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令和元年 第4回定例会(第2日) 名簿 開催日: 2019-11-29
令和元年 第4回定例会(第2日) 本文 開催日: 2019-11-29

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  1. 国分寺市議会 2019-11-29
    令和元年 第4回定例会(第2日) 本文 開催日: 2019-11-29


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    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年 第4回定例会(第2日) 本文 2019-11-29 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 314 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 2 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 3 : ◯17番(尾作義明君) 選択 4 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 5 : ◯17番(尾作義明君) 選択 6 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 7 : ◯17番(尾作義明君) 選択 8 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 9 : ◯17番(尾作義明君) 選択 10 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 11 : ◯17番(尾作義明君) 選択 12 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 13 : ◯17番(尾作義明君) 選択 14 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 15 : ◯17番(尾作義明君) 選択 16 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 17 : ◯17番(尾作義明君) 選択 18 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 19 : ◯17番(尾作義明君) 選択 20 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 21 : ◯17番(尾作義明君) 選択 22 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 23 : ◯17番(尾作義明君) 選択 24 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 25 : ◯17番(尾作義明君) 選択 26 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 27 : ◯17番(尾作義明君) 選択 28 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 29 : ◯17番(尾作義明君) 選択 30 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 31 : ◯17番(尾作義明君) 選択 32 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 33 : ◯17番(尾作義明君) 選択 34 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 35 : ◯17番(尾作義明君) 選択 36 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 37 : ◯17番(尾作義明君) 選択 38 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 39 : ◯17番(尾作義明君) 選択 40 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 41 : ◯17番(尾作義明君) 選択 42 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 43 : ◯17番(尾作義明君) 選択 44 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 45 : ◯17番(尾作義明君) 選択 46 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 47 : ◯17番(尾作義明君) 選択 48 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 49 : ◯17番(尾作義明君) 選択 50 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 51 : ◯17番(尾作義明君) 選択 52 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 53 : ◯17番(尾作義明君) 選択 54 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 55 : ◯17番(尾作義明君) 選択 56 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 57 : ◯17番(尾作義明君) 選択 58 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 59 : ◯17番(尾作義明君) 選択 60 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 61 : ◯17番(尾作義明君) 選択 62 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 63 : ◯17番(尾作義明君) 選択 64 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 65 : ◯17番(尾作義明君) 選択 66 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 67 : ◯17番(尾作義明君) 選択 68 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 69 : ◯17番(尾作義明君) 選択 70 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 71 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 72 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 73 : ◯12番(田中政義君) 選択 74 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 75 : ◯12番(田中政義君) 選択 76 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 77 : ◯12番(田中政義君) 選択 78 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 79 : ◯12番(田中政義君) 選択 80 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 81 : ◯12番(田中政義君) 選択 82 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 83 : ◯12番(田中政義君) 選択 84 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 85 : ◯12番(田中政義君) 選択 86 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 87 : ◯12番(田中政義君) 選択 88 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 89 : ◯12番(田中政義君) 選択 90 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 91 : ◯12番(田中政義君) 選択 92 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 93 : ◯12番(田中政義君) 選択 94 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 95 : ◯12番(田中政義君) 選択 96 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 97 : ◯12番(田中政義君) 選択 98 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 99 : ◯12番(田中政義君) 選択 100 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 101 : ◯12番(田中政義君) 選択 102 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 103 : ◯12番(田中政義君) 選択 104 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 105 : ◯12番(田中政義君) 選択 106 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 107 : ◯12番(田中政義君) 選択 108 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 109 : ◯12番(田中政義君) 選択 110 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 111 : ◯12番(田中政義君) 選択 112 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 113 : ◯12番(田中政義君) 選択 114 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 115 : ◯12番(田中政義君) 選択 116 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 117 : ◯12番(田中政義君) 選択 118 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 119 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 120 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 121 : ◯18番(新海栄一君) 選択 122 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 123 : ◯18番(新海栄一君) 選択 124 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 125 : ◯18番(新海栄一君) 選択 126 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 127 : ◯18番(新海栄一君) 選択 128 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 129 : ◯18番(新海栄一君) 選択 130 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 131 : ◯18番(新海栄一君) 選択 132 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 133 : ◯18番(新海栄一君) 選択 134 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 135 : ◯18番(新海栄一君) 選択 136 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 137 : ◯18番(新海栄一君) 選択 138 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 139 : ◯18番(新海栄一君) 選択 140 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 141 : ◯18番(新海栄一君) 選択 142 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 143 : ◯18番(新海栄一君) 選択 144 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 145 : ◯18番(新海栄一君) 選択 146 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 147 : ◯18番(新海栄一君) 選択 148 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 149 : ◯18番(新海栄一君) 選択 150 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 151 : ◯18番(新海栄一君) 選択 152 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 153 : ◯18番(新海栄一君) 選択 154 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 155 : ◯18番(新海栄一君) 選択 156 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 157 : ◯18番(新海栄一君) 選択 158 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 159 : ◯18番(新海栄一君) 選択 160 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 161 : ◯18番(新海栄一君) 選択 162 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 163 : ◯18番(新海栄一君) 選択 164 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 165 : ◯18番(新海栄一君) 選択 166 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 167 : ◯18番(新海栄一君) 選択 168 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 169 : ◯18番(新海栄一君) 選択 170 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 171 : ◯18番(新海栄一君) 選択 172 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 173 : ◯18番(新海栄一君) 選択 174 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 175 : ◯18番(新海栄一君) 選択 176 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 177 : ◯18番(新海栄一君) 選択 178 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 179 : ◯18番(新海栄一君) 選択 180 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 181 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 182 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 183 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 184 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 185 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 186 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 187 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 188 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 189 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 190 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 191 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 192 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 193 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 194 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 195 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 196 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 197 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 198 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 199 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 200 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 201 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 202 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 203 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 204 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 205 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 206 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 207 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 208 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 209 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 210 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 211 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 212 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 213 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 214 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 215 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 216 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 217 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 218 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 219 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 220 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 221 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 222 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 223 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 224 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 225 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 226 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 227 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 228 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 229 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 230 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 231 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 232 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 233 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 234 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 235 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 236 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 237 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 238 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 239 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 240 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 241 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 242 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 243 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 244 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 245 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 246 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 247 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 248 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 249 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 250 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 251 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 252 : ◯副議長(本橋たくみ君) 選択 253 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 254 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 255 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 256 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 257 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 258 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 259 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 260 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 261 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 262 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 263 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 264 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 265 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 266 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 267 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 268 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 269 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 270 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 271 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 272 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 273 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 274 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 275 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 276 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 277 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 278 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 279 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 280 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 281 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 282 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 283 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 284 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 285 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 286 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 287 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 288 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 289 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 290 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 291 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 292 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 293 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 294 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 295 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 296 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 297 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 298 : ◯会計管理者(内野修宏君) 選択 299 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 300 : ◯会計管理者(内野修宏君) 選択 301 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 302 : ◯会計管理者(内野修宏君) 選択 303 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 304 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 305 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 306 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 307 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 308 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 309 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 310 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 311 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 312 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 313 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 314 : ◯議長(皆川りうこ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時31分開議 ◯議長(皆川りうこ君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は21人であります。