• "不利益処分"(/)
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  1. 日野市議会 2022-09-28
    令和4年第3回定例会(第7日) 本文 開催日: 2022-09-28


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時42分 開議 ◯議長(古賀壮志君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員24名であります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2 ◯議長(古賀壮志君)  日程に入る前に、議会運営委員長から報告があります。      〔議会運営委員長 登壇〕 3 ◯議会運営委員長(鈴木洋子君)  それでは、御報告を申し上げます。  8月26日までに議長に提出された意見書(案)は3件です。  仮受付第9号、地方の農地の保全と活用のための支援拡充を求める意見書(案)、仮受付第10号、18歳までの子どもの医療費無料化を求める意見書(案)、仮受付第11号、5歳から11歳のコロナワクチン接種努力義務への変更に反対する意見書(案)の3件につきましては成案に至りませんでした。  以上、報告とさせていただきます。 4 ◯議長(古賀壮志君)  これをもって議会運営委員長の報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第84号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第6号)の件を議題といたします。  本件については、3常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 6 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  議案第84号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第6号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、(仮称)サポートセンター高幡台について正式名称の決定はいつか問う。2、旧大成荘の賃借料及び維持費について問う。3、職員採用試験広報業務委託料の内訳について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、(仮称)サポートセンター高幡台について、切れ目なく活動ができるように検討をお願いしたい。賛成。2、人材の確保について全庁を挙げて取組を進めてほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
     よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。  次に、民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 9 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  議案第84号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第6号)のうち、民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、子ども家庭支援センター管理経費における地域子ども家庭支援センター万願寺のガス代の増加について問う。2、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業は漏れなく行き渡るシステムなのか。3、幼児教育の在り方検討委員会、委員の中に保護者は入っているのか。4、学校体育施設等を拠点としたスポーツ推進業務委託について、長期スパンでの考え方を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 10 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 12 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  議案第84号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第6号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、ナラ枯れ被害について民有地の被害を把握しているか。2、ハウス栽培における温室効果ガス排出削減事業経費について詳細説明と対象者について問う。3、工業推進協議会委員の構成を問う。4、環境フェアの全体的なイメージについて間うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、環境フェアについて一過性のイベントで終わらせず、市民参画を含めた今後の展開に期待を寄せる。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 13 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第84号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 17 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第62号、日野市東部会館条例の一部を改正する条例の制定、議案第63号、日野市立百草台コミュニティセンター条例を廃止する条例の制定、議案第64号、日野市職員等の内部通報に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第65号、日野市職員の降給に関する条例の制定、議案第66号、日野市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第67号、日野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第68号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第69号、日野市職員の退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定、議案第70号、日野市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第71号、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第72号、日野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第73号、日野市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第74号、日野市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第75号、日野市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第76号、日野市会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第77号、日野市会計年度任用職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第78号、日野市職員の再任用に関する条例を廃止する条例の制定、議案第83号、日野市議会議員及び日野市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第88号、不動産の譲渡の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 19 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  それでは、企画総務委員会に付託されました19議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第62号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、使用料にプールの貸切使用料を追加するため、条例の一部を改正するものです。  本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第63号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、施設建築物の老朽化に伴う安全性の観点から事業継続が困難であるため、日野市立百草台コミュニティセンターを令和4年12月末をもって廃止するものです。  なお、本条例は、令和5年1月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、今後の施設使用の見通しについて問う。2、周辺の代替施設について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、多彩な活動が保障されることに疑問がある。反対。2、地域の要望に応えられるよう進めてほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第64号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、市における内部統制を中心としたコンプライアンスの推進に関する取組の強化を図るため、コンプライアンス委員会を設置するものです。  なお、本条例は、公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第65号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、定年引上げ等に関連する必要な事項を定めるものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、定年延長による新規採用への影響を問う。2、定年延長に関連しない項目が含まれているのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、定年延長に関連しない降給について協議が必要である。反対。2、円滑に定年延長がなされるよう丁寧に進めていただきたい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第66号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第67号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、行政不服審査法に規定する審理員及び行政事務法律相談員の報酬を新たに定めるものです。  なお、本条例は、公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第68号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第69号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  ただし、第10条第4項及び付則第4項の改正規定は、公布の日から、第10条第11項の改正規定は、令和4年10月1日からそれぞれ施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第70号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  ただし、付則第11条の規定は、公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第71号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、外国の地方公共団体の機関とは具体的に何を指すかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第72号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律等の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和4年10月1日から施行するものです。  ただし、第2条及び第6条の改正規定等は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第73号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律等の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  ただし、第22条第1項の改正規定は、令和4年10月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第74号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。
     本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第75号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第76号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第77号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、会計年度任用職員の育児参加休暇取得可能期間拡大のため必要な事項を定めるものです。  なお、本条例は、令和4年10月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第78号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公務員法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、現行の再任用制度が廃止されるため条例を廃止するものです。  なお、本条例は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第83号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い日野市議会議員及び日野市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公費負担について所要の改正を行うものです。  なお、本条例は、公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第88号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、株式会社BUBに市有建物5棟を譲渡するため、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき議会の議決を求めるものです。  主な質疑といたしましては、今後、どのように使用されていくのか問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上19件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 20 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第62号の質疑に入ります。有賀精一議員。 21 ◯9番(有賀精一君)  議案65号(「62号です」と呼ぶ者あり)ごめんなさい、すみません。 22 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第63号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第64号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第65号の質疑に入ります。有賀精一議員。 25 ◯9番(有賀精一君)  すみません、間違いました。議案第65号、日野市職員の降給に関する条例の制定についてでありますが、この議案が出される過程について審査はなされたのでしょうか。 26 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 27 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  一定の審議は行われました。 28 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 29 ◯9番(有賀精一君)  通常、これ、職員組合との当然の話合いの下に、こうした議案というのは提出されるのが通例だと思うのですが、その件についても審査はされたでしょうか。 30 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 31 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  審査が行われ、組合との協議、話合いは途上であるという答弁があったかと思います。 32 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 33 ◯9番(有賀精一君)  話合いが行われたということなんですが、この議案が出される以前に、組合との間でやり取りがちゃんとなされたのかということについての市側のやり取りとか、そういうことについての審査はあったんでしょうか。 34 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 35 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  議案が出される前に組合とどんなやり取りがされているのかということについての詳細なやり取りはなかったかと思います。 36 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 37 ◯9番(有賀精一君)  そのことについて、やはり私は非常に大きな問題があるのではないかというふうに考えるのですが、理事者について質疑をさせていただけないでしょうか。 38 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 39 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  今の有賀議員の質問に対して、議長の御配慮により、理事者側から御答弁をいただければと思います。 40 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。総務部長。 41 ◯総務部長(竹村 朗君)  ただいまの有賀議員の御質問は、この条例を提出するに際して、組合ときちんと協議をしたかという御質問だったと思います。  組合に対してはですね、この関連の全ての議案について事前に提示をしており、そこに基づいて協議をしております。最終的には、この条例を提出することについては、組合も承諾をしておりまして、ただ、この中の運用についてはですね、引き続き協議をしていくということで合意に至ってございます。  以上でございます。 42 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 43 ◯9番(有賀精一君)  私が組合から聞いたことによるとですね、この議案そのものが提案される以前に、つまり9月ですから、8月段階ですかね、一切なかったと。いわゆる組合の幹部に対してメールで送信したこと以上に、話合いをしたという事実は一切ないというふうに私は報告を受けていまして、メールを送っただけで話が済むようなことをやっていいのかという、非常に、あまりにも粗雑なやり方で組合と話を、話合いというよりも、組合に対して、ある意味無礼な対応をしているというふうに私は感じまして、しかも、その話合いを直接するのがですね、委員会に間に合わせるかのごとく、委員会で審査しなきゃいけないのでというようなやり取りがあったと伺っているのですが、この事実についていかがですか。 44 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 45 ◯総務部長(竹村 朗君)  当初メールで送ったというのは、そのとおりだと思いますが、まず、これだけの量でございますので、それをメールで送るということについては問題はなかったと思っております。  その後、順番から言えば、これについて協議ということになるんですけれども、その協議を構えるのが両者のスケジュールを調整する関係で、直前になったということはあるかと思いますが、手順としてはきちんとですね、こういう案で出しますよということを、この原文を組合のしかるべき担当者にきちんと送り、その上で協議をしたという手順はきちんと踏んでいると思っております。  以上でございます。 46 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 47 ◯9番(有賀精一君)  私はメールを送ったことを問題にしておるのではなくてですね、重要なことは、9月1日に議会が始まったわけで、その前に議案書が送られてきているわけですよ。その事前の話合いというのは、9月1日以前に行われているのかどうかということを確認したいんですよ。もしそれが行われていないのであれば、組合との間での話合いも経ずにですね、もちろんもめて、それが御破算になることもあるし、いろいろだと思います。それでも議案を出すということも私は否定はしませんが、しかし、ガバナンスの観点から言えばですね、これ、職員組合としっかりと膝詰めで話をした上で、合意を得て議案を出すというのが、本来の私は姿ではないかというふうに思うのですが、いかがですか、その点。9月1日前にちゃんと話合いの場は持たれたのですか。 48 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 49 ◯総務部長(竹村 朗君)  定年引上げに係る組合協議の経過でございます。既にですね、令和3年9月14日に、定年延長制度の創設に係る労使協議について申入れを行ってございます。  その後、令和3年11月10日、令和4年3月17日、令和4年3月31日、令和4年4月19日と折衝を重ね、令和4年の7月12日はですね、これらの条例の改正案を職員組合に提示してございます。令和4年8月24日に、定年引上げに関する確認書を締結してございます。  この後にですね、降給条例について、疑義がある旨、職員組合から申入れがございました。これが9月5日でございます。9月12日に職員組合と折衝を行い、要は、給料月額7割措置及び役職定年に伴うもの以外の降給の取扱いについては、今後、労使協議を行うということを確認してございます。  ですので、流れとしましては、昨年からですね、ずっと交渉といいますか、労使協議を重ねてございまして、7月12日には、この条例の改正案を職員組合に提示したという流れでございます。  確認書を締結した後、疑義があるという申入れをいただいて、そこについては、今後とも協議を行っていくという確認をしたものでございます。  以上でございます。 50 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 51 ◯9番(有賀精一君)  降給の問題というのはね、定年の年齢引上げの問題と、どういう整合性を持って、ここに出されてきているのかという問題もありまして、当然、引上げの問題だけではなくて、この降給の問題について組合の間で話合いがなされたのかということが、私は大きな問題だと思っているんですね。年齢引上げは別に結構ですよ、それは。それがやってきたというのは。  この降給の問題についてというのは、やはり組合からすればですね、場合によっては労働条件の引下げになる可能性が多分に含まれているわけで、そのことについて、組合も非常に懸念している部分だと思うんですね。その話合いが行われていないという肝の部分をですね、すっ飛ばして、定年引上げの問題についてはずっとやっていましたということは理由にならないと思うんですが、いかがですか。 52 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 53 ◯総務部長(竹村 朗君)  この降任の問題につきましては、地方公務員法で既に定めがあるものでございます。これに対応する給与等の引下げの条例というのを、この地方公務員法に呼応する形で本来は置くべきなんでございますが、日野市については、今まで整備をしてこなかったということがございます。  この降給に関する条例はですね、準則にのっとったものでございまして、基本的には、地方公務員法にもう既に降任等の定めがあり、その場合の給与等に関する定めというのをここに置くことになってございまして、この定年引上げに係る規定もですね、準則で示されているのは、もともとのこの形があって、これに付随する形で定年延長の規定を定めるという、そういう仕組みになってございますので、ここについては、本来置くべきであると。  ただ、組合との協議を申出により、今後もしていくと、そういう形でございます。 54 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 55 ◯9番(有賀精一君)  今の話を聞くとですね、既にもう国の側からは、こういうふうに改定してくださいという通知なり、例文があったということだと思うんですね。それをなぜ2年前か何年前かにですね、出された時点で行わずに、今になってなぜやるのかと。このことに非常に私は説明責任を果たしていない部分があると。  もしですね、本来2年前にやっておくべきだったと、しかし、まあ事情は知りませんがやらずに過ごしてしまったと。だから、この機にですね、それも併せて通してほしいと。そういうこともあるでしょう。それは否定しないんですよ。でも、だったら2年前にやるべきことをやりませんでしたと謝罪をし、話をするのが筋じゃないですか、いかがですか。 56 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 57 ◯総務部長(竹村 朗君)  その部分につきましては、担当課と組合のほうで、しかるべく話をしているものと思ってございます。  以上でございます。 58 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 59 ◯9番(有賀精一君)  そのことについて、組合は納得していないと私は聞いていますし、ちゃんと説明していないんじゃないですか。だからそういうですね、姿勢が大きな問題が私はあると思いますよ。(発言する者あり)静かにしてください。大きな問題があると思うんですね。実際、組合と現実には折り合わなかったという報告ですよね。今の話を聞いていると。 60 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 61 ◯総務部長(竹村 朗君)  組合とはですね、この条例を出さざるを得ないということについては、きちんと理解を得ております。  ただ、議員もおっしゃいますように、その他の部分の降給等については、今後とも運用について話合いをしていくということで合意を得ているものでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 63 ◯9番(有賀精一君)  了解を得ていると言いますが、組合は了解していないというふうに私は伺っているんですよ、その部分。(「私たち聞いていない、そんなことも」と呼ぶ者あり)どうなんですか。 64 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 65 ◯総務部長(竹村 朗君)  私もですね、交渉の場に全てではないですが立ち合いましたが、これを出すことには了解をしておりますし、今後、協議をしていくということで、現に確認書も交わしてございます。  以上でございます。 66 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 67 ◯9番(有賀精一君)  議案が出されてね、これ、ここで決議されて通ってしまえば、協議も何もないんじゃないかと私は思うんですけど、何か協議の過程でもですね、実際は運用されることはないと、ある意味。何ていうんでしょうか、文言上はそうなるけれども、実際にそれが実行されることはないから、何とか云々かんぬんというような話も、協議の中で出たようですが、だったら出す必要ないじゃないかって組合側は言ったらしいんですよね。私の聞いている範囲では。全然言っていることとやっていることの内容が一致しないと思うんですが、その件について、いかがですか。 68 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 69 ◯総務部長(竹村 朗君)  この降任等の規定については、地方公務員法で定めがあるものでございます。  ですので、私どものほうとしては、絶対に対象となる者がないということは言ったことはございませんし、そこは大変申し訳ありませんが、議員にお話しになった組合の方の理解だと思ってございます。  以上です。 70 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 71 ◯9番(有賀精一君)  私もこれ以上ですね、堂々巡りの論議はしませんので、最後に一つ確認したいと思うんですね。  これは本来であれば、先ほども申したとおり、既に国の側から示された時点でやるべきであったと。ところが日野市はやっていなかった。それについては、ちゃんと経過も含めてですね、なぜできなかったのかも説明した上で、組合にそのことを謝罪すると、それが最低限やるべき市の責任だと私は思いますが、いかがですか。
    72 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 73 ◯総務部長(竹村 朗君)  人事評価の制度が導入されたときにですね、この制度を導入していなかったという詳細については確認してございませんが、恐らく人事評価が変わったことによって、すぐにこの条例を出さないということは、逆に、組合側も私どもが謝罪するということではなくてですね、組合側の意向にもある意味沿うものだったと、そういうふうに思ってございます。  ただですね、本来的には、法律にある以上、条例でもこの規定は置かざるを得ず、それが職員の定年引上げということに絡んで、現時点で出すと、そういうことに至ったものでございます。  以上でございます。 74 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 75 ◯9番(有賀精一君)  要するに、自らの非を認めないというふうに、私は受け止めますよね。出さずに、組合の側もそれによって、まあ問題が起きないというような話で今、論議をされているけど、それは全く違うと思いますよ。ガバナンスの問題ですよ、市の。極めて重い問題だというふうに、私は受け止めました。  以上です。 76 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 77 ◯8番(ちかざわ美樹君)  1点確認したいことがあります。議案65号につきましては、昨年の地方公務員法一部改正に伴い、日野市においても定年延長を実施することとなり、降給条例を制定するべく、そのための議案が提案されたということだと思います。  そして、それとともに、この条例案には、定年延長の法改正とは無関係な60歳未満の職員の降給に関する条文が含まれている。こうしたものであることは、委員会で明らかになったことと思います。  私が伺いたいことは、65号議案に含まれている60歳未満の職員の降給に関する事項についての日野市と日野市職員組合との協議について、私、先日の委員会審議の際に、市のほうからは、もう少し協議を詰めなければならないと、こういった御答弁をいただいたと認識しています。そして、ただいまの有賀議員とのやり取りの中で、この60歳未満の職員の降給に関する事項については、引き続き協議というふうに御答弁されたと、このことについて、引き続き協議と御答弁されたと認識しています。  それで、私、確認したいのは、65号議案に含まれている60歳未満の職員の降給に関する事項についての協議が、この事項についての協議が、組合との合意、妥結というところに至ったのかということを私は確認したいと思います。委員長よろしくお願いします。 78 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 79 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  委員会の段階では合意に至っていないというやり取りであったかと思いますが、現時点において、どうなのかという御質疑でしょうか。(「はい、そのとおりです」と呼ぶ者あり)議長の御配慮により、理事者側から現時点でのやり取りの到達点、組合との交渉の到達点について、御答弁いただければというふうに思います。 80 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。総務部長。 81 ◯総務部長(竹村 朗君)  先ほどの御説明と繰り返しになりますが、条例を出すことについては、組合のほうも承諾をしてございます。  ただ、定年引上げに伴うもの以外についての運用について、引き続き労使協議を行うということを確認してございまして、その確認をしたのは9月12日でございます。その後はですね、ちょっと議会のスケジュール等もございまして、職員組合と交渉するには至ってございません。  以上でございます。 82 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 83 ◯8番(ちかざわ美樹君)  恐れ入ります。ありがとうございます。  それでは、委員会以降、事態は変わっていない。妥結には至っていないと、このように承知をさせていただきました。質疑は結構です。 84 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 85 ◯17番(奥野りん子君)  事前に質疑の通告をしておりますが、手を挙げるのをちょっとうっかり怠りまして申し訳ありません。質問させていただきます。  今議会においては、議員の定年延長絡みの条例案が14本も出てまいりまして、すみません、14本中の12本がこの定年延長絡みということで、(「議員じゃなくて職員でしょう」と呼ぶ者あり)すみません、訂正させていただきます。職員の定年延長絡みの議案が今議会14本出ている中で、職員待遇に関する議案が14本出ている中で、12本が定年延長絡みの議案だという説明が企画総務委員会でありました。  ただし、この65号に関しましてはですね、定年延長における管理職の降格条例と見せかけて、実は一般職員の給与についても、本人の意思に関係なく下げることができるという内容になっています。これは全く定年延長とは別物。職員の待遇改悪、不利益変更になるかもしれない内容になっているわけですから、これをずらっと14本一気にメールで送って、さあどうだという話にはならないんですね。  まず、1点目としましてですね、本人の同意なく給料を下げることができる事由のうち、本人都合によるものとして、勤務実態が悪い方、精神疾患や身体障害になられた方、パワハラ、セクハラなどの行為が続いている方といったところを想定しています。そのうち精神疾患や身体障害になられた方について給与を下げるには、任命権者が指定する医師2人によって勤務に耐えられないと診断された場合となっていますが、医師2人のうち、1人は当人の状態を一番よく知っている主治医であるべきだと私は思います。  降格の事由に関して、企画総務委員会では質疑されなかった幾つかの点について聞きたいと思っておりますので、委員長からお取次ぎ願います。 86 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 87 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  議長の御配慮により、理事者側から御答弁いただければと思います。 88 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。総務部長。 89 ◯総務部長(竹村 朗君)  この規定につきましては、大変申し訳ございませんが繰り返しになりますが、地公法の規定にそのまま対応しているものでございます。  今、御質問は任命権者が指定する医師2名ということで、その1名はおっしゃっているのは多分主治医とか、そういう者の意見ということだと思いますが、この取扱いについては、すみません、ここで規定している以上のことをちょっと今、申し述べることはできませんが、当然に主治医の方の意見も聞いた上でということになるとは思ってございます。  以上でございます。 90 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 91 ◯17番(奥野りん子君)  それが規定されていないからこそ、組合は不安になるんですよ、職員はね。任命権者側が指定する医師2人と書けばね。じゃあ規則でどう書くんですか。いやいや、それは違います。本人が言えば、本人や主治医も大丈夫ですと書くんですか。そこの調整をしないうちに出されたら、それは誰だって不安でしょう。そういうことを言っています。  地方公務員法は、この内容どおり出してきていません。内容は、各自治体がちゃんと労使協議をして、規約、規則をきっちり決めて、それで条例で決めなさいというのが地方公務員法です。あたかも地方公務員法がこうだからこうしなきゃいけないんだ、従えというようなね、そんな出し方はやっぱり私はおかしいと思います。  次にいきますけれども、職員本人の意思に背いて給与を勝手に引き下げるための事由について、当局側の事由に関する質問に移ります。  管理職ポストの数が減った場合に、余った人数分について降格するという内容になっています。  しかし、行政需要がこれだけ増大しているわけで、だからこそ職員課長は、丁寧な説明さえ組合にする時間もない。上程する前に説明しないで、上程してから説明に回ってあっぷあっぷしているわけですね。丁寧な仕事ができていないというのはね、数がむしろ逆に足りないからですよ。本当にポストを減らせると考えて、この条例案をつくったのかお答え願います。 92 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 93 ◯総務部長(竹村 朗君)  こちらは、地方公務員法の規定にあるものでございまして、業務等がなくなった場合、あるいは、それに従って定数が改廃された場合、予算が減少した場合にポストが減るという仕組みはですね、仕組み上は必要だと思ってございます。  それと、現状でそういうことが、現状においてはほぼないであろうというのは、またちょっと別の話で、仕組み上は整えておく必要があると考えてございます。  以上でございます。 94 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 95 ◯17番(奥野りん子君)  今もまたうそをつきました。地方公務員法には、そんなこと書いてありません。内容はちゃんと協議して決めなさいと書いてあるんですよ。だから内容をちゃんと日野市の管理職と協議して、本当に今後ね、ポストの数を減らすことができるのかと、みんなで協議してあり得ないということになるわけでしょう。でも、一応備えのために書いておこうという結論で書いたのだったら分かりますよ。協議はしていないということが分かったじゃないですか、今の議論で。あり得ないですよ、こんなこと。これから行政需要が増える一方なんですよ。人口が減っても需要は増える一方なんですよ。サービスの数は増える一方なんですよ。ちょっと考えたら分かるでしょう。これ、何年前の状況を使っていらっしゃいますか。  役職の削減以外に予算の減少も挙げられていますが、今後、その予算を減らそうと思っているポストというのを今から想定していらっしゃるんですか。 96 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 97 ◯総務部長(竹村 朗君)  全く想定はしてございませんが、これから人口減少の時代になって、ちょっとどうなるかということはあるかとは思ってございます。  以上でございます。 98 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 99 ◯17番(奥野りん子君)  人口はね、相対的に減っていくんですよ。高齢者だって今、増えているけれども、今後、減っていくんです。団塊の世代の大きな塊が減っていけば、どっと減っていきますよ。子どもが減っている、みんな減っていきますよ。だけれども、行政需要は変わらないんです。サービスの数は変わらないの。予算が減っても、その仕事をするための人材は必要なんですよ。考えたら分かるでしょう。  別にこれを置いてもいいんです、この規定を。