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  1. 国立市議会 2018-12-03
    平成30年第4回定例会(第1日) 本文 開催日: 2018-12-03


    取得元: 国立市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                       午前10時開会 ◯議長【大和祥郎君】 おはようございます。平成30年第4回定例会に当たり、皆様には御出席を賜りまして、厚く御礼申し上げます。  また、傍聴にお越しいただきました皆様、並びにインターネット中継をごらんいただいている皆様、師走のお忙しいところ、まことにありがとうございます。  昨年12月に発足いたしました議会改革特別委員会は、本日の青木健委員長からの御報告をもちまして終了となります。議員の皆様におかれましては、委員会、各部会での1年間にわたる御協議、大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。  さて、12月3日、恒例のきょうは何の日ということで調べさせていただきました。12月3日は、凸版印刷さんが1995年(平成7年)に制定いたしました、感謝をあらわす日、1年の最後の月、12月に1年の労をねぎらい妻に感謝をする日ということでございます。また、プレママの日として、日本トイザらスが12月3日にベビーザらスの1号店を開店したということで、ともに奥様等に、女性に感謝をするという日かなということで、改めて皆様に御紹介をさせていただきたいと思います。  さて、12月に入り、気温は平年より高目、温暖傾向との予報もありますが、強い寒気により冷え込みもあり、寒暖の差が大きな1カ月となるようですので、皆様におかれましては、健康には十分に御留意くださいますようお願いいたします。  本日は、国立市の未来を担っていく市立国立第四小学校の6年生の児童の皆さんが議会見学のために傍聴に来ております。ぜひ議会の様子をしっかり見ていっていただければと思います。  定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年国立市議会第4回定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長【大和祥郎君】 日程第1、会議録署名議員の指名を議題といたします。議長において、6番大谷議員、19番中川議員の両名を指名することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、6番大谷議員、19番中川議員の両名を指名することに決定いたしました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第2 会期の決定 3 ◯議長【大和祥郎君】 日程第2、会期の決定を議題といたします。会期、日程等については、去る11月28日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしておりますので、その経過と結果について委員長から御報告を願います。5番、遠藤議員。                  〔5番 遠藤直弘君登壇〕 4 ◯5番【遠藤直弘君】 おはようございます。去る11月28日に開催いたしました議会運営委員会における協議の経過と結果について、御報告申し上げます。  初めに、議長及び市長から挨拶を受けた後、会期、日程等について協議を行いました。
     会期につきましては、既に配付いたしております第4回定例会日程表のとおり、本日から12月21日までの19日間とすることを確認いたしております。  次に、議事日程でございますが、これも既に配付いたしております議事日程(第1号)のとおり確認いたしております。  次に、議案、陳情等の取り扱いでございます。これも既に配付いたしております付託事件一覧表のとおり、所管の常任委員会及び議会運営委員会へ付託することを確認いたしておりますが、日程第13、第76号議案矢川集会所の指定管理者の指定についてから日程第34、第97号議案中地域防災センターの指定管理者の指定についてまでの22件につきましては、生活環境部まちの振興課が所管する施設であり、関連することから、一括議題、一括付託とする扱いと決定いたしました。  日程第35、第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定についてと日程第36、第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についての2件につきましては、生活環境部環境政策課が所管する施設であり、関連することから、一括議題、一括付託とする扱いと決定いたしました。  日程第37、第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから日程第40、第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4件につきましては、教育委員会が所管する施設であり、関連することから、一括議題、一括付託とする扱いと決定いたしました。  日程第41、認定第1号平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算(継続審査分)から日程第45、認定第5号平成29年度国立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算(継続審査分)までの認定5件につきましては、一括議題とし、委員長報告を受けた後、質疑は省略し、直ちに会派代表討論に入り、討論時間は、先例のとおり、1人会派は5分、2人以上の会派は10分の制限時間で行い、採決につきましては、別個採決とすることを確認いたしております。  日程第46、議員提出第11号議案国立市議会基本条例の一部を改正する条例案及び日程第47、議員提出第12号議案国立市議会会議規則の一部を改正する規則案は即決の扱いと確認いたしております。  次に、日程第48、議会改革特別委員会報告につきましては、委員長が報告をし、設置の目的が達成したことから、委員会の消滅について議長が諮る扱いと確認いたしました。  次に、追加議案の関係でございます。市長より、国立市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例案外1件の勤務条件に関係する条例案、及びこれらに関連する各会計補正予算案につきましては、職員組合との交渉等が調い次第、追加提案したいとの申し出がありました。  前半の本会議、日程第54、一般質問までに提出されましたら、提出された日の最後に追加議事日程として登載し、所管の常任委員会に付託する扱いと確認いたしております。なお、前半の本会議に間に合わない場合は、最終本会議の議事日程に登載し、即決の扱いとすることを確認いたしております。  教育委員会委員の人事案件につきましても調整がつき次第、追加提案したいとの申し出がありました。その取り扱いにつきましては、議長宛てに提出されましたら、人事案件でございますので、先例に倣い、最終本会議の議事日程に登載することを確認いたしております。  報告として、預金口座振替依頼書の控えが所在不明となっている件について、和解できれば専決処分を行い、追加提案したいとの申し出がありました。その取り扱いにつきましては、前半の本会議までに議長宛てに提出されましたら、提出された日の最後の議事日程に追加し、報告を受ける扱いと確認いたしました。なお、前半の本会議に間に合わない場合は、最終本会議の議事日程に登載し、報告を受ける扱いとすることを確認いたしております。  次に、議員提出議案の提出期限でございますが、先例に倣い、12月14日金曜日の福祉保険委員会開催日の正午までと決定いたしております。なお、福祉保険委員会での陳情の採択等を受けて提出する議案は、12月17日月曜日の正午までと確認しております。  また、先例では、意見書・決議案等について、一般質問初日の正午までに議長及び各会派に配付しなければならないとしております。12月5日水曜日の正午までに御配付いただきますようお願いいたします。  次に、本日の議事日程でございますが、日程第53、陳情第8号の委員会付託までとして散会し、日程第54、一般質問は、5日水曜日から7日金曜日までと、10日月曜日の4日間で行い、通告者は20名でございますので、各日5名で行うことを確認いたしております。  次に、平成31年における各定例会の日程につきましては、既に配付いたしております平成31年定例会日程のとおり確認いたしましたことを御報告いたします。  また、第1回定例会につきましては、2月26日に市長施政方針表明に対する会派代表質問、2月27日、28日、3月1日、4日に一般質問を行う予定となっておりますことを御報告いたします。  最後に、委員長報告に係る先例の変更につきまして、御報告いたします。  議会運営委員会では、懸案事項として、委員長報告の簡略化について協議を進めてきたところでございますが、お手元に御配付の先例196及び197の改定に係る新旧対照表のとおり、協議が調ったところでございます。  先例196につきましては、委員長報告は、委員長が作成するとしているものですが、その客観性や中立性・公平性を明らかにするため、「委員長報告は、委員会の意見を客観的に述べるものであるから、自己の意見を加えることはできない。また、委員長報告の中立性・公平性を保つべきである」との文章を追加するものでございます。  先例197につきましては、委員長報告のあり方を規定するもので、初めの段落では、補正予算を除く新年度予算及び決算の委員長報告は、提案説明的な報告、質疑等は省略し、委員会における審査の結果について報告するとしたものでございます。次の段落では、新年度予算及び決算以外のもの──条例案や補正予算案などになりますが、その委員長報告は、委員会における主な質疑(議題となった事件に対し質疑を行った委員1名につき1つ程度)及び意見の概要並びに審査の結果についての報告とするとしたものでございます。これらの先例につきましては、本定例会より運用をしていくことを確認しているところでございます。  報告は以上のとおりでございます。本定例会の議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 5 ◯議長【大和祥郎君】 ただいまの議会運営委員長の報告にありましたとおり、本定例会の議事運営につきましては、議員各位の特段の御協力をお願い申し上げます。16番、高原議員。 6 ◯16番【高原幸雄君】 議事進行上の休憩の動議を提出したいと思いますので、よろしくお願いします。 7 ◯議長【大和祥郎君】 暫時休憩といたします。                                    午前10時13分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                    午前11時49分再開 8 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  会期、日程についてお諮りいたします。本定例会の会期は、本日から12月21日までの19日間とすることに御異議ありませんか。             (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)  異議ありということでございますので、挙手により採決をいたします。  お諮りいたします。本定例会の会期を本日から12月21日までの19日間とすることに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、会期は19日間と決定いたしました。  ここで昼食休憩といたします。                                    午前11時50分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後1時29分再開 9 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  日程第3 行政報告 10 ◯議長【大和祥郎君】 日程第3、行政報告に入ります。市長。                  〔市長 永見理夫君登壇〕 11 ◯市長【永見理夫君】 皆様の御出席をいただき、第4回定例会が開会されますことに対し、深く感謝申し上げます。  北秋田市との友好交流都市協定についてですが、10月18日に北秋田市を訪問し、県立北欧の杜公園にて協定を取り交わしました。協定締結に当たり、津谷市長を初め、北秋田市の皆様にさまざまな御協力をいただきましたことに感謝申し上げるとともに、調印式に御列席いただきました大和議長並びに総務文教委員会委員の皆様に御礼申し上げます。今後は、文化、教育、観光など広く交流を深めてまいります。  また、11月5日から9日にかけてイタリア共和国ルッカ市を訪問しました。タンベリーニ市長との会談のほか、ルッカ市内の視察を行い、歴史ある町並みや芸術文化を体感するとともにさまざまな交流の可能性を感じてまいりました。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  それでは、9月定例会以降の行政執行の主なものについて御報告いたします。  初めに、政策経営部関係です。  市民表彰についてですが、11月4日に大学通りにて開催されました「第49回秋の市民まつり」にて式典を挙行し、多くの市民の皆様に御参加いただきました。表彰を受けられた方々の御功績に改めて敬意と感謝の意を申し上げるとともに、市民及び議員の皆様を初め、関係者の皆様の御協力に対し、深く感謝申し上げます。  次に、人権・平和施策についてですが、11月13日にくにたち市民芸術小ホールにて、炭谷茂氏をお招きし、「ソーシャル・インクルージョンのまちづくり」と題した講演会を開催しました。当日は110名の御参加をいただき、ソーシャル・インクルージョンの理念や今後のまちづくりに向けた取り組みについて、参加者の皆様とともに考える機会となりました。  次に、公共施設再編計画の策定状況についてですが、9月25日に第7回国立市これからの公共施設の在り方審議会を開催し、「(仮称)国立市公共施設再編計画(案)」の策定について諮問を行いました。今後のまちづくりのあり方を踏まえ、平成31年度(2019年度)中の答申に向けて議論を進めてまいります。  次に、住民税の課税についてですが、都内自治体において、平成17年度(2005年度)から平成30年度(2018年度)までの「特定配当所得に係る所得及び特定株式譲渡所得」に係る住民税の税額算定に誤りがあったことが判明しました。国立市でも同様の誤りがないか調査を進めております。調査結果につきましては、改めて御報告いたします。  次に、行政管理部関係です。  しょうがいしゃ雇用率の誤りについてですが、算定の基礎となる職員総数について、嘱託員及び再任用職員の一部を参入せず、誤った事務処理を行っていたことが判明しました。平成30年(2018年)6月時点のしょうがいしゃ雇用率は1.44%となり、法定雇用率2.5%には9名不足しております。今後、しょうがいしゃ雇用の取り組みを一層進めてまいります。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  次に、特別職職員報酬等審議会への諮問についてですが、11月29日に平成31年度(2019年度)からの消防団員の報酬額の改定について諮問しました。  次に、台風24号の被害状況についてですが、大学通り緑地帯にて5本、谷保第三公園にて9本の倒木被害が発生しました。倒木の伐採抜根の対策はおおむね完了しております。また、谷保第三公園内のフェンスが破損したほか、第七小学校屋上の南側フェンスが倒壊しました。緊急対応として危険物の撤去を行っております。  なお、関連する補正予算案を本定例会に提出しておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。  次に、国立市オリジナル婚姻届についてですが、庁内プロジェクトチームで検討を重ね、11月1日から販売を開始しました。桜の花びらがあしらわれた3つ折りの台紙に装丁され、複写式の届け書が御夫婦お二人の手元に残るおしゃれなデザインとなっております。  次に、健康福祉部関係です。  敬老大会についてですが、多くの市民の皆様に御参加いただき、9月29日に開催しました。式典の後に第六小学校のダンスチームによるダンスが披露されたほか、プロの歌まね芸人による歌を楽しんでいただき、好評のうちに終了しました。御出席いただきました市議会議員の皆様に御礼申し上げます。  次に、第7回「国立市認知症の日」イベントについてですが、12月2日に一橋大学兼松講堂において、市と国立市在宅療養推進連絡協議会の主催によりイベントを開催し、市民の皆様を初め、約550名の方々に御参加いただきました。当日は、当事者の方々と国立音楽大学附属中学高等学校合唱部による合唱のほか、認知症の御本人と認知症支援者の対談や「認知症鉄道事故裁判から考える家族介護と地域のあり方」についてのシンポジウム等を行いました。  次に、国民健康保険税課税限度額の改定についてですが、7月13日付で国立市国民健康保険運営協議会に諮問し、慎重な審議を経て、10月22日に答申をいただきました。  なお、本定例会に国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案を提出しておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。  次に、子ども家庭部関係です。  幼児教育推進プロジェクト「ここすき」についてですが、10月9日から「親子子育てひろば」を開始しました。当初10組を予定しておりましたが、申し込みのあった22組全てをお受けしてスタートしました。開始当初はなれない様子も見られた子供たちですが、約2カ月を経過し、変化が見られるようになりました。全日程終了後には、プロジェクトの成果報告会を開催してまいります。  次に、保育園なるほどフェアについてですが、10月14日に福祉会館にて実施しました。170世帯を超える御参加をいただき、パネルによる写真展示やパンフレットなどを活用した各施設の紹介が行われました。市のブースを開設し、保育園入所に関することだけでなく、子育てに関するさまざまな支援について情報提供を行いました。  次に、矢川保育園基本計画策定のためのワークショップについてですが、11月10日に市役所にて開催し、20名近くの方々に御参加いただきました。どのような保育や園舎、園庭を望むか、また、併設する複合公共施設とどのような連携を求めるかなどさまざまなテーマで意見交換を行いました。いただいた御意見を踏まえ計画策定を進めてまいります。  次に、子育て家庭の外食支援についてですが、モデル事業として、10月10日より市役所地下食堂「ハーベスト」にキッズスペースを常設し、キッズメニューの提供を開始しました。キッズスペースでは包括連携協定を締結している西都ヤクルト販売株式会社に御協力いただき、毎月1回、乳幼児を対象とした「くにたち子育ちイベント」を開催しております。  また、市役所1階には、可動式設置型個室授乳室「mamaro(ママロ)」を設置し、ゆっくりと授乳やおむつがえなどができる環境を整えました。  次に、生活環境部関係です。  第49回くにたち秋の市民まつりについてですが、11月4日に盛大に開催されました。当日は曇天にもかかわらず、天下市との同時開催効果もあり、約8万人の来場者がありました。市民パレードを初め、各種団体による出展・企画のほか、特設舞台では吹奏楽やダンスなどが披露され、天下市と一体感のある祭りを実施、運営することができました。また、天下市には北秋田市からも出店いただき、交流を深めました。  次に、創業塾についてですが、市内で起業を目指す方、起業して間もない方を対象に、起業に必要な基礎知識から実務ノウハウまでを体系的に学べる全4回の連続講座を開催しました。最終日である10月13日には、受講者によるビジネスプランの発表を行いました。  次に、第28回国立市消費生活展についてですが、11月11日に実施しました。「考えよう 平和なくらしと安全」をテーマに、市内消費者団体5団体の展示と消費生活相談、行政相談等を行いました。  次に、環境フェスタくにたちについてですが、爽やかな秋空のもと、10月20日に開催し、多くの参加団体の環境への思いを来場された皆様に届けることができました。ことしは、20周年記念事業として、食品ロスをテーマにパネル展示を行ったほか、くにたちフードドライブを実施しました。皆様より多くの食材を御提供いただき、児童福祉施設等に届けることができました。御協力いただきました皆様に御礼申し上げます。  次に、都市整備部関係です。  建物の耐震化の取り組みについてですが、10月20日に環境フェスタの開催に合わせ、市民総合体育館入り口にて、耐震フェアを開催し、地震対策に関する相談や工法の展示を行い、建物の地震対策に関する啓発活動を行いました。  次に、デマンド型交通の試験運行についてですが、10月から3カ月間の試験運行を実施しております。今後は実施内容の分析と評価を行ってまいります。  次に、旧国立駅舎再築事業についてですが、再築工事の現場見学会を12月1日に行いました。400名を超す御応募をいただき、抽せんの結果、定員である90名の方に御参加いただきました。国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザでの説明後、工事現場と旧国立駅舎に関する展示物の見学を行いました。  次に、矢川複合公共施設整備の進捗についてですが、11月24日に市民ワークショップを開催しました。土地の活用計画をベースに、複数の施設レイアウト案を提示して意見交換を行いました。施設周辺の自治会や商店会の皆様を初め、20名を超える市民の皆様から、施設での日常の過ごし方やイベントでの使い方など多くの御意見をいただきました。  次に、町名地番整理による「町区域の変更」についてですが、11月19日付で、いずみ大通り周辺地区におきまして矢川3丁目及び泉3丁目への変更を実施しました。  次に、農業まつりについてですが、11月10日、11日の2日間にわたり開催されました。くにたち野菜や果実の品評会、野菜の販売のほか、市民参加型のイベントなどが実施されました。また、11日には消費生活展と旧車イベントの「国立ヒストリカG.P.2018」が同時開催され、約3,000人の市民の皆様に御来場いただきました。  次に、くにたちマルシェについてですが、12月2日に谷保第三公園を会場に、農家と市民がつながるマーケットイベントとして、地元農産物や花の直売のほか、飲食店の出店、音楽やダンスのショーが行われました。同じ会場では谷保天満宮旧車祭も同時開催され、多くの市民の皆様に楽しんでいただきました。  次に、教育委員会関係です。  第5回青少年音楽フェスティバルについてですが、10月27日に、児童生徒のほか、保護者や地域関係者など合わせて約1,500名の御参加をいただき、くにたち市民総合体育館にて開催しました。市内の公立及び私立小中学校12校の吹奏楽部、金管バンド、合唱部等が集い、日ごろの練習の成果を発揮し、心のこもった演奏や表現を聞き合うすばらしい会となりました。  次に、第三次国立市子ども読書活動推進計画案についてですが、子供たちの読書活動を支えていくため、庁内の計画策定委員会における議論を経て計画案を作成し、市民の皆様より御意見をいただきました。  なお、詳細につきましては、本定例会中の総務文教委員会に報告させていただきます。  終わりに、本定例会には、平成30年度国立市一般会計補正予算案等37議案を提出しておりますが、「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」及び関連する補正予算案等7議案につきましては、職員団体との交渉の成立など、条件が整い次第、追加議案として提出させていただきます。  また、教育委員会委員の人事案件1件につきましても、準備が整い次第、追加議案として提出させていただきますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げ、行政報告といたします。 12 ◯議長【大和祥郎君】 以上で行政報告は終了いたしましたが、議長報告につきましては、別途文書報告にて御了承願いたいと存じます。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第4 第67号議案 市道路線の廃止について 13 ◯議長【大和祥郎君】 日程第4、第67号議案市道路線の廃止についてを議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 14 ◯市長【永見理夫君】 第67号議案市道路線の廃止について、御説明いたします。  本議案は、道路の払い下げ申請により、一般交通の用に供する必要がない市道を廃止するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 15 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は建設環境委員会に付託いたします。
       ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第5 第68号議案 国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案 16 ◯議長【大和祥郎君】 日程第5、第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 17 ◯市長【永見理夫君】 第68号議案国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例案について、御説明いたします。  本条例案は、全ての人を社会的孤立や排除から守り、社会の一員として包み支え合うソーシャル・インクルージョンの理念の下、人種や民族、性別やしょうがい、部落差別などを理由とした不当な人権侵害をなくし、市民一人一人の命と暮らしを守っていくという市の基本的な考えを築き上げるため、これまで多くの市民の皆様と意見を交わし、条例案をまとめてまいりました。人権侵害を許さないという強い意志と、一人一人が当事者として、互いの多様性を認め合い人権を尊重することによって平和なまちを実現することを目指して、条例を制定するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 18 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は総務文教委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第6 第69号議案 国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関す              る条例の一部を改正する条例案 19 ◯議長【大和祥郎君】 日程第6、第69号議案国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 20 ◯市長【永見理夫君】 第69号議案国立市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、国の子ども・子育て支援法施行規則の一部改正に伴い、市民税の賦課期日において指定都市の区域内に住所を有する者については、その者を指定都市以外の市町村の区域に住所を有する者とみなして、所得割課税額を算定するため、条例の一部を改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 21 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第7 第70号議案 国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案 22 ◯議長【大和祥郎君】 日程第7、第70号議案国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 23 ◯市長【永見理夫君】 第70号議案国立市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案について、御説明いたします。  本条例案は、地方税法施行令の一部改正等に伴い、国民健康保険税課税限度額を国基準に引き上げるため、及び規定の整備を行うため、条例の一部を改正するものでございます。  本条例改正のうち、課税限度額の引き上げにつきましては、国立市国民健康保険運営協議会へ諮問し、答申を経て提案させていただくものとなります。規定の整備につきましては、個人番号の利用に関する法律等の一部が施行されたことに伴い、国民健康保険税の軽減を受ける手続において、書類の提示を一部省略することができることとなったため改正するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 24 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第8 第71号議案 平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案 25 ◯議長【大和祥郎君】 日程第8、第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 26 ◯市長【永見理夫君】 第71号議案平成30年度国立市一般会計補正予算(第4号)案について、御説明いたします。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億2,338万1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ319億6,938万5,000円とするものでございます。  第2条は繰越明許費の補正で、「第2表 繰越明許費補正」のとおりでございます。  第3条は債務負担行為の補正で、「第3表 債務負担行為補正」のとおりでございます。  なお、内容につきましては、政策経営部長が補足説明いたしますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 27 ◯政策経営部長【藤崎秀明君】 それでは、補正予算案の内容につきまして、大綱説明いたします。  初めに5ページをお開きください。  「第2表 繰越明許費補正」は追加が1件ございます。  「第3表 債務負担行為補正」は追加が8件、廃止が1件となっております。  次に、歳入について御説明いたします。14ページ、15ページをお開きください。  なお、項目が多い科目につきましては、主なものを御説明させていただきます。  款11分担金及び負担金は、歳出の補正予算に伴い、未熟児養育医療費本人負担金を増額するものでございます。  款12使用料及び手数料は、決算見込みにより収納廃棄物等処理手数料を増額するものでございます。  款13国庫支出金、款14都支出金は、歳出の補正予算に対応し、追加、増額及び減額するものでございます。  次に、16ページ、17ページをお開きください。  款17繰入金は、財源調整のために財政調整基金繰入金を増額するもの等でございます。  款18繰越金は、財源調整のために前年度繰越金を増額するものでございます。  款19諸収入は、豪雨による被害のあった愛媛県西予市に職員を派遣したことに伴う人件費負担分の追加等でございます。  次に、歳出の補足説明をいたします。  18ページ、19ページは款1議会費でございます。総額では242万5,000円の減額を行うものでございます。主な内容は、決算見込みによる減額を行うものでございます。  20ページから29ページまでが款2総務費でございます。総額では1,177万6,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、職員手当等の人件費を増額するものでございます。  30ページから41ページまでが款3民生費です。総額では2億6,100万9,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、決算見込みにより障害福祉サービス費を増額するものでございます。  42ページから45ページまでが款4衛生費です。総額では3,225万5,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、東京都の風疹抗体検査事業の対象者拡大等を受け、予防接種委託料を増額するものでございます。  46ページ、47ページは款6農林費となります。総額では101万円の減額を行うものでございます。主な内容ですが、職員構成の変動等により人件費を減額するものでございます。  48ページ、49ページは款7商工費となります。総額では18万円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、職員構成の変動等により人件費を増額するものでございます。  50ページから55ページまでが款8土木費となります。総額では1億9,740万4,000円の減額を行うものでございます。主な内容ですが、地権者との協議継続により年度内の用地買収が困難となったことから、道路用地買収費を全額減額するものでございます。  56ページ、57ページは款9消防費となります。総額では195万9,000円の減額を行うものでございます。主な内容ですが、決算見込みによる減額を行うものでございます。  58ページから67ページまでが款10教育費となります。総額では2,544万3,000円の減額を行うものでございます。主な内容ですが、職員構成の変動等により人件費を減額するものでございます。  68ページ、69ページは款12諸支出金となります。総額では3億4,640万2,000円の増額を行うものでございます。主な内容ですが、返還金を増額するものでございます。  大綱説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 28 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。まず、歳入全般について質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ歳入全般に対する質疑を打ち切り、歳出全般について質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は各常任委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第9 第72号議案 平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案 29 ◯議長【大和祥郎君】 日程第9、第72号議案平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 30 ◯市長【永見理夫君】 第72号議案平成30年度国立市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案について、御説明いたします。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ368万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ74億4,566万8,000円とするものでございます。  主な補正内容は、職員構成の変動等により総務費を増額、東京都へ支払う納付金の確定により国民健康保険事業費納付金を減額するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 31 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。歳入歳出一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第10 第73号議案 平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案 32 ◯議長【大和祥郎君】 日程第10、第73号議案平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 33 ◯市長【永見理夫君】 第73号議案平成30年度国立市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案について、御説明いたします。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ4,866万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ28億6,740万9,000円とするものでございます。  主な補正内容は、清算額の確定のほか、工事費等の契約差金及び執行見込みに伴い、下水道費において維持管理費及び公共下水道事業建設費等を減額するものでございます。  また、第2条は、「第2表 地方債補正」のとおりでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 34 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。歳入歳出一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は建設環境委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第11 第74号議案 平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案 35 ◯議長【大和祥郎君】 日程第11、第74号議案平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 36 ◯市長【永見理夫君】 第74号議案平成30年度国立市介護保険特別会計補正予算(第2号)案について、御説明いたします。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますとおり、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,370万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ57億8,528万3,000円とするものでございます。  主な補正内容は、総務費のうち総務管理費の減額、介護給付費のうち介護サービス等諸費の減額、地域支援事業費のうち介護予防・生活支援サービス事業費の増額をするものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 37 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。歳入歳出一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────
     日程第12 第75号議案 平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案 38 ◯議長【大和祥郎君】 日程第12、第75号議案平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案を議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 39 ◯市長【永見理夫君】 第75号議案平成30年度国立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案について、御説明いたします。  本補正予算案の規模につきましては、1ページの第1条にお示ししておりますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ168万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億3,857万1,000円とするものでございます。  補正内容は、職員構成等の変動により総務費を増額するものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 40 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。歳入歳出一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は福祉保険委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第13 第76号議案 矢川集会所の指定管理者の指定について  日程第14 第77号議案 富士見台一丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第15 第78号議案 中一丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第16 第79号議案 千丑集会所の指定管理者の指定について  日程第17 第80号議案 一本松公会堂の指定管理者の指定について  日程第18 第81号議案 四軒在家福祉館の指定管理者の指定について  日程第19 第82号議案 久保公会堂の指定管理者の指定について  日程第20 第83号議案 坂下集会所の指定管理者の指定について  日程第21 第84号議案 石神集会所の指定管理者の指定について  日程第22 第85号議案 谷保東集会所の指定管理者の指定について  日程第23 第86号議案 富士見台二丁目集会所の指定管理者の指定について  日程第24 第87号議案 南区公会堂の指定管理者の指定について  日程第25 第88号議案 くにたち立東福祉館の指定管理者の指定について  日程第26 第89号議案 青柳福祉センターの指定管理者の指定について  日程第27 第90号議案 西福祉館の指定管理者の指定について  日程第28 第91号議案 東福祉館の指定管理者の指定について  日程第29 第92号議案 北福祉館の指定管理者の指定について  日程第30 第93号議案 中平地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第31 第94号議案 東地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第32 第95号議案 下谷保地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第33 第96号議案 富士見台地域防災センターの指定管理者の指定について  日程第34 第97号議案 中地域防災センターの指定管理者の指定について 41 ◯議長【大和祥郎君】 日程第13、第76号議案矢川集会所の指定管理者の指定についてから日程第34、第97号議案中地域防災センターの指定管理者の指定についてまでの22件を一括議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 42 ◯市長【永見理夫君】 第76号議案から第97号議案までの22議案につきまして、一括して御説明いたします。  これらの議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、生活環境部まちの振興課所管の公の施設の管理を行わせる者を規定するため、それぞれの施設について指定管理者の候補者及び指定期間について御審議いただくものでございます。  まず、第76号議案から第86号議案までの国立市地域集会所11施設の指定管理者の指定について、一括して御説明いたします。  本議案は、地方自治法の規定に基づき、国立市地域集会所の指定管理者として、矢川集会所を矢川集会所運営委員会、富士見台一丁目集会所を富士見台一丁目集会所運営委員会、中一丁目集会所を中一丁目集会所運営委員会、千丑集会所を千丑集会所運営委員会、一本松公会堂を下組自治会、四軒在家福祉館を四軒在家福祉館運営委員会、久保公会堂を久保町内会、坂下集会所を坂下集会所運営委員会、石神集会所を石神集会所運営委員会、谷保東集会所を谷保東集会所運営委員会及び富士見台二丁目集会所を富士見台二丁目集会所運営委員会に指定するものであります。  指定の期間は、平成31年4月1日から平成41年3月31日までの10年間とするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。  次に、第87号議案の指定管理者の指定について、御説明いたします。  本議案は、地方自治法の規定に基づき、南区公会堂を南区公会堂運営委員会に指定するものでございます。  指定の期間は、平成31年4月1日から平成41年3月31日までの10年間とするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。  次に、第88号議案から第92号議案のくにたち地域福祉館5施設の指定管理者の指定について、一括して御説明いたします。  本議案は、地方自治法の規定に基づき、くにたち地域福祉館の指定管理者として、くにたち立東福祉館をくにたち立東福祉館運営委員会、青柳福祉センターを青柳福祉センター運営委員会、西福祉館を西福祉館運営委員会、東福祉館を東福祉館運営委員会及び北福祉館を北福祉館運営委員会に指定するものであります。  指定の期間は、平成31年4月1日から平成41年3月31日までの10年間とするものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。  次に、第93号議案から第97号議案の国立市地域防災センター5施設の指定管理者の指定について、一括して御説明いたします。  本議案は、地方自治法の規定に基づき、国立市地域防災センターの指定管理者として、中平地域防災センターを中平自治会、東地域防災センターを東地域防災センター管理運営委員会、下谷保地域防災センターを下谷保町内会、富士見台地域防災センターを富士見台地域防災センター管理運営委員会及び中地域防災センターを中地域防災センター管理運営委員会に指定するものであります。  指定期間は、平成31年4月1日から平成41年3月31日までの10年間とするものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 43 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本22議案は一括して建設環境委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第35 第98号議案 有料公園施設の指定管理者の指定について  日程第36 第99号議案 有料広場施設の指定管理者の指定について 44 ◯議長【大和祥郎君】 日程第35、第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定についてと日程第36、第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についての2件を一括議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 45 ◯市長【永見理夫君】 第98号議案有料公園施設の指定管理者の指定について及び第99号議案有料広場施設の指定管理者の指定についての2議案について、一括して御説明いたします。  これらの議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、国立市が設置する生活環境部環境政策課所管の公の施設の管理を行わせる者を指定するため、指定管理者の候補者及び指定期間について提案するものでございます。  有料公園施設及び有料広場施設の指定管理者の指定について、公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団を指定管理者とし、指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年とするものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 46 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本2議案は一括して建設環境委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第37 第100号議案 くにたち郷土文化館の指定管理者の指定について  日程第38 第101号議案 国立市古民家の指定管理者の指定について  日程第39 第102号議案 くにたち市民総合体育館の指定管理者の指定について  日程第40 第103号議案 くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定について 47 ◯議長【大和祥郎君】 日程第37、第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから日程第40、第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4件を一括議題といたします。  当局より提案理由の説明を求めます。市長。 48 ◯市長【永見理夫君】 第100号議案くにたち郷土文化館の指定管理者の指定についてから第103号議案くにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定についてまでの4議案について、一括して御説明いたします。  これらの議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、国立市が設置する教育委員会所管の公の施設の管理を行わせる者を指定するため、指定管理者の候補者及び指定期間について提案するものでございます。  くにたち郷土文化館、国立市古民家、くにたち市民総合体育館及びくにたち市民芸術小ホールの指定管理者の指定について、公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団を指定管理者とし、指定の期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5カ年とするものでございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 49 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。一括して質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本4議案は一括して総務文教委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第41 認定第1号 平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算(継続審査分)  日程第42 認定第2号 平成29年度国立市国民健康保険特別会計歳入歳出決算(継続審査分)  日程第43 認定第3号 平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算(継続審査分)  日程第44 認定第4号 平成29年度国立市介護保険特別会計歳入歳出決算(継続審査分)  日程第45 認定第5号 平成29年度国立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算(継続審査分) 50 ◯議長【大和祥郎君】 日程第41、認定第1号平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算(継続審査分)から日程第45、認定第5号平成29年度国立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算(継続審査分)までの5件を一括議題といたします。  本決算5件は、9月21日の本会議において、議長と監査委員を除く全員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託しており、審査は既に終了いたしておりますので、その経過と結果について、決算特別委員長から御報告願います。13番、高柳議員。                 〔13番 高柳貴美代君登壇〕 51 ◯13番【高柳貴美代君】 認定第1号平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算、認定第2号平成29年度国立市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、認定第3号平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算、認定第4号平成29年度国立市介護保険特別会計歳入歳出決算、認定第5号平成29年度国立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会での審査の経過と結果について御報告いたします。  本案は、9月21日開催の本会議において、決算特別委員会の設置とともに本委員会に付託され、10月1日、2日、4日、5日の4日間にわたり審査を行いました。  本案の委員会審査に当たり、監査委員からの意見書、担当部局からの説明及び各種提出資料を審査の参考とし、委員からは多岐にわたる質疑が行われました。慎重審査の後、質疑を打ち切り、討論は省略し、直ちに採決に入りました。  採決の結果、認定第1号は賛成多数により認定すべきものと決定、認定第2号は全員賛成により認定すべきものと決定、認定第3号、第4号、第5号は賛成多数により認定すべきものと決定いたしましたことを御報告いたします。 52 ◯議長【大和祥郎君】 委員長報告は認定第1号から認定第5号までいずれも認定であります。委員長報告に対する質疑は省略し、直ちに会派代表討論を行います。その順序は議長において順次指名いたします。  初めに、日本共産党代表。7番、尾張議員。                 〔7番 尾張美也子君登壇〕 53 ◯7番【尾張美也子君】 2017年度の決算討論を行います。  約300億円という財源の中で、市として独自の政策に生かせる財源は約25億円、この限られた財源をいかに自治体の目的である住民の福利の向上のために、暮らしのでこぼこを少しでもなくし、市民の命と暮らしを守るために生かしたのか。そして、文教都市として子育てや教育、環境整備などに十分に生かしたかという視点から2017年度の決算を判断しました。  まず、2017年度より特定健診に大腸がん検査を追加し、木造耐震助成を80万円に増額、幼稚園入園補助金増額や介護職員初任者研修支援、コミュニティソーシャルワーカーの増員など、市民の皆様方と要望していた細やかな事業を前進させていただいたことは評価いたします。  一方で、2017年度は9月から家庭ごみの有料化を実施しました。有料化についてのアンケートでは、反対が賛成の2倍以上ある中、2016年末の市長不在の12月議会で十分と言える質疑も行われず実施に向かったものであり、十分な市民合意の中で進められてきたとは到底言いがたいものでした。市が出した家庭ごみ有料化の実施方針で、有料化による手数料収入については、市民に負担を求めるものであるから、ごみの減量化・資源化、リサイクルの推進、周知啓発等を目的とした清掃関連事業に限定した特定財源として扱いますと明記してあります。  家庭ごみの有料ごみ袋の売り上げは、有料化後の半年間で約1億8,000万円。それに対して2017年度のごみ収集等に係る事業は、事務報告書によると4億7,700万円で、28年度の3億7,700万円より約1億円はふえました。一方、売り上げによる手数料収入は約1億8,000万円ですので、その差が約8,000万円。事業費の増加分を超えた手数料収入が約8,000万円出たということで、その分が決算特別委員会資料の健全化方策の効果額の歳入増の欄にごみ有料化により7,683万6,000円の歳入増と示されています。財政改革審議会で言ういわゆる健全化額が約7,600万円。つまり、有料化は財政のために行ったということを市みずからが語っています。  市は、有料化は財政のためではないと何度も答弁しており、実施方針の中では清掃関連事業に特化した特定財源とするとしながら、健全化効果額とした点は納得できません。有料化するときには特定財源にする、その使い道は市民に公開すると明記しておきながら、実際にそれらがなされていないことは、市民に対する背信ではないでしょうか。  また、ごみ有料化事業で市民の負担をふやした分、収集のサービスがよくなって多くの市民に喜ばれるならまだしも、瓶・缶類、不燃ごみ、紙類などの収集回数が減っており、サービスは悪くなっています。特定財源として役立てるとしたごみ減量・PRに係る事業費については、2017年度は約218万円で、2016年度の約272万円よりも減らしています。実施方針に明記したとおり、有料化での手数料収入をきちんとごみ収集サービス事業や減量や分別のPRなどに生かす特定財源とし、市民に喜ばれる収集サービスのあり方を工夫すべきでした。  ごみの分別の状況を事務報告書で見ると、可燃ごみの組成分析では資源物の混入割合が一時は減りましたが、また戻りつつあり、分別が進んでいるとは言えない状況です。さらに、不法投棄の件数は、2016年度は155件でしたが、2017年度は240件にふえています。ごみ有料化は財政が目的でないのならば、手数料収入と事業費のバランスがとれるよう有料化を見直し、分別徹底を丁寧に市民に呼びかける環境施策としてのごみ減量施策にすべきです。  市はこれまで家庭ごみ有料化、保育園民営化、介護保険の利用料負担軽減策の廃止など財政改革審議会の答申に従ってきました。財改審は国立市の扶助費が他市に比べて高いとしていますが、実際に国立市の歳出に対する扶助費の割合は、他市と比べても特に高くありません。国立市は30.8%で、類団他市平均の32.1%、26市平均の31%よりむしろ少し低いです。これ以上、住民サービスや福祉を切り捨ててはなりません。
