• 埋蔵文化財(/)
ツイート シェア
  1. 国分寺市議会 2019-06-10
    令和元年 第2回定例会(第1日) 本文 開催日: 2019-06-10


    取得元: 国分寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年 第2回定例会(第1日) 本文 2019-06-10 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 280 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 2 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 3 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 4 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 5 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 6 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 7 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 8 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 9 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 10 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 11 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 12 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 13 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 14 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 15 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 16 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 17 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 18 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 19 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 20 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 21 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 22 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 23 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 24 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 25 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 26 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 27 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 28 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 29 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 30 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 31 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 32 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 33 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 34 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 35 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 36 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 37 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 38 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 39 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 40 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 41 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 42 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 43 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 44 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 45 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 46 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 47 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 48 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 49 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 50 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 51 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 52 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 53 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 54 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 55 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 56 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 57 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 58 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 59 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 60 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 61 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 62 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 63 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 64 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 65 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 66 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 67 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 68 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 69 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 70 : ◯6番(吉田りゅうじ君) 選択 71 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 72 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 73 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 74 : ◯16番(さの久美子君) 選択 75 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 76 : ◯16番(さの久美子君) 選択 77 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 78 : ◯16番(さの久美子君) 選択 79 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 80 : ◯16番(さの久美子君) 選択 81 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 82 : ◯16番(さの久美子君) 選択 83 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 84 : ◯16番(さの久美子君) 選択 85 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 86 : ◯16番(さの久美子君) 選択 87 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 88 : ◯16番(さの久美子君) 選択 89 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 90 : ◯16番(さの久美子君) 選択 91 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 92 : ◯16番(さの久美子君) 選択 93 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 94 : ◯16番(さの久美子君) 選択 95 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 96 : ◯16番(さの久美子君) 選択 97 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 98 : ◯16番(さの久美子君) 選択 99 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 100 : ◯16番(さの久美子君) 選択 101 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 102 : ◯16番(さの久美子君) 選択 103 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 104 : ◯16番(さの久美子君) 選択 105 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 106 : ◯16番(さの久美子君) 選択 107 : ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君) 選択 108 : ◯16番(さの久美子君) 選択 109 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 110 : ◯16番(さの久美子君) 選択 111 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 112 : ◯16番(さの久美子君) 選択 113 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 114 : ◯16番(さの久美子君) 選択 115 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 116 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 117 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 118 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 119 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 120 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 121 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 122 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 123 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 124 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 125 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 126 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 127 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 128 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 129 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 130 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 131 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 132 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 133 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 134 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 135 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 136 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 137 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 138 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 139 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 140 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 141 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 142 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 143 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 144 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 145 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 146 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 147 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 148 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 149 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 150 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 151 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 152 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 153 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 154 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 155 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 156 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 157 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 158 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 159 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 160 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 161 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 162 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 163 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 164 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 165 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 166 : ◯市長(井澤邦夫君) 選択 167 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 168 : ◯5番(小坂みちよ君) 選択 169 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 170 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 171 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 172 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 173 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 174 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 175 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 176 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 177 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 178 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 179 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 180 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 181 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 182 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 183 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 184 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 185 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 186 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 187 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 188 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 189 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 190 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 191 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 192 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 193 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 194 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 195 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 196 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 197 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 198 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 199 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 200 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 201 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 202 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 203 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 204 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 205 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 206 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 207 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 208 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 209 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 210 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 211 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 212 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 213 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 214 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 215 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 216 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 217 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 218 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 219 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 220 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 221 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 222 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 223 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 224 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 225 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 226 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 227 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 228 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 229 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 230 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 231 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 232 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 233 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 234 : ◯7番(だて淳一郎君) 選択 235 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 236 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 237 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 238 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 239 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 240 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 241 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 242 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 243 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 244 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 245 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 246 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 247 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 248 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 249 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 250 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 251 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 252 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 253 : ◯建設環境部長(中村隆生君) 選択 254 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 255 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 256 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 257 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 258 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 259 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 260 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 261 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 262 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 263 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 264 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 265 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 266 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 267 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 268 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 269 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 270 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 271 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 272 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 273 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 274 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 275 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 276 : ◯政策部長塩野目龍一君) 選択 277 : ◯21番(尾澤しゅう君) 選択 278 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 279 : ◯議長(皆川りうこ君) 選択 280 : ◯議長(皆川りうこ君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時31分開会 ◯議長(皆川りうこ君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は21人であります。これより令和元年国分寺市議会第2回定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  中山議員より、体調不良のため遅参する旨の届け出がございましたので、御報告いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────             日程第1 会議録署名議員指名 2: ◯議長(皆川りうこ君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、    5番 小 坂 みちよ  議員    6番 吉 田 りゅうじ  議員    7番 だ て 淳一郎  議員    8番 はせべ 豊 子  議員  を指名いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────             日程第2 会期決定 3: ◯議長(皆川りうこ君)  日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今定例会の会期は本日から7月2日までの23日といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 4: ◯議長(皆川りうこ君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から7月2日までの23日間と決定いたしました。
