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令和3年度一般会計予算特別委員会 本文 開催日: 2021-03-16
令和3年度一般会計予算特別委員会 名簿 開催日: 2021-03-16

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  1. 日野市議会 2021-03-16
    令和3年度一般会計予算特別委員会 本文 開催日: 2021-03-16


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時02分 開議 ◯委員長(奥住匡人君)  おはようございます。  15日に引き続き会議を開きます。  民生費の質疑から進めてまいります。  島谷委員。 2 ◯委員(島谷広則君)  私からは、民生費2点になります。199ページ、社会福祉総務費のところの説明欄(6)就労準備支援事業経費について、続いてが、211ページ、障害者福祉費の説明欄、15障害者差別解消促進事業経費の中の合理的配慮助成金について、以上2点を伺いたいと思います。  それでは、ページ戻りまして、199ページからですね。就労準備支援業務委託料ということで、昨年度スタートした事業ということで記憶していますけれども、やはりなかなか社会復帰が難しい方に対して個別にアプローチをして、コミュニケーションであったり、生活習慣の支援であったり、そういったところを一つずつ解消していい関係性を築きながら、次のステップに結びつけていくという事業ですので、事業自体すごく大変意義のあるものだとは思っているんですけれども、1人に対してサポートをしていく、また、複数人やっていくという中では、1回サポートしたから終わりというわけではなく、結構1年2年長い期間をかけてその方々とコミュニケーションを図りながら次のステップに結びつけていくという、1人に対しては長い期間必要な業務といいますか、サポートだと思っています。  そういった中では、昨年度と委託料の金額が変わっていないというところでいくと、毎年毎年実績がどうっていうことではなく、徐々にサポートしていく人も増えていく要素もあるのかなと思いまして、その点に対してちょっと質問をさせていただきたいと思います。  まずは、昨年何人ぐらいそういった委託業務の中で相談が来て、サポートに今当たっているのかというところについてまずお伺いしたいと思います。お願いします。 3 ◯委員長(奥住匡人君)  セーフティネットコールセンター長。 4 ◯セーフティネットコールセンター長(萩原美和子君)  就労準備支援事業につきましての御質問です。  令和2年度4月よりスタートしましたこの事業ですが、現在、利用者は3月1日現在で7名利用されています。こちらの事業につきましては、基本的には1年間を目安に事業を進めて御本人に対しての支援をしていくという形を取っているところでございます。  以上です。 5 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 6 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  7名ということで、あとは事業の仕組み上というか1年間という一旦の市としての区切りをおいての事業ということで、先ほど御答弁もいただきました。  最後、改めてこの事業、先ほど私のほうからも少し触れましたけれども、1年間で、はい終わりというものではなく、また継続支援ということでその方の個別の悩みが多分多種多様だと思うんですよね。そういった意味でも継続支援というところをどういうふうに、今後考えていかなきゃいけないかというと、そのあたりも含めて長期目線でぜひ考えていただきたいと思うんですけれども、それは今後の改善ということで、今の現状、市としてどういった課題認識と、あと今後、この事業をどういうふうにしていきたいか、お考えを伺いたいと思います。お願いします。 7 ◯委員長(奥住匡人君)  セーフティネットコールセンター長。 8 ◯セーフティネットコールセンター長(萩原美和子君)  就労準備支援事業につきましては、先ほど、期間としては1年というふうなことを申し上げましたが、その方によって進行状況も変わってまいります。現在7名の方いらっしゃいますが、最初はもともとひきこもりの相談から入った方などもいらっしゃいます。ですが、ウォーキングですとか、あるいは農作業のお手伝いですとかボランティアですとか、様々なメニューを用意しまして、その中でコミュニケーション能力の向上、それから生活習慣の安定というところを図っているところですので、今、1年ようやくここでたとうとしておりますが、私どもで見ておりましても、表情とかそういったものももちろん変わってまいります。ただ、これ1年間では終わるものではないというふうに私どもも認識をしておりますので、1年間が取りあえず一つの区切りではありますが、その後、御本人との面接を経まして、その先どのようにしていくかという、また継続して利用される可能性ももちろんあるというふうに思っております。  ですので、今後どのようにしていくか、また、メニューなどももっといろいろ増やしていければいいなというふうに思っているところでございます。
     以上です。 9 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 10 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  市の考えも伺いまして、今、東京都のほうでもソーシャルファームということで、就労の支援というのをどういうふうな形で、障害をお持ちの方だったりいろいろな悩みを抱えている環境の方にどうつなぐかというところですけど、やはり働くことというのは、その人の居場所であったり個性であったり、生きがいだと思うんですけれども、そういったところにまず一歩、半歩でも踏み出してもらうという意味でも、この事業、大変注目もさせていただきますし、大事な事業だと思いますので、引き続きですね、長い目でいろいろとサポートを充実させていただきたいと思います。  この質問は以上で終わります。  続いて、211ページのほうに移ります。  障害者差別解消促進事業経費合理的配慮助成金ということで、日野市としての障害者差別解消推進条例の中での合理的配慮を事業者側、いろいろだったり理解も含めて求めていくということで、昨年の予算でも同じ金額ですね、100万円ということで計上されています。  まずは、ちょっと説明がたしか昨日なかったと思うので、コロナの状況の中で、事業をしたかったけれどもできなくて、また今年同じ金額になっているのか、それとも、昨年もまずは行いながら今年も同じ金額なのか、そのあたりの部分をちょっと確認させてください。お願いします。 11 ◯委員長(奥住匡人君)  障害福祉課長。 12 ◯障害福祉課長(熊澤 修君)  予算の規模、それとあと今年度、令和2年度どのようなことをしてきたかということも含めて少し御紹介をさせていただきたいと思います。  令和2年度につきましては、見込みも含めまして店舗からの申出は11件あります。全体で19件そういった話があったんですけれども、コロナの影響もあって、なかなか今そこに手がつけられませんというような事業者もありました。つまり8件ほどは今、保留になっているというような状況でございます。  令和2年度始めたばかりの事業でございます。正直、今、委員からもありました理解も含めてというところが非常に重要なところだと思っています。丁寧にやっていくためには、試行錯誤している状況でございます。  今回は工事の案件はなく、基本的にコミュニケーションボードや筆談ボード、点字のメニューとかいうものでございました。工事の案件であると1件20万円上限ということでございますので、令和3年度工事も含めて見積もりを今させていただいているというところで、金額は令和2年度と同様ということにさせていただいております。  以上でございます。 13 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 14 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  昨年、コロナの中でもいろいろ個別に事業者も含めたそういった合理的配慮についての考え方、いろいろと多分差異といいますか、認識の違いも含めてそういったところを一つずつ埋めていくということでアプローチもしていただいて、そういった中で今年度も予算計上されているということで、ぜひとも進めていただきたいと思うんですけれども、先ほどの中で、そういった一つずつの改善、合理的配慮を含めて促進を図っていく中で、もちろん事業者さんに市として訪問をして足で一つずつ潰していくという言い方があれかどうかあれですけれども、改善を図っていくという中と、あとは障害者の方々、いろいろな協議会の中で集まってお話しする中で、そのあたりも含めて市として調査をしていこうだったり、そういった目線も必要になってくるかとは思うんですけれども、今の現段階で、そういった協議会からの吸い上げだったりも含めて体制として意見交換含めてそういった合理的配慮の部分を深めていくようなフローといいますか、流れがあるのかどうか確認をさせてください。お願いします。 15 ◯委員長(奥住匡人君)  障害福祉課長。 16 ◯障害福祉課長(熊澤 修君)  その理解を深めていくということに関してのフローというところでは、年2回ほど当事者の方含めて、条例をつくった方々も入れて検証をする機会を設けています。差別の案件について適正な解決が図れたのか。また、合理的配慮の件についての進行の状況などもお話をさせていただくと。  併せて、自立支援協議会というさらに障害者差別以外の分野の大きな協議会もございまして、そこの中では、年3回報告をさせていただいて協議をしているというところでございます。  この助成金、条例と同じで施行後3年をめどに見直しを図っていくという内容になっておりますので、試行錯誤でございますけれども、まずは3年進めながら検証をし、次のステップということで考えているところでございます。  以上です。 17 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 18 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  これも計画的にいろいろな団体とも連携を図りながら、徐々に徐々に合理的配慮の理解といいますか、そういったところの輪が広がっていってるんではないかなと思えるところで非常にうれしく思っています。  最後、意見にはなりますけれども、最終的にやはり市民一人ひとりが、そういった障害者だったりいろいろなお困りごとに対する配慮という部分をやはり知らなきゃいけないですし、そういうところをもっと輪を広げていかなければいけないという意味では、今、現段階の取組、これが3年4年いろいろな状況が培われていく中で、そのあたりをどういうふうに市民に対して発信して理解を求めていくか。例えば、いろいろなお困りごとを抱えている方々を集めてそういったディスカッションの場を市民の方にも見てもらうというような、そういったなんでしょうかね、お困りごとサミットじゃないですけど、そういった形で市がどういう対応をしているんだ、合理的配慮というものはどういうものなんだというところが、まだまだ一人ひとり落ちていないというか、分かってはいるけど何だろうというところに今なっていると思うんですよね。そういったところについても、ぜひ幅広く理解を深めていく取組を進めていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 19 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 20 ◯委員(近澤美樹君)  私は4点お伺いしたいと思います。1点目が213ページの高齢者食事宅配サービス業務委託のこと、二つ目が227ページの地区センターのこと、それから、237ページが子どもの医療費の助成の事業のこと、四つ目が保育園のこと、この4点伺いたいと思います。  一つ目の高齢者食事宅配サービスのことなんですけれども、去年の12月に補正予算つきまして、コロナ禍でデイサービスの利用控えなどが生じて食事の宅配の需用が生じたので、425万9,000円の増額を行ったということがありました。  それで、この事業は日野市でも歴史のある事業なんですけれども、デイサービスを受けられないような方もこの食事をいただくということで、全くひきこもりになるというんじゃなくてお届けがあるということですので、大変すばらしい事業だと思うんですけれども、昨年の予算委員会でも取り上げた委員の方もおられて、この事業に対する評価、本当に大切にしていく事業だなというふうに思っているんですが、今、まず数字を伺いたいのですが、幾つの事業所が委託を受けているのかということ、まずそれを教えてください。 21 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 22 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  高齢者食事宅配サービス業務委託の事業所の数ということで御質問頂戴してございます。  まず、昼食でございますが5事業所、それから、夕食については1事業所で行っていただいております。  以上でございます。 23 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 24 ◯委員(近澤美樹君)  それとですね、昼食の個人負担、それから市の補助、金額、それから夜食の個人負担、それから市の補助の金額、これを教えてもらえますか。 25 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 26 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  昼食については、利用者負担額が450円、市の負担が579円、夕食については、利用者負担額が840円、市の負担額が192円でございます。  以上でございます。 27 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 28 ◯委員(近澤美樹君)  これ合計しますと、1,000円のお食事と、補助も、おおむねそういうふうに考えられると思うんですが、1食1,000円のお食事をいただいているということをどういうふうに考えるかということもあると思うんですね。本当に安いお弁当を探せば200円とかそういう金額で売っているお食事を見ればそうしたものもありますけど、そうしたものとは全く別のものなのだというふうな考えを持つ必要、みんなでそれを共有する必要があるんじゃないかなというふうに思っています。  なぜなら、宅配サービスの事業って要綱があるんですけど、ここに「高齢者に安心・安全のもとに食事サービスを提供することにより、高齢者の健康を保持し、その安否を確認するとともに地域社会での孤立を防ぎ、高齢者福祉の向上を図ることを目的とする」というふうなことを目的とした、市のいわば採算が取れるとか取れないとか、お弁当屋さんでしたらもうかるもうからないというふうな考え方、必ず出てきますので、そういうことでは全くないんだということで、市がこの事業を続けているということを高く、本当に大切にしていかなきゃならないことだというふうに思っています。  それで、委託費のほうは去年と同じ金額でしょうか。 29 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 30 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  委託費につきましては、令和2年度と令和3年度と同じ額でございます。 31 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 32 ◯委員(近澤美樹君)  ありがとうございます。  そうしますと、食数は去年と今年は同じ、食数に応じて委託費決定しているんでしょうか。委託費、どういうふうに決定していますでしょうか。 33 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 34 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  委託費につきましては、いわゆる単価契約でございまして、1食につき幾らと、そういう形でお支払いしてございます。  以上でございます。 35 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 36 ◯委員(近澤美樹君)  そうしますと、委託費は、ちゃんと食数に見合って委託費は支払われるということなんですが、配達、配送している方々というのは、どういう方が担っていて、どういった報酬を得ているのかということを教えてください。 37 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 38 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  基本的な組み立てといたしましては、お弁当代は利用者の方が出していただくと、すなわち昼であれば450円でございます。私どもがお払いしている579円の中で、配送にかかるボランティアの方ですとか、配送に要する車両の購入管理ですとか、保険ですとか、そういうのを賄っていただいていると、そういう組み立てでございます。  以上でございます。 39 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 40 ◯委員(近澤美樹君)  そうしますと、昼夜の六つの事業で配送している方っていうのは、報酬を得ているんですか、それともボランティア的に最低賃金、東京都最低賃金を得ているという方ではないという方もおられるんでしょうかね。 41 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 42 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  事業所によって組み立てが違いまして、例えば、福祉施設で施設の入所者の方のためにお昼をつくっている、それと同じようなものをそこの在宅の方についてもお配りしますよというのがございます。そういうところについては、ボランティアを雇って、有償ボランティアという形で配送されているというふうに承知してございます。  また、食事の宅配業者等もございますので、そういうところは従業員として雇って配送しているというに承知してございます。  以上でございます。 43 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 44 ◯委員(近澤美樹君)  私、この配送の方に求められるものというか、果たしている役割というのは大変大きいものがあると思うんですね。インターネットの紹介なんですけれども、少し前ですけれども、市内のある事業所、社会福祉法人さんのこの事業の活動が紹介されているところがあったんですね。それをちょっと拝見させていただいて、これはお届けする人にも大きな役割というか大変一定のスキルも必要とされるなというふうに思ったんですが、例えば、ある福祉法人ですと、取りまとめをしている社協さんのほうから話があると、アセスメントをきちんとして、この方どういうふうな食数、どのぐらい必要なのかというアセスメントをしていると。事業所としてもアセスメントをしていて、玄関でいいのか、それともリビングのここなのか、相手の方によっては本当に様々な状況だと思いますので、あと、男の方が届けるか女の方が届けるか、ここまでの配慮をしてお届けまで責任を持っている。本当に公共のやっている事業の中身だなというふうに考えたんですが、その点でいくと、こうした方々の保障、これが事業所の努力で、それとボランティアでいいですよという方もおられると思うんですけれども、とはいえ、やっぱり本当に責任持ってやっていただきたい。報酬を得られるということで断る方がいるかどうかちょっとよく分からないですけれども、私、ここまで含めて、その方が食べるところまで含めて公共が責任を持つということであれば、配達の費用も含めて公共が責任を持っていくということを求められるんじゃないかと思いますけれども、そこはいかがでしょうか。報酬ということですね。 45 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 46 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  報酬については、各事業所の考え方に任せているところでございます。実際に私どものほうに報酬のことで、例えばこの額だと収まらないとかそういう話はいただいたことはございません。  以上でございます。 47 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 48 ◯委員(近澤美樹君)  分かりました。事業所の努力が大きいのかなというふうに思いますけれども、それと、あともう一つ、配送する方が何人かその事業所でいると、それをコーディネートする方って、そうしたコーディネートをする方も必要だと考えますが、ある事業所に聞いたら、コーディネートする方も含めてボランティアの方を確保していくということは、結構大変なんですっていう御意見を伺っているんですけれども、この点、市のほうも聞いていますでしょうか。 49 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 50 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  聞いているか聞いていないかということでしたら、すみません、そういうお話は頂戴しておりません。 51 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 52 ◯委員(近澤美樹君)  最後なんですけれども、今、圧倒的に昼のほうが多いと思うのですが、それは今、昼間の個人負担が450円、夜が840円ということなんですが、夜の食数が少ない理由というのは、市はどのように考えていますか。 53 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 54 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  この制度、もともと1日1食は少なくとも栄養のバランスの取れたきちんとお食事をお届けしようということで始まった事業でございます。一番配りやすいというのもございまして、昼食をメインに設定してございました。  平成11年から夕食について専門的にやっている事業所さんがございまして、夕食についてもこのような制度でされたいという御要望をいただいて、夕食のほうも取り入れたところでございます。  ですので、夕食が少ないというのは、やってくださる事業者さんがどうしても昼間の空いている時間を活用してということがございますのと、あとは利用者の方のほうでも、お昼にお弁当をいただければと、そういう御要望がニーズが多いのかなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 55 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 56 ◯委員(近澤美樹君)  例えば、福祉施設などで昼食を提供することのほうが事業所にとっては体制もつくれるし、配達の方もそういう体制を取りやすいということから、今、昼中心になっているんですけど、食事取る方によっては、夜という方ももちろんおられると思うので、そこは夜の体制取っていくことができるかどうかということは、必ずしも昼でないとということもないと思うので、そこは一つの課題としてあるのかなというふうに考えています。  ぜひ、本当に全国に先駆けて行われた事業なんじゃないかなというふうに思いますので、この要綱に沿って大切な事業として発展していくということを御提案させていただきたいと思います。この質問は結構です。  二つ目は、227ページの地区センターのことなんですけれども、1点だけなんですが、今、落川地区センターというのがあるんですけれども、落川地区センターというのは、かつての東京都の施設、今は移管されていますけど、日野療護園というところに隣接している地区センターがあるんですが、この日野療護園が立川に移転をする予定だと公表されています。それで、日野療護園の移転は建物の老朽化と今の場所というのは、浸水の想定地域にあるっていうこともあって、あそこでの建て替えとするのではなくて別の場所に移転したというふうに、私が調べたところではありました。  それで、令和5年に移転予定ということなんですが、隣接して落川交流センターがありますので、日野療護園がなくなったときに落川地区センターどうなるのか。それから、落川地区センター自身が老朽化したら更新をする予定があるのか。今、明確になっていることがありましたら、教えていただきたいと思います。 57 ◯委員長(奥住匡人君)  地域協働課長。 58 ◯地域協働課長(小松利夫君)  落川地区センターについての御質問をいただきました。  落川地区センターにつきましては、こちらは6,000人ほど、令和元年度ですけれども、御利用のある地区センターの中でも非常に利用の高い地区センターでございます。  今後につきましてでございますが、ここの土地建物については、日野市の建物と土地でございます。現在、日野市のほうで把握しているのは、令和5年に移転があるということは把握してございます。その中で、ただし、どういった形で跡地が利用されるとかそういった話はまだいただいていないところがございます。  地域協働課といたしましては、ここの利用状況、そういったものを踏まえまして今後、利用については検討していくというふうに考えております。  以上でございます。 59 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 60 ◯委員(近澤美樹君)  ありがとうございます。  落川地区センターは、実は落川交流センターと距離的に非常に近いんですよね。なので、ただ交流センターと地区センターって全く別なものなので、地区センターは目的が違いますので、近いので更新のときに地区センターがなくなるというようなことなどが決してないように要望をさせていただきたいと思います。この問題はこれで結構です。  次なんですけれども、237ページについては二つのことをすみません、お伺いしたいです。  先ほど私、子どもの医療費のことだけお伝えしたんですが、その下のモグモグの経費についても、申し訳ないですけど伺わせてください。  最初に子どもの医療費のことなんですけれども、昨年、市民の方から請願が上がりまして、いわゆるダブルインカム、そんなに高所得でなくても共働きをしている場合に所得制限にかかってしまって、コロナでまだ何があるか分からないという時期だったので、万が一子どもに何かあったらということで、医療費のことをとても案じている方からの請願でした。  そのことを考えると本当に不安だということだったので、本当に子どもの医療というのは、何かあったときにいつでもお財布を気にしないで医療にかかれるという体制をつくっていくこと、本当に大事だと考えています。  このことについては、何度となく本当に議会で議論されていて、市の見解もやっぱり国の制度としてきちんとやるべきだというふうに、大坪市長からもそのような見解も伺っているところです。  それで、この所得制限をなくすのか、また、年齢対象を上げて高校生までは安心してかかれるようにするのか、本当に自治体によっても、本当に国の制度に対して自治体がどこまで努力をするのかということでありますので、ばらばらなんですけれども、高校生までということであれば、例えば、そこは所得制限入れて対象がだんだんに広がっていくというふうに考えるやり方もありますでしょうし、いろいろなやり方あると思うんですね、対象拡大していく。  今のところで、日野市が子どもの医療費の助成制度について、これからのことでお考えがあれば伺わせていただきたいです。
     それで、これはやっぱり市長に改めて今、対象拡大についてどう考えているのか、担当にお答えいただいてもいいんですけど、市長にも伺いたいと思います。 61 ◯委員長(奥住匡人君)  子育て課長。 62 ◯子育て課長(仁賀田宏君)  子どもの医療費についての御質問をいただきました。  今、委員がお話をいただいたように、市としては、まず国のほうでしっかりとした制度を構築していただくということで、東京都に対しても26市全体の要望ということで要望を続けているところでございます。東京都のほうからも、国のほうに提案をしているというような回答が来ているところでございます。  なかなかですね、所得制限を撤廃するというところは、費用の面も考えて難しい部分がございます。  また、もう一つの提案として、高校生に対する医療費ということも従前から御提案をいただいているところでございます。こちらについては、どうしても今、中学生までということで制度があるものですから、高校生以上というものを少し研究をしてみて、今後対応ができるのかというところを探ってみたいなというところを考えているところでございます。  なかなか金銭的な負担ということですと、なかなか充実ができないところなんですけれども、子育て施策全体ということでいくと、居場所を確保したり相談の充実とかということで充実を図っていきたいと思っているところです。  以上でございます。 63 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 64 ◯委員(近澤美樹君)  ぜひ、市長に御見解を伺いたいんですけど、いかがでしょうか。 65 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 66 ◯市長(大坪冬彦君)  基本的には今、子育て課長が答弁したとおりであります。ただ、今コロナ禍があって、これからコロナ禍の後、どういうふうになっていくか分からない状況の中で、いろいろな格差の問題、貧困の問題があります。コロナ禍以前からあった問題もあるでしょうという問題提起もありますので、その辺の状況を見極めながら長期的には考えていかねばならないなというふうに思っております。  予算的な面で言えば、子どもの数も多分減っていきます。そんな中で、どう子どもを大切にしていくのかと、子どもの育ちを保障するのかという視点でもいろいろ考えることがあるかなというふうには思っております。  現時点での市の財政状況からすると、御要望は分かりますが、なかなか難しい点ございます。ただ、長期的に考えれば、当然国の制度的な保障も制度的な支援を求めていかねばなりませんが、当然、市としても子どもの育ちを考える場合に、今のままでずっと固定するかと言えばそうではないというふうに思っております。  ただ当面、この形を維持しながら国への要望も続けながら、また、このポストコロナ禍後の状況も見極めながらどうするかを考えていくということになろうかなというふうに思っております。  以上です。 67 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 68 ◯委員(近澤美樹君)  オール日野市で一致点として国を動かしたいというふうなところで協働できるテーマですので、ぜひ、これからも力を合わせたいし、御提案も大いにしていただけたらと思います。  次、モグモグのことをお伺いしたいと思います。  モグモグの夜間の事業は、利用者も減少しているということで廃止というふうな条例が通ったところなんですけれども、夜間の子どもの育成について、これについて、ちょっと廃止条例のときの議論がまだ残っているかなというふうなところがありますので、今年度の予算のところで考えていきたいと思っています。  市の認識として、育児の短時間勤務制度の義務づけがあって、法整備もされてきて、子育て中の保護者の働き方の変化があって、夜間の児童育成を必要としない家庭が増えている。なくなったとはおっしゃっていないですけれども、「それを必要としない家庭が増えているので、この利用者が減少していったというふうに考えている」というところがあったんですね。ただ、本当に夜間の児童育成を必要としていない家庭が増えているのか、それが本当に劇的に増えているのかというふうな問題があると思うんです。  ここのところ、改めて市の見解を夜間の児童育成を必要としている家庭についての市の御見解を伺いたいと思います。 69 ◯委員長(奥住匡人君)  子育て課長。 70 ◯子育て課長(仁賀田宏君)  夜間の育成を必要としている家庭の利用状況というか、そこら辺の見解というところでございます。  利用状況を見ますとですね、確かに登録者も利用者も減っている状況でございます。原因ということになるんですけれども、やはり働き方というのが少し変わってきているんだろうなというふうに感じているところでございます。  夜遅くまで時間外勤務をしてですね、子どもをそれまで預けてということではなく、今、少し働き方、時間外を抑制したり、またテレワークなんかも普及してきたということで、そういう部分もあって働き方が少しずつ変わってきたのかなというところでございます。  また、私ども、アンケートも利用者に、利用者というのは学童クラブの保護者に取っておりまして、そういう中では、保育園と同じように7時までの育成というのは、ぜひお願いしたいということは伺っているんですけれども、それ以上ということになると要望が減ってきていると、ほぼないというような状況でございます。  以上でございます。 71 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 72 ◯委員(近澤美樹君)  子どもの生活リズムや生理ということを考えると、長時間就労している親だったり保護者であったりという、そちらの生活に子どもを合わせていくということはなかなかしんどいことだと思うんです、子ども自身がね。ですから、もちろん働き方改革そのものは肯定して、働き方改革というか一般的な働く時間が、就労している人たちが短くなるということは私は賛同しますけれども、それではじゃあ、夜間の児童育成は必要とされていないというふうなところまで来たのかということで言えば、そうではないのではないかなというふうに考えます。  それで、子どもの支援の場所ということなんですけれども、やっぱり子どもが歩いて移動できる、そうしたところで考えていく必要があるんではないかなと。この夜間の子どもの育成について、百草園駅前のモグモグがなくなっても、多摩平に代替要素を持つそうした事業があるというふうなことがあったんですけど、そういう議論があったんですが、私はちょっとナンセンスというか、とりわけ小さい子どもさんの話をしていますので、日野という行政区の中で百草園の利用の方が多摩平のこっちを利用してくださいという議論は非常に乱暴だし、ちょっとそれは無理があり過ぎるんじゃないかなって考えています。  子どもの子育て支援というのは、基本はやっぱり子どもの生活に合わせていく、子どもがたくさん移動しない、たくさん電車に乗るとか、満員電車に乗るとか、そうしたことはやっぱり子どもに無理をかけるということだと思うんですけれども、これもやはり市長にお伺いしたいと思うんですが、例えば、ニーズ調査などでも、子育てというのは本当に声なき声、本当にか細い声というのが、それをこっちが取りにいくというようなことでないと、誰も本当に取り残さないなんてことは恥ずかしくて言えないことなんじゃないかなというふうに思っています。  その点では、働き方改革もあって働き方変わってきたというふうなことが一面あったとしても、およそ夜の児童育成は必要とされていないというふうなことには至っていないと思いますので、これについて、本当、何回も申し上げますけど、子どもの生理や子どもの生活というのはありますけれども、歴然としてやっぱり夜、就労する方もおられるわけだし、だとしたら、その子どもが本当にお日さまが出て沈んでというのに合わせて子どもがそういうふうに生活していくことができる。お家にいることと同じような、どこまでそれに近づけられるかということを考えるのが行政の責任だと思うんです。こうしたことって採算を取るか取れないかなんてことで言ったら全く採算が取れないことだと思いますけれども、子どもの権利保障ということで考えていけば、それを行政がどれだけやるかということが求められていると思いますので、この夜間の児童育成について、市長としてはどうお考えなのかということを伺わせていただきます。 73 ◯委員長(奥住匡人君)  子育て課長。 74 ◯子育て課長(仁賀田宏君)  まず、夜間育成につきまして、日野市として全くニーズがなくなったと、そういうような認識は持っていないところでございます。利用人数が減っているという中での夜間の育成を廃止したというところですけれども、必要な方というのが全くゼロになったということではないのかもしれないというお話をいただいたところです。確かに、そういうことがあるかもしれないということで、児童館であったり学童クラブであったり、そういう中から必要性がある子というのをしっかりと見極めていかなければいけないかなと思っています。そういう中で、夜間についての支援が必要だということになった場合には、ファミリーサポートセンターを活用するなりということでですね、丁寧に個別的な対応は行っていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 75 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 76 ◯委員(近澤美樹君)  市長、ぜひお伺いしたいんですけど、評価の高かった事業を様々な事情で条例を廃止したということですので、今後どうしていこうと思っているのかということについては、市長にお伺いできたらと思っています。 77 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 78 ◯市長(大坪冬彦君)  モグモグの夜間の対応については、多分、全市的に必要な方々を学童クラブ終了後ですね、送迎も含めてやってきたという点で、かなり先駆的な事業をやってきたというふうに思います。  日野市の場合は、子ども夜間、若干モグモグと違いますが、例えばトワイライトステイなどもあって、それから、これも状況によりますけれども、児童養護施設でのショートステイもあってということで、かなり品ぞろえが多くて危機管理も含めていろいろな対応をしてきたというのが現状になります。  そんな中で、やはり時代とともにニーズは変化してくるというのがあるのかなというふうに思います。この議論を聞いていて思ったのが、品川区が一時公立保育園で夜間保育をやっていました。今、やっているかどうか確認しておりませんけど、当然働く方々の事情で夜間保育を必要としている方がたくさん多分いらっしゃったんだと思います。区の中の状況でありますから、そういう方々がいらっしゃる場合は当然それに対応しなければならないし、それはしっかりとした責任を持った子育ての保障、保育等が必要になってくるという考えであります。それは私ども日野市も変わりありません。今後そういう考えでいきたいと思っているけれども、やはり時代のニーズは考えなければならないし、働き方改革が一定程度浸透してきたことは間違いないし、夜間の育成を必要とする子どもが減ってきたのは事実であります。ただ、それが全くないかと言われると、それについては常にアンテナを延ばしなら、そのニーズをしっかり丁寧に拾っていきながら、必要な措置なり必要なサイズなりを考えていかねばならないということはあります。  ただ、やはり制度というのは一定の年数をたって状況変化の中でやはり一旦やめてみるとかまた変化させるということは必要であります。今後、夜間のニーズが増える場合についてはどうするかというのは、当然市として考えていかねばならないというふうに思っております。  今、テレワークということはかなりはやっていて、逆に昼間いらっしゃるお父さん、お母さん、増えている状況もあります。そんな状況とその中でさらに夜間の保育を必要とする方もいらっしゃるかもしれない。それは丁寧にそのニーズを酌み取りながらどうするのか、既存の制度で代替できるのか、そうでないのか、そこを見極めながら必要性を常に考えて、制度設計には取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 79 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 80 ◯委員(近澤美樹君)  ありがとうございます。  前向きな御答弁だったと受け取らせていただきたいと思います。その上で一言、テレワークは増えているんですけど、保育したり子どもと一緒にいるためにテレワークしているのではなくて、テレワークってたまたまお家にいて仕事をしていますけれども、メインは仕事をするということでテレワークしてくださいということでいるので、お家にいるから保育できるというふうなことはあり得ないということをちょっと確認していかないと、自治体としてもやっぱりここのところはちゃんと確認していかないとおかしなことになるなというふうに考えていますので、申し添えさせていただきたいと思います。  最後の質問は、保育園のことをお伺いしたいと思います。  今、3月半ばなので4月1日からどういうふうな生活になるかということで、今年も保育園に入ることを本当に楽しみにしている子どもさんもおられるでしょうし、ただ、その一方で、まだ今年も一人でも保育園に入れないという不安な思いを持っている方がいてはならないなというふうに考えてはいるんですけれども、現時点で、保育園の入所希望の状況とそれに対してどのように対応されているのかというふうなことをお伺いしたいと思います。現時点で結構です。 81 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 82 ◯保育課長(綿貫真二君)  現時点での状況を申し上げます。  1次の申請というのは、1,119件受けております。昨年度から比べて50件ほど減少しているものです。現在、1次と2次の申請の関係で調整を進めているところです。現在まで決定した人から決定できていない人、確認しているところなんですけれども、200人ほどまだ決まっていないのかなという状況になっております。  例年この時期、200人程度出ております。この後の作業なんですけれども、200人の方々の状況を一つ一つ確認していきまして、最終的なものになりますと、例年どおりの人数に落ち着いていくのかなと思っております。  以上でございます。 83 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 84 ◯委員(近澤美樹君)  例年どおりの人数って言ってしまうと、これゼロでなくなってしまうので、まだゼロは達成していないのでなかなかまだ課題があるかなというふうに思うんですけれども、今後の施設整備の予定というのはどうなっていますでしょうか。新増設であるとかそうした計画はどうなっていますか。 85 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 86 ◯保育課長(綿貫真二君)  昨年度もそうなんですけれども、空きの状況も結構ありまして、そういった状況も踏まえて新たな施設整備については、今後の人口動態、あと保育需要の動向に注意してまいります。市内の保育施設が将来にわたり安定した運営を継続して保育サービスが提供できるように、需要と供給のバランスを慎重に見極めて整備のほうを検討してまいります。  以上でございます。 87 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 88 ◯委員(近澤美樹君)  そうしますと、この4月、新設の予定はないということでしょうか。 89 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 90 ◯保育課長(綿貫真二君)  現在のところは新設の保育園というのは今、考えておりません。  以上でございます。 