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令和元年 第2回定例会(第2日) 本文 開催日: 2019-06-11
令和元年 第2回定例会(第2日) 名簿 開催日: 2019-06-11

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  1. 国分寺市議会 2019-06-11
    令和元年 第2回定例会(第2日) 本文 開催日: 2019-06-11


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    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年 第2回定例会(第2日) 本文 2019-06-11 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 286 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 2 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 3 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 4 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 5 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 6 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 7 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 8 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 9 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 10 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 11 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 12 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 13 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 14 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 15 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 16 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 17 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 18 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 19 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 20 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 21 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 22 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 23 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 24 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 25 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 26 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 27 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 28 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 29 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 30 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 31 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 32 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 33 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 34 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 35 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 36 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 37 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 38 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 39 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 40 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 41 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 42 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 43 : ◯8番(はせべ豊子君) 選択 44 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 45 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 46 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 47 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 48 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 49 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 50 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 51 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 52 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 53 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 54 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 55 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 56 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 57 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 58 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 59 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 60 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 61 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 62 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 63 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 64 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 65 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 66 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 67 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 68 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 69 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 70 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 71 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 72 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 73 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 74 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 75 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 76 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 77 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 78 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 79 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 80 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 81 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 82 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 83 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 84 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 85 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 86 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 87 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 88 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 89 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 90 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 91 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 92 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 93 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 94 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 95 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 96 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 97 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 98 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 99 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 100 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 101 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 102 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 103 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 104 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 105 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 106 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 107 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 108 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 109 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 110 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 111 : ◯15番(高橋りょう子君) 選択 112 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 113 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 114 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 115 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 116 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 117 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 118 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 119 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 120 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 121 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 122 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 123 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 124 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 125 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 126 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 127 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 128 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 129 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 130 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 131 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 132 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 133 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 134 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 135 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 136 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 137 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 138 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 139 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 140 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 141 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 142 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 143 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 144 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 145 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 146 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 147 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 148 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 149 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 150 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 151 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 152 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 153 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 154 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 155 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 156 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 157 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 158 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 159 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 160 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 161 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 162 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 163 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 164 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 165 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 166 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 167 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 168 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 169 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 170 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 171 : ◯11番(丸山哲平君) 選択 172 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 173 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 174 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 175 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 176 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 177 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 178 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 179 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 180 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 181 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 182 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 183 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 184 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 185 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 186 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 187 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 188 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 189 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 190 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 191 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 192 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 193 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 194 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 195 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 196 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 197 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 198 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 199 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 200 : ◯教育部長堀田順也君) 選択 201 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 202 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 203 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 204 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 205 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 206 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 207 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 208 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 209 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 210 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 211 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 212 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 213 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 214 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 215 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 216 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 217 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 218 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 219 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 220 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 221 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 222 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 223 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 224 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 225 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 226 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 227 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 228 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 229 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 230 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 231 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 232 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 233 : ◯13番(星いつろう君) 選択 234 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 235 : ◯13番(星いつろう君) 選択 236 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 237 : ◯13番(星いつろう君) 選択 238 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 239 : ◯13番(星いつろう君) 選択 240 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 241 : ◯13番(星いつろう君) 選択 242 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 243 : ◯13番(星いつろう君) 選択 244 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 245 : ◯13番(星いつろう君) 選択 246 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 247 : ◯13番(星いつろう君) 選択 248 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 249 : ◯13番(星いつろう君) 選択 250 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 251 : ◯13番(星いつろう君) 選択 252 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 253 : ◯13番(星いつろう君) 選択 254 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 255 : ◯13番(星いつろう君) 選択 256 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 257 : ◯13番(星いつろう君) 選択 258 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 259 : ◯13番(星いつろう君) 選択 260 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 261 : ◯13番(星いつろう君) 選択 262 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 263 : ◯13番(星いつろう君) 選択 264 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 265 : ◯13番(星いつろう君) 選択 266 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 267 : ◯13番(星いつろう君) 選択 268 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 269 : ◯13番(星いつろう君) 選択 270 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 271 : ◯13番(星いつろう君) 選択 272 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 273 : ◯13番(星いつろう君) 選択 274 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 275 : ◯13番(星いつろう君) 選択 276 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 277 : ◯13番(星いつろう君) 選択 278 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 279 : ◯13番(星いつろう君) 選択 280 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 281 : ◯13番(星いつろう君) 選択 282 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 283 : ◯13番(星いつろう君) 選択 284 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 285 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 286 : ◯議長(皆川りうこ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時30分開議 ◯議長(皆川りうこ君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は22人であります。  