日野市議会 2016-09-28
平成28年第3回定例会(第6日) 本文 開催日: 2016-09-28
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時16分 開議
◯議長(西野正人君) 本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員24名であります。
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2 ◯議長(西野正人君) 日程に入る前に、
議会運営委員長から報告があります。
〔
議会運営委員長 登壇〕
3
◯議会運営委員長(鈴木勝豊君) それでは御報告申し上げます。
8月26日に議長に提出された意見書案は4件でございます。
仮提出第4号、返済不要の
給付型奨学金の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書案は成案となりました。
仮提出第5号、
給付型奨学金制度の創設を求める意見書案につきましては、9月6日に撤回願いが提出されました。
仮提出第6号、
耐震改修促進事業に対する支援の抜本的な拡充を求める意見書案、及び仮提出第7号、子どもの医療費助成に係る
国民健康保険の
国庫負担減額調整処置の廃止を求める意見書案は成案となりませんでした。
以上、報告を終わります。
4 ◯議長(西野正人君) これをもって
議会運営委員長の報告を終わります。
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5 ◯議長(西野正人君) これより議案第64号、平成28年度日野市
一般会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
本件については、3
常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
6
◯企画総務委員長(谷 和彦君) 議案第64号、平成28年度日野市
一般会計補正予算(第3号)のうち、
企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、平成27年度一般会計の実質収支の黒字は幾らになったのか。2、生涯活躍の
まち基本計画策定支援業務委託の必要性、戦略として業務委託をするのに目標値のようなものは設定しているのか。3、
一般寄附金ふるさと納税の中身について、もう少し詳しく説明してほしい。などでございました。
主な意見といたしましては、1、多摩平A街区は
認知症総合支援事業の拠点となっている。医療連携など基盤づくりの体制を
基本計画策定に向けての視点として含めてほしい。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
7 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
8 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
次に、
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔
民生文教委員長 登壇〕
9
◯民生文教委員長(大高哲史君) 議案第64号、平成28年度日野市
一般会計補正予算(第3号)のうち、
民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、
障害者週間イベント実施業務委託料を当初予算ではなく補正予算で出した理由について問う。2、
介護ロボットとはどういうものなのか。3、
認知症高齢者支援の中で作成する靴やつえに貼るシールの経費が当初予算や6月議会の補正で計上できなかった理由及び対象人数や今後対象者に渡す手続、PR方法について問う。4、ことし開設した
吹上多摩平保育園と今後開設される同園神明分園で保育園の定員がどれくらいふえるのか。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。
10 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
11 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
次に、
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔
環境まちづくり委員長 登壇〕
12
◯環境まちづくり委員長(大塚智和君) 議案第64号、平成28年度日野市
一般会計補正予算(第3号)のうち、
環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、
百草谷戸公園整備事業経費の中でトイレ設置についての考え方を問う。2、
新選組グッズの開発と今後の事業展開について問う。3、
実践女子大学グラウンドの開放計画において、
野球グラウンドとして十分な整備ができているのか問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、歩きたくなる
まちづくりにはトイレは必要である。賛成。2、
市民グラウンドの整備に当たっては
スポーツ推進計画に合致するものにして欲しい。賛成。3、新たに公園をつくる際にはトイレを設置して欲しい。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
13 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
14 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
これをもって
環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
各
委員長報告について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する各
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
16 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第64号の件は、原案のとおり可決されました。
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17 ◯議長(西野正人君) これより議案第61号、日野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
18
◯企画総務委員長(谷 和彦君)
企画総務委員会に付託されました1議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
この議案は、特別職の職員で非常勤のものの報酬のうち
災害医療コーディネーターの報酬額の改定を行うものです。
なお、本条例は公布の日から施行するものです。
主な質疑といたしましては、1、報酬額を上げるに当たって、どのような議論があったのか。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
19 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
20 ◯議長(西野正人君) なければ質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
21 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第61号の件は、原案のとおり可決されました。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
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23 ◯議長(西野正人君) これより議案第52号、日野市
高齢者憲章の制定、議案第63号、日野市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第65号、平成28年度日野市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第67号、平成28年度日野市
介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第68号、平成28年度日野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第69号、平成28年度
日野市立病院事業会計補正予算(第1号)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
24 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め一括議題といたします。
民生文教委員長の審査報告を求めます。
〔
民生文教委員長 登壇〕
25
◯民生文教委員長(大高哲史君) それでは、
民生文教委員会に付託されました6議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
まず、議案第52号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、昭和57年1月1日に制定した日野市老人憲章の全部を改正し、全ての高齢者がいつまでも健康で明るく幸せに暮らしていけることを願う日野市
高齢者憲章を制定するものです。
なお、本憲章は平成29年1月1日に制定をするものです。
主な質疑といたしましては、1、この憲章は高齢者の生きがいや生存権の保障に関する行政の視点ということが少し弱くなった気がするが市の見解について問う。2、社会的な変化がある中で普遍性を重視した理由について問う。3、他市でのこのような憲章制定の有無について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、目指す社会と現状とを比較して、どこの部分がかけ離れているのか、行政は何をすべきか、自己点検を行って施策に生かして欲しい。賛成。2、憲章を制定する上で公的な支えを行政は行うという志を忘れないでほしい。賛成。などでございました。
審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第63号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、救急診療のための常勤医師及び専用病床の確保ができたため、救急科を診療科目として正式に規定するものです。あわせて医療法等の改正により循環器科を循環器内科に改めるものです。
なお、本条例は公布の日から施行するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第65号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、日野市
国民健康保険特別会計補正予算について、補正額を歳入歳出それぞれ758万8,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を203億5,807万円とするものです。
歳入につきましては、前年度繰越金を増額するものです。
歳出につきましては、退職被
保険者等療養給付費交付金の精算に伴う返還金を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第67号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、日野市
介護保険特別会計補正予算について、補正額を歳入歳出それぞれ3億8,096万2,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を120億6,923万9,000円とするものです。
歳入につきましては、国庫支出金、都支出金、繰入金などを増額するものです。
歳出につきましては、
保険給付費、
地域支援事業費、基金積立金、諸支出金を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第68号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、日野市
後期高齢者医療特別会計補正予算について、補正額を歳入歳出それぞれ3,104万4,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を37億8,613万9,000円とするものです。
歳入につきましては、
一般会計繰入金、雑入及び前年度繰越金を増額するものです。
歳出につきましては、
広域連合負担金及び一般会計への繰出金を増額するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第69号につきまして御報告申し上げます。
この議案は、
日野市立病院の総事業費について6,700万円増額し、101億6,466万4,000円とするものです。
資本的収入では、他
会計出資金に3,250万円、企業債に3,400万円を追加し、資本的支出では、医療機器の経年劣化に伴う緊急購入のための
有形固定資産購入費として建設改良費6,700万円を増額計上するものです。なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額50万円は
過年度分損益勘定留保資金にて補填するものです。
本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上6件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
26 ◯議長(西野正人君) これより議案第52号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
27 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第63号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第65号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第67号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
30 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第68号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第69号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。
議案第52号について御意見があれば承ります。
清水登志子議員。
33 ◯9番(清水登志子君) 議案第52号、日野市
高齢者憲章の制定について、
日本共産党市議団を代表して賛成の立場から意見を申し上げます。
高齢者憲章とは、日野市の高齢者に対する基本的な方針や施策などをうたった宣言書です。2015年に示された第一次案は、高齢者が自立した生活を営むこと。そして、家族や地域を支える存在となること。家族や地域、日野市は、高齢者の自立した生活を支援するという内容で、高齢者は行政に負担をかけないでほしいという、日野市の思惑がにじみ出た高齢者の心得と言うべきもので、憲章とは異質なものでした。今議会に提案された日野市
