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  1. 国分寺市議会 2004-09-01
    平成16年 第3回定例会(第1日) 本文 開催日: 2004-09-01


    取得元: 国分寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成16年 第3回定例会(第1日) 本文 2004-09-01 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 267 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(星 文明君) 選択 2 : ◯議長(星 文明君) 選択 3 : ◯議長(星 文明君) 選択 4 : ◯議長(星 文明君) 選択 5 : ◯議長(星 文明君) 選択 6 : ◯議長(星 文明君) 選択 7 : ◯市長(星野信夫君) 選択 8 : ◯議長(星 文明君) 選択 9 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 10 : ◯市長(星野信夫君) 選択 11 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 12 : ◯選挙管理委員会事務局長(吉岡享二君) 選択 13 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 14 : ◯都市開発部長(熊木正好君) 選択 15 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 16 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 17 : ◯議長(星 文明君) 選択 18 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 19 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 20 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 21 : ◯都市開発部長(熊木正好君) 選択 22 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 23 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 24 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 25 : ◯選挙管理委員会事務局長(吉岡享二君) 選択 26 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 27 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 28 : ◯10番(伊藤太郎君) 選択 29 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 30 : ◯議長(星 文明君) 選択 31 : ◯議長(星 文明君) 選択 32 : ◯議長(星 文明君) 選択 33 : ◯13番(釜我健二君) 選択 34 : ◯市長(星野信夫君) 選択 35 : ◯13番(釜我健二君) 選択 36 : ◯市長(星野信夫君) 選択 37 : ◯13番(釜我健二君) 選択 38 : ◯議長(星 文明君) 選択 39 : ◯13番(釜我健二君) 選択 40 : ◯市長(星野信夫君) 選択 41 : ◯13番(釜我健二君) 選択 42 : ◯市長(星野信夫君) 選択 43 : ◯13番(釜我健二君) 選択 44 : ◯市長(星野信夫君) 選択 45 : ◯13番(釜我健二君) 選択 46 : ◯市長(星野信夫君) 選択 47 : ◯13番(釜我健二君) 選択 48 : ◯市長(星野信夫君) 選択 49 : ◯13番(釜我健二君) 選択 50 : ◯市長(星野信夫君) 選択 51 : ◯13番(釜我健二君) 選択 52 : ◯市長(星野信夫君) 選択 53 : ◯13番(釜我健二君) 選択 54 : ◯市長(星野信夫君) 選択 55 : ◯13番(釜我健二君) 選択 56 : ◯政策部長(山田陸男君) 選択 57 : ◯西国分寺駅周辺整備担当部長(吉永文夫君) 選択 58 : ◯13番(釜我健二君) 選択 59 : ◯西国分寺駅周辺整備担当部長(吉永文夫君) 選択 60 : ◯13番(釜我健二君) 選択 61 : ◯市長(星野信夫君) 選択 62 : ◯13番(釜我健二君) 選択 63 : ◯市長(星野信夫君) 選択 64 : ◯13番(釜我健二君) 選択 65 : ◯市長(星野信夫君) 選択 66 : ◯13番(釜我健二君) 選択 67 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 68 : ◯13番(釜我健二君) 選択 69 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 70 : ◯13番(釜我健二君) 選択 71 : ◯教育長(野村武郎君) 選択 72 : ◯13番(釜我健二君) 選択 73 : ◯議長(星 文明君) 選択 74 : ◯議長(星 文明君) 選択 75 : ◯議長(星 文明君) 選択 76 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 77 : ◯市長(星野信夫君) 選択 78 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 79 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 80 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 81 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 82 : ◯市長(星野信夫君) 選択 83 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 84 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 85 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 86 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 87 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 88 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 89 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 90 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 91 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 92 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 93 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 94 : ◯議長(星 文明君) 選択 95 : ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君) 選択 96 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 97 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 98 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 99 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 100 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 101 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 102 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 103 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 104 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 105 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 106 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 107 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 108 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 109 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 110 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 111 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 112 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 113 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 114 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 115 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 116 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 117 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 118 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 119 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 120 : ◯21番(須崎 宏君) 選択 121 : ◯議長(星 文明君) 選択 122 : ◯議長(星 文明君) 選択 123 : ◯議長(星 文明君) 選択 124 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 125 : ◯市長(星野信夫君) 選択 126 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 127 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 128 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 129 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 130 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 131 : ◯議長(星 文明君) 選択 132 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 133 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 134 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 135 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 136 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 137 : ◯政策部長(山田陸男君) 選択 138 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 139 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 140 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 141 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 142 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 143 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 144 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 145 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 146 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 147 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 148 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 149 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 150 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 151 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 152 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 153 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 154 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 155 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 156 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 157 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 158 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 159 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 160 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 161 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 162 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 163 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 164 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 165 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 166 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 167 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 168 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 169 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 170 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 171 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 172 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 173 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 174 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 175 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 176 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 177 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 178 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 179 : ◯福祉保健部長渡辺孝義君) 選択 180 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 181 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 182 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 183 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 184 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 185 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 186 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 187 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 188 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 189 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 190 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 191 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 192 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 193 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 194 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 195 : ◯議長(星 文明君) 選択 196 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 197 : ◯議長(星 文明君) 選択 198 : ◯24番(沢入恵子君) 選択 199 : ◯総務部長加藤恭寛君) 選択 200 : ◯議長(星 文明君) 選択 201 : ◯議長(星 文明君) 選択 202 : ◯議長(星 文明君) 選択 203 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 204 : ◯市長(星野信夫君) 選択 205 : ◯環境部長(松村荘六君) 選択 206 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 207 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 208 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 209 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 210 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 211 : ◯市長(星野信夫君) 選択 212 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 213 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 214 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 215 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 216 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 217 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 218 : ◯5番(三葛敦志君) 選択 219 : ◯議長(星 文明君) 選択 220 : ◯議長(星 文明君) 選択 221 : ◯議長(星 文明君) 選択 222 : ◯23番(松長 孝君) 選択 223 : ◯議長(星 文明君) 選択 224 : ◯市長(星野信夫君) 選択 225 : ◯市民生活部長(西海直吉君) 選択 226 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 227 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 228 : ◯環境部長(松村荘六君) 選択 229 : ◯23番(松長 孝君) 選択 230 : ◯市民生活部長(西海直吉君) 選択 231 : ◯23番(松長 孝君) 選択 232 : ◯市民生活部長(西海直吉君) 選択 233 : ◯23番(松長 孝君) 選択 234 : ◯市民生活部長(西海直吉君) 選択 235 : ◯23番(松長 孝君) 選択 236 : ◯市長(星野信夫君) 選択 237 : ◯23番(松長 孝君) 選択 238 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 239 : ◯23番(松長 孝君) 選択 240 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 241 : ◯23番(松長 孝君) 選択 242 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 243 : ◯23番(松長 孝君) 選択 244 : ◯教育部長(小林文治君) 選択 245 : ◯23番(松長 孝君) 選択 246 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 247 : ◯23番(松長 孝君) 選択 248 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 249 : ◯23番(松長 孝君) 選択 250 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 251 : ◯23番(松長 孝君) 選択 252 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 253 : ◯23番(松長 孝君) 選択 254 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 255 : ◯23番(松長 孝君) 選択 256 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 257 : ◯23番(松長 孝君) 選択 258 : ◯都市建設部長(浅見靖二君) 選択 259 : ◯23番(松長 孝君) 選択 260 : ◯環境部長(松村荘六君) 選択 261 : ◯23番(松長 孝君) 選択 262 : ◯環境部長(松村荘六君) 選択 263 : ◯23番(松長 孝君) 選択 264 : ◯環境部長(松村荘六君) 選択 265 : ◯23番(松長 孝君) 選択 266 : ◯議長(星 文明君) 選択 267 : ◯議長(星 文明君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前 9時32分開会 ◯議長(星 文明君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は25人であります。  これより平成16年国分寺市議会第3回定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。     ───────────────────◇───────────────────            日程第1 会議録署名議員指名 2: ◯議長(星 文明君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、   12番 新 海 栄 一  議員   13番 釜 我 健 二  議員   14番 亀 倉 順 子  議員   15番 中 沢 正 利  議員  を指名いたします。     ───────────────────◇───────────────────            日程第2 会期決定 3: ◯議長(星 文明君)  日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今定例会の会期は本日から9月29日までの29日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 4: ◯議長(星 文明君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月29日までの29日間と決定いたしました。
        ───────────────────◇─────────────────── 5: ◯議長(星 文明君)  この際、御報告いたします。第2回定例会において可決されました公営企業金融公庫債の借りかえを求める決議につきましては、8月24日、各会派の議員12名とともに、直接、総務省に、当市の実情を含め、その趣旨を説明して、これを実現するべく要請行動を行っております。  そのほか、諸般の報告につきましては、別紙お手元に配布のとおりであります。     ───────────────────◇─────────────────── 6: ◯議長(星 文明君)  ここで、市長より発言の申し出がありますので、これを認めたいと思います。 7: ◯市長(星野信夫君)  おはようございます。平成16年第3回定例市議会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、御多用中にもかかわらず、御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。  本定例会は、介護保険特別会計補正予算を初めとした予算議案3件、条例議案5件、契約議案1件、道路に関する議案8件を提案させていただき、御審議を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。     ───────────────────◇───────────────────            日程第3 一般質問について 8: ◯議長(星 文明君)  日程第3、一般質問を行います。  順序は通告順にお願いいたします。  最初に、伊藤議員。                  (10番 伊藤太郎君登壇) 9: ◯10番(伊藤太郎君)  皆様、おはようございます。今定例会もトップバッターを切らせていただきまして、ありがとうございます。私ごとですが、珍しく昨日、寝られないほど苦しい問題が発生をしまして、つらい思いをしたんですが、うまく原稿を書けていないかもしれませんので、うまく質問ができないかもしれませんが、どうか、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。これはうそではございません。  まず冒頭に、私の今回の5項目に対する質問の趣旨、これは主なというところを御理解をいただくために、私の若干の意見を5分程度お話をさせていただきます。その中で、私の実体験をお話しをしますので、民間企業等の名前が出てきて不適切だと思われた場合については、御指示いただいて、訂正もしくは削除いただきたいと思っております。  何をお話しをしたいかと申し上げますと、もう今、民間企業では、コスト管理、サービスの拡充、ホスピタリティーのアップ、これはもう当たり前であります。私が常宿に当時しておりましたホテル・ニューオータニというところがあります。ここでは、警備マン1人が、私の車は古いんですけれども、ちゃんと覚えてくれまして、普通のお客さんは地下に入れなければいけないのですが、いつもは1階のいいところに駐車させていただいていました。数多く使っていたという理由もあるのですが、それからドアボーイが、まさに天使の笑顔で迎えてくれるわけです。ホテルの滞在中に何か問題が発生すると、例えば、風邪を引いたといいますと、「伊藤さんは風邪薬はパブロンでよかったですよね」とコンシェルジュが言ってくれるのです。つまり、そうやってお客様の嗜好や癖を、どうしたら喜んでいただけるかということを最大限考慮しながら、シャンプー代や石けん代までコスト管理を徹底していると、これが民間では実はもう当たり前のようになっております。  それでは、ほかの業界ではどのような状態にあるかと申しますと、なかなかサービス産業と呼ばれてこなかった医療の世界でも、厚生労働省が医療はサービスであると位置づけました。今、手術件数や症例によって診療報酬がさまざま入れかえられております。そして、私の父が、この近隣の大学で経営陣の一角に加わっていたことが過去にあったのですが、大学、学校経営でさえも、日々、うちに帰ってきて話をする内容は、自分の研究課題ではなくて、マルサスの人口論で少子・高齢化、そして学生が減少することによっての大学への影響とか、当時は新しい学部開設のために、シャープの常務を招聘して、新しい産業に学校がどの程度対応できるのかということを、非常に模索をしておりました。その点から言って、は先ほど申し上げたような3つの点が本当に隅々まで行き届いているのか、あえて確認をさせていただきたいと思います。  それでは、学校区について、まずお伺いをしたいと思いますが。  実は、1年ほど前にも学校区の自由化については質問をしようかと思っておりました。その当時、学務課長だと思いますが、もし学校区の自由化をしても、学校区域の辺境区域にある10%程度の生徒の移動しか、多分考えられませんと。それから、学校と地域の連携ということを大切にしておりますので、正式名称は忘れましたが、現在、教育委員会では、選択制でしたか、後で教育長、お願いしますが、自分で何か申し出をした場合には、学校の変更を受け付けていただけるというようなシステムになっているそうです。  これからが私の本題に入ってくるのですが、先日、研修で品川区議会議員の方と、この学校区の自由化について1時間ぐらい議論させていただきました。そうしたら、同じ党の方なのですが、ある中学校の出身母校のPTAの会長をされているらしいのです。ところが、その方の御子息が、その隣の中学校に行きたいと言われて困っている。だけど、子どもの言い分だからしようがないのだと。それで非常に切実に訴えておられました。「では、何でそんなふうになったの」と私が聞いたところ、今、品川区では、小学校6年生の段階で、おおむね区内の3つぐらいの中学校に、時間を設けて、授業風景とか、クラブ活動だとか、さまざま自分の関心のあることを見に行くような、見学しに行くようなことをしているそうです。私は、先ほど言った、教育もサービスの一環ではないかと。公教育もサービスだという認識が必要ではないかと私は強く思っております。そして、最近、いじめや不登校、それから障害のあるなし、それから先ほど言ったように、野球部が強いところに行きたいとか、割と受験対策を一生懸命しっかりやってくれるところに行きたいとか、個人の選択制、選択する自由、これが実はサービスではないのかと私は考えております。この辺について、教育委員会のお考えをお伺いしたいと思います。  