日野市議会 2020-02-26
令和2年第1回定例会(第1日) 本文 開催日: 2020-02-26
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時30分 開会・開議
◯議長(西野正人君) これより令和2年第1回
日野市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員24名であります。
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2 ◯議長(西野正人君) 日程に入る前に、理事者から発言したい旨の申し出がありましたので、これを許します。市長。
3 ◯市長(大坪冬彦君) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。
今回の
新型コロナウイルス感染症について、1月中旬から2月25日までの状況及び市の対応について御報告を申し上げます。
1月17日ごろより厚生労働省からの情報発信と注意喚起が始まり、市も
健康福祉部健康課を中心に南多摩保健所と連絡をとり、情報収集、連携体制の確認をしております。
また、市立病院では1月24日に第1回
臨時院内感染対策委員会を開催し、情報収集体制の確認、
新型コロナウイルス感染症に関する手順書やフローを院内に通知し、対応の徹底を指示しています。
その後、2月19日までに延べ6回の
臨時院内感染対策委員会を開催し、市立病院としての対策方針について確認をとってきております。
1月28日には、国から指定感染症に定める方向性が示されたことを受けて、市では
庁内感染症対策会議を開催し、
新型コロナウイルス感染症に関する基本情報と予防対策の共有を各部と図るとともに、市民への注意喚起を開始いたしました。
1月30日には、都内での感染者が初めて確認され、2月1日には、国が指定感染症の政令を前倒しして、国からの
チャーター便帰国者の受け入れを開始するなど、新たな局面を迎えております。
市では、都内での
感染拡大リスクの高まりを見きわめ、2月5日に日野市
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染予防の徹底を指示し、各部において、関係機関等への感染症予防の周知を徹底しています。
この際、対策本部は、平成26年9月に策定した
新型インフルエンザ行動計画に準じて、本部長を初め本部員は現在の組織に沿った形で構成し、その対策本部では、
新型インフルエンザ発生時における各部の対応を確認し、これに沿って対応することを確認しております。
これまでの
感染症対策本部の動きとしては、
新型コロナウイルスに関する情報共有、市民等への感染予防への注意喚起を軸に置きながら、市のホームページ、フェイスブック、本庁舎内のデジタル掲示、市内の商業施設、各地区センター、市内の駅やミニバスにも感染症予防の掲示をし、一人でも多くの市民に情報が届くよう情報の発信をしております。
また、同時期に国内の感染者において、それまで確認できていた感染症経路が確定できない感染者があらわれたことを受けて、感染予防から感染拡大防止の動きに軸を変更する対応を開始しております。
そして、2月18日、市では対策本部会議を開催し、感染のリスクが高い市内で開催のイベントや事業に関し、各部で対応の検討を依頼し、引き続き感染症予防を含めて指示を出しております。
また、行政機能の維持を図るために、職員に対しては、2月20日には、職員の感染対策についての通知をしております。
なお、イベント等の開催につきましては、国、東京都、市内感染の状況等を考慮し、2月20日、2月21日の連日、市では対策本部会議を開催し、対策本部の方針として、イベント等については原則中止または延期するとの方針を決定いたしました。
その理由として、市もしくは関係団体が主催するイベント等には、対象者や会場、規模、運営状況などがさまざまであることから、危機管理上、当該感染症の特徴などから感染リスクを考えた場合、以下の5点について考慮すべきと結論づけました。
まず1点目が、
当該イベント等が多くの不特定な人が集まる状況であるか。
2点目は、対象者に高齢者や難病を含む障害者、基礎疾患を持っている方、子どもや妊婦が含まれている状況であるか。
3点目は、イベント等の会場が閉鎖的空間や参加者間の距離が十分に保てず接触する状況が想定されるか。
4点目に、イベント等に、医療に従事する人や消防職員など市民の救命救急にかかわる人が参加者に含まれるか。
5点目としては、イベント等の開催に合わせて、会場の入り口に
アルコール消毒液の設置や参加者へのマスク着用依頼などの予防の方策が困難な状況にあるかでございます。
これらの状況に加えて、
新型コロナウイルス感染症の感染力や潜伏期間内の感染、治療法や治療薬などは不明確な部分もあり、また、現在都内は感染拡大の局面にあると考えられるため、市民の安全確保を第一に考え、当面、令和2年3月31日までの期間、原則中止もしくは延期という方針を固め、2月21日にその情報を発信しております。
なお、先ほど申し上げた考慮すべき状況のいずれにも該当しない場合は、予防対策を、万全を期すことでイベント等の開催は可能としております。
昨日の2月25日現在、日野市における感染者は1名であります。令和2年2月21日、
市内老人保健施設の60歳代の職員における
コロナウイルスの感染が確認されました。翌22日からは東京都南多摩保健所が施設に入り、感染者との濃厚接触者への対応を初め、施設に対し感染症対策の指導を行っています。
市には2月23日に、当該施設及び感染者が入院する病院を所管する保健所から、感染が発生した事実が伝えられました。
これを受け、市といたしましても市内で感染者が出たことを重く受けとめ、同日、これまでの日野市
新型コロナウイルス感染症対策本部を日野市
危機管理対策本部に格上げして開催し、感染拡大の防止、市民の安全確保を第一に対応することを確認しております。
SNS上では、感染者や濃厚接触者を特定しようとする意見や、施設等に対する誹謗中傷が広がりを見せ、市民等からの問い合わせが相次いだことから、市民の皆様に向けて私よりメッセージを発信いたしました。
このメッセージでは、
市内老人保健施設で感染者が発生した事実と、日野市民の健康と安全を守る立場として、南多摩保健所と連携して取り組んでいくことをお伝えしています。
翌24日に当該施設が、施設利用者及び施設利用を調整する
居宅介護支援事業者、そして入所者の家族への感染の発生と施設の閉鎖等の通知を開始したため、連休明けの25日、市民の皆様から多くのお問い合わせや相談をいただきましたので、同日、防災センターにコールセンターを設置いたしました。
市といたしましては、引き続き感染拡大を防止し、患者並びに御家族の人権尊重・個人情報保護に十分配慮し、市民が一日も早く安心した生活に戻れるよう、議員各位及び関係各機関の御協力を仰ぎながら、今後も感染状況等把握し、適切な対応をしてまいります。
以上でございます。
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4 ◯議長(西野正人君) これより日程第1、議席の一部変更の件を議題といたします。
会議規則第4条第3項の規定により、お手元に配付いたしました議席変更図のとおり、
白井菜穂子議員を6番から4番へ
島谷広則議員を7番から5番へ
新井智陽議員を4番から6番へ
伊東秀章議員を5番から7番へ
それぞれ議席を変更いたしたいと思います。
お諮りいたします。ただいまお示しさせていただいた議席変更図のとおり議席の一部を変更することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
5 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議席の一部を変更することに決しました。
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6 ◯議長(西野正人君) これより日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員については、会議規則第88条の規定により、議長において、
17番 奥 野 倫 子 議員
18番 秋 山 薫 議員
を指名いたします。
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7 ◯議長(西野正人君) 次に、日程第3、会期の決定の件を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
〔
議会運営委員長 登壇〕
8
◯議会運営委員長(池田利恵君) おはようございます。それでは御報告申し上げます。
去る2月20日、午後2時より
議会運営委員会を開きまして、今定例会の運営について審議いたしました。
会期につきましては、本日より3月24日までの28日間と決定いたしました。
また、理事者より追加議案が予定されていることを申し添えておきます。
日程の内容につきましては、お手元に配付いたしました資料のとおりでございます。
以上、確認いただきまして、御審議のほどよろしくお願いいたします。
9 ◯議長(西野正人君) お諮りいたします。ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり、会期を決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
10 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって会期は、本日から3月24日まで、期日28日間と決定いたしました。
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11 ◯議長(西野正人君) これより日程第4、日野市元副市長の日野市立病院と
川辺堀之内土地区画整理組合の兼業による二重報酬受取の徹底解明及び日野市立病院のハラスメントの原因究明を求める決議の報告の件を議題といたします。
理事者より報告を求めます。市長。
〔市長 登壇〕
12 ◯市長(大坪冬彦君) 令和元年第2回
日野市議会定例会においてなされた日野市元副市長の日野市立病院と
川辺堀之内土地区画整理組合の兼業による二重報酬受取の徹底解明及び日野市立病院のハラスメントの原因究明を求める決議に基づき、当市が行う実態解明等について客観的かつ公正に調査を進めるため設置した二つの第三者委員会から、その調査結果の報告がありました。
その結論を受けて、市議会の皆様へ実態解明の結果を報告いたします。
まず、元副市長の日野市立病院と
川辺堀之内土地区画整理組合の兼業による二重
報酬受け取り等に関する実態解明についての第三者委員会の調査結果であります。
実施された調査の概要ですが、令和元年9月から、3名の弁護士を委員として構成する
第三者実態調査委員会を発足させ、関係者に対するヒアリング、関係資料の確認などにより調査が行われました。
その調査の対象事項は、1、市立病院及び区画整理組合における元副市長の勤務実態。
2、元副市長に対する賃金、報酬等の支払いの実態及び二重の賃金、報酬等の支払い事実の有無。
3、元副市長が
区画整理組合理事長相談役に就任した経緯の実態。
4、日野市が区画整理組合に対して支出した助成金の区画整理組合における使途の実態及びその違法性の有無などであります。
それでは調査結果を御報告させていただきます。
まず、日野市立病院及び
川辺堀之内土地区画整理組合における日野市元副市長の勤務実態についてであります。
元副市長が、市立病院において臨時職員である院長相談役として雇用されていた期間と、区画整理組合の業務に従事していた期間に重なりがあることから、双方における勤務実態、兼業の実態を明らかにすることを目的に調査が行われ、第三者委員会は、次のとおり兼業の実態を認定いたしました。
市立病院の勤務時間中にも、元副市長は区画整理組合の業務に従事していたことが明らかになった。市立病院の勤務時間中に区画整理組合の業務を行っている時間として具体的に確認できたのは、報告書に添付された資料のとおりである。
なお、この資料から、その重複分を市において算定したところ、具体的な時間の重複があったものが、少なくとも380時間、具体的な時間の記載はないが重複が認められる日が1,317件ありました。
そして、その勤務時間の重複が生じた原因を、第三者委員会は、次のとおり2点の問題点を示した上で結論づけています。
一つ目は、元副市長の市立病院での労働時間の管理については、時間外勤務について、その都度、事前に
決裁者の決裁を得る運用になっておらず、一定期間経過後に、まとめて時間外勤務における個々の従事業務の確認をすることなく事後承認をしていたことから、事実上、元副市長の時間外勤務は野方図となっていたことです。
二つ目は、元副市長の市立病院における院長相談役としての業務は、多方面に及んでいたことが認められるが、元副市長が行っている業務を具体的に把握している者はいなかったことです。
このように勤務時間の管理、業務内容の管理といった労務管理が市立病院において適切に行われていなかったのは、就業場所の物理的な位置関係もさることながら、元副市長であり、かつ院長相談役に就任する直前まで経営専門監として市立病院でも市長の代行としての地位を有していたことから、本来、元副市長の労務管理を行うべき市立病院の職員らは、共通して元副市長をみずからの上司であると認識していたため、その労務管理に注意を払っていなかったことにあると認められる。
以上が、勤務実態に関する調査結果の概要でございます。
次に、市立病院及び区画整理組合の元副市長に対する賃金、報酬等の支払いの実態並びに二重の賃金、報酬等の支払い事実の有無についてであります。
第三者委員会では、元副市長の市立病院と区画整理組合における賃金、報酬等の支払いの実態を調査し、地方公務員法38条に違反して二重の賃金、報酬等の支払いがなされた事実がないかを明らかにすることを目的に、調査を行いました。
その結果、元副市長に対する賃金、報酬等の支払いの状況を確認した結果、二重の賃金、報酬等の支払いを受けていたことが明らかとなった。
また、区画整理組合における極めて高額な報酬を含め、その運営実態の一部についても明らかとなった。
以上が、賃金、報酬等の支払いの実態並びに二重の賃金、報酬等の支払い事実の有無に関する調査結果の概要でございます。
次に、
区画整理組合理事長相談役に就任した経緯についてであります。
第三者委員会により関係者に対しヒアリングを実施した結果、区画整理組合は、日野市企業公社に対し、
土地区画整理事業の全部を委託していたものの、同社への委託だけでは区画整理事業が円滑に推進するかどうかという点に不安があったので、当時の企業公社社長からの推薦により元副市長は理事長相談役に就任した。
元副市長は区画整理組合の
理事長相談役就任の経緯について、当時の市長から、公務として支援してほしいと言われたことが一因であるとの供述をしているが、調査の結果、かかる事実は認められなかった。
以上が、理事長相談役への就任経緯に関する調査結果の概要でございます。
次に、区画整理組合に対し支出した助成金の使途の実態及びその違法性の有無についてであります。
第三者委員会による調査の結果、助成対象費用とされる工事等の事業の完成検査において、不審な点は見当たらず、異なる使途に助成金が流用されているといった事実は認められなかったとのことでした。
その一方で、第三者委員会は、現状、元副市長への報酬の支払いに関する組合運営の適法性について疑念が生じている状況であり、区画整理組合が
土地区画整理法に照らし違法な運営実態があると判断される場合、助成金の返還を求めることもあり得るとしています。
以上が、助成金の使途の実態及びその違法性の有無に関する調査結果の概要でございます。
続きまして、第三者委員会からの意見であります。
第三者委員会では、調査結果に基づく事実認定を踏まえ、兼業禁止に当たることについての意見を次のように述べています。
元副市長が市立病院に勤務する臨時職員でありながら、報酬を得て区画整理組合の理事長相談役として事務に従事したことは、地方公務員法第38条に違反する行為である。
これに対し、元副市長は、元市長から依頼を受けたこと及び区画整理事業が公益性を有することから、区画整理組合の理事長相談役は公務であって兼業に当たらないと主張する。
しかしながら、元市長からの依頼については、元市長がこれを否定しており、これを証明する客観的資料はない。他方、元副市長の供述によっても、元市長からの依頼内容は、国道の開通が日野市としても悲願であるから協力をしてほしいとの抽象的内容にとどまり、兼業の許可を受けたと評価することはできない。
川辺堀之内地区の区画整理事業は、国道20号の延伸工事に伴う用地確保を含むものであることから公益性を有する事業であるが、そのことと兼業の可否とは関係がないと結論づけています。
次に、今回の調査の過程において新たに判明した2点の問題点について、第三者委員会より指摘された内容を御報告させていただきます。
1点目として、市立病院での雇用契約及び勤務時間の管理の問題性でございます。
第三者委員会からは、地方公務員法及び日野市
臨時職員取扱要綱の期間制限を超えて元副市長を院長相談役として長期にわたり雇用し続けたこと、また、元副市長の賃金について、
臨時職員雇用確認書に規定がない日当が契約外で支給されていることについて、本調査では十分な確認ができていないが違法である可能性が高いと指摘されております。
2点目として、区画整理組合への助成金交付は妥当であったかでございます。
第三者委員会が組合から提供された資料を調査した結果、区画整理組合における次の新たな四つの事実が判明しました。
一つ目は、区画整理組合から元副市長に対し高額の報酬が支払われていること。
二つ目は、税負担に対する損失補償という名目で手当が支給されていること。
三つ目は、実績分の報酬を支払う契約書上の根拠が不明確である年度があること。
四つ目は、手当等は、理事会ではなく
理事監事協議会で決定されており、理事ですら元副市長が支給を受けた報酬額の金額を知らないこと。
以上の事実より、第三者委員会としては、区画整理組合の資金繰りは潤沢であったことがうかがわれ、市から助成金を交付する必要性があったのかとの疑問があり、元副市長への報酬の支払いに関する組合運営の適法性についても、疑念が生じているとして、市は区画整理組合の認可権者である東京都と共同して区画整理組合の資金管理等に問題がなかったか、さらに調査すべきと考えるとの結論に至っています。
最後に、第三者委員会では、今回の問題が生じた原因について、次のように言及しております。
1点目は、院長相談役の地位の独立性についてでございます。
第三者委員会からは、元副市長は、臨時職員として院長相談役に就任した後も、元副市長、前経営専門監という経歴から、院内において特別な存在として独立性が認められていたことなどから、自分の勤務内容及び勤務時間を自分で決めることが可能な状態となり、院内において元副市長の勤務内容及び勤務時間を確認し、必要であれば是正することができない状況となってしまったとの指摘がありました。
2点目は、兼業を見逃していたことでございます。
元副市長が、区画整理組合の総会で
理事長相談役就任を紹介され、その後も積極的に発言していることから、市の職員は、元副市長の兼業を疑うべきであった。兼業でないか積極的に確認すべきであったとの指摘がありました。
3点目は、元副市長の違法行為を抑止できなかった背景でございます。
第三者委員会からは、前院長及び院長は、元副市長がいなければ市立病院は存続できなかったのではないかと、その手腕を高く評価している。
また、区画整理組合の理事長も、元副市長の尽力によって、区画整理事業が予定よりも円滑に進捗したとその能力を高く評価している。
元副市長の経営能力及び仕事に打ち込む姿勢は誰しも認めているが、そのことが元副市長という経歴と相まって、逆らえないという雰囲気をつくり出し、その違法行為を抑止できない状況に陥ったのではないかと結論づけております。(「よく言うよ」と呼ぶ者あり)
以上、第三者委員会からの調査結果の報告でした。
続いて、第三者委員会からの調査結果を受けての市の認識と今後の対応についてでございます。
ただいま御説明申し上げたとおり、第三者委員会により認定され明らかになった実態等について、特に市立病院においては、不透明な雇用等に関する意思決定のプロセスや指揮命令系統及び労務管理の欠落など、本来あるべきガバナンスやコンプライアンスの意識、機能が、あってはならない元副市長に対する特別な配慮によって欠落し、不適切な状況が長期にわたり続いていたことは、非常に重大な問題があったと言わざるを得ません。その結果、地方公務員法第38条の兼業禁止の違反や、市立病院と区画整理組合からの二重報酬の受け取り等、極めて重大な事態を招いたことは、市長として責任を痛感するとともに、市民の皆様に深くおわび申し上げます。