高齢者憲章は、老人福祉法の基本理念の普遍性を重視し、それを基本としてつくられた日野市老人憲章を継承して表現を整理したものとなりました。
老人福祉法の基本理念は、日本国憲法の
基本的人権の尊重の理念を踏まえたものであり、行革に協力する高齢者の心得から憲法の基本理念に立ち戻ったことは評価をするものです。
一方、今の日野市は高齢者の
基本的人権や尊厳が守られ、生きがいを持って、健康で安らかな生活をおくり、仕事や社会参加の機会が保障されるまちとなっているでしょうか。物価や消費税は引き上がっているのに年金は減らされています。生活費を切り詰めるために、日ごろのつき合いを減らし孤立していく高齢者が出ています。医療や介護の窓口負担や保険料は大きくなるのに受けられるサービスは縮小される一方です。地域の商店や医療施設がなくなり、買い物難民、医療難民も生まれています。こうした状況のもとで独自の
医療費無料化や
介護サービスの充実に踏み出す自治体も出ています。
高齢者憲章を制定するに当たって、日野市は
市内高齢者の実態を捉え直し、経済力に左右されることも、医療や介護の有無にかかわらず全ての高齢者が
基本的人権を保障され、生きがいを持って暮らせるような施策を積極的に推進していただくことを強く求めて、
日本共産党市議団の意見とさせていただきます。
34 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
35 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第52号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第63号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第63号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第65号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第65号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第67号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
41 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第67号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第68号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第68号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第69号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
45 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
46 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第69号の件は、原案のとおり可決されました。
これをもって
民生文教委員会関係の審査報告を終わります。
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47 ◯議長(西野正人君) これより議案第62号、日野市空き住宅等の適切な管理及び活用に関する条例の制定、議案第66号、平成28年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
48 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め一括議題といたします。
環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。
〔
環境まちづくり委員長 登壇〕
49
◯環境まちづくり委員長(大塚智和君)
環境まちづくり委員会に付託をされました2議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
議案第62号、日野市空き住宅等の適切な管理及び活用に関する条例の制定について、御報告申し上げます。
この議案は、空家等対策の推進に関する特別措置法の適切な運用を図り、空き住宅等の適切な管理及び流通の促進を行うため、条例を制定するものであります。
主な質疑といたしましては、1、緊急措置はどのように発揮されるのか問う。などでございました。
主な意見といたしまして、1、適切な住環境を維持するための見直しや検討も併せて必要だ。賛成。などでございました。
慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
続きまして、議案第66号、平成28年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、御報告申し上げます。
この議案は、下水道事業特別会計予算について、歳入歳出それぞれ4,079万8,000円を増額し、予算の総額をそれぞれ49億1,601万1,000円とするものであります。
主な質疑といたしましては、1、下水道の全体整備状況と、施設修繕料とのかかわり合いについて問う。などでございました。
慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上2件、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
50 ◯議長(西野正人君) これより議案第62号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
51 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第66号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。
議案第62号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
54 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第62号の件は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第66号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
55 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は原案可決であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
56 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第66号の件は、原案のとおり可決されました。
これをもって
環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。
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57 ◯議長(西野正人君) これより議案第54号、平成27年度日野市一般会計決算の認定の件を議題といたします。
一般会計決算特別委員長の審査報告を求めます。
〔一般会計決算特別委員長 登壇〕
58 ◯一般会計決算特別委員長(梅田俊幸君) それでは、平成27年度一般会計決算特別委員会の審査報告を申し上げます。
一般会計決算特別委員会の日程は、9月16日、20日、21日の3日間開催され、平成27年度決算に対し、延べ44名の委員から質疑や行政への提言、指摘が行われました。
議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、梅田俊幸、副委員長には中嶋良樹委員が当選いたしました。
決算の審査に当たり、委員の皆様には長時間にわたりお疲れさまでした。おかげさまをもって慎重審議ができましたことに対し敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って決算内容の説明に当たられた市長初め関係各位に対し、厚く御礼を申し上げる次第であります。
委員会の冒頭に、審査方法及び審査日程を協議し、審査に入りました。初めに、歳入の決算額641億2,265万4,940円の内容説明がございました。その後、4名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。
1、公共公益施設費の一般寄附金の基準、件数、目的について問う。2、個人市民税、法人市民税の実態について問う。また市民生活への影響をどのように捉えているのか。3、雑入の収入未済額について問う。4、ホームページのバナー広告に対しての取り組みについて問う。
以上が、歳人全般の決算の審査状況でございました。
次に、歳出の決算額612億2,927万2,970円の審査に入りました。
歳出のうち議会費、総務費の歳出の内容説明があり、その後、8名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。
1、コンビニ証明書交付サービスの利用状況について問う。2、期日前投票所の増設について、検討は行ったか。3、職員の新しい人事評価制度について問う。4、公契約条例についての市の見解を問う。5、生活保護事務の適正化に関する第三者検討委員会での、内容、議論、報告内容は市にどのように浸透しているのか。6、第5次基本構想・基本計画市民意識調査についての市の見解を問う。7、ホームページの強化について、具体的な状況を問う。8、滞納処分の執行停止と不納欠損の理由について問う。以上が、議会費、総務費の審査状況でございました。
次に、民生費の審査状況でございますが、民生費に対して、7名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。
1、避難行動要支援者対策事業の具体的な内容について問う。2、高齢者民間住宅家賃助成の現状について問う。3、貧困対策上での学習支援についての情報発信の仕方や職員の配置について問う。4、子ども家庭在宅サービスの一時保育事業について、どのような進め方をして、どのような利用者数になっているのか問う。5、障害者福祉サービスの充足率について、当初計画と後期計画の数字が異なっているが、その読み方を問う。6、子どもの貧困対策も踏まえ、保育料の自己負担の支援策について問う。7、そらに響け!ヒノソングのCD売上実績について問う。以上が、民生費の審査状況でございました。
次に、衛生費、労働費の審査状況でございますが、衛生費、労働費に対して4名の委員から質疑が行われました。主な質疑は次のとおりでございます。
1、北川原公園測量、実施設計業務委託の契約について問う。2、新生児訪問事業について詳細を問う。3、勤労青年会館の修繕内容について問う。4、健康サポートルームの27年度の実績を問う。以上が、衛生費、労働費の審査状況でございました。
次に、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございますが、農業費、商工費、土木費、消防費に対して8名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。
1、道路舗装補修計画の実施について市の見解を問う。2ミニバス、ワゴンタクシーの利用実績について問う。3、花の
まちづくり事業の位置づけについて問う。4、市民農園の使用料引き上げによる利用者の声はどのようなものがあったか。5、街路灯費の不用額について問う。6、遊具修繕計画について問う。7、橋梁長寿命化計画の概略について問う。8、公園遊具の27年度の修繕、新設、撤去の数について問う。以上が、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございました。
次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございますが、教育費、公債費、諸支出金、予備費に対して6名の委員から質疑が行われました。主な質疑は次のとおりでございます。
1、土曜日の教育支援体制等構築事業の詳細について問う。2、学童クラブ入所基準の改正について、影響を受けた児童数を問う。3、防犯カメラの設置場所について、どのような検討されているのか。4、学校給食民間委託の余剰財源を何に充てたか。5、1校に1人スクールソーシャルワーカーが必要と思うが、市の見解を問う。6、部活動活性化補助金のねらい、目的は何か。以上が、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございました。
次に、決算全体に及ぶ総括質疑が7名の委員から行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。
1、法令順守も含めて今後の自治体運営の決意を問う。2、子ども全般について国からの委託事業を問う。3、施設予約システム全ての施設で統一した対応が必要と考えるが是正すべき点はなかったのか。4、橋梁長寿命化事業の対策により耐震化でどのくらい地震に耐えられることができるのか。5、平和事業基金と新選組関連資料収集基金の成り立ちと現状について問う。6、市民農園の利用料アップに伴い利用者数について問う。7、27年度の各部署での東京オリンピック・パラリンピックへの取り組みはどのようなものがあったか。などでございました。
その後、決算に対する意見は、本会議において各会派代表等によって行うことに決定し、採決に入り、挙手多数で議案第54号、平成27年度日野市一般会計決算は認定すべきものと決しました。
以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
59 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。有賀精一議員。
60 ◯1番(有賀精一君) 衛生費の項目で、先ほども報告の中で少し出てまいりましたけれども、一般会計・特別会計決算書の253ページの新可燃ごみ処理施設環境整備経費、13委託料ということで、北川原公園測量・実施設計業務委託料というのがあります。北川原公園の予定地内にごみ処理収集車を通す搬入路を建設するという問題をめぐっては、住民からの、市民からの監査請求が出され、それに対する監査委員からの却下という形での扱いを実際はされました。それに対してですが、不服として行政訴訟を起こすということに、この問題は進んでいるというふうに伺っております。非常に私は行政にとっては不名誉で問題の多いことだというふうに認識しています。
私自身も、このごみ処理広域化の問題、この間、いろいろと発言はしてきたわけですけれども、今回のこの搬入路の問題というのは、決して広域化の問題というわけではないというふうに思うんです。本来、浅川ルート、これに対する地元住民の皆さんが何とかして欲しいという声に応えて、多摩川ルートということが以前から言われていたわけです。にもかかわらず、その事前の法的な整合性等々も含めた対応を市が怠ってきた。しかも、今回に関しては、法令順守どころか暫定30年というとんでもない論理。住民が要求しているからということだけで、この問題を正当化することは絶対にできないんではないかというふう思うわけです。こうした深刻な問題がある中で、今回の決算の委員会、この問題について、どのような中身の質疑、討論が行われたのか。もう少し詳しく状況を御説明いただきたいというふうに思います。私はこの問題については、何度も申しますとおり、反対の立場ですけれども、よろしくお願いいたします。
