日野市議会 2022-03-25
令和4年度一般会計予算特別委員会 本文 開催日: 2022-03-25
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開議
◯委員長(森沢美和子君) おはようございます。
24日に引き続き、会議を開きます。
民生費の質疑から進めてまいります。ちかざわ委員。
2 ◯委員(ちかざわ美樹君) 私は4点、お伺いしたいと思います。209ページの社会福祉費、障害者福祉費の
自動車ガソリン助成、それから215ページの社会福祉費、老人福祉費、在宅ねたきり
高齢者等おむつ給付事業、それから249ページの児童福祉費の職員の人件費のことで処遇改善のことをお伺いします。それと、251ページの同じく市立保育園の経費の中で、公立保育園の用務員の方の勤務について、この四つのことをお伺いしたいと思います。
最初に、自動車のガソリンの助成なんですけれども、この制度の趣旨と、現在どういう制度が行われていて、実施されている制度の内容と、それと、現在、何か所の
ガソリンスタンドでこれが使えるようになったのかということを最初にお伺いします。
3 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
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◯障害福祉課長(熊澤 修君) 生活圏の拡大という趣旨で、ガソリン券の助成をさせていただいているというところが目的でございます。市内に令和3年度当初、3か所の
ガソリンスタンド、協定を結ばさせていただきまして対応しておりました。令和4年の2月に1事業者が減ってしまいまして、現在は2事業者という状況となっております。
以上です。
5 ◯委員長(森沢美和子君) お諮りいたします。本委員会の審査に対し傍聴の希望がありますが、ソーシャルディスタンスを確保した座席となっておりますので許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯委員長(森沢美和子君) 異議ないものと認め、これを許可いたします。ちかざわ委員。
7 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。現在、2か所になってしまった理由を教えてください。
8 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
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◯障害福祉課長(熊澤 修君) 協定を結ぶに当たりまして、事業所の要件がございます。ガソリンの事業の組合に入っていただいているということが一つの条件でございましたが、その組合を脱会されたというところでございます。
以上でございます。
10 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
11 ◯委員(ちかざわ美樹君) 組合に入っている条件というのは、要綱のほうで、私も要綱を見させていただいて、東京都
石油商業組合南多摩支部日野ブロックに加盟している協力企業と協定を結ぶものとするという、今、要綱を使っておられるので、この条件の下で
ガソリンスタンドが、それに該当するところが使える場所になっていたということなんですが、なぜ
石油商業組合南多摩支部日野ブロックに加盟している協力企業としたのかという、そこのいきさつのところが、もしお分かりであったらば聞かせてください。
12 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
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◯障害福祉課長(熊澤 修君) 制度の成り立ちのところで、すみません、これは若干そうかなというところで、事業者とも昔の話を聞いてみたんですけれども、市内の事業者で特に個人でやっていらっしゃるところが多く組合などに加盟しているということが経緯としてはありそうでした。
そういったところで、小規模というんでしょうか、個人の事業主さん、まずは、こことの協定をしっかりと結んでというところも意味があったのかなというふうに考えております。
以上でございます。
14 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
15 ◯委員(ちかざわ美樹君)
ガソリンスタンドは本当に、今、ガソリンが高騰していますので、熾烈な営業競争にもなっているかなと。そういう意味で、市内のスタンドで人がいて、本当にサービスよくガソリンを入れてくださるところなんて本当に減ってしまったので、私などは、そうしたところをなるべく使えたらいいなと思っていますが。
この制度の趣旨としては生活圏の拡大ということで、ガソリンを入れにいくためにガソリンを使うというようになってしまうと、今度は、こっちの制度の本旨とはちょっとずれていってしまうのかなというふうに思うので、なかなか、この要綱で。
しかも、これに該当するところを探すと、現在、もう2か所ということになってしまうと、これ、市のホームページのほうでも箇所数が出ていますのでね。東部地域ではもう全然ないということになってしまうというと、なかなか制度としては今、市としての意図するところと少し離れてしまうかなと思いますので、使える箇所を増やすということが求められるのではないかと思いますが、その方向についてはどうでしょうか。
16 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
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◯障害福祉課長(熊澤 修君) 事業の目的、それと利用者さんのことを考えれば、委員御指摘のとおりかなというふうに思っています。
日野市内の
ガソリンスタンド、約9か所程度ございます。話をさせていただきまして、市内の事業所、少しでも増えるように要綱の改正等も含めて改善をしていきたいと、そのように考えております。
以上でございます。
18 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
19 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。ぜひ、御努力いただきたいと思います。
ガソリンスタンドは、そもそもが、もうセルフになってしまって、人が最小限しか置かれていないという中で、こうしたものの扱いというのが事業所にとってはハードルが高い面も、事務処理等のハードルが高い面もあるかもしれないんですけれども、制度としてはやっぱり欠くことができない優れた制度だと思いますので、制度があまり、書類が何枚もあるとかね、そうしたものの処理が大変だとかということで箇所数が増えないというようなことはマイナスだと思いますので、ぜひ箇所数を増やすということで頑張っていただきたいと思います。
この問題は、これで結構です。
二つ目は215ページの在宅のねたきり
高齢者等おむつ給付事業、改めて、これについて予算の説明のところでも制度の変更について触れていただいたんですが、改めて令和4年度は移行期間、5年度からの変更点があるということですけれども、その変更内容と、また理由について、まとめてお答えいただけたらと思います。
20 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
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◯健康福祉部参事(志村理恵君) 在宅ねたきり
高齢者等おむつ給付事業の変更点について、御説明させていただきます。
こちらは4月1日改正という形で、対象者のほうの変更をいたします。対象者については非課税世帯ということで、高齢者が属する世帯の方全員が非課税という形の世帯の方に変更いたします。非課税世帯の方には、今、4,100円、月4,100円という限度額を、本当に必要な枚数が渡るようにということで6,000円に増額をいたす予定になっております。
現在、課税の方については4月1日以降、申請はできないんですが、今年度申請した方については移行措置ということで、1年間、現在、限度額4,100円を継続するというような形になっております。
この制度の理由については、やはり高齢者の方、所得の低い方については、今、4,100円ではなかなかおむつが足りないという現状がありましたので、やはり困っている方に枚数を増やすという制度に変更するために、非課税世帯の方対象で増額するというような制度に変更いたしました。
以上です。
22 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
23 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。この問題、私などが知ったのは昨年の寝たきりの方の看護手当の変更のところで、おむつ代も変更になるということが出て、私なども知るところになって。条例で変更するわけではないので、ここの中で審議していないということで、御存じのある方とない方もおられるのかなと思いますが。
今のお話を伺うと、非課税世帯の方4,100円、これでも、もっと必要になるということが明らかなので。確かに、おむつ代の販売価格を見ると、4,100円では利かないなということは明らかに私なんかも分かるんですけれども、それで非課税の方は6,000円にすると。しかし、課税者についてはゼロ円にすると。つまり、これ、寝たきりのおむつのところで考えるパイが同じ状態で考えてしまっている。そのパイが正しいパイの大きさなのか、分かりませんけど。私、これは全くふさわしくないと思っているんですね。課税の方であっても、誰もが、課税になると急におむつ代がインカムするわけではありませんので、これは非常に理不尽な話だと思っていて、むしろ、おむつ代自体は4,100円から6,000円に、より適正と思われる6,000円の増額はもちろん賛成なんですけれども、この課税者ゼロ円というのは絶対にやるべきではないなと思っているんですね。
それで、加えてですね、おむつを購入して、今は、今度は運んでこなきゃいけなくなる、買いにいかなきゃならないというのもありますね。一手間ね。それは、支援の方々に頼む、当事者の方が自分で買ってくるか、支援の方に頼むかという面もあるんですけれども、これについても、今は業者さんに配送していただいていますので、それも、もうなくなってしまうということになりますよね、課税者については。
なので、今回のね、私、仕打ちというのは、本当に大変冷たい、そういう内容だと思いますので、今、今年は移行措置ですからね、ぜひとも今度の4月1日の改正をちょっと取りやめていただいて。
市長もこの話、御存じかとは思うんですけれども、こんなことね、求められていることが分かっているのに、こうした課税者のところでぱんと切ってしまうというのは、絶対やるべきではないなと思います。
それで、生理の貧困ということが社会的な問題になって、生理現象、これが個人の財政負担とか、個人が負担していたということから、トイレットペーパーのように使えてしかるべきじゃないかというところに当議会では議員の方から提案があって、そして今年は、最初は備蓄品を使っていましたけれども、予算がついて、生理用品ということで、きちんと社会的に手当てされるというところまで進みましたよね。
それで、おむつのことも、私、これを本当に自己責任にして、課税されている人は自己責任だというふうな考え方のままでいいのかなというふうな思いを一層強くしています。社会がどうやって個人に、自己責任ではなくてね、こうした排せつの問題などは、ちゃんと社会的に整われてしかるべきだというところに、今、コンセンサスをつくろうとしているときですので、おむつの問題なんかは、ちゃんと、増額はあっても、今回の課税者のところで線を引くということは、やめるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
24 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
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◯健康福祉部参事(志村理恵君) やめるべきだという御意見ということで、課税の方も、今回、11月から皆様には御説明をさせていただいております。看護手当と一緒にお伝えをさせていただいておりますので、御意見のほうを頂いているところなんですが、今年度はもちろん経過措置なんですが、来年度、自己負担にはなるのですが、そのまま配送という形で、御自身の自己負担ということで配送ができるような形で業者とは話をしておりますので、そのような形で市民の方にはお伝えしているところです。
以上です。
26 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
27 ◯委員(ちかざわ美樹君) 自己負担があってもこの配送のところは手だてを考えていただいているというのは、やはり、これについては市民の方からお声があったんでしょうか。
28 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
29
◯健康福祉部参事(志村理恵君) はい。こちらについては、やはり配送をそのままやりたいという御意見もありましたので、業者のほうとも相談しまして、配送はそのままできるという形にさせていただいております。
以上です。
30 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
31 ◯委員(ちかざわ美樹君) これは市長に伺いたいんですね。要綱でやっていることで、条例改正するわけではないので、皆さんの議会のコンセンサスということを得る機会はなく、スルーしてしまうことだと思いますけど、私はね、こんなことはね、これが市政運営の何か基本的な考え方だなんていうふうに思われてしまったらば、私は本当に残念で仕方がない。そうした流れだと思いますので、市長のお考えをちょっと伺っておきたいんですけれども。
32 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
33 ◯市長(大坪冬彦君) いろんな制度があって、高齢者福祉においても、例えば、寝たきりの方の理美容のお話などがあって、いろんな形で長年やってきた制度も徐々に見直し等はしてきたことであります。今回のおむつについては、今回のような形で見直した形での予算計上をさせていただいております。
社会保障費の継続的な右肩上がりの増額の中で、どうやって存続をさせながらやっていくかといった場合に、一定の対象者の見直し、条件等、見直しがどうしても必要になってきますので、そういう一環として御理解いただきたいなと思っております。
当然、今までと変化するわけでありますし、それが、それによって負担が増す方もいらっしゃるかもしれないけれども、全体として存続させるために、やはり非課税者の方をまず一番は守らなければならないということでの今回の制度改正でございますので。御批判いただきましたけれども、しっかりとこれから継続していく意味でも、この制度はこういう形で見直しはさせていただきたいと思っております。
以上です。
34 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
35 ◯委員(ちかざわ美樹君) 非課税の方、4,100円を6,000円に、限度額を6,000円にするというのは、実態に見合っていなかったから6,000円にするということで、ここにはケアを、手当てをするということ自体は、私は、それはもう。おむつというのは、本当に高いんですよね、繰り返しますけど。なので、これは理解することができますが、だからといって課税者ゼロというのは、もう全くもって理解できることではないという意見を申し上げておきたいと思います。
次に移ります。249ページの児童福祉費の処遇改善のことです。処遇改善と言いましたけれども、私が申し上げたいのは、今回の17号、今議会の17号、19号補正で、民間の保育園であるとか認証保育園であるとか、そうしたところへの処遇改善が行われましたが、公立のところでは、これは行われませんでしたよね。これ、なぜ公立のところで行わなかったのかというのを最初にお聞かせください。
36 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
37 ◯保育課長(綿貫真二君) なぜ公立の保育士には採用しなかったかという話なんですけれども、一応、
人事給与担当部署、それから様々な関係部署と協議した結果ですね、民間と公立に比べて賃金の差のほうがありますので、今回、公立のほうは見送ったという話になっております。
以上でございます。
38 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
39 ◯委員(ちかざわ美樹君) 民間と公立で待遇に差があったので、公立のほうは相対的には所得が高いという設定になっているので、それについては行わなかったということなんですけれども、今回のこの制度の趣旨からいくとちょっと違うんじゃないかと。公立もちゃんと行うべきだった話じゃないかと思っているんですね。
それで、ちゃんと国のほうの助言というか、国の通知のほうでは公立も行うと。行うという方向で通知等が来ているんじゃないかと思いますけれども、こうした通知がありながら、どうして、あえて公立は行わなかったのかということ。こうしたことを理解して判断に至ったのか、それとも、こうした制度の趣旨を御存じなかったのか、それがどちらなのかということを聞かせていただきたいんですけれども。
40 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
41 ◯保育課長(綿貫真二君) 先ほども述べましたとおりですね、担当の部署等と協議した結果、公立のほうは今回は見送るという判断をさせていただきました。
また、他市の状況等も問合せ等をいたしまして、他市のほうも見送るところが多かったというところも判断の材料になっております。
以上でございます。
42 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
43 ◯委員(ちかざわ美樹君) そもそもが、ケア労働者の方々の報酬というのが社会的に、その専門性や継続性を担保するためにちゃんと報酬が支払われているかどうかということで言えば、本当に、これは、このコロナ禍の中で足りない、適正ではないというようなことが全くもって明らかになったと思うのです。
ですので、今回、9,000円という、このたびの処遇改善の金額が出たときに、桁が違うでしょうという声が出たくらい、今、処遇改善そのものを行うのであれば、9,000円という話ではないですよねという声も出たんだと思います。
今回については、加えて、保育園ってこの間でも閉めないで、本当にこの2年間、いよいよもってというときにはあれですけれども、本当のセーフティーネット中のセーフティーネットということで関係者の皆さん頑張ってこられたと。
しかし、介護などは加算が、介護職などは早期についたケースもあったけど、保育のところが全く手当てされないで2年近く来たということだと思うんですね。そうした中で、やっと、このたび、何月まででしたっけ、秋までは国が見るということで、これがついて、それで私立については、やっとついたということなんですけれども。
それで、国のほうの通知で、公設公営の施設、事業所における賃金改善について、今般の処遇改善では、新型コロナウイルス感染症への対応と少子高齢化の対応が重なる最前線において働く方々の収入を引き上げるという趣旨を踏まえ、公立の施設、事業所も対象としているということ。地方公務員である公設公営の施設、事業所の職員について、昨年12月の総務省公務員部の通知や今回示している自治体の取組事例も参考に、積極的な実施について御検討いただきたいことという、こうしたお知らせ、通知が来ていましたよね。
先ほど担当の部署と相談をされてというんですけど、どこと相談して、公務のほうはいいねということになったんでしょうか。
44 ◯委員長(森沢美和子君) 子ども部長。
45 ◯子ども部長(中田秀幸君) 国からの通知の件なんですけれども、令和3年の12月24日に発出された文書、公的部門における処遇改善事業の実施についてという通知がございます。多分、委員の御指摘、この部分かなと思っております。
その中で、今回の経済対策の趣旨を踏まえた上で、下記の点を勘案しつつ、本事業の対象となる職員の処遇について改めて御検討いただくなど、適切に対応いただくようお願いしますというふうにございます。
この以下の点というのが公立に関する部分なんですけれども、保育士の専門職については、その職務の内容、責任、職務遂行上必要となる知識、技術及び職務経験や民間の給与水準等が考慮された給与水準となるようにということで、民間の給与水準が考慮されたものとなるようにということを踏まえまして、日野市としては近隣自治体、民間と比較して給与水準が高いということで、今般の改正に伴う処遇改善の必要性はないと、このように判断したということでございます。
以上です。
46 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
47 ◯委員(ちかざわ美樹君) そもそもは、公のほうは、民間に比較したらば、それなりに手当てされていると判断したので、今回は必要ないというふうな判断に至ったということなんですけど、低いものを全体を上げなければいけない事態に今なっているわけですよ。低いところに合わせちゃうようなことが起きたらまずいので、底上げをしていく必要があるねということで、今回提起されて公のところもやるべきだと。
コロナのことで民も公も上げなかったら、いつ上げるんですかね。次、どういうタイミングでこれを上げるかということになると思いますよ、今、両方とも上げなかったら。
それで、同じ通知を見ているので、私、認識を共有させていただきたいと思うんですけれども、これね、保育士の専門職種について、職務の内容や責任、職務遂行上必要となる知識、技術及び職務経験や民間の給与水準等が考慮された給与水準となるよう、給料表の級、号級設定の見直しを行うこと。ここまで助言があって。
つまり、公のところだと、やっぱり底上げする、そうしたことを考える、そういうことも国のほうでも考えたということだと思うんですよ。だから、公のほうは相対的に高いから、そっちは上げなくていいですよというような、そうした解釈ができるようなものは、ここにはないんですよね。
加えて、対象となる職員の専門的知識の必要性や採用による欠員補充の困難性、業務の特殊性を考慮し、地域の民間給与水準を踏まえた上で、一般行政職と同じ給料表を用いつつ、初任給調整手当や給料の調整額、パートタイム会計年度任用職員については、初任給調整手当や給料の調整額を加味した報酬額を支給することも想定されることと。
ここも地域の民間給与水準というところを、私は誤って理解していると思うんです。低いほうに合わせるということじゃなくて、そことの関係で、こちらも適正にというふうに解釈すべき、そうした内容であって、なるべく低く抑えたいなんていうことがこの通知で判断されてしまうのは、これは間違いだというふうに思います。
それで、加えて、ここに資料がありまして、今回示している自治体の取組事例として、事例として出ていると思うんですけれども、常勤職員及び会計年度任用職員、保育士、保育教諭、職務の困難性、特殊性等に着目して支給される本給の調整額の支給対象範囲に保育士を追加することにより3%の賃金改善を実施。具体的な金額については、適用される級に応じて規定されていると、このように。つまり、級や号級を変えるのは大変だと思うんですけれども、でも、こういうふうに変えたらいいというふうなアドバイスまでされて、今回、加算というか、報酬がつくようにというふうなアドバイスを国のほうからされているわけですよね。私は本当に、低いほうに下げるような方向性、それは全く間違っていると思いますので、これは公務についても考え直していただきたい。
ちゃんと、これ、今回のコロナで保育の方たちが、最前線という言葉がさっきあったと思いますけれども、どういう状態で皆さんが保育の職務を遂行されたかということをもう一度考えていただきたいと思いますので、公務についても行われてしかるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
48 ◯委員長(森沢美和子君) 子ども部長。
49 ◯子ども部長(中田秀幸君) 公立の保育士に関して、給料を下げているわけではございません。公立と民間を比較しますと、正規の保育士ですけれども、年収にして、公立の場合は520万、民間が390万円ということで、プラス130万多いという現状がございます。
公立の保育士、市職員の給料の考え方につきましては、保育士だけではなくて、やはり他職種も含めて全体の中で検討されるべきものと考えます。繰り返しになりますけれども、日野市としては、近隣自治体と民間との水準と比較をしまして、今回、処遇改善の必要性はないと判断したものでございます。
以上でございます。
50 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
51 ◯委員(ちかざわ美樹君) 私、公務のほう、低くしていって民間に近づけているというふうには言っていないんです。そこを、ちょっと確認しておきたいと思いますけど。
何度もお伝えしているのは、ケア労働者の賃金は底を上げていかなきゃいけないということを言っているんです。なので、今回のように国が公務も民間も手当てすると、秋までは手当てするということで、そういうことであれば、公務も絶対、これはやらなければならないことでしょうというふうなことを申し上げたいんですよ。そうじゃないと、底が上がっていかないんですよ。
相対的に130万ほど、民間に比べたらば高い。ここ、相対してはならないんですよ。底を上げなきゃならないんですから。だから、そこは判断を完全に間違っているなというふうに思いますので、そうした意見を申し上げておきたいと思います。
じゃあ、これはこれで結構で、意見を申し上げてこれで結構です。繰り返しますけど、本当にコロナで現場の皆さんどういう思いをしたかということを、もう一度、本当に振り返ってみていただきたいと思います。ちょっと強調させていただきたいと思います。
次の質問に移ります。251ページなんですが、これも市立保育園の経費で、公立保育園の用務員の方の勤務のことについてお伺いしたいと思っています。
現在、保育園全園の中で、用務員の方の配置というのがどういうふうになっているのかを教えてください。
52 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
53 ◯保育課長(綿貫真二君) 用務員の配置の件でございます。現在、10園あるんですけれども、10園で各園に1名ずつ配置しております。
以上でございます。
54 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
55 ◯委員(ちかざわ美樹君) この方たちは全員、正規職員でしょうか、会計年度任用職員でしょうか、それとも会計年度任用職員でもフルかパートか、それぞれが条件もし異なるのであれば、お分かりでしたら教えてください。待遇ですね。
56 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
57 ◯保育課長(綿貫真二君) 用務員の職員の関係なんですけれども、正規職員が5名で、残りの5名が会計年度任用職員となっております。
以上でございます。
58 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
59 ◯委員(ちかざわ美樹君) 会計年度の5人の方は、フルでしょうか、パートでしょうか。この5人の方々の勤務時間というのは、皆さん、同じでしょうか。
60 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
61 ◯保育課長(綿貫真二君) 5人の会計年度の任用職員の方の時間数なんですけれども、週30時間となっております。
以上でございます。
62 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
63 ◯委員(ちかざわ美樹君) 会計年度任用職員の5人の方は全員、週30時間ということですね。あとの5人の方は、正規だということですね。ありがとうございます。
それで、週30時間という方々と正規の方々ができる仕事というか、時間的な制約がある方と、1日6時間、5日で6時間かな、六五、三十で。6時間の方と正規の方とでは、行う仕事の中身というのは異なるんでしょうか。つまり、週30時間と正規でやっている方だと、本当に使える時間は違いますので、行える仕事の中身というのは違うと思いますが、なぜ、このように異なる条件があるんでしょうか。同じような条件だと私は思うんですけど、いかがでしょうか。
64 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
65 ◯保育課長(綿貫真二君) 業務の内容自体は、ほぼ同じような業務になります。ただ、園によっては、規模の大きいところとか、あと敷地が小さいところとか、いろいろありますので、先ほど申し上げましたように業務内容についてはほぼ同じになります。
以上でございます。
66 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
67 ◯委員(ちかざわ美樹君) それでは、ちょっと違う点を聞きたいと思うんですけど、これ、もともと正規の方が配置されていたのが、会計年度で週30時間という条件にどんどん変えていってしまっているのか、なぜ、ばらつきがあるのかということを教えてください。
68 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
69 ◯保育課長(綿貫真二君) 委員のおっしゃるとおり、もともとは正規職員で行っていたんですけれども、会計年度任用職員で切り替えていくという方針で動いております。
以上でございます。
70 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
71 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。
これ、うちのわたなべ議員が公立保育園に、非正規ですけど、市内の、勤務した期間もあるということで、現場の様子とかというのがお分かりになるということもあって、業務の中身を例えて御紹介したいと思うんですけど、園内の清掃、掃除、園庭の掃除、砂場の管理、園庭の樹木の管理、剪定、保育で使用したものの片づけ、午睡の布団敷き、各居室のごみの片づけ、扇風機の掃除、片づけ、カーテンの洗濯、そしてコロナ禍でのプラスアルファの仕事ということで、本当に、これ、保育士の方だけじゃなくて、こういう方々もあって保育園のケアの現場って支えられていると思っているんです。
それを、なぜ、これだけあったら私なんかが見ても本当に大変だと思うんですけれども、ここで質問したいのは、なぜ正規を会計年度、週30時間に切り替えて今いっているのかと、その理由を教えてください。
72 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
73 ◯保育課長(綿貫真二君) 市全体の中で考えた見直し等の中で、このような方法を採用しているものになります。
以上でございます。
74 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
75 ◯委員(ちかざわ美樹君) これ、文字どおりケア労働やケアに従事している人たちの仕事の内容の無理解、不理解、あえて見ないようにしているのかどうか分かりませんけれども、全くおかしな流れだと思うんですね。
コロナのこの2年間というのは、本来の仕事、例えば、教員の方たちも消毒をする、コロナに関する心配りをしなければならない。それぞれが本来の仕事に加えて、対コロナ禍ということでの業務が増えているんですよね。
いわんや、ケアの最前線の現場である保育の現場なんていうのは、保育士の方だけではなくて対コロナというふうなケアが必要になっているときに、待遇の変えられていったのは令和2年度からだと伺っていますけれども、この流れ、全く、今、逆行しちゃっているので、これについては改善していただきたい。ちゃんと現場の実情を見て、フルタイムでやっている方も片方には半分おられるわけですから、こうした方々の実態を見て、ちゃんとフルタイムに戻していくということを考えていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
76 ◯委員長(森沢美和子君) 保育課長。
77 ◯保育課長(綿貫真二君) 委員のおっしゃるとおり、現場の昨今のコロナウイルスの関係で大変さは常々聞いております。現場の様子、状態等よく聞いて把握して今後研究等してまいります。
以上でございます。
78 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
79 ◯委員(ちかざわ美樹君) 研究されていくということですので、ぜひとも、ちゃんと現場を見て実態に合ったものにして、実態に合ってというか、もともとフルの方がおられるわけですから、それでちゃんと仕事の質を上げていくということを捉えていただきたいというふうに思っています。
幾つか、この民生費で質問させていただきましたが、ケアの仕事をしている人たちが、エッセンシャルワークをしている人たちが、この2年間、どういう思いや、それこそ自分の命を張ってやってきたと思うんですね、皆さん。そのことをもうちょっとちゃんと捉えて、市として捉えて、その人たちの待遇や、そして、ケアワーカーの人たちのちゃんと社会的なコンセンサスが今つくられつつありますからね。
社会から取り残されないように、日野市が、これから6次行革ということもお考えになっているようですけれども、やってはならないこととか押さえなければならないことということについては、きちんと押さえていただきたいなと御意見をお伝えさせていただいて、私はこれで結構です。
80 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
81 ◯委員(馬場賢司君) それでは、2点について質問させていただきます。193ページの20の生活困窮者自立支援事業経費、この中の(3)の子どもの学習・生活支援事業経費、これが1点目です。2点目として、次ページの195ページ、21番の子どもの貧困対策事業経費、このあたりの7番、報償費の子どもの貧困対策推進委員会委員謝礼あたりの項目になるかと思います。この2点について質問させていただきます。
まず、1点目の子どもの学習・生活支援事業ということで、ほっともについてお伺いしたいと思います。
ほっともは、小学生から高校生までを対象とした学習支援や居場所支援が実施されておりまして、利用については広く公募はせずに、教育委員会、また、子ども家庭支援センター、生活福祉課などの関係機関からの推薦によって個別に状況を確認の上、決定していると伺っております。
これまで4か所の事業所で委託事業として運営されて、昨日の説明にもありましたけれども、令和4年度は5か所で実施するということでございます。
このほっともについては、生活困窮者自立支援法に基づく事業として、市としても重点的な事業だと捉えているかと思いますし、私もほっともについては、子どもたちの学習支援、居場所支援として、とても重要な事業であると思います。
今回、4か所から5か所になる経緯、経過などについて、まずお伺いしたいと思います。
82 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
83 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 市では、委員おっしゃるとおり、平成27年から29年にかけて4か所の事業所を設置して、小学生から高校生を対象に学習支援と居場所支援を行ってきたところでございます。また、各事業所とも、定員25名を目安として運営してまいりました。
29年3月に策定いたしました日野市子どもの貧困対策に関する基本方針では、生活環境に配慮した学習支援に係る施策に位置づけをして全中学校区に設置ということを、まず目標に取り組んできたところでございます。目標の進行管理については、受入定員、利用者の状況、事業所の運営体制なんかの実態とか課題を検証しながら管理してきたところです。
そのような中で、現在、喫緊の課題として、これは説明はもう既に申し上げたところなんですが、住んでいる地域によって、特に西部のほうですけれども、遠くて通えないという状況が、見学に行ってもちょっと遠くてやっぱり難しいというような状態が慢性化していました。そのため、令和4年度において1か所増設を検討させていただいたものでございます。
具体的には、事業者の選定とか準備が必要ですので、令和4年の10月の開設をめどに、今、増設の検討をさせていただいている経緯となっています。
以上でございます。
84 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
85 ◯委員(馬場賢司君) ありがとうございました。今、中学校区1か所を目標に取り組んでいるというようなお話がありました。具体的には10月頃から開設予定ということで伺いましたけれども、経緯、経過などについては確認させていただきました。
次に、現場で様々な対応いただいている支援員の方の声を生かした運営ということについて、お伺いしたいと思います。
私も以前、支援員の方から本当に現場で様々な対応をしていただいているお声をいただきまして、様々なお話を伺わせていただきました。支援員の方も、一人ひとりのお子様と本当に真面目に、そういった姿勢で向き合われておりまして、本当に一生懸命取り組んでいる、そういった姿をとても感じました。
そういう支援員の方の姿を拝見いたしますと、ほっともでの支援というのは、福祉とか学習に関わる、そういう知識だけではなくて、本当に子どもの接し方とか、あと様々な関係機関との調整力とか、そういったことがとても求められているなというふうに感じました。
そうした中で、支援の現場では負担がかかることもあると思いますし、人員体制などには十分に注意を払う必要があるかと思います。このほっとも運営においては、支援員の方々の声を随時、より丁寧に聞いていただくことが重要であるかと思いますが、今、どのような形で声を聞いていただいているのか、その辺りの状況についてお伺いできればと思います。
86 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
87 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 今の御質問ですけれども、現場である各事業所の実際の支援に当たる支援員の方の声につきましては、随時、毎日のようにほっともとは連絡を取っていますし、訪問などもして、現場の運営状況とか子どもの状況と合わせて、課題がどういったものがあるかどうかなどということを、これは年間通して声を拾うようにしております。
また、定期的に4か所合同で意見交換会を行って、情報とか課題の共有と合わせて現場の声を把握させていただいているという機会を設けさせていただいている状況でございます。
その中で、先ほども出ましたけれども、現在、重要課題の一つが利用する子どもたちの状態です。経済的問題というのは大前提なんですけれども、それだけでなくて心身とか家庭環境とか親の状況、不登校といった学校生活、あと家に居場所がないなんていうような多問題が本当に複雑に絡み合って抱えているという事例が増えてきております。
深刻な状況とともに、現場での支援のアプローチは非常に多様性が必要、いろいろなアプローチの支援が必要だということと同時に、支援の質と量というものも必須になってきているということでございます。
そういったところの把握をどう生かしているかということですけれども、毎年、委託料なんかで見積り合わせなんかもしていく中で、そこは支援員の増員というようなところもちゃんと気にかけて、見直しを随時、具体的に採っていくというような対応をしているところでございます。
以上でございます。
88 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
89 ◯委員(馬場賢司君) ありがとうございました。今、年間を通していろいろ対応していただいているということと、4か所合同でのいろいろなお話を聞いていただける場も設けていただいているということ、支援員の増員なども随時見直しを検討していきたいという、そういう御答弁を頂きました。
ほっともについては、学習また生活支援のとても大切な事業であると思いますし、今後、より一層、支援員の方々の声を生かした運営ということをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
1点目は以上でございます。
もう一点、次ページの子どもの貧困対策事業経費、この中の報償費の関連にもなるかと思います。これについては、令和3年度に実施された日野市子どもの生活実態調査、また日野市子どもの貧困率の推計などを踏まえた子どもの貧困対策基本方針の見直しの取組になるかと思いますが、今後の基本方針の見直しの策定に向けてのスケジュールなども含めた取組について、お伺いできればと思います。
90 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
91 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 現在の平成29年3月に策定いたしました日野市子どもの貧困対策に関する基本方針の期間ですけれども、5年間でございましたので、ちょうど令和4年3月までとされていたことから、令和3年度に令和4年の4月の改定をすべく改定作業を、子どもの貧困対策の推進委員会の中で改定作業を進めてきたところでございます。
しかし、スケジュール的にその中で、作業を進めていく中で、各部署ともコロナに対する応急的な事業に大きく左右されている部署が多くて、今後の予算編成などの体制が見通せず、具体的事業の検討であるとか調整が非常に困難ということが一つ課題として浮かび上がってきました。
もう一つは、感染拡大であるとか今後の社会情勢も非常に不透明で、ちょうどアフターコロナというものもしっかり見据えた方針とすることが必要だという見地からすれば、一定期間、状況の観察、社会情勢の観察をする必要があるという課題が生じたことから、推進委員会のほうで6か月繰下げをしまして、令和4年10月の改定として方針期間を延長させていただいて、引き続き改定作業を進めているという状況になっております。
以上でございます。
92 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
93 ◯委員(馬場賢司君) ありがとうございました。今、コロナ禍で本当に様々な課題が浮かび上がっているという、そういう御答弁もありました。令和4年10月改定ということで、これから進んでいくということでございます。
令和3年に実施された二つの調査で、私も見させていただきましたけれども、本当にコロナ禍で様々な新たな課題がかなり浮かび上がっていると思いますので、ぜひ、基本方針の次期策定に向けて、二つの調査内容をしっかりと生かしていただきながら、ぜひ策定していただきたいということを要望しておきたいと思います。
以上です。
94 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
95 ◯委員(白井なおこ君) 私のほうから4点、お願いいたします。
1点目が185ページの福祉オンブズパーソン事業経費、2点目が195ページのひきこもり対策の居場所づくり事業経費、3点目が211ページの心の健康づくり事業経費、4点目が215ページの在宅ねたきり
高齢者等おむつ給付事業の4点、お願いいたします。
1点目、185ページの福祉オンブズパーソン事業経費なんですが、一般質問で子どもオンブズパーソン制度の検討を新年度から開始するということを伺って大変うれしく思っていたんですが、予算からはそれがちょっと見えてこないんですが。例えば、ヤングケアラーのようにこういった予算化はされていないのかなということで、具体的に新年度はどのような検討がされるのかということ、今の時点で分かることを教えていただければと思います。
96 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
97 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) 取りあえず、今回の令和4年度予算につきましては、現状の福祉オンブズパーソンの人件費等は計上させていただいてございます。子どもオンブズですとかオンブズパーソン制度の検討につきましては、まずは庁内での検討を行うということで予算計上はしてございません。
以上でございます。
98 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
99 ◯委員(白井なおこ君) ありがとうございます。
東京都は新年度予算で子どもの権利擁護機関設置に対して1億5,000万円予算を組んでいて、市町村の設置費用を負担する仕組みというふうにも報じられていました。ぜひ、庁内の情報共有と同時にアンテナを張っていただきまして、早期に検討とおっしゃっていただいたんで進めていただければなと思います。よろしくお願いします。
この質問は以上で結構です。
次、195ページのひきこもり対策の居場所づくり事業ということで、昨日も御説明いただきまして、本当に空き家事業とセーフティーネットの掛け合わせということで、本当にすばらしい事業だなと思ってお聞きしていたんですが、その中で、週1回ここで相談事業というのをお伺いして、じゃあ、残りの週6日はどういうふうに活用していくのかなということがちょっと気になりましたので、これから立ち上げるということなんですけれど、もし何か構想というかアイデアがあるようでしたら、共有していただければと思うんですが。
100 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
101 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 今のところ週1回ということで令和4年度は計画をしている中で、当然、実施状況であるとかニーズをつかむ中で、それ以上の、例えば週2回とかというような開設も当然視野に入れているところですが、それ以外の、週5日なり、来年度は、令和4年度は週6日余剰があるわけで、そこのところに関しては、もともと空き家を検討する中で、子どもの居場所だとか自治会活動に興味のある方がこの空き家について興味を持たれていて、ひきこもりの居場所ということを予定していく中で、一緒に顔合わせなんかをして、一緒に使っていけたらいいねというようなことで構想を練っているところなんですね。まだ、当然、予算がついていませんので、まだ下話の段階ですが、そうやっていろいろな部分で居場所という、いろいろな世代の居場所ということで使っていけたらなというふうに思っています。
