日野市議会 2019-12-17
令和元年第4回定例会(第7日) 本文 開催日: 2019-12-17
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前11時10分 開議
◯議長(西野正人君) 本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員、24名であります。
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2 ◯議長(西野正人君) 日程に入る前に、
議会運営委員長から報告があります。
〔
議会運営委員長 登壇〕
3
◯議会運営委員長(池田利恵君) おはようございます。
それでは、御報告申し上げます。
11月25日までに議長に提出された意見書案は2件でございます。
仮受付第11号、
柔軟仕上げ剤等に含まれる香料の
成分表示等を求める意見書案につきましては、11月29日に撤回願が提出されました。
仮受付第10号、
水道民営化法の附帯決議に応えるよう政府に求める意見書案は成案となりませんでした。
企画総務委員会で採択された請願第1-7号に基づき提出された、
男女共同参画の視点で
各種制度等の整備を求める意見書を
議員提出議案として上程しております。
また、
奥野倫子議員より
議会運営委員会に対し申し入れがございましたので、御報告いたします。
奥野議員からの申し入れの案文でございます。
内容といたしましては、本議会初日において、5度にわたる
奥野倫子議員の議事進行を、西野議長が指名しませんでした。
円滑なる議会運営のあり方について、正副委員長より議長に対し真意を確かめ、その上で、議長より謝罪の申し入れがございましたので、ここに御報告を申し上げます。
以上、報告とさせていただきます。
4 ◯議長(西野正人君) これをもって
議会運営委員長の報告を終わります。
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5 ◯議長(西野正人君)
議会運営委員長の報告をもち、議長より発言をさせていただきたいと思います。
初日、
奥野倫子議員より文書で
議会運営委員会への申し入れがございました。議会初日に、
奥野倫子議員の議事進行の発言に対して、指名しなかったことにつきましては、まことに遺憾であり恐縮でございます。
今後、このようなことがないように議事進行を進めてまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。
奥野倫子議員におかれましては、重ねておわびを申し上げるところでございます。
また、11月1日付発行の
西野正人議会報告におきまして、
議員報酬削減の提言をさせていただきました。
スタッフとともに、その内容について精査をさせていただき、議員活動として問題はないと思い掲載をさせていただいたところでございますが、議員の何名かの皆様に御指摘また御意見をいただいたところでございます。真摯に受けとめさせていただきまして、今後しっかりと精査をして行いたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
大変皆様には御迷惑をおかけいたしましたが、今後このようなことがないように議事進行を進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。(「了解」「了解」と呼ぶ者あり)
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6 ◯議長(西野正人君) これより議案第103号、令和元年度日野市
一般会計補正予算(第5号)の件を議題といたします。
本件については3
常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
7
◯企画総務委員長(峯岸弘行君) 議案第103号、令和元年度日野市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
8 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
次に、
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔
民生文教委員長 登壇〕
10
◯民生文教委員長(奥住匡人君) 議案第103号、令和元年度日野市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、避難行動要
支援者名簿システムに対象者の全員の名前が載っていないのはどのような理由か。2、台風被害による学校施設の修繕は経年劣化した箇所も含めて修繕しているのか。3、小・中学校の教員の
育休等代替職員が欠員になっている場合、学校はどのような対応をしているのか。4、
介護人材確保事業と
児童扶養手当経費における増額補正の理由は。5、
市民税課税事務において委託される派遣業務はどのような事務内容なのかなどでございました。
主な意見といたしましては、1、
市民税課税事務を
派遣業務委託とすることは
情報漏えいのリスクや
住民サービスの低下などが懸念される。反対でございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
11 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
13 ◯議長(西野正人君) 次に、
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔
環境まちづくり委員長 登壇〕
14
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) 議案第103号、令和元年度日野市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
本議案につきましては、質疑、意見なく、態度保留する委員がおりましたが、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
15 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
16 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
各
委員長報告について御意見があれば承ります。
大高哲史議員。
17 ◯9番(大高哲史君) 今回の補正予算には、台風19号被害への対応など必要な予算が含まれておりますが、課税業務という市民の暮らしと密接にかかわり、また最も守られなければならない個人情報を扱う仕事を民間に任せるという予算が含まれていることから、
日本共産党日野市議団を代表し反対の意見を述べさせていただきます。
課税業務という税情報、個人情報を扱う重要な仕事は公務員が責任を持って担うべき仕事の一つです。この仕事を民間企業、株式会社に委託すればどのようなことが起こるかは、個人情報の漏えいを繰り返した大阪市の例を見れば明らかです。
こうしたことを推し進めれば、ひいては
住民サービスの低下へとつながっていくことは明らかではないでしょうか。
また、個人情報の漏えいを防ぎ効率化を進めようとすればするほど、
システム構築等に予算が必要になることから、民間委託は、今やコスト面での優位性もなくなっています。
つまり課税業務を民間へ委託することは、さまざまなリスクはあってもメリットはないということです。
市は、個人情報を守るために、憲法第15条、公務員は全体の奉仕者である。この理念に照らして、本来自治体が責任を持って行うべき戸籍業務や
住民票業務、課税業務など、任期の定めのない正規職員を中心に行うという原則に立ち返るべきです。
以上、補正予算への反対意見といたします。
18 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
19 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する各
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
20 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第103号の件は原案のとおり可決されました。
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21 ◯議長(西野正人君) これより議案第94号、日野市
特別会計条例の一部を改正する条例の制定、議案第97号、日野市
会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第98号、日野市
会計年度任用職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第99号、
日野市営住宅条例の一部を改正する条例の制定、議案第111号、東京都四市
競艇事業組合規約の変更の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
23
◯企画総務委員長(峯岸弘行君) それでは、
企画総務委員会に付託されました5議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第94号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
下水道事業に
地方公営企業法の
財務規定等を適用するため、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
質疑はなく、主な意見といたしましては、1、
下水道事業を
公営企業会計に移行するための条例改正、議案第100号に反対する方向で検討しているため、反対。2、
公営企業会計を導入することで計画的な経営基盤の強化につながることに期待を寄せる。市民へのわかりやすい情報提供が必要である。賛成などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第97号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
会計年度任用職員のうち
国際交流員、
日野市立病院に勤務する職員及び
学童クラブ職員の給与について特例を定めるものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
主な質疑といたしましては、1、条例改正となった場合、来年度市が支出する総額を問う。2、
学童クラブ新規採用の場合、最初の月額給与及び
最高号給月額について問う。3、
人件費増額分の財源について問うなどでございました。
主な意見といたしましては、1、
会計年度任用職員制度導入そのものに反対。住民の代表である議会の議決を経るような条例に改めるよう強く求める。反対。2、現実の待遇からするとプラスになることや組合交渉でも合意している。
抜本的改定の方向で動いてほしい。賛成。3、仕事の中身を明確にし、しっかりとした仕組みをつくってほしい。賛成などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第98号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
会計年度任用職員のうち、
国際交流員、
日野市立病院に勤務する職員及び
学童クラブの職員の勤務時間、休日、休暇等について特例を定めるものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第99号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
単身高齢者等の入居の増加に対応するため、保証人に関する
規定等所要の改正を行うものです。
なお、本条例は公布の日から施行するものです。
主な質疑といたしましては、1、現行の居住者については、どのような形で対応するのか。2、
連帯保証人をなくすことによるデメリットをどう認識しているかなどでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第111号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方公営企業法の
財務規定等を適用するため、所要の変更をするものです。
なお、本規約は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上5件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
24 ◯議長(西野正人君) これより議案第94号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
25 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第97号の質疑に入ります。
奥野倫子議員。
26 ◯17番(奥野倫子君) この
会計年度任用職員の制度の条例でございますけれども、私、委員会傍聴したんですが、26億1,000万円かかると、この給料についてですね。18億円を、とりあえず令和2年には18億円を計上するという説明がありました。
これについて、この約7億円アップ分は何にかかるのか、あるいは令和7年からこの額が幾らになるのか、この不足分については、とりあえず7億円不足したままで計上するんですが、不足分についてはどうするつもりなのか、この点について説明求めたいと思いますので、委員長、議長のお計らいで答弁を得たいと思いますが。
27 ◯議長(西野正人君)
企画総務委員長。
28
◯企画総務委員長(峯岸弘行君) 今の質問に関して、答弁の正確性を期すため、議長の御配慮により理事者側から御答弁をいただければと思います。
29 ◯議長(西野正人君) 理事者より答弁を求めます。総務部長。
30
◯総務部長(小平裕明君) まずですね、増加分7.5億ぐらいになるかと思うんですが、病院はちょっと例外といたしまして、基本的には2.6カ月分の期末手当ですね、こちらの支給がございますので、多くはそれに占めるというところでございます。
それが何にかかるのかということについての答弁になります。
それから、令和7年にその予算がどうなるかという御質問かと思いますが、この制度につきましては、職の働き方の見直し、それから給与の見直し、これを法改正の趣旨に基づいて、時間をかけて協議も組合とも持ちながら、現場とも話し合いをしながら進めてまいりますので、ちょっと令和7年にその額がどうなるかというのは、今は具体的にお答えできませんが、基本的には法改正の趣旨に従って話し合いを進めていきたいと考えております。
あと、令和2年度の当初予算につきましては、現在予算編成中でございます。3月の段階で議会の皆様に御審議いただくというふうに考えてございます。
以上でございます。
31 ◯議長(西野正人君)
奥野倫子議員。
32 ◯17番(奥野倫子君) 令和7年度分については、法改正に関係なく、今現在の
学童クラブの職員の給料が下がるわけですよね。期限を切って、これを9月に決めた
会計年度任用職員の基準に下げるということですから、これは法改正がどうのこうのということではなく、日野市の判断ですから、この分が9月にもう制定された基準に当てはめれば、どれだけ浮くということになるんでしょうか。
33 ◯議長(西野正人君) 総務部長。
34
◯総務部長(小平裕明君) 先ほど申し上げましたが、職の見直し、それから給与水準の見直しというものは、もう下げると決めたわけではございませんので、これから働き方の内容、給与水準についても法改正の趣旨に基づいて、きちんと
話し合い等を進めていきたいと考えておりますので、今、下がる上がるというお話ではないかと考えております。
以上でございます。
35 ◯議長(西野正人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第98号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第99号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第111号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。
議案第94号について御意見があれば承ります。
奥野倫子議員。
40 ◯17番(奥野倫子君) 本議案は、議案100号と同じくですね、下水道会計を企業会計にするための条例改正です。
改正案には、経営の基本としてですね、100号において、「常に企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進するように運営されなければならない。」という、その100号の内容に、企業会計に切りかえるためのこの94号なわけですけれども、この第4条の目的を達成するために、日野市は将来的に
下水道事業の民間委託を想定してるのかを、委員会質疑において確認させていただいたところ、日野市の人口レべルでは、民間事業者のほうにはうまみがないので、委託は考えづらいという回答でした。
下水道事業は人口急増とともに、一気に整備が進んだことにより、今現在も下水道債の償還や、一気に老朽化が進んだことによるインフラ整備の費用の増加などの理由により、
下水道事業会計は、下水道使用料金だけでは賄い切れず、一般会計からの繰り入れが続いています。
日野市の場合、下水道債の償還のピークは超えたものの、下水道を通すことを目的として行われる区画整理が終わらない限り、毎年新たな借り入れが発生し続けることとなり、かつ人口減少社会により、下水道料金もふえないとなれば、これまでのように不足分を一般会計から補填さえしてればよいという現状に甘んじてはいけないと考えます。
企業会計化することによって、事業の全容がより詳細に把握でき、かなり長期的な展望となると思いますが、日野市においても区画整理が完了し広域的なメンテナンスが可能となれば、経費削減にもつながるものと考えます。
無駄の削減や事業の適正化、全体像の可視化に当たっての判断材料として、企業会計化は有効と判断し賛成するものですが、一方で、日野市は企業会計化する目的を行革の一環だとしています。
日野市の行革自体が下水道料金の値上げ幅を割り出すために企業会計を導入したということであれば、その安易な考え方に対しては明確に反対しておきたいと思います。