61 ◯議長(西野正人君) 一般会計決算特別委員長。
62 ◯一般会計決算特別委員長(梅田俊幸君) そのような質疑はございましたが、今の質問に対して、答弁の正確性を期するために、議長の御配慮により、理事者側から直接御答弁をいただければと思いますが、お願いいたします。
63 ◯議長(西野正人君) 答弁を求めます。環境共生部長。
64 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 北川原公園の詳細設計業務につきまして、御質問が委員会の中でございました。この北川原公園設計業務について、27年度に行った業務につきましては、北川原公園の詳細設計並びに多摩川搬入ルートとなるC2号線の詳細設計、また、北川原公園の上部利用となります第4系列の覆外部の詳細設計、それから根川の橋梁設計等が、この詳細設計の中には入っておりました。
これにつきましては、北川原公園の詳細設計部分につきましては、27年及び28年でございますけれども、27年につきましては10月、28年につきましては2月、地元説明会等々の意見を反映しまして、北川原公園の詳細設計部分については、27年度には行わず、契約を変更いたしました。ただし、北川原公園の設計の説明会資料の作成並びに地元説明会等でも御要望のございました、交通量についての調査等々がございましたので、こういったものを変更した契約とさせていただきました。28年度になりまして、北川原公園についての詳細設計を6月補正で承認いただきましたけども、それを実際、今現在行っているというような説明をさせていただいたところでございます。
以上でございます。
65 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
66 ◯1番(有賀精一君) 私は、行政のそういう予算の執行の具体的な中身というよりは、やはり先ほど私が申しましたように、いろいろ問題を含んでいる。そのことについてのやり取りというのは、具体的に審査の中で出てきたんでしょうか。
67 ◯議長(西野正人君) 環境共生部長。
68 ◯環境共生部長(小笠俊樹君) 私どもにつきまして、北川原公園の詳細設計部分につきましては、いずれにしましても、住民との、平成27年度であれば10月、それから28年の2月、それからことし、今年度に入りましてからも地元の自治会の方々とともにワークショップ形式での詳細的な詰めを行ってきた。またそして、今年度、この8月に入りまして、最後の3回目でございますけれども、この地域の方々に説明をしてきたということで、きちっとした住民とのやり取りをした中での設計に反映するような協議をしてきたということで説明をしてまいりました。
以上でございます。
69 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
70 ◯1番(有賀精一君) 私が質問していることに答えていただいてないなというのが私の実感で、先ほども申しましたように、行政訴訟を住民が起こすと、そういう段に至っているということで、この問題が大きな問題になっているということでの具体的なやり取りがどうだったのかということを、私は伺っているわけですけれど、それについてはほとんど答えず、事実、行政のしたことだけを説明するということで、非常に不納得な内容だったんで、まあ実際そういう内容が決算の中で行われたレベルだというふうに認識していいというふうに、私自身は今聞いていて思いましたので、質疑に関しては一応これで終わります。
71 ◯議長(西野正人君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥住匡人議員。
〔7番議員 登壇〕
73 ◯7番(奥住匡人君) 自民党新政会を代表して、議案第54号、平成27年度日野市一般会計決算に認定の立場から意見を申し上げます。
まず初めに歳入について申し上げます。
27年度決算の実質収支は27.7億円の黒字でありました。その主な理由は、効率的な予算執行による余剰金の確保、社会保障給付費等の変動に備えた予算措置によるものでございました。限られた財源の中で、緊縮財政に取り組んだたまものと評価をいたします。実質的な収支状況を見ますと、26年度からの余剰金や財政調整基金取り崩し、積み立てなどが含まれており、1.7億円の黒字のみとなっています。
一方、基金、市債残高に目を向けますと、基金残高155.8億円に対する市債残高は735.8億円となっており、将来世代の負担となる市債へ過度に頼らない財政運営を行う必要があるものと認識をしております。さらに経常収支比率は91.8%であり、市の投資的経費、いわゆる市政を動かす予算が20億から30億円と大変限られた状況でございます。諸力融合をスローガンとする市政運営にとって、新たな発想と市民の力を借りるに当たり、いかに市民と本気で向き合うのか、市職員の姿勢が問われていると認識しております。気概と粘り強さを持って取り組んでいただきたいと思うところでございます。
次に歳出について各項目ごとに意見を申し上げます。
総務費、社会保障・税番号制度事業経費、いわゆるマイナンバー制度管理費について申し上げます。
申請件数においては、平成28年度現在までに2万3,116件の申請があり、人口規模で比べると26市中1位と、制度の周知が行われたことを高く評価をいたしたいと思います。マイナンバー制度の活用として示される1つの指標、証明書発行サービスについては、27年1月から市内48カ所のコンビニでサービスが開始をされました。前年度までの郵便局での利用、年間2,938件、月平均245件にはいまだ追いついていない状況にありますけれど、29年8月まで本庁舎1階にて交付場所が設けられる予定でございます。引き続き利便性向上を市民に周知徹底していただきたいと思うところでございます。
次に、選挙管理について申し上げます。
平成27年度は新たな選挙制度導入に対する準備期間となりました。平成28年度7月施行の参議院選挙を前に、18歳からの投票、そして新たな投票所の開設への準備が行われました。新たな投票所となった上田地区センターには59%を超える有権者が足を運び、投票環境の向上が図られました。一方、丘陵地での高齢者対策や通勤・通学者への対策など、今後への課題がございます。本年4月に改正された公職法によって、各自治体での裁量により共通投票所の設置が可能となり、投票所間のネットワーク、二重投票の防止、セキュリティの強化と大きな課題があり、本市での取り組みは行われませんでした。安全なネットワークの構築には、推定5,000万円の追加費用がかかるとのことでした。日進月歩で技術革新も行われ、価格も低くなってきている状況がございます。投票率が低くなっているこの状況の中で、我が市においても、投票しやすい環境へ抜本的な整備を実施していただきたいと思うところでございます。
次に民生費、保育行政について申し上げます。
待機児解消へ市は重要課題として取り組み、小規模保育園2園、認証保育園1園を開設し、さらに認可保育園での定員増を設け、合計100名の解消を図ったところでございます。一方、在宅で子育てをされている市内1,362人の乳幼児、そして、子育て世代に対する支援策として、一時保育の充実は不可欠でございます。現在市内7園で実施されている一時保育事業に、民間保育事業者などの協力も得て、利用者の利便性をさらに向上させた支援へ総合的な見直しが必要であろうと思います。待機児解消と同時に、一時保育の見直しが開始されます。都政の動きを敏感にキャッチしていただきたいと思うところでございます。今後の展開に注視をしてまいります。
次に土木費、橋梁長寿命化について申し上げます。
平成27年度、市内11の橋梁補修設計が実施され、来年度に改修工事が予定をされています。これまでの対処予防型から予防保全型へ大きなかじを切ったところでございます。市内主要9つの橋へ長寿命化プラス震度7クラスの地震にも耐えられるよう今後10年以内に耐震工事が実施をされる予定でございます。道路や公園遊具の補修も含めた、市民の安全安心が守られるよう、長期計画の着実な履行を進めるよう努力をお願いいたします。
次に教育費、学校給食運営費について申し上げます。
現在、週3回以上のお米の使用が実施されている中、日野産米の使用率を見ると、年間2,160キログラム、総使用量の1.8%のみに使用がとどまっております。各小・中学校ごとの使用率にも大変大きなばらつきが見られる状況でございます。日野の地域性を生かした食育推進を進める中で、現在、地元野菜の20%以上の活用が行われてきておりますが、今後、コーディネーター制度を積極的に活用し、日野産米を初め地場野菜や果物の給食活用に大いに利用していただきたいと思うところでございます。
以上の理由から27年度一般会計決算に賛成の意見といたします。
74 ◯議長(西野正人君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
75 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午前11時09分 休憩
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午前11時35分 再開
76 ◯議長(西野正人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中野昭人議員。
〔16番議員 登壇〕
77 ◯16番(中野昭人君)
日本共産党市議団を代表して、2015年度決算不認定の立場から意見を申し上げます。
まず、今決算にあらわれている市政運営に関する問題点、決算不認定の理由について2点にわたり申し上げます。
第1の理由は予算反対の最大の理由とした、ごみ広域化をめぐる強行が1年を通じて是正されるどころか、ごみ収集車の搬入路計画の強行など、一層その暴走ぶりが加速していることであります。今日、このごみ広域化と平成31年度新焼却炉の稼働ありきの市の強引な態度は、住民参加によるごみ行政や公園づくりを困難にし、次々と法令違反を問われる事態に直面し、その結果として、計画の実施設計などをやり直さざるを得ず、必要のない税金支出を余儀なくされるという深刻な実態をつくり出しています。特に、27年3月、26年度末に東京都から法令上、無理があると指摘された都市公園法に基づく兼用工作物としてのごみ搬入路の整備方針を、27年度にも引きずり、27年5月には2,480万円の契約で、そのまま実施設計を進め、同年10月の市民説明会にまで持ち込んだことは大変重大であります。法的に無理があるとされた計画をとめる、見直すことなく、なぜそのまま設計に関する予算化までしたのか。なぜそのまま住民説明会まで突入したのか。住民説明会をうまく切り抜けて、そのまま押し通そうとでも考えたのでしょうか。市の一連の対応には、法令順守や情報公開、市民参加を進めようとする姿勢はいささかも感じられません。期限と結論先にありきの強引な行政手法は、法令順守、コンプライアンス、情報公開、住民合意という行政が守るべき規範をみずから壊し、ひいては行政と住民との信頼関係の土台、ガバナンスをも崩壊させてしまうものです。そのことは今日、東京都の豊洲新市場をめぐる問題にも示されているところです。根本的な反省と是正を求めるものです。
第2の理由は、過去最高となった普通会計決算実質収支黒字額、決算剰余金29億円にあらわれている市政運営のあり方についてであります。決算剰余金とは、文字どおり決算において余ったお金であり、この剰余金は、この9月議会の補正予算に当初予算計上額3億円を除く24億7,000万円が歳入として計上されているものであります。なぜこれほどの、かつてない決算剰余が出る結果となったのか。住民福祉の増進を図るという地方自治の根本的な使命を十分果たした上での結果と言えるものなのか。決してそうではないと考えます。保育園待機児が深刻化する中、党市議団としても年度途中の補正予算を組んで保育園の増設へ手だてを取るべきだと繰り返し求めてきました。また、今決算委員会などで問われた公共施設をめぐって早急に修繕や備品取りかえが求められるような問題は、昨年も同様に問われていたはずであります。そうした市民の切実な要望に応えられる条件、財源はあったにもかかわらず、なぜ応えようとしなかったのか。決算剰余金だけではありません。昨年9月補正では、前々年度、26年度の決算剰余金21億円余りの内、16億円余りを貯金として積み立てております。緊急切実な市民要望に応える条件、財源があったことは明瞭であります。
地方自治体というのは銀行ではありません。物をつくって売ったり、サービスを提供して利益を上げる企業や会社でもありません。地方自治体が仕事を進める上での原資は、言うまでもなく市民が納めた税金であり、その最大の仕事は住民福祉の増進にあるわけであります。16億円もの貯金を行い、その上29億円もの決算剰余金を出す行政運営というのは、地方自治体のそもそも論、その役割についての自覚があるのか、本分が問われる事態だと考えます。
以上2点が今決算及び29年度の行政運営に反対する主な理由であります。
次に、決算審議の中でただしてきた問題点を中心に、7点にわたり改善や改革提案をさせていただきます。
第1に、障害者施策をめぐる課題についてであります。
決算審議等において、知的障害者、視覚障害者、聴覚障害者などが利用する移動支援、同行支援、同行援護、コミュニケーション支援に関する利用上限の実態をただし、制度上の社会的障壁の除去を求める差別解消法の精神に基づき、その撤廃を求めたのに対し、市も、改善していく方向との立場を示しました。この4月施行された障害者差別解消法は、その第一条で、「全ての障害者が、障害者でない者と等しく、
基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する」とし、その実現のために、事物、制度、慣行、観念など社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮を求めるとしています。市として、法の趣旨、精神に立ち切って、障害者に関する施策の現状を総点検し、改善を図っていくことを強く求めるものであります。
第2に、深刻化する保育園待機児、学童クラブ大規模化の問題についてであります。
27年4月時点で認可保育園に希望しても入れない待機児は316名、28年4月時点においてはさらに56名ふえて372名に及んでおります。認可保育園の待機児となった保護者は、保育料負担の重い認証保育所等へ預けたり、それもかなわない方はやむを得ず育児休暇を延長せざるを得ない。それもかなわない方は仕事自体を辞めざるを得ない。本当に深刻な事態が広がっています。認可保育所の抜本増設こそ緊急に求められている政策です。同時に、認証保育所へ預けている保護者の方々に対する保育料負担補助の拡充を強く求めます。
学童クラブにおいては、入所児童の増加による大規模学童への対応が求められる事態です。国基準であり日野市の基準である、おおむね40人以下とする集団の規模を超える学童クラブが16学童も生まれ、71人以上の学童クラブは4学童にも及んでいます。生活の場にふさわしい育成環境を実現すべく改善されてきた学童クラブをめぐる施策や子ども子育て支援法の趣旨を正面から受けとめ、大規模学童の解消へ必要な増設を図るよう重ねて求めるものであります。
第3に、住宅問題についてです。
今日、住宅問題は、若者をめぐる貧困問題、障害者差別を解消するという問題、無年金、低年金高齢者の急増に伴い、深刻化している高齢者の住まいをめぐる問題などを解決していく上で、大変切実、重要な課題となっています。また、民間大手企業などが社宅などの住宅施策、福利厚生から撤退する動きが強まる中で、低賃金の非正規、格差と貧困が広がり、住宅難民、ハウジングプアと言われる人々が、年齢、階層を超えて広がってきているのが現状です。そうした現実、実態を踏まえ、党市議団は圧倒的に不足している公営住宅、借上げ方式も含めて公営住宅の拡充を求めるとともに、準公営住宅として空き家の積極的な活用を求め、また、公的家賃補助制度の本格的創設を強く求めたいと思います。