今回起こったことについて、なぜ起こってしまったのか、その責任の所在を明確にし、必要な処分、対応をとるとともに、このことを教訓に、二度とこのようなことが起こらないよう、しっかりと再発防止策を講じてまいります。
具体的対応としては、再度事実確認を行った上で職員の処分を決定してまいります。なお、元副市長を含め退職してしまった職員に対しては、処分を下すことができません。他自治体の事例等参考に検討し、対応してまいります。
次に、市立病院と区画整理組合との元副市長に対する二重の賃金、報酬等の支払いについては、重複が認められた部分については、その金額を確定させ、元副市長に対し返還請求を行ってまいります。
次に、組合施行である
川辺堀之内土地区画整理事業については、現在、その組合運営の適法性に疑念が生じている状況にあります。監督官庁である東京都に要請し、組合運営に違法な点がないか
土地区画整理法上の調査を求め、その違法性、不当性がないこと及び助成金の必要性があることが確認できるまで、市からの助成金については、執行停止といたします。
また、組合運営を適正に行っていけるよう、元副市長が一切関与しないことを求めるとともに、今後は、元日野市職員が事業者及び組合職員として組合運営に関与しないよう要請してまいります。
川辺堀之内土地区画整理事業の完了に向け、市がみずからしっかりとかかわって責任を持って事業を推進してまいります。
最後に再発防止策でございます。
法曹有資格者の活用や政策法務部門の設置により、コンプライアンスの強化を図るとともに、内部統制がしっかりと機能する体制づくりに向けた方針策定を行ってまいります。
具体的には、庁内にプロジェクトチームを設置し、管理職のコンプライアンスの意識向上、コンプライアンスをチェックできる人材の育成と各部署への配置などについて検討し取り組むことを考えております。
また、地方公営企業法の全部適用を予定している市立病院を含む日野市の行政組織を外部から、例えば有識者や弁護士などの方々から、チェックを受ける仕組みづくりについて進めてまいります。
以上、元副市長の兼業による二重
報酬受け取り等に関するの実態解明に関する調査結果と、その対応についての説明でした。
次に日野市立病院のハラスメントの原因究明等に関する第三者委員会の調査結果であります。
実施された調査の概要ですが、令和元年8月から弁護士、学識経験者、社会保険労務士、行政経験者の4名の委員で構成された
第三者実態調査委員会により調査が行われました。
市議会の議決により説明責任を果たすことが求められた事項は、1、長期にわたり継続的にハラスメントが繰り返された原因。2、ハラスメントへの元副市長のかかわりの2点であります。
調査は、ヒアリングを中心に行われ、その質問内容は、1、懲戒処分された者によってハラスメント行為が長期にわたり行われたことを知っているか。
2、元副市長が加害者のハラスメントを助長した、隠蔽した、かばったなどの声があるがどう思うか。
3、元副市長に刃向かうと不利益をこうむることがあると見聞きしたかなどの項目を中心に行われました。
そのヒアリング調査の結果を踏まえた第三者委員会の意見についてであります。
まず長期にわたり継続的にハラスメントが繰り返された原因について、次の5点を挙げております。
一つ目は、職場環境の閉鎖性、固定化であります。技師の専門性等により配置がえや異動ができず、そのため職場環境が閉鎖し固定化してしまっていることを指摘しております。
二つ目は、加害者の上司としての資質です。加害者は感情の起伏が激しい面を持ち、加害者の上司としての資質に問題があったことを指摘しております。
三つ目は、適切な管理監督者、科長の不在です。現在の科長は医師であり、常時臨床検査科にいるわけではなく、科長補佐の職にあった加害者が、臨床検査科内の決裁権限等を実質的に掌握していたことを指摘しております。
四つ目は、市ハラスメント委員会の周知不足であります。病院では、市のハラスメント委員会の存在がほとんど認識されておらず、病院にいる市ハラスメント委員会の相談員にも相談されていない現状など、周知不足が問題であると指摘しております。
五つ目は、元副市長の心理的影響力による院内ハラスメン委員会の議論の萎縮であります。病院のハラスメント委員会は、元副市長への特別な配慮で逆らえず、議論することに萎縮してしまったことを指摘しております。
以上が、長期にわたり継続的にハラスメントが繰り返された原因の調査結果の概要でございます。
次に、ハラスメントへの元副市長、相談役の関与についてでございます。
元副市長の影響力について、第三者委員会は、元副市長は病院職員に対する多大な心理的影響力があったことが認められると結論づけております。
そして、元副市長の関与についてであります。元副市長が加害者のハラスメントに関与しているのではないかという疑念を抱いている職員がいることは確認できたが、加害者のハラスメント行為に対し元副市長が誘導、隠蔽等、具体的な関与をした事実までは確認できなかったと、第三者委員会では結論づけております。
以上、第三者委員会からの調査結果の概要でございます。
続いて、第三者委員会からの調査結果を受けての市の認識と今後の対応についてでございます。
まず市の認識についてであります。
ハラスメントは決して許されるものではございません。人の生死を左右することもある医療現場、市立病院であればなおさらのことであると考えております。
今回の事件において長期にわたり継続的にハラスメントが繰り返された原因としては、組織体制や元副市長の影響力、そして病院のハラスメント委員会の対応について問題があったと認識しております。
そして、ハラスメントへの元副市長のかかわりについては、元副市長がハラスメントに直接関与したという事実は確認できませんでした。しかしながら、病院のハラスメント委員会のメンバーであった元副市長は全力を尽くしてその解決に向かわなければならない立場にあり、委員会の機能は停止し、その解決への動きが停滞してしまったという状況について、委員会メンバーの一人としての責任があったと考えております。
加えて、元副市長は職員から特別な存在として認識されており、会議などで逆らえない雰囲気で意見ができないということが、今回の問題の根底にあると思われます。そのことが、ハラスメント委員会での議論が進まないという結果を招きました。
市立病院において強権的で逆らうことができないという状況を放置してしまったことに問題があったと認識しております。
今後の対応についてでございます。
日野市立病院ハラスメント防止及び職場環境改善に関する第三者検討委員会と日野市立病院のハラスメントの原因究明等に関する実態調査のための
第三者実態調査委員会からの報告書の内容を踏まえ、関係者等の処分を検討するとともに、職員全体の意識改革を行い再発防止策に取り組んでまいります。
具体的には、計画的かつ確実に対策を推進するため再発防止計画を策定いたします。管理監督できる人員の配置や人材育成を中心とした臨床検査、病理部門体制の改善を図ります。全職員へのハラスメント研修を実施し、職員への啓蒙を図るとともに意見の言いやすい職場環境づくりを進め、ハラスメントの起きにくい環境をつくってまいります。何かあった際に相談しやすいよう、院内ハラスメント委員会の改編、相談体制の充実を進めるとともに、市のハラスメント防止対策、苦情処理委員会やその外部相談窓口の周知を図り、発生したハラスメントへ迅速に対応することで問題の早期解決を図ってまいります。また、定期的にアンケートを実施することで実態把握に努めるとともに、病院組織を外部から客観的にチェックする問題が起こりにくい仕組みづくりを進め、継続的に取り組んでまいります。
以上、日野市立病院のハラスメントの原因究明等に関する調査結果と、その対応についての説明でございました。
今回の元副市長の兼業、二重報酬受け取りの問題、そして市立病院におけるハラスメントの問題については、市政をあずかる市長として、市民の皆様に多大なる御迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわび申し上げます。
いずれの問題もその問題となる行為は、違法行為自体は、その行為をした個人の責任を一時的には問うべきものであります。
しかしながら、今回の二つの事件において共通する非常に重大な点は、その問題が市の内部において見過ごされ、長期にわたり放置されてしまったことにあると強く認識しております。
市長としてその責任を痛感するとともに、二度とこのようなことが起こらないよう不退転の決意を持って再発防止策を確実に実施し、内部から外部からのチェックを働かせ、日野市のガバナンスの強化を図っていく所存でございます。市民の皆様からの信頼回復できるよう、全職員一丸となって全庁挙げて取り組んでまいります。
以上でございます。
13 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。有賀精一議員。
14 ◯2番(有賀精一君) それでは質問いたします。
まず、大坪市長は、私たちの起こした行政訴訟において、河内氏への給与等や臨時職員等の雇用について、有賀は特別会計予算特別委員会や特別会計決算特別委員会等でも質問を繰り返しており、十分にそのことをつかむことができたと。住民監査そのものについても問題あると。最高裁判例から見ても問題だと。訴訟についても、それをもとに行ったことが問題じゃないのかという難癖を私たちの訴訟につけておりますが、これだけかくも不当不法な河内久男氏の雇用実態が明らかになって、いまだにそのお考えを改めるつもりはないか簡潔に述べていただけますか。
2点目。今回の河内氏の不正請求や職場中抜け勤務といった勤務内容を見ても、河内氏を臨時職員として半年ごとに雇用更新したことは正当であったと主張できますか。
第三者委員会は、これは違法の疑いが濃いと言っています。
3)、重なった部分の給与返還で市民が納得するとお考えですか。どう考えても河内氏に対して刑事告訴、告発相当が妥当と思いますが、いかがですか。
4)、今回の問題は、市政全体に蔓延するなあなあ、これは見て見ぬふりをするという、不正を知っててもですね、見過ごすんじゃないんですよ、見て見ぬふりをした。あるいはぐるみ、組織全体が一緒にやってた。隠蔽、こうした体質の結果であると思いますが、いかがですか。
5)、市民に対して謝罪は、当然、今もありましたけれども、ある意味、同様に大きな被害を受けているのは、真面目に仕事をしてきた市の職員であると思います。
職員にまだ謝罪していないと思いますが、ちゃんと謝罪するつもりはありますか。
6)、うみを出し切るために改めて調査を徹底することが必要です。決して今回の調査で終わるものではない。まさに疑惑解明のとば口というのが現状と、私は認識しています。
区画整理を初め河内久男氏のかかわった市政の全般について、問題がなかったか調査をすることが必要であると考えますが、いかがですか。
最後、ハラスメント絡みのことについて質問をします。
(1)前職員課長は、被害を訴えた職員本人に直接話を聞くと答えたのか。前職員課長は、懲戒免職者の釣り仲間だったというが、ハラスメントもみ消しにかかわっていないと言えるのか。
(2)検査科職員のヒアリングは、ハラスメントにより退職に追い込まれた過去の職員を含んでいるのか。聞かなければ真の解明にならないのではないかと考えるがいかがですか。
(3)井上病院長は、なぜ当該施設の長として河内久男氏の不正兼業やハラスメント問題の責任をとらないのですか。
(4)報告書を読むと、河内氏をかばっているのかわからない。かばっている職員も、実は河内氏の不正等々を知っていたのではないか。
ちょっとね、今読んだところ、報告書を読むと河内氏をなぜかばっているかがよくわからないんですよ。かばっている人が何人かいると思うんですが、という意味です。ごめんなさい。
それから最後、(5)懲戒免職になった人物をAと呼びます。Aの直属の上司は、Aの言いなりになり、ハラスメント被害者の訴えを無視したと言われている。
このAの上司はヒアリングを受けたのか。医師だと思うんですが。この問題についてのヒアリングはあったのか。Aの上司はみずからの上司、つまりAの上司ですね、医師。この医師は、この医師の上司、みずからの上司にハラスメント被害の訴えについて報告したのか。その点、確認したのですか。
まあ一応ここまで質問します。
15 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。総務部参事。
16 ◯総務部参事(安井弘之君) それでは、順番に従って、私のほうからは、一つ目と二つ目の御質問に対して答弁のほう、させていただきます。
現在、平成31年3月22日付で提起された住民監査請求が、理由がないものとして棄却されたことに伴い、地方自治法第242条の2第1項第4号の規定に基づく住民訴訟が提起されております。(発言する者あり)
本件裁判において、被告日野市は住民訴訟の前段手続としてなされる住民監査請求について、地方自治法第242条第2項に、住民監査請求は契約の締結や公金の支出のあった日または終わった日から1年を経過したときは、これをすることができない。ただし、正当な理由があるときは、この限りでないと規定されていることを根拠に、原告の請求の一部が不適法であると主張をさせていただいております。
この主張の裏づけとして、先ほど有賀議員が御質問でお話をされました有賀議員の日野市議会における質疑等を引用をさせていただいているものでございます。
本件裁判については、このたびの第三者委員会の報告書を踏まえた原告の書面による主張の内容に応じ、今後も適切に対応してまいりたいと考えております。
次に、二つ目の御質問についてでございます。
第三者委員会は、元副市長が市立病院の勤務時間中に
川辺堀之内土地区画整理組合の業務に従事し、二重に賃金、報酬等の支払いがなされたと認定をされました。
先ほど市長からも御報告をさせていただきましたように、当該賃金の一部の返還については、当然求められなければならないものであり、そのことは、既に先ほど表明をさせていただいているところでございます。
しかし、そのことと元副市長との間で、半年ごとに臨時職員雇用契約を締結したことが正当であったかどうかは、別の問題であると認識をさせていただいております。
現在提起されている住民訴訟において、原告が元副市長との間で、半年ごとに臨時職員雇用契約を締結したことが違法であると主張されていることは、承知をさせていただいておりますけれども、日野市としては、引き続きこの主張に対する当市の主張が認められるよう努力するものでございます。
いずれにしましても、この件につきましても、これらのことを踏まえた原告の主張が記載された書面の内容を確認をさせていただきまして、今後も引き続き適切に対応させていただきたいと考えております。
まず、私のほうからは以上でございます。
17 ◯議長(西野正人君) 総務部長。
18 ◯総務部長(小平裕明君) 三つ目の御質問にお答えをいたします。
刑事告訴等についてでございます。民事、刑事を含めまして法的対応につきましては、専門家と協議の上、今後適切に判断をしてまいります。
以上でございます。私から以上です。
19 ◯議長(西野正人君) 市長。
20 ◯市長(大坪冬彦君) 4点目の御質問。日野市全体に蔓延するなあなあ、ぐるみ、隠蔽体質の結果であるということについての所見でございます。答弁でございます。
コンプライアンスに対する問題意識の欠如、思考停止があったというふうに思っております。隠蔽、ぐるみというふうには考えておりませんが、いずれにしろ思考停止、問題意識の欠如、著しい欠如があったかというふうに思っているところでございます。
それから5点目でございます。市民に対し謝罪は当然ありますが、ある意味、被害者は職員であるので、職員にまだ謝罪してないと思うがという御質問でございます。
今回の事例を教訓としながら、しっかりと職員に、コンプライアンスそして組織の刷新について、職員と一緒に取り組んでいくというふうに思っております。
若い職員は、このことを何のことかわからない方もたくさんいらっしゃいますので、起きたことについて、それを教訓としながら、それを職員とともに共有しながら、組織の刷新について取り組んでいくという考えでございます。(「謝罪が必要でしょう」と呼ぶ者あり)
それから、うみを出し切るために改めて調査を徹底することが必要であって、今回の調査で終わるものではないと。どうするのかという。
そして、区画整理を初めとして河内氏のかかわった市政全般について問題がなかったかを調査することが必要と考えるがどうなのかという御質問でございます。
当然、今回の調査で終わるものではないというのは、先ほど申し上げましたように、とりわけ
川辺堀之内土地区画整理組合につきましては、何点かの会計上の疑念がありますので、それは認可権者である東京都の調査、これは当然市も協力しながらやっていくということが残っておりますので、それはしっかりやっていきたいと思っております。
また、市政全般についてということで、御質問、抽象的でありますので、当然、問題点があれば、それについては確認をし、しっかり対応していこうと考えているとこでございます。
以上でございます。
21 ◯議長(西野正人君) 病院事務部参事。
22 ◯病院事務部参事(兼子理夫君) ハラスメントの面をお答えさせていただきます。
まず1点目についてですが、まず大前提としてですね、ハラスメントの第三者委員会においては、誰がヒアリングの場で何を言ったかという事実は公表しないとの条件で、49名全員のヒアリングを行いました。発言者を特定して、その発言内容を公にすることはできません。
したがいまして、特定個人のヒアリング内容に関する御質問への答弁は差し控えさせていただきます。
ただ、ハラスメントのもみ消しにかかわったかどうかということに関しては、先ほど市長が御説明したとおり、ハラスメント行為に関して、元副市長が誘導、隠蔽等具体的な関与をした事実までは確認できなかったと、委員会のほうでは結論づけております。
2点目、検査科の退職者のヒアリングについてですが、現実的には、第三者委員会では、臨床検査科の退職者についてはヒアリングは行っておりません。
ただ、加害者の処分をしたときにですね、職員課がその退職者まで広げてヒアリングをしていることから、その職員課からの報告という形で第三者委員会には報告をさせていただいております。
次に、院長の処分等についてですが、前回の第三者委員会において病院管理者としての責任を述べておりますので、今後は職員懲戒分限審査委員会にて議論をされることだと考えております。(発言する者あり)
次に、河内氏をかばっている人がいるんではないかということについてですが、まず第三者委員会はですね、本当に第三者という立場で公平公正に判断いただいておりますので、その辺も含めて御審議をいただいたと考えております。
それから五つ目です。
加害者の上司へのヒアリングについてですが、加害者の上司に当たる者、これは医師も全てヒアリングを行っておりますが、先ほども申し上げましたとおり、ヒアリングの内容については、お答えは差し控えさせていただきます。
以上でございます。
23 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
24 ◯2番(有賀精一君) まず市長についてお伺いします。
ロッキード事件の際に記憶がございませんとか、記憶にありませんという答弁が話題になりましたが、今回はですね、市長が思考停止という言葉をお使いになった。思考停止というのは、ちょっとそれは言葉としていかがなものかなと思いますよ。ぜひ、これ市民の皆さんがいかにお考えになるか聞いていただきたいと思いますね。
思考停止はよくないんじゃないですか。これ、全く思考停止という言葉自身を、なぜね、職務してたのかと言われちゃいますよ、これ。
それから、謝罪について明言されないですね。なぜ謝らないんですか、職員に。全く関係のない職員多数ですよ。真面目にやってる人にとっちゃあ本当に不名誉な話。
それからねえ、先ほどの報告の中で市長は、職員全体の意識改革が必要というふうにおっしゃってました。違うでしょう。市長を初めとする理事者がまず意識改革する必要があるんですよ、思考停止になるような、そんな状況になるんだから。そのことが全く明らかになってない。
そういう意味で、みずからの責任を私はしっかりと認識してるとは思いませんが、もう一度答弁お願いできますか。
25 ◯議長(西野正人君) 市長。
26 ◯市長(大坪冬彦君) 先ほど申し上げましたが、この事態を招いた責任は第一義的に私にあります。当然、職員の方に対しては申しわけないと思っておりますし、一番変えるべきは私を含め理事者、そしてかかわった者たち、管理職であると思います。
先ほど申し上げましたように、若い職員、何のことかわからないと思います。元相談役と言われてもわからない。形だけ情報としてはあるけどもと。
