたします。  議事の都合により、会期を12月22日まで1日間延長したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、会期は12月22日まで1日間延長することに決しました。    ────────────────── ◇ ────────────────── 225 ◯議長【大和祥郎君】 以上をもって、本日の会議はこの程度にとどめ、なお、明22日の会議は、議事の都合により、特に午前0時5分に繰り上げて開くことにいたします。  本日は、これをもって、散会といたします。                                    午後11時48分散会 Copyright © Kunitachi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...