日野市議会 2021-12-06
令和3年環境まちづくり委員会 本文 開催日: 2021-12-06
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会・開議
◯委員長(中野昭人君) おはようございます。
これより令和3年第4回
環境まちづくり委員会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
初めに、お手元に配付した日程に従って議事を進めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
2 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認め、日程に従って議事を進めてまいります。
本委員会には、委員会録の作成のため速記者が入っています。説明、答弁をされる方は挙手と同時に役職名を言ってください。あわせて、説明員の方々は
委員会出席者名簿に、役職名、氏名を記入してください。
審査に入る前に委員及び説明員に申し上げます。
新型コロナウイルス感染予防の目的から、議会運営上、様々な取扱いをさせていただいております。特に、次の3点について御留意願います。
1、会議時間の短縮を図るため、質疑、答弁は簡潔に行うようお願いいたします。
2、説明員を最小限に抑えるとともに、換気のため出入口の扉は常時開放いたします。
3、議場への入退場の際には、手指消毒の慣行とマスクの着用をお願いいたします。
以上、
議会運営委員会での決定事項となります。
あわせて、本会議場を使用しての
委員会審査でありますので、議案、請願ごとに説明員の入替えを行う場合がございます。皆さんの御理解、御協力をお願いいたします。
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3 ◯委員長(中野昭人君) これより議案審査に入ります。
議案第90号、日野市
下水道条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。下水道課長。
4
◯下水道課長(壁巣哉弥君) 議案第90号、日野市
下水道条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
本件は、令和4年1月4日より施行される地方自治法第231条の2の3第1項に規定する
指定納付受託者制度が導入されることに伴い、同法を引用している
下水道条例の一部を改正するものでございます。
この
指定納付受託者制度の導入に至った背景でございます。
地方公共団体の歳入の納入方法につきましては、平成18年に既に認められていた口座振替や証券による納付と同様に、クレジットカードによる歳入の納付を可能にする旨の規定の整備が行われ、
指定代理納付者制度が設けられました。その後の社会情勢の変化により、
電子マネーなどの様々な決済手段が登場し、
地方公共団体においては、運用として
電子マネーによる歳入の納付方法が行われていたことから、平成31年に
電子マネーによる歳入の納付についても
指定代理納付者制度の中で実施できることが総務省の通知により明確化されました。
しかし、その後、スマートフォンアプリによる決済手段の普及など、今後も多様な決済手段の登場が見込まれるため、
指定代理納付者制度の規定による運用や解釈が難しくなることが想定されるため、決済手段の多様化などに対応可能な制度として
指定納付受託者制度の導入に至りました。
それでは、
新旧対照表で御説明申し上げます。
恐れ入りますが、議案書4ページ、5ページをお開きください。
第19条に定める「第231条の2第6項の規定による指定した者」を「第231条の2の3第1項の
指定納付受託者」に改めるものでございます。
本条例は、令和4年1月4日から施行するものでございます。
説明は以上となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
5 ◯委員長(中野昭人君) 質疑に入る前に、委員の方々に申し上げます。挙手につきましては確認をいたしますので、はっきりと挙げていただきますようお願いいたします。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
7 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
8 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第90号の件は可決すべきものと決しました。
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9 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第91号、日野市
手数料条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
建築指導課長。
10
◯建築指導課長(川本 泉君) それでは、議案第91号、日野市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
初めに、改正の趣旨でございます。
住宅の質の向上及び円滑な取引環境の整備のための
長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部を改正する法律が令和3年5月28日に公布されました。
この改正に伴い、
長期優良住宅の認定で必要となる
長期使用構造等の確認の申請について
住宅性能表示制度との合理化が図られ、
登録住宅性能評価機関に
住宅性能評価の申請に併せて申請することが可能となります。
このことに伴い、日野市
手数料条例で規定されている
長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係事務の手数料について、所要の改正を行うものです。
それでは、具体的に改正内容について御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書の8、9ページをお開き願います。
新旧対照表でございます。手数料の名称、
長期優良住宅建築等計画認定申請手数料でございます。
1ページおめくりいただき、10、11ページをお開きください。
(1)住宅を新築しようとする場合の手数料アを「申請に併せて住宅の品質確保の促進等に関する法律第6条の2第5項の確認書若しくは
住宅性能評価書又はこれらの写しが提出された場合」に改め、その下の(ア)100平方メートル以内のもの1件につき「7,200円」を「7,100円」に改めます。
以降、次ページにかけて、(ウ)、(オ)、(カ)、(キ)、(ク)、(ケ)の手数料を改めます。
12、13ページをお開きください。
中段、旧欄イで定められた(ア)から(ケ)の手数料を削除します。
14、15ページをお開きください。
旧欄、下段ウ「ア及びイ」をイ「ア以外の場合」に改め、(ア)100平方メートル以内のもの1件につき「4万7,000円」を「5万2,000円」に改めます。
以降、次ページにかけて(イ)から(ケ)までの手数料を改めます。
16、17ページをお開きください。
最下段から20、21ページにかけて、(2)住宅を増築し、又は改築しようとする場合の14の手数料を改めます。
恐れ入ります、24、25ページをお開きください。
上から2段目、(3)認定を受けた
長期優良住宅建築等計画に基づく建築に係る住宅の譲受人を決定した場合又は管理者等が選任された場合の当該計画の
変更認定申請手数料、1件につき「2,100円」を「2,300円」に改めます。
その下、(4)
長期優良住宅建築等計画の認定を受けた地位の承継の
承認申請手数料1件につき「2,100円」を「2,300円」に改めます。
その他、本条例の改正に伴い、一部文言や符号の調整等を行ってございます。
なお、手数料の額は、東京都並びに近隣他市と同額でございます。
最後に、議案書をお戻りいただきまして、6ページをお開き願います。
最下段、附則でございます。本条例は、令和4年2月20日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
11 ◯委員長(中野昭人君) お諮りいたします。本委員会の審査に対し傍聴の希望がありますが、ソーシャルディスタンスを確保した座席となっておりますので許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
12 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認め、これを許可いたします。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
13 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
14 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
15 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第91号の件は可決すべきものと決しました。
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16 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第92号、日野市
企業立地支援条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
産業振興課長。
17
◯産業振興課長(中村守助君) 議案第92号、日野市
企業立地支援条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
本条例は、工業都市として発展してきたものの経済の
グローバル化等による大規模工場の移転などの課題がある中、日野市
工業振興条例、日野市
工業振興基本構想を踏まえ、企業の立地等を促進するために平成27年4月1日施行されました。本条例は、日野市
工業振興基本構想の終わる平成34年3月31日、令和4年3月31日で失効となりますが、引き続き支援を行うものであります。
なお、本条例に基づく奨励金については、東京都から令和5年度まで交付される
地域産業活力創出支援事業の補助金、補助率2分の1、上限1億円を活用しております。
恐れ入ります、4ページ、5ページをお開き願います。
新旧対照表でございます。延長する期間を令和6年3月31日までとするものであります。
恐れ入ります、2ページにお戻り願います。
下段の附則でございます。本条例は、公布の日から施行するものであります。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
18 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。蛭田委員。
19 ◯委員(蛭田智也君) この議案第92号について質疑させていただきます。
まずもって、以前議会でも声が上がっておりましたが、この日野市
企業立地支援条例の対象には、中小企業だけではなく、いわゆる大企業も支援の対象となっております。コロナ禍において中小企業の経営のみならず、大企業においても深刻な業績悪化が取り沙汰されるなど、決して安定した経営状況ではないということは理解しております。
しかしながら、大企業に対しては経済産業省による令和3年度
大企業人材等新規事業創造支援事業費補助金など、国による優遇制度、また税金優遇などが図られているところです。それらを踏まえて2点ほど伺わせてください。
当該条例について、中小企業だけではなく大企業も対象とする理由、また、そのメリットなどございましたらお聞かせください。
もう1点が、平成27年4月1日から始まったこの支援施策の実績とその効果について、市の見解をお聞かせください。
20 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
21
◯産業振興課長(中村守助君) 蛭田委員から2点御質問いただきました。お答えいたします。
日野市は多くの大規模工場を過去に誘致し、工業都市として成長発展を遂げ、日野市民の生活基盤を支えてきました。大規模工場が撤退となると、法人税で見ると、約3,000社のうち納税額が上位25社、ここは1%でございますが、この企業が税収全体の約7割程度を占めており、市の歳入に対する大きな影響等があります。
また、法人市民税だけでなく、市内在住の方の個人市民税、そして雇用の面、また、この大企業の仕事の契約を受けている企業、中小企業などもございます。これらのことを踏まえ、中小企業に有利な仕組みを盛り込んだものの、大規模企業、
中小企業双方を対象にすることが
地域経済活動及び市民生活の向上につながると考えております。
以上のことから大規模工場も継続して支援するという形になります。
続きまして、実績でございます。平成27年にこの条例を制定して以来、これまで14事業所を指定、29年度から交付が始まり、7社に対して合計約2,300万円を交付しております。内訳については、大規模企業の