     国立市の職員の非正規率は約6割、多摩であきる野市に次いで2番目に高く、正規職員の時間外勤務は500時間超えが昨年より少しは減少しましたが、福祉総務課や高齢者支援課など、特にマンパワーが必要な部署に複数見られました。非正規化を見直し、必要な箇所にはきちんと正規職員を配置することが市民の福利向上につながります。  国立市は、この間、給与収入が2,000万円を超える人の割合は若干ふえる傾向ですが、一方で、この10年で生活保護の方が約2倍以上にふえており、所得格差が広がっています。また、市内の20歳未満の1,512人が生活保護世帯で暮らしています。「統計くにたち」によると、母子だけの世帯が1995年は1,577件でしたが、2015年は2,428世帯で、20年で1.5倍以上にふえ、総世帯数の7.1%です。14件に1件が母子のみの世帯、これが国立市の現状です。放課後の学習支援は評価しますが、そこから先、進学へつなぐ資金面での支援も不可欠です。基金を使って経済的理由で進学を諦めなくてもよい施策を創設し、全ての子供たちに優しいまちにすべきです。  2017年度決算でも国立駅周辺のまちづくりなどには基金を積み立てましたが、母子家庭などに関する基金には入れていません。基金の充当と活用を暮らしや命を守る分野にも力を入れるべきです。また、2017年度は24時間体制の女性の相談窓口を午後10時までと縮小しています。地域で女性支援を続けている法人などと協働関係を構築し、復活させるべきです。  文教都市を標榜する国立市の教育費は約8%で、多摩26市中、低いほうから2番目です。学校のトイレの洋式化率はやっと5割になりましたが、1カ所に1基しかない。洋式トイレのない箇所もあります。公立学校のトイレ整備に対する教育委員会の方針は、都内23区、多摩25市は全て洋式化率8割以上を目標としていますが、国立市のみ5割という低い目標です。毎年、校長会から出されている要望書を真摯に受けとめ、学校教育のさらなる充実のためのトイレの改修にもっと税金を配分すべきでした。  国立市では、2018年4月での65歳以上の介護認定率は約18.11%ですが、所得80万円以下の方の介護認定率は他の所得層をぬきんでて多く約32.57%にもなり、低所得層ほど認定者が多い傾向です。今、ひとり暮らしの高齢者がふえる中、独居で重度の方は24時間定期巡回型介護では賄えない限界があります。低所得者でも入所できる施設が必要です。自宅介護か施設介護、家族などの状況と介護度に応じて選べるように充実させるべきです。  以上申し上げて、2017年度一般会計には反対。  国民健康保険特別会計は一般会計からの繰入金が約5億6,000万円と予算段階から大きく減らしました。加入者の約8割が低所得者であることから、国保だけにある均等割をせめて子供の分は減免するよう要望して賛成とします。  介護保険は制度改悪により生活援助サービスが45分に事実上短縮されることで生活動作の支援が非常に困難になりました。後退させないよう独自に予算をつけている自治体もあります。かつて行っていた利用料の軽減を戻して、低所得者の利用控えをつくらないことが重度化を防ぎます。ぜひ枠を広げる努力をすべきです。そういう意味から介護保険特別会計は反対とします。  75歳から個人に保険料が課せられる後期高齢者医療制度は、社会保険全体として見直すべきと申し上げた上で賛成。  下水道特別会計は、国が行おうとしている民営化は、命を守る自治体の立場から反対の声を上げてほしいと、あと長寿命化を行うよう要望し、○○○○○○○○○ 54 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、日本共産党の代表討論を終わります。  続いて、社民党。8番、藤田議員。                  〔8番 藤田貴裕君登壇〕 55 ◯8番【藤田貴裕君】 2017年度決算案に対し、社民党は一般会計決算、各特別会計、いずれも認定の立場で討論いたします。  市が議会に報告した今後の職員定数削減の方針は遺憾であります。国立市の職員数は、市民1人当たりで見ると、事務を行う一般職は、三多摩26市中20番目に少ない数になっています。一方、保育や学校給食の現場など全職員数で比較すると多いほうの自治体になります。そこで市は、中央線沿線市平均にするために、今後10年間で40人の職員を減らす予定ですが、保育も給食も保護者の強い要望があって直営を維持しているわけですから、単純に職員数を比較して、国立市は他市に比べ多いから減らそうという、安易な発想に断固反対をいたします。  さきの決算特別委員会で、私は、学校給食の調理は直営を維持すべきではないかと質疑したところ、学校給食センター所長は、給食センターの場所が新しいところになるので、先を見据えて次の就職先を探している方もいらっしゃると思うので、臨時職員が離職しないよう、我々職員は頑張り、みんなで一致団結して、これからもやっていこうと思うと答弁しました。すばらしい答弁であります。毎回決算を不認定にしている私ですが、このような答弁に接し、政治的リスクを一身に引き受け、認定することにいたしました。市長、これで学校給食調理の民間委託はなくなったと思っていますので、今後の行政運営には特段の御注意をお願いいたします。  学校給食の運営や食材の選定に保護者がかかわる市独自の取り組みは、市民に誇れる内容です。また、毎回でき上がった給食をすり潰して放射能測定を行い、万が一の事態には簡易給食に変更するなど市は体制を整えていますが、これを民間に任せたら、かえって費用がかかるかもしれません。きめ細かな対応を今後も市はみずからの手で行うべきです。  さて、決算を認定したからと言って国立駅周辺まちづくり事業を全面的に認めたわけでありません。都市計画道路3・4・10号線の北側延伸は必要ありません。やるべきことは、復原している旧駅舎の両横をオープンスペースとして確保することです。市は覚悟を持ってJRと土地の交換の話をすべきです。市民が92年間も守り続けてきた国立駅舎の横に現代的な商業ビルは必要ありません。どうしてもJRがビルを建てたいのであれば、ノノワ口横の土地に建てていただければ結構な話です。そして市は、JRが建てたビルの一部を借りて、駅前子育てひろばなどを整備すれば、国立駅周辺まちづくり事業費はまだまだ下げることができます。しっかりとした対応を求めます。  国民健康保険特別会計の赤字解消策として、安易な保険税の値上げは認められません。国保世帯の実態調査をやるやる言っておきながら、市は全く行っていません。それぞれの生活水準を知り、思いをはせながら赤字の圧縮に必要な施策は何か、国保運協でしっかりと議論を始めるべきです。  介護の分野では、認知症になっても安心して暮らしていけるまちづくりの取り組みは評価をする一方、講演会主体からもっと工夫をすべきと御指摘をします。もっともことしは認知症の親を介護し、みずからの責任がないにもかかわらず、多額の損害賠償を請求された方の話で、例年の講演会とはやや異なり、関心を呼ぶ内容でした。市は認知症高齢者の事故救済制度を構築すべきです。  いいあるきネットインくにたちは、もっと人通りのあるところで実施したり、地域の実情を踏まえ、駅や商店も参加してくれるようお願いするなど、参加している人の声を十分踏まえて実施すべきです。  最後に、2017年度の夏もことしの夏もとても暑い日々でした。そして、災害発生のリスクが高まっています。地球温暖化防止の取り組みは急務です。行動計画の策定など市の早急な対応をお願いして、認定の討論といたします。 56 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、社民党の討論を終わります。  ここで休憩に入ります。                                     午後2時27分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後2時44分再開 57 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  続いて、緑と自由の風代表。17番、関口議員。                 〔17番 関口 博君登壇〕 58 ◯17番【関口 博君】 緑と自由の風を代表して、2017年度(平成29年度)国立市一般会計決算については不認定、他の特別会計については認定の立場で討論いたします。  まず、決算を検討するに当たり、当局から提出された決算資料について、従来提出されていた資料と明らかに相違していた点があり、そのことを当局が議会に事前に説明していないという重大な落ち度があったことを指摘しておきます。  各種証明書コンビニ交付事業は2016年度から事業が始まり、事業費の約半分を国庫補助金として国が負担するという説明がされてきました。事実、2018年度の予算特別委員会資料でも2016年度のコンビニ交付事業の実績は、国から国庫補助金として約1,200万円の補助があったと記され、予算特別委員会でもそのように説明がありました。しかし、2017年度決算特別委員会資料では、ここが全く改ざんされ、国庫補助金はゼロであり、国からの補助は地方特別交付税によって算定されることによって、最終的に国からの補助金は全くなかったという資料が提出されました。  つまり、2018年度予算特別委員会では2016年度の国からの補助金は1,200万円あったと報告していたものが、2017年度決算特別委員会では補助金が全くなかったという資料が提出されたわけです。資料の誤りが判明すれば、誤りを修正した旨議会に報告し、了承を得るべきです。なぜならその資料や説明に基づいて議会は予算審査、決算審査を行うからです。しかし、資料の改変を市当局は事前に知っていながら議会に全く説明がなかったことは、単なる修正ではなく、公文書改ざんであり、猛省するべき点であります。このような資料の改変が行われたことについて永見市長に質疑したところ、全く事実を把握しておらず、見当外れの答弁をしました。庁内のガバナンスがうまくできていないのではないかと心配になります。  さて、我が会派は、各種証明書のコンビニ交付事業については、2016年度導入当初から反対しておりました。2017年度決算から見えてきたことは、コンビニ交付事業は初期費用が約3,400万円、1年間のランニングコストが約1,300万円であることです。システム耐用年数が5年であるとすると、初期費用3,400万円割る5年プラス1年間のランニングコスト1,300万円イコール約2,000万円が1年間のコストとなります。年間1,500枚から2,000枚の証明書コンビニ交付の実績があるとのことですから、1枚200円の証明書を発行するコストは1万円から1万3,000円になります。  導入当初、当局から1枚200円の証明書を交付するコストは900円と説明されていましたが、我が会派が当初から危惧していたように、1枚1万円以上ものコストがかかるということが判明しました。これは実績値に基づく試算です。現在、証明書コンビニ交付は事務事業評価委員会の評価が行われていますが、その結果を待つまでもなく、本事業は即刻中止するべきであり、税金の無駄遣いをやめるべきであると指摘しておきます。  さて、2017年度の事業として、ごみの有料化が始まりました。我が会派は、国立市が採用した単純従量制ではなく、最低限のごみ排出は公衆衛生として取り扱い、減量目標が設定しやすい超過従量制を採用するように提案していました。単純従量制は、先行自治体の実績から見て、有料化前後で10%のごみ減量はあるが、それ以上の減量は見込めないということを指摘しておりましたが、実績を見て、指摘していたとおり、減量にとどまっていることが証明されています。  今後、当局は拡大生産者責任(EPR)を進めて、ごみ減量に努力するとしていますが、その行程も、ごみ減量の目標値も、現実的に誰もが努力できるようなものを全く示されていないままです。ごみ有料化は、単純に申し上げますと、ごみ袋購入によって市民に1億5,000万円の負担をさせ、1億円の経費を差し引いて、市当局の収入が5,000万円ふえただけです。それならば、市民に1億5,000万円もの負担をさせず、5,000万円の負担にとどめ、ごみ1割減量の施策を有料化の前に検討するべきでした。市当局がごみ有料化を進める後ろ盾となった財政改革審議会の答申を見ても、そのような検討がなされなかったのは残念です。審議会において市の財政を検討する意味は、市民生活をより豊かにするために市の財政を議論し、答申を出すことにあると考えます。しかし、ごみ有料化についての検討は、市民生活に対する視点が欠けていたように思います。審議会の答申を市当局が受けたときに、その視点を持つべきであり、現行のごみ有料化は拙速であったと考えます。  また、2017年12月議会で関口は有料化後のごみ減量について、市はどのように評価しているのかと一般質問しました。これに答えて当局は、有料化前年の平成28年度と有料化後の平成30年度のごみ量の比較によりはっきりするとし、「今後もごみ量の推移につきましては、逐次お知らせしてまいりたいと考えてございます」と答弁しています。しかし、ホームページ上で検索すると、ごみとリサイクル、次に計画・統計・お知らせ、最後に最新情報とクリックしていくと、くにたちごみ減量ニュース2016年2月版が最新情報として表示されます。表記されている内容は、月ごとの前年度比較が表になっており、減量実績がわかりやすく表記されています。5Rの説明もカラー写真で見やすいものです。しかし、最新情報が2016年2月号では、先ほどの答弁のように「ごみ量の推移につきましては、逐次お知らせしてまいりたい」とはなっていないことは明らかです。このような姿勢では、ごみ減量を5Rで進めるということも全く信用のできない状況にあると判断せざるを得ません。有料化をするのであれば、どのような理由により実施し、どのような効果があったかまでを納税者である市民に十分知らせる方法も同時に検討しておくべきだったと考えます。  さて、国立市の国民健康保険の運営については、財政運営が東京都に移り、保険料の全面改定をする自治体が多い中、2016年度の実績を踏まえて、保険給付費をゼロベースで試算するなどの検討をすることによって、市民の負担を極力少なくする努力を担当部署がされました。これを高く評価したいと思います。市民目線での行政対応を今後も続けていただきたいと切に願います。  以上により、2017年度(平成29年度)国立市一般会計決算については不認定、他の特別会計決算については認定といたします。 59 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、緑と自由の風の代表討論を終わります。  続いて、リビルド国立。3番、渡辺議員。                  〔3番 渡辺大祐君登壇〕 60 ◯3番【渡辺大祐君】 リビルド国立は、平成29年度一般会計決算、全ての特別会計決算に対し認定の立場で討論いたします。  まず、冒頭、当局に対し事務報告書の改善、これを強く要求いたします。決算審査時にも指摘いたしましたが、現在の事務報告書では、「施策の成果を説明する書類を提出します」と言いつつ、事務事業を実施した結果、もしくは利用された結果のみの記載にとどまっており、そこからどのようなアウトカム、成果が得られたのかが明確に読み取れるものにはなっていません。これでは税金を原資に行う事務事業の実施が、本来こだわるべき住民福祉の向上に寄与したのか、住民がどのようなアウトカムを享受したのかが見えづらいままになってしまいます。そのためにも、本来できていてしかるべき事務事業マネジメントシートなど、他に関連する評価資料と事務報告書を連携させ、より事業の価値を見出しやすいようにしていただきたいと思います。当然のことながら、各主管課ごとのマネジメントシート記載の精度や質の向上もあわせて取り組み続けていただきたい、こういった点を要望しておきます。ここが改善されなければ、市役所の課題解決の基礎はいつまでたってもしっかりしたものにはなりません。  さらに言えば、この視点がなければ、決算から予算への反映がどれだけなされているのかが可視化されないということにつながりかねないという点を指摘したいと思います。つまり、市役所が言うPDCAは本当に回っているのかという指摘であります。決算審査をする際に当局から求めたい報告というのは、当該年度以前から取り組んできた事業とその目的は何か。その実施の経緯をどのように評価、認識しているか。その上で当該年度の実施した経過、成果を示し、今後の課題を提示していただくものになってほしいと思いますし、その視点が著しく欠如している点を指摘しておきます。審査の過程では一部の事業への指摘にとどまらざるを得ないところがありましたが、これは全庁的な指摘だと受けとめてほしいということを強く訴えます。  総論として、市役所の行う解決すべき課題の設定、つまり、取り組もうとする課題設定の妥当性は評価できるところであります。しかし、課題解決の手段であるはずの事業の実施そのものが目的になってしまっているのではないかとおぼしき事業が多々存在することは看過できない状態です。事業の実施に主眼を置くのではなく、その手段を講じた結果、達成したい、得るべき成果は何なのか。そしてそれを達成するために本当に妥当な手段となっているのかという視点に重きを置き、事業展開の精査を繰り返し行っていただきたいと思います。その結果、おのずとスクラップ・アンド・ビルドにつながりますし、何より住民福祉の向上に資する、より合理的な予算案となっていくものと確信をしています。  決算審査の質疑の中で、行財政健全化推進本部会議で事務事業評価を徹底して、次年度の予算編成につなげていくとの答弁があり、私としては大きな期待を寄せるところであります。そして、さらに言えば、私の大きな判断基準の1つの柱になるということを申し上げておきます。住民の抱える課題解決、すなわち住民が享受するアウトカム、成果にこだわる市役所になるよう諸所の改善を強く求め、一般会計、特別会計決算の認定の討論といたします。 61 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、リビルド国立の討論を終わります。  続いて、こぶしの木。1番、上村議員。                  〔1番 上村和子君登壇〕 62 ◯1番【上村和子君】 決算の討論に入る前に、議長の許可を得てパネル板を使用いたします。2017年度国立市一般会計決算、そして終わらない借金、下水道事業及び制度そのものに問題がある後期高齢者医療、この2つの特別会計決算に不認定。ほか国保、そして介護保険は行政の運用努力を評価し認定。以上の立場で、こぶしの木として討論いたします。  初めに、旧国立駅舎再築工事実施設計業務委託料など1,960万円の支出は到底認められません。私は一貫して旧国立駅舎の復原に反対してまいりました。国立駅ホームから見える真っすぐした大学通りの景観こそ、未来に残すべき国立の宝であり、何より国立駅南口2,000平米はオープンスペースの広場として確保するべきであると、この20年間言い続けてきました。旧駅舎復原より広場と空間確保こそ大事にすべきであると訴えてきました。今では旧国立駅舎復原に反対する議員は私1人となってしまいました。しかし、市民の中には私と同じ考えの方々は少なからずいます。最後まで反対していかなければと思います。  12月1日に大学通りのイルミネーションがともり、一挙にクリスマスモードが高まりました。その日に、私は国立駅の下りホームから一体どう見えるのか、行ってみました。昨年、こんなに美しく見えていたのに、始まった旧国立駅舎復原工事で、全くこのような風景は見えませんでした。少しずれてみたらという意見がたくさん出ましたので、少しずれてみましたけれども、このような圧巻の風景はもうどこにもありませんでした。「やっぱりな。残念だな」としばしたたずんでいると、何と横にいた全く知らない女性2人連れが、「見えなくなるって誰か言っていたけど、本当だね」と言いながら立ち去っていきました。例年よりカメラを構える人たちはうんと少なくなっていました。私はその2人連れに向かって、「それ私も言っていたんですよ」と思わず言いたくなりました。このような会話はこれからふえていくでしょう。桜の時期も同様です。  国立市には旧駅舎復原に対する反対の市民の意見はないと、返ってこないとの答弁がありました。しかし、私にはそれが不思議でたまりません。反対の声が来ないのは、反対の声に耳をかさないからだと私は思います。私の周りにだけ旧駅舎復原に反対の人や、そこに無関心な人がいるとは考えられないからです。この20年、国立市は旧駅舎復原にフォーカスした駅前整備をやってきました。私は以前から、旧駅舎を認めることは、その東西にJRが建物を建てても文句は言えなくなると発言してきました。ここにきて、商工会からの陳情を契機とはいえ、複合公共用地との交換の話をJRに持ちかけているということは、正直全くこれまでそのことを取り組んでいなかっただけにあきれております。これまで複合公共施設の活用について多くのお金と職員の労力がつぎ込まれながら、一向に決まらず二転三転、そして今も何ひとつ確証がない。全てはJRとの水面下の交渉事になり、市民には全く見えなくなってしまった。このことは重大な問題だと私は思っております。  障害者の権利に関する条約の批准に伴い、しょうがいのある児童生徒の就学相談体制は、それまでの振り分け型の適性就学から、子供、保護者の希望を重視する支援に変わりましたが、現実には従来どおりの運用や学校対応となっており、その結果、保護者に付き添いや同行を頼むことや、そのことができない場合は校外学習などに連れていってもらえない、あるいは休むという実態があることがわかりました。このことを指摘すると、教育長、市長もあってはいけないことと、本当のインクルーシブ教育に向けて教育大綱を見直すことを表明いたしました。みんな一緒に学ぶ。そして一人一人の子供に合った特別支援ではない個別支援教育がどの子にも保障される。ソーシャルインクルージョンを根底にしたみんなの学校づくりに取り組むことを期待いたします。  最後に、来年2019年11月の平和首長会議が国立市で開かれることが決まったことをうれしく思い、国立市の人権・平和施策がより本物になっていくことを強く要望し、こぶしの木としての討論といたします。 63 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、こぶしの木の討論を終わります。  続いて、立憲民主党。12番、稗田議員。                 〔12番 稗田美菜子君登壇〕 64 ◯12番【稗田美菜子君】 会派立憲民主党といたしまして、平成29年度の歳入歳出決算、一般会計及び4つの特別会計について、いずれも認定の立場で討論させていただきます。  平成29年度の決算におきましては、故佐藤一夫前市長の闘病最後の時期に行われた予算編成に基づく決算でございました。故佐藤一夫前市長の思いが永見市長に引き継がれて執行されたのかにも重点を置いて審査をいたしました。特筆すべき事項といたしましては、事務執行について、非常に残念なことではありますが、問題点が露呈いたしました。保育所の運営委託事業については、事務処理の漏れにより過年度支出が発生。また、生活保護費の支給にかかわる事務においては、適正な事務執行が行われなかったことにより支給誤りが起きておりました。さらに、図書館のシステム運用における使用料の予算未執行が3年連続発生。また、細かな事務においても、複数の課において書類の記載漏れや記載誤り、記入の不徹底など、平成28年度に引き続き散見されました。  事務執行においてミスが起きることは、あってはならないことであります。再発防止については、該当する課が努めることは当然でありますが、複数年度にわたって起きていることを踏まえると、さらなる情報共有と横の連携を強化する抜本的な組織改革、そして職員一人一人の意識改革を進めるべきであり、それらは市長、副市長が筆頭となり取り組んでいくべきと考えます。  その一方で、母子保健事業においては乳児健診の未受診者において、電話での追跡調査を行うことにより、乳児のみならず母子をしっかり支える取り組みをしていること、市内建築物耐震化促進事業においては、耐震診断及び改修についての助成金を増額してもなかなか進まなかったことを受け、航空写真からの建造物確認及び戸別訪問を委託で行うことで木造耐震診断及び改修が進んだこと、災害弱者でもある妊産婦や乳児に対してケアを充実するために、災害時の応急救護活動における妊産婦及び乳児のケアに関する協定を東京都助産師会北多摩第一分会と締結したこと、スクールソーシャルワーカーの増員、また特定保健指導の充実など取り組みがなされました。