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令和元年 第2回定例会(第3日) 名簿 開催日: 2019-06-12
令和元年 第2回定例会(第3日) 本文 開催日: 2019-06-12

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  1. 国分寺市議会 2019-06-12
    令和元年 第2回定例会(第3日) 本文 開催日: 2019-06-12


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    最終取得日: 2021-08-20
    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年 第2回定例会(第3日) 本文 2019-06-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 298 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 2 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 3 : ◯20番(木島たかし君) 選択 4 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 5 : ◯20番(木島たかし君) 選択 6 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 7 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 8 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 9 : ◯20番(木島たかし君) 選択 10 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 11 : ◯20番(木島たかし君) 選択 12 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 13 : ◯20番(木島たかし君) 選択 14 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 15 : ◯20番(木島たかし君) 選択 16 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 17 : ◯20番(木島たかし君) 選択 18 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 19 : ◯20番(木島たかし君) 選択 20 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 21 : ◯20番(木島たかし君) 選択 22 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 23 : ◯20番(木島たかし君) 選択 24 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 25 : ◯20番(木島たかし君) 選択 26 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 27 : ◯20番(木島たかし君) 選択 28 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 29 : ◯20番(木島たかし君) 選択 30 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 31 : ◯20番(木島たかし君) 選択 32 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 33 : ◯20番(木島たかし君) 選択 34 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 35 : ◯20番(木島たかし君) 選択 36 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 37 : ◯20番(木島たかし君) 選択 38 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 39 : ◯20番(木島たかし君) 選択 40 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 41 : ◯20番(木島たかし君) 選択 42 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 43 : ◯20番(木島たかし君) 選択 44 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 45 : ◯20番(木島たかし君) 選択 46 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 47 : ◯20番(木島たかし君) 選択 48 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 49 : ◯20番(木島たかし君) 選択 50 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 51 : ◯20番(木島たかし君) 選択 52 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 53 : ◯20番(木島たかし君) 選択 54 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 55 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 56 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 57 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 58 : ◯20番(木島たかし君) 選択 59 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 60 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 61 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 62 : ◯14番(及川妙子君) 選択 63 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 64 : ◯14番(及川妙子君) 選択 65 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 66 : ◯14番(及川妙子君) 選択 67 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 68 : ◯14番(及川妙子君) 選択 69 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 70 : ◯14番(及川妙子君) 選択 71 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 72 : ◯14番(及川妙子君) 選択 73 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 74 : ◯14番(及川妙子君) 選択 75 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 76 : ◯14番(及川妙子君) 選択 77 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 78 : ◯14番(及川妙子君) 選択 79 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 80 : ◯14番(及川妙子君) 選択 81 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 82 : ◯14番(及川妙子君) 選択 83 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 84 : ◯14番(及川妙子君) 選択 85 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 86 : ◯14番(及川妙子君) 選択 87 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 88 : ◯14番(及川妙子君) 選択 89 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 90 : ◯14番(及川妙子君) 選択 91 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 92 : ◯14番(及川妙子君) 選択 93 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 94 : ◯14番(及川妙子君) 選択 95 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 96 : ◯14番(及川妙子君) 選択 97 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 98 : ◯14番(及川妙子君) 選択 99 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 100 : ◯14番(及川妙子君) 選択 101 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 102 : ◯14番(及川妙子君) 選択 103 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 104 : ◯14番(及川妙子君) 選択 105 : ◯建設環境部長中村隆生君) 選択 106 : ◯14番(及川妙子君) 選択 107 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 108 : ◯14番(及川妙子君) 選択 109 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 110 : ◯14番(及川妙子君) 選択 111 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 112 : ◯14番(及川妙子君) 選択 113 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 114 : ◯14番(及川妙子君) 選択 115 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 116 : ◯14番(及川妙子君) 選択 117 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 118 : ◯14番(及川妙子君) 選択 119 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 120 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 121 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 122 : ◯17番(尾作義明君) 選択 123 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 124 : ◯17番(尾作義明君) 選択 125 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 126 : ◯17番(尾作義明君) 選択 127 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 128 : ◯17番(尾作義明君) 選択 129 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 130 : ◯17番(尾作義明君) 選択 131 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 132 : ◯17番(尾作義明君) 選択 133 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 134 : ◯17番(尾作義明君) 選択 135 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 136 : ◯17番(尾作義明君) 選択 137 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 138 : ◯17番(尾作義明君) 選択 139 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 140 : ◯17番(尾作義明君) 選択 141 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 142 : ◯17番(尾作義明君) 選択 143 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 144 : ◯17番(尾作義明君) 選択 145 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 146 : ◯17番(尾作義明君) 選択 147 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 148 : ◯17番(尾作義明君) 選択 149 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 150 : ◯17番(尾作義明君) 選択 151 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 152 : ◯17番(尾作義明君) 選択 153 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 154 : ◯17番(尾作義明君) 選択 155 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 156 : ◯17番(尾作義明君) 選択 157 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 158 : ◯17番(尾作義明君) 選択 159 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 160 : ◯17番(尾作義明君) 選択 161 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 162 : ◯17番(尾作義明君) 選択 163 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 164 : ◯17番(尾作義明君) 選択 165 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 166 : ◯17番(尾作義明君) 選択 167 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 168 : ◯17番(尾作義明君) 選択 169 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 170 : ◯17番(尾作義明君) 選択 171 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 172 : ◯17番(尾作義明君) 選択 173 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 174 : ◯17番(尾作義明君) 選択 175 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 176 : ◯17番(尾作義明君) 選択 177 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 178 : ◯17番(尾作義明君) 選択 179 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 180 : ◯17番(尾作義明君) 選択 181 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 182 : ◯17番(尾作義明君) 選択 183 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 184 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 185 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 186 : ◯9番(岩永康代君) 選択 187 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 188 : ◯9番(岩永康代君) 選択 189 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 190 : ◯9番(岩永康代君) 選択 191 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 192 : ◯9番(岩永康代君) 選択 193 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 194 : ◯9番(岩永康代君) 選択 195 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 196 : ◯9番(岩永康代君) 選択 197 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 198 : ◯9番(岩永康代君) 選択 199 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 200 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 201 : ◯9番(岩永康代君) 選択 202 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 203 : ◯9番(岩永康代君) 選択 204 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 205 : ◯9番(岩永康代君) 選択 206 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 207 : ◯9番(岩永康代君) 選択 208 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 209 : ◯9番(岩永康代君) 選択 210 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 211 : ◯9番(岩永康代君) 選択 212 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 213 : ◯9番(岩永康代君) 選択 214 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 215 : ◯9番(岩永康代君) 選択 216 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 217 : ◯9番(岩永康代君) 選択 218 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 219 : ◯9番(岩永康代君) 選択 220 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 221 : ◯9番(岩永康代君) 選択 222 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 223 : ◯9番(岩永康代君) 選択 224 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 225 : ◯9番(岩永康代君) 選択 226 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 227 : ◯9番(岩永康代君) 選択 228 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 229 : ◯9番(岩永康代君) 選択 230 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 231 : ◯9番(岩永康代君) 選択 232 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 233 : ◯9番(岩永康代君) 選択 234 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 235 : ◯9番(岩永康代君) 選択 236 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 237 : ◯9番(岩永康代君) 選択 238 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 239 : ◯9番(岩永康代君) 選択 240 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 241 : ◯9番(岩永康代君) 選択 242 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 243 : ◯9番(岩永康代君) 選択 244 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 245 : ◯9番(岩永康代君) 選択 246 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 247 : ◯9番(岩永康代君) 選択 248 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 249 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 250 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 251 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 252 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 253 : ◯12番(田中政義君) 選択 254 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 255 : ◯12番(田中政義君) 選択 256 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 257 : ◯12番(田中政義君) 選択 258 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 259 : ◯12番(田中政義君) 選択 260 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 261 : ◯12番(田中政義君) 選択 262 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 263 : ◯12番(田中政義君) 選択 264 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 265 : ◯12番(田中政義君) 選択 266 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 267 : ◯12番(田中政義君) 選択 268 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 269 : ◯12番(田中政義君) 選択 270 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 271 : ◯12番(田中政義君) 選択 272 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 273 : ◯12番(田中政義君) 選択 274 : ◯副市長(内藤達也君) 選択 275 : ◯12番(田中政義君) 選択 276 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 277 : ◯12番(田中政義君) 選択 278 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 279 : ◯12番(田中政義君) 選択 280 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 281 : ◯12番(田中政義君) 選択 282 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 283 : ◯12番(田中政義君) 選択 284 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 285 : ◯12番(田中政義君) 選択 286 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 287 : ◯12番(田中政義君) 選択 288 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 289 : ◯12番(田中政義君) 選択 290 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 291 : ◯12番(田中政義君) 選択 292 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 293 : ◯12番(田中政義君) 選択 294 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 295 : ◯12番(田中政義君) 選択 296 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 297 : ◯議長皆川りうこ君) 選択 298 : ◯議長皆川りうこ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時31分開議 ◯議長皆川りうこ君)  皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は22人であります。  これより本日の会議を開きます。     ────────────────── ◇ ──────────────────             日程第1 一般質問 2: ◯議長皆川りうこ君)  日程第1、一般質問を行います。  最初に、木島議員。 3: ◯20番(木島たかし君)  それでは朝一番に質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、行政経営について質問をさせていただきたいと思います。  この(1)の市財政の現状と今後の取り組みについてということで、改めて、基本的なことかもしれませんけれども、やはりさまざまな施策を推進していく上で、その基盤となる財政状況を私自身は事あるごとに、丁寧に何度も確認をしていくことが当然、これから未来にわたって、責任ある市政を本当にしっかりと推進していく上では、どこまで行っても重要なことであるとの視点から、今回、改めて確認を、またさせていただきたいという思いで通告をさせていただきました。そこで、まず、この前段の部分、市財政の現状について、改めて確認をさせていただきたいと思います。  また、基本的なことですけれども、改めて、特徴的な、その指標である基金残高、あるいは地方債の現在高、そしてまた経常収支比率、これらの指標についても、ここ数年の動向などもわかれば、あわせて教えていただきたいと思います。 4: ◯政策部長塩野目龍一君)  現在の本市の財政状況ということですけれども、まず、これはさまざまな要因から、平成29年度以降、基金残高は100億円を超えて、現在も維持をしているという状況であります。さらに、地方債の未償還額、これは借金になりますが、こちらも年々減少を続けているということで、現時点では約285億円ということであります。一方で、経常収支比率でありますが、平成28年度までは良好な推移を保っておりましたけれども、平成28年度から徐々に悪化をし、平成29年度は94.6%となりまして、26市類似団体の平均92.1%よりも高い数値となっているということであります。  財政状況を判断する上で、根幹のお話を今いたしましたけれども、財政はこれだけでは判断はできないということであります。自治体経営における将来的な見通しを含めて考えなければならないということになります。したがいまして、本市の今後の取り組み課題、あるいは懸案事項を考えると、財政はいまだに予断を許さない状況にあるというふうに考えています。 5: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。そうですね。やはり基本的な部分では、当然、考え方を同じくするところであります。  やはり基金は増加の傾向であると。また、地方債残高も減少傾向にあるということは、この間を通じての大変な努力の結果でもありますし、これを何とか持続可能な自治体の経営という観点からいえば、今後も維持をしていかなければいけない。  ただ、今お話があったとおり、若干気になるのは、ここ2年、経常収支比率の数値が若干悪化していると。あとは、私自身、個人的に思っているところは、国分寺市の財政規模が年々、比較的増加傾向にあるのではないかと。予算規模が大きくなっているということは、必要な施策、また事業を一方ではしっかりと推進しているということにもなりますので、この点については、今後もしっかりと、財源の確保についても対応していかなければいけないんだろうと。  そこで、この後段の部分なんですけれども、今後の取り組みについてということで、今、一定、政策部長からも話はあったんですけれども、さまざまな市政の課題が当然山積しているという状況だと思います。今後の、そういった中にあっての市の取り組みの考え方について、見解を求めておきたいと思います。 6: ◯政策部長塩野目龍一君)  御答弁の前に、先ほど経常収支比率の悪化のお話で、私、平成28年度からというお話をしましたが、平成29年度からということで訂正をお願いしたいというふうに思います。 7: ◯議長皆川りうこ君)  訂正を認めます。