一つ、例えとして言い忘れたのが、今、待機児童が多くて、自分の近所の保育園にお母さんが預けられなくて、お兄さん、お姉さんが迎えに行くというケースもあるかもしれませんが、そういった場合も、こういった例に多分対応できるのだろうと考えておりますが、そういったさまざまな家庭の諸条件や、本人の個性や特質を伸ばせるような努力を、より教育委員会に図っていただきたいと私は思っております。  2つ目に移ります。  投票入場券なのですが、昨年の第2回定例会で投票入場券のあり方を、コスト、そして方法を含めて提案させていただきましたが、おかげさまで封書による投票入場券の郵送になりました。これに関して、郵送料や、さまざまなメリット、デメリット等があれば、お教えいただきたいと思います。  3つ目です。成人健診なのですが、これはの西側の部分を私は想定してお話をしておりますが、成人健診を受けるにも、医療不便地域、特に内科等が少ないところでは、なかなか成人健診を受けられないと。であれば、線路をまたいで、ほかので相互にそういったことをやるという考え方はの方ではお持ちか。そして、もしそれを実行する予定であるとすれば、いつごろをめどに考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。  4番目になりますが、国分寺駅北口再開発に入らせていただきたいと思います。  現在の国分寺駅北口の商業環境、都市の安全性などを考えると、一日も早い再開発が必要だと私は思っております。また、昭和48年以来、26年間取り組まれた経緯を考えると、この地区の整備は、本市の自治体計画の中で、優先順位の1位に位置づけられるのは当然だと私は思っております。そこで、昨年作成された仮設定案を見直し、財政フレームに位置づけられるような、かつ国分寺駅北口周辺まちづくり構想等と整合性の合った新しい計画案を策定する方向で作業を進めていると聞いておりますが、具体的には、本年度の作業について、どのような状況か、お伺いをしたいと思っております。  5番目です。これは市民文化会館についてなのですが、入札方法と書いておりますが、通常20億円を超える公共工事には、三者JVがとられることが多くあります。四小もそうだったのでありますが。私はこの前、愛知県の武豊町というところの文化会館に会派の視察で行ってまいりました。そのときに設計を担当された方から、分割発注をして、よりコストを下げながら、市内の商業振興に寄与したというようなお話がありました。今回、市民文化会館の入札を通じて、どのような形でコスト削減が図れるのか、図ろうとしているのか、それについて、お考えをいただきたいと思います。  壇上での私の質問は、これにて終わらせていただきます。なお、再質問は自席で行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 10: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  初めに、民間企業の例を挙げられまして、コストの管理、あるいはサービスの拡充、ホスピタリティーの充実といったことの重要性を説かれました。私としましても、行政サービスというものは、市民に対して、いかに満足度を高めるべきか努力すべきだという考え方にのっとって進めてまいりました。市民団体に委託をしまして、市民満足度調査というのを窓口対応等について行いましたが、比較的満足度の高い調査結果を得ましたが、しかし、御指摘いただいている点も多々ございますので、今後とも、そういった点について改善を図りながら、市民の満足度を高めるように努力をしてまいりたいと思っています。  それから、学校区の問題でございますが、教育の問題を考えるときには、いかにして児童・生徒の健全な育成を図っていくかということを第一に置いて考慮すべきだろうと思っています。その点において、制度の充実であるとか、あるいは学校の充実、あるいは教育環境の整備といったことを進めていかなければならないと思っていますが、御指摘の学区の自由化といった問題につきましては、中央教育審議会が提唱しております旧文部省の通知の中で、通学区域制度の弾力的運用といった点が言われております。こういった流れを十分に受けとめながら配慮することが大切だと思っておりますが、教育委員会の方で既に保護者が学校を選ぶ選択肢の拡大を検討いたしました経過がございますので、そういった点について、教育委員会の方からお答えをいただきたいと思っています。  それから、選挙についてということで、昨年の6月議会だったと思いますが、これは議員が御提案をいただきました。その折に、財政が厳しい中で、もう既に幾つかの自治体で、こういうやり方を実施しているということで御提案をいただきました。実施に移させていただいたわけでございますが、その効果等については、選挙管理委員会からさまざまあったと聞いております。詳しくは選挙管理委員会の事務局からお答えをいただきたいと思っています。  それから、成人健診についてでございますけれども、こういった問題に限らず、私といたしましては、近隣の自治体との連携といったことは大変重要なことであろうと思っています。といたしましては、現在、疾病の予防対策ということで、早期に発見をして、早期に治療できるようにということで、各種の健康診査を実施しているわけでございます。特に、元気で明るい高齢社会といったことを築くというためには、健康診査等の保健事業による、生涯を通じた継続的な健康管理を支援していくというシステム、仕組みをつくっていくことが重要であろうと思っています。  御質問にございました成人健診、基本健康診査は循環器系の検診でございます。循環器系の疾病というのは、寝たきりの原因の多くを占めておりまして、社会的影響の極めて大きい疾病でございます。こういった疾病の早期発見に健診はまことに効果的な面がございます。医療費抑制、あるいは介護という面から考えましても、大変重要な施策だと考えておりますので、隣接との関係も積極的に対応してまいりたいと思っております。詳細は、担当部長の方からお答えを申し上げます。  それから、国分寺駅の北口再開発でございますが、今、大変厳しい財政状況にあるわけでございますが、私としては、こういった財政厳しい中で、市民の生活をいかに守っていくかということ、あるいは国分寺駅北口再開発を初めとする長年の懸案事項をいかに処理していくかという問題、さらには、いろいろな課題を抱えながら、そういった課題を解決しつつ、財政改革をいかに進めていくかといったようなことが大変重要な課題だと考えているわけですが、この国分寺駅北口再開発につきましては、6月の議会で表明させていただきました、その方針に沿って、現在進めているところでございます。仮設定案の見直しの作業、あるいは周辺まちづくり構想についての会議等を進めております。一方、既に資料としてお出ししておりますが、財政の許す範囲で、どのような対応が可能かというような分析、そういったことを進めていく必要があるだろうと思っています。  いずれにいたしましても、国分寺駅北口再開発というのは、30年に及ぶ経過を経てきておりまして、権利者の皆様方には大変御負担をおかけしておりますし、市民の皆様方には、駅前の問題について、大変いろいろな面から問題点を指摘されているような状況でございます。一日も早く、権利者、市民の皆様方の合意を得ながら、国分寺駅北口の再開発を進めていくように努力をしてまいりたいと考えております。お尋ねの点につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げます。  それから、(仮称)市民文化会館の建設工事の発注方式の問題でございますが、現在、18年8月完了というスケジュールを前提といたしまして、主管課、工事担当、契約担当で具体的な手法を検討しているところでございます。お尋ねの点につきましては、担当部長からお答えを申し上げます。  私からは、以上でございます。 11: ◯教育長(野村武郎君)  大変十分考えなければならない問題を御提示いただいたわけでございますけれども、16年8月10日に文部科学省の方で義務教育の改革案というものが出されまして、御指摘のこともさらに進めていく、6・3制をさらに9年制として制度を改革していくというような方向も打ち出されまして、お尋ねの件については十分考えなければならないことだと受けとめております。特に学校もサービスに対する除外の場所ではないのだと受けとめておりまして。ただ、現在は、教育委員会の指定という言葉から、学区にお住まいの保護者の主体というところへ考えておりまして、特に社会が求めている流れに対して、私どもはこのことをどう受けとめていくか、こういうことを十分受けとめながら、既に国分寺における通学区域弾力的運用というものがございまして、その中で、できるだけお一人お一人の保護者の御意向を確かめていきたいと、そして承認していきたいと、こんなふうに受けとめているわけでございます。もともと教育は人格を完成させる営みでございまして、特に学力を定着させることと心を育成させるということが大きな目標になっているわけでございますが、私ども国分寺としますと、まだ中学2年生の段階だけでございますが、学力検査においては極めて高い、上位のランクを受けていまして、制度を動かすよりも、私どもとしては、今のところ、先ほど申し上げた通学区域弾力的運用というところから、保護者の皆様の意向を受けとめていきたいと思っています。  特に、26のうち2あると言うのですが、国分寺は、現在、小学生がおよそ5,000人、それから中学生がおよそ2,000人で、まだしばらく微増の傾向にございまして、学校によっては、もう教室がいっぱいいっぱいというところがございますので、その辺も十分考えなくてはならないのかと受けとめております。今のところ、国分寺においては、自由化というところよりも、弾力的運用というところで御質問の趣旨を受けとめさせていただいて、一時間一時間の授業を、より改善できるようなところに、制度の改革よりも、そちらの方にウエイトを置きながら努力をしてまいりたいと思っております。 12: ◯選挙管理委員会事務局長(吉岡享二君)  議員のお言葉のとおり、投票入場整理券の送付方法の改善については、昨年第3回定例会で市長が申しましたが、厳しい財政事情を踏まえ、1有権者1通のはがき方法から、封書、あるいは圧着はがきによる、1世帯1通送付にできないかとの御提言をいただきました。その後、近隣の自治体の調査や資料の収集、また、それらをもとに、経費面のみならず有権者の選挙権行使に及ぼす影響や技術面の研究検討を綿密に行ってまいりまして、さきの参議院議員選挙から、議員御承知のとおり、世帯ごとに封書で送付する方法を導入いたしました。  結果といたしましては、まず経費面ですが、当初のみのシステム開発経費が約180万円、新たな封筒印刷、封入封緘経費等のランニングコスト増が約30万円、これは増加しましたが、郵送料が、参議院議員選挙のときの有権者で、昨年の11月の衆議院議員選挙と同じ数値で比較しますと、約150万円減額となり、当初のシステム研究開発費を除くと、おおよそ120万円の減ということになりました。これにつきましては、今後の毎回の選挙時においても、その効果は継続するものということになります。  それから、経費のほかに、経費としてはっきり明確に数字にあらわれないようなメリットがあったかという御質問ですが、それにつきましては、従来、毎回、選挙時には、入場整理券は、実際には投票日の周知とか投票所の場所の御案内という位置づけなのですが、実際には半分以上、数字はわからないのですが、多くの方が入場整理券がないと投票できないと。言い方によっては、あれは投票券だと思っている方が大分多いのです。ということで、その辺も一応、そういうようなことで、届かないことによって苦情が1選挙ごとに100件近くあったわけです。その苦情の処理には、郵便局へ問い合わせるとか、いろいろ調査等を行いまして、何で届かないか、届かなくても投票所へ行けば再交付できますとか、そういうような説明等に要する時間が、それは15分から、長いときは30分ぐらいかかっていたのです。それらも今回は、言葉が妥当かどうかわからないのですが、ほとんど正確に届いていたということで、ほとんど皆無ということになりました。それを、先ほどの明確な数字にはあらわれないのですが、それらを対応する処理費、対応の人件費等を考えますと、目に見えない経費で、相当な額の削減があったと認識しております。  それから、同時にそういう苦情が来ないということは、有権者の選挙権行使における便宜供与。先ほど伊藤議員からもありましたが、サービスの向上においても大分効果があったと考えております。これは15年4月の統一選挙で取り入れました選挙システム。パソコンで入場受け付けをしているのですが、それについても、正確性、迅速性の向上が図れ、有権者の方から、そしてまた事務従事者の方からも、事務負担が軽減されたということで、大分よい効果がいまだに続いているということで、今後も、議員から提案がありましたコストダウン、サービスの向上に努めてまいりたいと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。 13: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  市民の方が地域の医療機関で受診できるような現在の基本健康診査については、小平と小金井とでは、現在、相互に乗り入れができてございます。議員御指摘の西部地域の方では、まだ実施はできておりません。乗り入れをしていただきたいという御要望も多々来てございます。この点につきましては、他との乗り入れを実施していくための条件がいろいろとございまして、関係に仲介をいただく形で、当該地区の医師会と契約を交わす必要がございます。この場合に、相手と関係する地区医師会の了解が前提となりますので、双方で実施している診療項目ですとか、実施の方法などを尊重し、双方の市民が双方の医療機関を受診できるような契約をする必要がございます。また、事務も複雑化しますので、一定の準備期間をいただく必要が出てまいります。  現在、先日、国立とこの点について協議をいたしました。国立の医師会に対しまして、仲介をしていただくことを国立に依頼をしてございます。国分寺の医師会に対しましても、現在、協議のテーブルに着いていただいておりますので、今後、積極的にこの協議を進め、乗り入れが早期にできますようにやっていきたいと考えてございます。 14: ◯都市開発部長(熊木正好君)  国分寺駅北口再開発事業の本年度の作業見直しでございますが、議員御指摘のように、財政フレーム、また国分寺駅北口周辺まちづくり構想との整合性を図るほか、商業、業務床の拡大、さらにはバリアフリー化、駐車場、駐輪場といった課題、これに対応するための作業を行う予定でございます。  本年7月21日に、新たなコンサルタントと契約が締結されました。そこで特定業務代行方式の検討も今後行ってまいりますが、商業床だけではなく、業務床等の整備も視野に入れ、これに伴う保留床の処分の方法、さらには各種補助金の検討といった新たな視点も組み入れて、従来の手法にこだわることなく、新たな発想で計画づくりを進めていきたいと考えております。  本年度の作業でございますが、コンサルタントがここでかわりましたので、秋口近くまでは、コンサルタントとともに、国分寺の現状と問題点の把握、さらには、これまで20数年間取り組んできた再開発事業の経緯、経過、また今回の委託の目的とねらい等、これら意見交換、説明等を行いながら、その後、財政フレームと周辺まちづくり構想との整合性が保たれた計画案の取りまとめを、権利者の方々とともに、協働で行っていくという考えでございます。  日程的には極めて厳しい状況にありますが、権利者の方々が現在置かれている状況を考えますと、今回の見直し作業は、今後、時間のない中で、精力的に進めていくと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 15: ◯総務部長加藤恭寛君)  市民文化会館についての入札方法についてということで、武豊町の例のお話がありました。武豊町の同様の市民文化会館を、本市の場合、従来どのような形で入札をやってきたかということを申し上げますと、本体工事とか電気工事、機械工事等を含めて、大体、本市で従来やっている方法は、5つに分けてされてきたのが今までの状況だと考えております。武豊町の状況は、電気工事、それから付帯工事、それから外構工事、その3つの工事を細分化しまして、1つを3つずつに分けて発注しているような状況がございます。確かに分割発注による入札方法については、専門性の高い業者の受注が可能となり、個々の工事の質が高まるということと、それから地元業者の入札に参加する機会がふえ、地域の商工業振興に貢献するということが大きな利点だと思っております。しかしながら、この方法を導入して本が実施するということになりますと、現在、工事発注時点や契約締結時点での事務量の増加が見込まれます。それで、時間的な対応がその辺で可能かどうか、それからそれぞれの工事が競合する場合の責任の所在を明確にすることができるかどうか、事前に十分な協議をして、関係各課、綿密な検討調整の上に立って、実施可能性があるかどうかを確認する必要があろうかと思います。  それから、分割による工事費削減が図れるのではないかというお話でございますけれども、実際、武豊町に内容をお聞きしましたところ、当初、概算、大枠での見積もりを立てて、5年間にわたって協議をされたそうですけれども、最終的には、当初、概算金額より約5億円ぐらいの金額が安くなっているような状況ですけれども、個々の工事そのものの入札の落札比率をお聞きしましたところ、やはり建築工事については98.98%、機械設備工事については96.48%、電気設備工事につきましては96.39%ということなので、きちんと設計した金額に基づく落札金額との効果というのが、ちょっと私自身、議員からお聞きした内容とは若干違っていたのかと思っております。  こういう形で発注することに対して、我々としても、いろいろ研究をし、経費節減の方向に努力することが、今回、発注する、本市で行う予定となっている工事につきましても、十分に調査研究していかなければならないと考えておりますので、関係各課と十分検討して、実施していきたいと思っております。 16: ◯10番(伊藤太郎君)  議長、時間が少ないので、再質問の順番は逆からにしてもよろしいでしょうか。 17: ◯議長(星 文明君)  御自由にどうぞ。 18: ◯10番(伊藤太郎君)  それでは、今、御答弁がありました市民文化会館の件から、まず再質問させていただきます。  私、国分寺市内の友人の内装業者のところに足を運んできました。それで、あるメーカーの、例えば、シートクロス、こういうクロスですね。それから床材、床のカーペット、それから壁紙、これらは実は似たようなものなのですけれども、平米当たりの単価が大体1,500円から8,500円ぐらいまで違うのです。どこが違うのかといったら、中国製だったりするのですけれども、見た目と機能はほとんど一緒だと。つまり、そういう商品を最初のスペックのときにうまく織り込んで、実は武豊町は、見てくれは余り質は落ちていないけれども、コスト削減をやったと私は考えているのですが、そういうことを、今後、30数億円、もしくは40億円……。建設費でいうと35億円ですから、大きな金額の工事ですから、ぜひそういう細かいところまで一度見ていただいて、参考にしていただいて、こういうスペックでやれば、もっと安くなるのだということを進めていただきたいと思っておりますが、いかがですか。 19: ◯総務部長加藤恭寛君)  いわゆる材料そのものの選定につきましては、建築基準等に基づいて、それなりの製品を選んでいるという状況もございます。また、議員御指摘のあるような内容での、金額的には安いが、それなりに、どなたが見ても大丈夫というか、納得いくような製品であるということを、設計担当段階で十分に内容を精査し、また設計業者も入ってございますので、その辺との調整を十分した上で、そういう方法を取り入れるのが、設計上の問題として妥当かどうか、十分協議、検討した上で、可能ならば、その辺の担当課の方に、そういう方向で、設計等を含め、全体的な見直しができるような部分もあれば考えていっていただいて、極力経費削減に努める方向での、大前提として、そういう方向で事務手続を行っていただきたいと思います。そのように、また担当課とも、契約としては話し合っていきます。 20: ◯10番(伊藤太郎君)  ちょっと補足になりますが、例えば、これは昔から家を建てるときに、1本のヒノキで何十万円もするものを、ベニヤで圧着したもので、割と強度がなかったりして、違法建築などと呼ばれたものが、実は精度がよくなって、床材とかでは十分使えたりもするのです。ですから、もっと前向きに、今どんどん製品の技術革新と海外製品の質の向上は進んでおりますので、よくそこを協議してください。重ねてお願いいたします。これは要望で結構です。  次は、国分寺駅北口の再開発に移りますが、去る7月27日だと思うのですが、再開発協議会の総会と全体会が開かれたということだったのですが、今、部長が答弁された内容について、権利者からどのような御意見が主に出たのでしょうか。 21: ◯都市開発部長(熊木正好君)  今、議員が言われるように、7月27日に商工会館におきまして、主催の権利者全体会、また全体会終了後、権利者組織の定期総会が行われました。定期総会には、議長並びに担当委員会の正副委員長に御出席いただきまして、大変ありがとうございました。  権利者全体会では、市長の再開発に取り組む基本的な方針といいますか市政の報告、また再開発のこれまでの経過と現状、またあわせてこういう状況にある中での今後の取り組みについて、御説明、御報告してまいりました。今回の説明、権利者全体会の中で、権利者の方々の意識といいますか、考え方を取りまとめますと、今回、財政状況が厳しいという中で、の見直し、これについては、財政状況を考えるとやむを得ないと言う方々が多くの考え方と思っております。また、のほかの事業を見直しして、国分寺駅北口再開発を優先順位の第1位に位置づけて進めるべきだという主張も、これもまた根強いものがあると認識しております。  その中で、また、これ以上再開発がおくれていくということに伴って、権利者の方々の中でも、非常に日常生活に支障が出るという方も数多く出てきているという現状もございます。そのような中から、市長に対しても、再開発の取り組みに対する不退転の決意、これらを求められたりもいたしました。したがいまして、都市開発部といたしましては、今後、大変な作業が待ち受けておりますが、現在の計画のおくれが最短で進むよう、全力で取り組んでいきたいと考えております。ぜひ御理解、御協力をお願いしたいと思います。 22: ◯10番(伊藤太郎君)  今、部長の答弁でおおむねの流れはわかりましたが、これは新海議員の持論でありますけれども、現在の国分寺の商業者の所得の低さの問題、それから固定資産税による生活の圧迫、さらには、この前、火災も起きましたし、都市の安全性の問題、それから商業の活性化等によって、の税収アップ。要は、国分寺が長い間抱えてきた問題を解決して、新しい国分寺の玄関にふさわしいまちや環境に、より一層御努力をしていただきたいと思います。そして、部長から新しい提案等もありましたので、従来等の計画にこだわったり縛られたりすることなく、生き生きとした国分寺が、もしくは国分寺駅北口が整備されることを、本当に一刻も早くお願いをしたいと思っております。  先ほど、不退転というお話がありましたが、今回、資料請求された中に、国分寺駅北口再開発の負担率に対する、今、の財政状況が記載されております。本当に国分寺駅北口再開発ができるのか、一抹の不安を隠せませんが、どうかやり繰りをうまくして、順調に進めていただきたいと思います。  3番目ですが、国立との協議もおおむね終わられて、あとは医師会との検査項目等のチェックとか、確認だとかという話まで行っているということですから、おおむねで結構ですから、いつごろから実施できるか。来年度ぐらいにはできるのかぐらいのおおむねのめどは教えていただけますか。 23: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  相手方のあることですので、できる限り早く実施をしていきたいと、お答えをさせていただきたいと思います。 24: ◯10番(伊藤太郎君)  成人健診といっても、ちゃんと適正な費用はお支払いして、医者からすれば患者はお客さんですから、余り断る理由が多くは見当たらないと思いますので、その辺は速やかにやっていただきたいと思います。これも要望で終わります。  続きまして、2番の選挙のことに、投票入場券のことを含めて、幾つか再質問させていただきますが。私、泉町に住んでいるものですから、四中を利用される有権者の方からバリアフリーの問題を過去から指摘をされておりました。これが今回はどうなったのか。そして、四小に、たしかあそこには防犯カメラがついていたと思うのですが、プライバシーの保護という観点からは、どのように対応したのか、合わせて2つ、担当にお伺いをいたします。 25: ◯選挙管理委員会事務局長(吉岡享二君)  前段の四中のバリアフリー化ですが。確かに、これにつきましては、はがき、2件ぐらいだったですか。去年の4月の統一地方選挙のときから、投票所の出口が、四中の図書室をお借りしているわけですが、その出口に段差解消のために階段をつけていたのですが、それがお年寄りにとっては非常に危ないということで、その件につきまして、松長議員から、昨年の6月ごろから、各投票所のバリアフリーについて調査して、それをもっと充実させるべきだというお話がありまして、昨年の12月議会で、その経過を報告したわけですが、あと四中だけ残っているので、ことしの7月に行われた参議院議員選挙まではどうにかしたいという答弁をさせていただいておりました。伊藤議員のところにも、そういう苦情が入ったということですが、おかげさまで予算措置をしていただきまして、今回の参議院議員選挙から、がっちりしたといいますか、安全なスロープを設置させていただきまして、どうにか対応できたというように認識しております。  それから、後段の四小、第6投票区ですが、これは今回、4月に新しい校舎になりまして、これについては、新しい校舎の体育館を教育委員会の方からお借りすることができました。それで、四小の新校舎をお借りするについて、事前調査したのですが、事前に行ったときに、カメラ等が何カ所か……。10カ所以上あったのですか。正確に全部は把握していないのですが、体育館をお借りするということで、そこに出入りする通路に影響のあるようなカメラが3台あったわけです。その3台について、有権者の選挙人の方が投票するしないは自由ですから、それらも投票するしないのプライバシーを守っていくためにはどうしたらいいかということで、方法は、教育委員会の方で、防犯上全部はとめられないということでしたので、関係のある3つのカメラに紙袋をかぶせまして、その上にビニールをかけて目隠しをしたと。それについての苦情等は、今回、今まで入っておりません。 26: ◯10番(伊藤太郎君)  まさに時間がなくなってきまして、メインをどうするかなのですが。  小・中一貫教育には、実は先ほど触れなかったのですが、指導室の方で、六小、五中で何か今試行されていることがあるということについて答弁がなかったので、まず、そこからお願いいたします。 27: ◯教育長(野村武郎君)  御質問の中心が、自由化の方でというふうに受けとめましたので、私ども小・中一貫につきましては、先ほど義務教育の制度の弾力化ということで、6・3制の9年間の義務期間を弾力的に扱ってよいという通達が出まして、なかなかそこに手をつけるというところは少ないわけでございますが、その出される前提に、本が平成14年度、15年度、小・中義務教育連携研究指定校というものを、第六小学校と第五中学校を連携して受けております。当日、発表会は非常に関心が高く、体育館が満員の盛況でございまして、その関心の高さがうかがえるわけでございますが、小学校6年間ということと中学校3年間ということが非常に定着しておりまして、文部科学省が言っているように、例えば、1年から4年までは1・4生、それから5年から9年生とか、例えばの話でございますが、そういったときに、1・4年生は全科担任の小学校と同じような形で、5年から9年生は教科担任というふうに例示があるわけでございますけれども、私ども、小・中連携でいきましたら、とりあえずこのねらいが、小・中の接続をスムーズにいきましょうということを主眼にしたものですから、授業の交流、こういうことを主にしてやってまいりました。その結果、2年間終わった後どういうことが残ったかと申しますと、具体的には、例えば、小学校の先生で大変野球の堪能な方がいて、甲子園までは行かなかったようでございますけれども、その方が五中で野球部のコーチをしている。あるいは五中のバスケット部を六小の先生がコーチしているというふうに、今までなかったようなことが起こっているわけでございますけれども、一番は中学が教科担任制、小学校が全科担任というところが、教育課程といいますか教育の基準になるものが異なっているところを、どのようにみんなで解決していくかというところ。それから中学に行けば英語が出てくるわけでございますが、英語を小学校に導入するとき、どの程度から出ていったらいいのかというようなことは、結論とすると、なかなか2年間だけの研究ではわからないという。しかし、御指摘のような小・中連携のことについては、例えば、私ども、七小、二中はくっついているわけでございますので、地理的な条件もできていますので、今後、私ども教育委員会としては、大いに進めていきたいと思っております。 28: ◯10番(伊藤太郎君)  自由化については、弾力的な運用と、それから一貫教育を含めた今後の新しい教育のあり方については、積極的に進めていきたいというような答弁だと私は認識しておりますが、今、能力別クラス編制についてはお話がなかったので、若干、私の体験をもとにお話をしたいと思うのですが。  通常、落ちこぼれというと勉強ができない子を想定される方が多いのですが、私の場合は、小学校、中学校は神童と呼ばれておりました。物知りの伊藤君と、何でも答えるというですね。そのかわり、教科書は1カ月で読み終わってしまいますので、11カ月は暇なのです。それで、今でもそうですけれども、私、精神年齢が子どもに近いので、落ちつきがないわけです。そうすると、11カ月は落ちつきのない子どもになって、さんざん先生に怒られるのです。ところが、子どもの受けている自分からすると、もうわかっていることを我慢して11カ月も聞いているというのは苦痛でしようがないのです。だから、そういったことを、今、教育指導要綱で縛られているということ、範疇外の補習の部分とかで、より一生懸命やれれば、私みたいに高校と大学でだんだん成績が下がってきて、ただの三流大学を出るというような結末に終わらずに済んだかもしれないという自分の反省というか、情けない体験もございますので、そういったことも生かしていただきたいと思います。  それから、今、五中での野球部やバスケット、これは個々のスポーツなり、お琴なり、吹奏楽なり、コーラスなり、そういった特色を、要は父兄の方が……。今、父兄と言っていいのですか。(「保護者」と発言する者あり)  保護者。訂正をします。保護者の方が、それを知っているかどうかなのです。野球が大好きで、「おれは甲子園に行きたい」と言っている子が、ほかの中学に行ったら人材としてもったいないわけです。だから、その学校の特徴をどのように今後保護者の方に伝えて、いい環境づくりを教育の場でつくっていくかが教育サービスではないのかと、そして、単なる利便性だけで移動するのではなくて、質での移動ということが生まれてくるのではないだろうかと。当然、通学の安全性の問題等もございますので、問題点は当然あると思いますけれども、前向きに対応をしていただきたいと思いますが、一言答弁をいただいて、終わります。 29: ◯教育長(野村武郎君)  問題点を抱えながら、小・中連携については進めてまいりたい、こんなふうに思っております。 30: ◯議長(星 文明君)  これをもって伊藤議員の一般質問を終わります。  10分程度休憩いたします。                    午前10時35分休憩                    午前10時48分再開 31: ◯議長(星 文明君)  会議を再開いたします。     ───────────────────◇─────────────────── 32: ◯議長(星 文明君)  引き続き、一般質問を行います。  釜我議員。                  (13番 釜我健二君登壇) 33: ◯13番(釜我健二君)  それでは、通告しております2点につきまして、質問をさせていただきます。  私、この間の市長の対応を見ておりまして、本当に基本を見失った市政が、流れ流れてどこへ行くのだろう、こういうふうにもなるものかと感じています。そして、市民の皆様からも、率直な疑問をいただいています。  今、国分寺は財政困難を理由に、あらゆる事業が見直され、経常経費が削減をされ、市民にも職員にも厳しい痛みが押しつけられているさなかであります。こういうとき、なぜ恋ヶ窪公民館・図書館を廃館にしてしまうのかという率直な市民の疑問が出されています。この市役所は昭和38年に建てられましたけれども、今もって使っています。あるいは、使わざるを得ません。そういう財政事情だということでしょう。恋ヶ窪公民館・図書館は確かにバリアフリーがない。老朽化した。そのとおりだと思います。しかしながら、まだ財政状況を考えれば使えるし、完全ではないにしても使っていける。使うべき施設であるし、市民の皆さん方も、なくなるよりは、このままでもいいから残してもらいたいという切実な声が寄せられているのはお聞きのとおりであります。この財政厳しい中、なぜ使えるものを使わないで、新たに建て直そうというのか、この市民の素朴な疑問に、市長、明確にお答えください。  それから、何ともわけのわからない新たな施設が提案をされました。全く長期総合計画にものっていない新たな施設でございます。大きなリハーサル室とでも呼んだらいいのでしょうか。これは全く長期総合計画が言うところの市民文化会館ではありません。  今、は既存の事業計画さえも見直し、総点検を市長みずからが指示をしてやってきているではありませんか。なぜ、この財政厳しいときに、市長、あなただけは計画にもない新たな新規事業が許されるのですか。この素朴な市民の疑問に端的にお答えをいただきたいと思います。それをお伺いしてから、再質問をさせていただきます。 34: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  市民文化会館の問題につきましては、最初、市民アンケートの結果に反する形にはなりましたけれども、西国分寺駅東地区の再開発の一環であると。したがって、再開発をとめることができないということで、私も議会もともに苦渋の決断をして、PFIによって市民文化会館を建設していこうということで、今まで進んでまいりました。しかし、それがPFI事業者の不祥事等が大きな理由となりまして、3月の議会において否決となりました。再開発のスケジュールを考えますと、非常に時間的には切迫した中で、再構築をせざるを得ませんでした。時間的にPFIをもう一度やり直すわけにはいかない。そうなりますと、公共事業として再構築していく必要があるということで、その作業にかかったわけでございますが、これまでの経過を踏まえながら、芸術文化の振興、より多くの市民の活用、そして財政負担の軽減といったことを視野に検討を進めてまいりました。  まず第1に、財政負担の軽減という視点からは、延べ床面積を縮小する。また、近い将来、建てかえ等が必要となる施設をその中に組み入れるということ。2点目に、ホールにつきましては、公共事業となったということで、興行といいますか、芸術文化の鑑賞といった問題を入れたものから、そうではない、市民利用を主体としたものにするという見直し。それから、3点目といたしまして、世代を超えて多くの市民が活用できるような生涯学習施設との複合施設として、文化の視点を大切にしていく。文化のジャンルでくくれる施設をその中に取り込む。あるいは、文化振興の拠点となるような施設といったものにしていきたいという考え方に至りました。具体的な施設内容につきましては、限られた時間内ではございましたけれども、さまざまな御意見、御要望をいただきました。西国分寺駅東地区再開発事業のスケジュールを考慮いたしますと、一定の段階で、いただいた御意見、御要望を踏まえ、市長として判断を示していく必要がございました。それが特別委員会にもお示しをした基本方針、公益施設の考え方でございます。この基本方針に基づきまして、専門部会、建設推進会議で庁内的な検討を重ねまして、ベースとなる施設計画案を作成をいたしました。この施設計画案につきましては固まったものではなく、市民説明会等での市民の皆様から寄せられた御意見、また議会からの御意見を踏まえまして、反映できるものはできる限り反映をし、よりよい施設計画案にしていきたいということで考えております。  公益施設の管理運営につきましては、市民サービスの提供、ランニングコストの縮減といった視点から、とても重要な問題であると考えています。この点につきましては、建設推進会議のもとに、市長部局と教育委員会とが十分に協議できるような専門部会を立ち上げまして、検討に入っております。  それから、御指摘いただきました恋ヶ窪公民館・図書館の移設の問題でございますが、長年にわたりまして、老朽化している、手狭である、バリアフリーという点で欠けているといったような御指摘がございまして、建てかえの御要望が強くありました。私個人といたしましては、就任して早々に長期総合計画・後期基本計画の市民説明会を行ったわけですが、そのときに、ぜひ後期基本計画の中に入れほしいという強い御要望をいただいておりました。結果的には、その中に入れる形にはなりませんでしたけれども、その後もたびたび御要望等をいただいておりまして、早期に建てかえ等が必要であるという考え方は常々持っておりました。近い将来には、いずれにしましても建てかえが必要な施設でございまして、中・長期的な財政負担の軽減を図るということから、この公益施設の中に組み込もうということを考えました。今後は、駅前立地の特性を生かしたものに、さらにしていけるように努力をしていきたいと考えております。  現施設、現恋ヶ窪公民館・図書館を利用している皆様方には、時間的な制約等もございまして、事前の御相談ができなかったという点、それから、距離的に遠いところに移設というようなことになりましたので、大変さまざまな反対の御意見等をいただいているところでございます。今後とも十分理解を得る必要があるというように、その点で努力をしてまいりたいと考えているところでございます。