        ────────────────── ◇ ────────────────── 5: ◯議長(皆川りうこ君)  この際、御報告いたします。  諸般の報告につきましては、別紙お手元に配付のとおりであります。     ────────────────── ◇ ──────────────────             日程第3 一般質問 6: ◯議長(皆川りうこ君)  日程第3、一般質問を行います。  質問は通告順に質問席にてお願いいたします。  では、最初に、吉田議員。 7: ◯6番(吉田りゅうじ君)  それでは、改めまして、おはようございます。今定例会は改選後初めてということで、22名の議員をもちまして臨ませていただきます。本日は、また、改元され、令和初めての一般質問ということで、なおかつ前回同様トップバッターでやらせていただこうと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。それでは、通告に従いまして、質問をさせていただこうと思います。  まず、1つ目でございます。情報システムの今後の展開についてということでお伺いをしていきたいと思っております。  行政手続を電子申請に原則統一していくという情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律、いわゆるデジタルファースト法案が5月10日に衆議院、5月24日に参議院を通過いたしまして、今国会での成立を目指しているという状態でございます。国内で行政がかかわる手続につきましては、2016年時点での住民票の移転や児童手当の申請など、約4万6,000種類あると言われております。そのうち、現在電子化されているのは約1割と見られている状態でございます。まずは引っ越し等の際、パソコンやスマートフォン、こういったものを使いまして、インターネット上で申請できるようにし、住民の利便性の向上、それから行政の効率化につなげようとするものであると考えております。この法の趣旨と内容につきまして、御答弁をお願いしたいと思います。 8: ◯政策部長塩野目龍一君)  御紹介のありましたデジタルファースト法案、目的については、今、議員が冒頭お話しいただいたとおりであります。  この法案の中身ですけれども、デジタルファースト、ワンスオンリー、コネクテッド・ワンストップという、3つのデジタル化の基本原則のもと、行政手続のオンライン化や添付書類撤廃に向け、マイナンバー法、公的個人認証法、住民基本台帳法などを整備していくというものであります。  本市においても、国分寺市情報システム最適化計画において、手続のオンライン化や電子申請機能強化、マイナンバーカード機能強化などを施策として盛り込んでおり、法の趣旨に沿う形で、着実に情報システムの整備を進めていくというような考えでおります。 9: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。若干補足させていただきますと、1度、行政に対して提出した書類、これは再度提出することをしなくてよくなる、こういったサービスが含まれまして、複数の手続やサービスをワンストップで実行すると、こういった住民の利便性の向上、こういったものを主眼とした法律だと考えております。  続きまして、庁内の現状につきまして、お伺いをしたいと思います。  ただいまの答弁の中で、国分寺市情報システム最適化計画というものが紹介をされてございます。本年1月に刷新されたものであって、一定程度は総務委員会等で議論いただいているようでございますけれども、いま一度、この情報システム最適化計画につきまして、詳細を御紹介願いたいと思います。 10: ◯政策部長塩野目龍一君)  庁内のシステムの前計画である国分寺市情報化推進計画、こちらは期間が終了したということに伴って、今後さらに費用対効果の高い情報システムの調達を適正に進めるために、新たに策定した計画となります。本市の公共経営を支え、さらなるICTの最適化を実現することを目的として、情報システムの品質向上、コストの最適化、情報システムの信頼性・安全性の向上、さらには業務の効率化・高度化、市民の利便性向上などを実施目標としております。各実施目標には、先ほど申しました手続オンライン化などのほかに、情報システムのコスト最適化に向け、LGWAN-ASPサービス等、クラウド型サービスの利用によるコストの削減など、より具体的な施策を設定しており、今後、この計画に沿って、情報システムの整備を進めていくという予定であります。 11: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  ただいまありましたLGWAN-ASP、総合行政ネットワークというんですけれども、ローカル・ガバメント・ワイド・エリア・ネットワークですね。こういったものと、あと自治体クラウド、これを総合利用して、共同利用の検討・推進していくというところにつきましては、私も大変興味深く見させていただいております。また、この結果につきましては、市民サービス向上につながることは間違いないなと思っておりまして、ぜひ進めていっていただきたいと思っております。これにつきまして、市にとってのメリット、デメリット、こういったものが分析がされているのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。 12: ◯政策部長塩野目龍一君)  LGWAN-ASPや自治体クラウドは、サーバー設置に係る費用の削減や法改正などによるシステムの改修費用の低減というメリットが期待されています。一方で、市の独自性を出せないなどのデメリットがあるために、システムに合わせて運用方法を抜本的に見直す必要があるなど、導入に当たって作業量が多くなるということが想定をされています。 13: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。こちらについても、ちょっと補足させていただきますけども、私はLGWANについては、特に最大のメリットというのが、高度な情報セキュリティレベルが担保できるんじゃないかなと考えております。いわゆる公のインターネットと比べまして、LGWANは専用回線ということになります。したがって、独自のネットワーク管理者がいて、それから、そのネットワークのプロトコルとか、あと各種の設定、あるいはユーザーの利用情報を決めたり、不正アクセスや利用者の監視ができるわけであります。こういった面からも、スケールメリットがあるんじゃないかなと考えておりますので、ぜひ進めていただきたいなと考えております。そういう意味では、電子申請ができるようになれば、市役所へ市民の方が足を運ぶ手間ですとか、あるいは窓口の混雑緩和にも大きく貢献するのではないかと思っております。  ただ反面、スマートフォン等の電子デバイスには抵抗を示される方が意外と多くて、こういった方々との格差である、いわゆるデジタルデバイドが無視できないと考えております。どうしても窓口にお越しいただいて手続できないのであれば、そういった場合には紙申請にとらわれないで、例えば、マイナンバーカードとタブレット端末、こういったものを駆使して市民の方がガイド差し上げるといった使い方、それからパスワードがなくても、例えば、生体認証してあげて、ログインができれば、いわゆるセキュアな処理が可能なんじゃないかなと思っていますが、この点につきましては、いかがお考えでしょうか。 14: ◯政策部長塩野目龍一君)  電子申請、こちらが広まったとしても、窓口での手続全てがなくなるわけではありません。議員のお話のとおり、窓口において、マイナンバーカードやタブレット端末などを利用した入力補助などが既に実証実験や製品化に至っているというふうに聞いております。当市としても、これから情報システムについて、さらに研究・検討していく必要があるというふうに考えております。 15: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  今回、庁内による情報端末の施行状況のわかる資料をまとめていただきました。ありがとうございました。この資料につきまして、内容の補足説明をお願いします。 16: ◯政策部長塩野目龍一君)  御提示しました資料は、こちらは現在、庁議などで使用しているものであります。その画面展開の資料となります。  こちらは指の動きに合わせて画面が展開すると、いわゆるスマートフォンの操作と同じような形で使用ができるということであります。平成29年度よりサーバー用端末1台とタブレット端末30台を導入して、予算は5年間で約660万円ということであります。資料をサーバーに保存すると、各情報端末では、その資料を閲覧できるという仕組みになっております。庁議での導入から半年で2万枚以上の紙の削減をしており、現在では利用する会議もふえ、紙の削減の効果については非常に拡大しているというような状況であります。 17: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  ただ、こういったタブレットとか、いわゆるハイブリッドPC等の情報端末の導入目的に、どうしてもペーパーレスというところに主眼を置きがちだと思うんですけれども、これ以外にも、例えば、この画面遷移を見ていただければわかるように、非常に簡単に進められることがおわかりになると思います。  また、今までは印刷ですとか、製本ですとか、そういった会議準備に必要であった時間ですとか工数、こういったものが削減できたり、あるいは利用する側、いわゆる窓口では、タブレットの大きな画面できれいな画面、こういったものですね。また、お使いになったことがある方はわかると思いますけれども、指2本で拡大したり、縮小したり、こういった画面を、わかりやすく効率的に説明できるような機能が備わっているわけでございます。また、一方では場所を問わずにコミュニケーションがとれるテレビ会議等も、このタブレットを使って実現ができるということであります。こういった使い方につきましては、市としては、どのようにお考えでしょうか。 18: ◯政策部長塩野目龍一君)  議員のお話のとおり、資料作成に係る時間は、紙の場合、印刷時間がなくなりますので、非常に効果があると考えております。かわりの作業はサーバーへのデータ保存だけであることから、会議の準備にかかる時間を大きく削減ができているという状況であります。したがって、職員の業務量、作業量の減にも非常に大きくつながっているということになります。  資料内容の確認のしやすさですけども、今、お話があったとおり、指の操作で大きい文字になったり縮小したりということが自由にできますので、非常にわかりやすい資料となります。また、カラーの表示もできることから、会議に当たっては非常に効果的であるというふうに考えています。  さらに、紙資料の保存、保管が不要になったことも効果があるというふうに考えています。さらには、お話のあったとおり、カメラも内蔵されているため、技術的にはテレビ会議などにも使用できるというふうには考えています。 19: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。少し余談になるんですけれども、私、個人的にはアップル社のiPhoneですとかiPad、こういったものを活用させていただいております。  何より便利なのは、そういったアプリケーションの機能というよりは、先ほども言ったように、例えば、フェースIDと言われる顔認証、それからタッチIDと言われる指紋認証、こういった生体認証が非常に便利だと感じております。さまざま、システムにはパスワードがございまして、だんだん年齢を重ねるごとに、そのパスワードの管理、頭の中で管理することが非常に難しくなってきております。そういった生体認証であれば、本人が記憶が消えたとしても、生体認証ですから、顔形、指紋が変わらない限りは利用ができるといった使い方もできますので、ぜひとも、今後の計画に当たりましては、そういったところも重視をしていただいて、導入していただければと思っております。  次に、前計画であります情報化推進計画、ここで達成ができなかった点が、もしございましたら、課題も含めまして、御紹介いただきたいと思います。 20: ◯政策部長塩野目龍一君)  本年1月の情報システム最適化計画の策定の際に前計画を評価した点として、特に基幹系・内部系システムについては、それぞれ一括調達をすることができたなどと、おおむね達成できたのではないかというふうに考える一方、運用・保守に係る費用の低減・最適化というのは引き続き取り組んでいかなきゃならない事項かなということで、課題は認識はしております。 21: ◯6番(吉田りゅうじ君)  情報システムというのは、今進めております国分寺市総合ビジョン、これを達成していくための重要なツールであるというふうに考えております。また、この作成しました最適化計画を推進していくに当たりましては、決して格好のいいものではなくていいと思っております。最小限の資源で最大限の効果が発揮できるように、しっかりと検討していっていただきたいなと考えております。ぜひとも、今後、新庁舎を視野に入れていただいて、また、職員の皆さんの働き方改革も念頭に進めていっていただきたいと思います。  最後に、情報システムの今後の展望について、まとめの見解をお願いいたします。 22: ◯政策部長塩野目龍一君)  今、お話のあったとおり、我々のほうとしても、この新庁舎については、情報システムの環境を整備する上で重要な転換期というふうに考えております。職員の働き方改革や市民サービスの維持・向上を最小限の資源で最大限に発揮できるよう、今後もICT環境の変化などを的確に捉え、最適な情報システムの導入・運用に努めてまいりたいというふうに考えております。 23: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございました。  それでは、次の項目に移らせていただきます。安心して国分寺市で最期を迎えるためにというタイトルでございます。少しシュールな内容かもしれませんが、お聞きください。  まず、現在の葬祭事情についてということで、お話をさせていただこうと思います。  民間の葬儀社の調査ではありますけれども、近年、葬祭事情に変化が見えてきているということであります。葬儀の種類として、地域性はあるものの、東京都の場合では、いわゆる通夜、葬儀、告別式を行う一般葬と呼ばれるのが43%、同じく通夜、葬儀、告別式は行うものの、近親者のみで済ます家族葬、これが約42%、それから1日で、1回で通夜、葬儀、初七日など全て終わらせてしまう1日葬、これが6%、それから遺体を病院などの亡くなった場所から直接火葬場へ搬送して、通夜、葬儀、告別式を行わず、火葬のみ行う直葬、これが9%あるそうでございます。この直葬につきましては、特に関東圏では非常に多いらしく、葬儀全体の2割を超す地域もあるようでございます。  この葬儀の小規模化について、原因は何かなと考えております。1つは、遺族の方が周囲に声をかけないで済ませてしまう葬儀がふえているということだそうです。高齢化が進展し、死亡者は定年を迎えて数十年たった方が多く、社会的なつながりがない方がふえていると。それから、遺族側も高齢者である場合が多くて、葬儀を簡素に行いたいというニーズがあるというところが1つです。それから、次に、情報化の影響が考えられるんではないかなということでございます。以前は電話帳ですとか手帳などで、要は紙媒体で、お友達とか連絡先のリストを管理していましたけども、昨今、パソコンですとかデジタル管理が主流になりつつあるため、配偶者の方であっても、そのパスワードがわからないがために、個人の人的なネットワークが把握できないといったことがあるそうでございます。結果、誰を呼んでいいかわからず、葬儀参列者が少なくなる要因の1つと考えられているようでございます。  それから、最後に故人の遺志があると。エンディングノートというものが関心が高まっているようでありますが、生前、自分自身で自分の葬儀を家族葬としてプロデュースをしたり、あるいは無宗教葬ですとか直葬を選んだりする方がふえているそうでございます。実際にお葬式をした葬儀社に対して、約4割の人は、故人や家族たちが事前に相談を投げかけていたという状況だそうでございます。  そうはいいましても、このような状況下、埋葬方法を簡略するわけにはなかなかいきません。土葬は多くの自治体で禁じられておりますし、また、火葬についても、東京都では亡くなる方が非常に多く、火葬場不足で何日も火葬の順番待ちをしなくてはならないという事態が起きているそうでございます。  ここで質問なんですけれども、国分寺市民が利用できる近隣の火葬場というのは、どんな状況か、お知らせいただけますでしょうか。 24: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  国分寺市民が利用できる火葬場、近隣の状況ということでございますが、民間の施設としましては、府中市に多磨火葬場がございます。また、公営につきましては、立川市、町田市、青梅市、八王子市、日の出町、瑞穂町に各施設がございます。公営火葬場では、地元の市民の方が優先して利用できる取り扱いをしているところが多くございます。その他、公営火葬場としては、府中市に1カ所ございますが、こちらに関しましては府中市民のみ利用可能ということになってございます。 25: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  火葬料金につきまして少し調べてみたんですけれども、大体は市民は無料としているところがほとんどでありますけれども、国分寺市の場合は火葬場はございませんので、国分寺市民が利用させていただくとしたならば、おおむね5万円から8万円を支払って火葬していただくという現状だそうでございます。  また、多磨火葬場以外では、今言いましたように、地元の市町村で持っている火葬場でございますので、その地元のところの市民が優先しているというのがほとんどでございます。また、さらには、その利用できる時間帯も制限をしているというのが実態でございます。料金はともかくとして、利用時間の制限、いわゆるゴールデンタイムというんですかね。お通夜とか告別式に合わせた都合のよい時間帯がほとんど使えない状態というのが現状でありますけれども、こういった利用時間の制限を国分寺市に広く広げていただくよう、制限を撤廃していただけるようにお願いすることは可能でしょうか。 26: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御紹介のあったとおり、火葬場によっては市外の方の利用時間に制限を設けて、地元の市民が優先的に利用できる措置をとっているという状況は認識しております。公営火葬場を国分寺市民が利用する際に、利用可能時間の制限を設けている自治体に対して、これをなくすように協議できないかという内容だと思いますが、公営施設については、先ほどお話あったように、市民に対して一定配慮する必要がありますし、制限の撤廃は火葬場を設置している自治体の市民の方の利用を制限するということにもつながるため、非常に難しい状況であると思います。御提案でございますので、御意見として受けとめて、調査、協議というんですかね、実態を把握した上で研究してまいりたいと思います。 27: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  立川聖苑について少し調べてみました。この立川聖苑というのは、立川市、国立市、昭島市、この3市による一部事務組合でございます。当市と近似した人口構成であります昭島市を見ますと、現在、人口が約11万3,000人で、平成29年度の事業評価を拝見しましたけども、死亡者が1,089人、年間事業費として、約8,200万円を計上して、この一部事務組合に参加をされているという市でございます。  この施設としましては、昭和43年4月に完成して、30年経過した平成10年のときに、約30億円をかけて大規模な修繕工事をしているという実態でございます。こんなことを考えると、ここの一部事務組合に、例えば、後から参加をさせていただくといったことは、財政面含めて非常に厳しいのかなとは思います。  また、現在、市民以外利用ができない府中市の市民聖苑、こちらに国分寺市民が利用させていただくことはできないのかなと。どちらも大変厳しいんではないかと思いますけども、現状の市のお考えをお示しいただきたいと思います。 28: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  まず、立川聖苑でございますが、火葬業務を目的とした一部事務組合だということでございます。立川聖苑への加入、一部事務組合への加入ということにつきましては、相手方3市の意向もございますし、今、お話がありましたように、財政面においても、御紹介のあった数字からも、なかなか厳しい状況でありますので、市民の皆さんの状況、国分寺市の市民の皆さんの状況と費用対効果等を慎重に研究する必要はあるというふうに考えております。  また、府中市の公営火葬場の利用の申し入れでございますが、これも先ほどの答弁と同様に、地元の方の利用制限につながるため非常に難しいと思いますが、御意見として受けとめさせていただいて、やはりこちらのほうも調整、研究してまいりたいと思います。 29: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  次に、市民葬儀について、伺います。  国分寺市の自宅で近しい人たちにみとられながら人生の最後を送りたいと考えております。私自身もそう考えております。ただし、病院で亡くなってから、自宅以外の場所へ直接搬送せざるを得ないケースもふえているようでございます。例えば、自宅が賃貸の集合住宅の場合、規約で遺体を運び込んではならないというところもあります。また、私もそうですけれども、マンションなどにお住まいの方は、場所によってはエレベーターにひつぎが入らないといったケースもあるようでございます。こういった場合は、当然、遺体につきましては、一時預かり業者に有料でお願いをすることにならざるを得ないわけでございますけれども、こういった面も考えますと、葬祭にかかる費用増がとても気になるところであります。  葬儀内容は簡素化したいといっても、ただでさえ葬儀を出すことにはなれていないし、葬儀社からは、一般的にはこうですよ、あるいは、皆さん、このようにされますよと言われますと、やっぱりいろんなオプションをつけざるを得なくて、結果、高額な支払いになってしまうというのが現状であります。そういった意味では、その昔、国分寺市にも、標準的葬儀で経費の軽減を図るということを目的に、市民葬儀という制度があったと聞いております。どのような制度であったか、なぜ制度が廃止になったのか、教えていただきたいと思います。 30: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今、ご紹介のありました市民葬儀については、昭和53年から平成23年まで、標準的な葬儀費用を定めることで、市民の経済的負担の軽減を図る目的で実施してきました。概要といたしましては、葬儀における祭壇、木棺、霊柩車、火葬費用につき、市と事業者が協定を締結し、希望する市民の方には、この協定料金で葬儀をとり行い、支出の軽減を図るというものでございます。  廃止理由といたしましては、先ほど議員からもお話のありました社会的な環境、葬儀の考え方や、その選択肢が広がったこと等により、年間の死亡者数に比較して、本市市民葬儀の利用件数が年々減少しました。年間の利用率が1%以下まで、数年下がってきたということもありまして、事業を廃止したという経緯がございます。 31: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  人間に限らず、生き物の死というテーマについては、さまざま考え方があります。また、特に近年につきましては孤独死が社会問題化されるなど、避けては通れないものだと考えております。過去の議会でも、火葬場ですとか斎場については随分と議論されてきたようでありますけれども、直近では、平成17年を最後に、こういった議論がなされてこなかったということから、ゆりかごから墓場まで、幅広い市民サービスをしていただきたいという観点から、振り返りの意味で、今回、このテーマを選定したということは、ぜひ御理解をいただきたいと思いますし、研究いただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  続きまして、3番目、けやき運動場の人工芝化工事期間の対応につきまして、伺います。  まずは進捗状況とスケジュールについて、本年5月から工事が始まりまして、まだ2カ月目になったばかりでございますけれども、そうはいいながらも、来年2月の竣工ということで工事が進んでおります。この最新の進捗状況とスケジュールについて、お聞かせください。 32: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  けやき運動場の人工芝化工事等の進捗状況ですが、今、御紹介のありましたとおり、ことしの5月7日から現地工事が着工されまして、現場事務所、仮囲い、仮倉庫の設置が完了し、現在は既設のフェンス、グラウンド内の排水設備、倉庫の撤去、樹木の伐採、抜根を行ってございます。既設倉庫に保管されていた各競技の用具を仮倉庫に移動する際には、野球連盟、ターゲットバードゴルフ協会、グラウンドゴルフ協会の皆さんに現場に来ていただいて、協力して移動したという経過もございます。 33: ◯6番(吉田りゅうじ君)  さまざまなスポーツ用品、倉庫に置いていただいていたものについての移動はわかりました。  これ以外に、各団体にどういった影響が出ているのかなということをお聞かせいただきたくて、今回、資料請求をさせていただきました。けやき運動場人工芝化工事期間の使用団体への影響がわかる資料というタイトルでお願いをしてます。おつくりいただきました資料説明をお願いします。 34: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  提出した資料についてでございますが、けやき運動場を定期的に利用している体協加盟団体は、こちらにある軟式野球連盟、グラウンドゴルフ協会、ターゲットバードゴルフ協会となっており、その他軟式野球連盟少年の部やサッカー協会は年に数回利用しているという状況でございます。  それらの団体が、例年、けやき運動場を利用している事業と、今年度、人工芝化工事により、どのような影響を受けているかをまとめたものでございます。中ほどにありますグラウンドゴルフとターゲットバードゴルフにつきましては、戸倉野球場に場所を移して実施していただくことになっております。それと、一番左ですね。軟式野球連盟、こちらにつきましては秋季大会と市民大会は中止とさせていただくことになっております。また、少年野球とサッカーにつきましては、学校での開催について御協力をいただいているところでございます。  資料の説明は以上でございます。 35: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。資料を拝見する限りでは、軟式野球以外につきましては、言い方は変ですけど、大した影響はないのかなと思っております。ただ、これ以外にも、さまざま、特に大人の野球は大会を中止したぐらいですから大きな影響かと思いますし、ここに載っていない、あるいは個人利用等でグラウンドを使っていた団体ですかね。個人も含めまして、さまざまいらっしゃるかと思います。この団体に対して、さまざま御説明等もいただいたと思うんですけども、今回のこの団体からの要望ですとか、この工事の対応についての反応とかいったものが、もしヒアリングができているようであれば、御紹介いただきたいと思います。 36: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  こちらの団体につきましては、今、お話ございましたように、何度か説明会を開いたり、個人的にお話をさせていただいたりしております。その中で、やはり工事期間中も練習等、試合等、実施回数を維持するために、代替用地の確保について要望がございました。これに対しましては、可能な限り、戸倉野球場等で振りかえできるように対応してきたというところでございます。 37: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。私も見ていて、さまざま御対応いただいているのは非常に見えておりますし、感謝をしている次第でございます。ただ、けやき運動場と、今御紹介いただいた代替地であります戸倉野球場というのは、やはり環境が違います。さまざま、野球に関しては、ほぼ環境面では変わらないのかなと思っておりますけれども、やはり地面に球を転がす競技、こういったものについては、やはりけやき運動場とは大きく、戸倉野球場は環境が異なると考えております。  また、日差しも、昨年の猛暑を考えますと、ことしにつきましても非常に気になるところでございますが、戸倉野球場につきましては、ほとんど猛暑をしのげるような場所が見受けられないんですけれども、こういった代替地の戸倉野球場について、熱中症対策ですとか、そういったものについて、市のほうとしては対応いただいているんでしょうか。 38: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  戸倉野球場の問題点というか、猛暑に対する対応ということでございますが、指定管理者と協議して、昨年の猛暑を受けて、気温が35度以上になるなど、一定の基準に該当する場合は、熱中症の危険による中止として、利用料金の還付とか振替申請を受け付けることとしてございます。  施設の対策としては、管理棟がございますが、この付近にミストシャワーを設置して、利用団体に活用を呼びかけてございます。また、水分補給やバックネット裏の日影での休息についても、積極的にお声かけをしている状況でございます。今後は必要に応じて、簡易テントの貸し出しなども検討したいと考えてございます。  また、施設面につきましては、戸倉野球場は当初より野球やソフトボールなどの利用を想定していまして、グラウンド面について、先ほど言いましたように、草が生えてしまって、グラウンドゴルフ等でという御意見もいただいてございますが、外野部分については、夏場にかけて、草取りについて、利用に支障がないように、小まめに草取りを行うように指定管理者のほうに指示してまいりたいというふうに考えます。 