    8: ◯政策部長塩野目龍一君)  質問ですけれども、今後の施策といたしまして、引き続き、保育園の整備に伴う事業費の増、あるいは高齢人口の増加に伴う扶助費の増などが見込まれます。また、来年度には、会計年度任用職員制度も導入され、それによって人件費の増も見込まれているような状況であります。また、新庁舎建設、さらにはリサイクルセンター建設、都市計画道路国3・4・12号線の整備初め、また、さらには公共施設の長寿命化といった投資的な経費の事業、巨額な財源が必要となることが見込まれています。多くの施策を実現しながらも、継続可能な財政を将来にわたって維持していくことが重要であるというふうに考えています。そのためには、必要な事業には財源を投入しながらも、事業の的確な優先順位づけ、あるいは真に必要な事業であるかどうかの見きわめ、こういったものをしっかりと行いながら、財政指数の推移には常に注意を払って、一層健全な財政運営を行ってまいりたいというふうに考えています。 9: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  従来型の財政運営からの転換なんだろうと思います。タイトルでもあえて行政経営と書かせていただいていますけれども、やはりともすれば縮減、縮小、こういった方向性から、自治体自体の活力、また魅力を引き出す、そういったまちづくり、また経営の視点というのが、これからより一層、必要になってくるんだろうというふうに思いますので、しっかりと対応を図っていただきたいと思います。  そこで、平成29年なんですけれども、地方自治法が一部改正がありまして、地方公共団体における財務に関する事務等の適正な管理及び執行を確保するための方針の策定、いわゆる内部統制の強化が、いよいよ令和2年4月1日に施行されると。これは基本的には都道府県、また指定都市においては方針の策定が義務づけられているということで、その他の一般の市区町村については、国分寺市もそうですが、策定が努力義務になっているという状況であります。したがって、当市においては方針を必ずしも策定する必要がないわけではございます。一方で、職員のさらなる意識改革、また組織のマネジメント、こういったものを推進していく上で、国分寺市においても法改正の趣旨を認識していただいて、他団体の動向をしっかりと注視しつつ、こういった内部構成の一層の強化を図っていく必要があるんだろうと私は思うんですけれども、この点について、市の見解を求めておきたいと思います。 10: ◯政策部長塩野目龍一君)  今、お話にあったとおり、方針の策定の義務づけはありませんけれども、内部統制の目的である、組織の目的が達成されないリスクを一定の水準以下に抑えるということは重要なことでありますので、今後も国、あるいは都、さまざまな自治体の動向を注視しつつ、内部統制の意義についての認識を深めて、現体制における取り組みの強化を図ってまいりたいというふうに考えています。 11: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  内部統制という言葉が、若干かたいイメージもあります。ただ、やはり結局は地道な取り組みを粘り強く国分寺市らしく続けていくことなんだろうというふうに思います。  一口に、こういった内部統制、あるいは行政経営と言っても、特効薬があるわけではないわけでございまして、そういった高い意識を持ち続けて、こつこつ小さいことでも無駄を取り除いていく、そういう取り組みを地道に続けていくこと、これこそが、やはり王道なんだろうというふうに思います。そういった中で、しっかりと、改めて財政の規律、健全化の維持、日々のさらなる改善、そういった有効な施策を、これから実行していくための財政の弾力性の確保に向けて取り組みを進めていっていただきたいというふうに思います。  それでは、(2)公会計改革「財政の見える化」への対応について、質問をさせていただきます。  この公会計制度改革への対応について、この間、議会での質問等を通じて何度も確認をしているところです。当然、事務量がふえていくであろうということから、これまでも体制の強化を求めてきたところですけれども、現在のその状況について、確認をさせてください。 12: ◯政策部長塩野目龍一君)  この公会計制度の構築ですけれども、木島議員初め、議会からも御意見をいただいていたところであります。  今年度より、公会計制度に基づく財務書類の作成を専任で行う公会計推進担当係長を1名、財政課に配置して、財務書類の早期作成及び内容の充実等を実現すべく、現在、取り組んでいるというところであります。 13: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  そうした状況を踏まえた上で、今まさに平成30年度決算書類の作成に当たっての取り組みが、多分、進められているんだろうというふうに思います。この財務書類の現在の作成状況を確認させていただければと思います。 14: ◯政策部長塩野目龍一君)  今年度、平成30年度決算に向けて、大きく2つの目標を設定しています。1つは、昨年度の決算特別委員会でお示しをしたセグメント分析の資料についてです。昨年は、平成28年度決算分として、4つの事業の分析資料をお示ししましたけれども、今年度は事業数をさらにふやしてお示ししたいと考えております。  もう一つは、平成30年度分の財務書類です。財務書類につきましては、これまで決算特別委員会への提出が1年おくれという形になっておりましたけれども、今年度は平成30年度の一般会計等の財務4表、これを9月の決算特別委員会にお示しができるよう、現在取り組んでいるというところであります。 15: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  その上で、今後の課題としては、今、当然、政策部、また財政課が中心となって勧めていて、会計管理者も責任を負う部分もあるのかもしれませんが、さまざま取り組みを進めていく上で、この考え方を全庁的にしっかりと浸透させていく必要があるんだろうというふうに思います。  これは市の総合ビジョンでも、公共経営という柱の中で、この取り組みが中心事業の1つとして位置づけられているところであります。そして、これまでも申し上げてきたところであるんですけれども、公会計改革の目的というのは、財務書類をつくることではなくて、つくることももちろん大事なんですけれども、これを使うこと、これが求められているところであります。そのことを改めて認識する必要があるんだろうと思います。  今のところ国分寺市は大丈夫だとは思うんですけれども、例えば、老朽化した施設の工事が財政上の課題で先送りをされているという状況があった場合に、例えば、単年度の会計、現金主義だと、問題がどうしてもやっぱり表面化しないんですね。先送りするわけですから。むしろ、何か財政状況がよく見えてしまうというか、極端な言い方をすると、そういった問題を少しでも補完する観点で、こういった複式簿記、また統一的な基準の導入が今日求められてきているところであります。  この統一基準における財務諸表では、今言ったような問題も、貸借対照表、また資産老朽化比率、こういった考え方も指標が適用されることから、問題がより具体的に顕在化するだろうということが期待され、そういったことを、今後の公共施設のマネジメントにしっかりと生かしていくことが、やはり私たちにも求められるんだろうと思います。その上で、職員のさらなる意識改革、全庁的な取り組み、意識づけが必要なんだろうと思います。この点について見解を求めます。 16: ◯政策部長塩野目龍一君)  公会計制度については、議員、お話しのとおり、財政課の職員だけが知っていればいいというものではありません。これは本当に全庁的に浸透させる必要があるというふうには考えています。将来的に日々仕訳を導入するしないにかかわらず、いずれは知識として必要なものとなってくるというふうに考えています。  公会計の知識を浸透させるには、職員の意識改革を行っていく必要があるというふうに考えております。そのために、庁内で今後実施をする財務会計研修のメニューに、この公会計を取り入れて実施するなど、職員の周知には力を入れてまいりたいというふうに考えています。 17: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  その上で、市民にも広く、こういった考え、意義をお伝えしていく必要があるんだろうと思います。地方自治法第243条の3第1項の規定、そして、国分寺市財政状況の作成及び公表に関する条例に基づいて、当市においても財政状況の公開が当然、果たされているわけでございますけれども、市報で主にこういった取り組みが公表されております。  そこで、この財政状況を市民にわかりやすく伝える努力ですね。財政の見える化を、さらに丁寧に進めていく必要があるんだろうと思います。市民との情報の共有という観点で、なるべく、今後、改革に向けた取り組みなど、公会計の視点を踏まえた財政分析を、よりわかりやすく、この財政状況の公表にあわせてつけ加えていくべきではないかと考えますけれども、この点について見解を求めます。 18: ◯政策部長塩野目龍一君)  財政の見える化ということで、財務書類を市民の皆様に公表することは、公会計制度の主な目的の1つでもあります。現在、決算特別委員会でお示しした資料については、市のホームページ、オープナーで公表していますけれども、今後、市民の皆様にとって、よりわかりやすい資料を公表できるよう、先進市の公表資料などを参考にしながら研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 19: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。ぜひ、お願いします。  では、続いて(3)IoT施策の推進についてということでお伺いをいたします。  IoTというのは、インターネット・オブ・シングス、物のインターネット、こういうふうに言うわけですけれども、この点については後ほど少し触れるとして、このIoTという言葉、また、これと密接的に関連する言葉として、AI、あるいはRPAがあります。国分寺市で、今、取り組みが試行的に、また本格的に進められているところでございますが、こういったICTを活用した取り組みの一環、これがIoTでございます。  このIoTというのは、確かにまだ少し先の取り組みかもしれないんですが、いずれは地方公共団体は民間企業と連携をしながら、この取り組みを積極的に取り入れていく必要性、また時代が必ず来るんだろうという認識のもとで、きょうは少し議論させていただきたいと思います。  そこで、まず前段で、国分寺市で今、取り組んでいるRPAについて、しっかりと取り組みの状況を確認をさせていただきたいと思います。当市においても、業務の効率化についての取り組みが現在推進されているところですけれども、これは今年度の施政方針でも触れられているところでもあって、こういった技術をしっかりと取り入れることで、働き方改革を推進していくこと、少しでも業務の軽減を図っていくことが期待をされているところであります。この現状について、改めて確認をさせていただきたいと思います。 20: ◯政策部長塩野目龍一君)  RPAにつきましては、所管の委員会の総務委員会で、調査事項として、その都度、御報告はしてきたところですが、本年度から複数の業務において、導入、運用を行う予定でおります。また、手書き文字を電子化するツールであるAI-OCRの検証も進めており、今後、それらのツールとあわせて拡充をして、効率的・効果的な行政サービスにつながるよう、現在、作業を進めているところであります。 21: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。なかなか、私も正直言って苦手な分野なんですけれども、やはり時代の変革に、しっかりと対応していかなければいけない。また、経営という観点でも、こういった取り組みがしっかりと従来の行政サービスの提供を補完する上での重要なツールになっていくという観点で、特にIoTというのは説明するのがなかなか難しい部分もまだまだあるんですけれども、物のインターネットということですから、物がインターネットにつながって、今まで以上に社会的なインフラなどに大きな影響を及ぼすと。簡単に言えば、物に対して、各種のセンサーをつけて、その状態をインターネットを介して確認していく。例えば、渋谷区では、これは実証実験の取り組みですけれども、IoTを活用した見守りサービスが行われているところでございます。電波の受発信機を登載したキーホルダーとか、小型の専用の端末を持つ高齢者、あるいは子どもの位置情報を、民間企業と協定を結び登録された区内の自動販売機を通過したときに、その自動販売機に取り付けられた受信機からの発信で、例えば、家族や保護者がスマートフォン、あるいはパソコンで確認ができたり、メールを受け取ることができると。この例でいえば、今まで恐らくインターネットとは全く無縁であったと思われる、自動販売機、こういったあらゆるものを通じて情報を伝達していくということ、まだまだほかにも諸説、さまざま見解はあると思うんですけれども、そういった取り組みを、これから行政や民間が図っていくことが規定されてきているということでございます。  そこで、まず、このIoTについて、国分寺市としてどのような捉え方をされているのか、まず見解を求めておきたいと思います。 22: ◯政策部長塩野目龍一君)  このIoTの行政の導入ですけれども、今、議員から御紹介のあった事例、あるいは近隣でいきますと、府中市が子どもや高齢者の見守りのために、このIoTを使った実証実験を行っているということも伺っております。本市としては、今、お話ししたような事例も含め、このシステムについては、市民の健康状態の把握の保健・衛生面、あるいは河川の水位監視といった防災面、さらには、旅行者と動線の把握といった観光面での利用等、行政に応用できる範囲が広い技術だと認識をしておりますので、今後、近隣市、あるいはこういったIoTの情報については、しっかりと収集して、活用するような方向で研究してまいりたいというふうに考えています。 23: ◯20番(木島たかし君)  研究という言葉も出ましたので、この研究をどう捉えるかというのは、人それぞれありますけれども、それでも私は一歩前進だと思っています。研究ということは調べるということですから、しっかりとそういった前向きな取り組みを期待したいと思います。府中市を初め、考えている以上に多くの自治体が、やはりこの実証実験を経て、本格導入に向けての、今、検証がなされているようでございます。最終的にどういうふうに判断されるかは、まだ未決定のようですけれども、こういった技術を使った見守りのシステムは、都内ですと今言った渋谷区、府中市のほかに、世田谷区、墨田区などでも実施されているところでございます。  また、実証実験というよりも、もう既に本格的な行政サービスとして、これを実施している自治体もあります。金沢市では、今年度から、IoTの技術を活用した認知症高齢者地域見守りネットワーク事業をスタートしているところでございまして、ぜひ、こういった情報収集等に努めていただいて、積極的な展開を求めておきたいというふうに思います。  それでは、続いて2番目の質問に入らせていただきます。自転車関係施策について、お伺いします。  まず、(1)安全な利用のための対策についてということで、お伺いをさせていただきます。  言うまでもなく、策定された交通安全計画に基づく取り組みが大変重要であろうかと思います。そこで、この自転車に関する施策について、本年度の特徴的な取り組みなどを、まず確認させていただきたいと思います。 24: ◯建設環境部長中村隆生君)  本年度は自転車マナーアップキャンペーン、中学校にて自転車安全教室、自転車用ヘルメット着用の啓発、駅前放置自転車クリーンキャンペーンなどを実施し、安全利用の啓発を図ります。自転車保険制度の普及啓発として、自転車損害賠償保険の周知、自転車ナビマーク、自転車ナビラインの周知などを実施してまいりたいと考えております。  自転車の信号無視や歩道通行などマナー向上、自転車安全利用の啓発のため、小金井警察署、交通安全協会、そして東京経済大学の学生に御協力いただき、先月の5月24日に自転車マナーキャンペーンを実施しております。また、自転車の乗り方についても、中学校の校庭でスタントマンによる実演の自転車交通安全教室を実施いたします。今年度も自転車利用者のマナー向上に重点を置き、進めてまいりたいと考えております。 25: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  さまざまな施策、地道な取り組みがされているところだということは認識したところでございますけれども、その中の1つで、自転車保険制度の普及啓発についてです。これは交通安全計画の中にも位置づけられているところでございまして、近年、この自転車対歩行者など、自転車利用者が加害者となった交通事故において、高額の賠償責任を負う事例が発生をしています。国でも、こうした背景から、ことしの1月に、国土交通省に、自転車の運行による損害賠償保障制度のあり方等に関する検討会が発足したということでございます。現在、保険の保障内容や自動車損害賠償保険と同様に、全国一律で自転車利用者に保険加入を義務づけるかどうか、こういったことについて検討が行われているようでございます。  いずれにしても、まだ決定ではありませんので、そういった情報収集にも努めていただきたいところではございますけれども、市において、まずはできることとして、自転車損害賠償保険への加入の促進について、さまざまな機会、媒体を通じて、周知に取り組んでいっていただきたいと思います。この点について、市の認識を求めておきたいと思います。 26: ◯建設環境部長中村隆生君)  この自転車損害賠償保険につきましては、以前より御指摘をいただいているところでございます。自転車の利用者のマナーの向上にあわせて、市報、ホームページなど、各種の方法で加入促進が図られるよう、取り組んでまいりたいと思っております。  また、自転車駐車場の指定管理者とも連携して、自転車駐車場においても掲示、また啓発し、そして今、御指摘がございましたとおり、いろいろな制度の改革などの情報収集におきましても、しっかり対応してまいりたいというふうに考えております。 27: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。これは地道な取り組みだと思うんですけれども、ぜひ、お願いしておきたいと思います。  TSマークというものもこの交通安全計画の中にありますけれども、資格を持った整備士の方が点検・整備した自転車に張られるシールであると。損害保険と賠償責任保険が同時に附帯もされているということなんですが、ただ、この保険の有効期間は点検整備を受けた日から1年間ということのようでございます。やはりそういった点検をもとに、その後も継続的に加入し続ける取り組みをされることが求められるんだろうというふうに思います。当然、利用者のマナーが前提となる上での、万が一に備えての対策でございますので、しっかりと、またこの点についても取り組みを求めておきたいと思います。  そして、この安全計画の中でもう少し確認をさせていただきたいのが、自転車安全利用五則についてです。建設環境委員会などでも、私自身も改選前に所属をさせていただいていましたので、交通安全計画について議題になった際など、議論させていただいたところではございます。これは徐々に浸透しているのかなとは思うんですけれども、電柱に黄色い掲示があって、自転車は車道が原則であるとか、あるいは歩行者を優先だという趣旨でさまざまな注意を呼びかけていて、効果的な取り組みだというふうに認識をしているところであるんですけれども、張っている場所の設置基準がどういうふうになっているのか、この点について教えていただきたいと思います。 28: ◯建設環境部長中村隆生君)  こちらの電柱幕につきましての設置基準というものはございません。全国的な自転車事故の増加や市内での関与する事故が多かったということから、自転車利用者への注意喚起、マナー向上のために平成28年度に自転車安全利用五則の電柱幕を作成し、交通量調査で、歩行者、自転車の通行量の多い道路や設置できる電柱がある道路など、市内約20カ所に、今現在、設置してあるという状況でございます。繰り返し視覚に訴えることというのは非常に有効的であるということが交通管理者からもお話がされております。引き続き、こちらのほうの掲示等は推進してまいりたいというふうに考えております。 29: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  その上で、本当は自転車の交通量等が多くて電柱幕が必要だと思われるような場所でも、なかなか電柱が連続してある程度あるところでないと掲示できないとか、やはりそういった条件も当然あるでしょうし、本当に危険なところに、今、優先的についているとは思うんですけれども、一方で、つけたいんだけれどもつけられない箇所というのも多分あるんだろうというふうに思っています。そこで、代替えの安全対策をしっかりと講じていただく必要があるんだろうと思います。例えば、国分寺市は坂道が非常に多いですけれども、坂道を下っていって十字路で出会い頭に事故に遭ってしまったりという事故が、幾つかこれまでも起こっているわけですけれども、そういったところに、例えば、車のみならず、最近は自転車もとまれという標識も少し目につくようになってきました。私は、この自転車もというのが非常に大事だなというふうに思います。そういった地道な看板の設置、路面の舗装など、引き続き自転車に関する対策を講じていただきたいと思います。この点について、見解を求めます。 30: ◯建設環境部長中村隆生君)  路面の標示となりますと、やはり交通管理者の意見等がございます。そういった中で、張ることによって安全が守られないという逆の考え方もございます。そういった部分については、しっかりと交通管理者と協議をしながら、設置等も考えてまいりたいというふうに思います。 31: ◯20番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  もう一点は、最近、スマートフォンを使いながら自転車を運転するという、本当にこれは極めて危険な行為ですけれども、いわゆる、ながらスマホと言われます。これは歩きながらも当然危険なんですが、自転車を運転しながらスマホを使っている方を、残念ながら多くの方が目にされたことが多分あるのではないかというふうに思います。この対策を私はしっかりと警察などとも連携して強化していただきたいと思います。本当に事故が起こる可能性が非常に高いことだと思いますので、この点について積極的な対応を求めたいと思いますけれども、見解を求めます。 32: ◯建設環境部長中村隆生君)  ながらスマホは、御指摘のとおり自転車の片手運転となったり、スマホに気を取られて事故の原因になるなど非常に危険な行為で、交通ルールで禁止されており取り締まりの対象になっている行為でございます。こちらについても、マナー向上のための啓発と同時に、小金井警察署に対策をお願いするとともに、協力を得ながら連携し、注意喚起を図ってまいりたいと考えます。 33: ◯20番(木島たかし君)  お願いします。  では、続いて(2)民間との連携についてということでお伺いします。これは自転車駐車場についての課題でございます。これまで何度か要望してきている点について、2点、きょうは求めておきたいと思います。  まず1点は、既存の自転車駐車場について、私自身、改選前に建設環境委員会に所属をさせていただいてということで、先ほど話もさせていただきましたが、平成29年12月議会のときに、国分寺市のほぼ大半の自転車駐車場の指定管理者の指定について議案がございまして、このときソーリンが指定管理者となって、その後、この当時11施設ですから、国分寺市の多くの自転車駐車場の施設を運営していただいているわけでございます。  そのとき議案の審査でも触れさせていただいているところなんですが、この指定管理者の企画提案についてはかなり意欲的な提案がされていて、しかし一方で、若干、市の財源も伴っていかなければいけない提案でもありましたので、その履行状況、また積極的な提案を前向きに捉えつつ、例えば、近年、非常に利用者が多くなっている電動アシスト自転車への対応やチャイルドシートつきの自転車の増加に伴い、例えば、少し余裕のある2段ラックになっている部分を平置きタイプに改造して、少しでも大きなサイズの自転車がとめやすい環境をつくる、そういった趣旨の提案なども積極的にされていたと記憶をしているところでございます。これらのことについて、しっかりと、市として履行状況を確認をされているのかどうか、現在の取り組みの状況などについて、確認をさせていただきたいと思います。 34: ◯建設環境部長中村隆生君)  自転車駐車場内における大型自転車駐車場スペースの確保については、現指定管理者においても企画提案書の中で提案をされている事項となっております。指定管理者の自転車駐車場の管理開始後、各自転車駐車場の利用状況を鑑み、市と協議の上、ラックの改修や、ラックの下段のみを利用し大型自転車対応を図る等、大型自転車対策については対策を図ってきているところでございます。  今後も大型の自転車駐車をしたいという方は多くいらっしゃると思いますので、引き続き指定管理者と連携しながら、他の自転車、一般の自転車とのバランスも考えながら、対応策については、さまざま考えてまいりたいというふうに思っております。 35: ◯20番(木島たかし君)  国分寺駅北口については一部閉鎖などもありますし、環境がまた大きく変わってくるとは思うんですけれども、一方で、今後、地下自転車駐車場なども運営などが予定がされてくるということで、こういった市としての適正な管理を求めることとあわせて、サービスをしっかりと区分をして見ていくこと、それが質を上げていくこと、利用者の利便性の向上につながっていくんだろうと思いますので、しっかりと、こういった民間の力を最大限に活用した取り組みを今後も求めておきたいというふうに思います。  それと、もう一点は、これもかつて一般質問等でも取り上げさせていただいているんですが、今後、国分寺駅でいえば、北口の地下自転車駐車場ができることによって、12月に完成予定ということですけれども、ある意味では周辺の駐車場がここに集約されてくるということで、当然、この対策ということでは、さまざまな工夫、例えば、駐車料金を2時間無料にするなど、積極的な取り組みなどもされているところではございますけれども、少しでも周辺の商店街に、波及効果が及ばなければいけないんだろうと思うんです。再開発の大きな目的の1つでもある周辺商店街のさらなる活性化という観点でも、民間の事業者の力をいただきながら、市が財政負担をすることなく、少しずつでも、数台程度のスペースの確保、自転車駐車場を確保していく取り組み、貸したい人と借りたい人を結びつけるというところを民間の事業者に担っていただいて、市は違法駐輪への警告、あるいは移動、保管など、放置自転車対策に協力するという事業スキームで、今、一部の自治体で展開がされているところでございます。  国分寺市では、今、「のりすけ」というシェアサイクルの事業が展開されているところでございます。こういった取り組みというのは自転車をシェアするという考え方だと思いますけれども、今、私が申し上げたのは、自転車駐車場をシェアするということなんですね。こういった取り組みが、民間の力を入れてできないかどうか。市の用地確保に係る費用というのは一切かかってこないというふうに私は思っています。愛媛県が2年に1回、行革甲子園というのを開催しているんですね。さまざまな地方自治体が取り組んできた行政改革の取り組みを発表して表彰する大会なんですけれども、今申し上げた事業というのも、この大会に実はノミネートされているんですね。近隣でもこういった状況を取り入れる自治体もふえつつあるということで、さらなる市民の自転車の利用環境や利便性の向上を図っていくべきではないだろうかと、このように考えますけれども、この点について、見解を求めます。 36: ◯建設環境部長中村隆生君)  民間の自転車駐車場でございますけれども、近年ふえてきているというのも実態としてございます。再開発ビルの中にもできておりますし、それ以外にも小さな部分での場所の確保をしていただいてやっていただいているという事業もございます。  今後、今、お話があったとおり、自転車駐車場のシェアとか、あと各自治体で有効と考えられる案件等も参考にしながら研究してまいりたいと思います。そのためには、民間の活力、また地域の商店会等々の協力等も必要になってくると思います。そういった部分で、いろいろな部分で協力をしながら、策を考えてまいりたいというふうに思います。 37: ◯20番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。この取り組みというのは、何もこの国分寺駅北口周辺のみならず、私は市内全体の駅周辺で、自転車の利用者がふえていることに伴い、少し狭くなっていて、利用者とのニーズのマッチングという観点でも、こういった手法というのは、国分寺駅のみならず、西国分寺駅、また、あるいは国立駅北口もそうかもしれません。幅広く展開ができる可能性があると思いますので、ぜひ、検討を進めていっていただきたいと思います。  では、続いて3番目の、学校体育館へのエアコンの整備についてということでお伺いをします。  