これより本日の会議を開きます。  冒頭、田中議員より体調不良のため遅参する旨の届け出がございましたので、御報告いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────             日程第1 一般質問 2: ◯議長(皆川りうこ君)  日程第1、一般質問を行います。  最初に尾作議員。 3: ◯17番(尾作義明君)  おはようございます。よろしくお願いします。自由民主党市議団の尾作義明でございます。  まず初めに、国分寺駅南口への取り組みということでございます。地元過ぎて、なかなか質問がしにくかった場所でありますが、ことしの選挙が終わりまして近々のところでありますので、ぜひ地元のところを取り上げさせていただきたいと思いまして、質問させていただきます。  こちらの質問に対しては、私が以前させていただいたのは平成26年ということで、かなり時間がたっております。その当時においても一般質問でさせていただいたのが駐車場の渋滞対策ということで、市としてもJRへの申し入れ、また対応を検討したいという答弁をいただきました。しかしながら、国分寺駅南口駅前ロータリー周辺道路など、構造的な問題を抱えていることは理解してはおりますけれども、雨の日、また土曜日、日曜日、祝日での渋滞というのは非常に見過ごすことができない状態にあります。駐車場入り口においては、その通りだけでなくて周辺のところ、花沢橋に至る部分、また駐車場に合流する南側からの道路の渋滞と、こういったものが土曜日、日曜日、雨の日というのは慢性化しているという状態であります。こういったところから、現在市での取り組み、また把握というのはどのようになっているのか伺いたいと思います。 4: ◯建設環境部長(中村隆生君)  以前に比べまして駐車場内部の通路の変更、そして誘導員の人数の増加などが図られているというような状況で、駐車場内部の移動もスムーズになっていると感じています。駐車場の入場待ちの車列につきましては、長い状況は確かに御指摘のとおりございます。待ち時間につきましては、以前よりは若干短縮されたのではないかなと考えております。現在、ぶんバス万葉・けやきルートも同じ方向で運行している状況にはなっておりますけれども、その運行も、今は大幅におくれるというような状況はないという認識でございます。しかし、繰り返しになりますけども入庫待ちの車両は長く、近隣の方にも御迷惑がかかっていると、また歩行者、自転車、通過車両にも影響があるのではないかなという認識は持っているところでございます。 5: ◯17番(尾作義明君)  認識はされているという確認をさせていただきました。車列として、待ち時間は短くなっているとはいえ、常に車がとまっている状態であります。そのところは解消していかなければならないということでありますので、対応というのをしっかりと考えていただきたいと思います。  また、2番、3番、駅ビルの周辺の送迎車への交通安全対策と、送迎バスの認識と今後の取り組みについてというのは中身がかなり重複しておりますので、あわせて質問させていただきたいと思います。  今の質問の中にもありましたとおり土曜日、日曜日、祝日というところではありますけれども、また雨の日といったところ、そして朝夕の送迎の車であったりとか、そして最近は駅周辺のところでは大型の飲食店であったりスポーツクラブ、そしてマンションでの送迎と中型、小型のバスが出入りして、しかも人を待つために停車し続けるという現状があります。見えにくいところの陰から人が道路を渡る、また側方を通過する車の前に人が飛び出す、こういった危険な状態が続いておりますし、送迎の一般車両の送るときは降りるだけですので短時間の駐車で済みますけれども、迎えに来る車両においては駅周辺のところの道路に散在しながら、公共性の高いバスの運行の妨げにもなっているという形が多く見受けられます。こういったところの把握、そして対応について、また取り組みについてお伺いしたいと思います。 6: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、御指摘のとおり駅ビルの駐車場付近、南口ロータリーから南へ延びる道路などにおいては、一時停止している車が非常に多いということも感じているところでございます。各方面に向かう路線バスや空港へ向かうリムジンバスも通行しており、通過に支障を来す場面もあるということにつきましても認識しているところでございます。今、先ほどお話のありました駐車場の出入り、出庫といった際も、出庫が左折、右折の両方ができるような形がとられており、そういった意味で、また車が重複するというようなところも現場として見られているのかなというところがございます。我々としましては、これから駐車場の管理会社等にお願いするなりして誘導員の増加ができないか等々、また出庫のあり方等についても安全に対応できるような方策がないのかというものをお願いしていくとともに、交通管理者である小金井警察署にも一時停止という部分、停車という部分で、なかなか駐車でないというところで指導できないというようなところもあるというのは伺っておりますが、そういた中で停車という部分に対しても指導できないのかどうかというものをお願いしてまいりたいなと考えているところでございます。 7: ◯17番(尾作義明君)  まさにそのとおりなんです。交番がありながら、よっぽどのトラブルがなければ警察が対応しないという現状があります。また、大型の駐車場でありながら、ほかの駐車場、一般的な駐車場というのは右折出庫というのはあり得ない。ただ国分寺駅の駅ビルの駐車場に関しては右折出庫もしているということで、両方の車が互い違いに行くときにどうしても支障が大きく出ていると。できるのであるならば、国分寺駅南口駅前ロータリー部分の合流まで人を増員してしっかりと対応して、右折出庫でなくて、左折で全車両がスムーズに流れるような、そういったところまで対応いただきたいところではあるんですけれども、ぜひさまざまな検討を重ねていただいて、南口の渋滞の解消に取り組んでいただきたいと思います。一言だけいただきたいと思います。 8: ◯建設環境部長(中村隆生君)  車が停車していて、それによって事故が起こってしまう、そういうことが起こらないような形というのが最善であると考えております。交通管理者にお願いするとともに、また管理会社にもさまざまな手が打てないのかというような形でお願いしてまいりたいと考えております。 9: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いいたします。  では、続きまして、七重塔の移設の進捗についてということでございます。先般、市長から、商工会館にある七重塔を国分寺駅南口に移設して、シンボルとして活躍してもらおうということで、非常に歓迎すべき内容であります。国分寺駅南口は小金井方面へははけの道に沿って野川公園への遊歩道であったりとか、史跡武蔵国分寺、また武蔵国分寺公園へのルート、また殿ヶ谷戸庭園と、国分寺市の観光の窓口となっているところでありますので、七重塔が国分寺駅南口にできることは非常にうれしいなと考えております。
     しかしながら、あれだけのものを設置してしっかりと運営する、管理していくには大変ハードルがあろうかと思います。どのように進んでいるのか、進捗を確認させていただきたいと思います。 10: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  七重塔の模型の移設に当たりましては、今の御質問のとおり移設場所となる国分寺駅南口の駅前広場、こちらの所有者はJRとなりますので、JRと協議を重ねてきているところでございます。また、移設のスケジュールにつきましては来年度、令和2年度に基本設計、実施設計を行い、令和3年度に工事を行うという予定でJRからも了解をいただいているところでございます。JRとの協議の中では、移設する模型やケースの構造上の安全確保が前提条件とされているというところでございます。ケースや基礎の具体的な構造、設置位置、施工方法などについて、JRと今後とも調整を行っていくとともに、鑑賞に支障のない外観とすることを念頭に置きつつ、耐震耐火、暴風雨等の安全性の対策を第一に、来年度に行う設計の中で具体的に検討を進めてまいろうというところでございます。 11: ◯17番(尾作義明君)  本当になかなかハードルの高い、こうなるともう建築物に近いものになるかと思います。あれだけのものをきっちりとカバーして風雨、また安全に運用していくとなると、それなりの基礎というのも必要になってくると思いますので、まずはJRとの協議の中と同じように安全第一という形で取り組んでいただきたいと思います。  続いて、環境整備についてということでございます。昨年の台風21号で国分寺駅南口のケヤキの大きな木が倒れまして、その後もその周辺にありました2本のケヤキを伐採、また、ことしについてはぶんバスの乗り場のところの木も伐採されるという形で、駅周辺のところの大きな木がほとんどなくなったような状態であります。その発端となった台風21号、このときにケヤキが倒れたときに南口のタクシー乗り場の屋根が壊れまして、現状もそのまま1年に及んで、いつ修繕するのかなと思っていたらまだまだ直らないと。これが、本来だったらああいう公共の場所ですから早速にというか、早々に修繕するべきものであろうかと思いますけれども、この対応というのはいかがなっておりますでしょうか。 12: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  昨年の台風21号の影響で現状のようになっているというところで、タクシー乗り場については国分寺駅のタクシー協議会に修理の申し入れということを行っているところでございますけれども、現状はまだ修理に至っていないというところが今の状況でございます。 13: ◯17番(尾作義明君)  お金がないからできませんとか、そういう形で、じゃあ、いつになるのかというのがわからない状況というのは、ああいう公共の場所ですからしっかりとめどを立てて修繕に取り組んでいただける、またその取り組んでいただく体制づくりというのが必要でありますので、申し入れとあわせて施策というのを考えていただきたいと思いますので、ぜひ早急な取り組みをお願いしたいと思います。  また周辺の環境についてなんですけれども、駅周辺は非常にいろいろな問題がございます。交番の東側、こちらに横断歩道はあるんですけれども、横断歩道に並んで駅寄りのところに植え込みがありまして、駅の駐車場側から横断歩道を渡ると、車を運転しながら横断歩道を越えると今度はいきなり左の生け垣から人が飛び出してきたり、またその周辺のところを見ても意図しない植物が大きく成長していたり、また階段部分のところにおいてはハトのふんが落ちて、清掃はされているんですけれどもいつも汚い状態が見える、さまざまなところが目につくことが多いんです。こういったものへの対応というのはどのようにされるのかお伺いしたいと思います。 14: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  国分寺駅南口の駅前広場につきましては、先ほども御質問にお答えするといったところですけれどもJRの所有管理となっているというような状況から、これまでも何回かこの議会の場でも今の交通の問題、あるいは市民の方からもさまざまな御意見というのはいただいているところでございますので、その都度JRに伝えているというところでございます。改めまして、今回いただいた御意見についても、管理者であるJRに伝えていかなくてはいけないなというところで認識しているところでございます。北口の再開発事業による交通広場の完成がおよそ1年後に迫るという中で、南口に注目が集まるということも改めて考えられるところでございますので、総合ビジョン等の上位計画でも鉄道駅周辺の拠点整備ということで、南口についても何らかの検討が必要であると考えているところでございます。七重塔の模型の設置ということでJRと協議しているところでございますけれども、その中でもJRからは将来的に南口の駅前広場の管理のあり方というところについても協議していきたいというようなお話をいただいているところでございますので、私どもとしても七重塔の移設ということで魅力発信していくということにとどまらず、さまざまな御指摘をいただいたような課題の解決とか、駅前広場の活用などについて、移設の協議とあわせてJRと意見交換をしてまいりたいと考えているところでございます。 15: ◯17番(尾作義明君)  多くの方が利用される国分寺駅でありますので、北口の整備がしっかりと整って環境がよくなる、これは歓迎すべきところでありまして、ただ、それに合わせて北と南の対比というのは、どうしても市民の目には映ってくるところであります。昭和40年代、国分寺駅北口を主にして、北口がA面で南口がB面、表と裏みたいなところがありましたけれども、これからはそういうことがあってはならないなと思っています。国分寺駅の南口においても、北口同様に多くの方の利用が安全に、そして快適に行われるように、ぜひ整備をJRと協議しながら進めていただきたいと思います。要望にとどめて終わらせていただきたいと思います。  それでは、続きまして台風被害の経験を生かす取り組みについてということでございます。昨日も台風被害についてということで多くの議員から質問が寄せられたところであります。また吉田議員の質問に対しても、地域防災計画について更新を行うというお話をいただきました。今回の台風15号、19号を経験したところ、これに対して風水害についての主な部分のところでありましたので、これに対して特に19号では避難勧告の発令や地区防災センターの開設など初めてづくしが続きましたので、これに対応した経験を生かし風水害の早期見直し、こういったものもしっかりと行うべきと考えております。地域防災計画に大雨洪水警報の発表基準が記載されておりますけれども、このうち大雨に関する土壌雨量指数基準というようなことも見直してみますと、そういったものも出ております。こういったものに対して、市としての取り組みというのを改めてお伺いしたいと思います。 16: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  これまでもお答えいたしましたけれども、今回の台風19号の対応からはさまざまな課題が浮き彫りになったと認識しております。対応した職員へ実施したアンケートからも、今後の風水害対応について検討する必要があると感じているところでございます。御意見のとおり地域防災計画、この中の風水害編、風水害応急対策計画、こちらの見直しについては早急に取り組んでまいりたい、このように考えています。 17: ◯17番(尾作義明君)  今回の台風19号に関してのところで土砂災害に対しての基準として、これを発令するもととなる土壌雨量指数、これについてわからないところが多いのですが、こういったものの内容というのは市では把握されているんでしょうか。 18: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  土壌雨量指数につきましては、気象庁のホームページに解説があります。土壌雨量指数とは、土砂災害の発生は降っている雨だけでなく、これまで降った雨による土の中の水分量が深く関係していることから、降った雨が土の中に水分量としてどれだけたまっているかを数値化したものでございます。大雨土砂災害注意報についてはこの基準が140、警報についてはこの基準が180になったときに発令されるということでございます。計測にはタンクモデルと呼ばれる手法を用いており、3段に重ねたタンクを使用することとなっておりますが、その設置場所、これは全国をメッシュで区切り、その範囲に設置しているということでございますけれども、この周辺の正確な設置場所を確認することはできませんでした。 19: ◯17番(尾作義明君)  私も調べさせていただきました。このタンクモデルというのは地面の中に3つのタンクを深いところから3層に埋めて、その中に雨量がどれだけたまったかという数字を計測して数値化したものと認識しました。しかし、国分寺市の場合にははけの地域、武蔵野台地の部分のところに関してはこちら側に、北のほうから南に向けて水脈が流れて、そしてはけの部分のところから水が湧いている、また壁面を伝って水が出ているようなところでありますので、雨水量だけではかれるものではないというのが現状だと思います。そういった点で、国分寺モデルじゃないですけれども、こういったものをしっかりと見ていく必要性があろうかと思います。今後、国分寺市の土砂災害警戒区域、こういったところの対応というのを改めて見直す必要性があろうかと思います。一言いただけますでしょうか。 20: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  尾作議員がおっしゃるとおりだと思っています。気象庁の発表にとどまらず、各地域それぞれの場所においてさまざまな状況、雨の状況も土砂災害の状況もあると思いますので、その辺はしっかりと地域を見回って災害に対応してまいりたい、このように考えています。 21: ◯17番(尾作義明君)  それでは、こちらの対応とあわせて現在の地域防災計画、これはどのようなスパンで見直しが行われているのか、改めてお伺いしたいと思います。 22: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  地域防災計画でございますけれども、基本的には毎年8月ごろに実施いたします防災会議、これは市だけではなく、地域のそれぞれの団体の方々も集まっていただき、そこで最終的に決めるということになります。その前には庁内での防災会議の見直しの検討会等も行われているところでございます。今回はその8月を待たずに庁内の中で検討しながら、運用として地域防災計画のあるべき形をしっかりと検討してまいりたいと思います。 23: ◯17番(尾作義明君)  ほぼ年1回、協議会が開かれて更新されていると認識しましたけれども、その前の段階で、年1回ということでなくて、中身の更新があった場合は現場優先でホームページ等のアップデートというのが必要かと思います。そちらの対応はいかがでしょうか。 24: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  当然その内容に変化があった場合は、たとえ運用であっても市民の皆様にしっかりとお伝えする必要がありますので、その辺についてもしっかり対応してまいりたいと考えます。 25: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ早目、早目の取り組みということでよろしくお願いしたいと思います。  あわせて防災・ハザードマップ、こちらの更新についてスパンはどのようになっているのか、そして今後の取り組みというのはどのようになるのか教えていただきたいと思います。 26: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  全戸配布した紙ベースのハザードマップの更新につきましては、これまでおおむね5年サイクルで行ってきているところでございます。今後の更新につきましては、被害想定の変更箇所とかをよく精査し、5年にこだわらず必要に応じた対応を行ってまいりたい、このように考えています。 27: ◯17番(尾作義明君)  紙ベースで市民の皆さんに全戸に配布しているものでありますし、またそう内容が大きく変化するものではないと思いますので、毎年とかではなく、全戸配布は確かに5年に一度ぐらいのサイクルでもいいのかなと思うんですが、データだけでもホームページ上で更新というのはできるものなのでしょうか。 28: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  このハザードマップでございますけれども、浸水危険区域については東京都建設局が作成した野川、仙川、谷沢川及び丸子川流域浸水予想区域図と、東京都下水道局が作成した北多摩一号処理区、北多摩二号処理区浸水予想区域図、この2つを重ね合わせて作成しているところでございます。それぞれのデータは公開された情報となっておりますので、ホームページにリンクを張るなどの対応を実施してまいります。  また、昨年度全戸配布したハザードマップは、ことし5月から運用が開始された警戒レベルが記載していないなど、紙ベースであるがため新たな情報について速やかな対応ができないことから、必要な情報につきましては速やかにホームページ等で情報が入手できるよう、ここについては対応してまいりたいと考えます。 29: ◯17番(尾作義明君)  ぜひこちらのほうも早目、早目の対応ということでお願いしたいと思います。これからの時期、そう大きな雨が降る時期はしばらく来ないかとは思いますけれども、逆に言うとその時期であるからこそこういったものを丁寧に見直して更新を進めていただく必要もあろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、土砂災害警戒区域等の取り組みということでございます。土砂災害区域は、個人で持たれている擁壁であったりとか、過去からそのままの現状で続けているというか、壁が個人の持ち物でありますので、そういったものへの対応というのは非常に難しいことはわかっているんですが、いまだに石積みであったりとか、ブロックであったりとか、そういったものが見受けられます。また今回の土砂災害警戒区域においても、今後対応を図っていかなきゃならないところであろうかと思いますので、現状、市ではこちらに対しての把握、またその対応というのはいかがなっておりますでしょうか。 30: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  擁壁に関する質問ということで、まちづくり部で、平成30年7月の西日本豪雨のときに土砂災害が西日本各地で起きたわけですけれども、その段階で一定市内の擁壁の状況ということについて調査したということはございます。また、日常のパトロールとかも含めまして、倒壊の危険のある既存の擁壁ですとか、どうもこの短期間で形状が変化しているといったような擁壁については、職員が現地確認を行って所有者に対して安全啓発を行っているという状況でございます。擁壁の安全性について、職員が現地では判断できないといった場合には、照会等に応じて専門家等についても連絡先等を御紹介しているというところでございます。 31: ◯17番(尾作義明君)  その安全確認なんですけれども、台風のときなどは目視という形になるんだろうと思います。平時のそういったものの点検については、目視以外に点検方法というのはあるんでしょうか。 32: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  目視以外といたしましては、例えば鉄筋コンクリートの擁壁につきましては探査機を使って鉄筋がかぶり厚という形でどの程度の深さに入っているかとか、あるいは本数とか間隔の調査といったようなこと、あるいは水抜き穴等の状況を見るというようなこと、そのほか構造体そのものを何かしらの形で検体を採取したり、一部を壊したりするという形で調査するといったことも調査方法としてはあるところでございます。 33: ◯17番(尾作義明君)  調査方法としてはそういったものがあるということなんですけれども、現実的に国分寺市内でそういった検査というのを行った経緯というのはあるんでしょうか。 34: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  なかなか現状ではそこまでやっているというところについては、私どもは把握していないところでございます。 35: ◯17番(尾作義明君)  恐らくかなりお金のかかる検査であろうということは想像できるんですけれども、ほかの地域を見ていても補助等はまだまだなかなか見受けられない、個人での対応を求めていかなきゃならないのが現状かと思います。そういった中で、土砂災害警戒区域というのは東京が指定したものでありますけれども、既存の擁壁に対して補助等の東京都の対応、また市が対応する何かしらの補助という方法というのはあるんでしょうか。 36: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  東京都では、なかなかそういった部分についての補助等自体を行っておりません。ただ都内の23区の一部におきましては、そういった崖ですとか擁壁等の改修工事費に対して補助金等を交付しているというような自治体があるということは確認しております。 37: ◯17番(尾作義明君)  条件があろうかと思います。ただ、23区でできていることが、なぜ多摩地域でできないのかという、また多摩格差みたいものを一瞬感じてしまったんですけれども、そうでなくて、恐らく何かしらの条件なのかなと思います。ぜひ国分寺市でもそういったものが利用できないか、今後検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 38: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  このように風水害という形で改めて土砂災害の危険というようなところについては、私どもとしても再認識しているところでございますので、先ほど申し上げたように現状では東京都自体に補助金だとかはないような状況でございますけれども、そういった先進的な自治体といったような事案もございますので、擁壁の倒壊防止といったような対策の1つとして、そういった助成制度の構築等についても調査を進めていきたいと、そのように考えています。 39: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。市で擁壁を持っているところというのはほとんどないかと思います。今回の台風被害を見ながら、いまだに多くの水がはけを中心に湧いている状態が続いておりまして、国分寺街道においても、ちょうど中央線近隣のところが水がまだ湧いていて、道路に一部流れ出ているようなところもあります。水の道というのをしっかりと確保しながら安全を図っていく必要があろうかと思いますので、今後の取り組み、またできれば市においても現状の個々にある、個人宅にある擁壁の確認等も必要かと思いますが、いかがでしょうか。 40: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  尾作議員が御指摘のように、そういった形で個人の方がお持ちの擁壁といった部分についても、単純に土砂災害の警戒区域というようなところに限らず、市内にはさまざま存在しているかと思いますので、そういった部分についても把握していくということは重要なことではないかと認識しております。 41: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ今後の取り組みとして考えていただきたいと思います。要望としてよろしくお願いいたします。  続いて、外国人と共生する地域づくりについてということでございます。多文化共生社会に向けた市の取り組みについてなんですけれども、2018年12月末の時点で日本の在留外国人の人数は273万人と、国内で2%を超えているというのが現状であります。過去最高の人数ということで記録されているんですけれども、国籍の多様化も進んでおりまして、多くの外国の方が日本に来られていると。ことし4月には生産年齢人口の減少に伴う人手不足などを背景に、新たな在留資格を創設する改正入管法が施行されました。外国人材を求める流れは拡大する方向となっております。一方、技術実習生などの受け入れに関する仕組みについても、体制の問題はかねてから指摘されているところではありますけれども、解決されたわけではないのが現状ということで理解しております。  家族を含めて暮らしの場となる自治体では、コミュニティの一員としてどう外国人の方とつながりをつけていくのか、さまざまな事柄、施策への検討が必要となっているのが現状であろうかと思います。地域によっては人口減少が歯どめがかからないということで、外国人の定住をふやす取り組みにかじを切ったような自治体も見受けられるということでありますので、国分寺市においては意図するものではなく自然増という形で外国人の方が今でもふえており、私も駅周辺で多くの外国人の方を見かけるようになりました。そういった中で、地域の中でも文化や習慣の違い、生活ルールのようなものが伝わっていないことで起こるような住民トラブル、こういったものを事前に解消するためにも外国人にとっても住みやすい環境やコミュニティづくりが必要となるわけですが、市としての方針はどのようになっているのか、まずお伺いしたいと思います。 42: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  在住外国人への対応ということですが、国分寺市では総合ビジョンにおいて、在住外国人の生活に必要な情報が周知され、安心して暮らせる環境が整っている、こういった状態を目指す姿としております。多言語での情報提供や在住外国人の生活・教育への支援、そして国際理解・国際交流の推進、この2つを取り組みの柱として現在支援事業、交流事業を展開しているところでございます。 43: ◯17番(尾作義明君)  取り組みとしてさまざまな取り組みをされていることは理解しているんですけれども、市民向けとして市民の参加というのはある程度一定あろうかと思いますが、外国の方の参加というのはまだまだなかなか難しいのが現状であろうかなと感じております。  具体的に国分寺市として国際協会等という形で進められていると思いますけれども、こういった中で国際協会を中心にして取り組まれている内容というのはどのようなものがあるのでしょうか。 