日野市議会 2015-12-11
平成27年民生文教委員会 本文 開催日: 2015-12-11
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会・開議
◯委員長(古賀壮志君) これより平成27年第4回
民生文教委員会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
初めに、お手元に配付した日程に従って議事を進めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
2 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認め、日程に従って議事を進めてまいります。
本委員会には、委員会録作成のために速記者が入っております。説明、答弁については簡潔にお願いいたします。また、説明、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を言ってください。あわせて、説明員の方々は、
委員会出席者名簿に、役職名、氏名を記入してください。
お諮りいたします。本委員会の審査に対し傍聴の希望がありますので、許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
3 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認め、これを許可いたします。
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4 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案審査に入ります。
議案第102号、日野市
住民基本台帳ネットワークシステムに係る個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
市民窓口課長。
5
◯市民窓口課長(仲田裕子君) それでは議案第102号、日野市
住民基本台帳ネットワークシステムに係る個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
恐れ入ります、議案書の2ページをお開き願います。
本改正は、
住民基本台帳ネットワークシステム、いわゆる住基ネットの管理、運営を行う組織に名称変更がございましたので、条例の一部改正を行うものでございます。
ページ進みまして、4ページ、5ページの新旧対照表で御説明申し上げます。第8条、不適正利用に対する措置についての改正でございます。住基ネットの使用にあたり、情報漏えいや不正利用の恐れがある場合に報告を求める相手方について、旧条文では
指定情報処理機関としておりましたが、
地方公共団体情報システム機構と変更するものでございます。これは
住民基本台帳法におきまして、従来、住基ネットの管理運営業務は、都道府県から委任を受けた
指定情報処理機関が行うとしていました制度が、
住民基本台帳法の改正に伴い、制度廃止となり、以降、管理運営業務は
地方公共団体情報システム機構が行うこととなったためでございます。本条例改正は公布の日から施行するものでございます。
よろしく御審議のほどお願いいたします。
6 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
7 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
8 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第102号の件は、可決すべきものと決しました。
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10 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第103号、日野市市税条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。市民税課長。
11
◯市民税課長(光宗竜矢君) それでは、議案第103号、日野市市民税条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
地方税法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、日野市市税条例の一部を改正するものです。本来ですと、議案書によりまして内容を御説明するところでございますが、お手元にお配りさせていただきました、日野市市税条例の一部を改正する条例の説明資料により説明をさせていただきます。
恐れ入りますが、A4縦の説明資料をごらんください。今回の改正内容は主に5点でございます。順番に御説明いたします。
1点目は、徴収猶予及び換価の猶予制度についてでございます。市税を事情により納付できない方のために、徴収の猶予や換価の猶予の制度がございます。徴収の猶予は、災害や病気、事業の休廃止などの理由により、また換価の猶予は、換価処分により事業継続や生活維持が困難になる場合などに徴収や換価を一定期間猶予するものです。平成27年度に施行された国税の改正を踏まえた見直しが行われ、納税者の申請に基づく換価の猶予制度が創設されるとともに、一定の事情について、条例で定めることとされました。今回の条例改正で定めた事項は、猶予期間内での分割納付の方法、申請書の記載事項や添付書類、担保が必要な場合、申請書類の訂正期限、換価の猶予の申請期限等でございます。
続きまして、裏面の2ページをごらんください。2点目は番号法に係る規定の整備でございます。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、付則第1条第4号に掲げる規定の施行に伴い、市税等、減免または軽減申請書に関し、納税義務者の住所、氏名または名称に加え、個人番号または法人番号を記載するものです。
続きまして、3点目は固定資産税に関する部分、わがまち特例の導入でございます。
サービス付高齢者向け賃貸住宅に係る特例措置でございます。新築した分について、最初の5年間に限り3分の2減額する措置につきまして、わがまち特例を導入した上で適用期間が2年間延長されたものです。地方税法で定められた基準を参酌して特例率を条例で定めるものです。
続きまして、3ページをごらんください。続いて4点目、市たばこ税の税率引き上げについてでございます。旧3級品の製造たばこに係る特例税率を段階的に廃止するもので、平成28年4月1日から平成31年4月1日までに4段階で税率を引き上げるものです。1,000本当たりの市たばこ税は現在2,495円から、平成28年4月1日430円引き上げられ2,925円となり、平成31年4月1日からは、わかば等の旧3級品は一般のたばこと同額となります。
続いて5点目、その他引用条文の号数等の変更に伴う改正、文言整理ほかについてでございます。所得税法等の改正規定に伴う、所要の規定の整備や、そのほか文言整理等を行うものでございます。
最後に施行日についてでございます。施行日につきましては、1点目、徴収猶予及び換価の猶予制度について、及び4点目の市たばこ税の
税率引き上げにつきましては、平成28年4月1日からの施行でございます。2点目のいわゆる番号法に係る規定の整備については、平成28年1月1日からの施行となります。3点目のわがまち特例の導入については、公布の日からの施行でございます。また、5)その他についてですが、本条例付則第1条各号に掲げる規定については、当該各号の定める日からそれぞれ施行するものでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
12 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。近澤委員。
13 ◯委員(近澤美樹君) 大分、量があるんですけれども、何箇所もあるのでお伺いしたんですけれども。いわゆる個人番号と法人番号というふうに書いて、新しい修正の部分で加えるとかというところで、個人番号や法人番号というふうに書いてあるものは、マイナンバーの実施によって、つまり番号を記せと、新しいそういう形になるという意味で変わっているということでよろしいんでしょうか。
14 ◯委員長(古賀壮志君) 市民税課長。
15
◯市民税課長(光宗竜矢君) 番号法の規定によりまして、28年1月1日の施行にあわせて、申請書類、主に個人番号ないしは法人番号の記載を減免申請書、または軽減の申請書に記載をいただくというものでございます。
以上です。
16 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
17 ◯委員(近澤美樹君) さまざまなものにこれから番号を記載していくということになると思うんですけど、ここについても、同じこと聞いているんですけど、書くようにというふうな意味のことでよろしいんですね。
18 ◯委員長(古賀壮志君) 市民税課長。
19
◯市民税課長(光宗竜矢君) そのほかいろいろなもろもろの申請書等がございます。一般的に28年1月1日施行というものは、所得で言いますと、28年1月以降の所得に係る書類申請に対して番号の記載を求めるというものが基本でございますが、特に減免と軽減の申請書に関しては、1月1日から施行いただくということでございますので、それにあわせて市税条例も改正したというものでございます。
20 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
21 ◯委員(有賀精一君) 今の近澤委員の質問とも関連するんですが、今、説明していただいた、説明の2ページ目のところにある、この番号法に係る規定の整備と、例えば、手続の際に軽減申請書の記載に関し、個人番号または法人番号ということなんですが、個人番号を記載しない場合は受理しないんでしょうか。
22 ◯委員長(古賀壮志君) 市民税課長。
23
◯市民税課長(光宗竜矢君) いわゆる法の趣旨から踏まえて、減免の申請時には個人番号等の記載が必要になります。ただし、全ての方が
個人番号カードをお持ちとは限りませんので、個人番号または法人番号の記載がないことをもって、市が書類を受理しないということはございません。要は、減免の要件に当てはまっていれば減免は
従前どおり軽減となるものでございます。
以上です。
24 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
25 ◯委員(有賀精一君) 了解しました。
26 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
27 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
29 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第103号の件は、可決すべきものと決しました。
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30 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第104号、日野市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
保険年金課長。
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◯保険年金課長(青木奈保子君) それでは議案第104号、日野市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
本議案は、医療の高度化や高齢化による医療費の伸びに対して収入が不足していること、及び平成27年5月27日成立の持続可能な
医療保険制度を構築するための
国民健康保険法等の一部を改正する法律を踏まえまして、
国民健康保険税の税率等を改めるため日野市
国民健康保険条例の一部を改正するものであります。また、課税方式を、所得割、資産割、均等割、平等割を課す4方式から資産割を課税しない3方式に改めるものでございます。
議案書の4ページ、5ページをお開きください。詳細は新旧対照表にて御説明申し上げます。第5条は、上位法令であります
国民健康保険法の文言に合わせた整理でございます。
第10条でございます。これまで資産のある方は担税力の高い方といった考え方で資産割を課税してきました。しかし、高齢化により所得が少なく軽減を受けているにもかかわらず資産割を課税していることなどが課題となっておりました。それを解消するため廃止するものでございます。
11条でございます。医療分に係る所得割額の規定でございます。税率100分の4.8を100分の5.0とするものでございます。
6ページ、7ページをお開きください。
第13条でございます。医療分に係る被
保険者均等割額の規定でございます。被保険者1人につき1万8,600円を2万4,000円とするものでございます。
13条の2でございます。医療分に係る
世帯別平等割額の規定でございます。一般の世帯は1世帯につき年額9,000円を6,000円と、特定世帯は1世帯につき年額4,500円を3,000円と、特定継続世帯は1世帯につき年額6,750円を4,500円とするものでございます。
続きまして、8ページ、9ページをお開きください。
13条の3でございます。
後期高齢者支援金分に係る所得割額の規定でございます。税率100分の1.2を100分の1.3とするものでございます。
13条の4でございます。
後期高齢者支援金分に係る被
保険者均等割額の規定でございます。被保険者1人につき年額6,000円を9,000円とするものでございます。
13条の5でございます。介護納付金分に係る所得割額の規定でございます。税率100分の1.2を100分の1.3とするものでございます。
17条でございます。第1号は7割軽減となる世帯の均等割額と平等割額の減額する単価についての規定です。均等割額を増額し、平等割額を減額したため、それぞれ単価が変わってまいります。
10ページ、11ページをお開きください。
第2号は、5割軽減となる世帯の均等割額と平等割額の減額する単価についての規定でございます。こちらもそれぞれ単価が変わってまいります。
その下の第3号は、2割軽減となる世帯の均等割額と平等割額の減額する単価についての規定でございます。こちらもそれぞれ単価が変わってまいります。
本条例は平成28年4月1日から施行するものであります。ただし、第5条第1号の改正規定は公布の日から施行するものでございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
32 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。奥野委員。
33 ◯委員(奥野倫子君)
国民健康保険税の値上げの問題につきましては、一般質問におきましても共産党市議団の
清水登志子議員から質問させていただいております。その質疑の中でも改定内容については、3つの点が明らかとなっています。
1つは、28年度のこの値上げ案の税額と、6年前に当たる平成22年度と比較して、明確にその数字を出していただいているわけですけれども、1世帯当たりの平均所得は平成22年と比べて12万円下がっている。この所得については、27年度のレベルが28年度も同じとしてということですので、もっと差が開くかもしれませんが、12万円、平均1世帯当たりの所得が下がっています。保険税額は逆に1世帯当たりで1万5,000円、1人当たりで約2万円上がっています。所得は12万円下がっているけれども、保険税は1人当たり2万円も上がるということになるわけですね。
あともう1つが、均等割が1人当たり5,400円も上がるので、家族の多い世帯ほど負担が重くなる。子どもが2人、3人いる家庭というのはずっしりと重くなるという不公平があります。
3つ目に、所得に占める保険税の割合は、低所得の方のほうが計算をして折り返しますと重くなっています。このような負担増の内容に対して、不公平ではないかという清水議員の質問に対して、市民部長は適切だと考えていると答弁なさっているわけですけども、税率アップによって、ますます払えない方がふえると見込まれますが、それについて、どう認識なさっているでしょうか。
34 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
35
◯保険年金課長(青木奈保子君) 平成22年度から平成23年度のときに値上げがございました。18%の値上げということで、非常に4年ぶりの改定だったもので高い値上げ率となったものでございます。ただし、その際の徴収率につきましても前年の税額が低かった平成22年よりも平成23年のほうが、徴収率が上がっております。これにつきましては、市民に御理解いただけて納付いただけたものというふうに認識をしております。
以上です。
36 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
37 ◯委員(奥野倫子君) 答えになっていないんですが、過去のことを聞いているんではなくて、これからのこの保険税、13%アップの後の徴収率について、今後もまた徴収率は下がらないということでしょうか。
38 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
39 ◯納税課長(星野敦樹君) 年々の徴収率につきましては、景気の変動等で上下することはあると思います。ただ、今までの経緯から踏まえて、過去に税額が上がったことの経緯等を踏まえて考えますと、今までと同じように徴収業務を法律に基づいて実施していけば、同じような徴収率を確保できると思っております。
以上でございます。
40 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
41 ◯委員(奥野倫子君) これまでどおり徴収率を上げるために滞納整理をするから大丈夫だということをおっしゃっているわけですけれども、そうではなくて、払えない状況の人がふえていく、このことを認めたからこそ、徴収業務をこれまで以上に厳しくしなければいけないというふうに考えていらっしゃるじゃないかと思うんですね。滞納がふえれば、滞納整理を強化すればいいのだと、そういう立場であれば、それは全く違うのではないかと思うんですね。滞納者がふえるような税率アップというのは、滞納整理して、差し押さえて、取り立てて、この取り立ての額が1億超えています、今。もう強行に取りあげているという額がね。そういうことを、これからもっともっとやらなければ徴収率は保てないということであれば、もう本当に悲鳴が上がって来ると思うんですね。払えない方はますます払えなくなり、払える方の重税感は増す一方で、結局不足分を繰り入れなければならなくなっていくというような負のスパイラルというのが、逆にその国保の制度疲労を招くのではないかと思いますけれども、こういった悪循環、真の制度改革ではない。ただ単に値上げをして赤字を埋めていけば制度は維持されるんだというような、この単純な改革というのは、とても適切ではないと思うんですが、いかがでしょうか。
