日野市議会 2020-03-23
令和2年民生文教委員会 本文 開催日: 2020-03-23
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会・開議
◯事務局次長(山崎八州志君) 本日の
民生文教委員会は、委員会の人事構成後、初めての委員会でありますので、委員長が選挙されるまでの間、
委員会条例第10条第2項の規定により、年長委員が委員長の職務を行うことになっております。出席委員中、
秋山薫委員が年長の委員でありますので、御紹介を申し上げ、
臨時委員長の職務をお願い申し上げます。
2
◯臨時委員長(秋山 薫君) ただいま御紹介をいただきました秋山薫でございます。
委員会条例第10条第2項の規定により、臨時に委員長の職務を行います。
これより、
民生文教委員会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
初めに、お手元に配付してあります日程に従って議事を進めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
3
◯臨時委員長(秋山 薫君) 御異議ないものと認め、日程に従って議事を進めてまいります。
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4
◯臨時委員長(秋山 薫君) これより委員長の互選を行います。
お諮りいたします。互選の方法については、指名推選とし、私から指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
5
◯臨時委員長(秋山 薫君) 御異議ないものと認めます。よって、私から指名いたします。
委員長に
大塚智和委員を指名いたします。
ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6
◯臨時委員長(秋山 薫君) 御異議ないものと認めます。よって、
大塚智和委員が委員長に当選されました。
これをもちまして、委員長を交代し、
大塚智和委員長に就任の御挨拶をお願いいたします。
7
◯委員長(
大塚智和君) ただいま御指名をいただき、皆様に御信任をいただきました
大塚智和でございます。
円滑なる審議の進行に努めてまいりたいと思いますので、皆様の御協力のほど、よろしくお願いいたします。
また、現在、
コロナウイルスの蔓延を防止するためのさまざまな配慮がございますので、よろしくどうぞお願い申し上げます。
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8
◯委員長(
大塚智和君) これより副委員長の互選を行います。
お諮りいたします。互選の方法については、指名推選とし、私から指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認めます。よって、私から指名をいたします。
副委員長に
森沢美和子委員を指名いたします。
ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
10
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認めます。よって、
森沢美和子委員が副委員長に当選されました。
ただいま副委員長に当選されました
森沢美和子委員に副
委員長就任の御挨拶をお願いいたします。
11 ◯副委員長(
森沢美和子君) 御指名を受けましたチームひの
森沢美和子でございます。委員長を補佐し、公平公正、全うな議事が行われるよう努めてまいります。よろしくお願いいたします。
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12
◯委員長(
大塚智和君) 審査に入る前に委員及び説明員の皆様に申し上げます。
新型コロナウイルスによる感染拡大の予防を目的に以下のとおりお願い申し上げます。
1、会議時間の短縮を図るため、質疑答弁は簡潔に行うよう、よろしくお願いいたします。
2番目として、空間を確保するため、説明員を最小限度に抑えるとともに換気を目的として出入り口の扉は常時開放としております。
3つ目として、発言の有無にかかわらずマスクの着用を推奨いたします。
以上、
議会運営委員会での決定事項となりますので、皆様の御理解、御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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13
◯委員長(
大塚智和君) 次に、委員改選後、最初の委員会でございます。各担当部長から説明員の紹介をお願いするところでございますが、先ほど申し上げましたとおり、今回は議案審査がある説明員のみの御紹介にとどめていただき、6月の委員会の中で改めて御紹介いただくよう、よろしくお願いをいたします。
それでは、担当部長より説明員の紹介をお願いいたします。市民部長。
14
◯市民部長(古川和子君) 市民部の説明員の紹介をさせていただきます。
まず、最初に、私、市民部長の古川です。よろしくお願いいたします。
それでは、
市民窓口課長、久保田でございます。
15
◯市民窓口課長(
久保田博之君) 久保田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
16
◯市民部長(古川和子君)
保険年金課長、秦でございます。
17
◯保険年金課長(秦 広一君) 秦でございます。よろしくお願いいたします。
18
◯市民部長(古川和子君) 市民部の説明員は以上でございます。
19
◯委員長(
大塚智和君)
子ども部長。
20
◯子ども部長(篠崎忠士君)
子ども部長の篠崎でございます。よろしくお願いいたします。
私からは、子ども部の説明員の紹介をさせていただきます。
子育て課長の仁賀田でございます。