第4に、税金滞納者への市の基本姿勢と取り組みについてであります。
市はこの間、「滞納者が生活困窮者かもしれないから差し押さえは行わないというものではなく、税の公平性という観点からも、差し押さえは行わなければならないもの」との方針、見解を繰り返し表明し、その見解を証明するかのように膨大な差し押さえ処分が行われてきました。結果、明らかな生活困窮者にまで、決して行ってはならない差し押さえが行われるという事態が起こってきました。生活困窮者、貧困に陥っている方まで差し押さえが行われ、さらに追い詰め、追い込むという状況もつくられてきたわけであります。私たち党市議団は、そうしたやり方は決してやってはならないし、許されない手法だと考えます。そして、是正、改善を求め次の2点にわたり提案を行うものです。
第1に、税金滞納問題の背景には貧困問題が横たわっているという基本的視点を持つこと。滞納は生活をめぐる困難のシグナル、SOSと受けとめる観点を持つこと。第2に、滞納を生活支援のきっかけとし、借金がある、税金が払えない、働きたいが仕事が見つからない、家庭の中に深刻な困難を抱えているなど困っている事態、課題の解決へ支援を行うことであります。そして、そのために必要な条例や体制の確立を求めたいと思います。
第5に、市の公共工事発注をめぐる総合評価制度の現状と公契約条例制定問題についてであります。
市は、現行の総合評価制度によって公契約条例の概念は確保されているとしてきました。しかし、26年度、27年度の総合評価制度の運用実績によれば、いわゆる設計労務単価の8割を約束した落札は全体36件中15件と、半分にも満たない実態が明らかになりました。総合評価制度の限界は明らかであります。この制度をどんなに駆使しても、労働者の賃金そのものを規定することはもちろん、実績が示すとおり賃金の確保を条件とすることは制度上できません。公契約条例で最も重要な要件であり、効果が発揮できるのは賃金の下限設定ができるということであります。公共工事のみならず委託事業も対象とし、官製ワーキングプアの根絶とともに、公務、公共サービスの質を確保する公契約条例の早期の制定を求めるものであります。
第6に、道路舗装補修計画及び公園遊具修繕計画についてであります。
いずれの計画も、その改修期間40年と設定されております。計画をつくり優先順位を定めて改修をするという姿勢は理解するところですが、その計画期間が40年というのは、市民の利用実態やニーズに照らして大きな乖離があると言わざるを得ません。高齢化の中で求められるバリアフリーの
まちづくり、障害者差別解消法に基づく社会的障壁の除去、あるいは少子化対策として子育て環境の整備などの政策が求められている情勢です。道路舗装補修計画期間は10年へ、公園遊具修繕計画期間は5年へと抜本的に短縮することを求めます。今ある道路や施設などの改修を優先する、その姿勢を確立すべきであります。
第7に、学校図書館への司書配置についてであります。
この間、文部科学省において学校司書の資格、養成に関する作業部会が行われ、司書の職務は専門性を必要とするため、大学や短大で養成する方向が打ち出されてきております。しかし、多摩地域の多くの自治体で資格要件を定めている中、日野市においては資格要件を不問として今日に至っています。国の動向、他市の状況も踏まえて、日野市の学校図書館司書に関する政策は、改善、発展が求められております。専門性と、それにふさわしい処遇を保障した学校司書の配置へ足を踏み出すことを心から求めるものです。
最後に、今後市政に求められる、また求めたい基本的立場、政策について2点に絞って提起をしたいと思います。
第1に、憲法及び地方自治法に基づく行政を根本原則とする市政の確立を求めたいと思います。この1年間、日野市公用封筒の憲法スローガン墨塗り問題、生活保護行政をめぐる不適切支給の問題、ごみ広域化の設計委託業務手続をめぐる問題など、日野市の法令順守、コンプライアンスが問われる事態が繰り返されました。その背景には、憲法原理、憲法及び地方自治法に定められた地方自治の原則というものに対する軽視。つまり、国民主権や住民自治という原則に対する軽視。いろいろあっても行政が動かし決めていくものだという考えや体質が広がってきているのではないかと言わざるを得ません。地方自治体というのは、住民の意思と責任によって運営されるという住民自治の原則が確立されなければなりません。2元代表制の一翼を担う議会の権能とともに、住民自身のさまざまな参加や意思表示の場を持って実現されていくものであります。この間の法令違反が問われる事態と住民参加や合意を軽んじて、上から進めようとする行政手法は表裏一体であり、その根底には憲法原理や地方自治の原則への軽視があると考えます。重ねて憲法、地方自治法に基づく行政という自治体の基本、土台の再構築を求めたいと思います。
第2に提案したいのは、子どもの貧困対策をめぐる基本的視点と政策についてであります。
市では、この間、子どもの貧困対策に関するさまざまな調査や検討を進め、さらに協議会を設置して本格的な対策、施策づくりが進められているところだと思います。そうした状況も踏まえ、党市議団として、子どもの貧困対策の基本的視点と政策について提案するものであります。
基本的視点について、第1は、どんな経済的あるいは家庭的事情があろうとも、子どもにその影響を不利を与えてはならないという観点から施策考えること。
第2に、貧困対策の基本は、全ての子どもを対象にしたユニバーサルな施策とすること。このことによって、貧困の予防にもなる、貧困の子ども選別型では避けられない漏れを防ぐことができる、差別や偏見で子どもを追い詰めるようなスティグマを防ぐことができる。中間的階層などとの対立や分断をなくすことはできるなど、幾重にも積極的な効果を生む施策だと考えます。
第3に、その上でどうしても個別具体的な子どもへのアプローチが必要な場合、選別において漏れがないように、あるいはスティグマを生まないような十分な配慮とアウトリーチによる丁寧な支援を心がける姿勢が大切だと考えるものであります。
以上の基本的な観点に基づいて、日野市政の今後をめぐる現実や取り組みの到達点を踏まえ、具体的に3点提案したいと思います。
1つは、現在行われている子どもの学習支援について、その対象となる子ども及び保護者に全て情報を伝え、漏れのないような改善策を講じることであります。
2点目と3点目は、子ども全てを対象に進める政策の提案です。夏休み、冬休み、春休み、子どもたちの昼食問題は大変切実かつ緊急な課題だと考えます。学童クラブへお弁当持参が困難だったり、そのために休むことになったり、学童クラブ以外の子どもたちの昼食も懸念、心配されるところです。全ての子どもたちに夏休み、冬休み、春休み、給食を提供しようではありませんか。日野市には、手づくりにこだわり地元産野菜にこだわった、全国に誇る学校給食の取り組みがあります。この取り組み、資源を生かして、夏休み等の給食提供を開始することを重ねて求めたいと思います。
3点目には、学校給食そのものの無償化への提案です。保護者は年間約6万円の給食費負担を行っています。この負担が軽減されることは、子どもの貧困対策、また少子化対策、子育て世代への支援という点においても、積極的な効果を持つ政策です。4年間かけて総額7億円の財政措置を取り、段階的に無償化を進めることを思い切って提案をさせていただきたいと思います。
最後に、兵庫県明石市長の発言を紹介して終わりたいと思います。
今、大切なのは所得制限をかけないユニバーサル施策。子どもの貧困対策では申請漏れや連絡がつかないなど、さまざまな事情で必要な子どもに届かないケースが必ず出てくる。それよりは全ての子どもたちの育ちを保障する中で、結果的に貧困の子どもに支援が届くようにしたい。行政に求められるのはそんな仕事ではないか。
今、こうした視点に立った子ども施策、貧困問題へのアプローチが求められているものと考えています。以上、決算不認定と来年度に向けた政策提言の意見といたします。
78 ◯議長(西野正人君) 大塚智和議員。
〔5番議員 登壇〕
79 ◯5番(大塚智和君) 公明党を代表し、平成27年度日野市一般会計決算に対し、認定する立場で意見を申し述べます。
まず平成27年度、国の情勢はどうであったか。中国を初めとするアジア新興国等の経済の減速などの影響を受け、不安感があったものの前半はマイナス成長でありました。中盤から後半はプラス成長となり、景気はおおむね緩やかな回復基調となりました。有効求人倍率は9月から10月にかけ1.24倍と23年ぶりの高水準となり、労働需給が引き締まりつつある状態でありました。これは、転職時に非正規から正規雇用に転換する者がふえ、賃金上昇の動きもみられ、企業は人手不足感が高まる中、人材の確保、定着を図るため正社員への雇用シフトも進めており、こうした動きも賃金改善の要因になったものと思われております。
平成27年度予算は、大坪市長が初めて編成をした26年度の予算基本姿勢を礎とし、産官学それぞれのネットワークをさらに強化し、諸力融合の推進をより鮮明に打ち出し、中長期的展望に資する日野市人口ビジョン、日野市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定、公共施設等総合管理計画策定に向けた準備、第5次日野市基本構想・基本計画2020プラン後期計画の策定、第3次男女平等行動計画の策定、市有財産活用推進事業、保育園の待機児解消のため定員拡大と認証保育所開設、新可燃ごみ処理施設の建設準備及び周辺環境整備、障害者生活・就労支援センターにこわーく、さらに多摩平の森産業連携センターPlanTの開設、TOYODA BEER復刻プロジェクトの実施など、国の総合戦略に連動し取り組んでいただきました。
それでは、平成27年度日野市一般会計歳入歳出決算について述べます。
歳入決算額641億2,265万円、対前年度比約7%の増、歳出決算額612億2,927万円、対前年度比約6%の増、歳出歳入ともに増加をいたしました。28年度へ繰り越す事業の財源1億2,000万円を引いた実質収支では27億7,000万円の黒字となったわけであります。さらに27年度1年間の実質的な収支状況を見ると、26年度から黒字が1億7,000万円増加したのみで、この1年で過度な黒字が生じたものではありません。また、財政の健全性には、単年度の収支均衡の保持にとどまらず、長期を通じて起こる財政需要に耐えうる弾力性が求められているわけであります。これには当該年度の収入だけではなく、基金と市債のバランスのとれた活用が必要であります。土地開発公社を含む市全体では、基金残高155億8,000万円に対し、市債残高は735億8,000万円となり、基金残高の4.5倍を上回る市債残高が存在していることを絶対に忘れてはなりません。このため、27年度決算の余剰金を基金に積み立て、将来の世代の負担となる市債に過度に頼らない財政運営を行う必要があることを確認しておきたいと思います。
このようなことを念頭に置きながら、歳出につきまして、項目別に順次述べていきたいと思います。
まず、総務費について。総務費総額82億1,700万円、対前年度比7億5,100万円の減、比率で8.37%の減となっております。政府が成長戦略の柱として掲げる女性の活躍推進に連動し、女性職員管理職の登用に職場環境の整備を実施していただきました。27年度の同取り組みが今後実績として伴うよう、必ず結果を出していただくようお願いをいたします。
次に、街灯防犯カメラ設置事業について。市民の安全安心と犯罪
防止、抑止力向上に資する対策として、27年度より3カ年計画で15カ所に防犯カメラ設置をしていただく予定になっております。初年度となる27年度は、日野駅1台、豊田駅北口、南口に各1台、高幡不動駅北口、南口に各1台、合計5台のカメラを設置していただきましたことを評価いたします。今後も地域の方々の声を聞いていただきながら計画に基づき設置を要望しておきます。
次に、マイナンバー制度を用いたコンビニ証明書交付サービス事業について。早い時期にこの事業を立ち上げられたことには評価をいたしますが、市内にはまだ近隣に公共の施設やコンビニがない地域があります。特にコンビニは民間企業でもあり、誘致の難しさはあると理解をいたしますが、特に高齢者や障害を持たれている方々等への利便性向上に資する
まちづくりとして環境整備に努めていただくよう要望いたします。
続いて、民生費について。民生費総額278億4,100万円、対前年度比11億1,500万円、4.2%の増であります。生活困窮者自立支援事業として始まった学習等支援事業、ほっともについて、まずは1カ所での取り組みでございましたが、大きな結果を出していることを評価いたします。今後は、対象者や開催場所などを拡充し、子どもたちの貧困対策を強化していただくようを要望いたします。
次に、コミュニティ活動活性化事業。新しいく誕生した東宮下地区センターでは、自治会活動に加え、NPOや大学、地域が連携し子育ての孤立化を予防する取り組みがなされ、高齢者にとっても子育て世代にとっても、孤立化を予防する有効な取り組みと考え、大変に期待をしております。今後、世代を超えた交流が各地域で身近な施設で盛んになることを大いに期待をいたします。
次に、
認知症高齢者支援事業として、発見、相談、受診、治療の仕組みづくりと、地域包括支援センターとの連携で、認知症地域支援推進員の配置、所管部署である高齢福祉課に認知症支援コーディネーターの配置、さらに専門医療機関との協定など、認知症患者やその家族に対する支援体制が図られました。地域にあっては、社会福祉法人を運営主体とする常設型認知症カフェを市内で初めて新設をしていただきました。認知症に対する取り組みとして、行政と医療が、そして関係団体が、また地域が、それぞれが一体となって支援する方向性と道筋を開かれたことに対し大いに評価をいたします。こうした支援体制を市内地域ごとに発展していただくよう誘導と環境整備を要望いたします。
次に、子育て情報サイト、ぽけっとなびを開始していただきました。携帯電話やスマートフォンなどで気軽に子育て情報を得ることができる。アクセス数も月2万件以上。予防接種スケジュールにあっては2,500名以上の方が登録をしていただきました。利用者の目線にあった取り組みを立ち上げていただき評価をいたします。今後、ひとり親支援の情報など、市民のニーズをキャッチしていただき、内容の充実を図っていただくようを要望いたします。
続いて、衛生費について。衛生費総額53億6,600万円、対前年度比2億9,700万円、5.9%の増。東京都の直近のデータとして、日野市の健康寿命は平成26年度、女性85.57歳、男性83.07歳となっており、男女ともに東京都の平均を上回っております。市長が掲げるヘルスケア・ウェルネス戦略の効果として、一つの結果が数字としてあらわれていると考えます。さらに健康寿命の延伸に向けた取り組みを充実していくことが肝要と考えます。
例えば、健康マイレージひのくるポイントをさらに拡充し、健診や運動に参加する人をふやす工夫。そして、がん予防の強化として、胃がん予防ではリスク検診対象者の拡大と胃がん検診に内視鏡検査を導入するなど。そして、さらに市民への検診率向上に資する周知として、検診しやすい工夫を考える上で、出前検診や休日検診の拡充、若い世代の検診率向上に向けアプリやSNSを活用した情報発信等、まずは検診率向上に資する実行力を要望いたします。
次に、産前産後ケアとして、生後28日以内の新生児訪問を実施し、育児不安や虐待予防に力を入れた取り組み強化に評価をいたします。また、家事育児支援ヘルパーを必要に応じて派遣できるように拡充されたことも加えて評価をいたします。今後とも、さらに産前産後ケア事業を拡充し、母と子の愛着形成ができるよう支援を強化していただくことを要望いたします。