42 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
43
◯保険年金課長(青木奈保子君) 今回の税率改定につきましては、5月の法改正を踏まえておりますと述べさせていただきました。こちらの法改正の中では、低所得者に対する軽減の拡充がございます。平成25年度に比べまして、日野市の場合、2,410世帯、合計3,835人の方が、26年度、27年度と2カ年続く低所得者支援の拡充により軽減を受ける世帯がふえております。こういった低所得者への制度拡充も踏まえながら決定したものでございます。
以上でございます。
44 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
45 ◯委員(奥野倫子君) その2,410世帯も、来年度の値上げによって、やっぱりまた増額になるわけですね。軽減したといっても、病気をすれば増額になって、払う額が本当に月3万円とか4万円の年金の人がね、1,700円上がっただけだからいいでしょうと言ったら、絶対それは嫌ですよね。日野市が払えない方の現状について、きちんと把握した上で、これを適切と言っているのかどうかについて、ちょっと質問をしたいと思うんですが。
この市民税を含めた滞納者の総数、7,431人ということでありました。これは1カ月でも、1カ月滞納の方でも1人とカウントする。例えば、12カ月滞納したら12人とカウントする結果が7,431人ですから、実数がわからないんですよね。実数を把握していると言いながら、実数は掴めていないんですよ。国保と市民税を分離して、国保だけがどうなっているかというのもつかめていないんですよね。この滞納者について、収入段階別のパーセンテージはどうなっているのか。このうちの国保加入者分の滞納総額、幾らになっているのか。おわかりになりますでしょうか。
46 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
47 ◯納税課長(星野敦樹君) まず国保分の収入の分布でございますが、今現在、納税課で把握しているのは、市税と国保税を合わせた数字になってしまいます。
それと滞納額につきましてはお待ちください。失礼いたしました。平成26年決算ベースで国保の滞納額になります。滞納額3億1,957万5,552円でございます。
以上でございます。
48 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
49 ◯委員(奥野倫子君) このうち、この滞納額がわかるのであれば、いろんなことが本当はわかっているのではないかと思うわけですけれども。例えば、市民税が課せられてる人であればまだしも、非課税の人は、ほとんどの人が国保だけを徴収、滞納徴収されているわけですね。この区別、7,431人のうちのこの区別はできていないんでしょうか。
50 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
51 ◯納税課長(星野敦樹君) 失礼いたしました。国保世帯数については把握しております。26年度決算ベースで国保のみの滞納世帯数については、2,557世帯でございます。
以上でございます。
52 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
53 ◯委員(奥野倫子君) この国保のみのうちの非課税、これを聞いているわけですが。
54 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
55 ◯納税課長(星野敦樹君) 徴収業務のほうに上がってくる数字としましては、もともと課税されている世帯が対象になっておりますので、非課税の世帯については把握してない状況でございます。
以上でございます。
56 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
57 ◯委員(奥野倫子君) 非課税の人も、国保を払わなきゃいけないので、その滞納処分の対象になっております。この滞納処分のやり方が今問題になっているわけですよね。滞納世帯全体の62%が滞納額10万円未満ということです。だから、年間10万円、滞納している10万円以下の方というのは、本当に低所得の方というふうに想像してわかるわけですけれども。この62%の収入段階別の人数とかパーセンテージとか、そういったことをきちんと把握してらっしゃるでしょうか。
58 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
59 ◯納税課長(星野敦樹君) 滞納者数について、国保のみというわけではございませんが、市税、国保税合わせた10万円以下の世帯については、滞納者数については把握しております。先ほど委員がお話があった10万円以下、4,996世帯、67.2%、26年度で言いますと、6,328世帯、62.6%となっております。
以上でございます。
60 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
61 ◯委員(奥野倫子君) 質問には答えてなくて、結局把握してないということをおっしゃっていただければいいわけですね。
滞納理由についてですけれども、一般質問では本人、家族の病気、退職、転職、失業等による収入減、ローン返済を優先した、債務整理中というような理由で滞納なさっているというお答えがありました。この理由ごとのざっくりとしたパーセンテージはおわかりでしょうか。
62 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
63 ◯納税課長(星野敦樹君) こちらについては、しっかりした統計を取っているわけではございませんので、把握していない状況でございます。
以上でございます。
64 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
65 ◯委員(奥野倫子君) この債務整理中ということが、よく具体的にわからなかったんですが、ちょっと説明をしていただけますでしょうか。こういう方に対して執行停止をかけているということでしょうか。
66 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
67 ◯納税課長(星野敦樹君) 債務整理中というのは、交渉の中で本人から、まず申し入れがあった方でございます。今現在、債務について弁護士に相談している、その多重債務等の機関にも相談しているというような方でございます。その方について、具体的なお話の状況を聞いて、収入と合わせて収支を確認して、税金を支払う換価の処分、差し押さえをしたりするときに、する分の財産がない、差し押さえすると生活が困窮するということがわかれば、執行停止を法律に基づいて適用できるかどうか考えているところでございます。
以上でございます。
68 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
69 ◯委員(奥野倫子君) 今の質問に対しても、ほとんど把握なさっていらっしゃらないということがわかりました。生活困窮者に対して、日野市として何も興味を持っていないと。どういう苦しさを抱えているのか。その現状把握が、滞納者の中に、どのパーセンテージで病気で困っていらっしゃる、どのパーセンテージで失業している、どのパーセンテージで債務調査中、こういうのは把握しないと。
結局何が言いたいかといいますと、こういった方たちは減免対象なんですね。これ滞納者ではないんですよ。払えないことが明らかなわけです、今の話を聞いてもね。減免対象者。この病気や失業に陥った方、もしくはもともと生活保護基準以下の方といった担税能力のない方を、国保にとどめたままにしておくことは、国保加入者の医療費負担がふえてしまうことになりますが、国保の制度上にとって適切と言えますでしょうか。
70 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
71 ◯納税課長(星野敦樹君) 納税課の業務としましては、正しく課税されたものについて、滞納、お支払いできない方について督促を発送する、法律に基づいた処理、もしくはお話を聞いて事情によりましては、法律に基づいて滞納処分の執行停止を行っていくのが業務でございます。
以上でございます。
72 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
73 ◯委員(奥野倫子君) 執行停止の中には、減免適用しなければいけない方がいっぱいいらっしゃるはずですが、そうした方に対して、この国保税の減免手続を取った方というのは何人いらっしゃるでしょうか。
74 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
75
◯保険年金課長(青木奈保子君) 国民健康保険に減免制度はございますが、応益部分につきましては、これ以上の減免という制度にはなっておりません。急に会社が倒産したとか、自己破産なさった方につきまして、応能部分の所得割分を減額するという減免制度はございますが、初めから7割軽減などがかかっている方については、7割軽減以上の軽減という措置はございません。例外的に東日本大震災で原発事故により避難をなさってた方々が100%減免という制度が適用されましたが、そちらも今現在は非課税世帯のみとなっておりますので、日野にいらした方については、応益部分に対する減免制度はない状況です。
76 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
77 ◯委員(奥野倫子君) 手続をしたかどうかを問題にしているんですね。
78 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
79
◯保険年金課長(青木奈保子君) 平成27年度収入不足等の理由で減免申請に来られた方はいらっしゃいませんでした。
80 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
81 ◯委員(奥野倫子君) みずから申請したかどうかを聞いているんではなくて、分納相談をする中で、きちんとこの人は減免だという扱いをしなければいけない人はいっぱいいるはずなんですね。そうした方に対して、きちんと減免申請すれば90%か100%の減免が受けられるわけですよ。それきちんと手続をした上で、その滞納整理分というのはどうなっているかというのを判断しないと、とても偏ったものになってしまうと思うんですね。手続はやらないで、ただ単に分納相談の中で、対応した職員によって分納する額が決まっているというふうなやり方をなさっていますが、やっぱり減免申請が、規則があるのであれば、本人から言ってくるまで待つのではなくて、こういう手続をきちんと踏んだ上で判断をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
82 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
83
◯保険年金課長(青木奈保子君) 減免制度で課税額がなくなるという制度はございません。最大安くなる方法で7割軽減でございます。滞納されていて、納税課が連絡を取ったような方の中には、まだ申告をされてなくて、この適用がされてないような方もいらっしゃいます。それについては納税課と常に連携を図りながら、所得の判明に努めているところで7割軽減をかけさせていただくようなことを実施しているところでございます。
84 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
85 ◯委員(奥野倫子君) そんなことを聞いているわけじゃないんですね。納税課で判断して7割軽減をかけましたじゃなくて、きちんと申請をさせる、このことが必要だと思います。そうしないと結局何も把握してないわけですよ。実態がまるでわからない。きちんと書類で残していく、こういう手続を踏まないから、本当に低所得者がどうなっているかというのが、全くわからないわけですよ。見えてこないんですよ。全部納税課の思いの中だけでやっていたら、はたから見たら、救えているのか救えてないのか全くわからない。数的に、じゃあ減免申請の対象者が何人だったのかというのがわからない。滞納処理をされている人は、適切に課税されているから適切な額を払えと。でも払えないから滞納整理されているんだと。一緒くたになっているわけですね、今。そうじゃなくて、その中に何人が本当に減免適用しなきゃいけない人で滞納整理をしているんだとか、そういうことがきちんと減免審査をした中で、この人は分けて考えていいんですねというようなやり方をしないといけないと思います。数年前までは払える額ということで自主申告だったわけですけれども、現在は滞納額を期限内に返済できるような分納額ということを強く求められるわけです。そうすると、本人からすれば、じゃあ半分払いますよといっても、現在の保険料と合わせて1.5倍払わなきゃいけないというような、そういう本当に厳しい滞納整理になっているわけですよ。以前は本当に100円でも200円でも、払えたら払っていただきたいという形だったのが、そうじゃなく、きちんと全額返済する目途を立てろというようなやり方がやられています。きちんと減免申請すれば100%減免、あるいは90%減免、受けることができるということを本人にも伝え、滞納整理というのは本来そうしたことを丁寧にやって差し上げることだと思うんですね。それができていないから、一般質問でも私取り上げました。生活保護基準以下の方から、差し押さえて、で、電話しているのに、電話で本人諦めさせて、6万円、生活保護基準以下の方から取り上げてしまいました。(「質問しろ、質問」と呼ぶ者あり)その人は怒っているわけですよね。
質問したいと思いますが、この日野市が繰り入れるべき額の中に、本当は日野市が減免をしなければいけない方の分も赤字として表現されているわけですね。減免をしなきゃいけない人たちの分が赤字として表現されています。こういう減免に当たる額というのが、全部が全部7割申請につなげられているわけではないというふうに私は思っているわけですが、しっかりとやっていただきたいと思っているわけです。次の27年度の法定外繰り入れについて、決算見込みはどうなっていますでしょうか。
86 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
87
◯保険年金課長(青木奈保子君) 決算見込みにおきまして、法定外繰り入れの見込みは、本年9月の時点で15億7,000万と見込んでいます。その他繰入金の分になります。
88 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
89 ◯委員(奥野倫子君) 国保運協に対して配られた資料をお持ちしました。国保運協では、今、法定外繰り入れ、その他繰り入れが15億の見込みだとおっしゃいました。国保運協の方には26億、法定外繰り入れ26億の見込みというふうに出されています。法定外を入れたら30億だと。もう国保は30億の時代になったと。昨年の法定外繰り入れが12億です。26年度の法定外繰り入れ12億です。これがね、国保運協には、27年度の決算見込みとして26億、2倍以上。12億のものが14億ふえると。大変だと思わせて、みんな賛成したと。こういうやり方ありですか。
90 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
91
◯保険年金課長(青木奈保子君) 訂正させていただきます。賦課不足の分でお答えしてしまいましたので、15億とお答えしましたが、その他の歳出がありますので、16億でございます。運営協議会の資料を作成した時点と多少変わってきておりますので、若干の数字の違いはございます。また、今まだ現在進行形で動いている途中でございますので、また、ここから後半の動きも加味すると、決算のときにも数字は変わってくるかと思いますが、現時点での見込みの数字でございます。
92 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
93 ◯委員(奥野倫子君) 今のは本当に苦しい答えですね。賦課不足額が15億とおっしゃいました。賦課不足額以外に11億足りない。この理由がきちんと説明できないわけですよ。例えば、
国民健康保険税25年度決算、35億7,000万入っています。26年度の決算、35億5,000万入っています。ところが、この国保運協に出した決算見込みは33億。わざわざ2億低く書いている。そして、国庫支出金、25年度決算31億、26年度決算35億、だけど27年度は32億に減らしている。ここで2億の差があります。下のほうにいくと、共同事業拠出金、これは収入よりも支出を3億多く見積もっています。こうしたことを考えれば、この誤差を修正するだけで、この26億と書かれたやつは20億を切るんですね。これだったら、まだわかりますけれども、26億というこの数字ね、私は本当に吹っかけたなと。こういう前回の4年前の値上げのときにも、こういうやり方を取られました。43億不足すると。ところがふたをあけてみたら、お金は余って、4年間決算締めくくってみたら、また昨年度も2億4,000万ほど余っているが、この決算見込みには昨年度の余ったお金組まれていません。これがまた入ってきたら、20億ぐらいだというのが、またさらに2億減ります。そうすると、昨年度決算12億が18億ぐらいになったというぐらいに収まるわけですよね。誰が考えても、これは本当におかしいですよ。12億の法定外繰り入れが26億に、2倍以上になるわけはないわけですよ。
この大騒ぎ、これは本当に値上げをするためだったら、どんな説明でもして、国保運協の方を納得させるというやり方はやめていただきたい。今、おっしゃってても、決算、あと半年後にきますよ。大恥かきますからね。市長に質問したいと思います。(「市長はいないよ。」と呼ぶ者あり)あっ、市長いないのか。決算じゃないのか。じゃあ市長への質問を部長にお聞きしたいと思います。
所得がゼロの方が1万世帯、約いるんですね。全世帯が2万9,000世帯、約3万世帯。約3万世帯のうちの1万世帯が所得ゼロなんです。3分の1が国保の場合、所得ゼロなんですよ。50%が80万円未満ですよ。50%が軽減世帯なんですよ。これ助け合いの制度じゃないですよ。助け合っても生き残れないから、国が社会保障としてつくった制度で、国も入れている。しかし、介護保険は日野市も15%入れているが、国保には日野市が15%入れるという制度にはなっていない。だから、しかも国は50%入れると言っていたのが38以下に下がってしまったから、どうしても赤字が出るので、だから、その赤字分を保険税にかぶせるんじゃなくて日野市が補填しましょうとやってきていた。社会保障としてちゃんと位置づけてやってきていた。今12%入っているらしいですけど、12%を抜いていこうと、限りなく抜いていこうと、様子見ながら抜いていこうとおっしゃってるわけです。こういう考え方ね。国保は助け合い制度だという、言い切ってしまう考え方、私は本当に問題だと思うんです。この所得ゼロの方は、所得がゼロなのに、どうやって暮らしていらっしゃると思っておられるでしょうか。