まず、冷風機の状況については、昨日の質問の中でも確認がされておりまして、私自身は効果も非常にこれは期待できるというふうに認識をしたところでございます。まず、ちゃんと設置されたという理解でいいのか、各校の状況など、もしわかれば教えていただきたいと思います。 38: ◯教育部長(堀田順也君)  冷風機の設置ということでございますけれども、既に先般、全校15校、設置が完了しているという報告をいただいてございます。 39: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。各校それぞれの考えのもとで、多分運用されるんだろうと思います。効果的な活用ができるよう、期待をしたいと思います。  そして、今年度の予算で計上されている、第一中学校体育館へのエアコンの設置の入札状況と契約状況、これが順調に進んだのかどうか、状況を確認させていただきたいと思います。 40: ◯教育部長(堀田順也君)  第1回定例会のほうで、予算を当初予算のほうでお認めいただきました。年度がかわりまして早々に、契約の依頼の手続を進めさせていただきまして、4月中にリース契約のほうは締結をさせていただいてございます。  この中身につきましては、10年間のリース契約ということで、契約満了後は当該物品を無償譲渡というような条項で、契約締結が完了してございます。 41: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  当然、この時期を中心に契約を行っているという自治体が多く予測されましたし、かつて、学校トイレの入札に係ることで不調に終わったときなども踏まえれば、これが順調に進むかどうかというのは、1つ大きく心配な材料でしたので、そういった意味では、契約が無事に締結されたということは、よかったことだなというふうに思っているところでございます。  そこで、工事期間が実際どうなるのか、具体的に、この第一中学校については、いつごろから供用開始になるのか、この点を確認をさせていただきたいと思います。 42: ◯教育部長(堀田順也君)  工期につきましては、夏季休業中が中心になろうかと思いますが、学校の授業等々に影響がない範囲で、安全に考慮しながら、室外機の関係の工事については1学期中にも着手していきたいというふうに考えてございます。工期につきましては8月いっぱいで完了させていただいて、9月からは供用開始したいということで、今、取り組んでいるところでございます。 43: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。そういった状況を踏まえて、最初の一歩ということで歩みを開始されたということだと思います。  これは予算特別委員会などでも議論が多くあったところでございますし、今後、中学校への設置ということで、3カ年をかけてということでの方針と認識をしているところでございますけれども、向こう3年間といっても決して長い時間ではないですよね。さまざまな課題をもとに、この事業を進めていくという市の決意、今後3年間での中学校への設置を地道に推進を当然していっていただきたいと思いますが、そのあたりについても、今の状況を再度、確認をさせていただきたいと思います。 44: ◯教育部長(堀田順也君)  昨日も御答弁させていただいてございますけれども、中学校については整備を進めていくということが、基本的に、今、考えているところでございます。3年間、東京都の補助等々の期限もございますので、この中で完了はさせたいと思ってございますけれども、何校ずつというところは、当然、予算の関係もございます。その中身については、財政当局と相談しながら、今後、確定をさせていきたいというふうに考えてございます。 45: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。そういった地道な取り組みを、何とか一つ一つ課題を解決しながら進めていっていただきたい、このように思うところでございます。  また、これは予算特別委員会でも一定議論があったところではございますけれども、この体育館へのエアコンを設置する際の断熱材の補強の必要性についてということで、見解も述べられているところであると思うんですけれども、市として、きょうの段階で、この断熱材についての見解を、必要性も含めて確認をしておきたいと思います。 46: ◯教育部長(堀田順也君)  体育館の断熱効果がどの程度あるかということは、今までお答えし、議論の対象にもなっているところでございます。  私ども、予算特別委員会でも御答弁を一部さしあげたところでございますけれども、冷房については一定の効果が期待できるということで、埼玉県のほうで確認をさせていただいてございます。ただ、実際に断熱設備の有するところの体育館について、検証結果が、まだ手元にないものですから、こちらも含めて、今後、検討しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。 47: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。さまざま検証しなければいけないとは思うんですが、この断熱材について、もし一定の見通し、また市の考え方が出てきて、財政負担の部分での影響が最小限でとどまるということであれば、今後、このエアコンの設置の取り組み、また規模についても検討をさらに深めていく必要性があるのかもしれないというふうに私自身思っているところでございます。しっかりと、地道に着実に取り組んでいただくことを、きょうは求めさせていただいて、この質問は終わりたいと思います。  では、続いて4番目、ぶんバスについて、お伺いをいたします。  万葉・けやきルートについてですけれども、まず利用状況について、状況を確認させていただきたいと思います。1日当たり、また、この年間を通じて利用者数がどういうふうになっているのか。また、この間、この運行状況を、市として、どのように捉えられているのか、見解を求めておきたいと思います。 48: ◯建設環境部長中村隆生君)  万葉・けやきルートの利用者数は、昨年度は14万2,253人となっております。1日平均しますと、約390人の利用となります。東恋ヶ窪方面から国分寺駅へ、そして西元町方面から西国分寺駅への利用の方が多いと運行事業者のほうからも報告を受けております。また、利用者の皆様からもよい評価をいただいているというふうに考えております。 49: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。大変順調に進んでいるんだろうというふうに思います。  今、お話のあったとおり、東恋ヶ窪三丁目周辺の方、あるいはこの史跡武蔵国分寺跡の西元町地域の方、こういった、まさに不便地域と言われた方々双方が、本当にバランスよく乗っていただいているということが確認がされておりますので、そういった意味でも、このぶんバスの事業、万葉・けやきルートは本当に多くの方に喜んでいただいているということを認識しているところでございます。  そこで、少し細かいことにはなるんですけれども、この間、少しでも、これは万葉・けやきルートに限ったことではないんですけれども、ぶんバスのバス停にベンチを設置をしてほしいという、そういった御要望もいただいているところでございます。史跡武蔵国分寺跡にも、どうやらエコ太郎が設置していただいたということでもございますので、ここもやっぱりバスを待つ方からは期待されていた取り組みでもありますので、ベンチを置いていただいたということは評価に値すると思います。  また、さらには、これはできるところ、できないところが当然あると思います。例えば、その核になるようなバス停というんですか、万葉・けやきルートでいえば、西国分寺駅東、いわゆる交通広場のところですね。こういったところにもベンチが設置されればいいのかなという印象もあります。この点について、簡単に見解を求めておきたいと思います。 50: ◯建設環境部長中村隆生君)  ベンチの設置につきましては、以前からお答えをさせていただいているところでございます。バス停自体がさまざまな道路のところにあるというようなところで、今、御指摘のとおり、置ける場所、置けない場所というのがあるだろうというようなところがございます。また、そういう規制を鑑みながら、交通管理者と協議が必要となってくるというふうに思います。  主要な停留所への設置ということでございます。今もお話があったとおり、バスルートの起終点などとなるところについても、周辺の住民の方、また設置が可能かどうかというのは、しっかり研究してまいりたいというふうに思います。 51: ◯20番(木島たかし君)  お願いします。  そこで、1点、バス停の増設の要望です。これも何度も触れさせていただいて、私だけじゃなくて、ほかにも何人かの議員が取り上げさせていただいている箇所なんですが、多喜窪通りの泉町一丁目の交差点の付近です。これは南町三丁目の交差点から、泉町の今言った一丁目、坂を下って、国分寺駅方向から行くと、そこを経由して、リオン株式会社方面の坂道を上って、西元町一丁目、武蔵国分寺公園の入り口付近までの区間ですね。ちょうどその両方の坂の下の部分、ここが泉町一丁目の信号機があるところですけれども、やはりこの周辺に、どうしてもバス停を設置できないだろうかという声が、この泉町一丁目の方々、あるいは東元町三丁目地域の方々から本当に多くいただいているところです。これまでも、この点については取り上げてきている課題もあって、さまざま課題があることは承知はしているんですけれども、改めて見解を求めておきたいと思います。
    52: ◯建設環境部長中村隆生君)  こちらの御指摘の場所につきましては、交互通行2車線の道路で、路線バスのルートにもなっております。過去に何度か交通管理者とも協議をしているところでございます。  先日も、やはり市民の方から、そこに設置をしてほしいというようなところがございまして、何度も協議のほうを重ねてきているところではございますけれども、場所的に幅員が足らない、また、脇の道路が多く存在していてバス停の設置が困難であるというようなところの御回答があるというような状況でございます。引き続き、東京都の都道という形になっておりますので、東京都への協力も求めながら、どうにか設置ができないかというようなことも研究してまいりたいというふうに思います。 53: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  この道路、今、都道という話もありましたけれども、いわゆる第4次優先整備路線に位置づけられたんですね。これは位置づけていただいたというふうに私は思っていますけれども、議会でも何度も取り上げて、この都道多喜窪通り、この今の区間が未整備であるということで、3次のときには優先整備路線になってなかったのを、何とか市に御努力いただいて、位置づけていただいたという経緯があります。したがって、向こう10年間の間に、何らかの形で前進をしなければいけないという位置づけの道路でもあります。そういった観点からも、こういった道路整備の必要性も含めて、時間はかかるかもしれませんが、周辺の住民の方々の御理解を少しでもいただけるような取り組みを地道に研究していっていただきたい、このように思うところでございます。一言御答弁をいただいて、終わりたいと思います。 54: ◯建設環境部長中村隆生君)  東京都北多摩北部建設事務所との協議というのは結構行っているところなんですが、その協議を行う都度、こちらのほうの都道の整備というものを求めているところでございます。我々のほうでも、引き続き協議をしっかりしてまいりたいと思います。 55: ◯議長皆川りうこ君)  この際、政策部長より発言を求められておりますので、これを認めたいと思います。 56: ◯政策部長塩野目龍一君)  先ほど財政状況の経常収支比率のやりとりの中で、私、最初に平成28年度から悪化をしたという答弁をしまして、その後、答弁中に年度の訂正をいたしました。しかし、手持ち資料をよく確認したところ、最初の答弁どおり、平成28年度から悪化ということですので、改めての訂正をよろしくお願いいたします。  大変申しわけございませんでした。議長におかれましては、お取り計らいのほうをよろしくお願いいたします。 57: ◯議長皆川りうこ君)  先ほど訂正をということで発言ありましたが、ただいまの申し出どおり、発言の訂正を許可いたします。  改めて、木島議員。 58: ◯20番(木島たかし君)  わかりました。  では、議長、ちょっと私も取り計らいをお願いしたいんですが。私も、そこに基づいた若干の誤解もあるかもしれませんので、一部発言の訂正を、それに基づいた趣旨で訂正を求めさせていただく必要もあるかもしれないので、議事録を後刻確認させていただきたいと思います。私も発言に責任を持ちたいという立場でもありますので、一言、申し述べておきたいと思います。 59: ◯議長皆川りうこ君)  承知いたしました。議長の責任のもとに、双方確認の上、議事録の適切な取り扱いをしたいと思います。  以上で、木島議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午前10時33分休憩                    午前10時47分再開 60: ◯議長皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 61: ◯議長皆川りうこ君)  続きまして、及川議員。 62: ◯14番(及川妙子君)  国分寺政策市民フォーラムの及川妙子です。また4年間、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、改選後初めて一般質問をさせていただきます。私、31回目です。  それでは、改選前の12月の議会で、まず初めに中学校の制服に、服装規定について質問させていただきました。その後、生徒や保護者の声が上がったときはしっかり受けとめていただきたいということで、教育長からも力強い御答弁をいただきました。4月に入って、とある中学校ですけれども、それまでソックスは白だけだったのが、白と黒と紺を認めるという旨のお手紙が届いたということで、大変、皆さん、喜んでおります。こういうことでも当事者にとっては大変大きなことであります。ぜひ、学校も生徒や保護者の声もよく聞いていただいて、日ごろからよく話し合って、要望なども受けとめて、もちろん全ての要望を受けとめろということではありませんけれども、連携して、きずなを強めて、お互いに楽しく学校生活が送れるようになればいいかなというふうに思っておりますので、今回のことはお礼を申し上げたいというふうに思っております。ありがとうございました。  それでは、早速質問ですけれども、まず、市議会議員の選挙について、御承知のとおり、激戦ということで、本当に大変でした。  まず最初に、投票について伺いますが、投票率47.79%ということで、前回48.02%から微減ということで下がったんですけれども、これについてはどのように市のほうではお考えでしょうか。 63: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  今回、市議会議員選挙の投票率につきましては、前回から比べますと微減というふうになってございます。  その要因は、選管のほうでも、はっきりしたことはわからない状況でございます。ただ、少し要因として考えられるのは、4年前の選挙につきましては、選挙権年齢が20歳ということでしたが、今回、市議会議員選挙については18歳に引き下げられたということで、その分、有権者数が5,000人ぐらいふえております。若年層の有権者数がふえ、その若年層については投票率が低いということで、全体的に少し下がったのではないかというふうに考えております。  あともう一つ、期日前投票ということでは約3,600人ほどふえておりますけれども、その反動で、当日、投票所の投票者数が1,200人ほど減っているので、そういったことが原因ではないかというふうに考えてございます。 64: ◯14番(及川妙子君)  最近、投票率は市議選も50%を切っていますので、なかなか回復しませんけれども、今後も投票率アップの対応なども、今回も前回もやっていただいていますけれども、いろいろ考えていただきたいというふうに思っております。  それで、資料を請求しまして、投票区別の投票者数を出していただきました。国分寺市は18投票区がありまして、それぞれ地域差もあるようでありますが、これについてはどのように捉えているでしょうか。 65: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  資料No.1で、投票区別の投票率ということで、資料をお示しをさせていただきました。平均投票率が47.79%ということで、低いところと、それから高いところ、一番高いところでは55.40%ですが、今回につきましては、比較的期日前投票所が近いところのほうが、その投票率が低いような状況になっております。また、期日前投票所が遠い方のほうが、逆に投票率は高いというような状況になってございます。 66: ◯14番(及川妙子君)  それでは、資料No.2ですけども、こちらは年代別の投票状況の資料を出していただきました。先ほども話がありましたけども、若い世代は本当に投票率が低いということと、それから18歳の方は若干、それでも48%ですね。その後はもうどんどん、20歳は31%でちょっと多いんですね。それでも区切りの年というか。その後は25%です。20代、25%、30代、36%、40代、45%、50代、52%、60代、61%、70代で69.27%なので、大体70%近くになっていまして、80代になると、なかなか投票に行けない方なんかもいるかなと思うので少し減っておりますけれども、この年代別の投票率はかなりの差がありますけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 67: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  年代別の投票率につきましては、今回、平均が47.79%ということですので、40代までの投票率が平均よりも下回っているということでございます。  また、注目の18歳、19歳の投票率につきましては、18歳については48.39%ということで、その平均投票率よりも若干上回ったということでありますけれども、19歳、それから20代、30代の投票率が低いということで、今後も選挙管理委員会としましては、若者、それから子育て世代も含めて、そういった啓発が必要ではないかというふうに考えてございます。  それから、投票率アップに向けては、投票環境の整備というものが必要になってきますので、今回は期日前投票所の拡充を行いましたが、今後も投票所のそういった環境整備のほうも含めて、努めてまいりたいというふうに考えてございます。 68: ◯14番(及川妙子君)  そういうことですけど、いろいろ問題もあるのでね。大学で投票できたり、以前にも質問しましたけど、駅とか繁華街とか、そういう皆さんが行くところで投票できると投票率は上がるかなというふうにも思っておりますけれども、ちょっと大きな課題もあるので、今後の課題としたいと思っております。  そして、3番目に、さの議員のほうからも質問が出ましたけども、期日前投票が今回、大変ふえたということでありますが、ただ、期日前投票所が近い方は当日投票に行っていないということなので、全体の数はそんなには変わっていないということです。ただ、投票するほうにしてみれば、1日だけ、日曜日だけの投票というよりも、6日間ですか、選挙始まってからね。市議選はそういうことですので、それぞれの都合に合わせて投票することもできるので、かなりいいかなと思っております。今回も3,600人ですか。全体の26%ありますので、これからもふえるかなと思っております。  特にcocobunjiプラザですが、やっぱり駅はすごく利便性がいいし、皆さん、駅は利用しますので、市役所と変わらないぐらいですね。最後、土曜日は、やっぱり投票日が近づくにつれて、投票がふえるのかなというふうに思っております。  そして、さの議員は要望だけでとどめられましたけども、私のほうは、ぜひこの期日前投票所をふやしていただきたいというふうに思っております。参議院選挙はかなり選挙日数が長いんですけれども、これについてはいかがでしょうか。 69: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  7月には参議院議員選挙が予定をされております。今回の期日前投票所の拡充によって、3,600人ほどの方が期日前投票を多く利用されたということで、今回の期日前投票所の拡充につきましては大変好評であったということでございます。  ただ、以前にも答弁させていただきましたけれども、期日前投票所の拡充によって、今、人員の確保が手いっぱいで、なかなかこれ以上拡充するということは、選管としても、管理執行上、少し課題が生じてくるというところがあって、なかなか、今後、期日前投票所の拡充については難しい状況にはございます。ただ、選挙人の利便性ということでは、そういった必要性もございますので、今後、選挙管理委員会のほうでも検討してまいりたいと考えてございます。  それから、参院選につきましては、期日前投票につきましては、市役所ではずっと通しで行うほか、今回の市議会議員選挙と同様に、ひかりプラザにつきましては2日間、それからcocobunjiプラザについては2日間、それからいずみホールについては1日間、開設を予定をしているということでございます。 70: ◯14番(及川妙子君)  ありがとうございました。じゃあ、引き続き、難しいということですけれども、よろしくお願いします。  いずみホールも今回初めて開設していただいて、初日は10時ぐらいに、もう20人ぐらいの方が並んでいらっしゃったということで、大変好評でしたので、ありがとうございました。  それで、続きまして開票について伺いますが、午後8時に投票が締め切られて、午後9時から市民スポーツセンターのほうで開票が行われるわけであります。投票箱がそれぞれの投票所から運ばれてきております。私も何回か、市議選はやっていませんけど、ほかの選挙の立会人はやっていますので、その様子は大体わかっております。午後9時半から開票所で届出番号順に得票数が発表されて、その少し後からホームページでそれがアップされるということになっております。午後9時半現在の発表は、得票数、開票率ゼロ、まだ投票箱を開いたり、機械にかけたり、いろいろやっている最中なので、まだゼロ%で、得票数は全員ゼロでありました。その後、同じ午後9時半現在で開票率9.95%、得票数は200人の人とゼロの人がいるものがホームページで発表されましたけども、これは一体どういうことでありましょうか。 71: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  開票速報につきましては、午後9時半から30分ごとに、場内にアナウンスをして、その後、速やかにホームページのほうに掲載をしているということでございます。  今、説明をいただいたとおり、午後9時半についてはゼロ%、それから22時現在につきましては、得票数が4,800ということで掲載をしたところでございますが、その現在時の時刻が22時のところが21時30分ということで、ホームページのほうに誤って掲載してしまったということで、大変申しわけございませんでした。これについては、すぐ担当のほうが、その現在時の時刻に誤りに気づきまして、その後、速やかに訂正をしたということでございます。  開票速報につきましては、その選挙人や候補者の方に正確な情報を速やかに情報提供するということでございますので、今後はこのようなことがないように、十分気をつけてまいりたいというふうに考えてございます。 72: ◯14番(及川妙子君)  ということで、私も多分、時間の上書きを忘れたんだと思ったので、私自身はそんなに気にならなかったんですけど、やっぱり市民の方から、市が発表するものであるので、それは正確にしてほしいということで要望されましたので、この場で申し上げたいというふうに思っております。多くの方が見ておりますし、やっぱり間違った情報は、たとえ短い時間であっても流してはいけないと思いますので、厳重に注意していただきたい。  ただし、速やかに発表はしていただきたいので、点検に物すごく時間がかかって、発表がおくれるということのないように、それはまた別なんですけども、よろしくお願いしたいというふうに思っております。  そして、最後なんですが、その後30分ごとに票が開いていくわけであります。皆さん、思い出していますか。それで最後は、一番最後、30分ごとなんですけど、確定がそろそろ出そうになると、その時間は発表しないで、少し延ばして、最後、確定したものを発表するんですね。それが突然、得票順になるわけですよ。それまでは届け出順ですね。今回は1番が星議員だったので、星議員からの順番だったのが、最後だけ確定は得票順になるので、1番の方から発表されるんですけども、その順番が発表されないわけですね。名前と得票数だけなので、私の後援会の人も会場に行って連絡いただいたんですけども、突然順番が変わったので混乱してしまって、それは私どもの問題なんですけども、今回、29人出ているので、すごく微妙なところにおりまして、私は何番目かわからなかったわけですね。しばらく空白の10分ぐらいわからなくて、受かっているのか受かっていないのかわからない非常に厳しい状態だったので、ぜひ、得票順の順番を、1番、誰々。今回は本橋議員だったんですけど、そういうことで順番にやっていただくと、衆議院選挙とか都議選とかは出ている人が少ないから大体すぐわかるんですけど、10人ぐらい超えちゃうとわからなくなっちゃって、途中わからなくなると、もう全然わからなくなっちゃうということなので、ぜひ、その順番を、1番、誰々ということで入れることはできないでしょうか。 73: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  最終確定の報告につきましては、今、議員がおっしゃるとおり、最終的には得票順で、選挙管理委員長である選挙長が読み上げて報告をしているということでございます。その際には、最初の前段においては定数22人ということで、22人まで当選ということをお話ししてから、そういったことを申し上げるということでございます。  ただ、今、お話しいただいたとおり、今回、立候補者数が29人ということで、その得票の順位を読み上げないと、なかなかわからないという状況でございますので、今後、最終確定につきましては、順位と得票数と候補者名を読み上げて、開票報告をしたいというふうに考えます。 74: ◯14番(及川妙子君)  よろしくお願いします。ありがとうございます。  それでは、次の質問をしますが、待機児童について質問いたします。  毎年、この時期、質問しておりますが、6月4日に東京都が4月1日現在の待機児童数の速報値を出しました。都内では3,700人ということで、昨年の5,441人から大幅に減りまして、何と四半世紀ぶりの水準ということですので、25年前の水準になったということであります。民間保育所も都内全体で260カ所ふえて3,000カ所以上になったということでありますが、当市は初日の小坂議員の質問で、待機児童が4月1日現在、125名ということが発表されました。資料を私も請求いたしましたので、資料説明を簡単にお願いいたします。 75: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  平成31年度4月1日時点の待機児童数は、新定義で昨年度は202人でありましたけれども、今年度は125人ということで、77人の減という形になってございます。  待機児童数の内訳としましては、ゼロ歳児が22人、1歳児が67人、2歳児が22人、3歳児が13人、5歳児が1人というふうになっております。 76: ◯14番(及川妙子君)  去年すごく多かったので減った印象はありますが、それでもまだ29年、120ありますので、戻ってないということでありますが、旧定義だとそんなに減ってないですね。去年が255人、今年が234人なので、認可保育所には余りまだ入れていないという数字だと思いますが、今後の保育園の増設の予定についてお聞かせください。 77: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  今年度中に2園の新園の整備を行い、次年度4月には163人の定員拡充を行う予定となってございます。 78: ◯14番(及川妙子君)  163人の定員増ということで、またもう少し減るのかなと思いますけども、引き続き努力していただきたいというふうに思っております。  それから、国分寺市は去年、待機児童の増加数がすごく多かったので、新聞によく載っておりました。それで、今回、3月19日の朝日新聞で、去年の1次選考で3歳児の落選率が高かったということで載っておりますが、新聞記事だと、申込者129名のうち内定が75名で、落選率41.9%ということで、かなり高い順位だったんですけれども、これについては無償化の影響なんかもあるかなと思うんですけど、いかがお考えでしょうか。 79: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  先ほどの数字は速報値ということで、最終的には、今年度の3歳児につきましては、新規申込数が前年度94人に対し40人増の134人という形になっていました。また、待機児童につきましても、今年度、1・2歳児においては大きく減少している中、3歳児については6人増加という形になっています。無償化の関係もあろうかと思いますが、実際、この対象児童数につきまして、全体で156人と、この増加傾向は変わらないんですけれども、そのうちの112人が3歳児という形になっていまして、かなり3歳児の対象人口がふえている、そういったことも要因の1つになっているのかなというふうに思っています。 80: ◯14番(及川妙子君)  わかりました。対象人口もふえているということですね。  私の知り合いの人も3歳児のお子さんが入れなくて、奥さんの実家に引っ越しましたけど、いろいろ、そういう事情も皆さんあって、今までは選ばなければ3歳児も入れたんですけど、これからそういう傾向になってきているのかなということもあるかと思います。  それから、次の質問ですが、今回、市内の保育施設の地図を出していただきました。資料No.2(2)ということですが、市内の保育園も随分ふえましたよね。認可保育所が35カ所、家庭的保育が4カ所で、認証が4カ所ですね。それで病児・病後児といろいろ書いていただいておりますが、市は保育施設をつくる場合は、場所を決めないで、駅から徒歩15分圏内で今募集しているということですけれども、そうすると、その圏内であればどこにつくってもいいというふうに市は考えているんでしょうか。 81: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  民設保育所の誘致につきましては、市が重視している視点であります保護者の通勤の利便性を考慮いたしまして、市内のJRの3駅から徒歩15分圏内というものを、一定、お示しをさせていただいております。