問題は、私を含めて理事者及びかかわった幹部職員の意識をどう変えるかというのが、まず一番であります。思考停止という言葉を御批判いただきましたが、実際にヒアリングを私も受けました。その中で、当然知っていたかと言われれば、これは知らないとしか言いようがないんですね。
問題は、そのことに対するアンテナの鈍さ、そして状況から判断する想像力の鈍さということがあるかなと思いますけども、その辺が思考停止という言葉が適切かどうかわかりませんが、あえて使わせていただきました。
実際に理屈としては、兼務はいけない、当たり前ですね。ただ、その理屈はわかっていても、それを現場においてその理屈を駆使して判断し行動することができないというのが、いわゆる思考停止の状態になったということであります。
それは気づいていて見逃したとかいうことではなくて、それについては認知できなかったということが我々の責任かなと思っていますんで、それについてどう正していくのかということについて、まずそこを中心に当然これからやっていかねばならないと思っています。
ただ、当然我々は理事者でありますから、理事者というのは組織の長であり機能していますんで、組織全般という言い方をせざるを得ませんけども、理事者が当然だめだということは、組織全般にその影響が行くわけでありますから、理事者を正すことを通じて組織全体を直していくということかなと思っておりますので、その上で、この件にかかわりない職員に対しては申しわけないと思っておりますし、必要に応じて謝罪しなければならないと思ってます。
以上です。
27 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
28 ◯2番(有賀精一君) 先ほどのお答えよりは大分踏み込んだ形で発言を受けたことは確認をできたということでありますけれども、しかしですね、やはりどうやってこの問題を着地させるのかというのはまだまだ時間が要るし、ぜひ市長にはですね、今の発言の実際の行動としてですね、あらわしていただきたいなというふうに思いますね。
認識しなかったという言葉ですけどね、私は全くそう思いませんよ。報告書の中でも述べているとおり、無言のプレッシャー、怖い、こういう意識が理事者も含めて全部にかかってきてたんでしょう。だから、市長は認識しなかった、気づかなかった、アンテナの鈍さと言いますが、実はそうじゃないと思いますよ、私は。これは私の意見ですから。多分見て見ぬふりをしたんだと、多くの方が。そういうふうに私は認識しています。これからの調査の中でも、その実態が明らかになるのではないかと。
とりわけこの大坪市政の中で副市長を務めた堀之内和信氏。彼の兼業に対する認識が薄かったという報告がありますけど、うそでしょう。薄いってことはね、認めてたということですよね。知ってたに決まってるじゃないですか。自分からお願いに行ったんだから、給料の話だってしたはずですよ。大坪市政の中の副市長が、副市長になる前にそういうことをやってたんですよ。はっきり言って、河内氏が送り込んだんじゃないですか、堀之内氏を。そう思われても仕方ないですよ。
つまり大坪市政そのものが、河内氏のある意味、どこかのコントロールで動いてたと見られても仕方ない問題なんですよ。
しかもね、これ権力犯罪なんですよ。河内という人物が強力な権力を持ってやったんですから。一番悪いのは、そういう意味では馬場弘融氏かもしれないですけれども、馬場さんは報告書によるとさっと逃げちゃいましたからね。これも、私は徹底追及が必要だから、別の場を通じて馬場さんにも、河内さんにも、堀之内さんにも来てもらって、しっかりと答えていただかなくてはいけないというふうに思っています。
それからですね、ハラスメントのほうなんですけれども、プライバシーにかかわって明らかにしないと言ってますが、これ第三者委員会は何の権限というか強制的な、持ってないんですよ。聞くだけですから。本当のことをしゃべるかわからないし、逆に河内さんをかばうかもしれない。なぜこんなことを言うかというと、いまだに病院に出入りしてると、私、12月議会で言ったはずですよ。河内さんの影響力が病院にはあるんですよ。つながっている人物がいっぱいいるんですよ。
最近になって、区画整理組合からね、河内さんを除かなきゃいけないとかいってね、言ってますが、病院からも同じことやらないと。それが全然なってないんですよ。その頂点にいるのが院長だと思っているから、私、こういう質問してんですよ。院長は、ちゃんと謝罪させないといけないし、河内さんとのかかわりもね、すぱっとしないとだめですよ。(「けじめつけろ」と呼ぶ者あり)
そういう意味で、河内さんのね、立ち入りについてどう認識してるんですか。
29 ◯議長(西野正人君) 病院事務部参事。
30 ◯病院事務部参事(兼子理夫君) 立ち入りと言われましても、いわゆる患者様でいらっしゃってる可能性もあると思うので、なかなかその辺は難しいとこだと思うんですが、私自身、あれから院内でお目にかかったことはありませんので、もし患者様としていらしてんであれば、それはそれでいたし方ないということかと考えております。
以上でございます。
31 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
32 ◯2番(有賀精一君) 患者としてかかる分には、私はいけないと一言も言ってないです。
院内の中からそういう声があり、フロアー1階じゃないですよ。ちゃんと職員課か何課か知りませんが、何階かにあるじゃないですか、職員の皆さんが詰めてる場所が。そういうとこに顔を出してるって話があるから、あえて去年の12月にそのこと聞いたんです。
何か河内さんの御苦労さん会をことしに入ってもやるとかいう話もあったということで、それがどうなったか。川辺堀之内のお祭りの件とも相共通しますけれども、その辺の認識というかですね、非常に感度が鈍いというか、病院の中にはそういうものが蔓延してるんではないかというふうに思います。
いずれにしても、一般質問の場において、私は45分ですけれども、徹底してしたいと思ってますが、本当にとば口、これからも徹底追及のために頑張っていきたいと思いますし、ぜひ皆さんは真実を語っていただきたい。
まずそこからじゃないと、この問題は解決しないと思いますから、理事者、市長を初めですね、副市長、理事者の皆さん、そこが今まで見聞きし自分で感じたことをありのままに素直に語っていただくということをお願いして、私の質問終わります。
以上です。
33 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
34 ◯21番(田原 茂君) それでは公明党会派を代表して決議の報告を受けての質問をさせていただきます。
私どもも、先日
第三者実態調査委員会報告書をいただき内容を見させていただきました。が、ただただ唖然とするばかりであります。一般常識からかけ離れた賃金及び報酬の支払いなどなど、知らなかったでは、到底済まされない内容が克明に記されておりました。
それで、まず初めにお聞きしたいのは、報酬額の確定及び勤務実態の解明による二重報酬受け取りの実態解明に向けて、今までどのような作業を続けてこられたのかお聞きしたいと思います。
35 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。まちづくり部長。
36 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 令和元年6月10日の決議以降、本年1月末までに市から組合に対して計10回にわたり公文書による資料提出の依頼を行い、これに対して組合から市に対して計18回にわたり資料提出等があったところであります。
しかしながら、昨年11月末までは、元副市長の報酬等の一部資料については、組合からは個人情報を含む内容であるので開示ができないとの回答文書が繰り返されてきたところであります。
その後も市は組合に資料を提出するように粘り強く要請してきたところでありますが、昨年12月2日に組合から、これまで開示を拒んでいた文書について提出する準備中であるとの回答があったところであります。
そして、組合からは12月の9日、20日、25日にかけて、元副市長の報酬等に関する詳細資料について、そして、本年1月7日、21日、28日、31日にかけて組合の業務日報や理事会議事録等についての提出があったところであります。
これらの資料を第三者委員会に資料提供することにより、今回の事実認定に至ったものと認識をしております。
以上でございます。
37 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
38 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
実態解明につながる核心部分の資料が、やっと12月から出てきたということがよくわかりました。
これに関連してですね、お聞きいたしますが、この報告書によれば、元副市長への報酬の支払いに関する組合運営の適法性についても疑念が生じている状況であると書かれているとおり、組合の会計において問題があるようでありますけども、今後、市はこの問題についてどのようにかかわっていくおつもりなのかお聞かせいただきたいと思います。
39 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
40 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 第三者委員会の区画整理組合における賃金、報酬等の支払いに関する組合運営の適法性に関して、今後の調査が待たれるとの報告書の提言を受け、市は
土地区画整理法に基づき、
川辺堀之内土地区画整理組合の会計について調査を継続し、今後については監督官庁であります東京都による調査を求めているところであります。
この会計に関する調査を通じて、組合運営の全容を解明し、違法な点がないかを確認し、必要に応じて是正を求めていく考えでございます。
以上です。
41 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
42 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
今後、都の調査を求めていくということであります。この点につきましても、組合施行といえども、今後二度とこのようなことが起きないように、市としても最善を尽くしていただきたいと要望しておきたいと思います。
次の質問は、報酬の額が公表されたわけでありますけども、その過程でこの報告書を、第三者実態調査報告書を見ても、源泉徴収簿などを調査をされているようであります。これはもうかなり限りなくプライバシーに近いわけでありますけども、このプライバシー保護の観点から、市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
43 ◯議長(西野正人君) 総務部長。
44 ◯総務部長(小平裕明君) 市議会決議において求められました双方の勤務実態や報酬について調査をするとともに、報酬の二重受け取りの事実があったかについての解明に対して報告を行ったものでございます。
市議会や市民への説明責任を果たすために、公益性を重視し、当然に報告すべき事項と認識したものでございます。
以上でございます。
45 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
46 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
今回の問題の実態解明のためには、個人のプライバシーよりも公益性を優先したと、こういうふうに理解をいたします。(「当然」と呼ぶ者あり)市の覚悟及びこの問題に立ち向かう姿勢を伺うことができました。
次の質問は、
川辺堀之内土地区画整理組合における元副市長との委託契約について、市はどのように、この委託契約については判断をしてるのか、この点をお聞きしたいと思います。
47 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
48 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 元副市長の行った行為は、地方公務員法第38条に違反する行為であり、平成27年4月1日以降は、日野市職員の兼業許可等に関する事務取扱規程第3条及び第5条第3項に反する行為でありました。
また、組合において、元副市長が受け取っていた報酬に関しても、理事すらも詳細を把握できない不当な運営実態でありました。
このように法を遵守しない者、並びに組合運営を不透明にした者が、組合の事業運営にかかわることは当然好ましくないものと考えております。
したがいまして、元副市長には土地区画整理組合の運営から退くよう、年度内に組合に対し正式に公文書で指導をしてまいりたいと考えてございます。
以上です。
49 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
50 ◯21番(田原 茂君) 市のお考えはわかりました。
これに関連して再質問いたしますけれども、この
川辺堀之内土地区画整理組合から、元副市長が仮に退いた後ですね、退いた後における
川辺堀之内土地区画整理組合への市のかかわり方について、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
51 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
52 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 元副市長が土地区画整理組合から退いた後は、市は区画整理組合の運営が滞ることのないように積極的に助言をしてまいります。
具体的には、既に東京都に対して2月12日に第三者委員会の報告書の内容を報告し、組合運営に関して
土地区画整理法に基づく調査を行うように要請文書を提出したところであります。
これを受け、東京都は
土地区画整理法第123条及び状況に応じて同法第125条に基づく会計に関する調査等を進めていくものと考えております。
その上で、市として組合運営に違法性、不当性がないこと、そして助成金の必要性が確認ができれば、助成金についても再考をしていくものであります。
市は、事業の完成に向けて人的なバックアップも含めて、しっかりと市がかかわってまいる所存でございます。
以上でございます。
53 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
54 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
この
川辺堀之内土地区画整理事業は、平成30年度末で、累計進捗率88%であります。既に事業完了に向けた終息期間に入っているともお聞きをしております。
したがって、ここで事業を中断するわけにはいかないというふうに、私は強く思っているところであります。
市が強力にバックアップしていただき、どのような問題があったとしても、この
川辺堀之内土地区画整理事業、その事業だけは完遂をしていただきますことを強く要望しておきたいと思います。
次の質問は、今後予定されている組合施行の
土地区画整理事業における市のスタンスをお聞きしたいと思います。
いわゆる市の幹部OB等の関与等について、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
55 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
56 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 今後予定されております組合施行の
土地区画整理事業としては、大字日野における上台地区、大字新井におけます新井東養塚地区があります。いずれも土地区画整理組合設立に向けた準備会が発足し、東京都の認可に向けた作業が進められているところであります。
これらの組合に関して、今回の
川辺堀之内土地区画整理組合における問題を踏まえ、市の元職員が個人として事業者及び組合職員として組合運営に関与しないように指導を行ってまいります。
以上でございます。
57 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
58 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
今回のことを教訓として、今後の組合施行の区画整理事業につきましては、その辺のところをしっかりと立て分けをしていただきながら、このような事案また事件また疑念が起きることのないよう、しっかりと引き締めてやっていっていただきたいということを要望しておきたいと思います。
最後に、確認としてお聞きしたいのは、昨年の9月議会でも、私はこの問題を取り上げさせて指摘をさせていただきました。
あらゆる部分で、今、市の、いわゆるガバナンスが問われている。そういう問題であろうということで、昨年の9月議会でも、私はその点を強くお訴えをさせていただき、どのように、市のこのガバナンスを建て直しをしていくのかという観点でも質問をさせていただいた次第であります。
今回のこの報告書を受けて、再度、市の今後の、いわゆる二度とこのようなことが起きないようにするための再発防止に向けての市の取り組みを、もう一度お聞かせいただきたいと思います。
59 ◯議長(西野正人君) 総務部長。
60 ◯総務部長(小平裕明君) 今回の件は、長期にわたり市の内部において問題が放置されてしまったことに、問題があります。
これはおかしいのではないかという疑いを持つ機会、またおかしいことに何となく気づいていながら、声を上げようとする行動が、特別な存在によって阻害されたことが一因として挙げられております。
その機能を正常に働かせるためには、先ほど市長の報告にもございましたが、研修により職員管理職の意識向上を図るとともに、組織、人事的な仕組みとして政策法務部門の設置、弁護士資格を有する職員の活用、コンプライアンスをチェックできる人材の部署ごとの配置、育成を進めてまいります。また、内部から声の上げやすい仕組みづくりとしては、条例化を含めた公益通報者保護制度について検討をするとともに、有識者や弁護士など外部からにチェックを受けることを通じて、行政組織の透明性を向上させ、市のガバナンスを再構築してまいります。
以上でございます。
61 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
62 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
それでは、組織改革という観点からも、最後は市長より明確なる御答弁をいただきたいと思います。
63 ◯議長(西野正人君) 市長。
64 ◯市長(大坪冬彦君) 先ほど来答弁させていただきましたように、今回の問題、第三者委員会としては、また第三者委員会をして、かなり踏み込んだ調査をさせていただきました。市としては、隠し立てはしなかったつもりであります。それを受けてどうするかということになるのかなと。
また、第三者委員会による調査については、先ほどもまちづくり部長から答弁がありましたように、その調査に協力し、必要な資料を提出しということで、かなりの努力をしたということがあります。ある意味、みずからの身をえぐるということを行ってきたというふうに思います。
問題は、それを受けて、そこにおける問題性をどう認識してこれからやっていくのかというのが、一番これから問われているかなというふうに思います。
先ほど、総務部長から具体的な取り組みについては答弁させていただきました。
公益通報者保護制度など、これにつきましては、いわば雰囲気的に物が言えない雰囲気について、物を言いたい職員の権利を保護することによって、それを促すという意味で、組織的取り組みとしては必要かなと思っております。
ただ、そういう制度的、技術的な取り組みもさることながら、今回の問題、いろんな法令違反等を見逃し放置してきた、そこにおけるコンプライアンスに踏み込む意識の欠如というのをどうするのかというのが一番大切かなと思っております。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
先ほどは思考停止という言葉を使いましたけど、御批判いただきましたが、それが起きてしまったこと、これを教訓として、この事例を全員で共有し、なぜ起きてしまったのかを一生懸命検討しながら、次に起きないためにどうするのか、これが一番肝心かなと思います。
その上で制度的なものとか研修が必要でありますが、まずそこにメスを入れなければ、決して何も変わらないと思っております。そして、これは一朝一夕でできる話ではなくて、しかし、当然長い年月をかけて、しかし緩めることなくスピーディーにやっていくということが必要かなと思っております。それを通じて意識の改革、組織の刷新が遂げられるのかなと思っております。