産業創出施設設置奨励金とか
企業奨励金、
雇用促進奨励金など2億2,300万円交付しております。7社に交付しております。
今後も、南平から大字日野へ工場移転新築する
洋菓子ウエスト様なども対象となるなど、良好な事業用地の保全、企業の成長に向けた設備投資の促進、雇用機会の拡大を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
22 ◯委員長(中野昭人君) 蛭田委員。
23 ◯委員(蛭田智也君) ありがとうございました。
昨今の市内を見ておりますと、大企業の市外移転や、また業務主軸の移転など、市内商業の在り方の転換期を迎えているのかなとも思います。また、駅周辺に
大型マンションが乱立するなど、ベッドタウンとしてのニーズも高まってきているとも思われますが、ただいま御答弁いただいたとおり、大企業の皆様には市税の大きな部分を担っていただいているところであります。それに関わる中小企業の存在も含め、丁寧な支援が求められているのではないかと思われます。
一部では騒音など、また交通網の問題等々もございますが、市民生活と商業の安定した両立を目指して、広い視野での支援を継続していただければと思います。
ありがとうございました。
24 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
25 ◯委員(白井菜穂子君) 私からは大きく2点質問させていただきます。
先ほど御説明の中で、失効する日がもともと平成34年だったのを令和6年に延ばす、引き続きということだったんですが、この2年間延長するということの理由というのをもう少し詳細に御説明いただけますでしょうか。
26 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
27
◯産業振興課長(中村守助君) なぜ2年間延長なのかという質問だと思いますが、お答えいたします。
平成24年度に10年後である令和3年度までのあるべき姿を定めた
工業振興基本構想というものがありまして、その中で事業継続、事業拡大のための工業用地の確保による工業基盤の整備の中に、大工場の跡地の有効利用、立地促進に向けた支援策の検討があり、この内容を実現するために、市内の中小企業の製造業の方々が入った
工業推進協議会の中でこの条例を制定、内容を検討し、議会の議決を経て、平成27年4月1日から施行されたというような状況でございます。
先ほど申し上げたとおり、立地の支援については東京都の補助金をもらっているというところでございます。
今後の在り方についてですね、本来であれば
工業振興基本構想というのが今年度検討する予定でしたが、
新型コロナ感染拡大に伴う
非常事態宣言が発出されている状況で、今後の動向を見定める一定の期間が必要と判断し、1年間延長して来年度に検討することになりました。
本来であれば、今年度やる検討の中で企業立地の在り方についても検討するはずだったんですが、そこも延びてしまったため、このまま条例のほうを延長させていただいているというところであります。
今後も、
事業継続拡大の中で必要な施策と考えていますけども、今後の方向性については検討していきたいというところがあるんですが、先ほど申し上げた東京都の補助金、これが3年単位で補助金の認定を受けているというところで、今年度、来年度、再来年度の3年間を補助金の認定を受けて、2分の1、上限1億円の補助金を受けているというような状況があります。この補助金かなり有効かなと、多くの額が補助金をもらえるというところがありますので、この補助金がもらえる間は、この条例をそのまま生かして、今後の在り方については、この2年間の間に、この条例の在り方を含めて、内容を含めて、どういう形で支援していくかというところを、この工業の協議会の中で見定めて、今後の在り方を決めていきたいと。その中で、補助金があるうちはこの条例を続けていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
28 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
29 ◯委員(白井菜穂子君) 今回の補正予算で(仮称)日野市
工業振興計画、これの策定委託料というのが繰越しされましたよね。だから、ちょっとコロナ禍でつくれなかったんで延期という。その延期に伴ってということと、その東京都の補助金の3年枠、それがまだあるので、その間はお尻を合わせるという意味で、それで2年間延長するという解釈でよいのかということと。
あと、この条例を確認しますと、なお、この条例は、失効の当日後においても、4条2項という、そこに規定された、指定された企業に係る事案については失効後も効力を有すると書いてあるので、何かその辺りがちょっとすっきりしないんですが、その辺りをもう一度お願いできますか。
30 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
31
◯産業振興課長(中村守助君) 条例については、この補助金に合わせて活用していきたいというところと。
あと、先ほど失効の期間というところなんですけど、この条例の下にある規則、施行規則の中で、指定してから奨励金の種類によって3年とか5年とかという期間がございますので、仮にこの条例が今後なくなったとしても、その有効のときに指定した奨励金対象のものについては、この期間が終わるまで交付をしていくというような形で定めているものでございます。
以上でございます。
32 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
33 ◯委員(白井菜穂子君) よく分かりました。ありがとうございます。
大きく2点目、ちょっとこれは抽象的な質問になるかもしれないんですが、今後、これからの日野市の企業立地の方向性というのを定めていくので、現時点でのということになりますけれども、その企業立地を進めていくことと市民の利益というのはどういうふうに循環していくというふうに、先ほどの蛭田委員の質問にも重なるところはあるのかもしれないんですが、ちょっとそこをお聞かせいただけますか。
34 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
35
◯産業振興課長(中村守助君) 企業立地のこの条例の中には、新たに日野市に来た企業様に対しての奨励金のほかに、今ある企業様が新たに活動、生産拠点を増やすというようなことに対しても奨励金を出しております。つまり、今あるところも引き続き日野市内で活動してほしいという思いでこの条例を制定しております。
昨今、先ほど申し上げた
グローバル化等により、日野市の工業の置かれている位置づけというものは、かつては出荷額1位というところでもあったんですが、そういうところの事情もあって、今、都内で7位という形になって、従業員数とか工場数とかも減っている状況ではありますが、この工業があることによって、先ほど申し上げた税金だけではなくて、税収の面もありますし、従業員の方が日野市内で飲食をしていただいたり買物をしていただければ、にぎわいの創出であったり、消費の拡大であったりと、様々な地域の活性化につながっていくというふうに考えておりますので、そういった観点からも、この条例の延長もそうですけども、様々な施策、稼働しやすい環境を整備するというところから日野市でやっていかなくてはいけない内容かなと思っております。
以上でございます。
36 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。渡部委員。
38 ◯委員(渡部三枝君) 意見を申し上げます。
党市議団は、この条例案が提案された段階で、この条例案は体力のある大企業も対象となっていること、この制度の利用はその大企業が多くを占める可能性があること、中小企業の支援や雇用促進につながる手だてが条例案に規定されていないことなどを指摘し、反対をしました。今、条例施行後6年の実績を確認させていただきましたけども、改めて同様の指摘をさせていただきたいと思います。
この条例は、その目的を、第1条で、企業などの立地を促進するために必要な措置を講じることにより地域産業の振興及び雇用機会の拡大を図り、もって活力ある
地域経済活動及び市民生活の向上に寄与することと定めています。地域産業の振興、雇用機会の拡大を図るという条例のそもそもの目的にかなった制度となるよう、しっかり検証し、見直しを行うことが求められていると考えます。ただ単に期間を延長するだけなく、この機会に条例の目的に沿って運用実績を分析し、制度の改善を進めることが必要です。
以上、反対の意見といたします。
39 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。白井委員。
40 ◯委員(白井菜穂子君) 本議案第92号には賛成の立場で意見を申し述べます。
工業振興というのは非常に大切だと思います。ただ、どのような企業を誘致したいのかというビジョンが、これからというところだと思うんですけれども、例えばですが、福岡市では10年前倒しで2040年にゼロカーボンを実現するというふうに宣言をしました。それをすることで、脱炭素に力を入れていることを表明することで、そういった関連企業を誘致する、それによってゼロカーボンを達成すると、そういう構想があるというふうに聞きました。市の方向性が明確であるなというふうに私は感じました。
現在の工業振興施策の重点分野という、この構想の中では、環境関連分野と健康福祉関連分野というのが重点分野というふうに挙げられていたんですけれども、環境関連というのはまだまだ弱いというふうに感じています。
上位計画の2030プランという、それもこれからつくられるわけなんですけれども、そのプランの中で描かれるこれからの日野市像というのを工業面から具現化するということで、日野市の魅力、さらなる魅力アップ、そして市民の福祉の向上につながることを期待いたしまして、以上、意見といたします。
41 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
42 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
43 ◯委員長(中野昭人君) 挙手多数であります。よって、議案第92号の件は可決すべきものと決しました。
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44 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第95号、令和3年度日野市一般会計補正予算(第12号)の件を議題といたします。
本委員会での審査部分は、歳出のうち、衛生費(項1・保健衛生費、項3・病院費を除く)、商工費、土木費、教育費(項5・目7・文化振興費、項6・体育費)です。
担当部課長より説明を求めます。環境共生部長。
45 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 一般会計補正予算(第12号)について御説明申し上げます。
補正予算書46、47ページをお開きいただきたいと思います。
上段、清掃費でございます。
ごみ処理費、説明欄5クリーンセンター維持経費、施設修繕料839万3,000円についてでございます。
クリーンセンター事務所では、市職員、受託事業者従事者のほか、清掃関係の手続に訪れる市民、事業者、ごみを持ち込む市民等、1日100名以上の来訪者がおります。現在の事務所の空調につきましては、昭和63年建設当時から34年間稼働し続け、老朽化に伴い、度重なる故障など運転が不安定であり、主要部品が製造されておらず、故障した場合には修理不能な状況でございます。そのため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた換気につきまして、扉、窓の開放により行っており、冷暖房を含めた空調が非常に効率の悪い状況でございます。
以上のことから、新型コロナウイルス感染症拡大の防止のため、クリーンセンター事務所棟の空調機器を更新し、市民、事業者等の方々に対して安心して来訪できる環境に改善するものでございます。
本修繕料につきましては、全額新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当いたします。
一旦、私からは以上でございます。
46 ◯委員長(中野昭人君) 産業スポーツ部長。
47 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) 恐れ入ります、少し飛びますが、52、53ページをお開き願います。
款7商工費でございます。
中段やや上、項1商工費、目2商工振興費の右説明欄、7共創環境創出経費、大事業の5多摩平の森産業連携センターテレワーク環境整備経費700万円でございます。
本事業につきましては、多摩平の森産業連携センターPlanTでのテレワークや配信環境の需要が高まる中、老朽化したWi-Fi機能向上を図るとともに、テレワーク用に机の仕切り及び反響しにくい壁を設置し、テレワーク及び配信事業の利便性を向上させるために必要となる需用費、委託料、備品購入費を補正するものでございます。