企業会計化に賛成することをもって、下水道料金の安易な値上げにも、もろ手を挙げて賛成するものでは、決してありません。
そのことを強調した上で、本議案94号及び100号に賛成することを表明し、後に控える100号の賛成理由については、省略させていただきたいと思います。
以上。
41 ◯議長(西野正人君) 清水登志子議員。
42 ◯15番(清水登志子君) 議案第94号、日野市
特別会計条例の一部を改正する条例の制定について、
日本共産党日野市議団を代表して反対の立場から意見を申し上げます。
本議案は、
下水道事業に公営企業法を適用し、
公営企業会計への移行をすることに伴う名称変更でございます。
この公営企業法の
公営企業会計に移行すること、そのものに反対をするものですので、名称変更についても反対を表明させていただきます。
43 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
44 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
45 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第94号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第97号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。
46 ◯2番(有賀精一君) 本議案に賛成の立場で意見を述べたいというふうに思います。
9月議会でも同様のことを述べた次第ですが、繰り返したいというふうに思います。
今回の
会計年度任用職員、病院職場あるいは
学童クラブというところでの内容になっているわけですけれども、そもそも官製ワーキングプアと呼ばれる臨時職、非正規の扱いというものが非常に厳しい状況にあって、これを何とかしなければいけないということの中で、一方では出されてきたのが、この
会計年度任用職員という言葉だったと思います。
しかし、この法律をつくったとしてもですね、この法律のもとで運用したとしても、官製ワーキングプアがなくなるかといえば、決してそうではないというふうに思うわけです。
今回のこの内容によって、職員1人当たり期末手当で何十万円かの給料アップがあるということ自身、大きな意味があるわけですけれども、今回の病院職場や学童の職場において、組合とのやりとりの間でもなかなか納得をしていただけない部分があるということを、組合の方たち、執行部の方たちの話を聞かせていただきました。
2025年になるとどうなるのと。また振り出しに戻ってしまって、自分たちの積み上げてきた5年間なりの実績というものが全然評価されずに、また振り出しになってしまう、一種の雇いどめ状況になってしまうではないかと。
本当にごもっともな意見だというふうに思いますし、これについては、やはり納得のできるものでは全くないという組合員の皆さんの声というのは、本当によくわかるわけです。
本来、同一労働同一賃金、しかも臨時の仕事については、本来の正規の仕事よりももっと値段を高くするべきだというのが、本筋だというふうに、私は、ある意味、思っているわけです。
それが、現実には会計年度というふうに名前を変えてもですね、実際いつもある仕事が、昔は臨職というわけのわからない言葉自身がつけられていて、ずっと賃金をカットされてきたと。こういう現実が、やはり
会計年度任用職員の制度を適用したとしても、やっぱり形としては残ってしまう部分があるということなわけです。
ですから、私自身としては、組合の合意や期末手当によって何十万円かの賃金アップになるということを優先しですね、今回は賛成の立場ではありますが、5年後、市の側は、先ほどの答弁等々含めてですね、全て5年たってからという部分で、いわゆる市側がどうするのという、そういう残されたフリーハンドの部分あると思うんですが、組合員の皆さんの条件がさらに向上し、とりわけ賃金ですけれども、同一労働同一賃金ということが反映されるような法律に変わるように、今後とも私としては頑張っていきたいというふうに思います。
以上です。
47 ◯議長(西野正人君)
奥野倫子議員。
48 ◯17番(奥野倫子君) 本議案は、9月議会において、
会計年度任用職員の給与を定める条例が制定された時点で、労使間の調整がつかなかった市立病院臨時職員、
学童クラブ嘱託員、
国際交流員の給与について定めるものです。
まず、この
会計年度任用職員という制度については、同一労働同一賃金を基本とし、1年間の期間限定雇用であっても、期末手当や退職金が支給されるという報告がありました。よって、待遇改善につながると捉えます。
市立病院フルタイム
会計年度任用職員の給料表では、医師においては1級1号給の25万円から、25号給の42万円まで規定されていますが、今現在、フルタイム
会計年度任用職員はゼロだということです。
要するに、せっかく待遇改善の制度はつくっても、これまでの臨時職員270人は、結局パートタイム
会計年度任用職員のままということになります。
そして、市立病院のパートタイム
会計年度任用職員については、何一つ待遇改善にならないまま雇用のみ継続的に更新されるわけですから、働き方改革の観点からしても、条例改正の意味をなしていません。
市立病院の臨時職員について、日野市は育児や介護の理由により、みずから望んで臨時職員についている人たちだと説明していますが、実態は、人件費を削減したい日野市が、正規職員を適正配置せずに、臨職を宛てがい続けたことで発生しているのが、この270名もの臨時職員です。
こうした実態を見れば、この
会計年度任用職員という制度は、臨時職員のまま雇用継続し続ける違法を何らクリアできない仕組みであることが明らかとなったわけです。
また、
学童クラブ関係職員に関しては、101人の嘱託職員がフルタイム
会計年度任用職員に、臨時職員がパートタイム臨時職員に変更となります。今後は、フルタイム
会計年度任用職員を10人に絞り、これまで正規職員がやってた任務をエリアマネジャーという名称にして託すということです。
ここで問題なのは、フルタイム
会計年度任用職員の賃金表に当てはめると、そのエリアマネジャーにしても、最高で月給20万4,000円で頭打ちになってしまうという点です。そのままスライドさせた給料表が掲載されていますが、最高が1級28号給で25万6,900円だったところが5万2,900円も下がってしまうことになります。これまでの給料体系で給料が支給されるのは、令和6年度末までと期限が切られているので、5年後の待遇の低下や再雇用の不安など、労働者の権利低下を招いています。
97号議案の可決により、令和2年度は
会計年度任用職員の人件費分として7万円もふえると説明があったわけですが、また、この
会計年度任用職員の制度改正によって、経常収支比率が100%超えだと大騒ぎをしているわけですが、実際には、先ほどの部長の答弁にもあったように、令和7年度以降、このままの待遇で継続をするという確証は全くないということがはっきりしたわけです。
以上、私、奥野倫子は労働者の権利低下を招く
会計年度任用職員の給料に関する条例改正、97号の制定に対して反対の立場を表明いたします。
49 ◯議長(西野正人君) 清水登志子議員。
50 ◯15番(清水登志子君) 議案第97号、日野市
会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
日本共産党日野市議団を代表して、反対の立場から意見を申し上げます。
まずは、党市議団として、
会計年度任用職員制度の導入そのものに反対であること。
その上で、今回の改定についてですが、
学童クラブについては、現在在職している方々については、現行報酬が保障されることになりましたが、それは5年間の暫定措置であって、それが継続されなければ、その方々の給与は減額になることは問題です。
また、今回の改正で
学童クラブ職員は5年たったら雇いどめというのが基本になります。
学童クラブは、当初は正規職員が中心で運営されていましたが、その後、正規職員が削減され、嘱託職員、臨時職員への置きかえが進み、今や正規職員のいない
学童クラブがほとんどとなりました。
それでも長年の経験を持つ嘱託職員がいるので、育成の質は担保されているというのが、市の見解でした。
5年雇いどめを基本とするということになれば、市の論理からいっても容認できません、撤回を求めます。
次に市立病院についてですが、市立病院の臨時職員は全てパートタイムの
会計年度任用職員に移行するとの説明がありました。しかし、その受給等は規則で定めることになっており、その規則そのものの提示も委員会ではありませんでした。これでは議会のチェックができません。
公務員の給与は、税金から支出をされるもの、その給与や勤務条件は、住民の代表である議会の議決に基づいて決定改定されるのが原則であり、総務省のマニュアルでもパートタイム
会計年度任用職員の報酬、期末手当等については、条例で定めるべきとの見解が示されております。
市長自身も、法及び法改正の趣旨を真摯に受けとめて誠実にしっかりと対応していきたいと、
会計年度任用職員制度の導入に当たって答弁をされております。
パートタイム
会計年度任用職員の報酬などについて、住民の代表である議会の議決を経る条例で定めることを、改めて求めて反対の意見といたします。
51 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
53 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第97号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第98号について御意見があれば承ります。
奥野倫子議員。
54 ◯17番(奥野倫子君) 議案98号に反対の意見を述べます。
これまで非常勤職員が休暇を取得する場合は、本来無給のところを、
学童クラブの職員に関しては、親の介護や子どもの病気などが発生した場合に有給休暇を取得する権利を得ていました。それは、単なる臨時職員という扱いではなく、子どもに接するための専門知識を持つ非常勤特別職として、長期的に継続勤務してもらうことによって、
学童クラブの質を担保し運営を安定させることを目的としていたわけですが、98号議案は、このただし書き規定を令和6年度末で効力を失効させるために条例を改正するものです。
学童クラブの指導員は、子どもとともに走り回れる体力があること、働き盛りの年代であることが望ましいと言えます。そんな子育てや介護の負担を抱える年代に働き続けてもらうためには、有給休暇は欠かせません。
本議案は、
学童クラブ職員の待遇の悪化を確実に招くこととなり、保育の質を担保できなくなるおそれがあります。賛成するわけにはまいりません。よって、本議案98号には反対とさせていただきます。
55 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
57 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第98号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第99号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
58 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
59 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第99号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第111号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
60 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第111号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
62 ◯議長(西野正人君) これより議案第102号、日野市立児童館条例の一部を改正する条例の制定、議案第106号、令和元年度日野市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第113号、日野市立児童館の指定管理者の指定(日野市立たまだいら児童館ふれっしゅ)、議案第114号、日野市立児童館の指定管理者の指定(日野市立みなみだいら児童館ぷらねっと)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
63 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔
民生文教委員長 登壇〕
64
◯民生文教委員長(奥住匡人君) それでは、
民生文教委員会に付託されました4議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第102号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、日野市立基幹型ひらやま児童館南平小よつば分室の新規開設のため、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第106号につきまして御報告申し上げます。
補正額は、歳入歳出それぞれ6,411万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を143億9,805万2,000円とするものです。
歳入につきましては、国庫支出金、支払基金交付金、都支出金、繰入金を増額するものです。
歳出につきましては、保険給付費を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第113号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立たまだいら児童館ふれっしゅの指定管理者に社会福祉法人雲柱社を指定するものです。
なお、指定管理者の指定期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日まででございます。
主な質疑といたしましては、1、今回決定した事業者は3回目の更新となるが、新たに応募した事業者と比べて優位性はどこにあるのかでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第114号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立みなみだいら児童館ぷらねっとの指定管理者に公益財団法人社会教育協会を指定するものです。
なお、指定管理者の指定期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日まででございます。
主な質疑といたしましては、1、議案第113号と同様、今回決定した事業者は新たに応募した事業者と比べて優位性はどこにあるのかでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上4件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
65 ◯議長(西野正人君) これより議案第102号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
66 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第106号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
67 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第113号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
68 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第114号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本4件の質疑を終結いたします。
議案第102号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
70 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
71 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第102号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第106号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
73 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第106号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第113号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
74 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
75 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第113号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第114号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
77 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第114号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって
民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
78 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午前11時57分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時10分 再開