これらは誰もが安心な暮らしができるまちづくりそのものであり、それらは高く評価いたします。  また、市役所内におきましては、男性の育児休業取得について、平成28年度には2名が取得、最長で12日間だったものが、平成29年度では4名が取得、最長で166日間の取得をしておりました。男性が仕事を長期に休んで育児に向かうことは今でもハードルが高い中で、係長職の職員さんが取り組んだことは、とても高く評価いたします。今、この瞬間しかない子供の成長に父親もしっかりとかかわっていくことは、子供にとっても、父親にとっても非常に意義のあることです。また、パートナーにとっても何よりも安心で心強いことだと思います。  妊産婦さんは産後、劇的に変わっていく自分の体と予測できない赤ちゃんとの間で、体も心もフル回転して毎日を過ごしています。家族の形が以前とは異なる今だからこそ寄り添い、ともに歩いてくれるパートナーが産後そばにいてくれることは、本当の意味での体や心の休息につながると考えます。子育て支援の1つとして、非認知能力を育むための幼児教育の重要性をうたっている国立市においては、職員の育児休業取得は積極的に進めるべきものと考えます。女性でも男性でも育児休業がしっかりと取得できる取り組みが、国立市役所の中で組織として当たり前になっていくことを強く要望いたしまして、賛成の討論とさせていただきます。 65 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、立憲民主党の討論を終わります。  続いて、みらいのくにたち。2番、望月議員。                  〔2番 望月健一君登壇〕 66 ◯2番【望月健一君】 平成29年度決算につきまして、みらいのくにたちとして、一般会計決算及び各特別会計決算、いずれにつきましても認定の立場から討論させていただきます。  経常収支比率は、平成28年度比で2.3%悪化した95%となりました。少子高齢化の進展を受け、今後ますます扶助費がふえていくことが予想される。一方、公共施設の老朽化対策や待機児童解消等の課題が山積していますので、財源確保及び経費削減について、一層努めていく必要があるとの記載が決算概況にございました。にもかかわらず、決算特別委員会の質疑においては、国立市の財政はピンチを脱したとの答弁がありました。私にはこの2つの違いがわかりません。短期的なスパンにおいてはそうなのか、それとも長期的なスパンにおいてもピンチを脱したのか、私には理解ができません。そのあたりは今後しっかりと詰めていきたいと思っております。  また、何よりも経費削減に努めている職員さんの努力をどう考えるのか。乾いた雑巾を絞り取るように経費削減に努めている職員さんの努力をどう考えるのか。やはりピンチを脱したという表現はまだ早いのではないかと私は考えております。全国的に見れば、財政的には健全とも言えます。しかし、高齢化の進展のもと、扶助費が伸びていくことは必然であります。長期的にしっかりとした計画のもと、持続的な行財政運営をお願いいたします。  また、国立市のふるさと納税制度による赤字は平成29年度6,849万円。国立市は普通交付税不交付団体のため、地方交付税による補填はなく、純粋な税収減となります。国に対しては、ふるさと納税制度に対してしっかりと意見を述べていくこと。また、子供の貧困など、個別具体的な施策について寄附を求める制度をつくることをお願いいたします。  決算の審査においては、次年度の予算編成に資する審査に努めてまいりました。討論においても同様であります。平成29年度の決算討論においては、1つ目、教育を核にしたまちづくり、2つ目、健康・医療・福祉のまちづくり、この2点を要望いたします。  1つ目の教育を核にしたまちづくりに関しましては、平成28年度の決算討論において、幼児教育に関して外部のスーパーバイザーを招くことをお願いするとともに、地域の人材を生かすことをお願いいたしました。その件に関しましては、白梅学園大学との連携、地域人材を生かす中、幼児教育の施策が始まっていることを評価いたします。今後は、国立市が生まれたときから高齢者になるまで、全ての市民に対して質の高い教育の提供ができるまち、学び挑戦し続けるまちの具現化をお願いいたします。具体的には、放課後学習支援教室の拡充、学習支援事業の市内全域の拡大、企業・教育機関と連携した生涯教育の拡大、また、働く層にも配慮した夜間における生涯教育の講座の拡大をお願いいたします。  2つ目の健康・医療・福祉のまちづくりに関しましては、介護予防に関してソフト・ハード、さまざまな施策をトータルに組み合わせること。また、認知症になっても安心して生活ができる仕組みを整える認知症基本条例の制定をお願いいたします。  また、3つ目といたしまして、がんで苦しむ方が少しでも減るようがん対策基本条例をつくること、この3つをお願いいたします。  まず、フレイル、介護予防について、生涯教育、ボランティア、交通政策などトータルな施策を組み合わせて行う施策、よろしくお願いいたします。  また、次に、高齢者福祉における地域包括ケア、国立市は先進自治体と言われております。確かにそのとおりです。しかし、一方で、重い介護の負担に苦しむ御家族、また、認知症になったら徐々に地域とのかかわりが薄れてしまう、そういったことも見聞きしております。また、認知症の方の自己決定支援、こういった難しい問題もございます。こうしたことをトータルで考える認知症に関する基本条例の制定、お願いしたいところでございます。  3つ目はがん対策です。平成29年度は大腸がんのがん検診の特定健診とのセット検診、本格的に始まった年でもあります。これまで5%台だった健診率、27.8%まで向上いたしました。また、検診の人数もこれまでの1,500人ほどから7,554人と5倍になりました。こちらに関しましては、保健センターを中心といたしまして、がん対策に力を入れてくださった市当局に感謝を申し上げます。今後は、がん対策をトータルに考えるがん対策基本条例の制定を強く求めたいと思っております。  教育を核にしたまちづくり、健康・医療・福祉のまちづくり、この2点を要望いたしまして、みらいのくにたちといたしましての決算賛成討論といたします。 67 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、みらいのくにたちの討論を終わります。  続いて、新しい議会代表。11番、石井議員。                 〔11番 石井めぐみ君登壇〕 68 ◯11番【石井めぐみ君】 会派新しい議会を代表いたしまして、平成29年度一般会計決算並びに各特別会計決算に対し認定の立場で討論させていただきます。  平成29年度の経済状況を振り返りますと、対外景気の回復のもとで輸出や生産の持ち直しが続き、雇用や所得環境の緩やかな改善がようやく感じられる年となりました。国立市におきましても、歳入の大きな柱であります市税のうち、個人市民税所得割や新築家屋の増加に伴う固定資産税が増加しました。一方、法人市民税所得割は高額納税法人の修正申告による税額の減額などにより14.8%という大幅なマイナスとなりました。一法人の修正申告でこのような影響があるということは、まさに国立市における歳入の脆弱さを露呈するものであり、引き続き活動しやすい環境整備や積極的なプロモーションで企業誘致を促進する必要があると考えます。  地方交付税交付金は、前年度に引き続き普通交付税の不交付団体となっており、特別交付税が減少したためにマイナスとなりました。収納率は引き続き多摩26市ではトップとなっており、これによる市町村総合交付金における経営努力割の増など税収の増加につながっていることは、改めて評価されます。しかしながら、今後も不交付団体となる可能性や、これから見込まれる起債による実質公債費比率の悪化懸念などを考えますと、市独自の歳入の確保が不可欠であり、歳入をふやす努力を、視点を入れながらの市政運営が望まれます。  そのような意味から歳入の利子及び配当金を見ますと、64億円を超える基金積立金の利子配当金額が57万7,656円というのは余りにも少額で、運用とは言いがたい状況にあります。基金積立金の運用先は銀行の定期預金や普通預金となっており、預金が安全な預け先という認識そのものも含めて見直しが必要と考えます。そもそも基金の運用に関しましては、地方自治法第241条第2項に、確実かつ効率的に運用しなければならないことが規定されており、確実性とともにリターンを求めることが明記されています。既に都道府県や政令市などでは多くの団体が債券での運用を行っていることを考えれば、国立市も安全でかつ効率的な運用を目指すべきと改めて提言させていただきます。  寄附金に目を移しますと、いわゆるふるさと納税制度を活用する市民がふえており、返礼品を目的とした税の奪い合いにより税収が減ると、本来、市民が受けるべきサービスを低下させるおそれがあることが懸念されます。国立市においても6,849万円の赤字となっており、本来の趣旨を見失いつつあるこの制度の問題点を見直していただくよう国に働きかけるとともに、不交付団体のため税の補填もない国立市にとっては大変大きな痛手であることを市民に周知することも必要ではないかと考えています。  大手企業の参入が相次ぎ、ますます拡大するこの制度には、東京23区及び東京の他市町村などと連携して注視をしてください。また、使い道につきましては、包括委託先に全て任せるのではなく、あなたの御寄附でこんなことができますという具体的なイメージが湧くようなページをつくるなど、ガバメントクラウドファンディングとして積極的に活用するつもりで全国にプレゼンしていただきたいと思います。  雑入の広報広告収入では広報広告料収入、駅跨線橋広告料収入、庁舎案内板広告料収入、番号案内表示機広告料収入が全て28年度よりふえています。合計すると816万1,000円と、28年度より約256万円もふえており、広告代理店への委託料を差し引いても収益が伸びていることがわかります。今後もアウトソーシングできる部分は外部のプロに任せるなど、効率のよい行政運営を行うべきと考えます。  歳出では、人件費や扶助費など義務的経費が依然として伸びており、経常収支比率は前年度に比べ2.3ポイント悪化し、95.0%となりました。95%を超えると、総務省の財政運営ヒアリング対象団体となるおそれがあり、高齢化などにより今後も扶助費などが伸び続けることを考えれば、何らかの対策を講じなければいけない段階に来ていると認識しなければなりません。例えば扶助費の中で大きな割合を占める生活保護、中でも額がふえ続けている医療扶助の適正化を図るため生活習慣病の予防や、頻回受診の防止などには、日ごろからの啓発と地域での活動が大切と思われます。  高齢者の孤立防止の観点からも市民に御協力をいただきながら、元気で楽しく過ごせるまちづくりを行ってください。そのような観点から、市民の力を活用する生活支援体制整備に係る事業の充実と拡大を図ることや、補助金事業ではありますが、地域介護予防活動支援事業など市民の自主性を支援する施策を大切にすることで、国立らしいスマートな行政運営ができるのではないかと思います。  個別の事業につきましては、サービスが市民に届いているか、目的を達成できているか、合理的であるかなどの検証が必要で、時代に合わなくなった事業や、開始間もない事業の評価や見直しを丁寧に行うことも大切です。例えば子育て支援(応援)アプリ運用に係る事業ですが、アプリのダウンロード数はふえていますが、利用者の評価は大変厳しく、「文字情報ばかりで読むのが大変」、「イベントページには画像も地図へのリンクもなく、子供を抱きながら使えるようなアプリではない」などの声が寄せられています。現行の維持費で改善ができないのなら、思い切って見直す勇気も必要なのではないでしょうか。また、支出の根拠が曖昧な現金支給のような事業につきましても検証や見直しが必要と思われます。  校舎の老朽化や耐震補強などで大きなお金に目がいきがちな教育費ですが、国立市ではICT環境の整備や情報教育関連など新しい分野での投資がおくれていると感じています。デジタル教科書や電子黒板の普及率は東京都の中ではおくれをとっており、未来を担う子供たちへの投資はもっと積極的に行うべきと考えています。  特別会計におきましては、国民健康保険特別会計で保険者数が減少したことで赤字繰入額が1億1,658万円余り減少しましたが、介護保険特別会計や後期高齢者医療特別会計では、一般会計からの繰出金の額は増加傾向が続いています。自立的な運営を目指すという観点からは、保険税の適正化を図るとともに、市民の皆様には健康増進の啓発や積極的な社会参加などの呼びかけを行っていただき、医療費そのものの適正化を図る努力も続けていただきたいと思います。実際に市が行っている健康体操の取り組みなどで重篤な状態から回復されたというお声を頂戴していますので、地域の方々の御協力をいただきながら、相互で健康になる地域福祉の促進をお願いいたします。  前回も申し上げましたが、市民の力でできる事業は市民に任せ、行政がしっかりと支援をする。本来の自治のあり方を尊重するスマートな行政を目指すこと、また、限られた予算の中で歳出の削減ばかりを考えるのではなく、歳入をふやす工夫や努力もしていただき、国立らしい市政運営を行っていただくことをお願いして、新しい議会では、平成29年度一般会計歳入歳出決算及び各特別会計歳入歳出決算につきましては、いずれも認定とさせていただきます。 69 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、新しい議会の代表討論を終わります。  続いて、公明党代表。10番、青木議員。
                    〔10番 青木淳子君登壇〕 70 ◯10番【青木淳子君】 公明党を代表いたしまして、平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算並びに国民健康保険特別会計、下水道事業特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、いずれも認定の立場で討論いたします。  平成29年度の国の予算は5年連続過去最大を更新し、個人投資が持ち直し、雇用情勢も全国的には差がありながらも改善をいたしました。東京オリンピック・パラリンピックのいわゆる五輪特需があり、日本経済は緩やかに回復していると言われています。  この国立市においてはどのような状況だったのか。平成29年度決算は歳入299億4,297万円、歳出293億6,434万円となり、歳入は前年度を下回りましたが、歳出は前年度を上回り、依然として高い水準でありました。経常収支比率は前年度比2.3ポイント悪化し、95.0%となりました。平成28年度に引き続き普通交付税不交付団体となりました。  歳入の特徴としては、納税義務者数の増加に伴い個人市民税所得割が増加したこと、新築家屋の増加に伴い固定資産税が増加したことによります。納税義務者数の増加は定年延長や共働き家庭の増加などが要因とされ、平成29年度は個人市民税が平成28年度と比較し、5,000万円増の69億5,200万円となりました。生産年齢人口が増加したことは大変に喜ばしいことであります。  平成30年3月実施の国立市市民意識調査では、「ずっと住み続けたい」、「当分住み続けたい」の合計80.2%であり、高い水準を維持いたしました。また、子育て環境については、18歳以下の子供がいる市民を対象とした子育てしやすい環境が整っているかについては、「思う」、「わりと思う」の合計が55.6%と、前年度から5.7%増加しました。つまり、今まで一貫して進められてきた人間を大切にするまちづくりが市民にとって住み続けたいまちとして浸透し、市民がそれを望んでいるということが考えられます。さらに重要な視点は、基本構想にある次世代の育成であり、産んでよし 育ててよしのまちづくりです。この点を最重要課題として、今後も継続した行政運営をお願いいたします。  また、財政調整基金は取り崩すことなく、3億3,783万円積み立てることができたことは評価できると考えます。また、市税の収納率は、平成20年度の収納課創設以来、毎年向上しており、多摩26市では1位、全国でもトップクラスとなりました。市民の皆様の御協力に感謝申し上げるとともに、収納課職員の皆様が市民に寄り添い、創意工夫し、努力を積み重ねた結果であると心から敬意を表します。  増加を続けている歳出は、義務的経費である人件費、扶助費の伸びによるものです。特に人件費は退職者の増による退職金の増などによるものであります。職員給は前年度比でプラス3.0%、8,337万円の増となりました。これは職員数の増により給料が増加しているということによります。  平成30年2月8日に行われた財政改革審議会において、職員定数、人件費、時間外について是正していかなくてはならないとの御意見をいただきました。平成30年2月に策定された職員定数及び時間外勤務時間数の適正化計画では10年間で40人の削減をするとしています。財政改革審議会の御意見を真摯に受けとめ、この適正化計画がきちんと計画に沿って行われているか。毎年確認しながら、強い決意を持って進めていただくようお願いいたします。  平成29年度決算特別委員会において、ようやく複式簿記による統一的な基準の財務書類が出されました。固定資産台帳を整備し、貸借対照表などが出され、国立市の本当の資産や負債が出されました。住民1人当たりの地方債や住民1人当たりの総行政コストなど細かく示され、類似団体との比較や平成28年度との比較など、わかりやすい内容になっております。大変に評価される内容です。今後はこの財務書類を大事に活用していただきたいと考えます。  次に、国民健康保険特別会計に関してです。特定健康診査等未受診者対策に係る事業として、受診率向上のため、受診勧奨はがきを4つのグループに分けて個別通知が行われました。それにより1万436人にはがきを送付し、5,711人、54.7%と半数以上の方が受診されたという大きな成果を出しました。平成30年3月、第3期国立市特定健康診査等実施計画には1月31日付のKDBの詳細なデータが掲載されています。それによると、平成25年と平成28年を比較し、健診受診者と未受診者の医療費が5倍近く違うことが確認できました。健診を受診することで医療費がぐっと抑えられることは明らかであります。国立市にとって大変重要な事業ですので、大いに期待をしております。さらにこの事業をブラッシュアップし、国立市民の健康寿命の推進をお願いいたします。  次に、監査委員から出された決算審査意見書についてです。監査委員から3件の指摘事項として、保育所運営委託料及び公民館のデジタル教材使用料支出の失念、生活保護費の支給誤り、図書館システム運用における使用料の未執行など、適切な予算執行を徹底するように指摘がありました。  また、5件の要望事項として、補助金等交付に係る実績報告書等の記載漏れや記載誤りに対しての事務の徹底。円形公園の除草作業前の確認の徹底。キャビネットの鍵修繕、鍵の開錠代などの不要な支出に対して、再発防止の要望。原材料受け払い簿の事務の徹底。仕様書の記載事項についての十分な精査などなど、このような指摘要望事項の中には、平成27年度から過年度の支出が続き、不適切な予算執行はあってはならないと指摘を受けました。監査委員から指摘されているにもかかわらず、改善されていないことは大きな問題であると考えます。適切な事務執行がなされているのかどうか甚だ疑問であります。副市長より徹底して改善するとのことでしたので、監査委員から指摘があったことは真摯に受けとめ、監査を大事にしていただきたいと強く要望いたします。  また、時間外勤務の事務報告書の内容に関して、中川委員の指摘により決算審査を暫時休憩し、事務報告書の一部の差しかえが行われました。事務報告書に記載される内容は決算審査において大変に重要な資料であります。今後は審査の途中で差しかえることのないよう十分留意し、報告書の作成をしていただくことを要望いたします。  適正な事務執行とは言いがたい事実もありましたが、その後、改善策を講じ、適切に事務執行が行われていると考えます。永見市長の将来を見据えた財政改革、行政改革に期待をさせていただき、各会計決算に対して、公明党の認定の討論といたします。 71 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、公明党の代表討論を終わります。  最後に、自由民主党・明政会代表。22番、青木議員。                 〔22番 青木 健君登壇〕 72 ◯22番【青木 健君】 自由民主党・明政会を代表して、平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算並びに各特別会計歳入歳出決算に対し認定する立場から討論をさせていただきます。  平成29年は、予算の際にも申し上げましたように、これまでのアベノミクス効果によりGDPが名目、実質ともに増加し、企業収益が過去最高を記録するとともに、就業者数の増加や賃金のベースアップという経済の好環境が実現された年であります。  また、政府・自民党においては、それにあわせて新三本の矢として、希望を生み出す強い経済を目指し、名目GDP500兆円を戦後最大の600兆円にする成長戦略を展開するとともに、夢を紡ぐ子育て支援として、多子世帯への重点的な支援である待機児童ゼロや幼児教育の無償化の拡大、結婚や出産の希望が満たされることによる希望出生率1.8がかなう社会の実現及び安心につながる社会保障である生涯現役社会の構築や多様な介護基盤の整備と、介護休業等を取得しやすい職場環境整備による介護離職者を生まない社会の実現への第一歩を明確に打ち出した年であります。  そのような中で永見市政においても、従来の施策を継承し、誰もが住んでよかったと言える国立市を実現するため、さまざまな施策を展開してこられました。また、予算現額307億円に対し、決算額293億8,000万円、執行率95.7%。そして、決算審査意見書によれば、各会計歳入歳出決算の係数に誤りはないが、執行状況では事務処理の漏れによる不適切な予算執行や適正でない事務処理というミスや、複雑な流充用が解消されていない点は指摘せざるを得ないものと思います。  そこで、款ごとの一般会計歳出を見てみますと、不用額が発生することは仕方のないこととしても、執行率が95%を下回るもの、特に予算額の大きな款3民生費においては7億8,000万円もの不用額を生み出しており、不用額全体の73%を占める結果となったということはしっかりと認識していただく必要があるとともに、次年度以降の予算配分においても考えるべき点だろうということを指摘させていただきたいと思います。  次に、国民健康保険特別会計における一財からの繰り入れが11%も減額となった点などは、独立採算を旨とすべき特別会計において、大変良好な改善が図られていることと認識し、下水道事業特別会計における繰入金の減とともに高く評価させていただきたいと思います。あわせて、不納欠損額の大幅な減は、職員皆様の不断の努力による高徴収率という点も称賛すべき点であると思います。  ただし、必ずと言っていいほど複数年にわたり監査委員から指摘及び改善を要求されている点については、行政当局としては深く反省をしていただかなくてはならない点であり、今後の改善を期待させていただきます。  そこで、何点か我が会派からの指摘及び要求を申し上げたいと思います。まず、歳入増の施策の展開についてでありますが、いかにアベノミクスによる過去最高の企業収益やデフレスパイラルからの脱却があるとはいえ、各企業においては、今後の減益に備えた内部留保を優先に考えている現状において、企業誘致を声高に叫んでも、おいそれとは実現できないものと思います。  そこで、地元にある、現在の学長が国立一中のOBでもある一橋大学と協働し、産学官の連携による誘致活動を展開されてはいかがかということを提案させていただきます。また、現在、微増状態である市民増は、はっきり言って行政努力とは言えない自然増ではないでしょうか。そこで、区部並みとまでは言えませんが、幼稚園入園料補助金の引き上げ、あるいは未就園児自宅保育給付金を他市に先駆け一番初めに導入し、他市との差別化を図る、つまりはどのまちよりも子育てしやすい国立市を大々的に打ち出すことが肝要ではないか。そしてその上で、現在展開中、あるいはボトムアップを考えているさまざまな子育て支援策のアピールをしていけば、子育て世代の移住や定住化の起爆剤になると思いますが、いかがでしょうか。  しかしながら、この点を申し上げますと、市長部局からは必ずと言っていいほど、金額アップの都市間競争に巻き込まれ、財政規模の小さな当市では太刀打ちできなくなるということを言われますが、私からすれば、やりもしないで何を言っているんだ。むしろ子育てに関する、これはという目玉政策がないから都市間競争に巻き込まれるのを恐れているのではないかと申し上げさせていただきたいと思います。  次に、歳出について、1点1点見ていきますと、その理由については理解できますが、トータルとして見ると、10億円を超える不用額はいかがなものでしょうか。この分がさきに述べた未就園児在宅保育給付費に使われていればと思うのは、私だけではないと思います。  そこで、行政評価システムのさらなる運用と予算への反映、情報システム最適化支援事業委託による効果増、これからの公共施設の在り方審議会による公共施設のより効果的な配置及び利活用と、行政による利用料減免団体の安易な認可の廃止とスポーツ施設との整合性が図られることを要望するものであります。  次に、南部地域整備についてですが、1点目として、谷保の原風景保全基金の使途目的と目標額の明確化、狭隘道路整備の一層の促進のための新たな施策の導入及び3・4・10号線整備業務委託を東京都都市づくり公社に委託し、地元業者の参入機会を奪うような業務展開をしないこと、交通不便地域に対するデマンド型交通導入のための調査自体はよいが、施策の展開に当たっては、他地区における失敗例を十分に検討し、その轍を踏まないことを強く要望させていただきます。  以上、会派の時間枠の中では私に与えられた時間が大変短かった都合で質疑ができなかった点も含め要望事項とさせていただきたいと思います。  最後に、特別会計から国保会計について2点申し上げたいと思います。  1点目は、款8項1目1節13委託料へ予備費から250万円にも上る充用がされたことは、予算積算段階におけるミスであるということは申し上げねばならないと思います。  2点目として、特定保健指導委託料と健診受診率向上等委託料については、目的は明確でありますが、その効果額に対する検証がなされているとは言えません。数字としてあらわすのは難しいことは十分に承知をしておりますが、せめて医療費抑制の効果目標額を掲げ、評価していただきますことをお願いさせていただきたいと思います。  以上を申し上げ、自由民主党・明政会を代表しての認定討論とさせていただきます。 73 ◯議長【大和祥郎君】 以上で、自由民主党・明政会の代表討論を終わります。  以上をもちまして、会派代表討論を終了し、これより採決に入ります。まず、認定第1号平成29年度国立市一般会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。本決算を認定することに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本決算は認定することに決しました。  続いて、認定第2号平成29年度国立市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。本決算を認定することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本決算は認定することに決しました。  