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令和3年度特別会計予算特別委員会 名簿 開催日: 2021-03-18
令和3年度特別会計予算特別委員会 本文 開催日: 2021-03-18

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  1. 日野市議会 2021-03-18
    令和3年度特別会計予算特別委員会 本文 開催日: 2021-03-18


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1         午前10時01分 開会・開議 ◯議会事務局長(山田二郎君)  おはようございます。  本日は特別会計予算特別委員会が開会されます。  特別委員会設置後、初めての委員会でありますので、委員長が選挙されるまでの間、委員会条例第10条第2項の規定により、年長委員が委員長の職務を行うことになっております。出席委員中、秋山薫委員が年長委員でありますので、御紹介を申し上げ、臨時委員長の職務をお願いいたします。 2 ◯臨時委員長(秋山 薫君)  おはようございます。  ただいま御紹介いただきました秋山薫でございます。委員会条例第10条第2項の規定により、臨時に委員長の職務を行います。  これより令和3年度特別会計予算特別委員会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  初めに、お手元に配付してあります日程に従って議事を進めることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3 ◯臨時委員長(秋山 薫君)  御異議ないものと認め、日程に従って議事を進めてまいります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4 ◯臨時委員長(秋山 薫君)  これより委員長の互選を行います。  お諮りいたします。互選の方法については指名推選とし、私から指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯臨時委員長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって、私から指名いたします。  委員長に岡田旬子委員を指名いたします。  ただいまの指名に御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯臨時委員長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって、岡田旬子委員が委員長に当選されました。  これをもちまして委員長を交代し、岡田旬子委員長に就任の御挨拶をお願いいたします。
    7 ◯委員長(岡田旬子君)  ただいま委員長に選出いただきました岡田旬子です。初めての任となりますが、慎重審査に努め、精いっぱい議事を頑張ってまいります。御協力のほどよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 8 ◯委員長(岡田旬子君)  これより副委員長の互選を行います。  お諮りいたします。互選の方法については指名推選とし、私から指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、私から指名いたします。  副委員長に大塚智和委員を指名いたします。  ただいまの指名に御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、大塚智和委員が副委員長に当選されました。  ただいま当選されました大塚智和副委員長に就任の御挨拶をお願いいたします。 11 ◯副委員長(大塚智和君)  改めましておはようございます。  ただいま委員長より御指名をいただき、委員の皆様に御推選いただきました大塚智和でございます。円滑なる議事とそして委員長を支え、委員会を推進していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 12 ◯委員長(岡田旬子君)  審査に入る前に委員及び説明員に申し上げます。  飛沫感染対策スクリーンを設置いたしましたが、引き続きマスクの着用をお願いいたします。発言の際には外していただいても結構かと思います。  また、会議時間の短縮を図るため、説明、質疑、答弁は簡潔に行うようお願いいたします。  以上、議会運営委員会での決定事項となります。  なお、本委員会には、委員会録の作成のために速記者が入っておりますので、質疑については、質疑部分のページと質疑項目を必ず最初に示してから発言をお願いいたします。また、挙手と同時に役職名を言ってください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 13 ◯委員長(岡田旬子君)  これより審査に入ります。  議案第28号、令和3年度日野市国民健康保険特別会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。市民部長。 14 ◯市民部長(古川和子君)  議案第28号、令和3年度日野市国民健康保険特別会計予算について御説明いたします。  恐れ入ります。特別会計予算書及び説明書、1ページをお開きください。  歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ157億5,405万円とするものでございます。これは、令和2年度予算比で1億8,357万2,000円、1.2%の減となっております。直近の加入者の状況でございますが、令和2年2月末と令和3年2月末で加入者数を比較いたしますと、248名の減となっております。  それでは、歳入歳出予算事項別明細書で御説明をさせていただきます。  まず、歳入でございます。8、9ページをお開きください。  款1国民健康保険税でございます。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う所得の減少見込み等により、令和2年度当初予算比約1億5,297万円、5.1%減の28億4,054万7,000円を見込んでおります。  目2の退職被保険者等の保険税額が大幅に減少しておりますのは、令和元年度をもってこの制度が終了となったため、現年度課税分がなくなったためでございます。しかしながら、令和2年度以降も繰上げ受給の共済退職者、被保険者が発生する可能性があるため、科目存置としております。  少し飛びまして、14、15ページをお開きください。  款4都支出金でございます。令和2年度当初予算比で約1億9,195万円、1.8%減の107億7,355万4,000円でございます。  右ページ、説明欄最上段、都支出金の大部分を占める普通交付金でございます。医療費については東京都が負担することになっております。  この後、御説明いたします歳出予算の款2保険給付費の歳出額に合わせて、東京都より交付を受けるものでございます。  最下段の財政安定化基金交付金は、災害等で税収入等が激減した場合に、一般会計に頼らずに運営できるように設置された、東京都の基金から交付を受けることができるように、万が一に備えて存置をするものでございます。  16、17ページをお開きください。  款5繰入金でございます。令和2年度当初予算比で約1億6,135万円、8.3%増の21億853万6,000円を見込んでおります。  歳入については以上でございます。  続いて、歳出について御説明いたします。  22、23ページをお開きください。  款1総務費でございます。令和3年度は保険証の一斉更新による郵便料の減や、オンライン資格確認の開始に伴う関連費用の増等により、令和2年度当初予算比で約460万円、5.8%増の8,356万3,000円を計上しております。  少し飛びまして、26、27ページをお開きください。  款2保険給付費でございます。保険給付費全体では、令和2年度当初予算比で約1億3,773万円、1.3%減の106億4,482万5,000円を計上しております。医療の高度化などで1人当たり医療費は伸びておりますが、加入者数が減少しているため、全体としては減額となっております。  28、29ページをお開きください。  右ページ説明欄最下段、傷病手当金支給経費でございます。令和3年度当初予算編成時には新型コロナウイルス感染症に感染した日野市国民健康保険の被用者等に対する傷病手当金の支給に係る今後の財政支援について、国からの通知がなかったため科目存置といたしましたが、ここで令和3年6月30日まで国からの財政支援が得られることの通知が来ましたので、引き続き支給が必要な方々に対して、早急な対応が図られるように対応してまいります。  30、31ページをお開きください。  款3国民健康保険事業費納付金でございます。前述御説明いたしました款2の保険給付費の医療分は、原則的に東京都の負担となりますが、その代わりに医療費実績等から算出された国民健康保険事業費納付金を納めるものです。令和2年度当初予算比で約3,902万円、0.8%減の47億8,211万3,000円を見込んでおります。  続きまして、32、33ページをお開き願います。  款4保健事業費でございます。令和2年度当初予算比で1,822万円、8.2%減の2億341万8,000円でございます。減の主な要因といたしましては、加入者数の減少によるものでございます。  1ページおめくりいただいて、34、35ページ、お願いいたします。  右説明欄最上段、自動音声電話受診勧奨システム改修業務委託料でございます。特定健康診査の未受診者に対して自動音声電話による受診監視を行っておりますが、本システムについては平成27年度から使用しており、ここでバージョンアップを図るため、システム改修を行うものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 15 ◯委員長(岡田旬子君)  委員の方々に再度申し上げます。質疑が複数の項目にわたる場合、必ずページと項目を全てお示しした後、1項目ずつ順次質疑を行うよう、お願いいたします。  また、挙手につきましては確認をいたしますので、はっきりと挙げていただくようお願いいたします。  これより質疑に入ります。森沢委員。 16 ◯委員(森沢美和子君)  まずページを申し曲げます。全部で簡単に四つなんですけれども、歳入の8ページ、次に26ページ款2保険給付金について。  次28ページの項3移送費について。  あと同じページの項6結核・精神医療給付金について伺わせていただきます。  まず、最初に市民全体に占める加入者の割合をちょっと把握しておきたいんで、国民健康保険税、加入率はどのくらいでしょうか。お願いいたします。 17 ◯委員長(岡田旬子君)  答弁を求めます。保険年金課長。 18 ◯保険年金課長(秦 広一君)  加入率でございます。  令和2年度2月末の現状での年度平均の加入でございます。加入者数に関しては、申し訳ございません、令和元年度の数値で年度平均でお答えさせていただきます。年度平均、令和元年度の数値ですと総数で3万6,096人になります。  令和2年度の末に関しては、ちょっとまだここで令和2年度は終了しておりませんので、詳細な数字は申し上げられません。  参考といたしまして、年度末の3月31日現在、総数で3万5,043人、これは見込みということでございますが、3万5,043人を見込んでおります。  以上でございます。 19 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 20 ◯委員(森沢美和子君)  加入率でお聞きしたかったんですけど、割る18万幾つなんで、ごめんなさい、電卓が……。お願いします。 21 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 22 ◯保険年金課長(秦 広一君)  おおよそ日野市の18万の人口からすると、約19%でございます。 23 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 24 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  国保加入者が大体2割程度ということを把握させていただきました。5.1%減ということで、所得減が主な原因ということで市民部長からの説明がありましたけれども、それ以外の要因として何か考えられることとかはあるのでしょうか。教えてください。 25 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 26 ◯保険年金課長(秦 広一君)  先ほども委員のほうからもお話されました国民健康保険の加入者に関しては、年々減少傾向にあるということが大前提になります。  ほかの要因ということになりますと、今年度、令和2年度、コロナの影響ということがどうしても出てくるかなというふうに思いますが、今のところコロナの影響で多少減少傾向にはあるかなというふうには思っておりますが、さほど、それほど影響はない。現状としてはそのように一応認識しております。  以上でございます。 27 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 28 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございました。  さほどコロナの影響はないということで、恐らくその加入者の年齢層というのが気になるところなんですけれども、次の26ページの款2保険給付費について、昨年までの傾向として、療養費と療養給付費を負担する対象者の世代の内訳とかというのは分かるんでしょうか。年代別に分かれば教えてください。 29 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 30 ◯保険年金課長(秦 広一君)  申し訳ございません。療養給付費の細かい数値の割合等はちょっと持ち合わせてございませんが、一般的に言われているのが、国民健康保険の加入者に関しては逆ピラミッドというような形で、やはり高齢者の方が多い。特に団塊の世代もこれから、どんどん後期のほうに上がっていきますけれども、やはりそれをてっぺんとして多い加入ということで、高齢の方に関しては療養給付に関しても、それなりに多くかかっている。高度化というところもありますので、やはり医療費等負担に関しては多いかなというふうに認識しております。  以上でございます。 31 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 32 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  医療費の世代別の偏りがあるということで、確認をさせていただきました。  では、次に28ページの項3移送費についてなんですけど、これ前回の決算のときにも質問をさせていただいたんですけれども、150%増ということで、前回の御答弁で精神疾患を抱える方の移送が増え、といったことを伺っております。  人件費が増えているということで、金額が増えているという説明もいただいたんですけれども、この予算増の根拠を改めて聞かせてください。 33 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 34 ◯保険年金課長(秦 広一君)  移送費については昨年も審議させていただいて、補正のほうも取らせていただいております。やはり今年度に限ってということになるかどうか分からないんですけれども、今後もということの傾向かもしれませんが、やはり民間での移送、これが移送費として対象になるか、ならないかというところ、非常に微妙なところもございますが、やはりそういう案件が増えていると。  委員おっしゃられたとおり、日野市で言えば、以前審議していただいた内容によれば、やはり精神疾患の方の移送、どうしても人手が多くないと、どうしても移送ができないです。その分、割高になってしまうというようなケースが今年度多く見受けられたということで、補正のほうをさせていただいた次第です。  以上でございます。 35 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 36 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  大体状況は把握したんですけれども、またこちら改めて確認です。医師の了解がなければできないのか、緊急の場合のみなのか、事前の相談とかは承ることができるのか、市として困っている方へはどんな案内をしているのか、教えていただけますか。 37 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 38 ◯保険年金課長(秦 広一君)  様々ケースがある中で、やはり緊急的なところでの措置ということも考えられます。あくまでも事後の申請、報告で、うちのほうは対応しておるところなんですけれども、ただ、やはりその中には緊急性のあるものというのも含まれているかなと。それを事前に、例えば医師の証明が必要だとか、そういうことがあれば、なおうちのほうも判断しやすいというところもありますが、その辺は状況に応じてということで、基本的にそういう市の移送に関する項目で、それに整っていることであれば、補助というようなことも考えられるかなと思っておりますので、その辺は前向きに御相談をさせていただいて、対応していきたいというふうに思っております。 39 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 40 ◯委員(森沢美和子君)  分かりました。  御案内が難しいという、医師がどういう判断をするか分からないから、どう御案内していいか難しいという解釈でよろしいのでしょうか。 41 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長
    42 ◯保険年金課長(秦 広一君)  医師が緊急な搬送が必要だというようなことは、もちろん前提としてはありますので、そこはもちろん申請を受け付けた段階で、そこの確認はさせていただいている状況でございます。  先ほども申し上げましたが、それが必ずかということになると、いろいろなケースがあるので、ケース・バイ・ケースで対応していかなければいけないかなと。特に精神疾患というような今回のケースがあれば、やはり臨機応変な対応は必要かと思いますが、ただ、やはりじゃあ医師の了解、指示がなければ駄目なのかということになると、はっきりした線引きはちょっと難しいかなということが今の段階の見解です。 43 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 44 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。難しい状況は分かりました。  保険年金課の窓口にもそうやって本当に困っている当事者の方とか、精神の方というのがいらっしゃると思うので、そのときの対応というのが本当に大切かなと思いますので、今後も継続的に寄り添って支援をしていただきたいと思います。  その精神に関連づいてなんですけれども、同じページの項6です、結核・精神医療給付金について。  こちら自立支援医療給付の件でお伺いしたいと思います。1,700万円の計上ですが、これはほぼ精神医療の支給であると思いますが、保険適用となる医療が対象となると思います。精神疾患にとって大変重要な治療だと思われるんですが、カウンセリングとデイケアについて対象かどうか伺います。 45 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 46 ◯保険年金課長(秦 広一君)  給付に関しては1割が国民健康保険、2割が介護保険のほうの適用かなというふうに思っておるんですが、今、委員のほうから御質問されたところは、正直ちょっと認識していないところでございます。申し訳ございません。ちょっと確認をさせていただきたいなというふうには思っております。すみません。 47 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 48 ◯委員(森沢美和子君)  了解いたしました。  障害福祉課との連携の下で行われると思うんですけれども、お金を出すというのは保険に絡むことであると思うので、ちょっとこの場でお聞きをさせていただいたんですけれども、恐らく保険医療適用となるとカウンセリングはNGなんですよね。で、デイケアがオーケーだと思うんです。ちょっとその確認をしたかったんですけれども。  実は保険を納めている方で精神的疾患をお持ちの方、医療となると服薬という部分がすごい多くなると思うんですけれども、同じような治療法でカウンセリングというのがあるんですね。実は被保護者、生活保護受給者のことですが、服薬でなくてカウンセリングを希望する場合は医療券は利用できないんですけれども、自立促進事業で助成があることを確認させていただいています。  被保護者はカウンセリングが援助できるように、保険料を納めている方へのそのフォローはどうしているのかなというところが、ちょっと気になりましたので、確認をさせていただきました。ちょっとこれ分かれば、また後ほど教えていただければと思います。すみません。  国の医療制度の課題だとは思います。デイケアは人のつながりがあって、社会との関わりという部分では大切なことで、それが保険適用となるのだと思うんですけれども、個人の治療として、カウンセリングの方法というのは、大変実効性のある治療法だと思います。  国保の中では特定健康診査等の事業費負担はあると思うんですけれども、疾患予防策だと思います、それは。なので、すごいそれも大事なことだとは思うんですけれども、予防ではなく、既に精神疾患を罹患している方に服薬治療ではなく、カウンセリングを希望する方というのも本当に最近増えてきていることが事実なんです。  抗精神病薬など、服用した方の私はこれまで人の変化というのをずっと見てきた立場として、本人の希望なんですけれども、服薬を望まないで、カウンセリングを望むという方もいらっしゃるということが事実です。今までの社会は恐らく薬を飲ませればというようなケアという方向の流れがあったと思うんですけれども、ここの部分、ちょっと市としても考えていただきたく、市独自となると難しいのかもしれないんですけれども、障害福祉課との密な連携の下、社会的課題として御考慮、御配慮いただければと思います。  私の質問は以上です。ありがとうございました。 49 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 50 ◯委員(中野昭人君)  大きく2点伺いたいと思います。  1点は8ページの保険税のこと。及び29ページの傷病手当に係って、これを確認をさせていただきたいと思います。  コロナ禍で国民健康保険税における加入者対策対応ということでいうと、一つは国保税の減免ということがやられてきたと思います。  もう一つは傷病手当という対応がやられてきたと思います。この1年間を振り返って、その実施状況、支給の実態などについて、御説明をいただきたいのが一つです。  それと、先ほど部長からもありましたけど、新年度に向けて、どういう対応がされてくるのかということについても確認をしておきたいと思います。 51 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 52 ◯保険年金課長(秦 広一君)  まず令和2年度のコロナ減免の件数でございます。件数に関しては、これは2月末の時点でということで了解をしていただきたいと思いますが、承認件数が514件。額といたしましては、減免決定額ということで7,900万、おおよそ8,000万くらいの額を決定しているところでございます。  あともう一つ、傷病手当でございます。傷病手当に関しましては、こちらは支給決定が4件。額といたしましては35万ほどということになってございます。  あと来年度でございます。来年度に関しましては、傷病手当のほうは来年度、国からの通知もございまして、また延期があるということで部長のほうからも御説明させていただいたところです。  あと減免に関しても、ここで国のほうから減免も同様な形での財政支援をするということの御連絡をいただいておりますが、ただ、金額に関してと、詳細なところに関して、東京都が国のほうに紹介をしておるところでございますので、そちらの回答をもって市のほうでも、それを実施するかどうかということは、また検討が必要かなというふうに思ってございます。  以上でございます。 53 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 54 ◯委員(中野昭人君)  そういう状況だということで、先ほど所得の実態について質疑がありましたが、さほど影響は出ていないという判断がされているようですが、やっぱり514件に及ぶ減免の申請、実施が行われていると。8,000万近いということは、そんなに深刻な事態が生まれているということだと思うんです。  ここまで減免申請は約収入の3割減が一つの条件になっていると思いますけど、3割減までいかなくても所得が、収入が落ち込んでいる世帯というのは、私は広範囲にあるんではないというふうに思うんです。そのことを踏まえると、やっぱり減免というのは拡充こそ必要であって、国が継続という方向でどうしても動いているようですけれども、そういう方向に向かって市としても努力をしていただきたいというふうに思います。  もう一つ伺っておきたいと思います。これも8ページの国保税と16ページの一般会計繰入にも関わるところ、重要です。  ちょっと改めて所得というか、階層についても確認をしておきたいと思うんですけれども、加入者の中で、例えば非正規の方々がどういう所得の状況に、この1年間で追い込まれているのか。あるいは正規から非正規になって、国保加入となった方々もおられると思うんですけれども、そうした加入者の今の実態、所得の実態を含めて特徴をどういうふうに捉えられて、今回の歳入、税収ということで予算化されているのか。その辺の市としてのつかんでいる状況について、改めて伺っておきたいと思いますが、いかがですか。 55 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 56 ◯保険年金課長(秦 広一君)  先ほどの1問目の質疑の回答の中で、減免額のほうを御説明させていただきました。令和元年の2月3月分の分も含まれて、さらに令和2年度も含んだ額ということで御認識いただきたいと思います。申し訳ございません。  被保険者の御質問でございます。一応、国民健康保険加入される場合の手続に関しましては、やはり社会保険から離脱されたのか、または市外から転入されたのかということでの、その辺の確認はできるんですけれども、所得が極限に落ちた中で、国保に加入されたと。そこまで社保から国保のほうに変わった、そこまでの詳しい統計というのはちょっと認識していないところでございます。  ただ、今年度の予算の編成の中で、個人消費、個人市民税の所得を保険税に反映させた形での今回の保険税の歳入ということで、反映はしておるつもりです。一応そのような認識でおります。  以上でございます。 57 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 58 ◯委員(中野昭人君)  加入者の所得の実態はコロナ禍以前から深刻な事態と、非正規を中心に低所得者が加入する実態が広範囲に広がっているということが問題になってきていたと思うんですね。300万円以下の収入の方々が8割近くを占めるという状況になっていると思うんです。そうした中で保険税は上がっていくというジレンマを抱えた制度として、この間、続いてきているわけですけれども、改めて確認をしておきたいと思います。  国保の健全化計画が策定をされて、値上げがやられて一般会計の繰入れ、赤字解消という計画がつくられてきています。新年度に当たっては値上げ予定だったわけですが、これを見送るという判断をされました。この判断は極めて私は正当であり、重く受け止めたいというふうに思います。  運営協議会委員に宛てられたお知らせによりますと、コロナ感染症の影響を考慮して、税率改定は行わないこととしたというふうに結論が示されております。  この結論に先立つ議会論戦を振り返ってみると、市民生活がどうなっていくのかということについて、市長以下の問題意識は示されておりましたが、その一方で部長も、ぎりぎりまで見極めなくてはならないと。国保の加入者だけではなく、日野市民、国保の財政、日野市の財政というものも総合的に鑑みていかなければならないというふうに答弁をされました。  先ほど国保加入者は全体の2割というふうに言われましたけども、そうした下で、私は社会保障としての側面を捉えて、この値上げは見送ったというふうに受け止めているわけですけれども、国保の財政、日野市の財政、日野市民全体を捉えた上で、どう見送る決断に至った内部での検討、判断について、改めて伺っておきたいと思います。部長、いかがでしょうか。 59 ◯委員長(岡田旬子君)  市民部長。 60 ◯市民部長(古川和子君)  私は今、委員が紹介されたような答弁をしたということは、きちんと記憶しております。  赤字解消計画というものですけれども、以前つくり、まず1回目を国のほうに提出いたしました。そのときに、今、御説明いたしました赤字解消計画はこれはもう国から求められているものですので、提出はいたします。目指すべきものは、これは何度も繰り返しになりますが、示されている標準額だということです。  ただ、その中で赤字解消計画のゴールであるとか、それまでどのくらいの割合でやっていくのか。それはそのときの社会情勢や、その他もろもろ勘案して決めていきますと。市民にできるだけ負担が急激に来ないように、赤字解消計画を策定しますというふうに申し上げてまいりました。  その中で今回のコロナというものが、そういう社会的現象で勘案するべき事項だろうと。今コロナ禍の中の皆さんの生活状況を考えて、今回は値上げをしないと。赤字解消計画をつくり直すと。そのような結論に至ったところでございます。  以上でございます。 61 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 62 ◯委員(中野昭人君)  国保加入者の低所得者が多い国保加入者の特徴を踏まえて、捉えて対応されたということだと思います。非常に大事な視点だと思っております。  1点確認をしておきたいと思いますが、この解消計画自体は時期等、先ほどゴールと言われましたけど、この期間等の見直しが余儀なくされているというふうに思います。国あたりは5か年計画ということで求めているのかと思いますが、日野市はもともと10年スパンでこれを考えていたと思いますが、東京都にこの計画の見直しについて、再度上げていくということになると思いますけど、市としてのその考えと動きについて御説明いただきたいと、確認しておきたいと思います。 