     また、現恋ヶ窪公民館・図書館の今後のあり方につきましては、五館構想を基本に、教育委員会並びに市民利用者の皆様方の意向に配慮いたしまして、時間をかけて慎重に検討してまいりたいと考えております。 35: ◯13番(釜我健二君)  それで市長、先ほども言いましたけれども、は今、大変財政が苦しいということを市長は繰り返しおっしゃっている。恋ヶ窪公民館は確かに老朽化はしている。しかし、現実に使える。使えるのです。この市役所より10年も新しい。何でそれを使うのをやめなくてはいけないのですか。それを明確に答えてください。国分寺は、そんなに金があり余っているのですか。 36: ◯市長(星野信夫君)  先ほど申し上げましたように、長年にわたって建てかえの御要望等が強く寄せられていたことが一番大きな原因でございますし、同時に、中・長期的な財政負担を軽減するという意味から、この公益施設の中への組み込みを考えさせていただきました。 37: ◯13番(釜我健二君)  聞いたことに答えてください。恋ヶ窪公民館・図書館はまだ使えるのでしょう。の財政は苦しいのでしょう。だったら使うのがの運営の基本ではないですか。 38: ◯議長(星 文明君)  傍聴者に申し上げます。傍聴規則を守って傍聴願います。 39: ◯13番(釜我健二君)  答弁してください。 40: ◯市長(星野信夫君)  現在の施設を今後どのように使っていくかということにつきましては、教育委員会の御要望等もございますし、利用者の方々の御意見等も十分に踏まえまして、今後、時間をかけて話し合いをし、検討してまいりたいと思っております。 41: ◯13番(釜我健二君)  だから利用者は、使えるのだから、あんなところに持っていかれて使えなくなるよりは、今のままで使いたいと言っているのです。では、利用者の声を聞くなら、そういうふうになさるということですか。 42: ◯市長(星野信夫君)  そのことについて、今ここで結論的なことを申し上げることは、まだその段階ではないと思っております。いずれにしましても、この新しい施設が西国分寺駅の東地区に建設されて使えるようになるのは、19年の4月ごろになるであろうと思っておりますので、そのときまで十分に御意見をお聞きし、検討してまいりたいと考えております。 43: ◯13番(釜我健二君)  だから、そういう言葉だけはやめてもらいたい。住民の声をよく聞いて、恋ヶ窪地区の皆さん方の御要望は、絶対になくさないでくれです。なくてはならない地区を、だって、皆さん方がつくってきたのでしょう。恋ヶ窪図書館・公民館を中心にして、あの地区の皆さん方に地域コミュニティを大いに育ててください、私たちも頑張りますと、大いに利用を奨励してきたのではないですか。お年寄りの皆さんも、あそこの図書館に本を読みに行くのを楽しみにしておられる。いろいろな行事、学習会に参加するのを楽しみにしておられる。なくてはならないものに、皆さん方が育て上げたのでしょう。そうしないで、それをなくしてしまうのですか。それも使えるものを、この金がないときに。やっていることがでたらめではないですか。職員に血のにじむような厳しい合理化、賃金削減、甘んじていただいた。そういうことを一方ではやっておきながら、市長自身はこういう使えるものを使わない。これは後ほど言いますけれども、もっと裏にからくりがあります。まず一つ、使えるものを使わない。市民がこれでもしばらく我慢しますと言っているものを、あえて使わなくしてしまう。市長の基本が全くなっていない。そのときそのときの情勢に流れ流れ、その場の答弁だけうまく切り抜けていこう。まさにこの集大成がこれです。こんな理不尽なことになった理由は市長です。まず1点、そのことをしっかり踏まえてください。  それから、市長は文化のジャンルでくくったとおっしゃいますけれども、基本構想が市長に認めているのは、これだけ数十億円のお金を投資する。市民文化会館です。多様な芸術文化の要求を満たす大規模施設です。それに基づき、今まで1,000名規模というホールが、ずっとこの間、議論されてきたのです。それならばも数十億円という負担になるけれども、これはそれだけの値打ちがあるということで、ずっと進められてきた。もちろん、その中心はホールであり、そこで世界の芸術家、あるいは日本国のあらゆる芸術家を呼んでこれる、その条件ができる。市民はお芝居に、オペラに、音楽に心を動かし、日常の生活を豊かにし、心の上での市民生活の豊かさが、これをもってもたらされる。その基盤整備ができる。だからこそ、この市民文化会館には数十億円という予算の支出が認められてきたのです。しかし、これはそれができないのでしょう。鑑賞にはできない。緞帳もないような、幕もないような、これは基本計画には全くない施設なのです。新規事業なのです。それを市長はあえて、新規事業をこうやってやることが市長だけは許されるのですか。の職員には、既存の事業さえ打ち切りなさい。私は反対しましたけれども、敬老金なんか早々と打ち切ってしまった。市長、これで基本構想に基づいた長期総合計画で言う市民文化会館は、市長が言うところの将来果たさなければならない事業として残るのです。市長の単独意向で、この事業をやめましたなどといきません。この事業は将来遂行すべき事業として残るのです。この費用は恋ヶ窪公民館・図書館の建てかえなどというものではありません。駅前のこの一等地を見逃して、一般の市街地に建てるとなれば、今度は駐車場も要ります。今度は70億円から80億円かかるのではないのですか。駐車場、駐車場ビル、用地買収、それでなおかつ不便。そういうところしか、もう場所がない。そういう道を、今、市長は選択している。長期総合計画に全くない、自分勝手な行政をやろうとしている。このことについてどうですか。 44: ◯市長(星野信夫君)  市民文化会館の問題につきましては、私も3月までは客席数700ほどのホールをつくるということ。それで、そのホールにおいて、議員が今、お話しになられたように、一流の芸術文化を鑑賞する。そして、市民の文化的なレベルを上げていくといいますか、市民の文化的な欲求にこたえていく。そういったことを意図していたわけでございますから、その点については大変残念なことではありますけれども、しかし、西国分寺駅東地区の再開発のスケジュール等、あるいは財政状況等を考えあわせ、総合的な立場から判断をさせていただいたわけでございます。 45: ◯13番(釜我健二君)  総合的な立場とか、そういうのは答弁ではないです。市長は長期総合計画に基づいて市政執行しなくてはならない責任を負っているのでしょう。長期総合計画にも何もない施設を、いきなり新規事業で、それにも数十億円のお金をかけて、こんなもの、こんなお金をかける値打ちはありません。先ほども言いましたけれども、高度な文化芸術を市民が享受できる。11万市民が、希望すれば、だれでもが享受できる。そういうものをつくり、そこでさまざまな事業を提供していこう。これは値打ちがある。それなら市民の税金を投入する価値はあるということで、これは計画にのり、事業が進められてきたのでしょう。それをやめてしまって、こんなわけのわからない施設を新規事業でやって、そんなもの市民のだれが納得できますか。計画行政は一体どこに行ったのですか。総合的判断なんて、そんなことでは答弁にならない。市民に理解できるように、もっときちんと答弁してください。 46: ◯市長(星野信夫君)  おっしゃるように、確かに計画を立てて、それを年次的に実行していくということが大変大事なことであろうと思っておりますし、今後とも、その姿勢は守っていきたいと思っております。しかし、予期し得ない事態によって状況が変わるということもございます。その状況に対して対応するということが今回のケースでございました。その点については、御理解をいただきたいと思います。 47: ◯13番(釜我健二君)  そんな答弁で、恐らくお聞きになっている市民の皆さん、だれも理解できない。これだけ財政が厳しいが、の計画にもない事業、それを数十億円もお金をかけてやろうとしている。基本構想で言うところの、基本計画で言うところの市民文化会館では全くない施設を、市長は新規事業で今やろうとしている。それを総合的な見地だとか、そんなことで市民のだれが理解できますか。この負担は全部市民がするのでしょう。これは市長がするのではないのです。その市民に対して、市民がわかったと、ぜひやってくれと言えるような、そういう説明をしなくてどうするのですか。全く答弁になっていません。  それでは、市長、市民文化会館はできないまま残ります。市長は今のところ、頭の中でこれをどうされるお考えなのですか。長期総合計画には、きちんとあるのです。どうするのですか。 48: ◯市長(星野信夫君)  かつて構想したような中規模といいますか、大規模といいますか、そういったホールを建設する余力というのは、今後、当分の間、大変厳しいであろうと思っています。その間、それでは、市民の皆様方のそういった御要望にどのような形でおこたえするか、それについては、今現在、そういったホールがない現状の中で、市民の皆さんは近隣の大きなホールを御利用いただいているわけでございますが、そういった問題について、近隣等も含めて、市民の文化的な欲求にどのようにこたえていくかという問題については話し合ってみたいと思っておりまして、今回、PFI契約議案が大変難しい状況の中で否決されたことを受けて、こういう状況になってしまったわけでございますが、この事態には、当面、そのような考え方で対処せざるを得ないかと考えております。 49: ◯13番(釜我健二君)  聞いたことに答えてもらいたいのですが、この市民文化会館はどうされるのですか。今期後期基本計画、次期にされるおつもりですか。 50: ◯市長(星野信夫君)  今申し上げましたように、当分の間、そういった大きな施設を建設していくことは大変難しい状況にあると思われますので、そのことも踏まえて、さらに計画等について再検討を進めてまいりたいと思っております。 51: ◯13番(釜我健二君)  今の御答弁は、ほとんど消えてしまうということですね。これは計画として現実にあるのです。これは実施計画にも入れ、予算化もし、やってきたのです。それを市長の一存で消してしまっていいのですか。  確かにカルテル問題で議案は否決されました。市民文化会館そのものがまかりならんという意思決定は一回もされていません。これは市長の勝手な解釈です。問題は、市長が市民文化会館がどうやったらできるかという具体的な対案を全く示さなかったことではないですか。伊藤委員からも非常に貴重な御提案がありました。20億円に少し足したぐらいのお金で工事もできるのではないか。市長はどうやったら市民文化会館が、議会が指摘するような財政問題をクリアできるのか、本気で市長が研究をし、足を運び、その材料をもって議会を説得する。その姿勢が全く見られない。いとも簡単に基本計画で、実施計画で今までやってきた、この市民文化会館を消してしまうことに、市長は早々と決定してしまった。そうだものだから、後のことが全く説明がつかないことをやっているわけでしょう。6,600平米はつくらなければしようがない。権利者から訴えられてしまう。何でもいいから、とにかく入れるものを持ってきてくれと担当に指令を出しているではないですか。そうしたら、いろいろなものが10数項目挙がってきました。消去法でどんどんやっていって、恋ヶ窪図書館・公民館。実際はこれでしょう。これも市長のその怠慢から発生しているのです。なぜもっと建築費を安くする。公共工事をやる場合でも安くする方法を研究しないのですか。  運営だってそうです。これは確かに明治座がやっていますから、相当ハイグレードな運営費です。したがって、高いものになっている。しかし、市民は最初から、そんな高いものを希望していません。これだって研究すれば、こんなに高い運営費にならない。年間数千万円の削減も、建築費における数億円の削減だって十分可能なのです。可能なことを、全く市長は本気でやらなかった。できることなら、早いこと市民文化会館から足を洗いたい。私にはそういうふうに見えました。早く国分寺駅北口に進みたい。私にはそう見えます。そのために、こういう極めて無責任な、おざなりな、説明のつかない恋ヶ窪公民館の移設などというような、私に言わせれば廃止ですけれども、泉町図書館・公民館の新設です。こういうことをせざるを得なくなっている。こういうわけのわからない、でたらめ行政に持ち込んだのは市長の責任です。  私はこの間、何度も市長1人で行政なんていうものはできるものではない。しっかりと助役を時間かけて置いて、協力をし合って、この難しい難局を乗り切るしかないということで、またやるのかと言われながらも、助役問題をしつこくやってきました。しかし、馬耳東風ですね。今もって置こうともしない。置くための努力さえ見えない。その結果も、このことに大きくつながっています。市長、わかっていますか。1人でそんな国分寺11万市民のこのをかじ取りできるなどと思ったら、思い上がりも甚だしいです。もっと謙虚になってもらいたいと思います。  そうすると、長期総合計画に入っている市民文化会館は、もういつになるかわからないと。こういう計画にもない、わけのわからない施設に数十億円は使うけれども、計画にある、きちんとした市民文化会館は当分もう俎上にも上がりません。そういうことですね。  そこで、市民の皆さんは驚いておられる。なぜいずみホールのすぐ隣にこんなものをつくるのか。それは、この施設をつくれば多少は利用されるでしょう。しかし、その利用はいずみホールで、今のところほぼ満たされている。新たにつくれば、駅の前ですから需要はあるかもしれません。しかし、それがこの財政難の国分寺が、今あえてやらなければならない事業かといえば、私はノーだと思います。差別化をするとおっしゃったけれども、ほとんど差別化されていない。場所が同じ、規模が同じ、機能が音楽中心、床が平たいかどうかだけの違い。こんなものに数十億円のお金を使うなんていうことは、市民は許しません。いずみホールを2つつくる、そんな必要は全くないとおっしゃっている。ある市民の方は、こんな施設だったらつくらない方がいいとまでおっしゃっています。税金のむだ遣いだとおっしゃっています。私もそのとおりだと思います。  いま一つ、この土地、駅前、市長は公民館・図書館という決定をされた。とんでもない決定をされたけれども、これは駅前の一等地です。土地も高い、しかし、市民、あるいは市民外含めて、たくさんの人が乗りおりする。公民館・図書館というのは地域施設でしょう。地域の中にあればいいのです。むしろ、こんな駅前などという交通煩雑なところにつくれば、子どもたちにとっては、図書館に自転車でちょっと行こうと思っても、親御さんは安心して「行ってらっしゃい」と言えません。お年寄り、恋ヶ窪公民館・図書館地区からここまで通えますか。子どもたちに自転車で「行ってらっしゃい」と言えますか。市長、どう考えていますか。 52: ◯市長(星野信夫君)  公民館・図書館が地域施設であるから、地域の中にあればいいというお考えでございます。駅前だから、お年寄りやお子さんたちが通いにくいのではないかという御指摘でございますけれども、駅前ということは、それだけ交通便利だということでもございまして、もちろん、距離的に遠くなる方にとっては御負担になる面もございますけれども、しかし、交通機関の利用等で容易に来られる場所でもあるという点では、市民の皆様方に広く御利用いただけるのではないかと私としては考えております。 53: ◯13番(釜我健二君)  がお金があり余っているときならば、大いにやってください。先ほども言いましたけれども、現に恋ヶ窪公民館・図書館はあるわけでしょう。それを、ここにあえてつくろうとおっしゃる。しかし、決してそこは適地ではありませんと私は言っているのです。そもそも駅前の一等地。土地だって高い。駅前のこういう一等地の価格の高いところの土地は、普通はどう使うのですか。なるだけ利用密度が高い、市民みんなが活用できる、そういうものにしていこうという場所でしょう。地域施設である公民館・図書館を、こんな駅前一等地に持ってくる。これが本当に税金の有効な使い方ですか。地区施設である以上は、もっと住宅地の中にあった方がはるかに安全だし、市民も通いやすいと私は思います。それは駅前につくれば、市民あるいは市民外、人は入ってくるかもしれない。しかし、それは公民館・図書館の地区館としての性格ではありません。ここに本当につくるべき施設というのは、市民みんなが利用できるもの、なおかつ高度な利用ができるもの、そうでしょう。だとすると、やはり市民文化会館、そういうものをつくるというのが、この土地の本来の利用の仕方としてあるべき姿なのではないですか。市長、違いますか。 54: ◯市長(星野信夫君)  市民みんなが利用できるという考え方に立ちますと、大きなホールは逆に使いにくいという見方も一方で成り立ちます。小さな施設ならば、大きなホールに比べて低料金で利用ができる、小回りがきくといったような問題もございます。それから、公民館・図書館は、議員のお話を伺っていますと、市民みんなが利用できない施設のようにも何となくうかがえる節がございます。しかし、公民館・図書館は、広く市民の方々に利用されている施設であると私は考えております。したがいまして、駅直近にあるということは、より利便性に供するという面もございますので、この点については議員とは考え方が異なるかと思います。 55: ◯13番(釜我健二君)  そういうことを言いますか。私は公民館・図書館は地域の施設である。その地域の中であるということ、そのことで条件は満たされるということを言っているのです。地域の方が非常に利用しやすい場所にあるということです。この駅前というところにあれば、さらに子どもたちが図書館に通うにも、お年寄りが来るにも、特に子どもです。自転車でちょっと図書館に行こうとしても、駅前だと「行ってらっしゃい」となかなか親御さんは言えない。そういう場所で本当にいいのかということを私は言っているのです。使ってはいけない。だれがそんなことを言っているのですか。人の質問を歪曲するのもいいかげんにしてもらいたい。  市長がそういうことをおっしゃるなら私も言いますけれども、市長、今度つくる公民館・図書館、あれと同じ規模のものを周辺につくったときに、用地費、建設費で幾らでできますか。 56: ◯政策部長(山田陸男君)  今の新しい場所という理解で……。(「だから、現在の公民館・図書館の近隣地区で。概算でいいです」と発言する者あり)  概算で7億円強かと認識しております。(「違う、違う」と発言する者あり)  土地と建物含めて7億円強というふうに認識しております。(「それは今の規模のやつをつくったときでしょう」と発言する者あり)  そうです。(「新しい規模」と発言する者あり) 57: ◯西国分寺駅周辺整備担当部長(吉永文夫君)  ただいま同規模というレベルで言ったのが政策部長のお答えになります。  今求められて複合化しようとしている施設規模を仮に隣接地につくった場合、私どもの試算では、おおよそ17億円強、消費税込みで18億円程度かというふうな概々算の試算はしてございます。 58: ◯13番(釜我健二君)  それでは、この公民館・図書館をこの再開発事業に組み込んでやった場合、大まかな計算になりますが、概算どのぐらいになりますか。公民館・図書館、用地費、建設費を含めて。 59: ◯西国分寺駅周辺整備担当部長(吉永文夫君)  現在の建設事業費プラス用地費17億円強ございますけれども、それらを面積で全体6,648平米程度を想定して建設計画を組み立ててございます。それを、今の公民館・図書館ゾーンの面積に割り振りますと、全面積の大体40%程度を占める面積構成になるのかと考えてございます。そうしますと、共用部分が17%ございますので、大筋その半分を見たとして、48%程度の総事業費からの割り返しになりますと、30億円前後になるのかと考えてよろしいのかと考えています。 60: ◯13番(釜我健二君)  今のお話を伺われていましたか。現在の恋ヶ窪公民館・図書館の近くで建てかえた場合は17億円4,000万円でできるのです。それを倍です、倍。ここでやることによって、倍の予算を使うのです。市長、国分寺は今、財政難ではなかったのですか。1円の金だってむだにできないときではなかったのですか。仮に建てかえるということにしても、近隣地でやれば17億円でできるものを、それを30億円。もっと行きますね。76億円ぐらいですから、38億円ぐらいになりますか。共用部分を入れたら38億円ぐらいです。倍以上です。国分寺というのは、よほど金があり余っているのですね。17億円でできる公民館・図書館の改築を38億円もかけてやるのです。こんなばかな事業に入れてしまうから。この市長の判断のどこに合理性がありますか。明確に答弁してください。 61: ◯市長(星野信夫君)  私といたしましては、今回の計画は、西国分寺駅東地区の再開発の一環として行うという考え方に立っておりまして、単純な、そこに建てた場合はどうか、ここに建てた場合はどうかといったことではなくて、再開発を進めるために公益施設をそこに建設をする。そこに取り込む施設としては、どのような施設が好ましいかということで、従来あるホール計画を生かしながら、そこに文化のジャンルでくくれる施設ということで、公民館・図書館の移設を考え、そして、その相互利用によって、市民の文化的な欲求におこたえしていくという考え方に基づいております。 62: ◯13番(釜我健二君)  市長、市長の答弁は全く答弁になっていない。市民に説明ができていない。17億円でできるものを、なぜ38億円かけてやる必要があるのか、市民にわかるように言ってください。市民はわかりません。公民館・図書館の機能はどちらも一緒なのだから、17億円でできるのだったら17億円でやってくださいと市民は言います。駅前一等地の、こんな再開発ビルの中に取り込んでしまったために、こんな法外な用地費も含めて高いお金になってしまったのでしょう。これは市長の判断間違いです。こんなばかな結果になったのは、市長の責任です。それでもこんなことを強行するのですか。 63: ◯市長(星野信夫君)  私といたしましては、今申し上げましたように、西国分寺駅東地区の再開発の一環として、この施設を建設するという考え方に基づいておりまして、そのスケジュールに従いまして、今議会に御提案を申し上げようと思っているところでございます。 64: ◯13番(釜我健二君)  スケジュール、スケジュールと言えば、すべて免罪されるわけではない。スケジュールはもちろんある。その中で、市民に納得いただける案をつくり執行していくのが市長の責任ではないですか。市民に全く説明つかないこんなものを、スケジュール、スケジュールと押しつける気ですか。星野市政というのは、そういう市政ですか。随分今までおっしゃってきたのとは全く違う。税の有効活用、文化の視点、おやりになっていることが全く逆ではないですか。市民が納得できない。あえて言えば、これはでたらめ市政です。それをスケジュール、あるいは再開発事業に取り込む施設がほかになかったから、しようがないから組み込んだ。だから、こんな割高になってしまう。17億円の買い物を38億円も出してやるなんていうのは、この財政危機の折、市民は絶対に納得しません。そのことは明確に言っておきます。  それから、私、今立町という福井県の町に美術館を視察に行ってまいりました。そのときの報告は議長にも提出してございます。  この今立町というところは、大変にコンパクトな、600名というホール。人口が1万5,000人ですから、そのぐらいのホールが適切なのだろうと思いますけれども、ここは職員体制が6名という体制でやっています。よくそれでできると思いますと、これは市民ボランティアが、幕だとか、照明だとか、そういうことに参加をし、専門家を呼んで、どんどんスキルアップしてできるようになっている。最初のうちはだめだったけれども、だんだん上手になっていったということです。その6名の人件費、運営費込みで年間6,125万円、人件費が2,135万円だそうです。これは東京ですから、これと同じなんかにはいかないのはよくわかります。しかしながら、ここでも非常にコンパクトだけれども、自分たちに合った文化会館を自分たちの力で運営している。これは全国でも評価されています。こういう芸術ホール関係の雑誌で紹介されているのを見て、私も行ってみたのですけれども、決して華美に走らない、非常に質実な質素な施設でした。また運営もそうでした。こういうところに大いに学ぶ必要がある。そして、運営はできるのです。市長の方で私は反対したけれども、PFIという手法をとられた。しかし、それがだめになった。今度は行政でやるということになった。そうしたら、全力を挙げて、市長はまず職員を全国に派遣して、勉強させて、ノウハウを積み上げて、よりよい市民文化会館をより安くつくるにはどうしたらいいか、その指示を出すべきでしょう。市長はPFI手法ではあるにしても、文化ホールについて、一生懸命勉強して積み上げた担当課長を、いとも簡単にほかのところに飛ばしてしまった。積み上げがなくなってしまった。もう、その時点で市長には市民文化会館という基本計画に盛られた事業をどこまでやれるか、本気で頑張ってみようという姿勢がなかったのです。気は国分寺駅北口に行ってしまっていたのです。  国分寺駅北口をしっかり考えるのはいいです。私が許せないのは、国分寺駅北口を考えるのは大いに結構だけれども、そのために、この西国分寺駅東地区という、現在事業決定までしている事業がおざなりになっているということが許せないのです。おざなりの典型が、わけのわからない、このホール。それと、倍以上の金をかけてつくる公民館・図書館。それも利用者市民から、やめてくれ、取り上げないでくれという施設を無理やりはがして、奪い去ってやろうと市長はしているのです。これが今、星野市政の現状です。  市長、私は今、市民文化会館について、こういうやり方、こういう努力をすべきだということを申しました。どうですか。 65: ◯市長(星野信夫君)  割高な施設というお話をいただきました。私としては、ホールと公民館・図書館を別個に建設するよりは、合築という形で複合施設とする方が建設コスト等は軽減されるであろうという考え方に基づいて、今回のような形をとったわけでございます。  それから、今、今立町の例を挙げていただきましたけれども、私は職員を全国に派遣したわけではありませんけれども、しかし、限られた時間の中で、私自身も他のホール等の見学に参りまして、いろいろなお話を伺ってまいりました。専門部会の職員も、もちろん他の施設を見学に行き、いろいろなお話を伺ってきた中で、現在の施設計画をつくってきております。今後、管理運営につきましても、そのような姿勢をとってまいりたいと思っております。 66: ◯13番(釜我健二君)  全く市長、私の質問にまともに答えませんね。市長は今、とんでもないことをやろうとしているのです。この財政が厳しいと言われている国分寺にあって、大盤振る舞いの行政を今しようとしているのです。それに対して、市民の皆さん方が、これは大変だと市長のところに押しかけてきているでしょう。会社を経営なさっている方、この国分寺の対応をごらんになって、驚いておられました。とても経営感覚からいって、こんなでたらめは信じられないとおっしゃっています。市長の耳にも届いているはずです。そういう選択を市長は今しようとしている。そして、それについて私が一々聞いても、総合的判断だとか、総合的見地だとか、スケジュールだとか、全く市民から理解されない、理解できないことの繰り返しです。  私が具体的に市民文化会館というものが実現できると、華美に走らないで、明治座がやったような、あんな完璧なものでなくてもいい。当初はもっとシンプルなものから始めて、市民のスキル度に合わせて施設は充実していけばいい、運営は充実していけばいい。それができる器だけはきちんとつくっておくことが大事。これのことを、私はずっと言っているわけです。全く聞く耳を持たない。何度言っても市長は……。市民の皆さんが言ってもそうだそうですね。もう決心しましたからとおっしゃって一歩も引かない。説明もなさらない。核心を聞くと黙られてしまうと聞いています。それで本当に市長という要職が果たせますか。市民に立派な公約をしてきて、職員に立派な訓示をされ、長期総合計画にもない事業を、勝手に自分だけは許されるかのごとく、わけのわからない施設を導入したり、半分も行かないコストでできる公民館・図書館の改築を倍以上の金をかけてやる。こんなことを職員に対して言えますか。市民に対して言えますか。市長のそういう政治姿勢は許せません。納税者という立場からも許せない。  先ほども言いましたけれども、駅前一等地ということからいってもそうです。ほかのの皆さん方は、国分寺の市民文化会館立地の場所は、本当に市民文化会館の場所としてすばらしい場所ですね。あれができたら、うちの会館は弱ってしまうとおっしゃっています。それぐらいいい場所に、ほかのが指をくわえて見るぐらいいい場所にあるのです。その場所に公民館・図書館ということはないでしょう。公民館・図書館は他の地区をもって補うことができる施設です。ここでなくてはならないというのは、それだけ利用が高度な、人がたくさん集まれる、そういう場所としての市民文化会館の最適地としての西国分寺駅前ではなかったのですか。それががこの間ずっと積み重ねてきた議論の経過であり、結論です。それを市長は、基本計画があるにもかかわらず、市長の一存で、議会の承認もなく、庁議の承認もなく、勝手に市民文化会館いつつくるかわからない、長期総合計画からも消してしまっている。次期長期総合計画に入るとも言わない。市長は長期総合計画の事業を消してしまっているのです。長期総合計画にない新たな事業を勝手に組み込んでいるのです。とてもではないけれども、市長はこれから議案を出そうと思っていらっしゃるようだけれども、そんな議案、市民は許しません。職員も許さないと思います。  この間、私もいろいろな方とお話をしてきました。本当にこの案でいいと腹の底から信じてやっている職員は私はほとんどいないと思います。