以上でございます。
102 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
103 ◯委員(白井なおこ君) すごくいいと思います。一般質問のほうでも、居場所には2種類あって、同じをテーマにした支援とか相談につながる居場所と、あと違うをテーマにした交流型という2種類があるということで、ひきこもりの方の支援という同じをテーマにした居場所と同じ場所で交流というか違うものがあると、そこに、セカンドステップじゃないですけれども、参加する機会とかがあることで、何となく社会とのつながりというのもできてくるのかななんていうふうに私は夢を膨らませてしまったんですけれども。本当にすばらしい、これが政策連携というのですかね、事業だなと思っていますので、今後も期待をしながら見守らせていただきたいと思います。
これについては以上で結構です。
次が211ページの心の健康づくり事業経費ということで、お伺いいたします。
これは、昨日の御説明にもありましたけれども、精神障害者等支援協議会というのが令和3年から立ち上がってということで理解しているんですけれども、新年度の主な事業にもありましたように、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの推進のための事業というふうに理解しておりますけれども、新年度から精神保健福祉士の方も入られるというふうに伺っており、大変、心強いなというふうに感じています。
実は、私も当事者の方から御相談いただくこととか、周囲の方からも御相談いただくということがあって、なかなか私自身、精神障害に対してまだ理解が進んでいないところもあって、どう対応するのがよいのかということを日々考えているところであるのですが、例えば、認知症については、認知症になっても安心して暮らせる社会というようなことで、認知症への理解を深めていこうといったような取組があるんですけれども、精神障害については、本当にこれからかなというふうに感じています。
そういったことをちょっと踏まえて質問させていただきたいんですが、まず、協議会では、どのような支援について協議されていて、その中に相談に関してはどのような協議がされているのかということを教えていただければと思います。
104 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
105
◯障害福祉課長(熊澤 修君) 令和3年度から、新たに精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けた協議会を開催しております。令和3年度は1回の開催でしたが、令和4年度は2回開催をする予定で考えているところです。
精神障害に関わる支援をしている方々に協議会のメンバーになっていただいて、本当にここで初めて支援者同士が顔を合わせるというような実態からのスタートであったというところでございます。委員の発言の中でもありましたけれども、これからというところではあろうかなというふうに思っています。
初めてではありましたが、どのようなことが課題として出てきたか、ちょっと御紹介をさせていただきますと、その地域、自分が住んでいるところに自分がいてもいいと思えるような居場所のこと、それと2番目が計画相談、相談をする事業所。これ、すみません、市内の中では精神、数が多くなくてですね、市外の事業所にも頼っているという状況でございます。こちらの連携や数がどうやったら増えるのか、こういったことも一つの課題だと、大きな課題だと思っています。
もう一つは、精神疾患の方々に対する理解、そういった普及啓発活動ということです。ただ、この中で協議会の中でもあったのが、どのように理解、啓発をしていくのか、結構難しい問題ですねという話が当事者の御家族の方からもやはり出てきました。
これまで日野市として理解、啓発、広報等でやってきてはいたんですけれども、主に身体、知的に関することが多くてですね、精神に関すること、非常に大事だなと思っております。協議会の意見を聞きながら進めていきたい、これから進めていきたいと思っております。
以上でございます。
106 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
107 ◯委員(白井なおこ君) ありがとうございます。
私も、当事者で相談にも応じている方にアドバイスをちょっと求めたことがあって、その方いわく、やっぱりひたすらお話を聞いてあげてくださいというアドバイスを受けたんですね。傾聴というのが、私も最近、本当に精神障害の有無にかかわらず、自分の話を聞いてほしいというニーズを持った方がすごく多いなというふうに私も肌で感じていて、もう傾聴というのは今や支援策なのかなというふうに考えているんですけれども、ぜひ、電話相談とかそういったものも支援策の中に含まれていくといいなというふうに思っています。
その下にあります障害者差別解消促進事業というのにもつながってくるかと思うんですが、社会の理解を深める取組というのが、今、課長もおっしゃられたように必要だというふうに感じています。
例えばなんですけれども、文字で示すよりも、そういうテーマにした映画というのもありまして、例えば、イタリアというのは精神病院を廃絶する法律というのが制定されて、地域で精神障害者が暮らしていくという、そういうテーマにした映画などもありますので、ちょっと予算の中にはそういったことは含まれていないですけれども、それこそ連携で公民館事業とか、公民館も多摩市と連携しているみたいな話もありましたので、そういう、こういうことをしたいという目的で、それをどういうふうにしたらやっていけるのかなというのを、団体の方とかと協議しながら進めていっていただきたいというふうに思います。
これに関しては以上です。ありがとうございます。
最後に、215ページの在宅ねたきり高齢者等おむつ給付について、先ほども質疑があったんですが、私も1点。経費的なこともそうですけれども、家におむつが届くということがすごくありがたかったという御意見を伺って、その点に関しては、有償にはなるけれども、一応、配達に関しての御案内はされているということを伺ったので、これに関しては結構です。
本当に困った人に支援を集中していくということの中で、経済的なことのほかに、例えば多重介護、家に義理の母と自分の父とかね、そういう多重介護をされている方とか、あとは育児と介護が重なるダブルケアとか、そういった重なる困難を抱えている方もいらっしゃるかなというふうに思います。
育児に関しては多胎児育児の支援とかがありますけれども、なかなか多重介護は支援とかがないかなと思っていまして、なかなか、そこまで個別対応というのは難しいとは思うんですけれども、そこの線を引くところを課税、非課税のほかに、見えづらい本当に困っている人というところにこの支援が届くような仕組みがあればいいなと、ケアラー支援の観点からは考えるんですが、それに対する御見解をお聞かせいただければと思います。
108 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
109
◯健康福祉部参事(志村理恵君) 多重介護等、状況に応じてという御質問です。おむつの給付を受けている方は介護度3以上の方ですので、全てケアマネジャーさんがついている状況になります。今回のおむつの変更についても、ケアマネジャーさんを通して御連絡をしていただいた方もたくさん、通知をしただけではなかなか御理解が難しかったので、ケアマネジャーさんにかなり御協力いただいてお知らせをしておりますし、状況のほうも高齢福祉課のほうでお話を聞いております。
おむつについては、この制度自体がこのような制度になりますので、ほかの部分で何かサービスを使えないかとはケアマネジャーさんと担当のほうがお話をさせていただいているというふうな、そのような状況です。
以上です。
110 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
111 ◯委員(白井なおこ君) ありがとうございます。そういった視点を持っていただいているということが確認できましたので、ぜひお願いしたいというふうに思います。
結構です。
112 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
113 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
私のほうからは、1点、質問させていただきます。195ページ、社会福祉総務費のひきこもり対策事業経費、先ほど白井委員のほうからも週1回の中で、週6回の余剰がある中で、どのように活用するのか。自治会活動と連携して子どもの居場所づくり、市民の目線でも進めていく可能性があるというところを確認させていただき、大変すばらしいなというふうに思いました。
コロナ禍の中で、孤立感ですとか孤独感、また多くの方が不安を抱えている、増えている中で、家や学校ではない第三の居場所、大変重要であると考えております。新規事業として336万3,000円の予算を計上されたこと、ひきこもりの当事者、家族等を対象に、自宅以外の居場所が必要な人が安心できる場所を確保し、自立に向けての支援を行うものとして、ひきこもり支援事業を新たに予算計上されているというところではございますが。
まず最初に、近年のひきこもりの実態として相談件数がどのような状況になっているか、お伺いしたいと思います。また、現状、どのような形で相談の受付の体制を取っているかについて、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
114 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
115 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) まず、近年の相談の状況でございます。延べの件数でございますけれども、令和元年からお話をいたします。令和元年、66件、令和2年、67件、令和3年2月までで57件の延べ件数でございます。月五、六件のペースで、ずっと来ているというところでございます。
相談の体制でございますけれども、もともとセーフティネットコールセンターは福祉の初期総合相談窓口ということで、ひきこもりという相談も当然、中に入ってございます。ですので、セーフティネットコールセンターの相談員のほうがもともと受けているベースということの中で、26年から個別相談ということで、専門性のある相談を委託で、ひきこもりだけ切り出しをして実施している形です。個別相談が月1回、第3水曜日で、1回1時間半の3こま。
あと、出張相談といって、高幡の福祉センターに3か月に1回出張しまして、これは第1土曜日なんですけど、こちらのほうも3こまというような体制で相談のほうの支援の体制を整えているところでございます。
以上でございます。
116 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
117 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。相談件数としては横ばい傾向、近年3年間ですけど横ばい傾向なのかなというところで、月五、六件の件数があるというところを確認させていただきました。また、個別相談も受け付けておるというところは、平成26年から実施しているというところは確認させていただきました。
空き家のマッチング支援を活用して西平山の空き家を市が事業用に借用して実施するということですが、場所について、新たに西平山の空き家を活用するということで、選定に至った理由と経緯などがあればお伺いさせていただければと思います。よろしくお願いします。
118 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
119 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 結論から申し上げますと、西平山という地区に、こちらのほう、こだわったということではないんですが、居場所という事業を考える上でやっぱり一番大きな壁は、やっぱり場所の確保ということで。居場所となると、もちろんフリースペースのほかに相談のスペースとか、プライバシーを守るような間仕切りとかも多少必要ですし、あと、例えばお庭なんかがついていて、自由にそこで土いじりなんかができてもいいのかなというふうに思うんですね。
そういうことから考えると、やっぱり都市計画課のほうの空き家ということで、今、活用できる空き家のマッチング事業ということでやっていて紹介を受ける中で、一番、規模とか、周りの環境はもちろん、さっき地区にこだわっているわけじゃないと言ったけれども、閑静な中のほうがいいでしょうし、そういったところで何個か、数件、検討する中で、こちらの西平山の空き家ということで、今、計画ができているというような状況でございます。そういう経緯でございます。
以上でございます。
120 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
121 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
都市計画課のほうでも空き家等の対策事業を行っているところではあるかと思いますが、そうした地域のふれあいサロン、そのような場所との連携というか、違いというところで言うと、やはり今、御答弁いただいた相談するという点に重視した、プライバシーの確保というところを重視したというところの理解でよろしいでしょうか。お願いいたします。
122 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
123 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) あくまでも居場所ですので、相談という構えた形ではあまりしたくないんですね。ですので、今、お話をしたのが。
ただ、そうは言っても、専門の相談ができると非常に安心ですし、そこは一つ、パーティションがあって相談ができる、もし相談をするとすると、やっぱりプライバシーというのは当然、守られた環境のほうが安心した環境であるということで、今。
そこも、もちろん重視したポイントですけれども、一番重視したのは、安心できる環境であるかだとか、地の利の風土だとか、そういったとにかくゆったりできるような、というようなところを総合的に重視いたしました。
以上でございます。
124 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
125 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
先ほども相談員の派遣というところを、高幡の出張所とかにも派遣しているというところは伺ったのですが、先ほども申し上げているとおり、都市計画課のほうでふれあいサロンというところで市民主体で実施しているというふうに思いますが、そちらへの専門員の派遣というような形は検討されたのでしょうか。よろしくお願いいたします。
126 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
127 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) ふれあいサロンへの派遣というのは、結論から申し上げますと検討した経緯はございません。先ほど言った3か月に1回、第1土曜日の出張個別相談会というのは、ふだんは市役所の会議室を取って、そこで個別相談をやっているのですが、高幡のほうの福祉支援センターに出張して、そこでちょっと開設をするという意味合いですので、オーダーがあればどこにでもという出前的なことではないですので、検討した経緯はございません。
以上でございます。
128 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
129 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
居場所づくり、既に実施しているところがあるというところでいうと、そういったところに派遣していくというのは一つ、案であるかなというように考えております。
そうですね。従来の月に1回という形から週に1回という形で増えたというところは、大変評価をするところではあると思います。また、オンラインでの対応も既に実施しているというところから、そうしたところも周知を徹底いただければというふうに思います。また、ほかの窓口、相談窓口とのさらなる連携強化を図っていただき、相談者の方が不安が増すような対応にならないような御対応を引き続きよろしくお願いいたします。
以上でございます。
130 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
131 ◯委員(岡田じゅん子君) 3点、伺います。最初に、195ページの子どもの貧困対策事業経費、同じ195ページのひきこもり対策事業経費、あと、最後に262ページの生活保護総務費、職員人件費について伺ってまいります。
まずは、195ページの子どもの貧困対策事業経費から伺います。日野市が昨年、行っていただいた子どもの生活実態調査結果、本当に深刻な状況がよく見えてくる内容だなというのを本当に感じます。子どもたちの声も本当に切実なんですけれども、小学校5年生の保護者の方々の経済面についての回答が本当に今のコロナ禍の社会をよく表しているなというふうに思います。
パートの勤務時間が減らされている。持病を持ちながら仕事をしている。子育て、教育費が増えていくのに対して収入は増えそうにないので、生活費を削る必要があるので不安。体調に自信がないけれども、それでも働き続けていかなければいけない現実。女性は家でも外でも働き休む暇もない、女性が輝く社会は女性が笑顔でいられる社会です。
子どもが3人いて金銭的に不安です。主人のお給料も減りました。給付金があると助かります。それから、子どもの未来のために必死で働かなければならない。子どもとの時間は、ほぼない。家事、仕事、育児で時間に追われるストレス。働かないと生きていけないので仕方ないが、仕事に集中すると、ほかはおろそかになると。
本当に今の社会の矛盾が、こういうところに吹き出しているなということを感じます。本当に心が痛む内容だなと思うのですけれども、また同時に、ほかの保護者の方は、「このアンケートを低所得者やシングル家庭の方が回答する光景を考えると、かなり胸が痛みました。その思いに答えるだけの政策を心から望みます」と書かれています。本当に、私も同じ気持ちで読みました。
やはり困っている人に手厚くというようなこと、本当に至極もっともだと思うんですけれども、今、新しく子どもの貧困対策の基本方針案を、改定期間を延長して10月に改定をされるということも伺いました。ぜひ、こうした生の声を生かした政策にしていただく必要があると思うんですよね。
前回の基本方針の中では、生活保障、直接経済的な保障を行う、経済的に支えるというような方針はちょっと薄かったように思うんです。ただ、本当に貧困対策の調査結果から見えてくるものは何かといったら、やはり生活が成り立たないような状況に追い込まれている。生活を成り立たせようと思ったら、お母さんたち、保護者の皆さんは、生活を成り立たせることにだけに必死になって、ケアにまで、子どもたちはおろか、子どもたちだけではなくて御自身のケアもできなくなるような状況になる。そういうことが両立できない、そういう状況に今、追い込まれているということが、何よりもそこを支えなければいけないのが行政の役割ではないかなというふうに思います。ぜひ、やっていただきたいのは、直接支援だと思うんですけれども、今までの分で本当に足りるかどうかということについて、どういうふうに今、認識を感じていらっしゃるか、教えてください。
132 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
133 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 今の方針については、経済面の直接支援については、生活保護による適正な補足というような項目が一つ大きなところであって、直接それ以外の現金給付なんかも取り混ぜてはあるんですけれども、今のままで足りるかどうかといったらですね、今すぐこちらのほうでお答えができる部分はありませんけれども、まず、方針を立てる、まずその大前提からお話しすると、令和2年、委員の言われた、おっしゃられた子どもの生活実態調査の結果から見えた課題を、まず反映させるというのが大前提で、とりわけ、その中でも民間企業の父親が、民間企業の正社員の割合が下がっているというようなことであるとか。あと、そこに対する就労支援の重要性、もちろん直接給付も必要だと思います。
家計の状況では、外出自粛なんかの影響によって、非常にこの家計、食費、水道費、ごめんなさい、水道光熱費、日用品費の増加というのが本当に深刻で、食の支援、フードバンクなんかも含めた食の支援の重要性、広く、もう少し広くやる重要性も見えてきています。
また、独り親家庭については、特に、とりわけ母子家庭においては、非正規就労という家庭が非常に多くて、コロナの影響を非常に受けやすいのはもとより、長引いていることによって、なかなか今の状況を脱することができない、どんどん追い詰められているという状況にあると。そこも大きくいうと3点ほど、大前提として拾って、各施策の見直しに生かしていくというような、今、方針でございます。足りない部分があれば、もちろん拡充も検討しているところでございます。
以上でございます。
134 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
135 ◯委員(岡田じゅん子君) ありがとうございます。
大体同じような認識を共有できてよかったなというふうに思います。
以前、民生文教委員会で明石市に視察に行ったこともありますけれども、明石の施策、ちょっと調べてみたら、本当に、こう、困っているところにピンポイントでやるだけじゃなくて、中間層まで視点を広げてスティグマを生まない、格差を生まずに、こう、分断を生まずに、丸ごと子どもたちを支援する方法ですごくいい循環を生んでいるというような施策の、展望も含めて、すごくいい施策だなというふうに感じたんですよね。
18歳まで所得制限なしで医療費を無償化したり、それから独り親家庭への児童扶養手当の毎月支給、これについては日野市もすぐできるんじゃないかなというふうに思います。
あと、給食を完全に無償化するだとか、これは明石かどうかちょっと分からないんですけど、給食の完全無償化というのも日野市としてはやり方としてはあるのかなというふうに思うのと、あと、明石は第2子以降の保育料を無料にしているとか。本当に限定的に困っている人だけにやるんじゃなくて、中間層の年収1,000万までの中間層の家庭についても、しっかりと支援をするという形で、分け隔てなく、どの子どもも大事にすることで、いい循環を生んでいるというような、そういう状態が見えてきました。
親御さん、保護者の方の所得によって、子どもの生活や教育が左右されているこの状態を、やっぱり本当に深刻だというふうに、ぜひ把握していただいて、分け隔てなく就学援助をするだとか、給付金をつけるだとか、あと学校の奨学金の枠を拡大したりだとか、対象を広げたりする、そういう努力を、ぜひ基本方針の中に盛り込んでいただきたいというふうに思います。
そういう意味で、学校をプラットフォームにするのは一定の解決につながるんじゃないかというふうに思いますので、やっぱり就学援助もすごく有効なのかなというふうに思います。
とにかく、中間層と貧困層の対立構造を生まないで、どの子も等しく大切にすることで、いろいろな問題が解決されてくるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、これについては、市長の認識を伺わせていただきたいんですけれども。
136 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
137 ◯市長(大坪冬彦君) 日野市が子どもの貧困対策基本方針をつくったとき、国の法律があって、当然その以前は親の出自によって、親の経済状態によって子どもの育ちが変わることはあってはならないという、そういうところで出発しました。
相対的貧困率が、日本は非常に高いというところ、これを何とかしなければならない。それを受けて日野市でも子どもの貧困対策基本方針をつくりということでスタートしたということでございます。
可能な施策をやってきたし、先ほど取り上げていただきましたほっともなどもその中に位置づけてということかなというふうに思います。
この間、コロナ禍において、国のほうからいろんな給付金がきました。我々、子どもの貧困対策基本方針を立ち上げたときの座長が阿部彩さん、首都大学教授でありました。阿部彩さんが、この間のコロナ禍の給付について言っていることは、この給付は高く評価します。ただし、コロナ以前からこの給付が必要な状況はあったんだということを力強く語っていたのが印象に残りました。
そういう意味では、私もそういう方向でやりたいと思っているし、新しい貧困対策、子どもの貧困対策基本方針はそういう方向でやっていきたいとは思っておりますけれども、国のほう、いろんな給付をして、財政、非常に逼迫しております。日野市においてもその方向でかじを切った場合に、3年、5年で日野市はもうなくなっていいよというんであれば、その方向でどんどんやる、なかなかそこは難しいさじ加減があってということでありますね。コロナ禍の中で、何がどうできるか、当然、この間の前の貧困対策の基本方針とは異なる形で、今言った視点でやっていかなければならないと思っておりますので、財政状況、厳しいけれども、できるだけの努力はしていきたいと思っております。
以上です。
138 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
139 ◯委員(岡田じゅん子君) ありがとうございます。
じゃあ、次の質問に移ります。
ひきこもり対策事業経費について伺います。
今回、予算化されました居場所の予算ですけれども、こうした支援自体はですね、一定のニーズはあるなというのはよく分かりますので、まずはとても重要な一歩で、本当にひきこもりの問題につきまして、この間、一般質問や様々な予算、決算委員会の中でも質問してきた立場としては、大変喜んでいます。
ですが、ひきこもりの方のために提供される時間も、それからシチュエーションもかなり限定的だなというふうにも、同時に感じます。
こういう週に1回で、恐らく日中しか使えないということになるとですね、しかも、そのほかの方と、特に当事者同士ではなくて、地域の方とももしかしたら将来的には場所を共有する可能性があるということが分かっているという状態だとですね、ある程度社会的にかなり適応できる力をつけているひきこもりの方、あと大分心の整理がついている方とか、そういうかなり限定的な方じゃないと、なかなか使いこなせないんじゃないのかなという、少し、ちょっとハードルが高いんじゃないかなという印象も受けます。
ただ、だからといってこの場所が意味がないというわけでは全くなくて、本当に大事にしていただきたいと思いますし、そこから出会うひきこもりの方ともコミュニケーションを通して、次、また何か一歩踏み出すとしたらどういうことがいいのかということを一つずつ模索していただくというのが、大切かなというふうに思います。
昨年の12月に東久留米にお住まいの林恭子さんというひきこもりの当事者の方が出版された、ちょっと本のタイトルをメモしてこなかったんですけれども、「ひきこもりの真実-就労より自立より大切なこと」という新書を出されているんですが、その本の中にもですね、居場所を行政が提供する場合に運営に期待することとして、本当にたくさんの要望を載せてくださっています。とても実践的で勉強になる中身なので、幾つか、この日野市の今回の予算化された居場所について応用できそうなことをですね、ちょっとお話しさせていただきたいと思います。
まずは、やっぱりコロナ対策を徹底することだとか、それからそこに来られる方が望んでいる支援の支援先につなぐ取組、それからあとはそういう場所で歯の検診や美容院などの出張サービスもできるといいみたいな、そういった提案もありました。
あと、性的マイノリティーの方への配慮も必要だと。あとは、女性の中にはですね、女性のひきこもりというのも、かなり近年注目されているキーワードなんですけれども、女性の中には男性からの性的な加害によってひきこもりになった方というのもいらっしゃいます。そうした方々に対する配慮なんかも必要になってくるかなというふうに思います。
より多くの方に活用していただくためには、こういった工夫、あらかじめ当事者の方がどういったことを望みやすいかというのをある程度把握した上で、運営に当たっていただくといいのかなというふうに思います。
ただ、やっぱりお一人おひとり望むことって、本当に千差万別だと思いますので、一般的な知識程度にとどめていただいて、まず来た方に対して誠実に対応していただくというのが、一番求められていることだなというふうには思います。
12月の一般質問のときに、日野市の市の担当課の方からですね、今後も声を上げられない方の存在を忘れずに、そういう方々への支援策についても考えていきたいというような御答弁をいただいたかというふうに思うんですけれども、そうしたところに対してですね、これからどういった施策を、どういう形でそうした方々に接点をつくろうと考えていらっしゃるかというのも、そういうところもちょっと併せて伺っておきたいと思います。
140 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
141 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) いろいろお話、御指摘いただきましたけども、まずは居場所という概念を考えるときに、本当にこの1か所で劇的に変えられるというようなことは基本的に思っていません。想定できていません。
とにかく、行政としても一つつくって、リーダーシップが取れる、まあ、民間がやっている取組に後れを取っていますけれども、市としてこういう居場所に取り組んで、相談もそうですけれども、いるということをまずはアピールして、今言った実態把握で把握できたそれらの方について561人でしたか、推計でいうと2,000人ぐらいはいらっしゃるという中で、潜在的な方に対する目という、意識というのは、当然この居場所の中にも、我々のほうとしては生きていて、この居場所というのを日野市でやっている、そういう相談体制、その支援体制を取っているということ事態が啓発になって、将来的にはこれを端緒に相談に出てきてくれるとか、そういう地域の風土づくりになって、見守りが地域でされるようになるとかというようなところにつなげていけたらなと、これは将来的にですが、思っています。
その一番最初の第一歩、二歩ですね、相談をやっていますので、それが一定期間、五、六年やった後で居場所ということで、居場所と、まず個別相談のほうと、先ほど来からお話しした両輪で回していければなというふうに思っています。
それと、先ほど自治会のことをお話ししましたけれども、もちろんそこの居場所という設置については、ひきこもりというような、何ですか、アナウンスをする、我々のほうとしてはちょっとしたくない。そのひきこもりというのは、言葉自体にちょっと疑問がある部分もありますし、要は孤立、孤独対策、これからこういうコロナなんかがあったときに、盤石なそういう社会をつくっていくための一つですので、とにかくいろんな世代横断的に上下も横もということで、コミュニティーにしていければいいという、それはそういうつくりにしておいて、ただ、先ほど言ったように、ひきこもりの経験者の方から聞いた話、また実態というのは、先ほど言った深刻な状況でございます。
そのひきこもりのフリースペースをやっているときに、自治会の方とか、子どもたちがわっと入ってくるような、そういうイメージは全く今のところ取っていないんですね。もちろん交流が生まれればそれは望ましいんですけど、まずは曜日でちゃんとすみ分けていって、ただ、そこの場所を非常に地域の活性化にも向けていく諸力の一つの集合体にしていきたいというふうに思っているので、先ほど御答弁、別の委員でさせてもらったところなんですが、まずそんなところです。
ですので、ちょっと長くなりましたけれども、潜在的な方への、本当は各家を訪問してローラーをすればいいんですけど、それはなかなか難しい中で、とにかく発信をして、そういう体制をアピールするという一つにして、それで掘り起こしていければなというふうに思っています、こちらの事業。
以上でございます。
142 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
143 ◯委員(岡田じゅん子君) 分かりました。
今のお話からもすごく伝わってきましたけれども、合理性を兼ね合わせた対策とは、なかなかこういう問題のケアというのはなじまないというふうに思います。安心できる空間というのは、そういう合理性の追求とか、そういうこととは、もう全く無縁の状態で保障されなければならないなというふうに思いますので、ぜひ、まずはですね、余裕や安心感をつくれるような空間づくりということを、ぜひ努力をしていただきたいなというふうに思います。
一旦、この問題は以上になります。
それから、262ページの生活保護総務費、職員人件費について、伺っていきます。
まずは、この間、3年間のですね、ケースワーカーの現業人数と、それからお1人当たりの担当世帯数を教えていただきたいと思います。
あと、あわせて現業の方で、今、病欠されているよという方の人数も教えてください。よろしくお願いします。
144 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
145
◯健康福祉部参事(兼子理夫君) まずは、ここ3年のケースワーカーの数ですね、令和元年度が17名でしたのが、令和2年度に2名増員されて19名、令和3年度に1名増員で20名という形になっております。
その中で、病休はケースワーカーはいないんですが、育休者、産休者、育休者が出ております。今現在で2名の育休者がいる状況でございます。
以上でございます。
146 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
147 ◯委員(岡田じゅん子君) 厚労省がですね、現在の配置基準は、80世帯につき1人だというふうになっていて、これは、もともとはこれが義務化されていたのが、規制緩和が行われて、ある程度ちょっと目安のような形で、今、こうした実態になって生んでいるのかなというふうに思います。
この間、本当にコロナ禍で、私も生活相談を受ける頻度というのが多くなってきて、そうした中でですね、日野のケースワーカーの皆さんのお仕事ぶりには本当に日頃から感謝をしています。市民の皆さんの生活、本当に営業の疲弊、本当に深刻だなというふうに日々感じていて、そうした中で生活保護の件数というのも大分増えているなというのを、これは本当にそれだけ市民の皆さんが助けてというふうに声を上げられるようになってきたという意味では、決して悲観するような数字ではないというふうに思うんですけれども、ただ、この現在のケースワーカーの皆さんの1人当たりの受け持ち件数がこれだけ増えている中で、生活保護の申請が増えてくる可能性を考えると、お一人おひとりの負担を思うとですね、本当に心が痛みます。
専門性の高い仕事なので、やはり正規雇用でケースワーカーの増員というのは、新年度予算で何としても行うべきではないかなというふうに思うんですけれども、市長のお考えを、これも聞かせていただきたいと思います。
148 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
149 ◯市長(大坪冬彦君) 当然、法に基づいて、今は努力義務から少し緩やかになっておりますけれども、ケースワーカー1人当たりの件数というのはずっと問題になっていて、日野市でも順次数は増やしてきたというところでございます。
ただ、全体の職員配置の中で、社会福祉専門職の採用なども職員採用にて行っていて、そういう方々を中心にして、生活保護も含めて、いわゆる福祉援助職、福祉職の配置を進めてきているところでございます。
当然、全体のバランスの中でということもあってということがありますので、なかなか生活保護についても単純に80件というふうになかなかいかないということは、私の力不足かなというふうに思っております。当然、それを目指してやっていかなければならないというふうに思っているところでございます。
以上です。
150 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
151 ◯委員(岡田じゅん子君) 目指していかなければならないという認識はお持ちだということは分かりましたが、ちょっともう少し踏み込んだ御答弁がいただけると思っていたんですけれども、ちょっと残念だなというふうに感じます。
質問は以上にいたします。
152 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東委員。
153 ◯委員(伊東秀章君) 私から2点、お伺いします。
199ページのペアレントトレーニング講師謝礼、あと209ページの障害者仕事創出事業委託料、この2点お聞きします。
まずは、199ページのペアレントトレーニング講師謝礼ということで、これ、エールでやっていた事業で心理士さんが、多分、多忙で新たにお願いするということの謝礼だと思うんですけども、現在実施されているペアレントトレーニングは3クールとお聞きしていますが、これ、グループに何人で、例えば、これ、有料であれば幾らなのかというのをちょっと教えてください。
154 ◯委員長(森沢美和子君) 発達・教育支援課長。
155 ◯発達・教育支援課長(萩原美和子君) ペアレントトレーニングについての御質問をいただきました。
ペアレントトレーニングにつきましては、内容としましては、保護者が子どもとの関わり方をグループで学ぶ事業でございます。
現在、1クール大体3か月から4か月の中で6回、1グループおおむね6人の方を対象に、保護者の方ですね、対象に行わせていただいております。
ペアレントトレーニングは、1回500円をいただいて、させていただいております。
以上です。
156 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
157 ◯委員(伊東秀章君) これ、予約制だと思うんですけど、このプログラムを利用する方の数年の推移は何名ぐらいになるかは分かりますかね、御利用の保護者の。
158 ◯委員長(森沢美和子君) 発達・教育支援課長。
159 ◯発達・教育支援課長(萩原美和子君) ペアレントトレーニングの実施状況なんですが、令和2年度は12名、実数で申し上げますと12名、延べ34人の方が参加をされております。
令和元年度が、実数で申し上げますと11人、延べ数で申し上げますと54人の方が参加をされております。
以上です。
160 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
161 ◯委員(伊東秀章君) エールでは、ほかの、例えば幼児スキルトレーニングとか、ライフスキルトレーニングなんかも実施していたと思うんですけど、今回、この心理士さんは、ペアレントトレーニングだけのお願いの謝礼ですかね。
162 ◯委員長(森沢美和子君) 発達・教育支援課長。
163 ◯発達・教育支援課長(萩原美和子君) 今回、予算で計上させていただいているものは、このペアレントトレーニングのみの方になります。
以上です。
164 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
165 ◯委員(伊東秀章君) じゃあ、今回のこの心理士さんの勤務形態を教えてください。今、エールでやっているものを全て引き受けるということですかね、ペアレントトレーニング。
166 ◯委員長(森沢美和子君) 発達・教育支援課長。
167 ◯発達・教育支援課長(萩原美和子君) 今回のは会計年度任用職員という形ではないので、この業務のみとなりますので、謝礼でお願いをする形になります。
以上です。
168 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
169 ◯委員(伊東秀章君) じゃあ、これはこれで終わります。
次に209ページの障害者仕事創出事業委託料ということで、昨日の説明で、コロナ禍で仕事が減って、市の仕事を増やしていくということですけども、具体的にどんな仕事を予定してるのかというのをちょっとお聞きしたいんですけど。
170 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
171
◯障害福祉課長(熊澤 修君) 仕事の内容とすると、例えば封入、封緘の作業があったり、そのほか、学校に行って消毒作業を手伝ったり、あと公園の清掃など、そういったものがございます。
以上です。
172 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
173 ◯委員(伊東秀章君) そうすると、今のお願いしている仕事の延長上で増やしていくというご理解ですかね。
174 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
175
◯障害福祉課長(熊澤 修君) コロナ対策というんでしょうかね、そういったことも踏まえながら、仕事の内容は増やしてきているところです。あわせて、その視点としては、単に工賃が上がるということだけではなくてですね、いかに地域に出て行って理解をして、いろんな意味でも理解をしていただくか、そういう触れ合いを通じて仕事を考えているというところでございます。
以上でございます。
176 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
177 ◯委員(伊東秀章君) 障害者の方が自立できるようになっていただければ、本当は一番いいんですけども、なかなか現実はそうは、厳しい状況だと思っております。私のところの地区でも、公園に清掃、お掃除に来てくれて、私も見かければ声をかけていますけど、そういって今言われたように、やはりコミュニケーション、地域とはコミュニケーションが非常に重要かなと思っております。
今後として、今回、このようにコロナ禍で仕事をお願いする、仕事量を増やすということで、今後はどうするのかなと思って。ウィズコロナということで、一度増やした仕事をコロナが収束したから減らしちゃうというのも、ちょっとどうなのと、その辺ちょっとお聞きしたいんですけど。
178 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
179
◯障害福祉課長(熊澤 修君) 委員、御指摘のことも踏まえて考えていかなければいけないと思っております。
その仕事というのは、日野市、行政から出すことだけではなくてですね、基本、いろんなところからお仕事をもらって、工賃、お給料になっていくということがベストです。ただ、今回、コロナ禍において、民間さんからの発注などがやっぱり減ってしまったということを踏まえて、今回の行政における支援ということをしています。
ただ、これも民間さんからのお仕事が頂戴していただけるような仕組みとしましては、共同受注の委託を多摩平のほうで、わーく・わーくでやっておりますので、そこで新たな仕事の共同受注を増やしたり、商品を開発したりと、そういう並行をしてそのバランスというのを取っていきたいなと思っています。
以上でございます。
180 ◯委員長(森沢美和子君) 伊東秀章委員。
181 ◯委員(伊東秀章君) 以上です。
182 ◯委員長(森沢美和子君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
183 ◯委員長(森沢美和子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午前11時50分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時10分 再開
184 ◯委員長(森沢美和子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。有賀委員。
185 ◯委員(有賀精一君) それでは、4点にわたって質問をしたいと思います。
まず、181ページの社会福祉委員経費、それから2点目が185ページの成年後見制度利用者云々かんぬん、9と10ですね。それから195ページのひきこもり対策、それから最後に273ページ、予防接種、以上です。(発言する者あり)そうでしたか、ごめんなさい。飛んでしまいましたね、ごめんなさい。準備万端と思ったら、先のほうですね、まだ説明ない。ごめんなさいね。ということで、じゃあ、三つですね。
まず、1点目の181ページですね、民生委員のことについて、ちょっとお伺いしたいと思います。
最近、テレビのコマーシャルでも民生委員のコマーシャルがよく流れていると思うんですけど、日野市の中での数とか、その辺のことについて、概略で構いませんので、その活動等、簡単に説明していただけたら。いかがでしょう。
186 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
187 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) 民生委員の概略についてということでございます。
日野市の民生委員の方、定数が134人でございます。現状では122人いらっしゃいます。欠が12名いらっしゃいます。
活動状況ですけれども、地域の福祉の向上ということで、主に市民にかなり近い視点での相談ですとか、サービスの橋渡し役等を担っていただいているということでございます。
以上です。
188 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
189 ◯委員(有賀精一君) やはり、どういったらいいんでしょうか、ボランティアに近い形での、何というんでしょうか、ある意味奉仕という側面も強いんじゃないかと思うんですけれども、そういう意味で欠12でしょうか、なかなかやっていただく方を見つけるというのも大変な仕事だというのは、私もよく分かるんですけれども、年齢などはどんなふうな構成かというのが分かったら教えていただけないでしょうか。
190 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
191 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) 年齢構成でございます。かなり高齢化が進んでございまして、定年が、改選期に対して75歳未満の方が再任されることができるんですけれども、かなりの方が定年を迎えるという形で、全体的に高齢化が進んでございます。
そういった定年伴っての退任の方ですとか、自主都合での退任の方等を含めまして、令和4年度が改選時期に当たりますので、後任者の確保というのが急務となっているというふうに認識してございます。
以上です。
192 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