63 ◯委員長(岡田旬子君)  保険年金課長。 64 ◯保険年金課長(秦 広一君)  東京都のほうには毎年、この2月の終わりから3月の頭にかけて、この計画に関して見直す分も含めて毎年提出するというふうに求められておるものでございます。  今回3月の頭に提出させていただいた内容に関しては、先ほど部長のほうも御説明させていただきましたが、見送った形で再度その内容をもう一度確認をして、もちろんその上げ幅とか、期間とかも含めてということでの意味合いで、今回見直させていただいて提出しておるものでございます。  その中には、委員もおっしゃいましたけども、10年計画で当初計画しておったものを一応期間を延ばすような形、14年ですか、かけて解消するよというような内容で、上げ幅も現状と変わらないような形での上げ幅で期間を延ばした形で提出をさせていただいておるところでございます。  以上でございます。 65 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 66 ◯委員(中野昭人君)  分かりました。  国保について言うと、この間、国から赤字解消を求められて都道府県市町村のレベルでこういった解消計画をつくることを余儀なくされてきていると。しかし現場の実情はコロナ禍の下で一層加入者の実態を踏まえたときに、値上げはなかなか難しいという状況が生まれていて、期間を延ばして、その対応をやらざるを得ないというか、やるというふうになっていると思うんですね。  やっぱりこれ国保に対する国の責任をもう一回はっきりさせて、国保負担をしっかり引上げさせていくということ。都道府県の県知事会などは1兆円の公費投入ということを求めていますが、改めてそうしたことこそ必要であって、こうした計画を自治体に求める国の姿勢はやっぱり正さなければならないというふうに思っています。  結構です。 67 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第28号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  説明員の入替えを行いますのでしばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 71 ◯委員長(岡田旬子君)  これより議案第29号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。まちづくり部長。 72 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  それでは、議案第29号、令和3年度日野市土地区画整理事業特別会計予算について御説明申し上げます。  なお、本委員会の資料として、特別会計予算特別委員会資料、A4ホチキスどめで表紙のほか11ページの資料をつづったものでありますが、お手元のほうに配付をさせていただいております。御確認のほどよろしくお願いいたします。  まず、予算書の説明の前に、こちらの資料に沿って令和3年度における土地区画整理事業の大枠について御説明をさせていただきます。  資料の1ページをお開き願います。  1、総事業費でございます。総事業費は、市施行と組合施行の合計で26億1,307万1,000円でございます。この内訳として市施行は4地区で25億8,773万5,000円、組合施行は1地区、川辺堀之内地区で2,533万6,000円となっております。  なお、川辺堀之内地区については、組合職員逮捕等の影響により、この3月に予定されていた組合総会が延期となったことから、次回総会開催までの当面の固定費として、令和3年3月13日開催の第215回組合理事会にて議決された暫定予算を計上しております。  それでは、市施行4地区の内訳でありますが、市予算額は22億9,273万5,000円、東京都都市づくり公社立替金が2億9,500万円を予定しております。  なお、公社立替金については、公社との業務委託契約の規定に基づき、事業費の一部を公社による立替払いとするものでございます。  令和3年度は、豊田南及び万願寺第二地区の事業費に充当するものでございます。  近年においては、財源の一つとして、土地区画整理事業基金の取崩しを行い、事業進捗を図ってまいりましたが、基金残高の減少及び一般会計繰入金の増額が見込めない状況下において、一定の事業進捗を図るため、令和3年度については立替金制度を活用し、4地区の事業進捗に努めるものでございます。  次に、組合施行1地区の内訳でありますが、川辺堀之内地区への助成金は計上しておりません。  その他の歳入歳出の内訳については、中段からの2、予算に記載のとおりでございます。  また、各事業の概要及び令和3年度の施行箇所等については、2ページ以降に記載のとおりでございます。  この資料の説明については以上でございます。  それでは、詳細について、予算書に沿って御説明を申し上げます。  49ページをお開き願います。事項別明細書でございます。  令和3年度予算額は、歳入歳出それぞれ22億9,273万5,000円、前年度比マイナス26.8%、8億3,876万4,000円の減となってございます。主な要因として、西平山地区について、都市計画道路3・3・2号線の用地確保の計画上、令和3年度の建物移転棟数が前年度に比べ、少なくなったことにより減となったものでございます。  次に、歳入でございます。  少し進みまして、54、55ページをお開き願います。  上段、国庫補助金でございます。約2億6,300万円で、前年度比42.0%の減となってございます。右説明欄、社会資本整備総合交付金については、市施行4地区について、市街地整備事業及び道路事業それぞれの補助率に基づき計上をしたものでございます。  主な要因として、西平山地区について、都市計画道路3・3・2号線の用地確保に関連する建物移転棟数の減少に伴い、補助対象事業費が減となったものでございます。
     次にその下、国庫負担金でございます。約3億1,500万円で、前年度比35.9%の減となってございます。これは都市計画道路3・3・2号線に係る公共施設管理者負担金でございます。主な要因として、西平山地区について、道路用地確保の見通しを踏まえ、減となったものでございます。  次に、56、57ページをお開き願います。  都補助金でございます。約1億3,100万円で、前年度比42.3%の減となってございます。  右説明欄、土地区画整理事業補助金については、西平山地区の道路事業に係る国庫補助金の裏負担分でございます。  その下の都市再生土地区画整理事業補助金については、市施行4地区の市街地整備事業に係る国庫補助金の裏負担分でございます。国庫補助金の減少に伴い減となったものでございます。  次に、60、61ページをお開き願います。  繰入金でございます。上段の一般会計繰入金でございます。13億円で、前年度比5.4%の減となってございます。主な要因として、令和3年度における一般会計予算の抑制に伴い、区画整理事業経費への充当額を減額するものでございます。  右説明欄、一般会計繰入金については、区画整理管理費、市施行4地区の事業費及び公債費として計上をしております。  次に、その下段、土地区画整理事業基金繰入金でございます。7,700万円で、前年度比77.9%の減となってございます。  右説明欄、土地区画整理事業基金繰入金については、豊田南、万願寺第二の2地区の事業費に充当するものでございます。主な要因として、基金残高と今後の事業の見通しを踏まえ、繰入額を抑制したことにより減となったものでございます。  次に、64、65ページをお開き願います。  諸収入でございます。上段の保留地処分金でございます。約2億500万円で、前年度比12.9%の減となってございます。主な要因として、豊田南、万願寺第二、西平山の3地区において、保留地整備の計画上、減となったものでございます。  右説明欄、保留地処分金については、市施行3地区で計3区画、約1,915平方メートルをそれぞれ処分するものでございます。  歳入については以上でございます。  次に、歳出でございます。  66、67ページをお開き願います。  区画整理管理費でございます。約1,700万円で、前年度比1.3%の減となってございます。主な要因として、事業経費の抑制によるものでございます。  次に、68、69ページをお開き願います。  上段、豊田南区画整理費でございます。約3億3,000万円で、前年度比43.4%の減となってございます。主な要因として、区画道路築造工事及び整地工事が減となったことによるものでございます。  右説明欄下段の事業番号4、区画整理事業経費、12委託料の区画整理事業業務委託料については、区画道路築造工事及び建物移転5棟などを含む、委託料約2億5,000万円を計上しております。施工箇所等の詳細につきましては、先ほど御説明いたしました別冊資料の4ページ、5ページに工事内容及び施工箇所が記載されてございますので、後ほど御参照ください。  次に、70、71ページをお開き願います。  上段、万願寺第二区画整理費でございます。約1億4,200万円で、前年度比43.3%の減となってございます。主な要因として、区画道路築造工事が減となったことによるものでございます。  右説明欄中段の事業番号4、区画整理事業経費、12委託料の区画整理事業業務委託料については、区画道路築造工事及び建物移転2棟などを含む委託料、約1億1,500万円を計上しております。施工箇所等については別冊資料の6ページ、7ページを御参照ください。  次に、下段、東町区画整理費でございます。約2億8,500万円で、前年度比17.6%の増となってございます。主な要因として、整地工事及び建物移転補償費が増となったことによるものでございます。  次に、72、73ページをお開き願います。  右説明欄中段の事業番号4、区画整理事業経費、12委託料の区画整理事業業務委託料については、区画道路築造工事及び建物移転3棟などを含む委託料約2億3,800万円を計上しております。施工箇所等については、別冊資料の8ページ、9ページを御参照ください。  次に、その下段、西平山区画整理費でございます。約11億8,000万円で、前年度比30.7%の減となってございます。主な要因として、建物移設棟数の減少に伴い、補償費が減となったものでございます。  次に、74、75ページをお開き願います。  右説明欄中段の事業番号4、区画整理事業経費、12委託料の区画整理事業業務委託料については、都市計画道路3・3・2号線の道路用地確保と仮設道路整備、区画道路築造工事及び建物移転12棟などを含む委託料約10億4,800万円を計上しております。施工箇所等については、別冊資料の10ページ、11ページを御参照ください。  次に、続いてその下、埋蔵文化財発掘調査業務委託料については、区画整理地区内の埋蔵文化財包蔵地において、本体工事に先立ち、文化財保護法に基づき調査を行うもので、主に都市計画道路3・3・2号線内で行う約1,600平方メートル分の調査費として約5,000万円を計上しております。  次に続いてその下、18負担金、補助及び交付金については、区画整理地区内の水道及びガス管整備に伴い、東京都水道局及び東京ガスとの協定に基づく費用負担として約4,400万円を計上しております。  次に、76、77ページをお開き願います。  公債費でございます。約3億4,400万円で、前年度比で同額となってございます。日野市土地開発公社より買い戻した土地区画整理事業減歩緩和充当用地に係る資産の元金及び利子の償還経費などを計上したものでございます。  説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 73 ◯委員長(岡田旬子君)  これより質疑に入ります。森沢委員。 74 ◯委員(森沢美和子君)  私から68ページ、69ページの豊田南土地区画整理事業、項2豊田南区画整理費と、あと4区画整理事業経費についてお伺いいたします。  ただいまの部長の説明の中で、別冊資料を参考にしてくださいということがあって、今拝見しているところなんですけれども、この地域、私、半世紀前からよく光景を知っているところで、現在は見違えるように変化しているということは大変うれしくもあり、ちょっと思い入れが消されるという部分では、悲しくもあるところなんですけれども、市民のいろんな方の声を聞くんですね。ちょっと進捗というか、確認をしたくて質問をしようと思っていたんですけれども、大変分かりやすいこちらの資料を頂き、今拝見させていただいたんですけれども、豊田南の地図のところで、ちょっと目印になるものが3・3・2号線しかなくて、大体どの辺の範囲なのかというのがよく分からないので、今、赤い箇所が令和3年度ということで把握はしたんですけれども、どこまで進むのかということ。場所も分かったんですけれども、今この年度に当たって、なぜ今この部分をやっているのかということと、今後の計画がどうなっているのか、ちょっと市民の方々のいつできるんだというような声を聞いているんですね。  特に駅南口近くの場所にお住まいの方から声をいただいているんですけれども、あそこの部分もなかなか進まないというような声をいただいているので、ちょっとその部分、この地図の詳細の説明と、その市民の方に答えられるような説明をいただきたいんですけど、お願いいたします。 75 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 76 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  豊田南地区の令和3年度の事業の内容ということで、なぜ今やるのか、今後についてということで答弁させていただきます。  豊田南地区につきましては、こちら赤く塗られている部分、大きくは工事として2か所を予定しております。  1)と書かせていただいております94号工事、こちらにつきましては、地域の方々は清水堀という呼び方をされている水路の築造工事、その周辺の築造工事ということになります。  この地域につきましては、地域の皆様との話合いをいろいろとさせていただいた中で、この地域、この清水堀の整備については、非常に関心があるというところでございました。その中で、最下流となる部分から事業のほうを進展させていただきたいということで、今回令和3年度、この部分での築造を考えさせていただいたところでございます。  2)水路築造工事と書いてあるところが、こちらの部分です。あと1)と2)が同じ位置を表しているものでございます。  その下、3・3・2号線、将来、国道になる部分と、一番橋から北に延びていく都市計画道路の交差点の部分、こちらについて、工事をしていくための設計をさせていただく、その予定でございます。  そのほかのところでは、駅前の共同化事業に伴う建物の移転、そういったものを令和3年度はやらせていただく予定でございます。  以上でございます。 77 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 78 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  ごめんなさい、確認なんですけれども、一番橋北、セブンイレブンのところの工事ということでよろしいでしょうか。  あと、豊田南の建物の移転というのは、具体的に駅の交番近くの辺りということでよろしいのでしょうか。 79 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 80 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  まず1点目、交差点というふうに説明させていただいたところ、3・3・2号線と一番橋通りの部分でございますけれども、こちらは色塗りは、これは……。 81 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 82 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  補足させてください。まず豊田南地区でございますけど、まず本日お手元に配付している資料になりますが、これ令和3年度の予算計上された箇所のみの計上となっておりまして、ちょっと今、課長の説明の中で、説明があったものに未記載等がございます。そこをちょっと補足させてください。  まず豊田南地区の令和3年度の目標として掲げておりますことが、まず二つあります。一つ目が豊田駅前南口の駅前の共同化事業、今進めておりまして、そこを推進していくということになります。  二つ目としては、今少しこの資料に沿った説明あったと思いますけど、ここの豊田南のいわゆる段下エリアの地下資源として地域の方が大変貴重にされています湧水路の整備を促進しようということ。その二つを令和3年度の目標として掲げさせていただいております。  豊田南口駅前の共同化事業につきましては、区画整理の予算としては未計上になっておりますけど、今地域の権利者の方々で組織を立ち上げて、民間の開発事業者のほうと今協議等を進めておりまして、動き出している状況でございます。  あともう一つが、この湧水路の整備促進というところについては、このいわゆる都市計画道路3・4・15号線とか、地域の中での寺坂、通称寺坂と呼ばれている本当に道路が、地域の方がよく使う道路があるんですけど、そういったものの整備の在り方が、まだこの豊田南の区画整理事業の中で方針がまだ確定していない部分がございます。ここについてはかねてからの、この豊田南地区の事業の在り方を検討する上で大きな課題となっていた部分でございます。  ここについて、今この地域の方々と話合いを、対話を進めておりまして、まずはこの湧水路の整備について、地域としっかりとコンセンサスを得て、進めていこうという、そういった下の中で令和3年度のこの事業箇所図の記載をさせていただいているということでございます。  説明のほうが不足しておりまして、申し訳ありませんでした。 83 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 84 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  以上です。 85 ◯委員長(岡田旬子君)  伊東委員。 86 ◯委員(伊東秀章君)  私のほうからは、1点、質問させていただきます。  ページ数で言いますと69と71と73と75、これは各区画整理事業のことで、共通することなんですけど、3番の審議会委員・評価員経費で報酬なんですけども、評価員の報酬が、それぞれ各区画事業で報酬回数が減っているんですけれども、その理由をちょっと御説明ください。 87 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 88 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  評価員の報酬の関係での回数の減の原因、こちらについてです。  例年につきましては、春と秋、2回保留地の公売を見込みまして、それに即しました2回分の評価員の会合を想定させていただいております。さらに臨時的に発生したときの対応のため、予備として1回分の評価員会合の想定をさせていただき、市施行4地区3回分の予算計上をこれまではさせていただいておりました。  令和3年度につきましては、豊田南地区、東町地区、西平山地区の3地区につきましては、保留地の公売を1回に変更させていただいております。これに伴いまして、評価員の会合の回数を1回分減じさせていただきました。  71ページのほうに記載がございます万願寺第二地区、こちらにつきましては、令和3年度で新規の保留地の売出しの予定が見込まれていないため、評価員の会合の回数を2回分減じた形ということで計上させていただいております。  以上でございます。 89 ◯委員長(岡田旬子君)  伊東委員。 90 ◯委員(伊東秀章君)  当然、保留地の処分がこの評価員の回数によると思うんですけど、今後は大体この程度の回数に収まるのか、それとも、その辺ちょっと御答弁お願いします。 91 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 92 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  保留地の売出しについてでございます。  これまでは年2回ということで先ほど答弁差し上げたとおりでございますけれども、昨年コロナの関係で職員の体制が50%出勤という時期がございました。その中でなかなか1回目となる春の公売が実現できなかったということがございます。  令和3年度につきましては、コロナの影響も最悪の場合あるかもしれぬということで、春の公売を先行してやっていくような形での今取組をしているところでございます。  今後コロナの状況ということもございますが、保留地の公売ということについては、年2回が基本で考えてはいるところでございますけれども、1回という中で確実に売り切るということも選択肢の中には入るのかなというふうには考えているところでございます。  以上です。 93 ◯委員長(岡田旬子君)  伊東委員。 94 ◯委員(伊東秀章君)  以上です。 95 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 96 ◯委員(馬場賢司君)  それでは、68ページ以降の万願寺第二区画整理事業。  また70ページ以降の東町区画整理事業についてお伺いしたいと思います。  まず初めに、事業費ベースでの整備進捗率、また仮換地の不成立について、それぞれお伺いしたいと思います。 97 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 98 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  万願寺第二地区と東町地区の事業費ベースの進捗率と仮換地指定率ということで答弁させていただきます。  まず、事業費ベースの進捗率について、万願寺第二地区でございます。  令和元年度末で57.57%、令和2年度の見込みで58.67%、令和3年度の満額執行の前提での見込みで59.72%を予定しております。  続いて、東町地区の事業費ベースの進捗率です。  令和元年度の末で65.89%、令和2年度の見込みで67.15%、令和3年度末の見込みで68.86%を予定しております。  続きまして、仮換地の指定率ということで万願寺第二地区でございます。  令和元年度の末で59.46%、令和2年度の見込みで60.67%、令和3年度の見込みで61.4%を予定しております。  東町地区についての仮換地の指定率でございますけれども、令和元年度で57.71%、令和2年度末の見込みで57.93%、令和3年度末の見込みで58.7%を予定しております。  以上でございます。 99 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 100 ◯委員(馬場賢司君)  ありがとうございました。  それでは次に、今後のですね、事業についてお伺いしたいと思います。
     令和2年度についてはですね、万願寺第二については、主に生活・保健センターから近い東側の地域、また、東町については、主に大型マンションの南側地域などが重点的に実施されたかと思います。そうした中で、令和3年度の事業について伺っておきたいと思います。  提出資料等も踏まえてですね、万願寺第二、東町の主立った区画整理の事業内容について、詳しくお示しいただければと思います。 101 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 102 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  万願寺第二地区の令和3年度の施行の予定でございます。  お手元の別冊資料6ページ、7ページを御覧いただければと思います。  こちらの中に、1)の項目で書かせていただいております区画道路の築造の工事、こちらについては、幅員8メートルの道路を13メートルほどを予定しております。この中には雨水の排水管の工事も予定されているところでございます。直径が700ミリの雨水排水管を敷設させていただく予定でございます。  それと併せまして2)の項目になります。整地の工事も予定させていただいております。宅地の造成工事ということで約540平米ほどを予定しております。そのほか建物の移転2棟を予定しております。  続いて、東町地区でございます。  東町地区につきましては、8ページ、9ページに別冊の資料の中で掲載をさせていただいております。  こちら1)の項目、区画道路の築造工事幅員6メートルのものを距離として46メートルほどを予定しております。場所につきましては、大きなマンションの南側の部分、こちらにつきましては、ここ数年、積極的に着手させていただいているエリアでございます。  それと併せまして2)の部分、整地の工事約2,600平方ほどを予定しております。そのほか建物の移転、こちらが3棟ほど予定させていただいているところでございます。  以上です。 103 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 104 ◯委員(馬場賢司君)  ありがとうございました。  万願寺第二については、平成3年から事業が始まっておりまして、また東町については、平成4年から事業が開始されております。それぞれが約30年経過しているわけですけれども、実際にまだ未着手で、今後の見通しが分からないような地域もあります。私も具体的に東町の区画整理地内で、日野本町の六丁目の4番地、5番地辺りにお住まいの皆様からもですね、現状どうなのかと、今後どのように進んでいくのかというようなお声をいただいております。そうした要望が出ている地域については、現段階における状況でありますとか、また、今後の見通し等について、しっかりと説明をしていくことが大事であると思います。  ただ、今、コロナ禍の状況もありますので、人が集まることについては、慎重に判断していかなければいけないわけでありますけれども、その辺りの地域の対応について、伺っておきたいと思います。今後の未着手の地域への対応について、市のお考えを伺います。 105 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 106 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  未着手箇所についての地域の皆様への説明ということでございます。  委員、御指摘のとおりですね、大規模な形での説明会というものは、なかなか開催が難しいのかなという状況が続いております。コロナの状況というものを勘案しながらではございますけれども、地域の皆様への説明の機会は、しっかりと考えていかなければならないという認識でございます。  それをやっていく中でも、個別に御相談いただいている案件ですとか、小規模な方々への説明ということについては、密の対策等しっかりとしていけば御説明できる機会も得られるものというふうに思っております。我々としては、御要望いただいた方々にはですね、安全を図りながらという大前提で、しっかりとした説明をして御理解をいただけるような、そのような形での事業運営をさせていただければよろしいかなというふうに考えてるところでございます。  以上でございます。 107 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 108 ◯委員(馬場賢司君)  ありがとうございました。  どこかの未着手の地域についてはですね、今はコロナ禍という状況もありますけれども、今後、また、しっかりと丁寧な説明をしていただいた上で、事業を今後また進めていただきたいと思います。  以上です。 109 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 110 ◯委員(中野昭人君)  大きくは、3点伺いたいと思いますが、その前に1点だけ確認をさせていただきたいと思います。  先ほど部長からの補足資料の予算資料の説明の中で、立替金についての言及がありました。今年度2億9,500万円、立替金が予算化というか活用されるということになっていますが、これまでの立替金については、そのまま残っているものがあるのか、毎年、立替金は、その年度内に解消されてきているのか、累積額があれば、ちょっと教えていただきたいと思います。 111 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 112 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  立替金につきましては、これまでの累計という形で残っているものという認識でございます。  以上です。 113 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 114 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  申し訳ありません。答弁が漏れておりました。  令和2年度末での立替金の累計の金額、合計で9億2,852万3,000円という金額になっております。  以上でございます。 115 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 116 ◯委員(中野昭人君)  事業の進捗を図るために、市の一般財源の投入に制限、限界がある中で立替金を使うということが、これまでの区画整理の日野の歴史においても、何回かの局面でありました。10億前後の立替金になった時期もあったかと思うんですが、私は、これは非常にリスキーだというふうに思っています。立替金は、当然、利子、利息も発生するわけで、まともな起債による事業の推進ならまだしも、議会等での起債の議決もなく、こうした形で進めることについては、異議を唱えさせていただきたいというふうに思います。  さらに、3点大きく伺っていきたいと思います。  一つは、66ページ、区画整理管理費全体に関してです。  先ほど、部長からの答弁でも、事業費の抑制等々が説明がされました。昨年2月に、財政非常事態宣言が出されて、そうした中で一昨年に計画がされていた、決定されていた5か年計画についても、この下での見直しが必要であろうという認識が示されております。  現時点でこの見直し、5か年計画等の見直しについてはどういう状況になっているのかということについて伺いたいと思います。 117 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 118 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  5か年計画の見直しということで答弁させていただきます。  令和3年度に予定しております5か年計画の見直しということで、今、作業を進める準備をしているところでございます。