21
◯子育て課長(仁賀田宏君) 仁賀田でございます。よろしくお願いいたします。
22
◯子ども部長(篠崎忠士君) 子ども部は以上でございます。
23
◯委員長(
大塚智和君)
病院事務長。
24
◯病院事務長(小塩 茂君) 私からは市立病院の説明員を紹介させていただきます。
まず、私、
病院事務長の小塩でございます。どうぞよろしくお願いします。
続きまして、
事務部参事、改革プラン推進担当兼ねて
経営企画室長事務取扱、兼子でございます。
25
◯病院事務部参事(兼子理
夫君) 兼子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
26
◯病院事務長(小塩 茂君)
病院総務課長、宮澤でございます。
27
◯病院総務課長(宮澤隆之君)
病院総務課長、宮澤でございます。よろしくお願いいたします。
28
◯病院事務長(小塩 茂君)
病院総務課課長補佐、長谷部でございます。
29
◯病院総務課課長補佐(
長谷部一志君) 長谷部でございます。よろしくお願いいたします。
30
◯病院事務長(小塩 茂君) 説明員の紹介は以上でございます。
31
◯委員長(
大塚智和君) 紹介漏れはございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯委員長(
大塚智和君) それでは、委員長から説明員の皆様にお願いいたします。
本委員会には、委員会録の作成のために速記者が入っております。説明、答弁につきましては簡潔にお願いいたします。
また、説明、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を言ってください。あわせて説明員の方々は、
委員会出席者名簿に役職名、氏名を記入していただきたいと思います。
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◯委員長(
大塚智和君) これより議案審査に入ります。
議案第10号、日野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
市民窓口課長。
34
◯市民窓口課長(
久保田博之君) それでは、議案第10号、日野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、御説明を申し上げます。
このたびの改正は、
印鑑登録資格における成年被後見人の規定の改正、及び一部文言の整備を行うものでございます。
お手元に資料をお配りしてございます。その資料に基づきまして御説明を申し上げます。
初めに、本改正に至る背景でございます。認知症、知的障害、その他の精神上の障害があることにより、財産の管理や
日常生活等に支障がある方たちを支える手段としまして、
成年後見制度がございますけれども、これが十分に利用されていない状況にあったことから、国により法律等の整備がなされました。
平成28年には、
成年後見制度の利用の促進に関する法律が公布、施行されたことに続きまして、令和元年には、成年被後見人であることを理由に、不当に差別されないよう、約180の法律について、
欠格条項等の見直しを図るための法整備がなされました。
これを受けまして、総務省においても、
印鑑登録証明事務処理要領が改正され、総務省から全国の自治体に対し、成年被後見人に係る欠格条項の改正と今後の取り扱いについて助言がございました。
日野市印鑑条例における具体的な改正内容といたしましては、資料の中段、新旧対照をごらんください。
第2条第2項にて、印鑑の登録を受けることができない者といたしまして、現行では、「成年被後見人」となっているものを「意思能力を有しない者」と改めるものでございます。
最後に、改正後の運用でございます。
こちらにつきましては、国から全国の自治体に向けて発出された
技術的助言に基づきまして、成年被後見人が
法定代理人と同行の上で印鑑登録の手続に来られた際には、印鑑登録の申請を受け付けることになります。
附則でございます。本条例改正は、公布の日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
35
◯委員長(
大塚智和君) 質疑に入る前に、委員各位に申し上げます。挙手につきましては確認をいたしますので、はっきりと挙げていただくよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
本件は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第10号の件は可決すべきものと決しました。
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◯委員長(
大塚智和君) これより、議案第16号、日野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
病院総務課長。
40
◯病院総務課長(宮澤隆之君) それでは、議案第16号、日野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。
恐れ入りますが、2ページをお開きください。
本議案は、
地方自治法等の一部が改正されたことに伴い、
日野市立病院事業の設置等に関する条例第5条で引用されている
地方自治法第243条の2第4項の部分を第243条の2の2第8項へと所要の改正を行うものであります。
恐れ入りますが、4ページ、5ページをお開きください。
新旧対照表になります。
第5条、議会の同意を要する賠償責任の免除についての条文です。下線の部分の
地方自治法からの引用部分について、
地方自治法の条文の追加等により条項にずれが生じたため、下線部分を変更するものです。他の部分に変更はございません。
本条例は、令和2年4月1日から施行をするものであります。