193 ◯委員(有賀精一君) テレビコマーシャルで、大分やっぱりそれなりに公費を投じてやっている宣伝だと思うんで、それだけ厳しい状況が今の日本の社会の中にあるんだというふうに受け取ったらいいのかもしれないと思うんですけど、やっぱり民生委員になっていただくということで、何らかの、これ、全国の問題だと思うんで、日野市だけじゃないと思うんですけど、こんな形で民生委員になっていく方を増やしたいと思っているというのがありましたら。
194 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
195 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) 委員おっしゃるとおり、民生委員の方々、ほぼほぼボランティアというか、地域の方のために活動されているということでございます。そういった方に対して、行政のほうも支援をしていくということが必要と考えています。
また、民生委員の活動を広く市民の方に知っていただいて、そういった活動だったら自分でもできそうだとか、そういったような環境を整えるということも非常に重要だと考えてございますので、このあたりにつきましては、民生委員の方々とともに対応していきたいと考えてございます。
以上です。
196 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
197 ◯委員(有賀精一君) ありがとうございました。
コマーシャルを見て感じるのは、あれ、民生委員という形で終わるんですけど、もうちょっとバラエティーを持って、実際に民生委員をやっている方がスポットで出てくるとか、そういうのがあると、もう少しまた分かるのかなというふうにも思っているんですけども、ぜひ、テレビでコマーシャルやるということもあるんですけど、頑張っていただきたいと思います。私も、別に具体的な策とか、あれはないんですけども、よろしくお願いします。
じゃあ、2点目で、成年後見制度に関して、185ページだったでしょうか、やっぱりこの制度、高齢化ということで非常に重要になってきていると思います。障害を持っているお子さんを抱えている親御さんとか、高齢化で自分が亡くなった後、どうしていくのかというのは、本当に大変な問題だというふうに私も感じておりまして、ひきこもりの問題ともつながることだと思うんですけども、どうやってその社会が支えていくのかという制度として、成年後見人のこの制度というのは非常に重要だと思うんですけども、この9、10の内容について、簡単に概略を説明していただければと思います。
198 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
199 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) 成年後見制度の支援についてということでございます。
まず、成年後見制度支援法人負担経費でございますが、こちらは調布市、多摩市、稲城市、狛江市、それから日野市で5市で構成しております多摩南部成年後見センター、こちらの負担金ということで、予算を計上させていただいているものでございます。
この多摩南部成年後見センターは、単純な成年後見制度ではなくて、例えば視力がない方、虐待等の困難ケースを抱えていらっしゃる方を成年後見制度をもって支援するために、法人後見という形で支えるためのセンターでございます。
それから、その続いての成年後見制度利用者支援事業経費でございます。こちらにつきましては、今までも社会福祉協議会が行っていたところもございますが、より一層地域で成年後見制度を支えるということを目指すために、市から委託を行って成年後見制度の市民の方からの相談ですとか、そういった方に対する支援、それらを社会福祉協議会に委託するというような事業でございます。
以上です。
200 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
201 ◯委員(有賀精一君) どうもありがとうございました。これについては、以上。
次は、3点目でございます。
既に白井委員、それから須崎委員、岡田委員、3名の委員の方が質問をされていますので、重なりを避けたいと思うんですが、私のほうからは、この空き家とのマッチングでこれ使わせていただくということなんですが、経費的なことを簡単に御説明いただけたらと思います。それだけで結構ですので。
202 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
203 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) 経費的なところです。336万3,000円ですね、相談員の報酬で、あと交通費、相談員の報酬が110万8,800円ですね、通勤手当なんかの交通費が19万2,000円、あとは事業費になっていまして、今年度から開始しますので、エアコンの設備とか、そういう施設の改修費ですね、そちらのほうが94万円、水道光熱費が12万5,000円で、居場所の活動費はプログラムなんかやったと想定して12万で、空き家の賃貸料なんですけども、一月2万円、2万円で24万円年間です。そのほか、事務費でパソコンだとか、通信費、消耗品ということで30万円が備品費、通信費が13万7,000円、消耗品が20万という形で、合計で336万2,800円という形になります。
以上でございます。
204 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
205 ◯委員(有賀精一君) 家賃が2万円というのは、非常に破格だと思うんですけど、これは何か税金の優遇とか、土地をお持ちの、その家屋をお持ちの方は何かあるんですかね。
206 ◯委員長(森沢美和子君) セーフティネットコールセンター長。
207 ◯セーフティネットコールセンター長(籏野 亨君) こちらのほうの空き家といっても、特に決まりはなくて、オーナーさんと交渉を重ねて、事業へのもともと理解であるとか、御協力ということも根底にあって、折衝の中で決めていくものです。
固定資産税の優遇とか、そういうものは一切なくてですね、こちらのオーナーさん、具体的に固定資産税分は基本的にペイできてということで、最初、値段交渉というか、に入っていますので、そういう形になっています。利潤とかを度外視して、むしろ事業協力ということで。
以上でございます。
208 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
209 ◯委員(有賀精一君) こうやって市民の方の本当に御厚意といいますか、そういうものによって成り立っているということを知って、私も大いに勉強になりましたし、そういう形で空き家が利用されるということは、本当にいいことだなというふうに、つくづく思いました。
これについては、以上でございます。
それで終わりですね。明日、よろしくお願いします。
210 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
211 ◯委員(峯岸弘行君) 私は4点ほど伺いたいと思います。
1点目は185ページのヤングケアラーの支援事業準備経費について、2点目が205ページの中段、委託料、手話講習会業務委託料について、3点目が213ページの下段、在宅高齢者支援事業経費について、4点目が215ページの下段の高齢者生きがいづくり推進事業経費の中の12番委託料、高齢者作品展運営業務委託料関係ですね。
まず、1点目は、ヤングケアラー支援事業準備経費ということで、公明党としてもこのヤングケアラーの問題については多くの方から御相談をいただき、市長への予算要望等もずっと続けてまいりました。日野市もこの問題を真剣に取り組んでいただいていると考えております。
将来的にはヤングケアラー支援条例のような取組も必要になってくると思うんですけど、まずこの段階での支援事業準備の内容について、教えていただきたいと思います。
また、来年度オープンする子ども生活、再来年ですか、子ども包括支援センターとの関わり合い、管轄について、今分かっている範囲で教えていただければと思います。
212 ◯委員長(森沢美和子君) 福祉政策課長。
213 ◯福祉政策課長(佐藤伸彦君) ヤングケアラーについての取組でございます。
現状といたしましては、国ですとか、市の調査等でヤングケアラーの存在というのが明らかになっているところでございます。
大きな課題といたしましては、周囲の方、それからヤングケアラーの方を含めて、御自分がヤングケアラーであるということを、まだ認識していないということが大きな課題としてございますけれども、そのほかにも多くの課題があろうかと思いますので、まずは庁内での体制整備と検討を進めていくということで考えてございます。
予算の計上させていただいているのは、その検討の中に外部のスーパーバイザーとして議論に参加いただいて、私たち公務員の視点ではないところからの指摘等をいただくためのものでございます。
ということで、来年度はその協議体をもって、これからの支援施策等も含めての検討をしていくということでございます。
御質問にあった子ども包括支援センターとの関連については、その中で整理をしていくということで、現時点では具体的には定まってございません。
以上です。
214 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
215 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。
具体的にもヤングケアラーへの家事、育児支援ヘルパーの派遣等ですね、公明党としても要望しているところであります。
私自身、子どもが脳性麻痺ということで、その上の長男、長女がよく車椅子を押してくれた、そういうこともヤングケアラーということになるのかなと、今、振り返ってみると、そういうことをさせたことについてどう感じていたのかなということを、今は思い返すわけでございますけども、本当に自分がヤングケアラーと気づかずに、家事の手伝い、お手伝いということでやっているケースが非常に多いと思いますので、早期に支援体制が具体的に出せるような形で進めていただければと思います。
北海道の栗山町の条例等も参考にしながら、ぜひ、前へ進めてください。これは、結構でございます。
205ページ、手話講習会ですけども、私も過去2年間手話講習会を受講した受講生でもありますけれども、コロナ禍に入りまして大変現場の先生方も、また社会福祉協議会の担当の方も本当に悩みながら対応されていると思うんですけど、この2年間というんですかね、手話講習会の受講生を募集し、またそれに受講された方への対応等、また今年度、新年度の体制について、状況を教えてください。
216 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
217
◯障害福祉課長(熊澤 修君) 手話講習会に関する御質問でございました。
令和2年度はですね、コロナの影響で手話講習会が中止となってしまいました。令和3年度につきましては、そのことを踏まえながらもですね、緊急事態宣言、一部講習会が中止になったことも、期間もあったんですけれども、基本的には継続をしていたという状況になっています。
その中で講師の方々、社会福祉協議会の方々も含めて、受講生も含めて、その感染対策というところには、やっぱり注意をいたしました。手指の消毒や、あとは間隔を取る、いろんな対策を市のほうで考えてですね、お願いをしてきたというところになります。
令和4年度につきましては、これまで全て対面式、一つの会場で集まってですね、講習をするということにずっとしていたんですけれども、令和4年度には一部オンラインの講習を設けるようにいたしました。ただ、オンラインで講習するのは、ちょっと初めてでございますので、講師陣の中もしっかりと研修をしてですね、しっかりと伝わるように、受講生の方に伝わるように工夫をしながらやっていきたいと、そのように思っております。
以上でございます。
218 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
219 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。
2点目の質問で、オンラインの講習会をしてはどうかという提案をしようと思ったんですけど、もう既にそういう一部やられるということで、大変高く評価したいと思います。
1点だけ、令和2年度、3年度、今3年度ですね、3年度の方は多分途中で止まっていたりして、講習が十分できていないと思うんですけど、この方々はその令和4年度は引き続きもう1年間受講できるのか、その辺をちょっと教えてください。
220 ◯委員長(森沢美和子君) 障害福祉課長。
221
◯障害福祉課長(熊澤 修君) 3年度休講、一部休講するときに、その対策も既に考えておりまして、令和4年度引き続き希望があれば受講できるということで進めているところでございます。
以上でございます。
222 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
223 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。
やる気があって、せっかく申し込んだ方がね、引き続き1年間受講できるということを聞いて、安心いたしました。よろしくお願いいたします。
この問題は、これで結構でございます。
3点目は、213ページの下段の在宅高齢者支援事業経費関係ですけども、私、16年前に高齢者と障害者の方への高齢者ちょこっと困りごとサービスというのを提案させていただいて、当時、大坪市長が健康福祉部長だったんでしょうか、事業を立ち上げていただいて、一つの福祉事業団ですか、がそれを、委託を受けていただいて、一生懸命これを対応していただいて、10年間程度ですかね、やっていただいて、大変喜ばれていました。
昨年の3月末で、これがコロナの影響もあり、またボランティアの方の高齢化ということもあり、休止というか、廃止という形になってしまったんですけど、それ以降、私も毎月のように玄関の電気が切れちゃったんですけど、峯岸さん来てくださいというんで、自らどんどん言ってくださいというふうにいった関係上、やらせていただいたりしているんですけど、平山で困りごとお助けサービスですか、こういう形で、これは平山一丁目、二丁目、三丁目にお住まいの65歳以上の世帯ということで、限定されていました。ほかの地域からはお断りということなんでね、協力員の方も16名、協力員の方と一緒になって今やっていただいていまして、この平山の方々にとっては非常にこれは喜ばれていると思います。
ただ、まだこれは平山だけでありまして、私も一般質問で取り上げたときに、各包括支援センターごとにこういう団体が立ち上がっていけるように支援をしていきたいような旨の答弁があったように記憶していますけども、これはなかなかやっぱり、どこの地域でもそういう中心となる方々がいないとできないわけで、一方で、やはり65歳以上の高齢者の方でお一人住まいの方はもうどんどん増えていまして、要支援までいかなくても、机の上に椅子を置いて、椅子の上に乗っかって天井の電球を取り替えようとして転んでけがする人が非常に多いんですね。その辺のことを今どういうふうに捉えられているのかというのが1点と。
川口市とか、北区では、社会福祉協議会がこれを窓口となってやっている。これは、ボランティアセンターも中にありますので、多くのボランティアの方が各自治体区域満遍なくボランティアの方はいらっしゃるわけなんで、その辺のやっぱり調整もしやすいということで、川口市は350円、北区では500円ということなんですけど。
私、ちょこっと困りごとサービスでお話を利用者から聞くと、峯岸さん、500円じゃなくて1,000円でもいいんですと、もう本当に来てくれると助かるんですと、真っ暗だった玄関が明かりがついてほっとするんですと。要支援とか、要介護の方については215ページに載っていますひとり暮らし高齢者等安心サポート事業という事業があるわけですけども、そこまでいかない、本当にちょっとした30分以内で終わる困り事をやっていただける、これを何とかもう一度、ちょっと再考していただきたいというのが、私の、もう心からのお願いなんですけど、ちょっと所管の課長に御意見いただいて、その後、ちょっと市長からも御意見いただけたらと思います。
224 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
225
◯健康福祉部参事(志村理恵君) 高齢者の生活支援ということで、ちょこっと困りごとサービスについては、令和2年度に終了になっております。
その後ですね、やはりこの生活支援についてできる方法をずっと検討しておりまして、コロナの中、コロナの補助金として地域で支えるつながる補助金というのをコロナ交付金を使って、令和2年度、3年度実施しました。そこは、ちょっと地域の、今回の平山もそうなんですが、地域の中でいろいろな支援をしている団体に補助金をするという形で行ったんですが、やはり幾つかの団体がこういった生活支援をしていくような形になってきましたので、令和4年度、実は介護保険のほうの総合支援事業の中で、生活支援サービスBというところで、地域の住民たちの力で介護保険、そういった介護にならない人たちも含めて支えていく仕組みがありますので、そちらのほうを実施する予定になっております。
それは、やはり住民の方がそういった活動を起こしていただかなくては、なかなか難しいので、全市的にやっていきたいと思っているんですが、なかなか当初、全市というのも難しいと思いますので、先ほどお話があったように社会福祉協議会にも一応こちらのほうに入っていただいて、その地域でないところは社会福祉協議会がまず担っていただくというような形で、今、進めていきたいと考えております。
以上です。
226 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
227 ◯委員(峯岸弘行君) 今、流れは伺いましたんで、市としても全市的にやるということで伺って、本当によかったです。ありがとうございます。
市長、何かありますか。もうあれで、足りていればそれで結構です。ありがとうございます。
ぜひ、一日も早く各地域で困り事のお助けサービスができますように、心からお願いしておきます。
最後は、215ページの中段の高齢者生きがいづくり推進事業経費の下の委託料、12番委託料の高齢者作品展運営業務委託料、これを、まずどういう方々が参加されているかという点と、あと最近よく介護老人ホームに入所されている方が様々な作品をつくられていて、それを多くの市民に見てもらう場がないんですという相談も、私も受けているもので、いわゆる、これ、多分、老人クラブが対象だと思うんですけど、だと思うんですけど、そういう老人介護施設だったり、また障害者の施設だったりと、そういう方々の作品、特に高齢者ということで結構なんですけど、今、どういう状況か見通しも含めてお願いします。
228 ◯委員長(森沢美和子君)
健康福祉部参事。
229
◯健康福祉部参事(志村理恵君) こちらの作品展運営業務委託料ということで、これは老人クラブの作品展ということにはなっておりますが、そちらに作品することは老人クラブの方だけではなくて、一般の市民の方や施設入所者の方も、皆さん、作品が展示できるようになっております。
状況としては、コロナ禍の中、令和2年、3年はちょっと残念ながら中止になっておりますので、ちょっと2年間、ちょっと開催できていない状況になっております。
以上です。
230 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
231 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。
介護老人ホーム等の入所者の作品も展示できるということで答弁いただきましたので、ありがとうございます。結構です。
232 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
233 ◯委員(中嶋良樹君) 私からは1点、227ページのコミュニティ活動推進事業経費について、御質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
コロナ禍になって、地域の皆様との、いわゆる自治会活動もかなりイベントもなくなって、人々のつながり、人と人とのつながりというものは、より低下してきてしまっているのではないかと感じているところでございます。
多くの議員も、自治会の加入率という点で多くの議員が質問されておりますけれども、私もこれは極めて重要な政策の一つであると認識しております。また、大坪市長がこれまで進めてこられた三つの基本姿勢、特に諸力融合のまちづくりを進めていく上でも、人との絆、行政と地域との絆も非常に大事な指標になってくると感じております。
その上で、何点か質問をさせていただきたいと思っておりますが、自治会の加入率につきましては、直近3か年の、3年間の傾向、まず、教えていただきたいと思います。
234 ◯委員長(森沢美和子君) 地域協働課長。
235 ◯地域協働課長(西山律子君) 自治会の加入率という件でお答えをいたします。
自治会の加入率は、毎年度年度末の数字で算出をしております。令和2年度、なので直近の数字が令和2年度末になります。
令和2年度の加入率なんですけれども42.41%となっております。令和元年度が43.61%ですので、マイナス1.2%ということになっております。毎年1%ずつ低下しているという傾向は、ここ数年続いているところでございます。
以上です。
236 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
237 ◯委員(中嶋良樹君) ありがとうございます。
毎年1%ずつ、これも非常にいろんな取組をしている中で歯止めがなかなかかからないということもよく理解しておりますし、これまで日野市としても地域サポーター制度をはじめ、地域懇談会、様々な取組をしてでも、なかなかこれは急激に維持することも難しいですし、抜本的な改革にもなかなか結びついていないというのが、残念ながら現実であります。
ただ、そういった中において、やはりこのコロナになって、余計、人との絆がこれまで以上に離れていってしまう、また自治会加入率だけ見ても、かなり関心がなくなってきてしまっているのかなと思っておりますので、いま一度ですね、この令和4年度の予算の中で地域コミュニティーの活性化、または地域コミュニティーの再生という部分で、より一層取り組まれていかれるんだと思うんですけれども、自治会の加入率を上げるための向上の取組として、何か市としてPR、または支援しているものがありましたら教えていただきたいと思います。
238 ◯委員長(森沢美和子君) 地域協働課長。
239 ◯地域協働課長(西山律子君) 自治会の加入率の促進ということで取り組んでいる事業についてでございます。
自治会離れというところは、なかなか特効薬がなくて、加入率の上昇というのが難しいところではあるんですけれども、地域協働課では、令和3年度から自治会交流会というのを始めました。その中では、自治会の先進事例の発表ですとか、自治会同士の交流というところを通じて、自治会が抱える問題解決を図るということを目的に実施をしております。
令和3年度の自治会交流会の中では、事例発表のテーマとして、自治会の加入促進ですとか、自治会の防災活動、またSNSの活用という、この三つをテーマとして取り上げまして、先進事例のほうを発表させていただいております。
こちらに参加していただいた自治会さんからは大変参考になったですとか、もっとこういった交流の時間が欲しいと、情報共有の場所が欲しいというようなお声もいただいておりますので、令和4年度についても引き続き自治会交流会のほうは開催をさせていただく予定で、今、準備を進めております。
こちらの自治会交流会のほうは地域協働課だけではなく、一緒に企画運営を担っていただける自治会員の方を募集しておりまして、その方々と内容を練り上げているんですけれども今年も13名の方が応募をいただいておりまして、現在、一緒に検討を進めているところでございます。
以上です。
240 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
241 ◯委員(中嶋良樹君) ありがとうございます。
自治会交流会ということで、すばらしい取組ですし、まだまだ全自治会が対象にはなっているものの、まだまだ参加されていない自治会もたくさんあると思いますし、引き続き、ぜひ自治会交流会を通じて、地域の課題、ほかの地域でもですね、共有をして、一緒に課題解決に向けて取り組んでいただきたいと思っております。
もう一点、ちょっと質問させていただきたいんですが、地域サポーター制度、平成18年度からスタートされているかと思います。直近だと、なかなかコロナでですね、なかなか現場に行く、また地域のところに出かけるというのは、なかなかできていなかったかと思うんですが、せっかくこれまで築き上げてきたですね、長年築き上げてきた行政と地域とのつながり、橋渡し役としてかなり若い方々が活躍されてきたと思うんですけれども、現時点で、多分、当時、私が知る限り230名以上を超えるサポーターの方がいらっしゃるかと思うんですが、現時点で、令和4年度どのような体制で活動されるのか、分かったら教えていただきたいと思います。
242 ◯委員長(森沢美和子君) 地域協働課長。
243 ◯地域協働課長(西山律子君) 地域サポーター制度についてお答えいたします。
地域サポーター制度は、各自治会に1名ずつ職員を配置して、自治会をサポートするという制度で続けておりましたけれども、令和2年度いっぱいをもって、一度その制度のほうは終了とさせていただいて、令和3年度からは、地域サポーターが自治会と行政とのパイプ役という役を担っていたんですけれども、そちらのほうをですね、随分と自治会と地域協働課の関係が近くなりまして、地域協働課で地区担当制というものをしきまして、地域協働課のほうでそのパイプ役は担うということにさせていただきました。
また、地域懇談会等で地域サポーターの方がファシリテーターをやっていたりだとか活躍していただいたんですけれども、そこの部分につきましては、若手の2年目、3年目の職員を対象にですね、エリアコミュニケーション研修という、新しく研修のほうを始めまして、そこで地域とのつながりですとか、そういったことの研修を受けた職員が、実際に地域懇談会に出て、ファシリテーターを務めてということで、協働の精神を持った職員の育成ということにつなげております。
以上です。
244 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
245 ◯委員(中嶋良樹君) ありがとうございます。
諸力融合ということでですね、発展的にいろいろ形を変えて、今、取組、この4年度もですね、取組がなされるということで安心している反面ですね、やっぱりこのコロナで大分疲弊してしまってですね、職員の皆さんもなかなか外に出る機会、少なくなってきているところなので、ここはですね、ぜひ今の課長から答弁いただきました体制でですね、しっかり地域とのつながりを持って一緒になってですね、行政課題の解決、特に人と人のつながり、また社会とのつながりが強くなることでですね、やはり地域の人々の健康度が向上するという研究結果も出ておりますので、先ほどのひきこもり対策事業経費の中でも子どもの居場所づくり、これも一つ、社会とのつながりを持つ大事な事業の取組でありますので、ぜひ、いろんな市民の思いを形にしていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
246 ◯委員長(森沢美和子君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
247 ◯委員長(森沢美和子君) なければ、これをもって民生費の質疑を終結いたします。
次に、衛生費、労働費の審査に入る前に、説明員の入替えを行います。しばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いいたします。
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248 ◯委員長(森沢美和子君) 次に、衛生費、労働費について、担当部長から説明を求めます。健康福祉部長。
249 ◯健康福祉部長(山下義之君) それでは、衛生費について説明をさせていただきます。
恐れ入ります、予算書の268、269ページをお開き願います。
衛生費の総額は約54億9,000万円であり、令和3年度比約1億2,000万円、2.2%の減でございます。
項別の増減内訳を申し上げますと、項1保健衛生費が約7,500万円の増、項2清掃費が約1億5,000万円の減、項3病院費が約5,000万円の減でございます。
なお、歳出総額に占める衛生費の割合でございますが、割合は8.3%、前年度比0.2%の増でございます。
それでは、事業内容に大きな変化のあったものを中心に、説明欄に沿って説明をいたします。
少し飛びまして、272、273ページをお願いします。
説明欄、最下段になります。3新型感染症緊急対策経費でございます。
恐れ入ります、次のページにお進みください。
説明欄一番上、10需用費の自宅療養者向け食糧費でございます。
令和3年7月下旬から始まった新型コロナウイルス感染症第五波の感染急拡大時に開始をしたもので、自宅療養者に東京都からの食糧支援が届くまでの3日分を市が支援するものでございます。
その下、4PCR検査体制確保事業経費でございます。
こちらは、令和3年1月より継続している事業で、東京都の補助金を活用し、高齢者施設等の重症化するリスクの高い方々がいる施設に対し、積極的にPCR検査等を行うことで、感染者の発生を把握し、早期の措置につなげることにより、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るものでございます。
ひとまず、私からは以上でございます。
250 ◯委員長(森沢美和子君) 子ども部長。
251 ◯子ども部長(中田秀幸君) 次、少し進みまして、278、279ページをお開き願います。
目3健康管理費、説明欄の中ほど、(8)出産・子育て応援事業経費、節の12委託料、3行目の産後ケア業務委託料416万円でございます。
産後ケア事業は、産後1歳未満の産婦及び乳児を対象に、心身のケア、育児の支援、その他母子の健康の維持及び増進に必要な支援を行うものでございます。
令和2年6月から助産師が自宅を訪問して行う訪問型事業を開始しておりますが、産後の多様なニーズに応えるため、令和4年度から新たに利用者が助産院に通って支援を受けていただく通所型事業を始めるものでございます。
私からは以上でございます。
252 ◯委員長(森沢美和子君) 健康福祉部長。
253 ◯健康福祉部長(山下義之君) 続きまして、少し飛びまして、282、283ページをお開き願います。
説明欄の中段、6健診事業経費、(2)がん検診等事業経費の12委託料、上から2行目、乳がん検診業務委託料でございます。
令和3年度は、身近な場所で受診できることを目的に、市内中学校での乳がん検診を試験的に行ったところでございます。
40歳から50歳代の働く世代が多く受診をされましたが、自己触診法の指導などのがん教育をセットで実施することで、自己触診法を生活に取り入れようと思ったなどの声をいただき、効果のある事業実施となりました。
一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、イオンモール多摩平の森で実施をしてまいりましたピンクリボンイベントについては、令和2年から中止をしている状況でございます。
令和4年度も不特定多数への周知啓発は難しいことから、小・中学校単位での地域を対象とし、検診とがん教育をセットに地域に出向く検診の試行を続けてまいります。
次に、少し飛びまして、286、287ページにお進みください。
説明欄の中段でございます。11さわやか健康体操事業経費でございます。
令和3年度より、健康課が所管いたします健康運動事業と、高齢福祉課が所管いたします介護予防事業を整理再編し、さわやか健康体操の対象者は介護認定を受けていない方とし、フレイル予防も含めた運動習慣のきっかけづくりの場として取り組んでおります。
令和4年度は、健康運動事業と介護予防事業の整理再編をさらに進め、これまで運動習慣のある人が個人で利用するトレーニング施設として運用してきた健康サポートルーム輝をフレイル予防の活動場所としてその役割を変え、高齢福祉課、健康課の連携体制の下、フレイル予防を推進してまいります。
私からは以上でございます。
254 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
255 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 恐れ入ります、290、291ページをお開き願います。
説明欄の中段、環境衛生費における4火葬場延命化事業経費でございます。
火葬場は、市民生活にとって必要不可欠な施設であり、その機能を絶えず安定的に維持していく必要があります。
日野市営火葬場は、建設から60年近くが経過しており、将来的に火葬件数の増加が見込まれている中、市営火葬場の維持管理、延命修繕について計画的に行っていく必要があるため、新規事業として上げたものでございます。
事業内容といたしましては、火葬炉、主燃炉のセラミック化の施設修繕料として1,820万、火葬炉設備について、火葬能力及び排ガス性能の向上の計画立案のための委託料として366万5,000円。また、火葬場花壇に植栽整備する委託料といたしまして184万3,000円を計上しております。
292、293ページをお開き願います。
説明欄上段、8地域における動物の相談支援体制整備事業でございます。
地域猫活動支援ボランティア団体に対し、東京都の医療保健政策区市町村包括補助事業を活用し、飼い主のいない猫を譲渡するまでに要した入院一時預かり費や治療費について、1頭当たり5万円を上限に助成いたします。補助率は10分の10、事業期間は3か年でございます。
ボランティア団体やその他関係機関と連携し、相談連絡体制を構築することで、多頭飼育崩壊を未然に防ぎ、3年間で保護猫ゼロを目指してまいります。
続きまして、294、295ページをお開き願います。
説明欄の最下段、7「みんなの居場所」創出プロジェクト事業経費でございます。
この事業は、東京都の子供・長寿・居場所区市町村包括補助事業の一環として、令和3年度から3か年で実施するものでございます。この事業は、全額都補助で行うものです。
内容につきましては、安心できる居場所としてのカワセミハウスの整備及び分野を超えた交流促進をテーマとし、カワセミハウスでの居場所づくり、交流促進の仕組みづくりを行います。
具体的には、カワセミハウスの館内の日野の水系をモチーフにした水槽を配置し、来館者に生き物の飼育に参加してもらうことで、自然への関心を深めつつ、交流を図っていただくこと。また、市内で生育した樹木をはじめとする様々な材を活用する試みを実施いたします。
このほか、オンラインや屋外を活用して感染症リスクの回避を図るとともに、遠隔地の方、外出が難しい方とも交流ができる場を整備、発展させてまいります。
296、297ページをお開きください。
清掃費でございます。
清掃費につきましては、全体で26億172万6,000円となり、令和3年度比1億4,805万、率にして5.4%の減でございます。
主な要因といたしましては、石田環境プラザ建設工事が皆減になったこと、最終処分場である東京たま広域資源循環組合負担金の減に伴い減となったものでございます。
301ページをお開き願います。
説明欄最下段、8生ごみリサイクル事業経費につきましては、令和3年度比114万8,000円の減でございます。
ひの・まちの生ごみを考える会に業務委託しております生ごみリサイクル業務委託料のうち、生ごみ回収と堆肥化事業の実施方法の変更に伴い、委託料が減額になったものでございます。
302、303ページをお開き願います。
説明欄上段、9広域資源循環組合経費、東京たま広域資源循環組合負担金につきましては、令和3年度比で2,423万9,000円、6.9%の減でございます。
その要因といたしましては、二ツ塚処分場事業の維持管理経費、地域振興費やエコセメント化事業費の減により、組織団体別負担額が減となったことに加え、令和2年度焼却残渣搬入量が前年度比で15.7%減と、大きく下回ったことによるものでございます。
306、307ページをお開き願います。
説明欄最下段、6プラスチック類資源化施設運営経費につきましては、令和元年度竣工から2年間の建設工事保証期間の終了により、消耗品費が令和3年度比で441万1,000円の皆増、施設修繕料も同じく工事保証期間の終了により4,318万2,000円、運営経費全体では、令和3年度比で2,997万1,000円、13.7%の増となっております。
プラスチック類資源化施設につきましては、令和4年4月に新たに施行されますプラスチック資源循環推進法に先立ち、全国に先駆けた取組として資源化のさらなる促進に努めてまいるところでございます。
私からは以上でございます。
256 ◯委員長(森沢美和子君) 企画部長。
257 ◯企画部長(岡田正和君) 恐れ入ります、308、309ページをお開きください。
説明欄下段の1市立病院事業経費、病院事業会計負担金及び病院事業会計補助金でございます。
令和4年度については、新型コロナウイルス感染症への積極的な対応に伴い、東京都の財政支援を受けられた関係から令和2年度に引き続き令和3年度においても収支の改善が見られたことで、市からの拠出金全体では、令和3年度から5,000万円減の9億5,000万円となっております。
衛生費につきましては、以上でございます。
258 ◯委員長(森沢美和子君) 産業スポーツ部長。
259 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) 恐れ入ります、次ページ、310、311ページをお開き願います。
款5労働費でございます。
令和4年度予算額は、約5,068万円で、令和3年度比で約43万円、0.9%の減でございます。
主な要因といたしましては、アクティブシニア就労支援センター、しごとサポートひののナイスワーク高幡への機能移転の手続が完了したことによる皆減、勤労者福祉サービスセンター補助金の減などでございます。
同じページ、右説明欄中段、大事業の1勤労者福祉対策経費、18負担金、補助及び交付金、勤労者福祉サービスセンター補助金につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、コロナ前に行っていた事業の見直しを行いましたので、100万円の減となっております。
以上で、衛生費、労働費の説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
260 ◯委員長(森沢美和子君) これより質疑に入ります。有賀委員。
261 ◯委員(有賀精一君) 全部で四つほどあるんですけれども、まず273ページ、予防接種の関係でお伺いしたいと思っています。それから291ページの火葬場の関係での延命費ですね、について。それから303ページ、10の浅川清流環境組合関連で質問したいと思っています。それから、307ページ、4の動物死体処理経費のことについてお伺いしたいと思います。
最初に、予防接種の関係ですけれども、今、第3回目の接種ということで行われていると思うんですけれども、今日の新聞によればですね、厚労省、4回目準備着手というような記事が見出しでは載っているんですが、非常に今ワクチン接種の問題というのも戸惑いが市民の間にも見られるのではないかと。
私も2回目接種は昨年の10月に終えましたけども、3回目を打つかどうかってちょっと大分迷っていますね。恐らく打たないんじゃないかと。どういうことが背景にあるかといいますとですね、この4回目も含めてファイザーとモデルナのワクチンを使うみたいなんですけれども、こんなことが言われているんですよね。4回目接種はイスラエルや英国、ドイツなどで先行。イスラエルは60歳以上や医療関係者を対象に1月から始め、これまでに70万人以上が受けたと。ただ、同国最大の医療機関が、4回接種してもオミクロン型の感染を十分に予防できない可能性があると指摘ということで、当初ワクチンというのは要するに感染を防ぐというふうに言われていたんですが、最近の傾向としては要するに重症化を防ぐんだとかですね、そういう形でトーンが変わってきていまして、接種しても感染を防げないという状況がですね、特にオミクロン株では大分顕著になってきていると。4回目が始まっているイスラエルでも、今申したようにですね、最大の機関がですね、感染を十分に予防できない可能性があるというふうに言っているわけなんですよ。
だから、今まではもうワクチン接種、ワクチン接種ということで、これを急げば何とか感染を防いでですね、波を抑えることができるんじゃないかと言われていたんですが、そうなっていないという状況があると思います。
質問はですね、第3回目の接種は日野市の状況の中でどんな状況にあるのかをちょっとお伺いしたいと思います。
262 ◯委員長(森沢美和子君) 健康課主幹。
263 ◯健康課主幹(島田貴輝君) 3回目接種の状況でございます。3月の25日の8時半時点のデータでございますけれども、3回目、いわゆる追加接種、全体では今46.3%の方、件数でいきますと7万3,000人ぐらいの方がですね、接種のほうを完了しているところです。
以上でございます。
264 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
265 ◯委員(有賀精一君) この前、市民の請願が出されまして審査をしたんですけど、特に5歳ですか、11歳から5歳までということで、子どもたちへの接種というのはどうなんだということで、市民の方たちからは中止してほしいというね、努力義務ではないにしても、やっぱり中止ということをしてほしいという親御さんたちからの声が一方であったわけですね。
大人の接種と子どもの接種はやっぱり違いはあると思いますし、私も一概にワクチン全てに反対ということではないんですが、この間も述べてきていますけれども、やはりある意味未知のウイルスに対する取組なので、その辺は全てがですね、予測したとおりにうまくいくということじゃないと思いますし、今後もいろいろと試行錯誤の上で進んでいくと思うんですけれども、やっぱりワクチン接種についてのですね、しっかりとしたその副反応の問題も含めたデータの開示とかですね、それから一番、今、日本で問題になっている、日本だけじゃないと思うんですけども、死亡例の問題とか因果関係の問題にしても非常にその調査が曖昧なままにずっと放置されてきているんですね。これは日野市の責任云々というよりも、そもそも国の責任の問題だし、このワクチン接種そのものもやっぱり国から委託を受けているという意味で、非常に悩ましいところだとは思うんですけれども、自治体でやはりそういう市民の皆さんに対する様々な情報を提供するという意味では、しっかりとした取組をしていただきたいなというふうに思っています。
この質問については以上です。
次、291ですね。火葬場の延命化事業経費ということで、これは何年前でしょうかね。程久保に新しい火葬場を建設という話が一時あったと思うんですけども、今現時点ではどういったらいいんでしょうか、御破算になったのか、まだ継続しているのか、その辺、私自身もちょっとよく分からない部分なんですけども、いずれにしてもやはり多死社会を迎えるという、時代を迎えるということを考えると、新しい火葬場が必要だろうと。それはそのとおりだと思います。
程久保のほうもうまく進んでいない状況の中で、旭が丘にある火葬場ですよね、これを今後どうしていくのかということの考え方をですね、ぜひちょっとお伺いしたいなと。
266 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
267 ◯環境保全課長(中村由加里君) 新市営火葬場基本構想というものを程久保のほうで建てるというような予定で平成30年にその基本構想を立てたところでございます。ただ、それに関しましては、ちょっと今は白紙に戻したような状況でございます。
その代替施設としまして、じゃあ多摩平火葬場をどうしていくかというところなんですけれども、これから2040年から2060年にかけまして、多死社会というものを迎えるような形になります。それに向けて多摩平火葬場をどういうふうに延命化していくかというところを令和4年度の予算で上げさせてもらっているところなんですけれども、コンサルを入れた形でどういうふうにしていったらあそこの火葬場がもつのかどうかというところを検討していく予定でございます。
以上です。
268 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
269 ◯委員(有賀精一君) いろいろな何ていうか選択肢があると思うんですけども、多摩平の火葬場、周りはほぼ何ていうんでしょうか、学校もありますけれども、やっぱりもう民家に、何ていうんですか、接していますよね。もし、住民の皆さんがあの火葬場について、何ていうんだろう、その火葬場を移してくれっていう声がそんなに大きな声としてないんであれば、どうなのかという恐らく意見も一方ではあるのではないかという気もするんですね。その辺どういうふうに今受け止めているのかというのは。
270 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
271 ◯環境保全課長(中村由加里君) 特にその周辺の地域の方から苦情というものは今のところはない状況ではございます。
今ですね、あそこの炉に関して三つあるんですけれども、10時と13時と15時と2回、2回、1回という形で5回火葬しているような状況でございます。それについて炉の回転数を上げるですとか、あと炉を最新のものに変えていくとか、そういうことを検討しながら進めてまいりたいと思っております。
以上です。
272 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
273 ◯委員(有賀精一君) 延命という言葉がついているんですけども、二つあるんでしたら、例えば一つを稼働していてもう一つを何らかの形で新しい炉にするだとか、そういうようなことも考えているということなんでしょうかね、今後のこと。
274 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
275 ◯環境保全課長(中村由加里君) そうでございます。
276 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
277 ◯委員(有賀精一君) 二つの炉だけで足りるのかどうかよく分からないんですけども、やはりこの火葬場をどうするのかというのは非常に大事な問題だと思います。
それで、市長にもですね、この問題について、今後ということで長期的なことも含めてですね、意見があればお願いしたいです。
278 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
279 ◯市長(大坪冬彦君) 多摩平の火葬場は一種住居専用地域にあって、これ以上拡張するのは難しい。いわば既存不適格でありますから、法ができる前にできたので、今は存続できるというものですから、これを拡張等するのは無理ですね。