数字等、固まりまして、新年度の令和4年度を迎えたときに、地域の皆様への説明、そのようなものを考えているところでございます。  以上でございます。 119 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 120 ◯委員(中野昭人君)  見直しの観点というか、市長は一般会計のときに、ダウンサイジングが必要だということを発言をされました。一体、どういった見直しをされようとしているのかということについて、具体的な見直しの観点というか、視点というか、そのあたりのことについて御説明いただきたいと思います。 121 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 122 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  基本的には、我々としては、事業の進捗を図りたいというところでの計画はしていきたいところなんですけれども、一般会計からの繰入金の抑制ということも想定されますし、そのほか財政的な事情ということで、どうしても規模の縮小、もしくは金額の縮小、そういったところでの事業の見直しということは、必要な場面も想定しなければいけないというふうに考えているところでございます。  そんな中で、我々といたしましては、必要な事業と、少し後回しにできる事業の色分けをさせていただいた中で、優先的にやるべきところをやるのに幾らかかるかをまずつかむことが必要であろう、そのように考えているところでございます。  考え方としては、できる限り事業は進めていきたいという気持ちはあるんですけれども、状況としては、規模を縮小せざるを得ない、金額的に予算的な規模を縮小せざるを得ない、そのような状況も考えた中で、資金計画をつくっていく、そのような取組になろうかというふうに考えているところでございます。  以上です。 123 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 124 ◯委員(中野昭人君)  私、事業計画をどう見直していくかというのは、これまでの延長ではないですね、見直しが必要になっていると。市長をしてダウンサイジングと言われましたけれども、どう見直しをするのかということが、今、本当に大事になっているというふうに思うんです。  4地区、市施行4地区で残事業だけでいうと、461億の残事業になっているわけで、一般財源の繰入れだけでも106億、一般財源を繰り入れなければ4地区の区画整理は完了しないと。この見通しをどう持てるのか。  今、全国、あるいは首都圏で、区画整理の施行区域も見直したりしていく流れが出てきていると思うんですよね。でも、それをやるためには、やっぱり住民と地権者と一緒に、よく協議をしなければならないと、小手先の見直しではなくて、そうした見直しが必要になっているのではないかと、私は感じています。それが一つですね。  市長がダウンサイジングと言われているのは、どういう意味なのか。私はちょっと、今の答弁がその具体化であるとすれば、私は、これまでの延長にすぎないんではないかという危惧を抱くんです。ちょっと答弁、部長からいただければと。  もう一つ、伺っておきたいのは、区画整理事業は、大規模な公共工事であって、公共工事については、必ず工事入札、工事の適切な入札行為が行わなければなりません。無駄や浪費を省く、そうした中で、地権者の長年、一刻も早くという思いに応えていくという努力も必要になっています。無駄と浪費を省く意味では、やっぱり工事入札が適切に行われているのかどうか、チェックをかけて見直しをかけていくということは、当然、必要になっていると思います。  都市づくり公社に委託をしているわけですが、その公社における工事の入札について、市はチェックをかけていると思いますが、何かその辺について問題意識や見直しの角度がないのか、あるのかあたりについてもちょっと伺ってい行きたいと思います。 125 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 126 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  私からは、1点目の事業の見通し等について説明させていただきます。  まず、現状の日野市でございますけど、財政非常事態宣言を踏まえた財政再建、これにしっかりと取り組んでいかなきゃいけないというところ。  あと、もう一つですけど、いまだ収束が見えない新型コロナウイルス感染症対策に、市の財源を最大限に振り向けていかなければならない状況だということで認識しております。このような中で、日野市におきましては、区画整理事業でありますけど、毎年30億円前後投資を行ってきている状況がございます。  委員からも御指摘のあるとおり、日野市においては、この投資的経費が他市に比べて高いという、そういった課題があるということも認識してございます。したがいまして、財政再建を達成するには、この区画整理事業の見直しというものが不可避なものだと思っております。  日野市の区画整理事業の特徴でありますけど、施策を4地区と、大変事業規模が広くなっていて、いずれの地区もですね、まあ事業期間が長期化しているのが現状でございます。今後、このことはさらにますます市の財政に大きな負担となっていくことは、火を見るより明らかなところだと思っております。  したがいまして、今ここで、これまでとの延長線上とは違った視点でのダウンサイジング等も含む抜本的な見直し、事業の改革ということで捉えていきたいと思っていますけど、これに着手しなきゃいけないという認識でございます。  この事業改革につきましては、当然、市全体の財政再建と当然整合させなきゃいけないと思っていますので、財政再建期間であります令和3年度から7年度の5年間の中で、我々も区画整理事業の改革を推し進めていく予定でございます。現在、そのための組織的な準備等を行っているというところでございます。  ただ、しかしながら、事業改革期間といえども予算編成方針等を基に、事業内容の優先順位づけを行って、例えば国道20号日野バイパスの延伸等に代表される必要性とか、緊急性が高い事業については、やはり最低限の事業進捗を図っていくことが、ある意味、市の責務だとも考えております。  そういったときに、このための財源ということになりますけど、当然、災害時等の緊急対応の備えであります土地区画整理事業の基金の取崩しだとか、あとは、今のこの財政再建期間における一般会計繰入金の増額ということについては、なかなかこれ現実的ではないのかなということで判断もしているところでございます。  そんな中で、様々な市債等がある中で、利率も低く、適用の対象が広いということで、我々はこの公社立替金制度、令和3年度を活用していきたいということで考えたところでございます。当然、令和4年度以降も、あらゆる選択肢の中から、より有利な財源調整は図っていくつもりでございます。  このように、財政再建期間という中で、当然、抜本的な事業改革、これ目指すところは事業費と事業期間の縮減を図っていかねばならないと考えております。この事業改革と、あとは市全体の中で、やっぱりどうしても進めていかなければならない優先度の高い事業、最低限の事業進捗ということで捉えていますけど、これをバランスよく両輪で進めていくことが、これからのしばらくの間は必要だという考えでございます。  その中で将来的な区画整理事業の見通しを見定めて、その上で、当然、今、委員御指摘のとおり、権利者の方々と対話をして、説明もしっかりと果たしていかねばならないという認識でございます。  取りあえず、私からは以上でございます。 127 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 128 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  続いて、工事の入札の関係でございます。  都市づくり公社のほうで、現在工事の入札を行っておりますけれども、基本的には日野市と同様の都市づくり公社のやり方での運用がなされているという認識でございます。これまでにつきましては、チェックという形ではしっかりとしてなかったのが現状でございます。  それを踏まえまして、4月以降になりますけれども、入札の考え方であるとか、この制度について、都市づくり公社に確認したいということでの申入れをしているところでございます。  以上です。 129 ◯委員長(岡田旬子君)  財政課長。 130 ◯財政課長(宮本喜芳君)  失礼しました。私のほうから、先ほどのまちづくり部長の答弁の補足をさせていただきたいと思います。  財政再建期間が令和3年度から令和7年度までという説明がございましたけれども、現時点では、すみません、コロナの対応を最優先するということで、コロナの収束の状況を見定めて、令和3年度以降に財政再建計画を策定するという状況になっておりますので、財政再建期間自体は、現時点では未定の状況となっております。  補足で以上となります。 131 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 132 ◯委員(中野昭人君)  事業の全体の見直しというのは、各首都圏の施行地域でやられている見直しと、見直しでも、やっぱり地権者と一緒に情報を提供し、共有して、いろんな議論を重ねて、もうこれ以上何十年も待たされるんだったらもうここは区画整理から除外をして、地区計画等を使ってやろうではないかとか、そうした大変苦労を得ての結論が見直しがされているというのが状況だと思うんです。  日野市の場合は4施行、4地区残っていて、500億近い公共事業をこれからやるという、また、やらざるを得ないという状況になっているわけで、かなり思い切った、かなり住民と一緒にこう進めていかないと、市から、市がこういう方向で決めたからということだけでは、私は進まないような事態になっているのではないかというふうに思います。その辺はしっかり踏まえて、対応していただきたいというふうに思います。  それと、工事入札について、私も今、前、新都市で工事談合でいろんなことが摘発されたり、公取が動いたりして、いろんな経過があってか、この間、入札案件について全部公開されています。もっとちゃんと調査をしなくちゃいけないと思ったんですけども、川辺の教訓からすると、やっぱり工事が本当に適切に、競争が働いて落札されているのかどうかということについて、地権者の減歩と税金によって区画整理は賄われているわけで、そこは本当によくチェックをして、改革を進めるということが、より一層大事になっている、重要になっているというふうに思いますので、今日はその指摘と要望だけさせていただきたいと思います。  2点目に移ります。これは、補足資料及び予算書の全体に関わることですが、代行買収をめぐってについてです。  この間、これ決算、予算のときに指摘をさせてもらってきました。総額、代行買収の累積額というか負担額というのは32億7,000万円にも及んでいるというふうになっています。平成4年から平成9年にかけて、市の区画整理事業で必要な土地として、新都市建設公社に買収をさせた面積が1万680平米、買取価格は21億余。この22年間に及ぶ維持管理費利子負担は11億、総額32億7,000万円というふうになっているわけです。  ちょっと内訳を確認をしたいと思いますが、この買収用地というのは、いわゆる公益施設を確保するための用地と同時に、区画整理で小宅地の地権者に減歩を緩和するための減歩緩和充当用地というふうに、大きくは二つに分けられると思います。  減歩緩和充当用地というのは、これは1万680平米のうち、どのくらい占めているのか、ちょっと確認をさせていただきたい。 133 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 134 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  代行買収の減歩緩和充当用地があるかないかということになります。  こちらにつきましては、代行買収用地について、減歩緩和充当用地ということで使用した数値はございませんので、ないということになります。  以上でございます。 135 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 136 ◯委員(中野昭人君)  私の耳がおかしいのか、私の質問がまずかったのか、ちょっとかみ合っていないのか分かんないですけど、減歩緩和充当用地として確保した用地はないというふうに理解してよろしいんですか。 137 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 138 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  代行買収用地として購入した土地で、減歩緩和充当用地に充てた土地はないという形でございます。  以上です。 139 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。
    140 ◯委員(中野昭人君)  現に充てた土地はないということですね。  買い取った土地、減歩緩和充当用地を名目に、代行買収をしてもらった土地はどのくらいあるのかということなんです。 141 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 142 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  詳細ということについては、今、現在、都市づくり公社と協議をしているところでございまして、まだ数値的なものの把握はできていない状況でございます。  以上です。 143 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 144 ◯委員(中野昭人君)  私、資料請求をさせていただいて、平成4年から、どういうふうに市の中で決裁がされてきたのか、その名目は、広域施設用地なのか、減歩緩和充当用地なのかということが記載されているんですよね。もう2年に及ぶわけですが、この整理もまだできていないということなのか。そういう整理はしないで、曖昧な形でこれをお互いに、どちらが引き取るかどうかというそんな話合いになってしまっているのか、いかがでしょうか。 145 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 146 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  代行買収でございますけど、当初のこれをやったときの目的としては、確かにあの豊田南だったり、万願寺第二だったり、西平山だったり、東町地区だったり、当然その中での公共施設用地という目的であったりとか、あるいは委員御指摘のとおり、減歩緩和充当用地であったり、そういう目的で確かに始まったことは、そこは確認できておりますし、そういった資料も我々確認しているところございます。  ただ、結果としてですね、取得目的としてはそういう目的であったんですけど、結果として、それが減歩緩和充当用地としては、今、現在では把握できていないというところでありまして、今、当然、これ都市づくり公社とですね、様々な視点でちょっと協議を行っておりまして、当然、当初の目的なんていうのは、これ当たり前に把握しなきゃいけない話でありまして、そこは当然把握できております。  あとは、その後、今、現在、その土地がですね、全部で市内で43筆ほどあるんですけど、その1筆ごとが、今、どういう土地の状況になっているのかとか、あとは、今後のそれを処理するに当たって、換地変更が果たしてできるのかどうかとか、そういったところの可能性の今、協議を公社のほうとやっているという状況でございます。  したがいまして、今、現在は、まだ協議のための基礎資料をまだちょっと整えつつあるというところでありまして、ちょっと双方の市側、公社側、それなりの膨大な資料になっていまして、また、ないものもございます。そういった中で、ないものについたらどういうふうに整理していこうか、今、そういう現在進行中という状況でございます。  以上でございます。 147 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 148 ◯委員(中野昭人君)  43筆あって、具体的な一筆一筆がどういう状況で、土地利用がされているのか、換地変更可能なのかということをやっていると。  私は、これ税金を使って対応を余儀なくされる事案ですから、その目的、買取りの目的がどうだったのかと、その当時正当であったのかどうかも含めて一番大事なところだと思うんですね。これは単なる市と公社との約束事の是非とか、審議だけとどまらないで、税金が絡んでるんですよね。民間の、あるいは、土地を日野市の公共事業に使うという名目で、新都市が買い取った場合には、代行買収という文字どおりの形で、税制上の優遇措置が受けられていると。これ国税庁の文章を見ると明確なんです。  この代行買収で、税制上の5,000万控除の要件となるのは四つ挙げられてんですけど、一つ目が、買取りをした資産は最終的に事業の施行者に帰属するものであることと。事業の施行者というのは日野市です。買取りをしているのは代行買収で新都市です。新都市が買ったものを最終的に日野市の事業者の帰属にしなければ、税制上の優遇措置は認められませんよと、これが条件ですよというふうになっているわけですよね。こんなこと後でどうにでもなるから買っちゃえと、そういうレベルで、この代行買収がやられてきたのではないかという疑念が生まれています。御存じのとおり、この代行買収を動かしてきたのは、当時の課長から部長、重役にまでなった河内氏でした。そして、堀之内課長、部長でした。決済を見ると。これが本当に行政の法理にかなった対応だったのか。  ある一部の人たちを優遇するために、こうした手だてが、手法が活用されたのではないかという疑いが出ているんです。私は疑いを持っています。いかがですか。(「ちゃんと答えろよ、ちゃんと」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 150 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  代行買収の成り立ちからいたしますと、事業を進展するために、当時必要な手法ということでやられたという認識でございます。一部の人のため、有利にするためにということで使われているということはない、このような形で信じたいというふうに考えております。  以上です。(「信じたいって」と呼ぶ者あり) 151 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 152 ◯委員(中野昭人君)  そこを証明するのが減歩緩和充当用地の取扱いなんですよ。減歩緩和充当用地というのは、必ず区画整理で、換地設計基準、土地評価基準に基づいて、減歩率を出して、全部計算して、減歩を緩和するためにどのくらい土地が必要か明確に出てくるものですよね。その土地については、二つの団体が買い取っているわけです。一つの団体は土地開発公社、土地開発公社が全部買い取って、今、日野市がそれを買い戻して、起債で毎年、交際費として3億4,000万払っているわけですよね。  ここだけでよかったはずだと、あとは、もう全部、減歩緩和充当用地は必要ないんだということを今、説明されている。だとするならば、何で代行買収で新都市に買わせたのか、買ったのか、そこが問われているんじゃないでしょうか。私、重大な疑義だと思います。部長いかがですか。 153 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 154 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  当時の記録では、今、委員御指摘のような、個人の、特定個人の利益につながるような、そういう目的は、当然ですけどないわけであります。  ただ、今、調査をやっていまして、そこについては、我々が持っている資料を全部出して、また、公社側も今持っている資料を全部出して、それを突き合わせて、事実を固めている状況でございますので、当然その調査の中では、そういった視点も一部では持っていった中で調査はやっていきたいと思っています。  以上でございます。 155 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 156 ◯委員(中野昭人君)  3点目に行きたいと思います。ページで言いますと、68ページ、豊田南の区画整理事業に関連してです。  これ一般的にちょっとお伺いたいと思いますが、現在、進行中の日野市の区画整理事業において、同一所有名義などの複数の宅地ですね、同一所有名義などの複数の宅地を1か所に集合させて換地する。いわゆる集合換地、これを行った事例、あるいは、仮換地の指定を行った事例はあるのかどうか、伺っておきたいと思います。 157 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 158 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  豊田南地区の集合換地ということでの御質問でございます。  今、手元に詳細な資料はございませんが、区画整理の手法ということで考えてまいりますと、当然、集合換地は少なからずあろうかというふうに考えているところでございます。  以上です。 159 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 160 ◯委員(中野昭人君)  区画整理においては、換地の原則は、ちょっとはばったいですけど、89条である照応の原則というのが定められていて、それは縦の照応、横の照応を含めて、地権者同士で公正に換地が行われるためのルールとして定められているものだと思います。  ただ、集合換地については、その例外というふうな取扱いになっているというふうに考えます。集合換地が適評だとする根拠について、私は区画整理法95条、特別の宅地に関する措置のところに該当するんではないかというふうに思いますが、課長は、区画整理を御存じで、集合換地は、何に基づいて合理化され、正当化されるのか。確認したいと思います。 161 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 162 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  確かにですね、委員、御指摘のとおり、95条でやられる場合もケースとしては考えられますが、基本的には区画整理の考え方ということで、権利者の皆様の土地の登記の状態、同一の条件の下であれば集合もすることが可能ということになりますので、そこの中では、権利者の皆様との話合いの中で、換地をまとめることも、換地の案を示した後の変更という手続の中でやられる事例、これは過去にもございますので、そのような形の中で、権利者の同意をいただいた中での換地の変更、これがあり得る事例だというふうに考えております。  以上です。 163 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 164 ◯委員(中野昭人君)  前提として、私は確認する必要があるのが、宅地がそれぞればらばらにあって、一つにまとめるという換地に、これ集合換地というわけですけれども、その場合には、やっぱりこの換地のやっぱり地権者の中での正当性というか、それが合理性というか、そこが求められると。説明ができるようにするということが求められると思いますが、その考え方は、換地基準に定められているというふうに考えますが、いかがですか。 165 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 166 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  作業としては換地の基準で、我々は基準どおりにやらせていただき、手続というところで審議会の皆様の御意見を伺って、施行者として判断をしていく、そのような形になります。  以上でございます。 167 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 168 ◯委員(中野昭人君)  換地基準の中で、第5条、第5というところで、基本は、換地の位置は、現位置付近において従前の各地の位置に照応する位置に定めると。照応の原則のことが言われていて、ただし、現位置付近に定めることが困難な場合は、従前の各地に照応するほかの位置に定めることができるものとすると。この条項に附帯して、第3項でこうなっています。換地が次の各号に該当する場合は、飛び換地、もしくは、集合換地、または合併換地することができるものとするというふうに、集合換地の規定がここにあります。  そして、それはどういう場合かということで、1条1から5まで、その具体的な規定があります。私は、この豊田南で、今回、請願になっている事案というのは、これにかなったものかどうかが問われているのではないかというふうに思っています。  1998年当時の審議会の議事録を読ませていただきましたが、集合換地についての説明は一切ありません。単に仮換地の変更に意見はないか、そういう記載になっています。  しかも、この換地に当たってですね、この換地の変更、仮換地の変更に当たって、審議会が開かれて、すぐに休憩に入って、協議会が開かれて、協議会の時間は1時間4分となっていますが、その後、再度審議会が開かれて、異議なしという流れになっているわけです。  何のために、この集合換地がやられたのか。集合換地という説明もなければ、法令上の根拠も示されていない。密室でやられている。これ私は、法にかなっているものかどうかが問われる重大な問題だと思いますが、何のことを言われているのか御存じだと思いますので、いかがですか。 169 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 170 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  換地の変更という手続をする中で、審議会の皆様からの御意見を伺ってという手続の中で、当時は協議会というやり方を採用して、皆さんに説明をしていた、そのような事実があることは、我々としても確認しているところでございます。  その中身について、どのような説明をしているのかということについては、残念ながら議事録の中ではですね、この当時は、要点筆記というような形になっているため、詳細については確認することができていない、そんな状況でございます。  そのような中で、我々としては、なかなかこの問題、当時としては必要な手続ということの中で、審議会の皆様の同意をいただいた事実というものを確認したというところで確認しているところでございます。  以上です。 171 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 172 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  ちょっと補足になります。豊田南地区におけます請願案件の、委員がおっしゃっているのは請願案件のことだと思いますので、特別養護老人ホームでございますけど、当時でありますけど、当時の市の保健福祉計画に合致していて、豊田南地区に民営の特別養護老人ホームを設置することが市として必要だと、そういう判断の中でされてきたものと認識してございます。  以上でございます。 173 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 174 ◯委員(中野昭人君)  それは、そういうふうな説明が行われています。  ただ、区画整理で、換地によってそれを生み出す以上は、区画整理の法令上の根拠をはっきりさせてやる必要がある。集合換地をする場合のルール、法令上の規定に沿っているのかどうか、私は法令上の規定で認められるとすれば、1点しかないと思っているんです。  第95条で定められている特別の宅地を定めるときの措置に該当すると思いますが、それは、従前の土地利用が、そうした公共的な土地利用であること。病院であったり、特養ホームであったり、様々な公共的な土地利用を従前地でされていて、それで区画整理の仮換地によって、そうした土地利用が、そのまま引き続きできるために特別の措置、減歩緩和をやったり、集合換地をやったり、減らされたらできなくなるわけですから、そうした措置ができるものとする。大事な点は、現に使われている土地に限るなんです、この条項は。現に、特養ホームとして利用されている土地が、新しい換地先で維持できるように、集合換地は認められる。現にの扱いなんです。  しかし、この土地は御存じのとおり、その時点では、特養ホームとしての土地利用はされていませんでした。換地変更をやられた2年後に、特養ホームとして新設されているわけですよね。私は、これだから違法だというふうに思うんです。私の認識が誤りだったら、改めてそれを否定する御説明をいただきたいと思いますが、いかがですか。 175 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 176 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  区画整理法に違法の状態であるかどうかの判断、これについては、現時点では申し訳ございませんが、私どもではできない状況でございます。  当時の区画整理の施行者としての判断の中で、換地の変更をさせていただいた、その事実が我々としては確認できているところでございますので、手続論としては問題なかろうということでの考えは答弁できますけれども、その詳細といいますか、中身のところについてにつきましては、答弁申し上げられない状況というふうに考えているところでございます。  以上です。 177 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 178 ◯委員(中野昭人君)  じゃあ、最後に市長に伺いたいと思うんですけどね、私は、市の基本計画に基づいて、そうした施設を誘致することはあり得ると思うんです。それを位置づけて対応するのはあり得るんです。しかし、その場合は、市が土地を確保したりしてやるものであって、区画整理の換地の操作によってやる場合には、それは極めて限定的なんです。それを定めているのが区画整理法95条であり、あるいは、それに基づいて出されている換地基準になっているわけです。  行政が自分たちで恣意的に、これが自分たちで決めたことだからといって、換地操作をいかようにもやれたら、ほかの一般地権者との関係で、不公正なことは起こり得るから、ちゃんとルールに基づかなければならないと。単なる審議会に通せばいいじゃなくて、法や条例や規則にのっとってやらなければならないんです。そこが私は問われているというふうに思うんです。  