94 ◯委員長(古賀壮志君) 市民部長。
95 ◯市民部長(古川和子君) 国民健康保険は一般質問のときにもお話ししましたように、社会保障制度とは言いましても、健康保険という名目の中で、こちらのほうは医療給付などにかかる費用は、やはり総額から国や東京都からの補助金を除いた金額を加入者の保険税で賄うというものが基本だというふうに認識しております。
また、日野市の現在の状況といたしましては、こちらも御説明させていただいたとおりで、全国的にも、東京都内でも、非常に低い税率である。また、先ほど課長のほうからも説明がありましたように、法改正の趣旨、それにまずのっとって一般会計にできるだけ頼らないで運営していこう。
また、現在、先ほど来、一般会計の繰り入れのお話が出ていますが、賦課不足であるということは明らかであります。
以上のことから、今回税額の改定をお願いするものです。改定にあたっては、その御負担が、加入者の方に負担が及ぶということは十分認識しております。
ただ、日野市としても、医療費が毎年増加していることをそのまま見ているわけでもありません。データヘルス事業を進めて、今年度より糖尿病の重症化予防にも着手いたします。また、医療レセプトを分析して、保健施策に効果的に活用するなど、市民の健康増進、健康寿命延伸を図るとともに医療費の適正化も進めてまいります。
以上のことから、医療費の支出を抑制する努力もしながら、また税率等も見直し、さまざまな努力を重ねながら適正な運営を目指してまいります。日野市の国民健康保険を堅持していくためにも、保険税率等の改定が必要であると考えていますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
以上です。
96 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
97 ◯委員(奥野倫子君) また、私の質問に答えていらっしゃらないんですけれども。所得ゼロ、収入ゼロなのに、どうやってこの人たちは食べていっているんですかということを聞いているわけです。
結局、その所得ゼロ、30%、国保世帯の30%、所得ゼロは、そのほとんどが単身女性、高齢者だと思われます、子どもさんに扶養されている高齢者なんです。平成6年に20%だったのが、今現在、国保の中で30%を占めるようになりました。10%もふえています。つまり、本来なら息子の扶養親族として社保の家族扱いになっていなければならない方が、世帯分離をして国保に流れ込んで来ているわけですよ。国保に占める医療費支出のうち、本来なら社保で負担すべき分が30%もあるということですね。日野市が、その社保負担分を企業にかわって肩代わりさせられているという現実があるわけです。そうすると、常に市長が市民税の中にある他の社保の人たちの税金が国保に繰り入れられるというのは不公平だとおっしゃっていますけれども、そういった方たちの親御さんの国保はね、その息子にかわって支えているわけですよ。だから何も国保税に繰り入れることが、何のためらいもなく入れていいと。本来なら(「それは違う」「質問しなよ、具体的に」と呼ぶ者あり)違いますよ。日野市内の国保は、半分は高齢者、半分が低所得者。その半分の高齢者でも日野市内の高齢者のほとんどがここに組み込まれていて、そのうちには社保の方の親御さんが入っていると。そういう状況に対して、社保の方の税金も含めた市民税を繰り入れるというのは当たり前の話なんです。そういう組み立てになっているわけですよ。こういうふうに社会保障としてちゃんと位置づけて、今回の値上げはやめていただきたいと思いますが、市民部長、いかがでしょうか。
98 ◯委員長(古賀壮志君) 市民部長。
99 ◯市民部長(古川和子君) 社会保障としての考え方は先ほど申し上げたとおりでございます。先ほど来、申し上げてますように、皆さんに御負担をいただくことは十分承知しております。それと重ねて日野市といたしましても、医療費の支出を抑制する努力もしてまいります。さまざまな努力を重ねてまいります。また、一般会計繰り入れも、値上げをしてもまだ足りない部分には、そちらのほうは一般会計繰り入れをお願いしていく。これは継続していくということは、この間も申し上げたとおりでございます。その上で保険税率等の改定が必要と考えておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
100 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
101 ◯委員(有賀精一君) データのことなんですが。国保の滞納と市民税の滞納が一緒になっていると、先ほどお話が、滞納率の話が出たんですが、国保オンリーの滞納率という形ではデータはないんでしょうか。
102 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
103 ◯納税課長(星野敦樹君) 徴収率と滞納世帯の割合というものは取っております。国保の徴収率につきましては、国保の現年のみで93.6%、過年度分で38.4%になっております。それと、滞納世帯について、世帯率ということであれば、国保のみの滞納世帯数は、26年度末決算ベースで2,557世帯ですので、全体の滞納率というのは9.5%になっております。税額での区分が10万円以下という区分はできないという意味で先ほど述べました。
以上でございます。
104 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
105 ◯委員(有賀精一君) 10万円以下ということで、わからないというか、詳しくそこまでできないということなんですが。データの取り方として、別にそんなことはないんじゃないかと思うんですけど、難しいんでしょうか、出し方というか。今のこの情報化社会の中で、そういうデータというのは、ちゃんとできないんですか。
106 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
107 ◯納税課長(星野敦樹君) 今、滞納世帯という形で統計を取っているのが、そういう形で取っているということでございます。
以上でございます。
108 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
109 ◯委員(有賀精一君) 奥野委員の質問とも重なる部分もあると思うんですけども。もう少しそのデータを、まあもう基礎データは入力されているんでしょうから、そういうものをえり分けて、ちゃんとすぐに質問したら答えられるような、率であるとか、割合であるとか、そういうものはしっかりとやっぱり示してほしい。しかも、単年度ではなくて、この間の推移ですよね。5年とか10年ぐらい、それがどうなっていますというのもたちどころにわかるように、できれば資料としてばっと出していただいて、こうこうこうなっていますと。ですから、申しわけないですけど、今回は値上げをお願いしますというような、そういうわかりやすいものを、ちゃんと提示していただかないと。まあきょう傍聴されている市民の皆さんもたくさんいらっしゃるわけですけど、恐らく今やり取りしていることがね、全く見えない部分が大きいんじゃないかと、私自身もこんがらがるんですけど、強く感じています。それで、できればそのデータを、今言ったところの10年、5年の推移、それから滞納率、滞納率がどうなっているのか、国保について。国保の加入者の数もそうですけども、そういうデータを一覧表にして出していただけないかというのを、ちょっとお願いをしておきたいというふうに思います。ちょっとわからないので。
質問ということでない部分もあるかもしれないんですが、努力をされているというのはよくわかります。職員の皆さん一生懸命頑張っているというのあるんですが。どういったらいいんでしょうかね。日本のこの貧困の問題というのは、闇の部分といいますか、例えば、生保ひとつとっても、捕捉率が極めて低いというのは有名な話ですよね。
どれだけ多くの貧困に直面している市民が救われずに苦しんで生活をしているのかというの、これは残念ながら日本の現実なわけです。先進国という名前はつきつつも。ですから、職員の皆さんも数が足りないですし、先ほど奥野委員が質問されているような、どんな状況にあるのかというのを職員の皆さんがつかむと、状況を把握するというのも大変なことだというのもよくわかるんですけれども。やっぱり市民のためのあくまでも業務なわけですから、その辺はやっぱり私も一生懸命取り組んでいただきたいし、減免のできる方はなるべくやっぱり減免ができるような形で、行政の運営をしてほしいということは強く思います。
110 ◯委員長(古賀壮志君) ただいま資料の請求がございましたが、担当課におかれましては、いかがでございましょうか。納税課長。
111 ◯納税課長(星野敦樹君) 滞納世帯数、滞納率、徴収率については、すぐにお出しできるかと思います。ただ、先ほど言われた事情を入れたというのは、今後、年度の切りかえ時のときの集計ができるかどうか検討してみたいと思います。
以上でございます。
112 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
113 ◯委員(有賀精一君) 年度の切りかえというのはどういうことなんでしょうか。例えば、26年度は既に決算は済んでいますね。そういうものは関係ない。27年の話をしているんですか。どういうことなんですか、ちょっと私も理解できないんですが。
114 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
115 ◯納税課長(星野敦樹君) 決算の数字は過去にさかのぼって拾えるかと、今後、その決算のときの数字で抽出できるかを、検討して、確認してまいりたいと思います。
以上でございます。
116 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
117 ◯委員(有賀精一君) 基本的な認識のところで僕もよくわからないんで、もしかしたら私が質問していること自身が、お前わかってないよということなのかもしれないんですが。基本的に入力されているわけですね、恐らく。この人は国保をこういうふうに滞納していますとか、これだけ納めていますとか。入力されている以上はデータの解析というか、そういうのは別に何の時間もかからないし、云々かんぬんというね、決算が終わったところは何もないような気もするんですけれども、そういう問題とまた別個の問題があるということなんですか。
118 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。資料を提出できる時期を含めて御答弁ください。
119 ◯納税課長(星野敦樹君) わかりました。システムになっていますので、委託会社のほうでデータを抽出してもらうという作業になるかと思います。そちらのほうが数字を10万円、金額で国保のみの形で抽出できるか、確認、検討してまいりたいと思いますので、お時間をいただければと思います。
120 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
121 ◯委員(有賀精一君) それ行政の側が、日野市がデータを持ってないということなんですか。委託か何かしているということなんですか。
122 ◯委員長(古賀壮志君) 納税課長。
123 ◯納税課長(星野敦樹君) 委託をしてデータについては処理をしていただいて、契約をして契約会社にしていただいております。それで、その金額についての処理、切り分けについては抽出して、自分たちで職員ができませんので、そういう形のものを委託会社に抽出してもらうという形でないと資料として出せませんので、それをできるかどうかの確認、検討をしていきたいということでございます。
124 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
125 ◯委員(有賀精一君) 委託されているということなんですけど、ちょっと常識的に考えてというか、そんなに難しい問題なのかなというのが私には感じるんですね。そんなの、委託、委託って言うんですけど、生データだってもらってないんですかね。その辺のところは非常におかしく思います。ちょっと普通の感覚からして、今ね、情報化の時代ですよ。パソコン1台で、そんなのたちどころにしてすぐわかるような、そういう、(「意見だ」と呼ぶ者あり)うん。だから、ちょっとその委託の中味も含めて調べたいと思います。この場ではおさめますけれども、あとでいろいろお伺いに行きますので、詳しく教えてください。ちょっと心もとないなという感覚もちょっとあります。
126 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
127 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。有賀委員。
128 ◯委員(有賀精一君) 基本的に、やはりこの値上げというのが、今の市民生活からすれば、非常にやっぱり重いものがあるということで私は反対の立場で述べたいというふうに思います。
最近、私、老後破産という本も読んだりしたんですけれども、本当に厳しいですよね。長生きすることが本来であれば、楽しくて、祝われなきゃいけないことであるのに、死にたい。そういうことがやっぱり、なんていうか、高齢者の方の中に非常にいっぱいいらっしゃるという現実ですよね。だから、こういうやっぱり状況が一方であって、かつ景気は上向いてるという話もありますし、アベノミクスの話も出てますけども、可処分所得は、どう考えてもふえてないというのが庶民の感じているところと全く同じで、可処分所得はふえてない。苦しくなっている。確かに国家財政もという問題もあるでしょう。でも、やっぱりですね、この間の状況を見てますと、今回の値上げもそうです。日野市に限らない問題です。これ日野市のどうこうというだけじゃないと思うんですけども。やはり抜本的に考え直さなければいけない問題だと思います。そういう意味で今回は、職員の皆さんの御努力はよくわかるんですけれども、反対をしたいというふうに思います。
129 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
130 ◯委員(近澤美樹君) 反対の立場で意見を述べさせていただきます。
国保は社会保障であるという基本原理を否定して、国保の基本原理に、自助、自己責任を据えるということは間違っています。そもそも国保に国庫負担が投入されていることそのものが、国保が社会保障として運営されているという、その事実だと思います。国民皆保険という形で社会保障を実現、日本の国は実現しているわけなんですけれども、そのことを否定してしまうと、私たちの国の歴史的な経緯を否定する。私たちの歴史を、ここまで積み上げてきた歴史そのものを否定することになるんですよね。当たり前のことですけれども、社会において自己責任や助け合いだけでは対応できない事態は起こり得る。病気や貧困というのは必ず起こり得るということを前提に社会保障というのは、これまで整備されてきましたね。なので、社会保障としての国保を否定してしまうということはできないわけですよ。
この高過ぎて払えない国保に今なっていると。制度が、所得ゼロ円の方からも取り立てるというふうな設計になってしまっていること、そのもののその大もとの主な原因というのは、もともと国庫支出金の削減であると。国のそうした方向に走ったということは明らかで、高過ぎる保険料負担を根本から改めるということ、この制度そのものを根本から改めるということは、もちろん必要なんですけれども。この地方自治体である市というのは、目の前に生存している市民が存在しているわけですから、そうしたときに、どういう防波堤の役目を果たすかということが、行政の第一の役目になるというふうに考えます。
現在は、その方の収入に対して国保負担の度合いというのは、明確に逆進性を持ってしまっているわけですね。所得が高い方の負担と、所得が低い方との負担率という、率が完全に逆さまになってしまっていると。これではいつまでたっても、払いたいけれども払えないという状態は改善されないわけです。
今回の値上げというのは、あくまでも日野市の都合。先ほど言ったような、市の行政としての目的から逆さまになってしまっていて、日野市の都合による値上げだと言わざるを得ません。市民の暮らしの実態を直視しなければなりませんし、必要であれば生活実態調査、実際にそうしたものをモデル的にも行うこともできるわけですよ。これだけ可処分所得があって、どういう暮らしをしているのかというモデルを、ちゃんと調査してつくっていくということは必要だと思います。それも行わないで、これ以上もう無理だと、払えないという市民にさらなる負担を押しつけるということは、社会保障の原理も否定しますし、本当に19世紀の工場法以前に戻っちゃいますよ、こんなことしたら。自己責任と助け合いということだけやっていたら。こうこれ以上のことは自治体が行うべきではないと考えます。
以上の理由で反対といたします。
131 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
132 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
133 ◯委員長(古賀壮志君) 挙手多数であります。よって議案第104号の件は、可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
134 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第107号、日野市福祉オンブズパーソン条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。福祉政策課長。
135 ◯福祉政策課長(原島由美子君) それでは、議案第107号、日野市福祉オンブズパーソン条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
本議案は、行政不服審査法の全部改正に伴い、不服申し立ての手続を一元化し、異議申し立てをなくし全て審査請求とすることにあわせて、所用の文言の整理を行うものでございます。
それでは議案書4ページ、5ページをお開きください。新旧対照表で御説明申し上げます。
行政不服審査法の規定を引用している日野市福祉オンブズパーソン条例第10条第2号中、「行政不服審査法(昭和37年法律第160号)」を「行政不服審査法(平成26年法律第68号)」に、「不服申し立て」を「審査請求」に改め、「若しくは決定」の文言を削るものでございます。
恐れ入ります、2ページにお戻りください。
付則でございます。この条例は、行政不服審査法の施行の日から施行するものでございます。なお、平成27年11月26日行政不服審査法の施行期日を、平成28年4月1日とする政令が公布されましたので、施行期日は平成28年4月1日となります。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
136 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