これとあわせて、待機児童が多い地域も考慮しながら、民設の誘致、選定を行っているというところでございます。 82: ◯14番(及川妙子君)  私はある程度の場所は市のほうで選定して、少し調整して、実際は募集をかけているかなというふうに勝手に思っていたんですけど、全然違うということがわかりましたが。事業者がいろいろなことを相談して、土地を確保して、そこにつくり、そして市に書類を持ってくるということで、市がそれを審査して、それで合っていれば大丈夫ということですね。間違いがなければね。そういうことであります。  以前、星議員も指摘しておりましたけども、例えば、杉並区などは、区のほうが保育所に使える土地や建物を探して、かなり多くの保育園をつくったということであります。また、希望の保育所に入れなかった人に、個別に代替施設を紹介し続けるなど、細かい対応を続けたということも、これも新聞に載っていたんですが、区の担当課長は、民間の動きを待っていてもだめだ。土地から保育士探しまで民間の保育所と一緒になって取り組んだ。量だけでなく質の確保にまで目を配っていきたいと話しております。国分寺市と随分姿勢が違うような気がいたしますが、これについてはいかがお考えでしょうか。 83: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  ただいま杉並区の例をお示しいただきましたけれども、杉並区につきましては、なかなか土地柄、土地の確保というのが難しいという状況があります。市の場合は、幸いにもといいますか、現在、民間事業者が専門的なノウハウを持っている、例えば、デベロッパー、不動産業者、こういったものを確認しながら、自身でその土地を探し、その提案をしていただけるというような、まだ状況にございますので、こちらのほうで土地を用意して、そこをあっせんするというような形の必要までは至っていないという状況でございます。 84: ◯14番(及川妙子君)  杉並区は、去年もことしも待機児童がゼロということになっておりますので、やはり見習うところは少し見習ったほうがいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。  それから、この間の小坂議員の質疑で聞きましたけども、ことし民営化するしんまち保育園は定数が減るようでありますが、子ども・子育て支援新制度は教室のはかり方が違うんですよね。ホールが含まれないということなので、どうしても定数が減る。新しく建てかえると定数が減る傾向にありますが、もとまち保育園のことで、12月議会で、すごくいろいろありましたので、ぜひ、今多分、調整中だと思いますけれども、早目に議会のほうにも報告していただいて、できる限り努力して、大幅に定数が減ることがないように、ぜひお願いしたいというふうに思います。  それでは、続きまして、幼児教育の無償化についてですが、正確には幼児教育・保育の無償化ということで、5月10日に法律が成立いたしました。資料請求してなかったんですけど、簡単に中身について御紹介をお願いします。 85: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  幼児教育・保育の無償化につきましては、令和元年10月から実施されるものでございます。対象者は、幼稚園、保育所、認定こども園等に通う3歳から5歳の児童、それから住民税非課税世帯のゼロ歳から2歳の児童が対象になります。また、認可外保育施設等を利用する場合も、新たな認定を受けることで無償化の対象になるというものでございます。 86: ◯14番(及川妙子君)  認可外は入れるかどうかも随分もめましたけども、最終的には5年間、みなしということで入れることになったわけです。東京都では認証保育園、認証保育所もありますけれども、これも認可外ということになります。認証以外の認可外保育施設も、これから対象になるということでありますが、市内で何カ所ぐらいあるんでしょうか。 87: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  認証保育所については4カ所ということで、そこは確認をしております。なかなか認可外の保育所について把握するのが実は難しいところがございましたので、これについては、今後、確認という作業が出てまいりますので、そういった中で確認をしていきたいというふうに思います。 88: ◯14番(及川妙子君)  無償化の対象とする認可外施設は市町村の条例で限定できるということになっておりますが、じゃあ、この作業をするということですよね。そのいろいろな作業について、今、大変な作業をやっていらっしゃると思いますけど、それについてお聞かせください。 89: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  この無償化に当たっての作業といいますと、まずは今回、補正予算のほうで提案をさせていただいていますシステムの改修があります。それから例規の整備がございまして、9月の定例会で御提案をするということでございます。  実際の作業といたしましては、無償化前に、先ほど言った施設の確認という作業が1つあります。それから、対象者になる方の認定という作業があります。その後、無償化がスタートしますと、今度は給付といった作業がございますので、こういった作業を遅滞なく進めていきたいというふうに思っています。 90: ◯14番(及川妙子君)  なかなか、その作業は10月から始まることになっていますけど、今もう6月なんですけれども、それは間に合わせないといけないとは思いますけれども、見通しはいかがでしょうか。 91: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  無償化に当たっての事務手続等について、なかなか明確に示されていない中で、このタイトなスケジュールの中で進めなければいけないというところがあります。先ほどの、例えば、システム改修に当たっても、今定例会で補正予算をお認めいただいた後、契約等の手続に進むわけですけれども、例えば、認定の時期と給付の時期というのは、当然タイミングが違いますので、それぞれのタイミングで、しっかり遺漏ないようなリリースができるよう、今後、事務を進めていきたいというふうに思っております。 92: ◯14番(及川妙子君)  本当、事務作業もいろいろ大変だと思いますけど、認可外は本当に事故が多かったりしておりますし、死亡事故も実際多いんですね。  それから、立ち入り調査をやることになっていますけど、なかなかその調査自体も、東京都は特に保育所がすごく多いので、実際には調査し切れないところもありまして、一番新しいデータで21%だから、5施設に1施設ぐらい調査、それぐらいしかできないわけですね。これだけ保育園がふえると、保育士のなり手不足とか、それから質の低下、そういったこともよく言われております。無償化そのものは、保護者にとってはいいかと思いますけれども、いろいろな、そういう質の低下については、市のほうもぜひ今後も注意していただきたいというふうに思っております。  それでは、次に新庁舎について質問いたしたいというふうに思っております。  6月2日に、新庁舎建設について副市長と語ろうということで、内藤副市長と語る会に出席させていただきました。そのときは第7回ということで、第1回から第6回までは出てないんですけれども、全体の様子などについて聞かせていただければと思います。 93: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  過去には平成29年度、平成30年度に懇談会、報告会を実施して、延べ人数としては100人程度が出ていましたけれども、今回、副市長懇談会ということで、前回の懇談会の1.7倍ぐらいの人数の参加がございまして、非常に盛況でした。内容としては、過去の懇談会と大きく変わらないんですけれども、その中で今回の懇談会をしてきたという目的として、過去の懇談の中で、新庁舎を含めて、まちづくりなどに対する御意見がありましたので、新庁舎、まちづくり、防災、財政を所掌しています、内藤副市長と懇談会をしていただく機会を設けたということでございます。 94: ◯14番(及川妙子君)  私もとてもいい企画だし、いい懇談会だったと思っております。よく、そういう説明会とか懇談会に行くと、市民の方は、市職員は何でも知っていると思って、いろいろ言うんですけど、それぞれ担当が分かれているので、答えられなかったりすることもあるんです。しかし内藤副市長は新庁舎、まちづくり、防災、財政ですか、全て担当されているということで、とても適任でありましたし、意見なんかもすごい前向きで、皆さん、それぞれ一定の知識があって、いい懇談ができたかなというふうに思っております。  それはそれとして、市長にも、ぜひ出ていただきたかったなと思っております。報告は多分、お聞きになるんだろうと思いますけれども、直接会って、いろんなそういう方の話を聞くと、市民の方も、本当に真剣にいろいろ考えているんだなということもわかりますし、今後、ぜひそういう機会も設けていただいて、市長にも市民の声をぜひ聞いていただきたいと思いますので、これは要望で終わりたいと思います。御検討、お願いいたします。  そこで、新庁舎の場所をいつ決めるかという時期については、懇談会の中でも答弁がありましたけれども、もう一度、確認のためお聞かせください。 95: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  新庁舎の場所の決定の時期ということですけども、今年度、基本計画を策定するということで事務を進めております。この業務は2カ年で、次年度に発注準備ということで業務を進めてまいります。こちらのほうの事業スケジュールに乗せますと、基本計画の中では、ある程度、具体的な検討も当然必要になりますので、そういうことを鑑みますと、建設候補地を1カ所に絞るのは、12月議会をめどとして、今、考えており、実際、建設候補地を、行政として表明するのは、秋ごろを考えているところでございます。 96: ◯14番(及川妙子君)  スケジュールを考えると12月議会で、その前に表明されるということですね。  それで、また懇談会の中で、住民投票を、という意見も今まで出ておりますが、その費用について、3,000万円というふうに試算されておりましたけれども、これは何を根拠にそういうふうにおっしゃっているんでしょうか。 97: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  住民投票に係る費用ですけれども、こちらは選挙管理委員会事務局のほうに確認しております。その中で、単独で住民投票をやった場合は、通常の単独の選挙のほうを例示として金額のほうを考えていただきまして、その事例として、概算で約3,000万円ぐらいだろうということで回答をいただいているというところでございます。 98: ◯14番(及川妙子君)  住民投票もいろいろ超えなきゃいけないハードルというか、条件など、いろいろ厳しいものもあるかなというふうに思っておりますが、今回、費用について初めて伺いましたので、単独でやる場合はそのくらいかかるということで了解いたしました。  それから、昨年12月から、全戸5万2,000件に概要案を配布して、パブリック・コメントも71件集まりまして、それを集約して決定するということだと思ったら、今まだ懇談をして、この後、希望の団体のヒアリングをされるということで、丁寧に意見集約をしているかなというふうに思っております。最後は何とか決めなきゃいけないかなと思っておりますが、いずれにしても悩ましいことだと思います。時期と場所が決まらないと、なかなかその先に進まないので、ぜひ、秋の表明をお待ちしたいというふうに思っております。  それと、私が懇談会でもう一つ、あ、そうなのかと思ったことは、ここの戸倉の前は、今のJAのところにあったというのは伺いましたが、その前はどこにあったんでしょうか。 99: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  庁舎の位置ですけれども、明治22年に村役場が現在の中央線の内藤橋付近の内藤新田に設けられたということです。そして、その後、明治44年に東京むさし農業協同組合国分寺支店に移転しまして、昭和38年に、今現在、この場所に移転したというところでございます。 100: ◯14番(及川妙子君)  内藤にあったというのは初めて聞きましたが、明治22年ということなので、多分、人口構成が違っていて、住んでいらっしゃる方の地域が今のような感じじゃなかったのかなと思いますけれども、かなり昔の位置についても、そういった新しい情報がわかりました。今後、また逐次報告のほうもお願いしたいというふうに思っております。  それでは、5番目の道路について質問いたします。漠然と道路についてというタイトルなんですけれども、個別の道路については、今までも何度か質問してきまして、なかなか内容がまとまらなかったんですけど、今回通告いたしまして、質問しようというふうに思っております。
     まちづくり条例では、開発行為で、新たに道路をつくる場合は6メートルということになっておりますが、この考え方について、どうしてこうなったのか説明をお願いいたします。 101: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  まちづくり条例におきまして、道路、原則6メーターといったような規定があるわけですけれども、その理由といたしましては、条例の対象としている開発行為に関しまして、許可権者が東京都になるわけですけれども、東京都のほうが都市計画法の施行規則の最低幅員である6メーターといった幅員を基準として指導しているということに準拠しているというところでございます。  その必要性につきまして、東京都は電柱や側溝などがあっても、自動車の相互通行を担保し、かつ消防活動に際して、消防車が他の車両とすれ違い可能なスペースを確保するには最低6メーターは必要と考えたものであるとの解説も行っているというところでございます。  以上の原則を踏まえつつ、道路が通り抜けの場合や行きどまりの場合、また、その延長等に応じて、必ずしも幅員6メーターという形に限っておりませんけれども、各開発事業に応じて設定、整備しているといったところが実情でございます。 102: ◯14番(及川妙子君)  6メートルを推奨しているということであれば、私は6メートル道路がどれくらい市内にあるか資料請求したんですけど、市はわかっているかなと思いましたが、これはわかっていないということでよろしいでしょうか。 103: ◯建設環境部長中村隆生君)  道路の幅員及び延長等につきましては、道路法第28条に規定されている道路台帳として管理しているところでございます。幅員に関しましても、1つの路線でさまざまな幅員が存在しており、その情報は個別に管理しているところでございますが、各幅員での集計や、それに伴う図面化は行っておりません。そのため、6メートルのものというピンポイントのものにつきましては、今回、お示しすることができなかったというものでございます。しかしながら、資料の中では5.5メートルから6.5メートルという形での集計はしております。それを発表させていただきますと、市道総延長約227キロメートルのうち、約15キロメートルが、その幅員という形になっております。全体で約7%という状態でございます。 104: ◯14番(及川妙子君)  この間、わからないということでしたが、調べていただきまして、ありがとうございます。7%ですね。  平成30年度の国分寺市統計によりますと、幅員別道路延長及び面積については、改良済みのものが8万9,555メートル、約9万メートルですかね。未改良のものが13万7,132メートルありまして、改良済みのほうは5.5メートルと13メートルと13メートル以上という区分けがしてあります。それで未改良のほうは3.5メートル未満と5.5メートル未満と5.5メートル以上、こういうふうに出ているんですよね。それで、どこにも6メートルという数字が入ってないんですけど、これはどういうことでしょうか。 105: ◯建設環境部長中村隆生君)  今、お示しいただいた国分寺市統計につきましては、その幅員別道路延長及び面積の距離別区分という形で示しております。毎年、これは東京都からの調査で依頼のある道路現況調査、こちらのほうに合わせたものでございます。区分を東京都のほうにも確認をさせていただきましたが、昭和10年ごろから、その数字を使用しており、現在まで変更していないということでございます。  また、5.5メートルは2車線、13メートルは4車線という車線数の区分を示しているとの回答をいただいております。 106: ◯14番(及川妙子君)  わかりました。昭和10年から、これでやっているということですね。比較する場合は、そのもとを変えちゃいけないので、それはそれで、これがどのくらいふえたかというのが、基準を変えるとわからなくなっちゃうので、それはそれで意味のあるものかなと思いますが、2車線と4車線ですかね。でも、東京都も6メーターを推奨しているということであれば、その6メーターの区切りで今後やるべきだと思います。国分寺市だけが変えるというのはできないと思いますけれども、この資料を見て、いかがなものかなというふうに思いましたので、質問させていただきました。  それで、何が言いたいかということなんですが、無駄に広い道路をつくると車がとまるということですね。要するに、それで近隣の迷惑になるケースが多いということであります。  個別のケースについては以前も質問させていただきましたけれども、武蔵国分寺公園の東側の道路であるとか、特に夏場はアイドリングをしていると、すごくうるさい。夜もですね。そういうことも聞いておりますし、ドライバーの方も、もちろん狭いところには迷惑だからとまりませんよ。広いところを探してとまっているんでしょうけれども、史跡のほうも、よくとまっております。あそこも広くて、家がないので迷惑にならないかということでとまっていると思うんですけど、車の中で生活されている方もいるんですよね。私も聞いて驚きましたけれども、そういう方もいらっしゃるということでありました。  小坂議員の質問で、観光客もふえているので、あそこの史跡用の駐車場もつくってほしいという要望も出ておりましたが、史跡にはつくれないということですので、史跡外のところで、少し離れたところででも、駐車場の整備は私も必要だと思っております。  そして、お花見の季節ですけども、今、あそこの史跡は桜の木がすごくふえておりまして、市のほうでふやしたということも聞きましたが、やはり皆さん、車で来るんですよね。お弁当を食べたりするので、椅子を持ってきたり、御家族で見えるのに、やっぱり車で来ますから、そうすると、また道路にとめて置きますので近所から苦情が来るということも、ここ例年のことだということも聞いております。史跡の中にはつくれないということでありますけど、イベントなんかのときは一時駐車場というんですか、例えばそのとき1日だけとかね。それから、花見の期間だったら土日だけとかですね。土地がたくさんあるので、もし使えるということであれば検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 107: ◯教育部長(堀田順也君)  史跡地内の駐車場への転用ということについては、先般もお答えしましたけれども、なかなか、補助金の関係で難しいという状況でございます。コインパーキング等を御紹介させていただいてございますので、できる限り民間施設を御利用いただくか、現状では、それが限界かなというふうに考えているところでございます。 108: ◯14番(及川妙子君)  現状もよくわかってますけど、観光地として人を呼び込みたいということであれば、それ相応の駐車場であるとか、駐輪場であるとか、そういうこともセットにして考えないと、人は来たはいいけど、車や放置自転車があちこちとまるとか、そういったことがないようにしていただきたいということであります。全体のバランスがとれた道路計画というんですかね。まちづくり条例はあるけれども、それ以外については、今後は検討されるようですけれども、そういったこともきちんと決めないと、いろいろなそういう弊害が起きるのではないかなと思います。総合ビジョンのほうで全体計画も決めるということも言っておりますけれども、そちらについてはいかがでしょうか。 109: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  御質問の総合ビジョンに掲げている道路交通網計画策定、これにつきましては、今年度から3年間かけて進めていくという形で、現在進めている状況でございます。  道路交通網計画の策定事業では、地域全体における道路の状況と課題を把握いたしまして、都市計画道路の事業化ですとか、主要幹線道路や生活道路等の改修、交差点改良、バリアフリーへの対応など、道路交通網に関する総合的な計画を策定して、これによって、計画的かつ段階的な道路整備を推進していきたいというところが趣旨でございます。 110: ◯14番(及川妙子君)  わかりました。3年間かけて道路交通網計画をつくるということで、急にできることではないですけれども、少しずつでもいいので、全体を見て、道路の計画を、交通網を整備していっていただければというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、最後になりましたが、西国分寺駅北口周辺まちづくり計画(案)について、質問をしたいと思います。これも質問しようかどうか迷ったんですけども、5月26日と28日に説明会がありまして、どちらも出ましたけれども、その説明会に出て、やっぱり質問しておいたほうがいいかなと思って通告いたしました。  まず、このまちづくり計画(案)ですけれども、これは案であって、まだ決定ではないということを確認させてください。 111: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  議員おっしゃるとおりでございます。 112: ◯14番(及川妙子君)  今後の決定までのプロセスをどういうふうに決定していくのか、それを教えてください。 113: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  これは、今、まちづくり計画(案)という形で、この間、御意見等の募集をしていた、あるいは説明会等を開催してきたというところでございます。意見書等も、昨日も岡部議員の御質問にお答えさせていただきましたとおり、もう既に提出をしているところでございます。この意見書について、まちづくり協議会、これを中心に、これまでこの計画案について検討してきたわけですけれども、条例上、このまちづくり協議会と協議の上、当該意見書に対する見解書を作成し、これを公表しなければならないという手続が、ステップとして、まずございます。その上で、その見解書を踏まえて、まちづくりの集いといったようなことを開催をして、さらにその見解書の説明等も踏まえながら、また、改めて市民の方の御意見をお伺いするといったような機会がございます。そうしますと、まちづくりの集いにおいても、また御意見等を頂戴することになると思いますから、その御意見について、さらに検討を進めて、その後はまちづくり市民会議において審議を行って、その審議の後、まちづくり計画を決定していくといったような手続となっていくということでございます。 114: ◯14番(及川妙子君)  今、案の段階で、いろいろな意見を聞いて、これから最終的に決めていく、いろいろな協議会をもちろん開いたり、まちづくりの集いも開いて決めていくということでありますが、5月26日と28日に説明会があって、私は出席していますが、出席していらっしゃらない方もいると思いますので、おおよその概要、どういった内容であったかについて教えてください。 115: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  両方の説明会とも、昨日も岡部議員から御質問いただいたような、地区内道路の部分を6メーターにしていくといったような部分が、その計画案の中に内容として一部含まれていることについての意見を非常に多数いただいたというところでございます。  そのほかにも、御意見としてはあったわけですけれども、具体的には、やはり早く、まちづくり計画に基づいて駅前の整備を進めていただきたいといったような御意見もいただきましたけれども、おおむね、6メーターの道路といった部分が焦点になるような説明会になったかなというふうに認識しております。 116: ◯14番(及川妙子君)  私はこれまで、まちづくり協議会、ワークショップを含め、多分、ほとんど全て傍聴もしくは出席しています。それで、正直言いまして、今回、中間報告が1回出ていますけど、それはそういうものかなと思いましたが、今回の案は、こんなに細かいところまで決めたのかなという、結構見てびっくりするものだったんですけど、おおよそのまちづくりについて、皆さんの意見を出していただいて、もちろん対立する意見もありましたし、高層ビルを国分寺駅みたいに建てたほうがいいというような意見もあったんですね。そのほかに、人を大切にするというコンセプトだったので、地区内は車を入れさせないようにしてほしいとか、そういう意見もありました。いろいろな意見が出ました。ただ、おおよそ、駅前の再開発は進めて、そこのアクセス道路は必要だねということと、防災上も、もちろん防災の観点も必要だけれども、静かな住宅街はなるべく残して、道路は新たに全く違うところにつくるとかいうことではなく、既存の道路を生かしてやっていきましょうというようなことが、おおよその合意だったと思うんですね。自分はそう思っていたので、本当にびっくりいたしまして、説明会も、ほかにももちろん意見も出ましたけど、6メーター道路のところにピンポイントに該当する方たちが突然驚いて、来られて、反対したというような感じだったんですね。それで、ただ、それは当たり前といいますか、自分の家の前の道路が突然6メートルに拡幅して、しかも、土地を無償で提供しろとかということが決まったら、それは大ごとですし、資産価値も下がります。そういう意見の方もいましたし、その方たちの言うこともよくわかるんですけれども、あくまで、まだ計画案だということで、最終決定じゃないということと、それから、当該、利害関係者の方とは十分に話し合いをこれからもしていく必要があると思うんですね。  それで、今回のことで、すごく皆さんの関心が高まったのは、私はすごくよかったかなというふうに思っています。というのは、ワークショップなんかも、あんなに盛大にというか、もちろん地区の方もいらっしゃいましたけど、地権者の方とか地区外の方も多かったですし、そういった意味では、ああいう形であの方たちが来られたのは、私はよかったと思うんですね。  ただ、誤解されている方や反感を持っていらっしゃる方、決めつけている方とかも、いろいろいらっしゃるかと思いますが、市のほうは市のほうで、丁寧に説明していただいて、話せばわかるのではないかなと思いますので、そういう努力を今後していっていただきたいなと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 117: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  及川議員、前段で感想的な形を言っていただきましたけど、私も同感でございます。  この地区内道路の部分の問題というのは、これまでの協議会だとかでも、緊急車両が入ってこられるといったような観点から、非常に心配な状況にあるといったところがありました。また、都度、この協議しているような検討の経過については、まちづくりニュース等でも御紹介してきましたけれども、このまちづくりニュースの中でも、昨年の9月に行われたまちづくり懇談会の中で、地区内道路について、6メーターの歩車共存道路として整備するのが最も現実的であろうといったような御意見を踏まえて、今回、まちづくり計画(案)としての最終的な形としては、そこに記載をしたと。結果として、その部分については、私どもは、あくまでも一番大事なことは、駅前を早く整備していくというようなこと、それからグランドデザインとして、庭園都市といったようなコンセプトを打ち出しましたけれども、そういった部分について共有化をしていくということがあくまでも本旨であって、そういった個別の道路の部分というのは、先々、いろんな部分の経過を経なくてはいけませんし、この段階で無理くりここの中に位置づけるというようなところは、必ずしも必要ではないというようなところも確かにございます。  いずれにしましても、こういった結果として、多くの方に関心を抱いていただいたということは、非常にありがたいと認識しているところでございます。このことを踏まえまして、引き続き、このまちづくり計画(案)について、私どもは丁寧に説明をしていくということについて、努力、継続していきまして、皆さんと共有化をした形で、まちづくり計画について仕上げていきたいと、そのように考えております。 118: ◯14番(及川妙子君)  一般論として、防災機能も備え持った6メートル道路は望ましいよねと、そういう一般論で話をしていた中で、計画案ができたんだと思うんですね。ただ、個別具体的に、その対象になった方は、やっぱりそれはそれで大きな問題だと思います。  それから、数字はひとり歩きしますので、今も2,000万円の年金問題とか、いろいろ出てますけども、6メーター道路が、本当、ピンポイントで、今、注目されておりますが、今、部長がおっしゃったように、逆手にとるといいますか、せっかく、今、すごく関心が集まっていますし、多分、ビラ1枚で皆さん集まってくると思うんです。そういったことは、なかなか今まで行われていないし、本当にいい意味で、住民の方が参加した形で、皆さんのまちづくりということで、一緒に意見を伺いながら進められる、本当にいいチャンスじゃないかなというふうに私も思っております。今後、もう少しこれから時間がかかって、多分、駅前から最初にやるんだと思いますけれども、多くの皆さんの御理解をいただいて、皆さんとともにまちづくりをしていっていただければなというふうに思っておりますので、期待をいたしております。よろしくお願いいたします。  それでは、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 119: ◯議長皆川りうこ君)  以上で、及川議員の一般質問を終わります。  午後1時30分まで休憩といたします。                    午前11時46分休憩                    午後1時31分再開 120: ◯議長皆川りうこ君)  会議を再開いたします。  建設環境部長より、忌引きのため午後1時30分から終日欠席する旨の届け出がございましたので御報告いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 121: ◯議長皆川りうこ君)  午前に引き続きまして、一般質問を行います。  