市長も区画整理、まちづくり部長をされていたから御存じだと思いますが、いかがでしょうか。 179 ◯委員長(岡田旬子君)  市長。 180 ◯市長(大坪冬彦君)  まちづくり部長を2年ばかり務めさせていただきましたが、土地区画整理法にどこまで詳しいかと言われれば、さほど勉強はしていないという状況ではあります。  ただ、過去の区画整理の換地について、様々な手法を使ってやってきているということで、現在があります。当時は恐らく特別養護老人ホーム介護保険が始まる、それに備えて特養が必要だという状況の中で、日野市として、そういう土地区画整理法の中、土地区画整理地内で特別養護老人ホームを生み出す、そういうことで恐らくそういう努力をしたんだろうというふうには思っております。  ただ、当然、換地の手法等については、法にのっとってやらなければならないし、そのようにしなければならないということについて、私もそういう認識でございますので、過去において、そういう疑義があるのであれば、それについては、その疑義については、一定の調査は必要かなというふうに思います。  以上です。 181 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 182 ◯委員(中野昭人君)  区画整理で、万願寺も区画整理をやってきて、いろんなそうした特養であるとか、老健施設だとか造ってきていると思うんですね。でも、その土地は、文字どおり新都市の土地を使ったりして、売買されたのかどうか分かりませんけれども、やられていると。換地の集合によって、そういうことをやるというのは、少なくとも換地基準に定めなければならないことになっている。私はその基準にないというふうに思っています。  また、あり得るとしては、新しい施設は、新しい土地に造ると、換地先に造るという場合、創設換地というのがありますけれども、私は、それにも適合しないと思っています。いずれにしても、区画整理法との適合性は問われる事案だと思います。  何でこんなことを私、今、もちろんこれ区画整理進行中ですから、いつでも、この換地についての妥当性は問われてしかるべきなわけですけど、改めて強調するのは、御存じのとおり、この間の、この特養ホームをめぐる市との関係性が出てきたからです。  この換地変更をやったとき、馬場市長は来られていました。議事録に載っています。河内助役が来て、堀之内都市整備部長が出席をされています。その下で、この換地変更の手続がやられています。  そして、今、この特養ホームには、施設の施設長として市立病院の元事務長、この事務長は、河内氏の第二報酬を決定したとき、市立病院での第二報酬を決定したときの事務長が施設長として任を担っていて、河内氏自身が理事として担っていたということがほぼ明らかになっているわけですよね。  そういうことが、今、なぜこういう対応が、市の天下りのようなところで動いているのか。元を正すと、この設立当時、区画整理においてどういうことをやられたのかということについても、私はよく検証が必要だというふうに思います。改めて、そのことも強く指摘をさせていただきたいというふうに思います。  以上です。 183 ◯委員長(岡田旬子君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 184 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。             午後0時02分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             午後1時10分 再開 185 ◯委員長(岡田旬子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。秋山委員。 186 ◯委員(秋山 薫君)  私のほうからは、話題の区画整理でございますので、二つほど質問をさせていただきたいと、このように思います。  まず最初は、事業費ということで、66ページ以降、各区画整理の地域ごとにあるんですけど、その事業費の中についてですね、中身についてちょっとお伺いをしたいということが一つ。  それから、もう一つは、これ不勉強で申し訳ないんですけど、80ページに給与費の明細書がこうあるんですけど、その中身について、これは質問もそうですけど、勉強させていただきたいと、このように思います。  今回の予算の中でですね、それぞれの事業がありました。部長の説明の中にも、今回、事業費の中で、要は、事業費の削減だということで、それぞれの区画整理の地域の中で、30%、20%、40%のマイナス予算にこうなっているんですけど、その内訳について説明があったかと思いますけども、概要、大きな項目は何をされたのかということについて伺いたいと思います。 187 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 188 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  各地区ということで説明をさせていただければと思います。  まず、豊田南地区、こちらにつきましては、大きなところでは、区画整理事業の委託料などが大きく47%ほどですけども減となっている状況でございます。そのほか事業の規模としては、令和2年度に比べて、工事の数量、建物の移転の棟数での変更等ございますので、事業費としては下がっている、そのような状況でございます。
     続いて、万願寺の第二地区です。万願寺第二地区につきましても、区画整理事業の委託料、こちらが約46%ほどの減という形になっております。そのほか事業の見合いということで、万願寺第二地区についての増減が発生しているという状況でございます。  東町地区につきまして、区画整理事業の委託費、こちらにつきましては、令和2年度に比べて約15%の増という形になっております。こちらについては、区画道路の築造の数量、建物の移転の棟数が増えたことによって、増という形になっております。  西平山地区です。西平山地区につきましては、公社の委託料としては、約31%の減という形になっております。そのほか工事の規模の縮小等により、建物の移転の棟数の減少、そういったものがございまして、西平山地区としては、全体としては減となった、そのような状況でございます。  以上です。 189 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 190 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  委託費の中でそれぞれのパーセントが今、示されたわけでございますけど、公社のほうの委託料が減ってくるんだけれども、その中身ね、委託の中身という形では、それぞれ事業の見直しということで、宅地の利点だとか、そういうものが多いよという話で説明があったかなと思うんですけど、その事業の中で、例えば豊田南が47%で、東町は15%アップ、この差はどういう理由に基づいてこういう形になっているのかというのは、何かありますか。 191 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 192 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  特に東町につきましては、令和2年度と比べまして、建物の移転の棟数が増えたということによる、そのような状況で増額という形になります。公社委託料の中に、工事費用ですとか、建物の移転費用、そういったものを総合的に積み上げていくという結果でこのような現象になっております。  以上です。 193 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 194 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  だから、委託の中でね、委託というか、宅地移転が多い、少ないという話は、誰が決めているのという話ですよ。誰が決めて、47%と15%増の違いがあるんだけど、何でその違いがあるんですかという話。さっきから、宅地移転が数によって決まるのよという話は何となく分かるの。それを誰が決めたのかという話。どこでチェックが入っているのか、伺いたいんだよ、要は、ということ。 195 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 196 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  大変失礼いたしました。我々施行者として、事業の組立てをしていく中で、権利者の皆様との合意がいただけているところについて、極力、次年度の予算に反映するというような中での判断をしているところでございます。  基本的には、5か年計画の中で、位置づけられているところで、実現できるところを次年度の予算という形に反映させていただいておりますので、その判断の中で増減が出てきている、そのような状況でございます。施行者としての判断、そこが一つあります。  以上です。 197 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 198 ◯委員(秋山 薫君)  だから、施行者の判断って何ですかと聞いているの。分からない。言うまで何回も聞くよ。 199 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 200 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  特に、今回、我々としては、安全安心なまちづくりの事業をいかに市民の利便性の向上につなげられるかということで、全12項目にわたって指標化しまして、優先順位づけを行わせていただきました。そのような検討結果の中で、必要性や緊急性について明確にした中で、事業内容を精査している、そのような決定手段を取らせていただいたところでございます。  その優先順位を図るための12の項目でございますが、すみません、少々お待ちください。資料を出します。 201 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 202 ◯委員(秋山 薫君)  答弁が欲しいんだけども何か出てこないみたいなんだけど、難しい話をしているのかな。その12項目でそれぞれ評価したという話なんだけど、12項目の中で、どのポイントが多くて、豊田南は47%ダウンができて、東町は12%アップしたんですかという話を聞いているの。それを評価したのは当たり前の話だから分かりますよ。その差はどこにあって、出たんですかという話。  その次もまだ質問したいのよ。だけど、それが出てこなきゃできないじゃない。そういう聞き方をしているんだけど、それ出てこないの。そういう評価をしたんでしょう。トータルでこうなったというのは分かったんですけど、どの項目に差があるから、この差が出ているんですかということを聞いているだけよ。 203 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 204 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  優先順位の中には、地区の特性ということで、優先順位づけをさせていただいているところもございます。そのような中で、優先順位づけをしていった中で、一般会計の繰入金との兼ね合いの中で取捨選択という形の中で優先順位の上位のものから事業を選択させていただいている、そのような状況でございます。  以上です。 205 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 206 ◯委員(秋山 薫君)  分かりますよ。上位が、優先順位が高いのは分かるんだけど、その中で、例えば住宅移転が何棟かあるやつが減るわけでしょう。今年度、本来は予定していたんだけども、例えば10棟だったやつが5棟になりましたというような話がそれぞれあるんじゃないかと、一番大きいんじゃないかと思うんですよ。  でも、出たね、減らしたところについては、急ぐ急がないって、だって施行者の判断だって話であればさ、地権者のほうと打合せしたって、ここに話ししていないわけじゃないですか。  区画整理事業って何十年もかかるよねというのが日野の区画整理ということで、皆さん、住民の方は思われているわけ。そういう中には、時代はどんどん変わってくれば、先ほど中野委員もおっしゃったように、区画整理そのものが本当に必要なのという話ですよ。そういう話もつながってくるんだけど、ここの判断を含めて、お金がないから遅らせたなんて話はさ、行政としての理由にはならんでしょう、施行者としても。あなたたちは推進しなきゃいけない立場でないかと思うんだけど、そのことに対して、どういう判断でそこは遅れていいという判断をしたんですかと。東町は15%上乗せしてやらなきゃいけないという判断は、誰がどういう形の理由でやったんですかということを聞いているだけだから、単純に答えていただいて結構なんですけど、教えてくれる。 207 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 208 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  一言で申し上げますと、予算の見合いの中で、そのような形の結果、バランスの増減が出てしまった、そのような状況でございます。 209 ◯委員長(岡田旬子君)  まちづくり部長。 210 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  すみません、答弁させていただきます。  まず、当然、財政事情はあるんですけど、区画整理事業をどういうふうに進めるかという目標を掲げております。  先ほど森沢委員につきましては、豊田南地区の目標ということで説明させていただきました。豊田南については、繰り返しになりますけど、まず、豊田駅南口の駅前の共同化、駅前広場を造っていこうということ。あとは、いわゆる段下地区と呼ばれるエリアの都市計画道路3・4・15号線だったり、湧水路の整備を地域の方と対応しながら進めていこうということ、これから豊田南の目標でありました。  また、万願寺第二地区につきましては、地区内のちょうど工業用地のところがあるんですけど、そこについては、都市計画道路の街路事業を継続してつなげてきた事業がございました。そこについては、継続してやっていこうという目標。  東町地区については、やはり区画整理事業は保留地というものが大きな財源になりますので、東町地域については、保留地として生み出せる予定がありましたので、その保留地を生み出していくための整備をやっていこうということ。  西平山地区につきましては、かねてから取り組んでおります日野都市計画道路3・3・2号線の用地確保を最優先として、ネットワーク化を進めていこうということ。  そういうそれぞれ4地区について、目標を掲げまして、今回の予算とさせていただいたというところでございます。  以上でございます。 211 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 212 ◯委員(秋山 薫君)  そういう形で、それぞれ理由があってね、進められているんでしょうけれども、要は、地権者ということ、それから、地域の方という発言が簡単にあるんだけど、住人のほとんどの方は、やっぱり区画整理の進捗については、すごい興味をお持ちで、早くしてよ、早くしてよという話をいっぱい聞いているわけよ、我々。日野市役所の人たち、担当の人はその後、聞いていないのかなと思うんだよな。  その中でも、やっぱりお金が今回大変だからという話が理由の一つでしょう。だけど、まちづくりという形の中では、削減していいものと、やらなきゃいけない項目あるじゃないですか。  そういう形からして、50%近いお金でね、事業をだってやらなくていいという形で今回予算をされているんだよ。ということは、本当に事業は必要なのかという話にもなるじゃない。そこをさ、区画整理事業の担当者としては、しっかり答えてもらわないとさ、事業そのものの運営が、これまでの一連の話の中で、区画整理事業には、いろいろな闇の部分があるんじゃないかと疑われているわけじゃない。それに対して、ますますさ、今の説明じゃ大丈夫かなと思っちゃうで、私は。皆さんは違うと思うけどね。  そういうものもあるので、47%という形になったことに対して、これから予算が終わった後に、地域の方々なんかにも説明をしなきゃいけないんだけど、そのあたりは、そういう部分でしっかり説明をしてほしいなというふうに思うんですけど、その内容の中で、実際に予定されているものが、もう自然に地域の方が告知されているものの中で減ってきているのがあるのかどうか。  これはまだ、これからの予定の中で、何%減という話は、昨年に対して、予定が明確になっていて減らしたのか、まだ予定、新たな事業として昨年と比べたら、こうなるよ。要は、地域の方々、分かっている話を減らしたのかどうか、そこはどうなんだろう、分かります。 213 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 214 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  一部についてになりますけれども、地域の皆さんの御理解をいただいている中での規模の縮小、もしくは、そこの場所をやるというような形は、豊田地区については、話合いの結果ということで今回の令和3年度の予算に計上させていただいている部分がございます。  そのほかについては、おおむねということになりますけれども、令和元年から5年までの5か年計画の中で、地域の皆さんにお示ししているところ、やりたいと思っている年度計画の部分から少し規模が小さくなっている。そのような状況に傾向としてはなっている。そんな状況でございます。  以上です。 215 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 216 ◯委員(秋山 薫君)  5か年計画で示されているもの、それから今年、うちも予定だったよねと、ある程度期待されている方がある、そういうことも含めて、事業には47%を今回やらないという話にもなってくるわけだから、それらの話、事業計画で最終年度が遅れるわけでしょう、その分。そうなってくるわけだと思うんですよ。そうすると、やっぱり地域の方々にちゃんと役所としては区画整理として見ているのかどうかね、こういう事業をやらないけども、いつになるか分からないという言葉になっちゃうわけだ。  説明をされていると思う。それも紙か何かぺろっと入れたってさ、地域の方々納得しないよ。もう俺なんか、反対したいと言われている人から言われているからさ、いや一生懸命やっているよという話はするんだけれども、でもそういう形にならないような形で、市民の御理解をいただくような形の活動も、ぜひやっていただきたい。このように思います。  あと、もう一つは、公社に事業を委託しているわけなんですけど、その公社が、それぞれの事業に対して、ちゃんと作業をやっているのかどうかという話だとか、今回の見直しの中に、公社のほうに委託した費用を数量、物量的な形で減らした以外、何か安くなるというか、そういう見直しの内容というのは盛り込んでおられるのかな。何かあれば教えて。 217 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 218 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  委託の費用の削減につながるかということで、我々のほうで検討したこととしてですね、各地区審議委員さんの選挙というものが、5年ごとにございますけれども、その選挙の資料について、市の職員で資料が集められるものについてはですね、我々のほうで作業をすることによって、委託の費用の圧縮につながるのではないかなということを検討し、公社のほうとの協議をしている、そのような状況でございます。  以上です。 219 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 220 ◯委員(秋山 薫君)  非常に難しいことかもしれませんけど、日野市役所、要は、都市計画じゃないや、区画整理課のほうでマンパワー的なものを含めて、できないから事業として委託しているというふうに思いますよ。  その中身の話については、それぞれがちゃんとやっているよねというチェックをやっぱりする能力を持っていないと、丸投げになっちゃうところがあるから、そこはやっぱり質を上げていくのが課題かなというふうに思いますので、これも後で、市長のほうからもですね、御所見を伺いたいと、このように思いますけど、そういうふうにも思う内容の努力の中によって、今回、予算が相当削減されているということは、よかったり悪かったり、両方あるのかなと思いますので、一つそういう意味で、数値については見ていっていただきたいなというふうに思います。  80ページの給与費のほうに移りますけど、この給与表は、今回特別、すみません、今さらながら申し訳ないんだけど、これがある事業とない事業があるんだけど、この中の特別職と書いてあるのは、これ何を表していて、その2番目の一般職と書いてある部分があるんだけど、これはどなたの給料になるのか、勉強のために教えていただきます。 221 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 222 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  80ページ、81ページの給与費明細書についてでございます。  こちらのまず、1番、特別職について、こちらについてはですね、その他の特別職が該当いたしまして、審議会の委員さんと、評価員さん、こちらの方々が該当いたします。  2番の項目、一般職、こちらについては、我々日野市の職員、課長以下ということでの認識でございます。  以上です。 223 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 224 ◯委員(秋山 薫君)  職員ということは、区画整理に携わっている部分の給与という話なのかな。ほかの仕事はやっちゃいけないという話なのかな。そのあたりの区分はどうなっているんだろう。 225 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 226 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  こちら一般職員ということで計上されている人数17名は、私を含め、区画整理課の職員の人数ということになっておりますので、基本的には、区画整理の事業に関わる職員の数で統一されている。そのような状況でございます。  以上です。 227 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 228 ◯委員(秋山 薫君)  だからその17人は、区画整理以外の仕事はやっちゃいけないし、やらしちゃいけないということなのかなという話。  日野市役所に勤められているんだけど、じゃあ、区画整理事業のほうから、その中にもお金が入っているのかな。それはどうなっているんだろう。難しい。 229 ◯委員長(岡田旬子君)  総務部長。 230 ◯総務部長(小平裕明君)  これはですね、予算上の区分でございます。区画整理にいる職員の給料の分というお金が書いてあることでありまして、これに携わっている職員がほかの仕事をしてはいけないということではないかと理解しております。  PTに参加したり、あるいは、選挙のほうの従事等、委嘱等を受けたりしながら、適正な形でほかの仕事にも従事はしているところございます。  以上でございます。 231 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 232 ◯委員(秋山 薫君)  中身の話はあまりあれなんだけど、書き方としてね、ここに書いてあるのは、区画整理をすると、これぐらいかかっているよという形を出したいから書いてあるのかさ、法律的に分けなきゃいけないんだったら、分ける必要あるけど、別に全体の中の話でやったっていいんじゃないか。だって、国保のほうは入っていないよね。というような話もあるかと思うので、ちょっとそのあたりちょっと教えて。 233 ◯委員長(岡田旬子君)  職員課長。 234 ◯職員課長(田中洋平君)  こちらの人件費の区分ですけれども、確かに国民健康保険、あるいは後期高齢の部分についてはですね、人件費のほうは、こちらの特別会計のほうの予算のほうでは計上していないという状況になっておりますが、介護保険、あるいは病院事業会計、それと、あと、下水道会計、こちらのほうは、人件費はそちらの事業費で見ているという状況になっております。  先ほど御指摘いただきました国保、あるいは、後期高齢の部分についてですね、なぜそのような区分になっていないのかということについては、申し訳ありません、ちょっと私のほうも調べ切れていないところなんですけれども、基本的には、各事業会計の中において、人件費を見るというような形を、今、予算上も取らせていただいているというところで、一般会計のほうも、同じように区分させていただいているというところでございます。  以上でございます。 235 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 236 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  難しいものがなければ、統一した形で書いたほうが分かりやすいところがあるし、チェックもできやすいのかなというふうに思います。  区画整理の事業については、いろんな今、問題の中で、その正確性といいますかね、仕事っぷりというものについては、みんな注目されている部分があるかなというふうに思います。  そういう中で、わざわざ分けてくれているんだったら、その中身の仕事ぶりを出したいのかなというふうに思うんですけど、どうもそうでもなさそうな感じもしますので、それは恒久的な話の中でですね、見直しをしていただければと、このように思います。  区画整理については、市長のほうからですね、今、お金がないからという形もあるんでしょう。ですけど、事業として、今、やらなくていいものがあるということも、先ほど答弁をいただいたんですけど、恒久的に今、止めることができれば、将来やらなきゃいけないのか、それとも、それも含めてやっぱり見直していかなきゃいけないのかという部分もあるかというふうに思いますけど、区画整理全体のですね、精度アップ、それから、スピードアップということについて、お考えがあればお伺いをしていきたいと思います。 237 ◯委員長(岡田旬子君)  市長。 238 ◯市長(大坪冬彦君)  今後の区画整理の在り方についての御質問をいただきました。  今、現在、市施行4地区、全部で250ヘクタールぐらいですかね、多分都内で最大の面積があって、過去、区画整理事業をいろいろやってきましたが、先ほど来、中野委員の中でも、平成4年とか、その頃、かなりの数の区画整理事業が始まった。  けれども、本格的に稼働したのは、一つか二つ。あとは、調査設計だとか、これから仮換地指定しますよという事業、ですから、四つが本格的に建物移転も、それから工事も動かすというのは、この時代が初めてであって、よりによって、一番財政が厳しい状況でありました。  本当に始めたときには、森田市政の最後のほうでありましたが、まだまだ財政的な潤沢にあった。だから、次々に蓋を開くことができたんでしょうけど、その後、蓋を開いてみたら、かなり厳しい状況になり、人口減少、そして、高齢化になっていく。確かに土地区画整理事業をやることによって、僅かながら人口が増えております、地区内。  ただ、それが当初、区画整理事業を始めたときに比べれば、そのような望ましい人口増は恐らく望めない。そんな厳しい中で、四つの事業を同時並行にやっているというのは、極めて本当に苦難のまちづくりではあります。  ただ、当然、やると決めた事業でありますので、簡単にやめることできませんので、責任を持ってやっていかなければならない。当然、我々、区画整理の施行事業者として、地区内の権利者の方々と様々な話合いをし、そして、なぜこんなに時間がかかるのかということを常に言われて、なぜこんなに遅いのか、その他含めて、各地区内のそれぞれ事情があります。広い地域で、様々な事情があって、それぞれ地域の住民ごとの様々な意見のバランスの調整等もあって、その中で苦難をしながらやっているというのが現状があります。