これより本日の会議を開きます。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第1 一般質問 2: ◯議長(皆川りうこ君)    日程第1、一般質問を行います。  最初に、はせべ議員。 3: ◯8番(はせべ豊子君)  おはようございます。国分寺政策市民フォーラム、はせべ豊子です。市民として福祉活動にかかわってきたことで、今回議員となることができました。大勢の市民の方の期待に応えられるように努めてまいりたいと思っております。とても緊張していて、与えられた時間をスムーズに進行できるか心配ですが、頑張りたいと思っています。今回は、市民としてかかわってきましたことを中心に質問事項を決めさせていただきました。通告に沿って質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  1、選挙について、障害当事者に沿った投票所運営について御質問させていただきます。今回の質問をするきっかけは、4月にまさに市議会議員選挙の投票所のことで、投票日以降、まちでお会いした障害当事者の御家族の方からのお話です。投票に行く前に、御家族の方が御本人に候補者一人一人の説明をしたということなんです。その後投票所に行って、その当事者の方は知的障害を持った方で、投票所では2人の男性の係の人が対応してくださって、代理投票をしていただいたということです。御本人はとても緊張したそうです。そして御家族の手を離れ投票したときに違う方の名前を記載して投票してしまったということがあったそうです。間違って投票したことをとても気にしていました。私と話したときもその当事者の人がそばにいて、気まずそうな顔をしていました。その御家族の方が「公報の写真を利用できたらよかったのに」と言っていたことを思い出しました。今まで選挙の投票に関して余り私も気づかされたことはなかったのですが、今回、このようなことが起きたので最初の質問とさせていただきました。昨日、さの議員からも期日前投票について、その際の御答弁の御説明をお聞きしましたが、確認の意味でもう一度質問させていただきます。障害を持つ人が投票所に来たときの対応について教えてください。 4: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  障害をお持ちの方への投票所の対応につきましては、障害の程度に応じて丁寧に対応しているということでございます。今回はせべ議員がおっしゃった代理投票につきましても、なかなか投票する候補者が決まらないというような状況もございますので、そういったときには丁寧に本人の意思確認を行って、職員2人が補助して投票していただくということでございます。  また、昨日の答弁と重なる部分がございますけれども、例えば貸出備品類につきましては車椅子を準備したりとか、それから点字器を用意したりとか、それから選挙公報につきましては事前に音声版の選挙公報を発行しておりまして、これを聞いていただいたりとか、それから点字につきましては、投票記載所のところに氏名等掲示として候補者名と、それから政党名を記載しております。こういった氏名等掲示について点字で作成して準備したりというような、そういった対応を行っているところでございます。 5: ◯8番(はせべ豊子君)  わかりました。  次に、知的障害を持つ方が投票する場合、その方の意思、どの方に投票するかを確認することはとても難しいと思います。今回対応してくださったことに関して、間違いはないと私も思っています。ですが、その難しいところをほかに対応していただけることがあったら教えてください。 6: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  知的障害をお持ちの方の投票先の意思確認については大変難しいということで、補助職員のほうも慎重に対応しているところでございます。幾つかその選挙人の健康状態によって個々に対応しているところでありますが、少し事例を紹介させていただきますと、例えば代理投票につきましては、その投票の秘密に配慮しつつ意思確認をするということが大変重要なことになってきてございます。1つは、御本人が口頭でお話しできる場合については小さな声でその候補者の名前を言っていただいて、そこで確認すると。それができない場合については、補助職員が氏名等掲示を一つ一つ指を指して御本人の意思を確認するということと、あともう一つは選挙人が氏名等掲示を指さしていただいて本人の意思確認をするというところでございます。時間を要してもどうしても候補者の確認ができない場合もございます。その場合については介助の方に、次回は忘れないようにそういったメモ等をお持ちになっても結構ですということは選挙管理委員会から伝えているところでございます。いずれにしましても、選挙人の健康状態に応じて丁寧に対応を行っているというところでございます。 7: ◯8番(はせべ豊子君)  そういったことを今お聞きしまして、私も知らなかったことですので、何か市民の方、当事者の方に伝えられる周知の仕方がありましたら教えてください。 8: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  そういった代理投票の制度の周知につきましては、以前も障害者団体の方にお話をしまして、例えば障害者団体で発行している会報などに掲載していただいて周知を図ったりしているところでございます。それから、あと障害者団体の役員の方、それから親御さんとのそういった話し合いを持つ機会もございますので、そういったところでは代理投票につきまして、意外とそういった話を聞く場面ではなかなか選挙人について投票のハードルが高いということで心配されて、投票を諦めてしまう方も中にはいらっしゃるというような話を聞いております。そういった面では代理投票制度があるということで、投票所に来ていただければ、職員2人が補助しましてスムーズに投票できますということは選挙管理委員会から伝えているところでございます。 9: ◯8番(はせべ豊子君)  最後に学校で模擬投票等をしているということを聞いたことがあるんですけれども、障害当事者の成人の方向けにそういった模擬投票等に参加できる場面があるかどうか、教えていただければと思います。 10: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  選挙管理委員会におきましては、小学校や学童保育所、児童館、それから国分寺まつりにおきまして、そういった子ども向けの模擬投票を行っているところでございます。障害をお持ちの方の投票に関してはいろいろな不安があって投票を棄権されてしまうというような状況がございますので、例えば好きな何々選挙とか、そういった身近な話題をテーマにして模擬投票を行うというところでは、実際に投票体験していただくということでスムーズに今後の選挙で投票ができるかなと考えているところでございます。今後はそういった障害者向けの模擬投票などを実施して投票体験していただきまして、安心して投票できるような環境づくりを行っていきたいと考えてございます。 11: ◯8番(はせべ豊子君)  ありがとうございました。来月にも参議院選挙があって、国の選挙だとなかなか候補者を説明しづらいとかいろいろな難しい場面はあるかと思いますけれども、今、御説明があったように周知と、あとは模擬投票ができるというようなこともお伝えしていただきながら対応していただければありがたいと思います。ありがとうございます。
     それでは、2つ目の質問をさせていただきます。障害者相談支援事業所に御質問させていただきます。障害のある方が生活する上で困ったり、福祉サービスを利用したいときの最初の入り口は相談の窓口だと思っています。市役所以外の障害者相談事業所についてお聞きします。障害のある方の生活全般にわたる相談を受け付けて、相談内容から御本人のニーズを整理し、障害サービスの利用が必要な場合にはサービス等利用計画を作成し、事業所の利用、調整など必要な支援を行う機関と理解しています。  実は私、昨年8月まで市の障害者自立支援協議会委員と、相談支援部会員をさせていただいたということで、若干なりとも理解しているところはありますけれども、私の経験の事例をお伝えして御質問させていただきたいと思います。  国分寺市民の方ではなく、他市の方なのですが、個人的に障害がある方の支援をしていた経験があり、そのときに障害サービスを利用したいと市役所に連絡しました。すぐに相談を受け付けてもらいたいという話と、具体的に御家族の話をお伝えしました。そのときの担当の方の状況として、現在相談受付ができないという返答がまずあり、話をしていく中で、今相談受付の予約がいっぱい入っているので数カ月待っていただきたいという話になりました。そのときに私は福祉職場にもいましたので、そういう状況があるということを理解して、御家族と話をして相談できる時期まで待っていたということがあります。国分寺市についてはそういった状況があるのか、ないのかということをまずお聞かせいただきたいと思います。今回、資料も作成していただいて、ありがとうございます。この資料を使いながら、また後で質問させていただきたいと思います。まず国分寺市でそういう状況があるかどうか、お聞かせください。 12: ◯福祉部長(横川 潔君)  はせべ議員からお求めがありました資料にもお示ししておりますが、平成30年度末における市内の指定特定相談支援事業所等に所属する相談支援専門は25人となっております。これらの事業所において、平成30年度中に計画相談支援及び障害児相談支援を利用した市内の障害者及び障害児の方の人数は739人で、障害福祉サービスなどの支給決定において求められるサービス等利用計画等の作成件数は、サービスの更新・変更などの支給決定時を含め合計で968件となっております。近年、市内あるいは近隣市におけるサービス事業所の整備の拡大に伴って、市内の相談支援専門が対応する件数も少しずつふえてきているという状況でございます。このような状況への対応については検討する必要があると我々も考えておりまして、これまでも障害者地域自立支援協議会の中で議論してきているところでございます。はせべ議員がお尋ねになりました御相談があったときに適切に対応できているかというところについては、確かにこの25人という人数は必ずしも十分といえるのかというところはございますが、可能な限り早期に相談にお応えして、円滑なサービスにつなげるような対応をしてきているところでございます。 13: ◯8番(はせべ豊子君)  ありがとうございます。国分寺市の状況を聞いて安心しています。  今回資料をつくっていただいて、数字だけで判断するというところはなかなか難しい部分があるとは思うんですけれども、今後相談件数、人口も国分寺市は今微量ながらもふえているというところでいきますと、障害を抱えている児童の方や成人の方もふえていると思っていますので、今後相談事業所について、どのようにそういったことに対応していくかというところを教えていただけますか。 14: ◯福祉部長(横川 潔君)  まず、これまでの取り組みについて、若干お話しさせていただきますが、前年度に市の障害者センター内の地域活動支援センターつばさにおいて、2名の相談支援専門を新たに配置いたしました。また、市内でのサービス事業所の整備を希望する社会福祉法人などから相談があった際には、新たな指定特定相談支援事業所等の整備も含めて市の希望、あるいは利用者のニーズなどをしっかりと伝えるなどして、地域の実情を踏まえた良質な事業所の整備促進に向けた働きかけを行ってきているところでございます。  また、障害者地域自立支援協議会の中では、市内の各相談支援専門の業務の効率化に向けてサービス等利用計画や面接相談時に使用する様式の改定、統一化を行い、その活用を図ってきており、サービス利用者に対する支援に必要不可欠な情報は漏れなく盛り込む一方で、簡略化が可能な部分については一定の見直しを図るなど、利用者と支援者の双方の負担が軽減され、円滑なサービス利用につながるような工夫も行ってきているところでございます。今後におきましても、引き続き地域の相談支援事業所の整備促進に向けた事業所への働きかけ、あるいは障害者地域自立支援協議会を活用した相談支援専門の負担軽減に向けた協議の継続、また基幹相談支援センターによる、より効率的で効果的な計画相談業務の実施に向けた研修の充実などにも努めてまいりたい、このように考えております。 15: ◯8番(はせべ豊子君)  詳細な御説明、ありがとうございました。市民の相談する側にとっては、相談の窓口というのは本当に電話1本するだけでも敷居が高い場所だと思っています。今、御説明いただいたところで今後とも市と、あと相談事業所と情報共有しながら、障害を持っている方の支援を継続していただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の3番目の質問をいたします。子育て支援についてということで、まず1点目として親子ひろばについて御質問させていただきます。現在、小学校区に1つの親子ひろばが開設されて、市内11カ所、小学校は10校ですからそれ以上の親子ひろばが開設されていると思っています。日々の子育てをしている親子の支援をしてくださっています。子育て中の方にとっても日々のよりどころとなっていると思っています。親子ひろばに行くと職員の方に子育ての相談ができる、子育ての仲間ができる、孤立しがちな子育てで親子ひろばがほっとできる場所になっているかと思っています。  また私の経験ですが、10年前ぐらいにけやき公園の市民スポーツセンターの場所なんですけれども、場所を貸していただけるということで、市としてなかなか人員はつけられないというところで、市民の1人としてボランティアの運営を立ち上げて親子ひろばを数年ボランティアでやってきたという経験から、現在でもひろばに参加してきていた親子にまちなかでばったり会ったりすると、もちろんお子さんは全く覚えていないんですけれども、お子さんの様子を教えてくれたり、あとは小学校ぐらいに上がるとPTAの活動の話を相談されたり、子育ての相談をしてくださったりということで、地域の顔と顔の見える関係ができたということが私の実感としてあります。  まず最初に、私の経験は10年前ぐらいで、先ほど言ったように現状のひろばの数等はわかっているんですけれども、もう少し現状の親子ひろばの御説明をしていただけたらありがたいです。お願いします。 16: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  親子ひろばにつきましては、地域の中で孤立しがちな乳幼児とその保護者及び妊娠期の方に対して、安心して立ち寄り、遊びと交流ができる場所と機会を提供しており、身近な相談にも応じているという機関でございます。先ほど御紹介いただいたとおり、今、市内では11カ所で実施しております。特に第三小エリアについては2カ所という形になっています。そのうち2カ所の親子ひろばについては、各ひろばを統括する拠点施設として設置しております。  実施日数につきましては各ひろばで異なりますけれども、拠点施設については週5日、その他は多くが週3日となっております。平成30年度の年間利用者数は、平成29年度と比較しても増加しているという状況でございます。こういったこともありますけれども、今後もそういったところで利用者に利用していただけるよう周知を図っていくということが引き続き必要なことかなと思っているところでございます。 17: ◯8番(はせべ豊子君)  それでは次に、今、御説明いただきましたので、親子ひろばの開所している曜日に関してです。ガイドブックを見させていただいて、きめ細やかな子育てのガイドブックを見させていただきました。その中にもきちんと書いてありますので、広場によって開所の曜日が違うというところを見させていただいて、そのことに関して、なかなか人件費とか人員の確保等の課題はあるかとは思うんですけれども、少しずつふやしていくという方向性を検討していただけるかどうか、教えてください。 18: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  これまでも親子ひろばにつきましては実施日数ですとか実施時間などを見直して、利用者の促進を図ってまいりました。平成29年度には直営3カ所の親子ひろばについて見直しを行い、内容は各ひろばで異なりますけれども、土曜日の実施であったり、実施日数、実施時間の拡大といったものを図っております。また今年度の4月からは西町の親子ひろばの実施場所を西町学童保育所からにしまち児童館に移しまして、年間の実施日数であったり、また実施時間を2時間から3時間に拡大するといったような取り組みを図ってきております。それぞれ親子ひろばについては職員のスタッフの状況であったり、また施設を借りているという状況もあって、全ての曜日に実施するというのはなかなか難しいところがございます。今後につきましては、まず親子ひろばの利用状況といったものをしっかり把握し、分析した上で利用者のニーズを把握して、その対応についてまた検討していきたいと思います。 19: ◯8番(はせべ豊子君)  検討していただけるというお答えを聞いて、ありがたく思っています。現在、国分寺市では(仮称)国分寺市子ども・子育て支援事業計画策定検討委員会が実施されている現状もあって、2週間前の検討委員会も傍聴させていただいています。国分寺市としては先ほども人口がふえているという状況をお話ししましたけれども、人口がふえている国分寺市ですので、本当に子育てがしやすいまちだというところを前面に出しながら、市民にとって暮らしやすいまち、もちろん子育てから高齢者支援まで継続した支援ということになりますけれども、まずは子育てしやすい国分寺市ということを実現していただけたらありがたいと思っています。今後とも孤立させない子育て支援を、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、子育て支援に関しまして2点目の、小学校の放課後子どもプランについてお尋ねさせていただきます。この放課後子どもプランに関しても、議会で何度か一般質問もあったというのを議事録で見させていただいています。この放課後子どもプランの事業については、実は私、住んでいるのが本多で、本多の地域ですと第七小が学区域なんです。第七小の放課後子どもプランの実施がスタートした時点、その前の子ども教室と、その前のPTAがかかわってきた校庭開放といった一連の事業のところにちょうど私の娘が小学校にいた時期と重なって、第七小の放課後子どもプランのコーディネーターもさせていただいたという経験があり、わかっている部分も多少あるんですけれども、現在実施されている放課後子どもプランに関して、その運営状況がどのようになっているのかというのを、まず教えていただきたいと思います。 20: ◯教育部長堀田順也君)  今お話がありましたように、こちらの事業については平成20年度から開始させていただいてございます。運営の主体は、各校で設置をお願いしてございます放課後子どもプラン実施委員会、こちらのほうにお願いしているという状況でございます。現状ということでございますので、今、平成29年度の延べ参加者が、10校あわせますと7万8,800人になります。平成30年度はまだ集計中ですが、8万人は超えるだろうと見込んでございます。開催日数は、多く開催しているところと少ないところといろいろある中で、平均しますと大体140日前後開催されているという状況でございます。  組織的には実施委員会の中にコーディネーターと地域の指導者等々の協力をいただきながら、組み立てをしているというような状況でございます。それから、あわせまして10校の実施委員会の皆さんに年に3回程度お集まりいただいて、運営委員会という形で情報共有を図る会議も行っているというような状況でございます。 21: ◯8番(はせべ豊子君)  各学校の実施委員会があり、あと運営委員会と、いろいろ市とも情報共有しながら実施しているというお話ですけれども、実際に各校のPTAの方々を中心としている実施委員会となっているかとは思うんです。コーディネーターがいて、各学校のPTAの方々が実施していると思うんですけれども、何か課題等、あと困ったことがあるというようなお話を運営委員会で聞く場面がありましたら、その内容を教えていただければと思います。 22: ◯教育部長堀田順也君)  具体的に課題、委員の皆さんからお声が挙がっている部分としましては、協働活動、サポーター、要は実際に見守りをしていただくような方々、こちらの登録人数が若干少なくて困っている等々のお声はお聞きしているところでございます。 23: ◯8番(はせべ豊子君)  見守りサポーターというのは、主に校庭開放しているときの管理というか、そこでサポートしてくれる委員の方でしょうか。 24: ◯教育部長堀田順也君)  そういうことになります。教室のほうで学び等々をやられるときも見守っていただくような方々も含めてということになります。 25: ◯8番(はせべ豊子君)  それでは、ちょっと違った角度で、今、見守りサポーターの方が不足していると、これは学校によってさまざまなので、必ずこうだということはないとは思うんですけれども、そういったとき、これから放課後子どもプランというのは地域と学校が連携できるかどうかというところをお聞きするんですけれども、何か地域の人がかかわってそういった大変さ、見守りサポーターが足りないというときに地域の人が入って一緒にやるというようなことが、実際にやりたいという人があってお尋ねしているわけではありませんので、何ともできるかどうかはわからないですけれども、そういったことが可能かどうか、お願いします。 26: ◯教育部長堀田順也君)  名称は協働活動サポーターということです。放課後子どもプランの、先ほどもお話ししましたとおり運営委員会で情報共有等々を図る中で、今、課題として挙がっているお声を聞くことがあります。私ども教育委員会の側としましても、お子さんは小学校を卒業されていますが、以前そういった活動に参加していただいたような方ですとか、あるいは日ごろ地域の見守りを行っていただいているような方々にお声がけをして、お手伝いをお願いするような提案をさせていただいているという状況でございます。実際にそういった形でコーディネーターがふえたというお話もちょっと聞いているところでございますので、そういった形で地域の皆さんと結びつけていきたいと考えているところでございます。地域の方と結びつくことによって、例えば昔の遊びですとか読み聞かせといったことで指導者の方々には今もう既に非常に御協力いただいている実態がございますので、そういった中で地域と一体となって、こちらの放課後子どもプランについて運営を少しでも支援していくようなアドバイスをしていきたいと考えているところでございます。 27: ◯8番(はせべ豊子君)  今おっしゃってくださったように地域の人と人がかかわって事業が展開されるというのはとても大事な視点かなと思っています。今、地域づくりでも、いろいろなところで顔と顔の見える関係をつくっていくというところの場面の1つとして放課後子どもプランを通してそういったことができるということは、地域にとっても子どもの顔がわかるとか、話ができるとか、日常も声をかけやすいとか、そういったことにもつながってくると思います。今後ともそういった運営を、各学校とも放課後子どもプランの委員はPTAなので毎年委員はかわると思うので、その年ごとの課題や、いろいろなことが出てくるかとは思うんですけれども、地域のつながりという視点を考えていただいて、引き続き運営に取り入れていただければと思います。ありがとうございます。  それでは、次の質問をさせていただきます。学校教育についてということでお話をさせていただきたいと思います。その中で今回は2つ質問させていただきます。まず1点目は問題を抱えている児童・生徒への対応というところで、この問題を抱えているという言葉を使ってしまいましたけれども、今回お話しさせていただくのは、登校しぶりや不登校のお子さんのことについてお尋ねしたいと思います。そういったお子さんに関しては一人一人の抱えている問題というのは違うということもあり、またすぐに解決というのは難しいということを承知しながらお話をさせていただきたいと思います。  実は昨年、私ごとなんですけれども民生・児童委員、主に主任児童委員という児童に対応する民生委員をしていたというところで、まず個人情報等があって話せないことは承知していますけれども、現在のそういった登校しぶりや不登校のお子さんに対してどういうふうに対応しているかということを教えていただきたいと思います。 28: ◯教育長(古屋真宏君)  登校しぶりや不登校傾向の子どもたちへの対応ということでお話をさせていただきます。不登校、登校しぶりの子どもたちへの対応ということで、まず2点の対応をお話しさせていただきます。まず1つ目は欠席する際の受付方法の工夫ということで、必ず欠席理由を明らかにして保護者からお話を伺うということをやっております。このことによりまして、初期的な段階から不登校傾向にあるのかどうかということを十分に把握できるというところでございます。  また2点目としまして、欠席が続く児童・生徒に対しては学校長が保護者も含めて3者で面談を行うということで、児童・生徒の不安あるいは悩みに寄り添って理解を深めていこうということでの対応を図っております。  また、加えまして、例えば適応指導教室におきましては電話相談というものも行っておりまして、昨年度は延べで102回の電話相談を受けていると、こういう対応も行っております。  さらに昨年度からサポート教室を不登校の対応に活用するという取り組みにも力を入れているところでございまして、本年度から全校でサポート教室が設置されたというところと、中学校でのサポート教室の指導の配置時間を倍増させたというようなところで、より一層充実を図っていきたいと考えております。 29: ◯8番(はせべ豊子君)  ありがとうございます。いろいろな対応、学校での取り組みというお話を聞かせていただきました。  もう一点、次の質問なんですけれども、SSWの配置についてということで、今、スクールソーシャルワーカーが配置されているというのは存じ上げているんですが、その状況というのも教えていただきたいと思います。 30: ◯教育長(古屋真宏君)  スクールソーシャルワーカーの配置の状況でございますけれども、市内には2名のスクールソーシャルワーカーを配置しておりまして、教育相談室に配置しております。教育相談室で勤務したり、あるいは各学校には月に1回必ず巡回するということで、さまざまな事案について学校と連携し合いながら、その課題解決に向けて取り組んでいるという状況でございます。 31: ◯8番(はせべ豊子君)  今の御説明にありましたスクールソーシャルワーカーは、いろいろなことをされているという部分で、それは承知しているんですけれども、今のお話だと月1回、各学校を訪問しているということです。回数が多ければ解決できるとか、そういった数字ではないのは承知はしているんですけれども、今後、月1回では、児童・生徒や御家族の状況って毎日変わってくる、ただ毎日スクールソーシャルワーカーの方に対応していただくというのは無理だというのはわかっていますし、学校の先生方が対応してくださっているというのも十分わかっているつもりですけれども、1回では継続性という部分で難しいところがあるのではないかなと、これは想像の域なので何とも言えないんですが、2回にふやすかどうかみたいなところの検討をしていただくというのはどうでしょうか。 32: ◯教育長(古屋真宏君)  スクールソーシャルワーカーの役割ということで、少し言葉が足りなかったかなと思いますけれども、特にSSWについては社会福祉の専門家という立場で教育相談とか、あるいは教員とは違う立場ということで極めて重要な役割を担っております。特に環境に働きかけるということで、家庭や地域、学校との橋渡しの役割を担っているということで極めて重要でございます。したがいまして、それぞれの学校に月1回は巡回して、その状況を把握するということが、まずは基本的に大切と思っております。  さらに対応が必要な事案については、基本的には教育相談室に勤務しておりますので、その勤務日を巡回に当てるということも可能ですので、事例によっては月に2回ということもありますし、また毎週という場合も出てくるかもしれません。特に緊急の対応が必要な場合には、それぞれ巡回日を臨機応変に変更しながら対応を図っていくというふうに進めているところでございますので、その事案、事案で丁寧に対応していきたいと思っております。したがいまして、月2回ということではなくて、その事例に応じて丁寧な対応に努めていきたいと考えております。 33: ◯8番(はせべ豊子君)  御説明ありがとうございました。今おっしゃってくださったのを聞き、一人一人の事案は違いますので、それに適した対応をしてくださっているということで、今後もスクールソーシャルワーカーの方と協力しながら御支援いただきたいと思います。  それでは、5番目の質問をさせていただきます。危険な通学路についてという質問をさせていただきます。昨日もさの議員からの質問があり、重複してしまうこともありますが、私がPTA活動をしたとき、十数年前になるんですけれども、昨日の御説明にもあったように各小学校のPTAのほうで通学路の危険箇所の改善の要望を市と警察署に提出して、市役所の担当の方と小金井警察署の方とPTAとで危険箇所を確認して、その際に「こういうことなので、こういうふうにしてもらえないか」という要望も伝えながらやっていたという記憶があります。まず1点目は、現在PTAではそういうふうに要望していると今も思っていますけれども、そのほかに自治会とか市民の方からも要望があるか、ないかというのも含めて、その要望にどういうふうに対応しているか教えていただければと思います。 34: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、御紹介のありました年1回の通学路の合同点検、そちらは行っております。また日常における市民からの要望につきましては、適宜連絡が入り次第、速やかに現地の確認をさせていただいて、その状況が各課に影響するのか、あるいは交通管理者との協議で整理できるのかを含めて、我々と協議しながら対策を講じているというような状況でございます。 35: ◯8番(はせべ豊子君)  次に具体的なところでお聞きしたいと思っていますけれども、第三小学校の西側、東恋ヶ窪二丁目になるんですが、道の名前をきちんと調べてきていないんですけれども、皆さんが孫の湯通りという言い方で使っているかと思うんですが、その通りのカーブの道がとても危険だということで、毎朝PTAのお当番の見守りの方が立っているんです。もちろん地域の見守りの方は全地域で見守りをしてくださっているかと思うんですが、そこの孫の湯通りのカーブのところは当番の方が横断歩道に立って交通整理をしてくれています。その場所なんですけれども、スクールゾーンにはなっていても許可証がなく入ってくる車があったり、あと自転車の通行もとても多い場所だと思っています。ここも市の方も承知しているかとは思うんですけれども、その市の対応を教えていただければと思います。 36: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、御指摘のカーブの部分につきましては、そこから第三小学校のほうに入っていく入り口の部分になります。非常に朝の通勤通学のラッシュ時にはかなりの自転車等も通っていくというような状況は、我々のほうでも把握しております。PTAの方や地域の見守りの方々が日々交代で立っていらっしゃることも承知しており、御指摘の部分につきましては全てスクールゾーンとなっておりますので、路面のところにスクールゾーンの表示をさせていただいております。また、カーブの手前等には注意喚起の赤い路面表示等々もさせていただいているところでございます。こちらのところにつきましては、昨今、自転車、自動車の運転手のモラルの低下が見られるということで、かなりそういうことが原因で事故等も発生しているということもございますので、警察署の取り締まり等も必要ではないかなと考えております。こちらで対応できるところにつきましては、今後、交通管理者としっかり調整しながら、どのような対応ができるのか、取り締まりも含めてお願いしてまいりたいと考えております。 37: ◯8番(はせべ豊子君)  交通ルールのモラルとかマナーというところは、なかなか難しいかなとは思うんですけれども、引き続き対応していただければと思います。見守っている方が「市は何もやってくれない」みたいなことをつぶやかれることを聞いた場面があって、いえいえ、きっとやってくださっているけれどもなかなかやっても難しい、交通のマナーというところを改善するというのは、市がやれば改善できるかというのはなかなか難しい、市民一人一人の部分かなとも思いますけれども、毎日見守りしている方にとってはどうにかしてもらいたいということかなと思っていますので、今後とも対応を継続してお願いしたいと思います。  