問題は、じゃあ周辺の住民の方々がというお話になった場合、なかなか難しいのは、例えば南多摩斎場があります。これは八王子、稲城、多摩市、日野市、そして町田市ですね、これがやっている。これも以前にできて、今はもうぎりぎりになっていて、じゃあどうするかと。炉の稼働時間を増やす話はしているけども、これを拡張するのはとても周辺の反対等が予想されて無理と。五つの市の市長は、これからどうしようかと。これが現状であります。
日野市においては、やはり多死社会ということで、一時私としても新しい火葬場をという話はしましたが、諸事情によってなかなか難しくなってきている。確実に多死社会は訪れますからどうするかと。当然、方向性としては、幾つかの自治体での共同しての火葬場等を考えなければならないんだけれども、その立地というのは非常に難しい話があってと。はっきり言ってなかなか難しい話であります。長期的にはいろんな自治体との共同でのお話ということで、どこかに造ることを考えなければ、恐らく2040年以降ですね、多死社会を乗り切れないだろうとは思っております。
ただ、今のところ、今できるのは、したがってなかなか新しい火葬場をというわけにはいきませんし、南多摩斎場の拡張も難しい中で、多少は増やしたとしてもということで、今できるのは現在の多摩平の火葬場をなるべく延命して、古いものでありますから、しばらく頑張ってもらわないと厳しくなるというのが現時点で言えることでございます。
以上です。
280 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
281 ◯委員(有賀精一君) ありがとうございます。これで結構です。
次は、303ページだったでしょうか、ここに関連づけていいのかどうかちょっと迷う部分もあるんですけども、今、周辺住民の皆さんたちと公害防止協定といいますか、いろいろ取組がされていると思うんですけども、これ住民の方からですね、いろいろとお話を聞いたところですね、あそこには日野高校というものがありまして、一番そういう意味ではこの炉に近い市民、高校生も市民ですよね、市民が生活をしている場所なんですよね。この高校に様々な情報をですね、言っていなかったと。ずっとこの何ていうか、高校に情報がないまま十何年か分かりませんけども、過ぎていたという話を聞いているんですが、事実どうなんでしょうか。
282 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
283 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) クリーンセンターだよりにつきましては、一番最初がですね、平成21年7月が創刊号になりまして、以来、今、42号までの発行ですね、令和3年7月30日が最後の発刊というところでございます。
どういう形で日野高校のほうにお届けするというところがされていたかというところ、当初の日野高校様も含めたお約束については、どういう経緯だったというところまでは分からないんですけれども、日野高校さんのほうにはですね、先ほど申し上げた最新号まで含めて全て一つにまとめてですね、過去の経過も含めてお伝えはさせていただきました。直接、副校長先生のほうにですね、クリーンセンターだよりのほうをお伝えをしまして、今後もきちんと情報提供に努めていきたいというところで、日野高校様のところには御了解いただいたところでございます。
経過としては今のところ以上のような形になります。
284 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
285 ◯委員(有賀精一君) この炉のですね、出ている大気といいますか、これはやっぱり間近で若い生徒さんを含め職員も入るんでしょうけれども、受けているという、そういう意味では何ていったらいいんでしょうか、この清掃工場の一番の関係する方たちにずっとそういう情報が直接行っていなかった。恐らくこのクリーンセンターだよりが届いていないということは、この広域化の問題をはじめですね、いろいろと市の中でもすったもんだあったと思うんですけども、そういう経過も含めてですね、全く情報を市の側から提供されていなかったということですか。いかがですか。
286 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
287 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 日野高校への情報提供についてお答えしたいと思います。3市のですね、可燃ごみ処理施設を建設するに当たってはですね、日野高校も含めて地域の方々にもですね、情報提供して、日野高校にもこの3市共同化、並びに新可燃ごみ処理施設の建設についての情報提供をしてきたところでございます。
ただし、すみません、建ってからですね、令和2年4月から本格稼働してから、こういった公害防止等についてのですね、情報提供については、直接的には行うことなくホームページ等でのですね、周知ということで、一般の市民の方々と同様な形で行ってきたというところでございます。
地域の方々からも日野高校へのやっぱり生徒さんへの影響というようなことも懸念材料だということもありまして、私並びに浅川清流環境組合の事務局長も含めてですね、再度御挨拶に参ってですね、今後こういった情報提供をしっかり行うということでですね、確約させていただいて、御了解いただいたような状況でございます。
以上です。
288 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
289 ◯委員(有賀精一君) 3市の共同化の問題というのは、搬入路の問題でもいろいろと問題が起きていますし、進め方についても全ていろいろあったんですが、非常に前のめりで、地域住民の皆さんもそうですし、今回の日野高校ということもそうなんですけど、そういう本当に周りの関係する皆さんと歩調を合わせて理解をし合いながら物事を進めていくということをしていなかった。ころっと抜け落ちてしまっていたと。これ非常に私は今回のごみ処理広域化のやり方の象徴的な事例じゃないかと、問題じゃないかというふうに見ているんですね。
今、部長のほうからは、学校のほうに赴いて、これからこうしていきますということを話をして、御理解をいただいたということだとは思うんですが、これやっぱりどうなんでしょうね。地域住民の皆様の中でも自治会の皆様に一応説明をしてということで役員の皆さんに説明して、公害防止協定どんどん進んでいくという形だけど、それに対して一方でやっぱりこういう進め方はいかがなものかという市民の皆さんもいらっしゃいますよね。高校は全く蚊帳の外に置かれていたと。一番大きなそういう意味では影響を受けるんですよね。
水銀の問題とかも出ました。もちろんそれがすぐに影響が出るというような問題じゃないですから、長い年月かけてということでのやはりそういう外に重金属が出てくるというのはなるんでしょうけど、でもちょっといかがなものかなというふうに私は思うんですよね。日野高校に通っている生徒さんもそうですけど、親御さんの立場からして、そういう関わりの自治体はいかがなものかなというふうに普通考えたら出ると思うんですけど、その辺について市長はいかがお考えですか。
290 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
291 ◯市長(大坪冬彦君) 当然、周辺の住民の方々、そして当然そこに通って1日を過ごす方々ということも含めてですね、清掃工場の影響というのは考えなければならないと思います。その点での周知の努力等については、御指摘されましたように、少し足りない部分があったのかなということで反省しなければならないと思っております。
いずれにしろ、これから今、令和2年度に稼働して、これからしばらく続くごみ処理場の運転でございますので、やはりその辺については地域のステークホルダーということで、周辺の高校ということでしっかりと情報提供するという関係づくりをしていかなければならないと思っております。
以上です。
292 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
293 ◯委員(有賀精一君) この可燃ごみ処理の地域のステークホルダーだということを市長もお認めになっているとおりでありますけども、その公害防止協定の問題というのはね、確かに自治会の役員の皆さんに説明するということは大事なことなんですが、やはり周辺の住民の皆さんに周知徹底して問題を進めていくということを考えたら、これは学校も当然生徒さんもそうですけど、場合によったら保護者の皆さんにも説明をするぐらいの、そういう配慮が私は必要ではないかというふうに思うんですよね。
聞くところによれば、全く校長先生も知らなかったみたいですね、この問題。ちょっとええっと思うような事態なんですよ。やっぱり親御さんにもそういうことをちゃんと伝えてですね、理解を得るなり、そういう取組をするというのはこれは当然のことであると。今、公害防止協定という形での進み具合もあるんですけど、私は拙速に進めないほうがいいんじゃないですかと。ゆっくり時間をかけてもいいんじゃないですかと。本来は稼働する前にやることなんですけど、ちょっと残念なことに順序がね、順序が後先になっちゃって、おかしいんですけど、でも急ぐ必要はないんで、そういう意味で本当にステークホルダーの皆さんね、高校も含めてしっかりとこの問題を理解していただくような形で、防止協定の内容も煮詰めてやったほうがいいと思います。急いでやるというのはちょっと考えたほうがいいんじゃないかと意見だけは申し上げておきます。
以上です。
次は、307ページ、動物死体処理経費、これについてちょっと詳しい内容を話していただきたいんですね。委託料というところで、収集運搬業務というのと死体処理業務というのがあるんですが、これどんな形で行われているんでしょうか。
294 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
295 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 動物死体の収集運搬に関する御質問をいただきました。委託としましては二つございます。まず、死体収集運搬業務委託料につきまして、こちらについては飼い主が不明な動物が道路上等で発見をされて、市民の方からですね、通報を受けた場合に現場に行って回収をするといった業務とですね、あとはクリーンセンターのほうに回収されてきました犬や猫やですね、その他の動物について、クリーンセンターの中の保冷庫の中で保管すると、一時保管するという形でございます。
ある程度まとまったところでですね、府中にございます慈恵院さんという動物霊園のほうに運ぶ準備をするというところが死体収集運搬業務のほうでございます。
もう一つの死体処分業務委託料につきましては、先ほどのですね、委託料で集まった動物等について、実際に府中のほうのですね、慈恵院さんのほうに運搬して、火葬して埋葬するというところをですね、お願いするような内容となってございます。
以上でございます。
296 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
297 ◯委員(有賀精一君) この収集運搬業務というのは、具体的には何ていうんでしょうか、こういう業務があるけどということで入札みたいなことが行われて業者の選定が行われているということなんでしょうか。その辺いかがでしょうか。
298 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
299 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 令和3年度の実績としましては、随意契約というところでの契約となってございます。
以上でございます。
300 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
301 ◯委員(有賀精一君) これは随意契約という今話を聞いたんですけども、これは経緯とかあるんでしょうか。
302 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
303 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 市内全域からですね、いろいろと市民の方から通報をいただいて、こちらのほうで取りに来るというところの中ではですね、ある程度そういう収集、ごみ等も含めた収集運搬に精通した事業者にお願いをするというところがですね、迅速かつ適切な処理にですね、適しているというところで、その辺は十分に業務の内容を精査しながら随意契約というところでやらせていただいているところでございます。
以上でございます。
304 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
305 ◯委員(有賀精一君) これって今、専門的なんでしょうか。何かその動物の死体を何か直接取り扱うというような、何か特殊なですね、免許とか何かとか、処理とかそういうことで何かあるんでしょうか。それとも今の話を聞くと、そんなふうにも受け取れるんですが。
306 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
307 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 一応死体につきましては廃掃法の中では一応廃棄物というところになっておりますので、廃棄物の収集に関する免許があれば、それ以上特別動物というところの中でのですね、特殊な資格というところはないように理解しております。
以上でございます。
308 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
309 ◯委員(有賀精一君) ということは、特殊でないということは、あえて随意にする必要もないというふうに私には聞こえるんですけど、その辺どうなんですか。
310 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
311 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 車両の問題であったりとかですね、市内全域の中でいろいろとこういう形で不特定多数の連絡がある中ではですね、いろいろとそういう収集の円滑な体制が取れやすいというところの中で、今お願いしている事業者のほうのところにですね、お願いをしているというところが実情でございます。
以上でございます。
312 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
313 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 随意契約をしている相手先でございますけれども、可燃ごみを運搬している事業者でございます。可燃ごみは当然全市域をですね、くまなく回っているわけでございますので、特にこの動物ですと大きな国道だとか都道だとかというようなところでひかれるケースがあるんですけども、当然ひかれた場合には死体がかなりぐちゃぐちゃになるというようなことで、比較的可燃ごみを扱う業者が特異性もあったりとかですね、それからくまなくこういったところを可燃ごみを回収しておりますので、迅速に収集できるというようなことから可燃ごみの収集運搬業者に随意契約をしているというような状況でございます。
以上です。
314 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
315 ◯委員(有賀精一君) 今の話を聞くと、随意ということなんで、これ長年にわたって同じ業者がずっとやっているかなというふうに受け取られるんですが、資料提供をしていただけますか、10年分ぐらい。いかがでしょうか。
316 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
317 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 改めて準備のほうをさせていただきます。
318 ◯委員長(森沢美和子君) ただいまの有賀委員からの資料請求につきまして、資料を提出することは可能ということで。いつまでに提出できるでしょうか。ごみゼロ推進課長。
319 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) できるだけ速やかに御準備させていただきます。
320 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
321 ◯委員(有賀精一君) 了解です。
以上です。
322 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
323 ◯委員(白井なおこ君) 私からは2点お願いいたします。一つ目が291ページの火葬場延命化事業経費と、もう一つが303ページの生ごみリサイクル業務委託料、この2点です。
1点目が291ページの火葬場延命化事業経費なんですが、先ほど御説明の中で、施設修繕料のほうにはセラミック化として、延命化計画のほうではもっと本格的な延命化というふうに理解したんですが、その辺りちょっと修繕とその延命化の計画のもう少し具体的な違いというのを御説明いただけますでしょうか。
324 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
325 ◯環境保全課長(中村由加里君) セラミック化と延命化の違いということでございます。セラミック化というのは、今ですね、炉のところがれんがで貼ってあるような形、れんがを積んだような形になっているんですけれども、そこにセラミックを貼りまして、より効率のよいような形にしております。それを今年度、令和3年度からかけてやっております。
延命化というのがですね、程久保のほうがですね、白紙に戻したということがございます。これから多死社会を迎えるに当たりまして、多摩平火葬場をどうにかもたせていける方法がないか、そういう方策を探っていくということで組ませてもらっている予算となります。
以上でございます。
326 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
327 ◯委員(白井なおこ君) 私はそのセラミックのほうは、表から見えるものを直すのか、その内部のものを直すのか、要はこの修繕費の中に内装費の部分というのが入っているのかということを知りたいんですけれども。
328 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
329 ◯環境保全課長(中村由加里君) セラミック化というのが、炉の中のものになりますので、その内装というよりかは炉の中のものですね。炉に貼りつけるような形で修繕を行うものでございます。
以上です。
330 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
331 ◯委員(白井なおこ君) 分かりました。延命化は計画をこれからつくってやるものなので、大分先だと思うんですけれども、それをつなぐ意味での今回の修繕ということで、それは内装的なものではなく、炉の中のものということが確認できました。
実は市民の方からいろんなお声をいただくんですけれども、中にはちょっとあそこを利用された方からちょっとあまりに質素なところで、故人に申し訳ない気持ちになったというお声もいただいたり、あとは職員の方の対応がすごく温かくて、集まった人が自分もここでやってほしいという声もあったというお声もいただいたり、本当に感じ方は人それぞれなんだなというふうに思っています。
私が感じるのは、一番大切なのは温かく見送る気持ちというのが大切なんですけれども、立派でなくてもみすぼらしくないような修繕というんですかね、簡素でも温かみのある内装というか、色味とか素材など少しの工夫でかなり印象って変わってくるのかなというふうに思うんですけれども、そのような修繕というのをぜひ期待したいんですが、いかがでしょうか。
332 ◯委員長(森沢美和子君) 環境保全課長。
333 ◯環境保全課長(中村由加里君) 確かに最期のお見送りの場となるところでございますので、そういった親族の方の気持ちもいろいろあるかと思います。そういうことに寄り添った改修ができるように今後努めていければと思います。
以上です。
334 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
335 ◯委員(白井なおこ君) ぜひよろしくお願いします。
この質問は以上です。
次が、生ごみのリサイクル業務委託料、303ページなんですけれども、これ昨年から比べてかなり減額ということなんですが、この状況というのと今年度どのような形に変わっていくのかという御説明をお願いできますでしょうか。
336 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
337 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) まちの生ごみのリサイクルの関係で、生ごみリサイクル業務委託料でございますが、ひの・まちの生ごみを考える会ですね、の皆さんにお願いしているところでございます。平成14年にですね、まちの生ごみを考える会が発足して20年になります。今までは火曜日、木曜日にですね、会の会員の方の皆様がトラックで要は参加者の方のところをですね、回収して実際に回っていたというようなところなんですが、なかなか車両の維持的なもの、あとは会員の皆様の年齢的なものもありまして、なかなか今の事業をそのまま継続するのが難しいという中で、新たに事業の形式を実際に持込み方式に変えてですね、場所は変わらないんですけれども、やり方を変えて継続していくというところで事業の内容が若干変更になっているというところでございます。
以上でございます。
338 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
339 ◯委員(白井なおこ君) それはごめんなさい、確認ですけれど、今ちょっと維持していくのが難しいからといったような御説明だったと思うんですけれども、ごめんなさい、場所の閉鎖みたいなことは関係ないんですか。
340 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
341 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 場所の閉鎖ということではなくて、来年度も同じ場所でですね、せせらぎ農園さんについては継続するんですけれども、実際の収集方法ですね、が変わるというところで、回収方式から実際の持ち込み方式に変わるというところで、事業については来年度、令和4年度はですね、継続させていただくというところでございます。
以上でございます。
342 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
343 ◯委員(白井なおこ君) 分かりました。まだ先のことというのはまだ未定というか、その変えた方式であとどのぐらいできるのかということについては、まだ分からないということですかね。
344 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
345 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) やはりごみの中に占めるやはり生ごみの量というのはですね、かなり多いものですから、この事業の有効性というものはかなり大切だと認識しております。
事業については当然継続を考えておりますが、今後の実際の場所等も含めてですね、現時点では未定でございます。当面の間は今の場所が使える間につきましては、今の場所で来年から進めていく方式でですね、事業を継続していきたいというところでございます。
以上でございます。
346 ◯委員長(森沢美和子君) 白井委員。
347 ◯委員(白井なおこ君) 分かりました。ぜひそういう持込み方式を検証していただいて、できればそこをモデルみたいな形にして市内に展開できるような検証、課題とか新年度で実施していただきたいと思います。
以上です。
348 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
349 ◯委員(ちかざわ美樹君) 私は303ページの浅川清流環境組合経費、ごみゼロ推進課さんのところで伺いたいと思います。1点です。先ほど有賀委員も公害防止協定のことをお伺いしていましたが、私も公害防止というか日野高さんとの関係で住民の皆さんとのそうした関係についてお伺いしておられましたが、私は今、進行している住民の皆さんと協定づくりをしてきて、それで今12月には検討委員会が最終となったということで、クリーンセンター連絡協議会へのお知らせというのが発行されて、それを私も見せていただいているということですので、今この環境保全協定については、どういう段階にあるのかということを教えてください。
350 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
351 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 環境保全協定につきましては、令和2年度にですね、第1回、第2回というところでやらせていただいて、それ以外に住民説明会というところで開催をさせていただいております。令和3年度はですね、6月に第3回の検討委員会を実施いたしまして、その後、5自治会ですね、地元の5自治会に対して住民説明会というところでそれぞれ開催をさせていただいております。10月、11月というところで開催をさせていただきまして、こちらの地元説明会につきましては、自治会に加入している方以外もですね、御参加いただいてというところで、広く参加、意見を募れるような形で進めてまいりました。
また、住民説明会でもですね、浅川清流環境組合に直接問合せ、意見等もいただけるような形も取らせていただきまして、それらのですね、意見を全て踏まえた上で、それを反映した形で12月に協定の検討委員会第4回という形で、各委員さんのほうに御説明をさせていただきまして、最終的にそこでいただいた意見も反映して、最終的な検討報告としてまとめたところでございます。
環境保全協定につきましては、ただいま各自治会の中でですね、ちょうど総会の時期に当たりますので、順次これらのですね、経過を踏まえて各自治会のほうでですね、最終的な締結に向けた総会等での御議論をいただいているというところでございます。それ以外にもですね、協定等につきましては、3市に全戸配布させていただいております組合ニュース、5自治会への回覧、クリーンセンターだよりですね、あとはクリーンセンター連絡協議会での報告といった形できちんとですね、広く情報提供のほうもさせていただいているところでございます。
以上でございます。
352 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
353 ◯委員(ちかざわ美樹君) そうしますとですね、自治会と締結ということで至ったところについてはあるんでしょうか。
354 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
355 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) まだ現在、ちょうど今申し上げたとおり、3月下旬、4月上旬でですね、ここのところで総会を開かれる自治会様が多いようですので、正式にこちらのほうにですね、自治会がどの自治会までというところは浅川清流のほうからはまだ御回答いただいていないところでございます。
以上でございます。
356 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
357 ◯委員(ちかざわ美樹君) そうするとですね、どこかで期限を区切るようなことというのは行っておられないとは思いますが、ちょっとその点だけ確認。期限を区切ってみたいなことはないですよね。
358 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
359 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 各総会でというところでお話をいただいておりますので、こちらでいつまでというところでは期限は設けていなくて、各自治会それぞれとですね、進捗状況等については調整をさせていただいているようなところでございます。
以上でございます。
360 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
361 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。そもそもこの公害防止協定というのもなしに、つまり何かあったときに運営主体の自己ルールみたいなものは、自分自身のね、という意味での自己ルールみたいなものはありますけど、住民の皆さんと一切どういうようなときにはどういうことを皆さんにも周知して、どのぐらいの時間でどのぐらいで周知してというふうなことは、当然こうした施設を稼働する前に一定の約束がされていて、皆さんも合意していて、しかも安心だというものが獲得されていなければならなかったと思うんですが、それがないままに2020年4月、これがスタートしているという状況を前提として、今2年間たって考えていかなければならないと思うんですが、先ほど有賀委員もおっしゃっていたように、なぜ今この大事なことをちゃんと考えなきゃいけないかといったらば、どんなことがあってもここから公害を出しちゃいけないし、住民の皆さんが不安になるような事態というのは絶対つくっちゃいけないということがあるので、反対のための反対であるとかそういう話じゃないですよね、このことって。
なので、今本当に大事な瞬間にあるんだと思っています。条件闘争という話でもないし、住民の皆さんの願いは、とにかく安全に自分たちは暮らしていきたいという、ひとえにそこですよね。そうしたときに一番大事なのは、やっぱり信頼関係だと思うんですよ。もちろん職員の皆さんだって浅川の職員の皆さん、3市から行って国分寺、小金井、日野市の3市の職員ですし、日野市のクリーンセンターの職員の皆さんもそうですけど、どんなことがあったって、やっぱり公害を起こしちゃいけない。信頼を壊したらごみ行政が成り立たないということを一番分かっておられると思うんですよね。
なので、この協定づくりについては、時間もかけてきましたけれども、予算委員会の中でもこの間も出ていますけど、まず自治会というのは今本当に加入率が下がっているので、もちろん公的なその組織ですから、自治会そのものはね。そこの構成員の方々と一つ事務的なことで手続をしていく上では、自治会とやり取りするということはあると思うんですけれども、対象はやっぱりその周辺の住民の皆さんであるし、それと日野の市民だと思うんですよね。
そのもう真横にあった日野高校、都立高校とちょっと連絡が密でない部分があったということについては、今理解をし合うということではちょっと不足があったということを先ほど市長がお認めになったんですけれども、今ここでですね、やっぱり協定を、一定の協定ができたということであれば、私は例えばまた市長が市民の皆さんの下で、こうしたことで協定を、自治会代表の皆さんとは話をしてつくりましたと。そして、こうしたもので住民の皆さんと合意をしていきたいというようなことを示すような機会も私は考えていいんではないかなと。誰もが自治会に入っているわけではありませんのでね。もう半分ぐらいの人にもなっているんでしょうか。そうするとね、こうした理解をし合う、合意を進めていく上では丁寧な上にも丁寧をしていったらいいと思いますので、さらに住民の皆さんや市民の皆さんに今こういう条件でやろうと思っていますということを知らせる努力をもう一段考えたらいいんじゃないかと思いますけども、いかがでしょうか。
362 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
363 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 今回の環境保全協定、先ほどと繰り返しになりますけれども、自治会以外の方にも広く意見をですね、出していただいて、その意見も反映させていただいて、以前から指摘されております他の組合等の協定の事例も踏まえながら丁寧にですね、組み立てて至ったと認識しております。
必要な情報については先ほど申し上げましたように、組合ニュース等でですね、情報提供させていただいておりますし、今後この内容についてもですね、きちんと広くホームページ等も含めてまたですね、組合ニュース等ででも広くですね、公表させていただくというところの中では、引き続き今までどおり丁寧なですね、情報提供を続けていきたいというところでございます。
以上でございます。
364 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
365 ◯委員(ちかざわ美樹君) 締結をね、期限を決めているわけではないし、あくまでも住民の皆さんの総意を大事にしたいということであれば、まだいつまでということで決まっているわけじゃないんですのでね、さらに丁寧な上にも丁寧にやっていくということをさらに考えていきたいということを要望させていただきたいと思います。
それでですね、去年の決算委員会のときにも、このうちの中野議員が質疑させていただいていますが、ここで一つ考えていかなければならないのは、あの施設が国分寺、小金井、日野では、この三つの市の枠組みだったら30年間、次は別の場所ということでね、覚書ができていると。今の施設を稼働するに当たってね、この30年間ということは、一つの住民と稼働主体との関係で明らかにしておいたらいいんじゃないかという提案をしているんですね。
だから、協定の中にこの30年のことを書くということはどうなのかということについて、去年の決算委員会では伺って、お答えもいただいている。その際、市長はですね、書く気はないということでお答えいただいているんですけども、環境保全の目的とそぐわないという意味でここには一切書く予定がないというふうにお答えいただいているんですが、これについては今も変わらないのかどうかということを、立場は変わらないのかということを伺わせてください。
366 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
367 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 30年後、おおむね30年という形でお示ししておりますけれども、これについては日野市、国分寺市、小金井市の3市で締結いたしました覚書、平成26年に締結した覚書ですけども、ここにしっかりと記載しておりますので、これを3市で遵守していくという考え方には変わりございません。
それから、今回の環境保全協定につきましては、あくまでもこの地域とこの新可燃ごみ処理施設を運営していく上での運営に関わる協定でございますので、この部分についてはこの30年後のことまでは記載しないということで、環境保全協定での委員会等でもですね、確認されているところでございます。
以上でございます。
368 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
369 ◯委員(ちかざわ美樹君) 繰り返しますけど、今本当に信頼を住民の皆さんと回復するすごく大事なときだということを確認しておきたいんですね。それで、その30年後の問題は、保全協定に書くか書かないかということもあるんですけれども、絶対この問題って先送りできない問題だということを住民の皆さんと確認し合うことが一番大事だと思っているんです。
なぜこれを昨年の決算委員会で強調させていただいたかというと、その前に出した次の予定地のスケジュールというのがあまりにも非現実的というか、真剣に出されたと思うんですけども、21年後までには決めますよというようなものだったものが、ちょっとこう住民の皆さんにとっては現実的に考えられない面もあったということだったので、そうであれば今、約束、一つの約束である協定を結ぶんであれば、そこに書くという方法も考え得るんじゃないかということで、何回もこのことを言っているんですね。
大事なことは、絶対次はもうあの場所で何十年、60年、70年、一つの場所でごみを燃やし続けるということをもうその先もということはあってはならないことだし、そこに住み続けている方々にとっては、もう本当にそれだけはないということで認めた部分もあるわけですから、絶対先送りにしてはならないし、約束は3市の覚書は絶対に守られなければならないことだということは共有できると思うんです。
それで、そうでありましたらば、21年後までには次の候補地について決められるようにするというあのロードマップは、今もうそのまま生きているんでしょうか。その後、私このことについてはこの間議会で聞かせていただいていますが、それについてはあの時点で出せるものを出したということで、その後、ブラッシュアップできるのであれば、そのことも考えていきたいというようなお答えをいただいているので、あのタイムスケジュールというのはまだ生きているんでしょうか。このことは確認させてください。
370 ◯委員長(森沢美和子君) ごみゼロ推進課長。
371 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君) 次期施設に向けたスケジュールにつきましては、クリーセンター連絡協議会の中で定期的にですね、進捗については御報告をさせていただいているところでございます。今年の2月のクリーンセンター連絡協議会の中でも、月1回ですね、課長レベルの3市の打合せがあるんですけれども、その中で定期的に30年後のこの施設の問題につきましては話し合っているところでございます。
そういう中で、今3市の中でのそれぞれのごみ量の状況であったりとか、それぞれの3市が取り組んでいる減量に向けた取組等について、今年度については御報告させていただいたところです。
ただ、これからのですね、人口減、またはごみ量のですね、推移がなかなか中長期的にはまだ見えない中では、その将来を見据えてどれぐらいの施設規模でどのようなものがというところの中では、なかなか10年、20年先というところまでは現時点ではなかなか推測できない中では、その都度ですね、定期的なところできちんと情報を提供していくというところで5自治会の皆様には御理解いただいているところでございます。
引き続き、毎年実施されますクリーンセンター連絡協議会の中で適切な情報提供に努めていきたいというところでございます。
以上でございます。
372 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
373 ◯委員(ちかざわ美樹君) 周辺住民の方々が、この30年後の話がどうなるのかということを毎回のように懸念を表明されるというのは当たり前のことだと思うんですよね。ごみ量を見てとか、あと何を見るのか分かりませんけれども、検討すべきはやっぱり次の具体的な話ですよね。次どうするかという具体的な話だと思うんです。3市でやるというふうな枠組みは崩れないというふうに日野市としても明言しているわけですから、だったらほかの2市のどこかというふうなところに至るということがなければ、私はやっぱり信頼をね、得るということはなかなか難しいんじゃないかなというふうに思います。
それで、今、気候変動の問題で、大体30年後も今のように包装材やごみなどを同じように燃焼させていくかということでいえば、30年後は劇的に変わっている部分もあるんじゃないかなというふうなことなんかも考えられますよね。そうしたことももちろんね、今3市で協議しながらやっているんだと思いますけれども、いずれにしても周辺、このことにね、受け入れた住民の方もおられるわけですけれども、絶対にやっぱりもう何ていうのかな、これ以上自分たちの信頼を市に対して、ごみ行政に対して信頼を失う、自分自身が信頼を失いたくないと思っておられると思うんですよ。ごみ行政って近隣の方であれば極力協力をして、安全で安心で清潔で不安のない施設運営が行われてほしいって絶対思っていると思うので、絶対今その信頼をね、失っちゃいけないというふうに私自身は思います。
それで、30年後の問題については、よく考えていただきたい。協定に書くということがもしこの形でないのであれば、3市の覚書というのはあくまで3市長の覚書ですから、住民の皆さんとの約束というのはどこにもありませんからね。ですから、それはどういう形にするのか、いずれにしてもちゃんと住民の皆さんと信頼ができるようなことは、信頼をどこかで担保するようなものがなければならないだろうというふうな立場で私は考えています。
それともう一つですね、搬入路の問題ですね。協定の中に最終案でもこの文言を使っていると思うんですけれども、ごみ収集車両の走行経路は、国道20号線から北川原公園などを経由して、日野市道C2号線を走行する経路を原則とする。またそれとともにですね、ごみ収集車両等の走行経路が前2項、つまり私が今読み上げたものによることができない場合、乙と協議の上、あらかじめ走行経路を定めることができるという文章が車両対策として入っていると思います。
それで、これは新石自治会地域の方々がやっぱりもう何十年も自分たちの居住しているところにごみの搬入車両が通過するなどということがあって、本当にもう勘弁してほしいということがあって、ルートを変えていただくということを検討いただきたいというふうに意思表示をされたことによって、今、多摩川ルートということを日野市は考え出したわけなんですが、ですので、ごみの搬入路をどういうふうにするかということを住民の皆さんとちゃんと約束しておくということ自体は大変に重要なことだと思っています。また、やたらなところを通ってしまうということは、また住民の皆さんに迷惑をかけるということになりますので、ちゃんとこれは約束をしておくということは大事だと思うんですけれども、ただですね、これについて地元自治会の説明会の中でいろんな意見が出ておられて、車両の走行ルートについては削除するべきという御意見。走行ルートについて全面削除すべきという御意見。また、自治会として理があるものだと思うので、記載しておくべきという御意見。北川原公園などの経路は係争中であり、削除すべきであるという御意見。北川原公園などの経路を通るのは違法であり、削除すべきという御意見。また、裁判の結果、北川原公園などの通行ができなくなった場合は、協定の中身は変更してもらえるのかといった御意見が出ていますよね。
私、これ当たり前のことだと思うんですよね。これから市と約束をするに当たって、裁判で全くどうなるか分からないものがテキストとして文章として提示されて、それをちょっと今係争中で裁判やっていますけど、分かりませんけどこれを皆さんで協議してくださいっていうのは、大変に悩ましい話なのではないかというふうに思います。
それで、これに対して浅川清流の回答っていうのはあるんですけれども、市としてはこうした御意見が出ることについて、どのように考えておられるか、お聞かせください。
374 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
375 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 今環境保全協定の中身のですね、搬入路の走行経路についてということでございます。確かにこの環境保全協定のですね、検討委員会の中で、この搬入路のことについて削除したほうがいいという意見、またそのまま残すべきだというような意見がございました。
今、搬入路については裁判を日野市が受けてやっているところでございますけれども、走行経路についてここが通行ができなくなった際には、そのときには再度きちっとした形で住民の方々等含めて検討するというようなことで検討委員会の中でもまとまったわけでございますので、そういった御意見を日野市としても遵守していきたいなと思っております。
以上です。
376 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
377 ◯委員(ちかざわ美樹君) すみません。つまり裁判の結果、北川原公園等の通行ができなくなった場合は、協定の中身を変更するのかということについてのお答えだったんでしょうか、今の。
378 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 今現在、裁判で当然行っていますけれども、走行が、この経路について走行ができないわけではございません。また、最高裁で今この搬入路の経路についてはですね、争いを行っているところでございますが、最高裁で万が一敗訴になった際には、都市計画の変更をしていくという考えにはございます。
ただし、じゃあ搬入路を変える、変えないとかというような問題については、まだ今現実に起こっているわけではございませんし、この環境保全協定の中にそういったところについては万が一その経路が走行ができなくなった場合には、きちっと住民の方々と話合いを行うということで、まとまっているところでございますので、それと同様な考え方でございます。
以上です。
379 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
380 ◯委員(ちかざわ美樹君) まとめていきたいと思いますけれども、改めてお伝えをしたいのは、ごみの搬入路というのは大事なところであると。なので、住民の長い間、浅川ルートを使われていた住民の方々は何とか別の、もし例えば最初はこれもう日野市だけだったらば、更新は受け入れるというようなこともあった中で、広域化になっていったと。そんな中で、もう浅川ルートは勘弁してくださいというふうになったという、こうしたプロセスをやっぱり大事にして、大事に考えていただいて、それで今住民の方と協定を結ぶといったときには、そのそれぞれの住民の方々が今まで思ってきたことを本当に大事にしていただきたいということなんです。
それで、裁判でもし負けたらば、都市計画変更しますというふうにさらっとおっしゃったんですけれども、先日の議会の中で私も市長にお伝えしていますけれども、そうさらりと言える話ではこれはないということを改めて確認していただいて、住民の皆さんとの信頼関係を再構築するような状態で考えていかなければならないことですよということをもう一回確認していただきたいんですね。
それで、通れないんだったらば、別の走行ルートを定めることができるというふうにテキストとして文章として書けば、それで決着するということでもないだろうということを私は確認をさせていただいているんです。そもそもこういうものを住民の皆さんにこのタイミングで提示していること自体が皆さんには本当に大きな苦悩や苦しみや、場合によっては分断を与えるというふうなことであるということを考えながら、このことは進めるというかね、考えていただきたいというふうに思っています。
