日野市議会 2020-03-30
令和2年第1回定例会(第7日) 本文 開催日: 2020-03-30
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時32分 開議
◯議長(窪田知子君) 本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員24名であります。
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2 ◯議長(窪田知子君) 日程に入る前に、
議会運営委員長から報告があります。
〔
議会運営委員長 登壇〕
3
◯議会運営委員長(奥住匡人君) おはようございます。
それでは、
議会運営委員会、御報告を申し上げます。
2月19日までに議長に提出された意見書(案)は4件であります。
仮受付第1号、財政難により活動休止に追い込まれた
民間DVシェルターへの支援を東京都へ求める意見書(案)は成案となりませんでした。
仮受付第2号、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)及び仮受付第3号、
柔軟仕上げ剤等に含まれる香料についての調査および
相談窓口設置等を求める意見書(案)につきましては成案となりました。
仮受付第4号、
加齢性難聴者への補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書(案)は成案となりませんでした。
以上、報告を終わります。
4 ◯議長(窪田知子君) これをもって
議会運営委員長の報告を終わります。
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5 ◯議長(窪田知子君) これより議案第2号、日野市公契約条例の一部を改正する条例の制定、議案第3号、日野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第4号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第5号、
日野市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第6号、
日野市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第7号、日野市職員の
公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第8号、日野市一般職の
任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第9号、日野市
会計年度任用職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定、議案第17号、日野市監査委員に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
7
◯企画総務委員長(鈴木洋子君) おはようございます。
初めに、3月23日に開かれました
企画総務委員会におきまして、委員長に私、鈴木洋子、副委員長に
大高哲史委員が当選されましたことを御報告申し上げます。
それでは、
企画総務委員会に付託されました9議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第2号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の公布に伴い所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第3号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の公布に伴い所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第4号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、東京都
人事委員会の勧告を踏まえ、
一般職職員の勤勉手当の
年間支給月数の配分変更を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第5号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、東京都
人事委員会の勧告を踏まえ、
日野市長等の期末手当の
年間支給月数の配分変更を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第6号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第7号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
公益的法人等へ派遣する職員の給与等の取り扱いについて、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第8号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、東京都
人事委員会の勧告を踏まえ、
特定任期付職員の期末手当の
年間支給月数の配分変更を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第9号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
会計年度任用職員の休暇の取り扱いについて、条例の一部を改正するものです。
なお、本条例は公布の日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第17号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方自治法等の一部を改正する法律の公布に伴い所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上9件、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
8 ◯議長(窪田知子君) これより議案第2号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第3号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
10 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第4号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
11 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第5号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第6号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
13 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第7号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
14 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第8号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第9号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
16 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第17号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
17 ◯議長(窪田知子君) なければ、これをもって本9件の質疑を終結いたします。
議案第2号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
18 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
19 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第2号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第3号について御意見があれば承ります。奥野議員。
20 ◯17番(奥野倫子君) 議案第3号に対して、反対の意見を述べます。
自治体職員として日野市に採用された新入職員は、これまで公務員としての心得についてきちんとした説明を受けた後、任命権者の面前において公務労働に専念する旨の宣誓書に署名することで公務員としてのスタートを切りました。
ところが、本議案は任命権者の面前における署名を省略し、署名済の宣誓書を提出することで済ませようとする改正です。入れかわりの激しい企業ほど、このスタイルをとっています。
委員会の審議では、年間を通して職員の採用があるので、その煩雑さを解消するための改正であるという説明がありました。
非常勤職員が入れかわるたびに、
任命権者面前での署名を義務づけるのは、任命権者の負担が大きいということを鑑みて、委員会では賛成いたしましたが、河内問題を捉え直す立場から軌道修正し、反対に転じることといたしました。(「おかしいぞ、委員会で賛成しただろう」と呼ぶ者あり)この服務に忠実に専念することを誓う、宣誓書に関しては(「委員会での判断は何だったんだ、一体」と呼ぶ者あり)、臨時職員については、これまでも別途定める(「いいかげんじゃないか、ちょっと」と呼び)というやり方でうやむやにされてきており、本議案のとおり
会計年度職員になってもそっくり踏襲されています。(「おい、おい、どうしたんだ、それは。何で委員会で賛成して、反対するんだ、ここで」と呼ぶ者あり)河内元副市長が臨時職員となった翌日から、(「おかしいよ」「おかしいだろう」と呼ぶ者あり)堂々と兼業を始めているわけですが、臨時職員に対しても公務員としての意識づけがしっかりとやられていれば、前代未聞の違法行為は起きなかったと思われます。(「委員会で言え、それは。反対を」と呼ぶ者あり)河内氏自身は、兼業の届けは出したと釈明しています。当時は、週3日勤務だったわけで、あいた時間を兼業しても、届けさえ出せば違法、違反とはならず兼業は可能でした。なので、当初は、河内氏の言うとおり、事業は合法的にスタートさせたものと推察されます。
しかし、河内氏が任命権者の面前で宣誓書に証明する義務のない臨時職員であり、かつ誰が任命権者なのかも不明な違法雇用でありました。その結果、本人だけでなく、監督すべき任命権者のほうも兼業を監督する意識が薄れていったと推察されます。
公務員が公務員であるためには、しっかりとした自覚を持ってもらう以外になく、その克明な意識づけの場である宣誓の儀式をなくしてしまうことによって逆に職員の入れかわりをさらに
一般企業並みに加速させてしまいかねません。
また、本議案には、災害時においては、宣誓前であっても動員を可能とする改正項目も含まれていますが、日野市の正規職員の
年間採用者数からすれば、任命権者の面前における宣誓書への署名をすることによって、何らかの支障が起きるものとは考えにくく、かつその動員対象が入れかわりの激しい
会計年度任用職員を指すのであれば、逆にきちんとした公務労働の意識づけのもとに災害動員されないことには、安心して任せることはできません。
特に、有事の際は
緊急事態宣言が発令された場合のこの
会計年度任用職員への扱いが大変気になるところです。
行政の劣化は、任命権者の手抜きから始まります。本議案はまさしくその任命権者の手抜きのためにほかならず、ますます職員の入れかわりを促進しかねないため反対の意見とさせていただきます。
なお、認識は発展する、これは社会の常識であります。委員会での態度を翻しましたが、御理解をいただきたいと思います。(「おかしいだろう。議事進行」と呼ぶ者あり)
21 ◯議長(窪田知子君)
田原茂議員。
22 ◯21番(田原 茂君)
先ほど企画総務委員長が報告したとおり、委員会では全会一致でこれは可決をしたものであります。
それを本会議で訂正に回る、反対に回る、これは
常任委員会を軽視したものであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)何のための
常任委員会なのか、
常任委員会で審議したのは何なのか、このことを強く訴えて、今後の議員のあり方として、議会の議員の一つの資質として、今後、議長をして正していきたい、正してもらいたい、正していってもらいたい、それを強く訴えて意見といたします。(「どこに根拠があるんだ」「議事進行」と呼ぶ者あり)
23 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員。
24 ◯2番(有賀精一君) 今、田原議員から、委員会で確認したということで、この場で翻すのはおかしいということを言われましたが、翻す場合も当然保障されるべきだと思います。
以上です。(「当たり前だ。言論の自由は当たり前だ」と呼ぶ者あり)
25 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「休憩しても」「休憩する必要なし」「採決」「続行でいいよ」「休憩に異議なし」と呼ぶ者あり)続行という御意見もございます。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
26 ◯議長(窪田知子君) 挙手多数であります。よって、議案第3号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
27 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第4号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第5号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第6号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
34 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第7号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
35 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第8号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第9号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第17号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
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41 ◯議長(窪田知子君) これより議案第10号、日野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定、議案第16号、日野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第33号、東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔民生文教委員長 登壇〕
43 ◯民生文教委員長(大塚智和君) 初めに、3月23日開かれました民生文教委員会におきまして、委員長に私、大塚智和、副委員長に森沢美和子委員が当選されましたことを御報告申し上げます。
それでは、民生文教委員会に付託をされました3議案につきまして審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第10号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るため、所要の改正を行うものであります。
なお、本条例は公布の日から施行するものであります。
本議案につきまして、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第16号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方自治法等の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものであります。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものであります。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第33号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、東京都後期高齢者医療広域連合規約に定める関係区市町村の負担金に関する項目を変更するものであります。
なお、本規約は令和2年4月1日から施行するものであります。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上3件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
44 ◯議長(窪田知子君) これより議案第10号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
45 ◯議長(窪田知子君) なければ、議案第16号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
46 ◯議長(窪田知子君) なければ、議案第33号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47 ◯議長(窪田知子君) なければ、これをもって本3件の質疑を終結いたします。
議案第10号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
48 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
49 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第10号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
50 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
51 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第16号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
53 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第33号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
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54 ◯議長(窪田知子君) これより議案第11号、日野都市計画事業豊田南土地区画整理事業施行規程を定める条例の一部を改正する条例の制定、議案第12号、日野都市計画事業万願寺第二土地区画整理事業施行規程を定める条例の一部を改正する条例の制定、議案第13号、日野都市計画事業西平山土地区画整理事業施行規程を定める条例の一部を改正する条例の制定、議案第14号、日野都市計画事業東町土地区画整理事業施行規程を定める条例の一部を改正する条例の制定、議案第15号、日野市が管理する道路の構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
55 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔環境まちづくり委員長 登壇〕
56 ◯環境まちづくり委員長(清水登志子君) 初めに、3月23日に開かれました環境まちづくり委員会におきまして、委員長に私、清水登志子、副委員長に白井菜穗子委員が当選されましたことを御報告申し上げます。
それでは、環境まちづくり委員会に付託されました5議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第11号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、土地区画整理法施行令の一部が改正されたことに伴い所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第12号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、土地区画整理法施行令の一部が改正されたことに伴い所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第13号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、土地区画整理法施行令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第14号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、土地区画整理法施行令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