市長から受けた指示。指示は一生懸命やります。そういう立場で皆さんやっている。私にはそう見えました。それは一人一人の心の中だからわからない。しかし、私にはそう見えたということを市長にはっきり申し上げておきます。  それから、少し教育の方をお伺いしましょうか。  現在の公民館・図書館をなくしてしまうということなのです。これについて、これまたわけのわからない教育委員会の見解という文書が出ました。6館が基本なのだと。6館が基本だったら、なぜ教育委員会は6館出さないのですか。 67: ◯教育長(野村武郎君)  大変理解が十分でない文書でございますが、私ども教育委員会としては、何度も話し合いを重ねておきながら、一応、この4行の文章にしていったわけでございますけれども、最近、議員が御指摘のような、なくしてはならない施設だという声が非常に私どもにも届いておりまして、昭和48年からできている地域館でございますので、十分認識はしているのですが、後施設の検討委員会というものを早速立ち上げておりまして、そのことについて、既にもう始めているのですが、例えば、市民の声を生かすというのはどういうことなのか、あるいは従来の機能を生かすというのはどういうことなのか、そういったことを話し合った上で、再度、公民館運営審議会の皆さんや利用者の皆さんと話し合いのことをさらに重ねていきたいと思っております。 68: ◯13番(釜我健二君)  私が聞いているのは、そんなことを聞いているのではないです。6館目の公民館・図書館を教育委員会は希望されるのでしょう。これが意思でしょう。だったら、なぜそのアクションを起こさないのですかということを言っているのです。 69: ◯教育長(野村武郎君)  そうですが、あくまでも希望で、もしだめであれば移設ということで考えて、全文、教育委員会の意思としては、4行でございましたので、総合的にやっているわけでございます。 70: ◯13番(釜我健二君)  教育委員会としては、6番目の公民館・図書館を希望されるわけでしょう。しかし、それはだめなわけでしょう。だったら、恋ヶ窪公民館・図書館を残してくださいというのが教育委員会の結論にならなければおかしいではないですか。 71: ◯教育長(野村武郎君)  お話のとおりですが、私どもとしては、泉町に、人口急増地域でございますので、そこにつくっていただけるという政策の一つでございますから、そちらにお願いし、現在あるものについては、先ほど申し上げましたような、まだ2年間余りございますので、その辺、十分考えていきたいと思っております。 72: ◯13番(釜我健二君)  市民が求めているのは、そんなまがいものではありません。恋ヶ窪公民館・図書館を残してくださいというのが市民の意向です。  私、何がよくないって、もしもそれが財政事情等により無理であるならばという見解が教育委員会から出てはいけないということを言っているのです。教育についての権限を有しておられるのですから。一市民が役所に来て、何とかこれをやってくださいと、これがだめなら、これをとおっしゃるならわかる。権限も責任もお持ちの教育委員会が、これが無理ならばだとか。施設の廃止ということは教育行政の基本にかかわることです。そういうリップサービスは教育委員会はやるべきではない。そして、6館目を希望されるならば、ここまで言うのであるならば、6館目を実現するために、教育委員会として意思決定をして、市長に全力で当たる。その決意がなくて、こんなことは書くべきではないです。住民に単なる淡い期待を持たせるだけの、あるいは教育委員会は言うだけ言いました、あとは市長が悪いのですということにも理解されます。そういう無責任な扱い方は厳に慎んでいただきたい。そのように私は思います。  それから、私、この恋ヶ窪公民館・図書館の移設という話は、学園跡地等周辺整備特別委員会で、私の記憶する限り初めて出たのです。委員から提起がありました。まさかそんなという、私、驚いたのを覚えているのですけれども。でも、その会派も、ついせんだっての新聞で、恋ヶ窪公民館・図書館は残すべきだという、市民の宝だと訴えていらっしゃいます。やはり市民の大きな声の高まりというものが、いろいろな形で影響しているのかと思いますけれども、私はこれを読んで本当にうれしかった。一緒に公民館・図書館を塩谷革新市政のときに五館構想をつくって頑張ってきた。そういう立場から本当にうれしかったし、ぜひとも、この立場で頑張っていただきたいということでエールを送っていきたいと思います。  るる御質問申し上げてきましたけれども、市長の対応は、冒頭言いましたように、その場その場のしのぎ。これがどんどん累積をされ、そしてこういうわけのわからない、市民や職員が眉をひそめるような案になってしまいました。財政的にも全く説明がつかない内容であることがはっきりいたしました。長期総合計画にもない、とんでもない新たな新規事業が、ここで市長によって強行されようとしていることもはっきりいたしました。そして、市民から、長い間、30数年にわたってはぐくまれてきた恋ヶ窪公民館・図書館が、お願いだから残してくださいという市民の訴えも聞かず、移転を強行しよう、恋ヶ窪公民館・図書館の廃止を強行しようとしています。そして、最後の御説明では、あとの施設を、何かまがいものみたいな形ですることでお茶を濁そうというような御答弁のようですけれども、市民はそんなことを希望してはいません。長い間、市民が職員と一緒に育て上げてきた公民館・図書館。この利用者の皆さんは、しっかりとした公民館・図書館を残してくれ、このことを要望しておられます。市長は市民の声をしっかり聞くと、そして、これからやっていくとおっしゃったけれども、市長は本当にその声を聞くのですか。また口先だけですか。もう市長の口先だけの市政にはうんざりしております。  この間の市民文化会館が、私の記憶だと20数年です。基本構想に盛られて、長期総合計画に盛られて、ようやく実現する。そのとき不幸にしてカルテルという事件が起きた。確かにカルテルということは許せないから、私も議案には反対いたしました。そのとき申し上げました。今後は公共事業でやることになるだろうけれども、立派な市民文化会館を行政の力で建てていただきたいと、このことを申し上げました。しかし、市長が選んだのは、カルテルで否決された議案をもって、市民文化会館そのものが否決された。したがって、もうその後は努力らしい努力はほとんどしていない。どうやったら運営できるような、コストを下げることができるような、公共事業でやった場合の、そういう工夫。職員を飛ばしてしまっているのだから、できるわけがないでしょう。  この間の、この市民文化会館、複合施設をめぐるの行政の、市民にも職員にも説明のつかない、このとんでもない結末の全責任は、市長、あなたにあるのです。先ほども言いましたけれども、助役を置きなさいということを再三御提起申し上げてきた。しかし、市長はよほど自信がおありなのでしょう。助役も置かないで1人で判断をして、独断をし、行政をしてこられた。そして、その結果が、今このわけのわからない駅前ビルディングの……。私は当初に言っておりました。中途半端のわけのわからない計画にならないように、くれぐれもしっかりした考えを持ってやってくれと申し上げました。そのようにいたしますと市長は言いました。しかし、実際は全く逆。市民無視、財政無視、自分の立場だけ、そういう計画を私たち議会に認めさせようとしていらっしゃる。私は良識ある議会は、このような市長のとんでもない市政について、必ずや認めることはないだろうということを信じまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 73: ◯議長(星 文明君)  これをもって釜我議員の一般質問を終了いたします。  午後1時まで休憩いたします。                    午前11時48分休憩                    午後 1時01分再開 74: ◯議長(星 文明君)  会議を再開いたします。     ───────────────────◇─────────────────── 75: ◯議長(星 文明君)  午前中に引き続き、一般質問を行います。  須崎議員。                  (21番 須崎 宏君登壇) 76: ◯21番(須崎 宏君)  それでは、通告に従いまして、5点について質問をさせていただきます。  まず初めに、市長の今後の政治姿勢について、お伺いいたします。  星野市長就任以来3年が経過いたしましたが、その間、住基ネットを初め、国分寺駅北口再開発事業及び西国分寺駅東地区再開発事業等、さまざまな問題に取り組んでまいりましたが、現在、財政状況がますます厳しくなっている中、市民サービス向上に向けて努力されている市長は一定の評価はしておりますが、いまだ助役、収入役も決まらぬ状態では、市政執行にも何らかの影響が出るのではないかと思われます。任期もあと10カ月余りですが、残された任期の中で、市長はそれぞれの事業に対し、勇気と決断を持って積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  また、あわせて、市長は次期について、どのようなお考えを持っているのか、お聞かせをいただきたいと思います。  2点目といたしまして、東元町高齢者複合施設の現状について、お伺いをいたします。  本施設については、地域の皆様による建設促進連絡会が設立され、行政と市民が一体となって取り組んでこられた施設であり、議会においても、さまざまな議論が行われてまいりましたが、一定の結論も出され、建設に向けて準備が進められていますが、その進捗状況について伺います。また、施設の管理等を目的に、地域住民によるNPOの設立が計画され、その準備が進められていると伺っていますが、本施設の事業内容と対応について、お聞かせをいただきたいと思います。  3点目といたしまして、道路交通問題について、お伺いいたします。  1点目として、狭隘道路の整備について、お伺いいたします。  まず、国分寺においては、他と比較して、道路の整備のおくれは言うまでもありませんが、財政状況の厳しい中では仕方がないのかと思いますが、この際、特に私道等の整備について、行政と市民が一体となり取り組んでいく必要があると思いますが、市内においては、私道が多くあるわけですから、今までのように測量から整備まで個人負担で行い、その上でないといただかないということでは、市民にも多くの負担になり、ますます整備もおくれるばかりです。必要な道路については考え方を変えていかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。  2点目といたしまして、市道南149号線の整備について、お伺いいたします。  この道路については国分寺崖線の一部地区にあり、都立武蔵国分寺公園も整備され、真姿の池湧水群等への散策に訪れる人たちも大変多くなっております。真姿の池周辺の道路は整備はされていますが、この道路については整備も行われていません。また、隣接する民家の屋敷等を通り抜ける人たちも大変多くなっていることで、できれば一日も早く整備をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  3点目といたしまして、特定財産の整備状況について、お伺いいたします。  赤道、水路の整備については、以前、私の質問に対し、担当より全市的に調査中との答弁がなされておりますが、大切な財源でもあり、現在の進捗状況はどのようになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。  4点目といたしまして、史跡公園の整備について、お伺いいたします。  まず1点目、追加指定の現在までの進捗状況について、お伺いいたします。  追加指定につきましては、地域の皆様の要望もあり、何度か質問をさせていただきましたが、現在までどのようになっているのか。また、今後、寺域内での追加指定の要望があれば、教育委員会としては要望にこたえられるのかどうか、また、前向きに取り組んでいくのかどうかを、あわせてお伺いいたします。  2点目といたしまして、整備計画の見直しについて、お伺いいたします。  史跡公園、僧寺地区の新整備計画もでき、その整備に向けて努力はされているところでございますが、現在の七重の塔の跡周辺に新たな塔の跡が発掘されたとのことで、調査の結果によっては、道路を含めて、全体的な整備の見直しが必要になるのではないかと思いますが、今後どのように対応していくのかを、お伺いをいたします。  最後に、四中校舎の増築について、お伺いいたします。  全国的には少子化の時代になっておりますが、国分寺においては、第三小学校、第四小学校においては、特に生徒の増加になっております。その原因は、三小、四小地区では新たな開発が進められているからだと思います。四小においては、ことし新校舎も完成し、新しい教室で授業が進められていますが、小学校の生徒の増加に伴い、中学校の校舎の増築が必要になってまいります。四中校舎の増築には、さまざまな問題があるようですが、その内容と問題点について、お伺いをいたします。  以上で壇上での質問を終わり、改めて再質問を自席でさせていただきます。よろしくお願いします。 77: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  初めに、今後の政治姿勢についてということでございます。
     現在、数々の課題がございまして、そういった問題に対して市民の声、あるいは職員の意見、あるいは議会の御指摘、そういった御指摘を踏まえまして、全力で取り組んできたところでございます。気がついてみると、残り任期が1年ないという状況となってきたわけでございまして、正直焦りにも似た気持ちも感じております。次期についてのお尋ねもございましたけれども、私といたしましては、残された一日一日を大切に使いまして、国分寺の将来のために、与えられた課題を解決するべく、しっかりとした方向づけをしていくことが、現在の私に課せられた大きな責務であると考えております。  それから、東元町高齢者複合施設の現状についてでございますが、建設につきましては、今定例会に工事の契約議案を提案をしております。御承認いただきますと、18年1月までには建設されるということになっております。施設の管理運営につきましては、この施設が地域の施設であるということから、前々から地域の皆様方の御協力をいただいて、施設計画等についても考えてきたわけでございますので、地域の住民の皆様による施設管理等を目的とするNPOの設立が計画をされております。今年度4月の段階で設立準備会も発足をし、設立準備が進んでいるところでございます。詳しい内容につきましては、担当の部長の方からお答えを申し上げます。  それから、道路交通問題についてでございますが、狭隘道路の整備につきましては、市内の幹線道路整備の中・長期的な考え方を示しております道路網整備計画を受けまして、生活道路や散策路の整備とあわせた課題の整備を、まだ仮の段階でございますが、道路網整備計画の後編づくりの中で検討を進めてまいります。まちづくり条例が来年の1月から施行されることを踏まえますと、も狭隘道路につきましては、開発事業者等からその整備を強く求められることも予想されます。取り扱いの整理を含めまして、検討したいと考えているところでございます。これも詳細は担当から申し上げます。  それから、赤道、水路の整備の問題ですが、現況が機能喪失していると思われる赤道、水路等につきましては、国からの譲与手続が終わりまして、平成15年度と今年度で利用状況についての実態調査をいたしているところでございます。15年度は市内の東側の地域と南側の地域を中心に調査を行いまして、その結果をもとに、箇所ごとに評価を行ってまいりました。評価によりまして、存置物件、所管替えの妥当物件、交換対象物件、売払妥当物件等に分類をいたしまして、今後の整備を進めてまいります。詳しくは担当から申し上げます。  それから、史跡公園の整備についてでございますが、私からは基本的な文化財保護についての考え方のみ申し上げることにいたしたいと思っております。  国分寺は、武蔵国分寺の歴史的な文化遺産を有しているということで、それが大きな国分寺の特性となっておりますし、市民はその点を誇りとし、また愛着を抱いているところではないかと思っております。私といたしましては、史跡武蔵国分寺跡を整備・保存をして、その活用を図り、市民の郷土に対する理解と郷土愛といったものを深め、それをもって文化的な向上に資する方向をとってまいりたい。そして、先人の残した遺跡を後世に伝えていくことがの責務ではないかと考えております。財政状況が大変厳しい折ではございますけれども、保護・保全のために万全を尽くす所存でございます。  それから、第四中学校の問題でございますが、増築につきましては、内階段の設置も含めまして、長年の懸案事項でございました。ここに来まして、大変具体的な動きになってきておりますので、私自身も期待をしているところでございます。教育委員会から詳しくお答えをいただきたいと思っております。 78: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  東元町高齢者複合施設の現状につきまして、御説明いたします。建設につきましては、市長が答弁しておりますので、私の方からは、施設で行う事業、それとNPOの関係について、御説明いたします。  まず、事業でございますが、この施設は介護予防を中心といたしましてつくられておりまして、1階には在宅介護支援センターが入り、2階部分につきましては通所介護施設で、それぞれ社会福祉法人の至誠学舎立川が事業を行う予定でおります。3、4、5階が介護予防施設になります。このうち4階はパワーリハビリを行う健康増進室、3、5階が憩の家の部分で、このうち5階は浴室となっております。3階の多目的室や4階の健康増進室でが行う事業、メニューにつきましては、現在、庁内で検討に入っております。また、この部分につきましては、NPO設立準備会でも、介護予防の視点から、受託事業や自主事業について検討されております。そういう中で、その調整を図りながら、協働して具体化をしてまいりたいと考えております。  NPOにつきましては、市長が申し上げましたように、この4月に設立準備会が発足しております。この設立母体は、平成14年に採択されております建設促進に関する陳情を提出いたしました建設促進連絡会が主体となっております。この会は、老人クラブ、自治会、市民団体等で構成されておりますが、それら団体と地域を中心とした市民によるNPOを設立準備会として発足いたしました。は6月に、この準備会と協働に関する協定を締結しております。現在、準備会はNPOが行う事業や具体的な協働の方法等について検討を進めておりまして、平成17年度末には法人化できるよう準備を行っております。  こうした施設を地域を中心に管理していただくということで、初めての試みでありますので、担当といたしましては、このNPOに地域福祉を中心とする重要な課題を担っていただくためにも、市民と十分な連携をとりながら、庁内でも十分調整しながら進めてまいりたいと考えております。 79: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  3番目の交通問題でございますが、その一つとして、狭隘道路の整備ということでございます。  狭隘道路の整備の課題の一つに、境界確定がされていないと寄附が受けられないということがございます。に寄附をしたいという申し入れの取り扱いにつきましては、例えば、開発行為が発生しないことを基本に、で何らかの手当てを検討する必要があると考えております。手当てとしては、分筆に必要な測量費や登記料、その他に後退による塀等の撤去、新設費用等が考えられますが、としましては、どこまで費用負担ができるのか、また公正公平の観点から、どの範囲を手当てしていけるのか等の問題を内部で整理し、今後、政策部と協議しながら検討を進めてまいりたいと考えております。  一例でございますけれども、今後、地域住民が主体となるまちづくり協議会の中で、地域一帯の整備方向の意思が明確になった路線等を優先することによりまして、今後、この狭隘道路の問題が少しでも推進できればとも考えております。  それから、リオン東側の市道南149号線の整備でございますけれども、市道東側の都道多喜窪通りから入る市道南149号線は、住宅がある国分寺崖線上は舗装により整備をされております。保存樹林から野川方面に続く道は、自然のままの状態が残されております。ふだんは近隣住民の方が利用される機会があるようでございますけれども、国分寺駅から多喜窪通りを歩いて姿見の池やお鷹の道方面に向かう方々の中に、間違えてこの道を通る場合があるということでございます。坂下の民家の庭先を通ってしまうということもあるとお聞きをしております。自然のままの状態が望ましいとは思っているところでございますけれども、近隣住民の方々の御意見を伺いながら、どのような整備ができるか検討を進めていきたいと思っております。  それから、赤道、水路の整備でございますけれども、主要公共物実態調査を15年、16年と2年をかけて行っております。ここで15年分の主要公共物実態調査の結果をもとに、箇所ごとの判定評価を行いました。この判定評価の結果から、狭隘道路の整備を対象に、存置する物件と道路交換対象物件が約80%ございます。売払対象物件は認定道路を含め、全体の約14%ということになりました。売り払いが妥当とする物件につきましては、境界確定を実施する中で、隣地地権者の立ち会いを求める必要もございますので、体制の検討をしながら対応することになりますが、売り払いに当たりましては、買い受ける側の御事情等もございますので、難しい面も多々あると考えております。今後、検討を進めていきたいと考えております。 80: ◯教育部長(小林文治君)  4点目の史跡公園整備についての1)の追加指定の進捗状況についてでございます。これにつきましては、過去2回、一般質問がございました。その経過について、お答えさせていただきます。  当該地につきましては、国分寺南大門想定地の南西方で、武蔵国分寺跡の寺院内地域に当たりますので、史跡に追加して保存を図るために、地権者の御理解を得て同意をいただきました。そして、7月末に文部科学大臣に申請し、国の審議会での審議の運びとなっております。日程につきましては、10月に諮問し、11月答申の予定でございます。したがいまして、順調にいけば、年内に官報告示がおりる予定でございます。  次に、関連しての追加指定の考え方でございますけれども、これにつきましては、史跡武蔵国分寺跡新整備基本計画においては、全国的にも大規模なことで知られる武蔵国分寺の全体像を明らかにし、将来に伝えるため、寺院地の全体を史跡とし、遺構の保全を万全にするとともに、計画的な調査、整備を行うことを、将来構想、長期的目標と位置づけております。したがいまして、地権者の同意などの条件が整ったときに、国に申請して、追加指定を図っていくことを基本にし、取り組んでいく考え方でございます。  次に、2)の整備計画の見直しについてでございます。  これにつきましては、平成15年度の予備調査の結果、内容等につきましては新聞等で御承知のとおりでございまして、現七重の塔の跡の西約54メートルにおいて、創建当時の可能性を有する遺構が発見されました。事実、あるということが判明すれば、塔が同位置で再建されたことを前提とする整備計画の変更が必要となります。したがって、周辺部を含め、本地点の本格調査を優先課題として、調査の成果がまとまりましたら、遺跡整備計画の見直しについて、史跡武蔵国分寺跡整備計画策定委員会において議論を進めていただきます。本格調査はおおむね2カ年計画で、16年度は遺構全体を対象として、7月から着手しております。猛暑と、地層が大きく乱されている範囲が広く、作業はおくれております。結果を得るに至っておりませんが、本年度から開始した遺構調査を含めた10カ年計画の整備事業は、さきに策定した整備基本計画に基づき施行しているところでございます。かかる事態により、遅延することのないように配慮してまいりたいと思っております。  さらに、武蔵国分寺跡新整備基本計画の中で、史跡内を通過する既存の公衆用道路及び都市計画道路国3・4・1号線の扱いが大きな問題となりました。これらの道路は史跡整備の点のみならず、地域住民の生活にとっても問題であり、計画の中で地域内交通問題への対応が早急に検討、実施すべき課題とされております。そこで、本年度に対応の指針となる道路整備基本計画を武蔵国分寺跡整備計画策定委員会において審議を進め、策定してまいります。計画は史跡整備事業と歩調を合わせ、関係部署や地域住民との協議を行いながら、史跡周辺地区の交通計画の方向性を見極めた上で、より具体的な将来計画を定めることを目的としております。具体的には、1、域内の道路交通網を整備し、史跡整備計画との整合性を図ること、2点目といたしまして、地区交通の課題を整理し、周辺住民の住居環境を整備すること、3点目といたしまして、歴史的地域にふさわしい道路整備を行うことを基本として考えております。  次に、御質問の5点目の教育問題について、第四中学校の増築についての問題点等はということについて、お答えいたします。  第四中学校の増築につきまして、教育委員会にとりまして、長年の懸案事項でありました。生徒の増加が予想されることもあり、教室の増室を図ること、また生徒の安全のための内階段を設置すること、さらにトイレはだれでもトイレを設置することなど、バリアフリー化を指針とした計画をしております。  増室分としては、現在の学級数は9クラスとなっておりますが、教育人口の推計によりますと、12クラスまで増加すると予測しております。また、現有の教室数及び少人数指導等への対応もあり、3クラスの増室が必要であると考えております。  問題点といたしましては、当初、増築する場合は、現校舎の西側、直線で4階建ての計画でしたが、建築基準法の改正により日影規制がかけられ、2階以上建設可能なエリアが限られております。校舎西側とプールとの間で、校庭側の半分ぐらいが可能なエリアとなります。また、校庭側は現状のまま保存すると定めた遺構保存地区ですので、建設することはできません。したがって、この限られた中での建設となります。  一方、第四中学校の先生及びPTAの皆さんとの話し合いの中で、これらの建設条件の中で検討したところ、既存の校舎は最小限の改修のみとすること、内階段を4階まで設置すること、3教室を増設することとし、1階に2教室、2階に1教室で増設棟にも出入り口を設けること、トイレなどユニバーサル・デザインとしての考え方など、できる限り対応することで話し合いが行われました。今後も学校、PTAの皆さんと話し合いを行い、御理解をいただきながら、進めてまいりたいと考えております。 81: ◯21番(須崎 宏君)  ありがとうございました。  それでは、最初に市長の政治姿勢について、お伺いいたしますが。  市長、おっしゃっているとおり、あと10カ月足らずですけれども、前回、この前の釜我議員の質問もございましたけれども、大変財政状況が厳しくなっている中で、大きな事業をたくさんこれから決めていかなければならないということもあるので、私は勇気と決断を持ってということでお話ししましたけれども。  たまたま、今朝、朝日新聞に狛江の問題も出ていました。財政危機で緊急構造計画を立てるのだということで、狛江はもう来年度から10億円が歳入に不足してくるということで、狛江の市長は福祉関係には積極的に取り組んでいた、この事業ですら見直していかなければしようがないというようなことが、この新聞に出ております。そういう中では、公立の保育園も公設民営にしていかなければならない。あるいは福祉団体などに出している手当とか手数料、こういったものも上げていかなければならない。先ほど御指摘があった敬老金なども見直していかなければならない。こんな記事が、きょう載っておりました。  そういう中で、これから大きな事業を2つ抱えていかなければならないわけですけれども、ちょっと財政フレームを見せていただきましたけれども、こういったものを見せていただくと、これからどうなるのかと非常に心配しておりますけれども、限られた中で、残された任期、しっかりとやっていくということですから、ぜひ議会の方の御理解もいただきながら、しっかりと残された任期を進めていただき、それで次期については何とも表明なかったのですけれども、いずれにしても、今すぐやるとかということではないでしょうけれども、この辺、市長の方針が決まるのが、およそいつごろになるのか、わかる範囲で御答弁いただきたい。  例えば、12月ごろになったら出馬表明するのかとか、もうこんな大変だったらやらないのかとか、いろいろあると思うのですけれども、それによっては来年度の予算編成も随分関わってくると思いますので、ここでいつからと言うことはできないと思いますけれども、その市長の方針というのが決まるのは、およそいつごろになるのか、お答えできる範囲でいいのですけれども、聞かせていただきたいと思います。 82: ◯市長(星野信夫君)  そこまで突っ込んで聞かれると、ちょっと思わなかったものですから、何とも答えが難しいのですが。ただ、今、狛江の例を挙げておっしゃられました。財政フレームをごらんいただきますとおわかりいただけるように、国分寺駅北口再開発、あるいは西国分寺駅東地区の再開発等を進める、進めないにかかわらず、財政は大変厳しいことは確かでございまして、本来ならば歳入に見合った歳出の構造に変えていかなければいけないという必要があります。そういった意味で、一段の切り込みをしていく必要があるだろうと。これは多々御意見はおありだと思いますが、そういったものを踏まえながら対処していく必要があるだろうと思っています。  それから、こういった問題につきまして、一定の方向性が見出せた段階で、私としては、今後のことを、さらにその先を考えていきたいと思っております。 83: ◯21番(須崎 宏君)  なかなか答弁しにくいのでしょうから、無理に言いませんけれども、またどこかのときに改めてお伺いしますけれども、一定の整理をきちんとしていただいて、また次期のことは考えていただきたいと思っております。  それでは、東元町の高齢者複合施設について、ちょっと確認をさせていただきますけれども。ここで、工事契約の議案がたしか出されると思いますので、それが仮に御承認いただいたとして、開設の時期は18年の1月を予定されていたと思いますが、間違いなくこれでできるのでしょうか。この辺、ちょっとお尋ねします。 84: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  そのように考えております。 85: ◯21番(須崎 宏君)  ありがとうございます。  いろいろ問題がありましたけれども、ぜひ一日も早く完成されるようにお願いしておきたいと思います。  それで、NPOの関係なのですけれども、先ほどちょっとお伺いしましたけれども、3階、4階、5階が地域と行政で管理をしていくという考え方でいいのか、それとも1階から5階までを、運営は別でしょうけれども、管理をしていくNPOの立ち上げをしているのか、この辺はわかりますか。例えば、3階、4階、5階をするのだということで、1階、2階は別だとか、そういうことではない。全体に考えているのでしょうか。 86: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  1階、2階はデイサービスと在宅介護支援センターが入りますので、至誠学舎立川が運営する予定でございます。 87: ◯21番(須崎 宏君)  ということは、3階、4階、5階が地域とでNPO法人をつくった場合には、管理運営していくと、こういう理解でよろしいですね。はい、わかりました。  それと、1点お伺いしておきたいのは、児童館との連携です。たしか、あそこは東元町に児童館があったと思いますけれども、一時、お話を聞いたところ、児童館と廊下でつなぐとか、いろいろな話があったと思うのですけれども、その辺のところは、今この工事の内容の中では入っているのかどうか、それとも計画されているのかどうか、ちょっと確認をしたいのですが。 88: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  現在の工事の中ではとらえておりませんけれども、将来、この施設が運用、活用される場合には、子どもたちとの接点ということで、そういう考えをとらえて計画を練っていきたいと考えております。 89: ◯21番(須崎 宏君)  そうですか。最初からつなげるということではなくて、これから考えていくということで理解して。これは地域の皆さんも大変心配しておりまして、工事するときにも一緒につくって、児童館とこの施設が一体になって、いろいろな形で利用できるのかというようなお話も聞いておりますので、今は全く別にしておいて、いずれはそういう考えもあるという認識でよろしいでしょうか。 90: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  今の建設の中で考えているかと。施設のつくり方は、子どもたちと交流できるような形で建設をしてまいります。 91: ◯21番(須崎 宏君)  ですから、外から回るのではなくて、建物同士が廊下なり何なりでつながるというようなお話を聞いていたので、その辺のところをちょっと確認したいのですけれども。外から出入りということではなくて、そういう計画で工事が進められているかどうかということをちょっと聞きたいのです。 92: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  工事がということではなくて、廊下でつなげると、そういうことでは現在ないわけですが、塀があります。それで児童館の庭があります。その塀を取り外して、行き来ができるような形は十分とれるかと思います。 93: ◯21番(須崎 宏君)  そうですか。そうすると、やはり入り口とか、そういう問題も出てくると思いますので、その前にちょっと私の理解が足りなかったのかもしれませんけれども、わかりました。また、それはそのときにお伺いしたいと思います。  この件については、議案の方も出ているようなので、私の方から、この点については終わらせていただいて、気がついたときに、また御質問させていただきます。 