91 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 92 ◯委員(近澤美樹君)  誰も取り残さないということで言えば、これは希望している方がおられるわけですから、やっぱりゼロにしなくちゃいけないというふうに考えていく必要があると思うんですね。  それで、ただ、ゼロにしたところでまた保育需要は発生するというふうなことはもちろんあるのは、これは喜ばしいことで、この方たち就業して納税者にもなっていくと。それとご自身もそういう条件があるのであれば、私も就労して男性でも女性でも私も就労して社会的な貢献もしていきたいというふうな状況がどんどん広がっていくことですから、この保育の整備って、全くもってプラスに考えていったらいいと思うんです。無駄になるなんてことは考えて案じて、ぎりぎりにしていくというよりは、働きたい方がどんなときでも働けるというふうなことを社会的に整備していくということが目的なわけですから、そういう整備をしていったらいいと思うんですけれども、ちょっと幾つか、働きたい人が、就労したい、子どもを安心して公的にケアしていただいて、自分自身は介護をしたり勉強したり就労したりというふうなことがかなう状態なのかどうかということを少し伺っていきたいんですけれども、今、同居しているおじいちゃん、おばあちゃん、祖父母の方が、子どもさんにとっては祖父母の方がおられた場合には、それも一つの条件として加味するということがあると思うんですけれども、今、祖父母の方の就労証明というのも提出させるということはしているのでしょうか。 93 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 94 ◯保育課長(綿貫真二君)  同居している家族、年齢なんですけれども、一応65歳未満の方ということで考えております。65歳以上の方、もしくは障害等がある方に関してはこの対象になっておりません。65歳未満の方に関しては、いろいろな条件を確認しております。  以上でございます。 95 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 96 ◯委員(近澤美樹君)  そうした場合に、例えばまだ、今、65歳まで就労する方は大変多いですから、就労証明を出している場合には、そのおじいちゃん、おばあちゃんがケアをすることはできないということで、同居だけれどもマイナス点になるということになっているということでよろしいでしょうか。 97 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 98 ◯保育課長(綿貫真二君)  指数表がありましてですね、同居の方がいる場合は、65歳未満の方に関しては、いろいろな諸条件を確認させていただいているところでございます。  以上でございます。 99 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 100 ◯委員(近澤美樹君)  この同居をしているから就労証明を提出するというのは、つまり働いていなかったらば、その人を保育する人として考えなさいというふうなことだと思うんですけれども、私、これはもうやめたほうがいいんじゃないかと思っているのは、おじいちゃん、おばあちゃんにも、おじいちゃん、おばあちゃんの人生がありますよね、自分自身の生活設計があって。なので、ここの人たちも保護者に準じて、この人たちも子どもを見るのは当然であるというふうなことがあるから、就労証明提出したりというふうなことをしていると思うのですが、私は同居していれば、おじいちゃん、おばあちゃんも、生まれてきた子どもの保護責任があるというふうな考え方はやめるべきではないかというふうに考えますが、市の見解はいかがでしょうか。 101 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 102 ◯保育課長(綿貫真二君)  現在のところでは、同居している家族の方を一応確認させていただいているところでございます。貴重な御意見として今後、毎年毎年確認しておりますので、検討してよりよい運営ができるように考えていきたいと思っております。  以上でございます。 103 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 104 ◯委員(近澤美樹君)  ありがとうございます。  ぜひ検討してもらいたいんですけど、孫の面倒を見るなと言っているんじゃなくて、本当に孫って物すごくかわいいので見てあげたいのはやまやまですけれども、責任って誰が持つのかというと、やっぱり社会が責任を持つものだと思うんです。本当にかわいいので、仕事辞めて孫といたいっていうふうな、そのぐらいの心境になってしまいますけれども、でもやっぱり責任主体は社会だなというふうに思っています。  それと、もう一点伺いたいんですけれども、私自身もそうなんですが、女性のM字の就労の状況で、M字を解消するというのが、一旦仕事を辞めてまた再就職をすると。女性が一旦キャリア中断するというふうなことの解消というのが言われていて、日野市は努力によってM字の谷が浅くなっているのかな、少し谷が浅くなっているかなというふうには思うんですけれども、つまりキャリア中断しないで働き続けることができるということがもちろんいいんですが、一旦仕事を辞めた方が、求職しながら預け先がなくても仕事を探すことができる。休んでいるほうの休職じゃなくて仕事を探すときの求職のほうで、その状態でももう子どもさんが保育園に行って、保育園に慣れて生活できるなっていうことを担保した上で、仕事を探す人が安心して仕事を探せる状況をつくっていくというのも必要ではないかと思っているんですが、今、こうした求職中の人も実際に日野市保育園に入れているというような状況があるんでしょうか。 105 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 106 ◯保育課長(綿貫真二君)  求職中の方も申請はできます。保育園の空き状況、あと優先順位の関係で入っている方もいらっしゃいます。  以上でございます。 107 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 108 ◯委員(近澤美樹君)  待機の方、おられますけれども、年齢にもよると思うんですが、求職中でも入れないという方が、例えば、4月と3月では全く状況違うと思うんですが、年度終わりでも入れるというようなことってあるんでしょうか。 109 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 110 ◯保育課長(綿貫真二君)  やはり4月1日に入れる方が一番人数的には多く入れます。ただですね、5月6月と進んでいきますと、徐々に定員のほう空き状況が埋まってきますので、やはりそれが年度末、2月、3月になってくるとちょっと入りづらい状況かなと考えております。  以上でございます。 111 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 112 ◯委員(近澤美樹君)  そうすると、これで民生の質問終わりですので、市長にお伺いしたいと思うんですけれども、もう新しい施設も今年度は計画がないということですが、日野市が目指す保育園の整備、量の問題がありましたけれども、質のところというのも問われてくると思うんですけれども、私などは認可保育園に希望する人がみんな入れるというふうなことを整備することが一定のレベルかなと思うんですが、日野市が日野市の目指す保育園整備というのを今、どういうふうに考えているのかということを市長にお伺いできますでしょうか。 113 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 114 ◯市長(大坪冬彦君)  なかなか難しい方向づけが求められていると思います。多分、この4年間ぐらいで1,017人ぐらいの定数を拡大してきて、今まで恐らく待機児解消ということで本当に質より量ということで、どこの自治体も都市部は同じですけれども、かなりある意味必死になってやってきた部分ございます。  ただ、その中で、認可保育園といっても、恐らく保育士の数、そして保育士のレベルといいますかね、かなりいかがなものかというところがたくさんあちこちで見られるという話も聞いています。そういう点で、質を犠牲にして量を拡大してきたというのがこれまでの現状かなというふうに思っております。  もちろん、市内の保育園のそれぞれの保育士さん、頑張っておられますので、日野市内だということではなくて。ただ、今現在、日野市内の子どもの数も少し減りつつあります。そんな状況の中でこれからどうするのかということであります。今の昨年の待機児状況からすると、前、申し上げましたが、フルスペックの保育園を整備するという状況ではない。その中で、例えば、小規模保育所なども今までやってきましたし、1歳児の緊急臨時保育などもやってきたけれども、そういう小回りの利くものも駆使をすることも視野に入れながらどうするのかということを考えていかねばならない。  先ほど、保育課長から答弁ありましたように、既存の保育園の中で、定員の空きが生まれているのは事実であります。単純に数を押し込むということであれば、かなり押し込めますけれども、そういうわけにもいかない。当然、保育の希望も様々でございます。
     質の点については、先ほど、近澤委員から問題提起ありました。就労証明の取り方、そして求職中の方々の扱いであります。  質より量が問題になっている段階では、やはりどうしても申込者の差をつけなければならないと。例えば、求職中の方、フルタイムの方、どうしてもフルタイムの方が中心になってしまう。そういう状況が、これは苦しいけどやらざるを得なかった。フルタイムの方でも競争した場合、何らかも形で差をつける、これが実際に保育園の選考の現状であります。そこでいろんな問題が生まれてきたということあります。多分長い間、議会でもいろいろな指摘をいただいてきました。兄弟同士が別の園になってしまうとかいうこともありましたよね。今、そういう段階は過ぎているかなというふうに思います。量の問題、数の問題はある程度解消してきて今後はどうしていくのか。今までは求職中の方、そして65歳未満の方が同居されている方いらっしゃる場合というのは低い格付にするということをやらざるを得なかったけれども、今後はそういう点についても、少し考えていく段階やってくるかなというふうには思っております。その上で質というのを考えていかないとということになっていくと思います。  ただ、それが一気に来るわけではなくて、徐々に、先ほど保育課長からありましたように今回も200人くらいまだ決まっていないという状況ありますから、そういう現状を踏まえながら徐々に質を考えるような話に持っていくのかなということかなと思います。  理想的には、保育園を希望する方は全員が入れるというのを目指すのが本来の保育行政でありますので、それを目指していきたいと思っておりますが、ただ、そこまで行くにはまだまだステップを重ねなければならないし、今後の保育所整備についてもそういう視点で考えていきたいと思っております。  以上です。 115 ◯委員(近澤美樹君)  はい、結構です。 116 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 117 ◯委員(峯岸弘行君)  私は2点、質問させていただきたいと思います。  まずは、217ページ、昨日の説明員の方の説明でさらっと聞き流してしまったんですけど、家に帰ってよく読み込んでみたら、これは大変なことだと思いまして、質問することにいたしました。高齢者等ちょこっと困りごと支援事業委託料ですね。それが昨年まであったものがなくなったということで、この点について質問したいと思います。  大きな2点目としては、219ページの節8の避難行動要支援者対策事業経費の関係で、聴覚障害者に対する支援事業についてちょっと聞きたいと思います。  まず、高齢者等ちょこっと困りごとサービスとも今まで言っていましたけれども、実は私は、市議会議員にさせていただいて15年目になるんですけれども、一番いい事業だと評価していただいているのは、私が一般質問で取り上げて事業化していただいたことになっておりますけど、70歳以上のおひとり住まいの高齢者及び障害者の方が対象で、30分以内で終わる困りごとをやっていただけるということで、非常にこれは喜ばれておりまして、これを質問したときのきっかけは、ある高齢者のお宅にお邪魔したら、家の中が夜、真っ暗で、一部屋だけ電気ついているんですけど、どうして電気つけないんですかと言ったら、電球が切れちゃって自分でつけようと思ってちょっと椅子に上ったんだけど怖くてつけられなかったと言って、そういう困りごとがあるということで、当時の高齢福祉課長に相談したところ、そういう自分でつけようとして転んで骨折するような高齢者も結構多いんですよというお話を伺って質問したんですけど、これについては、まず、1点目に昨年の実績をお伺いしたいと思います。2点目に利用されていた方の声がもし届いていれば、その2点、まずお聞きしたいと思います。 118 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 119 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  高齢者等困りごとサービス事業について御質問頂戴してございます。  去年の実績でございますが、利用人数が129人、実施件数については190件でございます。  今年度につきましては、コロナ禍ということもございまして、実際にボランティアサービスをされている方が9名おられたんですけれども、そのうちの4名の方が御辞退ということで辞められました。残る5名の方についても、平均年齢が74.8歳という状況でございまして、うつす心配もあるし、うつされる心配もあるということで、今の時期はということで控えられてございます。  そういうことで今年度は、事業を緊急事態宣言中は中止してございます。そのような状況でございます。  以上でございます。 120 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 121 ◯委員(峯岸弘行君)  続いて、ボランティア募集についての努力はされたのかという点と、あと、コロナが収束した後、再び事業を再開していただけるのかどうか、お願いします。 122 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 123 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  まず、ボランティアの募集につきましては、ずっと課題でございまして、チラシを作成したりということで努力をしてまいりました。ただ、なかなか応募していただける方がいない状況でございます。  それから、来年度なんですけれども、この残った5名の方もお話をした結果、そもそも御自身が高齢化ということもあって、どこかで辞めようと思っていらっしゃっていたと。この5名の方全員がここが潮だというお気持ちというふうにお伺いしましたので、来年度の事業の継続は難しいと判断をしたものでございます。  以上でございます。 124 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 125 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  10年以上前に私が都内の幾つかのまちを視察しまして、当時の高齢者の困りごとの事業に対して、シルバー人材センターが対応している区もありました。それで、高齢者の中には本当にありがたいんだと。特にコロナ禍については、電気屋さんまで電球を買いにいかなくても電話して、次の日予約して買ってきてくれますので、それで助かっているということなんですけれども、1回300円という金額については、300円なんか安くても申し訳ないと。500円でも1,000円でも取ってほしいという高齢者の方も何人もいらっしゃいました。ですから、私はこの際ですね、市民ボランティアに頼るのではなくて、シルバー人材センターに業務を委託して、金額も500円から1,000円ぐらいに値上げしてもいいと思うので、この事業は実際に129名の方がこれを利用されているわけなので、この方々がまた電球が切れたときに電話したら、日野市としてはこの事業やりませんと、そういう無責任なことでいいのかなと思うんですね。シルバー人材センターへ委託しての業務の継続について、御意見をお願いします。 126 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 127 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  この事業の廃止に当たりましては、利用されていた方々お一人おひとりにお知らせを出して、代替するサービスを御案内する予定でおります。  そのサービスとしては、社会福祉協議会に委託してございます在宅ケアサービス事業でありますとか、今、委員のおっしゃいましたシルバー人材センターのリビングサポートですとか、同様の事業をしているところがございますので、そちらを御案内する予定でございます。  以上でございます。 128 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 129 ◯委員(峯岸弘行君)  シルバー人材センター及び社会福祉協議会の事業は、利用料は幾らですか。 130 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 131 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  在宅ケアサービスの事業につきましては、これは会員制の事業でございまして、会員になるための登録料が1,200円、それから、実際のサービスについては1回につき1,000円と把握してございます。  リビングサポートの事業については、実際の手間賃ということになりますので、お願いした仕事によって変わってくるというふうに伺っております。  以上でございます。 132 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 133 ◯委員(峯岸弘行君)  細かくて申し訳ないんですけど、電球が切れたということで電気屋さんに頼むと手間賃が3,000円ぐらいかかるんですけれども、今の説明の中で、電球を一つ買ってきてくださいという場合には幾らかかるのですか。 134 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 135 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  在宅ケアサービスの場合は、今、申し上げた金額の中で1,000円だというふうに思ってございます。  それから、リビングサポートについては、すみません。実際に問い合わせたことがないので、把握してございません。  以上でございます。 136 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 137 ◯委員(峯岸弘行君)  在宅のサポートについては、いわゆる利用者の条件は特になく、誰でも高齢者なら使えるのですか。例えば70歳以上とか何か条件があるんでしょうか。社会福祉協議会の事業について。資料がなければ結構ですけど。 138 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 139 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  ちょっとすみません、資料がすぐに出てこないんですけれども、65歳以上の高齢者を基本にお困りの方であれば使えるようになっていると思います。  以上でございます。 140 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 141 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  私がこの事業はとても大事な事業で、その二つの事業があるということを利用者に御説明をされたということは評価しますけれども、今まで私もね、高齢者ちょこっと困りごとサービス、電話番号は585の5252ですと頭で暗記しているぐらいに高齢者から相談あるんですよ。答えるとね、何日かたつと、峯岸さん助かった、本当によかったってお礼の、私にお礼言われても困るんですけど。  市長、どうですかね。これはちょっとコロナが収束したら復活していただきたいんですけど、どうでしょうか。金額は値上げしてもいいですけど、御所見をお願いします。 142 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 143 ◯市長(大坪冬彦君)  このちょこっと困りごとサービスは、ずっと峯岸委員が質問されてやり取りをしてきた記憶があります。  当然、サービスをやめる場合に、利用者の方のことを考えて当然代替を考えていかねばならないしということで、今、高齢福祉課長が申し上げましたように代替サービス二つ申し上げました。  ただ、それはもともとあってその中であえてこのちょこっと困りごとあるというのは、非常に手軽ですぐ駆けつけて、安価で、しかも30分で短時間でできるというニーズがあって、そういう意味での広い市民ニーズがあって、それをうまく拾い上げるという形でできたサービスでありまして、貴重なサービスであったと思います。  ただ、問題はなかなかボランティアの方が高齢化したということで、もともとこの事業はボランティアを募集するのが難しくてということがあってという課題がありました。それでも何とかやっていただいていたところが、ちょっとコロナ禍でというふうに支障が出てきたところがあります。当然、そういうニーズがある、既存の事業では拾いきれない部分があってということでやってきましたので、今後どうするか考えていきたいと思っております。  昨年ですね、トクイのカケハシというちょっとしたスマホを使ってサービスを提供したい方と欲しい方をつなぐマッチング事業をやりました。これは新しいちょこっと困りごとサービスの替わりになるかなというふうに思いました。こういう実験的なことも行っておりますので、多分恐らくお金というよりは、本当に助けたいと、実際に助けてほしいというマッチングの仕組みがあれば、お金の問題というよりはできるのかなというふうに思っておりますので、それも含めて、また今後も含めてしっかり考えていって、そういうニーズに対する取り残しがないような形を工夫していきたいと思っております。  以上です。 144 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 145 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。ぜひ、よろしくお願いします。  2点目です。219ページの避難行動支援者対策事業経費、以前ある聴覚障害者の方から、豪雨災害のときに耳が聞こえませんから、雨が強く降っているなとは分かっていたのですけど、避難準備とかいろいろ警報が出るわけなんですけど、なかなかタイムリーに状況が分からなくて、避難するタイミングが分からなかったという聴覚障害者の方がいたんですけど、今はLINEという手法が、つくっていただいて、LINEでお知らせするということもできる。これはすばらしい事業だと思いますけれども、LINEのチャットボットなんかを利用すれば、双方向の今知りたい情報を聞いてそれに答えるということもできると思うんですけど、現在の災害時の聴覚障害者への情報提供について、ちょっとお聞きしたいと思います。 146 ◯委員(峯岸弘行君)  障害福祉課長。 147 ◯障害福祉課長(熊澤 修君)  災害時の聴覚障害の方への配慮ということでは、登録をしていただきましてメール配信サービスを一人ひとりにさせていただいております。このような資料を一人ひとりにお配りさせていただいて御案内させていただいているところです。  以上です。 148 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 149 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  その情報は、いわゆる聴覚障害者の全ての方に情報が行っているのでしょうか。それとも、聴覚障害者の団体の方を通じて、その団体に入っている方に通知が行くようになっているのでしょうか。 150 ◯委員長(奥住匡人君)  障害福祉課長。 151 ◯障害福祉課長(熊澤 修君)  個人個人ということでございますので、どこかの団体に属していないと登録できないとかそういうことではございません。  以上でございます。 152 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 153 ◯委員(峯岸弘行君)  全ての聴覚障害者にその情報が行き渡っているということでよろしいですね。 154 ◯委員長(奥住匡人君)  障害福祉課長。 155 ◯障害福祉課長(熊澤 修君)  このようなパンフレットを一人ひとりに窓口などで説明をさせていただいてということからスタートしておりますので、全員でございます。  以上です。 156 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 157 ◯委員(峯岸弘行君)  分かりました。以上です。 158 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 159 ◯委員(新井智陽君)  私からは2点、質問させていただきます。  221ページ、認知症検査業務経費、認知症検査業務委託料、1,481万1,000円、2点目が223ページ、介護福祉施設整備等経費、認知症対応型共同生活介護事業所整備補助金、1億860万円、いわゆる認知症高齢者のグループホームの新設工事についてお聞きします。  まず、認知症検査業務委託についてお聞きしたいと思います。  近年、高齢者が増え、認知症の方々も大変増加している傾向だと認識しております。一方、認知症というのは、なかなか自覚することも難しいのが現実だと思っています。周囲の家族の方々、また、患者本人の性格なども影響して、なかなか早期に認知症を理解する、そういったことの難しさというのが指摘されています。  また、認知症の多くはですね、精神障害を持つ、併せていることも多くて、なかなか一様にどれが認知症だとかということも分かりづらい、そういうことも指摘されております。  認知症に対する治療というのはですね、多くの場合、認知症が進んでからの対応が大変多いというふうに聞いております。  また、認知症にかかった場合には、不可逆的で脳神経を再生することが大変難しいため、一旦進行するとそれを治療して元の状況に戻すのは大変難しい障害だと言われています。  そこで、日常的な取組としまして、早期発見の取組について、認知症検査業務に関してどのようなことを今、検討されているのか聞かせてください。お願いします。 160 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 161 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  認知症対策につきましては、委員もおっしゃられたように早期診断、早期治療、早期支援をすることで病気の進行を遅らせることができたり、穏やかな日常を送ることができるとされてございます。  そこで、市では、令和3年度から早期診断、早期治療、早期支援を目的に認知症検診事業を始めるものでございます。  この事業は、70歳から79歳の高齢者を対象として市内の医療機関で無料の認知症の健診を行うものでございます。健診により、より精密な診断が必要と判断された方には、精密検査ができる医療機関を御案内し、また必要に応じ地域包括支援センター等に御案内し、早期の支援に結びつけるものでございます。このような事業を次年度から開始と予定してございます。  以上でございます。 162 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 163 ◯委員(新井智陽君)  重要なことは、認知症は初期状態の対策だとやはり思っています。早期発見して患者に合わせましたケアの治療をしっかりやっていただきたいなと思っています。  なるべく心配だという方に医療や福祉の支援を早期に利用してもらいたいなと思っています。医師会ともですね、いろいろ連携しながらやっていただきたいなと思っています。この支援というのは、補助事業というのはどのくらいの割合の補助なんでしょうか。 164 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 165 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  都の補助のことということでよろしいでしょうか。  これ実は、東京都の10分の10の補助事業でございまして、向こう3年間補助の制度があるというふうに伺っております。  以上でございます。 166 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 167 ◯委員(新井智陽君)  10分の10の事業ということで、ぜひ、日野市の負担がないということでなるべく多くの方々にしっかり対応していただきたいなと思っています。
     次に、若年性認知症の取組に関してお伺いしたいと思っています。  日野駅から徒歩3分ほどに東京都多摩若年性認知症総合支援センターがございます。これは東京都の委託を受けて2016年の11月に開設したものでございます。私も何度か視察に行ったことがあるんですけれども、多摩地域には1か所しかないところで、都心にも目黒区にしかない、東京都内には2か所しかないというものでございます。  地域包括支援センターや医療機関等の専門機関から、相談については相互連携して、必要な助言を行っているという状況でした。医療とか社会保障とか就労支援とか、場合によっては金銭的に大切なものであったりとか契約等に関するコーディネートをしていると伺っております。  そこで、東京都多摩若年性認知症総合支援センターとの連携やこれまでの関わりについてお伺いします。 168 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 169 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  委員もおっしゃいましたように、多摩地区では唯一の、東京都のセンターでございますけれども、若年性認知症総合支援センターが日野市にあり、私どもも密に連携を取らさせていただいております。  相談件数も確認しましたところ、令和元年は33件ということで、多摩地区の指定自治体の中では一番人口と相談件数の割合で言えば一番高くなっていると、地の利もございますが、そのように活用させていただいてございます。  また、それ以外の連携としましては、市内の認知症の家族会や認知症家庭へのサポート、企業向け認知症サポーター養成講座の開催、また、市で主催してございます認知症月間への参加、また、市が開催しております認知症対策推進会議への出席など、いろいろな分野で連携や御協力をいただいております。  以上でございます。 170 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 171 ◯委員(新井智陽君)  地域包括との会議にも出席をされていて、いろいろと連携を取っているというふうにも私もお伺いしていますので、この機にまた若年性認知症に関して、東京都の多摩若年性認知症総合支援センターとも連携を取りながらしっかりやっていただきたいなと思っています。  それでは、次に、223ページの認知症高齢者グループホームの新築工事についてお伺いします。  この新築工事は、場所はどのように決めたんでしょうか。また、2点目として今、施設に入りたいという方がどれだけいて、どのくらい待っているのか。また、3点目に定員はどれだけなのか。また、4点目は、認知症高齢者グループホームが新設されることによって、市内におきますグループホームというのは何か所目になるのか。また、全体としての受入れのキャパシティーというのはどれぐらいになるのか、聞かせてください。お願いします。 172 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課主幹。 173 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  では、認知症グループホームの整備についてお答えいたします。  まず、場所の選定でございますけれども、こちらの場所につきましては、平成31年1月から2月の間に公募を行いまして、運営事業者が場所込みで公募に手を挙げてくるという形で、公募で選定された事業者が日野市日野なんですけれども、こちらのほうの場所に決まったというところでございます。  また、現在の待機者数ですけれども、こちらがですね、市内のグループホームからお聞きしているんですけれども、複数のグループホームにお申込みをされている方が重複等ある可能はあるんですけれども、昨年の1年前の状況でですね、今103名の方がお待ちという状況でございます。  今度、開設するグループホームの定員でございますけれども、18名となってございます。こちらのグループホームを開設することによりまして、現在8施設ありますのが9施設になり、また全体の定員が99名のところが117名に拡大されます。  以上です。 174 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 175 ◯委員(新井智陽君)  今現在で99名でこの施設ができることによって、日野市内全体で117名のキャパシティーがあるということでございます。希望されている方がだぶっているという関係で、もしかしたらもう少し少ないかもしれないですけど、現在103名の方が施設ができるのを待っているということで、待っている方はですね、通所だったりとか訪問だったりとか、ほかの介護サービスを受けながらお待ちになっているのかなと思っています。構築をしてもですね、すぐに埋まってしまう可能性が大変高いのかなと思っております。  次に、グループホームの建設の計画についてお伺いしたいなと思っています。  令和3年度からスタートします第8期の介護保険事業の計画で、どのように計画をしているのか。また、いつの段階で公募をかけて、いつ頃ですね、次のものが開設される予定で、どのくらいの規模を受け入れるのか教えてください。お願いします。 176 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課主幹。 177 ◯高齢福祉課主幹(西山律子君)  では、グループホームの計画についてお答えいたします。  令和3年度から始まります第8期の介護事業計画の中で、グループホーム1施設の開設を予定してございます。こちらの公募ですけれども、令和3年度に入りましてすぐですね、開始をする予定でございまして、スケジュール的には令和5年度中に開設をするところでございます。  以上です。 178 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 179 ◯委員(新井智陽君)  また、令和5年度に開設するということで、18名の予定ということで、大人数の施設では、入居者とか職員の方などが目まぐるしく変わるということで、認知症の高齢者の方々がなかなか生活しづらいというふうに言われていて、認知症を悪化させて様々なトラブルが起きるとも言われています。今回のように小規模でアットホームな介護を行っている認知症グループホームについては、新しく出会った人や新しいものを覚えたり、認識したりするのが難しいと言われる認知症の方々にとっては、心豊かに暮らせるものだと思っております。  認知症の方にとって、住み慣れた家を離れて生活するのは不安が大きいものでございます。グループホームは家庭にできるだけ近い環境で地域社会に溶け込んで生活することを目的として、認知症の方が安心して暮らしやすい環境を構築していただきたいと思います。  以上でございます。ありがとうございます。 180 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 181 ◯委員(奥野倫子君)  私からは、248ページの保育の予算ですね。251ページの施設助成事業経費。そして、263ページ、生活保護費について伺います。  保育の質問は、先ほど近澤委員からありましたので重複を避けて質問したいと思いますが、ゼロ歳、1歳、2歳の待機状況ですね、どうなっているか。まだ確定していないわけですけれども、でも現段階で通常どおりの待機で、最終的にも通常どおりの数になるだろうというようなお答えがありました。そういうざっくりとした枠の中で構いませんので、それを聞かせてください。まず、それを聞かせてください。 182 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 183 ◯保育課長(綿貫真二君)  一応、選考のほう進んでおりまして、例年どおり進んでいるんですけれども、ゼロ歳のほうで多少空きがあったりするのでそこを今、調整したりするところであります。  やはり1歳のところはですね、非常に申込みの方が多いわけでありまして、かなりちょっと入れない方がいらっしゃいます。人数的にはごめんなさい。今、手元に資料がなくて申し訳ございません。1歳はちょっと多いという状況です。  以上でございます。 184 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 185 ◯委員(奥野倫子君)  予算の審議なのに全然資料がないというのは面白いですね。  最終的に待機児が通常どおりということは何人ということを想定しておっしゃっているのかというところですね。あと、その中で、断る理由がマッチングのみの方というのはどれぐらいいらっしゃるのかというのは分かりますか。 186 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 187 ◯保育課長(綿貫真二君)  マッチングの件なんですけれども、やはり空いているところもありまして、どうしても申込者の中には、第一希望の保育園以外のところは入りたくありませんというような保護者の方いらっしゃる件数がかなりありまして、そこはちょっとマッチングの関係でちょっと苦慮しているところであります。  以上でございます。 188 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 189 ◯委員(奥野倫子君)  育休を延長したい方にとって、会社が延長を認める理由というのは、保育園に入れなかったということだけなんですね。なので、結局倍率が高い保育園をわざわざ指名して入れませんでしたと。「あなたの申請は却下されました」という紙を会社に提出して育休を延長するという方もいらっしゃるんですね、中には。その方たちは、純粋な待機児ではないですよね。なので、やっぱりその状況もちゃんと市側として把握しながら、純粋な待機児というのはどの程度なのかというのも把握していかないと、今後の計画って立っていかないと思うんですね。やっぱり育休延長したいがために待機児を選ぶという方というのは、今の私が説明した状況を見れば、毎年出るので、絶対に待機児はゼロにならないということになるんですね。なので、その点について、やっぱりそこも含めて把握していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 190 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 191 ◯保育課長(綿貫真二君)  先ほど、ごめんなさい、人数の関係の資料が今、手元に見つかりました。  現時点での待機児童数の関係なのですけども、ゼロ歳児がまだ40名ちょっと決まっておりません。それから、1歳児がやはり多くて、100人を超えている方がいらっしゃいます。3歳児が30人を超えています。4歳児が10人ちょっと。その上は、合わせて20人ぐらいかなということで、今現時点での数になります。これは、これからマッチング等、一つ一つ保護者の方に問合せしまして確認していきますので、人数は上下していきます。 192 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども部長。 193 ◯子ども部長(中田秀幸君)  ただいま委員から御質問のございました、育休延長を目的とした不承諾通知を求めるというような状況というのは、毎年度生じております。そういったことも含めまして、待機児童、本来のと言いますか、その数をしっかり把握していく必要があるというふうに認識をしております。  以上でございます。 194 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員、マスクを外して発言していただいてよろしいですか。聞き取りにくいものですから。 195 ◯委員(奥野倫子君)  ありがとうございます。  本当に保育園の待機児問題というのは、なかなか厳しい中で、日野市としても、数を増やして頑張ってきたという認識は持っております。  次に、251ページの施設助成事業経費なのですが、むこうじま保育園の家賃の補助金1,650万円に関して伺います。  家賃の補助率というのは20%というふうに、私たちお聞きしてきたんですが、そのルールというのは変わらないのでしょうか。そして、むこうじま保育園、たかはた北保育園、上田せせらぎ保育園の家賃としての平米単価、それは分かりますでしょうか。 196 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 197 ◯保育課長(綿貫真二君)  むこうじま保育園の家賃補助金の関係でございます。  こちらに令和3年度の予算額1,650万、記載されておりますが、実は現在、運営法人のほうと協議をしているところであります。具体的には、以前御指摘を議会等でもお受けさせていただきまして、これまで前渡金を除く各年の家賃の支払額を基に、賃借料加算を差し引いた残りの部分について、家賃補助制度を適用してきましたが、あえて今年度、令和2年度から平成26年度当初のとおり、市の負担額を上限に補助額を計算する考え方に改めていこうというふうに考えております。  つまり、本来の運営法人が負担する額を負担してもらおうということで、現在、運営法人と協議を重ねており、ほぼ同意に至っているところであります。  今、金額のほうが示されているのですけども、この金額は、来年度、1,650万と書いてありますが、市のほうのこちらの金額ですと、恐らく、現在協議している話の中では、600万ちょっとの金額で来年度進むのかなというところで、今話は進んでいるところになります。  以上でございます。 198 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 199 ◯委員(奥野倫子君)  私が先ほど質問した数字を必ず出していただきたいんですけれども。要するに、家賃は今幾らなんですか。 200 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども部長。 201 ◯子ども部長(中田秀幸君)  委員から2点御質問を頂戴いたしました。  まず、家賃の補助率でございます。こちらにつきましては、上田せせらぎ保育園、それとあと、むこうじま保育園。これについては、平成28年度以降ですかね、新しくできました国制度、都制度の家賃補助制度になりますので、その他の保育園に対する補助とは少しスキームが違っております。ですので、一定の補助率ではないということで御理解いただければと思います。  それと、家賃、平米単価でございます。むこうじま保育園に関しましては、建物の延べ床面積で申し上げますと、1,748平米ほどございまして、年間の家賃総額が5,040万程度となっております。上田せせらぎ保育園につきましては、建物の延べ床面積が859平米ほどになっておりまして、家賃のほうが年間総額で2,073万6,000円という状況でございます。すみません、ちょっと率までは計算しておりません。  以上でございます。 202 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 203 ◯委員(奥野倫子君)  大変申し訳ありません。むこうじま保育園は月額に直すと幾らですか。 204 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども部長。 205 ◯子ども部長(中田秀幸君)  私人間の契約書に基づきまして、月額家賃は390万となっております。 206 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 207 ◯委員(奥野倫子君)  では、前家賃として、これ、10年分でしたっけ、15年分でしたっけ、何%分が払われていますか。毎月、何%分で幾らが前倒しで何年分払われたということになりますか。 208 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 209 ◯保育課長(綿貫真二君)  約30%と考えております。  以上でございます。 210 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 211 ◯委員(奥野倫子君)  390万円の30%は、すみませんが、計算して出していただけますでしょうか。 212 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 213 ◯保育課長(綿貫真二君)  130万円ほどになると思います。  以上でございます。 214 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 215 ◯委員(奥野倫子君)  15年分でいいですか。10年分ですか。 216 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 217 ◯保育課長(綿貫真二君)  15年分ということになっております。  以上でございます。 218 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 219 ◯委員(奥野倫子君)  そうしますと、15年分の前払いとすると、月83万円になるんですね。今390万円の家賃に対して、月137万円の補助金が出ていると。しかし、既にもう月83万円分が前倒しで払われていると。そうすると、137万円プラス83万円で220万円も、この法人は免除してもらっているんですよね。そうすると、56%免除してもらっているんですよ。何でこんな特別扱いになるのということなんですが。  これについても、第三者委員会は開かれて、何でこんなことになったのかということは調べていただけるということなので、これ以上、深入りしませんが。  次に、たかはた北保育園については、マンションの1階のワンフロアで運営しているので、これもやはり、家賃補助になるべきだと思いますが、建設費補助ということで毎年毎年お金が払われているのですね。この建設費補助となっている理由は何か。先ほども、むこうじま保育園では1,748平米となっていましたけれども、同じぐらいの広さがあると思うんですけれども、何でここについては建設費補助になっているのか、お答え願えますか。 220 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 221 ◯保育課長(綿貫真二君)  申し訳ございません、ちょっと確認をさせていただきます。申し訳ございません。よろしくお願いします。 222 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 223 ◯委員(奥野倫子君)  建設費補助ということになると、保育園に対して払われていることにはならないんですよね。建物を建てた人に対する補助になっているわけですよ。ということは、このマンションの所有者は、民間保育園社会福祉法人ということでよろしいですか。 224 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 225 ◯保育課長(綿貫真二君)  先ほどの件も含めまして、こちらもちょっと確認させていただきます。申し訳ございません。 226 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。