主な質疑といたしましては、1、今回の法改正によって権利者にどのような影響があるのかなどでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第15号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、道路構造令の一部を改正する政令の施行に伴い新たに自転車通行帯が規定されたため、所要の改正を行うものです。
本条例は公布の日から施行をするものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上5件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
57 ◯議長(窪田知子君) これより議案第11号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
58 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第12号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
59 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第13号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
60 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第14号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
61 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第15号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62 ◯議長(窪田知子君) なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。
議案第11号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
64 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第11号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
65 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第12号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
67 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
68 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第13号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
70 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第14号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
71 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第15号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
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73 ◯議長(窪田知子君) これより議案第25号、令和2年度日野市一般会計予算の件を議題といたします。
本日、一般会計予算の会派代表者による意見の際に手話通訳者が入っておりますので、よろしくお願いをいたします。
一般会計予算特別委員長の審査報告を求めます。
〔一般会計予算特別委員長 登壇〕
74 ◯一般会計予算特別委員長(近澤美樹君) 令和2年度一般会計予算特別委員会の審査報告を申し上げます。
議案審査に入る前に、委員長、副委員長の互選が行われ委員長には私、近澤美樹、副委員長には峯岸弘行委員が当選いたしました。
一般会計予算特別委員会の日程は3月16日、17日、18日の3日間開催され、令和2年度予算に対し、延べ35人の委員から質疑や行政への提言、指摘が活発に行われました。
予算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたりお疲れさまでした。おかげさまをもって、慎重審査ができましたことに対し敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って予算内容の説明に当たられた市長初め、関係各位に対し、厚くお礼を申し上げます。
次に、審査方法及び審査日程を協議し、審査に入りました。
令和2年度日野市一般会計予算の原案は、歳入歳出おのおの683億円であり、前年度と比較して5億円、0.7%の減となっています。
審査の順序は、歳入全般の審査、そして歳出を議会費、総務費、民生費、衛生費、労働費、農業費、商工費、土木費、消防費、教育費、公債費、諸支出金、予備費の順に審査をいたしました。
主な質疑を申し上げます。次のようなものがございました。
まず、歳入全般についてです。
1、使用料の改正が可決されたが、交流センターなど市内施設の利用者ニーズはふえているのか。2、森林環境譲与税について、令和2年度の活用方法について問う。3、使用料、手数料の改定によって市民負担の増額分について問う。4、都市計画税の値上げの影響額について問う。5、令和2年度の地方交付税、臨時財政対策債の積算について問う。
次に、議会費、総務費についてです。
1、東京2020オリンピック・パラリンピックの採火式について、どのような取り組みで実施するのか概要について問う。2、
SDGs未来都市推進事業の官民連携の取り組みについて問う。3、第3次男女平等行動計画の成果について問う。4、公契約条例に基づき、業務委託についても検討が始まっていると思われるが、どのような業務を対象とするのか。また、どのくらいの事業を対象とするのか現在の検討状況を問う。5、一般職での採用において、障害者雇用は継続されているのか問う。6、令和元年度の実質収支の見込み額について問う。
次に民生費についてです。
1、障害者差別解消推進経費の合理的配慮助成金の内容と根拠について問う。2、入浴事業廃止による代替措置について問う。3、在宅人工呼吸器使用者災害時支援事業補助金の概要と対象について問う。4、老人と高齢者の文言に対する市の見解を問う。5、子どもの医療費無償化のシミュレーションはできているのか。6、扶助費は増加しているが、ケースワーカーの現状を含め体制は整えられているのか。
次に、衛生費、労働費についてです。
1、オスプレイの騒音と危険な飛行実態の把握について問う。2、喫煙マナーアップ経費において、豊田駅と日野駅の現状のマナーアップの取り組みと今後の喫煙スポットのあり方について問う。3、新型感染症緊急対策経費の中身について問う。4、母子保健事業経費において市単独として不妊治療の助成制度を考えているのか。5、プラスチック類資源化施設運営経費における建設費に対する費用対効果について問う。
次に、農業費、商工費、土木費、消防費についてです。
1、ふれあい橋補修設計業務委託料における今後の補修計画について問う。2、商工金融対策経費において、今回の新型コロナの影響による事業者の売り上げ減少における支援策について市の考えはあるのか。3、全国消防操法大会出場に向けて、今回予算化された金額のほかに準備されている経費はあるのか。4、浅川の河川改修について、現状でどういう計画になっているのか、京浜河川事務所への働きかけについて問う。
次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費についてであります。
1、小・中学校体育館のエアコン設置と学校トイレの進捗状況について問う。2、休校により約1カ月おくれた学習分をどのようにして取り戻すのか。3、休校に伴い、学校給食も停止しているが、市内学校給食納入業者数と現状を問う。4、学校司書の支援を行うチームを立ち上げてほしいが市の考えを問う。
以上のような質疑がありました。
続いて総括質疑を行い、この中で、1、新型コロナの影響により市内中小事業者に対し今後市として経済支援など、どのような対応を考えているのか。2、区画整理会計への繰出金について問う。3、財政非常事態宣言を発して市民に負担を与えることは許されることではないと考えるが市の見解を問う。4、今後のさらなる行財政改革の推進について問う。5、新型コロナ対策についての情報の発信の工夫が足りないのではないかという質疑がありました。
その後、意見表明になるわけですが、慣例により、各会派代表等により、本会議で行うということの確認をいたしました。
次に、原案の採決を行い、挙手多数で議案第25号、令和2年度日野市一般会計予算は可決すべきものと決しました。
以上、審査報告といたします。
よろしく御審議のほど、お願いいたします。
75 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥野倫子議員。
〔17番議員 登壇〕
77 ◯17番(奥野倫子君) 是々非々の立場から、本予算を俯瞰的に見た場合に反対する理由はありません。
大坪市政のバランスのよさを端的に示すならば、日野市の借金から貯金を引いてなお残る借金について市民1人当たりで割り返した数字を比べると、30年前の森田市長のころが約8万8,000円、20年前の馬場市長時代、平成10年に約12万8,000円、それから10年後の平成20年、馬場市長時代に約14万4,500円と、馬場市長は二度にわたり非常事態宣言をしたにもかかわらず借金をふやし続けました。貯金が底をついたと大騒ぎをして、日野市独自の福祉施策を切り捨てる一方で、土木建設予算は聖域としたために福祉で借金を潰したとあれだけ森田市政を攻撃しておきながら、みずからはその借金をさらにふやしたのでした。
ところが、その市民1人当たりの借金は、大坪市長が予算編成をした平成26年から平成30年までの5年間については、毎年11万円を切っています。そして本年、財政非常事態宣言が出されましたが、同時に3・4・24号線の工事延期も決定されており、優先順位を明確にすべきという野党からの指摘をしっかりと踏襲した予算編成と言えます。
予算編成に関しては、大坪市長の裁量権が発揮できるため、柔軟性に富み、健全であると評価できますが、逆に馬場市長を100%踏襲すると宣言している行政運営においては未熟さから脱皮できておりません。
民間委託の拡大、使用料、手数料の値上げ、補助金、助成金の不適切な支給、クリーンセンターに見られる住民合意の無視といったその行政手法については課題が満載であり、民主主義とコンプライアンスの徹底が求められます。
私は、これまで予算に反対する理由として、予算の中身よりも民間委託や公費化といった手法のほうを問題視してきましたが、昨年から個々の予算を見て判断し、予算に含まれる矛盾が1%を超えない範囲において賛成する方向に切りかえました。今後1%の矛盾をもって、予算全体に反対するという態度をとることはありません。
市長には、河内問題としっかりと向き合っていただき、馬場市長から引き継いだ間違った手法との決別を求めます。
以上、令和2年度一般会計予算への賛成を表明させていただきます。
78 ◯議長(窪田知子君) 森沢美和子議員。
〔3番議員 登壇〕
79 ◯3番(森沢美和子君) チームひのを代表いたしまして、議案第25号、令和2年度一般会計予算について賛成の立場で意見を申し上げます。
理由は、市民生活に影響を与えないよう苦肉の策で都市計画道路3・4・24号線の休止の判断をされ、昨年並みの予算計上をされたこと。財政が厳しい中、工夫された予算であると判断したためであります。
コロナ感染防止のため議会2週間の休会、その直後であった一般会計予算特別委員会が日野市の財政、コロナ対策、元副市長問題、三つの非常事態の中で市が決定した対応については多くの市民の意見や要望が各議員に届けられていたため、その生の声が伝えられたことは大変意味のある予算審議でした。
市民の方からいただいた声を委員会にて提案いたしました。検討したいと答弁をいただいたことをお知らせすると、次のような声をいただきました。
教育委員会から紙1枚のお知らせで全てが始まり、何の法的根拠もない中で事が動き、コロナだから、非常事態だから仕方ない雰囲気の中でいつの間にか大切なものが崩されていました。何をすべきなのか、何が大切なのか、気づきを与えられたような気がします。受けとめてくださりありがとうございました。日野市の子どもたちが大切な子ども時代を有意義に過ごせるように、日野市が日本に誇れる自治体になるように私もできる範囲でかかわっていこうと思いました、という内容でした。
自己責任論から脱却し社会全体で支え合う安心の仕組みを構築していく、それが私たちの役割だと思います。批判するのではなく、社会の状況の変化を踏まえて、お互いに分かち合うこと、一人ひとりが豊かさを実感できる関係づくりのために、今後も、市民と議員と行政とともに励んでいきたいという思いを最初に述べさせていただきます。
一般会計予算案についての意見です。
第5次基本構想、基本計画の七つの主要施策と、まち・ひと・しごと創生総合戦略の四つの基本目標を限られた財源で有効活用するという予算編成を理解した上で新規主要施策を見ていくと、人権尊重のための多文化共生社会の実現、子ども包括支援センター機能のスタート、障害者差別解消に向けた取り組みなどの福祉施策、台風19号の教訓を生かした災害対策など市民の安全と安心の生活支援とこれまでの市民の不安や課題を解消する内容が多岐にわたっています。
非常事態であっても市民の権利と義務を遂行するための予算分配であること、個人の尊厳が守られ、健康で文化的な生活が送れるための施策に財源が使われているのか。その上で、市民の暮らしを守り抜く、排除と分断を乗り越える、誰一人置き去りにしない方向を示し、市として決定したことが市民に届き、理解を得ることが求められます。
一般会計予算683億、歳出予算の半分を占める民生費から意見を申し上げます。
人が生まれてから一生を過ごしていく家庭を支える重要な財源であり、現代の格差社会の背景からも年々増加傾向、款別歳出では唯一右肩上がりです。切れ目のない支援の提供とは人生の時間軸としての切れ目がないこと、そして誰一人取り残さない人とのつながりに切れ目がないことの両方が求められると思います。民生費の43%を占める児童福祉費のうち、扶助費が71%あります。児童手当や医療費助成、施設型給付となった保育料が占めています。子育て世代へは一律な分配が予算上でも多く示されています。
時代背景は変わり、さらに個別ニーズに応じた支援が必要となってきます。子どもが輝くまちをつくっていくために、例えば命を守るための業務を行っているソーシャルワーカーは各家庭や子どもの変化に気づきやすいのではないでしょうか。新たなニーズに対応できる事業展開のためには千差万別の市民の声に全部対応するのは難しいですが、聞こえない声に耳を傾ける謙虚な姿勢こそ大切です。医療的ケア児を初めとする声の届かないニーズの実態調査や個別支援につながることを期待いたします。
委託料について、財政非常事態宣言は、貢献されている市内事業者は不安を感じなかったのか心配なところです。限られた委託料の中で創意工夫をしながら、市民のニーズを受けとめる役割を担っています。民間でできないことはしっかり市で責任を持つ、今後の子ども施策がさらに市民や事業者の要望に対応できることを期待いたします。
障害者差別解消推進条例の4月の施行に合わせ、事業者等の合理的配慮の義務化と小規模事業者への経費の一部助成の告知がされています。100万円の予算計上については、それが適正なのか予測はできません。多くの差別解消事案が過重な負担ということになってしまわないか心配です。1年目の反応を見ていただき、結果、要望したくてもできなかった事業者はなかったのかなど検証を求めます。
高齢化が年々進んでいく中で、老人福祉費は91%が介護保険と後期高齢者の繰り出しです。介護保険制度は国の意向で予防重視型に傾いています。本当に必要な方に手厚い介護をすることが、市民ニーズを満たしていると思うところです。
予防事業を提供され、どんなに努力をしてもいつかは介護を必要とするときが来てしまう現実です。本当に使いたいときに認定の条件が厳しく利用できないため、50代の介護離職者もふえています。そのような高齢者の多様なニーズを受け入れるため、相談や要望があったときに柔軟に対応できる一般財源の確保が必要と考えます。切れ目ない支援の提供として、若者のニーズの把握を求めます。未来への投資は積極的に財源を活用すると市は言っています。大人の発達障害などの支援も今後必要と感じます。
続いて、総務費です。
男女平等推進費について20年前の男女共同参画都市宣言、男女平等基本条例の策定、第3次男女平等行動計画など実効性を感じません。第4次計画は、本格的な女性の参画に取り組んでいただくことを望みます。
昨今のコロナ感染防止のための外出自粛など規制が延長されています。DV被害に苦しむ方の現状は厳しくなってきています。阪神淡路や東日本震災時の調査では、ふだんの生活が奪われる災害の避難期間が長期化するにつれて暴力で不安を解消させる行動が増加するという報告があります。この現状を御理解いただき、対等な関係になれる取り組み強化を期待いたします。
続いて、土木費です。
道路、橋梁、街灯などは全ての市民の生活環境に密着しています。昨日の突然の積雪と倒木による市民への影響被害など、環境により市民の気持ちも生活パターンも大きく左右されます。市民生活に寄り添えるよう流動的な対応をお願いしたいところです。
教育費についてです。
第3次日野市学校教育基本構想の取り組みは、大変評価できるものです。全ての命が喜びあふれる未来をつくっていく力、一人ひとりの個性を大切に、全ての子どもが自己肯定感を持って社会へ羽ばたける教育を期待いたします。それを実行するためには、教員の力量が大きく左右します。学校における働き方改革と相互に連動できる取り組みが求められます。
最後に、財政再建計画について申し上げます。
企画立案は実務者である職員の声を反映するため、ボトムアップ体制でお願いしたいところです。適正な財源の使い方こそ、直接市民と接している実務の担い手が一番わかっていることではないでしょうか。
職場内にも声を上げられない方たちがいる。聞こえない声に耳を傾ける謙虚な姿勢と体制づくりを期待いたしまして、令和2年度一般会計予算賛成の意見とさせていただきます。
80 ◯議長(窪田知子君) 中野昭人議員。
〔16番議員 登壇〕
81 ◯16番(中野昭人君) 日本共産党市議団を代表して、新年度の予算案に反対する立場から意見を申し上げます。
まず、新年度の市政運営、予算執行で問われる二つの問題について指摘をさせていただきます。
第一に、3月1日付、広報ひので発表された財政非常事態宣言についてであります。
財政非常事態宣言は、新年度の市政運営や予算執行を土台で規定する重大な意味を持ち、それだけにこの宣言をどう捉えるか、その評価と問題点を明確にすることが必要だと考えるものです。
広報ひのの見出しにもあるように、市はこの20年余りでの間で3度目の財政非常事態宣言を出すことになりました。過去二度にわたる宣言は、いずれもその後の市民負担増とサービス切り下げを強力に推し進める最大の根拠とされました。それだけに、今回の3度目の宣言を発表したことに対し市民の中からはまた負担がふえるのか、これ以上、何を我慢せよというのか、3度も非常事態宣言を出して日野市の財政運営は一体どうなっているのかなど不安とともに不信や疑問も広がっています。
市民の所得、暮らしの体力は20年前、10年前、そして現在と年々減少し続けているのが実態です。さらに、この間の新型コロナウイルスの感染拡大、経済の急激な悪化で市民の不安はさらに大きく広がり、暮らしの実態はかつてなく深刻なものとなっています。そうした中での財政非常事態宣言は、日野市に頼るな、自助努力で、とさらに市民を追い詰めるメッセージとして作用することは明らかです。
そのことを指摘した上で、宣言の具体的問題点を以下3点にわたり指摘するものです。
一つに、押さえておくべき点についてですが、財政非常事態と言いますが、総務省のいわゆる各種財政健全化の指標はおおむね健全段階にあり、多摩26市の中でも中位であると市自身が評価している点にあります。
二つに、市は2021年度以降の予算組みが困難になってくるということを強調していますが、その原因が何なのか、国による地方財源の収奪や社会保障関連経費の増大は多摩26市どこも共通しているのに、なぜ日野市だけ困難に陥るのか、原因の分析、究明がなされていません。
党市議団は、日野市固有の財政構造上の問題点は多摩26市の中で3位など、上位に位置している投資的経費、公共事業費の増大にあり、ここにメスを入れることが必要だと考えるものです。
三つに、党市議団は投資的経費、公共事業費の増大を懸念し、繰り返し指摘をしてきました。総事業費25億円とされた3・4・24号線の道路整備や総事業費36億円の南平体育館の建て替え事業に対して、切実な暮らしや教育の課題に応えることを求めながら、財政的な見地からも進めるべきではない、再検討すべきだと求めてきましたが、(発言する者あり)市はこれを押し切って進めてきたわけであります。市の財政運営上の責任は、大変重いと言わざるを得ません。
以上この宣言には一片の道理もありません。きっぱり解除、撤回して市民の不安に寄り添い、暮らしと営業を全力でサポートする市政運営を行うべきだと考えます。