39: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。ぜひ実行をお願いしたいと思います。  一方、代替地という意味では、戸倉野球場に次ぐ大きさの面積を擁していると考えているのは、各中学校の校庭であります。もちろん、中学校の校庭でございますので、学校教育に最優先で使うというのは理解をしております。ただ、拝見していますと、例えば、土日・祝日ですとか、あるいは夏季、冬季等の休業時は何となくあいているような雰囲気を私は感じております。この中学校校庭について、代替地として利用させていただくということは可能なんでしょうか。また、もし可能だとしたならば、現状の稼働率、私が見ているのは、あいているような気もするんですが、稼働率がもしわかるようであれば、お聞かせをいただきたいと思います。 40: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  中学校の校庭開放につきましては、国分寺市立小学校及び中学校の施設の開放に関する規則というのがございまして、それに基づいて利用することは可能ということでございます。  実態としましては、土日の午前、午後、部活動などの学校教育利用でほとんど埋まっているという状況でございます。ただし、時折あいているというのは、対外試合が急に決まったりとか、急遽あくということはあるというふうに聞いてございます。 41: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。そうですね。急にあいてしまうことは多々あろうかと思います。ただ、ずっと使わせていただきたいというよりは、今回お願いしたいのは、けやき運動場の人工芝化の工事期間中のことですので、ぜひとも、少しでもあくようであれば、市民の方に開放していただけるような方策を進めていっていただきたいと思います。各学校にもお願いをすることは可能でしょうか。 42: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  従前から、学校教育で使用しない場合には、先ほど申し上げましたように、一般団体が利用申請できる仕組みになっていますので、けやき運動場の工事期間中の市民のスポーツ機会を少しでも確保する観点から、各中学校に、校庭開放については、現状の説明と協力を呼びかけたいと考えます。 43: ◯教育部長(堀田順也君)  教育委員会といたしましても、今のこの工事期間中、可能な限りの協力はさせていただきたいというふうに考えてございます。これまでも学校を、今、お話がありましたとおり、部活動などで使用しない場合については、市民の団体の皆さんに御利用いただいていることになっておりますけれども、これからさらに校長会等で、そういった部活動の使用等々について、より精査して、少しでも利用できるようなチャンスが確保できるように、協力のほうを依頼してまいりたいというふうに考えてございます。 44: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。ありがとうございます。当市においては、なかなかスポーツのために開放できるような場所が少ない状況にございます。ぜひとも、あいているようであれば開放していただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、代替地について最後になりますけれども、戸倉野球場、それから中学校の校庭以外の場所で、代替地については検討はなされていたのかどうか、その結果につきましてもお知らせください。 45: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  代替地につきましては、近隣各市に協力を求めましたが、やはり土日は市民利用で埋まっている状況でございまして、貸していただけるグラウンドはございませんでした。そこで、小平市と協議を重ねまして、平成26年から実施しています屋内の体育施設の相互利用、これをことしの4月から拡大しまして、屋外の体育施設も追加することといたしました。これによりまして、国分寺市の団体もナイター照明がある小平市中央公園グラウンドと小平市小川西グラウンドを、小平市内の団体料金で利用できることとなりました。けやき運動場が利用できない間の代替地としても活用できますので、今後もそういった情報発信に努め、御利用いただけるように努めてまいりたいと思います。 46: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。  それでは、4番目の恋ヶ窪自転車駐車場につきまして、質問させていただこうと思います。  まず、利用状況についてお伺いいたします。資料をまとめていただきました。恋ヶ窪近隣の自転車駐車場利用状況を請求させていただいております。資料の御説明からお願いします。 47: ◯建設環境部長(中村隆生君)  平成31年4月の定期利用と一時利用を分けて、状況をお示ししています。一時利用は、土日・祝祭日を除いた平日の平均利用台数、定期利用は月の契約者数となっています。利用率につきましては、第2のみ収容台数を満たしていますが、東につきましては約6割、西につきましては約7割、第1は定期利用のみとなっていますが、約5割となっており、第2以外につきましては、いずれも利用ができる状況になっているということでございます。 48: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございました。この4カ所の自転車駐車場なんですけども、今年度をもって民営化をするというふうに聞いております。この民営化につきまして、詳細を教えてください。 49: ◯建設環境部長(中村隆生君)  民営化についてでございますが、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律に規定されている鉄道事業者の責務として、恋ヶ窪駅周辺自転車駐車場の恋ヶ窪駅東、西、第1の3カ所の管理運営について、鉄道事業者において実施していただくよう、平成29年より、土地所有者である西武鉄道株式会社と民営化について協議を重ねてきている状況でございます。また、恋ヶ窪駅第2自転車につきましては、別の地権者から用地をお借りして実施してきている状況でございます。平成25年9月に恋ヶ窪駅前に民間自転車駐車場が開業したことで、恋ヶ窪駅周辺自転車駐車場の収容台数がふえ、市営の駐車場の利用者数が減っている状況もございます。そのため、他の3場の民営化に合わせ、第2自転車駐車場は閉鎖し、地権者の方に用地をお返しする方向で協議をしているところでございます。 50: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。その民営化につきましては、市民の方には周知されているんでしょうか。やっぱり利用者のみならず、市民の方にも広く周知をするのが大事だと思いますけども、まずは周知されているのかどうか、お聞かせください。
    51: ◯建設環境部長(中村隆生君)  5月1日号市報において、国分寺・西国分寺駅の定期利用の定期料金の変更の記事を掲載させていただきました。その記事の中で、恋ヶ窪駅周辺の自転車駐車場は民営化へ向けた協議をしている旨をお知らせしております。  運用の変更については、特に定期利用者の方への周知が非常に重要と考えております。今後、9月以降の議会には、条例改正に係る議案の上程を予定をさせていただいているところでございます。条例改正について議決が得られましたら、速やかに周知を行っていくよう努めてまいりたいと考えております。 52: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。確かに定期利用の方が一番影響力が高いのかなと思っております。  ただ、今、市報に載ったとおっしゃっているんですけど、私、ここに5月1日号を持っているんですが、ちょっとごめんなさい、議員の方には見せられないんですけど、6面の「自転車等駐車場の定期使用に新料金区分を設定」というタイトルで、国分寺駅、西国分寺駅の料金改定の記事が一面に載っております。その中にたった1行、今おっしゃった恋ヶ窪駅駐車場が民営化になるといったことが書かれているのみなんです。これはやっぱり周知とは私は言えないんじゃないかなと思っていますので、そこをどうこうしろとは言いませんが、ぜひ、その利用者を中心に、広く周知をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、次の令和2年以降の運営について、お聞かせいただきたいと思っています。  先ほど御説明がありました、鉄道事業者で実施するという自転車駐車場の運営の予定、方針につきまして、御説明ください。 53: ◯建設環境部長(中村隆生君)  基本的には、民間事業者の考えのもとで運営になるものと考えております。現在、協議を行っている中では、当初、駐車台数を確保するために、全てを機械式で一時利用のみとし、無人の自転車駐車場で運営を開始する方向と考えているということでございます。 54: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  それで、先ほど来、一番、周知徹底が必要だと思われる定期利用者のことについてお伺いをしたんですけれども、今後、定期利用につきましてはどうなるか、その事業者との協議の中で、どのような話になっているか、お聞かせください。 55: ◯建設環境部長(中村隆生君)  先ほども御答弁させていただいたとおり、一時利用のみの運営で開始するという考えであるということを伺っております。現在は多くの定期利用者の方がいらっしゃいますので、定期利用の運用についてもできるだけ早期に検討していただけるよう、今後も協議を進めてまいりたいと考えております。 56: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。一般的に自転車駐車場の定期利用というのは、朝、自宅から駅まで自転車に乗ってきて、電車に乗って学校、あるいは通勤をして、帰りはまた自分の自転車に乗って自宅へ帰るという使い方を、定期的に使うんで、定期利用という使い方だと思うんですが、恋ヶ窪駅については、特に多いのが、国分寺高校の生徒がお使いになっているケースが多いようでございます。この方たちはどういう使い方をしているかといいますと、通常は自転車駐車場に自転車は置きっ放しです。朝、市外の御自宅から電車に乗って国分寺駅におり立ちます。おりたら置いてある自転車に乗って国分寺高校へ通学すると。帰りは、学校が終わったら、また自転車で駐輪場まで来て、電車に乗って御自宅に帰られるというケースでございます。似て非なりなんですが、これが夏休み、冬休みになりますと、現状は、その期間中、駐輪場に駐輪しっ放しという状態でございます。これを一時利用だけにしてしまったら、夏季休暇、冬季休暇中、ずっと置きっ放しの状態ですから、毎日毎日課金がされるという状態でございます。これは利用者の都合と言われれば、それまでですけれども、こういった実情をぜひとも鉄道事業者の方にもお聞かせをいただいて、強く要望をしていっていただきたいと思います。今後の民営化後の市の考え方について、お聞かせいただきたいと思います。 57: ◯建設環境部長(中村隆生君)  市といたしましては、自転車駐車場が民営化になった場合においても、恋ヶ窪駅の周辺の放置自転車防止、自転車等利用の利便性の増進、市民の良好な生活環境を確保するために良好な関係を保つことが必要だと考えております。そのため、民間自転車駐車場運営者と密な連携を図っていきたいというふうに考えております。 58: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ぜひとも、よろしくお願い申し上げます。  次に、もう一つ、この恋ヶ窪の自転車駐車場に関係して、現在、指定管理者で働いている、この駐輪場の管理をしている方たちの処遇、扱いはどのような形になっていくのか、お聞かせください。 59: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今、お話のありましたとおり、現在、指定管理者、シルバー人材センターと指定管理者協定を締結しているところでございます。管理員の方が次の業務へ準備がスムーズに行えるよう、民営化への移行が決定次第、速やかにシルバー人材センターへ報告するとともに、協議のほうを行ってまいりたいというふうに考えております。 60: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。繰り返しになりますけど、この管理している方たち、シルバー人材センターの方ですから、当然、国分寺市の市民でございます。国分寺市民の生きがい事業として、現在、この自転車駐車場の管理をしていただいているわけでございますので、ぜひとも、ここで契約が終わったから、さようならではなくて、積極的に他のお仕事に再配置をしていっていただきたいと思いますが、この点につきましてはいかがでしょうか。 61: ◯健康部長(鈴木佳代君)  恋ヶ窪駅近隣の自転車駐車場につきましては、今後も建設環境部が引き続き協議をしていくということでございます。  シルバー人材センターのあり方につきましては、定年延長等の社会情勢の変化に対応していく必要があるというふうに考えております。2年前からシルバー人材センターと健康部、福祉部との間で定期協議を行っております。その中で、就業に関する個別の課題と現在の就業形態の課題を含めまして、情報交換等を行っています。引き続き協議してまいりたいと思います。  また、社会参加や生きがいを持って生活することによりまして、元気高齢者の増加につながり、健康寿命の延伸などが期待されます。高齢になっても、健康で意欲を持ち、社会や地域で活躍できるよう、引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えます。 62: ◯6番(吉田りゅうじ君)  ありがとうございます。本当に生きがい事業でやっているなというのは、私、その駐輪場で働いている方々を拝見していると思いますので、ぜひともよろしくお願いします。  残り10分になりました。最後のぶんバス北町ルートについて、少し予定よりもはしょりながらやりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。  まず、利用状況についてまとめをいただきました。高橋議員と同じようなお求めの資料になったかと思います。この利用状況につきましての御説明は、今言ったようにはしょりたいと思いますので、その際に詳細の御説明をいただきたいと思います。  ただ1点、気になっておりますのが、定員超過によりまして、増車、いわゆる予備車が出動する回数が多くなってございます。この点につきまして、要は定員超過をしてしまったということで乗車を諦めたという苦情も私のほうにも多く寄せられておりますが、その点につきましては、市のほうとしては把握をされているのかどうか、お聞かせください。 63: ◯建設環境部長(中村隆生君)  直接の電話やメールなどで、定員超過で乗車できなかった旨の連絡はいただいており、乗車できなかった方がいらっしゃることについては把握をしております。運行事業者からの報告では、定員超過時に、予備車の到着までの時間を利用者の方にお伝えすると、遠慮される方もいらっしゃるとのことでございます。理由といたしましては、西恋ヶ窪にあります車庫から予備車が出発しますと、交通状況にもよりますけれども、15分から20分ほどの時間が必要となることが遠慮される理由と考えられます。また、予備車のほうを現地に出発させましても、到着した時点で利用者の方がいらっしゃらない場合などもあるということの報告も受けております。 64: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  この北町ルートというのは、他のルートと比較して、車両自体は小さくて、当然、定員が少ないと。その定員超過してしまったときとか、あるいは車椅子でお乗りになる場合は予備車を使うといった、特異なルートであるわけでございますけれども、この点につきまして、担当として感じている問題点とか課題については把握されているでしょうか。 65: ◯建設環境部長(中村隆生君)  西国分寺駅までのルート変更に伴いまして、御利用される方がふえております。今後も定員超過がふえることが懸念されております。また、先ほど御質問の中でもお答えさせていただきましたけれども、定員超過の場合、予備車での対応をさせていただいておりますが、現地までの予備車到着、若干時間がかかり、このようなことが我々としては問題、課題であるというふうに考えております。 66: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。  じゃあ、次の次世代車両の導入についてというところをお聞かせいただきたいと思います。  現在の北町ルートの車両は、日産のキャラバンという車体でございます。車幅は1.69メーターの普通貨物車という分類で、一般的な、いわゆるワゴン車でございます。乗客の定員は8人でございます。この同じ日産には、同じサイズ、外形サイズが全く一緒で、スーパーロングと言われるんですけれども、室内サイズがちょっと異なる、バスになるんですけど、普通免許では乗れないんですけれども、定員12人の車両もあるわけでございます。当然、車幅は1.69メーター、全く同じです。また、他社になりますけれども、コミューターと呼ばれる、幅が1.88メートルの、乗客が14人乗れる車両がございます。少しでも予備車を出動させない、あるいは乗客をたくさん乗せられる、こういった車両に入れかえていくというお考えはありますでしょうか。 67: ◯建設環境部長(中村隆生君)  現在走行しております車両は、運転席、助手席を除く定員8人のワゴン車でございます。運転席、助手席を除く12人乗りとなるコミューター等の車両につきまして、現在、走行が可能か、交通管理者であります小金井警察署、運行事業者と検討を重ねているところでございます。引き続き交通管理者の立ち会いのもと、試験走行の実施やルートにおける課題整理などの検討を行ってまいりたいと考えております。  また、車両の見直しとなりますと、車両の購入など、多くの経費が発生してまいります。運行経費などの課題等もございますので、導入に関しましては、運行できるかどうかを含めて、検討を続けてまいりたいというふうに考えております。 68: ◯6番(吉田りゅうじ君)  わかりました。車両の入れかえというタイトルをつけてしまって、1つだけの質問だとつまらないので、ちょっともう一つ、可能性という意味でお願いしておこうと思うんですが。現在、北町ルート以外のルートでは、例えば、西町ルートでいえば、日野のリエッセですとか、ほかは日野のポンチョといった、一般的には小型バスと言われる車両を使っております。こういった車両に北町ルートで入れかえることは可能でしょうか。 69: ◯建設環境部長(中村隆生君)  以前からの答弁の繰り返しとなりますけれども、現在、北町ルート以外で使用している車両に関しましては、道路法第47条及び車両制限令により、その道路を運行できる車両幅に制限があり、この御指摘であります小型バスでは、現在の北町地域での道路幅では走行することができません。小型バスの入れかえは不可能であるというような状況でございます。 70: ◯6番(吉田りゅうじ君)  不可能と言われました。研究ではないですね。  ちょっと私もかじっただけなんで、ここは正確なところになるかどうかはもう一度調べますけども、この車両制限令というのは、基本的に道路の幅と運行できる車両を制限する法律でございます。車両制限令というのは道路法に基づく政令であって、今言ったように、道路の構造を保全して、なおかつ交通の危険を防止するために必要とされる幅員、それから車両の幅の関係について制限を定めるというところでございます。  ただ、なぜこんな質問をしたかといいますと、国分寺市内では立川バスが運行していますけれども、国立駅からけやき台団地行きの高木町を経由する立川バス、このバスが高木町の道路を経由していくんですけれども、あそこの車幅に対して、あの大きなバス、何メーターあるか、皆さん、御存じでしょうか。客観的に見ても、どう見てもバスが2台すれ違えるような構造ではございません。それから、同じく国立駅から創価小学校へ行くバス、これはまさに北町を通過しますけれども、こちらにつきましてもあの大きなバスが通ります。ちなみに小型バス、いわゆるポンチョとかいうのは、幅が大体2.1メーターなんですけれども、いわゆる路線バスでいう中型、大型というのは、車幅が2.3メーターから2.5メーターあるんですね。それに対して、今御紹介した高木町ですとか北町の道路というのは4メーターから6メーターの道路幅でございます。こういったところでも、あの大きなバスの車体が通行ができるということであれば、法律によって制限をされるというのは少し疑問があったもんですから、こんな質問をさせていただいております。  それで、最終的には、この市街地区域内極少指定道路というものが認定できれば、道路幅員が4メーターであっても、2.5メーターの幅の車両が通行し得るという法律になっています。この認定をするのは、法律上では道路管理者が認定をすると書いてございます。この道路が、例えば都道であれば知事、それから市道であれば首長である市長ということになるのかなというふうに考えております。この点につきましては、もう少し私自身も研究、学習をしていかなきゃいけないとは思うんですけども、こういった可能性も全くないというわけではないというのが私の認識でございます。ぜひとも、ともに学習をし、それから、市民の皆さんが本当に必要とされるんであれば、こういったところも一緒になって進めていければいいなというふうに考えております。  最後になりますけれども、この令和元年、初めて一般質問させていただきましたけれども、さまざま市民の皆様からの御意見、こういったものを参考に、この一般質問の項目として挙げさせていただいております。難しいことは承知でお伝えをしている部分も多々ございますけれども、ぜひとも市民の立場に立ったサービス向上につなげていっていただきたいと思います。  雑駁ではございますけれども、私の今回の一般質問を以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 71: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、吉田議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午前10時32分休憩                    午前10時43分再開 72: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 73: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、さの議員。 74: ◯16番(さの久美子君)  おはようございます。公明党のさの久美子でございます。改選後初めての一般質問となります。1年間に3回、一般質問ができますので、きょうで37回目の一般質問となるのかなと思っております。もっとしていらっしゃる議員もいらっしゃると思います。これからの4年間も、市民のためになるような質問をしてまいりたいと思いますので、理事者の皆様、御協力、よろしくお願いいたします。また、きょうも非常に通告内容が多いものですから、簡便な御答弁、御協力、よろしくお願いをいたしたいと思います。  では、最初に、通告順に質問をさせていただきます。  安全・安心のまちづくりについて。福祉避難所について、伺います。  福祉避難所、これは全国的には、まだまだ未設置の自治体が多いと言われております。国分寺市には既に設置をしていただいておりますし、地域防災計画においても、民間社会福祉施設との連携というふうに記載されております。高齢者や障害者、乳幼児、こういった方たちを対象としておりますけれども、その開設の手順と協定内容をお知らせいただきたいと思います。 75: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  市内において震度5弱以上の地震が発生した場合、地震災害初動要員が地区防災センターを開設し、避難者を受け入れます。受け入れた避難者のうち、地区防災センターでの生活が困難な要配慮者に対して、地域センター、公設の福祉施設、図書館・公民館などの二次避難所を開設して誘導することになります。さらに、二次避難所での生活において、保健活動チームなどによる健康相談の結果を災害対策本部が受け、福祉避難所の開設が必要と判断した場合には、災害協定を締結している各団体に対し、開設を市が要請し、受け入れしていただく流れとなります。  協定の内容につきましては、支援内容として、1つ目として、各団体が管理する施設への緊急受け入れ、2つ目として、二次避難所等へのスタッフの派遣、3つ目として、移動する場合の車両の提供、以上3項目をあらかじめ提示させていただきます。このうち乳幼児に関しては、1つ目の各団体が管理する施設への緊急受け入れのみになりますが、この3項目のうち、各団体が協力できる内容を選択することにより、協定書を作成する流れとなります。  費用の負担につきましては、協力内容を実施したことにより達成した費用を市は支払うものと協定書には明記されております。 76: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。協定先、簡単な協定内容というのはホームページにも掲載をされておりますけれども、今、御説明をいただきました。  国分寺市においても、3・11以降、しっかりこれを締結をしていただいているわけでございますけれども、昨年、NPO法人のパーソン・センタード・ケア、こういった団体の研修を受けてまいりました。東日本大震災における認知症の人の支援というテーマでありました。これは新潟県にあります社会福祉法人長岡三古老人福祉会というところがやっていたわけなんですが、この団体は、平成16年7月の新潟の新潟・福島豪雨や、それから中越地震、そういったところでも炊き出し、被災者を施設に受け入れてきています。平成19年7月の中越沖地震では、県から福祉避難所への要請を受けて実施をして、44日間、活動をされています。平成23年の、この東日本大震災では、福島県の2施設から被災者の利用者を受け入れをされて、117名を御自分たちのお持ちのそれぞれの施設で受け入れをされたという、歴史的には、かなりの経験を積んでいるところの方からのお話でございましたが、これだけ支援を行ってきた団体でも、災害時は、その受け入れる自治体によって、どこの方を受け入れるかによって、それぞれが勝手が違ってくるんだという、それによって、同じ支援をしていても、後から混乱が生じてくるというようなお話でございました。  そういうお話を受けて、例えば、お一人でいらっしゃるのが無理な方へのつき添いというのが、家族のつき添いが認められるかどうか。先ほど費用の問題はお答えいただいたんですが、これに、内容によって発生した費用はどちらが持つのかというルールの確立が必要だよということでございました。そのために、きょうは質問させていただいておりますけれども、国分寺市の私たちがホームページとかで見れない中の協定の内容なんかの体制をお聞きしたいと思いますが、例えば、こういった1人で無理な方につき添い、こういったものは国分寺市はどう対応するルールになっているかをお聞かせいただきたいと思います。 77: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  つき添いでございますけれども、国分寺市の協定では、原則として家族なども受け入れの対象とすることとしているため、つき添いの方なども受け入れていただける、そういった内容になっているところでございます。 78: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。それを聞いて安心をしたというか、より実情に沿った対応を国分寺市はされているなというふうに感じております。こういった細かな内容が、実際に行っていくに当たっては、それぞれ想定されるものもございますので、今後、手を入れていただく必要もあるかなというふうに思っています。  ことしの予算特別委員会で、新しくできた保育園などと、まだ協定が結ばれていなかったことを指摘させていただいておりますけど、その後の進捗状況についてお聞かせください。 79: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在、福祉避難所として、障害者を対象に9施設、乳幼児を対象に27施設、高齢者を対象に5施設と協定を締結しております。今後もさらに、これにつきましては充実させていきたい、このように考えております。 80: ◯16番(さの久美子君)  素早い対応、ありがたいと思います。ケース・バイ・ケースではございますけれども、何もない、こういった普通のときですね。非常時じゃないときに、どういった形をしていけばいいのかというイメージをしっかりつかんでおくことも必要だと思います。福祉避難所開設の手引きであるとか、それから非常時の連絡方法、ぜひルール化して、また訓練もしていただくよう、まずきょうは要望をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、2点目の液体ミルクの備蓄について、お伺いをいたします。  3月から国産の乳児用液体ミルクが販売となりました。今ちょっと、議場に持ち込み、申しわけございません。この新しく出た紙パック入りと、それから缶に入ったミルクでございます。販売となったものですから、市内で実際に売られているかどうか、今回、質問させていただくに当たって、国分寺市内の主なドラッグストアを調査させていただきました。9店舗回り確認をしたところ、1年保存できる缶のもの、半年保存できる紙パックのもの、この両方を取り扱っているところ、それから紙パックのみのところが多かったと思います。そして、全く取り扱いのない店舗、ドラッグストアですね、こういったものもございました。  ドラッグストアとの災害協定は、国分寺市も鋭意やっていただいているところで、先日も1社ふえ、御努力をいただいているところではありますが、残念ながら、この液体ミルクに関しては、国分寺市と提携をしていただいているところが2社とも取り扱いがございませんでした。店舗に行くたびに、ちょっと残念な思いをして、次の店舗に行くという形でありました。取扱量が多いなど、本当にお店によって、粉ミルクのすき間のほうに置いてあるお店であるとか、それから災害用備蓄にいいですよという札を張って売っていただいているお店とか、さまざまございました。取扱量、窓口が大きいお店に、売れていますかというお話をお聞きしたところ、賞味期限を考えながら、少しずつ購入されているようですよというお答えをいただきました。今まで私も、昨年も質問させていただき、この調達は、基本的には災害協定先からしてきたという御答弁もいただいております。ですが、今、取り扱いがないということがわかっておりますので、次は取り扱いのあるところ、ほかの取り扱いをしていただいているドラッグストア、それから子ども服・ベビー服取扱店などとの災害協定を締結していただきたいと考えておりますけど、これに対してはいかがでしょうか。 81: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  ドラッグストアとの協定につきましては、液体ミルクの確保のみならず、医薬品とか日用品の確保を目的として行っているところでございます。今後についても、この協定締結をさらに進めていき、液体ミルクの確保についても多方面に働きかけることにより、協定締結を進めてまいりたい、このように考えております。 82: ◯16番(さの久美子君)  今、新聞の中では、ドラッグストアの再編が進んでいるという記事もありますので、ひょっとすると、時間軸でいくと、しばらく待てば、それが可能になってくる部分もあるかと思いますけれども、早急にこの対応をしていただきたいと思います。  今ので、災害時は国分寺市としては災害協定先から量的に確保していくという考え方なんですが、もう一面の考え方もあるかなというふうに提案をさせていただきたいと思います。  兵庫県三田市では、市民に液体ミルクのことを知ってもらい、乳児のいる各家庭でも、いざというときに備えて備蓄してもらう。そのために、市で125ミリリットル入りの紙パック型の液体ミルクを240本備蓄されているそうです。これは乳児健診、それから市民参加型イベントなどで紹介をし、試飲してもらう目的で備蓄をしていると。そんな多い本数じゃないです。三田市というのは人口11万3,000人ぐらいですので、国分寺市とそう大きく変わるわけではないですけれども、そういった取り組みをされています。国分寺市も周知をしていただく。それから、基本的には家庭備蓄でございますので、それを進めるために、一定程度、市でも備蓄をしていくことが必要ではないかというふうに考えています。子ども関連のイベントで展示をしていただく。賞味期限が近くなれば、三田市のように乳児健診、イベント、親子ひろば、保育園で配布することで、各対象者に周知ができるというふうに考えますが、この点はいかがでしょうか。 83: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  液体ミルクについては、災害時にお湯の確保ができなくても使用できるため、大変有効なものであると捉えております。