昨日も御答弁いただいていることもあるかと思うんですけれども、通学路の関係ですので、教育委員会、学校として対応しているというところをお聞きいただければと思います。 38: ◯教育部長堀田順也君)  教育委員会の立場といたしまして、特にその場所限定で何かをしているということはございませんけれども、日々学校では危険な箇所であるとか、交通法規について子どもに対して理解させ、安全な登校がされるように指導を行っているというところでございます。  あと通学路の安全対策ということで、私ども、微力ではございますけれども、春と秋の交通安全週間等々に各管理職がそれぞれの通学路のポイントに立ちまして、見守り活動をさせていただいているということもやらせていただいてございます。  それから、夏なんですけれども、年に1回、PTAの方あるいは学校、それから警察や道路管理者とともに、昨日も紹介があったかもしれませんけれどもお集まりいただいて、そのポイント、ポイントの情報共有をしながら、また顔がわかるような形でそういった場の会議に参加させていただいて共有を図っているというような状況でございます。 39: ◯8番(はせべ豊子君)  今の共有しているというお言葉を聞いて、市民もどうにかできないかというのは難しいとわかっているんですけれども、共有していただけるということで、ひとつまた子どもたちを安全に見守ってあげようという気持ちにつながると思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、最後の質問をさせていただきたいと思います。公民館のくぬぎ教室についてということで御質問させていただきます。(1)と書かせていただきましたが、障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実についてということです。この文言に関してはことしの3月、文部科学省のほうで障害者の生涯学習の推進方策についてということで、「誰もが、障害の有無にかかわらず共に学び、生きる共生社会を目指して」ということで、有識者会議の報告書が出されたということのタイトルになっています。国分寺市においては公民館事業のくぬぎ教室が障害を持った方の学校を卒業した後の学びの場を担ってきていると考えています。公民館のくぬぎ教室の歴史をずっと話してしまうと時間がなくなってしまうかなというところはあるんですけれども、本多公民館のくぬぎ教室は昭和45年に第二中学校のG組、今はF組ですが、その卒業生の会が生まれたということで、それで昭和51年に本多公民館の青年教室の1つとして、中学校を卒業した後の学ぶ場としての主催事業として行われるようになったという経過があります。その後、1館だけの本多のくぬぎの青年教室で定員がとてもふえたということで平成18年に並木公民館に2つ目のくぬぎ教室ができ、本多と並木の2館体制になったと理解しています。その後、参加者の年齢を考慮して、最初はくぬぎ青年教室、だから青年だったんですけれども、だんだんと年齢が上がってしまって青年かどうかという議論があって、それでくぬぎ教室、現在の名称になったということだと思います。その後、スタッフの制度等もきちんと国分寺市公民館くぬぎ教室の実施要綱が定まったり、その後2つの公民館の参加者がそれでもふえてしまったということで、その後、国分寺市の中心となる恋ヶ窪公民館に3館目をつくったという流れかと思います。  その後、恋ヶ窪の青年教室の3つ目ですけれども、その2館とは違って恋ヶ窪の教室で学んだ人たちは、基本的には本多と並木に5年間在籍して、愛の手帳の4度と3度、どちらかというと軽度の希望者を対象として恋ヶ窪のくぬぎ教室が開設されたと聞いています。  その恋ヶ窪の教室で学んだ人たちは5年後にはその教室を卒業して、地域の人たちでグループ化してグループ活動をしていくというようなことで、現在自主グループのアミーゴというグループ活動をしていると理解しています。はしょっていますので補足があれば教えていただきたいんですけれども、その中で現状のアミーゴに対し、普通は公民館の利用というのは自主活動ですので、講座で何回か講座に参加してグループ活動化すると自主的な活動になるんですけれども、アミーゴに関しては障害を持っている方たちだということで公民館の支援が必要だと思っていますが、その現状を教えていただければと思います。 40: ◯教育部長堀田順也君)  今、御説明いただいたとおり、恋ヶ窪アミーゴについては恋ヶ窪のくぬぎステップアップ教室で5年活動された方々の中で自主グループに入っていただくというような形で成り立ってございます。現状は、今こちらには10名の方が参加していると聞いてございます。こちらには当然スタッフ等もお手伝いしていただいているところでございますけれども、基本的には自主グループということで、軽度の方ということもありますが御本人はグループとしての活動、それからそのグループをサポートしてくれるスタッフの方々の支援によって活動しているということです。恋ヶ窪公民館のスタッフにつきましても、可能な範囲でお手伝いさせていただいているというような状況でございます。 41: ◯8番(はせべ豊子君)  障害を持った方が自主的にという自主グループ活動をする、それを支える職員の方やスタッフの方がいると、とてもすばらしいというか、学びを保障していくということでいえば、自主事業であってもとても大事な事業の1つではないかなと考えられます。  そのことはアミーゴに対してもそうですけれども、くぬぎ教室の方たちに関して1点、お聞かせ願いたいんですけれども、公民館という社会教育施設で障害を持った方が利用していくというところで、専門の障害分野の知識というのはとても必要な部分もあるかとは思うんですが、そういったところで今いる職員の方や、あとはアミーゴにかかわっている方、またはくぬぎ教室のスタッフの方のそういった障害を理解するということで公民館が行っていることがあれば教えてください。 42: ◯教育部長堀田順也君)  くぬぎ教室の充実を図るというところで福祉との連携は、今お話があったように大切なことだと認識してございます。現状といたしましてはくぬぎ教室について、利用されて移動のときにガイドヘルパー等々を活用していらっしゃっているということもございます。私どものスタッフの関係でございますけれども、今御指摘のような不安も当然声として実際に聞いていることがございます。年に1回なんですけれども、障害者の支援ボランティア養成講座というものを3回の連続講座で実施しているということがございます。内容については、障害者の方とのかかわり方、あるいは障害者学級の意義を学ぶこと、それからくぬぎ教室の参加者、それからスタッフの話を聞きながら障害者とともに学び合うことの大切さやおもしろさ、それからスタッフとして活動することのやりがいなどを考える場というようなことで、こういった講座を設定し、参加を促しているというような状況にございます。今、御指摘のお話のあったとおり、福祉分野との連携、こういったものについてはどこまでできるか、ちょっと手探りの状況ではございますけれども、情報共有を通してそういった場面を探していきたいと考えてございます。 43: ◯8番(はせべ豊子君)  本当に障害を持っている方の学びというのは難しい事業、取り組みかとは思いますけれども、今、御説明いただいて、今後もこの事業が継続して本当に豊かな学びが障害を持っても、いなくても学びを通して生活できることを願っていますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問は終わりにさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 44: ◯議長(皆川りうこ君)  以上ではせべ議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午前10時28分休憩                    午前10時42分再開 45: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 46: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、高橋議員。 47: ◯15番(高橋りょう子君)  こんにちは。公明党の高橋りょう子でございます。改選後初の一般質問でございますが、これからの4年間、市民の負託に応え、新たな決意で一生懸命仕事で頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従って質問させていただきます。食育推進施策について、お伺いいたします。毎年6月19日、食育の日を記念した食育月間、ことしもその特集を6月の市報に掲載していただきました。評価をしております。これまで私たち公明党女性局が2016年から進めてまいりました食品ロス削減の取り組みが実り、先月、5月24日、食品ロス削減推進法が議員立法で可決、成立いたしました。2016年の農林水産省の調査によりますと、国内で廃棄されたまだ食べられる食品は643万トンと出ております。今やこの食品ロスは社会問題となっており、事業者へはその協力を求め、大手コンビニチェーンでもお弁当の割引販売導入でポイント加算を還元する、注文を受けてから調理するレンジアップおでん、また季節商品と言われるおせちや巻物の完全予約制などなど、廃棄ロス対策に取り組んでいるようでございます。  自治体には具体的な推進計画をつくる努力義務を課しておりますけれども、国分寺市の計画方針、取り組みについてお考えを伺います。 48: ◯建設環境部長(中村隆生君)  市としましては今後、国や東京都の動向を注視してまいりたいと考えております。一般廃棄物処理基本計画に記載してあるとおり、飲食系事業者や一般家庭に対して食品ロス削減に向けた啓発を実施してまいりたいと考えております。 49: ◯15番(高橋りょう子君)  さまざまな取り組みがこれから進んでいくと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  一方、子どもの貧困を初め生活困窮という課題も見え、既に市民運動としてフードドライブ、フードバンクの支援を進めている自治体もございます。国分寺市におきましてもこれまで環境まつり、そういったところで未利用食品の市民の皆さんから募り、回収を行うことも進めてまいりました。今後その未利用食品、未開封食品の福祉的な活用について、どのようにお考えでしょうか。 50: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今御紹介にあずかりました環境まつりでは、平成28年度よりフードドライブを実施しております。昨年度は社会福祉協議会が主体となり、環境まつりの中で実施していただきました。今後、環境まつりだけでなく、他の時期においても実施できるよう、関係課や社会福祉協議会と連携してまいりたいと考えております。 51: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。  例えば環境の日、6月5日でございますけれども、今月はその環境月間でもあります。毎月5日前後の土曜日に未利用食品の回収を行っていただく、また市民にわかりやすく継続的な取り組みを検討してはいかがかなと思います。多くの市民の皆様に御協力いただくためにも、例えばフードドライブの取り組みをもう一重市民に周知し、「もったいない」から「ありがとう」、そのような広報も行っていただけるようお願いしたいと考えております。いかがでしょうか。 52: ◯建設環境部長(中村隆生君)  日程等につきましては関係課や社会福祉協議会と連携してまいりたいと考えております。また、今お話のありましたとおり、市民にも知られていないという実態がございます。広報につきましては、市報やホームページで広報することはもちろんですが、施設へのポスターの掲示や、廃棄物減量等推進委員とも連携しまして、市民に周知を図ってまいりたいと考えます。 53: ◯15番(高橋りょう子君)  また、消費者に対しましては、その消費者に買い物の仕方を工夫する、また、食べ物を無駄にしない意識の醸成と定着を図ること、これらが求められておりますが、国分寺市においては市民の皆様にも分別を丁寧に進めていただいて、ごみの減量に向けた取り組みを日々御協力いただいております。今後、3市共同の可燃ごみ処理施設の運営に当たりましても運搬費用の増加、また、さらなる減量推進が求められていくと思います。食品ロス削減をこれからも進めていくことを考えますと、この食品ロス廃棄の半減と未利用食品の福祉的な活用、これは節電や節水と同様、社会全体で対応していくことが重要と考えます。引き続きその取り組みをよろしくお願いいたします。一言いただいて終わります。 54: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、御指摘のありましたとおり、これから3市の共同処理等も行ってまいります。そこではごみの減量というのが必要なポイントとなってくると思います。我々としてはそのポイントを重視しながら、ごみの減量、事業者への協力等を図ってまいりたいと考えております。 55: ◯15番(高橋りょう子君)  市民の皆様には随分御協力いただいておりまして、さらに引き続き、丁寧にお願いもしながら進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、夏季休業明けの給食提供についてお伺いいたします。夏季休業明け、2学期開始の前にならし学習のための1週間、午前中のみ勉強していただくということで登校していただいておりますが、働く保護者から給食の提供を要望する声が寄せられております。このならし期間導入の考え方、給食について、お伺いいたします。 56: ◯教育長(古屋真宏君)  8月の授業日を午前のみの授業としている意義でございますが、2点ございます。1点目といたしましては、段階的に1日の学校での過ごす時間をふやしていくということによりまして、長期休業日明けの児童・生徒の円滑な学校生活への順応を図るという意義がございます。また2点目といたしましては、午後の時間帯に新学期の準備などにかかわる学校のさまざまな会議を設定させていただいて、日常的に教員と児童・生徒が向き合う時間を生み出すといった意義もあるわけでございます。そういった時間を生み出すために午前中という形をとらせていただいております。各学校におきまして、もう開始がことしで3年目となっておりますので、その期間の午後の活用方法が随分定着してきたなということを実感しているところでございます。特に中学校では段階的な学校生活への順応や、午後の時間を活用した個別の対応ということによりまして、長期休業明けの登校しぶり等が解消されたというような事例も報告を受けているところでございます。 57: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。大変重要な1週間だと思います。今、教育長から3年前というお話がありましたけれども、その開始当初にはこの子どもたちのためのさまざまなならしのためのこの趣旨をお伝えできていたのかもしれないのですが、3年が経過してその趣旨がなかなか保護者の方には伝わっていないところもあるのかなということを実感するところでもございます。午前の活用の仕方、そして午後の教員の方々の時間の活用、そういったことも御理解いただきながら、給食提供とこのならしの1週間の趣旨が若干違っているという、そのあたりをもう一重保護者の方にも御理解いただけるように情報提供というか、お願いというのでしょうか、夏休み前にぜひそういった対応をしていただけると御理解いただけるかなと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 58: ◯教育長(古屋真宏君)  実施から3年目を迎えたというところでございまして、当初のことが保護者に十分に伝わっていないという部分も徐々に出てきているかもしれません。また改めて保護者に意義をきちんと理解していただけるように、夏季休業日開始前には各学校におきまして再度周知するように校長会等でしっかりと指導していきたいと考えております。 59: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。保護者の理解も得ながら、また子どもたちの2学期のいい滑り出しとなるように願っているところでございます。引き続きよろしくお願いいたします。  2番の幼児教育・保育無償化に伴う給食費について伺います。少子化の克服に向けた幼児教育・保育の無償化がことし10月から始まります。就学前の3年間、3歳から5歳児の全ての世帯が対象となります。乳幼児期は保護者も若く、年収がそれほど高くない時期でもあり、経済的負担から2人目、3人目を諦めることへの影響も懸念される、そのような調査結果もある中で、この幼児教育・保育無償化の取り組みが子育て世代の追い風になることを願っているところでございます。  幼児教育・保育無償化、市としても想定される財政負担について伺います。 60: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  無償化に伴う財政負担ということでございますけれども、令和元年度につきましては地方負担分については国の臨時交付金が充てられ、全額が国の負担ということになってございます。令和2年度以降につきましては、私立施設については国が2分の1、都が4分の1、市が4分の1の負担。それから公立施設については全て市が負担ということになってございます。令和2年度以降の財政負担については、精査した中で数字を出していきたいと考えております。 61: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。今回の制度では教育・保育の無償化でございますけれども、給食費につきましてはこれまでどおり対象外となっております。国は給食費については実費というところをこれまでも言っているところでございますけれども、自治体によっては御飯のみ持参していただいて、副食費を支払ってもらい給食を提供する、そういった自治体もある中、国分寺市は主食費も負担し、副食費についてのみ保育料の中に含めて市にお支払いいただいている、そのような状況でございます。今後この無償化に伴って国分寺市としてどのように考えていくのか、その点について、お伺いいたします。 62: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  国の基本的な考え方では食材料費の取り扱いについては、これまでも基本的に施設による徴収、または保育料の一部として保護者が負担してきたことから、幼児教育・保育の無償化に当たってもこの考え方を維持することを基本とし、保護者負担を原則とすべきとしております。一方、各自治体の対応は一様ではなく、多くの自治体ではまだ結論が出ていないような状況でございます。当市におきましても各市の状況等を見ながら、その対応について今検討している段階でございます。 63: ◯15番(高橋りょう子君)  10月を目指して、今、どこの自治体もここの検討をしているというふうに察するところではありますけれども、子どもたちの命を支える食、給食は大変重要であると考えます。特に保育所におきましても保育指針の中に食育の推進とうたっており、食育計画また指針に沿ったルールを厳守していただくようお願いしているところでございます。最近は乳製品や小麦の値上げ等々もございまして、食育の視点から質の低下が起きないよう、各園、事業者との連携を密に質の確保をお願いしたいと思います。市について、その見解を伺います。 64: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  食育の推進につきましては、ただいま御紹介いただいたとおり、保育所保育指針の中にも位置づけされておりまして、各保育所においては、その指針に沿った形で対応していくということがまず前提としてあります。また、市の対応といたしましては市内の保育園の栄養士、調理を集めまして、基幹型保育所システムの事業として定期的に連絡会を開催し、各施設における給食業務全般及び食育に関する情報交換や研修を行ってきております。また、保護者に対しても毎月の献立や、あるいは給食だよりといったものでお知らせして、情報発信に努めているという状況でございます。 65: ◯15番(高橋りょう子君)  今後そういった対応の詳細については、担当委員会で議論していくことになると思われますけれども、新しく始まる制度でございますので、初めてのこととなると保護者の方の心情、またさまざま情報が飛び交うことも考えられますので、そういった想定されるあらゆる点の確認を積み重ねていただきまして、正確な情報を丁寧に時々その都度出していただきながら、御不安にならないような対応をぜひお願いしたいと思います。  あわせて、今お話がありました合同園長会、そういった席では無償化とともにまた待機児童対策、法人園への障害児の受け入れの拡充、それから保育の質の確保等々、引き続き子育て世代の支援に御尽力いただきたいと思いますが、一言いただいて終わります。 66: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  今回の無償化については大きな環境の変化だと思っています。保護者の方にもしっかり情報を提供していきたいと思っております。また、市内の保育園では合同園長会等のさまざまな連絡、連携をする機会がございますので、そういった中でしっかり情報を提供し、各施設においても対応していただくということが大切だと思います。先ほど待機児童解消であったり、増加する障害児保育、こういった課題が多くありますが、保育の質が低下することのないように子育て環境の向上に努めてまいりたいと考えます。 67: ◯15番(高橋りょう子君)  たくさん課題はありますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。  次に健康推進施策、子どもの生活習慣について、お伺いいたします。出生率が低下し、人口減少が加速する中、一人一人のお子さんを社会が大事に支えていく、今そういう時代に入っております。これまで成人の病名として挙げられていた生活習慣病、これがライフスタイルの変化で低年齢化し、子どもたちにも発症してきているとの指摘がございます。2型糖尿病、高血圧、脂質異常症等の病気が子どもたちの間でも確認され、自覚症状がないまま日々の生活の中で経過し、顕在化してくるのは大人になって発見される、そのような状況も伺っております。この子どもたちの生活習慣病の発見は学校での健康診断が大変重要で、指摘された場合は再検査の受診をする、そのようなことも伺っております。早期発見、早期治療に結びつく大事な機会と考え、現在国分寺市において小学校4年生、それから中学校3年生全般、生活習慣病予防健診が行われておりますが、現在は希望者に受診していただく体制でございますけれども、学校での健康診断を受けた後、再検査についてはどのように対応されていますでしょうか。 68: ◯教育部長堀田順也君)  生活習慣病につきましては、目的として早期発見に結びつけるということで発見することをまず目的としてございますので、再検査自体は行っておりません。検査の結果を医師の方から本人、保護者に直接説明させていただいて、今度の指導が必要な場合には医療機関で診療をお勧めするというような形になってございます。食事内容を見直したりすることを促すこともあると聞いてございます。  それから、定期健康診断のほうでございますけれども、学校生活を送る上で気をつけるべきことであるとか、健康状態を把握するという意味の役割がございます。それから健康教育に役立てるということで、2つの大きな役割があるということでございます。こちらについては健診の結果が児童・生徒あるいは保護者の方の手元に届くような形になりますし、これを契機に生活習慣を振り返るきっかけになるという位置づけで考えているところでございます。こちらにつきましても治療が必要な場合には保護者の方にお知らせを配付させていただいて、かかりつけ医等にて健診していただくようなことを促しているのが状況でございます。 69: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。これまで生活習慣病の通知自体は郵送通知でしていただいておりましたけれども、平成29年5月から医師との個別面談でアドバイスしていただけるようになりました。2年が経過いたしました。それにより、御本人が意識ができ、また保護者の方々にも御理解、御協力が得られるようになりました。なかなかお忙しい保護者の方々、何もない状態の中で子どもを病院に連れていって健康診断を受ける、そのような機会はなかなかお子さんの時代にはないと思います。学校での健康診断、また希望者ではありますけれども生活習慣病の予防健診、これは子どもたちにとって大変大事な検査であると思います。この個別面談でアドバイスをいただけるようになり、この体制になってから医師、また保護者から、また子どもたちから何か反響はありますでしょうか。
    70: ◯教育部長堀田順也君)  直接的にどういった声があったかということは私どもには届いてございませんけれども、おおむね好評いただいているようなことだと認識してございます。 71: ◯15番(高橋りょう子君)  私のほうには受けた方からのお話がありまして、働く母子家庭のお母さんから大変自分自身が子どもの生活、健康ということについて考えさせられたという話を伺いました。大変効果的であると私も認識しておりますので、引き続き、医師会の方々の御協力、さまざまいただいておりますが、今後もよろしくお願いしたいと思います。  次に、生活習慣から来る口腔ケアについて伺います。永久歯に大きく影響するのは幼少期、乳幼児の歯からもうスタートしている、そのような専門医の話もございます。乳幼児健診を受け、せっかく虫歯ゼロできたお子さんが小学校に入学後、一挙に虫歯が広がり歯科医を受診される患者がふえる、そのような医師からの話も伺いました。それは仕上げ磨きをしていた保護者も、小学校に入学し、安心して手を放してしまったり、また本人任せになったり、親が帰宅する前にお菓子を食べる機会がふえるからではないか、そのように分析する歯科医もおります。  平成29年第4回定例会の一般質問でも入学直後の1年生、低学年の歯磨き指導の検討を質問させていただきました。担当からは検証、研究してみたいとの御答弁をいただいておりましたけれども、その後進捗はいかがでしょうか。 72: ◯教育部長堀田順也君)  御質問いただきまして、私どもも学校歯科医の方々と意見交換をさせていただいたということがございます。お話を伺った中では、今高橋議員がおっしゃっていただいたように小学校に入ると幼少期と違いまして仕上げ磨きを親の方がされなくなるということが非常に虫歯に直結している理由ではないかということでございます。学校歯科医の方々も4年生に歯磨き指導を行っている理由の1つとして、歯の生えかわりの時期であるということで、このぐらいの年齢になればそれなりの歯磨きができるということで、そちらの年齢も考慮に入れながら4年生という時期にやっているということでございますので、早い時期にやって、また保護者の方がさらに仕上げ磨きはしなくていいというような勘違いをされないようにということで、そちらも考慮しながらこちらのほうで対応させていただきたいと考えているところでございます。 73: ◯15番(高橋りょう子君)  大人になってから幼少期の影響で上手にかめない、そのようなことになりますと丸のみ込みのような食形態になり、内臓や、また健康状態にも影響してくることが考えられます。歯だけは治るということはありませんので、本当に大事な時期に健康被害が起きないよう、学校側からもお声かけを、ぜひよろしくお願いいたします。引き続き注意喚起もお願いしたいと思います。  次に、風しんの予防接種の取り組みについてお伺いいたします。来年のオリンピック・パラリンピックを初め海外から来訪者も多く、風しんの感染拡大防止の観点からも対象年齢の男性の方々への接種が昨年から始まりました。具体的な取り組みはいかがでしょうか。 74: ◯健康部長(鈴木佳代君)  昨年の風しんの流行を受けまして、定期接種の機会がなく、流行の中心となっている昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象としまして、3年間の期限で風しんの定期予防接種を実施する改正が行われております。3年間で順次実施するために、本年度につきましては昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性にクーポン券を6月中に発送する予定としてございます。またクーポン券の発送対象者以外の年代の方でも、市へ連絡いただけるとクーポン券を発行するような準備をしてございます。利用するクーポン券につきましては全国の指定医療機関で利用できますけれども、国分寺市内では38の医療機関の協力をいただき、検査・接種環境を整備しているところでございます。 75: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。3年かけながら接種していくということですけれども、市民と接する機会が多い行政の職員の方々にもこの年齢に該当していらっしゃる方がいらっしゃいます。市内在住の居住地で、ぜひ積極的な接種を進めていただきたいと思いますし、また、議会においても国分寺市議会は若い男性議員の方々が多くいらっしゃいますので、ぜひお声かけをいただき、国分寺市議会議員は皆国分寺市民でございますので、38の医療機関の中でぜひ率先して進めていただきたいと思いますが、これはどなたがお答えいただけますでしょうか。 76: ◯健康部長(鈴木佳代君)  まず健康部から、風しんのような流行性の疾患ですけれども、個人だけでなくて集団として抗体の保有率を上げていくことが非常に重要だと考えております。職員につきましては職員課の対応となりますけれども、該当の年齢の職員への周知などを相談してまいりたいと思います。  また、該当年齢の議員の方々につきましては、6月20日以降に市からクーポン券が発送されます。早目の抗体検査、予防接種について率先してお願いしたいと考えております。 77: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。今、6月20日からクーポン券が送られて、早目の接種をという健康部長からのお話もありました。該当していらっしゃる方はぜひ6月20日以降、接種していただいて、市民の方とも接する機会が多いと思いますので、よろしくお願いいたします。  ここにきて、風しんもそうなんですけれども、はしかの感染が既に昨年の倍との報道がなされております。妊婦、赤ちゃんを守るためにもその注意喚起もお願いしたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 78: ◯健康部長(鈴木佳代君)  はしかも例年より非常に感染者が増加している状況がございます。また、はしかにつきましては、感染症の中でも非常に感染力が高いというような特性の疾患でございます。市のホームページや各種保健事業等でも周知してまいりたいと考えております。 79: ◯15番(高橋りょう子君)  感染力が高いというところでは、本当にインフルエンザどころではないという話も伺っておりますので、ぜひ注意喚起をよろしくお願いしたいと思います。  次に、医療費の経済的負担軽減の取り組みについてお伺いいたします。資料を作成いただきましてありがとうございました。この資料について説明をお願いいたします。 80: ◯健康部長(鈴木佳代君)  資料につきましては、総医療費に対する調剤医療費の割合ということで御準備させていただいております。平成26年度から実施してございます国民健康保険の医療費分析から作成したものでございます。平成26年度から29年度までの4年間分の分析でございまして、各年度、表の下段が国保の医療費総額、上段が医療費総額のうちの薬剤費の総額となります。最上段の平成29年度の医療費分析で御説明いたしますと、国民健康保険1年分の医療費は70億5,723万8,000円で、薬剤費は総額で19億9,981万6,000円となっておりまして、調剤費の割合は28.3%となってございます。平成28年度までの実績につきましても、薬剤費の割合は医療費総額の約30%程度となってございます。 81: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。調剤薬剤費の資料を出していただきましたけれども、花粉症などの慢性疾患や生活習慣病など、医師からジェネリックで大丈夫ですと処方された場合、私自身も効果効能が同じで既にジェネリック医薬品が出ているものに関しては、新薬よりも格段に低く抑えられますのでここ数年利用しておりまして、ジェネリックも効果的と認識しております。最近ではジェネリック希望と言わなくても調剤薬局のほうから「ジェネリックもございますが、いかがいたしましょうか」というような声もかけていただけるようになりまして、普及してきている状態を感じているところでもございますが、このジェネリックの市民の利用状況などは把握できますでしょうか。 82: ◯健康部長(鈴木佳代君)  市民の方の御利用状況ということでは把握はしておりません。先発薬からジェネリック医薬品に変更した場合の効果ですけれども、平成29年度におきましては約1億3,700万円程度の削減可能額があるという分析をされているところでございます。また先発薬を全てジェネリック医薬品に変更した場合の1人当たりの削減効果額ですけれども、年間で1万1,657円となっているところでございます。ジェネリック医薬品の普及率については65.3%というような報告を受けているところでございます。 83: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございました。その65.3%を聞こうと思ったところで、質問がわかりにくくて申しわけありません。市が保有しているセレプト情報を活用して、被保険者に対してジェネリックに切りかえた場合の軽減額の通知をいただいておりまして、1人当たりそれ相応の金額が削減できるという今の答弁だったと思うんですけれども、病状の改善によっては、ジェネリックで医師がもう十分ですというところは本当にジェネリックを勧めていただきながら、今残っていて、ジェネリックが出ているんだけれども、それをお使いになられていないというところは、ぜひ引き続きジェネリックを推奨していただければなと思っております。  