新年度の市政運営、予算執行で問われるいま一つの問題点は、新可燃ごみ処理施設の本格稼働を前に、さらに住民の怒りを広げ行政への信頼を壊すような市政運営が進められようとしていることです。
ごみ広域化をめぐる一連の経過は、ごみ行政への住民の信頼を失い、行政不信を増大させる連続でした。平成25年11月に行われた住民説明会で、市長がごみ広域化は地元合意より公益性が高いとして前に進める方針を決定し、住民の信頼を裏切る判断をしたことによって、その後のさまざまな課題、基本設計づくりから工事着工、搬入路整備問題、公害防止に関する取り決めまで全ての課題を住民との話し合いや住民参加で進めることが困難となり、強行に次ぐ強行で住民の怒りを広げる悪循環を重ねてきたのです。
そして、新年度予算案では、地元住民のための環境整備を主たる目的とし、その使途は地元住民の合意で決めるはずの周辺環境整備費を、地元住民、自治会の合意も得ず、説明さえまともに行わずに、南平体育館の建て替えという他の地域の施設づくりに流用する財源が提案がなされるに至っています。周辺環境整備費のこんな使い方を認めれば、地元住民の信頼回復や協力関係の再構築は決定的に困難な事態に陥りかねません。断じて認めるわけにはいきません。
以上2点を、新年度の市政運営に関する基本的問題点として指摘をし反対するものです。
次に、新年度予算案それ自体の問題点を以下2点に絞り指摘をさせていただきます。
第一に、五小学童クラブや南平小学校給食の民間への業務委託が提案されていることであります。
この間、両事業とも民間委託が進められてきていますが改めて立ちどまって再検討すべきだと考えます。
今年度、学童クラブ連絡協議会から委託された学童クラブの実態について厳しい指摘、要望がなされています。連絡帳を毎日確認して返事、コメントが欲しい、おやつのときにアレルゲンを含む食べ物を誤って提供された、学童職員の怒声がひどいなどなど子どもの健康や人権にかかわる重大な指摘となっています。これらの事項は、市自身がつくっている学童クラブの民間活力の導入に関する運営業務要求水準書や学童クラブ職場マニュアルにも規定されていることであり、本来あってはならないことであります。
質疑に対して市は、事業者の本部を呼んで改善を求めたと説明しましたが、原因究明や再発防止策などはとられ、しっかり是正されているのか厳しく問われる問題です。
こうした問題の解決を暖昧にしたまま、何事もなかったかのように次の委託を予定どおり進める、そうした対応こそ厳しく戒めなければならないはずです。立ちどまってしっかり検証することを求めます。
第二に、カワセミ商品券の休止についてであります。
第5次行革の一環として新年度から新・カワセミ商品券が休止されることとなっています。しかし、深刻な広がりを見せる新型コロナウイルス対策の影響に関する市のアンケート調査によると、既に影響が出ている事業者が60%、今後出る可能性があるが35%と、ほぼ全ての事業者に深刻な影響が出てきております。また、どのような影響が出るかのトップは売り上げの減少となっています。
今、市はこうした売り上げの減少に不安を抱える市内事業者、商店、商店街に対して積極可能な支援に緊急に取り組むべきであります。国や都、そして日野市による財政出動が市内商店や商店街での消費につながる、カワセミ商品券事業の再構築を図り早急に実施に移すべきでだと考えます。市内循環型の消費、経済システムをつくって商店、商店街を支援することを重ねて強く求めるものです。
次に、切実な市民要望、まちづくりをめぐる課題を踏まえ、何点かにわたり要望させていただきます。
まず、小学校体育館エアコンの早期設置、トイレの早期改修についてであります。
町田、稲城、府中など多摩地域でも小学校体育館へのエアコン設置を進めてきています。日野市でも教育、防災両面から位置づけを行い、エアコン設置を具体化することを求めます。トイレ改修については、前倒し速やかな改修完了を求めるものです。
次に、学校司書についてであります。
新年度から、学校司書が教職員とほぼ同じ勤務時間となるフルタイム会計年度任用制度職員の処遇となることは前進で評価をするものであります。また、学校司書の配置によって読書活動で非常に成果が上がったことなども明らかにされました。速やかな全校配置を求めたいと思います。
保育園待機児問題についてであります。
新年度の認可保育園希望者は1,161名で、前年度に比べて237名減少しました。しかし、新規開設がなく受け入れ枠そのものも減ったために40人近い待機児が出る可能性が生まれています。さらに新年度は、新型コロナ対策による経済景気の急激な悪化で保育需要が増大することが想定されます。市は、認可保育園の必要量は確保されているとの認識を改め、認可保育園の新規増設に足を踏み出すべきであります。
ミニバス等公共交通の充実へ向けた課題についてであります。
市はミニバス旭が丘循環路線の見直し検討に当たって、予算限定の範囲内で二者択一を迫る手法でアンケートを実施しました。予算の範囲内で市民の声を聞くなどという手法は、市民参加、市民協働とは対極にあり、住民自治に基づく地方自治を否定するに等しいやり方であります。是正を求めるものです。
ミニバスの増便、市立病院へのアクセス改善、交通空白地域対策など市民の切実な要望に正面から応えた予算措置を行い、拡充を図ることを強く求めます。
要望の最後に、ジェンダー平等、性の多様性を尊重し保障するまちづくりの課題についてです。
ジェンダー差別、多様な性における差別などあらゆる差別を解消していく土台は、啓発と学習であり、互いに理解を広げていく営みが極めて重要だと考えます。
新年度は本格的にそうした学び合いと交流の場や機会をつくり理解を広げつつ、パートナーシップ宣言など具体的な政策、制度をつくっていくことを提案していきたいと思います。
最後に新年度、市政が直面する緊急、切実な課題について3点にわたり提案をさせていただきます。
第一に、新型コロナウイルス対策をめぐる課題についてです。
感染拡大の中、市民の中に不安が広がっています。適切正確な情報提供とともに、医師会、健康課、市立病院が連携をとり、医師の判断のもと迅速に市立病院でのPCR検査が行えるよう市の積極的イニシアティブを重ねて求めるものです。
また、小・中学校の休校、外出の自粛要請の中で市民の雇用、賃金、生業がかつてなく日々深刻な状況に追い込まれつつあります。
国による所得補償を求めながら、市として最大限の支援を行うよう強く求めるものです。
第二に、新年度も心配される台風豪雨災害をめぐる対策についてです。
日野の地形的特徴と昨年の台風被害の教訓を踏まえ、一つに、浅川などの河川氾濫防止へ堤防の強化などの河川改修を国へ強力に求めることとともに、丘陵地の土砂崩れ防止へ向けた取り組みを進め災害予防の対策を協力に推進すること。
二つに、昨年発生した石田地域における内水氾濫や新井交差点での汚水噴出被害などを繰り返さない手だて、対策を抜かりなく講じること。
三つに避難や避難所をめぐる課題について必要な予算をとって改善を図っていくこと。
この3点を改めて求めておきたいと思います。
第三に、河内元副市長をめぐる問題についてです。
実態解明が進む中で、河内元副市長の税金負担分を補填するために組合が独自に証明書なるものを発行し、確定申告の際に軽減措置に使われていたことが判明しました。証明書が公文書として適切なものか、公文書偽造、脱税さえ疑われる事態です。(「そうだ」と呼ぶ者あり)
また、工事入札をめぐっては、2者による99%以上の独占落札が繰り返し行われていたことも判明しました。入札談合が疑われる事態です。日野市、そして議会挙げて真相究明に総力を挙げ、断固とした法的措置をとっていくこと。また、そうした結論を踏まえて、責任を全面的に明らかにしていくことを求めるものです。(「そうだ」と呼ぶ者あり)
また、この問題は日野市行政への信頼とともに区画整理事業そのものへの信頼も根本から揺らいでいる状況です。全面的な解明と検証を行い、法と道理に立った是正を行い、地権者、市民とともに解決を図っていくことを心から求めておきたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
以上、提起し、反対の意見とします。
82 ◯議長(窪田知子君) 馬場賢司議員。
〔20番議員 登壇〕
83 ◯20番(馬場賢司君) 公明党を代表いたしまして、令和2年度一般会計予算の原案に賛成する立場で意見を申し述べさせていただきます。
日野市の令和2年度一般会計予算は683億円で、前年度当初予算と比較して5億円、0.7%の減額となっています。
この令和2年度の一般会計予算及び重点施策等について主要な部分につきまして触れさせていただきます。
まず、SDGsの推進についてです。
令和2年度の重点的な取り組みとして、日野市まち・ひと・しごと創生総合戦略と日野市第5次基本構想、基本計画が終期になることに伴い、次期長期ビジョンである(仮称)2030プランが策定されてまいります。
その中では、我が党が強く要望してまいりました誰一人取り残さない社会を目指す
SDGs推進の取り組みとして、官民連携パートナーシップ推進業務などが進められます。市内の事業者や団体にプラスチックごみやフードロスの削減など、
SDGsの達成に向けたそれぞれの取り組みなどを市が認証、広報する事業、(仮称)
SDGs取組宣言認証制度の検討なども含め、
SDGs行動開始の令和2年度、東京都唯一の
SDGs未来都市としてふさわしい積極的な取り組みを推進していただきたいと思います。
次に、防災対策の強化についてです。
昨年の台風19号の教訓を生かした災害対応が求められている中で、電柱及び公共施設等を中心に浸水深を洪水標識として表示する取り組みが進められます。市民の皆様に災害に備えていただく取り組みとして、今後ぜひ周知についてもお願いしたいと思います。
また、同じく昨年の台風19号では約8,600人の皆様が避難された中、避難所の設備、備蓄の強化などに向けて地域防災計画の改定作業が進められます。市民の皆様が安心できる避難所の運営体制を目指していただきたいと思いますし、今後浸水が想定されるエリア内にも避難所を設置する垂直避難の検討についても要望しておきたいと思います。
また、災害時に避難場所になる学校のエアコン設置については、我が党の強い主張に対して国や東京都の補助制度も活用され、いよいよ中学校8校のうち二中、七生中、三中、大坂上中にエアコンが設置されてまいります。残りの中学校4校についての設置と、また今後は小学校においても検討を進めていただきますようお願いしたいと思います。(「一緒にやろうと言ったじゃないかよ」と呼ぶ者あり)
次に、地域包括ケアシステム構築の中で、フレイル予防事業推進について触れておきたいと思います。
人生100年時代を迎え、健康寿命を延ばす取り組みがさらに重要視されている中で、従来の介護予防教室が再編、拡充され、フレイル対策事業として開始されていきます。フレイルは早い時期にその兆候を見つけ、適切な治療や予防に取り組むことにより、健康な状態に戻すことができる、今後の高齢社会の中で重要な施策であります。フレイルに対する市民の皆様の関心を高めていく取り組みを進めていただきたいと思います。
次に、4月からは、障害者差別解消推進条例が施行されます。市民の皆様や事業者の皆様への周知や研修、合理的配慮を実現する小規模事業者に対する環境整備の支援など取り組みを進めていただきたいと思います。
次に、子育てや教育の施策についてです。
子どもの放課後の居場所支援として、夏休み期間のスーパーひのっち「なつひの」については、滝合小学校と平山小学校の2校で新たに開始され、14校での実施となります。残りの3校についても早期に実現できるよう求めます。
全ての子どもの健やかな成長を切れ目なく支援する(仮称)子ども包括支援センターについては、健康課都市保健部門と子ども家庭支援センターが一体になることで、対象となる妊産婦に、より近づいた支援をすることが可能になり、産前産後ケア事業についても今以上に積極的な利用を促し、必要な妊産婦に的確な支援が届けられることを期待するものであります。妊娠、出産から子育て期、学齢期までを、保健医療と福祉、さらに学校などの関係機関が連携した、切れ目ない支援の充実に期待したいと思います。
また、学校トイレの改修については、東京都の補助制度なども有効的に活用され、洋式化などの簡易的改修も進められます。今後は、まだ改修されていない校舎のトイレ改修とともに、体育館または体育館周辺のトイレについても改修を進めていただきたいと思います。
次に、ごみ減量につなげる第2次ごみ改革についてです。
いよいよ令和2年度は、日野市、国分寺市、小金井市、3市共同の新可燃ごみ処理施設及び日野市単独のプラスチック類資源化施設が本格稼働いたします。ここに至るまでの間、特に地元地域の皆様からの多大な御支援、御協力をいただき、ようやく本格稼働までたどり着くことができたと強く感じます。どうか、引き続き、周辺地域の皆様としっかり連携をしていただくことも含め、さらなるごみの減量の取り組みなど、市のごみ行政発展に向けて、力強く取り組んでいただくことを求めておきたいと思います。
次に、空き家対策です。
市では、空き家対策の条例を平成29年1月に施行し、対策が総合的に進められている中で、これまで制度設計が行われてきた(仮称)空き家の学校が開校されてまいります。今後の取り組みに期待いたします。
次に、南平体育館については、市民の森ふれあいホールとともに、日野市のスポーツ、文化の二大拠点として、そして、南部地域の主要拠点としても建て替えが求められております。
市民の皆様のスポーツ活動の充実及び健康事業等を推進していくため、さらに防災機能が強化された拠点として、建て替えに向けた取り組みを前進していただきたいと思います。
以上、いずれも市民の皆様からの切実な願いに応える施策であり、評価するものであります。予算成立後の執行に当たっては、より一層、市民の皆様の期待と負託に応えられるよう、全力を尽くしていただきたいと思います。
それでは次に、今後の市政運営について意見を述べさせていただきます。
このままでは、持続可能な財政運営が困難である状況を踏まえ、このたび、財政非常事態宣言が示されました。令和2年度の予算編成においても、少子高齢化の進展による社会保障関連経費の増加、老朽化した公共施設の改修、
会計年度任用職員制度への対応を行ったことなどにより、財政調整基金の残高が前年度と比較して半減しており、今後、持続可能な行財政運営を行っていくための行財政改革を力強く実行していくことが求められております。
今後の行革の中では、働き方改革、業務のあり方の見直し、また、事業によっては本当に市として継続をして行っていくものなのかどうか、こうしたこともしっかり見きわめていただきながらの行財政改革を強く要望しておきたいと思います。
そして、ますます加速していく高齢社会の中での高齢者の皆様の支援、さらには、子育てや子ども関連の新しい行政需用の実現を支える財源を確保していくため、今後、第6次行財政改革実施に向けては、今までにない大胆な改革の実施を強く求めておきたいと思います。
また、昨年、明るみに出た市立病院内のハラスメントの問題や元副市長の兼業の問題については、全て組織ガバナンス問題が根底にあるように思います。今後、必要な処分については断行していただき、また、必要な組織改革をしっかりと行っていただくことを強く求めます。(「疑惑究明されてないぞ」と呼ぶ者あり)
最後に、新型コロナウイルスについては、世界的に感染が拡大しており、国際社会が深刻な危機に直面する中、我が市としても、感染の拡大抑制に一段と力を入れていかなければなりません。市民の皆様への感染拡大阻止、安全確保、そして生活の影響を防ぐための支援を最優先に対応することを、また、市職員の健康を守り行政機能を停滞させないことを強く要望いたします。
以上、今後、さまざまな課題、難題の解決を実行し、真に市民の皆様に安心していただくとともに、信頼される市政運営の実現を強く求め、公明党を代表しての意見といたします。
84 ◯議長(窪田知子君) 奥住匡人議員。
〔13番議員 登壇〕
85 ◯13番(奥住匡人君) 議案第25号、令和2年度日野市一般会計予算に、自民党日野を代表して意見を申し上げます。
令和2年は、財政非常事態宣言の発令、新型コロナウイルス感染拡大、東京2020オリンピック・パラリンピック開催延期決定と、非常事態でのスタートとなりました。
新型コロナウイルスでは、2月22日に市内初の感染者が出て以降、小・中・高・特別支援学校の臨時休校、各種イベントの中止延期、学童クラブや、ひのっち、児童館、校庭開放の運用、さらには卒入学式の縮小開催など、市民に多大なる影響を与え、市では対応に追われています。
3月25日に1日の都内感染者が41人、翌日には47人に達し、感染爆発、重大局面、週末の外出自粛が求められるなど、極めて重要な局面を迎えております。世界経済や国内景気が急速に後退局面に入るのではとの危機感が高まる中、アメリカでは国内総生産の1割に相当する2.2兆ドル、約240兆円という未曽有の大規模対策が成立、日本でも56兆円以上の過去最大規模の経済対策の検討に入っております。
日野市にあっても、大打撃を受けている商工の業者へのサポートはもとより、相談窓口の開設や、多摩地域でも特筆した融資あっせん制度が導入されるなど、対策が講じられています。コロナウイルスに打ち勝つために今求められているのは、大胆な財政出動であり、市長の決断であると言えます。
コロナウイルスの感染対策やオリンピック・パラリンピックの延期により、今後は流動的な対応が求められるところでありますが、令和2年度の当初予算総額は、前年度比5億円減の683億円が計上されています。個人市民税は主に人口増の要因から7,867万円増の134億8,856万円、法人市民税は一部国税化や企業の業績不振などの影響から、6億7,762万円減の14億2,100万円となり、例年増加傾向にあった予算は、平成29年度以来3年ぶりに縮小されています。
財政非常事態宣言の発令を機に、まちづくり全体を拡大基調の経済を前提としたものから、身の丈にあったものへ体質を改めるとのことですが、財政難を理由に政策が後退されることがあってはなりません。2030年に日野市がどうあるのか。(仮称)2030ビジョンに、はっきりとした未来像を打ち出さなければならないことを申し添えておきます。
人件費、扶助費、公債費などの固定費への支出により、平成30年度の経常収支比率は100%に達しています。令和2年度の予算は、臨時的経費に係る費用75億円を、ようやく35億円の市債と40億円の基金の取り崩しで拠出したものであり、財政調整基金の25億円繰り入れの結果、残金は14億円で、市民1人当たりにすると26市中ワースト1の7,259円となっております。
多摩地域での財政運営は、日野市と同様厳しい状況にあります。多摩の26市中10市は、経常収支比率100%以上にあり、待機児童対策や高齢化に伴う扶助費の増加、公共施設の更新などにかかる普通建設事業費を押し上げております。
経常収支比率100%を超える羽村市では、市長から部長までの給与カットを初め、市役所の光熱費、消耗品購入費、外郭団体や町会、老人クラブへの補助金を、前年度よりも一定率削減しております。
日野市においては、市長、副市長、教育長、三役による給与削減326万7,000円、証明等の手数料や施設使用料の見直しによる2,080万円の財源確保、事業の廃止による1,770万円の歳出削減が行われておりますが、財政健全化の見通しは、いまだ立っておりません。
過去7年間の行政評価による中止、廃止、抜本的見直しとされた事業においては、25事業中、休止、廃止に至ったのは7事業、内容の見直しが完了したのは2事業であります。その一方、いまだ見直し中になっているものや、見直しに着手していないものが16事業もあり、実施率はわずかに36%であります。聖域のない既存事業の見直しが図られるとのことですが、着実な改革、断行を求めます。
スリム化した行政への取り組みにも言及しておきたいと思います。
業務のあり方を見直し、事務の効率化を図っていくとともに、働き方改革を進めていくとありますが、
会計年度任用職員の見直しは必定であります。病院を除く
会計年度任用職員は1,203人、予算総額の人件費構成比率は17.9%となり、26市中1位、前年度比18億2,200万円増の122億3,800万円でもあります。
新年度は、五小学童クラブの民営化や南平小の給食調理業務の委託化が進められておりますが、トヨタ自動車など大手企業にあっては、未来の生き残りをかけて人件費の抑制に取りかかっており、行政としても市の財政負担が高いものを見直したり、市職員の事業やイベント等へのかかわりへの見直しなど、改革のメスを入れていかなければならないと思います。
歳出について3点、申し上げさせていただきたいと思います。
都市計画道路3・4・24号線は、財政再建の目途が立たない限り凍結がされております。緊急性、必要性、かかるコストを考慮した削減案ではありますが、多摩地域の命を結ぶ3・3・2号線、3・4・24号線整備経費は、これからの日野市の未来を担う根幹事業として位置づけなくてはならないと思います。
川辺堀之内、西平山など区画整理事業の後退もあってはなりません。日野市の未来を拓く事業として財政健全化を図り、着実な履行を求めます。
安心して住み続けられる環境の整備は、市民生活を守る上で欠かせないものであります。台風19号を教訓とした対策経費については、用水路や堰の復旧、平山六丁目地区の急斜面地崩壊対策、高幡台団地、第一緑地法面復旧が盛り込まれております。
ところが、豪雨時に危険とされる緑地は応急的な対策のみで、対策工事が未着手です。台風や豪雨などの自然災害や集中的な対策工事が必要であります。森林環境譲与税、災害復興特別交付金などの制度を活用し、安全対策の実施を求めます。
床上、床下浸水、道路冠水があった石田地域では、上田排水樋管からの逆流を防ぐため、排水ポンプ3台が準備されます。南新井における対策は、雨水が流出しても溢水しない対策、雨天時浸入水対策を更新するとのことですが、根本的な対策は講じられておりません。実際に被害に遭った市民に対し、二度と汚水があふれ出すようなことはあってはならない、との姿勢で、東京都との協議を進め、再発防止に向けた対策が行われることを強く要望をさせていただきたいと思います。