続きまして、その下、10新型コロナウイルス感染症対策事業経費のキャッシュレス決済経済支援事業業務委託料及びキャッシュレス決済経済支援事業販促業務委託料、合計1億6,274万2,000円の減でございます。
本事業につきましては、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けている市内飲食店、小規模商店等を対象に、令和2年度に引き続き経済支援を目的とするペイペイを活用したポイント還元キャンペーン事業で、令和3年3月議会の補正予算の第1号で3億6,200万円の予算を御承認いただいた事業でございます。
7月1日から8月31日までのキャンペーン期間で、令和2年度に行ったキャンペーンと比べて約2億円増の6億8,300万円の決済、その決済額に対するポイント還元額が6,000万円増の1億8,000万円となり、事業者支援につながる施策となりましたが、緊急事態宣言下の中で、特に飲食店の利用が制限されたことから執行残となったものでございます。また、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、一部実施しなかったPR事業もあり、減額するものでございます。
その下、目3観光費の右説明欄、3まちおこしイベント事業経費310万円の減でございます。平山季重まつり、ひのよさこい祭、たかはたもみじ灯路が令和4年度に延期となったこと及び新型コロナウイルスの影響により、新選組ゆかりの地との交流事業を行わなかったことから減額するものでございます。
その下、目4観光施設費でございます。右説明欄下段、1新選組のふるさと歴史館運営経費137万7,000円と、7新選組のふるさと歴史館分館日野宿本陣施設管理経費149万2,000円でございます。
新選組のふるさと歴史館及び日野宿本陣において、新型コロナウイルス感染症対策として、入館料及び書籍や記念品購入時の支払いにおいて、窓口、受付等における人と人の接触機会を低減させるとともに、コロナ禍収束後のインバウンド需要等を見越して、来館者の入館料等の支払い方法の選択肢を広げるとともに、サービスの向上を図ることを目的に非接触型手数料徴収機器、いわゆるキャッシュレス決済レジを導入するものでございます。
本補正の内容としましては、キャッシュレス決済レジ本体機器の導入と初期設定や保守点検などに係る業務委託料、レシート用紙などの購入に要する消耗品費及び日野宿本陣におけるインターネット回線利用料を計上させていただくものでございます。
なお、日野宿本陣の消耗品費につきましては、レシート等のほかに機器を設置するために必要な消耗品費4万4,000円が含まれております。
商工費につきましては以上でございます。
48 ◯委員長(中野昭人君) まちづくり部長。
49 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 続きまして、私からは土木費について御説明させていただきます。
56、57ページをお開き願います。
右説明欄上段、建築指導費の大事業の5新型コロナウイルス感染症対策事業経費の10需用費、施設修繕料についてであります。
建築指導課の事務所において、新型コロナウイルス感染症対策として、トイレや手洗いの自動水洗化やDX推進に伴う職員のパソコン上での審査時間の増加等への対応として、老朽化した照明器具のLED化など、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、国費10割を活用し実施をするものでございます。
次に、その少し下、道路新設改良費の大事業の5道路ストック等更新事業経費の10需用費、道路施設修繕料についてであります。
市では、平成27年2月策定の日野市通学路交通安全プログラムに基づき、毎年度、学校、PTA、警察等とともに通学路の合同点検を実施しております。この合同点検の結果、改善が必要と認められた箇所については、次年度に予算化をし、通学路の安全対策事業を実施しているところでありますが、交通量の多い幹線道路においては早急な対策が必要なことから、対策事業を前倒しで実施し、通学路の安全を早期に確保するものでございます。
なお、今回の整備箇所は、東光寺小学校区域内の2か所、南平小学校区域内の1か所、夢が丘小学校区域内の1か所となっております。
主な整備内容としては、路側線やポストコーンの設置、カラー舗装の実施及び公安委員会による横断歩道新設に伴う道路標示等を実施するものであります。
次に、その下、交通安全対策費の大事業の2自転車対策経費の13使用料及び賃借料、多摩平の森A街区土地借上料(債務負担行為分)についてであります。
多摩平の森A街区に設置しております豊田駅北第9駐輪場については、独立行政法人都市再生機構と定期借地契約を交わし、駐輪場用地として借用をしているところでありますが、令和3年8月付で同機構より、消費物価指数の変動に伴う令和3年度賃貸料の変更通知を受けたことにより、その差額分について増額の補正を行うものでございます。
取りあえず、私からは以上でございます。
50 ◯委員長(中野昭人君) 環境共生部長。
51 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) その下でございます。最下段でございます。河川費、河川維持費、説明欄、ナラ枯れ被害枯損木処理業務委託料3,006万2,000円についてでございます。
本業務は、市が管理する公園、緑地内で枯れた約200本の古ナラ等を伐採処理するものでございます。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが媒介する樹木の伝染病で、全国的に拡大しており、日野市では令和2年頃から兆候が見られ、令和3年8月には急激にナラ枯れの被害が確認されたため、市内全域の公園、緑地のナラ枯れ調査を行ったところ、49か所の公園、緑地で約200本のナラ枯れ被害を確認いたしました。ナラ枯れした樹木を放置しておくと、被害が伝染拡大するとともに、風雨等による倒木など第三者被害が生じる危険性があるため早急に伐採処理する必要があるため、補正をお願いするものでございます。
続きまして、58、59ページをお開き願います。
下水道費でございます。
中段やや上、需用費、電気料並びにガス代金でございます。
令和3年4月1日より下水道課の事務所は旧生活・保健センター分室の2階に移転いたしました。また、同時期より本分室の1階は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に対応する職員が従事する事務所となっております。1階事務所につきましては、業務の性質上、土日及び祝日も事務所を開設し、今日に至っているところでございます。事務所開設1年目で過去の実績がなかったこと、また、想定以上の事務所稼働率となったことから不足が見込まれるため、増額をお願いするものでございます。
続きまして、その下、公園施設等修繕料でございます。136万3,000円についてでございます。
令和3年8月、前線通過による大雨により京王平山緑地で土砂崩れが発生いたしました。この箇所は、ブルーシート並びに土留め等で対応がなされており、大きな被害はございませんでしたが、市民の不安を早急に解消するため、公園施設等修繕料にて土砂の撤去、ブルーシート工法の緊急的な補修を行ったものでございます。
公園施設等修繕料につきましては、日常の点検パトロールや市民要望等を踏まえて計画的に対応しておりますが、本年度中に公園のり面の土留め修繕並びに公園施設の修繕等について実施する必要があり、予算不足が見込まれるため、補正をお願いするものでございます。
その下、多摩平第8公園バリアフリー化整備工事1,999万3,000円についてです。
日野市バリアフリー基本構想、豊田駅周辺の重点整備地区内に位置する多摩平第8公園において、公園利用者の安全並びに利用性の向上のため、トイレ及び園路のバリアフリー化を実施するものでございます。
現在のトイレは男子用小便器1器、男女兼用大便器1器のみで、多機能トイレはなく、故障が頻発し、現在は一部利用を制限しているところでございます。コロナ禍における公園利用が高まる中、早急にバリアフリー化及びトイレの改善対策が必要なため、補正をお願いするものでございます。
本事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金10分の10を活用し実施するものでございます。
私からは以上でございます。
52 ◯委員長(中野昭人君) まちづくり部長。
53 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 続きまして、同じページ、住宅費について御説明させていただきます。
右説明欄下段、住宅対策費の大事業の2耐震化促進経費の18負担金、補助及び交付金、特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化補助金についてであります。
市では、国及び東京都の補助金を活用し、緊急輸送道路の沿道において耐震性が不足する建築物の耐震化を進め、災害に強いまちづくりの実現を図っているところであります。
このような中で、令和3年度に耐震改修工事を予定していた1棟について、建築資材の高騰などにより見積額が当初想定していた額よりも高くなり、所有者との調整で本年度内は改修工事を実施しないことが確定したため、その分の減額補正を行うものでございます。
次に、その下、大事業の5、18負担金、補助及び交付金、ブロック塀等撤去及び改良工事補助金についてであります。
市では、地震によるブロック塀等の倒壊による被害の防止を図るため、ブロック塀等の所有者に対し、撤去及び改良に要する経費の一部を補助する事業を行っております。令和3年度は毎年実施している広報誌などでの周知に加え、通学路沿いの危険なブロック塀については教育委員会と連携し、所有者へのポスティングや直接訪問を行ってきております。
この結果、補助金の申請状況は、本年6月までは例年と同程度で推移しておりましたが、7月から申請が急増し、既に1年間の実績と同等の21件の交付を予定しており、そのうち通学路沿いのブロック塀が13件と例年の1.5倍程度の申請件数となっております。このような状況は今後も続くと見込まれていることから、今年度内の見込み分を含めて増額の補正を行うものでございます。
以上、土木費でございます。
私からは以上でございます。
54 ◯委員長(中野昭人君) 産業スポーツ部長。
55 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) 恐れ入ります、少し飛びまして、70、71ページをお開き願います。
款10教育費でございます。
下段、項5社会教育費、目7文化振興費の右説明欄最下段、1一般管理事務経費87万3,000円でございます。
市が管理する文化施設及びスポーツ施設において、来場者や施設利用者への新型コロナウイルス感染症対策として、サーキュレーターなどの室内換気のための機器や脱臭機などの除菌対策機器等を配備し、安全かつ適正な施設環境の整備を図るものでございます。
続きまして、その下、項6体育費でございます。
恐れ入ります、次ページ、72、73ページをお開きください。
目4体育館費の右説明欄上段、1市民の森ふれあいホール管理経費と、その下、3(仮称)南平体育館整備経費でございます。いずれも補正額は137万7,000円でございます。
内訳は、節10需用費、消耗品費4万4,000円及び節12委託料、非接触型手数料徴収機器導入及び設定業務委託料133万3,000円となっております。
市民の森ふれあいホール及び新南平体育館において、新型コロナウイルス感染症対策として、施設使用料等の支払い時に受付窓口等における人と人の接触機会を低減させるとともに、施設利用者の使用料支払い方法の選択肢を広げ、市民サービスの向上を図ることを目的に非接触型手数料徴収機器、いわゆるキャッシュレス決済を導入するものでございます。
本補正内容としましては、キャッシュレス決済レジ本体機器の導入と初期設定や保守点検などに係る業務委託料及びレシート用紙などの購入に要する消耗品費を計上させていただくものでございます。
説明は以上となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
56 ◯委員長(中野昭人君) 質疑に入る前に委員の方々に申し上げます。質疑につきましては、質疑部分のページと項目を示してから発言をお願いいたします。
これより質疑に入ります。峯岸委員。
57 ◯委員(峯岸弘行君) 私からはちょっと5点お伺いしたいと思います。
まず1点目は、57ページの河川維持費のナラ枯れ被害枯損木処理業務委託料について、2点目は、59ページの公園整備費の多摩平第8公園バリアフリー化整備事業経費について、3点目は、同じく59ページの住宅対策費のブロック塀の安全対策事業経費について、それから4点目は、先ほどちょっと御説明がなかったと思うんですけど、61ページの消防費の常備消防経費の内訳について、最後は、73ページの体育館費の南平体育館整備経費について伺っていきたいと思います。
