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  1. 日野市議会 2017-06-19
    平成29年第2回定例会(第6日) 本文 開催日: 2017-06-19


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前11時01分 開議 ◯議長(西野正人君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員23名であります。 ============================================= 2 ◯議長(西野正人君)  これより議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  本件に対し、清水登志子議員ほか2名より修正案が提出されました。よって、これを本件とあわせて議題といたします。  本件については、3常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 3 ◯企画総務委員長(谷 和彦君)  おはようございます。  議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、デジタルサイネージシステム借上料において、震災時等目的外使用はできるか。2、防災テレビアンテナ設置業務委託料における具体的な活用内容を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、公契約条例制定経費が計上されたことは大いに評価するが、環境まちづくり委員会の審査を見守りたい。態度保留。2、デジタルサイネージシステムにおいて、災害時、来庁者向け避難経路案内災害情報を流すことができるよう要望する。賛成などでございました。  態度を保留する委員がおりましたが、審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 4 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。  次に、民生文教委員長審査報告を求めます。
        〔民生文教委員長 登壇〕 6 ◯民生文教委員長大高哲史君)  議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)のうち、民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、子ども医療費助成事業対象児童数を問う。2、放課後子ども教室事業経費について6月補正をする理由を問う。3、(仮称)在宅医療と福祉の連携に関する基本方針策定支援業務委託料について、基本方針の策定はどこで、どのようなメンバーで行われるのか問う。4、避難行動支援者対策事業経費について目的、課題認識、ゴールのイメージを問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、子どもの医療費拡充など市民の要望を反映していて評価できるが、ほかの委員会に付託されている部分について修正案を提出する予定があるので、態度保留などでございました。  態度を保留する委員がおりましたが、審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって民生文教委員会関係審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 9 ◯環境まちづくり委員長大塚智和君)  議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、水路転落防止柵設置工事の財源を、なぜ新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費で行うことになったのか問う。2、日野駅改良に向けた取り組み、これまでの経緯について問う。3、産官学開発プロジェクト事業具体的内容について問う。4、南平体育館建て替え東京オリンピックパラリンピックを意識したものではないと思うが、そもそもの建て替え目的について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、万願寺グラウンド学校用地として生み出された土地であり、元地権者に対し今後の土地利用に関する情報提供が正しくなされていない。反対。2、南平体育館建て替えは日野市の南側の防災の拠点かつ市民の声を反映したものができるよう要望します。賛成。3、水路転落防止柵設置工事に新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費を使うことに対して、周辺で起きた事故への迅速な対応として評価。もっと広く有効に使うことを検討してほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 10 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。有賀精一議員。 11 ◯1番(有賀精一君)  南平体育館建て替え工事の問題ですけれども、私などは前からも言っているんですが、東京オリンピックの時期に、あえてこうした建て替え工事をするということは、財政難をみずから言っている日野市にとって、私としては、やはり理解しがたいことだというふうに思うわけです。  私自身としては、南平体育館を新しく建て替えることに賛成なんですけども、市民の皆さんに、やはりいい体育館をつくるという意味で、時期もずらしてですね、経費のことも考えてということを十分説明すれば、決して市民の皆さん、建て替えを強く望まれている皆さんも反対はしないと思うんですね。その辺について、審査は深められたんでしょうか。  よろしくお願いします。 12 ◯議長(西野正人君)  環境まちづくり委員長。 13 ◯環境まちづくり委員長大塚智和君)  ただいまの質問に関しまして、答弁の正確性を期するため、議長の御配慮により理事者側から御答弁をいただければと思います。  よろしくお願いいたします。 14 ◯議長(西野正人君)  答弁を求めます。産業スポーツ部参事。 15 ◯産業スポーツ部参事高橋真二君)  南平体育館の建設、建て替えに際しまして、時期をずらしてはどうかという御質問をいただきましたけれど、南平体育館は昭和54年に建築されて、既に38年間がたっております。  で、耐震の部分においても特殊な建築物であるということで、そこがしっかり担保できないというような部分で、毎日年間9万人の方が御利用いただいている施設ですので、その辺の耐震化もしっかりやっていかなければならないと。また、それに加えて、市の南部地域の拠点として、スポーツだけではなくて、コミュニティーあるいは防災につきまして、南部地域の拠点として建設しなければならないというものでございます。  建築費に関しては、今後、設計をしながらコストの縮減等についても検討してまいる予定でございますので、ぜひこちらの建築のほう、建て替えのほうを御了解いただければというふうに思っております。  以上でございます。 16 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 17 ◯1番(有賀精一君)  私が聞いているのはですね、先ほども言ったとおり、時期をずらすということが経費を削減する一番大きなですね、力になるんではないかということですが、今の答弁だと、余りそのことについては答えていないなと。同じことを答弁として繰り返すのであればですね、審査されていなかったというふうに、私自身は結論づけざるを得ないので……思います。  で、何度も言いますけども、防災対策、地域の拠点ということを否定するものではありませんし、建て替え自身、私は賛成であります。で、もし耐震の問題でというんだったら応急処置も必要でしょう。でもですね、何度も繰り返しますが、非常に大きなお金がかかるわけであります。それを経費が高騰するオリンピックの時期に合わせてやるということ自身は、全く納得いきません。  以上です。(「ただの消費じゃないんですよ」と呼ぶ者あり) 18 ◯議長(西野正人君)  ほかに御質疑はありませんか。  産業スポーツ部参事。(「聞いてないよ、俺」「聞いてないよ」と呼ぶ者あり) 19 ◯産業スポーツ部参事高橋真二君)  オリンピックの年の平成32年度を一応目標にはしてございますけれど、この建設年度につきましては、経済情勢や公共工事を取り巻く環境の変化などを踏まえながら見直していくということになっておりますので、オリンピックの年に決定したということではございません。  以上でございます。 20 ◯議長(西野正人君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。  次に、修正案について提案者から趣旨説明を求めます。清水登志子議員。     〔9番議員 登壇〕 22 ◯9番(清水登志子君)  議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)について、日本共産党市議団を代表して、修正案の提案をさせていただきました。大きく修正をかける項目は三つです。  1点目は、新可燃ごみ処理施設ごみ収集車の搬入路の整備の問題など稼働のめどが立っていない、そういう中で、周辺環境整備基金を取り崩して水路転落防止柵を設置をする。これは認められないということで、これについては一般財源で行うように修正をいたしました。  2点目が、万願寺グラウンドの用地です。