     そんな中で、将来見通しを考えた場合に、この四つをそのままの規模で、予定どおりの規模で、予定どおりの事業計画でやり切れるかどうか、これについてはいささかちょっと不安を持っております。  先ほどダウンサイジングという言葉について言及されましたが、当然、それは考えていかねばならない。じゃあ、どのようにダウンサイジングをしていくのか、先ほどまちづくり部長が答弁させていただきましたが、中野委員のときに、当然それぞれの権利者の方にとっての生活利便性等をどう保障しながら、当初の予定と違った形でのダウンサイジングをしていくのか、このことを考えていかねばならない。なかなか厳しい話でありますが、これはやはり権利者の方々の意向を聞き、話合いをしながら丁寧に情報提供しながら、合意に基づいてダウンサイジングを図っていかねばならない。  当然その代わり、やるべきものと、やらなくてもいいもの、識別しなければなりませんし、都市計画道路や、それから区画道路など、生活利便性に直結するような、様々な事業をやっていかなければならないと思っております。  その中で、どのような形でダウンサイジングできるのかという話になります。令和3年度予算については、そういうダウンサイジングの手前の段階で、限られた財源の中で、5か年計画等を鑑みながら、それぞれの地区の進捗に合わせて、必要な建物移転や、道路築造等を行います。  ただ、今後は、ダウンサイジングに向けて、本格的な全体の見直しをし、それと地権者の考え方、御希望等をすり合わせしながら、今後の計画をつくり直していく。そういう作業がこれから待っている。それをやることによって持続可能なまちづくり、そして人口減少社会の中でも必要なまちづくというものに結びつけていくという話であります。  口で言うのは簡単でありますが、なかなかの難作業であります。というのは、先ほど申し上げましたように、これだけの広域的な区画整理をやっている自治体はほかにはありませんので、そういう意味で、日野市としては率先して、そういう意味で、今後の範となるような形でのまちづくりをやっていきたい。そのために区画整理事業のダウンサイジングに結びつけていく。それが地域の方々の生活利便性を保障するものとしての区画整理事業としてやっていきたいと思っております。  以上です。 239 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 240 ◯委員(秋山 薫君)  以上です。 241 ◯委員長(岡田旬子君)  大塚委員。 242 ◯委員(大塚智和君)  今の討議で締めの感じがしないでもないんですが、私のほうから端的に、1問。  西平山地域の区画整理になるんですけども、いわゆる次の5か年計画を考えた上で、今、この令和3年度の計画というのは、非常に重要になってくるのではないかなという思い。  ただ、現場の財政等含めて、今、見直しというようなお話もございましたけども、しっかりと見据えていかなければいけない。そもそもこの区画整理とは、一体何だったんだろうと。やはり日野市のいわゆる西多摩というんでしょうかね、奥のほうで開発していく、また、都心へのいわゆる通勤等のベッドタウン、そうした住宅街がどんどん広がっていく。そうした整備の中で、区画整理というのは非常に大きな役割、そして、これからの20年後、30年後、50年後の日野市を見た上では、まさに今、このときが、大変大きな重要な時期なのではないかとか、3・3・2号線の開通、そうしたものを見据えていくと、まさに日野市は、物流の要所となる地域、新しい時代を迎えて行かなければいけないという、そうした観点もあると思います。確かに状況、状況によって、財政非常事態宣言や、また、現在も続いているコロナ禍という、そうしたことも、やはり様々な形でハードルとなっているというのもね、正直なところだと思います。  そこで、いわゆるこの令和3年度、そして次の5か年計画、そうしたこともですね、見据えた中で、先ほどるる御答弁いただいている部分はあろうかと思うんですが、やはり大きな国の事業としてもある3・3・2号線の進捗状況と、そして日野市の区画整理、接続する道とか、そうした設造するような事業なんかも、しっかりと遅れなくやっていかなければいけないという、もういわゆる日野市だけの事情ではない部分もあると思いますので、その辺のちょっと御所見をいただければと思います。 243 ◯委員長(岡田旬子君)  区画整理課長。 244 ◯区画整理課長(岡崎健次君)  ただいま、西平山地区の5か年計画、今後ということでの見解ということでございます。  委員、御指摘のとおり、西平山地区につきましては、将来、国道であります3・3・2号線、こちらの整備、これについては、我々は絶対的に必要なものという位置づけで考えているところでございます。  その3・3・2号線の用地明けを進めることによりまして、換地先となる周辺の整備も一緒に整備することができる。そのような中で、地区の全体としてのまちづくりも熟成していく。そのような状況になってまいろうかと思います。  3・3・2号線の用地明けが進むということになりますと、国のほうでの仮の整備ということも呼び込むことが可能になってくると思います。  そうなりますと、先ほど御指摘いただきました物流という考え方で、交通量が飛躍的に多くなる。そうなってきますと、まちとしての熟度がまた上がるという相乗効果も期待できます。  そのような中で、西平山地区については、3・3・2号線の用地明けと、その周辺の整備、これは非常に重要なことであるという認識に基づいて、令和3年度の事業として、5か年計画の見直しを図ってまいりますけれども、その辺の優先順位ということでは、かなり上位のほうになる位置づけという認識でございます。  まちづくりの肝と言うんでしょうか、こちらにつきましては、都市計画道路のネットワーク化、そういったものが非常に効果が高いという認識に基づいての我々の認識でございます。  以上でございます。 245 ◯委員長(岡田旬子君)  大塚委員。 246 ◯委員(大塚智和君)  ありがとうございます。  よく小学校の同級生とか、中学校の同級生、たまに会うとき、もう日野から離れているんですけども、もう今の日野市は、半年来ないと、どんどん変わっていくねというのが皆さんの感想です。昭和40年代、50年代の頃しか知らない人が、帰ってくると、ええってみんな驚いて、すごいなというような感想をよく聞くんですけども、そういうやはりまちづくりという部分の中で、利便性向上も含めてなんですが、住みやすいという、そうした、やはりまちにしていかなきゃいけないし、また、そうなっていくべきであると思います。  大坪市長も、ついの住みかというか、生き、看取られる日野市にしていきたいという方針、まさにそのとおりだと思います。ですので、様々なやはり困難、そしていろんな実情があろうかと思いますが、この区画整理事業につきましては、西平山、今、ピンポイントで西平山と言いましたけれども、現在抱えている事業、やはり滞りなく、計画どおりにしっかりと推進をしていただきたいし、また、そのためにも、応援はさせていただきたいと思います。  重なる部分があろうかと思いますが、ぜひ、今後の区画整理の事業につきまして、市長からも御所見をいただければと思います。 247 ◯委員長(岡田旬子君)  市長。 248 ◯市長(大坪冬彦君)  先ほど優先順位をつける、やるべきものはやって、そして見直すべきものを見直すというお話をさせていただきましたが、当然、重点的にやるべきものとして、今、委員がおっしゃった都市計画道路3・3・2号線、これについては、本当に八王子高尾インターのほうから、八王子市、そして日野市、そして府中市まで貫く主要な幹線道路であります。都市間をつなぐ幹線道路として、様々な病院をつなぐ、そして、災害時の緊急輸送路にもなる。非常に戦略的な道路であります。  日野市は、そのための道路の用地明けを区画整理事業を通じてやってきた。過去にやってきた万願寺もそうでしたし、今、やっている西平山、豊田もそうです。それらそれぞれを区画整理事業に用地明けし、それを橋を渡って、八王子につなげて、八王子のほうは、八王子のほうで別の手法でやっている都市計画道路の用地明けがあって、それが高尾山インターもつながる。そういう戦略的な都市計画道路のネットワークをつくるという、本当に必要なまちづくりをやっております。そのための土地区画整理という、そういう性格もございます。  もちろん住んでいる方々の生活利便性の向上に加えて、大きな目線でのまちづくり、これをしっかり進めていくということが喫緊の課題であります。これについては、財政事情をどう厳しくあろうとも、必ず進めていかねばならないし、そのために、全力を尽くすのが地方自治体の長の役割でありますし、これは、日野市だけの話ではありませんので、当然、お隣の八王子市や隣のほかの自治体の長とも連携をしながら進めていく。  現に、3・3・2号線については、八王子市長と共に、そのための予算費用を欲しいということで毎年のように要請行動を国に対して行っております。そういう行動もやりながら、しっかりと必要な都市計画道路、まちづくりの要である都市計画道路は、これからしっかりと造っていくということはやっていかなければならない。その上で、全体の中でのダウンサイジングも同時並行でやっていく。  しかしそれは、権利者の生活利便性を失うものではなくと、また、なおかつスピーディーに進めていくためということもありますので、難しい作業でありますが、全力を挙げて進めていきたいと思っておりますので、引き続き、御指導、御支援賜れればと思います。  以上です。 249 ◯委員長(岡田旬子君)  大塚委員。 250 ◯委員(大塚智和君)  ありがとうございます。  ただいま、担当課長、そして市長からもお話をいただきました。本当に、この時期、この今の時期がですね、非常に大事な大事な時期になっていると思います。日野市のこれまでの様々な問題点も含めて、そうしたこともしっかりと解決をしていただいて、新しい日野市を目指していただきたいと。  そして、また、それに対する応援も全力で行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 251 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 252 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中野委員。 253 ◯委員(中野昭人君)  反対の立場から、簡潔に意見を申し上げたいと思います。3点あります。  一つは、事業計画の見直しに当たっては、先ほど来、議論もされておりますが、これまでにない、ちょっと見直しが必要になっているというふうに考えます。  市長のいうところのダウンサイジングに、どういう形で具体化されていくのか、それは長期化と保留地処分困難という、日野の区画整理が抱える事態を打開していく上でも、地権者の一刻も早く進めてほしいという願いに答えていく上でも、必要な見直しだというふうに考えます。住民参加、地権者の参加の下で、進めることを強く要望しておきたいと思います。  2点目は、代行買収についてです。これは、その当時から実施し、その後、この問題を先送りし続けてきた、その結果、巨額の債務というか、損害を市及び市民に発生させてきている。この事実は極めて重いと言わざるを得ません。歴代市長の責任は大きいと言わざるを得ないと思っています。  河内政治というか、河内手法というか、これを容認してきたということでもある。このツケが今、この代行買収、巨額の債務に現れているというふうに指摘せざるを得ません。  3点目は、河内氏の手法がこの分野にもと、私も改めて驚きました。兼業の事実が明らかになってきていますが、兼業の相手先の特養ホームと、かつて行政上の優遇便宜が図られたのではないかという疑念が生じる区画整理で行われた手法、この関係と、この実態についての徹底的な解明が必要だというふうに思います。  以上、反対の理由といたします。 254 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 255 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 256 ◯委員長(岡田旬子君)  挙手多数であります。よって、議案第29号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  説明員の入替えを行いますので、しばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 257 ◯委員長(岡田旬子君)  これより議案第30号、令和3年度日野市介護保険特別会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。健康福祉部長。 258 ◯健康福祉部長(山下義之君)  それでは、議案第30号、令和3年度日野市介護保険特別会計予算について説明をさせていただきます。  恐れ入ります、予算書の91ページをお開き願います。  第1条でございます。歳入歳出予算の総額は154億1,052万7,000円で、令和2年度比約10億4,400万円、7.3%の増となっております。  続きまして、内容につきまして、事項別明細書で説明をさせていただきます。  少し飛びまして、96、97ページをお開き願います。  歳入でございます。  令和2年度と比較いたしまして、増減の大きいものを中心に説明をさせていただきます。  款1保険料でございます。項1介護保険料、目1第1号被保険者保険料でございます。こちらは、65歳以上の方の介護保険料でございますが、第8期の日野市介護保険事業計画に基づきます介護保険料の改正及び高齢者数の伸びを反映し、令和2年度と比較して、12.6%の増となっております。  なお、制度全般に影響いたします65歳以上の人口は、令和3年1月1日現在、4万6,496人で、令和2年度比353人の増、高齢化率は24.9%となっております。  恐れ入ります、次のページをお開き願います。  款2国庫支出金でございます。項1国庫負担金、目1介護給付費負担金でございます。こちらは歳出の保険給付費に対する特定財源として、法令に定められた負担割合に応じて額が決まるものでございますが、保険給付費の増加に伴い、令和2年度比5.6%の増となっております。  同じページの項2国庫補助金、目4介護保険保険者努力支援交付金でございます。こちらは、令和2年度に新設されました市町村の介護予防、健康づくり等の取組を増加させるための交付金で、令和3年度は、令和2年度の実績を基に1,961万1,000円の交付を見込んでおります。  少し飛びまして、106、107ページをお開き願います。  款6繰入金でございます。項1一般会計繰入金でございます。こちらは法令に定める市の負担割合12.5%を負担するもののほか、一般管理費など、介護保険事業の運営に必要な事務経費を計上するものでございますが、保険給付費の増加や低所得者への保険料軽減額の増加等により、約1億8,900万円、8.4%の増となっております。  その下、項2基金繰入金でございます。こちらは、第8期日野市介護保険事業計画に基づく介護保険料の改正を反映し、令和2年度比48.3%の減となっております。  少し飛びまして、114、115ページをお開き願います。  こちらから歳出でございます。  歳入同様、説明欄に沿って、前年度と比較して増減の大きいものを中心に説明をさせていただきます。  初めに、款1総務費でございます。説明欄中ほど、1認定調査事務経費でございます。こちらは、介護認定に必要な認定調査や主治医意見書作成に係ります費用を計上するものでございますが、新型コロナウイルス感染症の臨時的取扱いとして、介護認定の認定期間を1年間延長することが可能となり、令和2年度中に認定期限を迎えた方の多くが、1年間の期間延長を希望し、令和3年度中に更新期限を迎える方が増加をするため、令和2年度比29.5%の増となっているものでございます。  次のページにお進みください。  款2保険給付費でございます。保険給付費全体では、令和2年度比約8億500万円、6.1%の増となっております。  特に増加の大きいものといたしましては、説明欄中ほど、1施設介護サービス給付経費で、令和2年度比約6億4,300万円、14.5%の増となっております。経験技能のある介護職員のさらなる処遇改善を目的とした特定処遇改善加算を取得する施設が増加していること等によるものでございます。  少し飛びまして、128、129ページをお開き願います。  款4基金積立金でございます。説明欄最上段、1介護給付費準備基金の積立金でございます。こちらは第8期介護保険事業計画に基づく介護保険料の改正を反映したもので、歳入の第1号被保険者保険料から約1億9,000万円を介護給付費準備基金に積み立てるものでございます。  第8期の計画期間3年間は、介護保険給付費の増加が続く見込みのため、計画最終年度の令和5年度には、介護給付費が令和3年度比で約10億円以上増加をし、第1号被保険者保険料が不足をする見込みであるため、計画的に基金に積み立て備えるものでございます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 259 ◯委員長(岡田旬子君)  これより質疑に入ります。伊東委員。 260 ◯委員(伊東秀章君)  私から、2点ほど質問させていただきます。  まず、1点目が119ページと121ページ、高額介護サービス経費と、121ページの特定入所者介護サービス等費ですけれども、これは6,300万と3,000万アップとして、増えて計上されてますけれども、その背景と理由をちょっと説明してほしいんですけれども、よろしくお願いします。 261 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 262 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  高額介護サービス費の伸びと、特定入所者介護サービス等費の伸びについて御説明をいたします。  どちらもですね、利用者の増というところで、高齢者の増を反映いたしまして、認定者数が増えております。介護サービスを使われる方が非常に多くなってございますので、給付費の伸びにつながっているところでございます。  以上です。 263 ◯委員長(岡田旬子君)  伊東委員。 264 ◯委員(伊東秀章君)  125ページの介護予防教室開催業務委託費委託料が、これ増えておりまして、多分、地域介護、その二つ上の地域介護予防活動支援事業業務委託料から、分かれたと思うんですけど、これ、分けた理由と、それと、それで分けたことによっての効果をちょっと説明してください。 265 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 266 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  介護予防教室開催業務委託料のほうを二つに分けた理由ということでお答えいたします。  令和2年度までは、この地域介護予防活動支援事業業務という中には、二つの委託業務が含まれておりまして、それを1本でしていたんですけれども、その二つというのが、一つは、この介護予防教室の開催の業務。もう一つが、地域で介護予防活動を行う自主的な団体を支援するという業務の、その二つを委託をしていたんですけれども、令和3年度からは、これを分けまして、地域の支援については、従来どおりの形の委託、また、介護予防教室のほうにつきましては、令和3年度からフレイル予防に本格的に取り組むということで、内容をですね、かなり大幅に変更して、フレイル予防について総合的に学べるプログラムとして再編成をいたしましたので、こちらはまた別に、委託料として組みまして、事業者についても、競争入札で選定することといたしました。
     以上です。 267 ◯委員長(岡田旬子君)  伊東委員。 268 ◯委員(伊東秀章君)  以上です。 269 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 270 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  1点だけ質問をさせていただきます。  126、127、任意事業費、任意事業経費の中のこれは9月の決算でもお聞きしましたが、家族介護慰労金30万についてです。  こちらは、9月の決算の説明によりますと、要介護4以上の方を家庭で介護するに当たって、1年間全く給付サービスを使わなかった場合10万円の支給があるということで伺っております。状況をお聞きしたら、平成13年からスタートして、平成26年を最後に支給がないということをお聞きしております。  まず、今年度の実績が分かれば教えてください。 271 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 272 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  令和2年度につきましても、申請はない見込みとなっております。  以上です。 273 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 274 ◯委員(森沢美和子君)  その結果について、どう判断し、来期も計上したのか教えてください。 275 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 276 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  この介護家族介護慰労金の計上についてお答えいたします。  こちらの慰労金につきましては、これを残すかどうかというところは議論があるところでして、こちら介護度が高い方を御自宅で、家族が見ていらっしゃる方への、介護サービスを使わなかった方への慰労金ということですので、介護を家族にお願いしてしまうといいますか、公的なサービスではなく、そこにお願いしてしまうということになりますので、この状態がいいのかどうかということになりますので、この家族介護慰労金のほうを進めるという考えでもないんですね、介護保険のサービスのほうを適正に使っていただくということもございますので。ただ、御事情によりましては、やはり介護サービスは使いたくない、御家族でというふうに考える方もいらっしゃいますので、そういった方のためには、制度としては、残しておくべきだと思いまして、計上のほうは、例年どおりの額で計上させていただいております。  以上です。 277 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 278 ◯委員(森沢美和子君)  申請者がいないという市の任意事業が何のためのものなのか、着眼点は時代の流れと、自宅介護をされている方にとって有効だと思うんですが、今の主幹の目的だったのか、明確に、この目的は任意事業として市は、10万円1人ですから、30万ですから3名ですよね枠は。市はどういう目的でこれをやられているのかということをもうちょっと明確に説明をしていただいてよろしいでしょうか。 279 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 280 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  介護サービスの適正な利用ということではなく、介護をしている御家族への支援ということも必要になってまいると思いますので、そういった意味では、継続をさせていただいているところでございます。  以上です。 281 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 282 ◯委員(森沢美和子君)  今、介護保険の説明の中に、部長のほうから、歳入で幾つか説明があったんですけど、支払基金交付金というのは触れられていなかったんですけれども、そこは国庫負担金、補助金、国よりも大きい額27%がこの事業に対して当てられていて、本当に介護保険というのが、社会で支え合う事業だというのが明らかに分かる歳入の額だと私は思っています。  社会全体で支え合う介護保険154億というお金が動く中で、30万という額も、本当に気休め程度に感じてしまうんですけれども、じゃあ、市としては、制度のあることを、今年度も対象者には、支援しているときに、そういう方がいたら声をかける程度といって、自発的に啓発というのは行わないという理解でよろしいのでしょうか。 283 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 284 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  市民の方に介護サービスをお考えの方にお配りしている介護保険のパンフレット等には、こちらの制度も併せて載せさせていただいておりますので、そういったものを見ながら、御自身の家庭の状況に応じて、選択していただくというような形で、情報提供しております。  以上です。 285 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 286 ◯委員(森沢美和子君)  前回、決算のときには、家族介護、家庭介護をやっている、それは一概に、介護保険を使わないということは、その方の事情だと思うんですよね。やはり本当に、その要介護者にとって、御家族に見てもらいたいという希望もあるし、社会的にヘルパーさんを頼んだりとか、医療従事者に訪問看護とか、そういった社会資源を使ってみてもらいたい方、様々だったと思うので、その中でも、40歳以上になれば、介護保険を払っている方たち、そういった方たちが家族介護者になると思うんですけれども、これいろんな考え方が本当にあると思っていまして、本当に介護保険使おうかなと、例えば思っている。でも、もうちょっと頑張れば10万円もらえるのかなとか、そういうふうに思う方も、これ26年から使われていないということだから、今までいないのかもしれないんですけれども、そう思っちゃう方ももしかしたらいるのかなと思って、制度のありようが、すごい何のための何の制度なのか、家族介護者を本当に何か使わなくて、介護給付費を使わなくてありがとうという10万円なのか、日頃、苦労して一生懸命家族の介護をしている人、名前からしてそうですよね、慰労金ということであるのか、何かその辺が、私も前回の決算まで、この制度のことは本当に存じ上げていないくらい不勉強だったということがあるんですけど。  市の任意として、今、やっている以上、やはりその目的とかを明確にしていただきたいなと思うのと、あと、最後の質問なんですけど、自宅介護者にとっては、申請することすらも大変な状況なんですよ。今、自分がどの程度大変なのか、社会と比べることもできないくらい、もうその家族、本当に家の中のカプセルの中に閉じ籠もって介護にね、介護をやられている方というのが絶対に存在すると思うんですよね。  今、そういった方に対して、市から、この慰労金以外の支援があるのか。あと、この額的についても、3人というのはね、この介護保険、先ほど24.9%まで上がった高齢化率ですけれども、要介護者もこれからどんどん増えていく中で、その数、額というのは妥当なのか、予算を上げること、内容に応じて検討するというお答えでしたけれども、予算を上げることとかはできないのか。そういったことについて、今後の方向性をお聞きしたいと思います。 287 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 288 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  今後の予算計上についてお答えいたします。  こちらの制度のほうは、もうおっしゃるとおり26年度から御申請がないということで、例年、同額程度で計上をしていたところではございますけれども、今後の動向を見まして、またですね、もし予算額を超えてですね、申請があった場合は、補正等も検討してですね、できる限りの家族の支援に努めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 289 ◯委員長(岡田旬子君)  森沢委員。 290 ◯委員(森沢美和子君)  ありがとうございます。  要介護4という程度が、どのくらいのものなのか、私のたしか義母がそうなんですけれども、ほとんど意思疎通ができない状態だったりとか、そういった方を介護する。家族介護をやはり市として慰労するという意味があるのであれば、もうちょっとこの制度について工夫をしていただきたいなと思うのと、家族介護者に対しての、やはり何か、レスパイト以外、ヤングケアラーとかね、今、いろいろな社会的な課題もありますけれども、そういったことに関しても、もうちょっとこの分野の中で考えていけたらいいのかなと考えております。  以上でございます。 291 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 292 ◯委員(中野昭人君)  4点、簡潔に伺っていきたいと思います。  大体116ページの介護給付費、介護事業所等々の実態を踏まえて伺っていきたいと思うんです。  最初の二つは、特にこのコロナ禍で、介護事業所が、大変苦悩をしている二つの現実というか、対応ということについて伺って、新年度以降どういうふうに対策、対応を取られようとしているのかと伺いたいと思いますが、一つは、いわゆる介護施設で、コロナ感染者が発生した場合への対応、対策についてです。  クラスター対応を含めて、この間、市内でも発生している案件があろうかと思いますが、そうした事態に対して、日野市としては、どのようにコミットし、対策を講じているのか。今後どういうふうに対策を講じようとされているのか、伺っておきたいと思います。 293 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 294 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  介護施設の感染対策ということでお答えいたします。  このコロナ禍の中でですね、日野市内の介護施設でも、クラスター等が発生している事例が出てきております。  発生した際の市の対応なんですけれども、まずですね、こちら12月補正でつけさせていただいておりますけれども、クラスターが発生しますと、一どきに衛生用品が、非常に多く必要になるということで、そちらのほう準備させていただいたものをですね、マスクですとか、使い捨て手袋やエプロン、そういった物を緊急的にですね、施設のほうへ配布をさせていただいております。  またですね、あと、職員が感染してですね、人的な配置ができないという問題も想定されましたので、まだですね、そこまではいっていないんですけれども、今、市内の特養の中で、お互いの職員を派遣し合うような協定を結ぶような動きをしておりまして、その調整を図っているところでございます。  また、感染、クラスターを防ぐという意味での対策といたしましては、ここでですね、幾つか施設でクラスター感染等発生したことを受けまして、市の保健師が施設に直接お伺いしまして、その施設のここをこうしたほうがいいよですとか、そういったアドバイスというのは、研修という形でも実施を始めているところです。  以上です。 295 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 296 ◯委員(中野昭人君)  様々な手だてが取られているということなんですが、あるいは、人員不足、感染が職員に及んだ場合に、それに連携して対応していこうという努力も始まっているということだと思うんですが、感染を広げない、あるいは抑止していく上で、やっぱり検査をどう対応していくのか、検査ですね。ということが改めて問われてきているのではないかと思いますが、日野市の検査の方針について言うと、こうなっています。  コロナウイルス感染者が発生した場合、保健所から濃厚接触者と判断された入所者、利用者及び職員等以外に、感染拡大防止のためにさらなる検査の必要があると市が判断した場合は、検査を行うことができると。  つまり、市の主体的な判断が問われていると。市としてはそういう方針を持っているということなんですが、この間のクラスター案件、介護施設へのクラスター案件には、日野市が、この検査の発動、対応についてはどのように判断してきたのか、確認をしたいと思います。 297 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 298 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  PCR検査の実施についてお答えいたします。  ここでですね、クラスターまでにはなっていなくても、介護施設で職員、また利用者の方がお一人感染したとか、そういった報告を受けた場合にはですね、市のほうでのPCR検査と追加のPCR検査の御案内を必ずさせていただいてお伺いしているんですけれども、その中で、施設さんによっては、東京都でも同様のこちらは補助事業ということで、施設で行った追加のPCR検査に対して、補助を受けられるというものもございますので、そちらを選ぶ施設もございますし、また市のほうで行っているPCR検査を追加で実施したという施設もございます。  以上です。 