住民の皆さんはやっぱり走行ルートのことをこの協定づくりとね、裁判で同時進行で進んでいきましたから、地裁で負けた、高裁で負けたらどうするんだろうと。今度、最高裁に上告している。でも議会ではもしかしたら負けるかもしれないみたいなこともお考えになっているのかもしれないという。これを住民の皆さんは本当に固唾をのんで御覧になっているわけですよね。見守っているわけですよね。
なので、やっぱり私は本当に信頼を取り戻すということを基本にして、それと安全であってほしいという思いを基本にして、この協定づくりについても急いで判こをもらうというふうなことは考えていないということを先ほど確認できましたので、この先もまだ時間がありますので、その方向で考えていただきたいと。信頼をとにかく大事にするということの方向で考えていただきたいと思っています。これについて一言市長が御意見あればお伺いしたいと思います。
381 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
382 ◯市長(大坪冬彦君) 環境保全協定、本来は稼働させる前にということで、そこは全く申し訳ありませんでした。順序が逆になっていますよね。ただ、長年稼働するものでありますから、ぜひとも必要ということで、その準備を始めて検討委員会をつくり、自治会の皆様、市民の皆様と話合いをしながらつくってきたということでございます。
今、五つの自治会に素案について提案をさせていただいてということになっております。環境保全協定はどこの清掃工場も周辺の自治会、数はたくさんあるところ、少ないところはありますけど、そことの締結という形を取らざるを得ないので、そういうスタイルを取らせていただくことは御了解いただきたいと思っています。
もちろん物理的にいろんな意味で清掃工場の影響、排ガス等の影響を受けるのは周辺5自治会だけではありませんので、幅広く日野市民全体にという話になる。ただ、問題は、18万7,000市民と一人ひとりと協定を結ぶのは難しいわけでありまして、当然周辺の自治会との協定という形にならざるを得ないかなというふうには思っております。もちろん急ぐ気はありませんし、とりあえずそういう形を取らせていただきますが、その後どういう形でさらに深く信頼ができるような協定になるのか。それは当然考えていかなければならないと思っておりますし、5自治会との形でとりあえず一段階ではありますけども、自治会との協定はどうなるか分かりません。時間がかかるかもしれませんけども、その上でさらにその次をどうするかということは当然考えていかなければならないというふうには思っております。もちろんそこで打ち切りとかね、そういうことではなくてと、当然現在進行形でいいと思っておりますので。
その上で搬入路のお話、30年後の話をいただきました。相手がある話でありまして、踏み込んだ話をどこまで表に出せるかという段階もありまして、ただ問題はそれに対する市民の関心事は高いわけでありますから、そこをどう両方を接着するのかという難しさはあります。現時点で言えることというのは当然ありまして、その現時点で言えることというのが、毎年、毎年、当然進化していってもう少し中身が詳細になり、具体的になっていくというふうになるのが望ましいと思っておりますので、当然そういう形で努力をしていきたいというふうに思っております。
そして、搬入路のお話をいただきました。搬入路の位置づけについては、先ほどごみゼロ推進課長や環境共生部長が答弁したとおりでございます。裁判になっていてと、裁判の内容は搬入路に投資したお金について、私、大坪冬彦個人が市に損害賠償するという話でありますから、違法だという認識に至ったからすぐにそれが使えないというわけではありません。ただ、当然違法状態は、もし負けた場合は解消しなければならない。解消する方法としては、とりあえず都市計画法違反を問われておりますので、都市計画法を変更という形で入らせていただくということになるのかなと。
この件につきましては前もお話しさせていただきましたが、ただし、都市計画法の変更というのは単純に事務局である市が素案を書いて手続をして、都市計画審議会にかけておしまいという話では全然なくて、当然素案の段階から公聴会を開き、いろんな御意見をいただきながら、また公聴会においては素案の内容に対していろいろ御意見が出れば、それを反映させる、変更することも可能性も考えてやるわけであります。さらにそれが当然都道府県、うちの場合は日野市の場合は都でありますから、東京都のほうでその内容での住民合意が十分かというような、そういうような東京都も意見を言うという強力な仕組みがありますので、簡単ではないと思います。
そういう意味での住民の方々との話合いをしながら、どういう形でごみの搬入路を考えていくのか、北川原公園を考えていくのか。そういうプロセスが出てきますので、当然それは予定して、我々はとりあえずは今の裁判の経過では、都市計画法違反でありますから、違法状態の解消としては都市計画法変更で入るという形を申し上げているということでございます。
以上です。
383 ◯委員長(森沢美和子君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
384 ◯委員長(森沢美和子君) なければ、これをもって衛生費、労働費の質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
385 ◯委員長(森沢美和子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午後3時07分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後3時35分 再開
386 ◯委員長(森沢美和子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、農業費、商工費、土木費、消防費について、担当部長から説明を求めます。産業スポーツ部長。
387 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) 恐れ入ります。予算書312、313ページをお開き願います。款6農業費でございます。
予算額は約1億698万円で、令和3年度予算比約534万円、4.8%の減でございます。
主な要因は、職員人件費の増及び令和3年度に実施した防災兼用農業用井戸整備の都市農地保全支援プロジェクト事業経費の事業終了に伴う1,400万円の皆減によるものでございます。
次ページ、314、315ページをお開き願います。右説明欄中段、大事業の3振興対策経費の18負担金、補助及び交付金の2段目、営農施設等整備事業補助金280万円でございます。
これは、農業改善に意欲的に取り組む認定農業者や学校給食及び直売所や即売に農産物を提供している農業者の生産機械の購入や施設整備などに対する補助で、今後も引き続き支援を行ってまいります。
続きまして、その下、大事業の4市民農園育成経費、12委託料、市民農園指定管理料592万2,000円でございます。
本事業は、市民が農作業を通じて農地の持つ多面的な機能や農環境の必要性を認識することにより、農地に対する理解の醸成と農地保全の機運を高めるものであり、昨年と比較して17区画増加し、市内10園、614区画の市民農園の指定管理を行うものでございます。その他農業費につきましては、前年度と同様でございます。
恐れ入ります。少し飛びまして、320、321ページをお開き願います。款7商工費でございます。
令和4年度予算額約5億3,758万円で、令和3年度比約3,109万円、5.5%の減となっております。
主な要因といたしましては、商店会の活性化事業の減による商店街チャレンジ戦略支援事業補助金の減、奨励金交付企業数の減による企業立地奨励金の減、新型コロナウイルス感染症の影響による各種観光振興事業の見直しなどによるものでございます。
次ページ、322、323ページをお開き願います。右説明欄、中段やや下、大事業の5TOYODA BEERプロジェクト事業経費、18負担金、補助及び交付金のTOYODA BEERプロジェクト事業補助金100万円でございます。令和3年度比100万円の減でございます。
この事業はTOYODA BEERを日野市の貴重な地域資源として捉え、地域の力を融合させ、復刻を契機に多くの市民に多摩地域最古のビールが市内で製造されていたという歴史的事実を知ってもらうとともに、当時の貴重な資料や歴史的事実に触れることで、地域に対する誇りや愛着を高め、地域活性化を図ること。また、広くプロモーションを行い、日野市に対する関心を持つきっかけや来訪の動機づけにつなげることを目的としております。
平成26年度から実行委員会を設立してプロジェクト事業を行っておりますが、補助金事業からの脱却を図り、自立化に向けた検討を進めており、令和4年度は有志の方々で補助金に頼らずに大麦を栽培し、それを原料にしたPREMIUM TOYODA BEERを作るため、その分を減額するものでございます。
次ページ、324、325ページをお開き願います。右説明欄最上段、大事業の8共創環境創出経費の(4)企業立地支援経費の18負担金、補助及び交付金の1行目、企業立地奨励金3,004万5,000円。令和3年度で比較して、1,608万2,000円の減でございます。
この事業は、市内に一定の設備投資を行い、日野市企業立地支援条例による指定を受けた事業者等に対し、前年度の固定資産税、都市計画税相当分を奨励金として交付するものでございます。
新型コロナウイルスの感染拡大やこのことに起因した半導体不足など、市内に立地する製造業の経営環境はますます厳しさを増しております。将来にわたり、雇用の確保による職住接近社会の実現や、新たな産業の立地による持続的な産業振興を目指し、企業支援を行っていくものでございます。
令和4年度は、支援の対象となる事業者数が減ったことにより減となるものでございます。
続きましてその下、(5)SDGs連携創出事業経費の12委託料、SDGs連携等推進支援業務委託料220万円でございます。新規事業でございます。
中小企業経営者に行ったヒアリングで、SDGsへ取り組まない理由の多くが何をしてよいのか分からないという回答が出ており、令和4年度は市内事業者に対し、ワークショップを行いながら、SDGsへの理解を深め、各社で取り組む項目を選び、SDGsのゴールへ向け、独自の取組を考え、SDGs宣言書を作成する事業を行うことで、市内事業者の付加価値を高め、持続的な経営が実現できることを目指してまいります。
次ページ、326、327ページをお開き願います。観光費でございます。
大事業の2観光振興経費の次ページ、328、329ページの説明欄最上段、18負担金、補助及び交付金の3行目、ひのたま観光連携事業補助金374万3,000円。前年度比385万4,000円の減でございます。
東京都市長会の助成金を活用した多摩市との5か年にわたるひのたま観光連携事業が最終年度となり、計画している事業額が減少することによるものです。
その下、大事業の3まちおこしイベント事業経費の18負担金、補助及び交付金の2行目、ひの新選組まつり補助金と3行目、ひのよさこい祭補助金は、令和2年度以降、新型コロナウイルスの影響により、通常どおりの実施ができず、減額していた観光イベント関係の補助金ですが、令和4年度はウィズコロナを見据えた対策を施しながらも、これまでの実施内容に近い形で開催を目指していくため、コロナ前の水準での補助額としたことによる増額となっております。
次に、目4観光施設費でございます。
新選組のふるさと歴史館、日野宿本陣の事業費となりますが、所管するふるさと文化財課は、産業スポーツ部と教育部の共管となっております。
令和3年度までに商工費としていた新選組のふるさと歴史館展示事業経費や新選組のふるさと歴史館調査研究経費など、新選組のふるさと歴史館の展示や資料調査に要する経費を令和4年度からは教育費の同様な事業に統合し、柔軟かつ効率的な予算運用を図っております。
同じ328、329ページの説明欄中段、大事業の1新選組のふるさと歴史館運営経費の12委託料の2段目、非接触型手数料徴収機器保守等業務委託料55万4,000円でございます。新規事業となります。
令和4年4月1日から、新選組のふるさと歴史館受付に導入される多機能レジ、いわゆるPOSレジの保守点検業務の委託料です。
この多機能レジは、キャッシュレス決済の普及に伴い、来館者の支払い方法の選択肢を広げ、利便性を高めるとともに、コロナ禍における接触機会の低減、さらにコロナ禍収束後のインバウンド需要に備えて導入するもので、入館料のほか、刊行物やオリジナルグッズの支払いに使用いたします。
なお、同様な多機能レジは、日野宿本陣にも導入いたします。
次ページ、330、331ページ、大事業の5新選組のふるさと歴史館分館日野宿本陣施設管理経費、12委託料に、非接触型手数料徴収機器保守等業務委託料44万3,000円を予算化しております。
その少し上、説明欄中段、大事業の3新選組のふるさと歴史館普及事業経費の12委託料、観光ガイドボランティア活用業務委託料184万6,000円でございます。令和3年度比21万1,000円の減となります。
日野新選組ガイドの会による新選組のふるさと歴史館及び日野宿本陣での解説業務の委託料です。令和3年度までは新選組のふるさと歴史館では、金、土、日曜日と祝日に、日野宿本陣では毎日ガイドを行っておりましたが、令和4年度は新選組のふるさと歴史館での金曜日のガイドを取り止めたことによるものです。
その下、大事業の4新選組のふるさと歴史館施設整備経費、12委託料、受変電設備機器PCB含有調査等業務委託料232万1,000円でございます。新規事業となります。
新選組のふるさと歴史館と日野宿本陣の受変電設備に微量のPCBが含有されているため、機器を交換し、PCBの処理を行うものです。
法令により、低濃度PCBは令和8年までに処理するよう定められているため、予算化したものでございます。
商工費は以上でございます。
388 ◯委員長(森沢美和子君) まちづくり部長。
389 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 続きまして、334、335ページをお開き願います。款8土木費でございます。
本年度予算額は45億8,683万5,000円。前年度比マイナス3.1%。1億4,501万8,000円の減でございます。
これは、主に下水道事業会計における企業債償還の減に伴う繰出金の減少などから減となったものでございます。
なお、本委員会の資料として、道路課における令和4年度主要な事業箇所図、A3、1枚のものでございますが、お手元に配付をさせていただいております。御参考にしていただければと存じます。
それでは、少し進みまして、340、341ページをお開き願います。ページ上段、目2の道路維持費、事業番号の2道路維持経費でございます。
節14工事請負費の一つ目、生活道路舗装補修緊急対策工事2,715万1,000円についてであります。
劣化が激しく改善要望等のある生活道路について、歩行者など通行の安全確保の観点から、緊急対策として当初予定ではありますが、市内9か所11路線、計約4,020平方メートルの舗装補修工事を新規で実施をするものでございます。
次にその下、二つ目、新井橋右岸排水ポンプ整備工事1,725万9,000円についてであります。
新井橋右岸の地下道に設置している道路冠水防止のための排水ポンプについて、耐用年数の経過によりポンプ2基の取替えを実施し、豪雨時の道路通行の安全を確保するものでございます。
次にその下、事業番号の3豊田駅バリアフリー施設維持管理経費でございます。
節10需用費の二つ目、南口エスカレーター修繕料241万7,000円についてであります。
市が設置した豊田駅南口エスカレーターについて、設置後10年以上が経過し、機械部品の標準取替え周期を迎えていることから、利用者の安全確保のために修繕を実施をするものでございます。
続きまして、342、343ページをお開き願います。
ページ上段、目3の道路新設改良費、事業番号の2通学路等安全対策経費でございます。
節14工事請負費、通学路等整備工事2,449万5,000円についてであります。
平成26年度策定の日野市通学路交通安全プログラムに基づき、継続的に通学路の安全対策を実施しているところでありますが、昨年発生した千葉県八街市の交通事故をきっかけに市内全域で行った通学路の点検結果を踏まえ、早期に安全対策が必要な市内34か所の整備を拡充して実施するものでございます。
なお、施工規模などの増加を踏まえ、前年度比プラス345.4%、約1,900万円の増となってございます。
次にその下、事業番号3道路舗装補修事業経費でございます。
節14工事請負費、舗装補修工事1億4,319万3,000円についてであります。
平成24年度策定の日野市道路舗装補修計画に基づき、大規模及び中規模の補修として2路線、計約7,100平方メートルの舗装打ち換え工事を実施するものでございます。
なお、施工規模などの増加を踏まえ、前年度比プラス32.3%、約3,500万円の増となっております。
次に、その少し下、事業番号5道路ストック等更新事業経費でございます。
節14工事請負費、擁壁補修工事918万1,000円についてであります。
多摩平第1緑地に隣接する幹線市道II-38号線の道路擁壁について、令和2年度から3年度にかけて実施した詳細調査の結果を踏まえて、補修工事を実施するものでございます。
次にその下、事業番号6幹線市道II-3号線道路改良事業経費でございます。
節12委託料、測量業務委託料150万円についてであります。
落川通りから河内公園までの約200メートルの狭隘道路区間において、令和3年度に引き続き道路拡幅の検討に向けた境界測量等を実施するものでございます。
次に、ページ中段、目4の橋梁維持費、事業番号1橋梁維持経費でございます。
節12委託料、道路橋・歩道橋定期点検業務委託料3,699万2,000円についてであります。
令和元年度から5年間をかけて市内174か所の橋梁点検を実施しておりますが、令和4年度は、中央自動車道の跨道橋7か所の橋梁点検を実施するものでございます。
次に、ページ下段、目5の橋梁新設改良費、事業番号1橋梁長寿命化事業経費でございます。
節12委託料の一つ目、ふれあい橋補修設計業務委託料(債務負担行為分)1,199万4,000円についてであります。
令和2年度及び3年度に引き続きふれあい橋の舗装改良に向けた橋梁調査と本調査結果に基づく試験施工及び本試験施工の結果に基づく詳細設計を実施をするものでございます。
次にその下、二つ目、橋梁補修設計業務委託料2,222万6,000円についてであります。
平成29年度から30年度に実施した橋梁点検の結果、早期措置段階と判定された豊田跨線人道橋及び矢頭橋の橋梁2か所について、補修設計を実施するものでございます。
ひとまず、私からは以上でございます。
390 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
391 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 346、347ページをお開き願います。河川費でございます。
向島用水堰の復旧事業の完了に伴い、全体といたしましては、令和3年度比約4,660万円。率にして約15.2%の減でございます。
348、349ページをお開き願います。
右説明欄、(6)浅川流域連携事業負担金でございます。
令和3年度、コロナ禍により見送ったあさかわ写真コンクール並びに子どもの交流事業を実施するもので、八王子市及び流域市民との連携を強化し、良好な水辺環境を創出してまいります。
350、351ページをお開き願います。
説明欄中段、河川新設改良費、程久保川改修工事実施設計業務委託料でございます。
程久保川の改修につきましては、地元調整の結果、令和3年度から令和8年度までの6か年で3工区に分けて整備することとし、令和3年度に引き続き実施設計を行うものでございます。
一旦、私からは以上でございます。
392 ◯委員長(森沢美和子君) まちづくり部長。
393 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 続きまして、352、353ページをお開き願います。
ページ下段、目1の都市計画総務費、事業番号5まちづくり計画経費でございます。
節12委託料についてであります。
恐れ入りますが、354、355ページをお開き願います。
説明欄上段、一つ目、多摩平一丁目9番地、マンション再生まちづくり計画策定業務委託料、372万7,000円についてであります。
老朽化に伴い建て替えを検討している街区内の三つの分譲マンション管理組合によるまちづくり協議会について、引き続きまちづくり計画の策定を支援するための業務を実施するものでございます。
次にその下、二つ目、程久保五丁目樹林地保全利活用モデル検討業務委託料、97万9,000円についてであります。
これまでの程久保五丁目重点地区まちづくり協議会での意見等を踏まえ、樹林地の保全と利活用に向けたモデル事業に取り組み、事業の可能性を検証するものでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度に続き、令和3年度も順延としたため、改めて令和4年度より取組を実施するものでございます。
次に、その少し下、節18負担金、補助及び交付金、豊田南地区86街区共同化事業補助金6,200万円についてであります。
豊田南土地区画整理事業の進捗に合わせて、駅前街区にふさわしい土地、建物の共同化事業の支援を実施するものでございます。
次に、説明欄下段、事業番号9地籍調査事業経費でございます。
節12委託料、地籍調査業務委託料977万2,000円についてであります。
公図と現地が一致しない三沢五丁目地区について、令和元年度から地籍調査を進めておりますが、令和4年度も引き続き街区における測量等の調査を実施するものでございます。
続きまして、356、357ページをお開き願います。
ページ中段、目3の街路事業費、事業番号2都市計画道路3・4・24号線整備経費でございます。
節12委託料、道路用地内点検業務委託料26万4,000円についてであります。
財政非常事態宣言を踏まえ、令和2年度より主要工事を休止しておりますが、このことに伴い必要となる都市計画道路3・4・24号線の道路用地内の点検業務を実施するものでございます。
ひとまず、私からは以上でございます。
394 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
395 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) その下、説明欄下段、下水道事業経費でございます。
12の委託料につきましては、多摩川に2か所、浅川に8か所設置している雨水管流末に位置する排水樋管の維持管理に関する委託料でございます。
令和2年度に下水道事業会計に移行後、令和3年度までは下水道事業会計の収益的支出に計上しておりましたが、他市と同様に令和4年度から一般会計に計上するものでございます。事業の内容については変更はございません。
360、361ページをお開き願います。
下段、公園整備費、右説明欄(1)平山六丁目地区急傾斜地崩壊対策事業負担金でございます。
令和3年度比1,700万円の増となっております。この事業は、東京都が実施する平山六丁目急傾斜地崩壊対策事業に市が事業費の10分の1を負担するもので、令和元年度から設計等を進めており、令和4年度は擁壁築造工事を実施する予定でございます。
その下、(2)インクルーシブ遊具整備工事でございます。年齢や身体能力にかかわらず誰でも一緒に楽しめるよう、日野中央公園の遊具の一部をインクルーシブ遊具に整備するものでございます。
東京都の補助事業、区市町村だれもが遊べる児童遊具広場事業、補助率2分の1を活用し実施するものでございます。
私からは以上でございます。
396 ◯委員長(森沢美和子君) まちづくり部長。
397 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 続きまして、少し進みまして366、367ページをお開き願います。
ページ中段、目2の住宅対策費、事業番号3空き家等対策経費でございます。
節12委託料、まちと空き家の学校運営業務委託料281万9,000円についてであります。
空き家所有者や市民が空き家活用に関する講座や地域での実践を通して空き家への関心を深めることができるように、令和3年度よりまちと空き家の学校の運営を開始したところでありますが、令和3年度は想定以上のニーズがあり、講座内容も大変好評であったことから、2年目となる令和4年度についても引き続き運営業務を実施するものでございます。
土木費については、以上でございます。
398 ◯委員長(森沢美和子君) 総務部長。
399 ◯総務部長(小平裕明君) 続きまして、款9、消防費をご説明いたします。
370、371ページをお開き願います。
消防費につきましては、総額で24億761万7,000円、令和3年度比2億1,816万円ほどの増、比率にしてプラス10%となっております。
右説明欄中段やや上、1常備消防経費、12委託料、常備消防委託料19億4,749万5,000円、令和3年度比6,396万1,000円の増額でございます。
日野市の常備の消防業務と救急業務につきましては、東京都に委託を行っており、この委託料は基準財政需要額の消防費から算出されるものです。
増額となった主な要因といたしまして、算出根拠となる日野市の人口が令和2年度実施の国勢調査により、約4,000人増加となった結果が反映されたことによるものです。
恐れ入ります。374、375ページにお進みください。
目2非常備消防費、右説明欄上段、6消防団車両及び小型消防ポンプ管理経費、節17備品購入費、小型動力ポンプ積載車1,705万円でございます。
消防車両の更新計画に基づき小型動力ポンプ積載車2台の入替えを実施するものです。
その下、7全国消防操法大会出場経費237万2,000円です。日野市消防団が令和元年度東京都消防操法大会ポンプ車の部で優勝し、令和2年10月に千葉県市原市で開催される全国消防操法大会に出場する予定でありましたが、コロナ禍の影響により開催が2年続けて延期となったため、令和4年度における参加に係る経費を計上しているものでございます。
その少し下、目3消防施設整備費、右説明欄2消防施設整備経費8,621万6,000円でございます。
これは日野市三沢三丁目の都道川崎街道の拡幅工事区域内にある日野市消防団第八分団第一部詰所器具置場について移転を要することから、令和3年度において建替設計業務を進め、令和4年度に新築解体工事を実施するものでございます。
次ページ、376、377ページをお開きください。
目4災害対策費、右説明欄下段、4災害対策経費です。
恐れ入ります。次のページをお開きください。
説明欄上段、節12委託料、防災ガイドブック作成業務委託料1,887万6,000円でございます。
日野市の現在のハザードマップは、平成29年度に作成されたものであり、その後の法改正等による避難情報の変更内容や日野市地域防災計画の改定に伴う避難所、避難場所の更新を反映させ、また、従来別々に作成されていました地震時における防災マップ、洪水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、これらを一つに重ね合わせてハザードエリアを一目で分かりやすくし、避難の心得や各種災害特性の説明など学習面の情報をも充実させた新たな防災ガイドマップを令和4年度に作成し、利便性及び防災意識の向上につなげるものです。
次ページ、380、381ページをお開きください。
右説明欄下段、9緊急通信システム運営経費でございます。恐れ入ります。次のページをお開きください。
説明欄上段、節12委託料、防災情報メール配信業務委託料257万4,000円でございます。
これは気象情報やJ-ALERTなどの緊急情報を機械的に取り込み、防災メールと日野市公式LINEの同時配信の自動化を図り、市民へ情報を遅滞なく通知する防災配信システムを新たに導入するものです。
その少し下、11特殊地下壕対策事業経費8,750万円でございます。
こちらは三沢三丁目に存在する旧日本軍により築造された防空ごうの埋め戻し工事を行う経費でございます。
令和4年度においては埋め戻し工事に加え、地下ごうの位置等を把握するためのボーリング調査費用について併せて計上いたします。
その下、12浸水深表示板設置経費67万7,000円でございます。
浸水深表示板は、浸水の危険性がある地域の施設、電柱等に浸水時はここの深さまで水が来ますよというところを掲示をするものでございます。
地域住民の災害の備えに対する意識を向上させるものでございます。
令和4年度は地区センター1か所と電柱50本に浸水深表示の設置を予定しております。
以上で、農業費、商工費、土木費、消防費の説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
400 ◯委員長(森沢美和子君) これより質疑に入ります。馬場委員。
401 ◯委員(馬場賢司君) 1点ですね、質問させていただきます。343ページの説明欄の下段のほうですね、橋梁長寿命化事業経費、12の委託料、ふれあい橋補修設計業務委託料について、今御説明いただきましたけれども、少し具体的なことについて質問させていただきます。
ふれあい橋、平成3年8月にできたということで30年ぐらい経過しておりまして、日野市の中でもとてもすてきなスポットの一つであるわけでありますけれども、大分路面の劣化については、かなりお声をいただいておりまして、改善を求めるそうしたお声をかなりこれまでもいただいております。
そういった中での今後、説明にもありました舗装改良に向けて詳細設計を行うということなんですけれども、実際、今後の工事に関するスケジュールでありますとか、あと例えば、今の橋の路面がちょっとゴム系の樹脂というかそんなようになっていると思うんですけれども、これは改良によってどういうような形、素材とかになっていくのか。それは設計の中で検討されているとか、もしくはこれからとかですね、そのあたりちょっと具体的な部分をまずお伺いできればと思います。
402 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
403 ◯道路課長(浅川浩二君) ふれあい橋に関する幾つかの質問いただきました。
まず、令和3年度につきましては、もろもろの調査を行っております。寸法の計測ですとか、あと振動の調査、あと風速調査等行っております。
これから令和3年度まだ少しございますけれども、これらの調査結果等に基づきまして、試験施工というのをやろうと考えております。試験施工というのは、これから補修方法の妥当性を確認するために幾つかの工法を抽出しまして、最終的にその結果に基づいて詳細設計に生かすというそのような試験施工をやろうと考えております。
令和4年度につきましては、試験施工に基づいて、その結果に基づいて詳細設計をやっていきたいなと、そのように考えております。
それと、舗装の関係はどのようなことを考えているのかということなんですけれども、基本的に今、ゴムのような形で非常に劣化が厳しいというような状況になっております。いろいろな基準等を私たちのほうで調査させていただいて、まだちょっと具体的には決めていないんですけれども、最終的にはアスファルト系の多分表層で打ち換えるような形になるわけなんですけれども、幾つかアスファルト等いろいろな種類もございますので、それを何種類かのものを試験施工で試してみて、最終的に一番いいものを選んで設計に生かして工事をしていきたいなと、そのように考えております。
以上です。
404 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
405 ◯委員(馬場賢司君) ありがとうございました。
アスファルト系で試験施工でまたやっていくということで確認させていただきました。ありがとうございました。
あともう一つですね、以前ちょうど橋の通行区分について調査が行われたと思うんですけれども、今、基本的には自転車引いていくというような形になっていると思うんですけれども、なかなか急いでいる方はそのまま行ってしまう方もいらっしゃるんですけれども、その辺通行区分の調査が行われて、今後設計に向けてはどのように調査が生かされていくのかということを伺っておきたいと思います。
406 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
407 ◯道路課長(浅川浩二君) ふれあい橋の通行のゾーニングということでございますが、平成31年度になりますが、二つのパターンで通行区分の社会実験というのを行っております。一つ目が、ふれあい橋の通行幅員なんですけれども、それ6メートルございます。6メートルのうち歩行者空間と自転車空間、3メートルずつですね、それを半分に割って2分割したもの、それが一つ。
もう一つが、その6メートルのうち両端部ですね、1.75メートルずつ、それを歩行者空間、真ん中の中央部の1.75メートルになるんですけれども、それを自転車区分、要は3分割にしたもの、この二つのパターンで2週間ずつになりますけれども、社会実験を行いました。
それと併せて、ふれあい橋を歩行するですとか、あと自転車で通行する方に対してアンケート調査をしたり、周辺自治会19自治会になるんですけれども、その方々にアンケート調査をしたところでございます。
アンケートの内容なんですけれども、今申し上げたとおり、2分割案、あと3分割案、もう一つが今のまま、この三つのうちどれがよろしいでしょうかということで選択してくださいというようなアンケートを行ったのですが、一番多かったのが2分割案です。半分ずつに割るという案で、それが6割の方がいらっしゃいましたので、この結果、6割の方がいらっしゃったということで、この結果を踏まえまして日野警察さんと協議させていただきまして、工事完了後には最終的には通行区分はいわゆる2分割にする案で開放するように考えているところです。
ただ、2分割にするわけなんですけれども、最終的に2分割にして表層の色だとかで、やはり色彩で区分を分かりやすくしたいなと思っているところなんですけれども、それもまたこれから検討課題になっているんですけれども、色等については、これからまた考えていきたいなと思っております。
以上です。
408 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
409 ◯委員(馬場賢司君) ありがとうございました。分かりました。
以上です。
410 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
411 ◯委員(奥住匡人君) 私からは、4点質問を申し上げたいと思います。
1点目は、329ページのまちおこしイベントに関して。
2点目は、土木費、道路橋梁費に関して、338ページですね。
それから、361ページの公園整備費について2点、質問を合計4点させていただきたいと思います。
まず、329ページのまちおこしイベント事業経費に関して、先ほども御説明の中にひの新選組まつり、よさこい祭に関しては、ウィズコロナの時代にも整合性が合うように近い形で計画をしていきたいというような御説明もあったと思うんですけれども、5月には新選組等々も控えている状況の中で、ウィズコロナの対応等々どういうふうに計画をされているのか、お聞きをさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
412 ◯委員長(森沢美和子君) 産業振興課主幹。
413 ◯産業振興課主幹(中沢智道君) 長引くコロナ禍の中で、ウィズコロナを見据えた対策をしながらもコロナ前の内容に近い形でイベントを実施することで、何とか日野市を元気に盛り上げていきたいという実行委員会の思いを受けての内容でございます。
しかしながら、コロナの状況がございます。通常でやらせていただく内容というところですけれども、例えば新選組でございましたら、パレード、またコンテストというのが祭りの基本になってくるかと思いますけれども、こういったものを少し規模の見直し等も行いながら、工夫を凝らして事業をしていきたいというような形で今、検討をしていただいているところでございます。
以上でございます。
414 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
415 ◯委員(奥住匡人君) 新選組に関しては、5月に開催されるという中で、今3月の下旬に差しかかるところで、なかなかコロナも落ち着かない状態にもあってなかなか難しい決断も迫られるかなというふうに思う反面ですね。今後の日野市全体で大きなイベントとして行われている産業まつりであるとか、よさこいであるとか、もみじ灯路等々大きなイベントもこれから開催する時期に差しかかると思うんですけれども、この2年大変難しい判断も迫られてのなかなかできない状況もあってきたと思うんですけれども、全体を通じてイベントに対する市のお考え方、お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
416 ◯委員長(森沢美和子君) 産業振興課主幹。
417 ◯産業振興課主幹(中沢智道君) 委員、御指摘のとおり、コロナでイベントに関しまして、特に新選組、またよさこい祭につきましては、数年来実施ができないか、または違う形での開催というのが続いてきたところが現状でございます。
今後も少しコロナの状況については、見通しが立ちづらいというところもございます。また、直近ではまん延防止等重点措置が解除にはなりましたけれども、東京都からはリバウンド警戒期間における取組も発表されております。
こちらにつきましては、4月24日までということで出ております。そういった中での様々都やまた国の方針なども踏まえて、市のほうも方針を出していくところでございますけれども、ウィズコロナでうまく共存しながらも地域のまちおこしの中ではしっかりと皆さんと協力してやれることをやっていきたいというところが現状の考え方でございます。
以上でございます。
418 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
419 ◯委員(奥住匡人君) 1問目は了解しました。
2問目に行かせていただきます。
338ページ、道路橋梁費という項目が338ページ、項2でございまして、その中の生活道路の補修全般に関して質問をさせていただきたいと思います。
日野市の道路舗装補修に関しては、道路舗装補修計画に基づき幹線道路を中心に補修を進めていただいているというふうに感じておりますけれども、生活道路に関しても、今以上に補修を進める必要があるのではないかなというふうに思っております。
そこで、生活道路の補修について具体的にどのような予算で補修を行っているのか。また、生活道路の補修について、どのようにしていく予定なのか、今後の方針についてお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
420 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
421 ◯道路課長(浅川浩二君) 生活道路に関する考え方等に対する御質問でございます。
日野市の道路につきましては、議会等で御説明させていただいておりますが、平成24年に策定した道路舗装補修計画に基づきまして、幹線道路や準幹線道路を中心に補修をしているところでございます。
また、生活道路についてですが、この舗装補修計画では、生活道路の5%が著しく損傷していると想定しまして、市域全体を補修しているという状況でございます。
令和4年度の経常的な予算として計上している具体的な生活道路の補修について、予算書で説明させていただきたいと思います。
まず、341ページの上段にございます2の道路維持経費の10の需用費、道路施設修繕料951万3,000円でございます。これは舗装補修のほか側溝の修繕なども行っているような経費でございます。
同じページの10の需用費の最上段になります。消耗品費88万9,000円、それと中段やや下の15原材料費の舗装補修材ほか505万5,000円というのがございます。これらは市の職員、作業員により直営で補修を実施している際の材料費になります。
続いて、343ページになります。
343ページの3、上段になります。3の道路舗装補修事業経費、舗装補修局所修繕料551万円になります。これは生活道路のうち局所的に部分的に修繕するときの経費となります。
続いて、同じページの中段になります。5番、道路ストック等更新事業経費の道路施設修繕料1,194万4,000円になります。この予算が生活道路を中心に補修しているような経費になります。
今、答弁申し上げたとおり、現在の生活道路に関する補修につきましては、合計で約3,000万円の予算を活用して対応しているというような状況になっております。
併せて、日野市には現状、道路課補修係に作業員が10名ほどおりますので、これが大きなメリットであるかなと思っております。
ただし、市全体で生活道路の経年劣化が進んでいるということは当然認識はしておりますので、今後対応していかなければならないとは考えております。
そこで、先ほどまちづくり部長から説明がありました、生活道路の補修をさらに進めるということで、令和4年度の予算で生活道路舗装補修緊急対策工事2,715万1,000円を新規に予算をさせていただきまして、生活道路の修繕に努めていきたいと考えているところでございます。
この予算では、市民の方々から補修要望のある箇所を中心に抽出させていただきまして、予定では9か所11路線、4,020平米の補修を予定しております。
続きまして、生活道路の補修に関する今後の方針ということでございます。
現在は、当初の舗装補修計画の第1期計画にて道路補修を令和6年度に完了させるということを重点に置いております。
ただ、生活道路につきましても、経年劣化が進んでいることから、今後は部分的な補修ですとか、あと一定区間の改修などを検討しまして、抜本的な対応につきましては、今後策定予定の第2期道路舗装補修計画に中で言及、または検討していきたいなと考えております。
この2期計画の中では、今後の道路維持管理に関する在り方ですとか、もう少し大局的な計画にしなければならないと、そのように考えているところでございます。
以上でございます。
422 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
423 ◯委員(奥住匡人君) 詳しく説明をいただきました。生活道路、大変厳しい状況があるにもかかわらず予算としては何パターンかあって、対策を講じていただいている。令和4年は、緊急対策工事という形の中で7,000万円相当を新規に計画をしていただいたという説明であります。
この予算の名称が生活道路舗装補修緊急対策工事という項目で掲げられています。緊急対策工事という名称があるとですね、何となく単年度今回一回きりのような印象を受けてしまうんですけれども、先ほどからも議論させていただいて、我々も自民党として要望を高く挙げさせていただいているこの生活道路の補修でありますので、今後、恒久的に予算をつけていただいて安全安心なまちにしていただきたい、そのように思うところなんですけれども、市長から最後に一言、この所見に関してお話をいただければと思います。お願いします。
424 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
425 ◯市長(大坪冬彦君) おおむね道路課長が答弁したとおりであります。予算的に厳しい状況の中で、しかし道路の舗装補修計画を作り、計画的に修繕をしてきた。それ以外の生活関連道路についても、様々な形で傷んでいてそれをどうするかという、そういう御意見もいただいてきました。それについてしっかりと取り組んでいかなければならないし、やはり生活の基盤、大切なインフラでありますので、生活を支える大事な一つの条件でありますから、それをしっかり修繕をしていく。そして、住みよいまちづくりにつなげていくという、それが一番の要かなというふうに思っております。
その上で、幹線道路についてもしっかりと計画的に修繕していく。両方を両立させながらということで、今年度は新規に一部生活関連道路の予算をまとめて計上させていただきました。今後の状況を見ながらですね、生活道路を含めて市の道路の行政をしっかりやっていきたいと思っております。
以上です。
426 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
427 ◯委員(奥住匡人君) ありがとうございます。
幹線道路等々のお話もいただきました。生活道路の補修もしっかりと引き続き取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、361ページ、公園整備費に関して質問をさせていただきたいと思います。
公園整備費の中の361ページに平山六丁目地区急傾斜地崩壊対策事業負担金とインクルーシブ遊具整備の件が載ってございます。この件に関して質問をさせていただきたいと思います。
先ほどお話が説明であったように、今までは設計がされていて、令和4年はようやく擁壁の工事に差しかかるという平山六丁目の現状について御説明をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
428 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
429 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 平山六丁目地区急傾斜地崩落防止工事の件で御質問いただきました。
こちら平山六丁目の急傾斜地ののり面崩落防止事業でございまして、令和元年度から東京都が事業主体となって実施している事業でございます。
令和元年から令和3年までは、主に設計等を行っております。令和4年度からそれに基づきまして擁壁の築造工事に入るという予定で、今年度1,750万円の予算化をさせていただいたところでございます。
こちら、事業スキームとしましては、工事の施工と費用負担に関する協定に基づきまして、東京都が実施する事業に日野市が事業費の10%を負担するという枠組みで行うものでございます。
現状としましては、一部権利者から承諾が得られていない状況がございますので、市としましては、この接触機会が得られるように今後努力してまいります。
以上でございます。
430 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
431 ◯委員(奥住匡人君) 平山六丁目は大変危険な地域ということの中で、東京都の力添えもいただきながらようやく擁壁の築造工事が始まるということなので、しっかりと対策を練っていただきたいと思います。
次に、その下段のインクルーシブ遊具整備工事、この事業内容について御説明をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
432 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
433 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) インクルーシブ遊具の整備工事でございます。
こちらは障害があってもなくても一緒になって遊べる遊具、いわゆるインクルーシブ遊具を設置するものです。設置場所の公園は日野中央公園を予定しております。
設置する遊具の内容なんですけれども、ブランコや滑り台、あと砂場、これらの設置を検討しております。
なお、遊具につきましては、実際障害をお持ちの方とかその親御さんとか、関係する方々に現在今、意見を聞いておるところでございます。そちら意見を聞きながら最終的な遊具の配置は決定していきたいなと考えております。