だけれども、ちゃんと議論したのということが大事だと私は言っているつもりです。  この条例の案文はですね、まさに、今の状況には実態には合っていないんですが、これ、作成に当たってね、誰が案文を作成して、どの部署で検討されたのか教えていただけますか。 100 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 101 ◯総務部長(竹村 朗君)  総務部職員課で担当してございます。  以上です。 102 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 103 ◯17番(奥野りん子君)  あのですね、この条例案は、総務省が出しているひな形とうり二つです。議論をしないで、2014年に出されてきた国のホームページに貼っているものをそのまま持ってきて、そのまま出した。こんな手抜きしているのに、肝腎の組合と協議するという一番大事なところをやっていない。手抜きしている。大問題じゃないですか。そしゃくしていないで出してきたということですよ、何にも中身を。  でもね、このア、イ、ウ、ああ、これはあの職員のことだな、これはあの職員のことだな、みんな浮かびますよ、私は。この方たちが今後、給料を下げられるということを分かっては、これ賛成できないですよ。協議した上で決裂するということもあり得る。でも、協議することで相手の納得を得るように努力するということが大事でしょう。それやらないで、ぽんと出してきたら、それは職員の心証をね、悪くしますよ。こんなことやっちゃ駄目ですよ。  この2号に基づいてですね、職員のいずれかを降格させる場合に、誰にするかは、勤務成績、勤務年数、その他の事実に基づき、任命権者が公正に判断して定めるとありますが、何をもって公正な判断というのか、何によって担保されるのか、お答えください。 104 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 105 ◯総務部長(竹村 朗君)  既に行われております人事評価によってなされるものと思っております。  人事評価についてはですね、直属の上司、それから、もう一つ上の上司と2名による評価ということで公正性を保たれると思ってございますし、集約した職員課においてもですね、それが適正であったかという確認はしているものでございます。  以上でございます。 106 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 107 ◯17番(奥野りん子君)  あのですね、結局ね、行政不服法に基づく審理員を置いたとしてもですよ、行政不服法の審理員というのは、任命権者が公正な判断をするために置くわけではなく、公正な判断ができなかったときのために置くものなんですね。だから、不公正を未然に防ぐことはできないわけですよ、置いたからといってね。  その公正な判断というのは、何に基づいてやられるのかといったら、規約、規則なんですよ。その規約、規則を決めないで条例を出してくるというのはどういうことですか。公正な判断をするために、任命権者のその主観で判断されないように、これがルールだよ、お互いの取決めだよというのを規則で決めたからこそ、安心して労使協定が結ばれるんじゃないですか。いかがですか。規約はできていますか。 108 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 109 ◯総務部長(竹村 朗君)  公平な評価のための人事評価ということで、人事評価の制度を導入したものでございます。  以上でございます。 110 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 111 ◯17番(奥野りん子君)  はい、答えになっておりません。公正な判断は何によって担保されるのかと聞いておりまして、担保されるのは規則です。細やかなところでの取決めです。条例に書いてあることだけだったら、どんどん首を切れるし、賃下げできますよ。その中でも、こういう場合は守ろうねとか、こういう場合は当たらないよねとか、細やかに決めていくのが労使協定ではないですか。ねえ、あまりにも乱暴で、私は本当にちょっとこの決め方は信じられない。  規約もできていない段階で条例が可決されてしまったならばですね、職員の待遇について、職員は、当局と議会に白紙委任したことになりますが、そんな危険なことを日野市の組合が了解したのか。この質問については、今、先ほど部長は、したかのようなうそをおつきになりました。しておりません。  この組合には、議案の内容について、一切提示せず、意見さえ聞かずに上程した。何で私がこれを言い切れるかというと、私は、組合で執行委員長は誰ですかと、議会事務局に問合せをして、その方のところを訪ねていきました。この議案を見せました。そうしたら彼は、職員課からもらった資料を全部並べて、この内容はありませんと言いました。メールで送ったかもしれないけど、65号に関しては、丁寧な説明は一切していないんですよ。この内容は何なんですかと驚きましたからね。メールを送ったら、知らせたつもりになったら大間違いですよ。14本あるんですよ。その中の一番これが肝な条例案なんですよ。彼らにとって、一番これが勝手に決められたら困る内容なんですよ。説明さえも、議会初日までに説明さえもしていない。協議さえもしていない。そして、私が執行部に問合せをしたら、執行部から抗議が行って、慌てて12日総務委員会の前日になって説明をする。こんなやり方でね通用すると思いますか。 112 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 113 ◯総務部長(竹村 朗君)  ちょっと繰り返し申し上げさせていただきますが、これらの条例案については、7月12日の時点で職員組合に提示をしてございます。8月24日に確認書を締結してございます。その後に、この内容について疑義がある旨、再度の申入れがあり、9月12日には、繰り返しになりますけど、役職定年に伴うもの等以外の降給の取扱いについては労使協議を行うということで、双方合意してございます。  ですので、組合もこれを出すことについては合意をしてございますし、ただ、言っておりますのは、その他の運用については、労使協議をしていくと、そこについては私どもも異議はございませんので、双方合意したところでございます。  以上でございます。 114 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 115 ◯17番(奥野りん子君)  またうそをおつきになりました。組合は、いまだに合意していないと言っていますよ。合意なんかしていないと言っていますよ。もう本当にね、もう口から出任せを言わないでください。(発言する者あり)私の質問中に遮らないでください。  職員課は、4年前の会計年度任用職員の待遇に関する議案上程の際にもですね、同じような本当に、これ談合じゃないのというようなやり方をしました。同じやり方を繰り返しているわけですので、もう少し反省していただきたいんですよね。  この65号の提案の仕方はですね、日野市がどんなにガバナンス改革を叫んでもですね、もう傲慢な体質は変わっていないということの証明じゃないかと思っております。与党の数の力で押し切ることができるから、労使協定なんてしなくても大丈夫と軽く考えていらしたのではないかと思いますが、職員課としてですね、この議案を上程するに当たり、労使交渉はしていないよ、7月に提出して、メールで、説明はしていない。確定書を交わした。そんなことを言ったって、65号抜きで交わしている。組合は、この65号以外は問題ありませんと言っていますよ。そこは問題にしていない。この肝腎な部分の内容をきっちり相手に理解させて協定を結んだのか。まず協定を結ばれていないですけどね、合意していないんだから。  そのことについて、そもそも法務に相談されたのか。市長、副市長、部長にも、いや組合に了解を取っていませんよなんてことを、ちゃんと職員課が説明した上で、これが上程されたのか。このことを確認させていただけますか。 116 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 117 ◯総務部長(竹村 朗君)  組合に、令和3年の9月から順を追ってですね、交渉をして、説明をしていき、令和4年3月31日にはですね、既に内々の案を提示してございます。その後も、事務折衝は重ねて、合意を得てございます。その後にですね、組合がこういうところも疑義があるんじゃないかということがあって、今回の対応に至ったということでございます。  それから、組合は、この議案を出すことに同意していないとおっしゃいましたけれども、私どもは確実に同意を得ているという確認をしてございます。  以上でございます。 118 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 119 ◯17番(奥野りん子君)  何でうそをつかれるんですか。私、昨日会ってきましたよ。この段階で合意していないと言っていますよ。  私が、議会初日の前に、組合執行委員長はどなたですかと探し出して、話を聞いて、その人が持っている資料全部出してくださいって、出してもらったら、定年延長に関する資料はずらずら出てきましたけれども、肝腎の65号については1枚もなかったですよ、説明書が。口先だけでもごもごしゃべって、相手の理解を得た上でのこれは決定だと言えますか、言えないですよ。あなたがどんなことを言ったって、現場はそうだったということを私はちゃんと聞いてきましたから。ねえ、もう口から出任せやめてください。  使用者の意見を聞かずに、不利益変更をすることはですね、やっぱりコンプライアンス上、本当に問題があると思うんですよ。不利益かどうかはね、総務省やね、日野市が判断することではない。まず、職員組合が組合員一人ひとりに意見を聞いて、意見をまとめて出してくる。そして交渉する。キャッチボールをする。その上で決裂したのであれば、それは問題ない。もうどうしても決裂したのであれば、それは私もね、意を酌みますよ。こんなやり方したらね、日野市の職員はかわいそうですよ。  市長に質問しますが、以上の質疑をもちましてね、この議案第65号は、上程するに当たり、正当な手続を踏んでいないということが分かりました。行政というのはですね、人権に関する最も重要な組織である以上ですね、労使でしっかりと協議した上で、きっちりと要綱も定めてから出し直していただきたいと思っております。  一旦差し戻すという選択をなさったほうが、後々のことを考えた場合もですね、職員と市長との関係がうまくいくと私は思っておりますのでですね、採決に入る前に、議長に対して、調整のための休憩を求めていただけないかと思いますが、市長いかがでしょうか。 120 ◯議長(古賀壮志君)  副市長。 121 ◯副市長(荻原弘次君)  今、奥野議員と総務部長のやり取りでございますけれども、私も部長からですね、今回の議案の提出に当たっては報告をもらい、その中できちんとした組合とのですね、協議を経て、ここに至っているというふうに思っております。  議員からですね、盛んに、この議場の中で御発言いただいているのは、私どもはいかにもというような御発言をいただいておりますけれども、その辺については、しっかりと確認をさせていただきたいと思いますし、再度ですね、この議案の上程につきましては、きちんとした手続を取らせていただいているというふうに思っております。  以上でございます。 122 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 123 ◯17番(奥野りん子君)  しっかりとした手続を踏んでいるとおっしゃるとは、まさか私は想像もしない答弁でありますけれども、職員にとって最善の環境を整えることこそが職員課の使命だと思います。一人ひとりの職員の人生にね、真剣に向き合うならば、こんな乱暴な提案はやれないはずです。  労使協議の上で決裂したならば、組合同意のない上程も、採決も、それはもう仕方がない一面もあります。何しろ上程後の総務委員会前日に、たった2時間説明しただけで、ええ、もう合意は済みましたなんていう言い方はね、私は到底認められない。
     この問題はですね、北川原裁判とよく似ています。市長がどんなによかれと思ってやったことでもですね、手続を間違えると、これはもう大問題に発展していくわけですよ、後々のためにならない。降格条例はどんな組織にも必要ですから、つくること自体に異論はありません。しかし、コンプライアンスを蹴っ飛ばして、ガバナンスもぶっ壊している現状を見る限りにおいてですね、もう本当にこの議案上程には、私は大変心外に思っておりまして、以上で質疑を終わります。 124 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第66号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 126 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第67号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第68号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第69号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第70号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第71号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 131 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第72号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 132 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第73号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第74号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 134 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第75号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第76号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第77号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第78号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第83号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第88号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 140 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本19件の質疑を終結いたします。  議案第62号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 141 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を集結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第62号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号について御意見があれば承ります。白井なおこ議員。 143 ◯10番(白井なおこ君)  議案第63号、日野市立百草台コミュニティセンター条例を廃止する条例の制定について、賛成はいたしますが、公共施設の畳み方に対し、一言意見を申し述べます。  廃校となった校舎を限界まで使い続け、これ以上は危険であるとの判断で、体育館に続き、校舎も閉鎖を決定した流れと理解しています。このような進め方で本当によいのか疑問に感じます。  今、恒常的にここを利用していた保護司会は、暫定的に教育センターに移転しますが、そちらもほぼ同時期に建てられた小学校です。第6次行財政改革大綱実施計画においては、具体の利用中止時期を令和5年度をめどに明示する。利用中止時期までに段階的に代替手法を検討して実施し、施設を閉鎖すると目標にしていますけれども、いつ何どき、今回同様の電気系統の不具合で閉鎖を余儀なくされる事態が発生するかもしれません。個別検討は大切ですが、その前に除却に向けた基準を示す全体的な計画が必要ではないでしょうか。  危険度、避難所、防犯上の懸念、市民への影響、維持費等の評価基準を設け、点数化し、点数の高い順にランキングし、公表している自治体もあります。このような基準に基づいた見える化は必要だと考えます。  そして、利用している市民への周知についても、少なくとも1年前など、一定のルール化が必要であると考えます。  これからの日野市の最重要課題の一つは、公共施設の再編です。既に御検討されていることと思いますが、公共施設の畳み方についても、除却計画策定を含め、この百草台コミュニティセンターの閉鎖プロセスから学んだことを最大限生かして、次のステージに進んでいただくことを求め、意見といたします。 144 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 145 ◯8番(ちかざわ美樹君)  日本共産党日野市議団を代表して議案第63号、日野市立百草台コミュニティセンター条例を廃止する条例の制定に反対の立場で意見を申し上げます。  百草台コミュニティセンターは、現在も多くの市民による多彩な活動の利用実態があり、こうした活動が廃止後、代替施設の対応で保障維持されるのか大変疑問です。  また、いのちのミュージアムをはじめとして、市が応援してきた団体の廃止後の活動の場が決まっていないという問題があります。移転後、活動先、移転先が決まっていない段階で、議会で廃止を決めてしまうことは避けるべきだと考えます。  さらに、この地域のコミュニティーの在り方の問題があります。2015年の議会では、百草台コミュニティセンターの実績を踏まえて、地域コミュニティー再生のシンボルではないかという質問が行われ、これに答えて市長はこのように応じておられました。様々多彩な市民活動が積極的に行われている。非常に貴重な拠点ということで利用率が高い。さらに支援を行いながら、コミュニティーの活性化のために、そういう拠点を今後は増やしていくということを考えていかなければならない。このような趣旨の御答弁でありました。  こうした評価を行っておきながら、代替施設の対応のみで、廃止後の地域コミュニティーをどうするかということ、その検討もされずに廃止を決めてしまうというのはあり得ないことかと思います。  廃止後のコミュニティーをどうするか。跡地をどう利用しながらコミュニティーの再活性化を図っていくか。文字どおり利用者、団体、個人、地域の皆さんとともに検討していくことこそが求められていると思います。  以上のことから、廃止条例には反対とさせていただきます。 146 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 147 ◯4番(新井ともはる君)  議案63号、日野市百草台コミュニティセンター条例を廃止する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  こちらの施設でございますが、当初、積極的な修繕はしないで、それで使えるところまで使っていこうというもので、これはオープンしたというふうに記憶をしています。  今回、設備的な不具合、これを修繕する、その修繕費用なんかも考えますとですね、なかなかそれを続けていくのは難しいというところで、理解をさせていただいています。  それで、代替施設のですね、お話、先ほど意見のほうでもございましたが、今、確認させていただいているところ、いのちのミュージアムだけが移転先が決まっていないというふうに聞いております。  こちらのいのちのミュージアム、私もですね、こちらの開所式に参列させてもらいまして、風船をみんなで一緒に打ち上げたということも、記憶にしていまして、本当にすばらしい活動をされています。  このいのちのミュージアムでございますが、日野市にとどまらず、全国で活動する全国規模のNPOというふうにお伺いしています。今、地域協働課のほうでも、東京都に限らず、いろんな市区町村を含めて代替施設をですね、探っているというところでございまして、ある程度の広さがなければいけないだとか、あとは、命を大切な命を預かっているという事業内容を考えますと、その周辺環境との関係性もですね、これも十分考慮しなくちゃならないですし、また、今までこの家賃というのはですね、無料で貸出しをしていて、光熱費ぐらいしかかかっていなかったということなので、家賃の問題なんかもですね、いろいろと考慮しますと、移転先というのはですね、大変難しいものかなと思っています。  ただ、本当にこのいのちのミュージアムのこのすばらしい活動をですね、やはりこの日野市の中で続けてきたわけでございますから、全国からも多くの人たちが来たわけでございますから、こちらをですね、しっかり移転先が決まるまでですね、日野市のほうでサポートしていただきたいと思っています。  また、映像支援隊がですね、こちらのロケ地ですごく活動されていました。ロケ地はですね、このワンフロア全面を使ってやっていたものでございまして、今こちらのコミュニティセンターがなくなればですね、日野市の中では、旧平山台小学校だったりとか、また旧高幡台小学校とかになるのかなと思っていますが、今どちらのこの旧小学校におきましてもですね、ワンフロアを使うということができないという状況です。  ただ、産業振興課、地域協働課、また、教育センターとかですね、連携をしながら、例えばフロア移動だったりとか、また、配置の工夫ですね、また、机や椅子なんかもですね、いろいろと持込みなんかをすると、これまでと同様なこのワンフロアのですね、撮影の場所がですね確保できるのかなと思っていますので、そういった工夫をぜひお願いしたいと思っています。  また、こちらの旧高幡台小学校、旧平山台小学校におきましても、やはり老朽化しております。こちらの小学校もですね、いつ壊れてもおかしくないと思っていますので、そういった今回と同様なことで、移転先だったりとか、いろんな諸問題について対応していただきたい。  また、この映像支援隊につきましてもですね、例えば、そういった小学校でやっているのであれば、いずれかはですね、できなくなるということを想定をして、近隣の大学だったりとか、また、場合によっては教育委員会と連携をしながらですね、土日だけ小・中学校を使わせていただくとか、そういったものもですね、検討していただきたいと思っています。  映像支援隊も一生懸命頑張っていて、様々な映画やドラマで使用されています。今いろいろとコミュニティセンターがなくなるというところで、チラシを作ってですね、いろんなところに配布をして、ロケ地の募集なんかもやっていたというふうにも聞いています。そういったところの努力があったおかげでですね、店舗だったりとか、オフィスだったりとか、工場だったりとか、倉庫だったりとか、病院だとか、アパート、マンション、空き地など様々なところが市内の工業、商業の関係者の方のですね、協力によってできているというふうに聞いております。そういったものも映像支援隊のブログやツイッターで確認をさせていただきました。今後はその空き家だったり、また、日野市のいろんな、いいすばらしいものありますね。ふれあい橋だったりとか、浅川だったりとか、また用水路、里山、百草もですね、多摩丘陵、そういったものも十分ありますので、都心からも使えるので、そういったものも利用しながら、しっかり対応させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 148 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 149 ◯17番(奥野りん子君)  築50年の百草台コミュニティセンターは、老朽化が激しく、耐震補強に予算をかける価値のない施設であり、解体するまでの間、地域コミュニティーの拠点として無料で使っていただく形で運営されてきました。  老朽化施設とはいえ、百草台コミュニティセンターを廃止するに当たっては、利用者団体が不利益を被ることがないように配慮されなければなりません。  地域協働課から利用者団体に対して、施設廃止の意向をお伝えし、代替施設を御案内して誘導してさしあげたそうです。確認したところですね、楽器を演奏するサークルに関しては、湯沢福祉センターに変更した場合に、1回につき、個人だと30円、団体だと300円の使用料がかかることになるわけですが、今のところ、利用者や利用者団体からの異論は出ていないとのことです。  この負担増を百草台コミュニティセンターの建て替えや耐震化によって解決しようとした場合には、億単位の予算が必要になります。さらに新築となれば、開所と同時に使用料が発生することになるため、解決の手段にはなり得ません。  よって、利用者の皆様に、ほかの施設に移動していただくほかないのは大変心苦しい限りですが、この63号は妥当につき、私自身も今後の利用者様からの御相談に対して、丁寧に寄り添わせていただくことを誓いまして、賛成とさせていただきます。 150 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 151 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 152 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第63号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第64号について御意見があれば承ります。白井なおこ議員。 153 ◯10番(白井なおこ君)  議案第64号、日野市職員等の内部通報に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに、賛成の立場で意見を申し述べます。  本議案は、市におけるコンプライアンスの実効性及び内部通報制度の適正な運用を確保するために、日野市コンプライアンス委員会を設置し、その所掌事項及び報酬額等を条例に位置づけるものです。  その必要性は理解いたしますが、既存の日野市職員等の内部通報に関する条例に盛り込み、条例名も日野市職員等の内部通報及びコンプライアンス確保に関する条例と改める手法については、率直な感想として、取りあえず感が否めません。  内部統制はリスクの未然防止、内部通報は発生後の対応という車の両輪とし、コンプライアンス委員会は、双方の取組や運用を外部の目でチェックする役割を担うものと理解しています。  しかしながら、日野市の内部統制制度については、基本方針や運用マニュアルは作成されているものの、条例にはなっていません。本来であれば、条例か、あるいは、基本方針を議決事項にするような条例を制定することが望ましいと考えます。  日野市の法務体制整備は過渡期であり、本議会でも、この議案を含め、関連議案予算が提案されています。現在は模索と検証を重ねながら、よりよい制度を構築していく時期だと受け止めています。本議案の条例改正もその一端であると思いますが、これでよしとせず、条例化も視野に入れながら進めていただきたいと願います。  内部統制は、文字どおり内部事項ですが、様々な外部のチェックを仕組みとして取り入れる必要があります。条例に定めることで議会が関与できます。議会は市長、つまり、日野市内部統制の総括責任者と対等の立場で、内部統制の整備及び運用をチェックする監視役として、その役割を十分に果たさなければなりません。  全国では、過去に不祥事があった自治体では、同類の条例を設置している自治体もあるようですが、日野市もまさにそういった自治体の一つであるという自覚が求められます。  単に他市の追随をするのではなく、監査制度や住民訴訟との関連も踏まえた日野市モデルと言われる先駆的な制度設計を構築していく、ぜひその気概を持って取り組んでいただきたいです。それこそが市民の信頼回復に寄与するものと考えます。  加えて、職員がやらされている感で疲弊しないためには、リスクの見える化で未然防止となり、非効率的な事務作業が減少するというメリットを共有し、共に高みを目指すという意識で取り組んでいけるような工夫を求め、意見といたします。 154 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 155 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 156 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第64号の件は原案のとおり可決されました。
     次に、議案第65号について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 157 ◯17番(奥野りん子君)  議案第65号は、管理職の役職について、課長なら課長のランクを課長補佐ランクに引き下げる降格と、一般職員の定期昇給のランクである号給を引き下げることができる降号の規定について定めています。  日野市の職員の給与に関して、本人の合意なく、日野市の査定に基づき、引き下げるための条例です。  市の職員の待遇に関する不利益変更に当たる議案ゆえに、当然のことながら、事務手続は労働組合法や地方公務員法等、コンプライアンスにのっとって処理されなければなりません。  ところが、先ほどの質疑によって、日野市は議案上程前に、この内容を日野市職員組合と協議するどころか、告知さえも丁寧にしていなかったということが分かりました。私も日野市職員組合から直接聞き取らせていただきましたが、日野市は、この件に関して、組合元幹部だけに伝えて、了承を得ていたという状況のようです。  要するに、元大幹部の了解さえ取れれば、現執行部は抑えられるという判断があったのではないでしょうか。職員課と協議した12日より前の9日に、この内容で飲めと言わんばかりに説得に来た、その元幹部の方は、職員課がもっと強硬な態度に出ても、それでもよいのかとおっしゃったそうです。そして、たった2時間の協議しかされていません。  この待遇引下げ条例案は、組合を無視して上程されたものであるにもかかわらず、市長と与党によって強行採決されるようでは、傲慢な手法から脱却できていないということの証明になってしまうだけでなく、そもそも脱却する気がないのではないかという印象を市民に与えてしまいます。  大坪市長には、ガバナンスの是正やコンプライアンスの確立は、職場環境の改善なくしてはあり得ないということ。職場環境の改善とは、まさしくこのような独裁を排除することに尽きるということ。民主主義というのは、多数決にあらず。丁寧な議論を持って決定する過程のことを言うのだということを申し上げて、反対とさせていただきます。 158 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 159 ◯9番(有賀精一君)  議案第65号、日野市職員の降格に関する条例の制定について、反対の立場で意見を述べたいと思います。  質疑を通じて、市側は、組合の合意を得て提出しているということを何度か繰り返しましたが、これについては、大きな疑義があると考えています。  私自身が組合から得た情報、正確にお伝えする意味からも、文章を一部分読ませていただきたいと思っています。これは、日野市と組合の間で行われたことを組合の側から記述したものでございます。  降給条例の内容について、定年引上げと何の関係があるのかとただしたところ、条例案の次の部分が関連する部分であり、つまりこれ以外は、定年引上げとは関係ないものであるということが分かったそうであります。この部分についての説明は省略いたしますが、定年引上げの実施に当たって、どうしても今議会で可決すべき内容とも思われない。組合は議案取下げ、労使協議第4条降号削除の上、再提出を求めました。降給条例を策定するに当たって、その根拠は地方公務員法、これについても略しますが、の中に条文があります。  労使協議の場で当局は、他市では既に条例が制定されている、定年延長に伴う役職定年以外は降号を実施するつもりはないとしましたが、組合は、地方公務員法改正時からこれまで、条例制定していない。必要ないということだ。実施しないのなら制定しなくてよい。定年引上げに関わる部分だけ条例制定すればよいと反論したそうです。  当局が求める企画総務委員会前の確認書締結については、既に議案上程されており、与野党の数からすれば、可決、成立するのは確実。組合に何のメリットもない。これまで殴って、蹴って、踏みつけにしておいて、議会で野党に追及されるのが嫌だから助けてくれと言われても応じられないと返し、2時間10分に及んだ労使協議は不調に終わりました。  あえて先ほど、殴って、蹴って、踏みつけにしてと、それは何かといいますと、道路課、緑と清流課の会計年度任用職員を雇い止めにする民間委託の方向性が出された。これが、まず1点。2点、これまで短時間勤務の会計年度任用職員にも幅広く実施されていた定期健康診断を労働安全衛生に定める最低基準に限定したと。三つ目、新型コロナウイルスに職員本人が感染した場合に、病休とするように強要したこと。病休5日以上で一時金が1割カットされる。これが今、言った、殴って、蹴って、踏みつけにしたと、組合が不満に思っていることでありますが、このような助けてくれと言われても応じられないと返し、2時間10分に及んだ労使協議は不調に終わったと組合が認識していることを見れば、先ほど総務部長が答弁していたこととは、大きな乖離があるのではないかと感じます。  そもそも日野市の瑕疵によって、本来は国の側から出された条例改正のひな形に、即時に応じることなく引き延ばし、この期に及んで定年引上げの問題と一緒にこのことをくっつけて出してきたということが、私は大きな問題であると思います。  内容については、議論のあるところではありますけれども、そもそも自らが招いた問題に対して、反省することなく、組合とこのようなやり取りをして、降号する予定はないのなら、出す必要はないじゃないかと言われて、一切答えることができない、今の日野市の現状こそ、改めなければならないガバナンスの大きな課題として受け止めていただきたいと思います。  何度も繰り返しますが、組合は、今回の問題において、労使協議は不調に終わったという認識です。本来であれば、この議案の上程は、組合との話合いを再度行って、煮詰まった段階で提出すべきものだと思います。この場で、数の力で、もしこのことを強要するようなことがあれば、今後の職員組合と日野市の間にも大きな溝が生まれるとともに、コンプライアンス、ガバナンス改革を掲げている日野市自らが、自らの行おうとしている行為に汚点をつける、汚点を残す、そのような行為になることを付記しまして、反対の意見といたします。 160 ◯議長(古賀壮志君)  中嶋良樹議員。 161 ◯13番(中嶋良樹君)  議案第65号につきましては、賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。  私も委員会の質疑、また意見の中でも確認を取らせていただきながら、意見を述べさせていただきましたけれども、今回、地方公務員における定年延長につきましては、法定事項となることから、全ての自治体におきまして、制度導入を行うことが必要となっております。  その中でいろいろメリット、デメリットがあるのも承知しておりますし、上部団体である公務労協自治労の中におきましても、一定の課題として認識が持たれているかと思ってございます。  そういった中で、日野市とですね、職員組合側との協議の場におきましては、私も聞くところによりますと、まだまだこれから具体的にですね、詰めていくという段階であると聞いておりますし、今、この議場の場でですね、そこについて、我々議員の立場で言うことではないかなと思っておりますので、その点は、今後ですね、丁寧な議論をですね、ぜひ職員組合側とやっていただきたいと思ってございます。  そういった意味では、私は少し疑義を持っている点を申し上げますと、やはり職員組合の中で、やはり組合員の皆さんが職場での討議を行っていただきたい。これは民間企業でも同じですけれども、やはり現執行部だけの意見ではなくてですね、職員全体の意見をまとめていただいて、それを基に執行部と議論の場を持つべきだと思っておりますので、まだまだそういった意味では、これからその場が持たれるということ。それから、まだまだ職場内での討議が進められていないのではないかなということが、私が率直に思った次第でございますので、あと、加えてですね、令和3年6月3日の参議院議員と衆議院議員の中でも議論されておりますけれども、地方公務員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議として、九つ附帯決議がついております。  全世代の職員のワークライフバランスの確保、それから必要な新規採用の継続など、非常に極めて重要な附帯決議の中身となっておりますので、この点も、ぜひ職員組合並びに執行部の皆様にもですね、認識を共有していただきまして、これから丁寧にですね、定年延長を含めて、いろいろと庁内のガバナンスを含めてですね、進めていただくことを要望して、賛成の意見とさせていただきます。(「自治労の立場か、それが」と呼ぶ声あり) 162 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 163 ◯8番(ちかざわ美樹君)  日本共産党日野市議団を代表して、議案第65号、日野市職員の降給に関する条例の制定について、反対の立場で意見を申し上げます。  昨年の地方公務員法一部改正において、定年延長措置を前提に、役職定年制の導入、定年前再任用短時間勤務職員制度の創設、60歳に達する職員への60歳以降の情報提供・意思確認制度の創設を行い、正規職員として勤務できる期間が延長され、生活関連手当が支給されるなど、現行の再任用職員より処遇は改善されるもので、日本共産党は、この改正に賛成をしております。  しかし、60歳を超えた職員の給与を7割に引き下げる問題については、職務給原則を壊すとして引下げをやめること。また、定年延長と新規採用を両立させるための財源措置を政府に求めています。  議案第65号条例案は、この法改正に伴って、60歳以上の降給に関する事項を定めるものと、市は説明しています。  しかし、それとともに、この条例案には、定年延長の法改正とは無関係な60歳未満の職員の降給に関する事項が含まれています。この事項は、2014年の地方公務員法改正の際に導入された人事評価制度に関連する事項であり、運用されれば、職員の不利益に当たる重大な内容となっています。  先ほど質疑の中で、何度か合意したと、このように繰り返し答弁がありましたが、これは議案を議会に提出することの合意ということであって、その中身が組合と合意できていないということは確認を私はさせていただいたと思います。中身は合意できていないということであったと考えました。  職員の処遇に関する重大な変更で、不利益変更にもなり得る。その中身について、合意も得ることなしに、これを議会に出す。それは論外だというのが今回の結論でございます。  以上のことから本条例には反対とさせていただきます。 164 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 165 ◯4番(新井ともはる君)  第65号、日野市職員の降給に関する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。  私も民間の企業に勤めていて、労働組合のいろいろと経験もさせてもらいましたが、しっかり対応されているなと思っていますし、この条例を出すに当たって、相当前から情報の提供をしているということもですね、確認もさせていただきました。自治労さんだったりとか、東京都の自治労さんだったりとか、あとは、日野市だけじゃなく、市職の方もですね、今、日々いろいろな活動をされているかと思っていますが、そういう人たちのためにもですね、しっかりとした意見も述べなくちゃいけないなという立場で、意見を述べさせていただきたいと思っています。  まず、こちらのですね、職員の降給条例に挙げられたものをですね、拝見させていただきますと、何か具体的な、実効的な仕組みというよりもですね、法律に決められたものを改めて規定されたものだというふうに認識をしています。国から人事評価制度が入ってきまして、人事評価に基づく運用をしなさいというふうな、国から平成28年度に法律で定められたものでございます。  その中で今回、この定年延長というものと、あと、もう一つ、定年延長以外のですね、それ以外の降給の部分に分かれて議論がされているかなと思っています。  今までですね、法律でありましたが、この条例化されていなかったのは、この日野市でも、処分をして降給をした事例はない。また、他市においてもですね、職員のほうにも確認を取りましたら、他市のほうでもそういった事例がないということで、この条例はする、急いでですね、国から28年度に法律で定められて、急いで条例化する必要性がなかったということでございます。  そして、なぜ今回この条例化に当たったかと言いますと、その降給の中に、定年延長の関係のところが入っていて、その必要性が出てきたので、改めて整理をしているというふうに考えています。  また、この議論に当たって、この不利益な処分がですね、大分クローズアップされているかなと思っていますが、例えばですね、定年延長について、これ考えてみます。  これは、新しい条例では60歳に到達した方がですね、3割減になるというものでございます。今の状況ですと、再任用という形で、再任用の給料表に当てて、このやっているわけでございますが、その給料の減り幅がですね。今、現状のほうがもっと、大きいはずでございます。  そういう意味では、不利益というものにも当たりませんし、また急いでやるものではないです。令和5年の4月1日に、これは施行されますが、実際これがですね、当てはまる方は、令和5年はいなくて、令和6年の4月1日、前年に60歳になった方が3割減になるというのがスタートするものでございます。そういう意味でも、かなり時間が余裕の持ったものだと思っています。  また、今回の条例で賛否が分かれます定年以外の部分、いわゆる降給の部分についてでございますが、このことにつきましては、一つに成績の不良、二つに心身の不調、三つ目に職が定まらない、こういった理由で、降任や降給という規定が入っています。  しかしながらですね、現実問題、どういった方が対象になるのか。例えば、こういう指導をして、こういう対応をして、改善されないときに適用しますよといった。このどういったステップを踏んで、それを対応するかについては書いてありません。このことについては、今後、職員の分限処分に関する指針で決定されるというふうにお伺いしています。  ですので、同意の至っていない、また、中身が同意がないという意見につきましてはですね、そもそもこちらのどういった方が対象になるのかというものもですね、職員の分限処分に関する指針を、これから労働者の方々、組合の方々と協議をするのが決定していまして、こちらを決定しなければ詳細のものが決まらないので、今現在では決まっていないというものでございます。ですので、この細かい、これからのことにつきましては、この職員分限処分に関する指針で決定されますので、こういった決定に当たって、不利益処分にならないように、慎重にきちんと手続を踏んで実施していただくことをお願いしまして、私の意見とさせていただきます。 166 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 167 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 168 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第65号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 169 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 170 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第66号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第67号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 171 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 172 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第67号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 173 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 174 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第68号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 175 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 176 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第69号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 177 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第70号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 179 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第71号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 181 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。
     これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 182 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第72号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 183 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 184 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第73号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 185 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 186 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第74号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 187 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 188 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第75号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 189 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 190 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第76号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第77号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 191 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 192 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第77号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第78号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 193 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 194 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第78号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 195 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 196 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第83号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第88号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 197 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 198 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第88号の件は原案のとおり可決されました。 199 ◯議長(古賀壮志君)  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 200 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。            午後0時26分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            午後1時31分 再開 201 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより議案第79号、日野市市税条例等の一部を改正する条例の制定、議案第82号、日野市立児童館条例の一部を改正する条例の制定、議案第85号、令和4年度日野市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第86号、令和4年度日野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第87号、令和3年度日野市立病院事業会計資本剰余金の処分の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 202 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 203 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  それでは、民生文教委員会に付託されました5議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第79号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、住宅ローン控除制度の適用期限の延長など所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年1月1日から施行するものです。ただし、第1条中、日野市市税条例第31条第4項及び第6項の改正規定等は令和6年1月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、省エネ性能の高い認定住宅について詳細を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第82号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、学童クラブの障害児受入れ学年を拡大するため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第85号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ2億9,839万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を159億3,050万7,000円とするものです。  歳入につきましては、繰入金及び繰越金を増額するものです。  歳出につきましては、基金積立金及び諸支出金を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第86号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ4,590万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を48億8,398万6,000円とするものです。  歳入につきましては、繰入金、諸収入及び繰越金を増額するものです。  歳出につきましては、諸支出金を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第87号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方公営企業法第32条第3項の規定により、令和3年度に日野市立病院整備基金を取り崩したことに伴い、資本剰余金77万円を減額処分するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上5件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 204 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第79号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 205 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第82号の質疑に入ります。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 206 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第85号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 207 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第86号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 208 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第87号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 209 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。  議案第79号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 210 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 211 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第79号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第82号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 212 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 213 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第82号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第85号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 214 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 215 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第85号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第86号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 216 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 217 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第86号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第87号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 218 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 219 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第87号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 220 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第80号、日野市手数料条例の一部を改正する条例の制定、議案第81号、日野市遊び場条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 221 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 222 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  それでは、環境まちづくり委員会に付託されました2議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず議案第80号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、住宅の質の向上及び円滑な取引環境の整備のための長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部を改正する法律等が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和4年10月1日から施行するものです。  ただし、建築基準法関係事務の部(40)の項及び(40)の2の項の改正規定等は公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第81号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市で管理する運動広場に百草台運動広場を追加するため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年1月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 223 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第80号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 224 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第81号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 225 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  議案第80号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 226 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 227 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第80号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第81号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 228 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 229 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第81号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 230 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第55号、令和3年度日野市一般会計決算の認定の件を議題といたします。  本日、一般会計決算の会派代表者による意見の際に手話通訳者が入りますので、よろしくお願いいたします。  一般会計決算特別委員長の審査報告を求めます。      〔一般会計決算特別委員長 登壇〕 231 ◯一般会計決算特別委員長(島谷広則君)  令和3年度一般会計決算特別委員会の審査報告を申し上げます。  一般会計決算特別委員会の日程は、9月16日、20日、21日の3日間で開催され、令和3年度決算に対し、延べ45名の委員から質疑や行政への提言、指摘が行われました。  議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、島谷広則、副委員長には、わたなべ三枝委員が当選いたしました。  決算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたり、大変お疲れさまでございました。おかげさまをもって慎重審査ができたことに対し、敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って決算内容の説明に当たられた市長はじめ関係各位に対し、厚くお礼を申し上げる次第であります。  委員会の冒頭に、審査方法及び審査日程を協議し、審査に入りました。  初めに、歳入の決算額、823億3,904万4,655円の内容説明がございました。その後、5名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、住宅取得・ふるさと納税による控除額を問う。2、法人市民税の一部国税化による直近の試算額を問う。3、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の返還金実績について。4、今後のコロナの状況を踏まえ、市税収入のリスクをどのように考えているか。5、市税における不納欠損の理由を問う。  以上が、歳入全般の決算の審査状況でございます。  次に、歳出の決算額、770億720万219円の審査に入りました。  歳出のうち、議会費、総務費の歳出の内容の説明があり、その後、7名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、職員の障害者雇用率の推移と定着状況などを問う。2、パートナーシップ制度の検討状況について現段階での進捗を問う。3、働き方改革推進業務委託料について、何に使用されたのか。4、LINEアカウント運用ポリシーについての見直しと個人情報の扱いについて、市の見解を問う。5、2,000万円以上の工事入札実態を踏まえた市の認識を問う。6、内部統制職員研修業務委託料の内容を問う。7、投票所で障害者等によりサポートを求められた件数と市の対応について。  以上が、議会費、総務費の審査状況でございます。
     次に、民生費の審査状況でございますが、8名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、高校生までの子ども医療費助成を所得制限をなしと仮定したケースでの市の支出はどれぐらい必要か。2、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム推進協議会での協議内容は。3、地域でささえる・つながるプロジェクトの成果を問う。4、産後家庭向け配食サービスの実績と利用者ニーズのヒアリングについて。5、見守り支援ネットワーク経費における見守り推進員を増やす体制充実に向けた市の考えを問う。6、生活保護ケースワーカーの適正配置に向けての見解を問う。7、待機児童のカウント方法を確認するとともに実状の変化、傾向について問う。8、保育園における新型コロナ感染の状況と職員体制を含め、現場の声を問う。  以上が、民生費の審査状況でございます。  次に、衛生費、労働費の審査状況ですが、3名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は次のとおりでございます。  1、粗大ごみを出す際、シールに記名貼付するが、プライバシー保護の観点から見直すべきではないか。また、他市の状況を問う。2、生ごみの堆肥事業を市内全域に拡大することに対する、市の見解について。3、ワクチン接種事業等、新型コロナウイルスへの対応に関わった記録を残し、将来に生かす資料としてまとめられないか。  以上が、衛生費、労働費の審査状況でございます。  次に、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございますが、6名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、商工会補助金による専門家相談事業の効果と支援を受けた方の声を問う。2、有機農業を進めることについて、市の考えを問う。3、森林保全を目的とした森林環境譲与税の今後の活用について。4、農業懇談会委員報酬について、農業委員会とのメンバーや、狙いの相違点を問う。5、道路舗装改修の優先順位づけを問う。6、ふれあい橋補修設計業務委託料について、得られた成果、改修予定を問う。  以上が、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございます。  次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございますが、9名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、学童クラブと放課後子ども教室のすみ分け、今後の児童受入れを問う。2、情報モラル教育のアンケートの項目、回答結果、見えてきた課題を問う。3、学校図書館と司書について、コロナ禍ということであっても、次年度に向けた改善に向けた検証がなされていないのは異常ではないか。4、第五幼稚園園舎解体に当たっての市民の声や対応を問う。5、部活動外部指導員の配置の中学校8校の状況について。6、学童クラブの入所申請について、ネット申請できるようになっているのか。7、オンライン学習支援教材利用料の具体的内容を問う。8、軽井沢風越学園への教員派遣から戻ってきた教員についての現在の役割と市内学校へのフィードバック状況を問う。9、屋内運動環境整備経費について、中学校体育館エアコン設置の実績と今後の小学校体育館への対応スケジュールを問う。  以上が、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございます。  次に、決算全体に及ぶ総括質疑が、7名の委員から行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、普通学級に入学を希望している医療的ケア児のニーズの把握について。2、日野市が考える行財政計画とは。3、報酬を支出している委員会などの議事録の有無や委員の在籍期間などについて教えてほしい。4、コンプライアンス事案について、最終的に処理が完了したと市が認識した件数について。5、誰一人取り残さないSDGsに基づき、取り組んできた中での進捗、課題など、市の見解を問う。6、時代に即した第6次行財政改革に再検討すべきではないか。7、個人市民税を右肩上がりにするための方策を問うでございます。  その後、決算に対する意見は、本会議において、各会派代表等によって行うことに決定し、採決に入り、挙手多数で議案第55号、令和3年度日野市一般会計決算は、認定すべきものと決しました。  以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 232 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。池田としえ議員。 233 ◯16番(池田としえ君)  御苦労様でございます。委員長に1点のみお伺いさせていただきたいと思うんですが、ページ数にして、432、433ページの公民館費ございますね、目の。公民館費の青少年事業経費についてですね、これは令和3年度の決算ではありますけれども、今議会で、今年のですね、事業のこともですね、ちょっとうたわれたと思いますが、この令和3年度の事業内容に関して、そういった関係でですね、質問が当日あったかどうかをちょっと確認させていただきたいと思います。 234 ◯議長(古賀壮志君)  一般会計決算特別委員長。 235 ◯一般会計決算特別委員長(島谷広則君)  御質問いただきました。教育費について、活発な議論が行われた中で、先ほど池田としえ議員がおっしゃった趣旨の内容については、質問がなかったと認識しております。 236 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 237 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。このわくわく学習術というのは、経年度にわたって、事業が組み込まれていて、特に今年度のですね、自衛隊に関する活動に関してですね、非常にちょっと議会でも大きな話題を呼ぶということですね。今後、こういった予算、決算に、そしてまた、一般質問とかですね、世情の状況などからですね、これから担当課は、事業を編み出していくわけで、そういう意味ではですね、この自衛隊云々に関することに関して、子どもたちがどのように学んだのか、それをですね、経年度のこういった事業も含めてですね、どのように評価しているかということをですね、実際にいらして見ての感想とかですね、少しお伺いしたいと思うんですが、いかがでしょう。 238 ◯議長(古賀壮志君)  一般会計決算特別委員長。 239 ◯一般会計決算特別委員長(島谷広則君)  ただいまの質問に関して、答弁の正確性を期すため、議長の御配慮により、理事者側からの御答弁をいただければと思いますが、よろしいでしょうか。 240 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。教育部参事。 241 ◯教育部参事(小林 真君)  公民館のわくわく学習術についての御質問のほうをいただきました。  公民館のわくわく学習術は、子どもたちの夏休み期間を利用して、ふだんの学校授業とは違った視点や方法で、学習への関心を高めていただくことを目的に実施しております。  まず、令和3年度でございますけれども、パラリンピックの正式種目のボッチャを体験しようなどの講座を実施いたしました。  令和4年度のわくわく学習術につきましては、本議会の一般質問での答弁と重複する形になりますが、消防庁立川防災館では消火器操作などの体験学習により、自助と共助について学び、自衛隊立川駐屯地では、人命救助や台風対応など、実際に活動された方の生の声を聞く座学や消防車の防水訓練の見学などに、より公助について学んでまいりました。  災害はいつ起こるか分かりません。そして、そのような災害時には、たくさんの様々な方々が関わられて活動されていらっしゃるということを、今回の事業を通じて、子どもたちには学んでいただけたのではないか。知見を広めていただけたのではないかと受け止めております。  また、今後でございますけれども、まず広報等につきまして、広報等に事業内容を掲載する際には、市民の皆様にとって分かりやすく、伝わりやすい内容をお知らせできるよう、十分配慮して取り組んでまいりたいと思います。  併せて、今回の担当部局の趣旨とはまた違った御意見があるということもきちんと踏まえまして、今後の社会教育事業の充実に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 242 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 243 ◯16番(池田としえ君)  丁寧な御答弁いただきましてありがとうございます。  私もですね、この配付された「夏休み小学生集まれ!れわくわく学習術」というパンフレット、説明書の中身を拝見させていただくと、確かに今、担当課がおっしゃったようにですね、防災的な見地、そしてまた災害時の人命救助などを中心にレクチャーが行われて、そのようなところに着目していきながら機会をつくったという答弁でしたし、またその前に私たち議員がですね、執り行う質疑の中では、自衛隊の存在を非常に一面的な着眼点でしか見ていずにですね、子どもたちにそういう実情というのを知らせるべきでないというようなニュアンスに受け取れる発言があったと思いますが、私、今回の企画も含めて、それは子どもたちに実態というのを知らしめる本当の意味でのですね、役割の半分しかお伝えしていない。余りなんていうかな、実態にそぐわないような内容の提供の仕方だと思います。当然、防災や人命救助というような視点が自衛隊を大きくこの間、何十年もの間になってきていた。  例えば、今回も静岡で大きな水害があったわけですが、テレビでほとんどやらなかったものですからね、実際どれほど恐ろしい状態かというのがまだ一般的に伝わっていないようなきらいもあると思うんですけれども、そういう中でも、自衛隊が活躍するということも非常にあるわけですけれども、しかし、自衛隊の実際の本来の任務というのはですね、こういった人命救助ですとか防災的な見地だけにあるわけではなくですね、例えば、この4月の10日に共産党の志位和夫委員長でさえですよ、「有事の際には自衛隊を活用するとの自身の発言は党の方針と一致している」というふうにお話をしたぐらいしっかりと国防に対する視野というものがあってこその自衛隊の活動だっていうふうに正確にきちんとお伝えし、そして隊員の方が常日頃どのような形で職務を全うしようとしているのかというそのような御苦労な面も踏まえてですね、実態をきちんとお伝えしていくことが大事かなというふうに私は思うわけです。  私もですね、民間で自衛隊を目指して入隊する方々の壮行会に参加させていただいたこともありますが、そういった意味では職業として実際あるわけですし、やっぱりそういう事柄は日頃ですね、きちんと認識していく中で日本国民として生活していくという教育的な配慮というものも非常に重要かと思うんです。もちろん行ってですよ、入隊しろしろみたいな形の勧誘をするというような趣旨で申し上げているわけではないんですね。やはり現実というのをきちんと小さい頃から教育的な配慮でですね、職業の一端としてこういうことで本当に汗どころじゃなくて命がけでですね、人様のために自分の身を置こうというふうな職務についてくださる方々も、そしてそれを目指し、そしてそれを送り出す家族もいるわけですからね、そういう意味では、現実にある姿というのをしっかりとやはり伝えていくということが大事かと思います。  そういう意味でですね、先ほどからの答弁を聞きますと、まるで自衛隊のそういった姿を何か伝えないようにするような実質的な職務の一端を非常に大切な、何かそんな気がしてならないような答弁でありましたし、また、この一般質問の中で言われているような、ちょっと私の聞き方がですね、問題がもしかするとあるのかもしれませんけれども、これが悪いというようなニュアンスで、子どもたちにこういうことをやってはいけないというようなニュアンスで伝わることというのは、非常に失礼なことだとも思いますし、そういう意味ではですね、ありのままに日常私たちの安心安全を守ってくださる方々がどのように職務に就かれていて、どういう意義があるかということもですね、学習の一環として知らしめていくというこの企画というのは非常に私、優れているなというふうにそういう意味では評価する次第でございますので、その辺りのところをですね、しっかりとお伝えしていただきたいというふうに思うんですけれども、それはいかがでしょうか。 244 ◯議長(古賀壮志君)  教育部参事。 245 ◯教育部参事(小林 真君)  本事業につきまして、様々な御意見をいただきましたので、それぞれの意見を大事にしながらですね、今後、社会教育事業が一層充実できるようにしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 246 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 247 ◯16番(池田としえ君)  それぞれの意見を賜るというのは当然のことなので分かるのですが、私が申し上げているのは、そういった実態の中で、既に日野市で毎年人様の命を何らかの形で助けたい、人のためになりたいといって志して自衛隊を志願する方もいるわけです。それが全体の評価として個人的な評価としてどうかというのは別々な問題なので、理解はもちろんそれに関してもいたしますし、冒頭申し添えますけれども、私は今、敵国条項が国連の中で制定されている中での改憲なんていうのは真っ平御免だというふうに今は既に思っていますけれども、しかしですね、こういった自衛隊の方々がもともとは災害云々ということのために第一義的なこととしてあるわけではなく、やはり国防というようなことを心構えとして入隊するというのが、御本人、そしてまた御家族、それをお送りする御家族の意思であるというのをお伺いさせていただいてですね、知っているものですから、やはりそういった現実ということをしっかりといろいろな機会を使ってですね、子どものうちからお伝えするというのは大事なことだというふうに思うんですよ。もちろんだからなれとそういうふうな話ではなくて、現実にいろいろな職業がある、その中にこういう尊い職業もあるんだという意味でですね、いろいろな体験、経験をちりばめていくというのは非常に大事だというふうな前提で私はお話をしているわけですから、各種それぞれの話を聞いて、どういう方向性で考えるのかという答弁を私は期待しているわけです。お願いします。 248 ◯議長(古賀壮志君)  教育長。 249 ◯教育長(堀川拓郎君)  今し方、御質問いただいた、自衛隊についてでございますけれども、今回の事業につきましては、災害に関する知見を広めてほしいという趣旨で実施をしたものでございます。  今後について、教育委員会の事業の中で、自衛隊についてどう取り扱うかということをこの場で答弁をするということは難しいというふうに考えておりますけれども、今後につきましては、子どもたちの学びという観点から各種事業について検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 250 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員に申し上げます。  ただいま、議題となっているのは、令和3年度一般会計決算に関するもので、発言を求めている質疑が当該年度に関係のないもののように感じられます。議会運営の効率性から御配慮いただきたいと思います。池田としえ議員。 251 ◯16番(池田としえ君)  私は冒頭申し上げましたように、今回の審議の肝というのは、これが決定し、そして次の企画を決定するんですよ。大きな影響を及ぼし、しかも当日どころかそれ以前にもこれに関する議論がないというのを確認したからこそ、しかもどこからも出ないとおかしいでしょう。自民党から何からこれだけいるのに。ここに一言言わなくてどうするかというんですよ、保守は。日野市の毎年毎年いるんです、自衛隊に志願する方が。まちにも募集の看板までかかっていて、お祭りっていったら出るわけですよ。そういった状況にも鑑みて、これが言わざるを得ない状況だったと御理解いただきたいと思います。  以上です。 252 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 253 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について、御意見があれば承ります。白井なおこ議員。      〔10番議員 登壇〕 254 ◯10番(白井なおこ君)  2021年度日野市一般会計決算に対し、認定の立場で意見を申し述べます。  コロナ禍2年目、財政非常事態宣言発出2年目となる2021年度決算は、数字だけ見れば比較的好成績に見えるも、それは一過性のものであるという内容でした。  決算というのは単年度だけでなく、長いスパンで見た大きな流れと不安要素の多い社会情勢の中、価値観の転換期であることも踏まえ、未来から見たバックキャストの視点での検証という複眼的な評価が必要であることを改めて認識する決算となりました。  困っている人はどこにいるのだろう。全ての施策はここが出発点です。コロナ禍の中、その原点に立ち戻る機会となりました。その一つとして、民生費で取り上げた産後家庭向け配食サービスは実績を検証しながら孤独な子育てに寄り添う施策の一つとして拡充、定着することを求めました。  