区画整理事業の中で、この用地は学校用地として確保されてきた経過を踏まえますと、その処分に当たっては、グラウンド利用者だけでなく、元地権者や周辺住民の合意が必要であると考えますが、そうした協議はまだ行われていません。よって、用地の原状回復修繕料全額削除をいたします。  3点目は、南平体育館建て替えの問題です。この南平体育館建て替えの問題については、市民の議論が不十分であり、また財政的な見通しもないため、建て替え工事関連予算全額削除するものです。また、これに伴って、南平体育館建替工事設計業務委託債務負担行為全額削除をさせていただきました。  この3点によって不要となった一般財源は、財政調整基金と予備費に充当いたしますが、その際、財政調整基金を優先して財源調整をするものです。  これによりまして、第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億6,657万2,000円を追加して、歳入歳出予算の総額を、それぞれ615億2,657万2,000円とするものです。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 23 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。有賀精一議員。 24 ◯1番(有賀精一君)  先ほど南平体育館建て替えの問題で質問しましたが、それと同趣旨でですね、質問したいというふうに思います。  この修正案のですね、趣旨のところで、南平体育館の問題についてはですね、市民の議論が不十分、これも確かにそういう側面はあると思います。財政的な見通しもないため、建て替え工事関連予算全額削除するということで書かれていますけれども、特に私はですね、先ほど申しましたように経費を削減するという意味で、オリンピックの時期に重ねるような形で建て替え工事が進むということについては非常の危惧しておりまして、その問題についてはどのようにお考えなのかを、ぜひ御意見を聞きたいというふうに思います。 25 ◯議長(西野正人君)  清水登志子議員。 26 ◯9番(清水登志子君)  ありがとうございます。  南平体育館建て替えそのものについては、必要であればやるべきだろうというふうに思いますが、ただその前にも、耐震補強工事が本当にできないのかどうかということをまずはっきりさせ、その上で、建て替えが必要になった場合には時期をどうするのか。それから、さまざまな公共施設の更新に多額の費用がかかるということで、公共施設等総合管理計画も、今つくっているところです。  そういう中で、どこに位置づけるのか。で、今までは耐震補強工事という扱いで、この位置づけがされていましたが、建て替えというふうになって、財政規模も大きく変わるということであれば、改めて市民にこの優先順位を問うべきであろうというふうに考えております。  その上で、時期の問題にしても、オリンピックで建設費や人件費が高騰している時期に合わせるような形での計上というのはいかがなものかというふうに思っています。  そうした多様な角度からの検討が必要だと考えます。 27 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 28 ◯1番(有賀精一君)  了解しました。 29 ◯議長(西野正人君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  修正案と原案について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 31 ◯1番(有賀精一君)  私はですね、この補正に関して、原案反対、修正案に賛成の立場で意見を述べたいというふうに思います。  まず最初にですね、例の環境整備費というか、ごみ処理広域化に伴うものでありますけれども、やはりですね、確かに新石自治会さんは、ああいう形で自治会としての立場を表明されましたけれども、そのほかのですね、自治会関連ということでははっきりした立場は表明されていないというふうに思いますし、住民合意という観点からすればですね、まだまだ先の話ではないかというふうに思います。  で、協議会づくりの話が出ていますけれども、反対をする市民の皆さんが、とりわけ浅川の南側では非常に多くいらっしゃるということを考えるとですね、こういう環境整備費というのは、やはりそうした協議会というものが、ある意味、住民合意の上でつくられてから進められるべきものではないかと。どんどんどんどんこれがですね、先走って進むようなことになると、これはまた大きな問題ではないかというふうに思いますので、修正案に書いてあるとおりではないかというふうに思います。  それと、先ほど質問しました南平体育館については、私の意見のとおりということで修正案のほうに賛成いたします。  以上です。 32 ◯議長(西野正人君)  奥住匡人議員。 33 ◯7番(奥住匡人君)  自民党新政会を代表しまして、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)に賛成し、修正案に対し反対の意見を申し上げさせていただきます。  新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費の活用に関しては、既に平成25年度、多摩川ルート、市道C─2号線が整備され、平成27年度の東部会館駐車場用地の購入、そして平成28年度の石明公園リニューアルが実施されています。  このたびの新石自治会ごみ広域対策委員会との協議によって決定された水路転落防止柵設置工事は、地域住民の意向を反映したものであり、修正案は住民の意見を無視したもので、到底賛成することはできません。  次に、万願寺グラウンド用地原状回復修繕料について申し上げさせていただきます。  現在、グラウンドの借地料が年間2,648万8,000円が発生しております。東京都都市づくり公社と日野市土地開発公社、そして日野市が、この三者が所有している物件でございます。今後の利活用に関しても、日野市も積極的に関与していく予定となっております。  代替地として整備される予定の実践女子大学のグラウンドも、しっかりと整備し、さらなる市民のスポーツ施設としての整備、そして地域住民の利用も可能となり、市民にとっても大変プラスであると考えております。  さらに、南平体育館整備経費について申し上げさせていただきます。  日野市民に長年愛好されてきたこの南平体育館、老朽化や新耐震基準への対応も含めて、早期の建て替えが必要でございます。災害時の防災拠点として、また健康増進地域コミュニティーの拠点としても、そしてさらに旧七生地域の活性化ともなり、早期の建て替えが必要だと考えております。  スポーツ祭東京2013で整備されたふれあいホールが、今や市民の健康増進の拠点となったように、2020東京オリンピックパラリンピックを契機とした日野市民への意識高揚と、次世代へのレガシーとして築くことは必要であるかと認識しております。  以上の理由から、補正予算への修正案に反対し、原案賛成の意見といたします。 34 ◯議長(西野正人君)  近澤美樹議員。 35 ◯2番(近澤美樹君)  平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)に、日本共産党市議団を代表し、修正案に賛成、原案に反対の立場で意見を申し上げます。  この補正予算には、市民が要望してきたことが実現し評価できる点があります。子どもの貧困対策として子ども医療費助成制度の拡充。ひとり親家庭家賃制度の創設。就学援助の拡充と入学前支給が行われること。滝合小学童クラブの整備及び夏休みのひのっち実施校の拡大。東京みなみ農業協同組合共同直売所への補助を初めとする都市農業支援策。事業者、労働者の代表参加のもとで公契約条例検討委員会がスタートすること。障害者、高齢者世帯への家具転倒防止器具設置事業の復活。日野駅周辺整備計画基本調査業務委託料。空き住宅等地域貢献活用事業補助金などです。  同時に、次に申し上げる三つの点でこの予算を認めることができません。  一つ目が、南平体育館建て替えに関する予算です。  南平体育館建て替えについては、その内容、時期、ほかの施策との優先順位について問う全市民的な議論、十分な検討が欠かせませんが、そうした議論、検討が十分に尽くされたとは言えません。また、日野市公共施設等総合管理計画では、公共施設等の更新に今後必要な金額に対し261億円不足するとしながら、一方で南平体育館については32億円もかけて建て替えを急ぐというのは、計画に対しても、財政的にも全く整合しない進め方だと言わざるを得ません。このような状況で建て替え工事設計を行うことは認められません。  二つ目は、水路転落防止柵設置工事です。  この財源は、全て新可燃ごみ処理施設周辺環境整備基金となっています。搬入路確保の点で新可燃ごみ処理施設の稼働の見通しが立っていないもとで、周辺環境整備基金を使うことは認められません。さらに周辺環境整備事業の決定は、地元区域の自治会で組織する協議会、もしくは協議会が組織されるまでの暫定的な措置としての整備事業検討委員会に意見を求めることとしていますが、いずれも行われていません。いまだに協議会をつくることができないのは、最初から地元の合意を得ないまま新施設の計画を強引に進めているためであり、このまま周辺環境整備基金を使うことなど、到底許されるものではありません。  三つ目、万願寺グラウンド用地原状回復修繕料についてですが、そもそもこの土地は、区画整理事業の中で、学校用地として地権者の方々の協力のもと、先祖代々の土地を提供していただいたという経過があります。今回のグラウンドの返還については、周辺自治会や元地権者の方々には何の説明もなく合意も得られていません。これでは認めることはできません。  