以上、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
41
◯委員長(
大塚智和君) これより、質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について、御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより、本件について採決をいたします。本件は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第16号の件は可決すべきものと決しました。
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45
◯委員長(
大塚智和君) これより、議案第33号、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
保険年金課長。
46
◯保険年金課長(秦 広一君) それでは、議案第33号、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の変更について御説明申し上げます。
恐れ入ります。議案書2ページをお開き願います。
東京都
後期高齢者医療広域連合規約の附則を変更するものでございます。
変更内容でございます。
後期高齢者医療制度の保険料は、2年ごとの改正が定められております。東京都広域連合では、
保険料軽減を図るため、独自の施策といたしまして、構成市、市区町村の一般財源を投入することとし、制度発足の平成20年度より2年ごとの時限措置として市区町村が負担をしております。
今回、令和2年度、3年度につきましても引き続き
審査支払手数料相当額、
財政安定化基金拠出金相当額、
保険料未収金補填分相当額、
保険料所得割額軽減分相当額、及び
葬祭費相当額の5項目につきまして、市町村が負担することといたしまして、2年間の時限措置として規約の附則に規定するものでございます。
4ページ、5ページをお開き願います。
附則5に、令和2年度分及び令和3年度分の規定をするものです。
広域連合規約の変更は
地方自治法に基づきまして、
関係地方公共団体の議会の議決と都知事への許可申請、または届け出を要すると規定されております。
本規約変更につきましては、東京都広域連合を構成する62団体の議会での議決を経て、
東京都知事へ届け出を行うものとなっております。
施行日でございます。
保険料負担の軽減を目的とする変更でありますので、
保険料賦課期日であります4月1日といたしております。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
47
◯委員長(
大塚智和君) これより、質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について、御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
49
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより、本件について採決をいたします。本件は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
50
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第33号の件は可決すべきものと決しました。
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51
◯委員長(
大塚智和君) これより、請願審査に入ります。
お諮りいたします。請願者の入室を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
52
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認め、入室を許可いたします。
〔請願者入室〕
53
◯委員長(
大塚智和君) それでは、子ども医療証発行についての所得制限撤廃に関する請願の件を議題といたします。
この請願につきましては、請願者より主旨説明の申し出がございます。
お諮りいたします。本日、3月23日の本委員会に、請願に対する参考人として、久保義幸さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
54
◯委員長(
大塚智和君) 御異議ないものと認め、そのように決定をさせていただきます。
本日は参考人として御出席をいただき、ありがとうございます。
早速でございますが、議事の順序について申し上げます。参考人の方は、おおむね3分間で趣旨の説明をしていただき、その後、委員からの質疑にお答えいただくよう、お願いいたします。
それでは久保さん、お願いいたします。
55 ◯参考人(久保義幸君) 本日はありがとうございます。
子ども医療証の発行についての所得制限をなくす件の請願について、主旨説明をいたします。
まず、子ども医療証の状況について私が理解しているところを述べます。
東京23区は、所得制限なく、これは発行されているというふうに認識しております。
また、税収の内訳が違っている23区と異なるような都下の市町村ですね、によっても近隣の多摩市、あと八王子市でも所得制限なく発行に至っています。
さらに近隣の他県を見てもですね、千葉県では54市町村中ですね、52の市町村が所得制限のない状況にあります。
また、埼玉県では全市区町村が中学卒業の15歳まで、さらには18歳まで助成するような市区町村もあるというふうに認識しております。
こういった子育て世代の医療費の助成ということは、子育て世代に対しても安心して育てられるためのサポートとして、必要なものだと思っています。それに対してですね、なぜ今、日野市でできないのかというところが、我々にはわかっていないという状況です。