299 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 300 ◯委員(中野昭人君)  これ東京都下の補助事業でもあって、クラスター及び感染者が発生していなくても、いわゆる社会的検査ですね、重症リスクの高い高齢者施設、介護施設については検査を行うという立場を取っている自治体がある一方で、感染者が出た場合にそういう対応を行う。しかもこの場合、日野市、市がそれを判断するということで対応している自治体も幾つかあるということだと思うんです。  日野市で、今じゃあどのくらい、面的な施設、利用者、職員、いわゆるPCR検査を実施した施設は幾つあるんですか。日野市としてコミットして、市が判断した事例というのは幾つあるのか伺いたいと思います。 301 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 302 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  申し訳ございません。ちょっとPCR検査の取りまとめを別の部署、健康部局のほうで行っておりまして、今、ごめんなさい、手元にないところなんですけれども、市内の特養、老健につきましては、希望したところということではございますけれども、国の要請に従って東京都が3月中に行うということで、ほとんどの施設のほうが手を挙げて、全員の方に対してのPCR検査を行う予定となってございます。  以上です。 303 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 304 ◯委員(中野昭人君)  国や東京都の制度を使って行うというのは、もう3月中に全部やるのは知っているんですよね。私は、市の対応がどうだったのかということを、今後に生かさなくちゃいけないから。クラスターにまでなっていたり、あるいは感染が発生した場合に、市の判断によって検査をかけるかどうかをすると、そういうふうな市の仕分基準になっているわけで、市の対応が問われているというふうに思うんです。  残念ながら、ある高齢者特養施設などではクラスターが発生して、濃厚接触者、保健所対応の濃厚接触者以外には検査が十分やられなかったために、なおかつショートなどを使っておられて、そこへの利用停止や外出などを、あるいは外に移行することを基準としては抑制しなかったために、ほかの施設に、デイなどに出かけることによって連鎖して感染者がほかの施設に移ってしまうという事例もあったと思うんですね。やっぱりそういうことを防いでいく上でも市としての主導的、積極的な検査がやっぱり必要になっているというふうに思うんです。  改めて市の判断が問われる。私は全体にほかの自治体でも、少なくない自治体で動き始めたように、高齢者施設については、そうした市としての積極的な検査が必要になっているというふうに思いますが、部長は変わりないですか、この立場に。どうですか。 305 ◯委員長(岡田旬子君)  健康福祉部長。 306 ◯健康福祉部長(山下義之君)  検査についての御質問でございます。  主幹のほうからもお答えしたところですが、複数のケースで市の独自の制度も使う形での検査というのは実施をしてきているというところでございます。  感染が発生した場合ですね、施設で感染が発生した場合に、保健所のほうで行政的な検査、濃厚接触者としての認定をした上での検査をされた以外の部分につきまして、市の独自の制度の中で状況に応じての検査をするということで行っているものでございます。  これについては、私どもの現時点での見解としては、必要なものについては必要なだけの検査が行き届いているというふうには考えております。ただ、制度そのものが各施設のほうに十分に認識をされているかどうかという部分で、もしかすると課題はあるかもしれませんが、現行の市の考え方としては、十分な検査が行き届いているというふうに考えているところでございます。  以上です。 307 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 308 ◯委員(中野昭人君)  ぜひ実態をつかんでいただきたいというふうに思います。複数のところでやられているというふうに伺いましたけれども、その裏づけとなる事実を私確認できていないので、やられているんだったら、私はそれをはっきりさせてほしいというふうに思います。  かなり検査については、感染が下げ止まり感はあって、またリバウンドという話になっていますけど、積極的な検査戦略に転じるときだというのは国も挙げて求められている中で、日野市の対応が従来型でよいのかと。他市に比べても感染者が出たときに限るという限定つきなわけですよね。こういう態度を改める必要があるというふうに指摘をさせていただきたいと思います。  二つ目、介護事業者にとってやっぱりコロナ禍で大変厳しい実態になっているのは、特に経営上の問題になっています。介護保険始まって以来の事業者の倒産件数になっているわけで、日野市内では介護事業所、どういう実態になっているのか、把握されているのか、どういう手だてが必要だとお感じになっておられるのか、そのあたりのことについて伺っておきたいと思います。 309 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 310 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  市内の介護事業所の実態ということでお答えをいたします。  このコロナが発生してから昨年の初めの緊急事態宣言が出たあたり、3月、4月、5月ぐらいは通所事業を中心にかなりの利用控えが発生しておりまして、利用者数の落ち込み、また給付の落ち込みが見られております。ただ6月以降につきましては、徐々に盛り返しておりまして、また、完全には戻り切ってはいないんですけれども、国のほうの臨時的な取扱いということもございまして、そういったものを使いながら介護事業所のほうが運営しているところでございます。  また、日野市におきましては、通所で休業せざるを得なくなった、感染等が発生して休業した場合につきましては、休業の補填金というようなことも予算計上して支援をしているところです。  以上です。 311 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 312 ◯委員(中野昭人君)  介護事業所の実態としては、日野市内では倒産や廃業、休業、コロナ対応で休業に追い込まれたところ以外に、経営困難に陥って休業に追い込まれているという事例などは、ないというふうに把握されているということでしょうか。 313 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹 314 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  そういった事業所については、聞いておりません。 315 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 316 ◯委員(中野昭人君)  これもやっぱり実態を私つかむ必要があるのではないかというふうに思います。  特に、人材不足が輪をかけて経営を苦しめているというふうな声を伺っています。現在の介護保険の最大の問題は、一時期は介護難民であるとか言われてきた時期もありましたけれども、今はもう介護で人材不足、人員不足、これがやっぱり介護事業所を苦しめて、介護保険を危機にさらしていると言ってもいい時代だと思うんです。  そこにはやっぱり介護従事者の労働環境もありますし、あるいは処遇の問題があると。全産業平均の8万円低いというふうに一般的に言われていますが、そんな中で高齢者や障害を抱える方々の尊厳や人権を守る職務を遂行しているということですから、本当に正当性がちゃんと評価されるということが大事だと思うんです。  介護報酬の単価の改正がやられましたけれども、0.7%引き上げられましたけれども、これにとどまっているわけですよね。現場の事業所から話を聞くと、やっぱり人不足、正当な処遇、保障、これが本当に必要だと。その手だてをするための事業所の経営状況にとてもないというのが、私は実態だと。そういう声が聞こえてきます。   市のほうにも介護事業所、いろんな会議がやられていると思いますけれども、そうした声は届いているのか。あるいは介護事業の8期の見直しの中で出されたアンケート、実態調査等々を踏まえて浮かび上がってきていることではないかと思いますけれども、市の認識を改めて、人材不足、それへの対応、手だてについて伺っておきたいと思います。 317 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 318 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  人材不足への手段ということでお答えをいたします。  介護事業所のほうからは、介護人材不足というお話はやはり折に触れ伺っております。処遇改善というところがやはり基本的に一番必要なところなのかなということは、アンケート等からも見えているところなんですが、基本的な処遇改善については、引き続き国のほうへの要望として上げさせていただいているところでございます。  市といたしましては、各事業所が介護人材を確保しやすいようにということで、資格取得補助ですとか、今年度からは初任者研修と就職のマッチングをセットにした事業も始めておりますので、そういったことで事業所を支援していきたいと考えております。
     以上です。 319 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 320 ◯委員(中野昭人君)  3点目に移りたいと思います。  今回の予算のベースとなっている第8期事業計画について、2点確認をしておきたいと思います。  一つは、施設サービス、施設給付についてですが、計画上、見てみますと、認知症対応型のグループホームについては1施設、18人増の計画が盛り込まれておりますけれども、特養ホームなどについては、この8期の計画では盛り込まれないというふうになっています。これはどういう背景、どういう理由からなのかということをちょっと確認をさせていただきたいと思います。 321 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 322 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  特養の整備についてということでお答えいたします。  特養につきましては、待機者数等も市でも調査をしているところなんですけれども、数字といたしましては300名以上の方がお待ちでいらっしゃるということで数字は出ているところなんですけれども、実際の特養の現場のほうにお話をお伺いしますと、必ずしも稼働率が100%にならないと、空きが出ている状況だということでお伺いしております。  令和元年度に新しく特養が1園開設した際も、その影響を受けてかなりの空きが出て、経営が苦しいというようなお話も出たこともございますので、その実態を見ながら特養の整備については検討をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 323 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 324 ◯委員(中野昭人君)  そういう話を伺っているんですけれども、いわゆる今の制度の下では低所得の要介護者が最後まで住み続けられる施設というのは、もう特養ホームしかないんですよね。だから、どうしてそこに待機者がいるのに、300名と言われましたけれども、要介護1、2は外されているわけですよね。それ以上の要介護度の方が特養を申し込んでいるにもかかわらず、それが実らないのか。そこに何があるのかということについて、ちょっと分け入ってつなげていくことは、事業所にとっても必要なことだと思うんですよね。  本来、家族介護、もうぎりぎりのところに来ていて申し込んでいるはずの、あるいは居宅で独りで生活されている状況のこともあると思うんですけど、あるいは入院かも分かりませんけれども、様々な背景があって申し込んでいるにもかかわらず、そこにアクセスができない。いざとなったら入れないという状況があるとすれば、その状況を取り除いて、尊厳を守る手だてとして特養が存在意義を示すし、求められるということだと思うんです。ここはぜひ分け入って取組を促進していただきたいというふうに思います。  さらに伺っておきたいと思います。  コロナ禍における、令和2年度における給付実績について、見込みで構わないので、計画値と比べたらどのぐらいの落ち込みになっているのかですね。特にホームヘルパーやデイなどは、先ほどは、当初はかなりの落ち込みだったけれども、回復しつつあるというふうにお話がありましたけれども、通年通して給付実績から見る利用実態あるいは利用抑制がどのくらい進んでいるのかということについて伺っておきたいと思います。 325 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 326 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  すみません、ちょっと今、詳しい数字は手元にないんですけれども、大筋の見込みで不用額になると思われるところは3月補正で減額補正をさせていただいております。  ただ、利用控えが3月、4月、5月続いたところではございますけれども、それほどの減額にはなっておりません。なので、ちょっとまだ最後まで出てきておりませんので分からないところではありますけれども、若干の落ち込みだったというふうに考えております。  以上です。 327 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 328 ◯委員(中野昭人君)  計画値との関係でどうだったのかということについて、ぜひリアルに御報告いただきたいと思います。  最後に、96ページ保険料について伺っておきたいと思います。  介護保険導入時、2000年当時は3,000円で始まった平均保険料は、とうとう6,115円ということで、倍以上へと保険料は跳ね上がっていることになります。この保険料の引上げについては全国の知事会、市町村会含めて、これ以上の引上げは抑制する必要があるし、そのためには国費投入だということも指摘が、要望が上がっているということだと思います。  この保険料の引上げについて、どう抑制すべきか。できるだけ抑制する、そうした立場で検討してしかるべきだったと思いますが、市のほうではどういう検討が行われたのか。この負担、保険料引上げによる利用者の負担、1号被保険者の負担について、市としての認識を伺っておきたいと思います。 329 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 330 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  第8期の保険料設定についての検討の状況をお答えいたします。  保険料のほうは確かに年々上昇しておりまして、御負担が増えているということは認識しているところではございますので、今の介護保険の制度の中でどういった抑制ができるのかということで検討をさせていただいております。その中で、今期に実施いたしましたのは、低所得者保険料軽減制度を最大値まで活用して、保険料額を抑えるというところですね。これにつきましては公費の投入を限度いっぱいまでさせていただいております。  また、第7期のときには入っていなかった保険者機能強化推進交付金ですとか、介護保険保険者努力支援交付金こういったものも保険料の軽減のために充当される交付金になりますので、そちらについても適正に計算のほうに含めさせていただいております。  また、例年使ってきました準備基金ですね、介護給付費準備基金の切り崩しにつきましては、こちらも検討をさせていただいたところではございますけれども、基金の状況が枯渇するという状況もございますので、最大3,000万円の取崩しということで計画のほうに入れさせていただいております。  以上です。 331 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 332 ◯委員(中野昭人君)  一番私が気になるというか、ポイントになっているのは、最後に答弁された中身だと思うんです。介護保険給付費準備基金の活用について、かなり慎重な対応を取られたということだと思います。  やっぱりこれまでも第6期が400円、第7期が300円の値上がりですけれども、大体4億円ぐらいの基金の取崩しを計画上はやって、そしてそれでも抑えたわけですよね。それでも、抑えてもそのぐらいの値上げになっているんですけれども、抑えたけれども、実際にはこの基金はほとんど取り崩さなくて済んだという状況だと思うんです。それぐらい計画値と実績値との関係では少し幅、ゆとりがあるというふうな制度設計になっている。これは日野市だけではなくて、どこでもそういう傾向が見てとれると思うんですけどね。  やっぱりそう考えると、現状が4億3,000万円の基金があって、3,000万円だけ取崩しをするという立場ではなくて、少しでも値上げを抑制するために努力すべきではないかと。努力しても、あるいは大幅な取崩しをやったとしても計画上、実績との関係でいうと大きな乖離は生まれないと。この間の一連の取崩しと基金残高の3年ごとの残高をずっと推移を見てみると、そうした傾向が見てとれるわけですね。  私、もっと努力すべきじゃないか、やれるんじゃないかというふうに思いますし、他の自治体などでも、やっぱりできるだけ抑制するためにそういう努力はやっていると思うんです。日野市は国保でその努力はやられて、値上げは凍結するというふうになりました。ぜひ介護保険でもそういう立場で頑張っていただきたいというふうに思うんですけど、いかがですか。 333 ◯委員長(岡田旬子君)  高齢福祉課主幹。 334 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  基金の取崩しについてお答えいたします。  確かに計画では第7期は4億8,000万円程度取り崩すという計画ではありましたけれども、実際にはそこまでの取崩しは行わない見込みとなっております。  なぜ取崩しをしなくてもよかったのか、その計画とずれたのかということも検証をしております。そのずれにつきましては、第7期の計画のほうには反映されておりませんでした新しい交付金ですね。先ほど申し上げました保険者機能強化推進交付金、また介護保険保険者努力支援交付金、この2本の交付金のほうが新たに歳入として入りましたので、基金の取崩しを行わなくて済んだ。また、調整交付金の交付の率が計画値よりも実績値のほうが高く出ていたということで、この調整交付金の交付割合につきましては、市町村の努力でどうにかなるものではなく、全国的な割合の中の定めの中で交付されるものですので、それが計画値よりも多く入ってきたというところのずれでございます。  第8期につきましては、調整交付金の交付割合のほうもかなり高い数字で計画のほうに入れさせていただいておりますし、新しくできました二つの交付金につきましても、歳入としてしっかり計画値の中に入れておりますので、予定よりも取り崩さなくてよくなるという要因が、第8期については、もうなくなってしまったということで取崩し額を実態に合わせて抑えさせていただいたというところでございます。  また、他市の状況も、まだ他市のほうも保険料のほうは審議中で決定しているところはないかとは思いますけれども、電話等で周辺の自治体のほうにお伺いをしたところ、どこの自治体も計画の3年目の1年目は必ず基金の積立てができているというところがほとんどでございます。  日野市につきましては、第6期、第7期と計画の1年目から積立てができておりませんので、やはり基金に頼ってかなり低く保険料を抑えてきたという経緯がございます。そういったことを踏まえて、今、基金が、今までの基金、26市中下から2番目ぐらいの保有、高齢者1人当たりにするとそれぐらいの残高しかないというふうに申し上げていたんですけれども、電話で確認したところ、もしかすると日野市がワースト1、一番残高がない市になっているというような状況も見えてきましたので、基金の取崩しにつきましては、慎重に設定をさせていただきました。  以上です。 335 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 336 ◯委員(中野昭人君)  今、第7期の御説明をいただいて、第7期のリアルな取り崩さなくて済んだいろんな交付金が入ってきたとか、いろいろ御説明いただきましたが、私、これずっと過去を追ってみると、大体5期、4期ぐらいからそういう実態が見てとれるんですよね。大きく取り崩そうという計画で事業計画を組んだけれども、事実上は取り崩さなくて済んだ、あるいは逆に増額、基金を積み増しができた。それが大体、毎年毎年、毎回毎回そういう傾向が積み重ねられてきています。もちろん今言われたのも、ある意味の事実だと思います。そういうリスク要因が今回見てとれるのではないかということで、ぎりぎりに見積もっているという御説明も、私は説得力あると思います。  同時に、全体を見渡した場合に、私は、やっぱりこの基金を取り崩す努力をすべきだと。そして、この基金はその3年間の被保険者のために活用されるべきであって、その意味では、次の期間でしっかり対応していくというのが原則になっています。そういう立場でこの基金の有効活用を図って、保険料の値上げを抑えるべきだということを改めて指摘、要望をしておきたいというふうに思います。  結構です。 337 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 338 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中野委員。 339 ◯委員(中野昭人君)  今、2点指摘をさせてもらいました。  特養ホーム等については、様々なニーズによって具体的な特養ホームの入所がかなっていないという状況があると。だから、次期計画では特養ホームの建設は予定していない、整備は予定していないということですけれども、これだけ所得が厳しくなって、年金が目減りして、負担は増えて、やっぱり要介護者が一生住み続けられる場として特養ホームというのは、改善は必要であったとしても、一つの重要な施設だというふうに思います。改めて、特養ホームについては増設を要求しておきたいというふうに思います。そうしたことがかなうような手だてと改善が必要だというふうに思います。  二つ目は、事業費の算定は正確にされているということです。ただ、国の算定の指針とか、あるいは市の事業計画のところを見ますと、補正値含めて計画値については、30年度から元年度へ向けての伸び率を事業計画に反映させているという一言がありました。コロナ禍、令和2年度がそんなに落ち込みはないけれども、減っているという状況だと思うんですけれども、そうした実態も踏まえて事業費を適性に見直す、補正すれば、私は、保険料の枠組みも抑えることができるというふうに思いますし、介護保険の介護給付費の準備基金の適正な活用をさらに努力して図れば抑制はできると。それぐらい高齢者、1号被保険者の生活実態は私は厳しくなっている、そのことを本当に受け止めて対応をしていくべきだというふうに思います。  国保でこれだけの努力を、英断をされたわけですから、介護保険でできないはずはないというふうに思います。  以上の理由から、反対とさせていただきます。 340 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 341 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 342 ◯委員長(岡田旬子君)  挙手多数であります。よって、議案第30号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  説明員の入替えを行いますので、しばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 343 ◯委員長(岡田旬子君)  これより議案第31号、令和3年度日野市後期高齢者医療特別会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。市民部長。 344 ◯市民部長(古川和子君)  議案第31号、令和3年度日野市後期高齢者医療特別会計について御説明いたします。  恐れ入ります。予算書の145ページをお開きください。  歳入歳出予算の総額額は、歳入歳出それぞれ45億6,521万5,000円とするものでございます。これは令和2年度当初予算比で9,662万1,000円、2.2%の増となっております。  後期高齢者医療制度は、高齢者人口の増により年々加入者が増加しており、歳入歳出とも予算増の原因となっております。令和2年1月末と令和3年1月末の加入者数を比較いたしますと、310名の増となっております。  それでは、歳入歳出予算事項別明細書で御説明をさせていただきます。  歳入について御説明いたします。恐れ入ります、150、151ページをお開きください。  款1後期高齢者医療保険料でございます。令和2年度当初予算比で約5,049万円、2.1%増の24億9,989万2,000円を見込んでおります。増額の主な理由としては、加入者の増によるものでございます。  154、155ページをお開き願います。  款3繰入金でございます。繰入金全体といたしましては、令和2年度当初予算比で約4,577万円、2.3%の増、20億419万9,000円となっております。  右ページ説明欄を御覧ください。節1療養給付費繰入金でございます。後期高齢者に係る医療給付費の12分の1が市の負担割合となっており、令和2年度当初予算比で約2,811万円、2.0%の増となっております。  その下、節2事務費繰入金でございます。保険証の一斉更新がない年であるため、約1,031万円、10.5%の減となっております。  節3保険基盤安定繰入金は、法定の保険料軽減に充てる経費でございます。  続く節4審査支払手数料繰入金から節7保険料軽減対策繰入金については、本来ならば保険料に算入する事項等ですが、保険料水準を引き下げるため、東京都広域連合の独自の対策として東京都広域連合の構成市区町村の一般財源の負担としたものでございます。節8保険事業費繰入金は、主に人間ドック助成事業に充てる繰入金でございます。  歳入は以上でございます。  歳出について御説明いたします。160、161ページをお開き願います。  款1総務費でございます。保険料徴収など制度運営に係る市の行う事務に要する経費でございます。令和3年度には保険証の一斉更新がございませんので、令和2年度比で約790万円、28.9%減の1,944万8,000円を計上しております。  162、163ページをお開き願います。  款2、項1、目1の広域連合分賦金でございます。右ページ説明欄を御覧ください。保険料等負担金は、加入者から徴収した保険料を広域連合に負担金として納付するものでございます。その二つ下、療養給付費負担金とともに、主に広域連合会計の医療給付費に充当されます。その他の項目は、歳入の一般会計繰入金で御説明したとおりでございます。  令和2年度当初予算比で約1億399万円、2.4%増の44億7,202万5,000円を計上しており、歳出全体の98%を占めております。  166、167ページでございます。  款4保険事業費でございます。加入者の増に伴いまして、令和2年度当初予算比で約56万円、8.6%増の703万4,000円を計上しております。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 345 ◯委員長(岡田旬子君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 346 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 347 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 348 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第31号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 349 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。             午後2時56分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             午後3時25分 再開 350 ◯委員長(岡田旬子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第32号、令和3年度日野市立病院事業会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。病院事務長。 351 ◯病院事務長(赤久保洋司君)  それでは、議案第32号、令和3年度日野市立病院事業特別会計について説明させていただきます。  恐れ入りますが、予算書の1ページをお開き願います。  第2条、業務の予定量でございます。こちらは市立病院における経常活動の目標を数値で定めてございます。(2)の年間患者数と、その下(3)の1日平均患者数は予算書に記載のとおりですが、前年度の令和2年度には新型コロナウイルス感染症の影響から、当初の予算を大幅に補正せざるを得ない状況となりました。令和3年度についても、国や都の補助金等の仕組みがはっきりしていないため、令和元年度の決算状況を参考に病床利用率80%を見込んでございます。また、入院診療単価を5万6,500円、外来診療単価を1万2,000円として、令和2年度の診療実績等を参考に予算を編成してございます。  次にその下、第3条の収益的収入及び支出でございます。  まず、収入の第1款病院事業収益につきましては、88億8,161万3,000円、対前年度比1.8%、額にして1億5,923万3,000円の減でございます。主に、第2項の医業外収益が13億1,707万9,000円、対前年度比18.5%の減となっております。  その下、支出の第1款病院事業費用は90億4,432万1,000円となり、対前年度比1.5%、額にして1億3,530万2,000円の減でございます。主に第1項の医業費用において89億1,988万1,000円、対前年度比1.4%の減となってございます。  その下、第4条の資本的収入及び支出でございます。資本的収入が資本的支出に対して不足となります4億4,251万5,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金と当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額にて補填するものでございます。  