以上のことから、議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)につきましては、修正案に賛成、原案に反対とさせていただきます。 36 ◯議長(西野正人君)  谷 和彦議員。 37 ◯10番(谷 和彦君)  議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)に対しまして、自民党日野市議団を代表して、原案賛成の立場で意見を述べさせていただきます。提出された修正項目六つのうち、主たるもの三つの内容について簡潔に討論いたします。  新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費。  今回の水路転落防止柵の設置は、周辺自治会の要望を受ける中で、3市の覚書や具体的な内容を決定するためのガイドラインに沿ったものであります。この事業に周辺環境整備費を使うことは合理的なものであると考えます。  市民グラウンド整備経費についてです。  現在の万願寺グラウンドは、土地の借り上げに年間2,600万円以上の経費がかかっているという現状があります。ここで賃貸借契約の更新を迎えるに当たり、大学のグラウンドを活用することは、大学との連携を深め、予算を効果的、効率的に活用できることになります。大学のグラウンドを活用するに当たっては、近隣住民と十分に協議を重ね、生活環境を担保することを要望いたします。  また、万願寺グラウンドの今後については、日野市がしっかりとかかわっていくということでありますので、協議を進めていただきたいと思います。  南平体育館整備経費についてです。  南平体育館は、昭和54年に竣工して以来、施設の老朽化等が進み、また耐震補強工事も困難なことから、建て替えの方向性が既に決定されております。スポーツや健康への関心が高まる中で、市民がいつまでも健康に住み続けられるようスポーツ健康づくりの拠点施設となるとともに、浅川以南の安全安心や潤い、活力のある地域づくりに役立てる施設として整備が必要であります。建設コストや財源についても当然念頭に置く中で、整備に向けて引き続きしっかりと検討を進めていただきたいと思います。
     以上、原案賛成、修正案反対の意見とさせていただきます。 38 ◯議長(西野正人君)  馬場賢司議員。 39 ◯20番(馬場賢司君)  公明党を代表し、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)について、原案賛成、修正案の反対の立場で意見を申し述べます。  まず、ごみ処理関連施設及び周辺環境整備の関連であります。  クリーンセンターに隣接する新石自治会には、平成26年5月にごみ広域化対策委員会が設置され、ごみ広域化反対に対する活動の終結後も継続して情報提供や意見交換等が実施されています。また、あわせて新井、落川地域の周辺自治会の皆様に対しても情報提供等がされているところであります。  そうした中で、今回の周辺環境整備については、新石自治会から地域住民によるアンケート結果に基づき、地域の安全安心やバリアフリーの項目が出されているわけであります。さらに、今後、地域の安全安心に向けて、地元の皆様のお声を大切にしていただきたいと思いますし、クリーンセンター連絡協議会も今後早期に立ち上げていただき、平成32年の新可燃ごみ処理施設稼働に向けて、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  また、市民グラウンド整備経費関連でございます。  今、このグラウンドにつきましては、万願寺のこのグラウンドについては、土地の借り上げ料、年間約2,600万円の支出という、市としてはかなり重い負担となっているわけであります。そうした中で、今回、実践女子大学との包括協定の中で、グラウンドとして無償で使用できる方向ということで、当然ながら財政的に見ても安心できるものになってまいります。また、現在の万願寺グラウンドの今後の跡地活用についても市がしっかりとかかわって検討していくということでございますし、万願寺グラウンドが、平成30年3月までの使用となっている中で、その後、軟式野球チーム、ソフトボールチーム等の皆様が引き続き安心して活動していただくためにも、また新しいグラウンドが周辺地域の住民の皆様にとって、新たな有効的な活用がされていくように、今後引き続きスケジュールに基づいた整備を求めておきたいというふうに思います。  南平体育館についてでございます。  平成32年度を目標とし、健康やスポーツを初めとして、地域交流、防災などの拠点として早期の建て替えが求められております。あわせて、32年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、スポーツの機運が高まっていく上でも大切な施設であると思います。南部地域のさらなる活性化のためにも新しい施設が求められているところであります。引き続き、スケジュールに基づいた設計、工事をしっかりと進めていただきたいと思います。  以上、原案賛成の立場で、三つの点に取り上げて、意見とさせていただきます。  以上です。 40 ◯議長(西野正人君)  中嶋良樹議員。 41 ◯6番(中嶋良樹君)  市民クラブを代表して、議案第43号、平成29年度日野市一般会計補正予算(第1号)に対する修正案に反対し、原案賛成の立場で意見を申し上げます。  まず、市が抱える課題を先送りさせないこと、そして市民要望を第一に優先しなければなりません。今回提出されました修正案は、これらの視点に大きな疑問が残ります。その理由については、以下のとおりでございます。  まず、新可燃ごみ処理施設周辺環境整備経費です。  まず、昨年度の補正予算(第1号)の修正案に対する意見の繰り返しになりますが、新可燃ごみ処理施設の建設をこれ以上おくらせることやストップさせることは、市民生活に大きく影響し、現実的な解決策を導き出す提案ではありません。今回の周辺環境整備経費は、新しい可燃ごみ処理施設に係る周辺地域の生活環境の保全や増進などを目的に行うものです。3市の負担金の覚書には、どのような整備を行うかは、地域住民の意向も踏まえた形で日野市が決めていくことを定めています。  今回の委員会審議の際の説明では、平成25年に石田二丁目水路内への転落事故が発生し、発生箇所の対策を実施して以降、水路路線の転落防止柵設置について、地元の新石自治会と協議を重ね、平成28年2月には、新石自治会区域内のバリアフリー化、水路、道路などの整備に関する要望書が、受理していることもわかりました。財源についても、覚書のガイドラインに沿って周辺環境整備費が充当できることが確認できました。  今後も地元の皆様との話し合いや意見交換を通じて、どのような整備を行っていくのか、より一層市民の声に耳を傾けていただき、本格稼働に向けて着実に事業を進めていただくことを求めます。  次に、市民グラウンド整備経費についてです。  万願寺グラウンドは、土地所有者である東京都都市づくり公社土地開発公社、そして日野市の三者間で土地使用について契約を結んでいますが、所有者から返還を求められ一度は延長したものの、平成30年3月をもって返還しなければなりません。返還する以上、原状回復することは当然でございます。  代替地となる実践女子学園グラウンドは、公共スポーツ施設の不足を補完する機能だけではなくて、大学と地域を結ぶ、また地域の多様な市民が集える空間として機能する役割も求められております。昨年9月に締結した覚書は、約10年間無償で借り上げることで合意したものの、平日の利用はできません。しかしながら、今後市民の運動、スポーツ利用率が増加することが見込まれていることからも、さらなる開放日数の拡大、特に平日の開放に向けて、多くの市民が利用できる有効活用策を検討していただき、今後のまちづくりにとってお互いがプラスになるよう、大学側と粘り強い交渉を継続して行い、10年間の無償借り上げ期間中に市民の平日利用が実現することを、積極的な働きかけを期待しております。  最後に南平体育館整備経費についてです。  南平体育館は市にとって重要なスポーツ拠点になります。市のスポーツ推進計画の基本施策でもあるスポーツをする場の整備と充実については、こうすればもっとよくなる、無駄が省ける、市民に喜ばれる、これらの視点を特に重視していただき、3年後に迫った東京2020オリンピックパラリンピック後の活用に向けて、決して負のレガシーを残さないためにも、市民の要望を取り入れた入念な設計づくりが不可欠となっております。  提案の修正案の中にも書かれておりました市民の議論が不十分という記載がありましたけれども、これまで日野市は住民説明会やスポーツ団体にヒアリングなどを行い、また条例も制定し、一つ一つクリアしてきております。財源の問題はあるものの、コストをかける、私は価値があると思っております。特に日野市が抱えている行政課題の大きなテーマとして、健康寿命の延伸、医療費の抑制などが挙げられます。  今後も引き続き財源の確保に努めていただくとともに、事業がおくれることなく、交流、健康、防災の三つの視点で、18万市民が全国に誇れる唯一無二の体育館を建設していただくことを市民は強く望んでおります。消費ではなく、今回、未来への投資ということで、日野市のことを考えると、攻めの市政運営を行う上で全て必要な経費となっております。  後期高齢者が一気に増加する2025年問題、医療費、社会保障費がさらに膨らむことも予想されております。課題解決のために必要な経費として、以上の理由から修正案に反対、原案に賛成の意見とさせていただきます。 42 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより修正案について採決いたします。  