次に、歯周疾患検診事業経費について。歯周疾患検診の年齢基準を10歳刻みから5歳刻みに変更していただき、受診率が前年度の9.37%から12.1%へと向上されました。本事業については、将来的に健康寿命の延伸に資する取り組みとして評価をいたします。口腔ケアの重要性をさらに丁寧に周知していただき、受診率アップに御努力をお願いいたします。
続いて、商工費について。商工費総額5億7,200万円、対前年度比1億7,400万円、43.9%の増。国の緊急経済対策に連動し、地域活性化・地域住民生活等緊急支援事業経費として、プレミアム付きお買い物の事業を展開していただきました。25%の超過額は全国的に見ても高水準であり、期間中の消費喚起効果が図られた事業として評価をいたします。また、ひの新選組ポイントについても、ポイントの付加倍率を上げ、ポイントの普及、利用促進を図りました。地域の商店街活性化のため、今後とも従来に増して商工会等との連携をお願いをいたします。
続いて、土木費について。土木費総額56億1,100万円、対前年度比5億9,000万円、11.8%の増。
まちづくりの計画経費においては、日野市に住み続けたいまちとして、将来像に大きく寄与する事業であります。豊田駅周辺再開発、また自然豊かなまち日野にあって、健康寿命促進に歩きたくなる
まちづくり、市内全体の利便性や防災、減災の側面などを有する、
まちづくりマスタープランの改訂、南平駅整備検討調査など、それぞれの計画については、その地域において、住み続けたい、定住政策に資する内容であると考えます。今後の進展に大いに期待をさせていただきたいと思います。
次に、空き家等対策経費について。全国で社会問題となっている空き家問題、日野市においても条例制定に向け準備をしていただきました。空き家発生防止、適正管理の意識啓蒙、空き家の利活用等に資する運用に期待をするとともに評価をいたします。
次に、市営住宅整備経費並びに橋梁長寿命化事業経費について。公営住宅や橋梁の耐震化、長寿命化修繕は喫緊の課題であります。27年度も計画に基づき対策工事や設計業務を進展していただきましたことを評価いたします。また、道路舗装補修計画においては、計画どおりの予算を投入していただき、着実に実行をしていただきたいことを要望いたします。路面性状調査も10年を待たずに前倒しでの実施も要望しておきたいと思います。
次に、持続的な駐輪空間確保に向けた多角的自転車対策の推進について。放置自転車対策で有料化に伴い、26年度の決算では自転車1台当たり総コストとして1万4,000円程度かかったいたものが、27年度決算では8,600円でありました。さらに放置自転車の数量も減っている。コスト削減に資する事業として成果を評価いたします。今後はさらに利便性の高い駐輪場として、一時預かりのエリア拡充と料金設定など、利用者の声を聞いていただき対応を要望いたします。
続いて、消防費について。消防費総額25億4,600万円、対前年度比9,800万円、4%の増。日野市は計画的に災害時備蓄計画推進事業として、食料、飲料水など公的備蓄を実施していただいております。また、防災、減災のかなめとして、日野市消防団への運営経費、活性化経費についても、消防団装備品の拡充、団員確保や女性団員のスキルアップの取り組みなどの実施を評価いたします。近年地球規模で気象現象の激変と言っても過言ではない状態が続いており、公助の役割が大変に厳しい目で問われております。また同時に自助と共助の防災意識向上についても、公助がどうかかわっていくのか、さらに具体的に明確化が求められております。今後とも全職員が一体となって、災害に負けない日野市をさらに強固なものへと構築していただくことを要望いたします。
以上述べてまいりましたが、総論として、社会保障関連費は今後もますます右肩上がりで増加をしていく。こうしたことを考えると、ぜひ大坪市長を先頭に、なお一層、より一層、全職員の英知を結集し、市民の期待に応えるため全力を尽くしていただくことを要望し……。
80 ◯議長(西野正人君) お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
81 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後0時07分 休憩
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午後1時31分 再開
82 ◯議長(西野正人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
菅原直志議員。
〔22番議員 登壇〕
83 ◯22番(菅原直志君) 市民クラブを代表して、平成27年度一般会計決算に認定の立場で意見を申し上げます。
平成27年度は、大坪市長の任期の折り返しに当たり、市民の間でも大きな期待をもって迎えられた1年だったと思います。1年間の予算の執行状況については、監査委員による厳密な監査が行われたこともあり、私たち市民クラブとしては、大きく次の着眼点から決算審議に取り組みました。
一つ、大きな枠として2020プランや日野市のさまざまな計画との関係性。二つ、PPCDAを意識した事業執行になされているか。三つ、少ない経費で最大の効果が上がるよう工夫されているか。
以上の観点から審議し、平成27年度の一般会計決算は認定すべきとの結論に至りました。
決算審議を9月の定例議会で審査し結論を出すのは、審議内容を次の予算策定に役立てるという大きな意味を持っています。そこで今回の決算審議や、その前段での執行状況の中の課題についても、これから述べさせていただきたいと思います。
まずは歳入についてです。日野市は多摩26市の中でも高い徴収率を維持しております。これは担当部署の努力のたまものだと思います。その反面、まだ取り組みに工夫が必要な部分もあります。
例えば、ホームページの公告収入の増加やネーミングライツの取り組みが挙げられます。また、今年度から始まったように、ふるさと納税にも期待するところが大きいです。これらの事業には新しい価値を見出す創造性なども必要になります。さらに進めていただきたいと思います。
総務費です。多摩平の森は、A街区とN街区の整備が共に進みました。スタートが全て順調とは言い切れない部分もあるようですけれども、これらは長いスパンで見なければいけないと思います。多摩平の森の持つ大きな可能性を見ながら事業を進めていただきたいと思います。
公共施設の管理については、財政投資の効果、人口減少社会を見据えながら最適な配置の更新、統廃合の議論が始まっています。厳しい議論となりますが、避けられない仕事だと思います。20年後、30年後の日野に必要な施策をイメージしながら議論を進めていただきたいと思います。
戦後70年の節目の年でした。平成27年度は平和についてより深く考える1年だったと思います。日野市議会は戦後70年、不戦の決議を全議員一致で議決をいたしました。戦争の原因は、宗教問題を除けば、水、食料、エネルギーの奪い合いと言われます。人口が減少し、世界からの投資が集まらなくなった日本が、これから国際貢献する道は、戦争の原因となる水、食料、エネルギーの奪い合いの解決策を提示することだと思います。その技術力と科学力が日本にはあります。日野市のものづくりの力、子どもたちの学びの意味は、究極的には、人間はみずからの力を平和的に使える存在だということの確認作業かもしれません。戦争の悲劇を知らない世代が多くなった今、人間が犯した過ちを繰り返さないために、日野市の平和事業をさらに進めていただきたいと思います。
子どもの貧困対策として、具体的な施策が進んだ1年だったと思います。子どもの貧困対策は、近年大きく注目されてきた政策です。大坪市長が、子どもの貧困対策を優先的な施策として掲げていることを評価したいと思います。子どもの問題、貧困の連鎖は、一元的には家庭の問題であり、保護者の貧困の問題ですので、その点は基本的に押さえておかなければいけませんが、これを個人の責任として放置した場合、将来的な社会保障の増大にもつながります。また、何よりも子どもの持つ可能性を発揮できず、子ども自身も不幸になり、社会全体の損失になります。今年度は政策推進のための検討が始まり、来年度からは具体的な施策が進みます。議会としても、二元代表制の立場、政策の両輪として取り組んでいきたいと思います。
民生費です。平成27年度は幾つかの保育園の新設、認可保育園の定員の増加などで100人規模の受け入れ枠がふえました。このことは高く評価いたします。しかし、なかなか保育園の待機児童の抜本的な改善には至っておりません。さらなる拡充を求めます。労働者の平均賃金のデータを見ると、保育園従事者の賃金はおおむね低めになっております。これを都道府県ごとに見ていくと、労働者の平均賃金と保育園の平均賃金の差が大きい都道府県は多くの待機児童が発生しています。待機児童問題が労働環境問題と連動しているのです。保育従事職員の賃金と福利厚生などを総合的に厚くしなければ、待機児問題が解決しないのではないかと思われます。これからの保育園行政の中で議論していただきたく思います。
衛生費です。新たな可燃ごみ処理施設についても、丁寧な施策が展開された1年でした。一部事務組合、浅川清流環境組合の設立に向けた3市の事前調整、組合設立後の着実な事業執行が進みました。これからも地元自治会との話し合いを続け、丁寧な事業執行をお願いいたします。
商工費です。産業立地強化、雇用確保として、幾つかの施策が進みました。市は、これからの商工関係政策として、ライフイノベーション、グリーンイノベーション、研究開発の分野を伸ばしたいという意向を表明しております。これらの政策は商工業者だけではなく、行政や金融、大学などの連携が必要になりますので、現在の体制をより強く効果的に進めていただきたく思います。
土木費です。幹線道路のネットワーク化の推進として、西平山地域と旭が丘地域を結ぶ都市計画道路3・3・24号線の整備、日野駅周辺の都市計画道路3・4・17号線、また幹線市道の整備などが進められました。区画整理事業とともに、遅れていた
まちづくりについてはさらに着実に進めていただきたいと思います。
空き家対策として、住宅マスタープランの推進や条例制定のための準備が進められました。空き家にならないための予防施策はもちろん、空き家を地域資源として活用する施策に期待が集まっております。空き家活用については、かねてからまずは1件の事例を進めようと要望をさせていただいてまいりました。日野市の施策の展開に期待をいたします。
消防費です。地域防災計画に基づいた災害時備蓄計画により、地域の備蓄体制の整備が進みました。今年度に入り、地域の避難所運営マニュアルの作成が同時並行に進みました。担当する職員の皆様の強いリーダーシップが必要と感じております。
東日本大震災から5年。ことしは熊本を中心とする大規模地震も発生いたしました。また、近年は集中豪雨による被害の可能性も高まり、昨年は丘陵部の崖崩れなども発生いたしました。ことしに入り、河川氾濫による避難勧告も出されました。治水と避難計画の実効性が議論されております。水の郷ひのは、同時に水とうまくつき合うことが求められます。市民の財産と命を守るために、災害対策には特に力を入れていただきたいと思います。
教育費です。新五小学童クラブの新設、夏休みのスーパーひのっちの実施など、子どもの環境整備が進みました。特にスーパーひのっちは、多くの子どもと保護者に安心を提供できたのではないかと思います。これらの事業は現在もさらに充実しておりますが、来年度に向けても、関係機関との調整を進めていただきたいと思います。
オリンピック・パラリンピック、そして南平体育館についても申し上げます。多くの人々が健康を維持し、コミュニティーを構築していくためにスポーツの役割は大きなものがあります。オリンピック・パラリンピックに向けた施策展開は、社会全体、一人ひとりの意識を高める効果があります。同時にスポーツ環境の整備として南平体育館を初めスポーツにかかわる環境を整備していただきたいと思います。
総括です。私たち市民クラブとしては、一般的に言われるPDCAを意識した事業進行管理を求めています。また、PDCAの前に、もう一つのP、プランが必要とも訴えております。この点の議論がまだまだ熟した段階に至ってないように感じております。その一つとして、今回の決算審議の中では2020プラン、2020プラン後期計画などを比較検討し、評価する指標や議会への報告を求めてまいりました。これらの計画は議会の議決事項ではないですし、地方自治法の中での策定義務もなくなりましたので、今までのような施策としての重さがないという議論もあります。しかし、10年単位で政策を立案する大切な事業だと思います。近年は議会基本条例を制定し、その中に基本構想・基本計画を議決事項に入れる自治体議会も出てまいりました。大いに参考になる動きだと思います。
市長は、政策実施の基本に諸力融合を掲げています。
まちづくりを行政だけではなく、地域の力全部で進めようという考えだと思います。それならば共通の目標をわかりやすい形で共有する必要があると思います。PPDCAの大切さをもう一度確認していただき、事業執行体制を再構築していただくことに期待をいたします。
以上、平成27年度一般会計決算に対し、市民クラブとしての意見を申し述べました。終わります。
84 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。鈴木洋子議員。
〔3番議員 登壇〕
85 ◯3番(鈴木洋子君) 自由民主党日野市議団を代表して、平成27年度日野市一般会計決算を認定する立場から意見を申し述べます。
人口減少、それに伴う地域経済の縮小が大きな課題となっている我が国において、急速な少子高齢化の進展に的確に対応しつつ、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生法に基づいた長期ビジョン及び総合戦略により国と地方が総力を挙げて、地方創生、人口減少克服に取り組むという大きな方向性が示された27年度でありました。人口減のスピードは全国的傾向よりも緩やかではあるが、高齢化は急速に進行すると予測されている日野市の現状から、縮小していく都市に対して、いかにポジティブに未来を考えるのかという視点を踏まえながら、子どもたちに可能性に満ち、希望の持てる日野市を継承していくために、今、私たちは何をすべきか、いかに責任を果たしていくべきか問われ続けております。
27年度は、自治体の最大のテーマである人口確保を図りながら、持続できる社会構築に尽力された年でありました。予算は3戦略を中心とする主要施策を着実に推進するために限られた財源の重点的配分に選択と集中の工夫を凝らして編成されたと言えます。
一般会計決算の歳入総額は前年度比6.2%増の641億2,265万円、歳出総額は4.7%増の612億2,927万円でありました。実質収支は改善しているものの、経常収支比率は91.8%と2.3ポイント後退しております。適正水準に近づける御努力を重ねつつ、引き続き健全な財政運営に向けての推進をお願いいたします。
財源確保については、市税徴収率が99.4%に達していることを評価しつつ、今後大きく向上は困難であること、売却できる大規模市有地は予定されていないなどから、新たな収入確保の道を探る必要があります。国や都の財源確保に努めながら、ふるさと納税制度や広告収入の拡充、不用不休の土地は積極的に売却するなどを行い、予測される市税収入の減少、加えて高齢化や望まれる子育て支援にかかわる扶助費の増加、公共施設の老朽化対策など、将来的に急激な財政負担を生じる見込みに対して適正な行政システムの構築に、今後も一層の努力を重ねていただきたいと存じます。
施策の全体像から触れますと、まず平成23年の策定当時には想定されなかった社会状況の変化に対応して2020プランのリニューアルが図られました。また、7つの
まちづくりを推進する個別計画の再整理が行われました。2060年までの展望を明らかにした日野市人口ビジョンからは、住環境の改善、就業環境の整備、企業などの立地保全といった将来の生産年齢人口減少を見据えた課題が洗い出され、これに基づき、日野市まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定されました。同時に進行している第4次行財政改革の第5次に向けた検証も実施されました。