次のページ、2ページ、3ページをお開き願います。  収入の第1款資本的収入は6億3,801万3,000円、対前年度比50.7%、額にして2億1,467万円の増となってございます。第1項の都補助金につきましては企業債償還に充てるための東京都からの市町村公立病院整備事業費償還補助金を、第2項の出資金は企業債元金償還として一般会計の繰入金を、第5項の企業債は老朽化した医療機器及び建物設備等の更新に充当する起債をそれぞれ見込んでございます。  その下、支出の第1款資本的支出につきましては10億8,052万8,000円、対前年度比0.5%、額にして524万3,000円の増となっております。こちらは各項ともに計画に基づく予算の計上となってございます。  その下、第5条、企業債は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めたものでございます。  その下、第6条、一時借入金につきましては5億円を限度とさせていただいております。  その下、第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用は、次の3ページの第8条で規定している職員給与費、食糧費、交際費以外の経費の流用について定めたものでございます。  その第8条、議会の議決を経なければ流用することができない経費につきましては、予算実施計画の金額をもって定めさせていただいたものでございます。  その下、第9条、他会計からの補助金、及びその下、第10条、たな卸資産の購入限度額は、それぞれ記載されている金額を設定するものでございます。  詳細につきましては、次のページ以降の市立病院事業会計予算に関する実施計画及び説明書で説明をさせていただきます。  少し飛びまして6ページ、7ページをお開き願います。  収益的収入及び支出でございます。  まず、収入の款1、項1、目1の入院収益は対前年度比2.4%、額にして1億1,634万4,000円の増でございます。こちらは、新型コロナウイルス感染の影響を受けなかった令和元年度の病床利用率の実績を参考に、前年度比2.5%減の病床利用率80%として、また、入院単価は、令和2年度の診療実績を基に単価を設定したことにより、前年度と比較して増となっております。  その下、目2外来収益は2.9%、額にして6,710万6,000円の増となっております。こちらも患者1人1日当たりの診療単価を令和2年度の実績に基づき算定したため、前年度と比較して増となっております。  その下、目3のその他医業収益は15.3%、額にして4,278万4,000円の減となっております。こちらは新型コロナウイルス感染症の影響により、予防接種及び健診等の需要の減少が想定されるため、大幅な減となっております。  なお、医業収益全体といたしましては、1.9%、額にして1億4,066万6,000円の増となっております。  収入の中段、項2の医業外収益については、全体として約3億円、18.5%の減となっております。主なところとして、目4の負担金、交付金及び目5の他会計補助金に計上される一般会計からの繰入金は、市の財政非常事態宣言を受けて繰入金を抑制したこと、資本的収入の財源不足を補うため財源を移し替えたことにより、目4、目5を合わせて対前年度比2億8,500万円の減となっております。  少し飛びまして10ページ、11ページをお開き願います。  支出でございます。  款1病院事業費用の項1医業費用、全体といたしましては対前年度比1.4%、額にして1億2,694万円の減となっております。主なものとして、目1給与費につきましては、令和2年度の実績を踏まえ手当額を減額したことで対前年度比2.4%、約1億1,700万円の減となっております。  また、目2の材料費につきましては、全体として2.6%、4,800万円の減となっております。こちらは前年度と比較して予算規模は減少しているため、入院及び外来の患者数やこれに伴う収益等の減少と同様に薬品費も4.0%、約4,300万円の減と見込んでおります。  次のページ、12ページ、13ページをお開き願います。  12ページ最上段、目3の経費でございます。こちらの経費全体では、対前年度比2.5%、額として約4,200万円の減でございます。主なものとして、節の上から11行目の修繕費において前年度、令和2年度にコロナ関連補助金を活用しての医療機器の更新を前倒して実施したこと等により、対前年度15.8%、約1,400万円の減、また最下段、委託料においては、新型コロナの影響により機能向上計画の実施を延伸せざるを得ない状況となったため、対前年度比1.4%、約1,540万円の減となっております。  次のページ、14ページ、15ページをお開き願います。  ページ中段の目4減価償却費につきましては、令和2年度に新型コロナウイルス感染症対策として購入した医療機器類の資産が増加したことにより、対前年度比17.2%、約8,600万円の増となっております。  少し飛びまして18、19ページをお開き願います。  資本的収入及び支出でございます。上段、収入の款1資本的収入につきましては、項2の出資金を3条予算から4条予算へ、収支改善のため移し替えたことにより、対前年度比470.0%、額にして2億3,500万円の増となっております。  下段、支出の款1資本的支出につきましては、対前年度比0.5%、額にして524万3,000円の微増となっております。こちらは項1、目2の改良費及び次ページの項3、目1の企業債償還金の増減によるものでございます。  少し飛びまして22、23ページをお開き願います。  22ページは、現金の増減や流れを表す令和3年度日野市立病院事業会計キャッシュ・フロー計算書になります。  23ページは事業の経営成績を表す令和2年度日野市立病院事業予定損益計算書になります。令和2年度は、ページ中ほどの3医業外収益の(3)都補助金が令和元年度比、約18億3,000万円の大幅な増となっております。  次のページ、24、25ページをお開き願います。  こちらは病院の資産と負債の状況を表す令和2年度末の予定貸借対照表で、次のページの26、27ページに令和3年度末の予定貸借対照表の2か年分を掲載してございます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 352 ◯委員長(岡田旬子君)  これより質疑に入ります。鈴木委員。 353 ◯委員(鈴木洋子君)  私からは、病院の状況とコロナ対策ということで、ページ数にすると6ページ、7ページが関連してくるのではないかと思いますが、大きく2点についてお伺いさせていただきます。  毎年10億円以上の金額というものを一般会計から拠出という、また繰入金の抑制という話もございましたけれども、厳しい状況が続いている中で、公立病院の使命を果たしながら病院経営維持のために医師の確保だとか、救急患者の不応需ゼロだとか、医療単価向上などの御努力を日々重ねられていることは、これまで確認をしっかりさせていただいた上で、昨今のこの財政状況から、これをずっと捻出し続けるという状況ではないというふうに感じております。そんな視点から質問をさせていただきたいと思います。  総務省の改革ガイドラインに基づく日野市立病院改革プラン、平成28年から32年度の5年間の計画の中から、経営改善計画について、昨年度来の新型コロナウイルス感染症の発生とそして蔓延が、計画の遂行に大きく影響したというふうに思っております。総括的な観点で達成できたこと、また、課題として残った内容、対策など主なものについて御説明いただきたい。また、計画に果たしたであろう経営企画室の役割はどんなものだったのでしょうか、併せて伺わせてください。 354 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務部参事。 355 ◯病院事務部参事(兼子理夫君)  まず、改革プランの達成状況ということなんですが、年によって達成できたこと、できないこと、やはりあります。このコロナ禍の中でその数値的なものは全て下がってしまっている現状でございます。  ただ、その中で病院職員の、特にドクター、看護部の御努力で、少しずつは戻ってきている状況も見えます。  今後、課題というか、やはり救急車の不応需ゼロということで目指しているんですが、なかなかそこがうまくいかない部分が多少ございます。  それと、コロナの影響を受けて、今後、他の病院を見てみると、クラスターが起こった場合に例えば入院とか、手術とか、外来とか、全てストップをしなければいけないということもございますが、そうなると経営的にはかなり打撃を被るという形がありますので、今後は、いかに感染予防をしながらプランに沿った数値目標に向かっていくかということが非常に大きな課題だという形では考えております。  それから、経営企画室の役割ということなんですが、ちょうどここで経営企画室ができて2年が終わろうとしています。主な役割としては、この改革プランの当然数値的な目標管理等々をやっていくという中で、実は、診療部、ドクターたちと会話をしながら、各診療科ごとにいろんな目標を立てていただいてやっていこうという矢先に、このコロナが発生してしまったものですから、全くそれがちょっと今動いていない状況です。  今後は新しい改革プラン、当初は令和2年の8月ぐらいに通常はガイドラインが出るんですが、それが令和3年の2月に延期され、さらにそれが、情報では令和3年の秋ぐらいには出るのではないかということが情報入っています。そこに向けて数値目標をこれからどうやっていくかということは、経営企画室として関わっていきたいと考えております。  以上でございます。 356 ◯委員長(岡田旬子君)  鈴木委員。 357 ◯委員(鈴木洋子君)  ありがとうございます。  その中で1点、昨年、総合入院加算の3を取得されたことで5,000万円ほどの収益の増につながったということだというふうに思いますけれども、同じく収益に結びつくということで、これまで目指しておられる地域医療支援病院の承認の状況、この見通しについてはどうなっているか、お知らせいただきたいというふうに思います。 358 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務部参事。 359 ◯病院事務部参事(兼子理夫君)  総合入院体制加算3を取って5,000万円ほどの増収が見込めるということで当初やっていたんですが、このコロナ禍の中、これから決算を迎えるに当たって、これがその分ですよというのは、なかなか示せない部分がありますのであれなんですが、次に目指している地域医療支援病院については、数値的なクリアしなければいけないもの、これは、あとまだ今年度は少しありますが、ほぼほぼ達成できそうなところまで来ています。  今後は、東京都とも少しずつ今、その申請に向けた話合い等をしているところですので、3月を待って確定した段階で申請をしていきたいという形で考えております。  以上でございます。 360 ◯委員長(岡田旬子君)  鈴木委員。 361 ◯委員(鈴木洋子君)  ありがとうございます。  経営企画室にしても、またこの地域医療支援病院の承認にしても、やはりこのコロナ禍の影響、大きくは計画の遂行にも、計画の実施にも物すごく大きな影響が出ているということがよく分かりました。影を落としたということが確認できました。  今、新たな国からのガイドラインが秋頃に示される予定ということを伺いましたので、引き続き、参事もおっしゃいましたけれども、目標値をしっかりと持って、実現可能な、そして着実な計画を、また実施に向けて一層の御努力をお願いしたいというふうに思います。  次の質問です。  財政状況の改善ということを図る上では、今般の市立病院の評判を鑑みて、信頼回復に努めることというのが、少なくとも元の状況に戻るための努力というものが非常に重要だなというふうに、今思っているところでございます。  今後はさらに市役所とのコミュニケーションまたは地域や医師会、企業との連携を地道に行っていくことが大切だというふうに思っているところでございますけれども、どのような御見解でいらっしゃるか、お教えください。 362 ◯委員長(岡田旬子君)  地域連携室長。 363 ◯地域連携室長(高橋栄志君)  地域との連携についてですが、開業医、産業医との先生方とは、引き続き直接訪問するなど顔の見える連携に努め、紹介、逆紹介を円滑に進めていきたいと考えております。  また、地域の在宅療養関係機関や病院施設ともソーシャルワーカーが中心となって連携を密に行い、患者家族が安心して療養できるように支援していきたいと考えております。  また、在宅療養支援課とも共同して地域全体の在宅療養の推進に努めてまいります。  以上です。 364 ◯委員長(岡田旬子君)  鈴木委員。 365 ◯委員(鈴木洋子君)  ありがとうございます。  役所内の在宅療養支援課とも一緒に連携をしながらということを一例として挙げていただきました。この連携ということが非常に重要だなというような認識を持っていらっしゃるというふうなことでいいかなというふうに思います。  日野市の周辺に幾つも大きな病院が点在しております。例えば救急車で搬送される方がどの病院に行きますかって隊員の方に聞かれたときに、ぜひ日野市立病院に行ってほしいと、運んでほしいと言っていただけるような、そんな日野市立病院を選んでいただける、そのための努力の積み重ねが大変重要だなというふうに改めて思っているところです。  病院は企業というふうに考えて、企業と捉えて、収益を上げるためには信頼回復を図って、まず患者さんに来ていただく、診療した結果、お金を頂く、改めてこんなサイクルを見直していただいて、多くの病院の中から選んでいただくために、多くの方に利用していただくためにも、日野市立病院のよさをこれまで以上に自信を持ってアピールしていくこと、アピールができること。信頼における市民の期待に応え、持続していく市立病院の今後というところをしっかりと構築していただく、その礎にもしていただきたいというふうに思っています。今後にしっかりと期待をさせていただきたいと思っています。  次の質問です。  現在まで、都の要請に応じて緊急感染病院重点医療機関の登録をしてコロナ対応の病床確保、また患者の積極的受入れを行うなど、感染症拡大防止の最前線で日々奮闘していただいている市立病院だというふうに私、感謝を申し上げます。  感染症の状況の変化に従って、昨年2月から診療状況とか体制とか、どのように変わっていき、進展してきたのか。差し支えなければ、数字等を具体的に挙げていただきながら御説明をいただきたいと存じます。 366 ◯委員長(岡田旬子君)  病院総務課長。 367 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  感染症対策としての病院の対応でございます。  まず、昨年2月、病院の入り口を一つにして発熱外来、スクリーニング外来ですね、熱のある方を発熱外来のほうに送っていくと、そうでない方を病院の中に入れて差し上げると、そんなことから始まっております。  5月にこちらの臨時議会のほうで補正をさせていただいて、発熱外来棟というのを外に造らせていただきました。そちらのほうで完全に入り口で分離して、そちらで熱のある方、調子が悪い方、または紹介を受けて来られた方についてはPCR検査をやる予定というか、やることを考えながら、そこで予備検査をして実際に検査をする、そんな体制を整えてきております。  3月以降について入院も始まりまして、そこから先、専用病棟を作りまして、コロナの疑いのある方と実際に陽性の方、こちらのほうをその病棟に集めるというか、その病棟にだけ入れて差し上げると、そんな形を進めてまいったところです。  当然、5月の臨時議会でフィルムアレイですね、PCR検査の機械、こちらのほうも購入をさせていただいて、その他コロナの対策の機器、いろいろ医療機器を買わせていただいております。その結果、一応数字で申し上げますと、PCR検査については、先日も申し上げたかもしれないんですが、1月までで5,138件、入院については142人の方、そんな形で今対応をしているところでございます。  以上です。 368 ◯委員長(岡田旬子君)  鈴木委員。 369 ◯委員(鈴木洋子君)  ありがとうございます。  医療従事者の方たちのワクチン接種が始まり、高齢者施設の利用者また希望する高齢者の接種が徐々に行っていかれることかと、そういう形かと思うんですけれども、市長がワクチンの円滑な接種のための環境整備もまた着実に進めていくと表明されていることは、市民が今一番望んでいることかと、一番打ちたいという方にとっては朗報である、ぜひそのように進めていっていただきたいと期待を込めて、市民のためにも本当に強くそのように思います。  昨年の7月、院内で感染者が発生しました折には、ほかの地域では病院のクラスターがあちこちで報道されている中でしたので、まさかこの日野市に、すわと思っていた市民の皆さんも、また医療従事者の皆さんも、本当に身が縮む思いでいらしたかというふうに思いますけれども、結果、クラスターどころか、それ以降の感染がしっかり抑えられたと、病院内では。  ということからして、いかに市立病院内の感染防止の徹底した姿、これが安心の医療につながっているという御努力。先ほどのアピールという面と、一方では、先月の2月8日には、御存じの方もいらっしゃると思うんですけれども、NHKのニュースに、この番組に日野市立病院が取り上げられました。これはコロナ病棟での勤務を終えた看護師の在宅勤務について、コロナ対策に当たる市立病院として、持続的に医療を提供していくための取組として紹介されるということ。たしか看護協会から推薦をされての取材だったというふうに伺っております。これだけしっかりとした感染対策をしながら、そして看護師さんのメンタル面、それから体のケアもしっかりとしていくというそういった姿を取材をしてくださったということだと思うんです。  こういったことも一緒にアピールして、日野市立病院の今後の姿に、皆さん信頼をして、期待をしてくださいというところに、これもつなげていっていただけるいい材料ではないかなと思うので、どんどん発信をしていっていただきながら、市立病院の今後の信頼回復、そして財政の改善に向けての礎としていただければというふうに思います。
     以上で質問を終わります。 370 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 371 ◯委員(秋山 薫君)  私のほうから、大きく2件について伺いたいと思います。  最初は1ページに関する話かというふうに思いますけれども、市立病院に関する方々については、新型コロナの中で大変御苦労されているというふうに私も見ております。相変わらずの頑張りを期待するところでありますけど、一方、市民のほうから見ますと、そういうコロナの危険な状態で市立病院にかかっていいのかどうかという相談がいろいろ来ていること。  それから、コロナに関して病院がどのように関わっているか分からないというような話もある中で、設定の数値の根拠になる部分の中で、当然、昨年の結果はなかなか予定には入れづらいところがあるかということで、元年の数値を持ってこられましたけれども、そこに、要は基づく活動といいますか、行動計画等が、何かめどというのかな、考えがおありで、努力目標という数値は設定したけれども、具体的な策というのは何かあるのかどうか。  特に今、鈴木委員からの話もありましたようにどういう形で病院を選んでくれるかという話ですとか、占床率も今、80%を目標にされているわけですよね。これもだって患者さんが来なければなかなか埋まらない数字かと思うんですけど、なかなか難しい話かというふうに思いますけど、病院としてそのあたりの確保に向けてどのような感じでお考えがあるのか、また考えておられるのかどうかについて伺いたい。  一方、病院に従事されている先生、そして看護師の方々も大変苦労されているという中で、そのあたりの気持ちのケアというんですかね、心の吸い上げみたいなものについては、特別なことを何かこの期間やられているのかどうか。今年まだやるような計画があるのかどうかについて、まず伺いたいことが1ページ目。  そして、あとはちょっとハードな話ですけど、18ページ、建物の建設改良費になるのかな、修繕費になるんですけど、市立病院もここで建ってもう数年経過してきております。大きな部分については改修工事等の話なんかも予定はされているんじゃないかと思いますけど、それらの今把握されている状況について問題等があるのかどうか、これからどういう形で取り組もうとされているのかについて、大きくこの二つについて伺いたいと思います。 372 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務部参事。 373 ◯病院事務部参事(兼子理夫君)  私のほうからは、経営の努力というか、今後どうやっていこうかということでお話をさせていただきます。  先ほども申し上げたんですが、まずは感染予防を確実にして、クラスターを発生させないというのがまず第一でございます。各目標数値等々ございますが、令和3年度については、令和2年度の数値を目標に今後やっていこうという形で、先ほど申し上げました秋頃に出るガイドライン、出た段階では令和4年度に向けてその数値をある程度絞っていくという形になろうかと思います。  そして、このコロナ禍の中、いろんな部署で課題等は出てきております。それが逐一吸い上げをして解決できるものはしていくという形で、ただいまのこういう防御とかその辺はほぼほぼできていますので、あとはソフト的な面がこれから出てくるかなという形では考えております。  私からは以上でございます。 374 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務部参事。 375 ◯病院事務部参事(兼子理夫君)  それから、患者を増やすという部分については、実は東京都全体の救急車の出動件数等もかなり減ってきております。それから、実際に当院では、令和2年度、60%台の占床率という形で推移しているんですが、これは不急の手術等々の延期はしがちだったり、例えば痛みがない白内障の手術だったりとかそういうものが、今ほぼほぼ少なくなってきております。ただ、それはいつまでもストップするわけにはいきませんので、これから感染予防しながら徐々に広げていって、救急の受入れも、これから少しずつコロナを警戒しながらやっていくということで、徐々には増やしていきたいという形では考えております。  以上でございます。 376 ◯委員長(岡田旬子君)  病院総務課長。 377 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  建物の状況を把握している状況というところです。  平成14年から建って、もう18年たったところでございます。その間、初めのうちは改良費もかからなかったところなんですが、平成28年から5か年計画ということで、大規模修繕の5か年計画を立てて、今年度が一応その5か年目というところでございます。一応毎年1億以上かけて修繕をかけて今までメンテナンスをしてきているところです。  来年度以降なんですけれども、このコロナの関係もやはりありまして、なかなか修繕に向けての調査等が進まないことがまずありました。その中で、一応、今まで昨年度までは病院独自にそのメンテナンスや定期検査に向けての準備をしていたわけなんですが、市の関わりということで、建築営繕課と今年度から一緒に計画を進めるということができることになりました。  令和2年度については、令和3年度からの3か年計画ということで、中で立てて、今、令和3年度については、またさらに中長期計画ということで3年から5か年の計画を正式に立てていこうというそんな形であります。  修繕計画をする中では、東京都からの要請でCO2の削減ですね、環境整備もしなければいけないということも課せられた中で、そのあたりもしっかりと踏まえた上でやっていくということで、一応計画としては常に意識して進めているところでございます。  以上でございます。 378 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務長。 379 ◯病院事務長(赤久保洋司君)  ちょっと補足をさせていただきます。  どのような形で要は収益を伸ばしていくかというところでございますけれども、基本は、やはり救急車の応需を増やしていきたいというふうには思っております。  先ほど参事のほうからも話ございましたけれども、どうしても救急車もコロナの関係で、なかなか発熱なんかをしている患者さんについてはかなり危険が伴うということで、警戒をしてなかなか受入れ人数が少なくなっているようなところもございます。ただ、相談があった場合には、なるべく受けられるような体制は今後もしていきたいというふうに思ってございます。  それから、先ほどの質問にもございました地域支援病院の認定を来年度認定を受けようというふうに思っておりますけれども、ただ、その認定を受ける際に、一番ちょっと数値的に厳しかったのは、紹介、逆紹介率のところがかなり厳しい、ぎりぎりの状況でございました。その部分はやはり収益にもつながる部分というふうに思っております。地域支援病院になりましたら、しっかりと地域の核として地域との連携を増やすことによってより安心して紹介していただけるような、そういう信頼できるような病院になっていかなければいけないというふうに考えてございます。  以上でございます。 380 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 381 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  取組については、それぞれ思いがあって、ぜひ期待したいとこのように思います。  そういう中で、昨年まで、今も問題あるのかもしれませんけど、内部のセクハラの問題ですとかパワハラの問題があったやにも聞いておりますけど、それらに対する対策等については、確実な話で取っていただきたいとこのように思うところでありますが、いずれにしても、中で起きている問題については早く手を挙げて行動を起こしていただきたいということは、具体的にこれがあってという話ではありませんよ。これは、いつ、何どきどういうことがあるか分かりませんから、そういうアクションを取っていただきたいこと。  そしてもう一つは、市立病院は市民の宝でありますので、ぜひ多くの市民が立ち寄りやすくなるようなアドバルーンも上げていただきたいんですよ。病院はもうコロナがあふれているんじゃないかという感じのイメージ、市民はたくさん持っていますよ。そういうものも含めてこういう形で市民を受け入れる体制、感染防止を含めてやっていますよというような形のアドバルーンを上げて、攻めの管理をしていただきたいんだな。ぜひそこの部分はお願いをしたい。その取組についての話を伺いたい。  そして、医療の関係ではワクチン接種は今もう既に始まってきているんですかね。そのあたりの状況が分かれば、教えていただける部分で結構でございます。可能な部分で構いませんけれども、教えていただければとこのように思います。  それから、設備の面で回答をいただきました。長期計画の中で5か年で大体終わりつつあるよという話なんですけど、水回りなんていうのは、病院としては問題があるか、ないかなんていう把握は何かされています。一入院患者の方から、シャワーの水が出ないような話も聞いておりましたけど、この5か年の中でそのあたりの問題があって解決されてきているのかどうか。また、その話は初めて聞いたという話ならば、ぜひ感じて調査していただいて、市民の方に安心を与えたいと思いますし、そういう要は入院中の細かいことについて、患者さんからの吸い上げというのがちゃんとできているのかどうか、そういう体制については、要はこれも攻めの一つ。患者の方がどういう形で思っておられるのか。日常会話の中で把握することもできるでしょうけど、アンケート取ればいいという話じゃないし、なかなか治療されている方がそこまでの余裕はないのかなと思うので、どういう方法があるのかなというところも、私自身が悩ましいところがありますけど、そういう部分についての情報の吸い上げ、こういうものに対してぜひ検討していただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 382 ◯委員長(岡田旬子君)  病院総務課長。 383 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  まず、市民が立ち寄りやすい病院にしていくというところについては、我々も常に意識しなければいけないというふうに思ってはおります。  令和2年はなかなかそういう活動ができなかったわけなんですが、令和元年度までは、毎年、市民講座という形で病院の医師が講師になって、イオンホールを利用したりして、皆さんが興味あるようなことを題材に年2回はやってきていると。  あと、ロビーのところでお昼の時間を利用して、待合の患者さんのためにミニ講座みたいな形で看護師等が率先してそういう形でお話をしたり、そんなことを広げて来やすくする、そんな工夫はしているところでございます。  それと、ワクチン接種の件です。今、病院のほうで医療従事者を優先してということでワクチンを3月12日に東京都から届けていただきました。届いた量としては1箱、975回分ということで、今、1滴もというか、1人分も無駄にしないように、1バイアルで5回分ということですので5の倍数で人数を調整して、3週間かけて病院の約800人に対して1日55人から65人の間で注射を始めております。  ちょうど今日が4日目ということで、これから今週、来週、再来週の3週間で、その後にまたもう1箱届きますので、2箱目も全く同じ3週間後に、国の指針に沿った形で2回目を打つと、そんな形で今計画を進めていて、今のところ順調であります。  副反応の話、余計な話かもしれませんが、お一人の方、蕁麻疹がちょっと出たということなんですが、一応シミュレーションで救急室のほうにすぐ運ぶような手はずをしておりましたので、そのとおり救急室のほうに運んで、特別問題はなかったとそんな状況がございます。  あと、水回りの件については、すみません、一応修繕の中でそれがあったかどうかというのが、ちょっと今把握できませんので、委員のおっしゃられたところをもう一度確認をさせていただいて、ちょっと今後注視して、しっかりと対応をしていきたいなと思います。  あと、院内の患者さんからの御意見ですね。なかなか現状、医療職から当然上がってくるものについては、直接意見が聴けるんですが、なかなか言いづらいとか、言い忘れたとかそういう方もいらっしゃいます。御意見箱というのが各1階、2階、3階、4階、5階、6階と各階にございます。そこに御意見箱に意見を入れていただいて、苦情みたいな御意見ももちろんあるんですけれども、お褒めのお言葉もかなりたくさんいただいております。  そういう形で毎週回収して、必要な対応については、医師や専門職に対しても、こんな意見があったということでお伝えして、そんな対応を取っております。  以上でございます。 384 ◯委員長(岡田旬子君)  秋山委員。 