137 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
138 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
139 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第107号の件は、可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
140 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第108号、日野市立児童館条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。子育て課長。
141 ◯子育て課長(中田秀幸君) それでは議案第108号、日野市立児童館条例の一部を改正する条例の制定について説明申し上げます。
議案書の2ページをお開き願います。
本議案は、学童クラブに入会した児童の保護者から徴収する費用の額の適正化を図るため、額を児童1人につき月額5,000円から月額6,000円に改めるため条例の一部を改正するものです。あわせて、学童クラブ事業の法的根拠を条例上明確に規定するため文言整理を行うものでございます。
日野市は、これまで施設整備や職員体制の充実に努め、学童クラブ事業による支援を必要とする御家庭の児童の受け入れに努めてまいりました。一方で、学童クラブ費につきましては、平成11年度に、当時月額3,160円から現在の月額5,000円に改定されて以来、16年間見直しが行われておらず、現在、多摩地域の中でも低いほうから3番目の水準といった状況でございます。これからも増大するニーズに対応し、将来にわたり学童クラブ事業を安定的に維持継続していくために、第4次日野市行財政改革大綱を踏まえ、学童クラブ費の改定を行うものでございます。
学童クラブ費の改定にあたっては、日野市子ども・子育て支援会議や日野市手数料、使用料等検討委員会で、保護者代表、公募市民を含む委員の皆様の検討をへて、妥当であるとの結論をいただいております。なお、額改定にあたり、生活保護世帯、住民税非課税世帯については、これまでと同様に学童クラブ費を免除し、ひとり親世帯、多子世帯については学童クラブ費を減額し、経済的負担の軽減を図ります。
本条例は、平成28年4月1日から施行するものであります。ただし、第1条及び第8条第1項第1号の改正規定は公布の日から施行するものであります。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
142 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。有賀委員。
143 ◯委員(有賀精一君) 低い方から3番目ということだったんですけれども、低いほうの自治体名と額がわかりましたら、ぜひ教えていただきたいのですが。
144 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
145 ◯子育て課長(中田秀幸君) まず、低いほうから3番目ということで、同率で日野市を含めて並んでいるんですけれども、それ以下のところをまず申し上げます。
まず公営で実施をしております狛江市、それが4,000円です。あきる野市が4,200円。日野と同じ5,000円というところが福生、あと民営の狛江、それと清瀬、東久留米、西東京、そういった状況になってございます。
146 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
147 ◯委員(有賀精一君) できれば多摩地域の、今、低いほうの話だったんですけれども、平均は大体どんなものなのか。
148 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
149 ◯子育て課長(中田秀幸君) 多摩地域の平均が6,000円というふうな状況になってございます。
以上です。
150 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
151 ◯委員(有賀精一君) 値上げを実施するにあたって、いろんな会議を開いたということだったとは思うんですけれども、当然、生活保護世帯であるとか、家計が苦しい世帯への減免というのは継続されるということですし、減額措置もあるということなんですが、減額の中味というのは、ちょっと簡単に説明していただけますか。
152 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
153 ◯子育て課長(中田秀幸君) まず減額の対象はひとり親世帯と多子世帯ということです。ひとり親世帯につきましては、現在5,000円のうち2,000円を減額している状況です。(「3,000円ですね」と呼ぶ者あり)はい。3,000円ということになります。改定後になりますと、これ同じく3,000円ということで、6,000円ですので、3,000円減額、減額幅をふやしております。あと多子世帯につきましても、2人目が今2,000円減額されて3,000円ということになっています。これも2人目を3,000円減額して3,000円と、そこは変わらずというふうな形です。
以上です。
154 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
155 ◯委員(奥野倫子君) 学童クラブが条例改正されて、出欠の状況を確認して、欠席の状況が続くようであれば、勤務状況の変更届を出してもらって、変更がなければ退会を促していくというような形に改正されているんですよね。その後の状況はどうなっているでしょうか。
156 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
157 ◯子育て課長(中田秀幸君) 是正勧告という形で適正な利用をお願いをしているわけです。当初300人が是正の対象ということになりました。その後、保護者の代表を含めまして、より実態に即した形での適正利用のあり方というものを見直しをさせていただいたところです。現在28人、まだほとんど使っていないというような状況の方がいらっしゃいまして、そういう方に適正な利用をお願いをしているというような状況で、是正勧告を出させていただているということでございます。大体、今、直近ですと、この2カ月ぐらいで、大体1、2件出させていただいているという状況です。
以上です。
158 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
159 ◯委員(奥野倫子君) ほとんど使っていない方というのの使っていない理由というのは何でしょうか。
160 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
161 ◯子育て課長(中田秀幸君) 詳しくは直接ヒアリングはさせていただいてはいないんですけれども、基本的には習い事ですとか、ひのっちに通うから、そういった理由が主なところというふうに認識をしてございます。
以上です。
162 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
163 ◯委員(奥野倫子君) 今の把握してないわけですから、あくまでも、そういうふうに予測をしているということだと思います。今1カ月に1、2件、そういう是正勧告を出しているということですが、退会になった方というのはいらっしゃるんでしょうか。
164 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
165 ◯子育て課長(中田秀幸君) 退会になった方はございません。
166 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
167 ◯委員(奥野倫子君) わかりました。次に滞納状況について教えてください。滞納者の中の収入的にどのくらいの人が多いとか、傾向なんかもわかりましたら、お願いします。
168 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
169 ◯子育て課長(中田秀幸君) 滞納の状況でございます。過去5年、平成22年度が7世帯で22万5,000円、23年度が7世帯で28万1,000円、24年度が5世帯で17万7,500円、平成25年度が10世帯で25万5,500円、26年度が16世帯で43万300円という状況になってございます。
収入の状況等については、こちらのほうで把握はしてございません。
以上です。
170 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
171 ◯委員(奥野倫子君) とりあえず10世帯未満で各年度滞納なさる方がいらっしゃると。この滞納の理由についても把握していらっしゃらないようですけれども。
次に値上げして、ふえる総額というのは幾らになりますでしょうか。
172 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
173 ◯子育て課長(中田秀幸君) 減免世帯がどのくらいになるかということにもよるんですけれども、概ね1,500万から1,600万円程度かなというふうに見込んでおります。
以上です。
174 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
175 ◯委員(奥野倫子君) 27年度の決算見込みはどうなっているでしょうか。すみません。学童クラブ費ではなく、日野市の決算見込みは、どなたか把握していらっしゃいませんか。
176 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
177 ◯委員(奥野倫子君) 関係部署がいらっしゃらないみたいなのですが、質問はこれで終わります。意見として、あとは言わせていただきます。
178 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
179 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
180 ◯委員長(古賀壮志君) 本件について御意見があれば承ります。江口委員。
181 ◯委員(江口和雄君) 基本的に、この内容につきましては、賛成の立場でございますけれども、数は非常に少ないとは思いますが、日野市の場合には、工場が多いとか、あるいは働く場が多いということから勤労世帯も多いわけで、2人、親が両方とも働くというケースが非常に多いというふうに思います。そういったときに、延長時間とかですね、できれば7時ぐらいまでという声も潜在的にありますので、今後、そういう近隣との状況を見極めながら、検討していただければありがたいということを申し添えて賛成の意見といたします。
182 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
183 ◯委員(奥野倫子君) 日野市の学童クラブの歴史というのは、それこそおやつ代だけ徴収していたという時代に、私は子育てをしているんですね。やっぱり児童福祉法から言えば、親が子どもを見ることができない状況の家庭というのは、その子どもには何の罪もないわけですから、本当に誰も管理していない状況で置くことは、もう法的に許さないと。自治体として、ちゃんとその子を保護しましょうというもとで始まったのが、保育園であり学童クラブなわけです。だから、そういうことに対して、そもそもが利用料を取るとかいうこと自体が私は適切とは言えないというふうに思っております、そのことを思えば。子どもが健全に育つというのは社会の責任なので自己責任ではないから、自己責任としてお金を取るという話では本来はないと思います。でも、今こうして5,000円料金を取っているということに対して、これを下げろとまでは言いませんが、今、これだけ子どもを産まない人が、私の周りにもいっぱいいて、子どもを産んだら、どれだけ負担がふえるかわからないということを本当に恐怖に感じていらっしゃる状況の中で、日野市においては、負担は少ないんだよということをやっぱり貫いていただきたいと思うんです。
今回の値上げにつきましても、例えば、さっき江口委員がおっしゃいましたが、延長時間をもっと工夫してほしいとか、いろんな改善要望がある中で、そういったことに応えるために、その財政的な埋める手だてとして値上げをという提案の仕方ではなく、ただ、単に負担をふやしただけの提案の仕方というのは、やはりただ単に負担増を押しつけたということになりますので、これはちょっと提案の仕方として、私は賛成はできないし、市民の特に子育て中の皆さんからの理解も得られないというふうに思いますので、しかも、その27年度については、予算を立てましたが、今、補正でも、どんどん増額補正をして、これが赤字決算見込みであれば絶対増額補正にならないわけですよ。決算も必ず黒字になることが見込まれていると。そういうもとで、何がなんでもこれを1,500万円増収のためにやらなきゃいけないというわけではありませんので、これは待ったをかけたい、反対をしたいと思います。
184 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
185 ◯委員(有賀精一君) 私も反対なんですけども。考えていただきたいと思うのは、5,000円から6,000円になったということで、ほかの自治体の平均が6,000円なんですか、額として。ということで揃ったということですよね。やっぱり、そのイメージといいますか、子育てしやすいまちということを日野市も掲げていますけど、ちょっとの差が、やっぱりイメージにおいては大きいな違いに私はなると思うんです。もちろん、低所得なり、生活保護の御家庭の方たちはいただかないということで、それはそれで非常に結構なことだとは思うんですけど。やっぱり経済的にそこまで困窮していなくても、やっぱりこの1,000円の差ということで、日野市にしようかな、立川にしようかなというのは、若い人たちはみんな考えると思うんですね。だから、そんな大きな差はつけちゃいけないと思いますけども、やっぱり日野市の子育てのイメージという意味からも、平均より安いんだというのは、ぜひ僕は守っていただいたほうがいいんじゃないかと。逆にちゃんと就業していただいて、税金を納めていただく方たちも、そういう意味で多く入って来る可能性もある。1,500万という額をどう見るかはわからないですが。そういう意味で私はこだわりたいなという部分で5,000円をそのままにしておいたほうがいいんじゃないかなと思って、今回申しわけないですけど、反対をさせていただきます。
186 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
187 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
188 ◯委員長(古賀壮志君) 挙手多数であります。よって議案第108号の件は、可決すべきものと決しました。
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189 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第109号、日野市特定教育・保育施設、特定地域型保育事業等の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。保育課長。
190 ◯保育課長(高橋真二君) それでは議案第109号、日野市特定教育・保育施設、特定地域型保育事業等の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
本議案は、保育園の利用者負担について、平成28年4月より平均5%の値上げの改正を行うものでございます。また、あわせて上位法である、子ども・子育て支援法、子ども・子育て支援法施行令との関係性を見直し、必要な文言整理を行うものでございます。
恐れ入ります、議案書の2ページ、3ページをお開きください。
第1条でございます。3ページの下の部分、別表第2をごらんください。保育料一覧表の階層区分のAの部分、生活保護世帯につきましては、現在保育料を無料としておりますが、これに里親である支給認定保護者を加え、里親の世帯についても保育料を無料とするものでございます。
続きまして、第2条でございます。先ほどの別表第2、保育料一覧表の最下段、C階層から次の4ページの最下段D21階層の各世帯におきまして、保育料を月額100円から最高2,100円引き上げるものでございます。日野市の保育園の希望者は近年ますます増加しており、市といたしましても、保育園の定員の拡大及び保育サービスの拡充に努めてまいりましたが、これにかかる経費の増加も多額となっております。また、日野市の保育料は、現在、国の定める基準の46.5%となっており、多摩地域の平均49.6%も下回っており、26市中低い方から6番目となっております。これからも増大する保育ニーズに対応し、保育園を安定的に維持継続するために、また、第4次日野市行財政改革大綱を踏まえて、保護者の負担の改定を行うものでございます。
学童クラブ費の改定での御議論もございましたが、どちらの改定においても、子ども・子育て支援会議や手数料、使用料等検討委員会において、保護者の代表や公募市民を含む委員の皆様の検討をへて、妥当であるとの結論をいただいております。なお、値上げ幅につきましては、多摩地区の平均である国基準の50%にする場合、平均7%の引き上げが必要となりますが、その場合に最大の上げ幅が月額2,900円となり、家計への影響が大きいため平均5%ということにいたしました。また、低所得者層に配慮し、生活保護世帯、市民税非課税世帯についても、引き続き無料といたします。
本条例は第1条の規定は公布の日から、第2条の規定は平成28年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
191 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。近澤委員。
192 ◯委員(近澤美樹君) 最初に、この改定によって、どれだけ増収になるのか、その金額を教えてください。
193 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
194 ◯保育課長(高橋真二君) 約年間で3,000万円程度の増収になるという見込みでございます。
195 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
196 ◯委員(近澤美樹君) この問題、私も、今回幾つもの条例改正があるんですけども、一般質問では保育については私もさせていただいて、そこでもお聞きしたこともあるんですが、さらに追って伺わせていただきたいことがあるんですけれども。