尾作議員。 122: ◯17番(尾作義明君)  自由民主党市議団、尾作義明でございます。どうにかまたバッジをつけて仕事ができるということで、また皆さん、4年間よろしくお願いいたします。  それでは、まず通告にのっとって進めさせていただきますけれども、史跡保存整備事業についてということでございます。現状については小坂議員からの質問でお答えいただいておりますので、重複しますので割愛させていただきまして、今後の整備についてお伺いしたいと思います。一定程度史跡指定も進み、今後の整備予定地区を示していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 123: ◯教育部長(堀田順也君)  今後の史跡の追加指定等々も含めまして、金堂あるいは講堂のある中枢部地域の未指定の部分をまず最優先に考えてございまして、次にその外側、七重塔であるとか南門のある伽藍地区区画という部分の範囲を定めながら、優先順位を定めて段階的に指定していく必要があると考えてございます。 124: ◯17番(尾作義明君)  資料をつくっていただきまして、ありがとうございます。こちらの資料を見ていただきますとわかるんですが、飛び地のようになっているところ、こういったものを整地してつなげていく必要性があるかと思います。ただ1つ、なかなかこれは皆さんも気づかないところかと思うんですけれども、この資料の一番下のほう、府中市部分のところに入っている、参道口跡がございます。ここのところはかなり飛んでいるので整備地区としては、ここは連携は図っていないという考えでよろしいのですか。 125: ◯教育部長(堀田順也君)  そちらのほうから見渡せることができれば非常にいいかなと思いますが、実態としてはなかなか難しいと考えてございます。 126: ◯17番(尾作義明君)  現状はこちらの府中市の万作の木公園といったもので、今公園として整備されているということで、見ていただくとわかるんですけれども、この参道口から大門と言われる南門、そして中門、金堂と中軸線に沿って真っすぐに延びている参道でありまして、またこれに斜めに通る道、これが東山道武蔵路から市道として分かれて、国府の武蔵府中へつながる道ということで、この辺のところがイメージできるといいのかなと思うんです。現状としてここの整備は非常に難しいなというのは現実的にわかるので、今後、整備について先ほど述べていただいたところをしっかりと進めていただきたいと思うんですが、現在の公有化率というのはいかがなっていますでしょうか。 127: ◯教育部長(堀田順也君)  現在の公有化率につきましては、平成30年度末で77.4%までいってございます。 128: ◯17番(尾作義明君)  大分進んでいるなというのは思うんですが、今後は個人所有、民有地のところでありますので、時代、時代に合わせて順次進めていくことになろうかと思いますが、ぜひ丁寧に進めていただきたいと思います。  それでは、保存計画のところでまちづくりの調和というものをうたっております。史跡整備と周辺まちづくり計画とのかかわりについてお伺いしたいと思います。 129: ◯教育部長(堀田順也君)  まちづくり計画についてでございますけれども、平成17年に良好な住環境整備と史跡の整備の調和といったものを目指して武蔵国分寺跡、それからお鷹の道、真姿の池湧水群、それから国分寺緑地を含む地区、このあたり一帯がまちづくり条例に基づくまちづくり推進地区ということで指定されてございます。平成19年に史跡武蔵国分寺跡周辺地区まちづくり計画が策定されたということになってございます。  私ども教育委員会のほうでは史跡地の発掘調査、それから指定地の公有化の進展、それからこのまちづくり計画が策定されたことを踏まえて平成21年に今後の史跡の具体的な整備計画、今の計画でございますけれども、史跡武蔵国分寺跡僧寺地区の整備実施計画を策定したという経過になってございます。 130: ◯17番(尾作義明君)  順調に進んでいるなというところではあるんですけれども、まちづくり計画とあわせて史跡整備計画の関わり方なんですが、その中でもまちづくりとあわせて、またこれは史跡にもかかわってくる緑化率なのですが、あの地域は市の平均比率からしても緑化率が非常に高く、18%を超えている地域ということです。まちづくり計画にのっとって緑化率をルールによって維持するということがうたわれているわけですが、この後どのように進めていくのかというのをお伺いしたいと思います。 131: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  確かに今、尾作議員がおっしゃっていただいたように、史跡武蔵国分寺跡周辺地区まちづくり計画の中で施策として史跡や緑と共生した生活環境改善のまちづくりという大きな施策があって、その中に史跡と共生する緑豊かな住環境の形成として、住まいづくりにおける緑化率のルール化といった記載がございます。その内容としては、新たな開発に関しては国分寺市のまちづくり条例における緑化率ルールにより敷地内緑化を推進しますといったような規定があるところです。まちづくり条例では特に緑の多いような国分寺崖線のエリア、そこについては条例による緑化の指導についてさらに強化したりしておりますし、一般的なところでも敷地内緑化について条例に基づいて基準を定めて、連続した緑等の構成について指導を図っているところでございます。  そのほか、これから史跡周辺エリアのまちづくりの都市計画といったものについても検討を進めているところですけれども、また地区計画等を活用して敷地内緑化を図っていく方向性で進めているというところでございます。 132: ◯17番(尾作義明君)  古い町並みの景観のあるまちでありますので、その辺も考慮しながら緑を保ちつつまちづくりを進めていただきたいなと思います。  またあわせてこの地域は国分寺都市計画道路3・4・1号線が計画として入っております。これを今後進めていくのに当たって、まだ都はこの計画をストップはしておりませんけれども、こちらとしては想定せずに計画をつくって周辺道路の整備、そして住環境を整えるということが必要になってくるかと思います。先ほど午前の一般質問の中で及川議員の質問の中でもあったとおり、3年間で道路整備の計画を一応進めるというお話でございました。それに合わせて今後の周辺道路整備をどのように考えるのか、教えていただけますでしょうか。 133: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今の御質問の中にもあったように国3・4・1号線につきましては、この史跡エリアの区域内のところについては計画内容の再検討路線というような形で、東京都の第四次事業化計画の中でも位置づけられております。この計画内容を再検討するという路線の位置づけは、申し上げたような第四次事業化計画の前段の第三次事業化計画の中でもそういった方向性が示されておりましたので、そこを踏まえて先ほど来御紹介している史跡武蔵国分寺跡周辺地区まちづくり計画の中でも、これの廃止を見据えた形での迂回路だとか代替になるような道路、そういったものについての検討をしなくてはいけないといったところが記載としてあったわけです。  そういった考え方を踏まえて、まだどのような形でそういった道路網について構成していくかというところについては具体的な策定に至っておりませんけれども、地域の方の御意見等も踏まえながら具体的な検討を進めていきたいと考えております。 134: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ地域の方の声を聞きながら進めていただきたいと思います。  また近年、住宅地域と絡むような形で観光化が進んだ地域、例えば鎌倉のようなまちであるとか、そういったところでは観光客が滞在するエリア、そして一般の人が生活するエリア、こういったもののすみ分けを今後考えていかなければならないというテーマが挙がってきています。国分寺市においても、今後進めるに当たってこういった取り組みが必要になってくるかと思いますが、いかがでしょうか。 135: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  まさにおっしゃるとおりだと思います。先進的に観光が進んでいる地域では、そういった問題が本当に大きな課題になっているというところでございます。史跡エリアのところには多くの方に訪れていただくということが国分寺市としても目指しているところでございますけれども、一方で今の道路については地域住民の方の生活道路という位置づけに現状なっているわけですので、そういった生活道路としての機能低下ということがないように、いろいろな対策をこれからきちんと準備していかなくてはいけないと考えております。  そういった観点で、先ほど及川議員の御質問の中でも道路の関係があって御答弁させていただきましたけれども、今年度から道路交通網計画の策定を進めております。その道路交通網計画の策定の中で、このことについても地域の住民の皆さんの声等もお伺いしながら具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。 136: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。道路整備の一番最初の観点からすると、安全というものを考えなければいけないかと思います。地域防災への取り組みの柱となるような道路となってきますので、その辺の観点もまず第一に考えていただいて今後進めていただきたいと思います。  また、今後の整備に向けては、まちづくりとあわせて教育委員会のふるさと文化財課との連携が非常に必要になってくるかと思いますので、この取り組みとあわせて一言頂戴できればと思います。 137: ◯教育部長(堀田順也君)  引き続きまちづくりの担当と連携をとりながら、良好な住環境整備あるいは史跡整備の調和を目指しておりますまちづくり計画を踏まえた形で、史跡の保存整備を行ってまいりたいと考えてございます。 138: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、今後のこの史跡の活用についてということなんですけれども、整備も進みまして来客もふえています。史跡が整備され、ここに何がありました、これがありましたというプレートも置かれて、来た方が、「ああ、これだけの伽藍がここにあったのか」というのがわかるようになったり、金堂跡のスケールであったりとかというのが非常にわかるようになってきたんですけれども、ただそれだけだともう一つ足りない。この国分寺というお寺が昔どういうお寺であったのかということまで含めて、またこの地域の中には当然国府としての府中があり、この府中と国分寺のかかわり方の中でどういうお寺であったのか、こういったものを伝える必要があろうかと思います。  今のお寺のありようと、当時のお寺のありようというのは随分と違いまして、当時の大きなお寺というのは1つの最高学府、その地域のところで物を学ぶ中心地でもあったわけでありますし、また当時からすればお酒をつくったり、みそをつくったりという技術も持っている、今で言うバイオテクノロジーの最先端みたいなところもあります。また、そこに入っているお寺のお坊さんたちは、例えば土木にたけていたり、建築にたけていたり、または窯業にたけていたりとさまざまな能力を持っている方が集まっている地域であったと。要は武蔵国、この中心地の中で最も進んだ学問の場所であったということも、1つ大事なことであろうとか思います。府中というのはその中で武蔵国というものを支える中、行政の中心地としてあったわけでありますから、この武蔵国という国の中で国分寺というものが、府中が例えばワシントンD.C.であれば、国分寺はニューヨークであったと、そのような感覚でこのまちづくりにストーリー性を持たせて人に伝えて、さらに大きく観光の来客数をふやしていければと思うんですが、いかがでしょうか。 139: ◯教育部長(堀田順也君)  今、お話をいただいたとおり、多くの方にこちらの史跡を訪れていただきたいと考えてございます。史跡武蔵国分寺、それから今お話のありました武蔵国の国府の由来等、あるいは結びつきなどを、お子さんから御年配の方までわかりやすく理解できるように工夫を行う必要があると考えてございます。今も府中市と連携させていただいてございますけれども、より密にしながら、また今は観光協会とも協力関係がございますので、こちらにも御協力いただいてPRさせていただき、あるいは観光資源として史跡の活用が今後一層盛んになるように努めてまいりたいと考えてございます。 140: ◯17番(尾作義明君)  広域にわたる史跡でありますから、府中市と国分寺市の連携というのは大変必要になってくるかと思います。今後もぜひ丁寧に進めていただいて、連携の中で市民の皆さん、また他地域から来られる皆さんに、この国分寺市と府中市のよさというものを伝えられるような場所にしていっていただければうれしいなと思います。  また、「私たちの国分寺」という教科書もありますので、そんな中であわせて子どもたちに昔の国分寺というものがどういった場所であったのかというのも伝えていける機会があればうれしいなと思うんですが、いかがでしょうか。 141: ◯教育部長(堀田順也君)  市の歴史と文化を子どもたちが身近に感じて国分寺市に暮らしているということを誇りに思う、それで郷土愛を育むということは、文化財を次の世代に受け継いでいく上で非常に大切なことであると考えてございます。現在も市内の小学校の校外学習の折に史跡や、武蔵国分寺跡資料館を利用いただいたときに、そういった御提案を踏まえながら子どもたちに市の歴史であるとか史跡についてより理解を深められるように努めてまいりたいと思います。最近ですと、私どもも子どもたちを対象に歴史検定という授業もさせていただいてございますので、こういった場面も活用しながら、子どもたちに歴史について再認識をしていただけるような機会を提供してまいりたいと考えてございます。 142: ◯17番(尾作義明君)  歴史認定というのは5年生からが対象でしたね。私も見させていただいて、なかなかおもしろいなと思って、ただ確定するにどうだろう、縄文時代の規定ってこれでいいのかなと見ながら考えてみたり、国分寺市の歴史と現実、今まで調べてきた調査の中で、果たして縄文と弥生の境がどうなんだろうなと、子どもたちともう一回話をしてみたいなと思いながら歴史検定の資料を見させていただきました。この地域が元気になるためにも、ぜひ子どもたちにこの国分寺市を愛してもらう、そしてよく知ってもらう、そういった機会を今後もふやしていっていただければと思います。  それでは、続きまして国分寺駅北口交通広場についてということでございます。大分整備が進んでまいりました。というよりも、ほぼ完成に近づいてきたと言えるかと思います。まず初めに、国分寺駅北口交通広場の整備の進捗状況についてお伺いしたいと思います。昨年度、地下自転車駐車場の工事が3カ月の延伸となりました。交通広場の整備工事はその後順調に進んでいるのか、また供用開始は予定どおり来年度当初となるのか、今後の見通しについて確認させていただきたいと思います。 143: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  国分寺駅北口交通広場の整備の進捗状況でございますが、昨年度については、今の御質問にもありましたように地下自転車駐車場の工事と並行しながら交通広場の部分については外周道路ですとか無電柱化関係の工事を進めてまいりまして、その部分についてはおおむね完了いたしまして、予定どおりの整備を進めることができたと考えております。  ただし、地下自転車駐車場が地中障害物撤去の影響で3カ月延伸になったことを受けまして、地上部の交通広場本体の部分の整備については、どういう形で進めていくべきなのかということについて検討を進めてまいりました。その結果としては、まだ地下自転車駐車場の整備工事について継続しているところですが、さらに付随するような部分でインフラ工事等の調整もしていかなくてはいけないという制約もあって、また駅前でございますので安全に工事を進めていかなくてはいけないということを考慮した結果として、整備スケジュールについては、本来は今年度中に完成、供用開始ということが目標としていたところですけれども、来年度、令和2年度までとするということが必要だろうというような結論に達しているところでございます。このため、事業計画について事業施工期間を規定しているところですので、その期間の変更手続を今後行ってまいりたいと考えております。  現在のところ、このことを踏まえて具体的な完了時期について、まだ御説明できるような段階になっておりませんけれども、交通広場の仮供用については来年度当初を目指してまいりたいと考えております。また詳細が決まりましたら逐次御報告してまいりたいと考えております。 144: ◯17番(尾作義明君)  広場の仮供用が※今年度で、令和2年度に完了予定ということで、その件に関しては了解いたしました。地下駐車場を運用しながらの工事にもなって、安全には十分に留意して工事を進めていただければと思います。今後の進捗状況に関しては、ぜひ担当の所管の委員会へ適宜報告しながら進めていただくことをお願いして、1点目の質問に移らせていただきたいと思います。(※同ページ中に訂正発言あり)  1番として防犯への取り組みについてということでございます。まず、交番の建設スケジュールについてお伺いしたいと思います。 145: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  交番建設の前に、先ほど私が説明した内容についてですが、交通広場の仮供用自体も来年度当初になってしまう可能性が高い状況でございます。  交番の建設スケジュールですけれども、北口の交番建設につきましては昨年度入札不調といったようなこともありまして着手がおくれておりました。ただ、今年度に入って施工業者が決まりまして、今月から建設工事に着手しているといった状況でございます。予定といたしましては本年11月ごろには竣工、交番も移転いたしまして、その後現在の仮設交番については解体して、解体工事については1月ごろに完了と聞いているところでございます。 146: ◯17番(尾作義明君)  議長、まず先ほどの私の発言に対して訂正を一部お願いしたいと思うんですが、お取り計らいをよろしくお願いいたします。 147: ◯議長皆川りうこ君)  訂正を認めます。 148: ◯17番(尾作義明君)  それでは続いて、今のお話を受けまして、交番は再開発地区の西側に位置しまして、非常に位置がわかりにくい、これに対して、以前もお話しさせていただいたんですが、駅を下りたところに交番へ誘導する案内のサインが必要かと思うんですが、いかがでしょう。 149: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  交番の位置が、現在は駅から正面に見えるような位置ですけれども、新設という形でできるところについては、どうしても少し見づらいような位置になるのかなと思っております。そうなってきますと、どうしても尾作議員の今の御質問にあったように案内サイン等は必要になってくるかと思っております。その具体的な位置については再開発ビルの管理組合等とも協議して、再開発区域内の適切な位置に誘導サインの設置を検討していきたいと、そのように考えております。 150: ◯17番(尾作義明君)  ぜひよろしくお願いいたいと思います。  あとは逆に見た場合、交番が交通広場から今度は離れた位置になる。逆に交番から交通広場への見通しがききにくくなり、要は視野が狭くなるわけです、奥に引っ込む形になって。交番の新設に当たって、ある程度の工夫というのは必要であろうと思いますし、また建物の配置として少しでも見通せるような、隣接地とある程度の距離をとった建て方が必要になってくるかと思います。その辺の計画について、また工夫についてお伺いしたいと思います。 151: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  交番の計画ですが、警視庁に確認したところ、交番の道路面、南側の道路面と東側の広場側の部分の建物の構造上ですけれども、そこのところにガラス張りの窓等を設けて、少しでも広場側への見通しがききやすい形の設計にしていると聞いております。  また、交番敷地と西武線側、また北側隣接地との間には幅2.5メートルの通路を設けるという計画となっておりまして、御質問にあったような隣地境界からは一定程度離隔をとった計画としているというところでございます。そのほか、設置後は警察官が交番の外に立つなど運用面での対策も行っていくといったようなことを聞いているところです。 152: ◯17番(尾作義明君)  大分工夫されているのが確認できました。  それで、あれだけ広い交通広場でありますから、広場から離れている交番だけでは防犯対策としてはなかなか十分ではないと思うんです。広場内の防犯カメラの設置が有効であるかと思うんですが、その設置は計画されているのか、市の考え方をお伺いしたいと思います。 153: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  防犯カメラでございますけれども、国分寺駅北口広場は、特に災害発生時においては多くの利用客が滞留することが予想されます。防犯カメラの必要性を強く感じているところでございます。今後、設置に向けた協議を関係課と行ってまいりたいと考えております。 154: ◯17番(尾作義明君)  カメラの設置に関しては、今まで街頭防犯カメラにおいては商店会、町会が主体として設置されてきたわけでありまして、先般、だて議員、また丸山議員からもカメラの設置、増設、そして公共的な場所への設置という声もありました。この広場に設置するに当たって、今まで市で直接管理する防犯カメラというのはなかったことを考えますと、その運用設置の基準、こういったものも今後考えていかなければならないかなと思います。その辺のところのお考えというのはいかがでしょうか。
    155: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  尾作議員がおっしゃるとおり、補助金を活用した商店会、自治会・町内会の設置が主流でございました。市として設置したのは通学路の防犯カメラのみということでございます。今後、設置に向けた考え方についてしっかりと整理してまいりたい、このように考えています。 156: ◯17番(尾作義明君)  あと、あわせて以前から求めてまいりましたこの地域の防災であったり、防犯に関しても多機能型の街路灯の設置であったりとか、カメラの設置といったものに関しての設置場所というものも考えなければならないかと思います。その辺のところも考えていただきたいと思うんですが、まず多機能型の街路灯のお考えというのはどのようになっていますでしょうか。 157: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  多機能型街路灯につきましては、修景計画を国分寺駅周辺整備特別委員会で御説明している中で、修景計画全体図を資料として御提示させていただいています。交通広場の中では一番建物側になる、再開発ビル側になる部分のイベント広場のところにまず2カ所、2基の多機能型街路灯を設置するということが予定されています。また、一方で広場の一番北側になる駅の進入の路線となるような国3・4・5号線沿いの広場のところに、2基の多機能型街路灯を広場内に設置するというようなことが予定されているところでございます。 158: ◯17番(尾作義明君)  同じ機能でなくていいと思うんです。さまざまな機能を持ったものがこの4カ所の街路灯設置予定場所に設置できればいいのかなと考えておりますので、ぜひいろいろな機能を持ったものを場所によって適宜選定して設置していただければと思います。  それでは、防災への取り組みについてお伺いしたいと思います。国分寺駅北口広場は、災害が発生したときに駅利用者が滞留するということが想定されます。以前、木島議員からもこの点について質問があって、交通広場の避難場所の指定というのは可能かどうかということで、その後検討するということでそのままになっていたかと思います。その点について、まず最初にお伺いしたいと思います。 159: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  国分寺駅北口広場でございますけれども、帰宅困難者の滞留が想定されるところでございます。これまで都立殿ヶ谷戸庭園西側公園などと同様に駅利用者が避難する緊急避難場所としての指定を検討してまいりました。しかしながら、駅前広場は道路の扱いを受けることから、通行の支障となるため指定することは困難な状況となっております。したがいまして、帰宅困難者対応といたしましては、協定を締結しているJRのほか、西武鉄道、警察署や消防署などと連携した協議体を構築し、万全を期してまいりたい、このように考えています。昨年度はその準備として市、JR、小金井警察署、国分寺消防署との連絡会を開催したところであり、今年度もさらに参加団体を広げた連絡会を開催する予定となっております。 160: ◯17番(尾作義明君)  それでは災害発生時に備えて、交通広場の整備、対策についてはどのようになっていますでしょうか。 161: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  災害発生時には、想定されるように交通広場に多くの帰宅困難者等が一時的に滞留するといったような状況になるといったところが予見されるところです。このため、昨年12月に決定した交通広場の修景計画でも整備方針の1つとして災害に強く、安全で安心な駅周辺市街地の形成に資する防災機能を備えた広場ということを掲げているところでございます。具体的には交通広場内に停電時でも点灯する、先ほども御紹介した多機能型街路灯を初めとしてマンホールトイレ、あるいは防災用品の備蓄ができる倉庫をトイレと併設するなど、防災機能の強化を図っているというところでございます。こういったことの施設整備とあわせて、関係課とも引き続き連携して検討を進めて、災害時に有効に機能する交通広場を目指してまいりたいと、そのように考えております。 162: ◯17番(尾作義明君)  ぜひそのまましっかりと進めていただきたいと思います。  駅に滞留した周辺の方々、駅利用者の方々が、その後、交通広場に集まった方々をどのように周辺の避難場所に誘導するのか。本町・南町地域センターであるとか第七小、そして第二中、そして東京経済大学、こういったところで考えたときに、障害を持った方であるとかお年寄り、お子さんをまず近くの場所に避難誘導しなければならないことが想定されるわけなんですけれども、駅周辺でありますから大型で吸収できる場所がなかなかない。こういった場所も今後検討していかなければならないと思いますし、駅周辺のところに防災機能を持たせた中で、そういった方々にいち早く対応して振り分けていく、そういった体制づくりというのも必要になってくるかと思います。その点について、一言頂戴したいと思います。 163: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  先ほども御答弁いたしましたけれども、緊急避難場所として殿ヶ谷庭園西側公園、それから早稲田実業学校等がございます。こちらは地域防災計画に掲載されているものでございます。先ほど言った協議会でしっかりと関係機関と協議を重ね、速やかな誘導等を今後検討してまいりたいと思います。 164: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ、受入体制の強化というのも図っていただきたいと思います。  続きまして、バリアフリーへの取り組みについてということでございます。私、今回選挙で駅頭によく立たせていただいて、朝であったり、夕であったり立っていて思ったんですけれども、道路整備についてバリアフリーを進めるに当たって、お年寄り、お子さん、交通弱者の人たちにまず視点を向けるという中で、さらに交通弱者に当たる白杖の方たち、こういった方たちの動線を駅のところで見ておりますと、以前木村議員が指摘されました南北通路の点線のクランク、まずここについて白杖の方がどうしても点字の部分をロストしてしまう、次がどこにつながっているのかがわからなくなってしまうというのを見ました。また南北においても、朝の交通量が多いときには白杖の方が同じ交通量の多いところを一緒になかなか移動できない。ですから、あえて空いているところを歩こうとすると、今度はブロックがない、そういった形でなかなかこれは難しい問題だなと考えて見ていたんですけれども、なかなか十分な認識ができない点字ブロックなんですが、それでも新しくできる交通広場には円滑に移動できるような工夫が絶対に必要かと思うんです。恐らく今まで障害者団体の方たちのヒアリング等を行いながらされてきたかと思うんですけれども、念のため確認させていただきたいんですが、協議会の中で、もしくは協議する中で障害者の方とお話し合いの席というのは設けられたんでしょうか。 165: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今の御質問のように障害者団体の方等々とお話をしながら進めてきているというところでございます。また、現在交通広場のほうもそういった部分については、一応やってはいるところです。 166: ◯17番(尾作義明君)  感じるところによれば、恐らく利用者側から見たときのふぐあいというのは訴えられることは多いかと思うんですけれども、こうすればいいという解決策はなかなか利用者の方からは出ないかと思うんですが、いかがでしょう。 167: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  おっしゃるとおりで、御意見等はいただけるんですが、現実になったときの対応といった部分では、単に障害者の方のお話を聞いているだけだとなかなか有効なものが達成できていないというのが現状だと考えております。 168: ◯17番(尾作義明君)  整備計画の中では利用者の方たちの話を聞きながら整備を進めるという点もあったんですが、この細かいところで進めて最終的によいものに仕上げていくためには、ある程度専門的な知識をお持ちの方に、会の設置前に入っていただく、またヒアリングを行う、もしくはアドバイスを受ける、こういった必要があるかと思うんですが、いかがでしょう。 169: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今のような御提案は非常に有効と考えております。引き続いて障害者の方とお話をしながら、専門家にもアドバイスをいただくということで非常に有効なものができると考えているというところでございます。 