障害者差別解消推進条例が4月から施行をされます。小規模な商店でも、段差解消などの合理的配慮が可能となる助成制度が設けられます。議会にも手話通訳者が入り、障害者にも開かれた議会運営が進められているところであります。
ことし開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックは、コロナウイルスの影響で一年延期となりましたが、大会組織委員会で進める多様性、一人ひとりの違い、ダイバーシティを尊重し、異なる価値観や能力を生かし合うインクルージョンをレガシーとして根づかせることは、日野市の目指す共生社会と一致するところであります。
来年のオリンピック・パラリンピックに向けて、さらに周到の準備を実施し、心のバリアフリーにつながっていくことを期待するところであります。
以上、自由民主党日野を代表して、予算に対する賛成の意見といたします。
86 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
87 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
88 ◯議長(窪田知子君) 挙手多数であります。よって、議案第25号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって一般会計予算特別委員会関係の審査報告を終わります。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午後0時07分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時52分 再開
90 ◯議長(窪田知子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第26号、令和2年度日野市国民健康保険特別会計予算、議案第27号、令和2年度日野市土地区画整理事業特別会計予算、議案第28号、令和2年度日野市介護保険特別会計予算、議案第29号、令和2年度日野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第30号、令和2年度日野市立病院事業会計予算、議案第31号、令和2年度日野市下水道事業会計予算の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
91 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
特別会計予算特別委員長の審査報告を求めます。
〔特別会計予算特別委員長 登壇〕
92 ◯特別会計予算特別委員長(大塚智和君) 令和2年度特別会計予算特別委員会に付託をされた6議案についての審査報告を申し上げます。
令和2年度特別会計予算特別委員会は、3月19日に開催をされました。議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、大塚智和、副委員長には、池田利恵委員が当選をいたしました。
予算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたりお疲れさまでございました。おかげさまをもって慎重審査ができたことに対し、敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って予算内容の説明に当たられた市長を初め関係各位に対し、厚くお礼を申し上げる次第でございます。
まず、議案第26号、令和2年度日野市国民健康保険特別会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、新規の差し押さえ件数と過去3年間の推移について問う。2、標準保険税率と現行保険税率との差額について問う。3、多くの方に微量アルブミン尿検査を受けてもらうためのPR方法について問う。4、レセプト点検についてAI、RPAを導入することで、どのような効果があるのか。5、市として、国保加入者の暮らしぶりについて、どのように認識をしているかを問う。6、コンビニ収納について、利用者の件数の推移、利用率、1件当たりの手数料について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、低所得者に対して引き続き丁寧な配慮をお願いしたい。賛成。2、新型コロナ問題など、これまでにない対策が必要。来年度以降、値上げにならないよう要望する。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議案第27号、令和2年度日野市土地区画整理事業特別会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、川辺堀之内土地区画整理組合事業補助金について、第三者委員会の報告以降、東京都への調査の働きかけの状況について問う。2、保留地媒介手数料について、どのような目的で使用され、前年度比が倍増している理由はなぜか。3、豊田南の区画整理地から出た廃棄物の件について、その後の経過報告を求める。4、組合施行の補助金について、積算根拠を明確に教えてほしい。5、西平山地区の3・4・24号線の事業休止と西豊田駅構想断念の影響について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、地権者との話し合いをして見直しをするべき。賛成。2、代行買収における、財政上、会計上の不透明な部分や都市づくり公社との協議が調わないなどの理由により反対。などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第28号、令和2年度日野市介護保険特別会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、新年度に新たに創設される保険者努力支援交付金の交付決定がおくれているため、保険者の負担軽減のために保険者機能強化推進交付金と同額使えるという認識でよいのかを問う。2、フレイルチェック及び体力測定をしたデータの活用に課題が見受けられるが、その後の進捗について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、多くの高齢者は介護保険料の負担の大きさに苦しんでいる。自治体として値上げをせずに負担軽減の努力をすべき。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号、令和2年度日野市後期高齢者医療特別会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、減免措置を受けている方はどのぐらいいるのか。また、その理由について問う。2、負担増が続く中、負担軽減のための市の考えについて問う。などでございました。
主な意見といたしましては、令和2年度の保険料の値上げに伴い、75歳以上の高齢者に負担を強いることには賛成できない。反対。などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第30号、令和2年度日野市立病院事業会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、電気使用量が上昇している理由と、これまでの節電対策の取り組みについて問う。2、現在、どのような種別の特定認定看護師がいるのか。また、どのような働き方をしているのか。3、
会計年度任用職員の女性の割合について問う。4、新型コロナウイルスにおけるPCR検査の現状について、防護対策も含めて問う。5、DMATのために、近隣のビルの一室を借りていたということはあったのか。6、リーダーシップをとっていた元院長相談役が在籍していたときと抜けた後の相違点について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、公的な意味での医療サービスをしているので、赤字になるのは仕方がない部分はある。全部適用に向けて職員には頑張ってほしい。賛成。2、これまで積み重ねてきた業務改善やコスト削減の取り組みを分析し、短期的な財政再建計画ではなく、長期的視点も加えた上での計画となるよう要望する。賛成。3、新型コロナウイルスの対応については、人員確保など万全な体制を整えてほしい。多くの市民の要望に応えられる市立病院として引き続きの努力を願う。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議案第31号、令和2年度日野市下水道事業会計予算につきまして御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、下水道管の減価償却年数が50年という根拠について問う。2、企業会計に変わり、国と都からの補助金がふえたと見てとれるが、昨今の災害対策もあり、新年度も補助金の増額があったという認識でよいか。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上6件、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
93 ◯議長(窪田知子君) これより議案第26号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第27号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
95 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第28号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第29号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
97 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第30号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
98 ◯議長(窪田知子君) なければ、次に議案第31号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯議長(窪田知子君) なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。
議案第26号について御意見があれば承ります。大高哲史議員。
100 ◯9番(大高哲史君) 日本共産党日野市議団を代表し、賛成の立場から一言意見を申し上げます。
国民健康保険法第1条では、この法律は国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とすると定めていることからも明らかなように、国民健康保険制度は社会保障です。市町村は、この目的に向かって事業を進める必要があります。
その上で、国保の構造的問題である高過ぎる保険税を引き下げ、安心して医療にかかれるようにするため、全国知事会では1兆円の国費の投入が必要であるとの議論がなされております。政府は、こうした議論に耳を傾け、重過ぎる保険税負担を引き下げるため、国保負担割合を大幅に引き上げることが必要です。
今、新型コロナウイルスにより、市民生活のあらゆる場面に経済的影響が出ております。政府において、税の負担軽減、減免等の対策が進められようとしておりますが、市民の暮らしを守ることを最優先に、市としても負担の軽減に努力すべきときです。
保険税を2年ごとに値上げする計画を改め、一般会計からの繰り入れをふやし、来年度以降の保険税は値下げをすべきです。このことを強く求め、新年度予算へは賛成の意見といたします。
101 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
102 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
103 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第26号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第27号について御意見があれば承ります。
有賀精一議員。
104 ◯2番(有賀精一君) 区画整理の関連で、賛成の立場で意見を述べたいというふうに思います。
市施行に関する区画整理は、この間、私もいろいろと意見を述べさせていただきましたが、審議会のあり方、あるいはその議事録のとり方等々も含めて、市もそのことを認め、改善をするという努力が幾つかの区画整理で見られております。このことは、高く評価しておりますし、今後も、その方向でいっていただきたい。
ただ、私が問題にしてきた豊田南の区画整理については、さまざまな問題を抱えています。先ほども廃棄物の問題が出ました。それから、寺社仏閣、いわゆる崖線部分に道路をつくる問題を含めて課題山積であります。権利者の皆さんの合意をしっかりととって、日野市の自然もしっかりと守っていく、そういった区画整理がどうできるのかを、丹念に検討していただいて方針を出していただきたい。
決して、今までどおりに進めるんだという考えではなくて、見直しもありですし、その辺については柔軟な対応で臨んでいただきたいと思います。
最後に、区画整理に関しては、皆さん周知のとおり、元副市長の問題があります。彼のかかわった市施行の区画整理についても、さまざまな疑惑や意見が出されてきています。こうした問題にも目をそむけずに、しっかりと受けとめて、問題解決に当たっていただきたいと思います。
以上、賛成意見といたします。
105 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
106 ◯17番(奥野倫子君) 令和2年度は、川辺堀之内区画整理組合への助成金が昨年度に引き続き停止されています。川辺堀之内区画整理事業に関しては、日野市の区画整理会計から組合会計に流入する助成金が1人の地方公務員の懐に還流した疑惑が濃厚となりました。その1人の公務員というのが、河内元副市長ですが、さらにもう一人の、元副市長である堀之内氏と現企業公社職員であるO氏についても、企業公社職員でありながら組合との契約を個人委託に切りかえていた状況が認められました。河内氏の手下となって組合会計の私物化に手を貸し、みずからも不当に利益を得ていた疑いが濃厚です。
私は、一般会計、そして一般質問で、2人の元副市長の関与の疑いについて告発させていただきました。河内氏に関しては、地元多摩市で組合施行の理事として区画整理を完了させていますが、多摩市民からいただいたお手紙によれば、河内氏は大量の商品券を購入し、私物化に対して不満や苦情が出ないように各方面に配って歩いたそうです。川辺堀之内の会計においても、数千万円の商品券が河内氏によって組合会計から購入されていたことが判明しています。わけがわからずに、この商品券を受け取ってしまった方々は、物を言うことができなくなりました。日野市の職員である河内氏が、他人のお金を奪い、ばれないように、その他人のお金で尻拭いまでやっているという実態が見えてきた現段階において、このような地方自治体にあるまじき手法を用いる人物が、30年間にわたり日野市の区画整理を牛耳ってきたことに対する徹底的な総括が求められています。
先日の一般会計の質疑において、区画整理課長は私の質問に対し、市施行の区画整理に関しては何の問題もないと、堂々と言い切りました。裏側で何が行われているのかを一切証明できない不透明な日野市の区画整理の手法は、河内氏が中心となって、この30年間かけて築き上げてきたスタイルです。その秘密主義を貫くあしき慣例が川辺堀之内の私物化を引き起こしているというのに、検証もしないうちから、それでも正当だとかばうわけですから、体質改善のためには、かなり大胆な処分が必要になるものと思われます。
河内氏に育てられ、盲従し、不正を見て見ぬふりをしてきた職員に関しては、今後一切、日野市の区画整理事業には関与させないくらいの処分を求めます。それくらいしないと、市民からの信頼回復は難しいと思います。
市長には、しっかりと河内問題と向き合い、真相解明をして、市民に報告していただくよう求めます。
河内問題発覚から1年がたちましたが、日野市の区画整理について、ここで立ちどまって、一度見直してはどうかという問いかけに対し、その必要はない旨の答弁を何度も繰り返した区画整理課と、日野市の区画整理事業に対する不信任の意味も込めて、反対とさせていただきます。
107 ◯議長(窪田知子君) 大高哲史議員。
108 ◯9番(大高哲史君) 日本共産党日野市議団を代表し、反対の立場から意見を述べます。
反対の理由は、この間、繰り返し指摘させていただいてきている代行買収についてです。
私たちは、この代行買収という用地取得のあり方を把握してから、用地取得の妥当性や、予算決算にあらわれてこないという会計上の不透明なあり方について指摘をしてきました。当時の土地購入金額は21億9,000万円でした。当時の新都市建設公社に購入をさせ、それから20年以上が経過し、土地取得費に維持管理費と利子が積み重なり、今では33億円に届こうかという額にまで膨れ上がっております。予算委員会の議論では、こうした事態に至っても、まだ、都市づくり公社との協議は整わないとのことでした。これこそ市長の責任で、しかるべき解決の方向へと向かわせるべきだと考えます。早急に対応するよう改めて求めておきたいと思います。
あわせて指摘しておきたいのは、市施行の区画整理事業の超長期化と保留地がうまく売れないことによる財源不足問題についてです。
質疑を通じて事業の進捗状況が明らかになり、いまだに完了が見通せない状況であることが確認されたところです。事業を始めた当時とは、土地に対する考え方、価値観なども大きく変わりつつあり、まちづくりに対する考え方そのものも変わろうとしています。長期化している市の区画整理事業について、今までのように5年ごとの見直しという範囲で続けていけば、完了ができるとは到底考えられません。
市長は、予算委員会において、ダウンサイジングという言葉を使われていました。その意味するところは詳しくわかりませんでしたが、少なくともここで、地権者の皆さんにあらゆるデータを正直に示し、今後の見通しを率直に伝えて、これからのまちづくりについて、ダウンサイジングについて、みんなで考えていきませんかと市民へ市長から呼びかける必要があると考えます。
情報の公開、そして共有、住民、地権者の参加による合意形成というまちづくりのあり方に照らし、ぜひ、市長には、こうした呼びかけの決断をしていただくことを強く要望し、新年度予算案への反対意見といたします。
109 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
110 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
111 ◯議長(窪田知子君) 挙手多数であります。よって、議案第27号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第28号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
112 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
113 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第28号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第29号について御意見があれば承ります。大高哲史議員。
114 ◯9番(大高哲史君) 日本共産党日野市議団を代表し、反対の立場から意見を述べます。
そもそも現時点で後期高齢者医療制度の加入者の保険料負担は限界を超えていると言わざるを得ない状況であるにもかかわらず、新年度にはさらなる値上げを行い、加入者へ負担を押しつける改約が行われようとしております。これに賛成することはできません。今回の値上げにより、1人当たり平均10万円を超えるとも言われております。値上げではなく、値下げをすべきときだというふうに思います。
政府は、これに飽き足らず、窓口の負担を今の1割から2割へと2倍に引き上げるという、とんでもない負担増まで狙っております。新型コロナウイルスの影響により、市民の暮らしやなりわいに影響が広がっています。今こそ、加入者にばかり負担を押しつける流れを断ち切り、暮らし応援、福祉の増進へと、かじを切りかえるときです。
市長には、政府に対し、保険料値上げや、今狙われている窓口負担増をやめるよう声を上げていただくとともに、市民の暮らしを応援するための最大限の努力をすることを要望し、新年度予算への反対意見といたします。
115 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
116 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
117 ◯議長(窪田知子君) 挙手多数であります。よって、議案第29号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第30号について御意見があれば承ります。
有賀精一議員。
118 ◯2番(有賀精一君) 市立病院の件で発言をしたいと思います。賛成の立場で意見を述べます。
市立病院については、今、公営企業法の全部適用に向けて動いているわけです。私は、事あるごとに申していますけれども、医業において収益を上げる、それは確かに一概に否定できるものではありませんが、公立病院において赤字を出さざるを得ない、そういう状況というのは、ある意味、受け入れざるを得ないのかなというふうにも思っています。