そういった対応の1つとして医薬品の飲み忘れを防ぐ意味も、また飲み残しを確認し、治療を進める意味でもブラウンバッグの取り組みも始めたところだと思うんですが、その後の進捗、また利用者からの声、医師会、薬剤師会からの反響、効果についてお伺いいたします。 84: ◯健康部長(鈴木佳代君)  平成29年9月に国分寺市薬剤師会会員の調剤薬局22店舗の御協力を得まして、重複服薬や飲み残し、飲み合わせの確認、期限超過薬剤の管理などの服薬管理を薬剤師が適正に行うことで、適正な服薬による市民の健康と医療費の適正化を図るために実施しているところでございます。要介護者等で服薬が多い方など、ブラウンバッグを利用して最寄りの調剤薬局の残薬を持参している事例などを薬剤師会から報告を受けているところでございます。また薬剤師会では、引き続きブラウンバッグのポスターを作成しまして店内の掲示に努めていただいているところでございます。ブラウンバッグにつきましては、現時点でその存在や利用方法を多くの方に知っていただくことが大事だと考えております。今後につきましては、その効果につきましても検証してまいりたいと考えております。 85: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。ジェネリック、またブラウンバッグで飲み残しを減らしていく、そのような取り組みがひいては財政という部分にもまた影響してくると思います。薬の管理そのものは病状回復するために投薬され、服薬しているものだと思いますし、飲み忘れがありますと医師がせっかく調剤してもらっているものが効果があったのか、なかったのかというところの検証ができないことを考えますと、御本人のためにもブラウンバッグの取り組みで患者がきちんと服薬が守られているということがとても大事な点だと思いますので、もし上手にいつもブラウンバッグの取り組みで成功している例がもしありましたら、そういう患者を紹介したり、こういう利用の仕方があるようですよという成功例をぜひ情報提供しまして、さらなる普及に向けて地道な取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 86: ◯健康部長(鈴木佳代君)  まだそのような事例が少ない状況ですけれども、今後の普及に関しまして、そのような事例紹介も含めて取り組んでまいりたいと考えております。 87: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。  次に、安全安心施策について、伺います。通学路の安全対策について、ほかの議員の皆さんからもさまざまな御質問が出ておりますけれども、池袋、また福岡県を初め高齢ドライバーによる交通事故が最近随分多発しておりまして、子どもたちの痛ましい報道に誰もが心を痛め、ルールを守っていながら被害に遭うこの現状にどう身を守ればいいのかとの不安の声も寄せられているところでございます。  国分寺市内におきましても、道幅が狭く、車両同士のすれ違いがやっとという箇所を歩行者が歩いているという現状も少なくありません。中でも、稲荷坂通りと高木通りとの交差点、ここは住宅と道路が張りつき、大変道幅が狭くなっております。稲荷坂通り側から来る第八小学校に通学する児童の通学路ともなっておりますが、立川方面から国立駅への朝の通勤通学ラッシュのバス、乗用車の通過道路にもなっており、台数も大変多く、保護者から不安の声が寄せられているところでございます。この交差点について対応を検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 88: ◯建設環境部長(中村隆生君)  高木通りでございますが、バスや車両等の通行も多く、片側歩道の狭隘な道路でございます。御指摘の高木町の交差点は北東部に歩行者のたまりのスペースもない状況でございます。市といたしましては交通危険箇所であることを踏まえ、現場の状況を改めて確認させていただき、少しでも児童等の交通安全が確保できるよう、交通管理者の意見を伺いながら安全対策を検討してまいりたいと考えます。 89: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。通学路に指定されているというところで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  また、さらに西に進んだ高木町の社務所、それからけやき台団地、コンビニ、ここを囲む変則的な交差点がありますけれども、ここについては社務所前から北側の立川方面に向かう右折車両が1台停止しますと、その対面の直進車両が黄色で途切れるタイミングまで右折できない。やっと右折すると、そのタイミングではもうほとんど黄色信号という、するとその後続の直進車両が急ぎ直進する、その時点でもうほとんど赤信号という、そういう状況が起きて、歩道を歩く子どもたちが大変危険という声が寄せられております。ドライバーのルール違反ではありますけれども、いつ事故が起きてもおかしくないという状況でございます。保護者からは事故が起きる前に何とか対応ができないか、右折表示信号にかえるなど安全対策をお願いできないかとの切実な声が寄せられております。ここについても対応について検討をお願いいたします。 90: ◯建設環境部長(中村隆生君)  けやき台団地入り口の信号につきましては、現地を確認させていただいております。そちらの交差点は先ほどの高木町の交差点から西に向かったところになりますが、そちら側から向かってくると変則的な交差点となっており、停止線の位置がかなり後方となっております。そういった中で右折車両がいたときに交差点内に直進車両が入っているというような状況もあり、また無理な交差点への進入の運転手のマナー等々もございます。また信号の切りかえのタイミングなどについても、一定のその理由になっていると考えられます。  今後、運転される方への安全運転への注意喚起、交通ルールの周知徹底等の啓発活動をしっかり行うとともに、信号の調整は難しいということは伺っておりますけれども、交通管理者に対し、他の信号への影響等を鑑みながら対応できないか、そして信号の時間調整、高木通りの信号を時差式にするなど、右折車両と直進車両がスムーズな動きになるような検討をお願いしてまいりたいと思います。 91: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。引き続き、あの細い道の一帯の対応を、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、さの議員初めほかの議員の方々からも質問が出ておりました、今回大阪附属池田小学校の殺傷事件から18年、このときに川崎市でも子どもたちが被害に遭う痛ましい事件が発生し、通学児童をどう守るか、その答えが見つからないと、皆さん一様に言っております。これまでも朝早くから市内の見守りの方々が不審者や交通事故の危険から子どもたちを見守ってくださっていることに感謝を申し上げます。これまでに増して見守りを継続、強化していただきたい、そのような切望する声も出ており、地域によっては長年にわたり見守りをしてきてくださっている方々が御高齢となって、申しわけないがもうできないという、そういったきつくなってきたというような声も伺っているところでございます。あくまでもボランティアの方々の善意で行われておりますので、各学校と地域の皆様との御相談ではございますけれども、国分寺市で進めている防犯リーダー養成講習会、ぜひこの講習会の卒業生の方々にお力をおかりしたいということで担当にヒアリングをしましたら、もう随分その方々がまちなかで頑張って活躍してくださっているというお話も伺いました。  現在の高齢化を考えますと、この防犯リーダー養成講習会への参加というんですか、受講をぜひ進めていただいて人材の育成、そういった点にも力を入れていくことも大切ではないかなと、遠回りのようではありますけれども、そういった人材育成も裾野を広げて、ぜひ検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 92: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  高橋議員からお話がございました防犯リーダー養成講習会でございます。こちらを卒業された方々のうち、みずからの意志で防犯まちづくり委員になられた方々は、現在さまざまな地域において通学路の見守り等を大変精力的に活動していただいております。地域の支え合い、また地域の人材育成の視点で、こちらについてはさらに周知を進めてまいりたい、このように考えます。 93: ◯15番(高橋りょう子君)  よろしくお願いいたします。市が主催しておりますので、市民の方も安心して受講していただき、また人のためにという志を持った方々のお力をおかりしながら子どもたちを守っていきたい、そのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、公園整備について、伺います。災害時の避難場所ともなる小学校トイレ、全10校の洋式化が完了し、並行して市内公共施設でも進んでおります。高齢化の方々から公園トイレの洋式化についての要望が上がっております。新しい設置公園は洋式化が進んでおりますけれども、旧の公園について洋式化のお考えがありましたらお聞かせいただければと思います。 94: ◯建設環境部長(中村隆生君)  公園のトイレでございますが、和式のみが設置されているトイレにつきましては、補助金等を活用して洋式に改修してきているところでございます。現在まだ和式のみとなっている公園につきましては、もともとトイレのスペース、ブース自体が狭く、便器やブースの改修だけでは洋式化できない状況もございます。そのような場合においては、便器やブースの改修以外の部分の改修を含めると補助金を活用しても相当な費用がかかってくるということが考えられます。これからさまざまな方策等を考えながら対応を考えてまいりたいと思います。 95: ◯15番(高橋りょう子君)  わかりました。さまざまな時代、社会の変化によって要望も違ってきますけれども、できる限り計画的に進めていただけるよう、よろしくお願いいたします。  次に、公共交通、ぶんバス北町ルートについてお伺いいたします。吉田議員とともに同様の資料を作成いただきまして、ありがとうございました。昨年12月1日より西国分寺駅へのルート変更から半年がたちました。乗客数もふえ、JRにつながり大変助かっている、そのような喜びの声をたくさんいただいており、高く評価いたします。ありがとうございます。  乗ってみると便利で、さらに利用しやすくなって、次々と要望も出てきているところでございます。できれば30分に1本走行してもらえないか、そのような要望もいただいておりまして、昨日は吉田議員からバスの大きさの話がありました。それとともに増便についての検討はいかがでしょうか。 96: ◯建設環境部長(中村隆生君)  ただいま増便という形でのお話でございました。こちらは今までのルートから西国分寺駅へ行くルートに変わったことによって、乗車人員、利用者の方がかなりふえてきたということは我々としても把握しているところでございます。公共交通空白地域の解消ということが目的という形になっております。今、増便していくということになりますと多くの費用等々もかかってまいります。そういった部分でその課題の整理等々も今後考えてまいらなければいけないというところでございますが、今の状況をもうちょっと経過観察させていただきながら、検討させていただきたいと考えております。 97: ◯15番(高橋りょう子君)  「はえば立て」というところで、担当も大変御苦労していただいているのはよくわかっております。  小さなお子さんを抱えている若いお母さんたちから要望がありました。いずみプラザで行っている乳幼児健診、この受診でぶんバスを使おうとしたときに、乗車の際にベビーカーを載せることができなかった、そのような声がありました。ドライバーに載せてもらおうとしたのではなく、今乗ってきた子どもを抱え、ベビーカーを畳んでぶんバスに一緒に載せようとしたということでありましたけれども、市にもそのような声が届いておりますでしょうか。また、ぶんバスにベビーカーを搭載するということについて、お考えを伺います。 98: ◯建設環境部長(中村隆生君)  ぶんバスにおけるベビーカーの取り扱いでございますが、ベビーカーと一緒に御乗車いただくことは可能と考えております。北町ルートの車両につきましてはワンボックスタイプの車両となっており、乗務の乗り降りが運転席側、右側となっております。また、全てのバス停ということではございませんが、原則乗車時の介助を行うことは乗務が運転席から離れることとなるため、安全運行上の観点から行っていないというのが現状でございます。ベビーカー等を御利用される方には大変御迷惑をおかけしますが、皆さんのお力で載せていただき、御乗車いただきたい、こちらはこのぶんバス自体がワンマンで行っているというところも御配慮いただきたいと考えております。 99: ◯15番(高橋りょう子君)  今御答弁いただいたようにぶんバスの目的が福祉の向上に寄与するとうたっているということを考えますと、現段階でルール上、それが難しいということであれば、例えばベビーカーを利用するときは車椅子と同様、予備車を呼んでいただくようになりますとか、何か市民の方が本来の目的のためにベビーカーも載せてぶんバスを利用したいという、その考え方を明確にしておく必要があるのではないかなと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 100: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今の御意見は、こちらとしても非常に理解するところでございます。運行会社にも御相談させていただきながら、そういった場合の予備車の配車というようなところもあるかと思います。また、予備車を出すという形になりますと時間が15分から20分またかかってしまう、そのようなところでお待ちせずに行かれてしまうというのも、きのうの吉田議員のところでも御説明させていただいているところでございます。そういった部分をさまざま運行事業者と協議させていただきながら、どのような形ができるのかといった部分も含めてこれからの検討課題とさせていただきたいと思います。 101: ◯15番(高橋りょう子君)  今回のこの御相談をいただいた若いお母さんたちは、市で主催している乳幼児健診に、市の公共交通機関であるぶんバス北町ルート、このバスが利用できなくて乗車していないんだというお話だったんです。そのお母さんが言うには、結局この子がベビーカーを必要としなくなるまではぶんバスは使えないんですという、そういうお話を伺ってしまったものですから、私もちょっと「うーん」という気持ちだったんですけれども、今のぶんバス北町ルートのあの車体、車両の躯体からいうと、きのうの吉田議員の御指摘もありましたけれども、高さも余りありませんし、ベビーカー自体を積んだとしても、どこにどういうふうに置いて、それをどう乗車中に動かないようにするか、そのようなことまでは考えてはいなかったかなと私自身も思います。まさに市境に住む公共交通不便地域と言われる地域に住んでいらっしゃる方で、ベビーカーを使って公共の健診に行きたいという、そういう方だったものですから、例えばそこら辺の使える条件、そのようなものを明確にして事業者と協議していただきながら、その御利用される方々に認識していただけるような掲示というんですか、あるいは時刻表に少しわかりやすいように明記していただくとか、何かベビーカーを使われる方の北町ルートの使い方というところを明確にできるような、そういった取り組みはできないでしょうか。 102: ◯建設環境部長(中村隆生君)  ぶんバスを走らせているうちにさまざまな課題というのは出てくると思います。そういった部分の洗い出しをしっかり行いながら、今御指摘のありましたような掲示、あるいは、どのような形でできるかわかりませんけれども、そういったものの市民への周知ができるタイミングというものを考えてまいりたいと思います。 103: ◯15番(高橋りょう子君)  そこの使える条件を明確にしていただいて、混乱を生じさせないように、できないものはできないということで当然ですし、その方もドライバー席から車道に出るということは絶対あり得ない、それはよくわかりますということでお話はされていたんですが、ほかの形で何か対応できないか、一緒にまた考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、スポーツ振興について伺います。史跡駅伝の取り組みについてでございますけれども、いよいよ来年、東京2020オリンピック・パラリンピックが開幕となります。この東京に多くの選手また観戦するお客様、世界各国から観光客の方々などが来日され、スポーツの祭典に大きな盛り上がりが想定されます。国分寺市にもたくさんそういう方がいらしていただければと期待しておりますけれども、国分寺市には市制施行50周年を記念して始まりました国分寺史跡駅伝があります。毎年12月の開催で、ちょうどこのオリンピック・パラリンピックまで7カ月というタイミングでございまして、オリンピックイヤー開幕へと、このスポーツの機運で地域を盛り上げるには絶好のチャンスではないかと考えます。  昨年は一般の部が新設されまして、自己申告タイムに対し、より近い団体が勝利という、そういった大変いい条件を課していただきましたので、優勝したのはシルバー世代の男性チームでございました。大変好評で、来年も来ると、そのように喜んでいらっしゃいました。ことしはまさにネーミングどおり史跡武蔵国分寺跡周辺、この地域をめぐるコースに変更するというタイミングでもありまして、史跡周辺の地元の方々にも沿道からたくさんの応援をいただけるのではないかと期待しているところでございます。こういった機運が高まるような新コース、ことしの取り組みについて伺います。 104: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  史跡駅伝につきましては、今御紹介いただいたようにことしで6回目になりまして、武蔵国分寺公園から史跡武蔵国分寺跡のほうにコースを変更しまして、第四中学校をスタート・ゴールにしております。詳細なコースはこれから関係部署とか小金井警察署と調整してまいりますが、これまでよりも幅の広いコースを走ることができるので、同時に走るチーム数をふやすことができると考えています。またレースとレースの時間もあけて実施できることから、より安全な運営もできると考えています。また、これまでも大会に参加する保護者の方々が協力団体の支援を得て駅伝を支える仕組みをつくってまいりましたが、先ほど高橋議員からもお話がありましたようにコースに隣接する方々にもぜひとも沿道で応援していただいて、地域全体で大会を盛り上げていけるように努めてまいりたいと考えております。 105: ◯15番(高橋りょう子君)  楽しみだと思います。  また、パラリンピック機運で来場者を含めまして障害のある方々との交流、そういったことも深める機会にもなることが想定されます。その機運醸成につながる取り組みなどはありますでしょうか。 106: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  先ほども高橋議員からありましたようにオリンピックの7カ月前、パラリンピックの8カ月前という形になります。今考えているのは、第四中学校がスタート・ゴール地点になりますので、そこでのパラリンピックの種目の体験とか、障害理解につながる体験ができるような場をつくっていきたいと、今のところ考えているところでございます。 107: ◯15番(高橋りょう子君)  せっかくのタイミングでありますので、ぜひそういった取り組みもしていただければなと思っております。  また、担当課の声かけ、御努力によりまして、この5年間で協力団体が大変ふえてまいりました。今回はその団体の方々にもサポートする側から参加者、ランナーとなって走っていただいてはいかがでしょうか。また市の職員の方々の中にも記録を持っていらっしゃる方や、日ごろからランニングをしていらっしゃる方もおられると、そのように伺っております。関係団体も含め、1年に一度市民と一緒に出場していただく体育・スポーツの祭典という思いで、さらに理解が深まっていくのではないかなと思いますが、ぜひそういった企業にもお声かけし、参加していただいてはいかがでしょうか。 108: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  昨年度までは特に公園内の安全管理を言われていましたので、多くの関係団体の皆さんに安全管理として御協力いただいてきたところがございます。先ほども申し上げましたように今回のコース変更で安全管理面の必要人数を減らすことができると想定しています。ですので、御協力いただいている関係団体の皆さんにはその分、一般の部のレースへの参加を御案内させていただきたいと思いますし、さらにお話がありました市職員初め関係機関の方にも参加の呼びかけを考えてまいりたいと思います。 109: ◯15番(高橋りょう子君)  ぜひ皆さんで、オリンピック会場には行けませんけれども、国分寺市にいながらにしてその気持ちを味わいたいなというか、みんなで盛り上がってオリンピック開幕につなげていきたいなと思います。  最後に、このパラリンピック、またそこに向けての障害のある方々への対応としてのお願いでございますけれども、市内の点字ブロックの点検、それから道路の確認、また公共施設などへの障害のある方々のマークの掲示、そういったものが外れていないかとかそういうことも含めて、その意味の浸透にも努めていただければと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 110: ◯建設環境部長(中村隆生君)  点字ブロック等の確認等につきましては、今の御指摘を踏まえましてやってまいりたいと思います。 111: ◯15番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。意外と私たちが気づいていないような道路の段差ですとか、そういうブロックの外れですとかそういったことも、時間は来年に向けてではありますけれども日々の点検の中で確認していただいて、ぜひそういった見えないところでの心のおもてなしという視点で担当にも力を入れていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 112: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で高橋議員の一般質問を終わります。  午後1時30分まで休憩といたします。                    午前11時42分休憩                    午後1時31分再開 113: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 114: ◯議長(皆川りうこ君)  午前に引き続きまして、一般質問を行います。  丸山議員。 115: ◯11番(丸山哲平君)  自由民主党市議団の丸山哲平でございます。午後一番、末広がりの8番目ということで、質問をさせていただきます。今回、2期目となって初めての質問でございますが、前期以上に前向きかつ建設的に、しっかりと仕事に臨んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従って、順次進めてまいります。  まず、第1点目、働き方改革と生産性向上についてと題しまして、お伺いをいたします。  このテーマにつきましては、毎回、お伺いをさせていただいているところでございますが、そもそも働き方改革の意義について、厚生労働省によれば、働く方々がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講じますと言われているところでございます。かなり範囲が広い話でございまして、それをどこを切り取って、またどこを見て話を進めるかというところも毎回変わるところではあるんですが、今回は特に、いわゆる長時間労働の是正というところについて、その解決策並びに、それに伴う生産性向上について、お伺いをしてまいりたいと思います。  まず、今回、資料の作成をいただきました。ありがとうございます。まず、前提として確認をしたいんですが、この資料についての御説明ということで、今の超過勤務の実態、またその傾向について、御説明をいただきたいと思います。 116: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  長時間労働の是正を初めとする働き方改革は、職員の心身の健康維持はもとより、質の高い行政サービスを提供するためにも重要なものと認識しているところでございます。超過勤務でございますけれども、平成25年度から平成29年度までの推移につきましては、資料のとおり、年度によって増減はございますけれども、年間総労働時間数は5万時間台で、うち振りかえ時間は7,000から8,000時間となっております。 117: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。一応、確認なんですが、平成29年度で構いませんので、この母数の人数は何人というふうに考えればよろしいか、その点も御答弁お願いいたします。 118: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  正規職員でございますので、基本的には※653人を母数としております。(※110ページに訂正発言あり) 119: ◯11番(丸山哲平君)  ということであります。これを割り返せば、計算をすればわかるところでありますが、結果として、当市においては、1人当たり年間で約90時間未満で、月当たりで見ても大体7時間強というところということで、現時点においても、超勤削減という観点からいえば、かなり前向きに進んでいる、進めているということで評価をしております。  当然に、これ自体をゼロに近づけていく努力というものは今後も求められるところだとは思うんですが、私が今回申し上げたいところとしては、ここまで来ると、単にこれを時間を圧縮せよという議論から、やはり効率性そのものをどのように考えていくのかというところに重点を置いていくべきであろう、このように思っております。  そこで、今回、お伺いをしたいと思っているのが、朝型勤務についてでございます。各人、各職員の方々において、個別に置かれた状況は異なれど、一般的にいって、日中はどうしても市民の方々への対応等を含めて、その時々に応じた対応というものが求められる。しかしながら、いわゆる勤務時間前の朝の時間帯については、一般的には、そういった要素はなくて、かなり集中して事務にも臨むことができると、このように考えています。まず、この点について、市として、現段階で、いわゆる朝型勤務については、どういったお考えをお持ちなのか、この点をお伺いしたいと思います。 120: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  朝型の超勤ということでございますけれども、こちらについては、特に夏など、始業前の勤務によって、非常に時間が有効活用できる。特に朝については非常に効率よく仕事ができるということで、毎年ですけれども、朝型の勤務、特に夏に入る前に、ここについては推奨しているところでございます。 121: ◯11番(丸山哲平君)  市としても、その効果といいますか、効率性という観点だと思うんですが、推奨しているということであります。  ここで1点、法的な点で確認をさせていただきたいんですが、仮に、この朝型勤務というものの制度をさらに深めていく中で、いわゆる超勤手当の比率についてです。現状は、いわゆる勤務時間から夜の10時までが1.25で、夜10時から朝の5時までが1.5という、そこを掛けるという形で理解をしているんですが、例えば、仮に朝型勤務、朝の5時から朝の8時について、この1.25を減らすということではなくて、逆にふやし、1.3とか、そういったことをやるということ自体は法的に可能なのかどうか、この点について、お聞かせいただきたいと思います。 122: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  超勤の割増率を含めた職員の給与につきましては、地方自治法及び地方公務員法の定めによるところにより、条例で定められるものとされております。しかしながら、給与の決定につきましては、地方公務員法第24条第4項の均衡の原則により、国及び他の地方公共団体の職員の給与等を考慮した上で定める必要がございます。したがいまして、今、お話がございました早朝勤務、超過勤務に対する超過勤務手当支給率の割り増しにつきましては、国、東京都及び都内26市において行われていない状況に鑑みますと、実施は難しいと、このように考えております。 123: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。確認としては、条例としては可能であるけれども、実際のところは、その均衡の原則、また、そういった、今、都の人事の勧告等を含めると、現実としては難しいという状況であるということであります。  正直な感想としては、これに限らず、さまざまな分野で、自治体ごとに取り組みであったりとか工夫というものを求められている中で、いざ、こういったところで、仮に新しいことを始めようとすると、均衡の原則等でできないというところは、若干納得がいかないといいますか、どうなのかなと思うところもありますが、現状としては了解はいたしました。  ただ、御紹介も兼ねてなんですが、実際には、特に民間企業においては、こうした朝型においての朝型勤務制度を導入して成果を上げているというところがあるということでございます。以前も別例で挙げたと思うんですが、いわゆる伊藤忠商事では、本当に同社はいろいろとやっていると思うんですが、2012年度に早朝勤務時間、5時から8時にインセンティブとして、ここは150%の割り増し賃金を支払う制度を導入されたということで、プラス朝食もつくらしいんですが、その後、時間外勤務時間状況として、翌年の13年度には、約7%、超過勤務が減った。そして、導入5年後の2017年度には、約11%減という結果が出ているということであります。当然、仕事の忙しさ、状況というものは、年ごとに各企業、各団体において異なると思うんですが、当市も例外でないように、今、あらゆる組織というものは、基本的には仕事の量というもの自体は、ふえることはあっても、それが減る、楽になるということ自体はない中で、10%強の超過勤務を減少させたということ自体、やはりそういった生産性の向上というものに資するだけの効果があると、私はこのように認識をしているところであります。  なかなか、今、原則、実施は難しいということでありますが、ぜひとも、そういった、今、推奨はされているということでありますので、そういった早朝勤務の効果、また職員の方々からの、そういった御認識であったり、また、その御感想も含めて、その点については、より一層、把握に努めていただいて、それから何ができるのかというのは、そこから先の課題だと思います。まずはそういった点の把握、それについて努めていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 124: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市では、長時間労働是正のために、さまざまな施策を講じているところでございます。昨年度からは、時間外に勤務した場合の退庁時間の管理を行って、長時間労働の是正に努めているところもあります。  朝活でございますけれども、これは、朝仕事をすることで、夕方以降の時間の有効活用ということになります。各家庭の状況にもよりますけれども、家族との時間の充実、プライベートの充実など、働き方改革の1つとして考えられるものでございます。また、光熱水費削減にも有効であるということもありますので、継続して周知を図り、その効果についてもしっかりと把握してまいりたい、このように考えます。 125: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いをいたします。  それでは、続いて2点目、交通についてということで、交差点における事故防止についてと題して、お伺いをいたします。  連日、痛ましい交通事故が報道されているところでございます。要因はさまざまなところがありますが、運転手御本人はもちろんのこと、道路を管理する側においても、やはり不断の改善というものが、より一層求められる、こうした状況にあろう、このように思っています。実際、市内においては、日ごろから交通管理者たる警察、また道路管理者たる市で、日々、改善に努めていただいていると、このように理解はしているところでございますが、今回、具体的に1件、右折信号の設置、これを御検討いただきたいということで、お伺いをいたします。その場所は日吉町交差点でございます。  それに先立って、まず右折時が危険性が高いということの1つの証左として、交通事故件数というところを改めて調べてみたんですが、警察庁交通局の資料によると、平成29年度の車両相互の事故において、左折時衝突2万1,079件に対して、右折時の衝突が3万8,685件ということで、2倍とまではいきませんが、2倍近い発生率となっているということでございます。やはり実感としても、皆さん、そのようにお思いだと思うんですが、右折時は事故が起きやすい、まず、こうした前提がございます。  こうした中で、日吉町交差点については変則五差路ということで、東西、南北ともに市内における交通の要衝の1つとなっています。この日吉町交差点において、内藤橋街道を南から北に向かう道について、その交差点に右折レーンはあるんですが、右折信号がない状況となっております。