ことしの4月から、子ども・子育て支援制度になって、ことしの4月も新基準表を適用したと。それによって、基準表が変わっているのは所得税から住民税となっているということで、違うものを適用しているので、明らかに区分が上がった、自分がどこの階層に該当するかということで、明らかに区分が上がった方がいるということは、市もお認めになったんですけれども。その方がどれだけいて、何人いて、その方がマックス、どれだけ、上がった方によってね、負担がどのぐらい上がったのかということの把握はされているんでしょうか。
197 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
198 ◯保育課長(高橋真二君) 恐れ入ります、正確な把握はしておりません。ただ、階層としては、先ほどD21階層まであるということでしたけれど、最大で2階層から、ごく稀に3階層ということで、1,000円、2,000円の上昇があったという方がいらっしゃるというのは確かでございます。
199 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
200 ◯委員(近澤美樹君) 3階層上がるって、ちょっと大変なんですよね。そのことを御存じだということだと思うんですけど、これ何で正確に把握をされないのかを教えていただけますか。
201 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
202 ◯保育課長(高橋真二君) これ国の制度に基づく算定の基礎が所得税から住民税に変わったということでございますので、これについては受け入れざるを得ないということで、保育料全体については上がった方もいらっしゃるし、下がった方もいらっしゃって、総額としては概ね前年度と同じということで、これはあくまで制度の改定ということで、保護者の方にも御理解をいただいているところでございます。
以上でございます。
203 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
204 ◯委員(近澤美樹君) 御理解をいただいているとおっしゃっているんですけど、御理解をいただいてるんでしょうか。このような説明だということで、上がったということについて、わかりましたというふうに言っていただいたんでしょうか。
205 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
206 ◯保育課長(高橋真二君) 既にことしの4月から、そういった形で新しい保育料の算定で計算した通知をお出ししておりますけれど、そのことについて、抗議であるとか、そういったようなことについては特にございませんでした。
以上でございます。
207 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
208 ◯委員(近澤美樹君) その場合、まあ通知が来たので払わざるを得ないということであれば払うということで、抗議がないので御理解を得られたというふうな物言いは、ちょっといかがかと思うんですけども。
次の質問させていただきます。要は、今度新しい基準表をつくるにあたって、私であれば、どれぐらい上がった人がいて、2階層、3階層上がった人がどのぐらいいるので、その方のことを考えて、その当事者のことを、方を考えて、踏まえて今度の基準表というのをつくらなければならないと思うんですけども、市はそこのところをあぶりださないで、そういう方がおられたということだけの認識で、今度、新しい基準表をつくってしまったと。新しい基準表をつくるときには、今度概ね5%ということで基準表をつくられているんですけれども、このつくり方というのが、どの階層も概ね5%というふうに考えてつくると、やはりこれ逆進性になってしまって、低所得の方ほど所得に対する、要は負担増上昇率。上がった率に対して、5%ということでやると。所得が高い方は5%上がっても響かないかもしれないけれども、所得が低い方というのは、5%上がってしまったら響くということになると思うんです。
それで9月議会のときに、市長が、「所得の階層が低い方についての配慮というものは入れ込んだ上での保育料の値上げを考えていくということでございますので、機械的、一律的に負担をふやすような方法は考えておりません」とおっしゃっているんですよね。だけど、今度出てきたものは、一律にほぼ5%と率で決まっていると。これちょっとひどいんじゃないかと思うんですよね。それで、結局、さっき、課長さん、国の制度変更なんで受け入れざるを得ないというふうにおっしゃったんですけれども、現象としては、当事者の方にとっては、値上がりがしているわけですよ。市は値上げをしていないと言っていますけれども、2区分、3区分と上がっている、値上がりがしてしまっている人がいるので、さっきの9月の市長の答弁とも矛盾しますので、どうしてこういう弱い者いじめの、低所得者の配慮はされているということですけれども、これやっぱり低所得者に対しては配慮を欠いていると思うんです。それについてお考えはいかがでしょうか。
209 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
210 ◯保育課長(高橋真二君) 今年度の値上げの部分については、先ほどお話ししたとおり制度改正ということですので、今回、御提案しているものについては、保育料の改定、値上げということでございます。
所得の低い方、高い方、いらっしゃいます。現在の表についても、所得の低い方については安い金額で、所得の高い方については高い金額でということになってます。平均して5%の値上げということで、それぞれの所得に応じて、それぞれの御負担増をお願いをするということでございます。
また、9月議会で、均一に機械的に当てはめるものではございませんということで、全てが5%の値上げというのはおかしいというお話ですけれど、概ねは5%でございますけれど、例えば低所得者層、例えば生活、住民税非課税世帯については、課税されている保育料が有料の市町村もあります。日野市のほうでも、そういった改定をすることも可能ではございましたけれど、やはりそこの部分については、低所得者層に対する配慮ということで引き続きゼロのままにしたということで、決して機械的に全ての世帯を5%上げたということではございませんので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
211 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
212 ◯委員(近澤美樹君) 市民税非課税の方、ゼロのままだということなんですけど、CからDの21まであるんですけれども、Cの方とDの21を比較したときに、Cのほうが低いんですね。Dの21がマックスなんですけれども。このときに明らかにCの方のほうが不利益なんですよ、5%一律というふうにされてしまったら。その方の所得に対して一律をするというのは、さっき私申し上げましたけど、これ逆進性なので、明らかにこれは、低所得者に対しての配慮をされているといいますけれども、Cの方やD1の方という低所得者にとっては明らかに不利益なんです。なので、その論は、私は成り立たないと思います。
次の質問しますけど、保育料そのものの考え方をお伺いしたいんですけれども。今、国では幼児教育の無償化という議論をされていますよね。これは幼児教育といっても、文部省と厚労省、子どものところでは、これまで考え方2つに、考え方というか流れが2つにあって、単純な厚労省が扱っていた幼児教育と言われる、いわゆる幼稚園と言われるところではなくて、今、国はつまり就学前の子どもたちは全部全ての子どもが、やっぱり国が責任を持って考えていこうというふうな流れに変わっていると思うんですね。なので、少子化の要因というのは複合的ではあると思いますけれども、それにしても、今、子育て世帯を経済的に支えなければいけないというふうなコンセンサスは、もう否定する方、どなたもいないと思うんです。そういう方向の中で、保育の費用負担をする受益者、保護者が直接の保護者や、今、里親ということも今回の条例で加えられましたけれども、受益者は誰なのかということで言うと、今、こうした幼児教育の無償化の議論というのがある中では、やっぱり受益者、単純に保護者が、預けている親ということだけじゃなくて、次世代を育てているというふうな社会的な立場を考えれば、社会全体が益を私たちが受けるんじゃないか。つまり未来の子どもたちを、社会の主人公である子どもたちを育てている直接の保護者である、その方たちと私たち自身も新しく誕生した次世代の子どもたちを、私たちがいわゆる受益というか、もともと保護者の方は勤労していますので、社会貢献はしていますけれども、その社会貢献の受益も私たちは受けていますよね。お父さん、お母さん働いて、社会に対して役に立っている。それを私たちも受けている。子どもに関しては、今、社会全体が費用を保育についても、社会全体で担っていくという方向に行っているんではないかと思いますが、その保育の、保育料の負担というふうな、つまり新しい考え方が出現しているということについて、お考え伺えませんでしょうか。
213 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
214 ◯保育課長(高橋真二君) 国で現在幼児教育の無償化ということで議論されていることについては、理解をしておりますけれど、今現在まだ無償化といった段階になっていないのが現実でございます。その子育ては社会全体で担っていくという委員のお考えについては、よく理解しております。現状でも、保育園全体にかかる費用、53億円かかっております。このうち保育料によって負担していただいているのは全体の11.9%ということで、残りの90%弱については国や都、市の税金で賄われているということで、現状においても、社会全体でほぼ賄っているというふうに考えることができると思います。今回については、やはり受益者についても適正な負担をお願いをしたいということで、国の基準を大幅に下回っている中で、5%の負担をお願いしたいと。先ほどの一番収入の少ないC階層の方については、月額100円の負担増をお願いするということで、税金だけではなく、保護者の方にも一部を負担していただきたいという考えで今回の値上げ案をつくったものでございます。
以上でございます。
215 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
216 ◯委員(近澤美樹君) 今、不規則発言で、100円なのでとおっしゃいましたけれども、100円だったら年額1,200円で、パンツ2枚ですよ、子どものパンツ。西松屋に行って値段を見て来たらいいと思います。100円なのでという考え方、絶対私はしてはならないと思うんですね。
それで、話を戻して申しわけないんですが、もう1回最後の質問で、先ほどのことしの新基準適用によって2ランク、3ランク上がった人がいるということ認識されているということは、2年連続の値上がり、当事者にとっては2年連続の値上がりであるということはお認めになりますか。
217 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
218 ◯保育課長(高橋真二君) 現象として、2年連続、上がったという方がいらっしゃるのは事実でございます。
219 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
220 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
221 ◯委員長(古賀壮志君) 本件について御意見があれば承ります。近澤委員。
222 ◯委員(近澤美樹君) 109号は、第1条部分というのは文言整理ですので、それについては異論がありません。それから、第2条が利用者負担の改正になっていますが、今、2年連続で値上がりになるという方も、お認めになっていますので、こんなこと絶対にするべきではないというふうに考えます。
繰り返しますけれども、内閣府自身が行った調査で、子どもを欲しくない理由の第一番の一番多かった答えが、将来の教育費が心配ということなんです。なので、負担能力を超えて蓄えをしておかなければ子どもは育てられないというふうな認識が、まだ産んでない方にあるという、そういう社会に私たちがいるということを、もっと認識する必要があって、やっぱり本気になって子育て世代に寄り添うということをやらないと、2年連続の値上がりなんて、絶対に日野市でやっちゃいけないことだと思うんです。
それで、消費税改定の今軽減税率の議論というのされているんですけども、ある民間のある、これはある、本当に政策集団の調査ですけれども、たとえ消費税率を実施したとしても、消費税が上がったとして8%から10%になって、軽減税率を実施したとしても、消費税は逆進性ですので、年収200万の場合は負担率が6.6%から8%、逆に年収1,500万円の場合は2.6%から3.1%という負担になって、低所得の方が高所得の方よりもずっと負担を強いられるということは、これから先もっと進んでいくということを予想されているんです。貧困と格差というのは本当に拡大していくと。だから低所得者ね、ゼロの人には配慮していると言うんですけども、もっともっと低所得者の方に配慮をすることをしなければ、もっと若い世代は、これは大変だということになるわけです。ですから、今回5%一律でやったというのは、私はそれは誤りだと。もちろん値上げ自体誤りだと思うし、やり方としても、これ完全に間違っていると思っています。こんなに2年連続の値上がりなんて、子育て支援どころじゃないですよ。しかも、ことしの4月は新制度になったから基準表が変わったんですよ。支援制度になったとたんに値上がりになって、2ランクも3ランクも上がった方のことを考えたら、ことし行革の年度で、最終年度だからって、やるなんてことはあり得ないですよ。行革というのは、適正かどうか、無駄はないかということでやるわけですから。子育てのところ、アンタッチャブルなはずですよ。それを行革だから年度だからって、やるなんてこと絶対に許されることではないというふうに考えます。反対意見とさせていただきます。
223 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
224 ◯委員(有賀精一君) 私も反対なんですけれども。先ほどの議論の中から出ているんですが、やはり幼児教育の無償化ということが一方では言われています。安倍政権も出生率を上げようということで、目標まで掲げているわけです。今、近澤委員が言われたとおり、やっぱり子どもを産み育てるという意味でちゅうちょする部分として、こうした幼児教育の問題というのも当然あるんじゃないかと。
先日、第二幼稚園でしょうか、創立50周年の(「第四」と呼ぶ者あり)第二幼稚園です。二幼と言うんですか、祝賀会に参加させていただきまして、記念行事と祝賀会、両方参加させていただきました。私自身も子どもがいないこともあって、ああいう場に参加するというのはほとんど今までなかったんですけれども、西田教育委員長の非常に心温まる人形のメッセージも含めてですけどもね、子どもの園歌斉唱、元気な声で子どもたち歌っているのを見まして、やっぱり幼児教育の充実ということは、多くの市民の皆さんが感じていることではないのかなというふうに思いました。
余談ですけど、私も西野議員と同じで、園歌斉唱というのが、はじめ国歌斉唱と見えてしまいまして、おいこんなところで国歌斉唱するのかよとなったんですけど。やはり日野市に関しては、やっぱりその辺は幼児教育の見識があるということで、子どもたちの園歌ということで、自分自身はほっとしたんですけれども。
そういう意味で、多くのやっぱり世帯、子どもを持つ世帯に、幼児教育を受けていただく機会を与えるという意味でも、本当に無償に向けて進んでいくという方向が、やっぱり必要じゃないかと思います。今、これをぱっと無償化というのは、今、市の財政とか、いろんなことも考えて複雑な状況あるのよくわかりますけれども。やはり、幼児教育の無償化という方向からして、まず値上げはすべきでは絶対ないだろうという立場で反対をいたします。
225 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
226 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
227 ◯委員長(古賀壮志君) 挙手多数であります。よって議案第109号の件は、可決すべきものと決しました。
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228 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第110号、日野市立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。学校課長。
229 ◯学校課長(鈴木俊之君) 議案第110号、日野市立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
本議案は、幼稚園の保育料について、平成28年4月より新制度による応能負担の趣旨に従い、適正な負担をしていただくために保育料の改定を行うものでございます。また、あわせて上位法である子ども・子育て支援法、子ども・子育て支援法施行令との関連性を見直し、必要な文言整理を行うものでございます。
恐れ入ります、議案書の4ページ、5ページをお開きください。新旧対照表で御説明いたします。
第1条でございます。4ページ下の別表をごらんください。保育料の階層区分の第2階層でございますが、それに、「又は養育里親等である支給認定保護者」を加え、里親の世帯について規定するものでございます。
続きまして、第2条でございます。恐れ入ります、議案書の8ページ、9ページをお開きください。保育料の階層区分の第2階層でございますが、現在、第1子3,000円、第2子1,500円でございます。この階層の保育料を無料とし、新たに国が定めた第5階層を設定し、所得割課税額が21万1,200円を超える世帯、年収にしますと、概ね680万円を超える世帯となりますが、第1子1万2,800円、第2子6,400円と定めるものでございます。
学童クラブ費や保育園の保育料の改定の審議でもありましたとおり、幼稚園の保育料の改定につきましても、子ども・子育て支援会議や手数料、使用料等検討委員会において、保護者代表や公募市民を含む委員の皆様の検討をへて、妥当であるとの結論をいただいております。
本条例は、第1条の規定は公布の日から、第2条の規定は平成28年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
230 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
231 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
232 ◯委員長(古賀壮志君) 本件について御意見があれば承ります。有賀委員。
233 ◯委員(有賀精一君) 繰り返しになります、反対です。
234 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