    227 ◯委員(奥野倫子君)  むこうじまに関しては、もう起訴もされましたので、私、名前も出していますけれども。やはり、地元からは、土地の所有者は河内さんの親戚筋だという声も聞こえてきているわけですよ。そうすると、やはりたかはた北についても、この経過からすると、おかしいですよね。家賃補助ではなくて、そのマンションに入る保育園に対する補助ではなくて、マンションを建てた建設主に対して補助していることになっているわけですね。これについても、その調査は対象に入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 228 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 229 ◯保育課長(綿貫真二君)  第三者委員会の所掌事務の関係で、この件に関しては、ちょっと入っておりません。  以上でございます。 230 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 231 ◯委員(奥野倫子君)  第三者委員会の検討内容には入っていないというお答えでしたけれども。やはり、この部分についても、この計上の仕方自体がおかしいですよ。しっかり補助金の決定経過、これについては、すぐ回議書を見れば分かる話ですから、誰がこれを提案して、なぜこのような補助のやり方になったのか、それはもう閣議決定しないと、国ならば、絶対に決まらない補助の仕方だと思いますので。その辺については、最終日ぐらいまでには明らかになるでしょうか。 232 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 233 ◯保育課長(綿貫真二君)  先ほどの経緯等も全て含めまして、明日までにお示ししたいと思っております。  以上でございます。 234 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 235 ◯委員(奥野倫子君)  よろしくお願いいたします。  次に、生活保護費に行きます。  生活保護が、一般質問でしたかね、森沢議員の一般質問でのやり取りがありまして、大体の状況分かったのですが、年間60人ほどでしたっけ、この1年間の伸びが60人か70人だとおっしゃっていた気がしますが。これは結局、例年と比べて、ここ5年間と比べて、伸び幅というのは変わらないのかどうか、ちょっとお答え願いたいと思います。  それと、ケースワーカー1人当たりの世帯数、それをまずお聞かせください。 236 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 237 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  世帯数の伸びのこの5年間の状況でございます。  26年から、ひとまず御説明申し上げますと、26年が前年度比6.6%増、117世帯。すみません、世帯数、申し訳ございません、7.3%増ですね。27年度が67世帯、前年度比3.9%増。28年度に参りますと、93世帯、5.2%増。29年度65世帯、3.4%増。そして、30年度107世帯、5.5%増。元年度が61人、2.9%増で、2年度の2月中までの数字が68世帯、約70世帯ですが、3.2%増でございます。  ケースワーカーの数ですが、今19人、地区担当員おりまして、平均の持ち世帯、割りますと114.5世帯でございます。  以上でございます。 238 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 239 ◯委員(奥野倫子君)  30年度には107世帯だったものが、31年度から急に減っていますよね。60世帯台で移行しているわけですよ。ここで何か数値目標を持たなかったのかなという疑念が湧きます。しかも、32年度はコロナの真っ盛りですから、もっと増えていいはずですよね。ここで数値目標を持ったことによって、頭打ちになっていないかというのを危惧しての質問です。  まず、生活保護の相談があったときに、自立支援適正化事業に振り分けられてしまう。この後、関係が切れたケースというのは何件でしょうか。  あと、扶養照会が理由で「いや、では辞退します」といった方は何件でしょうか。お答えください。 240 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 241 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  すみません、今の御質問なのですけど、相談段階のものですので、セーフティネットコールセンターのほうから答弁させていただきます。よろしくお願いいたします。 242 ◯委員長(奥住匡人君)  セーフティネットコールセンター長。 243 ◯セーフティネットコールセンター長(萩原美和子君)  相談の際、自立支援とのほうで分けて、生活保護のほうにならないと。水際対策ということは一切やっておりません。私どものほうでは、適正に必要な方には生活保護の申請をするよう促しているところでございます。  以上です。  扶養照会についてですが、扶養照会につきましては、生活保護の申請の際に、必ずそれがないと、また、扶養照会しないと生活保護にしないということは一切ございません。生活保護の申請をいただいて生活の保護の決定をした後、必要な方については扶養照会をさせていただいて、支援がいただける方については、その支援をお願いしているというところでございます。  以上です。 244 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 245 ◯委員(奥野倫子君)  はい、分かりました。  ケースワーカー1人当たりの世帯数114というのは、もう本当に異常ですよね。国の基準が80人ですからね。だから、34人も多く1人のケースワーカーが付きっきりで対応しなければいけないという状況になっているわけですね。これについても、改善しなければいけないというふうに市長に求めたいと思います。  そして、日野市は結局、扶養照会を保護の義務にはしていないと。それは別にいいんですけれども、では、保護した後に扶養照会する方はいるわけですよね。扶養照会については、本人が「いや、できればやめてほしいんですけど」という方についても照会しているということでよろしいですよね。 246 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 247 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  今お話いただいた、扶養照会について難色を示される方については、その理由を丁寧にお伺いいたします。あと、制度の説明もしっかりした上で、例えば、その理由に関係のもつれであるとか、そういった家族関係が見られるような場合は、当然、期待できないと判断してしませんし、あと、もう一つ、かたくなに制度を理解されずに出さないでほしいというふうにおっしゃる方についても、一旦照会については保留をしつつ、検討して丁寧に時間をかけて制度を御理解いただくということをしていきます。そういう形で、一つ一つ丁寧にやっているところでございます。  以上でございます。 248 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 249 ◯委員(奥野倫子君)  丁寧にやっていらっしゃるとは思いますけれども、やはり、この生活保護法の理念がきちんと地方自治体でやられているかという確認を口を酸っぱくして言わないとどんどん変わっていきますので、お答えいただきたいんですが。  では、扶養可能という判断をどのように基準を設けていらっしゃるのか。扶養照会をしたことによって、「では、うちが扶養しますよ」という件数は、この68世帯のうちの何件だったのか、お答えください。 250 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 251 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  扶養の期待ができるというのは、今までの関係性を生活歴等から聴取しまして、精神的にも経済的にも関わりがあって期待できるというような確認の作業を一つ一つして、扶養照会の実施について検討しているところでございます。  2点目の御質問なんですけれども、2月中までに増えた68世帯のうち何世帯やっているかということですけれども、そちらについては、開始世帯が1月末現在で、さっき言った68世帯というのは、廃止と開始と相殺しての数ですので、開始世帯でいうと、1月末までで248世帯ございます。そのうち扶養照会を実施した世帯が98世帯、40%。調査の件数としては、お一人について何人かの扶養義務者の方について行う形がありますので、183件ですね。回答がそのうちあったのが106。回答率でいうと58%になるのですが、そのうち1%弱でした。1件、精神的にも経済的にも扶養しますとお答えがあったのが1件でございました。  以上です。 252 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 253 ◯委員(奥野倫子君)  今の答弁でもお分かりのとおり、183件打診して1件なんですよ。国会では、田村当時厚労相が16年7月のデータを当時、しかなかったので、保護を開始した1万7,000世帯に関して、照会件数は約2倍、3万8,000件。そのうち、金銭的援助が可能ですよと回答したのは、たったの600件。3万8,000件も照会して600件しか援助が申し出られない。しかも、その援助というのは、月3,000円ならできますよとか、そういうことを含めて600件なんですよ。結局、保護はしながら幾らかずつでも親戚からもらえないかというだけの照会なんですよ。でも、それをやるがために、もう保護はそれが嫌だから申請しませんという人がごまんといるので、日本の場合は、本当に必要な方のうちの2割しか受けていませんよというのが世界的に明らかになっているわけですね。だから、そういった扶養照会自体をやること自体が、かえって保護しなければいけない人まで遠ざけているということについて、やはり自治体として、そういう判断も必要ではないかと思います。これについて、あとで市長に伺いたいと思います。  このケースワーカー1人当たり114件を持っていて、かつ委託もしているわけですけれども、委託された部門と委託先は同業務に何人で当たっていて、社会福祉士の資格の保有者は何人でしょうか。お答えください。 254 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 255 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  すみません、御質問なのですけど、委託という。ケースワーカーの内訳。 256 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。もう一度、質問を言っていただいてよろしいでしょうか。 257 ◯委員(奥野倫子君)  生活保護の業務の中で、委託している分野ありますよね。その分野は、就労につなげる分野だと思いますけれども、その中の委託部門については何人担当していて、その何人のうちの何人が社会福祉士の資格を持っているかという質問です。 258 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 259 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  委託というところになりますと、ページでいうと260、261ページ、お開き願います。上段のほうの事業で、5法外援護経費、金銭管理支援事業業務委託。それと、同じページの下段、12の委託料の健康管理支援事業業務委託というところなんですね。こちらのほうで、おのおのこの二つの業務については主に、上の金銭管理については、生活費が適正に管理できずに生活に支障を来している方の安定生活の自立と支援で、下のほうが、メンタルケアとか慢性疾患の治療とか予防が必要な方の健康管理と自立支援というような業務委託内容でございます。こちらのほうは、主に支援員について、精神福祉士等で資格を有している方を一応条件にしているところです。  それで、何名当たっているかということでは、ちょっと数字はつかんでいないのですが、年間で1,029時間、これは元年度の実績でございますけれども、平均で1日10名担当して4時間稼働、こちらのほうが金銭管理事業です。健康管理支援事業のほうは、年間延べ1,100時間、平均1日9名、4時間稼働しているという状況でございます。実際の担当者の数見ると、常時担当している方が2名ずつぐらいだと思います。ただ、何人担当というような委託の仕方はしていませんので、そこの数字は、すみません、つかんでいません。  以上でございます。 260 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 261 ◯委員(奥野倫子君)  同じフロアの中で仕事をなさっていますか。 262 ◯委員長(奥住匡人君)  生活福祉課長。 263 ◯生活福祉課長(籏野 亨君)  こちらは市内の障害福祉法人のほうに、サービス事業所のほうに委託しておりますので、同じ事務所内ではございません。  以上でございます。 264 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 265 ◯委員(奥野倫子君)  外部に委託して、本来ならば、もうすぐそばで連携し合いながら密にやっていかないと成り立たない事業なんですけれども、一緒の現場にもいない。結局、電話でのやり取りで進んでいくわけですけれども、全員が資格を保有しているかどうかも分からないと。いますよということであっても、全員が持っているかというところになると、やはり、日野市もそこまではきちんと確認していないわけですよね、今の答弁だと。  やはり、本当の専門性が必要とされる分野ですから、そこも含めて、外に投げるのではなくて、やはり日野市の中でやっていくべきではないかと思うんですね。  こういったことに関して、市長、ケースワーカーも経験なさったと思いますが、生活保護は丁寧にやっているというところで、本当に他市と比べてひどいという状況ではないということは、私も認めますが、さらに改善していくというところで、いかがでしょうか。 266 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 267 ◯市長(大坪冬彦君)  今、言及された二つの委託事業ですけど、登場したときに、私の感覚からすると、ケースワークの外注化という話になったのかなというふうに思います。ただ、それも必要だった状況もありますし、委託先の事業所は、私もよく存じ上げていますが、精神障害者に対するケアについては歴史と実績を持ち、懸命に取り組んでいる法人でありますので、その点は、信頼できる法人に委託をしているということは言えると思います。  ただ、生活保護被保護者に対する福祉的なケアの組立て方として、そういう形で外注化するということがどうしても必要になってきたということは、一定の経緯はありますけど、本来的にはケースワーカーが全責任持ってやるべきかという部分もあると思いますが、特にメンタルの方、精神障害お持ちの方の処遇はかなり困難が付きまといますので、その点で外部の専門機関のお力を手伝っていただくこと自体は、否定するものではないなというふうには思っております。  その上で、先ほど、1人当たりの世帯数の話がありました。114.5世帯、これは誠に申し訳ありません。基準である80世帯目指すということでありまして、逆に、なかなか到達できないということでありまして、それは私の責任でありますので、それを目指して人員の増加に励んでいきたいと思っております。  以上です。 268 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 269 ◯委員(奥野倫子君)  この間、水際作戦で餓死を出したとかいう自治体は、大体就労支援のほうに全部投げて、そこを委託して、就労支援の先、仕事に結びつかなかったとか、来なくなったとかというのは、全部きちんと行政には報告されず、行政も、そこは見て見ぬふりをしてというところで発生しているんですよね。なので、日野の場合は、その分野ではなく、健康管理とか金銭管理の分野で専門的なところに委託をしたということで。なので、そこはもう安心しましたが。  絶対に就労支援とか、そういう本来業務というところでは委託をしない。国は、もう既に専門分野も委託の方向で行けということを、方針出していますよね。そこはもう、必ず歯止めを効かせるのだというところで頑張っていただきたいと。今、課長が首を縦に振られましたので、私はよしとして質問終わりたいと思います。 270 ◯委員長(奥住匡人君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩したいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯委員長(奥住匡人君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。             午前12時03分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             午後1時11分 再開 272 ◯委員長(奥住匡人君)  休憩前に引き続き会議を開きます。田原委員。 273 ◯委員(田原 茂君)  今か今かと待ち望んでおりました。よろしくお願いします。1点だけ質問させていただきます。マスクを取らせてもらいます。  251ページの4民間保育園経費の施設助成事業経費の18負担金補助及び交付金の1行目、むこうじま保育園家賃補助金に関連してお聞きしたいと思います。  これに関連して、皆様も御覧になっている人もいると思うんですけど、こんなチラシが市中に出回っております。「腐敗と違憲の構造が明るみに」と。市立たかはた保育園の廃止、民営化というタイトルですね。文章のほう、見出しが「大坪市長が補助金の水増し。馬場元市長の任期最後、2013年3月市議会の予算には、廃園にする市立保育園の代替機能を持つ民間の保育園開設に補助金1億1,400万円が計上されました。同年4月、市長選挙で市長になった大坪冬彦市長は、その後の1年半の間に、この保育園の開設に関する補助金を5倍以上の6億円に。公立保育園なら3園の建設費に匹敵する規模まで増やしました」ということで、表が出ていまして、6億ちょっとという金額が出されているというのがこのチラシであります。  これ、非常に私は、特に水増しという言葉。これ、広辞苑で引くと、不正な金額を増やすこととか見せかけだけの数や数量を増やすとかいうこと、そういう意味なのですよ、水増しというのは。この記事が本当であればいいんだけども、本当に水増しではありませんよと、とんでもない話ですよとなれば、これ、はっきり言って名誉棄損問題ですよ。これは名誉棄損に匹敵するぐらいの重大な記事ですよ。問題ですよ、これは。冒頭、それを申し上げておきたいと思います。  そこで、今日はこの場で、この記事が正しいのかどうかを、まずは事実関係をして確認をしていきたいと思っています。むこうじま保育園の開設に関する補助金について、確認したいと思います。 274 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 275 ◯保育課長(綿貫真二君)  むこうじま保育園の開設に関する補助に対することに答弁いたします。  むこうじま保育園の開設に関する補助金については、保育所の内装工事に関する補助、家賃に関する補助、その他、合同保育実施のための補助などの保育園運営法人に対する補助と、都道からの進入道路整備に関する土地所有者に対する補助がありました。  内装工事に関する補助については、追加工事の補助を含め、計2億4,500万331円を支出しております。また、家賃に関する補助については、前渡金を含め、合計2億5,684万8,000円が支出されております。土地所有者に対する都道からの進入道路整備に関する補助については、1億999万円が支出されております。全てを合計いたしますと、6億1,727万3,247円の支出になっております。  以上でございます。 276 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 277 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。  問題は、御答弁にもありました6億1,727万3,247円が、これが水増しに当たるのかどうかということなんですよ。すなわち、不正な、あるいは見せかけだけの数や数量を増やしたという、そういう数字なのかどうかというところが一番の問題であります。  そこで、再質問いたしますけども、2013年3月議会に上程された当初予算案には、廃園する市立保育園の代替機能を持つ民間保育園開設に補助金1億1,400万円が計上されているわけでありますけれども、それがなぜ途中から増額になったのか。この辺が、また一つの大きなポイントになってくるわけでありますので、そこのところを明確に詳細に御説明をお願いしたいと思います。 278 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 279 ◯保育課長(綿貫真二君)  まずは、平成25年度予算に計上された、内装工事に関する補助額の算出に当たっては、かつて行われた定員約80人規模の市内の認可保育所の内装工事費、これを参考に積算しております。むこうじま保育園の定員が150人の規模を勘案して、工事費を1億7,000万円程度と想定していたことを確認しております。この想定の工事費にマンション併設型補助要綱の補助率3分の2を乗じた1億1,400万円を当初の算出予算として算出しております。  その後、東京都との協議により、当初想定していましたマンション併設型補助ではなく、保育所緊急整備事業補助を適用することとなりました。要綱で規定されている補助基準額2億4,263万2,000円に補助率8分の7を乗じた2億1,317万8,000円を補助することとなりました。つまり、ざっくり見積もった当初の補助額が、途中で適用する補助要綱が変わったということで、その差額を増額補正したという経過であります。  以上でございます。 280 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 281 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。  一番大きな増額であった、この内装費が増額になったという理由が明らかになりました。私なりに解釈すれば、つまり、平成25年度当初予算編成の段階においては、内装工事費に関する工事内容の詳細がまだ定まっていなかったために、他の保育園の内装工事費を参考に、むこうじま保育園の規模を加味して、当時の補助制度であるマンション併設型補助要綱等に基づいて算出した補助額であった。しかし、その後、東京都との協議により、新しい保育所緊急整備事業補助制度が適用できるということになったために、補助額も必然的に上がったという説明だったかなと思いますが、それでよろしいですか。再度、確認しておきたいと思います。
    282 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 283 ◯保育課長(綿貫真二君)  そのとおりでございます。  以上でございます。 284 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 285 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。  そういうことであれば、このチラシにあるような、見せかけだけの数量を増やしたとか、不正な数字を増やしたとか、そういうことには全く当たらないと思いますが、どうですか。再度、確認しますけど。課長さんはどう思ってます。水増しだったのかどうか、一言。 286 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 287 ◯保育課長(綿貫真二君)  いわゆる水増しの指摘には当たらないのではないかと確認できております。  以上でございます。 288 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 289 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。  本当に、このチラシは巧妙かつ悪質なんですね。一つだけ褒めてあげる点があるとすれば、本当に読者を惑わせる、こういう巧みな手法が使われているんですよ。つまり、見出しは、大坪市長が補助金の水増しということで、さも疑惑があることをわっと植え付けるのです、これね。ところが、本文を読んでいくというと、最後のほうに、公立保育園なら3園の建設数に匹敵する規模まで増やしましたと。本文では水増ししたと書いていない。逃げを打っているのですよ、これ逃げを。そういった意味では、本当に悪質かつ巧妙な手口でやっている。  だけど、水増しという言葉が出ている限り、これは本当に名誉棄損ものですよ。そういった意味で、市長はどう思います、御自分の名前が入っているチラシに、大坪市長が水増しやったなんて書かれているわけですから。市長の御所見をお伺いして、終わりにしたいと思います。 290 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 291 ◯市長(大坪冬彦君)  確かに、水増しというのは、非常に妥当性を欠く表現だと思っております。先ほどの保育課長の答弁、少し補足しますと、当初予算では、ほかの保育園を参考にして内装工事を計上した。その後、内装工事自体の金額も増えて、実際に設計をし、確定したわけです。その金額があって、なおかつ都の補助制度が変わったということで、実に普通の予算計上でありますので、決して補助金を水増ししたわけではないし、これはある意味、当然の話でありますから、それを水増しと言われるのは非常に不快であり、また、名誉棄損であるというふうに思っているところでございます。  少なくとも、この保育園を問題にする場合は、そこの部分ではなくて、別の点で問題にすることあると思いますから、十把一絡げで全てがおかしいという、そういう文脈でこういう記事を載せられるのは、非常に不快であるというふうに思っております。  以上です。 292 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 293 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。  恐らく、これからもこういう類のチラシがいっぱい出てくると思います。皆様には、くれぐれもお気をつけいただきますようお願いして、この質問終わります。 294 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 295 ◯委員(大高哲史君)  私からは、3点伺います。  1点目は、219ページの老人福祉費の高齢者民間住宅家賃助成制度について。  二つ目が、239ページからの子ども家庭支援センター経費のスーパーバイザーの件について。  最後、3点目が、今お話もありました、貴重な御意見いただきましたけれども、むこうじま保育園の家賃助成金について、伺っていきたいと思います。  まず、これは確認程度の質問になるんですけども、高齢者民間住宅家賃助成制度。私、繰り返しどころか、もう毎回のように予算、決算委員会で取り上げさせていただいてきたんですけども、ここにきて、この予算額が2.8倍に急増させる提案がされているということなんですけども、計算してみますと、今年度の予算ベースでいうと78名分の高齢者家賃助成が、今回の提案されている予算でいうと222名分の予算になるというふうなことだろうと思います。  まず、なぜここまで増やす必要があるというふうに至ったかどうか、理由を教えていただきたいと思います。 296 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 297 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  高齢者民間住宅家賃助成事業について、御質問を頂戴してございます。  予算を増やした理由でございますが、この事業は、はつらつ・安心調査等に案内チラシを同封することにより、令和元年度から人数が非常に増えてございます。令和2年度においても、恐らく、これはコロナ禍の影響だと思いますけれども、申請される方が増えており、2月末現在で130名以上の申請がございます。この傾向は、3年度以降も続くというふうに見込みまして、予算を増額したものでございます。  なお、毎年、予算の増につきましては、補正予算等で補って対応していたところでございます。  以上でございます。 298 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 299 ◯委員(大高哲史君)  ということだそうです。ですから、はつらつ・安心調査ですか、これの関係で周知が広がったということですね。  それで、確認なんですけども、こうした助成を受けようとする方をどのぐらい見積もるかということもあると思うんですが、先ほどの答弁、昨日でしたかね、65歳以上人口が4万6,500人と。75歳でいっても2万5,000人いらっしゃると。今、予算組まれているのが222人ですから、65歳人口に対する比率だけで見ても、受ける方は0.5%に満たない割合と。まだまだ私、対象者いるんじゃないかなというふうに思ったんですが、周知については、どの程度の対象者に主知がされているのかというのが、今分かれば教えていただきたいんですが。 300 ◯委員長(奥住匡人君)  高齢福祉課長。 301 ◯高齢福祉課長(竹村 朗君)  周知につきましては、広報で年数回、周知をしているのと同時に、先ほど御説明いたしました、はつらつ・安心調査にもチラシを同封して案内してございます。  はつらつ・安心調査につきましては、隔年で65歳以上の方に通知を差し上げていますので、2年で順繰りに、全ての高齢者の方にはお知らせが行っているというふうに考えてございます。  以上でございます。 302 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 303 ◯委員(大高哲史君)  ですと、222人というのは、全体からすると、とても少ない人数にも思えるので、ぜひ増額対応など、必要な対応をしていただければというふうに思います。  それでは、二つ目の質問に移ります。  239ページの子ども家庭支援センター経費のスーパーバイザーの件を聞く前に、昨日の部長と市長の答弁について、確認したいことが1点あります。関連するので、ちょっと伺うんですけども。  子ども包括支援センター構想のくだりで、お二人それぞれ、あたかも国の方針の中に、この構想は一体化が望ましいと、国の方針に書かれているかのような答弁でした。昨日、私も探しましたけど、そのような文章は国の通知等に見つかりませんでした。それで、12月の市長と部長の答弁を読み返してみたら、国の方針どおり一体的という言葉をちゃんと使われていたんですよね。なぜ3月議会から急に、一体化が望ましいという文言に変えて、国の通知、方針をゆがめたのか。  まずは、国の通知がどこにこのように一体化が望ましいと示されているのか、その文書をお答えいただきたいと思います。 304 ◯委員長(奥住匡人君)  企画経営課主幹。 305 ◯企画経営課主幹(高原洋平君)  ただいま御質問ありました、一体的な運用が望ましいという根拠の資料という御質問かなというふうに思ってございます。  ちょっと今手元に、一体的が望ましいという資料については、私のほうはお持ちでございません。またお調べして御提供できればと思います。  以上です。 306 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 307 ◯委員(大高哲史君)  文書が見つかったら、ぜひ出していただきたいんですけれども、恐らく、ないのではないかなと思います。資料を待ちたいと思います。  では、質問のほうに移ってまいりたいと思います。  スーパーバイザー、これ、いいろいろな役割があって、先生にお願いして研修のような形でスキルアップを図る狙いとして行われてきて、これがやはり職員の皆さんの力をつける貴重な機会になっているということですけど、今年度は32万1,000円で、来年度が14万4,000円ですかね、いうふうになっておりますので、まず、減らした理由について伺いたいと思います。お願いします。 308 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども家庭支援センター長。 309 ◯子ども家庭支援センター長(正井暢子君)  スーパーバイザーの謝礼について、令和3年度予算では14万4,000円となっておりますが、昨年度32万1,000円ということでございまして、その減額の理由について、お答えさせていただきます。  このスーパーバイザーの制度なんですけれども、約6年前から始めまして、白梅学園大学の長谷川教授においでいただきまして、最初の頃は、大体年間で10回程度、1回につき3時間みっちり。しかも、ケースでいいますと2事例を、今現状で非常に困難を抱えていたり、困っているケースについて助言をいただくというような形で進めておりました。その段階では、子ども家庭支援センターも急増するDVなど、虐待の対応にかなり、まだまだ職員のレベルというか、そこのところでも追いついていなかったところもありましたので、すごく有効だったと思います。年数を重ねるごとに、職員のスキルも実際のところ上がってきましたのと。  それからあと、実際、昨年度につきましては、一応全体で9回の予算を取っていたんですけれども、コロナ禍ということもございますが、現実、件数が増えるということで、時間中にスーパービジョンを3時間も行っていますので、その途中で、その職員が対応に出てしまうようなことが多くて、ちょっとその回数を多く開くということが、むしろその現状の中で困難になったというような状況もございまして、スーパービジョンをやっていただく先生とのお話も含めて、先生の御都合もありまして、あと、こちら側の対応もきちんと取れる回数ということで、4回ということで、現実には減ったわけですけれども、内容的には、実は子ども家庭支援センター職員だけではなく、健康課の保健師さんですとか、エールのスクールソーシャルワーカー、それから生活保護のケースワーカー、いろいろなところにお声がけをして、みんなで事例について検討してスキルアップを図ろうということでやっておりました。  というわけで、本年度もそういう形で、回数は少ないですけれども、充実したスーパービジョンにしていきたいというふうに考えております。 310 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 311 ◯委員(大高哲史君)  ということで、発展的に予算が削られてきたということなんですけれども、同時に、予算削減ができるという条件の中で、今おっしゃられた、人を育てるということがとても大事だということをおっしゃられたので、こうした取組、なかなか職員を育てるのが時間がかかる、大変だということであれば、やはり、今から人を育てるということもさらに必要だということだと思うので、せっかく予算が削れたということであれば、そのことも生かしながら、人を増やすという検討もされているか、されたのか、伺いたいと思います。 312 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども家庭支援センター長。 313 ◯子ども家庭支援センター長(正井暢子君)  児童虐待の数自体が、毎年かなりの数字で増えておりまして。例えば、平成29年度が165件だったのが、平成30年度は245件、令和元年度が290件と、増加の一途でございます。  その中で、子ども家庭支援センターといたしましては、ケースワーカーの対応がやはり大事ということで、毎年、人数のほうを増やしていただくようにお願いをし、実際のところ、一昨年、昨年と1名ずつ増員という形でケースワーカーを配置していただいております。  以上です。 314 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 315 ◯委員(大高哲史君)  この点については、ぜひ1名ずつということですから、市長にはさらに頑張っていただく必要があるのかなというふうに思いました。ケースワーカーと虐待件数の増加が比例していませんので、ぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。  それで、少し角度変えて伺いたいのですけども、こうした虐待などを未然に本当に防ごうというふうに考えたときに、拠点の在り方についても伺っていきたいというふうに思います。  一般質問でも少し触れさせていただきましたけれども、私は、市内というか隣の市も含めてですけども、各地に拠点があって、気軽に寄ったり、不安なことを相談できるというような環境こそが、やはり皆さんには求められているのかなというふうに思っておりますし、遠いところにはなかなか行きづらい、行かないというのは当たり前のことだと思うんですね。ましてや、小さなお子さんの手を引いて、相談に行きたいなと思っても、少し遠いとちゅうちょすると。バスや電車を乗り継ぐというのは、ちょっと考えにくいかなというふうなことも想像します。  それで、現場で働かれる皆さんの印象として、私はこう思うんですけれども、皆さんの感覚としても、あと在り方としても、市内各地にいろんな拠点があったほうがいいのではないかというふうに考えるかどうか。今現場で困っていらっしゃる、苦労していらっしゃる皆さんの思いから、ちょっとお答えいただきたいと思います。 316 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども家庭支援センター長。 317 ◯子ども家庭支援センター長(正井暢子君)  確かに、虐待等の御相談につきましては、身近なところに御相談先があるというのが理想的かなというふうに思います。そういうわけで、私どものほうでは、そういうお声を拾う場所として、子育て広場ですとか、あと学校ですとか、児童館とか学童クラブとか、いろいろな子どもが関わっている機関のほうでそこを拾い上げていただくように、そこの連携を深めて対応しているところでございます。  ただ、児童虐待の対応といいますのは、通常の相談と支援というところからさらに一歩進んで、介入という点がございまして、かなり専門的な知識といいますか、そういうものが必要になっておりまして、いろいろなところに相談先を設けるのは大事なんですけれども、逆に対応としては、専門性が非常に重要かなというふうに思いますので、そこら辺については、そこが1か所なのか2か所なのかというのはありますけれども、ある程度の集中してそこのスキルを上げる、そして、きちんとした対応するということも大事なのかなというふうに考えております。  以上です。 318 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 319 ◯委員(大高哲史君)  それでは、私の言葉ではないですけども、同じことを伺いたいんですけど、平成29年1月26日の子ども・子育て支援会議で、委員さんがおっしゃられていた言葉を紹介して、また質問したいと思います。  ちょっと真ん中を省略しますけれども、発生予防の面からしますと、ワンストップも大事ですが、多様性も大事であると、日々の会話や活動を通して思いますと。市民が歩いていける場所に自分の居場所があり、そこで子育ての悩みを相談できて心が和らぎ、ストレス軽減され虐待防止につながるので、そういう居場所が大事だと感じますということをおっしゃられていて、さらに、同じことなのですけど、切れ目ない支援としてワンストップ1か所だけ体制を築くことも大切ですが、地域の中のいろいろなところに市民の居場所があるということが、日野市全体の発生予防につながるのではないかと思いますというふうに答えられているのですけれども、この会議としては、この方の意見に対する議論がまるでなく、会議が終わっておりますので、今の言葉を受けて、もう一度答弁いただきたいと思います。 320 ◯委員長(奥住匡人君)  子育て課長。 321 ◯子育て課長(仁賀田 宏君)  子ども・子育て支援会議を所管しておりますので、私のほうから答弁をさせていただきます。  ただいまの支援会議の中での意見ということでございます。ちょっと資料を持ち合わせていないので、そのとき、29年ということでしたけれども、細かいやり取りのほうは、申し訳ないですが、把握はできておりません。ただ、今おっしゃった趣旨、市内のなるべく多くの場所で子どもの居場所があり、そこで子育てに関する様々なことを相談できる機能を有するというところにつきましては、子ども家庭支援センターもございますし、子育て広場もございます。また、私どもが所管している児童館なども、市内には10施設ございますし、そのうちの4施設は基幹型ということで、専門の相談員も配置をしているというところがございますので、市内の多くの場所で、そういった子育ての悩みを相談できる場所というのは、ある程度の数をしっかりと確保ができているというふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 322 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 323 ◯委員(大高哲史君)  そういうことだと受け止めはしますけども、この話の会議の流れというのは、子ども包括支援センターについての議論の流れですので、そこだけは指摘をしておきたいと思います。それは結構です。  それでは、最後の質問に移ります。  251ページ、皆さんから質問があったので、重複しないようにと思いますが、むこうじま保育園の家賃補助金、新年度1,650万ということで、予算書そのままであれば、このまま計上されるんですけど、先ほどの保育課長の答弁で、そのとおりにはいかないというようなことだったので、確認していきたいと思います。  まず、むこうじま保育園の年間家賃の補助金、これについて協議をされたということです。協議のメンバーと協議に至った理由をお答えください。 324 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 325 ◯保育課長(綿貫真二君)  大高委員の質問の前に、申し訳ございません、先ほど、午前中に奥野委員からの質問で、資料が見つからなくて答えられなかったものが1件、資料が見つかりましたので、ちょっとここで答弁させていただきます。  たかはた北保育園の建設費補助の関係でございます。  たかはた北保育園に関してですけども、賃貸契約ではなくて、運営法人が現在の場所を1億円ほどで購入したということになっております。借入れの返済の名目が新設工事の建設資金となっていたものです。そのため、たかはた北保育園建設費補助金という件名になったものです。  返済に関する補助として、令和5年度まで、毎年200万円の補助をするものになっています。よろしくお願いします。  大高委員の質問でございます。先ほど私、答弁いたしました、むこうじま保育園の家賃補助金の関係でございます。  確かに、金額的には1,650万円ということで計上されておりますが、ここで運営法人のほうと、以前の議会のほうで御指摘いただきました件を運営法人の役員の方2名と我々、子ども部長、保育課長のほうで一緒に協議させていただいております。  申し訳ございません、まだ決定していることではなくて、協議を始めて、このようにしていきたいんですがということで、向こうもそのような形で進めないといけないのかなということで、ほぼ同意のようなことを取りながら協議が進んでいるところになります。実際に、まだ、では、この金額で行きましょうということで確定はしておりません。申し訳ございません。  以上でございます。 326 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 327 ◯委員(大高哲史君)  この協議というのは、これまで何回行われていますか。 328 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 329 ◯保育課長(綿貫真二君)  いろいろな聞き取り調査の関係もあったので、回数的には3回ほどお会いしているかなと思います。  以上でございます。 330 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。