続いて、認定第3号平成29年度国立市下水道事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。本決算を認定することに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本決算は認定することに決しました。  続いて、認定第4号平成29年度国立市介護保険特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。本決算を認定することに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本決算は認定することに決しました。  最後に、認定第5号平成29年度国立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。本決算を認定することに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本決算は認定することに決しました。  この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の日程が終了するまで会議時間を延長したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本日の会議時間は延長することに決しました。  ここで休憩に入ります。                                     午後3時44分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後4時20分再開 74 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  この際、御報告いたします。休憩中に議会改革特別委員会副委員長の辞任願が提出され、本日付で委員会において許可しております。それに伴い議会改革特別委員会副委員長の互選を行っておりますので、その結果について、議会事務局長より報告いたします。議会事務局長。 75 ◯議会事務局長【内藤哲也君】 それでは、議会改革特別委員会副委員長の互選の結果について御報告を申し上げます。  副委員長   藤江竜三議員。  以上のとおりでございます。 76 ◯議長【大和祥郎君】 ただいまの報告のとおりであります。  続いて、御報告いたします。休憩中に議会改革特別委員会委員の上村委員より辞任願が提出され、議長において本日付で許可しております。  以上、御報告申し上げます。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第46 議員提出第11号議案 国立市議会基本条例の一部を改正する条例案 77 ◯議長【大和祥郎君】 日程第46、議員提出第11号議案国立市議会基本条例の一部を改正する条例案を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。22番、青木議員。                 〔22番 青木 健君登壇〕 78 ◯22番【青木 健君】 議員提出第11号議案国立市議会基本条例の一部を改正する条例案について、提案理由の説明をさせていただきます。  本議案は、平成29年12月に設置されました議会改革特別委員会の協議を踏まえ、議会の活動原則として男女共同参画に係る事項の追加等を行うため、議会基本条例の一部を改正するものでございます。  なお、議会改革特別委員会の経過と結果の詳細は、日程第48で御報告いたしますので、御了承いただければと存じます。  改正の内容でございますが、初めに、前文中の「国立市平和都市宣言」の次に「及び国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」を加えるものであります。  次に、第2条に第6号として、「男女共同参画に努めること」を加え、議会活動の原則として規定するものであります。  次に、会派を規定する第4条第1項中「又は」を「及び」に改め、「議員は、議会活動を行うに当たり、理念及び政策を共有する1人以上の議員で構成する会派を結成することができる」とするものであります。このことにより、会派の政策集団としての位置づけを強化するものであります。  次に、議会運営について交渉できる所属議員3人以上の団体である、交渉団体を規定する第4条第5項中「2人以下の」を削り、「会派は、」の次に「相互に協議の上、」を加え、会派は、相互に協議の上、交渉団体を結成することができるとの規定とするものであります。  次に、議会図書室の充実を規定する、第19条第2項を整理し、「議会は、議会図書室の活用に当たっては、議員の政策立案及び市民への情報提供のために市立図書館及び市が設置する情報公開コーナーとの連携に努める」との規定とするものでございます。  最後に、付則として、この条例は、公布の日から施行する旨を規定しているところであります。  提案説明は以上でございます。議員の皆様には提出者となっていただいているところでございますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 79 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第47 議員提出第12号議案 国立市議会会議規則の一部を改正する規則案 80 ◯議長【大和祥郎君】 日程第47、議員提出第12号議案国立市議会会議規則の一部を改正する規則案を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。22番、青木議員。                 〔22番 青木 健君登壇〕 81 ◯22番【青木 健君】 議員提出第12号議案国立市議会会議規則の一部を改正する規則案の提案理由の説明をさせていただきます。  本議案は、先ほど御議決いただきました議員提出第11号議案と同様、議会改革特別委員会の協議を踏まえ、提出するものでございます。  改正の内容でございますが、初めに、欠席等の届け出を規定する、第2条中「出産」を「看護、介護、育児」に改め、本会議の欠席事由の細分化を行うものでございます。  次に、同条に第2項として、「議員は、本人またはその配偶者の出産(出産前及び出産後の期間を含む。)のため出席できないときは、日数を定めてあらかじめ議長に届け出ることができる」との規定を追加し、出産に係る手続を明確にするものであります。  最後に、附則として、この規則は、公布の日から施行するものであります。  提案説明は以上でございます。議員提出第11号議案と同様、議員の皆様には提出者となっていただいているところでありますが、御審議のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。 82 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。
                     (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ討論を打ち切り、採決に入ります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、本案は原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第48 議会改革特別委員会報告 83 ◯議長【大和祥郎君】 日程第48、議会改革特別委員会報告を議題といたします。  特別委員会委員長から報告を求めます。22番、青木議員。                 〔22番 青木 健君登壇〕 84 ◯22番【青木 健君】 それでは、ソーシャルインクルージョンを先駆ける議会を目指して協議をしてまいりました、国立市議会議会改革特別委員会の御報告をさせていただきます。  平成29年12月21日、大和議長の諮問を受け、国立市議会議会改革特別委員会が議長を除く全議員参加のもと立ち上がりました。本特別委員会は、平成27年全国初と言えるソーシャルインクルージョンの概念を取り入れ施行した国立市議会基本条例の点検、必要に応じた見直し及び財政改革審議会からも指摘を受けている議会費全体について検証する2つの部会からできており、正副委員長もそれぞれの部会に部会員として参画するという形態で協議を進めることになりました。その後、委員会を年明けの1月9日から開催し、本日まで8回にわたる審査を重ねるとともに、議会基本条例点検部会16回、議会費検証部会15回という、短期集中的な中でも慎重な審査を重ねてまいりました。その間それぞれの会派や議員の立場の違いはあっても、それを乗り越えて一致点を見出そうとする姿は委員長としても大変うれしく、御尽力いただきました全ての皆様に対し、衷心より厚く御礼を申し上げます。  あわせて、御多用中にもかかわらず、私ども国立市議会議会改革特別委員会に専門的知見よりスーパーバイズを賜りました山梨学院大学、江藤俊昭先生、地方議会総合研究所、廣瀬和彦先生、そして市民説明会に御参加いただき多くの貴重な御意見をくださいました市民の皆様にも心からの御礼を申し上げさせていただきます。  そこで、これまでの審査の経過と結果について御報告をさせていただきます。  初めに、議会基本条例点検部会についてでありますが、本部会は16回にわたる会議を開催し、議会基本条例の目的である市長との緊張関係、開かれた議会、住民福祉の増進が達成されているかを点検し、議会費の検証以外の適切な措置を協議検討してきました。  そこで、これらの協議を始めるに当たって、まずは全員による条例点検を開始し、膨大な量とはなりましたが、議会の現状認識や方向性について、各会派と委員の意見を全て出しました。そこで点検シート上に3つの目的が達成されたかどうかの評価を行い、必要な措置を含め部会で協議すべき論点を出しました。  そして、合意して進められそうな課題、合意は難しくても議論すべき課題、それぞれ3つ程度に絞り込み、優先順位をつけて協議することを考えましたが、全てに先入観をつけずにワーキンググループと部会で時間をかけて協議する方法を選択した結果、最後まで意見が分かれて両論併記となったのは1テーマのみで、他は全て一致点を見出すことができました。  これはさまざまな考えを持つ議員が、互いの意見の相違を排除せず、議会基本条例の3つの目的に沿って、よりよき議会にしていこうと思いを一つにしてじっくりと議論を重ねた結果であり、このプロセスこそがまさにソーシャルインクルージョンの概念を実施できていたものと言えると思います。  次に、各テーマについての協議の経過と結果を御報告いたします。  協議テーマ1の前文及び第2条にある基本条例での「市民」についてでありますが、結果としては今後も協議を続ける課題として申し送ることとなりましたが、主な意見としては、市民は住民に含まれるのでこのままでよい。市に何らかの形でかかわる市民の姿は多様なので、矛盾なく定義すること自体、無理がある。さまざまな立場の個人・法人が議会活動の場において自己の意見が表明できるよう、市民の定義は、できる限り広くとるべきである。また、前文には、「自治体の議会は、日本国憲法により定められた、主権者である市民に選ばれた議員」とあるが、在勤・在学者等は議員を選ぶことができないので、趣旨及び解説の定義と前文にはそごがあると考えられるので調整すべき等の意見がありました。  次に、協議テーマ2、ソーシャルインクルージョンに配慮した議会についてでありますが、論点としては、「ソーシャルインクルージョンの理念に配慮」は、市長部局や議会では浸透してきている。これらは推進に向けた具体的な仕組みをつくる段階に入ったのではないかとのことから、前文、条文及び逐条解説は現状のままでよいが、研修等を通して認識を一致させる必要があるのと、具体的な配慮の研究が必要との結論に至りました。  次に、協議テーマ3、会派についてでありますが、第4条の「議員は、議会活動を行うに当たり、理念又は政策を共有する1人以上の議員で構成する会派を結成することができる」について、その位置づけと結成条件が明確になっていないので、趣旨及び解説に、「地方自治法では表決の権利は会派ではなく、各議員に帰属します」と「会派内で共有した理念及び政策に基づき、議会運営や政策立案等に関して会派内外の合意形成に努めます」との二文を追記することと、市民にわかりやすくするため、会派結成(変更)届に理念及び政策を明記するとの結論になりました。  次に、協議テーマ4、交渉団体についてでありますが、第4条第5項の「2人以下の会派は、交渉団体を結成することができる」について、2人以下の会派だけでは複数会派共同の概念が示されておらず、記述が不十分であり、条文が現実と合っていないことから、「会派は、相互に協議の上、交渉団体(議会運営について交渉できる所属議員3人以上の団体をいう。)を結成することができる」に条文の一部を改正することとしました。  次に、協議テーマ5、政策形成サイクルについてでありますが、現行では、議員個人が取り上げるにとどまっている市民の意見をどのようにして政策形成サイクルに結びつけていくかが論点となり、第5条の趣旨及び解説に、「市民の意見については、常任委員会において慎重な熟議を進めます。常任委員会の賛同を得た意見は、さらに市議会全体の意思とするため会派代表者会議の審議事項とします。会派代表者会議の承認を得た意見について、議長名で市当局に意見を提出します」という項目を追記するとともに、議会としてその後のフォローアップに努めることとしました。  次に、協議テーマ6、地方自治法に抵触しない附属機関の設置についてでありますが、第18条に示す附属機関は、地方自治法に基づくものか、基本条例に基づくものかが明確になってないため、趣旨及び解説に「附属機関は地方自治法に規定があり、議会での設置は想定されていません。本条の附属機関は、条例が規定する附属機関です」を追記することとしました。  次に、協議テーマ7、議会図書室の活用についてでありますが、現状の議会図書室ではセキュリティー上、市民の入室は難しく、環境整備をするには場所の変更や庁舎の建てかえが想定されるため困難である。そこで、趣旨及び解説を「市民への情報提供のため積極的に連携の強化」とし、第19条第2項を「議会は、議会図書室の活用に当たっては、議員の政策立案及び市民への情報提供のために市立図書館及び市が設置する情報公開コーナーとの連携に努める」ということに条例の一部を改正することに決まりました。  次に、協議テーマ8、災害時の対応全般・防災についてでありますが、災害において、各地域の議会がどのような対応をしたか。安否確認訓練を定期的に実施すべき、また、災害支援会議設置要綱と災害支援マニュアルの具体的な運用方法の検討が必要との考えから、第24条の趣旨及び解説を、「災害の発生等により、市に対策本部が設置された場合の議会の対応については、対策本部の支援を主目的とし、国立市議会災害支援会議設置要綱及び国立市議会災害支援マニュアルに基づき、的確かつ迅速な対応に努めます。また、議員は、災害発生時にはできるかぎり速やかに、議長へ自らの安否や所在、活動状況を連絡します」と改正することとしました。  最後に、協議テーマ9、産休・育休・病休についてですが、男女平等や多様な性の平等参画を目指すという観点からも現実に即したものにするため、さまざま意見交換がなされ、条例前文に「及び『国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例』、第2条第6項に、「男女共同参画に努めること」という一文を追記するための条例改正をすることとしました。  また、会議規則第2条、欠席等の届け出に「看護、介護、育児」を追加。第2項に「議員は、本人またはその配偶者の出産のために出席できないときは、日数を定めてあらかじめ議長に届け出ることができる」旨を追加する改正を決めました。  以上で議会基本条例点検部会の報告とさせていただき、続いて、議会費検証部会の報告をさせていただきます。  議会費検証部会では、協議に入るに当たって、まず、議員とは何かという点から確認しました。それにより地域民主主義を具現化する議会には重い責任があり、二元代表制をコストのみで定数や報酬を捉えるのではなく、議員の存在意義や役割を明確にし、その成果を市民に還元するに適した議会費のあり方を検討することとし、議論の結果、位置づけられた議員の役割は、1)地域民主主義の担い手、住民の代表として、住民の意見が行政に反映されているか監視し、行政に政策提案していく。2)一般質問などを通じて市民の声を行政に届ける。3)行政の提案に対し議決権を行使し、市の意思とするかどうか判断する。4)国など関係機関に、意見書を提出する。5)情報を公開する。6)審議会やオンブズマンと違い、多様な市民の意見を行政に反映させるという憲法や地方自治法に定められた固有の権能があることを踏まえ、その権能を十分に発揮するために必要な政務活動費、議員報酬、期末手当、議員定数について議論を進めていくこととしました。  そして、検討した項目の結果を報告するに当たり、どのような方法をとるかについても議論した結果、多数意見を報告するのではなく、それぞれの意見を正確に報告することといたしました。  まず、政務活動費についてでありますが、月1万円増額すべきとする意見として、議員として研さんを積む上で、研修や視察が必要であり、現状の月1万円では賄えていない。議会報告を作成し市民に情報提供しているが、年2回分にしかならず、十分な報告ができていない。現状を維持する意見として、現状の金額で視察や研修に参加できている。スーパーバイズやパブリックコメントに政務活動費は不要という意見がなかった。廃止する意見として、課題となっている使いづらさの解消に至っていない。議員報酬に活動費が含まれているので、正当性を見出せない。  次に、議員報酬について、現状維持とする意見は、前回の議会改革特別委員会で検証してから、新たな条件や指標が示されていない。生活保障の要素を踏まえ、管理職の年収程度にすべきと考えるが、今はまだ議会で整理されていないので。議員報酬は生活費プラス活動費の側面があり、勤労者の平均賃金と単純比較はできない。削減する意見として、議員報酬を1万円下げ、政務活動費を1万円増額すれば議員活動の見える化が図られる。議会改革の担保がなければ住民からの納得が得られない。パブリックコメント等で削減の意見が出されている。  次に、役職加算については、現状を維持する意見として、役職のあるなしで段階的な格差をつくると、いずれは役職をめぐる政治的な争いとなり、市民不在の対立を生む。役職手当は月額報酬に加算すべきと考えるが、その議論がなされていないので。役職加算がなくなると年収減となり、多様な人材確保と議員活動に影響が出る。廃止する意見として、パブリックコメントにあるように市民から十分な理解が得られていない。根拠を明確に説明できない。  次に、期末手当については、東京都人事委員会勧告に準拠する意見として、客観的な指標に準拠するほうが市民の理解を得られる。東京都人事委員会勧告は上がるときもあれば、下がるときもあるので。現状維持とする意見は、東京都人事委員会勧告は全ての市民の期末手当のありようを示したものではない。管理職の年収に見合うような議員報酬のあり方を採用すべきだが、そのような考え方が議会で整理されていないので。東京都人事委員会勧告が引き上げの勧告をしても、相当なインフレにならない限り上げる必要はないと考える。  最後に、議員定数については、定数21人に削減すべきとする意見。3常任委員会それぞれ7人が妥当である。地方自治法では議員は委員会に所属しなくてはならないとされており、議長も委員会に所属すべきで、21人プラス議長の22人は成り立たない。人口12万2,000人の国分寺市が定数を24人から22人に削減したことを考えると、7万6,000人の国立市で22人は多いと考える。定数18人へ削減すべきとする意見。将来的には定数15とすべきと考えるが、市民が望む、より多くの意見を反映できる議会改革では、急激な削減には懸念が生じると考える。議員間討議ができ、行政への監視や政策の提言を行うには1委員会6人が妥当である。現状維持とする意見。地域民主主義の実現のためには、多様な市民の意見を拾う必要があり、パブリックコメントの多くは削減に反対であるから。市の人口が増加しているにもかわらず、削減することは、切り捨てられる市民の声があることになる。地域の課題解決、人材の多様性の確保、少数意見の保障と、将来世代が立候補しやすい定数の確保が必要と考える。  以上、御報告とさせていただきますが、このような結論に至る協議の経過につきましては、報告書本編に詳細に記載してありますので、御参照願います。  また、資料編には学識経験者によるスーパーバイズや助言、市民の皆様から寄せられた御意見やパブリックコメントに対する回答及び議会基本条例施行後の実施状況等も掲載させていただいておりますので、こちらも御参照のほどお願い申し上げます。  なお、本日急遽開催いたしました議会改革特別委員会におきまして、12月3日付で上村副委員長の副委員長辞任願が全員異議なく認められ、欠員となりました副委員長に藤江議員が選出されました。また、上村委員におかれましては、議会改革特別委員会委員も辞任をされましたことを追加で御報告をさせていただきたいと存じます。  さて、本委員会もこの報告書をもちまして解散となりますが、議会改革にはこれで終わりということはありません。次の時代、またその次の時代と、私たち国立市議会は必要な改革を断行し、より一層市民の皆様に信頼され負託に応えられる議会を目指し尽力してまいることをお誓い申し上げさせていただきたいと思います。  最後になりますが、本特別委員会の運営に対し、私たちをサポートしてくださいました議会事務局の皆様に衷心より厚く御礼を申し上げ、委員長報告とさせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。 85 ◯議長【大和祥郎君】 報告が終わりました。委員長報告に対し質疑を承ります。1番、上村議員。 86 ◯1番【上村和子君】 今、報告がありましたように、私はこの1年間、副委員長というものを立候補いたしまして、懸命に委員長を支え、そして議長の諮問に応えるべく、条例部会、そして議会費検証部会の皆さん方がつつがなく自分たちの思いを存分に話し合って進めていただきたいというスケジュール管理を懸命にやってきたつもりです。その結果、いい報告書ができたと私自身は深く喜んでおりました。  こういう議会改革をやらなければ、多数決ではなくて、今委員長が言いましたけれども、みんなで取り組んで乗り越えていく、議会力をつけていく、そのために議会改革特別委員会は開かれ、そのような議会に変わっていかなければいけないという決意のもと、私自身は6者会議の運営、議会事務局の職員さんの日々の努力、そこに報いるべく懸命にやってきました。その私がなぜ断腸の思いで特別委員会の副委員長を辞し、そしてさらに委員までやめて、今ここで質疑しなければいけないのかと思うと本当につらいです。  それは、これから先に出てくる議員定数1名削減の議員提出議案、これが出たためですけれども、それはそれとしてそこで論ずるにしろ、この議会改革特別委員会の最終報告書と、その内容と矛盾する結果の議員提出議案が平気で並んで出てくる。一体何のために私たちは1年間やってきたのか。市民の皆さんに聞いてもらいたいと思いました。だから私は副委員長を辞し、責任上辞し、このままでは議会改革は、国立市議会が市民の信頼を得られないと思いました。私たちは議会改革特別委員会の中でいただいたパブリックコメント、そのことを誠実に受けとめる責任があります。  そういうことで委員長のほうに、また、新しくなられた副委員長の藤江委員のほうにもぜひ回答をフォローする意見を出していただきたい。本日、議会改革特別委員会はこのような膨大な資料と膨大な報告書、この2冊を出しております。全てを委員長だったらわかっているはず、副委員長だったら全てをわかっているはず、その前提でお伺いいたします。(「それは失礼だよ」と呼ぶ者あり)失礼じゃないでしょう。委員長はわかっているでしょう。皆さん、議員全員わかっていなきゃいけないんですよ。言いますよ。  では、質疑ですが、そんなにたくさん細かには聞かないし、そんな大谷議員とか遠藤議員が言うほど意地悪はしませんから。大きな問題だけを聞きます。(「失礼だよ」と呼ぶ者あり)失礼ではありません。委員長報告は議長が認めたんじゃないですか。どこが失礼ですか。私のどこが失礼か。(「そういう言い方が失礼だと言ってる」と呼ぶ者あり)遠藤議員の私に対する失礼だというのは誹謗中傷ですからね。私は当然認められて、委員までやめて、皆さん方は私に対して失礼って言いますか。何が失礼ですか。 87 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いいたします。 88 ◯1番【上村和子君】 では、委員長に伺います。委員長は壇上で、議会費検証部会の結論の中でこうおっしゃっています。地域民主主義の担い手としての議会ということで、主に議員定数に限って言います。議員定数をコストのみで考えてはいけないということを言っておられます。そして、最終的には多数意見を報告するのではなく、それぞれの個々の意見を報告するという結論に達したというふうにおっしゃっています。では、伺いますけれども、なぜ多数意見を報告するのではなく、個々の意見を報告しようと、そういうふうな結論になったのか。そこに対する説明がありませんでした。そこに対しての説明を求めます。 89 ◯22番【青木 健君】 これは部会で皆さんが協議をしていただいた結果、そのように決まったということで、委員長としては部会長よりその報告をいただき、そしてこの場において報告をさせていただいたということであります。 90 ◯1番【上村和子君】 ということは、議会費検証部会の皆さんはこれでいいと、これが議会費検証部会の結論であると。多数意見を報告するのではなくて、それぞれの個々の意見を報告するのが議会費検証部会の結果であると、最終結果であると、そのことで合意をされたから、これで出てきたと解釈してよろしいですか。 91 ◯22番【青木 健君】 済みません、ちょっと言い回しが私には理解できないので、大変申しわけないんですけど、再度おっしゃっていただけないでしょうか。 92 ◯1番【上村和子君】 再度伺います。私は、今、壇上の報告をお聞きいたしまして、議会費検証部会、まさしく、──議員定数だけに限って言わせていただきます。議員定数の議会費検証部会の結論、そしてそれを踏まえた議会改革特別委員会での結論は、多数意見を報告するのではなく、それぞれの個々の意見を報告するという結論で合意されて、それに対する異議はなかったということでよろしいですか。議会改革特別委員会の結論はそういうことで、多数意見ではなくというところで合意されたと解釈されます。それに対する異議は出なかったということでよろしいですか。 93 ◯22番【青木 健君】 部会の中においては、その協議の中でさまざまな意見が出されておりました。当然、現状維持とする意見、それから削減する意見には反対という意見、それからまた、18人あるいは将来的には15人とすべきという意見、それに対する反対の意見等もございましたが、報告をするに当たっては、このような形がよろしいのではないかということで合意がとれたところでございます。 94 ◯1番【上村和子君】 このような形がよろしいのではないかということで、多数意見でやるのではなく、個々のそれぞれの意見を併記して、それを議会改革特別委員会の結論とした。(「結論じゃない、報告」と呼ぶ者あり)でも結論ですよ。最終結論を報告にまとめるんじゃないですか。(「また部会をやらなきゃいけない」と呼ぶ者あり)もう1回やればいいじゃないですか。そんないろいろ言っていたら、またおくれますよ。私、まとめて今言っているんですよ。  では、委員長に次の質疑をします。