94: ◯議長(星 文明君)  須崎議員、少々お待ちください。担当が説明漏れがあるようですから。 95: ◯高齢者福祉担当部長(中兼軍治君)  ただいまの工事との関係ですが、設計上は児童館と木製デッキでつなぐという形で、議員が考えられているような進め方で設計、工事を進めると、そういう考えでございます。 96: ◯21番(須崎 宏君)  わかりました。それならそれで結構ですから。先ほどの部長の考えは、別々にフェンスだけ外すようなことを言っていたので、それが違うのかと思いましたけれども、わかりました。ありがとうございました。  それでは、続いて、道路交通問題について何点か確認をさせていただきますが。この狭隘道路の整備計画では、以前、私が質問したときよりは、まちづくり協議会といったものを含めて、今後は部長がおっしゃるには、幾らか考え方がよくなってきたのかと思いますけれども。  前にお話ししたときに、実は、この部分は以前から問題がある道路でしたのですけれども、今、相続とか、いろいろなものが発生しておりまして、どうしようもなくなっているというような道路だし、一応、通過道路になっていますから、大勢の方が利用されている中で、問題解決しなければ閉鎖も考えているというような情報も入っていますので、特にお聞きをしたのですけれども。こういったところはたくさんあるとは思いますけれども、このまちづくり協議会も含めてそうなのでしょうけれども、大きな問題になってこないうちに、担当としても積極的に進めていただき、当然費用がかかることですから、全体的に全部やれということは申し上げませんけれども、やはり通過道路、あるいは市民が一番使われている道路でも4メートルの幅員もあるところですから、ぜひお話し合いに乗っていただいて、以前もありましたので、そんなような問題が起きないうちに解決をしていただきたいと思っております。部長の方から一定の御答弁をいただき、前の御答弁より大分前進したのかと思っておりますので、ぜひ、それも含めて、今後も対応していただけたらと思います。  それから、市道南149号線については、今は部長がお話ししたような状態ですけれども、やはりあちこち整備されてきますと、大変多く散策に来られるのです。どうしても多喜窪街道の方からは、一つ手前のところから入ってきますと、ここの道へ入ってくる状態ですよね。中には樹林地があったりして、ボランティアの方が整備をされていただいていますけれども、そう長い距離ではないので、地域を部長は見ていただいていると思いますけれども、途中、なかなか整備されていないものですから、屋敷の中へ途中から入ってきてしまうということで、地権者も何とか遊歩道の方へ人が回れるようにしていただくのと、あのままではちょっと危ないですから、傾斜地もありますので、そんなに費用はかからないと思いますので、自然を壊さない範囲で、また散策路ですから、ぜひひとつ一日も早く整備していただきたいと思います。ただ、問題点もあるようですから、この辺は、ぜひひとつ御理解をいただいて、整備をしていただけたらと考えております。  それから、特定財産のことなのですけれども、かなり財政にも影響があるというようなお話も聞きましたので、では早く整備した方がいいのではないかということで、以前、私も質問させていただきましたが、当時はまだ調査中ということだったのですけれども、今はもう東側半分ぐらいは整備ができているということで、これから全体的にやっていくということなのですけれども、全体でやっても、これは今調べた中のところの14%ぐらいが処分できる面積だということで、15年度の報告を見ても、余り大きな額ではないのですけれども、実際に財政フレームでお聞きしたときには、かなりの数字が上がっていましたけれども、実際は、これは整備していくと、全体的には、この程度のパーセンテージが処分というか、財源になるのかと思いますけれども、あと半分、まだ整備していないからわからないのですけれども、せいぜいこの14%から15%範囲での処分になるのでしょうか。その辺、お聞かせいただきたいと思います。 97: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  15年度の調査部分につきまして、おおむね15年度は東側の部分ということでございますけれども、その中で全体の約14%ぐらいが、要するに売り払いをするのが妥当という物件でございます。残りの部分につきましては、道路、あるいは交換用地というふうな形で存置する部分だと、結果的にはこういうふうになりました。したがいまして、西側の、今16年度の調査をしていますので、それを来年整理をしまして、評価をするわけですけれども、そんなに大きな数字にはならないのかというふうな形で、今考えております。 98: ◯21番(須崎 宏君)  はい、わかりました。億の単位の、面積に単価を掛ければ、かなりの値段になるのかと思いますが、報告書を見させていただきますと、実際には15年度で1,500万円ぐらいですか。わかりました。それでも大切な財源ですので。特に調査していただくとわかるとおり、私化されている部分がありますよね。こういったところは早く整備していただいて、買っていただくなり何なりした方がいいと思います。特に東元町、西元町の方は、水路ですとか、あるいは赤道が大分ありますので、ほとんどが私化してしまっている部分があるように私は見ておりますので、ぜひ、これから引き続き整備をしていただき、処分できるものはどんどん処分していただいて、こういう財政状況厳しいときですから、やっていただけたらと思っております。  それで、これは予算特別委員会でも御指摘をしておきましたけれども、境界確定がきちんと済んでいるところで、中身について、いろいろあった部分がありますよね。その辺がまだ解決していない部分があると思いますけれども、これは双方言い分があるのでしょうけれども、境界確定ができて、もう境石もきちんと入っている。そういうところで、なかなかまだそのままになっているという状況で、その中へ入る地主は非常に困っているのです。ですから、これは一日も早くですね。それぞれ主張があるようですから、大変なことはよくわかります。ただ、お話し合いの結果で、きちんと。あれは1.8というのですか、昔の6尺道だそうですから、それをきちんとしていただかないと、せっかく境界確定して、皆さん、これでいいのだと言って図面もできていても、ただそれだけであって、実際にはもう通れないというような状況ですから、これは時間がかかることだと思いますし、双方の言い分はいろいろ私も聞いておりますけれども、ぜひ一日も早く、こういったものについては解決をしていただきたいと思いますので、これはお願いしておきます。ひとつよろしくお願いいたします。  続きまして、史跡公園の整備について、確認をさせていただきます。  これは追加指定なのですけれども、私がお願いしていたのは1件だったのですけれども、これは地主さんは何件くらい、今、御一緒に申請されたでしょうか。 99: ◯教育部長(小林文治君)  一応、3名でございます。 100: ◯21番(須崎 宏君)  ありがとうございます。それで、これは面積は3件でどのくらいの面積になりますか。 101: ◯教育部長(小林文治君)  約2,730平米強でございます。 102: ◯21番(須崎 宏君)  ありがとうございました。  これは四中の周辺の話ですよね。具体的に言ってしまっていけないのかもしれないけれども。それで、ここが追加指定されますと、将来的なことと思いますけれども、あと真ん中に住宅地が10何軒あると思います。余り想像で物を言ってはいけませんけれども。あそこが一体に、また追加指定なり何なりの御要望があればして、整備がされれば、公園をつくるにも非常にいいのかなと個人的に考えていますけれども、そういったときには、こちらからお願いをするのか。先ほどのは地主さんの方から要望があればということで質問しましたけれども、計画の中で、あそこの部分が、今この農地の部分3件というのは、多分、四中のところだと思いますので、その真ん中に道路の北側、住宅地が何軒か張りついております。今までも住宅地の整備は七重の塔の南側でしてまいりました。ですから、やはりそこだけ、農地だけが指定になっていて、住宅の部分を今後どんな方法で考えていかれるのか。せっかく整備するのであれば、そういったところも含めて計画されていかれた方がいいのではないかと私は思うのですけれども、御見解があれば、お聞かせいただきたいと思います。 103: ◯教育部長(小林文治君)  先ほど申したとおり、基本計画におきましては、寺院内を史跡にしたいという基本的な問題を持っておりますので、地主さんの同意等が得られれば、そういうふうな形にしたいと思いますけれども、それには並行して予算的な面もございますけれども、基本的には一応指定したいという考え方でございます。 104: ◯21番(須崎 宏君)  ありがとうございます。  せっかく、こういうふうに地主さんも、農地の方は協力いただいたということなので、宅地はなかなか難しいとは思いますけれども、そうした形で指定ができ、いずれ将来的に買収ができれば、理想的な公園整備ができるのかと思っておりますので、時間がかかると思いますけれども、そういったものを含めて、今後の追加指定には考えていっていただきたいと思います。  あわせて、寺域内での個人的にお願いがあれば、それはそれで進めていただけるということなので、それは、ぜひそういう形で、そういうことがあった場合にはお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、整備計画の方の見直しについてですけれども、今、部長の方からもお話しありましたけれども、あそこで今、遺跡調査をされて、2カ年かけてやるということなのですけれども、2年かけても、まだまだ整備が全部……。調査ですか。遺跡調査というのですか。それで全部終わるのですか。私が見るところ、まだまだ全部発掘調査は終わっていないみたいな感じもするのですけれども、全体的にしっかりした調査をしていきませんと、せっかく今までも……。これは2回目の整備計画ですよね。最初のときの計画か、今度、2回目ができて、またこういう遺跡が発見されたら変更するというような形になると思いますので、この際、時間をかけても、しっかりとした調査をきちんとしておいて、それから整備計画を立てませんと、今度やるのは3回目の計画になるわけですから。その辺は、例えば、2年ではなくても、もうちょっとかかってもしようがないと思いますけれども。  今買収されている区域内、去年の質問の中では、64.69%ぐらいの買収率という中ですから、もうかなりのところが買収されていますから、この辺どうでしょうか。しっかりと調査をしておかれてから、また計画を何回も何回もやり直しても、言い方はよくないかもしれませんけれども、むだになりますので、ぜひその辺はひとつ、2年ということではなくても、20年間の計画だそうですから、全体的な調査を初めにきちんとしておいて、それからやるべきだと思いますけれども、その辺のお考えはどうでしょうか。 105: ◯教育部長(小林文治君)  2カ年と申したのは、今、新たに七重の塔ではないかというところを2カ年で調査をするという考え方でございまして、全体の遺構調査につきましては、20カ年の計画の中で進めていくという考え方でございます。 106: ◯21番(須崎 宏君)  では、全体的には20年かけて調査していくということになると、それから計画を立てるということになるのではないのですよね。もう新しい計画ができていますから。ですから、そんなに時間をかけなくて、できれば全体の……。少なくともポイントはあるわけです。そういったところは、この間の担当の話だと、予算がなくて、衛星から見ていただくのも確かに費用がかかるようですけれども、あの部分しか見ていないとか言っていましたので、今、そういう科学のいろいろな調査のチームもしっかりとできているようですから、思い切って全体をそういったもので調べておいたらどうですか。部分的に調べても、どうですか。どうせお金がかかるのですから。担当のこの間の話では、予算がないので、ここの七重の塔部分だけを衛星を使って調べたというような話を聞きましたので、全体的にやっても、そんなに私は変わらないのではないかと思いますので、その辺を20年かけてこつこつやっていくということではなくて、全体の遺構とか、そういう建物の調査をしっかりとやられておけば、当然、公園の整備が計画ができれば、順次進めていかれるわけですから、その都度その都度変更しては。  地域で一番心配しているのは、道路の問題なのです。その都度、今度はこっちに回るのだとか、今度はこっちを回るのだと、そんな範囲ですから、生活道路ですから、皆さん非常に心配されておりますので、できれば、寺域内というのは、もうわかっているわけですから、その中の一定の調査はきちんとしておいて、工事計画は進めるべきだと思いますが。20年の中で、その辺をどういうふうな形で進めていくのか、私もちょっと理解が悪いので、わかる範囲で説明していただけますか。 107: ◯教育部長(小林文治君)  この計画につきましては、発掘調査につきましては、事前の確認調査と整備工事に伴う発掘調査ということの2本立てでやっております。それで一応、事前確認調査につきましては、約10カ年ぐらいで調査されている。そして、整備工事に伴う発掘調査につきましては、その都度その都度やっておきますから、約20年間と。そうした並行して史跡整備を図っていくという考え方でございます。ですから、発掘調査については2本立てで行うという基本的な考え方でございます。 108: ◯21番(須崎 宏君)  わかりました。では、大体の調査を約10年ぐらいかけてやって、あとはその計画に基づいてやっていくのだという理解でよろしいですね。 109: ◯教育部長(小林文治君)  そのとおりでございます。 110: ◯21番(須崎 宏君)  わかりました。ありがとうございました。  言い方はよくないけれども、ころころ変わると、近所の人は、その都度、また道路があっちにつくのではないかとか、こっちから通れなくなるのではないかと大変心配しておりますので、できるだけきちんと調査をしていただいて、正確な整備計画をつくっていただいて、それに基づいて進めていただければ、むだと言ったら失礼ですけれども、せっかく前も、この2回目の整備計画も、また練り直さなければしようがないということで、一定の費用がかかっているわけですから、ぜひそういうような形で進めていただきたいと思います。  最後になりますけれども、四中の校舎なのですけれども。確認をいたしますけれども、これは予算化できるのは何年からになりますか。 111: ◯教育部長(小林文治君)  基本的な考え方は、16年度、一応、基本設計、実施設計でやっております。17年度に建築工事に着手したいという考え方でございます。17年度着手したい。 112: ◯21番(須崎 宏君)  そうすると、もう来年度着手という。17年度ということで、よろしいですね。はい、わかりました。  そうすると、これは完成はいつごろの予定になりますか。 113: ◯教育部長(小林文治君)  着手の時期によって、1カ年で終わるのか、2カ年で終わるのかという形になろうと思いますけれども、私どもといたしましては、1カ年で終わらせたいという考え方でございます。でも、着手の時期によって2カ年になるという形も出てきますので、今はっきり1カ年ということは、ちょっと申すことはできませんけれども、基本的には1カ年で進めていきたいという考え方でございます。 114: ◯21番(須崎 宏君)  1カ年か2カ年かというようなことだけれども、当然、もう小学校の生徒は卒業してまいりますから、100%こちらに来ることではないでしょうけれども、一定のクラスはふえてくると思います。このふえてくる時期というのは何年になりますか。 115: ◯教育部長(小林文治君)  時期的には、ことしが16年ですから、大体18年度から19年度が12クラスになってくるのかと思っております。 116: ◯21番(須崎 宏君)  ということは、18年度には、もう入れなければしようがないわけですから、今言っているのだと、ちょこちょこやるような話に聞こえるんですけれども、やはり17年度なら17年度中には予算化して、きちんと建物を完成させるという方向……。予算のこともあるのでしょうけれども、そうでないと、ふえてきたときの対応が、18年度か19年度にふえてくるということなのですけれども、それに間に合わないのではないかと思いますので、その辺はきちんと間に合うように増築していただきませんと困りますけれども、その辺……。今の私の問い方が悪いのかもしれませんけれども、できたらやりたいみたいにとれてしまうのですけれども。例えば、17年度に予算化して、きちんと17年度いっぱいには工事を終わりますとか、そういう形にしていただかないと、18年度に……。18年度と言うと19年の春という考え方もあるのかもしれないけれども、きちんとその辺のところの答弁いただけますか。 117: ◯教育部長(小林文治君)  何年度とはっきり言えなくて申しわけございませんけれども、一応、今9クラスでございまして、それがふえるのが、12クラスになるのが18年度から19年度と。現の教室につきましては、11クラスはありますので、ある程度の対応は今のところできるのではないかという希望的な観測は持っていますけれども。いずれにしろ、私どもは2カ年になりますと教育に支障を来しますので、単年度でやりたいというのが基本原則でございます。 118: ◯21番(須崎 宏君)  ぜひそうしていただいて、入ってきてから教室がないなどということにならないように、ぜひひとつお願いしておきます。  それから、やはり日影の関係で、増築の方は2階までしか建たないのですか。そうではないのですか。ちょっと確認したいのですけれども。 119: ◯教育部長(小林文治君)  先ほど申したとおり、どうしても日影の関係で、従来、その前、直線で西側に持っていけば4階建てが計画できたけれども、そうしますと日影で規制に当たるということで、約半分ぐらいが4階建てはできませんものですから、できて2階。日影に当たらない部分が2階建て部分の形になると。  直線で西側に持っていって4階建てが従来の形でした。それをやっていきますと日影規制に当たると。その日影規制に当たる部分は2階建てまでしかできないと。ですから、直線部分は2階建てに持っていくと。そのほかについては日影規制に当たりますので、内階段は日影規制に当たらない部分に設けて建物をつくるという考え方でございます。 120: ◯21番(須崎 宏君)  何となくわかったのですけれども。もう大体の想像図はできているのでしょう。後でいいですから、ちょっと資料としていただけますか。なかなか理解できない部分がありまして。  ぜひ、そういった形で、最後になりますけれども、ふえてきたときに教室が足りなかったなどということがないように、ひとつ御協力をいただきますとお願いして、質問を終わります。 121: ◯議長(星 文明君)  これをもって須崎議員の一般質問を終わります。  10分程度休憩いたします。                    午後 1時57分休憩
                       午後 2時07分再開 122: ◯議長(星 文明君)  会議を再開いたします。     ───────────────────◇─────────────────── 123: ◯議長(星 文明君)  引き続き、一般質問を行います。  沢入議員。                  (24番 沢入恵子君登壇) 124: ◯24番(沢入恵子君)  それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。  現在、我が国において、特に東京都において、教育環境はかつてない危機を迎えていると言わざるを得ない状況です。国旗・国歌法の成立時における、強制するものではないとの政府答弁に反して、昨年の通達では厳しく教員の行動を規制し、教師自身の不起立のみではなく、生徒が起立しなかったことを理由に、教師が処分をされるということまで行われています。また、この春、入学式であいさつをした、あるPTA会長は、都教委の処分問題に触れ、「本校の生徒が、将来にわたっても、内心の自由を傷つけられることがないよう心から願います」との発言をしたことを理由に、後に学校協議会の場で辞表を書かされたとの話も伺いました。子どもや保護者、地域にまで規範の強制が忍び寄ってきています。  6月の都議会では、ジェンダーフリーの議論がなされ、石原都知事は、「いわゆる怪しげな英語で構成されておりますジェンダーフリーなるものが、男女の質の差までを否定すると言うならば、これは文化的にも歴史的にも間違っておりまして、歴史的に通用しないものであり、非常に非人間的、非文化的なものである」と、意図的に誤った定義を設定し、発言をしております。  また、去る8月26日に行われた都立の中高一貫校の教科書採択では、新しい歴史教科書をつくる会の歴史教科書が採択されました。歴史を都合よく解釈する偏狭さや、国家への献身が強調されているなど多くの批判があり、2001年の採択では、市区町村立中学校では1校も採択されなかったものです。日本の前途と歴史教科書を考える議員の会に出席した自民党の安倍幹事長が、「歴史教育の問題は憲法改正、教育基本法改正の問題と表裏一体の重要問題だ」と発言したことを考えますと、東京都教育委員会が、この歴史教科書を採択したという事実は非常に重いものであると考えます。幸い、国分寺の教育委員会は、人権意識も高く、良識のある立派な方が任についていてくださっていますので安心しておりますが、さまざまな意味で慎重に、児童・生徒の人権を尊重した運営を、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。  さて、私は今回、特に健康面に配慮した環境整備について、お伺いしたいと思います。  今年度、高学年のみという限られた数でしたが、扇風機を設置できたことは大変評価したいと思います。保護者の方からも、喜びの声が届いております。いただいた資料によりますと、二小と六小は、すべての教室にあるようですが、とても数が足りているとは思えませんし、他の学校についても、もちろんであります。学校環境衛生基準では、夏季の温度は25度から28度が望ましいとされています。一刻も早く、すべての教室に扇風機を設置すべきですが、今後の計画はどのようになっているのか、お示しください。  また、特別教室について、四小はすべての教室に空調設備が整っておりますが、図書室、家庭科室などは、どの学校にも冷房等を設置すべきと考えますが、あわせて、今後どのように取り組むのか、お聞かせいただきたいと思います。  また、教室の照度や照明環境について、定期環境衛生検査が毎年行われておりますが、ことしはこれからですので、昨年度の検査結果と、その対応について、お伺いしたいと思います。  次に、母子保健サービスについて、お伺いいたします。  国立社会保障人口問題研究所は、2002年1月に新しい将来推計人口を公表し、これまでの要因に加え、結婚した夫婦の出生力そのものの低下という新たな傾向を指摘し、一層の少子化が進展するとの見通しを示しました。これを受けて、少子化対策基本法、児童福祉法の一部改正、次世代育成支援対策推進法などが成立し、子育て支援策の充実が図られようとしています。しかし、実態はどうでしょうか。子育て支援の量の問題を重視する余り、効率化・合理化への転換は図られても、子どもの人権を重視した、発達、成長をはぐくみ、親の安心を保障する施策への転換につながっているでしょうか。制度改革行動計画が、利用者にとって、これまで以上に社会福祉制度を利用しやすくなったのか、質の高い福祉サービスに改善されたのか、働く職員が専門性を発揮し、意欲を持って目的を遂行しやすくなっているのか等々、実質の改善が伴わなくてはなりません。さらに、子どもを持ちたがらない理由は、そうした環境条件のみにあるのではなく、ある学者は、親になることの許否と断じ、だれかについて全面的に責任を引き受けることへの恐怖、あるいは自分たちが依存される対象になることへの嫌悪と指摘しています。こうした社会構造の変化の中で、国分寺では年間約1,000人の新生児が誕生しています。親になる喜び、家族がふえる喜びとともに、責任の重さからくる不安感もとても大きなものがあります。そうした意味からも、きめ細やかな母子保健サービスは大変重要な施策であると考えます。  本年5月、虐待予防の観点から、国分寺における母子保健健康診査事業のあり方について、報告がまとまりました。その中で、特に母子保健サービスの充実について貴重な提言がなされています。当然、担当課におかれましては検討がなされていると思いますが、その何点かについて、お聞きしたいと思います。  まず、出産後に提出される出生通知書をもとに、第1子に対して訪問、第2子以降には電話相談が行われておりますが、この出生通知書の回収率が、平成13年度では出生数に対する通知書の受理割合が68.1%と報告されています。初めての出産となる第1子の通知についても75.6%と、予想に反する低い数字となっています。出生通知書に基づいて新生児訪問が行われることを考えますと、見過ごすことのできない状況であると思います。このことについて、どこに問題があり、どのように解決されようとしているのか、お伺いいたします。  次に、母子健康手帳とともに、母と子の保健バッグが配布されていますが、その内容と配布のあり方について、現状のままでよいと考えているのでしょうか。それとも改善すべきと考えているのであれば、どのような取り組みを考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。  最後に、産後の支援ヘルパー制度について、進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。  次に、人事管理について、お伺いいたします。  「聡明な人事は組織を潤沢にさせ人材を伸ばす。愚かな人事は組織を壊し人材を殺してしまう」と言われているように、貴重な人的財産をいかに有効に配置し、その能力をフルに発揮していただくか、このことに力を注ぐことは、納税者である市民に対する重要なサービスであり、行政改革の大きな要因となります。年功を中心としてきた人事管理から、個々の職員の自己啓発の意欲のもとに人材育成を図り、発揮された職員の一人一人の能力を正しく評価し、処遇に反映させる、戦略的かつ効果的な人材育成を目指した人事運営に変えていくことが求められていると思います。適材適所とは、言うはやすく行うはかたい典型的な例かもしれません。  私は有効な一つの手段として、5年前、自己申告制の導入を提案いたしました。年1回、業務課題と、その達成状況についての自己評価、業務の効率化や能力開発の目標の設定、上司や関係部署への提言や要望、職務遂行能力、職務遂行意欲、執務態度、職務知識、問題把握能力、創意企画力、判断力、実行力、指導力、コミュニケーション、自分のすぐれている点、不足している点の総合評価、配置の希望等々、1年間を振り返って自己評価する制度を提案いたしましたが、残念ながら、14年度より取り入れられたのは異動希望申告書であり、かつ対象が限定されておりました。そこでお聞きいたします。14年、15年と2回実施をしてきたわけですが、このことについて、どのように分析、評価されているでしょうか。また、今後の課題をどのように考えておられるでしょうか。個々の職員の持つ適性や職務へのスタンスは異なっています。ライン職による管理者を目指す人、専門分野を生かして活躍したい人など、それぞれが自己選択に基づいて能力を最大限に発揮し、それがきちんと評価される人事システムが必要です。そのためにも、自己分析、自己評価を中心とした申告制度は欠かせないと考えますが、いかがでしょうか。あわせて、人事考課制度の進捗状況と、今後のスケジュールについて、お伺いいたします。  最後に、職員倫理条例について、お伺いいたします。職員倫理条例の制定は、古い体質の政治からまじめな職員を守るという大きな役割とともに、おかしいことはおかしいと言える職場の雰囲気づくり、納税者、住民の視点に立った、公益を最優先する職員の言動が保護される仕組みを確立するためにも大変重要な課題です。みずからその倫理性を確保しようと、議員提案で政治倫理条例が制定されて既に3年がたとうとしています。政治倫理条例が、その目的に沿って機能するためにも、職員倫理条例の制定が必要であると、ことしの代表質問でも、改めてその制定を提案いたしました。市長は職員が高い倫理性を持って仕事に当たるべきだ、年度内に制定できるように努力すると答弁されましたが、現在どのように進められているのか、お伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 125: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  まず、健康面から、扇風機の設置が大変喜ばれているという御意見をいただきました。大変ありがたいことだと思っております。この問題に限らず、子どもが勉強する場、生活する場である学校、そういったところの教育環境の整備というものは大変重要なことだと考えております。財政状況の大変厳しい中ではありますけれども、しかし、議員御指摘の問題点等を踏まえまして、今後とも教育行政の充実に向けて努力をしてまいりたいと考えております。  それから、健康施策についてということで、母子健康サービスについてのお尋ねをいただきました。少子化の問題というのは、我が国の社会、経済、その他さまざまな面に大きな影響を及ぼしていると思います。やはり女性がといいますか、若い人たちが子どもを産み育てることに喜びを感じてくれるような社会をつくっていくことが、より重要なことであろうと考えております。平成9年度から、母子健康手帳の問題等について申し上げますと、東京都から母子保健事業の移譲を受けましてから、は母子保健に関するほとんどのサービスを受け持つということになりました。妊娠届けの受理、母子健康手帳の交付、妊婦の健康診査、各種教室と相談、訪問指導、また乳児の健康診査等、地域に合った形でということで、母子保健活動を一貫して実施しているところでございます。また、現在、母子保健計画の見直しを実施しておりまして、母子保健に関する施策の充実に取り組んでいるところでございます。  お尋ねの出生通知書、あるいは母と子の保健バッグ、あるいは産後ヘルパー制度等の問題につきましては、担当からお答えを申し上げます。  それから、人事管理の問題なのですが、よく経営資源ということで、企業においては、人、物、金、情報といったことが取り上げられるわけですけれども、これは国分寺のような自治体においても同様のことが言えると思っています。中でも、組織は人なりと言われるように、人は最も重要な存在でありますので、その育成というものが経営の根幹に位置するべきもの、位置づけられるべきものであろうと考えております。市民の御要望は大変高度化、複雑化、あるいは多様化してきております。そういった問題点に対処するためにも、議員がお取り上げになったように、柔軟な発想、あるいは行動力、多様な価値観を持つすぐれた職員を育成していく必要があると私も考えております。  同時に、現在、自治体の置かれている状況は大変厳しいわけですけれども、そういう厳しさの中でも、仕事にやりがいを感じて、自分の仕事に誇りを持てる職場づくり、達成した成果が正当に評価される環境づくり、あるいは意欲ある者が報われる組織づくり、そういった必要があると思っております。こうしたことから、人材の育成と人事考課というものを両輪と考えました制度づくりを現在検討しているところでございます。  人材育成につきましては、昨年の7月に人材育成基本方針策定委員会を設置いたしましたけれども、本年12月の末には、その基本方針の報告書がまとまる予定となっております。また、人事考課制度につきましては、能力と業績の両面から評価をする考課制度を導入する予定でございます。10月から管理職に試行いたしまして、さらに検討や修正を加えて、18年度からは管理職と係長職で、19年度には主任職以下にも実施していく考えでおります。  お尋ねの自己申告制度、あるいは異動希望申告書、また職員倫理条例につきましては、担当の方からお答えを申し上げたいと思っております。  私からは、以上でございます。 126: ◯教育部長(小林文治君)  では、1点目の教育行政についてと、児童・生徒への適正な教育環境の整備についてでございます。  1点目の扇風機、空調の今後の対応についてどう考えるかという御質問について、お答えいたします。  扇風機につきましては、今年度、小学校6年生と中学校3年生の教室に設置することができました。ことしは御承知のとおり猛暑であり、設置した教室の児童・生徒には好評であったと報告を受けております。私どもも現場に行ってみましたが、扇風機の風が来ると体感的には涼しく感じられると思いました。子どもたちに聞いてみましたが、好評でございました。今後も、さらに設置教室をふやしていくよう、努力していきたいと考えております。  空調機につきましては、音楽室、コンピュータ室等特別教室には設置しておりますけれども、今後の対応といたしましては、図書室など、各学校での活用状況や地域開放の利用状況など含め検討し、教育環境の整備に努めていきたいと考えております。  次に、照度の関係でございます。15年度の照度の検査の状況はどうなのかということについて、お答えいたします。  照度の検査につきましては、毎年10月下旬から11月上旬にかけて、学校薬剤師により実施しておりますけれども、本年度は実施をまだいたしておりません。昨年度の結果でございますけれども、4校の学校の一部におきまして照度不足が見込まれました。その原因といたしましては、照度の関係でございまして、照明器具の取りかえ、あるいは器具の汚れ等がございますので、これを清掃を実施いたし、再度、検査をいたしました。検査の結果、必要のルクス以上は保持してございます。また、検査結果につきましては、各学校を通しまして、児童・生徒への適正な教育環境について、学校とともに整備を図っていきたいと考えてございます。  また、温度検査についても、照度検査と同時に実施しております。 127: ◯総務部長加藤恭寛君)  人事管理について、人材が生かされる組織づくりということで、先ほど市長が答弁された内容の補足を説明させていただきます。  