清水登志子議員ほか2名より提出された修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 44 ◯議長(西野正人君)  挙手少数であります。よって修正案は否決されました。  次に、原案について採決いたします。  原案に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 45 ◯議長(西野正人君)  挙手多数であります。よって議案第43号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 46 ◯議長(西野正人君)  これより議案第37号、日野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第38号、日野市消防団条例の一部を改正する条例の制定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 48 ◯企画総務委員長(谷 和彦君)  それでは、企画総務委員会に付託されました2議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第37号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律を踏まえ、消防団員の処遇改善の一環として、消防団員の報酬額を改定するものです。  なお、本条例は平成29年7月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、報酬を上げるに当たり、三多摩平均から見た状況と報酬値上げの根拠を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第38号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律を踏まえ、消防団員の処遇改善の一環として消防団員が出動した際の費用弁償額を改定するものです。  なお、本条例は平成29年7月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 49 ◯議長(西野正人君)  これより議案第37号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第38号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  議案第37号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第37号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第38号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第38号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 56 ◯議長(西野正人君)  これより議案第40号、日野市子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第41号、日野市特定教育・保育施設、特定地域型保育事業等の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第42号、日野市立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例の制定、議案第44号、平成29年度日野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第45号、平成29年度日野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  民生文教委員長審査報告を求めます。     〔民生文教委員長 登壇〕 58 ◯民生文教委員長大高哲史君)それでは、民生文教委員会に付託されました5議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第40号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、子どもの医療費の助成の範囲を拡大するための条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は平成29年10月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、子どもの医療費の助成範囲について、多摩島嶼地域は23区と比べてどのような状況なのか問うなどでございました。  主な意見といたしましては、23区との格差の問題の主張をしっかり都に対してしてほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第41号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、婚姻することなく母または父となった保護者の利用者負担額の算定方法について、寡婦等と同様の取り扱いとするため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は平成29年9月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第42号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、婚姻することなく母または父となった保護者の保育料の算定方法について、寡婦等と同様の取り扱いとするため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は平成29年9月1日から施行をするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第44号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ534万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を195億4,825万8,000円とするものです。  歳入につきましては、一般会計繰入金を増額するものです。  歳出につきましては、前期高齢者納付金及び前期高齢者関係事務費拠出金を増額するものです。
     本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第45号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ33万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を39億7,864万円とするものです。  歳入につきましては、一般会計繰入金を増額するものです。  歳出につきましては、総務管理費を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上5件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 59 ◯議長(西野正人君)  これより議案第40号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第41号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第42号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第44号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第45号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。  議案第40号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第40号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第41号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第41号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第42号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第42号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第44号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第44号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第45号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第45号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって民生文教委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 75 ◯議長(西野正人君)  これより議案第39号、日野市あき地の環境保全に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第49号、市道路線の廃止の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 77 ◯環境まちづくり委員長大塚智和君)  環境まちづくり委員会に付託をされました2議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第39号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市空き住宅等の適切な管理及び活用に関する条例を踏まえ、空き地に対する緊急措置に関する規定を設けるため、条例の一部を改正するものであります。  