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平成30年 第4回定例会(第2日) 名簿 開催日: 2018-11-30
平成30年 第4回定例会(第2日) 本文 開催日: 2018-11-30

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    平成30年 第4回定例会(第2日) 本文 開催日: 2018-11-30


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    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成30年 第4回定例会(第2日) 本文 2018-11-30 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 271 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯副議長(田中政義君) 選択 2 : ◯副議長(田中政義君) 選択 3 : ◯22番(木島たかし君) 選択 4 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 5 : ◯22番(木島たかし君) 選択 6 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 7 : ◯22番(木島たかし君) 選択 8 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 9 : ◯22番(木島たかし君) 選択 10 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 11 : ◯22番(木島たかし君) 選択 12 : ◯まちづくり部長(藤原 大君) 選択 13 : ◯22番(木島たかし君) 選択 14 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 15 : ◯22番(木島たかし君) 選択 16 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 17 : ◯22番(木島たかし君) 選択 18 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 19 : ◯22番(木島たかし君) 選択 20 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 21 : ◯22番(木島たかし君) 選択 22 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 23 : ◯22番(木島たかし君) 選択 24 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 25 : ◯22番(木島たかし君) 選択 26 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 27 : ◯22番(木島たかし君) 選択 28 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 29 : ◯22番(木島たかし君) 選択 30 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 31 : ◯22番(木島たかし君) 選択 32 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 33 : ◯22番(木島たかし君) 選択 34 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 35 : ◯22番(木島たかし君) 選択 36 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 37 : ◯22番(木島たかし君) 選択 38 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 39 : ◯22番(木島たかし君) 選択 40 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 41 : ◯22番(木島たかし君) 選択 42 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 43 : ◯22番(木島たかし君) 選択 44 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 45 : ◯22番(木島たかし君) 選択 46 : ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君) 選択 47 : ◯22番(木島たかし君) 選択 48 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 49 : ◯22番(木島たかし君) 選択 50 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 51 : ◯22番(木島たかし君) 選択 52 : ◯副議長(田中政義君) 選択 53 : ◯副議長(田中政義君) 選択 54 : ◯副議長(田中政義君) 選択 55 : ◯14番(星いつろう君) 選択 56 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 57 : ◯14番(星いつろう君) 選択 58 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 59 : ◯14番(星いつろう君) 選択 60 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 61 : ◯14番(星いつろう君) 選択 62 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 63 : ◯14番(星いつろう君) 選択 64 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 65 : ◯14番(星いつろう君) 選択 66 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 67 : ◯14番(星いつろう君) 選択 68 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 69 : ◯14番(星いつろう君) 選択 70 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 71 : ◯14番(星いつろう君) 選択 72 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 73 : ◯14番(星いつろう君) 選択 74 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 75 : ◯14番(星いつろう君) 選択 76 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 77 : ◯14番(星いつろう君) 選択 78 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 79 : ◯14番(星いつろう君) 選択 80 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 81 : ◯14番(星いつろう君) 選択 82 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 83 : ◯14番(星いつろう君) 選択 84 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 85 : ◯14番(星いつろう君) 選択 86 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 87 : ◯14番(星いつろう君) 選択 88 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 89 : ◯14番(星いつろう君) 選択 90 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 91 : ◯14番(星いつろう君) 選択 92 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 93 : ◯14番(星いつろう君) 選択 94 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 95 : ◯14番(星いつろう君) 選択 96 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 97 : ◯14番(星いつろう君) 選択 98 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 99 : ◯14番(星いつろう君) 選択 100 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 101 : ◯14番(星いつろう君) 選択 102 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 103 : ◯14番(星いつろう君) 選択 104 : ◯副議長(田中政義君) 選択 105 : ◯議長(木村 徳君) 選択 106 : ◯議長(木村 徳君) 選択 107 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 108 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 109 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 110 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 111 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 112 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 113 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 114 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 115 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 116 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 117 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 118 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 119 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 120 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 121 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 122 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 123 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 124 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 125 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 126 : ◯福祉部長(横川 潔君) 選択 127 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 128 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 129 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 130 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 131 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 132 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 133 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 134 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 135 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 136 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 137 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 138 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 139 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 140 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 141 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 142 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 143 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 144 : ◯教育長(古屋真宏君) 選択 145 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 146 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 147 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 148 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 149 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 150 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 151 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 152 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 153 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 154 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 155 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 156 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 157 : ◯21番(高橋りょう子君) 選択 158 : ◯議長(木村 徳君) 選択 159 : ◯議長(木村 徳君) 選択 160 : ◯議長(木村 徳君) 選択 161 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 162 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 163 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 164 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 165 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 166 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 167 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 168 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 169 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 170 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 171 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 172 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 173 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 174 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 175 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 176 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 177 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 178 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 179 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 180 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 181 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 182 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 183 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 184 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 185 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 186 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 187 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 188 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 189 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 190 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 191 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 192 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 193 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 194 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 195 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 196 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 197 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 198 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 199 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 200 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 201 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 202 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 203 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 204 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 205 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 206 : ◯市民生活部長(小川恵一郎君) 選択 207 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 208 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 209 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 210 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 211 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 212 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 213 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 214 : ◯議長(木村 徳君) 選択 215 : ◯議長(木村 徳君) 選択 216 : ◯議長(木村 徳君) 選択 217 : ◯7番(岩永康代君) 選択 218 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 219 : ◯7番(岩永康代君) 選択 220 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 221 : ◯7番(岩永康代君) 選択 222 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 223 : ◯7番(岩永康代君) 選択 224 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 225 : ◯7番(岩永康代君) 選択 226 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 227 : ◯7番(岩永康代君) 選択 228 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 229 : ◯7番(岩永康代君) 選択 230 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 231 : ◯7番(岩永康代君) 選択 232 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 233 : ◯7番(岩永康代君) 選択 234 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 235 : ◯7番(岩永康代君) 選択 236 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 237 : ◯7番(岩永康代君) 選択 238 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 239 : ◯7番(岩永康代君) 選択 240 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 241 : ◯7番(岩永康代君) 選択 242 : ◯子ども家庭部長(可児泰則君) 選択 243 : ◯7番(岩永康代君) 選択 244 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 245 : ◯7番(岩永康代君) 選択 246 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 247 : ◯7番(岩永康代君) 選択 248 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 249 : ◯7番(岩永康代君) 選択 250 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 251 : ◯7番(岩永康代君) 選択 252 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 253 : ◯7番(岩永康代君) 選択 254 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 255 : ◯7番(岩永康代君) 選択 256 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 257 : ◯7番(岩永康代君) 選択 258 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 259 : ◯7番(岩永康代君) 選択 260 : ◯環境担当部長(野田 力君) 選択 261 : ◯7番(岩永康代君) 選択 262 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 263 : ◯7番(岩永康代君) 選択 264 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 265 : ◯7番(岩永康代君) 選択 266 : ◯教育部長(堀田順也君) 選択 267 : ◯7番(岩永康代君) 選択 268 : ◯健康部長(鈴木佳代君) 選択 269 : ◯議長(木村 徳君) 選択 270 : ◯議長(木村 徳君) 選択 271 : ◯議長(木村 徳君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時30分開議 ◯副議長(田中政義君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は22人であります。  これより本日の会議を開きます。  議長にかわり、副議長の私が議事を進行させていただきます。よろしくお願いいたします。  先ほど、傍聴者から写真撮影の申し出がありました。これを許可いたしましたので、御報告いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第1 一般質問 2: ◯副議長(田中政義君)  日程第1、一般質問を行います。  最初に、木島議員。 3: ◯22番(木島たかし君)  おはようございます。それでは、朝一番で、きょうは質問させていただきます。公明党の木島たかしでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。通告に沿って、それでは一般質問させていただきます。  まず初めに、1番目、道路交通対策について、お伺いをいたします。  まず、(1)の西国分寺駅南口入り口の歩車道についてということで、この項目は、前回の第3回の定例議会の一般質問でも取り上げさせていただいた課題です。府中街道から西国分寺駅南口に向かって、武蔵野線のガード下の手前までの区間の課題でございます。通勤・通学、買い物など、子どもから高齢者まで、大変多くの方が利用される道路ですけれども、皆様御承知のとおり、ここは片方にしか歩道がなく、さらにその歩道自体が狭いと。この歩道の幅員が約1.2メートルということで、危険な状況がかねてから指摘されている道路です。また、ここが坂道で、緩い傾斜であるために、車椅子を使われる障害者にとってのバリアフリーの観点でも、当然、課題がある道路だと認識をしています。前回の質問において、現場の状況を改めて確認して、交通管理者の意見を伺いながら安全対策に向けた対応を検討していきたいとの旨の答弁をいただいたところでございますけれども、その後の経過等について、見解を伺います。 4: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  前回の答弁でも、なかなかハード面では難しいということで、木島議員のおっしゃるように、安全対策に向けたソフト面での対応ということでお答えをしております。  以降、歩行者、自転車が、お互いに共存できるような環境づくりということで、交通管理者である小金井警察署にも意見を伺いました。やはり対策としましては、自転車をおりて通行していただくような注意喚起を行っていくことが必要であるということでございまして、今、歩道の入り口付近に「自転車をおりてください」という立て看板を設置しております。また、今後、路面にも注意喚起の標示を年度内に整備して、安全対策に向けた対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 5: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。抜本的な対策としては、やはり拡幅なんでしょうけども、やはりこれは、なかなか難しい課題であるということは、当然、承知をしているところでございます。そういった上での、一歩一歩の、やはりこういった積み重ねが、私はとても、本当に重要なことだと思いますので、しっかりと、この現道の安全対策を講じていただくように、引き続き努力を求めておきたいと思います。一歩前進の取り組みということで、きょうのところは評価をさせていただきたいと思います。  では、続いて(2)の本町一丁目、また二丁目の危険箇所の対策についてということで、質問をさせていただきます。  この本町の、具体的に言うと一丁目の交差点になります。国分寺街道、これは早稲田実業学校の前あたりから、この国分寺街道の坂道を国分寺駅方向に向かう自転車が、特に朝の通勤・通学の時間帯を中心として、一部において、残念ながら自転車の逆走や急スピードで走行するという状況が、かねてから、ここは指摘がされている道路でございます。この課題については、我が会派のなおの前議員も定例議会で質問させていただいている課題です。いつ何どき事故が起きてもおかしくない状況であると、さまざまな対応を講じていただきたいという趣旨の質問もさせていただいているところでございますけれども、この点について、交通管理者である小金井警察署等との連携が、現在どのようになっているのか、確認をさせていただきます。 6: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  常々御指摘をいただいているところです。市としましても、本町一丁目の交差点、こちらのほうは自転車利用者による交通危険箇所というふうに認識はしております。小金井警察署のほうには、この交差点の巡視を要請しまして、8月21日、あと9月27日に自転車の違法な利用者に対して注意喚起、あるいは指導を行っていただいています。小金井警察署のほうも危険箇所として認識をしておりますので、北口の交番からも、現在も、不定期ではありますが、巡視に当たっていただいている状況でございます。私どもといたしましても、引き続き小金井警察署と連携を図り、安全強化に努めてまいりたいというふうに考えております。 7: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。私自身も、ここ現地に、朝、夕方と立たせていただきましたけれども、今、不定期という話がありましたけれども、警察署の署員の方が誘導で立っておられるところを確認をさせていただきました。そういった部分で、かなり危険な状況というのは、もう本当に当然のことだと思います。残念ながら少しそこの場に私も立たせていただきましたけれども、一部、危険な状況というか、ルールに基づかない自転車の走行等がどうしても見受けられる場所でありますので、引き続き連携を強化していただいて、安全対策を講じていただきたいと思います。よろしくお願いします。