しかしながら、今回の第三者委員会の報告でも明らかになったとおり、余りにも、桁の外れた給与の受け取り、また、それを全く上部の管理監督も受けずに、そうした給与が支給されている。実際はあったのかもしれませんが、闇の中にされている。そういう実態が明るみに出て、このような人物がトップについていた市立病院で、まともな病院が本当につくられたのかどうか、常々疑問に思っておりました。
確かに救急車の応受率であるとか、病床の使用度ということで成果が上がったというふうに喧伝されてきましたけれども、しかし、病院の内部は本当にどうなっているのか。河内氏がやめ、また、ハラスメントを犯した職員が懲戒免職になった後でも、私は直っていないと感じています。恐らく、職場の中におけるさまざまなゆがみ、そうしたものが職場の中に反映されているのかどうか、私のところには、幾つもの内部告発が届いています。非常に残念です。
そこにおける最も根本的な問題は、やはり誰が責任をとるのかということが不明確にされ、最も責任のある委員長が、そのことについて真っ当に答えていない。そして、市もそれに対する指導をしっかりとしていないという問題があると思います。
病院が健全に機能するためには、今回の問題について責任の所在を明らかにし、院長をかえ、新しい日野市の市立病院の再生に向けた方針を、市長みずからがしっかりと示すべきです。
先日、ここの一般質問の場において、事務長は、院長は悪くないと言いました。なぜ、悪くないのか、全く説明していないんです。慶応病院の顔色だけを伺っているような、そんな状況では、いい市立病院ができるはずはありません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)私は、予算に対して賛成はいたしますけれども、そうしたことをしっかりと対応して、市立病院を再生させていただきたい、その意見を添えて、賛成の意見といたします。
119 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
120 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
121 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第30号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
122 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
123 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第31号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって特別会計予算特別委員会関係の審査報告を終わります。
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124 ◯議長(窪田知子君) これより請願第2-1、子ども医療証発行についての所得制限撤廃に関する請願の件を議題といたします。
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔民生文教委員長 登壇〕
125 ◯民生文教委員長(大塚智和君) それでは、民生文教委員会に付託をされました請願第2-1号、子ども医療証発行についての所得制限撤廃に関する請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
この請願は、子ども医療証の発行についての所得制限をなくすことで、中学生まで負担なく、一律の医療を受けられることを求めるもので、審査の冒頭に参考人から請願趣旨説明がありました。
主な質疑といたしましては、1、医療費の負担が大きいことを理由に医療機関を受診しないことはあるか。2、所得制限撤廃で生じた財源を他の事業の予算と組みかえることはできないか。3、所得制限により医療証が発行されていない子どもの割合は。などでございました。
主な意見といたしましては、1、国や都が一律の制度設計をするまでは市が負担すべき。採択。2、市の財源は厳しい状況であり、所得制限を設けることはやむを得ない。不採択。3、引き続き、都の制度による所得制限の撤廃を求めていくべきである。不採択。4、市は貧困対策を優先課題としており、財源確保が困難である。不採択。などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
126 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
127 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥野倫子議員。
128 ◯17番(奥野倫子君) 子どもの医療費助成は、生まれてから小学校に入るまでをマル乳、小学校入学から中学校卒業までをマル子と区別し、東京都が一部負担金以外の部分を補助しています。
23区については、全ての区において一部負担金も所得制限も撤廃されています。都内の市町村では、八王子市、武蔵野市、府中市、西東京市、青梅市、福生市、羽村市、日の出町、奥多摩町、大島町、新島村において所得制限がありません。また、調布市、国分寺市は小学校4年生まで、国立市は小学校3年生まで所得制限をなくしました。
23区では、マル乳、マル子ともに一部負担金がありませんが、多摩地域等においては、武蔵野市、府中市、日の出町、奥多摩町、大島町、八丈町、新島村、三宅村、そして我が日野市の9市町村が、一部負担金を撤廃しました。
調べてみた結果、都内では、武蔵野市、府中市、日の出町、奥多摩町、大島町、新島村が、市町村独自に所得制限も一部負担金もなくしていることがわかりました。しかも、日の出町と奥多摩町については、高校3年生まで医療費の所得制限を撤廃し、入院、通院ともに助成しています。
持続可能な社会にするために、自治体に一番求められていることは、何といっても、子どもを産み、育てられる環境をつくることであるということを鑑みれば、子どもの医療費の完全無償化は、財政非常事態であろうが克服すべき課題だと考えます。
克服する方法とすれば、調布や国分寺や国立のように、段階的に解消していくやり方、あるいは、児童手当を基準とする所得を段階的に引き上げていくやり方、慢性疾患をもつ児童・生徒のみ、所得制限を撤廃していくやり方等々、いろいろ考えられます。
本請願を採択し、日野市がいつまでに、どのようなやり方で完全無償化にもっていくという道筋を示して前に進んでいくことを望みます。
以上の意見を述べた上で、賛成を表明いたします。
129 ◯議長(窪田知子君) 森沢美和子議員。
130 ◯3番(森沢美和子君) 請願第2-1号について、チームひのとして意見を申し上げます。
委員会での質疑において、請願者のおかれている状況が、よくわかりました。お子様の医療費が膨れ上がり、金銭負担が重くなっている現状、未来を担う子どものために全ての家庭に医療を届けるべきではないか。何とかできないかという思いから、今回の請願に至ったとのことでした。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
子ども医療費助成について、義務教育就学児を養育している健康保険加入者の方に、200円の負担のみで助成する。しかし、それには所得制限があり、請願者はその所得制限の撤廃を求めています。自己負担が200円の撤廃について、市は所得制限をつくった代替として、そこを言及していますが、助成を受けられる対象の方のみ関係することであって、3割負担を行っている方へは、全く関係がありません。
市長は、平成30年の予算委員会の答弁にて、自己負担を無料化した際に、今後は所得制限をどこまで取り払っていくかというお話は、これからの課題かなと思う。今後について医療費の問題というのは大きいという認識をお持ちであり、その上で、実施していく方向で考えていきたいと思っていますと言っています。
私たちも、未来の担い手である子どもたちへ医療を補償することは、本来であれば保護者の収入にかかわらず、公的機関で補償していくことが理想です。幼児教育無償化、保育無償化を実行した国に、医療費においても同様な制度を求めること。東京都へも2分の1負担から全額負担を求め、それらを実行することが望ましいと思います。
私ども、チームひのにも、子育て世代の議員がおります。その思いを痛切に感じております。区部と市部の財源の違いも、よく出されますが、そこを嘆くのではなく、現状の日野市の力量から、できることを開拓すべきではないかと思います。(「じゃあ、賛成しよう」と呼ぶ者あり)
私は、委員会においては、市の充実した福祉制度を個別に利用することを提案いたしました。しかし、医療的ケア児について一般質問を行い、感じたことは、まだまだ充実していない日野市の福祉制度でありました。
請願者の御事情は、疾患を抱えているという現状を付されていらっしゃいました。制度のはざまに落ちているから苦しんでこられたのではないでしょうか。何とかできないのかという思いで、今回の請願で声を上げていただいた。それしか手段が見つからなかったのだと思います。
しかし、それは一律の財政支援であり、全てのニーズが満たされる約束はできません。一人ひとりの個別な事情に対応することこそが本来の福祉的支援だと思います。
今回、請願として声を上げていただいたことは、その困っている現状がわかり、市としてはむしろ厳粛に受けとめるべきであると思いました。(「賛成」と呼ぶ者あり)ぜひ、この声を受けとめていただき、今後の支援へつなげていただきたいと思います。
また、請願者と同様な思いで、医療費所得制限の枠で苦しんでいる家庭はあると考えます。ぜひ、現状届けの申請時に聞き取るなど、所得制限から外れる家庭の実態調査を行っていただくことを要望いたします。
この請願の趣旨に関する国や都への要望は、早期の所得制限撤廃を求めることを引き続き行っていただきたい。そして、それが実現していない今、市が独自の予算を確保して、一律の財源支援を行うことより、個別による丁寧な福祉的支援を行っていただくほうが望ましいと判断いたしました。(「賛成して」と呼ぶ者あり)
したがいまして、この請願については、他の適切な対応をとることが望ましいと判断し、不採択の意見とさせていただきます。
131 ◯議長(窪田知子君) 近澤美樹議員。
132 ◯8番(近澤美樹君) 子ども医療証発行についての所得制限撤廃に関する請願、日本共産党日野市議団を代表して、採択の立場で意見を申し上げます。
請願者は、現在、日野市において子どもの医療費助成制度に所得制限が設けられていることについて、同じ市内に暮らす子どもたちでありながら、子どもたちの間に医療が一律に受けられないという不公平が生じていることを指摘し、所得制限によって医療費助成が受けられない家庭の医療費の負担は大きく、所得制限をなくしてほしいという請願を出されました。
質疑では、実際に所得制限により医療抑制が起きていることも請願者から語られました。また、不慮の事故や疾病に遭遇した際の医療費負担の心配が、保護者の精神的不安、苦痛のもととなっていることに加え、新型コロナウイルスの拡大により、万が一感染した場合の医療費について、ときに眠れないほどの不安が加わっていることも、請願者から語られました。
このことを議会は正面から深く受けとめ、請願を採択し、全ての子どもが医療費の不安なく、安心して医療を受けられるよう、市を初め関係各位へ働きかけるべきです。
子どもの医療費助成制度は、いまだに国の制度がありません。そのため、全国全ての地方自治体は、独自の努力により助成を実施しています。特にこの10年間で、助成制度は大きく前進しましたが、これはひとえに、お金の心配なく子どもたちが必要な医療を受けられるようにという粘り強い国民の運動の成果です。自治体の努力の一方で、国の助成制度がないために、助成対象年齢や窓口での一部負担金、所得制限など、自治体により格差が生まれています。
全国知事会や全国市長会は、少子化対策の抜本的強化などを訴え、国が全国一律の子ども医療費助成制度をつくるよう、再三、提起をしています。ところが国は、逆に窓口無料化を行っている自治体へ、国民健康保険への国庫負担減額という形でペナルティー措置を行っています。国は2018年度、小学校入学前までの子どもの助成はペナルティーを廃止しましたが、小学生以上の子どもについては、ぺナルティーが残っています。子どもに関する施策は、生まれた境遇で育つ条件が左右されない。全ての子どもの育つ権利を保証する、全ての子どもに行き渡るものでなければなりません。総体的に保護者の所得が高いという理由で、子どもの受けられる施策に差がついてはなりません。一日も早く、国は子ども医療費無料制度を創設することが必要ですが、それまで、市や東京都の努力で所得制限は撤廃すべきです。
以上の理由から、請願は採択すべきものと考えます。
133 ◯議長(窪田知子君) 馬場賢司議員。
134 ◯20番(馬場賢司君) 請願第2-1号、子ども医療証発行についての所得制限撤廃に関する請願について、公明党を代表し、不採択の立場で意見を申し述べます。
この間、日野市としては、限られた財源の中で、平成29年10月1日より、通院1回につき200円の自己負担が廃止されています。低所得世帯等の医療費にかかわる経済的負担の軽減が図られており、子どもの貧困対策としての取り組みがされているところであります。
我が会派といたしましては、今後、さらに子どもの貧困対策を進めていく上では、所得制限撤廃ではなく、まずは高校生までの助成制度拡充を要望しているところであります。
さらに今回、財政非常事態宣言が示される中、令和2年度は社会保障関連経費の増加、老朽化した公共施設の改修、
会計年度任用職員制度への対応を行ったことなどにより、厳しい状況の中での予算編成となっています。
今後、さらなる行財政改革が求められている中で、市単独で、子ども医療証発行についての所得制限撤廃を実施できる状況ではないと判断いたします。
なお、所得制限撤廃については、国や東京都の補助によるところが大きいと思います。今後とも国へ要望していただくとともに、東京都に対しては東京都に暮らす子どもに等しく福祉が行き渡るよう、都制度による所得制限の撤廃、補助率の引き上げ等を市として要望していただきたいと思います。
以上、不採択の意見といたします。
135 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
136 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
137 ◯議長(窪田知子君) 挙手少数であります。よって、請願第2-1号の件は不採択と決しました。
これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
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138 ◯議長(窪田知子君) これより請願第2-2号、種苗法の改定について国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願の件を議題といたします。
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔環境まちづくり委員長 登壇〕
139 ◯環境まちづくり委員長(清水登志子君) 環境まちづくり委員会に付託されました請願第2-2号、種苗法の改定について国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
この請願は、種苗法の改定について国に慎重審議を求めるもので、請願趣旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。
主な質疑といたしましては、1、市の農業に携わる人から、この法案に対する意見をどのように聞いているのか。2、市としては影響がないとのことであるが、全国的に見てこの法案が与える影響は大きいのではないか。3、今後、市として都市農業をどのように盛り上げていくのかを問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、登録品種の海外流出の防止、知的財産権の保護という面と一般の品種には影響がないことから、不採択。2、市内には、この法案の影響がないことから、不採択。3、今後は資金力がある農家しか、立ち行かなくなるのでは法案には慎重審査が必要。採択。4、日本の農業の自給率、未来がどのようになっていくのか立ちどまって考えることが必要。採択。5、法改正することで、自家採種を禁止することが必要なのか、丁寧な議論が必要。採択。などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
以上、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
140 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
141 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。有賀誠一議員。
142 ◯2番(有賀精一君) 請願第2-2号、種苗法の改定について国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願について、賛成の立場で意見を述べたいというふうに思います。
西暦の2017年に、政府は種子法の廃止を決めました。命の源である基礎食糧の米の源となる種子は、安全保障の要です。国として、県として、いい種を安く供給し、生産と消費を支えるのが当然の責務として、まだ戦争の余韻が色濃く残る1952年に制定をされました。それをやめて、この米の種子開発と供給を企業に任せなさいというのが、種子法の廃止であったわけです。
しかしながら、日本国民の食糧は、税金を投入してでも守り、しっかり確保する義務と責任を政府に課した、そうした法律だったわけであります。それを活用して、国と地方自治体が実務に当たり、各地域での地理や気候条件に適した品種改良を継続的に担ってきました。こうした種子法に基づく事業から、新潟県のコシヒカリや北海道のゆめぴりかなどの優良銘柄が誕生してきたという経緯があります。
今回、こうした種苗法を改定していくということは、実質的には、それを代替で民間企業に委ねてしまう。民間企業への移行をサポートしろと、そういうふうに指示する内容ではないかというふうに思います。民間企業、とりわけグローバル企業がもうけられる、そのようなシステムをつくり上げるというのが種苗法の目的ではないかと私は思います。
そんな中で、例えば農家において、今はF1という一代雑種で、農家は必ず買い物を続けなければならない。野菜の生産に占める種子のコストは、平均2割というふうにされているんですが、種子の開発と供給を企業に委ねれば、価格が高くなる傾向が強まるとも言われています。
さらに重要なことは、野菜の種は日本企業が供給しているといわれていることです。その9割は外国の農場で種取りされ、社名こそ表に出てきません。まあ、M社という有名な会社があります。かなりの部分がグローバル種子企業への委託生産になっているという現実もあるわけです。
また、F1品種では無理ですが、農家が自分で種をとって栽培する自家栽培という方法もあるわけですけれども、今回の種苗法改正で、それも原則禁止されてしまうという問題も含まれています。
やはり、この改正に向けては一度立ちどまって、日本の農業、食の安全保障にとって何が必要かということをしっかり吟味した上で考えていかなければならない問題だというふうに思います。
以上をもって賛成の意見といたします。
143 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
144 ◯17番(奥野倫子君) この種苗法の改定案ですけれども、今国会で上程されるわけですから、この請願は本当に緊急に出さなければいけないと思っております。
私は、昨年の3月議会ですか。関連するような意見書を出しました。本当に危機感を感じております。世界の後進国、発展途上国、農業がメーン、だけど、その農業が、世界の巨大な種の企業、グローバル企業によって支配されていて、自分で植えた作物から種をとって次の年に植えることができない。このグローバル企業から買い取った種は種を残さないから、結局、また買わなければいけない。その繰り返しで、どんどん疲弊していく。農家が農業をできなくて、越境して国外に逃げていく。それが難民となって、世界的な問題を起こしている。
もう、この状況だけ見ても、日本がそのような状況に追い込まれてしまうことは、目に見えているわけです。こんなことを許そうとしている政府、私は売国だと呼びたい。国を売り渡すな、巨大メジャーにと言いたい。なので、この請願は、もう、一刻も早く可決をして送りたいと思っております。
有賀議員からもお話がありましたので短くまとめたいと思いますが、改定案が成立すると登録品種は自家増殖、採種が一律禁止となり、育種権利者にお金を払って許諾をもらうか、毎年種苗を購入することになります。それに反すると10年以下、もしくは1,000万円、法人は3億円以下の刑事罰の対象になる。
農家が自由に自家増殖できない品目はどんどんふえて、2019年には387種となっています。野菜の種類はそんなにないんですよ。もう、ほとんどが、日々、私たちが食べている野菜のほとんどが、この対象となっている。もうとんでもないです。もし、改定されれば、登録品種については、全ての採種、種の採種が禁止となり、農家の権利が著しく制限されます。種子の多様性が失われることや地域に適した作物栽培を妨げることにつながりかねません。
許諾手続、費用、種苗の購入代金など、農家にとって大きな負担が発生し、ただでさえ農業は後継者不足や農地の減少で先細りになる現状下、農業を諦めてしまう方が多くなることが目に見えています。