以上でございます。
434 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
435 ◯委員(奥住匡人君) 東京都からの御支援をいただいてという形の中の事業だというふうに御説明をいただきました。設置場所が中央公園ということも御説明をいただいたんですけれども、それぞれ日野市内のエリアの中で、多くのお子さんたちが御利用になられるとか、障害をお持ちの方がよく利用される公園なんかというのも市内にはよくあると思うんですけれども、そちらへの展開、令和4年以降、令和5年とか6年とかそのようなお考えはあるのかどうか、お聞きをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
436 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
437 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) こちら、インクルーシブ遊具の設置につきましては、市としてはまだ事例がございません。本格的なインクルーシブ遊具というと今回が初めてでございます。ですので、実際設置した後、その公園の状況、また利用される方々の声など確認しながら、今後については検討していきたいと思っております。
以上でございます。
438 ◯委員長(森沢美和子君) 奥住委員。
439 ◯委員(奥住匡人君) インクルーシブという形の中で、障害者も御利用いただけるというような遊具だと思うんですけれども、先進の地方の都市なんかに行くと、小さいお子さんがそれに乗っても1人で遊びやすいというか、転びにくいというようなそういう仕掛けのブランコなんかも設置されている状況もかいま見れましたので、ぜひ、こういう事業に関しては積極的に市のほうも取り組んでいっていただきたい、そのように思う次第でございます。
以上で、私の質問を終わります。
440 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
441 ◯委員(岡田じゅん子君) 土木費について2点伺います。
一つ目が355ページの交通網整備支援経費、二つ目が363ページの緑地等管理経費になります。355ページの交通網整備支援経費から伺わせていただきます。
公共交通の地域連携計画の中にある日野市の交通空白地域がですね、市の決めた交通空白の定義について、この間、何度となく伺ってきたんですけれども、もう一回確認をさせてください。
442 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
443 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 交通空白地の定義ということでございます。
交通空白地の定義につきましては、鉄道駅でいきますと半径500メートル、バスでいきますと半径200メートル。あとそれに加えまして、これまで勾配とかそういうところも配慮して交通空白地を定義をさせていただいているのが日野市の現状でございます。
以上でございます。
444 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
445 ◯委員(岡田じゅん子君) 私も地域の皆さん、私の活動地域の住民の皆さんから、特によくミニバスを通してほしいとかそういったお声をいただく地域というのがやっぱり集中していて、新町の四丁目、五丁目、それから栄町、日野本町にお住まいの皆さんから、唯一日野の中でミニバスが通っていない地域だから通してほしいという御依頼をよくいただくんですよね。
この間、私も市と同じ認識で交通空白地域にはやっぱり何らかの公共交通が必要だというふうな認識でいたんですよね。
ただ、選挙期間も通して多くの市民の皆さんと対話する中で、かなり認識を改めたところがありまして、皆さん、交通空白という概念を持ってふだん暮らしているわけではなくて、路線バスが通っている地域でも駅には路線バスを使って行きやすいんだけれども、例えば通勤、通学には困っていないけど、例えば市立病院に行きたかったり、それから市役所に行きたいときに何らかの理由で1本で行きたい場合にそれができないとなるとちょっと不便だなとお感じになると思うんですね。
まだ体が元気なうちは乗換えもそんなに苦じゃなかったりバスを乗り継いでいくことも苦ではなかったり、自転車や車という手段もあると思うんですけれども、何らかの事情で御病気だったり御高齢だったりとかしてそうした手段が使えない方の場合、どうしても路線バスは通っていても余り便利さを感じないようなそういう方もすごく多くて、だからこそなんていうか、路線バスが通っている地域でもすごく公共交通の要求が強かったりすると思うんです。
昨年末に地域の住民の皆さん、新町四丁目、五丁目の住民の方と栄町にお住まいの方と日野本町の方と合同で、市に対して私も紹介議員という形でこの地域にミニバスを通してくださいという申入れを行いました。
そのことを地域に知らせるニュースを出したら本当に大変な反響で、先日は一般質問で馬場議員もすごくそういう要求が強い地域で署名がたくさん集まったという、そういう質問をされたというふうに思います。
交通空白に限定される地域だけじゃなくて、やっぱり多くの方が公共交通を望むのにはそれなりの理由があるんだなということをすごく感じてきました。申入れでは課長にも同席していただいていろいろと対応していただいて本当にありがたかったんですけれども、やっぱり全体的にやり取りの中で感じたのは、やっぱり予算がなかなか厳しいからどうしても交通空白という認識もしているし、住民の皆さんの要求もとても強い地域だということの認識も一致しているんだけれども、なかなか難しいというところに結論としてはなったというふうに思います。
今現在ですね、地域公共交通総合連携計画の中で計画を持ってですね、この事業が進められているというふうに思うんですけれども、今現在の計画というのは、2019年から2028年の計画に基づいて事業が行われているということだと思います。2029年以降の計画については、大体いつ頃から策定に入るのかということをちょっと教えていただきたいんですけれども。
446 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
447 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 計画の見直しというところでございます。
委員の御指摘のとおり、今現行の計画で運用しているところでございます。その見直しにつきましてはですね、まだ具体的に何年度からということはまだ計画はしておりませんが、見直しの背景というものがあると思います。今ですと、コロナ禍による利用者数の減少とかというところがございますので、連携計画の改定は、計画の期間の中で随時見直さなければならない状況も発生してくるとは思いますので、今後の生活様式とか人の流れとか動きみたいなものを大幅に今回のコロナで変わっておりますので、それは公共交通についても影響が出ていますので、そこら辺は適宜注視しながら見直しも含めて検討していかなければならないというふうに考えております。
以上でございます。
448 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
449 ◯委員(岡田じゅん子君) 公共交通に関しては、やっぱり利益を重視するあまりに空気を運んでいるということで、行革の対象になったりとかということもいろいろあったと思うんですけど、やっぱり乗る機会はコロナで確かに減ったとしても、やっぱり要求は依然としてあるということがこの間よく分かったんです。決してコロナだから乗らないから要りませんというふうにはやっぱりならないんですよね。そういうところをぜひ直視していただきたいということと、あと今、東京都のほうで公共交通の在り方検討会議というのが開催されていて、たしか6回ぐらい既に会議が行われていて、この3月末にも東京都における地域公共交通に関する基本方針(仮称)というものが公表されることになっているということです。会議に提出された資料なんかもインターネットで読めるようになっているんですが、会議に提出された資料の中にですね、新型コロナ危機や気候危機を契機として様々な変化が前倒しで到来していることを踏まえ、まずは都内各地で地域自らが交通をデザインする意識を定着させる期間として、今後5年間を重点取組期間と定めて、都と区市町村等で連携して以下の取組を進める。その取組の中に地域公共交通の状況に関する認識や危機意識を共有するという記述がありました。基本方針が公表される前の、あくまでもこれは会議の中に参考として示された資料ですけれども、こうした記述もあることなので、やっぱり次回の公共交通連携計画策定に向けてですね、東京都のほうで問題意識、危機意識というものをぜひ共有していただいて、コロナ禍であってもやはり要求はなくならないんだということと、それから、予算がなかなか厳しいんだというところをやはり率直に上げていただいて、東京都とぜひ問題意識を共有していただいて、東京都のほうからもやはり補助金が必要だとか何かそういった解決策が見い出せないかということをぜひ模索していただいた上で、次回の公共交通総合連携計画の策定にも役立てていただきたいというふうに思うんですけれども、認識をお聞かせいただきたいのですが。
450 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
451 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 今現時点でですね、ミニバス、ワゴンタクシーを補助させていただいているんですけれども、令和2年度につきましては、コロナ前の70%ぐらい、約7割、令和3年度は1割ぐらい回復しまして約8割ぐらいというところでございます。
なかなか元の状態には戻っていない状況の中でですね、市町村の支援というのもなかなか今までどおりとはいかないと思いますし、それに対してはですね、東京都さんと連携しながらどう地域公共交通を維持していくかということの視点が非常に大事だと思っておりますので、東京都と連携しながらご意見も伺いながらですね、検討を進めていきたいと思っております。
以上でございます。
452 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
453 ◯委員(岡田じゅん子君) この件は以上で終わります。ありがとうございます。
次の質問に入ります。363ページの緑地等管理経費について伺っていきます。
年末にですね、東豊田一丁目の崖地の緑地の売買というものが信託緑地として管理してくださっていた市民の方から、デベロッパーと言ったらいいんですか、開発業者の方に譲渡されたという、そういうことがありました。
土地を譲渡する前に日野市に対してですね、信託緑地の先買い届出というのが出されて、先買いについての様々な交渉が行われたことと思います。
その結果、買取りがですね、日野市がその緑地を買い取らないということが決定して開発業者の手にその緑地が渡ったわけなんですけれども、資料を要求していただいたものを読みますと、日野市が買取りをしなかった主な理由として、財政上の理由から買取りが困難というのは仕方がないとして、当該地が土砂災害防止法による土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定を受けていることというような記述がありました。
この先買いを、市が、この緑地を買い取りませんよというふうに決めた理由として、この土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定を受けているということが、ちょっとつながらなかったので、なぜこういうことを理由に買わないというふうに決めたのかというのを、もう一回説明していただきたいんですけれども。
454 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
455 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 緑地信託地を買取りの申出があったときにですね、お断り、まあお断りというか買い取れないという結論に至った理由が土砂法の関係だということなんですけれども、買い取った場合に、私どもがその後維持管理を、もちろん信託中も維持管理は行っておりますけれども、その後、自分たちの公有地化した緑地を管理していくということになりますので、その後の維持管理のこともしっかり考えた上で判断しなければならないというところから、土砂法のかかっているところにつきましては、当時の解釈としては、そこはお断りするというところで、理由としては、要は今後の維持管理を見た中で判断したということになるかと思います。
456 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
457 ◯委員(岡田じゅん子君) できればですね、緑地は残したいからこそ、こういう制度がずっと続けられ、日野市特有のね、信託緑地という制度がつくられて維持されてきているんだと思うんですけれども、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定を受けているからこそ市のほうで買い取ってですね、そういった管理をきちんとして、緑地も残して、災害の防止もするというような立場に立たないという、そういう判断がされたということでいいですか。
458 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
459 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 維持管理していくに当たっての懸念があるので、当時はそういう判断でお断りしたというところではございます。
ただ、それ土砂法ということで、一律にそういう判断でいいのかということも、内部では検討するべきじゃないかということがございまして、その後は一律に対象外とするのではなくて、要は維持管理に対する懸念事項が解消されれば、所有者のほうによって解消されれば、寄附等を受けてもいいんじゃないかとか、そういうような方針もございますので、現状では一概にお断りをするということはないというところでございます。
460 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
461 ◯委員(岡田じゅん子君) ちなみにどういう、土砂災害がということが、土砂災害警戒区域だということが解消されれば買い取るというお話なんですかね。買い取ることも検討できる。
462 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
463 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 土砂法の指定がなくなったらということではなくて、その管理をしていくに当たっての支障になる、支障になるであろうと懸念されるような事項が解消されればというふうに考えております。一概に土砂法ということにはこだわらないということです。
464 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
465 ◯委員(岡田じゅん子君) 分かりました。確認で聞かせていただきました。
要するに言いたいことはですね、災害対策をやりながら崖地を残すという、そういう努力をする立場に、ぜひ立っていただきたいということで、そうしないとどんどん緑地が減ってしまうというふうに懸念をしています。市の認識、この点についてどうでしょうか。
466 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
467 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) まず、今、東豊田の一丁目の緑地の件で御質問いただいたんですけども、財政状況からいって、この緑地を買収していくというのには、まずワンクッションが入るということは大前提にございます。寄附をしたいと、寄附をいただくというようなことについては、レッドゾーンであっても、イエローゾーンであっても、一旦検討はすると。ただし、このレッドゾーン、イエローゾーンというのは、どうしてもこの土砂災害の危険性が表面上はあるということで、こういったところでも土砂災害に対する崩落防止対策なんかを権利者のほうでやっていただいて、このレッドゾーン、イエローゾーンが解消されるようなところであれば寄附を受けるというような可能性もある。
また、場合によっては、この緑地の中では幾つかランクづけを今していまして、ポイントをいろんな形で設けているところでございます。貴重種があるだとか、生物層が豊かであるだとか、こういったこともポイントの一因になっていまして、そういったところもしっかりと評価をしながらポイントが高いところに関しては、ランクづけとしてですね、寄附を受けるに値するような形をランクづけしているところでございます。
今回のこの東豊田一丁目については、どうしてもまずは寄附ではなく買収ということから入った案件でございますので、そこでちょっと、どうしても私どもとしては先買い権がある信託緑地ではありますけども、お断りせざるを得ないというような状況でございました。
以上でございます。
468 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
469 ◯委員(岡田じゅん子君) ちなみに今の答弁のとおりで考えると、評価が低い土地だったからこそ買うのを見合わせたというか慎重になったということですかね。
470 ◯委員長(森沢美和子君) 環境共生部長。
471 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) まず財政状況からいって、どうしてもその緑地を買収するというところについては、買収からお話が来るところについては、まずお断りせざるを得ないというようなのが第一義的にございます。
寄附いただけるかどうかということについては、寄附の中で、こういったランクづけをした中で、ランクの高いものであれば寄附を受けるということでございます。
以上でございます。
472 ◯委員長(森沢美和子君) 岡田委員。
473 ◯委員(岡田じゅん子君) 分かりました。取りあえず分かりました。ありがとうございます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
474 ◯委員長(森沢美和子君) 馬場委員。
475 ◯委員(馬場賢司君) 先ほど岡田委員の発言の中で、馬場議員も要望していましたという発言がありましたけれども、私は今回の議会でバス路線について質問しておりませんし、ここ何回かの議会を振り返ってみても、日野本町、新町四丁目、五丁目のバス路線ということは触れておりませんので、その辺、委員長として議事録の精査をお願いできればと思います。
以上です。
476 ◯委員長(森沢美和子君) ただいまの岡田委員の発言に対しましては、議事録等を十分精査し、委員長として対応してまいります。中嶋委員。
477 ◯委員(中嶋良樹君) 私から2点質問させていただきます。
まず商工費、323ページのTOYODA BEERプロジェクト事業経費。
2点目が土木費の343ページの通学路等安全対策経費について、順次質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、TOYODA BEERのプロジェクト事業経費について、先ほど説明もございました。令和3年度比で100万円の減額。見直しをしていただいて減額となった事業であると伺っております。特に組織の自立化に向けて、地元の有志の方々で補助金に頼らずですね、日野産の大麦を栽培して、それを原材料にしたPREMIUM TOYODA BEERを作るために、その分として100万円を減額するという説明をいただきました。
このPREMIUM TOYODA BEERはですね、日野市の新たな名産品として定着してきているというタイミングでの補助金の減額となるわけでございますので、一部ですね、事業に関わっている市民の方々からは残念だという声も聞こえてきておりますので、まずその点について、市の御認識をお聞かせいただきたいと思います。
478 ◯委員長(森沢美和子君) 産業振興課長。
479 ◯産業振興課長(中村守助君) 委員の質問に対してお答えいたします。
TOYODA BEERについては、先ほど委員がおっしゃったとおりでございます。復刻するために平成26年度に市民などが構成する実行委員会を設立したところでございます。当初から東京オリンピックまでを一つの目標として将来の自立化に向けては話し合ってきたところでございました。
補助金という形で事業を行っておりましたので、いつまでも補助金を支出するというのはなかなか難しいのかなという認識に立っておりましたので、そういった意味でも5年というところを一つの区切りということでは考えておった状況ではございます。
この間も実行委員で関わる方も減ってきて、市民の方も減ってきているというところで、市役所の職員の関わりが増えてきてしまっているというところであったんで、市としても対応をどういうふうに考えなくちゃいけないというところを、実行委員会の中で提案をさせていただいたところでございました。
令和3年度につきましては、今後の在り方というところを主に実行委員会の中で検討したところでございます。その中で、実行委員会では令和4年度以降のPREMIUM TOYODA BEERの大麦栽培。ここについては一旦休止しましょうという話で実行委員会の中で決定し、それを受けて令和4年度は大麦栽培への補助金の分を減額したところでございます。
ただ、一方で地元の有志からは、本来の自立化に向けた動きということで、大麦の栽培を自主的にやっているところがございますので、この件についても、自立化への支援ということで産業振興課や都市農業振興課も併せて支援をしていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
480 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
481 ◯委員(中嶋良樹君) ありがとうございます。よくよく市の認識は分かりました。
このTOYODA BEER、私も広報ひのでもいろいろ、デジタルサイネージでも、今PRしていただいているところだと思いますけれども、単純にこの補助金100万円という金額で見ると、たしか1,000本販売するということで1本当たりでなおすと1,000円の補助というような、単純な計算では私はないと思っておりますので、日野産の大麦を栽培する農家であったり、また販売する11の取扱店。それから製造する石川酒造さんなど、様々な方々が関わっているというふうに聞いておりますので、ぜひビール自体も、私も何度か飲ませていただいて、大変周りからも評判がよくて、一部贈答品などとしても利用されているということで、大変送った側も送られた側も喜ばれている品物ではないかなと思っておりますので。
先ほど御答弁の中で関わる市民の方も減ってきているということも話ありましたけれども、今後、やはり市民活動として事業が活発化して、多くの市民が関わることになれば、また、このTOYODA BEERの1本の付加価値もより高まると思いますし、先ほど説明いただいたとおり、地域の資源、地域の力、誇り、愛着というキーワードも出ましたので、やはり地域活性化の武器といいますか、そういったものにしていただいて、このせっかく勢いに乗った事業が完全に消えてしまうことがないように、今後も市として側面からしっかりと支援をしていただきたいことを意見として言わせていただいて、この質問は終わります。ありがとうございました。
続いて、2点目、通学路等の安全対策経費についてお伺いいたします。
先ほど説明いただきましたとおり、今、日野市では通学路の交通安全プログラムに基づいて市内17校の通学路における安全対策を順次行っていただいて、令和4年度の予算については1,900万円増ということで、非常に予算化していただいて、まずはほっとしております。
ただ、2021年、昨年ですかね、6月に起きた千葉県八街市。本当に痛ましい事故が繰り返し毎年子どもたちが巻き込まれる事故が絶えない、全国各地で絶えない状況が続いております。今年、今月ですけれども、国交省、文科省、それから警察庁の調べ、小学校の通学路ですね、合同点検を行っていただき、全国で約、約ではなくて、全国で7万6,404か所、危険箇所があるという報道もなされております。
そういった中で、今、日野市内にどれほど危険な通学路があるのか。まず全体像をお聞かせいただきたいと思います。
482 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
483 ◯道路課長(浅川浩二君) 具体的に危険な通学路があるのかどうかというところなんですけども、道路課としては、すみません、まだそういう調査のほうはしていません。
ただ、毎年ですね、学校また警察等と一緒に点検をして、危険だと言われているところは抽出して、翌年度予算化して、道路課のほうで予算化して、改善しているというような状況ではございます。
質問の御趣旨からすると、すみません、具体的に危険な箇所がどこなのか、何か所なのかというところについては、すみません、把握のほうはしていない状況です。
以上です。
484 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
485 ◯委員(中嶋良樹君) 道路課では把握されてないということで、当然各学校で点検なり、子どもたちもそこに加わってですね、授業の一環だと思うんですけれども、歩いて危険な箇所がどこにあるかというところの取組は、教育委員会のほうでなされているのかなと思うので、なかなかお答えしづらいかと思うんですけれども。
先ほど34か所というのが拡充するという部分が答弁あったので、具体的な数字、もしお答えできる範囲であればお願いいたします。
486 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
487 ◯道路課長(浅川浩二君) 申し訳ございません。まず、昨年の痛ましい八街の事故を契機に、夏ぐらいに学校課、学校等関係者と調査のほうをさせていただいて、それぞれの学校から危険であると思われるところについて表示していただいて、それを実際に確認させていただいてきました。それで、危険だということと、このようにしてほしいという要望も含めて幾つか数があるわけなんですけども、その中で警察等と相談させていただいた上で、市内の改善すべき箇所ということで34か所を抽出させていただいたということでございます。
34か所の中に、いろんな対応の方法、対応の仕方というんですか、そういうものがあるんですけれども、34か所全て、例えば全部見ますと、具体的に申し上げます。一小が2か所です。七小が4か所、東光寺小学校が3か所、仲田小が3か所、豊田小が1か所、六小が9か所、平山小が1か所、八小が5か所、滝合小が2か所、南平小が1か所、旭が丘小学校が3か所、全部で34か所というふうなところで考えているところでございます。
以上です。
488 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
489 ◯委員(中嶋良樹君) 令和4年度の予算ですと、2,450万円近くの予算を計上していただいていますけれども、これは、すみません、その34か所のうちどれほど完了することになるのか。100%なのか、一部なのか。具体的などこというのはいいんですけれども、件数でもし分かったらお願いいたします。
490 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
491 ◯道路課長(浅川浩二君) 件数で申し上げますと、56件になります。
以上でございます。
492 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
493 ◯委員(中嶋良樹君) すみません、34か所抽出していただいたということで、そのうち何か所かというところでお答えいただければと思うんですが。
494 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
495 ◯道路課長(浅川浩二君) 34か所抽出させていただいて、34か所全てやるということで予算立てのほうをさせていただいているという状況です。
以上です。
496 ◯委員長(森沢美和子君) 中嶋委員。
497 ◯委員(中嶋良樹君) ありがとうございます。
34か所抽出していただいて、ほかにもいろいろ、もっとこうしたほうがいいんじゃないかという要望がある中で、今回、令和4年度については、34か所については100%、取り組んでいただけるということでお聞きできました。
本当に昨日も修了式の日に名古屋市で子どもが2人、小学校3年生と4年生ですかね。お一人は亡くなられて。私も3年生、5年生の子を持つ親としても、本当に痛ましい事故、絶えないなと。
やっぱりここは安全を最優先にして、安心できるまちをぜひ実現していただきたいと思っておりますので、来年度、令和4年度については、まずは一通り全て事業が完了するということで、今は確認できましたので、次年度以降も子どもたちの安全を最優先にして、生活道路の補修も大事だと思いますけれども、併せて子どもたちの通学路の安全対策にも、ぜひ力を入れていただきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。
498 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
499 ◯委員(伊藤あゆみ君) 私からは2点質問させていただきます。
一つ目は355ページ、5のまちづくり計画経費の中の豊田南地区86街区共同化事業補助金について。
そして、二つ目は341ページ、2道路維持費、10の需用費、道路施設修繕料です。
それでは、まず最初に355ページ、5まちづくり計画、豊田南地区86街区共同化事業補助金について質問させていただきます。
この豊田南地域、私も大変お世話になっている地域でございますが、ここの皆様に会うと、ほぼほぼ100%、30年以上も続く土地区画整理が前に進まないこと、これはどういったことかということで、いつも要望の声が挙がっているところでございます。
今回、先ほど説明がありましたが、豊田南地区86街区共同化事業補助金の概要をもっと詳しくお聞かせ願います。
500 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
501 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 豊田南地区86街区共同化事業補助金についての詳しい概要について御説明させていただきたいと思います。
豊田駅南口駅前周辺におきましては、狭小敷地が多く、ペンシルビルの乱立を抑え、駅前にふさわしい土地利用を誘導する必要があること。また、区画整理事業での移転に当たって換地先での再建が困難となり、事業進捗に大きな制約要因となることが想定されることなどから、駅周辺の良好なまちづくりを進めるため区画整理事業と一体となった敷地、建物の共同化を進める必要があるということでございます。
これまでも様々な手法で共同化を模索してきましたが、その中で86街区という駅前の街区なんですけれども、そこについて共同化のめどが立ったというところでございます。市としましても、共同化における補助制度を活用しながら共同化の後押しをしたいということで補助を行っているものでございます。
なお、令和3年度から補助をしておりまして、令和5年までの3か年で補助をしている。そんな予定となっておるところでございます。
以上でございます。
502 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
503 ◯委員(伊藤あゆみ君) ありがとうございます。地域の皆さんも日々奮闘をしていますので、ぜひ駅前にふさわしい、にぎわいのある美しい町並みができるように、幸せ奏でるまちづくり、これからもよろしくお願いいたします。
以上です。
続きまして、341ページ、2道路維持費、10の需用費、道路施設修繕料について質問をさせていただきます。
先ほども生活道路のことでお話がございましたが、この経費は側溝の修繕にも使われているのでしょうか。もう少し詳しくお聞かせをください。
504 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
505 ◯道路課長(浅川浩二君) この2の道路維持経費の道路施設修繕料についてでございます。
結論から申し上げますと、これ側溝の修繕等には使わせていただいているというような状況でございます。
道路課では、道路維持管理、いわゆるU字溝の修繕とかになりますけども、幾つかの科目にて予算化しているというような状況にはなっております。
その中で簡単な修繕、簡易的な修繕に関しましては、市の職員ですね、作業員のほうで実施のほうはさせていただいていますが、作業員では難しい大規模な修繕に関しましては、業者のほうに依頼して実施しているというような状況になっております。
この道路維持経費、道路施設修繕料につきましては、いわゆる市の職員の作業員では賄い切れないような、そのような側溝などの道路施設の修繕につきまして、業者に依頼するための経費となっているという状況でございます。
以上です。
506 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
507 ◯委員(伊藤あゆみ君) ありがとうございます。
日野市にはたくさんの森林があり、U字溝に落ち葉や泥が埋まり、機能していない箇所が多いということで、多くの皆様から清掃とか修繕を望む声を頂戴しているんですが、現状どのくらい、こういった箇所があるか、そういったことは把握されていらっしゃいますか。
508 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
509 ◯道路課長(浅川浩二君) 道路課には、道路などに関する様々な市民要望が入ります。その中で当然ですね、側溝に関しても様々な市民要望が入ってくるような状況でございます。
主な側溝に関する要望に関しましては、補修と清掃というものがございます。具体的には大体1年間にですね、要望件数、側溝に関する要望件数ですけども、大体300件ぐらいございます。内訳で申し上げますと、補修に関してが約100件、清掃に関しては約200件あるというような状況でございます。
基本的には、先ほどから申し上げているとおり、作業員によりまして補修や清掃をやっております。または、先ほどの予算科目でいう道路施設修繕料等で業務委託にしまして、U字溝の補修や清掃を実施しているというような状況にはなっています。
ただ、ほかにも日常的に行っている職員による道路パトロールをやっているんですけども、そこで確認できた側溝の劣化ですとか、また土砂の堆積についても、同じように対応はしております。ですので、市民要望プラス私どもで確認できた、パトロールでできた劣化状況、劣化したU字溝等の修繕について実施しているというような状況でございます。
以上です。
510 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
511 ◯委員(伊藤あゆみ君) 日々職員の皆様も道路パトロールをしていただいているということでありがとうございます。
確認ですけれども、昭和30年代から40年代頃に造られたU字溝が日野市には大変多くあると聞いております。年間約300件という要望に対して、951万3,000円というこの予算で、急遽決まった清掃や修繕など賄えているのか。そして、市民からの要望に全てお応えできているのか、確認をさせていただきます。
512 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
513 ◯道路課長(浅川浩二君) 側溝に関しては、先ほど御説明させていただいたとおり、職員の直営による対応ですとか業者への依頼で対応はさせていただいております。
951万円の中で全部対応できているのかというようなところなんですけども、このほかにも側溝清掃業務委託料というものがございまして、それを毎年予算化のほうをさせていただいております。また、一部の側溝清掃についても、先ほどからお話させていただいているとおり、業務委託をしている状況でございます。
ですので、側溝清掃ですとか、あと側溝の補修に関しては、おおむね対応できていると、そういう認識でございます。
以上です。
514 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
515 ◯委員(伊藤あゆみ君) ありがとうございます。
先ほどもお話させていただきましたが、豊かな自然が多くある反面、U字溝にたまる落ち葉や土砂が多く機能していない現状を、市民の皆様から大変多く伺っているところです。これは議員になる前からずっと取り組んでいる課題であり、奥住代表とともに大体3か月から4か月に一度、道路課や緑と清流課の皆様のところにお話をさせていただいて、そのたび清掃はしていただいているという状況です。
最近では、前々から重点的にお願いしていた地域の清掃をしていただき、その場に久しぶりに大変多くの雨が降ったんですけれども、水があふれることなく市民の皆様が大変喜んでいたということもございました。それについては、本当に私は感謝をしております。
しかし、今後もこの美しい状況を維持管理していくことが大切で、また同時に歩行空間の確保も行っていただきたいと思っております。自転車や車の運転を誤り溝にタイヤが落ちたりとか、また土や葉でU字溝が埋まっていることを知らずに子どもたちが遊びに夢中になって足をひっかけて転んでしまう。そういったことで骨折とか大きなけがにつながるんじゃないかということで、市民の皆様から声を寄せていただいております。
また、私も子どもの頃にそういった経験ございますので、市民が安全安心に暮らせるまち、豊かな自然と生活の調和の取れた日野市にするためには、現状のU字溝では、水路の確保、市民の安全を守ることができないと私は思います。
現在のU字溝を少しずつ都市型側溝やV字溝へ改修する費用を予算化するなど検討していただきたいと思いますが、市長の御所見をお願い申し上げます。
516 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
517 ◯道路課長(浅川浩二君) 答弁につきましては、先ほど答弁したとおりなんですけども、私どもは限られた財源の中で創意工夫しながら最大の効果を生むような、そのような取組で側溝清掃ですとか側溝の補修等をやっていきたいと思っております。
その上で、さらにというような御要望だと思いますが、なるべく今の与えられた財源の中で皆さんの要望に応えられるように最大限努力していきたいと思います。
以上でございます。
518 ◯委員長(森沢美和子君) まちづくり部長。
519 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 補足させてください。ちょっと二つのことを申し上げたいと思います。
まず道路行政なんですけど、全てが全て予防保全的にできればいいんですけど、なかなかそれ管理対象物件が高規模なんで、なかなか難しい側面があります。
したがいまして、今、我々の考え方は、予防保全でやるものとしては、先ほどから出ています、道路補修計画に基づくものだったりとか、橋梁長寿命化計画に基づくものだったりとか、そういったものについては国費だったり都費とかを活用させていただきながら、事前にやっているという考え方がまずあります。
今、伊藤委員がおっしゃったような、例えば道路側溝とか、本当に日常の中で市民の生活の身の回りにあるものは、どうしても当然これ我々道路課の職員が全て目配りできればいいんですけど、なかなかそれができなくてですね、市民の方とか議員の方々とかから、いろんな要望をいただいたりして、その中で対応している部分もありまして、やっぱりこういった部分はどうしても対症療法型で対応していかざるを得ないというところがあります。
したがいまして、予防保全でやるものはちゃんとやっています。であとは、どうしてもそこでカバーできないものは、市民の方々のお力を借りながら対症療法型でやっていかなきゃいけないという側面がありますので、そこについてはぜひ御理解いただきたいと思いますし、また議員のほうにおかれましても、そういう現場がございましたら、遠慮なくおっしゃっていただければ随時対応していきたいと考えています。
あともう一つが、今の現状の側溝でありますけど、基本的は全部オープン型のものになっていまして、これも全て都市型側溝みたいな形で市内のものが全部替えられればいいんですけど、当然これ予算の関係もありますし。ただ、日野市これ何もやってないわけじゃなくて、例えば駅前とかですね、要はバリアフリーの経路とか、そういったところはそういった整備をやっています。それが市内の450キロメートルにわたる管理道路全て、そういう対策ができればいいんですけど、なかなかそれも手が回らないという実情がありますので、そういったものについても優先順位を定めながら、限られた財源を有効に使ってやっていますので、そこについてもぜひ御理解いただきたいと思いますし、また危険な場所があれば、本当に遠慮なくおっしゃっていただいて、事故、起こらないような形の道路管理に努めていきたいと考えてございます。
以上でございます。
520 ◯委員長(森沢美和子君) 伊藤あゆみ委員。
521 ◯委員(伊藤あゆみ君) ありがとうございます。訴えてまいります。よろしくお願いします。
522 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
523 ◯委員(有賀精一君) それでは質問、全部で五つかな。
まず最初に、355ページ、多摩平一丁目9番地マンション云々かんぬんというやつですね。
それから2点目、ページ355でですね、これも交通安全の絡みですけれども、ごめんなさい。交通安全じゃないですね、ミニバスの関係ですかね、これミニバスですね、の関係。
それから、前後しますけれども、345ページで道路反射鏡の関係。
それから、359ページ、公園管理費ですね。
それから、365ページ、市営の長山団地の件についてお伺いしたいと思います。
355ページ、多摩平一丁目9番地マンション再生まちづくり計画策定業務委託料。これはたしか一般質問で新井議員が、これまた違いますか。ごめんなさい、間違いました。私の勘違いですが、これについて、内容を説明していただきたいと思います。
524 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
525 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 概要、多摩平一丁目9番地マンション再生まちづくり計画策定業務の概要というところでございます。
多摩平一丁目9番地におきましては、旧耐震マンション、高経年マンションの更新を含む街区の一体的な土地利用の検討を進めるためとしまして、地区まちづくり協議会を設立しまして、地区まちづくり計画を策定したいとの申出があったことから、この検討に適用するものとしてですね、市として支援をしているというところでございます。
この事業では、旧耐震マンション、高経年のマンションの更新を含む街区の一体的な土地利用の検討を進め、土地利用の方針を策定するものとなっておるところでございます。
以上でございます。
526 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
527 ◯委員(有賀精一君) 場所的にいうと、位置的に説明していただけないでしょうか。
528 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
529 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 西友を含む、あそこの道路で囲まれた街区全体のことを一丁目9番地というところでございます。
以上でございます。
530 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
531 ◯委員(有賀精一君) ありがとうございます。ちょっと私が勘違いをしておりました。西友を含む街区ですね。了解。すみません、ごめんなさい。
2点目、交通網の関係ですね。ミニバスの関係だと思うんですが、355ページ。いいのかな。
四小周辺、ここはミニバスのいわゆる要望といいますか、四小周辺ですよね。あるのかということと、あの辺はモノレールの駅が万願寺と、あと甲州街道駅ということであると思うんですけども、いかがでしょうか。
532 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
533 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 私の認識でいきますと、四小周辺にはミニバスというところの御要望は近年は受けてないというような認識でございます。
以上でございます。
534 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
535 ◯委員(有賀精一君) 先日ある方から、そういう話があったんですけど、やっぱり便利と言えば便利かもしれないですけど、駅の位置関係とか含めて恐らく対象ではない部分ということでの認識でよろしいんでしょうか。
536 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
537 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 一部河川沿いのところにほんの一部あるんですけれども、ほとんど空白地はないという認識でございます。
以上でございます。
538 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
539 ◯委員(有賀精一君) 私もちょっと位置関係で不明な点も多いんですけど、河川敷ということ、つまり多摩川のところの一部分は、その場所に当たるという意味ですか。それでよろしいですか。
540 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
541 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) そのとおりでございます。
542 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
543 ◯委員(有賀精一君) ということは、その方の私、御住所というのをしっかりと確認してなかったので、もしかしたらそこに住んでいらっしゃる方なのかもしれない。確かにあるということなんですね。了解です。
では次、三つ目で道路反射鏡、345ページ。前後して申し訳ないです。
これ、市民の方からも道路反射鏡を設置してほしいという要望は多々あるんではないかと思うんですね。私も道路反射鏡のことで伺った際に、たあーっと要望があるんだけども、優先順位をつけて実施していますということを伺った記憶があるんですね。