さて、そもそも所得制限についてもですね、一律主たる生計者の収入だけでは、はかり知ることはできないのではないかと考えております。当然共働きですと、その考え方も所得制限のかけ方も違いますし、例えば、所得制限以下であってもですね、祖父母からの援助があるというふうに推測もあります。
また一方、所得制限を超えていても、祖父母の介護で出ていくような金銭も多く、実質的には所得制限以下の経済状況になることも考えられます。
また、これによっては、世帯によって事情はさまざまであるというふうに考えております。そのため、一律で所得制限を区切ることに対しての子育て家庭への不利益というのは、大きいのではないかと考えております。
また、近年、幼保の無料化、私立高校の無償化など教育への補助が広まっているふうに認識しております。
ここで、まずは子どもの医療さえ援助が受けられず、不安を抱えている家庭があることをわかっていただきたいというふうに考えております。子どもにかかる医療費については、特に慢性疾患、後はこのように定期的に通院しているような状況の場合ですね、負担が大きくなってきます。
それだけじゃなく子どもはですね、皮膚のトラブルやちょっとしたけが、歯科治療ですね、あと眼科にかかることも多いんですけれども、これが負担なしと3割負担となってくると大きな違いになってきます。診療に伴って薬の処方による金銭負担も多くなっているというふうに考えております。また、インフルエンザ等の感染症、処方する薬も多くなります。
また、現在問題になっている
新型コロナウイルスのように、ここで露見した未知のウイルス等の感染症への不安というものは、精神的ならず不幸にもこのような病気にかかってしまった際の経済的不安ははかり知れません。
どうか未来を担う子どもたちに、教育ももちろん必要だと思うんですが、まずは全ての家庭に子ども医療とこれを届け、子どもが心身健康に過ごしてこそ教育を受けることができ、日野市、そして日本を担う未来を形づくっていることにつながると信じております。
このたび、所得制限撤廃について議論していただき、一律の医療を受けられるように請願いたします。
56
◯委員長(
大塚智和君) ありがとうございました。以上で、参考人からの主旨説明は終わりました。
質疑に先立ちまして、念のため参考人の方に申し上げます。
参考人は、委員長の許可を得てから発言をしていただき、また、委員に対しては質疑をすることはできませんので、御了承いただきたいと思います。
それでは、趣旨に対する質疑を行います。岡田委員。
57 ◯委員(岡田旬子君) 3点ほど、久保さんにお伺いいたします。
まず、1つ、先ほど趣旨説明でも大体のことをお伺いいたしました。このたびの請願を自治体に出すということをですね、こうした思いからだと思いますけれども、改めて先ほども3分間の間に伝えきれなかった理由などがあれば、ぜひ、いろいろな背景もお話しいただければと思いますが、いかがでしょうか。
58
◯委員長(
大塚智和君) 岡田委員、済みません。今、参考人の久保さんに対する質問をしていただきたいと思うんですけど。
59 ◯委員(岡田旬子君) なぜこのたびの請願を実際に出すことをお考えになられたか、お願いします。
60
◯委員長(
大塚智和君) 久保さん。
61 ◯参考人(久保義幸君) 先ほどの部分でも申し上げましたけれども、私の妻がですね、最近の
コロナウイルス等々、そういった感染症に対する不安といったものを出したときに、じゃあ、翻ってうちの家庭って、すぐに医療にかかれるようになっているんだろうかと。その場合になぜ、ほかと差が出てくるんだろうかというところに不安を感じております。
実際にその金額はですね、通常、我々が支払いしている税金等々ありますけれども、それを除いたとしてもですね、実際に我々が払っていかなきゃいけない金額というのは、上の子、下の子もいますけれども、その中でですね、今、上の子が通常的に慢性的な疾患を抱えていると。その詳細は申し上げられませんけれども、そういった状況で下の子が何か病気にかかる、はたまた二人とも
コロナウイルスのような、そんなことにかかってしまった場合に、じゃあ、その医療ってどうやって受けるんだろうかと。普通に3割負担になってしまうんだろうかと。もちろん国とかでそういったサポートというのは、もちろん特別にあるのかもしれないですけれども、その病気が一般的になっていけばなるほど、全部それは3割負担となってかえってくるのかというようなところを心配してですね、子どもを見る妻からするとですね、そういった部分の不安が、それこそ夜、眠れないときがあるというようなところも申しております。そういったところに関して何とかできないものかと、自分で動けることはないんだろうかと考えたところで、こういった請願に至ったという形になります。
62
◯委員長(
大塚智和君) 岡田委員。
63 ◯委員(岡田旬子君) ありがとうございます。
久保さんのお宅の場合、子育てにはお金がかかるとお感じになることってありますでしょうか。
64
◯委員長(
大塚智和君) 久保さん。
65 ◯参考人(久保義幸君) 当然、我々も一番お金がかかるところ、医療費が一番大きくなっています。その次にですね、もともと塾とかに通わせている部分の教育費、学校以外の部分ですね、そういったものもかかってまいります。なので、そういった部分が一番大きなところ、上位の部分になってくるかなと思います。その中で医療費というのはですね、我々の実際に今、塾とかに通わせる金額、それと同じとは言えませんけれども、その半分ぐらいは毎月かかってきているんじゃないかなというふうに考えております。
66
◯委員長(
大塚智和君) 岡田委員。
67 ◯委員(岡田旬子君) 例えばですね、医療費の支出のことが原因で、ちょっとお子さんのぐあいに気になるところがあったとしても、医療機関にかからないでおこうというような抑制が、どうしても気持ちとしてかかってしまうということはあるでしょうか。
68
◯委員長(
大塚智和君) 久保さん。