制度的な改革を含めて、今回の事例を教訓として、それをどう、みずから職員、私含めて理事者を中心に、それを血肉化していくのかというのが、これからの課題であろうと思っています。
やや抽象的でありますが、そういう方向でこれから全力を挙げて努力していきたいと思っております。
以上でございます。(「了解」と呼ぶ者あり)
65 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
66 ◯21番(田原 茂君) ありがとうございました。
関係者の処分及び二重報酬の返還は、これは当然なことでありますが、それで終わらせることなく、今回の問題を引き起こした、私はですね、あえてこういう言葉を使います。職員の根底にある組織風土、私はね、この職員の根底にある組織風土そのものをですね、政治的なものを含めましてですね、そういう職員の組織風土そのものを変えていかなければ、本来の改革にならないというふうに思っているところであります。
そういう意味から、このような組織風土をしっかりと改革し、この改革なくして真の改革はないと、こういう思いで、今回の問題を契機に思い切った改革を断行し、生まれ変わった組織、生まれ変わった日野市役所、見違えるような日野市役所を期待して、この質問終わります。
67 ◯議長(西野正人君) 伊東秀章議員。
68 ◯7番(伊東秀章君) 第三者委員会の報告を受けて、日野市としてはどのような捉え方をしたのか、第三者委員会には調査権のほかには何の権限もありません。第三者委員会の報告を受けて日野市としての対応を、第三者委員会の対応をどうするのか。報告書を読ませていただきますと、話のつじつまが合わなかったり、疑問に思う点も中にはございました。これは正直に話をしていない方もいらっしゃるでしょう。また、見て見ぬふりをしてる方、あるいは誰かをかばっているのか逃げ回っているかわかりませんが、この辺をしっかりと真実を追及していかなければいけないと思っております。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
それで質問に入ります。
まず1点が、この第三者委員会の報告を受けて、日野市はまずどう受けとめたのかという点を、ひとつお聞かせください。
二つ目は、今後の原因究明についてどうしていくのか。スケジュール的なものがあれば教えてほしいと思います。
三つ目に再発防止。これは早急に再発防止策をつくっていただきたいと思いますが、私は、今回のこの問題については、いわゆる天下りが招いた結果だと思っております。
私ども日本維新の会は、しがらみやなれ合いをまず捨て、癒着の温床となる天下りを禁止する政策をとっています。この日野市におきましても、ぜひ天下り禁止という形で再発防止に努めてもらいたいと思います。この辺をお聞かせください。
最後に、今後どうするのか。日野市として、この川辺堀之内区画整理は、私は最後までしっかりと早急にやっていただきたいと思いますが、今後、市としてはどうしていくのか、あるいは過去に支払った補助金、これはしっかりと適切な処置をしていただきたいと思っております。
その辺をお答えください。
69 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。市長。
70 ◯市長(大坪冬彦君) まず1点目で、第三者委員会の報告の受けとめ方というお話をいただきました。
議員のほうからは、中身についてヒアリングをした中で正直にしゃべっていない者、それからかばっているという御意見もありましたが、全体的には、かなり問題をえぐり、真実を暴き出すということでのヒアリングが行われたかというふうに思っております。
それを受けて、第三者委員会としてかなり踏み込んだ日野市の組織体制にも言及し、語っているわけであります。そういうものとして受けとめていてということで、かなり厳しい意見をいただいた、調査をしていただいたと思っております。
それを受けて、先ほど私も冒頭で述べましたように、今後の組織の刷新も含めて再発防止計画を策定し、また管理監督できる人員の配置、人材育成中心とした体制を組むというお話をしましたし、また職員研修も行いますし、また先ほどの議論にもありましたように、法的な政策法務部門立ち上げて、法務に詳しい人材を活用し、これから職員に対する意識改革行っていくということをお答えさせていただきました。
先ほどありましたように、そういう形でこれからも不退転の決意で、組織の刷新に向けて理事者の意識改革から中心に、これから行っていくということであります。
それから原因究明ということでいただきましたけども、この第三者委員会での調査、かなり踏み込んだところまで明らかになりましたが、お読みいただければわかりますように、まだこれからの調査に待つべきもの、あります。
とりわけ
川辺堀之内土地区画整理組合につきましては、会計上の疑念点が幾つかありますので、それにつきましては、先ほど来ありますように、許認可権を持つ東京都とともにその実態解明の調査を行い、法的措置が必要であれば、それも行っていくというふうに考えております。
それから、再発防止策の中で天下り云々というお話いただきました。先ほど来の答弁ありますように、これから土地区画整理組合がありますけど、二つ新しいところもありますし、一つは川辺堀之内の組合施行があります。
それぞれにおいて元職員を、その区画整理組合の職員としてという、勤務についてはやらないようにするということ、申し上げました。これは、議員のおっしゃるような天下りの、対する今回の問題を受けた措置に近いものかなというふうに思っておりますので、こういう形をとっていきたいと思っております。
以上でございます。
71 ◯議長(西野正人君) 伊東秀章議員。
72 ◯7番(伊東秀章君) 私はですね、日野市は市民の財産、生命をしっかり守っていかなければいけないと思っています。市民が、よりよい生活ができる環境づくりを整えていかなければいけない。
この問題は早く決着をつけて、けじめをつけて、現在の日野市が抱えている諸問題に取り組んでいくのが、まず先決だと思っております。
例えば、財政再建をどうするのか、あるいは個々の問題をしっかりと解決、またしなければならない問題がたくさんございます。
国会で今やっている桜を見る会のようなずるずるっと、この問題を長期に延ばしていくのは得策ではないと思っております。
したがいまして、私はしっかりと、この問題を早期に解決して、日野市が損失しているのであれば、しっかり市民に返却する措置をとらなければなりません。この辺をしっかりと早急に解決することを望んで質問終わりたいと思います。
以上です。(「安倍政権をかばっちゃだめ」と呼ぶ者あり)
73 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
74 ◯17番(奥野倫子君) まずですね、河内さんが院長相談役になったのも、組合の理事長相談役になったのも、馬場市長のときです。もう大坪市長は、悪いところまで引き継ぐんではなくて、悪いところをきちんと切り捨てて、これから前に進んでいただきたい、まずそのことを申し上げてですね、まず1点質問しますが、組合から企業公社への委託が、いつの間にか企業公社内の個人への委託に切りかわっていた疑いについては、どのような検証がなされたでしょうかお答えください。
75 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。まちづくり部長。
76 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 企業公社内の個人への委託については、現時点においては否定はできないところでありますが、正確な事実確認ができていない状況でもあります。
今後、東京都と市が調査を行い、元副市長以外の業務委託についても解明に努めてまいります。
以上でございます。
77 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
78 ◯17番(奥野倫子君) 次に、28年度の給与明細によれば、理事長相談役の報酬900万円、休日出勤手当1,600万円、成果手当440万円、理事長相談役のボーナス500万円、勤務員としてのボーナス100万円、合わせて4,400万円が河内氏に支払われています。
以上から河内氏は、理事長相談役としても勤務員としても報酬を得ていたことがわかります。しかもただの勤務員ではなく、毎日の実務を管理する統括責任者であったと、みずから総会で述べております。
そして、28年度当時は、既に企業公社の人手が足りないことを理由に、1人で2人分の仕事をしていると、これまた河内氏自身が……(「病院で何やってたんだよ、眠ってたんじゃないか」と呼ぶ者あり)総会で説明しております。
何とそう説明しているにもかかわらず、10月から病院勤務を、この方はみずから申告して週3日から週5日にふやしています。組合で月100時間の残業して、病院でも月100時間の残業するなど、誰がどう考えても不可能ですが、(「そうだ」と呼ぶ者あり)なぜ可能だったかといえば、病院のほうはタイムカードさえ押していれば、誰からも文句を言われなかったからです。
こうした状況を見れば、河内氏が兼業した7年間というのは、区画整理のほうに軸足を置いて働いてきたことは明らかだと思いますが、いかがでしょうか。
79 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
80 ◯病院事務長(小塩 茂君) 第三者委員会の報告では、区画整理組合における勤務の実態につきまして日報上、元副市長が業務を行った時間帯の記載がない日、ないし時間帯の記載がある日のそれ以外の時間帯については、区画整理組合における業務時間は不明であると言わざるを得ないと述べる一方、業務時間が特定できないといえども、元副市長が区画整理組合で果たしていた役割の重要さに鑑みると、市立病院の勤務時間終了後のみに区画整理組合の業務を行っていたとは考えがたいと結論づけており、市においても同様であると認識しております。
以上でございます。
81 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
82 ◯17番(奥野倫子君) 組合の服務規定には、職員の勤務時間と待遇は公務員に準ずるとあります。河内氏は、この公務員並みの待遇という規定を自分に適用するために、理事長相談役でありながら、企業公社と契約していた業務を自分に切りかえて、職員としてやり始めた疑いがあります。
そして、理事者たちが顔を出す組合事務所に、自分も毎日顔を出して公務員並みに働いていたからこそ、堂々と休日出勤手当を1,600万円も受け取れたはずです。
一方で病院のほうはというと、河内氏のタイムカードには、毎日、出張と打刻されています。日中病院にはいないことを不信に思われた場合に、ちゃんとごまかせるように出張していたように見せかけていたわけです。
日野市は、その河内氏に対して380時間分しか返還請求を考えていないと、私に大坪市長は全員協議会の終わった場でお答えになりました。
私は、日報に名前が確認できている1,317日分についても返還請求するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
83 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
84 ◯病院事務長(小塩 茂君) 当然重複が認められる時間、それは積算が簡単ですので、それをまずやって、勤務時間が明確でないものについてもしっかり、これは認定をどうするかの、ちょっと法律的な解釈も必要ですので、専門家と相談しながら返還額についてはしっかり確定して、両方合わせて返還を求めていきたいと考えております。
以上でございます。
85 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
86 ◯17番(奥野倫子君) この380時間というのは、換算すると、たかだか200万円です。200万円しか請求しないということをね、新聞では何も報道されていません。こんな200万円で済ませたらね、もう市民からの批判ごうごうですよ。やめていただきたい。
報告書には、一番お金が流れたであろう25年から30年までの時期については、組合と河内氏の契約書は作成されていないとあります。とんでもない。これはどういうことでしょうか。
87 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
88 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 組合と元副市長の間では、平成24年5月、25年の10月、30年の4月、31年の4月の計4回にわたって契約が締結されており、それ以外の契約書は存在していないことが確認をできているところでございます。
以上でございます。
89 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
90 ◯17番(奥野倫子君) 何千万円という単位です。8,000万円という年もあります。にもかかわらず、契約書が交わされていないというようなずさんなことが起きないように、組合は業務推進のための業務委託契約を結んでいます。この契約の相手こそが河内氏のはずだと、私は去年の決算委員会で告発したわけです。
それが事実だと証明された場合に、今回の調査で明らかになった彼の職員給与の1億7,000万円以外に、河内氏に累計でこの委託料2億9,000万円も支払われたことになります。組合だけで合わせて4億6,000万円、病院と合わせて5億4,000万円。4億1,000万円の血税が、今のところ川辺には投入されています。しかし、その民間組合が1人の人間に、1人の職員に4億6,000万円を支払うことは適切でしょうか。しかもその人間は、その血税を投入した日野市の職員である河内氏である可能性が高いのです。
契約書は交わしていないなどというふざけた回答を許すのではなく、一刻も早い刑事告訴を求めます。
次に、理事長でさえ、河内氏がこれほどの高額報酬をもらっていることを知らなかったと証言しているわけですし、総会では、このお金を私1人でもらっているわけではない。五、六人で分けているんだと河内さんは述べています。しかし、契約書を交わしていないから、それが確認できない。本当にそうなのか、強い権限を持って調査すべきです。
河内さんは、
理事監事協議会の議事録は残さなくてよいと東京都から指導を受けたと総会で発言し、密室会議を正当化しているわけですが、東京都が組合に対してそのような指導を行った事実があるのかを、市は確認したでしょうか。
91 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
92 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 平成24年3月に東京都が発行しております組合
土地区画整理事業の実務手引において、理事会においては必ず議事録を作成することと明記がされております。また、同手引には、業務委託に関する組合の意思は必ず理事会で決定するものとし、またその際、議事録を作成することと明記がされております。
東京都はこの旨を組合に指導してきたところであり、元副市長の第三者委員会への説明は、この事実と全く異なることを確認しているところであります。
以上でございます。
93 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
94 ◯17番(奥野倫子君) ここで河内氏の組合に対するうそが二重にあったということがもう明らかなわけです。東京都とこれからのんびり調査しましょうなんて段階ではないんです。
私は、こうした事態を9月議会で告発するとともに、12月の中間報告の際には、その点についてもきちんと検証するということを、副市長に確認をさせていただきました。
ところが、第三者委員会の報告を読むと、組合の資金管理状況については、調査対象に入っていないと記載されています。この審議違反については、強く抗議させていただきます。
市は、これから東京都と一緒に調査するということですが、岡崎課長によれば、昨年の5月にはとっくに東京都の役人が来て河内氏に聞き取りをしているのに、契約書に金額が記載されていないことを注意しただけで帰っていったそうです。監督責任を免れたい立場にある東京都と日野市に、この調査の主体になってもらう、それは危険ではないでしょうか。調査は調査でやってもらっていいんですが、やはりこの会計の不透明な、不適切な実態については、もっと強い第三者委員会を設置して、ちゃんと解明しなければならないのではないでしょうか。
最後に2点質問します。
馬場市長からも聞き取りをしているようですが、河内氏を臨時職員として雇用する経緯や市長決裁で決めた中身については確認したのか。
2、市は、東京都と調査中だといって、引き続き情報提供を拒否しています。市民にも議会にもしっかりと情報を公開して、ともに疑惑の解明がなされるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
95 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
96 ◯病院事務長(小塩 茂君) 河内氏の雇用に関しての決裁についてでございますが、第三者委員会が調査のために必要と思われる事項につきましては、第三者委員会においてきちんと聞き取りが行われていると認識しております。
以上でございます。
97 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
98 ◯まちづくり部長(宮田 守君)
土地区画整理法の123条には、都知事と日野市長は、組合に対して、その施行する
土地区画整理事業に関し、この法律の施行のための必要な限度において、報告もしくは資料の提出を求め、その施行する
土地区画整理事業の施行の促進を図るため必要な勧告、助言もしくは援助をすることができると明記がされております。
この規定に基づき、市議会決議後、市として区画整理組合に文書にて資料の提供を要請し、文書による回答や組合及び元副市長に対する2回のヒアリングを通して、組合や元副市長の主張を市として確認し、とりまとめの作業を行った上で、その結果を第三者委員会に報告をしてきたところであります。
これまで市は、この同法123条をもとに組合の資料の提出を求めてまいりましたが、個人情報を理由に、核心となる資料の提出を拒まれてきた経緯があります。
同法第125条では、事業に関する会計が
土地区画整理法に違反すると認められる場合は、その組合の事業または会計の状況を都知事は検査することができる規定があり、その違反を是正するために組合のした処分の取り消し、変更もしくは停止、または組合のした工事の中止もしくは変更その他必要な措置を命じることができるとされております。
以上の命令に従わない場合には罰則規定が適用されること、場合によっては組合の設立認可を取り消すことができる強力な権限を都知事は有しているところであります。
第三者委員会の報告書でも指摘されているとおり、本件問題に関する東京都の介入が必要な状況となっており、その権限のもと、東京都と日野市が共同で責任を持って調査を実施してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
99 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
100 ◯17番(奥野倫子君) 市のペースで調査をしていただいたところ、1年もかかってしまいました。やはり真相は百条委員会で解明すべきであったと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
行政は行政で調査をするとしても、行政をチェックする私たち自身でこの問題は解明しないといけないと思います。
第三者委員会は、河内氏の兼業だけでなく、7年間の雇用継続について違法である可能性を指摘しています。この彼自身の違法な雇用について、違法ではないとして百条委員会に反対した皆さんによって、残念ながら解明を求める決議からは、この肝心な河内氏自身の違法な雇用が省かれています。
日野市が河内氏を勤務時間中に中抜けできる特別待遇を許した、責任をとらなくてよい臨時職員として違法に雇用した、雇用し続けた、このような一大疑惑を生んでしまった原因が、まさしくそこにあるんです。
私たちはそこをしっかりと反省し、そして議会も行政も市長も、この問題を本当に徹底的にこれから解明をしていきたい、このように私自身も決意を込めて質問を終わります。
101 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