235 ◯委員(近澤美樹君) こちらの改正も、第1条については文言整理ですので、新制度による文言整理ですので、この部分については賛成ですが、先ほど申し上げたように、取るべき施策は全ての子育て世代への支援であって、どういう方向であっても負担増というのを求めるときではないというふうに考えて、反対の意見とさせていただきます。
236 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
237 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
238 ◯委員長(古賀壮志君) 挙手多数であります。よって議案第110号の件は、可決すべきものと決しました。
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239 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第111号、平成27年度日野市一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。
本委員会での審査部分は、歳出のうち総務費(項1・目13・諸費)、民生費(項1・目7・コミュニティ費、項1・目9・東部会館費を除く)、衛生費(項1・目1・保健衛生総務費、項1・目3・健康管理費)、教育費(項6・体育費を除く)部分です。
担当部課長より説明を求めます。子育て課長。
240 ◯子育て課長(中田秀幸君) それでは議案書26ページ、27ページをお開き願います。
目13諸費、説明欄の2返還金、(3)子育て課返還金、ひとり親家庭ホームヘルプサービス事業都補助金5万2,000円でございます。平成26年度実施した事業におきまして、ホームヘルプサービスの利用時間数が当初の見込みを下回り、都補助金の清算に伴い返還が生じたものでございます。
子育て課返還金については以上でございます。
241 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
242 ◯保育課長(高橋真二君) その下、保育課返還金160万円でございます。内訳といたしましては、病児・病後児保育事業費都補助金26万9,000円、認証保育所運営費等都補助金131万3,000円、保育従事職員等処遇改善事業都補助金1万8,000円となります。いずれの補助金につきましても、交付申請時に想定した人数で東京都から補助金の交付決定を受けておりましたが、確定した実績値が交付決定額を下回ったために返還金が生じたものでございます。
私からは以上でございます。
243 ◯委員長(古賀壮志君) 高齢福祉課主幹。
244 ◯高齢福祉課主幹(松井健太郎君) 続きまして、説明欄その下、(5)高齢福祉課返還金、介護保険利用者負担支援事業費都補助金でございます。平成26年度分の東京都補助金の清算に伴い返還が生じたものでございます。
私からは以上でございます。
245 ◯委員長(古賀壮志君) 健康課長。
246 ◯健康課長(山崎八州志君) 続きまして、その下、(6)健康課返還金35万2,000円でございます。平成26年度がん検診推進事業費国庫補助金につきまして、平成27年3月に概算払いで受けた報告額と、その後、御報告いたしました実績額に差額が生じたため、その分を返還金として計上しているものでございます。
以上でございます。
247 ◯委員長(古賀壮志君) 子ども家庭支援センター長。
248 ◯子ども家庭支援センター長(宮澤隆之君) その下、(7)子ども家庭支援センター返還金でございます。23償還金、利子及び割引料でございます。132万6,000円でございます。いずれも平成26年度の保育緊急確保事業費補助金として、国庫と東京都から概算払いで受けた補助金でありましたが、その後の実績額との間に差額が生じたため、その分を返還金として計上しているものでございます。
以上でございます。
249 ◯委員長(古賀壮志君) 障害福祉課長。
250 ◯障害福祉課長(長谷川浩之君) (8)障害福祉課返還金、障害者自立支援給付費国庫負担金から区市町村特別支援事業費都補助金までの8件でございます。これらは障害者総合支援法等による平成26年度の国・都負担金及び都補助金の実績報告に基づきまして金額が確定したため、超過交付分について補正をお願いするものでございます。
251 ◯委員長(古賀壮志君) 生活福祉課長。
252 ◯生活福祉課長(筒井智子君) 次の(9)生活福祉課返還金、生活保護費都負担金347万5,000円でございます。生活保護費都負担金は居住地のない被保護者に支給する保護費の財源として、毎年度対象保護費の支出見込み額に対し定率で交付され、翌年度に過不足の清算をいたします。今回の補正は、平成26年度の生活保護費の金額の確定により、過大交付分の負担金を清算し、東京都に返還するものでございます。
私からは以上でございます。
253 ◯委員長(古賀壮志君) 発達支援課長。
254 ◯発達支援課長(志村理恵君) それでは恐れ入りますが、32ページ、33ページをお開きください。
款3民生費、項1社会福祉費、発達支援費でございます。説明欄の中段、発達支援経費をごらんください。一般管理事務経費、委託料の乾式複写機保守業務委託料でございます。こちらは日野市発達教育支援センターで使用しているコピー機について、相談者の増加による相談記録等の枚数が増加したために13万2,000円の補正をお願いするものでございます。
その下、相談支援事業経費については、臨時専門相談員、臨床心理士の経費となります。当初、週3日以上勤務する、報酬での嘱託職員の雇用を予定しておりましたが、人数が集まらなかったため週1日ないし週2日で勤務する報償費での臨時職員の採用となりました。その結果、報酬を減額させていただき、報償費に組みかえるとともに、相談者の増加により相談の待ち時間が現在生じております。今後、新たな臨時専門相談員を採用し、待ち時間を解消するために報償費の増もお願いするものでございます。
その下、専門指導事業経費の専門指導員報酬については、嘱託職員で雇用していた言語聴覚士1名が年度途中で退職をし、その次の採用までに空き期間が生じました。その間の報酬について減額を行うものになります。
以上でございます。
255 ◯委員長(古賀壮志君) 障害福祉課長。
256 ◯障害福祉課長(長谷川浩之君) 続きましてその下、目3障害者福祉費、説明欄1一般管理事務経費、難病医療費助成システム開発・改修業務委託料でございます。難病医療費助成制度の対象疾病の拡大に伴いまして、対象者及び業務の増加に的確に対応できるよう、当該事務に係るシステムを開発・改修するために補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたりましては、都10分の10の補助を活用するものでございます。
続きまして、説明欄2自立支援給付事業経費、介護給付費、短期入所でございます。居宅で介護する人が病気の場合など、一時的に必要な保護を行う事業で、国の報酬改定、利用者の増加によりまして補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたりましては、国・都4分の3の負担金があるものでございます。
その下、訓練等給付費、共同生活援助でございます。共同生活を行う住居にて入浴や食事の介護など、日常生活上の援助を行う事業です。新たな施設の開設などに伴いまして、利用者数が増加したため補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたりましては、国・都4分の3の負担金があるものでございます。
続きまして、その下、説明欄4障害児通所給付事業経費、障害児通所給付費、児童発達支援等でございます。児童福祉法に規定する児童発達支援、放課後等デイサービスなどの各種サービスを提供する事業で、事業所が2カ所増加したことに伴いまして、利用者の人数、利用日数が増加したため補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたりましては、国、都4分の3の負担金があるものでございます。
続きまして、その下、説明欄5市独自支援・法定負担軽減経費、(1)市独自支援施策経費、日中活動系サービス推進事業補助金でございます。都の包括補助事業実施要項に基づきまして、日中活動系の障害福祉サービスを提供する事業所に対し補助を行う事業です。事業所が第三者評価を受診したことや、選択要件を満たしたことによりまして、補助金の加算が生じたため補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたりましては、都10分の10の補助を活用するものでございます。
続きまして、その下、説明欄8グループホーム等事業経費。恐れ入ります、34、35ページをお開き願います。上から2行目、グループホーム防火対策支援補助金でございます。平成27年4月1日に施行された消防法の改正によりまして、一定の要件に該当する市内2カ所のグループホームについて、自動火災報知機設備の設置が必要となったため補正をお願いするものでございます。なお、この事業にあたっては、都2分の1の補助を活用するものでございます。
続きまして、その下、説明欄14障害者仕事創出事業経費、庁内封入・封緘等軽作業委託料でございます。市役所の各課で行われている軽作業を障害者に担ってもらうことで、障害者の訓練機会の確保、就業意欲の喚起、これらを図る事業で発注業務が増加したため補正をお願いするものでございます。
続きまして、その下、説明欄17避難行動要支援者対策事業経費、郵便料でございます。避難行動要支援者名簿を平成28年4月に一斉更新いたします。名簿登録に係る同意の取得について、昨年度案内で無回答であった方に対して、再度案内を行うために補正をお願いするものでございます。
私からは以上です。
257 ◯委員長(古賀壮志君) 高齢福祉課主幹。
258 ◯高齢福祉課主幹(松井健太郎君) その下、目4老人福祉費でございます。説明欄をごらん願います。4在宅高齢者支援事業経費、(2)地域包括支援センター経費でございます。介護保険制度の改正に伴い、市では平成28年4月から介護予防日常生活支援総合事業を開始する予定でございます。この新事業の参入に伴い、市が地域包括支援センターに使用させている電算システムの設定変更等を行うものでございます。
その下、10介護保険特別会計繰出金でございます。介護給付費の増加及び地域支援事業費の減額に伴い、市の法定負担額をそれぞれ増減するものでございます。
私からは以上でございます。
259 ◯委員長(古賀壮志君) 高齢福祉課長。
260 ◯高齢福祉課長(関 健史君) 引き続きまして、同じページ、説明欄13避難行動要支援者対策事業経費でございます。先ほど、障害福祉課予算で御説明した内容と同様に、昨年度の案内で未回答の方に加え、新たに要介護3以上の認定を受けた方に対しまして、同意の確認を行うための補正をお願いするものでございます。
その下、目5老人福祉施設費、説明欄2福祉センター経費、(2)湯沢福祉センター経費でございます。当該施設の電気につきましては、開設当初から40年間、高圧電力をキュービクルにより減圧し使用してまいりましたが、老朽化により今年度低圧電力への切りかえ修繕を行ったところでございます。ここで電力の供給側である東京電力が行う引き込み等の修繕が行われ、その費用につきましては、電気料に加算され請求されることとなっております。このため指定管理者が負担する電気料に不足が生じますので、指定管理料の増額をお願いするものでございます。
その下、(4)湯沢福祉センター整備経費でございます。修繕場所はセンター利用者の駐車場でございます。当該用地は傾斜地を整地し使用しておりますが、土どめの破損により土砂の流出もございます。このまま放置した場合は駐車場の陥没の恐れもありますので、補修のための補正をお願いするものでございます。
高齢福祉課は以上でございます。
261 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
262
◯保険年金課長(青木奈保子君) その下の段、目6国民年金事務費、13委託料、国民年金事務システム改修業務委託料141万1,000円でございます。納付猶予制度の拡充と法改正や様式変更に伴うシステムの改修経費でございます。本件は、対象経費全額が国庫補助金の対象となっております。
以上でございます。
263 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
264 ◯保育課長(高橋真二君) 恐れ入ります、次の36、37ページをお開きください。
説明欄の中ほどより少し上、一般管理事務経費、保育課分でございます。郵便料17万5,000円でございます。平成27年4月より始まりました、子ども・子育て支援新制度に伴い、支給認定事務、保育料切りかえ事務等が発生いたしました。当初の予測より郵便物が増加したため必要な郵便料の補正をお願いするものでございます。
その下、3認証保育所経費、(仮称)第四暁愛児園内装工事費補助金7,139万2,000円でございます。旭が丘三丁目に開設されました三井不動産ロジスティクスパーク日野にあります、厚生棟を賃借し、平成28年4月に定員40名の東京都認証保育所を開設するために内装工事費の補助を行うものでございます。
その下、3民間保育園経費のうち(1)施設運営経費、認定こども園施設型給付費3,085万9,000円でございます。認定こども園の運営経費の補助につきましては、日野市の地域区分が100分の12から100分の16に変更したため、また施設の処遇改善加算率が見込みより大きかったため補正が必要となったものでございます。
その下、施設助成事業経費、吹上多摩平保育園建設費補助金2億3,755万4,000円でございます。吹上多摩平保育園は、現在定員30名で多摩平七丁目において運営されておりますが、待機児解消のため多摩平六丁目の市立病院の跡地に新園舎を建設して移転し、定員を120名に拡大するものでございます。現在の七丁目の園舎については、施設の整備をした後、平成28年秋ごろを目途に新しい保育園として再開する予定でございます。
私からは以上でございます。
265 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
266 ◯子育て課長(中田秀幸君) 続きまして、その下、目6青少年育成費、説明欄の2ジュニアリーダー講習会経費、バス借上料42万1,000円の減額でございます。当初予算の見積もり時点におきましては、道路運送法の改正に伴い、バス運行事業者の正確な見積もりが困難な状況の中、複数の事業者から見積もりを聴取し、当初予算を計上したところですが、事業の実施にあたりまして入札の結果、当初の見積もりを下回ったため契約差金を減額するものでございます。
私からは以上です。
267 ◯委員長(古賀壮志君) 生活福祉課長。
268 ◯生活福祉課長(筒井智子君) その下、生活保護総務費になります。説明欄下段、3福祉総合システム経費、保護決定通知書レイアウト変更業務委託料167万円でございます。平成27年8月に公表しました生活保護に関する不適切な事務処理について、再発防止のため市をあげて改善に取り組んでおります。本業務は担当課の事務改善に加えまして、生活保護変更通知書の様式を修正し、保護費の現況をわかりやすく、また被保護者からのチェックがしやすくなるよう改善するものです。生活保護費は、月を単位に計算し支給してまいります。被保護者の収入の変更などにより支給金額が前月と変更となるときに、通知書を被保護者にお送りしますが、現在使用している通知書は変更内容をわかりやすく訴える記述になってございません。そのため生活保護業務の電算システムを改修し、保護変更決定通知書を被保護者にわかりやすいものに改善をいたします。平成28年度当初からは新しい様式で被保護者に通知する予定でございます。そのために平成27年度中にシステム改修が必要となりますので、作業経費の補正をお願いするものです。
その下、説明欄3最下段、生活保護経費でございます。住宅扶助費につきまして、対象となる世帯の増加により当初予算では不足が見込まれるため5,118万2,000円を増額計上いたします。なお、補正予算の財源といたしましては、経費の4分の3、3,838万円が国の負担となります。
民生費は以上でございます。
269 ◯委員長(古賀壮志君) 健康課長。
270 ◯健康課長(山崎八州志君) 恐れ入ります、予算書38、39ページをお開きください。ここから衛生費でございます。
款4衛生費、項1保健衛生費、目3健康管理費でございます。39ページ説明欄中段、事業番号2母子保健事業経費でございます。節13委託料、新生児・乳児家庭全戸訪問業務委託料214万3,000円でございます。これは昨年度まで直営で実施してまいりましたが、今年度から事業を助産師会様のほうに委託し実施しております。助産師会様の御協力等により、生後28日以内の早期訪問実施率が平成26年度と比べて上がり、当初予想実績を上回って実施できたため、引き続き訪問事業の早期訪問を実施するため必要な人材経費の増額をお願いするものでございます。
次にその下、事業番号4健診事業経費、(1)がん検診等事業経費のがん検診推進事業委託料でございます。大腸がん、子宮頸がん及び乳がん検診の無料クーポン等の確定につきましての部分でございます。契約差金30万7,000円を減額するものでございます。
続きまして、その下、事業番号6健康サポートルーム事業経費、委託料、管理運営及び指導業務委託料でございます。入札による競争原理が働き、契約差金199万6,000円を減額するものでございます。
私からは以上でございます。
271 ◯委員長(古賀壮志君) 学校課長。
272 ◯学校課長(鈴木俊之君) 続きまして、款10の教育費について説明いたします。恐れ入りますが、50ページ、51ページをお開きください。
項1教育総務費、目3教育指導費、説明欄2特色ある学校づくり推進事業経費の19負担金、補助及び交付金、部活動奨励補助金の14万4,000円でございます。この夏、ひのっ子のクラブ活動における活躍はすばらしく、目をみはるものばかりでした。例えば、一中や二中の陸上部は関東大会で優秀な成績を納め、全国大会に出場したり、三沢中や四中の水泳部も全国大会に出場しました。また、四中の剣道部や七生中のハンドボール部なども関東大会に出場し、七生緑小もNHK全国学校音楽コンクールで3年連続の金賞に輝きました。この成果は、夏休みにもかかわらず厳しい練習を続けて来た結果であります。しかし、各クラブが競い合って練習をしたことにより、練習場所を確保できず苦労するクラブがあったり、また、体育館の被構造部材の修繕工事などにより使用することができず、いたし方なく有料の施設を利用して練習をするなどしたことにより、予算に不足が生じたため補正をお願いするものでございます。
続きまして、その下、7コミュニティ・スクール運営経費の学校運営協議会委員報酬5万3,000円でございます。これは東光寺小学校の学校運営協議会でございます。昨年度は15名の委員で組織し活動してまいりましたが、今年度は新たに3名の委員を増員して活動しており、委員報酬に不足が見込まれるため補正をお願いするものでございます。委員の定数は20名で、現在18名で活動しております。今回、国庫補助が受けられることになったため、それにあわせて補正をお願いするものでございます。