周知の必要性を感じているところでございます。  液体ミルクは賞味期限が最長で1年であるため、まずは協定に基づいた確保を充実させていきたいというふうに考えているところでございます。  備蓄については、アルファ米などのような保管が難しいため、今、議員から御紹介があった、イベントでの周知とか、こういったことも含め、関係部署とも相談しながら、今後の課題として検討させていただきたい、このように思います。 84: ◯16番(さの久美子君)  これはゼロ歳から1歳までしか飲むことはできません。それ以上の方は使わないので、対象が非常に限られていることですので、大量の備蓄は逆に必要ないかなというふうに思っております。いざというときに、先ほど申し上げたように、量を確保していくには、災害協定先のドラッグストア等から調達していただくのは、これは私は一番効果的であるというふうに考えていますので、市の考え方と同じだと思っております。  しかし、災害はいつやってきてもおかしくない状況にあることは、理事者側の皆さんも同じ認識であると私は思っております。先ほど申し上げたように、現在、協定をしていただいている先は取り扱いがございません。それをしっかり受けとめていただきたいと思うんですね。スピード感にちょっと欠けるかなと。協定を結んでいくに当たって、これから何カ月要するかとかね。きょう、お話をして、あしたできますよという話ではないと思います。自助、共助、公助と、こういったことであれば、自助を進めるための取り組みは、公の仕事だというふうに私は考えていますので、ここをしっかり受けとめていただきたいと思います。市でも早く備蓄ができるように、できるまで質問させていただきたいなと思っておりますので、きょうは第1回目ということで受けとめていただきたいと思います。  先日、子育てガイド「ホッとおれんじ こくぶんじ 乳幼児の命を守るための災害時への備え」が配布をされました。これは別冊ということで、開く側によって内容が違うという、新しい形の冊子ができました。これは以前、発行していただいた冊子のニューバージョンだというふうに思っております。前回は庁内印刷でございましたので、非常にグレードアップしたことかなというふうに思っております。感謝申し上げたいと同時に、1点残念なのは、この中にも家庭備蓄として、非常用持ち出し袋に入れるものを書いてあります。冊子ができたのが3月の時点ですので、粉ミルクしか書いてないんですね。時期的に入れるのが難しかったかなとは思いますけれども、ぜひ、次回発行の際には、非常時こそ液体ミルクであるという観点に立って、ここは掲載をしていただきたいと思います。子どもたちがふえている国分寺市だからこそ、1日も早い対応を求めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、3点目に移ります。民間井戸の活用についてです。これは災害時の生活用水を確保するために、今回、取り上げをさせていただきました。  国分寺市の地域防災計画は、飲料水中心の記述となっております。生活用水は湧水や、それからむかしの井戸などから確保するというふうに記載がされております。このむかしの井戸の設置の経緯、現在ある井戸の分布から、不足している地域の洗い出しの調査とか、また新設井戸の設置基準はどういうふうになっているかをお聞かせいただきたいと思います。 85: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  むかしの井戸につきましては、これまで国分寺市長期総合計画に設置を位置づけ、整備を行ってきたところでございます。その結果、22カ所への設置が完了しております。計画では平成28年度までに18カ所の設置を目標にしておりましたので、この目標を達成している状況でございます。  なお、この22カ所のうち2カ所はまちづくり条例に基づき設置され、帰属を受けたものとなっております。現在、むかしの井戸の新規設置については、まちづくり条例に基づく開発事業による設置のみとなっており、今後の開発事業の動向も見据えながら、地域の防災力強化の視点で考えていく必要があると思っております。 86: ◯16番(さの久美子君)  このむかしの井戸を中心に、防災まちづくり推進地区が井戸端会議を行っているというのが、これまでの私たちが知っている部分でありますけれども、推進地区もいっぱい、今15番まで来ています。その推進地区の中に、このむかしの井戸が、もともと、市がいろんな形で設置をしていたのではないところもあるので、今回、質問させていただいております。  国分寺市にも、きちんと調査されてないと思われますけれども、民間の井戸はたくさん存在いたします。ただ、水道が普及したことで、残念なことに新築の際に、家を建てかえるときに埋めてしまったとか、こういったものも多数あります。私も長くお住まいの方に、「井戸ありましたよね」と言ったら、「昔はあった。使っていたけど、水道が来たので、もう家建てかえるときには埋めてしまった」というお声をお聞きをいたしました。私が住んでいる地域の裏のお宅でも、かつては大きなお宅でしたので井戸がありました。私も見たことがありますが、宅地開発の際に埋められてしまっております。  逆に、現在でも電動ポンプをつけて、洗車や水やりに使用されているお宅も実際にはございます。電動ポンプなので、災害時、電気が切れちゃったら大丈夫かなというふうに思ったりはするんですけれども、井戸もむやみやたらに掘るわけにいかないというのは、先ほどの御答弁の中にもありましたし、私どもも予算特別委員会等で、1本掘る費用というのは相当なものがありますので、ここはなかなか、どんどん掘っていくというわけにはいかないだろうなと思うと、民間の方がお持ちの井戸を活用させていただくことも、この生活用水を確保するためには必要ではないかというふうに思って、今回、質問させていただいております。  東日本大震災以降、各自治体も、いろんな形で取り組みをされています。この近隣の市では、多摩市、小平市、武蔵野市、ここは条件として、飲料水として利用できるもの、これを掲げています。調布市は、生活用水として、この井戸の調査をして、補助を出したりとかしているんですが、それぞれ登録された井戸に対して、自治体によって補助金を差し上げる、それから謝礼金を支払う、それから年1回の水質検査を市がする、こういった内容がそれぞれ違っています。目的が違うからだと思っていますけども。細かい内容は今申し上げませんけれども、なかなかハードルが高いです。家の奥にあって、ほかの方が出入りできないところにあるのでは、なかなかこういったことができないというのはありますし、一般の方が水をくださいと言っても、すぐあげられる場所にあるかどうかという条件もありますので、必ずしも現在ある井戸が、全部この設置基準に伴うかどうかというのは難しい部分はございますが、ただ、何もしないと、今後、家の建てかえ等に伴って、井戸は減っていくばかりだと思います。井戸を使っちゃうと、水道料金発生しますのでね。各自治体の例を参考にして、災害時の生活用水確保のために、民間の井戸の活用を検討してはいかがかなというのが、今回の私の質問でございます。これに対してはいかがでしょうか。 87: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  災害時用の井戸は、誰もが自由に出入りできるオープンスペースへの設置が望ましいと考えており、こういった点から、むかしの井戸は、主に公園に設置している経緯がございます。  民間の井戸について、議員からも御紹介がございました他市の活用事例等は承知しているところでございます。所有者の意向、それから井戸の管理など、さまざまな課題があると思いますので、地域の防災力強化といった視点で、他市の事例も参考にしながら、協定締結の方法も含めて研究してまいりたい、このように考えております。 88: ◯16番(さの久美子君)  前向きな答弁と捉えさせていただきますので、協定を結ぶとか、まずは調査していかないといけないと思いますけど、どういった基準が必要かというところから、きっと始まるんだろうなと思いますけれども、ぜひ、生活用水確保って、これは非常に大事なことです。お風呂の残り湯だけでは、例えば、水洗トイレに流していいかどうか、災害時、下水がどうなっているかというのもわかりませんので、何とも言えないところがありますけれども、それだけでは済まない部分がございます。手洗いにしても、何をするにしても、飲料水を使うわけにいかないという事態になれば、確保していく道筋をつくっていただくことも今後必要だと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、4番目に移らせていただきます。通学路の安全対策について、お伺いをいたします。  昨今の子どもたちを取り巻く環境の危うさというのは際立っております。またきょうもかというようなニュースが私たちの目に飛び込んでくるわけであります。さまざまな危険にさらされている子どもたちの通園・通学時における安全対策の見直しというものが求められているというふうには感じ取っております。ただ、保護者初め多くの方が、何ができるか、何をしなければならないかと正解を見つけられずにいるのが現状ではないかというふうにも考えております。  国分寺市も、これまでも常に通学路の安全対策をしていただいていると私は認識しておりますけれども、どのような対策を講じるかをお聞きをしたいと思います。 89: ◯建設環境部長(中村隆生君)  年に1回ではございますけれども、市内10の小学校の通学路の安全点検のほうを、PTA、関係課、交通管理者と合同で実施し、可能な安全対策を講じてきております。今後も市内の状況を関係各課と、あるいは関係機関と情報共有を図り、連携して安全対策に努めているところでございます。 90: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。私もPTAのときにやったことがあります。20年前ぐらいですね。十五、六年前までは、毎年、小金井警察が動いていただけてはなかったと思いますけれども、現在は小金井警察も毎年一緒に確認をしていただけるということで、そこら辺は重層的になってきているのかなという思いはいたしております。  きょうは、子どもたちの登下校時、見守りをしてくださっている方から御意見をいただきました。日吉町の交差点から南へ下っていった内藤橋街道ですけれども、第五小への通学路、ここの横断歩道の部分であります。現在も車どめを新設をしていただき、対応はしっかりしていただいているというふうに私は思っておりましたけれども、ここは押しボタン式ですので、信号が変わるのを待つ子どもたちの数が、時間によって、すごい数の子どもたちが待っている。子どもたちというのは、いろんなものを遊びに変える、非常にユニークな部分がありますので、お一人お二人の見守りの方ではなかなか大変だというようなこともあります。また、ちょっと一部カーブになっていますので、最近の事故の傾向を見ると、こういうカーブのところ、大丈夫かなという思いが、この見守りの方が感じたということで御意見をいただきました。こういったことから、より一層の安全対策をしていただけないかという御意見でございました。ぜひ、こういったことにも対応していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 91: ◯建設環境部長(中村隆生君)  御指摘の交差点につきましては、平成29年度に地権者の御理解、御協力を賜りまして、西側の歩道を広げ、横断歩道の幅も広く確保したところでございます。歩道部の拡幅の際、交通管理者との協議も図りながら、交差点の4隅には、車どめの黄色いポールも設置している状況でございます。  御指摘のとおり、交差点の形状から、見通しが悪く、対向車を確認できるのが、ちょうど横断歩道付近というふうになっている状況となっております。昨今、横断歩道を横断中の歩行者や信号待ちをしている歩行者と自動車等の事故も多く見受けられる状況にあります。市といたしましても、今後、交通安全上の危険である場合、できる限りの安全対策を講じる必要があると考えております。再度、現場のほうを状況確認をしながら、交通管理者とより視認性のいい、そしてまた子どもがしっかり安全を確保できるような状況の対策がとれればというふうに考えております。そういう検討を図ってまいりたいというふうに思います。 92: ◯16番(さの久美子君)  いっぱいつくることがどうかと。黄色いポールをもうちょっとふやしていただきたいなというようなお声でありましたけれども、それが全体的に見ていかなければいけないという問題もございますので、これは見守りの方からの御意見であり、また、それに対して警察等のしっかり協議をしていただくということが、これはセオリーでございますので、ぜひお願いをしていっていただきたいと思います。  こういった形で理事者側も対応していただいているところでございますが、また、子どもたちを守るためには、見守りの方と学校との連携、それから情報共有が必要だというふうに思いますけれども、この点は教育のほうはいかがでしょうか。 93: ◯教育部長(堀田順也君)  今、お話のあった場面も含めまして、御答弁をさせていただきたいと思います。  児童には、信号の待ち方を含めまして、交通安全全般について指導を行わさせていただいてございます。子どもたちも、実際、今、お話があったとおり、友達がいると、遊びですとかおしゃべり、こういったところに夢中になって、注意が散漫になるということもあるかなというふうに思います。ふだんから注意を十分するように、また、いただいたお声かけや注意をしっかりと受けとめられるように指導してまいりたいというふうに思います。  それで、御質問にありました通学路の見守りに御協力いただいている地域の方々との情報共有という部分でございますけれども、私どものほうの教員等も通学路に立って、児童の安全を確認させていただくような場面がございますので、そういった機会に、全ての方、皆さんにお声かけするというのは、なかなか難しいかなと思いますけれども、積極的にお声かけができるように、私どもも学校側にお話をさせていただきたいなというふうに考えてございます。
    94: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。要は、こういう方たちが見守ってくださっていて、きょう、こういう危ないことがあったよといったときに、学校の側からも子どもたちにお話をしていただきたいということがしっかり伝わるような体制ができていることが必要かなというふうに思っておりますので、今後もよろしくお願いをしたいと思います。  本当に具体的に何ができるのか、交通安全にしても、その大前提は、そこで待っている人ではなくて、運転する人の交通ルールであるとか注意力の問題であるというふうには思っております。これは学校現場とか市行政とは別次元の取り組みなのかなというふうにも思っています。国分寺市は地域の方、防犯委員の方、民生委員の方、皆さんがボランティアで、毎日、子どもたちの登下校を見守ってくださっております。私の住んでいる西恋ヶ窪一丁目から第十小のあたりまで、見守りに行ってくださっている方もいらっしゃって、非常に子どもたちを守りたいという熱い思いを持った方が国分寺市にはいっぱいいらっしゃるんだということで、非常に感謝を申し上げたいと思います。今できること、それからこれからしなければいけないことを明確にして、今までよりも少しでも児童・生徒の安全が守れるようにお願いをしたいと思います。それでは、この質問を終わらせていただきます。  大きな2番の空き店舗の活用についてを質問させていただきます。  現在、国分寺市内には貸し店舗が少ないとお聞きをしております。これは、私たち、4月に選挙をしてきたわけですけれども、短期間である選挙事務所を借りるにしても、なかなか空き店舗がない、貸し店舗がない。不動産屋に聞いても、余りないですねというお話でございました。その反面、商店街に行きますと、シャッターが閉まっているところも目につきます。住居と一体型になっているところも多くて、商売をやめたけれども、貸せる状態ではないと、こういった事例もあると考えられます。まず、この点について、市の現状認識と、どのような対策を立てておられるかをお聞きしたいと思います。 95: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  まず、御紹介があったとおり、市内において貸し主を募集している空き店舗等は少ないということは把握しております。一方で、貸し主に貸し出す意思がなくて、自宅兼店舗でシャッターが閉まっている店舗、これについても一定数存在していることは認識してございます。このような店舗がふえますと、商工振興の立場から言わせていただければ、商店街のにぎわいの創出、また夜間の防犯、また防災の面からも好ましい状態ではないというふうに考えているところです。  対策として、空き店舗の活用については、国分寺市の地域産業活性化プランにおいて、既存ストックを活用した買い物環境の整備に向けた検討という事業展望が打ち出されておりまして、商業活用の可能性や、その支援のあり方について検討すると位置づけております。また一方で、起業・創業支援のための支援制度の検討という事業展開がございまして、こちらについてはオフィスとして利用できるような支援制度の検討がうたわれておりますので、今後は空き店舗の活用方法、また支援等について検討を進めていく必要があると認識しております。 96: ◯16番(さの久美子君)  そうなんですね。国分寺市の地域作業活性化プラン、ここに既存ストックの活用というふうに、しっかり出ております。  ある市民の方から御意見をいただきました。いろんな活動をともにした、例えば、スポーツであるとか、そういった活動をともにした同士で自主グループをつくりたいと考える。ですけれども、活動場所がない。この場所がないというのは、多分、皆さん同じ共通認識かなというふうに思いますけれども、集まれる場所がない。いろいろなところから来る人がわかりやすい場所、住宅街の奥だと、どこの場所よというのがなかなかわからない。探しやすいということを考えると、商店街に、あそこの商店街と言えば、皆さん、わかるわけですね。駅から歩いて何分よとか、どこのバス停でおりたら行けますよと、商店街にそういったスペースができないか。お店、空いているんじゃないかと、こういった御意見でございました。  また、私も違う方からも御相談いただいた内容は、現在、店舗をお持ちの方でも、御自身が高齢になったことで事業縮小を考えていると。例えば、1週間全部使うんじゃなくて、自分は週1回か2回、月何回でもいいかなというふうに、だんだん縮小していってもいいなというふうに考えていると。でも、このスペース、もったいないよねというお声をいただきました。この活用の仕方はないかしらということで御相談をいただいて、非常に私が後からいただいた御相談の方は、サロン的に使えるような、小ぢんまりとしたスペースだったので、使用しない日、レンタルスペースとしてお貸しできれば、ピアノもあるし、トイレもちゃんと別にあるし、いいんじゃないかというようなお話をしたんですが、やはり、このやり方とか、どういったふうにやったらいいか、どういう人に貸し出したらいいのか、どういう規約をつくったらいいのかというふうなやり方、そういったシステムは現在ないというふうには思っております。多分、ないと思うんですけれども。  今、こういった、全く同じ例ではございませんが、青梅市では官民一体で空き店舗対策を進めて、成果を上げていらっしゃるそうです。その部分を若干御説明いただければと思います。 97: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  青梅市の例になりますが、青梅市では、商工会議所等と連携して、不動産市場に出回ってない空き店舗を発掘し、開業希望者に紹介する事業、「アキテンポ不動産」という事業を展開しているとのことです。空き店舗の所有者から貸し出しの条件を聞き取った上で見学ツアーを開催し、条件に折り合った人に空き店舗に入居してもらうという事業で、これまで10件以上の実績があり、家具工房等に生まれ変わったということも聞いてございます。 98: ◯16番(さの久美子君)  さまざま、国分寺市は空き家に対しては、またその関係の部署が空き家バンク等を運営していただいて、少しずつ対策を進めていただいております。きょうは、この空き店舗のほうでございますので、こういった同じことを求めているわけではございませんが、実際にこの空き店舗対策を進めて、一定の成果が出ている、こういった自治体があるということであれば、こういったものを参考にして、国分寺市もやっていけばいいのではないかというふうに言いたいのが、きょうの質問の趣旨でございます。ぜひ、既存ストックの活用となれば、まず、レンタルスペースになり得る。だから、長期間借りるのではなくて、短期間でも試してやりたいというような若い方もいらっしゃる。よく地方に行くと、例えば、1週間、毎日店舗が誰かが違うお店を出しているとか、地方でなくてもありますけれども、そういったスペースもございます。先日、お話しした方は、せっかくおいしいドーナツを売っている店舗がございましたけれども、場所の問題。いい場所に行くと、きっと1人ではできない。でも、今ある場所はちょっと人目につきにくいので、なかなか、好きだけでは商売できないねというお話を伺いました。これが、例えば、短期間で週何回か、もっと違うやり方があれば続いていくのかもしれませんし、しばらく、一旦お休みをとって、考えてからまたやるかどうか考えていますというお話もお伺いをしましたけれども、そういう若くても御自分の好きなもの、それからやりたいことを形にしたいという方は結構いっぱいいらっしゃるんだなというふうに思っております。まず、そのレンタルスペース。本当に短期間でもいいから、借りるスペース、こういった発掘をしていただき、そのシステム構築を、ぜひお願いをしたいなというふうに思っております。  本当に、先ほど起業というお話をいただきましたけれども、そこに至るまでの試しの場、要は、これが商売として成り立つかどうか、短期間でもいいからやってみたいという方は、多分、いっぱいいらっしゃるんですね。若い人たちの、そういった起業も、期間限定で、いい場所が見つかっていけば、試すこともできます。周りに商店街という、人が流れる場所であれば、それも可能かなというふうにも思っております。場所が確保できれば、人の流れの創出ができます。買い物の需要もあるでしょう。そして、飲食も発生していくかもしれません。そのスペースが広ければ、利用方法として、私は今、介護予防のために集いの場というのを、一生懸命、行政のほうも働きかけをしていただいています。ただ、中心者と、それから場所の問題があって、なかなか進んでいかないという課題もございますが、広い場所が確保できれば、例えば、椅子を置いて、そこで筋トレをするということもできるのかなと、そういった場所も見込んでいけるんではないかというふうに考えていけます。商売だけでなくて、そういったことにも、週1回、月1回利用できるかもしれません。地域の集まり、展示も考えられる地域センターがない、公民館がないという自治会もございます。そういったところが、例えば、安価で借りれるようになれば、こういった問題も解決していくのかなというふうに思っております。まず人の流れをつくることが地域経済の活性化につながると思っております。先ほどの青梅市の例のように、市単独でではなくて、ぜひ商工会などと連携をしていただいて、積極的な取り組みを開始していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 99: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今、お話しいただいた部分については同感でございます。地域の活性化、商店街の活性化のためにも、空き店舗対策は有効なものにしなければいけないと思いますし、そのようにあるべきだと思っています。そのためには、やっぱり借り手と貸し手のマッチング、これが地域のネットワークを確立して、つくり上げていかなければいけないというふうに考えますし、より円滑に事業を進めるためには、地権者、また貸し主との信頼関係の構築が重要となります。そういった面では、今、お話あった地域の実情に精通している商工会とか商店会、あと地元の不動産事業者等との連携が必須になると考えておりますので、どのようなスキームで構築して、事業を進めていくかなど、最適な方法を研究してまいりたいというふうに考えます。 100: ◯16番(さの久美子君)  目指しているところは同じかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、大きな3番目に移らさせていただきます。姿見の池緑地について、お伺いいたします。私の住んでいる、すぐ近くでございますが。  西恋ヶ窪周辺は、西恋ヶ窪緑地、日影山、姿見の池、恋ヶ窪用水など、多くの緑と水の資源が残っている地域でございます。これらの地域資源を今後も適切に維持管理することによって、エコミュージアムの一部として、有効に活用していく必要があると、緑の基本計画には、このように出ております。まず、エコミュージアムの定義を教えていただきたいと思います。 101: ◯建設環境部長(中村隆生君)  御紹介いただきましたとおり、国分寺市には雑木林や武蔵国分寺、湧水池、野川など、特徴的な緑と水辺の空間が残っています。そのようなある地域、環境全体を博物館と見立てて行われる活動や、その考え方のこととなります。地域内に点在する自然環境や、これまで受け継がれてきた生活様式、文化をそのまま野外展示物として捉え、行政と地域住民が一体となり、生活環境博物館として保存、育成、展示、活用するものというものとなります。 102: ◯16番(さの久美子君)  私も今回、基本計画を見て、こんな位置づけがあったんだなというふうに思いました。  姿見の池に博物館的なものがあるかどうかというのは別としまして、この一帯が緑、公有地化もされておりますし、昨年残っていた部分も、今、芝生を植えていただいて、非常に見通しのいい、いい環境になっているなというふうに思っております。  昨年、クラウドファンディングによって、観光案内板も姿見の池に1カ所、こちら北側には1カ所、設置をされております。季節にもよりますけれども、例えば、冬はオシドリが来たり、春はカルガモの親子がいたりとか、最近はカワセミは見ないんですけれども、いろんな形で、多くの市内外の方がお見えになっているようです。市外の方、大体、デイバッグとかしょってらっしゃるので、何か紙を持って見てらっしゃるので、よくわかるんですけれども、多くの方に利用されている緑地かなというふうに思っております。この3月にはトイレも設置が終わりまして、きれいに手入れをしていただいているようですので、かなり整備がなされてきた地域だというふうに思っています。  御存じのように、国分寺市のお鷹の道と反対側にあり、象徴的な木の橋が写真のスポットとしてはあると思うんですが、池を渡る、この木製の橋、地域の方もふだんから利用がなされております。しかし、橋の両端で、土系の舗装と、それから未舗装の部分が混在しておりまして、雨天時の水たまりがかなりひどいというお声が届いております。また、高齢の方は、その穴ぼこで杖がひっかかってしまうという声もいただいております。ここはもともと道路という位置づけではありませんので、生活道路と同じようにするのかという議論もあるかとは思いますが、非常に利用されているという観点から、この道、自然環境に即した方法で、昨年整備されました恋ヶ窪用水、あそこも真ん中、人が歩くところだけ、土系舗装がされております。ああいった形で、人が歩ける部分だけでも、雨の日、歩きやすい道にしていただきたいと、きょうは質問させていただきました。これについて、いかがでしょうか。 103: ◯建設環境部長(中村隆生君)  姿見の池につきましては、今、御紹介がありましたとおり、多くの方が来訪し、散策などをしていただいているところでございます。きょうのような雨になりますと、かなり水たまりができているという状況もございます。姿見の池の整備につきましては、今年度は池の北西部分の通路の修繕を予定しているところでございます。今の御指摘の部分、全体的な部分につきまして、今年度の修繕で、あわせて行えるかどうかにつきましても、検討をさせていただきたいというふうに思います。今年度、実施ができなかった場合におきましても、今後、姿見の池緑地の散策しやすい環境づくりというものについては必要だというふうに考えております。段階的にも実施できるように検討してまいりたいと思います。 104: ◯16番(さの久美子君)  前向きな御答弁ありがとうございます。保育園もできていて、清掃していただく方も、きちんとやっていただいて、非常にいい環境になっております。もし、今年度、未舗装部分が間に合わない場合は、ぜひ、ちょっと穴ぼこに土でも入れてください。フラットにしていただけるとありがたいと思います。前向きな御答弁いただきましたので、また、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、4番目の質問に移らせていただきます。期日前投票所について、お伺いをいたします。  この4月21日は、私どもの市議会議員選挙でございました。今回、資料を出していただきまして、ありがとうございます。まず、有権者数、投票率の推移を御紹介願いたいと思います。そして、あわせて、期日前投票所における障害者、高齢者にどのような配慮がなされているか、現状をお答えいただきたいと思います。 105: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  今回の投票率につきましては47.79%ということで、前回、4年前の選挙から比べますと、0.23ポイント低くなっております。また、多摩26市の中では、今回、市議会議員選挙が20市ございましたが、10番目ということになっております。  それから、期日前投票の推移につきましては、今回、資料にもございますとおり、合計で1万2,666人ということで、前回、4年前の選挙から比べますと約3,600人ほどふえております。これにつきましては、期日前投票所を、今回、いずみホールとcocobunjiプラザのほうについて拡充したということで、こういった状況になっているということでございます。  それから、高齢者、障害者の方への支援ということでは、さまざまな取り組みを行っている状況でございますけども、一例を挙げますと、投票施設のバリアフリー化や、それから代理投票制度の周知、そういった御案内をしたり、それから備品類につきましては、車椅子とか、それから点字機、それから拡大鏡の用意、また、高齢者や障害者の方用に、座って投票できるように、低い投票記載台のほうを用意をしております。また、そこの記載場所につきましては、例えば、投票用紙が滑らないようにということで、それから、片手を沿えなくても投票できるという、そういった滑らない用の製品も準備をしているところでございます。  それから、コミュニケーションボードといって、なかなかコミュニケーションのとれない方については、イラスト入りのボードを、そういったものを用意して、コミュニケーションをとっているというような状況でございます。 106: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。代理投票とか、実際に行かれた方が、職員の方が非常に丁寧だったと、おおむね好評だったというお話は、御意見はいただいております。  今回の選挙から、先ほど御答弁あったように、新規に期日前投票所が2カ所、開設をされました。資料のように、例えば、私が住んでいる地域ではいずみホール、ここが初めて開設されたわけでありまして、非常に好評でございました。買い物のついでに行けると。これも私も10年ぐらい前に、よく、そのころ、各地方で、いろいろ投票率を上げるために、大型スーパーの中とか、駅との通路のところに投票所を設けるとか、こういった提案がいっぱいあったことを受けて、提案したことがあるんですが、なかなかそういうスーパーがない、それから費用対効果の問題があるということで、なかなか実現しなかったものが、今回、cocobunjiプラザもできましたので、実現をして、いい結果になったのかなというふうには思っております。  いずみホールも、非常に西国分寺駅周辺での期日前投票所については初めてでございましたので、好評でございました。一部、すごく列をなして混雑をしていたという話もありますので、その方からは、1日じゃなくて2日あるといいねということも、お声もありましたので、こういった御検討も今後はしていっていただく必要もあるのかなとは思いますけれども、これは一言、要望で終わっておきます。  期日前投票所において、御利用者から御意見をいただきました。先ほど、配慮するために投票用紙が滑らないような製品を置いていますと、こういったことも言っていただいたんですが、私がいただいた御意見は、ふだんはお元気な方なんですが、たまたま足が不自由で、杖を使っていたと。それで期日前投票所に行ったんですけれども、投票所の立って書くほうの記載台には杖を置くところがなくて、何回も滑って落ちてしまったということでした。傘は入り口の傘立てに立てればいいですけれども、杖というのは歩くために必要ですので、まず受け付けをしてもらうところから、投票用紙の記載台まで、最後まで杖というのは必要になります。そういうわけにいかないわけですね。  この話を受けて、私、スーパーとかも見てみましたら、小金井市の大きなスーパーには、レジカウンターに杖置き用のゴムが設置をされていました。傘とか杖をここにかけて、置いてください。それはゴムがあるので滑っていかないんですね。