人材育成基本方針を作成するに当たりまして、現在、人材育成基本方針策定検討委員会の中で、職員を育てる、生かす、支援するという3点の視点から、総合的な仕組みが検討されております。この中で、職員のやる気や充実感につながる人事異動や自己申告制度のあり方についても、目下議論されているところです。また、その内容について、この12月に報告書を受けて、内容的な改善を図って、検討、改善を図っていきたいと考えております。  それから、人事考課と自己申告書の関係でございますけれども、人事考課の中の業績評価において、目標管理と面談の手法を取り入れた制度を考えております。この面談を通して、上司が部下と話し合い、上司が指導や助言等を行うことにより、人材育成や自己実現に向けた主体的な行動を促していきます。また、異動希望申告書に記入された内容を直属上司が助言等をする機会は、現在はまだありませんが、人事考課制度の中では、こうした職務適性についての指導や助言を含めて、職員育成を図る制度として構築していきたいと考えております。  職員倫理条例につきましては、条例制定に向けて、10月に職員による検討委員会を設置する予定になっております。この検討委員会におきましては、職員倫理条例だけでなく、公益通報制度、あるいは懲戒処分の基準等につきましても、あわせて調査検討を行っていく所存でございます。 128: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  まず、第1点目につきまして、新生児等の訪問について、お子さんが生まれますと、当然、それは住民記録をされます。出生届とは若干異にするわけですけれども、記録をされますと、私どもで保健師が訪問ないし電話で状況調査をしまして、第1子の新生児については、すべて訪問してございます。また、第2子につきましても、希望があれば訪問するという形をとってございます。すべて出生届を出した方について訪問するということではなくて、住民記録された方について訪問するという対応をしてございます。  また、親と子の保健バッグなのですけれども、このバッグの改善についての御質問でございますけれども、現在、このバッグの中に入っております種類が22種類と非常に多うございます。この中で、重なっているものですとか、場合によっては必要でないものもあるかもしれませんので、この辺については、毎回、見直しをかけているわけですけれども、余りにも数が多いということの中で、もう少しセレクトといいますか、取捨選択をした方がいいのではないかという担当の考えもございますので、この点については、改めて中身の必要度を見直していきたいと、このように考えております。  また、産後ヘルパーについては、これはまだ長期総合計画にのっていない話なのですけれども、東京都の子ども家庭支援センターの実施要綱の中でうたわれておりまして、この4項目の中の一つとして入ってございます。これについては、かつても議員に御質問を受けた経過があるわけでございますが、その当時、17年に実施をしていきたいとお答えをしてございまして、当面の目標とすれば、財政上の問題も当然かかわりを持ってきますので、政策部とも協議をしていかなければいけないわけですけれども、17年10月を目途に現在作業を進めてございます。進行状況については、ニーズ調査を含めて説明会を開催し、これは派遣事業で行いますので、委託業者の関係とか、そういう部分も調査をしていく予定でございます。現在、まだ説明段階ですので、これからさらに予算、条例等の問題も加味してきますし、実際の業者との関係もありますので、総体的にその辺については調査をかけていかなければいけないと考えてございます。 129: ◯24番(沢入恵子君)  ありがとうございました。では、順次、再質問させていただきます。  扇風機、当初の予定よりも安く設置ができたわけですけれども、来年度も計画的にという御回答だったと思います。それで、来年度は、例えば、小学校は5年生と中学は2年生と考えてよろしいのでしょうか。 130: ◯教育部長(小林文治君)  一応、計画的に考えておりますので、そのような形で進めていきたいと思っております。(「まとめてやっちゃおうよ」と発言する者あり) 131: ◯議長(星 文明君)  御静粛に願います。 132: ◯24番(沢入恵子君)  それと、大事なのは図書館、家庭科室と、四小はすべて特別教室は空調施設が整っております。そのことも含めまして、図書館、家庭科室、学校図書館ですね。図書室、家庭科室への空調設備も早急な問題だと思いますけれども、これは来年度できそうでしょうか。 133: ◯教育部長(小林文治君)  この件につきましては、厳しい御質問でございまして、基本的には、まずは扇風機を先にやらせていただきたいと思っておりますので、御理解のほど、お願いしたいと思います。 134: ◯24番(沢入恵子君)  夏休みとか、図書室とか家庭科室とか、ある意味で地域に開放していくことを考えれば、空調施設は必要だと思うのです。家庭科室は火を使いますので、扇風機というわけにはいかないと思っているのですけれども、その辺も構造上、何が可能なのかというのは、もしかしたら一校一校違うのかもしれませんが、図書室、静かに本を読んだり物を調べたりするところに、この暑い夏にクーラーがないということはどのようにお考えですか。 135: ◯教育部長(小林文治君)  沢入議員の御質問は重々わかっております。私も図書室とか、そういうものは静かな場所で勉強することは妥当で、よろしいかと思っておりますけれども、いずれにしろ図書室は夏休み期間という言い方は語弊がありますけれども、なかなか生徒が行けない。要するに、クーラーがないから行けないのかと反面思っておりますけれども、いずれにしろ学校等で夏休み期間中、図書を利用するとか、あるいは積極的に市民の皆様が利用するという形になれば、私どもも積極的に、先ほど扇風機を先にという話をしておりますけれども、その学校の実情に応じて、市長部局の方に対応を図りたいとは考えております。 136: ◯24番(沢入恵子君)  では、市長部局の方にお聞きしたいと思います。積極的に地域に開かれた学校施設という観点からしても、また、今、現に四小の生徒は空調の整っている図書館、家庭科室を利用できているということを考えてみましても、私は早急に整備しなければならない課題であると思いますけれども、いかがでしょうか。 137: ◯政策部長(山田陸男君)  御指摘のとおり、課題という点では、そういう形で受けとめております。  先ほど市長からも答弁ありましたけれども、教育行政の充実に向けて努力していくところもありますので、それらを踏まえて、どういう対応ができるかどうか、ここではっきり明確に申し上げられませんが、検討してまいりたいと思います。 138: ◯24番(沢入恵子君)  では、よろしくお願いいたします。  次に、照度の問題ですけれども、先ほど15年度の御報告で、4校の一部が欠けていたということで、照明器具の取りかえと汚れを改善をして、再度検査したところ、問題はないという御発言だったと思いますけれども、よろしいですね。 139: ◯教育部長(小林文治君)  そのとおりでございます。 140: ◯24番(沢入恵子君)  その照度の基準はどのようになっていますか。 141: ◯教育部長(小林文治君)  300ルクス以上です。 142: ◯24番(沢入恵子君)  黒板が300ルクス、机上が200ルクスということですか、それともすべてが300ルクス以上ということでしょうか。 143: ◯教育部長(小林文治君)  基本的には、黒板は300ルクス、それで机の上が200ルクスという基準でございます。 144: ◯24番(沢入恵子君)  その基準は、何に基づいて設定されていますでしょうか。 145: ◯教育部長(小林文治君)  学校環境衛生の基準でございます。これにつきましては、15年度でやっております。16年度からは300ルクス以上という形になってございます。 146: ◯24番(沢入恵子君)  「教室、それに準ずる場所の照度の下限値は300ルクスとする。さらに教室及び黒板の照度は500ルクス以上であることが望ましい」、これが基準ですけれども、今年度、どのような基準ではかろうとされていますでしょうか。 147: ◯教育部長(小林文治君)  基本的には300ルクス以上と。それで500ルクス以上というのは望ましい対応ですから、できる限り望ましいような形で、500ルクス以上あるような形で努力してまいりたいと思っております。 148: ◯24番(沢入恵子君)  望ましいけれども、300ルクスあれば、それでもいいというとらえ方ですか。はっきりしていただきたいと思います。 149: ◯教育部長(小林文治君)  これにつきましては、児童・生徒の環境をよくしなければなりませんから、基本的には平均的には300ルクスと言っておりますけれども、望ましいのは500ルクス以上でございますので、そのような形で対応していきたいという回答でございます。 150: ◯24番(沢入恵子君)  それでは、今年度は500ルクスを基準に検査をしていくということで、お願いしたいと思います。  それから、今、平均でという言葉があったので、私はそこが非常に問題であると思います。廊下側が下限値に欠けていて、窓側が下限値より多くて、平均すれば下限値を超えているという場合に、それでも平均で、それでいいとするのでしょうか。 151: ◯教育部長(小林文治君)  これにつきましては、判定基準に書いてございますとおり、教室及びそれに準ずる場所の照明の値ですから、平均ではございません。訂正させていただきます。 152: ◯24番(沢入恵子君)  それでは、それをよく現場に徹底をしていただきたいと思います。と申しますのは、15年度の照度の再検査、これは薬剤師と学務課長と保健給食係の係長がしておりますが、一つ一つが平均ルクスが基準以上であり、特に問題がない。これは問題があったところを再検査しているわけですけれども、平均ルクス1,045ルクスであり、特に問題がない。平均ルクス3,700云々で特に問題がない。こういうふうな再検査の仕方をしております。これは間違いですね。 153: ◯教育部長(小林文治君)  今後、正しい測定の方法で指導していきたいと思っております。 154: ◯24番(沢入恵子君)  よろしくお願いいたします。  今、今年度4校という御答弁がありましたが、私が15年度のルクス、数で全部見たところ、8カ所バツであるところがマルになっていました。これは多分、平均というふうにとらえたからだと思います。生徒一人一人全部違いますので、平均がよければいいという問題ではないと、先ほどの部長の答弁でしたので、これもよろしくお願いしたいと思います。  そして、各学校2カ所検査をされているわけですけれども、昨年度の検査で500ルクス以上のところは6校のみでした。ですので、いかに生徒が暗い中で勉強して我慢をしていたか。と申しますのは、晴れた日に検査をするのと、雨の日に検査をするのと、暗さがまた全然違います。この辺も検査日の設定の仕方も、きちんと対応していただきたいと思います。検査をするのは、適正な環境を保持するために現在どうなのかということを検査をするわけですから、悪条件の中で検査をしていくというのが本来のあり方ではないかと思いますし、晴天の日に検査をした場合には、その辺を加味して対応していくということが本来ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 155: ◯教育部長(小林文治君)  測定の天候によって左右されるということは十分承知しております。いずれにしろ、基本の標準500ルクス以上を確保するような形で努力してまいりたいと思っております。 156: ◯24番(沢入恵子君)  それと、この検査票が各校ばらばらですので、基準が明確に設定されてきているところですので、同じフォーマットのものをつくって報告をしていただくというふうにしたらよろしいかと思いますが、これについてはどうでしょうか。 157: ◯教育部長(小林文治君)  いろいろ御指摘していただいて感謝しております。そのような形で、今後ともやっていきたいと思っております。 158: ◯24番(沢入恵子君)  それと、検査員の記入も、はっきり名前も記入をしていただいて、報告をしていただくようにすることが大切であると思います。  学校保健法施行規則第24条2、学校薬剤師の職務執行の準則を定めた第3号で、「学校環境衛生の維持及び改善に関し、必要な指導と助言を行うこと」となっておりますので、学校薬剤師の方は、この検査の検査票をもとに、適切な指導と助言をそこに書き込めるような、そういう検査票にしていただきたいと思いますが、あわせてよろしくお願いしたいと思います。よろしいですか。 159: ◯教育部長(小林文治君)  いずれにしろ、わかりやすくできるような検査票をつくりたいと思っております。 160: ◯24番(沢入恵子君)  では、次に、母子健康。  先ほどの部長の答弁ですと、通知書に基づかなくて、届け出があれば訪問をしていると受け取ったのですけれども、そのような解釈でよろしいのですか。 161: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  先ほど議員おっしゃっていた出生通知というのがあるのですけれども、これは戸籍法に基づいて出生届を出した方が、住所地にそれを知らせなくてはいけないので、市民課の方で実務的には出生通知を出しているのだろうと思うのですけれども、その関係で、私どもで把握をするわけではなくて、住民票に記載をされた段階で、コンピュータを通じて、私どもでそれを掌握するというシステムになってございます。 162: ◯24番(沢入恵子君)  出生通知書というのは健康推進課に出す通知書です。これは、要するに、母子手帳をいただくときに、一緒にセットになって入っていますよね。健康推進課の封筒と、中に出生通知書。 163: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  その出生通知というのは、市民課の方にお出しいただくことになっていまして、市民課から健康推進課の方に、その通知が来るということでございます。 164: ◯24番(沢入恵子君)  それは出生届ですよね。届け出と、あと届け済みのあれを母子手帳にいただくというのは市民課だと思いますが、健康推進課……。この出生通知書。出生児の体重とか、産婦の状況とか、さまざまなインフォメーション、情報を載せた通知書を出してくださいというものが、この一覧の中に入っています。それに基づいて……。よろしいですか。 165: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  大変申しわけございませんが、実務上の取り扱いについては十分承知してございません。これについては、改めて御答弁したいと思います。 166: ◯24番(沢入恵子君)  通知書はかなり細かい内容なのです。ですので、多分、回収率が悪いというのは、かなり細かな情報を書いて送らなければいけないという大変困難な状況があるのかと思っています。届け出は基本的に2週間以内にするわけですから、その届け出があれば、新生児訪問が開始されると考えてよろしいですね。そういうふうにしているということですね。その確認をお願いします。 167: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  今の市民課の方にお出しいただいた通知書が健康推進課に回ってきた段階と、住民基本台帳に記載された段階とを比較しまして、基本的に住民基本台帳をもとにして訪問しているということでございます。 168: ◯24番(沢入恵子君)  わかりました。  それでは、第2子についても、そのように一応お電話をしながら、必要であれば訪問が開始されている。それは住民基本台帳にのっとってということは、この細かな通知書が健康推進課に届かなくても、そういう手はすべてに打たれているととらえてよろしいでしょうか。 169: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  第2子については、希望者のみということで取り扱いをしてございます。ですから、すべての方ができているということではございません。 170: ◯24番(沢入恵子君)  電話もしていないのですか。
    171: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  通知がない場合については、電話もわかりませんので、その部分については電話もしていないという状況でございます。 172: ◯24番(沢入恵子君)  第2子もちゃんと届け出はしますし、住民基本台帳には載りますよね。 173: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  実務上の細かいことで、わからなくて大変御迷惑をおかけしていますけれども、今の出生通知が市民課に出されて、それが健康推進課に行った段階で、第2子であった場合については、希望があるかどうかの判断によって訪問するということになっていますので、その辺について、希望があるという旨の記載がないと行かないということです。その行かないことが、やはり問題でありまして、何の接点も持たない。要するに、サービスを受けていない方が多くいらっしゃるということが前提となりますので、この方々について、今年度も予算を計上し、こちらから主体的に保健師による訪問を開始しようということの中で、今後、取り扱っていくということになってございます。現在、その点については、何も接点のない状態で、それが問題だという認識でございます。 174: ◯24番(沢入恵子君)  全部に行く必要があるかどうかはわかりませんが、第2子が生まれても、とりあえず保健師が1本電話を入れるということは、最低限必要なのではないかと思います。  それと、母子手帳の配布ですが、今、市民課でされていますけれども、今後どのようにお考えでしょうか。 175: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  母子健康手帳の配布については、歴史的な経緯がございまして、サービスコーナーも含めましてですけれども、市民課の窓口で配布をしているのが実態でございます。これについては、母子健康手帳を配布した段階で、妊産婦の方の御相談があった場合に相談を受けられる体制、あるいは出生後についても、一定の相談を受けられる窓口、要するに、顔を知っておいていただくという意味で、できれば保健師のいるところで配布したいと考えているわけです。ただ、これについては、庁内の組織の部分にかかわりを持ってきますので、端的にすぐにというわけにはいきませんので、これについては内部協議をし、さらに検討を加えていかなければいけないと思っておりますが、できれば健康推進課の出先の窓口を本庁に1カ所設けることによって、その対応も可能かと考えております。 176: ◯24番(沢入恵子君)  そうですね。保健師のいらっしゃるところで配布するというのは非常に大切であると思います。  あわせて、例えば、子ども家庭支援センターとか、もしくは保育所に看護師がいらっしゃいますよね。そういう地域に出ているの専門職の人たちのところでも配布できるようにするということが必要なのではないかと思います。保育所に通園している子どもだけを相手にするのではなく、保育所の地域型児童福祉施設としての地域の家庭での子育て支援という使命が、これからの保育所には課せられていくのではないかと思います。せっかく10名の看護師が各地域に配置されていますので、そこで対応することは、例えば、そこに妊婦が母子手帳をもらいに行くと、そこにもうゼロ歳児の赤ちゃんがいたりとかするわけです。そういういい出会いというか、そういうこともできますし、また、身近な相談できる看護師等との顔合わせということも結果的にできてくるので、大切なのではないかと思いますので、あわせて御検討していただければと思います。  それから、配布物、先ほど部長の方からも22個で多過ぎるというお話もありましたが、私もそういうふうに思います。この中で、必ず配布しなければいけないものというものがあると思います。プラス、国分寺市民に情報として必ずこの時期に伝えなければいけない情報というものもあると思います。それ以外の副産物というふうに3種類に分かれるのかと思います。これからも、それも御検討していただけるということで、気になる点を何点か指摘をさせていただきたいと思います。  1つは、「赤ちゃん、その幸せのために」という、母子健康手帳副読本というふうになっています。その中で、「お母さんと赤ちゃんの安心フーズ」というところで、栄養のバランスが大事だ。ヨードが強化された卵も必要だと書かれて、その次のページにヨード卵のコマーシャルが載っているのです。それから、便利な食材の宅配システムが必要だということで、宅配のコマーシャルが載っています。妊娠初期は特に多くとりたい葉酸と書いて、その次に、あるメーカーのマルチビタミンの葉酸のコマーシャルが載っていたりします。こういうものが無条件に全妊婦に今配られているというのが実態ですので、その辺もよく加味していただいて。要するに、これはあくまでも参考だということの認識のもとで、希望される方には持っていっていただくというものでいいと思います。これも全部入っていますので。これは財団法人日本母子衛生助成会から、要するに無料……。コマーシャルが載っていますので、無料でできるものが、多分、に来て、余り検討せず、副読本という名前になっていますから、入れていたのだと思いますが、ちょっと問題ではないかと思いますので、検討していただきたいと思います。要するに、が妊婦全員に、バッグの中に無条件に入れて配っていいものではないと思います。その点について、いかがお考えでしょうか。 177: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  初めてお子さんをお産みになる方について、どういうものが必要なのか、見ればすぐわかりやすいという利点はあるのですけれども、今、御質問になったように、コマーシャルといいますか、そういうものとして受け取られかねない部分がございます。情報の提供という形ではいいのですが、若干、その辺については、やはり考えなければいけない内容かと考えます。  しかし、この冊子については、財団法人の母子衛生研究会というところで出しているわけですけれども、約150万部発行されていまして、当然無料です。これについては、自治体の全国の92%が採用しているという状態がございますので、やはりその辺は利便性の問題がかなりあるのだろうと思います。ただ、内容的に、これだけを利用してくださいというような受け取られ方をしてはいけませんので、場合によっては、この前段の方は非常に便利なといいますか、非常にいい内容が書かれていますので、この部分だけ切り取って渡すということもいかがかと思いますし、その辺はちょっと工夫をして、場合によっては紙を入れるとか、希望者だけにお渡しするとか、何らかの工夫はしてみたいと考えております。 178: ◯24番(沢入恵子君)  そうですね。要するに、希望者。その認識をしていただいた上で希望する方に差し上げる分には問題ないと思います。  それともう一つ、「それでいいよ。大丈夫」という厚生労働省が出している、いわゆるよくある、しかる、褒める、ルールを守る云々という、こういう冊子も入っています。これは191円で購入していますよね。果たして本当に必要なのかどうかと思います。いろいろな意味で、どうしても必要な情報ではないと私は思いますので、検討の一つに加えていただきたいと思います。  と申し上げますのは、次に、産後支援ヘルパーのところで、先ほど財源の話がありましたので、それに関連して、当然、絶対必要なものに関しては、財源を確保していくということは大事だと思いますけれども、ある意味、これはいわゆる一般常識のこういう冊子を無条件にお金をかけて配ることがどうなのかとも思いますので、その辺も御検討していただきたいと思います。今、2点のみ指摘をさせていただきましたが、十分に精査をしていただいて、負担のないように、また必要な情報は漏れのないように渡していただきたいと思います。  産後支援ヘルパーについても、17年度にスタートということでございます。先ほど、財源云々と部長おっしゃっていましたけれども、これは都の補助が3分の2つきますし、本当に限られた、要するに、親も親戚も友達も、だれも産後を見てくれる人がいないという人のためのヘルパーですので、その利用者が利用しにくいような負担を強いるような支援であっては支援にならないと思います。その意味でも、財源がそんなに、私も担当者に聞きましたら、年間そんなに……。要するに、1けたの数字ではないかというぐらいの予想だそうですし、それほどの財源負担になるとは思いませんので、先ほど言った、こういう見直しをしながら、財源は浮かせられるのかと思いますので、利用しやすいヘルパー制度にしていただきたいと思います。  このヘルパー制度についても、妊娠したときから、この情報は必要なインフォメーションですので、母と子のバッグに入れていただきたいと思いますし、それともう一つ、例えば、今、子ども家庭支援センターで助産師の無料相談を行っています。そういうのも、このインフォメーションの中に入れていただくと、妊娠したときから安心をして相談もできるのかと思いますので、必要不可欠な情報はきちんと入れていただいて、省けるものは省き、また行政として直接渡していけないものは考えて渡すというふうにしていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 179: ◯福祉保健部長渡辺孝義君)  いろいろ御提案をいただき、ありがとうございます。私どもでも、この産後支援ヘルパーについては、ぜひとも進めていきたい事業ととらえてございます。今おっしゃられました提案を十分受けとめまして、進めていきたいと考えてございます。 180: ◯24番(沢入恵子君)  最後に、人事管理について、お伺いいたします。  異動希望申告書を14年度からされていましたけれども、これについてはどのように評価されていますでしょうか。 181: ◯総務部長加藤恭寛君)  この異動申告書の御提案をいただきまして、実際に申告書を提出いただきましたのは15年度になってからで、14年度は職務給の導入の時点で、業績評価、あるいは自己申告、そういうものを踏まえた上で、適正な管理をしていくことが、そのときの我々のねらいでございました。したがいまして、現在、今御指摘のありました申告書そのものにつきましては、個々、職員課に出していただいた状況がございます。しかしながら、この内容の確認というか、考課というか、その状況におきましては、担当課長を通さずに出していただいている状況がございますので、個々の細かい個人個人の評価については十分になされていない経緯がございます。しかしながら、希望が出された、具体的に異動したいというような状況の職員につきましては、それなりの内容確認の上で、ちなみに今年度実施した人数で申し上げますと、申告が出されて、その対象者が動いたのが137人中41人は動いておりまして、29.9%の希望がかなっていると思っております。  また、そういう状況の中で、今後の申告書の取り扱いにつきましては、やはり担当課長の考課、それから職員課の考課、それ両方を踏まえた上で、公正な形でなされるべきものだと思っておりますので、今の段階では考課者となる人間の研修等を、去年、ことし、合わせて4回やって、また10月にもやることになっております。 182: ◯24番(沢入恵子君)  異動希望というのは、ある意味で自己申告のごく一部だと私は思っておりますので、今回、人事考課制度をされますよね。その人事考課制度は、本人の自己評価も含めますよね。10月から。ちょっと、その確認。 183: ◯総務部長加藤恭寛君)  この人事考課制度そのものの意義というか、本来の目的というものは、人それぞれの意欲を生かし、仕事に対しての意欲を持っていただくような形で、職務的な地位とか、そういうものを配慮するということなので、それに当たっては、まず大事なことは、いろいろ原則はあるのですけれども、我々が考えている状況の中では、公平・公正性と、それから透明性、それから客観性、それから最後に納得性というのがあるのですけれども、納得性というのは、いわゆる被考課者、評価される人間もその中に参加して、納得して、そういう制度が運用され、自分の地位なり職務なりがつくということが、やはり仕事そのものに対しての意欲の向上だとか、業績のアップだとかということにつながると思いますので、その辺を重点的に、今考えております。 184: ◯24番(沢入恵子君)  私がお聞きしたのは、自己評価もしますよねと言いました。しますか。 185: ◯総務部長加藤恭寛君)  いわゆる自分の評価そのものについて、申告書の中で、その旨の提出をして、その内容について、考課者側がその内容を本人に提示し、納得をしてもらうことによって、その自己評価というか、本人が申し出ている内容が確認できるのかと思っていますけれども、ちょっと意味が違いますか。 186: ◯24番(沢入恵子君)  人事考課制度、人事評価にするわけですけれども、それは他者評価と自己評価があると思うのです。同じフォーマットでしていくということは、一定程度、私は必要だと思っております。その部分でお聞きしております。要するに、試行されようとしている管理職への人事考課は、自己評価もするのですかと聞いています。 187: ◯総務部長加藤恭寛君)  済みません。一応、自分で自分自身の評価をした上で申告していただき、その内容についても、また評価するということでございます。 188: ◯24番(沢入恵子君)  わかりました。では、フォーマットはまだできていないようですので、フォーマットをぜひ見せていただきたいと思いますし、ある意味で、自己評価はすべての職員が自己評価をしていくべきものであると思いますので、若干、管理職と項目は内容が違うと思いますけれども、全員に配っていただいて、どのようなものかということも徹底していただく。それが固まったものではないかもしれませんが、試行するものについては、すべての職員に行き渡るようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 189: ◯総務部長加藤恭寛君)  個々の内容につきましては、一応、個人個人、目標管理を持っていただきまして、それに対して、自分がどこまで達成されたかというような形で、そういうものも上げていただくような考え方を持っております。申告書そのものについては、全職員対象に、その旨、提出していただくような形になろうかと思います。 190: ◯24番(沢入恵子君)  それと、ちょっと時間がなくなってあれなのですが、勤勉手当についてお伺いしたいと思います。  今年度は3億8,183万6,000円、勤勉手当というふうに計上されてますが、これはどのように評価をして、勤勉手当を支給しようと思われているのでしょうか。 191: ◯総務部長加藤恭寛君)  勤勉手当につきましては、従来からの形で御説明している状況がございまして、明確な基準そのものというのは、これがこういう形になれば、こういうふうになるというような基準はございません。ただ、条例、施行規則の中でうたっている内容、第16条関係の別表に基づき、一応、規定させていただいている状況でございます。今ここで手持ちの資料としてありますのは、いわゆる客観的に見られる状況だけで、その個人個人の評価に基づいての手当の支給というのは、まだなされていないのが状況でございます。 192: ◯24番(沢入恵子君)  そうですね。条例第18条で勤務成績に応じて支給することになっていますが、その勤務成績の評価そのものが、我がでは確立されていないということでございますので、何と指摘していいかわかりませんが、これは早急に改善しなければいけないと思います。  もう一点、永年勤続に伴う特別昇給、これはどのように評価をされて支給していますでしょうか。 193: ◯総務部長加藤恭寛君)  この件につきましても、本市の場合に限らず、本市の場合では、一定の年数に応じて、それなりの給与短縮制度を設けております。20年特昇、あるいは30年特昇ということで、現在やられているのが状況でございます。20年の場合は6カ月昇給を短縮する、30年の場合は12カ月短縮するという制度になってございます。 194: ◯24番(沢入恵子君)  この基準は、条例ではどのようになっていますでしょうか。第30条に、「勤続20年以上の職員のうち勤務成績が特に良好である者。勤続30年以上かつ年齢が52歳以上の職員のうち勤務成績が特に良好である者」、このように条例では規定されておりますが、全員に支給されていますよね。 195: ◯議長(星 文明君)  総務部長、時間がありません。まとめてください。 196: ◯総務部長加藤恭寛君)  御指摘のとおり、それなりの評価というものが十分なされていない状況で来ておりましたので、一応、一律の形で支給しております。 197: ◯議長(星 文明君)  沢入議員、まとめてください。 198: ◯24番(沢入恵子君)  はい。  地方公務員法第25条、「職員の給与は給与に関する条例に基づいて支給されなければならなず、これに基づかずには、いかなる金銭、また有価物も職員に支給してはならない」、条例でこのように定められているにもかかわらず、違った形での対応がなされているというのが国分寺の実態であると思います。早急な改善をお願いしたいと思います。  答弁をいただいて終わります。 199: ◯総務部長加藤恭寛君)  いろいろな御指摘を今までもいただいておりまして、鋭意、前向きに解決に向けて努力しているところでございますので、御理解いただきたいと思います。 200: ◯議長(星 文明君)  これをもって沢入議員の一般質問を終わります。  10分程度休憩いたします。                    午後 3時08分休憩                    午後 3時20分再開 201: ◯議長(星 文明君)  会議を再開いたします。     ───────────────────◇─────────────────── 202: ◯議長(星 文明君)  引き続き、一般質問を行います。  