    331 ◯委員(大高哲史君)  それでは、途中ということで、答えられればと思うんですけども、本来家賃額は額面390万円だということで、今日も確認がされましたけれども、この金額が変わるということなのか、お答えください。 332 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 333 ◯保育課長(綿貫真二君)  額面は月額390万円ということで、こちらは再計算する金額として考えております。補助の在り方自体は、変更ありません。 334 ◯委員長(奥住匡人君)  子ども部長。 335 ◯子ども部長(中田秀幸君)  月額家賃は、これは私人間の契約によりまして、月額390万円ということで変わりはございません。ただ、昨年9月の大高委員からの御指摘も踏まえまして、前渡金を含めた形での家賃補助の在り方というのが本来あるべき姿ではないのかという御指摘もありました。  その後、保育課でも検討させていただく中で、2億4,000万円の前家賃も含めた形で補助の在り方があるべきだというふうに結論に至りました。その結果を当該法人と協議をさせていただきまして、おおむねこのタイミングで調いましたので。  ただ、令和3年度予算編成の段階では、まだその協議に至っておりませんでしたので、昨年ベースの1,650万円という形で歳出のほうは計上させていただいております。最終的には、協議結果を踏まえた形での支出ということで予定をしてございます。  以上でございます。 336 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 337 ◯委員(大高哲史君)  私も契約書を見直してみたんですけれども、この保育園法人さんとは、5年ごとの見直しの協議をしましょうという約束になっていたかと思います。今、もう6年目ですかね、入っていますので、5年ごとの協議というのはやられて、そのときにはこういう話は出なかったのか、伺いたいと思います。 338 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 339 ◯保育課長(綿貫真二君)  協議は行っておりますが、変更等のお話は出ておりません。  以上でございます。 340 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 341 ◯委員(大高哲史君)  どこまで出せるかというのはありますけど、この間の協議の様子が分かる資料をぜひ委員の皆さんにも。議員の全員ですね、配付をいただきたいと思うので、委員長をして、ぜひお願いしたいと思います。 342 ◯委員長(奥住匡人君)  ただいまの大高委員からの資料請求につきまして、いつまでにということ。今予算委員会の最終日、明日になりますけれども、明日の前までに資料を取りそろえていただけますでしょうか。  保育課長。 343 ◯保育課長(綿貫真二君)  資料のほう、鋭意作成いたしまして、明日までに提出したいと思っております。  以上です。 344 ◯委員長(奥住匡人君)  それでは、資料のほうは全員に用意していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  大高委員。 345 ◯委員(大高哲史君)  次の質問に移ります。  考え方含めて伺いたいんですけども、全て市民の皆さんの貴重な税金が入っているわけですから、家賃額がその相場を含めて、どうなったのかということは常に精査していかなければいけなかったし、もっと早くこの対応は行われてしかるべきだったというふうに思いますけれども。市としては、遅きに失したではないですけど、見直すのは当然なので、この見直しの時期があまりにも遅過ぎたというふうに私は思うんですが、市の見解を伺いたいと思います。 346 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 347 ◯保育課長(綿貫真二君)  確かに、当時行われたということで、我々も、当時のいきさつとか詳細がなかなかつかめずにここまで来てしまったというのが正直なところです。委員の御指摘のとおり、少しでも早く何か動ければよかったのかなというのは感じているところであります。  今後、また運営法人と協議を重ねまして、よりよい家賃の補助に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 348 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 349 ◯委員(大高哲史君)  先ほどの答弁も踏まえて、奥野議員からの答弁も踏まえてですけど、こうやって協議がされる中で、額がもしかしたら変更になると。補助の額がなるということであれば、その根拠となる理由が、これまで出した補助金を返していただく根拠にもなるんじゃないでしょうか。伺いたいと思います。 350 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 351 ◯保育課長(綿貫真二君)  確かに、ここで見直すということで、これまで過年度分、発生しているのかなというのは確認しておりますが、この過年度分についても、引き続き、協議事項といたしまして、運営法人のほうと協議続けていくということでお話はできております。  以上でございます。 352 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 353 ◯委員(大高哲史君)  市長に伺う前に、最後、確認なのですけども。  私は、それ以外にも、資料請求でこれまで求めてきたことの中に、保育園法人さんと地主さんとの協議、それから、医療法人さんと地主さんとの協議の様子を確認して、それぞれがどういうふうな約束事をしているのか。特に家賃額、保育園法人さんの家賃が390万というのは、日野市が関わっているので分かったんですけど。じゃあ、同様に、医療法人さんも、もちろん地主さんにそれなりに単価設定に見合った家賃を地主さんに支払っているべきだというふうに思うんですね。ですから、その関係。  それから、390万円は保育園法人が了解した額でもあるわけですよね。地主さんとの関係で。保育園法人さんは、390万円が妥当だとした何か資料をお持ちなのでしょうかね。そこら辺の調査というのは、今、引き続いているのかどうか、最後、確認したいと思います。 354 ◯委員長(奥住匡人君)  保育課長。 355 ◯保育課長(綿貫真二君)  賃料の関係、妥当な金額かということなんですけども。  基本、私人間の契約を前提に貸主において設定されるものですので、妥当かどうか、借主側において判断するのが一般的であると認識しております。  市として妥当かどうかの判断はいたしかねますが、参考に、ほかの市内保育施設における比較では、立地環境、施設の規模等考えれば、著しく高額な賃料であるということは言い難いという認識でおります。  以上でございます。 356 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 357 ◯委員(大高哲史君)  市長に特に伺いたいのは、この予算提案をどうされるのかということも併せて伺いたいんですけども、この予算の計上をされてしまうと、途中で話がひっくり返ったときに、1,650万からのお金を引き続き、保育園法人に支出しなければならなくなる予算提案になってしまうんですね。予算の可決後に、これ、修正するから予算通してよというのは、全く議会軽視だというふうになりますので、今までの質疑通しての市長の見解と、この予算書をどうされるのか、ぜひ伺いたいと思います。 358 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 359 ◯市長(大坪冬彦君)  今の質疑につきましては、前家賃という、まるで変則な形でのお話でありました。当然、それについての、その後の国や都の補助制度の出現等もあって、是正しなければならないということで今協議を始めているわけでございます。それについては、協議を進捗させて、それに応じた形での適切な家賃の支払いに対する補助という形に置き換えていきたいと思っております。  今回、この1,650万、昨年の時点での家賃補助が前年同様にという形で計上させていただきました。当面、今日の時点でこれをどうするかという話になりますと、先ほど申し上げたような協議がどこでどう調うかということがありますので、議会軽視というふうにおっしゃいましたが、取りあえずこの形で置かせていただいて、その上で、その協議後、どのようにこの予算額等の変更があるのか、その精査をする時間をいただきたいと思っております。  以上です。 360 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 361 ◯委員(大高哲史君)  結構です。 362 ◯委員長(奥住匡人君)  先ほど、大高委員の質問の中で、資料請求の件がありました。一体化についての質疑でありましたので、資料を提出することが可能なのか、また、いつまでに提出ができるのか、確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  企画経営課主幹。 363 ◯企画経営課主幹(高原洋平君)  いただきました資料請求については、確認をして明日までに御提供したいと思います。 364 ◯委員長(奥住匡人君)  明日までにということでありましたので、本委員会の最終日、明日まで、また全員の議員にということでお取り計らいをよろしくお願いしたいと思います。  以上であります。  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 365 ◯委員長(奥住匡人君)  なければ、これをもって民生費の質疑を終結させていただきます。  説明員の入替えを行いますので、しばらくそのままでお待ちいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  次に、衛生費、労働費について、担当部長から説明を求めます。健康福祉部長。 366 ◯健康福祉部長(山下義之君)  それでは、衛生費について御説明をさせていただきます。  恐れ入ります、予算書の264、265ページをお開き願います。  衛生費の総額は約56億1,500万円、令和2年度比約6,900万円、1.2%の減でございます。項別の増減内訳を申し上げますと、項1保健衛生費が約7,700万円の増、項2清掃費が約9,600万円の減、項3病院費が約5,000万円の減でございます。  なお、歳出総額に占めます衛生費の割合は8.1%、令和2年度比0.2%の減でございます。それでは事業内容に大きな変化のありましたものを中心に、右説明欄に沿って説明をいたします。  恐れ入ります、少し飛びまして270、271ページをお開きください。  説明欄の中段でございます。3新型感染症救急対策経費、10需用費でございます。令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策をする上で、緊急時への備蓄として防護服等を用意するものでございます。  その下、18負担金、補助及び交付金、地域PCR検査センター支援助成金でございます。こちらは令和2年5月より運営をしております日野市医師会PCR検査センターに対する支援助成金でございます。感染の疑いがある方を早期に治療につなげ、感染拡大を防止することを目的とした本事業について、現在の検査体制を維持・継続するものでございます。  次に、説明欄の下段、2母子保健事業経費でございます。本事業は、この4月に予定されております組織改正により健康福祉部健康課から子ども部子ども家庭支援センターに移管するものでございます。  少し飛びまして276、277ページをお開き願います。  説明欄最下段の(1)がん検診等事業経費でございます。  恐れ入ります、次のページにお進みください。  12の委託料でございます。そのうち上から6行目、胃がん検診業務委託では、令和2年度から始めております内視鏡検査により、胃内部のピロリ菌の有無や萎縮の状況も確認できるようになりました。それに伴い、令和2年度まで実施をしておりました血液採取によりますがんリスク検査事業を終了し、胃がん検診については、X線検査と内視鏡検査の二つの方法を用いて実施をしてまいります。  次のページをお開き願います。  説明欄の下段、9さわやか健康体操事業経費でございます。令和3年度は、健康課が所管いたします健康化運動事業と、高齢福祉課が所管いたします介護予防事業を整理、再編し、それぞれの役割を共有しながら連携強化を図り、フレイル予防の推進を図ってまいります。  主な改善点でございます。さわやか健康体操では、対象者は介護認定を受けていない方とし、フレイル予防も含めた運動習慣のきっかけづくりの場といたします。参加者には卒業制度を設け、卒業後は高齢福祉課の介護予防事業へつなぎ、御本人の状態に応じた運動を継続することでフレイル予防を図ってまいります。  なお、健康課所管の悠々元気体操は、介護予防事業に統合するなど、フレイル予防の推進につなげてまいります。  次のページにお進みください。  説明欄の中段、11災害医療体制整備経費の10需用費、(仮称)南平体育館災害医療用消耗品費でございます。こちらは緊急医療救護所などで医療従事者が救急医療を行うために使用いたします消耗品を購入する経費でございますが、令和3年度は、令和4年に竣工予定の南平体育館での緊急医療救護活動の緊急治療に必要な器具について購入するものでございます。  私からは以上でございます。 367 ◯委員長(奥住匡人君)  環境共生部長。 368 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  続きまして、284、285ページをお開き願います。  環境衛生費でございます。少し飛びますが、288、289ページをお開き願います。  右説明欄の上段、環境整備費、4カワセミハウス事業経費でございます。消耗品費や印刷製本費などを削減いたしまして、経費全体で令和2年度比44万3,000円の減となったところでございます。予算は減となりましたが、令和3年4月でカワセミハウス開設から5年目を迎えるに当たり、地域コミュニティーの活性化に向けた拠点として、また、黒川清流公園など豊かな自然を背景とした環境情報体験の拠点として強化する取組を進めてまいります。具体的には、子育てや福祉部門とのさらなる連携強化や、黒川清流公園や前面の芝生広場といった屋外空間の活用強化などを図ってまいります。  同じページの下段、ひの生きものプラン事業経費、親水イベント開催業務委託料でございます。この予算は、従来浅川アユまつりの開催経費として計上させていただいたものですが、令和2年度比で520万9,000円の減でございます。浅川アユまつりにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のために令和2年度は中止いたしましたが、さらに令和元年度、台風19号により浅川の架橋が変化してしまっていることなどを踏まえまして、連携団体でございます多摩川漁協と事業内容について検討を進めてまいりました。その結果、今まで使用していた広場の活用が難しいこと、将来的には東京都の補助金がなくなることなどを踏まえまして、持続可能な事業として規模を精査する中、漁業振興を図り、来場いただいた1人でも多くの方に浅川の環境のすばらしさや生きものの多様な生態系を知ってもらうための事業といたしまして、令和3年度には開催をしていく予定でございます。  私からは以上でございます。 369 ◯委員長(奥住匡人君)  クリーンセンター長。 370 ◯クリーンセンター長(渡邊博朗君)  恐れ入ります、290、291ページをお開きください。  項2清掃費でございます。全体で27億4,977万6,000円となり、令和2年度比9,590万9,000円、率にして約3.4%の減額となっております。減額の要因は、主に広域資源循環組合経費のうち、東京たま広域資源循環組合負担金が交際費及びエコセメント事業費の減に伴い大幅減になったこと。クリーンセンター維持経費のうち、旧可燃ごみ処理施設閉鎖に伴う費用の減によるものでございます。  それでは、主な項目について御説明申し上げます。  恐れ入ります、少し飛びまして294、295ページをお開きください。  項1清掃総務費、説明欄中段、5資源物処理事業経費につきましては、令和2年度比で171万3,000円、10.6%の減となっております。ルールを守らない排出が続いたことによる状況を踏まえ、令和2年12月をもちまして、市内20か所で実施しておりました剪定枝拠点収集を廃止したことにより、委託費が皆減となったものでございます。  1ページめくっていただき、296、297ページをお開きください。  説明欄上段、9広域資源循環組合経費、節18東京たま広域資源循環組合負担金につきましては、エコセメント施設の償還額の大幅減に伴う交際費が減、及びエコセメント事業費のうち燃料費単価の減により電気料及び施設運営業務委託料が減となったことにより、令和2年度比で4,708万円、11.9%の減となっております。  その下、説明欄、10浅川清流環境組合経費、節18浅川清流環境組合負担金は2億6,334万円で、令和2年度比1,664万9,000円、5.9%の減となっております。減の理由といたしましては、ごみ処理施設建設環境影響評価事後調査業務委託料の大幅減や、地方債の借入率確定に伴う償還利子が減となったものによるものです。  次に、石田環境プラザに関する経費でございます。本施設につきましては、新可燃ごみ処理施設の設置に伴い、平成26年より地元と協議を重ね、清掃法第9条の4の規定に基づく地元配慮施設として設置するものです。  説明欄中段、12石田環境プラザ整備経費につきましては、令和2年度及び令和3年度の債務負担行為に伴う工事監査委託及び建設工事の残額費用を予算計上するものです。また、13石田環境プラザ管理運営経費につきましては、令和3年7月開設を予定している当施設の管理に伴う必要な経費及び開設時に必要となる備品・消耗品等について新たに計上するものです。予算計上に当たっては、カワセミハウスの事例を参考にするとともに、施設のコンセプトであるごみ減量施策の推進や情報発信拠点、多世代交流の場、地域の防災拠点の実現に向けて、新石ごみ広域化対策委員会と度重なる協議を重ねた内容となっております。  2ページめくっていただき、300、301ページをお開きください。  目の2ごみ処理費、説明欄上段、5クリーンセンター維持経費につきましては、旧可燃ごみ処理施設閉鎖に伴う電気料、上下水道料の大幅減及び焼却炉の清掃、薬品・油の処理等の処理費用の減により、令和2年度比で3,929万6,000円、29.5%の減となっております。  その下、説明欄6プラスチック類資源化施設運営経費につきましては、製品プラスチックの運搬処分に伴う資源物ほか運搬処分委託料が実績に伴う大幅減になったことから、令和2年度比で1,731万6,000円、7.3%の減となっております。プラスチック類資源化施設の施設運転管理業務につきましては、昨年4月より施行された障害者差別解消推進条例に基づく障害者雇用も実施しており、条例の目指す、ともに生きるまち日野の実現を進めるとともに、施設の安全かつ円滑な運用に努めてまいります。  私からは以上でございます。
    371 ◯委員長(奥住匡人君)  企画部長。 372 ◯企画部長(岡田正和君)  恐れ入ります、次のページ、302、303ページをお開きください。  説明欄下段の1市立病院事業経費、病院事業会計負担金及び病院事業会計補助金です。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症への対応として、令和2年5月に行われた市議会臨時会において、医療機器の購入等に係る財政支援を行うなど、感染症診療協力医療機関また感染症入院重点医療機関として位置づけられた市立病院の医療体制の強化を図るため、積極的な財政支援を行ってまいりました。令和3年度は、病院事業会計において、医療機器の購入などに係る地方債の償還等が対象となっている4条予算、いわゆる資本的収支の改善を図るため、先の令和2年度3月補正での対応と同様、3条予算、いわゆる収益的収支への拠出金の割合を変更いたします。  なお、令和2年度に市立病院による新型コロナウイルス感染症への積極的な対応に伴い、東京都の財政支援を受けられた関係から収支の改善が見られたことを受け、市からの拠出金全体では、令和2年度から5,000万円減の10億円となっております。  衛生費につきましては以上でございます。 373 ◯委員長(奥住匡人君)  産業スポーツ部長。 374 ◯産業スポーツ部長(田村 満君)  次ページ、304、305ページをお開き願います。  款5労働費でございます。  予算額は約5,112万円で、令和2年度比で約977万円、16%の減でございます。  主な要因でございます。右説明欄中段やや下、大事業の4職業紹介事業経費の18アクティブシニア就業支援センター補助金につきましては、4月1日より多摩都市モノレール高幡不動駅に隣接をいたします日野市ふるさとハローワーク、ナイスワーク高幡へ機能移転することとなり、約988万円の減となっております。  なお、令和3年度につきましては、4月の1か月間、令和2年度実績の精算、東京都への報告、備品処分等に要する費用につきまして、運営する日野市社会福祉協議会へ補助するものでございます。  続いて、その下、大事業の1勤労者福祉対策経費の18勤労者福祉サービスセンター補助金につきましては、事業数の減により200万円の減となっております。  以上で衛生費、労働費の説明を終わります。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 375 ◯委員長(奥住匡人君)  これより質疑に入ります。古賀委員。 376 ◯委員(古賀壮志君)  269ページ、予防接種の事業全般についてと281ページ、7番、地域活動支援事業、9番、さわやか健康体操、10番、生活習慣病予防関連事業等々、健康事業について2問伺いたいと思います。  まず最初に、予防接種事業について伺います。本予算書には直接関わりないんですが、新型コロナウイルス関連のワクチン接種については、市民の方の関心も非常に高いものがありますので、関連でワクチンについても伺いたいと思います。  昨日から、市立病院で医療従事者向けの接種が始まったということが報告されました。新型コロナウイルスのワクチンについては、発症予防効果または重症予防効果があると言われております。接種を希望される市民の方に迅速かつ確実にワクチンを届けていかなくてはなりません。  しかしながら、ありとあらゆる情報があふれております。毎日のように情報の更新ですとか微修正が続く状況が、国の政策とも関連して続いています。  そこで、新型コロナウイルスワクチンについて伺いたいと思います。分かりやすく簡潔にで結構でございますので、お願いします。いつから、どこで、誰が、接種できるのか。現時点での状況についてで構いませんので、御答弁をお願いしたいと思います。  また、新型コロナウイルスのワクチン接種とは切り離して、本予算書に関連するところで、一般的な予防接種について、未就学児の子どもたちや小学生の子どもたちが主に対象となるかと思います。このコロナ禍の中において、受診控え等が進んで、子どもたちに必要な予防接種が十分に行き届いていないという状況も聞いているところでございます。こちらの一般的な予防接種事業についても、併せて伺いたいと思います。お願いします。 377 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課主幹。 378 ◯健康課主幹(島田貴輝君)  まず私からは、新型コロナウイルスワクチンの接種の開始時期、いつ、どこで、誰が、ということで御質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。  まず、準備状況ですけども、当初は高齢者の方に対して3月中に接種券、クーポン券を送付し、4月から接種開始ができるよう準備を進めたところです。しかし、4月に高齢者向けとして日野市に供給される量について、4月19日の週に2箱分であるとの通知が3月5日付で東京都からございました。これは接種回数にすると約2,000回分、2回接種する必要があるため、人数にしますと約1,000人分となってございます。日野市の高齢者約4万8,000人に対して十分な量とは言えないことから、4月については、まず高齢者施設の入所者の方への接種を限定的に開始することとして、一般の高齢者の方を対象とする個別接種、集団接種については、4月は実施せず、5月以降の開始になると考えているところでございます。  このことにつきましては、市長のほうからも、動画配信で情報のほうは配信のほう、させていただいております。  私からは以上でございます。 379 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 380 ◯健康課長(平 敦子君)  一般の予防接種についてお答えいたします。  定期予防接種、お子さんが受けるほとんどのものですが、そちらのほうは地域の医療機関でお受けいただいております。今回のコロナ禍において、緊急事態宣言中でも医療機関は感染予防対策を取りながら、予防接種についても滞りなく実施はできているような状況でございました。  また、確かにお子さん、保護者の方が1回目の緊急事態宣言というところで受診控えというようなこともあった状況ございましたが、こちらのほうも、医師会とも協議しながら、コロナ禍にあっても子どもの受診や予防接種は必要なこととして、止めてはいけないということで、こちらからもお声かけをしながら、市民の方々にはお受けいただいているような状況でございます。  以上でございます。 381 ◯委員長(奥住匡人君)  古賀委員。 382 ◯委員(古賀壮志君)  ありがとうございます。  医療従事者の方に続いて、コロナワクチンについては、重症化リスクのある高齢者の方のうち、施設入所中の方から優先的に接種が始まるという御答弁でございました。それはそれで、とても大切なことですので、万全な準備を整えておいていただきたいと思っております。  また、子どもたちへの対応も十分に取っていただいているということで、確認させていただきました。  その上に立って、しかしながら、それと同時に、ワクチン接種等々と同じ程度、大事なことだと思いますけれども、そもそも人間が持っている自然の免疫力ですとか、そもそも病気・疾患にかかりにくい身体、基礎疾患などをなるべく持たないようにする生活習慣を持っていただくというような呼びかけも重要なことだと思っております。  その上に立って、2点目、281ページの各種健康事業について伺いたいと思います。  日野市の高齢化率は、今年、令和3年の1月1日現在で24.86%、4万6,496人、男性が21.82%、女性が27.91%と伺いました。この数字は、多摩地域の中でも高いほうに位置しているとの御説明も受けたところです。介護予防はもとより、健康寿命の延伸やフレイル予防の観点から、今後の超高齢化する社会と市民の健康づくりについて、まず、その基本認識について伺いたいと思います。お願いします。 383 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 384 ◯健康課長(平 敦子君)  超高齢化社会に向けてということで、健康課でも健康増進事業というところを取り組んでおりますので、そこも意識しながら、今後進めていこうと考えてございます。その中で、フレイルというふうな予防について意識した取組というところも意識に入れて、今後やっていく予定でございます。  以上です。 385 ◯委員長(奥住匡人君)  古賀委員。 386 ◯委員(古賀壮志君)  どうもありがとうございます。  自然免疫と、いわゆる獲得免疫。ワクチンでは、自然免疫は獲得できないわけでありますので、これから超高齢社会に向けて、日野市としても、できる健康施策というものを進めていっていただきたいと思います。  中でも大事なのは、運動や食事、生活環境の改善を呼びかける広報や事業、そもそも実施されていると思いますけれども、さらに強化していく必要もあろうかと思っております。  コロナ禍において、自宅で過ごす時間が増えて運動不足になったり、食事が偏ったりすることがあるかもしれない状況もあります。適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠、そしてストレスをため込まない生活等々、ますます重要です。心と身体の健康づくりに欠かせない情報を市民の方々に伝えておく必要があると思います。  これまで市民の健康政策ということで、各種運動事業等を中心に実施してきていただいております。特に運動事業については、その種類が多く、先ほど予算の説明でも説明いただきましたけれども、対象者や事業の目的そのものが、いわゆる焦点がずれてきてしまったり、フォーカスがずれてしまうというようなことも発生してきているという話も聞いております。  その上に立って、質問をさせていただきたいと思います。  そもそも、人間の根本にある基礎体力ですとか、自然免疫を維持・向上させる必要性についての認識について。  2点目は、健康サポーター、さわやか健康体操、生活習慣予防事業、先ほど説明ありました、来年度から整理・統合される悠々元気体操、昨日の民生費の説明の中でもありました、介護事業関連のひの筋体操等、こうしたいろいろ各種メニュー、市民が分かりやすく参加しやすい形で整理し、市民の方に説明していく必要があろうかと思います。各種体操事業の工夫や、その周知の方法、現状について伺いたいと思います。お願いします。 387 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 388 ◯健康課長(平 敦子君)  様々な健康の認識についてというところでは、こちらのほうでも、健康増進を目的とした健診事業、運動事業も含めた健康教育、また健康相談というものを通した、そういう方法を通したもので認識と市民の方へのお声かけというところでもやっていきたいと思っております。  また、今後のフレイル予防の中心にした体操事業ということの整理についてでございます。そちらにつきましては、フレイル予防を目的に健康課で行う運動事業は、運動習慣のきっかけづくり、高齢福祉課のほうで行うものは、自分の暮らす地域でフレイル予防という、役割を分けながらの展開を横のつながりでやっていきたいと思っております。  運動内容につきましても、高齢福祉課主管の事業も含めて、事業ごとの運動協働を意識した事業の位置づけというところをやっていきたいと思っています。  健康課におきましては、楽・楽トレーニング体操、ミニ楽トレーニング体操は、筋力をレベルアップさせる位置づけにしていこうと思っています。  また、さわやか健康体操についてですが、運動習慣のきっかけづくりを原点に戻りまして、衰える筋肉の維持を重点に置いた位置づけにしてまいります。対象者を介護認定を受けていない方にして卒業制度を導入するなどのリニューアルを行っていこうと思っております。それについても、今参加していただいている方、また今後参加していただく方に、お一人お一人に通知等も出しながら対応していきたいと思っております。  以上でございます。 389 ◯委員長(奥住匡人君)  古賀委員。 390 ◯委員(古賀壮志君)  どうもありがとうございます。  市民の方の健康の基盤ということで、さらに力を入れて取り組んでいただきたいと思っております。  また、現状の課題として、説明でもいただきました、卒業の制度を設けたりだとか、いろいろな工夫をしながら、広く市民の方に運動事業が行き届くようにということで取り組んでいただくということで御説明いただきました。  そういった課題もある中で、自分自身が今どういった現状、運動レベル、能力があって、どのような判定をして、自分に適した運動を最適に選択していく方法があるのかといったことも、市民の方が十分に把握できるようにしておく必要があろうかと思います。参加されるメンバーの方が固定化してきているという問題も、先ほど指摘いただきました。  そういったことを踏まえて、自身が最適な運動の選択をする方法ですとか、併せて先ほど御説明いただきました、体操を卒業した方々がさらに負荷の強い体操に移動する、もしくは、自分自身で日常の運動管理、健康管理をするようにされた後も運動を続けてくださいというようなことを市民の方に啓発していく必要もあろうかと思いますけれども、運動事業の紹介の体制等、どのようになっているか、最後に伺いたいと思います。お願いします。 391 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 392 ◯健康課長(平 敦子君)  さわやか健康体操を卒業した後の方につきましては、運動習慣が維持できるよう、高齢福祉課所管の介護予防教室、ひの筋体操という位置づけに御案内していくような、そんな位置づけにしていこうと思っています。  また、周知についても、御利用者様のほうにお知らせとともに、今後の利用先とか個別相談も取り入れた中での丁寧な対応というところを心がけていきたいと思っております。  以上でございます。 393 ◯委員長(奥住匡人君)  古賀委員。 394 ◯委員(古賀壮志君)  結構です。 395 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 396 ◯委員(白井菜穂子君)  私のほうからは1点、269ページの、私も予防接種経費について、お尋ねさせていただきたいと思います。  私がお尋ねしたいのは、子宮頸がんワクチンのことです。国から昨年の10月、ヒトパピローマ感染症に係る定期接種の対象者等への周知についてという連絡が都道府県知事宛に送られてきました。今年に入って、1月26日に再依頼ということで、また同様の内容の通知が出ておりまして、文末には、個別送付による情報提供の実施に係る調査を実施予定であることを申し添えますといった文章が書き添えられていて、私には何とも脅迫めいたというか、そんなふうな印象を受けてしまったんですが。  まずお聞きしたいのは、このように再依頼という形で定期接種のお知らせをするようにというような案内や、それの実施状況を調査しますといったような予告というのはあるものなんでしょうかということを、まずお伺いしたいと思います。 397 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 398 ◯健康課長(平 敦子君)  確かに、子宮頸がんワクチンの個別送付をするように、各自治体への依頼ということで、日野市のほうでも2回ほど受け取っております。状況を把握したいとか、その辺りについては、今回入っていたというような認識でございます。今までのことについては、ちょっと私のほうでは把握してございません。  以上です。 399 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 400 ◯委員(白井菜穂子君)  ありがとうございます。  国のほうとしては、これは都道府県知事宛ですけれども、各市町村に通知するということで、この通知を促しているわけですが、昨年12月議会で、この件に大変お詳しい池田議員より、この内容の質問がされまして、その答弁の中で、市は「はがきを送付予定」というふうにお答えになっています。  質問させていただきたいのが、いつ頃誰にどのような内容のはがきを送る予定で、現在、準備はどこまで進んでいるでしょうか、お尋ねします。 401 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 402 ◯健康課長(平 敦子君)  はがきについてでございます。  4月以降になりまして、新年度、令和3年度になりましたら送ろうと考えてございます。  また、対象者につきましては、定期接種の年齢開始である小学6年生、また、定期接種の最終年齢に当たります高校1年生相当の方にお送りしようと考えてございます。  また、内容についてですが、はがきだけでは、情報量というところはとても盛り込めませんので、はがきにQRコードをつけまして、厚生労働省や情報提供のところのサイトに見ていただくような形でのはがきの送付を考えてございます。  以上です。 403 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 404 ◯委員(白井菜穂子君)  すみません、聞き漏れて。人数としては何名ぐらいになりますでしょうか。 405 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 406 ◯健康課長(平 敦子君)  小学6年生対象者、現在3月、今日現在で795人、高校1年生相当が705人となってございます。  以上です。 407 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 408 ◯委員(白井菜穂子君)  ありがとうございます。  内容についてなんですが、QRコードを印刷するというのは、それはアイデアとしてはとてもいいと思うんですが、今ちょっと、内容が厚労省のホームページということだったかと思うんですが、私の個人的な見解としては、日野市のホームページはすごく情報が分かりやすいなと思ったので、もしできれば市のホームページのQRコードを貼り付けてほしかったなと思うんですが。  このはがきには、まずQRコード以外に、この通知というのはどういった通知であるかということが分かりやすく文章で書かれているところでしょうか。お尋ねしたいのですが、内容としては、これは何のお知らせなのかということですね。積極的な勧奨であるとか、これは情報提供ですよということとか、受け取った人が、まず何を目的としたはがきかということが分かるような文章が添えられていますでしょうか。 409 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 410 ◯健康課長(平 敦子君)  今回の国からの依頼通知というものは、ワクチンの有効性、安全性に対する情報というのも含めまして、ワクチンがあることについて知っていただきたいということが目的で情報提供お願いしたいということで来ております。予防接種の勧奨に当たるものの個別通知にはならないようにということも、注意書きでも入ってございます。  以上です。 411 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 412 ◯委員(白井菜穂子君)  私は先ほど、日野市のホームページが分かりやすいと申し上げたのは、ホームページのリンクの一番初めに、現在は積極的には勧奨しておりませんということがまずあってから、厚労省のホームページ等のリンクがあるので、伝わりやすいので、そちらのQRコードのほうがいいのではないか。いきなり厚労省のリーフレットに飛ぶリンクよりも、そちらのほうがいいのではないかという意味で申し上げたんですけれども、積極的勧奨ではないという文章がはがきにも添えられているということで、安心はいたしました。