79 ◯議長(西野正人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第100号、日野市
下水道事業の設置等に関する条例の制定、議案第101号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定、議案第104号、令和元年度日野市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)、議案第105号、令和元年度日野市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第108号、町区域の新設、議案第109号、市道路線の廃止、議案第
110号、市道路線の認定、議案第112号、市営自転車等駐車場の指定管理者の指定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
80 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔
環境まちづくり委員長 登壇〕
81
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) それでは、
環境まちづくり委員会に付託されました8議案について、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第100号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
地方公営企業法の
財務規定等を適用するため、必要な事項を定めるものです。
なお、本条例は令和2年4月1日から施行するものです。
主な質疑といたしましては、1、下水道料金が
公営企業会計となってどのようなプロセスで決定されたのかを問う。2、条例第4条に記載されている経済性を発揮するとはどういうことか。3、この条例の目的と効果を市としてどのように考えるかなどでございました。
主な意見といたしましては、市民の負担増、民営化につながることが懸念される。反対などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第101号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るため、所要の改正を行うものです。
なお、本条例は公布の日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第104号について御報告申し上げます。
補正額は、歳入歳出それぞれ1,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を36億1,608万7,OOO円とするものです。
歳入につきましては、繰越金を増額するものです。
歳出につきましては、豊田南、東町、西平山各区画整理費の人件費を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第105号につきまして御報告申し上げます。
補正額は、歳入歳出それぞれ1,527万円を増額し、歳入歳出予算の総額を45億8,946万7,OO0円とするものです。
歳入につきましては、繰越金を増額するものです。
歳出につきましては、主に台風19号被害への対応として施設修繕費を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第108号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、町名地番が混在している大字新井の一部及び大字石田の一部において、町名地番整理を行うに当たり、地方自治法第260条第1項の規定に基づき、新井一丁目、新井二丁目及び新井三丁目という町区域をそれぞれ新設するものです。
この町区域の新設は、令和2年11月21日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第109号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、市道P36-5号線について、道路法第10条第3項の規定により、市道路線を廃止するものです。
市道P36-5号線については、現況が廃滅しており公共の用に供されていないため、廃止をするものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第
110号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、市道C169号線について、道路法第8条第2項の規定により、市道路線を認定するものです。市道C169号線について、市道路線として認定するものです。
市道C169号線については、万願寺二丁目資機材置場に至る道路を公共の用に供するため、認定するものです。
主な質疑といたしましては、1、一般車両は公園内を通ることはできないのではないか。2、クリーンセンター専用路から兼用工作物への方針変更についての近隣住民への説明について問う。3、市道にする理由について問うなどでございました。
主な意見といたしましては、1、近年増加する台風災害に対応するため、道路高架下の未利用地を活用することは意義がある。賛成。2、住民説明会ワークショップ等を経て近隣住民への理解は図られている。賛成。3、市が説明しているのは広域化に賛成している立場の人で、反対している立場の人には説明していない。反対。4、多摩川ルートをつくるためにごみの搬入路を公園内につくっている。今回の質疑でそれが明らかになった。反対などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第112号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野駅東第1駐輪場ほか37施設の指定管理者に高見沢サイバネティックス・高見沢サービス共同事業体を指定するものです。
指定管理者の指定期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までとするものです。
主な質疑といたしましては、1、指定管理駐車場を実際に管理している人たちが次年度も雇用される担保はあるか。2、指定管理者に1社しか手が挙がらなかったことに対する認識を問うなどでございました。
主な意見といたしましては、市営自転車等駐車場の指定管理については、その内容が不透明なため反対などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
以上8件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
82 ◯議長(西野正人君) これより議案第100号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第101号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
84 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第104号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
85 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第105号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第108号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
87 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第109号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第
110号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第112号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
90 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本8件の質疑を終結いたします。
議案第100号について御意見があれば承ります。
91 ◯議長(西野正人君) 近澤美樹議員。
92 ◯8番(近澤美樹君) 議案100号、日野市
下水道事業の設置等に関する条例の制定について、
日本共産党日野市議団を代表して、議案に反対の立場で意見を申し上げます。
この議案の制定は、
下水道事業の
地方公営企業法の一部適用、
公営企業会計への移行を行うというものですが、これは日野市第5次行財政改革実施計画に掲げられている事項の実施ということになります。
一般会計からの繰り入れは今後も同様に行うとの答弁がありましたが、企業会計導入により独立採算制、適正な使用料の算定が強制されることになり、値上げへの圧力が高まり、下水道使用料の引き上げとなって、市民負担増や民営化へ進む可能性が生まれることが懸念されます。
ちなみに、総務省は民営化や
地方公営企業法適用の拡大が、地方自治体の財政状況を改善させるのだと誘導していますが、これについては憂慮すべき事態と考えます。
今後も格差と貧困の広がりのもと、市政運営においては、市民負担増をできる限り回避することが求められていますが、今回の
公営企業会計への移行は、これに逆行するものです。
下水道のようなインフラ整備は独立採算制を基本原則とするのではなく、住民の健康で文化的な生活に欠くことのできないものとして、全ての市民の経済状況にかかわらず保障するものとして考えなければなりません。
以上の理由から、
公営企業会計への移行である議案100号には反対をいたします。
93 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
95 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第100号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第101号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯議長(西野正人君) なければ意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
97 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第101号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第104号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
98 ◯議長(西野正人君) なければ意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第104号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第105号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
100 ◯議長(西野正人君) なければ意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
101 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第105号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第108号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
102 ◯議長(西野正人君) なければ意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
103 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第108号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第109号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
104 ◯議長(西野正人君) なければ意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
105 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第109号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第
110号について御意見があれば承ります。
奥野倫子議員。
106 ◯17番(奥野倫子君) 議案
110号は、新クリーンセンターにごみ収集車を通すために、20号バイパス高架下に無理やり市道を築造し、市道C169号線として市道認定しようとするものです。
日野市は来年4月に広域化による組合が運営する新クリーンセンターの稼働を控えていますが、この住民合意のない広域化によって1日に約160台ものごみ収集車が往復することになるため、地元のある自治会から渋滞等の被害を回避することを求められ、北川原公園予定地内に搬入路をつくることを決定しました。
この搬入路は、使用期間が30年に及ぶことがわかっていたわけですから、この時点で都市計画決定を変更する必要がありました。
ところが、日野市は、おくれていた公園の築造をスタートさせることと引きかえに、搬入路部分だけ公園として供用開始をしないまま、30年間ごみ収集車用の搬入路として使用するというやり方で強行突破しようとしました。
しかし、都や国から暫定使用期間が30年というのはあり得ないという指導を受けましたし、かつバイパス下に南北の搬入路をつなぐ道路がなくては搬入できないという事態に立ち至りました。
日野市が苦肉の策としてとったウルトラCは、公園内につくった道路については、暫定使用しているだけですという言いわけをやめて、スケボー用の練習場、すなわち公園内の兼用工作物扱いに変更することで乗り切る。そして、高架下に資機材置き場をつくって、そこまでの車の搬入路が必要だという理由づけで市道をつくって南北搬入路をつなげる。このようなやり方をもって、4月の稼働に向けての準備が全て整ったわけですが、これらの経緯を見てもわかるように、その全てが、まさしく後づけの理由であり、結論先にありきなために、市政を混乱させたまま、ここまで強引に推し進めてきたわけです。
行政運営の大原則は、住民との丁寧な合意形成を経て、文句の出ないような形を整えた上で、一歩一歩着実に進まなければなりません。その立場に立てば、この市道建設には、とても賛成できるものではありません。
また、その市道を通すために浸水危険区域に土のうを保管する資機材置き場をわざわざつくったわけですが、浸水しそうになったら、まずそこから資機材を移動させることに大変な手間がかかることは必至です。
こうした合理性のないばかげた理由のために、わざわざ血税を投入してまでつじつま合わせをするという大変子どもじみた手法は、やめていただきたいと思います。
以上、本議案への反対の理由を述べさせていただいた上で、反対いたします。
107 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
108 ◯21番(田原 茂君) 議案第
110号、市道路線の認定について、賛成の立場から公明党会派を代表して意見を申し述べたいと思います。
委員会審議でも明らかなように、北川原公園に関する説明会は、平成27年10月4日の第1回の住民説明会に始まり、平成28年2月7日、8月21日と、北川原公園近隣自治会である4自治会に説明会を開催しています。
また、平成28年5月と6月には、北川原公園の整備に向けたワークショップ等を、地元の自治会の代表の方々と行うことによって、しっかりと整備内容は協議してきたものと理解しています。
さらに、平成31年2月24日、3月10日にも、同じく4自治会にクリーンセンター専用路部分と、市道部分を公園兼用工作物とすること、また、国道20号バイパス高架下には、道路維持管理用資機材置き場を設置すること等について、説明をされています。
平成30年9月には、地元自治会の皆様に情報提供や意見交換を行うためのクリーンセンター連絡協議会が発足し、それ以降3カ月に1回程度、会議を開催して、工事等に関する情報を提供するとともに、その内容について、クリーンセンターだよりや市のホームページでも情報提供がなされたわけであります。
したがって、必要な情報について適切に情報発信が行われているものと考えます。
行きどまりの市道の要件としての公共施設にある道路維持管理用資機材置き場が、5メートルの浸水想定地域にあることについては、ほかに2カ所ある道路維持管理用資機材置き場との機能分担をしていくということであります。
この場所には、機械や重機などを置かずに、専ら保安機材を置く場所にするということで、道路維持管理用資機材置き場としての機能は十分に果たせると考えます。
以上を申し述べて、議案第
110号については、賛成の意見とさせていただきます。
109 ◯議長(西野正人君) 近澤美樹議員。
110 ◯8番(近澤美樹君) 議案
110号、市道路線の認定について、
日本共産党日野市議団を代表して、反対の立場で意見を申し上げます。
日野市は、国分寺、小金井市からの可燃ごみを新可燃ごみ処理施設に運び込むために、北川原公園内に建設したごみ搬入路の一部と国道20号バイパス高架下の道路管理用資機材置き場への進入路を市道としようとしています。
公園内に建設した道を市道とするための根拠は、この場所が公園であり、かつ市道である都市公園法上の兼用工作物であると、市は主張しています。ところが、これはとても認められるものではない、とんでもない法の曲解であることが明らかになりました。
市の作成した北川原公園兼用工作物利活用計画によれば、市道であり公園でもある部分は、市道としてごみ搬入車両が通過する時間帯には、公園として使用することはできません。さらに公園として市民が活用できる時間よりも、ごみ搬入車専用路としての使用時間が格段に多くなっています。