まず1点目は、ナラ枯れについては市民の方からも御相談が多く、枯れたものはやっぱり伐採していかなければいけないということなんですけども、特にこの日野市内においてどの地域が一番被害が多いかとか、そういう分布みたいなものがもし分かっていたら教えていただきたいのと、そのナラ枯れを防ぐための対策、今後の対策についてどうなっているかをまず伺いたいと思います。
58 ◯委員長(中野昭人君) 緑と清流課長。
59 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) ナラ枯れの市内での分布状況でございますけれども、私どもの管理する市の緑地について、今年の8月に調査を行っておりますけれども、大まかに申しますと、やはり緑地の多い市の南部、丘陵地ですね、こちらのエリアに集中していると。具体的には平山、南平、あとは程久保、落川、百草地域でございます。
それと、このナラ枯れの防止対策につきましては、こちら、このカシノナガキクイムシという、こちらの虫が媒介しておりますので、これを防ぐということがまず第一だと思っております。
方法としましては、樹木の周りに捕獲器をつけたり、あとはシートのようなもので覆ってしまって木の中に入らないようにするなどの方法がございます。ただ、今回、まずはこの枯れてしまった木の処理を行うということで、こちらの対策についてはまだ未実施でございます。
以上です。
60 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
61 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございます。分かりました。あとは意見で申し上げたいと思います。
それから、2点目の多摩平の第8公園のバリアフリー化、今、内容を伺って、トイレの改修の費用と伺いました。
一般質問でも以前取り上げているインクルーシブの遊具の整備については、これは含まれていないということでよろしいでしょうか。
62 ◯委員長(中野昭人君) 緑と清流課長。
63 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 今回補正をお願いしております多摩平第8公園のトイレにつきましては、このトイレの改修と、あと出入口のバリアフリー化、あと園路の一部バリアフリー化ということでございまして、インクルーシブ用の改修ではございません。
64 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
65 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございました。今後、新年度でのインクルーシブ遊具の整備をお願いしておきたいと思います。
続きまして、通学路のブロック塀安全対策事業経費についてですけども、通学路上のいわゆる危険なブロック塀に対して、毎年補助金を出していただいているわけですけど、今、大体目標に対してどのぐらいの、何%ぐらいまでこの改修が進んでいるのか、状況を教えていただきたいと思います。
66 ◯委員長(中野昭人君) 都市計画課長。
67 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 通学路上の危険なブロック塀に対する進捗についてでございます。
令和3年の4月の学校課の調査によりますと、危険であるというところが31か所確認しているところでございます。今年度4件、そのうちのブロック塀に対して補助を交付させていただいておりまして、今、残りが27件ということになっておるところでございます。
以上でございます。
68 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員、すみません、4点目に入る前に、4点目については所管委員会ではないので。
69 ◯委員(峯岸弘行君) 失礼しました。了解です。分かりました。
70 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
71 ◯委員(峯岸弘行君) ありがとうございました。意見は後で申し上げたいと思います。
そうしましたら、最後です。南平体育館整備経費ですけども、我が党も要望していましたネーミングライツについては今のところ募集する予定があるのか、教えていただきたいと思います。
72 ◯委員長(中野昭人君) 文化スポーツ課長。
73 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) 南平体育館のネーミングライツについてでございます。
南平のネーミングライツについては、現在検討はしておりますけども、来年の4月にオープンするときには導入する予定にはなっておりません。
以上でございます。
74 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
75 ◯委員(峯岸弘行君) 結構です。
76 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
77 ◯委員(渡部三枝君) 2点を質問させていただきます。
まず57ページのナラ枯れ対策についてと59ページのブロック塀について質問させていただきます。
ナラ枯れについてですけども、改めてお伺いいたしますが、日野市内でナラ枯れが発生している樹木は全体でどのくらいと判断されているのか、そしてさらにその内訳、市の所有地、都立公園など都の所有地、そして民有地、それぞれどのくらいの木がナラ枯れしていると判断しているのか、まず教えてください。
78 ◯委員長(中野昭人君) 緑と清流課長。
79 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) ナラ枯れの発生している全体数ですけれども、まずはこの8月に市のほうで調査をかけたのは市の管理する公園緑地でございます。そちらについては約200本のナラ枯れが確認できたということでございますが、市が調査したのは、取りあえずそこまででございまして、そのほかに市民団体などが調査したような数値を参考にさせていただきますと、全体としては500本ほどあるのではないかというふうに伺っております。ですので、市の管理地のほうが200本、それ以外が300本というような内訳になろうかと思います。
以上でございます。
80 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
81 ◯委員(渡部三枝君) 次に、では二つ目です。今回の3,000万円の補正予算というのは、市の所有地部分にある200本の伐採予算ということでいいのでしょうか。
82 ◯委員長(中野昭人君) 緑と清流課長。
83 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) はい。市の管理地にあります200本の対策費でございます。
以上です。
84 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
85 ◯委員(渡部三枝君) 三つ目です。民有地でも300本が枯れているという今お話がありまして、それを放置してよいのか、民有地においても、伝染のリスクも、また倒木の危険もあるわけで、対応が求められているのではないかと思います。民有地に対しても伐採などの対策に対する補助を行っていくことが求められているかどうかと思いますけども、どうでしょうか。
86 ◯委員長(中野昭人君) 緑と清流課長。
87 ◯緑と清流課長(小俣太郎君) 樹木などの管理につきましては、土地所有者が基本的には実施するものでございます。しかし、ナラ枯れにつきましては、委員おっしゃられるように倒木の危険等もございますが、市としても、ここで急激に増えてきたものに対して、やっと対応が取れるというようなところでございますので、まだちょっと民地に対してのことについては、まだ対策等は、市としての対策はまだございません。
ただ、やはり一部声をいただいている状況もございますので、今後、必要に応じて市としての支援策などについては検討をしていかなければならないのかなとは思っております。
以上でございます。
88 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
89 ◯委員(渡部三枝君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
それでは、ブロック塀のことで、今、峯岸委員からも質問がありましたけども、ブロック塀が、今までどのぐらいのブロック塀の倒壊に当たっての改善を図ってきたのか、総数と。
そして今ある、通学路が危険だと言われた件数が27件あるということをお伺いしましたけども、そのことについて、今後、市としてその27件をどのように個人の方へのアプローチをするのかなど考えておりましたらお願いします。
90 ◯委員長(中野昭人君) 都市計画課長。
91 ◯都市計画課長(川鍋孝史君) 今までの実績というところで、まず1点目としてお答えさせていただきます。
平成30年は半年間なんですけども、途中から始めまして、令和3年の今現在まで90件ぐらいの補助を出して改善を図っているところでございます。
あと残りの通学路の危険な箇所27件を把握しているところなんですけども、それへの対応ということなんですけども、学校課、教育委員会のほうと連携しまして、原則訪問をして周知啓発をさせていただいて、補助、支援をしながら対応していきたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
92 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
93 ◯委員(渡部三枝君) ありがとうございました。
以上です。
94 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
95 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。峯岸委員。
96 ◯委員(峯岸弘行君) 先ほど申し上げたナラ枯れについては、まだ日野市民の方々が、知らない市民の方が多いと思いますので、ぜひ広報等を通じまして、ナラ枯れというのはどういうもので、市としては市所有地200か所については対応すると。また、その他民地についてはどのように保全していくべきかというような方法についても、ちょっと分かりやすく広報等で周知をしていただきたいと思います。
また、今お話のありましたブロック塀については、まさに今、都市計画課長が言われたとおり、教育委員会も本腰を入れてやっていただく。やっぱり子どもたちの命を守るためには都市計画課だけではなくて教育委員会も連携してやっていくことは最も重要だと思いますので、これは本当に教育委員会と連携して、一刻も早く、まずはこの27か所がゼロになるように御努力をしていただきたいと思います。
賛成の意見とさせていただきます。
97 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
98 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第95号の件は可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
100 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第97号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。まちづくり部長。
101 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 議案第97号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について御説明させていただきます。
特別会計補正予算書及び説明書の15ページをお開き願います。
歳入歳出ともに1,011万円を追加し、予算の総額を23億284万5,000円とするものでございます。
次に16、17ページをお開き願います。
歳入でございます。
目1の繰越金になります。右説明欄を御覧ください。職員人件費の補正に伴い、豊田南、万願寺第二、東町、西平山の各地区区画整理費の繰越金を開くものでございます。
次に、18、19ページをお開き願います。
歳出でございます。
目1の豊田南、万願寺第二、東町、西平山の各地区区画整理費になります。右説明欄を御覧ください。職員人件費について、決算見込額に基づき、それぞれ増額を行うものでございます。
主な理由としては、人事異動に伴う職員の増及び審議委員の選挙に伴う時間外手当の増などによるものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
102 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
103 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