世界規模での気候変動による食糧の不足が心配される中、食料自給率の低い日本においては危機的な状況に陥り、食の供給と安全、ひいては命を守ることができなくなるのではという懸念は払拭できません。日本の、そして日野市の農業を守るためにも、日野市議会から慎重審議を求める意見書を出すということ、これはもう、全会一致ででやらねばならないことだと思っております。
以上、賛成です。
145 ◯議長(窪田知子君) 峯岸弘行議員。
146 ◯11番(峯岸弘行君) 種苗法改定について、国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願に、公明党を代表し、反対の立場から意見を申し上げます。
近年、国内で開発された農作物が、海外で無断で栽培、販売される例が相次いでいます。防止策の一つとして、海外における品種登録の促進が上げられます。
品種登録制度を義務づけた食物の新品種の保護に関する国際条例の加盟国で、品種登録すれば無断栽培や販売をある程度防ぐことができます。
課題だった海外での品種登録にかかる費用の補助に加えて、手続に必要な手順をわかりやすくまとめたマニュアルの作成などが盛り込まれた予算も可決されました。
問題とされている自家採種ができなくなるという点については、私もJAや農家の方々にもヒアリングをし、日野市には種苗業の事業者がいないこと、自家採種の種では良質な作物をつくり続けることはできないこと、実際、日野市の農家のほとんどはF1品種を使用しており、種苗法の改正の影響は見込めないことと伺いました。固定種を使われている東光寺大根等は生産量も限られており、これも影響は全くないとのことでした。
国内農産物の国際競争力の強化のためにも、種苗法の改定は必要と考え、反対意見とさせていただきます。
147 ◯議長(窪田知子君) 白井菜穂子議員。
148 ◯4番(白井菜穂子君) 請願第2-2号、種苗法の改定について国に慎重審議を求める意見書の提出を求める請願に、採択の立場で意見を申し述べさせていただきます。
今国会では、種苗法の改定について、今月3日には既に閣議決定され、来月中旬には委員会審議が始まるだろうと言われています。
請願者は、友人から種苗法の改定に関する話を聞き、もっと詳しく知りたいと学習会に参加し、このままでよいのかという疑念を抱き、自分にできることは何かを考え、3月の
日野市議会に請願という形で提出しました。
今回の改定の主な目的は、日本の優秀な品種、例えばシャインマスカットから和牛の精子まで、海外に不正に流出するのを防ぐため、新品種を登録した育成種の権利を強化しようというものです。日本の農業を守るために一刻も早く必要と言われれば必要だと感じられるかもしれませんが、シャインマスカットも種苗登録されていたのに海外に持ち出されたことを考えれば、国内法を改定しても抜本的な解決にはならず、むしろ海外での登録や水際対策こそが有効であることは農水省も認めるところです。
請願者が問題視するのは、この改定で登録品種が原則自家増殖禁止となることです。これまでは一部の指定品種以外は登録品種であっても一度購入すれば自由に増殖しても構わないというルールでしたが、これからは許諾料を支払うか毎年種や苗を買い続けなければなりません。これまで自家増殖でつないできた零細農家は、その負担に耐えられるでしょうか。その作物をつくることをやめてしまったり、農業を続けることを諦めてしまったりするのではないか。農業者の権利の過度な侵害に当たるとの指摘もあります。その結果として、食の多様性が失われ、供給と安全、価格の高騰など、食料自給率の低い日本で命を守ることができなくなるのではと請願者は懸念します。
委員会の質疑からは、今回の種苗法の改定については、日野市の農業者の多くは毎年種や苗を購入しており、自家増殖されている方も種苗法の対象ではない在来種なので、今直接的に影響が及ぶことはないであろうということがわかりました。しかし、10年後、20年後の日野市の農業者が困ることはないのでしょうか。
また、日野市の農業のここ20年の推移を確認すると、平成7年と27年を比較し、農地は約4割減、農業人口は約7割減と激減していることがわかりました。農作物や栽培方法も時代とともに変化しています。
そのような状況下、日野市は未来を見据え、継続、発展させていくための取り組みをしています。その一つとして、日野産農産物をブランド化して流通させていく方法などを現在模索中であるとのことでした。
例えば、日野市がブランドを考えている東光寺大根は在来種ですから、種苗法は適用対象外です。しかし、伝統的作物の栽培農家が大企業から育成権侵害として訴えられるケースが国内外で相次いでいるといいます。大企業から、特性表で我が社の登録品種だと言われれば、零細農家はそれに反証するすべがありません。大切に地域で培われてきた在来種が失われる可能性もあり、そのためにも在来種を守る仕組みづくりが必要です。
廃止された種子法にかわる種子条例を制定する自治体もふえています。また、コミュニティーで種を改良していく参加型育種も今後注目されていくと考えます。このようなことも視野に日野市には何が持続的な農業の発展につながるのか、常にアンテナを張っていただければと存じます。
最後に、2年前の種子法廃止同時にできた農業競争力強化支援法、そして、今回の種苗法改定と日本の農業を取り巻く環境は劇的に変化する中、国際化とは何か、自国の農業を守るとは何か、日野市を含む日本の農業はどこに向かおうとしているのか、この請願を通して、請願者が問いかけている根幹的なテーマだと私は考えます。
議員の皆様、日野市、そして市民の皆様と、これからもともに考えていきたいと思います。その一歩として、間もなく審議が始まる種苗法改定の慎重審議を求める意見書の提出を求める本請願が採択されることを願い、以上意見といたします。
149 ◯議長(窪田知子君) 中野昭人議員。
150 ◯16番(中野昭人君) 日本共産党市議団を代表して、採択の立場から意見を申し上げます。
種苗法が改定されると、登録品種の自家採種は原則禁止となります。自家採種は、例えば収穫した里芋の中からよいものを選んで種イモとすることなどであります。この種苗の自家採種の権利は農家にとっては大切なものであり、国連、小農と農村で働く人びとの権利に関する宣言第19条でも、農民は自家採種の種苗を保存、利用、交換、販売する権利を持つことが明記されております。
現在でも特許使用料を含まれる品種は一般の品種の数倍になり、資金力のない小規模農家が大量に購入することは困難とされています。その範囲が拡大されれば、農業経営を続けるという意欲をそぐことにもつながりかねません。また、知的所有権を強化し、海外流出を食いとめることが目的とされていますが、そのために有効なのは海外で品種登録をすることで、農水省も、そのための相談窓口を設置し、積極的な支援を既に行っています。
種子法、農業競争力強化支援法、そして今回の種苗法の改定という一連の流れは、これまで国や都が責任を持って管理研究し安定的に農家に供給してきた仕組みをなくしてしまい、多国籍企業を初めとする民間企業にその主導権を渡そうとするものであり、日本の農業の先行きを一層困難なものにしかねません。今国会での慎重審議は当然であります。
よって、本請願を採択することを求めます。
151 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
152 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。
本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
153 ◯議長(窪田知子君) 挙手少数であります。
よって、請願第2-2号の件は不採択と決しました。
これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
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154 ◯議長(窪田知子君) これより日程第27、日野市議会改革等特別委員会の設置及び委員選任の件を議題といたします。
お諮りいたします。日野市議会の改革にかかわる諸問題に関する事項の調査、研究のため、9人の委員をもって構成する日野市議会改革等特別委員会を設置し、これに付託の上、本件の審査終了まで閉会中も継続して審査ができるようにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
155 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、日野市議会の改革にかかわる諸問題に関する事項の調査、研究のため、9人の委員をもって構成する
日野市議会改革等特別委員会を設置し、これに付託の上、本件の審査終了まで閉会中も継続して審査ができるものと決しました。
ただいま設置されました委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元の印刷物のとおり指名いたします。
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156 ◯議長(窪田知子君) これより日程第28、
企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
企画総務委員長より、
企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
157 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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158 ◯議長(窪田知子君) これより日程第29、民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
民生文教委員長より、民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
159 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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160 ◯議長(窪田知子君) これより日程第30、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査、研究のため閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
161 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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162 ◯議長(窪田知子君) これより日程第31、
議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査、研究のため閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
163 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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164 ◯議長(窪田知子君) これより日程第32、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
165 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については議長一任と決しました。
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166 ◯議長(窪田知子君) これより議案第36号、日野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
167 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第36号、日野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。
本議案は、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の改正に伴い所要の改正を行うものであります。
本条例は公布の日から施行をするものであります。
詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
168 ◯議長(窪田知子君) 担当部長から詳細説明を求めます。総務部参事。
169 ◯総務部参事(安井弘之君) それでは議案第36号、日野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。
本議案は、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上、並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律により、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部が改正されたことに伴い所要の改正をお願いするものでございます。
このたびの改正の趣旨は、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部が改正されたことにより、当該法律の名称が変更され、また新たな条項が追加されたことに伴い、日野市固定資産評価審査委員会条例の規定の中で当該法律を引用している箇所の改正を行うものでございます。
それでは改正内容につきまして、新旧対照表により御説明申し上げます。
恐れ入ります、4ページ、5ページをお開き願います。
第6条第2項の規定において引用している行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の名称及び条項を、このたびの当該法律の改正内容に従い、法律の名称及び引用する条項を4ページのとおり改めるものでございます。
なお、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上、並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律は、令和元年の通常国会において可決、成立し、令和元年5月31日に法律第16号として公布されましたが、施行期日は付則において、公布の日から起算して九月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。とされました。
その後、令和元年12月13日に当該法律の施行期日を定める政令が政令第182号として公布され、施行期日が令和元年12月16日とされました。
そして、去る3月3日に総務省から東京都を通じて、当該法律の改正に伴う固定資産評価審査委員会条例の改正に関する技術的助言が示されたため、その内容を踏まえ検討の上、本議案の提出に至ったものでございます。
それでは、恐れ入ります2ページにお戻り願います。
付則でございます。施行期日は、公布の日からとするものでございます。
御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
170 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
171 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
172 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
173 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
174 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第36号の件は原案のとおり可決されました。
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175 ◯議長(窪田知子君) これより議案第37号、
日野市長等の給料月額の特例に関する条例の制定の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
176 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第37号、
日野市長等の給料月額の特例に関する条例の制定についての提案理由を申し上げます。
本議案は、財政非常事態宣言に至った責任として、市長、副市長及び教育長の給料について減額を申し出るものであります。また、元副市長による兼業問題及び日野市立病院におけるハラスメント問題の管理責任を明らかにするため、市長及び副市長の給料について減額を申し出るものであります。
本条例は、令和2年4月1日から施行をするものであります。
詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
177 ◯議長(窪田知子君) 担当部長から詳細説明を求めます。総務部長。
178 ◯総務部長(小平裕明君) 議案第37号、
日野市長等の給料月額の特例に関する条例の制定についてを御説明申し上げます。
本議案は、市長からの提案理由にありましたとおり、日野市財政非常事態宣言に至った責任として、市長、副市長及び教育長の特例に定める期間における給料について、みずからの申し出に基づき給料の減額を行うものでございます。
また、元副市長による兼業問題及び市立病院におけるハラスメント問題等に伴い、管理責任の所在を明確にするため、市長及び副市長の特例に定める期間における給料について、みずからの申し出に基づき給料の減額を行うものです。
恐れ入ります、議案書の2ページをお開きください。
第2条でございます。こちらは、市長、副市長及び教育長の令和2年4月1日から令和2年6月30日まで、令和2年7月1日から令和3年4月26日までの給料月額についての減額内容を規定したものです。
減額内容につきましては、第2条第1項第1号にて、令和2年4月1日から令和2年6月30日までの間における市長、副市長及び教育長の給料月額について、市長にあっては100分の25、副市長にあっては100分の20、教育長にあっては100分の5を減額するものです。その内訳は財政非常事態宣言に至った責任として、市長にあっては100分の15、副市長にあっては100分の10、教育長にあっては100分の5とし、元副市長の兼業及び市立病院のハラスメント問題としては、市長にあっては100分の10、副市長にあっては100分の10を減額するものでございます。
なお、第2条第1項第2号で令和2年7月1日から令和3年4月26日までの間における市長、副市長及び教育長の給料月額については、財政非常事態宣言に至った責任としての軽減率を継続するものです。
最下段、付則でございます。2ページから3ページごらんください。
本条例は、令和2年4月1日から施行するものです。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
179 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。奥野倫子議員。
180 ◯17番(奥野倫子君) まず確認ですが、今、河内問題の責任、市長の責任が100分の10、そして財政非常事態宣言の責任が100分の10というふうに聞こえてしまったんですが、議案では市長は100分の25というふうに書かれているんですが、そこだけ最初に教えてください。
181 ◯議長(窪田知子君) 総務部長。
182 ◯総務部長(小平裕明君) 100分の25のうち非常事態宣言に至った責任としては、市長にあっては100分の15、(「そう言ってます」と呼ぶ者あり)ハラスメント及び兼業については、市長にあっては100分の10ということでございます。
以上でございます。
183 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
184 ◯17番(奥野倫子君) 済みません。報酬の月額が幾らから幾らになるのか。期間は3カ月ですけれども、総額幾らになるのか、教えてください。
185 ◯議長(窪田知子君) 総務部長。
186 ◯総務部長(小平裕明君) 今回の議案によりまして、現行、市長においては、207万9,000円、副市長においては126万7,500円、教育長においては47万1,000円、合計で減額になるものでございます。
月額におきましては、ちょっと細かくなりますが、市長において財政非常事態宣言の15%の影響額が14万8,500円、副市長10%においては8万4,500円、教育長において5%、3万9,250円減額となります。
兼業ハラスメントの10%において、市長においては9万9,000円、副市長においては8万4,500円ということになります。
以上でございます。
187 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
188 ◯17番(奥野倫子君) 市長においては月24万くらいは3カ月間減給になるということです。
河内問題の責任とおっしゃいますが、河内問題の何を市長の責任だと感じていらっしゃるでしょうか。
あと、財政非常事態宣言は市長のせいだとおっしゃいましたが、私は、財政非常事態宣言、市長のせいなのかなというところで、今ちょっと違和感を持ったんですが、何に対して、自分がこういうことを行ったから、こうなったということを説明してくださいませ。
189 ◯議長(窪田知子君) 市長。