     まず確認として、この内藤橋街道、日吉町交差点の場所に右折レーンが設置されたのはいつなのか、その点、確認をさせてください。 126: ◯建設環境部長(中村隆生君)  日吉町交差点につきまして、交差点改良として、平成15年に交差点の南側の整備を行っております。2年後の平成17年には交差点北側の整備を実施し、右折レーンの設置等を行っております。 127: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。約15年ほど前に交差点の改良がなされたということであります。  また、追加でもう一つお伺いしたいんですが、今、新府中街道、こちらが都市計画道路国3・4・6号線まで暫定開放しておりますが、これに伴って、いわゆる日吉町交差点の交通量自体はどのように変化をしているでしょうか。 128: ◯建設環境部長(中村隆生君)  3年ごとに実施している主要交差点交通量調査の結果では、新府中街道の開通により、この交差点の1日の交通量は、9年前の約半分ほどにはなっているということでございます。しかしながら、夕刻時になりますと、南側からの進入、そして右折する車両の量については余り変化はないというような状況でございます。 129: ◯11番(丸山哲平君)  わかりました。全体としての交通量は約半減しているという状況だけれども、しかしながら、夕刻前後になると、交通量については特段変わっていないと。実際、私もそこの近所に住んでおりますので、その時間帯もよく通行するところではありますが時間帯によってはかなり混んでいるという状況です。  実際に、その内藤橋街道を南から走って、熊野神社通り、また市役所通りに入る、この右折について、直進車が多いこの時間帯においては、実際には、ほとんど赤信号になりかかっている時点で右折を開始をして、その右折の時点においては赤信号になっているという状況が散見される、よく見られるわけであります。  しかも、その次に青信号になる、熊野神社通り、国3・4・6号線が西から東に向かう、この信号が青の時間が、これは正確にはかったわけではないんですが、私の感覚としても余り長くなくて、実際、かなり皆様、お急ぎでというか、若干急ぎぎみに通行されているように見受けられます。こうしたところから見ても、今は、大きな事故というものは起こっていない状況ですけれども、やはり今言った、赤信号になりかかり、もしくはなっている状態で、次の信号は青で急ぎぎみにやってくるという状況を考えると、重大事故がいつ起こってもおかしくないのではないかと、このように非常に危機感を持っているところなんです。こうした状況を受けて、近隣の住民の方々からも、あそこにせっかく右折レーンを設置をしていただいている以上、そこに右折信号を導入をして、よりしっかりと順番を立てて、交通をより安全なものにできないかというお声もいただいているところであります。この点について、市として、今後、交通管理者と協議をし、改善を図れないかどうか、お考えをお聞かせください。 130: ◯建設環境部長(中村隆生君)  こちらの交差点につきましては、かなり変則的な五差路という形、そして、交差点の中も広い状況になっています。こちらのほうでは、そちらが危険な交差点であるということについての認識は持っております。  交通管理者の話では、右折信号や時差式への変更というのは、ほかの信号への影響、そして渋滞等が発生するというおそれがあるというようなところで、非常に調整が難しいという話は伺っております。しかしながら、こちらのほうは御指摘のとおり、右折レーンも既に設置されているような道路でございます。市としましては、スムーズに、安全に運行が図れるよう、引き続き交通管理者のほうに右折信号、もしくは時差式での対応ができないかというものを求めてまいりたいというふうに思います。 131: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひとも、よろしくお願いいたします。  当然、交通管理者のほうも、そのとき交差点を改良した時点での、多分、最適解として右折信号というものを設置をしていなかった。また、変則五差路ということで、私は専門家ではございませんが、かなり微妙な時間の調整の中で、信号の切りかえのタイミングというものも設定をされているということは理解をした上でございますが、一方で、やはり15年を経過をして、特に最近は、近隣でまた宅地化というものも進んできて、人の流れというものも若干変化をしている。また、先ほども部長の御答弁でございましたが、全体の量は減っているにもかかわらず、夕刻前後になると、そこの交通量は変わっていないと。そういった状況から見ても、やはりその前提が変化をしてきている状況でありますので、今、時差式信号も含めて、御協議、また要望していくということで御答弁いただきましたので、今回は、まずはそれを、今後の経過というものを見守ってまいりたいと思います。やはり事故が起きてからでは遅いということは、改めて申し上げさせていただきまして、鋭意取り組んでいただくことをお願いを申し上げたいと思います。  それでは、この2点目の交通についてというところも終わります。続いて3点目、健康推進ということで、今回は大きく2つ、成人歯科健診と後期高齢者歯科健診と、これについてお伺いをしてまいりたいと思います。  まず、成人歯科健診についてでございます。こちらは歯や口の健康状態を維持することを目的に行われている事業であるということで、歯は万病のもとという理解も徐々に広まっていく中で、非常に重要な事業であると思っています。また、資料の御作成もいただきました。ありがとうございます。  まず、御説明として、今の受診率について、これがどのようになっているのか、まず概況をお知らせいただくとともに、また、この裏面に他市との比較といいますか、他市の状況についてもまとめていただいておりますので、その点との比較、今の市の御認識について、お伺いしたいと思います。 132: ◯健康部長(鈴木佳代君)  成人歯科健診ですけれども、20歳以上の市民を対象として、歯科疾患の早期発見、早期治療、また早いうちにかかりつけ歯科医を持っていただくことを目的として実施をしてございます。  ここ3年間の受診数ですけれども、増加はしておりますけれども、受診率が1%に至っていないという状況にあります。担当としても、受診率については向上させていきたいと、そのように考えているところでございます。  他市との比較につきましては、資料にあるように、各市、対象年齢や勧奨方法、実施時期など状況は異なりますけれども、実施人員等の実績が高い自治体もあるということを確認をしてございます。  当市における過去の状況を確認いたしましたけれども、平成19年度までは、対象者を40歳から70歳までの5歳刻みの年齢の方を対象として、受診券を送付するなど、個別勧奨を実施しておりました。平成21年度からは、対象年齢を20歳以上から上限をなくし、20歳以上の若い世代から全世代への歯科健診事業としているところが当市の特徴だというふうに考えております。  受診率に関しましては、対象を40歳からの節目として限定して、個別勧奨を行っていた当時の受診率は10%を超えていたというふうな実績も確認したところでございます。 133: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。詳細、御説明をいただきました。  現状としては1%に至っていないということで、数字の、これを高いと見るか低いと見るかというところが、まずあると思うんですが、やはり高いとはとても言えない状況にあろうと、このように思っています。  また、資料の裏面のところで、他市の状況で、今、部長からも御説明があったんですが、対象年齢、また期間であったり、そもそもの事務の内容、ここが全く同じではないので、単純に、ここの人数だけをとって、当市が多い少ないということは、一概には言えないということは理解をしているんですが、その上でも、やはり例えば国立市を見ると、平成29年度の実施人数としては5,000人を上回っているということで、これは明らかに人数の実績としては大きい数値になっているということであります。  また、今、部長から御答弁の中で、以前は5歳刻みでやられていて、かつ、個別勧奨でやられていたということであります。また、その際には10%を超える受診率があったということで、人数の対象の幅を広げたので、なかなかこれも単純比較というものはできないと思うんですが、現状、市として、やはりこの受診率が低下をしてしまった一番の要因というものはどこにあるとお考えなのか、お考えがあれば、お聞かせをください。 134: ◯健康部長(鈴木佳代君)  先ほども、今の健診方法について御説明させていただきましたけれども、やはり勧奨方法であったり、そのあたりの工夫は必要だというふうに考えているところでございます。 135: ◯11番(丸山哲平君)  勧奨方法というところですね。具体的には、多分、はがきで以前は御案内を5歳刻みで出していたというところが、今も40歳、50歳、60歳に加えて、平成31年度からは30歳、70歳の方々へも個別勧奨をスタートさせたということで、やはり市としても、そういった危機感といいますか、そういったものに対して積極的に進めていこうというようには理解をしているんですが、やはり以前、5歳刻みでやっていたときに10%を超えていたということを考えると、改めて今、これは10歳刻みになっておりますが、5歳刻みで勧奨するということも有効な手だてではないかと、このように思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 136: ◯健康部長(鈴木佳代君)  個別勧奨につきましては、一定、効果のあるものというふうに捉えておりまして平成26年度からですけれども、具体的に、40歳、60歳、50歳、30歳、70歳ということに拡大をしてきているところでございます。節目年齢の設定もそうなんですけれども、効果的な勧奨方法について、まずは検討してみたいというふうに考えております。 137: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いします。やはり受けていただいてというところから何事もスタートするのかなというように思いますので、お願いをしたいと思います。  その上で、さらにもう一つ、お願いをしておきたいんですが、先ほども例に挙げさせていただいた国立市については、やはりお隣ということで、大変近しいところにあって、かつ、これだけの実績を上げられているということですので、やはりそこには多く学ぶこともあろうかなと。既にコンタクトもとられているのかなというふうにも思うんですが、そうであれば、その状況について。また、今後については、より一層、よいところはしっかりと学ばせていただくということで、この国立市の取り組みについて、国分寺市としても取り組めるもの、また取り入れられるものがないかどうか、この点について御確認をいただきたいと思いますが、一言いただけますでしょうか。 138: ◯健康部長(鈴木佳代君)  実績が非常に上がっていると思われる国立市なんですけれども、担当のほうで、まずは確認をさせていただいている状況がございます。当市のほうも、当市に合った勧奨方法等を検討していくことになると思いますけれども、歯科医師会のほうと相談させていただきたいというふうに考えてございます。 139: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひとも、よろしくお願いします。  成人歯科健診については、1つだけ聞き忘れていたんですが、今、これからそれを上げていくということは、方向性としても、市も意識をしているということで、また、取り組みもいろいろ検証していきたいということでお伺いをしましたが、数値目標みたいなものというのはお持ちなのか。例えば、今、1%に行っていないところを、いきなりこれを30%にせよということは、逆に言うと現実離れしているわけでありまして、例えば、そういったものを、1%、5%、10%というような一定の時間軸の中で目標を持って、それに対してアクションを起こしていくということが必要なのかなと思うんですが、この点について、現状のお考えと、今後、ないのであれば、そういったものをお持ちいただけないかどうか、この点についてお聞かせください。 140: ◯健康部長(鈴木佳代君)  健康増進計画では、歯と口の健康の目標として、定期的にかかりつけ歯科医に行き、口腔内の改善に努めることとしております。実施計画におきましては、受診者数は666人以上というような目標値になってございますけれども、策定当時の実績をもとに設定されたのではないかというふうに考えております。  今年度、次期の健康増進計画後期の実施計画の策定の年度となってございます。少し、そのあたりも検討してみたいというふうに考えております。 141: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いします。やはり、それをなかなかポンと決めて、それがすぐにできるのかどうかというのは、また別問題にせよ、やはり一定、向かう方向性と、また向かう、その数量的、数値的な管理というものはあってしかるべきかなと思いますので、御研究、御検討いただけるということですので、お願いをしておきたい、このように思っています。  続いて、(2)の後期高齢者歯科健診について、お伺いをいたします。  平成30年10月に、厚生労働省の医政局歯科保健課より、後期高齢者を対象とした歯科健診マニュアルというものが出されました。まず確認として、このマニュアルの意義、目的と、当市における検討状況について、お伺いしたいと思います。 142: ◯健康部長(鈴木佳代君)  平成30年10月に厚生労働省から示された歯科健診マニュアルですけれども、歯の状態に加えて、咀嚼能力、舌機能、嚥下機能の評価等について、方法が示されているところでございます。高齢者の特性を踏まえて、口腔機能の低下による誤嚥性肺炎等を予防することを目的としておりまして、QOLの向上や健康寿命の延伸に寄与するものとして、後期高齢者医療の広域連合と市町村が連携して、被保険者を対象として実施するためのマニュアルとなってございます。  当市の検討状況ですけれども、昨年度から歯科医師会と実施に向けた検討を始めているところでございます。まだ26市でも実施しているところが少ないという状況でございますけれども、昨年度は実施している自治体への視察なども行っているところでございます。令和2年度からの実施に向けて、今年度は準備期間として、具体的な健診方法の構築の検討のほか、歯科医師を対象とした研修等を企画しているところでございます。  所管部署ですけれども、後期高齢者医療を所管する保険年金課と、保健事業を所管する健康推進課となっておりまして、その2課と歯科医師会で準備を進めている状況でございます。 143: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。今、歯科医師会のところとも、ともに協議しながら、また、他市の事例も調べながらということで、来年度からスタートするということで進めていただいているということでございます。  この方式については、いわゆるセンター方式がいいのか、クリニック、各医院方式がいいのか等々の部分については、実際にその自治体ごとの実態であったりとか、また、項目によって、実行可能性が高いものというものが選択をされてくるというように思いますので、まさにそういった専門家の方々と御協議をいただくところかなと思っております。  その上で、今回、特にお聞きしたいところとして、対象年齢のスタートがどこからになるのかということで、市としては、今、協議中ということですが、現状、これは対象年齢はいつからになっているでしょうか。 144: ◯健康部長(鈴木佳代君)  後期高齢者医療の被保険者を対象とした健診となってございますので、75歳以上の方を対象として準備をしているところでございます。 145: ◯11番(丸山哲平君)  今の御答弁で75歳以上ということでございます。今回申し上げたいところ、また要望させていただきたいところは、そこからでいいのでしょうかということでございます。  先ほど、部長の御答弁の中にも、やはり健康寿命の延伸というところが、1つこの事業の目的になってくる、取り組む意義の部分になってくるというお話がありました。健康寿命についての現状については、2018年3月に、厚生労働省が2016年現在の、介護を受けたり寝たきりになったりせず、日常生活を送れる期間、すなわち健康寿命の推定値というものを発表しております。それによると、健康寿命の全国平均値でございますが、男性で72.14歳、女性で74.79歳ということで、これ自体は2013年の調査から見ると、男性で0.95歳、女性で0.58歳と延びているということで、徐々にこの健康寿命そのものも延びているので、この2019年現在は、より延びているということも考えられるんですが、この数値から見ると、当然、個々の状況は、それは異なるんですけれども、あくまで一般の平均の数値でいえば、今申し上げたとおり、男性が72.14歳、女性で74.79歳という結果が出ている以上、この健康寿命の平均を過ぎたところから健康寿命の延伸に向けた取り組みをするということでは、時期としては若干遅いのではないかと、私自身はこのように思っているところでございます。こういったところについて、今、市としてはどのようにお考えなのか、お考えがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 146: ◯健康部長(鈴木佳代君)  75歳より早い段階から健診対象としていくことについては、現在の健康寿命の状況や、早い段階からの予防という観点からすると、重要な御指摘だというふうに考えております。  現状としては、まずは75歳以上の健診体制を構築しまして、効果的な健診の実施に向けて取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。その中で、健康推進課が所管する成人歯科健診との整理も必要になってくるというふうに考えております。  今回の御提案を受けまして、より効果的な予防という観点からの実施について、検討してみたいというふうに考えております。 147: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひ、よろしくお願いをいたします。でき得るなら、スタート時点から、私は若干早目にスタートすべきではないかというところが私自身の考えではありますが、何よりも、やはり専門家の、先ほど来出ております歯科医師会含めて、そういった専門の見地というものも踏まえて、やはり目的は事業を行うことではなくて、市民の方々に健康でいていただくと、健康寿命を長く、また健やかに過ごされることを目的とするわけでございますから、やるからには実効性のあるものということでお願いをしておきたいと思います。  そもそも健康部が設立された大きな目的としては、その予防というものをより推進をしていくということと、他部門との連携というものをハブ役として、しっかり果たしていくということで、先ほども部長から、健康推進課、また保険年金課、これをまたいで、しっかり連携していくというお話もありましたので、その点の推移もしっかり見ていきたいと思います。ぜひとも、そこをセクションで分けることなきように、75歳というところにとらわれることなく進めていただきたいと思います。  最後に、この点について確認をしたいと思うんですが、これはまさにこれから詰める部分だと思うんですけれども、後期高齢者歯科健診がスタートした場合、成人歯科健診との兼ね合いはどのようになってくるのかということです。例えば、65歳、これは、あえて希望を込めて、こう設定させていただきますけれども、65歳から後期高齢者歯科健診が対象年齢としてスタートした場合に、その該当される65歳以上の市民の方に対しては、これは両方の診察を受けるという御案内が行くのか、はたまた後期高齢者歯科健診の部分で成人歯科健診のものもカバーし得るのか。当然に細かい目的は違うところはあると思うんですけれども、先ほど来出ているように、受診率が、今、1%行っていない中で、これでまたもう一つ新たな健診ということになると、やはりなかなか行くことも手間ですし、こういった受診率ということから考えても、できれば今の段階でしっかり検討して、まとめられるところはまとめていただいたほうがよろしいのではないかなと思うんですが、この点について、現段階でお考えがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 148: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、御指摘のあった点につきましては、市としても整理すべき課題というふうに捉えております。具体的な方向性、まだ出ておりませんけれども、実施に向けては整理したいというふうに考えております。 149: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いいたします。午前中にもお話にありましたが、ジェネリックの積極的な活用であったりとか、今、市としても、そういった持続可能な体制というものをつくるために、御努力をいろいろといただいている点については高く評価をするものでございますが、やはり何よりも根本から、そもそも医療費がかからない、そういった状況というものを、いかにつくり上げていくのかということが、やはり大事であるという観点から、今後とも、こうした健診、入り口の部分になりますので、お伺いをしていきたいと思いますので、進捗含め、またお聞かせいただければと、このように思っています。  それでは、この3点目の健康推進についてを終了といたします。  続いて4番目の農業についてということで、今回は鉄骨ハウスについてお伺いをしたいと思います。  近年、異常気象と、それに伴う自然災害の度合いが、年々増しているということを実感しております。そこで今回、いわゆるこのビニールハウス等の、こうしたハウスに関連して、お伺いをしたいんですが、さきに挙げた自然災害に耐え得る、また、中長期にわたって使用に耐える、より強固なもの、いわゆる鉄骨ハウスと言われるものを活用したいというお声を聞いております。まず確認としてなんですけれども、市として、現状、運用、規制について、どのようになっているのか、どういったものはつくれて、どういったものはつくれない、そうした運用になっているのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 150: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今、市のほうで、どのようにそういった鉄骨ハウス等について取り扱っているかというようなことをお答えするに当たって、建築基準法上の位置づけですが、建築基準法では、建築物につきまして、土地に定着する工作物のうち屋根及び柱もしくは壁を有するものといった規定がございます。この定義に則して、屋根、覆いをビニール等でふいたものは、取り外しが自由である場合、建築基準法上の屋根とみなさないから建築物ではないと解されるといった旧建設省の回答がございます。こういったことを踏まえまして、多くの特定行政庁では、基礎を伴わない簡易な構造のビニールハウスについては建築物として取り扱わないとしている一方で、ガラスで囲まれた農業ハウスは建築物として取り扱うのが一般的となっており、都内においては、一律、そうした取り扱いを行っている状況にあります。そういったことから、鉄骨ハウスにつきましては、骨組みが剛性の高いもので、土地に定着する強固な基礎を必要とするといったものになりますので、これは農地の大半に対して、住居専用地域というところにあるわけですけれども、その敷地に設置する場合には、特定行政庁が許可をするというようなことが必要になっているという状況でございます。 151: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。そういった規制があって、特定行政庁としての判断で、今、基準というものがあるということを教えていただきました。  ちょっと視点を変えて、市民生活部経済課として、こうした市民、また農業に携わる方々から、こうした御要望についてはお伺いをしているのかどうか、お声が届いているのか、この点について、お聞かせいただきたいと思います。 152: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  経済課になりますが、農業者から、こちらの鉄骨ハウスの設置の要望の声は聞いてございます。これは、御紹介ありましたように、昨年度起きました大型台風とか、先月のひょう害等、昨今、異常気象を起因とする自然災害がありますので、それを未然に防ぐ手だてとして、強固な鉄骨ハウスを設置したいという要望が上がっているところでございます。  農業委員会のほうでも、第一種低層住宅専用地域に鉄骨ハウスの設置を認めることを求める要望を意見書として提出する動きがあるということも聞いてございます。 153: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。そうした御要望が市のほうにも来ているということがわかりました。  やはり、当然そうだと思うんですね。やはり農業というものは、当然のことながら経営であるということでありまして、耐用年数や堅牢性、生産性、さまざまな要素はあると思うんですが、その組み合わせで最適解というものを求めて成り立たせていくということが重要であって、当然、それは黒字の経営であって、利潤というものも適正に生み出せる、こうした体制をつくるということは、これは本当に死活問題として重要であり、また、そういったことは、私としても当然のことであろう、このように思っています。  また、当市において、いわゆる都市農業というものが欠くべからざる要素であって、非常に重要な存在であると。また、市全体の景観という観点等々から見ても、非常に重きをなしていただいているということで、今後とも、いわゆる農業従事者の方々が経営というものをしっかりと行っていただいて、持続可能な、こうした都市の基盤というものの一翼を担っていただく、こうしたことは市としても求めるところだと思っています。  今、お話にあった現状の解釈としては、鉄骨ハウス、余りに堅牢なものは難しいというのが現状の判断であろうと、このようには思っているんですが、しかし、今のような要素、また理由、そして何よりもこれは明らかに別物をつくろうとか、関係のないものをつくろうという場合には、それは規制の対象になって当然だと思うんですけれども、あくまで農業という観点に立って、そのためにつくっていきたい、活用したいというお声でありますので、この解釈の部分、また判断の基準の部分、こうしたところについては、今後、ぜひともしっかりと検討を進めていただいて、できれば、そういった従事者の方々のお声というものを真摯に受けとめて、そういったものも活用可能な体制をつくっていただきたい、このように思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 154: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  先ほどお答えしたように、鉄骨ハウスについては、現状では特定行政庁の許可対象というような形になっておりまして、許可を取得すれば建築が可能ということなんですが、通常、許可という形になった場合には、公聴会の開催ですとか、建築審査会の同意、こういった手続、あるいは、その手続等に当たっては、不特定多数の方が来られるような施設とならないといったようなこと、あるいは栽培用の夜間照明、空調機器による騒音などに配慮した良好な住環境を害するおそれがない施設といったものが許可の条件になるというところでございます。  しかしながら、議員がおっしゃっていただいたように、農業振興につきましては、総合ビジョンの中にも1つの施策として掲げられているような重要なテーマであると認識しておりますので、先ほどの市民生活部長の御答弁にもありましたように、農家の方からも御要望、あるいはニーズ等もあるというふうに考えておりますので、近隣市や都内の状況といったところも踏まえつつも、これから具体的に御意向に沿うような形の検討、これを進めていきたいと、そのように考えております。 155: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひとも、よろしくお願いいたします。当然、必要な規制というもの自体はしっかりと行っていく必要があると、このように思っておりますので、近隣の住民の方々であったりとか、住宅地というところもあれば、そういったものを考えながら進めていくことになろうと思いますが、ぜひとも、そういった現場の声を聞きながら、一歩ずつ進めていただきたい、このことをお願いを申し上げまして、この4点目については終了とさせていただきます。  続きまして、5番目、防犯カメラということで、お伺いをしてまいりたいと思います。  こちらについては、昨日、だて議員から御質問が一定ございました。また、明日でございますが、我が会派の尾作議員からも、本丸ということで御質問があるということでございますので、私はあくまで点を絞ってお伺いをしてまいりたい、このように思っております。こちらについても資料、御作成をいただきました。ありがとうございます。昨日も一定やりとりがあったところでございますが、平成29年度の時点において、合計で35台ということなんですが、まず確認として、最新の状況は今年度も含めて、どのように推移していく見込みなのか、この点について、お伺いしたいと思います。 156: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在の状況は、資料にお示ししたとおりでございますけれども、今年度でございますが、昨年度末に2団体から防犯カメラ設置要望を受けたことにより、6月補正にて8台の設置に係る予算を計上させていただいているところでございます。 157: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。8台ですね。合計で43台になるということでございます。徐々に広まりつつあって、非常に心強いところではありますが、今回出していただいた資料を一べつすれば、これは当然というか、わかることなんですけれども、やはりそのついている場所については、通学路は置いておいて、明らかに駅前の商店会のところで設置をいただいているということでございます。  今回、お伺いをしたかったのが、いわゆるこういった駅前の場所以外のところ、住宅地内のところで、特に公園について、防犯カメラの設置というものが行えないかどうか、この点について質問をしたいということで、今回、こちらに挙げさせていただきました。  やはり多くの住民の方々から、公園という場所は、いろいろな公園がありますので、大きさであったり、また活用法にあったり、それは個別具体的に、それぞれでありますが、いわゆる通学の際の子どもたちの集合場所であったり、また、皆さんが当然、お集まりになる場所であったり、さまざまな活動をされると、不特定多数の方々が行き交う、また集まる、そうした公園において、昨今のああいった事件等も踏まえて、今も見守り活動等もいろいろやっていただいているところですが、御近隣住民の方からも、防犯カメラの設置というものは行えないのかと、こうしたお声をいただいております。まず、市として、新規設置について、どのようなお考えがあるのかどうか、この点について、お伺いしたいと思います。 158: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市として設置する防犯カメラということでございます。防犯カメラを公園に設置している近隣自治体もございますけれども、確認できた範囲では、公園内は向いているものではないということでございました。当市においては、定期的な植栽剪定で公園外からの見通しを保つなどの対策を行っており、憩いの場として、気兼ねなく公園を利用していただきたいということから、現在、防犯カメラは設置していない状況でございます。現状のところ、公園において防犯カメラを設置する計画はないということでございます。 159: ◯11番(丸山哲平君)  現状についてはわかりました。他市の事例も、今、お伺いをしようと思ったんですが、要は、設置をしている自治体はあれど、いわゆる公園の中は向いていないということでございます。  やはりこれって比較考量だと思います。今、憩いの場だということで、当然、その意義というもの、また公園の性質ということを考えれば、それは理解できる部分もあるんですが、一方で、やはり安心・安全というものに対して重きを置かれている方々も大変に多くいらっしゃると思います。なかなか、これはどちらかだけということにはならないと思うんですが、先ほどは公園の中を向いていないということでありましたが、例えば、入り口だけは、しっかりと、どういった方が出入りをしているのかどうか、夜間のいたずらということもよく聞く話でありますので、一定、そういったものの把握というもののニーズはあるというように私は理解をしております。ぜひとも、今後、他市の状況等も含めて、より一層、その調査、研究というものに努めていただきたい。また、PTAの方々であったり、いわゆる防犯、見守りをやっていただいている、活動に御協力いただいている方々からもぜひとも、そういった意見聴取に努めていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 160: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  まさに議員言われるように、比較考量の問題だと思っています。憩いの場としての公園と、公園での危険、リスクを防ぐというところの比較になると思います。  昨日も、だて議員にもお答えしましたけれども、現状といたしましては、市の設置に係る方針とか計画というのはございませんけれども、昨今の社会状況とか市民要求等を踏まえて、公園の設置も含めて、その必要性を検証し、今後、方針等の策定を検討してまいりたい、このように考えております。 161: ◯11番(丸山哲平君)  ぜひとも、よろしくお願いいたします。当然、近隣住民の方々、当該、その御近隣にお住まい、またかかわる方々の御意見、御意向というものがあって、そういったものが初めて進められるというように思っておりますので、やみくもに全体にとか、全てにということを申し上げるつもりはありませんが、俎上にものせないのではなくて、今、御答弁にあったとおり、まずはその比較考量の対象として、必要性について聴取をいただきたいということで、お願いを申し上げておきます。  それでは、防犯カメラについてを終えまして、最後に広報についてということでございます。広報という言葉も非常に範囲が広い言葉でございますが、今回は人物にフォーカスをした広報について、お伺いをしたいと思います。  先日、新紙幣の発表がございました。2024年から印刷・発行予定の、この新しい紙幣について、五千円札は津田梅子さん、千円札は北里柴三郎さんということで、お隣の小平市は、そのもの、津田塾大学を擁しておりますので、今後、かなり広報活動というものを積極的に行われていくのかなと、このように思っていますが、こうした中、本日、お話をしたいのは、一万円札の渋沢栄一翁についてでございます。  