2020プランとの整合性を図りつつ、二重管理の改善から歳入確保と歳出削減分野に特化したシンプルかつ大胆をキーワードに、ターゲットを絞った方向性の提案は入りを量り出を制す、これによりサービス費用を捻出するという構図がより明らかになり、市民と共有のしやすさが実現すると期待できます。
また、最小経費で最大効果を上げるために、一体となりベクトルを一致して市政に取り組むべく、職員の意識改革に向けて人材育成基本方針にのっとった新人事評価の仕組みをつくり、やる気と自主性を引き出すことにより財政指標にあらわれる効果を図る施策展開は評価に値いたします。
それでは、平成27年度の主な取り組みについて、参画と協働のまちから意見を申し上げます。
コミュニティーづくりの支援強化が図られました。地域の課題は地域で解決を目指して取り組まれた地域懇談会は、地域サポーターの御努力に支えられながら、回を追うごとに拡充が図られ、28年度のアクションプランにつなげることができると評価いたします。
戦後70年を迎えた平和事業の実施は、パネル展の充実と戦争体験者の講演会を通じて、平和の尊さを再考するよいきっかけづくりとなりました。
子どもが輝くまちについて申し上げます。総合教育会議が設置され、日野市総合教育大綱が策定されました。市長部局と教育委員会が同じ課題を共有して施策に取り組み形、貧困やいじめなど福祉にかかわる問題も教育の場である学校をプラットホームに据えるなどして、子どもたちの成長を守り支える体制が整ったといえます。連携が密になることで、より効果的な課題解決策を期待させていただきます。
共働き家庭などの切なる要望に応え、子どもの放課後充実事業として、夏休みの17日間、スーパーひのっちを4校で実施していただきました。好評を受けての拡大に向けた検討が進んているところ、子どもが安心して過ごせる環境づくりの推進を継続していってください。
不安を抱える妊産婦や母親の早期発見から支援につなげていくための産前産後ケア事業、新生児訪問事業の実施に加え、ニーズに見合ったサービス拡充のために子育て情報サイトぽけっとなびも立ち上げていただきました。
開設2年目となる発達教育支援センターエールの先駆的な取り組みも周知が進み、相談件数も増加するなど充実した支援の評価の高まりを受けて、日野市で子育てを、と望む若い世代の流入が増加している昨今、待機児童解消への道は険しさを増す状況ですが、あらゆる可能性を探り、1人でも多くの子どもを受け入れる体制づくりに向けて、たゆまぬ努力を引き続きお願いいたします。総じて、子育てしたい、しやすい日野の充実が図られていると高く評価いたします。
次に、健やかでともに支え合うまちについて申し上げます。
第3期日野人げんき!プランが策定され、年齢別疾病別のデータヘルス分析により、予防に向けた指導、啓発の取り組みがより効果的に実現されると期待いたします。
子どもの学習等支援事業が新たに実施されました。生活困窮者自立支援法に基づいて、子どもの貧困対策には国を挙げての取り組みが始動しているところですが、我が市は一歩他市に先んじて困難を抱えた家庭、子どもへの支援が実現したということで、他府県からも多くの視察が訪れてているさなかと伺っております。今後より一層の拡充に期待をいたします。
日野人、日野文化を育てるまちについて申し上げます。4年後の東京オリンピック・パラリンピックのチャンスを生かした市民のスポーツ推進と、防災の南の拠点という大きな役割を担うため南平体育館の建替基本計画が策定されました。ハザードマップの改訂によって行われた南平地域の災害想定の見直しに沿って、行政としても、しっかりと検討と対応の上、計画を推進していってください。
安全で安心して暮らせるまちについて申し上げます。まちの防犯力向上のために主要3駅周辺と2校の小学校の通学路に街灯防犯カメラが設置されました。人の目による見守りを補完する有効かつ重要な取り組みです。計画の前倒しも視野に入れながらスピーディに推進していただきたいと思います。
最後に地域の魅力を活かした活力ある
まちづくりについて申し上げます。平成26年に新たに開発された地域資源であるTOYODA BEERは、シティプロモーションにつなげる起爆剤として、大きく成長を遂げつつあります。これからも大切に育ていっていただきたいと思います。産業構造が転機を迎える中、産業連携センターPlanTの開設は新たな雇用創出、地域活性化の柱として今後の展開に期待をさせていただきます。
以上、歳入予算に比して実際の収納の実績の状況や、歳出予算は目的どおりに執行され所期の効果を発現できたかなどの分析評価を経て、将来の財政執行をより一層適正なものとしていく決算制度の果たすべき重要な役割を鑑み、これらの意見を今後に十分に生かしていただくことを要望いたしまして意見といたします。ありがとうございました。
86 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
87 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
88 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって議案第54号の件は、認定されました。
これをもって一般会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。
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89 ◯議長(西野正人君) これより議案第55号、平成27年度日野市
国民健康保険特別会計決算の認定、議案第56号、平成27年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定、議案第57号、平成27年度日野市下水道事業特別会計決算の認定、議案第58号、平成27年度日野市介護保険特別会計決算の認定、議案第59号、平成27年度日野市後期高齢者医療特別会計決算の認定、議案第60号、平成27年度
日野市立病院事業会計決算の認定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
90 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認め、一括議題といたします。
特別会計決算特別委員長の審査報告を求めます。
〔特別会計決算特別委員長 登壇〕
91 ◯特別会計決算特別委員長(馬場賢司君) 平成27年度特別会計決算特別委員会に付託された6議案につきまして、審査報告を申し上げます。
特別会計決算特別委員会は9月23日に開催されました。議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、馬場賢司、副委員長には奥野倫子委員が当選いたしました。
決算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたりお疲れさまでございました。おかげさまをもって、慎重審査ができましたことに対し敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って決算内容の説明に当たられた、市長初め関係各位に対し、厚く御礼を申し上げる次第であります。
それでは、議案第55号、平成27年度日野市
国民健康保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、データヘルス事業の協会健保との協定について、その後の進捗状況を問う。2、
一般会計繰入金の保険基盤安定繰入金について、どのように使われたのかを問う。3、徴収率について、相談件数の前年度との比較について問う。4、加入者の人数の増減に伴う影響や、全体としてどのような決算状況の見込みが今後に影響していくのか問う。5、日野市における健康増進事業について問う。6、所得不明者の未申告の方のうち世帯構成、世代構成について把握しているか。などでございました。
主な意見といたしましては、1、保険税負担の軽減こそするべき。反対。2、40代、50代の引きこもり、将来の投資という観点でアウトリーチ型の保護に取り組んでもらいたい。賛成。3、一般会計の繰入金の削減に向けた更なる取り組みをしていってもらいたい。賛成。という意見がございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第56号、平成27年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、豊田南区画整理審議員の逝去による選挙についてを問う。2、保留地処分の仕方と見通しについて問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、区画整理事業の透明性、公平性を守りながら進めて欲しい。反対。2、市民合意をしっかり取りつけてから前に進むべき。反対。という反対意見がございました。
審査の後、採決の結果、挙手多数で認定すべきものと決しました。
次に、議案第57号、平成27年度日野市下水道事業特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、流域下水道建設事業経費の南多摩処理区、浅川処理区、秋川処理区の負担金について問う。などでございました。
審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第58号、平成27年度日野市介護保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、介護保険事業者情報提供業務委託料の詳細内容について問う。2、今後、特別養護老人ホームをつくる必要性について、市の見解を問う。3、介護保険サービスを受けている中の認知症の方の人数を問う。4、生活支援総合事業の登録事業者数について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、介護保健事業者情報提供業務委託について、業務内容の充実、見直しを図って欲しい。賛成。という意見がございました。
審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第59号、平成27年度日野市後期高齢者医療特別会計決算については、慎重審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第60号、平成27年度
日野市立病院事業会計決算の審査経過と結果を申し上げます。
主な質疑といたしましては、1、病院経営専門監の職務について問う。2、救急車の応需率について問う。3、病院として、この決算報告書について、どのような評価をしているのか。4、消費税について、控除対象外消費税がどの程度経営を圧迫しているのか。5、内部留保金について問う。6、小児の救急の受け入れ状況と小児科医の数について問う。などでございました。
主な意見といたしましては、1、今後も手術、入院ベッドの回転数をふやしていって欲しい。賛成。2、市立病院としてのメッセージ性を持つことを考えたほうがいい。賛成。3、職員個々の目標を明確化し、全職員が頑張っていることを褒めてあげて欲しい。賛成。という意見がございました。
審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。
以上6件の議案について、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
92 ◯議長(西野正人君) これより議案第55号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
93 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第56号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第57号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
95 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第58号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第59号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
97 ◯議長(西野正人君) なければ、次に議案第60号の質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
98 ◯議長(西野正人君) なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。
議案第55号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。
99 ◯1番(有賀精一君) 第55号議案に賛成の立場から意見を述べたいというふうに思います。
国民健康保険の状況が、非常に厳しい状況にあるというのは、この間の共通の認識であるというふうに思います。今、
国民健康保険の広域化に向けて動き出しておりますけれども、現在の
国民健康保険の保険者の構成、年齢等々も含め、今後その財政が改善していくという方向は私は見出せない状況にあるというふうに思います。
国民健康保険に関しては、当然、社会保障ですから、本来、国がしっかりとこの制度を担保していく、財源を出していかなければいけないというふうに認識していますけれども、今後はやはり広域化したとしても、抜本的な改正、改編、さまざまな見直しが求められてくるのではないかというふうに思います。現在の
国民健康保険、その中でもとりわけ所得の低い人たちにとって、この負担が重くなっているということは、一般質問、あるいは等々でも明らかにされているとおりであります。私は本議案に賛成はいたしますけれども、今後の進展状況によっては、やはり先ほど申し上げたように、抜本的な
国民健康保険のあり方を大幅に見直す、その方向に行かなければならない状況にもある。そういうことも考えながらですけれども、今回は賛成といたします。
以上です。
100 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
101 ◯17番(奥野倫子君) 日本共産党日野市議団を代表して、27年度の国保会計に対して反対の意見を申し上げます。反対の理由は3点あります。
まず値上げにするに当たって、日野市は市民に対して、正確な情報提供をしておりません。それが1点目の反対理由です。27年度の決算については、繰入金がついに31億円を突破するといううその情報提供があり、翌年度からの値上げの理由とされました。決算を締めてみれば、27年度の実際の繰入額は18億6,500万円でしかなく、乖離は何と13億円というでたらめぶりです。これは加入者人口が毎年減少しているにもかかわらず、増加で見込み、診療報酬のマイナス改定で医療給付費は頭打ちにもかかわらず、何と4%近い伸びを見込んでいること等によるものです。そもそも法内繰入や繰越金等を除けば、27年度の真の繰り入れ必要額は11億円程度でしかなかったわけですが、赤字の幅を恣意的に大きく見せかけることで、市民を増税やむなしへと誘導する大坪市政のこのこそくな手法を認めるわけにはまいりません。
反対理由の2点目は、大坪市長が加入者の負担軽減に背を向けている点です。安倍政権は低所得者対策として、全国に3,400億円を配分することを決定しましたが、その財源は消費税の増税分です。社会保障のためと消費税の増税が正当化され、国民の反対を押し切って強行されたというのに、国から入ってきたその2億円相当分を日野市は保険税の軽減のために使いませんでした。大坪市政は社会的弱者を支える視点が極めて弱いと言わざるを得ません。