兼用工作物とは、市道の効用、公園としての効用が同時にかつ相互に兼ねるものでなければならないとされています。ところが、これでは全く相互にかつ同時に効用を果たす状態になどありません。
また、公道とは、一般交通の用に供する道、一般の人が通れる、公衆に差別なく公開されるもの、公開性があるかどうかが問われますが、市は通行証を掲示すれば一般車両は通行できると答弁しており、通行許可という強い制限がかかるわけですから、公開性は著しく低く、一般交通の用に供するとは、とても言えないのです。
この間の経過をひもとけば、市はごみの搬入路をどうしたら適法とできるのか画策し、都市計画法、都市公園法、補助金適正化法等、法の趣旨を正面から受けとめないがために、方針を二転三転させてきました。
ごみ搬入路は、当初兼用工作物として整備しようとし、住民説明会は紛糾をしました。その後、東京都から兼用工作物として市道整備するのは無理があるとの助言を受けると、今度は30年間の暫定利用を行うクリーンセンター専用路とする方針に変更しました。
私たちが議会で、暫定30年間などという考え方は、法に照らしておかしいとどんなに指摘をしても、市は決して、みずからの過ちを認めることはしませんでした。
ところが、昨年、国から30年間の使用は暫定とは言えない。30年間、公園の区域から除外して使用するのであれば、都市計画変更を行うことや公園用地取得のための補助金の返還が必要であると指摘され、さらに国から兼用工作物という逃げ道を示唆されると、再び方針を転換して兼用工作物として市道とすることにしています。
この一連の経過は、余りにも法の趣旨を無視し、法を都合よく解釈しようとするもので、市の態度は、法に基づく行政としての体をなしていません。
また、市は兼用工作物として市道認定を行うという方針についての市民説明会をとうとう行わず、公園周辺の自治会役員だけを集めた交渉を行い、住民の理解を得たと主張しています。
自治会の理解は必要ですが、その経過における情報は、自治会員にさえ公開されておらず、経過も方針変更の結果も、広く市民にも公開されていません。市のこうした脱法、密室協議はごみ処理広域化の是非以前に、行政が決してやってはならないやり方です。
市は、ごみ処理広域化という大義のもとに突き進んできました。広域化実現のためにはどんな理由や道理でも成り立つと考えてきたようですが、住民や法律をないがしろにしてもよい大義などはありません。法や住民自治を軽んじ説明責任さえ果たそうとしない日野市に対して、議会はしっかりとチェック機能を発揮すべきです。
6人ものガードマンが常駐する、これが公園でしょうか。公園とは何でしょうか。赤ちゃん、高齢者、障害者、どんな住民でも安心して安全に憩う場所、それが公園です。公園を1平米でもふやすために、これまで日野市は努力を続けてきたのではないでしょうか。若者たちが思い切りB3スポーツができる場所、堂々とつくったらいいじゃないでしょうか。なぜこんなゆがんだやり方をするのでしょうか。法をかいくぐり、住民の合意どころか密室協議で住民を分断をする、これが諸力融合を標榜する日野市のやることですか。
市道認定は決して認められません。議案第
110号には反対をいたします。
111 ◯議長(西野正人君) 古賀壮志議員。
112 ◯14番(古賀壮志君) 議案第
110号に賛成の立場から意見を申し上げます。
市当局は、これまで良好な都市環境を整備するための北川原公園の整備、新可燃物処理施設への可燃物搬入ルートの確保、並びに万願寺二丁目資機材置き場に至る道路整備について、住民の皆様や関係省庁と協議を重ねてきました。
その結果、新可燃物処理施設へ続く多摩川沿い市道C-2号線に至るルートを北川原公園内兼用工作物として市道認定することによって、そのルートを確保するという方法を選択しています。
新可燃物処理施設の建設、北川原公園の整備、可燃物搬入ルートの確保、地域住民の皆様を初めとする市民の皆様との協働という観点からは、国や東京都との連携や周辺住民の皆様との協議は欠かすことはできません。
そうした中での各方面との調整の結果、最終的に北川原公園兼用工作物として市道を認定するという結論に整理されたと認識しております。
本年8月には、日野市北川原公園兼用工作物利活用計画を定めて、当該兼用工作物のアスファルト部分についても、その利用時間帯を定めた上で、公園全体としての利活用計画が定められました。各種の個人利用などでの利活用を初め、団体利用としては、消防団の練習場や地域の防災訓練等の防災の観点からの利用や、スポーツ団体等や地域、学校等の団体によるアスファルト舗装部分であるからこその活用できる利点を生かした利活用が図られることを期待するものです。
また、近年は、地球規模の気候変動の影響のもと、大型台風やゲリラ豪雨等が、特に関東地方にも襲来するリスクが高まっており、昨年の台風24号や本年の台風19号は、日野市にもさまざまな影響を及ぼしています。
そのような中で、日野市は現在、比較的に風雨や降雪を避けることのできる高架下という環境が整っている日野本町一丁目資機材置き場並びに東豊田二丁目資機材置き場の2カ所を風水害時の災害対応でも使用できる資機材置き場として設置し、万が一の事態に備えています。
しかしながら、近年増加している災害リスクを考えると、市内を広くカバーできる資機材置き場の配置体制や、より充実した資機材ストックの確保の観点から、市内高架下の未利用地が少ない中にあっても、資機材置き場を増設していく必要が認められます。
なお、今回整備される本資機材置き場が浸水想定区域内にあるという点については、万が一浸水する可能性がある資機材置き場と、そうでない資機材置き場の立地条件を勘案しながら、資機材を適正に分散配置するとともに、あらかじめ予測できない地震等と異なり、あらかじめ気象警報等でリスクを想定できる場合は、事前にとれるあらゆる対策を動員して、リスクの最小化に努めていただくことをお願いしておきたいと思います。
また、本議案の資機材置き場に至る国道高架下市道認定予定部分については、市道としては行きどまりの路線になります。市内には、公共的目的のもと、行きどまりの市道として認定されている道路はほかにも例がありますが、行きどまりであるがゆえの防犯上の対策等にも万全を期していただくことを、あわせてお願いして賛成の意見といたします。
113 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
114 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
115 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第
110号の件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第112号について御意見があれば承ります。
奥野倫子議員。
116 ◯17番(奥野倫子君) 日野市は、駅から300メートル以内には、駐輪場はつくらないという基本原則を持っておりました。
ところが、公益法人から働きかけがありまして、10年以上前ですかね、日野駅すぐそば、栄町に駐輪場が設置されました。300メートル以内のところに設置され、そこから日野市の根本原則が崩れていきました。
そして、その駅近くに駐輪場をつくれば、必ずもうかります。もうかる駐輪場だけは切り離し、その公益財団法人にもうけだけは渡すということが、6月議会ですか、やられました。
この栄町の駐輪場につきましても、国土交通省の天下り団体と言われておりまして、利益は、その国土交通大臣だった方たちが、役員報酬として受け取るということになっているようであります。
このもうかるところだけ切り離し、残った駐輪場を今回指定管理するわけですが、その残ったところにつきましても、質疑の中では、今は有料化に伴う資機材の費用を償還しなければならないので、すぐにはもうかりませんが、いずれ黒字が出るということも答弁がありました。
しかし、その黒字というのは、利用者の駐輪場使用料金の値下げに使われるべきでありますし、あるいはそこで現場で、その管理をしてくださるシルバーの職員の方たちの給料のアップに使われなければなりません。それを、日野市はそのもうかった黒字については、収益として日野市がもらうと、こんな仕組みで指定管理をしようとしております。
これこそが、もう自治体の利益追求の企業家、こういう方向に日野市がかじを切りかえているということに異議を唱えまして、本議案には反対させていただきます。
117 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
119 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、議案第112号の件は原案のとおり可決されました。
これをもって
環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
120 ◯議長(西野正人君) これより請願第1-7号、
男女共同参画の視点で、
各種制度等の整備を求める意見書の提出を要望する請願の件を議題といたします。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
121
◯企画総務委員長(峯岸弘行君)
企画総務委員会に付託されました請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
この請願は、国連の女性差別撤廃条約の締約国として、また、日野市
男女共同参画都市宣言文にのっとるとともに、
男女共同参画の視点で選択的夫婦別姓を初めとする
各種制度等の整備を求める意見書を国に提出することを求めるもので、あわせて請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。
主な質疑といたしまして、1、参考人が一番問題だと感じている課題は何か。2、多摩地域における夫婦別姓に関する意見書の提出状況について問う。3、思いを行動に起こす、踏み出そうとしたきっかけについて問う。4、日野市民の選択的夫婦別氏制度に関する問い合わせ等あったかなどでございました。
主な意見といたしましては、1、全体としての相違がどうなのか、しっかりと把握していかなければならない案件である。不採択。2、国に各種制度の整備を求めるとともに、日野市でも自治体としてできることにも調査研究を進めてほしい。採択。3、夫婦別姓という制度をしっかりと確立し、女性が働きやすい環境をつくることが国の責務であり、自治体の立場を示すべきである。採択。4、男女協働参画社会の実現に向け、地方議会から国を動かしていくことは市民自治、地方自治の観点からもすばらしい取り組みである。採択。5、時代を反映している中でいろいろな形で議論をしてほしい。採択などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で採択すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
122 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
123 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。伊東秀章議員。
124 ◯5番(伊東秀章君) 今回の請願は、
男女共同参画の視点で各種制度の整備を求める意見書の提出を要望する請願であります。
氏制度については、選択肢は、私はあるべきだと思っております。近い将来、選択的夫婦別姓制については、国会等の国でも法務委員会含めて等で議論されると思いますが、日本維新の会は選択的夫婦別姓に対して、現行制度との妥協案を示しています。
同一戸籍同一氏の原則を維持しながら、旧姓使用にも一般的な法的効力を認めること、また、同性婚も認めるという立場で、旧姓使用に法的効力を認めるという配慮をすべきという立場で、現在、その立場でいます。
また、性の多様性も認めるべきであると考えます。
以上のとおり、私は選択的夫婦別姓については反対ではありません。したがって、今回の請願は各種制度の整備を求める請願についての意見書の提出を要望するについて、請願者との思いは一部違いがあるものの、今回の請願については賛成とさせていただきます。
以上です。(「異議なし」「よし」と呼ぶ者あり)
125 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
126 ◯2番(有賀精一君) 請願者から出された請願に、賛成の立場で意見を述べたいというふうに思います。
男女のですね、間での格差、とりわけ賃金の問題も含めて非常に大きな問題が日本の社会にはある。女性の働く環境が非常に悪いというのは、多くの皆さんが認めるところだというふうに思います。
今回、夫婦別姓、夫婦別氏の、この制度の問題についてですね、中心に語られているわけですけれども、やはり戸籍、私はこの場でも何度も申しておりますけれども、戸籍制度、これも非常にさまざまな差別を伴う問題であり、日本の国が改めていかなければいけない問題であるということとともにですね、この夫婦別姓というのは、やはり今日の時代の流れでは早急に対応してですね、この実現ということをやっていかなければいけない。
世界の中で、この男女の平等の指数をあらわしてみると、日本の国が100番以下というか、悪い意味でですね、ワーストの部類になっています。
よく先進国という言葉が使われますけれども、経済的には、ある意味豊かなのかもしれませんが、本当に人権、女性の地位という意味ではひどい状況に置かれているというふうに言えると思います。
今回の議会では、シングルマザーの話も出てきておりますけれども、やはり女性の地位を向上させるためには、この夫婦別氏、別姓の制度ですね、しっかりとやっぱり国の中でもつくっていくという意味で、地方議会からもその声を上げていく意味で、この請願は必要だというふうに思います。
多摩地域の議会においても幾つもの自治体からですね、こうした声が意見書として上げられているということを、委員会の中でも市の当局から伺った次第です。
ぜひ採択をしていただきたいと思います。
以上です。
127 ◯議長(西野正人君)
奥野倫子議員。
128 ◯17番(奥野倫子君) この夫婦別姓に関して、夫婦別姓を求めることを主な請願者の願いとして出された本請願ですね。私は、心から賛成をしたいと思います。
もうこの家制度、これがやはり男性と女性と立場の強い弱いがあることによって別姓が認められない。これは儒教の、根本に儒教があるんでしょうけど、その儒教の国である韓国であっても、夫婦別姓なんですよ。
そして、この夫婦別姓に反対する方たちの大きな理由というのは、家族のきずなが壊れるということを言っているわけですね、家制度が壊れると。
しかし、請願者は家制度を守りたくて、この請願を出されました。つまり一人っ子と一人っ子が結婚をすれば、どちらかのお家が断絶されてしまう。それが困っていて、心から別姓で両家を存続させてほしいんだということを、この委員会で述べられたわけです。
そういうことを考えましたら、少子化のこの日本においてですね、家族のきずなが壊れるどころか、この制度をつくらないと、お家が断絶する、家族が壊れる、そういう状況にまで、今立ち至っているわけですね。
なので、これを反対する方たちというのは、本当にごく少数なのに、その少数のために幅広い声が押し潰されていいのかという状況にまで来ております。
なので賛成なんですが、もう一つ言わせていただきたいのは、これだけ広範囲な日本国民の意見となっているこの請願を出そうにも、日野市の議会はですね、全議員が賛成しないと意見書は送らない、そういうふうに全会派の代表が相談して決めてしまったわけですよ。民主主義に反する。全員が一致しないと出せないというので、もうファシズムですよ、全体主義。それに賛同した会派の皆さんにはね、心から反省していただきたい。これが送れないということ自体を重く受けとめていただきたい。
以上述べまして、賛成いたします。
129 ◯議長(西野正人君) 新井智陽議員。
130 ◯4番(新井智陽君) 本請願に関して、不採択の立場で意見を述べさせていただきます。
まず初めに、先週12月11日、水曜日に開催された
企画総務委員会のやりとりについて確認させていただきます。
委員からの請願者への質問の中で、日野市の中で、市民の方からあなたのところへ相談があったのかという問いかけに関して、請願者からは、私は杉並区なんですけど、何人かそういったことは人づてに聞いておりますといった答弁があり、それに対して、委員からも人づてに話を聞いたということはよくある話です。日野市民の方から具体的にあなたのところへ直接相談がなかったという事実を確認させていただきましたというやりとりがございました。(「そのとおり」「だから何なんだ」と呼ぶ者あり)
日野市民からの直接の相談がなかったという請願者の確認の後に、同委員から、日野市への問いかけとして、日野市民から請願の趣旨の関係で非常にこういう事態があって困っている。こういう状態をこういうことにしてほしいなどの問い合わせがあったら教えてほしいという内容の質問したところ、男女平等課からは、日野の相談窓口として、女性窓口とかございますけど、その中でこういう相談があったということは、現在のところ把握しておりませんという答弁がございました。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
次に、
男女共同参画の視点で、各種制度の整備を求めるという件名に関して、総意に矛盾をしてることを指摘しますと、本請願者は、
男女共同参画の視点で整備を求めると言いながら、本年、平成31年2月12日、選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見を国に提出することを求める陳情を上げています。
男女共同参画とおっしゃられていますが、本件と2月12日に陳情に出されている内容を比べますと、陳情の団体、陳情者の住所、氏名だけでなく、何を目的にしてるかに関しまして、同様に選択的夫婦別姓に関してであります。
この趣旨の中身も、請願事項については
男女共同参画といいながらも、選択的夫婦別姓に関してだと言えます。
本案件は、戸籍に関する重要な案件であり、日野市民の動向、そしてまた世の中の全体の動向を慎重に見ていく中で考えていくべき問題であるというのが、私の今のスタンスでございます。(「維新よりも古い」と呼ぶ者あり)
日野市は平成10年に、全国でも先駆けて男女平等参画宣言をしていることは喜ばしいことだと思っておりますし、(「だったら賛成しろよ」と呼ぶ者あり)この間も、日野市企画部男女平等課が主催されてきましたさまざまなイベントにも、私自身積極的に参加させていただいています。(「何で反対するの」と呼ぶ者あり)