当市には東京経済大学がございます。東経大については、大倉財閥の大倉喜八郎氏によって設立された大倉商業学校を前身としているということは広く知られておりますが、その創立に当たって、創立委員として、今挙げた渋沢栄一翁も参画をされているということであります。今後、さまざまな機会で、今回、新紙幣に起用されるお三方の情報については多く発信をされると、このように思っておりますが、当市としてもかかわりを持っているという自治体の1つとして、積極的に情報発信をすべきではないかと。まず、何よりも東経大と連携をとって行っていくべきではないかと、このように思うんですが現状、東京経済大学とこの件について何らかのコンタクトをとられたことがあるのか、また東経大のほうで、そういった広報についての計画等があるのか、把握されているところがあればお聞かせください。 162: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今、御紹介いただきました渋沢栄一さんですけれども、東京経済大学との間では、この件に関しては、まだ協議等は行っていないということであります。 163: ◯11番(丸山哲平君)  本当に同校においては創立者ということで、非常に誇らしい1つの歴史だと、このように思っておりますので、ぜひともコンタクトをとっていただいて、積極的に、市としても、そういったものを応援する、こういった活動に臨んでいただきたいと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 164: ◯政策部長(塩野目龍一君)  国分寺市とかかわりのある、さまざまな分野で功績のあった人物について、当市とのかかわりを、その功績などを紹介するということは、市民が市に愛着や誇りを抱くことや、歴史などを知るきっかけの1つになるということになりますので、市として広報する場合には、関係者との意向を確認するとともに、多様な意見も配慮する必要があると思います。今回、議員より御紹介のあった渋沢栄一さんについては、今後、東京経済大学や関係する自治体等と情報交換を図って、市として何ができるのかを考えてみたいというふうに思います。 165: ◯11番(丸山哲平君)  よろしくお願いをいたします。  加えて、人物という意味で、部長も今、御答弁の中で若干触れていらっしゃいましたが、既に市としては観光大使等で多くの方々に御協力をいただいているわけでございます。当然に、もう現時点においても、市民の方々も、今、観光大使を担っていただいている方々等を含めて、かなり御存じなところも多いと思うんですが、その上で、より一層、そういった方々について、市民の方々に情報発信をしていくと。市民側から見れば、自分たちのまちに、こういった方々がいらっしゃるということは、今おっしゃられたように、誇りや愛着というものにつながるでしょうし、そういった役割を担っていただいている側から見れば、協力をする上で、自分たちのそういった活動であったり行動というものが、しっかりと市民の方々にお伝えをいただいている、そういった相互のウイン・ウインの関係ではありませんが、そういったものをつくるということが、よりよい関係づくりになると思います。今回は切り口として渋沢栄一翁の話をさせていただきましたが、現在における当市とかかわりを持つ方々についても、そういった情報発信の機会というものを、ぜひ今後、御研究、御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 166: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今のお話のとおり、さまざまな視点で、さまざまな人物等を、今後も観光大使を含め、市の魅力の発信に努めていきたいというふうに思います。 167: ◯11番(丸山哲平君)  ありがとうございます。ぜひとも、魅力的な国分寺づくりに、さらに邁進していただくことを御期待を申し上げます。 168: ◯議長(皆川りうこ君)  丸山議員、少々お待ちください。  この際、総務部長から発言が求められておりますので、これを認めたいと思います。 169: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  発言の訂正をお願いいたします。  先ほど、超過勤務の推移についての資料を使った丸山議員の質問の中で、私、母数を653人とお伝えしましたけれども、これは管理職と特別会計の職員を含めた数でございます。管理職を除き、特別会計の職員を除いた、この資料の母数は577人の誤りでございます。大変申しわけございませんでした。 170: ◯議長(皆川りうこ君)  ただいまの申し出のとおり、発言の訂正を許可します。  丸山議員、改めてお願いします。 171: ◯11番(丸山哲平君)  御訂正いただいた数値というところですが、その上で割り返しても、先ほど私が申し上げた全体としての概数のところには影響はないと思っておりますので、いずれにせよ、生産性向上に努めていただきたいと思います。  若干早いですが、以上をもちまして、今回の私の一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 172: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、丸山議員の一般質問を終わります。
     この際、10分程度休憩いたします。                    午後2時28分休憩                    午後2時42分再開 173: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 174: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、岡部議員。 175: ◯3番(岡部宏章君)  それでは、私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。  まず、全ての小・中学校体育館にエアコンをということで質問させていただきます。近年、毎年のように、猛暑に襲われています。それで、この課題につきましては、12月の一般質問ですとか、それから3月の予算特別委員会や本会議も含めまして、一定は議論はされているところですが、この状況を見ますと、子どもの熱中症を防いで、健康と命を守る上で、小・中学校体育館へのエアコン設置は必須の事業になっているんじゃないでしょうか。子どもたちのことにとどまらず、小・中学校体育館は災害時には避難所にもなるため、避難者の保護のためにもエアコン設置が求められます。全市民の健康と命に係る問題になっているんではないでしょうか。10年ほど前と比べましても、現在は気象条件が変わっているということを考慮に入れなくてはなりません。自治体としての当然の責務を果たすのかどうかが問われている問題じゃないでしょうか。  昨年の12月定例会では、次のような答弁がありましたので少し引用させていただきまして、御紹介したいと思います。猛烈な暑さというところで、あわせもって避難場所として使われるという体育館の冷房、あるいは暖房の設備の必要性については十分認識しているという答弁です。一方、予算特別委員会では、今後、検証する必要があるともされ、対応が後手に回っていると言わざるを得ないんではないでしょうか。当面は検証を進めていくという点で、現在は市として対応に変わりはあるのかないのか、その点、まず、お聞きしたいと思います。 176: ◯教育部長堀田順也君)  予算特別委員会のほうで御説明を申し上げたとおり、部活動等で体育館の使用頻度を考慮しまして、今年度は、まず第一中学校を整備していくということはお話をさせていただきました。残りの中学校4校については、これから進めていきたいということで予定をしておりますので、今の時点では、この方針については変わってございません。 177: ◯3番(岡部宏章君)  現時点でも変わっていないという御答弁ですが、私、この間、非常に気がかりになっているのは、5月にもう記録的な猛暑を記録しています。5月にしては、もう過去になかったほどの高温の状態となっています。熱中症の危険度の指標となりますWBGTの値が、お隣の府中市で計測された値ですが、5月27日正午で最高の27.6度を記録しています。それで、資料に今回も出していただいていますWBGTの指標ですね。このNo.9の資料にもありますが、WBGTが28度から31度というところが、運動指針では厳重警戒ということで、激しい運動や持久走は避けると、積極的に休息をとって、水分・塩分補給を、体力のない者、暑さになれていない者は運動中止と、そういうのが、この28度から31度という値なんですが、それに迫る、28度の直前にまで5月の段階でなっているという状況でして、検証するという予算特別委員会などでの御答弁もあったところですけれども、そういうふうに検証するということでしたら、5月の状況の限りでも検証できることはあるんじゃないかと、すべきこともあるんじゃないかというふうに考えるんですが、この状況はどんなふうに受けとめられますでしょうか。 178: ◯教育部長堀田順也君)  5月の猛暑とまではいきませんでしたけれども、暑い日があったということは認識しておりますが、現時点で、そちらのほうの調査については対象としていなかったという状況でございます。 179: ◯3番(岡部宏章君)  調査対象にしていないというそのところをもう少しお聞きしておければと思うんですが、この間、検証もしていくということで、さまざまな角度での検証はあり得ると思うんですが、この直近の暑さのことについては対象にしていないというのは、これはどういう理由で対象にしていないんでしょうか。 180: ◯教育部長堀田順也君)  さまざまな状況について、これから検証していくというお話はさせていただいたとおりでございます。まず、第一中学校のほうにも、今回、エアコンをつけるということで、今、手続を進めておりますので、そちらの使用状況、利用状況等々も含め、それから、今回は小・中学校全校の体育館に冷風機の設置もさせていただきました。そういった使用状況も含め、それから、各小学校の水泳の授業等々のあり方等々も含め、総合的に判断をして検証していきたいというふうに考えてございます。 181: ◯3番(岡部宏章君)  第一中学校での設置の状況とか、冷風機を設置されて、その使用状況とかということで、御答弁聞いていますと、まだこれから検証していくというふうに聞こえて仕方がないんですけれども、私、時間をかけて検証している状況ではないんじゃないかというふうに思っているんです。  既に各校に配置されている冷風機、今、触れられた冷風機についてですけれども、これで対応として果たして十分なのかということを非常に疑問に思っていまして、私、導入された冷風機について、独自に調べてみました。静岡製機というメーカーのRKF506という型番の機種です。担当の方は、もちろん詳しくごらんになっているとは思うんですが、こういうメーカーのホームページからプリントアウトしてきたのが、ここに手元に持ってきているんですけれども、ここには、この機種では対象人数は4人から6人だと掲載されているんです。どれぐらいの範囲に風が届くかといいますと、風速1.1メートル以上の涼風エリアと書かれていますけれども、これが9メートル先までと。記載に基づき計算をしてみたんですけれども、この風が吹き出し口から左右に広がっていくわけではあるんですけれども、その広がっていく角度が40度弱の扇状の範囲しか風が届かないということが、このホームページの記載から読み取れました。それと、非常に風が当たる範囲が限定されているということです。それが問題点の1つだと思っています。  それからもう一つ、これも大きな問題点だと私は思っているんですが、風の温度が、吹き出し口では、吸い込んだ空気の気温に対して6度分下がるとあるんですが、5メートル先になると、風の温度はほんの1度低いだけということになるという記載があるんです。これでは先ほど触れました9メートル先については、ほとんどもとの気温と変わらないということになるんじゃないでしょうか。せっかく導入されている冷風機ではあるんですけれども、熱中症を予防する上で効果を発揮するのかと、私は正直、極めて不十分だと言わざるを得ないというふうに思うんですが、その点、いかがお考えになっていますでしょうか。 182: ◯教育部長堀田順也君)  体育館で常に激しい運動を行っているという状況があるわけではございませんので、一定の効果はあると考えてございます。  この冷風機を入れた理由というのは、まず体育館の中で活動されていたときに、熱中症のおそれがある児童・生徒が出現したときにクールダウンをしていただく、あるいは非常に体調を悪くしたような場合にクールダウンをしていただくというのが主眼の目的でございますので、一定の効果は期待できるものというふうに考えてございます。 183: ◯3番(岡部宏章君)  私、その御答弁は、正直、今お聞きして非常に驚きです。熱中症になりかけたら、クールダウンが真っ先に必要だというのは非常に緊急を要してやらなければいけないことなのは間違いありません。ただ、学校、ひいては市の役割というのは、子どもたちの健康を守っていくと、それが使命じゃないんですか。その点で、じゃあ、その熱中症になりかけたと、もう既にそういう症状が出かかっていると、あるいは、もう熱中症になってしまったと、それからクールダウンをするということで、それは効果があるというふうに言えるんでしょうか。私はもう全くそれは言えないと思います。対応としても、それはまずいということになってしまうんじゃないですか。 184: ◯教育部長堀田順也君)  熱中症になるおそれがあった児童・生徒に対してクールダウンをすると。当然、熱中症になりましたら、保健室に連れていくなりということになるわけですから、こちらの中で、そういう熱中症を根本的に解消することには、なかなか難しいかもしれませんけれども、そういった形で冷風機を入れた効果は一定期待ができるだろうということで、今、御説明を申し上げたところでございます。 185: ◯3番(岡部宏章君)  私は全く今のお答えでも納得できません。熱中症になるおそれがあるかもしれないというふうにおっしゃっています。可能性のようにおっしゃっていますけどね。熱中症をこれで防ぐんだというふうに言い切れないわけですよね。そこはもうお認めになられますか。もう一度お聞きしたいと思います。 186: ◯教育部長堀田順也君)  もともと、児童の皆さんが、熱中症になるおそれがある場合に、体育館で激しい運動を行うということは考えておりません。そういった場合は別の授業をとると、担任のほうで選択するというふうに指導しているところでございます。 187: ◯3番(岡部宏章君)  そのことも、熱中症になるおそれがあるような状況の中で、激しい運動を考えていないということをとっても、私は対応は極めて不十分だと、そういう対応のままではよくないと、私は正直思います。その点については後でお聞きしたいと思いますけれども、今後検証するというのは、現実に子どもたちが体育館を使用することを通じて検証するということになるわけですが、検証した結果、もし、冷風機では効果がなかったとなった場合に、子どもたちを熱中症の危険にさらすことになるんじゃないでしょうか。ですから、以前から御説明されている検証を進めるというのは、果たして適切な判断と言えるんでしょうか。すぐにでもエアコン設置の決断することこそ、今、必要なんじゃないでしょうか。 188: ◯教育部長堀田順也君)  私の説明が悪いのかもしれませんけれども、冷風機で効果がないから、熱中症に子どもたちを危険にさらすことになるということではなくて、猛暑で体育館を使用することが危険であれば、当然、そういった利用はしないという判断はするわけですから、今の御指摘については、ちょっと私のほうではお答えのしようがないということになります。 189: ◯3番(岡部宏章君)  正面からお答えいただけないというふうに思わざるを得ないんです。  私は本当に冷風機で対応できるんですかということで、検証するということが判断として適切なのかということも含めてお聞きしているんですが、そういう場合には体育館を使わないんだという、そういう御答弁のほうに回避されていると言わざるを得ないというふうに思います。  それでは、先に行きたいと思いますが、体育館にエアコンがついていない中で、学校現場では、これまでどんな状況になってきたか、これを聞いていきたいと思います。  体育の授業における熱中症対策として、これまでされてきていること、現にされていること、どのような対策をとられているのか、その点、御紹介いただきたいと思います。 190: ◯教育長(古屋真宏君)  体育の授業におけるというお話ですので、私のほうから答弁をさせていただきますが、学校では、熱中症を防ぐために、さまざまな工夫が行われております。まず第1に、先ほどお話があったように、WBGTを測定をしまして判断をするというのも1つの方法ですし、また、天候によってということもございますし、また、子どもたちの健康状況というものもございます。そういうものも含めて、実態をしっかりと把握をしながら、体育の実技の面での実施をどうするかということを判断して、授業を進めているというところでございます。 191: ◯3番(岡部宏章君)  わかりました。そういうふうに対応されているということなんですが、私も現場の先生から、一定、お話を伺っている部分もありまして、学校現場では、夏場の6月から9月を中心とした夏場の時期に、やはり体育館の利用を控えているんではないかと、体育館の利用を控えながらやりくりをしているんではないかというふうにも思えるような、そういう話も聞いています。夏場には教室で座ってできる保健の授業を中心、集中させるというようなやりくりをしているということも伺っていますけれども、今、お答えをいただいていますけれども、そういったやりくりもされているということになるんでしょうか。 192: ◯教育長(古屋真宏君)  6月から9月の時期ということで、やりくりというのが適切な言葉かどうかというのは、なかなか難しいところだと思いますが、年間指導計画というものを、体育の指導に当たっては、各学校、示しております。それに基づいて適正に実施をしているというところでございます。 193: ◯3番(岡部宏章君)  この点、もう少し詳しくお聞きしていければというふうに思うんですけれども。これも提出をしていただいた1(1)、小中学校の体育授業の課程という資料を出していただきました。これは、限られた情報ではありますけれども、小6と中3の男子の体育授業の課程が示していただいていますが、小学校6年生の夏場でいえば、6月にフォークダンスというのがあります。それから、8・9月が表現というふうにありますが、これはさまざま、体を使った表現活動についての授業ということになるんでしょうかね。こういったものが入っていまして、これはグラウンドでもできるかもしれませんけれども、日差しを避けるために体育館を使うということも夏場には考えられると思うんです。その場合、体育館においても、やはり熱中症予防のためにエアコンが必要とされるんではないかということが、この課程を見ても思われる部分はありますけれども、その点については、どんなふうにお考えでしょうか。 194: ◯教育長(古屋真宏君)  こういう年間指導計画を作成する際には、さまざまな行事とも関連づけながら位置づけているという実態もございます。  例えば、6月のフォークダンスといえば、やはり日光移動教室ではキャンプファイアも実施いたしますので、そういう場でフォークダンスを実施すると。その練習等も含めて、こういう活動を行っているというふうに認識をしておりますし、また、8月、9月というところで表現というのが位置づけられておりますが、これは多くの小学校で9月の下旬、運動会が実施をされますので、それに向けた取り組みというところで、特に屋外、グラウンドでの練習が中心になっていくだろうというふうに想定をされるところでございます。 195: ◯3番(岡部宏章君)  ですから、フォークダンスでいえば、日光の移動教室に向けた練習ということも、その当日だけじゃなくてあるわけです。そういうこともありますし、その表現ということについても、グラウンドでという今のお話ではありますけれども、やはり私は、この真夏の熱射を避けるためには室内でということもあり得ますし、それがふさわしい場合だってあると思うんです。直射日光よりも、屋根があったほうが幾らかましということはありますから。それにしても、体育館で熱中症になってしまうおそれというのも考えないといけないと思うんです。  先ほども部長のほうからも御答弁ありましたけれども、使用頻度が中学校は真夏も部活動で体育館使うことが多いけれども、小学校はそんなに多くないから、中学校にエアコン設置の判断をしたという御説明は、この間もあったところだと思うんですけれども、そうは言い切れないということになるんじゃないでしょうか。この資料を見ても、私、今、指摘をさせていただいたことを踏まえても、小学校のほうは夏場はプールだから、体育館を使うことは少ないんだと、エアコンがなくても大丈夫だということにはならないんじゃないでしょうか。その点、いかがお考えですか。 196: ◯教育部長堀田順也君)  今、議員のほうも御指摘いただいたとおり、以前も私どものほうから御答弁を申し上げたとおり、夏季については、やはり主にこの時期しかできない水泳指導をメーンになってやっているというのが実態としてございます。全く使わないということは言い切れないと思いますけれども、そういった中で、今、その状況を判断していると、これから検証させていただきたいというお話をさせていただいておりますので、そちらの部分については御理解いただきたいというふうに思います。 197: ◯3番(岡部宏章君)  ですので、小学校、夏場に体育館を使わないとは言い切れないということはお認めになられるわけですよね。  じゃあ、夏場はできるだけ体育館の使用を避けるというようなことはあるとしたら、それは本当にふさわしいのかということについてもお聞きしたいと思うんです。  私は、この質問をするに当たって、学習指導要領も目を通させていただきましたが、体を動かすことの意義について、詳しく記述がされていました。体育のところの指導計画の作成と内容、取り扱いというところにこういう記述がありました。体育や保健の見方、考え方を働かせ、運動や健康についての自己の課題を見つけ、その解決のための活動を選んだり工夫したりする活動の充実を図ることと、それから、運動の楽しさや喜びを味わったり、健康の大切さを実感したりできるよう留意することという記述がありました。こういう活動を選ぶということであったり健康の大切さを実感したりという点でいうと、いかに熱中症を避けて夏場を過ごすかという点も大事なところなわけです。児童や生徒たちも考えていくということは必要ですし、大事なことだというふうに思います。  子どものことを考えながら先生が指導計画をつくるわけですけれども、先生が活動の内容や場所を自由に選べる、そういう条件が整っているということが大事ではないでしょうか。体を動かすことについて、1年間の計画というものもあるということも触れられていましたけれども、1年間の全体で見て実施ができていれば、それでよいという考えなんでしょうか。私は本来なら、春、夏、秋、冬、どの季節でも体を動かす授業が必要ではないかというふうに思うんです。体を動かす授業は夏場はできませんと、そういう状況になってもよいのか、教育委員会としては、どんなふうにお考えなのか、その点、お聞きしたいと思います。 198: ◯教育長(古屋真宏君)  体を動かす授業が夏場は必要ないということは全く考えておりません。水泳においても、体を使った運動でございますので、それも1つの内容であろうというふうに思います。  ただ、体育という教科の特殊性というものを考えますと、やはり暑さだけではなくて、雨などの天候ですとか、あるいは風邪等がはやる時期など、子どもたちの健康状況も踏まえながら、その環境に応じて工夫をしながら実施をしていくということが極めて重要かなというふうに考えております。そういった意味で、限られた環境、与えられた環境のもとで、どう工夫をしていくかというところで、年間指導計画も作成し、指導のほうも行っていると、その中で最大限の効果を上げているという状況でございます。 199: ◯3番(岡部宏章君)  与えられた条件の中で、工夫をしながら活動内容も決めてやられているということであるんですけれども、先ほども申し上げましたように、やっぱり選べるということが大事だと思うんです。水泳であっても、体を動かす運動だという、もちろんそのとおりであるんですけれども、水泳であれ、体育館での球技とか、そういった運動であれ、選べるということが大事ですので、それが熱中症のおそれを心配することによって選択肢が狭まってしまうのが本当にいいのかということを、今、問うているわけです。私はそういった選択が狭まってしまうということは、やはりふさわしくないというふうに考えています。  決められた授業内容を一通りこなしてさえいれば、そのことをもって、子どもたちに体育の授業は保障されているということではなくて、市には、子どもたちの教育環境を整備して向上させる責務があるわけです。決められた授業内容をこなす上で、余裕のなさや環境が悪化している、こういうことを把握したならば、それを改善させることこそ、そういうことに力を注ぐことこそ教育行政の役割じゃないでしょうか。  現場の先生たちにもお聞きをした中で、大半の先生は、体育館にエアコンがあるほうがよいという意見だということもお聞きをしました。子どもにとっては、例えば、小学校3年生の夏とか、小学4年生の夏というのは1度しかないわけです。運動、体育の授業についても、子どもの発達の段階に応じた内容を保障することが必要です。小学4年生の夏には断念するしかなかったことは、5年生に回せばよいと、そういうわけにはいかないと、それが発達途上にある子どもたちではないでしょうか。そういう点で、私はやはり体育館のエアコンはますます必要ではないかというふうに考えるんですが、その点、いかがでしょうか。 200: ◯教育部長堀田順也君)  先ほど来、御答弁申し上げているとおり、あらゆる条件の中で、今、私どものほうで入手できる情報を収集しているところでございます。そういった部分で、これから検証してまいりたいというお話を申し上げていますので、御理解をいただきたいと思います。 201: ◯3番(岡部宏章君)  それが子どもたちにとっては、検証している間は活動が狭まってしまうと、そういうわけにはいかないんではないかということを申し上げているわけですけれども、御判断が今の段階でも変わらないというのは非常に残念だというふうに思っています。  次に、また別の視点でお聞きをしていきたいんですが、災害時のエアコンの必要性について、想定されることについて伺いたいと思います。  災害時の避難所としましては、提出していただいている資料にも記載がありますが、2人で体育館の床3.3平米を使用するものと想定がされています。3.3平米といいますと180センチ四方程度だということで、1人当たりですと、標準的なベニヤ板1枚分のスペースしかないということになります。標準的なベニヤ板というのは、縦180センチ、横90センチということですが、避難をして横になって休もうとしても、自分が寝ている顔の90センチ離れたところには隣の方が寝ている顔があると、そういう状態になるわけです。これだけの狭い領域に押し込め、そこで過ごさざるを得ないということになって、そのストレスというものも想像して余りあるものだというふうに思います。  内閣府の阪神・淡路大震災教訓情報資料集というのがありまして、それを見たところ、次のような記述がありました。震災に伴う過労や環境悪化等による病死などの二次的犠牲者も多く発生したが、これらの内科的死因に基づく死亡も震災関連死として認められた。震災関連死として認定された死者数は約900人に上ったが、死亡統計の解析などから、さらに多い可能性も指摘されているということです。  阪神・淡路大震災の死者は、震災関連死も含め6,434人でしたが、そのうち震災関連死が14%を占めているということになります。特に体力の弱い高齢者の方について心配がされます。真夏や真冬に震災が起きることも、当然に想定をしないといけないわけですが、真夏には、避難された方を、熱中症になってしまうような体育館にいていただくというわけにはいきません。真冬には、暖房があれば、定期的に換気を行うなどの対応もやりやすくなって、感染症の予防につなげることができます。この観点からもエアコンは必要ではないでしょうか。 202: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  資料にございますように、市内の避難所における収容可能人数は1万8,304人でございます。その中身を見ていただければわかりますけれども、冷房設備のある教室が6割以上を占めているということでございます。災害時の避難所は、その時々の気候とか、あるいは要配慮者の状況など、さまざまな状況が考えられます。その状況に応じて適切な運営を行っていくということでございます。 203: ◯3番(岡部宏章君)  体育館にエアコンがない中でも、限られた条件の中で対応を行っていくということだと思うんですけれども、提出された資料を見ますと、避難所への避難者の想定人数は3万7,988人、それに対して災害時の教室や体育館の定員が1万8,304人ですので、避難所に入れるという方は半分にも満たないという状況になります。それ以外の方は、避難所に入り切れないということになります。さらに避難所に入れた人のうちでも、教室にはエアコンがあるのに対して、体育館にはないとなりますと、平等な対応ができるのかという点が私は非常に心配になってくるんです。要配慮者の方はエアコンのある教室にという配慮も行うということなんですけれども、そもそも全ての方が避難所に入り切らないという状況がある中で、そういった対応もとり切れるのかという点も非常に懸念をされるところなんですが、そういった平等な扱いを災害時においてもとり切れるというふうに本当に言えるんでしょうか。 204: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  計画上の数値でございます。避難生活者3万7,988という数字が出ています。市の地域防災計画は減災目標というのを定めています。この中では、建物を耐震化を進める、あるいは火災に強いまちづくりを進めることによって、在宅避難の率を高めて、この避難生活者数を半減すること、これを目標としているところでございます。  また、避難所はこういった状況でございますけれども、要配慮者の方については、主に公の施設である2次避難所、あるいは民間との協定に基づく福祉避難所という段階もございますので、現実として、災害が起きたときには、そういったところをフル活用しながら対応していく、これが実態になると思います。 205: ◯3番(岡部宏章君)  避難所に避難を必要とされる方自体を減らしていくような、そういう手だてをとっていくというふうにおっしゃっていますけれども、そういう対応も一方では当然必要だと思いますけれども、災害というのは、いつ来るかわからないわけです。そういう避難所への避難者を減らせるような手だてがきちんととり切れていないうちに災害が来てしまう、そういうことだってあるわけです。そういうときに、与えられた条件の中でということではなくて、今、やはり体育館へのエアコン設置を決断をしておけば、その分は対応がしやすくなるというふうに思うんですけれども、そういう判断を今すぐされないというのは非常に残念だと言わざるを得ません。そのことを指摘をしまして、時間もありませんので、次の質問に行きたいと思います。  2番目に、西国分寺駅北口周辺まちづくり計画における生活道路について、お伺いします。  このまちづくり計画案に、防犯・防災の向上のため、地区内道路をおおむね幅員6メートルの道路として整備すると、こういう文言が書き込まれていることに、沿道住民の皆さんが異議を唱えています。住民の皆さんの要請で、4月19日に、まちづくり推進課との懇談の場が持たれたと聞いています。それから、議会への陳情署名も行われていまして、正式にはしかるべき時に御報告もあるかと思いますが、今この陳情署名が300名を超えて集まっているということも伺っています。計画案への意見書、市長への手紙の制度も活用されるなど、あらゆる手段で声が届けられていると聞いています。道路の拡幅を計画に位置づけて、今後、進めていくのが本当にふさわしいのか、このことについて質問をしたいと思います。  まず、生活道路を拡幅すると計画案に位置づけられたのは、どのような狙いや目的からかという点についてお聞きしたいと思いますが、計画案において拡幅の対象となっている道路がどこになるかということもあわせてお答えいただければと思います。 206: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  幾つか、これから個別の質問をいただくと思いますが、その前提で、少し先に御説明させていただきます。  今、御質問いただいているまちづくり計画案につきましては、西国分寺駅北口周辺のまちづくりということで、市議会のほうにも適時経過を御報告してきた内容でございます。まちづくり計画案につきましては、そういった経過を経て、このたび、市のほうに提出をされたというところでございます。  まちづくり協議会での取りまとめに当たりましては、協議会だけでなくて、地域懇談会ほか、多くの市民の皆さんから御意見をいただきながら、作成してきたものでありますが、地域においては、全ての住民の方が参加しているというところではございませんので、改めて市民の方の御意見をお伺いするという機会を設けて、その意見も反映させていくといった内容にしていこうというのが現在の段階でございます。そうしたことを前提としてあることについてのお断りと、御理解をいただきますようお願いいたします。  その上でですが、一部の道路について、幅員6メーターというような整備の考え方、これについては、申し上げたようなまちづくり協議会ですとか、その過程であるアンケート調査、あるいは市民懇談会等で、緊急車両の進入や災害時を考慮して、おおむね幅員6メーターの地区内道路のネットワークが必要といった御意見がございましたので、このまちづくり計画の案におきましても、地区内道路の整備という施策の1つとしてお示しをしたというところでございます。  具体的な位置というのは、これは言葉で申し上げるのは非常に難しいところがございます。