104 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
105 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第97号の件は可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
106 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第100号、市道路線の認定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。道路課長。
107 ◯道路課長(浅川浩二君) それでは、議案第100号、市道路線の認定について御説明いたします。
議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、道路法第8条第2項の規定により市道路線を認定するものでございます。
下記、表を御覧ください。
認定路線は1路線でございます。番号1の旭が丘一丁目に位置する路線名、市道H64号線については、開発行為の完了に伴い、帰属を受けた道路を公共の用に供するため、路線を認定するものでございます。
なお、路線の起点、終点、延長及び幅員については議案書に記載のとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
108 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
109 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
110 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
111 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第100号の件は可決すべきものと決しました。
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112 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第105号、日野市勤労・青年会館の指定管理者の指定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
産業振興課長。
113
◯産業振興課長(中村守助君) 議案第105号、日野市勤労・青年会館の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
恐れ入ります、議案書の1ページをお開きください。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市勤労・青年会館の指定管理者として、株式会社日野市企業公社を指定するものでございます。
当施設は、勤労者、青少年の教養と福祉の向上を図ることを目的とし、市民のほか地域の企業や団体等の会議、勉強会等で利用できる施設でございます。
選定に当たっては、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定に基づき、公募によらない選定といたしました。
日野市企業公社については、令和3年第2回市議会定例会において、令和3年度事業計画書により既に報告させていただいたとおり、令和5年度末をめどに事業受託を終了、その後、解散及び清算の手続をしていく方向で進めるとしています。そこで、それまでの間、指定管理業務等の事業を継続する必要があることから、公募によらない方法で選定したものでございます。
なお、指定管理者候補者選定委員からの選定理由としては、主に施設内各部屋の日別時間帯の予約、空き状況が確認できるホームページがよい、利便性が大変よいところにあるので利用促進のための広報が要であるなどの評価をいただいております。
指定管理者の指定期間につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間でございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
114 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。白井委員。
115 ◯委員(白井菜穂子君) 御説明の中でも少しあったんですが、改めてですね、この施設の名称の由来と目的というのを教えていただけますでしょうか。
116 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
117
◯産業振興課長(中村守助君) この勤労・青年会館ですが、昭和61年に都営団地の建て替えに伴って開館したものでございますが、こちらの建物については、勤労者、青少年の教養と福祉の向上を図る地域社会施設、施設の貸室と勤労者、青少年の文化教育に関する事業、会館の主催事業と、そういう二面性を持った施設として開館しております。
この開館の背景としましては、大手企業は厚生施設を持っているが、多くの中小企業はない中、中小企業が利用しやすいようにということと、高校生も使用できる施設にしたいというようなことで、この勤労・青年会館は開館したと、そういうような背景がございます。
以上でございます。
118 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
119 ◯委員(白井菜穂子君) では、現在の稼働率とか、どういった方が利用されているかといった、その利用状況、実態を教えてください。
120 ◯委員長(中野昭人君)
産業振興課長。
121
◯産業振興課長(中村守助君) 昭和61年の開館から35年が経過しておりますが、企業は近くに、これも産業振興課のほうで造ったPlanTなどを利用しております。実態としては、市民の方のコーラス、囲碁、英会話、体操など、市民の方が利用する地区センター的な施設の利用となっております。
以上でございます。
122 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員、いいですか。
123 ◯委員(白井菜穂子君) はい。
124 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
125 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。白井委員。
126 ◯委員(白井菜穂子君) こちらの議案第105号に対しては賛成の立場で意見を申し述べます。
今、御説明をお聞きして、当時は、できた当時は当時としての設置の目的と意味というのがあったというふうに思います。ただ、現在の実態というのは特に目的に沿った使い方ではないということが分かりました。
名称というのは、由来や歴史があって大切にしていくべきという一面もあるとは思いますが、できた時代は昭和から平成、そして今、令和へと変わってきたわけで、例えば名称だけ見て、勤労していないと駄目なのかとか、青年が対象なのかとか、一種の排除の誤解を与えかねないという懸念もあります。
もちろん青年に関しては定義では女性も含まれるとされますけれども、日常的にというか一般的に、女性に対してはあまり使わないですよね。女性に対して、あの人は好青年だとかは言わないわけで、ジェンダーの視点で見直すことも必要なのではないかということをちょっと御指摘させていただきたいと思います。
今後、ますますこの会館がもっと幅広い層に有効に活用してもらえるよう、市民が使いやすい名称、例えば親しみやすい愛称をつけるということも、いかがでしょうか。
今回は随意契約ということで2年間ですけれども、次は公募になるはずです。次期の、この次の次の指定管理者の変更の際には、こういったことも視野に見直しを、また、場合によっては担当課の見直しというのも連動してくるのかなというふうにも思いますので、そういった検討も必要ではないかという提案を添えて、意見とさせていただきます。
127 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
128 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
129 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第105号の件は可決すべきものと決しました。
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130 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第106号、日野市立市民ギヤラリーの指定管理者の指定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。文化スポーツ課長。
131 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) それでは、議案第106号、日野市立市民ギヤラリーの指定管理者の指定について御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市立市民ギヤラリーの指定管理者として、株式会社日野市企業公社を指定するものでございます。
日野市立とよだ市民ギヤラリーは、市民に対し芸術の創造と普及の場を提供することで市民文化の向上に寄与することを目的に設置され、多くの市民に利用されている施設になります。
選定に当たりましては、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例第5条の規定に基づき、公募によらない選定といたしました。
日野市企業公社につきましては、令和3年第2回市議会定例会において、令和3年度事業計画書により既に報告させていただいているとおり、令和5年度末を目途に事業受託を終了、その後、解散及び清算の手続をしていく方向で進めるものとしております。そこで、それまでの間、指定管理業務等の事業を継続する必要があることから、公募によらない方法で選定したものでございます。
なお、指定管理者選定委員会からは、日常的に施設をきれいに維持管理できており、高齢者の作品展の企画など、市民に大変喜ばれている施設であるとの評価をいただいております。
指定管理者の指定期間につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
132 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
133 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
134 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
135 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第106号の件は可決すべきものと決しました。
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136 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第107号、日野市体育施設及び遊び場の指定管理者の指定(日野市立多摩川グラウンドほか)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。文化スポーツ課長。
137 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) それでは、議案第107号、日野市体育施設及び遊び場の指定管理者の指定について御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市体育施設及び遊び場(日野市立多摩川グラウンドほか)の指定管理者として、株式会社フクシ・エンタープライズを指定するものでございます。
市内にございます13か所のグラウンド等につきましては、市民の体育、レクリエーション及び社会体育の振興を図るとともに、日野市スポーツ推進計画で定める市民のスポーツ実施率70%の目標達成のための重要な活動拠点として、これまで多くの市民に御利用いただいております。
また、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機としたスポーツ活動への機運の高まりを受け、市民の良好なスポーツ環境の提供、また健康づくりの拠点として欠かすことのできない施設となっております。
指定管理者の選定につきましては、グラウンド等の管理運営を効率的かつ効果的に行うため、公募による申請のありました1団体、株式会社フクシ・エンタープライズを候補者として選定したものでございます。
なお、指定管理者選定委員会からの意見として、提案内容について、時代のニーズに沿った自主事業も企画されている、また、実績に裏づけされた事業に対する熱意、意欲、積極性を感じるといった評価をいただいております。