性別にかかわりなく個人として尊重され、男女が平等な立場であらゆる活動にともに参画し、責任を分かち合う男女平等社会の実現を今後も目指していかなきゃならないと考えています。(「そのために賛成する」と呼ぶ者あり)
また、職場、家庭、地域などあらゆる場で女性の活躍が進み、全ての人が自分らしく輝けるような女性の活躍推進も進めていかなければならないと考えております。(「だから別姓なんだ」と呼ぶ者あり)
以上のことから、現段階では慎重に考えていかなきゃならないため、本案件は不採択といたします。(「わからん。何考えている」と呼ぶ者あり)
131 ◯議長(西野正人君) 森沢美和子議員。
132 ◯3番(森沢美和子君) 請願1-7、
男女共同参画の視点で、
各種制度等の整備を求める意見書の提出を要望する請願について、意見を申し上げます。
この請願は、請願者の趣旨に沿えば、女性参画の弊害となっている各種制度の見直しを求めています。法律や制度の枠組みは、社会生活上の根幹であり、そこが変わらなくては真のジェンダー平等は成立しません。
これまでと今、そして20年後のジェンダー規範はどうなっているのでしょうか。
1985年、国連女性差別撤廃条約に日本が批准したことは、性差別を禁止する大きなきっかけになり、具体的な立法が成立し、事実上のジェンダー平等を目指し、男女の固定化された姓役割は見直さなければならないと明確にうたって、あらゆる分野の女性差別を禁止しました。
しかし、これまでの日本社会の現実はどうでしょう。確かに市民意識は少しずつ変わってきたと思います。
日野市
男女共同参画都市宣言には、地域で支え合い安心して暮らせるまち、家事、育児、介護、仕事を分かち合う共同参画のまち、生き方を理解し合う自立と共生のまち、人権を認め合う優しい平和なまちを目指しています。
しかし、日常生活には潜在的にジェンダー平等と言えないことがたくさんあります。
10年前、子どもが小学生のころ、文集にクラスの児童から親へ感謝のメッセージが載せられていました。多くの子どもに共通していた内容は、お母さん、いつもおいしい御飯をつくってくれてありがとう。お父さん、いつも私たちのために夜遅くまで働いてくれてありがとうだったことを忘れません。
ジェンダー平等に理解を示す会社上司が、女性社員を評価する際、別の男性社員と比較して褒めることはないでしょうか。それは、男性のほうが仕事ができて当然という思いが前提にあるからではないでしょうか。大人でも子どもでも理解していると思っていても、潜在的なジェンダー規範があるのです。
日本国憲法に法のもとの平等が明記され、男女取り扱いは差別であるという原則が擁立されて73年もたちました。
1985年の男女雇用機会均等法、男性も育児休業を取得できるようになった1991年の育児休業法、1999年の
男女共同参画社会基本法、2015年、女性活躍推進法と少しずつ少しずつ社会は動いています。
国連の女性差別撤廃委員会からは、日本に対し、民法を改正して女性の婚姻最低年齢を、男性同様18歳に引き上げること、女性が婚姻前の姓を保持できるようにすること、婚姻後の再婚禁止期間を完全に廃止することなど、提言をされています。
日野市がSDGs未来都市として、20年後のジェンダー平等社会を実現し、男女の能力に応じた平等を達成させることがあるべき姿とします。バックキャスト思考で何をすべきか、それは、今、基礎自治体から声を上げていくことです。
本日12月17日、グローバルジェンダーギャップ指数が発表されました。日本は153カ国中121位、過去最低です。2018年は
110位、これはG7主要7カ国の中でも最低の順位であります。
少しずつ、本当に少しずつ前に進んでいると申し上げましたが、順位が下がっているということは、他国は急速にジェンダー平等が進んでいるということです。
女性活躍推進に賛成するという立場から、今回、不採択をとる理由が、私には理解できません。(「そうだ」「そうだ」「説明しよう」と呼ぶ者あり)市民に根づいている潜在意識を解消し、私たちの娘や孫、差別のない生きやすい社会で活躍することは、誰もが求めていることではないのでしょうか。(「そのとおり」「そうだ」と呼ぶ者あり)
この請願を採択し、国への意見書の提出を切に希望いたします。
以上、意見とさせていただきます。(「よし」と呼ぶ者あり)
133 ◯議長(西野正人君) 清水登志子議員。
134 ◯15番(清水登志子君) 請願第1-7号、
男女共同参画の視点で、
各種制度等の整備を求める意見書の提出を要望する請願について、
日本共産党日野市議団を代表し、請願採択の立場から意見を申し上げます。
国連は創立以来ずっと女性差別廃止を目指す活動をしてきたにもかかわらず、成果が上がらなかったのは、家事、育児に関する家庭責任が女性にあるとしていたからです。
1979年国連で採択された女性差別撤廃条約は、男女が固定的な役割を持つという考え方をやめ、男女とも自分の個性に応じて伸びやかに生きることを条約の中心理念とした点で、画期をなすものでした。
1985年、日本はこの条約を締結しましたけれども、いまだに性別役割分業が社会の隅々まで行き渡り、とりわけ女性の生き方を拘束しています。その中で、選択的夫婦別姓制度はとりわけ大きな問題です。
1996年の法制審議会答申で、法務省が民法改正案を準備していたにもかかわらず、家制度復活に固執する勢力に阻止されてきました。
別姓はそれぞれのカップルが選択をするもので、他の利益を侵害するものではありません。女性のみに残る再婚禁止期間もDNA鑑定が可能な今、全く必要ありません。
欧米では、婚姻も含めてカップルの半分近くが別姓です。これらの国々では、法制度上、婚外子差別は撤廃され、嫡出、非嫡出という概念も廃止されています。
近年、余りにおくれた日本の性差別、ジェンダー差別の実態が次々と明らかになり、当事者が声を上げ、社会的な共感が広がっています。男女平等行動計画、及び持続可能な開発目標SDGsに取り組む日野市として、こうした声に応えていくためにも意見書を国に提出すべきです。
よって、本請願の採択を求めます。
135 ◯議長(西野正人君) 池田利恵議員。
136 ◯24番(池田利恵君)
男女共同参画の視点で、
各種制度等の整備を求める意見書の提出を要望する請願に対しまして、自由民主党日野を代表いたしまして、不採択の意見を申し上げます。
本案件は、題名こそ
男女共同参画との漠然とした表題のもとに請願が出されたものでございますが、本請願者は、既に平成31年2月12日に、選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書を国に提出することを求める陳情を日野市に提出しており、本請願の氏名欄にも御自身のお名前以外に、選択的夫婦別姓・全国陳情アクションという形で、具体的内容としては、中身に関しても同様の主張に基づいたものとして、内容を判断させていただいたとしながら、意見を述べさせていただくところでございます。
2015年当時、平成27年になりますが、夫婦の別姓義務をめぐる民法の規定が憲法違反かどうか争われた訴訟の判決で、最高裁大法廷で、夫婦別姓を認めないという規定は合憲との判断が下されました。
判決理由によると、夫婦の同姓義務について姓の変更を強制されない自由は、憲法が保障する人格権の一部には当たらないと指摘し、さらに、民法の規定は、夫婦がいずれの姓にするかを当事者間の協議に委ねており、規定自体に男女の不平等が存在するわけではないと、判断いたしました。(「明治、大正じゃあないんだから」と呼ぶ者あり)
民法750条では、夫婦は、婚姻の際に夫または妻の氏を称するとし、核家族における家族としての最少単位の呼び名を一つと定めているのが、今日までの日本の姿であります。改姓するのは夫でも妻でもよく、男女を差別してはおりません。(「家制度なんだよ、だから」と呼ぶ者あり)
夫婦別氏制度で最も心配であり、また危惧するのは、次世代を担う子どもへの影響と、私は考えておる次第です。(「外の国を見りゃわかるでしょう」と呼ぶ者あり)
選択的夫婦別姓について、平成29年内閣府が行った喫緊の世論調査の結果でございます。別姓夫婦の子どもの名字、姓に関してという題で、希望すれば、夫婦がそれぞれの婚姻前の名字を名乗れるように、法律が変わった場合を想定した上で、現在それぞれの婚姻前の名字、姓を名乗っている夫婦に子どもが2人以上いる場合、子ども同士、兄弟姉妹の名字、姓が異なってもよいという考えについて聞きました。
すると、「子ども同士の名字が異なっていてもかまわない」と答えた者の割合は、この方々は婚姻前の姓をそれぞれ名乗っている方ですね。「子ども同士の名字が異なってもかまわない」とした人は14.9%、(「現実に差別があるからだ。そっちを改め」と呼ぶ者あり)「子ども同士の名字、姓は同じにすべきである」と答えた者の割合が58.3%と、約6割に達しています。(発言する者あり)また、別姓の希望、法律を改めてもよいという人の中でも47.4%、約半数の人は、法律は改めていいと言ってる人の中でも半数は、自分は希望しないと答えております。しかも最も重要である子どもへの影響に関してです。夫婦の名字、姓が違うと、夫婦の間の子どもに何か影響が出てくると思うか聞いたところ、「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合が62.6%に達しています。(「環境を改めなきゃいけないと言っただろう。逆だろう」と呼ぶ者あり)夫婦の姓が違うと、子どもにとって好ましくない影響があると懸念している方々が6割に上っているという実態が、これは一つのデータではありますけれども、読み取れるわけでございます。(発言する者あり)
婚姻による名字、姓の変更に対する意識というものでは、婚姻によって自分の名字が相手の名字に変わったとした場合、そのことについてどのような感じを持ちますかと聞いたところ、「名字が変わったことで、新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」と挙げた者の割合が41.9%と、(発言する者あり)質疑の中では最も高くあり、次に、「相手と一体となったような喜びを感じると思う」が31%に続いております。
また、本件は杉並からわざわざお越し下さった請願者ということもあり、委員会での質疑において個別具体的に日野市民からの御相談があったのでしょうかと、本請願者に伺ったところ、そうではないこと、そして同時に市当局傘下各所管において、夫婦別姓問題でお困りの相談など、日野市民から受けたことがあるかどうかということについて伺ったところ、現在に至って特段そのような相談はない(「相談はなくても感じてる人は多いんだよ」と呼ぶ者あり)との答弁も受けております。
もちろん今後、相談が殺到するかどうかは別にしてでございますけれども、(「相談しなくてもいい」と呼ぶ者あり)現在までは来ていないということでございました。(「そういうの上から目線という」と呼ぶ者あり)
以上のような実態を見据えるに当たり、本案件で最も重きを置いた内容となっている夫婦別姓に関して、日野市としては、これを現段階で積極的に進めなくてはならないという状況にはないと判断するところです。
よって、自由民主党日野、本件を不採択といたします。
以上です。(「100番以下になる理由だね、それ」と呼ぶ者あり)
137 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
138 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は採択であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
139 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって、請願第1-7号の件は、ただいま採択されましたが、本請願の意見書提出は日野市
議会運営委員会申し合わせ第8条第3項の規定により全会一致ではないため、関係機関への送付はしないことを申し添え、(「決めた人は反省しなさい」と呼ぶ者あり)請願第1-7号の件は、
委員長報告のとおり採択と決しました。(「民主主義理解してない人は誰だ」と呼ぶ者あり)
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
140 ◯議長(西野正人君) これより請願第1-8号、「新可燃ごみ処理施設」の試運転及び本格稼働に反対する請願、請願第1-9号、北川原公園内に市道をつくり、ごみ収集車を通すことに反対する請願、請願第1-10号、日野市都市計画豊田南土地区画整理事業施行規程を定める条文(審議会の運営)第18条第2項「審議会に『幹事』及び書記を置き、」及び第5項「市長は、法に定められた事項のほか、必要があると認める事項については審議会に諮問してその意見を求めることができる。」を削除することを求める請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
141 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔
環境まちづくり委員長 登壇〕
142
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君)
環境まちづくり委員会に付託されました請願第1-8号、「新可燃ごみ処理施設」の試運転及び本格稼働に反対する請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
この請願は、新可燃ごみ処理施設の試運転及び本格稼働について反対を求めるもので、請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。
主な質疑といたしましては、1、住民が相談できる窓口を設置することを市は考えているのか。2、なぜ市は試運転という大きなことについて説明会を開かないのか。3、クリーンセンター連絡協議会から市民説明会の要望はあるのかなどでございました。
主な意見といたしましては、1、行政としては自治会を中心に説明会を行っており、クリーンセンター連絡協議会も、ある程度理解を示している。不採択。2、行政が周辺住民と向き合うことや情報公開を行うことが信頼につながる。採択。3、市民と合意形成をすることが必要であり、そのことで施設の稼働に納得できる。市の対応は良心に欠けている。採択。4、これまでもさまざまな形で地元にも個別にも説明し、情報発信もしている。不採択などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第1-9号、北川原公園内に市道をつくり、ごみ収集車を通すことに反対する請願につきまして、御報告申し上げます。
この請願は、北川原公園内に市道をつくり、ごみ収集車が通行することに反対するもので、請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。
主な質疑といたしましては、1、ごみ搬入路から兼用工作物への方針転換について、市民説明会を行わないことを一体どのように考えているのか問う。2、北川原公園搬入路の方針転換について確認をしたい。また、その理由や法律問題、国や東京都の判断について問うなどでございました。
主な意見といたしましては、1、資機材置き場の設置場所としては不適切という意見があるが、浸水地域の中での資機材置場としての対応は行っている。不採択。2、市民の権利として利用できる公園を制限していることは、根本的に間違っている。採択。3、近年増加する台風災害に対応するために、道路高架下の未利用地を活用することは意義がある。不採択。4、民主主義を守る請願については、当然採択すべき。採択などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第1-10号、日野市都市計画豊田南土地区画整理事業施行規程を定める条文(審議会の運営)第18条第2項「審議会に『幹事』及び書記を置き、」及び第5項「市長は、法に定められた事項のほか、必要があると認める事項については審議会に諮問してその意見を求めることができる。」を削除することを求める請願につきまして、御報告申し上げます。
この請願は、日野市都市計画豊田南土地区画整理事業施行規程第18条第2項及び第5項を削除することを求めるもので、請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を受けました。
主な質疑といたしましては、1、条例があることによって実害はあるのか、効用はあるのかを問う。2、条例第18条第5項の問題点を問う。3、審議会が市から独立していることの必要性を問う。4、幹事の役割、幹事は誰なのかを問うなどでございました。
主な意見といたしましては、1、条例第18条第5項の市長の特権条項が情報公開の妨げになっている。削除が相当。採択。2、法令違反とは考えないが、審議会の独立性を高める観点から改善が望ましい、必要だ。採択。3、法令違反はないという認識であり、条例第18条第2項、第5項によって区画整理がスムーズに進むなら、現状でよい。不採択などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
以上3件、よろしく御審議のほどお願いいたします。
143 ◯議長(西野正人君) これより請願第1-8号の質疑に入ります。有賀精一議員。
144 ◯2番(有賀精一君) 第1-8号で質疑を行いたいと思います。
試運転、本格稼働ということなんですが、実際試運転というのはどの程度のごみの量を燃やすのか、その辺についてのやりとりはあったでしょうか。
145 ◯議長(西野正人君)
環境まちづくり委員長。
146
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) なかったと記憶しております。
147 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
148 ◯2番(有賀精一君) できれば、やはりその説明会等々の問題でですね、どの程度のごみを燃やすのかとか、実際本格稼働になったら、その量がどうなるのかとか、その辺のことを詳しくやっぱり説明するのが、私は市の責任だと思うんですけども、もし可能であるんでしたら、この場でその内容についてお答えいただきたいと思うんですが、いかがでしょう。
149 ◯議長(西野正人君)
環境まちづくり委員長。
150
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) 今の有賀議員の質問に関して、議長の御配慮により理事者側から御答弁をいただければと思います。