西国分寺駅北口のまちづくりの範囲については26ヘクタールあるわけですけれども、その中で南北等に連続して、中央線のほうから国3・4・6号線という都市計画道路のほうまで通っている道路、あるいは国3・2・8号線のほうから府中街道に向かって、東西を連続して貫いている道路、こういった幾つかの道路につきまして、6メーター道路の対象として、今回の計画案のほうに位置づけているというところでございます。 207: ◯3番(岡部宏章君)  まず、6メートルへの拡幅の狙い、目的というところでは、緊急車両の通行を考えてということでお答えがありました。計画のほうにも、防犯・防災上の理由からということで、拡幅の理由が述べられているところでございます。  それから、拡幅の対象となっているところもお答えいただきましたけれども、私、事前に対象となっているとお聞きしていた道路を写真に撮ってきました。西恋ヶ窪二丁目と日吉町一丁目の境になる南北の道路と、それから西恋ヶ窪の二丁目と三丁目の境目となる東西の道路と、ほかにもあると思うんですけれども、この写真を撮ってきましたけれども、緊急車両が通れるようにという目的ではあるんですけれども、確かに広いとは言いません。ただ、この写真にもあるように、一部狭いところもあれば、逆に広いところもあって、広いところでは、ふだん、車両がすれ違いをできるというようなところにもなっているというのが、この写真からも見てとれるところだというふうに思います。  さらにお聞きしたいと思うんですけれども、じゃあ、なぜ、防災上、幅員6メートルの道路幅が必要だと判断をされたのか、その点について、お聞きしたいと思います。 208: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  これはさまざま考え方として、6メーターにしていくというところは、文献等にもありますし、また、都市計画法に基づく開発行為等でも、東京都のほうが開発許可基準等で6メーターといったような道路を基準として考えて、それをまちづくり条例の中でも反映させているというところがございます。  この6メーターという基本的な考え方のベースになっているのは、御質問にも私のほうでもお答えしているんですけれども、緊急車両の通行というところがキーポイントになっております。緊急車両というのは消防自動車等を考えているわけですけれども、消防自動車の車幅が2.5メーターといったような状況でありまして、そこを踏まえて、既存の道路には電柱等もあったりするわけです。消防自動車が、その地区内のほうに入っていくのに当たって、一般の車両とすれ違わなくてはいけない、あるいは駐車している車両等を、そこを通り抜けていかなくてはいけないといったような幅員等を考えたときに、これは6メーターといったようなところが考え方として必要になるというところから、一般的に、この6メーターを緊急車両ということを考慮した形の幅員という考え方として整理しているというところでございます。 209: ◯3番(岡部宏章君)  さまざま御説明いただいて、お答えいただいていますけれども、私、国分寺消防署にこの点でお話を伺ってきました。拡幅の対象とされている道路は、いずれも現状でも通常のポンプ車が入れると現場の消防署の方が判断しているということを確認をさせていただきました。  今、お答えいただいている路上駐車の問題について言いますと、そもそも幅員がそれほど広くない場所に路上駐車する人はいないと思うんですよね。一方で、今、御説明いただいているような、道幅が6メートルと広くすると、逆にゆとりがあるということで路上駐車がふえてしまう、そういうおそれもあるんじゃないでしょうか。消防署の方は、道路事情もよくない国分寺市であっても、これまで路上駐車によって消火活動に支障が出たという経験はないということもお話をされていて、そういったこともお聞きをしています。これは、どこで火災が起きるかによっても変わり得る話ではありますけれども、そういった証言もあるということです。  この計画案を作成する過程で、市として、国分寺消防署に問い合わせをしたり相談をするといったことは行っているんでしょうか。 210: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  この計画案というような部分で、この問題について、個別に消防署のほうに照会をしたというようなことはございません。 211: ◯3番(岡部宏章君)  消火活動が行われる際には、消火活動が始まる時点で、その道路は消防警戒区域ということで交通規制がかけられることになるわけですね。ですので、道路を消火活動のみに使用することもできるんじゃないでしょうか。その点はどんなふうにお考えでしょうか。 212: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  議員がおっしゃるようなことは当然あると思います。ただ、そういった規制をかける前段で、既に、自動車等が駐車しているというケースも可能性としてあると考えられるわけです。 213: ◯3番(岡部宏章君)  可能性ということで論じられているわけですけれども、先ほどお答えをいただいていますけれども、市は東京消防庁に消防業務を委託している立場ですよね。そういう立場なのに、委託先と確認をしないで、計画案ばかりをつくっているというのは、私は非常にずさんだというふうに言わざるを得ないんじゃないかと。  今、可能性のことで、路上駐車のこともおっしゃっていますけれども、私は拡幅するというには、いろいろ理由なども説明をされていますけれども、やっぱりその根拠としては非常に薄いんではないかと言わざるを得ないというふうに思っています。  次の質問としまして、生活道路の拡幅、どのような方法をもって行おうと考えているのか、その法的根拠ということも含めて御説明いただければと思いますが、いかがでしょうか。 214: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今のところで拡幅をする手法というようなところでは、実際のところ、あくまでも今のところはまちづくり計画案という出発点のところなので、仮定でしか申し上げられません。ただ、そういった拡幅というような考え方として、一般的な手法という形で御紹介できるというところとしては、地区計画制度で壁面後退を行っていただく、あるいは地区施設ということに位置づけて、地区施設の道路として位置づけて拡幅すると、そういった方策が考えられるであろうというところでございます。 215: ◯3番(岡部宏章君)  今、手法ということで2つ御紹介をしていただいているわけですけれども、いずれにしても、もし実行に移すというならば、地権者の方の同意が大前提だというふうに思うわけです。  特に、今、お答えいただいている壁面後退についてお聞きしたいと思うんですが、住宅の持ち主の方にとっては、壁面後退が避けられないならば、建てかえを先延ばしをしたり断念をするしかないということになりますし、逆に建てかえをするならば、壁面後退に協力をせざるを得なくなるというわけです。さらに、土地を売ろうとしても、壁面後退の制限がかかっていることによって地価が下がることにもなります。壁面後退を行った後も、引き続きその土地は自分のものだとはいっても、規制がかかっていることによって、自分の自由な意思で使うことはできなくなるわけです。地区施設方式での買い取りとは違って、壁面後退分の補償が支払われるわけでもありません。このように地権者にあらゆる不利益が及んで、大きな負担がかけられる措置であると、そういう認識はお持ちでしょうか。 216: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  先ほども申し上げましたように、仮定の部分の質問ですので、余りここでそこの部分の御答弁を掘り下げるというところが適切かどうかというところはありますが、壁面後退といった部分で、単純に、もし、この壁面後退といった手法が導入されたといった場合に、一方的に敷地の中で、建物だけの建築の制限をされるというようなことには、なかなか一般的にはなりにくいのかなと考えております。例えば、容積率等を考えるとか、さまざま具体的に、今回もその資料等で御紹介しておりますけれども、地区計画の事業の中では、そういった代替的な措置といったものもセットでされますから、今の議員のおっしゃるように、一方的にその住民の方が不利益をこうむるといったようなことは必ずしも適切ではないと考えております。 217: ◯3番(岡部宏章君)  今、御説明もされている、建ぺい率であったり容積率の規制を緩めるということですよね。そういった措置もとられるという御説明もあるわけですけれども、逆にそのことによって居住性が低下してしまうんではないかという心配もあると思います。これは地権者の方も、そういった御意見を述べられていまして、私もお聞きをしているんですけれども、隣り合う住居の間隔が狭まって、火災のときの延焼のときのおそれが増すということも考えられますし、拡幅の目的に反して、防災性はむしろ低下するおそれがあるんではないかということも考えてしまうわけです。このようなことをもし市が規制をかけて実行すればということになれば、そういった誘導するということにもなるわけです。  それから、道路幅が広がって走りやすくなれば、通過車両がふえると、それからスピードも出しやすくなると。既に何名の議員の方からも取り上げられていますけれども、歩行者の安全対策ということが、ますます強く求められてくる中で、この周辺の現在の環境というのは、歩行者にとって安全度は今でも高いというふうに思うんですね。通過車両もそれほど多くないという中で、比較的安全だというふうに考えているんですけれども、拡幅することがあえて危険度を上げることになって、安全対策に逆行してしまうことにもなるんではないかと、そういうことも懸念をするんですけれども、その点、どんなふうにお考えでしょうか。 218: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  多分、議員もこのまちづくり計画案をお読みいただいていると思いますが、整備に当たっては、既存道路の拡幅を原則とし、拡幅に伴い、通過交通の流入増加が懸念されることから、流入抑制及び速度抑制対策の導入に向けた取り組みを行いますと、現段階の、このまちづくり計画案では、今の御質問のような御心配というのも、当然、協議会等でも、いろいろある中で、例えばという形で、そういった流入抑制ですとか速度抑制対策を導入、そういったことが考えられるのではないかといったところが、まちづくり計画案の中では示されているというところでございます。 219: ◯3番(岡部宏章君)  拡幅がされればという仮定の話ではあるとしても、通過車両がふえる、車両のスピードは上がるということは、当然、考えられるわけです。だからこそ、計画案の中でも、そういったスピード抑制策とか、そういったものが必要だということも述べているわけなので、そういったものの対策が、どれだけ効果あるのかということも考えないといけないですし、やはりそういった、今、指摘をさせていただいているような問題は間違いなくあるということだというふうに思うんです。その点、指摘を今の段階でさせていただきたいというふうに思っています。  こういった幾つかの問題があるというふうに思っているんですけれども、もし拡幅する理由が明確に説明がされているならば、地権者の方の中にも、協力はやむを得ないのではないかという方も出てくるかもしれません。でも、今そういう必要性が理解できるような説明はないんではないかと、されていないんではないかというふうに私は思っていまして、ですから住民の皆さんは納得できないんではないんでしょうか。計画案にある拡幅、その必要性が理解できないのに実行に移されれば、地権者の皆さんの財産に与える影響は甚大でありますし、必要性とリスクが余りにもアンバランスな計画案になっているということなんじゃないでしょうか。市としては、住民の皆さんの同意が得られていると認識をされているか、それとも得られていないと認識されているか、その点をお聞きしたいと思います。 220: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  御質問ではありますが、今はまだ、そういった同意を得られているとか、得られていないとかいう段階に、まず、とても至っていないと考えています。冒頭に御答弁させていただいたように、ここで市民の方を中心にしてつくられたというまちづくり計画案ができましたと。ただ、その検討の中に参加いただけてない市民の方も大勢いらっしゃると思いますので、そういった方の御意見を改めてお伺いしたいという段階で今進んでいるところでございます。そういったことを踏まえて、このまちづくり計画について、案から計画という形に決定していきますので、現段階で同意が得られているとか得られてないとか、そういったことについて言及するような段階ではないと考えております。 221: ◯3番(岡部宏章君)  私は説明会にも出席をさせていただきましたし、その中で、参加された市民の方から、大半が生活道路の拡幅の問題に質問が集中していたというふうに思っていまして、その大半が懸念や異議を唱える、そういう意見が続出しているというのを、現段階に至っても、そういうふうに私は受けとめております。まだ意見を聞く機会は今後もあるということですので、意見を聞いている途上なので、納得は得られているか否かという判断は控えたいということではありますけれども。  ここで、私はお聞きしておきたいと思うんですが、同意が得られないと、もし最終的に判断をしたならば、この拡幅は行わないということは、ぜひここで、私は当然のことだと思うんですけれども、約束していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 222: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  さまざまな御意見があると思います。既に意見書等も幾つかいただいておりますけれども、説明会の内容等を踏まえて、いや、むしろ6メーターが必要だといったような意見もいただいたりしているところです。そういったところの意見等を踏まえて、今後の取り扱いについては、この計画について、検討、取りまとめてきているまちづくり協議会とかの協議等も踏まえて、対応、検討していきたいというふうに考えているところでございます。 223: ◯3番(岡部宏章君)  今の段階でということなので、明確なお答えはいただけないということではありますけれども、ここは私は、間違っても住民の方の同意が得られない中で、決定される計画の中に、6メートル拡幅ということを、住民の皆さんが納得をされていない方針が明記されるということは、ぜひとも避けていただきたい。ぜひともといいますか、何としても避ける必要があるし、そうしていただきたいということを強く求めまして、この質問は終わりにさせていただきたいと思います。  それから、最後に、もう時間が限られてきましたけれども、西国分寺駅の東口の開設をということで、お聞きしたいと思います。  昨年、駅の東側の調査が改めて行われまして、開設に向けた新たな段階に入ったと考えています。調査報告書の中で、駅南側の武蔵野線ガード周辺の道路は、バリアフリー上、法律の要件を満たしていないことが明らかになったという点は重大な部分だと捉えています。このことについて、詳しく御説明をいただければと思います。 224: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  今、御質問いただいた部分については、今回、御請求いただきまして、資料として、道路勾配の把握というところで、図面としてお手元のほうに御提出させていただいているかと思います。A4判横で地図を表示させていただいておりまして、その中に、色で表示していると思いますけれども、該当している道路のところの平均的な勾配を算出したところ、6.7%といった形で、この部分について、バリアフリー上課題があるといったところを再認識しているというところでございます。 225: ◯3番(岡部宏章君)  わかりました。新バリアフリー法のもとでは、勾配5%未満という要件が定められていますので、それは現状満たしていないということですね。  時間が限られてきましたけれども、せっかくパネルをつくってきましたので、これも見ていただきたいと思うんですが現状、非常に歩道幅も狭い上に、勾配が非常に急だという状況があるわけですけれども、以前に、隣接する建物の関係から、この拡幅が困難だという答弁はあったと記憶しています。一方、勾配についても平行している武蔵野線のガードと府中街道の間の距離、数十メートルかなと思うんですけれども、その距離からして、勾配を現状よりも緩やかにするというような手だては難しいというふうに考えていいんでしょうか。
    226: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  議員が基本的におっしゃるとおりと認識しております。 227: ◯3番(岡部宏章君)  もう時間が限られてしまったので、お聞きできることも限られてしまうわけですけれども、最後にお聞きしておきたいのは、この間、東口の実現に当たって、東京都の協力も欠かせないと、市としても、その協力を求めていくという立場は確認をしているところですけれども、今回、この駅の東側の調査結果、これは今後の都市計画の見直しに生かしていくという、そういう目的があったと思うんですけれども、私はぜひ、この調査結果も東京都に説明をいただいて、ぜひとも、東京都としても、この結果を受けて、どんな見解を持つかということを、できれば文書で回答いただくとか、そういった手だて。東京都の今後の協力を得ていく上で必要ではないかということで考えますけれども、その点について、どんなふうにお考えかお聞きして、終わりたいと思います。 228: ◯議長(皆川りうこ君)  岡部議員のお時間が迫っていますので、簡単に御答弁いただくようお願いします。 229: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  必要な部分については、今後、調整を図ってまいります。 230: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、岡部議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後3時43分休憩                    午後3時56分再開 231: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 232: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、星議員。 233: ◯13番(星いつろう君)  国分寺政策市民フォーラムの星いつろうです。改めてよろしくお願い申し上げます。  通告の順番なんですが、3番と4番を入れかえまして、学童保育所の後に障害福祉サービスについて、お伺いしたいと思います。  それでは、1番の都市計画公園「戸倉公園」について、お伺いいたします。  私もその1人でございますが、この間、何人もの議員の皆さんから、戸倉公園の早期実現を求める立場、その立場で、さまざまな視点で一般質問、予算特別委員会で発言が行われております。  第十小学校の東側で、網かけをしている都市計画公園、戸倉公園ですが、市の土地開発公社が、2017年、それから2018年、その土地の一部を先行取得しました。こうしたことに対しまして、公園の整備は地域の長年の要望なので、土地購入に動き出した市に対する期待は大きい、こうした声をさまざまな方から私は伺っているところであります。  そこで、まず1点目のお伺いなんですけども、戸倉公園の整備に向けましたスケジュールについて、お示しください。 234: ◯建設環境部長(中村隆生君)  スケジュールでございますけれども、用地の買い戻しに補助金を活用するには、まず事業認可が必要となります。都市計画公園内の一部分の事業認可であっても、都市計画公園の全体像が必要になってまいります。整備をするには、全体図を作成し、事業認可を取得し、用地を取得、そして設計、工事という流れになっていく形になります。 235: ◯13番(星いつろう君)  やるべきこと、やらなければいけないことを挙げていただきましたが、その中で、今年度につきましては、どういったことを実際に進めていくのか、その辺、お示しください。 236: ◯建設環境部長(中村隆生君)  戸倉公園は、都市計画公園内に社寺があります。都市計画の見直しをするか、検討を要すると考えております。戸倉公園を見直すのであれば、ほかの都市計画公園でも社寺を含んだ都市計画公園があるため、それも見直しをするのか、検討が必要になってくると考えております。  戸倉公園の全体図を作成するに当たっても、都市計画の見直しをするのであれば、見直し後の形での全体図を作成する必要があるのではないかということも検討を要すると考えております。この都市計画の見直しについて、今年度は検討してまいりたいと考えております。 237: ◯13番(星いつろう君)  今の御答弁の中で、戸倉公園の網かけの範囲ですね。都市計画の中には神社やお寺も入っていること、それからまた、敷地内に神社も含まれている公園は全国的にも存在するし、そうした都市計画公園も実際にあること、そのことが御答弁として示されました。こうした中で、公園の計画をつくるに当たっては、神社やお寺を含むことを確認してほしいと、こういった御意見もいただいてきたところであります。  要するに、都市計画公園の見直し、戸倉公園にお寺や神社が含まれるということになれば、ほかのところにも影響するので、その影響も考えながら計画をつくっていくという、そうした御趣旨の答弁でございましたけれども、そうした見直しということになれば、東京都に全体図を示して事業認可を受けるまで、時間、ますます要することになるんではないかと、そうした心配の声からであります。改めて、神社、お寺を含むこと、いかがでしょうか。 238: ◯建設環境部長(中村隆生君)  現在の都市計画では、社寺がある部分が入っておりますので、そこも計画には含まれます。そのため、その部分を網かけから外すか否か、外した場合の影響や代替地のこと、外さない場合に社寺を存置できるかなど、よく考慮しなければならないと考えております。 239: ◯13番(星いつろう君)  そういった難しい課題もさまざまあるということの中で、それで本当にというか、質問いただいた、さらに市民の方からいただいたものとしては、もっとも網かけに含まれている、この神社でありますけれども、江戸時代に建てられたものでありますけれども、そうした中で、この戸倉公園の網かけの時期は1962年ですから、はるか昔から、この神社はある。そうした中で、古くから神社も含めて網かけがされていることに疑問を感じると、そうした声もあったんですけれども、そもそも、この網かけを行ったのは、どこがこうした網かけを行ったんでしょうか。 240: ◯建設環境部長(中村隆生君)  昭和37年になりますが、当時の建設省が決定しているという形になります。 241: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。  そうした中で、先ほど御答弁ありましたように、東京都に提出する事業計画、今後つくり上げていくということですけれども、戸倉公園をどのような公園にしていくのかという計画づくり、そこへの市民参加ということを求めます。  その地域で暮らしているからこそ、どういった公園が望まれているのか、最適なのかを熟知していらっしゃいますし、また地域住民として協力できること、そうした提案もできると思いますので、ぜひ市民参加を行っていただきたいというふうに思っております。  具体的に言いますと、東京都に提出する、どのように整備していくのかという計画づくりの段階、そして、その後、公園の具体的な内容を検討する段階があると思うんですけれども、こうした2つの段階、きちんと市民の声、地域の皆さんの声を反映させるような意見交換の場、お願いしたいと思います。いかがでしょうか。 242: ◯建設環境部長(中村隆生君)  これまでも新しい公園を市がつくる際には、設計確定前に懇談会を行うなど、意見交換も行っております。戸倉公園につきましても、同じように意見を伺う機会は設けたいと考えております。都市計画の変更をすることとなれば、これも当然、意見を伺う機会等も設ける必要があると考えております。 243: ◯13番(星いつろう君)  ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  それで、国分寺市には画期的な事例もありまして、プレイステーションの移転、東戸倉の移転が決まっている中で、市民との懇談会を設けながら、この間、行われまして、ちょっと子どもの部は行けなかったんですが、大人の部には参加してきました。そうした中で、実際、現地を見まして、出された意見としては、今のこの予定地には桑の実がなってまして、この木は残してほしいとか、また、子どもたちの安全な動線についての提案なんていうのも市民の方からありまして、そうしたことを行政の皆さんと市民の皆さんが一緒になって考えると、こうした雰囲気の中で、画期的な先行事例だなと思いながら、私は参加して、皆さんの出される御意見をお聞きしました。戸倉公園につきましても、このような姿勢で挑んでいただきたいというふうに思っております。  続いて、次の質問なんですけれども、土地開発公社の土地の利用ということですが、12月議会の一般質問、それから3月議会の予算特別委員会の中で、土地開発公社所有のまま、原っぱ、広場として地域に開放していただきたい、そうした訴えを行わせていただきました。予算特別委員会では、国土交通省がホームページに掲載しております、土地開発公社の土地所有のまま暫定利用している事例、そうした事例がホームページにありますが、このことを紹介いたしました。例えば、都市計画道路の予定地を、地元町内会の要望を踏まえて、事業着手するまでの間、グラウンドゴルフ場として利用している他市の公社の実例、こういったものを挙げさせていただきました。そのことに対しての答弁としましては、公園をつくるために買った土地を土地開発公社所有のまま公園としては供用できないと。原っぱでも広場でも公園と同じような使い方になるので、それもできない、そういった趣旨の答弁であったというふうに私自身は理解をしているところであります。  それでは、その答弁の根拠は何なのかということで、後日、御担当のほうに説明を求めますとともに、自分自身でも調べてみました。国土交通省のホームページから持ってきて質問したことですので、これは国土交通省に聞いてみるしかないというふうに考えまして、社民党の国会議員の事務所を通じて、国土交通省のレクチャーを要請しました。この土地開発公社を規定しているのは公有地の拡大の推進に関する法律でありますけれども、この所管が国土交通省と総務省であったため、両省の御担当に伺ってきたところであります。  その際に示された資料というものは、昭和47年に当時の建設省と自治省が出しました、公有地の拡大の推進に関する法律の施行について、そうした通知であります。  その通知の内容ですけれども、たくさんいろいろ書いてありますが、その中に関連していることとしましては、土地開発公社の役職等についてという項目がありまして、その(8)に、土地開発公社は、取得した土地を、その用途に供するまでの間、いたずらに放置することなく、積極的な利用について検討すべきであり、そうした一文を示されたところであります。その上で、国側としては、国の考えとしては、制限を設けているということはないと、そういった趣旨の考え方の説明をいただいたところであります。  こうした調査結果の上で、再度要望いたしますが、土地開発公社の所有のままで戸倉公園の先行取得用地を、子どもたちを初め、地域の人たちに使える広場として開放していただくようお願いいたします。 244: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、議員のお示しになった通知の件につきましても確認をしております。今の通知の前段には、土地開発公社が取得した土地について、国・地方公共団体等が災害復旧等、真にやむを得ない場合を除き、買い取ることなく供用の開始することや、買い取りに要した費用を長期にわたり繰り延べすることは、土地開発公社の健全な運営を図る観点から不適切であることから、その改善に努めることという文言がございます。土地開発公社は公有地の拡大の推進に関する法律に基づき設立された団体であり、整備を推進するため必要な土地の先買いを行う団体です。その団体に広場の管理運営を任せる、つまり市が行う事業そのものを行わせるということは、市としても好ましくない状態だと思っております。したがいまして、市としては、まず公園として、都市計画変更について検討を進めていきたいということでございます。 245: ◯13番(星いつろう君)  今、御答弁のありました箇所も確認しまして、私もこの通知、どっちともとれるようなことが2つ書いてあるなというようなことは、率直に思ったところであります。そうした意味でも、市の主体的な判断が求められているというふうにもあります。  今、御答弁にありました土地開発公社は、整備を推進するために必要な土地の先買いを行う団体との御答弁、全くそのとおりであるというふうに考えております。したがって、原っぱとして開放というのは、私が考えたことじゃなく、市民の皆様の御提案なんですけれども、その土地開発公社の所有のままの供用開始、誰もベストであるというふうには思ってはいないところは、それは現実であります。それと同時に、これまでも主張しておりますとおり、市による早期の買い戻し、それを経た上での市民への開放が最も望ましい、これはこれまでの御答弁にもありましたが、そのとおりであるというふうに考えております。  ただ、質問を重ねている中で、市からも何度も答弁がありましたが、戸倉公園の実現、それはその一部の開放であっても、やはり解決していかなければならない課題が多く、まだまだ何年も時間を要すると感じているところであります。  その課題も多いと同時に、市民の皆さんも、そして国分寺市も、この地域ですけれども、公園が少ないから公園の整備が必要という見解は一致しているところであります。そうした中で、戸倉公園実現のために、公社を使って市が先行取得してくれた土地が現実に存在するんだから、暫定的措置として市民に使わせてください、積極的利用を進めてくださいという地域の皆さんの要望であります。  また、今、柵がありますけれども、これを取り払えば災害時の避難場所にもなると、こうした御提案も受けているところであります。要するに、立入禁止の区域としておくには、余りにももったいな過ぎるという、そうした観点からの要望であります。  この間、御担当とは何度も意見交換をさせていただいておりますので、市民の皆さんの気持ちと御担当の問題意識は重なる部分が多いと、このことも承知しているところであります。市民の皆さんの声に応えるために、またどんな視点からの議論が必要になってくるのか、引き続き、私のほうもいろんな方々と相談しながら、また質問の機会を得ていきたいと思います。  最後に、広場として開放を考えたときに、そのことを考えたときに、先ほどの御答弁の中で、その管理を公社に任せるのは好ましくないと、そういった御答弁がありました。その中で、広場を公社による管理運営とは考えていなかったもので、国土交通省も紹介しているような、他市における暫定利用の事例を調べる中から、改めて次の機会の質問に、この点もつなげていきたいというふうに思っております。  公園の関係は以上です。  続いて、会計年度任用職員について質問させていただきます。  地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が2020年4月1日より施行されまして、会計年度任用職員の制度が導入されます。この間、何度か質問させていただいているところであります。  まず1点目、確認なんですけれども、市の職員は、正規職員、再任用職員、任期付職員、嘱託職員、臨時職員という皆さんがいらっしゃいますけれども、会計年度任用職員の対象は、どの任用形態というか、どの方々に当てはまるものなのか、まず、この点、確認をさせてください。 246: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  会計年度任用職員に移行するのは、現在の嘱託職員と臨時職員ということでございます。 247: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。私、嘱託職員だけだと思っていたんですが、臨時職員もということですね。  それで、現在の状況について確認をさせていただきます。  6月1日付の市報を見ますと、給食調理や事務などの嘱託職員の採用試験、募集の記事が掲載されていました。各職場におきまして必要な嘱託職員が確保できているのかどうか、もしできないところがあれば、具体的に示していただきたいと思いますが、この辺、現状はいかがでしょうか。 248: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  令和元年6月1日現在で、嘱託職員の欠員は専門職を中心に11人になっております。嘱託職員が欠員の職場においては臨時職員等で対応しており、影響が最小限になるよう努めているところでございます。  また、嘱託職員の採用試験についても、早期に配置ができるよう、継続的に実施しているところでございます。 249: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。充足されていないところもあるということですね。  東京都を含めまして、都内の自治体における会計年度任用職員の整備状況をわかっている範囲内で教えていただければと思います。 250: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  会計年度任用職員については、令和2年度からの導入でございますので、これは全国的に一律でございます。今、どこの自治体においても検討しているところということでございます。 251: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。検討の真っ最中ということですね。  それで、これに関連してお伺いしたいんですが、東京都広報がホームページでも見れますけれども、それを見ますと、東京都非常勤職員の事務と名のつく、すごくいろいろな種類の職名がありますが、その中でも事務という名前のつく職名の月額報酬、現在ですけれども、19万9,400円というふうに、この広報には表示されていました。それで、国分寺市なんですけれども、これは例規集からですが、一定の事務処理能力を必要とする職として、それで総合事務担当第2種というものがありますけれども、こちらの月額は18万4,000円から18万6,000円という現状になっております。