反対理由の3点目、日野市の差し押さえや取り立てに対する態度です。日野市は口座に振り込まれた給料が最低生活費に満たなくても、口座に入った時点で差し押さえ禁止規定のない預金債権とみなして機械的に取り立てるという違法な手口で、生活困窮者からも差し押さえただけなく取り立てまでも強行しています。都内の48自治体のうち、最低生活費さえ差し押さえている自治体が29あるわけですが、その冷酷な自治体のうちの1つに我が日野市が入っていることは、市民として恥ずかしい限りです。裁判に持ち込めば、国税徴収法違反となることは明らかですが、シングルマザーやブラックバイトで酷使されている若者、精神障害を抱えているなどの社会的弱者にとっては裁判をする余裕など、まずありません。こうした方からも冷酷に取り上げることを是とし、正当化する答弁を行う日野市であれば、こうした泣き寝入りが水面下で多発しているはずです。徴税業務に当たっては、滞納の裏側には貧困が潜んでいる。この現実を直視することが大変重要です。その点、日野市の国保運営は憲法25条の理念に大きく背くものと言わざるを得ません。よって、その矛盾が凝縮した27年度決算には当然のことながら認めるわけにはまいりません。
日本共産党日野市議団として、反対の意を表明いたします。
102 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
103 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
104 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって議案第55号の件は、認定されました。
次に、議案第56号について御意見があれば承ります。近澤美樹議員。
105 ◯2番(近澤美樹君) 議案第56号、日野市土地区画整理事業特別会計決算について、日本共産党日野市議団を代表して、反対の立場で意見を申し上げます。
平成27年度の保留地処分の状況は、万願寺第二で1つの大区画が処分できたために予算を上回ったものの、予定処分区画数23区画に対して、実際に売れたのは13区画に過ぎず、保留地処分がなかなか進んでいない深刻な状況にあります。市施行4地区の保留地処分率は34%に過ぎず、保留地処分が予定どおりに進んでいかない状況が続けば、区画整理事業の収入に計画との大きな乖離が生まれ、それを地権者、または市が穴埋めしなければならないといった状況も起きかねません。
一方、市内でも空き家が増加し、住宅の供給過剰と言われる事態が生まれています。こうした条件のもとで、今後の保留地処分の見通しについて、市からは、需要をどう生み出していくか、売り方の工夫にも力を入れていく、転売の禁止規定の見直し、マンション業者に買ってもらうことも研究していくなどの答弁がありました。そもそも転売禁止規定は健全な市街地の造成を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする区画整理事業の目的に基づき、土地投機や乱開発を防止するためにつくられています。保留地処分を促進するために転売禁止規定を見直すことなど、区画整理の目的から見れば本末転倒だと言わざるを得ません。
また、代行買収の問題についてですが、
日本共産党市議団として、新都市建設公社、現都市づくり公社による代行買収用地の存在を把握して以来、代行買収という制度と、その制度によって確保した用地は明らかに日野市が買い取ることを約束した、つまり債務と位置づけるべき用地であり、土地開発公社による先行買収用地と同様に都市づくり公社による代行買収用地も債務負担行為として議会での議決要件としておく必要があると考え、そして、その措置が取られない決算には反対をしてきています。問題の本質は代行買収により発生した債務、イコール借金は地方自治法や地方財政法が定める原則に反する隠れ借金であり、その利率、利子負担について、その負担の所在も、買い取りに関する責任も曖昧なまま問題を先送りしている無責任性にあります。
日本共産党市議団として、この問題の是正はこれまでも指摘してまいりましたが、今決算審議においても市はこの問題について、予算の措置ができたら買い戻す。債務の責任に関しての見解も過去と変わりはないという答弁でした。改めてこの問題の是正を強く求めます。
以上、平成27年度日野市土地区画整理事業特別会計決算に反対する意見といたします。
106 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
107 ◯1番(有賀精一君) 議案第56号、不認定の立場から発言を述べたいというふうに思います。
一般質問、そしてまた特別会計決算においても、私の意見を既に表明しておりますけれども、この区画整理事業、非常に長期の期間にわたる、今、進行状況であります。いろいろな歪みが出ています。とりわけ私が問題にしております審議会における公平性、透明性、あるいはその議事録の公平性、透明性を含めた内容に、さまざまな疑義が生じているというふうに思います。今回審議会の委員の死去に伴う、その選挙、この問題については明らかな法令違反という問題が存在しており、やはり行政の怠慢と言わざるを得ないというふうに考えております。
区画整理事業が権利者にとって、非常に重大であるとともに、税金を納めている市民にとっても、
まちづくりという観点から非常に大事な事業ということは認識をしております。しかし、多額な税金を投入している以上は、その説明責任は審議会の内だけではなく市民にも広く公開され明らかにされうなければならない内容だというふうに認識しています。今後の日野市の区画整理事業が市民にとって、しっかりとした責任説明を果たす、そうした役割を今後改めて果たしていただきたいという意味で不認定としたいと思います。
108 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
109 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
110 ◯議長(西野正人君) 挙手多数であります。よって議案第56号の件は、認定されました。
次に、議案第57号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
111 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
112 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第57号の件は、認定されました。
次に、議案第58号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
113 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
114 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第58号の件は、認定されました。
次に、議案第59号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
115 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
116 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第59号の件は、認定されました。
次に、議案第60号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
117 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件は
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
118 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議案第60号の件は、認定されました。
これをもって特別会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。
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119 ◯議長(西野正人君) これより請願第28-5号、米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願の件を議題といたします。
企画総務委員長の審査報告を求めます。
〔
企画総務委員長 登壇〕
120
◯企画総務委員長(谷 和彦君)
企画総務委員会に付託されました請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
請願第28-5号、米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願につきまして御報告申し上げます。
この請願は、遺族への謝罪及び完全補償を行うこと、日米地位協定の抜本的見直し、沖縄県に過重に負担を強いている在日米軍基地の整理縮小を促進することを求めるものです。
主な質疑といたしましては、1、沖縄の事件を受けて、その後の基地周辺の動きをつかんでいれば教えて欲しい。などでございました。
主な意見といたしましては、1、地位協定の改定と、ただ言葉で伝えても、どんな意味を持つのかなかなか伝わらない。一緒に反省を呼びかけたい。採択。2、復帰からの43年間、米軍関係者による犯罪検挙件数からも日米地位協定の見直しの必要性があると確信している。採択。3、運用範囲の中での改正や環境の関する改定など一定の進歩はしたと思っている。不採択。4、今回の事件を受けて政府も迅速かつ現実的な対応を実際に取っている。不採択。などでございました。
審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
121 ◯議長(西野正人君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
122 ◯議長(西野正人君) なければ、質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。梅田俊幸議員。
123 ◯19番(梅田俊幸君) 請願第28-5号、米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願に、自民党を代表して、不採択の立場で意見を申し上げます。
今回の事件を政府でも重く受けとめ、去る7月に岸田外相、中谷防衛相とケネディ駐日大使、ドーラン在日米軍司令官との会談で、日米地位協定が定める軍属の対象範囲を実質的に縮小することで合意しました。この合意内容は、日米両政府が協議していた再発防止策の一環であり、日本に駐留する米軍関係者の地位や犯罪の取り扱いなどを定めた地位協定の対象となる軍属の範囲を縮小することで日本側の裁判対象は拡大します。軍属を4分類した上で限定し、在留資格を持つ人は除外することも再確認しました。現在の地位協定では軍属を、米国籍を持つ文民で在日米軍に雇用され勤務し、または随伴する者としか規定していないため、合意内容では具体的に4分類を例示したものです。日米両政府は職種等、今後協議を重ね詳細を定めるとしていますが、岸田外相の運用改善にとどまる措置ではなく一歩進んで法的拘束力のある政府間文書を目指す、との発言にもあるように、昨年署名した在日米軍基地の環境調査に関する協定のような形式を念頭に置いております。今回の犯人は、民間企業の従業員であり嘉手納基地で勤務していた者で、配偶者が日本人だったため在留資格を取得できる立場にもありました。今回の軍属の範囲縮小の合意文書が適用されれば、軍属とは認められなくなります。
また、在日米軍基地の整理縮小に関しては、平成25年4月に沖縄における在日米軍基地施設区域に関する統合計画を合意しました。この計画は、沖縄県内でも特に人口の多い嘉手納基地以南の米軍6基地の各基地を再編成、統合した上で、空いた土地を順次返還する計画で、具体的に返還時期を明記したものです。また、この計画では普天間飛行場の返還は名護市辺野古沖への移転を前提に平成34年度以降とされています。昨年12月、菅官房長官とケネディ駐日大使は、地元での返還要望が特に強かった普天間基地の一部400ヘクタールと、牧港補給地区3ヘクタールについて、5年から8年前倒しでの返還に合意しました。米軍基地が集中する沖縄県にとって、基地の縮小、土地の返還は、戦後からの悲願であることは私も十分理解しております。しかし、一方では米軍の極東戦略の一環として、在日米軍基地の中で沖縄県の基地は戦略的にも重要であることは、北朝鮮の軍事的脅威や中国の尖閣列島周辺での活動が増している現状にあって十分に理解できることです。在沖縄米軍は日本の安全保障上の抑止力として十分に機能しております。沖縄の基地問題は日本全体の問題として、基地負担軽減と米軍の抑止力維持を考え、日米両政府と沖縄県民との話し合いにより、ぎりぎりの妥協点が見出せれば幸いだと思います。
以上のような政府の対応に賛同する者として、本請願には不採択といたします。
124 ◯議長(西野正人君) 有賀精一議員。
125 ◯1番(有賀精一君) 米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願について、採択の立場から意見を述べたいというふうに思います。
今回のこの請願内容、1、遺族への謝罪及び完全補償を行ってください。2、日米地位協定の抜本的見直しを図ってください。3、沖縄県に荷重に負担を強いている在日米軍基地の基地の整理縮小を促進してください。という3項目にわたるものであります。この趣旨説明の内容についても、よくよく見てみれば、いずれも、なぜこの3項目に反対の意を唱えるのか、私自身はよく理解できないところであります。1つの事例を示したいというふうに思います。
渉外関係主要都道府県知事連絡協議会、略称渉外知事会というものがあります。私たちのこの東京都も、この構成団体に入っており、都知事がこの会議の場に出ることになっております。直近で行われた会議においては知事不在という中で、知事代理の副知事安藤氏が出席をしましたけれども、この会議の場において、どのようなことが言われているのか、しっかりと受けとめる必要があるのではないでしょうか。私はこの会議の内容について見た場合、この3点の問題はどれもクリアしている。つまり、渉外知事会において要求していること、それを包摂している中身であるというふうに理解しております。この中で述べられていることについて引用をしたいと思います。
両政府による改善に向けた取り組みは緒に就いたばかりであり、その実行性を見極めるため、引き続き状況を注視していく必要があります。特にあるべき姿を不断に追求するとされている日米地位協定は我が国の社会経済環境が大きく変化する中、昭和35年に締結されて以来、一度も改定されていません。渉外知事会としては、事件、事故を抑止するために地位協定の改定を含め、実効性のある抜本的な再発防止策が講じられることが重要であると考えております。政府におかれましては、米軍人等による事件、事故の防止に向け、次の対策を講じるよう強く求めます。
1つ、沖縄県における再発防止策の実施に当たっては実効性のある取り組みとなるよう不断に検証を行い、地元自治体の意向を踏まえた対策の拡充を図ること。
2、米軍構成員等による事件や飲酒等による交通事故は基地周辺自治体共通の課題であることから、再発防止策の実施に当たっては地元自治体等の意向を踏まえ日米両政府が協力して真摯に対応すること。