102 ◯6番(新井智陽君) 私からは、1点、Y元副市長が
区画整理組合理事長相談役に就任した経緯に絞って質問させていただきます。
なぜ一個人が、Y元副市長が
区画整理組合理事長相談役に就任したのかということが、この報告書を見て、また説明を受けたところ、とても不自然ですし納得のいくものではございません。それに関連しまして何点か質問させていただきます。
まず1点目、この事業の内容を理解して、受け入れる民間企業、委託する企業があったかどうかということを質問したいと思います。
公社に委託する前に民間の企業に委託したのは、検討したと思っております。総事業が79億という大きな事業で、7年間で実施をする。来年に終わる予定でございましたが、2年延びたということでございます。
日野市の助成金は最初は7億円でした。今は7億7,000万円で、総事業費を、1割を日野市が負担するということですが、9割近くをほかの財源で企てていかなきゃなりません。79億のうち70億をですね、自分たちで生み出さなくちゃいけない。国から32億、都から4,000万円ということが、補助があるわけでございますが、かなりハードルが高い状況です。
そういった状況の中、民間で受け入れる企業というのはあったのでしょうか。その辺の経緯を教えてください。
103 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。まちづくり部長。
104 ◯まちづくり部長(宮田 守君) まず日野市企業公社が受託した経緯でございます。
日野市が平成19年3月に日野市企業公社を推薦したことを受け、組合の設立準備会は平成19年4月に、日野市企業公社と組合設立認可申請書作成業務委託の契約を締結したことが確認できております。
企業公社が本業務を受託した際には、市内の組合施行の施行管理を受託している実績もあり、また数多くの区画整理業務の経験職員や区画整理士の資格者も在籍していたことから、準備会及び権利者に対してきめ細かな対応ができるとし、
川辺堀之内地区における業務を遂行する能力があったと、当時の市及び組合設立準備会は判断していたと考えられるところでございます。
以上でございます。
105 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
106 ◯6番(新井智陽君) この区画整理組合がですね、公社に対して全部その
土地区画整理事業を委託するという経緯は、市は把握してたということでよろしいんでしょうか。それは議事録だったりとかそういったものはあるんでしょうか。
区画整理組合のところで、当初は準備会というものを設立をしてコンサルティング業務をどこにするのかということを検討されたと思っています。(仮称)Oという測量会社がやるということでございましたが、全体の、コーディネートをするのは株主が市でもあります、また、区画整理の事業を定款で持っている、そういった公社でお願いするしかなかったのかなと思っていますが、その辺の経緯について議事録とかあるのか。また、市はきちっと把握してるのかお聞かせ願います。
107 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
108 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 当時の市の議事録で確認ができております。
当時の、まず選定の過程の中で、まず候補者として、先ほど申し上げました日野市企業公社のほかに、今で言います市施行の区画整理を受託しています東京都都市づくり公社、当時の新都市建設公社、この二つの事業者を候補としていたことは記録の中で確認がとれてます。
ただ、当時の新都市建設公社のほうは、当時、市施行6地区ぐらいの、まだ施行をやっていた途中だったと思いますんで、川辺堀之内の組合を受託するまでの余力はないという、そういう判断のもとで、先ほど申し上げました企業公社への、市としての推薦をしたということでございます。
当然市としての議事録でこれが残っておりますので、当然市としての認識ということでございます。
以上です。
109 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
110 ◯6番(新井智陽君) 今の答弁だったんですけど、区画整理事業としまして公社を推薦したというのは、これ市が推薦をしたというのでしょうか。
111 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
112 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 平成19年の3月に、日野市が日野市企業公社を組合の設立準備会のほうに推薦をしたという経緯でございます。
以上でございます。
113 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
114 ◯6番(新井智陽君) 答弁によりますと、この企業公社が全面的に受けるということを市が推薦をしたということでございます。
また、当時東京都の新都市建設公社、今、都市づくり公社ですね、そこにも断られて、民間でもですね、こういった大きな事業をやるというところがなかったということでございます。
次に、平成25年10月1日に、Y元副市長と区画整理組合との間で新しいコンサルティング契約を結んでいると思っています。そのことについて、ちょっとお伺いしたいなあと思っています。
それまでY元副市長は、24年まではですね、高い位置でのアドバイザーの契約をしていたにすぎないと思っています。
区画整理組合とY元副市長の契約のその中身を見ますと、コンサルティングの中身の状況がですね、大幅にこれ変わっていると思っています。
例えば完成まできちっと責任を持ってやらなくちゃいけないだとか、収入を確保しなくちゃいけないだったりとか、保留地を販売しなくちゃいけなかったりだとか、かなりハードルが高く、また細かく設定していると思っています。
この平成25年10月1日に、Y元副市長と区画整理組合との間で新しいコンサルティング契約をしていた、このことについてどういうことだったのか、またその中身、市はそもそも認識しているのか。
これは負担義務つきコンサルティング契約ではないんでしょうか。その辺について質問します。
115 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
116 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 先ほど奥野議員の御質問に答弁したところでございますけど、組合と元副市長の間では、計4回にわたって契約が締結されているところであります。
新井議員のおっしゃっているのが、2回目の契約の25年の10月の契約のことだということで理解してます。
25年10月の主な契約の改正の趣旨について、私どもが理解している範囲では、契約相手でありました組合の理事長が死去により、死亡したことによって理事長がかわったということで、契約の相手方、甲乙の甲の部分が変わったということで理解をしているところでございます。
以上でございます。
117 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
118 ◯6番(新井智陽君) その契約の内容というのは、例えば負担つきの義務とかがですね、生じていたのか。また、例えば個人がコンサルティング契約を結びつけるに当たってですね、担保を取らなくちゃいけなかっただとか、例えば赤字になった場合にはですね、みずから補填する義務を負っていた事実があるのか、その辺について教えてください。
119 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
120 ◯まちづくり部長(宮田 守君) まず平成25年の10月の2回目の契約の変更についてでございますけど、今、議員のおっしゃる部分につきましては、まず25年の10月の段階の契約においては、元副市長が、事業が計画どおり進まず許容の範囲を超え事業推進ができない場合は委託料の減額をすることが承諾できると、こういう規定が、この契約においては初回の24年の5月の契約にはない部分として追記がされていることは把握をしているところでございます。
以上でございます。
121 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
122 ◯6番(新井智陽君) もう一度質問しますけど、担保を取る必要性があったとか、あとはその何か赤字があった場合には、みずから補填する義務とか、その辺は負う契約だったんでしょうか。
123 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
124 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 25年の10月の契約においては、そのような明記はないものと理解をしてございます。
以上でございます。
125 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
126 ◯6番(新井智陽君) 平成25年10月1日のですね、その契約書についてはどういった内容だったのか、後日見ることは可能でしょうか。
127 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
128 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 資料請求等については、個々の事案に応じて、ルール等にのっとって判断をさせていただきたく思います。
以上でございます。
129 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
130 ◯6番(新井智陽君) この契約を結ぶに当たって、かなりリスクを負って契約をしてるんじゃないかなと、私は思っています。そのためにも、その契約内容についてはですね、後日確認をさせていただきたいなあと思っています。
23年から24年、公社と組合が契約をしていて、そして、区画整理組合の進行管理をするのは、これ公社でございました。
報告書にもあるとおり、Y元副市長が推薦したのは公社でございます。先ほど答弁であったようにですね、公社を推薦したのは日野市であるということでございますから、直接的ではないにせよ、市がY元副市長を推薦したことになるのかなあとは思っています。
次に、平成25年10月1日に示された先ほど質問しました新しいコンサルティング契約をすることによって、Y元副市長というのはですね、何かしらのリアクションというものをとらなかったんでしょうか。その辺をちょっと確認させていただきたいなあと思っています。
例えば平成26年か27年だったと思いますが、市立病院をやめますであったりとか、また日野市立病院との契約をですね、コンサルティング受託契約などに変更するだったりとか、口頭含めて申し入れ、相談というものはなかったんでしょうか。
その事実について、例えば当時の市立病院の事務長、またその事務担当、またそこに仮にですね、相談をしたんであれば、市に対しても市立病院は相談してると思いますので、市の総務や契約を確認するような部署に対して、そういった事実があったかどうかの確認や経緯などあるんでしょうか。
131 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
132 ◯病院事務長(小塩 茂君) 元副市長が病院の相談役をやめたいというような相談を受けたかどうかは、ちょっと私は、詳細は存じておりませんので答弁申し上げることはできません。
以上でございます。
133 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
134 ◯まちづくり部長(宮田 守君) ちょっと誤解のないようになんですけど、市は川辺堀之内の組合を立ち上げるときに、準備会のときに、企業公社を推薦したということであって、決して元副市長を推薦したということではございませんので、そこはちょっともし誤解があるようであれば、御理解いただきたく思います。
また、市が、日野市企業公社が全面委託を受託している過程の中で、企業公社の体制等が弱まったことによって、元副市長が全面的に委託の関係で出てきた、そういったことについては、今回の調査の中で事実確認ができたということでございますので、そこだけは、ちょっと御認識のほうよろしくお願いいたします。
以上でございます。
135 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
136 ◯6番(新井智陽君) 私が先ほど言ったのは、Y元副市長を推薦したのは、公社の当時の社長だったと。そしてまた公社を推薦したのは、先ほど答弁いただいたとおり日野市であったので、間接的に推薦したことにならないかと、そういうことを述べたものだけです。
また、Y元副市長が日野市立病院と
川辺堀之内土地区画整理組合の兼業の件で、病院をやめたいと言ったりとか、また日野市立病院の契約自体、コンサルティング受託契約などに変えたいというのを、これ言ったかどうかというのは、かなり重要なことだと思っています。
当時の病院の事務長なんかはですね、もう退職されてるかなあと思っていますが、これ大変な重要なことだと思っていますので、改めて事実を確認していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。どうでしょうか。
137 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
138 ◯病院事務長(小塩 茂君) 今回の第三者委員会決議に基づき行われましたが、それに必要なヒアリング等は十分行われているという認識ですので、これ以上の調査は必要ないものと認識しております。
以上でございます。
139 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
140 ◯6番(新井智陽君) それは当時の事務長だとか、当時のそういった市立病院の総務課または契約担当に確認したということでしょうか。
141 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
142 ◯病院事務長(小塩 茂君) 当時の事務長、総務課長等、ヒアリングは行われております。
以上でございます。
143 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
144 ◯6番(新井智陽君) 以上で、私の質問終わりにします。
145 ◯議長(西野正人君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
146 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後0時18分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時22分 再開
147 ◯議長(西野正人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中野昭人議員。
148 ◯16番(中野昭人君) 日本共産党市議団を代表して質問させていただきます。
第三者委員会の報告書では、新たな重大な事実が明らかになっています。河内元副市長に対して異常に高い報酬が支払われていたことが明らかにされるとともに、その高額報酬の税金対策のために、税負担を補填する対応までとられていたこと、実績払い、手当など、その支払いの根拠が不明確であること、さらに議事録を不要とする
理事監事協議会なるものが設置され、手当などの重要事項が決定され、本来決定すべき理事会で決定したという供述は得られなかったことなど、驚くべき実態が明らかになりました。
こうした事実、実態が解明され明らかにされてきた点で、第三者委員会の調査は意義あるものだったと考えるものです。
この結果踏まえ、その上で、この報告書と市の見解を改めて踏まえて、幾つか伺いたいと思います。
まず、こうした河内元副市長をめぐる問題の直接の最大の被害者は、川辺堀之内の地権者と住民です。市は早急にこの報告書で明らかにされた中身と市の見解、対応について、川辺堀之内の地権者、住民に説明する必要があるというふうに考えますが、いかがお考えでしょうか。
149 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。まちづくり部長。
150 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 2月21日に、市は組合の正副理事長と面会し、第三者委員会の報告書の内容と、市としての見解等について説明を行ったところであります。
その翌日の2月22日には、市長と組合の理事及び監事が面会し、改めて市の見解等について説明を行ったところであります。
そして、2月25日には、市及び東京都で組合の正副理事長と再度面会し、組合としての見解や今後の対応方針等について、組合員に説明する場を早期に設けるよう口頭で要請したところであります。
本件については、まずは組合が組合員に説明する事項であるものと市として認識をしており、組合も同様の認識を持っているところでございます。
組合が組合員に対し説明をする機会を設ける場合には、当然のこと、市として全面的にサポートする考えでございます。
以上でございます。
151 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
152 ◯16番(中野昭人君) この組合を設立させてきた市の指導した立場、この間の一連の変遷を踏まえるならば、市がこの報告書に基づいて市民である組合員、地権者に説明をするということは当然あってしかるべきだというふうに考えます。
組合と地権者との関係というのは、独自の関係ありますから、それを踏まえてということは我々も了とするものですが、市と一緒になってこの問題について説明を行うということが求められているというふうに考えるものです。
2点目、伺いたいと思います。
報告書を受けて、新たに解明が必要であり、また引き続き解明が必要であるという点も明らかになったのではないかというふうに思います。市は、どう今後明らかにすべき点があると考えているのか、問題意識について伺いたいと思います。
153 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
154 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 組合の事業運営、特に会計に関する事項であると認識をしております。
第三者委員会の報告書で指摘を受けた4点の事項については、引き続き調査を継続する必要があると認識をしております。
具体的には、区画整理組合への助成金交付は妥当であったかという観点で、一つ目として、区画整理組合から元副市長に対し、高額の報酬が支払われていること。
二つ目として、税負担に対する損失補償という名目で手当が支給されていること。
三つ目として、実績分の報酬を支払う契約書上の根拠が不明確である年度があること。
四つ目として、手当等は、理事会ではなく、
理事監事協議会で決定されており、理事ですら、元副市長が支給を受けた報酬額の金額を知らないことなどについて、東京都とともに全容解明に努めてまいります。
私からは以上でございます。
155 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
156 ◯病院事務長(小塩 茂君) 市立病院につきましては、市立病院と区画整理組合において、勤務に重複がありました部分について、具体的な時間の重複があった380時間について、返還額を算出して請求していくとともに、具体的な時間の記載がないが、重複が見られる日1,317件につきまして、どのようにして重複時間を確定していくかが今後の課題と認識しております。
以上でございます。
157 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
158 ◯16番(中野昭人君) 第三者委員会が設置される目的に照らして必要な解明を行ったということだと思うんです。
さらにその上で、第三者委員会としてさらなる解明が必要な点を4点出してきたということだと思うんですが、同時にこの1年間にわたる議会での質疑の中で、新たな解明、独自の解明が必要だということについても、議会でもさまざまな提案が行われ、市もそれも含めて解明するという立場を表明されてきています。
私は、その立場に立って新たな解明が必要な点があるんではないかということを提起させていただきたいと思います。