69 ◯参考人(久保義幸君) そこはあると思います。例えばですね、学校から、これは医療機関で受診をしてくださいという形で要診療というふうな形であったとしてもですね、じゃあ、それはひょっとしたら、耳掃除の耳鼻科にかかることなのか、耳が汚いですみたいなことを言われてですね、そんなことでかからなきゃいけないのかと、そんな一々かかっていられないよというような形になってしまうというところは状況にあります。
また、歯医者等々ですね、後はちょっとしたすり傷で、じゃあ医療機関にかかるかというと、当然我々の世代からすると、そんなのかからなくていいというところはありますけれども、ただ、やはりそこが一回一回お金がかかるんだったらやめておこうかということで、都度そういうふうな気持ちになってしまうというのは実際にあると思います。
70 ◯委員(岡田旬子君) わかりました。ありがとうございます。
71
◯委員長(
大塚智和君) 森沢委員。
72 ◯委員(
森沢美和子君) よろしくお願いいたします。
確かに、医療費はとても高額です。通院の頻度が高いお子様がおられる場合の保護者の負担も本当に多額になってしまうということをお察しいたします。
今、岡田委員のほうから、あと、請願の説明のほうでも、どの部分が大変でということでお伺いはさせていただいたんですけれども、子育て家庭の経済負担を軽減し──この文書の中にですね──子育てしやすいまちの達成は医療費達成に所得制限があることで達成は難しいということを参考人がおっしゃっているんですけれども、そう思われる理由を教えていただけますか。
73
◯委員長(
大塚智和君) 久保さん。
74 ◯参考人(久保義幸君) まずですね、今、請願の中でも御説明いたしましたけれども、教育といった面では、いろいろ国、あとは東京都という形でいろいろ幼保等も、ちょっと個人的な不満を申してしまえばですね、幼保の無料化も終わった後に子どもは小学生になっているというようなところで、恩恵を受けられていないといったところで、教育の部分に関してはですね、今、やっと追いついてきているというふうに私は理解しています。
ただ一方で、子育てを幸せに子どもを育てていくといった観点で申しますと、やはり次は医療、先ほど最初に岡田様から御質問いただいたところもありましたけれども、教育、医療といったところは子どもにかけるお金の大きなところになってきます。もちろん食費はもちろんございますけれども、といったところで、医療がそれが受けられないといったことに関してですね、先ほどのところのお話でも抑制がかかるというようなことで、本来教育を受けるために、じゃあ自分が健康じゃなかったら、それが受けられないということになりますので、やはり子どもを幸せにしていく、幸せに育ってですね、この日野市だけではなくて、日本を担っていくという観点からしても、やはりこの医療費の部分といったところは、やはり一番大きなポイントになってくるかなというふうに私は理解しています。
75
◯委員長(
大塚智和君) 森沢委員。
76 ◯委員(
森沢美和子君) ありがとうございます。
もう一つ質問をさせていただきます。
市における医療費助成の予算化について、他の予算見直しなどで十分対応ができるはずということを、この文書の中でおっしゃっているんですけれども、何か見直すべきものがあるとお考えなのか、この文書に至った根拠もお聞かせいただきたいんですけれども。
77
◯委員長(
大塚智和君) 久保さん。
78 ◯参考人(久保義幸君) 今の御質問に対してですね、具体的にどの予算が使えるかとか、そういったところは申しわけございませんが、私はそこまでは理解はできていません。当然、市の予算をまとめていらっしゃる方々が御存じだと。もちろん我々も勉強しなきゃいけないですけれども、その中でですね、例えば、その予算というのはどれぐらいかかるんでしょうかと、我々は逆に御質問したいんですけれども、日野市の場合に幾らになるかという試算はされているかもしれないですけれども、私が理解している限り多摩市の場合はですね、この所得制限の撤廃をすることで5,500万円の予算を計上しているというふうに理解しています。これぐらいの予算であればですね、日野市の財政規模の500億円ぐらいでしょうか。そんな中で、じゃあ一つ道路の工事だとか、はたまたほかの何かどこかの修理とかですね、そういったところの予算と比べてどうなのかというのは、ちょっとわからないですけれども、そういった予算をちゃんと見直していただければ十分に捻出できるような金額ではないかなというふうに思っております。
79
◯委員長(
大塚智和君) 森沢委員。
80 ◯委員(
森沢美和子君) ありがとうございました。以上で結構です。
81
◯委員長(
大塚智和君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって参考人への質疑を終結といたします。
久保さん、ありがとうございました。
83
◯委員長(
大塚智和君) これより、質疑に入ります。岡田委員。
84 ◯委員(岡田旬子君) 3点ほど伺います。
まず1つ目、東京都における子どもの医療費助成について、先ほど久保さんのほうからも大変、端的にお話がありました。改めて市のほうでどのように把握をされていらっしゃいますか。子どもの医療費助成所得制限や一部負担の状況についてお教えください。お願いします。
85
◯委員長(
大塚智和君) 答弁を求めます。
子育て課長。
86
◯子育て課長(仁賀田宏君) ただいま、東京都の助成の状況ということで御質問をいただきました。
まず、全体ですけれども、東京都につきましては、全体の医療費の2分の1を補助するという補助制度を持っているところでございます。
次にですね、東京都の市区町村が、どのような対応をとっているかということについて御説明をさせていただきます。
先ほど請願者の方もおっしゃっておりましたけれども、特別区につきましては23区全てですね、入院通院ともに所得制限がなく全額医療費が助成されるという制度になっております。