151 ◯議長(西野正人君) 理事者より答弁を求めます。環境共生部長。
152 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 12月19日から国分寺市、小金井市、日野市3市のですね、可燃ごみの収集運搬が、新しい新可燃ごみ処理施設で開始される予定でございます。このごみ量を一旦ためて来年3月までは試運転期間でございます。その後4月からは本格稼働に入るという予定でございます。
試運転の期間中は、どうしても今回、新可燃ごみ処理施設には2炉ございますので、1炉、2炉それぞれさまざまな試験を行わなきゃならないため、全量ではございませんが、4月からは全量を焼却処理するというような予定であるというふうに、浅川清流環境組合のほうから聞いております。
以上でございます。
153 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
154 ◯2番(有賀精一君) 量を示さずにですね、そういいかげんなこと言っちゃだめでしょう。
例えば1,000、本格稼働で燃やすんでしたら、試運転の初日には200燃やしますと。何日たったら今度300にしますと、今度400にしますとか、そういう計画も立てずに運転しようとしてるんですか。
再質問。
155 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
156 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 試運転計画は、それぞれ細かな計画がなされてる上での処理をする予定でございますけども、浅川清流環境組合のほうで実施するため、ちょっと細かいものについては、手元にデータございませんが、量的にいうと、まず可燃ごみにつきましては、委託業者による家庭ごみの収集、それから収集運搬許可業者による一部の事業者からの可燃ごみがございます。
一般家庭からの委託による家庭ごみの収集運搬にかかわる量については、全量燃やしますが、1月ぐらいまでは、ちょっと許可業者の搬入については、少し制限される予定でございます。
2月以降については、全量をほぼ焼却して2炉での試験稼働をしっかりと行うというふうに聞いております。
以上でございます。
157 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
158 ◯2番(有賀精一君) 大型焼却炉を動かすときに、そんないいかげんなことで市民が納得していただけるというふうに思ってんですかね。ちょっと、僕きょう聞いて驚きましたよ。
普通ですね、こういうのって、ちゃんと計画がどういう計画かって、市民に見せるべきでしょう。
自治会の方に説明したというけど、こんないいかげんなね、議会答弁でね、試運転なんかほんとしていいんですか。びっくりしましたよ、本当に。大型焼却炉、初めて燃やすんですよ。
さらに、ちょっと質問追加したいと──追加というよりももう一つ聞きたいことがあったんですが、やはり炉を動かすということになると、いろいろ問題が出てきます。
例えば、水銀濃度がですね、上限値を超えてしまって緊急停止したりとか、私たちがよく参考というか、見本にしてる運営のふじみ衛生組合だって、そういうことがよく起こるんですよ。どんな新しい炉をつくっても、その可能性はあります。
そういうことに対するしっかりとした対策なりどういうふうに対処するのかということをね、ちゃんと市民に示して説明するべきなんですよ、運転する前に。住民との間で協定なり何なり結ぶとかそういうことも必要なんです。その協定すら話も出てないんじゃないですか。
自治会の役員の皆さんに説明しましたというだけで終わりにしてんじゃないですか。その辺いかがでしょうか。
159 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
160 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 浅川清流環境組合が新可燃ごみ処理施設の運転を行うことになっておりますが、この浅川清流環境組合が平成30年の12月、そして平成31年の2月と3月に、新可燃ごみ処理施設運営基準検討委員会を、有識者そしてまた地元の方々を含めた中で、検討また決定してきたわけでございますので、こういったところについては、また、その後の運転基準等につきましては、クリーンセンター連絡協議会等についてもですね、説明をしてきた状況でございます。
以上でございます。
161 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
162 ◯2番(有賀精一君) 市民の皆さんからもですね、いろいろお話を聞いておりますけれども、自治会の中でも、私が今聞いたような話って、出てないんじゃないですか、実際。そんな説明してないんじゃないですか、水銀の問題とか。余りにもずさん、量の問題も含めてしかりだし。
もっと私が危惧するのはですね、試運転とか言ってますけど、もう例えば12月中には、フル稼働の状況も試すんじゃないか。そんなこともあり得るんじゃないですか。
いかがですか。フル稼働で燃やすこと、絶対ないって言えますか。
163 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
164 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 12月19日から新可燃ごみ処理施設のほうに3市の可燃ごみが入っていく予定でございますので、まずはピットにごみをためることから始まりますので、12月中でのフル運転ってことはございません。
以上でございます。
165 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
166 ◯2番(有賀精一君) じゃ、フル運転はいつなるんですか。
167 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
168 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 先ほど申し上げましたとおり、まずは家庭ごみ、委託業者による家庭ごみを入れて、(「答えになってないだろう」と呼ぶ者あり)その後、許可業者等についても全て全量入れますので、おおむね2月以降ぐらいからが、大体全量稼働というようなことになると聞いております。
以上でございます。
169 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
170 ◯2番(有賀精一君) そんなこと、一つも説明してないじゃないですか、今言ったようなことを。
試運転だって言ってて、フル稼働はいつから始まるなんて誰に説明したんですか。説明もしてないでしょう。量すら示せないでしょう。こんなことでね、市民が納得するわけないじゃないですか。
余りにもお粗末なんで、ここで聞いても恐らく答えられないし、計画も非常にいいかげんなものだと思うんですが、可能であるんだったら、量を示す資料を、この議会終わってからでも構わないので、ちゃんと提出していただきたいと思います。
以上です。
171 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
172 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) あくまでも来年4月からが本格稼働でございます。今、この試運転期間の12月から3月までは、さまざまな性能を生み出すための試験を行うということでございます。
これにつきましては、さまざまな試験がございますので、1炉運転をしながらというときもございます。また2炉運転での試験というものもございますので、あくまでも本格稼働というのは、4月からでございます。
以上でございます。
173 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
174 ◯2番(有賀精一君) 燃やす量も示さないで、ね、フル稼働したとき、一体その一つの炉でどれだけの量が燃やせるのかという論議もなしにですね、今、答弁してることは何の答えにもなってませんよ、はっきり言って。ずさんきわまりないよ、本当に。
だから、今言ったね、ことをちゃんと資料として提出することを強く求めます。どういう計画で、これからごみを燃やそうとしているのか。
それから、先ほど言った安全対策の問題で、協定をなぜ結ぶような動きを初めにやっていないのか。このことについても説明するような文書を下さい。
以上です。
175 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
176 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 運転計画につきましては、浅川清流環境組合のほうで作成しておりますので、浅川清流環境組合のほうに問い合わせて、それ次第、お答えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
177 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
178 ◯2番(有賀精一君) お粗末きわまりない。全く納得してません。
以上です。もう結構です。
179 ◯議長(西野正人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
180 ◯議長(西野正人君) なければ、次に請願第1-9号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
181 ◯議長(西野正人君) なければ、次に請願第1-10号の質疑に入ります。有賀精一議員。
182 ◯2番(有賀精一君) 請願第1-10号ですけど、私も傍聴させていただきました。
今回のこの請願というのはですね、実は、この日野市政という問題で、非常に私は重大な問題を含んでいるというふうに考えています。
それは恐らく森田市長の時代、そして馬場市長の時代、そして今の大坪市長の時代という三代にわたる市政ということの問題に絡んでいるというふうに思います。
これ、副市長問題もしかりですし、先ほど討論していましたごみの問題もしかりですけれども、やはり一番大きな責任はですね、前市長の馬場弘融氏にあるということは、これはもう消せない事実でありまして、彼の時代に、副市長の問題もしかりですし、この区画整理のですね、問題も、やっぱり大きな問題が起きていたんだというふうに思うんですよね。
請願者の方が、この特権条項を利用することで問題が起きた。マンション建設の問題では、副市長が恐らく関係したんだと思うんですが、元。住民運動をですね、足を引っ張って崩してしまったということもお話しになっておられました。
他の自治体、この多摩地域の中でですね、同様の条例があった自治体があると。お隣の八王子市は、途中で、このいわゆる特権条項というのは削除したという話でしたよね。ほかにも残っているところがあるということで、市側は答弁をしました。
私は、稲城市、これはまだ稲城市は残っているらしいんですけども、これを一度も使ったことがないらしいですね、この市長の特権条項。
本来だったらですね、私もこの特権条項というのは、法律の中に、何か知らないけど異質に飛び込んできて、法律の外に置いて市長が特権使って何かやっちゃうというんで、こういうのは法律としていかがかなというふうに思います。
こういう法律が中にあるのも幾つかあるんでしょうが、そういう意味で、稲城市がなぜ一度も使わなかったのかということを、稲城の自治体当局に市は確認したことがあるのか。あるいは、お隣の八王子市で、この条項を削除した。なぜ削除したのか、そういうことの情報を、日野市は得ているんでしょうか。あるいは直接どうであったのかということを他自治体に聞いたりしていることはあるんでしょうか。
いかがでしょうか。
183 ◯議長(西野正人君)
環境まちづくり委員長。
184
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) そういう趣旨の(「質問があったか」と呼ぶ者あり)質問があったかどうかということだと思うんですけど、そういう趣旨の質問はありませんでした。
185 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
186 ◯2番(有賀精一君) ですから、それを確認したかどうかというやりとりがあったかと。私が今言ったような、なぜ八王子市が削除したのか、稲城市はあってもなぜ使わなかったのか、それを市の側が直接確かめて、こうこうこういう理由で他市はやって、こういうふうになっていますという答弁のやりとりはありましたか。
187 ◯議長(西野正人君)
環境まちづくり委員長。
188
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) ありませんでした。
189 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
190 ◯2番(有賀精一君) ということで、もしこの場で答えていただけるんでしたら、ぜひ答えていただきたいと思います。
191 ◯議長(西野正人君)
環境まちづくり委員長。
192
◯環境まちづくり委員長(中野昭人君) 今の質問につきまして、議長の御配慮よって、理事側から答弁をいただければというふうに思います。
193 ◯議長(西野正人君) 理事者より答弁を求めます。まちづくり部長。
194 ◯まちづくり部長(宮田 守君) 今、議員おっしゃった件については、現状では、まだ把握できておりません。
ただし、いろんな意味で調査研究、情報収集等は努めていきたいと思っております。
以上でございます。
195 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
196 ◯2番(有賀精一君) やっぱりですね、そういうことはちゃんと、もう前から言ってます。私も一般質問で、この条項については取り上げてですね、堀之内副市長にも答弁していただいたこともあるんで、今になってまだこれから調査ということじゃなく、ちゃんとやっていただきたいと思います。
質問は以上で結構です。
197 ◯議長(西野正人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
198 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本3件の質疑を終結いたします。
請願第1-8号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。
199 ◯2番(有賀精一君) 請願第1-8号、「新可燃ごみ処理施設」の試運転及び本格稼働に反対する請願に、採択の立場で意見を述べたいというふうに思います。
今、質疑をして明らかになったとおり、市側は試運転の具体的内容すら、数字をもって示すことができない。これほどずさんな話は、私はないというふうに思いました。市民が怒るのも当然であります。
また、自治会が役員といえども、これで認めてしまうというのはいかがなものかなと。大型の焼却炉を動かす、そういう責任を持った行政が、そんなレベルの説明で市民を納得させようということ自身が、もうこれはおかしな話だというふうに私は思います。
市民の皆さんが不安がるのも当然で、私も本当に不安に思ってます。19日ですから。きょう何日ですか、17日でしょう。あした、あさってには動かすんですよ。しっかりしてくださいと、私は言いたいですよ、本当に。大丈夫かって。ここにいらっしゃる皆さんが、みんなそう感じたんじゃないですか、答弁者も含めて。
という意味で、ここに書かれている請願項目は極めて真っ当な話であります。
まず1)、この間の「クリーンセンター連絡協議会」「運営基準検討委員会」での説明、意見を含めた内容について地元住民を含めた市民説明会を開催することを市に要求して下さいという、当たり前ですね、これ。当然じゃないですか。
2)、地元自治会、公募市民、有識者等による組織の立ち上げを市に要求して下さい。本当ですよ、これ。みんなでこのことをですね、立ち上げてやらないと、今のこんな状況だとですね、不安でたまりません。ぜひ、これ2)も本当に立ち上げていただきたいと、私、切に思います。
1)2)がはっきりしない中ではですね、やはり稼働すべきじゃないと。こんな答弁で稼働したら、市の、逆に恥ですよ。いいかげんにしてくださいということだと思います。
ぜひこの請願をですね、採択していただきたいと思います。
以上です。
200 ◯議長(西野正人君) 白井菜穂子議員。
201 ◯6番(白井菜穂子君) 請願第1-8号、「新可燃ごみ処理施設」の試運転及び本格稼働に反対する請願に、不採択の立場で意見を申し述べさせていただきます。(「だめだよ」と呼ぶ者あり)
理由は、請願項目3)に、1)と2)がはっきりしない中では、「新可燃ごみ処理施設」を稼働しないよう市議会として決定してくださいとありますが、それには賛同しかねるからです。
しかしながら、請願項目1)、この間の「クリーンセンター連絡協議会」「運営基準検討委員会」での説明、意見を含めた内容について地元住民を含めた市民説明会の開催。2)、地元自治会、公募市民、有識者等による組織の立ち上げについては、これからいよいよ施設が稼働し、市民が一体となって第2次ごみ改革を進めていく上で必要ではないかと考えます。
市は、これまでもたび重なる説明会を開催し、時には戸別訪問し話し合いを進めてこられたことは承知をいたしております。
しかし、今回、こういう説明会を開いてほしいという声を届けるために、懸命に取り組んでこられた市民の方々の思いをどうか受けとめていただきたいと思うのです。
請願項目2)では、組織の立ち上げを要望されています。ごみに関しては、既にさまざまな審議会や連絡会等がありますが、30年後を見据え、継続的なメンバーで横串を刺す組織の必要性を感じます。どのような形がよいのかは各委員の方々や地元住民の方々の御意見を踏まえていただければというふうに思います。
請願者は10年もの歳月をかけて合意形成を図ったふじみ衛生組合の例を出されました。
今回はこのような流れにはなりませんでしたが、次に生かし、他市のお手本となるような事例をこれからつくっていくことは可能ですし、そういう日野市であってほしいと願います。
先に組織を立ち上げ、そこが主体で説明会を断続的に行っていくという方法もあるのではないかと思います。(「あさってには動くんだよ」と呼ぶ者あり)