     続いて、この一丁目、また二丁目地域ということで、今申し上げた通勤・通学で、当該地域は、主に北口全体がそうなんですけれども、多くの自転車が国分寺駅の今でいえば北口周辺の自転車駐車場に向かって走らせて、駅の方向に向かってこられると。帰りは帰りで、そこを起点として、自転車が、1日を通じて、かなり多くの通行がある地域ですけれども、市道で少し私が危険だなと思うところが、本町二丁目の番地で言えば3番地付近になるんですけれども、北口の自転車駐車場から出て、今言った当該の本町一丁目の交差点方向に向かった場合に、狭い歩道を通って、丁字路というか、そういうところにぶつかるところがあって、ここはカーブミラーが正面にはついているんですけれども、左右の見通しがよくなくて、かなり危険な状況であるということを、周辺の、この地域に暮らされる住民の方からも伺っております。一日に相当数の自転車が通られるということであり、やはりここも緩やかな、帰り、北側に向かっては、緩やかに下るポイントでもございますので、ここの自転車の減速等を求める声が多く出ているのが実情だと思います。安全対策を講じるべきであると考えますけれども、市の見解を求めます。 8: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  今、御指摘の場所も、私どものほうも、特に朝の通勤・通学時間、駅に向かう歩行者の方も多くて、そこに向けて北口の駐車場に向かう自転車がかなりスピードを出して走行するということで、私どものほうも危険な状況にあるという認識を持っております。その中で「自転車走行注意」ですとか、あるいは「とまれ」の路面ステッカー、立て看板等の設置などを行って注意喚起を図っている状況です。スピードを落として走行していただくなど、自転車の走行マナーを守っていただくよう、再度、現地確認しまして、さらなる対応を図ってまいりたいと思っています。 9: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、よろしくお願いします。  それでは、続いて(3)の通学路の対策について、お伺いをします。  本年、大阪北部地震での学校のブロック塀の倒壊により児童が犠牲になってしまったことを教訓として、全国的に、今、特に通学路でのブロック塀の安全対策に向けた取り組みが加速化しているところでございます。そこで、市としてのブロック塀の対策に関する通学路の点検が実施がされていると思うんですけれども、この状況について、現状、確認をさせていただきたいと思います。 10: ◯教育部長(堀田順也君)  ただいま議員のほうから御紹介ありました大阪北部地震を受けまして、教育委員会では、6月21日から7月13日にかけまして、職員に通学路全区間の実踏調査を行わさせたところでございます。これによりまして、職員の目視による部分ではございますけれども、ブロック塀にひびが入っていたり、あるいは傾きが確認できたもの、こういったものが68カ所確認をされたということで、各学校に注意喚起を図るとともに、関係するまちづくり部のほうに情報提供を行わさせていただいたところでございます。 11: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  その後、国分寺市においても、このブロック塀の撤去等に対する助成の制度が、かなり今、力強く推進がされているところでございますけれども、その後の通学路という部分に関しての問い合わせの状況等について、経過がもしわかりましたら、確認をさせていただきたいと思います。 12: ◯まちづくり部長(藤原 大君)  先ほど教育部長から御答弁さしあげていたように、通学路に関して、危険箇所という部分について、私どものほうにも情報提供いただいたところです。その後、議員のほうからもありましたように、規則を改正して、それに伴って説明会等も開催をしました。そういった経過の中で、通学路に接するブロック塀の所有者の方からも、実際に問い合わせ、あるいは実際に助成申請といったものも数件行われたといった状況になっております。 13: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。そういった部分では対応が図られてきているというか、とてもよいことだなというふうに思います。しっかりと、こういった取り組みが着実に進むように、また、この課題というのは、よく、それぞれの自治体、教育委員会が特定行政庁と連携をとって、安全対策が進むようにという通達のもとでの取り組みだと思いますので、それぞれが相互に連携して、情報の共有を図っていただきたいと。それがひいては地域の保護者の皆様、地域の方々、また子どもたちの安全にもつながっていくものだと思いますので、ぜひ、そういった取り組みを求めておきたいと思います。  そして、この通学路の対策ということでは、今まさに、そういったことで全国的に大きな力が入っていて、安全対策をより積極的に、今、推進がされているところでございます。例えば、国分寺市においても、ブロック塀の課題として、従来から取り組んでいる通学路の安全対策としてのさまざまなスクールゾーン上での路面の標示がございます。どうしても塗装が年数がたつにつれ薄くなっていたり、識別がなかなか困難になっていたりというところがところどころ散見がされる実態があります。そこで、このような問題について、市がどのような対応を図られているのか。当然、薄くなっている、こういった路面標示については、できる限り早く、速やかに塗り直し等の対応をとっていただきたいと思いますけれども、状況を確認させていただきます。 14: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  スクールゾーンを含めた市道の路面標示の確認につきましては、日常の道路パトロールや市民の皆さんからの情報提供において確認を行っております。また、1年に1回、保護者と交通管理者、市の関係部署において、通学路の点検を実施しております。パトロールや通学路点検等で路面標示が薄くなっているようなものについては、交通管理者とも協議をさせていただいて、塗り直しなど必要な措置を行っているという状況ですが、なかなかそれが追いつかないような状況でございます。通学路における路面標示改善強化につきましては、児童等の安全が損なわれないように、今後も強化して行っていきたいというふうに考えております。 15: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ力強い取り組みを、この点については求めさせていただきたいと思います。  それでは、続いて、2番目の障害者への支援について、お伺いをいたします。ここでは、この間、議会でも多くの議論が行われてきている移動支援事業について、きょうは確認をさせていただきたいと思います。  障害者・障害児の社会生活上において必要な外出など、生活への支援や社会参加を促進するための大変に重要な事業であることは言うまでもありません。この移動支援事業を進めていく上でのヘルパー不足の課題については、これまでも議会で多くの議論が行われてきているところでございます。そこで、きょうは何点かについて確認をさせていただきたいと思います。  まず、この現状を踏まえて、担い手の確保のために、市が地域の方々を初め、この移動支援事業の必要性、あるいは重要性、こういったものに関する理解等を深めていただくために、さまざまな努力を講じていただいていると思います。これまでの取り組みの経過等について、見解を求めます。 16: ◯福祉部長(横川 潔君)  ヘルパーの担い手の確保の問題につきましては、全国的な課題でもあり、都内26市の障害福祉担当課長会において、各市にその対策などを伺ってまいりましたが、市単独では、なかなか有効な解決策が見出せないものと伺っております。  そういった中で、本市の取り組みとしましては、地域にお住まいの方々に、障害者の移動支援事業に関する理解を深めていただき、市内の移動支援ヘルパーとして御活躍いただくことを目的としまして、他の福祉部門とも連携を図りながら、これまで見守りサポーター連絡会、あるいはファミリー・サポート・センター事業の援助会員講習会などに担当職員が出向きまして、ヘルパー業務の説明、またヘルパー登録の御案内を行ってきたところでございます。 17: ◯22番(木島たかし君)  そういった地道な市の取り組みには、心から敬意を表したいと思います。  その上で、やはり利用者から、また関係する障害者団体からも切実な要望が毎年のように寄せられていることも事実でございます。もちろん、これは会派を超えて、多くの議員が取り上げさせていただいている課題でもございますし、私たち公明党も、なおの前議員が一般質問でも、具体的に言えば単価の改定等の課題について要望する質問をさせていただいてきているところでございます。こういった対応を具体的に進めていくべき時に来ているのではないかというふうに、私自身は認識をしているところでございますけれども、この点について、市の見解を求めます。 18: ◯福祉部長(横川 潔君)  前回の第3回定例会における、なおの前議員の御指摘を踏まえまして、この間、障害者団体や利用者の方々のみならず、移動支援事業所の方々からも御意見を伺ってまいりました結果、特に短時間部分のヘルパーの確保が難しいといった御意見をいただいております。こういった御意見を踏まえながら、議員の御指摘についても、市として、しっかり受けとめさせていただき、特にヘルパーの担い手の確保が厳しいと伺っている短時間部分の報酬単価の改定に向けて、速やかに検討を行ってまいりたい、このように考えております。 19: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。そういった市の判断というか、これは評価をしたいと思います。具体的な取り組みというのは、これからまた推移を見守っていきたいと思いますけれども、前向きな取り組みであるというふうに評価をさせていただきたいと思います。  もちろん、この問題というのは、今、部長のほうからも御答弁があったとおり、全国的な大きな課題であろうというふうに思います。単価の改定が速やかにヘルパー不足の抜本的な不足に対する対応に少しでも結びつくのであれば、抜本的な解決までにはいかないにしても、その一歩前進の大きな取り組みであるという期待の声に、ぜひ応えていっていただきたいと思います。  また、こういった単価の改定・見直しということも、当然、大切なことであるんですけれども、このほかにも、あわせて市が積極的に、これまでも続けてきておられることだと思いますけれども、ヘルパー不足の解消に向けた周知、あるいは啓発と、さらなる取り組みの推進を求めたいと思いますが、この点について、市の見解を求めます。 20: ◯福祉部長(横川 潔君)  ヘルパー不足解消に向けた取り組みとしましては、報酬単価の改定のほか、今後につきましても、市内の移動支援ヘルパーの担い手の確保に向けて、市内の大学で社会福祉に関する法令、政策等を学ぶ学生の皆さんや、また高齢福祉分野のボランティアの方たちなど、地域の福祉分野の取り組みに貢献していただける可能性が高い方々に対しまして、障害者の移動支援ヘルパーの仕事を知ってもらう取り組みの拡大を図ってまいりたいと考えております。また、あわせまして、地域における障害理解がさらに深まるようなさまざまな周知、啓発事業などにつきましても、今後も工夫を重ねながら、引き続き実施をしてまいりたいと考えます。 21: ◯22番(木島たかし君)  では、ぜひ、お願いします。  では、続いて、3番目の防災・減災対策について、お伺いをいたします。  本年は、先ほども申し上げましたが、大阪北部地震、また西日本豪雨、北海道の胆振東部地震、台風による被害など、記録的な災害が相次ぐ年となりました。そういったことを踏まえて、教訓として、国分寺市のさらなる防災・減災対策についてということで、前回の第3回定例会でも何点か確認をさせていただいているところでございまして、その確認をきょうはさせていただきたいというふうに思っております。  まずは、豪雨時における野川周辺住民への避難準備行動の基準というものが、必ずしも十分に周知されていないのではないかという問題意識のもとに、何点か改善を求める指摘をさせていただいたところです。その後の対応の経過について確認をさせていただきたいと思います。 22: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  第3回定例会の一般質問における議員からの要望を踏まえて、まずは野川の水位と避難情報の発令、このことについて、1月に配布予定の新しいハザードマップに記載することとしております。あわせて、野川の一里塚橋及び鞍尾根橋の水位計測のデータを見ることができる東京都建設局のホームページのアドレス、これについて、現在、市のホームページにリンクしております。また、ハザードマップにも記載することといたしました。 23: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  それと、これはなかなか、少し抽象的な概念に、まだなるのかもしれないんですけれども、野川というのは、言うまでもなく東京都の河川であります。前回の一般質問で確認したとおり、一方で、豪雨時におけるこの野川の氾濫等の避難準備行動の勧告を発出するのは国分寺市なんですよね。地域防災計画に基づいたということで。そういったことで、市においては、現状の確認等を踏まえた上での適切な対応、責任ある対応、いわゆるタイムラインとも言われるべき、避難準備にかかわる、あらかじめ数日前から、例えば、台風であれば、接近が予測されると、そういったことを踏まえた上で、しっかりと準備を整えていく、被害を最小限にとどめるための、そういった対策が、現在、こういった河川において策定されている。特に今は大きな河川が中心ですけれども、私はただ国分寺市において、今、本当にどこでいつ何どき大きな災害が起こってもおかしくないという状況を踏まえて、野川の安全対策の観点から、タイムラインという表現でいいのかどうかも含めますけれども、そういった趣旨の避難準備行動の対策を確立しておくべきだというふうに考えますけれども、市の見解を求めます。 24: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  ことしからになりますけれども、国分寺市、それから消防署、消防団、それから警察と協議して、台風に対する市のタイムラインを作成しているところでございます。水害に対しては、このタイムラインを基本として、今後、対応してまいりたい、このように考えております。 25: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。ぜひ、そういった体制を構築していただけるようにお願いします。  それと、もう一点が、この災害時に避難所で生活が長期化した場合におけるエコノミークラス症候群の対策、また災害関連死を防ぐためにということで、段ボールベッドが有効であるという質問もさせていただいたところでございます。民間企業等との協定締結に向けた取り組みを求めたところでございますけれども、この点の進捗について、きょうは確認をさせていただきたいと思います。 26: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  段ボールベッドでございますけれども、こちらも議員からの御要望に基づいて、現在、多くの自治体と協定を結んでいる事業者があります。現在、その事業者との協定の締結に向けて協議を進めているところでございます。年度内を目途に協定締結をしてまいりたい、このように考えております。 27: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。災害時に障害者、あるいは要介護者などの避難時に、災害時における、いわゆる要配慮者に対する対策としても私は有効なんだろうというふうに思います。しっかりと、早期の協定の締結に向けた取り組みを期待しますので、お願いいたします。  続いて、あともう一点が、前回の一般質問で国分寺駅北口の交通広場がこれから完成していくに当たっての、この広場の位置づけについても確認をさせていただいたところでございます。この点については、前回の一般質問でもそうなんですが、これまでも国分寺駅周辺整備特別委員会等でも、ずっと議論してきた課題でもございますし、広場に関しては、照明やトイレなど、防災機能を備えたものとし、防災・減災の対策を図っていきたいという趣旨の答弁、前回もいただいているところでございます。一方で、広場が道路であるという位置づけもあって、一時滞在施設としては一定課題があるという趣旨の見解だったと思います。そのことについては、私自身も一定理解しているところでございますので、課題は、やはり帰宅困難者の対策なんですね。これをしっかりと対応を図るための防災上の機能ということで、どういったことができるのかということが課題なんだろうと思います。  ことしの台風24号の発生のときには、速やかに帰宅困難者のための滞在の施設を開設し、迅速な対応をされたということで、昨日、新海議員からも一般質問ありましたけれども、こういった対応を図っていただいたことは、私は本当にこれは評価したいと思います。そういったことから、さまざまな課題も一方ではあるんだろうと思いますし、ぜひ、鉄道事業者等と帰宅困難者対策についての、私はやはり訓練、打ち合わせもそうなんですけれども、そういったことが必要なのではないかなというふうに思います。この点について、市の考え方を求めておきたいと思います。 28: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  台風24号でございますけれども、この接近に基づき、JR東日本は、午後8時に首都圏の電車を全てとめることといたしました。これは9月30日だったんですけれども、その日の20時から10月1日の5時までの間、国分寺駅では、cocobunjiプラザと本町・南町地域センターを、西国分寺駅では、いずみホールを、国立駅では、ひかりプラザを、そして恋ヶ窪駅では、市民課の市民ホールを帰宅困難者の一時滞在施設として市では開設いたしました。利用者は延べ15名でございました。JRなどの事業者とは平時からの訓練は実施していない状況でございますけれども、協定を締結しているJRを初めとし、西武鉄道、それからcocobunji WEST管理組合、警察署、消防署など関係団体と連携し、連絡体制を今後つくってまいりたい、このように考えております。 29: ◯22番(木島たかし君)  相互に関係する団体等との綿密な連携ですね。着実な取り組み、情報共有が必要だというふうに認識をしていますので、ぜひ、地道な取り組みを期待しておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  では、続いて、4番目の環境対策について、お伺いをします。  まず、(1)路上喫煙対策について、確認をさせていただきたいと思います。  これは、現在、国分寺駅南口の万葉・けやきルートのバス停がございますけれども、ここのバス停周辺で、バスを待っている間に、どうやら喫煙をされる方がいらっしゃるということです。これまでも対応を多分していただいていることは、私も承知はしているんですけれども、近隣の住民の方、また通行者の方から、煙が上がってきたことで苦情というか要望が寄せられているところであろうかと思います。マナーの啓発など、地道な取り組みが必要ではないかと思いますけれども、この点について、市の考え方を求めたいと思います。 30: ◯環境担当部長(野田 力君)  国分寺駅南口の万葉・けやきルートのぶんバスバス停の箇所は、路上喫煙の禁止エリアに入っておりませんが、しかしながら、ポイ捨て等を含めて、指導員とともに、さらにパトロールの範囲を拡大してまいりたいと思います。 31: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  このぶんバスの万葉・けやきルートも、現在、順調に利用者が非常に多くなっておりまして、史跡周辺から国分寺駅に向かう方、また東恋ヶ窪三丁目から国分寺駅に向かう方、やはりここのバス停を利用される方が乗降者数が多いということなんですね。そういったことからも、今、私も所管課の方にお願いして、ほぼ毎月、乗車状況を確認しているんですけども、かなりふえてきていて、多い日は、今、1日500人を超えるところまで、ぶんバスのこの万葉・けやきルートが乗っていただいているということも確認をさせていただいています。  そこで、そういった一方で、要望というか、近隣の方の御理解があって初めて、こういった運行が確保されているということを、改めて私たちは感じていかなければいけないんだろうというふうに思います。そこで、今後もぜひ、建設環境部内でしっかりと連携を密にとっていただいて、対策をとっていただきたいと思います。  そこで、このポイ捨ての防止及び路上喫煙の規制に関する条例について、今、部長からも説明あったとおり、当該地域は、この条例に基づく路上喫煙の禁止エリアには入っていないと。この地図を改めて確認させていただくと、国分寺駅の南北には比較的長いんですが、本町・南町地域センターがあるにもかかわらず、東西の部分が若干弱いというか、狭いというか、そういった、いろいろな背景とかもあるんだろうと思うので、すぐに広げてほしいというわけではないんですけれども、一方で、ここが指定されていないというのは私はちょっと意外でもあったので、このあたりは、今後しっかりと見直しを、私はもう一度図っていくべきではないかと、検討を進めていくべきではないかというふうに感じているところでございますけれども、この点について、市の見解を求めます。 32: ◯環境担当部長(野田 力君)  今後、国分寺駅周辺の調査をさらに強化いたしまして、路上喫煙禁止エリアの変更も検討してまいりたいと、そのように考えます。 33: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  では、続いて、やはりこの路上喫煙対策で、これは当該地域のみならず、国分寺駅周辺、また西国分寺駅、また恋ヶ窪駅周辺もそうですけれども、全体的に路面のステッカーが残念ながら時間がたって見にくくなってしまっている。また、このステッカーが、途中から小さなものから大きなものに、よりわかりやすい表示にということで変えてきていただいていると思いますが、特に導入当初の小さなステッカーが見にくくなっている傾向があるようでございます。そこで、エリアもある程度限定されている場所ですから、調査、しっかりかけられると思います。現状を確認をしていただいて、私は速やかに、このあたりは大きなステッカーに、見にくいところは改善、張り直しをするなど、対応を図っていただきたいと思いますけど、この点について、市の考え方を伺っておきたいと思います。 34: ◯環境担当部長(野田 力君)  今、議員から御指摘があったように、小さなものから劣化している部分は大きなものに張りかえている箇所もございますけども、現場調査をしていきながら、劣化しているような箇所は、順次、早急に張りかえてまいりたいと考えます。 35: ◯22番(木島たかし君)  お願いします。  では、続いて、(2)のカラス等の対策についてなんですけれども、これも昨日、新海議員から、私の質問を期待される向きの話もあったんですが、基本的に問題意識は多分、私も新海議員と同じなんですけれども、共存を図りながら、カラスが少しでも減少に結びつくにはどうすればいいかということで知恵を絞っていくべきだろうという立場で、一般質問をこういうふうにさせていただく背景としては、主に日立中央研究所の周辺ですね。ここでどうしても東恋ヶ窪二丁目、あるいは本多二丁目、本町四丁目地域の、この周辺の住民の方から、長く住んでおられる方でも、最近、特に若干気になるというか、数がふえているように感じられるというお声も頂戴しているところでございます。もちろん、鳥獣保護法の観点の重要性については理解をしているところでございます。一方で、どういった対策をとれるのかということは、周辺住民にとっては、住環境にかかわる課題でも、問題でもありますので、しっかりと、ここは対応を図っていく私は必要があるんだと思います。そこで、まず、市として、そういった状況にあるという認識があるのかどうかですね。この点を確認をさせていただきたいと思います。 36: ◯環境担当部長(野田 力君)  今、おっしゃられた箇所については、環境対策の担当のほうにも、何件か、その付近の連絡は入っている状況でして、現場調査、写真を撮影してきたり、そういったところはしているところでございます。 37: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  その上で、当然、相談を寄せていただくわけですから、市として、どういった回答というんですかね、対応、こういったものが図っていけるのかどうか、このあたりについて、今後の考え方も含めて見解を伺っておきたいと思います。 38: ◯環境担当部長(野田 力君)  現在は、昨日の新海議員の一般質問でも申し上げましたが、鳥獣保護法等の関係もありまして、なかなか対処が難しいところもございますけれども、今後、東京都とも連携していきながら、今以上に積極的な対策がとれるような方法があるか、対策強化できるか、検討してまいりたい、そのように考えています。 39: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  これは多分、今に限らず、年に数件は必ず寄せられている御要望なんだろうというふうに思います。そこで私は、相談者に、市にこういうことで連絡をされるということは、何とかしてほしいという御要望でもあると思います。東京都と連携をとるということは当然のこととして、そこで具体的な対応を、相談者、また周辺住民にわかるような取り組みを、ぜひ期待をしたいと思います。  市としてでき得ることの1つとしては、カラスがごみ袋をつまむというか、つつくようなところを、どうやって、例えば、ネットで防いでいくかというか、そういったところも、特に国分寺駅北口周辺には多くの飲食店もございますし、また、集合住宅等の対策を地道に丁寧に取り組んでいく、寄り添った支援を講じていくということが、まずは私は市としてとるべき対応の1つかなと思いますので、ぜひ、丁寧な現場での取り組みも求めておきたいと思いますので、改めて一言、見解を求めます。 40: ◯環境担当部長(野田 力君)  確かに年に数件、カラス対策の苦情が寄せられているところでございます。まず、カラスの巣を取り除くことで、人に危害を加えないというところはございますので、そういう対策は現在も講じているところでございます。  また、寄せられた市民の方と、行政と、あと電線に多くとまっているところの苦情については東京電力とも連携すると。市民の方から東京電力に問い合わせしていただくと電線を一直線じゃないようにする対策をしてくれるというところまで報告受けていますので、そういうところも丁寧にやってまいりたいと考えます。 41: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。さまざまな対応策、ぜひ、一個一個丁寧に進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、続いて、5番目の防犯対策について、質問をさせていただきます。  きょうはこれも1点に絞らせていただきますけれども、国分寺駅周辺のつきまとい行為防止のパトロールの現状について、確認をさせていただきたいというふうに思っております。  国分寺駅北口再開発ビルが竣工したところでございますけれども、駅前のまちの状況も、これによって大きく変わってきているところでございます。一方で、周辺御利用の皆様の話から、残念ながら夜間における、いわゆる勧誘行為、客引き、こういったつきまとい行為に変化がないというふうに私は感じております。市の見解を伺うとともに、対策の強化を地道にこれは図っていく必要があるんだろうというふうに思います。市のこれまでの取り組みや今後の対応について、見解を求めます。 42: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在、国分寺駅周辺では、午後5時から11時までの間、警備員2名によるパトロールを実施しているところでございます。また、警察官による国分寺駅周辺のパトロールの強化についても、小金井警察署に申し入れをしているところでございます。しかしながら、ある一部の場所においては、いわゆる客引き、勧誘行為が行われている実態がいまだあることについては認識しております。国分寺駅北口が整備され、人の流れが変わったこともあることから、周辺に注意して、時間をかけてパトロールを実施するなど、警備員へ指導しているところでございます。  また、パトロールの時間帯やルートについては、絶えず変則的に変えながら行っているところでございます。こちらについては、他市の状況についても研究しながら、しっかり対応してまいりたい、このように考えております。 43: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  これまでも、この課題については何度か取り上げさせていただいているところでございますけれども、そういった中で、禁止エリアを一部拡大も若干していただいたという経緯もかつてはあって、ただ、それでも残念ながらというか、道路の真ん中で堂々とそういった行為をしているところを通りかかったという方も、実際、そういったお声も寄せられているところでございますし、地道な対応を引き続き求めていきたいと思います。  また、他市等の状況なども参考にしていただきながら、地域の安全・安心のために、さらに全力を尽くしていっていただきたいと思います。改めて、きょうはここは答弁を一言いただいておきたいと思います。 44: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  議員がおっしゃるとおり、地域の安全・安心ということを目標に、しっかりと対応してまいりたいと思います。 45: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  では、続いて、最後、6番目の今後の市政経営について、お伺いをさせていただきたいと思います。これも、実は前回も同じ通告をさせていただいているところでございまして、こちらも前回質問させていただいたことを中心に、きょう、確認をまたさせていただきたいと思っています。  まずは、財政の健全化に向けた公共施設のマネジメントの課題です。これも前回、財政負担を軽減していくために、当然、これまでも市はさまざまな検討をされていることは十分承知をしているんですけれども、私は具体的な対応というか、これをこれから着実に図っていくべき時にいよいよ来ているというか、そういうふうに感じております。そういった場合に、しっかりと財政負担を軽減していくための成果というものを出していかなければいけないんだろうというふうに思います。その点についての重要性について、前回も質問させていただいているところですけれども、前定例会から、それほど時間も経過していないので、そんなに大きな変化がないことは十分承知はしているんですけれども、改めて現状の市の認識、課題、現在の取り組みについて、状況をお聞かせいただきたいと思います。 46: ◯行政改革等担当部長(中島祥喜君)  まず、公共施設等マネジメントに関する取り組み状況としましては、平成30年10月に国分寺市公共施設適正再配置計画及び国分寺市公共施設個別施設計画を策定いたしました。この策定に伴いまして、市職員を対象とした両計画に関する説明会を開催し、全庁に公共施設等マネジメントの視点を浸透させる体制を整え始めました。そういったことでございます。あわせて、今後は市内公共施設への配架や市ホームページへの掲載を通じて、市民の皆様にも両計画の周知を図ってまいりたいと思います。  さらに、公共サービスの維持や財政負担の軽減等を目的とする公共施設等マネジメントにつきましては、議員も御指摘のように、今後、中長期的視点を持って、継続的に取り組んでいかなければならないと思って考えております。そのため、各市においても、施設管理の包括的な委託や事業の発案段階から、公募により、事業内容等に関して、民間事業者の意見や新たな提案を直接の対話によって情報収集することを目的としたサウンディング調査という手法が実施されております。 47: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。なかなか難しい。