本条例は、公布の日から施行をするものです。  主な質疑といたしましては、1、条例の施行に当たり、今年度具体的にどの程度適用し、措置が必要と推定しているか、それに対応する予算措置について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、市民からの相談を受け、市民の皆様が危険と感じる負担を軽減させるためのPRを積極的にしてほしい。賛成。2、今後、高齢者の単身化も進み、防犯上の観点からも具体的な周知方法の徹底を検討してほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第49号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、市道A1-2号線のほか1路線について、道路法第10条第3項の規定により市道路線を廃止するものです。市道A1-2号線及び市道P1-3号線については、ともに現況が廃滅しており公共の用に供されていないため廃止をするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 78 ◯議長(西野正人君)  これより議案第39号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第49号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  議案第39号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第39号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第49号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第49号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 85 ◯議長(西野正人君)  これより請願第29-1号、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願、請願第29-2号、組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書を政府に提出する請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 87 ◯企画総務委員長(谷 和彦君)  企画総務委員会に付託されました2件の請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  請願第29-1号、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願につきまして御報告申し上げます。  この請願は、組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書を政府、国会に提出することを求めるもので、あわせて請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。
     主な質疑といたしましては、1、法案が成立した際、社会にどのような影響を及ぼすと思うかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、本法案は憲法違反であり、国際条約にもそぐわない内容である。採択。2、犯罪の成立条件として、犯罪集団に属していない一般人は処罰の対象となり得ない。不採択。3、重要な問題について慎重な審議を求める。採択。4、国内においても市民生活を脅かすと思われる団体がまだまだ存在することを念頭に置かなければいけない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第29-2号、組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書を政府に提出する請願につきまして御報告申し上げます。  この請願は、組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書を政府に提出することを求めるもので、あわせて請願主旨説明の申し出があり、審査の冒頭に参考人から説明を聞きました。  主な質疑といたしましては、1、この法案についてどのようなことを危惧しているかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、請願第29-1号と同様、採択。2、請願第29-1号と同様、不採択。3、請願第29-1号と同様、不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 88 ◯議長(西野正人君)  これより請願第29-1号の質疑に入ります。有賀精一議員。 89 ◯1番(有賀精一君)  委員会での審査についてお伺いしたいと思います。  市民請願の中でですね、とりわけテロ対策特別法案という形で出されているんだけど、現行の法整備の中でですね、十分この国際条約に加入することはできるというふうに市民は言ってるわけですね。かつ刑法等々の専門家からもですね、そのことを言われているわけで、こうした市民の声にちゃんと答弁がされているのかどうか、そのことについてですね、ぜひお伺いしたいと思います。  私が傍聴したレベルだとですね、この条約に加盟している国が百数十幾つあると、日本の国は少数だということを言ってんですけども、先ほどから言っているように市民の請願の中に書かれている理由やですね、刑法の専門家を初めとした人たちが言っていることについて何ら答えているというふうに思いませんでしたし、国会の中でもそれについては政府は何ら答えていない。そういう問題があるんですが、これについて明らかにされたのかということとですね、もう一つ、両方の請願の中でですね、特に、国連のプライバシー権特別報告者ジョセフ・ケナタッチ、まあカナタッチとも言われてますけども、その方が日本政府に対して懸念を伝えて何項目か述べてるわけですが、これについて日本政府、答えてないんですね、感情的に怒ってるだけで。  この方はですね、国連の中で選出された大事な独立した委員であり、かつ日本政府も、それについてはですね、(「質問、質問」と呼ぶ者あり)当然尊重する立場にあるにもかかわらずですね、(「簡潔に質問してください」「質問は」と呼ぶ者あり)これについて何も答えてないんですね。これについても、この請願の中では述べられているんですが、それについての具体的なやりとり等々があったのか。政府の答えてないということについて、こうだという説明があったのか、ぜひ明らかにしていただきたいというふうに思います。(「傍聴してたじゃない、傍聴してた」と呼ぶ者あり) 90 ◯議長(西野正人君)  企画総務委員長。 91 ◯企画総務委員長(谷 和彦君)  ただいまの有賀議員からの質問に関しましてですけども、企画総務委員会に付託されました案件に関して、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願ということで聞きました。  政府見解に関することも質問等ありましたけども、全ての件に関してこの委員会の中で審議されたわけではございませんので、有賀議員の質問がどのようなことまで求めているのかわかりませんので、企画総務委員会としての審議の中では、言われていることはなかったと思います。 92 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 93 ◯1番(有賀精一君)  私はですね、市民からこうして二つの請願が出されているわけですけれど、なぜあえてこうした請願が出てくるのかと。それは国会の場において、やはり政府が答弁していることがですね、理解できない、全くおかしいと。で、これは、まあ国民世論にもあらわれておりますし、世論調査にもあらわれているわけですね。  そういうことについて、やはり地方自治体からもはっきりと、この問題について市民からの請願に対して納得いくような審査をしてですね、市民の請願に誠実に応えることが、私は必要であるというふうに思い質問した次第です。  以上です。 94 ◯議長(西野正人君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に請願第29-2号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  請願第29-1号について御意見があれば承ります。吉岡奈津恵議員。 97 ◯4番(吉岡奈津恵君)  請願第29-1号に関して、採択の立場で意見を申し上げます。  請願者は、広範な国民的議論を不当に制限することにならないように慎重な審議を求め、立法が急がれることに懸念を示し、政権が法治を逸脱しないように立法府の責務を果たすように求めたものです。  