273 ◯委員長(古賀壮志君) 教育支援課長。
274 ◯教育支援課長(根津敏明君) 続きまして、その下、目5教育支援費、説明欄4学級支援員配置事業経費として77万円の補正をお願いするものでございます。学級支援員は通常の学級に在籍し、発達障害などで支援を必要とする児童、生徒に対し、在籍学級での状況等を把握し、支援を必要とする場合に配置をしております。今年度は小学校10校、47名の児童に対し学級支援員を配置しましたが、支援を必要とする児童が多く、さらに4名の児童に対し配置することが必要となりました。この追加配置に伴う不足額について補正をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。
275 ◯委員長(古賀壮志君) 子育て課長。
276 ◯子育て課長(中田秀幸君) 続きまして、目6放課後子ども育成費、説明欄の2学童クラブ事業経費、費用弁償12万円でございます。学童クラブに従事する職員等を対象に東京都が実施する放課後児童支援員認定資格研修を受講するために必要となる、研修会場までの往復交通費として不足する額の補正をお願いするものでございます。
私からは以上です。
277 ◯委員長(古賀壮志君) 庶務課長。
278 ◯庶務課長(兼子理夫君) その下、学校運営経費、賃金でございますが、今年度用務員の臨時職員を新たに1名雇用したため増額をお願いするものです。
その下、需用費は七生緑小学校合唱部のNHK合唱コンクール3年連続日本一を受け、増額配当をするものでございます。今回はグランドピアノのオーバーホールをしたいということでした。
その下、電話料ですが、昨年秋、不審者対策やアレルギー事故の対応等、緊急連絡用に学校教職員及び教育委員会事務局にPHSを導入いたしました。子どもたちの安全安心確保のために非常に有効であるとの判断から導入いたしましたが、電話料に不足が見込まれるため増額をお願いするものでございます。
その下、備品購入費ですが、恐れ入ります、16、17ページをごらんください。寄附金になりますが、この上段の指定教育に対しての指定寄附金でございます。こちらは豊田小学校の在校生の親族より寄附の申し出があったものでございます。50、51ページにお戻りください。豊田小にこの寄附の意向を伺ったところ、体育館の演台の希望があったため寄附金をもとに補正でのお願いをするものでございます。
その下、施設整備経費です。次のページをごらんください。施設修繕料は、来年度豊田小と四小で普通教室の不足が見込まれる状況となったため改修をするものでございます。
その2つ下、中学校費、学校運営経費、電話料は小学校と同じく不足が見込まれるため増額をお願いするものでございます。
その下、一中の卒業式会場設営等業務委託料でございますが、今年度、入学式の人数が多くなったため煉瓦ホールで行いましたが、それでもぎりぎりでございました。卒業式は例年さらに人数がふえることから、ふれあいホールを会場とすることといたしました。そのためその会場設定の委託の補正をお願いするものでございます。
その下、生徒派遣費ですが、今年度、中学校部活動の関東大会、全国大会の宿泊費を含めた参加経費を補助しておりますが、今年度のひのっ子の活躍は目覚ましく、その予算に不足が見込まれるため増額をお願いするものでございます。
その2つ下、施設整備管理経費です。施設修繕料は、来年度、一中、七生中、四中で普通教室等の不足が見込まれるため修繕をするものです。
私からは以上でございます。
279 ◯委員長(古賀壮志君) 学校課長。
280 ◯学校課長(鈴木俊之君) 続きまして、項4幼稚園費、目1幼稚園費、説明欄2市立幼稚園運営経費、7の賃金685万5,000円でございます。心身障害者で支援が必要と思われる児童、生徒を受け入れるために介助員を雇用しております。当初予算では21名分の介助員予算を確保させていただきましたが、入園に先立って2月上旬に行われました専門家による就園相談では、28名の介助員が必要と判断されましたので、28名の介助員を配置いたしました。そのため当初予算に計上していなかった7名分の賃金の補正をお願いするものでございます。
その下、12役務費8万3,000円でございます。緊急時の連絡を迅速に行い、園児の安全を確保するため幼稚園職員にPHSを配備いたしましたが、予算に不足が生じる恐れがあるため補正をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
281 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
282 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。
午後12時19分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時20分 再開
283 ◯委員長(古賀壮志君) 休憩前に引き続き会議を開きます。納税課長。
284 ◯納税課長(星野敦樹君) 午前中の奥野委員に対する答弁で、誤った数字をお答えをしてしまいましたので、訂正させていただきます。申しわけありませんでした。
国保の滞納額でございますが、過年度の滞納額だけをお答えしてしまいました。現年度の滞納額を加えますと、26年度決算時の滞納額は5億4,520万2,250円でございます。申しわけありませんでした。
以上です。
285 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
286 ◯委員(谷 和彦君) 補正予算書の33ページと51ページと53ページ、大きく今3ページ言いましたけども、2点に分けて質問させていただきます。予算書の33ページの発達支援経費のところの相談支援事業経費の件についてと、51ページの特色ある学校づくり推進事業経費の部活動奨励補助金と、次ページの53ページの教育振興経費の生徒派遣費補助金についてお伺いしたいと思います。
まず初めに、33ページの発達支援経費のうちの相談支援事業経費なんですけども、先ほどの説明で、報償費と奨励費、初め専門相談員を雇い上げるために3日ということでやったんですけども、人が集まらなかったということの話で、1日から2日の方が来ていただいているということで、それでお聞きしたいのは、発達障害の児童、生徒は大体普通のクラスでも6、7%いると言われているんで、そういった方々は全員、全員が全員相談に来るわけではないと思うんですけども、相談の待ちが結構多いというふうに、今、聞いたんで、その対応をどういうふうにされているかについてと、今現在、待ちが本当にそんなに多いんであれば、今後次年度に向けて、どのような対応を取ろうとしているのか、そういった点についてお伺いいたします。
287 ◯委員長(古賀壮志君) 発達支援課長。
288 ◯発達支援課長(志村理恵君) 現在の相談支援事業についてでございますが、相談者数は昨年10月までの段階で1.5倍くらいの人数にふえておるという状況であります。相談自体は、今は中で工夫をしまして待ちが出ないように、1回相談、もしもしと電話で相談していただいてから1カ月以内には予約が取れるような状況で工夫はしておりますが、発達検査がかなり混んでおりまして、相談をして、発達知能検査をして、お子さんの状態を見て、何かしらの支援を始めるということになるんですが、検査自体が現在2カ月ぐらい待ちの状況になっております。そちらについては、相談をしながら検査はとりあえず待っていただくというような対応を取っておりますが、ここで予算の増を、補正予算を組ませていただいておりますので、心理相談員を増にして、検査が取れるような体制にしたいと考えております。
以上でございます。
289 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
290 ◯委員(谷 和彦君) 今のお話だと、発達相談をしても、もしもしと電話をしても、その先1カ月ぐらい先の本相談になるということで、検査に関しましてはかなり待たなければ、2カ月ですか、待たなければいけないということで、やはり相談したいときが、電話したときが、すぐに相談したいと思うんで、1カ月後とか2カ月後ではかなり遅いと思いますので、そういう体制をしっかりつくってもらいたいと思うんですけども、今、心理士を入れてということですけれども。実際例えば、この補正をやったことによって、それがどこまで、じゃあ解消されるんでしょう。
291 ◯委員長(古賀壮志君) 発達支援課長。
292 ◯発達支援課長(志村理恵君) こちらのほうも今回の増によりまして、現在の待ちはないような状況で補正予算を組ませていただいております。
以上でございます。
293 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
294 ◯委員(谷 和彦君) 待ちがないというのは、電話をしたらすぐにという意味なんでしょうか。
295 ◯委員長(古賀壮志君) 発達支援課長。
296 ◯発達支援課長(志村理恵君) なかなか電話をして、予約状況的には空いていても、保護者の方と日程が合わず取れない場合があるんですが、ただ、1、2週間以内には取れるような状況で、できるようにはしたいと思っております。
以上でございます。
297 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
298 ◯委員(谷 和彦君) ありがとうございます。エールは、ゼロ歳から18歳までの切れ目なくいろんな相談に応じていただけるというんで、そういった意味でもなるべくあれしていただければと思います。
次に、51と53に関してですけれども、先ほど小・中学校の児童、生徒がいろいろ部活動等で頑張っているということで、それぞれの部活動の奨励補助金や生徒派遣費の補助金を出しているんですけど、それは本当にいいことで、今、一中、二中の陸上や、四中とか七生中でしたっけ、水泳とか、七生緑の金賞受賞、連続で受賞しているので、そういったところにこれを出すのは大変いいことなんですけれども、それをぜひしっかりと継続というか、やっていただきたいがためにお伺いするんですけども、そういう全国大会に行くとか関東大会に行くとか、そういったときの補助金を出す基準というのは、どういうふうに決まっているんでしょうか。
299 ◯委員長(古賀壮志君) 庶務課長。
300 ◯庶務課長(兼子理夫君) 53ページの生徒派遣費でございます。基本的にはまず関東大会、全国大会、これは必ず交通費込み、宿泊費と交通費を実費にて、交通費については一番安価なということが条件についてしまいますが、全てやっております。やり方としては、大体、学校のほうで概算的に計算していただいて、後で清算という方式をとってございます。
また、この例えば関東大会から全国大会に日数がすごく短くて、今回は補正間に合ったんですが、間に合わないこともあるんですが、それは中で工夫をしながらやっていきたいと考えてございます。
以上でございます。
301 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
302 ◯委員(谷 和彦君) 補助金を出すのは生徒と、あと顧問とか監督とか、どの範囲で。
303 ◯委員長(古賀壮志君) 庶務課長。
304 ◯庶務課長(兼子理夫君) 基本的には教員のほうは、東京都の予算で教員のいわゆる出張扱いということになりますので、基本的に子どもたちの分になります。ただ、例えばバスを借り上げたような場合については、一緒にバス代として補助しております。
以上でございます。
305 ◯委員長(古賀壮志君) 学校課長。
306 ◯学校課長(鈴木俊之君) 外部指導員の方につきましては、こちらの部活動奨励補助金のほうで支出をしております。これも限度額あるんですけれど、実費負担という形で、これをやっております。
以上でございます。
307 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
308 ◯委員(谷 和彦君) 了解しました。それぞれ児童、生徒、頑張っているのに、そういったところで親御さんも心配するようではいけないんで、しっかりと補助を出していただければと思います。
以上で終わります。
309 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
310 ◯委員(奥野倫子君) 37ページの生活保護総務費、システム経費、53ページの中学校運営経費、一中卒業式の費用ですね、お聞きしたいと思います。
まず一中の卒業式に一中の体育館ではもうおさまり切らないという話を初めて聞きましたので、一応確認だけさせていただきたいと思います。クラス編成のほうの変化などがあったら、これほどの人数の変化があるということは、クラス編成なんかも変化があるのではないかと思ったのですが、教室のほうは大丈夫なのかということと、ふえた理由は何だったのかというところですね。ここがふえたということは、減った学校があるのかなというところで、情報をぜひ共有していただきたいと思います。
311 ◯委員長(古賀壮志君) 庶務課長。
312 ◯庶務課長(兼子理夫君) それではまず学校のクラスについてなんですが、基本的には、今回の補正で一中の教室等の補正をお願いしているんですが、そういった形で推計が出た段階で確実に入れるように、こちらはやっております。
313 ◯委員長(古賀壮志君) 学校課長。
314 ◯学校課長(鈴木俊之君) 一中の生徒数の増加ということのお話をいただきましたけれども、今まで6クラス、6クラスということでやってきたんですけれども、その6クラスの中で人数が徐々に徐々にとふえてきております。これは恐らくニューロシティの関係で、だんだんとお子さんが大きくなってきた中で、一中学校区に入っておりますので、その関係で少し多くなっているのかなと、そんなふうに考えております。
以上でございます。
315 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
316 ◯委員(奥野倫子君) じゃあただ単に地域的な問題として、新しくできたマンションの子どもさんがそういうお年頃になったと。ほかの学校で減っているという状況は見えないわけですね。それが確認できれば大丈夫ですので。
その卒業式についても、音楽祭についても、学校の体育館だけでは足りないという状況に対しては、すぐこういうふうに予算化して対応していただいているので、ありがたいなというふうに思います。
次に生活保護のほうですけれども、ケースワーカーの不適切な処理があったばかりの後ですけれども、それで、こういう改良をなさったということで、これもまたかねがね本当に、相談があったときに、こういうのが来ました、こういうのが来ましたと、見せていただくんですけれども、本当に私たちが見てもわからないような通知の仕方になっているので、さぞ受給者の皆さんはお困りだろうなということは、これまで思っていたわけですけれども。今回の状況で、いまだに解決できていないという状況なんかはあるんでしょうか。そういう過払いとか返還とか、あるいはこちらから返還する、あるいは向こうから返還してもらうというかね、もう全部済まれているということでしょうか。
317 ◯委員長(古賀壮志君) 生活福祉課長。
318 ◯生活福祉課長(筒井智子君) 8月に公表しました不適切な事務処理に関しまして、保護費の細部のチェックをし、再計算をさせていただき、行政事務として決定すべきものは決定しております。支給するものについては支給済み、決定すべきものには決定済みということでございます。
以上でございます。
319 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
320 ◯委員(奥野倫子君) じゃあ一応無理やり返還していただくということもなく、トラブルはなく、つつがなく処理はできているということで、今、お聞きしましたが、よろしいですね。
321 ◯委員長(古賀壮志君) 生活福祉課長。
322 ◯生活福祉課長(筒井智子君) 福祉事務所の事務として、適切にまず実施をいたしております。返還金につきましては、制度の建前としては、お返しいただくものでございますので、その精神はないがしろにはできません。ただ、状況が状況ですので、無理やりお支払いくださいということはしないと。これで統一させていただいて、現在も被保護者の方の御相談に回らせていただいている状況です。強制ということは一切しておりません。
323 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
324 ◯委員(奥野倫子君) これまでは、私も何度かもう頭にきたという相談がありまして、何のことかと思えば、結局ケースワーカーがミスで徴収しなかったことが原因なのに、まとまった額を分割して払う計画を出させられて、自分のミスでないのに、相手のミスなのに、そういうことを、これまでぎりぎりで生活してきて支給された分は使っちゃって返せないというときに、このぎりぎりの額から、それを切り縮めて返していくのかいというような、そういう本当に理不尽なことを平気でなさっていて、私、何人かお連れしたときに、1回も謝っていただいたことがないんですよね。ケースワーカーのミスで起きた、こういう不足額であるにもかかわらず、全く一度も謝っていただいたことはないんです。ところがこういった大きなミスがあっても、ちゃんとうまく処理できたと。ここ1、2年、ほんと生活保護のほうの苦情というのが本当に減りました。課長のきちんと謝罪をなさるというこの姿勢が、やっぱりトラブルを一番防ぐ大きな原因になっているんじゃないかと私は本当に高く評価をしたいと思います。
以上です。
325 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
326 ◯委員(有賀精一君) すみません。2点についてお伺いしたいと思います。1つは、ページが前後するかもしれませんが、最初37ページの物流センター敷地内の第四暁愛児園内内装工事費補助金です。これについて、後でもかまいませんので、できれば、内容、七千何百万でしたか、出ているんですけども、ぜひ知りたいと。むこうじまのこともありましたので、ぜひ知りたいと思います。この場ではなくて結構ですので、ぜひ資料と言いますか、ありましたら後で見せていただければと思います。
もう1つは、33ページの一般管理事務経費、委託料、この難病医療費助成システム開発・改修業務委託料ってあるわけですが、簡単に概略だけでも説明していただければと思います。お願いします。
327 ◯委員長(古賀壮志君) 障害福祉課長。
328 ◯障害福祉課長(長谷川浩之君) 33ページの一般管理事務経費、難病医療費助成システム開発・改修業務委託料でございます。国の難病法というのが施行されまして、これに伴いまして、今までエクセルで管理をしていたところなんですが、1月にまず110疾病、そして7月に306疾病と上がったことによりまして、この難病の対象項目が拡大されたということになりまして、いわゆるエクセルで持っている形ではなかなか稼働も遅くなるということから、システム対策をし、今現在、障害福祉のシステムを持っております。そこへ開発をして、大くくりの「あゆむくん」というシステムなんですけれども、その中へ組み込むということになります。