44: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御紹介いただきましたように、市としまして国際協会に補助金を支出して連携し国際施策を行っている具体的なお話としましては、補助事業として外国人生活相談窓口、こちらを設置しておりまして、また日本語教室、学校への日本語学習指導員の派遣、また行政情報の多言語化や、生活情報誌の発行等を行っているところでございます。さらに交流事業の部分では、さきの11月17日にリオンホールで行いました国際交流フェスタ、これを市民文化祭の一環として位置づけて外国人との交流を進めていたり、歴史、文化や生活習慣等を紹介して国際理解を深めるために国際理解講座というものも実施しているという状況でございます。 45: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ力強くというか、もっともっと進めていただきたいなと思います。  また一方で、こういったものを進めていく中で1つの壁となっているのが日本語教育という形になろうかと思います。2番の日本語教育の対応についてということでお伺いしたいんですが、日本語というのは、私どもが使っている言葉ではありますけれども、世界でもまれな、もう本当にほかにない言葉でありまして、音を表現するだけでも漢字、平仮名、片仮名、そしてローマ字と4種類の文字を使って1つの言語をあらわしていると、ほかでは見られない言葉でありますので、非常に習得するのにハードルの高い言葉であろうかと思います。自分で使いながら、よくこんな難しい言葉が使えるものだなと思うときもあるんですけれども、そういった中で、子どもたちでなく、親御さんも一般の方に対して、日常の日本語が一般的に伝わるように言葉を習得していただく、こういったことが大切であろうかと思いますけれども、現在、日本語教育の対応についていかがなっているかお伺いしたいと思います。 46: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  現在、先ほどお話ししましたように国際協会にお願いして、補助事業として生活に役立つ日本語をボランティアが教える日本語教室というのを実施しております。また、公民館においても同様の教室、取り組みが行われていると聞いております。 47: ◯17番(尾作義明君)  親御さんを中心にしてという形で取り組まれているという形になっているかと思います。  もう一つ、あわせて教育委員会の取り組みとして子どもたちへの日本語教育というのはいかがなっているのかお伺いしたいと思います。 48: ◯教育部長(堀田順也君)  教育委員会ということで、私どもで取り組ませていただいている内容です。まず、ただいま市民生活部長から御答弁がありましたけれども、これは子どもたちだけではなくて、広く大人の方も含めてということでございますが、光公民館の事業といたしまして地域で暮らす外国人の方の日常会話、こちらを少しでもスムーズにできるようにということで生活日本語教室というものを実施してございます。それから、あわせまして今年度から恋ヶ窪公民館で、児童・生徒を対象にいたしまして、生活の日本語を教える場所ということでジュニア教室を開催してございます。 49: ◯17番(尾作義明君)  子どもたちとあわせてだけでなくという形ですね。学校の中で特に外国から来られた子どもたちに対する日本語の対応というのはどのようになっているのでしょうか。 50: ◯教育長(古屋真宏君)  学校の中ということですので、私から答弁させていただきます。  教育委員会では、学校からの申請に基づきまして、必要に応じて日本語指導員を派遣しているところでございます。ここ数年の状況を見ますと、小・中学校あわせて6人から8人程度の児童・生徒が指導を受けているというところでございまして、日本語の指導につきましては日常生活ですとか、あるいは学習活動を営む上で最低限必要となります基礎的な日本語の指導を行うと、そのことの支援を行っているというような状況でございます。 51: ◯17番(尾作義明君)  授業時間中にということなんですか。 52: ◯教育長(古屋真宏君)  日本に来て間もないというような状況もございますので、授業時間に取り出した形で指導を行ったり、あるいは休み時間や、あるいは放課後というような時間を使いながら指導しているところでございます。 53: ◯17番(尾作義明君)  ちなみにどのような言語、言葉、どのような国の子たちというのがいらっしゃるのか、もし把握していれば教えていただきたいと思うんですが。 54: ◯教育長(古屋真宏君)  外国とかかわりのある子どもたちの状況につきまして、一番多いのが中国からお越しになっているお子さんというような状況で、あるいはネパール語ですとか、あるいは英語もございますし、さまざまな言語を使った子どもたちがいるというところで、一番多いのは中国の方という状況でございます。 55: ◯17番(尾作義明君)  冒頭で申し上げたとおり、ある程度偏ったというか、アジアだけではなくて、最近はさまざまな国のお子さんが親御さんと一緒に日本に来て在留しているという形がありますので、さらに多言語の対応が求められていくことが今後想像されますので、国分寺市にそれだけ多くの言語を扱える方、教えて指導できる方がいらっしゃるのかどうかというのは非常に難しいところでありますが、しっかりとした対応を今後もお願いしたいと思います。  また、あわせて外国の子どもたち、日本の子どもたちとしっかりとコミュニケーションをとって楽しくかかわれるような取り組みというのは、学校の中ではどのように行われているのでしょうか。 56: ◯教育長(古屋真宏君)  学校では子どもたち同士が楽しくかかわり合うようなさまざまな機会を設けておりますが、例えば国際理解に関する取り組みにおきましては、現在オリンピック・パラリンピック教育を進めているところでございます。この教育の中ではさまざまな国の文化ですとか食生活について友達と調べたり、あるいは外国の方と実際に交流し合ったりする中で異文化について理解を深めているという状況でございます。また、外国語教育を進める中でも外国語を使ってネイティブスピーカーと一緒になって歌を歌ったり、ペアやグループでやりとりをしたりというようなことでコミュニケーションを図っているような状況もございまして、特にこういうような場面においては、外国につながりを持つ子どもたちが得意な言語を使いながら活躍しているというような場面も見られているところでございます。 57: ◯17番(尾作義明君)  よく理解できました。私が子どものころに外国の子たちが来ると、物珍しさで取り囲んでいるんですけれども、コミュニケーションが余り上手にとれないで、逆にいじめみたいなことが起きたりとかというのをちょっと記憶しているんですが、今の子たちというのは、逆に言うとすごく国際化が進んでいて、そういった中でも子どもたちのコミュニケーションが上手にとれているのかなと思います。ぜひ今後も子どもたちが元気に明るく国際化を自然に学びながら学校の中で過ごしていただけるとうれしいなと思います。  また、日本語の対応ということで、庁舎の中において日本語教育とあわせて対応というのはどのようになっているのか、教えていただけますでしょうか。 58: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  外国の方が地域で生活する、また役所等に来られた場合に御案内できるように行政の情報の多言語化、こちらに加えて、窓口対応や相談を行う職員に対しても外国人にわかりやすいようなやさしい日本語等で接することができるように進めていくように考えているところでございます。 59: ◯17番(尾作義明君)  やさしい日本語という形でお話をいただきました。わかりやすい日本語でなくて、このやさしい日本語というのが非常に鍵でありまして、阪神・淡路大震災のときに外国の方が日本語、また英語が十分に理解できないで、復興の段階で二重に被災するというようなことがありまして、この反省から災害時でない平時から外国人の方が情報提供、またそういった観点からやさしい日本語というのを広めていくという運動が広がりつつあります。ことしの2月にやさしい日本語の講座というのがたしか開かれたかと思います。庁舎の中においてやさしい日本語の対応が今後求められていくかと思います。いかがお考えでしょうか。 60: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  先ほど申し上げましたように、多言語化はもとより、寄り添った対応をするためにも、そういったことの研修なり意識を持って職員が当たることが大切だと感じておりますので、そのように国際化を推進する所管としても考えているところでございます。 61: ◯17番(尾作義明君)  なかなかわかりにくいかと思います。やさしい日本語というと、簡単な話なのかなということではなくて、日本語ってどうしてもセンテンスが長い言葉でありますので、それを短く切って簡単に伝える。あとは平時使われていない言葉、例えば今回の災害でいうと炊き出しなんていう言葉は外国の方はまず使われないですし、余震なんていう言葉もまず使えないです。炊き出しというのは温かいものがただで食べられますよとか、余震というのは後から来る地震であったりとか、避難所についてはみんなが危ないときに行く場所、こういったような形で表現を変えていく必要があろうかと思います。最近、JRの電車に乗っていて感じるのが、昔は支援の必要な方はお声がけくださいというような言葉で表示されていたものが、お手伝いが必要な方は声をかけてくださいみたいな、そういった表現に変わってきていますので、市内においても外国の方がわかりやすい日本語とあわせて、やさしい日本語、こういったものに表記を変えていく、こういった取り組みについてもぜひよろしくお願いしたいと思います。  あわせて、次に3番として災害時の対応についてということでございます。今回、台風19号で私、東京経済大学で避難のお手伝いをさせていただきました。外国の方が意外に多くて、また留学生の方も多かったんです。その中でモンゴルの方がいらっしゃって話を聞いたんです。そのときに伺ったのが、インターネットでこんな大きい台風が来るというのを見て、怖くなって避難したという話を聞いたんですけれども、ただ、モンゴルに台風は来るのと聞いたら、来ないそうなんです、地震もほとんどないと。だからそういったことがわからないけれども、見たときに怖いから来たと、国によっては台風もなければ地震もない国、そういった方たちへの対応というのも、これから防災の観点の中で伝えていかなければならないのかと思います。  また、そういった中で災害の対応についても、外国の方がわかりやすい避難所運営というのが必要になると思いますが、その対応についてはいかがなっておりますでしょうか。 62: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  地域防災計画ではボランティアの活用により通訳を配置したり、災害時に東京都生活文化局が設置する外国人災害時情報センターと連携して、的確な情報提供を行うこととしております。さらに地域防災計画の中の地震災害応急復旧対策計画の第6節に在住外国人の支援を規定しており、市ホームページや災害情報誌の情報は、英語、中国語、韓国語のほか、わかりやすい日本語による情報提供を行うとも定めております。外国人への対応として多言語化することはもちろん必要だと思いますけれども、誰にでもわかりやすい日本語、やさしい日本語での表記は必要であると認識しておりますので、今後の活用方法についてしっかりと検討してまいりたいと考えます。 63: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ検討をよろしくお願いしたいと思います。平時でなくて、発災時といったトラブルが続く中で、都の生活文化局とやりとりしながら地域の中での避難所の運営というのは、普通に考えてもままならないことだと思いますので、国分寺市においても平時の中からそういった対応というのを検討していただきたいと思います。  そんな中で、草津市の事例なんですけれども、消防団の担い手不足の解消であったりとか、災害時に外国人を支援できる体制づくりといった、地域課題の解決に向けて外国住民の方に活躍する場をつくる、そういった仕組みをつくるということで、外国人住民による機能別消防団員という取り組みがあります。災害時の外国人被災者への通訳であったりとか、翻訳支援であったりとか、避難所での情報伝達支援であったりとか、また平時に外国人住民の方への避難等の災害に対する啓発であったり、こういったことが主な職務として定められているそうであります。外国人住民自身が災害時に支援する立場になることで、より効果的な外国人住民への災害対応というのができるかと思います。ほかにもやれることがあると思います。そういったものを各地の事例を見ながら、ぜひ今後も対応を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょう。 64: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今お話があった機能別消防団員については、現在、市でも研究しているところでございます。尾作議員の御指摘を受けとめさせていただき、しっかりと研究してまいりたいと思います。 65: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続いて、外国につながりを持つ子どもの育みについてということであります。あえて外国人としなかったのは、日本の子どもたちにおいても海外から戻ってきたり、また帰国子女であったりとか、そういった幅の広い子どもたちへの対応ということを求めていきたいという意味でこういった文字にさせていただきました。育みとしたのは、教育ではなくて、幼稚園、保育園のところから、また義務教育が終わっても大学へ進む、そういった中で地域で子どもたちがしっかりと育っていく環境をつくっていかなければならないと考えております。市での考え方というのをお伺いしたいと思います。 66: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  先ほど来お話があります増加する外国人、また帰国子女等に対して、お互いに理解するということはまず必要で、地域で支えてそういった子どもたちを育むこと、この大切さは十分に考えられるところでございます。家庭や学校、また地域の連携がますます重要となってくると思いますので、市としても今後の課題だと思います。 67: ◯17番(尾作義明君)  国分寺市の場合は比較的安定した環境で子どもたちが成長していて、外国から来た子どもにおいても、高校にしっかりと進学し、さらに就職あるいは大学に進んでいる子たちの事例なども伺っております。ただ他地域を見ますと、そういった機会に恵まれずに不登校になったりとか、また学校で学齢が進んでいくにつれて日本語もあやふや、また自分の国の言語自体もしっかりと習得していない、そういった環境で育った子どもに関しては、どうしても語彙力が足りないことで、高等教育に進んでいったときになかなかその先に進めないという現状が他の地域でも多く見られている現状であります。そういった中でしっかりと環境を整えて、国分寺市だけでなく、国のためにという形で人材としてしっかりと教育を受けて、またその子たちがしっかりと社会の中で活躍できる場というものをつくり出す、そういった環境づくりというのが必要であろうかと思いますので、ぜひコミュニティ、この国分寺市だけでなくて広い意味での子どもたちの生育環境、こういったものを整えていただきたいと思います。また機会を多くつくっていただきたいと思いますので、一言いただいて終わりたいと思います。 68: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今お話があったようにこれから基本的には外国の子どもたち、また外国にルーツを持つ子どもたち、さらには帰国子女の方のそういった日本語に対する理解というかスキルを上げて、地域で支え合いながら連携して育んでいくことが必要だと思いますので、その方向で推進していきたいと思います。 69: ◯17番(尾作義明君)  新宿区の事例を見ますと、その地元で育った子どもたちが今まさに起業して、地域の活性化につながっている事例というのも多く見られます。非常にまちの中が多様化する、そしてさまざまな文化が行き交うまちというのは元気がありますので、そういったまちづくりというのも今後国分寺市の中でも検討していく必要があろうかと思います。しっかりと地域の中で元気に商売、また起業することによって、国分寺市にとっても大きなメリットが生まれてくると思いますので、今後の取り組みにまた期待したいと思います。ぜひしっかりと取り組んでいただきたい、要望として、これで終わらせていただきます。  これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 70: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で尾作議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午前10時30分休憩                    午前10時41分再開 71: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 72: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、田中議員。 73: ◯12番(田中政義君)  自由民主党市議団の田中政義でございます。きょうは余り体調が芳しくありませんけれども、なるべく元気に質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告順に質問いたします。1番、高齢者対策について、まず初めに見守りについてお聞きしたいと思います。少子高齢化の波は全国的に広がりを見せております。中でもひとり暮らしの高齢者の数は高齢者人口の20%に上ると言われます。もしも万が一の事態が起きたとき、発見されるまでに何日もかかってしまった場合、孤立死、孤独死となってしまうことは、国分寺市としても決して対岸の火事ではなく、起こり得ることだと考えます。  そこでお聞きいたしますが、そうした事態を少しでも減らすため、また安心して暮らし続けていくために、高齢者のひとり暮らしや高齢者世帯の見守り体制というものは、現在どのようにとられていますでしょうか。 74: ◯福祉部長(横川 潔君)  市では従前より、高齢者のひとり暮らし、または高齢者のみの世帯で慢性疾患等をお持ちの方を対象に、緊急通報システムの事業を実施しているところでございます。さらに地域包括支援センターでは、地域における見守りのネットワークづくりに力を入れるとともに、市民の方々のお住まいを定期的に訪問する事業者と高齢者等見守り活動に関する協定を締結し、高齢者等への見守り体制の充実に努めているところでございます。  また、これらとは別に警備会社等の民間事業者においても高齢者の見守りに関するさまざまなサービスが展開されており、その状況についても把握に努めているところでございます。 75: ◯12番(田中政義君)  わかりました。民間企業の中には水道の使用料という情報をもとに見守りを行うシステムを開発し、提供しているところがあります。第3回定例会の一般質問で丸山議員が同様の質問をされております。改めてになりますが、少し紹介させていただきたいと思います。  これは水道メーターに取りつけ、関係者にメールを使ってお知らせをするもので、見守り対象者が朝一番で水道を使ったときには元気であることをお知らせし、2時間連続して使用したとき、また一定時間使用しなかったときには異常であると判断し、同じくメールでお知らせするというものです。離れて暮らす親族だけではなく、協力いただける方、例えばケアマネジャーや地域担当の民生委員、自治会長、近所の親しい方などに見守り応援隊になってもらい、異常を感知したときには応援隊の方々にもお知らせが届くというシステムです。このシステムの大きな特徴は、見守り対象者にストレスをかけないということです。見守られているという実感がなく、また見守る側もふだんどおりの生活を送れるということが大変有効だと感じました。丸山議員が質問されたときの答弁では、検討、研究するとのことでありましたけれども、その後の進捗はいかがでしょうか。 76: ◯福祉部長(横川 潔君)  前回、丸山議員からの御質問を受けまして、御紹介いただいたサービスも含めまして、改めて民間で実施されているさまざまな高齢者の見守りについてのサービスについて、その情報収集に現在も努めておりまして、これらについて引き続き研究を行っているという状況でございます。 77: ◯12番(田中政義君)  どんどん単身者がふえている状況であると考えております。期日を決めて、検討も含め進めていただきたいと思います。例えば来年度中に進めるなど、今のお考えがあればお聞かせください。 78: ◯福祉部長(横川 潔君)  さまざまな民間サービスがある中で、自治体がそれらの活用を検討するに当たっては公平性ですとか、透明性ということが求められることから、慎重な対応が必要であると考えているところでございます。現段階においてお求めの研究、検討の期限を明らかにすることは難しいですが、来年度は令和3年度から始まる新たな高齢者保健福祉計画の策定作業を進めることになりますので、このことも踏まえましてさらに研究を進めてまいりたい、このように考えております。 79: ◯12番(田中政義君)  市民が安心して生活できるように、ぜひ民間の力をおかりしながら取り組んでいっていただきたいと思います。これについては、また別の機会に質問させていただければと思います。  続いて、日ごろから抱えている問題についてお聞きいたします。少子高齢化や核家族化の進展に伴ってひとり暮らしの高齢者や、高齢者のみの世帯がふえるということは先ほども申し上げましたけれども、どうしても避けられるものではありません。国分寺市も同様の状況であると考えております。そのような状況の中、介護が必要になれば介護保険制度がありますけれども、そこまでには至らない日常生活のちょっとしたことでお困りの高齢者がふえてくるのではないでしょうか。先日も高齢者のみの世帯の方で、家の片づけができなくて困っているとのお話をお聞きしました。このような場合に利用できるサービスは現状どのようなものがありますでしょうか。
    80: ◯福祉部長(横川 潔君)  ただいま田中議員からもお話がありましたように、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯がふえていく中で、片づけやごみ出し、買い物のサポートなど、介護保険制度では対応し切れない高齢者の日常生活を支援するサービスの需要は高まってくるものと考えます。現状では、シルバー人材センターや市内のNPO法人などで御利用いただけるサービスがあり、地域包括支援センターに御相談いただければ御要望に合ったサービスについて御紹介している、こういった状況でございます。 81: ◯12番(田中政義君)  2025年には団塊の世代が75歳以上となり、高齢化が一層進むことが予想され、身近な生活支援の必要性がますますふえていくのではないかと考えております。今後、市としてどのような取り組みを進めていくか、お聞かせいただければと思います。 82: ◯福祉部長(横川 潔君)  現在、市では生活支援コーディネーターを設置し、各地域において高齢者の日常生活を支える社会資源の把握や、新たなサービスの創出、またそれを支える人材の育成に取り組んでいるところでございます。この生活支援コーディネーターにつきましては、市全域を対象とする第1層のコーディネーターを社会福祉協議会への委託により、また地域包括支援センターのエリアごとの第2層のコーディネーターを各地域包括支援センターの委託によりそれぞれ今年度から設置しておりますが、今後は互いに連携しながら各地域における支え合いの体制づくりに向けて取り組みを進めてまいりたい、このように考えております。 83: ◯12番(田中政義君)  わかりました。ぜひ相談しやすい体制というものをさらに構築していただいて、どこに相談すればいいのかということもあわせて周知に努めていただきたいと思います。人材の育成等の大変なことも多いかと思いますが、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  次の質問に移ります。ぶんバス北町ルートについてお聞きいたします。昨年12月に西国分寺駅までとするルートに変更いたしまして、約1年経過しました。以前は北町ルートのぶんバスは空気を運んでいるなどの意見があったかと記憶しております。実際に走行中のバスを見かけることもありましたけれども、やはり誰も乗っておらず、的確な表現ではないかなと感じたこともありました。しかし、12月のルート変更以降、市民の方が乗車しているバスを見かけることがふえ、ルート変更が大変有効であったと考えております。そこで、まずは現在の利用状況を伺いたいと思います。 84: ◯建設環境部長(中村隆生君)  昨年12月に西国分寺駅へのルート変更後は順調に利用者がふえ、多くの方に御利用いただいているところでございます。今年度の4月から9月までの月平均の乗車人数は約2,200人程度となっておりまして、1便の平均にいたしますと6人程度乗車していただいている状況でございます。御存じのように普通のワンボックスタイプの車両となっておりますので、1便の定員は8名となっております。御利用が定員を超える場合には、走行しているぶんバスのドライバーが西国分寺駅の運行事業者事務所と連絡をとりまして予備車両を運行させ、できるだけ不便のないように努力させていただいているところでございます。  ルート変更直後から今年度の初めごろまでは満員で乗車できない、ドライバーの対応についてなどの御意見もいただくこともございましたが、担当とバス運行事業者と連携を図り丁寧に御案内をさせていただいている中で、市民の方には一定の御理解をいただき、運行させていただいていると考えているところでございます。 85: ◯12番(田中政義君)  わかりました。  現在、西国分寺駅東が始発となっております。これは以前にお聞きしたことがあったんですけれども、改めてお聞きしたいと思います。始発のその時間帯は、西国分寺駅から北町方面への利用というのは余りないのではないかと以前も指摘させていただきました。始発を北町地域からにするとさらに利便性が向上し、皆様に利用していただけるのではないかと思っております。こちらの件について、御意見をお聞かせいただければと思います。 86: ◯建設環境部長(中村隆生君)  この御質問につきましては、以前にもお話をいただいているところでございます。北町地域では、朝の時間帯は居住車両以外は進入禁止の交通規制がかかっている状況でございます。午前9時以降でなければぶんバスは通行することができない状況でございます。午前9時以前の時間帯で北町地域の運行は現状では困難となっておりますが、改めまして再度交通管理者である小金井警察署に相談するなど、関係機関との協議もまた進めてまいりたいと考えております。 87: ◯12番(田中政義君)  では、北町の交通規制について伺いたいと思います。五日市街道より北側で御商売をされている方から、午前9時を過ぎないと店舗を利用されるお客様が自家用車で来ることができず、大変不便をしているというお話をされておりました。規制する時間を短くしたり、公共のバスが通行している道路は規制から外したりするなど、この交通規制の緩和などはできないものなのでしょうか。当然交通規制なので交通管理者である小金井警察署の管轄だと理解はしておりますけれども、御意見を伺えればと思います。 88: ◯建設環境部長(中村隆生君)  五日市街道より北側、北町全体にかかっています交通規制、午前7時から午前9時までの2時間、居住車両以外進入禁止というものでございます。こちらの規制の緩和などは非常に難しいものと伺っております。また、緩和とは逆のスクールゾーンの設置も非常に難しいと伺っている状況でございます。交通規制の緩和や設定は、交通管理者である小金井警察署の管轄となりますけれども、該当する区域の住民の方全員の同意が必要となるという説明も受けているところでございます。スクールゾーンという子どもたちの安全の目的でも住民の方全員から同意を得ることができないということをお聞きしますと、規制を緩和するということで同意を得るには非常にハードルが高いのではないかと感じているところでございます。 89: ◯12番(田中政義君)  大変難しいことは承知しております。市長から新庁舎建設計画の表明がありまして、候補地は泉町となっております。新庁舎建設事業が今後承認され、建設地が泉町となった場合、新庁舎へのアクセスの確保について、お考えがありましたら伺いたいと思います。 90: ◯建設環境部長(中村隆生君)  新庁舎へのアクセスということでございますが、今回の候補地である泉町につきましては、現状で既に候補地の周辺をぶんバス日吉町ルート、万葉・けやきルートが通過している状況でございます。また、北町ルートは西国分寺駅東まで運行している状況となっております。既存のルートの変更、停留所の追加などの対応が可能かなど、これから庁内関係各所と協議もさせていただき、新庁舎事業計画決定後に整備計画と並行して、そのような形になりましたら準備を進めてまいりたいと考えております。 91: ◯12番(田中政義君)  ぜひともお願いしたいと思います。今後も市民の皆様にぜひ少しでも多く御利用いただけるように、努力していただくことはたくさんあるかもしれないんですけれど、よろしくお願いしたいと思います。また別の機会にもお聞きしたいと思います。  次の質問に移ります。3番、武道の授業についてです。中学校の武道の授業について、各学校での現在の状況、どのように行われているのか、まずお聞きしたいと思います。 92: ◯教育長(古屋真宏君)  中学校の武道の授業につきましては、技ができる楽しさですとか、あるいは喜びを味わいながら基本となる技を習得すること。また、さらには礼に始まり、礼に終わるといった相手を尊重したり、伝統的な行動の仕方を守ろうと、そういう態度を身につけるということを目指して実施しているところでございます。本市の中学校におきましては、柔道あるいは剣道を学校の実態に応じまして選択して実施している状況でございます。 93: ◯12番(田中政義君)  わかりました。自分が中学生だったころには校内で柔道大会がありまして、2年生と3年生だったかな、それぞれ各クラスで5人を選抜し、クラス対抗の団体戦を行うという柔道大会が行われておりました。今現在は行っているところもあったりするのでしょうか、お聞かせいただければと思います。 94: ◯教育長(古屋真宏君)  柔道大会等ということでございますが、柔道の授業の中では寝技など安全な技につきましては、それを活用しながらごく簡単な試合を行っているというような状況はございますが、柔道大会等を行っているという学校はございません。 95: ◯12番(田中政義君)  行っていないということでございます。何か特別な理由などがあるのでしょうか、教えていただきたいと思います。 96: ◯教育長(古屋真宏君)  武道につきましては、まず安全への配慮というものが重視されているところでございます。基本的な技をスモールステップで着実に習得させていくということを指導計画の中に位置づけておりますので、その指導時数の中ではなかなか安全に大会を実施するというまでの技能を習得させるのは難しいというような状況になっております。 97: ◯12番(田中政義君)  時数の問題であれば、もう少し時数をふやすことというのは難しいのでしょうか。 98: ◯教育長(古屋真宏君)  武道の授業につきましては中学校の保健体育科の中に位置づけられておりまして、年間の指導計画に沿って進めております。内容としましては、陸上競技ですとか、あるいは球技といったさまざまな運動種目を取り扱っているというところで、その中で武道も1つになっているということでございます。ほかの種目授業時数との関係もございますし、また生徒の実態に応じて授業時数を設定しているというところから、大幅な授業時数の増加ということはなかなか難しいというところでございます。 99: ◯12番(田中政義君)  現状は理解いたしました。武道のすばらしさは、ぜひ子どもたちにしっかりと知っていただきたいと思っております。武道の技術や心得がきちんと身につくように少しでも改善を図っていただきたいと思っておりますけれども、改めてお考えをお聞かせいただければと思います。 