市立病院のハラスメント及び院長相談役の賃金問題について2点伺いたいと思いますが、まず1点目。
この報告書の中では、院内ハラスメント委員会の調査のところでこういう言及があります。
二次被害を心配した院内ハラスメント委員会の委員長初めとする一部の委員5名が、その後、自主的に協議を重ね、そして被害者の意向を尊重した結果、院内ハラスメント委員会では、本事案を取り扱わないこととし、市の職員課にという流れになっていくわけですが、被害者の意向を尊重した結果、5人の自主的に協議した方々は、被害者の意向を尊重した結果、次のようになったというふうに言及があります。
この被害者の意向を尊重した結果というのはどういう意向だったのかということについて、御答弁いただきたいと思います。
159 ◯議長(西野正人君) 病院事務部参事。
160 ◯病院事務部参事(兼子理夫君) この被害者の意向というのはですね、加害者、相手側に相談したことを知られたくないということでございます。
以上でございます。
161 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
162 ◯16番(中野昭人君) つまり相手側に相談され、また伝わるその危険、リスクがあったということではないかと思うんです。
この間の議会の中でも、情報漏えいの疑いありという市の見解、市の調査報告に基づいて伺ってきました。市自身の報告書、以前の報告書の中でも、過去に被害者が病院内のハラスメント委員会に被害を申し出たことについて、加害者に情報が漏れていたとする訴えが真実であるとすれば、コンプライアンス上、非常に大きな問題であり、この点も調査を行うというふうに表明されてきました。
今回の報告書の中では、隠蔽等々については言及がありますが、情報漏えいについては言及がありません。
この文章を見る限りでは、被害者は大変そういう情報が漏えいされて、漏えいして加害者から何らかの二次被害を受けるのではないかということを心配されていた節が見てとれます。そうしたことではなかったんですか、確認をしたいと思います。
163 ◯議長(西野正人君) 病院事務部参事。
164 ◯病院事務部参事(兼子理夫君) もともと院内のハラスメント委員会で協議がとまってしまったのは、通常の流れですと被害者と加害者、両方の意見を聞いた上で判断をするということがございます。
ただ、今回の場合は、院内の小さい組織の中の出来事でございますので、それをもし相手側に伝えたときに、さらなる嫌がらせがあるのではないかということでございますので、今回は漏えいということでなくて、あくまでも2人の意見を聞くのか聞かないのかという議論の論争だと考えております。
以上でございます。
165 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
166 ◯16番(中野昭人君) 市みずから報告書で出しているんですよね、ハラスメント委員会に被害を申し出たところ、加害者に情報が漏れていたとする訴えがあるというふうにされてるわけですから、さらなる私は、調査解明はこの点は必要だというふうに考えるものです。
2点目、伺いたいと思います。
日当6万円の契約が週3日、平成25年から28年9月まで行われていたことが、今回新たに発覚をいたしました。どういう経過でこういう契約が行われたのか。その当時、事務長や市長はその事実を把握していたのか、まず確認したいと思います。
167 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
168 ◯病院事務長(小塩 茂君) 当時の経過についての詳細については不明でございますが、基本的な認識といたしましては、
臨時職員雇用確認書で定める勤務日、この当時週3日になりますが、それ以外の勤務に対する対価として支払っていたものと考えております。
また、臨時職員に関する決裁権限は部長専決となっておりますので、当時の事務長においては、この実態についての把握はしていたと思われます。
以上でございます。
169 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
170 ◯16番(中野昭人君) 改めて、ちょっと時間がないので伺いたいと思います。
この日当6万円の契約の実態については、市はいつ把握したのか。事務長御自身あるいは市長自身はいつ把握されたのか。今回初めて明らかになったわけですけども、そのことを伺いたいと思います。
171 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
172 ◯病院事務長(小塩 茂君) 明確な時期についてはちょっと記憶にはないんですが、さまざまな議会での御質問をいただく中で把握して、確実なのは住民監査請求が起こされたときに明確に調べをして、監査の資料としても提出しております。
以上でございます。(「うっそう。明らかにしてねえだろうが」と呼ぶ者あり)
173 ◯議長(西野正人君) 市長。
174 ◯市長(大坪冬彦君) 私はこのことについては、把握しておりません。
今回の住民監査請求起こされたときの資料に載ってるということで初めて把握したということで、当時どういうことが行われたかについては、全く情報としては私の手元に届いておりませんでした。
以上です。
175 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
176 ◯16番(中野昭人君) 住民監査請求が起こされて、その後、6月議会がありました。6月議会では、複数の議員からこの臨時職員雇用の実態あるいは賃金支給の実態について質問が飛んでいます。この質問について、一切この事実が明らかにされずに……(「そうだよ虚偽答弁だよ、事務長」と呼ぶ者あり)推移してきました。私は、この事実について明らかにしなかったことは重大だと思います。
どう受けとめておられるのか。明らかな議会の質問に対する虚偽答弁を行ったというふうに指摘せざるを得ない事実だと(「そのとおり」と呼ぶ者あり)いうふうに考えるものです。
次の質問に移りたいと思います。区画整理組合の問題について伺いたいと思います。
昨年3月議会に組合側から、河内元副市長の報酬について2,076万2,198円と回答が寄せられました。これ、予算委員会だったと思います。
今回の報告書の資料を見る限り、平成29年度に2,076万2,198円なるものが支給されたという事実は認められません。(「そうだよ。これも虚偽」と呼ぶ者あり)これはどういう回答だったのか、市としての見解を伺いたいと思います。(発言する者あり)
177 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
178 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 昨年の3月の段階で組合に資料提供をお願いし、そのときに基本的な報酬として、今議員おっしゃった2,076万2,198円という回答があった数字ということでございます。
ただ、その後の調査で、現時点においてどの資料にも位置づけがないということは、市としても確認をしているところでございます。
この件についても、当然、実態解明努めてまいりたいと思います。
以上でございます。
179 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
180 ◯16番(中野昭人君) 次の質問に移りたいと思います。
手当についてです。組合が認可された平成21年度については、決算を見ますと29万7,000円で手当が支給されていることが明らかになっています。河内氏が理事長相談役となった24年以降、24年については約500万、28年度決算では、何と3,900万、4,000万円近くにも上っています。もちろんその後、下がってますけれども、最高で4,000万にまで手当が上っている。
この手当が膨らんできた構造、その根拠は、今回の調査解明で全面的に解明されたのか、明らかにされたのか、その点について市の認識を伺いたいと思います。
181 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
182 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 当初の21年度、そして24年度と28年度と、組合のほうの事業費のほうも増加をしているということでございます。
また、この事業費の増加とともに元副市長の報酬等についても増加しているということは、市としても確認をしているところでございます。
この年度が進むにつれて、また手当の、元副市長に関する手当の種類についてもですね、増加しているということもつかんでおりまして、それによって報酬額も増加してきていると推測ができるところでございます。(「だって自分で決めてんだもの」と呼ぶ者あり)
また、元副市長の報酬につきましては、休日勤務手当、成果手当、報奨金、夏季・冬季期末手当、また、年度によっては特別報奨金といった不透明な手当でも構成されているということも、ここで事実として明らかになったところでございます。(発言する者あり)
また、年度当初におきましては、元副市長の報酬については組合の総会資料の中では、諸手当という中に計上されているところでございますけど、事業の推進とともに、これが調査設計費に計上がえもされていることを、確認をしているところでございます。これによって、さらに元副市長の報酬が不透明化された要因だと認識しているところでございます。
この件についても、東京都との調査の中で解明に努めてまいる所存でございます。
以上でございます。
183 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
184 ◯16番(中野昭人君) この賃金支給の実態、報酬の実態については、全面的に明らかにさせる必要があるというふうに思います。
手当の対象は、個人委託を受けている方が何人いるのか明らかにしてませんけども、あるいは事務職員として直接雇用を受けている者、理事、監事の方などが対象になるかと思います。
その項目と手当の基準等々について御説明をいただきたいと思います。
185 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
186 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 個人委託を受けている者、事務職員として雇用されている者、理事、監事の方々が、この手当の対象となっていることは確認ができているところでございますが、詳細については、まだ事実の認定には至ってないところでございます。
ここについては、引き続き組合に対して資料請求を求めて、東京都とともに解明に努めてまいる所存でございます。
以上でございます。
187 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
188 ◯16番(中野昭人君) さらに伺いたいと思います。
企業公社と組合が結んだ委託契約というのは重ねられてきているわけですが、この契約書は議会でも繰り返し要求してきましたけど、何だかんだ組合から出てこなかった、いう状況だと思います。
私は、昨年9月議会、受託している企業公社から情報取るべきだという提案をさせていただきました。現状で、この委託契約書あるいは受託契約書については入手されているのかどうかということについて、確認をしたいと思います。
189 ◯議長(西野正人君) 企画部長。
190 ◯企画部長(大島康二君) 企画部は、企業公社を所管するセクションとしてありますけれども、今、私の手元にそういった契約書の類い、手元にはございません。(「何してんだよ」と呼ぶ者あり)
以上です。
191 ◯議長(西野正人君) 中野昭人議員。
192 ◯16番(中野昭人君) 委託をめぐる実態、事務委託や業務委託や、あるいは工事請負契約も含めて全面的な検証が必要だというふうに考えますし、市もそうした立場で答弁を繰り返されてきています。解明すべき点は、またさらにある、その立場に立つべきだというふうに思います。
最後に伺いたいと思います。
組合をめぐる歴史的な経過や背景を踏まえると、私は日野市の責任は、とりわけ重大だというふうに思います。日野市を代表する市長の責任も、極めて重いと言わざるを得ません。
第1に、組合立ち上げを市が主導した事実。
第2について、企業公社への委託を市が推薦し誘導した事実。
第3に、2人の元副市長が、後に企業公社の社長になり、後に個人委託を受ける形になる、そうした2人の元副市長が企業公社への委託にかかわった事実。
第4に、企業公社を市が出資して設立し、事実上、指導監督してきた事実。
第5に、副市長を初め、市の元幹部職員など6人がこの組合にかかわり、こうした事態を引き起こしてきた事実。
以上の事実を踏まえるならば、この事態を招いた市の責任、市長の責任は極めて大きいと思いますが、いかがですか。
193 ◯議長(西野正人君) 市長。
194 ◯市長(大坪冬彦君) おっしゃるとおりであります。組合の立ち上げ時から企業公社への委託等を含めて、今日に至るまでの議員指摘の経過については、市の関与の責任が極めて大きい。民間の事業である。しかしながら公的な責任も果たすということでのこの
川辺堀之内土地区画整理組合事業、国道の用地あけも含めた市のまちづくりにとっても、極めて公益性が高い事業であります。
しかし、だからこそ、そこにかかわる市の責任、コンプライアンスというのは非常に厳しいものが求められている。にもかかわらず、議員おっしゃるような疑念が生じるような運営が行われてきて、そして、今回のような第三者委員会での指摘されたような不透明な会計運用が行われているということでございます。
そこに対する市の責任は極めて重大なものであり、これは
川辺堀之内土地区画整理組合が都の認可を受けた別の団体であるということで、市の責任逃れすることはできないし、助成金を出してきた立場、そして立ち上げからのかかわりを考えれば、徹底的にメスを入れて、そこにおける不透明性、そして疑念等については解明していかねばならない。それを、責任を持ってやっていくのが市の責任であろうと思っております。
そういう過去から含めて、現在も含めて徹底的に解明をする、そのために全力を挙げていくというのが市の務めだと思っておりますので、東京都とも連携をしながら、しっかりとその役割を果たしていきたいと思っております。
以上です。(「市長頑張ってよ」「疑惑は深まってるぞ」と呼ぶ者あり)
195 ◯議長(西野正人君) 秋山 薫議員。
196 ◯18番(秋山 薫君) チームひのを代表して質問させていただきたいと、このように思います。
これまで多くの議員の方々から、今回の報告に対する質疑が行われておりまして、伺ったところについてははしょりながら話をしたいところでございますけど、最初に区画整理組合の兼業に関する問題についてお伺いをしたいと、このように思います。
最初に、今回のこの市長の報告ということでございますが、これは日野市議会の決議、これに対する報告だということになるわけでございますけど、また、元副市長のですね、勤務の実態、それから報酬の二重受け取りの事実、就任の経緯、区画整理事業の助成金の使途、違法性があったかについての究明を求めた決議でございます。
今、市長から報告を受けましたけども、これは言葉の中では、市長から日野市の報告だということがございましたけども、もし日野市の報告だという話であれば、日野市からの報告というのが、この後されるのかどうか。これについて、まず確認をしたいというふうに思います。
報告についての発行の予定があるとすれば、これについてはいつごろになるのかということが二つ目。
処分についても一部話がありましたし、まだ調査をしなきゃいけないという部分はあったかと思いますけども、これについては考えがあればですね、まずお伺いをしたいと、このように思います。
197 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。企画部長。
198 ◯企画部長(大島康二君) 昨年6月にいただきました市議会決議に記載されました項目に関して、第三者委員会を設置し調査を行ってまいりました。
委員会から報告された調査結果を踏まえ、市としての認識、今後の対応について、本日この本会議において市長から報告をさせていただきました。まずは、口頭でということでございます。書面での報告に関しましては、今議会中にまとめた上で市議会にお示しする考えでございます。
また、あわせて市民への報告として、同じ内容で広報、ホームページを用いて対応する考えでございます。
私からは以上でございます。
199 ◯議長(西野正人君) 総務部長。
200 ◯総務部長(小平裕明君) 処分についてお答えいたします。
職員の処分につきましては、再度事実確認を行った上で決定をしてまいります。手続としましては、日野市職員懲戒分限審査委員会の開催を検討することになると思います。
元副市長を含め退職した職員は、処分はできないんですけれども、他自治体の事例等を参考に調査検討を行って、処分に相当する金額の自主返納等、ちょっと研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
201 ◯議長(西野正人君) 秋山 薫議員。
202 ◯18番(秋山 薫君) 今、報告についてはなされるということ、今議会中にできればという話でございました。処分についても、市民が納得するような形でね、しっかり処分はしていただきたい、このように思います。市が納得するんじゃなくて、市民が納得する形での処分の内容にしていただきたい、このように思います。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
これからですね、話す内容は病院のセクハラに関する項目と同時に伺いますので、お答えいただければと、このように思います。
今回、第三者委員会に調査依頼したということは、公平な立場で判断ができたということでよかったかなあというふうに思うとこでございますけど、日野市としては、これが日野市の報告書だと、今、回答いただいたところでございますけど、第三者委員会とは別に、日野市独自に評価というか、確認した項目、調べた項目があるんでしょうかということでございます。
私が質問したいのは、一般的な話ですよ、私が経験した中でも問題があれば、まず当事者がですね、(「そうだ」「そのとおり」と呼ぶ者あり)その問題はどうなってるのかということで、その問題、発生要因を含めて調べるんじゃないかなと。
そこにはいろんな原因があるよということは、当然あるわけですよね。それも当事者がわからないことにはしょうがない、結論つかないでしょうというふうに、私思うんですよ。
その中で、対策はどうするのかという検討をした後にですね、その対策がよかったかどうか。そして再発防止をどうするかという話ですよ。
これいつも引き合いに出しますけど、PDCAのサイクルじゃないですか。チェックもなければアクションも起こしてないという話にもなりかねないところがあるんですけど、(「情けない」と呼ぶ者あり)その部分については、区画整理の兼業の話と、それから病院のほうの対応含めて、ほかに調査した項目、日野市としてこういうことやったよという、もし話があればですね、お伺いをしたい。
この内容については、今まで答弁の中でいろいろ話出てますけど、第三者委員会よりもたくさん調べたりわかっていることがいっぱいあるじゃないですか。何でそれが、日野市は先に出ないのかということも含めてですね、考えがあればお伺いしたいと思います。(「いい質問」と呼ぶ者あり)
203 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
204 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 市として独自に調査した事項でございますが、市議会決議後、区画整理組合に文書にて資料の提供を要請し、文書による回答や、組合及び元副市長に対する2回のヒアリングを通して、組合や元副市長の主張を市として確認し、取りまとめの作業を行った上で、その結果を市として第三者委員会に報告してきたところでございます。
私からは以上でございます。
205 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
206 ◯病院事務長(小塩 茂君) 市立病院における勤務の実態や報酬の支払い等に関する調査につきましては、第三者委員会におきまして病院が保管する全ての資料等を提出し、調査及びヒアリングを実施して行われており、独自に調査した項目はございません。
以上でございます。(「僕らにも資料出してほしかったな」と呼ぶ者あり)
207 ◯議長(西野正人君) 秋山 薫議員。