     こちらがホームページからもダウンロードできるんですが、昨年、新しくリーフレットを改訂したんですけれども、今回、日野市ではリーフレットを送ることはせずに、はがきで案内をされたという、その理由をちょっと教えていただけますでしょうか。 413 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 414 ◯健康課長(平 敦子君)  国が用意しているパンフレットというのは、概要版と詳細版、2種類来ております。また、国のホームページには、HPVワクチンのQ&Aというものも出してございます。その辺りの情報を日野市から情報提供するに当たり、保護者に概要だけでなくQ&Aもしっかり読んでいただきたいというふうな考えも持ってございますので、その中でしっかりとした情報を市民にも受け取っていただく方法としてはがきを選びまして、今の世代の方がスマートフォンを通した電子媒体での情報を取るということも加味しまして、その辺りではがきでQRコードをつけるという方法を取ってございます。  以上です。 415 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 416 ◯委員(白井菜穂子君)  分かりました。紙媒体を送ってしまうと、紙媒体だけの情報だけになってしまうので、はがきということで、リンクでいろいろな情報を得てほしいという工夫かなというふうに受け止めました。  なぜ私が先ほど、これだけを見てはと思ったのは、2018年に作成したリーフレットに比べて、積極的な勧奨ではないということが非常に伝わりづらいということが指摘をされているからです。2018年のパンフレットというのは、一番初めにワクチンの意義・効果、そして、接種後に起こり得る症状について確認し検討してくださいということが一番初めに書かれているわけなんですが、新しいリーフレットだと、一番後ろのページに小さく接種をお勧めするお知らせをお送りするのではなく、希望される方が接種を受けられるよう、皆様に情報をお届けしていますということが一番後ろに書いてあるので、積極的な勧奨ではないということが伝わりづらいという点なんですね。  これは、12月の議会でも部長のほうから、薬害被害の原告団から寄せられた意見書の一部などを引用されていましたけれども、こういった実際に被害に遭われた方が、事前にこれから受ける人にぜひ知っておいてもらいたいと思う情報が、このリーフレットには欠けているということで、何点か具体的な項目を挙げています。ちょっと全ては紹介しませんが、一つだけ挙げるとしたら、他のワクチンと比べてどうなのかといったような情報が、重症化のリスクが8倍であるとか、障害年金をもらうような重症度になると15倍になるとか、そういった情報がここには欠けているといったことが指摘されています。  そのような中で、全国の中では、学校でこの厚労省のリーフレットが配られたようなところもあるそうなんですけれども、日野市においてそのような予定があるか、担当課のほうで聞いていらっしゃるかどうかだけ、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 417 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 418 ◯健康課長(平 敦子君)  健康課のほうでは、学校のほうでの配付とか、その辺りでは把握してございませんし、その情報はいただいておりません。  以上です。 419 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 420 ◯委員(白井菜穂子君)  現在ですけれども、聞いていないということで、一応それを確認できて安心しました。  というのも、学校から受け取ったりとか、もともとは国がつくったもので、あとは自治体から案内が来たりというと、保護者は今いろいろな情報を得て、結局どうしたらいいのかということで本当に悩んでいます。子どもをがんから守りたいけれども、ワクチンは安全だと誰も保障はしてくれないし、しかも、ほかのワクチンより重い障害となる確率が高い。判断には慎重に慎重を重ねなければならない状況です。  私も実際、6年生の女子の保護者から相談を受けました。医者から非常に熱心に勧めらたというふうに、彼女は言っています。はっきりとお医者さんは、今は積極的に接種するようになったのですよということをはっきり言われたそうなんですね。その保護者の方は、あおられているような気もするというふうに言っていました。つまり、厚労省のホームページは、ワクチンの紹介はしているけど、メリット、デメリットを理解して、あとは自己判断みたいな書き方だし、自治体のホームページは、どこも小6から高1まで無料で受けられるけど、積極的には勧めていませんというふうに言うし、医者からは積極的に勧められると。この乖離がとても不安だというふうに。調べれば調べるほど決められないといって、本当に悩んでいました。  そこで、質問させていただきたいんですが、お医者さんに行った場合のこのような状況というのですかね、把握されているか。医師会に対してはどのような周知をされていらっしゃいますでしょうか。 421 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 422 ◯健康課長(平 敦子君)  今回の国からの依頼通知は、自治体だけでなく日本医師会を通して各医師会にも協力依頼ということで行っていることが確認できています。既に各医療機関では、ふだんから予防接種についての御相談というのは受けていただいていますが、今回、日野市のほうから個別通知をする際には、その辺りも含めまして、医師会との協議とか協力、その辺りのお子さんへの対応の仕方というところには、打合せをしていくことは必要だなと思っております。  以上でございます。 423 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 424 ◯委員(白井菜穂子君)  医療機関によっても温度差というのはいろいろあって、まちまちだと思います。ただ、こういうリーフレットには、接種については医師とよく相談してくださいということが書いてあって、迷っている人が医師から勧められたら、納得して受けるならいいんですけれども、押し切られるような形でそういうことがあってはいけないなと思いますので、医師会とも熱心に勧めるのは積極勧奨であるということを自覚してほしいし、公平な両方の情報を提供して、よく御説明いただきたいということを再度共有いただければというふうに思います。  もう一点、予診票というのは、どこで配られますでしょうか。 425 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 426 ◯健康課長(平 敦子君)  予診票につきましては、実施医療機関に既にもう置いてございますので、そちらのほうで接種のときにも書けるようになってございます。  以上です。 427 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 428 ◯委員(白井菜穂子君)  一例なんですけれども、杉並区では保健所で配って、必ずそこの保健所に受け取りに行って、そこでよく説明を受けて渡すようにというワンクッションを置いているといったところもあるというふうに聞きました。できる限りそういうクッションをかませる工夫というのも参考にしていただきたいなというふうに思います。  そもそも小学校6年生から高校1年生相当がこのワクチンの接種対象となっているということは、子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルスに感染することで起きる。それは主に性的接触で起きる。だから、その前に接種をということなんですけれども、私に御相談寄せられた保護者の方は、性教育をきちんと受けて、恋愛をする時期になって本人が子宮頸がんとワクチンについても理解をした上で受けられるのが理想というふうにお考えで、例えば、期間が高校3年生までになっていれば、親も子もよく理解してから選択できるようになるのにというふうにおっしゃっていて、その意見には、私も深く共感したところです。  このウイルス自体は、どこにでもあるウイルスということで、性的接触が原因で起きるということは、男性も、もちろんウイルスを保有しているというわけで、男性の理解・協力なくしては、女性の側だけが幾ら気をつけていても感染は防げないというふうに考えます。男性の喫煙の有無もがんの発生に関係するというようなことも言われていて、そういったことをあまり知られていないんですね。なので、男性への理解も含めた性教育の必要性というのを併せて非常に感じるわけなんですけれども、健康課としての性教育の必要性ということに関して、見解をお聞かせいただけますでしょうか。 429 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 430 ◯健康課長(平 敦子君)  性教育につきましては、学校分野であるところもありますので、健康課の今市民に対しての健康教育という中では、そういう部分も含めて、男女なくウイルスについてというところでの周知は今後も行っていく予定でおります。また、子宮頸がんに関するウイルスの由来というか、感染の由来というところも含めまして、性教育に絡む部分も含まれると思いますので、そういう中に取り入れて周知啓発が健康課ではやっていくことだなというふうに考えてございます。  以上でございます。 431 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 432 ◯委員(白井菜穂子君)  確かに、教育というと、学校でということも対象にということになって、学校だとなかなか、私も過去に質問しましたけども、学習指導要領の縛りがあるということとかもあって、なかなか反応が得られないなというのが正直なところなんですけれども、ぜひ健康課でできること、対象を保護者にするとか、ワクチンとの関連性の中でということで、できれば私は、保健だよりとか学校でも発信していってほしいことだなというふうに考えています。昔は、保健所で性教育のガイドなどをつくっていたというところもあるそうですので、そういった観点からも、今はちょっとコロナの対応で手いっぱいだと思うんですけれども、とても大切なことですので、ちょっと折を見て求めていただけたらなというふうに思います。  最後の質問なんですが、先ほど、はがきに相談窓口について書かれているか聞き忘れてしまったんですけれども、それも併せて、保護者からの不安というのをこれから多分、非常に受けることになると思うんですけれども、カウンセリング体制、相談体制。実際に、今までこういう相談が来たら、どのような対応をされてきたのか、もし具体的な事例があれば、併せて教えてください。 433 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 434 ◯健康課長(平 敦子君)  子宮頸がん予防ワクチンについての具体的な事例というのは、こちらのほうで把握できてございません。ただ、健康相談という意味でしたら、予防接種の受け方、予防接種の内容について、また予防接種の迷い、そういうところについては、常時保健師のほうで相談体制を取ってございますので、随時皆様からの電話相談、来所相談、また健診の中での相談というところで対応してございますので、その辺りでの体制というところは、今後も続けていきたいと思っております。  以上です。 435 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 436 ◯委員(白井菜穂子君)  ありがとうございます。  私、副作用に苦しむ当事者の声、保護者の声というものを、オンラインですけれども、生で聞いて、自分に知識があったらということで、すごく自分を責めている保護者の声とかも聞いています。そういった、どうしたらいいか分からないという相談に対してどう答えたらいいかというのは、本当に難しいと思うんですけれども、情報と併せて、先ほど申し上げたような、性行為から感染するということも含めた性の知識であるとか、定期健診を受けることの大切さですとか、そういったことを家族でよく話し合うきっかけにしてほしいということを伝えていただきたいと思います。よく理解した上で接種するしないの判断というのは、私は、どちらの選択も尊重したいと思います。ただ、情報を知らずに、案内が来たからとか、勧められたからとか、それだけの理由で判断することのないよう、また、不安を抱えた保護者に寄り添った対応を強くお願いしたいというふうに求め、この質問を終わります。 437 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 438 ◯委員(近澤美樹君)  私は、279ページのがん検診のことをお伺いしたいと思います。  先ほど説明では、胃がん検診のほうが、胃の内視鏡検査の開始によって検診時にピロリ菌の感染の有無が把握できるようになったために胃がんリスク検査は廃止になったということなんですけれども、そうすると、これって胃がんリスク検査を受けるべき人は胃内視鏡検査でカバーできるようになったので、不要になったので、この胃がんのリスク検査が廃止されたということなんでしょうか。それとも、対象そのものが削られたということなんでしょうか。 439 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 440 ◯健康課長(平 敦子君)  胃がんリスク検査は、40歳の方と50歳の方にお受けいただいているような状況でございました。このたび、胃がん内視鏡検査が50歳から受けられるようになりましたので、対象が重なるようになったというのが一番です。40歳の方はX線の検査が受けられますので、そちらを御案内してということになります。また、国の方針のがん対策の指針というところで、内視鏡検診のほうが指針に入ってございますので、そちらを優先したというような状況です。  以上です。 441 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 442 ◯委員(近澤美樹君)  分かりました。  つまり、40歳からはX線でカバーできると。50歳からは胃内視鏡でカバーできるということでの考え方だと理解しました。  それともう一つ、子宮がん検診と乳がん検診については、今回変更がありましたでしょうか。 443 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 444 ◯健康課長(平 敦子君)  子宮がん検診と乳がん検診については、検診の内容については変更はございません。ただ、無料クーポン券のほうの配付のほうを、年齢を変更していこうというふうに考えてございます。  乳がん検診については、検診のクーポン券を40歳から60歳までに5歳刻みで配っていたものを40歳のみといたします。また、子宮頸がん検診のクーポン券の対象者は、20~40歳までに5歳刻みで配っていたものを、国の基準では20歳のみですが、医師会とも罹患状況等を協議した上で、25歳、30歳をプラスして、20、25、30歳の方を対象とすることとしていこうと思ってございます。  以上です。 445 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 446 ◯委員(近澤美樹君)  そうすると、クーポンんの対象が、子宮頸がんが減って、乳がんのほうが増えたということでしょうか。対象者の変更を教えてください。 447 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 448 ◯健康課長(平 敦子君)  乳がんも子宮頸がんも、無料クーポン券の対象者が多少減るということになります。  以上です。 449 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 450 ◯委員(近澤美樹君)  どちらも減ってしまうということですね。この判断なんですけれども、クーポンというのは私、やはり大きいと思うのですね。クーポンないということは、自己負担。何かなければ、受診ということでなければ自己負担ということになると思いますが、すなわち、今回子宮頸がんと乳がんについては、女性が受診しているものですので、ここのところでは後退なのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 451 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 452 ◯健康課長(平 敦子君)  無料クーポンは、日野市独自の取組として対象年齢拡大してやってきたような状況です。配られた方の利用率といたしましては、子宮頸がん13.6%、乳がん19.1%となっております。また、受診者全体の中で無料クーポンの利用者は、子宮頸がん22.8%、乳がん32%となっております。これらのデータから、受診者の7割から8割の方は無料クーポンのあるなしにかかわらずお受けいただいているということが推察されて、配付対象の変更というところに至ったものでございます。  以上です。 453 ◯委員長(奥住匡人君)  近澤委員。 454 ◯委員(近澤美樹君)  お伺いしたんですけれども、私これ、クーポンの発行というのはすごくコツコツと先輩方が進めてきたことだと私は思っているんです。それで、やはり意識化されますし、そのことで自己負担なしに受けられるわけですよね、クーポンあれば。なので、もしクーポン利用が少ないのであれば、クーポン利用してもらうようにしたほうが、それこそが求められることなので。  これ、女性だけですよね、検診内容からいくとね。女性に少しでも自己負担を増やすというような考え方というのは相容れないと思うのです。女性だけが生理用品使うということで、生理用品なんて衛生用品で、トイレットペーパーと同じですから、なぜ女性だけが生理用品。生理用品というのは高いですからね、オムツと同じで。こうしたものなんて、トイレットペーパーと同じように、そこにしつらえてあって当然だというような、そうした流れがある中で、私ここ、大きな後退だと思っていますので、ぜひ見直してもらいたいというふうに思います。結構です。 455 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 456 ◯委員(新井智陽君)  私からは、289ページ、説明欄下段、親水イベント開催業務委託料307万4,000円。いわゆる、毎年お盆の時期に開催されましたアユまつりの後継イベントについてお聞きします。  次に、296~299、石田環境プラザ運営経費、開設用消耗品587万6,000円、企画制作設置業務委託料583万円、開設用備品867万8,000円、併せて聞いていきたいと思います。  それでは、親水イベントについてお伺いいたします。お盆の時期に9,500人と、多くの市民の方々、また子どもの頃日野で育った方がお盆の時期に日野の実家に帰省して、子どもと一緒に来ている姿、そういった方々も見て、日野の浅川の魅力というものが本当に発信をされているすごくいいイベントだったなと思っています。  また、以前、奥住委員長のほうも一般質問でしていましたが、多摩川漁協協同組合のほうが市内の小学生を引率をして、秋川国際ます釣り場に行っているということで、昨日も市内の小学生を引率されて行ったというふうに聞いています。  また、この質問に当たって、日野の前支部長のほうにお伺いをしたところ、アユを漁協組合として昭和26年から放流を続けていて、やっと10年前から、海から天然のアユが遡上が増えてきたと、そういったことを認知をしてもらうということが最初の目的だったと。そういったものがやっと市民の皆さん、またいろいろな方から認知されるようになって本当に良かったと。また、昨日も小学生の引率、とても疲れたと言っていたんですけど、一方、すごく楽しいもので、今後そういったものも含めてステップアップをしていきたいという話もお伺いしました。  この間、多摩川漁協と日野市の環境保全課のほうで何度か打合せをしてきたかと思いますが、来年度以降の親水イベントの検討状況についてお伺いします。 457 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 458 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  浅川アユまつり、親水イベントにつきましての現段階での調整状況でございます。  先ほど、部長からの御説明にもあったとおり、台風19号の影響、それから新型コロナウイルスの感染対策、そういったものを踏まえまして、漁協のほうとは調整をしているところでございます。特に、ふれあい橋の広場が使うのが困難であるといったことから、大きく仕組みを変えていこうと考えておりまして、特に、今までは広場でイベントをしていたという形であったんですけれども、浅川自体に釣り伝統漁法ですとか、つかみ取りといった体験型の事業もあったんですけれども、特に、イベントにはいらっしゃったんですけども、そういった体験型の事業には参加できなかったと、入場制限の中で体験できなかったということも声としてはいただいておりました。  今回、広場が使えなくなったということで、特に浅川自体を体験していただくと、浅川のすばらしさを体験していただくイベントにしていきたいということで、漁協のほうとは調整をしておりまして、広く浅川で遊べるような、釣りですとか川遊び、そういったものを拡充していきたいということで調整しているところでございます。  以上です。 459 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 460 ◯委員(新井智陽君)  具体的には、今まで釣り教室なんかを年間3回ほどやっていたかと思うんですけど、そういうものも含めて、具体的にはどういったものを検討されているんでしょうか。 461 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 462 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  釣り教室につきましては、約20組の親御様を御参加いただきまして、年3回ほどやっているところでございます。こちらにつきましては、かなり御好評をいただいておりますので、今後も継続をしていきたいと考えております。  今回、漁協さんと一緒にやっているということもありまして、イベントの一つの役割といたしましては、漁業振興といったこともあろうかと思います。先ほどから申し上げている親水イベントにつきましても、漁業振興につながるように、釣りというのを一つのキーワードにしてイベントを仕立てていきたいということで検討しているところでございます。  以上でございます。 463 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 464 ◯委員(新井智陽君)  ありがとうございます。  令和元年の台風19号で川がえぐれてしまって、今まで会場だった広場から、段差を越えないと川に入れなくなったという感じで少し環境の変化があったと。また、当初は東京都の補助金が使われて、これがスタートされてきたわけですけど、そういった補助金が継続的にずっと続くものではないので、今回こういった検討に至ったということでございます。  今までは、とにかく川のほうに多くの方々が来て楽しんでくださいと、そういったイベントでございましたが、今後は、より多くの方々に川のほうに入っていただいて、そして、浅川の良さを体験してもらう、そういったイベントをぜひ漁協組合の方々と話し合いながら、いろいろと検討していただきたいなと思っております。  次の質問に移ります。  石田環境プラザについて、お聞きしたいと思います。石田環境プラザの開設に向けました備品購入などの準備、地元中心の運営協議会による管理運営委託について、お伺いしたいと思います。  どんな準備をされるのか、現状についてお伺いします。  また、運営協議会としまして、2月に準備会を開いたと伺っていますが、その準備会についても、どのようなことを決めたのかお伺いします。 465 ◯委員長(奥住匡人君)  ごみゼロ推進課長。 466 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君)  石田環境プラザの施設運営業務に関して御質問いただきました。  現在、7月のオープンに向けまして、自治会、子ども会、自主防災会等、各様々な地元の立場の方に集まっていただきまして、地元の運営協議会のほうを設置していただいて、今準備会というところで準備をさせていただいているところでございます。  まず、第1回目の2月に際しては、当然、運営するに当たりまして必要な年間のスケジュールであったりとか、施設の使い方というところも含めて、おおよそ今年1年間、どういうことが想定されるのかというところを、まず地元の方々で意識合わせをさせていただいたというところで、当然、今回予算計上させていただいております消耗品・備品等も含めた設置時期であったりとか施設見学といったところも含めて、総合的に御議論いただいたところでございます。  以上でございます。
    467 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 468 ◯委員(新井智陽君)  2月に行われた運営協議会の中身というのは、どういったものだったのでしょうか。 469 ◯委員長(奥住匡人君)  ごみゼロ推進課長。 470 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君)  重複になりますけども、内容につきましては、今申し上げたような、これからのスケジュールであったりとか準備事項といったところの確認というところがメインであったかと思います。  以上でございます。 471 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 472 ◯委員(新井智陽君)  今のうちに、どのように管理すればいいかだったりとか、予約はどのようにすればいいかだったりとか、年間イベントをどういうふうにすればいいかとか、そういうことを考えないと間に合わないということで、2月のほうに準備会を開いたというふうに認識をしました。  まちづくり委員会のほうでも、条例化が審議されまして、日野市立の石田環境プラザ条例の中にも入っていますけど、地元の子ども会、自治会、自治防災会など、地元に関連します各団体に運営協議会を設置していただいて、地元の方々が自分たちの施設を使いやすくするために、今準備を進めていただいているものだと思っております。  現場のほうを見ますと、5月の末までに竣工する予定ということで、半分ぐらいですかね、もう完了されていて、建築の外回りが大分できてきたなという印象でございます。今後も、いろいろと地元の運営協議会を開きながら、地元の意見も聞きながら、しっかりと進めていただきたいと思います。  以上でございます。ありがとうございます。 473 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 474 ◯委員(峯岸弘行君)  私のほうからは、3点質問させていただきたいと思います。  1点目は、271ページの節3の新型感染症対策経費について。  2点目は、同じページの骨髄移植ドナー支援助成金について。  3点目は、277ページのがん検診等事業経費について、それぞれ伺っていきたいと思います。  まず、1点目のワクチン接種ですけども、新型感染症対策経費ということで、直接ちょっと関係はないんですが、間もなくワクチン接種が始まるということで、補正予算で採択はされておりますけれども、ワクチン接種によるアナフィラキシーショック対応が今問題になっていますけれども、市内で接種をしていただくクリニックというんですかね、小さな診療所等に、全てに救急医療キッドが配付されるのかどうかについて、ちょっと伺いたいと思います。 475 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課主幹。 476 ◯健康課主幹(島田貴輝君)  新型コロナウイルスワクチン接種について、個別接種、各診療所で接種を行う際に、アナフィラキシーショックに対応できるような薬剤などの救急セット等の配備について御質問をいただきました。  現在、医師会と調整中ではございますが、接種を実施する医療機関全てにおいて、アナフィラキシーショックなど、緊急時に対応できる薬剤などの配付について検討をしているところでございます。いずれにしても、集団接種会場と併せて、万全の体制で接種のほうを進めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 477 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 478 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  一部のお医者さんが、実際に取扱いについて若干不安な先生方もいらっしゃるみたいなので、その辺は医師会との調整の中で、しっかり対応していただけるように、まだ経験をされていない先生方もいらっしゃると思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、2点目の、骨髄移植ドナー支援助成金ですけども、これは公明党も要望しておりまして、昨年から始まった事業ですけども、実際の昨年の助成状況、また今後の助成の見通しについて、教えていただきたいと思います。 479 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 480 ◯健康課長(平 敦子君)  ドナー助成に関してでございますが、令和元年度の実績といたしましては、ドナーのお一人の方が御利用いただいているような状況です。7日間、1日2万円という形で助成のほう、してございます。  また、令和2年度、今年度に関しましては、申請の方、どなたもいらっしゃいませんでした。来年度に関しましては、同じように予算計上というのはさせていただいておりますが、ドナーのほうではなくて、事業所のほうについては実績がないというところで、2社で取っていたところを1社で計上してございます。  以上です。 481 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 482 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  事業者のための予算もしっかり引き続き、確保していただきたいと思います。  3点目は、277ページ、節6の後期高齢者歯科検診事業経費について伺いたいと思います。  まず初めに、検診率の現状を教えてください。 483 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 484 ◯健康課長(平 敦子君)  後期高齢者歯科検診についての受診率についてですが、令和元年度は9.6%、令和2年度は、12月現在6.3%となってございます。  以上です。 485 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 486 ◯委員(峯岸弘行君)  2018年の4月の医療保険の診療報酬改定によって、口腔機能低下症が病名として新設されました。虫歯や歯周病と同じく、歯科医院でも主に高齢者を対象とした口腔機能低下の検査と管理が行えるようになったわけです。7項目について評価を行って、3項目以上該当した場合は、口腔機能低下症と診断されます。医療保険で歯科医師、歯科衛生士による指導などの管理を行うことになりますけれども、そこで質問します。  まず初めに、検診業務を委託している医療機関の数と、そのうち口腔機能低下症を診断・管理を行える医療機関の数を教えてください。 487 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 488 ◯健康課長(平 敦子君)  後期高齢者検診、日野市が委託しているものの実施医療機関については、65医療機関になります。  また、今委員が言いました口腔機能低下の診断できる、また見立てができる先生というところは、診察の中になりますので、健康課のほうでちょっと把握ができてございません。  以上でございます。 489 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 490 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  この口腔機能低下症は、保険病名になって3年ですので、歯科医師に周知、理解してもらうことが大切だと思います。  次に、フレイルの観点で聞いていきたいと思います。東京大学の高齢社会総合研究機構が千葉県柏市で実施した健康調査では、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者2,011人に口腔機能と全身的状態の調査を行い、最大4年間追跡しました。かむ力や飲み込む力などの6項目で口腔機能を評価、三つ以上の項目で基準値を下回った人をオーラルフレイルとして、オーラルフレイルに該当しなかった人と比較したところ、4年後の身体的なフレイルの発症リスクが2.4倍、要介護認定のリスクも2.4倍、さらに、総死亡リスクが3.1倍にも高まることが明らかになりました。  東京都健康長寿医療センター研究所が行った地域在住高齢者722人を対象とした調査では、約2割がオーラルフレイル、約6割がオーラルフレイル予備軍に該当しておりました。  そこで、質問します。健康課の行う健診事業と高齢福祉課の介護担当などの連携は重要と考えますが、フレイルの観点での連携について、市の御所見を伺います。 491 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 492 ◯健康課長(平 敦子君)  フレイルの観点も含めまして、後期高齢者に対するお口の機能の関係ですが、嚥下機能、口腔機能低下の予防審査は重要であるという認識の下、現在は、健康課のほうと高齢福祉課で摂食嚥下機能支援事業として行っております。対象者、65歳から79歳にセルフチェック表という健診問診票を発送しておりまして、そちらのほうを地域の包括支援センターで相談できるというような仕組みをつくってございます。  以上でございます。 493 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 494 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。  最後に、市長からも御所見を伺いたいと思います。健康課、高齢者介護の担当、また国民健康保険の担当、この3者間の横断的連携が大変これから重要になると思いますけども、市長から御所見をいただきたいと思います。 495 ◯委員長(奥住匡人君)  市長。 496 ◯市長(大坪冬彦君)  今委員からお話いただきました市の健康施策、健康課、高齢福祉課、そして保険年金課ということで三つに分かれていると。常時、必要に応じて連携しながらやってきてはおりますけれども、例えば、国民健康保険のデータヘルス、この成果をどう活用するのかというところで、ほかの部分との連携、まだまだ課題があると思いますし、これまで長らく健康課の健康体操事業など、それから高齢福祉課の介護予防ということで、それぞれやってきて、今回、令和3年度は一定の統合をするという形でようやく踏み込み始めましたが、まだまだこの三つをどう統合していくのかというのは、これからの日野市のフレイル予防、そして、健康事業をどうするかという点で大きな課題であります。  過去にいろいろなことをやってきましたが、なかなかうまくいかなくてということがあって、現在に至っております。例えば、高齢福祉課の介護予防も介護保険の中でいろいろな段階を経て、いろいろ姿を変えてきたということもあります。その辺については、いろいろ過去に反省をしながら、今後を見据えてということをやっていかねばならない。とりわけ2025年、2040年という高齢化のピークがやってきます。2025年は、団塊の世代が75歳以上になるということで、多分、要介護認定者が人口的に最大になってくるような時期を迎えますので、それに対応するためにも、今言った三つの組織をどのように統合して、有効なフレイル予防対策、健康事業を組み立てるのかというのは喫緊の課題でありますので、そういう意味での組織の在り方についても真剣に検討し、それを実施していきたいと思っております。 497 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 498 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。結構です。 499 ◯委員長(奥住匡人君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩したいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 500 ◯委員長(奥住匡人君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。             午後3時15分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             午後3時45分 再開 501 ◯委員長(奥住匡人君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  会議に入る前に、昨日の島谷委員の議事進行につきまして、委員長をしまして速記録の精査を行いましたが、全戸配布に係る金額に関することでありましたので、正確性を期すため、担当部長より説明をお願いしたいと思います。企画部長。 502 ◯企画部長(岡田正和君)  広報の全戸配布委託料として、令和3年度は2,730万2,000円を計上させていただいております。これは8万9,000世帯に対して19回の配布を予定しているものでございます。この数字から計算いたしますと、1世帯1回あたりの委託料は約16円ということになります。  以上でございます。 503 ◯委員長(奥住匡人君)  それでは、奥野委員。  マスクを取って発言をお願いいたします。 504 ◯委員(奥野倫子君)  私のほうからは、3点質問させていただきます。279ページ、がん検診、289ページ、カワセミハウス、297ページ、石田環境プラザ、この3点について聞かせていただきます。  まず、がん検診なんですけれども、先ほど、近澤議員からも質問がありました。もう既に質問されたこと以外のところで私がここで一番強調したかったのが、要するに、先ほど近澤議員がおっしゃっていた、生理用品は高いんですと。もうこれは、本当に女性ならではの経費なんですね。それで、女性ならではの経費というのは、化粧品、生理用品、美容院代、髪はもちろん男性も切りますけれども、額がもう、男性の散髪代の4倍ぐらいしますよね、女性の場合は。あと、服代だって男性よりもかかりますし、あと、コンドームでさえ女性が準備しなければいけないという人のほうが多いわけですよ、圧倒的に。もうとにかく女性であるための経費が男性よりも高いという現実にしっかりと目を向けないと、ジェンダーフリーの世の中にならないということを私は常々思っていまして。  女性が男性よりも余分に二つ多くがん検診しなければいけないというところについては、やはり、これをフリー化していかなければいけないだろうというふうに思うのですが、いかがでしょうか、1点。 505 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 506 ◯健康課長(平 敦子君)  がん検診の有料化というところになりますが、男女問わず、がん検診全体的には、御負担いただく額というところは、今後もやっていこうと思ってございます。  また、女性ならではの検診というところは、変わりなくやっていく中で、クーポン券を今回は変更するというところになりますので、がん検診自体の中身は変わるわけではございません。そこに関して周知活動だけでなく健康教育等も展開しながら、受診率の削減にはならない形を取っていきたいと思ってございます。  以上でございます。 507 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 508 ◯委員(奥野倫子君)  ジェンダーフリーということで、いろいろな場面で予算を見回しているわけですけれども、もう女性ならではのものというのは、この部分に限らず、もう全部見直していただきたいというように思っております。要するに、イギリスなんかでは、もう生理用品でさえ無料配布に変わったんですね。これからもうコロナの状況の下で、もう女性の自殺率が圧倒的に高いという状況の中で、やはりジェンダーフリーというところに視点を絞っていかないといけないと思っております。ぜひいろいろな角度からここを調べていただきたい、そして見直していただきたいということを伝えて質問は終わります。  次に、カワセミハウスなんですけれども、防犯カメラの借上料がありますが、これは恐らくですが、黒川清流公園に向けて設置した分も含まれているのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。どこに向けて設置している防犯カメラでしょうか。 509 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 510 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  カワセミハウスの事業経費の中で計上させていただいています防犯カメラの借上料については、施設の外部と施設の中という形で設置をしているものでございます。黒川清流公園等につけているものではございません。  以上でございます。 511 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 512 ◯委員(奥野倫子君)  地元を清掃してくださっている方から、本当に黒川清流公園が、ごみが捨てられている状況がひどいということで、この前の一般質問でも写真をお見せさせていただきましたが、こういう状況とか、あるいは、これが1日のごみだということで、あれだけきれいな公園、日野市の緑と清流の原点と言える場所があまり大切にされていないという状況が見受けられるんですね。  ある日、黒川清流公園に生ごみが捨てられていたと。その中に生米も入っていたので、米のほうは全然分解せず、もう長期間ずっと川に沈殿していたということがあって、一応市も防犯カメラを電柱に設置してくれてはいるがという話だったんですが、では、その防犯カメラというのは誰が設置したんですか。市が設置したわけではないんでしょうか。 513 ◯委員長(奥住匡人君)  環境共生部長。 514 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  黒川清流公園自体につきましては、緑と清流課が管理している管轄でございますので、緑と清流課のほうで設置させていただいております。  以上でございます。 515 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 516 ◯委員(奥野倫子君)  では、緑と清流課のほうで管轄はしているということですね。分かりました。  黒川清流公園では、BB弾も見つかっているんですね、こういうふうに。地元の人に聞くと、そこでサバイバルゲームをやっていたと、子どもたちが。その方が近隣の中学校に電話をして、子どもたちがBB弾を撃ち合うこと自体も危険だけど、弾がこうやって清流を汚しますよというようなことを電話で伝えたらしいんですが、教育委員会の返事は、各学校にそういう子がいるかと確認したらいなかったので、そういうお知らせはしませんというお断りのお返事をいただいたらしいんですね。  だから、そういうことを聞きましても、やはり黒川公園を守る基地としてカワセミハウスはあるはずなので、カワセミハウスとして、やはり黒川清流公園の管理については、担当する部署がそこなんだよというような機能を持たせるということが必要なんではないかと。清流課もそうですが、一応清流課は遠くの庁舎から飛んで来なければいけないわけですよね。そうではなくて、カワセミハウスに職員がいるわけなので、何か不法投棄をする人を見たら、すぐカワセミハウスに通報してくださいと。そうすれば、すぐ職員が飛んできますよというような状況をつくっていくというのが大事じゃないかなというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。 517 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 518 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  おっしゃるとおり、カワセミハウスと緑と清流課も連携しなければいけないと思っております。生ごみ、お米が捨てられたときも、連絡を受けて私どもも駆けつけて、一緒に清掃をするとか、見守りをお願いするとかの連携は既にしております。  そのほか、サバイバルゲームとかBB弾につきましても、1回、2回だと関心のある年代のお子さんたちがやってみたいというようなことが起きてしまうかもしれませんが、様子を見ながら、学校とも連携することは考えておりまして、学校課ともその辺りの相談はしているところでございますので、様子を見ながら適宜行っていきたいと考えております。  以上です。 519 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。