100: ◯教育長(古屋真宏君)  授業時数というのは限られたところでございますが、安全に十分配慮しながら基本的な技、そしてまた礼儀などの心得がしっかりと身につくように、今後段階的、系統的に指導を進めてまいりたいと思います。御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。 101: ◯12番(田中政義君)  なかなか難しい現状というのはよくわかりました。相手を敬い、そして尊重し、体とともに心が鍛えられるいい機会ではないかと思っております。武道はけがをするものではなく、けがをしないためのものでもあります。少しでも充実が図られるよう、重ねてお願いを申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  4番、まちの魅力発信についてです。国分寺市は、これまで天平の昔に武蔵国分寺が建立された歴史のまち、また日本初の、日本の宇宙技術開発の礎となったペンシルロケット発射実験が行われ、また新幹線開発段階から各種の実験が行われた科学のまち、お鷹の道・真姿の池湧水群や、姿見の池緑地などを代表とする水と緑のまち、また地場産の農畜産物、こくベジの農のまちなどの魅力を発見、発掘し、市民はもちろん、市外に向けてもさまざまな手段を用いて発信してきました。また、各種イベントの開催などを通じての魅力の発信にも取り組んでいることは重々承知しているところでございます。きょうは新たなまちの魅力としてぜひ取り上げていただければと思い、質問させていただきます。  国分寺市は、さかのぼること60年前、昭和34年に劇画工房という集団が結成され、活動の拠点が置かれたということであります。この集団はどのようなものであったのか、わかりましたら御説明いただきたいと思います。 102: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今、田中議員より御紹介のありました劇画工房でありますが、昭和34年、1959年に結成された劇画制作集団でありまして、大阪と東京で活動していたということであります。東京における活動の拠点が国分寺市、当時は国分寺町でありましたが、そこで活動が行われていたということです。現在も第一線で活躍している作家を初め、当時人気のあった作家も所属し執筆活動を行い、漫画の1ジャンルとして劇画という言葉を定着させ、その後も漫画の表現や制作環境に大きな影響を与えたということで言われております。 103: ◯12番(田中政義君)  今、政策部長より御説明いただきました漫画の1ジャンルとして劇画が発展していく上での初めの段階の年でありまして、発祥は大阪であるそうなんですけれども、劇画揺籃の地と言えるのがここ国分寺市であります。劇画工房の彼らは、従来の漫画のコマ割、表現方法に飽きたらず、無言、黒だけのコマや、凝った擬音表現といった映画的な漫画を目指していた集団だったそうです。そしてそのうちの1人の作家が、その漫画手法をみずから劇画と名づけたそうです。既に御紹介、お話しいただいたとおり60年を経過しているということで、当時作家が共同で生活したアパートや立ち寄ったお店等は既に取り壊されているものが多く、当時をしのぶことはなかなか難しいですけれども、今現在、その作家たちが通っていた喫茶店は2軒ありまして、そのうちの1軒の喫茶店は現在も当時のままの姿で営業を続けているということであります。また、その喫茶店には現在も当時の作家がたまに立ち寄っているということをお聞きいたしまして、この点からも劇画工房における活動、また国分寺市に愛着を持っていることがうかがえるのではないかと思います。  そこでお聞きしたいと思います。国分寺市として劇画工房に関して、魅力としてこれまでに発信したことというのはありますでしょうか。 104: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今回の通告を受けまして調べさせていただきました。我々としても初めてこの劇画工房の生活の実態を知るということになりました。確認した限りでは、本市として取り上げて情報発信したという経過はございません。 105: ◯12番(田中政義君)  市としては取り扱ったことはないということでありますけれども、実は平成27年に国分寺市商店会連合会が発行する冊子、『みにこみ国分寺』に2回特集記事が掲載されております。60年も経過しているということもありまして、劇画工房の活動の事実を市民の皆様も余り御存じではないのではないかと思います。  そこで御提案ですけれども、まずは市民に向けて、ちょうど60年の節目でありますので、劇画揺籃の地、国分寺ということを新たなまちの魅力として発信してはいかがかと考えます。先ほど紹介しましたが、当時のまま残る喫茶店に今も作家が訪れているということもありますので、この作家にも魅力発信にお手伝いいただくことなども考えられるかと思いますが、いかがでしょうか。 106: ◯政策部長(塩野目龍一君)  まちの魅力については、他自治体においてもそれぞれのまちに歴史的、あるいは地理的にゆかりのある多種多様な対象を魅力として取り上げて発信している状況であります。当市においても、引き続き新たな魅力の発信、発掘に努めているところであります。行政として取り上げて魅力を発信していく場合には、正確かつ一定程度詳細な情報に基づく必要があります。また、必要に応じては当事者の了解を得る必要も生じることが想定されます。60年前ということで、既にかなりの年月が経過し、当時所属していた作家の所在を含めて情報収集にも相当な時間を要することが想像されます。つきましては、御提案いただいた点については、まずは受けとめさせていただいて、今後の仕掛けを考えてみたいと、そういうように思います。 107: ◯12番(田中政義君)  もしもうまくその当時の作家の方々にコンタクトがとれて、お願いすることができるのであれば、講演会等を開催して当時のお話などをお聞きするのも一つかと思います。サブカルチャーと言われております日本の漫画やアニメは世界中で愛され、親しまれている国の財産であると私は思っております。ぜひ大いに研究していただいて、市の内外へ発信する材料として活用していただきたいと思います。これでこの質問は終わりとします。  次に移ります。災害対策について、台風19号の対応では、災害対策本部の立ち上げや地区防災センターの開設、また避難勧告を発令するなど、市としてこれまでに経験のない対応をとられたことと思います。市が災害対策本部を立ち上げ、対応範囲が拡大するに伴い、関係機関との連携も広がっていったことと思います。国分寺市消防団でも消防団本部を設置し、対応を行ってきたところです。  ここでお聞きしたいと思います。消防団本部が設置され、どのような活動を行ったのか、まずはお聞かせいただければと思います。 108: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  消防団本部の動きといたしましては、10月12日午前9時30分に災害対策本部が設置されたことを踏まえ、10時に団長、副団長が参集し、本部を設置いたしました。団長から各分団へは市内の警戒を行うよう指示があり、ポンプ車による巡回を実施し、市内の状況を確認しております。その後、市が避難勧告を発令したことに伴い、ポンプ車により広報活動を実施いたしました。これ以降、火災が発生したとの通報により1回の出動がありましたが、これは現場に火災の事実はありませんでした。その後も大きな被害の発生はなく、待機しておりましたが、災害対策本部の解散を受け、消防団本部も解散となり、活動は終了しております。 109: ◯12番(田中政義君)  ありがとうございました。各分団においては、消防団本部から無線で指令を受け、さまざまな活動に当たったところであります。設置までの経緯や指示系統などについては、分団で活動しておりますとなかなか本団の状況というのは見えてこないため、参考になりました。  次に、消防団本部からの指示では市内の巡視や広報活動を行うとともに、屋根の剥離であったり、看板やアンテナの落下、また倒木による交通障害の排除など危険排除活動が伴います。各分団では、危険排除活動では団員それぞれの生業の経験や工具などを利用した活動を行うこともあります。  ここでお聞きしたいのですが、水防活動のために必要な資機材の整備についてです。先ほど紹介させていただいた団員が持つ工具などの活用も、これまでの例で言えば、倒木であれば、なかなか手では対応し切れないものであればチェーンソーなどを使用しなければ排除することはできません。市としてこういった資機材の配備はされているのでしょうか、お聞きしたいと思います。 110: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  消防団にはさまざまな活動資機材を配備しておりますけれども、風水害対応としてチェーンソーの配備はしてございません。消防団としてどこまで活動すべきかということも検討する必要があると考えますので、こちらについては消防団本団と協議しながら、必要な活動資機材については配備を検討してまいりたい、このように考えます。 111: ◯12番(田中政義君)  チェーンソーを使って作業したいと言っているわけではありませんので、今総務部長から答弁いただいたとおり、本団とぜひ協議を行っていただいて、各分団において配備したほうが有効ではないかという必要な資機材を充実させていただければと思いますので、お願いいたします。  続いて、第五分団の詰所についてお伺いしたいと思います。近年、大型台風が毎年日本に接近、上陸しておりまして、国分寺市でもこれまで風の影響による倒木であったり、落下物が発生したりしている状況があります。台風19号の前、台風15号の接近に伴う活動におきましては、私が所属しております第五分団の詰所で待機しておりましたところ建物が暴風にあおられ、内壁がバタバタと今にも剥がれそうになり、壁と天井との間の回り縁のところがパクパクいたしまして、そのうち屋根が飛んでしまうのではないかと不安を抱えることもありました。消防団は市民の安全・安心のために活動しております。その活動の拠点が詰所でありまして、不安な状態というものをぜひ取り除いていただいて、満足に分団員たちが活動できるようにぜひともお願いしたいと思いますけれども、この第五分団の詰所の老朽化についてはどのようにお考えでしょうか。 112: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  消防団の活動拠点となる分団詰所は、これまで建てかえ等によって耐震性の確保等を図ってきたところでございます。第五分団の詰所は、以前別の用途で使用していた建物を改修して詰所としております。分団詰所は国分寺市民の安全・安心のための大事な活動拠点だと考えております。老朽化の状況を調査、確認させていただき、最善の策を検討してまいりたい、このように思います。 113: ◯12番(田中政義君)  ぜひとも市民の安全・安心のためにも、また分団員が安心して活動が行えるように重ねてお願いしたいと思います。  続きまして、災害対応時の連携について伺いたいと思います。今回設置された災害対策本部では、各関係機関との連携も発生したと思います。情報の連携は効率的な活動が行えるだけではなく、不足する人員の要請など、活動には不可欠であります。今回の台風対応において、消防団、消防署、警察署、自衛隊及び災害対策本部の連携というものはされていたのか、また、されていたのであればどのような状況であったのか、お聞かせいただければと思います。 114: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今年度は、昨年発生した台風24号を踏まえ、例年実施している水防訓練とは別に消防団、消防署及び市防災安全課との連携訓練を行ったところでございます。この訓練は消防団の活動状況を消防署と共有し、効果的な活動が行えることを目的として、消防署主導のもと実施されました。今回の台風19号ではこの訓練が生かされ、消防署の署員が災対本部班に常時派遣されるなど、情報共有が強化されました。また、自衛隊につきましても常時人員が派遣され、災害対策本部会議で対応状況を報告いただくなど情報共有がなされ、効率的な運用が行われたと考えております。警察署との連携については、今回はございませんでしたが、必要に応じ情報共有を行ってまいりたいと考えております。 115: ◯12番(田中政義君)  わかりました。市内のどこで第何分団がどのような活動をしているのか、場合によっては分団では対応できない状況の中、署隊が現着するのを現場で待機しているなんていうこともよくあることで、市内各所で活動する災害時は特に団と署との連携というのは大変重要であります。今後につきましても、さらに情報共有の強化についてお力を尽くしていただきたいと思います。  それでは、最後の質問となります。市では災害時に必要な物資等を小・中学校等に設置した備蓄倉庫に保管していると思います。第五中や第四小などは建物と備蓄倉庫が一体になっていますが、備蓄倉庫が校庭に設置されているのがほとんどだと思います。しかし、ハザードマップで浸水危険区域となっている第七小や、隣接する第二中は立地が谷底であり、さらに倉庫も校庭となっている状況であります。水害により備蓄倉庫が浸水し、物資が使用できなくなることというのは想定されていないでしょうか、お聞きしたいと思います。 116: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  御指摘のとおり、浸水危険区域として着色されている場所に建設された小・中学校が存在いたします。ただし、指定されたランクは50センチから1メートル未満が主で、第七小の一部が1メートルから2メートル未満とされております。備蓄倉庫の設置には建築確認許可が必要であったり、他に適した場所があるのかといった課題もありますので、どのような対策が可能であるか、今後検討してまいりたいと考えております。 117: ◯12番(田中政義君)  大きな災害時には避難所に集まってこられる市民の方々もたくさんいらっしゃるのだと思っております。そんなときにも備蓄倉庫の中の資材というものは大変重要でありますし、必要なときに水につかって何も使えなかったということでは備蓄倉庫の意味がなくなってしまいます。第七小、第二中のところのものだけではなく、例えば市内の公園に置いてある備蓄倉庫であったり、もう一度どのような状況に設置されているのか、水の被害は大丈夫なのかということをもう一度点検していただいて、必要な措置を講じていただけますように心よりお願いしたいと思います。市民の安心・安全のために、平時のうちにとれる対策はとっておくことというのが有事の際に落ち着いて行動できることにつながるのだと思っております。  重ねてお願いを申し上げまして、私の一般質問をこれで終了したいと思います。ありがとうございました。 118: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で田中議員の一般質問を終わります。  午後1時半まで休憩といたします。                    午前11時23分休憩                    午後1時31分再開 119: ◯副議長(本橋たくみ君)  会議を再開いたします。  議長にかわり、副議長の私が議事を進行させていただきますので、よろしくお願いいたします。  新海議員より水の持ち込みの申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告をいたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 120: ◯副議長(本橋たくみ君)  午前に引き続きまして、一般質問を行います。  新海議員。 121: ◯18番(新海栄一君)  久しぶりなんで、頑張ってやらせていただきます。  午前中、田中議員が質問をしてくれまして、その防災・防犯対策の続きから始まります。私のとセットになっております。2時間1セットで組んだんですけど、ちょっと時間配分を間違ったみたいで、もう一度、振り返りをしたいと思います。  防災・防犯対策についてです。  私の地元、本多地区では、地域の防犯・防災活動を積極的に行っております。防災活動では、防災まちづくり推進地区としての市との協定を結んでから35年が経過し、防犯活動では、青色防犯パトロールカーによる警戒活動を毎週3回、各町会が輪番で行っております。5つの町会がありますので、5週に1回回ってきます。それらの活動が評価され、本年10月1日の都民の日に東京都功労賞を受賞いたしましたので、御報告をさせていただきます。  先日の24日には、毎年恒例の防災ひろばが開催されましたので、議員の皆様はさまざまな訓練に参加していると思いますけれども、少し訓練の様子を紹介したいと思います。  朝9時に、この日はサイレンが鳴りませんので、本多独自の訓練ですので、消防団の第二分団が訓練開始の広報を、地区内を車で回って、これから訓練を始めますというのを広報いたします。各家庭では全家庭に配布してある黄色の安全確認カードを、けががなければ、家の前の見やすい場所にかけることになっております。これが安全確認カードです。全員無事です。これを全員に配布してありますので、各家庭が、その家の前のわかりやすいところにかけることになっております。  それで、班長は、一時避難所に集合するんですけど、各班長は、その各戸の安全カードの確認をしてから、カードが出ていない家ではチャイムを鳴らして安否確認を行い、その後に町会ごとに決められている一時避難場所に集合することになっております。町内会長は、そこで各班ごとの安否確認表を集計いたします。それで避難状況を確認して、トランシーバーで本部に報告いたします。町内会長になった方は、必ずトランシーバーが配布されますので、そして、なおかつ使い方がわからない人が多いので、年度始めにトランシーバーの使い方の研修会というのがありまして、これは、各町内会長が全員出て、トランシーバーの研修をやります。このトランシーバーについては、毎月第3金曜日の朝8時にテスト放送がありますので、町会長になられた人は、みんなこの時間は起きて対応することになっております。  一時避難場所では、大体30分から50分を待機して、これは町内会の大きさによって集まってくる人の時間が異なりますので、大体このくらいとってあります。その後、集合している避難者全員で対策本部がある本多の八幡神社に移動いたします。その際は、各町内会ののぼり旗を立てるんです。普通のお店の前に立っているのぼり旗よりも、ちょっと小さいのぼり旗、持ち運びができるように、黄色ののぼり旗を立てて、それで移動いたします。これはのぼり旗は途中から合流する人と後から来る人が自分の町会の位置がわかるように立てるのですけど、神社に着いた後も立てておきます。  神社では、町会ごと、一丁目から五丁目まで順番に整列いたしまして、今回の訓練では9町会から約250人が参加しておりますので、各町内会別に旗のもとに整列することになっております。それで、防災委員長の挨拶があって、連合会長、それで市長の挨拶があって、消防署長の挨拶があって、開始いたします。  八幡神社では、消防署と第二分団、市役所の協力をいただき、119番通報訓練、消火器の操作と初期消火の訓練、AEDの使用法と救命訓練、スタンドパイプの消火栓接続訓練、可搬式消火ポンプのエンジンの始動訓練、救出工具の使用体験、煙体験、炊き出し訓練。これははせべ議員が参加していますね。担当しています。防災グッズの紹介、販売、それから物資配給訓練などがありまして、最後は第二分団による放水演技によって終了することになっております。これが毎回の訓練の様子です。  本多地区では、このほかに2月に普通救命講習、7月に安否確認の、もう一度、避難訓練があります。さらに防災委員は、5月の水防訓練と9月の総合防災訓練にも参加しております。  このようにさまざまな活動において、国分寺市とは協力体制を組んで、災害に備えての活動を進めてまいりましたが、先日、信じられないような事態が発生いたしましたので、この件について、お聞きしたいと思います。  台風19号における国分寺市の対応では、正午に帰宅困難者のための一時滞在施設の開設を発表し、その後、地区防災センターを各小・中学校に開設しています。15時50分には、ハザードマップで浸水のおそれがあるエリアの住民を対象に、レベル4の避難勧告を発令しました。  ここまでの対応は非常に速くて、大いに評価するところでありますが、この後に気象速報、エリアメールがスマートフォン所有者全員に送信されてしまいました。このため全員が避難勧告を受けた形になりまして、私のところにも、いろんな方から連絡が来ました。本多連合町会では、この日は理事が本部に待機していたんです。手分けをして、各避難場所に、第三小、第七小、第二中に何名ぐらいの本多の住民が避難しているかというのの確認作業を行いました。これ、各学校に行ったんですけど、第三小の避難場所では、ここは連合町会長が行ったんですけど、その市役所の方が、本多の避難者を確認したいので、お願いしたいと言いましたところ、個人情報だから教えることはできませんとの返事がありました。信じられないような返事なので、会長は再度交渉したんですけど、この個人情報の一点張りだったそうです。東日本大震災などの大きな災害のときに、テレビで避難場所の中継をしていますが、家族、関係者が入り口の避難者名簿で安否を確認している姿が映し出されます。国分寺市では、避難場所に避難した市民の名前は個人情報なので公表しないのでしょうか。御見解をお聞かせいただきたいと思います。 122: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今回の避難所開設につきましては地震の対応と異なり、台風への対応であったため、避難された方が長時間そこに滞在することは想定しておりませんでした。台風が去るまでの間、一時的に避難する場所となることから、受付名簿の作成等、避難者の個人情報は収集していないため、そもそもお伝えする情報がなかったということになります。個人情報のため教えられないという回答は正確でなかったと考えます。  なお、台風の被害により御自宅にいることが困難な場合には、地区防災センターで避難生活を送ることになりますので、この場合は避難者名簿を作成することとなります。今回は一時的な避難にとどまったため、受付名簿の作成等、避難者の個人情報の収集は行わない、そういう判断をしたということでございます。 123: ◯18番(新海栄一君)  基本は名簿をつくることになっているんですか、避難場所では。 124: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  避難生活になったときについてはつくるということが基本だというふうに考えております。 125: ◯18番(新海栄一君)  最初に本多の訓練のときに言いましたように、避難者、要するに、避難してきた人の名簿は、本多の場合は、もう一時避難所ででき上がっているんです。だから、その名簿を持っていけば、本部で全部集計できるようになっているんです。ですから、今回は台風への対応なのでということで、長期間そこに滞在することは想定しないということでしたけども、そもそも避難勧告は、当初、水害のおそれのある地区に出していたわけですから、もし水害になれば、家で寝泊まりできないわけですから、避難所ということになります。地区防災センターまで連れていくこともできないかもしれません。そうすると、長時間滞在することは想定しないということは、当初から大した被害は出ないということで考えていたんでしょうか。もし、そうだとしたら、避難勧告など出す必要はなかったんですね、今回。そうすれば混乱することはなかったんです。  ただ、今回の避難勧告は本番ですから、訓練じゃないので、十分そのことも考えて、本番の避難所の対策をどうするのか、それを説明してください。 126: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  議員のおっしゃるとおりだと思います。まさに本番の避難所ということでございます。時間が長い短いという判断というのはおかしかったかもしれません。  御指摘がございますので、今後、市民の安全・安心に向けて、避難者の方々の情報の扱いについて、しっかりと考え方を整理してまいりたいと思います。 127: ◯18番(新海栄一君)  ぜひ、よろしくお願いいたします。来年もまた大きい台風が来ると思いますので、そのときの対策も十分にやっていただければと思います。  個人情報はそういうことで、もともと名簿がとってありませんと言ってくれれば、それで済んだんだと思うんですよ。それで、本多の人は手を挙げてくださいとかと言えば、それで済んだと思うんですけど、ちょっと対応が悪かったと思いますね。  個人情報に関しては、これ以外にも次のようなものがあります。本多連合町会では、毎月1回、防災委員会が行われております。その際、出席した消防署員から、秋の火災予防運動の一環として、お年寄りの世帯や障害者のいる世帯を対象に、電気製品や暖房機などのふぐあいを消防署員が点検を行うので、対象となる世帯を消防署に知らせてくださいとの依頼が町会にありました。それで町会の委員から、地域にとっても大変ありがたいことなので、ぜひ市で把握している要保護者名簿を利用して、対象となる全世帯に実施してほしいとの意見がありましたが、消防署は、既に国分寺市には依頼をしたんです。ただ、平常時には市の要保護者名簿は個人情報の問題があるので利用することはできませんとの返答でした。消防署としては、署員が各家庭を訪問して対象の世帯を探すことも難しいので、現在はあくまでも希望する世帯にしか対応できない。点検をやりたいけどもできませんと。したがって、町会のほうで対象になる方がいらしたら、消防署に連絡をいただきたいというお願いを受けました。火災予防のため、消防署員が家の中の設備を点検してくれることは、災害弱者の家庭にとって大変心強く、ほとんどの対象者が点検を希望するのではないでしょうか。ちなみに、ある町会では、町会が独自に把握している要保護者名簿により対象者に声をかけたところ、6世帯中5世帯が、ぜひお願いしたいと、点検を希望されています。  そこで、お伺いしたいのですが、市では、災害時の要保護者の家庭を把握されていると思いますが、今回のような火災予防のための点検には協力できないのでしょうか。 128: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  避難行動要支援者名簿につきましては、基本的に本人の同意があった方のみ提供するというシステムになっていると思います。今回の場合、本人の同意がない方については、制度的に提供できないということになると思います。 129: ◯18番(新海栄一君)  それはもうしようがないんです。ただ、これからはいろんな形で使うことがふえてくると思います。ですから、最初にもうそういうときは本人の同意をとっておくとか、何か新しい形を考えないとしようがないかなと思いますね。  さて、ここまでは市の個人情報の対応なんですけれども、次のようなものもありますので、あわせて考えていきたいと思います。  9月下旬から10月上旬にかけて、夕方なんですけれども、本多四丁目で火災が発生いたしました。これは同じところで2回発生したんですけども、最初のときは本橋議員が来ていたり、2度目のときは田中議員が来ていたりしておりましたけど、消防車数十台が消火活動を行いまして、連雀通りや北口駅前通りを初め、付近の通り全て通行どめになって、大混乱になっておりました。この火災について、連合町会の防災委員会で消防署に火災発生の場所と原因を伺ったところ、何と個人情報なのでお答えできませんとのことでした。  それから、次に、10月には本多五丁目の周辺で空き巣の被害が多発いたしました。地元の町会長が、警戒を強めなくてはということで、小金井警察に問い合わせたところ、個人情報なのでお答えできませんとの答えが返ってきました。どこも個人情報なんです。国分寺市も消防も警察も個人情報を守らなくてはならないことはよくわかりますが、町会としても、防災・防犯上、聞いておかなくてはならないこともあります。火災であれば放火ではないかとか、当該地区の消火器の設置状況を確認するとか、空き巣であれば、防犯パトロールの強化をするとか、近くの住民への注意喚起など、町会としての対策をとることができます。  そこで、個人情報保護が大事であることはよく理解をしております。ただ、法務省の見解では、災害などの緊急を要する場合などは個人情報の開示を認めております。国分寺市、そして消防署、警察署の皆さんには、町会のイベントや集会でも大変御協力をいただいておりますし、また、国分寺消防署長、小金井警察署長からの、防災・防犯のために、地域の皆さんの御協力をとのお言葉を受けて、長年にわたり防災訓練、消火器の配備活動や火災報知機の設置、防犯パトロールや防犯協会の町会長連絡会議などにも協力をしております。  そこで、ぜひお願いしたいことですが、現在のように何でも個人情報を盾にお答えできませんと言われると、4者とも、4者というのは、市も消防も警察も町会も迷惑いたします。そのために、この一体となった防災・防犯活動がとれませんので、災害時など緊急を要する場合の個人情報の扱い方、そして予防のための扱い方など、消防や警察と協議をしていただいて、市は消防と警察と協議をしていただいて、情報共有の範囲を決めて、発表する範囲も決めていただきたいと思います。市民の防災・防犯などのボランティア活動の弊害にならないよう対応をお願いしたいと思います。それぞれが、皆、迷惑していると思いますんで、ぜひ御見解をお願いいたします。 130: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  個人情報ですけど、先ほど言った避難行動要支援者についても、平常時は同意が必要ですけれども、当然、災害発生時になれば、そこは提供できることになっています。  今いただいた御質問は、警察、消防も含めた個人情報の共有ということになると思います。それぞれの団体の意向があるので、大変難しい課題だとは思うんですけれども、まずは消防や警察に対して、その考え方、個人情報提供の、共有の考え方を整理、確認して、その協議の場をぜひ持ってみたいと思います。