実は、私は以前は3市での可燃ごみ共同処理施設の建設に反対でした。10年以上他県で暮らしており、日野市に戻ったときは、当時の馬場市長の後継者をめぐる市長選でした。市長の独断で広域化を決めたという話を聞いて、本当にひどいと思ったからです。(「事実」と呼ぶ者あり)
しかし、その後、地元の方々が苦渋の決断で反対の旗をおろしていく状況下、さまざまな角度からの見方や考え方、情報を踏まえて、決定プロセスには納得はいかないけれど、今はこれで進めていくしかないというふうに考えるようになりました。(「進め方にもいろいろあるでしょう」と呼ぶ者あり)
それに対しては厳しいお言葉をいただいたり、手渡したニュースを突き返されたこともありました。相手の方のお気持ちもわかるだけに、つらい経験でした。
しかし、完璧な正解というものがどこかに存在するわけではなく、正解に近づけていくしかない。そのためにも、全市民の方から御理解をいただくのは難しいかもしれませんが、少しでも御理解いただけるよう、さらに一歩市と市民が建設的対話を深めることで、将来的には、脱焼却を目指し、ごみを極限まで減らしていくというより大きな目標に向かって、ともに歩んでいけるのではと思います。
以上の理由から、市には、請願項目1)2)については検討していただくことを求め、意見といたします。(「試運転前にやらないと」と呼ぶ者あり)
202 ◯議長(西野正人君)
奥野倫子議員。
203 ◯17番(奥野倫子君) この請願1-8号につきましては、請願者からいろいろと地元の状況をお聞かせいただくことができまして、本当に感謝しております。
地元の新井自治会が住民連絡協議会に参加をした経過についてもですね、委任状なしの総会が開かれ、要するに無責任な状況で総会が開かれ、この連絡協議会に参加するかどうかということを投票で決めたと。それは二十幾つ対二十幾つの僅差で、ほんの僅差で参加するという票が多かったので参加することになったというだけでですね、もう全面的にこのクリーンセンターの広域化に賛成する態度をもって、住民連絡会に、協議会に入ったというわけではないということも、本当に地元の皆さんから今回、生の声をお聞かせいただきまして、よくわかりました。
だから、地元に十分説明してあるとか、地元からは納得いただけてるということは、全く違うということも、この請願が出てきて、私たちも日ごろ訪問していろんな声をいただく中で、そうだという確信は持っておりましたが、そういう地元の方がこういう請願を出されるという状況、この請願を本当に重く、議会としても受けとめなければいけないのではないかと、私は思います。
結局、請願者が本当に心配なさったのはですね、この方はもうこの問題、本当に真剣に考えられて、ふじみ衛生組合のほうにも視察に、調査に行かれたと。そこで、どういうふうに十何年もかけて合意に至ったかということを勉強して帰ってこられたと。
ふじみ衛生組合は、反対する市民を排除したりはしないと。日野市のように、傍聴者には資料を配らないとか、資料を見せたとしても、それを、帰るときには追いかけ回してまで回収するとか、そして、反対する市民には、情報は出さないとか、そういったことは、もう一切ないと。
逆に、反対する市民であろうが、この傍聴した人全員に、最初から意見用紙が配られ、その説明を聞いた後には、意見を書き込んで箱に、どうぞ投函してくださいと。
そして次に、会議開かれたときには、その1枚1枚の声に丁寧に返事をすると。それぐらい本当に細やかに、反対する市民も大切な市民だという、そういう心を持って接しているからこそ、合意形成ができたんだなということも、この方の請願の主旨説明でわかりました。
工事についてもですね、ふじみ衛生組合は、夕方5時までしかやらないというルールを住民との間で決めているんですが、日野市の場合は、7時になっても8時になっても9時になっても、工事をとめない。それは、住民にその連絡協議会さえ説明して了承得たら、もうそれでいいんだという形でやられてしまう。
そうじゃなくて、本当に一番近いところに住んでる住民が、そのこと知らされていない、決定だということでしか伝えられていない。
しかも、その決定は自治会通してということになると、その内容が難しい場合は、自治会として丁寧な説明ができない。だから何にもわからないまま地元の住民も本当にこの間、不安な思いで過ごされてきたということもわかりました。
例えば、工事が始まりますので御協力よろしくお願いしますといっても、こんな大きな音がするとは思わなかったとか、あるいはある日突然、白い煙が煙突から吐き出していると。これは、もしかしたら工事の失敗じゃないかとか、もういろんな不安が、その都度その都度起きてるということも、この請願者から聞いてわかりました。
こういったことを考えますとですね、やっぱり日野市が出している情報というのは、信じるに値するものなのかというところでの、地元の皆さんからの不信感があるわけですから、この方も一番求めておられるのが、やはり物を燃やすというときに、発生する有毒ガスとか、いろんな健康被害の、その不安、これを一番心配なさっておられるわけですので、ふじみ衛生組合のように、もう即座に、何か健康に異変が起きたら、その状況を書き込んで直接訴える窓口がある。つまり専門委員会ですね、これを設置している。そこまで丁寧にやられている。
これを、ぜひ日野市でもこういう対応、見習ってほしい。そして、そういう対応ができて、さあこれで安全にスタートできますよという状況をもってスタートするならしてほしいと。
そういう趣旨は、全くもって普通に生きている普通の市民であれば、誰もが願う、もうごく自然な要望だと思います。何も無理難題を言っているわけではない。
なので、この請願には心から賛同したいと思います。
204 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
205 ◯21番(田原 茂君) 請願第1-8号につきまして、不採択の立場から、公明党会派を代表して意見を申し述べたいと思います。
市は3市合同の新可燃ごみ処理施設の建設について、約8年間かけて近隣住民、自治会等と話し合いを続けてきたわけであります。
この間、近隣住民から出された要望にも、丁寧に対応していく中で、近隣住民にも理解の輪が広がり、現在に至っていると理解しているところであります。
このような流れの中で、いよいよ来年の4月には、本稼働を予定している段階で、クリーンセンター連絡協議会、運営基準検討委員会での説明、意見を含めた内容について、地元住民を含めた市民説明会の開催を求めていることは、違和感を禁じ得ません。
しかも委員会審議で明らかになったように、クリーンセンター連絡協議会から市民説明会を要求する意見は出ていないとのことであります。何か不備な点があったり問題があるのであれば、周辺自治会と情報交換、情報提供しているクリーンセンター連絡協議会から開催要求があってもしかるべきだと考えます。
また、地元自治会、公募市民、有識者等による組織の立ち上げを要望しておりますが、この点についても、委員会審議で明らかになったように、運営基準検討委員会そのものが、まさしく有識者、地元自治会等で組織をされているものだということの説明がありました。(「説明できないじゃない、事務局」と呼ぶ者あり)
したがって、請願項目の1)と2)は認めることはできません。(「当局が説明してない」と呼ぶ者あり)
以上申し述べて、この請願は不採択とさせていただきます。(「こんな説明で納得するのかよ」と呼ぶ者あり)
206 ◯議長(西野正人君) 近澤美樹議員。
207 ◯8番(近澤美樹君) 請願1-8号、
日本共産党日野市議団を代表して、請願は採択すべきという立場で意見を申し上げます。
請願者は、この間の市の進め方は、密室的な情報提供に終始したとおっしゃっており、2013年に市が行った三鷹市、調布市で構成されるふじみ衛生組合への見学会に参加した際、組合の準備室長から、長年かけて積極的な情報公開と市民参加、市民との協働の姿勢で計画や建設に取り組んできたという説明を受け、非常に驚いた。それほど日野市のやり方との違いが大きかったということです。
また、この間、請願者はクリーンセンター連絡協議会を傍聴してきて、情報がごく一部の人だけにしか提供されない。傍聴者に会議資料を渡さない。その上、傍聴者が手にしている資料を、半ば無理やり取り上げたという異常な事態も目撃し、情報の非公開制に強い疑問を感じています。
協議会に出席をしない自治会住民には、協議会の内容が知らされない。協議会の要点録は1カ月以上たって、やっとホームページに公開されるという状況です。
このままでは、情報が得られないと、自治会としては中立であるけれども、自治会代表がクリーンセンター連絡協議会の席に着かざるを得ないという状況もつくられました。
周辺自治会の役員の方を含め、住民の皆さんはどんなに苦しんだことでしょうか。
クリーンセンター連絡協議会は情報交換を行うだけで、何かを決める組織ではないと、市はこれまで明言してきました。
何かあった際に、市と住民代表が対等に協議を行うことができない条件のもとで、施設を試運転、本格稼働を行える条件は全くないという請願者の主張は当然のことです。
平成30年6月に閣議決定された廃棄物処理施設整備計画では、廃棄物処理施設の整備に当たっては、地域住民の理解及び協力が不可欠である。また、市町村は日ごろから一般廃棄物処理にかかわる行政サービスに関する情報発信及び住民理解の確保等に努め、地域住民との信頼関係を構築しておくことが重要であると定めています。
市はずっと丁寧な説明を行う、理解を得ながら進めると、議会では何度となく答弁していますが、行っていることは真逆です。
みずから住民にこれほどの不信を抱かせる事態をつくってしまったことに対して、市は心からの謝罪を行うべきです。(「そうだ」と呼ぶ者あり)住民の皆さんが求めていることは、情報の公開、民主的な協議、これらは住民参加のごくごく基本的なことですが、それすら市は果たしてきませんでした。
この間の住民の皆さんの悔しさははかり知れないことと思いますが、諦めずに周りの方々の声を集め、さまざまな事情から態度表明をできない方の分も含めて声を上げ続けてこられたことに敬意を表して、請願は採択することを主張します。
208 ◯議長(西野正人君) 鈴木洋子議員。
209 ◯12番(鈴木洋子君) 請願第1-8号、「新可燃ごみ処理施設」の試運転及び本格稼働に反対する請願について、自由民主党日野を代表いたしまして、不採択の立場で意見を申し上げます。
ごみ処理施設の稼働期間は、長くて30年、市の可燃ごみ処理施設は昭和62年に稼働を始めていますから、既に32年を経過しており、限界はとうに超えている中で、これまでたとえて申し上げるならば、市内に
学童クラブを3施設以上新設でき、嘱託職員さん全員分のお給料を上げても、なお余りある2億円以上という修繕費を、毎年税金から捻出して長寿命化を図ることで、(「全然的外れ。何言ってんだ」と呼ぶ者あり)どうにか持ちこたえてきていますが、今後さらに多額の延命化のための工事費用を投入しても、いつ大規模な故障が発生して稼働停止に追い込まれるかわからない状況にありました。(「的外れだよ」と呼ぶ者あり)
環境負荷の提言、エネルギーの効率利用、そしてコスト低減を実現できる3市で共同処理をする新可燃ごみ処理施設の整備過程で(「3市で協力しなくてもできるじゃないか」と呼ぶ者あり)、請願者は、市民の意見をないがしろにして、建設を強行してきた……(「的外れ」と呼ぶ者あり)との理由で、稼働反対を訴えておられますが、市は、クリーンセンター連絡協議会を立ち上げ、地元の代表者に説明をすることから順を踏んで、住民の方へ戸別訪問実施、よろず相談また市民説明会などの開催を通して、市民に説明、御意見を伺う機会と場所を設け、さらに広報やエコー誌、ホームページに加え、クリーンセンターだよりの戸別配布などを通じて、繰り返し丁寧な説明、そして意見交換会を行ってきました。
さまざまな御意見や要望に耳を傾けてきたことは、煙突の高さの修正や焼却炉の規模の縮小といった当初の計画を変更して、より一層市民のお気持ちに沿う形にと(「じゃ、何で説明会開かないんだよ」と呼ぶ者あり)改善を重ねてきた経緯、結果からも明らかであり、こういった市の姿勢から、周辺自治会の方々からも一定の理解を得られてきたものというふうに思っております。(「理解が得られないから請願が出ている」と呼ぶ者あり)
心配と言われる環境への配慮や緊急対策についても、浅川清流組合が運営基準検討委員会を主催し、さらに改善を重ねたマニュアルをお示しする手はずであり、それでも不安のある方々の相談については、クリーンセンターや専門家で組織された浅川清流組合にお声を届けてくだされば、しっかりと対応できる体制も整っておりますので、(「ここでも答えなかったじゃないか、今」と呼ぶ者あり)御懸念には及ばないというふうに存じます。(発言する者あり)
昨今、人口減少の進行などにより、自治体の体力が縮減傾向の中にあっては、
住民サービス向上、行政運営の効率化の観点から、防災、消防、救急、廃棄物処理などなど、自治体相互の協力体制による財政、技術基盤の共有化が、持続可能な行政運営の道筋として重視され、取り組みが全国的に進んでいる流れにあります。
小金井市のごみ処理の急迫した状況と、日野市だけの財政力では、一日たりとも滞ることができないごみ処理事業の改革を……(発言する者あり)早期に実現することが困難であった中で、3市合同での事業を決断、進めてこられたことについては評価をいたしますと同時に、衛生的で快適な市民生活を継続していくために欠くことのできない新可燃ごみ処理施設の試運転及びその後の本格稼働させることは、円滑に予定どおりに本格稼働させること、これは市の責務というふうに考えております。
以上の理由をもって不採択の意見とさせていただきます。(「理事者すら説明できてないんだよ」と呼ぶ者あり)
210 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
211 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
212 ◯議長(西野正人君) 挙手少数であります。よって、請願第1-8号の件は不採択と決しました。
請願第1-9号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。
213 ◯2番(有賀精一君) 請願第1-9号、北川原公園内に市道をつくり、ごみ収集車を通すことに反対する請願。
これは、奥野議員やですね、近澤議員からも、先ほど市道の問題についてお話があったと思うんですが、私も全く同感です。
そもそもですね、この搬入路をつくるということでは、浅川ルートをやめると。住民の皆さんから強い要望があったと。そういう声は確かにあったし、地元住民の皆さんの要望というのはよくわかります。
私自身は、今回のごみ処理広域化には反対なんですが、百歩譲って千歩譲って市の側に立ったとしてですね、本来やるべきは二つしかなかったと思います。
これは、前にも私述べましたが、一つは、都市計画をですね、設計変更ちゃんとやると。申しわけない、本当は公園のための土地ではあったけれども、という形でですね、ごみ収集車の道路をつくると。公園とは別個にという形で進めるのか。
もう一つは、もう地下道つくると、トンネルを掘るという、この二つの案しか本当はなかったんですよ。
それを、この二つのどちらかを選ばずに、平然と突っ走ってしまった。もう違法行為オンパレードで、結局クリーンセンター専用路か、いや兼用工作物かと、ぐらぐらぐらぐらあっち行きこっち行き、暫定使用30年とかいうことで、暫定使用30年あるんだなんてこと言ってたけれど、最後はですね、国の側が国土交通省ですか、入れ知恵なのか助け船なのかよくわかりませんが、国交大臣の責任は極めて重い。この大臣を出している政党も非常に責任があると思うんですが、(「しっかりやってるよ」と呼ぶ者あり)
やはり今回はですね、そういう日野の脱法違法行為を、都も一緒だったのかもしれないけれども、都や国がサポートする形で、今回のような実態になったと。
でも、この間の一般質問の中でもですね、市長も答弁の中で、開き直った発言と言っていいのか、されたわけですよね。あれは語るに落ちたじゃないですけども、はっきり言って、反省していただかなくちゃいけない問題だというふうに、私は思います。謝罪すべきですよ、市民に。日野市の言ってたことはおかしかったと。本当はこうすべきだったと。(発言する者あり)
私が先ほど言ったとおり、静かにしなさい。地下道を掘るか、それとも都市計画ですね、設計変更して進めるかということだったんですね。
大坪市長の気持ちを思えばですね、馬場弘融市長の責任が大きいというのは、そのとおりです。副市長の問題も、先ほど言いましたけども、全くそうだと思います。責任の大きな部分が彼にある。馬場弘融氏にあると。それは私もわかりますが、現大坪市長もこの問題についての責任はしっかりとですね、とっていただかなければいけないんだというふうに思います。
そういう意味で、今回の市民の皆さんが出された請願はですね、極めて真っ当であり、本当にこの間の推移を見れば、請願を出された内容こそがまさに正論、これこそがですね、本来の市政にあるべき姿であるわけで、今回の請願は、ぜひ採択をしていただきたいというふうに思います。
以上です。
214 ◯議長(西野正人君)
奥野倫子議員。
215 ◯17番(奥野倫子君) 請願1-9号につきましては、反対する理由につきましては、先ほどの議案
110号ですか、そのときに述べた内容のとおりです。
この北川原公園、市民の財産、全市民の宝、子どもからお年寄りから障害者から、安心して楽しめる公園でなければならない。その一角に道路をつくった。しかし、それは道路ではありませんよ。スケードボードで遊んでもらうための兼用工作物ですよとごまかし、しかし、実際はごみ収集車が通ると。スケードボードを使う兼用工作物ですよと言いながら、スケードボードは夕方しか使わせない。(「そうだよ、本末転倒だろ」と呼ぶ者あり)
公園を使用する権利があるのは市民ですが、その使用する権利がある市民に制限をかける。そして、広域化のほうを優先させる。しかし、その広域化というのも、私から言わせれば、広域化というよりも、国分寺市、小金井市から莫大なお金をもらいたい。ごみを焼くことで商売したい。(「そうだ」と呼ぶ者あり)利益を上げたい。(「ごみビジネスになってんだよ」と呼ぶ者あり)もうそれしか考えられません。
そうでなければ、本当に広域化が必要であれば、広域化をするための丁寧な積み上げが必要だったはずです。
広域化というのは、環境のためにどうなのか。市民生活にとってどうなのか。そういったことがきちんと3市の市民の間で議論を積み重ねて、それで初めて成り立つものです。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