三葛議員。                  (5番 三葛敦志君登壇) 203: ◯5番(三葛敦志君)  民主党の三葛敦志です。  今回は、大きな3つのテーマ、6項目で質問をさせていただきます。再質問につきましては、自席よりとさせていただきます。  まず、まちの美化について、質問させていただきます。その前に、いわゆる割れ窓理論について、簡単に触れたいと思います。  割れ窓理論、ブロークン・ウインドウズ・セオリーは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする犯罪学の理論です。建物の窓が壊れているのを放置すれば、ほかの窓も間もなくすべて壊れるだろうとの考え方から、この名があります。理論というだけでなく、具体的な地域の行動指針として取り入れられていることに大きな特徴があります。割れ窓理論は、ニューヨークのジュリアーニ前市長が取り入れられたことにより一躍有名となりました。ジュリアーニ前市長は、治安回復を公約に、1994年に市長に当選、この理論を応用しての治安対策に乗り出しました。具体的には、警察に予算を重点配分し、警察官を5,000人増員して、街頭パトロールを強化したほか、落書き、未成年者の喫煙、無賃乗車、万引き、花火、爆竹、騒音、違法駐車など、軽犯罪の徹底的な取り締まりなどの施策を行いました。その結果、就任から5年間で犯罪の認知件数は、殺人が67.5%、強盗が54.2%、婦女暴行が27.4%減少し、治安の回復は具体的に図られ、中心街も活気を取り戻し、住民や観光客が戻ってきたと言われております。日本では、2001年に札幌中央署が割れ窓理論を採用し、すすきの環境浄化対策として、違法駐車の取り締まりを行いました。具体的には、北海道内最大の歓楽街であるすすきので駐車違反を徹底的に取り締まることで、路上駐車が対策前に比べて3分の1以下に減少、合わせて地域ボランティアとの協力による街頭パトロールなどの強化により、2年間で犯罪を15%減少させることができました。また、警察庁は、平成14年度版警察白書において、犯罪に強い社会を構築するためには、これまで取り締まりの対象外であった秩序違反行為を規制することにより、犯罪の醸成に歯どめをかけることも重要な対策の一つであると認められると述べております。現在、同様の理論を用いて、空き缶のポイ捨て防止、落書きの防止などの環境美化キャンペーンが日本各地で始まっております。こうした考え方に基づいた施策として、ポイ捨て問題、歩きたばこ問題を考える必要があると思います。つまり、歩きたばこ問題への取り組みは、まちの美化なのか、暮らしの安全なのかという対立軸ではなくて、両者は同じ方向性を違う面から見たにすぎないということです。今回、条例の条文に沿った中身はごみ・リサイクル等特別委員会での議論に譲りたいと思いますが、ここでは条例文には盛り込まれていない内容について、3点、お伺いさせていただきます。  まず、マナーポイントについてです。これまでもごみ・リサイクル等特別委員会においては、千代田区の事例として、JR秋葉原駅前のスモーカーズ・スタイルというマナーポイントについて紹介させていただきました。スモーカーズ・スタイルは、愛煙家の皆様に快適な喫煙スペースを提供することを目的とし、トレーラーハウスを改造した可動式の喫煙スペースであるスモーカーという車両とともに、JTが昨年オープンしたものです。中に入りますと、私のような非喫煙者にとっては大変煙たいのですが、健康増進法が施行され、お勤め先でも、通勤途中でも、また御自宅においても肩身の狭い思いをされている喫煙者の皆様にとっては非常にありがたい存在であると聞き及んでおります。歩きたばこの問題は、たばこ、そして喫煙者をまちから締め出してしまえばよいというものではもちろんありません。喫煙者の皆さんの権利を片や守りつつ、非喫煙者の皆さんにとって過ごしやすいまちにしていく必要があると思います。そこでお伺いいたします。こうしたスモーカーズ・スタイルの誘致ということは難しいにしても、マナーポイントを設置し、たばこを吸うことのできる場所を確保するおつもりはありますでしょうか。  次に、地面への路上喫煙禁止、ポイ捨て禁止などのプリントについて、お伺いいたします。常日ごろ、まちを歩いていらっしゃる市民の皆さん、また御通勤・御通学の皆さんであれば、ポイ捨て禁止、歩きたばこ禁止についての周知を図る方法は、報やホームページでの掲載、駅等での掲示といったやり方が考えられますが、それだけでは足りないのではないかと思います。特に、たまたま国分寺にお見えになった方にとって、路上喫煙禁止、ポイ捨て禁止であることを訴えかけるためには、地面に直接そういった内容を印刷しておく方法が効果的ではないかと思います。実際、千代田区や杉並区などにお伺いした際、まず最初にこうした取り組みの存在を知るのは地面へのプリントによります。そこでお伺いいたします。路上喫煙禁止、ポイ捨て禁止などの内容を記した地面へのプリントは行う予定がありますでしょうか。あるとすれば、どういった場所を想定されておりますでしょうか。  それから、いわゆる捨て看問題について、お伺いいたします。皆さんも御存じのとおり、夕方近くになると、雨後のタケノコのように捨て看が国分寺駅前にはんらんいたします。地域の皆さん、職員の皆さんによるパトロールなどの結果、一時期よりは減ったように感じておりますが、それでもまだまだ捨て看がまちを見苦しくしていることは、多くの市民の皆さんにとっても不快である、何とかしてほしいとしばしば耳にします。そこでお伺いいたします。捨て看問題について、どのようにお考えでしょうか。今後の取り組みも含めて、簡単にお答えいただきたいと思います。  次に、3月の代表質問、6月議会での一般質問に引き続いて、自転車駐輪問題を取り上げたいと思います。  前回の一般質問の御答弁の中にも、4月、5月の撤去台数が前年度の同時期と比べても、それぞれ1.1倍、1.8倍と増加しており、が強い姿勢で取り組んでいるということを示すことができたと思います。駐輪場もふえたということも加え、駅前に自転車で行くと撤去される可能性が高いという声をしばしば耳にします。放置自転車問題は一朝一夕に解決することではありません。しかし、継続的に取り組んでいくこと、として常に強い姿勢で対応していくことが何よりも効果的であると考えます。そこでお伺いいたします。現在の撤去状況をかいつまんで御説明ください。また、どの程度の日数、どのような形で撤去されているのか、お示ししていただきたいと思います。  次に、駅前自転車駐輪場について、お伺いいたします。  国分寺駅を初め、恋ヶ窪駅、西国分寺駅、国立駅北口のそれぞれに駐輪場が設置され、市民の皆さん、国分寺に御通勤、御通学においでいただく皆さんの利用に供されていると思いますが、これらの駐輪場の中に、2階部分、3階部分といった高さを利用されているものがあると思います。限られた土地の有効利用として、2階、3階を活用するという方策はとても有効だと考えておりますが、実は、ここで問題点が指摘されております。高齢者の皆さん、お体の御不自由な皆さんが一時利用される際、1階部分が既に埋まってしまっていて、例えば、3階まで上らざるを得ないケースがしばしばあるようです。御健康な方であっても、3階まで自転車を押して上っていくのは、なかなか骨が折れる作業です。ましてや、体力的にどうしても厳しいと言われる高齢者の皆さん、お体の御不自由な皆さんにとって、せっかく健康づくりのために自転車を利用したくとも、駐輪場の1階部分があいているかどうかわからないと、乗っていくこともままならないということをお聞きいたします。そこでお伺いいたします。こうした高齢者の皆さん、お体の御不自由な皆さんにとって、使いやすい駐輪場とするための工夫を何らかお考えいただきたく思います。御答弁のほど、よろしくお願いします。  2番目のテーマとして、図書館・公民館について、お伺いいたします。なお、条例関連の細かい内容等については、文教委員会で質問させていただきたいと思います。  まず、図書館のあいている時間についての質問です。  今定例会において、本多図書館の時間延長のための条例改正案が御提案されております。週末、金曜日について、5時までだったものを7時まで延ばすという、まことに市民の皆さんの利便性という視点に立った御対応と高く評価させていただいております。昨年の9月の定例議会において、市内全図書館での祝日開館が決められ、同時にインターネットや携帯電話を利用した蔵書予約も可能となるなど、市民の皆さんの立場に立った改革が矢継ぎ早に進められました。こうした市民本位の施策は、ぜひともお進めいただきたく思います。そこでお伺いいたします。条例がまだ成立していない段階で気の早い話かもしれませんが、時間延長を本多図書館だけでなく、全図書館に広げていくべきだと思います。今すぐ結論を出すことは、もちろん難しいと思いますが、前向きな御答弁をいただければ幸いです。  次に、昨年9月の一般質問で、蔵書状況を盗難という視点から、犯罪との問題意識を持っていただきたいとの質問をさせていただきました。表現の仕方は、やはりなかなか微妙な問題を含んでおりますので、きつい内容とすることはなかなか難しいかもしれません。実際のところ、ある調査によりますと、調査対象であった公立図書館のうち過半数を大きく超えるところでは、蔵書盗難があることを認識してはいるものの、利用者の良心を信じているとの回答をされておりました。そこでお伺いいたします。一筋縄ではいかない問題ではあると思いますが、蔵書盗難に対する、その後の取り組みをお示しください。  次に、恋ヶ窪公民館・図書館問題について、お伺いいたします。  過日、文教委員会において、恋ヶ窪公民館・図書館の移設についてを報告事項として取り扱われました。恋ヶ窪公民館・図書館が開設30年、私とちょうど同い年になります。ちょっと老朽化と言われると、余り腑に落ちないところがあるのですけれども、30年ということで、建てかえの陳情も以前あったように伺っております。今回、恋ヶ窪公民館・図書館問題について、いわゆる移設という話が出されておりますが、そもそも現在の恋ヶ窪公民館・図書館の市民の皆さんにとっての存在意義をどのように感じられておりますでしょうか。御答弁いただきたいと思います。  3つ目のテーマとして、ぶんバスについて、お伺いいたします。  開設以来、市民の皆さんを初め、非常に御好評をいただいていると感じておりますし、その評判をお聞きした他地域の皆さんから、うらやむ声が上がっていることもあると思います。近隣自治体においても、武蔵野のムーバスを皮切りに、国立くにっこ、府中ちゅうバス、小金井こっこバス、立川くるりんバス、小平は愛称募集中とのことですが、既に運行を始めており、隣接するすべての自治体で運行が始まっております。そこでお伺いいたします。現在の利用状況について、事前の利用見込みとの対比をお示ししていただきたいと思います。特に、東元町ルートについては事前予測よりも非常に乗降者数が多いように伺っております。よろしく御答弁、お願いいたします。  次に、ぶんバスの中での車内広告の可能性について、お伺いいたします。  民間のバスですと、車内広告は至るところに張ってあり、外の景色を見る方がいらっしゃる一方、熱心に車内広告に見入っている方も多く見受けられます。特定のルートを走っているバスですと、地域の皆さんの御利用されるケースが大きいのですから、特に地域に関連する広告であれば、さまざまな波及効果が考えられると思います。また、料金設定次第でもあると思いますけれども、継続的に広告を掲示していただくことにより、ある程度の収入を見込めることも考えられます。他自治体の事例を見ますと、東大和ちょこバスでは、車内広告は実際に張り出されていると伺っておりますし、葛飾区のアイリスループというコミュニティバスでは、沿線関係者のPR用ポスター、沿線住民の作品のギャラリー的な展示が行われているようです。そこでお伺いいたします。車内広告は地域の皆さんにさまざまな情報提供を行い得るとともに、財政厳しい折、少しでも収入に結びつけられるものであると考えられます。ぜひとも前向きにお考えいただきたく思います。  以上で私の壇上からの質問を終わらせていただきます。再質問については、自席からとさせていただきます。 204: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  まちの美化についてのことでございますが、割れ窓理論を説かれましたが、まさにそのとおり、小さなことから徐々にそれが広がって、大きな問題になっていくという問題がございますので、心して事に当たりたいと思っております。  ポイ捨ての問題等につきましては、三葛議員、あるいは新海議員から御提案をいただいておりましたけれども、歩きたばこ、ポイ捨て等に関する国分寺ポイ捨て等の防止及び路上喫煙の規制に関する条例を本議会に提案をさせていただいております。条例では人の通行が特に多く、路上喫煙が危険であると認める地区を路上喫煙禁止地区に指定することができる。また、禁煙地区内でも市長が指定した場所では路上喫煙ができることとしております。たばこは、できることならば健康のためにもやめた方がよろしいと私も思いますけれども、禁煙地区内での喫煙を一切禁止とすることは、喫煙者にとって大変厳しい課題であると考えておりまして、かえってルールが守られないような状況が生じると、そういうおそれがありますので、駅前等には御提案いただいたようなマナーポイントというような喫煙場所を指定していきたいと考えております。  それから、地面のプリントの問題ですけれども、路上喫煙禁止地区を指定した場合には、その旨を告示するとともに、その地区に表示をすることとなっておりますので、条例の施行に当たりましては、市民等への周知も必要でありますので、路面表示についても行っていきたいと考えております。  捨て看の問題につきましては、担当の方からお答えを申し上げたいと思います。  それから、駐輪場の問題なのですが、自転車が大変便利に使われておりまして、駅前を中心に、放置する自転車といったものが減っておりません。当然のことながら、利用者のマナーというのが問題なわけですけれども、歩行者を初め、バスなどの交通障害になりますし、また、緊急車両が通りにくいといったような状況も生じてきております。このようなことから、交通安全を図るために、自転車等の撤去活動をかなり行っております。それと同時に、駐輪場を増設しているわけでございますが、すぐに満杯になりまして、うれしい反面、苦慮しているというところでございます。また、国分寺駅北口再開発に関連いたしまして、周辺まちづくり構想といったものを、今、検討しているところなわけですが、そういう会議の中では、これからの駅周辺のまちづくりを考えたときに、自転車利用者と仲よくつき合えるようなまちづくりも、これもまた大事なのだというようなことも論じられてきております。もろもろございますけれども、撤去の現状等につきましては、担当からお答え申し上げたいと思っています。  それから、図書館・公民館の問題でございますが、文化のまちづくりといいますか、市民の文化的な欲求といったものにおこたえしていく上でも、図書館の開館時間の延長ということは必要だということで、私自身、公約に掲げて、今まで努力してまいりました。祝日開館、開館時間の延長といったこと、それに加えて、予約、あるいは検索のシステムを開発するといったようなことで、利便性を図ってきたつもりでございます。お尋ねの問題、あるいは蔵書の盗難等の問題につきましては、担当からお答えを申し上げてまいりたいと思います。  それから、恋ヶ窪公民館・図書館の問題でございますが、先ほど釜我議員との議論の中で申し上げてきたことに尽きるわけでございますけれども、私といたしましては、前々から建てかえの御要望の強かった、その御要望にこの機会におこたえできるというつもりで、移設ということを申し上げたわけですが、その事前の御相談の時間がとれなかったこと、あるいは移設する場所が現在の場所からは距離的に遠いといった問題から、私の予想を超える反対の声をいただいていることは事実でございます。私といたしましては、その事態に対しましては大変申しわけないという思いを持ち合わせておりますし、今後とも、さらに誠意をもって、今後のあり方について話し合いを進めてまいりたいという考え方を持っております。  それから、ぶんバスの問題でございますけれども、最初に日吉町ルート、次いで東元町ルートを開始したわけでございますけれども、それぞれ1日の利用状況が当初の予測よりもふえております。中でも、東元町のルートは、当初予測350人といたしましたけれども、7月現在の1日の平均が約3.4倍の1,200人と大幅にふえております。こういった人気の原因というのは、国分寺駅を中心に回ってきますので、特別快速の利用に便利であるとか、あるいは循環するルートが住宅の密集地であるとか、あるいは隣接している小金井、府中の道路交通事情等に起因するものと思われます。大変ありがたい状況であるわけですが、バスの広告等につきましては、担当部長からお答え申し上げることにいたします。  私からは、以上でございます。 205: ◯環境部長(松村荘六君)  まず、1点目のマナーポイントの関係ですが、先ほど市長が答弁したように、駅に近い場所を想定しております。ただし、その駅の直近がJR東日本とか、鉄建公団、西武鉄道等の所有地が多いため、喫煙場所の設置に当たりましては、各社の承諾が必要となりますので、執行に当たっては、各社の理解が得られるように努力したいと思います。  それから、地面へのプリントでございますが、条例の施行に当たっては、市民等への周知は当然やらなければなりません。したがいまして、歩道や交差点等への路面表示を考えております。当然、看板等も設置したいということで、十分市民に周知したいと考えております。  それから、捨て看の問題ですが、これは現在、都市建設部の方で都条例に基づきまして対応しておりまして、この答弁の方は都市建設部長の方から答弁させていただきたいと思います。 206: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  まず、捨て看のお話からさせていただきますけれども。捨て看板につきましては、東京都屋外広告物条例に基づきまして、現在、対応しております。撤去作業につきましては、全市的に月五、六回実施しておりますが、平成15年度につきましては1万1,000枚の捨て看を撤去いたしております。今年度につきましては、緊急雇用補助事業を活用いたしまして、9月から来年の2月までの6カ月間、国分寺駅を中心にいたしまして、撤去作業を実施する予定でございます。  なお、東京都は9月議会におきまして、条例の改正を予定をしております。その都条例の改正内容を踏まえまして、今後、対応していきたいと考えているところでございます。  それから、2番目の駐輪場の問題でございますけれども、撤去状況でございます。この数年の撤去状況ですが、平成9年から11年までが約9,000台の撤去をしております。平成12年から15年までの期間は1万2,000台以上の撤去を行っております。雨天、雨の日を除きますと、ほとんど毎日、撤去を行っているという状況でございまして、現在は月2回ぐらい、土曜日や日曜日の撤去も行い、月平均20回ぐらいの撤去をしているということでございます。  16年度の撤去状況でございますけれども、7月までの平均が大体1,100台ぐらいとなっておりまして、このままの状況で推移しますと、年間1万3,000台を超える撤去台数ということで見込んでございます。  それから、高齢者の2階、3階の臨時駐輪の問題でございますけれども、これにつきましては、今後、どういう対策がとれるか、内部的にも検討しまして、対策を講じていきたいと考えております。  それから、ぶんバスの利用状況でございますけれども、先ほども市長から答弁させていただきましたけれども、1日の平均利用の状況ですけれども、日吉町ルートは、当初150人を見込んでおりました。ことしの7月の時点で平均をいたしますと、約370人ぐらいの乗車があります。東元町ルートにつきましては、当初350人予定しておりましたけれども、7月の平均でいきますと、大体1,200人ということでございます。  それから、車内広告の関係でございますけれども、車内広告は及び社会福祉協議会等の行事のお知らせについて、今、無料で掲載をしております。今年度になりまして、民間の会社から2件、車内広告の問い合わせがございました。このようなことから、バス会社と車内広告について話をしておりまして、基本的にはバス会社の基準に準じた方法で広告収入を検討していきたいと考えております。現在、バス会社系列の広告会社に企画書の提出を求めておりまして、今後、そういう形で検討してまいりたいと思っております。 207: ◯教育部長(小林文治君)  2点目の図書館・公民館についてでございます。これについてお答えいたします。  1点目の図書館関係につきましては、開館時間でございますけれども、これについては、本年10月1日より国分寺市立本多図書館において、午後7時までの夜間開館を、水曜日に加えて、新たに金曜日も実施すべく、本会議に条例改正の提案をしております。この条例改正がなされますと、かねてよりの市民の強い要望でした市民サービスの向上に大変寄与すると思っております。  本多図書館は利用率が一番高く、市民要望も極めて強いことと、職員の人数等から考えて、夜間開館を行うのに体制をとりやすいということの一つの理由でもございます。夜間開館については、経費をかけずに行うことを原則として、すべて職員の勤務で対応しております。職員数の少ない館については、現実のところ、対応することが困難な状況ですが、今後も他館の開館延長につきまして、内部で引き続き検討してまいりたいと考えております。  2点目の盗難防止対策でございますけれども、これにつきましては、前回と同様な答弁となりますけれども、各館において蔵書点検を行い、不明資料の発見等に努めております。盗難防止対策といたしましては、引き続きまして、館内の巡回の強化、蔵書が市民の大切な財産であることのPR、館内の掲示も含めますけれども、報や図書館だよりによりまして、図書館のホームページ等で啓発をしてまいりたいと考えてございます。なお、本年度の蔵書の点検につきましては、1月を予定しております。
     次に、恋ヶ窪公民館・図書館の問題で、利用状況はいかがなものかという御質問でございますけれども、まず、この恋ヶ窪公民館・図書館につきましては、重要な施設であるということは言うまでもございません。御承知のとおり、恋ヶ窪公民館につきましては、開設当時より会議室の狭隘、あるいは会議室の数が少ない、あるいは施設の不足、一方では、高齢者、あるいは体の不自由な人たちの利便性に欠けるというような施設でございます。そうした中での利用状況でございますけれども、平成11年度の利用状況でございます。これが62.3%、12年度、61.5%、13年度、69%、14年度、61.3%、15年度、60.9%でございます。  また、図書館の利用状況でございますけれども、ちょっと材料を持ち合わせてございませんけれども、14年度につきましては、個人の貸し出しでございますけれども、16万3,396、それから団体貸し出し1,732、15年度につきましては、個人貸し出しが18万1,904、団体貸し出しが1,996でございます。 208: ◯5番(三葛敦志君)  ありがとうございます。それでは、再質問に移らせていただきたいと思います。  割れ窓理論の考え方につきまして、市長、前向きに御答弁いただきまして、ありがとうございます。それで、これを利用しました、この条例の内容なのですけれども、先ほど2点目で質問させていただきました地面へのプリントの内容についてなのですが、お伺いいたします。  千代田区の取り組みを見ておりますと、スプレーによる吹きつけ塗装、またはシール状のものをこれまで使用していたようですが、これらの耐用期間は数カ月から2年程度とされております。このため同区においては、耐久性やコスト面でもすぐれている碍子性のブロックを路面に埋め込む方式で、路面表示を設置することとしております。費用面での対応もあるかと思いますが、御検討いただければ幸いです。これは要望にとどめたいと思います。  次に、捨て看対策についてなのですけれども、国分寺駅前で開発事務所の職員の皆さんが捨て看の撤去を初めとした美化に努められている御様子は常々私も拝見しております。以前、テレビ番組においても、捨て看問題が取り上げられており、地域の皆さんの取り組みが紹介されておりました。御存じのとおり、捨て看は使い捨て看板の略称であり、枚数が多ければ1枚当たり単価は200円を割るのに非常に効果が高いということで、過去対応されてきた例があります。不動産の捨て看であれば、業界団体による自主規制などの取り組みもありますが、国分寺駅前では、特に風俗店の捨て看ばかり目立ちます。ぜひとも前向きで実効的な取り組みをお願いしたいと思います。  それから、ちょっと質問をさせていただきたいのですけれども、駅前自転車の駐輪場についてなのですが、3階以上の部分についての内容です。ちょっと前向きに御検討いただけるということなのですけれども、聞くところによりますと高齢者専用、お体の御不自由な方専用というスペースをとっている駐輪場やエレベーター設置に踏み切ったところもあるように伺っております。また、ちょっと聞いた話ではありますけれども、ちょっと追加料金を払うと持っていってくれるというところも、どうやらあるようです。もちろん、財政面からの制約もあるので、エレベーター設置は難しいと思いますけれども、高齢者専門スペースを1階部分につくるといったことも御検討いただければ幸いです。ちょっと簡単に御答弁いただければと思うのですが、よろしくお願いします。 209: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  高齢者の駐輪場の使用問題につきましては、現段階では、まだ検討は進んでいないわけですけれども、今後、できるだけ早くそういう検討をしまして、何らかの対応ができるかということで考えていきたいと思います。 210: ◯5番(三葛敦志君)  よろしくお願いいたします。特に放置自転車問題は、この前の一般質問で興津議員も取り上げておりました豊島区初め、特に都市化が一番最初に起こっていたような23区の、どちらかというとへりみたいなところで非常に多く問題になっておりまして、そうしたところで、さまざまなリーディングケースがあるように伺っております。ぜひとも、そうした事例も含めて、これから御検討いただければと思います。  次に、図書館・公民館についてなのですけれども、この開館時間について、今、御答弁いただきました。それで、この図書館の時間延長について、財政面でのお話がありました。ずれた勤務での御対応ということで、お金をかけないでやっていくというようなお話だったのですけれども、もちろん、こうした財政が非常に厳しい折、どうやったらお金のかからない施策を取り組んでいくことができるのかということは欠かせない観点であるわけですけれども、これまで国内の幾つかの自治体を視察に行ってまいりましたが、昨年お伺いしました宮崎を初め、幾つかの自治体で民間NPOへの委託化をテーマにすることにより、市民の皆さんの利便性のアップと財政問題での貢献という、本来相反する内容を満たしている事例をつぶさに見てまいりました。折しも指定管理者制度に関する国の制度が整いつつあります。御検討のほど、よろしくお願いいたします。これは要望にとどめさせていただきたいと思います。  それから、恋ヶ窪公民館・図書館問題についてなのですけれども、この移設について、そのねらいが財政問題であるように思います。財政面からの移設の意義について、多少具体的に御答弁いただきたいと思います。なお、細かい点は文教委員会での議論を待ちたいと思います。 211: ◯市長(星野信夫君)  先ほどの議論の中で申し上げたことであるのですが、財政問題ということから申し上げますと、市民文化会館をPFIで建設することが大変厳しい状況となったときに、その中にほかの施設を取り込むことによって、将来的な財政負担を軽減したいというような思いがございました。それにつきましては、長年の建てかえの御要望をいただいておりました恋ヶ窪公民館・図書館を移設することが、市民の皆様方の御要望におこたえすることができるだろうという思いで、そのような形をとったわけでございますが、そのことによって、財政的には、それぞれ市民文化会館と公民館・図書館を別個に別々の場所に建設するよりも、合築することによって将来的な負担が軽減される、そういう考え方をとったわけでございます。 212: ◯5番(三葛敦志君)  かしこまりました。先ほど申しましたけれども、細かい点は文教委員会での議論を待ちたいと思います。  次に、ぶんバスについて、ちょっとこれは細かく質問させていただきたいと思います。  利用状況、先ほど御答弁いただいた際に、皆さんからも声が上がっていましたけれども、予測は350人に対して1,200人という、東元町ルートは3.4倍ということでした。日吉町も陰に隠れていますけれども、150人という当初の予想が370人ということで、こちらもやはり非常に誇るべき数字かと思っております。  先ほど、幾つか分析されておりましたけれども、近隣の自治体でのコミュニティバスの運用状況等を考えてみても、これはある程度評価していい数字なのかと思いますけれども、これだけ逆に利用されていると、ぶんバスの中での車内広告というのは、非常にさまざまに活用することができるのかと思います。現在、車内ではそうした掲示物等は余りないわけですから、外の景色を何となく見ているしかないわけでして、初めて乗車された方ならまだしも、毎日のように御利用されている方にとっては、毎日同じ景色を見ているわけですから、単調になってしまっている部分もあるかと思います。例えば、ムーバスには、広告ではないのですけれども、コミュニティボードというものを設けております。例えば、そこにこういうのをもらってくださいなど自由に書き込める、こうしたボードなわけですけれども、いわゆる伝言板です。こうしたものを設置しているというお話がありました。こうしたことなら、すぐ取り組みとしても導入することができると思うのですけれども、コミュニティバスとして、地域のバスとしてのあり方を最大限生かすことができると思うのですけれども、こうした取り組みについて、お考えがあればお聞かせください。 213: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  先ほども答弁させていただきましたけれども、現段階では、国分寺の行事、あるいは社会福祉協議会等の行事等のお知らせを掲載しているということでございまして、そのほかにはお知らせはないわけです。今後の対応としましては、車内広告について、今、委託しているバス会社の方で検討していただいていると。どういうものができるかということについての提案を、今、企画書という形で提案を求めているということでございまして、今後の検討課題ということになろうかと思いますけれども、御提案の今のコミュニティの部分につきましても、あわせて検討するように考えていきたいと思います。 214: ◯5番(三葛敦志君)  ありがとうございます。コミュニティボードに関しては、特に費用といっても、板切れ1枚に……。板切れということはないですけれども、何か書けるものがちょっとあればいいかなというぐらいですので、費用という意味では非常に少なくて済みますし、かつコミュニティというものを最大限生かした、コミュニティバスというものを、最大限コミュニティとして活用することができるのかという意味で、前向きに進めていただければと思っております。  それから、先ほどありました広告でのお話なのですけれども、民間から問い合わせがあったということなのですけれども、具体的に、他地域でのコミュニティバス、どういったところでこうしたことを導入されておられると御認識されておりまして、また、そこから何かお聞きした情報等がありましたら、お伝えいただければと思います。 215: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  大変申しわけないのですけれども、私はそこのところを具体的に承知していませんので、お答えできません。先ほど答弁させていただいた範疇でしか、持ち合わせておりませんので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 216: ◯5番(三葛敦志君)  では、検討課題ということなので、前向きにして、さまざまに調査等をしていただければと思います。  それから、またこうした掲示物だけでなく、車内放送による広告も有効であるように思います。民間のバスですと、バス停ごとにそうした放送、いわば音声による広告がなされ、近隣の皆様への情報提供になっているように思います。実際、東大和のちょこバスでは、こうした車内放送が始められているようですし、お隣、小平でも実施する方向で検討され、既に募集をされております。こうしたさまざまな方法が考えられると思いますけれども、この車内放送ということに関して、もしかしたら、余りまだ検討されていないということもあるかもしれないのですけれども、もうちょっと前向きな御答弁をいただければと思います。お願いします。 217: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  車内広報といいますか、それにつきましても、あわせて検討させていただきたいと思います。 218: ◯5番(三葛敦志君)  ありがとうございます。  少し早いのですけれども、大体前向きな御答弁をいただけたかと思いますので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 219: ◯議長(星 文明君)  これをもって三葛議員の一般質問を終わります。  10分程度休憩いたします。                    午後 4時02分休憩                    午後 4時16分再開 220: ◯議長(星 文明君)  会議を再開いたします。     ───────────────────◇─────────────────── 221: ◯議長(星 文明君)  引き続き、一般質問を行います。  松長議員。                  (23番 松長 孝君登壇) 222: ◯23番(松長 孝君)  通告に従いまして、質問させていただきます。  