指定管理者の指定の期間につきましては、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
138 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
139 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
140 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
141 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第107号の件は可決すべきものと決しました。
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142 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第108号、日野市体育施設の指定管理者の指定(日野市民プール)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。文化スポーツ課長。
143 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) それでは、議案第108号、日野市体育施設の指定管理者の指定について御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市体育施設(日野市民プール)の指定管理者として、シンコースポーツ株式会社を指定するものでございます。
日野市民プールにつきましては、市民の体育、レクリエーション及び社会体育の振興を図るとともに、夏季期間における市民の健康増進、また幅広い年齢層の方々の憩いの場として、これまで多くの市民に御利用をいただいております。
選定に当たっては、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定に基づき、公募によらない選定といたしました。
非公募の理由といたしましては、市民プールは夏の期間、限られた期間の営業であることから、将来的に市民の森ふれあいホールとの一括管理とすることで、年間を通しての人件費の削減や事務効率化が図れるため、市民の森ふれあいホールの残りの指定期間である2年間を期間とし、非公募により候補者を選定したものでございます。
なお、指定管理者選定委員会からは、運営実績が長く、適正に運営できているとの評価をいただいております。
指定管理者の指定の期間につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
144 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
145 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
146 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
147 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第108号の件は可決すべきものと決しました。
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148 ◯委員長(中野昭人君) これより議案第116号、令和3年度日野市一般会計補正予算(第13号)の件を議題といたします。
本委員会での審査部分は、歳出のうち教育費(項6・体育費)です。
担当部課長より説明を求めます。産業スポーツ部長。
149 ◯産業スポーツ部長(仁賀田 宏君) それでは、議案第116号、令和3年度日野市一般会計補正予算(第13号)について御説明いたします。
恐れ入りますが、予算書10、11ページをお開きください。
款10教育費の項6体育費でございます。目2市民プール費、右説明欄上段、1市民プール運営経費の節10需用費の抗菌シートほか26万8,000円及び節17施設修繕料2,982万6,000円の合計3,037万4,000円の補正をお願いするものでございます。
市が管理する文化施設及びスポーツ施設において、来場者や施設利用者への新型コロナウイルス感染症対策として、換気のための機器や除菌対策機器などを配備し、安全かつ適正な施設環境の整備を図るものでございます。
市民プールにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、令和2年度、3年度の2か年続けて営業を中止しておりますが、令和4年度につきましては、これまで以上の極端な状況悪化が起こらない限り、徹底した感染対策を行い、営業を再開する予定で準備を進めております。
そのため、旧式の手動式手洗い水洗の自動化や和式便器の洋式化など衛生設備の感染対策、また利用者が密集するエントランスや更衣室での換気の強化、加えてロッカーや手すりなど直接手を触れる場所への抗菌対策を実施するものでございます。
続きまして、その下、目4体育館費でございます。右説明欄中段、1市民の森ふれあいホール管理経費の節10需用費、トイレ洗面台修繕料154万円の補正をお願いするものでございます。
新型コロナウイルス感染症対策を目的に、市民の森ふれあいホールにおいて洗面台の自動化修繕工事を行うものでございます。
年間30万人以上が来場する市民の森ふれあいホールにおいて、トイレなどの利用時に蛇口に直接触れることなく手洗いができるよう、現状のハンドル式水洗からセンサー式の自動水洗に交換するものでございます。ウィズコロナの時代を迎え、市民の森ふれあいホールを利用される方々に快適で衛生的な環境を提供することで、市のスポーツ振興をさらに推進していくものでございます。
説明は以上となります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
150 ◯委員長(中野昭人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
151 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
152 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
153 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第116号の件は可決すべきものと決しました。
次に、請願第3-10号の審査に入る前に、説明員の入替えを行います。しばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いいたします。
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154 ◯委員長(中野昭人君) これより請願審査に入ります。
請願第3-10号、デフリンピック東京開催を求める意見書の提出に関する請願の件を議題といたします。
この請願につきましては、請願者より趣旨説明の申出がございます。
お諮りいたします。本日、12月6日の本委員会に請願に対する参考人として、有山一博さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
155 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認め、そのように決定させていただきます。
なお、委員及び説明員に申し上げます。
請願第3-10号の審査に当たり手話通訳者が入りますので、よろしくお願いいたします。
本日は参考人として御出席いただきありがとうございます。
早速ですが、議事の順序について申し上げます。参考人の方は、おおむね3分間で趣旨の説明をしていただき、その後、委員からの質疑にお答えいただくようお願いいたします。
それでは、有山参考人、お願いいたします。
156 ◯参考人(有山一博君) こんにちは。日野市聴覚障害者協会会長、有山一博と申します。
デフリンピック東京開催を求める意見書の提出に関する説明です。資料をお配りして、読んでいただいたかなと思いますが、先日、東京オリンピック・パラリンピック大会が成功裏に終了いたしました。この状況を踏まえて、2025年デフリンピック開催、日本での開催、特に東京での開催を求めたいと思います。
これまでの状況を見ると、日本ではまだ開催されたことがございません。やはりオリンピック・パラリンピックのほうが、皆さん見て、よく御存じで、知名度も高いと思います。デフリンピックの場合は、御存じの方がとても少ないという状況がございます。今後、さらに周知していきたいと思っています。
その方法としては、やはり手話を、手話は言語であるということを広めると同時に、世界の聾の選手、デフの選手たちのスポーツを見ていただいて、交流を深めていきたいと考えます。競技だけではなく、交流も含めて広めていきたいと思います。
当然コロナ対策は必要でございますけれども、その辺をきちんとした上で盛り上げていきたい。ぜひ東京で開催をしてほしいと思います。
デフリンピックというと、聞こえないというハンデがありますけれども、そこを埋めていけば聞こえる人と同じように競技できます。
例えば、陸上のスタートはピストルの音ではなくて光で合図するというように、そのように情報を保証していけば同じようにできるのです。
バスケットボールも、オリンピックを見て分かると思うように、得点が入ったときにぴかぴか光るようになっているんです。そのように、聞こえない人も見て分かるような方法でやっていけば、東京2020大会の施設のまま、それをお借りしてやることができるわけです。
もし日野市で開催されれば、ぜひ交流を日野市でも、日野市の小・中学生の皆さんと交流をしていきたいと思います。ぜひとも東京で開かれるように、よろしくお願いいたします。
157 ◯委員長(中野昭人君) ありがとうございました。
以上で参考人からの趣旨説明は終わりました。
質疑に先立ちまして、念のため参考人の方に申し上げます。参考人は委員長の許可を得てから発言し、また、委員に対しては質疑をすることはできませんので、御了承願います。
これより趣旨に対する質疑を行います。峯岸委員。
158 ◯委員(峯岸弘行君) 有山参考人、こんにちは。峯岸弘行です。よろしくお願いします。
デフリンピックという言葉を初めて私が知ったのは、手話講習会を受けさせていただいたときに先生からお話を伺いました。
まず伺いたいのは、通常の方にこの話を私がすると、じゃあパラリンピックに出ればいいじゃないかという話を聞くわけなんですけど、パラリンピックよりも、このデフリンピックの活動は、それより以前から始まっていたということを聞いておりますけれども、パラリンピックで一緒に聴覚障害者の方もスポーツ競技ができない理由についてもう一度教えていただきたいのが1点とですね。
それから、このデフリンピックを東京で開催をしたいという、その思いですね。これまでどのような活動をされてきて、2025年に東京でデフリンピックができるかもしれないという状況になったその経緯について教えていただきたいと思います。
159 ◯委員長(中野昭人君) 有山参考人。
160 ◯参考人(有山一博君) 二つ御質問をいただきました。
一つ目です。パラリンピックというのは歴史がまだ浅い大会です。デフリンピックのほうが長い歴史を持っています。もし2025年に開かれれば、ちょうど100年目の記念の大会となります。それを東京で開きたいという思いがあります。
パラリンピックとデフリンピックを一緒にできないという理由は、デフリンピックの競技は21競技あるんです。パラリンピックの競技は少ないんですね。ですから、別々に分けて、デフリンピックのほうが競技数が多くて、全てをやりたい。デフリンピックで聞こえない人だけで競技をやって盛り上がっているという歴史があります。
二つ目ですが、2025年大会に向けて、東京は、世界的に有名な都市ですし、また、オリンピック・パラリンピックが終わった後のいろいろな施設が残っていますので、そちらを利用して開催したいということです。
そして、手話言語条例を広めていきたい、もっと手話を広げていきたい、ぜひ東京で開きたいという考えでやってきました。
161 ◯委員長(中野昭人君) 奥住委員。
162 ◯委員(奥住匡人君) 私からは1点質問をさせていただきたいと思います。
今年、オリンピック・パラリンピックが開催されて、この施設を利用できるので、2025年やれる可能性があるんじゃないかということの訴えでありますけれども、聞くところによると、デフリンピックに関しても、国際基準をクリアした施設でないとデフリンピックというのは開催ができないということがあるのが1点と。
今現状として、デフリンピックを開催しないまでに当たっても、日本でとか世界で、まあこの日野市でとか、デフリンピックに代わり得るような、その競技が今どのような状況で行われているのか、お話を聞かせていただきたいと思います。お願いします。
163 ◯委員長(中野昭人君) 有山参考人。