表現もそうなんですけども、具体的にどういったことができるのかという部分は、確かに、まだまだ慎重に判断しなきゃいけないということは十分承知はしているんですけれども、やはり地道に、行政改革や財政の健全化というのは、特効薬はないというか、地道に着実に、こつこつ、その歩みをとめないことが最善の道なんだろうと思います。所管課、担当部署においては、さまざまな、今、検討というか、されていることと思いますので、引き続き国分寺市にとっての将来の財政の健全化を見据えた上での最善の方策がとれるような今後の施設のマネジメントのあり方について、引き続き本当に真剣な検討を求めておきたいと思います。  昨日も議論になった、今定例議会、この後の一般質問でも予定されている、例えば、学校のエアコンの設置についても、どうしてもこのイニシャルコスト、ランニングコストという課題が出てくると。そういったものをしっかりと包括的な、いわば管理委託が可能なのかどうか。恐らく、それぐらいの単位だと、なかなか民間事業者も、それだけでなかなかこの事業を担っていくには、事業規模としては小さいのか。逆に民間事業者の立場でいえばそうなのかもしれないんですけれども、そういった中で、どうやって施設を組み合わせるなどして、そういった将来的な財政負担の軽減を図れるかどうかというのは、まさに、私は本当に待ったなしの課題だと思っていますので、ぜひ、そういった視点での取り組みを求めておきたいと思います。  では、続いて、もう一点は、公会計の改革です。  11月19日に、これは国分寺市議会の議員研修で町田市役所に訪問させていただいて、公会計制度への積極的な対応を図られている町田市の状況について確認をさせていただいたところです。改めて、この公会計制度への町田市の対応について、本当に先進的な取り組みであるということを感じたところで、財政の見える化に向けた積極的な取り組みを、国分寺市として、どういうふうに持ち帰って、これから生かしていけるのかということを真剣に考えていかなければいけないということを、改めて視察で感じさせていただいたところです。  そこで、私はさまざま、この課題は、もちろん町田市と国分寺市の状況というのは、統一的な基準とはいえ、内容的には、まだまだ違いがあります。そこを目指していく上で、1つの課題は、国分寺市の場合は、財務書類を作成するに当たっての仕訳の手法、方法ですよね。これがどうしても期末で一括に仕訳をするということで、事務量がそこで膨大になって、どうしても、なかなか事務作業上対応が図り切れない。決算の審査に間に合うタイミングで財務書類が提供できない等の課題があると思います。町田市は一方で、これを日々仕訳という形で、しっかりと毎日、そういった取り組みができていることによって、それだけではないんですけれども、1つの大きな分岐点であることは間違いないんだろうと思います。このあたりについて、市としての認識ですね。現状の課題等も含めた今後のあり方について、見解を求めておきたいと思います。 48: ◯政策部長(塩野目龍一君)  まず、冒頭、一言お礼を申し上げたいと思います。  過日の町田市への議員研修につきましては、議長の御配慮により、私と財政課長が同行させていただきました。大変意義のある研修だということで感謝を申し上げたいと思います。  この公会計制度ですけれども、私も今申し上げたとおり、町田市の仕組みを学んできたわけですけれども、まず、今、議員がお話しされたように、印象に残ったのは、日々仕訳と期末の一括仕訳、これによって、かなり財務書類の作成のスピードが変わってくるというのが印象がありました。それと、もう一つ、この日々仕訳を導入するに当たっては、全庁的な取り組みが必要だということで、それぞれ各課、各職員の意識をまず変える、高めるということが非常に大事だなという認識でおります。また、そのためには、複式簿記の知識を習得するための研修ですとか、あるいは事務の改善、そういったことにも着手をしなきゃいけないということで、町田市は確かに先進市であることは認識しておりますけれども、今後、日々仕訳なのか、期末一括仕訳なのか、どちらが精度があるというような検証は、まだ本市でも行っておりませんので、ここはしっかりと、今後、見きわめていきたいというふうに考えています。 49: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ検討をお願いしたいと思います。検討しつつ、走りながらという状況なんだろうと思いますので、さまざま御苦労もあるかと思うんですけれども、お願いしたいと思います。  町田市で見せていただいた資料の中で、課別、事業別の行政評価シートというものがあって、これがいわゆる地方自治法第233条の第5項に基づいた、決算における主要な施策の成果に関する説明書として冊子になっているんですね。これが、私たちのイメージでいえば、ここに該当するのは、国分寺市でいえば事務報告書ですね。決算のときに提出をしていただいている。これはこれで、国分寺市はとても私はわかりやすくつくられているというか、各課の事業の成果が本当によくわかる、非常に貴重な書類であると感じていますけれども、町田市のこの主要な施策の成果の説明書というのは、この事務事業の報告書プラスアルファで、この財務諸表がしっかりと見開きでわかるような状況になっているということから、それを踏まえた上でのトータル的な総括ですね。なので、非常に重層的な、そういった施策の評価表というか、貴重な書類なんだというふうに思います。そういった意味で、必ずしも国分寺市において、町田市を参考にしつつも、国分寺市独自の、国分寺市版の財政の見える化、わかりやすさ、本当に市民への説明責任、そういった観点で財政健全化に向けた、私は重要な取り組みだと思いますので、ぜひ、引き続き、この検討を深めていっていただきたいと思います。この点について、見解を求めます。 50: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今、お話しいただきました町田市の財務書類が非常によいという印象は持っております。しかし、町田市と国分寺市では財政規模にも違いがあったりと、さまざまなこともあります。今後は財務書類の作成については、町田市の手法も参考にしながら、国分寺市に合った取り組みをしっかり検証して、作成に要する人員体制ですとか、あるいはコスト、そういったものも総合的にしっかりと検証して取り組んでまいりたいというふうに考えています。 51: ◯22番(木島たかし君)  ぜひ、お願いします。  では、これで私の一般質問を終わります。 52: ◯副議長(田中政義君)  以上で、木島議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午前10時29分休憩                    午前10時40分再開 53: ◯副議長(田中政義君)  それでは、会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 54: ◯副議長(田中政義君)  続きまして、星議員。
    55: ◯14番(星いつろう君)  国分寺政策市民フォーラム、星いつろうです。よろしくお願いいたします。通告に従って、質問させていただきます。  まず、第1点としまして、のびのびと遊べる広場を子どもたちにということで御質問させていただきます。  昨年の第2回、それから第4回の定例会の一般質問におきまして、公園空白地域となっております富士本一丁目における、キャッチボールで遊べる公園をということ、その課題について質問をさせていただきました。また、続けまして、同じ、学校でいうと第十小の学区域でありますが、都市計画公園戸倉公園の早期実現に向けてということで、こうした要望の質問を行ってまいりました。今回も引き続き、この件について取り上げ、お伺いをさせていただきたいと思います。  まず、資料、都市計画公園戸倉公園の範囲図を出していただきました。ありがとうございました。この都市計画公園戸倉公園でありますが、その後の進捗状況を教えていただきたいと思います。 56: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  都市計画公園の戸倉公園につきましては、前回、御質問いただいて、昭和37年に都市計画決定をされておりますが、まだ事業認可されておらず、どのようにして整備していくのか決まっていない状況であるということでお答えをしております。現在も事業認可、こういうものはされておりません。整備の予定も未定であることには変わりませんが、資料でお示しをしたように、土地開発公社が都市計画公園内の一部の土地を先行取得しているという状況でございます。 57: ◯14番(星いつろう君)  その先行取得の場所は、この斜め線のところでよろしいでしょうか。確認です。 58: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  申しわけございません。斜線を引いた部分でございます。 59: ◯14番(星いつろう君)  この斜め線の部分の、今、お示しいただきました、国分寺市土地開発公社が先行取得した、この部分について、お伺いをしたいと思います。  それで、この土地の資料を、土地開発公社の資料をオープナーで確認いたしました。2017年度決算を見ますと、昨年の12月に用地費と測量費合わせて2億6,000万円を支出し、1,264平方メートルの土地を取得しているというふうに記載がしてあります。そして、今年度の予算書もまた見ますと、ここではちょっとわからないですが、ぶんバスのバス停前のところなんですけれども、そこのところ849平方メートル購入することになっているという予算書もありまして、図では、その部分も斜線で示されておりますので、既に購入されているのだということだと思います。細長い土地なんですけれども、それでも地図で実際に見ると、横幅も十分にあって、非常に広い敷地ということになっています。今は2017年度に購入したほうですけども、黒いビニールシートがかけられていると、そうした状況になっているところであります。  この土地開発公社が戸倉公園に向けて先行取得した土地ですけれども、市民の方々から、ビニールシートを外して、原っぱとして市民に開放してください。子どもたちや地域住民が自由に出入りできる場所としてください。こうした御要望を受けているところであります。この地域の方々の御要望を、ぜひとも市のほうにも受けとめていただきたいと思います。市としては、どのようにお考えになるでしょうか。 60: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  先ほど申しました事業認可でございますが、公園として整備を行っていくためには、都市計画公園の全体の、その範囲全体の整備像が必要であるというふうに都のほうからも聞いております。今回は一部ということで土地開発公社で先行取得したわけですが、都市計画公園の枠全体を踏まえますと、多くが生産緑地となっておりまして、用地につきましては、地権者の方の御理解・御協力も必要になります。また、市の財政負担や補助金の活用など、さまざまな面で検討していく必要がありますので、現在のところ、公園として整備するための全体像というのをお示しするというのは、ちょっと難しい状況であるというふうに考えております。 61: ◯14番(星いつろう君)  全体像はこれからということになりますけれども、この部分の、この斜線の部分、土地開発公社の部分の早期の市民への開放という点はいかがでしょうか。 62: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  公社で先行した土地でありますので、市が買い戻しするまで供用開始をしてはならないということになっております。したがいまして、公園としての供用開始できない形で、買い戻しを、今までにはかなり時間を要している状況でございます。  ただ、やはりかなりの時間要しますので、土地活用について、どのような方法があるのか含めまして、研究をしてみたいというふうに考えております。 63: ◯14番(星いつろう君)  この地域一帯なんですけれども、やはり公園空白地域という位置づけのほうを、市としてもされているところであります。戸倉公園の早期実現が望ましいことは言うまでもありませんが、今、御答弁いただきましたとおり、やはり土地の取得など課題は多く、そうそう簡単に実現できる公園ではない、そうしたことも現実であるというふうには思っているところであります。それならば、せっかく土地開発公社が購入したのですから、そこを使わせてくださいという市民の皆さんの声であります。市のホームページを見ましても、土地開発公社は、市民福祉の増進に寄与する、このように記載されております。そうした趣旨も含めて、市民の皆さんの思いを受けとめていただきまして、前に進めていただくということを強く要望させていただきたいと思います。  ただいまの御答弁、活用方法の研究ということの御答弁でありましたが、具体的には、どういったことを研究課題とされていかれるということでしょうか。お示しいただければと思います。 64: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  先ほども言いましたように、買い戻し前は供用開始できませんが、ただ、他の自治体の事例があるかどうかを調べて、参考となる事例があれば、さらに詳しく、その手法、どのような手続をとったのかというものも含めまして、聞き取り調査などを行っていきたいというふうに考えております。 65: ◯14番(星いつろう君)  これまで何度か一般質問の中で申し上げてまいりましたが、地域には、子どもたちが伸び伸びと遊べる場所がほしい、本当に多く声をいただいているところであります。そうした中で、このまま、今、立入禁止となっておりますので、この土地を立入禁止の空き地にしておくのは余りにももったいなさ過ぎるというふうに思うところであります。  また、地域の方からは、いつまでも黒いビニールシートがかかっているというのは、見ているだけでもつらくなる、そうした声さえもあるというのが現実なところであります。やはり国分寺市が先駆けとなって切り開いていくという観点から、情報収集、研究、これをお願いしたいというふうに思っております。  同時に、市の所有の土地となったほうが、利用・活用はしやすくなる。そのことは言うまでもないことだというふうに思っております。土地開発公社の決算書を見ますと、2017年度、平成29年度ですけれども、そのときに購入した部分については、平成34年度までに売り払う予定との記載がありました。つまり、あと4年のうちに、どこかで市が購入するとの記載だというふうに思っております。市民の皆様が利用できるようにするために、平成34年度を待つことなく、市による購入の時期を早めていただきたいというふうに考えていますが、いかがでしょうか。 66: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  今おっしゃるように、買い戻しについてはできるだけ早期に買い戻しをしたいというふうには考えますが、活用できる補助金、あるいは市の財政負担なども踏まえて検討していかなければならない内容だというふうに考えております。今の段階では、いつまでにというスケジュール、お示しできる段階ではないということで御理解いただきたいと思います。 67: ◯14番(星いつろう君)  あの土地には、今、看板もつけられておりますけれども、市の外郭団体である土地開発公社が購入したと、そのことを知った地域の皆さんから、私もこんなに多くの意見があるんだというのは、ちょっと驚いたんですけれども、そのぐらい意見をいただいているところであります。  若干、紹介させていただきますが、まず、黒いビニールシートを外してほしい、そうした要望も先ほどさせていただきました。この件につきましては、黒いビニールシートによって、草も生えてこないし、虫の幼虫もミミズも死んでしまう。これでは生態系を壊してしまう。こうした光景を見て、子どもたちに緑を大切にする心というのが、果たして育まれるんだろうか、そうした御意見ですね。したがって、周辺住宅には、いつも緑があって、緑が戻ってくるような、そうした施策を所管している担当課、緑と建築課は進めていただきたい、そうした御意見をいただいております。  大人だけではなくて、子どももそうなんですけども、国分寺市はやっぱり緑が豊かだから他市から引っ越してきたと、そうした保護者の方とお話をしたんですけども、この方の子どもが、やはり開発によって、今、どんどん緑が減っていく。自分の家の周辺も緑が減っていく中で、大人になったときに、自然がたくさんあって、ずっと住み続けたいと思える国分寺市はあってほしいと、小学校の高学年の子どももこのように感じているということです。  また、あるお母さんからは、漫画の『ドラえもん』がありますが、『ドラえもん』の中で、のび太君たちが空き地で遊んでいますけども、『ドラえもん』を見るたびに、あの空き地がうらやましくて仕方がないと、そのようにもおっしゃっておりまして、実はこれは年代を超えて、ちょっと別な年代の方からも、やっぱり子どもたちが工夫をして遊んだり、考えたり、また草花や虫と触れ合う、そうした空き地ですね。『ドラえもん』の空き地。本当にそういうものが子どもたちの未来のためにも、今の子どもたちのためにも必要だと思うと、こうした御意見をさまざま伺ってきたところであります。  それで、この間、キャッチボールができる公園を、そして自然の草花が生い茂る広場をなど、さまざま質問をさせていただきました。本当に公園、広場に対する夢は広がりまして、そして、それぞれの年代、状況で、さまざまなアイデアや希望を地域の住民の皆さんが持っていらっしゃることを私自身も学んでまいりました。都市計画公園の戸倉公園の早期実現を議会で要望してまいりましたが、やはり、その途方もない道筋、非常に難しい課題もあるということも現実であるというふうに思います。しかし、土地開発公社が先行取得した空いた土地がある中で、やはりそこだけでも市民に開放していただきたい、開放すべきである、そうした意見をお聞きしまして、これは私には思いもつかなかったような発想でありまして、本当に目からうろこが落ちるような思いで、こうした市民の皆さんの御意見を伺っていました。市民の皆さんの提案力に驚き、学んでいるところであります。  こうした先行取得をしました土地の活用を含めて、今後の戸倉公園の計画づくりも進めていくわけですが、その過程にありまして、PTAや学校、そして地域と行政が意見交換をできる場を設置していただきたいというふうに思っております。決まったことを報告する説明会ではなく、意見交換の場ですね。市民と行政がお互いにアイデアを出し合う意見交換の場を前にも御紹介させていただきましたが、23区にある世田谷区では、このことも実践しておりまして、地域住民の意見によって、遊具のある公園を原っぱ公園に変えた、そうした取り組みも他市では行われていますが、こうした意見交換の場を設置していただきたいと思います。いかがでしょうか。 68: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  ビニールシートですが、現在、管理上の問題もありまして、今、ビニールシートを張らせていただいています。先ほども答弁させていただきましたけど、買い戻しするまでの間の土地活用について、どのような方法をとれるのか、どういうふうに活用していけるのか、今後、研究していきたいということであります。活用が可能ということであれば、今言われるような形で、市民の方の御意見を聞きながら進めたいというふうに考えております。 69: ◯14番(星いつろう君)  ぜひ、お願いしたいと思います。やっぱりこれは言うまでもありませんが、この地域の広場や公園づくりだけに問われている課題ではないというふうに思ってます。行政と住民による意見交換による、こうした公園、子どもの遊び場づくりですね。これがやっぱり自分たちの公園、広場だという意識を高め、住民によるまちづくり、地域活性化につながっていく、そうしたものにもつながっていくと思いますので、ぜひ、この実現をよろしくお願いいたします。  続きまして、放課後子どもプランの拡充に向けてということで、御質問させていただきます。  まず、委託契約についてなんですけれども、市内の小学生が学校の終わった後に参加している放課後子どもプランですが、市はこの意義をどのようにお考えになられているでしょうか。 70: ◯教育部長(堀田順也君)  放課後子どもプランの意義ということでの御質問でございます。放課後子どもプランにつきましては、放課後の学校の余裕教室等を活用いたしまして、子どもたちの安全・安心な活動場所を確保すると、地域と学校が連携して、学習やさまざまな体験、それから交流活動等の機会を提供していくということで、放課後の子どもたちの安全で健やかな居場所をつくるといったことを目的としているということでございます。 71: ◯14番(星いつろう君)  それで、この放課後子どもプランですけれども、市の委託事業となっておりますが、委託者と受託者、それぞれどなたになっているのかお示しください。 72: ◯教育部長(堀田順也君)  委託契約ということで締結をさせていただいてございます。当然、委託側は国分寺市、それで受託側は、今現在は実施委員会ということになっておりますが、契約書上は、そのそれぞれの代表者ということで、国分寺市長と、それから実施委員会の実施委員長ということで契約書を取り交わしてございます。 73: ◯14番(星いつろう君)  わかりました。  資料として、委託契約約款、それから国分寺市契約における暴力団等排除措置に関する特記約款、そして特記仕様書、この3点を御用意いただきまして、どうもありがとうございました。それで確認ですが、この3点ですが、放課後子どもプランの委託契約に伴う書類ということでよろしいでしょうか。確認です。 74: ◯教育部長(堀田順也君)  契約に当たりまして、今、資料請求いただきました共通約款でございますけれども、約款と、それから暴排の特記約款、それから特記仕様書、あと、当然のことながら、仕様書をこれに添付しての契約ということになります。 75: ◯14番(星いつろう君)  ほかにも書類があるということですが、これも含まれた委託契約時に使うものということですね。わかりました。  この委託契約約款のほうを確認していきたいですが、1ページの第4条ですけども、ここの記載を見ますと、「この契約の履行に関して発生した損害は受託者が負担するものとする」、こうした記述がございます。また、3ページの第16条の2ですけれども、この(1)の上の部分ですけども、「受託者が損害を受けたときは、委託者は受託者に対し、違約金とは別に損害賠償の請求ができるものとする」、こうした記載があります。このほかにも、細かく読んでいきますと、原状回復義務など、いろいろな内容が記載をされております。  この放課後子どもプランですけれども、先ほど部長のほうからありましたが、各小学校の放課後子どもプラン実施委員会が担って、受託者は、その実施委員会の委員長ということになっております。私、学校長かなと思ったんですが、実施委員会の委員長なんですね。つまり、一般の保護者の方が受託者ということになっております。これは全ての小学校に共通しているのかどうかわかりませんが、私の知っている範囲でいうと、この実施委員会ですけれども、このメンバーは学校に自分の子どもが入学しますと卒業するまで、保護者は何らかの委員を1回は行う、1人1役というふうに言っていますが、この実施委員会も1人1役の1つということになっております。したがって、放課後子どもプランをやりたくて、私、やりますということで手を挙げている方もいらっしゃれば、それこそ、何かやらなきゃいけないということで、じゃんけんとかくじ引きで決まった人もいらっしゃるかもしれません。そういったメンバーの中から実施委員会の委員長を選出していくということになってまいります。この一般の保護者が損害賠償などが記載された事業の受託者となっているというわけです。委託契約の内容は、相手が企業や団体なら十分に理解できる、必要なものであると思いますが、放課後子どもプランの場合は、委員会の長ではあるものの、一保護者ということになっております。そうした中で、ボランティアでやっているようなものなのにとか、たまたま1人1役の中でなっただけなのに、どうしてこんな責任を負うことになるのか、そうした保護者の方からの戸惑いや不安の声をお伺いしているところであります。事故やけがが起きて、例えば、後遺症が残ってしまったようなときに、実施委員会の責任となってしまうのかどうか、こういった不安ということです。このあたり、市としては、どのようにお考えになるでしょうか。 76: ◯教育部長(堀田順也君)  まず、この放課後子どもプランの成り立ちなんですけれども、こちらは、この事業自体が実施される以前は、従前、校庭開放という事業を行っておりました。これにあわせまして、あと平成18年度から、一部、文部科学省の委託事業ということで、地域子ども教室という事業を、3年間のサンセット事業でございますけれども、実施していたと。そういうことの兼ね合いで、それの発展形ということで、この事業が開始されたという過去の経緯がございます。その中で実施委員会を立ち上げていただいて、各校にお願いしたところ、その段階で各校のほうで引き受けていただけるというお話がまとまったことで、事業をスタートしてきたという経緯がございます。  今、御指摘の委託の約款でございますけれども、これについては、市の委託契約には、今、共通約款ということで、一律こちらのほうを適用させていただいてございますが、確かに御指摘のような負担感があるというお話は伺ってはございます。ただ、直ちに、この共通約款を使う使わないという判断ができるわけではございませんので、今、特記仕様書等々の記載も含めて、どういったことが可能かということで研究をさせていただいているところでございます。 77: ◯14番(星いつろう君)  次の質問で特記仕様書について質問しようと思ったんですが、今、部長のほうから御答弁があって、そこで検討していくという、今、検討中だということだったので、そのことは本当にお願いしたいと思います。やはり実施委員会の責任に何が該当するのか、何が該当しないのか、そういったことをきちんと明記していただきたいという声がありますので、その辺は部長のほうの御答弁がありましたが、ぜひ、よろしくお願いしたいというふうに思っております。  こうした問題提起について、私、声をお伺いしてまいりましたが、保護者の方ですが、その思いとしましては、次の実施委員会の人たちのためにも、不安材料をやはり取り除いて、子どもたちのために放課後子どもプランを継続していきたいと、そうした思いで、こうした御意見、御提案をされているということであります。万が一、この不安が解消されずに、委託契約を結ぶことができない学校が発生してしまえば、その影響を受けてしまうのは子どもたちですので、各実施委員会の皆さんと意思疎通をしっかりととりながら、条件整備、努めていただくことを再度お願いしたいと思います。  続いて、事務処理であります。放課後子どもプラン、委託金が支払われるわけですが、1校当たり幾らになるんでしょうか。また、その内容はどういったものに支出されるのか、この辺を御説明ください。 78: ◯教育部長(堀田順也君)  委託金でございますが、今、この中身については、国あるいは東京都のほうから補助をいただいてございます。今、各校には98万円程度、100万円弱の金額を委託金としてお支払いをしているという状況でございます。中身につきましては、消耗品であるとか、サポーターの報酬であるとか、そういった部分でお願いをして支出がされているという状況でございます。 79: ◯14番(星いつろう君)  98万円ということでしたが、御意見、御提案としてこの会計の事務処理がとても煩雑だということをお伺いしております。今、部長のほうからもございましたけれども、例えば、子どもたちのための講師というか、そういういろいろ教えてくださる方が来てくださった方や、校庭開放の見守りなどの謝礼金というか、報酬というんですか、それも封筒をつくって、それでATMに並んで、その都度、現金をおろして、相手方に現金で渡して、それから受領証を受け取って、こうした作業は、私は実際にやってないので、簡単に言っていますけれども、年間で300件ぐらい事務処理があるところもあるんだそうです。しかも、98万円といって、普通、一般の保護者には高額だと思いますが、この管理もこの会計の方が賄うと。先ほどの質問にも関連しますが、盗難に遭った場合は、一体どうなっちゃうんだろうか、どこに責任が伴うだろうかと、そうした不安もあるというようなことをお伺いしています。先ほどと一緒なんですけれども、保護者の1人1役の中で行うには、余りにも負担と責任が大きいという御意見でありました。  そこで、御意見、御提案として伺ったことでありますけれども、こうした会計処理、市で行っていただきたい、また、市でやっていない理由も含めて、この御意見に対する見解をお願いしたいと思います。 80: ◯教育部長(堀田順也君)  放課後子どもプラン、こちらは委託業務で実施委員の方々に行っていただいている事務処理についてということでございます。今、議員のほうからお示しいただいたとおり、毎月、さまざまな事務をお願いしています。それに対して負担感を抱いているという御意見は、一部いただいているところでございます。個人の負担軽減についてということで、この部分は、今、私どものほうでも、各校の実施委員の皆さんからの意見交換の中で、その負担を分散できるような形が何とかできないかと、そういう工夫ができないかということで、個別の御相談は乗らさせていただいているところではございます。しかしながら、今の事業スキームの中では委託業務、委託契約を結んで、その仕事を、そこまで含めてお願いしているという実態がございますので、その部分を市が肩がわりをするということになりますと、契約内容とそごが出てきてしまうということになります。また、委託契約ということで、今、国・東京都のほうから補助金等々をいただいているという実態もありますので、これらも含めて、どういったところでその負担感を軽減することができるかということについては、先ほどの約款も含めて、あわせて検討してまいりたいというふうには考えてございます。 81: ◯14番(星いつろう君)  よろしくお願いしたいと思います。  公園の少ない地域では、いわゆる校庭開放ですが、子どもたちが遊ぶ貴重な場となっております。また、今月は12月になりますので、放課後子どもプランはクリスマスのグッズづくりとか、子どもたちがものづくりに携わると、そういう多様な体験をできる有意義な事業であるのが、この放課後子どもプランであるということを私自身も実感として持っているところであります。この事業の継続のために問題解決に努めていただくことをお願いして、この質問は終わりたいと思います。  今後の進捗状況について、さまざま、部長のほうから御検討いただくということでしたので、今後もお伺いをさせていただきたいと思います。  続きまして、3番目、児童の命と安全を守るためのスクールゾーンの車両通行についてということで、お伺いしたいと思います。実は3点にわたってお伺いしようと思いましたが、時間の関係もありまして、1点だけお伺いしたいというふうに思っております。  スクールゾーンですけれども、子どもたちが登校する朝の時間帯は7時半から8時半だと思うんですが、この時間はスクールゾーンは通行禁止になっております。小金井警察署で通行許可の手続をとってきた車は、スクールゾーンであっても、特別にこの7時半から8時半の間に通ることができる、これがこうした現実になっているというふうに思います。この7時半から8時半の朝の登校の時間帯ですけれども、保護者の場合は馬出しというふうに、私が住んでいる地域では馬出しと言っているんで、ほかの地域はちょっとわからないんですけど、ここはスクールゾーンですという看板を保護者が交代で当番で出したり、また、朝、道を歩いていても、横断歩道を初め、通学路なんかには、保護者や地域の方々が立ち、子どもたちの見守りを行ってくださっている、そうしたことになっております。そうした見守りの方、具体的に私がお伺いしたのは、第二小や第十小の地域に住む方からお伺いしたことなんですけれども、この7時半から8時半のスクールゾーン通行禁止となっている時間帯でありますが、工事車両がスクールゾーンに入ってきてしまう。私もそうした場面を見たときがあるんですが、その際、通行許可証を所持していない車両が見受けられる、こうしたことをお伺いしているところです。したがって、子どもたちの安全を守るために、工事車両にも通行許可証を取得するように、関係の業界団体などに注意喚起を行っていただきたい、こうした御意見をいただいてまいりました。第二小と第十小地域ということで、私が聞いた範囲はそこなんで、そう申し上げましたが、ただ、開発は市内のあちこちで行われていると思いますので、ほかの地域でも同様なことが起きているのではないだろうかと思っておりますが、このあたり、業界団体等への注意喚起などの対策はいかがでしょうか。 82: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  今おっしゃるように、スクールゾーンに指定している時間帯は、車両通行禁止となっております。通行する場合は、例えば、地域にお住まいの方など、一部、通行が認められる場合があるということで、私どもの市報やホームページにおいて、スクールゾーン内の通行が必要な場合、警察での手続必要な旨は周知はしております。