こういった設置を配慮しているところもありますので、こういった配慮が期日前投票所でもできないかどうか、これについてお伺いしたいと思います。 107: ◯選挙管理委員会事務局長(戸部伸広君)  今、お話のありました傘や杖を置く、そういったストッパー的なものでございますが、選挙管理委員会としましても、以前、そういったものがあるということで検討した経緯がございますけども、投票は数分で済むということで、その時点では購入を見送ったというような状況になってございます。今、議員からお話を伺った傘や杖につきましては、かなり重要な視点だというふうに考えております。費用的なものもございますので、全ての記載台に設置するというのは大変難しい状況ではございますけれども、7月に参議院議員選挙が予定をされておりますので、その際には、ぜひとも購入のほうを検討してまいりたいと、このように考えます。 108: ◯16番(さの久美子君)  前向きな御答弁ありがとうございます。介護用品の中にもありますし、金額、さまざまございます。でも、1つか2つ、ブースにつけておけば、杖をお持ちの方に、あそこだと傘置けますよという御案内できますので、全部につける必要は私もないと思っていますので、ぜひ、夏の選挙の前には対応していただけるように、よろしくお願いをいたします。  高齢者の在宅介護がふえてまいりますと、投票所に行くこと自体が厳しい時代が、もうそこまでやってきているというふうに思います。現実に介護されている、要介護5でもされている御家族。5ならいいんですけれども、その前に至る方たちが、在宅での投票要件の緩和ができないかというような声も受けております。これは市が独自にできることではありませんので、今ここで何かを求めるというものではありませんけれども、今後、法改正等で要件緩和の時代もやってくるんだなと。高齢者がふえていくことによって、いろんなものが体制が変わってくることも今後はあると思いますので、そのときにはまた、選管のほうも、対応をよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、最後の質問に移ります。認知症対策についてです。  認知症サポーター養成講座、またかと思われる議員もいらっしゃると思いますが、これは認知症対策の中で本当の入り口の部分で、地域包括ケアシステム、これをしっかりやっていくためにも、正しい理解をお持ちの方が地域にふえていくことが一番大事な部分でございますので、毎回、取り上げをさせていただいております。  平成19年からサポーター数をカウントしますと、国分寺市は5,586名でございます。平成19年は58名でした。今、小学校も非常に御協力いただいていますので、ドンと平成29年は1,130名受けていただいているところは、小学生が受講していっていただいたところ、それから市の職員の方も、ここで受けていただいたところからふえてきているのかなというふうに思っております。  ただ、この人数を多いと見るか少ないと見るかで、人口の、まず4.5%ぐらいしか、まだサポーターがいないというのが現状であります。市でも一生懸命進めていただいているのは、私も担当の方もよく存じ上げておりますので、それをさらに倍速しろということの質問ではございません。  まず、平成30年の第3回定例会におきまして、消防署、商工会、商店会、こちらへの受講推進をトップダウンでお願いしたいというふうに提案をさせていただいております。この進捗状況について、お伺いをしたいと思います。 109: ◯健康部長(鈴木佳代君)  御紹介にありましたように、認知症サポーター養成講座は、平成19年度から継続して実施をしてきているところでございます。昨年の第3回定例会での御提案ですけれども、いずれも地域全体で、認知症に対する理解を促進する上で、連携が必要な機関だというふうに認識をしてございます。  その後の進捗といたしましては、担当が商工会へ説明に伺うなど、実施に向けて動き始めているところでございます。  今後は、部長、課長も含めて、講座の実施の依頼に加えて、認知症に対する取り組みなど、受講後の連携や協力も含めて、具体的な実施に向けて調整を行ってまいりたいと考えております。 110: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。私も学校に行けば、校長先生にやってくださいとお願いをしていますし、いろんな団体のところに行けば、ぜひやっていただきたいと、個人的には働きかけはさせていただいております。いろんなところから、いろいろお声がかかれば、必要なことなのかなという認識もあるかと思いますので、これからよろしくお願いをしたいと思います。  先日、美容院の方から興味深いお話をお聞きしました。毎月のようにお見えになるお客様の受け答えが、私たち、髪を切っていただいている間に、いろんな話をします。それで、美容師が答えてくださる。この中で、何か受け答えがおかしいな。この話、前回もしたよね。でも、全く初めてのように話をされるということで、すぐ御家族と連絡をとって、検査をしていただいたら、認知症だったということがわかったということで、これは、例えば、1カ月に1回、2カ月に1回、定例的に同じようなシチュエーションでお会いになる方からだからこそ気がつく部分があるのかなというふうに思います。また、常連であるから、何か今までと違うなと、気づきがあったということであります。この理容・美容の団体の方へも、ぜひ受講をしていただくように推進をしていただきたいと思いますけど、この点はいかがでしょうか。 111: ◯健康部長(鈴木佳代君)  御紹介のあった事例のように、理容・美容のように定期的に通われている場合につきましては、御本人の変化に気づきやすい状況にある業種の1つだというふうに考えます。他市でも、理容・美容関係者へのサポーター養成講座の実施事例もあるというふうに聞いております。現在、市の一般施策で福祉理美容サービスを、国分寺地区理容・美容組合等へ委託をしている状況にございます。まずは御相談をすることから始めさせていただきたいと考えております。 112: ◯16番(さの久美子君)  では、まず、第一歩からよろしくお願いをしたいと思います。  予算特別委員会でもお願いをいたしましたが、小学校での認知症サポーター養成講座への取り組みも、引き続き、今年度もお願いをしたいところでございます。教育長、一言お願いいたします。 113: ◯教育長(古屋真宏君)  昨年度、私も認知症サポーター養成講座を受講させていただきました。その中で、児童・生徒が認知症について正しく理解する大変効果的な機会だなというふうに実感したところでございます。今後も、より多くの学校で実施できますように、校長会等で、しっかりと周知を図っていきたいと考えております。 114: ◯16番(さの久美子君)  ありがとうございます。子どもたちは素直なので、いい形で、基礎的な知識が身につくといいなと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  今月、新オレンジプランにかわって、認知症施策の新大綱が発表されます。公明党といたしましても、昨年の9月に、認知症施策推進基本法案の骨子案をまとめて、自民党と協議をさせていただき、先日、合意がされました。この中には、認知症の人や家族同士が支え合うための交流活動への支援、それから若年性認知症の人の就労継続に向けた支援の強化、こういったものがうたわれております。認知症サポーターの活躍の場の拡大も書いてあるところでございますが、今後はチームオレンジというものが、この中でうたわれているように、認知症の人たちの支援に認知症サポーターをつなぐ仕組みというふうになっています。要するに、サポーターになられた方たちが、もっと広く地域で活動していただくという形に変わってまいります。このチームオレンジの取り組みが、今後、重要視されるところでありますが、そのためにも、今後の展開として、支え合うために知識を持った多くの人が地域にいることが必要となります。  先ほどいろんな場面での気づきというものが必要だということをお話もさせていただきました。国分寺市では、ことし、キャラバンメイトの養成講座を、2回目の講座を開催をしていただきます。そういった中で、人材育成に力を入れていっていただくことには感謝を申し上げたいと思います。まずステップアップ講座。認知症サポーター養成講座を、1回目を受けても、なかなか頭に入らず、何回も受けていただいてもいいと思います。ステップアップ講座も、年1回、開催をしていただいていますので、この受講者をふやすこと、それからまた、市職員の方もぜひここで受講をしていただく。年に1回、市役所でやっていただいていますので、以前はここにいらっしゃる方に手を挙げてもらったんです。きょうはしませんけれども、まだ受けていらっしゃらない理事者の方がいれば、率先して受けていただきたいと思いますし、ぜひ、その方たちは、自分たちの課長、係長、係員の方に促していただきたいと思います。国分寺市がそういった方たちにも温かい手を差し伸べられる自治体であることをしっかり求めていきたいと思います。さまざまな点を加味して、視野の拡大に御尽力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上をもちまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 115: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、さの議員の一般質問を終わります。  午後1時30分まで休憩といたします。                    午前11時43分休憩                    午後1時30分再開 116: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 117: ◯議長(皆川りうこ君)  午前に引き続きまして、一般質問を行います。  小坂議員。 118: ◯5番(小坂みちよ君)  改めまして、こんにちは。4月に行われました選挙で当選させていただきました、自由民主党市議団の小坂みちよでございます。市民の皆様の信託にお応えできるよう、行政の皆様、また党派を超え、先輩議員の皆様に、いろいろ教えていただきながら、誠実に努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  きょうは初めての質問で、朝から何も食べられないほど緊張しております。ふなれな点も多々あるかと思いますが、お気づきの点がございましたら、どうか御指摘いただけますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。  1番として、武蔵国分寺史跡と周辺整備についてです。  私の生まれ育った元町地区は、国分寺市の中では最も古い地区で、昔からの住民の皆様の努力によって、市内で最も多くの緑と、野川の源流の1つであります元町用水と真姿の池湧水群が守られております。野川の源流の1つであります、この湧水は、季節によって水量が変化していますが、近年、年間を通しても水量が減っているように感じています。市は正確なデータをとっていると思いますので、現状はどのようになっているのでしょうか。教えてください。 119: ◯建設環境部長(中村隆生君)  元町用水については4地点で流量を測定しており、経年の流量変動を観察しております。流量は降水量の影響による変動が大きく、雨の少ない年には流量の減少が見られ、特に昨年度は、12月から1月にかけて、44日間連続で降雨が記録されておらず、流量の減少が見られました。降水量との関係による結果であり、この結果のみをもって湧水量が近年減少していると結論づけることはできませんが、今後も引き続き観測を行い、流量の変動を注視していきたいと考えます。 120: ◯5番(小坂みちよ君)  湧水量の減量は余り見られなかったようですので、安心しました。国分寺市の大切な湧き水ですので、今後も水の量に十分注意して守っていただきたいと思います。  ところで、宅地化の進んでいる場所は、農地や樹林地が減少して、雨水を吸収する土の地面が少なく、また路面の舗装や側溝の整備によって、土に浸透する水の量は非常に少ない状態です。このような状態では、湧水はいずれ存続の危機に直面すると思われます。市としては、現在どのような対策をとられているのでしょうか。教えてください。 121: ◯建設環境部長(中村隆生君)  御指摘のとおり、宅地化が進んで、かなり土の部分がなくなってきているというのも実態としてあると思います。湧水量の調査、観測やれき層に及ぶ構造物を設ける行為に対して、湧水の影響の少ない措置を求めることや、開発事業での緑化指導、そして浸透ますの設置促進などにより、湧水の保全をしているところでございます。 122: ◯5番(小坂みちよ君)  国分寺市総合ビジョンに位置づけられている雨水浸透施設設置事業の進捗状況はどのようになっているのでしょうか。教えてください。 123: ◯建設環境部長(中村隆生君)  市では、下水道への雨水流入の軽減及び健全な水循環を回復するために、雨水浸透ますの設置を進めております。既存の住宅等に公費による設置、開発事業や新築時の自費による設置など、年間2,000基の設置を目標に取り組みを行っております。平成29年度は2,764基、平成30年度は2,926基と、市民の皆様の御協力により、多くの浸透ますを設置することができている状況にございます。 124: ◯5番(小坂みちよ君)  地下の水脈は周辺に広くつながっており、近隣市の取り組みも重要と考えられます。各市の取り組み状況はどのようになっているのでしょうか。 125: ◯建設環境部長(中村隆生君)  国分寺市に隣接する5市についても、同様の取り組みを行っております。市の規模や新築家屋数等により設置基数に差はございますが、多くの浸透ますを設置しており、今後も継続していくと聞いております。  雨水浸透ます事業は、新築時の設置について、指導やお願いが重要であると考えております。引き続き市民の皆様の御協力を得ながら、事業を継続していく考えでございます。 126: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。国分寺市の大切な湧き水ですので、今後も水の量に十分注意して、守っていっていただきたいと思います。  続きまして、武蔵国分寺跡の史跡整備の状況についてお聞きしたいと思います。須崎宏前議員は、全国最大規模と言われている武蔵国分寺の史跡整備に全力を注がれておられましたので、私も引き続きさせていただきたいと思います。  武蔵国分寺史跡の整備は、近年、急速に進みました。これには全国史跡整備市町村協議会の会長でもあられる井澤市長のお力が大きいかと存じます。  昨年、講堂の整備も終わりましたが、今後の整備予定と、あわせて史跡地の指定範囲の予定などをお聞かせください。 127: ◯教育部長(堀田順也君)  武蔵国分寺跡僧寺地区、こちらにつきましては、平成15年度から保存整備事業に着手してまいりました。昨年度、金堂の跡、基壇、それから金堂と講堂の間の堂間通路、こちらのほうの整備、それから解説板を設置させていただきまして、僧寺の中枢地区につきましては、一定の整備を終えたという状況にございます。  今年度、今後4年間の整備内容の基本設計を行いたいというふうに考えてございますけれども、今年度の史跡整備としましては、中門の東側です。砂利公園と呼ばれているほうになりますけれども、こちらのほうの溝や塀の遺構、そういったものの平面表示でありますとか、それから東西の僧坊の解説板を設置するなど、国や東京都の補助金をできる限り活用しながら、現公有地の中で可能な整備を進めていくという予定になってございます。  それから、また今年度の公有化につきまして、南北、北側の土地2筆、こちらは南門の周辺になりますけれども、こちらのほうの購入を予定してございまして、また、開発公社からも1筆買い戻しをするという予定でございます。  あと、今後の計画というところの部分でございますけれども、現在、発掘された、今、埋蔵文化財の保管庫が、かなり不足している状況にございまして、史跡地内にも保管倉庫を設置してございますけれども、こういったものを今後どうしていくかというのが、今、喫緊の課題になってございまして、そちらのほうを、今、検討を重ねているという次第でございます。  史跡地の範囲という部分につきましては、現在の史跡の連担性を考えながら、今後も進めていきたいというふうに考えているところでございます。 128: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。これからも用地の取得とともに、整備をよろしくお願いいたします。  この史跡地周辺は、10年前に比べると観光客が本当に多くなって来られます。また、ぶんバス万葉ルートの開設により、さらに多くの方が見えるようになると思います。毎年10月に行われます薬師堂の御開帳では、相模国分寺や春日国分寺の方、奈良市や仙台市の方などもバスでお見えになりますが、駐車場がありません。史跡や薬師堂に来られる方の駐車場について、市としては、どのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 129: ◯教育部長(堀田順也君)  御指摘のとおりでございまして、現在、史跡地には駐車場がないという状況になってございます。ホームページ等では、駐車場がないということはお知らせしているところなんですけれども、問い合わせ等がございました場合には、隣接する都立の武蔵国分寺公園の駐車場であるとか、あるいは史跡の周辺に、一部コインパーキングがございますので、こういったものの利用をお願いしているというのが実態でございます。  それから、観光バス等で、他市から視察等で来られた場合には、建設環境部のほうの協力をいただきまして、ストックヤードのほうの敷地を利用させていただいているというのが現在の実態でございます。  駐車場につきましては、設置するとなりますと、史跡の保存上、史跡地外に設置しなければならないということになります。史跡地の用地取得に活用している国や東京都の補助金の対象外となりますことから、用地確保には一定の財政負担を伴うことになりますので、現在のところ、なかなか駐車場を確保するというのは難しいというのが状況でございます。史跡整備の今後の課題として、検討していかなければならない課題ではあるというふうに考えてございます。 130: ◯5番(小坂みちよ君)  なかなか難しい問題だと思いますが、引き続いての御努力をお願いいたします。  次に、姉妹都市の佐渡市を初め、各地の国分寺跡に行くと、多くの場所に郷土館が設置されています。そこには国分寺跡の資料ばかりではなく、その地域の歴史がわかりやすく展示してあります。武蔵国分寺は全国でも一番大きな国分寺であったと言われています。その国分寺跡から出土した資料も大変な量だと思います。それらの資料を展示するには、湧水園では余りにも小さいと思います。そこで、郷土館の設置をぜひお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 131: ◯教育部長(堀田順也君)  教育委員会では、平成4年度に、(仮称)郷土博物館基本構想というものを策定させていただきました。その後、市の長期総合計画の中でも博物館の建設が位置づけられてはいた時期もございましたけれども、なかなか莫大な財政負担が強いられるということで、この具体化が困難な状況になりまして、平成21年に暫定施設として、今、御紹介のあった、おたかの道湧水園を開設したというような経緯がございます。  歴史のまち国分寺ということで、総合的に歴史の遺物等を御紹介しながら、歴史を紹介できる郷土博物館、こういったものの整備は、その必要性については十分認識しているところではございますけれども、今申し上げたとおり、用地確保であるとか、建設費が莫大な金額になるということも踏まえまして、なかなか教育委員会として、具現化に着手はできないというような状況でございます。御理解をいただければというふうに思います。 132: ◯5番(小坂みちよ君)  歴史と文化のまちに郷土館がないのは残念なことだと思います。多くの市民がそう思っています。どうすればつくることができるかを真剣に考えていただくことをお願いして、次に移ります。  奈良時代、全国の国分寺には七重塔が建っていたと言われます。武蔵国分寺にも七重塔があります。ただ、多くの塔は雷のため、平安時代には焼失していたようです。武蔵国分寺の七重塔も1度再建されていますが、また焼失しています。湧水園のところに、田中議員のおじい様がつくられた七重塔の10分の1模型があります。緑の中に朱色が映えた、すばらしい塔で、多くの方が記念写真を撮っていきます。そこでお聞きしたいのは、国分寺の七重塔は再建できないのでしょうか。 133: ◯教育部長(堀田順也君)  お話ございました、現在、おたかの道湧水園内に、御寄贈いただきました10分の1スケールの七重塔、推定の復元模型が設置されてございまして、来園された方には、かつての塔のイメージを持っていただけるようなことになっているかというふうに思います。
     まず、七重塔建造に係る資料が残っていないというのが大きなところでございます。それから、先ほどの郷土博物館同様に、こちらも多分、どのくらいかかるかわからないぐらいの財政負担を伴う事業ということになりますので、本当に研究しながらというお答えしか、今の段階ではできないのが実態でございます。  ただ、再建という御提案ではございましたけれども、今後、コンピュータの関係、CGの関係の技術が発展してまいってございますので、そういった部分で、どういった取り組みができるのかということは、ちょっと積極的に検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 134: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございます。なかなか難しいと思いますが、多くの市民の皆様が希望されておられるので、チャンスがあれば、ぜひお願いいたします。  次に、2番のホールについて、伺います。  国分寺市にあるいずみホールは、確かに音楽に特化しているすばらしいホールですが、客席は370と少なく、また演劇やミュージカルなどには欠かせない背景幕、専門用語でドロップといいますが、飾ることができません。そのような意味でも、ホールがないに等しく、子どもたちの合唱コンクールや演奏会を他市のホールをお借りして行っている状況です。成人式も1987年から、今も変わらず、けやき体育館で行われている状況です。国分寺市を囲む5市、国立市の芸術小ホールは客席は少ないですが、ほかの小平市、府中市、立川市には大ホール、小ホールがあります。小金井市にも、客席は570ほどですが、そうしたホールがあります。芸術・文化は人の心を豊かにします。心が豊かになれば、人々が明るく元気に過ごすことができ、健康にもつながり、国分寺のまちも元気になります。国分寺市出身の世界的ピアニストの福間洸太朗さんも観光大使になられました。文化・芸術はお金がかかります。そして、ホールをつくるには、多額の費用がかかることも十分承知しておりますが、オーケストラが乗れるような、また子どもたちが自分たちのまちで発表の場を得られることができるように、そして、市民の皆様が自分たちのまちで本物を見ることができるように、芸術・文化を広げるためにも、そして文化と歴史の国分寺の名に恥じないまちをつくるためにも、近い将来、ホールを建設するといったお考えはございますか。 135: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今、お話ありましたとおり、いずみホールに関しましては、市民の芸術・文化活動の普及・振興を図ることで、市民文化の向上に寄与することを目的に、平成2年に開館してございます。Aホールの客席は、御紹介あったように370席でございます。より多くの客席数や、先ほど御紹介のあった舞台のつくり方、舞台の大きさなどを求める声があることは認識してございます。また、文化団体等により、文化の拠点施設を求める意見書の提出や議会への陳情が出されており、新しいホールの建設を希望する御意見があることも承知しております。  しかしながら、新しいホールの建設につきましては、総合ビジョンに位置づけされていない中、新たに大規模なホールを建設するとなると、莫大な費用がかかります。御紹介のあった近隣で申し上げますと、ルネこだいらが、客席数1,200、建設費は約117億円、また、府中市の府中の森芸術劇場は2,000席でございますが、建設費はやはり150億円となっております。そのため、議員がおっしゃった近い将来においては、新たなホールの建設はなかなか厳しい状況と考えておりますので、担当としましては、現存するいずみホールの長寿命化を図りながら、また、昨年4月にオープンしました国分寺駅北口のリオンホール、こちらの利用者がより活用しやすいホールになるように運営を行ってまいりたいと考えているところでございます。 136: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。これまでに成人式ができる規模のホールができなかったことが残念でなりません。50年かかった国分寺駅北口再開発が井澤市政によりようやく終わるところです。今後は安心・安全のまちづくりのために、市庁舎の早期建設に力を注がなければならないということも十分承知しております。確かに国分寺総合ビジョンには位置づけされてはおりません。市民の皆様の健康で健全な明るいまちづくりのためにもホールは必要だと思うので、いつかはつくっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  ここで、3番、4番の内容が関連すると思いますので、質問の順番を変えさせていただきます。  ぶんバス東元町ルートについて、お聞きします。  ぶんバスの中でも利用者が最も多いルートとお聞きしておりますが、実際、私が利用させていただくときも、かなりお客様が乗られています。駅の手前、長谷戸橋から乗られて駅を通り過ぎ、元町駐在所でおりられるお客様、さわやかプラザ利用者と思われる方もいらっしゃいます。反対回りの運行の可能性についてお聞きします。 137: ◯建設環境部長(中村隆生君)  現在運行中の東元町ルートの反対回りの運行となりますと、まず、既存の停留所の向かい側の近い場所へ新たな停留所の設置が必要となります。そして、その路線は新たな路線という形になります。新路線について、先ほども吉田議員のほうにもお答えしたのとちょっと絡みますが、交通管理者である小金井警察署に相談しましたところ、既存のルートと同一車両での運行に関して、道路法及び車両制限令により、その道路を運行できる車両幅に制限があり、道路幅員が不足している場合、許可することはできないと伺っております。以上のことから、また怒られるかもしれませんが、現状の幅員では反対回りの新路線は不可能という形になります。 138: ◯5番(小坂みちよ君)  反対回りが難しいのであれば、増便はお考えにはありませんか。 139: ◯建設環境部長(中村隆生君)  現在の東元町ルートは約20分で周回できるルートとなっており、国分寺市の地域バスの中でも最短の運行時間という形になっております。朝7時台は10分間隔で走行し、その後、8時から夜の7時までは20分間隔、そして、最終便は夜の8時に1便という形になっております。東元町ルートにつきましては最短の運行時間であり、また、ほかのルートより便数も非常に多い状況もございます。地域バスの目的である交通空白地域の解消は既に図られているというふうに考えております。増便については非常に難しいものと考えます。  また、本地域につきましては、都市計画道路国3・4・11号線や都市計画道路国3・4・1号線等の道路整備も計画されています。また、それに伴うまちづくりの状況などを踏まえる必要があるというふうに考えております。東元町ルートについては、道路の整備計画などにあわせて、また今後、注視してまいりたいというふうに考えます。 140: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。反対回りや増便ができないということですので、利用者の皆様に聞かれたときには、御理解していただけるよう説明したいと思います。  それでは、ただいまの御答弁でもありました、今後の本地域のまちづくりで大きな状況の変化が見込まれることが予想される道路整備の国3・4・11号線について伺います。  国分寺街道は自動車交通量が多く、また路線バスも通行していますが、現状は歩道もなく、道幅も狭いため、歩行者や自転車にとって、とても危険な状況です。そのため、東京都が進める国3・4・11号線の整備が不可欠であると考えます。これまで議会でも進捗状況について確認されていたと思いますが、今現在、どのような状況であるか教えてください。 141: ◯建設環境部長(中村隆生君)  国3・4・11号線は、東京における都市計画道路の整備方針第4次事業化計画に基づき、令和7年度までに事業に着手すべき路線として位置づけられており、市及び東京都においても早急に整備が必要な路線でございます。  本路線の状況ですが、府中市境から一里塚橋付近までの区間約610メートルについて、本年3月20日に東京都が国から事業認可を取得し、事業に着手しております。事業の認可期限は令和10年3月31日となっております。現在は用地取得に向けた準備を進めていると伺っております。 142: ◯5番(小坂みちよ君)  状況はわかりました。事業着手したということで、順調に進んでいただきたい事業であります。  それでは、事業の今後の予定について伺います。 143: ◯建設環境部長(中村隆生君)  まずは用地取得に向けて、関係する地権者やお住まいの方々を対象に、東京都が本年度中に用地説明会を開催する予定と伺っております。説明会開催後は、地権者やお住まいの方々と個別の話し合いとなりまして、用地取得を進め、用地が確保できましたら工事といった流れになってまいります。  本事業は東京都施行の事業ではございますが、市といたしましても、引き続き各段階で東京都と連携を図り、事業が推進されるよう取り組んでまいりたいと考えます。 144: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。よく東京都と連携をとっていただき、事業を早く進めていただきたいと思います。また一方で、今後は用地取得ということですので、地権者やお住まいの方々などにも配慮して進めていただければと思います。  次に、もとまち保育園について、伺います。  もとまち保育園については、本年4月より民営化されていると思います。そこで伺いますが、もとまち保育園の民営化はどのようなスケジュールで進められたのか、これまでの経緯を伺います。 145: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  市立保育園の民営化につきましては、平成23年9月に策定されました保育サービスの整備・運営及び提供体制に関する全体計画において方針及びスケジュールが示され、その計画に従って進めてきております。この計画では、民営化は保護者や園児への負担を十分に配慮して、3年の期間を設けて進めることとしております。  もとまち保育園の具体的なスケジュールは、1年目となる平成28年度には、保護者の方々とともに、民営化の基本指針となるガイドラインを作成いたしました。2年目となる平成29年度には、このガイドラインをもとに、社会福祉法人陽だまり会を民営化法人として選定いたしました。それから3年目となる昨年度は、保育の引き継ぎを行いました。特に本年1月から3月にかけては、法人と市がともに保育を行う共同保育を行い、4月からの民営化が円滑に移行できるよう、引き継ぎを行ってまいりました。 146: ◯5番(小坂みちよ君)  丁寧に引き継ぎを行っていたことがわかりました。今後予定されているものがあれば、お聞きしたいと思います。 147: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  4月の民営化以降、これまで無事に運営がなされておりますけれども、6月末までは見守り保育期間として、円滑に引き継ぎがされているかを、3人の市職員が定期的に園に行き、確認をしております。  また、先日、5月24、25日には保護者説明会を行い、見守り保育終了に関する保護者アンケートの実施について説明をし、現在はアンケートの集計を行っているというところでございます。このアンケートも踏まえ、問題がなければ、見守り保育は終了という予定になってございます。  また、今年度に行われる運動会などの行事にも、市職員が参加をいたしまして、その内容について、一緒に確認をしていくということになろうかと思います。  また、今後の園の運営については、定期的に法人、保護者、市の3者が協議をする3者協議を行い、よりよい園運営のために、市も継続してかかわってまいります。 148: ◯5番(小坂みちよ君)  民営化した後も、市が継続し、かかわっていくことがわかりました。  現在の保育ニーズは多様化しております。今後、市立保育園として運営していた保育内容を改善していくこともあるかと思います。その際には、3者協議等で保護者や園と情報共有をしっかりと行い、保護者が納得する形で進めていただきたいと思います。  そこで伺いますが、今後の保育の質について、どのように確保していくのか、お聞かせください。 149: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  まず、民営化法人の選定に当たっては、慎重かつ丁寧に手続を踏んでまいりました。その中で当法人が複数の応募事業者の中から最も高い評価を受けて選定をされたという経緯がございます。