190 ◯市長(大坪冬彦君) 財政非常事態宣言につきましては、当然この間の財政運営の結果、令和3年度の予算を組むのが厳しくなっている。今回、令和2年度の予算を組む上でも、都市計画道路3・4・24号線を休止、また南平体育館や、それから、豊田小学校の改築等もどうするかというお話の中でというところまで厳しい財政状況をもたらしたということにつきましては、平成25年からこの間、財政運営をやってきた私の財政運営の結果もたらされたことということになります。
当然、今回の財政非常事態宣言を出し、いろんな事業を見直して、場合によっては市民の皆様に一定の我慢等をお願いする可能性もあるという状況に踏み込む中で、そういう状況をもたらした私の責任は重大なものがあるということで、今回、財政非常事態宣言に至った結果の責任をとり報酬の減額を図るということでございます。
また、元副市長の問題につきましては、管理監督責任という観点で今回の給料減額を行っております。過去においても、例えば、生活保護事務の不適切な運用に基づく事件がありました。そのときについても管理監督責任をとり、私の報酬を減額いたしました。同じような意味合いで、今回、管理監督責任をということで減額を図るものでございます。
以上です。
191 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
192 ◯17番(奥野倫子君) 今、財政非常事態宣言につきましてはね、結果はおっしゃいましたけど、どうやってその結果に市長のその判断がかかわったのかというところは一言もありません。
私は、急遽ここで、やっぱり非常事態になったというのは、何といっても
会計年度任用職員の報酬の7億円近い増大だと思っております。それは市長の責任でしょうか。違うと思いますよ。非常事態宣言を出すことについてはね、それは政治的判断だということで私は文句言いませんよ。この市長が報酬を削るというときにね、じゃあ何で削るのかという根拠をしっかりと説明して、それで上程されたんだったらわかります。今の話を聞いても、パフォーマンスにしか見えないですね。
河内問題だって、河内問題については、市長が今裁判の、私たちが原告で被告になっているんですよ。その立場で、じゃあ自分にこことこことここは責任があるから、これだけの減額を自分自身に課したんだと。こういう説明があって減額というんであればわかりますけれども、裁判も係争中、そこで非は認めていない。だけども市民に向けてはパフォーマンスで自分の給料を下げましたよと。財政非常事態宣言だから、行革をして皆さんに痛みを押しつけたことに対して、ごめんなさいね、自分も身を切りますよ。そういうパフォーマンスにしか見えないんですけれども、いかがでしょうか。
193 ◯議長(窪田知子君) 市長。
194 ◯市長(大坪冬彦君) 過去2回の日野市における財政非常事態宣言においても、同じように市長を含める三役の給料の報酬の減額を図りました。
今回、パフォーマンスとおっしゃられればそうですけども。まずは身を切る姿勢を見せて、市の職員、組織一丸となって、また市民の皆様とともに現在の財政状況のあり方を見直すという意味合いで、今回の報酬月額を減額するものでございますので、どうか御理解いただきたいと思います。
また、元副市長の問題につきましては、当然この問題は裁判も係争中であるし、また土地区画整理事業の問題につきましては、まだ継続中で調査等も行っていきます。ただ、今回の議会の議員の決議を受けて一定の調査を行い、この間に明らかになった市長の責任。そして、各部署でかかわった職員の責任等についても、一定の分析を行った上で必要な処分を行うのが妥当かなという判断をし、私自身も処分の意味合いで給料報酬月額を減額するものでございます。
以上でございます。(「了解」と呼ぶ者あり)
195 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
196 ◯17番(奥野倫子君) 私は、市長は市長の今現在の報酬を受け取るにふさわしい仕事をしていると思っております。私は、報酬というのは一番の人権だと思っております。生きていく上で、その報酬をつかみとるために頑張ってきた。そして、その報酬をもらって、市民のために頑張っている。そこは私は認めております。報酬を下げるということを簡単にやっていただきたくないです、私は。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)結局市長が下げたから、今度は議会だ。今度は職員だ。下げ競争が始まるんですよ。みんなで権利を高めていこうというときに下げ競争につながることをあなたが率先してやったらね、結局、行革も市長が身を切ったんだから、市民我慢しなさい。ね、行革も市民を抑えつけることにつながる。市長だって身を切ったんだから、市民の我慢しなさいということに私は同意できません。
このようなパフォーマンス的な報酬の引き下げ。しかも本当に反省しているんであれば、たった3カ月。この3カ月が市民にとって反省に見えるでしょうか。私ね、やり方が本当に慎重にしていただきたい。私、市長を信じておりますよ。きちんと解明してくれると信じている。たった3カ月報酬削減して、それで終わりですよみたいなことではないと思っております。
本当にね、市民から信頼が得られるような、その行政手法、行政判断、もっとじっくり考えて一歩一歩進めていただきたいというふうに思います。
以上。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
197 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員。
198 ◯2番(有賀精一君) 一言、この問題について意見を述べさせていただきたいですけれど、まだ疑惑が究明されていない段階でこれだけの給料を……。
199 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員、今は質疑でございまして、意見ではございませんので、申しわけございませんが。(「質疑だよ、質疑」と呼ぶ者あり)議事進行ですか。(「議事進行ですよ」「議事進行じゃないだろう」「意見を言おうとしている」「今意見をと」「議事進行は質疑なんでしょう」「違う」「意見て言っただろうさっき、最初に」「違うよ。自分の口で意見て言ったんだよ」「意見じゃないんだよ、今は」「じゃあ訂正します。意見ではなくて……」「議長、整理して」と呼ぶ者あり)
議事進行として、
有賀精一議員。
200 ◯2番(有賀精一君) 私が質問したいのは、病院に関してもいまだに究明されていない事実がたくさんあります、未解明な部分がね。区画整理だけじゃないですよ、残っているのは。その段階で、こういう形で給与減額するということは、途中としてやりますということで受けとめてもいいのか。
201 ◯議長(窪田知子君) 市長。
202 ◯市長(大坪冬彦君) 病院の問題も、そして川辺堀之内土地区画整理組合の問題も、いまだ途中であります。当然、今議会を通じての私どもとしても、これからいろいろ解明すべき問題が多々あるということについては認識をしているし、それについては、これからやっていく意思については、お話をさせていただいたところでございます。当然これは途中であります。
ただ、途中であっても、一定の節目というのはありますから、その中で今回は提出させていただいたというふうに御理解いただきたいと思います。
以上です。
203 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員に申し上げます。
ほかに質疑はありませんかと言ったときに手を挙げていただいての質疑であればいいと思いますけれども、今議事進行として質疑をされましたので、以後、質疑をきちっと行っていただきたいことを注意しておきます。
ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
204 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
205 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。
本件について御意見があれば承ります。
有賀精一議員。
206 ◯2番(有賀精一君) 給与減額について、今市長から説明があったとおり途中であるということで、私はそれは了解しますし、この議案については賛成いたしますけれども、まだ途中であるという問題です。
もう一つは、この減額の問題について、じゃあ議会はどうなのかということがあると思うんですね。今、新型コロナの問題で、世界的にも日本も含めて、非常に厳しい状況に置かれていて、リーマン・ショックであるとか1998年か7年くらいの時代の日野市が財政非常事態宣言を最初にやったときですか、というレベルの話ではないんですね、今の経済状況というのは。
確かに国際的なG20の協調だとか、いろんなものはありますけど、アメリカでも言われていますけど、昭和の大恐慌ですか、日本で言う。それにも匹敵するような、どんな状況になるかわかりませんよ。来年の市税収入がどうなるかも全くわからない状況なんですね。そのときに私たち議員の報酬というのは、この税金の中からいただいているんです。それについてね、それはそのままだという話には私は絶対にならないと思うんです、残念だけれども。それこそがやっぱり議員の負託だと思いますね、その市民から受けている。
だから、市長がこういう形でやるのはね、私は賛成ですけれども、議会もそれは問われている部分としてあるというふうに私は受けとめています。
以上です。
207 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
208 ◯17番(奥野倫子君) 私は、市長は報酬を下げる必要はないと思っております。
今そのことを決定した段階では、コロナは起こっていなかった。コロナのことでね、今本当に1週間仕事がない。2週間仕事がない。収入がゼロだ。今SNSの中では悲鳴にあふれています。そういう中で、私たちが、じゃあ何ができるのかというところでみんなで考えて、そういう方向に行ったというんであれば話は別ですが、それを市長が決めたときには、そういう状況ではなかったわけですよね。条例提案するときには。
その二つの問題、さっき理由としておっしゃいました。その理由を出すんであれば、やはりちょっと時期尚早ではないかと。本当にパフォーマンスに映らないようなやり方をしていただきたい。それこそこの問題をしっかりと解決することこそが、市民からお金をね、市長報酬下げろよって言われなくても、この問題をしっかりと解決することこそが、一番市長に求められているということを私は申し上げて、まあ本人がそうしたいというのだったら、それはしようがないんですが。私は反対したいと思っております。
以上。
209 ◯議長(窪田知子君) 大高哲史議員。
210 ◯9番(大高哲史君) 議案第37号、
日野市長等の給料月額の特例に関する条例の制定について賛成をするものですが、日本共産党市議団を代表し一言意見を申し上げます。
市長、副市長、教育長がみずからの責任と判断で報酬削減を行うことは尊重するものですが、こうした動きによって、市民負担増とサービス切り下げの流れがつくられることには断固反対するものです。
また、河内元副市長をめぐる問題はまだ全容解明の途上であり、責任の所在が全面的に明らかになっていくのは、これからであると考えております。
そのことを表明させていただき、賛成の意見といたします。
211 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
212 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
213 ◯議長(窪田知子君) 挙手多数であります。よって、議案第37号の件は原案のとおり可決されました。
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214 ◯議長(窪田知子君) これより議案第38号、日野市中小企業事業資金融資あつせんの特例に関する条例の制定の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
215 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第38号、日野市中小企業事業資金融資あつせんの特例に関する条例の制定についての提案理由を申し上げます。
本議案は、新型コロナウイルス感染の中小企業経営に及ぼす影響を考慮し、日野市中小企業事業資金融資あつせん条例に規定する融資について特例を定めるものであります。
本条例は、公布の日から施行するものであります。
詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
216 ◯議長(窪田知子君) 担当部長から詳細説明を求めます。産業スポーツ部長。
217 ◯産業スポーツ部長(田村 満君) それでは議案第38号、日野市中小企業事業資金融資あつせんの特例に関する条例の制定について御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書の2ページ、3ページをお開き願います。
今般の新型コロナウイルス感染症の拡大により資金繰りなど事業経営に大きな影響を受けている市内事業者に対し、これまでの融資制度に加え新たに新型コロナウイルス感染症対応運転資金融資あっせん制度による緊急支援を開始するため、日野市中小企業事業資金融資あつせん条例に規定する融資について特例を定めるものでございます。
それでは条例の概要について御説明をさせていただきます。本条例は、本則7条及び付則からの構成となっております。
第1条では、新型コロナウイルス感染の中小企業に及ぼす影響を考慮し、既存の融資あっせん条例に規定する融資について特例を定めることを目的としてございます。
第2条では、融資資金の種類を新型コロナウイルス感染症対応運転資金とすること。また、借入限度額の500万円は既存制度の融資限度額に含まない。いわゆる別枠とする特例を定めたものでございます。
第3条につきましては、償還につきまして返済の開始を1年おくらせる、いわゆる据置期間を12カ月以内とし、返済期間につきましては、その据置期間を含む最長84カ月、7年とすることを定めてございます。
第4条におきましては、申し込み資格の特例として、既存の融資あっせん条例に加え売上高または販売数量が減少していること。かつその後減少が見込まれることを要件とするものでございます。
第5条では、借り入れの際に事業者が東京信用保証協会に支払う保証料について、現行制度の2分の1補助から10分の10、100%補助とする特例を定めたものでございます。
第6条につきましては、手続について、日野市中小企業事業資金融資あつせん条例の規定を準用することを定めております。
第7条では、条例の施行に際し必要となる事項の委任について定めているものでございます。
なお、付則といたしまして、条例の施行日を公布の日からとするものでございます。
また、この緊急支援となる融資あっせん制度の創設に伴い、次の議案第39号、令和2年度一般会計補正予算(第1号)にて予算措置をさせていただいておりますことをあわせて御報告させていただきます。
以上で、日野市中小企業事業資金融資あっせんの特例に関する条例の制定についての説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
218 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
219 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
220 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
221 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
222 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第38号の件は原案のとおり可決されました。
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223 ◯議長(窪田知子君) これより議案第39号、令和2年度日野市一般会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
224 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第39号、令和2年度日野市一般会計補正予算(第1号)の提案理由を申し上げます。
補正額は、歳入歳出それぞれ2,386万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を683億2,386万9,000円とするものであります。
本補正は、
日野市長等の給料月額の特例に関する条例の制定に伴い、市長、副市長及び教育長の給料を減額するとともに、新型コロナウイルス感染症に対する感染予防や市内中小企業への支援など早急に対応が必要なものについて増額するものであります。
詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
225 ◯議長(窪田知子君) 担当部長から詳細説明を求めます。企画部長。
226 ◯企画部長(大島康二君) 議案第39号、令和2年度日野市一般会計補正予算(第1号)につきまして御説明させていただきます。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、第1表、歳入歳出予算補正によりますが、詳細は歳入歳出の事項別明細書で御説明させていただきます。
初めに歳出から御説明いたします。
恐れ入ります、12ページ、13ページをお開き願います。
総務費でございます。説明欄上段、1、特別職及び職員人件費でございます。議案第37号に対応する補正でございます。令和2年度の給料月額について、財政非常事態宣言に至った責任として、1年間、市長が100分の15、副市長が100分の10、教育長が100分の5を削減いたします。また、元副市長の兼業問題等に対する管理監督責任として3カ月間、市長及び副市長が100分の10を削減し、合計381万7,000円を減額するものでございます。
続きまして、同じページのその下になります。1、市民税等賦課経費108万9,000円でございます。新型コロナウイルス感染症への対応の一環として、令和元年分の確定申告の期限が3月16日から4月16日へ延長されました。その影響により税務署からの確定申告データの送信時期が遅くなり、個人住民税の当初課税において短期間での膨大な量の事務処理の発生が見込まれます。当初予定していた5月中旬の処理期限までに、入力、審査等が完了しないおそれがあるため国税連携データの取り込み処理を追加するものでございます。
めくっていただきまして、14、15ページをお開きください。
衛生費でございます。説明欄3、新型感染症緊急対策経費のうち消毒液でございます。厚生労働省から感染症予防対策として、消毒液による手指消毒が推奨されております。現在、来庁者の多い市内各施設を中心に消毒液の設置を行っておりますが、感染症予防対策について、今後も引き続き行う必要があるため消毒液の購入費として173万9,000円を新たに計上いたします。
めくっていただきまして、16、17ページでございます。
商工費です。説明欄の10、新型コロナウイルス感染症対策事業経費でございます。新型コロナウイルス感染症に伴い事業活動に影響を受けている市内中小企業の皆様を支援するため、事業継続に向けた運転資金に係る融資あっせん制度の新設を行います。議案第38号に対応する補正でございます。経費といたしまして、保証協会保証料補助金を1,925万円、融資あっせん利子補給金を325万円、合計2,250万円を計上いたします。
めくっていただきます。18、19ページでございます。
消防費でございます。説明欄の14、新型コロナウイルス感染症対策事業経費のうちマスクの購入費115万8,000円でございます。ウイルス等の病原体の飛散を防ぐことなどを目的に、市立病院や子育て施設を初め市内各施設においてマスクの着用を推奨しております。現在、市が備蓄している分を各施設に配布しており、その補填分について本補正にて計上させていただくものでございます。
めくっていただきます。20、21ページでございます。
教育費でございます。説明欄8、新型コロナウイルス感染症対策事業経費のうち学校給食食材費補償金120万円でございます。本事業は、新型コロナウイルス感染症の感染症拡大防止を目的とした臨時休校を受け、学校給食の事業者に対し、既に発注しキャンセルを行った学校給食の食材に係る違約金等について支払うものでございます。
次に歳入でございます。戻っていただきまして、6ページ、7ページをお開き願います。
説明欄、指定寄附金(感染症対策)100万円でございます。このたび市民の方から新型コロナウイルス感染症対策への活用を目的に寄附をいただくこととなったため、本補正予算で計上した対策事業の財源として計上するものでございます。
めくっていただきます。8ページ、9ページをお開き願います。
財政調整基金繰入金でございます。本補正の歳出予算の増額に伴う財源として、財政調整基金からの繰入金を2,196万9,000円増額するものでございます。
めくっていただきまして、10、11ページでございます。
諸収入でございます。説明欄、全国学校給食会連合会補助金のうち学校給食費返還等事業でございます。これは、さきに御説明した学校給食食材費補償金に係る補助について国が全国学校給食会連合会を通じて行うもので、補助率は4分の3でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
227 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。近澤美樹議員。
228 ◯8番(近澤美樹君) 1点伺わせていただきます。議案書の21ページ、教育費、小学校費の学校給食食材費の補償金のことで伺わせていただきます。