ただ、工事車両等の周知行き届かない部分もあるかと思いますので、交通管理者である小金井警察署とも調整をさせていただいて、今、その業界に対する要望とかも含めまして、調整をさせていただきたいというふうに考えております。 83: ◯14番(星いつろう君)  子どもたちの安全の問題でありますので、しっかりとお願いしたいというふうに思っています。  また、これは質問ではなくて要望でありますが、朝の時間帯に限ったことではないんですけれども、やはり地域外から入ってくる工事車両が最近多く見受けられるということで、中にはですけれども、一方通行でも気づかずに入ってきてしまう車があるということで、これは地域の保護者の方からお伺いしたんですが、そうなると、一方通行だということで、運転手が気づくと、焦って、かえってスピードを上げて、グーンと通っていくと、そういう状況がある中で、警察署や関係団体には、こういったこともあわせてお伝えいただいて、注意喚起のほうをお願いしたいというふうに思います。  続きまして、最期まで自宅に暮らすことのできるまちづくりということで、4番目の質問を行わせていただきます。今回は要支援者のサービス利用についてということで、お伺いをさせていただきます。  高齢となられた市民の方の声ですけれども、最後の1週間、せいぜい1カ月くらいは入院しても仕方がないけれども、子どもの世話にもならず、最期まで自宅に住み続けて人生を終えたい、施設には入りたくない、自宅にいたい、こうした少なくない市民の方々から御意見をお伺いし、人生の最後まで自宅に暮らし続けることをテーマに、第2回、第3回の定例会では質疑を行ってまいりました。今回も、その続きとなります。  2016年、平成28年4月から、要支援の方ですけれども、介護保険から介護予防・日常生活支援総合事業に移る制度が始まりまして、今年度、本格実施となっております。その中の質問でありますが、こういったお声を伺いました。デイサービスにおける個別リハビリを受けることができなくなってしまいました。市内にあるデイサービスなのに、他の自治体の利用者は使えています。国分寺市民だけが個別リハビリを利用できていません。なぜでしょうか。複数の方から、こうしたお声を伺っているところであります。  総合事業が始まったころからの変化のようなんですけれども、市はこうした声、現実というものを把握されておりますでしょうか。 84: ◯福祉部長(横川 潔君)  私どもが把握している限りにおきましては、利用者の方からは、そのようなお話は伺っていないという状況でございます。 85: ◯14番(星いつろう君)  事業者からは出ているんですか。 86: ◯福祉部長(横川 潔君)  総合事業になりまして、サービスの内容を見直したという事業者があるということは、市にも情報が寄せられているところでございます。 87: ◯14番(星いつろう君)  そういうことで入っているわけですね。わかりました。  この総合事業におけます、利用者にサービスを提供すると事業者は幾らの収入を得ることができるのか。こうした単価表というんですか、こうしたものは各市のホームページで公開をされているので、確認することができます。国分寺市の場合ですけども、総合事業、通所サービスAの場合ですが、おおよそ、送迎があるかないかで単価が変わる。基本的には、この2本立ての仕組みになっているというふうに、私はそのように理解をしております。もし違ったら御指摘ください。  一方で、例えば、隣接市であります国立市や小平市の単価表を見てみますと、そういった基本的なもののほかに、さまざまなサービスに対する加算額、こうした制度を設けられている内容となっております。その加算がつくサービスの1つに、運動機能向上加算、これが設けられておりまして、これがデイサービスにおけます個別リハビリを行うと、事業者が受け取ることができるお金であるというふうに考えております。国分寺市は、この運動機能向上訓練の加算は、先ほど言いましたように設けておりません。したがって、事業者が運動機能向上訓練を国分寺市民に提供しても、収入としては入ってこないので、さきに私が紹介した声となってあらわれているのではないだろうか。また、部長が、先ほど事業者のほうからも、サービス内容を変えたということを御紹介いただきましたが、そうした現実になっているのではないかというふうに考えているところです。  個別機能訓練ですけれども、理学療法士、作業療法士といった国家資格を持つスタッフが行っている場合、この国家資格を持つ人でなくても、指導があれば資格ない人もできるという記載も説明もありますが、要するに、こういう国家資格を持った方が行っている場合、やはりその分、資格取得者ですから、普通は賃金水準が高くなりますので、加算がなければ利用者に実施することは経営的な観点からも難しいのではないかと考えているところであります。そうした意味で、国分寺市は、運動機能向上加算を設けておりませんが、この理由について、お伺いしたいと思います。 88: ◯福祉部長(横川 潔君)  現在の国分寺市における総合事業の報酬体系につきましては、制度の移行時において、他市の状況を把握しつつ、事業者の御意見も丁寧に聞きながら、市が設置した会議体で検討を行い、その結果を踏まえて設定したものでございます。市では、総合事業における通所サービスにつきましては、利用者の生活機能の維持または向上を目指すものでなければならないという基本方針を設けまして、このことに鑑み、それまでの介護予防通所介護における運動機能向上加算分につきましても、本体の基本報酬に含むものとして整理を行った結果、このような形になったということでございます。 89: ◯14番(星いつろう君)  市の考え方としては、基本報酬にもう含まれていると。わかりました。考え方はわかりました。  今回、この課題について2つの質問で、これで終わります。2つの質問だったんですが、私自身、この質問2つを設定するにたどり着くまで、数えてみたんですが、14人の方とお話をしてきました。今、運動機能向上加算に設けていない市の考え方を伺いましたので、この答弁をまた、そうした御意見を伺った方に報告しまして、また再度、質問を行わせていただきたいというふうに思っております。  この質問の最後に、運動機能向上訓練に従事されている資格の方のお話を伺う機会がありましたので、御紹介しますが、専門的には私、用語的には言えないですけれども、マッサージを行ったり、器具を使っての歩き方の指導、そういったものを、この運動機能向上訓練ではされているということです。高齢になってくると、縮こまってくる筋肉があるので、その筋肉をこうした指導によって緩めていく、このことを、私がお話を伺った方は意識されながら、この作業に当たっているということでした。そういう筋肉を緩めるということを意識していくと、両足で力を入れて立つようになることができるんだそうです。そうした意味で、この方がおっしゃるには、トレーニングということもあるんだけれども、高齢の方が、自分の体の使い方について考えてもらうこと、そうしたことに主眼を置きながら、この訓練を行っているということで、考えてもらうという意味では、要介護の方よりも要支援の方のほうに意識してもらいやすいので、その分、効果が出てくるんだということをおっしゃっておりました。そうした意味で、要支援のうちから運動機能向上訓練を行うことは、より高齢の方が長く元気でいるということに効果があるとおっしゃっていらっしゃいましたので、こうしたことからも私自身も考えてまいりたいと思っております。  最後の質問ですが、待機児童ゼロに保育の質も大切に。ということで、お伺いをさせていただきます。  まず、ひとり親世帯の対策について、お伺いをしたいと思います。  資料として、保育の実施基準指数表を御提出いただきました。どうもありがとうございます。これを見ながら質問をさせていただきたいと思います。  まず初めなんですが、この指数表でありますけれども、保育所の入所を希望された世帯、この表のそれぞれどこに該当するのか、そして、その該当した指数の合計によって、市のほうは、保育をどれだけ必要としているのかというのがわかってきますので、それによって保育所に入れるのか否か、そういうことが決定されるという中身だと思っております。もし間違っていましたら、御答弁の中で訂正をお願いしたいと思います。  この指数表についてお伺いしますが、ひとり親世帯の指数が変わったということをお聞きしましたが、どのように変わったのか、お伺いします。 90: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  このひとり親世帯の指数につきましては、現行では同居親族のいないひとり親世帯に対して10点、同居親族はいるが保育はできないひとり親世帯に対して5点の加点を行っておりますが、平成31年度より、同居親族の有無にかかわらず、30点の加点対象というふうに改めました。 91: ◯14番(星いつろう君)  30点の加点となったということですね。  私自身も、これまで議会でひとり親世帯については、この保育の問題については取り上げ、質問を行ってまいりました。御主人を御病気で亡くされまして、シングルマザーとなってしまった方で、保育所に入れず、待機児童となり、育児休業のさらなる延長もかなわず、職まで失ってしまった、そうした実態も申し上げてまいりましたが、30点の加点を、今回、市のほうで設けるに至りました。その問題意識をお示しいただければと思います。 92: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  現状といたしまして、ひとり親世帯で待機となるというような状況がございました。ひとり親世帯は要保護世帯であり、自立支援の観点からも特別な配慮を要する世帯というような認識の中で、今回の見直しといったところに至っているわけでございます。 93: ◯14番(星いつろう君)  その30点の点数についてお伺いしたんですが、20点でも40点でもなく、30点というところになった理由ですけれども、そこに至った考え方をお伺いいたします。 94: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  他市の状況を調査したところ、同じ要保護世帯である生活保護世帯、当市の場合はここは20点加点なんですけれども、その生活保護世帯の加点よりも高くなっているという自治体が多かったという状況がまずあります。また、今年度開催いたしました入所基準検討会において、ひとり親世帯の自立支援の観点からも、高い指数を設定するべきであるとの結論となりました。調整指数表で最高の指数が30点というふうに現状なっておりますので、その30点というものを加点するというようなことで、今回、設定をしたというところでございます。 95: ◯14番(星いつろう君)  理由がわかりました。  それで、こうしたひとり親世帯への配慮ですけども、非常に大切で、そうした御家庭に寄り添った市の取り組みであるというふうに思っているところであります。  そして、これは現実にお伺いしたんですが、やはりちょっと課題もあるということで御指摘をさせていただきたいと思います。  実際に私がお話を伺った市民の方は、シングル家庭で失業、無職で仕事を探していると、そうした方でありました。この方の場合で考えてみますと、この資料の表面ですけれども、まず、要するに、お連れ合いがいないということで、この表面のほうの8番の不存在、死亡、離別、行方不明、拘禁等とありますが、これでまず50点だと思います。基本指数表は50点。それから求職活動中。要するに、仕事を探している、日中求職活動が6番にありますが、これで15点ということになっています。今回、新たに設けたひとり親世帯で30点、これで95点。単純にですけれども、95点となってまいります。  一方で、フルタイムで働いておりますと、もうこの基本指数表の一番上ですが、両親ともにフルタイムだと、50点、50点で100点ということになってまいります。国分寺市の待機児童ですが、4月1日現在、1歳児の待機児童は新定義で114人、それから認可保育園を希望しながら入れなかったという旧定義では139人に至っております。その要因はさまざま、市のほうでも分析されておりますが、やはりゼロ歳児から1歳児のクラスに持ち上がる際の枠が少ないという、この現実はあると思います。  例えば、ある保育園を見ますと、ゼロ歳の定員は12人で、1歳児の定員が15人という保育所がありますが、ゼロ歳の12人がそのまま同じ保育園で進級していく、上に上がっていくのが一般的でしょうから、新たに1歳児のクラスに入所できるのは3人枠ということになります。最も多い保育園ですと、1歳児になると16人ふえるという、そうした保育園もありますし、枠は広がっているというふうに私自身も思っておりますけれども、やはり、でも1歳児クラスの入所は競争が厳しいという実態はあると思います。ですから、わずかな点数の差が入所の可否に大きな影響を与えるというふうに考えております。  閉会中の厚生委員会で、平成29年度国分寺市ひとり親家庭アンケート報告書が出されました。ひとり親家庭の収入、雇用状況、悩み、そうしたものが記載されております極めて貴重な資料が市によって報告されたというふうに思っています。これを見ますと、ひとり親家庭の就労の有無ですけれども、1割の人が働いていない、その1割の中の4割は就職活動中というようなデータになっておりますけれども、そうしたことを見ますと、私が示しました御家庭の実態はレアケースではないというふうに考えております。そうしたことを考えまして、求職活動中の場合は、フルタイムでは、やっぱり指数が追いつきませんが、このあたり、市として、どのようにお考えでしょうか。 96: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  ひとり親家庭の求職中の方については、御指摘のとおり、フルタイムで御両親が働いている場合よりも基準としては若干低くなるということは確かでございます。しかしながら、この場合、求職活動中でありますけれども、それが就労内定に至った場合であれば、その部分については就労予定時間に応じて、指数を加算するということができます。自立支援の観点からも、就労意欲の向上につなげていっていただいて、この保育園の入所につなげていっていただければというふうには考えております。 97: ◯14番(星いつろう君)  今回の30点の加点ですけれども、ひとり親家庭の方が入所できる可能性を高めたというふうに私自身も思っているところであります。同時に、実態をお聞きしましても、やはり子どもの預け先がないと就職が決まらないという、そういった実態も起きているところでありまして、例えば、私の知っている方は、市外の認可外保育園に預かってもらうことが決まったら就職も決まったと、こういう実態もありますので、やはり預け先がないと、なかなか就職も決まっていかない、そうしなければ食べていくことも生きていくこともできない、そうした現実があるというふうに思っています。そうした意味で、私ども会派の及川議員とともにも要望を重ねておりますが、待機児童となっている市民の皆様の実態把握、このことを重ねてお願いするとともに、そうした方に寄り添った判断をお願いしたいというふうに思っております。そのことを求めます。いかがでしょうか。 98: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  それぞれの御家庭の実態というのはさまざまあろうかと思います。今回も入所申請に当たっては、一定の状況を確認をしながら、今後の選考のほうに進めていきたいというふうに考えております。 99: ◯14番(星いつろう君)  続いて、今回、保育士に対する加点も始まりましたので、この資料でいえば、裏面の調整指数表のほうの(1)の7番に、保育士、幼稚園教諭、保育教諭の免許を有する者であって、市内の保育所等または市内の認証保育所及び都知事に届け出している認可外保育施設において保育に従事している、または従事することが決まっている者が入所の申し込みをする場合は6点、このことが新しく設けられたと、文教子ども委員会を傍聴していてもお聞きいたしました。実は、私、昨年の第2回定例会で、このことを求めておりました。それは保育所の入所がかなわず、自分の子どもの保育所に入ることができなくて、保育士の方が職場を退職せざるを得なかったという、こうした御相談を受けたこともありました。また、保育事業者、保育所の事業者ですけれども、北海道から沖縄まで、保育士確保に奔走している、そうした実態をお伺いする機会もありましたので、このことを求めてまいりました。このことが、やはり保育園、保育所をしっかり確保していくこと、それが待機児童の解消にもつながるとの観点から、保育士の優先的入所を検討していただきたいということを昨年の第2回定例会で申し上げました。それで今回、閉会中の文教子ども委員会を傍聴していて、この加点が報告されておりましたが、その中の資料として、内閣府の保育士等の子どもを対象とする保育所等の優先利用等についてが出されていましたが、私、この資料も紹介しながら、昨年は質問させていただいたわけであります。  ところが、その質問に対する答弁は、国分寺市は交通の便がよいから、他市と比較して保育所を確保しやすい、具体的な保育士不足の状況はない、待機児童がいる状況の中で、保育士の子どもだけに特化したことを設けるのは慎重な検討が必要、昨年はそういった答弁でありました。今回は加点に至ったわけですが、市内の保育所における保育士の確保状況に変化が起きたのでしょうか。加点を判断するに至った状況を含めてお示しください。 100: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  昨年の第2回定例会で、一般質問の際に、そういった答弁をさせていただきました。保育士の確保状況につきましては、実際にその配置基準を満たしていないというような状況はないというところでございます。  今回、その検討の中で、この保育士の加点を考えたわけですけれども、通知については認識をした中で、昨年の状況では、具体的な保育士不足といった状況にはないために、慎重に検討を進めてきたというところでございます。  こちらにつきましては、今年度、入所基準検討会を開催いたしましたので、その中で、まずお諮りをするというところからスタートしております。そのお諮りしましたところ、やはり全国的な保育士不足に対応すべく、加点すべきであるというような結論をいただいております。全国的な、そういった状況を踏まえた中で、今回につきましては加点をするといった結論に至ったというところでございます。 101: ◯14番(星いつろう君)  私は全国の状況も必要だと思うんですが、国分寺市の保育所がどうなっているのかということが一番重要なことであると思いまして、この間、指導監査等も求めてまいりましたけれども、そうした中で、市が各保育園の実態把握をすること、このことが重要であると考えております。したがって、全国の状況が国分寺市に影響を与えないはずはございませんが、しかし、やはり、今まで交通の便がいいという御答弁もありましたことから、国分寺市の保育園は一体どうなっているのか、このことをたくさん、今、待機児童対策として、多くの保育園をつくっている中でも、このことの把握が極めて重要だと思いまして、このことを再三、質問させていただいているわけであります。  待機児童がふえている中で、保育所の増設が求められています。やはり保育所が必要な保育士をきちんと確保していくこと、これが待機児童の解消につながっていくというふうに考えております。また、乳児に対する5分ごとの睡眠チェックとか、あと前回の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、水遊び、プール指導の監視など、保育所の職員の業務はどんどんふえていっております。それは担当部の方が一番御存じだと思いますが、その対応に必要な職員を確保できなければ、保育士の皆さんのゆとりは奪われてしまいまして、そのゆとりのなさは、間違いなく子どもの保育へと影響を及ぼしてまいります。安心・安全の保育のためにも、保育士の確保状況と、その把握、このことを市としては責任を持って行っていただきたいというふうなことを強く申し上げさせていただきます。
     それで、その他の職種なんですけれども、今回は保育士の加点ということになりましたが、保育所における、保育園は保育士だけではなくて、栄養士、看護師、調理員など、そういった人たちもいて保育園という運営がスタートできるわけですが、この辺の確保状況はどうなってるのでしょうか。待機児童対策の観点から、そうした職種への加点を、必要性をどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。文教子ども委員会に出された資料では、国立市や町田市では、看護士、保健師の加点を行っているという、そうした資料も出されていましたが、市の考え方をお伺いしたいと思います。 102: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  まず、内閣府の通知によりますと、こちらは潜在保育士の職場復帰を阻害する要因となっているというところで、保育士、幼稚園教諭、保育教諭の子どもの利用に当たって配慮するということは提言をされておりまして、そういった提言を踏まえて、今回、この3職種について加点をしたというところでございます。  看護師や給食調理員に至っては、一定、充足をしているというような状況ということを認識しているところです。  今後の加点の必要性につきましては、そういった状況を踏まえた中で、認証基準検討会、こういったものを開催した中で、慎重に検討をしていきたいというふうに考えております。 103: ◯14番(星いつろう君)  入所に対する指数につきまして、ひとり親家庭、それから保育士に関して、幾つかお伺いをしてまいりました。ただ、やはり言うまでもなく、保育を必要としている御家庭が全て入所できる、待機児童ゼロの国分寺市ということが問われているというふうに考えております。この課題につきましては、引き続き質疑をさせていただくことを申し上げまして、一般質問を終わりたいと思います。 104: ◯副議長(田中政義君)  以上で、星議員の一般質問を終わります。  午後1時30分まで休憩といたします。                    午前11時37分休憩                    午後1時30分再開 105: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 106: ◯議長(木村 徳君)  それでは、午前に引き続きまして一般質問を行います。  高橋議員。 107: ◯21番(高橋りょう子君)  それでは、午後一番、公明党の高橋りょう子でございます。よろしくお願いいたします。  通告順番を若干変えさせていただきたいのですが、1番の(1)と(2)を入れかえさせていただきまして、その後に5番の障害者施策を続けて進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、初めに1の(2)としておりました病児・病後児保育についてお伺いいたします。木島議員、さの議員の質問の中でもありました。病児・病後児保育につきましては、我が会派のなおの前議員が進めておりまして、私が引き継いでやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。  最近市内に新築戸建てがふえまして、国分寺市に転入された方々になぜ国分寺市にお越しになったんでしょうかと理由をお尋ねいたしますと、子どもを育てる環境が大変よく、また静かで安心できる点が決め手となった、また東京都内であるのに子育てしやすいまちという印象を持ちましたという声が聞かれます。新築戸建てを購入したという住宅ローンの関係もあるのか共働きをしている方が多くおりまして、子どもを保育園に入れているというお宅が結構ありました。その中で仕事と育児の両立という点では、急な子どもの病変について見てくれる親族が近くにいない、また遅刻や欠勤等で職場や同僚に迷惑がかかってしまうというような点について不安を抱えているということを伺い、ニーズの高さを実感したところでございます。病児・病後児保育について、なおの前議員からも質問がありましたけれども、その後の検討、進捗状況についてお伺いいたします。 108: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  まず、病児・病後児保育の現状をお話しさせていただきたいと思います。現在、4施設で実施しております。病児保育を国分寺病院内の保育室で実施し、病後児保育は西国分寺保育園、恋ヶ窪保育園、光保育園の各園内で実施しているという状況です。対象児童は国分寺市内在住で認可保育所、認可外保育所、幼稚園等に通っている児童となります。定員は各施設4名で、国分寺病院の定員は病児保育2名を含んでいるということになってございます。  平成29年度の実績では登録人数が763人、延べ利用人数が1,483人、うち病児保育は191人という状況になっています。利用率は平均で50%程度ですけれども、風邪の流行期などは満室でお断りするというような状況がありますので、特に病児保育については拡充する必要があるという認識を持っているところでございます。 109: ◯21番(高橋りょう子君)  やはり冬期、冬の時期になりますと、特に集団生活をしている子どもたちはすぐに感染が広がってしまうというところでニーズが高いのではないかなと思います。以前の議事録の中でも、東京都として府中市の小児総合医療センターにおきまして近隣地域も含めた整備計画があるというような質問内容があったかと思いますが、その後、方向性について見えてきた点などがありましたら教えてください。 110: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  東京都では病児保育施設を拡充するために府中市の小児総合医療センターにおいて施設を改修し、当時、平成31年度中の開設を目指しているということでございます。これにつきましては、府中市のほか周辺自治体の住民も対象とする方向で、国分寺市はここには含まれているという状況でございます。現在は協議を進めている状況でございますけれども、まだ明らかな開設時期というのが確定していないという状況でございますので、その辺につきましては明らかになった段階で改めて御報告等をしていきたいと思っております。 111: ◯21番(高橋りょう子君)  不安を抱えている親御さんもいる中で1件、実はもう既に病児保育をしている保育園に子どもを預けているという方に実際にお会いしました。なので、大変安心しておりますという声もありまして、いかに子どもの病変ということについて親御さんが実感していらっしゃるかというのを感じたところであります。この病児・病後児保育につきましては、原則、就学前の保育園、幼稚園の入園者、その保育の必要な乳幼児に限っているとの今子ども家庭部長の答弁もありましたけれども、保護者が就労しているという状況の中では保育の必要な学童、小学校1年生、2年生などはまだまだ体力もなくて、できれば小学校低学年まで受け入れができないかというような御要望も伺っているところでございます。近隣市では国分寺市のように学童保育所が全入ではないという状況の中でもありますけれども、他市では病児・病後児保育を学童保育の小学校3年生まで受け入れ対象としているという自治体もあると聞き及んでおります。その拡大について、お考えはいかがでしょうか。 112: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  私どものほうにも、学童保育の児童も対象にしてほしいという要望は寄せられているところでございます。現在、保育園内で実施している病後児保育は、まず施設が未就学児を対象としている施設であることから、そこに小学生の受け入れというのは、なかなか施設的にも難しいような状況があるのかなと思っております。ただ、現在病院で行っている病児・病後児保育についてはそういった施設ということではございませんので、受け入れの可能性は高いのかなと思っております。まずは現在、病児・病後児保育を行っている国分寺病院の保育室で対象の拡大ができないか、前向きに検討しているところでございます。 113: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。ぜひ検討を進めていただきまして、そういった御不安を抱えていらっしゃる保護者の方々に朗報をお届けいただければと思いますので、引き続き保育行政に対して取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、聴覚検査についてお伺いいたします。ことしも夏の終わりごろから首都圏で大流行となっている風しんでございますけれども、患者数が去年の2倍以上に感染が拡大しているところでございます。風しんは妊婦に感染しますと、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓等に障害が出る可能性があると警告されております。国や東京都も緊急対応しているところでございますけれども、妊婦はもちろんのこと、父親である30代から50代の男性や祖父母などの同居家族から感染する懸念もあり、ワクチン接種をお願いしたいと前回、第3回定例会でもその要望を求めました。それに対してまして、国分寺市はいち早く、11月1日から同居家族に対しても予防接種助成が打ち出されました。市長のスピード感を持った御判断を高く評価いたします。  この風しん性症候群によるなど生まれつきの耳の聞こえが困難な赤ちゃんは、1,000人に1人程度の割合のようでございます。早期に発見し、速やかに対応することで聴覚障害による音声言語の発達等への影響が最小限に抑えられるともお聞きしております。現在、出産した病院ではおおむねこの新生児の聴覚検査が行われているようでございますけれども、自宅などで出産した場合、また検査を行わない医院での出産の場合、親御さんが気がつかないうちに外からの情報が入らない、そういった中で成長していくことへの懸念、昨年の第4回定例会でもこの聴覚検査について質問させていただきましたけれども、その後の検討状況はいかがでしょうか。 114: ◯健康部長(鈴木佳代君)  まず、聴覚障害と関連のある風しん対策事業ですけれども、風疹の流行を受け、緊急対策として対象者を妊婦や妊娠の可能性のある方に加えて同居者まで拡大いたしました。同居者の方には健康推進課で事前申請していただいておりますけれども、申請状況が11月22日時点で120件となっております。健康推進課としては想定より多い申請となってございます。  次に、新生児の聴覚検査につきまして、平成29年第4回定例会においても一般質問で高橋議員より御意見をいただいているところでございます。聴覚障害の早期発見や適切な支援により、その後の発達への影響が最小限に抑えられていることから、新生児の検査が重要とされているところでございます。新生児を対象とした新生児聴覚検査体制整備事業については、国が市町村に対して公費助成の実施などの積極的な推進を求めている通知を発出していることから、市長会においても補助制度を創設するよう要望している状況でございます。東京都においても、行政、医師会等を含めた協議が行われている状況でございます。そのような動向を注視しながら、実施について検討してまいりたいと考えとえります。 115: ◯21番(高橋りょう子君)  今、健康部長の答弁の中にありました風しんの申請が既にもう120件、きょうはまだ11月ですから、11月1日からスタートして120件というのは、その御判断は大変よかったなと改めて感じているところでございます。ありがとうございました。  今、聴覚検査について健康部長から答弁がありましたけれども、立川市、小金井市、町田市などでは聴覚検査の一部助成を行っている旨をお聞きしているところでございます。近隣市ということもあり、件数を伺うと意外に多いなということを実感したわけですけれども、本市としての検討状況についてはいかがでしょうか。 116: ◯健康部長(鈴木佳代君)  近隣では3市が実施しているということですけれども、先ほども申し上げたように東京都全体で協議しているところですので、それを見据えて実施の検討をしたいと考えております。 117: ◯21番(高橋りょう子君)  まずは風しんにかかりやすい人を減らす、それが今回貴重な御判断をいただいた同居家族に対しても予防接種を推進していただくという点だと思います。また、見つかった場合はもうとにかく早期対応をやっていくことで子どもの脳の成長、音声等の発達等に大変よい影響が及ぶということで、早期発見というのがとても大事な点ではないかなと思いますので、引き続き国、東京都、また他市の動向を見ながら検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、障害者施策について伺います。風しんから聴覚に障害を持つ事例もあるので、ここで質問させていただきます。これまで国分寺市としては、障害のある方に対する支援についてさまざまな取り組みを行ってきていただいているところでございます。聴覚に障害のある方々への本市の取り組みにつきましても、さまざま取り組んでいただいているところでございますが、市としての取り組みについてお伺いいたします。 118: ◯福祉部長(横川 潔君)  聴覚障害者の方に対する取り組みということでございますが、まず平成28年度から庁内に週1回、手話通訳者の配置というのを行っておりまして、こちらは平成28年度については年間で13件、また平成29年度は延べ14件、また今年度につきましては10月末時点で市民課、保険年金課などの各課の窓口において延べ16件の利用がございました。