    131: ◯18番(新海栄一君)  そうですね。市と警察、消防と、それから町会が一体とならないと、なかなか要望も、それから安全・安心のまちづくりもできませんので、ぜひ協議会の設置などをお願いしておきたいと思います。  それでは、続きまして、避難勧告と避難場所について。  台風19号の対応として、初の避難勧告が発令することとなりました。避難する市民が多数発生しましたが、どこに避難したらいいかわからないというのが、大分、電話がありました。もう避難勧告を聞いただけで焦っちゃったんですね。それで、とりあえず議員に聞けばわかるんじゃないかだと思うんですけど、携帯も来ましたし、お店の電話も来ましたし、家の電話も来ましたしね。続けて七、八人から連絡が来たんです。それについて、要するに、これはどういう出し方をすればいいのかというんですか、この辺について、御見解をお願いします。 132: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  避難所につきましては、全戸配布のハザードマップで避難行動について説明するとともに、さまざまな方法により市民へ周知しているところです。しかしながら、御指摘のとおり、どこへ避難すればよいのか不安に感じている市民の方々も多くいたと考えます。今後につきましても、さらなる周知、これを工夫してまいりたいと思います。 133: ◯18番(新海栄一君)  それから、その電話の中で、避難場所、第七小、第二中は当然避難場所に入っているだろうけど、あそこはもともと沼地だったんだと。水害が一番危ないのがあの場所で、本多の人は、あそこへ行くより、自分のところにいたほうが絶対安全だと。だから避難しないでいいですと私は言いましたけど、第二中は体育館は丘の上にあって安全なんです。それで第七小も浸水する可能性があるというんで、第七小の体育館は2階にできているんです。ですから、そういうのもあって、あそこは避難場所としては、先ほど田中議員が倉庫の問題を言っていましたけど、そういうこともありますので、これからどういうふうにすればいいんでしょうか。 134: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  おっしゃるとおり、第七小は体育館が2階のため、高さが確保できております。また、第二中についても体育館は傾斜地の上となっております。地区防災センターについては、水害により浸水の危険があると判断した場合、他の避難所へ移動することとなります。今後、想定外のさまざまな状況も視野に入れながら、事前の準備を進めていく必要がある、このように考えております。 135: ◯18番(新海栄一君)  国分寺市内では、やはりハザードマップの上では危ない場所があります。ですから、避難勧告を出すときは、必ずそこを集中的にやってもらうと。本多なんかは第七小、第二中に接続する住宅がありますので、ちょっとその辺は危ないかもしれませんけど、ほかは、まず一番高い場所ですので、避難勧告を出されても実際のところ困るんです。本当に避難しなきゃいけないのか、勧告が必要なのかということは常にありますので、ぜひ、そのあたりを含めまして、お願いします。  それと、放送では東京経済大学とという話が来て、学校の名前が、どうも出たらしいんですけど、東経大に避難しなきゃいけないんだということなんだけど、東経大まで遠くて行けませんという方が3人ぐらいいましたので、東経大を言うと、遠い場所の人はちょっと困ってしまうと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。 136: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  避難所開設の情報でございますけれども、地区防災センターとの名称のみで案内した場合、どこが該当するかわかりづらいことから、小・中学校、東京経済大学と、その名称を記載する必要がありましたが、今回、東京経済大学のみ固有名詞になってしまったため、小・中学校の印象が薄くなってしまった、そんな可能性もございます。この辺の台風の対応でございますが、情報提供のあり方について、もう少し具体的な避難所の名前、例えば、第一小から第十小までの各小学校、第一中から第五中までの各中学校のように、情報提供のあり方について改善をしてまいりたい、このように考えます。 137: ◯18番(新海栄一君)  何しろ初めてのことですから、いろいろ問題点、出ていると思いますので、ぜひ、改良をお願いいたします。  それでは、続きまして、帰宅困難者対策についてです。  帰宅困難者については、国分寺市としては、もう、1度経験があります。東日本大震災のときに相当な帰宅困難者がいまして、駅の周りなどもあふれたし、それから小金井方面から来ますと、本多が一番最初に当たるわけですので、連雀通りを非常に多くの方が来たんです。ですから、その人たちを、ちょうど警戒をしている町会の人がいましたから、第七小にみんな入れました。そうしましたら、第七小は寒いということで、その後に公民館のほうにみんな切りかえたんです。ですから、帰宅困難者の方はかなり公民館にいたんですけど、帰宅困難者もお酒を買ってくるんです。ですから、避難所で今度は酒盛りになって、けんかになって、職員がとめに入るということが起こりました。それで、公民館の職員だけではちょっと大変で、応援を頼んで、職員が何人か行ったみたいなんです。そういうふうなこともありましたから、一概に帰宅困難者、みんなおとなしいと思っていると大間違いなんです。  ただ、今度、水害とかそういうときは市民で避難する人もいます。そこへ帰宅困難者が来ます。そうすると、多分、入り切れなくなると思うんですけど、そのときはどういう対応でしょうか。 138: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  帰宅困難者が一時滞在施設に収容し切れない状態となった場合、他の公共施設を開放することを想定しておりますけれども、駅前に適した公共施設が多くないことから、民間施設との協定締結を視野に入れ、今後、どのような対策ができるかを研究してまいりたいと思います。  なお、東京都が徒歩による帰宅者に対する支援の一環として、都立学校等を災害時帰宅支援ステーションと位置づけております。この災害時帰宅支援ステーションでは、水道水、トイレ、それからテレビ、ラジオからの災害情報の提供を行うこととしております。国分寺市内では、窪東公園に赤十字奉仕団がエイドステーションを設置し、東京都と同様、飲料水やトイレ、災害情報の提供を行うことになっております。 139: ◯18番(新海栄一君)  そうすると、窪東公園に行ってもらうというのが一番いいやり方ですね。ありがとうございます。そういうのが1つあれば説明がしやすいですので、そのような形をとらせていただきたいと思います。  それから、国分寺駅北口の再開発ビルもできました。そのときに、これは駅前滞留者対策協議会というのを設置することになっているんですけど、これは現状どうなっているでしょうか。 140: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  地域防災計画では、駅前滞留者対策協議会が、マニュアル等に従って、駅前の混乱防止のための活動を行うこととしております。このため、協議会立ち上げの準備会として、平成30年度に警察、消防、JRと市の関係部署により連絡会を開催しております。今後につきましても、協議会立ち上げを目途に、連絡会を開催してまいりたい、このように考えております。 141: ◯18番(新海栄一君)  これも早急に開いていただきたいと思います。もう来年、北口再開発は全部完成しますので、その時点では、この協議会ができ上がっていないと困りますので、ぜひ、これからもよろしくお願いいたします。  それから、続きましては、11月17日の日に、消防署の演習がありました。これはハイジャックされたバスで救出作戦を行うということだったんですけど、この演習に市はどのようにかかわっていたんでしょうか。大変すばらしい演習でした。 142: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  この11月17日の消防演習でございますけれども、国分寺消防署が主催となり、消防署の呼びかけにより、小金井警察署、国分寺市医師会、災害医療センター、国分寺市消防団が参加することとなりました。  市のかかわりといたしましては、消防署と消防団の連携訓練と、医師会災害対策本部と国分寺市災害対策本部の運営訓練を実施したところでございます。 143: ◯18番(新海栄一君)  本当に本格的な訓練で、なかなかよかったと思います。消防団を初め、演習に参加していましたけど、実際に団として動いた人と、バスジャックをされた被害者のほうで入った人と両方いましたけど、御感想を、どんなか、何か聞いておりますでしょうか。あと医師会などもどうでしょうか。 144: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  消防団の活動では、実際に要救助者の搬送を消防署と連携して実施したことが実践的な経験となったこと、また、医師会災害対策本部を設置したことにより、災害現場の医療救護所と情報連携による傷病者の搬送先決定プロセスなどを体験できたことなど、実践的な訓練に参加できたと感じているところでございます。 145: ◯18番(新海栄一君)  大変いい訓練だったので、総合防災訓練を9月にやりますけれども、あれでも同規模の訓練は必要ではないかと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。 146: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今回の消防演習と同程度の訓練実施となりますと、関係する消防、警察はもちろんのこと、東京都との連携も必要になるかと思います。東京都では、毎年、自治体と合同の防災訓練を実施しており、今年度は多摩市と行っております。国分寺市においても、過去にこの合同防災訓練を実施した経緯もございますので、今後の訓練内容につきましては、国分寺市の防災に何が必要なのかの検討を踏まえ、内容を決定していきたいと考えております。  なお、現在の国分寺市の総合防災訓練では、東日本大震災の経験を踏まえ、市民の防災知識や防災対応能力の強化を主な目的とした体験訓練を中心とした内容になっております。以前は市でも関係機関の連携を主目的とした訓練、いわゆる見せる訓練を実施しており、今回の消防演習は、この見せる訓練でありますので、今後どのような訓練が有効であるか研究してまいりたい、このように考えます。 147: ◯18番(新海栄一君)  本当に今回は見せる訓練でしたね、完全に。もっとも、あれは市もかかわれないですよね。余りああいうテロ対策では、なかなか難しいなというふうに思います。  20年ぐらい前からかかわっていますけども、防災訓練の場合は本当に見せる訓練が多くて、実際、体験をしないとということで変わってきたことは間違いありません。その時点ぐらいもそうですけど、もっと具体的に、例えば、家が燃えているのを消火するとか、そういうのはどうかと。あと、夜の災害を想定して、夜に訓練をやったらどうかとか、そういう意見もその当時出ていたんです。ですから、そういうふうなものが、実際に訓練していて危ないのかもしれませんけど、実現できるのかどうか、どうでしょうか、見解的には。 148: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在の総合防災訓練においても、災害時の対応が体験できる市民体験訓練を実施しておりますけれども、さらに災害対応能力の向上が望めるような実践的な訓練の内容についても、今後、検討してまいりたいと思います。 149: ◯18番(新海栄一君)  ぜひ、よろしくお願いいたします。  それでは、ここで防災・防犯対策を終わりまして、文化財の保存と活用についてということで、文化財等の受け入れについてをお聞きしたいと思います。  国分寺市には、さまざまな文化財があります。特に遺跡関係は、もう入り切れないほどになっておりますし、古文書などもそうでしょうし、それから瓦は、住田コレクションという日本最大の瓦のコレクションが入っております。これは国立の施設が欲しいと言っていたのを、御家族の意向で国分寺市に来たということがありますので、ぜひ、これは大事にしていただいて、展示などもお願いしたいと思うんです。  それから、浜野栄次さんというチョウチョウの研究家、写真家の人の標本が8,000点入っております。これは点数では日本で3位ぐらいだと思うんですけど、これも非常に大きな重要な文化財なんです。  今回、ある画家の方から作品を国分寺市に入れたいというお話がありました。かなりの方で、やはり有名な方です。その方の作品、ただ今度は美術品なんで、国分寺市で扱えるかどうか、ちょっと難しい気もするので、一応お聞きしておきますと言ってありますけれども、どうでしょうか、美術品は。 150: ◯教育部長(堀田順也君)  文化財等という御質問ということで、私のほうから御答弁をさしあげたいというふうには思います。  現在、市のほうに御寄附をいただいた絵画等については、展示可能なものについては、展示可能なスペースを見つけて、公共施設等々に展示をさせていただいてございますが、その他、御寄附いただいた絵画については保管をさせていただいているという状況にあります。もし、そういったお申し出を頂戴した場合には、現在、この市の庁舎等々の状況を御説明するとともに、相手方の御意向についても確認をさせていただいて、それで庁内関係部署のほうで協議をさせていただいて、その寄附をお受けすることができるかどうか、慎重に判断をしなければいけないかなというふうには思ってございます。ただ、貴重な芸術品ということで、その活用が図れるかどうかを第一に考えなければいけないというふうに思いますので、重なる答弁にはなりますけれども、関係部署で協議をした上で、慎重に判断してまいりたいというふうに思ってございます。 151: ◯18番(新海栄一君)  わかりました。じゃあ、とりあえずそのように伝えて、その後ということにいたします。  そういうふうなことで、これからもいろいろ、そういう文化財的なものとか、芸術的美術品とか、寄贈したいという方が来るだろうと思うんです。郵便の切手のところにスタンプが押されます。あのスタンプを、全国の郵便局のスタンプは国分寺市の人がつくっているんです。その人の収蔵品などもあると思うんです。そういうふうなものが寄贈されたり、私もクモの標本だと日本一なんで、そういうのを収蔵するところでは、なかなか難しい。収蔵場所がないですから。そういうのもありますから、いろんなものに対処するよう、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  それでは、続きまして、2番の歴史遺産の保存と広報について。これは今まで何回もお願いしてまいりましたけど、真福寺公園から野川に向かっての道に石橋があるんです。3本の石橋がありまして、江戸時代の石と大正と昭和の石と3本ありまして、これは結構重要な遺跡ですということを東京大学の先生が言っておられます。これのところに看板をつけていただきたいということを言っているんですけど、なかなか実現いたしません。これはどうでしょうか。 152: ◯教育部長(堀田順也君)  以前にも、この件につきましては御質問を頂戴してございます。この石橋につきましては、今、議員のほうから御紹介もいただきましたように、平成19年に市のほうで開催いたしました国分寺崖線の保全再生フォーラムのほうで、建築史家で江戸東京博物館の館長でございます藤森照信先生が御講演の中で、今、議員がお話しになられた内容について御説明をされているということでございます。  その際にも、ちょっと御答弁をさせていただいたわけでございますけれども、その先生の説明する中身につきまして、市として、歴史的なその資料が、今、手持ちにない、確認できないということで、なかなか私どものほうで直ちに動ける状況でない状況でございます。先生のほうにお話を伺う機会が持つことができれば、またちょっと調査を進めてはみたいと思います。  また、御指摘の場所につきましては、私どものほうで所管している場所ではございませんので、そちらのほうの関係課とも協議をさせていただいて、その後の対応を検討させていただきたいというふうに思ってございます。 153: ◯18番(新海栄一君)  ぜひ、お願いします。3年前に言ったときも、先生に聞いて対応しますと言ってありますから、早くやっていただくようにお願いします。そのときは、多分、看板を立てる土地がなかったんだと思うんです。今回は周辺、国分寺市の土地になっているんですよね。その辺、担当課はどこですかね。お願いします。 154: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今の御指摘の場所につきましては、市のほうで一部取得したところがございますので、場所的にはあるというふうに考えております。 155: ◯18番(新海栄一君)  立てられるそうですから、教育委員会のほうで、よろしくお願いいたします。  それから、もう一つ、野川の橋のところに、昔、野川ですぐ洪水が起きましたから、土手をだんだん高くしていったんです。土手を高くしていったら、橋の高さよりも土手が高くなってしまった。水が流れてくると、橋のところから水が外に出てしまうので、橋の部分に鉄の板を引いて、水が外に出ないようにしたんです。その鉄の板が、まだ設置されたまま、3つぐらいの橋のところにあるんです。これは災害の、水害の遺産ですから、これもぜひこういうものがありますというのを広報してもらうのがいいんだと思うんですけど、東京都が多分つくっているんです。ただ、依頼しているのは国分寺市だと思いますので、これも、昔、市の職員の人もかなり苦労したと思いますから、ありますというのを紹介する看板などが必要かなと思うんですけど、いかがでしょうか。 156: ◯教育部長(堀田順也君)  こちらの件につきましても、以前、私も御答弁をさせていただいた記憶がございます。私も実際に歩かさせていただいて、何カ所か拝見してございます。  今、議員のほうがおっしゃっていただいたとおり、こちらのほうにつきましては、野川流域、東元町のほうに4つほど橋があると。その橋の部分について、鉄製の引き戸が設置されてございまして、東京都のほうで、恐らく設置されたものだろうということでございます。  たしか、その折にも、機会があれば東京都のほうにお話をさせていただければというふうにお答えしたかと思いますけれども、こちらのほう、河川の改修計画を東京都のほうもお持ちのようですし、市のほうで土地があそこにあるわけではなく、なかなか難しいというところがありますので、こちらのほうにつきましては、引き続き関係部署と協議しながら、東京都のほうに機会があればお話を申し上げる機会を持ちたいというふうに考えてございます。 157: ◯18番(新海栄一君)  ぜひ、お願いします。これは東京都がつけましたけど、結局、依頼をしているのは国分寺市議会と、それからつけるために努力をしたのは市の職員の皆さんですから、国分寺市の遺産的な感じでやってもいいんではないかなと思っておりますので、よろしくお願いします。  次に、これもまた同じ、前もやりましたけど、民俗資料室。本多に民俗資料室というのがありまして、主体は民具が入っているんです。農機具などが入っています。昔は、ここを使っていまして、見に来る方もいらしたし、それから小学生なんかは見学に行っているんです。そこにいる担当の方が説明をしているということになっていましたけど、今はこの民俗資料室は倉庫になっているんですよ。全然あいておりませんので、非常にもったいないという話が、皆さんからいただいております。ですから、ここを何とかあけて、地域の人が管理をしてもいいと言っておりますから、ぜひ、これをあけてもらいたいなと思うんですけど、その後、どうなっているでしょうか。 158: ◯教育部長(堀田順也君)  今、倉庫になっているというふうにお話をいただきましたけれども、一応、予約制で、御希望があれば開館し、ごらんいただけるという状況にはなってございます。  ただ、今、お話があったように、展示スペース以外の部分につきましては、最近頂戴している民具ですとか、あるいは古文書、それから私どものほうで所管している調査報告書等々の刊行物、こういったものの保管スペースになっていることは事実でございます。実際に、こういったものが、かなり目いっぱい詰まってございますので、活動していただけるようなスペースを確保するという状況はなかなかないということで、今、お貸しできるといったスペースがないということで、なかなか難しいかなというのが現状でございます。 159: ◯18番(新海栄一君)  本当にスペースがないというのは、よくわかるんですけど、ただ、これからも、古い農家などは、建て直すときは古文書が出ますし、資料は出てくると思うんですよ。それから、瓦。消防の跡地は、それほど瓦が出なかったみたいですけれども、これからも出てきます。そういうのを収納していくのを、どうするんですかね、これから。入れる場所はあるんですか。 160: ◯教育部長(堀田順也君)  これは私ども、長年の課題になってございます。これからどうしていくかというところで、直近でも検討を進めているところでございますけれども、今この場で御報告できる状況にはないという状況でございます。 161: ◯18番(新海栄一君)  それで、郷土博物館です。ぜひ、これをどこかに建てていただいて、地下に倉庫をつくれば、相当の収納ができるということです。とりあえず、郷土博物館をなかなかつくるための予算がありませんから、何かの市の施設を郷土博物館に変えたらいいんじゃないかと前から言っているんですけど、展示スペースとか、いろんなところの国分寺を見てまいりますと、どこも郷土館を持っています。全国最大の国分寺がないというのはみっともないんですよね。市役所もだめだけど郷土博物館もないのかと言われますから、何とかこれはどこかに、小さくてもいいですから、つくってもらいたいというふうに思っているんです。 162: ◯教育部長(堀田順也君)  教育委員会、私どものほうで、平成5年に、今、議員もおっしゃられた郷土博物館の基本構想のほうを策定をさせていただきました。ただ、御存じのとおり、その当時、想定していた場所には、さまざまな状況が、今、展開されてございます。市の状況を今鑑みますと、この事業を進めることは非常に難しい状況にあるということでございます。  また、たしかに施設があればよろしいわけでございますけれども、新たな公共施設等を整備するためには、当然のことながら用地確保であるとか建設費など多額な財政負担が伴いますので、現状では、なかなか、はいという御返事ができない状況にございます。既存の施設の転用等々もできる施設が現状はないという状況でございますので、現時点で、そういった建設に係る方向性をお示しするお答えはなかなかできないのが現状でございます。 163: ◯18番(新海栄一君)  現状はよくわかってますけど、何とかしないとしようがないんですよ、これは。  それで、この間、30年、もっと前かな、40年ぐらい前の議会の議事録を見ていましたら、かなりの議員が郷土博物館をつくりたいという質問をして、答えているんですね。それで、その後ぐらいに郷土博物館の基金ができているんです。だから、昔から言われていまして、これが何でできなかったのか非常に不思議なんですけど、そろそろどこかで決断しなければならないということになっているだろうと思います。ぜひ御検討をいただきたいなというふうに思っております。  それでは、これで文化財の部分は終わりにしたいと思います。  環境保全について。動植物調査についてです。  動植物の調査については、15年ぐらい前から私は言ってまして、それは現状の国分寺市の動物、生物を保存というか確認しておかないと、次にどういうものが入り込んできた。例えば、今、温暖化で北上している生物がたくさんいます。そういうのがいつごろから入ってきているとか、温暖化のスピードなどもわかるんです。あとは外来種があちこち入ってきています。国分寺市も、ここで3種類ぐらい、クモでは見つかっていますので、そういうのがいつごろ入ったかというのがわかるように、その時々の現状調査が必要だったんです。おかげさまで5年前に動植物調査が行われまして、今度、次、また始まると思うんです。それについて、これは高瀬議員も、この間、質問されていますけど、この調査について、まず前回、5年前の調査ではどのような結果だったか、それを御報告してもらいたいと思います。 164: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  前回の動植物調査では、拠点調査で1,025種の動植物を専門員の目視により確認しております。このうち最も多かったのは植物で531種、次いで昆虫が368種、クモ類が60種などとなっております。希少種につきましては、全1,025種のうち、国のレッドデータブック掲載種は、オシドリやニホンスッポン、キシノウエトタテグモなど8種を、都のレッドデータブックの掲載種につきましては、カワセミやヒガシニホントカゲ、ショウリョウバッタモドキなど40種を確認したという状況でございました。 165: ◯18番(新海栄一君)  ありがとうございます。結構調査されていますけど、まだまだ、これから出るなというふうな感じはいたします。クモなんかは、この3倍ぐらいはいると思いますので、再度、次の調査、期待しております。  次の動植物調査については、どのような予定なのか、お知らせいただきたいと思います。 166: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  動植物調査につきましては、おおむね5年ごとに実施したいと考えておりまして、国分寺市総合ビジョンにも中心事業として位置づけております。前回は平成27年度に調査を行っておりますので、5年後となりますと、来年度、令和2年度に実施したいと考えているところでございます。 167: ◯18番(新海栄一君)  よろしくお願いします。  調査の内容については、どのようなものなんでしょうか。 168: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  調査の内容につきましては、前回と同様に、文献調査、専門家へのヒアリング調査、専門員による拠点調査、環境団体参加による拠点調査、市民への目撃情報アンケート調査を検討しております。  専門員の拠点調査につきましては、前回、西恋ヶ窪緑地、真姿の池周辺、姿見の池、平兵衛樹林地、東京経済大学の5地点でしたけれども、今回は市西部の西町五丁目の旧屋敷林を加えて、6地点を予定しておるというところでございます。  また、市民アンケートにつきましては、広く自主的な回答をお願いしていきますが、生き物に興味を持ち始める小学校の3、4年生につきまして、全児童へアンケート用紙を配布して、積極的な回答をいただけるようにしていきたいと考えておるところでございます。 169: ◯18番(新海栄一君)  わかりました。  ただ、この調査地の中に日立製作所の中央研究所は入っていないんです。国分寺市の中では、この緑が最大の緑でして、ここだけでさっきの種類ぐらいは出るんではないかなと思いますので、この日立中央研究所の調査が必要ではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 170: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  御指摘はごもっともだと考えております。日立製作所の中央研究所につきましては、やはり研究所ということで、調査が難しいというふうに考えておりましたが、昨今、日立中央研究所とは、地域包括連携の協定を締結しているというところも、関係としては新たな関係を構築できておりますので、また、日立中研の社員の方に環境推進管理委員会の委員もお引き受けいただいているところもございますので、そうしたつながりからも、研究所内を調査させていただけるように働きかけをしてみたいと考えているところでございます。 171: ◯18番(新海栄一君)  ぜひ、ここはやったほうがいいと思いますので、御協力をお願いしてみてください。  それから、アンケート調査、3、4年生ということでしたけど、教育委員会の科学センターは5年生を対象にしてやっているんです。ですから、5年生は観察会とかそういうものをいろいろやっていますから、ここも対象にしたほうがいいような気がするんですけど、いかがでしょうか。 172: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  アンケートについては、より多くの子どもたちに生き物に興味を持っていただきたいというところが考えられるところでございますので、5年生というところが、そういった取り組みを行われているところもあるとお聞きしておりますので、5年生についても対象としたアンケート実施方法について検討してみたいと考えております。 173: ◯18番(新海栄一君)  よろしくお願いいたします。  それでは、これで動植物調査は終わりにしまして、時間がちょっと詰まってきましたので、特別緑地保全地区、これについての御質問、先にこれをやりたいと思います。  緑を守るために、いろいろ施策をやってまいりましたけれども、東京都の制度の中に特別緑地保全地区制度というのがあります。これについての御説明をいただきたいと思います。 174: ◯建設環境部長(中村隆生君)  特別緑地保全地区は、都市緑地法第12条で規定されており、都市における緑の保全のための制度となります。都市計画にこの特別緑地保全地区を定めることで、その土地での建築や宅地造成などの土地の形質の変更や木竹の伐採などを行う際に市の許可を要するという制限がかかります。この制限をかけることで緑を保全していくということができるというものでございます。 175: ◯18番(新海栄一君)  これは土地所有者にはどのようなメリットがあるんでしょうか。 176: ◯建設環境部長(中村隆生君)  こちらの指定がなされますと、土地所有者が守ってきた貴重な緑を未来に引き継ぎたいという思いに応えることが、まずできます。また、相続税や固定資産税、都市計画税が軽減されるという税の優遇もございます。さらに、その土地での建築や宅地造成などの行為が許可されなかった場合、土地所有者は、その土地の買い取りを市に申し出ることができ、申し出があった場合、市は買い取ることとなっているというような状況でございます。 177: ◯18番(新海栄一君)  制度的には非常におもしろいというか、非常にいい制度だろうというふうに思うんですね。所有者の方が納得してくれさえすれば、持ったまま保存できると。それでまた相続税のときに、いろんな形で対応できるということですので、非常にいい制度かなと思いますし、余り今まで使ってないだろうと思うんですね。  これ、もし希望する人がいたら、市のほうでは、これをやるつもりがあるのかどうか、それをお聞きしたいと思います。 178: ◯建設環境部長(中村隆生君)  緑の基本計画におきまして、大規模な樹林地は特別緑地保全地区の指定を検討し、保全することを定めております。土地に制限をかけることになるため、土地所有者の意向を確認しながら制度の活用を検討し、可能なところについては都市計画に定め、貴重な緑の保全を図っていきたいと考えております。 179: ◯18番(新海栄一君)  国分寺市に残されている、かなり大規模な緑は宅地並み課税でございますので、税金でみんな苦労しているんですね。固定資産税が払えないということで、売りたいという方が結構いらっしゃいます。そのときにこの制度があれば、こういうふうな形で相続のときにも対応できますよという説明ができますし、固定資産税も軽減できるということで、一応、何とか説得して、緑を残していただけるんではないかなというふうに考えております。国分寺市では、まだ、これから相続が幾つも起こると思いますので、このやり方でお願いしたいという方が出たときは、ぜひ国分寺市一体となって御協力をしてもらいたいなというふうに思っております。制度的には非常にいいものではないかなというふうに考えております。  それでは、1つ緑と水と公園整備基金が残ってしまいましたけど、次にやりたいと思います。  じゃあ、これで一応、私は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 180: ◯副議長(本橋たくみ君)  以上で、新海議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後2時30分休憩                    午後2時41分再開 181: ◯副議長(本橋たくみ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 182: ◯副議長(本橋たくみ君)  続きまして、高橋議員。 183: ◯15番(高橋りょう子君)  こんにちはでもなく、どの挨拶かの判断が難しい時間帯かもしれませんが、9番目に登壇させていただきます、公明党の高橋りょう子でございます。よろしくお願いいたします。