新たなサービスは歓迎される一方、既存のものがなくなることに伴うダメージは避けては通れないものです。その一つとして教育費で、第四幼稚園の廃園について質問しました。  検討委員会の答申を受けて、今後の幼児教育の在り方について、新たな会議体発足の流れにつながったことは前進と受け止めています。培ってきた公立幼稚園のスピリットを日野市の財産として今後検証発展していくことに期待します。  日野市の庁舎は大がかりな免震工事を終え、見た目は変わらずとも強固な建物に生まれ変わりました。今度は組織の免震工事、それが総務費で質問した内部統制かと理解しています。下に守らせるではなく、市長、副市長もともに取り組む姿勢が大切なのではと指摘をさせていただきました。  日野市は第5次行財政改革を終え、コロナ禍の対応を最優先した2年間のインターバルを経て、次なる第6次の計画を示しています。  総括質疑では、1年間に寄せられる市民要望の一端を確認させていただきました。小さな要望への真摯な対応の積み重ねは市民との信頼関係の基盤にもなります。どうかその視点を持って、持続可能な仕組みづくりをお願いいたします。  ミュニシパリズム、地域に根差した自主的な民主主義や合意形成を重視する考え方は、生活者ネットワークが長年取り組んできた政治姿勢そのものです。今こそ市民と対話し議論を重ね、目指すべき未来の姿をともに共有し、計画に位置づけるときです。日野市変わったねと市民からの評価を得てこその真の改革です。時間はかかるかもしれませんが、丁寧に市民自治を進めることを求め、以上、意見といたします。 255 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。      〔4番議員 登壇〕 256 ◯4番(新井ともはる君)  令和3年度の一般会計決算に対する認定の立場で意見を述べさせていただきます。  令和3年度は令和2年度と比べて歳入歳出ともに減となり、歳入は823億3,904万円、令和2年度と比較して10.1%減少しました。  市税につきましては、令和2年度と比較して1億3,198万円減となり、今まで働きに出ていなかった配偶者や働く意欲のある高齢者が増えることによって納税義務者数が増えましたが、1人当たりの納税額が下がっている傾向が続いております。  現在、多摩平に大型マンションが建設中で、今後、一時的に人口増になりますが、将来的に歳入増につながる要因は厳しい状況が続くと考えております。  一方、令和2年、3年度は、新型コロナの関係で決算総額自体が急激に膨張した異例な年度となりました。実質収支額が日野市上最大51.2億円となり、国への返還を要する約20億円を差し引き、実質的には31億円ほどとなりました。これは例年に比べると多いものですが、一過性のものだと認識をしております。  毎月のように対前年で2%半ばの物価上昇が継続しており、今後の財政運営も非常に大きい影響があると考えておりますと、財政再建、6次行革でも示している目標を達成するためにも歳出削減の徹底を引き続きお願いしなければならないと考えております。  また、コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、原油価格や電気、ガス料金を含む物価高騰に直面しているお困りの市民や事業者の方が、今後ますます増えることが予想されます。  今こそ行政が総力を挙げて、障害者、高齢者を含む生活困窮者、コロナや物価高でお困りの市民、工業、商業、農業等の事業者の皆さんが将来に希望が持てる市政運営や積極的な市政展開やセーフティーネット的な役割の充実を要望させていただきます。  以上をもって、一般会計決算認定の意見とさせていただきます。 257 ◯議長(古賀壮志君)  わたなべ三枝議員。      〔1番議員 登壇〕 258 ◯1番(わたなべ三枝君)  日本共産党市議団を代表して、2021年度令和3年度の一般会計決算に不認定の立場から意見を申し上げます。  決算不認定の第1の理由は、これまで暮らしや子育てを支えてきた貴重な施策の切下げを断行したことであります。  ねたきり看護手当を廃止し、おむつ給付事業を削減し、モグモグ夜間学童を廃止し、子どもたちの安全を守るために配置されていた学校安全管理員まで廃止をしました。  コロナ禍でかつてない厳しさと不安を抱える市民の暮らしに追い打ちをかけるような施策の切下げであり、とても認められるものではありません。  第2の理由は、コロナ禍の中、暮らしと営業がかつてない厳しさを増す中、財政非常事態宣言を出し続け、第6次行革大綱を策定したことであります。  受益者負担の原則を踏まえ、使用料、手数料などの見直し基準による定期的な料金改定を検討すると言い、事務事業を含む全ての事業を対象に行った経常経費見直し調査の結果を踏まえ、事業の廃止や削減を進めると言い、公立保育園、学童クラブなどにおける民間活力の導入を進めると言い、補助金の定期的な見直しの徹底を図ると言い、5年間で総額80億円を超える財源確保を図るとしています。  しかし、こうした短期的な財源確保を狙った行革というのは、かえって市民生活、地域経済、市政運営をも疲弊させることになるということは、この20年の日野の行革の現実を示しているのではないでしょうか。  なぜ格差と貧困がさらなる広がりを見せる今、コロナ禍で市民生活が厳しさを増す今、従来型の市民に痛みを押しつける行革なのか、到底認められるものではありません。  第3の理由は、市政への信頼を根本から失うような不正、腐敗の広がりの実態であります。この年、市が文字どおり主導して立ち上げた川辺堀之内区画整理組合においては、河内元副市長による8,000万円の補助金詐欺が明らかになるとともに6億7,400万円以上の組合の公金が不正に関係者の報酬として支出されていたことが明らかになりました。  また、旧たかはた保育園の民営化事業においては、河内元副市長の圧力により補助金が次々と膨れ上がっていた実態をはじめ、様々な新事実、新疑惑が明らかになりました。歴史的にも全国的にも例を見ないような不正の実態であり、断じて許されるものではありません。  以上が、今決算に同意できない主な理由であります。  次に、決算審査でも取り上げた切実、緊急な課題の中で、5点に絞って言及し、改善、実現を求めたいと思います。  第1に、公共事業の入札契約制度の改善の課題についてです。  昨年に引き続き2,000万円以上の公共工事の入札は、予定価格に対する平均落札契約率が96.24%、うち99%以上の落札率が33%、その上、1者のみでの入札、落札率は50%と競争が十分働いていない実態が今なお続いていることが明らかになりました。  第三者機関である入札・契約監視委員会の委員からも市外に広げることを検討すべきといった意見が出されています。そうした改革を進めることは、公正公平で適正な入札制度の実現とともに公共工事の経費節減、財源確保にもつながると考えます。真剣に検討し、具体的な改革改善に足を踏み出すことを強く求めるものです。
     第2に、生活保護行政の改善の課題についてです。  令和3年度はコロナ禍における生活保護利用者増の中で、社会福祉法の職員配置基準に照らし5人の職員、ケースワーカーが不足しているとして東京都から勧告を受けています。  市では、平成27年に生活保護行政にかかる不正、不適切な事務処理が行われていたことの痛苦の反省から再発防止計画を策定して改善を重ねてきていると受け止めています。計画を踏まえ、職員、ケースワーカーの増員による職員不足の解消を早急に図るよう求めます。  また、厚労省をはじめ東京都、都内の様々な自治体では、生活保護の申請は権利であると積極的な周知啓発の取組が始まっています。日野でも窓口やホームページでの生活保護の記載の在り方を見直すとともにより積極的な周知啓発を図られることを求めるものであります。  第3に、学校給食への地元産野菜のさらなる利用促進へ向けた課題についてです。  令和3年度の学校給食への地元産野菜の利用率は28.3%だということであります。今後とも新鮮で安全な地元産野菜を安定的に提供しながら、さらなる充実を図っていくためにも提供農地及び提供農家の拡大へ向けた支援策の充実、学校給食契約栽培品目など供給奨励金制度の対象品目の拡充や運搬支援事業の全小・中学校での本格的な展開を求めるものです。  また、環境保全型農業、有機農業の本格的な取組促進へ向け、ネックとなっている販路の確保と収益性の低さを踏まえたとき、学校給食の役割と位置づけは極めて重要だと考えます。  学校給食を重要な販路として位置づけ、奨励金の地元産野菜の給食への供給を誘導、支援してきた市の制度や考え方を生かして、有機農業に対する本格的な支援の仕組みを農業開発者、関係者、消費者、市民とともに検討、具体化することを提案させていただきたいと思います。  第4に、市の面積の26%を占める交通空白地域の対策についてです。  長年懸案となっている交通空白地域対策は、この間、住民ボランティア型交通やデマンド型交通の導入を検討する形で進められているところだと思いますが、高齢化が進む中で、住民ボランティア型交通を安定的、継続的な運行体制を作っていくことの困難さも明らかになってきており、市も決算審議で、デマンド型交通の導入に向けた本格的な検討を進めている旨の見解を表明されています。一刻も早い導入へ向け、検討、調整、具体化を求めるものです。  第5に、小学校体育館へのエアコン設置の課題についてです。  市は今後3年間かけて行うとしていますが、猛暑となった今夏の状況を踏まえても、一刻の猶予もなく前倒しで早急に一気にエアコン設置を進めることが必要だと考えます。子どもたち、保護者、教職員をはじめとした学校関係者の願いにも応え、来年度一気に全校設置できるよう手だてを講じられるよう求めるものです。  最後に、市民の信頼を揺るがす重大問題、市政をめぐる一連の不正問題から三つの提起をさせていただきます。  一つは、川辺堀之内区画整理組合事業に関しても、旧たかはた保育園の民営化事業に関しても、重大な未解明となっている問題があり、さらに新たな不正の事実や疑惑も明らかになってきています。疑惑、疑問は絶対に目をつぶらない。調査解明し、全容を明らかにしてこそ再発防止はもとより市民の市政への信頼を取り戻し、市政の再生を図ることができるということを訴えたいと思います。  二つに、不正、違法な市政運営と決別し、法令遵守、コンプライアンスを最も大事にする自治体へと生まれ変わっていく上で、職場からあらゆるハラスメントを一掃して全体の奉仕者として誇りとやりがいを持って働ける公務環境を整えていく上でも改めて弁護士を職員として確保し、充実させていくことが求められ、期待されていると考えます。積極的な姿勢で確保、拡充に当たられることを求めるものです。  三つに、不正を抑止、防止する一番の力は、徹底した住民の市政への参加とガラス張り情報公開など住民自治の力であり、住民自治に基づく自治体運営に徹することです。深刻な不正、汚職事件から立ち直ってきた自治体に共通するのは、地方自治の原点に立ち戻って市民とともに歩む姿勢を取り戻してきている点にあると確信します。  日野市政においても、地方自治、住民自治の原点に立ち戻って、市民の参加と協働によるまちづくりへと転換を図っていくことを心から求めたいと思います。  以上、2021年度令和3年度決算に対する意見といたします。 259 ◯議長(古賀壮志君)  森沢美和子議員。      〔11番議員 登壇〕 260 ◯11番(森沢美和子君)  令和3年度の一般会計決算について、会派チームみらい、認定といたします。以下、意見を述べさせていただきます。  コロナ禍の影響を仰いだ決算審議は二度目となりました。1年目の令和2年度は、市民の日常に自粛という方向が示され、それとセットとなった現金給付、雇用調整金などなど経済支援のための多くの財政出動、そして、コロナ禍の影響により生活の脆弱さがあらわとなり、その結果、虐待やDVリスクが増える環境が生まれてしまうその支援強化のための財政出動などコロナ対策とともに財政非常事態宣言のもと財政再建対策も図られるというアクセルとブレーキの同時進行が行われていました。  令和3年はどうであったか。まず、市民の状況は令和2年度の延長戦であることは確かでありました。  その中で、歳入決算額818億については、令和2年度と比較すると、国による大きなコロナ対策、都によるコロナ感染症対策対応が減少したことなどにより、国・都支出金の大幅減となりました。  その一方で、市税については30年間横ばいを推移している日野市としての国や都の施策に依存しない市民のニーズや生の声にどれだけ対応できるのか。使い方が問われたと思います。  歳出決算額770億、令和2年度と同様にコロナ対策とともに財政再建の同時進行の中、多くの市民の生活に安心と安全をもたらし、市民の求められるところに財政出動ができたのか。実質単年度収支29億は、納得してできた数字だったのか。決算審議を経て意見と要望を以下二つ申し上げます。  一つ目は、市民から信頼を得られる未来を見据えた対応についてです。  大切なのは、職員全体が同じ方向を向いているか。そして、トップや理事者、各部長が部課内にてその方向性が示されているかだと思います。  一つの方向を向いて業務を遂行するためには、職員一人ひとりの互いの人権尊重、認め合いから始まると思います。  職員の相談窓口について、社会の変化とともに内部相談と外部相談の順応な関わり方を考えていただくこと。過去の反省を込めた文書管理について、課長を筆頭にしっかり考えていること。市民の生活相談のインテークである電話対応の工夫などについてなど総務費で述べさせていただきました。  民生費では、動かす必要性を感じた職員が動き実行できた医ケア児の協議会のこと。今後は精神保健の課題にも積極的に取り組んでいただきたいことなど、それぞれにおいて未来を見据えた質問をさせていただきました。  各課長の答弁は、その事業が市民のために必要であることを理解し、自信を持って取り組んでいることがよく伝わる答弁だったと思います。これからどうしていくのかということも、課長をはじめ担当者自身がしっかり分かって取り組んでいることも伝わってきました。  一方で、疑問が残る答弁もありました。市民全体の暮らしを守るのではなく、誰を守っているのか分からなかったです。職員全体が働きやすいこと。納得できる業務遂行ができることが大切であると思います。それが一部の人のためでないか。組織として都合よく処理してしまっていないかなど、感じてしまったこともあった決算審議でございました。  特に部長や理事者の方々には、現状の状況を熟知した上で、現実を見つめながらもこれから先の目標達成のための方向性をしっかりお示ししていただいた答弁もありましたし、財源不足を初めに掲げるような答弁もあったと思います。  令和2年度決算審議にて、チームみらいの前身の会派の議員の意見では、努力の在り方の危機感と緊張感が伝わらなかったと述べております。答弁の仕方の変化がないというのも私たちは職員全体の行動を感じ取ることができません。理想に向かってばらばらに努力しているのか。明確な組織としての羅針盤を示し、役割分担に基づき努力しているのか。コロナ対応と財政再建の両立の中で、残念ながら令和2年度は前者ではないかという問題提起がありました。  令和3年度は、職員はトップの示した羅針盤を目指し、お一人おひとりは役割を果たすための業務遂行をしていることをしっかり感じ取ったところでございます。  しかし、私自身また他の委員に対しての答弁の中にも疑問が残る答弁もあったことは事実でございます。それは組織としての判断や方向性が曖昧になっているのではないか。何も知らされていない、上だけの判断で処理してしまうことがあるのではないか。役割を果たすために日々の業務を行っている職員は、全て納得して従っているのか。一つ目では、ここを課題として挙げさせていただきます。  二つ目に、包括的な財政運営についてです。  先ほども述べましたが、理想に向かいばらばらに努力しているのではないか。令和2年度の決算意見にもありましたが、令和3年度決算では、内部統制制度もスタートし、ごく一部を除き職員の方々は一つの方向を目指そうと努力しているところがうかがえたことは確かです。  高齢社会対応として、高齢者が生きがいや健康維持、生活圏拡大などのためには、環境と一体化した支援策が求められてまいります。  今回は道路の決算額について触れましたが、道路改修を含めた公共施設の包括的な改善の必要性を市民福祉の観点からも必要と考えます。  また、道路と歩道の劣化対策とともに超高齢化社会対策とした道路全般のバリアフリー化、ソーシャルインクルージョンを鑑みたユニバーサルデザインとの連携を考えた予算の裏づけも今後、安心できる社会のためには求められると思います。  市民活動から始まった生ごみ堆肥化事業について、ごみ減量となる環境面と都市農業の推進と連携、また、地域コミュニティーという側面、高齢社会対応の福祉的支援の側面からもぜひ、この事業の継続を中学校区一つのコミュニティガーデンとして実施していただきたいところです。  結論、総論をお伝えすると、ソーシャルインクルージョン、誰もを当たり前に受け入れることができる日野市を目指していることが伝わりますが、まだまだダイバーシティー、多様性を意識している段階であると思います。総合的なまちづくりと福祉的支援をいつも基本として考えていっていただきたいです。  以上、多くの職員の忠実でひたむきに努力している姿を高く評価し、決してその方たちが働きづらい環境をつくらないということを約束していただくことを申し添え、令和3年度決算をチームみらいとして認定することの意見とさせていただきます。 261 ◯議長(古賀壮志君)  窪田知子議員。      〔19番議員 登壇〕 262 ◯19番(窪田知子君)  公明党を代表し、令和3年度日野市一般会計決算に対し、認定の立場で意見を申し上げます。  令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大は続き、年度当初からまん延防止等重点措置や3度目の緊急事態宣言が出されるなど新型コロナウイルス感染症の影響が大きく出た決算となりました。  それでは、歳入決算についてです。  歳入総額823億3,904万円、前年度比92億373万円の減少となりました。そのうち市財政の根幹である市税収入は、304億7,964万円、前年度比1億3,198万円の減少です。これは、個人市民税において、納税義務者1人当たりの納税額が減少したこと、そして、法人市民税も税制改正や中小企業の収益が減少したことによるものです。さらに、固定資産税も、新型コロナウイルス感染症の特例軽減などから減少しました。  日野市は、当初予算では、個人市民税、法人市民税ともに大幅な減少を見込んでいたが、何とか市税を確保することができたと言われました。しかし、今後も新型コロナウイルス感染症の影響に加え、ウクライナ危機によるエネルギーや物価の高騰、さらに、円安による市税の減少は続くと考えられます。また、大手市内自動車メーカーの事案は、下請業者や法人市民税収入へ影響が出てくる懸念があります。日野市は情報収集に努め、あらゆる角度からシミュレーションを行い、財政再建計画や、今後の施策展開など、慎重に取り組んでいただきたいと思います。  次に、歳出決算についてです。  歳出総額770億720万円、前年度比114億9,602万円の減。2年間続く新型コロナウイルス感染症の対応として、交付金の支出、基金の取崩し、市債などにより、過去2番目に多い決算額となっております。  次に、安定した財政運営を行うための大事な財政調整基金の積立額です。  前年度比6億7,512万円の増、43億2,345万円となりました。今後も目標額に近づくよう、来年度からの第6次行革に取り組んでいただきたいと思います。  次に、社会保障の財源に充てられる地方消費税交付金です。  国民健康保険事業などを含めた社会保障関連経費の決算総額は、368億5,662万円。このうち、地方消費税交付金は26億4,895万円が充てられました。年々増加する社会保障費の財源確保として、消費税がなければ市の負担は大きくなり、まちづくりや環境問題、教育など、ほかの事業に与える影響は大きく、消費税は大事な財源であることを再確認いたしました。  次に、公明党も推進してきた新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金です。  令和3年度に活用した新型コロナ地方創生臨時交付金の総額は、4億2,302万円です。日野市は感染拡大の影響を受けた地域経済や、高齢者、障害者、女性、子どもたちなどを支援するため、多くの事業を実施されました。  中でも、シニアICT支援事業では、高齢者を対象に、市内全域で行われたスマホ講座、認知症カフェ、相談協力員会議でのZoom活用、そして、高齢者の見守り支援を強化するためのデジタル活用が行われました。これらの事業は、コロナ禍で外出を控え、自宅で過ごす高齢者が増え、今後も強化していく必要があり、継続を要望します。  また、フードパントリー運営補助事業では、コロナ禍により生活困窮者が増加し、食材の提供を望む子育て世帯、単身世帯が大幅に増加し、運営費の補助額を増額されました。今も増え続ける利用者の増加に対応するため、引き続きの支援拡充をお願いをいたします。  それでは、歳出事業の中から意見を申し上げます。  重点施策の1番に挙げられたコロナ対策です。ワクチン接種では、予約開始直後からつながりづらいとの苦情が多く出ましたが、最終的には回線も増やし、ウェブシステムも一新され、スムーズなワクチン接種につながりました。市民の命を守るため、全庁挙げて応援体制を構築し、取り組まれたことに感謝申し上げます。  2点目は、マスコミからも注目された感染者の自宅療養者の支援です。早い時期から食料配布を行い、当事者から大変喜ばれました。ありがとうございます。  3点目は、キャッシュレス決済を活用した消費喚起事業です。市内の消費が高まり、長引くコロナで影響を受けた市内の小売業、飲食業、サービス業への経済支援ができました。今後日野市には、今回のコロナ対応について、今後の危機管理対応に役立てるために、小さな気づきも含めて、記録として残していただくことを要望いたします。  重点施策の2番目、行政基盤の強化です。  持続可能な自治体運営を進め、市民の利便性向上を進める事業として、立川市、三鷹市、3市共同の住民情報システムが導入されました。公共サービスが効率的になり、経費も10年間続けた場合、9億円の削減効果があるとのことです。高く評価するとともに、今後のさらなる展開を期待いたします。  重点施策の3番目、4番目のまちづくりです。  防災、環境、教育の観点から建設された石田環境プラザ、南平体育館、豊田小学校東校舎は、財政的に大変な時期であっても、必要な工事を着実に進められ、市民の安全安心の拠点づくりを進められたことを高く評価し、感謝いたします。  重点施策の5番目、学びの充実です。  令和2年度に導入された1人1台の学習用端末機を活用し、子どもたち一人ひとりに合わせた学びが始まっております。第2期子どもの貧困対策基本方針策定の中で行われたアンケート調査では、子どもたちが欲しいけれど持っていないものの一番に挙げられたのがインターネットのパソコンです。今後は、学習用端末機が自宅学習に利用できるよう考えていただければと思います。  また、学校プールの課題対応や、水泳力の向上を図るため、プール改革に取り組まれ、4校で民間プール施設を活用した授業が始まりました。今後のさらなる展開を要望します。  また、学びの環境整備としては、市内中学校全校で屋内運動場の空調設置が完了。小・中学校のトイレ改修工事も着実に進められました。ありがとうございます。  最後に、重点施策の6番目、健康施策です。  これまでの健康課の健康運動事業と高齢福祉課の介護予防事業を整理し、連携強化することで、フレイル予防の推進を図る体制が構築されました。しかし、令和3年度は、コロナの影響で思うように取り組むことができませんでしたので、今後、しっかりと取組をお願いいたします。  以上、重点施策に沿って代表的な事業について評価させていただきました。厳しい環境の中での予算執行でありましたが、市民の命と生活を守り、未来を開いていくために御努力いただいたことに心から感謝申し上げます。  最後に、現在、SDGsの目標年度、2030年を目指して持続可能な日野市を築くため、2030プランの策定を進められております。コロナ禍で浮かび上がった課題解決を図るため、着実に進めていただきたいと思います。  財源も人も限りがあります。歳入確保のためには、クラウドファンディングの活用や、成果と委託料が連動することで、より質の高い事業につなげられるPFSなどを工夫していただき、また、歳出削減のためには、第6次行革を着実に進めていただくことを要望し、公明党を代表し、令和3年度一般会計決算認定の意見といたします。  ありがとうございました。 263 ◯議長(古賀壮志君)  谷和彦議員。      〔24番議員 登壇〕 264 ◯24番(谷 和彦君)  自由民主党日野市議団を代表して、令和3年度一般会計決算の認定に対して、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  令和3年度は、新型コロナウイルス感染拡大から2年目の年で、感染抑止と社会経済活動の両立が必至となり、様々な分野で感染症対策を講じるとともに、社会経済活動を進めてまいりました。  また、市民一人ひとりの生命を守るとともに、暮らしも守らなければいけない。そういった意味での施策も実行されておりました。  それでは、歳入についてです。  歳入の総額は、823億3,904万円で、前年度比10.1%の減となりました。歳入構成比率の推移を見ると、この30年間で、市税の比率が56.4%から36.4%と大きく減少し、社会保障関連経費の増加などから、国・都支出金の比率が増加しております。また、各種交付金等は、普通交付税の交付団体になっていること、地方消費税交付金が税率の引上げによって増加したことから、比率が増えております。  市財政の根幹である市税については、新型コロナウイルス感染症の影響により、約1.3億円、0.4%減の、約304.8億円で、個人市民税は納税義務者が増えたものの、1人当たりの納税額が減ったことから、約0.1億円の減。法人市民税は、中小企業の利益減などから、約0.1億円の減となりました。  また、固定資産税及び都市計画税は、コロナ特例による軽減が影響し、固定資産税が約1.5億円の減。都市計画税が約0.3億円の減となりました。  国・都支出金は、令和2年度に特別定額給付金をはじめ、大型の国・都負担事業があったことの影響から、令和3年度は、令和2年度から約121.9億円、27.5%の減の、約321.5億円となりました。  都支出金は、国庫支出金と同様に、新型コロナウイルス感染症への対応がありました。  また、市の貯金の取崩しである基金繰入金は、約24.7億円でありました。  市の借金である市債は、約28.4億円。一般財源不足に対応するため、臨時財政対策債を約20.6億円借り入れましたが、これは本庁舎整備事業の完了などにより、借入額は減少しました。  公債費負担比率は、やや改善し、経常収支比率も改善しました。  今後も財政指標に十分留意し、適正な財政運営に努めていただきたいと思います。財政非常事態宣言の解除、令和9年度末としていることから、今後は財政再建計画と、第6次行財政改革大綱実施計画を策定し、財政再建の道筋をしっかりとつけていただくことを要望いたします。  歳出についてですが、歳出の総額は、770億720万円で、前年度比13.0%の減となりました。  主な事業について意見を述べさせていただきます。  令和3年度も、令和2年度に続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関して様々な事業を行っていただきました。自宅療養者が急増したことを受けて、東京都の補完的な役割として、食料支援を行い、食料の配達を行いました。  また、日野市医師会の20医療機関にパルスオキシメーターと専用電話を配備し、かかりつけ医による自宅療養者への緊急対応ができるよう、体制整備を行いました。さらに、日野市医師会の全面協力により、往診体制の整備に取り組む等、そういった感染拡大の防止も行っていただきました。  また、子ども、保護者が安心して教育、子育てのサービスを受けることができるよう、日野市独自のPCR検査体制を整備し、さらに、新型コロナあんしん健康相談窓口を設置しました。
     ワクチン接種の取組としまして、感染した場合の重症化リスクが高いとされる妊娠中の方に安心して出産を迎えていただけるよう、妊娠中の方と、そのパートナーの方を対象にして、優先予約枠を設定したりとか、接種率の向上にも努めていただきました。  重症患者を出さないためにも、保健所や日野市医師会などと連携して感染対策に取り組みました。  次に、1年遅れのオリパラであります。  1年延期されました2020オリンピック・パラリンピックが開催されまして、これは新型コロナウイルスの影響により、公道でのオリンピック聖火リレーは中止となりましたが、八王子の富士森公園からの点火セレモニーが実施されました。日野市内を走行予定でありましたランナー、それがトーチキスによって聖火がつながりまして、7月の23日にオリンピック開会式で聖火台に点火されました。  日野市がホストタウンとなっているウクライナからは、9人の空手選手団が来日しまして、市民の森ふれあいホールにて事前キャンプを行いました。そういった選手団からの声では、完璧な練習環境の提供や、心温まる応援に対して、深く感謝するというメッセージをいただきまして、万全な新型コロナウイルス感染症防止対策の下、無事にキャンプは終了いたしました。  3人が大会に出場しまして、銀メダル1個、銅メダル1個を見事に獲得しまして、表彰台では、聞いたところによりますと、日野2021とデザインされたマスクを着用して表彰台に立ったということであります。  次に、デジタル格差解消に向けた取組についてです。  高齢者のデジタル格差を解消し、誰一人取り残さない日野にするために、令和3年度から高齢福祉課、地域協働課、中央公民館、3課が連携して、シニアICT支援事業に取り組んでいただいております。市の主催事業としての高齢者向けのスマートフォンの使い方講座のほか、高齢者の身近な相談窓口である市内9か所の地域包括支援センターにおいても、スマートフォン初級講座を実施、また、自治会や地域団体による講座の実施に向けた取組を支援するために、スマートフォンやWi-Fiのルーターなどの機材の貸出し。また、市民と協働で作成したテキストの配付や、会場の確保、各種アドバイスなども行っております。  さらに、ボランティア講師を育成するためのスマホマイスター養成講座も実施しており、地域福祉の向上とデジタル格差の解消に向けて、現在も取り組んでいただいております。  次に、特定生産緑地の指定による持続可能な都市農業の推進についてであります。  生産緑地制度は、良好な都市環境形成のために農地を計画的に保全していくということで、生産緑地の8割が当初の指定の、平成4年度の当初指定で、指定期限から30年が経過する令和4年以降に宅地化が進んでしまう懸念から、国では、特定生産緑地制度を新設し、指定期限を10年間延伸できるようになっております。  令和元年度から開始した特定生産緑地の指定事務は、令和3年度で最終年度になったわけでありまして、所有者に対する説明や、電話または訪問による個別の意向調査をしっかりと行っていただいて、当初指定の生産緑地87.6ヘクタールのうち、9割が特定生産緑地の指定を受け、農地として継続していただいていることに関しましても感謝申し上げます。  今後も引き続き、JAや農業委員会と連携しながら、担い手の確保や営農環境の整備、また、農業者支援をしっかりと行っていただきまして、持続可能な都市農業を進めていただくことを要望したいと思います。  次に、内部統制についてですが、市政の信頼回復に向けた取組として、日野市内部統制基本方針を策定し、財務や情報管理などに関する事務の効率的、かつ、適正な執行に取り組むとともに、統制環境の整備や運用の状況について、内部統制評価報告書を公表したわけであります。  こうした取組によりまして、元副市長問題に象徴されるような不正行為を起こさせないようにするために、ガバナンスやコンプライアンスの強化をしっかりと行っていただき、市政運営の透明性の一層の向上を図っていただきたい。また、信頼される市政を再構築していただくことを要望したいと思います。  次に、将来的な投資的経費についてです。  建築後、30年以上経過している公共施設が、延べ床面積で60%を超えており、施設の老朽化対策が喫緊の課題になっております。  加えて、カーボンニュートラルに向けた、さらなる省エネルギー対策が求められております。  こうした情勢を踏まえると、公共施設の今後の在り方を検討しながら、投資的経費の平準化に取り組みつつ、それでも必要な施設に関しまして、老朽化対策や、また、省エネルギーの対策をしっかり行って、そういった投資は行っていただければと思います。  最後に、教育についてであります。  未来を創る力を育む日野市GIGAスクール構想。令和3年4月に、小学2年生以上の児童・生徒、市内1万2,000人に、1人1台の学習用端末が配置されました。これは文部科学省が全国で進めているGIGAスクール構想によるものでありまして、全ての小・中学校にも、さらに、高速の大容量通信ネットワーク、また、各教室には、充電保管庫が整備されました。  子どもたちは、教室で端末を用いて授業で活用できるということで、教育にとっては、大変活用しやすいツールであります。令和時代のスタンダードとしまして、これまでのICT教育日本一、日野市はICT教育日本一を目指していたわけでありまして、教育実践と最先端のICTを組み合わせて、一人ひとりに最もふさわしい教育の実現を図っていただきたいと思います。  また、子どもたちが新しい技術に触れまして、国際的に活躍できる人材を育成していただきたい。世界に有意な人材を育成、そういったものを目指していただきたいと思います。  また、このGIGAスクール構想に加えて、不登校の子どもたちの学びにもこの端末が十分に活用されることを期待、また、要望いたします。  文部科学省が提案している新しい時代と、社会に開かれた教育課程についてですが、将来の変化を予測することが困難な時代に、私たちの子どもたちは、現在と未来に向けて、自らの人生をどのように開いていくかが求められておりまして、また、自らの生涯を生き抜く力を培っていくことが問われている中で、新しい時代を生きる子どもたち、学校教育は何を準備しなければならないのかというのが、今現在、問われていると思います。  2030年には少子高齢化がさらに進行しまして、65歳以上の割合は、全人口の3割に達する一方、生産年齢人口は、総人口の約58%にまで減少するというふうに見込まれております。  また、2030年には、世界のGDPに占める日本の割合は、現在の5.8%から3.4%にまで低下するという予測もありまして、日本の国際的な存在感の低下も懸念されております。  グローバル化や情報化が進展する社会の中では、多様な主体が速いスピードで相互に影響し合い、一つの出来事が広範囲、かつ、複雑に伝播し、先を見通すことが、ますます難しくなっている。子どもたちが将来就くことになる職業の在り方についても、技術革新等の影響により、大きく変化するということが予測されます。子どもたちの65%は、将来、今は存在していない職業に就くというふうに予測され、また、今後、10年から20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高いなどの予測もあるわけであります。  また、2045年には、人工知能が人類を超えるという指摘もあります。  このような中で、グローバル化、情報化、技術革新等といった変化がどのようなキャリアを選択するかにかかわらず、全ての子どもたちの生き方に影響するものであるという認識に立った検討が必要になると思います。  教育委員会としても、第3次学校教育基本構想とともに、未来を見据えた教育をしっかりと提供していただくことを強く要望したいと思います。  まだまだコロナ禍での市政運営が続きますが、内部統制、コンプライアンス遵守の下、諸力融合によって、様々な課題解決の取組を行っていただくことを強く要望しまして、自由民主党日野市議団を代表して、賛成の意見といたします。  以上であります。 265 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 266 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  手話通訳者の方、ありがとうございました。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 267 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第55号の件は認定されました。  これをもって、一般会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 268 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第56号、令和3年度日野市国民健康保険特別会計決算の認定、議案第57号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定、議案第58号、令和3年度日野市介護保険特別会計決算の認定、議案第59号、令和3年度日野市後期高齢者医療特別会計決算の認定、議案第60号、令和3年度日野市立病院事業会計決算の認定、議案第61号、令和3年度日野市下水道事業会計決算の認定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 269 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  特別会計決算特別委員長の審査報告を求めます。      〔特別会計決算特別委員長 登壇〕 270 ◯特別会計決算特別委員長(馬場賢司君)  令和3年度特別会計決算特別委員会に付託された6議案について、審査報告を申し上げます。  特別会計決算特別委員会は、9月22日に開催されました。  議案審査に入る前に、委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、馬場賢司、副委員長には、ちかざわ美樹委員が当選いたしました。  決算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたり、お疲れさまでございました。おかげさまをもって、慎重審査ができましたことに対し、敬意を表するとともに、資料の提出や、誠意を持って決算内容の説明に当たられた市長はじめ、関係各位に対し、厚く御礼を申し上げる次第であります。  それでは、議案第56号、令和3年度日野市国民健康保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、未納者の実態調査について問う。2、レセプト活用の成果を問う。3、被保険者の減少についての推移、また、その背景を問う。4、国保加入者の所得のない世帯数と割合を問う。5、特定健診の受診率向上のために、何か工夫した取組はあるのか。6、柔道整復施術療養費支給申請書等点検業務委託の目的と、実績、効果について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第57号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、土地区画整理事業基金の活用方法を問う。2、保留地の処分状況をパーセンテージで示してほしい。3、豊田南の区画整理事業業務委託料の内容を問う。4、都市づくり公社との代行買収について協議内容を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、代行買収について、全容も責任の所在も明らかになっていない。徹底的な検証を求める。反対。2、検証を随時行い、住民が納得できる状況をつくりながら、しっかり進めてほしい。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第58号、令和3年度日野市介護保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、地域支援事業の今後を問う。2、地域密着型介護サービスの内容を問う。3、介護人材育成研修受講者の就労率と就労後のサポートを問う。4、特別養護老人ホームの稼働率を100%にするための対策を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、ケアシステムの構造そのものを捉え直すという課題に気づくときであり、介護保険料を上げるべきではなかった。反対という意見がございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第59号、令和3年度日野市後期高齢者医療特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  質疑は特になく、主な意見といたしましては、1、医療費の窓口負担金が10月から2割になるが、国が責任を持って社会保障することを求める。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第60号、令和3年度日野市立病院事業会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、地域医療支援病院に申請した理由、内容及びその職務について問う。2、救急車の応需率と処置不能の理由を問う。3、看護師の退職した原因であるストレスに対するケアについて問う。4、助産師の増減理由と補充経過を問う。5、コロナウイルスワクチン接種において、院内で副反応被害があったという認識であるが、本当になかったという認識でよいかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、副反応被害の発言を市立病院がするのは、ハードルが高い。市民の命を守る立場から、何らかの形で認めてほしい。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第61号、令和3年度日野市下水道事業会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、汚水管渠埋設等工事の内容を問う。2、中長期的な基本計画において、初年度のPDCAサイクルチェックについて問う。3、なぜ令和3年度に日野市公共下水道事業経営戦略が策定されたのか、などでございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  以上6件の議案について、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 271 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第56号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 272 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第57号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 273 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第58号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 274 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第59号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 275 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第60号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第61号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 277 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。  議案第56号について、御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 278 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 279 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、議案第56号の件は、認定されました。  次に、議案第57号について、御意見があれば承ります。有賀精一議員。 280 ◯9番(有賀精一君)  議案第57号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定について、認定の立場から意見を述べたいと思います。  区画整理事業、市施行で4つの事業が展開をされていますが、とりわけ、豊田南、西平山の事業について、非常に長期化する懸念が存在しております。  豊田南については、寺社仏閣の問題、あるいは、河岸段丘に位置していることもあり、当初の予定した工事が極めて困難に近い状況にあるという状況であります。