それというのは、案外公開されているものなのか。これだけの市内で反射鏡設置の要望があって、それに対して、まあ優先順位とか、いろいろつけてですね、点数。ここをまず最初にやりましょうと。そういうようなやり方で設置を進めているんでしょうか。
544 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
545 ◯道路課長(浅川浩二君) まず、優先順位づけなんですけども、基本的にホームページ等でも掲載のほうをさせていただいているんですけども、こういう場合は設置しませんというような条件を出させていただいています。具体的にいいますと、隅切りがあって見通しがいい、よいですとか、例えば直角で、また見通しがいいですとか、そのような状況のところにつきましては、設置は控えているというような状況でございます。
私どものほうで優先順位づけとして、一応幾つかの項目を挙げさせていただいて、それを点数化して、点数の高いものから順位をつけてやらせていただいているというような状況です。
具体的に、そういう項目はどのようなものかといいますと、そこに隅切りがあるのかとか、あと道路の幅員がどのくらいあるのかとか、そういうものを総合的に判断させていただいて、状況的に順位をつけて設置をさせていただいているというような状況です。
要望の中で多いのがですね、基本的に歩行者が見えないので設置をしてくださいというような要望があるんですね。基本的な道路反射鏡の概念というのは、車対車というのが基本なので、ですので、歩行者が見にくいので設置してくださいということに関しては、基本的にはお断りさせていただいているというような状況でございます。
以上です。
546 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
547 ◯委員(有賀精一君) 私も自治会の方から御要望を受けて現地に行き、実際車に乗ったとしてですね、これはやっぱり反射鏡必要だなというふうに思う場所だったんですけども。この三、四年ぐらいですか、まだついてない状況があるので、もう一度それは直接具体的な状況を確認していきたいと思いますけども、よろしくお願いしたいと思います。
次は359ページに戻って、公園管理のことで、これも質問する中身として少し不明な部分もあって恐縮なんですけれども、公園管理という意味で、万願寺の中央公園ですね。これ公園敷地内だと思いますけれども、ある建物がありまして、その建物というのが、これ管理されているのかなということを疑問に感じて、この3月でしたでしょうか、2月でしたでしょうか、緑と清流課になるんでしょうか、ちょっとお話をしたんですが。その後の簡単な状況で構いませんので、どうなっているのか説明していただけたらと思います。
548 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
549 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 万願寺中央公園のグラウンドの北側にあります、これ平成16年に開催された新選組フェスタのときに作られたリトルホースを収容というんですかね、の小屋というふうなもの。それと、その隣に事務所のようなプレハブの建物がございます。これが現在も残っているような状況でございます。当時、フェスタ終了後には撤去される予定だったそうなんですけれども、それが現在もまだ残ってしまっているということでございます。
今現在、私ども当時の事実などを振り返りまして、確認中でございます。ただ、現状がですね、一部扉が壊れていたりしていまして、中への出入りなども可能な状況になっておりました。それ確認できましたので、まずは公園利用者の安全などを考えまして、3月14日の月曜日には応急的に扉を閉鎖いたしまして、ロープで囲いまして、注意喚起、立入禁止の注意喚起をさせていただいたところでございます。
以上でございます。
550 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
551 ◯委員(有賀精一君) どうもありがとうございました。
最後にですね、365ページ、市営長山団地ですね。これ市としては解体という形だと思うんですけれども、状況としては、今、どんな状況になっているのか、御説明お願いいたします。
552 ◯委員長(森沢美和子君) 財産管理課長。
553 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 長山団地につきましては、平成26年策定の日野市営住宅長寿命化計画に基づき、用途廃止に向けて市内他の市営住宅への移転をお願いしているところでございます。
平成28年4月1日現在、その当時の世帯数は54世帯ございました。その後ですね、毎年のように説明会、また移転先の市営住宅にバスツアーなんかも組んで内覧なんかもしていただいて、移転の御協力をお願いしているところでございます。その結果、今現在の世帯数ですけれども、7世帯というところでございます。
以上でございます。
554 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
555 ◯委員(有賀精一君) これ、やっぱり居住権の問題とかもあったりして、市の思う方向になかなか進まない部分もあるとは思うんですけど、この7世帯の方たちは、今のところまだ移る御意思とか、そういうものというのは、まだなかなか難しい状況なんでしょうかね。
556 ◯委員長(森沢美和子君) 財産管理課長。
557 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 失礼しました。平成28年から移転を始めさせていただいていますけれども、その当時の計画では、令和5年までに全戸の方に出ていただくというところでございます。今、伺っている中では、その計画の中で移転していただけそうだというような状況にはございます。
以上でございます。
558 ◯委員長(森沢美和子君) 有賀委員。
559 ◯委員(有賀精一君) ありがとうございます。
令和5年にはということで進んでいるということなので安心しました。どうもありがとうございます。
560 ◯委員長(森沢美和子君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
561 ◯委員長(森沢美和子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午後5時38分 休憩
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午後6時10分 再開
562 ◯委員長(森沢美和子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
岡田委員から発言したい旨の申出がありましたので、これを許します。岡田委員。
563 ◯委員(岡田じゅん子君) 先ほどの新町、栄町、日野本町に関連したミニバスの件について、馬場委員も過去に発言した旨のことを発言いたしましたが、私の記憶違いでしたので、発言の訂正をさせていただきたくよろしくお願い申し上げます。
564 ◯委員長(森沢美和子君) 了解いたしました。
須崎委員。
565 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。私のほうからは2点、質問させていただきます。
351ページ、河川費、委託料、河川新設改良経費について。
2点目、355ページ、まちづくり計画経費、委託料、程久保五丁目樹林地保全利活用モデル検討業務委託料についてでございます。
まず1点目、351ページ、河川費、委託料、河川新設改良経費について質問させていただきます。
程久保川というところなんですけども、程久保川改修工事実施設計業務委託料というところになっております。日野市は1級河川、多摩川、浅川、程久保川とありまして、この程久保川というのが日野市で唯一水源を持つ1級河川というところでございます。長さは5.5キロメートル、程久保地区の急勾配の谷を一気に下り、落川で浅川、多摩川に合流し、上流は小川ですとか畑、雑木林など里山の風景が残り、中流、下流域におきましては、洪水対策のため三面護岸というふうな形で整備されているところでございます。
まず最初の質問としましてはですね、先ほど御説明もしていただきました。6か年で3工区に分けて工事を実施するというような答弁が、御説明がございました。この3工区、具体的にどこからどこまでの区間なのか。また、どのような工事をそれぞれ行うのかというところに関しまして、詳しい御説明をよろしくお願いいたします。
566 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
567 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 程久保川改修工事、6か年で3工区に分けて行いますが、それの具体的な場所及び内容ということでございます。
まず、程久保川、多摩都市モノレールの都道のところから西側の上流約1キロの範囲が本改修事業の対象地でございます。その途中に中央大学へ向かう道路を挟みまして上流側と下流側というふうに説明させていただきますけれども。
下流側の最下流から200メートルほど上流に上がったところの160メートル区間につきまして、こちらが第1期工事でございます。それと、第1期工事はもう1か所ございまして、中央大学への道路より上流側、80メートル上流から約120メートルの区間、合わせて280メートルの区間が第1期の工事分でございます。
第2期といたしましては、中央大学への道路から下流側、第1期の工事をやる部分を除いた部分全てを予定しております。こちら全体で約280メートル程度でございます。
第3期につきましては、中央大学へ向かう通りの上流側で第1期工事を除いた全ての区間ということで、約190メートルほどになります。
3工区の分けにつきましては以上でございます。
内容につきましては、基本的には、今自然のりになっている護岸を、そちらの護岸を整備するということでございます。基本的には両護岸をやって、河床はなるべく現状を残すというようなところを基本的な考えで持って設計のほうしてまいります。
以上でございます。
568 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
569 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
中流域、下流域に関しましては、先ほど冒頭、私申し上げたとおり、護岸の整備がされているというところで、大きく分けて上流域を三つに分けて、これから護岸の整備をしていくというところかと思います。地元からですね、これは昔から、前から言われていたことが今回工事に至ったことは大変評価に値するのかなというところを思います。
護岸の整備というところで、防災面のところでの整備かとは思うのですが、地域住民としては日々、防災面だけではなく、その清掃活動ですね、日々ごみのポイ捨てなどで川を、地域住民の視点から川をきれいにして自分たちの住んでいる程久保川をより皆様にとって愛される程久保川にしていこうというような活動が、地域のクリーン活動というか清掃活動が日々行われているところでございます。
このたびの工事は防災面ですが、景観としての整備、また遊歩道の整備ですね。今まで昭和40年代にもともと土だったところを整備されて、今のレンガのような遊歩道ができているところでございます。こちらは地域の住民からも犬の散歩ですとか、子どもたちを連れての安心安全が確保された遊歩道が、今、設備されているところではございますが、よりよい景観を保つために、これから防災面だけでなく、今後市として、どのような整備を行っていくか検討していく必要があるかというところの御見解を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
570 ◯委員長(森沢美和子君) 緑と清流課長。
571 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 護岸整備以外の、例えば、遊歩道の機能ですとか景観の関係につきましては、こちらの今回の対象範囲につきましては、水路用地が非常に狭くなっております。護岸整備をすることで用地をかなり必要としておりますので、我々が維持管理していく管理用通路程度は取れるかとは思うんですけれども、一般の方を対象にした遊歩道。特にモノレール沿いの程久保川のイメージだと思うんですけども、ああいう形の遊歩道というのは、ちょっと用地的に困難かなと思っているところではございますが、地域の方々などで美化活動などをしてくださっている団体もございます。そういう方々の声も聞きながら、例えば、少し川の中におりられるステップのようなものがあって、気がついたごみが拾えるとか、そういうようなところは、今後の実施設計の中で検討してまいりたいなと思っております。
以上でございます。
572 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
573 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。川のほうにおりられるステップというところで、私自身も幼少の頃、程久保川でザリガニ釣りとかをして、多様な生物が程久保川にいるというところが、ふるさと意識の向上というところで感じられるところがございましたので、そうしたところの整備を今後も積極的にしていただければというふうに考えているところでございます。
この点に関しましては以上でございます。
続いて、355ページ、まちづくり計画経費、委託料、程久保五丁目樹林地保全利活用モデル検討業務委託料について質問させていただきます。
こちらについてはですね、平成24年に請願が提出されていた、こちらも程久保地域にお住まいの皆様にとっては長らく待ち望んだというところで、また先ほどございましたが、この火葬場について白紙になった、火葬場ができるのかという期待というところのもと進めてきた中で、今回また白紙となってしまったというところに関しては、丁寧かつ大胆な形で今後市民の皆様とともに、今後このような地元のまちづくりをどのようにしていくかというところは、非常に重要な観点かと思います。
まず、現在の状況と課題というところをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
574 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
575 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 程久保五丁目の樹林地保全についての現在の状況と課題というところで御質問を受けました。
程久保地区につきましては、先ほど委員のほうからも御説明ありましたんですけども、平成24年に樹林地保全や程久保川の改修について請願が提出されておりまして、それが採択をされております。それを受けまして、平成30年の火葬場基本構想をきっかけに重点まちづくり協議会を立ち上げたところでございます。
その中の一つの課題である樹林地保全につきまして、取組を進めるために今回委託によりモデル事業を行うものとなっております。
モデル事業の方向性としましては、程久保周辺の資源や環境を生かして、当時昭和30年から40年の生活のなりわいを体験し、地域の資源の利活用のノウハウを継承するための活動を実施することや、その活動を地域に定着させるために活動メンバーや運営会社の検討を行い、継続的な活動を目標に進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
576 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
577 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。
程久保周辺の資源や環境を生かしてというところで、地域住民の力が必要になってきたり、これまでふるさとというか、里山風景が残るというところで従来話されてきたところではございますが、近年10年の動向を見ますと、新しい住宅も多く出てきておりますし、土地売却によってアパート、駐車場などが、多摩動物公園における駐車場も増えているところではございます。周辺の環境としても、資源としてもですね、多摩動物公園が1958年に開園し、面積としても52.3ヘクタールという七生丘陵における全国的に見ても国内有数の動物園であるというふうに認識しているところでございます。
また、約320種、2万2,000点の動物、昆虫がいる動物園で、日野市においても多種多様な、この多様性のある生き物というところで、このたびの議会でも第3次環境基本計画を策定というところで話し合ってきましたが、この日野の生き物プランというところでいうと、新しく5分野から6分野に増やした中で、生き物というところも重視されているところでございます。
そうした中で、この多摩動物公園を中心としたまちづくりですとか、このたびの森林環境譲与税を新たに制定され、実施されてきているというところもございます。森林の整備については緊急性が高いというところも、今回明らかになったというところでございます。森林の整備と併せまして、この程久保地域の文化は未来に向けて持続可能的に継承していく必要性があるというふうに考えております。
また、旧高幡台小学校のところに郷土資料館、教育センター、中央公民館高幡台分室が集約されているところではございます。この中央公民館に関しましては、73号棟の跡地に集約していくという計画はございますが、日野市の財政非常事態宣言で、今、途中で中断しているところであると認識しております。そうした中でですね、高幡台小学校跡地のところの郷土資料館のところをどう活用していくかというところでございます。
そうした中で、この地域の文化を継承していくというところでいうと、この程久保地域全体として、この程久保五丁目だけでなくてですね、程久保地域全体で取り組んでいかなければいけない、そうしたモデル検討事業なのかなというふうに考えているところでございます。
質問といたしましては、この環境基本計画が進めている中でもですね、日野市全体として、これは取り組んでいかないといけない問題でございます。環境の情報発信の拠点といたしましては、カワセミハウスですとか石田環境プラザがございます。そうした地域というのはですね、南北格差の是正という観点に立ちましては、南側にも、この環境の情報発信の拠点が必要であり、また南平体育館が新設されましたが、そこも防災拠点としての位置づけはありますが、程久保地域におかれましては、この防災拠点が著しくないというところと、公共施設が足りないというところがございます。
程久保地域の皆様におかれましては、夢が丘小学校、日野第三中学校が避難所、一時避難場所というふうにしておりますが、なかなか災害が起きたときに、そこまでたどり着けないのではないかという不安感がとても高まっております。そうした中で程久保という地域に自然環境を学べる場所、そして防災拠点、そして市民の皆様の待望であります、会議ができたり、そうした市民としての場所としての活用ができるスペースがないというところが地元からの課題として多く上がっているところでございます。
そうした中で、市長をはじめ市の認識として環境というところと防災拠点、この程久保の地域に関しまして、どのような認識があるかについて、担当課の答弁を踏まえまして、市長の答弁を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
578 ◯委員長(森沢美和子君) 都市計画課長。
579 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 程久保地域全体というか、そういうところの市の取組の見解というところで御質問をいただきました。
重点まちづくり協議会なんですけれども、令和元年度に発足しまして、令和2年度、3年度はコロナの影響で開催できない状況でございました。令和元年度の最後のところなんですけれども、程久保の五丁目だけではなくて、おっしゃられているように多摩動物公園周辺も含めまして、まち歩きを行いまして、今までどういう歴史を踏んできたのかというところも含めましてですね、先ほど言った昭和30年代から40年代の生活のなりわいをとかということも含めて大事にしていこう。昔は地域資源、落ち葉とかも含めてですね、それを活用しながらやってきた。そういうものが重要であるというような認識の下ですね、まちづくり協議会として方向性を見出すまでいけているのかなという認識がございます。
今、五丁目というお話がありましたけれども、動物公園も含めてですね、周辺も含めまして、今後どういうふうにして、ここのまちづくり、樹林地保全を含めた活性化とかですね、樹林地とかの自然環境をどう市民の皆様に伝えていくかというところも大事な視点というところで考えております。
また、話し合う場としましては、まだプレハブなんですけれども、場がないというところで、そういうのも、今、小さいですけれども、そういうものも用意しながら協議のほうを進めてまいった次第でございます。
今後におきましては、この重点まちづくり協議会を中心にモデル事業をやっていこうと考えているんですけども、その手法ですとかを、そこのまちづくり協議会の中で検討させていただいて、それで進めていこうかなというところでございます。
また、まちづくり協議会のメンバーにつきましては、先ほど新しい住民の方とかとおっしゃっていたと思うんですけども、その方も、その構成員になっておりますので、今までずっと昔から住んでいる方、新しい方、いろいろな知見を持っている方も含めまして、重点まちづくり協議会のメンバーとして構成していますので、今後どのような展開になるのかというところは、期待を持って取り組んでいきたいというところでございます。
以上でございます。
580 ◯委員長(森沢美和子君) 市長。
581 ◯市長(大坪冬彦君) 程久保五丁目、平成24年の請願の趣旨、当然地域の、とりわけ市街化調整区域におかれたいろんな苦難といいますかね。いろんな問題があって、また樹林地の管理等も自力ではなかなかできなくなってきている。どうするんだということがあっての請願だったかなというふうに思います。
その地域について、その請願に応えるために今回活用モデル事業を始めて、この間、火葬場も含めて地域の問題を解決するということでまちづくり協議会を始めてきたということもございます。その流れは止めることなくということであります。
なかなか市街化調整区域をどうする。日野市単独でできる話ではございませんので、どうできるかというのは、これから市民と一緒に考えていかなければならない話でありますけれども、その上で、例えば、今、委員がおっしゃった環境情報の発信拠点というお話もありました。
事例として引いていただいた、カワセミハウスや、それから石田環境プラザなどは、地域の中で環境情報を発信しようとする方々がいらっしゃって、その方々の力とにぎわいで建物を造るということがありましたので、まずそれがないと、単純に環境情報の発信拠点をつくったから発信できるわけじゃなくてということになりますので。
例えば、カワセミハウスは地区センターとそれから環境情報センター、両方を統合してということ。つまり、それを使う方々の地域の力といいますかね、環境情報を発信したい方々がいらっしゃって、それを実現するために器を造ったということがありますんで、そういう意味合いで程久保地域の方々のにぎわいと活力をどう高めていくのか。市が一緒になって、そういう発信のためのお手伝いをしながら、それがそういう情報発信の拠点に結びついていくんだろうなというふうに思っておりますので、取りあえず今プレハブで始めましたけども、プレハブを拠点にして、いろんな話合いをやってきました。これからその発展形として、そういう情報発信の拠点等をつくる話にもなっていくと思いますので、まずはそこから始めさせていただくということを考えております。
将来的にどうしていくのかと。当然この地域は豊かな歴史と文化を持っている。委員おっしゃったように多摩動物公園もあって、非常に自然豊かであって、散策コースとしても言わば本当に自然、いわゆるマイクロツーリズムできるようなほどの地域を、地域のポテンシャルを持っております。それをどうするのか。
一方で、人口の減少も顕著な地域でありますから、非常にいろんな課題を抱えている地域でございますので、まずは小さな一歩は始まっておりますから、それを拠点にして、平成24年の請願を発信、それを発端として、いろんなつながりと発展をこれからつくっていく途上になるのかなというふうに思っておりますので、道のりはそんなに簡単ではございませんけども、市としても、そういう方向で努力をしていきたいと思っております。
以上です。
582 ◯委員長(森沢美和子君) 須崎委員。
583 ◯委員(須崎貴寛君) ありがとうございます。市長からも答弁をいただきました。カワセミハウスにしても、石田環境プラザにしても、市民の有力な、そういった人の資源も活用して、こうした形になったというところを伺いました。
この程久保地域におかれましても、ただいま程久保の山を保有する地域の材木屋さんを中心にプロジェクトを進めているところでございます。そちらには明星大学の教授ですとか、あとは地域のデザイナーですとか、いろんな方が多種多様な形で、程久保に住んでいなくても、こちらに訪れて、この地域のことを考えているのが現状でございます。そうしたプロジェクトから、そうしたプレハブを設置するときからメンバーでございますが、私も一市民として、この地域のことを考えていきたいと思います。
以上でございます。ありがとうございます。
584 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
585 ◯委員(ちかざわ美樹君) 私は3点お伺いします。
341ページのこの間、皆さんも伺っていますが、生活道路舗装補修緊急対策工事について、私も伺いたいと思います。
それから、365ページの市営住宅維持管理費についてお伺いしたいと思います。
それと、もう1点は383ページの消防費、特殊地下壕対策事業経費、これについて伺いたいと思います。
1点ずつお伺いしていきます。
先ほど生活道路の舗装補修については、詳細に御説明いただいて、本当にありがとうございました。それほどですね、やっぱり皆さんから、ほかの委員の皆さんも、たくさん住民の皆さんのお声を受けているんだなということがよく分かりました。
私たち日本共産党日野市議団としても、とにかく生活道路の改修をと。歩道を含めて、ぜひとも改修を促進をということで、これまでずっと求めてまいりました。
そうした中で、今回2,700万。生活道路舗装補修緊急対策工事が行われるということなんですけれども、先ほども御説明ありましたが、要望のある9か所を今回は修繕されるということなんです、工事を行うということですが、このほかに緊急対策工事を行うと、市がお考えになっている箇所数がどれだけあるのかを、もう一回お答えいただいてよろしいでしょうか。
586 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
587 ◯道路課長(浅川浩二君) 実際いろんな市民の方から御要望いただいていまして、まだ対応し切れていない数というものが、実際は18か所ございます。18の要望がございます。令和4年度に限っては、その半分ということで9か所を抽出させていただきました。ですので、何らかの形で対応しなければならないという箇所は残り9か所あろうかと思っています。
ただですね、そのほかにも私どもの目で見させていただいて、どうしてもやはり、それ、要望以上に劣化した箇所というのはやっぱりあるんですね。ですので、そういうところも含めると、まだまだ数は多いなという認識ではおります。
以上でございます。
588 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
589 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。
先ほど部長もお答えいただいたんですけども、本当に安心安全と。事故が、とにかく事故なんかあったらば大変だということで、ベビーカー、シルバーカー、車椅子、いろんなそうしたものを押してみると本当によく分かると思うんですけれども。特にシルバーカー、高齢の方が押すのなんかはずっこけちゃったりすると大変なことになりますのでね、本当に皆さん切なる思いとして要望を上げていただいているんだと思います。
それで、私、提案させていただきたいのは、対応できていないなというところが18で、残り9か所ということであれば、私これもう補正を組んででも、これに財調を使って怒る人いないと思うんですよ、私は。本当に今年度はやったなというふうに、皆さん、本当に褒めていただけるんじゃないかと思いますので、この要望については、今年思い切ってやるぐらいのことが必要なんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。
590 ◯委員長(森沢美和子君) 道路課長。
591 ◯道路課長(浅川浩二君) 限られた財源の中で最大限の効果を発揮するということが私たちの役目だと思っています。
先ほど少し答弁させていただきましたけども、今回9か所を抽出させていただいて、予定をさせていただいております。ただ、要望箇所、現地を見させていただくと、正直申し上げると、もっと劣化したところがありますので、今回は暫定的に9か所ということを抽出させていただきましたけど、今回、限られたその予算の中でですね、もうちょっと柔軟に対応をしていきたいなとは考えております。ですので、全箇所、要望箇所につきましては、職員のほうで全て確認はさせていただいておりますので、改めてもう少し、もっとひどいというんですかね、劣化したところも含めてですね、最終的に柔軟に対応していきたいなとは考えております。
以上です。
592 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
593 ◯委員(ちかざわ美樹君) 担当課が本当に直接この御要望は受けていると思いますのでね、住民皆さんの御希望、よく分かっていらっしゃると思います。それと、私たちも本当にここ何とかならないかしらというところ見ていますのでね。ぜひともこれについては、先ほど私補正を組んででもというふうにお伝えしましたけども、先に延ばせば、それだけ傷むわけですから。やっぱり本当に安心安全ということで考えれば、思い切ってやっていただきたいという要望をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
2番目は365ページの市営住宅の維持管理費のことです。市営住宅の施行規則、見ることができますので、これを拝見させていただいたんですけれども、私がお伝えしたいのは、結構この使用者負担と定める修繕。入居中の場合に使用者の負担と定められている修繕。それから退去時の使用者負担と定める修繕。結構、これハードルが高いなというふうなことを見させていただいたんです。
それで、まず最初にお伺いしたいのは、入居するときには、市営住宅の場合は、例えばね、ここに使用者負担と定める修繕、入居中というところには、つまり入居している最中にそこが破損してしまったりしたらば、それは入居者が負担しなければならないということなんですけど。ここに大小便器、便座、紙巻き器、及び鏡の取替えとかというのがあるんです。これ給水衛生のところに。これは新品で皆さんここに入居ができるんでしょうか。それとも前の入居者が使っている。例えば便座、これなんかは前の入居者が入っているのをそのまま使用するんでしょうか。このことを伺わせてください。
594 ◯委員長(森沢美和子君) 財産管理課長。
595 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 修繕の内容について御質問をいただきました。
今、例えば、便器とかというようなこと、お話がありましたけども、基本的に便器であるとかについても、使えるものは使っていくという考え方でおりますので、お部屋のケース、ケースというところで判断をさせていただいているところでございます。
以上でございます。
596 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
597 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。便器というのは、なかなかあんまり壊れるものではないので、新品で毎回取り替えなきゃならないということはないと思いますけど、もう御存じだと思いますけど、便座のことで、市民の方から御相談があって、本当に通常の使い方をしていたんだけれども、どんどん劣化していってしまって割れてしまったと。便器と便座の違いを皆さん分かると思うんですけど、便座って、樹脂でできているプラスチックのほうのものなので、劣化すれば割れてしまったりするなと思うんですけれども、この便座については、入居中の場合は使用者負担と定められているということで、これ、入居されている方が御自身で便座を買って取り替えたということがあったんですね。このことについて、私、ちょっと通常の民間住宅にしか住んだことがないので、便座が壊れたときには、オーナーさんの御負担で自然劣化ということで直していただけるなと思ったり、私の感覚ではそうあったんですが、規則では、便座は使用者負担というふうになっていますよね。
この規則は、忠実にというか、このままこれに従って、やはり便座なども入居している方が負担されなければならないというふうに、市は判断されているということでよろしいですかね。お伺いします。
598 ◯委員長(森沢美和子君) 財産管理課長。
599 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) お部屋のケース、ケースというお話はしましたけれども、やはり公平性という観点からすれば、規則とか、そういう決まりというのがあるので、原則全部その決まりのとおり負担いただくという考えでございます。
以上でございます。
600 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
601 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。このルールを忠実に運用されているということだと思うんですけども、私それですと、かなりハードルが本当に高いなと。市営住宅に入っている方が、これを負担、入居中ということであれば負担するのかなということがあるんですが、例えば、経年劣化でね、つまり古いものがついていたらば、それを自分のところで経年劣化して壊れてしまうかもしれないということはあり得ると思うんですよ。
それで、例えば、ガラスの取り替え、畳床の取り替え、畳表の裏返し、表替え、畳をひっくり返すのですね、あれは入居者負担なんですよ。それから、障子、ふすまなどの部分修繕及び取り替え。ふすま、障子も経年劣化したとしても、これも入居者の負担なんですよ。長く入られている方はおられると思うので。
それで加えて、住居内の汚水管、排水管の清掃、これは年1回業者にて実施。費用は使用者の負担となっているんですよ。こうしたものは、私、本当に繰り返しますけど、民間のアパートしか住んだことがないので、こうしたものはオーナーさんが通常のメンテとして、持続可能なその建物を居住できる状態にするためにオーナーさんがやってくださっているので、私、これ市営住宅の施行規則にしては相当ハードルが高いというふうに思うんですけれども、今、住まいは人権、公営住宅、まずは人間らしく住める場所というふうなことがもうコンセンサスになっていると思うんですね。市営住宅というのは収入がそんなに本当に、私はっきり言って余裕がある方は入っているとは思えないんです。皆さんもちろん生活を工夫されて、毎日生活されていると思いますけれども、そうしたときに、畳を裏返したいなと、障子やふすまが古くなってきたけれども、これさすがに変えたいなといったときに、その単価は大きなハードルだと思うんですね。
なので、私はやっぱり本当に格差と貧困広がる中で、こうしたところも、もう見直すようなことが求められるんじゃないかと思いますが、こうした見直しをぜひ行っていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
602 ◯委員長(森沢美和子君) 財産管理課長。
603 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 1点、ちょっと付け加えさせてください。今、委員がお話されたのは入居中のお話だと思うんですね。同じように、退去時というような、そういう決まりというか規定もあります。そこにおいては、やはりうんと古くなったものについては、市の負担でふすまなんかも替えてございます。
要は、決まりがあるにしろ、この汚れ方はとか、そういったのは、やはりケース、ケースになってこようかと思いますので、全部が全部すごい壊れそうだとか、汚いもので、新しい方が入居されるということは考えてございません。
今後の見直しについてですけれども、細部にわたってまでは確認してございませんけども、この市営住宅における各種の修繕負担については、東京都が管理する都営住宅の負担に準拠した形で行ってございますので、当面はこんな形になろうかと思うんですが、もう一つすみません、補足というかお話をさせてください。
排水管の話ですけども、いわゆる縦管、横管といいますけども、縦の部分については、日野市のほうで管理、この業者にて実施とありますけども、使用者の負担というのは横管の部分ですので、宅内の部分でございます。縦管は市で負担してございます。
繰り返しになりますけど、東京都が管理する負担に準拠した形でやってございますので、日野市としては、今のところこのままの形でさせていただきたいという考えでございます。
以上でございます。
604 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
605 ◯委員(ちかざわ美樹君) 担当課のほうでは、このままでやっていきたいということだと思うんですけど、改めてこれ意見で申し上げて、市長も、御意見を今、伺いませんけれども、新品で御入居いただくわけじゃないけれども、古いものについては、そのまま使う場合もあるけれども、ただ、障子、ふすまなどの部分修繕及び取り替え、さっきも申し上げましたけれども、畳表の裏返し、表替え、これについては、御入居されていて、経年したらばあくまで自己負担だということなんですよ。今どき公共住宅が、私はそういうレベルでいいのかなというふうな問題提起もさせていただきたいんです。入れるんだからそれだけでいいじゃないかみたいなことは暴言ですから、暴言、暴論だと思いますよね、私は。そんなことはつゆにも考えておられるとは思いませんけれども、改めてこれね、今、格差と貧困を解消していかなければならないというときには、ぜひとも見直ししていただきたい。都営住宅に準拠しているというけど、東京都も本当にここを見直していただきたいと思いますので、これは要望させていただきたいと思います。
それでは、383ページの消防費、特殊地下壕対策事業経費のところをお伺いします。
これについては、今年新たにボーリング調査及び対策工事設計業務委託料ということで4,000万円ついていますけれども、これについては、通常の特殊地下ごう対策工事とは別だと思いますけれども、これの内容について教えてください。
606 ◯委員長(森沢美和子君) 防災安全課長。
607 ◯防災安全課長(鈴木宏明君) 特殊地下ごうにつきましては、例年継続して、国費を活用して埋め戻しを行っております。
令和4年度につきましても、例年どおり、埋め戻しの工事を行ってまいりますが、まだ未調査区間の調査及び地下ごうの図面等再構築を業務委託をさせていただく予定でございます。
理由としましては、現在の設計の根拠となっている平成23年度の調査より、既に10年が経過しており、当時の設計の工事と、今現在の工事の実績に少しばかし差が生じているところがございます。実績を基にした設計の見直しが必要と考えているところでございます。
また、未調査の区域につきましても、調査の必要がございますので、国費のほう、認められる限り調査を実施してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
608 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
609 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。これについては、これまでのいわゆる梅が丘の箇所ということでよろしいですか。ちょっと私、最初に聞けばよかったんですけど、今までやってきた、いわゆる梅が丘のところの陥没ということでよろしいですか。
610 ◯委員長(森沢美和子君) 防災安全課長。
611 ◯防災安全課長(鈴木宏明君) 今まで実施している梅が丘の地域の調査ということになっております。
以上でございます。
612 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
613 ◯委員(ちかざわ美樹君) 特殊地下ごう工事については、昨年、私も詳細な歴史などをちょっと調査をさせていただいて、私としても認識を深めさせていただいたことなんですけれども、77年前に終わった戦争の爪痕が、私たちのまちにもまだあって、終戦直前に相当大規模な穴が掘られて、それが終戦の瞬間に、どなたがこれだけの穴を掘ったか、知ってか知らずか、それを結果的におろそかにしたために、マイホームを手にした後に、家が陥没してしまうという、あってはならないようなことが起きたと、そのことについては、国が責任を持って、それでも市が1割負担していると。こんなもの国が10割負担してもらいたい話だなと思うんですけれども、それでも国が負担をして、この工事が行われていると。
この地域の皆さんの安心安全のために、どんなことがあってもこれについては、ちゃんと安全だという状態になるまで工事完了させていただきたいと思いますが、もう1点伺いたいのは、当時のこの特殊地下ごうが詳細にどんなふうにあったのかという正確な資料という全容は、様々な、言わば歴史的資料を突き合わせて、このように地下ごうは存在しているだろうというところまで分かっているということなんですが、この間、私が取り上げています三沢八幡神社の脇、その斜面地のところも、結局この同じというか、一連の作業の中で、ここにも地下ごうがあったということで、それが発覚し、現在の土地の持ち主の方が特殊地下ごうがあったので調査中ですというのを去年の6月からずっと掲示をして、そのままの状態がずっと続いているということなんです。
それで、ここはまだ開発が始まっているということではないはずなんですけれども、もうこの三沢八幡神社の脇の斜面地は、丸坊主になるくらい全部木が切られちゃっているんです。
それで、これもう開発以前にここまでやるかというふうなことで、何度も私は都市計さんともお話しさせていただいているんですが、この八幡神社脇の斜面地の特殊地下ごうの調査というのは、今、どういう状況だというふうに、市が認識しているか教えてください。
614 ◯委員長(森沢美和子君) 防災安全課長。
615 ◯防災安全課長(鈴木宏明君) 八幡神社脇の地下ごうについての調査についての認識ということでございます。
今、土地の利用者の方が、将来的にどのようなものをつくるのかというようなところで、様々な調整というか、相談なんかが来ているわけではございますが、市のほうとしましては、仮に開発しようとする区域につきましては、事業者の責任において、埋め戻しを行うよう指導しております。
また、事前にボーリング調査、そして、発見されたごうの埋め戻しの方法の提出なども求めて、埋め戻し結果の確認につきましても、市は、東京都と連携を取りながら行ってまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
616 ◯委員長(森沢美和子君) ちかざわ委員。
617 ◯委員(ちかざわ美樹君) ありがとうございます。梅が丘のほうについている特殊地下ごう対策工事については、これは住宅街で、お住まいになっている方がおられて、それでそこについて危険が明らかであるというところについては国が認めて、そこの対策工事を行っているということになりますけれども、今のこちらの三沢八幡のほうは、まだ住宅地にはなっておりませんので、つまり今までは樹林地ですよね。樹林地であったところで斜面であるというふうなところで、ここの対策工事については、事業者が責任を持って埋めるということを市としても求めているし、東京都としてもそこは一致しているということだと思いますが、ここで一番大事にしなければならないのは、本当に住民の安全ですよね。ここのところで曖昧にしたり、うやむやにして、また先に進んでしまうということになれば、また梅が丘のようなことを繰り返すことになりかねないわけです。だけど、もうここまで明らかになっていますので、こんなことは決して許されないと思いますが、あくまでここは住民の皆さんの安全が最優先、そして、本来であれば地下ごうを掘った、掘ったことの責任自体は国ですよね。ですから、そのことを実際は求めたいというふうに思いますが、今、国にそうした考え方がありませんので、そういう考え方、もう地下ごうは全部、国が責任を持つというふうになっていない。やっとやっとのことで今、この制度が梅が丘のほうは、何とかこれはもう本当に国に責任取らせたいということで続いていますが、三沢八幡の脇の斜面地については、事業者にちゃんと責任を持たせるということは確認できました。
ただ、ここについては、去年の一般質問でも私もお伝えしましたけれども、土砂災害特別警戒区域でもあるんですね。それとここの斜面については、言ってみれば、手入れのされない樹林地であったということで、このたび、今のこの土地の所有者が活用しようということで、もちろん地下ごうがあることも知っていて、それを取得されていると思うんですけれども、先ほど岡田委員が斜面の緑地の問題について取り上げていますけど、私は、昨年ここを意見は明確に申し上げていますが、危険な箇所をどうするかと。土砂災害警戒区域、特別警戒区域という危険も想定できる、そうした斜面地をどうするかという問題については、私はやっぱり緑地を残すということと安全を保障する、このことをやっぱり市として進めていく必要があるというふうに思っています。
今、私は、ここ防災安全課さんのところで聞いているので、まちづくりのほうには伺いませんけれども、先ほど緑地についてもランク付けをするというふうにおっしゃっていたんですが、この斜面が本当に手入れができていて、皆さんが豊かな緑であるということが確認できていれば、私はこういう方向にはなっていなかったんじゃないかなというふうに思っています。
ですので、木は本当に完全に切られてしまって、ここの山は一つなくなってしまった状態になっていますが、今回は特に地下ごうという要素が加わっていますので、公共としての責任は絶対に安全を担保するのは市の責任だという立場で、民有地でありますけれども、その立場を崩さないでやっていきたいということを意見として申し上げさせていただきます。
以上です。
618 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
619 ◯委員(峯岸弘行君) 私は、商工費で3点質問したいと思います。