6月13日の企画総務委員会では、日本は昨年、国連の国際人権理事国に当選し、47カ国しかない国際人権理事国であること、また選出選挙の際、自発的制約の一つに特別報道官との有意義かつ建設的な対話の実現と協力を挙げていること。  以上の視点から、国連プライバシー権に関する国連特別報道官ジョセフ・ケナタッチ氏から出された懸念について真摯に向き合い、求められている追加情報、見解について回答することは、人権理事国としての責務であり、国際公約だとの意見を述べさせていただきましたが、6月15日、改正組織的犯罪処罰法が成立いたしております。  公共の安全に関する懸念から、機密情報の収集と保護を正当化し、成立した改正組織的犯罪処罰法だとするのであれば、国家は国際人権法に基づいて負う義務の完全な履行を確保しなければなりません。  国際人権規約第17条1項では、個人のプライバシーと通信に関する恣意的または違法な干渉から保護される権利を認め、誰もがそのような干渉から保護される権利を有することを規定し、日本は1978年に批准しています。  加えて、5月30日、2014年に施行された特定秘密保護法に関し、言論と自由に関する特別報道官デビッド・ケイ氏は、日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及し、メディアの独立性に懸念を示し、特定秘密保護法の改正を求めた報告書を公表しております。  国際人権理事国として、二人の特別報道官が指摘した法の曖昧さ、恣意的な法解釈や操作への明確な歯どめについて、法の一部改正並びに新たな法制定の必要性を求める意見を、ここでつけ加えさせていただきまして、請願第29-1号について採択の意見とさせていただきます。 98 ◯議長(西野正人君)  梅田俊幸議員。 99 ◯19番(梅田俊幸君)  請願第29-1号、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願に、不採択の立場で意見を申し上げます。  去る6月15日、参議院において可決成立しましたので、簡潔に意見を申し上げます。  本改正案につきましては、海外においても、また日本国内においても、昨今のテロ等の組織犯罪の拡大の状況において必要な法案であることは、一般的な国民の意見であります。しかしながら、その内容についての周知には、今後も丁寧な説明が必要であります。世論調査においても、よくわからないという意見が多いということからも、より一層理解を得られるよう政府として、より丁寧な対応をお願い申し上げます。  以上の意見により、本請願には不採択といたします。 100 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 101 ◯1番(有賀精一君)  私は、この請願に関して、採択の立場で意見を述べたいというふうに思います。  既に15日に採決をされているわけですけれど、その手続も含めて国民的な大きな批判があるということは御存じのとおりであります。まずですね、今回のこの組織的犯罪処罰法ですけれども、テロということをですね、名目につくられるのだということが宣伝されていましたけど、それは全くの詭弁、うそ偽りであります。現行法においても十分ですね、先ほど言われていた国際条約に加盟することはできますし、テロ対策という中身とですね、内容が全くそぐわない。まさに、その共謀罪法の焼き直しであるということが言われているわけです。  で、数が六百幾つから277にですね、絞られたと言われていますけれども、これとてもですね、全く政府の言っている正当な理由にはなっていないというふうに思うわけであります。  そこでですね、私は、とりわけこの問題について、日弁連が会長声明を出していますので、それについて、ここで読ませていただきたいというふうに思います。  本日、いわゆる共謀罪の創設を含む組織的犯罪処罰法改正案(以下「本法案」という。)について、参議院本会議において、参議院法務委員会の中間報告がなされた上で、同委員会の採決が省略されるという異例な手続により、本会議の採決が行われ、成立した。  当連合会は、本法案が、市民の人権や自由を広く侵害するおそれが強いものとして、これまで本法案の制定には一貫して反対してきた。また、本法案に対しては、国連人権理事会特別報告者であるジョセフ・ケナタッチ氏が懸念を表明する書簡を発出するという経緯も存した。  本国会における政府の説明にもかかわらず、例えば、1)一般市民が捜査の対象になり得るのではないか、2)「組織的犯罪集団」に「一変」したといえる基準が不明確ではないか、3)計画段階の犯罪の成否を見極めるために、メールやLINE等を対象とする捜査が必要になり、通信傍受の拡大など監視社会を招来しかねないのではないか、などの様々な懸念は払拭されていないと言わざるを得ない。また、277にも上る対象犯罪の妥当性やさらなる見直しの要否についても、十分な審議が行われたとは言い難い。  本法案は、我が国の刑事法の体系や基本原則を根本的に変更するという重大な内容であり、また、報道機関の世論調査において、政府の説明が不十分であり、今国会での成立に反対であるとの意見が多数存していた。にもかかわらず、衆議院法務委員会において採決が強行され、また、参議院においては上記のとおり異例な手続を経て、成立に至ったことは極めて遺憾である。  当連合会は、本法律が恣意的に運用されることがないように注視し、全国の弁護士会及び弁護士会連合会とともに、今後、成立した法律の廃止に向けた取組を行う所存である。  こう述べています。  先ほど、梅田議員の発言の中にも、国民の理解が得られてないという発言があったんですが、なおのことですね、そうであるならば国会で何で採決してしまうんですか。まさに主権者を無視した行為と言わざるを得ないではありませんか。  同時に、加計学園疑惑問題、全く疑惑が解明されないままに、この問題について隠すために、この異例な手続を経て法案を成立に持っていったと言われている。これは、どこのマスコミも伝えていることであり、国民の批判がいかに高いかということは、本日の毎日新聞の世論調査、内閣支持率が大きく逆転したことにもあらわれているというふうに思います。  こうした意味からも、今回の市民の請願に対しては、その廃止を求める意義が、当然、法案の成立の前でしたので、意見書としては、この法案に反対ではありましたけども、廃止という意思を持っているというふうに理解してですね、内容を文面を変えて政府に対する意見書を提出することが必要ではないかということを申し添えて、賛成の意見といたします。 102 ◯議長(西野正人君)  奥野倫子議員。 103 ◯17番(奥野倫子君)  本請願の採択に賛成する立場で意見を申し述べます。  近代刑法においては、保護すべき人権やさまざまな利益に対する侵害行為、またはそのおそれのある行為について、どのような行為がそれに当たるのかを個別具体的に明らかにすることによって、すなわち各犯罪の構成要件を確定することによって、国家権力の刑罰権の発動の正当性を担保しています。  ところが、強行採決により成立した共謀罪法では、犯罪を実行する意思の合致による計画が構成要件となっており、この意思の合致、すなわち合意は、外部からはうかがい知ることが困難であることから、処罰の対象を無限定に広げてしまう欠陥を持っています。共謀罪は、歯どめなき国家権力の発動について正当化する装置となりかねず、近代憲法の原則を真っ向から踏みにじる悪法と言えます。  この法案の不備について政府は、組織的犯罪集団や準備行為を構成要件に加えることで、対象となる行為を限定できるかのように説明していますが、準備行為については、個々の場合に何が準備行為に当たるかを類型的に明示することがもともと困難であり、準備行為という文言を加えたからといって、処罰の対象となる行為が限定されることには全くなりません。また同じく組織的犯罪集団についてもその定義は曖昧であり、例えば反原発、反辺野古基地建設といったスローガンを掲げる市民団体や、憲法改正反対を掲げる労働組合にまで対象が広がる危険性を残しています。しっかりと運用すれば問題ない、運用次第だと言うのであれば、しっかりと運用するために縛りをかけない理由はないはずです。したがって、国家の名による無限定の捜査権及び刑罰権の乱用を防止する機能を持たないことをもって、共謀罪は憲法31条の適正手続の保障に明白に違反する法案であると言わざるを得ません。  そもそも国際組織犯罪防止条約とは、マネーロンダリングなどの金銭的な利益を目的とした国際犯罪が対象とされており、テロを対象としたものではないことは、国連が作成した国際組織犯罪防止条約に関する立法ガイドの執筆者であるニコス・パッサス氏が、そう断言していることからも明らかです。  パッサス氏は、テロを対象から除外した理由として、非民主的な国では、政府への抗議活動を犯罪と見なす傾向があるため、イデオロギーに由来する犯罪は全て除外したと述べた上で、さらに新たな法案の導入を正当化するために、この国際条約を利用してはならない。条約はプライバシーの侵害につながるような捜査手法の導入を求めてはいないと、日本政府に対して警鐘を鳴らしています。  政府が成立をたくらむこの法案の意図は、国際条約の趣旨を逸脱し、当局に過剰な権力を与え、プライバシー侵害につながる捜査を可能とすることに道を開くためのものであることは、国際条約の案文を作成したこのパッサス氏のこの言葉からしても、明かであると言わざるを得ません。  戦争を起こすことは簡単だ。国民の不安をあおればよいというナチス・ドイツの高官の言葉は有名ですが、今、まさしく安倍政権は国民の不安をあおることで、この法律に対する国民の理解を得ようとしていることは、ゆゆしき問題と考えます。  以上、共謀罪が憲法違反であり、かつ国際条約にもそぐわない内容であることを述べさせていただきました。