     この間の動きを見ていると、やはり、この状況を打開するためにも、一度リセットして、住民の皆様と話合いの場を持ち、しっかりと今後の進め方を確認していくということを進めていく必要があるのではないかと思います。かじ切りをしっかりと行って、進め方を精査していただくことが必要であります。  同時に、西平山の地区におきましても、極めて長期化するおそれがあり、様々な市民の不満の声というのが存在しています。  そうした意味では、果断にですね、見直すところは見直すという対策を取っていただいて、住民の皆様とともに区画整理の進め方を考えていただきたいと思います。  区画整理の問題をめぐっては、審議会の議事録の問題等、この間、いろいろと指摘をしてきましたが、一定程度の改善状況は見られている。豊田南、かつ、西平山においてですね、審査の逐語録の問題も含めて前進していることは、評価をしたいというふうに思います。  組合事業としてのですね、川辺堀之内土地区画整理組合で起こった、いわゆる不正問題等々のこともあるわけですけれども、区画整理事業の本旨であるまちづくりが、しっかりとやっぱり住民の皆様と意思統一を取って進められることが今後とも改善されるように、意見を申し述べて賛成といたします。 281 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 282 ◯8番(ちかざわ美樹君)  令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定について、日本共産党日野市議団を代表して、不認定の立場で意見を申し上げます。  反対の主な理由は、代行買収をめぐる問題です。この20年来、日本共産党市議団が一貫して指摘してきた、新都市建設公社、現都市づくり公社による代行買収をめぐる問題は、4年前に市と公社による協議が開始されたとはいえ、いまだにその全容も責任の所在も明らかにならないまま推移している状況です。  代行買収面積約1万平米、買収総額21億円。その後、24年にわたる利子負担、維持管理費負担額11億円。トータルで32億7,000万円に及ぶ土地付負債にどう向き合うのか。市の対応とともに、この問題に代行買収当時から長年にわたって関わってきた河内元副市長の責任も極めて重大です。一連の経過に関する徹底的な検証を求めるものです。  以上、意見とさせていただきます。 283 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 284 ◯4番(新井ともはる君)  議案57号、特別会計決算特別委員会、土地区画整理事業特別会計について、認定の立場で意見を述べさせていただきます。  企業公社から受けて実施をしています残事業につきまして、川辺堀之内土地区画整理組合について、しっかりですね、確認整理をして、今、進捗状況が90%を超える中、今、事業がなかなか進んでないというとこでございますが、事業化に向けて、次のステップに進んでいただきたいと思っています。  そのためにもですね、この区画整理事業に伴って不正支出されたものを、しっかりと額の確定をお願いしたいと思っています。この額の確定をしなければ、この運営に必要な資金の収支を明確に示すことができず、この回収に合わせた工事支出の見通しが定まらないという状況だと考えています。  資金計画を整理して、残事業が成り立つ、成り立たないを考える必要性があると思っています。  この不適切に支出された額を確定するためには、一つに、元副市長の河内氏相談役、理事長元相談役に対します不適正額1億9,450万2,575円について、こちらについては、令和4年1月26日に、遅延金を含む4,560万662円が供託がありましたから、残り1億5,000万円については、早急に回収できるめどを立てていただきたい。  また二つ目に、それとは別にですね、企業公社社員10名に対しまして、組合が企業公社に払った委託費と、本人がもらった額が、業務が重なってる可能性がございますので、面談を通して、返還の意思があるのか確認を進めて、実際、業務が重なった支出について、金額の確定をしていただきたいと思っています。  現在、弁護士さんや公認会計士さん、一生懸命組合がですね、この企業公社、幾ら払ったか。委託業務なのか、この委託外の、組合独自のお願いした業務なのか、そういったものをヒアリングしながら精査されてるかと思いますが、しっかりですね、この額の確定をしていただきたいと思っています。  3点目の、この役員の方の報酬につきましては、返還額を確定し、全額返還を承認していただき、既に一部の返還はされ、残りの金額の返還を拒んでいる方もいないという状況を確認させていただいています。  この残工事を含めて整理をしていく中ですね、事業が終わりを迎える中、やはり管理者として、道路、水路、公園あたりの協議を、詰めを進めていかなきゃなりません。そのためにも、この事業が終わってですね、日野市に、例えば道路を引き継ぐためにも、道路の舗装状況が悪ければですね、打ち換えをしたり、また、その道路1本1本をチェックをしながら、この日野市の道路課に引き継ぐことも必要ですから、そういうことも考えますと、このお金が必要なので、収支のほうの固めをしっかりと進めていただきたいと思います。  この最終的な公園の整備、道路、水路、地域のニーズ、公園管理者のニーズも対応する必要性があると思っています。  先ほど述べました、不適切な支出された額を確定し、資金計画をしっかりと整備をしながら、推進をしていただきたいと思います。  以上でございます。 285 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 286 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 287 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。  よって、議案第57号の件は、認定されました。  次に、議案第58号について、御意見があれば承ります。新井ともはる議員。 288 ◯4番(新井ともはる君)  議案58号、特別会計決算特別委員会、介護保険特別会計について、認定の立場で意見を述べさせていただきたいと思っています。  市内の介護事業者にアンケートを取ったところ、介護人材の不足について、また、良質な介護人材の確保を求める声が多く上がったと聞いております。  この要介護1の方、こういった介護を受ける側の全体のですね、35%を占めているということでございまして、一番多いという状況でございます。  しかし、この介護1、2をですね、対象とするようなサービス事業所ってのはですね、今現在、少ないと言われています。この介護1、2をですね、対象としますのは、生活総合事業というものでございますが、全体の介護事業所が日野市内に300ほどあるんですが、この生活総合事業者にですね、登録されてるのは、80~90のみに収まってると。また、いろいろとですね、お聞きをしますと、実際には人材不足で、事業所としての収益もあまり見込めないというところで、登録だけをしていて、実際、その事業所自体が動いてないという現状もあるというふうにお伺いをしています。  そういう意味では、この生活総合事業を提供します、サービス事業の拡大に結びつきます、この市が実行しています、生活援助型スタッフ研修、これに注目をしております。このですね、生活援助型スタッフ研修、平成29年度から見させていただきますと、やはりその課題が見えてまいります。毎回それなりの研修を受ける方々がですね、いらっしゃるんですが、実際、市内の事業所につながった方っていうのはですね、大変少ないのかなと思っています。  募集をしますと、確かに研修をしたいという方はいらっしゃるんですが、これ最終日にですね、事業者とのマッチングをするわけでございます。そのマッチングをするときになりますと、面接をすると、ちょっと考えますというふうにですね、一歩先のですね、進む先に、ちょっと壁があるという状況で、なかなか結びついてないという状況でございます。  この研修でございますが、市独自の資格も得られます。生活援助型サービスを提供できる資格も用いることができる。また、フルタイムだけでなくてですね、空いてる時間帯、2時間から3時間だけでも、その人の生活パターンに合わせて働いてもらえるというものもございます。そういうものもですね、しっかりとアピールしながら、この生活援助型スタッフのこの人をですね、日野市の中でどしどし拡大、拡充を図っていただきたいと思っています。今研修をしている内容なんかも見てみますとですね、例えば、その集合型研修で、なかなかこの授業だけで終わってしまうと、その介護事業所がどんなとこにあるのかとか、また、介護事業所の仕事内容はどういうものかとか、そういった現場でのいろいろなノウハウだったりとか、その現場を直接見るというものがですね、今ないという状況で、そういった改善も図る必要性があるんじゃないかなと思っています。  令和3年度の改善点としまして、市の職員の方がですね、少し時間をいただき、その研修をした方にですね、話をするというコーナーも設けたというふうにお伺いしました。そうしたところ、そうした少しの改善を図っただけでも、就職率が4%から14%も上がったということでございますから、さらにこの就職率が上がるような、座学で勉強が終わる、勉強だけで終わるんでなく、現場を見る機会をですね、しっかりとやっていただき、その現場に、実際見れるような取組を実践をしていただきたいと思っています。  そしてこの生活援助型スタッフ研修、また、就労に結びつくようなものをますます発展することを要望させていただきまして、意見とさせていただきます。 289 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 290 ◯8番(ちかざわ美樹君)  議案第58号、令和3年度日野市介護保険特別会計決算の認定について、日本共産党日野市議団を代表して、反対の立場で意見を申し上げます。  昨年度、2021年度は、コロナ禍の下で、国民健康保険税の値上げについては見送られるということがありましたが、介護保険料については値上げが実施され、とうとう開始時の保険料3,000円の2倍、6,000円を超えて、6,115円となってしまいました。  追い打ちをかけて、円安、物価高騰により、暮らしの困難は、現在進行形で増すばかりとなっています。  質疑では、特別養護老人ホームの待機者が300人近くいながら、各施設が定員割れを起こしている状況で、50人以上の空きが生まれているということが明らかになりました。  その理由は様々であると市は答弁されていましたけれども、特別養護老人ホームを利用したくても利用できない方がいること、しかし、その一方で、定員の空きが施設の経営を圧迫している。こういった事態は、一刻も早く解決しなければなりません。  原因は、人材不足などが考えられますが、その原因を解明して、その対策をとることが急がれます。  コロナ禍は、今なお進行中ですが、改めて介護をはじめとするケア労働、日本社会におけるケアシステムの欠陥を捉え直すことは、アフターコロナ社会を見通す上で最大の課題だということが明らかになった、その気づきが求められたのが昨年度であったと思います。  ケアを受ける方々の尊厳を守るケアに加えて、感染症拡大から命を守るという、未経験の厳しい課題が求められた。その従事者、経営、現場の困難は、現実に解消されなければ、私たち社会の持続可能性を根本から危うくするものと言えます。  国による福祉介護職員の処遇改善というのは行われましたが、その内容は、桁が違うのではないか。この間のケアワークの実態に全く見合っていないと言わざるを得ないものです。国の介護報酬の抜本的な引上げとともに、それを利用料、保険料に跳ね返らせないために、公費を投入することが必要だということは明らかです。住民の暮らしを守るために、直接の支援、負担軽減の努力を地域から示すこととともに、国や都に対して、事実に基づく提言を地域から行っていくことが求められると思います。  以上を意見といたします。 291 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 292 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 293 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。  よって、議案第58号の件は、認定されました。  次に、議案第59号について、御意見があれば承ります。岡田じゅん子議員。 294 ◯2番(岡田じゅん子君)  令和3年度日野市後期高齢者医療特別会計決算について、日本共産党日野市議団を代表し、賛成の立場で意見を述べます。  1点。10月から一部の方の医療費の窓口負担が2割になることについて意見をさせていただきます。  過去の議会答弁では、医療費負担増となる対象の方は、日野では7,800人ほどだろうということでした。このことによって、高齢者の医療の受診控えが一層深刻になることが予想され、危惧されています。高齢者の皆さんは、ただでさえコロナ禍で閉じ籠もり、孤立しがちな上、年金は下がり、そこへもってきて物価高騰で苦しんでおられます。この上、医療費も値上がりしてしまったら、受診控えはさらに深刻となり、命につながる事態にまで追い込んでしまうことになるのではないでしょうか。  今回、2割負担増にすることによって、どの程度現役世代の皆さんの負担軽減につながるかというと、一人当たりわずか月額30円程度であるといいます。また、今後、国会審議も経ず、政令によって2割負担増となる対象者を広げることができることも、重大な問題点として指摘されています。  保険料の負担増ではなく、国が責任を持って社会保障を支える、そうしたことが求められているのではないでしょうか。  窓口負担増は、絶対に行ってはならないと改めて申し上げて意見といたします。 295 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 296 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 297 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、議案第59号の件は、認定されました。  次に、議案第60号について、御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 298 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 299 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、議案第60号の件は、認定されました。  次に、議案第61号について、御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 300 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 301 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、議案第61号の件は、認定されました。  これをもって、特別会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 302 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    303 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、暫時休憩いたします。            午後3時29分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            午後4時01分 再開 304 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより請願第4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 305 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  企画総務委員会に付託されました、請願第4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、河内元副市長が関わる一連の不正・違法の実態と疑惑を徹底的に解明し、清潔・公正な市政の実現のために責任を果たすべく、議会の権能を発揮して、日野市議会に調査特別委員会を設置することを求めるもので、審査の冒頭に、参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、架空工事が疑われるような事項について、今後、新資料及び新事実が明らかになるよう、調査を進めているか教えてほしい。2、税金の二重投資が疑われる事項について、市の考えを問う。3、6月20日付の自主検証結果報告書について、指摘事項を踏まえた資料の公開時期を問う。4、今後、調査結果是正に向けた見通し、再発防止についての市の認識を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、現段階では、調査特別委員会を設置する前に、議会から要望している調査の継続や改善対策の徹底、新たな対応策の検討を適切に実施していることを市議会が厳しくチェックすべき。不採択。2、明らかになった事実を前にして、どう是正するか。再発防止に向けて何ができるか。市議会の通常の権能として行われるべき。不採択。3、疑惑を解明し、責任の所在はどこなのかということを曖昧にせず、市議会としても真相解明をしなければならないことは明確。採択。4、このまま解明ができないならば、いずれは市議会も動かなければならないが、そうならないように、市は疑惑解明に努めていただきたい。不採択。5、議会は実態解明に向けて、その責任を果たしてきたところである。この間、明らかになってきた事務処理上の不備をしっかりと改めて、今後は公正公平な行政運営の徹底がより求められる。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 306 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 307 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について、御意見があれば承ります。白井なおこ議員。 308 ◯10番(白井なおこ君)  請願第4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願は、河内元副市長が関わった一連の疑惑を解明するために、議会に調査特別委員会設置を求める請願です。  第1回定例会において、同じ請願者の方より、日野市政をめぐる疑惑を解明し、不正を一掃して、市政を刷新することを求める請願が出てきたときは、議会も変わるべきではないか。市と議会と市民は対立でなく、対話を、その一歩を議会からも踏み出したい。それこそが市政の刷新につながるといった趣旨の採択の意見を述べました。  調査特別委員会を設置し、開催しても、限界はあるかもしれません。しかし、それは設置しない理由にはならないと考え、前回同様の趣旨で採択といたしますが、1点、申し添えたいことがあります。  今回の請願のタイトル及び請願事項に、違法という言葉があります。違法かどうかは、司法の場で判断されます。言葉が独り歩きし、市民に先入観を与えることは、市民に対して不誠実ではないかと考えますので、その点を指摘させていただき、以上、意見といたします。 309 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 310 ◯9番(有賀精一君)  請願第4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。  3月議会にも出された請願でありますけれど、その場で、いわゆる刷新ということは、いかがなものかと。既に市長選挙も済み、市議会議員選挙も済んだという意見もありました。  私は、疑惑解明が進んでいるのか否かが重要なポイントであると考えています。疑惑解明は進んだんでしょうか。一層疑惑が深まっているというのがこの間の推移ではないでしょうか。  私は繰り返し述べていますが、保育園の建設問題に絡む最も重要なキーパーソン。地主の方、そして、河内元副市長の懐刀的存在として、この問題に立ち回った職員のN氏については、ヒアリングすら行われていません。ヒアリングを拒否されているのか、そんな状況です。  議員の中には、あるいは理事者の中には、保育園建設で御協力をいただいたという理由をもって、御迷惑をかけているということを発言されている方がいます。しかし、疑惑がある以上、それについて問いただし、御協力をいただくというのは、市の責任ではないでしょうか。現実にそれがなされていないんです。  この間の保育園建設の問題を見れば、一臨時職員でしかない河内氏が、馬場市長の命を受けて、議会にも知らないところで立ち回っていた。これは違法ではないんですか。そういう問題です。違法のオンパレードというのが実態です。  これ以上、市に任せても、疑惑の解明が進まない。そのような厳しい市民の声があることを私は、そのとおりだというふうに感じています。  私たちは、保育園の問題に限らず、市立病院の問題、区画整理の問題で、市を訴える裁判をやっています。この間、不正の問題をめぐって、今後にこのような問題が起こらないように、コンプライアンスや法令遵守、内部統制、条例をつくってしっかりとやっていくことが必要であるという意見があります。  それもごもっともな話ですが、しかし、裁判経過の中で明らかになっているのは、事実を隠蔽し、事態が明らかになることを遅らせてきた日野市側の責任は重大であり、その問題に対して厳しく追及していない議会の存在がある。これについては私は、今回の請願、真剣に議会は向き合うべきでないかと考えています。  そうした意味からも、議会の権能を発揮するときは今しかない。もしここで否決されたとしても、またぞろ、疑いが広がるようなことがあったときには、議会の責任が厳しく問われるのだと私は思います。  遅くはない。今から改めて議会がその役割を果たすことを強く、強く訴えて、採択の意見といたします。 311 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 312 ◯18番(峯岸弘行君)  請願第4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願について、公明党を代表し、反対の意見を申し述べます。  この請願の内容は、3月議会に提出された請願とほぼ同じ内容と理解しています。  まずはこの間、川辺堀之内区画整理事業については、裁判で河内氏の実刑判決も既に出ており、損害賠償金8,923万円も返還されております。  その後、区画整理組合でも、不正支出されたその他の資金の回収に努力をされ、組合と市、東京都などが連携し、金額の精査を行っているところです。  また、この区画整理は、日野市が株主である企業公社が委託事業者として受けるという二重構造になっており、また、その職員が委託するだけではなく、委託事業者であるとともに、職員が出向して組合から給料をもらうという、非常に複雑で奇妙な仕組みができていたことについては猛反省し、二度と同様な事案が発生しないように、企業公社の廃止、解散も決定をしました。  また、たかはた保育園の民営化をめぐっての問題については、三度の市議会での決議を受けて設置された第三者委員会の報告も出され、一部の新たな事実も判明しました。問題として指摘された進入路建設に関して不当と指摘された市の補助金の支出については、改めて現地を確認し、申請どおりの道路築造がされており、市道として適当に管理されていることも確認されました。  請願にある「土地交換は違法」との指摘については、金額の開きのある鑑定結果ではありますが、国や都でも行われていた一体評価の上、等価交換として行ったものであり、市も検証された問題点については、再発防止の取組を進めるとしています。違法性については、今後、住民監査請求などの手続の中で判断されるものと考えております。  そして、最後に申し上げたいのは、3月議会でも申し上げましたが、現在、むこうじま保育園には多くの子どもさんが通っておられ、保護者や保育園職員の心情を考えれば、もうこれ以上、あれこれ詮索し、問題を長引かせるべきではないという点であります。  市は、退職者の働きかけ禁止についての徹底を含む、内部統制制度や、内部情報通報制度をつくられ、今後の再発防止にもしっかり取り組まれているところです。  以上、公明党を代表して、この請願に対する反対意見とさせていただきます。 313 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 314 ◯8番(ちかざわ美樹君)  日本共産党日野市議団を代表して、請願4-7号、市議会に調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願に、採択の立場で意見を申し上げます。  日野市において何の権限もない元副市長、臨時職員の河内氏が、長期間にわたり、市長に代わって市長の権限を行使し、事実上、行政事務の一部を担い、市政が不法に乗っ取られていたこと、しかも、この人物が補助金詐欺で有罪が確定し、さらに巨額な不正報酬を受け取っていたことが明らかとなっています。  これら一連の事実について、全容解明を行うことなしに、市政のうみを出し切るなどということに程遠いことは、さらなる追及を行うごとに、新たな不正な事実が次々発覚することから明らかです。  請願には、新たに重大な疑惑が次々と明らかになっています。市議会は、市長の行政執行が適切に行われているかを絶えず監視する責任を負っています。そのために、地方自治法第100条に規定されている議会独自の調査権限も保証されています。長年にわたり続いてきた不正を正すために、市議会の役割は、誠に大きいと言わなければなりません。市議会が今こそ議会としての権限を生かして、疑惑の全容を解明するとともに、不適切に支出された補助金を全額返還させ、不正に巻き込まれた住民の不安を解消して、日野市政が適正に実行されるよう、行政監視を強めることを求めます。  このように請願の中に書かれております。  6月議会で、日野市の自主検証チームの報告が行われた際に、一人の議員から、次のような趣旨の意見が表明されました。  今回のいろいろな問題の根幹に、市が妥当だとしたものを議会が信じてそれを受け入れてきた。その積み重ね、その曖昧さが問題の根幹にある。検証のやり方を変えなければならない。  こういうもので、私もそのとおりだと思います。  市が変わるために、議会も変わる必要がある。それが今回の請願では、市民からの声として明確に示されました。請願には、本当にわずかな期間で2,000人近い方々の賛同署名が集まったと伺いました。市民の皆さんの真相解明への思いに、市議会は正面から答えなければなりません。請願は採択すべきです。  以上、意見といたします。 315 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 316 ◯22番(奥住匡人君)  自由民主党日野市議団を代表して、請願第4-7号、市議会による調査特別委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願に対し、不採択の立場から意見を申し上げさせていただきます。  議会による三度にわたる議決を経て、第三者実態調査委員会や市の独自の調査が行われ、全容が解明されてきております。  この間、明らかになった事務処理上の不備を改め、今後は、公平公正な行政運営の徹底が、より問われると思います。  我々議会といたしましても、その責任を全うしていくことこそが我々に課された責務との考えから、本請願への反対の意見とさせていただきます。 317 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 318 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。  よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 319 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。  よって、請願第4-7号の件は、不採択と決しました。  これをもって、企画総務委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 320 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-5号、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願の件を議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 321 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  民生文教委員会に付託されました、請願第4-5号、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告を申し上げます。  この請願は、介護事業所に対して陽性者やクラスター発生時のやむを得ない休業や、利用者減による減収への補填を行う制度の創設を国と都に求める意見書の提出について、また、市としても何らかの支援策を講じることを求めるものであります。  審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、働いている方にとって厳しい状況と思うが、具体的な話はどのようなものがあるか。2、コロナ関連で助成金が出されていると思うが、どのようなものがあったか。3、様々な補助金が出ているが、どのような支援の拡充が必要か。4、コロナの影響下、介護事業者に意見集約した実績はあるのか。5、市の単独事業や、国や都の支援策の主なものは何か。6、様々な支援についての実情を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、労働条件、環境条件をよくすることを切に願う。採択。2、現在の家族形態を介護事業所が支えているという認識である。全ての力を注ぎ、支えていくべきである。採択。3、介護事業所の現在の状況は、大変厳しい。新たな支援制度創設を求めるのは当然である。採択。4、市独自の直接的、財政的な支援策は、近隣市中、多摩市、小金井市、日野市の3市のみである。厳しい財政状況の中、頑張っている。不採択。5、様々な要望に対して、限られた予算の中で精力的に事業所に寄り添った支援をしている。不採択。6、介護事業所だけでなく、各業界団体全てにも支援が十分ではない。全体的に支援をしていくべき。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  以上、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 322 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 323 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について、御意見があれば承ります。有賀精一議員。 324 ◯9番(有賀精一君)  請願4-5、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願に、採択の立場で意見を述べたいと思います。  委員会の審査の際にも請願人の方が、今の介護施設の抱えている、財政的に非常に厳しい状況の説明がありました。ひとたびクラスターが発生すると、本当にいろんな意味での経費がかかる。かつ、収入がない。このような状況の中で、廃業に追い込まれる事業者、多々あることも述べられていました。  陽性者の療養に関しては、新型コロナウイルス感染症流行下における介護サービス事業所等のサービス提供体制確保事業補助金、これにより、一定補填されることもあるのですが、全く資金が足りない。  日野市の実例も挙げられました。大規模クラスターが発生した事業所、1か月だけでも何千万規模の負担が生じる。そうした実態も明らかにされたわけです。  この請願は、国や都に求めるとともに、日野市にも何らかの支援を要請している中身でございますけれども、やはり今回の新型コロナの問題については、ある意味、極めてイレギュラーな問題として起こっており、かつ、少子高齢化の中で、介護事業所への手厚い保護、補助ということは、国や都にそれなりの責任をしていただかなくてはならないと思います。  一方で、困っているのは、介護事業者ばかりではないという意見がありましたが、困っている団体こそが声を上げて、国や都、日野市に支援の要請を求めることに、何ら問題はない。その声を封殺するかのような論議は避けるべきであると思います。  そうした意味からも、この請願をしっかりと受け止めて、採択をしていただきたいと思います。  以上です。 325 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 326 ◯2番(岡田じゅん子君)  請願第4-5号、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願、日本共産党日野市議団を代表し、採択に賛成の立場で意見を述べます。  民生文教委員会での質疑から、コロナ禍における介護事業所の深刻な実態が明らかになりました。  都内のある事業所では、入所施設で前年同月比、マイナス868万円。通所施設でマイナス235万円。合わせて1,103万円の減収となったそうです。また、日野市内でも、所内に感染者が出たことによる収入減のほか、所内の感染が収束した後も風評被害などで、通所の利用者が戻ってこない。あるいは、職員の人手が足りずに、入所施設に新しい利用者をすぐに迎え入れることができない。そういったコロナの影響が1か月にも及ぶ。そういった実態があることも分かりました。