民営化のメリットの1つとしては、民間のノウハウを活用するという面がありますので、当法人の保育内容については、ぜひとも、今後のよりよい園運営に生かしていただきたいというふうに考えております。  また一方で、もとまち保育園の保育内容を引き継ぐということがガイドラインでも定められておりますので、3者協議により保護者の了解を得つつ、丁寧に園の運営を進められるよう、市もかかわってまいりたいと思っております。  また、保育の質の確保という点では、市では基幹型保育所システムによりまして、多くの研修や連絡会を行ってきておりますので、当法人の職員にも積極的に参加していただき、保育の質の向上が図られるよう、周知してまいりたいというふうに思っております。  また、公正・中立な第三者機関が専門的かつ客観的視点で保育サービスを評価する第三者評価、こういったものもございますので、こういったものに定期的に受審するよう、法人に促してまいりたいと思います。 150: ◯5番(小坂みちよ君)  もとまち保育園の民営化に当たっては、新たに認可保育所として認可されるために定員が減ったと聞いております。昨年度の待機児童が202人と多い中、定員減をすることは、待機児童対策に逆行するという意見もあったと思います。そこで伺いますが、今年度の待機児童数は何人となったのでしょうか。また、今年度予定しているしんまち保育園の民営化においても同様に定員が減となるのでしょうか。 151: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  待機児童数についてですが、昨年度は202人ということでございました。本年4月の待機児童については125人ということで、77人の減となりました。  待機児童対策といたしまして、今年度4月に2園を開園いたしまして、また次年度も2園を開園する予定でございます。そこで163人の定員拡充をすべく、現在、準備を進めているところでございます。このことにより、さらに待機児童の解消が進むように、こちらについても、市立保育園の民営化と並行して進めてまいりたいと考えております。  次に、定員の件ですけれども、民営化にするに当たっては、新たに東京都の認可を取得する必要があり、基準に合った定員とすることが求められます。そのため、もとまち保育園では総定員は減となりました。しかし、一方で、定員の設定については、待機児童の多い2歳児の定員をふやすなどの一定の配慮をしてまいったところでございます。  しんまち保育園についても、現在、法人と協議中ではありますが、国の示す基準に照らせば、一定の定員減になるということも見込まれます。しかし、法人と協議をし、特に待機児童の多い1歳児、2歳児の子どもをできるだけ多く受け入れられるような配慮、検討をしてまいりたいというふうに考えております。  保育園の民営化は、これまでも議会で説明してきておりますとおり、保育ニーズに対応するため、民間のノウハウを活用するとともに、市の財政負担を軽減していくという面があります。今後の無償化に当たっても、民営化には国及び東京都の補助が充てられるため、大きなメリットがあるというふうに考えております。新規園の整備による待機児童解消、こういったものも並行して進めてまいりたいというふうに考えております。 152: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。待機児童が減ったということはよかったと思います。また、市立保育園の民営化に大きなメリットがあることもわかりました。今年度も新規園の開園準備を進めるとのことですので、遺漏のないよう進めていただきたいと思います。  また、しんまち保育園の定員については、一定の減になるとのことですが、できる限り多くの人数を受け入れられるよう努力をしていただきたいと思います。  最後に、学校グラウンドについて、お聞きします。  夏の暑さが年々厳しくなっています。特に昨年の東京は、最高気温が35度以上の猛暑日が12日もあるなど、記録的な猛暑となりました。そのような中でも、市内の小学生の野球やサッカーチームは、それぞれ学校を使って練習や試合を行っているようでした。熱中症を防ぐために各チームが実行していることを把握していれば教えてください。 153: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  現在、市内の小学校10校には、それぞれ野球チームとサッカーチームがございます。御紹介のとおり、年間を通じて、土日曜・祝日は、学校のグラウンドで練習や試合を行っています。  昨年の夏は非常に暑かったことから、幾つかのチームに熱中症対策を聞いてございます。その中を紹介したいと思います。気温が35度を超えた場合、練習はしないというふうに決めていたり、正午から2時までは休憩時間とする。また、練習時間は30分単位で、休憩時間を十分にとるといった内容から、グラウンドに水をまいたりというような物理的な対策もしているということを聞いてございます。 154: ◯5番(小坂みちよ君)  各チームとも猛暑に備えて練習時間の短縮や中断などで熱中症対策を実施しているということが実態だと思います。しかし、休憩時間を多くとるということは、裏を返せば練習時間が少なくなってしまうということにもなります。この状況を踏まえて、早い時間帯や夕方など、日中の暑さを避ける時間帯を利用者に開放できないかを質問させていただきます。現在、学校開放で利用できる時間帯は何時から何時までになっていますか。 155: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  学校開放につきましては、国分寺市立小学校及び中学校の施設の開放に関する規則というものがございまして、それに基づいて実施しております。お尋ねの学校開放の時間につきましては、土日曜・祝日の午前9時から午後5時までというふうになってございます。 156: ◯5番(小坂みちよ君)  これまでに、この時間を変更したことはありますか。 157: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  これまで、この時間枠を変更した事案はなかったというふうに認識しています。 158: ◯5番(小坂みちよ君)  この国分寺市立小学校及び中学校の施設の開放に関する規則第5条には、学校施設の開放の日時を定めていますが、第5条第2項の規定にかかわらず、特定の事情がある場合は、教育委員会は開放の日時を変更することができるとあります。夏の猛暑時期対策として、この規定を活用し、開放時間の枠を広げることはできないでしょうか。 159: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  確かに規則で規定された開放時間内である午前9時から午後5時の間で活動すること自体に危険が伴う時間帯があるというのは猛暑時期特有のことだと思います。また、比較的涼しい時間帯に活動できれば、子どもたちの安全確保と練習時間の確保によるスキルアップも図ることができますので、猛暑時期のみ開放時間の枠を広げることは有効な対策であるというふうに考えます。  しかし、時間の変更につきましては、各学校の近隣の住民の方の御理解をいただくことが前提になると思います。その結果、全校一律に変更することができないことも想定されますし、また、時間枠が広がることで、各団体、各チームの運営の方たちの負担が現在より多くなるということも考えられます。これらを総合的に捉えて結論を出す必要があるというふうに考えます。  熱中症対策としては、新たな視点をいただきましたので、まずは教育委員会と情報共有して、対応について調査研究させていただければと存じます。 160: ◯5番(小坂みちよ君)  ありがとうございました。確かに近隣の皆様の御理解を得なければなりませんし、各チームの運営事情もあろうかと思いますので、まずは教育委員会と課題などを整理していただいた上で、今後の実施に向けて、御検討をお願いいたします。  御答弁ありがとうございました。これからも疑問に思ったことや、改善していただきたいことなど、市民の皆様のお声を議会に届けていきたいと思います。  最後に、市長からお言葉いただければ幸いですが、お願いできますでしょうか。 161: ◯議長(皆川りうこ君)  どの部分でお答えをいただくということはございますか。 162: ◯5番(小坂みちよ君)  全体を通して、まだ時間がいっぱい余ってしまったので、何か、初めての質問だったので、感想を言っていただければありがたいです。 163: ◯議長(皆川りうこ君)  一応、通告に従ってということでございますけれども、その通告の中で、何か質問していただくのであればということなんですけれども、その点ですか。 164: ◯5番(小坂みちよ君)  では、いいですか。2番のホールについて、市長はどのようにお考えですか。 165: ◯議長(皆川りうこ君)  一旦、質問は終了しておりますけれども、御見解がおありでしたら、御答弁いただければ幸いです。 166: ◯市長(井澤邦夫君)  ホールについては、多くの市民の方が要望しているというのは従来からお聞きしているところでありますけれども、先ほど担当のほうから申し上げましたように、巨額の投資が必要だということになりますので、財政状況等も予断を許さないという状況でありますので、課題がたくさんある中で、優先順位のほうも、まだまだ高いものがたくさんあるものですから、そちらのほうの課題を解決しつつ、御要望として受けとめつつ、考えてまいりたいと、こう思っているところでございます。 167: ◯議長(皆川りうこ君)  よろしいですか。 168: ◯5番(小坂みちよ君)  はい。済みません。ありがとうございました。  以上で終わります。 169: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で、小坂議員の一般質問を終わります。  暫時休憩といたします。                    午後2時14分休憩                    午後2時31分再開 170: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 171: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、だて議員。 172: ◯7番(だて淳一郎君)  国分寺政策市民フォーラムのだて淳一郎でございます。2期目となって初めての一般質問ということで、引き続き提案させていただきながら、建設的な議論をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  通告に沿って質問をいたしたいと思っております。まず1番、安全・安心のくらしについてということで、運転免許証の自主返納支援について伺いたいと思います。ことし4月に池袋で、当時87歳の御高齢の方が運転する車が多重衝突事故を起こしまして、幼い子どもとその母親が亡くなられました。本当に悲しい事故が起こりました。そしてまたつい先日も福岡県でも、皆さんもニュースでごらんになられたかと思いますが、ものすごいスピードで逆走し、また大きな事故が起こったということでございます。事故の詳報は各種メディアで報道されておりますのでここでは特段申し上げませんけれども、それらの事故以外にも、最近は日常的に御高齢の方がアクセルの踏み間違いですとか、高速道路の逆走といったようなニュースが非常に目立っているところでございます。この点についてきょうは質問させていただきますが、あらかじめ申し上げますけれども、交通事故の各種の問題はあおり運転とか、危険な暴走、無謀運転というものは、御高齢の方というよりも、往々にして若い方のほうが一般的には数も、死亡事故の件数も多いという状況でございます。御高齢の方から免許を取り上げるべしというような話では全くございませんので、その点をまず申し添えさせていただきたいと思います。  以前、2016年ごろにも同様の御高齢の方の事故が頻発しており、私も一般質問で2度にわたって質問させていただきました。交通安全とか運転免許の自主返納の促進の取り組みを求めたわけでございますが、その後、当市においては2017年8月より運転免許を自主返納した方にぶんバスの無料パスを配付するというような施策を始めていただき、近隣市に先駆けた取り組みとして大変評価しているところでございます。事業開始からこのぶんPassの事業も2年が経過するところでございますけれども、私も多くの市民の皆さんから大変ありがたいと、御好評の声を伺っているところですが、御担当としてぶんPassの状況はいかがかと、その効果をどのように認識されているかといったところを伺いたいと思います。 173: ◯福祉部長(横川 潔君)  この運転免許証を自主返納した高齢者の方に対して、ぶんバスの無料乗車許可証であるぶんPassを交付する高齢者運転免許自主返納支援事業ですが、平成29年に事業を開始し、以降、着実に交付枚数が増加しており、ことしの5月末時点において累計で880枚を超える交付枚数となっております。本事業によって自主返納にどれだけ結びついているか、その効果を検証することはやや困難でございますが、平成30年度の申請時に提出いただきましたアンケートの結果を見ますと、既に自主返納していた方や未記入の方を除くと、およそ5割の方が本事業をきっかけとして自主返納されたと回答していることからすると、一定の効果があるものと担当としては認識しております。 174: ◯7番(だて淳一郎君)  大変多くの方が御利用いただいているということで、そのアンケートの調査の中でも多くの方がきっかけとして自主返納につながっているという状況が見てとれたということでございます。今回の一連の事故で、まだメディアも相当関心が高まっているというような状況で、連日いろいろな形で報道もされております。本当にこの機会に、なかなか難しい部分はあるかと思いますが、この事業の効果というものもいろいろな手段を使っていただいて、できるだけ検証を行っていただいて、今後さらに自主返納しやすい環境整備に向けて検討を進めていただきたいと思っております。  ただ少し気になっているのが、ぶんバスが走っている地域というのは基本的には交通空白地域と言われていたようなところでございまして、市域の一部ということでございます。ぶんバスをふだんから利用されないエリアの方からすると、ぶんPassのメリットというものはなかなか得ることができないというところもあります。そういった地域の方たちにとっての返納のインセンティブといったところもぜひ今後引き続き御検討いただきたいと思うわけなんですが、その辺の工夫とか取り組みというのは、何か今後お考えいただける余地があるか、伺います。 175: ◯福祉部長(横川 潔君)  自主返納した際の特典というか対応として、ほかの自治体では本市と同様に市営バスの割引あるいは優待券を発行しているところ、そして類似の目的を持った事業として例えばタクシー運賃の助成を行っているところ、またそのほかでは施設利用の割引あるいは買い物優待券を発行しているといった事例もございます。これらの事例の内容を把握しつつ、自主返納支援に関する今後の事業展開につきましては、必要に応じて関係部署とも連携しながら考えてまいりたいと存じます。 176: ◯7番(だて淳一郎君)  よろしくお願いいたします。今、この交通安全の、高齢者の運転に向けてはいろいろな各種の取り組みですとか、あと車の構造を運転しやすい、踏み間違いを防止するような機能なども今どんどん開発されているようでございますので、そういったところもぜひ御研究いただいて、取り組んでいただきたいなと思っております。  そういった意味において、返納者の方への代替の足というところの確保とあわせて、啓発という部分も引き続き力を入れていただきたいと思っています。この自主返納に関しては福祉の観点と交通安全の観点で若干見方が異なるというところは、当然私も承知しているわけでございますけれども、各課で連携を図っていただきつつ、どうしようか迷っている方には選択の一考となるような、また返納を勧めたい御家族のサポートもできるような形での啓発といったところをぜひお願いしたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 177: ◯福祉部長(横川 潔君)  自主返納につながるきっかけは人によってさまざまだと思いますが、市としましてもそのきっかけづくりのために高齢分野で行っております認知症の普及啓発事業、あるいは介護予防事業といったさまざまな場面や地域等で実施しているそういった機会を捉えて啓発を行っていきたいと考えております。  また、自主返納を進めていくには、ただいまの御質問にもありましたように高齢運転手御本人への啓発だけではなくて、それだけではなかなか難しい面もありますので、御家族からの働きかけも非常に重要な要素になると我々も考えております。したがって、当事者である高齢者に対してだけでなく、広くさまざまな世代に対して本事業を認知していただけるよう、関係部署と連携を図りながら啓発に努めてまいりたいと考えております。 178: ◯7番(だて淳一郎君)  わかりました。よろしくお願いいたします。最終的には返納するかしないかはあくまで個人の自由というところですので、行政側が強要することはできないわけですけれども、返しやすい環境整備というのは引き続き警察とも連携していただいて、ぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、1番は終わらせていただきまして、2番の防犯カメラについてでございます。今回の一般質問でもきょう以降、幾人かの方が通告されております。本当につい先日も、これまたニュースで川崎の児童殺傷事件というものもありました。子どもたちや市民の安全を守るために自治体ができることというのは非常に限られているというのはわかっておりますけれども、これは大事な役割であって、できる限り積極的に進めていくべきテーマであろうと思っています。その1つが私は防犯カメラであると考えております。現在、各小学校区に5台ずつということで設置がなされているわけですけれども、この設置したことによる効果というものを市としてはどのように御認識されているのか、伺いたいと思います。 179: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  防犯カメラの設置による効果につきましては、設置した地域においての犯罪等の発生に関するデータの収集が難しいため、数字による効果測定はできないのが現状でございます。しかしながら、防犯カメラがあることによる犯罪抑止の効果は考えられますし、また犯罪発生時の捜査にも活用できることを加えれば防犯カメラの設置の効果は非常に大きい、このように考えているところでございます。 180: ◯7番(だて淳一郎君)  本当に抑止という部分が防犯カメラにとっては意義がある部分かなと私も思っております。  それでは現状、小学校の10校掛ける5台の50台以外にどのような今の防犯カメラの設置状況が当市においてあるのか、簡単に伺いたいと思います。 181: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  今御紹介がございました50台に加えて、国分寺市地域における見守り活動支援事業補助金交付要綱に基づき商店会や自治会・町内会が設置したものが35台となっております。この商店会や自治会・町内会による設置は国分寺駅北口、南口と国立駅北口付近が主な設置場所となっている状況でございます。 182: ◯7番(だて淳一郎君)  補助金をお支払いいただいて、いろいろな商店街とかそういった皆さんがさらに今後増設を検討していただいているような話も伺っておりますので、ぜひその辺とも協力していただきながら設置を進めていくと同時に、私としては行政のほうでもう少しふやしてほしいなというような思いもございますけれども、以前この件を取り上げたときには、現状以上の台数は設置する予定はないというような答弁でございました。一方で、先ほど御答弁いただいたように効果は御認識していただいているということでございます。ぜひ、今後さまざまな防犯の観点、子どもたちの安心・安全という観点の中でこの増設といったものも含めて御検討を進めていただきたいなというところが今回の質問の趣旨でございますが、そのあたりの方向性はいかがか、伺いたいと思います。 183: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  増設ということでございます。防犯カメラの設置に関しては、各公共施設の管理者が必要と考える場合に設置することとなっております。現状といたしましては設置に関する市としての方針、計画のようなものはございませんけれども、昨今の社会状況、または市民要望等を踏まえ、その必要性を検証した上で方針等の作成を今後検討してまいりたい、このように考えております。
    184: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。前回は検討もないというところでしたが、一歩進んで検討の方向性は見えたというところで、よかったなと思っています。ただ設置については過去、議会でもさまざまな観点の中から、プライバシーの問題とかいろいろな問題で議論もあったことも承知しております。ぜひその辺のハードルは当然あるとは思うんですが、前向きに考えていただきたいということを要望させていただきまして、この点は終わらせていただきたいと思います。  続きまして、Lアラートについてでございます。聞きなれない方もおられるかとは思いますが、LアラートのLというのはローカルのLということで、地方とか地域という意味です。災害時における情報発信に効果的なシステムということで、Jアラートとともに近年活用の幅が広がってきております。きょうのところは深掘りはいたしませんで、紹介いただきがてらというような感じで御質問させていただきたいと思っております。  まず、このLアラートについて概要ですとかメリット、当市の導入状況といったものを御説明いただきたいと思います。 185: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  Lアラートにつきましては、東京都が整備している災害情報システムを通じて情報を発信いたします。この災害情報システムに必要な端末は東京都が配備しており、当市における予算計上はございません。また利用方法につきましては、市が発信したい情報を市の端末から入力することで、デジタルテレビなどの多様なメディアに一斉送信させる仕組みとなっております。災害関連情報の迅速かつ効率的な市民への伝達を可能とすることを目的としております。発信する主な情報といたしましては避難勧告、避難指示の情報や、避難所の開設に関する情報となります。当市では平成26年6月より開始しているところでございます。 186: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。予算計上がないということで、なかなか予算書にも載ってこないということで、これまでこのLアラートというものが表に出てこなかった部分もあろうかと思いますが、今御説明いただいたように災害時の混乱に際して正確な情報を素早く市民に提供するといったことが急務、必須でございまして、そういったものに非常に寄与するシステムであろうと私も認識いたしております。これによってテレビとかラジオ、ホームページ、SNS、そういった媒体ごとに入力して情報発信する手間というものが省ける、あわせてミスも、入力ミスとか情報の混乱というものも少なくなるというような利便性のあるシステムであると思っております。本年4月には、都道府県でいうと福岡県も利用を開始しまして、全都道府県からの発信が可能になったということで書いてありました。  私もホームページなどでいろいろと調べたわけなんですけれども、ちょうどつい先日、5月下旬にLアラートに関する全国一斉訓練が行われたということでございますが、この訓練はどういった中身で行われたのかということを御説明いただきたいと思います。 187: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  Lアラートの訓練でございますけれども、本年5月23日の午前9時から、市においては防災安全課事務室にて実施いたしました。全国同時に実施するLアラート合同訓練2019に東京都が参加することから、当市においても訓練に参加したもので、東京都及び都内各市町村も参加いたしました。実施方法としては風水害の発生を想定し、都が作成したシナリオのタイムスケジュールに沿って東京都災害情報システム端末から情報を発信し、その発信情報の確認を行いました。発信情報は避難準備情報、避難所開設情報、避難勧告、避難指示ということになります。市ではタイムスケジュールに沿って職員が専用端末で情報を入力し、テレビのデータ放送を受信することにより入力した内容が反映されたことを確認したものでございます。 188: ◯7番(だて淳一郎君)  わかりました。今後、このLアラートについては機能の拡充がどんどん図られていくというようなことでございます。現状、皆さんの御自宅にあるテレビのリモコンの中に普通のデジタルテレビだとdボタンというのがありまして、dボタンを押すと、そういったLアラートを介して情報が入ってきていると、そのdボタンを押した画面に国分寺市なら国分寺市のそういった避難情報といったものが出るというような仕組みであると。さらには今後拡充する内容として、例えば車に乗っている場合はカーナビとかにそういった情報が配信されたりとか、ラジオ、新聞、ネット関係等いろいろなところに一斉に送信されるということでございます。こういった本当に誰もが使える仕組みということで、ぜひ多くの皆さんに知っていただくということが大事かなと思っているんですが、このLアラートについては市民向けに何か市報などで周知されたりとか、そういった計画というのはあるんでしょうか。少なくとも私はつい最近までこのLアラートのことは知らなかったわけなんですが、その辺はいかがか、状況を教えていただきたいと思います。 189: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  既に平成26年に運用を開始し、市民にとって非常に有用なシステムでありますけれども、認知がまだまだ不十分だと思っております。これまで市のホームページとか市報によりLアラートについて周知したことはございません。今後、市民が有用に活用できるよう、さらに周知を徹底してまいりたいと、このように考えております。 190: ◯7番(だて淳一郎君)  ぜひお願いします。知らないと使えないので、何らかの形でやっていただきたいと思います。今後は防災アプリなどとも、当市はやっておりますけれども、いろいろな形で連携もしていくというような話もありますので、このLアラート、ぜひ周知とともに引き続きの情報収集というところをお願いしたいなということを要望させていただきます。  それでは、続きまして(4)国立駅北口の安全対策として伺います。ことしの3月、国立駅北口広場の整備が終了し、大変きれいになったわけでございます。あそこは市域は国立市ということでございますけれども、利用者の多くは国分寺市民の方です。協調して円滑な利用を進めてもらいたいというような意見は、建設前からこの議会の中でも多くあったわけでございます。完成後数カ月たちまして、私のほうにもいろいろと市民の皆さんから御意見をいただいていますけれども、そのうちの声の多い2点をきょうはお伝えさせていただきたいなと思っています。  まず1点目が、朝の通勤時間帯なんですが、国立駅北口にコーヒー店がございますけれども、そこの前に短い横断歩道がございます。そこを渡る人の流れが朝の通勤時間帯は途切れないんです。車もその関係でなかなか横断歩道を渡っていけないというような状況でありまして、ほんのわずかな隙間を車が急加速して行かないと全然進めないと、詰まってしまうというような状況があるわけでございます。私も選挙があった関係でよくその時間帯にあそこに最近いたわけなんですけれども、ひやっとする場面というのを何度も見ておりました。これはそのうち大きな事故が起きてしまうんではないかというような懸念をしているわけでございますが、御担当としてこの危険な状況というものをまずは把握されているのか伺いたいと思います。 191: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今御指摘のありました国立駅北口交通広場東側の小さな横断歩道になります。こちらはちょうど一方通行の入口になっており、かなり市民の方もバスで来られた方が降りてそこを通過していくということで、車と人の流れがかなり一体化してしまっているというような状況であるということは十分に把握しているところでございます。また、こちらのすぐ隣にぶんバスのバス停、停留所もございますので、我々の担当のほうでも十分に確認させていただいているところでございます。 192: ◯7番(だて淳一郎君)  御認識はいただいているということなんですけれども、管理者は国立市のほうだというところでございますが、国立市のほうとは、この安全対策について、そこ以外の部分も含めてですが協議というのは完成後に行われているのか、その辺を伺いたいと思います。 193: ◯建設環境部長(中村隆生君)  ぶんバスの停留所、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、ちょうどそちらから降りて必ず国立駅のほうに行くときはその横断歩道を渡る形になります。そういったことで、バスの運行事業者も含めて国立市に対しては協議のお話をさせていただいているところでございます。またその際も、国立駅全体の安全対策という部分についても一定協議はさせていただいているところでございます。 194: ◯7番(だて淳一郎君)  この横断歩道の部分については、何らかの安全対策を求めたいなと思っています。朝の時間だけでも、例えば何か交通整理の方を配置していただくとか、市域のことも含めるといろいろと難しい部分も当然あるかもしれません。ただ、明らかに歩いている人も、車を運転している人も大体が国分寺市民かと思います。そういった市民にとって明白なリスクが見えている以上は、できる限り手を打っていただきたいという思いでございます。国立市との協議を引き続きしっかりと進めていただくよう要望すると同時に、もし国立市のほうでなかなかやっていただけないというようなところがあれば、国分寺市民のために何らか国分寺市としても御対応いただくといったことも視野に入れていただきますよう、これはあわせて要望としてお願いさせていただきたいと思います。  もう一点は送迎の車でございます。これも建設前から非常に議論があったわけでございますけれども、結局そのままでき上がってしまったということで、現状としては駅舎側のバスやタクシーの乗降場所に送迎の乗用車が停車して乗り降りされているわけでございます。その影響もあってか、あの辺にいるとバスとかのクラクションが結構聞こえるんです、よく聞こえます。間もなく梅雨に入るということで、雨の際にはさらに送迎の車がふえるということが想定される中で、この周辺の路上で迎えをするための待機の車の状況も含めて、今後トラブルにならないことを祈るばかりなんですけれども、今現在の形でもう完成してしまっておりますので、正直なかなか対応が難しいところはあろうかとは思うんですが、この件について御担当としてどのような見解をお持ちか、伺いたいと思います。 195: ◯建設環境部長(中村隆生君)  こちらの国立駅北口交通広場内には、キス・アンド・ライドというような施設がない状況になります。こちらの件についても国立駅の御協力がなければ進まない話になります。また、今御指摘のありました脇の路地、そちらのほうも国立市域がほとんどのところで、そちらのほうにとまって待っているというような状況というのは、私もほうでも把握しております。そういった事情を我々としましても国立市にお話しさせていただきながら、またあわせて交通管理者である、立川警察署になると思いますけれども、そういった部分を含めて御協力をお願いしてまいりたいと思っております。 196: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。市民のために、ぜひ前向きによろしくお願いしたいと思います。  それでは、1番を終わらせていただきまして、2番の教育行政について伺います。(1)プログラミング教育ということで、いよいよ来年度から新学習指導要領がまず小学校で全面実施となります。私も3年前に初めてこの件を質問させていただいたときには、まだ随分先の話だなというような思いでおりましたけれども、早いもので1年を切るところまで迫ってまいりました。新学習指導要領に対する準備とか、そういったものも佳境になっているかなと思いますので、またここで改めて質問させていただきます。  まず、プログラミング教育についてでございますが、以前伺った際にはまだ研究途上といったところもあるという言葉も御答弁の中でございました。そのときから1年半ぐらいが経過しておりますけれども、改めて伺いますがプログラミング教育というのはどういったものなのかといったところを簡単に御説明いただけますでしょうか。 197: ◯教育長(古屋真宏君)  プログラミング教育の趣旨というところでございますが、基本的にはさまざまな教科横断型の学びの中でプログラミング的思考を育成していくというようなものでございます。したがいまして、パソコンを活用してプログラミングをするというだけではなくて、論理的な思考を促す、育成していくというような内容になっております。 198: ◯7番(だて淳一郎君)  その辺は以前も伺わせていただきまして、私も難しい中ではあったんですが、理解に努めたところでございます。