208 ◯18番(秋山 薫君) それぞれ調査した項目、それからしてないよという話がございましたけど、基本的にはそのあたりは、やっぱりこれから再発防止に取り組む形の中でですね、もう一度考えていただきたいなと、このように思います。
そんな中で、区画整理組合については都の絡む問題ですとか、これから調べなきゃいけないという話があるわけでございますけど、これらのタイミングですとかですね、フォローの結果、どういう形で私どもに報告がされるのか、お考えをお伺いしたいと思います。
209 ◯議長(西野正人君) まちづくり部長。
210 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 一部調査未了となっている組合の事業運営については、特に会計に関する事項でございます。具体的には、第三者委員会の報告書で指摘を受けた4点の事項について調査を継続するつもりでございます。
具体的には、一つ目として、区画整理組合から元副市長に対し高額の報酬が支払われていること。
二つ目として、税負担に対する損失補償という名目で手当が支給されていること。
三つ目として、実績分の報酬を支払う契約書上の根拠が不明である年度があること。
四つ目として、手当等は理事会ではなく、
理事監事協議会で決定されており、理事ですら元副市長が支給を受けた報酬額の金額を知らないことなどでございます。
これらについて、市は東京都とともに区画整理法の123条及び法125条による調査等を実施し、全容を解明する中で是正すべき事柄は修正について指導勧告し、違法行為などがあれば、法的な措置の検討も行っていく必要があると認識をしてございます。
全容解明後の組合への対応方針などについては、議会との調整の上で丁寧に対応させていただきたく考えているところでございます。
私からは以上でございます。
211 ◯議長(西野正人君) 病院事務長。
212 ◯病院事務長(小塩 茂君) 市立病院におきましては、賃金、報酬等の支払いに関し、重複が認められた部分について、元副市長に対し返還請求を行ってまいりますが、重複時間が不明な時間の取り扱いにつきましても、どう返還額を確定させるか、法律の専門家の意見も交えながら明確にしてまいりたいと考えております。
以上でございます。(「告訴、没収だよ、そんなもん」と呼ぶ者あり)
213 ◯議長(西野正人君) 秋山 薫議員。
214 ◯18番(秋山 薫君) これも先ほどと同じような形でですね、しっかり、しっかり本当に法律に反する話なんで、基本中の基本なんですから、ぜひ市民が納得するような形での報告お願いしたいと思います。
再発防止についての話になるんですけど、今回第三者委員会の報告書をいただいて確認をさせていただきました。結論の中に書いてある内容についてはですね、日野市の問題を素直に言い当てておられるのかなというふうに、改めて感じたところでございます。これらの内容を市としても、これらの内容をですね、調査、やっぱり自分たちで行っていかないと、どこに問題があってという話を第三者委員会が調査した結果がいいかどうかじゃなくて、市が調査したことを、第三者委員会がいいのか悪いのかというふうに確認、(「そうだよ」と呼ぶ者あり)検証のために使うというものじゃないかなと、私思うんですね。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
そういう意味からしてですね、ぜひそういう部分の中で意識改革という話もございましたけども、ぜひそこの職員の意識改革、これ難しいですよ。今こういう形になっている現状からしますとね、そう思いますよ。
そこの中には、目に見えない力なんていう報告書になっているわけじゃないですか。そこの部分が、職員がみずからが、みんながね、千何百人の職員の方々が異常を感じなければ、おかしいと思わなければ、(「洗脳だよ」と呼ぶ者あり)そこで手を挙げられるような形の体制をぜひつくっていただきたい、そういう思いからですね、職員の意識改革というものをどういう形でやられるのかなと。
二つでございます。市としても、第三者委員会並みの調査研究、これから図っていただきたいというふうに思うんですけど、ぜひお願いをしたい。
再発防止のためにも、市長、副市長はこれまで話は出てますけど、元副市長と会い、話をされたんでしょうか。市の職員と面談をされたんでしょうか。市長は最高権限者として対応してほしかったなあというふうに、これ私が思います。
この2点についてお伺いをしたいと思います。(「同感」と呼ぶ者あり)
215 ◯議長(西野正人君) 市長。
216 ◯市長(大坪冬彦君) 2点について伺いました。
まず、今回の話の進め方ということでございます。市独自でというお話をいただきました。
この問題、私も隣に座っている副市長も含めて、いわば問題の当事者、つまりこの問題についての疑念を抱かれる対象であります。その人間たちが直接当事者である、例えば病院の事務長であるだとか、元副市長に面談をするということも当初は考えましたが、そうした場合に、疑念、疑われている人間が同士で話をしてということになった場合に、調査の客観性、公平性というところでいかがなものかということがありました。
それで、あえて最高責任者としての決断で、第三者委員会に調査を委ねて、そこに対し情報の提供等、市としてできることをやり、独自の調査もやりながら、今回一定の結論を出したということでございます。
そういう意味では、第三者委員会を活用してのみずからの身をえぐるということをやってきたかなというふうには思っております。
そういう形で、今回は到達点なのかなと思っておりますので、今後はそれを受けてどうするかというとこで、これからが問われてるのかなというふうには思っております。
先ほど来、お話はしております。今回の事件を教訓題材として、職員でどういう意識を共有するのか、今回大きな問題、コンプライアンスの問題、ガバナンスの欠如に対する、私ども理事者を含めた意識の改革ということをやっていかねばならないし、また、それを今回の事件を題材にして、職員と共有していかねばなりませんので、そのための再発防止計画をつくっていくということで、制度的なものも含めていろいろ検討していかねばならないと思っております。
その上で実施計画をつくり、実施をして、それに対する結果がどうであったかということは、当然検証しながら、随時議会の皆様にも報告していかねばならないと思っております。
以上です。(「市長頑張れ」と呼ぶ者あり)
217 ◯議長(西野正人君) 秋山 薫議員。
218 ◯18番(秋山 薫君) ありがとうございます。
まさにそのとおりでですね、市長が今回判断された結果でございますので、それはそれで重く受けとめて、今回の調査結果を是としたいと、このように思います。
企業でですね、ちょっと籍を置いてた関係もありまして話させていただきますと、コンプライアンスなんて基本の基本ですよ。今、それが守れなかったら会社なんて、すぐ今、飛んじゃいますよ。
日野市は飛ばないんだよね。だから、そういうところの認識の甘さというのがあるんですよ。そこをね、もっともっと職員みずから危機感を持たなきゃいけないし、あえて言いますとね、やっぱりそこは生命線なんで、そこをね、やっぱりどうやって意識を高めるかという話については、非常に難しい問題だと思いますが、世の中にはそれを専門にしてなりわいとしてる人たちも、指導される方がいっぱいいらっしゃいますよ。そういう力をかりることも第三者委員会に諮る前に、ぜひですね、そういう力をかりていただくことも、これから必要なのかなというふうに思います。
日野市の中でですね、内部告発、これが頻繁にあるような、また市では困るんですけど、でも内部告発ができないような組織だと、これはもっと困るんですよ。(「そうだよ」と呼ぶ者あり)
そこの部分の中で、よく職員の方にも、今言ってる話がわからない方もいらっしゃるって、さっき話がありましたけど、まさにそうだと思いますので、何を今問題として言ってるのかね、よくもう一回ゼロに戻って、構築していただきたい。そのように思います。
告発者が出ればですね、今コロナの話じゃないですけど、すぐ犯人捜しに入ったりですね、基本はここにあるんだ、問題はここにあるんだという話になりますけど、そうではなくて、やっぱりその問題意識がない、ないような形で取り組めるような土壌、意識改革を含めて、ぜひ検討していただきたい。
潜在、問題が潜在、要は心の中にあるもの、ここの部分についてはなかなか対策できませんよ。今、我々やっていることは、表に出た顕在、誰が見てもわかること、これについては第三者委員会だって、皆さんだってわかりますよ。
そこの部分をよく理解する中でですね、ぜひこれから先、潜在項目まで拾い上げてよりよい日野市になるような形のいいきっかけだという形の中でですね、徹底的な調査をして再発防止に取り組んでいただきたいということ申し上げて、質問終わります。
以上です。
219 ◯議長(西野正人君) 池田利恵議員。
220 ◯24番(池田利恵君) 本日、私が最後となるわけで、重複部分は割愛させていただいて質問に入らさせていただきたいと思います。
私どもは、令和元年6月10日付で、日野市元副市長の日野市立病院と
川辺堀之内土地区画整理組合の兼業による二重報酬受取の徹底解明及び日野市立病院のハラスメントの原因究明を求める決議を、自由民主党日野会派代表の谷議員を筆頭代表者として、全会一致で市に提出いたしました。
これは、名前こそ谷代表にはなっておりますが、取りまとめた西野議長の功績、リーダーシップのたまものであるといっても過言でないと、私自身は判断しているところです。
起こってしまったことに対してどのように対処していくかということも大変大事ではありますが、現在進行形で進んでいる、進まなければならない組合事業の進捗は、この影響によってどのようになっているのか。それにかかわる多くの市民に対する影響、停滞の許されない事業の現状に与えている影響にこそ、注視していく必要があるというような方向性で、質問をさせていただきたいと思います。
多くの方々が関係しているということの想像はかたくないわけでありますが、具体的に
川辺堀之内土地区画整理組合員数は何人ぐらいおられて、理事や監事さんの構成というのは、今どんなようになっているのかということを、まず教えてほしいと思います。
また、今回、日野市もしかすると始って以来というような大きなマスコミの報道があって以降、相当な混乱や動揺が走っているというふうに思われます。
市は、組合の理事さんや監事さんなどとお話しする場というのは、どのように持たれたのでしょうか。
また、組合施行で行われている中で起こったというような現状の中で、先ほど申し上げた理事長、理事や監事の責任というものをどのように捉えているのかということも、あわせて教えていただきたいと思います。
そして、私たちもこういった状況が発覚してから、よくこの中身を拝見させていただいて、本当に自分が知らなかったな、いうようなことを、恥ずかしながらも気がついてきたわけですけれども、ある意味、組合さんたちも、こういった実態を知らなかった方々というのがほとんどでなかったのかというふうに思うわけであります。
そういった一連の状況に対する情報提供というのは、どのように行ってきたのか、また現状行っていくのか、そして今後どのような予定であるのか。
先ほど来から、皆さんのお話をお伺いする中でも、そしてこの報告書を読む中でも、そしてまた現実的に区画整理がいつの起点でどのような形で大きく進んできたかというような視点を顧みても、現状においてもまだ大きな力を持っていると思われる元副市長への対応というものはどうしていこうと考えているのか。
今回このような調査報告書が上がってきたわけですが、この発表報告を前にして、今後これを起点として何らかの形で大きな決断をしていくのか、そのあたりも含めて答弁をお願いしたいと思います。
221 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。まちづくり部長。
222 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 大きく分けて5点について御質問をいただいたところでございます。
まず1点目の組合員、組合の数等でございます。
川辺堀之内土地区画整理組合におきましては、組合員数は213名であり、このうち理事長が1名、副理事長が2名、理事が5名、監事が2名となっております。また、そのほかの関係者としては、保留地を購入された方が90名ほどとなってございます。
さきの2月22日には、大坪市長が組合の理事と監事の計10名とお会いし、市長のほうより区画整理事業の完成まで日野市としてしっかりとサポートさせていただくこと、及び組合の運営面などでのうみを出し切り、健全な状態へ軌道修正していただきたいことをお伝えしたところでございます。
続きまして、2点目の理事、監事の責任ということでございます。
今後、東京都と日野市で調査を進めた中で、監督官庁としての東京都や組合員の意見などを踏まえた理事や監事の皆様方の御判断が、まずは第一だと認識をしております。
市としては、理事や監事の皆様方が中心となって、組合の運営を健全な状態へと軌道修正していただき、この困難な状況を乗り切り、事業完了までさらなる御尽力をいただければとの思いはあるところでございます。
続いて、3点目の情報提供についてでございます。
組合員への情報提供につきましては、まずは、組合の理事や監事の皆様方に説明責任があるものと認識をしておりますが、当然、東京都や日野市による行政からのサポートも必要なものと考えております。
組合の総会が3月28日に開催されると伺っておりますので、この総会を迎える前には組合として情報提供の場を持つこと、もしくは当日の総会の場にて説明責任を果たすことなどについて、組合の理事と監事、そして東京都及び市との間で協議を進めているところでございます。
東京都と市のスタンスとしましては、事業完了まで組合に対し助言や指導等のサポートを確実に行うこと。そして、組合の運営を健全化するための支援をしていくこと、このことを組合に引き続き明確に発信してまいりたいと考えてございます。
次に、4点目の元副市長への対応でございます。
元副市長につきましては、土地区画整理組合の運営から退く必要があると認識をしております。したがいまして、組合に対し、年度内に公文書でこのことをお伝えする予定でございます。
最後に、5点目の今後の取り扱いということでございます。
今後の東京都と日野市とのさらなる調査を通して、組合運営の実態を確認し、是正すべきことは適正化を勧告し、違法行為等があれば法的な対応も検討する必要があると認識をしているところでございます。
以上でございます。
223 ◯議長(西野正人君) 池田利恵議員。
224 ◯24番(池田利恵君) 現状の組合員さんたちに対する配慮をどのようにしていかなければいけないか、そしてまた事業の進捗をどのように図っていかなければいけないかということに関しても、基本的に、ちょっと抽象的な言葉でしたけれども、運営面のうみを出し切りというような言葉に象徴されている感があるかなというふうに思います。じゃあうみが何で、どのような方法でどうしていくとかいうようなことをですね、つつ先ほど来からお話がございましたので、特にここで再度確認はしませんけれども、まずそこの部分をどのように取り扱っていくのか、真剣にですね、議会もともに進んでいく必要があるかなというふうに思うわけです。
そしてまた、もう1点の問題のハラスメントの問題というのも、非常に重要な課題であるというふうに思います。
そもそもこういった大きい金額を、やっぱり動かせるような立場にあった。なかなかこれ特殊な事例ではありますけれども、もともと最初は、小さいことを見逃していくことが、積もり積もってこういった状況を招いているというようなことかなと。そもそもここのハラスメント、この議会においてもハラスメントというところの1点を、2年前ですかね、提議した中でこういった大きい問題に発展、発覚していったというようなことは、非常に象徴的かなと思います。
先ほど来から、しがらみだとかなれ合い、皆さんの質問の中から隠匿体質とかぐるみとか組織的なこと、風土、体質、聞いても聞かないふり、責任を押しつける、見ても見ないふり、あげくの果ては考えられない状態になっている思考停止、これが大事なことは、外部にあると思うのではなく、私たち日常の中にも、私たち自身の中にそのような思いがないかというところを検証し、実践することから、真の解決に結びついていくのだ。私は、この間ずっとこれを自分自身に自重してまいりました。
こういう大変大きな決議を前に、先ほど来から人ごとであってはならない、目に見えない力、それを私たち自身がどのように考えて、どのように感じて、私たちみずからが改善していくという立ち位置に立つことということが、全ての改善の糸口になっていくのではないかというふうにお伺いさせていただいた次第です。
今回のこういった日野市における大きな出来事をしっかりと自分の支柱にしていきながら、ともに解決の道を探っていきたい、そんな思いでいっぱいであります。今後ともよろしくお願いいたします。(「議会改革も必要だよ」と呼ぶ者あり)
225 ◯議長(西野正人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
226 ◯議長(西野正人君) なければ質疑を終結いたします。
これをもって報告を終わります。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
227 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後2時14分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後2時47分 再開
228 ◯副議長(清水登志子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。西野正人議員から議長の辞職願が提出されました。
この際、議長辞職の件を日程に追加し、先議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
229 ◯副議長(清水登志子君) 御異議ないものと認めます。よってこの際、本件を日程に追加し、先議することに決しました。
議長辞職の件を議題といたします。
本件については、西野正人議員の一身上に関する事件であると認められますので、地方自治法第117条の規定により退席していただきます。西野正人議員の退席を求めます。
〔23番議員 退席〕
230 ◯副議長(清水登志子君) お諮りいたします。西野正人議員の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
231 ◯副議長(清水登志子君) 御異議ないものと認めます。よって西野正人議員の議長辞職の件は許可することに決しました。
西野正人議員の除斥を解きます。
〔23番議員 着席〕
232 ◯副議長(清水登志子君) ここで、前議長、西野正人議員の御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〔23番議員 登壇〕
233 ◯23番(西野正人君) 議長退任に当たり、一言御挨拶をさせていただきます。
第29代そして30代と、4年間にわたり議長を務めさせていただきました。議員各位そして市長を初め職員の皆様、そして議会事務局の皆様には大変お世話になった4年間でございます。改めて感謝を、この場で申し述べさせていただきます。
少子高齢化を迎える中で、日野市におきましてもいろいろな課題が山積してるところでございます。皆様方におかれましては、市長部局そして議会、二元代表制の中ではございますけれども、日野市政の発展、また市民生活の向上のために今後も頑張っていただければと思うところでございます。
簡単ではございますけれども、議長退任におきまして挨拶させていただきます。本当に4年間皆様には大変お世話になりました。
なおですね、今後新議長が誕生すると思いますけれども、皆様も協力をしていただき、すばらしい議会をつくり上げていただければと思うところでございます。本当に4年間お世話になりありがとうございました。(拍手)
234 ◯副議長(清水登志子君) 4年間、本当に御苦労さまでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
235 ◯副議長(清水登志子君) お諮りいたします。この際、日野市議会議長選挙の件を日程に追加し、先議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
236 ◯副議長(清水登志子君) 御異議ないものと認めます。よってこの際、本件を日程に追加し、先議することに決しました。
日野市議会議長選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、投票によることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