     東京商工リサーチが発表している2022年上半期の老人福祉介護事業倒産件数は、53件です。前年同期と比べて1.4倍増となっています。また、負債総額は149億8,500万円、前年同期から約9倍に急増しています。今年の下半期は、さらに倒産、廃業が増えるのではとか、ピークは2023年に来るのではないかと分析しているサイトも見られました。  もはや、災害級の危機的な状況となっていますが、しかし、自然災害と大きく異なる点は、現在の事態が検査拡充、また、保健所や医療の体制を手厚くするなどといった感染拡大対策を怠り、ケア労働を軽視してきた政治によって引き起こされているという点です。  今の介護保険で事業所の皆さんはぎりぎりの努力をしてこられました。日野市内で約300人の方が寝たきりの状態でありながら、特養への入居を待っています。その上でのこのコロナ禍です。介護事業所の廃業、倒産が増えて、利用したくても利用できなくなってしまったら、御高齢の方も、介護を担う世代の方も、その御家族も、多くの市民の皆さんの生活が成り立たなくなってしまいます。  ケア労働を担う現場の皆さんの運動によって、一定程度助成が実現してきたことも事実です。しかし、そういった助成があってもなお、経営の危機にさらされているこの事態をありのまま直視すれば、新たな支援制度を創出してほしいとのこの請願趣旨は、至極当然のことと思います。  これ以上、事業者が行き詰まるような状況を放置させてはなりません。すぐにでも抜本的な支援を行う必要があると考えます。  日野市議会として、国や都に新型コロナの影響での減収補填を行う制度の創設を求める意見書を上げること、そして、日野市も独自に調査をし、基金を取り崩してでも介護事業所を支える手だてを行うこと、また、あわせて、特養ホーム1施設平均8人という定員割れの原因も調査をして、対策を取ることも強く求めて賛成の意見といたします。 327 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 328 ◯21番(田原 茂君)  請願第4-5号、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願について、公明党会派を代表して、不採択の立場から意見を申し述べたいと思います。  委員会での質疑でもお答えいただきましたが、コロナ禍における介護事業所からの様々な御要望や困りごとに対して、市・都・国の事業をうまく組み合わせて、市内介護事業所を、限られた予算の中で、かなり精力的に支援していただいている状況も分かりました。  また、アンケートなども実施して、現場の声をお聞きしながら、かつ、事業所に寄り添った支援をしていただいている状況も分かりました。  請願の項目にありました休業や利用者減による減収への補填を行う制度の創設を国と都に求める意見を上げてくださいとの請願については、市の見解でも示されておりましたが、市単独での、上への、上げていくということについては、かなりハードルが高いのと、さらに、このような制度を介護関係の業種だけで創設するのは無理があると思われます。やはり全体を見ていかなければなりません。  現在のように、臨時的な特例報酬等での対応及び、掛かり増し経費の支給等での対応が現実的だと思われます。  以上の理由から、本請願については、不採択とさせていただきます。 329 ◯議長(古賀壮志君)  鈴木洋子議員。 330 ◯14番(鈴木洋子君)  請願第4-5号、新型コロナウイルス感染に伴う介護事業所への減収補填を国や東京都に求める請願について、自由民主党日野市議団を代表しまして、不採択の立場で意見を申し述べます。  そろそろ3年にもなろうとするコロナ禍の中にあっては、減収によって経営や生活面でも困窮度を深める市内中小企業主、飲食業、サービス業、社会活動を支える各種事業所や施設等々、多岐多職種に及びます。  日野市は令和4年7月、市長会において、都に対し、令和5年度予算編成に向けて、新型コロナウイルス感染症対策充実のためのさらなる財政支援、地方創生臨時交付金などの各種対策に必要な財政措置を速やかに講じるよう、国に働きかけるとともに、都においても、各種補助金の弾力的運用や増額等を含めた財政支援のさらなる強化を講じることと、既に要望をしていただいております。  また、介護制度の中で、市独自策、令和4年度には、二度目ともなる感染症対策防止支援金の支給も実施していただいております。近隣を見渡しても、このような直接的財政支援は、多摩市、小金井市、そして、日野市のみということでございます。  御存じのとおりの財政状況の厳しさの中であっても、財源確保との兼ね合いを精いっぱいつけながら、最大限の支援、あらゆる手段を講じ、安心の事業展開に向けて力を尽くしていただいているというふうに判断をさせていただいているところでございます。  今後、介護事業者や、その他の事業主のお声には、支援の声を封殺するのではなく、引き続き各担当課は丁寧に耳を傾け、これまでの対策でよしとはせずに、国や都からの補助金に、下りてきた際には、しっかりと検討をしていくということは無論のことでございますが、この市民全体の理解が得られる形で、全体的な仕組みの中で、制度設計についても、また、税金の投入についても、支援についても、しっかりとやっていくべきであるというふうに考えます。  ですので、これをもって、全体的な仕組みの中ということ、それから、市民全員の理解が得られる税金の投入という点も鑑みますと、この本請願に対しては、不採択の立場ということで意見を申し述べたいと存じます。  以上でございます。 331 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 332 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択であります。  よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 333 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。  よって、請願第4-5号の件は、不採択と決しました。  これをもって、民生文教委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 334 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願の件を議題といたします。  環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 335 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  環境まちづくり委員会に付託されました、請願第4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、生活道路の舗装の改修を早期に進めるために必要な予算を確保し、計画的に推進していただくことを求めるもので、併せて請願主旨説明の申出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。  主な質疑といたしましては、1、請願署名の中で、市民からの声、反応について問う。2、生活道路に対する補修予算の確保と対応について問う。3、道路改修予算は削減されているのか。4、道路舗装補修計画の実績について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、生活道路の補修は単年度でなく、恒常的に行うべき。採択。2、今後策定される道路舗装補修計画の第2期では、幹線道路だけでなく、生活道路も含む、抜本的な計画となるとの前向きな内容から不採択。3、道路改修予算増額は評価するが、それでも道路に対する要望は多い。今後も予算増額をという趣旨の請願と受けとめ、採択。4、限られた予算の中で道路予算の確保、増額、新規事業を行うなど、市の取組の前向きな姿勢を評価する。不採択。5、市の道路への取組が市民に伝わっていないということ。新たな取組を含め、伝わる周知を。採択。6、包括的な全てのまちづくり対策として、道路だけに特化することはできない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で、不採択とすべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 336 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 337 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について、御意見があれば承ります。わたなべ三枝議員。 338 ◯1番(わたなべ三枝君)  請願4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願に、日本共産党日野市議団を代表して、採択の立場で意見を申し上げます。  今回、市民の皆さんから生活道路の改善を求める請願が上がりました。これまでの議会の中でも、市民から道路を直してほしいという切実な要望を、私も含めて、多くの会派の皆さんも、何度も市に改善を求めてきました。  また、市にもたくさんの声が寄せられていることが報告されてきました。  市は、ユニバーサルデザインまちづくり推進計画の中で、目指すまちの姿を実現するために、三つの基本目標を掲げています。その一つに、安心して上を向いて歩けるまちとうたっています。  災害時も含めて、安全で安心して、上を向いて、快適に移動できるよう、整備することを目標に掲げています。  今の状況は、残念ながら、その目標とは、ほど遠い状況にあるのではないでしょうか。  高齢者にとって凸凹の道路は、つまづいて転んだら、命取りになります。現に、けがをされて回復できずに、不自由な生活をされている方がいらっしゃいます。  また、怖くて外に出られないという声も、何人もの方から寄せられています。危険な道路を一刻も早く、安全な道路にすることを求められています。  市長は、今議会決算委員会の質疑の際に、生活道路について、これから道路は、お金がある範囲で直せばよいという発想では、これからだめだろうし、高齢化社会の中、高齢者が圧倒的に増えていくような中で、また、障害者も含めてバリアフリーであったり、多様性のあるまちをつくっていくといった場合の基盤として、そういう意味での福祉的位置づけが必要なんだろうと思う。そういう発想で予算をつけていくということは、単純にこの道路の予算が足りないから予算をつけていくということではなく、今の包摂的な位置づけをした上で、予算をつくっていくことが必要なんだろうなと思う。予算が足りなければ、予算をつくっていくということが必要なんだろうなと思うとお考えを示されました。  市長のこのお考えをお聞きし、私は、生活道路が市の計画の大切な柱に据えられたと受け取りました。誰もが安心して歩ける道路にしてほしいという長い間の、切なる多くの市民の願いを、ぜひかなえていただきたいと思います。  生活道路補修費の抜本的な拡充を求め、意見といたします。  以上です。 339 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 340 ◯9番(有賀精一君)  請願4-6、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願に、採択の立場で意見を述べたいと思います。  今回出された、この傷んだ道路の補修、これは政治的な立場を超えて、恐らく、多くの日野市民の皆さんの思いではないでしょうか。  こうした市民から出される切実な要求に対して、お金がないからとか、既にそれなりに日野市は努力しているという理由、市側の理由をもって、市民の皆さんの請願を否決してよいものでしょうか。  私は、確かに日野市の財政が厳しいことは理解しつつも、こうした市民の皆様の切なる要望をしっかりと議会が受け止めて、日野市に対して、一緒になって道路補修を進めていくという議会の立場こそ、今必要なのではないかと思います。  市民から出される請願は、私は、なるべく議会は受け入れる。その立場を私は堅持したいと思います。  今回の道路補修、本当に切実な問題です。傷んだ道路といいますけれども、他の市と比べて、日野市に入ると凸凹になるとか、いろんなことをよく言われています。全てが事実ではないかもしれませんが、そのような不名誉な、ある意味、道路の状況というのが日野市にはあるのではないでしょうか。  私の生活している旭が丘でも、そうした道路というのは、至るところにあるわけです。  そうした意味からも、今回出された請願者の意見、これは決して請願者、あるいは、その署名をされた方だけではありません。繰り返しますが、圧倒的多くの日野市民の皆様の願いであります。その声をしっかりと議会が受け入れるという意味で、採択の意見といたします。 341 ◯議長(古賀壮志君)  須崎貴寛議員。 342 ◯6番(須崎貴寛君)  自由民主党日野市議団を代表いたしまして、請願第4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願については、不採択の立場で意見を申し上げます。  委員会の質疑等でも明らかになったとおり、生活道路の舗装補修については、今年度予算化もされております、生活道路舗装補修緊急対策工事など、既に新たな対策を意欲的に講じられているところが事実としてございます。  一方で、請願の内容にもございますが、道路を改修する予算が削減され、特に生活道路の改修が遅れているというところが記載されております。この中で、道路を改修する予算が削減されているという事実がないことが、質疑の中で明らかになりました。  今後につきましては、道路舗装補修計画第2期計画が策定を予定されており、幹線道路だけではなく、生活道路も含め、全体的な観点で、抜本的対策を講じる計画となるとの前向きな考えがあることから、本請願については、不採択の意見とさせていただきます。 343 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 344 ◯10番(白井なおこ君)  請願第4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願は、採択の立場で意見を申し述べます。  これは、生活道路を補修してほしいという市民要望です。高齢になると、少しの段差でもつまづいてしまう。請願者の方は、お連れ合いが、何でもない段差で転んでしまったことをきっかけに、ほかにもお困りの方がいらっしゃることに目が向き、生活道路の補修の取組、継続を求められています。  請願者が求めているのは、高齢者や障害者の安全確保に対する特段の御配慮であり、何も道路舗装を市政の最優先課題とすることを求めているわけではないと受け止めています。  市も、生活道路補修の必要性は認識しており、これまでも真摯に取り組んできたものの、それでは追いつかないということで、今年度は特別の予算を組み、次期道路舗装補修計画においては、具体的に位置づけていく。そして、11月からは、日野市道路情報システムも稼働させ、市民の利便性の向上にも努めます。市民の熱望に応えていくんだという力強い意気込みを感じます。  市も体制を整えているのですから、不安に感じている市民の声を受け止めることに、何ら矛盾はないと考えます。  同時に、大好評の高齢者スマホ教室におけるシステムの使い方のレクチャーや、できるだけ転ばないで済むようなフレイル対策の強化など、市民のエンパワーメントにつながる施策についても、全庁で問題意識を共有し、取り組んでいただくことを要望し、意見といたします。 345 ◯議長(古賀壮志君)  窪田知子議員。 346 ◯19番(窪田知子君)  請願第4-6号、傷んだ道路舗装の改修を急ぎ、歩行者の安全確保を求める請願について、公明党会派を代表して、不採択の立場から、4点にわたり意見を申し上げます。  まず、この請願につきまして、請願事項には、生活道路の補修の改修を早期に進めるため、必要な予算を確保しという、1点目は、予算の確保を求められております。  二つ目は、計画的に推進してほしいという内容でございます。  それでは、この2点について、委員会を通して確認したことを通し、4点について申し上げます。  1点目は、請願要旨に書かれている道路を改修する予算が削減され、生活道路の改修が遅れているとの点についてです。  委員会の中で私は、日野市に、昨年度と今年度の予算額を確認させていただきました。道路課全体の予算では、令和3年度、4億9,800万円。令和4年度は、5億6,300万円と、6,500万円の増額がされております。特に、道路補修舗装関連の6事業の予算は、令和3年度、1億3,800万円。令和4年度、2億2,100万円。昨年度より8,300万円も増額をされていて、予算が削減されているという指摘には、間違いがあることが確認されました。  2点目は、先ほど申し上げた、今年度の補修舗装関連予算2億2,100万円の中には、今年度の新規予算、生活道路の補修に特化した、生活道路舗装補修緊急対策工事費2,715万円が予算化されている点です。この予算で、市民からの補修要望の箇所に加えて、緊急性の高い箇所を、部分的ではなく、1路線全ての舗装を打ち換えると言われ、今年度は13路線、3,694平米の舗装補修を行うというふうに言われ、既にこれについては、工事設計の積算も終わり、発注に入るという、今、段階で、既に取組が始まっているということを確認させていただきました。  3点目は、道路の陥没や補修が必要な箇所について、スマートフォンを使い、市民から日野市に情報が届けられるシステム、日野市道路情報システムが、間もなく11月から始められます。これによって、日野市が市民要望に迅速に対応できるようになることであります。  4点目は、生活道路の補修に関して、今後の取組を確認させていただきました。日野市は、間もなく第2期の道路舗装補修計画で、生活道路の補修についても対策を講じる計画にしていきたいと、そのような御答弁をいただきました。  この請願内容にある、必要な予算は確保されていること、また、計画についても、第2期の道路舗装補修計画に、生活道路の補修についても対策を講じる計画にしていきたいとの御答弁もいただいて、計画的に推進していただくことということは、計画に入れていくという御答弁をいただいて確認をいたしましたので、以上、4点の立場で、委員会の中で、日野市が生活道路の舗装補修に関して積極的な取組を既に始めていること、そして、今後についても、計画を入れながら、前向きな姿勢で取り組んでいくということが確認をできました。  先ほどいろんな御意見、また、ありましたけれども、私たちは感情ではなく、こうした日野市がちゃんと取り組んでいること、予算を増やしていること、そうしたことをしっかり市民にお伝えをしながら、また、今後取り組まれる、この情報システムもしっかり使いながら、生活道路の改善に期待をするところでございます。  以上、この請願は、不採択とさせていただきます。 347 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 348 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択であります。  よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
         〔賛成者挙手〕 349 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第4-6号の件は、不採択と決しました。  これをもって、環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 350 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。  議事の都合により、あらかじめ会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 351 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、会議時間の延長をすることに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 352 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第38、企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  企画総務委員長より、企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 353 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 354 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第39、民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  民生文教委員長より、民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 355 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 356 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第40、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 357 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 358 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第41、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 359 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 360 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第42、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 361 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  よって、本件については議長一任と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 362 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第90号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第7号)の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。市長。      〔市長 登壇〕 363 ◯市長(大坪冬彦君)  議案第90号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第7号)の提案理由を申し上げます。  本補正は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えるため、高齢者等を対象とした季節性インフルエンザ定期予防接種に要する自己負担分の費用の免除や、新型コロナウイルスワクチン接種体制の継続、電力、ガス、食料品等の価格高騰への緊急的な支援として、特に影響が大きい住民税非課税世帯等に向けた、1世帯当たり5万円の緊急支援給付金の支給など、早急に対応が必要なものであります。  補正額は、歳入歳出それぞれ27億4,509万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を774億7,660万円とするものであります。  詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 364 ◯議長(古賀壮志君)  担当部長から詳細説明を求めます。企画部長。 365 ◯企画部長(高橋 登君)  議案第90号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明をさせていただきます。  本補正予算は、新型コロナウイルスワクチン接種体制の継続や季節性インフルエンザとの同時流行に備えた、高齢者に対するインフルエンザ定期予防接種自己負担費用の免除、住民税非課税世帯等への電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金の支給などに係る経費について計上するものであります。  第1条でございます。歳入歳出予算の補正額は、歳入歳出それぞれ27億4,509万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を774億7,660万円とするものでございます。  第1条第2項の歳入歳出予算の補正につきましては、第1表、歳入歳出予算補正によりますが、詳細につきましては、歳入歳出予算の事項別明細書で御説明をさせていただきます。  初めに、歳出から御説明いたします。  恐れ入ります。12ページ、13ページをお開き願います。  民生費でございます。  説明欄1電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業経費12億3,671万4,000円は、コロナ禍において、光熱費や食料品等の価格高騰が継続する中、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対し、緊急支援給付金を支給し、生活を支援するものでございます。  支給対象は、世帯全員の令和4年度分の住民税均等割が非課税である世帯及び、家計が急変し、住民税非課税世帯と同様の状態にあると認められる世帯となり、給付額は、1世帯当たり5万円となっております。  次ページ、14ページ、15ページをお開き願います。  衛生費でございます。  説明が前後いたしますが、先に説明欄上から2段目、7新型コロナウイルスワクチン接種事業経費13億8,142万円から説明をさせていただきます。  当該事業につきましては、新型コロナウイルス感染症が収束しないことや、新たにオミクロン株対応ワクチンの接種が開始となることから、接種体制を継続させるための費用について計上するものでございます。  本事業費につきましては、令和4年10月から令和5年3月末までに必要となる経費を計上しており、その後の実施体制につきましては、感染状況や国の動向を注視しながら判断してまいります。  次にその下、8新型コロナウイルス感染症流行下における季節性インフルエンザ定期予防接種事業経費1億8,441万9,000円は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えるため、高齢者等を対象に、インフルエンザ定期予防接種に要する自己負担費用を免除するものでございます。  新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザが同時流行することで、特に高齢者等について、重症化するリスクが高く、予防手段を取る必要があります。  この状況を受け、東京都の令和4年9月補正予算案において、区市町村への補助が予定されていることから、これを活用し、1件当たり2,500円の自己負担費用について市が負担することで、インフルエンザ定期予防接種を促進するものでございます。  また、インフルエンザ定期予防接種については、自己負担費用のほか、市の負担分として、1件当たり2,936円を支出しており、当該事業の実施により、予防接種者数の増加が見込まれることから、増加人数分の市負担費用についても計上するものでございます。  戻りまして、説明欄最上段、1予防接種経費5,746万円の減額は、今御説明したインフルエンザ定期予防接種事業を実施するに当たり、予算の適正な執行管理を目的に、当初予算で計上していたインフルエンザ定期予防接種に係る経費について、新設した事業経費への組替えを行うものであります。  続きまして、歳入について御説明いたします。  恐れ入りますが、戻りまして6、7ページをお開き願います。  国庫支出金でございます。  説明欄上段、新型コロナウイルスワクチン接種対策費4億949万9,000円及びその二つ下、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費9億7,192万1,000円は、さきに説明いたしました新型コロナウイルスワクチン接種事業経費の財源として計上するもので、補助率は10分の10でございます。  次に、説明欄上から2段目、子育て世帯等臨時特別支援事業費のうち、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事務費8,671万4,000円及び電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業費11億5,000万円は、さきに御説明いたしました、住民税非課税世帯等への、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業の財源として計上するもので、補助率は10分の10でございます。  次ページ、8、9ページをお開き願います。  都支出金でございます。  説明欄、新型コロナウイルス感染症流行下における高齢者等に対する季節性インフルエンザ定期予防接種事業8,397万7,000円は、さきに御説明いたしましたインフルエンザ定期予防接種事業のうち、自己負担免除分の財源として計上するもので、補助率は10分の10でございます。  次ページ、10、11ページをお開きください。  繰入金でございます。  説明欄、財政調整基金繰入金4,298万2,000円は、さきに御説明いたしましたインフルエンザ定期予防接種事業のうち、接種者数の増加によって生じる市負担分の費用の財源として計上するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 366 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。池田としえ議員。 367 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  補正の7号に関して、数点、確認をさせていただきたいというふうに思いますが。  まず第1点ですが、当初、このワクチンをやるときはですよ、日野市の広報でも予防効果がある。この議会でも、予防効果がないっていうことも明らかに言ってるにもかかわらず、予防効果がありますということで接種を進めた結果ですね、結構な、死亡者を含む被害者が出ているということが明らかになっておりますが、今回もですね、大勢の方に、今度は混合ワクチンも含めてですね、同時接種のインフルエンザと、新型コロナということで、ワクチンを打たせるということで、1回、2回でいいと言っていたものが、3回、4回ということで、さすがにここまできたら、いい加減気がつくんじゃないかなと思うんですけれども、世界中で先行していたイスラエルは、もう既に、シェバ・メディカルセンターのオミクロン株のことに関しては、感染効果が認められないということで、やめているという状況がですよ、お伝えしたとおりかというふうに思います。  そういう中でですね、これ、最もまた危険だと言われている、これだけ同じ型のものをですよ、しかも、2年前に行った、型の全く違うものを、またもって接種させ、そして今度はインフルエンザを接種するという、この免疫の攪乱といったらですね、もうあきれて物も言えないというような状況に、実際は、被害の実相を見れば、あるわけですが、そんな中でですね、これだけ数、接種を続けていくということで、一般会計のときにも、先ほど委員長からの報告を伺いましたが、接種記録の保存に関しての意見も出たようです。  実は、9月、今月25日に、これ毎日新聞ですけれども、結構大きくですね、接種記録保存、この日野市の近郊の小平市も30年に延長し、我孫子市も10年に延長したと。この事例の一つとしてですよ、このワクチン、コロナはですね、異例ずくめで始まってますんで、もうあり得ないくらい初めてのものを人間を動物と見立てて、まず人間で実験しているというのが現実でありまして、治験も24年にやっと終わるという状況のものをまだ打たせ続けているわけですね。それでまた、挙げ句インフルエンザも一緒に打たせてというような状況になっていますが、何があってもおかしくない、もう既にこれだけの死者も、そして負傷者の数といったら恐ろしい数ですよ。印刷して、今日私持ってきませんでしたけど、もうこのくらいの背の高さになるぐらい、驚くべき負傷者の数が記録されていますが、日野市においては、接種記録、例えば1964年に始まったフィブリノゲンの事件を御記憶の方も多いかと思いますけれども、時々テレビでもC型肝炎の被害ということで、当時接種した人はぜひ御相談してくださいということもあるんです。まだ報道されておりますけれども。そういう意味では、接種記録というのが副反応を判定する場合に非常に重要な鍵になっていく。その文書をですね、当該、責任を持って接種させた自治体で保管しているというのは当然なことですけども、特にこのワクチンは、いつ何がどういうふうにあるかということをこれから私たち生きている人間が証明するという状況に入っているわけですから、その記録というものは、後世にしっかりと伝えていかなければならないという職務が公的機関にはあると思います。その接種記録の保存に関して、日野市はどのように考えているのか、今の実態がどうなっているのかということも含めて教えていただけるとありがたい。それがまず第1点、お伺いさせてください。 368 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 369 ◯健康福祉部長(山下義之君)  予防接種の接種記録のですね、保存の関係でございます。  まず、予防接種法のですね、施行令第6条の2によりまして、予防接種の記録については、5年保存という規定がございますが、本市においてはですね、今回の新型コロナのみならずですね、ほかの予防接種において、記録については5年で削除するというような対応は取っておりません。今回も接種を始めて1年、今2年目ですけれども、健康被害等のこともですね、まだ先が見えない状況もございますので、可能な限り保存するようにしていきたいと考えております。  以上でございます。 370 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 371 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  この新聞で、やはり議会で小平は30年にきちっと延長するというような年月の区切り、我孫子は10年なんですけども。そういった意味ではですね、今回の事態を全ての自治体で推進しながら、起こってくることに関してどのような記録を保存しているかというのが非常に大事なことだと思いますし、今の部長の答弁ですと、事前にもですね、少しお伺いさせていただきましたら、もう全てのワクチン接種に関しての台帳というものを整え、そして、これからデータ化するという意味でもですね、しっかりと保存してあるというような、そんなお話も伺っておりますので、今のお話で、ほぼほぼ保存に関しては心配しなくてもいいというふうに理解はしているところですけども、きちっとですね、日野市としてもですよ、この接種記録に関しては、きちんと市民に明らかにするということをですね、何かなあなあの形ではなく明確に表明する必要、それがまたですね、接種させる自治体の責務としてですね、責任をしっかりと取っていくという意味でも、データを保存するということを市民に明らかにしていくべきだと思いますけども、いかがですか。 372 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 373 ◯健康福祉部長(山下義之君)  先ほど申し上げたとおりの対応、記録の保存についても、市民の方々、今御指摘のとおり、関心のある内容かと思いますので、できる限りですね、明確な基準等もですね、含めて検討した上で明らかにして、皆様には公表していきたいと思っております。  以上でございます。 374 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 375 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  今の部長の答弁で、積極的に前に進めていくし、もう既にその辺のところはきちっと自覚して公務に当たっているというような気構えも分かったということで、次の質問に行きたいと思います。
     厚生労働省健康局予防接種担当課参事官室では、何とこの9月2日に「生後6ヶ月以上4歳以下の者への新型コロナワクチン接種に向けた接種体制の準備について」というお知らせを全自治体にどうも配っているようであります。  そこで、1点お伺いさせていただきたいが、今の説明の中では、この生後6か月以上4歳未満の接種体制の準備に関わる執務に対する予算説明というのがあまり聞こえてこなかったんですが、それが何らかの形で入っているかということが1点と、コロナ、3年目に入っていますけれども、5歳から11歳までの子どもたちの被害の実態もこれからちょっとお伺いさせていただきたいところですけども、そもそも生後6か月から4歳以下で、コロナでどのような被害が起こっていて、それに対する感染予防がもうできないということは明確になっているわけなんで、なぜこれをやる必要があるのかということも含めて、この予算化されている中にあるとしたら教えていただきたいです。 376 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 377 ◯健康福祉部長(山下義之君)  今回提案させていただいております予算の中には、今議員の御指摘のありました9月2日付の厚生労働省健康局予防接種担当参事官室名のですね、依頼文がございまして、それによりますと「生後6ヶ月以上4歳以下の者への新型コロナワクチン接種に向けた接種体制の準備について」という件名で、その中で、今後乳幼児への接種を行うとされた場合に、速やかに接種を開始することができるよう、その準備に当たって、現段階で留意すべき事項についてお知らせをしますということがございます。その中で自治体における実施体制、接種実施医療機関等確保することということがございますので、それを踏まえてですね、この予算の中では、この部分に係ります通知の印刷あるいは発送にかかる経費について計上させていただいているということでございます。  以上でございます。 378 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 379 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  その対処するページ数は何ページで、どのような具体的な内容になっているのか。例えば、何人に発送するというか。その辺のところを少し具体的に教えてください。 380 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 381 ◯健康福祉部長(山下義之君)  予算書で申し上げますと、14、15ページになります。この中のですね、説明欄の7新型コロナウイルスワクチン接種事業経費のですね、11役務費の郵便料、それから12の委託料の1行目になりますか、予診票等作成業務委託料、この中にですね、今回のオミクロン対応の部分のほかに、今御指摘の部分の6か月以上4歳以下の者へのですね、ワクチン接種に係る経費が計上されているということでございます。  以上でございます。 382 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 383 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。  項目は分かったんですけれども、何人対象になっているかということを、済みません、もし分かればでいいですけども教えてください。 384 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 385 ◯健康福祉部長(山下義之君)  予算計上の中ではですね、通知発送については9,000通分ですかね。それから、接種券についても同じです。9,000ですね、の一応計上ということでございます。  以上でございます。 386 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 387 ◯16番(池田としえ君)  どうもありがとうございました。  これ、高齢者を中心にですね、全ての年代層で死者も出ていて、今1,800人と言われていますけれども、この間のこの議会の答弁でもですよ、既に明らかになっているものだけでも2人亡くなっているのにもかかわらず、それもカウントに入れていない、おおむね大した副作用がないということでしたが、ぜひ1点強く要望したいことはですね、このついこの間始まった5歳から11歳用の子どもたちに接種ももう始まっていてですね、その中でもう被害も起こっていると、死亡者も含めて。何でこんなことになるのかなと、このように思い、ワクチンの中身もですね、ちょっと調べたんですが。この問いの中で二つお伺いしたいんですが、5歳から11歳のコミナティ筋注、これ、一番多く受けていらっしゃる型ですけれども、大人の受ける、例えば2分の1とか3分の1量を適用して受けているのかというふうに思ったらですね、内容物が全然変わっているんですね。これは御存じでしたか。それと同時に、冷凍保存はですよ、これ、もともとマイナス90度からマイナス60度、それからマイナス25度からマイナス15度に移して、マイナス25度からマイナス15度で最低14日間保存することができると。このような形でずっと接種してきたものがですよ、子どものものになったらですね、私、どこでもこんなこと一言も聞いていなくてびっくりしたんですが、冷凍保存は2度から8度で、解凍する場合は2度から8度ですよ。10週間保存することができる。小児用は冷凍保存しなくてよろしいんでしょうか。その辺り、内容物がどういうふうに変わっていて、配送の仕方から、接種の仕方から違うものを扱っているんだという認識がきちっとあるのか。その辺り、ちょっと確認させていただきたいのが1点。  それと、もう少し高い年代層で、12歳から17歳が始まっていたわけですけども、この副作用で苦しむ人たちが全国でどれくらいいるか。その辺りのところは検証しているんでしょうか。件数をどのように把握しているでしょうか。その2点、まず教えてください。 388 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 389 ◯健康福祉部長(山下義之君)  まず、1点目の5歳から11歳に接種をしているワクチンの内容物、あるいは保存方法、保存期間については、申し訳ありません、ちょっと私、手元に今資料がございませんので、お答えはちょっとできかねるということでございます。申し訳ございません。  それから、12歳から17歳の部分のですね、副反応の関係につきましてもですね、ちょっと、今その部分の詳細な資料はございませんが、副反応報告等についてはですね、適宜発信される情報がございますので、その部分については、担当のほうで把握をしているということで理解をしております。  以上でございます。 390 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 391 ◯16番(池田としえ君)  もちろん幾つになったから副反応になってもいいなんてことはこれっぽっちも思わないし、あってはならないことですけれども、生まれたばかりの子、これから先が長いお子さんたちに副反応を長い期間患わせて生きさせるということと70歳、80歳、90歳の方が副反応になるということは、人生の質が全く違います。そういう意味では、これから、もう既に生後6か月のですよ、お子さんたちに各国でもう中止になるというような状況の報道も出てきている中、安易に国が言うから打たせるとか、国が言う事業だからやるとかというのはですよ、あまりにも私は無責任だと思うんです。命に関わることだから。特に日野市は、今回のことで議題になっておりますけれども、例えば、上司が言うから、権力が言うから、だからそのままやって、市長、あなたは、とんでもない2億5,000万円も1人で払わなきゃならないというような事態に陥ったんじゃないですか。私たちは子どもたちにですよ、横断歩道を渡るときも、青だったらすぐに渡っていいなんて誰も言っていませんよ。小さいときから、信号が青でも右を見て、左を見て、もう一回右を見て安全だったら渡る。これは自分で確認するということが大事だということですよ。  私が今年の6月にぱぱぱっとカウントしただけでもですよ、12歳で副反応に遭われている報告が出ているだけですよ、報告が出ているだけでも126名、重症者、死んでもないおかしくない子が48名。13歳は死亡者が2名、119名が6月10日の段階で、これ、少なくなることはないんですよ、増えることはあっても。重篤者が44名。14歳で133名、重篤者が45名。15歳が156名で重篤者が51名。16歳がですよ、143名で、死亡者が2名で重篤者が43名。17歳で168名で、重篤者が37名。これね、あまりにひどい数字ですよ。