子どもたちがプログラミングというところにどれだけ親しみを持ってやってもらえるかというのが、本当にこれからの課題かなと思っています。  では、具体的な授業の中身の部分について少し伺いたいと思います。現状、第六小学校が推進校として先行実施され、研究されておりまして、今年度が2年目と伺っております。これはどういった取り組みを行っているのかといったところも含めて、プログラミング教育の中身の部分を少し御説明いただきたいなと思います。 199: ◯教育長(古屋真宏君)  次年度から全面実施となります新学習指導要領に基づいたプログラミング教育ということで、先行的に第六小学校で都の教育推進校の指定を受けまして研究を進めているというところでございます。  第六小学校におきましてはロボットを教材といたしまして活用して、コンピューターでその動きをプログラミングすると、プログラムすると、そしてロボットを動かしてみるというような授業研究を昨年度行いました。また、実際にコンピューターを活用しない学習ということについても研究しておりまして、例えば低学年でおもちゃのつくり方とか、あるいは掃除の仕方を手順化して、その順番を考え合うといったことでプログラミング的な思考を促す、そういう能力を育てていくというような実践を行っているところでございます。 200: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。今の御答弁の中にもロボットというような言葉がございました。ことしの施政方針にもございましたが、感情認識パーソナルロボットといったものを試験的に複数校に設置するということでございました。たしか予算特別委員会ではどなたもこの点について質問されていなかったと認識しておりますので、また改めてここで伺いますが、某有名ロボットということで伺っているところでございますが、こちらの導入時期とか、どのような活用が今後なされていくのかといったところ、あと台数なども含めて少し教えていただけますでしょうか。 201: ◯教育長(古屋真宏君)  本年度予算でお認めいただいた部分でございますけれども、3台の感情認識型ロボットの活用といったことを考えております。導入については、ICTの入れかえ等もございますので9月以降を想定しております。活用の仕方につきましては、プログラミング教育の一環ということで動く、話す、タッチセンサーとか音センサー、また画像を映すといった動作をロボットが行うようなプログラムを児童・生徒がして、授業等で活用するということを想定しております。  それだけはなくて、実際にプログラムしたものを全校集会でロボットを動かしてみるというようなことで、全校で見合って学び合うという場面ですとか、あるいは公開授業のときに保護者や地域の皆さんにもその様子をごらんいただいたり、また学校の紹介をするような場面もできたらいいなと思いまして、多様な活用を今考えているところでございます。こういうものを活用しながら、一歩進んだ国分寺市の学びを進めていけたらなと思っております。 202: ◯7番(だて淳一郎君)  本当に時代が変わったなというようなところを、まだ私も若造ではございますが、20年ぐらい前に学校へ行っていた立場としては思うわけでございます。本当にこれからの時代を担う子どもたちにとっては必要な素養だと思っておりますので、まだ少し時間がございますので、さらに着実に進めていただきますようお願いいたしたいと思っております。  それでは次の点、同じ学習指導要領の関係ですがアクティブラーニングということで、またこちらも伺います。新学習指導要領上は主体的・対話的で深い学びですけれども、言いづらいので私はアクティブラーニングで通しますが、答弁はどちらでも結構です。これも定期的に質問させていただいてまいりました。ここに来て、いよいよ教科書もこのアクティブラーニング仕様のものがお目見えしつつあるというようなことも伺っているところでございます。新学習指導要領の一番の目玉と言われているわけでございますが、従前から申し上げているとおり授業スタイルの変更というものも余儀なくされるというような部分もあって、特に教員の皆さんへの負担というものも課題になっていたわけでございます。当市においてはこの間、移行期間として取り組んでいただく中で、研修などにも励んでいただいてきたかなと思うわけでございますが、その取り組みとか成果、移行期間の中での活動についてお聞かせいただきたいと思います。 203: ◯教育長(古屋真宏君)  新しい学習指導要領の1つのキーワード、重要なキーワードになっておりますがアクティブラーニング、新学習指導要領の中では主体的・対話的で深い学びという言葉になっております。その実現に向けまして授業改善をこれまでも行ってきたということで、学び方が大きく変わるというよりも、授業改善の視点とお考えいただけたらありがたいなと思っております。これまでも当然主体的で対話的な深い学びといったものはやってきましたけれども、それをさらに強めていくというところでございまして、子どもたちがさまざまな問題や課題に対して主体的に考えて判断して解決していく、そういう授業スタイルがさらに充実していくと考えております。  この移行期間の中で教員研修におきましても、例えば校内研修のテーマとして主体的に学ぶ児童、あるいは学びに向かう生徒の育成といったテーマを掲げて各学校も研究を深めていただいております。また、こういう主題の中で市や都の研修も行われておりますので、そういうものに参加しながら教員も学びを深めているところでございます。  本市におきましては特に昨年度、本市の研究指定校でありました第九小学校で主体的・対話的で深い学びを研究テーマといたしまして、2年間研究を進めてまいりました。児童の意識アンケートの中では、問題を解けたときに算数が楽しいと感じた児童が増加するなど、その効果が上がってきているなということを実感しております。研究発表も行いましたので、その研究の成果は市内の小・中学校にも生かされていくものと思っておりますし、また我々教育委員会も学校訪問した際にはこの視点での指導、助言も十分に行っているところでございますし、これからも行っていきたいと考えております。 204: ◯7番(だて淳一郎君)  大変よくわかりました。ありがとうございます。このアクティブラーニングの場面においては、よく言われているように教員の立ち位置が若干教える側というよりも進行役というかファシリテーターというような役割が大事になってくるというような見方もあるわけでございます。非常にスキルとして難しい部分もあるのかなというところで感じておりますが、今教育長から御答弁いただいたようにしっかりと当市においても研究や研修をしていただいているということで安心したところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  最後に、評価について端的にお聞かせいただきます。来年以降の評価のあり方、いろいろ学習指導要領が変わる中で評価のあり方はどのように変わっていくのかというところを伺いたいと思います。 205: ◯教育長(古屋真宏君)  学習評価のあり方ということでございますが、本年3月に文部科学省から学習評価についての通知も出たところでございます。新学習指導要領においても評価を指導に生かしていくということが教育活動の根幹であると、いわゆる指導と評価の一体化ということはこれまでと変わらず、再確認されたところでございます。ただ評価の観点につきましては、各教科等で内容と目標がその育てるべき資質、能力の3つの柱で整理されましたので、4観点から3観点に変更になったというところでございます。3観点を申し上げますと、1つは知識・技能、2つ目として思考・判断・表現、3点目として主体的に学習に取り組む態度、この3観点で評価を行っていくというところでございます。  今後国や都から示されます評価方法の資料等を踏まえまして、評価のあり方についても各学校にしっかりと指導してまいりたいと思っております。 206: ◯7番(だて淳一郎君)  わかりました。これから来年に向けて最終準備に入っていくと思われます。ぜひ教育現場と一体となっていただいて、進めていただきたいということを要請いたします。  続いて3点目、プールの日よけということで伺いたいと思います。昨年の災害級の酷暑で学校体育館のエアコン設置については、今議会でも多くの議員が取り上げることとなっておりますが、私も体育館へのエアコン設置は求めている立場ですけれども、課題もあって、どちらにしろ、一朝一夕にできるものではないという認識でおります。ことしの夏の気温についても、気象庁の予報によると平年並みと今は言われていますけれども、その平年がどんどん高くなっているので対策というものは必要だろうと思います。  夏の授業のメーンはプールでございまして、この6月中旬ぐらいからは授業が始まっていくということです。体育館もさることながら、プール自体にも猛暑対策といったものを施す必要性があるのではないかと感じております。その1つとして直射日光を遮る日よけといったものの設置を提案させていただきたいと思っておりますが、今回資料をお出しいただきまして、ありがとうございました。この資料によると小学校で5校、中学校で4校ということでございますが、この資料の中で言っている日よけというのは見学者が一時待機できるような日よけということでよろしいのか、そこだけ伺います。 207: ◯教育部長(堀田順也君)  現在、資料で御提示させていただいた各校につきましては、プール授業の見学者用ということで設置されているものだということでございます。 208: ◯7番(だて淳一郎君)  見学者の方が日ざらしにならないようにということで、この状況が今あるということでございます。私が今回求めたいのは、見学者の方もさることながら、プールサイドで授業を受けている子どもたちが待っている時間に直射日光にさらされるといったことも当然あるわけでございまして、本当に暑い日差しの中、プールサイドで待機している時間というものがどれくらいなのかということは私もつぶさにはわかりませんけれども、それなりにあるのではないかと。特に児童数の多い学校については、恐らくそれなりの人数で授業も行われているんじゃないかなと思っているわけでございます。そうなると必然的に待ち時間も長くなってしまうんじゃないかと考えるわけなんですが、そのあたり、教育委員会としてはプールの授業のプールサイドでの待ち時間というのはどのように把握されているか伺いたいと思います。 209: ◯教育部長(堀田順也君)  何分ごとに交代でプールで休んでいるかというのは、恐縮ですが正確な時間は把握できてございません。小学校ではまず男女それぞれ2列に並んで整列いたしまして、全員で準備体操を行った後、水になれるということで、全員でまずプールに入ります。潜ったりしてまず水になれるということをして、その後列ごとにプールの中に入ってバタ足をやるとか、けのびするなどの指導をするわけでございますけれども、全員でプールの中に入るときもございますし、列ごとに入るときもありますので、全体でプールに入っている時間については恐らく授業時間の6割ぐらいになるのではないかなということではございますが、正確な時間まではつかんでいないという状況でございます。 210: ◯7番(だて淳一郎君)  学年によってもいろいろ授業の進度というのもあるでしょうから多少違うんだと思います。しかしながら、それなりに待ち時間はあるということで考えると、部分的にも直射日光を避けられるようなスペースというのがプールサイドに必要ではないかと思っています。これだけ暑いさなかですので、そういった余地が全くないというような状況ですと子どもたちの安心・安全といったところで懸念があるなと私自身は考えているのですが、そのあたりはいかがでしょうか。 211: ◯教育部長(堀田順也君)  御指摘のとおり、授業を受けている子どもたちがプールサイドで日よけというものが設置されているかといったことについては、そういった施設はないというのが現状ではございます。昨今の酷暑に伴う熱中症対策の1つとして考えられる手法ではあると思いますが、現時点では各校の授業のあり方であるとか、プールの構造上の問題等々がございますので、現在あるものも活用しながら、そうした運用についてどういった形が適切かということは学校と考えてまいります。 212: ◯7番(だて淳一郎君)  おっしゃるとおりスペースとか技術的なところも課題としてあると思いますので、その辺も含めて必要なストックだと私は思っていますので、ぜひ今後御検討をお願いしたいと思っています。  (4)の置き勉については端的に伺わせていただきます。昨年9月の文部科学省の通知を受けて、昨年の決算特別委員会でも一定当会派の及川委員からでしたか、議論がありましたけれども、その後、子どもたちのいわゆる置き勉について何か変化があったか伺いたいと思います。 213: ◯教育長(古屋真宏君)  昨年9月に文部科学省から通知をいただきまして、それを踏まえて周知を図ったところでございますが、それ以降については都や国からも通知はございませんし、我々としましてもこれまでどおりの対応で進めさせていただいているところでございます。 214: ◯7番(だて淳一郎君)  当時のお話ですとリスト化されたものを当初配ってあるとか、そういった話で対応していただいている部分があるということなんですが、特に低学年なんかは教員が都度指導しなければいけないと、なかなか置いていっていいもの、いけないものというのが判別がつかないというようなことで、結局全部持ち帰っているというような実態もあると思っております。その辺の対応を今後どこまで細かく行っていけるかといったところをぜひ御検討いただきたいと思っているんですが、そのあたりの今後の方向性について伺いたいと思います。 215: ◯教育長(古屋真宏君)  学校だより等でも保護者に通知させていただきましたけれども、一定程度それから期間もたっておりますので、改めて学校に確認しまして、保護者また児童生徒にも安全面、健康面を踏まえて徹底できるように指導してまいりたいと考えております。 216: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。子どもの健全、健康な育ちのために、1つの観点としてよろしくお願いしたいと思います。  それではこの点を終わらせていただきまして、3番の窓口業務について伺わせていただきます。業務委託等の効率化というところで伺います。本庁舎における各種証明書の発行ですとか転出入の手続等、市民課の窓口業務についてでございますが、3月、4月の繁忙期以外にも1階の市民課窓口には日々多くの市民の方が手続に来られております。かなり混雑している状況も頻繁に見られて、待ち時間が長くなってしまうと、そういった日もあるということであります。窓口業務の効率化とスムーズな対応への検討というものは重要な課題でございまして、その手法の1つとして業務委託といったものは総務省も推進しているわけであります。この4月からはお隣の小金井市も窓口業務の一部委託を開始したと伺いました。当市においては改選前の総務委員会において調査事項などで調査を進められておりまして、現状では業務委託を行わないというような判断に至ったということが報告されておりますけれども、まずその判断に至った理由について確認させていただきたいと思います。 217: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  窓口業務の委託化ですけれども、こちらについては昨年度の市民課窓口の委託化に向け、近隣市を視察しました。あわせて事業者からのヒアリングを行い、検討してまいりました。窓口業務を委託する際には、委託先の職員が執務するスペースの確保とともに、あと市職員は審査する業務がありますので、そちらのほうの人数も含めたスペースが必要ということになり、その結果として執務スペースの不足という部分が確認されました。あわせて、執務スペースが確保された場合ですけれども、そのときには当然費用対効果も確認しなければいけませんので、費用対効果を確認したところ、そちらのほうも今は民間の景気動向等で人件費が高騰しているということもありまして、費用対効果が出ていなかったということもあわせてあります。  それで今後ですけれども、今現在新しいIT技術もいろいろ出てまいりますので、そういうものを組み合わせた形で効率的な窓口業務を今後とも検討していく必要があると考えております。 218: ◯7番(だて淳一郎君)  ありがとうございます。現状のこの庁舎の状況ではなかなか効率化が図れないということで、今のところは断念、とまっているという状況ということを理解いたしました。  では、今後庁舎の建てかえといったことが当然大きな課題になっていくわけですが、それに際してはどうかというところが今回伺いたいところでございます。建てかえの大きな目的の1つにワンストップサービスといったものの実現、窓口機能の拡充、効率化といったものがあると思っております。その実現に向けてこの窓口業務について、今はとまっているわけでございますが、今後どのような方向性を持っておられるのかといったところの見解を伺います。 219: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  今後の方向性ですけれども、国分寺市新庁舎建設基本構想の基本方針に利用しやすいという庁舎像を示しております。そのため、誰もが快適な中にも利用しやすいワンストップサービス等を視野に入れたサービスと空間を確保できるよう、そのような窓口を目指していきたいと考えております。 220: ◯7番(だて淳一郎君)  誰もが利用しやすいというのは、まさに一番大事な観点だと思っています。このワンストップサービスを達成して待ち時間を短く、またスムーズな対応を行っていくためには課題も多くあるとは思います。しかしながら市民と行政の最前線でありますから、市の全体的なイメージを左右する大事な役割を担っている窓口業務といったところの検討というものは非常に大事だろうと考えています。  そこで伺うんですが、今後新庁舎建設に向けた窓口業務の検討というのはどのような体制の中で行っていくおつもりなのか、教えていただきたいと思います。 221: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  新庁舎建設に向けた窓口業務の検討ですけれども、こちらについては現在、ワンストップサービスのために複数の部署の窓口連携を新庁舎では必要と考えております。このためには新たに検討する組織を立ち上げ、進めていくことを考えています。その内容としましては、窓口業務の実務者による検討組織を立ち上げていくと。現在、ほぼ立ち上げのスタートは切ったところでございます。この組織の中で窓口サービスにおける市民サービスの向上、それと業務の効率について、新庁舎建設を視野に入れた必要な検討を進めていくと。また、あわせて現庁舎における窓口サービスの課題解消にもつなげていきたいと考えているところでございます。 222: ◯7番(だて淳一郎君)  もう既に新しい検討組織が立ち上がっているというような御答弁でございました。今後どういった内容を議論されていくのかというところはこれからになっていくのかなと思っているところでございますが、本当に先ほど申し上げたとおり、市民の目線からすれば窓口の皆さんと接するところが一番多いわけでございますので、できる限り市の顔としてふさわしい窓口というものを今後、新市役所の実現に向けて検討を進めていただきたいということを要望させていただきたいと思います。  それでは、続いて(2)体の不自由な方や外国人への対応ということで伺いたいと思います。窓口には障害をお持ちの方ですとか、御高齢の方も多く来られるかと思います。特に体の不自由な方も日常的に窓口にお越しになられて手続などをされているかと思いますけれども、そういった方々に対してどのように市として窓口の前後で対応されているかといったところ、これはハード面、ソフト面でいろいろあると思うんですが、そのあたりを少し確認させていただきたいと思います。 223: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  市民課の例になりますが、まずはハード面につきましては、正面玄関のスロープや入口の間口を車椅子が通れるか否かというところ、それとだれでもトイレ等々バリアフリーに配慮した構造となってございます。ソフト面につきましては、市民課の待ち合いフロアに案内係として嘱託職員を配置して受付案内等を配慮しているほかに、車椅子の方に記載台として利用していただける机を配置したり、筆談可能なキットの用意をしたりして、来庁者に配慮した対応を行っているところでございます。 224: ◯7番(だて淳一郎君)  お体の不自由な方への対応として、もちろんバリアフリーというのは当然のことだと思います。そのほかのところも、今幾つか例示していただいたわけでございますけれども、これも今後の新庁舎に向けては、いろいろな障害をお持ちの方がいらっしゃるわけでございますので、さまざまな観点からあらゆる障害をお持ちの方であっても、先ほどおっしゃったように便利に誰もが使いやすいといったところの観点を忘れずに、引き続き御検討いただきたいなと思っているところでございます。本当に充実を求めたいと思います。  また外国人の方についても、近年在住者の方が増加傾向ということで認識しております。今後入管難民法の改正などの影響も少なからずあると思いますのでこれがさらに顕著になっていく見込みであり、窓口を初め市役所の対応というものも検討の必要性が高まっていくと思います。  まず、市内の外国人の方の在住者の状況というものを、推移を少し教えていただきたいと思います。 225: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  外国人の人口の推移ということでございますが、平成28年からことしまでのところで申し上げますと、いずれも4月1日ベースで、平成28年が1,850人だったのが、平成29年は1,917人(67名増)、平成30年は2,153人(236人増)、ことしは2,437人(284人増)ということで3年間で587人増、特にこの2年間では236人、284人ということで推移してございます。この傾向につきましては、先ほどの入管難民法もそうですが、オリンピック・パラリンピックもありますので、大会に向けて、また今後もこういった傾向は続いていくのではないかと考えているところです。 226: ◯7番(だて淳一郎君)  入管難民法の影響は多分これからどんどん出てくるのかなというところは思っています。本当に多くの方が国分寺市に移り住まわれてきているということで、いろいろな国の方がいらっしゃいますから、なかなか窓口での対応も非常に難しい部分もあるのかなと思っています。英語は当然窓口の職員の方でも一定お話しいただける方が多分いらっしゃるんだと思いますけれども、そういった日本語が話せない外国人の方が窓口に来られた際の対応というのは現状どうなっているのか、伺いたいと思います。 227: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  現行の市民課における外国人への対応につきましては、今お話があったように英語圏の方については一定職員で対応しているところでございますが、それ以外の対応につきましては、基本的に通訳ができる方が同行するケースがほとんどでして、特段の対応はしていないというか、必要がないという状況でございます。 228: ◯7番(だて淳一郎君)  現状はそういった形で誰かついてきてくださっているということで対応していただけているということなんですが、伺うところによると、翻訳機みたいなものは、当市においては窓口に特段配備されていないというようなことでございました。最近ではそういった翻訳システムというものも高性能なものがアプリですとかで提供されていますし、現在そのような機材がないという状況の中で、仮にそういった方に通訳の方が同行していない場合にはなかなか対処がきかないということも、まれにあるのかもしれません。今後さらにふえていく中で、そういった効率化の観点からもそういった翻訳機なども今後御検討していただいてもいいのかなと思っています。小金井市との市境にある情報通信研究機構でもそういった研究をされていらっしゃるということで、いろいろな自治体と実証実験などもされているということで、市役所の専門用語にも対応したような翻訳機も今研究が進んで、綾瀬市なんかはもう入っているというようなことも伺っておりますので、その辺もぜひ今後研究いただきたいと思っております。これは要望にとどめます。  (3)休日開庁時の混雑について伺います。平日にはなかなか窓口へ来られない市民の方にとっては、休日開庁の取り組みは本当に助かるものでございます。利用が多い分、かなり混雑しているというような声も伺いました。ことしの5月のゴールデンウイーク、10連休明けということもあって大変混雑したということで、60人待ちですか、住民票1枚とるのに2時間近くかかってしまったというような御意見を、私のところでも伺っているところでございます。現状として、休日開庁のときにおける来庁者の状況というのを簡単に伺いたいと思います。 229: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御質問の休日開庁ですが、4月と8月を除く第2土曜日の午前中に実施しております。市民課と保険年金課で実施していますが、平成30年度の実績として10回、1,199人ですので、平均120人の方がお見えになっているという状況でございます。 230: ◯7番(だて淳一郎君)  本当に繁忙期以外にもたくさんの方が来られているということで、かなり混雑しているということです。そういった状況も踏まえて、人員体制なども含めて混雑緩和への対策を検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 231: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  休日開庁における窓口の混雑緩和につきましては、証明発行はサービスコーナーやコンビニエンスストア交付を御案内して、本庁以外での証明取得の御協力をお願いしている状況があります。今後の対応につきましては、これまでの混雑状況と開庁時間を考慮して、混雑緩和とスムーズな対応が図れるよう、対応可能な人員体制の検証と窓口の効率化の工夫を考えてまいります。 232: ◯7番(だて淳一郎君)  よろしくお願いいたします。  最後の(4)国立駅前市民サービスコーナーについて端的に伺います。ここの休日開庁は、国立市と共同ということもあってまだできていない状況がございます。今申し上げた本庁舎での休日開庁の混雑緩和という観点も含めると、こちらも今後検討の課題としては休日開庁というところと、あと今後は機能のさらなる拡充といった可能性が模索できるのかどうかといったところを今後検討していただきたいなと思うのですが、この部分についていかがでしょうか。 233: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  国立駅前市民サービスコーナーにつきましては、市民サービスの向上と利便性の確保のため業務の拡大、休日開庁について必要性は認識しているところでございますが、こちらにつきましては国立市との共同利用施設でございまして、業務については両市で同じサービス提供をすることを前提に調整してまいりました。それで現在の取り扱いに至っています。開設後1年を経過しましたので、今後の行政を取り巻く状況や市民ニーズの変化を把握しながら研究してまいりたいと思います。 234: ◯7番(だて淳一郎君)  国立市との兼ね合いもありますけれども、今後、市役所を取り巻く状況というのはいろいろな変化が見据えられておりますので、今回はこの程度にとどめさせていただきますが、今後状況が見えてきましたら、また改めてこの点についてはお願いしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 235: ◯議長(皆川りうこ君)  以上でだて議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後3時31分休憩                    午後3時42分再開 236: ◯議長(皆川りうこ君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 237: ◯議長(皆川りうこ君)  続きまして、尾澤議員。 238: ◯21番(尾澤しゅう君)  それでは、本日最後の質問者となります。よろしくお願いいたします。  休憩時間にどうやら30分で終わるというような空気が醸成されておりまして、全く私は自信がございませんが、しかしながら不可能ではないとも思っております。それには皆様の答弁次第ということがございます。どうか「やります」、「できます」、「順調です」の、この三択で答えていただければ、私のほうも善処して30分で終わるということを目指していきたいと思っております。よろしくお願いします。  こんなことを話しているから30分で終われないのですが、では、早速質問事項1番、道路行政について。こちらの当該箇所は市道西52号線ということで今回記載させていただいておりますけれども、この当該場所につきましてはひかりプラザの北側、ひかりプラザに面した道路でございます。こちらは各種イベントも多数開かれる広い道路でございまして、地域の方々には本当に便利に使っていただいている反面、市内で私は最も舗装状況が悪い、そもそも砂利で舗装されていない、そんなような状況の道路でございますけれども、これは本当に危険と言っても過言ではないぐらい穴があいていたり、ひびが入っていたり、本当に水たまりもできやすいような、そんな状況でございました。そんな道路状況でありましたけれども、当時の担当課長を筆頭に行政の皆様の多大なる御尽力のおかげでこの平成31年度からしっかりと舗装していくと、抜本的な道路の舗装をしていくというような方針をまとめていただいて、現在工事をしていただいているところでございます。これも当時の担当者、今まさにここに部長としていらっしゃる建設環境部長だと思っておりますので、この後の答弁も自信満々で答弁していただければ幸いなんですが、現在、この市道西52号線についての工事の進捗状況というものを初めにお伺いしたいと思います。 239: ◯建設環境部長(中村隆生君)  こちらの道路につきましては、以前より道路の舗装が悪く、非常に危険だという状況でございます。昨年度に測量、設計を実施しております。今年度に入り、工事は既に着手しております。現在はL型側溝を設置している状況でございます。非常に順調に進んでいると考えております。最終的には舗装も新しくしていく予定でございます。 240: ◯21番(尾澤しゅう君)  今、答弁がありましたとおり順調に進んでいるということでございます。各種諸課題をしっかり乗り越えていただいて砂利等もないような形の整備を、しっかりと舗装されてイベント等も開催して、かつ障害者や足の不自由な方々にも安心して通っていただけるような道路に整備していただけると考えております。  また、1つだけ懸念がございますけれども、この当該箇所におきましては10月にひかりまつり、平兵衛まつりという形で、国分寺市内の西側においては最大のイベントでございます。このイベントまでにしっかりとこの道路工事が完了するかどうか、これが地域にとって懸念されているところでございます。この工期について、しっかりとイベント開催までの工事が完了するかどうか確認したいと思いますので、あえて改めてここで確認させていただきたいと思います。 241: ◯建設環境部長(中村隆生君)  工事の工期につきましては8月上旬までとなっており、10月に予定されるひかりまつりには十分間に合うという考えでございます。道路を供用しながらの工事となりますので、安全に対応してまいりたいと思っております。 242: ◯21番(尾澤しゅう君)  ありがとうございます。地域の要望にもしっかり応えていただいて、イベントまでには道路工事も完了するということでございます。この後も順調に安全にしっかりと工事を進めていただければと思っております。時間もないので次に移りたいと思います。  西町三丁目の交差点の改良について、こちらは前期からも続いてずっと進捗を確認させていただいているところでございます。改めて現在、この交差点改良の進捗についてお伺いしたいと思っております。 243: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今年度は用地取得と道路設計を実施する予定でございます。用地取得につきましては東京都の補助金を受ける予定であり、現在都の補助金に係る手続を進めているところでございます。早ければ6月下旬から順番に用地取得を行っていく予定でございます。また、道路設計については、今年度は雨水管等の埋設物移設に関する設計を中心に実施しており、埋設企業者との調整を進めているところでございます。 244: ◯21番(尾澤しゅう君)  こちらも順調ということでございます。地域の皆様からも本当にいい交差点改良をやっていただいていると、市の計画もいい図面だという声をいただいているところでございます。引き続きしっかりと工事完了まで進めていっていただきたいと思いますが、改めてここでも工事の完了はいつごろになるかということを確認させていただきたいと思っております。 245: ◯建設環境部長(中村隆生君)  今回、第1回の定例会の建設環境委員会においても御報告させていただきましたけれども、予定どおり令和4年度末の完成を目指しているところでございます。当該交差点につきましては現在も供用中でございます。安全には十分に配慮しながら進めてまいりたいと考えております。 246: ◯21番(尾澤しゅう君)  工事完了の時期については、年号が変わりまして令和4年度末ということになりましたけれども、従前の計画どおりの期間ということでよろしいですか。はい。それでは、確認させていただきましたので、次に移りたいと思います。