1点目は、323ページ中段、商工業助成経費の18商店街チャレンジ戦略支援事業補助金。
2点目は、329ページの上段、負担金、補助及び交付金のひのたま観光連携事業補助金について。
3点目は、333ページの日野宿交流館施設管理経費について、それぞれ伺っていきたいと思います。
まず、1点目の商店街チャレンジ戦略支援事業ですけども、以前は、これは東京都の補助金で、頑張れ商店街事業というふうに言われていた事業でありまして、商店街の人たちにとっては本当になくてはならない事業でありました。
コロナ禍に入りまして、本当にこの事業を今までやってきた事業を継続していくことについて、本当に逡巡をし、悩み、諦めたり、悩んでいる商店街の方が非常に多いわけですけども、まず、1点目に、令和3年度、まだ決算は出ていませんけども、ヒアリングもされていると思いますので、3年度の実績状況ですね、この補助金を使って事業ができたのか。
私が聞くところによると、コロナ禍で集客をしたいのに、集客はするなというような流れが、今、空気がありますので、その辺ですね、令和3年度は1,646万5,000円という予算でしたけども、今回は、15%減という予算になっているわけですけど、この点ですね、1点目は、令和3年度の実績状況をヒアリングしていればその件と。
2点目は、この15%を削減したのは、財政が厳しいということで、一律下げなきゃいけないというところあると思うんですけど、この数字に決めたところの理由ですね。
3点目は、新年度の補助金の説明会が終わったと思うんですけども、その中での見えてきたもの、また、商店街への現場で何か要望等があったり、課題とされているもの等が分かりましたらちょっと教えていただきたいと思います。
620 ◯委員長(森沢美和子君) 産業振興課長。
621 ◯産業振興課長(中村守助君) 商店街チャレンジ戦略支援事業についての御質問を3点いただきました。令和3年度の進捗状況でございます。
初めに、予算を計上した上での申請件数なんですけども、当初予算を組んだときには、11商店会、16件のイベントを予定しておりましたので、令和3年度の予算で計上をさせていただきました。
それから、今、委員がおっしゃったとおり、コロナの影響で中止になった事業が、イベントなんですが8件ありましたので、やはり令和2年度もそうだったんですけど、3年度もやはり引き続き厳しい状況で、中には、直前までやりたいという思いはあった商店会もあったんですけれども、やはりまん延防止の重点措置ということがあって、泣く泣く中止になったという商店会もありました。
商店会はやることによって、まちが活性化していくという思いがあったのかなと、ぎりぎりまで中止にするかどうか悩んでいたのかなというところがありました。
ですので、3月初日の補正で減額させていただきましたが、中止になった分を減額させていただいて、申請時は1,600万あったところが大幅に減という形になっております。
令和4年度についても、毎年そうなんですけども、各商店会にヒアリングを行って、実施の有無を確認するというところで、予算を今回要求させていただいたところでございますが、財政が厳しい状況で、各課に目標みたいな形でちょっと減らせというところはあるんですが、この商店会の補助金については、特にそこを削るということはしないで、申請があったところについて、そのままやめてくださいということは当然なくて、やりたいというところについては、予算要求の中に計上しているというところでございます。
ヒアリングをしていて感じたところというところはありますけれども、やはり実施するところは毎年申請していると。コロナの影響でやめましたというところはありますけども、基本的には毎年やっていきたいという思いがあるので、申請する商店会さんのところは大体同じというところがあって、やらないところにどうですかと聞くと、やっぱり高齢でやる人がいないというところで、やってみたらどうですかとかということは聞くんですが、やはり厳しいなという声をいただいているところがあって、やはり高齢化というところは、どのジャンルもそうですけども、商店会もやはり厳しい状況があっておりますので、なかなかそういうところは維持していくというのは厳しいなというところは担当課としては感じております。
以上です。
622 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
623 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございました。今回の15%減の予算は、新年度事業計画を出して、やりたいというところを全て入れた数字ということで理解いたしました。ありがとうございます。
本当に現場では、マスクをして、手消毒の機械を補助金で買ってということで、各店、個店で努力をしているわけで、特に飲食店は本当に厳しい状況が続いていて、やっとまん防が終わったんですけど、私も地域を歩いていますと、なかなかお客さんは来ませんねというところもあれば、アルバイトもやっぱり抱え切れなくて、人が集まらなくて、まだ開けられないというところもありますし、ぜひ市としてできることをしっかりと今後も検討していただきたいと思います。
昨年末に、国がやったGoTo商店街という事業がありまして、これはコロナ禍、ウィズコロナでやれることをやってほしいということで、かなり高額な補助金も出て、日野市内では一つだけでしたかね、商店街で受託したのはね。動画を使って、各店を紹介したり、今、商店街盛り上げボーイズというお笑いタレントが無料で商店街を活性化しようとして協力してくれているんですけど、そういう方々も一緒に入ったりして、そういう動画配信、また各店の逸品というか、お勧めのメニューとか、お勧めの商品をホームページで紹介をして、これは他市の事例ですけど、そこにペイペイの各店のQRコードをつけて、そのホームページの中でも注文もできるみたいな、そういうものもやっぱり新しいスタイルとして、やっぱり商店街を支援するのに、商店街チャレンジ戦略支援事業には該当しないんだと思うんですけど、ちょっと新しい支援の仕組みを検討していただきたいということお願いして、この質問は終わります。ありがとうございます。
2点目は、329ページのひのたま観光連携事業経費ですか、これは「一週間フレンズ。」でしたっけ、映画の私も観ましたけど、日野市と多摩市がロケ地になったということで、連携して何かできないかというところから始まったというふうに聞いておりますが、一つ目は、この補助金は10分の10、東京都の補助金でしたかね、これをまず伺いたいというのと、これまでの今年が最終年ということなんで、5年間でしたかね、ラスカルでしたっけ、ラスカルと多摩市がアニメーションが強いということで、ラスカルと新選組を絡めた観光支援策ということで始まったんだと思うんですけど、昨年はひの・たまデジタルスタンプラリーでしたっけ、これも多分この事業なのかなと思いますけど、その辺の実績等も紹介していただいて、この5年間、この事業を通じてどうだったのかというのを、一応結論というか、受け止めを言っていただき、私の意見としては、今後もこのように広域的ないわゆる振興策というのは、ぜひ手を挙げて取っていただいてというように考えていますけど、まず、2点お願いします。
624 ◯委員長(森沢美和子君) 産業振興課主幹。
625 ◯産業振興課主幹(中沢智道君) 2点御質問をいただきました。
まず、1点目です。このひのたま観光連携事業につきましては、東京都の市長会、多摩・島しょ広域活動助成金10分の10を活用した5年間の事業となっております。平成30年からの5か年の事業ということで、実施をしております。
委員からお話をいただいたとおり、多摩市と日野市、フィルムコミッションで統一のロケ地マップを作ったところから、現状では日野市、多摩市、また双方のフィルムコミッション、また帝京大学さんと市内の明星大学さん、こういったところが協働で協議会をつくりまして実施している事業でございます。
これまでの取組でございます。直近の令和3年度の事業につきましては、先ほども話を少しいただきましたが、まず1点目は、多摩モノレールの車両にひの・たまのラスカルということで施しまして、新選組の誠の旗を持ったラスカルをモノレールに車体塗装させていただきまして運行いたしました。6月26日から9月30日までだったかと思います。あわせて、デジタルスタンプラリーも実施させていただきました。こちらにつきましては、10月1日から11月30日までということで実施をいたしました。
効果といたしまして、本当に東京2020大会等ございまして、そこの中でも、たまたまといいますか、ラスカルの話題も出たかというふうにございますが、そういったところも効果もございまして、いろんな話題にしていただいて、日野市と多摩市と両方でつながっていくような施策になったかなと思っております。
また、デジタルスタンプラリーにつきましては、日野市10か所、多摩市10か所のポイントを設置させていただきまして、回っていただくというような事業で、これもコロナ禍でもできるということで、アプリを使ってそれぞれがGPSでチェックポイントまでいくと、もう自動的にスタンプが押されるような事業としてやらせていただきました。
なかなかちょっと20か所ということが、ハードルが高かったかなというところがあるんですけれども、結果といたしましては約700名の御参加をいただいたというふうな結果となっております。
平成30年頃から本当に、これまでは単体の自治体での観光事業というのがメインでしたけれども、それがやっぱりそれぞれの強みをうまく生かしながら広域の観光連携をしていくというのが流れができております。多摩市とのひの・たま連携のほかにも、日野市としては、現状、京王沿線の4市ということで、府中市と稲城市と多摩市と日野市との連携事業などもやらせていただいております。こういったところで、それぞれの強みをうまく生かしながら、多摩地域としては、本当に日帰りの観光というのがメインになるかと思うんですけれども、うまく双方の長所を生かしながら連携をしてやっていくという事業は今後も続けていきたいと考えております。
以上でございます。
すみません、あと、ごめんなさい、令和4年度の事業予定でございます。
コロナの状況もございまして、5か年の中でなかなか予定どおり進められなかったのが令和元年度、また2年度等は、なかなか思うように進められなかったところがあるんですけれども、令和4年度につきましては最終年度というところでございまして、ひの・たまのまち巡りのモデルルートをつくってみようとか、あと、ルートのマップの作成をしてみようとか、あと、あわせて、少し簡易版にはなりますけれども、改めてデジタルスタンプラリーなんかも実施するということで、5か年では様々な取組をさせていただきまして、長所、短所もよく分かりましたので、今後は、そういったもの、反省も生かしながら、多摩市さんとも連携をしていくような形で、今後の取組をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
626 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
627 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。今年はひの新選組まつり、どうなるか分かりませんけれども、本当にまん防が終わったとはいっても、東京都からは、何か今までと全く変わらないような規制をされてしまうような内容で出てきているんで、今回のひの新選組まつりも本当に見通しが厳しいなというふうに感じていますけれども、そういう中で、デジタルスタンプラリーとか、このような回遊性のいわゆるデジタルを活用した回遊をしていく観光支援策というのは、非常に大きな、これからウィズコロナの中で目玉となっていくと思いますので、このひの・たま事業が終わっても、このデジタルスタンプラリー的なことは、観光支援策として活用すべきだというふうに思っております。
また、多摩市と日野市は、新選組を通じて深い関係がありまして、新選組のスポンサーは多摩市に3人いるんですね。一人は日野宿の名主の佐藤彦五郎、もう一人は、町田市の名主の小島鹿之助、3人目は多摩市の富沢忠右衛門ということで、近藤勇の陣笠なんかも多摩市にはありますので、そういった資料を日野市の歴史館で展示するとか、そういうような交流も、ぜひ検討していただきたいと思います。
これは以上で結構です。
3点目は、333ページの日野宿交流館施設管理経費ですけど、以前なかなか予算がなくてできていないという答弁もありましたけども、雨漏りと、自動ドアの補修状況について教えてください。
628 ◯委員長(森沢美和子君) ふるさと文化財課長。
629 ◯ふるさと文化財課長(金野啓史君) 日野宿交流館の不具合、雨漏り、それから自動ドアですね、こちらの改善状況ということなんですけれども、雨漏りに関しましては、大きな改修というのをやってございます。要は北側の雨漏り改修というのをやりまして、それ一定の成果というのは出たんですけれども、今度は南側ということで、修理をすればまた別の箇所に水が流れるというような状況になっておりまして、かなり厳しい状態には、厳しいと申しますか、修理が追いつかないという状況になっております。
その辺り、今のところ雨漏りに関しましては、激しい雨漏りというのは最近なくなっているということがございますので、一定の成果は見えてきているのかなという状態でございます。
自動ドアに関しまして申しますと、今のところ多少動きが悪いという部分がありますので、ただ二重のドアでございますので、ちょっとそちらのほうは、こちらも雨漏りと連動している部分がございまして、要は雨漏りの水が中に入ってきて、走行装置を壊すというようなことが原因ということになっております。
表側の雨漏り、対症療法的な方法で直しておりますので、また今後いつ大きな破損になってくるか分かりませんけど、今のところ小康状態を保っているという認識でございます。
以上でございます。
630 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
631 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。なかなか大規模な補修にはお金がかかりますので、大変御苦労されているということはよく理解しています。
もう1点、以前、ちょっと悪臭がしていたということがありましたけど、それはもう改善できたんでしょうか。
632 ◯委員長(森沢美和子君) ふるさと文化財課長。
633 ◯ふるさと文化財課長(金野啓史君) 悪臭に関しましては、以前は、特に売店と申しますか、受付のスタッフのほうからそのような声が上がっておりました。
これに関しましては、幾つか原因が考えられたんですけども、一つは、やはり北側の雨漏りから来るもの。こちらのほうは雨漏り改修というところで改善が見えているのかなと。
もう一つは、空調機のほうということでございまして、こちらはちょっとクリーニングを実施いたしまして、実際に私が行っても、実はその悪臭というものは強く感じることはなかったんですけども、スタッフの方からも悪臭という問題に関しましては、今はそういった状況はないといいますか、御報告は伺っていないという状況でございます。
以上でございます。
634 ◯委員長(森沢美和子君) 峯岸委員。
635 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。
以上です。
636 ◯委員長(森沢美和子君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
637 ◯委員長(森沢美和子君) なければ、これをもって農業費、商工費、土木費、消防費の質疑を終結いたします。
お諮りいたします。今後の審査日程の都合上、本日の日程に教育費、公債費、諸支出金、予備費の説明、そして質疑のある方の確認までを追加させていただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
638 ◯委員長(森沢美和子君) 御異議ないものと認めます。よって、教育費、公債費、諸支出金、予備費の説明、そして質疑のある方の確認までを本日の日程に追加させていただきます。
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639 ◯委員長(森沢美和子君) 次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費について、担当部長から説明を求めます。教育部長。
640 ◯教育部長(村田幹生君) それでは、教育費について、御説明いたします。
予算書の384、385ページをお開きください。最上段です。
款10教育費の令和4年度予算額は、約71億6,800万円、令和3年度比で約37億7,400万円、34.5%の減となっております。
それでは、令和3年度からの増減額が大きいものや、新規事業を中心に御説明をさせていただきます。
項1教育総務費の目2事務局費でございます。説明欄下段の2、庶務課経費、節10需用費の消耗品費でございます。このうち日野市立小・中学校における生理用品の購入費用として63万円を計上いたしました。
日野市立小・中学校では、児童・生徒が生理用品を必要とする場合、以前から保健室で渡しておりましたが、それに加えて、令和3年6月、7月から各学校の一部のトイレ等にも生理用品を置くようにしております。
教育委員会では、誰もが安心して生理用品を使うことができるように、学校への支援を行ってまいります。
386、387ページをお開きください。
説明欄上段の節17備品購入費の教育長室用備品は、経年劣化に伴う教育長室備品の買換え、及びオンライン会議用機器を購入するものでございます。
同じページ中段やや下の5新たな学校づくり・社会教育施設づくり推進事業経費でございます。
この事業は、日野市の未来を担う子どもたちのために、時代の変化や教育内容の多様化に対応した学校施設や学習環境の在り方について検討するものでございます。
また、併せまして、学校施設の周辺に配置されている公共施設との複合化や防災機能などの視点も踏まえ、市民や地域とともにある学校施設の在り方につきましても広く検討してまいります。
388、389ページをお開きください。
説明欄中段の8ICT活用教育推進運用経費、節12委託料のうち、新校務支援システム構築業務委託料でございます。
現行システムの契約は令和4年度末で終了いたします。次期システムについて、より一層の校務効率化を検討してまいります。
その下の9小中学校学習者用端末等運営事業経費、節12委託料、学習者用端末利活用支援業務委託料でございます。
令和3年度に続き、GIGAスクール構想での学習者用端末を活用した新しい学びの創造、さらなる授業改善等を推進するために、各校の状況に応じてきめ細やかな支援を行うものです。令和4年度から3年間での契約を予定しております。
その下、節13使用料及び賃借料のうち、小学校一年生学習用端末借上料は、小学校一年生約1,500名に対して、リース方式で1人1台の学習者用端末を導入します。2学期から活用できるよう準備をしてまいります。
その三つ下、学習支援ソフトウェア使用料は、主体的な学び、共同的な学びの推進を目指して、新たな学習ソフトを導入します。
また、コロナ禍等での学校休業時や不登校児童・生徒等へ学びが継続しやすい環境を提供します。
392、393ページをお開きください。
説明欄上段の3学校における働き方改革推進事業会計年度任用職員人件費は、スクールサポートスタッフ、副校長補佐、部活動指導員の人件費です。新型コロナウイルス感染症対策で教員の負担が増している中、教員の負担を軽減し、子どもたちと向き合う時間を確保することにより、子どもたちの健やかな学びと育ちを支えるものです。
令和4年度につきましては、スクールサポートスタッフの勤務時間を令和3年度よりも1時間延長して、1日6時間としたほか、副校長補佐を8名増員して18名を配置し、学校への支援体制をさらに強化いたします。
同じページの下段、6特色ある学校づくり推進事業経費、節7報償費の地域・人材企業と連携したスポーツ促進事業講師謝礼は、令和4年度の新規事業です。
日野市を会場に開催された東京国体と東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、全日本空手道連盟の道場の先生方による空手道教室と、日野レッドドルフィンズによるスポーツ教室を行うものです。
その下の節18負担金、補助及び交付金の研究奨励事業補助金は、教員の指導力を向上させるために各学校が行う研修会などへの補助金です。令和3年度比で125万円、約40%の増とし、教員の資質向上に向けて、さらに力を入れてまいります。
同じページの最下段から、次の394、395ページにかけまして、7一人ひとりの確かな学力・生きる力育成経費でございます。
395ページ上段の節13使用料及び賃借料のオンライン学習支援教材利用料は、令和4年度の新規事業です。小学校の英語授業において、インターネットを介して現地にいる外国の方とコミュニケーションを体験します。この体験を通して英語を聞くことや話すことへの楽しさに気づき、外国文化への興味、関心が高まることを期待しております。令和3年度に豊田小学校で、市内で初めて利用し、学校からの評価が高かったことから、令和4年度は全校展開をしてまいります。
同じページの中段やや下、10プール改革事業経費、節12委託料の学校水泳指導等業務委託料は、民間の屋内プールを利用する学校を新たに小学校2校を加えた6校とするものです。
令和3年度から実施したこの事業は、教員の水質管理や水泳指導にかかる負担を軽減するとともに専門インストラクターによる子どもたちの能力に応じた指導を行うことで、子どもたち、教員からも高い評価を得ております。
その下、11コミュニティ・スクール運営経費は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、地域全体で学校を支援する体制の構築をさらに進めていくため、現在実施の2校に加えて、新たに3校の立ち上げを目指して取り組むものでございます。
最下段から396、397ページにかけまして、12未来に向けた学びと育ちの基本構想プロジェクト推進事業経費は、第3次日野市学校教育基本構想の推進を図るため、軽井沢風越学園と2年間の連携協定を締結し、これまで教員派遣や研修会を行ってまいりました。令和4年度は、引き続き連携協定を締結し、これまでに派遣された教員を核として、一人ひとりに合った多様な学びの実践を目指し、教員指導力向上を進めてまいります。
少し進みまして、402、403ページをお開きください。
説明欄上段の13教育センター施設整備経費は、受変電設備を更新した後、教育センターで保管している低濃度PCB廃棄物を無害化処理認定施設に運搬し、処分するものでございます。
その下から、目5教育支援費は、主に特別支援教育やスクールソーシャルワーカーに係る経費でございます。
404、405ページをお開きください。
説明欄下段の8、特別支援学級開設経費でございます。こちらは令和5年度に市内で初めて小学校に自閉症・情緒障害固定学級の開設を予定しており、開設に必要となる消耗品や教材、ホワイトボード等の購入費用を計上しております。
現在、日野市では、中学校2校にのみ、自閉症・情緒障害固定学級を設置しておりますが、小学校への就学相談等において、毎年10人程度は、自閉症・情緒障害学級が適していると思われる児童がおります。多くは通常級に所属しますが、不適合を起こす場合があり、知的固定学級へ転学するケースがございます。こうした状況も踏まえ、市では、子どもに合った学びの場が選択できるよう、第5次日野市特別支援教育推進計画に基づき、小学校での自閉症・情緒固定学級の設置を進めるものでございます。
なお、小学校に自閉症・情緒障害固定学級を設置している市は、令和3年5月現在で26市中15市34校となっております。
私からひとまず以上です。
641 ◯委員長(森沢美和子君) 子ども部長。
642 ◯子ども部長(中田秀幸君) 次に、その下、目6放課後子ども育成費でございます。
次ページ、406、407ページをお開き願います。
説明欄上、2学童クラブ事業経費9億4,669万6,000円でございます。利用児童数が増加する中、施設整備と運営体制の見直しを図り、令和4年度は、全体として2,247人の児童を受け入れ、スタートとなります。
説明欄の中ほどより少し下、(3)施設運営経費、節12委託料2億9,770万8,000円でございます。
1行目、学童クラブ民間活力導入準備業務委託料368万4,000円は、令和5年度から二つの学童クラブの運営を委託するに当たり、事業者に業務を引き継ぐための準備経費でございます。
続いてその下、学童クラブ要支援児介助業務委託料1,841万4,000円でございます。委託により運営する7施設において、支援を必要とする児童に介助員を配置する費用を計上するものでございます。
続いて一番下、五小学童クラブ等運営業務委託料1億611万円でございます。五小学童クラブの運営を委託している事業者に、令和4年度開設の豊田小すみれ学童クラブの運営も併せて委託するための経費でございます。
次に、408、409ページをお開き願います。
説明欄1行目、一小学童クラブ等運営業務委託料8,888万2,000円でございます。一小学童クラブ等の運営を委託している事業者に、令和4年度より七生緑小学童クラブの運営も併せて委託するための経費でございます。
民間事業者に運営業務を委託している学童クラブにつきましては、土曜日も含め、午後7時までの延長育成を実施をいたします。このことにより、東京都の都型学童クラブ事業補助金約3,100万円の歳入を見込んでおります。
続いて3行下、コンビニ・電子マネー等収納代行業務委託料12万2,000円でございます。学童クラブ費の収納方法として、従来の口座振替及びコンビニ納付に加えまして、令和4年度よりスマホアプリによる電子マネーやクレジット決済を導入するものです。
次に(4)施設整備経費3,141万8,000円でございます。第七小学校区における学童クラブ入所児童数の増加及び施設老朽化に対応するため、既存施設の建て替えを行うものでございます。令和4年度、5年度は、校庭に設置した仮設の建物で育成を行いながら、令和4年度に設計、令和5年度に建築工事、令和6年度より新施設での育成を開始する予定でございます。
なお、仮設の建物の借上料は東京都の包括補助事業として、2分の1を充当しております。
次に、3放課後子ども教室事業経費7,443万8,000円でございます。現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、ひのっちの内容を一部変更した新たな放課後子ども教室として、利用対象児童を限定して実施をしておりますが、令和4年度より、従来のひのっちとして再開を予定をしております。
私からは、ひとまず以上でございます。
643 ◯委員長(森沢美和子君) 教育部長。
644 ◯教育部長(村田幹生君) 410、411ページをお開きください。
項2小学校費でございます。目1学校管理費、説明欄中段の3学校運営経費、節12委託料のうち、3行目の校舎管理業務委託料でございます。こちらは、夜間の校舎管理員への引継ぎや感染症対策として、消毒業務への対応などから、令和3年度比で約584万円の増となっております。
412、413ページをお開きください。
説明欄中段の4学校施設管理経費、恐れ入ります、次ページの414、415ページをお開きください。
説明欄上から3行目の建築物環境衛生管理業務委託料は、令和3年度比で約392万円の増となります。こちらは、令和3年度に豊田小学校の東校舎が完成したことにより、建築物における衛生的環境の確保に関する法律の対象建築物となったため、令和4年度より同校の管理業務を追加したものです。
その三つ下の特殊建築物定期点検業務委託料は、令和3年度比で皆増となりますが、建築基準法に基づき、3年に一度の実施が義務づけられている法定点検となります。中学校費及び幼稚園費についても同様の経費を計上しております。
416、417ページをお開きください。
説明欄最上段の(2)学校ICT教育環境整備事業経費は、学校のパソコン教室用の機器の賃貸借が順次終了することから、令和3年度比で約3,367万円の減となります。中学校費も同様の理由で約1,962万円の減となります。
GIGAスクール構想による学習者用端末の整備に伴い、既存のパソコン教室は、それぞれの学校の必要に応じて、普通教室や多目的な活動が可能な教室として活用する方針でございます。
説明欄下段の4就学援助経費、節19扶助費のうち、要・準要保護児童援助費は、令和3年度比で798万円の増となりますが、過去の支給実績と令和4年度の認定児童数の推計に基づき算出したものでございます。
少し進みまして、422、423ページをお開きください。
説明欄上段の5学校給食施設管理経費、節10需用費、物品等修繕料、その下、施設修繕料は、老朽化が進む炊飯器や釜などの厨房機器のほか、配膳台を運ぶ小荷物専用昇降機について、学校給食の安定稼働を図るため、老朽化の状況に応じ、優先順位をつけて計画的に対応するものです。
なお、中学校費でも同様の経費を計上しております。
同じページ下段の1施設整備管理経費、(1)施設整備経費でございます。令和3年度比で約5,617万円の増となります。主な内容ですが、潤徳小学校校舎の屋上防水改修や、平山小学校において、児童数の増加による教室不足が見込まれるため、普通教室の整備などを行います。
その下の(2)学校改良経費は、小学校のトイレ改修に係る経費です。令和4年度の工事実施校は、日野第五小学校となりますが、予算は令和3年度第18号補正予算で計上して繰越しをしています。
節12委託料で記載している東光寺小学校につきましては、令和5年度以降の工事を予定しておりますが、令和4年度の設計に反映させるため、建材成分調査を行うものです。
その下の(3)大規模改造経費でございます。豊田小学校における体育館の大規模改造工事の実施に伴い、改修後の体育館に必要な消耗品や備品の購入、ピアノの維持管理などを行うものです。
なお、工事の予算は令和3年度第18号補正予算で計上して繰越しをしております。
424、425ページをお開きください。
説明欄上段(4)屋内運動場環境整備経費でございます。令和2年度から3年度にかけて、市内全中学校8校の体育館にエアコンを設置し、教育環境と避難所環境を改善したところでございます。
中学校への整備効果などを踏まえて、小学校の体育館についても、令和5年度から7年度にかけて、エアコンの設置を行うものです。
令和4年度は日野第三小学校、日野第五小学校、潤徳小学校、滝合小学校、七生緑小学校の5校について、令和5年度の工事実施に向けた設計業務の経費を計上しております。
主な設計内容ですが、空調設置工事では、費用対効果の高いガスヒートポンプ方式のエアコンを設置します。また、環境負荷の低減を図るため、カバー工法による屋根の断熱工事を行います。財源につきましては、国及び東京都の補助金を活用する計画としております。
少し進みまして、430、431ページをお開きください。
項3中学校費、説明欄下段の4就学援助経費、節19扶助費の要・準要保護生徒援助費は、令和3年度比で約1,118万円の減となります。これは主に、令和3年度は、スキー移動教室の対象学年を令和2年度からの延期により、2学年分計上しておりましたが、令和4年度につきましては、例年どおりの1学年としているためです。
432、433ページをお開きください。
説明欄上段、8より魅力ある学校にするプロジェクト経費、節13使用料及び賃借料、体験型英語学習施設利用料、及び、その下の節18負担金、補助及び交付金の体験型英語学習交通費補助金は、東京都教育委員会が令和5年1月、立川市に多摩地区初として開設する英語村における英語学習を支援するものでございます。
既に、都内では、令和元年度に、江東区青海にTOKYO GLOBAL GATEWAYとして開設されております。海外をイメージしてつくられた町並みで、いつもと違う環境の中グローバルな世界を体験することができます。教育委員会では、子どもたちが日常と異なる環境の下で、様々な体験をきっかけに英語でコミュニケーションを取ることの楽しさや、外国文化への興味関心が高まっていくことを期待しております。
436、437ページをお開きください。
説明欄下段の1施設整備管理経費、(1)施設整備経費でございます。
節12委託料、三沢中学校環境調査業務委託料は、三沢中学校の環境衛生の適切な維持管理を目的とし、学校南側の京王線線路脇に設置されている防音壁について、今後の施設整備の方針について検討を行うため、環境調査を行う経費を計上しております。
その下の節14工事請負費は、日野第二中学校の校庭に散水栓を設置するものです。この工事で全ての小・中学校の散水栓設置が完了します。
その下(2)学校改良経費は、中学校のトイレ改修に係る経費です。令和4年度の工事実施校は平山中学校となりますが、予算につきましては、令和3年度第18号補正予算で計上し、繰越しをしております。
節12委託料で記載している大坂上中学校につきましては、令和5年度以降の工事を予定しておりますが、令和4年度の設計に反映させるため、建材成分調査を行うものでございます。
私からは以上でございます。
645 ◯委員長(森沢美和子君) 子ども部長。
646 ◯子ども部長(中田秀幸君) 少し進みまして、442、443ページをお開き願います。
目3幼児教育援助費でございます。
説明欄1私立幼稚園児保護者等援助経費、節18負担金、補助及び交付金の3行目、一時預かり事業補助金2,344万6,000円でございます。保育を必要とする児童に対し、一時預かり事業を実施する私立幼稚園等に対して、補助金を交付するものでございます。令和3年度の実績は、国補助の単価改定等を踏まえまして、前年度比68.5%、約950万円の増となっております。
次に、その下、節19扶助費の2行目、子育てのための施設等利用費4億6,618万6,000円でございます。子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園の保育料等について、幼児教育の無償化に伴い、法令の規定に基づき、支出するものでございます。令和3年度の実績等を踏まえ、前年度比3.1%、約1,490万円の減となっております。
私からは以上でございます。
647 ◯委員長(森沢美和子君) 教育部参事。
648 ◯教育部参事(高橋 登君) 同じページ中段から、項5社会教育費でございます。社会教育教育費の総額は約11億4,700万円で、令和3年度と比べて約1億6,600万円、16.9%の増となっております。主な要因は、中央図書館用地購入によるものでございます。
少し飛びまして、446、447ページをお開きください。
説明欄中段やや下、事業10成年記念事業経費380万9,000円でございます。令和3年度まで成人式経費として計上しておりましたが、令和4年4月の改正民法施行により、成年年齢が18歳に引下げられることに伴い、事業名称を変更いたしました。
これまで行っていた参集しての会場開催は、今までどおり20歳のみを対象に、1月実施し、18歳、19歳の対象者には、お祝いのメッセージとともに、記念品を贈る経費を計上しております。
一旦終わります。
649 ◯委員長(森沢美和子君) 企画部長。
650 ◯企画部長(岡田正和君) 次のページ、448、449ページをお開きください。
説明欄上段、12社会教育センター支援事業経費、節12委託料、高濃度PCB廃棄物収集運搬業務委託料19万8,000円及び高濃度PCB廃棄物処理業務委託料363万5,000円でございます。
これは旧社会教育センター内にある高濃度PCBが含まれる照明安定器の処分を法令に基づき行うものです。
私は一旦以上です。
651 ◯委員長(森沢美和子君) 教育部参事。
652 ◯教育部参事(高橋 登君) 同じページ、説明欄中段事業1旧大成荘事業経費656万5,000円でございます。旧八ヶ岳高原大成荘は、令和3年4月1日廃止後、譲渡先の探索を行ってまいりました。令和3年11月から提案による公募を行い、2者から参加表明がありましたが、施設規模から経営は難しいとの理由で、企画提案書の提出までには至りませんでした。
令和4年度は、山梨県への土地返還を行うための施設除却の準備を進めつつ、譲渡に関心のある事業者には個別に交渉をしてまいります。本予算は、施設維持及び譲渡手続準備に必要な経費を計上させていただいております。
少し飛びまして、454、455ページをお開き願います。
説明欄中段、事業7巽聖歌没後50周年準備事業経費7万8,000円でございます。童謡「たきび」で知られる児童文学者、巽聖歌は後半生を日野市で過ごしました。日野市では、これまで巽聖歌を顕彰する事業を行ってまいりましたが、没後50年に当たる令和5年に、これを記念した企画展の準備を計画しております。
456、457ページをお開き願います。
説明欄下段、事業12百草倉沢エコミュージアム事業経費162万8,000円でございます。当事業は、文化財の総合的把握による地域の魅力発信の具体的な取組として、多くの文化財と自然に恵まれた百草・倉沢地域において、市民協働により地域の魅力の発見、発信を行う事業でございます。
令和4年度の取組といたしましては、百草地区にある真慈悲寺調査センターを拠点に、真慈悲寺調査探求プロジェクトや考古学体験事業を継続、進化させるほか、自然観察会などを予定してございます。
少し飛びまして、464、465ページをお開き願います。
説明欄上段、事業11青少年事業経費、節7報償費、人権啓発講師謝礼30万円でございます。平和と人権課と協働し、市民に人権について考えてもらうための人権をテーマにした大きな絵を描くワークショップを実施いたします。子どもがおのおの好きな絵を描き、それを画家が1枚の大きな作品にまとめることで、一人ひとり違う個性を尊重しつつ、全ての人々がかけがえのない存在であることを表現していくものでございます。
その下、事業13シニアICT支援事業経費36万円でございます。令和3年度からスタートした高齢福祉課、中央公民館、地域協働課との共同事業を令和4年度も継続し、中央公民館は、高齢者を対象としたスマートフォン使い方講座とスマホお助け隊養成講座を実施いたします。スマホお助け隊養成講座で誕生した市民講師を中心として、スマートフォン相談サロンを定期的に開催し、学びの循環による地域の居場所づくりにも取り組んでまいります。
少し飛びまして、470、471ページをお開き願います。
説明欄中段、事業5第4次図書館基本計画策定経費609万2,000円でございます。第3次図書館基本計画の計画期間が令和4年度に終了年を迎えるため、令和5年度からの5年間を計画期間とする第4次図書館基本計画を策定するものでございます。
市民と一緒に地域に根ざした図書館を目指して、今後の図書館の在り方を検討してまいります。
その少し下、事業7歴史的公文書デジタル化事業経費2,301万4,000円でございます。令和2年度より、昭和期から平成期前半の日野市刊行物のデジタル化に取り組んでまいりました。
令和4年度は、歴史的に重要な公文書のデジタル化を行います。図書館とふるさと文化財課で保管する市政施行関連文書や旧七生村役場文書、議会事務局で保管する明治期からの議会会議録を考えております。紙の劣化が深刻な状況にあり、デジタル化することで、日野市の歩みを伝える貴重な資料の保存と活用を進めるものでございます。
その下、事業8中央図書館土地取得経費1億9,805万1,000円でございます。現在、中央図書館駐車場として使用している土地を第5次日野市土地開発公社経営健全化計画に基づき、令和6年度までの3年間で、計画的に図書館用地として取得していくものでございます。
私からは以上でございます。
653 ◯委員長(森沢美和子君) 産業スポーツ部長。
654 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) その下、目7文化振興費でございます。
次ページ、472、473ページをお開きください。
右説明欄中段、大事業の4市民会館・七生公会堂等管理経費のうち、12委託料、市民会館・七生公会堂及び七生福祉センター指定管理料1億2万8,000円でございます。
藝術文化の薫るまちひのの中核を担う市民会館として、新型コロナで低迷した芸術文化分野での利用の回復を目指し、指定事業の内容を新型コロナ感染拡大以前の令和元年度の水準に戻したことなどから、前年度比プラス925万6,000円、約10.2%の増となるものでございます。
続きまして次ページ、474、475ページをお開きください。
右説明欄中段の大事業の8市民会館・七生公会堂施設整備経費の10需用費、変電設備機器修繕料220万円でございます。1985年に建築され、30年以上経過したひの煉瓦ホール(市民会館)において、現在使用している変電設備について老朽化により、機器の変形が生じており、故障や最悪の場合、火災の危険が想定されるため、更新修繕を行うものでございます。
その下、大事業の9「洋画家小島善太郎展」開催経費35万9,000円でございます。日野市ゆかりの洋画家である小島善太郎氏の作品展につきまして、令和4年3月にイオンモール多摩平の森において生誕130周年の記念事業として開催し、大変多くの方に小島善太郎氏の作品を直接御覧いただくことができました。令和4年度についても、春にひの煉瓦ホール(市民会館)秋には再びイオンホールでの実施を予定しており、その関係予算を計上させていただくものでございます。
続きまして、同ページの下段、項6体育費でございます。体育費全般としましては、南平体育館建設工事完了に伴う体育館費の減額などにより、前年度比28億6,681万2,000円、90.3%の減となっております。
恐れ入ります、少し飛びまして、478、479ページをお開き願います。
目1体育総務費のうち、右説明欄最下段、10東京2020レガシー継承事業経費でございます。
恐れ入ります、次ページ、480、481ページをお開き願います。
説明欄上段、12委託料、東京2020レガシー継承事業業務委託料でございます。東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを日野市の歴史的財産として、長く後世に継承するための取組を実施するものでございます。
昨年開催された東京2020オリンピック・パラリンピックでは、日野市在住の山崎悠麻選手が、パラリンピックバドミントン競技において、シングルスで銅メダル、ダブルスで金メダルを獲得するといったすばらしい活躍をされたことをはじめとして、日野市内でもオリパラを通じて、スポーツに対する関心が高まっていることから、この盛り上がりを継続させるため、令和3年度まで実施していたトップアスリート育成教室、障害者スポーツ体験教室、みんなと一緒の運動会の3事業について、引き続き東京2020レガシー継承事業として実施するものでございます。
続きまして、その下、同じく委託料、スポーツ交流イベント運営業務委託料及びウクライナ文化交流イベント運営業務委託料でございます。
東京2020オリンピック競技大会において、日野市はウクライナのホストタウンとなり、昨年7月には、オリンピック直前の事前キャンプ地としてウクライナの空手選手団9名を受け入れました。昨年度は新型コロナウイルスの影響により、交流事業は実施できませんでしたが、令和元年度には、ホストタウン登録記念イベントを開催したほか、令和3年3月にもウクライナの音楽の世界と題した文化交流イベントを実施してまいりました。
昨今のロシア軍の侵攻により、ウクライナの政情が不安定であり、実施内容及び実施時期については現在改めて検討しておりますが、ウクライナ、日野市双方にとって、よりよい形で、スポーツ及び文化関連のイベントを通じて、ウクライナとの交流を継続してまいりたいと考えております。
続きまして、同ページの下段、目4体育館費でございます。
右説明欄下段、大事業の1市民の森ふれあいホール管理経費のうち、10需用費、消耗品費4万4,000円及び12委託料、非接触型手数料徴収機器保守等業務委託料62万7,000円でございます。新型コロナウイルス感染症対策、並びに施設利用者の料金支払い方法の選択肢拡大を目的として、令和3年度末に機器を設置いたしました非接触型手数料徴収機器、いわゆるキャッシュレス決済について、保守管理等ランニングコストとして必要となる経費を計上するものでございます。
続きまして、その下、大事業の2南平体育館管理経費でございます。令和4年4月にオープンいたします南平体育館につきましては、通年で必要となる光熱水費や管理業務委託などに係る経費として1億373万4,000円を計上させていただくものございます。
この中には、次ページ482、483ページの節12委託料の5行目、Wi-Fi導入に伴う保守点検業務委託料198万円、及び6行目、キャッシュレス決済導入に伴う非接触型手数料徴収機器保守等業務委託料62万7,000円などが含まれております。
なお、令和3年度は、管理経費と整備経費合計で29億円余りを計上しておりましたので、南平体育館関係経費全体としましては、前年度比28億6,847万5,000円の減となってございます。南平体育館につきましては、健康スポーツはもとより、地域交流、防災の拠点として、市民の方々に気持ちよく御利用いただけるよう管理運営してまいります。
教育費については以上でございます。
655 ◯委員長(森沢美和子君) 企画部長。
656 ◯企画部長(岡田正和君) 次のページ484、485ページをお開きください。
款11公債費でございます。令和3年度に比べて3.7%増の31億7,326万3,000円となります。
目1元金は、平成30年度にプラスチック類資源化施設建設工事の財源として借り入れた市債の据置期間が終了し、償還が始まることなどから1億2,778万8,000円の増。
目2利子は、利率の低下傾向などから1,548万8,000円の減となります。
公債費につきましては以上でございます。
657 ◯委員長(森沢美和子君) 総務部長。
658 ◯総務部長(小平裕明君) それでは、1枚おめくりください。486、487ページをお願いいたします。
款12、諸支出金です。項1公営企業費、目1開発公社助成金でございます。
右説明欄1、土地開発公社関係経費、節18負担金、補助及び交付金の利子補助金5,018万9,000円は、日野市土地開発公社が金融機関から借入れをしている事業資金に係る利息を補助しているものです。金融機関からの借入利率の上昇に伴い、令和3年度比約1,990万円の増額となっております。
その下、差損補填補助金5,000万円は、公社所有の土地を民間売却する際に発生します簿価と時価の差損を補助するもので、令和3年度と同額でございます。
私からは以上です。
659 ◯委員長(森沢美和子君) 企画部長。
660 ◯企画部長(岡田正和君) 恐れ入ります、次のページ488、489ページをお開きください。
款13予備費でございます。災害や事故などによる緊急的な支出に備え、令和3年度と同じ3,000万円を計上しております。
以上で教育費、公債費、諸支出金、予備費の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
661 ◯委員長(森沢美和子君) それでは、質疑のある方の挙手を求めます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
662 ◯委員長(森沢美和子君) これで、本日予定しておりました案件は全て終了いたしました。
28日の委員会は、午前10時より開議いたします。時間厳守で御参集願います。
本日は、これにて散会いたします。
午後8時01分 散会
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