今度はこれを5歳から11歳、しかも中身が変わっていることも何の案内もないじゃないですか。どれほど危険だと思います。前例のないワクチンなんですよ、これは。ずっと私も言っていますけれども。この感染性の物質に対するメッセンジャーRNAワクチン技術を世界で初めてですよ、モデルナなんか6か月で作ったんですよ、もともとワクチンの会社じゃないのに。  そんな状況の中、6か月の子どもにもですよ、打たせようとする日野市の状態というのがですね、あまりに私は危機管理がなさ過ぎるというふうに思いますし、権力者や何でも上から言われたらやらなきゃ駄目だということでやるというような地方自治の実態というのはですよ、平成13年にいかにですよ、国のですよ、一方的な横暴的な専制政治のような形で押されてきても、地方自治の実態というのをきちっと鑑みてですよ、こういった被害も、日野市は私たちの仲間である職員も亡くしているんですよ。その責任は重いですよ。そういう中で、生後6か月になぜこのワクチンを接種しなきゃならないのか、その辺りも含めてですよ、ぜひ御答弁いただきたいし、その重篤者の実態をですね、ぜひ調べて、今日までどれくらいの山が積み上がっているか、その症状の項目をですよ、ぜひ調べて、そこはまずいただきたい。本当にこれを大事な市民の方に打たせていいのか。まず、子どもたちに対しての疑義はそれが1点。  そして、これも私、一般質問の中でも言いました。ファイザーがですよ、アメリカで裁判で負けてですね、自分たちが隠していた機密文書を数十年後に出せばいいとしていたのをですよ、今すぐに公衆衛生に関わることだから提出しなさいと裁判所から言われて出したものの中に、FDA、米国食品医薬品局、これはアメリカの厚労省みたいなものですけど、タッグを組んで出さないように圧力かけていたんですね。それで、裁判所で結論が出た、そのですよ、高リスクのために治験から外したグループの症状がですよ、高血圧、糖尿病、慢性のですね、肺関係の疾患、ぜんそく、肝疾患、腎疾患、心臓に関わること、免疫の低下している人、長期で施設に居住している人、これを治験から外しているんですよ。ところが、今回のこの補正で出ている高齢者に推進する、これ、最初からそうでしたけど、高齢者を狙い撃ちして、高齢者からやりましょうと言いましたけど、今の症状はですよ、高齢者こそ基礎疾患を持つ、それと全く重複する症状が日本が高齢者に対して推進する姿勢なんですよ。あまりにおかしいじゃないですか。ファイザーが作っているんですよ。作った会社が治験から外し、これは外さなきゃ危険なんだと言っている症状と厚労省がですよ、基礎疾患の人に接種積極的に推進しましょう。それと同じ、こういう実態をですね、市民に知らしめて、危険からですね、回避するというような考え方もあると思うんですけど、その辺りどうでしょうか。 392 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 393 ◯健康福祉部長(山下義之君)  2点の御質問だったかと思います。  まず、最初のですね、6か月以上4歳以下の方についてということでございますが、国のほうでこの乳幼児といわれる方々については、接種を進めるという決定があったから、それを市のほうでもですね、そのまま打つのかというような御指摘かと思いますが、この部分についてはですね、今回のワクチン接種、これまでも通じてのことでございますが、基本的には法定受託事務として、私どもとしては国からの依頼に基づいて、この事務を行っていくという大前提がございます。ただし、このワクチン接種に当たってはですね、いろいろな条件が、例外的な部分もございますので、分かった情報についてはできる限り提供して、市でいえばホームページですとか、あるいは紙媒体のワクチンNEWSというのをですね、発行させていただいておりますが、その中で、例えば副反応についてもお知らせをするですとか、そういった冷静な合理的な判断がですね、市民の方にしていただけるような情報提供に努めるというところを心がけてこれまでやってきているところでございますし、この考え方は今後も変わっていかないかなと思っております。  それから、12歳から17歳の実態についてということで、かなり重篤な副反応があったというような人数の御報告をしていただきましたけれども、その実態について調べてほしいということでございました。この部分についてはですね、私どもも単なる数字だけのことではなくてですね、できる限り、可能な限りですね、情報収集に努めてまいりたいと思います。  それから、ファイザーのワクチンですね、ファイザーの基礎疾患をお持ちの方々に対する部分の考え方でございますけれども、こちらについてはですね、国のほうの方針で、一定のですね、基礎疾患を持つ方については、重症化しやすいというデータが明らかになっているということに基づいて、あるいは諸外国の動向を踏まえということで、重症化予防を目的として国としては実施することとしているというふうなことで私どもは理解をしているところでございます。  以上でございます。 394 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員に申し上げます。質疑は簡潔にしていただき、円滑な進行に御協力くださるようお願いいたします。池田としえ議員。 395 ◯16番(池田としえ君)  命に関わることでございますのでね、前回の12月議会もやって、間もなくですね、接種をされてお亡くなりになっているということで、本当に悲痛な願いという思いで、皆さんより調査をする時間をですね、本当に長くかけて、間違いのないこと、そして、それに基づいてですね、少しでも気がついていただけるとありがたいというふうな思いでやらせていただいております。  それではですよ、先ほどの幼少の子どもたちに接種するものの中身が違っているというお話をしましたけども、その中身の違っているものの中でトロメタモールという薬剤があるんです。これですよ。ファイザーの説明書に何て書いてあるかというと、投与はなるべく太い静脈に直接または静脈カテーテルを用いて速度まで指定して注射するというような、質的にも問題のあるものなんですね。これ、筋肉注射で接種していいんでしょうかと、私はちょっと疑問に思うんですよ。日本ではですよ、1962年あたりからですね、静岡、山梨を中心に大腿四頭筋拘縮症という非常に大きな被害を出す手技ですね、筋注というものはほとんど、あまりやられてこなかったというのが実態ですね。子宮頸がんのワクチンのときに、大幅に340万人にやったんです。それまでは皮下注射だったんですね。驚くようなイベントですよ。国民全体に慣れない筋肉注射をやるというのは。それを今度、生後6か月の子どもからやる、この投与する中身というのは一体、このまま放置しておいていいのかという問題が一つあると思います。草津ではですよ、もう既に被害が出ていて、認められているんです、誤接種で。損害賠償請求も出ています。筋肉注射の誤接種で。これは子宮頸がんのワクチンのときにも、非常に危険だということで大きく指摘をさせていただいておるわけです。  そして、もう1点、今ワクチン接種後のですね、副反応ということで、なかなか見分けがつかないという中ではありましたけれども、世間一般で帯状疱疹が異常に増えているという話をあちこちで聞きます。8月25日、高知大学は生検、皮膚からですね、COVID-19のスパイクタンパクが検出された。要するに、帯状疱疹の原因は、このワクチン接種のためであったという論文をもう既に出しているんですよ。高齢者になると免疫が低下するので、毒をですよ、このスパイクタンパクは毒だということが、もうソーク研究所で明確になって、ソークって世界をリードする、ノーベル化学賞の中ではトップの人がほとんどいるところですから、そこでも驚くような数の論文が出ていて、スパイクタンパクが毒だということが明確になっているんですよ。それがですよ、今こういった情報もテレビで言いません、ほぼ。なぜテレビで言わないかということも、テレビが報道規制がかかっているということも分かっています。株主がですよ、非常に大きな会社が全て、私が調査した中でも専有されちゃっているんですね。そんな中で副反応、ワクチン接種するのにマイナスなことというのがほとんど報道されないんですよ。  日野市で先ほどからNEWSを出しているっておっしゃっていますけど、NEWSの中にほぼほぼ副反応のことなんか書かれていません。いつワクチンを接種するか推進しています。接種してくださいというふうに見えるような中身のものでしかないんです。そういう中で被害が重なっている。しかも、何度やったら気が済むのかというくらい短期間の間にワクチンを集中させるということがいかにがんの多発や自己免疫疾患に、もっとひどい状況になっていくということが医者の中でもですね、明らかになって、ここのところ開始された学会では驚くような論文の数になっているわけですね。ぜひそういった視点で国民の安心と安全を守る、そういう研究をもっとですね、深めていきながら、このワクチン接種を一方的にですね、進めるというようなことはですよ、厳に控えるべきだと、これだけの被害が挙がっているのに。これだけの状況がテレビで報道しないというだけですよ。ぜひですね、その辺のところをですね、鑑みながら、拙速な、上が言うからと、上が抑えられていたらもう駄目なんですよ、アウト、全体が。だから、今世界中でそれに気がついて、いいです、イギリスは撤廃し出しました。そうしたらイギリスがですね、副反応被害の救済を始め出したら、日本はですよ、たった1例出て、次2例出て、つい先日65例出るようになってきました。そういう現状の中で、本当に安易にですよ、ワクチンを接種することの危険というのをワクチン神話と、ワクチン、安全だと皆さん思っているのです。危ないということが分からないし、目に入ってこないから。だけど、実際は驚くような報告、それを目にしないというだけなんで、そこのところは執行部をはじめですね、きちっと検証して、これは本当にやっていいものかどうかということをぜひですね、もっと考えていくべきだと何度も何度も申し上げているんですけども。それに関しては、どう思われます。 396 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 397 ◯健康福祉部長(山下義之君)  まず、今のお話の部分でございます。ワクチンNEWSで副反応についての記述がないんじゃないかという御指摘なんですが、限られたスペースの中で、なかなか目立つ部分で告知できていない部分について、まだ課題は多いのかなと思っておりますが、先月発行させていただいたですね、NEWSの中では、かなりのスペースを取ってですね、副反応についてのお知らせについては記載をさせていただいております。  今後もお知らせの仕方についてはですね、工夫をしていきたいというふうに考えているところでございます。  それから、ワクチンそのものの安全性につきましてはですね、厚生労働省の科学審議会ですとか、あるいは薬事の審議会等で、こちら、継続的に審議をされているということでございます。私どもとしては、その都度、その都度の最新のですね、知見に基づいて、国のほうでの判断があって、それに基づいたワクチン接種が行われているという理解ですし、間違ったことをしているという認識は全くございませんので、恐らく今後ですね、様々なデータですとかが積み重なって内容が変更になるとかいうことも当然出てくるかもしれませんが、私どもとしては、その時々、その都度最新の情報に基づいて、この業務を進めていくという考え方には変わりはございません。  以上でございます。 398 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員に申し上げます。そろそろまとめていただき、円滑な進行に御協力くださるようお願いいたします。池田としえ議員。 399 ◯16番(池田としえ君)  10月以降に始まるオミクロン対応の株というのはですね、武漢株とオミクロンBA.1対応ですよね。今はやっていて問題だなんて言われているのはBA.5ですよね。これ、効果がないということはもう明確になって、お医者様たちも、だからですね、これはおかしいというふうに言っているわけですよ。その辺のところをですね、もうちょっとしっかりと市民の命とクオリティーを守っていくという意味では、ぜひ積極的に考えていただきたいと思います。  最後、市長にお伺いしたいんですけども、私、このことをですね、本当に間違ったことを申し上げるというのはまずいので、当たり前ですけど。これ、10年前から子宮頸がんのワクチンの危険ということをですね、ずっと言っていて、裁判にもなっているわけです、4大訴訟。そして、全世界中でも13か国で裁判が起こっているという状態で、1件、もう勝訴が出ているという状況で、今回のことに関しても、大阪市立大学のですね、免疫学専門の井上先生にですね、実際の患者さんたちも診ているんですね。どういうことが起こっているかって、ワクチン粒子が様々な臓器の中でも、特に卵巣に多く蓄積することがもう判明している。卵巣でメッセンジャーRNAから異物のスパイクが産生されると、それが免疫の攻撃対象となって卵巣炎が生じている。だから、亡くなった人を生検してみると、驚くような血栓がヘビをこうやってね、ミミズをこうやって取り出したように出てくる。もうそんなことも報告されているんですよ。この自己免疫的炎症反応により、将来卵子になるべき卵細胞が激減し、将来的に排卵する卵子のできない固体になる可能性が示唆される。だから、お医者様たちが大変なことだといって、自分の身分も顧みず、トップがやっていることなのにもかかわらず、これは黙っていられないということで、やむにやまれぬ大和魂じゃないですけど、声を上げているわけですよ。将来的に排卵する卵子のできない固体になる可能性が示唆されると。男子でもですよ、ワクチン粒子が精巣上体に蓄積することが判明しており、同様の自己免疫反応により、精子形成に異常が起こる可能性が示唆される。このため、将来子どもを持つべき男女共に将来的に生殖系に異常を来す可能性が高く、遺伝子ワクチンの接種は極めて危険であるということで、世界のバンデンボッシュから何から本当にこの危険に気がついて、勇気ある人は、自分よりも未来の世界の在り方、母国の在り方に本当に自分ということじゃなくて人様のことを考えて声を上げている人々はですね、本当にこんなメッセンジャーRNA、このメッセンジャーRNAの技術を開発した開発者でさえですよ、これは非常に危険だと言っているワクチンです。ぜひですね、市長、そのような見地でもう既に死亡者を出しているという現状の中で、生後間もない半年の子どもたちにですよ、本当に打っていいものかどうなのかということもですね、含めて、ぜひ予算に関する答弁いただきたいと思います。補正予算に対する。 400 ◯議長(古賀壮志君)  副市長。 401 ◯副市長(波戸尚子君)  池田議員から、各種ワクチン接種について御質問をいただきました。  予防接種の意義、また副反応については、様々な議論があることは承知をしているところですが、感染対策上、極めて大きな役割を果たしてきたと認識をしております。  一方で、健康被害が発生することはあり得るという点につきましても、私ども、十分承知をしているところです。私どもがすべきことは、市民の皆様に正確に情報を伝え、ワクチン接種に対する正しい理解に基づいて対応していただけるよう取り組んでいくことだというふうに感じております。  また、議員のほうから、市民の命とクオリティーを守るというお話がございました。その方向性は、市も全く同一でございます。引き続き市民の健康と命を守ることを最優先に事業を進めてまいります。  以上でございます。 402 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 403 ◯16番(池田としえ君)  最後に、それではですね、市民に本当に伝えなきゃならない情報というのは、ファイザーとビオンテックの今私たちが圧倒的大多数がワクチン接種している。そこで、本年の4月26日にこのような文書を出していますよ。COVID-19ワクチン「コミナティ筋注」日本における添付文書改訂について。この中で最も重要なのは、本剤を接種した際の有効性、安全性は確立していない。こういうものをですね、接種させるんだという自覚をですね、ぜひ持って、そして、市民に本当に伝えなきゃならない情報というのは何かということをやっぱり取捨選択していきながらですね、前に進めていくという慎重さが大切かなと思いますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。 404 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 405 ◯4番(新井ともはる君)  13ページ、住民税非課税世帯へ電力・ガス・食料品等物価高騰緊急支援給付金の事業経費12億3,671万円について、このテーマについて2点ほど質問させていただきます。  まず、1点目がですね、対象世帯人数と基準日についてでございます。住民税非課税世帯というのはいろいろなパターンがございまして、調査を進めていかなければ実際その対象となる世帯というのはですね、厳密に把握することは難しいのかなというふうに思っています。現段階で市がですね、想定をしています世帯人数の概算について教えていただきたいのと、また、給付金を支給するに当たって、基準日について教えていただきたいと思います。 406 ◯議長(古賀壮志君)  総務部参事。 407 ◯総務部参事(兼子理夫君)  9月1日現在の日野市内の全世帯がですね、9万2,500世帯あります。このうちのですね、約25%の2万3,000世帯を見込んでいるところでございます。  それで、基準日なんですが、昨日通知が参りまして、令和4年9月30日現在、日野市に住民登録をしている世帯という形での基準日となっております。  以上でございます。 408 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 409 ◯4番(新井ともはる君)  パーセンテージで出して2万3,000世帯だということ、また、基準日を9月30日にしているということですね。  また、調査方法について、最後に質問させていただきますが、課税については、1月1日に日野市に在籍をしていて、前年の収入によって課税が決まると思っています。例えば、令和4年のことを考えますと、令和4年1月1日に日野市に在住していて、そして、非課税の方が引き続き非課税になるためには、正式には令和4年6月1日現在で決定するかと思っています。そのことをですね、例えば考えますと、令和4年1月2日以降に、例えば転入してきたりとか、またこれ、いろいろなパターンが考えられるんですけど、課税情報が日野市が持っていないパターンがいろいろあったりとか、あと、遠方で両親を扶養しているパターンだったりとか、いろいろなパターンがある中ですね、そういう令和4年の課税状況の把握について、どのような把握をどういう方法でされているのかお伺いします。 410 ◯議長(古賀壮志君)  総務部参事。 411 ◯総務部参事(兼子理夫君)  今申し上げた2万3,000世帯のうちですね、約7,100世帯がいわゆる転入者とかですね、あとは家計急変等の世帯という形で見込んでいるんですが、おっしゃるとおり令和4年1月1日現在、日野にいらっしゃらない方については課税権がないので、当然分からないというのもあります。これはですね、私ども、課税か非課税かの判定をしなくてはいけないので、1月1日現在のお住まいのところに全て確認をしているところでございます。  以上でございます。 412 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 413 ◯4番(新井ともはる君)  以上です。ありがとうございます。 414 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 415 ◯9番(有賀精一君)  新型コロナウイルスワクチンの接種体制の継続ということで、補正予算の概要の中で述べられている事業背景、新型コロナウイルスワクチン接種について、感染状況が依然として収まらないことやオミクロン株対応ワクチンの接種が開始となることからということで、これは10月から始めるということだと思うんですけども。附随した情報で質問したいと思うんですが、実際ですね、オミクロンBA.1ですけども、一応新しいワクチンができたということで、接種控え、3回目、4回目ということで、あるというふうに聞いたんですけど、日野市の状況について、もしデータ等ありましたら教えてください。 416 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 417 ◯健康福祉部長(山下義之君)  ワクチンの接種控えという御質問ですかね。  今のところ4回目につきましては、高齢者ですとか基礎疾患の方ですので、それなりになんですが、やはり、接種傾向としては若干落ちているかなということはございます。  以上です。 418 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 419 ◯9番(有賀精一君)  割合、何割というそんなに正確なデータでなくても結構なんで、その辺についてのデータ、分からないですか。 420 ◯議長(古賀壮志君)  健康福祉部長。 421 ◯健康福祉部長(山下義之君)  まず、全体で申し上げますと、3回目接種までにつきましてはですね、72.4%になります。4回目接種につきましては、対象者は絞られますので、60歳以上になりますかね、その方々で75%ということになります。  以上でございます。 422 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 423 ◯9番(有賀精一君)  ありがとうございました。 424 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 425 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 426 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。池田としえ議員。 427 ◯16番(池田としえ君)  この前例のないワクチンということで、表に出てきている数だけでも、もう死亡者が1,800人で、超過死亡という概念を見てですね、年間の死亡者を見るとですね、東日本大震災の比じゃないぐらい死んでいるんですね。これが前後の状況を調べると、ワクチン接種以後に集中して死亡者が出ているというわけです。実はですね、私の知人でも、日野市の中で年若く突如としてお亡くなりになられた方がいるんです。ワクチン接種と近似性があるものですから、お話しなされたほうがいいんじゃないかというんですが。これは以前からそうでしたが、子どもが亡くなったショックだけでなく、さらし者というか、そういうふうにほとんど国で証明されていない中で、勇気がないというか、そんなふうなお話をされる方が多いんですね。そういう意味では、本当にこうやって訴状として上がってきている、お医者様が多分そうかもしれないとハンコを押して上がってきている数だけでも、世界中の論文を見ると、こうやって表に上がってくるのは1%にも満たないということを考えるとですよ、私たちの周りにも本当に多くの方がワクチン接種ということに気がつかないで負傷しているという可能性が大きいんじゃないかなというふうに危機管理としては見ていかなきゃいけないと思うんですね。ましてや前例のないワクチンです。注射液にポリエチレングリコールですね、アナフィラキシーショックは女性が90%以上です。女性には非常に危険だ、そういった既に2年たった中で、たくさんのことが分かっている。ましてや今回ですよ、重症化リスクの高い人にワクチンを接種しちゃ駄目だというふうに、ファイザー自身が言っているのに、それを対象者にしていくというのはですよ、高齢者の命を軽視しているとしか私には思えません。よく高齢者は先にやればいいんだというんで、私たちがこうやって元気に暮らしているのはですよ、私たちの先人が私たちを元気に守って育ててくれた一番大事な人なんですよ。若い世代に接種しちゃ駄目なんだったら、もっと高齢者は大事にしなきゃいけない、こんな事実があるということをやっぱり知らせて、事実なんですからいかなきゃいけない。そういう意味に鑑みても、日野市のですよ、ワクチン接種された体制というのは、あまりに不勉強であり、危機管理がなさ過ぎると。現状においても。それで、ましてや生後半年の子どもにこのえたいのしれないものをですね、接種していくという状況は、私にはとてもですね、賛成するという気持ちにはなれません。しかも、このオミクロンBA.1対応でBA.5には効果がないというのも明確になっているのに、なぜやらなきゃならないのかということをもっと純粋に追求していけばいいというふうに思います。  以上の意味からもですね、ぜひ接種を控えていただきたいと思っています。世界中で接種控えがもう始まっている中、デンマークは50歳以下はもう接種しないようになっています。ぜひですね、1人でも多くの方が、この血中の中に入れて出口のないものの恐ろしさというもの、そこをぜひ自覚していただきたいという願いを込めて、反対の討論とします。  以上です。 428 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 429 ◯4番(新井ともはる君)  賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  私からは、物価高騰緊急支援給付金についての意見を述べさせていただきます。  前年度から日野市在住で非課税世帯であれば、すぐにですね、その方が非課税情報を日野市が持っているので、非課税かどうかということが確認できるんですが、それに当てはまらない、例えば転入された場合で税情報を日野市が持っていない場合、そういった場合ですね、申告の要らないプッシュ型にならず、しっかり調査をしていかなきゃならないと思っています。いろいろな家族構成だったりとか、年齢だったりとか、就労状況、それぞれいろいろなパターンがあると思っていまして、それに対して、しっかり絞り込みをですね、していただきたいと思っております。例えば、非課税世帯で老夫婦がいた世帯にですね、例えば、その息子さんが戻ってきたと。息子さんの税情報というのはですね、前住んでいたところに聞かないと、非課税なのか課税なのかということは分からないですし、また、今まで非課税だった世帯に対して、扶養されている方が、例えば、遠く離れた北海道とかに行ったと。そういうときにもですね、税情報というのは取っていかなくちゃいけないと。そういう税情報自体がですね、例えば基幹システムに共有をされていて、すぐにでも見れるものであれば、そういった問題は軽減されるかと思っているんですが、全てそういったほかの市にですね、問合せをしないと、なかなかそういった確認ができないというところで、なかなかですね、こういったいろいろなパターンがある中、漏れが生じないのかなというのを危惧しています。また、今まで、例えば、昨年度税金を払っていて課税されていたんですけど、何かしらの状況で収入がなくなったという方もいらっしゃいます。そういう方も漏れる心配がございますので、例えばですね、行政の持つネットワークをフルに活用していただきたいと思うんですね。2階にあるセーフティネットコールセンターだったりとか、また社会福祉協議会だったりとか、そういうところにもチラシを置くというふうに聞いていますが、そういうところに困った方は相談に行くと思うんですよ。そういった方も情報をしっかりと取っていただき、漏れのないようにしていただきたいと思っています。  以上でございます。
    430 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 431 ◯9番(有賀精一君)  今回の補正予算については、いわゆる一つ目としては、住民税非課税世帯等への電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金の支給ということで、これについては、何ら問題はないと思います。  残り二つのですね、ワクチンの問題については、池田議員のほうからいろいろと意見があったところなんですが、やっている事業そのものは法定受託事務ということで、国からのですね、そういう意味では、日野市云々というよりは、そういう側面があることは理解しているわけですが。ワクチンの問題についてはですね、国によっても対応が違いますし、今後ですね、ワクチンを何度も何度も接種することによって人体にどのような影響が出てくるのかというのは、未知の部分なんですね。しっかりとした治験が行われずに、非常にいいワクチンだということで、WHOも含めて世界中でこのワクチンが打たれてきたわけですね。ただ、やはり今の現状としては、このワクチン、当初はですね、感染予防といっていたものが途中から重症化予防と言い出しましたし、ワクチンの効きの問題からすればですね、武漢型に対するワクチンがずっとあって、今度はBA.1についてのワクチンができたと。これから冬に向けて、また新しい株が流行するかもしれませんけれども、やはり実態としては後追い、後追いになっていますし、いろいろと問題を含んでいるということは、私は事実ではないかと。私が知っている小児科医からもですね、やっぱり子どもたちにワクチンを打つのはいかがなものかという医者が相当いるんですよ。多数派ではないかもしれないけれど。だから、この問題についてはですね、波戸副市長のほうから意見ありましたけれども、日野市自身が独自に云々というのは、私もハードルが高いということは分かるんですが、こういうところにはしっかりとアンテナを張ってですね、接種をするのはもちろん自由意志ですから、打つ人が決めることではあるんですけれども、それに対する情報の提供とサポート、ケアですね、そのことについては全力を挙げるという立場で私はかかっていただきたいと思います。  そうした意味で、この補正については賛成をいたします。  以上です。 432 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 433 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 434 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第90号の件は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 435 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。            午後6時01分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            午後6時31分 再開 436 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより日野市・日野市議会として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とのいかなる関係性をも拒絶する動議の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。奥野りん子議員。 437 ◯17番(奥野りん子君)  私は、この統一教会の動議とともに、安倍元首相の国葬反対の決議をも出させていただき、国葬の決議は否決されたわけですが、安倍元首相の国葬につきましては、自民党の国会議員の中で人気ナンバーワンの方が亡くなったということで、全国から10万人くらいは献花に訪れるのではないかと言われていましたが、蓋を開けてみたら2万人程度にとどまりました。国葬反対の世論の高まりについては、その理由の一つに岸田首相が旧統一教会に対して毅然とした態度を取れていないことがあるのではないでしょうか。旧統一教会は、いまだに訴訟が絶えないこと、信者の霊感商法の購入、寄附、そして、布教に際してマインドコントロール的手法がいまだに用いられていること、家族を悪魔と教え込み家庭を崩壊させてしまうこと等々、反社会性が明確であるにもかかわらず、宗教法人の認定取消しに向けて動こうとしないことが影響を及ぼしていることは言うまでもありません。  新聞でもこの間、統一教会の行事に対して、市として後援をしてしまったとか、逆に統一教会から支援を受けてしまったとか、いろいろなまちの市長や国会議員が釈明会見を行ったことが報じられています。  我が日野市においても、議員自身、そして行政として、統一教会とは今後一切関わりを持たないという趣旨の決議ですので、よろしく御査収願います。 438 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 439 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。田原茂議員。 440 ◯21番(田原 茂君)  動議に反対の立場から、公明党会派を代表して意見を申し述べたいと思います。  世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会は、霊感商法等で社会的な問題を引き起こし、今も様々な問題を抱えている反社会的団体であります。このようなトラブルを多く抱える反社会的団体との関わりについて、当然、議員であれば慎重であるべきであります。また、当然関わるべきではありません。行政としても、この団体に対してはしかるべき対応をされることでありましょう。  したがって、あえて共通認識であることを確認するまでもないと思います。よって、この動議には反対させていただきます。 441 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 442 ◯22番(奥住匡人君)  自由民主党日野市議団を代表して、日野市・日野市議会として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とのいかなる関係性をも拒絶する動議について、反対の意見を申し述べさせていただきます。  現在、政府内において、悪質商法などの不法行為の相談、被害者の救済を目的として、法務大臣の主催により、八つの関係省庁が連携し対応に当たっています。政府として、霊感商法等の被害者への対応に万全を期すため、各省庁と連携した連絡会議や消費者庁に悪徳霊感商法等の悪質商法への対策検討会も設置をされており、政府を挙げて被害者の救済に全力で取り組んでいる方針であります。  また、我が自由民主党においては、当該団体との関係を断つことを基本方策として徹底していく方向性であり、既に政府、そして自民党は対応に当たっております。  よって、自由民主党日野市議団は、日野市・日野市議会として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とのいかなる関係性をも拒絶する動議に反対としての意見とさせていただきます。 443 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 444 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 445 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、本件は否決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 446 ◯議長(古賀壮志君)  これより北川原公園搬入路裁判の結果を受けて、日野市議会としての対応を協議する特別委員会の設置を求める動議の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。奥野りん子議員。 447 ◯17番(奥野りん子君)  北川原公園の裁判におきまして、市長に2億5,000万円の返還命令が出されました。この裁判は、北川原公園に道路を造るのは違法だとして、予算執行における最高決裁権者である大坪市長に対して起こされた住民訴訟です。行政訴訟というのは、行政運営において不正を犯した個人を特定して提訴されるものですから、違法な支出を決定したのが市長であれば、市長個人に対して返還命令が下されることとなります。  しかしながら、もしも議会が、まずは都市計画決定の変更をせよと市長に命じていたらどうなっていたでしょうか。否決できていたらどうなっていたでしょうか。市長は予算執行できなかったわけですから、これは私たち議会の責任でもあります。当然のことながら、大坪市長1人に責任を負わせるべきではありません。2億5,000万円の一般会計への返還期限となっている11月7日までに、日野市として権利放棄をする必要があるわけですが、現時点におきまして、免責決議なり動議なりが議員提出議案として出されているわけではありません。よって、改めて臨時議会を開いた上で、免責するかどうかを協議する特別委員会を開き、その中で免責を決定する、それが一番よいのではないかという趣旨の動議を提出させていただきました。  この動議が否決された場合は、市長が自分で自分を免責するための臨時議会が招集される運びとなっているわけですが、何から何まで市長の責任だとして尻拭いまで市長1人に押しつけるというような日野市の議会の現状は、二元代表制とは思えないような、見るに堪えない嘆かわしい状況と言えます。二元代表制を採りながらも議会の責任には目をつむり、免責決議に反対の立場を取るなんてことは許されるわけがありません。  採決に当たっては、たとえ臨時議会を開いたとしてもスケジュール的に間に合わないという暴論で反対する会派もいるようですが、やろうと思えばやれないことはありません。市長が提案する場合のスケジュールについては、議会事務局として既に作成済みでありまして、そのスケジュールを見せていただいた限りにおきましては、絶対に間に合わないということにはなりません。そういう確信を持ちました。問題は、議会にその気があるかどうかです。権利放棄の議案を市長から提出させて、議会としては認めてあげましょうという態度を取るのか。賛成に手を挙げるだけといった承認議会から一刻も早く脱却して、日野市議会の主導の下で免責決議を上げる能動的、主体的議会へと脱皮することを願って動議を提出させていただきましたので、よろしく御査収願います。 448 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 449 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。池田としえ議員。 450 ◯16番(池田としえ君)  今、挙手の状況を見ながらですね、私は賛同者として名を連ねているわけですけれども、一言だけ申し上げさせていただこうかなと思った次第であります。  先ほど、奥野りん子提出者のほうからですね、少し説明はあったんですけども、今回の案件、二元代表制は国政と違う状況で、私たちに地方自治法として提供されているわけですね。その中で、今回のことを決定したのは議会であります。もちろん執行したのは市長でありますけれども、決定権は彼にあるわけじゃなく、私たち議会にあったわけです。そのことを議会としてどう統括していくかということを市民に知らせずして、どこからか出てきた提案をですね、ああ、そうですかと検討して飲み込む、そのような姿勢で今回のことに向かっていくべきではない。これが筋論ではなかろうかというふうに思うわけです。二元代表制の中で、市長と共に決定権もするという責務にある私たちが今なすべきことは、今回のことをどう議会として統括していくか、それを市民にどう知らしめるかということが私たちの最大の課題であり職務であると考えます。  そういった趣旨から、この特別委員会の設置をですね、早急に自分たちの意思で発議する。これはですね、本来最大会派である自民党さんあたりがですね、このような形で設置していただけるとずっと思いに思い続けて、昨日までいたわけです。そういった中で、ぎりぎりこういう選択をせざるを得なかった。それくらい今回の起こっていることを市民にどのように議会が説明するかということは非常に大事だと思っている所作だと御理解いただきたいと思います。  以上です。 451 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 452 ◯21番(田原 茂君)  それでは、公明党会派を代表して、この動議に反対の意見を申し述べたいと思います。  まずはですね、唐突にこの特別委員会の設置を求めておりますが、順序としてはですね、臨時議会の招集を求めた上で特別委員会の設置を求めるというのが筋ではないのかということをまず申し述べていきたいと思います。  次にですね、中段にありますね、この深刻な事態を招いた責任は、当然のことながら、二元代表制の一翼を担う市議会にもあると。これは全く私も同感であります。責任は当然あるということを当然のこととして自覚はしております。この問題の解決は、市長独断で判断させるべきではない。こういうふうにも書いてあります。この文言の意味するところは、先ほど動議提案者のおっしゃっていたように、いわゆる債権放棄については、議員提出議案として出したいという、こういう目的であるということを私は御本人からも直接お聞きをいたしました。  そうしますとですね、平成29年6月に地方自治法が改正されています。その中で損害賠償の扱いについては、議会の裁量権の逸脱とならないような配慮が必要であるということが言われています。そういう責任がまたのしかかるとともに、そういう議会の裁量権の逸脱になる可能性もあるというふうに言われているわけです。そういったことを私たちも当然のことながら考慮をしていかなければならないというふうに思います。  また、同じく平成29年の自治法改正においては、動議提案者も御存じかどうか分かりませんが、この29年の改正のときには、いわゆる債権放棄の議決をするに当たっては、あらかじめ監査委員の意見を聴くことが規定をされたわけであります。