170: ◯17番(尾作義明君)  ぜひでき得る限りよいものに仕上げていきたい、また最初に「まあ、いいや」で仕上げてしまって、後で直せばというものでもないので、実際にでき上がったときにいいものができたねとみんなが喜んでいただけるような整備を今後進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、街頭防犯カメラについてでございます。先般も公共施設の街路灯に設置されている街頭防犯カメラであったり、学校通学路の防犯カメラであったりという話もありました。今からもう7年前ですか、国分寺駅南口周辺に街頭防犯カメラが小金井署管轄のところで初めて設置されました。もとを正せば設置前に国分寺駅南口で暴力団関係者の発砲事件といったものがあったことから始まって、地域の声が上がってカメラの設置に至ったということなんですけれども、その後設置が進んで通学路に50台、そして今年度の設置もあわせるとほぼ100台近い防犯カメラが市内で稼動するという形になります。  ただ、この防犯カメラなんですけれども、一応設置してから記憶媒体が対応できる年数が約8年と言われておりまして、カメラ自体のメンテナンス費用であったりとか、年数を経るにつれてのメンテナンス費用の増額、もしくは古くなって防犯カメラの更新をそろそろ考えていかなければならないかと思います。国分寺市においてはカメラの新設は対応されているんですけれども、今後の取り組み、これについて更新に対してのお考えというのをお伺いしたいと思います。 171: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  更新ということでございます。最初に自治会、商店会によるカメラがつけられたのが、今御紹介があったように平成24年ということでございますので、もうかなりの年数がたっているということでございます。東京都地域における見守り活動支援事業補助金交付要綱には防犯カメラの更新に係る経費が、この補助対象経費として記載されているところでございます。しかしながら、ここでは補助金の対象となる条件として設置後7年経過している必要があり、これまでこの条件を満たす防犯カメラがなかったことから、国分寺市の要綱には更新に関する規定がございません。しかしながら、平成24年ということでございますので、令和2年においてはこの7年が経過するということになりますので、更新が必要になってくるということでございます。今後につきましては、この東京都の補助要綱に合わせた更新に関する規定の追加について検討してまいりたい、このように考えます。 172: ◯17番(尾作義明君)  都内では既に防犯カメラの更新というのが行われ始めておりまして、ただそこのところで最近問題になっているのは、町会であったり自治会であったりの高齢化によって役員がいなくなる、そして会員の減少によって運営自体が危ぶまれるような町会等々が出てくる中で、カメラ設置となると、補助率が高いとはいえ1台当たり6万円から7万円の負担がどうしても町会の負担となってくる、そういった中で更新を諦める、もしくはその7年間の間にカメラの利用というか、その画像解析を警察から依頼されなかった、だからもう更新しなくていいのではないかというようなところが出てきているというのを伺っております。それがもし国分寺市の中で起きるようなことがあっては、今まで進めてきた防犯カメラの設置が逆行する形になってしまいますので、更新に対しても町会であったり商店会というのはそれほど余裕のある会ではありませんので、予算立てするのに対してもある程度早目の通知というのが必要になってくるかと思います。またメンテナンスとあわせて負担が軽くなるようにさまざまな工夫をしていただいて、今後も更新そしてメンテナンスが続けられるような対応というのをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 173: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  自治会・町内会、商店会の負担ということになりますと、新規設置の場合は全体の費用の12分の1でございますけれども、更新の場合は6分の1になります。費用が倍かかってしまいます。なおかつランニングコストが年間2万6,000円ぐらいかかると言われていますけれども、こちらについても独自の自治会・町内会、商店会の負担になるということで相当な負担にはなってくると思います。こちらの更新について早目の周知、それから市として何ができるかという取り組みについてしっかりと考えてまいりたいと思います。 174: ◯17番(尾作義明君)  補助対象にならないということで、メンテナンス費用というのは今まで市では補助対象になっていなかったんですが、今後拡大するに当たって、その辺のところも今後ぜひ検討していただければと思うんですが、いかがでしょうか。 175: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  先ほども御答弁いたしましたとおり、今後の防犯カメラの設置に向けて、昨今の社会情勢とか市民要望を踏まえて必要性を検証する必要があると思います。したがって、市のほうで市として設置する部分、また民間で設置する部分についての方向性、方針、計画のようなものを策定していかなければならないと考えておりますので、そういった中で、今御指摘があった部分も含めて検討してまいりたいと思います。 176: ◯17番(尾作義明君)  ぜひ検討をよろしくお願いいたします。  それでは、続きましてマイナンバーカードについてということでございます。現状の進捗と登録の拡大についてということでお伺いしたいと思うんですが、まずカードの普及率についてお伺いしたいと思います。 177: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  マイナンバーカードの普及率でございますが、申請数ベースになりますが、本年4月末現在21.4%でございまして、昨年度の同時期と比較して7.4ポイント増となっております。全国的には13%程度にとどまっているようですが、今後も鋭意普及推進に努めていく必要があると、そのように考えています。 178: ◯17番(尾作義明君)  これははっきり言えば今後の肝ですので、ぜひ拡大を進めていただければと思うんですが、カード交付拡大のための現状の取り組みと、それから今後の展開についてお伺いしたいと思います。 179: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  交付拡大の現状の取り組みということになりますが、もちろん窓口での勧奨はもとより、平成29年度から市報等で御紹介していますが無料写真撮影サービスを行っておりまして、これまでに1,000人を超える方に御利用いただいて申請につなげてございます。また確定申告時の税理士相談会、こちらを利用して周知した実績等もございます。今後の展開については交付拡大のために引き続き撮影サービスを継続するほか、働き盛り世代や子育て世代などさまざまな年齢層への効果的なアプローチについて検討してまいりたいと考えているところでございます。  また、マイナンバーカードにつきましては国のデジタル手続法が成立しまして、これまで国外へ転出した場合は無効となっていたカードを海外でも法的個人認証に使用できるように制度改正されるなど、国も積極的に施策を展開する予定になってございます。  今後は関係各課と協力して、それらの施策におくれることのないように情報収集に努め、それらの施策によるマイナンバーカードの利便性の向上について、積極的に市民の皆さんに周知することで交付の促進につなげてまいりたいと、そのように考えてございます。 180: ◯17番(尾作義明君)  初日に吉田議員からデジタルファースト法案について一般質問が行われました。これが進められる中で、国分寺市としてもこれを受けて今後進めていく、その大もとの基礎となるのがマイナンバーカードの登録という形になります。この辺のところはスケールメリット、そしてコストに対してこういったものを妥当なところに持っていくためにはカードの普及の拡大というのが欠かせないわけでありまして、これは市民課が今窓口になっておりますけれども、カードの利便性を高めるためには関係各課が全て関連しながら今後進めていかなければ拡大につながっていかないかと思いますので、今後の展開について、全体を見通して御答弁いただければと思います。 181: ◯政策部長塩野目龍一君)  マイナンバーカードの交付拡大ですけれども、これはまず市民の利便性の拡大につながるサービスの展開といったものが重要になると考えています。先ほど尾作議員からもお話があったように今後の国や他市の動向をしっかりと注視して、当市においても全庁的なサービスが展開できるように努めてまいりたいと考えています。先ほど市民生活部長から答弁がありましたとおり、市役所の窓口は市民課以外でもさまざまな市民対応する部署がありますので、ここは全庁的な取り組みが必要だと考えておりますので、何らかの対策を打って一層の普及に努めてまいりたいと思います。 182: ◯17番(尾作義明君)  これはデジタル法案への対応だけでなくて、新市庁舎に向けたときのワンストップでのサービス、これの大もとにもなってくるものでもありますし、ただその拡大に至るまでのところで市としての取り組みが先走りし過ぎれば、今度は経費がかかり過ぎる。かといってブレーキをかけてしまえば追いついていかないという、非常に微妙なものになってくるかと思います。国がこの法案を通したことによって、今後普及率に対して国としても大きな取り組みが行われるであろうことは想像できることでありますので、その辺のところも踏まえて、ぜひ今後の取り組みというのを慎重かつ、また早急にということで進めていただければと思います。要望として終わらせていただきたいと思います。  それでは、以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 183: ◯議長皆川りうこ君)  以上で尾作議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。                    午後2時22分休憩                    午後2時36分再開 184: ◯議長皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 185: ◯議長皆川りうこ君)  続きまして、岩永議員。 186: ◯9番(岩永康代君)  それでは、通告に従って一般質問いたします。よろしくお願いいたします。  最初に、1番の共生社会の実現に向けた特別支援教育の推進についてです。第3次国分寺市特別支援教育基本計画には、冒頭に「共生社会の形成に向けて」というタイトルで、インクルーシブ教育の理念について次のように書かれています。「インクルーシブ教育は、人間の多様性の尊重、障害者の社会参加を可能にするという目的のもと、障害のある人と障害のない人がともに学ぶ仕組み」であるということです。非常に重要な理念だと思いまして、この理念を目指して国分寺市の特別支援教育を進めていくことを根底に据え、質問をしていきたいと思います。  (1)子どもを中心とした包括的な支援体制の、1)支援者間の連携についてお伺いします。市立小・中学校における特別支援教育の支援体制について資料をお出しいただきました。作成ありがとうございます。国分寺市では支援員としては3種類、介助員、クラスアシスタント、サポート教室支援員となっておりますが、今回は介助員とクラスアシスタントについてお聞きしていきたいと思います。  では、まず特別支援学級の介助員と、通常の学級に配置されるクラスアシスタントですが、学級内での支援という記載もありますけれども、それぞれどのような役割を担っているのか、役割についてお伺いします。 187: ◯教育長(古屋真宏君)  特別支援学級の介助員、そして特別支援教育のクラスアシスタントの役割というところでございますが、特別支援学級の介助員につきましては、固定の特別支援学級に配置しているところでございまして、子どもたちをさまざまな点で支援しているというところでございます。また特別支援教育のクラスアシスタントについてはクラスのアシスタントということで、特定の配慮を要するお子さんへの対応とともに、クラス全体の安定を図るということを目的としております。両方に共通している部分につきましては、学校長の管理のもとに教員の指示を受けながら特別な支援が必要な児童生徒へ、その障害や特性の程度、状況に応じて介助や支援、また対応を図っているというような役割を担っております。 188: ◯9番(岩永康代君)  それぞれがクラスについて支援に入っていらっしゃるわけですが、学校長の管理のもと、学級担任の指示を受けてということでは、それぞれ両方とも日常的な学級担任との情報共有が非常に重要だと思いますし、また複数の支援者が同時に入る場合、あるいは曜日ごとに担当が交代するような場合には、支援者間の連携というのも大切になるのだと思います。  そこで、担任と支援者間の連携、または支援者同士の情報共有については、現状どのように行われているのかお聞きします。介助員、クラスアシスタントそれぞれがどのような時間帯にどのような方法で情報共有が行われているのかなどを教えていただけますでしょうか。 189: ◯教育長(古屋真宏君)  まずクラスアシスタントのほうでございますけれども、アシスタントによっては曜日ごとにかわるというようなところもございます。その場合には担当しております児童生徒につきまして、前日の状況を教員から伝えて、そして支援内容が明確になるように指示して、その支援が一貫性を持つようにというようなことを努力しているところでございます。また、特別支援学級における介助員というところでございますけれども、教員との連携ということはもちろんでありますが、複数配置している場合には介助員同士での情報共有というようなこともやっているところでございます。例えば放課後の時間を使って一緒に教材をつくってみたり、あるいは掲示物を作成したりというような姿も、私も直接拝見させていただいております。また、そういう時間を使って情報交換を行ったり、次の日の指導内容について確認したりというようなこともございます。またあわせて指導しながらやりとりして共通理解を図っていく、そんな場面も見られるところでございます。あらゆる時間を活用しながら連携を深めているというような状況でございます。 190: ◯9番(岩永康代君)  放課後ですとか、あらゆる場面でというところですが、子どもたちの日々の状況を確認するために丁寧に情報共有と、また対応についての意見交換や相談などをするということも非常に重要だと思います。放課後などということですが、その時間というのは勤務時間に確保されているのかどうか、またそういうことが難しい状況であれば、勤務シフトの中でそういった時間をしっかり確保していくといったことも今後の連携体制の強化に必要なこともあるのかなと思いますが、そういった時間の確保、また情報共有のあり方についてはいかがでしょうか。 191: ◯教育長(古屋真宏君)  あらゆる時間を使ってというようにお話しさせていただいたように、放課後も勤務時間を活用しながらそういう連携を図ったり、共通理解したりというような場面もございます。また、自主的にさまざまな点で話し合いを持つというか、相談するというようなケースもございます。そういうあり方ということについては、今後も可能な限り、改善も含めて共有していきたいなと思っております。 192: ◯9番(岩永康代君)  非常に重要な部分だと思いますし、子どもたちも日々変わっていくこともあります。またその日の状況によっても非常に安定しているときもあれば、なかなか安定できないときもあったりということで、さまざま変化のある中での現場での対応というのが非常に重要だと思いますので、この連携の部分はこれからもしっかりと充実させて取り組んでいただきたいと思います。  次に、2)地域力を生かした多様な支援についてお伺いします。今、2つ挙げさせていただいている特別支援学級の介助員とクラスアシスタント、それぞれの配置基準について教えていただけませんでしょうか。 193: ◯教育長(古屋真宏君)  特別支援教育のクラスアシスタントの配置につきましては、まずは学校から申請をしていただくと、それを受けまして私ども教育委員会の指導主事等が合同観察を行いまして、その後、観察の内容をもとに配置判定委員会で決定するということになっております。また特別支援学級の介助員につきましては、特別支援学級の学級数ごとに1名配置しているという状況でございます。 194: ◯9番(岩永康代君)  特別支援学級のほうは学級数ですから、8人定員のクラスに1人の割合で配置されるということですね。クラスアシスタントは学校長からの求めに応じて審査した上でということでした。そうすると、介助員のほうなんですけれども、児童・生徒数がクラス定員8人だと1人、9人になると2クラスという数え方になるので2人配置されるということになると思います。例えば特別支援学級の人数が8人とか16人だと児童・生徒数に対する介助員の割合というのは少なくなります。また、子どもたちの状況によっては規定人数以上の配置が必要になるようなこともあるかもしれません。そのような場合についてどのような判断に基づき、どのように対応されていらっしゃるのかお聞きします。 195: ◯教育長(古屋真宏君)  特別支援学級につきましては、今お話ししたように学級数ごとに1名ということでの配置基準で配置しているというところでございます。特別支援学校等にはこういうような制度は全くございませんので、それより手厚くという形で国分寺市としては配置している状況でございます。ただ、さまざまな授業ですとか行事とか子どもの実態等に応じて支援する者が必要だというような場合には各学校で工夫しながら、学生ボランティア、あるいは学校支援ボランティアなどを活用しながら対応を図っているというところでございます。 196: ◯9番(岩永康代君)  学生ボランティア、学校支援ボランティアの方にも御協力いただきながらということで現状対応されていらっしゃるということですが、それぞれ必要なタイミングですぐに手配するのがなかなか難しいこともあるという現状もお聞きする中では、より柔軟な仕組みが必要なんだと感じております。介助員、またクラスアシスタントのそれぞれが柔軟に運用できるように規定や配置基準を見直していくことや、そういったことも含めた新たな支援の仕組みが必要ではないかと思っております。  昨日、公民館のくぬぎ教室にかかわって、障害者支援ボランティアの養成講座を3回の連続講座で実施しているという御答弁も教育部長からあったところですけれども、他市の事例などでは、例えば八王子市では学校サポーター事業という中で、ボランティアに登録した方を対象に特別支援教育に関する支援者の養成講座を実施して、何回かに分けて修了した方が段階的にスキルを必要とする支援につくなど、いわゆる支える人づくりを行っているところです。このような取り組みも参考にして、地域と連携した学校支援の仕組みをつくっていただきたいと思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。 197: ◯教育長(古屋真宏君)  教育委員会といたしましても、地域と連携して学校の教育活動を充実させていくということは重要な視点だろうと考えております。各学校は、この特別支援教育だけではなくてさまざまな点で地域と連携していく、あるいは人材を活用させていただくというような取り組みを考えておりまして、特に国分寺市の場合には昨今小・中連携教育の充実ということで、その視点の中に地域との連携ということを取り入れて研究を進めているところでございます。したがいまして、学校を支えるといいますか、学校とともに、地域とともに学校づくりを行っていくという視点は極めて重要かと思っております。  東京都でも新たに学校を支える、学校を支援する新しい財団をつくるというようなお話もございます。これは日本で初めてということで、今後そういう支援を行っていくような財団ができ、そしてまたそこから人材派遣もしていただけるというようなお話も伺っておりますので、そういう仕組みも含めながら、また国分寺市としても地域と連携しながら進めてまいりたいと考えております。 198: ◯9番(岩永康代君)  今、新たに地域との連携ということで、これから検討していかれるという御趣旨のお話でしたけれども、そういった取り組みの中で、ぜひ支援者養成というような視点も含めて、この支援の必要な子どもたちにかかわる支援者を市の中でも養成していただきながら、またスキルアップしていただきながら、ともに学校を支えていただく一助になっていただけるような、そんな視点をぜひ持っていただきたいと思っております。  また学校の中の支援だけではなくて、例えば登下校時、また学校が終わって学童保育所に移動する際に、1人では移動が難しいんだけれども、1人で行けるようになるまで、その期間の中だけでいいので付き添っていただいて練習したいというようなお声も複数お聞きするところです。障害福祉の制度や地域福祉の仕組みとも連携して、補い合えるような支援体制が必要なのだと思っております。  他市の事例などもいろいろ調べる中では、国立市の事例ですが、国立市では障害者地域参加型介護サポート事業という東京都の包括補助金を活用した事業によってヘルパー派遣が行われています。教育現場とも連携した支援が行われておりますので、そのような仕組みの検討も必要ではないでしょうか。また、市の地域福祉の取り組みとしては、今ボランティア活動センターがボランティアのコーディネートを行っておりますが、そういった中でも学校との連携という観点からも進めていく必要があると思います。  そこで、子どもを中心とした障害福祉の分野、また地域福祉とも連携した支援のあり方について、福祉部、健康部の両部から見解をお伺いしたいと思います。 199: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、お話のありましたように特別支援教育の通学に関して言いますと、社会福祉協議会が運営しているボランティア活動センターで、特別支援学級への通学の支援等についての実績が過去あるということを確認しているところでございます。利用件数は多くない状況ですけれども、御相談をお受けして、個々の状況に応じてボランティアでの対応が可能な場合に、住んでいる地域や時間帯などを調整の上、コーディネート可能なケースもあると考えております。安心して通学できる地域づくりという観点であったり、地域力の向上による解決を図っていくためにも、今年度配置いたしました地域福祉コーディネーターがかかわるなど、今後は地域力を生かした多様な支援について検討していきたいと考えております。福祉と教育の連携というのが言われているところですけれども、地域共生、地域づくりを担当する健康部としましても適切に連携を図ってまいりたいと考えております。 200: ◯福祉部長(横川 潔君)  ただいま岩永議員からの御意見にございましたように障害福祉の施策の中でも支援ができる方策についてしっかりと考えて、他部署と連携を図りながら対応してまいりたい、このように考えております。 201: ◯9番(岩永康代君)  今、両部から連携が大事だということもお話があったところです。学校教育というところに限定してしまうとなかなかそのつなぎの部分であったり、生活の中には教育もあるし、教育、学校生活もあるし、それ以外の生活もあったりする中では、子どもを中心としてさまざまな仕組みをコーディネートしていく、使えるような仕組みを考えていくということが柔軟に対応していく非常に重要な部分だと思いますので、その点で連携しながら進めていただきたいと思います。地域共生社会とも言われますが、行政の縦割りを超えて子どもを中心とした包括的な支援の体制づくりを進めていただくことを要望いたします。  次に、(2)支援者の研修についてです。この資料でもお示しいただいておりますが、国分寺市では特別支援教育に関する研修の対象者は教員のみとなっておりまして、支援者は対象になっておりません。支援者の研修についてはこれまでも何度か求めてきているところですが、OJTでということで校内研修以外は実施されていない現状があります。しかし、子どもの発達特性や障害を理解した上でさまざまな配慮や対応スキルが必要であることを考えますと、毎日子どもと接する支援者もOJTとあわせて研修が必要ではないでしょうか。また、支援者のスキルアップは学級担任の支援にもつながると考えます。  この資料の中では近隣5市の状況を調査いただいたわけですが、立川市と国立市で支援者対象の研修が行われております。2ページになりますが、国立市では特別支援学級の指導員は年に4回、それから通常の学級につく特別支援教育指導員は年に4回の全体研修に加えて年8回のグループ研修が必修となっております。これは必要性があるということを市としても認識してこういった取り組みをされているのかなと思いますが、改めて市で実施している、例えば今、国分寺市では教員対象の研修も行っておりますけれども、そういった研修に介助員やクラスアシスタントも参加できるようにすること、またそういった座学とあわせて、今行われているつくしんぼなどでの実習を受けるような実習研修を介助員、クラスアシスタントなどの支援者にも対象を広げていただきたいと思いますが、その点、いかがでしょうか。 202: ◯教育長(古屋真宏君)  介助員ですとかクラスアシスタントの研修という視点でのお話をいただいたところでございます。これまで同様に校内での研修とか、あるいはOJTを活用した研修ということでスキルアップを図っていただいているところでございます。介助員やアシスタントの方によっては、それぞれ各自でスキルアップのために自主的な研さんに励んでいらっしゃるというような事例も数多くお話を伺っているところでございます。そういう中で取り出しの研修というような形でしょうか、そういう御提案でございますが、私どもとしましては最優先しているのが児童生徒への介助、支援というところでございます。その時間を最も中心としながら、どれだけ研修に当てられるのかというところは今後十分に研究していく必要があろうかなと思っているところでございます。ただ、自主的な研修に参加されるということは大変ありがたいことでございますので、そういう機会があればぜひ紹介していきたいと考えております。 203: ◯9番(岩永康代君)  現場での支援の時間というところもあるとは思いますが、平日以外の組み立てということももちろん考えられると思いますし、実際、昨年文教子ども委員会でもつくしんぼに視察に行かせていただきましたが、つくしんぼには市職員、教職員はそうですけれども、さまざまな機関から研修を受け入れていらっしゃるというような御説明もそのときにお聞きしております。そういった形での研修の場というのは市内でもさまざま用意されている部分もありますので、そういったところをより活用してレベルアップしていけるような仕組みづくりを市として支援していく、そこが非常に重要だと思っておりますので、今ある研修に参加することとあわせて、また違う形のほうが適切であれば新たな研修の仕組みをつくるということももちろん含めてではありますが、研修の体制づくりを改めて今後検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、(3)交流・共同学習についてです。まず初めに交流・共同学習の目的についてお聞きします。 204: ◯教育長(古屋真宏君)  交流及び共同学習につきましては、障害のある児童・生徒と障害のない児童・生徒が相互の触れ合いを通して豊かな人間性を育むことを目的とした交流という側面と、教科等の狙いを達成するためにともに学ぶという共同学習の2つの側面があるというところでございます。この両方の面を備えて交流及び共同学習と呼んでいるところでございます。 205: ◯9番(岩永康代君)  交流においては相互の触れ合いということで今お話もあったところですけれども、それを踏まえて3点お伺いしたいと思います。最初に交流授業というのがどのように行われているのかどうか、次に交流の参加方法やその回数についてはどのように決められているのか、そして交流に参加するための条件などがあるのかどうか、この3点について御答弁をお願いいたします。 206: ◯教育長(古屋真宏君)  交流及び共同学習の実施方法につきましてはさまざまございます。児童・生徒の実態に応じて工夫しているというのが実態でございます。例として挙げさせていただくならば、例えば通常の学級の教科学習に特別支援学級の児童が個人として参加しているというような例もございます。また学年全体の行事などに特別支援学級の児童・生徒が複数で参加するというところもございますし、また特別支援学級全体と、それからある学年が一緒になって学んでいく、そういう形もあるということで、さまざまな形態をとっているというところが実態でございます。  そして参加に当たりましては、通常の学級と特別支援学級の教員が事前に十分に話し合いをしながら、目的を明確にした上で行われているというところでございまして、実施の条件というよりも、当該の児童・生徒にとって交流及び共同学習の目的に合っているかどうかというところでの判断ということになりますので、特段の条件をつけているというところではございません。 207: ◯9番(岩永康代君)  それぞれの個別の目的を明確にした上で、相談しながら御判断されているということでした。先ほどの最初の目的のところでもお話があったように、交流ですとか、また共同学習というのは、通常の学級の子どもたちにとっても障害を理解するということで非常に貴重な機会となっていることもあります。東京都の第三次実施計画の中でも、この交流及び共同学習というのは障害のある児童・生徒の理解促進とか、また共生社会の実現に向けても非常に大きな意義があるので、計画的、組織的に推進していくことが大事なんだというようなことも書かれておりますので、通常学級においてもできるだけ受け入れていけるような環境整備や人員体制というのも対応をお願いしたいと思っております。  例えば支援者がつくことでよりスムーズな交流が行われる場合もあると思います。また前段で地域と連携した多様な支援ということも、それぞれ連携しながら進めていかれるような方向性も確認させていただきましたので、個々のケースを見極めながら支援者の配置といったことについても交流及び共同学習について柔軟に考えていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 208: ◯教育長(古屋真宏君)  岩永議員がおっしゃるように、交流及び共同学習というのは通常の学級の子どもたちにとっても障害者理解、あるいは共生社会の実現に向けた学びという点では極めて重要であろうと思います。ただ、最も重要なのは特別支援学級の児童・生徒がしっかりと学べる場になっているかどうかと、ここを判断基準にさせていただきたいなと。その目的を明確にしながらどう実施できるかというところをしっかりと考えていかなくてはいけない、そういった意味では一人一人の実態に応じて必要な交流及び共同学習を適切に行っていくということが重要かと思っております。その際に支援者の配置が必要だというような場合には、やはり学校としてもそれに十分配慮すべきだろうと考えているところでございます。 