     初めに、通告6番と7番を入れかえまして、2番につきましては、会派でまとめて木島議員に質問していただきますので、割愛させていただきます。よろしくお願いいたします。  それでは、質問させていただきます。災害時の安全・安心施策について伺います。ほかの議員も、今回の台風について、さまざま質問されていらっしゃるところでございますので、重ならない点でお伺いをいたします。  避難者への情報提供について伺います。  このたびの台風19号、全国各地での大きな被害に、心よりお見舞い申し上げます。昨日からさまざまな質問が出ておりますけれども、国分寺市におきましても、避難所、学校に避難をされておりますけれども、資料のとおり、テレビやラジオ等の配備はないところもあったようでございます。避難所で避難者が情報を収集できる手段として、どのような対策をしているか、お聞かせください。 184: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  避難所での情報収集の手段といたしましては、各地区防災センターの備蓄倉庫にラジオ機能がある多機能ランタンを配備しております。また、ジェイコムと締結している災害時における災害情報の放送等に関する協定に基づき、避難所施設へのケーブルテレビ視聴環境の整備及び公衆無線LANスポットの整備に関する覚書を締結しており、テレビを視聴できる準備は整っておりますが、常時、テレビが避難所に設置されている状況ではございません。学校の承諾を得て、学校内のテレビを体育館に移動させることを避難所運営マニュアルにおいて明記している学校もございます。 185: ◯15番(高橋りょう子君)  テレビ、ラジオの設置状況について、一覧を出していただきまして、資料をありがとうございました。  地区防災センター、市内小・中学校15校ございましたけれども、現場では、当日、どのような対応をされたか、また、現場からの御意見や御要望などありましたら、お聞かせください。 186: ◯教育部長(堀田順也君)  教育委員会のほうの対応についてのみ、御報告をさせていただきます。  地区防災センターの開設につきましては、初動要員のほうでやっていただいたかと思いますけれども、施設管理者という立場で、各学校、校長、副校長の参集をさせていただきました。あわせて、私ども事務局の職員が、応援態勢ということで、それぞれ分散して配置をさせていただいてございます。  当日、その中で、テレビ、ラジオ等のお求めのお声があったということで、一部の学校で、学校で使用しているラジオのほうを提供させていただいたということがございました。 187: ◯15番(高橋りょう子君)  避難されていた方からも、テレビなどがあれば、今どんなことが起きているのか、また、その情報を聴取、入手して、そうすれば、今後自分がどういった行動に移っていくか、その判断材料として参考にできる、安心できるとの声もいただきました。  私たち公明党市議団も回らせていただく中、感じた点、翌日13日午前中に、公明党都議団に現場の要望を伝えました。都知事に申し入れをしていただきまして、都議からは前向きな回答をいただいているというふうにお聞きをしております。国分寺市からの要望だけではないかもしれませんが、そういった声も確認をさせていただきました。どういうものになるかわかりませんけれども、市としての考えをまとめ、東京都がそのようなお話があったときには、しっかり東京都と連携して、対応を進めていただきたいと思いますが、その点について、いかがでしょうか。 188: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  先ほども申し述べたとおり、体育館にはテレビがあれば視聴できる環境が整っておりますので、東京都や教育委員会と連携しながら対応してまいりたいと思います。 189: ◯15番(高橋りょう子君)  先ほど田中議員のほうからも、防災倉庫の設置場所についてお話がありました。私も回らせていただく中、市民の方から、毛布等をお借りしたので、お手伝いをしたかったんだけれども、学校によっては校舎から防災倉庫がすごく遠くて、雨の中だったので、お手伝いができなかったというお話がありました。私もその点確認したところ、やはりグラウンドの隅のほうに防災倉庫を設置してある学校もありました。おおむね体育館の裏ですとか入り口の近くに設置されていたんですが、1カ所、そういうところを私も認識させていただきまして、防災倉庫自体は大変重たくて、しっかりがっちり設置してあると思いますので簡単ではないかと思うんですが、担当と、また学校側とも連携していただいて、そういった要望にもお応えしていただけると思いますので、その点について、いかがでしょうか。 190: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  防災倉庫の件については、これまでも御質問を受けているところでございます。設置場所について、浸水区域にあるという御意見もいただいていますので、その辺について、今後、全体を確認して、回って見てみたいと思います。 191: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。  次に、災害時の障害者支援について伺います。  近隣市の取り組みについての資料をありがとうございました。このたびの台風に際し、昨日、さの議員の質問でも、自治会への連絡があった旨、質問がありました。各担当課がそれぞれ支援の取り組みをされたと伺いましたが、福祉的な支援について、何か対応がありましたでしょうか。 192: ◯福祉部長(横川 潔君)  台風19号の接近時において、健康部及び福祉部で構成をする災害対策本部の災対健康福祉部では、高齢者、障害者などの避難行動要支援者のうち、被災の可能性が比較的高いと思われる区域にお住まいの方々に対し、安否確認を実施をいたしました。対象者につきましては、本市の避難行動要支援者名簿に登録のある方のうち、土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域及び浸水した場合に2メートル以上の水深が想定される浸水危険区域にお住まいの方々を抽出し、直接、担当職員が各御家庭にお電話をさしあげるなどして、避難所への避難を勧めるとともに、自力での避難が可能かなどの確認を行いました。確認の結果、避難したいが自力での避難が困難な旨のお申し出があった1世帯の要支援者の方につきましては、近隣の避難所まで移送を行うなどの支援を実施をしております。 193: ◯15番(高橋りょう子君)  本当に、ある意味、今回初めてのことで、人海戦術といいますか、一件一件電話をしていただいたということで、障害のある方、また要援護者の方は、やはり心強かったんではないかなと思います。丁寧な対応、ありがとうございました。  これまで災害時などの障害者避難、支援について、私もさまざま取り上げてきましたけれども、ヘルプマークの導入や、また2017年の第3回定例会でも、聴覚障害の方にとって、災害時の避難指示の音声や放送、周囲からの声かけなどが聞こえにくいことから、うまく支援が受けられない、そういった聴覚障害の支援に関するバンダナを紹介いたしました。一方は、耳が聞こえませんというふうになっておりまして、もう一方が、その支援ができる、手話ができますという、こういったものを取り上げさせていただきました。そのときには、本市での導入は求めましたけれども、各地区防災倉庫に腕章が用意されている、そのような答弁でございまして、導入には至りませんでしたけれども、今回の台風の際、避難所での受け付け、この腕章は活用されましたでしょうか。 194: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  議員のおっしゃるとおり、地区防災センターの防災備蓄倉庫には、聴覚障害者用の腕章を配備してございます。今回の対応で、その腕章を活用することはございませんでした。 195: ◯15番(高橋りょう子君)  腕章も季節によって厚着をして、着衣の厚みによっては、なかなか通しづらかったり、腕の状況によっては、また難しいかもしれません。災害時、お知らせなどが張り出されたり、掲示板に連絡事項が書かれていても、視覚障害の方は、それを見ることはできません。また、聴覚に障害のある方は、館内放送や周りから声かけがあっても、それは聞くことができず、情報が入りません。  そこで、近隣市の導入状況のわかる資料を出していただきましたけれども、稲城市、福生市、町田市では、このようなバンダナをつくって配布をしているようでございます。例えば、耳が不自由な方という、その方に該当する場合は、「耳が不自由です」という、この面がちょうど背中面に出るようになっておりまして、また、「目が不自由です」という方に関しては、このような白杖を持って歩く人の絵がついている。また、この「目が不自由です」という人の下には、このようなタグがついておりまして、ある意味、目が不自由な方が自分が目が不自由ですというところを表示するのに、どこの近くの部分になるのかわからない。そういったことに対して、このようなタグがついておりますので、御自身で背中にかけたときに、このタグがあれば、そこが自分の障害の状況であるということがわかるというものでございます。  また、「体が不自由です」というところ、それから「支援が必要です」というところは、内部疾患ですとか、ここに書かれてない、そういった支援が必要な人のために書かれているものでございまして、その下にはヘルプマークが表示されております。これは町田市からお借りしたものでございますけれども、こういった他市の支援の状況、今回、こういったものを提示させていただきましたけれども、国分寺市としては、どのようにお考えでしょうか。 196: ◯福祉部長(横川 潔君)  この町田市を含む3市の取り組みにつきましては、提出をさせていただいた資料にもまとめさせていただいておりますが、いずれも災害時において、特に重度の聴覚障害のある方を初め、内部障害のある方、難病に罹患している方など、援助や配慮を必要としていることが外見からはなかなかわからない方々であっても、周囲からの援助等を求めやすくなるなどの効果が見込まれるものと考えております。この取り組みについては、災害避難所の現場で、このバンダナをつけている人が、どのような支援を必要としているのか一目でわかるという利点もあり、注目すべき取り組みであると考えております。実際に使用する障害のある方、当事者の方々の御意見を聞くなどしながら、今後、導入に向けて検討してまいりたいと考えております。 197: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。10月2日の読売新聞にこの記事が掲載されておりましたけれども、参考までに、町田市では、費用につきまして、障害者福祉に役立ててほしいと遺言で寄附されたものを充てたというふうに掲載をされておりました。今、部長のほうからも御答弁いただきましたけれども、作成に当たりましては、当事者の御意見も参考にしながら、障害のある方々の安全な避難行動にお役立ていただけるよう期待しております。その点、一言いただいて終わります。 198: ◯福祉部長(横川 潔君)  先ほどの御答弁と重なる部分もございますが、障害のある方にとって、災害発生時というのは大変心細いお気持ちでいらっしゃる方が多いのではないかということが想定されます。そういった中で、効果的な支援のツールとして非常に有効ではないかと考えておりますので、導入に向けて検討してまいりたいと考えます。 199: ◯15番(高橋りょう子君)  ぜひよろしくお願いいたします。  次に、聴覚や音声言語機能に障害のある方の救急依頼について伺います。  聴覚に障害のあるお子さんを持つお母様からいただいた御相談です。このお子さんは両耳の聴力レベルが100デシベルと言われる娘さんの状況でございますけれども、本人が一生懸命言葉を発しても聞き取る側が認識できない、そういった状況のため、日常的には手話で会話をいたしますけれども、事、緊急時になっては、手話というわけにはいきませんので、御自身で電話をかけ、救急車を要請しなければいけないわけでありますけれども、この点、大変心配をしているというお話でございました。数年前の経験をお話ししてくださったんですが、このお嬢さんが急な腹痛に見舞われて、その娘さんからお母さんにメールで助けを求める連絡が来たそうでございます。外出先でございましたので、お母さんは遠隔から緊急依頼して対応したというお話でございまして、本当に冷静に、聴覚に障害のある方が救急車を呼ぶということが、本当にそうだなということを、私もお話を伺って実感したところでございます。このときは一命取りとめて助かったというお話でございましたけれども、現在、このお嬢さん、親御さんの近くということで国分寺市に転入をしてこられておりまして、国分寺市の要援護者の名簿には記載されているということでございますけれども、何かあったときに救急依頼するというところでは状況は変わりませんので、何かこういう場合にできることはないものか、そう探しているときに、栃木県小山市で、スマートフォンのインターネットとメールを利用して、消防本部の通信指令課と文字による対話が可能となって、画面操作で119番の申し入れ、呼ぶというんですか、通報できる、Net119緊急通報システムというものが導入されていることを知りました。この点、担当、御存じでしょうか。 200: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  栃木県小山市で、Net119緊急通報システムを導入したということについては、新聞の記事で見ましたので、承知しております。 201: ◯15番(高橋りょう子君)  調べていきますと、小山市は単独で市が消防を運営しているというんですか、市に消防がありまして、市と消防と運用がスムーズに行えたというような内容でございました。ただ、国分寺市は東京消防庁に委託しているというんですか、体制が東京消防庁とつながっているというところで、市単独というわけにはいかない、簡単ではないんだろうなというふうに考えておりましたら、どうやら東京消防庁としても、この緊急ネット通報というシステムが運用されているというふうにお聞きをいたしました。詳細を御説明いただけますでしょうか。 202: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  東京消防庁では、この小山市と同様のシステムである緊急ネット通報を平成27年12月1日から運用しており、国分寺市管内でも利用することが可能となっております。使用の申し込みは東京消防庁へとなりますが、音声による119番通報が困難な方に対し、緊急時の通報手段の確保を目的に行っているものです。現在地についてもGPSにより伝わるものとなっていることから、大変有用なシステムであると認識しております。  対象者については、東京消防庁管内に在住・在勤・在学しており、聴覚または言語音声等に機能障害がある方で、スマートフォン等の携帯電話をお持ちの方となっております。平成30年度の登録者は862人で、年間26件の通報があり、そのうち19件の出動につながったとのことでございます。  このシステムについて、現在、市のホームページ等で周知を行っておりませんので、今後は関係部署などと連携しながら周知してまいりたい、このように考えております。 203: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。私もこれを知りまして、本当によかったなというふうに思ったわけでございますけれども、ぜひ防災安全課で、今後、ホームページにアップするですとか、市民の方にこの情報が行くように、また、一番ここにかかわっていくのが障害福祉課であったり福祉部になっていくと思いますので、そこに対する情報提供、ここをしっかり行っていただきたいなというふうに思っております。  この障害などによって通報が困難で救急車を呼べない、こういう方々をスマホで、私も画面見ましたけれども、火事か救急かで、それを救急というふうにすれば次の画面に動いていくというもので、本当に電話よりは時間かかるかもしれませんけれども、これがあれば本当に安心だな、助かるなということを実感をいたしました。聴覚に障害のある方、またその関係団体に対して、速やかに担当のほうからもお伝えしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 204: ◯福祉部長(横川 潔君)  お話を伺いまして、大変効果的な内容であるというふうに承知をいたしましたので、関係団体等に何らかの形で周知が図れるように対応してまいりたい、このように考えております。 205: ◯15番(高橋りょう子君)  防災安全課のほうで、これから東京都とのやりとりですとか、さまざま検討すると思いますので、そこは当事者にとって、本当に一刻も早くいただきたい情報であると思いますので、関係各課への周知、また情報提供をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 206: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  大変これは有効な、有用なシステムだというふうに私も感じているところでございますので、さまざまな周知の方法、福祉部とも連携しながら検討してまいりたいと思います。 207: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。  次に、市民による協力支援について、お伺いをいたします。  近隣市のアマチュア無線の災害協定について、資料ありがとうございました。先ほどの資料の下段に入れていただいている部分であります。  千葉県を初め、今回の台風災害では、携帯電話の基地局の損傷や停電が発生し、スマホが使用できなくなったと報道されました。アマチュア無線は、このような状況でも使用できる利点があり、個人がそれぞれ無線を保有するというわけではありませんけれども、ポイント、ポイントで連絡を取り合えるという点では大変有効と考えます。近隣市では、小平市、国立市、小金井市など導入しておりまして、私も以前、災害時のアマチュア無線協力の提案を一般質問で行わせていただきました。その後、進捗はいかがでしょうか。 208: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市では本年11月14日に、国分寺市アマチュア無線クラブと、災害時における非常無線通信の協力に関する協定を締結いたしました。この協定は、市内において大規模災害の発生、もしくは発生するおそれがある場合において、情報の収集・伝達について協力いただける内容となっております。 209: ◯15番(高橋りょう子君)  11月14日に災害協定の締結が結ばれたということで、本当に3年ぐらいかかりましたけれども、ありがとうございます。  今後の展開といたしまして、災害を想定した総合防災訓練、こういったときに、ぜひ出動していただくなど、先行自治体の取り組みを参考に、この市民団体の方々の御協力をいただきながら進めていただければと思います。  昨日、またきょう、さまざま防災の話が出てくる中で、実践が何より有事のときには生かされると思いますので、国分寺市の訓練、そういったときには、ぜひ声かけをしていただいて、御協力いただきながら、一緒に活動していただければと思いますので、その点について、いかがでしょうか。 210: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今後でございますけれども、総合防災訓練への参加はもちろんのこと、アマチュア無線、災害時にどのような形で御協力いただけるのか、そこを検討してまいりたいと考えます。 211: ◯15番(高橋りょう子君)  災害時の安全・安心施策、さまざま提案させていただきましたけれども、市民と一緒に、次、いつ到来するかも想定できない災害でございますので、皆で力を合わせて、今回の課題改善、また解決、関係各課、庁内連携しながら横断的な対応をよろしくお願いいたします。  次に、予防接種の推進について、お伺いをいたします。高齢者肺炎球菌ワクチンについてでございます。  肺炎は呼吸器系の鼻や喉から肺へ、常に外気の出し入れを行っているために、空気中に存在している病原体が体内に入ってきて増殖するため炎症を起こすわけでございますけれども、通常は免疫力で侵入を防いでおります。しかし、体力のない、また抵抗力の弱い高齢者の方々は重篤化してしまい、さらに敗血症や髄膜炎などを引き起こす懸念もございます。高齢者の肺炎予防が大変重要となり、平成26年10月から肺炎球菌ワクチンの国の定期接種制度が始まりました。65歳以上の5歳刻みの対象者を、5年間かけて、経過措置で接種を推進し、平成30年度で終了いたしました。このたび、さらにこの5年間の延長が打ち出されたとの報告でございますけれども、詳細は把握しておりますでしょうか。 212: ◯健康部長(鈴木佳代君)  高齢者肺炎球菌の予防接種につきましては、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会で総合的な検討が行われ、平成31年1月11日付、厚生労働省からの事務連絡がございまして、平成35年度、令和5年度までの5年間、引き続き65歳以上の5歳刻みでの定期接種とすることが示されております。それを受けまして、今年度も引き続き事業を継続している状況でございます。 213: ◯15番(高橋りょう子君)  なかなか接種率も伸びていないということもあってかもしれませんけれども、再度の5年かけての経過措置のようでございます。これまでの接種率、また今回の対象人数、目標について、お聞かせいただけますでしょうか。 214: ◯健康部長(鈴木佳代君)  ワクチンの接種状況ですけれども、今年度、対象となった方の接種率は8.8%となってございます。これまで5年間の合計で、対象者数2万5,280人、接種者数9,552人ということで、約37.8%の方が接種をしていただいているという状況でございます。特に目標の設定はしておりませんけれども、今後も引き続き接種状況を高めてまいりたいというふうに考えております。 215: ◯15番(高橋りょう子君)  65歳以上の対象者の中には、さまざまお声がありまして、まだ自分は若いので、もう少し年齢がいってから接種するから、もっと先でいい。対象者であっても、そうおっしゃっている方がいたり、また、自分は元気だから大丈夫、また、1回の費用が大体7,000円ぐらいに対しまして、上限4,000円の助成があるんですけれども、おおむね1回接種すると5年間は有効と聞いておりますけれども、やはり1回打つときの7,000円とか8,000円とかという、その金額が高いという、高額というイメージを持つ方もいらっしゃるのか、なかなか効果が浸透しておりませんで、接種されない理由もさまざまあるようでございます。しかし、高齢者が一たび肺炎にかかりますと、重篤化し、肺炎で亡くなる方もいるというぐらい、命にかかわることもございます。何とか接種していただけるよう推進したいと考えておりますが、だんだん寒くなってきますと、外出の足も遠のいて、対象者の接種控えも懸念されます。これまでも対象者へのはがきでの勧奨、わかるようにピンク色のはがきで勧奨していただいていたり、また、市内医療機関の医者から声かけ等々していただいているようでございます。今後、市からの郵送物に同封していただくですとか、市内公共施設やぶんバスの車両の中に掲示していただくですとか、65歳以上の方の目にとまるような場所に、そういったものを、ポスター等々を掲示していただくですとか、家族から働きかけをしていただく、何らかのそういった手だてを考えて、1人でも多くの方に接種をしていただきたいと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 216: ◯健康部長(鈴木佳代君)  これまでも関係機関を通じましてお声かけをさせていただいているところですけれども、今年度は勧奨通知に接種券のほかに、啓発用の「高齢者の肺炎球菌等予防接種」というようなパンフレットを同封させていただいております。また、インフルエンザ等の冬季間の感染症に関する関心が高まる時期のタイミングとして、10月15日号の市報に掲載をさせていただいております。また、ぶんバスにつきましては、担当部署と現在調整をしている状況でございます。引き続き、丁寧な周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 217: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。何とか目にとまるようにと願っているところでございますけれども。  前回もそうですけれども、今回もまた、この経過措置は5歳刻みなんですね。例えば、ことしは65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、それ以上というような対象年齢が区切られているので、じゃあ、私、予防接種を受けようかしらと思ったときには対象年齢ではない。それも接種率が上がってこなかった理由なんではないかなと私は考えているんです。接種券をもらって、行かなきゃと思っていたときに、その時期がもう終わってしまった。だけど、自分の対象じゃなくなったときには、もうその接種の権利がない。そこのところが、なかなか接種率が上がらないところだったんではないかなというふうに、私自身、実感しているところですけれども。  今回、国分寺市で風疹の予防接種、これも年齢を区切って、対象年齢の方が、ことしは風疹の予防接種やりますというふうになっていますけれども、国分寺市は特別、手を挙げてくれれば、対象年齢ではないときにも対応しますという、そういう1項をつけてくださっているんですね。ですから、私はそういう柔軟な対応が接種率を上げていくんではないかなというふうに思うところなんですけれども、ぜひ、その点、御検討いただけないでしょうか。 218: ◯健康部長(鈴木佳代君)  確かに、その対象となった年に受けられない方もいらっしゃるかなというふうに思います。今後については少し検討してみたいというふうに考えております。 219: ◯15番(高橋りょう子君)  効果効能が大変高い高齢者の肺炎球菌ワクチンでございますけれども、なかなか接種をしていただけない。その方々に対してもハードルを下げて、あの手この手で、ぜひ打っていただけるように、心を動かしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、子どものワクチン接種について伺います。  小児期の重症下痢症の原因として最も頻度が高く、また、大多数が生後6カ月から2歳をピークとして、5歳までに感染するロタウイルスでございますが、脱水症状や痙攣などの合併症も懸念され、感染力が大変強く、根本的な治療法がないとも言われております。しかし、この予防接種は大変効果があると、有用であるというふうにも医師からも言われておりまして、若いお母さん方からは、何とか打ちたいという声が、これまで上がっておりまして、私も訴えてきましたけれども、何せ接種が1回1万円程度というんですかね。なかなかこれを2回、3回、小さい子どもなので打たなければならないとなりますと、2万円から3万円前後と高額で、経済的な負担を考えると、接種したいけれども、なかなか踏み切れない、そのような声もいただいておりました。  このたび厚生労働省から、明年、2020年10月から、このロタウイルスの定期接種化の発表が先日報道されておりましたけれども、来年8月以降に生まれるゼロ歳児から原則無料接種となるという、そのような内容でございました。国からの正式な通達などは来ておりますでしょうか。また、詳細、どのように受けとめておられるでしょうか。 220: ◯健康部長(鈴木佳代君)  ロタウイルスのワクチンに関しましては、まだ正式な通知は届いていない状況でございます。ただ、東京都から厚生労働省の厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会などの審議情報が情報提供されている状況でございます。  現在は、東京都からの情報提供に基づきまして、資料を精査し、定期化を想定して準備をしているところでございます。 221: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。法定接種となりますと、この対象者の方々は全員接種できるわけでございますけれども、まだまだ、今の情報というんですか、ロタウイルスは高いという知識がある方々は、なかなかその情報が伝わらなければ接種していただけないという懸念がございます。接種するとなると、小児科、内科医等、医療機関との連携が必須となりますけれども、スタートしてからばたばたするということのないように、今からそういったところと協議しておくことが重要だと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 222: ◯健康部長(鈴木佳代君)  この件につきましては、もう既に医師会のほうと協議に入っているという状況でございます。 223: ◯15番(高橋りょう子君)  わかりました。  また、気になるところが市境の住民の方、また、かかりつけの医療機関が隣接市であったり、国分寺市以外の市外の医療機関を受診されるという場合に、窓口負担で、後に償還払いになるわけでございますけれども、その接種費用が高額なために、なかなか、その点、保護者の方にとっては、そういうかかりつけ医を使う方にとっては、高いので、どうしようかという話になる可能性もございます。その点、その対象となるお母さんたちに、ぜひ周知、しっかり取り組んでいただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 224: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、お話がありましたように、市内の指定医療機関につきましては接種機関ということで、そのまま無料で接種できるわけなんですけれども、指定以外については、やはり高額ではありますけれども、償還払い制度ということで対応していきたいというふうに考えております。今後、さまざまな機会を通じて、丁寧に周知をさせていただきたいというふうに考えております。 225: ◯15番(高橋りょう子君)  いずれにいたしましても、来年8月以降生まれた赤ちゃんが生後2カ月以降から接種できるというところで、来年8月以降に生まれた赤ちゃんが10月1日から接種できるということでございますので、まさに妊娠しましたということで届け出に来られたお母さんたちに対しては、これから母子手帳をお渡しするタイミングだと思いますので、今からその方々に、あなたのお子さんが生まれる時期には対象になりますよということをお伝えをしていただきたいなというふうに思います。  このロタウイルスは、感染力が大変強くて、あの小さい体で感染するのは本当にかわいそうでありますし、また、保育園、幼稚園、そういった園に通ってらっしゃる方は、本人の罹患のみならず、園で集団生活しておりますから、感染が拡大する、そのような懸念もございます。しっかり、その辺、医療機関との協議、また保護者への丁寧な周知等々、開始に向けての準備をよろしくお願いしたいと思います。一言いただいて終わります。 226: ◯健康部長(鈴木佳代君)  ワクチンが定期化された場合の周知ですけれども、対象年齢や標準的な接種間隔、こういうものを市報、ホームページ、予防接種モバイルのぶんぶんロケットなども活用して、周知を図ってまいりたいというふうに考えております。  また、これからゆりかご面接にいらっしゃる方にも、丁寧にそのあたりを情報提供させていただきたいというふうに考えております。 227: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。  それでは、高齢者の健康施策について伺います。予防医療フレイル施策についてでございます。  人生100年時代を見据えまして、これまでは治療薬の開発に力を入れてきたものから、健康管理のサポートや認知症の原因物質の解析を研究するなど、高齢者向けの予防医療に取り組む企業や新事業が相次いでいると新聞記事でも掲載されておりました。これからますます高齢者に健康で生き生きと暮らしていただくための、その予防の取り組み、重要となってまいります。そこで、このフレイルに取り組む自治体も多くなっておりますけれども、現在、本市で取り組んでいる内容について、どのようなものがあるか伺います。 228: ◯福祉部長(横川 潔君)  市では、住民主体で取り組む介護予防、健康増進の活動として、集いの場の拡充に力を入れており、地域包括支援センターと連携しながら、その立ち上げ支援、あるいは継続支援を行っているところでございます。  具体的な活動内容につきましては、「暮らしを拡げる10の筋力トレーニング」を用いて、週に1度、それぞれの自主グループが主体となって取り組んでいただいております。  また、こういった取り組みと並行して、各地域包括支援センターによる体力測定会の開催などにより、介護予防、健康の維持・増進の普及啓発にも努めているところでございます。 229: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。加齢によって全身的な機能低下が進んで、食が細くなったり筋力が落ちたりする、このフレイルでございますけれども、高齢者の要支援、要介護に移行する、この前段階の虚弱期と言われる、この時期について、対策を私もこれまで食育や運動を初め、健康サポートを提案してきましたけれども、厚生労働省が来年度から75歳以上を対象に、フレイル健診を開始する旨、発表されたと報じられておりました。健康寿命の延伸策に活用するとの趣旨ですが、このフレイル健診について、詳細把握しておりますでしょうか。 230: ◯健康部長(鈴木佳代君)  後期高齢者を対象といたしました質問票につきましては、今年度7月に厚生労働省から、質問票の変更についてというような事務連絡が発出されておりまして、後期高齢者医療広域連合を通じて市へ情報提供されております。