よって、本請願は、その趣旨と合致する内容であり採択すべきものと判断し賛成の意見といたします。 104 ◯議長(西野正人君)  峯岸弘行議員。 105 ◯11番(峯岸弘行君)  公明党を代表して、請願第29-1号、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願について、反対の立場で意見を述べさせていただきます。  さきの国会採決において同法案は可決されていますが、以下三つの観点から意見を申し述べます。  1点目は、請願ではテロ等準備罪の必要性はないとの御指摘に対しては、テロ等の凶悪な組織犯罪、国際犯罪が各国で頻発している状況で、我が国においては、3年後に迫った東京オリンピックパラリンピックの安全な開催のためには、テロ等の組織犯罪を未然に防ぐための国際協力が不可欠であること。先進国のほとんどの国が国際組織犯罪防止条約に締結しており、日本が締結するためには、国内法の整備が不可欠である点です。  2点目は、テロ等準備罪について一般の人が対象とみなされる危険性があるとの御指摘については、犯罪主体をテロ集団、暴力団、麻薬密売、人身売買組織など、重大な犯罪の実行を目的とする組織的犯罪集団に限られており、いわゆる労働組合やNPOなど正当な活動をする団体が処罰されることはあり得ない点です。  そして3点目は、人命が失われてからテロ対策をしても遅いのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  以上の観点から、この請願第29-1号、組織犯罪処罰法改正案の廃案に関する請願について、不採択とさせていただきます。 106 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 108 ◯議長(西野正人君)  挙手少数であります。よって請願第29-1号の件は、不採択と決しました。  次に、請願第29-2号について御意見があれば承ります。 109 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 110 ◯1番(有賀精一君)  今、1本目が採決されたわけですけれども、テロを防止すると言うんですけれども、なぜヨーロッパでテロが起きているんでしょうか。あの国には、既に国際条約に加盟している国がほとんどではないでしょうか。テロを防げないんですね、そういう意味で。それ自身も非常に主張している中身が全く……(「防げないから何もしないというのはおかしいよ」「そんなことないよ」と呼ぶ者あり)合致しないということを表現しているんではないかと。ためにするもので……(「防ぐために努力するんだよ」と呼ぶ者あり)あるというふうに思うわけです。  で、私は何度も申したとおり、そんな今回のような法案をつくらなくても十分条約に加盟できる。それについてなぜしないのかということを、市民は請願でも言ってるわけです。それについて全く答えていないと言わざるを得ない。  さらに、私は一つ文学者の立場のことについても、ここの場で述べたいというふうに思います。  皆さんもご存じのとおり、今、日本ペンクラブの会長は日野市民であります浅田次郎氏であります。この間、日本ペンクラブ、さまざまな場で、この共謀罪法案に関して反対のことを述べてきました。  紹介をさせていただきますと、6月5日ですけれども、表現の自由を擁護する世界的組織「国際ペン」──これはこういう団体名ですけれども──ジェニファー・クレメント会長は、6月5日ですが、いわゆる「共謀罪法案」の立法に反対する議決をするよう国会に強く求める声明を発表した。異例の声明に、作家で日本ペンクラブの浅田次郎会長は同日の記者会見で「国家として恥ずかしい。必要のない法律であって、廃案にすべき」と強調した。浅田会長らの見解と声明全文。日本向けの声明は2013年に成立した「特定秘密保護法」に次いで戦後2例目という。  ということで、声明は、「日本政府の意図を厳しい目で注視している」と指摘。立法化されれば「日本の表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるだろう」「日本国民の基本的な自由を深く侵害することになる」と強い懸念を表明している。  国際ペンは5月31日から3日間の会期でノルウェーで開催した委員会で日本の共謀罪についても議論し、緊急的に「会長声明」として警鐘を鳴らすことを決めたという。  浅田会長は「こうした声明が緊急的に出されたことを心強く思うと同時に、本来は外国から指摘を受けるようなことがあってはならない、恥ずかしいことだ。ペンの精神の根幹に関わる問題でもあり、看過すれば言論が封殺されてしまう」と危機感をあらわにした。 「島崎藤村が日本ペンクラブの会長だった時代、つまり80年前にも同じ議論がなされていた。この法律は日本の歴史の退行だ」と廃案を求めた。 というふうに言っています。  そして、6月15日、日本ペンクラブは共謀罪強行採決に抗議する声明も出しています。  国内外の専門家、表現者、市民から、多くの意見が表明されるなか、国会において十分な審議が尽くされないばかりか、多くの疑問をのこしたまま、思想・表現の自由に重大な悪影響を及ぼすいわゆる「共謀罪」が強行的に採決されたことを深く憂えるとともに、強い怒りを禁じえない。  今回の衆参両院における法案審議と採決にいたる過程は、民主主義のルールを無視し国民を愚弄したものであり、将来に大きな禍根をのこす暴挙である。  われわれは法案審議のやり直しを強く求める。 2017年6月15日。日本ペンクラブ会長 浅田次郎  こう述べているわけですね。(「勉強会じゃない」と呼ぶ者あり)  先ほども世論調査の話をしましたけれども、(「憲法があるじゃないですか、憲法が」と呼ぶ者あり)全く国民的な理解は得られていません。先ほども国連特別報告者の問題について出ましたけれども、今、新聞紙上でよくこんなことが言われてるわけです。  日本が侵略戦争に突入していくときに、満州事変を起こしてですね、中国大陸侵略をしていったわけですが、そのときにリットン調査団というのが派遣をされて、これは何なのかということで調査をしてですね、これは日本の侵略行為だということを報告したわけです。これに対して松岡洋右氏が国際連盟の場で、(「議員としての意見、どこにあるんだよ」と呼ぶ者あり)まあこれを否定する発言をしたわけですが、今、日本政府が……(「憲法どこ行っちゃったんですか、憲法は」と呼ぶ者あり)特別報告官の意見に対して行っている反論が二重写しになるということが、言われているわけです。  先ほど奥野議員の発言にもあったとおり、何のためにこれをするのか。戦争国家づくりと直結しているのではないかというそういう批判が、多くの人々からも出されていることからも明らかであるというふうに思うわけです。ペンクラブの会長、浅田氏が、国民を愚弄したものであり、将来に大きな禍根を残す暴挙だと言ったことをですね、ぜひ皆さん考えていただきたいというふうに思うわけです。
     そうした意味からも、今回出されている市民の請願については、先ほども申し述べたとおり廃止を求める、そうした意見書に文案を変えて提出すべきものと考えます。  以上です。(「市民の声、どこ行ってんですか」と呼ぶ者あり) 111 ◯議長(西野正人君)  吉岡奈津恵議員。 112 ◯4番(吉岡奈津恵君)  請願第29-2号につきましては、先ほどの請願第29-1号と同様の意見をもって採択の意見とさせていただきます。 113 ◯議長(西野正人君)  梅田俊幸議員。 114 ◯19番(梅田俊幸君)  本請願第29-2号につきましても、先ほどの第29-1号と同意見として不採択の意見といたします。 115 ◯議長(西野正人君)  奥野倫子議員。 116 ◯17番(奥野倫子君)  本請願の採択に賛成する理由を申し述べます。  共謀罪法案が国会における十分な審議を経ずに強行採決により成立に至ったのは、非常に残念なことです。この法律は、何をしたら罪に問われるのかという犯罪の構成要件が余りにも不明確なため、捜査機関の一存で幾らでも拡大解釈することが可能となる上に、人の心の中にあって見えない内心を処罰の対象としています。国会で審議をすればするほど、国民の批判が広がっているのは、こうした憲法違反の内容を含む危険な治安立法であるからにほかなりません。  先ほど、公明党の発言の中で、一般人や労働組合は対象とはならないという根拠なき説明がありましたが、(「そのとおり」と呼ぶ者あり)政府は、この間、衆議院での審議では組織的犯罪集団を対象とするもので、一般人は対象にならないと答弁してきました。ところが、参議院では、環境保護団体や人権保護団体を隠れみのにした場合には、処罰されることはあり得ると言い出しました。あろうことか、さらには組織的犯罪者の構成員ではない、その周辺にいる者でも処罰されることはあり得ると、その本音を露骨に語っています。  何をしたら罪に問われるのかがわからない上に、組織的犯罪集団に所属していなくても、その周辺にいたというだけで逮捕、処罰されてしまいかねず、周辺者であるかどうかを判断する権限を託された捜査機関によって弾圧を目的とした冤罪が生み出されるおそれがあります。また、周辺者であるかどうかを見きわめるためには、一般市民を広く日常的に監視する必要があるため、限りなく監視社会が広がりかねません。  国連の人権問題の特別報告者のケナタッチ教授が、安倍首相に宛てた書簡で強く懸念したのも、まさしくこの点でした。テロ等準備罪という名前が本当であれば、何がテロの準備に当たるのかを明確にできたはずですし、それを明確にしたならばしたで、既にあるテロを取り締まる法律とどこが違うのかを、いや何も違いはないので、そもそもテロ等準備罪そのものは要らないということを、国民は知ることができたはずです。  