164 ◯参考人(有山一博君) デフリンピックのほうが聞こえない人に合った基準になっております。というのは、記録を残すために同じようにやる必要があるということです。
認定のない施設ではなかなか難しいです。空手とか柔道は、ふれあいホールが使えるかなと思います、日野市であればと思っております。また、東京国体が開かれたときに、ふれあいホールで空手競技が開かれましたよね。というように競技場を使える、空手や柔道が開けると思います。
また、バドミントンなども公的に認められるような施設があると思います。そのように使ってできると思います。ですので、東京だけではなくて近隣の関東圏で協力し合って開催するという方法もあると思います。工夫してやればできると考えています。
詳しいことは、来年ブラジルで、2022年5月デフリンピックが開かれます。5月1日から15日までですね、開かれますので、そちらに視察に行って様子を見て、それを参考にして、どのようにやったらいいかというのを進める予定です。
165 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
166 ◯委員(白井菜穂子君) こんにちは。すてきな御提案をありがとうございます。
デフリンピックの開催を通して聴覚障害をお持ちの方への理解を深める、手話言語を広めるという意味があるのかと思うんですが、その上で、日野市もいろいろな今取組をしていますけれども、請願者の方が考える、もう少し日野市に手話を広めるためにしてほしいと思うことがあったらお聞かせいただけますか。
167 ◯委員長(中野昭人君) 有山参考人。
168 ◯参考人(有山一博君) 私はやはり、東京都の手話言語条例が、今、審議が進んでいると伺っております。日野市でも、できるだけ来年とか再来年とか、早めに手話言語条例をつくりたいという気持ちがあります。これから市民の皆さん、そして議員の皆さん、市役所の皆さんと協議をしてつくっていただければありがたいなと思っています。
それとともに、小・中学校の生徒たちに手話言語とは何かということを広めるような教育を広げていきたい。それを含めてやっていきたいと思っています。
169 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
170 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって参考人への質疑を終結いたします。
有山参考人、手話通訳の方、本当にありがとうございました。
これより質疑に入ります。奥住委員。
171 ◯委員(奥住匡人君) 有山参考人から今のお話を聞いていて、ふれあいホールの活用というのが、今、言及があったように思います。バドミントンであるとかというようなお話があったと思うんですけれども、国体でも空手とボクシングも活用された中で、東京オリンピック・パラリンピックは、会場自体にはならなかったけれども、練習場にはなられた。ウクライナの方たちも御使用になられたということで、可能性的にはあるんじゃないか。今、手話言語条例というような話もありますし、いい機会になると思うんですけれども、市のお考え、今のところのお考えをお聞かせいただければと思います。
172 ◯委員長(中野昭人君) 文化スポーツ課長。
173 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) デフリンピックが東京で開催された暁には、市内のふれあいホールとか市内のスポーツ施設の利用についてという御質問でございます。
確かに委員の今おっしゃられたとおり、国体、オリンピックのキャンプ地等でふれあいホールを御活用いただいております。ふれあいホールは一定規模の面積も有しておりますし、交通アクセス、駐車場の整備等もしっかりと整った施設でございます。ぜひデフリンピック東京開催になった暁には、何かしらの競技でふれあいホールを活用していただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
174 ◯委員長(中野昭人君) 奥住委員。
175 ◯委員(奥住匡人君) ありがとうございます。
176 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
177 ◯委員(峯岸弘行君) 2点伺いたいと思います。
本来であれば広報のほうに聞かなきゃいけないんですけど、日野市の広報で今までデフリンピックという言葉について記載したことがあるのか。このオリンピックの、東京2020オリンピック・パラリンピックの一連の報道の中で、聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックという言い方で市民の方に紹介したことがあるのかどうかを1点と。
あと、日野市内、国内でもいいんですけど、何か数字としてデフリンピックについての知っていますかという認知度について、もし数字が分かっていたら教えていただきたいと思います。
178 ◯委員長(中野昭人君) 文化スポーツ課長。
179 ◯文化スポーツ課長(北島英明君) 2点いただきました。
まず、これまでデフリンピックというものが市の広報等で紹介されたことがあるかということでございます。
申し訳ございません、手元に今、資料がございませんが、今回の東京2020オリンピック・パラリンピック競技に関して文化スポーツ課として情報発信した中には、デフリンピックのことについて触れられたことはございません。
2点目でございます。認知についての調査の結果、数値的なものでございます。
大変申し訳ございませんが、今、手元に資料がございませんので、今後の課題とさせていただきます。
180 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
181 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。蛭田委員。
182 ◯委員(蛭田智也君) 本請願について、賛成の立場で意見を申し上げさせていただきます。
請願理由にもありますとおり、こちらのデフリンピック、もともとは夏季大会が1924年、フランスのパリで行われて、また冬季大会が1949年、オーストリア、ゼーフェクトで行われて、それ以来、一時期を除きまして4年ごとに開催している大会だと理解しております。
その中で直近のオリンピック・パラリンピック、この東京で行われ、レガシーがいまだに活用されている状況、また、スポーツ産業の機運が高まっている、まだその熱を帯びている状況下、さらにこちらが一番大きな問題かと思いますが、コロナ禍での世界的問題を抱えている状況下でのこういった世界的な大会を成功させた、そういった実績を伴うところを踏まえ、この請願理由に対しての賛成の意見とさせていただきます。
また最後に、この日野市SDGs未来都市の先駆者として、日野市が率先して、この請願理由、請願内容について前向きに取り組んでいくことが我々の一つの使命にもつながるのではないかというふうに感じており、賛成の意見とさせていただきます。
183 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
184 ◯委員(峯岸弘行君) 今、蛭田委員から、すばらしい意見もありましたけど、公明党としても賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。
くしくも2025年はデフリンピックから100周年という記念すべき年であります。この東京2020のパラリンピックでも、その後レガシーがしっかりと受け継がれてきていると思いますので、今後、この東京大会が決まり、また成功すれば、恐らく日本全国で手話をする方が一気に増えていくと、きっかけになると思います。そういう起因になると思いますので、そのための日野市からの声援というかエールというか、そういう意味で、この請願に賛成をさせていただきたいと思います。
以上です。
185 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
186 ◯委員(渡部三枝君) 請願に対して賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
デフリンピックは100年近い歴史があるということを知りました。ただ、十分に認知されていないという状況があるということも知りました。スポーツは人権の一つであり、誰にも保障されていることが重要です。聾者の最高のパフォーマンスの発揮の場であり、参加者が手話による国際交流が図れるデフリンピックを開催することは大きな意義があると思われます。障害者の理解促進や多様性の実現、そしてSDGsに促進する大きな力になると思います。
また、日野市障害者差別解消推進条例に照らしても、デフリンピックの意義は大きいものと考えます。
差別は知ることからなくなります。積極的に当事者との交流ができる環境を整えることが差別解消の大きな鍵と考えます。言語は音声言語と非音声言語、手話があること。ふだんの生活の中で区別されることなく、当たり前に手話を使ってのコミュニケーションが図れる社会へとつながる一歩になる大きな機会なのではないかと考えます。デフリンピックの東京開催について、賛成の立場で意見を述べさせていただきました。
以上です。
187 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
188 ◯委員(白井菜穂子君) 請願第3-10号、デフリンピック東京開催を求める意見書の提出に関する請願に採択の立場で意見を申し述べます。
オリンピック・パラリンピックについては、コロナの影響で、子どもたち、学校観戦というのは実施できませんでしたけれども、ぜひこちらの大会は開催され、子どもたちが会場で応援ができるとよいなというふうに感じています。こういう大会をきっかけに聴覚に障害のある方への理解が深まり、環境整備が進むことこそ大切です。
先ほど条例の話もありました。また、現在でも簡単な手話をホームページに掲載している自治体もあります。日野市も、手話通訳の配置や筆談ボードなど合理的配慮が進んできているとは思いますけれども、より一層の啓発を求め、採択の意見といたします。
189 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
190 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
191 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。よって、請願第3-10号の件は採択すべきものと決しました。
お諮りいたします。本委員会で採択された請願第3-10号については、意見書の提出を求められております。意見書の案文については、正副委員長一任でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
192 ◯委員長(中野昭人君) 御異議ないものと認めます。では、そのようにさせていただきます。
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193 ◯委員長(中野昭人君) これより請願第3-11号、地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する請願の件を議題といたします。
これより質疑に入ります。奥住委員。
194 ◯委員(奥住匡人君) 3-11号の請願事項として三つ主に挙げられていると思いますけれども、たばこを吸っている人、吸わない人が共存できる健康増進法について、増進に関する考えについて、市の見解を伺わせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
195 ◯委員長(中野昭人君) 環境保全課長。
196 ◯環境保全課長(中村由加里君) 健康増進法についてです。
令和3年度の与党税制改正大綱におきまして、望まない受動喫煙対策の推進や今後の地方たばこ税の継続的かつ安定的な確保の観点から、地方たばこ税の活用を含め、
地方公共団体が駅前、商店街などの公共の場所における屋外分煙施設等のより一層の整備を図るよう促すこととするとされており、また、総務省のほうからは発出されている事務連絡でも同様の趣旨の記載があるということは承知をしております。
ですので、たばこを吸う方も、吸わない方も、共に過ごしやすい環境づくりが必要であると思っております。
以上でございます。
197 ◯委員長(中野昭人君) 奥住委員。
198 ◯委員(奥住匡人君) では、もう1点、2項目めの中に、地方たばこ税の一部の活用という記載があると思います。市の財源として、たばこをお吸いの方からは、たばこを買った際に税収として年間約8億円入っているというふうに理解をしておりますけれども、このたばこ税の一部活用について、お考えをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
199 ◯委員長(中野昭人君) 環境保全課長。