市町村におきましては、同じような制度を持っているのが、武蔵野市と府中市というような2市になっているところでございます。
それから、全額を助成するんですけれども、所得制限がありますよというところですが、これが日野市でございます。日野市とあと八丈が全額助成をしていると。
あと、一部負担、通院の場合、1回200円の自己負担はあるんだけれども、所得制限は持っていませんよというのが、八王子市や多摩市を含めて今、6市あるという状況でございます。
それから、一部負担、1回200円の通院で自己負担があって、さらに所得制限も持っていますというところがですね、町田市、稲城市等12市あるというところでございます。
全体としては、そのようなところでございます。
以上です。
87
◯委員長(
大塚智和君) 岡田委員。
88 ◯委員(岡田旬子君) それでは、質問します。
市は、所得制限の撤廃につきまして、どのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
89
◯委員長(
大塚智和君)
子育て課長。
90
◯子育て課長(仁賀田宏君) 市が所得制限の撤廃について、どのように考えているかというところでございます。
これにつきましてはですね、まず、大きな話として、23区と市の中で、片や一部負担があり、片や全額助成がありというのは、同じ東京都民としては、これは好ましくはないなという認識は持っているところでございます。
しかしながら今、東京都が2分の1の助成という中で、その2分の1を市が負担をしてということになるとですね、試算をしますと、大体8,000万弱、日野市の場合にはかかるというような試算もしておりますので、それを日野市がというのは非常に難しい。現状の予算の状況でいくと難しいなというところでございます。
日野市の場合にはですね、子どもの貧困対策というのを積極的に行っておりまして、そのために平成29年の10月から一部負担の200円というのを所得制限を撤廃して無償化をしているという経緯がございます。
ですので、今後ですね、東京都全体の流れも必要ですけれども、この医療費を全額助成とするということがですね、子育て支援策として本当に有効なのか、子どもの健康にとってプラスになるのか。あと、医療機関にかかりやすくなるというところもあるようですので、医療費の適正な利用というところにつながっていくのかと、そういったところをしっかり見きわめながら検討していくべきだというふうに考えております。
以上でございます。
91
◯委員長(
大塚智和君) 岡田委員。
92 ◯委員(岡田旬子君) 日野市が以前、低所得者の対策として、まずですね窓口負担の200円、これを撤廃したこと自体は評価しております。子育ての施策は、本来であれば私たちは保護者にお金があるなしで制度を受けられる権利に差をつくらない、全ての子どもの育つ権利を社会が保障する、そうした条件整備が大変必要だと私たちは考えております。
市はですね、私たち、8,000万ならできるんじゃないかなというふうに考えていますけれども、今後、所得制限の撤廃を考えていないということでしょうか。
93
◯委員長(
大塚智和君)
子育て課長。
94
◯子育て課長(仁賀田宏君) 私ども、まずですね、今、東京都2分の1という助成の枠になっておりますけれども、市長会を通じてですね、まずは国がしっかりと助成の枠をつくってほしいというのを要望として申し上げているところでございます。
国が一定の助成枠をつくって、それに対して東京都も助成をしていく、そういう仕組みができるとですね、市の負担も今までよりはさらに低くなってくるのではないのかなというところでございます。
まずは、そこをしっかりと26市として要望しているというのが現状でございます。
以上でございます。
95 ◯委員(岡田旬子君) わかりました。ありがとうございます。
96
◯委員長(
大塚智和君) 池田委員。
97 ◯委員(池田利恵君) 今のお話の中で、中学校までの所得制限を撤廃することによる金銭的な影響というのが8,000万ぐらいということで試算しているというお話が伺えたわけなんですけれども、これ、所得制限にかかる人の層の収入は大体どのくらいのものかというのが、おおよそで構わないんですけれども、わかればちょっと教えていただきたい。
98
◯委員長(
大塚智和君)
子育て課長。
99
◯子育て課長(仁賀田宏君) それぞれの方、収入のいろいろな状況があるんですけれども、あくまで概算という中でいくと、扶養が1人の方で、最も一般的だなと思う方であってもですね、収入で800万円を超えるぐらいの収入の方が所得制限にかかるというふうに考えております。
以上でございます。
100
◯委員長(
大塚智和君) 池田委員。
101 ◯委員(池田利恵君) 大体、ちょっと難しいかもしれないですけれども所得制限にかかる、なんていうのかな、層の割合というのは大体どれくらいかという。
102
◯委員長(
大塚智和君)
子育て課長。
103
◯子育て課長(仁賀田宏君) 大体全体の中での割合ということで御説明させていただきます。全体の中で2割弱ぐらいが対象になるというふうに考えております。
以上でございます。
104
◯委員長(
大塚智和君) 森沢委員。
105 ◯委員(
森沢美和子君) 私のほうも大体皆さんがしてくださったんですけれども、1つだけ確認をさせていただきます。
8,000万ということがかかるということもわかりました。市として、他の予算の見直しで十分対応できることなのか。また、現状、日野市にその負担能力があるのかどうか、教えてください。
106
◯委員長(
大塚智和君)
子育て課長。
107
◯子育て課長(仁賀田宏君) 今の市の予算の積算の状況であったり審議の状況を見る限りで行くとですね、なかなか単費という中で、新たに8,000万弱の金額を支出するのは難しいのではないかという認識を持っております。
以上でございます。
108
◯委員長(