また、電子メモパッドといいまして、これは電子の筆談器になりますが、こちらを庁内各所に配置いたしまして、必要に応じて利用していただくような措置をとっておりますが、こちらは庁内に全部で36台を用意しておりまして、各部署においてこれまで23台の利用実績があり、聴覚障害者や音声言語機能障害者の方のほか、高齢者の方々などとの円滑なコミュニケーションの確保が可能になるよう、庁内各課において利用されているという状況でございます。今後もこれらの取り組みについて庁内各窓口等で活用されるように、引き続き各課への周知を図ってまいりたいと考えおります。 119: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。高齢者のコミュニケーションツールとしても使えているというのは予想外というか、それは大変よかったなということで今お伺いいたしました。電子メモパッド、それから手話通訳者の派遣ということで取り組んでいただいておりますけれども、現在手話通訳者として派遣登録されている人数はどのぐらいいらっしゃるんでしょうか。 120: ◯福祉部長(横川 潔君)  大変申しわけございません、手元に資料がございませんので、この場でのお答えはできない状況でございます。申しわけありません。 121: ◯21番(高橋りょう子君)  私は確認させていただいたので、私が言います。現在、手話通訳者として派遣登録されている人数は12名と伺っております。その利用の状況もお伺いしているんですが、手話というのはその瞬間、瞬間に文字の形を指文字で文章にしたり、また手でつくる形でお伝えしたいものを表現する、そのような手話通訳の方々の御負担というのは腕への負担、それによって首や肩が凝って、お一人の方が長い時間担当するというのは大変難しい。またお話の内容の難易度によってはメンバーを決めなければいけない、選ばなければいけないというようなこともあるようで、私自身も手話を少しかじっているところで、大変難しいというのが現状でございます。  2013年に鳥取県が手話言語条例を全国で初めて制定いたしまして、それ以降、全国で15県、112市町村に広がっております。今回、近隣市で手話条例を制定している自治体がないか調べていただきましたけれども、多摩26市ではまだないということで、都内では江戸川区、荒川区がことし制定したとも伺っております。これまで手話の取り組みについては鳥取県を初め北海道石狩市、千葉県習志野市の取り組みを調査してまいりまして、また、ことしは、さの議員とともに京都市を視察してまいりましたけれども、素案づくりから時間をかけ、丁寧につくるのに大変時間がかかったということで、条例制定した内容も伺ってまいりました。いずれの地域も課題というところでは担い手の確保、育成が重要であるというところを実感したところでございます。さらに人前で通訳できるまでには数年かかり、専門的な通訳となると熟練の方でなければその表現ができず、まだまだ人数は足りないと、どこの自治体でもそのように捉えていると伺っております。鳥取県なども、学校の授業で簡単な手話を学ぶ機会を持つことで子どものころから障害への理解を深め、また少しでも使えるようになって身につけた段階で必要としていらっしゃる方の役に立っていこう、そういう意識を高めていることに重点を置いて取り組んでいると伺っております。平成27年の第4回定例会でも障害への国分寺市の学習環境といいますか、学習現場の取り組み状況を質問させていただいておりますけれども、限られた教育現場での授業時間の中で、手話を初めとする障害者への理解、学習というのはなかなか大変かもしれませんが、国分寺市内で取り組んでいる学校ではどのような状況になっているか、お伺いいたします。 122: ◯教育長(古屋真宏君)  学校におきます手話の取り組み状況ということでございますが、今年度につきましては市内6校の小学校で3年生あるいは4年生が、総合的な学習の時間を使いまして講師を招き、手話体験を実施しているところでございます。子どもたちは手話を講師から学び、また曲に合わせて歌うなどの体験を通して、障害者理解について深く学んでいるところでございます。  また、特徴的なところでは第四小学校が年度当初に6年生が1年生に学校で歌い継がれている歌を、歌声と手話で伝えていくというような取り組みもしているところでございます。こういう取り組みを通しまして他者を理解したり、あるいは積極的にコミュニケーションをとろうとする心情や態度を養っているというところでございまして、また、手話ではございませんが点字の学習ですとか、あるいはオリンピック・パラリンピック教育の中で障害者理解について取り組んでいる学校も多数ございます。 123: ◯21番(高橋りょう子君)  各校とも、引き続き子どもたちへの障害者教育をしっかり今後も進めていただけるように期待しております。  また、市民に対しては東京2020オリンピック・パラリンピックが2年後に控えているところでございますけれども、また昨今の自然災害等の発生などによりまして、災害時のサポートなどを考えますと、聴覚という部分におきましては放送内容やお声がけをしたその伝達自体がそういった方々には伝わらないということを考えますと、サポートできる手話通訳者の養成研修が必須であると思っております。特にオリンピック・パラリンピックの前年となります来年、2019年には何らかの形で参画したいと感じていらっしゃる市民の方もいらっしゃるかもしれません。  手話通訳者養成講習会の募集を毎年5月にやっておりますが、これから行う平成31年度の新規の養成講習会の募集に対しましては、ぜひパラリンピックに向けても手話で障害のある方のサポートをしてみませんかというような働きかけをしていただいたらよろしいのではないかなと思うんです。幾ら声をかけても、条例をつくっても、それを担ってくださる方々がいなければ裾野は広がっていかないと思いますので、より多くの方々に受講していただけるような働きかけを来年に向けて今から工夫して取り組んでいただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 124: ◯福祉部長(横川 潔君)  災害時なども含めまして地域で活躍していただく手話通訳の裾野を広げていくためにも、新たに受講していただく方をふやしていくということは大変重要なことであると考えております。ただいま高橋議員から具体的な御提案もございましたが、そういったことも含めまして御要望、御意見をしっかり受けとめさせていただきまして、次年度の手話通訳者養成講習会の受講生募集に係る市報あるいはホームページの掲載に当たりましては、そういった受講意欲をさらに刺激するような募集内容とするよう検討してまいりたい、このように考えております。 125: ◯21番(高橋りょう子君)  タイミングってあると思いますので、来年はそのすごくいいチャンスではないかなと思いますので、ぜひそういったチラシ等々も工夫して、簡単な手話をカットで入れるとかそういう形で声かけをしていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、現在手話通訳をやっていらっしゃる方々に対してでありますけれども、地道に底上げしていくということを考えますと、1年間ごとに初級、また中級、上級と上がっていきますので、現在受講されている方で、例えば初級クラスで1年間勉強してみても、なかなか講習会に参加できないと途中で決意が失せてしまいまして、やめてしまうという方も中にはいらっしゃる状況です。また、例えば初級クラスが終わった段階で中級にとお声がけしても、自分はまだまだ全然中級に行けるほどのレベルには至っていないとなりますと、中級に進もうという気持ちもなえてしまうと思うのです。ですから、ぜひ現在受講されている方々に、初級の方は来年中級に進みましょうと、また中級の方には上級に行ってみませんかと、また初級になかなか参加できなかったにはもう一回初級で頑張ってみませんかと、そういう形で、せっかくやってみよう、少しでも役に立とうと思ってスタートしてくださった方々のお気持ちを何とか後押しできる追い風となるような、そういったお声がけもできればと思っております。その在籍組に対しての取り組みはいかがでしょうか。 126: ◯福祉部長(横川 潔君)  手話通訳者養成講習会でございますが、近年、各クラスとも受講修了者、修了まで行かれる方が着実に増加してきている状況ではございます。さらに上を、ステップアップを目指したい方が続けられるよう、また地域貢献のためにも手話を学びたいと考え一歩踏み出してくださった受講生の方々がさらなるレベルアップを目指していただく、そういった意欲的に取り組んでいただけるようなモチベーションアップのための工夫につきましては、さまざま考えていきたいと考えております。 127: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。オリンピック・パラリンピックが終わりましても、冒頭にも申し上げましたように自然災害等々で避難場所などに聴覚に障害のある方が身を寄せた場合、大きな力になってサポートできると思いますので、ぜひそういう長期的な人を見つけて、守って育てて裾野を広げていくという、そういう取り組みを進めていただきたいなと思います。将来的には市民の理解を深めてもらって基盤が整っていったら、また国分寺市としても条例を制定するようなことを考えるとか、そういった視野を持って段階的に取り組んでいただければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、高齢者の健康推進施策についてお伺いいたします。これまでも、高齢者にとって骨折が要因となって車椅子生活や寝たきり状態、また認知症が進むなど大きなリスクとなるという点から、健康診査検査項目について、骨密度の定期的な検診の重要性を訴えてまいりました。骨粗しょう症は加齢や高齢になって栄養価の高いものをなかなか好まなくなっていく食生活、また運動不足、女性は更年期以降のホルモンバランスの変化や、痩せぎみの方などは特に骨密度が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなるのがこの症状であります。これまでの質問でも、本市としては食生活や日ごろの運動不足などへのアドバイスなど、面談や健診の際に注意を促す方向で検討しているという答弁もありました。しかし、この骨粗しょう症というのは自覚症状がないために、なかなか認識できていないというのが実態でございます。骨密度検査で数値の結果を示すことで本人や家族に認識、自覚していただき、具体的な対策が立てやすいと考えます。骨密度検査の導入について見解を伺います。 128: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、高橋議員からも御紹介がありましたように、骨密度の低下につきましては自覚症状がないことから、検査結果などから状態を知ることで予防や早期対応を促す効果があると考えております。市では今年度から医師会の協力を得まして作成しました骨の健康度チェックを、特定健康診査の対象者のうち66歳以上の方と75歳以上を対象とした後期高齢者医療健康診査の個別通知に同封する取り組みを始めたところでございます。この骨の健康度チェックですけれども、13項目から構成されておりまして、点数化した結果によって整形外科の先生に相談や受診を勧めているという取り組みを始めているところでございます。 129: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。それも数字で見えるという部分では大事な取り組みだと思います。  この骨のケアのために他の自治体ではどういう形でやっているのかなといろいろ検索している中で、新宿区が保健センターで骨粗しょう症予防検診を実施しているというのを見つけました。自覚症状が少ない高齢者の方々に、かかとに超音波を当てて骨密度を測定するというすごく簡易な機械のようで、数値的には精密な機械のようですので、いろんな形があるようなんですけれども、調べていきますとリースで企業などに貸し出しているというようなことも見つけたところであります。この新宿区が保健センターで骨粗しょう症予防検診を実施している取り組みとしては、区内の二十歳以上の方に1年に1回、1日50名、費用は300円で、毎月5日の広報に翌月の検診日程が掲載されて、ホームページでも見ることができると。超音波を当てるその測定器にかかとを置きますと、そこに数値がパラパラと出てきて、その結果を医師が説明して、栄養士が健康栄養相談などをして、その方の出た数値によって具体的に対応していくというような取り組みのようでございます。さまざまなやり方はあるのかなというところと、あとパソコンにつなげば、大きな機材を買わなくても計測機の部分だけリースでお借りしながらやるというやり方もあるようで、ぜひそこは他市の事例をちょっと見ていただけないかなと感じましたので、少し研究してみてはいかがでしょうか。 130: ◯健康部長(鈴木佳代君)  各自治体におきましても予防の観点から骨密度チェックの事業に取り組んでおりますけれども、当市といたしましては、先ほど御紹介した骨の健康度チェックを活用して、啓発や早期受診につながるような取り組みを始めているところでございます。骨密度検査は、御紹介いただいた新宿区が実施しております超音波検査のほか、レントゲン検査など幾つか検査方法がございます。また、それぞれ検査の特徴があるという状況でございます。当市といたしましては、骨の健康度チェックを実施しながら、専門的な分野でもありますので医師会の先生方の御意見も聞きながら研究させていただきたいと考えます。 131: ◯21番(高橋りょう子君)  医師会の先生方ともよく相談していただきながら、ただ、骨粗しょう症の女性が転倒して骨折した場合にはそこから車椅子になってしまったり、認知症が進んだりということが多く見られる状況でございますので、何らかの形で御本人や御家族が自覚し、またその対策が立てられるように取り組んでいただければと期待しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、医療費の経済的負担軽減の取り組みについてお伺いいたします。これまで保険年金課では、市が保有するレセプト情報を活用して、現在処方されている薬をジェネリックに切りかえた場合、自己負担額がどれぐらい軽減できるか、そのような差額通知を年に2回、6月と12月に発送していただいております。全医療費の中の薬剤費、またその比率について、どのぐらいになっているのかお伺いいたします。 132: ◯健康部長(鈴木佳代君)  後期高齢者医療制度における国分寺市の医療調剤費ですけれども、平成28年度実績で全医療費が約115億円のうち医療調剤費は約21億円、18.36%となっております。 133: ◯21番(高橋りょう子君)  115億円のうちの21億円ということで18.36%、薬剤費が意外と多く占めているなというところも感じているところでございますけれども、平成27年の第2回定例会におきまして後発医薬品の普及について、また第4回定例会での私自身、自分の花粉症の薬剤にジェネリックを処方されているという話から、高齢者の常用薬などもジェネリックが使えるようであれば、ぜひそういった取り組みも大事ではないか、そのような質問もさせていただきました。そのジェネリックの利用効果については、数値は出ておりますでしょうか。 134: ◯健康部長(鈴木佳代君)  後期高齢者医療制度の国分寺市被保険者のジェネリック医薬品の普及率ですけれども、平成30年3月診療分におきまして数量ベースで63.8%となっております。また、東京都後期高齢者医療広域連合では、平成25年度から先発医薬品からジェネリック医薬品へ変更した場合に一定額以上の自己負担額の軽減が見込まれる被保険者を抽出いたしまして、差額通知を送付してございます。平成25年度の事業を開始時には削減効果額が1人当たり約1,000円程度だったものが徐々に効果を上げておりまして、平成29年度では、これは都の数字ですけれども2,228円となってございます。平成29年度に差額通知を送付した結果、通知対象者がジェネリック医薬品に切りかえたことによる軽減効果額は、国分寺市におきましては1カ月当たり367万1,906円となってございます。そして1人当たり2,149円の削減効果があったという状況でございます。 135: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。1年たつとその研究費用がかからなくなるので、新薬のときには高いけれども、1年経過するとジェネリックになった段階で効果はほぼ変わらず安くなるということで、私自身もジェネリックを使っております。平成29年から薬剤管理のためのブラウンバッグの取り組みを始めましたが、この利用状況、進捗についてはいかがでしょうか。 136: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、御紹介のありましたブラウンバッグですけれども、ブラウンバッグ運動事業として昨年9月から市内の薬剤師会会員の調剤薬局22店で配布している状況でございます。日常的に服用している処方薬や市販薬を点検し、飲み合わせや残薬の確認等を行い、副作用や相互作用などの危険性の発見や治療効果の確認など、医師と薬局の連携にもつながると考えております。開始してからようやく1年たったところということでございますので、今後も丁寧な周知を図ってまいりたいと考えております。 137: ◯21番(高橋りょう子君)  まだ1年たっていないという状況でございますので、ただ医薬品の管理というのは医療費の資源を無駄にするということを防ぐことにもなりますし、また私も実感しているところでは、患者にとっても服薬できなかったことで、その後医師から診断状況が出たときに、服薬していない状況での診断というのが果たしてどうなのかということを考えますと、その治療効果の低下を招かないためにも大変大事なところではないかなと思うんです。また、今、健康部長からお話がありました患者御本人の医療費の負担も抑えられた、そのような報告もありました。市の医療費、薬剤費の削減にもなりますし、その費用はほかの施策に回せるということにもなると考えます。この治療効果を十分上げるためにも、また引き続き取り組みをお願いしたいと思います。  次に、都市農業についてお伺いいたします。都市農業を永続的に継承していくためには人材、後継者の育成が重要でございます。そのためにも若者や女性、認定の農業者の新規拡大についてPRもしてきていただいておりますけれども、国分寺市の認定農業者の推移についてお伺いいたします。 138: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  認定農業者についてでございますが、こちらの制度につきましては、農業経営の向上に対して積極的に農業者が自身の今後の5年間の経営についてまとめた農業経営改善計画というものを市に提出し、その経過が認められた農業者が認定農業者になるというものでございます。自身の農業経営を強化するとともに、国分寺市の農業をリードする存在になっていただくために都や市の資金面での支援を受けることができます。推移ですが、現在は41経営体、82人の方が認定農業者となっており、認定農業者になることのメリットなどを明確にした上で、今お話があった女性農業者や後継者の方との間で家族経営協定制度の周知、PRなどを通じて、農業者に積極的に認定農業者になっていただけるような情報提供と適切な誘導を継続していきたいと今考えているところでございます。  ちなみに、直近では1月15日に市役所で都職員とともにこちらの事業の説明会を開催しまして、この制度の周知と市の支援策、また東京都の補助事業について説明していく予定でございます。 139: ◯21番(高橋りょう子君)  認定農業者の方々に補助金がつくと、そのような答弁が今ありましたけれども、その支援策の調査確認時期が、現場の農業従事者の方から伺うと、種をまき終わってしまってからであったり、その苗に囲いをかけてしまった作業後であったり、実態に即した支援が得られにくい、そのような制度になっているとお聞きいたしました。その点の認識はいかがでしょうか。 140: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  東京都の補助金の交付決定については、今お話があったように必ずしも全ての農業者の要望に応えられるようなタイミングにはなっていないということは認識してございます。事情というか、補助金の申請には東京都の予算が伴うことから、前年度の段階から調整が必要になります。しかし事業の実施自体は単年度の補助事業になってございますので、計画の認定や交付申請、それは当該年度の4月以降の手続になってしまいます。今お話しいただいた部分については担当としても認識してございますので、東京都のほうでも都内の市区町村から全ての申請を審査する上で一定の時間は要するということは推定できるんですが、計画認定から補助金の交付決定までの事務手続を極力短縮することができないかを東京都と相談、協議しながら検討してまいりたいと考えているところです。 141: ◯21番(高橋りょう子君)  せっかくの支援でございますので、できれば活用させてあげたいなと思いますし、現場も、そうはいっても全然使えないじゃないですかという気持ちになっちゃうと、せっかくの前向きな気持ちが停滞しちゃうと思いますので、ぜひそこは現状を伝えて改善を要求していただきたいと考えます。  また、市としても追い風となる取り組みをしているということでございますけれども、市の取り組みはどのようになっていますでしょうか。 142: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  認定農業者に対する市独自の支援策の1つとして、農業経営改善計画推進事業補助金というものがございます。この補助金は認定農業者が行う農業改善計画を推進する事業に補助金を交付しまして、農業経営改善の支援を行うということを目的としています。補助率につきましては補助対象経費の2分の1、市の単費でございます。認定農業者1経営体につきまして50万円を上限にしています。そして平成29年度年より予算の枠を50万円広げて、今年度も引き続いて200万円の予算措置をしているところでございます。今後も市の認定農業者に対して補助事業の情報を先ほど言ったような方法で周知していくとともに、必要な支援をしていきたいと考えているところです。 143: ◯21番(高橋りょう子君)  今後も国分寺市の農業を発展させ、また少しでも都市農業を担う後継者に追い風を送っていただけるように、またこくベジをさらにまちの魅力にしていくためにも、引き続き現場の声を聞きながらサポートをお願いしたいと思います。  次に、農業体験・子どもたちの学びについてお伺いいたします。国分寺市内には、東京都内ではありますけれども、近くに畑があり、三百年野菜を初め赤米や食菜などさまざまな生産物、こくベジが収穫されております。実りの秋を迎えたこの時期、子どもたちが幼稚園で収穫したサツマイモを持って帰宅する姿や、小学生が大根やニンジンを持ち帰る姿を見かけるようになりました。子どもたちにとって学童農園などの畑で種をまき、実った収穫物を土から掘り起こす喜びは格別なものがあると思います。農業従事者の方々など多くの方々の御協力で国分寺市の子どもたちは農業体験を味わい、収穫の喜びに歓声を上げて成長している姿は情操教育にも役立ちますし、またこちらまで元気をもらえます。現在、国分寺市内の小学校全10校それぞれの学童農園、農業体験等の実態といいますか現状はどのようになっておりますでしょうか。 144: ◯教育長(古屋真宏君)  現在、小学校で3校が学童体験農園の活動を進めているという状況でございます。ただ、学童体験農園を実施していない学校におきましても、近隣の農園でブルーベリーや、あるいはイモの収穫体験を行ったり、また校地内で工夫しながら栽培活動を行っているというようなところで、地域からのゲストティーチャーを招いて農作業の進め方を教えていただいているというような学校もあるところでございます。このような活動を通して、学童体験農園と同様の形で全校で取り組んでいるというような状況と考えております。 145: ◯21番(高橋りょう子君)  わかりました。町なかの学校でありますと、なかなか授業時間内に行って帰ってこられるという近さに農園がないという現状があるのは認識しておりますが、極力そういう農業従事者の方やJAの方々、また経済課等々で協力いただきまして、国分寺市の子どもたちはみんな子どもの時代にそういう収穫体験を味わった、そういう子どもたちとして育んでいきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  先日農業従事者の方から、保育園から農業体験の要請があり承諾したところ、バスか何かでやってくるのかと思っていたら、保育園児たちが国分寺駅から電車に乗ってその降車駅までやってきて、そこから歩いて、徒歩でやってきたという話を伺いました。保育園の子どもたちが園帽をかぶってとことこ遠くから歩いてくる姿を見たときには本当に感激したとおっしゃっておりましたけれども、ニーズがあるかどうかも含めてでございますが、例えば民間委託の保育園や市内にある幼稚園でも、もしそういった農業を体験したい、そのような声があるのであれば、ぜひそのコーディネート、橋渡しをしてさしあげたらいかがかなと思うんですが、その点についていかがでしょうか。 146: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  高橋議員から御紹介いただいたとおり、市内で児童生徒、子どもたちの農業体験を受け入れている農家がいらっしゃるということは認識しております。学校や保育園等から、近隣の畑で子どもたちが農業体験を行うことを受け入れてもらいたいとか、そういうことが可能な農家を紹介してもらいたいというような要望があった場合には、JAなどと連携しながら協力していただける農家の方がいらっしゃるかどうかを調査し、学校や保育園、幼稚園等へ情報提供を行っていくことは可能だと思いますので、そういうお声をいただければ対応したいと思います。 147: ◯21番(高橋りょう子君)  きのう、田中議員からもこくベジ事業はこれで交付金が終了するというようなお話もありましたけれども、今後はそういう形もなくなる中でいかにこくベジを永続させていくかということを考えますと、例えば今提案させていただきました幼稚園などの子どもたちに対して、農業体験というものを魅力の1つとしてPRしていくということも大事だと思います。ですから、例えば担当課のほうに要請が来るというのはもちろんあると思うんですけれども、要請が来る前にこういった体験も国分寺市としてはコーディネートしていますよという、こくベジのコーディネートを国分寺市の魅力の1つとして農業体験をぜひアピールしながら、また農業従事者の方々の御協力もいただきながら子どもたちにそういう体験をさせてあげたいと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 148: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  経済課の立場からいたしますと、幼児期から農地や農業、また農業者への理解促進や、先ほど来、お話がありますように食育の視点からもそういった体験をしていただく、国分寺市の子どもがそういう価値観というか意識を持ってもらうということは非常に大切なことだと思いますので、先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、JAとも協議した上でそういう発信ができるかどうか、そういう仕組みについて研究したいと思います。 149: ◯21番(高橋りょう子君)  もしそういう発信の取り組みができるということになった段階で、子ども子育てサービス課ですか、子ども子育て事業課でしょうか、そちらのほうとも連携をとりながらPRしていくということも1つの戦略としてはあるのではないかなと思いますので、ぜひ検討いただければと思います。  次に、ぶんバスについて伺います。質問というより、思えばこのぶんバス北町ルートは、平成18年11月に824名の市民、地域住民の方から署名をいただいて要望書を提出し、当時は星野市長でございましたけれども、その要望書を見ますと、高齢者がいずみプラザの利用をマイカーやタクシーで送迎するといった状況を解消できますというような文章が中に入っておりますけれども、その3項目の要望の1番に北町地域からJR国分寺駅、西国分寺駅へ直接アクセスを可能にするというのが書かれておりまして、そこからこの北町のぶんバスの要望が継続して出てきたというところでございます。西国分寺駅へ直接運行があしたから始まるわけでありますけれども、大変私自身も感慨深いものがありまして、先日木村議長とも、なかなか進まなかった中で北町議員組合でという話もしておりましたけれども、本当に皆様のお力で一挙に進んだというところで、当時の一番最初の部長は田嶋部長で、2代目が内藤副市長でしたか、その後、小山部長とか佐藤部長とか中村部長など歴代の部長で、今回、大澤部長が7代目になるという長きにわたっての時間がかかりましたけれども、利用者が今大変喜んでいるという状況でございます。特に今回ぶんバス北町ルートが西国分寺駅へアクセスできるようになるという延伸の市報を読んだ方から連絡をいただきまして、西国分寺駅まで行ければ、そこから多摩総合医療センターへのバスがいずみプラザの前から出ているそうなんですけれども、その乗り継ぎができるという声とか、あとは12年前に自分は自転車に乗っているからぶんバスは乗らないときっぱり言われた方が、実は自転車で転んでけがをして家族から自転車を処分されて、もうぶんバスに乗るしかないという、そのようなお話ですとか、随分自転車を乗らなくなったという方の声をいただきました。ですから、この12年の歳月で利用者の状況、住民の状況も大きく変化してきたんだということを実感したところでございます。これまで長きにわたり交通管理者や、またバス事業者、さまざまな部署との交渉など、歴代7代の部長の皆様を初め市長や多くの皆様に御尽力いただきましたことに心から感謝申し上げ、ありがとうございました。今後は、きのう、さの議員からも話がありましたけれども、利用者の方々からの具体的な要望ですとか、また意見を聴取するためのアンケートボックスのような取り組みも、ぜひアンケートの用紙を用意して、当日に入れられないのであれば後日ファクスしていただいてもいいですし、また次の乗ったときに入れていただいてもいいですし、何らかのそういった皆さんの生の声を拾う手だてを検討いただければと思いますけれど、この点についていかがでしょうか。 150: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  先日も、さの議員あるいは田中議員からも、利用者の皆さんの声というのをお聞きするような形での御意見をいただいております。私どもとしましても利用者の皆さんの声、これは一番大切にしていかなければならないと考えております。今の御提案、バス事業者とも調整させていただきまして対応を考えていきたいと思います。 151: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。田中議員からは積み残しの心配という話もありました。多くの議員の皆さんからも心配材料として出ている、そういった声もありましたけれども、さまざまな課題が出てくる可能性もありますが、バス事業者、また交通管理者等々とのやりとりをしていただきながら、さらに利便性の向上に向けて引き続き利用しやすいぶんバスへと育てていただければと思いますので、一言いただいて終わります。 152: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  おっしゃるように、いよいよあしたから西国分寺駅まで延長する運行ルートを開始いたします。今おっしゃるように北町ルートも含め、私どもは利用状況をしっかりと見きわめてぶんバスの利便性の向上に引き続き努めるとともに、市民の皆さんに親しんでいただけるようなぶんバスの運行を目指してまいりたいと考えます。 153: ◯21番(高橋りょう子君)  あしたからどれだけの人が乗ってくださるかなというのと、北町を走っているときは空気を乗せて走っているといろんな方からやゆされましたが、何とかこれで本当に皆さんに喜んでいただけるぶんバスになっていくのではないかなと期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  また、朝はスクールバス、スクールゾーンということもあって時間が難しいということでしたけれども、夕方の便を2便増便していただいた件も皆さんが喜んでおりました。あわせてお伝えさせていただきます。ありがとうございました。  最後に、道路行政についてお伺いいたします。弁天通りと高木通りが交わる西町三丁目の交差点についてでございます。かつてここにはコンビニエンスストアがありまして、歩行者の方は公開空地部分を通行しておりました。今回、戸建て住宅が建ち並び、私有地の境界が明確になりましたので、歩道が途中で途切れる形で一旦車道に下りて歩行する形になっておりました。尾澤議員もここを指摘していらっしゃるところでございますけれども、西町プラザやバス停などを利用される方々から大型トラックが大変多く通って危険で怖い、何とか安全対策をお願いできないか、そのような御要望をいただいているところでございます。ここについて対応をお願いしておりましたけれども、その後の進捗状況についてお伺いいたします。 154: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  今の西町三丁目の交差点ですが、私どもも、一旦歩道から車道に出なければいけなくて危険であるという認識を持っておりました。昨年度から今年度にかけて開発の方とも交渉して、当該交差点南東の隅切りの部分と、その南側の弁天通りに沿った幅約1メートルの部分について、歩行者の安全確保用地として暫定的に整備させていただきました。これによって西町プラザ方面に相互に向かわれる方については、歩行者の方は一旦車道に出ることなく行き来できている、現在はそういう状況でございます。 155: ◯21番(高橋りょう子君)  ありがとうございます。利用者の方が大変喜ばれると思います。これはどのぐらいの時期にめどが見えてくるように考えていらっしゃるでしょうか。 156: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  西町交差点全体の改修につきましては、これから設計あるいは用地買収等も含めまして約5年間をかけて整備してまいりたいと考えております。 157: ◯21番(高橋りょう子君)  ちょうどここは西町プラザという公共施設や、またバス停がありまして、多くの方が利用されるという不可欠な場所でもあります。安全な通行ができるように、地元の方々の協力をいただきながら引き続き進めていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 158: ◯議長(木村 徳君)  以上で高橋議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後2時30分休憩                    午後2時42分再開 159: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 160: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、皆川議員。 161: ◯20番(皆川りうこ君)  皆様、よろしくお願いいたします。国分寺政策市民フォーラム、皆川りうこです。