    520 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  カワセミハウスの職員でございますが、当然、市の職員でありますので、そういった面、例えばBB弾で遊んでいるお子さんなんかがいれば、安全性を担保するためにお声がけするとか、そういった形については、緑と清流課含めて、連携して取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 521 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 522 ◯委員(奥野倫子君)  ぜひ地元の方を巻き込んで、黒川清流公園を守ろうというような、もう既にやってはいらっしゃると思うんですけれども、連携しながら、さらに強化していただきたいということをお伝えして、この質問は終わります。  次に、石田環境プラザ、これはカワセミハウスを参考にしたというふうに、先ほど説明があったんですが。カワセミハウスは645万円の予算になっているんですけど、今回の予算は、多分備品の部分の九百何十万を引いても、2,000万円かかることになるんですよね。これがもう、ずっと経常経費としてこれだけかかっていくのかなというところをちょっと聞きたかったんですけど、いかがでしょうか。 523 ◯委員長(奥住匡人君)  ごみゼロ推進課長。 524 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君)  開設準備にかかる費用についてというところでございます。やはり、環境学習というようなところの部分につきましては、同じような性質を持っているカワセミハウスを参考にさせていただいたというところではありますけれども、全てが全く同じではないというところで、例えば、施設の管理運営に資する部分につきましては、カワセミハウスを参考にさせていただいたというところで御答弁させていただいたつもりでございます。  それに加えまして、議会の始まる前に各議員さんのほうに、石田環境プラザの管理運営方針というものを配らせていただきました。これは各地元と話し合う中で、このような機能を設置してほしいというところの中で、要望があったものにつきましては、先ほどのカワセミハウスで最低限、施設の管理運営に必要だったものに加えまして、予算計上させていただいたところでございます。  今回、事業費としましては3,294万円というような管理運営経費になっておりますが、開設に必要な経費につきましては、2,038万4,000円というところで、消耗品費、備品費、あとは展示企画制作委託料につきましては、今回開設時のみに必要になってくる経費というところになりますので、来年以降は、必要な経費としましては、保守点検委託とか、そのような通常の管理に必要なものが約1,200万円程度の予算計上というところで、そのような数字になってくるのかなというところで考えているところでございます。  以上でございます。 525 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 526 ◯委員(奥野倫子君)  1,200万円程度でも、やはりカワセミハウスの2倍ですよね。すぐ隣に東部会館があって、そこもガラガラで、下の地区センターもガラガラなんですが、そういったところの精査というか、しなかったんでしょうか。私、最初は、地区センターができるものだと思って賛成したんですが、途中から交流センターみたいなでっかいものだということになって、態度を変えたんですね。反対ということにしたんですが。  これはどういうふうに考えられますかね、行革の観点からは。このランニングコストというのは、このまま一般会計から出ていくのか、あるいは、これも含めて周辺環境整備費から出るのか。それとも、地元の方に意識的に管理をしていただくことになるのか。方向性としてはどちらですか。 527 ◯委員長(奥住匡人君)  ごみゼロ推進課長。 528 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君)  ほかにも施設があるというところの中での今回の石田の公共施設というところで話をいただきました。東部会館につきましては、御存じのとおり、流域下水道のできたときの地元還元施設としまして、その中の2階の集会室の1というところが使われているというところで、実際の利用率が約8%というところで、集会室、畳の部屋ひと部屋になりますが、活用がされていないというようなところの現状でございます。  今回の石田の環境プラザにつきましては、浅川清流環境組合の可燃ごみ処理施設ができるに伴って、廃掃法の規定に基づいて地元配慮の施設というところで設置するものでありまして、東部会館とは違いまして、今回こちらのほうとしては、施設コンセプトとしては、ごみ減量施策の推進の情報発信の拠点であったり、地域防災の拠点、地域コミュニティの拠点といった様々な機能を持っているというところの中では、今まで建てていたほかの施設とは違った特定の目的を持った地元のための施設だと思っております。  また、管理運営につきましては、地元の方を雇用して、受付の管理であったりとか、施設の清掃等をやっていただくというところの人件費も含まれた数字として予算計上しているようなものでございます。  雑駁ですが、以上でございます。 529 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 530 ◯委員(奥野倫子君)  東部会館がホールが8%と、それ以外の畳の部屋はもうゼロだということであれば、最初から2階以上は地区だけで使ってもいいですと。たまに8%の申込みがあったら受けてくださいねでよかったんじゃないかと私は思うんですね。  やはり、行革だと言っているのであれば、公共施設減らすんだと言っているのであれば、このやり方というのは、やはり整合性取れないなと思うんですね。環境整備費使いたいだけなのかなという気もするんですね。  管理については、地元の方を雇うのはいいんだけど、雇うお金はどこから出るのですかということなんです。方向性として、一般会計、ずっと経常経費で入れるんですか。周辺環境整備費から入れるんですか。それとも、地元で管理してもらって切り離すんですか、というところはどうですか。 531 ◯委員長(奥住匡人君)  ごみゼロ推進課長。 532 ◯ごみゼロ推進課長(高尾 満君)  人件費につきましては、一般会計のほうから充当させていただく予定でございます。  以上でございます。 533 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 534 ◯委員(奥野倫子君)  本当に一つボタンを掛け違うと、次から次へ全部ちぐはぐになっていくので、残念だったなというふうに思いますが。  以上です。 535 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 536 ◯委員(島谷広則君)  私からは、3点質問をさせていただきます。ページは275ページ、説明欄上のほうの健康管理費の中の委託料、多胎児移動費支援業務委託料についてが1問目。  2問目は、285ページ、火葬場経費の部分でコロナ対応と関連して質問をしたいと思います。  3問目が、305ページ、労働費、若年者雇用奨励金について御質問したいと思います。  まずは、1点目、ページのほう戻りまして、衛生費、275ページになります。多胎児移動費支援業務委託料ということで114万5,000円が計上されています。ホームページのほうにも掲載されていまして、日野市としては2万2,500円が多胎児の0歳、1歳、2歳の世帯にということで。多摩市が2万円だったり、昭島市が2万4,000円だったりということで、これは自治体によって金額設定をいろいろ自由に設定できるということで、質問したいのが、まず日野市が2万2,500円とした根拠というか、そういった積算の考え方について伺いたいのと、あと何世帯対象者がいるのかというところを伺いたいと思います。  あと、加えて、ホームページを見ると、クーポン券なのか、そういった料金の支援ということで、郵送なのか、そういった細かいところというと、これから概要のほうも触れていただければと思うんですけど、ぱっと見たときに、市の職員でも対応できるんじゃないかなというようにも見えたんです。委託した理由といいますか、そういったところも含めて御答弁いただきたいと思います。お願いします。 537 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 538 ◯健康課長(平 敦子君)  多胎児支援についてでございます。  こちらは東京都の補助金が出ております。東京都の補助が今年度から10分の10出すというような方針の下に、健康課のほうでも1月をめどで始めたところでございます。補助金の関係がありますので、1世帯当たり年1回、2万4,000円の補助金が出るというような中で、日野市の場合は移動費支援ということになりますので、双子、三つ子の赤ちゃんを抱えたお母さんがタクシーで移動することを想定いたしました。  タクシーが市内何か所かありますが、タクシー会社さんが共通して使えるチケットというものは、探したところ、実際のところはあまりないというような状況がございまして、それが一番手っ取り早く利用できるものが、子ども商品券というところに行き着きました。  今回、日野市の場合は、その商品券を皆様にお配りしたりというような委託費の中も含めまして、1世帯あたり2万2,500円というような積算根拠になってございます。  対象の家庭なんですけれども、1月現在で、三つ子ちゃんが1組、あとは0~2の双子ちゃんが40組ということで計41組の方が対象になってございます。  委託した理由というところでございますが、市内のタクシー会社さんが共通で使えるもの、まずなかったというところを創り出すところから直接市の職員が手をかけるとなりますと、かなりの時間を要するというところもありますし、この補助金自体も、一応年度の限りというものが5年程度というふうに決まっておりますので、迅速に的確な方法で行ける方法と、市民の方に早く事業としてお渡しできるものというところで委託にしたような理由でございます。  以上でございます。 539 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 540 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  積算根拠についてと、あと対象世帯数については分かりました。  市内共通のタクシーでチケットがないというところは、私もちょっと、戻って改めて整理したいと思いますけど。今、会社とかでは、もう全国一律のタクシーチケットで使える、そういった会社として契約する券というのがあるんですよね。もうどこでも使えますよということで、それは団体だったり民間会社がそういったチケットの契約をして、その協会の中で使えるということで。それでいくと、もうほぼ全国のタクシー、そのチケットで、有効期限はありますよ、使えるという仕組みもあるので、そういったところを含めると、いろいろもっと幅広い形で考えてもいいんじゃないかなと思って聞いていました。  あと、逆に市内共通のタクシーチケットが日野市として、すぐ対応できないということも、今後いろいろな施策を、移動支援だったり、考えていくときに、毎回毎回違う形で委託、委託、委託ということを繰り返すよりも、一本そういった仕組みをまず地域のタクシー業者さんと用意をしておいて、ありとあらゆるそういった移動支援をするときに、このチケット、共通ですぐ使えるよねという形だと、トータル的な長期目線で見たときのコストダウンといいますか、そういった運用も楽になってくるんじゃないかなと思いますので、そういった視点でも、今回急遽といいますか、そういった東京都の事業と、あとスピード感を持った対応ということでは理解はしておりますけども、そういった課題も含めて、今後精査していただきたいと思っております。  この質問については、以上となります。ありがとうございます。  続いて、285ページ、火葬場経費のところ、行きたいと思います。  日野市は火葬場の運営といいますか、そういったのをやっておりますけども、ニュース、報道等でもよくあるのが、コロナ患者、コロナの疑いのある方の火葬場の待ち、そういったところが結構問題にもなっております。  南多摩斎場さんの運営を少し聞いたんですけども、作業員含めた動線が必ず同じルートを通らないようにということ。あとは、通常の火葬運営をしていないタイミングでの、そういったコロナの疑いのある御遺体を受け入れられるコマを少しでも用意するということで、なかなかすぐに対応ができる状況にはならないということでも聞いていまして、2月上旬ぐらいでしたかね、状況聞いたら、1週間以上待ちというか、お正月、年明けから徐々にそういったコロナ患者の火葬対応の待ちが長くなっているということでも、ちょっと状況が今後どういうふうにもなっていくかなというのは、注目もしなければいけないと思っています。  そういったところで見たときに、日野市の火葬場経費ということで、今回予算計上されているんですけども、コロナ患者をそういった対応をするとなると、納体袋というんですかね、袋に包んで、また、先ほど言ったような、動線を必ず分けるとかいうような対応ができるのかどうか。そもそも日野市の火葬場がそういったコロナ患者の御遺体を受け入れる火葬場であるのかどうかも含めて、まずその辺りの、この予算計上の中にコロナ対応が含まれているかいないか、お答えいただきたいと思います。お願いします。 541 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 542 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  市営火葬場におけるコロナにかかって亡くなった方の取扱いでございます。  今現状、日野市営火葬場につきましては、受入れをしております。その中で、全ての時間ほかの御遺体と一緒というわけではなくて、通常10時、13時、15時の三つの火葬の時間があるんですけれども、最終の15時の際に、空いていれば受入れをさせていただくということで対応してございます。  また、令和2年1月にかなりそういった方が増えて、ちょっとお待たせする状態があったものですから、今、火葬場が休業する友引の前の日の15時からは、コロナ患者の受入れだけをするコマとして空けておりまして、現状では、市営火葬場ではお待たせしないで火葬ができているという状況になっています。ただ、今現状の大規模修繕で休業していますので、今現状では対応できていませんけれども、休業入る前まではお待たせしなかったという状況でございます。  以上です。 543 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 544 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  一応、今コロナの疑いのある患者、御遺体も含めて日野市の火葬場でも対応しているという状況で、やはり、いろいろと御家族だったりお話を聞くと、ちょっとこの場では、運営している日野市にはちょっと失礼かもしれないですけど、なるべくきれいなというか、南多摩斎場で故人を見送りたいとか、そういった御意見もあったりするんですけれども。  これは日野市民として見たときに、日野市の火葬場と南多摩の二つを利用できるといいますか、そういった対応ができるんですけど、実際にコロナで火葬対応が待ちになった日野市民の世帯といいますか、そういった御家族が何人いらっしゃるか。どれぐらいが待ちかという基準もいろいろだとは思うんですけども、大体1週間以上待たされたという言い方になるんですかね、そういったところの状況を把握しているでしょうか。お願いします。 545 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 546 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  すみません、今の御質問にお答えする前に、先ほどの御質問の中で、コロナ対応の予算が含まれているかどうかというところですが、今現状では、消毒ですとか、そういった清掃用具を購入するのは、一般の消耗品費で賄えておりますので、特段コロナ対応ということでは予算を追加してはございません。  また、南多摩斎場における日野市民の方の待ち状況ということでございますが、すみません、特に日野市民に限ってお待ちいただいている状況についての把握はしておりません。ただ、南多摩斎場からは、最長1か月程度お待たせすることもあるということで聞いておりますので、その中に日野市民の方も含まれる可能性は十分あるかと思っております。  以上でございます。 547 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 548 ◯委員(島谷広則君)  やはり、コロナでかかったことが運が悪いとか、そういう判断になるのかどうかというのは、私はちょっと、もう少し優しい対応を自治体としても考えてもいいのかななんて思っているんです。やはり、故人を送り出す、しのぶというときに、直接対応できない、コロナだからということでお時間も待たされる、通常の火葬対応もできない。そういった中では、そういった御家庭の心の癒しというわけではないですけども、そういったところにどうやって自治体としてサポートできるかということも少し考えていかなければいけないのではないかなと思っています。  まだこれからワクチン接種が始まったり、この状況がどういうふうに、今後長い目線で見たときに改善されていくのか、そのままなのかというのは分からないですけども、まずは日野市民、そういった世帯の待ち状況、そういったことで不満といいますか、仮に、先ほど1か月というお話でしたけども、1か月待つとなったら、1泊という表現はよくないですけど、冷蔵庫に保管をしていく料金も全部個人負担のほうに入ってくるとなったときの、いたたまれない気持ちになるわけですよね。ですので、コロナのそういった国からの補助金の使い方、そういったところにも充てても、私はいいんじゃないかと思っていますし、そういったところに自治体としてもお話を聞きながら状況把握して、サポートできるように。  現時点だと、その辺りを斎場組合だったり、そういったところで日野市民の方がどれぐらい待ったかというのを、後追いでも戻れると思うんですけども、そういった調査されることに対してはどうでしょう、御意見お伺いできませんでしょうか。 549 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 550 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  もちろん、日野市民の方がどのぐらいお待ちになられているのか、私ども、日野市火葬場を運営する立場でもございますので、お待ちになられている方に日野市民の方がいらっしゃれば、施設の老朽化というのはございますけれども、ぜひ日野市営火葬場を御活用くださいという形でアナウンスすることも含めて、南多摩斎場とは調整してまいりたいと思います。  また、南多摩斎場は、最長では1か月程度というふうに申し上げましたけれども、その後、受入れ枠を拡充するということで検討しているというふうにも伺っています。ちょっと最終的に今どうなっているかというのは把握はできておりませんけれども、南多摩斎場と共に改善ができるような形で進めていければと考えております。  以上でございます。 551 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 552 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  まずは状況の改善をするためのそういった対応もやりながら、周知も含めてやっていくということで。あとは、今もう既に、もう過去形になっている方も実際にいらっしゃる可能性があるというところと、そこに対して、まだ市の実態調査というのが入られていないのではないかなとも思いますので、そういったところをまずしっかり整理をしていただいて、対応できることがないかどうか、そういったところから市民に対しての日野市としての思いといいますか、そういったところをぜひとも踏み込んでいただければと思います。  以上でこの質問を終わります。  続いて、労働費のほうに移ります。305ページになります。説明欄真ん中の雇用対策経費のところの若年者雇用奨励金ということで、これは前回の9月議会ですので、令和元年度の決算のときに、実績が0件というところで日野市の現状というところを伺って、実際に若者として自立支援ホームだったり、いろいろ保護者との関係がうまく築けない中で保護をしなければいけないというのは、その方々がいざ就労となると、そういった保護者というか、そういったところの記入ができなかったりとか、そういったところで就労の一つの障害になっていたりするので、もっと幅広く目線を開くと、若者の雇用を後押しするということでも実績が出るのではないかということで、御意見というか、質問もさせていただきました。  また、先ほどのセーフティネットコールセンターですかね、生活困窮者自立支援というところでも、働きたいけどなかなか心の傷があったり、いろいろコミュニケーションが難しいとかで、働くそういったところの支援を行いながら、世の中には、働きたいけど働けないという方がいる中で、この制度というのは非常に大事になってくるんじゃないかなと思うんですけども、来年度のところでの改善だったり、そういった意気込みといいますか、そういったところで今後の取組を伺いたいと思います。お願いします。 553 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 554 ◯産業振興課長(中村守助君)  令和2年の9月議会の令和元年度決算委員会において、島谷委員から、この若年者雇用奨励金の件について御意見をいただいたところでございます。  9月の議会の終了後、ハローワーク八王子のほうに出向きまして、この制度、そもそもハローワークを通じて3か月間、トライアル制度を活用した方の、さらに市内在住者の若者を3か月以上雇用した場合に市から交付金を出す制度でございますが。まず最初に、ハローワークで使っていただかないと、この交付金が使えない制度でございますので、ハローワーク八王子に強くこの制度をPRするように、直接出向いて要望しているとともに、健康福祉部のほうでも、セーフティネットコールセンターについて、今委員のほうのおっしゃったような、なかなか社会から離れてしまった方、いきなり正社員というのはなかなか厳しいと思いますので、こういう制度をうまく使っていただければ、円滑にスムーズに社会復帰できるかなと思っております。  ただ、このコロナ禍の状況でありますので、今、事業所とかにヒアリングすると、この御時世、なかなか厳しいというところもあって、即戦力が欲しいというところは、人が足りないところについては、そういうふうにおっしゃっているところもありますので、令和3年度についても、なかなか厳しい状況ではありますが、引き続き、ハローワーク八王子と調整して、この活用をしてもらうように努力してまいりたいと思います。  以上です。 555 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 556 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。  ハローワークの窓口を通じた形での支援の補助金の形だったり、あとは、コロナの経営不振での状況ということで、なかなか新規の雇用が難しい状況という中で来年度がスタートするということで、その中でも、こういった事業というのは非常に必要ですし、今後ソーシャルファームということの視点に立ったときには、やはりハローワークの窓口だけで本当にいいのかというところも含めて、もっと包括的に考えていかなければいけないのかなというところで、いろいろと今の現状について御意見も伺いましたので、これはお互い勉強しながら、またより良い形に伸ばしていければいいかなと思います。どうもありがとうございます。  以上で質問終わります。 557 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 558 ◯委員(池田利恵君)  ありがとうございます。  私からは1点、285ページ上段の食育推進費の中の3アレルギー講演会事業経費のことに関して、事業の中身の説明を少しお願いしたいかなと思います。 559 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 560 ◯健康課長(平 敦子君)  アレルギー講演会についてです。  食育の取組の一つといたしまして、アレルギー講演会というのを従来行ってございます。国立成育医療センターの先生のほうと連携を取っておりまして、その先生に来ていただいて、日々近年、アレルギーの考え方というのも変わってきてございますので、その辺りを周知する、勉強するというところで市民向けの講演会をやっている状況です。  以上です。 561 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 562 ◯委員(池田利恵君)  その対象はどのような形で告知をして、大体何人ぐらい、もうちょっと詳しく、分かればで構わないんですが、どの年代層が多かったみたいだとかというような過去の状況が分かれば、少しでも構いませんので、教えていただければありがたいです。 563 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 564 ◯健康課長(平 敦子君)  アレルギー講演会については、対象は市民の方になります。ただ、来ていただいているのは市民の方、また保育園、幼稚園や職員の関係者にもお声はかけさせていただきまして、皆様に多く利用できるようにというような声かけはしてございます。  実績といたしましては、平成30年は6月に行っておりまして、来場者19人、令和元年度は、同じく19人というふうになってございます。今年度に関しましては、ちょっと数を持ち合わせておりませんが、コロナ禍ということで、オンラインにて秋ぐらいに実施をしたような状況でございます。
     以上でございます。 565 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 566 ◯委員(池田利恵君)  ありがとうございました。  アレルギーの考え方ということで、いろいろな取組と、昨今、こういったコロナ禍においても工夫をしていただいている様子が分かりましたが、アレルギーと申しますと、私、思い返すと、6、7年ぐらい前は、ニュースでたしか全国民の6分の1ぐらい。数年前が3人に1人がアレルギー。つい昨年、おととしぐらいですかね、2人に1人がアレルギー持ちだということで、国民病とも言えるような大きな課題の一つであると。  特に、乳幼児期における、例えばアトピー性皮膚炎だとか、そういった今保育園、幼稚園でも食事制限をいろいろ受けているお子さんを預かるので、食育以前の食の安全という立場からでも、乳製品や卵の製品、大豆とか、中にはラテックスアレルギー、酵母アレルギーというような形で、幼少時に非常に注意をしていかないといけないというような日常環境生活になっていくわけです。そのまま青年期、そして成人になり、そして中年、高年、後期高齢者みたいな形で、今ぱっと見てみても、結構アレルギーをお持ちの私の世代の大人の方も多いわけで、そういう意味では、私のところにも、多く乳幼児期のアレルギーの状況をどういうふうにして改善していっていいのか、原因は何なのだろうかというような、結構お問合せをいただき、その都度、たまたま存じ上げているお医者様なんかにつなげたりして、結構、年々そういった件数が多くなってき、そして高齢者も、そういう意味では、相談こそないんですけども、そういった状況で私の前に、アレルギーみたいな疾患をお持ちの方だなというのが、すこぶる目につくようになってきたんですけども、ここでアレルギー講演会ということで、確かに、財源的なことを見ても、大きな取組というような形でいるわけじゃないんですけども、こういった今や国民病と言われているアレルギー、私たちの身近にある、それが健康に害を及ぼしていくということをどのように改善していったらいいかというような、そういった勉強会というか、学習会というか、積極的にそういう部分と市民の困っている状況とジョイントしていくような少し事業を拡大していく世情にあるのではないかということも考えられるわけなんですけども、その辺の考え方というのをお聞かせいただけるとありがたいと思います。特に乳幼児期に関して、そのままうまくそれが乗り越えられないと、ずっと大人になってまで結構引きずりますので、非常に不快な健康状況であると。それがいろいろな疾病を引き起こしていくということにもつながりますので、まず乳幼児期の対策に関しては重要視していくべきじゃないかなと思うんですけど。その辺のお考えを少しお聞かせいただきたい。 567 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 568 ◯健康課長(平 敦子君)  アレルギーにつきましては、研究がかなり進んできておりまして、昔とかなり意識というところも変わってきているような状況がございます。  そこで、子どもに対しましては、アレルギーは、まずは保湿が大事と、重要だということが今言われ出しておりまして、それに絡みまして、産婦人科医、産婦人科学会のほうにも広がってきている状況が見られております。  そこに伴いまして、日野市のほうでも、令和元年、平成30年頃から、この辺りについて、妊娠期からアレルギーに対する知識をお母様になる方には持っていただこうということで、ママパパクラス、両親学級ですね、妊娠期の健康教育も取り入れたり、また、各健診の中でも、今アレルギーの考え方はこのように変わってきているというところの知識の普及というところを直接保健師も勉強しまして、保健師の口からもお伝えし、どのような保湿が大事かというところをお伝えしていっているような状況でございます。  そんな経過を踏まえまして、食育の中で執り行ってきたものは、今回の組織改正に伴いましても、子ども家庭支援センターの組織改正にも移しまして、アレルギー講演会というような事業名の前に出しまして、かなり取組としても、栄養士だけではなく、保健師の事業としても取り組んでいくというような動き方に変わっておりますので、今後もその辺りは研究に合わせながら、必要な情報と取組というところ、お母様たちに何が大事かというところは伝えていきたいと思っております。  以上です。 569 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 570 ◯委員(池田利恵君)  御丁寧な答弁をありがとうございます。  今お話いただいたのは、いろいろな先生からの知識を得て、それをどのような形で、先ほどお話の中にございましたように、例えば、もう既に妊婦さんには、お子さんを持つに差し当たってということの注意事項というか、そういった学びの場、喚起の場というものを提供してくださっている旨のお話はお伺いさせていただきましたけども、こちらからのアプローチというだけではなく、これだけ国民病と言われているそういった現状、実情の中、少し市場調査というか、市民のこういったアレルギー、代表的なのは、例えば、お子さんなんかお持ちになっていると、アトピー性皮膚炎だとかと、そういうことになっていくのかなとは思うんですけども。いろんなアレルギーをお持ちの方が、どういうような事柄に接すると、それが激しくなっていくかとか、そういうことの総合的な研究だとか調査とかというのは必要だと思うんです。  それには、まず何といっても、この市場調査、市民の皆さんの中で、こういったアレルギー症状で近年お苦しみになっておられる方がおられるかというような実態を、これ、実は厚労省も非常にアレルギーに関しては注目しておりまして、そういう意味では、日野市も独自にこういったアレルギーに関する調査研究を進めていきながら、健康にどのような形に注意していけば自分のそういった体質改善ができていくのか。それがまた、健康回復と次の疾病を呼び込まないというような体力を維持することにもつながってまいりますので、その辺のところをぜひ、まず市場調査というか、そういったことを少し取り入れていただきながら、ここの国民病と言われるアレルギー対策というのを日野市でも、例えば、地形的にも2本の大きい川と、そしてまた丘陵を抱えているというようなこともございますので、そういった南と北の環境の違いの中からも注意していかなければならない暮らしに対する、環境に対する適応というか、そういったものもあると思いますので、ぜひそういった市場調査を少し具体的にしていただけると、市民の安心と安全な健康な暮らしにつながっていくやと思われますけども、そういった視点に関してのお考えはいかがでございましょうか。 571 ◯委員長(奥住匡人君)  健康課長。 572 ◯健康課長(平 敦子君)  アレルギーに特化した市場調査というと、今のところ予定はございませんが、ただ、お母様たちの現状、またアレルギーの予防的な視点というところが取り入れられてきていますので、今後の市民の健康調査とか、その中で取り入れられる要素というところでは検討していきたいと思っております。  以上です。 573 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 574 ◯委員(池田利恵君)  ありがとうございます。  最近、私のところに、お子さん生まれたばかりでと、それで、単身でお引越しなされて来られる方なんかが年々、結構一時期よりも何か新しいお家が建っているせいか、多く相談件数はなってきているかなというふうに思うんですけど、そういう方々が、やはり1人でお子さんのアレルギーというか、アトピーとかそういう状況を見て、非常にどこに問い合わせていっていいのだか、気軽にお子さん抱えて年がら年中病院に行くというわけにもいかないので、何か経験のある方に相談をしたいとかというときに、ちょっとお問合せいただくことも多ございますので、役所の中にそういった窓口みたいなものも積極的に、研究の一環としても設置していただくような積極的な対応をしていただくのがありがたいかなというふうに思いますので、これは要望の一環として、意見として付け加えさせていただきますが、以上、よろしくお願いしたいと思います。これで終わります。 575 ◯委員長(奥住匡人君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 576 ◯委員長(奥住匡人君)  なければ、これをもって衛生費、労働費の質疑を終結いたします。  説明員の入替えを行いますので、しばらくそのままでお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  次に農業費、商工費、土木費、消防費について、担当部長から説明を求めます。産業スポーツ部長。 577 ◯産業スポーツ部長(田村 満君)  恐れ入ります、308、309ページをお開き願います。  款6農業費でございます。  予算額は約1億1,232万円で、令和2年度比で約5,408万円、32.5%の減となっております。主な要因は、農業経営者クラブ補助金、学校給食野菜等供給育成事業補助金、新規就農者定着支援施設整備事業費補助金の皆減によるものでございます。  続きまして、次ページ、310、311ページをお開き願います。  右説明欄中段、大事業の3振興対策経費の18、上から二つ目、営農施設等整備事業補助金でございます。経営改善に意欲的に取り組む認定農業者や、学校給食及び直売所や即売会に農産物を提供している農業者が行う生産機械の購入、施設整備などに対して支援するものでございます。事前ヒアリングによる希望を取りまとめた結果、前年度比140万円の減での予算計上となっております。  飛びまして、314、315ページをお開き願います。  右説明欄中段やや上、大事業の12都市農地保全支援プロジェクト事業経費の18同事業補助金でございます。  本事業は東京都並びに日野市の支援として、農地の持つ防災や環境保全など多面的な機能をより発揮させるとともに、地域に貢献した農業基盤整備を目指す事業でございます。総事業費のうち東京都が4分の3、日野市が8分の1を補助し、農業者が8分の1を負担するものでございます。令和3年度は市内4か所に防災兼用農業井戸の整備及び周知案内板の設置を行うものでございます。  本事業につきましては、5か年計画の最終年に当たり、平成29年度から令和2年度に整備した14基に加え、合計18基となる予定でございます。  その他、農業費につきましては前年度と同様でございます。  続きまして、316、317ページをお開き願います。  款7商工費でございます。  予算額は約5億6,868万円で、令和2年度比で約5,257万円、8.5%の減となってございます。主な要因といたしましては、多摩平の森産業連携センター管理運営業務委託料の減、(仮称)日野市工業振興計画策定業務委託料の皆増、国際交流等推進事業経費などの経費が他課に移管されること及び新型コロナウイルス感染症の影響による観光振興事業の見直しなどによるものでございます。  同じページの右説明欄下段、大事業の1商工金融対策経費の18でございます。  恐れ入ります、次ページ、318、319ページをお開き願います。  上段から三つ目、新型コロナ対応融資斡旋利子補給金につきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急支援として、令和2年4月に特別枠として創設、実施した融資斡旋事業の利子補給金でございます。  続きまして、右説明欄の最下段、大事業の7共創環境創出経費でございます。  恐れ入ります、次ページ、320、321ページをお開き願います。  右説明欄の下段、中事業の(4)企業立地支援経費の18、一つ目です、企業立地奨励金でございます。こちらは日野市企業立地支援条例に基づき施設の拡張や生産設備の導入などの投資を行った五つの製造業事業者に対し、前年度の固定資産税、都市計画税相当分を奨励金として交付するものでございます。米中摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大など、市内に立地する製造業の経営環境は厳しさを増しております。将来にわたり良質な雇用の確保による職住近接社会の実現や、新たな産業の立地による持続的な市内産業の振興を目指してまいります。  続きまして、右説明欄下段、大事業の8牽引企業育成・連携支援経費の中事業の(1)工業振興指針推進事業経費の12(仮称)日野市工業振興計画策定業務委託料でございます。令和4年度以降の市内工業の方向性を示す(仮称)日野市工業振興計画の策定に係る委託料でございます。  次ページ、322、323ページをお開き願います。  中段の目3観光費に入ります。観光費は、予算額は5,384万円で、令和2年度比で約3,366万円、38.5%の減でございます。主な要因は、本年4月の組織改正に伴い、シティセールス推進課の所管事業のうち国際交流等推進事業経費が企画部平和と人権課に移管されることや、新型コロナウイルス感染症の影響によるまちおこしイベントなど、観光振興事業の見直しに伴う減によるものです。  次のページ、324、325ページをお開きください。  中段、目4の観光施設費になります。予算額は約4,387万円で、令和2年度比で約675万円、13.3%の減でございます。主な要因は、委託料及び修繕料などの見直しによるものでございます。  また、本年4月の組織改正に伴い、新選組のふるさと歴史館が教育部生涯学習課文化財係及び郷土資料館と統合され、従来の新選組のふるさと歴史館の所管業務につきましては、産業スポーツ部ふるさと文化財課となります。  説明に戻ります。次ページ、326、327ページをお開きください。  右説明欄中段、大事業の3新選組のふるさと歴史館調査研究経費の7資料整理及び解読調査謝礼でございます。  新選組関連資料のうち、特に難解なものや専門知識を有する資料の調査、報告、現代語訳及びデータ化に対する謝礼でございます。令和2年度予算では、古文書解読の専門家個人に業務委託してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響下で調査が制限をされ、十分な資料収集に至らない懸念があり、資料の点数に応じて柔軟な支払いが可能となるよう、本年度、謝礼に科目変更したものでございます。  同ページ、右説明欄下段、大事業の4新選組のふるさと歴史館展示事業経費でございます。当施設の展示事業は、令和2年度まで主に常設展に係る新選組のふるさと歴史館展示事業経費と、特別展、企画展に係る新選組のふるさと歴史館特別展・企画展事業経費の2本立てとなっておりましたが、より柔軟な展示対応が可能となるよう、当該経費を一本化いたしたところでございます。令和3年度におきましても、常設展の拡充や定期的な展示替え、また特別展(仮称)浪士組などの開催を予定しております。  続きまして、右説明欄最下段、12の二つ目、観光ガイドボランティア活用業務委託料でございます。  本事業は、令和2年度予算までシティセールス推進課の所管事業でございましたが、ガイド活動が主に新選組のふるさと歴史館並びに日野宿本陣での展示解説となっているため、令和3年度よりふるさと文化財課の予算としたところでございます。  商工費につきましては以上でございます。 578 ◯委員長(奥住匡人君)  まちづくり部長。 579 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  続きまして、332、333ページをお開き願います。  款8土木費でございます。  本年度予算額は47億3,185万3,000円、前年度比マイナス12.4%、6億7,035万5,000円の減でございます。これは主に林間公園用地購入の完了や、下水道事業会計における企業債償還の減に伴う繰出金の減少などを踏まえたものでございます。  なお、本委員会の資料として、道路課における令和3年度主要な事業箇所図A3、1枚のものでありますが、お手元のほうに配付をさせていただいておりますので、御参考にしていただければと存じます。  それでは少し進みまして、340、341ページをお開き願います。  説明欄上段、目3の道路新設改良費、事業番号2通学路等安全対策経費でございます。14工事請負費については、平成26年度策定の日野市通学路交通安全プログラムに基づき、夢が丘小学校周辺の幹線市道I-4号線の歩道の舗装打替工事及びほか4か所の安全対策を実施するものでございます。  次にその下、事業番号3道路舗装補修事業経費でございます。14工事請負費については、平成24年度策定の日野市道路舗装補修計画に基づき、大規模及び中規模の補修として3路線、計約5,600平方メートルの舗装打替工事を実施するものでございます。なお、令和3年度予算編成方針等を踏まえて、前年度比マイナス19.9%、約2,690万円の減となっております。  次に、その少し下、事業番号の5道路ストック等更新事業経費でございます。14工事請負費については、多摩平第一緑地に隣接する幹線市道II-38号線の道路擁壁において、令和2年度に実施した詳細調査の結果を踏まえて補修工事を実施するものでございます。  次にその下、事業番号6幹線市道II-3号線道路改良事業経費でございます。12委託料については、落川通りから河内公園までの約200メートルの狭隘区間において、道路拡幅の検討に向けた境界測量を実施するものでございます。  次にその下、目4の橋梁維持費、事業番号1橋梁維持経費でございます。12委託料については、令和元年度から5年間をかけて市内174か所の橋梁点検を実施しておりますが、令和3年度はJR中央線の跨線橋4か所の点検を実施するものでございます。  次にその下、目5の橋梁新設改良費、事業番号1橋梁長寿命化事業経費でございます。12委託料のうち一つ目のふれあい橋補修設計業務委託料、債務負担行為分については、令和2年度に引き続き、ふれあい橋の舗装改良に向けた橋梁調査及び本調査結果に基づく試験施工を実施するものでございます。  なお、試験施工の結果に基づく詳細設計を令和4年度に実施するため、令和2年度から4年度までの債務負担行為とするものでございます。  次に、二つ目の橋梁補修設計業務委託料については、平成29年度から30年度に実施した橋梁点検の結果、早期措置段階と判定された橋梁4か所及び令和元年度に実施した橋梁点検の結果、PCBの存在が確認された橋梁2か所について補修設計を実施するものでございます。  ひとまず私からは以上でございます。 580 ◯委員長(奥住匡人君)  環境共生部長。 581 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  344、345ページをお開き願います。  河川費でございます。  令和3年度は平山用水、南平排水樋管修繕料などの新規事業があり、全体といたしましては、令和2年度比105万円の増、率にして0.3%の増でございます。  346、347ページをお開き願います。  河川総務費、右説明欄最下段の湧水対策経費でございます。黒川清流公園湧水白濁、枯渇問題に関するマンション建設工事ですが、令和3年2月よりくい施工工事が再開しており、令和2年度に引き続きモニタリングの結果の検証等を協議していただくための予算でございます。  348、349ページをお開き願います。  右ページの緑と清流の総合管理業務委託料でございます。令和2年度比で2,134万円の減となっておりますが、これにつきましては、剪定枝等資源化経費を含めない契約に仕様を変更したことによる減となっております。剪定枝等資源化経費につきましては、後ほど公園管理費で説明申し上げます。  その下段、日野用水堰頭首工復旧工事でございます。台風19号の被災により全額東京都負担で実施する日野用水平堰の復旧工事で、令和2年度と3年度の債務負担行為で実施するものでございます。  その下の河川新設改良経費、程久保川改修工事実施設計業務委託料でございます。令和2年度に予定していた事業ですが、新型コロナウイルス感染症対策による事業見直し等で令和3年度に送ったものでございます。  一旦私からは以上でございます。 582 ◯委員長(奥住匡人君)  まちづくり部長。 583 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  続きまして、350、351ページをお開き願います。  説明欄下段、目1の都市計画総務費、事業番号の3都市計画審議会経費でございます。通常の都市計画の決定変更の諮問に加え、日野市まちづくり条例の改正案に関する審議を行うものでございます。  続きまして、352、353ページをお開き願います。  説明欄上段、事業番号5まちづくり計画経費でございます。12委託料のうち二つ目の程久保五丁目樹林地保全利活用モデル検討業務委託料については、これまでの程久保五丁目重点地区まちづくり協議会での意見を踏まえ、樹林地の保全と利活用に向けたモデル事業に取り組み、事業の可能性を検証するものでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度は順延としたため、改めて令和3年度より取組を始めるものでございます。  次に、その少し下、18負担金補助及び交付金の豊田南地区86街区共同化事業補助金については、豊田南土地区画整理事業の進捗に合わせて駅前街区にふさわしい土地建物の共同化事業を支援するものでございます。  次に、その少し下、事業番号7ユニバーサルデザイン事業経費でございます。12委託料については、平成24年度策定の日野市ユニバーサルデザインまちづくり推進計画の改定について、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度は順延としたため、改めて令和3年度に委託実施をするものでございます。  続きまして、354、355ページをお開き願います。  説明欄上段、事業番号10地籍調査事業経費でございます。12委託料については、三沢五丁目地区において、令和元年度から2年間をかけて実施してきた地籍調査の街区の成果を閲覧し国の認証を受け、登記所への送付を行うものでございます。併せて隣接する次の街区への事業展開に向けて測量実施等の調査を委託実施するものでございます。  次に、説明欄下段、目3の街路事業費、事業番号2都市計画道路3・4・24号線整備経費でございます。  恐れ入りますが、356、357ページをお開き願います。  説明欄上段、14工事請負費については、財政非常事態宣言を踏まえ、令和2年度より主要工事を休止したことに伴い必要となる擁壁等の本体工事及び橋梁の養生等の架設工事を実施するものでございます。  ひとまず私からは以上でございます。 584 ◯委員長(奥住匡人君)  環境共生部長。 585 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  その下、説明欄中段、下水道費の旧生活・保健センター分室管理経費でございます。新型コロナウイルス感染症対策の一環として、本庁舎内の来庁者及び職員の密を避けるため、令和3年4月1日より下水道課事務室を旧生活・保健センター分室に移転するもので、施設の維持管理費を計上したものでございます。