11月5日の議会だよりですが、これは私も入っておりましたので、これは議会費の4テーマについて市民の皆さんにお聞きしているパブリックコメントの材料になっております。これは、議員定数については、議会費検証部会は議員定数、現行定数22名について、定数を削減するということでお聞きになっておられます。これ事実ですよね。  それに対してパブリックコメントを出していただきました。市民説明会でも伺いましたし、それで集まったパブリックコメント、市民の意見の多数は、24人来たうちのほとんど90%以上は定数削減に反対するという市民の意見ではなかったでしょうか。これは事実確認です。 95 ◯22番【青木 健君】 済みません、何件中何件ということについては、申しわけございませんが把握をしておりませんが、定数削減に反対する意見が多かったということについては事実でございます。なお、このパブコメの求め方についてですが、部会の中で協議をした結果、例えば現状維持とする、また1名削減とする、あるいは18人とするようなことで掲載すると、これは市民の皆さんが答えをしていただくのに戸惑いが生じるということが危惧されるということで、部会の中においてはパブコメに載せる文言としての決をとりまして、そのような文言を載せたという経過でございます。 96 ◯1番【上村和子君】 その経過は、私もそのとおり了解しております。いずれにしろ11月5日号に、議会改革特別委員会として、議会費の議員定数については定数を削減するということで市民の皆さんにパブリックコメントをとりました。結果、集まった市民の意見は定数削減に反対でした。削減してもいいと書かれた市民の声は1人しかいなかったと思いますが、その大多数の削減反対という市民の声が、最終結論を出すときに十分議会改革特別委員会では配慮されたというふうに、──当然配慮されなければいけないんですけれども、当然配慮されているというふうに解釈してよろしいですか。 97 ◯22番【青木 健君】 十分かどうかということについては個人の認識でありますので、私からお答えはできませんが、配慮はされているものと委員長としては考えております。 98 ◯1番【上村和子君】 十分議会改革特別委員会の結論に配慮されているとおっしゃっています。では、どこが配慮されているのか、その結論のところを教えてください。 99 ◯22番【青木 健君】 ですから、それにつきましては、意見を一つに、例えば多数決で決めて報告をするということではなくて、さまざま意見があることについては、そのまま御報告をさせていただくということであろうと思います。 100 ◯1番【上村和子君】 そこも私の解釈と同じです。つまり、11月5日の議会だよりに載せたパブコメの中では、議会費検証部会は、多分、多数の意見のところで削減するということでまとめて聞いてみたけれども、集まった市民の意見の大半は削減反対であったと。それを配慮に入れて、結論としては、多数意見をとるのではなく、それぞれの個別の意見を出すことで、それを最終結論としたと、こういう経過です。そして、委員長に伺いますが、この結果について、議会は最大このことに責任を持たなければいけないのではないでしょうか。 101 ◯22番【青木 健君】 議会で責任を持たなければいけないというのは、特別委員会に関しましては、こういう結果になりましたということについては、これは責任を負わなければいけない点であると思います。ただし、個々の議員の考えについて、私がどうのこうの言える立場ではありませんので、それはちょっと差し控えさせていただきたいなというふうに思います。 102 ◯1番【上村和子君】 私は、青木健、一議員に聞いているわけではありません。議会改革特別委員会の委員長として聞いています。議会改革特別委員会として正式にパブリックコメントをとって出てきた市民の意見は、参考意見ではありません。ちゃんと配慮して、その旨の結論を出したならば、そこに沿った議会改革をやらなければいけないんだということを言いたいわけです。その責任があるのではないでしょうか。これは市長部局のものも全てそうですよ。パブリックコメントをいいかげんにとってもらっては困るわけです。パブリックコメントというのは形ではありません。特に今回の場合、懸命に集めて、ほとんどの市民が反対の声を上げている中で、その声は重たいと。そのことを踏まえて最終的な報告にまとめたのならば、そのことを少なくとも今の議員全員が、特別委員会は全員参加ですから、反論があったら幾らでも言えました。議会改革特別委員会は開かれて、最終的に部会の結論をみんなで議論するときもありましたし、幾らでも言えた。1人も文句を言わなかった。みんな心を一つにしてとっていきました。だからこそ、この議会改革で、今委員長が出した議会改革特別委員会、大和議長から諮問を受けて出された報告書、最初から最後まで、私たち議員が全員、心して責任を持って誠実に向き合っていかなければいけない。その責任を負って、今委員長は提出したんじゃないんですか。議会改革特別委員会の報告書に対して、これは市民に対して報告しています。議長に対しても報告しているけれども、そのことをちゃんと誠実に受けとめて、そのことに沿った議会改革をやっていかなければいけない。その責任を今負っているということの責任を委員長に聞いているわけです。もう一度お答えください。 103 ◯22番【青木 健君】 それぞれの委員がパブコメをいいかげんに扱っているとか、そういうことではないと思います。真摯に受けとめる中において、それぞれが議員の活動の中において判断をしているということであろうというふうに私は思っております。ですから、パブコメをとったから、それに従わなければいけないというのは、それは上村議員個人の考えであり、全議員がそういうふうに思っているわけではないというふうに私は判断をしております。 104 ◯1番【上村和子君】 私はそんなことは言ってないですよ。私はパブコメをとるときに……(「こんなことになるんだったら、おかしいじゃない。部会がおかしいんじゃないか」と呼ぶ者あり)大谷議員、本当にうるさいです。(「うるさくないよ。部会のやり方がおかしいんじゃない。報告にけちつけるんだったら、部会やり直そうよ。そういうことでなかったでしょう、俺が言ったのは。俺は言ったんだから」と呼ぶ者あり) 105 ◯議長【大和祥郎君】 お静かに願います。今、上村議員の質疑の途中ですので、よろしくお願いします。 106 ◯1番【上村和子君】 私は、全てのタイムスケジュールを担わせていただいておりました。ですから、議会費検証部会がどういう話し合いをしてきたか。そして、条例部会がどういう動きをしてきたか。逐一部会長からお聞きしていましたし、その場に議長、副議長、委員長、もちろんいました。毎回レジュメをつくってきております。記録は議会事務局がとっております。そういう中でパブコメを出すときに、今回は議会だよりの発行の関係で期間が短くなって市民が知ることが少なくなるので、どうか議員の皆様方、全員で御自分たちが知っている市民の方々に声をかけて、どうか意見を出してください。私は平等にお願いいたしました。議会費の定数削減を言っている議員だけに言ったんじゃないんです。それこそ今回出された定数削減に賛成している議員の人たちにも全員、議会事務局はメールを出しております。議長、副議長、お祭りのときにも、どこか皆さん方の関係者の中で意見をとってください。そうやって聞いて回ってください。意見が出るのを待つだけじゃなくて集めてください。そういうことはお願いしたんですよ。それで出てきたパブリックコメントの中で、ほとんどの市民が定数削減反対なんですよ。だから特定の人に聞いたわけじゃないんです。議員、皆さんに言った。それで、それを踏まえて出てきた意見だから大事にしなきゃいけない。パブリックコメントの大切さを軽んじてはいけないんです。私は言うことを聞けと言っているわけじゃなくて、パブリックコメントというのは大事なんだと、市民の意見は大事なんだ。市民の意見を待つんじゃなくて、集めてくださいとまで言ったんだと。だからそのことで出てきた意見は、議会改革特別委員会は大事にしていかなきゃいけないと、そのことだけを言っているんです。そのことは大切ですよねって。その市民のパブリックコメントは大切にしなきゃいけないという責任を我々は全員負っていますよね、それを委員長に聞いているんです。それだけですよ。そうじゃないんですか。そこを違うと言われると、委員長、全体がとんでもない問題なんですよ。(「誘導するなよ」と呼ぶ者あり)誘導していませんよ。パブリックコメントは、だから大事でしょうと言っているわけですよ。ちゃんとそれは尊重されていくべきでしょうって。 107 ◯議長【大和祥郎君】 上村議員、質疑でよろしいですか。 108 ◯22番【青木 健君】 パブリックコメント、何もないがしろにしているというふうに私は思っておりません。パブリックコメントはパブリックコメントとして真摯に受けとめさせていただき、これについては部会の中でも協議をしてきた内容だろうというふうに思っております。その上で、それぞれの議員がそれぞれの活動、立場において判断をして、こういうことに至っているんだろうというふうに私は理解をしているところです。 109 ◯1番【上村和子君】 つまり、委員長の今の話は、議会として、特別委員会としてはパブリックコメントを真摯に受けとめていると。そのような結論も出したと。しかし、それをどう個々の議員が受けとめるかは別の問題だとおっしゃった。委員長の立場でおっしゃった。だったら多数の意見を述べるのではなくという、さっきの結論と矛盾してくるじゃないですか。さっき多数の意見を述べるんじゃなくて、個々の意見を述べることにいたしましたというふうになさった。これもうしようがないので先に行きます。  最後に、2名、江藤俊昭先生と廣瀬和彦先生のスーパーバイズを私たちは合計3回受けました。そのときに、特に廣瀬和彦先生は、議会費検証部会が殊さら望まれて出したスーパーバイズでした。当然、議会費から出ております。そのときの結論ですが、私は3回とも、江藤俊昭先生も廣瀬和彦先生も、国立市の今の議員定数22、これは妥当であるという立場での御意見を述べられたと思います。削減する必要なし、結論はそうです。中身についてはいろいろ言えます。具体的にこの報告書にそのときのほとんどの記録を私たちは載せております。  廣瀬和彦先生の8月27日のスーパーバイズの議事録がここに出されてきております。その中で議会費検証部会の藤田部会長が質問しております。現在、議会費検証部会では、議長を常任委員会の委員にするかどうかということで検討しています。そのことについての先生の見解を求めると聞いております。もちろん、当然のことながら最終的にどうするのかは議会の私たちが決めることです。そのことを踏まえて、廣瀬和彦先生は何とおっしゃったか、お答えください。 110 ◯22番【青木 健君】 ただいまの御質疑の内容については、議会改革特別委員会報告書資料編の57ページになると思います。ちょっと読み込みさせていただきたいので、しばし時間をいただけますか。 111 ◯1番【上村和子君】 そのとおりです。そこです。 112 ◯22番【青木 健君】 多分、上村議員がおっしゃりたいのは、議長のことですね。「議長さんを常任委員に含むか含まないかというのは、どうぞ皆様方でお決めくださいというところになってしまうんです。これはイギリスの考え方で、結局、議長さんというのは中立・公平性を旨としなきゃいけないということで、委員会に所属して一委員としての考え方を出してしまうと、中立・公平性の観点から害される可能性が出てくる」ということについて、多分言われたいんだろうというふうに思っております。これは学識の御意見として、そのように承ったのではないかと思います。  ただし、部会の中では議員定数については、地方自治法では議員は委員会に所属しなくてはならないとされており、議長も委員会に所属すべきで、21プラス議長の22は成り立たないという意見も出されておりますので、その点についてもあわせて御報告をさせていただいたところです。 113 ◯1番【上村和子君】 今、委員長がおっしゃったところは、藤田部会長が言っているところなんですけれども、廣瀬和彦先生のところで、今、最後におっしゃった部分はどこに書いているんですか。57ページのところで、その部分が私は見えないんですけど。57ページのところで、廣瀬和彦先生が何とおっしゃっているかというと、最後のほうで、「そう考えると、私自身の考え方としては、議長さんは常任委員に就任しないほうが妥当だと思います。なので、議員定数を決めるに当たっては、常任に勘案しなければ、当然プラス1をしていただかないと定数のところで問題が出てしまうので、今回の部分であれば23人ですから、常任委員会数方式だったらプラス1で24人にしていただかなきゃいけないというところが出てくると思います」。これちょっと人数を間違っておられます。  今回の部分であれば、23と言っておられますけど、国立市は3つの常任委員会で、廣瀬先生は1常任委員会当たり7人から8人が妥当だということをおっしゃっていましたので、現実に国立市議会は3つの常任委員会で各7人、7掛ける3で21だと。だから、議長を別に置いて、プラス1をしていただかなきゃいけないという表現まで、22だと。だから結果、22の妥当性をここで廣瀬和彦先生はおっしゃっています。江藤俊昭先生も最後に偶然ですね、今の定数とぴったり合いますねということを市民説明会の場でおっしゃっています。そのようにおっしゃっていますよねという確認を今委員長にしたいと思っております。 114 ◯22番【青木 健君】 資料編57ページでございますね。確かにそういうふうに廣瀬和彦先生はおっしゃっております。ただし、その前提として、「議長さんを常任委員に含むか含まないかというのは、どうぞ皆様方でお決めくださいというところになってしまうんです」という前提が入っているということを申し上げさせていただきます。 115 ◯1番【上村和子君】 それは当たり前ですよ。それはどういうスーパーバイザーを入れても、自分たちで決めるのは当たり前なんです。私が言いたいのは、事実として私たちが、特に議会費検証部会たっての、お金を使ってまで呼びたかった廣瀬和彦先生の結論はこれでしたと。だからこのことを議会費検証部会で検討するときに十分参考にしていただいたと思ってよろしいんですね。 116 ◯22番【青木 健君】 部会長じゃなくていいですかね、これは。 117 ◯議長【大和祥郎君】 委員長に対する。 118 ◯22番【青木 健君】 私自身はそのように思っております。 119 ◯1番【上村和子君】 はい。いいです。 120 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切ります。  この際、お諮りいたします。本特別委員会の報告について、委員長報告のとおりとし、本特別委員会は本日をもって消滅することに御異議ありませんか。             (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)  御異議がありますので、挙手により採決いたします。  お諮りいたします。本特別委員会の報告について、委員長報告のとおりとし、本特別委員会は本日をもって消滅することに賛成する方の挙手を求めます。                    〔賛成者挙手〕  挙手多数。よって、本特別委員会は委員長報告のとおりとし、本日をもって消滅することに決定いたしました。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第49 議員提出第13号議案 国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案
    121 ◯議長【大和祥郎君】 日程第49、議員提出第13号議案国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。14番、石井議員。                 〔14番 石井伸之君登壇〕 122 ◯14番【石井伸之君】 議員提出第13号議案国立市議会議員定数条例の一部を改正する条例案、こちらの提案理由の説明をさせていただきます。  これまで国立市議会では、数度にわたり定数削減を行い、8年前に現定数となった。この間、三多摩地域における各議会で議員定数削減が進められている。  また、平成29年12月議会に設置され、約1年間協議してきた議会改革特別委員会において、議員定数についての丁寧な議論が展開された。  そこで、国立市議会は、市政の将来予測を総合的に考慮し、近隣市の状況を勘案する中で、現行議員定数条例の一部を改正し、22名を21名に改めるよう提案するものでございます。  本則中「22人」を「21人」に改め、また付則は、この条例は、次の一般選挙から施行するものでございます。  議員各位の慎重審議をいただけますよう、よろしくお願いいたします。 123 ◯議長【大和祥郎君】 説明が終わりました。質疑を承ります。16番、高原議員。 124 ◯16番【高原幸雄君】 提案者にまずお伺いしたいと思うんですけど、先ほどの委員長報告に対する上村議員からの質疑もされて、委員会で青木委員長が報告したように、ここに書いてありますように、短期集中的な中でも慎重な審査を重ねてまいりました。この間それぞれの会派や議員の立場の違いはあっても、それを乗り越えて一致点を見出そうとする姿は委員長としても大変うれしく、御尽力いただきましてありがとうございましたということで、委員会の報告では、今回、議員提出第13号議案で言われているように、議員定数を1名削減するという結論には当然なっていないわけですよね。いろんな議員の意見、立場があって、それを最大限尊重する形で両論併記という形で議会改革特別委員会の報告がまとまったわけですよね。  今も報告を認めるかどうかという議論の中では、提案者も含めてこれに賛成するという態度をとっているんですけれども、そういう委員会の報告に賛成しておいて、この議員提出第13号議案のように議員定数を削減するということは、私はとても理解できないんです。なぜ議員定数1名削減するという提案なのかということを見ると、ここで言っているのは、三多摩各市でいろいろ定数削減が進められているということを言いながら、「国立市議会は、市政の将来予測を総合的に考慮し」と言うんだけど、これも文字だけで、どういうことを考慮して提案されたかというのが全くわからないので、その辺について説明をお聞きしたいと思います。 125 ◯14番【石井伸之君】 まず、議会改革特別委員会における議会費検証部会報告書、74ページにあります報告書作成に向けた議論と結論、こちらのところで非常に端的に報告をされております。この中で、「当部会では検討した項目の結果を議会改革特別委員会へ報告するにあたり、どのような方法を取るか議論しました。その結果、当部会の多数意見を報告するのではなく、それぞれの意見を正確に反映させることにしました。当部会が、議会改革特別委員会に報告すべきと判断した検討結果は以下の通りです」という形で報告をされております。  そういった形で、確かに統一見解となっていないということは、高原議員のおっしゃるとおりです。ただ、統一見解になっていないという時点で、私たち提出者としては、それに全て縛られるものという解釈、理解は持ってはおりません。  また、将来予測の点なんですけれども、今後の将来予測等を考えますと、現在の国立市の状況等を見ますと、非常に厳しい状況というものが予測されるところでございます。そういった中で、1つの資料なんですが、国立市のまち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略の中には市民税収入額の推計結果というものが表として掲載されております。その中で1つの例なんですが、個人市民税収入が2015年から2036年に向けて約13億円減少する。つまり、67億円から54億円程度へ減少していくという予測。そういったものから、この提案理由の説明の中に「市政の将来予測を総合的に考慮し」という一文を入れました。以上です。 126 ◯16番【高原幸雄君】 議会基本条例の中で位置づけられているのは、議員定数の改変については市民にパブリックコメントを求める、あるいは丁寧に議論を尽くして提案しなければいけないという規定があるんです。いろんな項目の中にね。第5条第2項からずっと何項目かありますよね。そういう議会基本条例の規定に照らしてみても、今回、唐突に議員提出第13号議案が出されたというのは、とてもこの議会基本条例、みずから決めた基本条例を踏襲していないということが明らかなんですけど、その辺はどうなのでしょうか。 127 ◯14番【石井伸之君】 まず最初に、議員定数の第25条第3項、こちらに「議会は、前項の変更に当たっては、第5条第2項各号に規定する方法を、事案に応じて十分に活用する」というふうに書かれておりまして、また、第5条第2項、こちらにありますとおり、「議会は、前項に規定する政策形成の実現に当たり、事案に応じて、次に掲げる方法を用いる」という形で、確かに「事案に応じて」という言葉がしっかりと入っております。そういった中で、我々も確かにパブリックコメント等、また、市民の意見を聴く会、農業まつりの際に行われたそういったことも認識をしております。そのように解釈しております。以上です。 128 ◯16番【高原幸雄君】 経過として、特別委員会がパブリックコメントを求めたというのは、特別委員会として求めたパブリックコメントで、提案者たちが独自にパブリックコメントを行ったかということにはイコールにならないと思うんです。市民の意見という点では、しかも、特別委員会がパブリックコメントを求めた、その中身は、定数は削減すべきでないという意見が圧倒的多数なんですよ。そして減らしたほうがいいというのは、報告で聞いているのは1件でしょう。それで、削減すべきじゃないというのが28件もあるわけだから、これに照らしてみたって、どうも提案の合理性がないし、しかも根拠が全くない。だから、こういう議員定数削減というのは、今回の、しかも特別委員会報告の後に出してくるというのは、これはやっぱりすべきではないというふうに私は思うんです。そういう点では…… 129 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いします。 130 ◯16番【高原幸雄君】 特別委員会の解散もやられてないわけだから、実際に特別委員会報告があって、その後解散ということになるわけだから、それもやられていないのに、条例提案をしてくるというのは、全くおかしなやり方ということになりますので、これは出すべきじゃないので、撤回をすべきじゃないかと思うんですけど。 131 ◯14番【石井伸之君】 撤回するつもりは毛頭ございません。 132 ◯17番【関口 博君】 単純に見て、議員提出第13号議案ですかね、特別委員会の報告があって、両論併記でやりましょうと言って両論併記になっていることに対して、議員提出議案を出すということに対しておかしいと思わなかったんですかね。 133 ◯14番【石井伸之君】 特にそれをおかしいとは認識しておりません。我々議会活動を行う中で議員定数削減をすべきだという市民の意見、私は少なくともそういったお声をいただいているところでございます。以上です。 134 ◯17番【関口 博君】 ということは、この報告書というのは、ただやっただけだという認識なんですね。 135 ◯14番【石井伸之君】 そんなただやっただけという認識は持ってはおりません。議会費検証部会の中で大変慎重な協議がなされたというふうに聞いております。そういった中で、最初は議会費における検証部会の中で、まずは定数について、当初の意見を各会派、各委員から募集し、そしてさらにその次は論点整理に対する各会派の意見、そしてさらに続いて、八王子市、立川市への視察。そして廣瀬先生からのスーパーバイズ、こちらを受け、最終的な結論を議会費検証部会の中で行ったという、非常に丁寧かつ慎重な議論が展開されたというふうに認識しております。 136 ◯17番【関口 博君】 だから、それだけの丁寧にやったという認識があって、そして報告書で一つの意見にまとめないでやりましょうということになったわけですよね。だから、報告書にそういうふうになっているというのは、全員でまとめた報告書ですよね……(発言する者あり)ちょっと静かにしてください。大谷議員。  つまり、今とってもよく議論されて、みんなでいろんなことをやって、この報告書ができたというふうに石井議員が言われたわけですけれども、全くそれ考慮されていないじゃないですか。顧みられていないじゃないですか。つまり、この報告書が出た後ですよ。出た後にここに提出するという。これを、例えばこの議会が終わって3月議会に出すというなら、まだわかる。そこはまだわかる。だけど、ここに、この報告があると言っている議会に出すというのは、じゃ、全く特別委員会なんか無視していいんだよ、こんなものどうでもいいんだよというふうになりませんか。そういうふうにとれますよ、私はね。どうですか。 137 ◯14番【石井伸之君】 そのようには認識しておりません。私は、この12月議会に提出するに当たって、議員提出議案、特に条例に関するものは、本会議初日の前に行われる議会運営委員会、その議会運営委員会の前々日の正午、そこで提出をしなければならない。そういったタイミングから考えまして、私たち提出者の中で慎重な議論をする中で、このタイミングで、この12月議会に提出をしてまいりました。また、11月の下旬、その際にはこの報告書がまとまった、そういった認識も持っております。  また、確かに関口議員が言われるように、定数に関する問題、これがしっかりと一枚岩になって、そして議会として一つの結論が出れば、それはベストの議論だったかと思います。ただ、そうならなかったということを考えて、私たち提出者として考える中で、議員定数は22名から1名削減して21名にしたい、そういった思いを乗せて議員提出議案として、この12月議会に提出をいたしました。以上です。 138 ◯17番【関口 博君】 特別委員会で一致した意見というのは、議会で一生懸命進めていくべきことであろうと。だけども一致しなかった意見については、その意見を大切にしましょうという報告書を出しているわけですよね。こうやって報告書が出た後に定数条例を出してくるということは、それだったら、最初から特別委員会の中で報告書をつくるときに、こんな報告書を出したって我々は定数削減しますよと、条例出しますよと言えばいいじゃないですか。そこで大いに部会で議論して、冗談じゃないと、そういうような話が出るわけでしょう。だけど、これは両論というか、いろいろな意見をここで集約しながらも両論併記のような形で出したわけじゃないですか。それを尊重するというのが議会のやり方じゃないんですか。そんなんだったら、特別委員長、何でこれ一生懸命報告したんですか。同じ会派の代表が出すんだと、冗談じゃないと、こんなの出されたら特別委員会の意味がないじゃないかって言うのが委員長の役目じゃないんですか。それを部会の中で議論もやっていない。つまり、こんなの出したって、報告書を出したって我々は議員削減を出しますよと、そういうふうに言えばいいわけですよ。そんなことは…… 139 ◯議長【大和祥郎君】 関口議員、質疑をお願いします。 140 ◯17番【関口 博君】 そういうことが言われているんだったら、私は、それだったらそこのところでやればいいと思うんです。石井議員は、ここで筆頭になっているから言うわけですけれども、そういう議論があったんですか。つまり、あなた方の会派の中で、報告は報告だと、こんなものは報告させればいいよと、委員長に報告させればいいよと。あとは議員提出議案で出せばいいんだというふうな議論があったんですか。 141 ◯14番【石井伸之君】 それはちょっと乱暴な言い方ではないかなというふうに認識をしております。