3、軍属の範囲の明確化やその運用に関する日米両国間の協議を早急に進め、その内容を自治体へ説明するとともに刑事裁判手続の見直しも含め、日米地位協定の改定に向けて早急に日米両国間で協議を開始すること。
4、大きな基地負担を担っている沖縄県を初めとする関係基地自治体の負担軽減の実現に向け政府として早急に取り組みを進めること。
このことを7月25日で、特別要請として政府に出しているわけであります。それを考えるならば、今回市民から出された請願は全く当然の要求であり、この内容に反するものではありません。とりわけ新基地建設が問題になっている中で、この請願に関しては辺野古の問題については一切書かれていないわけであります。そのような中で、この請願を不採択にしてしまうということは、大きな矛盾ではないでしょうか。同時に今回の事件を通じて、沖縄で何が起こってきたのか。沖縄県民の声も同時に紹介をしたいというふうに思います。毎日新聞では3人の県民の声を掲載しています。紹介します。
「うるま市の事件で沖縄全体が悲しみに暮れる中、言語道断だ。」逮捕されたアイメ・メヒア容疑者が所属する嘉手納基地がある嘉手納基地内の當山宏町長は同基地勤務の軍属の男が女性会社員の死体遺棄容疑で逮捕された事件に触れ、「基地外の飲酒が禁止されている中での飲酒運転で一体どうなっているのか。むなしさを感じざるを得ない」、これはこの事件後に綱紀粛正ということ言って米軍が出した禁酒令。それが簡単に破られたことへの怒りをあらわしているわけであります。嘉手納町は町面積の82%を米軍基地が占めています。同町の会社員、徳里京子さんは、綱紀粛正後も米兵の事件が繰り返されるのは今回が初めてではない。私たち沖縄のことを見下しているのではないかと思ってしまう。7歳の長男がいるのでまた事件や事故が起こったらと思うと怖いと、ため息をついた。もう1人紹介します。沖縄の写真家、豊里友行さんは、哀悼期間に基地外で酒を飲むこと自体が信じられない。こんな事件が何度も繰り返されると、もう在沖米軍や米兵を信頼できなくなる。通りで米兵を見る目も変わってしまう、このように述べています。
しかも今回の事件で、パトロールを強化すると言った日本政府は、防衛施設局の職員を数十名本土から派遣をしたわけでありますけれど、この職員たちが沖縄で何をしたのか。米兵のパトロールではありません。高江で進められるヘリパットの工事建設に抗議する市民を監視し弾圧する側に、この防衛施設局の職員がまわっていた。このような事実を皆さんは御存じでしょうか。そればかりではありません。500名を超える、本土から警視庁、神奈川県警、千葉県警を初め機動隊員、本土から500名の機動隊員を送り、住民を弾圧し、ヘリパット基地建設の強行を進めているというのが今の実態であります。そして、住民の反対行動が建設にとって大きな打撃を与えると見るや、県を飛び越して自衛隊のヘリを使って車両や機材を搬入するという、とんでもない地方自治体を無視したやり方を何度も何度も繰り返しているわけであります。
こうした状況を見たときに、私は今回の請願は余りにも真っ当であり、かつ基地建設問題で辺野古問題、そうではない人たちとっても沖縄の基地負担を軽減するという中身として読めば、どうしてこの内容が不採択になるのか理解に苦しむところです。
最後に委員会の中で問題になったことについて一言触れて意見を終わりたいと思います。それはこの間、市議会において、意見書を採択する際には必ず全議員の一致、全会一致が必要であるということを決めたことは事実であります。しかし、市民から政府に対する意見書を出して欲しいという請願は、何ら拘束されるものではなく、議会に対する当然の請願権の一つとして認められなければならない問題だというふうに思います。
以上をもって私の意見を終わります。
126 ◯議長(西野正人君) 峯岸弘行議員。
127 ◯11番(峯岸弘行君) 米軍属による死体遺棄事件への謝罪と補償を求め、不平等な日米地位協定の見直しを求める意見書を政府に提出する請願に対し、公明党を代表し反対の立場で意見を申し述べます。
米軍属の男が沖縄県の女性を殺害したとして起訴された事件を受け、日米両政府が協議してきた再発防止策の一環として、去る7月5日岸田外相と当時の中谷防衛大臣は、ケネディ駐日アメリカ大使、ドーラン在日米軍司令官と会談し、日米地位協定の対象となる軍属の範囲を実質的に縮小することで合意しました。地位協定とは軍隊が外国に駐留する場合、駐留先でトラブルが発生したときの法律関係をあらかじめ定めておく条約のことですが、軍属の範囲を縮小するということで、日本側の裁判対象は拡大することになります。合意では軍属を4分類した上で、企業の従業員の場合は高度な技術を持つ人などに限定する。また、在留資格を持つ人は軍属から除外することも再確認しました。日米両政府は今後詳細を定めた文書を取りまとめる方針です。岸田外相は、会談後、記者団に、運用改定にとどまる措置ではなく一歩進んで法的拘束力のある政府間文書を目指していると述べ、アメリカ側に働きかける意向を示したと報道されています。合意文書が適用されれば、起訴された男は軍属とは認められなくなるとのことです。
6月議会で私は、米国のカーター国務長官は5月21日に中谷防衛大臣と電話で会談をし、米軍による事件、事故の再発防止を約束したことを受けて、今後どのような新たな再発防止策を講じるのか。少し時間をかけて見守る必要があると継続を主張いたしましたが、以上のことから日米地位協定については、長期的にはさらなる見直しに向けて検討を続けるべきとは思いますが、今回の事件を受け、政府も迅速かつ現実的な対応を取っていることから、この請願は不採択とさせていただきたいと思います。
以上です。
128 ◯議長(西野正人君) 奥野倫子議員。
129 ◯17番(奥野倫子君) 本論に入る前に、まず基地負担を沖縄県民にのみ多大に背負わせていることについて、極東情勢からして妥当だと、そういう意見が委員会、そして先ほど来ありました。北朝鮮の恐怖を強調するのであれば、最も近くて効率的なのは本州西部及び九州のはずです。翁長知事の、オール日本で立ち向かって行こう。この日米同盟肯定の立場からのエールでさえも、日本政府は拒否しているにもかかわらず、しらんぷりをして、そのような発言をするのは無責任甚だしい発言であると、まず申し上げておきたいと思います。
請願第28-5号、本請願は、沖縄県で起きた米軍属による地元女性の殺害事件に対し、1、遺族への謝罪及び完全補償。
2、日米地位協定の抜本な見直し。
3、在日米軍基地の整理縮小。
この3項目にわたり、日野市議会として、日本政府に対して意見書を提出することを求めるものです。日本共産党を代表して本請願第28-5号に対する賛成の意見を述べます。
これまでの歴史を振り返れば、在日米軍の兵士及び軍属が起こした事件について、きちんと裁判に持ち込めた事例そのものが少ないということ自体も問題ですが、裁判で確定した損害賠償額については、犯人側に責任能力がない場合が多く、たとえアメリカが国家として補償したケースであっても、沖縄県で5件、本土においても2件のみの補償となっています。結局日本政府が犯人にかわって6億円も賠償金を肩代わりして、遺族に対して支払ってきました。もちろん、そのお金の出どころは遺族も含めた日本国民の税金です。政府は、このお金をもって補償したつもりになっているというのが実情です。日米安保という国策のもとで、このようなあってはならない痛ましい事件が起きているにもかかわらず、その遺族に対し、謝罪もなければ補償もなく、いまだに遺族の深い悲しみに向き合うとしていない日本政府に対して、1つ目の要求である謝罪と補償を求めることは、国民に保障された権利であり、請願者の意見は尊重されなければならないと考えます。
2点目の地域協定の見直しについて述べます。日本は米軍基地を持つ国の中で、最も不平等な自国の地位に甘んじている唯一の国家です。これは条約の内容に不満があれば、どちらか一方の国が申し出るだけ改定はもちろんのこと、条約の解消や破棄さえも可能であると、こういう内容で昭和35年に締結をされているにもかかわらず、その後50年にわたって日本政府が一度も改定してこなかったことに由来しています。仮に日米安保を是とし、その関係性を前提とした場合であっても、主権国家であるならば、やはり他の同盟国がそうしてきたように、対等、平等の関係性を一から構築し、直すべきです。これまで政府は、基地をめぐる犯罪被害が発生するたびに運用改善で済ましたきた結果、事件や事故は繰り返されました。そして、今回の事件後にも、やはり運用改善策が示されたことをもって、先ほど来、市議会与党は、本請願は出すに値しないという反対理由を述べています。しかし、いくら表面的な改善をしても効果はないことは過去の沖縄の歴史が証明しています。改定に当たっては、基地使用について、日本政府の審査、基地内への公務員の立ち入り等の可視化、環境状況の新設が求められます。また、米軍機の飛行ルートや飛行時間等の規制を新設することで、騒音被害を防ぐことができます。事件や事故が起きた場合や周辺住民の暮らしに影響を与える可能性の高い分野についての対応については、国内法を適用することが重要です。請願者からは地位協定について、15項目の改定要望と、その理由を詳細に説明する文書が資料として各委員に配布されているところであり、その内容に全て賛同するものです。
3点目の米軍基地の整理縮小について述べます。観光立国沖縄にとって、島の頭上を戦闘機が轟音をたてて飛びまわれば、観光産業にとっては致命的です。基地の存在は地域生活や産業振興に大きな影響を与えることは、政府でさえ否定できないわけですから、本格的な整理縮小は当然の要求と言えます。にもかかわらず政府は、小さな基地を1、2減らしたことをもって、沖縄の負担軽減と誤魔化しているわけですが、辺野古新基地が建設されれば、現在よりも基地面積は拡張されてしまいます。そして、何よりも問題なのは東洋一のアメリカの軍事拠点を、この新基地建設によって未来永劫沖縄に置くことになる、基地機能の強化こそが最大の問題と言えます。また、沖縄だけにとどまらず、自国内に米軍基地を置かせている国はあっても、日本のように首都にまで置くことを認めている国というのは世界に例を見ません。日本はその危機意識の低さを世界に露呈しています。
こうした一つ一つの現実を検証するならば、本請願はまさしく日本政府の安全保障政策の欠陥を抜本的に改善する方向に導くものと言えます。
日本共産党日野市議団は、本請願の趣旨に沿った意見書を日野市議会として、日本政府に提出することは適切かつ価値あるものと判断するものです。よって本請願の採択を主張します。
130 ◯議長(西野正人君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
131 ◯議長(西野正人君) なければ、意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。よって原案について採決いたします。
本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
132 ◯議長(西野正人君) 挙手少数であります。よって請願第28-5号の件は、不採択と決しました。
これをもって
企画総務委員会関係の審査報告を終わります。
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133 ◯議長(西野正人君) これより日程第19、
企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
企画総務委員長より、
企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
134 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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135 ◯議長(西野正人君) これより日程第20、
民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
民生文教委員長より、
民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
136 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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137 ◯議長(西野正人君) これより日程第21、
環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
環境まちづくり委員長より、
環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
138 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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139 ◯議長(西野正人君) これより日程第22、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。
議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
140 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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141 ◯議長(西野正人君) これより日程第23、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については、議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
142 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって本件については、議長一任と決しました。
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143 ◯議長(西野正人君) これより議員提出議案第5号、返済不要の「
給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書の件を議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。窪田知子議員。
144 ◯12番(窪田知子君) 議員提出議案第5号、返済不要の「
給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書でございます。
貧困の連鎖を断ち切るための
給付型奨学金の創設等を要望するものでございます。
案文は、お手元に配付したとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
145 ◯議長(西野正人君) 質疑、意見を省略し、直ちに本件について採決いたします。
本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
146 ◯議長(西野正人君) 御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第5号の件は、原案のとおり可決されました。
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147 ◯議長(西野正人君) 本日の日程は全て終わりました。
これをもって平成28年第3回日野市議会定例会を閉会いたします。
午後2時46分 閉会
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