それをせずにやった。何が目的か。莫大なお金が入ってくるとなれば、おのずとその目的は見えるじゃありませんか。市民のためではない。これはもうはっきりしております。
本来ならですね、行政というのは、公園つくるに当たって、道路が頻繁に走ってて危ないというならその道路を撤去し、資機材置き場がありました。これ、災害時には水に沈んでしまいますというならその資機材置き場撤去し、本当に安全な状況を確保して、供用開始するのが自治体の使命です。
今、日野市がやっていることは真逆のやり方ではありませんか。これ、子どもに誇れますか。(「誇れない」と呼ぶ者あり)
私はね、もう本当にこのつじつまの合わない支離滅裂な結論先にありきのやり方についてはね、やはり市長が始めたことではありませんが、それは、市長はきちんと交通整理して、反対する市民に対してもきちんと向き合って、どうすれば合意ができるのか考えていただきたい。
例えばですね、福岡市はごみの収集は夜間に行っております。それによってですね、昼間は景観が損なわれない。日野市は毎日、何かのごみを出さなきゃいけない。その毎日家の前に並ぶごみが見えなくなることによって、景観が保たれる。カラスにつつかれることがない。そして、通行時、臭いにおいがない。
だから、多少お金はかかっても夜間に収集している。それぐらいのことをやって、初めてね、じゃあお願いしますというふうになるんじゃないですか。
こんな強引なやり方してたらね、もう合意の着地点、一致点、見つけることはできないと思います。もうそこまで腹をくくってね、解決策を今、本当に市長自身が決断するときだと思います。
以上述べて、本請願には賛成とさせていただきます。
216 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
217 ◯21番(田原 茂君) 公明党会派を代表して、意見を申し述べます。
請願第1-9号につきましては、先ほど議案第
110号の市道路線の認定で述べた賛成意見と同じ趣旨でございますので、この請願については不採択とさせていただきます。(「国交省しっかりしてよ」「しっかりやってるよ」と呼ぶ者あり)
218 ◯議長(西野正人君) 近澤美樹議員。
219 ◯8番(近澤美樹君) 請願1-9号、
日本共産党日野市議団を代表して、この請願は採択すべきという立場で意見を申し上げます。
請願者がお住まいの落川地域は、浅川の南側、7年前に計画の持ち上がった当初、市は、地元の対象としては見ていなかった地域です。
ところが、現在、新施設が完成してみると、以前よりもずっと川南にお住まいの場所に施設は接近しています。
大坪市長は平成26年、2014年3月議会では、地元の方々、賛成も反対も含めていろいろ協議をしていく。地元の方々の意見を反映させるような仕組みをつくっていかねばならない。つくっていかなければ、ごみの共同化という大きな問題、大きな建設事業について成功しないと思っている。ここまで議会で発言しています。
この時点で市長は地元の意見は不可欠だと明言されていたのです。
ところが、2015年11月に地元の合意のないまま計画は強行されました。
ついぞ反対の立場の人たちがなぜ反対なのか、言い分を市長がとっくりと聞くことも協議を行うこともなく、ことし3月には、話し合いについてはさんざんやってきた。白紙撤回という方々とお話がしようがないなどと、市長は議会で発言し、6月議会で発言を撤回し謝罪するという一幕もありました。
ことし8月に、やっと一度懇談の機会が地元住民の方々と持たれましたが、その後、搬入路の方針大転換について市民説明会を求めても、市はこれを拒否しています。
ごみ問題は、自分の手からごみが離れたところで解決したと錯覚しがちな中で、目の前で中間処理が行われる地域から日野市全域に対して、こんな進め方が許されるのかという問いかけが7年間途絶えることなく行われてきた意義は非常に大きいと思います。
同時に、地元の方々ははかり知れない苦労があったことと思います。この請願者と請願賛同者の思いを議会がむげにすることは許されるものではありません。
この間、住民自治を貫き通し、他市も含めて世論を広げ、議会の果たすべき役割を指摘し続けてくださった方々、この方々に敬意を申し上げて、請願は採択を主張いたします。
220 ◯議長(西野正人君) 古賀壮志議員。
221 ◯14番(古賀壮志君) 本請願につきましては、議案第
110号、市道路線の認定に対して述べた理由をもって、不採択の意見といたします。
222 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
223 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
224 ◯議長(西野正人君) 挙手少数であります。よって、請願第1-9号の件は不採択と決しました。
次に、請願第1-10号について御意見があれば承ります。
奥野倫子議員。
225 ◯17番(奥野倫子君) 土地区画整理法は、第56条3項に審議会の同意を求める事項として10事項、及び意見を聞くにとどめる事項が5事項、全国の自治体施行の土地区画整理審議会の議事運営をこのように規制しています。
請願内容は、日野市が昭和35年以降、審議会と日野市が称する審議会の協議会、この二本立てで事業を展開してきたこと。これが、日野市の区画整理事業をゆがめる原因である。不透明な実態の温床であるということを理由にして、その根拠規定となる条例、日野市の条例18条の5項の削減を求めるものです。
市長が必要と判断すれば、法の規定を越えて審議会を開催できるという、その手法によって、豊田南土地区画整理事業区域内で何が起きたのかについて、請願者からお話を聞きました。
住宅密集地において高層マンションの建設の問題が起き、反対する運動が起き、300名の署名が提出されましたが、その際に、河内元部長が、この審議会の協議会、要するに議事録も作成する必要のない会議を、この日野市18条2項に定めた幹事に招集させて開催をしたと。
その際に、でっかい模造紙に張りつけられた地図上に、反対署名の住んでいるその住所地に印をつけて公開されたと。
誰が反対してるのか個人情報を公開した上で、区画整理に対して300名の反対署名が集まったのは、日野市の区画整理史上始まって以来のことです。困りました。皆さんどうしましょう。どうぞ協議してくださいと。
こんなことは、法的な諮問事項の規定された中身とは、全くない内容を、結局その18条によってですね、招集して審議させたと。
その結果ですね、審議委員の中の1人の発言として、当時イラクで拘束された高遠菜穗子さんの本国への帰還の費用を国費で出すのはいかがなものかというバッシングが起きまして、自己責任だということで、全額返還請求させられました。
この問題を取り上げまして、反対運動をして、もし業者から損害賠償されたらどうするんだという意見があったそうです。
その後、業者からその論調と全くおんなじ理屈で請願をおろすよう請願者に圧力がかかり、結局その請願は取り下げたという事実が判明しました。
そして、この審議会が、日野市始まって以来、初めて区画整理の傍聴が許された会議だったので、その会議に参加をして傍聴したこの大場さん御本人からの請願として、このようなやり方、認めるわけにはいかないということで、この日野市の18条第5項、市長特権要項、もう他市では廃止されて稲城しか残っていない。
こんなことをやるから、利用されてしまう。区画整理がゆがむ。ということで、他市ではもうなくなってしまったこの条項を、削除を求める請願です。
私は、全面的に請願者の主張を認め、採択を主張するものであります。
226 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
227 ◯2番(有賀精一君) 請願1-10号、日野市都市計画豊田南土地区画整理事業施行規程を定める条文第18条第2項「審議会に『幹事』及び書記を置き、」及び第5項「市長は、法に定められた事項のほか、必要があると認める事項については審議会に諮問してその意見を求めることができる。」を削除することを求める請願に、賛成の立場で意見を述べたいと思います。
私自身、この請願に紹介議員となった理由は、日野市の区画整理をぜひ市民本位の透明性、公平性が担保される区画整理にしていただきたいし、今後もまだ区画整理が続くのですが、そのために必要な内容であるという視点から、紹介議員になった次第です。
元河内副市長、今、川辺堀之内の土地区画整理組合の事業に深く深くかかわっているわけですが、今、第三者委員会の調査が病院の問題も含めて行われてますけれども、結果が出て、それでおしまいではない、処分があってそれでおしまいでは全くないというふうに、私は思っているわけです。
河内氏がかかわった区画整理だけではないかもしれないけれども、彼がかかわった事業については、しっかりと点検をすべきではないかと。(「そうだ」と呼ぶ者あり)そういう疑惑が、今、彼の行った事業に対しては多数あるわけです。
大場さんが訴えられていた件も、河内氏が関与した問題、今、奥野議員が述べておりましたけれども、まさに今、河内氏が疑惑の目を持たれていることと非常に密接に関係した問題であるというふうに、私は感じています。
もちろん、先ほども申したとおり、この問題も、やはりいろんな意味で考えると、マンション建設の反対運動の件もですけれども、一番大きな責任は馬場弘融元市長であるということははっきりしています。
しかし、大坪市長がその馬場市長が残してしまった負の遺産をしっかりと消してですね、日野市のまちづくりにとって何が必要かということを、やはり真剣に考えていただきたい。
この削除を求めている条項がなくなって、どんな不都合があるのかということなんです。
私は、この議場でですね、一般質問でここに書かれているような内容や議事録をしっかりとると。要点録のようないいかげんな主観が混じるものではだめだ。逐語録、テープもちゃんととるということをですね、理事者の皆さんにも強く要求しました。
堀之内元副市長が答弁をされましたけれども、非常に不本意なやりとりでした。でも、現実に今、日野市で進められている区画整理は、西平山もそうですけれども、今の現理事者の皆さんが、なるべく透明性、公平性を担保するやり方で進めたいということで改善をされてきてるということについては、深く敬意を表する次第ですけれども、さらにそれを一歩も前に、前、進めていただくために、この特権条項がなくても十分いい区画整理はできるし、これがないほうが、逆に区画整理事業の透明性や公平性を担保できるんだということを示していただきたい。
そういう意味で、今回のこの条例の削除を求める、条例というか項目の削除を求める件については、採択をお願いしたいというふうに思います。
以上です。
228 ◯議長(西野正人君) 田原 茂議員。
229 ◯21番(田原 茂君) 請願第1-10号につきましては、不採択の立場から、公明党会派を代表して意見を申し述べたいと思います。(「立場が問われるよ」と呼ぶ者あり)静かに聞いてください。
委員会審議で質疑が交わされたのは、豊田南区画整理事業の施行規定条例の第18条第2項及び第5項について、この条項があることによる実害が何かあるのか、はたまた効能があるのか。効能があるとすればどのような内容なのかとの質疑があったわけであります。
この質疑で明らかになったのは、上記の施行規定条項があることによる実害はないとのことでありました。
一方、効能としては、第18条第2項については、事務処理に有効であるとのこと。この条項がもしなければ、事務がスムーズに進まず困ることになるとのことでした。
また、同条第5項については、地権者等の意見を聞く場合及び同意を要する場合に有効であるということでありました。
以上のとおり、この請願で削除を求めている施行規定条例第18条第2項及び第5項については、実害があるものでもなく、かえって区画整理事業をスムーズに進めていくために、有効なものであると認識いたしました。
以上、この請願については不採択の意見とさせていただきます。
230 ◯議長(西野正人君) 近澤美樹議員。
231 ◯8番(近澤美樹君) 請願1-10号、
日本共産党日野市議団を代表して、採択の立場で意見を申し上げます。
この請願は、区画整理審議会が区画整理法第18条2項、5項により恣意的な区画整理行政が進められている。それは法令違反の条文があることによって、そうした事態が進められている。ゆえに法令違反の条文を削除すべきという御意見です。
法令違反という意見に、私たちは立つものではありませんが、審議会の運営では、地権者等の意見を反映させる機関としての独立性を担保、確保することが最も求められています。
そうした観点から、2項と5項の削除を含め、18条全体は見直すことが望ましく、また必要なことだと考えて、請願は採択すべきと考えます。
232 ◯議長(西野正人君) 鈴木洋子議員。
233 ◯12番(鈴木洋子君) 請願第1-10号に、自由民主党日野を代表いたしまして、不採択の立場から意見を申し上げます。
請願者からは、過去2回、2016年3月28日及び2017年8月28日に同様の趣旨で要望をいただいたところでございますけれども、市はその都度、第18条第2項について、審議会に幹事、書記を置くことは会議の議事録作成等の会のスムーズな事務処理に不可欠であるため、また第5項につきましては土地区画整理法62条に規定されている審議会招集の権限者である市長が、地域の特性や事業進捗上の問題に対して、事業の公平性や透明性を保つために、意見を聞く場を開催するのは不可欠であるとの事由により、削除の考えはない旨を回答してまいりました。市の考えに矛盾する点は、1点もございません。
審議会は学識経験者や弁護士、都職員などで構成される法定の組織であり、市民や地権者のお声を円滑に丁寧に審議していただくために設けられたものであるため、当然、現在市施行の区画整理4地区それぞれに設置をされております。審議委員の方々からも公平性、透明性をより高めつつということに配慮をした運営を行ってきました。
区画整理の経緯の中で、(「誰が要求したんだ、誰が」と呼ぶ者あり)静かにして下さい。
過去現在も恣意的に進めてきたことも、ゆがめてきたということも、そういった主張は無根であるという……(「とんでもない」と呼ぶ者あり)よって、両項削除の必要はないとの御意見を、審議委員会の方々からも伺っております。
なお、現在、第18条第2項及び第5項と同様の施行規定を定める近隣の羽村市、小金井市、東大和市、昭島市などからも不都合はなしとの報告を確認してることを申し添えて、本請願に対して不採択を表明するものであります。
以上です。
234 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
235 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
236 ◯議長(西野正人君) 挙手少数であります。よって、請願第1-10号の件は不採択と決しました。
これをもって
環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
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237 ◯議長(西野正人君) これより日程第23、
企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
企画総務委員長より、
企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
238 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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239 ◯議長(西野正人君) これより日程第24、
民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
民生文教委員長より、
民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
240 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
241 ◯議長(西野正人君) これより日程第25、
環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
環境まちづくり委員長より、
環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
242 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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243 ◯議長(西野正人君) これより日程第26、
議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
244 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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245 ◯議長(西野正人君) これより日程第27、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
246 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、本件については議長一任と決しました。
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247 ◯議長(西野正人君) お諮りいたします。日程第28、
議員提出議案第7号、
男女共同参画の視点で、
各種制度等の整備を求める意見書については、本日の日程から削除いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
248 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって、日程第28は本日の日程から削除することに決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
249 ◯議長(西野正人君) 本日の日程は全て終わりました。
これをもって令和元年第4回日野市議会定例会を閉会いたします。
午後3時23分 閉会
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