まず、第1点目に、文化と芸術に対する行政の支援は決して十分なものではなかったと言えるかと思います。その理由の一つに、基本法という法的な根拠がなかったことが言えるかもしれません。しかし、2001年11月に、国会において文化芸術振興基本法が成立しました。この法律は、オペラや演劇、音楽、美術、文学、華道や茶道、落語などの大衆芸能、さらには文化財の保護に至るまで、文化芸術全般にわたる施策の基本理念と、国及び地方自治体の責務を明記した画期的な法律です。また、行政における文化の地位を飛躍的に向上させ、その後の施策拡大を促す原動力となった法です。基本法という法的根拠を持ったことで、国側の文化芸術振興のための予算は充実され、税制の改革等が行われました。また、2002年12月には、文化芸術の振興に関する基本的な方針が制定されるなど、日本の文化芸術振興政策が大きく前進したと言えます。13年度に国で公布された文化芸術振興基本法は、簡単に言えば、幅広く文化と芸術に携わる人々の活動を支援し、そのジャンルは相当の広範囲にわたり助成をするという法律です。ちなみに、文化芸術振興基本法案に対する附帯決議では、「本法は文化芸術のすべての分野を対象とするものであり、例示されている分野のみならず、例示されていない分野についても本法の対象となるものである」と、広範囲に活動する人や物を対象とするとあります。ごく一部の市民の方は、このシステムを活用して助成金を国より受けておりますが、と市民がこのシステムを十分に活用しているのかどうか、さきの議会でもお聞きいたしましたが、その後の経過と現状について、お聞きしたいと思います。  次に、市内の小・中学校においての色覚バリアフリーの対応について、お伺いをします。色覚障害の人数は、男子の場合は20人に1人と言われており、平成12年度版総務省編の障害者白書によると、各種の障害を持つ人のうちで、その中で色覚障害と呼ばれる人は、黄色人種では男性の20人に1人、約5%、女性の500人に1人、約0.2%に見られます。上記調査の同時期の日本の人口は、男性は6,111万人、女性は6,359万人ですから、色覚障害の人は318万人ともなり、身体障害者の総数を超える数となっております。ちなみに、このデータは平成8年12月現在のものでございます。小・中学校40人の学級、例えば、男子20人の各クラスに必ず1人はいるという計算になります。1クラスに1人ぐらいの割合で存在すると考えられます。各クラスに存在すると思われますので、きっちりとした対応が必要だと感じます。そこで、現在どのような措置をとられているのか、特に移動に関する安全性の確保のためや、学習をする上で考えられる不便さを解消するために、施設面での現状をお聞きしたいと思います。  次に、本町四丁目公園の中にある文化財施設の現状について、お伺いいたします。せっかく厳しい予算の中で建築した一つの文化財であると思いますが、現状はフェンスで覆われており、公共のために使用されていないに近い状況のように思われますが、果たしてこのような状況をなぜ続けるのか、その原因と今後の対応の仕方をお聞きしたいと思います。  第4点目に、西恋ヶ窪一丁目にある通称「日影山」の保全と保安の面について、現状をお伺いいたします。日影山は、国分寺でも貴重な自然林と言えますが、本年、大変不幸なことに、自殺がここであり、近隣の方に聞いてみますと、昔からたびたびこのようなことがあるので、別名・首吊り山と言われているそうです。現場を確認しますと、よい意味で、だれでも簡単に入れるようになっておりますが、しっかりとした手入れをして、事件を未然に防ぐ方策、また明るいムードにしていかなければと思いますが、このような状況を防ぐために、側は保全林に対してどのような対応をとられているのかを、お聞かせください。  第5点目に、で発行していただいている、ごみの分別収集の仕方のチラシについての質問をさせていただきます。現状のチラシも、大変工夫をされての結果、このようなデザインになっていると思われますが、高齢者の方から、文字が多過ぎて読みにくい、字が小さい、また色が見分けにくいなどの苦情が寄せられています。このほかにも分別の仕方がわかりにくいとの声が多数聞かれます。実際に、このチラシを見てみますと、文字の情報量が大変に多く、しかも微妙な色分けで細分化されているので、特に高齢者の方や理解力に問題を抱えていらっしゃる方などに、この点の改良など、現状を考えておられるのか、お聞かせください。  以上で壇上の質問を終わります。再質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 223: ◯議長(星 文明君)  答弁の前に、本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。 224: ◯市長(星野信夫君)  それでは、お答えを申し上げます。  初めに、の文化芸術振興基本法への対応という問題でございます。  国分寺では、健康で文化的な都市といったことを市政の目指す基本方針にしているわけでございます。また、私自身も広い意味の行政改革の一環として、行政を文化の視点から見直すという方針を掲げさせていただいているところでございます。8月1日付の報で、市民の皆さんを公募いたしまして、以上申し上げたような線に沿って、国分寺文化振興推進市民会議といったものを設置をいたしまして、現在、18人の市民の方が、国分寺文化振興計画の具現化を軸に、さまざまな視点から協議を進めているところでございます。これにあわせまして、庁内のプロジェクトチームであります国分寺文化振興計画推進委員会の設置準備を進めておりまして、現在、職員の公募をしているところでございます。今月中には第1回の会議を招集いたしまして、市民会議と協力をしながら、各種文化振興を推進していくことを考えております。それから、文化芸術の推進にかかわる国などの支援事業を東京都とも連携をしながら、市民や市民活動団体のために効果的に取り入れていくことで、市内における文化活動を、さらに充実、発展していきたいと考えております。  それから、小・中学校の色覚バリアフリーの問題でございますが、同様の御提案を既にいただきまして、市役所初め公共施設において、その対応をさせてきていただいております。小・中学校の問題につきましては、教育委員会から答弁を申し上げたいと思います。  それから、本町四丁目公園にある文化財施設の問題なのですが、文化財をただ保存するだけではなくて、それを市民の皆様方に目に見える形でごらんいただいて、文化財保護の重要性を訴える。あるいは、古人のといいますか、いにしえの文化をしのぶといったことから、このような施設というのは大変重要な施設であると私は考えております。ところが、その施設内に、ホームレスといいますか、そういった方がいらっしゃって、酒盛りなどをしているとか、御近所の方々に大変御迷惑をおかけしているといったようなことを聞いております。大変難しい問題でございますが、今後とも施設の維持管理には意を配りながら、市民の皆様方に、このような施設の重要性を訴えてまいりたいと思っております。さらに詳細は、担当部長の方からお答え申し上げたいと思います。  それから、西恋ヶ窪一丁目の日影山の問題でございますけれども、申し上げるまでもなく樹林地が減少しつつありまして、できる限り武蔵野の自然を今に残していくことが、いろいろな意味から重要であると思っています。姿見の池の周辺には、この日影山であるとか、恋ヶ窪用水等がございまして、昔ながらの里山といった風景を感じさせる。そういう意味では、市内でもまことに少なくなってしまった憩の場所であろうと思っています。この日影山は、平成5年に東京都の緑地保全地域に指定をされまして、自然との触れ合い、自然を観察する場所として活用されてきました。また、この場所は駅に近いということもあり、市外の方も多く訪れているという場所でもございます。今後とも、一般開放といいますか、一般の方々に利用していただけるように、多くの方々に自然に触れていただけるように、開放を続けてまいりたいと思っております。ただ、御指摘のような問題、保全・保安の問題につきましては、その管理に難しさがございます。詳しくは、担当の方から、さらに申し上げたいと思います。  それから、ごみの分別チラシの問題でございます。特に御高齢の方々などにわかりにくいのではないかという御指摘でございます。このチラシの問題に限らず、収集システムの問題にいたしましても、御高齢の方々への対応等について、新たな制度設計が必要であろうと思っています。現在、いろいろと検討しているところでございますので、詳細につきましては、部長の方から答弁をしてもらいます。  私からは、以上でございます。 225: ◯市民生活部長(西海直吉君)  国の文化芸術支援事業につきましては、文化芸術振興基本法が制定されたことによりまして、文化芸術創造プラン、芸術文化振興基金が充実したということにつきましては、先ほど、議員の冒頭の御紹介のとおりでございます。それによりまして、現代舞台芸術等、公演活動に対する支援、それから美術等の展示活動に対する支援、映画の制作等に対する支援、新進芸術家人材育成に対する支援、芸術等の普及や調査研究等に対する支援、子どもまたは親子向け事業に対する支援など、6分野が重点支援事業に設けられております。本年度、国分寺におきましては、後ほど教育部長の方から御紹介がございますが、2つの文化活動団体が国から文化芸術のための活動として認められまして、支援事業として補助を受け、活動しております。  それと、と市民が十分にこの制度を活用しているのかというお問い合わせでございます。私どもといたしましても、これまで東京都を経由して配布されますポスターを各公民館や公共施設に掲示しまして、またパンフレット等も関係窓口に置きまして、来庁、来館される市民の皆様に配布はいたしておりますが、何分にも部数等が少ない状況等がございます。したがいまして、文化芸術活動を行う市民の皆様に十分伝達されているとは言える状況ではないと思っております。したがいまして、東京都の生活文化課とも調整しまして、議員の御指摘等を踏まえまして、報やホームページ等で周知を図ること等を検討してまいりたいと思っております。 226: ◯教育部長(小林文治君)  では、1点目の文化振興基本法へのの対応ということで、文化振興基本法に基づくその後の経過につきまして、教育委員会から事業について、答弁をさせていただきます。  文化体験プログラム支援事業と、文化芸術による創造のまち支援事業を、東京都を通して、文化庁に支援事業として申請し、事業が認められました。文化体験プログラム事業は、市民文化祭参加の17団体に、文化祭のときや、例年3月の文化体験遊び場と出会い等で、子どもたちが実践し、体験できるプログラムを用意することにより、保護者とともに、文化活動が身近なものであること、理解してもらうこと等の機会としております。  一方、文化芸術による創造のまち支援事業は、伝統芸能指導者講習会を開催し、子ども教室の指導者の資質の向上を図るというものであります。また、伝統芸能の後継者としての子どもたちのクラブ等の組織を設置していくものでもございます。さらに、文化活動のシンポジウムを行うことにより、子どもたちにもたらす情操の効果を広く市民に紹介するものでもございます。そうした中で、指導者講習会につきましては、既に立ち上げて進めております。また、文化活動シンポジウムにつきましては、2回実施する予定で準備を進めているところでございます。  次に、2点目の小・中学校の色覚バリアフリーの対応の件でございます。これにつきましては、色覚区別が困難な方は、先ほど議員からお話がありましたとおり、日本におきましては、男性では4%から5%、女性は少なくて、男性の10分の1の0.4から0.5%と言われております。学校の児童・生徒におきましても同様と思われますので、その対応の必要性につきましては、御指摘のとおりと考えてございます。  その内容につきまして、階段シールにつきましては、公民館・図書館などにおける対応を参考に、学校における対応を図ってまいりたいと考えておりますけれども、御承知のとおり、学校は階段数が多いものですから、段階的な対応を検討させていただきたいと思っております。また、黒板につきましては、各学校の黒板は、現在、グリーンとなっておりますが、第四小学校におきましては、無彩色であるグレーボードを採用しております。グレーボードは色覚区別が困難な児童・生徒にも板書きの文字がはっきり見やすいことや、目の疲労が少ないなどの利点がありますので、今後はグレーボードの利用を進めていきたい考えでございます。また、学校において使用するチョークにおいても、黒板の色に対して文字が不鮮明になる色は使わないというように、今後も指導していくところでございます。  なお、6月におけます公民館・図書館の色覚バリアフリーの対応の関係でございますけれども、現在、契約の手続を行っているところでございます。  次に、3点目の本町四丁目公園に有する文化施設の現状等の御質問でございます。これにつきましては、この文化施設は、都営国分寺本町四丁目アパート集会場の南隣の本町四丁目公園内に覆い屋根で覆われております縄文時代の敷石住居跡のレプリカを展示しております。このレプリカにつきましては、平成8年度に当地の都営住宅建設に先立つ埋蔵文化財の発掘調査で発見された際に型取りしたものをもとに、特別な樹脂で製作し、公園内に設置しているものでございます。平成14年ごろからホームレスが公園に住みつき、先ほど市長からお話がありましたとおり、建造物内で火を燃やしたりとか、深夜、酒盛り等で大騒ぎをしていること、また、深夜ぐあいが悪くなり、救急車を呼んでいるとか、周辺の住民に迷惑をかける出来事が起きております。特に、ことしの3月から4月にかけましては、住民からの苦情が頻繁に入り、どうにかしてほしいとの強い訴えが重ねてありましたので、警察にパトロールの強化と取り締まりをお願いしてまいりましたが、騒ぎがおさまるのは当座のみで、一向にらちが明きませんでした。したがって、やむにやまれぬ施策として、緑の水と公園課とも協議の上、暫定措置として、ことしの4月20日から今日まで、施設本来の教育的な機能を十分に果たすことはできませんが、住居跡の周りにネットフェンスを設け、建造物内への立ち入りを禁ずる措置をとらせていただきました。事情を知らない市民にとっては奇異に感じることと思いますが、中の住居跡のレプリカの観察は、不自然ではありますが、金網越しに見ることができます。この措置をとってから、1度、フェンスの金網を壊されたことがございますけれども、フェンス設置後におきましては、住民からの苦情は一切届いておりません。現状のままでよいとは思っておりませんが、フェンスを撤去してしまうと、もとのもくあみでホームレスが舞い戻り、再び同様な問題が起きかねませんので、当分の間、このままで続けさせていただきたいと存じます。今後、新たな方策を考えていきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 227: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  西恋ヶ窪一丁目、日影山の保全と保安についてということでございます。  日影山周辺につきましては、姿見の池や恋ヶ窪用水など、安らぎのある自然地の復元として、緑や水を配置をしております。このように良好な環境に位置する日影山は多くの方に愛され、自然体験教室の場として、またボランティアの活動の場として、多くの方々に活用されております。日影山につきましては、東京都の緑地保全地域に指定され、将来的にも樹林地等を保全していくということとしておりまして、この緑地保全地域についての都の考え方は、基本的には樹林地を閉鎖して管理するという考え方を持っておりますが、緑地保全地域の維持管理につきましてはが行っております。御質問の保全、保安につきましては、大変難しい問題がありますが、今後、東京都と協議する中で、今よりさらに環境がよくなるような努力をしてまいりたいと考えております。 228: ◯環境部長(松村荘六君)  ごみ分別のチラシの件でございますが、やはり文字が小さいとか文字が多い。私、このチラシを持っていますが、確かにそのように感じます。したがいまして、やはり高齢者用に、これをもうちょっと簡略化したものを研究してみたいと、早速取りかかりたいと考えております。 229: ◯23番(松長 孝君)  どうもありがとうございました。  まず初めになのですが、文化基本振興条例によって助成を受けているの一般市民の団体の数というのは、側では押さえておられますでしょうか。何団体ぐらいか認知をされていますか。 230: ◯市民生活部長(西海直吉君)  私どもの方としましては、重点支援事業の中の子どもまたは親子向け事業に対する支援の分野で、2つの文化活動団体が支援を受けていると把握しております。 231: ◯23番(松長 孝君)  私の方では、フォト子ども教室、民謡・和楽・和楽器子ども教室、詩吟・剣舞子ども教室、日本舞踊・お能子ども教室、4つ出ているみたいなのですけれども、ただ、かといって4団体ぐらいしか、まだ使っていないということは、側のこのPRの仕方、先ほどこれから広めていきたいというお話だったのですけれども、もうちょっと能動的に、このシステムを活用していかなければ立ち消えになってしまうのではないかと思うのです。現状で、1年で4団体ぐらいで、まだほかに多分数団体はあるのではないかと思うのですが、私が押さえている段階は、これは5月の末なのですけれども、この段階で4団体、助成金がおりているということでございますので、引き続き、として具体的なチラシの配り方とか、相手先への送付とかというようなことは考えておられるのかどうか、ちょっとお聞かせ願いたいのですが。 232: ◯市民生活部長(西海直吉君)  この支援事業の窓口に関しましては、東京都生活文化局がなっております。したがいまして、私どもも足しげく生活文化局の方に出向いて、いろいろお話を伺ったり等、情報収集は行っております。そうしますと、我々が知らない部分も結構ある部分出てまいりますので、これからも足しげく通いまして、その辺、情報収集し、有効なものにつきましては、私どもPRを進めていきたいと思っております。 233: ◯23番(松長 孝君)  それで、この基本条例なのですけれども、特に第22条に、「国は高齢者、障害者が行う文化芸術活動の充実を図るため、これらの者の文化芸術活動が活発に行われるような環境の整備、その他の必要な施策を講ずるものとする」と書いてあるのです。要するに、障害者の方などが発表会をするというようなものも対象になっているわけなのです。これは資金面で、要するに国の方から助成がいただけるわけなので、として、例えば、こういう障害者の団体等に関してアナウンスをするとかいうようなことというのは考えておられますでしょうか。 234: ◯市民生活部長(西海直吉君)  その辺も、正直言って、私自身は初めて耳にしました。担当の方とよく調整しまして、福祉部門とも調整を図っていきたいと思っております。 235: ◯23番(松長 孝君)  では、よろしくお願いいたします。  先ほどからあったのですが、この第26条には、「国は美術館、博物館、図書館等の充実を図るため、これらの施設に関し、みずからの設置にかかわる施設の整備、展示への支援、芸術家等の配置への支援、文化芸術に関する作品の記録及び保存への支援、その他の必要な施策を講ずるものとする」と。要するに、現状ある、先ほど三葛議員が質問されていましたけれども、蔵書とか、そういうようなものにも、要するに、が能動的にこれを使っていけば、内容を充実させることができるわけなのです。市長、こういう法律がせっかくあるのですけれども、こういうものを利用して、例えば、そういうような充実を図っていくということはお考えになりますか。 236: ◯市長(星野信夫君)  先ほど申し上げました、市民の皆さん方による文化振興推進市民会議、あるいは庁内の推進委員会、そういった中に、こういった問題を投げかけて、早速検討をしてみたいと思っております。 237: ◯23番(松長 孝君)  これは早く申請しないと、申請締め切りになってしまいますから、なるべく早目に動いていただいて、能動的に助成を受けて、財政難のこの中で国から助成が受けられるわけなので、として、能動的にもっと使用していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、小・中学校の方の問題ですけれども、最新の新しい四小の建物は、これも色覚対策はとられておりますでしょうか。そうでないでしょうか。 238: ◯教育部長(小林文治君)  色覚対策の一環としては、黒板にグレーボードを使ったと。そのほかにつきましては、今言ったシールですか。それについてはやっておりません。 239: ◯23番(松長 孝君)  グレーボードは、要するに、黒板ではなくてグレーのボードということですよね。これは古い小学校に関して、黒板が傷んできたといった場合に、もしくは能動的に色覚バリアということを考えた場合に、グレーボードに取りかえていくということと、あと階段に認識シールを設置していくというのを全校終わるとすると、どれぐらいの期間がかかりますか。実質、どれぐらいかかるか、わかりますでしょうか。 240: ◯教育部長(小林文治君)  一つの例で、階段のシールでございますけれども、小学校におきましては、約220の階段があるのではないかと。それから、中学校におきましては105と。合計で大体325の階段があるというような考え方を持っております。また、黒板につきましては、教室数が小・中学校合わせて学級数でいえば160の、大体220クラスがございますので、そのうちに四小を除きますと約200という考えを持ちます。そうしますと、張りかえるのに相当の額と。また、シールにつきましても、1カ所買うだけで大体950円ですから、学校におきましては、学校で独自ということはちょっと厳しいかと思いまして、業者に頼めば、また金がかかると。ですから、即というわけにいきませんで、日数的に何年間と言われても、これからまた内部で検討させていただきまして、早急にこのような形でできるように努力してまいりたいと思っております。 241: ◯23番(松長 孝君)  実際に人数は少ないかもしれませんが、色盲、色弱と言われる方たちがいらっしゃる現実がございますので、恐らく今検査していませんからわかりませんけれども、統計上ということで、20人に1人いるということになると、1つの学校に10人か20人いるかいないかわかりませんけれども、その分布というのもわかりませんが、実際におられるのは確かなので、その教育の上での平等の環境ということも踏まえて、年次目標を持っていただけませんか。いつになるかわからないといいますと、私も質問したかいがありませんので、大体の目標というものをお聞かせ願えればと思いますが、いかがなものでしょうか。 242: ◯教育部長(小林文治君)  確かに何年度に、要するに、何年間にすべてを終了という形になろうかと思いますけれども、まことに申しわけございませんけれども、今時点で、これを3年なら3年というような形で答えるのは、今のところ御容赦願いたいと思います。もうちょっと時間をいただきたいと思います。申しわけございませんけれども。 243: ◯23番(松長 孝君)  わかりました。ただ、国分寺が、例えば、そういう色覚障害の児童のためにも積極的に取り組んでいるであるというようなことであれば、また他から登校したいというぐらいのことになるかもしれませんし、実際に色盲、色弱の方の親御さんたちというのは、そういうことを非常に気にしておられますので、費用がかかるかもしれませんけれども、の今の大型事業に比べれば、恐らく微々たるものです。全部の学校にやっても微々たるものだと思いますので、そういったところ、平等の文化の推進というところでとらえていただいて、何とか1年でも2年でも早くやっていただくことをお願いして、この部分、色覚バリアフリーは終わらせていただきます。  次に、本町四丁目公園のホームレスが入っているということなのですけれども、実は、私もこれは現場を見させていただいたのですが、近隣の方にもお話を聞きましたけれども、見ばえが非常に悪いのです。工事中みたいな、黄色と黒のしましまのもので結んだものですね。バリケードを張ってあるみたいな。これはちょうど文化芸術振興基本法の第13条に、「有形及び無形の文化財並びにその保存技術の保存及び活用を図るため、文化財等に関し、修復、防災対策、公開等への支援、その他の必要な施策を講ずるものとする」と書いてあるのです。ということは、要するに、予算がないから、ああいう形で今ホームレスを防御していると。ただ、こういった法律を使えば、文化財の公開ですから、こういったものの使用というのを視野に入れて、もうちょっと見ばえのいい形でのフェンスにした方がいいのでは。例えば、建物からいえば、もうちょっと暗目の色の金網にするとかいうようなこともできるのではないかと。の財政ではなくて、もしかして、これは文化財の公開ですから、この文化芸術振興基本法でいけるかもしれません。ですから、そういった使い方もで検討していただきたいと思いますが、いかがですか。 244: ◯教育部長(小林文治君)  ただいま松長議員から御指摘いただきました。その点について、また内部で検討をし、また東京都の方にも相談しながら進めていきたいと思っております。 245: ◯23番(松長 孝君)  では、その方向でよろしくお願いします。  次に、日影山。実は、ここは墓地の進出計画のある近くで、近所の方、裏では首つり、前は墓と言って、ため息をついているのです。まだ墓はありませんけれども、そういうような計画が出ているということで、近隣の方が非常に困っております。  それで、この日影山というのは、実はちょっとお聞きしたいのですけれども、熊野神社のところに保存されている旧鎌倉街道がありますよね。あれの延長線上の鎌倉街道に当たりますか。あのわきなのですけれども、日影山の横を通っている道。 246: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  旧鎌倉街道は、西国分寺駅のちょっと東側になるというか、ホームの上を通っているというか、くぼんでいるところがありますけれども、そこが旧鎌倉街道ということでございますので、すぐ隣といいますか、そういう位置だと思います。 247: ◯23番(松長 孝君)  では、日影山と隣接はしていないわけですね。しているような感じがするのですけれども、違うのですか。 248: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  日影山の西側に鎌倉街道が通っているということです。 249: ◯23番(松長 孝君)  これは文化財の方向で国に保全させるというようなことを考えていってはどうですか。どうお考えですか。 250: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  史跡の問題等も文化財といいますか、そういう問題もありますので、庁内で少し検討させていただきたいと思います。 251: ◯23番(松長 孝君)  わかりました。  その面と別に、具体的に、この日影山内の清掃とか何か、方法というのは今考えられますか。答えられる部分がありますか。お聞かせ願いたいのですが。 252: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  日影山につきましては、現段階ではボランティア団体が月に2回程度、下草刈りや枯損木の処理を行っている。あるいは、シルバー人材センターに委託をいたしまして、除草の作業をしている。こういうことで除草とか清掃をしています。現状では、そういうことでございます。 253: ◯23番(松長 孝君)  ムードが暗いですから、一歩推進した部分での対策を図らないと、また引き続きこのような事件が起こってしまうかもしれないと。実は、20数年間で数件ぐらい、あそこの山でそういった事件が起きているというお話を聞いていますが、これは確認していただきたいのですけれども、一つの名所みたいになってしまっていますので、現状はそのような対策かもしれませんけれども、例えば、中の道の部分とか、そういったところをきちんとつくっていくとかいうようなことは考えられますか。ムードを改善するために、そういったことを考えられますか。 254: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  先ほどもお答えしたのですけれども、この日影山につきましては、東京都の緑地保全地域に指定されているということもありまして、将来的にも樹林地等を保全していく場所になっております。基本的には、樹林地を閉鎖して管理するという考え方を東京都は持っているようで、このところの難しさといいますか、隘路があるということです。今、としても、ここのところの維持管理については、いろいろと検討しておりますけれども、大変難しい問題があるということで、今後、東京都と協議していく中で、さらに何かいい案があればと思っております。いずれにしても、東京都と協議する中で対応していきたいと思っております。 255: ◯23番(松長 孝君)  方向性が余り言いにくいのかもしれませんけれども、方向性だけでも、例えば、こういった構想だとか、こういった方向であるとかということをお聞きできないと、東京都と協議するばかりでは、ちょっとお話にならないので、例えば、遊歩道をつくるとか、要するに、あそこの湧水の池につながるまでの道を整備するとか、姿見の池までつながる道をつくるとか、そういったような具体的な方向性を持って、東京都と打ち合わせをしていただきたいと思うのですが、その辺はどうですか。 256: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  繰り返しになりますけれども、この東京都の緑地保全地域に指定されているということになりますと、中に散策路等はつくらない。要するに閉鎖して管理するという考え方があるようですので、この辺のところもあわせまして、東京都と調整をさせていただきたいと思っております。 257: ◯23番(松長 孝君)  そうすると、下手しますと、今度は閉鎖するという可能性もあるということですか。要するに、東京都に従って、中に入れないようにしてしまうという可能性もあると。今、杭が立ってあるだけで、だれでも自由に入れるような状況になっていますけれども、国分寺としては、どのようにお考えですか。 258: ◯都市建設部長(浅見靖二君)  できれば、今のような形で保存ができればと思っています。下草刈りをかなりしていけばいいのかとも思いますけれども、この辺も東京都とよく調整しながら進めていきたいと思います。
    259: ◯23番(松長 孝君)  わかりました。要するに、周りの人が思っているのは、二度と忌まわしい事件が起きないような明るいムードにしてほしいということなので、その旨の方向で対応してください。要するに、保全林ですから木を切るわけにもいかないわけです。ただ、うっそうとし過ぎていて、そのような事件が起きているという事実をよく考えていただきまして、その対策をとっていただければと思います。これはもう要望にとどめさせていただきます。  最後に、チラシ。私もチラシを持ってきましたけれども、かなり細かい色使いで、わかりやすくしようと思った結果が、かえってわかりにくくなったというような感じかとは思うのですけれども、何種類かチラシがあるようで、私は色のいっぱいついている方のを持ってきたのですけれども、そちらの方です。実は色を塗ってあって、白抜きの文字を使われていらっしゃいますよね。これが色覚ハンデがある人にわかりづらいのです。ですから、そこら辺の対応というのは、ちょっと考えていただけますでしょうか。 260: ◯環境部長(松村荘六君)  その辺、対応可能ですから、早速具体的に検討してまいりたいと考えます。 261: ◯23番(松長 孝君)  では、よろしくお願いします。  これは外部発注なのですか。庁内でやっているのですか。 262: ◯環境部長(松村荘六君)  業者に外部発注です。実は、私どもの職員が、結構イラストもかける職員もいますので、その辺、工夫できますので、検討させていただきたいと思います。 263: ◯23番(松長 孝君)  これは外部発注するほどのものではないですよね。これは庁内で十分できると思いますから、きちんとやっていただければと思います。  高齢化がこれから進みますので、ごみの分別は2年後に民営に委託されるという話がありますけれども、この1年2年でも、きちんと高齢者の方が、これを見て、ごみの量を減らせるようにできるという方向を少しでもとれば、財政にも影響が出ますので、これは少ない人数でできますので、ぜひ庁内で完結してやっていただくという方向ではどうですか。 264: ◯環境部長(松村荘六君)  当然、この程度のチラシですと庁内でできます。今、枚数が多いものですから、それで業者発注していたのですが、高齢者の方だと、地区別にある程度、何枚かつくれば対応できるかと思いますので、検討させていただきたいと思います。 265: ◯23番(松長 孝君)  細かいところからであれだったのですけれども、こういった人材をいっぱい抱えている市役所ですから、こういったことをできる人材も当然いらっしゃるでしょうし、こういった対応を、ぜひ機敏にやっていただければと思います。何バージョンかつくられると、また大変なのかとは思いますけれども、2年間だけになるかもしれませんが、とにかくいろいろな人が平等に見られて、しかもわかりやすい形のものを製作をお願いしたいと思います。再度、よろしくお願いいたします。 266: ◯議長(星 文明君)  これをもって、松長議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 267: ◯議長(星 文明君)  御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  明日は午前9時30分から本会議を開きます。  本日はこれにて延会いたします。御苦労さまでした。                    午後 5時02分延会 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...