(「乱暴なのはそっちじゃないですか」と呼ぶ者あり)こちらの議会費検証部会の当初の各会派の考え方、また、その論点整理、そして最終的な結論、そういった中で、各会派の考え、若干動いている部分も、全てが当初の考え方から最終報告まで完全にほとんど同じという、確かに会派、議員もありましたけれども、しかし、その中で徐々に変化していったという部分もございますので、私はそういった中で、この議会費検証部会の中における議論がこのように進んでいったということは、しっかりそこは受けとめていきたいというふうには考えております。 142 ◯17番【関口 博君】 質疑に答えてないです。あなた方の会派の中でそういう議論があったんですかと聞いているんです。 143 ◯14番【石井伸之君】 そういった乱暴な議論はしていません。 144 ◯17番【関口 博君】 じゃ、何でこんなのが出てくるんですか。委員長がいるんでしょう、あなた方の会派の中に。それなのに、委員会報告をする前に議員提出をこうやって議案に出しているわけでしょう。そんなことあり得ないじゃないですか。それを何で会派の中で議論しなかったんですか。しなかったなら、何でこんなの出してくるんですか、委員長が報告する前に。そういう議論なかったんですか、本当に。 145 ◯14番【石井伸之君】 11月下旬のときに議会改革特別委員会を委員会室で行いました。その中で最終報告というものがまとめられたという部分は、そこの部分は受けとめました。ただ、この12月議会に提案する、そういったタイミングを考えますと、この最終本会議を待っていますと、この12月議会には本議案は提案できないということから、タイミング的に考えて議運の前々日に提出をした、そういった状況でございます。 146 ◯17番【関口 博君】 大切なことだから、委員会の中でこれだけ議論したわけですよね。そして委員会報告、本当に委員長、上村元副委員長、それから部会長がすごく丁寧にやられて、そしてこういう報告書ができた。その報告書ができた後にすぐに議案で出してくるというのが私には理解できない。そして、さっきの提案理由の中に、国立市の収入が少なくなると、国立市の人口が少なくなるというようなことをその資料の中から言われていましたけれども…… 147 ◯議長【大和祥郎君】 大綱なので、大綱質疑ですから。 148 ◯17番【関口 博君】 だから質疑ですよ。何で、質疑でしょう。 149 ◯議長【大和祥郎君】 委員会付託ですから大綱になりますので。 150 ◯17番【関口 博君】 何で。(「あんまり介入すると議長不信任案が出ちゃう」「またそう言う」「何だ、それ」と呼ぶ者あり) 151 ◯議長【大和祥郎君】 静粛に願います。これは付託案件の事案なので、大綱の範囲内で質疑をお願いいたします。関口議員、質疑を承ります。 152 ◯17番【関口 博君】 先ほどの提出の理由として、石井議員は人口が減ると、収入が減ると、だから今のうちに議員を減らしておくんだというようなニュアンスで説明されたけれども、そうなんですか。 153 ◯14番【石井伸之君】 私は、この提案説明の中で、「市政の将来予測を総合的に考慮し」という、この言葉の、1つの説明する資料として個人市民税であったり、また、生産年齢人口が今後減少していく、そういった事例を説明させていただきました。以上です。 154 ◯17番【関口 博君】 全く理由になっていないんですよ。つまり、国立はこれだけのポテンシャルがあるまちで人口が減っていくとなると、それは市政が悪いんです。議会が悪いんですよ。これだけのまちが、将来予測、勝手な予測をされて、そのとおりですよというのが、減りますよと。だから議員の数を減らしますよという理由にされるということは余りにも、これは理由になっていないというふうに思います。何ですか。 155 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いします。 156 ◯17番【関口 博君】 藤江議員に質疑させていただきたいと思うんですけれども、先ほど上村副委員長が辞職された後、藤江議員が副委員長に就任されました。副委員長として、この報告に対して責任があると思うんです。先ほど委員長に対しては上村議員が質疑されたわけですけれども、この議案を出してきた藤江議員が副委員長に就任した。この報告に対する責任ということをどう考えていますか。議案についてですよ。議案に出していたんでしょう、藤江議員は。 157 ◯議長【大和祥郎君】 先ほど委員会は解散をさせていただいたので、それをさかのぼって質疑、方向を変えて質疑を承りたいと思うんですが、よろしくお願いします。 158 ◯17番【関口 博君】 藤江議員はこの報告書に対して、どういうふうに考えているんですか。つまり、報告書は議員定数については両論併記になっています。ところがあなたは、解散されましたけれども、副委員長になって、この報告書に責任ある立場にあったはずなんですけれども……(「議題外です」と呼ぶ者あり)この定数条例案──静かにしてください、委員長。あなたは責任がある立場であるのにやらないから、こういうことになっているんでしょう。 159 ◯議長【大和祥郎君】 関口議員、この議案に対しての大綱質疑という形で。 160 ◯17番【関口 博君】 だから、藤江議員にお聞きしたい。こういうふうに報告書が報告される前に議案を提出してきたということに対して、どういうふうに考えているんですか。 161 ◯4番【藤江竜三君】 報告書については重く受けとめる中で、この議案を提出させていただきました。 162 ◯17番【関口 博君】 どういうふうに重く受けとめたんですか。(「そこまで言うの」と呼ぶ者あり)私は重く受けとめてほしいと思います。はっきり言ってね。つまり、議員定数については両論併記をしている。このことについて重く受けとめてくれるんだったら、こんなの出るわけないじゃないですか。そこのところを聞きたいんですよ。 163 ◯4番【藤江竜三君】 この報告書の中身を重く受けとめて、この議員提出議案を提出したということでございます。 164 ◯17番【関口 博君】 答弁になっていないから整理してください。答弁、ちゃんと答えるようにしてください。 165 ◯議長【大和祥郎君】 今、藤江議員のほうはお答えをした分として、本人は2回同じ答えを出されたので、それが違うということに対しては、それは意見となってしまいますので、違う形で質疑をしてください。 166 ◯17番【関口 博君】 両論併記をした報告書に対して重く受けとめていますと言ったんだから、じゃ、重く受けとめているんだったら、何でこれを出してきたんですかと聞いているだけですよ。それは、私はどうですと、こういうふうに言えばいいわけですよ。それを堂々と言ってください。 167 ◯4番【藤江竜三君】 両論併記ということは受けとめております。その中で、その後、どちらにするかということを決定しなくてはならないという考えを持っております。 168 ◯15番【住友珠美君】 まず意見として、そもそもなぜ…… 169 ◯議長【大和祥郎君】 質疑です。意見は言えませんので、質疑をお願いします。 170 ◯15番【住友珠美君】 なぜ、委員会報告の後、このような条例案が出てきたのか。報告では両論併記であって、1年間、本当に積み重ねてきて、このような条例案が提出されることにすごく、委員会で出した結論を覆すようなことで許しがたいですよ、本当に。  じゃ、ここで質疑です。25条にあります「議員の定数は、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たす」とありますけれども、このことを踏まえまして、私は、議員定数のこれは肝だと思っております。どう考えていらっしゃいますか。 171 ◯14番【石井伸之君】 先ほども答弁をさせていただきましたが、事案に応じて十分に活用するという形で書いておりますので、我々は、この事案に応じて十分に活用し、また、議会改革特別委員会でこれらの方法を用いた。また、各議員、また提出者が各地域で活動してきた。そういった中で市民の方よりさまざまな意見、声をいただく中で、この議員定数削減の議案を12月議会において1名を削減すべきだと、そういった信念を持って、この12月議会に本条例案を提案いたしました。以上です。 172 ◯15番【住友珠美君】 ということは、地域民主主義の実現に向けた多様な民意の反映というのは大事だと考えているということでよろしいでしょうか。 173 ◯14番【石井伸之君】 確かに多様な民意の反映は大事だというふうに考えております。また、それとともに議員としての活動、また、議員として承っている各市民の声、そういったものをこの議会においてどのように反映をさせるのか。この点も非常に重要であると認識をしております。 174 ◯15番【住友珠美君】 今、石井議員がおっしゃったように、では、パブコメをとらせていただきましたよね。その中で、定数削減、反対意見、大変多数ありました。先ほど上村議員も述べておりましたけれども、皆さんで意見を集めてきましたよね。そのパブコメでございますが、民意を反映するのであれば、なぜこの議案が出されたのか。パブコメでは反対ですよ。そのことについてはどう思っておりますか。 175 ◯14番【石井伸之君】 先ほど青木健委員長のもとでパブコメにおける議員定数削減においてのさまざま意見があったということは認識しております。そういった中で、確かに議員定数削減に反対をする意見が多かったというふうに認識しております。逆に、それでも議員定数削減に賛成を示す、そういった意見があったということも事実でございます。また、私自身もパブコメの意見をお願いしますということで市民の方に歩いてお願いをいたしました。ただ、なかなかこういったものを言葉として出しづらい、出しにくいということを言われて、そういった方からは議員定数削減をしてほしい、そういった声も承っている次第でございます。以上です。 176 ◯15番【住友珠美君】 今、集めてこられて、お声をかけた。そのことは本当にあるかもしれないんですけど、ですけれども、特別委員会をしっかりとしていくのであれば、これに対してパブコメを出してもらうべきだったんじゃないでしょうか。それなのに、ここでは出してなかった。このことは、パブコメが出なければパブコメじゃないんですよ。それをしっかりと認識してほしいと思います。  あと、もう1つ……(発言する者あり)いいですか。私、質疑させていただいていいですか。 177 ◯議長【大和祥郎君】 お静かに願います。もう1つ質疑をされる。 178 ◯15番【住友珠美君】 いいですか、質疑して。議員定数の削減よりも報酬の削減、こういったことも考えられたと思うんですけれども、それはどう思いますか。 179 ◯14番【石井伸之君】 こちらで報酬の削減という提案説明については…… 180 ◯議長【大和祥郎君】 石井議員、報酬は議題外ですから。 181 ◯14番【石井伸之君】 議題外ですので、なかなかここでは答弁できないということを一言申し上げるとともに、先ほど…… 182 ◯議長【大和祥郎君】 石井議員、1つ目の質疑にお答えをいただいて、今、出された報酬については議題外なので、再度質疑をし直していただきたいと思います。まず最初のほうの質疑を。 183 ◯14番【石井伸之君】 先ほどパブコメについてなかなか、何で、出していなければパブコメではないのではないかというような御質疑をいただいたかと思います。ただ、私が本当に市民の方、数名の方です、実際にパブコメを出してください。お願いできませんかということをお願いいたしました。ただ、パブコメという制度の中で、文字を書く、もしくは氏名を書くという部分、また、そういったところがなかなか抵抗があるのではないかな、そういった市民の声をいただいたということも事実でございます。ですから、今後のパブコメのあり方についても、さらにまた検討をしていかなければならないなというふうには認識をしております。パブコメについては、我々としては受けとめているというふうに認識をしております。 184 ◯9番【重松朋宏君】 それでは、何点か質疑します。議員定数22人を21人に変更する議案ですので、21人の根拠がどうなのかということの質疑がなかったのでお聞きするんですけれども、提案理由の説明の中で、市政の将来予測を総合的に考慮し、近隣市の状況を勘案した結果、これが20人でも15人でも25人でもなく、21人とした理由は何なのでしょうか。 185 ◯14番【石井伸之君】 肝の部分の質疑をいただきまして、まことにありがとうございます。確かにその部分、しっかりと説明をしなければいけないなというふうに認識をしております。こちらにつきましては、各議員、各会派が議会費検証部会の中で発言をされております。常任委員の定数を何名にすべきか。そういったところから7名という人数が妥当ではないか、そういった意見が多くの会派から出されておりました。そういった中で、7名の3つの常任委員会ということで21名。そして、その後、議長をどうするかということを考えた中で、議長は、議長であっても一人の議員、また一人の常任委員会に所属すべき議員という形で、現在も国立市議会の中で運用されております。そういったところから、議員定数は21名というような形で考えております。以上です。 186 ◯9番【重松朋宏君】 それは議会改革特別委員会の中での意見ですよね。提案された提案者として、市政の将来予測、先ほどの答弁ですと、生産年齢人口が減っていって個人市民税の収入が大幅に減っていくということ、それから近隣市との将来予測を総合的に勘案してというのは、委員の人数を何人にするとかというのと別に考慮することになろうかと思うんですけれども、それがどのように反映されて21人になっているのか伺います。 187 ◯14番【石井伸之君】 ここの提案理由の説明の中で、約1年間協議してきた議会改革特別委員会の中においてという形で、しっかりと議会改革特別委員会の中で議論が展開されたというところは、提案理由の中でも触れているつもりでございます。 188 ◯9番【重松朋宏君】 市政の将来予測だとか、近隣市の状況を勘案した上で、部会での意見も含めて総合的に検討した結果が21人だということですね。だとすると、要するにこれがベストだと。国立市議会として当面ベストだという形で、21人がベストであると考えていると。今後、また状況が変わって、何年かのうちに、また1人減らすとか、2人減らすとか、そういうことは考えていないということでよろしいでしょうか。 189 ◯14番【石井伸之君】 将来予測のことを、今、私に問うのはなかなか酷ではないかなというふうに認識をしております。現状といたしまして、この提出者3名で協議をする中で、また、賛成者として名前を連ねていただいております渡辺議員ともさまざまな角度で協議をした中で、22名を21名にすべきというところで現在結論に達しております。そのところで御理解をいただければ幸いです。 190 ◯9番【重松朋宏君】 角度を変えまして、私は議会基本条例にこだわりたいと思うんですけれども、提案議員お3人とも議会基本条例を4年前に提案者として提案をされた議員の同志として、この議会基本条例の中で議員の定数の項目をきちんと明記したことってすごく大事なことだと思うので、お聞きしたいと思います。第25条で「議員の定数は、地域民主主義の実現に向けた多様な民意を反映すること、並びに市長等の事務執行の監視機能及び議会の政策立案機能を果たすのにふさわしいことを基本とし、別に条例で定める」というふうにあります。定数を22名から21名に1人削減することが、定数決定の基本にある多様な民意の反映、議会の監視機能、それから議会の政策立案機能、この3つにどのように寄与すると考えていらっしゃいますでしょうか。 191 ◯14番【石井伸之君】 多様な民意を反映するという部分、こちらはまさにこれから我々がこの議案を提出し、そして審判をいただく。つまり、可否の判断をいただくという部分から考えますと、これこそがまさに多様な民意であると認識をしております。そして、事務執行の監視機能、22名が21名になる。1名分削減をされ、それで監視機能が低下をするのではないかということを、もしかすると重松議員が危惧をされているのかもしれませんけれども、現在、議員定数は1名欠で21名でございます。そういった中で、今21名の議員の中でしっかりと永見市政と相対をする中で、この国立市議会、議会運営がされているというふうに認識をしております。  あと1つ、済みませんちょっと、(「政策立案」と呼ぶ者あり)政策立案機能ですね。そこはしっかりと各議員が努力をする中で政策立案していくべきだというふうに認識をしております。 192 ◯9番【重松朋宏君】 今の答弁に対するさらなる突っ込みは詳細に入っていくので、付託委員会のほうでされると思いますけれども、22人でみずからの議会自身の監視機能が果たせなかったのに、減らしちゃっていいんだろうかという思いを少し持ちました。22人の議員の中で大変問題のあることを、私たち政治倫理に反するようなことがありましたので、このことは議員の定数を考えるに当たって非常に大きく受けとめなければいけないなと思います。  次に、第25条第2項では、もっと具体的に書いてあります。「議会は、議員の定数の変更に当たっては、行財政改革の視点及び他市との比較だけではなく」、──ここは恐らく提案者の提案説明のところにあろうかと思いますけれども、「市政の現状及び課題並びに将来の予測及び展望を総合的に考慮し、その理由を明確にする」というふうにあります。つまり、1)行財政改革の視点、2)他市との比較、3)市政の現状及び課題、4)市政の将来の予測及び展望を具体的に検討した上で理由を明確に、つまり、行財政改革の視点ではこうだけれども、他市との比較ではこうであって、市政の現状及び課題ではこうであるから、それらを考慮した上で、こういう理由で21名ですということになろうかと思いますけれども、そこで行財政改革の視点については、まず、どのように検討されたのか。 193 ◯14番【石井伸之君】 先ほども答弁したかと思います。行財政改革の視点、つまり、今後、公共施設の更新等、さまざまな将来予測がされております。そういった中で、将来的に二小の建てかえ等、いろいろな形でのこれからの負担等を考えますと、議会としても身を切る改革が必要ではないかと、そういった観点から、まず、この議員定数1名削減、22名から21名とすべきだというふうに考え、本議案を提案いたしました。以上でよろしいでしょうか。 194 ◯9番【重松朋宏君】 わかりました。次に、他市と比較では、近隣市としか書かれていないんですけれども、具体的にどのような比較をされたのか伺います。 195 ◯14番【石井伸之君】 大綱の質疑の範囲がちょっとどこまでなのかは、そこも踏まえながら、私は少し答弁をさせていただきます。26市別議員1人当たりの人口というものが表でございまして、国立市はこの26市の中で、議員1人当たりの人口、国立市の人口、こちらは11月1日または10月末現在という形の住民基本台帳人口、外国人を含むという形での人口7万6,178名に対して議員定数が22名の現状でございますので、この人口に対して議員定数22名で割りますと、3,462人という議員1人当たりの人口を算出することができます。これは26市中で比較をいたしますと、福生市、羽村市に次いで国立市が3番目、そういった現状から考えまして、26市との比較を考えますと、この比較がいかがなものか。さらには類似市との比較、狛江市、あきる野市、稲城市、ちなみに狛江市は第6位、あきる野市は第7位、稲城市は第9位という状況で考えますと、国立市が現在第3位であることが本当によいのかどうか、そういった点も考えて、他市との比較の1つとして活用いたしました。以上です。 196 ◯議長【大和祥郎君】 大綱質疑という形の中で、かなり中に入っておりますので、答弁される方も大綱質疑の範疇の中でお答え願いますし、質疑される方も大綱質疑の範疇の中で質疑をしていただければと思います。 197 ◯9番【重松朋宏君】 答弁されたものについて、さらに再質疑で深入りすることはしませんけれども、議会基本条例という市議会の事実上の最高法規の中に理由を明確にすると書いてありますので、そのことについて問うことは、十分大綱の範囲でお聞きしたいと思います。  最後の市政の現状及び課題については、これまでの答弁から推測しますと、生産年齢人口が大きく減っていくということと市税収入がそれにつれて大きく減っていくという、この2点ということで、現状及び課題については検討の要素として考えたということでよろしいでしょうか。 198 ◯14番【石井伸之君】 非常に大きな角度から答弁いたしますと、やはり少子高齢化ということは、1つどうしても避けて通れないというところがあるというふうに認識をしております。特に、これから高齢者人口がふえていくことによりまして、今後、扶助費が伸びていく。そういったことを考えますと、将来における国立市での高齢者に対する介護・福祉・医療、こういったものに対しては、それなりの予算が必要ではないかということは十分認識されるところでございます。  また、先ほど答弁いたしました公共施設の更新であったり、また、矢川プラス等の新たな施設の建設であったり、南武線の高架化事業、さらには都市計画道路の築造、いろいろ市民要望等があることを考えると、やはり多くの財政支出が考えられるということを考えると、市民の皆様の要望や期待に応えるためにはどうしても予算が必要。そういったことを考えますと、議会としても身を切る改革の1つとして議員定数を22名から21名、1名削減すべきだという考え方のもとで本条例案、本議案を提出いたしました。以上です。 199 ◯9番【重松朋宏君】 市政の現状及び課題というよりは、むしろ将来の予測及び展望のところにまたがってくるのかなと思いますけれども、他の提案議員はそれでよろしいでしょうか。結構踏み込んで南武線の高架化だとか、かなり具体的なところまで踏み込まれて答弁されましたけれども、基本的には、おおむね同じ認識で提案をされておられるのでしょうか。 200 ◯19番【中川喜美代君】 この間、本当に藤田部会長の丁寧な議会費検証部会を行って、部会のメンバー全員が部会長には敬意を表しているのは、ここでぜひ伝えたいと思うんですね。その中で、今回の報告書の目次を見ていただくと、本当に丁寧にいろいろ部会としてはやってきました。まず、議員とは何か。それを話し合って、最初に会派の意見を出しました。それを論点整理。これも大変かんかんがくがく言いました。論点整理に対する各会派の意見。最終的に、ここに書いてあるとおりなんですけれども、報告書作成に向け、各会派から出された最終意見、本当に丁寧に調整して行っていただきました。  その中で、今、将来予測、石井議員が言われました。それもあるのですけれども、やはりこれは、もちろんパブリックコメントを大事にしなくてはいけない。しかし、このパブリックコメントを見ましても、反対意見は大変多いんですけれども、賛成意見も2件あるんですね。これは多いから、それを採用するということでもないとも思います。例えば、報告書の51ページには定数を半分にして、報酬を2倍にするとか、53ページには、最近、国分寺市が人口13万人で22名にしたと、国立市は20名でもいいんじゃないですかというような意見も、実際、農業まつりの中で私もじかに聞いたんですね。だからパブリックコメントは大変重要なんですけれども、こういう少数意見もありました。  また、私たちは議員として、会派の考え方の中で動いている中で、このパブリックコメントには残念ながらそういう意見は出してもらえなかったんですけれども、でもやはり多いと、これはずっと言われてきていまして、前期の議会改革特別委員会の財政検討部会でもさんざん議論して、やはりその場でまとめるというのはなかなか困難だと。今回も、これは結論ではないんですよね。74ページ、協議結果をここに書いているわけです。これもやはり丁寧に多い意見だけではなくて全部書いたと。18名という意見もありますよと76ページに書いてありました。  議会基本条例第25条、これがやはり私たちがよって立つべきものだというふうに理解しているんです。これは、私が議長のときに、市民負担を考慮した議会費というような、3回ほど会派代表者会議で話し合ってきた中で、重松議員も会派代表者会議とか全員協議会とか特別委員会で、議員の中だけで決めるのはふさわしくないと、何よりもよって立つとすれば議会基本条例というふうにここで言われているんです。私もまさしくそうだと思います。