先ほどキャンセルを行った違約金とのことなんですけれども、この臨時休校に伴う学校給食の補助の対象経費については、文科省の通知によると、学校の設置者がキャンセルせずに事業者から購入した食材にかかわる経費及びその処分に要した経費、また事業者に対して既に発注されていた食材に係る違約金等々となっているかと思います。
今回の補償については、例えば業者が仕入れのためにかかった金額なのか。その他の経費も含んでいるのか。それとも本来見込まれていたはずの売り上げの金額、業者にとっては売り上げとなったはずの金額なのか。その補償の対象の範囲についてを具体的に教えていただけたらと思います。
229 ◯議長(窪田知子君) 教育部長。
230 ◯教育部長(山下義之君) 今回の補償金の対象について御質問いただきました。
今回ですね、対象として考えているものでございますが、各学校からの発注に基づきまして、臨時休校となりました3月分の学校給食の食材として、各事業者の皆様方に御準備をいただいた分に見合う金額を本事業により補償するというものでございます。
したがいまして、今御質問にございました2点目の売り上げに、いわゆる穴があいた分というのでしょうか、そちらについては今回の補正の中では対象にしているものではございません。
その内容につきましては、適宜国あるいは都による学校給食の休止に伴い発生する負担軽減の施策の中で準備をされているというふうに伺っております。現在情報収集に努めているところでございますけども、それらを積極的に活用しながら対応を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
231 ◯議長(窪田知子君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
232 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
233 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。
本件について御意見があれば承ります。近澤美樹議員。
234 ◯8番(近澤美樹君) 議案第39号、令和2年度日野市一般会計補正予算(第1号)について賛成の立場ですが、意見を申し上げさせていただきます。
先ほどお伺いしましたけれども、4月以降の学校給食の食材については、既に発注が行われていると伺いました。新学期以降の給食提供については、新型コロナウイルス感染症の広がりいかんで再び発注したとおりに行われない可能性があります。政府の要請に伴って仕事や収入を奪われた人や事業者への今補償が問題になっていますけれども、私たちは国の責任で、これらを補償することが求められていると考えています。
予算委員会で市長からは、日野市の学校給食を支えていただいている市内の業者を守ることは、日野市の使命だとも御答弁もいただいていますけれども、重ねて必ず事業者の営業を守り抜く、その立場で本来見込まれるはずであった所得の補償という立場で行っていただくように要望をさせていただいて賛成の意見とさせていただきます。
235 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
236 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
237 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第39号の件は原案のとおり可決されました。
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238 ◯議長(窪田知子君) これより議案第40号、日野市監査委員の選任の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
239 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第40号、日野市監査委員の選任についての提案理由を申し上げます。
本議案は、日野市監査委員に古賀壮志議員を選任したいので、
地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
よろしく御承認のほどお願い申し上げます。
240 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。本件については、質疑、意見を省略し、直ちに採決いたしたしと思いますが、御異議ありませんか。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
有賀精一議員。
241 ◯2番(有賀精一君) 質疑はしないのはわかるんですが、意見を述べないというのはいかがなものかと思って議事進行をかけました。
昨年ですね、監査請求を出したんですね。ところがその監査請求を出した監査の内容が出てきたんですが、第三者委員会の報告、兼業と二重報酬の問題、108ページ……。
242 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員、発言中ではあるんですけれども、議事進行ということでのことでしょうか。それとも意見でしょうか。
243 ◯2番(有賀精一君) だから、意見が言えないから議事進行を出したんです。
244 ◯議長(窪田知子君) 今発言されている内容は、それは意見ということでよろしいんですか。
245 ◯2番(有賀精一君) はい。だから、議事進行を出して、意見を言わせてくださいということです。
246 ◯議長(窪田知子君)
有賀精一議員。
247 ◯2番(有賀精一君) 昨年、監査請求を出しましたが、その監査の結果が監査をしたのという中身だったんです。なぜかと言えば、昨年の監査は今回の報告書、兼業・二重報酬の108ページから109ページ、病院が一体、河内久男氏に幾らのお金を払ったのか。これ病院にデータがあったんですよ。ちゃんとね、支払った給料が幾らだったのかということを監査委員がちゃんとチェックしたのか。してなかったから、あんなとんでもない監査の結果を出したんじゃないか。喝だ、はっきり言って。
そういう監査が行われないように、私は今回、古賀壮志議員がなることにエールを送りたいと思います。ぜひ徹底した監査をやって、とんでもない支出の不正な支出を明らかにしていただきたいと思います。古賀さん、頑張ってください。
以上です。
248 ◯議長(窪田知子君) 本件について採決いたします。
本件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
249 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第40号の件は同意することに決しました。
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250 ◯議長(窪田知子君) これより議案第41号、令和元年度日野市一般会計補正予算(第7号)の件を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
251 ◯市長(大坪冬彦君) 議案第41号、令和元年度日野市一般会計補正予算(第7号)の提案理由を申し上げます。
補正額は、歳入歳出それぞれ1,211万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を711億6,724万5,000円とするものであります。
本補正は、新型コロナウイルス感染症の予防対策として実施した特別支援学校等の臨時休業に伴い放課後等デイサービスの利用が増加したことに対応するものです。
詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
252 ◯議長(窪田知子君) 担当部長から詳細説明を求めます。企画部長。
253 ◯企画部長(大島康二君) 議案第41号、令和元年度日野市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明させていただきます。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、第1表、歳入歳出予算補正によりますが、詳細を歳入歳出予算の事項別明細書で御説明させていただきます。
初めに歳出から御説明いたします。
恐れ入ります、10ページ、11ページをお開きください。
説明欄4、障害児通所給付事業経費でございます。新型コロナウイルス感染症の発生を受けまして、感染拡大防止の観点から全国規模で小・中学校の臨時休校措置がとられました。日野市におきましても、小・中学校及び幼稚園を3月3日から3月25日まで臨時休校、休園としたところでございます。
これに伴い特別支援学校等も同様に臨時休校となったことで、放課後等デイサービスの利用が増加したことを受け、令和2年3月のサービス提供分のうち、今回新たな国の補助制度の対象となる学校休業により増加するサービス利用分や利用者の負担分について1,211万5,000円の増額補正を行うものでございます。
次に、歳入でございます。
戻っていただきまして、8ページ、9ページお開きください。
国庫補助金のうち地域生活支援事業でございます。本補正の歳出予算の増額分について、全額国費対応となるため同額を補正対応するものでございます。
次に、第2条、繰越明許費の補正でございます。
また戻りまして、3ページお開き願います。
ただいま御説明いたしました国の補助制度は、令和元年度の国の予備費を活用したものとなりますので、当市においても令和元年度予算として計上した上で、歳入歳出予算ともに令和2年度へ繰り越し対応を行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
254 ◯議長(窪田知子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
255 ◯議長(窪田知子君) なければ、質疑を終結いたします。
256 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
257 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
258 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
259 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第41号の件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
260 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午後3時51分 休憩
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午後4時52分 再開
261 ◯議長(窪田知子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。議事の都合により、あらかじめ会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
262 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、会議時間の延長をすることに決しました。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
263 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。
午後4時53分 休憩
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午後5時57分 再開
264 ◯議長(窪田知子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議員提出議案第1号、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書の件を議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。峯岸弘行議員。
265 ◯11番(峯岸弘行君) 議員提出議案第1号、中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書でございます。
案文はお手元の資料のとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
266 ◯議長(窪田知子君) 質疑、意見を省略し、直ちに本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
267 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第1号の件は原案のとおり可決されました。
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268 ◯議長(窪田知子君) これより議員提出議案第2号、
柔軟仕上げ剤等に含まれる香料についての調査および
相談窓口設置等を求める意見書の件を議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。白井菜穂子議員。
269 ◯4番(白井菜穂子君) 議員提出議案第2号、
柔軟仕上げ剤等に含まれる香料についての調査および
相談窓口設置等を求める意見書につきまして、内容につきましては、お手元に配付をさせていただきました案文のとおりです。
よろしく御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
270 ◯議長(窪田知子君) 質疑、意見を省略し、直ちに本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
271 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第2号の件は原案のとおり可決されました。
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272 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。議員提出議案第3号、第三者委員会報告における未解明の徹底究明と川辺堀之内土地区画整理事業組合への市助成金交付の妥当性及び同組合の資金管理等の実態解明を求める決議の件について、西野正人議員外22名より提出がありましたので、議員提出議案第3号を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
273 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
提案者から提案理由の説明を求めます。西野正人議員。
274 ◯23番(西野正人君) 議員提出議案第3号、第三者委員会報告における未解明の徹底究明と川辺堀之内土地区画整理事業組合への市助成金交付の妥当性及び同組合の資金管理等の実態解明を求める決議でございます。
案文におきましては皆様に配付をさせていただいたとおりでございますけれども、市長におかれましては、しっかり調査をし、議会に報告をするとともに市民への説明をよろしくお願いを申し上げるところでございます。
以上でございます。
275 ◯議長(窪田知子君) 本件について御意見があれば承ります。
有賀精一議員。
276 ◯2番(有賀精一君) 賛成の立場で、当たり前ですが名前が挙がっているので、意見を述べたいと思うんですが、一般質問が終わった3月26日直後といいますか少し時間ありましたが、私、奥野議員、そして共産党は中野議員が最終日に一般質問をされたんですが、会派としての発言であるということで、会派代表の大高哲史議員、3名連名で元副市長問題の調査究明特別委員会の設置を求める要請というのを行わさせていただきました。
市や東京都に、これ調査を求めておりまして、頑張っていただきたいと思います。ただ、やはり今回の元副市長問題というのは、市がどのような立場に置かれているのかということをしっかりと見ておかなければいけないのではないかと思います。例えは悪いですが、やっぱり問題を抱えたのは市なわけですね。ですから、今回こういう形で出したんで、もう一度、第三者委員会をつくる必要があるのかなということも言えるかもしれないです。それは大坪市長もおっしゃったとおり、やっぱり第三者の目でと。自分から自分がというのはね、それはちょっとという声もあるんですよね。
であるならば、まさに議会の出番だよと。二元代表制、それを踏まえて議会が調査をするということが私は早急に求められている。市や東京都に対して調査を要請するとともに、可及的速やかに議会が委員会を立ち上げて、疑問点、問題点、いろいろと洗い出して、議会として問題を追及していくということが必要になっているというふうに思って要請を出したわけですけれども、残念ながら代表者会議の中で、共産党さんは賛成ということですが、自民党、公明党、チームひのさんは同意ができなかったと。恐らく会派の中でいろんな意見があったんでしょう。賛成する人もいれば反対する人もあったのかもしれません。しかし、会派というまとまりの中で同意しなかったということは、会派の意思としてつくる必要は今ないという、今ね、つくる必要はないという立場であったということで、私非常に残念です。一般市民から見れば、もっと、議会何やっているのという声があるんですよね、事実。
この今回のいわゆる元副市長問題、額の大きさ、あるいは管理監督のずさんさ、日野市100%出資の会社である日野市企業公社のこのかかわり。本当にもうちょっと、何というんですか、弁護のしようもないぐらい、日野市の疑獄事件、泥沼にはまりつつあるというふうに私は見ていますが。
やはりこの際ですね、議会としての権能をしっかり発揮して、この調査にしっかり当たる委員会を再度つくることを強く求めてですね、長くなってしまいますので、この辺でとどめますけれども。やはり議会が今こそ立ち上がるべきだということを述べて、私の賛成意見といたします。
以上です。
277 ◯議長(窪田知子君) 奥野倫子議員。
278 ◯17番(奥野倫子君) この決議は、
日野市議会として第三者委員会報告における未解明の部分の徹底解明。そして、川辺堀之内区画整理組合への市助成金交付の妥当性及び同組合の資金管理等の実態解明。この二つを市に解明をお任せする。市長に任せる。こういう決議の内容になっております。
この第三者委員会の報告における未解明の部分というのは、市立病院で日野市が河内氏に日当6万円を支給していたこと。これが契約書もなく、土日に1時間でも出勤すれば6万円払いましょうという闇取引をしていた。契約書のない支給をしていた。確実に違法を犯していた。この問題。
そして、元副市長と組合役員らが報酬に対する税負担分の補填。これは第三者委員会からも違法性がありと指摘をされている。そして、この補償金の受け取りに際し、公共事業用資産の資産買取等証明書を発行していたこと。勝手にやっている、こんなことを。あとは組合互助会へ多額の助成金を支出し、商品券を購入して、大量に購入して、配布しまくって、その疑義が出ないように口封じをしていた疑いがある。
これだけをもってしてもですね、これ組合がやったんじゃないんですよ。組合がやったんであれば、東京都と一緒に調査に入りましょう。それは理解できます。これは河内氏がやったことなんです。これ全部、河内氏がやったことなんです。個人が組合を私物化して、違法なことをやったことがもう明確に第三者委員会で、そういう指摘をしているにもかかわらず、私たちは何を今後、市長にお任せをして解明をしてもらわなきゃいけないんでしょうか。
私は、市長は独自に解明せよということについては異議は唱えません。市長、やっぱりきちんと市長自身で解明をしていただきたい。しかし、6万円払ったのは日野市なんです。その立場から、いわば被告に当たるような立場の方に解明をお任せをするということが、市民から見たら、どれだけばかげて見えていることか。しかも去年6月に決議をして、ね、市長にお伺いをしたら、こんなにすごい中身が出てきたと。にもかかわらず、また、そのすごい中身を見て、ああすごい、こんなひどいことやっていたんだ。じゃあまた市長解明してねと、またお願いをする。これが議会ですか。議員自身が自分自身で調べようというのが議会じゃないですか。市民に対して説明責任を果たすために、自分たち自身で委員会をつくって解明をするのが市議会じゃないでしょうか。
私と有賀議員と、そして共産党も賛成してくれましたけれども、特別委員会をつくろうよという提案をしたら、代表者会議で、それが受け入れてもらえず、またまた決議になった。決議は賛成しますよ。やってくれる分にはやってもらいたい。だけど議員自身の責任はどうなのか。このことをしっかりと議員の皆さんに受けとめていただきたいということを申し上げて賛成いたします。
279 ◯議長(窪田知子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
280 ◯議長(窪田知子君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
281 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第3号の件は原案のとおり可決されました。
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282 ◯議長(窪田知子君) 本日の日程は全て終わりました。
これをもって令和2年第1回
日野市議会定例会を閉会いたします。
午後6時09分 閉会
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