237 ◯副議長(清水登志子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙は投票によって執行いたします。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
238 ◯副議長(清水登志子君) ただいまの出席議員24名であります。
お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に岡田旬子議員と鈴木洋子議員を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
239 ◯副議長(清水登志子君) 御異議ないものと認めます。よって立会人に岡田旬子議員と鈴木洋子議員を指名いたします。
投票用紙を配付いたさせます。
〔投票用紙配付〕
240 ◯副議長(清水登志子君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
241 ◯副議長(清水登志子君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
242 ◯副議長(清水登志子君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
点呼を命じます。
243 ◯議会事務局次長(山崎八州志君) それでは、ただいまより点呼いたします。
岡田 旬子議員〔投票〕
有賀 精一議員〔投票〕
森沢美和子議員〔投票〕
白井菜穂子議員〔投票〕
島谷 広則議員〔投票〕
新井 智陽議員〔投票〕
伊東 秀章議員〔投票〕
近澤 美樹議員〔投票〕
大高 哲史議員〔投票〕
大塚 智和議員〔投票〕
峯岸 弘行議員〔投票〕
鈴木 洋子議員〔投票〕
奥住 匡人議員〔投票〕
古賀 壮志議員〔投票〕
中野 昭人議員〔投票〕
奥野 倫子議員〔投票〕
秋山 薫議員〔投票〕
窪田 知子議員〔投票〕
馬場 賢司議員〔投票〕
田原 茂議員〔投票〕
谷 和彦議員〔投票〕
西野 正人議員〔投票〕
池田 利恵議員〔投票〕
清水登志子議員〔投票〕
以上でございます。
244 ◯副議長(清水登志子君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
245 ◯副議長(清水登志子君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
246 ◯副議長(清水登志子君) これより開票を行います。
岡田旬子議員、鈴木洋子議員、立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
247 ◯副議長(清水登志子君) 選挙の結果を、事務局長をして報告いたさせます。
248 ◯議会事務局長(山田二郎君) それでは、選挙結果を読み上げます。
投票総数 24票
有効投票 23票
無効投票 1票でございます。
有効投票中
窪田 知子議員 23票
以上でございます。
249 ◯副議長(清水登志子君) 以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は6票であります。よって窪田知子議員が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました窪田知子議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
これをもって議長を交代いたします。御協力ありがとうございました。
窪田知子議員、議長席にお着き願います。
〔副議長退席、議長着席〕
250 ◯議長(窪田知子君) ただいま行われました議長選挙におきまして、日野市議会第31代の議長に就任をいたしました窪田知子でございます。
議長という重責に身の引き締まる思いでございますが、市民の負託に応えるため、公明正大な議会運営に努め市民の福祉向上に全力を傾注してまいります。
今、日野市は感染症の戦い、そして財政非常事態宣言が出される大変厳しいときであります。議員の皆様方と力を合わせ、持続可能な日野をつくるため、英知を結集してまいりたい。どうか皆様方の御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
また、市長を初め理事者の皆様方におかれましても、御指導御協力賜りますようお願いを申し上げます。
簡単ではございますが、私の就任の挨拶とさせていただきます。(拍手)
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
251 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後3時05分 休憩
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午後3時21分 再開
252 ◯議長(窪田知子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。清水登志子議員から副議長の辞職願が提出されました。
この際、副議長辞職の件を日程に追加し、先議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
253 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってこの際、本件を日程に追加し、先議することに決しました。
副議長辞職の件を議題といたします。
本件については、清水登志子議員の一身上に関する事件であると認められますので、地方自治法第117条の規定により退席していただきます。
清水登志子議員の退席を求めます。
〔15番議員 退席〕
254 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。清水登志子議員の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
255 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって清水登志子議員の副議長辞職の件は許可することに決しました。
清水登志子議員の除斥を解きます。
〔15番議員 着席〕
256 ◯議長(窪田知子君) ここで、前副議長、清水登志子議員の御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〔15番議員 登壇〕
257 ◯15番(清水登志子君) 2年間、皆さん大変お世話になりました。副議長の清水でございます。(発言する者あり)はい、今、辞職をいたしました。大変お世話になりました。議員の皆さん、また理事者の皆さん、職員の皆さんに感謝を申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
258 ◯議長(窪田知子君) 2年間、本当に御苦労さまでございました。
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259 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。この際、日野市議会副議長選挙の件を日程に追加し、先議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
260 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってこの際、本件を日程に追加し、先議することに決しました。
日野市議会副議長選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、投票によることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
261 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙は投票によって執行いたします。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
262 ◯議長(窪田知子君) ただいまの出席議員24名であります。
お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に岡田旬子議員と鈴木洋子議員を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
263 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって立会人に岡田旬子議員と鈴木洋子議員を指名いたします。
投票用紙を配付いたさせます。
〔投票用紙配付〕
264 ◯議長(窪田知子君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
265 ◯議長(窪田知子君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
266 ◯議長(窪田知子君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
点呼を命じます。
267 ◯議会事務局次長(山崎八州志君) それでは、ただいまより点呼いたします。
岡田 旬子議員〔投票〕
有賀 精一議員〔投票〕
森沢美和子議員〔投票〕
白井菜穂子議員〔投票〕
島谷 広則議員〔投票〕
新井 智陽議員〔投票〕
伊東 秀章議員〔投票〕
近澤 美樹議員〔投票〕
大高 哲史議員〔投票〕
大塚 智和議員〔投票〕
峯岸 弘行議員〔投票〕
鈴木 洋子議員〔投票〕
奥住 匡人議員〔投票〕
古賀 壮志議員〔投票〕
清水登志子議員〔投票〕
中野 昭人議員〔投票〕
奥野 倫子議員〔投票〕
秋山 薫議員〔投票〕
馬場 賢司議員〔投票〕
田原 茂議員〔投票〕
谷 和彦議員〔投票〕
西野 正人議員〔投票〕
池田 利恵議員〔投票〕
窪田 知子議員〔投票〕
以上でございます。
268 ◯議長(窪田知子君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
269 ◯議長(窪田知子君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
270 ◯議長(窪田知子君) これより開票を行います。
岡田旬子議員、鈴木洋子議員、立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
271 ◯議長(窪田知子君) 選挙の結果を、事務局長をして報告いたさせます。
272 ◯議会事務局長(山田二郎君) 選挙の結果の御報告を申し上げます。
投票総数 24票
有効投票 23票
無効投票 1票でございます。
有効投票中
谷 和彦議員 23票
以上でございます。
273 ◯議長(窪田知子君) 以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は6票であります。よって谷和彦議員が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました谷和彦議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
副議長の就任の挨拶をお願いいたします。
〔22番議員 登壇〕
274 ◯副議長(谷 和彦君) ただいま皆様の御推挙をいただきまして副議長に就任させていただきました谷和彦と申します。議長を補佐し公平公正なる議会運営に努めてまいりたいと思いますので、皆様の御指導、御協力、御理解よろしくお願いいたします。
以上です。(拍手)
275 ◯議長(窪田知子君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
276 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後3時37分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後4時12分 再開
277 ◯議長(窪田知子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより日程第5、日野市議会常任委員会・
議会運営委員会の委員の選任の件を議題といたします。
それぞれの委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元の印刷物のとおり指名いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
278 ◯議長(窪田知子君) これより日程第6、令和2年度日野市一般会計予算特別委員会・特別会計予算特別委員会の設置及び委員の選任の件を議題といたします。
お諮りいたします。令和2年度日野市一般会計予算・特別会計予算の審査のため、12人の委員をもって構成する一般会計予算特別委員会、11人の委員をもって構成する特別会計予算特別委員会を設置いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
279 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって令和2年度日野市一般会計予算特別委員会・特別会計予算特別委員会を設置することに決しました。
ただいま設置されましたそれぞれの委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長においてお手元の印刷物のとおり指名いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
280 ◯議長(窪田知子君) これより日程第7、東京都十一市競輪事業組合議会議員の選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
281 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
282 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決しました。
東京都十一市競輪事業組合議会議員に秋山薫議員、田原茂議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました秋山薫議員、田原茂議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
283 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名いたしました秋山薫議員、田原茂議員が、東京都十一市競輪事業組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました秋山薫議員、田原茂議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
284 ◯議長(窪田知子君) これより日程第8、東京都四市競艇事業組合議会議員の選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
285 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
286 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決しました。
東京都四市競艇事業組合議会議員に秋山薫議員、田原茂議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました秋山薫議員、田原茂議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
287 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名いたしました秋山薫議員、田原茂議員が、東京都四市競艇事業組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました秋山薫議員、田原茂議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
288 ◯議長(窪田知子君) これより日程第9、東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
289 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
290 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決しました。
東京たま広域資源循環組合議会議員に岡田旬子議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました岡田旬子議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
291 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名いたしました岡田旬子議員が、東京たま広域資源循環組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました岡田旬子議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
292 ◯議長(窪田知子君) これより日程第10、南多摩斎場組合議会議員の選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
293 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
294 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決しました。
南多摩斎場組合議会議員に島谷広則議員、池田利恵議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました島谷広則議員、池田利恵議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
295 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名いたしました島谷広則議員、池田利恵議員が、南多摩斎場組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました島谷広則議員、池田利恵議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
296 ◯議長(窪田知子君) これより日程第11、浅川清流環境組合議会議員の選挙の件を議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
297 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
298 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決しました。
浅川清流環境組合議会議員に
白井菜穂子議員、近澤美樹議員、馬場賢司議員、池田利恵議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
白井菜穂子議員、近澤美樹議員、馬場賢司議員、池田利恵議員を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
299 ◯議長(窪田知子君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名いたしました
白井菜穂子議員、近澤美樹議員、馬場賢司議員、池田利恵議員が、浅川清流環境組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました
白井菜穂子議員、近澤美樹議員、馬場賢司議員、池田利恵議員に、本席より会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
300 ◯議長(窪田知子君) 本日の日程は全て終わりました。
あすの本会議は午前10時より開議いたします。時間厳守で御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
午後4時20分 散会
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