大塚智和君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
109
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。近澤委員。
110 ◯委員(近澤美樹君) 先ほどの御答弁で、市としても市長会を通して国に助成の枠をつくってほしいと要請しているというような御答弁がありました。
子どもの医療費の助成制度は、いまだに国の制度がありません。そのため全国全ての地方自治体が独自の努力によって助成を実施している。さらに対象を拡大する努力も続けています。特にこの10年間で助成制度そのものは、各自治体の助成制度は大きく前進しました。お金の心配なく子どもたちが必要な医療を受けられる、この粘り強い国民の運動の成果だというふうに私たちは捉えています。
自治体の努力の一方で、国の助成制度がないために助成対象年齢や窓口での一部負担、所得制限など自治体により格差が生まれてしまっていること、これはついては、市としても同じ都民としても好ましくないという見解も示していただくことはできました。
全国知事会や全国市長会は、少子化対策の抜本的強化などを訴えて、国に全国一律の子ども医療費助成制度をつくるように再三提起をしていると伺っております。
ところが、国は逆に今、窓口の無料化を行っている自治体へ、国民健康保険への国庫負担減額という形で、ペナルティー措置を行っています。超党派の働きかけで、国は2018年度に小学校就学前までの子どもへの助成はペナルティーを廃止しましたが、小学生以上の子どもについてはまだペナルティーが残っているという状況です。
子どもに関する施策は、生まれた境遇で育つ条件が左右されない、全ての子どもの育つ権利を社会は保障していく、ユニバーサルな条件整備をしていくことが必要だと私たちは考えています。そのためには一日も早く国が子ども医療費無料制度を創設することが必要で、そうすれば、県や自治体の上乗せで所得制限の撤廃、対象年齢の拡大は飛躍的に実現するということになると思います。
請願者の将来を担う子どもたちが中学生まで負担なく一律の医療を受けられるようにしてほしいという願いは当然で切実な願いで、これを聞かない、こうした態度が議会にはできるのかというふうな思いでおります。
先ほどの請願者の方への質疑で、実際に所得制限を受けている御家庭であっても、医療制限、軽微なものであれば医療抑制、自分自身の御家庭で判断をしてしまう、こうしたことが起きていることがわかりました。
また、医療負担の大きさを持って、私、このたびの新型コロナなどのことによって、医療費のことを考えて心配で眠れなくなるというような、こうした市民のお声を聞いたらば、やはり私たち議会としてはこれをしっかりと受けとめる、その責任があると考えています。
相対的に保護者の所得が高いということが、その方の御家庭が相対的に高いというだけで子どもの権利保障、そのことを判断に入れてしまうということは、これは理由にはならないのではないかと思います。一刻も早い国の制度新設が求められますけれども、それまで市や東京都の努力で所得制限を撤廃する、そのことが必要だと考えています。請願そのものは当然採択すべきものだと考えています。
以上です。
111
◯委員長(
大塚智和君) 池田委員。
112 ◯委員(池田利恵君) 本請願に関して、不採択の立場でお話をさせていただきます。
先ほど来、請願者の久保様のお話をお伺いしておりますと、本当に確かに何とかして差し上げたいなというふうに思うのは重々同感する部分はありますけれども、御存じかと思うんですけれども、今、日野市はついせんだっての朝日新聞でも大きく近隣自治体の予算の状況というのがどれほど厳しいことかというようなことを、トップに日野市が挙げられて記載をされておりました。
サービスというのは、やはり支払うバランスをとらずして展開していくということで、大きな破綻を来していくというようなことがそれぞれの自治体でも起こってきます。ましてや、コロナの大きな騒動でどのような形に日野市の財政が、経常収支比率が100%になったというのは日野市の有史以来初めてのことなので、そういう状況において、今まで積み上げてきたサービスというものも台なしになってしまうというようなこともあるかもしれません。そういう意味では、この所得制限、支払い能力の有無によって、やはりこのようなことは決めていかなければならないという非常に苦しい現実というものを甘受していただくというような姿勢がやはり大事かなというふうに思っております。そういう意味では、やはり所得制限というものをかけざるを得ない財政状況であるというところに注視してまいりたいなというふうに思う次第であります。
以上です。
113
◯委員長(
大塚智和君) 馬場委員。
114 ◯委員(馬場賢司君) 請願第2-1号につきまして、不採択の立場で意見を申し述べます。
請願者のおっしゃるとおりですね、中学生まで負担なく一律の医療を受けられることが当然理想でありますが、これについては、やはり国や東京都の取り組みというところがとても大きいというふうに思います。これまでも市として要望要請活動等していただいておりますが、これからも、例えば東京都に対しては、東京都に暮らす子どもにひとしく福祉が行き渡るように都制度による所得制限の撤廃でありますとか、また補助率の引き上げ等、今後も引き続きしっかりと要望していただきたいと思います。
また、公明党としては、さらなる子どもの貧困対策という中では、この所得制限撤廃の前に、まず高校生までの助成制度を拡充を要望しているところであります。これについてもつけ加えさせていただきます。
また、この請願の中で、他予算の見直しなどで十分に対応できるはずであるというふうにありましたが、今回、財政非常事態宣言が示されて、また、令和2年度においても、社会保障関連経費の増加、老朽化した公共施設の改修、会計年度任用職員制度への対応を行ったことなどによって、かなり厳しい状況の中での予算編成となっております。