     通告に従いまして一般質問を行います。まず1番、平成31年度予算編成についてです。この時期、第4回定例会においては毎年通告しているテーマでございます。現在、国では次年度の予算編成に向けて、いわゆる赤字地方債である臨時財政対策債に頼らない自治体運営を目指すべきとの方向性が示されております。新聞等でそのことがわかりました。既に市としてはこの数年、臨時財政対策債を借りずに財政運営がなされております。国が示すまでもなく、この点は以前も申し上げましたが、評価するとともに、今後もそれは踏襲していただきたいと思っております。そのことは申し上げておきます。  今回の予算編成方針についてでありますけれども、この編成方針の3ページのところであります。そこでは具体的な取り組みというのが15項目あります。その中の(1)では「歳入・歳出ともにゼロベースでの見直しを進め、必要性・有益性を十分に精査すること」とありまして、ちょっと省略いたしますが後段には「監査委員の審査意見も踏まえ、執行率が低い事務事業の見直しを含め、過大見積りによる不用額の発生、予算の未執行、予算計上漏れがないように必要額を的確に把握し、今まで以上に厳格な精査をすること」と記載されております。決算審査での監査の意見書でもゼロベース予算について見解が示されているところでありますけれども、改めて市としてゼロベース予算編成に関しての見解をお伺いいたします。 162: ◯政策部長(塩野目龍一君)  監査の意見書には、今、皆川議員からお話があったその旨が記載されております。しかし、我々のほうでは現在もゼロベース、部局積み上げ方式予算を開始した時と同じ認識で、しっかりと予算編成に取り組んでいるということであります。しかし、過日の決算特別委員会でも謝罪いたしましたが、不適切な事務が行われてあったことは事実として非常に重く受けとめているということであります。 163: ◯20番(皆川りうこ君)  市の別機関である監査委員の御意見ということで、それは尊重し、その指摘事項は十分に受けとめなければなりませんし、このゼロベースにかかわっては何か限界が見られるのかなというようなニュアンスで私は受けとめたところでもありますけれども、市としてはゼロベース予算は今後もしっかり取り組んでいくという考えだというのを理解いたしましたので、これについては、また予算編成されたときに改めて確認したいと思います。  この予算編成にかかわっては10月2日、10月に入ってから庁内向けの予算説明会があり、その後予算編成方針が資料として議員ポストに配付されるものであります。この次年度の予算については市民も非常に関心があるものでして、そこで私は可能な限り予算編成過程の透明化に努めていっていただきたいということを申し上げ、実は以前、予算編成過程を市民にわかるようにということでの提案をしております。その1つで事中評価というものも申し上げておりますけれども、担当のそのときの答弁では最終局面まで流動的であったり、途中で評価するのも大変だということで、そこは厳しいという御答弁も過去にあります。私としては、そういう事務的な煩雑さというところで理解するところもありますので、この編成方針自体をぜひ、これは予算編成するに当たっての基本的な姿勢ですし、考え方ですので、このことを市民に知らせていただきたい。その1つではホームページに掲載していただきたいと考えております。昨年もこれを求めているのですけれども、当時の御答弁では他市の状況も確認する、御提案として受けとめるとの答弁でした。今回この質問をするに当たって事前にホームページを確認したんですけれども、昨年度の提案を受けとめてくださらなかったのか、掲載されていないということがわかりました。これからでも結構ですので、この一連の資料、全てかどうかは別としても、私はぜひ掲載していただきたいなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 164: ◯政策部長(塩野目龍一君)  これは昨年も皆川議員から同様の提案をいただいておりますけれども、今お話があったとおり、国分寺市が市民の皆さんに来年度予算をどういった意図で編成していくのかということは、これは我々の義務の1つであると思いますので、また他市の状況も調べますと、多くの市が予算編成方針をホームページに公開しているということも確認がとれております。国分寺市としても、この点についてはホームページに掲載していきたいと思います。 165: ◯20番(皆川りうこ君)  本来であればこの通告の前に掲載していただきたかったなという思いはありますので、速やかにお願いいたします。  過日、公会計制度について視察させていただきました。先ほど木島議員も触れていらっしゃいました。町田市のホームページでは市の財政状況ということでトップページにあるんですけれども、予算編成方針から予算が決定するまでの事務フロー、資料等が掲載されておりました。電話でも過日の視察のお礼を申し上げて、問い合わせをさせていただいております。今現在では平成31年度に向けての予算編成方針の、こちらは通達ではなくて通知文ということですが、それだけは掲載されておりました。その後、順次各種資料は掲載されるということでございます。資料の掲載の仕方等については他市の状況を参考にするということでしたので、参考にしていただきながら順次アップしていただきたいと思います。町田市に関しましては公会計制度等、ほかにもさまざま参考になる取り組みが多いと思っておりますが、一気にというわけにもいかないので、できるところで他市の例なども参考にして取り組んでいただきたいということをお願いすると同時に、この編成方針に関してはぜひアップを速やかにお願いいたします。  1番の質問はこれで終わりまして、次は2番、人事・組織についてです。その1つ目では接遇・窓口対応についてです。ここのところ、私自身は接遇ですとか窓口対応について何度か取り上げておりますが、そのせいかどうかわかりませんけれども、不適切な事例であったり情報というものも耳にすることが多くなっております。とはいえ、以前も申し上げておりますが、私は多くの庁舎の窓口、市の窓口ですけれども、非常に感じがよくて、適切な対応をなされているということは、私自身も実感しておりますし、それは承知しておりますので、多くの職員の皆さんはこれまで以上に自信を持って接遇に当たっていただきたいと申し上げます。  ここでは、前回に引き続いて出先機関の窓口等について申し上げたいと思います。どうしてもひとり職場になり緊張感がなくなるのだろうか、1人だけしかいないということでは、あるところではイヤホンを耳にしている方がいたりということであったり、スマートフォンの操作をしているということを目撃したということもあります。このように出先機関と一くくりに言うのはどうかなとも思うんですけれども、特定の場所についてはあえては申し上げませんが、前回も質問しているということで改善に向けて取り組みをなされるべきだと思いますが、それについてどのようになさっているのか、この間の取り組みについてお聞きいたします。 166: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  窓口での接遇については、現行マニュアルがあります。これについては庁内でイントラネットに掲示しているところでございますけれども、これを参考にしながら、またマニュアルついては見直しを進めて今年度内には策定してまいりたい、このように考えております。 167: ◯20番(皆川りうこ君)  いわゆる接遇の秘伝書というものでありましたけれども、それはそれで当時の職員の皆さんが熱心に取り組まれてマニュアルをつくられたということは承知しております。今、それを見直して、それについても庁内イントラだけではなく、そういう意味では市民の皆様にもホームページなりに掲載するということも必要ではないかと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 168: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  こちらについて、前回もそういった御指摘があったかと思うんですけれども、基本的に職員向けのマニュアルでございますので、まずは庁内でしっかりと周知していくということでございます。その上で、市民の方にお伝えする必要があるのかどうなのか、その意味をしっかりと確認した上で、そこについては受けとめさせていただきたい、このように考えます。 169: ◯20番(皆川りうこ君)  意味を確認するまでもなく、こういう接遇でやっていますよということを知らせることは何ら問題ではないと思います。私、こういう通告でいろいろ調べる場合、他市の事例が出てくるんですけれど、ホームページを検索すると出てきますので、場合によってはどうして掲載しているのかを御確認されたらいいのかもしれません。私は、少なくともこれまでも秘伝書という何か秘密のような感じでしたけれども、オープンにされるということでは一歩進むのかなと思っております。そういうこともぜひひとり職場の方には知っていただいて、改善を進めていただきたいと思います。これに関しては、私は直営のことで申し上げているんですけれど、指定管理であったり委託業者には、こういう状況に対して、市は多分厳しく指摘すると思うんです。ですから、身内というかそこには甘くならないようにしていただきたいということを申し上げて、次の質問に移ります。  次は、ハラスメント防止についてです。実はこのハラスメント防止指針なんですけれども、私は前回、ホームページに掲載してほしいということで申し上げております。一応資料請求しましたけれども、11月5日に掲載されたことが確認できましたし、それについてはオープンにしていただいたということで資料請求は取り下げております。これについても、なぜオープンにするかという意味合いも考えるということでしたけれども、それについては何か整理されたのかなと思いました。  私自身はこのテーマの根底に人権に関しての問題意識があるのですけれども、人権が尊重される社会であってほしいという思いでおります。今議会でも話題になっておりますSDGsでも、人権尊重は普遍的な開発目標としてあるものであります。ハラスメント自体が人権が尊重されていないこと、ハラスメントの防止等に関する指針によると、ハラスメントの定義、一部引用いたしますが、これは他者に対する言動によって本人の意図には関係なく相手を不当に不快にさせるなど精神的、身体的に苦痛を与える行為ということです。まさに仕事、業務に影響を及ぼす問題として、私は非常に重要なテーマだと考えております。せっかくやる気を持って政策、事業を進めようとしているのに、職場でハラスメントがあるとしたらモチベーションも下がるでしょうし、何よりも市民に対していいサービスが提供できないのではないか、これは誰にとっても損失以外の何ものでもないと思います。  ただ、私はこういう質問をここのところしているので実際言われたことがあるんですけれども、ハラスメントをなくすなんてきれい事で、どこの世界にもあるんじゃないのと、もう幾ら言っても無理なんじゃないのと言われたことがあります。ただ私は理念であったり、きれい事と言われようとも、声に出さなければ制度もできませんし、意識も変わらないと思うので、私自身はこれは人権の問題として取り上げていきたいと思っております。民間企業等では、時として本当にハラスメントによって自殺に追い込まれるという事例もあります。今、国でも企業がパワーハラスメント防止策に取り組むことを法律で義務づけるという方針を固めたともあります。このような中でも、国分寺市は指針という形ですけれども先行して進めているということは、私は大いに評価したいと思っております。国の動きは今後も注視していきたいと思っております。  そこで、この指針ができる前と後では何らかの変化というものがあったのか、その点についてお聞きかせいただければと思います。 170: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  まず、指針の公表ですけれども、ハラスメント防止等に関する要綱、これが市民に公開されており、そこに指針が載っているということで、これについても公表させていただいたということでございます。この指針は平成28年7月にできたわけですけれども、具体的な事例や相談窓口などの認識を職員としては高めているところと思います。また、ハラスメント防止研修についても、管理職を含め毎年実施しておりますので、さらに意識が高まっている、このように感じているところでございます。 171: ◯20番(皆川りうこ君)  さまざまな取り組みがなされているということがわかりました。公表した根拠が要綱であるということも、それはそれでわかりました。そういう根拠がなければ公表できないのかどうかというところでは、私はその前にも公表できたんじゃないかなというところではないかと思うところですが、それは一歩前進だと思っております。  このハラスメントのテーマは国分寺市では男女平等推進条例がございまして、まさに人権尊重ということでの条例でありますが、固定的性別役割分業、いわゆるジェンダーがもたらす弊害も少なくないと考えますが、その点について何かお考えがありましたらお聞かせください。 172: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御紹介のとおりハラスメントにつきましては人権侵害であります。その中にはセクシュアルハラスメントを含めて多様な形があるわけですが、その中で性的な役割分担意識、ジェンダーに関しても当然課題として取り組まなければいけないものですので、そういったものに関してはホームページ等を使って整理して、今後進めていきたいと考えているところです。 173: ◯20番(皆川りうこ君)  ありがとうございます。指針にも明確にセクシャルハラスメントについての定義であったり、事例等が挙げられております。条例があるということでもさらなる取り組みが必要だと思っております。  もちろんこの市役所の内部ということでの指針なんですけれども、市の事業に関係する外部の機関においてもハラスメントだろうという事例を聞き及ぶところです。市の業務でかかわっている、これも出先機関なんですけれども、きつい言葉や大声で児童や市民などに注意するというか、どなるといった場面に遭遇した市民の方もいらっしゃいます。そういう意味では、市にかかわる関係者全てにこの本指針を知らせていただきたいと思います。もちろんホームページに掲載されているのは承知しております。この市の取り組みを知らせる一つとして、私は市報を通じても市はこういうハラスメント防止指針をつくって、ハラスメントのないまちづくりを目指しているということを知らせていただくということも必要ではないかと思います。この12月4日から10日までが人権週間でありますけれども、市報はことしは間に合わないかなとは思うんですが、こういう市報での掲載といいますか、公表というのはどのようにお考えでしょうか。 174: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  人権週間は12月4日から10日までやります。あしたは人権のつどいを、人権週間に先立ってリオンホールで開催します。そちらの人権週間等の行事については広報しているところでございますが、先ほど言われている全体的なハラスメントにかかわる部分とか、人権侵害についてのところは先ほど申し上げたように一定ホームページで整理して、先ほど来のこの指針も含めて市の取り組みを市民の皆さんや事業者の皆さんに知ってもらうということはかなり重要なことだと認識していますので、市報は来年ということになってしまうのですが、ホームページについてはリンクも簡単に張れますので、そういったものをどのように行うかを、お時間をいただいて検討した上で進めてまいりたいと思います。 175: ◯20番(皆川りうこ君)  よろしくお願いいたします。ハラスメントの防止等に関する指針には、「国分寺市では職員以外の者によるハラスメント及び職員以外の者に対するハラスメントについてもその防止に心掛けるとともに、迅速・効果的解決に向けての努力を惜しみません」ということも書いてあります。紹介いたしましたが、職員以外の人、市の業務にかかわる人にもこういう指針があるということはぜひ知らせていただきたいと思います。  それで、次にはハラスメント防止指針、それ自体は本当にわかりやすくまとめていらっしゃるとは思うんですが、4点ほどお聞きしたいことがあります。1点目はハラスメントがあるかないか、いわゆる職員へのアンケートというものをとってはいかがかなと思います。私はこれについてもいろいろ調べたら、公的機関である各県や府の消防署におけるハラスメント防止対策というのがありまして、そちらにも書かれていたので参考にできるかなと思って申し上げているんですが、このようなアンケートをとるということは、慎重にやる必要はあるかと思いますがどのようにお考えなのか、アンケートについてお聞きかせください。 176: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  職場におけるハラスメントの実態を調査するという意味でのアンケートということだと思います。必要性については感じますけれども、非常に慎重にやらなければならないと考えているところでございますので、現在、さまざま健康面とかのアンケートなり、例えばストレスチェックとかをやっている取り組みなども踏まえながら研究してみたい、このように考えます。 177: ◯20番(皆川りうこ君)  ストレスチェックはマークシートのような形で、それは委託業者のほうに行くものですから、そことどうリンクするかというのは難しいところだと思いますが、ぜひ研究してみてください。それこそ他の機関の事例が参考になるかもしれません。  2点目です。このハラスメント防止指針を見ますと、相談する相手はあくまでも市職員であったり、また処理機関も市の内部の機関で構成されているんですが、第三者機関の設置ですとか、相談窓口も外部の人という形で対応できないのかなと思うんですけれども、そういった第三者の立場ということでの相談機関についてはいかがでしょうか。 178: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  現在、相談員は内部の者です。またハラスメント処理委員会も職員で構成しております。ただ、処理委員会については調査、審議するに当たり、必要に応じて外部の専門家の意見を聴取することも可能でございます。また、事実が確認された場合は市長へ懲戒処分等の上申を行うことができます。さらに市長はこの上申を踏まえ、弁護士等の識見を有する方々で構成する懲戒審査会の審査を諮問することができる、こういった状況になっております。 179: ◯20番(皆川りうこ君)  第三者も入っているということではありましたが、もちろんこれも簡単な話ではないと思っておりますけれども、安心してできる相談環境の整備には努めていただきたいということだけ申し上げておきます。  3点目です。いわゆる人事評価などの際に個人面談が行われると思いますけれども、そういうときにも聞き取りといいますか、そういうことも話せるような場なんだということでは、個人面談の際にそういう聞き取りをするというようなことはできるのかどうか、その点はいかがでしょうか。 180: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  人事考課の面談ですけれども、これは期初面談、期末面談に限らず、日々の職員の様子を十分に確認、把握した上で、適宜必要に応じて面談を各所属で行っております。その中でそういった話も当然必要に応じて出てくると思いますので、こちらについては今後も継続していく必要があると考えております。 181: ◯20番(皆川りうこ君)  そこの場も相談ができる環境の1つだということですね。わかりました。  4点目です。自分自身がハラスメントしているのかどうかということです。要するに、あなたの発言であったり行為というのがハラスメントですよということを自覚するためのセルフチェックというものができるような仕組みを導入しているというところがあるそうです。このことでいろいろ調べる中で、たまたまなのですけれども、平成30年度に東京都では放課後児童支援員の認定資格研修というのが9月にあって、そこを受講した方から資料の一部を見せていただいたんです。その中には職場倫理と法令遵守とあり、秩序と信頼性のある職場をつくるための研修もなされているというのがわかりました。当然といえば当然なのだなと思います。不適切な行為の事例が記載されていたんですが、そこには、今あなたがしようとしていることはという問いがあって、1)法令に違反していませんか、2)職場のルールに違反していませんか、3)内容を職場や家族に説明できますか、4)報道されても大丈夫ですか、5)他人に迷惑をかけていませんか、とありました。こういうのもセルフチェックの1つであるわけですが、こういう設問も指針の中に入れて自分でチェックしてみましょうというようなこともあってもいいのかなと思うんですけれども、それについて何かお考えが、やり方はまた研究しなきゃならないかもしれませんが、そういうことについての見解をお聞かせください。 182: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  セルフチェックということでございます。これは先ほどのアンケートと同様に慎重に行うべきものだと思っています。ただ、今、皆川議員からは他市でもそういった事例があるということでございますので、こちらについても研究してみたいと思います。 183: ◯20番(皆川りうこ君)  セルフチェックに関しては、別にそれを公表しろという意味ではなくて、今申し上げましたレジュメにそういうことが記載されてありましたので、こういうことを自覚する意味でもどこかに記載するというのも必要かなと思いまして申し上げました。こういう問題は、何か問題があるから取り組むということもあるかもしれませんけれども、未然に防ぐという意味でも積極的に取り組んでいただきたいということで私は申し上げております。  じゃあ、あなた自身はどうなのということで、こういう質問をしながら常に自分に問うわけなんですが、残念ながら本当に近隣自治体においては、首長や議員によるハラスメントの報道がなされております。それによって辞職されるという、報道でしか私も承知してはいませんのでそれ以上のことは申し上げられませんが、ただ私自身は少なくとも、私、皆川自身は、もしハラスメントに該当するようなことを職員の皆さんに言うようなことがあったら、ぜひ遠慮なく言っていただきたいということだけ申し上げておきます。  では、次に3番、地域福祉についてです。その1つとして障害、認知症当事者、家族への支援についてです。家庭内で認知症でしたり、障害があることから家族が抱える問題の深刻さは、本当に憂慮すべき課題で、社会的にも取り組みが求められているところであります。通告したのはこの2つを申し上げておりますが、事例としたらごみ屋敷であったり、リストラによって生活が荒れている方の生活支援、数十年にわたるひきこもり、ホームレス、生活困窮者、ダブルケア、ヤングケア等々、時として行政の制度のはざまにあってどう対応するか、相談機関につながっていないということで見過ごされているケースもないとはいえないということです。このような家庭の中で抱えている問題は、事件に発展することも時としてあり、それは国分寺市においても例外ではなく、人ごととは言えないということを認識しなればならないと私は思います。地域福祉の概念として既に言われていることに「我が事・丸ごと」地域共生社会、これをどう具現化するかに尽きるんだろうなと思います。  そこで、国分寺市においても制度の谷間への取り組み、対応が必要だと思います。現在、市では介護や高齢者への対応にかかわっては地域包括支援センターの事業であったり、生活支援コーディネーターというものが配置されております。子育て支援にかかわっては子育て世代包括支援センター事業が展開される予定で、議会でも議論がありますが、ここでもコーディネーターの役割というのが求められております。社会福祉協議会に委託しているところでは生活困窮者支援事業、また障害者の相談窓口として基幹型のセンター窓口等、属性というか課題ごとに制度があるというのは、相談等の仕組みがあるのは理解しております。そこで重要なことはそれぞれの取り組みを横でつなぐ役割、地域福祉で言われる横串の機能が必要となるわけです。閉会中の厚生委員会の調査事項でも地域福祉コーディネーター、地域の相談窓口の取り組みについて御報告がなされて、資料も提出されております。昨日のさの議員の質問でも、恐らく福祉の相談窓口ということでは同様の視点なのかなと思ってお聞きしていたわけなんですけれども、そのやりとりではおおよそのことが理解できました。市としても閉会中に御報告があった地域福祉コーディネーターの役割、その取り組みについて現在どうなっているのか、恐らくきのうの御答弁と重なる部分もあるかもしれませんけれどもお答えいただけますか。お願いいたします。 184: ◯健康部長(鈴木佳代君)  今、お話がありましたように、今後複合的な課題、分野横断的な課題に対応するための体制として、きのうもさの議員の一般質問でもございましたけれども、まずは庁内組織として相談支援総合調整会議を設置したところでございます。また、次年度に向けて地域の包括的な支援体制の構築ということで、今検討中ということでございます。 185: ◯20番(皆川りうこ君)  具体的にという意味では、次年度に向けてまさに検討されているということでありますが、もちろん現段階でということで結構なんですけれども、次年度の見通しについてはどのように考えているのか、いわゆるこれは直営でやるのか、委託するのかということとか、人数をどれくらいにというようなことがお考えとしてあればお聞かせください。 186: ◯健康部長(鈴木佳代君)  まだ御意見をいただいている状況ですので、今後、具体的な案としてまとめていきたいと考えている段階でございます。 187: ◯20番(皆川りうこ君)  まだ漠としたお話かなと思います。実は、大阪府豊中市というところがありますけれども、地域福祉推進のキーパーソン役であるCSW(コミュニティソーシャルワーカー)という取り組みについて11月1日、2日と会派で視察を行いまして、学んできました。豊中市には11月1日に参りました。地域福祉の分野で非常に先駆け的な取り組みをしていることから非常に視察も多いということで、二度目の挑戦といいますか、そこで実現できたということです。  大阪府では、地域福祉推進計画の施策として中学校圏域にCSWが2004年、平成16年から配置され、豊中市では社会福祉協議会に委託しているものです。少し紹介いたします。複数の機関が連携しないと解決しない課題、これまでもどこでも対応できなかった事例、相談機関に全くつながらなかったケースなど、まさに制度のはざまの問題を地域、行政、事業者などが公民協力しながら解決に道を開いているものです。CSWは、これまで支援の届かない人へ個別の課題を住民とともに地域の課題として共有する場を設け、問題提起して新たな支援方策を検討する役割で、個別支援から新たな協働への仕組みで、まさに地域支援としての解決の取り組みを展開しているというものです。これこそが地域福祉でいうまさに横串の役割を担うものであり、制度ではないかと思って視察してまいりました。  そのときにこういう本を購入したんですけれども、CSWのことがわかりやすく書いてありました。この絵を描いた人自身がひきこもりの当事者であったんですが、支援する中で絵の才能を見出して出版に至ったという御説明がありました。この中の一例を申し上げますと、実はこれは、結構ニュースで大きく取り上げられたということらしいんですが、2011年に60歳代の姉妹が豊中市内で孤独死という非常に残念な事件が起きたということが紹介されております。2人世帯で資産家だったこともあり、従来の見守りの枠組みでは捉え切れない見守り対象者ではあったんですけれども、どこまで取り組めるかが問われる本当に大きな事件だったということであります。地域ではさまざまな形で見守りをしていただけに、関係者もとてもショックで、この事件を受けて本当に見守りが機能しているのか再点検を行ったということです。そのときに、CSWの方は14人いるんですけれども、関係するCSWの方が会議を行って、過去の相談で中断している世帯の洗い直しを行ったり、75歳以上の住民基本台帳上のひとり暮らしの方を調査して、さまざまな視点からの点検も行ったということです。1つのことをきっかけにほかにも目を向けたということです。行政レベルでもライフセーフティネット総合調整会議を開催して、庁内の課長級に加えて民間からはガス会社や電気会社などにも参加していただいて、ライフラインと行政窓口の連携や制度のはざまについての支援について協議されたということであります。重層的な取り組みがなされていると理解いたしました。これについては、国分寺市も参考になるのではないかなと思いました。  実は以前、俳優の深田恭子さんが主演でテレビドラマ化された「サイレント・プア」という、声なき貧困、見えない貧困ということですが、このときはごみ屋敷問題などをテーマにした番組が放映されたのですけれども、そのときにこれを監修した勝部さんという方から視察では説明を受けました。こういうものも1つの参考事例として、国分寺市独自でこれから取り組まれるということでありますが、何か見解があればお聞かせいただきたいと思います。 188: ◯健康部長(鈴木佳代君)  ただいま御紹介いただきました大阪府豊中市の取り組みでございますけれども、大阪府が恐らく日本で初めてこのコミュニティソーシャルワーカー事業に取り組んだと認識してございます。先進的な取り組みということで、さまざま御紹介をいただいているところでございます。国分寺市におきましても、先ほど申し上げたような複合的な課題であったり、分野横断的な課題に対応するために、また社会的に孤立しやすい方へ支援を届けるための体制ということで、今、その仕組みであったり、配置の職員であったりということを検討してございます。それをもって地域共生社会の実現に向けて取り組みを進めたいと考えております。 189: ◯20番(皆川りうこ君)  よろしくお願いします。進めるに当たりまして、ぜひ行政側で進めるのではなく、もちろんそうではないと思っておりますが、今、現実に、例えば国分寺市で地域福祉推進協議会が開催されております。そちらの皆さんからもぜひ御意見を拾っていただければなと思います。今回の市報にもその協議会の第7回が開催されたことが紹介されておりました。そのように制度設計する際に市民の皆さんからもお知恵をいただくということでやっていただければと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 190: ◯健康部長(鈴木佳代君)  この地域の相談窓口の整備に当たっては、平成28年から市の地域福祉計画に基づきまして検討を進めてきているところでございます。今年度に入りまして関係機関のヒアリングをさせていただきまして、今、御紹介がありました地域福祉推進協議会におきましても、10月23日に意見聴取をさせていただいたところでございます。 