高齢者の特性を踏まえた15項目の質問票となってございます。 231: ◯15番(高橋りょう子君)  今まで後期高齢者の方々の健康診断の問診は特定健診と同様のものでございましたけれども、新たに始まる、この健診の質問票、調べましたら、3食をきちんと食べているか、お茶や汁物でむせることがないか、歩く速度が遅くなってきたと思うかなど、私も該当するところありますけれども、15項目の質問があり、この回答結果を活用し、健診、医療介護情報と併用しながら、高齢者の健康支援に生かすというもののようでございます。これの様式が変わるということになりますと、やはり医師会などとの協議も必要かと思いますけれども、そこのスタートに向けての検討はいかがでしょうか。 232: ◯健康部長(鈴木佳代君)  質問票の見直しに関しましては、令和2年度からの後期高齢者医療健康診査の問診票として活用できるように、今、医師会等と調整をさせていただいている状況でございます。 233: ◯15番(高橋りょう子君)  総人口に占める65歳以上の割合は、日本は世界1位と言われている一方、平均寿命に比べると、実は健康寿命が10年短いとのデータもございます。健康な状態で長生きする健康寿命を延ばすためにも、医師会や関係団体、協議を進めていただきながら、また75歳以上ということでいくと、後期高齢者も入ってくることから、健康推進課、高齢福祉課、保険年金課、この3課で取り組むことになるというふうにも伺っております。その体制については、どのように進めようとお考えでしょうか。 234: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、議員からもお話がありましたように、今後も健康寿命の延伸やQOLの向上を図るための取り組みを一層推進する必要があります。ことしの10月に示された保健事業と介護予防等の一体的な実施につきまして、国のガイドラインが示されているところでございます。今、お話があった3課が関係してくるものというふうに考えております。高齢者の特性を踏まえた健康支援に向けて、健康部、福祉部、また関係機関と連携を図って推進をしたいというふうに考えております。 235: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。これまでは治療に対して、病気になってから治療していくという形で進めてきましたけれども、これからは、やはり病気にならないための予防、ここにいかに力を入れて取り組むかというのが少子・高齢化の時代のキーワードになっていくのではないかなというふうに思っております。今回の厚労省の、この質問票の見直し、しっかりこの中から上がってきたデータをもとに、その方その方に合った支援をしながら、病気にならないための予防の支援をしっかり行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、地域公共交通ぶんバスについて、お伺いをいたします。資料作成をありがとうございました。  田中議員からも、先ほど、これまでの市役所までのぶんバスは、空気を乗せて走っていると言われたと言っておりましたけれども、私も税金の無駄だというふうにも言われましたし、ぶんバスとすれ違うと、誰か乗ってないかなと、窓越しに乗っている人を確認するということが自分の中でありまして、誰か乗っている姿を見ると、ほっとするという、今でもそういう乗客が確認できたときに、うれしい気持ちになるわけであります。昨年12月から西国分寺駅へルート変更して早いもので1年迎えましたけれども、本当に皆さんの喜びの声をいただいているところでございます。しっかり、この1年で住民の足として定着もしておりまして、また、北町方面のみならず、沿線の方々からも大変好評であるというふうにも伺っております。  もともと、この道路の幅員が狭いという中で、この資料にもありますように、予備車の出動回数が出ておりまして、この資料については部長から言っていただいたほうがいいんでしょうかね。この北町ルート利用状況表にもありますように、定員8名で、1カ月で2,000名前後の乗客がある。また、予備車の出動も2桁になっていることもあるという、本当にうれしい限りでございます。担当としては、この1年間の感慨深い思いがあると思いますが、何かございますでしょうか。 236: ◯建設環境部長(中村隆生君)  冒頭、私のチェックが甘く、資料のほうが質問前の差しかえとなってしまったこと、おわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。それでは、答弁のほうをさせていただきます。  今回、今の御質問のとおり、月平均約2,000人を超える利用があるというような形となっております。そして、今、お話がありましたとおり、沿道の方々の利用というものも多くあるというのも実感しているところでございます。  しかしながら、課題として、今回、資料にもありましたとおり、月でですが、2桁にわたる予備車の出動というのもあるというのも実態を理解しているところでございます。そのような中で、バスの若干でも大型化というのも1つの課題ではないのかというところについても、課題として考えているところでございます。 237: ◯15番(高橋りょう子君)  予備車の出動回数が、昨年から104回ですかね。月に大体6台、7台、3台、8台とありまして、特に7月、8月につきましては19台。7月も8月も19台、予備車の出動がありました。夏が暑かったからか、また夏休みの外出で親子連れが乗っていたという話も伺っております。大変利用数が多いことが見てとれますが、これを見て感じるのは、やはり1台に8人の乗車人数というところでは乗り切れなくて、この追走車を、予備車を使用していただいたということを考えますと、やはり車両の見直しですとか、もう少し、1人でも2人でも乗れる、そういった改善ができないものか考えるところでございますが、その点についてはいかがでしょうか。 238: ◯建設環境部長(中村隆生君)  現在走行しています車両は、運転席、助手席を除く8人乗りのワンボックスタイプの車両という形になっております。今回の資料でお示ししているとおり、4月から9月の中で、予備車の出動が80回という形で出動している状況となっております。  現在、運転席、助手席を除く12人乗りとなるコミューター型の車両というものがございます。そちらのほうにつきまして、運行が可能か、交通管理者であります小金井警察署や運行事業者と検討のほうを重ねているところでございます。現状としては、そのような形でなっております。 239: ◯15番(高橋りょう子君)  本当にぶんバスは助かったという、そういう助かっているという声をいただく中で、既にバスが到着したときに乗ってらっしゃる人数によって、乗ろうと思ったときに乗れなかった。また、自分がおりれば、あの高齢者の方が乗れるなということで心が揺れたという方も実はお話伺いました。やはり皆さん本当に助かっているという反面、結局はもう少し、大盛況がゆえに、この8人というのが、もう一歩拡大できないかなというのが正直なところでございます。ぜひ検討していただければと思いますので、交通管理者と協議していただきながら、期待をしたいと思います。
     もう一点、前回もお話ししておりますが、子育て中のお母さんたちから、ベビーカーの積載が何とかできないかという課題についてお話を伺っております。これも、もし1人でも2人でも人数が乗れる車体になったときに、少しは課題が解決される問題なのかもしれませんけれども、このベビーカーの積載について、担当はどのようにお考えでしょうか。 240: ◯建設環境部長(中村隆生君)  以前より御指摘をいただいているところでございます。安全運行、バスの構造上の関係から、乗務員は降車をして乗車の手伝いをすることができないというようなところがございます。非常に難しい課題であるということの認識をしておりますが、課題解決の方法がないか、引き続き考えてまいりたいというふうに思っております。 241: ◯15番(高橋りょう子君)  素人的には、本当に乗っている人が手伝ってくれないかなと思うわけですけれども、そんなわけにはいきませんね。  子育て支援というところでは、西国分寺のちょうどいずみプラザのところに、お子さんの健康診断で行く方などは、北町のパンダ公園から終着点まで行けば、真っすぐベビーカーにお子さんを乗せたまま、健康診断に、3歳児健診ですとか、健診に行けるというところで、喜んでいらっしゃる中で、乗れないというね。始発はパンダ公園の方は乗れるかもしれませんけれども、帰りの便で乗れなかったというようなお声もありまして、何とかベビーカーの積載の課題を解決していきたいなというふうに思っております。何かいい手だてがないか、またぜひ研究していただいて、引き続きこの点についてもよろしくお願いいたします。  次に、国分寺の魅力発信について、お伺いをいたします。  先日、11月10日、リオンホールで行われました市民結婚式、cocobunjiホールのリオンホールで結婚式が行われました。新郎新婦の御友人など、お子様連れや、また若い方々など、たくさんの参列者に見守られ、リオンホールがまるでホテルのブライダルホールのようでございました。参列した方々からは異口同音に、すてきな結婚式だった、そのような声がありましたし、また、私の隣に立っていた男性2人は、「国分寺って案外いいところだね」というふうにつぶやいているのが聞こえましたけれども、こうしたおめでたいことは、誰もが笑顔になり、またお子さん連れの結婚式ということもありまして、お子さんたちの姿が、また参列された方々の心を温めたかなという実感をしたところでございます。このリオンホールの新たな活用法、国分寺市の魅力がまた1つふえたなというふうに感じましたけれども、そもそも、この結婚式、どういった経緯でリオンホールを使って市民結婚式が行われたんでしょうか。 242: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今、お話しいただきました市民結婚式ですけれども、国分寺市市民結婚式cocobunji mariageというふうに銘打って、一般に公開をする形で開催いたしました。このイベントは、市が地域活性化包括連携協定を締結する学校法人テクノスカレッジからの提案をきっかけとして協議した結果、市とテクノスカレッジとの共同事業という位置づけで実施をいたしました。  式の実施に当たっては、時間をかけて相当の準備を行う必要があることから、挙式者は1組のみということで実施をいたしました。公募により申し込みを受け、提出された作文を審査し、選考いたしました。  挙式者は7万円の負担をし、結婚式のプロデュースはテクノスカレッジが行うというもので、挙式者の打ち合わせを複数回行い、挙式者が思い描く結婚式をつくり上げていきました。テクノスカレッジの学生が結婚式の準備から当日の運営にまで携わり実施するという魅力も加わり、新たな魅力の発信の機会となったものというふうに考えています。 243: ◯15番(高橋りょう子君)  本当にすばらしかったなと。7万円でできるなら、みんな、ここでやりたいなと思うんじゃないかと思うんですけれども、大変すばらしい結婚式でございました。  市長が司式者となって、大変厳かな厳粛な式となりまして、また、当日、受付のテーブルには、国分寺市の婚姻届オリジナル台紙がきれいに飾られておりました。昨年、ホワイトデー、3月14日から導入して交付してきた、この婚姻届受理証でございますけれども、発行状況はいかがでしょうか。 244: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  受理証明の交付件数ということで、今、御紹介あったとおり、昨年の3月14日販売開始から、ことしの10月末までで244件となっております。あわせて受理証明書を納める台紙も別途販売しており、台紙の交付数は172件、受理証明を取得された方のうち7割の方が、台紙もあわせて御購入いただいているという状況です。 245: ◯15番(高橋りょう子君)  ことしは新天皇の即位、元号が新しくなった、そのような新出発にふさわしいことなどからでしょうか、マスコミでも結婚報道が大変多く報道されておりまして、特に11月22日はいい夫婦の日、また23日はよい夫妻の日などと語呂がよかったのか、国分寺市の市民課でも通常より申請が多かったと、そのように伺っております。日ごろから婚姻届を提出する1階の市民課のフロアにも、季節ごとにリニューアルされた婚姻届受理証をきれいに飾っていただいているのをお見かけしておりますけれども、その反響や、何かエピソードなどはございますでしょうか。 246: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  受理証を取得された方からは、デザインがかわいいとか、よい記念になるということで御好評いただいているところでございます。  エピソードということですが、象徴的な話としては、今、御紹介いただいたディスプレイを見ながら、職員が直接声をかけられて、その方は挙式を前に、御事情により入籍はするものの挙式は延期することになったということで、せめてもの記念に何かないかと探しているところで、ネットで私どものオリジナル婚姻届と受理証を見つけ、気に入ったということで、国分寺市にわざわざ来ていただいて婚姻届を提出し、受理証を記念にしますというようなお話をいただいたようです。そういったことは珍しいことではなくて、窓口ではよく声をかけていただいているという状況でございます。 247: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。私もいつも見させていただくんですけど、本当にあそこだけ、ふわっと明るく見えるんですね。皆さん、お声かけしていただいて、PRもしていただいて、また写真の撮れるスペースもあるというところでは、大変、皆さんにはいい空間ではないかなというふうに思うんですが、ホームページを見て来ていただいた方もいたようですけれども、さらに知っていただくためのPR、どんなふうに考えてらっしゃるでしょうか。 248: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今、御紹介があったように、あそこのディスプレイは非常に目につくということで、窓口に直接来ていただいたときに、お話させていただいて、御購入していただくというのが一番効果的なんですが、市外に対するアプローチとしては、ホームページ、またツイッター等、あとはパブリシティを活用して、先ほど言っていた婚姻届の特異日、いい夫婦の日とか、バレンタインデー、ホワイトデー、6月、ジューンブライドとか、そういう時期にうまく発信してPRしていくことも考えていきたいと思います。 249: ◯15番(高橋りょう子君)  スタートした当時は、まだまだ情報が周知されてないので、一歩一歩というところかもしれませんけれども、御自身でホームページを確認をして見に来てくださった、そしてそれを選んでくださったということを考えると、やはりPRによって広がっていくんではないかなと、本当に幸せを後押しするという、うれしい取り組みだと思いますので、ぜひ、これからもPRを進めていただければと思います。  最後に、市政戦略室で取り組まれた今回の結婚式は、今回1回で終わっちゃうんでしょうか。私はできれば来年も行ってもいいんではないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 250: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今回、1回目を実施して、担当といたしましても、非常にいい企画であったというふうに考えています。  今後については、先ほど申したとおり、打ち合わせや準備、作業時間を非常に多く要することから、実施したとしても1年に1組限定ということで、今年度と同様な形式で行っていければというふうに考えています。  また、テクノスカレッジ側においても、今年度の成果を踏まえて、次年度以降も実施していきたいという意向を持っているとお聞きしていますので、これから次年度の開催に向けて、今回の成果や課題を整理するとともに、協議を進めていきたいなというふうには考えています。 251: ◯15番(高橋りょう子君)  時間を超過して済みません。ありがとうございます。しっかり、また魅力を発信していただければと思います。  図書館については、次回また質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上で、一般質問を終わります。ありがとうございました。 252: ◯副議長(本橋たくみ君)  以上で、高橋議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後3時42分休憩                    午後3時54分再開 253: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 254: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、丸山議員。 255: ◯11番(丸山哲平君)  それでは、本日最後となります。自由民主党市議団の丸山でございます。よろしくお願いいたします。大変皆さんお疲れかと思いますが、いよいよ週末ということでございますので、最後ということで、よろしくおつき合いいただければと思います。  それでは、通告に従って質問を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。まず、第1点目、職員研修についてということでお伺いいたします。今回は特に職員派遣ということでお伺いしてまいりたいと思います。職員派遣については、昨日、我が会派の本橋議員よりは、自衛隊への派遣研修について質問がありましたが、これはぜひやっていただきたいと私も思っております。  余談ですが、私も実体験として陸上自衛隊の富士学校、あとは指揮幕僚課程研修、あと江田島の海上自衛隊幹部候補生学校にそれぞれ宿泊の研修に行っておりまして、研修マニアのようなところもありますが、私自身も、規律とか集団行動を学びながら、自分の世界であったり、認識というものを広げる非常にいい機会を得たと実感として思っておりますので、ぜひとも他市の事例も研究しながら、当市においても検討を進めていただければと思っております。  私が今回お伺いしたいのは、職員派遣の中でも民間企業への派遣ということでお伺いしてまいりたいと思います。このテーマについては、平成27年第3回定例会でも取り上げさせていただきまして、その当時答弁としては、メリットがあると市としても考えている、内部でよく研究してまいりたいという御答弁をいただいております。それから4年が経過しているわけですが、改めてお伺いいたしますが、民間企業への職員派遣は、今後マネジメント力の向上、職員の方々にはゼネラリストとしての幅広いスキルやノウハウというものが求められていると思いますが、こういった職員育成において有効と考えるかどうか、まずこの点について確認させていただきます。 256: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  民間企業への派遣についてでございます。現在は行っておりませんけれども、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会や地方公務員安全衛生推進協会など、諸団体への派遣は行っている状況はございます。また、派遣先団体での業務経験を通じてスキルやノウハウを獲得するほか、他団体の職員との交流を通じた情報共有や人脈拡大を図ることで、視野の広いゼネラリストとしての素質を身につけることができると期待しているところでございます。民間企業への派遣についても、人材育成の手法として大変有効なものであると認識しております。 257: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。有効と考えていただいているということです。民間企業は現状はまだ行っていらっしゃらないということですが、オリンピック・パラリンピックの組織委員会等々、少しずつ間口を広げて、いろいろな機関に職員の方々を派遣いただいているということかと思っております。  ちなみに、情報収集として企業派遣研修を行っている他市の状況等について、具体的な事例等を把握されているのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 258: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  民間企業等に職員を派遣する事例でございますけれども、近隣市では、例えば年単位での金融機関や鉄道業者などのへ派遣等、各自治体で取り組みがなされているようでございます。特にその市内に本社があるとか、主要取引先であるなど、地元の企業等との関係を契機として実施している状況がうかがえます。  今後も他市の状況などについては調査し、研究してまいりたいと考えます。 259: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。多分その市ごとにどういった企業がいらっしゃって、どういった関係を築いていてというところが1つの入り口、きっかけとなって職員の派遣を行っている。ただ、こういった事例はあると理解したところでありますので、引き続き御調査もいただけるということですので、この点は調べていただきたいと思います。  さて、先ほどの御答弁の中でも、民間企業での経験は有効であろうと御認識をいただいていて、そして他市でもこういった実績、こういった実態があるということも調べていただいているということを受けて、国分寺市として今後企業派遣というものを実際行っていく段階に進めていくべきではないか、私はこのように思っておりますが、この点についてのお考えと、現時点で何か実際にそういったものに向けての取り組みがもしあれば、そういったところもあわせてお伺いさせていただきたいと思います。 260: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在国分寺市内の各企業等とは連携協定等を行っておりますが、その協定先との人事交流についても進めているところでございます。こうした交流を足がかりに民間への派遣をすることは、継続的に研究してまいりたいと思います。他市でもさまざまな事例がありますので、この事例も参考にしながら、職員の資質向上に資する研修のあり方について、今後しっかり検討してまいりたいと思います。 261: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。今既に各企業と人事交流という形で進めていただいているということで、相手がある話であって、かつ最終的に本決まりになるまでは、軽々に個別の企業の名前であったりとか、研修の期間、内容も開示はなかなか難しいところはあろうかということで、現時点でははっきり言えない部分もあるのかと思いますが、少しずつ進めていただいていると思っておりますので、今後その確認と一定形が見えたタイミングにおいて、しかるべき場所でしっかりと御報告いただきたいと思うんですが、この点に一言いただいて、この問題は終わりとしたいと思います。 262: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  先ほども申したとおり、民間企業への派遣は、人材育成の手法として大変有効なものだと考えているところでございます。今後新たな展開がございましたら、その場面において報告させていただきたいと考えております。 263: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひともよろしくお願いいたします。職員の研修については、短期的な視点、また打算的に考えれば、今携わっている業務に関する経験だけ積ませれば、また知識だけ積み上げていけば短期的にはそれが一番効率的、効果的なんだと思いますが、しかしながら、今後数十、また長い期間、国分寺市政に貢献をいただく職員を育成していくという意味においては、若いうちにできるだけさまざまな経験であったり、いろんな文化というものに触れていくということが、私は中長期的には必ず市民の利益に還元されてくると思っておりますので、ぜひともこのテーマについては、また改めて進捗を含めて聞いてまいりたいと思いますので、その際にはまた報告をいただければと思います。  それでは、1点目の職員研修については終わりといたしまして、続きまして2点目、デジタルサイネージについてでございます。日本語で言えば電子看板ということでございますが、今回は場所については、国分寺駅北口ビルcocobunjiについてお伺いしてまいりたいと思います。  まず最初に確認になりますが、cocobunji WEST1階に国分寺市の案内所がございます。こちらのデジタルサイネージについての現在の活用状況についてお聞かせください。 264: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  cocobunji WEST1階にございます国分寺市案内所でございますが、毎日歩行者に対して交通や観光など、さまざまな情報を発信している状況です。1階案内所は、地域貢献に寄与する目的で事業者から寄附を受けたものであり、公の施設であるためデジタルサイネージでは、市のイベントを初め公に周知する必要がある情報を継続的に画像として流しているという状況でございます。 265: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。市のイベント、また公に周知すべき情報を流していただいているということです。  今回要望といいますか、多くの市民の方々から私自身にお寄せいただいている意見として、cocobunjiプラザ、特に5階のリオンホールで当日行われているイベントや企画が何をやっているのか、1階だけ通っているとなかなかわからない、当然にイベント自体を目的として国分寺駅にいらっしゃっている方、またカフェ等の御利用があって5階にいらっしゃった方々は、その場において当然にお気づきになって、仮に御自身の関心のあるもの、または見てみたいと思うものであれば、足を運んでいただくということがあろうかと思うんですが、どうしてもそれ以外の方々、通行されていたりとか、5階以外のフロアでお買い物をされている方々からすれば、なかなか気づくきっかけというものがない、非常にもったいない、今稼働率も非常に高くて、すばらしい場所でもありますので、いい企画を一人でも多くの方に知ってもらえないのだろうかというお声を、お一人といわず複数名の市民の方々からもいただいております。  こうした実態を含めて、今御紹介いただいた1階の国分寺市の案内所においてのデジタルサイネージを活用して、どういったイベント、企画が行われているかということをお知らせする使い方というものはできるのか、市としてどのように考えているのかということと、あとは、もし仮にできないということであれば、その理由を含めて教えていただければと思います。 266: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  案内所のイベント情報ですが、お話があったように、市民の方から所管している文化振興課にも声が寄せられております。そういったことから、現在は1階の案内所及び5階の案内所で、施設利用者の希望に応じて、当日のイベント等の開催内容を紙ベースでお知らせしているところでございます。  デジタルサイネージでのお知らせも当然検討しましたが、デジタルサイネージでは、公共機関などからのさまざまな情報を提供していますので、1度映ってから必要な情報が流れるまで、1回転するまで相当な時間を要すという部分と、またデータの登録や更新の作業に時間とかなりの労力を要するため、効率的な観点からも、現在は紙ベースだけのお知らせになっているところでございます。 267: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。回転と組み合わせで出てくるのに時間がかかってしまうというところと、入れるのが結構大変だということですね。今1階で使われているやり方を、私も詳細を存じ上げていないので、多分単純に入力して、それがそのまま出てくるというものではないということで、当然職員も、その他業務を抱えている中でやることになりますので、いたずらにそこでマンパワーをかけることも難しいとは理解しております。  ただ一方で、紙ということで、ないよりは当然あったことで、かなり気づいていただくもいらっしゃるのかと思うんですが、できればより利便性の高い、より目立つものを今後考えていく必要があるということで、今お伺いさせていただきました。  しかし、なかなか難しいということで、そこで、今回もう一件お伺いしたいところで、cocobunji WEST2階に立体の通路、ブリッジがかかっていると思うんですけれども、あそこの壁面が各店舗の看板とcocobunjiというマークがついている面と、あと一方で、反対の面は銀色の鉄板で何も掲示をしていない状態になっていると思っているんですが、そういった意味で今使用していない面が2階のブリッジについてはあると認識しているんですが、まずその点は御認識されているでしょうか。 268: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  議員のおっしゃるとおりで、一部使用されていない部分があるということは認識してございます。 269: ◯11番(丸山哲平君)  それで、ここにデジタルサイネージが設置できないか、まさに通行されている方から見れば、正対した形で自分の目線の少し上に見えるということで、案内所も当然有用だと思うんですが、案内所の場合は、ある意味で顔を向けなければ、歩行されている方々はそこには目は届かないわけでございまして、それと比べても、2階に仮にデジタルサイネージというものがあれば、それは自然と目に入ってくる、大変に広報の効果というものは高いのではないかと思っています。  当然今言った5階でのイベントの案内にとどまらず、店舗の情報、市政の情報、または設定等を詰める必要はあろうかと思いますが、仮にCM等も打てれば、設置の維持費用という面でも持ち出しを最小化、あるいはなくして設置、運用ができるのではないかと思うところなんですが、この点について市のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 270: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御提案のとおり、ブリッジ部分のデジタルサイネージは、非常に設置場所としても魅力がありますし、多様な効果も、お話しされたように生み出す可能性があると思います。ただしブリッジ部分を管理するのは管理組合になりますので、今後の活用方法等を確認しながら、管理組合の理事者という立場もございますので、その活用方法に関しては、今後提言、組合とも共有していきたいと考えているところです。 271: ◯11番(丸山哲平君)  提言していっていただけると理解いたしましたので、ぜひともよろしくお願いいたします。  管理組合の同意、御了解をいただいた上でなければ進めることはできないと思うんですが、先ほど申し上げたとおり、条件をしっかり設定した上で、店舗の広報もしっかりと行うという組み合わせができれば、管理組合の方々、また我々市、そして何よりも市民、三方よしの関係、形が、私は十分につくれるのではないかと思っておりますので、今後提言をいただけるということでしたので、また進捗をしかるべき場所でお伺いしてまいりたいと思います。  また、これは意見として申し述べさせていただきますけれども、以前Lホールに日立製作所から御寄贈いただいた大きなモニターがあったと思います。大変すばらしいものをあの際には御寄贈いただいたのではないかと、私はそのときの経緯は詳細に存じ上げないんですが、例えばデジタルサイネージを今後設置できそうだとなったときに、1つ、またそういった形での御協力であったり、また広報の一環として使っていただく、三方よしから四方よしということで、さらに広げていくということも、私は十分検討し得るし、ぜひトライしていくべきところではないかと思いますので、この点についてはまずはデジタルサイネージ自体の実行可能性が見えてからだと思うんですが、そういったところも意見としてお伝えさせていただきたいと思います。  