     その下、公園管理経費でございます。  令和2年度比で約2,991万の増となっております。主な理由につきましては、358、359ページをお開き願います。  右ページ委託料の最下段、剪定枝等資源化業務委託料を新たに計上したものでございます。  先ほど、河川費の緑と清流の総合管理業務委託料で説明いたしました剪定枝等資源化分をこちらで計上したものでございます。今まで資源化できていなかった他の委託分につきましても、併せて剪定枝の資源化を進める考えでございます。  同じページの下段、公園整備費でございます。  右説明欄、仲田の森蚕糸公園整備事業経費でございます。仲田の森蚕糸公園内第一蚕室の保存修復工事ですが、令和元年度にステップ1の躯体の補強補修工事、令和2年度にステップ2の室内の保存修復工事が完了いたしましたので、機械警備を実施するとともに、今後の活用に向けたステップ3の整備について、コーディネート業務委託で実施するものでございます。  360、361ページをお開き願います。  説明欄2行目、林間公園整備工事でございます。令和2年度中に公有化いたします林間公園につきまして、都市公園として今後供用開始していくために、主に安全対策を講じるものでございます。  その下の新井公園整備事業経費、石田環境プラザの建設に合わせて隣接する新井公園を整備するものでございます。  その下の急傾斜地崩壊対策事業経費、平山六丁目地区急傾斜地崩壊対策事業負担金でございます。令和4年度からの崩壊対策工事実施に向けて、令和3年度までは詳細設計を行うもので、その日野市の負担分でございます。  その上の委託料につきましては、同地区の境界確定等を行うものでございます。  私からは以上でございます。 586 ◯委員長(奥住匡人君)  総務部長。 587 ◯総務部長(小平裕明君)  恐れ入ります、364、365ページをお開き願います。  目11住宅管理費、説明欄中段、3市営住宅整備経費5,104万7,000円、令和2年度比6,392万7,000円の減でございます。これは平成27年度から実施している日野市営住宅長寿命化計画に基づく、長寿命化工事や用途廃止となる団地の解体工事等を行う経費でございます。令和2年度、向川原団地8号棟の屋根、外壁改修工事や城址ヶ丘団地の解体工事を実施しましたが、令和3年度に実施予定の向川原9号棟の屋根、外壁改修工事において、建物の規模が8号棟に比べ小さく工事費が少なくなったこと、城址ヶ丘団地にお住まいの方々の移転が進み、令和2年度末までに全戸の解体工事が完了予定であるため減額となったものでございます。  私からは以上でございます。 588 ◯委員長(奥住匡人君)  まちづくり部長。 589 ◯まちづくり部長(宮田 守君)  同じページ、説明欄の下段、目2の住宅対策費、事業番号の3空き家等対策経費でございます。  恐れ入りますが、366、367ページをお開き願います。  説明欄上段、12委託料のうち一つ目のまちと空き家の学校運営業務委託料については、空き家所有者や市民が空き家活用に関する講座や地域での実践を通して空き家への関心を深めることができるように、まちと空き家の学校の運営を行うものでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度は順延としたため、改めて令和3年度に運営業務を委託実施するものでございます。  次に同じく12委託料のうち二つ目の空き住宅等対策計画改訂支援業務委託料については、平成28年度策定の日野市空き住宅等対策計画の改定について、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度は順延としたため、改めて令和3年度に委託実施をするものでございます。  土木費については以上でございます。 590 ◯委員長(奥住匡人君)  総務部長。 591 ◯総務部長(小平裕明君)  恐れ入ります、368、369ページをお開き願います。  消防費について御説明申し上げます。消防費につきましては、総額で21億8,945万1,000円、令和2年度比1億2,149万円ほどの減、比率にしてマイナス5.3%となっております。以降、右説明欄に沿って御説明いたします。  恐れ入ります、372、373ページをお開きください。  説明欄上段、7全国消防操法大会出場経費227万2,000円です。日野市消防団が令和元年度東京都消防操法大会ポンプ車の部で優勝し、令和2年10月に千葉県市原市で開催されます全国消防操法大会に出場する予定でありましたが、コロナ禍で開催が1年間延期となったため、参加に係る経費を再計上しているものです。  その二つ下、2消防施設整備経費412万9,000円です。都道川崎街道の拡張工事区域内にある消防団第八分団第一部詰所器具置場について移転を要することから、令和4年度の移転に向け、令和3年度において建て替えの設計を行うものです。  恐れ入ります、376、377ページをお開きください。  説明欄上段、6災害時備蓄計画推進事業経費、節10需用費、(仮称)南平体育館災害対策用備蓄品1,207万9,000円です。これは令和4年度当初に開設を予定する(仮称)南平体育館へ災害用備蓄品を配備するものです。  恐れ入ります、380、381ページをお開きください。  説明欄、12浸水深表示板設置経費65万9,000円です。浸水深表示板は浸水の危険性のある地域の施設電柱等に、浸水時はここまでの深さまで水が来ますと掲示するもので、地域住民の災害の備えに対する意識を向上させるものです。  令和2年度より設置を開始し、浸水想定区域内の地区センターや小・中学校などの公共施設の壁面に35か所、公園などの電柱18か所、合計53か所に設置しており、令和3年度も引き続き40数か所に順次設置を予定しております。  以上で農業費、商工費、土木費、消防費の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 592 ◯委員長(奥住匡人君)  これより質疑に入ります。田原委員。 593 ◯委員(田原 茂君)  2問質問させていただきます。1問目は、367ページの5ブロック塀等安全対策事業経費。2問目は、377ページの6災害時備蓄計画推進事業経費。この2問について、順番にお聞きしたいと思います。  まず初めに、ブロック塀等安全対策事業経費についてでございます。  皆様も御存じのとおり、平成30年、2018年、大阪府北部を震源とする地震でブロック塀が倒壊し、下敷きになった女児が死亡した事故をきっかけに、通学路におけるブロック塀の撤去が進んできたところであります。  2018年8月に行った教育委員会の点検調査では、高さ1.2メートルを超えるブロック塀が1,058か所あり、このうち、ひびや傾きなどの劣化が確認されたブロック塀は171か所が確認されました。  そこで、まず平成30年10月から開始したブロック塀の撤去に関する補助制度について、平成30年からこれまでのトータルの利用件数を教えてください。 594 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 595 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  ブロック塀の補助件数でございます。  平成30年度から令和2年度まで、3か年でございますが、トータルで問合せ件数が200件で、そのうち補助金交付件数は68件となっております。また、これらのうち、通学路沿いについては、トータルで問合せ件数が73件、補助金の交付数が32件となっております。  以上でございます。 596 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 597 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。補助金が交付されたということで、改善が進んだという意味では、改善された箇所は68か所、うち通学路沿いは32か所が改善をされたと、こういうような御説明だったかなと思います。劣化が確認された171か所には遠く及ばない状況と言わざるを得ません。  次の質問は、ブロック塀の撤去に関する補助制度は、今年度で終了する予定であったわけでありますけれども、継続するというふうに聞いています。継続するに至った理由は、やはり通学路の改善がなかなか進んでいないというところが主な理由なんでしょうか。その辺のところをお聞かせください。 598 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 599 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  先ほど答弁申したとおり、これまでの日野市全体の補助件数の総数は68件で、そのうち通学路沿いは32件でございます。委員、御指摘のとおり、まだまだ劣化したブロック塀につきましては、解消できていない状況だと、そういう認識でございます。したがいまして、補助制度を延長しまして、日野市全体の危険なブロック塀の撤去や改修を、それをさらに推進して、災害に強いまち、安全安心なまちにしていきたいと、そのように考えております。  以上でございます。 600 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 601 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。補助制度を延長して、さらにブロック塀の撤去の推進をしていくということでございます。期待をしていきたいというふうに思っております。ただ、通学路の撤去が進まないのは、やはりこれは、教育長もいらっしゃいますけども、教育委員会の責任が私は大であるというふうに言わざるを得ません。明日の教育費では、その辺のところを問うていきたいというふうに思っているところであります。  これで、これは終わります。  2問目の災害時備蓄計画推進事業経費についてでございます。絡みでということで。  今、小学校17校と教育センター、旧平山台小、旧百草台小、及び20の避難所で備蓄されている生理用ナプキンや、紙おむつの数を教えていただけますか。 602 ◯委員長(奥住匡人君)  防災安全課長。 603 ◯防災安全課長(鈴木宏明君)  現在、各避難所に備蓄されている生理用ナプキン及びおむつの数について御質問いただきました。  生理用ナプキンにつきましては、枚数にして4,200枚、紙おむつにつきましては、幼児用、これはSからLLまで、各サイズが違いますが、トータルで1万1,600枚。また、大人用につきましても、サイズが違いますがトータルしますと5,800枚のものを分散備蓄というような形で備蓄をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 604 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 605 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。ちなみに、生理用ナプキンとか紙おむつ、これだけの枚数があるわけでありますけれども、ちなみに、こういったものの消費期限というか、使用期限というか、その辺のところは、どの程度まで把握をされていて、今、どの辺の年度で保管しているのかということが、もし分かれば。 606 ◯委員長(奥住匡人君)  防災安全課長。 607 ◯防災安全課長(鈴木宏明君)  今、お答えをさせていただいた備蓄品でございますが、こちらのほう、調査させていただいたところ、東日本大震災以降に配備をさせていただいているというところでございまして、少し年限がたってしまっているというところでございます。  以上でございます。 608 ◯委員長(奥住匡人君)  田原委員。 609 ◯委員(田原 茂君)  ありがとうございました。今、お聞きしたことを生かして、明日からの質疑にまた生かしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 610 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 611 ◯委員(島谷広則君)  私のほうも田原委員と同じ項目です。ページとしては、367ページ、ブロック塀についてになります。  趣旨は全く一緒です。やはり2018年に起きた事故を受けて、この制度が設けられて、やはりもう二度とそういった事故を起こしてはならないという意味でも、先ほどの残件数を聞いても、ちょっと残念に思うところであります。やはりこれはすぐにでも、私自身も急いででも続けていかなきゃいけないですし、一方、また、やっぱり停滞してしまった原因というところがあると思います。  先ほど、田原委員もおっしゃっていましたけれども、教育委員会としての通学路の重点検を含めた、そこから都市計画の連携だったり、防災安全も含めた連携というところもあるかと思いますけれども、まずは一旦、都市計画課として、いろいろとこれまで、この2年間、呼びかけを行った中で、やはり対応がどうしても申込みにつながらなかった、そういったところの原因分析といいますか、現時点でどういうふうな把握をされているかだけ、お伺いしたいと思います。 612 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 613 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  都市計画課として、ここのブロック塀の補助金を推進しまして解消していくということは、いろいろやらせていただいている状況です。  例えば、広報の掲載ですとか、自治体の回覧等は定期的にやらせていただいております。ただ、特に令和2年度につきましては、コロナの影響もあろうかと思いますが、年々問合せ数が減っているという、そのような課題がございます。  課題の一つに、やはり補助金の使い方というのですか、ちょっと難しさみたいなのがありまして、特に単価ですとか、補助制度そのものの改定をすることによって、少し改善できるのではないかと、そのように考えております。  したがいまして、令和3年度以降は補助要綱そのものを少し改定させていただいて、利用者さんにとって使い勝手のよい要綱に改定していければいいなとは考えております。  以上です。 614 ◯委員長(奥住匡人君)  島谷委員。 615 ◯委員(島谷広則君)  ありがとうございます。いろいろ改定しながら、恐らく、それでも進んでこない、これまでの進捗から見ても、あとはやはり事故の風化というのですか、時間的に少しずつ、これは絶対我々は忘れてはいけないですけれども、そういったところも含めて、改めてどういうふうな形で呼びかけがいいのか。  また、そういった危ないよという掲示をすることもお住まいの方にとっては、風評被害にも遭ったりする可能性も出てきますので、いろいろな形で、どういった形でいいのかというところは本当に難しい課題ですけども、一日でも早い対応というところを、まずは都市計画課として考えていただいて、また明日以降は田原委員も御質問するということで、もうおっしゃっていましたので、これは私も同じ思いということで、まずはここで一旦質疑を終了させていただきます。ありがとうございます。 616 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 617 ◯委員(峯岸弘行君)  私からは4点、質問させていただきます。  まず1点目は、323ページの観光費の節2の観光振興経費の11、役務費、ラッピングタクシー広告料について。  2点目は、325ページの観光費、節3まちおこしイベント事業経費の18負担金、補助及び交付金のひの新選組まつり補助金について。  3点目は、343ページの交通安全対策費の12委託料、駅前放置自転車指導誘導整理業務委託料について。  最後4点目に、355ページの都市計画総務費の節18負担金、補助及び交付金の丘陵地ワゴンタクシー運行補助金について、以上4点について質問させていただきたいと思います。  まず1点目の323ページのラッピングタクシー広告料について。まず内容について教えてください。 618 ◯委員長(奥住匡人君)  シティセールス推進課長。 619 ◯シティセールス推進課長(中沢智道君)  ラッピングタクシーについてのお問合せでございます。  ラッピングタクシーにつきましては、令和2年10月30日から、令和3年10月末までということで、アニメの薄桜鬼とコラボいたしまして、現在運行しております。  この運行につきましてですけれども、大変またSNS上でも反響をいただいておりまして、コロナの影響もありまして、なかなか日野市に来られないということもある中で、コロナが明けたら、ぜひ日野市に来たいということもファンの皆さんからもお声をいただいているところですが、この内容につきまして、10月末までのものをさらに延長して運行したいということで、予算計上させていただいているものでございます。  以上です。 620 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 621 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。これはこのラッピングタクシー、薄桜鬼のタクシーに乗車すると記念乗車券というのをお渡しして、9種類ですかね、今、日野市内の3者のタクシー業者の方が協力していただいて、お客さんに配っているということで。  今、利用者の方の声も紹介していただいたところですけれども、この記念乗車券の配付状況、当初すごいSNSで注目されて、鳥取県から乗りに来た方も、女性もいらっしゃったみたいですけど、この在庫は途中でなくなってしまうんじゃないかと心配だったんですけど、配付状況は今、どうなっているでしょうか。 622 ◯委員長(奥住匡人君)  シティセールス推進課長。 623 ◯シティセールス推進課長(中沢智道君)  ラッピングタクシーの記念乗車券の配付状況でございます。こちらにつきましても、運行開始当初より、先ほども9台ということでお話いただきましたが、各車両ごとにデザインが違うもので500枚御用意させていただきまして、記念の乗車券、タクシーに乗られた方に、御希望される方にお配りをしているんですけれども、こちらも残念ながらと言いますか、コロナの影響もございまして、利用客も今、少し減っているという中で、現在はまだ少し在庫が残っているというような状況でございます。引き続き、御乗車いただきながら、楽しんでいただければなというふうに考えております。  以上です。 624 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 625 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございます。途中で緊急事態宣言に入ったもんで、利用者が少し減っていると思うんですけど。
     このラッピングについては、私も何度か発言させていただきましたけど、痛みも少なく、結構物持ちもするということで、ぜひ、当初10月までの予定がさらに次の年まで、なるべく使えるような形をということで、こういう予算がついたんだと思います。できれば来年5月の新選組まつりまで使い切るように御配慮をお願いしたいと思います。  以上で、この質問は結構です。  2点目は、ひの新選組まつりですけども、去年、順延されたわけです。それで、コロナ禍に入りまして、これから日野市もワクチン接種を進めていかなきゃいけないという、こういう状況にあるわけですけれども、そもそも、まず1点目に、このひの新選組まつりの昨年の集客数と経済効果について教えてください。 626 ◯委員長(奥住匡人君)  シティセールス推進課長。 627 ◯シティセールス推進課長(中沢智道君)  新選組まつりの来場者数、また経済効果ということでございます。  昨年、令和2年度につきましては、コロナのため実施をいたしませんでした。令和元年度につきましては、土方歳三没後150年のプロモーションの影響もございまして、過去最高の5万7,600人の来場もいただいております。  また、例年、本当に全国から新選組ファンがこの5月に目がけて、全国から日野市にという思いでいらっしゃっていただいている、非常に、新選組のふるさとの日野市としても本当に重要なお祭りであるというふうに認識をしておりますし、開催におきましては、各種、交流館でのグッズの販売ですとか、そういった部分についても非常に効果が上がっているというふうに考えております。  以上でございます。 628 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 629 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。この新選組まつりは高幡地域、また日野宿、日野駅周辺の地域、商店街もかなり経済的にも潤ってきた事業だと思います。  新年度のひの新選組まつりの概要について、教えてください。 630 ◯委員長(奥住匡人君)  シティセールス推進課長。 631 ◯シティセールス推進課長(中沢智道君)  令和3年度につきましては、これも実行委員会のほうでも現在、非常にコロナの影響もありまして苦慮しているところではございますけれども、そこの中でコロナ禍でもやれることということの中で検討した結果、現在、予定としては令和3年5月8日土曜日に隊士コンテストのみを参加者、また来場者を限定して実施して、その模様をユーチューブでライブ配信をするという企画で今、検討しております。  現在、隊士コンテストの参加者を募集しているという状況でございます。  以上です。 632 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 633 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございます。新選組まつり、毎年、令和元年度までは980万円の予算で、新年度は600万という予算なんですけども、このコロナワクチンの接種をこれから最優先で日野市全体で動き出すという、この5月なんですけども、府中のくらやみ祭とか、青梅祭りも今年は中止で順延されました。また、甲府市の信玄公祭りという世界最大の武者行列があるんですけど、これも秋に順延ということで、秋に大々的にやりたいというようなことで、やられると聞いております。  これは実行委員会が決めることなので、市が単独で決めるわけじゃないんですけども、できることであれば、秋に順延をして、盛大にパレードする。今年の隊士コンテストをやっても、結局ミスター土方というか、優勝しても、それを披露するようなパレードは行われないわけなんで、これについては再考してほしいと思うんですけども、実行委員会で決めるということなんで、市としては今、どのように考えているか、教えてください。 634 ◯委員長(奥住匡人君)  シティセールス推進課長。 635 ◯シティセールス推進課長(中沢智道君)  先ほど委員からも御指摘ございました、現在、実行委員会の中では開催の可否から始まりまして、現在、先ほど御答弁させていただいたとおり、コロナの中でもやれることの中で、精いっぱい実行委員の皆さんに検討していただきながら、実施に向けて現在、進めているところでございます。  市としても、こういった思いをしっかりとお答えをするという中では、まず実行委員さんの思いがなければ、もちろんできませんので、こういった思いをしっかりと支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 636 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 637 ◯委員(峯岸弘行君)  ありがとうございました。そういうお答えを伺いました。  これだけの日野市最大の祭りと言っていいくらい、3万人の集客を得るような祭りなんですけど、来場者も本当に今回は限定されるということで、予算の効果ということを考えると、延期したほうがいいんじゃないかなと私は個人的に思います。  これは、これで結構です。  次に、駅前放置自転車指導誘導整理業務委託料ですけど、昨年は1,567万2,000円ということで、今年809万円ということで、減っているんですけども、この辺の状況について教えていただきたいと思います。  私は、これまで高幡不動の駅周辺を結構見ていて、いろんな状況をお伝えしてきているんですけども、午前中は整理員の方がいてもあまり効果がないようにも思うんですけど、この減額の状況について教えてください。 638 ◯委員長(奥住匡人君)  道路課長。 639 ◯道路課長(壁巣哉弥君)  本事業はコロナ禍の影響で、テレワーク、オンラインでの授業への転換等に伴い、駅利用者が減少したため、事業の精査を行いました。  一つ目として、甲州街道駅駐輪場再編が令和元年12月に完了し、放置自転車が減少したことから、同駅前手動誘導業務は令和3年度は実施しないことといたしました。  二つ目といたしまして、令和2年度は月曜日から土曜日の週6日間、高幡不動駅前においては7時から11時、15時から17時の6時間、日野駅前におきましては7時から11時の4時間、豊田駅前におきましては7時から11時の4時間の体制で実施しておりました。  令和3年度は月曜日から金曜日の週5日間、高幡不動駅前におきましては7時から11時の4時間、日野駅前におきましては7時から10時の3時間、豊田駅前におきましては7時から10時の3時間の体制で実施を予定しているところでございます。  業務時間の短縮となりますが、現場状況を注視し、実施する曜日や時間帯について、最も効果が得られるよう、変更も視野に入れ、対応していきたいと考えているところでございます。  以上です。 640 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 641 ◯委員(峯岸弘行君)  あらゆる予算について経費削減を求められている中での一つの予算だと思うんですけども、今のお話を聞くと朝7時から11時までというのを予定しているということは、午後の部分を実施しないということでよろしいんですか。 642 ◯委員長(奥住匡人君)  道路課長。 643 ◯道路課長(壁巣哉弥君)  先ほども申し上げましたとおり、現場状況を注視しながら、曜日の変更、あるいは実施する時間帯の変更も臨機応変に対応していきたいと考えております。  以上です。 644 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 645 ◯委員(峯岸弘行君)  私、高幡不動駅前なんですけど、京王ショッピングセンターの前なんですけど、夕方、物すごい放置自転車の状況はまちづくり部長も見ていただいて、状況は分かっていらっしゃると思うんで、今後、京王さんにも御協力いただいて、ぜひ有料駐輪場の設置を求めて、この質問を終わりたいと思います。  次、続きまして、丘陵地ワゴンタクシーの運行について確認をさせていただきたいと思います。  コロナ禍でありましたけれども、試験期間が終わりまして、丘陵地ワゴンタクシーは4月からは土日運行が一応終了すると。しないということで、非常に今まで利用されていた方は非常に不安に思っていらっしゃる方が多いんですけど、財政的なことを考えれば、やむを得ないということも私も理解しております。  一応、市の答弁としては、コロナが収束した段階でもう一度乗車数の確認をすると。調査をしますという答弁もありましたので、そのときに、そのときの結果で、もう終了するということであれば、これはもうやむを得ないと思うんで、空気を運ぶために予算を使うわけにはいかないのでね。  ただ、今年に限っては本当に高齢者の方は自粛していますので、丘陵地ワゴンタクシーに乗っていただかないと終了してしまいますよって、私も言いにくいというか言えないというか、そういう状況だったので、もう一度この丘陵地ワゴンタクシーの乗車数の確認というか、それをコロナが収束したら再度1年間やっていただくということについて、いかがでしょうか。 646 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 647 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  まずワゴンタクシーの土日運行の取りやめというか、運行しないということでございますが、もともとここの市民の方ですとか、議会のほうから運行の要望がございまして、試験的に運行の実験をやりましょうということで、開催したわけでございます。  ただ、それを本格的に運行するのかどうかということは、当然、その基準が必要になります。ですので、その基準については、別の組織になるんですけれども、日野市地域公共交通会議という組織に諮って、基準を定めました。その基準というのが二つございます。  一つが、需要量に関する基準ということで、利用者数に応じた基準でございます。  もう一つが、財政負担額に関する基準ということで、運賃収入や経費に応じた基準になります。  この基準二つを満たした場合、本格的に運行をやっていきましょうという基準とさせていただいたところでございます。  この基準を少し、ちょっと丁寧に御説明させていただきたいんですが、一つ目の需要量に関する基準でございます。これ利用者数に関する基準なんですが、これは土日祝日の平均乗車密度が2人以上と定めました。この平均乗車密度というのは、社内に平均的に何人乗っているかというような指標で、平均して2人以上、常時乗っている、そのような基準になります。  では、この2人という数字です。この意味合いなんですけども、公共交通は乗合輸送が原則でございます。つまり複数人が乗り合って運行するということでございます。複数人ですから、3人とか4人とかという数字でもいいんですけども、ここでは複数人の最少の人数である2人というものを、それを基準とさせていただきました。  続いて、二つ目の財政負担額に関する基準でございます。これは、年間の運行収支率15%以上というものを定めました。この運行収支率というのは、運行経費に対して、運賃収入がどのくらいあるのかという基準、指標になります。運行経費に対して、15%以上の運賃収入が必要であると、そのような基準になります。  この15%の意味合いなんですけども、これまで平日に運行してきた運行収支率の実績に基づいて、15%という数字を定めました。具体的な過去の実績なんですが、直近の5か年で、明星ルートの運行収支率、これ平日ですが15から33%、平山ルートが16から17%となっていることから、二つのルートのうち、低いほうの数字である平山ルート16から17を参考にさせていただいて、さらに低い数字である15%以上と定めたものでございます。  この結果、それぞれの基準に対してどのような結果だったのかということでございます。まず、需要量に関する基準でございます。年度別、ルート別でお答えしますが、令和元年度の明星ルートは0.9人で、平山ルートは0.4人です。  続いて、令和2年度です。明星ルートが0.5人、平山ルートは0.3人ということでございました。これも結果なんですけども、1人乗っているか乗っていないかという、そのような数字でございます。  続いて、財政負担額に関するものなんですけども、これについては、令和元年度はクリアできていたと。令和2年度につきましては、平山ルートはクリアできなかったんですけども、明星ルートはクリアできていたというような状況になっております。  この二つ、双方が基準が満たせなかったので、今回取りやめるというか、運行しないということになったわけなんですけれども、委員、御指摘のお話があったとおり、コロナ禍ということがございますので、また正確な数値を得られない可能性があるということで、来年度以降、コロナの状況を鑑みながら、実証実験について、いろいろ検討していきたいと。  最終的には、日野市地域公共交通会議に諮った上で、検討のほうをさせていただければなと思っています。  以上です。 648 ◯委員長(奥住匡人君)  峯岸委員。 649 ◯委員(峯岸弘行君)  詳細な御答弁ありがとうございました。  財政的数値で言えば、明星ルートは令和元年はクリアしていたということなんで、私は明星ルートだけは残るのかなと思ったんですけど、二つともクリアしていなかったら駄目だということだったんですね。  利用者の声を何人か伺うと、買物困難者の方々は、やはり夕方買物をする、土日行けなくなっちゃったという声も結構聞いているんで、今度調査するときには、時間別の乗車数をぜひ見ていただいて、さっきの駐輪場の問題と同じように、朝から夕方まで定期的にずっと運行するんではなくて、やはり乗車した数字を捉えて、乗っている時間帯を、特に夕方近辺だと思うんですけど、そこだけ何本か運行するとか、そういうことも、ぜひ検討していただきたいと思います。  以上で終わります。 650 ◯委員長(奥住匡人君)  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 651 ◯委員長(奥住匡人君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。             午後5時42分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             午後6時16分 再開 652 ◯委員長(奥住匡人君)  休憩前に引き続き会議を開きます。新井委員。 653 ◯委員(新井智陽君)  私からは3点質問させていただきます。  319ページ、説明欄中段、産業まつり商工展補助金995万円。  次に、321ページ、説明欄下段、日野市工業振興計画策定業務委託料329万5,000円。  最後に、359ページ、説明欄下段、旧農林水産省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室活用コーディネート業務委託料130万4,000円について、質問させていただきます。  まず初めに、産業まつりについて質問させていただきます。前段の先ほど峯岸委員のほうからも新選組まつりの質問がありました。新選組まつりの中でもコロナの中でやれることはやっていこうという答弁でございました。  産業まつりに関しましては、令和2年度は中止でした。中止に至りましては、国の定めていますイベントのガイドラインを見ながら実施の可否について検討したと伺っております。  毎年5月ぐらいに検討委員会、地域の方が集まって、5月か6月ぐらいに実施をするかどうかを決めるというふうに聞いているんですけど、検討する時期が近づいているということで、どのように今現状、検討しているのかということをお伺いします。お願いします。 654 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 655 ◯産業振興課長(中村守助君)  産業まつりの実施について御質問いただきました。  まず初めに令和2年度につきましては、国や都のガイドラインや他市の状況を見つつ、不特定多数の来場者の参加が見込まれていることや、イベントの特性上、ソーシャルディスタンスを確保できないため、また新型コロナウイルス感染症対策を十分に施すことができない。開催を予定している時期、11月ですけれども、新型コロナウイルス感染の当時は第二波、第三波の可能性もあるというふうに考えていまして、見通しが立たないという理由により、令和2年7月に商工業者や農業者などで構成する主催団体、日野市産業まつり実行委員会で検討の上、中止を決定いたしました。  令和3年度についても、令和2年度と同様、実行委員会で、これから検討するんですけれども、そのときの感染状況や他市の開催状況などを踏まえて、実施の可否を決めていく形になります。  また、実施するという段階におきましても、令和2年につきましては、羽村市の産業まつりが実施を1か所に集めたものではなくて、会場を分散するやり方、スタンプラリーをやっておりましたので、そういうやり方も含めて、実行委員会の中で検討していきたいと思っております。  以上でございます。 656 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 657 ◯委員(新井智陽君)  羽村市のほうが分散をして開催をしたということで、コロナの中でやれることは、ぜひ検討しながら、やっていただきたいと思っています。  次に、321ページ、日野市工業振興計画策定業務についてお聞きしたいと思います。  振興計画、来年度が基本計画を策定した最後の年になるということで、次の10年を見据えて、計画を立てるところだと思っております。この間、協議会を設置をされまして、いろいろな構想を、いろいろなチェックをしてきたと聞いていますが、その協議会について、まずお聞きしたいと思います。  協議会はどんなメンバーで、この構想に対して、どのようなチェックを行ってきたんでしょうか。 658 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 659 ◯産業振興課長(中村守助君)  平成23年から令和3年度の日野市の工業の指針を定めた日野市工業振興基本構想については、策定後、PDCAが確保される仕組みとしては日野市工業推進協議会というものが設立され、毎年チェックを受けることになっておりましたが、このメンバーにつきましては、知識、経験を有する方、商工会関係者、こちらのほうには事業を営んでいる製造業の方も入っております。また、民間の興行関係者など、12名で構成されている協議会で毎年チェックを受けているというような状況でやっております。  以上でございます。 660 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 661 ◯委員(新井智陽君)  商工関係者の方、民間の方、12名で構成されて、PDCAでチェックをされたということです。来年度は計画をつくるというところが主眼になりますから、ふだんよりも多く、こういった開催がされるのかなと思っています。  その構想される、策定する年なので、いろんな検討がこれからされるのかなと思いますが、どういう方向性で検討されるんでしょうか。 662 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 663 ◯産業振興課長(中村守助君)  新しい計画につきましては、今申し上げた推進協議会のほうで検討させていただきたいと思っております。内容が大変重いものになりますので、5回くらい協議会を開催して、その間にパブリックコメントを入れて、策定していきたいなというふうに、今の時点では考えております。