今、さらなる行財政改革が求められている中で、十分に対応できるとは思えず、現状ではなかなか難しい状況とも判断をしております。どうか引き続き国や東京都への働きかけをしっかりとしていただきたいということを、また引き続きよろしくお願いしたいと思います。
以上、不採択の意見といたします。
115
◯委員長(
大塚智和君) 森沢委員。
116 ◯委員(
森沢美和子君) 慢性疾患など高額医療費を払う頻度が高いと、確かに3割負担は大きいと思います。国や都の政策とは言え、市民ニーズを身近に感じることができる自治体が独自な判断で負担することが私も本来であれば望ましいと思います。
しかし、そうしたいんですけれどもという現状、できない現状がある。財政非常事態宣言は日野市の事情です。そこで支援が本当に必要であり、求めている方への意向を取り入れないわけには本来であればいかないと思います。
現在の日野市が独自の対応をするには、しかし財源が足りないという答弁をいただきました。市民の声に寄り添う対応を行うためには、まず低所得者へ向けた支援を最重要課題として考えていかなければならない。所得制限をなくすことで高額所得者も同じ恩恵を受けてしまうということになると、さらに格差が拡大してしまうのではないでしょうか。
先ほどの請願者のお話によると、疾患を抱えている事情、詳細は言えないとおっしゃっておりました。しかし、日野市はそれぞれの福祉制度が充実しております。個別の対応で、そこのところを支援をいただくような方向に持っていっていただくわけにはいかないのでしょうか。
市には国や都に引き続き要望を出すことを続けていただき、日野市としては市独自の市民の声に寄り添った支援を行うために財源確保のために努力をしていただきたい。
先ほど、私の質問の中で、市に十分対応できるのか、その負担能力はあるのかということで、ちょっと難しいという御答弁をいただいたときに、その後に、では引き続き支援を検討するという余地はあるのかということを私、聞き忘れてしまったんですけれども、そういったことも考慮した上で、こういった方たちのために市としてできることを続けていっていただきたいということを要望し、そのことを切に願い、この請願についてですが、不本意ではありますが、不採択とさせていただきます。
117
◯委員長(
大塚智和君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
119
◯委員長(
大塚智和君) 挙手少数であります。よって、請願第2-1号の件は、不採択とすべきものと決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
120
◯委員長(
大塚智和君) そのほか、委員の皆様方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
121
◯委員長(
大塚智和君) なければ、これより令和2年度の行政調査についてお諮りしたいと思いますが、説明員の方々については、審査が終わりましたので、退出していただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
122
◯委員長(
大塚智和君) それでは、説明員の方々につきましては、退出していただいて結構です。ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
123
◯委員長(
大塚智和君) 次に、その他として行政調査についてお諮りをしたいと思います。
令和2年の行政調査、日程についてでございますが、いろいろと現状がオリンピックがあったりとか、現状ですよ、きょう現在、オリンピック等あったり、また、
コロナウイルスの関係とか、いろいろと諸般の事情がございますので、なかなかいついつというのは、きょう決められるかどうかというのはちょっと疑問なところはございますが、日程について、委員の皆さんから何か御意見等ございますれば、ぜひお聞かせいただきたいと思います。馬場委員。
124 ◯委員(馬場賢司君) 時期的に11月ぐらいの時期がいいのかなと思ったんですけれども、今、委員長からあったとおり、コロナのこれからの状況とかですね、あとオリンピックももしかしたら延期というような、わかりませんけれども、そんなような状況があるので、ちょっと今の段階ではいつというのは難しいかなというふうに判断しますので、委員長、副委員長に一任というか、今現状ではそんな形で考えていただいていいのかなとは思います。
以上です。
125
◯委員長(
大塚智和君) ありがとうございます。
ただいま、馬場委員からの御意見ございましたが、それについて何かまたさらに意見等はございますか。
〔「正副委員長に一任」の声あり〕
126
◯委員長(
大塚智和君) わかりました。
それでは、日程につきましては、委員長、副委員長に一任ということで検討させていただきたいと思います。
あわせて、次に調査地とテーマについて御意見があれば承りたいと思います。
〔「正副委員長に一任」の声あり〕
127
◯委員長(
大塚智和君) それでは、テーマ、また調査地等含めまして、正副委員長一任ということで進めさせていただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
128
◯委員長(
大塚智和君) それでは、最後、そのように決定させていただきました。
なお、調査地、テーマについて御意見があれば、4月10日までに委員長まで御報告いただければと思います。
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129
◯委員長(
大塚智和君) それでは、本日予定いたしました案件は全て終了いたしました。
これをもって、令和2年第1回
民生文教委員会を閉会いたします。
午前10時56分 閉会
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