したがって、監査委員の意見を聴くということが、はい、今日出して明日それをもらいます。こんな簡単なものじゃありません。監査委員も今までの裁判の記録を全部目を通しながら、当然これは法的にもいろいろな意味が出てきますから、相当慎重になるでしょう。その期間も確保しなければなりません。先ほど動議の提案者はね、スケジュールなんか簡単に乗り越えられるとおっしゃったけど、シミュレーションしたことありますか。私たち、ちゃんとシミュレーションしたんですよ。仮に10月5日が告示日とすれば、初日が10月12日で、1週間以上は監査委員の考査をする期間に充てる。本会議だと10月21日から始まる。最低2日間ですよ、予定では。ただ、実際にはこれは、これからの議員の私たちのいろいろな意見の中では、3日になるかも分からない。議論があるんだったらやろうということで、3日も4日も取るかも分かんない。そうすると、特別委員会として審議をしていく中で、予備日、調整日等含めて、最終日が10月28日ですよ。そういう状況の中で、そんな安易な発言で機会が取れる、そんな安易なことを言ってもらっては困るんですよ。実際にスケジュール、しっかりやってみたらどうですか、もう一回。  これはですね、議会で議決をした。はい、じゃあ明日もう裁判所持っていく。こういうものじゃないんですよ。手続が必要だから。議会で仮に債権放棄を可決した。それから、まだ数日間かかるんですよ。書類を書き上げて向こうに到達するまでに。それも11月7日までに、今、動議提案者のような安楽なことを考えていたら間に合わない。どういうふうに債権放棄を出すのか。市長提案なのか議員提案なのかということをもむ特別委員会でしょ、これは。特別委員会を開いて、さあ決めた。決めた後に、また臨時議会開いて、また特別委員会開いて論議していく。こんなことじゃ間に合わないんですよ。そういった意味では、この動議に対しては、そういうスケジュール感からいっても、とてもじゃありませんが賛成することはできません。  また、もう一つ付け加えれば、最後に、十分な討議の上で出された結論を市議会の意思として市長に進言すると書いてあります。これ、どういう意味なんですか、一体。市議会の意思とはどういう意味ですか。いろいろな立場の方々がいろいろな形で意見を持っている。それを市議会の意思としてまとめられるんですか。市議会の意思というのは、全体の合意がなきゃできませんよ。これをまとめて一つの考えにして市長に進言するんですか。できるんですか、こんなことが。そういった意味でも、非常にこの文言からしても内容からしても疑義がある、こういう動議であるということを申し上げて、反対の意見といたします。 453 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 454 ◯22番(奥住匡人君)  自由民主党日野市議団を代表しまして、動議に対して、反対の立場から意見を申し上げさせていただきます。  議会の責任において、今後議論をしていくことは大変重要なことだと私も考えます。しかしながら、この深刻な事態については、議会の運営や議決の効力についても慎重に判断をせねばなりません。まずは市長の報告をよく聞いて、その方針をもって議会との議論のできる場を特別委員会だけではなく臨時会を開会して、法に定められた方法で進めていく必要があると考えます。  以上のとおり、本動議については、スケジュールのことについてもよく検討をした上で進めるべきだと考える所存でございます。この動議には反対とさせていただきます。 455 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 456 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 457 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、本件は否決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 458 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第45、住民訴訟の判決確定の件を議題といたします。  理事者から報告を求めます。市長。      〔市長 登壇〕 459 ◯市長(大坪冬彦君)  北川原公園予定地ごみ搬入路整備に関する住民訴訟については、御案内のとおり、令和4年9月8日に最高裁判所にて上告受理申立てが不受理となり、二審の東京高等裁判所の判決が確定いたしました。市としても、私自身としても、本件通行路の設置については、3市共同のごみ処理の流れの中で、地元の方と話し合いながら、地元の長年の思いを実現することができたもの、違法ではないと考えて総合的な政策判断に基づき行ったことでありますが、結果として、都市計画を変更せずに通行路を設置した、その私の判断、行為が市に損害を与えたとされました。議員の皆さま、そして市民の皆さま方にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。  思い返せば、平成25年に私が市長に就任する際に、馬場前市長が決断した3市共同での廃棄物処理の広域化方針を引き継ぎ、事業を進めてまいりました。当初は、本件通行路については、地元の皆様の思いを酌んで、将来公園として整備するという都市計画に則した、通行路と公園の機能の両方を有する「公園兼用工作物」として整備する考えでありましたが、平成27年に具体的な配置図の案ができた段階で東京都から兼用工作物には当たらないと、その方針が否定されてしまいました。本来であればこのタイミングで一度立ち止まって、住民の皆さまの意見を聞きながら、都市計画について再考するべきでありました。しかしながら、3市のごみを溢れさせてしまってはならないとの思いから、今振り返れば、都市計画法等の趣旨を見誤り、このような手法を採ってしまったわけでございます。結果的に、その甘い判断が今回の事態を招いてしまったものと深く反省をしております。  今後の対応についてでございます。まずは、平成28年から日野市政のために本件住民訴訟を行ってきた原告の方々とお会いし、今回の事態、市政に混乱を招いてしまったことについてお詫びを申し上げたい。そして、これからの在り方についてもご意見を伺いたいと思っております。  その上で、判決の趣旨、法の趣旨を重く受けとめ、都市計画と異なる施設を設置した、その違法性の解消に取り組むため、市民参画で今後のまちの在り方、搬入路の在り方について話し合う場をもちたいと思います。  令和4年の3月議会の中で、仮に違法との判決が確定した場合、都市計画変更の手続きを進めると申し上げましたが、その都市計画変更の手法に限定せず、さまざまな案を出すところから始めて、地元の方々の思いを踏まえつつ、技術的、財政的に検討させていただくことを市民参画で進めてまいります。  今後は、広く市民の皆様方の意見をお伺いしながら、北川原公園の未来と搬入路について、お時間をいただきながら検討を進めてまいりたいと思っております。  議員の皆さま、市民の皆さま方におかれましては、何卒御理解くださいますよう、お願い申し上げます。 460 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。新井ともはる議員。 461 ◯4番(新井ともはる君)  私からは、市長に1点だけお聞きしたいと思っています。  市側が最高裁へ上告を上げて、これまで四つのことをですね、最高裁のほうにやってきた。一つが都市計画の変更をせずに通行路を設置した違法の判断について。また、二つ目に地方財政法4条1項の違法性について。三つ目に大坪市長には過失があるとの判断について。四つ目に損益相殺は認めないとの判断について。いずれも最高裁のですね、判事が上告に上げるまでもないという理由で、最高裁のほうでは受け付けていただけなかったというものでございます。  日野市としても、この最高裁の判断から60日以内に大坪市長が2億5,153万円に対して、どのように対応していくのかというものもいろいろと考えていかなくちゃいけないものだと思っていますが、一個人が支払える賠償金額ではないと考えています。法的な手続については、市として法的には実施をしていかなきゃなりませんが、今後の進め方、賠償方法については、幾つか考えていかなきゃならないと思っています。市長個人の責任というよりもですね、議会も含めて、この件についてはしっかり対応していかなくちゃならないと思っています。  私が一番本件について大切だと思っているのはですね、市民の皆さん、原告の皆さんとの合意だと思っています。先ほど市長の説明の中でも、直接原告の方とお会いをするという話がございました。行政の判断について、しっかりと認識を改めなければならないと思っています。これまで正式な話合いをしなかったことが一番の問題だとも思っています。  そこで、質問でございますが、市民の皆さん、また原告の皆さんとやり取りをしながら合意を取っていくと思いますが、その方法、やり方についてお聞かせ願いたいと思います。 462 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 463 ◯市長(大坪冬彦君)  具体的にどうするかということは、まさにこれからであります。まずは原告団とお会いするというのは、まさに原告団の方々とお会いするということになります。ただ原告団、たくさんいらっしゃいますから、その代表の方とお話をするのかなと思っております。  その上で、謝罪をした上で、いろいろと御意見を聞きながら、今後について話をするということが、まず第一歩かなと思っております。当然、この問題、広く市民の皆様に、まずこの問題が何であったのかということも伝えながら、いろいろな方と話をしていかなければならないと思っております。  振り返って、平成25年、市長に就任したとき、前市長が3市共同ということで話を上げました。かなり広範に反対運動が起きていて、私も市長に就任してから、いろいろな説明会に行った上で、その反対の意思を表示する方々と話合いを続けてきたということがありました。当然、そういう手法も含めて説明会等もありますし、そういうこともこれからやっていかなければならない。ただ、具体的にどうするかというのはこれからでありますが、当然幅広く、まずは原告団の方々、そして北川原公園周辺のごみ処理施設周辺の方々、そして、もう少し広げて全市民、それぞれと話をしていくということで、まちの将来、北川原公園の将来、そして搬入路の未来について考えていくというふうに考えております。具体的な話はこれから組み立てておりますので、この段階ではまだ、このようにするというのは残念ながらお話しすることはできませんが、考え方としては、今申し上げたとおりでございます。 464 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 465 ◯4番(新井ともはる君)  以上です。ありがとうございました。
    466 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 467 ◯9番(有賀精一君)  市長の報告を聞いてですね、大きな前進があったと。今まで取ってきた市の立場を180度転換して謝罪をし、原告の皆さんと話合いをする。結構なことだというふうに思うんですね。  ただ、今回の問題は日野市だけの問題ではないということは、当然御認識あると思うんですよね。この広域化の問題というのは、小金井、国分寺、日野市、この三つの市のですね、広域化ということで問題が起こっていると。そのことを考えたときに、もちろん原告の皆さんと話合いをし、かつ市民の皆さんとも十分話合いをし、それは大事なんですけれども。しかし、これは日野市だけの問題ではない。ですから、今回不受理になった、そして方針を変更せざるを得ない。この問題については、国分寺や小金井の行政の皆様、市民の皆様にもしっかりお伝えをして、その人たちも含めて、私は一緒に考えていかなければいけない問題だというふうに思っているわけですが、その御認識についてだけ市長のお考えをお伺いしたいと思います。  以上です。 468 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 469 ◯市長(大坪冬彦君)  この間、3市の可燃ごみ処理共同処理が始まって、当然、国分寺、小金井の方々、例えば、学校の小・中学生に見学に来ていただくとか、ごみの問題を認識してほしいという、そういう交流はあったかなと思っております。ただ、やはり稼働するまでにいろいろなプロセスがあって、そこにおいて日野市のいろいろな痛み、いろいろな問題が起きたこと、これについての共有という点では、まだまだ不十分だったのかなというふうに思っております。  そして、肝腎要のごみの搬入路、これが違法状態ということになりますので、そうなった場合に、当然、小金井、そして国分寺市は、行政も市民もその事態をどう受け止めるのかということについては、改めて深く考えていただかなければならないし、そういう意味での話をこれから進めていきたいと思っております。そうしなければ、日野市単独でという話ではありませんので、当然3市の広域化という話でありますから、そういうプロセスがこれから同時並行であるのかなというふうに認識しております。  以上です。 470 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 471 ◯9番(有賀精一君)  共通認識ができたのかなと思っております。地裁、高裁の裁判の判決の中でも、やはり30年を超えて地元に可燃処理施設が残る懸念ということは、裁判所自身も指摘していることですから、それはしっかり重く受け止めてですね、本来3市のごみ処理広域化という問題ですので、もちろん原告の皆さんもそういうお考えだと思うんですけれども、その辺は重く受け止めてですね、小金井や国分寺の行政や市民の皆さんとも向き合って、しっかりと対応していただきたいと思います。  以上です。 472 ◯議長(古賀壮志君)  白井なお子議員。 473 ◯10番(白井なおこ君)  住民訴訟の原告の方の思いの根底にあるのは、市民参画のプロセスを踏まずに、ごみ広域化を強行したという市に対する不信感だと受け止めています。日野ネットは、広域化自体は賛成です。市民不在のプロセスについては、厳しく指摘をしてきたところです。  このたび、順番が逆になってしまいましたが、話合い、対話を進めることは評価させていただいております。様々な思いや要望のある市民の方々との合意形成というのは、時間はかかるかもしれませんが、市長3期目の中で、ぜひ合意形成をしていただきたいと思います。同時に、30年後の見通し、これについては、以前、30年後のロードマップということで質問させていただいた際には、市長のほうから、なるべく早めに、何よりもごみの施設の受入れをしていただいている地元に対する、それが最大の私のできる仕事かなというふうに思っておりますと御答弁いただいております。  質問としては、先ほどとも少しかぶりますが、合意形成の進め方、また30年後の見立てについて、市長の見解をお伺いしたいと思います。 474 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 475 ◯市長(大坪冬彦君)  合意形成の進め方、先ほど申し上げました真摯に話し合う、そして、あらかじめ私ども行政が結論をつくって、それありきで話を強行するということはまるっきり考えておりません。とはいっても、現実的に、例えば搬入路どうするかというのは、幾つか選択肢が具体的にありますので、当然これらをという話になると思いますが、まずは、フラットにこれからという話になるのかなと思っております。ただ、違法状態でありますのでね、それは一刻も早く解消しなければなりませんので、そういう意味では、ある程度スピーディーにやらなきゃなりませんが、それにしても時間はかかる作業かなというふうに思っております。様々な意見があると思います。公園周辺の方々の意見、それから、公園周辺でも搬入路いいという方もいれば、そうじゃない方もいらっしゃる。あの公園を復元してほしいという原告団の意向もあります。多分、そこから離れた市民の方々は様々な意見ありますから、それをどうするかという、ちょっとNIMBYの話になりますのでね、その辺は難しい話でありますが、しかし、自分たちのごみの処理でありますから、当然いろいろな意見を聞かなければならない。その手法については、今ちょっと、ここで申し上げるわけにはいきませんが、当然説明会等を含めて、いろいろな形で意見を聞く、時間をかけて聞くという形をまずやっていくのかなというふうに思っております。結論ありきではなくてということで始めたいというふうには思っております。  それから、30年後ということであります。30年後につきましては、小金井市、国分寺市と覚書を結んでおります。稼働開始後30年で同じ枠組みなら、次回は日野市以外を基本とするという話で覚書を結びました。30年というのは、少し想像がつかない話であります。当然、私も市長をやっておりませんし、小金井、国分寺の市長は変わっている。皆さんも議員やっているかどうか、やっていらっしゃる方もいるかもしれないけれども、そんな未来をどう考えるかという話でありまして、確実にという話がありますけども、そういう部分があって少し曖昧な表現なのかなというふうに思っております。ただ、今30年後を考えた場合に、恐らく東京都の人口、これから減りますね。日野市の人口ビジョンでも、2025年から人口は緩やかに減っていく。ただ、恐らくそれが急激に減ることはない。ただ、問題は生産年齢人口が減って高齢者が増えていくという、そういう世界なのかなと思います。その場合に、ごみをどうするか。今回、30年後を考えた場合に、ごみの問題として、ごみの処理方法については燃やすことしか考えていなかった。今後はなるべく燃やさない、リサイクルを進めるというのを我々、今始めておりますが、そうした場合にどれだけ燃やす量を減らせるかということはあるのかなと。そこの部分との関わりもあると思います。ただ、そうはいっても、恐らく東京都の三つの市の人口は、人口の構成は変わって高齢化が進んだとしても、全く燃やさずという話には多分ならないし、今の枠組みが恐らく維持されるだろうと思っています。したがって、それを前提に、小金井、国分寺どちらかに次の処分場をという話を進めるのが筋だろうというふうに思っております。  以上です。 476 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 477 ◯12番(島谷広則君)  まずは、北川原公園ごみ搬入路整備に関する住民訴訟の判決確定を受けての御報告ということで、先ほど市長のほうからも伺いました。触れられた中でも、3市共同のごみ処理広域化を迅速に進める中での甘い判断というお言葉で表現されていたかと思いますけども、今回の事態を招いてしまったということで、率直な反省も含め述べられたかと感じております。あとは、原告団とのそういったお話合い、意見交換、今後の取組というところについても、一旦立ち止まるといいますか、そういったところにも触れられたということは、先ほど有賀議員からもありましたけども、大きな前進といいますか、これまでの日野市の姿勢ではない姿勢が見えたというところも報告の中では評価したいと思っています。  その中で、私のほうから3点、一括でお伺いしますので、まとめて市長のほうから御見解をいただきたいと思います。  まず、1点目ですね、原告の方々に対するおわびというところは非常に伝わってはきた、真摯に受け止めた、そういった日野市の姿勢というのは感じられました。ただ、全市民に対しての市政の信頼を回復していく、そういった姿勢について、もう一段、もっと触れていただきたかったというのを率直に感じました。今回の住民訴訟は、一審、二審とも日野市の主張が全くといってよいほど認められなかった中で、最高裁まで持ち上げた。その結果は、最高裁で審議すらされない不受理という結果に至ったことについて、どう受け止め考えているのか。あくまで司法の場に持ち上げる、その行為自体は、それぞれの立場や意見を述べたい旨の意思があるからこそ、ということは理解いたしますが、貴重な市民の税金を使って、貴重な人件費、時間も費やしてきた中での不受理という結果においては、原告団に対して向き合う姿勢ももちろん大切ですが、全市民に対する向き合い方、市政の信頼回復という視点もとても重要かと思っております。その辺りの市長からの御見解を伺いたいと思います。  2点目です。現時点の報告では、今回の事案に対する原因分析や具体的な再発防止ということに言及し切れないことは、もちろん理解しております。ここからは、先ほど奥野議員からの動議が少数ということでありましたけども、臨時議会がこれから開かれるであろうという前提の中で確認をさせていただきたいと思いますけども。今後、日野市議会として2億5,000万円の返還請求を大坪冬彦個人に責任を負うことが妥当かどうか。都市計画法違反の趣旨を見誤った反省とそれが故意、意図的ではなく、市民生活への最大限の貢献を目指した結果かどうかも議論するべき重要な視点であるとは思っておりますが、だからといって法令違反を犯してもよいということではないということも御理解いただいているかと思います。最低限のコストで最大限のパフォーマンスを今後も発揮していくとともに、今回の案件を学びとして、法令遵守の観点にしっかりと歯止めを打っていくことも重要であると捉えております。この案件について、自分たちは正しいという観点で進めてきた中での事例として捉えたときに、第三者委員会という形式ではなく、自らの組織の自浄能力を発揮して明確な原因の分析と多くの市民が納得する再発防止策を導き出していけるかも、市民からの信頼回復という視点で重要なポイントであると私は捉えております。判決が確定してから60日以内に議会として何かしらの判断をしないと今回の司法判断が、2億5,000万円の債権が執行されるわけですけども、その前に、臨時議会なのか、形式はまだ分かりませんが、今回の案件に対する徹底審議の場が設けられる、その審議の日までに、市長として、組織全体として二度とこのようなミスを起こさないという姿勢を明確に打ち出していただきたい。日程的にも、いつ開催されるか分からない審議の場かと思いますが、そのときまでに市民からの信頼を回復するに十分な再発防止、これは案でも今後のスケジュールでも構いません。市のお考えを期待したいと思っておりますが、この場でお約束いただけるか、現時点の市長の決意ということで伺いたいと思います。  続いて、3点目です。これも市長の決意です。先ほど、いつ開催されるか分からない慎重審議の場の中で、もう1点明確にしていただきたいと考える内容についてです。今回の案件に対する責任の重さをどう捉えているか。その部分は、それぞれの議員の立場でお考えがあるかと思いますが、私からこの場で確認したいのは、誰に対してどのような処分を下すのかを明確にしていただきたいと思っております。市長御自身、御本人のみという処分なのか、それとも組織としての自浄能力とガバナンス強化を発揮するための処分なのか。誰に対しどのような処分を下すかという部分を明確にすることも、市民に対する信頼回復の姿勢、市が今回の事例をどう受け止めて反省しているかも見えてくる部分ではないかと思っております。改めて、現時点で明確な処分の回答を求める質問ではありません。次の臨時議会まで日数は少ないかと思いますが、そのときまでに明確な処分内容の御提示、この部分についての現時点の市長の決意、思いを伺いたいと思います。お願いします。 478 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 479 ◯市長(大坪冬彦君)  3点にわたり御質問いただきました。  全市民への説明責任ということでございます。先ほどから、いろいろと発言させていただいておりますが、当然原告団だけではなくて、原告団は市民の一部であります。それ以外のいろいろな市民があって、いろいろなステークホルダーの方いらっしゃって、そういう方々に対してどう説明していくのかというのは、いろいろな手法を考えていかなければなりません。当然、文書等の方法もありますし、説明会等もあります。今、具体的にどうするかというのは、まだ本当に判決出て、議会でしたから、どうするという考えはありませんが、当然原告団以外の方々への全市民への説明ということについては、それについて組立てをして実施していかなければならない。当然、説明の内容は、まず北川原公園の裁判の意味、そして敗訴したこと、そして今後のごみ行政と、それから搬入路、そして公園の未来ということについて多くの市民に説明をし、御理解いただき、また、いろいろな御意見をいただく、そういう場を作っていきたい。そして、いただいた御意見について真摯にそれぞれ対応、対峙をしながら、これから市政を前に進めていくという方向でやっていくことなのかなと思っております。ちょっと、今の段階では抽象的にしかお答えできないことはお許しください。  そして、2点目、最高裁での不受理、二審の結果をどう受け止めたのかというお話でございます。当然、二審の結果、実際に一審、二審、事実審で負けております。全く跳ね返されてということでありまして、その時点で、これはもう受け止め方として、方向転換もあり得たかもしれない。ただ、やはり当事者としては、まだその上がありますので、これについては、税金を使った話ではあるけれどもというふうに思ってしまった。これ、結果論でありますけども、思ってしまったことは、今思うといたし方がなかったと思いますし、ただ反省もしなければならないというふうには思っております。  それから、再発防止のお話であります。これについて、原因の結果分析、具体的な話についてはこれから。議員のほうからの御質問も当然しかるべき機会までに、その辺についてはできる範囲で、時間もそうないとは思いますので、それは準備をしたいと思っております。再発防止というのは、これは先ほど来、少しお話し申し上げましたが、いろいろな判断があって、その判断が法的にどうなのかということについて、そこで前に突き進んでしまう場合の歯止め、一歩立ち止まるということ、この辺について、個人の意識だけではなくて、組織的にそれができるような仕組み、そして、それを支える職員の意識、そういうものをつくっていかなければならないというふうに思います。今回の事例については、例えば、私がこっちだよと、職員はみんな反対だと、でも私はこうなんだということではないんですね。そういう形でやったわけではなくてということでありますから、当然私が長でありますから、全て私の責任ではありますが、やはりその進め方について、組織的な組立てをして思考をし、考えて議論をして、その結果で突き進んでしまったということでありますから、その点についてどう歯止めをかけるのかということは、私個人ではなくて、組織として受け止めなければならないし、どうすればいいかということを考えなければならないと思っております。それを具体的にどうするかということについては、しかるべき機会までにある程度具体化していきたいというふうに思っております。  責任の所在、処分であります。責任という意味では、今回判決は私個人が市民、日野市に損害を与えた。その結果、それについては違法。当然、かかった費用については、私個人が日野市に弁済しろと、払えという話でありますから、当然法的にはそうなります。ただ、恐らく御質問されているのは、それを繰り返せということじゃないと思いますので、その場合に職員の処分、なかなか難しい話かなというふうに思っております。職員が、言わばこの問題を立案して、予算を決めて実際に工事契約をしてというところにおいて、職員にどこまで瑕疵があったかと言われれば、形を見れば瑕疵はないんですよね、それぞれが。その瑕疵がないところについて職員の責任を問うことは、なかなかできるかどうか難しいかなと思っております。いわゆる分限処分、職員の処分で違法行為であるとか、当然非違行為であるとかいうのは、それに当てはめて処分はできますけれども、そうでないとした場合に、それぞれの行為については適法なわけですよね。ただ、結果的にそれが法律に違反するという話でありますから、なかなか難しい話であります。どういう形がとれるのか。基本的には私が悪い。ただ、私が悪いで済ますわけにはいかないだろう。その場合に、どういう形で職員に対する働きかけといいますかね、処分というよりは今後に向けた行動規範をつくるとか、そういうことなのかなと思いますが、それがどういう形でつくれるかということなのかなというふうに思っております。その場合は、当然行政の進め方、そして市民参画の進め方、いろいろな意見がある場合に、それに対する向き合い方も含めて、職員の意識、私も含めてですね、考えていくということはこれから求められていると思いますので、そういう方向性で何ができるかということになるのかなと思っております。  以上です。 480 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 481 ◯12番(島谷広則君)  ありがとうございます。  様々な形で、私自身も今回の事案の効果であったり、あとは、やはり債権放棄、これが市民がどういうふうに今回の日野市の事態を受け止めているのか、それに見合った形の処分なのか責任なのか、今後のつくっていく未来なのか。市民が納得してこそ、次の一歩、その次につながっていくというところは、短い期間ですけども、そこを徹底的に議会の中で話し合っていく中で、次につなげていきたいと思っておりますので、その際もぜひ忌憚ない意見、そして今回のケースの中では、書類が見当たらないとか、そういったことが決してないようにですね、原因追及も含めてお願いしたいと思います。  以上で終わります。 482 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 483 ◯21番(田原 茂君)  それでは、公明党会派を代表して、先ほどの市長の御発言を受けて、再発防止の観点からも、また確認も含めて、何点か質問させていただきたいと思っています。  私ども公明党会派といたしましては、今回の裁判については残念でなりません。地方裁判所での第一審のときから、市が勝訴することを信じて疑わなかったからであります。30年間の暫定整備ということで、市長もこの議場で再三にわたって暫定的な土地利用は可能であると述べていたからであります。それは市長の裁量権にも含まれるとも述べておりました。  また、公園兼用工作物と位置づけたことも、国や都の助言も含めて整備していることから、都市計画法違反には当たらないと主張されてきたわけでありますが、この辺りは、今から思えば、最初から市は、また大坪市長はボタンの掛け違いがあったのではないかと思えてなりません。もちろん、議会としてチェック機能を果たせなかったことに対しては責任を感じております。自分たちでももっと調査をすべきであった。私たち自身が東京都まで出向き、また国へも出向き、本当にこれは都市計画法違反でなくてやっていけるんですかということを私どもも確認をすべきじゃなかったかということを反省しているところであります。  それを踏まえてお聞きいたしますが、先ほど来申し上げているような、市長の裁量権の範囲について、市長はどのようにお考えになっていたのでしょうか。  また、国や都の助言及び指導について、私どもからすれば、ある意味、国や都からお墨つきをもらっているかのごとく思われるような言動をされていたのではないかと思うわけであります。この国や都の指導、助言をどのように受け止めていらっしゃったのかも含めてお聞かせいただければと思います。 484 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 485 ◯市長(大坪冬彦君)  市長の権限の範囲ということで御質問いただきました。  東京高裁の判決文があります。その中に、本都市計画において定められた都市施設の整備について、都市計画法及び関係法令上、これを完了すべき期間を定めた規定があるわけではないこと。また、都市施設の整備をどのような順序で進めるかなどの点については、当該都市施設に関する諸般の事情、財政状況を考慮し、政策的、技術的な見地から決定する必要があることからすると、これらの点は、一定の範囲で都市計画の施行者であるとともに、都市計画決定権者である日野市の裁量に委ねられるべきであるということは否定できないところであると述べております。ただし、一定の範囲ということになります。当然、無制限にあるわけではない。一定の範囲は、当然都市計画法の趣旨等を考え、当然法令の趣旨を考えた場合にという限定つきであります。残念ながら私の場合は、この一定の範囲を超えて、これで大丈夫だろうという判断をしてしまったということがこういう結果を招いたのだというふうに考えているところでございます。  そして、東京都や国のお墨つきという話をいただきました。先ほど、冒頭のほうで私の報告の中でお話をしたように、当初は搬入路を兼用工作物──公園のですね──は駄目だろうという話がありました。一方で、その後、国のほうと話をしに行ったときに、いやいや、それについては、ある程度都市計画の決定者である私の裁量権に入るんだという話があった。こういう会話をしたのは事実であります。ただ、だからといって、じゃあそれでお墨つきを得たのかといった場合に、そういう話はあったとしてもですね、法の趣旨に鑑みて、この道路が兼用工作物、つまり公園の機能を高める点でどこまで機能したのかということについては、深く考えるべきであったかなというふうには思っております。東京都と、それから国との関連で、議会答弁でも今も私が申し上げたことは、過去の議会において話をしてきたことは事実であります。ただし、それについては今申し上げたように、問題があったというふうに考えております。  以上です。 486 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 487 ◯21番(田原 茂君)  ありがとうございました。  次にお聞きしたいのは、裁判でも指摘をされているところでありますが、30年を過ぎても廃棄物運搬路として利用されることが見込まれる可能性についてであります。結局、裁判所の判断では、3市覚書の内容、つまり稼働後おおむね30年とするということだけでは、第三者が見た場合、30年を超えて稼働する場合があることを想定させてしまったわけであります。この点について、市長は30年後にごみ処理場を国分寺市か小金井市かに持っていくのだという明快な意思を感じられないのですが、市長はどのように考えて、この覚書を結んだんでしょうか。  また、今後、国分寺市及び小金井市との話合いの中で、30年後はしっかりと日野市以外に処理場を持っていくのだということを担保することが求められると思うのですが、市長の御見解をお聞かせいただければと思います。 488 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 489 ◯市長(大坪冬彦君)  30年後の話ということでの御質問でございます。  先ほども少しお話しさせていただきましたが、当時、平成26年1月の覚書を結んだときに、当然三つの市の関係において、取りあえず日野市が引き受けるけども、当たり前の話でありますが、その後は小金井か国分寺ですよという話は当然あります。そういう思いで覚書を締結したことは事実であります。ただ、30年後というのがあまりにも、先ほど申し上げましたように、雲をつかむような状況であったために曖昧な表現になってしまって、その強い意志が皆様に伝わらなかったということがあるのかなと思って反省をしているところでございます。当然、今後においては、先ほど申し上げましたように、ごみの処理施設を稼働させるための絶対条件である搬入路自身が違法という話になっていますから、当然その問題をどうするということを考えた上で、そこを基点にしてですね、国分寺、小金井市、両市にも深く考えてもらい、この問題について、未来について、今後については、より強く話をしていくというふうに働きかけをしていきたいというふうに思っております。  以上です。 490 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 491 ◯21番(田原 茂君)  ありがとうございました。  次の質問は、先ほど来議題になっている、いわゆる兼用工作物の効用についてであります。裁判所では、本件北側通行路が都市公園としての効用を果たしているものとして、都市公園法の兼用工作物に該当するとは認めることができないとされました。市の主張としては、兼用工作物は公共性の高さではなく、都市公園としての効用を兼ねるかどうかで判断されるとの国の助言を受けて、公園管理者として判断したとおっしゃっているわけでありますが、裁判所の判断に対しての市の主張のどこが間違っていたとお考えになっているのか、また、国の助言はどのようなものであったのか、再度その辺のところをもう少し詳しくお聞かせいただければと思います。 492 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 493 ◯市長(大坪冬彦君)  兼用工作物については、公園の効用を高める、その高め方についての判断は、先ほど国土交通省の担当の話として、ある程度私の裁量権であろうということで臨みました。一方で、裁判所における判決文においては、時間的にほぼ昼間は搬入路として稼働している。夜間、そして休日、ごみの搬入がない休日だけの公園利用、例えばスケートをするだとか、いろいろな形。搬入路に入って遊ぶということができるような形という形でありまして、客観的に見ると、いわゆる兼用工作物としての機能という点では脆弱なものがあったということでございます。そこを指摘されて却下されたというのが、簡単に言ってしまうと、そういうことなのかなというふうに受け止めております。  以上です。 494 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 495 ◯21番(田原 茂君)  ありがとうございました。  最後に、今回の問題について、市長はどのように責任を感じておられるのか、また、どのような形で責任を果たそうとお考えになっているのか、率直なところをお聞かせいただければと思います。 496 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 497 ◯市長(大坪冬彦君)  当然、先ほどの報告でもお話ししましたように、この北川原公園ごみ搬入路については違法と判断されました。当然、違法状態は解消しなければならない。その違法状態の解消は、行政が単純に作業をすればいいという話ではなくて、原告団を含め様々な市民の方々と話合いの中でどうするかを決めていくと。それを行政として全力で進めていく、そのことによって責任を取るというのが私の使命であると思っています。一言でいうと、違法状態の解消を具体化する。市民と共にと、市民参画でということであります。それが私の責任の取り方かなと思っております。  以上です。 498 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 499 ◯21番(田原 茂君)  ありがとうございました。  最後に、要望でありますけども、先ほど来議員からも指摘のあるとおり、本件訴訟をですね、行ってきた原告の方々とお会いし、謝罪し、そして、これからどうするかということを練っていくのは当然のことでありますけども、それとともに、やはり多くの市民の方々は心配しているんですよ、実際は市長のことを。ですから、本当にこれからも多くの市民の方々と向かい合って、一部の方だけではなくして、オーバーにいえば全市民的にお会いするぐらいの勢いで、これから事に当たっていただきたいというふうに要望して、この質問を終わります。 500 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 501 ◯22番(奥住匡人君)  北川原公園搬入路裁判の判決結果を受けて、市長から反省と謝罪、それから今後について、お話を伺ったところでございます。今までの話をお聞きしていると、この2億5,000万円という話と市長がどう責任を今後市民と向き合って、その責任を取る形をいかに表現していくか、そんなことが非常に問われているのかなというふうに考えを持っております。  そこで、市長のお考えにあったとおり、今後の解決に当たっては、市民と幅広い議論を行っていくことはもとより、市議会といたしましても、責任のある立場として議論を行っていく必要があるかとも感じております。今後については、臨時議会を招集して、その中で特別委員会などを設置を行い、徹底した議論を行っていくべきというふうに考えております。債権放棄の件も含めて、今後の市長の考え方、お聞きさせていただきたいと思います。お願いします。 502 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 503 ◯市長(大坪冬彦君)  二元代表制の議会としての責任という議論が先ほどありました。当然、議会としてという話になると、私のほうでという話ではありませんが、市議会は、私が招集しないと招集できませんので、当然私のほうとして、この問題についての臨時議会は招集するということは考えております。その上で議論していただくのかなというふうに思います。  債権放棄について、私から何か言うことは特にございません。個人的な問題でありますので、取りあえず、今は法の趣旨に従うということを考えているだけであります。  以上です。 504 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 505 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 506 ◯議長(古賀壮志君)  本日の日程は全て終わりました。  これをもって令和4年第3回日野市議会定例会を閉会いたします。            午後7時36分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...