組織的犯罪集団や計画、そして準備行為等の定義を曖昧にし、幾らでも解釈できる余地を残すことによって、逆にテロとは無縁の人々、要するに反原発や反戦争法といった反政府運動に携わる市民の内心をテロリストと決めつけて処罰し弾圧できる体制を、まさしくこの法律で整えたといっても過言ではありません。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)  そもそも罪を犯していない人間を、心の中ではそう思っているという理由で逮捕できるとするこの法律は、戦前につくられた治安維持法にうり二つで、(「全然違う」「同じ失敗繰り返さないんだよ」と呼ぶ者あり)市民のプライバシー権や表現の自由はずたずたに侵害される危険性が指摘されています。  治安維持法の構成要件は、国体の変革という曖昧な定義だったために、国が始めた戦争に反対する人間は、全て国体を変革する国賊とされ、その数、数万、数十万人とも言われる多くの国民が投獄されました。(「全く違う法律だよ」と呼ぶ者あり)その中には、創価学会の牧口常三郎氏や……(「そうだよ。だから違うんだよ、治安維持法とは」と呼ぶ者あり)哲学者の三木清のように、獄中死した方や作家、小林多喜二のように……(「そういうところに使うんじゃないよ」「利用するな」と呼ぶ者あり)拷問により虐殺された方も大勢含まれています。  ナチス政権下のドイツでも、侵略戦争を推し進めるために、政府に反対する人間のその思想そのものを処罰できる法律を国会で成立させ、国民は、その人間と口をきいただけで同じ思想を持つと断罪され、次々逮捕されていき、果ては市民がお互いを疑い合い、監視、密告する……(「治安維持法とは違う」と呼ぶ者あり)暗黒な社会が構築されていきました。  日本政府が侵略戦争を推し進めるために、そのナチス・ドイツにまねてつくった治安維持法について、金田法務大臣は、適法に制定され、適法に執行されたと平然と言い放つような安倍政権にその運用を任せるならば、恐ろしい弾圧社会が待ち受けているのは疑う余地もありません。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)治安維持法が国民を弾圧した歴史を……(「治安維持法とは違うというのに」と呼ぶ者あり)踏まえたならば、その焼き写しである共謀罪も数の力で成立こそすれ、すぐに廃止に追い込むことこそ重要です。  以上のことから、この請願第29-2号は直ちに採択すべきであり、よって本請願に賛成の意見とさせていただきます。(「意見になってない」と呼ぶ者あり) 117 ◯議長(西野正人君)  峯岸弘行議員。 118 ◯11番(峯岸弘行君)  ただいま共産党の意見の中で、このテロ等準備罪が戦前の治安維持法と全く同じであるという意見がありましたけども、(「全然違う」「全然違うよ」と呼ぶ者あり)公明党として一切そういうことは、それは間違いであるということをまず……(「そのとおり」「安倍政権、そう思ってないんだよ」と呼ぶ者あり)申し上げたいと思います。(「むちゃくちゃ言うなよ、むちゃくちゃ」と呼ぶ者あり)  テロ等準備罪については、対象となる団体が組織的犯罪集団に限られているんです。(「だから誰が決めるんだ」と呼ぶ者あり)犯罪を目的とする集団になっているかどうかで決まる……(「どう決めるんだ」と呼ぶ者あり)のであります。  以上の理由で、今回の請願第29-2号につきまして、反対の立場で意見を申し述べさせていただきました。  以上です。(「誰が決めるんだ、組織」と呼ぶ者あり) 119 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 121 ◯議長(西野正人君)  挙手少数であります。よって請願第29-2号の件は、不採択と決しました。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 122 ◯議長(西野正人君)  これより請願第29-3号、旭が丘南公園の階段に手すり設置を求める請願の件を議題といたします。  環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 123 ◯環境まちづくり委員長大塚智和君)  環境まちづくり委員会に付託をされました請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  請願第29-3号、旭が丘南公園の階段に手すり設置を求める請願につきまして、御報告申し上げます。  この請願は、西平山、東平山西側にお住まいの高齢者や障害をお持ちの方が、買い物などで旭が丘、多摩平方面へ歩いて行く際に、JR線の踏切を越えた先にある旭が丘南公園の46段の階段に手すりの設置を求めるものでございます。  質疑はなく、主な意見といたしましては、1、市内には多くの公園があり、この公園に限られた話ではなく、この請願を機に一度再調査をして予防活動に努めてほしい。採択。2、高齢者が家にこもらず少しでも外に出られるようにという政策を進める中、交通の便も悪い地域でもあり、転落防止等を予防するため手すり設置の要望をかなえてほしい。採択などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願いを申し上げます。 124 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。清水登志子議員。 126 ◯9番(清水登志子君)  請願第29-3号、旭が丘南公園の階段に手すり設置を求める請願について、日本共産党日野市議団を代表して採択の立場から意見を申し上げます。  旭が丘南公園は崖線を利用した公園で、階段の手すり設置は切実な要望であり早急な実現を求めるものです。また、この公園は3・4・24号線に接する公園で、JRをまたぐ陸橋と3・3・2号線につながる道路の工事が、今、進められようとしています。これが完了しますと、直近の物流センターの車両だけでなく、3・3・2号線への通過車両などが急増することが予測をされております。  手すりの設置とともに、この旭が丘南公園利用者への安全対策を講じていただくように強く求めまして、本請願の採択の意見といたします。 127 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって請願第29-3号の件は、委員長報告のとおり採択と決しました。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 130 ◯議長(西野正人君)  これより日程第14、企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  企画総務委員長より、企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 131 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 132 ◯議長(西野正人君)  これより日程第15、民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  民生文教委員長より、民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 134 ◯議長(西野正人君)  これより日程第16、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 136 ◯議長(西野正人君)  これより日程第17、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 138 ◯議長(西野正人君)  これより日程第18、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については、議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって本件については、議長一任と決しました。(「議事進行」と呼ぶ者あり)有賀精一議員。 140 ◯1番(有賀精一君)  今回の一般質問、私の一般質問について議事進行が出され、その内容について審査をするということになったと思うんですが。本会議の場でその結果について明らかにされないのでしょうか。 141 ◯議長(西野正人君)  本会議終了後、有賀議員のほうには報告させていただきたいと思います。議長はちゃんと精査しておりますので、報告をさせていただきたいと思います。  有賀精一議員。 142 ◯1番(有賀精一君)  本会議の場で議事進行が出され言われたことについて、なぜ本会議の場で明らかにされないのか理解に……(「精査するって言ってる」と呼ぶ者あり)苦しむのですが、いかがですか。 143 ◯議長(西野正人君)  議長をもって精査をさせていただいておりますので、(「議長判断だよ」と呼ぶ者あり)議長の整理権の中で判断をさせていただきます。よろしいでしょうか。  有賀精一議員。 144 ◯1番(有賀精一君)  堂々めぐりになるのでこれでやめますが、納得はしていません。 145 ◯議長(西野正人君)  よろしいですか。 ============================================= 146 ◯議長(西野正人君)  本日の日程は全て終わりました。  これをもって平成29年第2回日野市議会定例会を閉会いたします。                                     午後0時34分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...