191: ◯20番(皆川りうこ君)  じゃあ、地域福祉推進協議会の皆さんとともに進めていくということでよろしいですね。それでは、その点はまた折に触れて取り組みの状況は御報告いただき、またこちらもお聞きしたいと思います。ありがとうございます。  それでは、次の地域福祉の子育て環境、遊び場についてです。その1つで確認したいのは、プレイステーションに関してです。閉会中の文教子ども委員会にて、現在の場所からの移転ということで報告がされました。場所の是非ということは別としても、安定的に運営していただきたいと思うのは、これまで議会でも多くの皆さんも質問されて、望まれてきたことと言えると思います。そこで、過日の報告では今議会で補正予算が提案されるという、資料も含めてですけれどもそのような御報告だったのですが、これについて現状はどのようになっているのか、改めて理由と説明をお願いしたいと思います。まずその点をお願いいたします。 192: ◯教育部長(堀田順也君)  プレイステーションの移設につきましては、さきの担当委員会に御報告させていただいたところでございますけれども、その後に検討を進める中で、施設の詳細であるとか、活用できる補助金等の有無の検討に、移設に合わせて整理していく必要があるという思われる課題が何点かあるということから、全体の調整にもう少し時間をいただきたいということの判断の中で、今回補正予算の計上は見送らせていただいたという経過でございます。 193: ◯20番(皆川りうこ君)  ありがとうございます。一旦方針を決めても、状況によって変更するということはあると思いますし、それについては、なぜそうなったかということの説明はしていただくことが必要かと思います。ちなみに、これは当初予算のほうに計上されると考えてよろしいのか、その点はいかがですか。 194: ◯教育部長(堀田順也君)  関係部署とこれから調整も進めていかなければいけないという状況にございます。そういった環境が整えば、必要な予算については当初予算に要求はしていきたいと思いますが、今まさに新年度予算については編成作業の真っただ中でございますので、今この場で確定的にお話をするということはなかなか難しい状況でございます。 195: ◯20番(皆川りうこ君)  わかりました。このプレイステーションに関しては、何年か前に私も取り上げようとしたときに、本当に非常に慎重に対応しなければならないというようなことから、行政側においても非常に慎重に進めていらしたということは十分に承知しております。当時はプレイステーションという言葉も出さないでくれみたいな感じもあったんですけれども、ここまで来て安定的な場所の確保が必要だということでは、一歩も二歩も進んできたと思っております。これからさまざまな検討ということでは、ぜひ事業者の方でしたり、地域の関係者も含めて、そういう意味でも行政内部だけではなく進めていただきたいなと思うところですけれども、その進め方に関して行政内部だけではないということではどのようにお考えなのか、その点だけお聞かせください。 196: ◯教育部長(堀田順也君)  今、この施設については、指定管理者制度によって運営をお願いしているという現状があります。当然安定的な運営を目指すという上では、実際に運営に携わっていただいている方々の意見も聞かせていただきたいと考えてございますが、また施設の内容等々が固まった段階で、具体的なスケジュールとか、どうやって組み立てていくかというプロセスを決めていかなければなりません。そういったものがある程度確定されました段階で、利用者の方であるとか近隣住民の方にも一定説明する機会を設けていきたいと現状では考えてございます。 197: ◯20番(皆川りうこ君)  プレイステーションに関しましては、さまざまな課題があることは十分承知しております。本当に慎重、かつ、でも確実に進めていただくことを求めてこの点は終わります。  次に、遊び場という視点は、午前中に星議員も質問されていた戸倉の都市計画公園のところです。ここに関しては、看板がきちんと設置されております。私も現地を確認しましたが、どこが管理しているかということが明確にありました。看板を見たときに、これは市がとても誠実に表示しているなと私は感じました。きちんと電話番号も、部署も書かれているということでそういうように感じました。看板に関しては本当にそう思いました。星議員の質問への答えも、研究するということでしたけれども、私は研究するということは、今回ほど「ああ、すごくいい言葉だな」と思ったことはないくらい、ゼロではないという意味では、私はこの件に関してはそう受けとめました。  それで、少なくとも一時利用、部分開放というようなお話であったわけなんですが、それについても困難な課題は多くあるとは思っております。それで、事例等を調査するということでありましたけれども、もし前例がないのであれば、国分寺市が前例をつくるということに果敢に挑戦するくらいの気持ちも必要じゃないかなと私は思っております。それで研究するに当たっても、関係する、関心を持っていらっしゃる地域住民の方、PTA等々の方がいらっしゃるので、一緒にともに共同で研究を進めていくという場も必要ではないかと思います。その点についてのお考えをお聞かせいただければと思います。 198: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  午前中の星議員の御質問の内容の続きだと思います。私のほうでは、基本的には公園として市が買い戻すまでの間は供用開始ができないんですけれど、時間を要するので、買い戻しするまでの土地活用について、どのような手法があるのかを研究していきたいとお答えしています。その手法の研究ですので、活用できるのか、できないのか、どういう形での活用ができるのかというような内容ですので、その次の段で市民の方の御意見を伺うのは必要だと思いますけれど、今の段階では、申しわけないんですがこちらのほうでその活用の仕方について検討させていただきたいと考えています。 199: ◯20番(皆川りうこ君)  案外市民の方はいろんな情報を持っている場合もあるかもしれませんので、情報収集という意味ではどんどん、もちろん市民の方も寄せられると思いますし、市のほうも積極的にそれは検討材料ということにしていただく必要があるかなと思っております。確かにあそこが黒いビニールシートでかなりの面積が覆われているということでは、「うわ、使えないのかな」という気持ちは、本当に私もわかるところです。研究ということでありますが、それについて先例となるくらいの気持ちでやっていただきたいということだけ申し上げて終わります。  次に、(3)として地域福祉の拠点ということで通告しております。これは第2回定例会でもお聞きしましたが、次年度の予算編成でもありますので改めてお聞きします。これについては新町樹林地の普通財産の部分についてです。その後、この活用について庁内の検討状況はいかがでしょうか。 200: ◯政策部長(塩野目龍一君)  普通財産のお話でありますが、今後の活用ということで私がお答えします。現在も、どのように活用するかは庁内で慎重に検討を行っているという状況であります。限られた公有地であります。市民にとってどのように活用することが最善なのか、しっかりと考えていきたいと思っています。 201: ◯20番(皆川りうこ君)  これもかなり慎重なんだなということがわかります。第2回定例会でも庁内の協議の際はぜひ記録等をとっていただきたいということを申し上げまして、公文書という位置づけになるので記録はしっかり残していきますという答弁が当時あったわけなんですが、この何カ月間ですけれども何度か庁内の協議があって、これは記録というものも残っているものなのか、その点はいかがですか。 202: ◯政策部長(塩野目龍一君)  回数等は明確には記憶していませんけれども、記録は残してあります。 203: ◯20番(皆川りうこ君)  後にどういう議論だったのかということはお聞きするようなことになると思いますので、その点は遺漏なきようにお願いいたします。  今回、予算編成の取り組みで、これも11番目にも公有財産の有効活用等を図るとあります。まさに財産でありますので、市としてどういう活用をするのかということをしっかり取り組んでいただきたいということをお願いしたいと思います。土地開発公社で何年も使わないといわゆる塩漬けという言葉がありますが、ここも塩漬けにならないようにお願いしたいと思います。それを要望してこれを終わりたいと思います。塩漬けというのは土地開発公社のことで引用しましたけれど、ここをそんなふうに思われないようにしていただきたいという意味だけなので、深い思いで申し上げたわけではありません。  次に、4番の国際交流、多文化共生についてです。外国人のための懇談会窓口についてお聞きします。過日、吉田議員の質問でも一部紹介されておりました2018年国際交流フェスタに、私は昨年は最後までいたんですが、今年は途中から本多公民館の別の催しに行ったので途中までの参加でした。これは毎年開催されていて、国分寺市在住・在勤の方、日本語教室で学んでいる皆さんが自国のことや日本での生活等さまざまなテーマについて、流暢な日本語でのスピーチがなされておりました。本当に熱心に勉強されている様子が伝わって感心するとともに、その御努力に頭が下がります。この日はアトラクションもあり、楽しく過ごせるイベントでした。その日は市長や副市長、あと教育長もいらっしゃいましたし、議長も出席されておりました。こういうイベントは今後も継続していただきたいと思います。  一方、外国人の中にはさまざまな問題などを抱えている方、その中で生活している方も少なからずいらっしゃるとお聞きしております。このように困難を抱えている方に対しても、国際協会の皆さんが本当にボランティアによって支援されているということをお聞きします。その1つに、毎年実施しているのですけれども、外国人のための無料専門家相談会という事業があります。市のホームページにもあった国際教会とリンクが張られているものです。以前、朝早くからお手伝いにも行ったことがあるんですけれども、会場は労政会館で行われておりまして、相談者に配慮して仕切りがあるんですが、この仕切りがまた重いパーティションで、福祉センターから運んでくるというのが、当時行ってわかりました。多くの方で会場設営しているというものです。そこで、まずは相談会の現状についてお聞きしたいと思います。相談件数ですとか概要がわかる形でお願いします。 204: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  御紹介の外国人のための無料専門家相談会ということですが、ことしの実績ということで御紹介させていただきます。基本的には平成18年から行っているんですが、主催は御紹介のとおり国際協会ということになります。国分寺市は名義後援を行っております。ことしは10月14日、正午から午後3時までの3時間、国分寺労政会館で行いました。弁護士や行政書士、社会保険労務士などの専門家10人、そして通訳ボランティア7言語・17人、ほか運営スタッフで実施したものです。当日は16件の相談をお受けしました。例年、この相談会はリレー相談会という形で、国分寺市内を含む都内17カ所で、これも原則ですが5月から翌年3月までの間続けて、リレー方式で日本に住む外国人の相談会を行っているというものです。相談内容はその年によって違うんですが、ビザ、在留資格の問題や、国際結婚・離婚、事故などの法律相談を初め、賃金、解雇などの労働に関する相談が主なものとなってございます。 205: ◯20番(皆川りうこ君)  全体的な事業の概要を御紹介いただきました。この相談件数が多い、少ないということではなく、中身というのが重要かなと思います。ことしは10月14日、大体3時間くらいの開催のようですが、その前後の設営が大変だということであります。それで、今年度も労政会館だったわけなんですが、私、今後アクセスしやすいということであったりとか、相談会を活用しやすいようにという視点からcocobunjiプラザ、リオンホールでの開催ができないかと思っておりますけれども、そのことについてどう思うかということでお聞きするわけです。ただ、時期のこととかさまざまな課題はあると思いますが、その考え方についてどのようにお考えなのかお聞きかせください。 206: ◯市民生活部長(小川恵一郎君)  先ほどもお話ししたとおり、この事業については国際協会の主催事業になりますので、会場の選定や開催時期については国際協会において決定されるというものです。今、お話のあったcocobunjiプラザ等での開催に関しましては国際協会を交えて、先ほど言ったリレー方式になっていたり、時期的なものを考えると市民文化祭等があったりとか関係機関等の相談・調整が必要となりますので、今後の開催場所については、まずは国際協会にお話をした上で進めていきたいと考えます。 207: ◯20番(皆川りうこ君)  そのフェスタの際に協会のほうに、個人的にそういう話もしたという経過もありまして、場所がリオンホールだったら便利だよねというような話もありましたので、今回提案させていただきました。市単独のことでもありませんので調整することは多々あると思いますけれども、アクセスの面とか相談しやすいという環境を整える意味でも、私は進めていただきたいということだけ申し上げて、この点についても終わりたいと思います。よろしくお願いします。  最後に、廃棄物、リサイクルについてです。(1)として国分寺市廃棄物の減量及び再利用推進審議会についてです。これに関しては、時間も時間ですので少しまとめて質問したいと思いますけれども、メンバーが11月から新しくかわったと思います。公募の状況などを教えてください。条例の第57条で18名のメンバーということですが、その状況をお知らせいただきたいということと、それと、あとペットボトルの戸別回収については、この審議会でも議論すべきじゃないかなということでお聞きするわけですけれども、議会の中でも行政からの答弁で戸別収集を平成31年に向けて取り組むというような答弁もあって、私もちょっとびっくりしたんですが、その後平成32年という年度の修正もあって今に至ります。それは、その考え方としてある一方で、審議会というところでの議論も必要ではないかなと思ったわけです。実は事務報告書では平成29年10月に第5回の審議会が開催されて、ペットボトルに関しても運搬、処理にかかわる費用についてということで議論されていることがわかりました。オープナーでの議事録も確認しましたが、さまざまな御意見がありました。従来の、ただ、そうはいってもあくまでも処理費用ということでありましたので、これまでの拠点回収の検証とか評価、成果、課題などを整理して、改めて新しいメンバーで議論するという場を設定してはいかがでしょうか。また、その中で方向性を議論していただくことも必要ではないかなと思いますが、その点について、メンバーの状況と、審議会の議論ということでの2点についてお答えをお願いします。 208: ◯環境担当部長(野田 力君)  委員の方々につきましては、過日、平成30年11月1日付で16人の方に委員の委嘱をしております。内訳としましては再任が12名、新任が4名でございます。  それから、審議会の内容でございますけれども、ペットボトルの戸別収集につきましては、現在、平成32年度から開始できるように検討は進めているところでございますが、現在の審議会にこれまでの拠点収集の検証等を報告しながら、意見をいただきながら、今度に向けて進めてまいりたい、そのように考えております。 209: ◯20番(皆川りうこ君)  よろしくお願いいたします。附属機関でありますし、そこは1つの国分寺市としての仕組みが大きく変わるだろうというような中身でありますので必要かなと思いました。  あわせて、私、生ごみ処理の補助制度についてもこれまで申し上げているんですけれど、アンケートの実施については予定どおりいけば来年度に実施されるかなと思うんですが、この生ごみ処理機に関しても他市の状況等のデータを示した上で、市として今後この補助事業、電気処理とそうではない形の仕組みがあるわけですけれども、これについても事業の成果、課題等を評価してもらう、そして審議会で議論してもらうということも必要かなと思われるんですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 210: ◯環境担当部長(野田 力君)  生ごみ処理機器については、助成対象者にアンケートを実施する際には審議会に報告し、御意見をいただきながら、補助のあり方については検討、研究してまいりたい、そのように考えております。 211: ◯20番(皆川りうこ君)  ありがとうございます。さまざまな制度の変更等がある場合、可能な限り市民の方の意見を聴取する場というものは必要かなと思っておりまして申し上げました。条例に位置づけられているこの審議会の役割では、もちろん諮問ということ、これについては有料化などに関してのことのようなんですけれども、調査し、審議することができるということでは、1つには分別収集の実施方法であったり、廃棄物の減量及び再利用の方策、廃棄物の減量及び再利用の市民啓発について協議できること、その他市長が認める内容ということになっておりまして、ぜひペットボトルであったり、生ごみ処理機の補助金についても議論していただきたいということを改めてお願いして、適宜御報告をお願いしたいと思います。  最後に、この審議会の議事録については特にホームページにはアップされていないんですが、私はこれもアップしたほうがいいかと思われます。その点についていかがでしょうか。 212: ◯環境担当部長(野田 力君)  審議会の会議自体は原則公開ですから、議事録については市のホームページにおいて今後公開できる方向で検討してまいりたいと思います。 213: ◯20番(皆川りうこ君)  わかりました。るる前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。行政が持っている情報というのは、もちろん全てではないですけれど市民に返すべき情報だろうと思っておりますので、きょうはそういう視点でも最初から情報公開せよということで求めてまいりました。最後の廃棄物にかかわってもいろいろこれからやるべきことが多いかと思いますが、丁寧にやっていただきたいということを申し上げまして終わります。ありがとうございます。 214: ◯議長(木村 徳君)  以上で皆川議員の一般質問を終わります。  この際、10分程度休憩いたします。                    午後3時42分休憩                    午後3時53分再開 215: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ────────────────── 216: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、岩永議員。 217: ◯7番(岩永康代君)  それでは、通告に従って一般質問いたします。最初に、1番の保育所での障害児の受け入れについてです。障害のあるなしにかかわらず、ともに育つインクルーシブな社会を進める観点から質問していきたいと思います。  先日、つくしんぼ主催の講演会、「虹色の個性から見る みんなが笑顔の接し方」に参加させていただきました。私自身、講師の星山麻木先生のお話は何度かこれまでもお聞きしたことがありまして、かつて国分寺市でも教員研修もされたとおっしゃっておりました。子どもの発達の特性を色に例えて、とてもわかりやすくお話しされておりましたが、そのお話の中で印象に残ったことを幾つかお伝えしたいと思いますが、私たちは皆虹色であって、誰として同じ人はいないんだということがとても印象的でした。また、合理的配慮の考え方について、合理的配慮とはどうやったらできるかを一緒に考えることである、こういうことであったり、多様性の尊重と受容、これは豊かさにつながるんだ、そしてそのために小さいときから違いを認め合える環境が大切である、そのような考え方にとても共感いたしました。  障害のある、なしにかかわらず、同じ国分寺市の子どもとしてともに育つインクルーシブな社会を目指す上でも、保育所での障害児保育は非常に重要な取り組みですが、障害のある子どもの保育所への入所が難しい現状を市民の方から複数お聞きしています。そこで、障害児の保育所入所について確認させていただきたいと思います。まず、現在の障害児の受け入れについて、公立園、私立園、それぞれの受け入れ状況を教えてください。 218: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  本年11月1日現在の受入人数につきましては、これは加配をつけている障害児ということになりますが、市内全体で47人です。内訳といたしまして公設で18人、民設で29人です。 219: ◯7番(岩永康代君)  加配をつけていらっしゃる方が合計47人入所されているということでした。障害児枠での入所、つまり加配をつける形での入所ということに関しては、入所基準の点数の中では調整指数で30点が加算されます。この30点は調整指数の中での最高の加算点ですので、保育の必要性ということでは一番高いんだとなっております。しかし現状としては、点数としては入所要件を満たしていても、実際には入所できない状況があります。そこで、障害児の待機児童数の推移について、新制度が始まった平成27年からの推移を、今回資料1(a)としてお出しいただきました。作成ありがとうございます。資料でも確認できますが、平成27年度はゼロ人ということですが、平成30年10月1日現在では4人となっておりますので、数としてもふえているということがわかりますが、この保育園での障害児入所について、このようにふえている要因ですとか、また課題になっているようなことがあればお聞かせいただきたいと思います。 220: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  待機となる要因としましては、障害児の加算、加点についてはただいまお話しいただいたとおりプラス30点ということがございますけれども、就労日数が少ない場合は基本指数が低いため、保育の実施基準指数が高くならずに待機となるということが考えられます。また、実施基準指数が高くても入所希望園に定員のあきがない場合、また、あきがあっても加配保育士の確保ができず、体制的に受け入れられないようなケースもあるということでございます。また、特に年度の途中では、障害児の入所希望を把握していても、障害児が決定しない段階で障害児保育のための加配保育士を確保しておくということが運営上なかなか難しくて、障害児の入所が決定してから加配保育士を確保しなければならないというような状況になります。このような状況から入所が困難になっているという面がございます。  また、新規開設園については、施設であったり、職員、入園児が新たな環境となっているということから、園の安定的な運営のために初年度については障害児の受け入れについて消極的になるというようなことも、場合としてはあるということでございます。
    221: ◯7番(岩永康代君)  今、さまざまな現在の状況ですとか課題ということで挙げていただきました。待機児童が全体として解消されない中での保育園全体の定員の問題であったり、また就労時間数によっては基本の点数のところでの点数のつき方が違ったり、あとは加配保育士の課題であったり、開設園の初年度の受入状況であったりとさまざま挙げていただきましたけれども、その1つとして私立園の加配保育士の配置ですとか確保ということで、特に年度の途中での難しさがあるというようなこともお聞きしたところです。  そこで、今回資料1(b)をお出しいただきました。障害児保育に関する補助金について、多摩26市での市の単独補助の状況についてお調べいただきました。この説明について、簡単にお願いできますでしょうか。 222: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  資料の多摩26市の障害児保育に係る補助金額一覧につきましては、平成29年度の障害児保育に対する各市の市単独の助成内容を集計したもので、内訳としまして、以前東京都の加算があったときの額をそのまま市の加算額としている旧都加算相当分と、市独自で定めている市単独加算分があるということでございます。金額は障害児1人当たりの月額を表示しています。加算項目につきましては、対象児が特児と書いてある、これは特別児童扶養手当支給対象児童なんですけれども、特児かどうか、または保育士資格の有無などによって助成額を設定している市もあり、市によってさまざまであるという状況でございます。 223: ◯7番(岩永康代君)  御説明いただきました。国分寺市の場合はこの2つの種類の障害児保育事業費と障害児保育実施補助金、この2つが合算される形で1人受け入れるとちょうど合計が20万円になりますでしょうか、その金額が園に支給されるということでよろしいですね。 224: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  そのとおりでございます。この合算額、20万円が障害児1人に対して毎月支給されるということになってございます。この額につきましては、この一覧表を見ていただくと、他市と比較しましても助成額としては上位に位置しているのかなと思っております。 225: ◯7番(岩永康代君)  今回、多摩26市の状況をいろいろ調べていただきまして、他市との比較の中でも国分寺市の20万円というのは一番多いぐらいですか、金額としても多いということは確認できました。しかしそういう状況であっても、年度途中からの保育士の採用、確保がなかなか難しい状況があるということです。  また、開設1年目の新規園での障害児の受け入れが難しい、そういう受け入れをなかなかできない園があるということですけれども、国分寺市では全園で障害児保育を実施するということになっておりますので、新規園でも初年度から受け入れできるように市の責任としてお願いしていく、このことが必要だと思います。しかし、一方では新規園については新規採用の保育士がどうしても多かったり、開園後、安定した運営の軌道に乗るまでに一定時間を要するということは事実としてあるのだと思いますので、そのような課題に対して市として支援していく仕組みが必要なのではないかと思います。  保育の質という観点からも、特に障害児保育に関する保育士の研修が重要になると思いますが、その障害児保育に関する研修は現状どのようなものが行われているのか、それぞれの実施状況を資料1(d)として作成いただきまして、ありがとうございます。この状況について、簡単に御説明をお願いいたします。 226: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  こちらの表につきましては、平成29年度に実施された障害児保育関連の研修受講状況というものでございます。公立5園、私立25園の保育士が平成29年度中に研修を受講した結果を主催ごとに、それから、タイトルとしてはいろいろなものがあるわけですけれども、主な研修内容に分類して集計したものということになってございます。これをごらんいただきますと合計で151回、公立においては87人、私立においては353人の受講者がいたという形になってございます。 227: ◯7番(岩永康代君)  さまざま開催されておりますけれども、受講するに当たっての課題ですとか、今何か対応が必要なことというのを把握されておりましたら教えていただけますか。 228: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  これは障害児に限った研修ですので、これ以外の研修にも参加しているという状況がありますので、この資料からは一定数の保育士は参加しているのかなと思っております。ただ、障害児への理解を深める、あるいは実際の保育に活用していくためには、今後も1人でも多くの保育士に受講してもらう必要があろうかと思っております。これについては、各園への働きかけを引き続き行っていきたいと思っております。 229: ◯7番(岩永康代君)  わかりました。研修というのは、一人一人の現場の中でその研修の成果を生かせるような形でスキルアップにつなげていく必要があると思いますし、おっしゃっていたように1人でも多くの保育士の受講、参加というのが重要になってくると思いますので、なかなか現場に出ながら研修に出てという難しい状況もあるとは思いますけれども、一人一人しっかりと研修を受けながらスキルアップに努められるような体制というのをお願いしたいと思っております。  また、障害児保育に関しては、今はつくしんぼとの連携も行っていらっしゃいますが、巡回支援といったことも含めまして経験的なことを含めて、よりつくしんぼでの専門的なスキルであったり、知識であったり、力をおかりするという意味でも、今後も保育園とのさらなる連携は必要だと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。 230: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  つくしんぼとの連携につきましては、つくしんぼの訪問支援事業の活用や、基幹型保育システムの研修としてつくしんぼの実習、見学の機会といったものを設けております。訪問支援事業につきましては、経過観察や相談を受けている乳幼児等の保護者がつくしんぼと保育所等との連携を希望する場合に行っております。これが連携支援といったものです。また、保育所に通っている乳幼児等について、保育所が支援を希望する場合において行う施設支援というのがありますので、こういったものを今活用しながら、障害児の理解について深めているというところでございます。また、新設の保育所がふえてきておりますので、こういったつくしんぼのノウハウを生かせるよう、引き続きこういった連携はとっていきたいと思っております。 231: ◯7番(岩永康代君)  今、新設園へのさらなるバックアップということもおっしゃいましたけれども、本当にそのとおりだと思っております。昨年9月の一般質問で取り上げられましたが、世田谷区では保育の質の向上を目的とした保育の質ガイドラインというのを区独自で策定しております。そして、そのガイドラインに基づく保育所の開設前支援プログラムを設けて、新規園が開設前から保育現場の状況を把握するなど、スムーズな開設、また初年度の運営に入れるような支援を行っております。さらに需要の高い保育士に来てもらえるように保育士の支援プログラム、このようなことも行われております。そこで、国分寺市においても開設前や初年度の体制づくりについて、市としてもバックアップしていけるような仕組みが必要だと思いますが、この点はいかがでしょうか。 232: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  新園の募集に当たりましては、障害児の受け入れについて事業者としっかり協議していきたいと思います。その際には、市の基幹型保育所システムで実施されている研修、あるいは先ほど御紹介させていただきましたつくしんぼの訪問支援事業等について説明いたしまして、また開園当初からそういったバックアップ体制をぜひ活用していただけるよう促していきたいと思っております。 233: ◯7番(岩永康代君)  新規園は、特に初年度は地域とのつながりをつくりながらの事業運営、取り組みになると思います。そういった市の支援が最初からあるということは非常に心強く思われると思いますし、それが全体的な保育の質の向上にもつながりますので、ぜひともその取り組みを進めていただきたいと思います。  次に、障害児や特別な配慮を必要する子どもの保育所入所の申請から入所までの流れについてお聞きいたします。資料1(c)をお出しいただきまして、ありがとうございました。資料に沿って公立園、私立園、それぞれの入所の流れについて御説明をお願いします。 234: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  こちらは障害児の入所に当たってお配りしている資料ということでございます。公立保育園への入所については、入所申し込みの後、市が事前保育会を開催し、その児童が集団保育が可能であるか等を障害児入所協議会で協議し、その後入所選考を行うというのが公立保育園の流れでございます。  私立保育園につきましては園の受け入れ状況も違うことから、申し込み前に各園に受け入れの可否を確認していただいた上で申し込んでいただき、その後入所選考を行うといった流れになっています。 235: ◯7番(岩永康代君)  保護者の方からいただく声としましては、保育所の入所に関して、特に障害児についてはどのような流れで入所が決まっていくのか、皆さん、初めてのことでもあるので見通しが立ちにくいと、また情報がわかりにくいということが不安につながっているということもお聞きしております。例えば加配の仕組みであったり、見守り保育などについても、今は相談していく中でさまざまな仕組みがあるということをその都度、理解を重ねていくという状況なんですが、例えばそのようなことに最初から保育のコンシェルジュがどのようにかかわっていくのかということも含めて、このお出しいただいた資料の流れの中にもう少しわかりやすく具体的な情報を掲載するように工夫できないでしょうか。 236: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  障害児の入所の流れについては、入所案内のほうにも掲げているところではございますけれども、わかりにくいというような点がございましたら、それについては工夫していきたいと考えております。 