     以上でございます。 664 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 665 ◯委員(新井智陽君)  5年先、10年先ということで、なかなか見通しがつかないのかなと思っていますが、新しい時代を見据えて、例えばAIだったりとか、あとは最近5Gだったりとかを使った、いろんな、これまで考えられなかったような技術だったりとか、あとはビジネスというものが展開されるかなと思っているんですけど、そういった対応については、どのように考えているんでしょうか。 666 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 667 ◯産業振興課長(中村守助君)  個別事業も含めまして協議会の委員の皆様との議論によって、この計画を策定していきたいなと思っておりますけども、市としましてはAI、人工知能やIOT、物のIT化などに代表される新技術の導入を支援するような仕組みを、この計画の中で盛り込んで、企業の生産性を向上させる仕組みをつくっていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 668 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 669 ◯委員(新井智陽君)  ありがとうございます。  次に、359ページ、旧農林水産省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室活用コーディネーターについてお聞きしたいと思います。  いわゆる桑ハウスですね。先ほど部長の説明のときに、ステップがステップ3に進むという話がございました。この間、どのようなステップを組んできたのか、まずお伺いしたいと思います。 670 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 671 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室について、御質問いただきましたのでお答えいたします。  令和元年度にステップ1として、躯体の耐震化を中心とした工事を実施いたしました。令和2年度は、ステップ2として、主に内装等でございまして、補修と復元を中心に実施いたしました。これらの工事によりまして、建物の保存修復は一応完了しております。  以上でございます。 672 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 673 ◯委員(新井智陽君)  ステップ3というのは、どういったものでしょうか。 674 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 675 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  令和3年度に予定しておりますステップ3でございますが、活用に向けた整備を実施する予定でおります。  具体的には、表札や建物の内外に概要説明、修復箇所等の案内のパネルなどを設置したり、ピクチャーレールなどの設置、それから周辺の樹木にも樹名板などを設置することで、案内人がいなくても訪問者がパネルを見て、歴史や保存修復の状況が把握できるようにですとか、第一蚕室だけでなく、周りにも目を向けていただいて、旧農林省の試験場の跡地という歴史を感じていただくようなことをしたいと思っています。  また、このコーディネートにつきましては、平成30年度に実施したサウンディング調査の結果も踏まえながら、今後の収益を見込めるような活用方法についても検討していく考えでおります。  以上でございます。 676 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 677 ◯委員(新井智陽君)  ありがとうございます。市民の方々から、いろんな御意見、この間、いただいているのかなと思っています。物すごく落ち着いたクラシカルな雰囲気でもありますし、先ほどのピクチャーレールなどを備えるというような話もありました。そういったものも本当に有効的かなと思っています。  活用方法に対して、どういうような意見が出ていたりとか、また今後コーディネートの方にいろんな御助言をいただくのかなと思いますけど、そういった方向性が決まった後、どのようなことをしていくのか、お伺いします。 678 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 679 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  現段階ではどのようにというような決まったことはございませんで、今はボランティアによる清掃を月に1回行っている状況でございます。  今後なんですが、やはり第一蚕室であったという歴史的な場所であることを踏まえて、それらにふさわしいことを実施していけたらと思っております。  以前より、あの場を活用していらっしゃる、まなざしさんですとか、蚕糸の会さんなども、これまでも桑ハウスを利用されていますので、そのような方々の御意見を聞きたいと思います。  コーディネート業務委託につきまして、それらの様々な方々の御意見を中立的な立場でコーディネートしていただくように考えておりますので、これからまとめていきたいと思っております。  最終的に、緑と清流課がそのまま継続的に主管課としてふさわしいのかどうかは、その時点で再度協議して決定する必要があるのかなと思っております。  以上でございます。 680 ◯委員長(奥住匡人君)  新井委員。 681 ◯委員(新井智陽君)  ありがとうございます。復元をしたということで、昭和7年の設立当時の、そういったものが戻ってきたのかなと思っていまして、内覧会とか、すごく楽しみにしています。  また、経費をかけたということで、今後は利益を出すような工夫もしていただきたいと思いますし、またコーディネーターの皆さんだとか、あとは市民の皆さんから、これからどういったものをやるか、例えば、カフェだったりとか、レストランだったりとか、そういったものが決まるのかなと思っているんですけど、その後に、そういったものに合った給排水設備を整えて、継続的に活用ができるように、よろしくお願いしたいと思っています。  以上でございます。  また、桑ハウスの周知啓発事業だったりとか、魅力配信につきましては、明日の教育費のほうで質問させていただきたいと思います。ありがとうございます。 682 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 683 ◯委員(白井菜穂子君)  私のほうからは1点のみ、309ページの農業委員会運営経費のところでお聞きしたいと思います。  本議会の初日に農業委員会の人事案件がありました。選出された方には本当、今後の御活躍に期待を寄せさせていただいております。ただ、1点気になったのが15名のうち、女性が1名のみだったということです。  以前の農業委員会というのは、議員枠があったというふうに聞いています。そのときは、割と女性もいたそうなんですけれども、今より一つ前の農業委員会も女性は1名だったかと思います。  平成27年の農業委員会法の改正によって、任命する際、青年、女性の積極的な登用というのが掲げられています。農業委員の任命に当たっては、著しい偏りが生じないよう配慮しなければらならないというふうにされています。  女性だけではなくて、青年も含めて、日野市の農業委員会はどのように選出されているのでしょうか。御説明お願いいたします。 684 ◯委員長(奥住匡人君)  都市農業振興課長。 685 ◯都市農業振興課長(小澤啓司君)  農業委員会、委員の選任でございます。  農業委員会、委員の実務につきましては、農業委員会法で規定をされてございます。具体的には、転用農地の現地確認、農地の利用状況調査等、法律や営農にたけている必要があり、性別を任命要素には入れていないという形ではございます。  今回、15名の定数、こちら日野市農業委員会条例で定められておりますけれども、この中でJA東京みなみからの推薦者11名、個人応募6名の合計17名について、評価委員会で選定を行ったところでございます。  なお、このJA東京みなみには、推薦に当たりまして、ぜひ女性をお願いしたいということは伝えてございました。しかしながら、JAからの推薦は全員男性であったということ。女性は個人応募6名のうち2名にとどまったというところでございます。  選定に当たりましては、農業委員会の実務に即した選定項目を行い、結果として女性2名のうち1名が委員候補となったというところでございます。  以上でございます。 686 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 687 ◯委員(白井菜穂子君)  分かりました。応募自体は1名じゃなくて2名あったということは分かりました。  日野市の農業人口なんですが、2015年の農業センサスというので見ると、男女ほぼ同等、男性が261、女性が266と半々だけれども、農業委員会になると15名中1名しかいないんだなというのが現実かなと思うんですけれども、農業委員会というのは、行政委員会制度の中でも公選制というのを残した特異な存在なのかなというふうに思うんですが、先ほどJAの選出、全員男性だったということなんですが、こういった団体の農協の意識も変えていかなければいけないのかなというふうに思います。  国で調べた農協の組合役員に占める女性の割合というのは、2019年で農協の役員、女性が8.9%と1割にも満たない状況ということです。  今後、どう増やしていくかということを考えたときに、やはり個人応募の枠で男女2名ずつという、何か枠を決めるというのも一つの方法かなというふうには考えたところなんですが、近隣地域で、例えば多摩市とかだと、女性が3人いるというふうにも聞いていますんで、そういったところはどういうふうにして増やしたのかななど、今後調査などをしていただければというふうに思います。  全国的に見ても、農業委員会に占める女性の割合というのは、本当に1割程度で、2019年で12.1%と低いんですけれども、昨年、閣議決定された国の第5次男女共同参画基本計画においては、早期に20%、さらに2025年までには30%を目指すというふうにあります。  日野に当てはめると、20%で3名、30%で4.5人だから、4、5人ということになります。日野市の独自の男女平等行動計画においても、審議会委員会における女性委員の割合を現在32.4%から5年以内に4割にしていこうというような目標もあります。  そもそも、なぜ女性の農業委員が少ないのかということなんですけれども、担当課として、どのように分析し、増やすように取り組んでいるのか、お伺いしたいと思います。 688 ◯委員長(奥住匡人君)  都市農業振興課長。 689 ◯都市農業振興課長(小澤啓司君)  先ほど委員のおっしゃられました女性の農業者の数でございますが、実態は主に御主人が営農しているという形、奥様のほうがそこで一緒に農業、営農されているというふうなケースが多くございます。ですので、営農に関する主導権がやはり男性になってしまっているというふうな実情があるかというふうに思ってございます。  市といたしましては、女性農業者支援事業補助金ということで、市内に女性農業者の会、みちくさ会がございます。そちらのほうを支援し、いわゆる女性の母体のほうを闊達にしていこうと考えてございます。  令和2年度、このみちくさ会ですけれども、東光寺大根のレシピを考案したり、また、東京都の支援を受けて、ロゴの作成を行ったり、活動が活発になっております。  また、平成31年に生まれました女性の新規就農者、いろいろマスコミ等で出演しておりますけれども、非常に精力的に活動をしてございます。  JA東京みなみ、日野市で連携して、支援をしていることにより、最近、農業に関して女性に陽が当たるようになり始めたかなというふうに思ってございます。今後とも積極的な支援をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 690 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 691 ◯委員(白井菜穂子君)  本当に女性の新規農業者の方とかもいらっしゃって、女性が入ると、すごく販売力が上がるというような新聞記事も読みまして、そういったところで本当に日野市の農業全体、女性の目線、女性の力を生かしていってほしいなと思っています。  ちょっとごめんなさい。話が戻るんですが、そういった女性の活躍は農業委員における女性の割合にも反映されていけばいいなというふうに思うんですけれども、そもそも、家族で農家をやっていても、そういう農業委員会になるのは男性ということで、農業委員会の仕事の御説明ありましたけれども、そういったものは女性は無理なんじゃないかとか、難しいんじゃないかとか、そういった刷り込みみたいなのもあるのかななんていうこともちょっと感じています。  東京都の農業者会議という、そういう研修の場もあるということなんで、なっても、そういう研修とかがあるんでとフォロー体制があるというようなことも、お伝えになって、不安を感じないで挑戦してほしいというような呼びかけもぜひお願いしたいと思います。  1個、国は女性農業者を増やしていくに当たって、家族経営協定というものを進めようとしています。これは何かというと、近代的な家族農業経営の実現を目指して、経営の方針や家族一人ひとりの役割、就業条件、就業環境などについて、家族みんなで話し合いながら、第三者の立合いの下、取り決めるものという、こういう協定を推進しています。  これだと、認定農業者は夫婦で共同申請できるといったようなメリットとかがあるそうなんですけれども、日野市には家族経営協定を結んでいる方というのはいらっしゃるんでしょうか。 692 ◯委員長(奥住匡人君)  都市農業振興課長。 693 ◯都市農業振興課長(小澤啓司君)  家族経営協定、こちら締結しているのが4農家でございます。50名の認定農業者がいる中で、4組ということでございます。まだまだ少ないかなと考えてございまして、今後、積極的に声掛けのほうをしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 694 ◯委員長(奥住匡人君)  白井委員。 695 ◯委員(白井菜穂子君)  ぜひお願いしたいと思います。  農林水産省は女性農業者が輝く農業創造のための提言という、その提言の中で、本当に小さなことなんですけど、郵便物の宛名を夫婦両方の名前や、この名前を記載といったことを提案したりしているんですね。でもこういうこと、小さな積み重ねでやっぱり意識が変わってくるということもあるかと思うので、そういった目線で常に意識をしていただきたいし、単に増やすという、数値をクリアするというのではなく、先ほども言いましたけれども、女性の視点、目線、そういった感覚を農業発展に生かしていく、それは不可欠なんだということを、これからぜひ推進していっていただき、3年後の農業委員会の改選にまた、そのときに期待を寄せたいと思います。  以上です。 696 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 697 ◯委員(池田利恵君)  私のほうからは1点、361ページ、公園整備費の項目で18番負担金、補助及び交付金の平山六丁目地区急傾斜地崩壊対策事業負担金のことで、先ほど部長より御説明がありましたが、もう少し範囲の特定と、どのような今日までの状況で、どのように改善して、未来はどのようになっていくと。  その住民の動向とか、その辺りを中心にもう少し詳しく教えていただけるとありがたいんでございますの。 698 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 699 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  平山六丁目地区急傾斜地、擁壁工事の負担金についての御質問にお答えさせていただきます。  まず地区でございますが、平山六丁目の住宅地の東側、南側、L字のような形に急傾斜地があると思いますので、その辺り一帯が対象となっております。  もう既に、住宅地の皆様からは要望をいただいていますので、それに基づいて東京都の事業として本事業が進んでおります。  令和元年、2年、3年で設計をいたしまして、4年から工事を開始する予定になっております。工事につきましては、予定では令和7年度までを予定しております。ただし、ちょっとまだ詳細設計も出ていない中での予定と伺っております。  現在なんですが、令和元年度に測量を実施いたしました。求積図などが納品されておりますが、まだ境界が確定していない部分もございますので、それらについて、現在協議をしているところでございます。 700 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 701 ◯委員(池田利恵君)  ありがとうございます。  総合的にその上の(4)急傾斜地崩壊対策事業経費ということで12の委託料と18というような形で連動してという中での御説明の中で、補足がもしございましたら、その辺りのところをもう一度ちょっとお願いしたいと思うんですけれども。 702 ◯委員長(奥住匡人君)  環境共生部長。 703 ◯環境共生部長(小笠俊樹君)  平山六丁目の件につきましては、今、課長のほうが説明したとおりでございますが、負担金のほうにつきましては、もう東京都のほうに、今、課長のほうから説明があったとおり、住民からの要望書を東京都に届けて、この設計につきましては、東京都が実施するということで、その一部を日野市が負担するということになっております。  その上段の委託料の平山六丁目地区測量業務委託料につきましては、今、課長が説明したとおり、測量を全体いたしまして、求積図等を作っております。ただし、どうしても御承知かと思うんですけれども、かつての開発事業者がまだおりまして、その方との交渉等については、接点はあるんですけれども、なかなか先々まだ難しい状況が続いている状況でございます。  これにつきましては、鋭意努力いたしまして、しかるべき対応を取りながら、しっかりと協議をして、先に進めるような形を取ってまいりたいと思います。  以上でございます。 704 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 705 ◯委員(池田利恵君)  ここも急傾斜地の所有者のなんていうんですか、土地に対する放置状態というのは、もう何年来といわず、もう何十年といわず、非常に大きな課題になっておりまして、私も何度か間に入って連絡取り合ったりとか、何とかしたこともあるんですけれども、なかなか非常に難しい案件を、よくぞここまで何とかしっかりと対応していかなければということで、職員の皆さんの御努力の、住民の思いはもちろんのことですけれども、やはり行政のイニシアチブというのが非常に重要だなというふうに思っております。  令和7年度に向けてということでございますので、こういったコロナ禍ではございますけれども、事業をしっかりと進めていくことに関しましても、また地元としても注視してまいりたいというふうに思っておりますが、いま一つ、今回こういった急傾斜地崩壊対策事業経費ということで、日野市は多摩丘陵を背負っておりまして、いろんな意味で、各それぞれの地域に課題があるというふうに思うんですけれども、今、今回この事業ということで、項目には上がってきているわけですけれども、この急傾斜地に対する今後の対策として、何らかのことを、今、非常に厳しい財政状況の中、事業の拡大とか、進捗とかということ自体、難しいとは思いますけれども、この計画というか、そういったことがもし今の段階で希望というか、こんなふうにしていきたいというイメージがございましたら、共有させていただきたいと存じます。 706 ◯委員長(奥住匡人君)  緑と清流課長。 707 ◯緑と清流課長(青木奈保子君)  本事業につきましては、東京都の工事に対して日野市は10分の1の負担でできることもありまして、ぜひ継続的に実施をしていただけたらと思っているところでございます。  ほかにもまだ急傾斜地ございますけれども、要望を、まだ取りまとめまでは至っておりませんけれども、過去の要望としては、程久保地区も聞いておりますので、そのあたりの次なる計画についても、東京都とよく相談してまいりたいと考えているところでございます。
    708 ◯委員長(奥住匡人君)  池田委員。 709 ◯委員(池田利恵君)  御丁寧な御対応をありがとうございました。  家庭においても行政においても同じで、懐具合を鑑みながら、事業を先に進捗していかないと、足元がふらついてしまうということでは、おぼかたないわけですから、そういった意味では、こういった財源をしっかりと補完された中で、事業を進めていくというのが非常に現状のような緊急事態宣言という状況下では、非常に重要な行政の手腕、視点でもあるというふうに思いますので、こういった方向性に関して、しっかりと持っていくということで大きく評価しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 710 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 711 ◯委員(奥野倫子君)  2点お聞きします。  319ページ、TOYODA BEER。  353ページ、まちづくり計画、それぞれお聞きします。  まず、TOYODA BEERなんですけど、この補助金200万円はどこに支払われているでしょうか。費用対効果という面で、この事業をどう捉えていらっしゃいますでしょうか。 712 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 713 ◯産業振興課長(中村守助君)  TOYODA BEERの補助金ですが、TOYODA BEERを製作する上で、日野産大麦を使ったPREMIUM TOYODA BEERを作っているところの原材料の補助とか、あとPRに関する経費について、補助金として実行委員会に支出をしているという状況でございます。  以上でございます。 714 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 715 ◯委員(奥野倫子君)  本当に盛り上げるために頑張っても、このビールは売れているんでしょうか。(「銀賞取ったじゃないか」と呼ぶ者あり) 716 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 717 ◯産業振興課長(中村守助君)  TOYODA BEERにつきましては、3万本の目標を設定しております。3万本の本数としては瓶と、あと生ビールを作るケグというものがあるんですけれども、大きなボトルみたいなのがあるんですけれども、それを瓶換算にして3万本というようなものなんですが、令和元年度につきまして3万本を超えることができました。令和2年度につきましては、コロナ禍の状況でございましたので、3万本というところはなかなか、イベントもできなかったというところもありますので、達成がちょっと難しい状況でありますが、令和元年度につきましては徐々に伸ばして3万本を超えているというような状況でございます。  以上です。 718 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 719 ◯委員(奥野倫子君)  はっきり申し上げまして、酒造メーカーも地元になく、販売拠点も地元になく、発展するわけがないんですね。ただ、ひたすら努力のみがあるわけですね。皆様の協力はとってもありがたくて、この事業を支えよという皆様のお気持ちは本当にありがたいことですけれども、もうそろそろ、これずっと努力したって、3万本から今度は、じゃあ流通するくらいの、そういう事業に発展するのかというのは、それはもう誰が考えても流通しないですよ。日野市以外に。  もうこういう事業を市としてやっていくという経営的なことというのは、もう私は本当に手を引いたほうがいいなと思っているんですが、いかがでしょうか。 720 ◯委員長(奥住匡人君)  産業振興課長。 721 ◯産業振興課長(中村守助君)  課題としましては、今、実行委員会形式で行っておりますが、市が前面に出ている状況でもあるんですが、市民の方も非常に頑張っていただいているところでございます。  最終的には市民の力、民間の力でしっかり根づいていっていただければなと思っておりますが、そのサポートを市は今後していきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 722 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 723 ◯委員(奥野倫子君)  何か、このやり方って私はもうどうしても納得できないですね。市民が協力してくださっているのは、市のために協力しているんであって、このTOYODA BEERという事業自体がどうなのかというところで、本当に考えていただきたいなと思います。  市民は本当に一生懸命、市を応援しているんですよ。TOYODA BEERを応援しているんじゃないと思いますよ。その目的がどんどん、目的が何かもうちょっと意味不明になっていく。もう協力は一生懸命やってくださって、市民的には活性化しているかもしれないけれども、目的は何なのという、そこをやっぱりまず行革というときに、基準に据えていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに私は思っております。  この質問は以上です。  次に、353ページのまちづくり計画なんですけれども、程久保五丁目のほうの葬祭場の計画のほうは、今現在どうなっているでしょうか。 724 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 725 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  程久保五丁目における新火葬場の建設計画でございますけれども、既に地権者様たちとの話を進めていたところでございますが、現在、財政非常事態宣言ですとか、新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、現状では事業については進められていないという状況でございます。  今後、財政再建計画などが作成される中で、事業の進捗について庁内で議論をしていくということを考えているところでございます。  以上でございます。 726 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 727 ◯委員(奥野倫子君)  地元の状況を詳しくお知りになる方からのお話では、もうこの地権者の方もカンカンで、これはもう頓挫だと。もう前に進めないよということをお聞きしたんですね。  このまちづくり計画自体は森林の保護とか、いろんなことも含めてやられているわけですから、まちづくり計画に文句を言う気はないんですけれども、葬祭場に関しては、やっぱりこのまちづくり計画はまちづくり計画で、協力を仰いでいて、無理強いはしていない状況の中で進むというのであれば、その方向で進めばいいと思うんですが、葬祭場自体はやっぱりこれが頓挫したときに、じゃあ、ほかにもいろんな方向性を考えておかなきゃいけないと思うんですね。そういう方向性は持っていらっしゃらないですか。 728 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 729 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  もちろんいろいろな選択肢を持ちながら検討していく必要があろうかと考えてございます。ただ、今、現段階では新型の火葬場についての計画について引き続き、地権者の方と調整させていただきながら、今後の動向について検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 730 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 731 ◯委員(奥野倫子君)  地権者の方と相談していたら、もう3・4・15号線の二の舞になると思うんですね。10年20年動きませんよ。もう今、さっきの質疑でもありましたけど、もう最低、葬祭場は10日待ちだと。10日間のドライアイス代、もう何十万の請求されたと。そういう話をいっぱい聞きますよね。しかも10日間も1か月も氷漬けにして御遺体を、もうこれが忍びないという声がやっぱり届いてきていますよね。これからは、本当にもう南多摩だけでは足りなくなっている状況の中で、早急にやらなきゃいけない仕事ですよね、これね。  だから、やっぱりどうすればいいのかという、その方向性をまず同時並行で考えなきゃいけないと思うんですよ。  例えば、今JAが建った、あの土地も浅川公会堂用地、絶対私は売るなという主張をしたんですが、結局売っちゃって、まとまった公共地がなくなって、そして市立病院の跡地、定期借地権ですか、もうだから10年20年動かないわけでしょう。あそこに建てられない。もう公共地がない。公共地さえあれば、これ手当できたわけですけれども、まちづくりをやっている方には、何でこれ、何の方向性も持っていないじゃないと。まちづくり何も検討されていないじゃないと、私なんか思うわけですよ。葬祭場がないわけですから。  こういうことに関して、もうやれるとしたら、例えば、言うと分かっちゃいますけど、スポーツ広場になっているところ、あそこの地下に葬祭場を造り、上は公園、あるいはスポーツ広場、もう表面的には葬祭場は見えません。公園なので、皆さん、(「近隣住民がなんていうか考えて」と呼ぶ者あり)だから、それを近隣住民のことがあるから、今から考えなきゃいけないということだと思うんですよ。どういうふうな方向性であれば、近隣住民が反対しないかというところで、だって、北川原だって、近隣住民が反対したけど、押し切ったわけですよ。押し切った人たちが何言っているんですか。近隣住民の声を聞くんだったら、北川原は撤回しなさいよ。もう本当にいい加減、支離滅裂ですよね。  やっぱりならなきゃいけないときは、やらなきゃいけないわけですから、ぜひ、どういう方向だったら葬祭場ができるのかなというところで、本当にいろんな視野を広げていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 732 ◯委員長(奥住匡人君)  環境保全課長。 733 ◯環境保全課長(佐藤伸彦君)  先ほどの繰り返しになりますけれども、もちろんいろいろな方策、例えば、日野市だけではなくてということも一つの方向としてはあるかと思いますけども、そのためには離隔距離、近隣住民の方の反応、いろいろな要素を考えながら検討を進めていく必要があろうかと思います。  先ほども申し上げたとおり、まずは新しい火葬場につきましては、程久保五丁目というところを一つの軸といたしまして、今後も検討、調整をしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 734 ◯委員長(奥住匡人君)  奥野委員。 735 ◯委員(奥野倫子君)  もう頭が固いということが分かりました。  以上です。 736 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 737 ◯委員(大高哲史君)  私からは3点伺います。  1点目が農業費の農業振興費のところで、昨年度までありました農業体験農園の運営補助金のことについて、新年度はついていなかったものですから、これについて1点、伺います。  もう一つが、土木費の341ページ、道路新設改良費のところで、歳入のところでも土木債のお話をさせていただいたので、全体経費がどうなっているのかと。道路保守にかける予算がどうなっているのかというところをお伺いしたいと。  それから、三つ目、最後は355ページの一番上にありますバス停等周辺整備工事費、工事経費ですか、これについて内容を含めて伺って、要望もちょっとお伝えしたいというふうに思います。  それでは、1問目は簡単な質問なんですけども、今回の新年度予算には農業体験農園の運営の補助金がなくなっています。開設と、あと3年間の運営の補助という形で、なかなか開園に苦労されているというふうなことはお聞きはしていますけれども、今回、令和3年度、計上はされていない理由をまず教えていただきたいと思います。 738 ◯委員長(奥住匡人君)  都市農業振興課長。 739 ◯都市農業振興課長(小澤啓司君)  今、副委員長がおっしゃられたとおり、開設から3年間の補助ということでございます。令和2年度まで補助していたものにつきましては、平成30年に開設したものでございます。それで、令和2年度で3年間が終了したということで、また新たな農業体験農園の開設もなかったということで、皆減という形になりました。  以上でございます。 740 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 741 ◯委員(大高哲史君)  ぜひ、この間の努力の様子もお聞きしたいんですけれども、別に3年間で1園に限るということでもないとは思いますので、市内で少ない農業者の皆さんに御協力いただいて、3年間だけでもやるのは大変だと思うんですけども、ぜひ御協力いただけるように努力いただきたいんですが、この間の努力、そして、今後の方向性ですね。今年度が駄目でも来年度という可能性もあるかと思うので、その辺についても伺いたいと思います。 742 ◯委員長(奥住匡人君)  都市農業振興課長。 743 ◯都市農業振興課長(小澤啓司君)  市内の認定農業者につきましては、毎年個別ヒアリングのほうを行っております。この農業体験農園ですけれども、農業経営の安定化につながるということから、市としても推奨してございます。  この、先ほど申し上げました個別ヒアリングのときに、チラシを持ってPRのほうも行っているところございます。  また、法律、都市農地貸借円滑化法の活用も視野に入れて、御説明のほうをし、今後も開設のほうをお願いしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 744 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 745 ◯委員(大高哲史君)  この質問は結構です。ありがとうございます。ぜひ、引き続き努力をお願いいたしたいと思います。  次の質問は、道路新設改良費全般について伺いたいと思います。  歳入のところでも少し質問し、紹介しましたけれども、道路補修のための事業に充てる土木債が令和元年度は1億2,800万円ほど借りています。令和2年度には9,600万円に減って、令和3年度、来年度の土木債は7,900万円、借りる額を減らすというのは悪いことではないんですけれども、財源の確保はできているのかという心配をしております。  それで、歳出のほうの道路新設改良費を見てみますと、令和元年度がこれだと3億1,200万くらいですかね。令和2年度になりますと、2億弱、1億9,400万になって、令和3年度、新年度はいよいよ1億5,000万を切ると。1億4,837万8,000円ということになっています。  借金も減らし、そもそもの道路新設改良費の財源自体を減らすと。これ3年かけて、これだけ減らしてきたわけですけれども、全体、ざっくりいって半分くらいになってしまっている、どちらも。  ということで、これは財政非常事態宣言や行革とも関連するのか。それとも、必要に応じて、こういう額になっているのかというところを、まず御説明いただきたいと思います。 746 ◯委員長(奥住匡人君)  道路課長。 747 ◯道路課長(壁巣哉弥君)  今、委員からお話がありましたとおり、財政非常事態宣言というところが、近年では大きな要因の一つとなっております。  今、舗装補修ということで、お話がございました。確かに令和2年度、今年度もコロナ禍の影響などもありまして、市政運営方針などを踏まえて、舗装補修の規模を縮小したところでございます。また、今、お諮りしている令和3年度予算についても、昨年度の規模等々の舗装補修の規模となっております。  これはまさに財政非常事態宣言、今後、財政再建計画等も踏まえて、本事業においても財政状況を鑑みながら、事業の進捗を図っていくような形になるかと考えております。  以上です。 748 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 749 ◯委員(大高哲史君)  毎回聞いていることではありますけれども、そうなると道路舗装補修計画との整合がどうなっていくのかと。道路舗装補修計画自体も一旦脇に置くのかどうか。そのことについても確認しておきたいと思います。お願いします。 750 ◯委員長(奥住匡人君)  道路課長。 751 ◯道路課長(壁巣哉弥君)  全計画は令和4年度末の完了ということになっておりますが、現状の状況で、先ほど申し述べたとおり、今年度より規模縮小も行っていることもありまして、現状、計画進捗率に対して、実績進捗率がちょっと下回っているような状況もございます。  このような現状を考えて、今後、事業延伸についても検討していかなければならないと認識しているところでございます。  以上です。 752 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 753 ◯委員(大高哲史君)  削っていいものと削ってよくないものというのは私はあると思っていまして、大型道路の舗装ですとかで、新設なんかは後回しにできるものはしたほうがいいかと思います。ただ、コロナ禍においても生活道路や、また歩道については引き続き進めていかなければならない道路の一つだと思うんですね。  この令和3年度の計画を見ますと、三中前から夢が丘小学校に向かって、歩道を補修されると。本当にひどい状態だったもんで、これは本当に皆さんに喜ばれることだと思います。こういう場所が市内に幾つもあるのにもかかわらず、こうやってお金を減らしていくことによって、歩道の補修や生活道路の補修は、これまで以上に遅れるとなると、もう目の前の道路が何十年先かという市民の声が挙がります。  ですから、こういうコロナ禍でも特に生活に密着した歩道と、生活道路については、引き続き増額することも含めて、コロナ禍で求められていると思います。要は、買物はしなければいけないし、通勤、通学、通園、あります。皆さん、歩道を使われますね。ですから、こういうコロナ禍でこそ、生活に密着した場所の補修は引き続き進めていくという姿勢で取り組むべきであって、行革だからと、全体を削っていくということは違うんではないかなというふうに思いましたので、この点についても生活道路の補修の関係に特化して、ちょっともう一度答弁をいただきたいというふうに思います。 754 ◯委員長(奥住匡人君)  道路課長。 755 ◯道路課長(壁巣哉弥君)  委員の御指摘の面もありますが、この厳しい財政状況の中、でき得る限り、道路のメンテナンスに係る費用というのは、財政当局にも、今、つけていただいているような状況がございます。その中でできる範囲の中で舗装、市民の生活を守るべき道路の補修というのは、今後続けていくという考えでございます。  以上です。 756 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 757 ◯委員(大高哲史君)  この点は質問はしませんけれども、ぜひ市長にも努力していただきたいところであります。よろしくお願いします。  それでは、最後の質問に移ります。  355ページ、一番上の工事請負費、バス停等周辺整備工事ですね。これはどんな工事かまず伺いたいと思います。お願いいたします。 758 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 759 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  この工事のことでございますが、日野市は交通対策としまして、交通空白地域の解消というのを第一に掲げております。その解消のために必要なものとして、バス停の新設の工事費を毎年計上させていただいているという状況でございます。  以上です。
    760 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 761 ◯委員(大高哲史君)  懸案だったバス停の増設ですとか、この間やっていただいているんですけれども、1点、関連して伺いたいんですけども、この間、高齢者の皆さん中心に、大型のほうですけれども、ノンステップバスについては大変喜ばれているわけですけれども、その機工がついているバスであっても、歩道に運転手さんが寄り切れない、寄り切らないために、一旦車道に下りてから、またバスに乗るという、そういうバリアフリーであるはずのバスに乗るためにバリアがあるという状況が、バス停によって生まれてしまっていると。  これについては、条件によっては、寄ることが可能であったり、その構造によっては寄ることすらできないような構造のバス停もまだまだ残されていまして、せっかくのバスの機能が向上しても、バス停自体の構造によって、運転手さんがバスを寄せようにも寄せようがないということで、この改善を運転手任せにはできないということが、私は見ていてだんだん分かってきましたので、バス停の改善という点で一つ提案をしたいんですけれども、歩道と車道のちょうど境目にガードレールがあると、バスは必ず寄り切れないんですね。そのガードレールにぶつかってしまいますから。カードレールをよけるように寄せるとなると、大型のバスが歩道と平行になった瞬間に、どうしても隙間が生まれるということになりまして、高齢者の皆さんから不満の声が上がるということだと、私は毎朝のようにバス停を見ていて分かったんですね。  ですから、こういう要望もあるということで、ぜひ、こうしたバス停のノンステップ化、バリアフリー化について、ぜひ、調査もしていただきたいというふうに思いますが、まずは市民の皆さんからこういう声があるということは把握していらっしゃいますでしょうか。 762 ◯委員長(奥住匡人君)  都市計画課主幹。 763 ◯都市計画課主幹(浅川浩二君)  今回、計上させていただいている、この予算につきましては、ミニバスのバス停の改善ということで計上させていただこうと考えております。  市民の声につきましては、当然、歩道付のバス停の部分については、そのようなお話は何度かいただいているところでございます。  委員からお話がありましたとおり、運転手さんのテクニックで、確かにバリアフリーに近づけることはできるんですけども、実は委員御指摘のとおり、近づけないバス停も正直言ってございます。そこの部分については、また改めて京王バスと何らかの形で調査するですとか、何らかの形で対応のほうをしていきたいなと考えております。  以上です。 764 ◯委員長(奥住匡人君)  大高委員。 765 ◯委員(大高哲史君)  ぜひお願いいたしたいと思います。歩道を伸ばすか、ガードレールとバス停をセットバックする以外に方法はなさそうなんですね。私が見る限りは。ですから、構造的な改善というのが必要ですので、ぜひ京王の事業者の皆さんとも相談をしていただいて、調査もして、それで最善の方法で改善をというふうにお願いしておきたいと思います。  私からの質問は以上です。 766 ◯委員長(奥住匡人君)  ほかに何か御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 767 ◯委員長(奥住匡人君)  なければ、これをもって農業費、商工費、土木費、消防費の質疑を終結いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 768 ◯委員長(奥住匡人君)  本日の日程は全て終了いたしました。  明日の委員会は午前10時より開催をさせていただきますので、時間厳守でよろしくお願いをいたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後7時14分 散会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...