また、さらにもう一件加えて言うと、国分寺駅北口の商店街との連携という意味でも、北口のビルだけで北口のまちができているわけでは当然ございませんので、デジタルサイネージが導入できた暁には、商店街とつながっている見せ方、つなげ方も、ぜひとも頭の片隅に置いて取り組んでいけば、そこはそこでまたおもしろい広報の形がつくれるのではないかと思っておりますので、以上、意見として申し上げて、またお伺いしてまいりたいと思います。  それでは、2点目を終了とさせていただきます。  続いて、公共施設の予約システムについてお伺いしてまいります。こちらは簡単に何点か確認と要望をして終わりたいと思っていますが、まず市民の方々の反応ということで、公共施設の予約システムが導入されてから2年ほど経過いたしましたが、この間、市に対してどういった意見が寄せられているかということです。こちらについては、スムーズに移行できた方、またふだんの利用上問題がない方は、特段御意見がないということだと思うんですが、大体私に寄せられる意見としては、使いづらいなど苦情が多いわけでございまして、この点は市にはどういった御意見が寄せられているのか、またどういった御認識でいらっしゃるのか、この点についてまずお聞かせください。 272: ◯政策部長(塩野目龍一君)  これは以前丸山議員がお話しされていたことでありますけれども、システムで予約したのに、窓口でまた申請書を出す必要があるのは不便だという声が多くあるというのが実態であります。またそれとは別に、以前行われていた予約調整会議のようなものがなくなって、団体間同士の交流が希薄になっているという意見も、一部の施設からあるというのが現状であります。 273: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。その点、そういったものの改善は私自身も以前求めたところでありますので、御意見として寄せられているということであります。  そして、そういった御意見が寄せられている状況の中で、今後改善を図る等の仕組みというものを議論する場は、現状どのようになっているのか、その点についてお聞かせください。 274: ◯政策部長(塩野目龍一君)  システム導入時に設置された公共施設予約システム導入等検討委員会は、現在も必要に応じて開催しております。予約システムに関する市民からの意見等についての情報交換や、あるいは改善の検討を行っているということであります。  今後も市民の利便性向上のために、システムの機能や運用の見直し等について、公共施設が市民にとってより身近で使いやすいものになるように、この会議を中心に進めてまいりたいと考えています。 275: ◯11番(丸山哲平君)  検討委員会という場所において議論されているということです。今必要に応じて開催ということでありますが、ぜひともこちらもまた、所管でいえば総務委員会になると思いますが、そういったところでどういった議論があったのかということも、適宜御報告はいただきたいと、システムというものを導入するのが当然大変なものではありますから、簡単にころころやり方や仕組みを変えるわけにはいかないと理解していながらも、少しずつ改善も進めなければいけないと思いますので、この点はしかるべき場所で、また都度都度進捗を御報告いただきたいと思うんですが、一言だけいただけますか。 276: ◯政策部長(塩野目龍一君)  導入して2年がたちますけれども、先ほど申したとおり、まだまだ改善すべき点はあると思います。御指摘を踏まえて、所管の委員会で適宜しかるべきときに報告したいと思います。 277: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いします。  それと、この点については1つお願い、要望になるんですが、予約システムについては、各施設で直接職員の方にお伺いすれば丁寧に教えていただいているんだと思うんですけれども、寄せられる意見としては、使い方がよくわからない、難しい、連続して予約ができるということも御存じじゃない方もいらっしゃるなど、よく見れば書いてあるということなんだと思うんですが、そういったものがなかなか御理解いただききれていない状況があるのかと思っています。  そこで、見せ方はいろいろあると思うんですが、例えば1枚絵、フローのような形で、よりわかりやすい予約完了までのフロー図や説明書、説明書というと難しくなってしまいますが、簡単に示したものをぜひともどこかのタイミングでおつくりいただいて、各施設等に置いていただく、またホームページで見られるようにして、より市民の方お一人お一人の理解が簡単にできるように、この辺の工夫を今後御検討いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 278: ◯政策部長(塩野目龍一君)  御要望を受けて、担当としてわかりやすいマニュアルができるように検討してみたいと思います。 279: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひともよろしくお願いいたします。それでは、この点についてはここまでとします。  続いて、災害対応ということで、これは今回の一般質問においては多くの議員の方々が取り上げておりますので、そことはかぶらないところでお伺いしてまいりたいと思います。  私がお伺いしたいこととしては、地震、また台風の影響によって、建物の倒壊や公園等での樹木などの被害が発生する場合が当然起こり得る、特にここ最近の災害については、暴風が今まで想定していなかった頻度で当たり前のものになりつつあるという状況にあります。  こうした中で、市では、今も協定等をさまざまに結んで、関係団体に倒木や、また建物の除去等を依頼することがあろうと思うんですが、こうした対応を関係団体の方にいただく際に、一般的に除去を行う際には、一般な名称ではショベルカー、バックホーと言われる建設機械を使用することになると思います。今回はバックホーの扱いについてお伺いしたいと思っています。  今申し上げたバックホーなんですが、一般的にはタイヤではなくキャタピラをつけているということが普通でありまして、そのためナンバーがないということで、運搬においては積載車に載せて移動する必要があります。要は公道を走れないということです。しかしながら、今言ったような状況においては、さまざま通行の障害となるものが散乱してしまっている、道路がより狭くなってしまっている、結果として、一般的に重機を積む積載車ですから、それなりに幅もあるわけで、こうしたものが入れない状況も想定し得る。こうした状況において、ナンバーのない建設機械だけだったら、その現場に行ける、しかし積載車だと入れないという状況において、災害時に例えばナンバーをつけていないバックホーという建設機械でも、その現場に入ることができる災害の除外規定等があり得るのか、可能なのか、この点についてお伺いしたいと思います。 280: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  こちらにつきましては、小金井警察署に確認いたしました。結果的にはナンバープレートを取りつけていない重機等が道路を通行することはできないということでございます。 281: ◯11番(丸山哲平君)  当たり前といえば当たり前のことかとも思いますが、ナンバーがないので公道を道交法上走れないということであります。しかし、そうですねで終わってしまうと、そもそも狭隘の道路が多い当市でございますから、結果として仮に大規模ないろんな障害物が出てしまう状況になったときに、除去作業の効率が相当に落ちることになるのではないか、このような懸念を持っているわけでございます。  実務上の要請としても、被災した側としても、一日も早い復旧を望むのは当然ですし、それはあらゆる方面に影響が及ぶ話でもあります。この点は小金井警察署に既に御確認いただいて、できないという御回答をいただいたということでございますが、本当に一般の道路交通法の解釈だけで終わる話なのか、その他機関、例えば国土交通省等にこうした除外規定等の運用の実績がないのか、東日本大震災以降、大規模な災害もありまして、私が思うに、それが法的にしっかり定めたものなのか、緊急避難的に行ったのかというのは定かではないんですが、さまざまな工夫の中で除去作業も進めてきた蓄積があると思いますので、ぜひこの点の情報収集を今後お願いしたいと思うんですが、この点はいかがでしょうか。 282: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今回通告をいただいてからのいとまがなかったために、小金井警察署に確認するにとどまったわけでございますけれども、おっしゃるとおり、災害時は非常時でございますので、こういったときの例外がないかどうか、これまでの判例のようなものがもしあれば、その辺も収集し、国などにも確認し、情報収集してみたいと思います。 283: ◯11番(丸山哲平君)  あくまでルールにのっとってというのが当然のことではありますが、その上でできることを探っていただければと思っております。  この件については違うパターンになりますが、少し違うケースでも1件お伺いしておきたいんですが、目的地A地点に行きたいというときに、そこにたどり着く前に道路上に倒壊した建物の建材や倒木等が散乱していて通行自体ができないという状況の中で、これも十分あり得ると思うんですが、この除去です。要は行きたい場所はもう少し先にあるわけなんですが、そこに行く途中の道路上にそういった障害物があった場合に、この除去はどのように行っていくのか、考えればいいのか、この点についてお伺いしたいと思います。 284: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  道路の通行に支障がある場合、これを除去する必要がありますけれども所有者がわかる障害物については、当然その所有者に除去を依頼することになります。倒壊した建物の建材など、どの一部であるか、ある程度判断できる場合が多いと思いますので、まずはその所有者にお願いすることになります。また、本当にどこから発生したかわからない障害物の除去については、市が対応することになると思います。 285: ◯11番(丸山哲平君)  状況は了解しました。所有者がわかっている場合には、所有者の方に一義的にはどけてくださいとお願いする、所有者が不明の場合には市で対応するという回答であったと思っていますが、しかし、所有者の方はその場合、被災されているから、そういった状況になっているわけで、公道にかかった部分を除去してくださいとお願いする場合においても、なかなか素早く御対応いただけるのか少し疑問が残ります。  一方で、所有者がわからなければ市で対応するということで、そちらのほうが結果としてスムーズに進んでしまうということもあるのかと思っているんですが、道路自体はまちにとっては血管みたいなものですから、速やかな復旧が求められるわけでございまして、所有者の方が動いてくださるのを待っていたのでは、なかなか進まないのかと思っています。なので、一定の条件、一義的には当然所有者の方にやってもらうということで、それは間違いではないと思うんですが、動けないとか、何らかの要件が重なった場合には、市の判断で少なくとも道路にかかっている、公道にかかっている部分は除去し得るとか、こういったやり方がないのかどうか、この点については十分起こり得ると思いますので、ぜひとも御検討を進めていただきたいと思うんですが、この点はいかがでしょうか。 286: ◯建設環境部長(中村隆生君)  道路上という話なので、私がお答えさせていただきます。  それが道路の支障となるような状況であるならば、我々でも動くような形は十分に考えられるだろうと思います。その状況状況を把握しながら一定判断していくという形になると思いますので、そこにつきましては、その時点での判断をさせていただきたいと考えております。 287: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。では、道路に関しては、逆にほかへの影響、支障というもので御判断いただいて、適正に御対応いただけるということであります。  本来はこれについては住宅地の中でそれが起こったらどうなるんだというパターンもあり得るんですが、一つ一つ聞いても、個別具体的で、少し時間も足りなくなると思いますので、今回はこの程度にとどめたいと思いますが、そういったことも想定され得るということですから、ぜひともその点のシミュレーションはより細部にわたってやっていただきたいと思っています。  先月になりますが、私の友人が福島に住んでおりまして、台風19号の後に家が完全に水没してしまいまして、2メーターぐらいまで水に浸かって、お片づけのお手伝いに週末に行ってきたんですけれども、たまたま彼の家の前はきれいに流されていて何もなかったので、家の物をそのまま外に出すという作業を2日ほどかけてやることができたんですが、お向かいの方は、ほかのお宅のごみがその方の家の前の道路に積載してしまっていて、結局その方が御自宅を片づけることに着手もできないという状況である、めどもなかなかついていないというのが、その時点ではお伺いした話でありました。こういった影響がかなり深刻なもので出てくる、こういった大規模なものは起こらないことが望ましいんですが、実際そういう現場を見ると、道路という場所についての確保は非常に大事なことだという思いがあって、今回この質問をさせていただきました。ぜひともまた今後ともいろいろと聞いてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、資産運用についてお伺いしてまいります。こちらは大きく2つに分けてお伺いしたいと思います。1つ目ですが、株式ということで、具体的にはジェイコム株についてお伺いしたいと思います。まず、ジェイコム株でございますが、今当市が保有しているジェイコムの株については、どのような経過と目的、条件で取得されたのか教えてください。
    288: ◯政策部長(塩野目龍一君)  ジェイコム株につきましては、平成9年、当時のジェイコム国分寺より御案内があり、1株5万円で100株500万円で購入いたしました。株購入の目的としては、ケーブルテレビ事業は、地域に密着した公益性の高いメディアであり、行政情報や地域の話題など地域へ提供する手段として活用が図れるということから、購入の判断をしたということであります。 289: ◯11番(丸山哲平君)  経緯について承知いたしました。  それで、ジェイコム株でございますが、現在毎年財産収入として配当金をいただいていると理解していますが、これまでの累積の配当金の合計額は幾らになりますでしょうか。 290: ◯政策部長(塩野目龍一君)  現在までの配当金の合計は約1,300万円ということであります。 291: ◯11番(丸山哲平君)  1,300万円ということであります。これは配当性向が、私が最初見たときには100%で、この間60%、非常に高い配当性向で配当していただいているということでありまして、既に1,300万円いただいている。取得したのが500万円でありますから、仮に簿価がゼロ円になったとしても、既に800万円のプラスのものをいただいているということであります。当然にこれは財産収入ということで計上されていますので、いわゆる一般企業でいうところの剰余金のように積み上げているものではありませんから、そういったみなし方はなかなかしていないんだと思うんですが、しかし実際問題としては、500万円のキャッシュアウトに対して、保有に対して1,300万円キャッシュインしているということで、大変にありがたい状況だと理解しております。  そこで、加えてもう一件お伺いしたいんですが、ジェイコム株についてなんですけれども、近隣の国分寺市以外の自治体でも保有されているところはあるのか、もし株数を含めて情報をお持ちでしたら教えていただきたいと思います。 292: ◯政策部長(塩野目龍一君)  近隣自治体におけるジェイコム株の取得状況ですけれども、幾つかの市で取得していることを確認しています。小金井市と府中市がそれぞれ200株取得しているということは確認できています。 293: ◯11番(丸山哲平君)  これはほかの市でもお持ちのところはあるんですか。調査をこれからしていくということですか。そこだけ確認を。 294: ◯政策部長(塩野目龍一君)  他市の状況についてはこれから調査してみたいと思います。 295: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。それで今のところ把握しているので、小金井市と府中市で200株ということで、当市が100株でございますから、当市よりは多くお持ちになっているということであります。  そしてここでお伺いしたいんですが、当市は現時点での保有数は若干少な目なのかと思っていますが、株の買い増しができなのかということをお伺いしたいと思います。当然ジェイコムは非上場でありますし、市場での買い付けはできない、かつ信頼関係あってのものでありますから、それを踏まえた上でということになろうかとは思うんですが、この点の可能性についてお聞かせいただきたいと思います。 296: ◯政策部長(塩野目龍一君)  株の買い増しですけれども、実は平成26年に、井澤市長からジェイコムに対して買い増しについて意向を伝えた経過があります。この際ジェイコムからは、当面新しい株の発行の予定がないということ、譲渡についても考えはないという回答を得ています。  今お話があったように、ジェイコムは上場していませんので、市場での株の売買は行えないということもあります。以前に市長が買い増しについての意向を伝えたと同様、直近でも確認したところ、お答えは同じだったということであります。ということで、買い増しは現在のところはできない状況であるということです。 297: ◯11番(丸山哲平君)  状況は承知いたしました。既にお声かけを井澤市長からもいただいた、その上で新規発行の予定がないということで、難しいというのが状況にあると承知いたしました。  ただ、これは私個人の考えとなりますが、今後通信メディアの分野においては、さらに設備投資を含めて資金需要は引き続きあるのかと、それを資金の借り入れで行うのか、親会社と云々でやるのかというのはいろいろあると思うんですが、調達方法の1つとして、株式の新規発行も今後逆に新しく出てくる可能性はあるのかとは思っておりますので、そうした中で、当市は、今ジェイコムとは非常にいい関係を年々密につくっていると思いますので、ぜひとも引き続きコミュニケーションを密にとっていただいて、仮にそういったケース、新規発行の予定があるということであれば、積極的に私はこの点については、こちらから手を挙げていく、声をかけていくということがあっていいと思っておりますので、またこの点について動きがあれば教えていただきたいと思います。  この点はまず1つはこれで終わりといたします。  続いてもう一点、これは大きく資産運用という全体にかかる話なんですが、基金の運用についてお伺いいたします。  まず確認になりますが、平成28年に、総務委員会に御報告いただいている資料として、当市における基金の運用については、国分寺市公金管理運用方針及び債券運用の指針の改正の報告があった、この改正は、平成28年11月1日から適用となっておりまして、その主な内容は、基金の運用方法としては安全の確保を最優先、その上で有利性、効率性を考えて運用する、複数年の債券購入が可能として、国債、政府保証債、地方債、これは都道府県債のみということですが、それらを扱う商品としている。そして運用金額の上限は、前年度末の財政調整基金が20億円を超えた場合、20億円を超えた部分と残高の10%を比較して、低い金額を参考に1億円単位で買えるとしているということでありますが、これが現行の運用のルールであると理解しているんですが、この点は間違いはないでしょうか。 298: ◯会計管理者(内野修宏君)  基金の運用につきましては、今、議員から御紹介いただきました平成28年で日銀の金融政策マイナス金利に対応するということで改正を行ってございます。最新のものについては、平成28年10月31日に総務委員会へ報告した後に、平成28年11月1日に改正したものでございます。 299: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございました。そして現在の運用の状況についてなんですが、まず金額についてですが、これは市報の11月1日号で確認したんですが、5億円を今、債券(地方債)で運用されているということであります。上限金額についてなんですが、先ほど申し上げたルールにのっとって言うと、財政調整基金の平成30年度末の残高が49億4,300万円強となりますから、その10%のルールを当てはめると5億円、つまり現状既に枠いっぱいのものを運用している、それを債券として買っていると理解していいのか、この点について確認させてください。 300: ◯会計管理者(内野修宏君)  今御紹介いただきました財政調整基金は、約50億円ということですので、その10%の5億円ということで、今現在5億円の購入を行っております。ただ、これはあくまでも参考額ということでございますので、これに基づいて運用を図っているという状況でございます。 301: ◯11番(丸山哲平君)  今回ここでお伺いしておきたいと思ったことが、まず2つあって、1つが、運用商品について、そして2つ目が、金額について今後検討する、また変えていく可能性はあるのかということであります。確かに安全性を最優先するというのは、おっしゃるとおりで、最優先すべきところだと思うんですが、しかし改めて考えなければいけないことは、簿価のまま置いておくということが果たして一番安全なのかというと、私は、それはそのときの景気、また物価等の動向によるとしか言えないと思います。  我々は、近年デフレ局面を含めて、物の値段が上がらない状況になれ親しんでいますので、何となく現金が強い、動かないものが強いような印象を持っていますが、それは大きな流れの中で判断していくべきことでありまして、適正な運用は行っていく必要があるだろうということ、ここにおいて今やっている国債と政府保証債と都道府県債だけでいいのか、あるいは社債や金融債も範囲として加えていく必要はあるのではないか、当然元本保証というものは1つの最低守らなければいけないラインだとは思うんですが、そういったところについて、まずどのようにお考えになるかということと、2つ目が、金額が現状財調の50億円に対して5億円の債券の運用額ということで、ほぼ使い切っている、マックスの状態にあるということなので、上限自体も見直す余地はあるのか、この点についてのお考えをお聞かせいただければと思います。 302: ◯会計管理者(内野修宏君)  大きな自治体、ここでは東京都については、公金管理ポリシーというものが制定されてございます。この中には社債も商品品目の中にはございます。また、金融債というものも他市では購入しているというのも情報として持っております。また先ほど金額というお話もございましたけれども、これにつきましては、今後の資金計画、それから基金全体の残高を把握して、市とすれば安全性というものを優先して考えていきたいと思います。今現在は運用方針と、それから債権の運用指針については、改正する予定はございませんけれども、これにつきましては、他市もいろいろと研究検討しているところでございますので、それにおくれることなく国分寺市も研究はしていきたいと考えてございます。 303: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いいたします。当市においても、今後新庁舎を初めとして、そもそも資金需要をかなり要するものが控えておりますので、全部運用に回してしまっては、それこそ元も子もないということも承知した上で、今回お伺いさせていただいているところなんですが、しかし、今御答弁にあったとおり、東京都は大きな広域の地方自治体ではございますが、社債を含めて運用している、またほかの地方自治体でもさまざまな取り組みがあるということは聞き及んでおりますので、研究していただけるということでございましたので、ぜひともその点は一番安全、かつ一番運用の成果が上がりそうなものを選んで適正に行っていただきたいとお願いして、本日はこの点は終わりにしたいと思います。  それでは最後、空き家対策についてお伺いいたします。こちらは、昨日、小坂議員より質問がなされておりますので、より各論部分についてお伺いしたいと思います。  まず確認として、昨日のお話の中で、問題を抱える物件については、所有者の方に適正な管理の依頼を行う、そしてそれが適正になされない場合において特定空き家に認定して、さらなる措置を検討して、行っていくということを考えていくということでありました。  今回特にお伺いしたいのが代執行についてであります。特定空き家と認定された場合において、代執行が最終手段となってくると考えますが、そこに至るまでの手続や考え方について御教示をいただきたいと思います。 304: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  代執行に至るまでの過程としては、法に基づいて私どもが空き家対策の条例でも手続を定めておりまして、流れといたしましては、まず特定空き家に認定した上で、助言、指導という形で相手方の是正を求めます。そこの部分でも応じていただけないという場合に、さらに勧告という形で手順を進めます。勧告してもなおその部分について応じていただけないとなると、次は命令という形になりますけれども、命令しても応じていただけないという段階に至って初めて、代執行という手続に移れるという状況になっております。 305: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。しかるべき流れがあって、それを外すことはできないということだと私は理解したんですが、ちなみに工作物、以前、塀について質問させていただいて、倒壊しそうな塀があった場合、これをどかすことができるのかというので、特定空き家の枠組みを使いながらというのが前回のお話だったと思うんですが、工作物に対して近隣自治体で代執行を行った事例は何か把握されているものはあるんでしょうか。 306: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  工作物に焦点を絞って代執行を行ったという事例については把握していないところでございます。 307: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。ということは、実例がまだないと思うんですが、今回なぜこういう話をしているのかというと、昨日の答弁のやりとりを聞いていても、まずは適正管理をしっかりお願いしていくということだと思います。助言、指導して、適正に管理していただく、ここが私も本筋だと思いますし、まずこれでしっかり進めていくということが必要だと思っています。  しかしながら、それでもなおというケースにおいては、最終的には代執行も見据えて交渉していくのか、それとも最初からそれはやれない手として交渉するのかによって、私はかなり結果は変わってくるのかと思っています。いかんせん、これは私有財産に手をつける話になりますから、かなり慎重に設計も必要だと思いますので、今ましてや実績がなかったということでありますから、だからこそ、この点はどういうプロセスで期間的な時間軸も含めて、こういったケースにおいて代執行ができるということをしっかりルールを詰めていく必要があるのではないかと思うんですが、この点は現状詰めているものが何かあるのか、もしないとすれば、今後詰める予定があるのか、この点についてお聞かせください。 308: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  基本的に先ほど申し上げたように、法でどのような形で代執行に至れるかについては、基本的なフローについては整備されているところでございます。ただ、あくまでも法の趣旨としても、空き家の管理というのは所有者が行うという形が原則として定められておりますので、代執行という形に至るのは全体としても事例としては少ないところでございます。ほかの自治体で代執行ということで、先ほど申し上げたように、工作物ということを理由にして行った事例はない状況でございますけれども、そういった部分で住宅の取り壊しという形を絡めて行った事例でも、所有者を確認した上で代執行を行うまで2年程度を費やしているという状況がございますので、そういった状況等を踏まえて、私どももその事例を参考にしながら、もし万が一行うというケースにおいては、その流れを参考に具体的なものについては、今のところ整理できていないところですけれども、その部分を参考にして今後具体的なところを定めていくということが基本的な流れになると考えております。 309: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。ぜひとも具体的に詰めていただきたいということであります。枠組みがあるのは私も理解しているんですが、そこだけだと実際にやるということになると、また別の話だと思いますので、今御紹介いただいたとおり、他市の事例を含めて研究いただいて、具体的に少しずつ検討を深めていくということでお願いしたいと思います。  最後に空き家で1件だけお伺いして、これで終わりにしたいと思うんですが、これはケースになりますが、ある空き家があって、先ほどの台風等の被害、災害と絡むんですけれども、台風が来て、その翌日に塀が倒壊しそうだと、しかし実際には壊れていない、要は道路にもう少しで倒れかかってきそうだというケース、しかしそこは空き家であるという場合に、市としてはどのように対応するのか、こういったケースにおいて、市としての考え方、動き方というものについて教えていただきたいと思います。 310: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  先ほどと関連するような内容として、同様の工作物についての対応が御質問として、また答弁としてもさせていただいたところですけれども、基本的には同様な流れなのかと考えております。法の中でも緊急的な安全措置の対応は、場合によって考え方としては対応できるものは示されているところでございますので、そうは言いながらも、私どもは今まで経験したことがないところですので、先ほどの御答弁と同様に、そういった措置について、具体的なところはこれからの研究の課題と認識しております。 311: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひともお願いします。所有者がわかっていない場合には、ある意味で市で速やかに対応に入るんだと思うんですけれども、所有者の方がわかっているからこそ、逆にその所有者の方にまずは対応いただきたいというアクションになると理解しています。  しかしながら、今申し上げたケースの場合は、塀が崩れそうだということで、1日も2日も待っていられないという状況で、予防的に取り壊し等を行うことができるのかという趣旨でお伺いしたところであります。今、部長からそれについても今後具体的に検討、研究していくと御答弁いただきましたので、あり得る問題だと私は思っていますので、ぜひとも具体的に進めていただくことを改めてお願い申し上げておきたいと思っています。  それでは、以上をもちまして、私の一般質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。 312: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で丸山議員の一般質問を終わります。     ────────────────── ◇ ────────────────── 313: ◯議長(皆川りうこ君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 314: ◯議長(皆川りうこ君)  御異議なしと認めます。よって本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は、12月2日、月曜日、午前9時半から開きます。  本日はこれにて延会いたします。                    午後4時52分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 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