237: ◯7番(岩永康代君)  ぜひ、保育のコンシェルジュという新しく始まっている取り組みもありますので、ここには記載もなかったりしますので、入所のしおりのほうには一定書いてありますけれども、そういったところも丁寧に書き加えていただければと思います。  また、入所の手続として、公立園では事前保育会を1回実施して、全ての公立園でそれを共有するという形になっておりますが、私立園については1園ずつ訪問して面接するという手続をとらなければいけない現状になっております。事前に入所を希望する保育所を見学するということは、園の雰囲気を見たり、また疑問点を解消するためにも大切なことだと思いますが、一方で入所を希望する全ての園に面接に行ってもなかなか入所につながらない場合、子どもにとっても、保護者の方にとっても心身ともに非常に負担が大きいのだと思います。また、入所を断られるということは子どもを否定された、そんな感じを受けてしまうということもあるのだと思います。そのようなことにも配慮しながら、定員などの受け入れの体制整備、こちらのハード面の整備とあわせて保護者や家庭に寄り添った対応が必要なのだと思います。保育コンシェルジュは始まって今2年目ということでやっておりますけれども、子育て家庭からの保育のサービスに関する相談に応じて、地域における保育所や各種の保育サービスに関する情報提供や、利用に向けての支援などを行うという役割を担っています。そこでお伺いしますが、障害児の入所について、子どもを中心に家庭に寄り添いながら、保育コンシェルジュが入所前から入所後にわたって保育所や市と連携体制をとっていくことが必要だと思います。この点についてどのようにお考えでしょうか。 238: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  保育コンシェルジュにつきましては、平成29年度より配置しております。主に入所に当たっての御相談をお受けしているというところでございます。特に障害児につきましては、先ほど申し上げました私立の場合は各園に実際見ていただいた上で、その児童の障害の状況等を確認します。その際の園とのやりとりというのは結構負担だと思いますけれども、そういったものをコンシェルジュがかわって日程調整などを行って、保護者に寄り添った対応を今しているというところでございます。今後につきましても、障害児や、その他特別な支援の必要な児童の保護者の方の負担を少しでも軽減できるような取り組みを検討していきたいと思います。まずは待機児が解消されることによって入所もかなうというところもございますので、そういった整備もあわせまして障害児受け入れの拡大といったものを進めていきたいと思っています。 239: ◯7番(岩永康代君)  今、受け入れの体制整備ということもおっしゃいましたけれども、まさに両方が必要なことなんだと思います。また、寄り添うということが相談や、こういったさまざまな難しさを抱えられている方にとっては非常に大変な思いをされているということもありますので、そのあたりについてもしっかりと意を酌みながら丁寧に対応していただき、入園につながる橋渡しをしていただきたいと思いますので、その点は改めてお願いしておきます。  これまで障害児の保育所入所に関してさまざまな課題について確認させていただきましたが、それらの課題解決に向けた早急な対策が必要だと思っております。今後の具体的な取り組みについてお聞かせください。 240: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  各保育園への働きかけとして、まず、障害児童の受け入れの拡充のお願いといった文書を発送いたしております。それから、これは合同園長会でも改めて受け入れのお願いをし、また来年1月に私立園長会がありますので再度依頼を行うということとあわせて、実際に各園の障害児の入所状況といったものを把握する必要がありますので、その調査の依頼をここでかけようと思っております。また、開園初年度については先ほどからお話をしていますとおり、園の安定的な運営を優先して職員体制などの事情を考慮しているような場合がございます。ただ、平成31年度開園予定の2園については障害児の受け入れについて対応していただくようお願いしているところ、申し入れをしているというところでございます。また、新園の誘致の際には、協力事業者の募集に当たって、募集要項の中にこういった障害児受け入れを我々として重視する提案内容として明記するような形を検討したいと思います。 241: ◯7番(岩永康代君)  さまざま、今すぐできる対応ということで園への働きかけであったり、募集要項への明記の仕方や、聞き取りによる実態確認ということもおっしゃっていましたけれども、働きかけていくということも重要な取り組みだと思いますので、引き続き要請をお願いしていただきたいと思います。来年度からの入所手続も、今ちょうど始まっているところですので、改善できるところから早急に取り組みを進めていただきたいと思います。保育所というのは、障害のあるなしにかかわらずともに育つ場でありまして、子どもたちにとってもお互いに一人一人違う個性を持っていることを確認できる、そんな場でもあります。インクルーシブな社会の基盤となる大事な取り組みですので早急な対応、それから課題解決をお願いしまして、次の質問に移ります。  2番の放課後子どもプランについてです。平成29年の第2回定例会の一般質問で、放課後子どもプランの今後について質問いたしました。その中で、放課後子どもプランの整備計画を子育て・子育ちいきいき計画の次期計画に位置づけていくということを求めまして、そのように検討していくというような御答弁をいただいておりますが、その後の検討状況についてお聞かせください。 242: ◯子ども家庭部長(可児泰則君)  次期子育て・子育ちいきいき計画は、次世代育成支援対策推進法に基づく市町村行動計画を包含する計画となります。市町村行動計画の策定については国より行動計画策定指針が示されており、この指針には放課後子ども総合プランが位置づけられておりますので、指針を踏まえて策定検討委員会において、今検討を進めているというところでございます。 243: ◯7番(岩永康代君)  今、策定が始まっていますので引き続き検討いただいているということなんですが、これからアンケート調査などもありましてニーズも把握されていかれるということですが、今、子ども居場所づくり推進会議というのも庁内に設置されて行われておりまして、放課後の子どもの居場所というのは、市にとっても取り組むべき重要な課題されているところです。  そして放課後の子どもの居場所として、各小学校で行われている放課後子どもプランについてなんですが、午前中の質問でもありましたけれども、国分寺市では市が各校のPTAで構成される実施委員会に業務を委託する形で運営されています。子どもたちの放課後の居場所を保護者や地域の方がかかわりながら、地域の特性を生かして運営する、こういったことは理想的なことだと思いますし、国分寺市では、スタートの経緯としてはこのような考え方を尊重して今の運営形態がとられてきていると理解しております。しかし、平成19年に放課後子どもプランがスタートしてから10年以上がたちまして、この10年間で女性の就労率も上がり、保育所や学童保育所の整備も、今、市内ではなかなか追いつかない状況になっているなど社会状況もこの間、大きく変化しております。現場からお聞きする声としては、各小学校の放課後子どもプランの実施委員会は、委員長を初め各クラスからPTA役員の一役として選出された方で主に構成されております。PTAの活動の一環として活動しているんですけれども、その市の事業を委託されての活動内容や、活動量とその責任の重さがPTA活動の域を超えて担い切れなくなっている、そんなお声も一部の学校からはお聞きしますし、委員長も委員も毎年かわっていきますので、そのことによる継続性の問題、また、働く保護者がふえることで現場を見守ったり、かかわっていくサポーターの登録者が減少していることで開催日数をふやすことがなかなか難しいんだと、こんなお声をさまざまお聞きしているところです。  そこでお伺いしますが、このような現場の課題について市はどのように把握されているのか、お聞かせください。 244: ◯教育部長(堀田順也君)  ただいま岩永議員からも御紹介がございましたように、幾つかのそういう課題があるということは認識させていただいてございます。各校、10校が全部同じ課題を持っているというわけではございませんけれども、今御紹介がありましたように主な課題として、私どもも人材の確保であるとか、運営の方法について御意見をいただいているところでございます。特に人材の確保という部分にあっては、毎年実施委員会の委員が入れかわるということから、ノウハウの継続性や継承がなかなか難しいというお話もいただいてございますし、共同活動支援員を探すことがなかなか難しいと、あるいは子どもがけがをした際の報告の事務手続であるとか、事業の企画立案、それから支払い関係の事務、これは先ほどの午前中の星議員の質問にも御答弁させていただきましたけれども、そういったところに課題があるということについては認識しているところでございます。星議員の質問のときにもお答えしましたが、今、現状ではこのスキームの中で個別に対応できるところ、支援できるところについては相談を受けて、例えば支援員であるとか、そういった部分については名簿を作成したりというような個別の対策についてお示ししているところでございますけれども、今そういった形で個別の対応をさせていただいているというのが現状でございます。 245: ◯7番(岩永康代君)  同様な課題については市としても把握していらっしゃって、個別のところでの対応を今、考えていらっしゃるということでしたが、今回、多摩26市での放課後子どもプランの実施状況について資料No.2をお出しいただきました。調査をいただき、資料作成いただいてありがとうございました。  先日、他市の放課後子どもプランの取り組みを学ぶために府中市の放課後子どもプラン、けやきッズといいますが、その現場を市民の皆さんと一緒に見学してまいりました。府中市では、この資料の中では2ページに記載がありますけれども、市内の22校をNPOなどの8団体に委託という形で実施されています。年間の開催日数は235日、週でいうと47週です。専任スタッフを1日につき3人以上配置しているということです。また、障害児などのサポートの必要な児童については、加配のスタッフをつけて対応もされているということです。  資料の中でもそのような記載もありますけれども、また、各市での実施の形態や委託先というのも、ほかの市の状況を見てもさまざまですし、土曜日の実施をやっている市が、一部未回答の市もありますが26市中で13市ございます。夏休み中の実施については26市中の15市となっております。また、年間の開催日数については、国分寺市では10校で割っていると思いますけれども平均で137日です。この中で日数として一番多いのが武蔵野市で292日ということで、国分寺市と比べると倍以上の日数となっておりまして、土曜日ですとか長期休暇も含めて学童保育所の開催日数とほぼ同じ日程で開催しているというような市もあります。国分寺市では、現在学童保育所の狭隘状況の問題や4年生以上の受け入れができていない、そんな課題もあります。学童保育所の整備についても喫緊の課題として進めていかなければならないことではありますが、ハードの整備にも時間を要する中では、まずは放課後子どもプランを拡充することで放課後の子どもの居場所の確保を進めるべきと考えます。  また、放課後子どもプランは、子どもにとっての貴重な地域の遊び場でもあります。ボール遊びができない公園も多く、子どもたちが思いっ切り体を動かして遊べる場所が少ない中で、伸び伸びと遊べる場づくりはこの間、市としても課題となっているところです。放課後子どもプランがない日は学校の校庭では遊べないということにもなっておりますので、校庭の有効活用という観点からも放課後子どもプランの拡充、これは待ったなしの課題ではないかと思っております。  しかし、総合ビジョンでは放課後子どもプランが中心事業に位置づけられておりまして、開催日数を増加させていくという目標が掲げられておりますが、なかなか具体的な展望が見えておりませんし、今後、今回のビジョンの見直しのところでも、事業費が年額15万4,000円という金額ですが減額されて計画の修正が行われております。教育ビジョンの中でも、平成27年度から29年度までの評価の中では毎年参加者の増加に取り組むという記載もありますけれども、なかなか抜本的な解決とはなっていない状況です。先ほどの御答弁で市として把握されている課題、そしてそれに対する対応ということでの御説明もありましたけれども、それらの総合的な解決も含めて今後、市として放課後子どもプランをどのように進めていかれるのか、その展望についてお伺いします。 246: ◯教育部長(堀田順也君)  ただいま御紹介いただきましたように資料を提出させていただいた中で、私どもも確認させていただいたところでございますが、現状、多摩26市の中では私ども、当市と同じように実施委員会をつくっているところが一応今の中では多いというような実態であります。それで、御指摘いただいたように府中市ですとか武蔵野市のほうはかなり開催日数も多く、委託というような形態をとられて運用されているということではございますが、当然費用も相応の金額をかけているということもございます。私どもの今の放課後子どもプランは、先ほど、午前中にも御答弁申し上げましたけれども、学校それから地域の方々、保護者の方々がそれぞれ連携しながら組み立てていくというのが出発点であります。その辺の考え方を生かしながらも、今、日数をふやしていきたいという目標も掲げてございますので、その中で今できる可能性を一つ一つ考えているというところでございます。なかなかそれが結果に結びついていないというところは当然私どもの反省点でもありますし、認識を深めなければいけないというところではございますけれども、鋭意取り組んでいるというのが現状でございます。 247: ◯7番(岩永康代君)  今、さまざまな状況の中で、一つ一つの課題の対応ということも含めてできることに取り組んでいただいていることは理解しておりますし、非常に重要な視点としてやっていただくということはありがたく思っております。しかし、実施回数をふやしていくという部分については、根本的な問題となっているPTA・保護者主体の実施委員会が事業そのものを担い切れなくなってきている、そういう学校も出てきている中でそれを解決していくといったところでは、今の改善策の中だけでは非常に難しい問題があるのかなと思っております。  今回、資料でお出しいただきましたように多摩26市の実施状況はそれぞれ違いますし、予算づけもそれぞれですけれども、例えばお隣の国立市ですとか東村山市や福生市などのように、ここは直営という形で市職員を配置して実施している市もありますし、先ほど紹介した府中市のようにNPO法人や地域の団体に委託している市もあります。このような他市の取り組みも参考にしながら、子どもたちの放課後の居場所の充実という観点からどうやっていけばいいのか、運営のあり方を総合的に、今のあり方も1つの継続のスタイルとして検討はしつつ、それだけではない新しい展望についても検討していく時期だと思っております。第一小学校のモデルプランは平成25年から始まっておりますが、今後の取り組みがどうなっていくのか、また総合プランに向けた体制をどうしていくのか、そのあたりも含めた総合的な考え方、また拡充していくとなると当然予算についてもかかってくることですので、そのあたりの予算づけも含めた体制の整備についてもあわせて総合的に考えていく必要があると思っております。特に子育て・子育ちいきいき計画に位置づけていく際には、そういった細かい具体的なビジョンというのが必要になってくると思いますので、それに向けた検討をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 248: ◯教育部長(堀田順也君)  現行の子育て・子育ちいきいき計画の中でも、もう既に実施者の負担が大きいでありますとか、人材の確保が難しいというような記述がなされてございます。その部分については、先ほど来御答弁申し上げているとおり私どもも重々認識はしているところではございますが、事業の組み立て方、本来の趣旨みたいなところから現在の経緯、今に至っている内容でございますので、今後も実施委員会の皆さんの意見も聞きながら可能な対策、それからまた子育て施策の全体像を踏まえながら、できる限りの検討を深めていきたいと考えてございます。 249: ◯7番(岩永康代君)  ありがとうございます。子育て施策の全体像ですとか、実施委員会の意見を聞きながらというのは非常に大事なことだと思っておりますし、当然学校施設を使って実施されておりますのでスペース、どこの場所を使っていくかという問題もあわせて検討していかなければいけない問題だと思っております。なかなか教室を使うのに制限がある、余裕がないという中での活用についてもどうしていくのか。府中市でも専用の教室を配置できている学校が割とほとんどだったんですが、ないところについても特別教室を曜日によって使い分けながら毎日運営しているというような学校もあるということも実際にお聞きしております。家庭科室や理科室を使ったりしているんだということもお聞きしておりますので、それは国分寺市の中でも参考にできる取り組みだと思いましたので、ぜひそういった他市の実施状況についてもしっかりと情報収集していただきながら検討していただきたいと思いますので、お願いいたします。  また、次にスタッフ研修のことを少しお伺いしますが、府中市では委託先職員の研修がおおむね年に2回以上行われているということをお聞きしました。以前にも一般質問でしたか、プレイリーダーの研修などに放課後プランの運営にかかわる方が受講できるようにしたらどうかという提案もさせていただいきましたが、スタッフ研修についてのその後の検討状況を伺います。 250: ◯教育部長(堀田順也君)  現状でもスタッフの方に放課後子どもプラン、総合プランスタッフ研修というものを御案内させていただいているところでございます。また、今、プレイリーダーのお話もございましたけれども、プレイリーダーの受講、講習会としてこういったものがありますということについてチラシ等々を配付しているという実態はございます。 251: ◯7番(岩永康代君)  お知らせはしていただいているということですね。わかりました。各現場の中でさまざまな対応ですとか、いろんなスキルというところでは重ねて情報提供していきながら、必要な方が受講できるような情報提供はこれからも続けてお願いしたいと思います。  次に、放課後子どもプラン事業の所管についてということですが、放課後の子どもの居場所としての放課後子どもプラン事業については、今後は学童保育所との連携ということも必要になると思いますし、教育部ではなく子ども家庭部で所管していくことが好ましいのではないかなと思っております。今回の調査いただいた多摩26市の中でも、14市においては子ども家庭部が所管している状況がありました。この教育部から子ども家庭部に所管を移していくという考え方について、市のお考えをお聞きします。 252: ◯教育部長(堀田順也君)  現在、機構改革検討委員会の中で一応課題にはなってございます。今、この事業については現状、教育部のほうで所管させていただいてございます。その方向性について、今、確定的なところまでは御答弁させていただける段階ではございませんので、今後検討を進めながら、事業の推移も見合わせながら考えていきたいと思います。 253: ◯7番(岩永康代君)  先ほど、今後の検討の中で子ども施策の総合的なあり方というようなこともあわせ持って考えていくんだということもありましたし、また計画に位置づけていくといったときには、具体的にどういうふうにしていくのかという青写真も必要になってくると思いますので、そういった検討の中で、一つこの問題についても検討いただきたいと思います。もちろん教育部で所管するメリットというのは大きいと思います。教育施設を使っていくということでの学校施設を活用していく視点でのメリットはあると思いますが、一体的な子どもの居場所事業という形の考え方を今後進めていくことになるということを想定すると、子ども家庭部が所管していくということが理想的なのかなと思いますので、その点もあわせて御検討をお願いいたします。  今後については、先ほど御答弁いただきましたが、放課後子どもプランの運営委員会であったり、市のさまざまなPTAも参加される学校教育懇談会であったり、また総合教育会議などでこういった話題を取り上げていただくなどさまざまな場面で話し合っていただきながら課題の認識、そして改善に向けた取り組みをみんなで考え合っていくことが大事なのではないかなと思っております。府中市では総合教育会議でこの放課後子どもプランについても取り上げておりまして、現場の課題を広く吸い上げながら、課題解決に向けて市長部局と教育委員会がタッグを組みながら話し合っているということも事例としてありました。他市の実施状況を把握したり、また現場の意見もしっかりと取り入れていただきながら、今後についての改善策を早急に検討していただく必要があると思いますので、この点は重ねて要望しまして、今回は時間の都合もありますので、また別の機会にお聞きしたいと思います。  続きまして、3番の学校給食についてです。(1)佐渡市との提携で有機・特別栽培米の導入をということですが、平成26年の一般質問で、学校給食で姉妹都市の佐渡市の郷土料理を取り入れることを提案させていただきましたが、その後の検討や取り組み状況を伺います。 254: ◯教育部長(堀田順也君)  学校給食、姉妹都市である佐渡市との関係ということでの御質問でございます。現状、私どものほうで学校給食の献立の中でイカの甘みそ焼きでありますとか、すり身汁、それから煮しめといった佐渡市の郷土料理というものを提供させていただいてございます。その提供の際には、これが姉妹都市である佐渡市の郷土料理ですよということをお示ししながら、児童の皆さんに食べていただいているという状況でございます。 255: ◯7番(岩永康代君)  給食の献立で取り組んでいただいているということで、ありがとうございます。  佐渡市はトキのまちとしても有名でして、市議会の視察で私も二度訪問させていただきまして、トキの森公園でトキの増殖に関する展示ですとか、環境保護の活動についても見学してまいりました。そして、佐渡市のトキと共生する佐渡の里山というのが、2011年に日本で初めてGIAHS(世界農業遺産)として認定されたということです。世界農業遺産とは、国連食糧農業機関、通称FAOが認定する制度でして、これまで世界各地の特色ある農業地域が認定されてきました。2013年には熊本県の阿蘇地域で阿蘇の草原の維持と持続的農業が認定されておりまして、農林水産省によると昨年12月の時点で国内9カ所、世界で19カ国の45地域が認定されているとのことです。佐渡市では、一度絶滅した国の特別天然記念物のトキの再生事業に地元の農家が協力して、農薬を減らしてトキの餌のドジョウやカエルなどの生き物を繁殖させて生物の多様化を確保したと、そういった取り組みが評価されたということです。里地、里山という日本の伝統的な農業システムを維持、発展させているということがこの佐渡の農業の特色ということですが、その理念を普及させていこうという広報活動の一環として、ことし佐渡市では市民公募でオリジナルのブランドマークをつくったそうです。これが佐渡市の世界農業遺産ということで、「SADO GIAHS」ということで市民公募でつくられたマークだそうなんですが、そういった取り組みをしている中で、佐渡市の環境保全の活動を応援するために、この佐渡の恵まれた環境のもと、また生き物を育む自然に優しい農法で、トキと一緒に健やかに育ったおいしいお米をぜひ国分寺市の学校給食で子どもたちが食べられるように検討いただけないでしょうか。 256: ◯教育部長(堀田順也君)  学校給食につきましては、食材費を保護者の方に御負担いただいてございます。今御紹介のありました特別栽培している佐渡市のお米ですけれども、現在、学校給食で使用しているお米とは相当の価格差がございます。姉妹都市でありますので担当のほうでどの程度の価格で御提供できるか等々の情報収集はできるかと思いますが、今、直ちにこの場で使用できるというようなお答えはできない状況にございます。 257: ◯7番(岩永康代君)  価格についての課題は当然あると思いましたし、そこは了解いたしました。ただ、佐渡市に対しては取り組みの趣旨を説明することで、お互いの姉妹都市交流の関係性の中で何か御協力いただけることもあるかもしれませんし、そこはぜひ提案を受けとめていただいて、お話をしていただくということはしていただきたいと思います。  また、国分寺市では小学校5年生でバケツで稲を育てる学習を行っております。赤米を学校給食に取り入れていくような取り組みも始まっておりますけれども、このような取り組みをあわせて環境教育という観点から、佐渡の環境保全の取り組みや、佐渡の稲作について子どもたちが学習できるような機会を提供いただけないでしょうか。 258: ◯教育部長(堀田順也君)  昨日、たまたま佐渡市の職員の方がひかりプラザにお越しいただいたというようなこともございます。どういった情報が提供できるか、そちらの担当の方ともお話し合いを持つ機会があろうかと思いますので、まずは情報収集させていただければと思います。また御提供できるような情報があれば、校長会等でお話しさせていただければと思っております。 259: ◯7番(岩永康代君)  佐渡に行ったときに非常に青々とした田んぼが一面に広がっている田園風景がとてもすばらしかったですし、子どもたちにとっても佐渡を知ることで訪れるきっかけになってもらえればいいなと思っております。また、今後は飯山市との連携ということも考えられるかもしれませんので、そのあたりも今後模索していきたいなと思っておりますので、あわせて今後の取り組みをよろしくお願いいたします。  次に、(2)2R・プラスチックごみ問題の観点から、ビン牛乳を、ということで、環境の視点から牛乳瓶を導入していただきたいという趣旨の質問です。9月の定例会でもプラスチックごみ問題についてさまざまな質問がありましたが、世界的にも課題になっているプラスチックごみの問題について、特に使い捨てストローの使用をやめるお店や企業がふえていく、いわゆるストロー廃止運動が広がっております。世界では使い捨てプラスチックへの依存を問題にして、持続可能な環境経済を定着させていく大きな流れが始まっている中で、改めて3Rではなく2R、大量生産・大量リサイクルの視点ではなく、発生抑制という視点で繰り返し使うリユースを地域から推進していくことが重要だと考えます。  そこでまず、市の環境施策の中での2Rの考え方についてお尋ねします。 260: ◯環境担当部長(野田 力君)  当市で3Rを推進している中で、リサイクルとともに、今おっしゃったリデュースとリユースの2Rも重要であると認識しております。 261: ◯7番(岩永康代君)  市としても2Rを重要と認識されているということですけれども、その点を踏まえて、今、学校給食の牛乳が瓶から紙パックになった、その経緯について御説明いただけませんでしょうか。 262: ◯教育部長(堀田順也君)  こちらは平成17年度に供給事業者を変更したことによる紙パックへの変更ということでございます。現在、学校給食では1日約8,000本の牛乳を提供してございますけれども、メリット、デメリットがそれぞれございますので、紙パックのほうで申し上げますと、落としたときにこぼれにくいですとか、運ぶのに軽いですとか、一方、瓶であるとガラスがはね散るであるとか、そういったいろいろなメリット、デメリットがございますので、そういった中で現在に至っているということでございます。 263: ◯7番(岩永康代君)  1日8,000本の牛乳と、あとはストローも1本につき1本ついておりますので、リサイクルをされているということではありますが、2Rの推進、また子どもたちへの環境教育という観点からも、今この社会の流れに沿う形でプラスチックのストローを使わない瓶牛乳への転換を改めて検討するべき時ではないかと思っております。この近隣では、瓶牛乳の導入については小平市と国立市、東村山市、日野市が独自のルートでの契約を行って、瓶の牛乳を学校給食で出しております。国分寺市でもこのような他市の取り組みを参考にしながら、瓶牛乳の導入について御検討いただけないでしょうか。 264: ◯教育部長(堀田順也君)  今、私どもは公益財団法人東京都学校給食会から牛乳を購入しているということになってございます。こちらから購入するということで、本当にわずかではございますけれども国から補助金をいただいている形になります。今おっしゃった環境教育の視点という部分ではございますけれども、例えば紙パックは、紙パック、それからストロー、それからビニールを個々に回収して、リサイクルの視点で児童の皆さんにも協力していただいて、十分わかっていただいているものと考えてございます。また、これを瓶牛乳にするということになりますと、安定的な供給がどこまでできるか、それからまた先ほどもお話し申し上げましたけれども、当然保護者の皆さんの負担を若干上げざるを得ない状況になるということもありますので、現在、直ちに瓶牛乳への移行というのは、なかなか考えるのが難しいような状況にございます。 265: ◯7番(岩永康代君)  なかなか今すぐの検討が難しいということでしたけれども、牛乳に関しては瓶という容器の問題もそうですが、あわせて内容について、成分や風味も優れた低温殺菌牛乳というものを導入している自治体もあります。この近隣では、先ほど瓶牛乳を導入している国立市、小平市、東村山市に加えて小金井市と武蔵野市で、これの2市は紙パックなんですが、低温殺菌牛乳を導入しております。補助金の関係がありますので、私の試算ですと1本当たり4円とか5円ぐらい単価が上がってしまうということで、1カ月に20日とすると大体80円から90円程度の金額ということです。  その中で小平市の瓶牛乳のことをお聞きしたんですけれども、子どもたちの評判もよくて、飲み残しも少ないんだとお聞きしました。低温殺菌のために栄養が損なわれずに、たんぱく質の焦げのにおいもなく、家では牛乳を飲まない子どもも学校では飲んでいるというお話もお聞きしました。この学校給食に関してはアンケートなどを実施していただいているところではありますが、牛乳に特化して子どもや保護者の声をお聞きする取り組みは余りなかったと思いますので、ぜひ環境への配慮や、より風味がよくおいしい牛乳を子どもたちが飲めるような牛乳についての検討というのを、アンケートなどを踏まえてお願いできないかなと思うんですが、最後に御答弁いただけますでしょうか。 266: ◯教育部長(堀田順也君)  御紹介いただきました低温殺菌牛乳ということでございますが、確かに飲んだときの風味が生乳に近いというようなことは聞いてございます。ただし、今、私どもが提供している牛乳につきましても、栄養価的には低温殺菌牛乳とは遜色がないと考えてございます。ただ、御指摘でございますので、今後どういったものがよりよい選択になるかということについては、引き続き研究を続けてまいりたいと思います。 267: ◯7番(岩永康代君)  よろしくお願いいたします。  最後に、4番の子育てに困難を抱える家庭への包括的な支援のあり方についてということなんですが、ここでお聞きしたいのは、特に子育て期にかかわる関連機関というのは非常に機関の数が多いということです。子どもの年齢によっても、健康推進課もあり、子ども家庭部もあり、保育園、幼稚園、子ども家庭支援センターや医療機関、また障害関係の発達支援センターであったり、障害児の施設であったり、小・中学校も年齢が上がってくるとかかわりがありますけれども、そういったさまざまな多機関との連携が必要な子育て期の複合的な家庭への支援のあり方ということで、それぞれ現状の取り組みに加えてお願いしたことを最後に質問させていただきますが、要は介護保険制度のケアマネジャーのような存在が必要ではないかと思います。さまざまな関係機関との調整や、いろんな連絡の窓口となるキーパーソンのような方がさまざまな機関とのコーディネートをしながら家庭とのやりとり、また支援を継続していくということを子育て世代包括支援センターの設置の中で検討いただけないかということなんですが、御答弁をいただいて終わりたいと思います。 268: ◯健康部長(鈴木佳代君)  次年度設置いたします子育て世代包括支援センター事業ですけれども、その中で、そこにコーディネート機能というのがございますので、そこは研究してまいりたいと考えます。 269: ◯議長(木村 徳君)  以上で岩永議員の一般質問を終わります。     ────────────────── ◇ ────────────────── 270: ◯議長(木村 徳君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 271: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は12月3日、月曜日、午前9時30分から開きます。  本日はこれにて延会いたします。お疲れさまでした。                    午後4時54分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...