     次は無電柱化について質問させていただきたいと思っております。こちらについては先般、日本経済新聞を拝見したところ、このような記事がありました。国土交通省は、災害時の物資輸送に重要な道路を対象に、電力会社や通信会社に電柱を撤去させる新たな制度を設ける。重要区間を指定し、10年間の猶予期間終了後は、道路の利用許可を更新しない。これは、これまでの電柱の新設に対する制限という仕組みがあったものの、既にある電柱を強制的に撤去させる、そのような制度でございます。これが新聞報道で取り上げられておりまして、電柱を撤去する、また会社への損失補償というのは原則行わないというのが基本方針だそうで、余りにも費用が高くなる場合は個別に国が対応していくというような方向だそうですが、こちらのことについて、今、市としてどのような把握をされているか、お伺いしたいと思っております。 247: ◯建設環境部長(中村隆生君)  国土交通省の無電柱化推進に関する検討会の中でそのような議論がされていることは承知しておりましたが、まだ検討段階で詳細は決定していないとも認識しております。今後、市のほうにどのように関連するかも含めて、引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えております。 248: ◯21番(尾澤しゅう君)  無電柱化というものは景観上の観点ももちろんですけれども、震災などの災害時に大変重要な観点の施策だと思っております。今、市内でも無電柱化の事業を進めている最中でございますけれども、このような国の動向というものも引き続き注視していただいて、国分寺市にどのように該当していくのか、また国分寺市に直接的に該当しなくても、近隣市で当該事業が起きて、国分寺市にどのような影響があるかとか、そういったところも含めて今後しっかり注視していただきたいということを申し上げまして、国分寺市における無電柱化について、改めて質問させていただきたいと思っております。  今申し上げたように、全国的に無電柱化の事業というのは加速しているところでございます。国分寺市では現在市道17号線、ちょっとアピールさせていただきますけれども、市道17号線(一部新幹線通り)なんですが、この無電柱化取り組みの今の状況についてお伺いしたいと思いますので、市長部局においても市道17号線については、(一部新幹線通り)というところを踏まえて答弁いただければ、地域の人間としては幸いでございます。 249: ◯建設環境部長(中村隆生君)  市道幹17号線、一部新幹線通りと呼ばれておりますけれども、そちらの状況を御説明させていただきます。昨年度までは既設電線等の状況を調査し、廃線計画と電線共同溝の概略的な検討を実施してまいりました。今年度は路線の測量と東京電力、NTT等の電線管理者等とも協議しながら、具体的な電線共同溝の設計や、地上機器設置場所の検討等を行ってまいります。 250: ◯21番(尾澤しゅう君)  一定委員会等にも報告をいただいている内容だとは思いますが、本当に結構細かいというか、緻密な設計作業が必要だということだと思っております。ですから、期間も長くかかるというところだと思っておりますが、地域の皆様からお声をいただいているのは、今後事業をやっていくという方向性はよくわかったと。では、今後本当に工事が着手になる時期というのはいつなのかというのを、特に通りの沿線に住まわれている方が気にしていらっしゃいますので、そこについて改めてお聞かせいただければと思っております。 251: ◯建設環境部長(中村隆生君)  電線共同溝の工事につきましては、かなり近隣の方々への影響というのは大きなものだと考えております。今年度の電線共同溝の設計や、地上機器設置場所等の検討等を踏まえ、来年度は工事を見据えた詳細設計を行う予定です。令和3年度の地下埋設物移設等の工事着手を目指して、今、取り組んでいるところでございます。 252: ◯21番(尾澤しゅう君)  令和3年度の地下埋設物の移設等の工事ということで、実際の埋設工事ではないというか、本工事じゃないという言い方でいいんですかね、そういうような形で実際令和3年度には地下埋設物の移設等の工事が始まっていくというところであります。この辺のこともしっかりと地域の皆様にお知らせして事業を進めていっていただければと思っております。  私も地域を回らせていただいている際に、この沿線の方には必ずこの無電柱化について説明を申し上げるんですけれども、この工事をやっていく中で、当初は市のほうも地権者などと相談しながら計画しているかと思うんです、長年の工期というか、設計から工事完了までかかるものですから、例えば地権者の皆さんの中で相続とか、仮に土地の活用などを改めてその期間でどうこうしたいという話が出てくる可能性もあると思っております。私からも、その際はぜひ相談ベースでいいので早目に市に連絡いただければというお話をさせていただいているんですけれども、行政からもしっかりとその辺を、スムーズに無電柱化を行っていくためにもあわせてお知らせをお願いしたいと思っておりますので、それについても一言いただいて、この質問を終わりたいと思います。 253: ◯建設環境部長(中村隆生君)  先ほどもお話しさせていただきましたけれども、電線共同溝の工事に関しましてはかなり市民の方への影響というのは大きいと考えております。市民に寄り添った形で、不安のないような形で処理が進められたらと考えております。 254: ◯21番(尾澤しゅう君)  ありがとうございます。  それでは続いて3番、オリンピック・パラリンピックについて、聖火リレーについて質問させていただきたいと思っております。近ごろはメディアでも取り上げられ始めましたこの聖火リレーについてでございます。質問の中身に入っていく前に、聖火ランナーを狙っている方がこの中にもいるかもしれませんので、あらかじめお知らせしておきますけれども、公職選挙法に規定されている公職者は応募できないとなっておりますので、議員の皆様、どうかその辺を踏まえていただければと思っております。  それでは、中身に入っていきたいと思いますが、まずは簡単に聖火リレーのスケジュールというものがプレス等に発表されたかと思うんですが、そちらについて概要をお知らせいただければと思っております。 255: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  東京2020オリンピック聖火リレーということで、6月1日に組織委員会からプレス発表がありました。概要といたしましては来年3月26日、福島県ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジをスタートした後、全47都道府県、857市区町村を121日間かけて回ります。東京都は7月10日から開会式当日の7月24日までの15日間、都内全ての市区町村で実施いたします。東京1964オリンピック競技大会の会場であった駒澤オリンピックスタジアム、駒澤オリンピック公園中央広場でスタートしまして、前半の7月17日までは主に多摩地区と島しょ地域でリレーを実施します。その後、18日から最終日までは区部で聖火リレーを実施し、最終的には都内の聖火リレーは都庁でゴールを迎えるとのことでございました。 256: ◯21番(尾澤しゅう君)  ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ、再開したこのJヴィレッジをスタートということで、サッカーファンとしては感慨ひとしおなのでございますが、国分寺市は多摩地域・島しょという地域でありますから前半戦の7月17日までに終わるというところでございますが、実際に国分寺市に聖火が来る、聖火リレーをする日にちというのは、今わかっているところを教えてください。 257: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  国分寺市の聖火リレーは7月14日、火曜日となってございます。その日は国立市をスタートして国分寺市、小平市、東大和市、東村山市の順番でリレーされます。聖火は1つの市区町村におけるリレーが終了した後、車両によって次の順番の市区町村に引き継がれるということでございます。また、国分寺市でリレーが実施される日のゴールである東村山市の国立療養所多磨全生園において、聖火到着を祝うイベントであるセレブレーションが実施されるということが発表されてございます。 258: ◯21番(尾澤しゅう君)  それでは、国分寺市に聖火リレーが来る日は7月14日、火曜日ということでございます。これが何の日かと申し上げますと、私の誕生日でございます。図らずとも聖火リレーの日に私は誕生日を迎えるわけでございますけれども、余談はこれぐらいにいたしまして、ポイントは国立市から国分寺市に入り、国分寺市から小平市に行くというような流れになっているということです。また、この行政境といいましょうか、そこに関しては車両の移動になるという可能性がかなり高いというところであります。そこに関してはさまざまなスケジュール等があって仕方がない部分があるのかなとは思うんですが、できればリレーでつないでいただきたいというのが一般的な国民感情だろうと思っております。これを国分寺市行政に言ってもしようがないのですが、機会があったら言っておいてください。  では、実際、7月14日、私の誕生日の日に聖火が国分寺市内のどのルートを通っていくのかというところについて、今わかるところを教えてください。 259: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  市内の聖火リレーの詳しいルートについては、現在のところまだ未定でございます。現在、関係機関と協議を行っているところで、年末から年明けにかけて組織委員会からルートが公式に発表される予定でございます。 260: ◯21番(尾澤しゅう君)  今の答弁を整理すると、全くの未定ということですね。かつ、発表されるのは国分寺市からではなく、これもまた東京2020大会組織委員会から発表されるということで、全く承知もしていないというような状況だということですね。どのようなルートになっていくのかというところでは、国分寺市民としては、それは聖火リレーとなれば誰が走るのかと、どこのルートかというのは最大の関心事だと思いますので、情報が入ったらできる限り早くお知らせいただきたいと思いますが、きっと東京都がやっている部分でもありますから、そんなに速やかに早目にお知らせいただくということもなかなかできないんでしょうと思うんですが、聖火ランナーに応募できませんし、誕生日ですから、せめて私の自宅前を通っていただければうれしいなという思いはありますが、それは置いておいて、先ほど申し上げたように実際に誰が走るのかというところが市民の最大の関心事の1つだと思っておりますので、聖火ランナーへの応募要件、その辺について、スケジュールなども含めて、時間がないのであわせてお知らせいただければと思います。 261: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  プレス発表でルートの公表と同時に聖火ランナーの募集概要が公表されました。その内容によれば、応募先は東京2020オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーである日本コカ・コーラ、トヨタ自動車、日本生命保険相互会社、日本電信電話株式会社(NTT)、この4社と各都道府県の実行委員会となるということです。パートナー企業ではこの6月中旬から8月末まで、また各都道府県の実行委員会では7月1日から8月末までが募集期間となります。また、パートナー企業4社と各都道府県実行委員会への同時応募も可能ということでございます。応募対象者ですが、2008年4月1日以前に生まれたこと、中学生ということになると思うんですが、あと国籍と性別は問わないこと、走行を希望する各都道府県にゆかりがあること等が要件とされています。また、1名当たりの走行距離は約200メートル、車椅子等による走行も可能であるとされてございます。公募による聖火ランナーの決定は、パートナー企業4社と各都道府県実行委員会が選考した候補者を東京2020組織委員会に推薦して、組織委員会が聖火ランナーを決定するというものでございます。聖火ランナーの決定の公表は、ことしの12月以降に行われる予定だという発表でございました。 262: ◯21番(尾澤しゅう君)  今答弁していただいた内容を整理すると、まず応募に関しては、応募フォームは2つあって、各都道府県の実行委員会、我々でいうと東京都、それからパートナー企業4社の民間という2つが存在していて、多少応募の開始時期が違うんですが、8月末までが募集期間ということであります。そして応募対象者は各都道府県にゆかりがあるということで、そのゆかり度合いというのはどうなんだという話なんですが、言ってみればほぼ誰でも資格はあるというような状況だと思っております。  1名当たりの走行距離が約200メートルでありますから、何人が実際に走るんだろうと、走れるんだろうと、その枠なんだろうというところも今考えつくあたりなんですが、実際に国分寺市に何時間とか、何キロ走ってくださいというようなこともまだ未定だと事前に聞いておりますので、改めて、ここが一番重要なところだったんですがまだ何もわからないというような答弁だったと思いますので、わかり次第、こういったことを市民の皆様に早目にお知らせして、周知していく必要があるんじゃないかなと思っておりますので、そこもしっかりと広報については徹底していただいて、より広く市民の皆さんに応募いただいて、皆さんで盛り上げていけるよう聖火リレーにしていきたいと思っております。  7月14日に関しては、聖火リレー当日についてなんですけれども、ただ市民の皆さんが走っておしまいというのではなくて、これはしっかり契機として市や、もしくは教育委員会と小学生、中学生の皆さんで何か催しだったり、この機会を捉えてイベントなどをしてはいかがかなと私は思っているんですが、現在そういった話があるかどうかを聞かせていただきたいんですが。 263: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  現在のところは沿道応援はやりたいとは考えているところでございますが、まだ決定ではございません。それとルートが決まっていないので、どの学校とかそういう、全校やりたいのはやまやまなんですが、そういうところはまだ未定でございます。当日は全くルートが未定ということで、どこで何をやるかというところまでは今のところありませんが、御提案でありますので、特にもう東京オリンピック・パラリンピックの導入のところでございますから、盛り上がるようなイベントは一定考えていく必要はあるかなと、今のところ担当としては考えているところです。 264: ◯教育長(古屋真宏君)  まだ日程が決まったということで、対応は今後考えていなくてはいけないかなと思っておりますが、令和2年7月14日、火曜日につきましては、この聖火リレー以外は教育委員会の内部でのいろいろな行事等は全て控えるということで先日指示を出したところでございます。子どもたちにとっても貴重な機会でありますので、記憶に残る聖火リレーにしていきたいなと思っておりまして、いろいろ工夫していきたいと思います。 265: ◯21番(尾澤しゅう君)  わかりました。どこを通るか、そしてどのような枠があるのかというところがまだ不明瞭で、しかもそれが年末から年明けにかけての発表ということなので、時間があるようでないので、これをどのような契機として捉えて、どのような趣旨のものをやるべきなのかというようなものはしっかりと議論していただいて、実際のルートが決まったと同時にどのようなことができるのかということを速やかにやっていただけるようにしていただく体制は必要なのかなと思っておりますので、引き続き検討のほど、よろしくお願い申し上げます。  続いて4番、スポーツ振興についてでございます。こちらについても時間が本当はあるんですけれども、プレッシャー的にはないような状況でございますので、簡潔に進めていきたいと思っております。  スポーツ振興についてということでございますけれども、国分寺市もさまざまな民間団体と各種の協定を結んで地域住民へのサービスを高めていただいているところでございますが、私のこの質問の概要の大きな趣旨としては、今後は民間スポーツ団体、企業も含めてそういった提携なり協働にさまざまソフトの面で、より手を取り合って地域のスポーツ振興を図っていくべきではないかというものが根源的にあります。そして具体的な質問の内容としては、今スポーツ庁が進めているスポーツツーリズムというものでございます。こちらについて、簡単で結構なので概要について、まず市が把握しているところを教えてください。 266: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  スポーツツーリズムについてですが、こちらはスポーツ庁でスポーツによる地域活性化を目指して、スポーツをするために訪れた来訪者が地域の観光地などを訪れるスポーツツーリズムを推進しているものです。国内では北海道のニセコが取り組みを行っていまして、スキーやスノーボードなどの冬のスポーツにとどまらず、夏に楽しめるラフティングを普及させ、年間を通してスポーツを楽しめる環境を整備し、これらスポーツ環境に加えてリゾート観光協会を設立し、観光ビジネスとして確立しています。このような大きな取り組みとは別に、スポーツを観戦、応援することを主目的として訪れた方をターゲットとして観光施策を展開することもスポーツツーリズムに含まれるとされています。 267: ◯21番(尾澤しゅう君)  御紹介ありがとうございました。このスポーツツーリズムはスポーツ庁が進めているものでございますけれども、こちらについては各自治体と事業を進めていくところで、それなりに手厚い補助金等もあるということを前提に踏まえて私は質問させていただいているところではございますが、今紹介していただいて内容というのは割と大きなメジャースポーツだったり、そういったところの資源を活用して各自治体で努力してスポーツツーリズムにつなげて、インバウンドだったり、各観光客の囲い込みというものをして地域産業だったり、スポーツ振興に生かしていっているというような状況でございますけれども、我々の国分寺市におきましては、なかなかスポーツ施設というものが充実していない状況でありますから、一般的なサッカーや野球などのメジャースポーツの合宿地だったり、さまざま、それこそ雪はなかなか降りませんので、スノーボードだったりスキーだったりということもできないですし、また車道も歩道も広い状況ではないので、そういった意味ではサイクリングとかそういったところもなかなか難しいかなと思っているところではあります。このスポーツツーリズムをほかの自治体がやっているものと同様の部分で、そのままスライドして我々の施策に反映させるというのは難しいと考えています。  それであれば、今回、東京都にオリンピック・パラリンピックがやってくる契機を捉えて、例えばこのスポーツツーリズムもパラリンピックの部分に着目して、競技人口は全国で考えればそれなりに多いパラリンピックのスポーツというのはたくさんあると思います。こういったスポーツの充実というところでは施設の面が課題にはなっていますが、けやき運動場も人工芝化してバリアフリー、これも取り組んでやっていくというところでは、逆に充実した広い施設がないからこそ、こういったパラリンピックの部分に目を向けてスポーツツーリズムとして国分寺市へ誘致してつなげていくと、スポーツ振興にも寄与するし、障害者の方への心のバリアフリーも含めたところへの浸透にもなっていくだろうと思いますし、こういった観点で国分寺市でもスポーツツーリズム、ウオーキングでももちろんいいと思います。例えば国分寺市と府中市とで自治体間連携してもいいと思いますし、こういった内容でスポーツツーリズムという部分で国分寺市でも展開していくことができるんではないかというような提案をさせていただきたいんですが、いかがでしょうか。 268: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  今、御提案でございますバリアフリー化された施設を利用してということは、当然今後考えていけるかなと思いますし、例えば史跡武蔵国分寺跡周辺を活用したウオーキングイベント、また府中市の観光協会と今結びついている部分がありますが、そういったことでのウオーキング、こういったものとあわせて市内の体育施設を活用して市外から多くの方が参加できるスポーツイベント、大会などを開催するなどして人を呼び込む環境をつくるとともに、それらイベントに参加した方がそのまま市内に滞在していただけるような仕掛けをつくることで国分寺市らしいスポーツツーリズムの実践を展開することも可能ではないかなと、今ちょっと考えているところでございます。 269: ◯21番(尾澤しゅう君)  ありがとうございます。各種ハードルというか課題は幾つかあるとは思うんですけれども、国分寺市なりに逆にやれることというのがあるんじゃないかというような提案でありますので、しっかりと今後も、メジャースポーツは難しいからこういうスポーツ振興はなかなかできないよということではなくて、それをあえて逆手にとるわけではないんですけれども、そういったパラリンピックの部分であったり、もしくはマイナースポーツのところに焦点を当ててスポーツツーリズムというものを国分寺市でも展開できるかどうかというところを研究していっていただきたいと思っております。  この質問は以上です。  続きまして、中小企業支援について質問させていただきたいと思っております。こちらは定期的にやっている質問でもございます。まず初めに市内の事業所数等の動向について、把握しているところを教えてください。 270: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  市内の事業所数の動向といたしましては、課税状況に関する統計資料であります課税状況等の結果で、法人税の均等割納税義務者数は平成29年度4,107となっています。前年度の同調査で4,066ということでございますので、1年間で41増加しているという状況でございます。 271: ◯21番(尾澤しゅう君)  ありがとうございます。この1年間では41事業所が増加しているという状況なので喜ばしいことだと思っておりますが、単年度ではなく、もうちょっと今後これが引き続き継続的に増加していくような傾向があれば、これは日本の国全体としての動向なのか、または、この後質問させていただきますけれども国分寺市独自の何か取り組みは特にはしていないですが、この地域事情で増加しているかというようなところが分析できてくるんじゃないかなと思っております。恐らく産業分類的には、私も前回か前々回か質問させていただいているところでは、多分昨今の社会状況によると医療・福祉分野、それから教育学習支援事業などが恐らくふえていて、建設業だったりほかのジャンルというか産業分類においては減少傾向にあるというのが基本的な国分寺市の状況であろうと思っております。ここもできる限り社会情勢任せにせずに、国分寺市としてもこの産業を伸ばしていきたいと、そういったところを視点に持って今後中小企業等の事業支援のメニューをふやしていくことが重要なんだろうと思っております。  今、資料をつくって提出していただいております。資料作成ありがとうございます。こちらは資料No.5でございますけれども、国分寺市の中小企業支援事業の一覧を出していただいております。主にこの4つのメーンな事業があるというところでございますが、これらの実績についてお伺いしたいと思います。 272: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  資料提出しています4つの事業です。まずは順番に、生産性向上特別措置法に基づく設備投資に対する支援というのがございます。これは昨年8月に開始した支援でございまして、事業者が設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画を立て、市の認定を受けた場合、3年間固定資産税の課税標準額がゼロとなる税制支援や、各種補助金の優先採択を受けられる制度でございます。本年5月末まで6件を認定し、導入設備の合計金額は約5,000万円となっています。物づくり系の機械装置から、医療器具まで幅広い業種に設備が導入されてございます。  2番目は、中小企業の事業育成と振興を図るために実施している小口事業資金融資あっせん事業でございます。こちらの件数と融資額の推移は平成29年度78件で2億8,000万円、平成30年度72件で2億7,000万円、今年度は5月までの2カ月間で15件、6,000万円ということで、毎年コンスタントに利用されてございます。こういったことから、事業者のニーズには一定程度対応できているかなと考えています。  その他の2つは商工会と勤労者福祉サービスセンターに対しての補助事業でございます。中小企業者を側面から支援しているもので、この補助を通して商工会の経営指導員による専門性の高い経営指導や、税務、労務相談等が行われています。また、勤労者福祉サービスセンターにおいては、小規模事業者が単独で実施することが難しい福利厚生事業の充実を支援しているものでございます。今後につきましても地域経済の動向や中小企業者のニーズを的確に踏まえて、関係団体と連携をとりながら中小企業支援を実施していきたいと、そのように考えているところでございます。 273: ◯21番(尾澤しゅう君)  今、御答弁いただいた内容を整理いたしますと、生産性向上特別措置法に基づく先端設備導入計画認定事業については、この申請件数としては一定の成果は出ている、6件ということでありました。しかし、これは国分寺市だけがやっている事業ではありませんで、横並びで各市でやっていますので、この各市と比較したとき、単純比較できませんので類似団体、産業構造等が似ているような団体と比較して国分寺市の6件という数字が成果が出ているのかどうかというところ、他市、特に類似団体の他市よりは多いような申請状況をつくっていただいて、より商業振興の発展のための啓発だったり、告知を市としてやっているんだよということをどんどん進めていっていただいて、支援につなげていっていただきたいと、そこは強く要望しておきたいと思っております。これは自治体間競争でもありますから、他市に負けられないという部分では、ここの部分をしっかりやっていただきたいと思っております。  さらにほかの部分について、今説明があった小口事業資金融資あっせん事業、これも簡単に言えば横ばいで、突出して上がったり下がったりしていないというところです。そういう意味では、先ほどの最初のほうの答弁にありました1年間で41件、納税されている義務者の企業がふえているということでございますが、しかしながら、今申し上げている小口事業資金融資あっせん事業の数字が近年横ばいであるということを考えると、そこまで相関関係はないとも思えてしまうところはあります。これを1つとってどうこうというのはなかなか言えないところではあるんですが、逆に言えばここの部分がしっかりふえていけば、それだけ事業について積極的にやっていただいている事業者がふえていると言えなくもないので、ここについても例年横ばいであることをよしとせずに、より口コミで広がっているところが多数あると思うんですが、これは一概に融資があればあるほどいいとも言えないんですが、しっかりと商工会と連携して、最終的には国分寺市の中小企業への支援、また創業などにつながっていくような数字をしっかりと積み上げていっていただければと思っております。  時間もなくなってまいりましたので次に移りたいと思います。税外収入について質問させていただきたいと思います。こちらも資料を用意していただいております。資料No.6です。税外収入という表現はかなり幅広いので、今回はネーミングライツ、クラウドファンディング、広告収入事業、このところに限定して話を進めていきたいと思っております。資料も出していただいておりますけれども、税外収入の現状について説明できるところをお伺いしたいと思います。 274: ◯政策部長塩野目龍一君)  税外収入でありますが、お求めの資料で御説明いたしますけれども、この数年間において税外収入の代表的な例としては資料の表面、下から2段目のcocobunjiプラザ内のリオンホール及びリオン広場のネーミングライツ料があります。それから裏面、2ページの下から2段目、こちらはクラウドファンディングにより市民や法人等から寄せられた寄附金を活用して、市内の観光スポットに観光案内板を設置する事業を平成29年度に実施し、多くの寄附を集めることができました。また、今年度、令和元年の税外収入として資料2ページの一番下、平成29年度と同様にクラウドファンディングによる寄附を募集し、国分寺駅北口交通広場の整備を行うための寄附金収入を当初予算に計上しております。 275: ◯21番(尾澤しゅう君)  資料作成、本当にありがとうございました。また、今の答弁の中で新たにクラウドファンディング等によって財源確保を図っていくというようなお話がありましたけれども、この数字が載っているところだけを見ても、これはばかにならないんだろうなと思っていて、自転車駐車場の広告なども平成31年度予算額を見てもしっかりとした収入になってきますし、新たに設置するような事業、裏面のクラウドファンディングにより財源確保を図るものということで書いてあるところ、ここも350万円、それから400万円とそれぞれ本当にばかにならないような数字をしっかりと市として税外の部分で収入を図るということは、本当に大事な観点だろうと思っております。  これをどしどし進めていってもらいたいんですけれども、1つ、私が最近杉並区の事例を聞きまして調べたところによると、杉並区ではどうやらトイレまでネーミングライツを行っているということでございまして、トイレの命名権が年額20万円、3年間の契約だそうで、西永福と東高円寺のみんなのトイレだったり、ここが命名権となって、トイレ自身も1つとったって、修繕費だったり、設置だってばかにならないものでして、トイレ単体が頑張って稼いでいるわけです。トイレが頑張っているというとちょっと語弊があるんですけれども、こういった形で本当に事業単体でできるだけお金のサイクルを回していくというような観点では、しっかり突き詰めたところまで行ったのかなと思っていて、こういう観点は本当に大事していただきたいと思っています。改めて杉並区の取り組みの中で、私はイベント自体にネーミングライツをつけるというところもおもしろいなと思ったんですけれども、それは日本フィルハーモニー交響楽団のコンサート、このコンサート自体に杉並区は命名権をつけて年額10万円、1年間だけですけれども、ここにネーミングライツを使ってやっているということでございます。  では、我々で何ができるのかという話なんですけれども、一番簡単なのは、簡単というか集客があるのは市内最大のお祭りである国分寺まつりですから、例えばこれを何がし建設国分寺まつりにするなり、そういうようなネーミングライツのやり方というのはあると思います。Jリーグなんかも明治安田生命J1リーグみたいな形でネーミングパートナーということでやっていますから、こういった観点からイベント自体にもネーミングライツというのは、ああ、できるんだなと思いましたから、国分寺市でもしっかりと隅から隅まで何が税外収入として市の収入になっていくのかというところを、今度も引き続き間違いなく前に進めていくための何か政策とか、今検討している内容があれば教えてください。 276: ◯政策部長塩野目龍一君)  このネーミングライツでありますが、本市にとっても貴重な歳入、財源の1つであると考えています。予算編成方針においても、各所管のほうには新たな税外収入の確保について検討するようにということで市長から指示もあります。今後ネーミングライツについては全庁的に導入が進むように、リオンホールの例を参考に手続を示したガイドラインを今策定しているところであります。策定が終了後全庁的に周知して、さらなる税外収入の確保に努めていきたいと考えています。 277: ◯21番(尾澤しゅう君)  なるほど、予算編成方針にも確かに載っていました。そのためのガイドラインをしっかりつくっているというところで、ここについての取り組みを評価したいと思いますので、これがしっかり実になって結果になることを引き続きフィーチャーして質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、以上をもちまして私の一般質問を終了いたします。 278: ◯議長(皆川りうこ君)  以上で尾澤議員の一般質問を終わります。     ────────────────── ◇ ────────────────── 279: ◯議長(皆川りうこ君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 280: ◯議長(皆川りうこ君)  御異議なしと認めます。よって本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は、あす午前9時半から開きます。  本日はこれにて延会いたします。お疲れさまでした。                    午後4時31分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...