385 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  情報を、要はワクチンにしても、いい情報、悪い情報含めていろんなしがらみじゃないですけど、規制があるとは思いますけど、出せる情報があれば、市民の方、これから展開されるわけですから、ぜひ何かの情報としてアップしていだたくような形で検討をお願いしたいなというふうに思います。  それから、水回りの話については、ぜひ18年たつと目詰まりもしているところがあるんじゃないかと思いますので、チェックしていただけますかね。シャワーは、もう二度と浴びたくないというふうに言われました。水がちょぼちょぼしか出なくて寒かったという話がありますので、1回そういう形で、部屋のチェックなんかなかなかできないかと思うんだけれども、チャンスと捉えてぜひ確認していただければとこのように思います。  申し訳ない、どこの部屋で何号室だとかいう話は、ちょっと私も聞き上げておりませんので、ちょっとそういう目で当たっていただければというふうに思います。  それからもう一つ、目安箱じゃないですけど意見箱。これ意見箱に入るというのは、よほど褒めたいか、いいことか、悪いことか、大体どっちかだと思います。民間企業でも製品をさらによくするためには、よく言うんですけれども、これは駄目だというやつは誰でも言ってくるんですね。だけど、潜在的な中でもうこうしたらという部分が、どう捉えていいものにしていくかというのが勝負になりますので、そこの吸い上げ、その拾い上げというんですかね、それについては、これはという方法はありませんので、看護師さんもそうです、先生もそうです、職員の皆さんもそうだと思いますけど、その気持ちを吸い上げること、そして対策することによって、本当に市民に寄り添った市立病院になるんじゃないかというふうに思っておりますので、私どもも一緒になって、市の本当に財産でございますから、いい病院にしていただきたいし、していきたいというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  以上で結構です。 386 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 387 ◯委員(中野昭人君)  大きく2問ですね。ページ、6ページあるいは1ページになるのかもしれませんけれども、病院の今置かれている現状について確認をさせていただきたいと思います。  コロナ禍の下での病院経営、医療活動、大変だったと思います。大変な苦労をされていると思いますが、改めて確認をしておきたいと思います。  病床利用率がこの1年間どういうふうに推移してきたのか。  もう一つ、病床利用率との関係不可分な救急車の受入れの状況、応需率ですね。そのあたりがどんな実態になっているのか。令和2年度についてちょっと伺っておきたいと思います。 388 ◯委員長(岡田旬子君)  病院総務課長。 389 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  令和2年度の病床率の推移でございます。  一応この病床率については、コロナの病棟を一つ、50床を空けているということで、そこに人が入っていないということでの病床率ですので、それを含めてのお話として、300床として考えた場合の病床率としてです。4月が56.9%というところから始まっていて、5月が54.0%、これが最低の数字でした。そこから上がってきて、12月が67.7%まで上がっております。平均として1月までの合計で平均で61.4%、これが病床率でございます。  それと救急車の応需率です。救急車の応需率は、現在1月までの合計で1,923ということで、昨年が3,527ですので、3割ぐらい減っていると、そんな状況でございます。  以上でございます。 390 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 391 ◯委員(中野昭人君)  病床利用率は61.4%と。病院がいわゆる危機に瀕したとされる局面にも匹敵するような厳しい状況にあった1年ではなかったかというふうに思います。もちろんコロナ病棟をゼロとカウントしてということですけれども、そういう状況だったということだと思います。  もう一つ伺っておきたいのが、経常収支について。収支がこの1年間を通してどういう状況だったのか。かなり減収になっているということだと。もちろんそれを国、東京都の交付金等でカバーがされているという状況あると思うんですけど、そのカバー以前の収支そのものがどういうふうな状況になっているのかということについて伺いたいのと、もう一つ、東京都と国のコロナ対応の補助金や交付金というのは、全体でどのくらいになっているのか、1年間で。  起債を昨年9月にしましたけれども、これは活用されているのか、されていないのかを含めて、ちょっと全体像を確認しておきたいと思います。 392 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務部参事。 393 ◯病院事務部参事(兼子理夫君)  まず、コロナウイルス拡大に伴う影響ですね。  一応、まだ3月分は出ないんですが、見込みで年間で9億6,000万円ほどの減収、令和元年度と比べて減収という形を見込んでおります。  ただ、例えば空床確保、コロナ病床を確保する上で、国から東京都経由で来る補助金が1床につき7万1,000円ほどという補助金がございます。それから例えば多床室、4人部屋を当初はコロナ1床使いをした場合に3床分、いわゆる休床にしなければいけないというのがあって、通常はその分はカウントされないんですが、その分も、先ほど言った7万1,000円の休床で補えるということがございます。  そのほかいろいろ医療機器等の補助金等もあるんですが、今のところ想定しているのは、東京都、国を合計して21億円ほどの補助金を頂けるという形で考えております。また、この中で医療機器等に3億ちょっとの分が含まれますので、17億ほどの補助金がもらえるという形で今考えております。  以上でございます。 394 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 395 ◯委員(中野昭人君)  コロナ対応の影響減収が9億6,000万円と、一方で事実上、国、東京都のこれにカバーできるような支援というか交付金は17億ということですかね。決算上は黒字になるという状況が見てとれる。  コロナ病棟、コロナ対応している病院というのは、一定程度カバーできているわけですね。対応してできていない病院は本当にこの17億というか、市立病院でいうところの17億は補填されていないわけで、大変深刻な状況が一般病院などではあるということだと思います。  それでもう一つ、ちょっと伺っておきたいのが、入院単価にも反映する手術件数等々が入院単価にも影響すると思うんですけど、入院単価が今年度の予算では5万6,500円で設定しているということなんですけど、令和2年度はどのくらいまで落ち込んでいるのか。  あと、外来単価も含めてちょっと教えていただきたいと思うんですけど。 396 ◯委員長(岡田旬子君)  病院総務課長。 397 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  令和2年度の入院単価なんですが、単価自体は非常に上がっておりまして、今、決算見込みで5万7,642円を予定しているところでございます。  すみません、あと1点の御質問が……。 398 ◯委員(中野昭人君)  外来。 399 ◯病院総務課長(宮澤隆之君)  外来のですね。外来単価、一応決算見込みで1万1,597円ですので、昨年度の予算並みになっております。  以上です。 400 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 401 ◯委員(中野昭人君)  すみません、ちょっと入院単価はなぜ5万7,000円まで引き上がっているのかが、ちょっと私も理解ができないんですけど、どういう背景があるのか。 402 ◯委員長(岡田旬子君)  医事課長。 403 ◯医事課長(角 明子君)  診療報酬改定というところもございまして、医療係数ですね、こちらのほうのDPCの係数が上がっているというところが診療報酬の単価の増加につながっているというところになります。  また、全体として入院の患者様が少なくなっているところから、単価のほうは逆に少し高くなっている、そういうような考えでございます。  以上です。 404 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 405 ◯委員(中野昭人君)  分かりました。  それでコロナ病棟、病床の件ですけれども、142名の入院患者を受け入れてきたということなんですけれども、先ほど鈴木委員からもありましたけれども、ニュース等でも紹介をされて、大変な努力をされていると。看護師の皆さん含めてかなりシフトも工夫しながら募って、みんなで回してきたというのが実態だと思いますし、それだけにとどまらずコロナ休暇を取って適切なメンテナンスというか、精神的にも肉体的にも負荷がかかるところへのフォローアップをしっかりしてきているということで、EAP、そういう対応もされてきたと。かなり他の病院と比べても積極的な、初動から努力がやられてきたということが改めてNHKでもクローズアップされたところではないかと思うんです。  その辺の取組については、議会ではなかなか見えてこなかったわけですけれども、そういう医療集団、看護師集団がどんな形でこの問題に取り組んできたのか。そういうプログラム、休暇のプログラムを含めてどういう議論でそういう到達点が築けたのかというところについて、少し伺っておきたいなと思うんですけれども、いかがですか。 406 ◯委員長(岡田旬子君)  病院事務長。 407 ◯病院事務長(赤久保洋司君)  コロナに対する、看護部が中心になるんですけれども、その取組でございます。  EAPの取組については、比較的早くから取組をしてございます。昨年の5月ぐらいにはその動きをしだしまして、実際にEAP相談を開始しているのは7月には開始してございます。延べでいいますと、これまでに55名の職員が実際にEAPの相談を受けて、心のケアを受けてございます。それと同時に在宅ワークの取組も7月から開始しておりまして、コロナ病棟で1か月働いた後、その後は1週間切替えというような形で在宅ワークをしていただくというような形のシフトを組んで、我々としてもそういったような仕事ができるような手続を取らせていただいたという状況でございます。  それによって、テレビでも紹介がございましたけれども、ほかの病院なんかですと、コロナの対応によって心が病んで辞められていく看護師さんがいらっしゃるんですけれども、基本的に、今回ここまでの状況でいえば、コロナを理由に退職した看護師はいらっしゃらないというところが一番正確かなというふうに思ってございます。  以上でございます。
    408 ◯委員長(岡田旬子君)  中野委員。 409 ◯委員(中野昭人君)  以上です。 410 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 411 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中野委員。 412 ◯委員(中野昭人君)  今、コロナ対応を含めて1年間の御苦労と頑張りといろんなことを伺うことができました。心から敬意を表したいと思います。  同時に、市立病院をめぐっては河内元副市長をめぐる臨時職員としての雇用の在り方、第2報酬については、その決定過程や責任の所在がいまだ曖昧なままということで推移をしています。さらに、この間、明らかになってきたこと、たかはた保育園の民営化が河内元副市長が関与していたことが河内氏が言うところの匿名を裏づける事態もこの間明らかになってきているわけで、やっぱり全面的な解明が求められているということだと思います。  市立病院で働く皆さんにとっても、この解明なくして本当に市立病院が全体の奉仕者、病院の医療従事者のモチベーションを上げて頑張れるような組織になっていく上では要になっているというふうに思いますので、私は今の時点では賛成することはできないという立場を表明させていただき、反対をいたします。 413 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 414 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます      〔賛成者挙手〕 415 ◯委員長(岡田旬子君)  挙手多数であります。よって、議案第32号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  説明員の入替えを行いますので、しばらくそのままでお待ちください。よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 416 ◯委員長(岡田旬子君)  これより議案第33号、令和3年度日野市下水道事業会計予算の件を議題といたします。  担当部長から説明を求めます。環境共生部長。 417 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  議案第33号、令和3年度日野市下水道事業会計予算について御説明申し上げます。  恐れ入りますが、予算書1ページをお開き願います。  第1条につきましては、総則でございます。  第2条、業務の予定量は、事業活動の基本目標として、計画人口を17万8,200名、年間処理水量を2,065万8,000立方メートル、一日平均処理水量を5万6,600立方メートル。主な建設改良事業として、東平山排水区工事5億2,039万3,000円と定めるものでございます。  第3条、収益的収入及び支出でございます。収入の第1款下水道事業収益につきましては40億346万円、前年度比2.8%の減、額にして1億1,694万円の減を見込んでおります。そのうち主なものでございます。第1項営業収益につきましては25億2,022万3,000円、対前年度比1.0%の増、第2項営業外収益については14億8,323万7,000円、対前年度比8.7%の減となっております。  支出の第1款下水道事業費用につきましては38億1,796万1,000円、対前年度比3.6%の減、額にして1億4,415万3,000円の減を見込んでおります。そのうち主なものでございます。第1項営業費用については33億413万4,000円、対前年度比1.8%の減、第2項営業外費用については5億882万7,000円、対前年度比1.0%の増となっております。  第4条の資本的収入及び支出でございます。資本的収入が資本的支出に対して不足となります13億2,812万2,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金にて補填をするものでございます。  恐れ入ります、2ページ、3ページをお開き願います。  収入の第1款資本的収入につきましては15億5,815万円、対前年度比9.0%の減、額にして1億5,398万円の減を見込んでおります。そのうち主なものでございます。第1項企業債につきましては8億3,542万円、対前年度比6.7%の増、第2項出資金については5億181万4,000円、対前年度比18.6%の減、第3項補助金については2億2,091万6,000円、対前年度比29.3%の減となっております。  支出の第1款資本的支出につきましては28億8,627万2,000円、対前年度比5.7%の減、額にして1億7,607万1,000円の減を見込んでおります。そのうちの主なものでございます。第1項建設改良費については11億1,962万1,000円、対前年度比2.2%の減、第2項企業債償還金については17億6,665万1,000円、対前年度比7.3%の減となっております。  第5条、企業債につきましては、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。  第6条、一時借入金につきましては、限度額を3億と定めるものでございます。  第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、次の第8条で規定しております職員給与費以外の経費の流用について定めるものでございます。  第8条、議決を経なければ流用することができない経費につきましては、予算の実施計画の金額をもって定めるものでございます。  第9条、他会計からの補助金につきましては、一般会計から補助を受ける金額を6億9,068万7,000円と定めるものでございます。  恐れ入ります、6ページ、7ページをお願いします。  予算実施計画の詳細につきましては、次ページ以降で説明させていただきます。  8ページ、9ページをお開き願います。  上段、款1下水道事業収益、項、営業収益は25億2,022万3,000円とし、下水道使用料、他会計負担金、その他営業収益をそれぞれ計上しております。下水道使用料につきましては、令和2年度の実績見込みを踏まえ調定額を計上しております。目2他会計負担金は、雨水処理に係る経費を一般会計から負担金として繰り入れるものでございます。  中段、項2営業外収益として、他会計補助金、国庫委託金、長期前受金戻入をそれぞれ計上しております。目1他会計補助金は、維持管理に係る経費を一般会計から補助金として繰り入れるものでございます。  10ページ、11ページをお開き願います。  上段、款1下水道事業費用、項1営業費用として、管渠管理経費、総係費、減価償却費をそれぞれ計上しております。目1管渠管理費、負担金の備考欄、流域下水道維持管理負担金でございます。浅川水再生センター、南多摩水再生センター、八王子水再生センターに流入する汚水の処理に係る負担金でございます。  12ページ、13ページをお開き願います。  下段、項2営業外費用として、企業債利息及び消費税及び地方消費税を計上しております。  16、17ページをお開き願います。  上段、款1資本的収入として、企業債、出資金、補助金をそれぞれ計上しております。企業債は公共下水道事業債及び流域下水道事業債を見込んでおります。出資金は企業債償還金に係る経費を一般会計から出資金として繰り入れるものでございます。  下段、款1資本的支出として建設改良費、企業債償還金をそれぞれ計上しております。  18、19ページをお開き願います。  上段、資本的支出、項、建設改良費、目、管渠改良事業費、委託料の備考欄中ほど、管渠埋設業務委託料につきましては、土地区画整理事業に係る汚水管整備並びに東平山雨水幹線整備などを公益財団法人東京都都市づくり公社に委託するものでございます。  備考欄下段、石田地区浸水対策基本設計業務委託料につきましては、令和元年度台風19号による石田地区の浸水被害に対し、総合的な浸水対策を検討するものでございます。  20ページ、21ページをお開き願います。  令和3年度予定のキャッシュ・フロー計算書及び令和2年度予定損益計算書でございます。令和3年度予定キャッシュ・フロー計算書では令和3年度末の資金期末残高を令和2年度予定損益計算書では令和2年度中の下水道事業における利益剰余金をそれぞれ見込んでおります。  22、23ページをお開き願います。  令和2年度予定貸借対照表でございます。令和2年度末における資産の保有状況及び事業資金の状況を予定としてお示ししております。  24ページ、25ページをお開き願います。  令和3年度予定貸借対照表でございます。令和3年度末における資産の保有状況及び事業資金の状況を予定としてお示ししております。  27ページをお開き願います。  注記でございます。注記につきましては、貸借対照表などの財務諸表を作成する際の基準と手続をお示しするもので、重要な会計方針に係る事項、予定貸借対照表及びリース契約により使用する固定資産に関する注記を記載しております。  28ページから35ページにつきましては、給与費明細書となっております。  36、37ページをお開きください。  債務負担行為の状況及び地方債残高の状況について記載しております。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 418 ◯委員長(岡田旬子君)  これより質疑に入ります。谷委員。 419 ◯委員(谷 和彦君)  下水道事業全般についてちょっとお伺いしたいと思います。  まず初めに、市内の下水道の普及率についてお伺いしたいと思います。 420 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 421 ◯下水道課長(小俣太郎君)  市内の下水道普及率でございますが、令和元年度末で95.9%。令和元年度に対して0.2ポイント増加ということでございます。  以上でございます。 422 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 423 ◯委員(谷 和彦君)  平成31年度から0.2ポイント増加ということでございました。区画整理が進捗しているので、それに合わせてなのかなというふうには思いますけれども。  あと4.1%に関しては未普及というところになるんですけれども、そういったところのエリアについて、ちょっと特定というか、分かれば教えていただきたいと思います。 424 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 425 ◯下水道課長(小俣太郎君)  未普及のエリアでございますけれども、ほとんどが区画整理の事業地域の中で道路が未整備のところがほとんどでございます。  区画整理以外の場所には、市内で4か所ほどまだ未普及のところがございますが、そのうちの1か所は、日野本町七丁目の日野用水沿いなんですけれども、こちらにつきましては、令和3年度の予算に計上させていただいておりまして、令和3年度中に工事実施という予定で進めております。  以上でございます。 426 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 427 ◯委員(谷 和彦君)  ありがとうございます。  区画整理以外の場所で4か所残っているということで、今言われたのは日野本町七丁目だとしますと、万願寺第二の区画整理の北側になるんですか、甲州街道側で未計画地域の間になるんですね。用水のところだと思います。ぜひあの辺りは下水道を入れていただくということで、結構地域の要望があるので、ぜひお願いしたいと思います。  あと、分かれば、4か所のうち今1か所お示しいただいたんですけれども、ざっくりほかの3か所って分かったら教えていただきたいと思いますけれども。 428 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 429 ◯下水道課長(小俣太郎君)  ほかの3か所ですけれども、1か所は程久保です。明星大学のほうになります。  それと、もう二つは、南平でございます。こちら浅川の堤防に近いところの2か所の全部で3か所が残っているということになります。  以上でございます。 430 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 431 ◯委員(谷 和彦君)  ありがとうございます。  トータルで今4か所ということでありました。ぜひ区画整理以外のところ計画的に、区画整理できないのであれば下水道を入れていただくことを要望したいと思います。  また、下水道が入っているところにもかかわらず、世帯によっては、家によっては未接続のところがあるんだと思いますけれども、そういったところは何軒ぐらいありますか。 432 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 433 ◯下水道課長(小俣太郎君)  令和元年度の数字ですけれども、普及しているエリアでまた接続いただいていない件数としましては1,231件でございます。 434 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 435 ◯委員(谷 和彦君)  1,231件ということは、1件100平米とすると、面的に見ると12ヘクタールぐらいが普及しているにもかかわらず、未接続なのかなというふうな計算になるのかなと思います。  あと、そうしましたら、未接続の世帯への対応についてお伺いしたいかなと思います。 436 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 437 ◯下水道課長(小俣太郎君)  未接続の方への対応ということなんですけれども、まず、供用開始の時点で供用開始のお知らせと、あと接続切替えのお願いと、あとそれに伴いまして工事費の融資のあっせん制度などにつきまして、そういうものを周知のために通知させていただいています。その後、まだ切替えの住んでいない方につきましては、ある程度、定期的に通知で要請をしているところでございます。  ただ、苦情等が入った場合には、その都度、個別対応ということで、直接要請を図っているところです。  近年につきましては、ちょっと定期的というのを変えまして、供用開始からかなり時間のたってしまったエリア、そちらを重点的にやっていこうということで、少し取組を変えております。  旭が丘地区につきましては、もう供用開始から25年以上たっておりますので、令和元年から旭が丘地区を対象に現地調査と、あと訪問と通知ということで実施しております。今後は、それの追跡調査をしまして、ヒアリングなどを行いながら継続的に対応していこうということで取り組んでおります。  以上でございます。 438 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 439 ◯委員(谷 和彦君)  ありがとうございます。
     未接続への対応をしっかりやっていただきたいなというふうに思います。  結局、家庭で出した雑排水等、合併浄化槽に入れてから、旭が丘のほうだったらU字溝に流してしまうんですか。また、あと日野用水の辺りだったら用水に流してしまうという形になっておりますので、やはり近隣の住民等からの悪臭の苦情等が出るのかなというふうには思います。  そういった悪臭の苦情等に対する対応についてはどのようになされているんでしょうか。 440 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 441 ◯下水道課長(小俣太郎君)  悪臭などの苦情が入りました場合は、基本的に下水道を使えるエリアの方でしたら下水道課のほうで対応させていただきまして、直接つなぎ換えの要請をさせていただくということを行っております。  ただ、中には浄化槽そのものに不具合を生じていて悪臭がひどいというケースも中にはございます。浄化槽の不具合などがあった場合は、東京都の多摩環境事務所とも連携を取りながら一緒に対応しているところでございます。  以上でございます。 442 ◯委員長(岡田旬子君)  谷委員。 443 ◯委員(谷 和彦君)  ありがとうございます。  浄化槽の不具合の対応まで対応していただいているということですけれども、最終的には、やはり下水が通っているのであれば、そちらのほうに直結していただくのが一番かなというふうに思いますので、市内で令和元年で1,231件あるということなので、そういったものも含めて下水道の普及率100%を目指していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 444 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 445 ◯委員(馬場賢司君)  19ページの今、御説明もありました石田地区の浸水対策基本設計業務委託料についてお伺いしたいと思います。  これまでの一般質問等でも取り上げておりますが、これについては令和元年台風19号での冠水した石田地域の対策についての関連だと思います。  これまで水門操作のマニュアルでありますとか、排水ポンプの常備でありますとか、坂側と水路側への水位標設置などの対応をしていただいておりまして、今回、計上されたこの予算については、中長期的な対策ということで計上された委託料になるかと思います。この委託事業の詳しい中身、内容について御説明いただければと思います。 446 ◯委員長(岡田旬子君)  下水道課長。 447 ◯下水道課長(小俣太郎君)  石田地区浸水対策基本設計業務委託でございますが、こちらの業務は令和元年10月の台風19号で浸水被害が出ました石田地区、そちらの中長期的対策の1年目ということで計上させていただいております。  浸水被害のありました石田一丁目、二丁目地区が属しているのが上田排水区と万願寺排水区がございます。そちらの二つの排水区を対象に排水ルートの見直しなどを検討するということでございます。その見直しの中で、浸水被害に対して有効な対策は何かというところを検討してまいります。  具体的な業務内容なんですけれども、まず一つは、現況の流域の調査を行います。そのエリアの中の今現在存在している雨水管ですとか、道路の排水施設、道路側溝ですとかそういうものの大きさですとかそういうものを確認いたしまして、状況を把握するというのがまず一つです。その後、その排水施設がどれだけ雨を流下させる能力があるか、その辺を計算、チェックいたしまして、十分かどうかその辺を確認いたします。それらを踏まえて、雨水量をうまく分散するですとか、それとか別な場所に持っていけるか、その辺について具体的な手法ですとか、工法、その辺を検討していくというような業務を考えております。  以上でございます。 448 ◯委員長(岡田旬子君)  馬場委員。 449 ◯委員(馬場賢司君)  ありがとうございました。  委託事業の中でまた具体的な方向性が決められていくかと思いますけれども、ぜひ中長期的な対策についてもしっかりと進めていただきたいと思います。  以上です。 450 ◯委員長(岡田旬子君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 451 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 452 ◯委員長(岡田旬子君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 453 ◯委員長(岡田旬子君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第33号の件は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 454 ◯委員長(岡田旬子君)  これをもって付託されました議案の全ての審査を終了いたしました。  皆様には長時間にわたり大変お疲れさまでした。  これをもって令和3年度特別会計予算特別委員会を閉会いたします。             午後4時48分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...