     この中では、地域民主主義の実現、これが22名でなければ実現ができないのか。私はそうではないというふうに思います。今、議会を開くという、国立もインターネット中継とか、広聴委員会も設置しましたし、市民の意見を聴く会、さまざま、今までよりもどんどん議会を開いてきていると。この中で多様な市民の意見を、議員の数だけでは決まらないんじゃないか。22名でなければいけないということはないと思うんです。  それと、私が一番今回思いましたのは、25条の2項に、今回の提案理由の中に「市政の将来予測を総合的に考慮し」と、これはこの条例の中の一部分をとったんですね。それで私は、廣瀬先生のスーパーバイズの意見、41ページを見ていただきたいんですけれども、みんなで前期、この議会改革特別委員会で条例を制定いたしました。また、今条例部会でもやって、25条は検証のあれにはなかったみたいなんですけれども、この41ページ、廣瀬先生が何を言われているかというと、留意点として、この条例の中身の「将来の予測と展望を踏まえたら、絶対に議員定数は減らさなきゃいけないということしか出ないんです。だって、これから先、歳入も減って、人口は間違いなく減っていって、厳しくなっていくわけですから」。これを私たちがよって立つべき議会基本条例の25条にうたっているという、私はやはりここが一番今回の、議会基本条例を大事にする私たちとしては、ここによって立つということで、今回この文言を提案したということです。以上です。 201 ◯4番【藤江竜三君】 端的にお答えいたします。市政の現状及び課題並びに将来予測及び展望というところを総合的に考慮すると、やはり私も少子高齢化ということは長期的に見て考えなくてはならないというふうに思っています。また、それに伴って、時代のさまざまな技術、ICTの発展など非常に速く進んでいます。そういった中で議会の意思決定スピードを向上させていくといった点も考えなくてはならない。そういったさまざまなところを考えて、私もこの議案に同意し、共同提出者とさせていただきました。 202 ◯議長【大和祥郎君】 重松議員、まだ続きますか。 203 ◯9番【重松朋宏君】 もう最後ですね。 204 ◯議長【大和祥郎君】 最後でよろしいですね。 205 ◯9番【重松朋宏君】 今、中川議員の答弁の中にあった将来予測の展望だけで考えていくと減らすという話だけになってしまうからこそ、それ以外の現状及び課題であったり、多様な民意を反映するとか、そういう基本が大事だよというふうにおっしゃっていたのがスーパーバイズだったと思うんです。その点についても付託委員会のほうできちんと審査していただければと思うんですが、議会基本条例第25条第3項に言及していただきました。ちょうどそこを聞こうと思っていたところなんですが、第25条第3項は、「議会は、前項の変更に当たっては、第5条第2項各号に規定する方法を、事案に応じて十分に活用する」とあります。つまり、活用しないということはあり得なくて、活用する。しかも十分に活用しなければいけない、するというふうに我々はみずからに課しているわけですけれども、先ほどの答弁からすると、むしろ特別委員会のパブリックコメント、市民意見交換会は何か不十分な、なかなか声が寄せられていませんよとか、全体的に少ないですよというような、十分に活用できていないような認識の答弁だったので危惧するところなんですけれども、ただ、第25条第3項に規定する方法は、別にそれだけでなく、いろんな方法を今後とっていけばいいだけだと私は思うんですが、提案者としては、第25条第3項に規定する市民の意見を聞く場というのは、特別委員会で行ったパブリックコメントと市民意見交換会、これでもう十分であると、十分に活用されたという認識でいらっしゃるということでしょうか。 206 ◯14番【石井伸之君】 それも1つだというふうに認識をしておりますし、また、事案に応じて十分に活用するという裏側の部分で、各議員が議会活動、また、市民の方と接する中での御意見、また、議員として、国立市の将来予測等を総合的に勘案する中で、1つの結論として、議員定数を22名から1名を削減して21名とすべきというふうな形で、今、議案として結実し、そして提案し、皆様に御審議をお願いしている、そういった状況でございます。 207 ◯議長【大和祥郎君】 最後でということだったんですが。 208 ◯9番【重松朋宏君】 答弁になっていない部分があります。 209 ◯議長【大和祥郎君】 それでは、ここで休憩に入ります。                                     午後6時14分休憩    ────────────────── ◇ ──────────────────                                     午後6時29分再開 210 ◯議長【大和祥郎君】 休憩を閉じて議事を再開いたします。  この際、御連絡をさせていただきます。一応、この議題につきましては、議員提出は付託案件となっている関係でございますので、質疑される方においては、大綱の範疇でおとめをいただき、答弁される方についてもそれを御留意いただきたいと思います。9番、重松議員。 211 ◯9番【重松朋宏君】 それで、条例第25条第3項、このことについて最後質疑するということで、先ほど口頭で通告したわけですけれども、第3項で義務づけられている市民の意見を聞く場は、第5条第2項各号に規定する方法というふうに具体的に明記されています。  1)議会報告会、2)市民の意見を聴く会または意見交換会、3)地方自治法第115条の2第1項に規定する公聴会、4)法第115条の2第2項に規定する参考人の制度、5)パブリックコメント、6)前各号に掲げるもののほか、議会が必要と認めるもの。これは市民から議員が個々にこんな意見を聞きましたよというのは、条例第25条第3項に規定された市民の意見を聞く場とは全く別物ですので……(「そこも解釈が違う」と呼ぶ者あり)解釈しようがないですよ。仮に特別委員会のパブリックコメントをもって条例第25条第3項に規定する市民の意見を聞く場だというふうに解釈したとしても、特別委員会のパブリックコメントは議会改革で、条例について9つのテーマ、議会費について4つのテーマ、合計13の議会改革全般についてのパブリックコメントであって、定数削減についても削減するという考え方について聞いているわけですけれども、22名を21名に変更するということについて、市民の意見を聞いたことにはならないんじゃないかと思うんです。どのように解釈されますか。 212 ◯14番【石井伸之君】 こちらの国立市議会だより平成30年11月5日発行、議会費の4つのテーマについての4)、この中に「議員定数(現行定数22名)について定数を削減する」という、確かに1つの題目がございます。その下に理由と書かれておりまして、「3常任委員会それぞれ7人ずつの21人が妥当と考える」というふうに書かれておりますので、多くの市民の方から、これは定数1名を削減するんですねという形で私も問われたということを記憶として残っております。以上でございます。 213 ◯9番【重松朋宏君】 議会改革特別委員会はあくまで削減するということについてであって、その中の幾つかある考え方の1つにしかすぎないじゃないですか。何で削減するという考え方を聞くということが、21名について変更するということを聞くにすりかわってしまうんですか。 214 ◯14番【石井伸之君】 市民の方々にとってこの文言を読んだときに、どういった解釈をされるかというのは、さまざまな市民の方々の考え方、意見があるというふうに認識をしております。少なくとも私が相対した市民の方は、理由の1番上に書かれているということから、これは常任委員会それぞれの定数を7人にして、現行定数22名のところを21名にするんですねという形で聞かれたというふうに認識をしております。そういったことから、定数21名が妥当と考えるという理由に賛成をする、そういった声をいただきました。以上です。 215 ◯1番【上村和子君】 提出者に質疑いたします。提案説明の中で、大きくいうと3段落になっているわけですけれども、2段落目に、「平成29年12月議会に設置され、約1年間協議してきた議会改革特別委員会において、議員定数についての丁寧な議論が展開された」とあります。これは事実、そのとおりだと思います。その丁寧な議論をされた結果、私が先ほど委員長に質疑いたしましたが、特別委員会としては多数の意見を報告するのではなく、それぞれの意見を報告することに決まった。そのことが丁寧な議論が展開された結果であったというふうな解釈は一緒でしょうか。 216 ◯14番【石井伸之君】 議会費検証部会に所属している我が会派の議員から、藤田部会長のもと、議会費検証部会はさまざまな意見を大切にする中で、各会派、各議員の意見をしっかりと丁寧に慎重に受けとめた中で、当初の意見、そして論点整理、そして最終的な結論、そういった中で、決はとらずに、さまざまな意見、議論を結論として列記をしよう、そういった結果になったというふうに認識をしております。以上です。 217 ◯1番【上村和子君】 私の解釈と一緒ですね。丁寧な議論が展開された。わからないのは、「そこで」以下なんです。「そこで、国立市議会は」と書いています。「市政の将来予測を総合的に考慮し、近隣市の状況を勘案する中で、現行議員定数条例の一部を改正し、22人を21人に改めるよう提案する」。この3行と、その前の段落には整合性がつかない。この整合性がつかないというのは解釈を言っているわけではありません。整合性がつかない。だから、「そこで」というのはどういう意味ですか。 218 ◯14番【石井伸之君】 私は整合性がつかないというふうには認識しておりません。少なくとも議会改革特別委員会条例部会の中におきまして、さまざまな意見が出されております。そういった中で現行定数22名を21名にする。つまり、1名議員を削減する、そういった意見が幾つかの会派から出されている。そういったものを受けとめる中で、そこでという形で接続しております。以上です。 219 ◯1番【上村和子君】 私の質疑をよく聞いてくださいね。多数の意見を書かないで、それぞれの意見を書くことにしますというのが議会費検証部会の結論でした。確かにその中に22人を21人にするという意見を出した会派はあります。しかし、それは一部です。(「一部じゃない」と呼ぶ者あり)いや、一部というのは、報告書の結論の中の一部です。部分なんです。多数であっても部分なんです。多数であっても部分というのは、そこでというふうにはならないです。そこでというのは、そのことを踏まえて、まるであたかも議会改革特別委員会において1名削減するという結論に至っていれば、それが多数を占めたという文言があれば、少なくともそこでと言えます。しかし、皆さんが出した結論は、多数の意見を報告するのではなく、このするのではなくというのは物すごく大きな日本語です。ですから、多数の意見も、少数の意見も並列の重さとして結論するというのが結論ですよ。だから、その中でそこでというのは、そこから先は皆さん方の勝手な解釈です。笑っているけれども、日本語は正しく使ってください。  だから、第3段落目というのは、上2つを受けません。ということは、初めてここで多数の皆さんたちかどうかわかりませんけれども、石井伸之議員、中川喜美代議員、藤江竜三議員が提出者になって、賛成者で渡辺大祐議員が出されて、議会改革特別委員会の議論は経ているけれども、独自のものとして、自分たちだけの考え方で議員提出議案を出してきたというのが事実ではないでしょうか。なぜなら私たちはそれ以外の、少なくとも私は1回たりとも相談を受けていません。  事実確認します。皆様方は、この議員提出議案を出すに至って、全ての会派に以前に説明をし、資料も出し、自分たちはこういう理由で出したいと思うがどうかという情報提供とか意見聴取、そういったことをなさいましたか。私の知らないところで皆さん方は集まってされたんじゃないですか。そのことが私は一番納得いかないんです。議員提出議案は勝手に出していいわけじゃないですよ。戻しますよ。削減というのは全部の議員にかかわる、重要な身分にかかわる、議員だけじゃありません。市民にもかかわる重要な問題であるということは百も承知でいらっしゃるでしょう。まず、そのことを確認します。ですから、こんな重要な議案を提案するときは、少なくとも全議員に、全会派に丁寧な説明が必要だったのではないですか。どうされましたか、そこの部分は。 220 ◯14番【石井伸之君】 まず、議会改革特別委員会を1年間やってきた中で、各会派からの意見として議員定数を22名から1名削減をして21名、そういった声が当初の意見から出される中で、さまざまな形で議論が展開をされた、そういった1つのプロセスはあったかと思います。  確かに本議員提出議案といった形で提出をしますということを伝えたのは、これは私の記憶なんですが、提出日、その日の午前中、それぞれの会派の代表の方に携帯電話等に連絡をしたという、そこは確かに事実でございます。以上です。 221 ◯1番【上村和子君】 確かにとおっしゃっているけれど、私のメール問題と似てるなと思っています。この王道をやっておきながら、最後のところで、知らないところで多数が集まって決めて、議員提出議案、出しますからという形で電話を1人ずつそれ以外の議員にかけてきて、みんなの身分にかかわることなのに、平気で多数で自分たちがやって、手続にのっとって何が悪いという感じで電話をかけてきた。こういうことをやっちゃいけない。これは議会改革の前に、議員のモラルですよ。少なくとも議員提出議案を出すときに、私が知ったのは──遠藤議員、あなたうるさいんですけど。(「自分がずっとしゃべっているんじゃないか」と呼ぶ者あり)じゃ、手を挙げて言えばいいじゃない。自分がずっとしゃべってる。大谷議員、私は勝手にしゃべっていますか。(「人が発言しているとき何かしゃべっていたよ、さっき」と呼ぶ者あり) 222 ◯議長【大和祥郎君】 今、質疑の時間ですので、上村議員、質疑をお願いいたします。(「意見ばっかりじゃない」と呼ぶ者あり) 223 ◯1番【上村和子君】 意見ばっかり、どういうことですか。大谷議員と遠藤議員には、私は何で気になるのかわからない。ちゃんと私の話を聞かないで反発しているからですよ。私が言っているのは根本的な問題を言っています。議員定数削減というのは大きな問題なんです。大きな問題なんですよ。これは皆さん方が市民から聞いたからとか、そういう話ではなくて、議会制民主主義の根幹をなすんです。1人ずつの身分に関して、しかも、私たちは少なくとも次の選挙のときまでは、次の選挙になったら、その次の人たちがやっていくんですよ。将来予測と言いますけれども、将来予測をつけちゃいけないんですよ。私たち議員が責任を持てるのは今期だけです。今期に関して、来年の4月まで責任のあることをしなきゃいけないのを、余計なことに将来予測の何年後に減るかどうかわからないところを見越して、今減らす必要がないのに減らすということを出すというときは相当な資料が必要です。 224 ◯議長【大和祥郎君】 質疑をお願いします。 225 ◯1番【上村和子君】 ですから、お聞きしますが、私は、申しわけありませんが、議員提出議案、1名削減を出すことになりましたと石井議員からお電話をいただきました。私がその提案議案を見たのは決まってからです。こういう出し方をしていいんですか。私ね、市長部局がこういう提案の仕方をしたら認めないですよ。初日に差し戻します。全ての会派にどれだけ説明をしたか。こんなに市民生活にかかわることに、重要な問題に関して、自分たちだけで勝手に決めて、全ての会派に説明しないで勝手に議場にぽっと出してくると、そういうことは絶対認められない。だから、私は提案の仕方、だから提案説明に対する質疑なんですよ。今、石井伸之議員は、私はという言い方をされました。私は、提出当日に携帯で皆さんにかけましたと言われました。ほかの中川議員、藤江議員は誰かにおかけになったのですか。それとも全てを石井議員にお任せになられたのですか。 226 ◯19番【中川喜美代君】 これを他の会派の方にも説明をしますということを石井伸之議員から言われまして、全てを任せました。 227 ◯1番【上村和子君】 藤江議員はどうですか。 228 ◯4番【藤江竜三君】 同様です。 229 ◯1番【上村和子君】 そのときに中川議員と藤江議員は電話一本でやればいいと思っていたのですか。 230 ◯19番【中川喜美代君】 それが電話で連絡をするとか、それぞれ面談するとか、そこまでは聞いてなくて、私は質問もしませんでした。 231 ◯1番【上村和子君】 藤江議員はどうですか。 232 ◯4番【藤江竜三君】 私も同様です。 233 ◯1番【上村和子君】 私は、こういう雑な提案の仕方をしちゃいけないと思っています。少なくともちゃんと御説明したいことがあります。私たちは議員定数削減を出したいと思います。つきましては、議案の中身はこういうものです。そして1名削減する根拠はかくかくしかじかの資料です。そういう資料を添えて、そして提案説明して、そしてこういう形で出したいというプロセスを経なければいけなかったのではないですか。私は、これは提案者全てに聞きたいです。こういう議員全ての身分にかかわることを電話一本で、見せもしないで口だけで出していいんですか。提出者全てに聞きたいです。 234 ◯14番【石井伸之君】 上村議員の言葉はしっかりと受けとめたいというふうに認識をしております。そういった中で、確かにこの議会の中でさまざまな方向を示す際に丁寧にということは、それは本当に慎重にということは受けとめ、また、次に何かしらの機会があったときには、何らかの方法でできるようには努力はしていきたいというふうに認識をしております。 235 ◯19番【中川喜美代君】 私も同じであります。 236 ◯4番【藤江竜三君】 同様なところでございますけれども、ただ、議会運営委員会を通して、そして議運の委員会を通してしっかりと審議していくためにやっていくということで、一定の丁寧さというものは担保されていると考えております。 237 ◯1番【上村和子君】 提出者の藤江議員は、丁寧さは担保されているとおっしゃる。こんなのあり得ないですよ。これ逆の立場だったら、電話一本で済ませたなんて言ったら、あり得ないですよ。定数というのは全議員にかかわる身分なんですよ。全議員の身分にかかわることを、少なくとも私たち、きょう1日頑張って抵抗した私たちは1回も聞かされていないんです。知らないところで話が進んでいって、電話一本で出すから頼みますねというのはあり得ないですよ。それは賛成を求める姿じゃないです。議員定数というのがどれだけ重たいものであるかという認識が、私は皆さんにないんだと思う。  じゃ、提出者の方々はちょっと反省されたようですから、次の付託される議運の日までに議会改革特別委員会での資料じゃない、1名削減の根拠となる独自資料、明確な1名削減の根拠となる市民の意見も踏まえて、御自分たちで、周りにたくさんいらっしゃるんだったら、そういう市民の意見も数値としてまとめて、そして1名削減の根拠となる……(「何言っているんだよ」と呼ぶ者あり)当たり前じゃないですか。(「何で、当たり前じゃないよ」と呼ぶ者あり)そんなの必要ないんですか。じゃ、皆さん方の根拠は何なんですか。じゃあわかった。じゃあいいですね。そういう資料を用意してください。まず用意してください。できないと言ったら、一体誰が用意するんですか。議運に頼むんですか。議運の審査の中で、1名削減の根拠に当たるものを、独自に市民の意見をもう一遍とり直すとか、それから根拠を議運としてもう1回、1名削減の話し合いを始めるのか、一から。まさか採決すればいいと思ってないでしょうね。議会運営委員会は採決するのは最後の最後ですよ。基本は合議が旨です。そんなの基本の基本です。議運の委員長がいるんだから。最初から付託された議運任せですか。(「質疑してよ」と呼ぶ者あり)だから聞いたじゃないですか。だから皆さん方が明確な資料を要求してくださいと。そもそも丁寧な、それは最初の段階で必要でしたよと私は言っているんです。それを全く用意しないで、議案も見せないで平気で出してきている。本当だったら取り下げてくれと言うところですよ。  だけど、謝りもしない。だから言っているんです。だったら後手でもいいから、今回1名削減した明確な根拠を、自分たちの根拠を示してくれと。議運まででいいですよと言っているんですよ。そうでないと1名削減の根拠がわからない。感覚で物を言われても困るからですよ。だからそれは議会改革特別委員会の結論でもいいですけど、それこそ25条に基づく定数1削減。なぜなら……(発言する者あり)どんどん私はじゃあ言いますよ。委員長とか、また3人に戻しますよ。そんなごちゃごちゃ言うからいつまでたっても終わらないんですよ。 238 ◯議長【大和祥郎君】 お静かに願います。(「議運で決まった日程をひっくり返そうとするとかさ」と呼ぶ者あり) 239 ◯1番【上村和子君】 何でですか。どこで私たちが問題の行動をしましたか。御自分たちのほうが私たちに何ひとつ説明をする努力もしないで……(「自分のときになったら説明しろ、説明しろって」と呼ぶ者あり)当たり前でしょう、説明するの。(「そういう姿勢だからきょうみたいに紛糾する」と呼ぶ者あり)じゃあ聞きますよ。大谷議員からいろいろクレームついていますけど……(「クレームは言ってないよ。質疑してと、質疑を」と呼ぶ者あり)石井議員に聞きます。 240 ◯議長【大和祥郎君】 皆さん、上村議員の質疑の途中ですので、委員間の……(「大綱質疑じゃないの」と呼ぶ者あり)大綱質疑なので、質疑をしていただきたいと思います。 241 ◯1番【上村和子君】 石井議員が所属する自民党の大谷議員と遠藤議員が盛んにおっしゃるからお聞きします。事前にこういう問題で、全ての会派の議員に説明する必要はなかったんですか。答えてください。 242 ◯14番【石井伸之君】 提出の前に連絡という形ですが、電話という形で連絡をしました。なおかつ、平成29年12月議会からの1年間に及ぶ議会改革特別委員会、議会費検証部会、この中で各会派から定数を22名から21名、1名削減をする、そういった形でのさまざまな意見が出ているということは認識をしております。 243 ◯1番【上村和子君】 私はそんなこと、全然、私の質疑わからないですかね。私は、今回は雑な提案の仕方ですよとさんざん言っているんです。議会改革特別委員会でどんな意見があろうとも、結論が1名削減になっていない以上、1名削減を出してくるときは、出した人たちが責任とらなきゃいけないんです。そのときには、自分たちだけまとまって出せばいいという話じゃなくて、全議員の身分にかかわるから、少なくとも提案するとき、こういう議案をこういう形で、こういう根拠で出したいと思いますということは丁寧な資料を添えてやられるべきだと……(「それは委員会でやるんでしょう」と呼ぶ者あり)違いますよ、委員会では……(「大綱でやってよ、大綱の質疑」と呼ぶ者あり)提案の段階でそういう丁寧なプロセスを欠いたと言っているんですよ。委員会じゃないですよ。何回も言いますよ。議員提出議案を提出する段階での丁寧なプロセスを欠いたと言っているんですよ。そのことを欠いてないと大谷議員とか遠藤議員とか藤江議員が言うから、そこを確認しているんです。欠いていないんですか。ちゃんと丁寧な説明をやったんですか。答えてください。  絶対こういうのが前例となってはいけない。なぜなら議員定数を削減するときに、多数が好きなことができます。しかも根拠なくできます。多数が、過半数が減らしたいと。明確な民主的な議会改革特別委員会を経てもまとまらないんだから、じゃ、最後は自分たちで政治的決着をつければ早いと。そのときに、残りの議員には丁寧に説明する必要なしとか、電話一本で済ませていいという前例ができていくんですよ。それは絶対やっちゃいけないんですよ。少なくとも国立市議会でそんなことをやったことがありますか。少なくともこれやられたら、どんな立場でも絶対反対派から言われます。(「こっちだって議員としてやっているんだよ」と呼ぶ者あり)もう一遍言って、私に今何と言った。(「いいかげんなことを言っているから、いいかげんなことを」と呼ぶ者あり)議長、大谷議員から私にいいかげんなことを言っていると言われています。私に対する誹謗中傷ですよ。何度も言いますよ。大谷議員は私の発言をいいかげんだと言っている。いいかげんということは、あなたは議場の中で、委員外議員としても大変な話ですよ。私のどこがいいかげんですか。(「根拠なく出しているというのは失礼じゃないの。根拠示したじゃない、質疑で」と呼ぶ者あり)根拠ないですよ、少なくとも……(「ずっと質疑されて示したじゃないか」と呼ぶ者あり)根拠にならないんだよ、それが。 244 ◯議長【大和祥郎君】 上村議員、済みません、質疑をして、今、石井議員に質疑をするところですよね。 245 ◯1番【上村和子君】 ちょっとね、大谷議員のあれを議長やってください。(「だから何で悪いんだって」と呼ぶ者あり)私にいいかげんと言っているんですよ。いいかげんというのを言っていいんですか。議場で許すんですか。 246 ◯議長【大和祥郎君】 ですから、今、制止をしています。 247 ◯1番【上村和子君】 制止して、注意してくださいよ。 248 ◯議長【大和祥郎君】 今、発言を注意していますから。 249 ◯1番【上村和子君】 注意しているんですね、今、大谷議員に。議長が注意しているんですよ、大谷議員。わかってますか。 250 ◯議長【大和祥郎君】 それ以上言わないでください。今、注意をいたしましたので。  それでは、上村議員、質疑をお願いいたします。 251 ◯1番【上村和子君】 何度もここでやじが飛ぶから終われなくて、私もいらいらしているんです。少なくとも共産党の議員、それから私、それから肝心な議会費検証部会の部会長の藤田議員、そして望月議員、そして重松議員、それから関口議員、恐らくこのメンバーは当日出される直前に電話一本で聞かされています。直前じゃない人もいます。事後の人もいると聞いています。そういうことをやっちゃいけないでしょうということを言っているんです。そこを今とりたくてやっているんですよ。こういう出し方はやっちゃいけないでしょうと。やっていいんだったら、やっていい根拠を教えてください。 252 ◯14番【石井伸之君】 先ほどやはり丁寧な説明、また、さまざまな形でこの国立市議会、開かれた議会という形で、議会の中で改革を進めるんだという観点から、もしまた次に同じような機会があれば、そのときにはより丁寧な議論を踏むことができるようにということは、今、上村議員から言われたさまざまな言葉をしっかりと受けとめたいということを、先ほど発言をさせていただきました。 253 ◯1番【上村和子君】 確かにその旨の発言で、中川議員もそのとおりだと言っていた。違うと言ったのが藤江議員でした。ここが問題なんです。議会の中で何を大事にしなければいけないか。自分たちだけで暴走してはいけないんですよ。少なくとも反対をしそうな人たちにほど丁寧に、事前に説明しなくてはいけないんだというふうに思うんです。これは、逆の立場になったときによくわかりますよ、皆さん方。多数だからって多数決をやってはいけないんですよ。そのときは少数の人の意見を聞かなければいけないんです。少なくとも少数の人たちに丁寧にやっていく力が議会として必要なんです。議長とか委員長とかやる人は特にそうです。多数がやっているから、それに粛々従えばいいという考え方は成立しないんです。これを私は議員になって20年間やってきました。これができないと議会の民主制とか、ソーシャルインクルージョンの議会改革はできないです。だからこそ常に丁寧に、ちゃんと説明はしたか。電話一本で済ませてはいけない。ちゃんと会わなければいけない。ちゃんと示さなきゃいけない。私はそこで、だから認めないということもできる。だけど、それはしないで、後手であっても、実際この結論に至った根拠となる資料と根拠となる市民の声を集めて資料にして、議会運営委員会まで出してくださいと言っているわけです。それができないのならば、そのことは議会運営委員会に託されたと、そこまでも付託したという解釈でいいんですか。 254 ◯14番【石井伸之君】 いろいろな資料があります。手持ちの資料の中で公開できる部分、そういったさまざまな形で今持っている資料がある中でお示しできるもの、そういったものを、こちらは提出者の中でまた協議をしなければならないんですけれども、出せるもの、そういったものを用意する努力をしたいというところまでで、そこはちょっと、上村議員の気持ちとか思いというのは本当に痛いほど私はわかります。だからこそ、今言われた上村議員の声に対して、どこまで応えられるかわからないんですけれども、資料提出、努力をしていきたいというふうに考えています。以上です。 255 ◯2番【望月健一君】 本当は質疑をするつもりなかったんですが、1点だけ。先ほどの石井伸之議員への質疑で大体わかったところで、次回からは、反省するという答弁もいただいているところなんですけれども、やはり事実確認として、1点確認させていただきたいのが、今回の提出に当たって、事前の説明で、これから与党3会派で提出をしますだったのか、提出をしましただったのか、そのあたり、もし間違っていれば謝罪いたします、私の記憶では提出をしましただったような気もするんです。どうですか。 256 ◯14番【石井伸之君】 済みません、これから提出をしますということを私としては、思いとしては、望月議員の携帯電話に連絡をしたというふうに解釈をしております。 257 ◯2番【望月健一君】 もうちょっと詳しく後で教えていただきたいんですけれども、私は与党の会派の皆さんには思いを伝えてありますし、ほかの反対される会派の皆さんも含めて、時間の余裕を持ってしていただきたかったなということ、後でまた意見交換をさせてください。よろしくお願いします。以上です。 258 ◯議長【大和祥郎君】 ほかに質疑ございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ質疑を打ち切り、本案は議会運営委員会に付託いたします。    ────────────────── ◇ ──────────────────  日程第50 陳情第4号 臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情  日程第51 陳情第6号 国に対して「学童保育指導員の資格と配置基準の堅持を求める意見書」              の提出を求める陳情  日程第52 陳情第7号 東海第2原発の再稼働に反対する陳情  日程第53 陳情第8号 学校トイレ洋式化率向上に関する陳情 259 ◯議長【大和祥郎君】 日程第50、陳情第4号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情から日程第53、陳情第8号学校トイレ洋式化率向上に関する陳情までの陳情4件を一括議題といたします。  以上、陳情4件については、朗読を省略し、直ちに所管の常任委員会に付託することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認め、朗読は省略し、お手元に配付済みの平成30年第4回定例会付託事件一覧表のとおり付託いたします。    ────────────────── ◇ ────────────────── 260 ◯議長【大和祥郎君】 以上をもって、本日の会議はこの程度にとどめ、明4日は休会とし、5日午前10時から本会議を開き、日程第54、一般質問に入ります。  本日は、これをもって、散会といたします。                                      午後7時4分散会 Copyright © Kunitachi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...