東京都の19万4,400円、これは現在の非常勤職員としてのもので、会計年度任用職員ではなく非常勤職員としての額でありますけれども、国会の附帯決議を見ますと、会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることなく勤務条件の確保が行われるようにと、そうありますので、来年度、移行に当たりましては、この金額を下回ることはないだろうと予想できます。  その中で、国分寺市のほうなんですけれども、市のホームページも見ますと、平成30年度、国分寺市の給与、定員管理等について、こうした文書が掲載されていますが、それを見ますと、職員給与に関しては、東京都に準拠した改定、そうした記載があります。そうしたことから考えますと、会計年度任用職員の整備に当たりましては、こうした東京都の水準も参考にしながら進めていただきたいというふうに考えています。その理由は、先ほど確認をさせていただきましたが、やはり年度途中でも嘱託職員の募集ということを行っています。今、世間では人手不足ということが大変問題となっております。同じような仕事であれば、賃金が高いほうへ人が流れてしまって、人材を他自治体に奪われてしまう、こうした観点からも東京都の水準を参考にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 252: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  正規職員につきましては、東京都の職員の給与に準じているということでございますけれども、先ほど議員の言われました19万4,400円、これは東京都、さまざまな嘱託職員がおりますので、どういうものなのか全くわかりません。国分寺市では国分寺市独自で報酬を設けて、これまで嘱託職員を任用してまいったところでございます。昨年度より庁内で検討委員会を設置し、詳細な検討を行ってきているところでございます。国や東京都、他市とも情報交換を行いながら、この会計年度任用職員については制度導入の準備を進めてきております。  また、現行の嘱託職員制度についても、毎年、処遇改善等も行ってきております。そうした状況も踏まえて、人材確保の観点からも、処遇等は十分検討してまいりたい、その上で制度を導入してまいりたいと思います。 253: ◯13番(星いつろう君)  先ほども触れましたが、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正するときに、国会の衆参両議院で附帯決議がされました。いろんな内容が、そこには記載されておりますけれども、現行の臨時的任用職員及び非常勤職員から会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることなく、適正な勤務条件の確保が行われること。また、制度改正により必要となる財源の十分な確保に努める。これは政府に求められていることでありますけれども、こうしたことなどが記載されています。十分な財源の確保は政府に求めているということですね。ですから、最後に確認ですが、こうした附帯決議を守りながら、新しい制度の検討を引き続き進めていただきたいというふうに思っております。適切な賃金、労働条件の整備、その上で必要な人材、人員を確保して、よりよい市民サービスの提供につなげていただきたい、そう考えますが、この附帯決議の件、いかがでしょうか。 254: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  議員から、衆参両院における附帯決議のお話がございましたけれども、こちらについては承知しているところでございます。  当市といたしましても、制度導入に当たりまして、国の法改正の趣旨を踏まえて、適正に制度を運用できるよう準備してまいりたいと、このように考えています。 255: ◯13番(星いつろう君)  よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移らせていただきます。学童保育所の4年生以降の受け入れについて、これを早急に実施していただきたい、そうした立場から、これまで何度もお伺いしておりますが、再びお伺いをさせていただきます。  まずは、法律と市の条例との関係の整理について、お伺いしたいと思います。  学童保育所の法律ですが、2012年の児童福祉法改正、それから2015年4月の施行によりまして、学童保育所の対象年齢が、おおむね10歳未満の留守家族の小学生、こうしたものであったものが、留守家庭小学生と6年生まで拡大されています。一方、国分寺市立学童保育所条例第4条では小学1年生から6年生までとしているものの、第15条の附則で、当分の間3年生までとする、このようになっております。法律と条例との、この違いについて、どのような整理が行われているのか、まずは御説明いただきたいと思います。 256: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  児童福祉法の改正により、小学校6年生まで事業の対象範囲であることが明確化されましたが、「社会保障審議会児童部会 放課後児童クラブの基準に関する専門委員会報告書」というのがあるんですが、そこでは児童福祉法上の対象年齢は事業の対象範囲を示すものであり、個々のクラブにおいて、全て6年生までの受け入れを義務化したものではないというふうにしております。また、子ども・子育て支援新制度の自治体向けFAQにおきましても、個々の放課後児童クラブに小学6年生までの受け入れ義務を一律に課すものではありませんというふうにしております。市立学童保育所条例につきましては、児童福祉法の改正の趣旨を踏まえ、本則において対象児童を小学校6年生までに改めるとともに、当時の市の現状を鑑み、附則において、当分の間は3年生までとする経過措置を設けたものであります。  こういった形で、義務化されたものではないということでありますけれども、法改正の趣旨を踏まえて、条例改正を行ったというところでございます。 257: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。後で議事録確認しながら、私もその文書を当たってみたいと思います。  それで、必要性について、市の考え方をお伺いしたいというふうに思っています。  現状を申し上げますと、新学期が始まりまして、学童保育所の保護者会が開かれますと、私の知っている範囲内の話ですけれども、入ったばかりの1年生の保護者からも、やっぱり4年生以降の不安というのが数多く出されるというのが現実というふうになっているところであります。また、これは実際にお伺いしてきた話でありますが、放課後の子どもの過ごし方ですね。4年生になってからですけれども、そこに不安を抱いて、職場を退職された保護者の方、そうしたお話もお聞きしました。  御承知のように、夏休みなどは、朝、保護者の方が出勤されて、夜に会社から帰宅するまで、学童保育所がなければ、子どもだけで過ごすと、そういう状態になります。  昨年の酷暑の中で、夏休みの学校のプールはたびたび中止となりました。午前中の1本目はあるんですけれども、それ以降、やっぱり危ないという学校の判断で中止となりました。この中止の連絡なんですけれども、学校によってさまざまだと思うんですが、私が知っている範囲でいえば、メールで保護者に学校のほうから連絡が来て、きょうのプールは中止だということがわかります。保護者の方が家にいれば、自分の子どもに、きょうのプールは中止だよということが伝えることができるんですが、やっぱり働いていれば、メールに届いたとしても子どもに伝えるというのは難しく、子どもは知らなければプールへ予定どおりに出かけていきます。今定例会の中でも、さまざまな議員の皆さんがこうした酷暑への対応、そうしたことを取り上げてらっしゃいますけれども、やはり私がお伺いした保護者の方も、プールの中止を知らずに外に出かけていって、その途中で子どもが倒れでもしたらと、そうした不安を、この市民の方は現実に抱えていらっしゃいました。また、ましてや、子どもたちをめぐる悲惨な事件が後を絶たないと。この問題につきましても、安心・安全の確保について、今定例会でも何人もの議員の方が取り上げていらっしゃいますけれども、こうした中で、三季休業中の子どもだけの留守番、過ごし方についての不安、大きくならざるを得なかったそうであります。そうした中で、退職という選択を、この方はとられたわけであります。退職するということは、経済的な問題はもちろん発生するわけでありますけれども、やはり仕事を通じた、その方自身の描いていた人生設計というのもあるわけで、そうしたことにも、この方の場合は影響を与えざるを得なかったんだなというふうに感じました。  もうちょっとお聞きしますと、自分の職場で、女性の育児休業、これをほかの社員に先駆けてとっていたと。後輩の人たちがきちんと子育てをしながら働き続ける環境に向けて、そうしたことで先駆けてとってきたということもおっしゃっていましたが、どんな気持ちで退職を選択されたのかなと思いながら、お話を聞いてはきましたけれども、返す言葉がなかったというのが気持ち的なところであります。そうしたお気持ちや実態を何人もの方から、やめたという話は、さすがに初めてだったんですけれども、伺ってきたところであります。  そうした中で、市のほうも保護者との連絡会や懇談会、アンケートとか、さまざまやっていらっしゃいますけれども、4年生以降の受け入れの必要性について、市としてはどのように考えていらっしゃるのか。また、当分の間、3年生までと条例に規定されてますが、その辺のことも含めまして、必要性に向けての市の考え方を改めてお伺いしたいと思います。 258: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  4年生以降の受け入れについての要望というのはあるというふうには把握をしております。今回も新たな支援事業計画を策定するに当たって、アンケートをとっておりますので、その中では4年生以降の希望といったものを項目として挙げているところもございますので、そういったものについては、しっかり分析した中で、対応を考えていかなければいけないというふうに思っております。  ただ、現状、1年生から3年生までを基本的に受け入れているわけでございますけれども、その中で、市内各施設の状況を見ますと、狭隘状況がやはり課題となっておりますので、まずは、その狭隘状況の解消を図った上で、4年生以降についても検討していかなければいけないというふうに考えております。 259: ◯13番(星いつろう君)  今、最後のほうで、子どものニーズに対しての建物の狭さの問題ということが言われましたが、必要性を市も感じているという中で、実際に4年生以降の受け入れを行うに当たって、今、狭さの問題の解決ということを1つ出されましたが、どういった問題を解決することが求められていると考えているのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 260: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  やはり、今申し上げたとおり、施設の狭隘状況、こういったものが大きな課題になっているのかなというふうに思っております。  例えば、児童館との併設の施設であれば、ある程度、児童館のほうで活動するということもありますけれども、単独の学童保育所では、なかなかそういった状況もありませんので、そういった狭隘状況の中で、4年生以上の受け入れという形は、なかなか課題があるというふうに思っております。 261: ◯13番(星いつろう君)  今の御答弁の中で、要するに建物のスペースの問題ということが言われていたので、それでちょっとお伺いしたいですけれども、やはり法律の改正によって受け入れ対象が広がりました。それは義務化されていないとはいっても、法律改正によって、6年生まで受け入れるという対象が広がったわけです。法律が改正されれば、自治体のほうは法律に沿った条件整備を進めていかなければならないと思うんですけれども、当然、そこにはスペースの問題等ありますから、お金がかかってくる問題だというふうに思います。そうした中で、高学年の受け入れが国から求められている。そうした法律改正があった中で、国や東京都からの施設整備等の補助金と、そういったものはないのかどうか、その辺を御説明いただければと思います。 262: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  これは4年生以降の受け入れに限ったものではありませんけれども、学童保育所を整備する場合、国と都の補助金制度として、子ども・子育て支援整備交付金というのがあります。この中では、待機児童の解消のための整備については、補助率を一定かさ上げするといった国の対策としても対応がとられているところでございます。 263: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。  それで、あと関連してなんですけれども、3月の予算特別委員会の中でも申し上げましたが、隣の市であります国立市の学童保育所を見学をさせていただきました。学校の施設も使いながら、6年生までの受け入れを行っていくということをやっておられました。国立市、入るために細かな条件は設定されていますけれども、基本的には受け入れは全入ということを伺っているところであります。  そうした中で、多摩26市における6年生までの受け入れの実施状況、そうした自治体は幾つあるのか。そのうち国分寺市のように全入という制度をとっている市、こちらにつきまして、自治体名を含めてお願いいたします。 264: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  まず、全入につきましては、無条件で全入というふうにしている市については、国分寺市を含めて3市ということでございます。その中の1市が国立市ということでございます。それから、もう一市は府中市ですけれども、府中市、国立市についても、6年生までの受け入れは行っております。ただ、府中市につきましては、定員に余裕がある場合に4年生から6年生の受け入れをしているということでございます。  6年生まで受け入れをしている市については、26市中16市が6年生まで受け入れているというふうな状況にあるということでございます。 265: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。無条件で受け入れているのは国立市、国分寺市、府中市であって、その中で6年生まで行っているのが2市で、国立市、府中市ということですね。府中市は条件つきで定員に余裕があれば受け入れるということですね。他市の状況はわかりました。  次なんですけれども、3月の予算特別委員会で、民間学童保育所の空き状況を確認させていただきました。その上で、まずは定員を満たしていない民間学童において、4年生以降の受け入れを先行実施していただきたい、そうした市民の方の声というものを要望させていただきました。答弁としましては、事業者に聞いてみなければわからない、そういった答弁でありましたので、改めてお聞きします。定員に空きがある民間学童における受け入れにつきまして、国分寺市としては、市としてはどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。 266: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  現在、民設の学童保育所についても誘致を進めているというところでございます。誘致後、開設した際には、やはり直ちに定員が全て埋まるという状況はなかなかないというのがこれまでの状況です。ただ、学年が進むにつれて、それぞれの民設の学童保育所についても定員が埋まってくるということで、現在、やはり市の1つの大きな課題としては、施設の狭隘状況というところがございますので、民設の学童保育所についても、まずはその狭隘状況の解消の一助に当たっていただくというのが基本的なスタンスということでございます。 267: ◯13番(星いつろう君)  民設学童をつくると、公立の学童にも案内を出しまして、そういう御案内もされているので、それで狭さの問題の解決をしているというのはよくわかります。それでも空いているところがあるならば、ぜひ検討をお願いしたいということなんです。  ですから、いろいろお話をしておりますと、6年生までは、皆さん、狭隘状況の問題知ってますので、なので、せめて4年生のうちだけでも行ってほしいとか、まずは三季休業中だけでもと、そうした声が本当に多数、保護者間では話になるところであります。民設学童のことも、そういうことです。ですから、市としてできる範囲のことから、ぜひ始めていただきたい、そうした非常に強い思いを持っている保護者の皆さんは決して少なくないというふうに思っております。そうした中で、市と保護者との懇談会の場等もありますので、子どもたちの放課後や三季休業中の安心・安全を守るためにも、さまざまに意見交換していただきまして、具体的な検討を、より進めていただきたいというふうに思います。  それでは、最後になりますが、障害者福祉サービスについて、質問をさせていただきます。  質問の趣旨でありますけれども、たとえ障害を持つことになっても、選択の権利が保障されて、その人らしく人生を歩むことができる、そうしたまちづくりへの課題ということで、障害福祉サービスに対する市の考え方、取り組みについて質問させていただきます。
     資料の作成、細かなデータも含めまして、作成いただきまして、どうもありがとうございました。  それでは、まず1つ目ですけれども、介護保険2号被保険者のサービスの利用について、このことについて、お伺いをさせていただきます。  障害者総合支援法では、介護保険のサービスと重なる障害福祉サービスの利用に当たっては、介護保険が優先される、そうした介護保険優先原則があります。同時に、2015年3月に出されました「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について」、こう題する厚生労働省の通知が出されておりまして、障害者がサービスを必要とする理由は多様であるため、一律に当該介護保険サービスを優先的に利用するものとはしないこととする、このようになっております。介護保険サービスと障害福祉サービス、やはり本質的に、その目的は異なるというふうに思っております。国分寺市の介護保険条例を見ますと、「市民の加齢に伴う心身の変化に起因する疾病等を予防し、介護等を要する状態になった場合においても、その有する能力に応じた自立した日常生活を営むことができるよう」、そう記載がありますが、介護保険は加齢、つまり年を重ねることによる心身の変化に対応するものであるというふうに考えております。  一方で、介護保険2号被保険者のほうでありますけれども、年齢だけを取り上げれば、40から64歳までという年齢でありまして、まだまだ若い世代であり、その後の人生も長く続くと、長い人生を歩むべき人たちであると、介護保険2号被保険者の方はそうした人たちであるというふうに考えております。そうした中で、身体機能を戻すリハビリだけではなくて、人生をその後も歩んでいくわけですから、例えば、障害を持った中で、自分の子どもとの関係をどう築いていくのか、また社会参加、こういったことをどう進めていくのか、そうしたことも、まだまだ若い世代の2号被保険者の方、課題や支援の対象となってくるというふうに考えております。そこは介護保険サービスとはまた違うところでありまして、こうした選択の権利の保障、そのことが、やはり自治体には問われてきているというふうに考えております。  そうした中で、質問でありますけれども、これは実際に伺った話ですが、病気で障害を持つことになってしまいました。退院の際には、ソーシャルワーカーには介護保険の利用が案内されて、地域包括支援センターとのやりとりをしたと。でも、その中で、介護保険サービスについてはいろいろ教えてもらったけれども、障害福祉サービスを利用することについてはなかった。そうした実例もお聞きしているところであります。言うまでもありませんが、障害福祉サービスに対する知識があって、障害を持つわけではありません。障害を持って、いわば途方に暮れているときに、介護保険サービスだけではない選択肢、このことを示していくことは、その方々のその後の人生にとっても極めて重要なことであるというふうに思っております。そうした中で、介護保険2号被保険者、重度疾病を持つ40歳から64歳の方々ですけれども、一律に介護保険優先としないこと、障害福祉サービスもできること、こうした説明を含めまして、どのような手順、時間の経過、方法で手続を進められているのか、この辺の状況を御説明お願いいたします。 268: ◯福祉部長(横川 潔君)  介護保険の第2号被保険者の方で、介護保険制度上の特定疾病に罹患をされた方が、障害福祉サービスを利用されている方が、この介護保険2号被保険者に該当することを把握した場合には、御本人や御家族に対し、介護保険制度の優先給付の原則などについて、まず御説明をさせていただきます。また、その際、その後も円滑なサービスの利用が可能になるように、御本人や御家族からサービスの利用意向についてお話を伺い、市も含めた高齢福祉分野と障害福祉分野の各関係機関において、今後のサービスの提供体制等に関する情報共有を行わせていただきます。その後、介護保険給付の手続を経て、要介護認定、またケアマネジャーが決定した後、介護保険サービスの利用開始前までに関係者会議を行って、今後の支援方針と役割分担を決定し、その上で、新たなケアプラン等に基づくサービス利用が開始されるといった流れになります。 269: ◯13番(星いつろう君)  きょう、市の考え方をお伺いするということで、説明をお願いしているところでありますが、流れもぱっと聞いて、ちょっとイメージできないもので、なかなか理解できないのですけれども、私も勉強を進めながら、この課題、引き続き取り組んでいきたいと思っています。  そうした中で、さきの厚生労働省の通知ですけれども、サービスの利用意向等も、そうしたことも2号被保険者から説明されているというふうなことでありますが、この通知の中には、こういった文言があります。  介護保険サービスには相当するものがない障害者サービスの固有のものと認められるもの、同行援護、行動援護、自立訓練。この自立訓練は生活訓練ということになっております。就労移行支援、就労継続支援については、当該障害者福祉サービスに係る介護給付費等を支給する、このように明記されております。自立訓練の生活訓練、これは介護サービスにはないものでありますので、介護保険2号被保険者が生活訓練の申請をした場合には、その申請を認めているということでよろしいですかと、その確認と、もう一つ、自立訓練には機能訓練もありますから、こちらも同様に、申請があれば認めているのですね。介護保険以外のサービスも利用できるということで認めているということでよろしいでしょうか。この点を確認させてください。 270: ◯福祉部長(横川 潔君)  この自立訓練のうちの生活訓練でございますが、こちらのサービスにつきましては、まず御本人の意向、それから介護保険サービスにおける、これに相当する支援メニューの有無等を踏まえまして、障害福祉サービス固有のものとして、介護保険第2号被保険者に該当する障害者の方でも利用が可能となっております。  一方、この生活訓練のうちの機能訓練のサービスについてでございますが、こちらにつきましては、介護保険制度の優先給付の原則が適用されますが、従前まで利用していた訓練メニューに相当するサービスが介護保険制度に存在しないときなど、両制度間での調整が必要な場合については、高齢福祉課、障害福祉課、双方の関係機関が連携の上、対応を図ってきているというところでございます。 271: ◯13番(星いつろう君)  そうした中で、介護保険のケアマネジャーの皆さんに対する障害者への理解促進を求める、そうした質問を行いたいというふうに思っております。  多くの場合、介護保険優先原則の中で、やはり介護保険のケアマネジャーに接することになりますけれども、コンタクトをとりながら進めていくことになりますが、ケアマネジャーの場合、言うまでもなく高齢者専門の部門であります。そうした中で、障害者福祉サービスの知識を十分には持ち合わせていない、そうしたケアマネジャーが担当となった場合でありますが、障害者のケアプランには障害者福祉サービスが盛り込まれず、障害福祉サービスを申請できなくなってしまうのではないか。そうした専門性による懸念の声がありますが、そういった課題、市としてはどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 272: ◯福祉部長(横川 潔君)  ただいまお話ししましたように、この障害福祉サービスと介護福祉サービスの関係について、やはり介護保険制度側のケアマネジャーが、この障害福祉サービスについても十分理解をしていく必要があるというふうに考えておりまして、これまでもさまざまな取り組みをしてきたところでございます。  この障害福祉分野の支援者と高齢福祉分野の支援者とが、双方の制度や支援に当たっての留意点などを十分理解する、こういった視点も大事だというふうに考えております。  現在、障害者センターの地域活動支援センターつばさや障害者基幹相談支援センターなどが中心となって、支援機関を対象とした、さまざまなレベルアップ研修会や事例検討会などを実施してきておりますが、これら障害福祉分野の研修に地域包括支援センターを初めとする高齢福祉分野の多くの支援者の方々に御参加いただいているほか、高齢福祉分野で実施をしているケアマネジャーの研修などにおいては、障害福祉サービスとの連携について講義で取り上げるなど、障害と高齢の両福祉制度についての双方の理解が深まるような取り組みを進めてきているところでございます。 273: ◯13番(星いつろう君)  研修も行っているという御答弁をいただきました。  私も介護保険のほうのケアマネジャーの方、何人かに、この研修についてお聞きしてみたんですが、そうした研修は参加していらっしゃると、そうした方が多くいました。その中で、やっぱり個々によって状況も違うので、それにどう対応していくかということも、また1つ重要なんですよという意見もいただいております。そうした中で、やはり介護保険と障害福祉サービスの連携の必要性ということが問われてくるというふうに考えます。介護保険のケアマネジャーが、障害福祉サービスの利用の必要性、このことを考えたときに、どのようなところに相談に行けばいいのか、また、現在、どういった連携が実際にとられているのか、その辺の現状をお聞かせください。 274: ◯福祉部長(横川 潔君)  利用者からケアマネジャーに障害福祉サービスの利用を希望する旨の相談があった場合には、通常、ケアマネジャーから市の高齢福祉課に連絡をいただき、必要に応じて地域包括支援センター、障害者基幹相談支援センター、さらには市の障害福祉課などのサービス関係者間において、御本人のサービスの利用意向を踏まえながら、十分な情報共有と連携を行った上で、双方の福祉制度間のサービス調整を図りながら、対応を図ってきているところでございます。 275: ◯13番(星いつろう君)  その流れはわかりました。  続いて、65歳以上の障害者サービスについて、お伺いしたいというふうに思います。  それに当たりまして、1点、制度について御説明いただきたいんですけれども、2018年4月から始まりました、65歳以上の介護保険サービスの利用料の償還制度、こうした制度がスタートしておりますけれども、この内容について、御説明いただければと思います。 276: ◯福祉部長(横川 潔君)  この制度は、これまで障害福祉サービスを利用してきた障害者の方が、介護保険サービスの優先利用に関する原則に基づいて、65歳に到達とともに介護保険サービスを利用する際、障害福祉制度と介護保険制度とで仕組みが異なっている利用者負担について、障害福祉施策によって、当該利用者負担の軽減を図るという内容でございます。  具体的な対象者要件としましては、65歳に至るまでの相当の長期間にわたり障害福祉サービスの支給決定を受けていたことや、所得状況の区分が市民税非課税、あるいは生活保護受給、こういったことに該当していることに加え、さらに幾つかの具体的要件を満たす必要がある、こういった制度になっております。 277: ◯13番(星いつろう君)  障害者福祉サービスにおいては、例えば、住民税が非課税世帯ですと負担がゼロですけれども、それが今度、介護保険サービスに変わると負担が発生すると、そうしたことに変わっていきますので、今、御説明いただいた制度、やっぱり経済的にも大変重要な制度であるというふうに思っています。  資料に記載していただきましたが、この制度の該当者ですね。平成30年度、9人という数字になっています。国分寺市では、こういう実績があるわけですけれども、そうした中で、障害を持った当事者の方、それから相談支援専門、介護保険のケアマネジャー、そうした人たちに、この制度をきちんと広げていくためにも、この制度をどのように周知していらっしゃるのか、その辺をお聞かせください。 278: ◯福祉部長(横川 潔君)  この制度につきましては、ケアマネジャー、それから相談支援専門の方に、この辺に特に特化した周知ということは行ってはおりませんが、ほかの制度と同様に、障害福祉ガイドブックに載せているほか、ホームページなどにも掲載しております。  ただ、この対象者要件なんですが、複雑であることなどから、対象となる可能性がある方につきましては、障害福祉課のほうから個別に、直接、御本人や御家族の方に対して御連絡をしてきているというところでございます。 279: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。  それから、裁判の例を申し上げますが、岡山・浅田訴訟という裁判があります。この内容ですけれども、低所得者として無償で障害サービスの居宅介護を利用していましたけれども、それが65歳になりますと、介護保険の適用、そうしたことになれば1割の費用負担が発生してしまう。そうした中で介護保険の適用を拒否したところ、岡山市が当人に対しまして障害福祉給付を打ち切った。そのことは違法であるということで、介護保険優先原則に関連した裁判が行われ2018年12月に、この原告の方の勝訴が高裁で判決が出ました。簡単に言えば、障害者はサービス内容や自己負担を考慮しながら、介護保険を受けるか、障害福祉を受けるか、その選択肢がある、そうした趣旨の判決であったというふうに理解をしているところであります。そうした中で、伺うんですけれども、障害者の方が65歳になったとき、どのようなプロセスを経まして介護保険への移行ということが行われているのでしょうか。具体的にお示しいただければと思います。 280: ◯福祉部長(横川 潔君)  本市では、この障害福祉サービスを利用されている方が65歳に到達する6カ月前から、市の高齢福祉課、それから障害福祉課、また相談支援事業所、サービス提供事業者などの関係各機関において、サービスの提供体制等に係る情報共有を行い、その後、御本人に対して、介護保険制度や今後のサービス調整に関する仕組みなどについて十分な説明を行うとともに、御本人のサービスの利用意向について伺っております。  その後の流れについては、先ほど第2号被保険者のところでも御説明しましたのと同様の手続を経て、新たな計画に基づくサービス利用が開始されると、こういう流れになっております。 281: ◯13番(星いつろう君)  現在、介護予防・日常生活支援総合事業、これが昨年度から本格実施されているところであります。最後に、このことに関連してお伺いしまして終わりたいと思います。  知的障害、精神障害、高次脳機能障害、それから失語症、こうした方、介護認定が要支援となることが、そうした場合もあると思います。つまり障害があるんだけれども、身体的には元気、そういった場合もあるからであります。しかし、要支援ということになって、総合事業のサービスとなりますと、総合事業で対応できるとは考えることが、また難しくなってしまいます。そうした方々の生活支援、市としては、どのように考えているのか。これは総合事業始まったばかりですので、実態の把握もきちんとお願いという意味で、現在の現実の把握についてお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 282: ◯福祉部長(横川 潔君)  介護保険の認定の結果、それは要介護認定になる方、要支援になる方、また非該当になる方がいる可能性がございます。  ただ、介護保険の認定を行う際に、障害福祉サービスをどう受けていたかということについては、必ずしも必要がないというか、把握をしていないというところでございます。  ただ、例えば、要支援となって、総合事業のサービスを受けることになって、その結果として、必要とする支援内容を介護保険のほうから受けられないということになった場合については、これはその状況を十分把握をして、障害福祉サービスによる支援の必要性が認められるという場合については、これまでも障害福祉サービス費の支給を行ってきているというところでございます。これにつきましては、今後も丁寧に対応してまいりたいというふうに考えております。 283: ◯13番(星いつろう君)  わかりました。  この課題につきまして、実は初めて質問しまして、今回、市としての考え方の確認をさせていただきました。今後は市民の皆さんから具体的な実態をお伺いした上で、引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上をもちまして、一般質問を終わります。 284: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、星議員の一般質問を終わります。     ────────────────── ◇ ────────────────── 285: ◯議長(皆川りうこ君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 286: ◯議長(皆川りうこ君)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は、あす、午前9時半から開きます。  本日はこれにて延会いたします。                    午後4時55分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...