200 ◯環境保全課長(中村由加里君) 市のたばこ税なんですけれども、普通税でありまして、使途が特定される目的税ではなくて、一般財源と認識をしております。たばこ税を活用するかどうかというところに関してはちょっと別といたしまして、先ほども申し上げましたとおり、たばこを吸う方も、吸わない方も、共に過ごしやすい環境づくりは必要であると思っております。
また、喫煙所の設置につきましては、行政が設置することだけではなく、設置主体が民間事業者である場合なども含めた形で、官民連携でできることも含めて調査研究してまいりたいと思います。
以上です。
201 ◯委員長(中野昭人君) 奥住委員。
202 ◯委員(奥住匡人君) ありがとうございました。
以上で終わります。
203 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
204 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。森久保委員。
205 ◯委員(森久保夏樹君) 請願第3-11号について、賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。
この日野市の場合、もともと駅前にあった喫煙所が諸般の事情により撤去されてしまったという話があって、それに伴って、特に日野駅なんかでは民間の喫煙所と、道路の狭隘の部分にあるからなかなか分煙がうまくいかないというような問題があるということで、以前奥住議員の一般質問や9月の決算委員会のほうで私もちょっと質問いたしましたけれども、そういった問題があると思います。
その中で、なかなか手が打てない理由として、市のほうから健康増進法の存在と、あと財源がないというような御答弁をいただいていたと思いますけれども、この請願の内容をよくよく見ますと、国のほうからも、健康増進法でできる限りたばこは控えたほうがいいと言いつつも、やはり分煙を進めたほうがいいという内容が国のほうからも出ているというのが1点。
それと、財源についても、国のほうの留意事項で、たばこ税の活用を検討していただきたいという話が出ているということですので、当時いただいた御答弁の内容とは少し変わってきているのかなと思いますけれども、もちろんその検討していただきたいというレベルですので、国のほうから、これをしろという決して命令等ではございませんし、いつも申し上げているとおり、地方自治体は国とは独立した主体でございますから、必ずしも国の言うことが全てではないんですけれども、こういった話が出てきている以上、現状分煙がうまくいっていないという問題や指摘が上がってきている以上、うまく制度、設備を活用して、せっかく請願という契機もいただきましたので、積極的に分煙の対策検討していただきたいと思います。
以上をもって私の本請願に対する賛成の意見としたいと思います。
206 ◯委員長(中野昭人君) 奥住委員。
207 ◯委員(奥住匡人君) 請願第3-11号、賛成の立場で意見を言わせていただきたいと思います。
この請願の趣旨は、分煙社会の実現についてであろうかと思います。まちのたばこ屋さんが全滅するような、こういう状況にある中で、行政としても何らかの補助、手だてをしていただきたいという旨の請願であろうかと思います。
先ほど課長から御答弁をいただきましたけれども、たばこ税の一部を活用してというのは、今、補助という形であるとか民間と協働してというお話もございました。せっかくの機会ですので、この請願のことをしっかりと受け止めて、御検討をしていただきたいと思います。
最後に、日野駅前のたばこ屋さんに貼られている紙を、私、頂戴してまいりましたので、この請願者の趣旨に沿っていると思いますので、読み上げをさせていただきたいと思います。
地域住民の皆さんへ。
皆様、コロナ禍で日々の生活に大変御苦労されていると存じます。以前、日野駅周辺には喫煙所が2か所ありました。しかし、最近なぜか撤去されてしまい、喫煙者の方は困っています。そこで、歩きたばこやポイ捨て防止のため灰皿を3台設置したのですが、市役所や警察署にクレームの電話が入っているそうです。喫煙者はマナーを守って灰皿のある場所で吸っているかと思います。
ちなみに喫煙者から、たばこ税として日野市に年間8億円納税されているようです。喫煙できる場所がどんどん減っているため、肩身の狭い思いをされている喫煙者を、どうか温かい目で見てあげてください。
日野たばこ社員の方々も、市内一斉清掃、駅周辺の清掃に参加をして、まちの美化に努めております。
喫煙者の皆様へ。
通行の妨げにならないよう、心遣いをよろしくお願いいたします。
日本たばこと日野市とで喫煙所の設置について、模索、話合いをしております。もうしばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願いをいたします。
喫煙者、それから、たばこを吸う人、吸わない人それぞれがお互いの健康を留意しながら分煙に努めていく社会、日野市でもしっかりと取組をしていただきたいと思います。
以上で終わります。
208 ◯委員長(中野昭人君) 峯岸委員。
209 ◯委員(峯岸弘行君) この問題については、私も一般質問で何度も何度も質問していますけれども、実質的に今答弁をいただいたように、このたばこ税というのは8億円あると。だけれども、これは一般財源に入るんであって、必ずしもこのたばこを喫煙される方のためには使われる義務はないというような説明だったと思います。
でも、市民の方にとっては、たばこ税が8億円入っているということは、もう周知のことでありまして、実際に立川市では、コンテナタイプのね、かなりこれは高額な運営費もかかるわけですけど、設置をされ、多摩地域、JR沿線でもかなりのところで、今年度だけでも新しい喫煙所ができていると、それは承知されていると思うんですけどね。
そういう意味では、やはり日野市として、作り方もあると思うんですよ。やはり分煙、分煙というか副流煙が歩道に行きにくいような作り方、いろんなタイプの喫煙スポットがありますので、ぜひ工夫をしていただいて、お金もなるべくかからないようにして、やはり主要3駅前には、小さくてもいい、ちょっと離れたところでもいいので、設置を進めていただきたいという意味では、検討していただきたいと思います。
また、先ほどちょっとお話が出ましたけど、民間事業者の方が自分の事業所の敷地の中に喫煙スポットを作ってやっている方もいらっしゃって、路上にいわゆる灰皿を置かれると、これはちょっと問題があるわけですけど、敷地内に置いていただいて、敷地内で喫煙していただく分には取りあえず今、規制の外というふうに思います。民間事業者の方が、かなりの毎日出る吸い殻を片づけていますので、その辺ちょっとヒアリングしていただいて、市としてできることは協力していただきたいと思います。
実際にクリーンセンターでは、出た灰皿についてはボランティア袋に入れて出せば持っていきますよと言っていただいているんで、この点については民間事業者の方も大変喜ばれていますけれども、また、その他の助成というか援助について、何らかの方法がないか、検討していただきたいと思います。
ということで賛成の意見とさせていただきます。
210 ◯委員長(中野昭人君) 渡部委員。
211 ◯委員(渡部三枝君) 本請願に日本共産党市議団として意見を申し上げます。
20世紀末から新たな保健上の課題に対して、地球規模での対応が求められるようになり、WHOは当初から検討を進めていた、たばこ規制枠組条約を策定し、2005年2月27日に効力が発生されました。日本は2004年6月に加盟をしています。
この条約の8条では、たばこ煙にさらされることから人を保護する効果的な対策を資するよう義務づけています。換気などの受動喫煙防止策では不十分とされています。
しかし、2018年改正された健康増進法では、喫煙室の設置を認めるなど条約が国際基準から程遠いものとなっており、日本共産党は不十分として反対いたしました。
日本共産党は、望まない受動喫煙の全面禁止の実行を求める立場です。日本では受動喫煙により毎年1万5,000人もの人が亡くなっていると厚生労働省より報告がされております。
喫煙は深刻な健康破壊になるだけでなく、身近な家族や誰かを苦しめることにつながり、受動喫煙をしっかりと防止されなければなりません。
政府、厚生労働省も、屋外での喫煙はできるだけ人のいないところで喫煙することの配慮が必要とし、日野市では、駅前の喫煙場所を令和2年3月31日に撤去された経緯もあります。そうしたことも踏まえるならば、本請願を採択することは難しいと判断いたしました。
以上、反対の意見といたします。
212 ◯委員長(中野昭人君) 蛭田委員。
213 ◯委員(蛭田智也君) 当該請願に対して賛成の立場から意見を申し上げます。
こちらの趣旨につきましては、本年第2回定例会の奥住議員による一般質問でも取り上げられており、その際に市の担当者からは、民間、公共ともに喫煙所を設置する補助の応募申請が終了しており活用に至っていないこと、また、コロナが落ち着いたところで商店街や飲食店の意向を受けて、路上喫煙禁止条例の制定と併せ調査検討を進めてまいりたいことを既に伺っております。
市長からも、コロナ禍が過ぎた後に、どのように喫煙者と非喫煙者が一緒に共存できる仕組みをつくるのか、なかなか難しい課題との御所見もございましたが、この請願を拝見する限り、先が見通せないコロナ収束後の対応ではなく、今現在で早急な支援の手を求められていると認識できます。
趣旨にもありますように、令和2年度で見れば、市たばこ税は約8億3,500万円の税収、市税全体の40分の1以上の割合を占めており、また収入率も100%という極めて貴重な財源であります。財務省の資料によると、葉巻たばこの販売本数も段階的な増税等を契機にして年々右肩下がりであり、販売店や関連業者が支援を求める背景も十分理解できます。
財政緊急事態宣言下、大変難しい判断を求められているとは思いますが、今後の財政安定化につながる、また市民生活に寄与する重要な内容と認識し、賛成の意見とさせていただきます。
214 ◯委員長(中野昭人君) 白井委員。
215 ◯委員(白井菜穂子君) 請願第3-11号、地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する請願については、分煙環境整備に賛同する立場から、採択の立場で意見を申し述べます。
現在、今ですね、本当に望まない受動喫煙で苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃるということ。煙害だけでなく、歩きたばこによる危険性や町なかのポイ捨てなど、たばこをめぐる苦情というのは日々市民の方からお受けいたしております。
吸う権利を行使する方には、同時に、やはりしなければならない、そして、してはならないという義務も負っていただきたい。まずは喫煙者のマナーの改善、ルールを守っていただきたいというふうに思います。
日野ネットでは、今年度の予算要望で、みんなでまちをきれいにする条例の罰則規定の見直しを求めていましたが、その回答として、市からは、市独自の条例制定の必要性を検討というふうにありました。いわゆる路上喫煙禁止条例のことかと思います。マナーからルールへということ、それは進めていただきたいですが、それと同時に、現実的には、こちらでどうぞと言える喫煙場所の確保も必要はあると考えます。
先ほど引用もありました改正された健康増進法にも、国及び
地方公共団体は、受動喫煙の防止に必要な環境の整備、その他の受動喫煙を防止するための措置を総合的かつ効果的に推進するよう努めなければならない旨が明記されています。
それに加えてですね、やはり私はSDGsの目標でもある、12番の「つくる責任 つかう責任」、これも考えていかなければならない。やはり企業ですね、そのたばこ会社にも、町なかのたばこ屋さんとかじゃなくて、たばこを作っている、そのたばこ会社にも、こういったところまで拡大生産者責任の観点で責任を負っていただきたいというふうに思います。
先ほど課長の答弁にありましたように、やはり民間ですとか鉄道会社とかそういった、あと市民の声も、フォーラムとかで吸う人、吸わない人の意見、いろんな意見を聞きながら、パートナーシップで解決していく、こういったことを求め、以上、意見といたします。
216 ◯委員長(中野昭人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
217 ◯委員長(中野昭人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
218 ◯委員長(中野昭人君) 挙手多数であります。よって、請願第3-11号の件は採択すべきものと決しました。
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219 ◯委員長(中野昭人君) そのほか、委員の方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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220 ◯委員長(中野昭人君) それでは、本日予定いたしました案件は全て終了いたしました。
これをもって令和3年第4回
環境まちづくり委員会を閉会いたします。
午後0時05分 閉会
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