209: ◯9番(岩永康代君)  本当に子どもの状態に応じて、子どもの成長の段階に合わせてということは非常に大事なことだと思いますので、そこを大事にしていただきながらこれからも支援を進めていただきたいと思いますので、お願いいたします。国分寺市でも何度か上映されましたが、映画「みんなの学校」のように地域の学校でともに育ち、学ぶ、そんな環境整備を進めていただくことを要望しまして、この質問は終わります。  次に2番、(仮称)子ども・子育て支援事業計画についてです。(1)子ども参加と子どもの意見の反映についてお伺いします。子育て・子育ちいきいき計画の次期計画として、現在子どもの総合計画、(仮称)子ども・子育て支援事業計画の策定が行われています。子どもの計画づくりには当事者である子どもの参加と、子どもの意見を反映することが重要です。そこで、計画の策定における子どもの参加と子どもの意見の反映の取り組みについてお伺いします。 210: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  支援の対象となる子どもの参加、意見反映は大切であると認識しております。計画策定に当たりまして、昨年11月に就学前児童及び小学生の保護者、中学生、高校生相当の15歳から18歳、それから18歳から39歳の方々にアンケートを実施し、広く意見を聞いているというところでございます。また、計画策定に当たっては子ども・子育て会議や子どもの居場所づくり推進会議などの機関からも意見を聞きながら進めていきますが、昨年11月下旬から12月中旬にかけて子どもの居場所づくり推進会議の委員により児童館、プレイステーションなどの市内10施設で子どもへのインタビューを実施しており、小学生、中学生、高校生の計112人の声を聴取するというような工夫も行っております。 211: ◯9番(岩永康代君)  子どもたちのもとに出向いて生の声を聞き取るというようなインタビューをされたということで、非常に重要で有効な取り組みだと思っております。また先週末にはプレイステーションの移転に当たって、新しいプレイステーションでどんな遊びをしたいのか、体験したいのかということを子どもたちが参加して意見を出し合う機会がありましたが、多くの子どもたちが参加してたくさん意見が出されたんだとお聞きしております。これから具体的な計画の策定に入っていきますが、計画案の検討過程においても子ども参加や子どもの意見が反映できないでしょうか。例えばパブリック・コメントの際に子どもに向けてわかりやすい資料をつくることや、子ども関連施設でも説明会やワークショップを開催して子ども向けの説明や意見募集を行うなど、子ども参加の取り組みを検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 212: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  ワークショップ等で子どもの意見を聴取する機会ということなんですけれども、なかなかワークショップで年代をどのようにするのかとか、子どもが素直な意見が言えるのかというようなところは課題としてあると思います。先ほどお示ししましたインタビューのような形であれば個々の子どもから生の声が聞けるのかなと思いまして、そういった対応をしております。パブリック・コメントの際には子どもにもわかりやすいような資料作成に努めまして子どもの意見を聞く、こういった工夫をしてみたいと思っております。 213: ◯9番(岩永康代君)  子どもの計画のパブリック・コメントに子どもが参加できるというのは非常に画期的ですし、大事なことだと思っております。なので、そういった組み立ての中では、例えば子ども関連施設で説明会を行うことですとか、そういった子どもが参加しやすいような手法も含めて組み立てていただき、ぜひ子どもが意見を言えるような、その意見を反映できるような機会をつくっていただきたいと思います。  また、計画の策定過程だけではなく、計画の中にも当事者や主体者である子どもや若者が1人の市民としてまちづくりに参画できる仕組みを施策として位置づけることを要望いたします。千葉市では「こどもの参画ガイドライン」というのを設けまして、子ども参加による公園づくりや、市政に対して提言を行う子ども会議など、市のあらゆる施策に子どもが参画する取り組みを行っています。このような子どもの参加の仕組みを計画の中に位置づけて取り組んでいくことが重要と思いますが、この点についてお考えを伺います。 214: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  計画の策定に当たり、今関係各課から重点事業取りまとめ、子ども・子育て支援事業計画策定検討委員会において、今検討を進めているという状況でございます。子どもの意見の反映の取り組みをどのように計画に盛り込んでいくか、これにつきましては検討委員会等で検討してまいりたいと思っております。 215: ◯9番(岩永康代君)  今後、検討委員会の中で検討いただくということでした。ことしの1月に国連子どもの権利委員会から、子どもの権利条約を批准している日本政府に対して、日本の子どもの権利の取り組みについての勧告が行われました。その中の1つに子どもの意見の尊重というのがあります。具体的な内容としては、子どもに影響を与える全ての事柄について、子どもが自由に意見を表明する権利を保障し、かつその意見が正当に重視されることを確保するように促す。また意見を聞かれる権利を子どもが行使できるようにする環境を提供するとともに、全ての子どもが意味のある形で、かつエンパワーメントされながら参加することを積極的に促進するよう勧告するというような内容でした。  また、今国会で成立が見込まれる児童福祉法の改正案の中には、施行後2年をめどに子どもの意見表明を支援する仕組みを検討するということが盛り込まれております。改めて子ども参加の仕組み、子どもの意見を聞いて取り入れていく施策を位置づけていただくことをお願いしたいと思います。一言お願いします。 216: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  今国会で提案されている法案については、千葉県野田市の事例があって、その被害に遭われた児童がなかなか自分の意見が言えずにああいったことになってしまった、そういったものを踏まえて今回提案されたというところもあると思います。どういった形で子どもの意見、素の意見を聞くことができるかというのはなかなか難しいところもあると思いますけれども、その法案の中では附帯決議としてアドボケイト制度というもの、これは代弁者ですとか擁護者という意味なんですが、そういった制度の検討も進めると書いてあります。そういった状況を踏まえながらしっかり情報収集していきたいと思います。 217: ◯9番(岩永康代君)  これからも情報収集ということもおっしゃいましたけれども、ぜひ前向きに進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、(2)子どもの権利の啓発についてです。子どもを取り巻く厳しい社会状況がある今だからこそ、子どもがみずからSOSを発信して助けを求めてもよいということ、また安心して生きる権利や育つ権利など、生まれながらにして守られる権利が日々の暮らしの中で保障されていることを理解すること、そしてありのままの自分でよい、失敗してもよいのだと思えることが重要です。そのことは児童虐待などから子どもたちを守ることにもつながりますし、またいじめや不登校で苦しんでいる子どもたちを救うことにもつながります。改めて子どもの権利について、子どもも含めた市民への周知と啓発が必要と考えます。  しかし、一方で市の取り組みについては、ことし1月に出されたいきいき計画の中間評価の中でもさまざま指摘を受けているところです。具体的には、子どもの権利の普及啓発は、子どもに関する施策を進める基礎となるにもかかわらず未着手の事業が多いこと、また質的な目標や実績が記されていないことなどさまざまな改善が求められております。このような指摘も踏まえまして、また児童福祉法に子どもの権利の理念が位置づけられたということも踏まえまして、今、策定中の計画の中に子どもの権利を理念としてしっかり位置づけるべきですし、普及啓発にも取り組むべきと考えます。そしてその上で、子どもはもちろん、大人に対しても子どもの権利についてわかりやすく伝えていく必要があると思いますが、お考えを伺います。 218: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  児童の権利については、平成28年6月に改正された児童福祉法において、児童がその権利を有することが明確化されております。第1条では児童の権利に関する条約の精神にのっとることや、福祉を等しく保障される権利を有すること、また第2条では児童の年齢及び発達の程度に応じてその意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されることなどが規定されました。子どもの権利の啓発の施策についても、次期計画の中で法改正を踏まえ取り組みを進める方向で検討していきたいと思います。 219: ◯9番(岩永康代君)  この間の法改正の動きも含めた非常に重要な御答弁と受けとめさせていただきました。市としても前向きに取り組んでいかれるという思いも確認させていただきました。  また、先ほどもありました今国会での成立が見込まれている児童福祉法改選案の附帯決議の中にも、学校、教育委員会の職員に対しても子ども権利条約の周知も含めて必要な研修の実施などという文言も入っております。子どもに直接かかわる教育現場での取り組み、教職員に対する研修の実施や、子どもへの周知啓発などについて、教育委員会とも連携した取り組みも重要ですので、教育のほうからも一言いただけませんでしょうか。
    220: ◯教育長(古屋真宏君)  教育委員会といたしましても、しっかりと趣旨に沿って関係課と連携しながら、今後とも適切に実施していきたいと思っております。5月9日には文部科学省から虐待対応の手引きというようなものもいただいておりますので、こういうものも活用しながら研修の充実も図ってまいりたいと考えております。 221: ◯9番(岩永康代君)  教育部からも御答弁をいただきましたが、子どもにかかわる子ども家庭部と教育部が連携しながら進めていただきたいと思います。  また、子どもの権利の啓発については、小平市や立川市では子どもの権利条約について大人向けのホームページのサイトとあわせて子ども向けのものも別途つくっておりまして、子どもにもわかりやすい平仮名やルビを振ったわかりやすい表現で説明されています。子どもの権利の啓発は、このように全ての子どもにかかわる施策の中で取り組んでいくことも重要だと思いますので、そういった周知広報も含めて庁内でも連携しながら進めていただくことについて、最後に子ども家庭部から一言御答弁いただいて次の質問に移ります。 222: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  ただいま御紹介いただいたような事例、こういったものをしっかり確認させていただきながら検討していきたいと思います。 223: ◯9番(岩永康代君)  よろしくお願いいたします。  次に3番、地域センターについて、(1)多世代で交流できる地域コミュニティの拠点として、を質問いたします。最初に地域センターの設置、施設の設置目的についてお聞きいたします。 224: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  地域センターの設置目的でございます。地域センターは市民文化の向上と福祉の増進に寄与するため、市民の集会、学習及び交流の場として利用いただくための施設となります。また、ここでの交流の場とは、団体内部の交流、活動の場のみを示すのではなく、異なる団体間や世代間の交流、連携の場となることも含むものとなります。 225: ◯9番(岩永康代君)  市民の集会及び学習の場であったり、世代間の交流ということでした。地域コミュニティを広げるためにも世代を問わず多くの市民にこの地域センターを利用いただくことが大切ですし、そのためにも利用しやすい施設である必要があると思います。  そこで今回、地域センターの利用についてという資料を出していただきました。ありがとうございます。市のホームページの地域センターを紹介している部分です。この中に地域センターの施設の目的についての記載がなく、利用者にとってもわかりにくいのではないかと思います。地域センターの利用率は平成29年度では6館中、本町・南町地域センターを除いておおむね四、五十%という状況でして、決して高くない現状があります。多くの市民に地域コミュニティの拠点という施設の位置づけを理解いただき、活発な利用がなされるためにも施設の設置目的などをまずホームページでも掲載するべきと思いますが、この点はいかがでしょうか。 226: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  おっしゃるとおり、施設の利用目的をしっかり打ち出していくということは必要なことと思います。その際に、ほかの市の公共施設との兼ね合いがございます。ホームページ等に載せる場合には、その掲載内容の整合性とか、ホームページ全体の構成なども見直して検証していく必要がありますので、検証しながら考えてまいりたいと考えます。 227: ◯9番(岩永康代君)  検証しながら考えていかれるということです。  また、この資料の裏面のところになりますが、利用が認められない場合という項目の8番のところなんですが、集会、学習及び交流の場としてではなく、保育の場等として使用する場合という記載があります。これは具体的にどのようなことを指しているのか伺います。 228: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  8番の保育の場とは、利用団体が複数の乳幼児を継続的に預かり、保護者の帰りを待つといったような保育園に類似した利用方法を想定して書いてございます。乳幼児がいる団体の活動を制限するというものではなくて、保育に必要な面積とか資格などの子どもたちの安全の問題もございますので、先ほど申し上げたようにこの文章のところには集会、学習及び交流の場としてではなく、専ら保育の場とする利用については使用不承認とすることとして表現しているものでございます。したがって、現在各地域センターでは手遊びとか音楽遊び、体操などで乳幼児、またその親御さんを中心とした交流活動について、活発に御利用いただいているところでございます。 229: ◯9番(岩永康代君)  御説明いただきましたが、市内のほかの公共施設のホームページも見させていただいたんですがこのような文言というのは書かれておりませんので、地域センターに限ってこういう記載があることがどうなのかなと思います。  例えば小平市の地域センターのホームページを見ますと、利用の制限という書き方ではなくて、乳幼児から高齢者までどなたでも利用できるんですよというような利用を促進する観点からの案内が掲載されております。今、市でも現在さまざまな施策の中で子育てを孤立化させない支援であったり、子育てを地域で支えていくということを総力を挙げて進めている中で、地域センターでもさまざま子育て関連の活動も行われている中では、やや誤解を招きやすい表現かなとも思いますので、この保育という文言の削除も含めて利用を促進するような形での施設案内というのを見直していただきたいと思いますが、わかりやすい表現とあわせて検討をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 230: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  先ほど御紹介がありましたように稼働率を上げるためにも、表現については、市民の皆様にポジティブに受け取ってもらうような表現は当然必要になってくると思いますし、それ以上に掲載内容から誤解を招いて尻込みしたり、利用されないという事態は担当としても避けなければならないと考えております。先ほど答弁いたしましたように設置目的の掲載と同様に、他との整合性等を勘案し、検証して進めてまいりたいと考えております。 231: ◯9番(岩永康代君)  よろしくお願いします。  また、施設整備や運営についても、子どもから高齢者、障害のある方の利用を前提としてハード面、つまり施設整備の点からどなたにとっても利用しやすい状態になっているのかを見ることが必要ですし、そしてソフト面、つまり運営面の中でも多世代が利用することを前提とした運用になっているのかどうかを検証すべきと考えますが、この点はいかがでしょうか。 232: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  まずソフト面からお話ししたいと思います。職員と利用者に信頼関係が築かれることがまず肝要だと考えております。現在、各地域センターや職員間で対応方法や考え方に相違があると利用者に不信感を持たれる形があります。定期的に指定管理者を含めて全地域センターの職員で会議を実施して、調整や改善が必要な事項等について共有、話し合いを行っているところでございますが、利用者協議会というのもございますので、こちらとも連携しながら引き続きコミュニティ施設の拠点となるよう、そういったことを念頭に置いた業務をしっかり進めてまいりたいと思っております。  ハード面については設備や備品等の管理の徹底があります。それとともに建物の改良の可能性の研究など、あらゆる世代、多世代が利用される施設ですので、そういった面で安全安心に御利用いただけるように、ハード面についてもそのように努めてまいりたいと考えます。 233: ◯9番(岩永康代君)  世代の地域コミュニティを広げていくという観点からお願いしたいと思います。施設管理や窓口対応についても、管理者が交代することで市民への対応が変わってしまうことも懸念されますが、そういったことがないようにしっかりと引き継いでいただくことについても徹底をお願いしたいと思います。  それでは次に4番、2Rの推進とさらなるごみの減量に向けて、(1)プラスチックごみの削減について、1)グリーン購入ガイドラインへの位置づけについて質問いたします。  プラスチックごみの問題は、今や海の汚染だけではなくて、地球規模で深刻化しています。合成繊維なども含めてプラスチック繊維が細かく分解された際に生じるマイクロプラスチックが雨や風で広がって、海だけではなくて陸上、山の中にも山積しているということです。私たちの体にも日常的に取り込まれているため、人体への影響ということも懸念されております。昨日の報道で、カナダ政府は早ければ2021年からレジ袋やストロー、ボトルなどの使い捨てプラスチック容器や包装の提供を禁止するという方針を発表いたしました。欧州の議会でも同様の法案が既に通っており、2021年からの禁止に向けて取り組みが世界各国で進んでいるところです。  日本では、環境省が5月31日に海洋プラスチックごみ削減政策として、プラスチック資源循環戦略を策定いたしました。今後の取り組みとしてプラスチックのリデュースの徹底、ワンウェイプラスチックを2030年までに、25%排出抑制によって削減する目標を示し、具体的な取り組みの1つとしてレジ袋の有料化の義務化を促進することなどが盛り込まれております。  またグリーン購入基本法の改正に基づいて、2019年2月に国のグリーン購入基本方針が改定されました。庁舎などで営業を行う食堂や小売店舗に対して、容器包装の廃棄物や食品ロスの発生抑制の取り組みを求める内容が盛り込まれています。東京都でもグリーン購入ガイドラインで同様の考え方を位置づけ、ワンウェイプラスチック等の削減を進めてきているところです。  そこで、市の現状を確認させていただきます。グリーン購入ガイドラインにプラスチックごみの発生抑制、特にワンウェイプラスチックについての考え方が示されているのかどうか、教えてください。 234: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  当市のグリーン購入につきましては、環境物品等の調達の推進を図り、事務事業活動から生じる環境負荷を低減するとともに、循環型社会の構築を目指し、あわせて職員の環境配慮意識の向上を目的として行っているところです。この目的を踏まえまして、市のグリーン購入ガイドラインでは御質問のようなワンウェイプラスチックの削減に関して具体的な表記はしておりませんが、例えばボールペン購入の判断基準に芯が交換できることを示して本体は再利用するよう促しているほか、特定調達品目として判断基準を示している以外の物品であっても、環境に配慮した物品を購入する旨を記載しており、グリーン購入の中にワンウェイプラスチック削減の取り組みの趣旨自体は含まれているといった状況でございます。 235: ◯9番(岩永康代君)  趣旨とおっしゃって御説明いただきましたが、例えば容器包装的な考え方でワンウェイプラスチック容器をなるべく購入しないとか、そういった考え方も含めて今のグリーン購入ガイドラインの中には考え方自体が少し弱いのではないかなというような観点からの質問です。  そういった今の現状、またこれまでの国や都の動きを踏まえて、プラスチックごみの発生を抑制していく、排出抑制していくという観点から、改めてもう少し踏み込んで具体的に包装容器等の調達のあり方、特にワンウェイプラスチックということについて位置づけていくべきと考えますが、この点についていかがでしょうか。 236: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  国のグリーン購入のガイドラインに当たるグリーン購入基本方針についてもここで変更があった、御紹介のとおりだと思います。食堂等の部分でワンウェイプラスチック等を使用しないようなという形なので、なかなか市として直接に国のような形、あるいは東京都も同様の形の食堂等での使用、イベント等での使用といった部分を含んでいるわけです。それはそれとして、そもそも国分寺市の環境配慮指針の市の取り組みに3R活動としてリデュース、リユース、リサイクルということをうたっておりまして、それについて市が率先して進めるとして、そのうちのリデュースというところが物を長く大切に使うことでごみを減らすという概念、御承知だと思いますけれども、先ほどもそもそものところとしては趣旨は入っているということで申し上げたんですが、ワンウェイプラスチックの削減ということに取り組んではおりますけれども、そこは明確になっていない、そういった観点を踏まえますと、グリーン購入ガイドラインについて、どういったことの記載を工夫できるかということは検討の課題だと認識しております。 237: ◯9番(岩永康代君)  今、世界も国もこれだけ大きく動いている中で、国分寺市においてもそこをしっかりとキャッチする中で、先んじて特にワンウェイプラスチックについての考え方というのは、ごみを減らしていく観点からグリーン購入ガイドラインに位置づけていく必要があると思います。  今、ちょうど検討委員会というのを毎年秋までに開催されて、次年度の調達に反映されるというサイクルだと思いますので、来年度の調達に反映できるように、ことしの検討委員会でそこも含めて検討いただけませんでしょうか。 238: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  先ほど申し上げたようにワンウェイプラスチックについては世界的な課題でありますし、市としても視野に入れて取り組むべき事項ということを鑑みますと、グリーン購入ガイドラインのところに何らかそういった記載ということは考えられるところでありますので、御質問のとおり庁内の検討委員会等でも検討してみたいと考えます。 239: ◯9番(岩永康代君)  よろしくお願いいたします。グリーン購入ガイドラインに位置づけるということは、イコールごみの減量にも直接つながりますし、それだけではなくて、市の考え方を示すことで市民や事業者に対しての啓発ということにもなりますので、市が率先して取り組んでいくんだという姿勢を示す意味でも検討をしっかりお願いしたいと思います。  次に、2)イベント用リユース食器・容器の活用についてです。国分寺市で資源ごみとして回収されているプラスチックごみですが、国分寺市のプラスチックごみの収集量について、ここ数年の推移をお伺いしたいと思います。 240: ◯副市長(内藤達也君)  平成27年ですが2,155トン、翌年までに7トンふえまして28年は2,162トン、29年は11トンふえて2,173トンです。それで翌年45トンふえまして平成30年は2,318トン、このように年々ふえているという状況です。 241: ◯9番(岩永康代君)  年々ふえている中で、特に年代が近くなってくるにつれてふえる量がすごく大きくなっているんだなということがわかりました。この4年間で計算すると63トンふえているということになると思います。資源を分別して、しっかりとそこを徹底するということでふえるということも1点あると思いますが、分別してふえるということだけではなく、ごみそのものを減らしていくというような考え方も重要だと思います。  そこで、リユース食器・容器の活用を提案いたします。毎年環境まつりではマイ箸の持参の呼びかけ、また容器や割り箸のデポジット制などに取り組んでおりますが、返却する容器の多くがプラスチックごみとなってしまっている現状があります。小平市ではイベント用のリユース食器を貸し出しすることで、ワンウェイプラスチックの削減と啓発に取り組んでおります。洗浄や消毒などの管理はシルバー人材センターが行っているということでした。国分寺市でもプラスチックごみ削減の取り組みとして、また市民への啓発活動にもつながるリユース食器の貸し出しを行うことを提案いたしますが、いかがでしょうか。 242: ◯副市長(内藤達也君)  プラスチックごみの削減の観点からも、当然発生抑制を推進していくということは大事だと考えています。ただ、いきなりリユース食器となりますと非常に限られたイベントということにもなりますし、保管所や衛生面の配慮というものも必要になってきます。当然ですけれども、しかしながら、重なりますけれども抑制は考えていかなくてはなりませんので、まずは私どもは国分寺まつり等々で紙製に切りかえていただくような啓発をお願いして、関係者の皆さんに御配慮いただきたいと考えています。 243: ◯9番(岩永康代君)  紙にかえていただくということでプラスチックごみの削減にはつながりますが、ワンウェイということには変わりがないので、ごみそのものの減量ということにはならないこともあるのかなと思います。リユースで繰り返し使うということではごみが出ない、直接的なごみの減量ということになりますので、例えば環境まつり実行委員会も行われていると思いますが、そういったところで話題にしていただくことも含めて、このことについて検討していただけないでしょうか。 244: ◯副市長(内藤達也君)  当然市民の皆さんの御協力がないとこういう事業は展開できませんので、またこの6月21日は3R講座の開講式もございます。市民の皆さんの御意見を聞きながらということでもございますので、環境まつりの実行委員会の皆さんにもお諮りしたいと考えています。 245: ◯9番(岩永康代君)  よろしくお願いいたします。  次に、(2)市民・事業者との協働でさらなるごみの減量をということです。ことしの12月から可燃ごみの3市共同処理に向けて、日野市の焼却施設の試行運転が始まります。プラスチックごみの削減について前段で取り上げましたが、改めてプラスチックごみも含めて、例えば新たな課題としての食品ロスの問題なども含めたところでの行政、市民、事業者が協働してさらにごみを減量していくことが必要と考えます。この点についての見解を伺います。 246: ◯副市長(内藤達也君)  一番大きいのは、我が国にとって中国の廃プラスチックの受け入れ、あるいは紙の受け入れ、古紙の受け入れというのが中止にされたということが非常に大きい状況だと思っています。こういったことで政府が速やかに大きく変革するような政策が打ち出されています。それに沿って市も対応していかなくてはならないと考えておりますので、今の御指摘も十分踏まえながら、しっかりと対応していく必要があると考えています。 247: ◯9番(岩永康代君)  これからの政府の動きもということで対応を検討されているということでしたが、例えば条例の制定などで先進自治体の事例を挙げさせていただきますと、亀岡市では去年、市議会と連携してプラスチックごみゼロ宣言を行ったと、プラスチックごみのゼロを目指して取り組みを進めていきますということでの条例自体に踏み込んで取り組みが行われています。こういった他市の事例も参考に、最後に新たな視点を盛り込んだ条例の制定、計画での位置づけを具体化いただきたく、御答弁をいただいて終わります。 248: ◯議長皆川りうこ君)  端的にお願いいたします。 249: ◯副市長(内藤達也君)  ことしの5月24日に参議院本会議で可決、成立しました食品ロス削減推進法、こちらに沿って東京都の計画、あるいは国分寺市としても計画をつくっていく必要があると考えておりますので、その際は当然市民の参加、御意見を聞きながら丁寧に進めていきたいと考えています。 250: ◯議長皆川りうこ君)  以上で岩永議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後3時37分休憩                    午後3時50分再開 251: ◯議長皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 252: ◯議長皆川りうこ君)  続きまして、田中議員。 253: ◯12番(田中政義君)  自由民主党市議団の田中政義でございます。  3日目の最後、また改選後初の一般質問をさせていただきたいと思います。通告なんですけれども、4番目の項目が1番目と密接に大きくかかわるところでありますので2番目に持ってきて、そのあとは順番どおりに質問させていただきたいと思います。  まず初めに、買い物弱者対策についてお聞きいたします。買い物弱者対策については、地場産野菜等の販売とも関連させ、これまでも質問させていただいたところでございます。またその取り組みが進められていることを確認してまいりました。まずは現在の取り組み状況についてお伺いしたいと思います。 254: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  いわゆる買い物弱者に対する取り組みといたしましては、商工会が実施しているぶんじ宅配というのがございます。これは宅配や出前などを電話等で注文することで受けられるサービスですが、近年は人手不足等の影響により取扱店が減少してきている状況でございます。また、買い物弱者と言われる方への対応のみならず、こくベジの新たな販路拡大に資する取り組みの1つとして、JA東京むさし国分寺支店の協力を得て、平成28年7月から、これも御紹介しておりますが本多わかば公園で週1回、金曜日の午後3時から4時の1時間ですが、またことしの2月からはJA東京むさし新町支店の中で、こちらも週1回、水曜日の午前中に1時間半程度の出張販売を行っているところでございます。 255: ◯12番(田中政義君)  商工会のぶんじ宅配については、取扱店が減少しているということであります。人手不足等により実施が難しいというのは大変残念に思うところでありますけれども、さまざまな要因があるとお察しいたしますので、いたし方ないかなとも思っております。  一方、今、御紹介いただいた平成28年7月から行政とJAとの連携によって試験的に本多わかば公園での販売が始まり、また現在も継続して販売していただいているということにつきましては、新鮮で安心な地場産野菜等の供給につながりますし、また地域の方々の満足度の向上以外にも、地場産野菜等の販路拡大にもつながっていることなのではないかなと思っております。また、新たにJA東京むさし新町支店でも販売を始められたということであります。非常に前向きに取り組んでいただいており、大変うれしく思っております。今後もこのような取り組みを続けていただければと思います。  そこで次に、この販売出張所における販売状況について、おわかりになる範囲で結構でございますので教えていただけますでしょうか。 256: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  まず、平成30年度の販売実績についてお聞きしてあります。本多わかば公園につきましては、1回当たり1時間ですので売上の平均額が1万3,000円程度で、購入者は常連を含めて平均15名程度ということです。JA東京むさし新町支店は始めたばかりなんですが、こちらに関しては1時間半ということで少し多くて売上は2万円程度、25人程度のお客がついていると聞いております。また、購入された方からは、自宅の近くで新鮮で、また旬の野菜が購入できることができて大変助かるというようなお声をいただいているそうです。農業振興における農産物の販路拡大はもとより、地域のにぎわいの創出にも寄与した取り組みになっていると考えております。 257: ◯12番(田中政義君)  わかりました。喜んでいただいている購入されている方々からの声も教えていただきまして、必要な取り組みであると感じているところでございます。  また、販売する地域や時間帯によって購入者数であったり、1人当たりの購入金額なども異なってくるということがわかりました。これからも継続することで購入者がまたふえていただければいいなと思っております。  それでは、今後の取り組みについてお伺いしたいと思いますが、教えていただけますか。 258: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今後ということですが、基本的にことしの4月24日から、月1回ですが毎月24日に本多の祥應寺で、JAが出張販売を新たに開始しております。これをつけ加えさせていただいて、今後につきましても、市としては買い物弱者支援、こくベジの新たな販路拡大の取り組みの1つとして、買い物不便と言われる地域の公共施設内などでも出張販売について、JAまた生産者の皆様、生産団体の皆様の御意見を伺いながら連携を強化して、拡大に努めてまいりたいと考えております。 259: ◯12番(田中政義君)  わかりました。新たにことし4月から出張販売所がふえたということであります。大変喜ばしいことであると思います。駅や大型スーパーなどに通えない方々にとっては大変有効に使っていただける、そんなふうに思います。出張販売所がふえることで、関係者の方の労力はそれこそふえていくのではないかとも思っておりますけれども、ぜひこの取り組みを継続していただきたいと思います。  この項目の最後に1つ提案させていただきたいと思いますが、現在こくベジプロジェクトにおいて、農家の方の畑から野菜等を飲食店へ配送されているところであります。この配送を買い物弱者対策として活用することはできないかと思うのですが、いかがでしょうか。 260: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  現在、こくベジプロジェクトで実施している配送事業の活用ということでございますが、現在プロジェクトの一環としてプロジェクトメンバーがこくベジ号というのに乗って市内の約10軒の農家から野菜を集荷しまして、こくベジ提供店、現在101店舗ございますが、そのうちの45店舗へ届けるといった配送事業を行っております。本事業を一般消費者向けに拡充を図ることで買い物弱者対策や、市内におけるこくベジのさらなる販売促進や販路拡大につながるかと思いますが、一方で課題として挙げられるのが、配送に携わる担い手の確保という部分がございます。現状では毎週火曜日と金曜日の2回収集・配送をプロジェクトメンバーの2人が行っております。かなり頑張ってやっていただいているという状況ですが、さらなる人員増のためには、事業実施が可能かどうかも含めて、そちらのメンバーの方や関係者などと連携して研究していく必要があると思いますので、受けとめさせていただいて考えてまいりたいと思います。 261: ◯12番(田中政義君)  わかりました。人員が足りないんだと、手が足りないんだということは私も聞き及んでいるところでございます。いろいろな方策をぜひとも研究していただいて、可能性を追求していただきたいなと思っております。また、こくベジ事業の普及拡大とあわせて、引き続き研究をしていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次にこくベジについてお伺いいたします。現在、こくベジプロジェクトのさらなる推進を図るため、新たな組織を立ち上げるために調整中であると伺っておりますけれども、状況はいかがでしょうか。 262: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  こくベジプロジェクトの推進組織の立ち上げにつきましては、こちらのこくベジプロジェクト自体が平成27年に事業を立ち上げて以来、認知度も徐々に高まり、市民や生産者、商業者等のプロジェクトへの参加者もふえて、こくベジの輪が確実に広がりつつある中、こくベジプロジェクトのさらなる推進と自走化を初めとした諸課題に対して関係団体が連携して取り組むために、現在商工会、JA、観光協会の3団体と市を交えて、新しい組織の立ち上げに向けて今現在調整しているところでございます。 263: ◯12番(田中政義君)  こくベジ事業のさらなる発展を見据えて、現在、関係団体と調整中とのことであります。御答弁にありましたけれども、今だんだんと注目されてきておりますこくベジプロジェクト、これを推進させていくためによりよい形で組織が立ち上がるよう、全力で取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、こくベジプロジェクトのこれまでの取り組み状況を教えていただけますでしょうか。 264: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  こくベジプロジェクトの直近、平成30年度の実績をお話ししたいと思います。こくベジメニュー提供店の新規開拓を継続して、先ほど御紹介しましたように101店舗まで増加させることができております。  また、こくベジメニュー提供PRイベントとして、昨年7月3日から8日までの6日間、国分寺市内の飲食店でトマトフェスタというのを開催しました。それとことしになってから2月21日から3月2日までの10日間、ウドがおいしい季節にうどフェスタを開催してございます。また、昨年12月16日には「こくベジのじかん クリスマスマルシェ」と題して、リオンホールでイベントも開催しました。それと、年度末ですが3月17日には野菜、こくベジ農家、生産者とメニュー提供店の経営者の有志になりましたが、こちらのほうで先ほど言った流通の部隊のメンバーほかが集まって交流会などを実施しまして、生産者、飲食店、商業者、それと消費者等とともにこくベジプロジェクトの事業を推進してきた経過がございます。  また、農福連携事業という形で子ども食堂、こちらのほうでふじSunごはんフェスというのを開催したり、食育機会を提供してきました。このほか各種イベント、ポスター、チラシなどの作成やこくベジ周知用の展示パネルの作成など、こくベジの魅力を市内外に向けて積極的にPRしてきたというところでございます。 265: ◯12番(田中政義君)  わかりました。こくベジメニューの提供店も毎年確実にふえておりまして、市内でますます盛り上がっていく機運があると感じております。また、今御紹介いただきましたトマトフェスタやうどフェスタなど旬の野菜を使ったイベントは大変好評であったと伺っております。こくベジだけでなく、こくベジメニューの認知度というものも、さらに広く市民に向けて向上したのではないかと思っております。  それでは、今後の取り組み予定などがわかりましたら教えてください。 266: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  プロジェクトの今後の実施予定としましては、今週末、6月15、16日にJA東京むさし国分寺支店で国分寺ファーマーズ・マーケット、ムーちゃん広場の7周年祭というのが開催されます。こちらでこくベジ販売やメニュー提供店も協力いただいて出店もします。また、今月末、28日から30日まで、セレオ国分寺レストラン街ではこくベジメニューをたくさん出していただいています。こちらでこくベジの販売も行う予定でございます。また、今お話していただいたトマトフェスタ、こちらも昨年より期間を延長して7月5日から15日までの11日間、市内の飲食店で開催するよう、今、商工会やJAと調整を進めているところでございます。いずれにしましても、引き続きより多くの方にこくベジの魅力を届けられるようにプロジェクトのPR及び推進を図ってまいりたいと考えています。 267: ◯12番(田中政義君)  ありがとうございました。JA主体のイベントでは、こくベジの販売だけではなく、こくベジメニューの提供も行われるということでございます。楽しみにしております。またトマトフェスタは昨年よりも長い期間の実施をされるということで、これもまた注目していきたいなと思っております。市の内外の方々から愛され、また大きく広げていける可能性もある事業ではないかと思っておりますので、ぜひ今後とも鋭意続けていっていただきたいなと思っております。  農家の中には、こくベジにかかわりたくても、かかわり方がわからないという方もいらっしゃると伺ったことがあります。こくベジの事業実施には農家の皆さんの協力が不可欠だと考えておりますけれども、こくベジのさらなる理解促進に向けてどのようにお考えなのか、お聞かせいただけますか。 268: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  田中議員がおっしゃるとおり、そういった農家の方がいらっしゃるということも認識しております。先ほど御案内したように市内外を問わず多くの方にこくベジの魅力を知ってもらうためには、一部の農家だけでは達成できません。こくベジを生産している市内農業者の全体の協力が欠かせません。今後も本事業に市内農業者がより多く積極的にかかわっていただけるよう、JAや関係団体、農家の皆さんと連携しながらお願いして進めてまいりたいと考えております。 269: ◯12番(田中政義君)  わかりました。今後も引き続き農家の皆様に御協力いただけるように、きめ細やかな説明を行っていただければと思っております。ほかと違う、顔の見える安心・安全な国分寺の地場野菜こくベジとして多くの方に愛されるように、今後ともよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。交通安全対策についてでございます。第二小学校東門の交差点についてなんですけれども、校庭の南側から東側に沿ってクランクしながら東西方向へ進む道路と、第二小学校の北から東門付近で接続する道路が交差している交差点であります。第二小学校へ通う子どもたちが利用する交差点となっております。通学時は通学通勤のために自転車を利用されている方も多い場所でございます。  そこでまず伺いたいと思います。この交差点の状況について、どのように感じられていますでしょうか。 270: ◯副市長(内藤達也君)  第二小学校正門前の交差点につきましては、変則的な交差点であり、特に通学の時間帯は多くの児童が第二小学校へ向かい、横断しており、車両も多く通過し、路線バスも通過しています。このことから本交差点は歩車分離信号となっており、歩行者と車両の動線は別々になっております。そして国立駅方面、小平方面の両方向へ向かう通勤通学の自転車の通過も非常に多い場所であるということが特筆すべき点と認識しています。 271: ◯12番(田中政義君)  通学時、第二小学校へ横断する子どもたちの間をすり抜けて走行する自転車がありまして、危険を感じている見守りの方も多くいらっしゃいます。私自身も見守り活動に参加した際に、通学時の現場を確認しました。自転車が歩行者の横断している間を縫うように走行しておりまして、非常に危険を感じたところでございます。この状況を確認していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 272: ◯副市長(内藤達也君)  担当においても、通学時における現場の状況を確認しております。歩車分離信号となっていますが、歩行者信号が青のときでも横断歩道内を多くの自転車が走行している状況となっています。児童が信号待ちしている歩道内を走行している自転車もあり、児童を含め歩行者と自転車が非常に多いことから、特に自転車に対する安全対策が必要な交差点であると認識しているところであります。 273: ◯12番(田中政義君)  校門向かい側の歩道についても、自転車を避けるために児童が道路側のガードレスに沿って信号待ちをしているという状況もございます。ガードレールに寄りかかり待つ児童も中にはおりまして、荷物が道路側にはみ出ていることもあります。その荷物に自転車や自動車が接触することも考えられますので、特に自転車利用者への対応というものをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 274: ◯副市長(内藤達也君)  先ほどにも御答弁いたしましたように、市でもこの対策を講じる必要があると考えている地点でございます。自転車は軽車両になります。本来交通ルールは自動車と同様となり、自動車用信号に従って走行しなければなりません。横断歩道や自転車通行可能の標識のない歩道は歩行者が優先となります。自転車を運転される方へ交通ルールを守っていただくよう、交通ルールの啓発が必要であると考えています。そのため、早期の対応といたしまして、自転車を運転する方への注意喚起として立て看板や横断幕などの設置を早急に考えていこうと思っています。また、交通管理者である小金井警察と連携し、交通安全に向けた取り組みについても図ってまいりたいと考えています。 275: ◯12番(田中政義君)  ぜひともよろしくお願いいたします。  この交差点の状況について、教育委員会や学校としてはどのようにお考えでしょうか。 276: ◯教育部長(堀田順也君)  こちらの交差点については第二小学校も危険性を感じているということで伺ってございます。ただ、学区内にはこの場所以外にも気をつけなければいけない注意を要するような場所がございますので、横断歩道の渡り方等々、交通ルールについて広く指導しているというところでございます。児童が校門から急に飛び出したりしないように、自転車にぶつかる危険があるということで、こちらの東門の対策としましては校門の内側に飛び出し注意のポスターを貼り、そして一旦立ちどまるように注意を喚起しているという状況でございます。また、三季休業明けの各学期の初めには学校教員が交差点に立ってございまして、横断歩道の渡り方等を指導しながら子どもの見守りを行っているというところでございます。御指摘を踏まえまして、さらに注意を促すように、学校のほうにこちらからお話をさせていただきたいと考えてございます。 277: ◯12番(田中政義君)  どうぞよろしくお願いいたします。  本日は木島議員から自転車のマナーアップについての質問もあったところでございますが、大変重要なことだと私も認識しております。ここの交差点につきましては、スピードを緩めないで突っ込んでくる車両などもあって、あわせて自動車への注意喚起もお願いできたらと思っております。小学生たちが安心して安全に登下校できる環境の整備には課題は多くあると思いますけれども、関係部署との連携、また小金井警察にも協力していただき、取り組んでいただきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。市の調達における市内事業者育成についてでございます。地域の経済の活性化を図る上では、市内の事業者の育成も大切な要素の1つと考えております。市役所は、事業所として市内でも有数な規模であります。その事業活動が事業者に与える影響は決して小さくはないと思います。ついては、市は調達に当たって市内事業者の育成についてどのような考え方を持っているのか、またそのために行っている方策があればお聞きしたいと思います。 278: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市の調達に当たっては、市内事業者の育成及び市内商工業の振興を図る視点を持って契約手続を行っているところでございます。具体的には、指名競争入札参加者の指名に当たっては、競争性を確保できることが大前提となりますけれども、その上で基本的には市内事業者を優先して指名するようにしております。さらに予定価格が1,000万円以上、1億5,000万円未満の工事は事前に工事概要、参加資格要件を公表し、事業者の参加意欲を反映させた指名競争入札である工事参加希望型指名競争入札により行うこととしております。その資格要件を市内事業者に限定、または市内及び近隣市の事業者に限定して実施しているところでございます。また、6,000万円以上の工事は、価格のみによらない相手方の選定として総合評価方式による入札を行っているところでございますけれども、その評価においても防犯パトロール、子ども110番の家や除雪などで協力していただいている事業者に加点を行うこととしており、市内事業者の受注機会の拡大を図っているところでございます。 279: ◯12番(田中政義君)  わかりました。市が市内事業者育成の視点を持って契約を行っていることというのはわかりました。市内事業者が受注すれば、それが市内に還元され、また税として市の収入となるといういい循環が期待できるのではないかと考えております。何より地域振興、産業振興、そして地域雇用の促進につながるものでもあり、引き続き市内事業者を優先した調達を行い、その育成を図ってほしいと思います。御見解をいただけますでしょうか。
    280: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市内事業者であれば契約の履行がなされないといった心配も少なく、安心して発注できますし、また先ほど御答弁申し上げた除雪協力のように緊急時に市の業務を支援していただくことができるというメリットもございます。今後につきましても、市内で調達できるものはできるだけ市内で調達することを念頭に契約事務を行ってまいりたいと思います。 281: ◯12番(田中政義君)  今、御答弁いただいたように、市におけるメリットは決して小さくないと考えております。降雪時の除雪作業だけでなく、災害時等の緊急時には大きな戦力となっていただくこともできるのではないかと思います。それも日ごろからの信頼関係の上にお願いできることだとも思います。市内事業者の育成とあわせて、市内事業者からより厚い信頼を寄せていただける行政であるためにも、引き続きよろしくお願いいたします。  次に移ります。第六小学校のグラウンドについてお聞きいたします。第六小学校のグラウンドを使用して野球を子どもたちに教えていらっしゃる方から、グラウンドの状態がでこぼこしており、ボールがイレギュラーバウンドすることがあると伺いました。確認したところ、かなり砂もなくなってぼこぼこしていたんですけれども、学校側から教育委員会へ要望は上がってきていないでしょうか。 282: ◯教育部長(堀田順也君)  第六小学校から教育委員会に平成31年度、本年度の予算要求の中で、田中議員が今おっしゃった学校の整備について要望が上がってきてございます。ただ、ほかにも対応しなければいけないものがございまして、今年度は老朽化しているプールの修繕のための予算の計上を優先させていただいたというような状況もございます。こうしたことから、今直ちにこちらの要望についてお応えする準備はないという状況でございます。 283: ◯12番(田中政義君)  わかりました。完全な整備は難しいとは思うんですけれども、簡易的な対応として、砂などを入れて少しでも平坦にすることというのはできないでしょうか。 284: ◯教育部長(堀田順也君)  第六小学校の現状、こちらは担当のほうが把握させていただいてございます。水はけが余りよい状態ではないということから、雨水が校庭に浸透しづらいというところで流れ出してしまうという状況がございます。確かに雨が降り、水の流れ道ができておりますので、へこんでいるところのでこぼこをさらに広げてしまうというような状況があるようでございます。今、お話しいただいたように砂を入れるということもありますけれども、雨の降り方には強弱があります。昨今の強い雨が降りますと、また流れ出してしまうという可能性が高いと考えてございます。また、風が強いと砂の場合は飛ばされてしまうこともありますので、子どもたちの安全性も含めて学校とも協議して、どういった方策がとれるかということは検討してみたいと考えてございます。 285: ◯12番(田中政義君)  わかりました。かなりひどい状態だなということがわかりました。そういった状況であるならば、例えば抜本的に改修すると費用は幾らぐらいかかりますでしょうか、もしわかりましたら教えてください。 286: ◯教育部長(堀田順也君)  私どもの国分寺市で最近改修したということはないんですけれども、校庭を改修したということで他市の状況を伺うことができましたので、そちらの内容をお知らせいたしますと、校庭をある程度削りまして、そちらにグリーンダストを敷いて、その上からローラーで転圧したと、そういった改修をした場合ということでございます。こういった事例がありました。直近ですけれども、修繕費用としてこの場合、約400万円程度の経費がかかったというお話を伺ってございます。一定の経費を必要とする修繕となりますので、もう少し研究させていただき、より効果的で、かつ低コストで実効性の高い方法がないかということで、学校とも相談しながら考えてまいりたいと思っているところでございます。 287: ◯12番(田中政義君)  大きな予算がかかるということはわかりました。ただ、抜本的な修繕費用が確保できるまで何もしないというスタンスをとるのは避けていただければなと思っております。御答弁でもいただきましたけれども、ぜひほかの方法も検討していただいて、安全のためにも早目に対応してもらうようにお願いしたいと思います。  それでは、最後の質問をさせていただきます。消防団活動についてでございます。昨年度は国分寺市でも台風21号や24号による被害が発生し、この台風による水防を含めた活動では、消防団も倒木、屋根の剥離、あと電線の垂れ下がり、路上に飛び出た門扉等の撤去などの猛烈な風に対する対応や、豪雨の中、誤って畑道に進入してぬかるみにはまって出られなくなった車両の救出活動など、かなり多くの活動を求められたと記憶しております。  もう既に入梅しており、これからまた台風の時期を迎えるわけであります。先般、5月26日には国分寺市・国分寺消防署合同総合水防訓練が実施されました。まずは、今年度の訓練の概要について教えてください。 288: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  田中議員からお話があったとおり、昨年度の台風では多くの対応が求められました。消防団の皆様の活動はもとより、国分寺消防署や、市からも水防班が出場しておりました。それぞれの本部では出場している隊の活動を把握できますが、出場している隊の活動に関する情報共有の必要性を感じたところでございます。このため、今年度の水防訓練におきましては、この情報共有の強化を目的に、市の災害対策本部と国分寺消防署隊本部をそれぞれ設置し無線運用訓練を行うことにより、情報共有が図られるようにすることを目的といたしました。また、住宅への浸水を防ぐためには地域住民による対策が重要であることから、訓練に参加された皆様が実際に技術を習得できるよう、住宅浸水防止工法での対応を強化し、土のうの作製などを行っていただきました。消防団の皆様には、積土のうなどの工法を習得していただくとともに、参加者への指導をしていただいたところでございます。 289: ◯12番(田中政義君)  ありがとうございます。住宅への浸水については、市民の方が家の中にあるものを利用してみずからが対応できるよう訓練できたこと、また、それを見ていただくことだけも啓発につながったのではないかと感じているところでございます。  それでは、令和元年度、今年度の総合防災訓練について質問させていただきます。今年度は2日間にわたって実施されるとお聞きしています。現時点でお話しいただける部分で結構ですので、訓練内容についてお聞かせください。 290: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今年度、令和元年度の総合防災訓練につきましては、第四小学校をメーン会場とし、泉町都有地を活用した訓練を計画しております。日程につきましては2日間での開催となり、8月31日の土曜日と、防災の日である9月1日の日曜日に設定させていただく予定となっております。31日の訓練は市民体験訓練を予定しており、イザ!カエルキャラバンのほか、関係機関による心肺蘇生法、AED、ロープワークなど災害時に役立つ体験訓練と、自衛隊や通信事業者などによる各種体験訓練、展示ブースを予定しております。  9月1日につきましては、今年度は実践的な訓練といたしまして、全職員を対象とした参集訓練を軸に、実災害と同様の行動を検証します。参集してきた職員による対策班の編制や、応援が必要な班への人員配置を行う災害対策本部訓練、編制した活動班の訓練、地区防災センター開設訓練、避難行動要支援者安否確認訓練、医師会災害対策本部訓練、消防団や消防署といった各関係機関との連携訓練等を実施し、災害発生時の全体の流れを確認いたします。 291: ◯12番(田中政義君)  わかりました。今年度もより多くの方々に参加していただいて体験してもらうことで、有事の際に役立つ充実した訓練になることを願っております。  また、9月1日については全職員を対象とした実践的な訓練ということであります。先般行われた水防訓練でも情報共有のところにはかなり力を入れて訓練をされたということでありますけれども、もしも大きな災害が起こってしまった際にどのように動けばいいのか、まだどのように指示を出すべきか、市内のどこでどのようなことが起こっているのか、消防署が対応しているのか、分団が向かっているのか、さまざまな情報が錯綜し、混乱することのないように、市民の安全確保のために参加者全員で充実した訓練となるよう準備していただきたいと思っております。  次に、分団員の欠員について伺います。国分寺市消防団の定員は94人となっております。1個分団15名が6個、それにそれを統括する団長以下副団長3名の94名です。現在8人の欠員が発生しているため86人で活動しているところでございます。8人中4人が私の所属する第五分団であり、大変心苦しい話であります。けれども、なかなか分団員だけでは新入団員を探すことが難しく、地域の方々にもお願いしているところですが、確保できていない現状でございます。15名定員のところ11名での活動は、一人一人の負担も大きくなっております。この団員確保について、どのようにお考えでしょうか。 292: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  団員確保に向けた市の対応という御質問だと思います。市はこれまでも自治会・町内会への説明会の開催やチラシの配布や、市内企業への団員募集等を行ってまいりましたが、団員確保にはなかなかつながっていない状況がございます。今後につきましても、消防団活動を広報することによる消防団の周知や、ポスター掲示などによって認知度を高め、消防団の意義を知っていただくことにより団員確保につなげてまいりたいと考えております。こちらについては消防団本団の皆様とも相談しながら進めてまいりたい、このように考えております。 293: ◯12番(田中政義君)  わかりました。ぜひともよろしくお願いいたします。分団の存続にもかかわると言っても過言ではないと思っております。よろしくお願いいたします。  次に、庁用車に設置されているドライブレコーダーをポンプ車にも取りつけていただけないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 294: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  ドライブレコーダーでございますけれども、安全運転意識及びマナーの向上が図れるとされており、当市の庁用車にも設置されている状況がございます。消防団へ配備しているポンプ車への設置につきましては、まず他市の状況なども踏まえて、次期更新予定の2台のポンプ車への設置について今後検討してみたいと思います。 295: ◯12番(田中政義君)  緊急車両として安全運転を特に意識しながら、速やかに災害現場へ走行する車両であるからこそ必要なものではないかとも思います。ぜひ他市の状況などを踏まえて御検討をよろしくお願いいたしたいと思います。  以上で私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 296: ◯議長皆川りうこ君)  以上で田中議員の一般質問を終わります。     ────────────────── ◇ ────────────────── 297: ◯議長皆川りうこ君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 298: ◯議長皆川りうこ君)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は、あす午前9時30分から開きます。  本日はこれにて延会いたします。                    午後4時32分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...