以上でございます。
329 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
330 ◯委員(有賀精一君) これは日野市ということよりも、全国自治体一律でこういう形のシステム改修をしたということなんでしょうか。
331 ◯委員長(古賀壮志君) 障害福祉課長。
332 ◯障害福祉課長(長谷川浩之君) そういった形ではございません。各自治体、規模に応じて、エクセルであったり、また、システムを持っているところもあろうかとは思います。しかし、日野市においてはエクセルでずっと管理をしていました。それは小規模なものであるので、なかなか開発事業者もつくってくれないという状況もございました。そういった観点があったんですけれども、このたび医療費の項目が拡大されたことにより、また事業者のほうも、今後、全国的な法になりましたので展開ができるであろうということで、開発していただき、システムの中に組み込めるという状況で、また東京都のほうも10分の10の補助をいただけるということになっております。
以上です。(「了解です」と呼ぶ者あり)
333 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。1問目の認証保育所の件ですけれども、明確に資料請求であればお伝えいただきたいと思いますが。
334 ◯委員(有賀精一君) わかりました。請求という形でお願いします。
335 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
336 ◯保育課長(高橋真二君) 第四暁愛児園の内装工事費の補助について、今、資料請求ということでお伺いしましたけれども、簡単に今、御説明できるものについては御説明しようと思いますけれど。
物流施設の横に三井不動産のほうが厚生棟という建物を建てまして、そこの内装の部分を、新しく保育園を、認証保育所を運営する第四暁愛児園が内装工事を行いまして、保育園を開設するというものでございます。定員40名ということで来年4月の開園ということになります。全体の工事費としては、内装工事費と、あと必要な備品等の8,200万円のうち補助金を7,139万2,000円支払う。このうち国、都の補助が3,400万円ほど、日野市の負担が3,676万7,000円というような形になっております。
以上でございます。
337 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
338 ◯委員(近澤美樹君) 37ページ、今、お答えいただいたところと重複するところがあるんですけど、第四暁愛児園のこの補助金のことと、それと、その下の吹上多摩平保育園の建設費の補助金のことをお伺いします。
最初に第四暁愛児園は、今、市は3,676万7,000円ということだったんですけど、補助を超えて市が出している部分というのはあるんでしょうか、その金額があれば教えていただきたいです。
339 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
340 ◯保育課長(高橋真二君) その補助を超えているというのはどういった。
341 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
342 ◯委員(近澤美樹君) 市独自で出しているという意味です。
343 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
344 ◯保育課長(高橋真二君) 市の単独で出している部分につきましては、1,014万2,000円がございます。
345 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
346 ◯委員(近澤美樹君) それで、先ほど有賀委員は資料をということだったんですけど、私もこれ申請のために必要な書類一式をいただきたいんですけれども。頂戴したのはごく一部、内訳と、申請のためのものということ、全部ではないですよね、いただいたのは。なので、それを資料としていただきたいんですけど。
347 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
348 ◯保育課長(高橋真二君) 申請はまだ出ておりませんので、申請が出次第、お渡ししたいと思います。
以上でございます。
349 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
350 ◯委員(近澤美樹君) それで、東京都の認証保育園は、開設準備経費は、要綱を見ると3つあって、補助対象経費に係る設置者の実支出額の2分の1の額、または当該施設の補助対象経費に係る市町村の実支出額、または3,700万というふうになっていて、つまりマックス3,700万ということの解釈でよろしいんでしょうか。
351 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
352 ◯保育課長(高橋真二君) 日野市の認証保育所の事業補助要綱の第5条の改修経費補助ということで、市長が認めた金額について改修経費を補助するというような形になっております。この部分につきまして、国の安心こども基金や、あるいは都の待機児解消の補助という部分がございます。ただ、今回については、この安心こども基金や待機児解消の部分を超えて、日野市のほうで単独で補助しているというところもございます。
以上です。
353 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
354 ◯委員(近澤美樹君) つまり都のほうでは最大値が3,700。超えた部分は市長判断で1,000万出しているということでよろしいんですか。
355 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
356 ◯保育課長(高橋真二君) 安心こども基金の対象額は補助につきましては3,200万円。この補助金を超えて、都の待機児解消の施設整備補助金が3,800万円ございまして、それぞれ国や都や市あるいは事業者の負担が決まっております。この両方で7,000万円ということなんですけれど、そこを上回る部分についても、補助を行っているということでございます。
357 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
358 ◯委員(近澤美樹君) 認証のほうは結構です。認可の吹上のほうなんですけれども、認可保育園の補助というのは、要は適正な、要はどういうふうに出すかということを教えてもらいたんですけれども。適正価格とか、その補助金を、例えば、定員に対する補助基準額であるとか、適正価格であるとかということは、数字として決まっているものはあるんでしょうか。
359 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
360 ◯保育課長(高橋真二君) 基本的には定員の数によって、それぞれの補助単価というものが決まっておりますので、例えば、120人の保育園であれば、子ども1人当たり幾らを補助するという形で決まっております。
361 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
362 ◯委員(近澤美樹君) すみません。それは施設整備についても、そういう金額が数字で決まっているということでしょうか。
363 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
364 ◯保育課長(高橋真二君) 委員のおっしゃるとおり運営経費だけではなくて、施設経費についても、1人幾らという、それは40人の保育園と100人の保育園では単価が異なってはおりますけれど、基本的には1人につき幾らと。あと付随する部分について、追加をする部分がございますということになっております。
365 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
366 ◯委員(近澤美樹君) すみません。その基準というのは要綱で決まっているんでしょうか。どこに決まっているのか、教えてもらえますか。
367 ◯委員長(古賀壮志君) 保育課長。
368 ◯保育課長(高橋真二君) 東京都の保育所緊急整備事業補助要綱の表のほうに、その金額が掲載されております。
369 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
370 ◯委員(近澤美樹君) それを倣っているということでよろしいですね。結構です。
371 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
372 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
373 ◯委員長(古賀壮志君) 本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
374 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
375 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第111号の件は、可決すべきものと決しました。
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376 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第112号、平成27年度日野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。
保険年金課長。
377
◯保険年金課長(青木奈保子君) それでは議案第112号、平成27年度日野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。
補正額は、歳入歳出それぞれ6,503万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を206億4,655万4,000円とするものであります。
では、詳細について事項別明細書にて御説明いたします。まず歳入について御説明いたします。6ページ、7ページをお開きください。
款5、項2、目1都補助金及び目2財政調整交付金でございます。説明欄をごらんください。どちらも本補正の歳出の対象医療費分として増額補正するものであります。
8ページ、9ページをお開きください。
款8、項1、目2その他繰越金でございます。説明欄をごらんください。本補正の歳出の財源として、平成26年度からの繰越金のうち5,447万9,000円を今回補正するものでございます。
歳入は以上でございます。
続いて、歳出について御説明いたします。
10ページ、11ページをお開きください。
款2保険給付費でございます。説明欄をごらんください。項1、目5審査支払手数料3万1,000円、項2、目1一般被保険者高額療養費保険者負担金6,360万円、項6、目1結核・精神医療給付金支給費140万円でございます。いずれも対象医療費の増による補正でございます。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
378 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
379 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
380 ◯委員長(古賀壮志君) 本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
381 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
382 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第112号の件は、可決すべきものと決しました。
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383 ◯委員長(古賀壮志君) これより議案第114号、平成27年度日野市介護保険特別会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。高齢福祉課主幹。
384 ◯高齢福祉課主幹(松井健太郎君) 議案第114号、平成27年度日野市介護保険特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。
恐れ入ります、平成27年度特別会計補正予算書及び説明書の27ページをお開き願います。
本補正は、歳入歳出それぞれ4,444万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を117億698万5,000円とするものでございます。
歳入について御説明いたします。32、33ページをお開き願います。
款2国庫支出金中、項1、目1介護給付費負担金、及び項2、目1調整交付金でございます。こちらは歳出の保険給付費の増額に伴い、国の法定負担分を増額するものでございます。
最下段、目2地域支援事業交付金でございます。こちらは歳出の地域支援事業の減額に伴い、国の法定負担分を減額するものでございます。
34、35ページをお開き願います。
款3支払基金交付金でございます。こちらは国庫支出金と同様に、目1介護給付費交付金については、歳出の保険給付費の増額に伴い、目2地域支援事業支援交付金については、歳出の地域支援事業の減額に伴い、それぞれ法定の率により増減するものでございます。
36、37ページをお開き願います。
款4都支出金でございます。こちらも歳出額にあわせ法定の率により増減するものでございます。
38、39ページをお開き願います。
款6、項1一般会計繰入金でございます。こちらも歳出額にあわせ法定の率により市の負担額を増減するものでございます。
最下段、項2、目1介護給付費準備基金繰入金でございます。保険給付費の増額に伴い、不足する財源の補填のため介護給付費準備基金を取り崩し繰り入れるものでございます。
40、41ページをお開き願います。
款8、項2、目1第三者納付金でございます。交通事故に遭われたことにより介護サービスを受けることとなった方の介護給付費について、事故の加害者より納付を受けたことに伴い増額するものです。
42、43ページをお開き願います。これより歳出の説明に移らせていただきます。
款2保険給付費でございます。右ページ、説明欄の下から5段目をごらん願います。1居宅介護サービス計画給付経費でございます。平成27年4月の介護報酬改定により、居宅介護サービス計画の作成に係る基本報酬が増額改定されたことに伴い、支出予定額が当初予算額を上回る見込みとなったことから増額するものでございます。
説明欄の最下段をごらん願います。1介護予防福祉用具購入経費でございます。こちらは利用状況が当初の想定を超える見込みとなったため、増額するものでございます。
44、45ページをお開き願います。
右ページ、説明欄の上から3段目をごらん願います。1介護予防サービス計画給付経費でございます。平成27年4月の介護報酬改定により介護予防サービス計画の作成に係る基本報酬が増額改定されたことに伴い、支出予定額が当初予算額を上回る見込みとなったことから増額するものでございます。
46、47ページをお開き願います。
款3地域支援事業費でございます。右ページ、説明欄の上から4段目をごらん願います。1介護保険高齢者健康増進事業経費でございます。こちらは、ゆうゆう元気体操及びさわやか健康体操の2事業の委託料について、契約差金を減額するものでございます。さわやか健康体操については、入札による競争原理が働いて大幅な契約差金となっております。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
385 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
386 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これを持って質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
387 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
388 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認めます。よって議案第114号の件は、可決すべきものと決しました。
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389 ◯委員長(古賀壮志君) これより請願審査に入ります。
請願第27-15号、
国民健康保険税の値上げ中止を求める請願の件を議題といたします。
この請願につきましては、請願者より主旨説明の申し出がございます。
お諮りいたします。本日12月11日の本委員会に請願に対する参考人として、橋本輝夫さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
390 ◯委員長(古賀壮志君) 御異議ないものと認め、そのように決定させていただきます。
本日は参考人として御出席いただき、ありがとうございます。
早速ですが、議事の順序について申し上げます。参考人の方は、おおむね3分間で主旨の説明をしていただき、その後、委員からの質疑にお答えいただくようお願いいたします。
それでは、橋本さん、お願いいたします。
391 ◯参考人(橋本輝夫君) 私たちが、国保税値上げ中止を求める請願を出しました。
その理由の第一は、改正案は、年金が減り続けるなど厳しい生活を余儀なくされている市民の暮らしを、さらに圧迫するものだという点であります。今でも国保税は所得の1割前後を占め、高すぎて払いたくても払い切れないというのが市民の実感です。それが1世帯当たり平均で年1万4,700円、13%もの値上げです。均等割の大幅値上げは、応能負担原則に反して、所得の低い家庭の暮らしを直撃し一層困難に追い込むものにほかなりません。しかも、今後段階的に値上げされ、3年程度で1世帯当たり年3万円もの負担増になるとされております。市民の皆さんから、これでは暮らしていけないと悲鳴が上がり、短期間で3,000人を超す方々から、私たちのこの請願に賛同の署名が寄せられました。値上げ案が市民の生活実態と乖離したものであることを示していると私は思います。
第二は、日野市が長年にわたって続けてきました、国保税の負担抑制策、つまり一般会計からの繰り入れを、広域化を理由に廃止してしまうという点です。国保の加入者は、言うまでもなく、年金暮らしの高齢者や自営業者、非正規雇用の人など、収入の少ない人が多くを占めています。だからこそ
国民健康保険法で国庫負担が定められています。問題は、国が国庫負担割合を年々引き下げてきたことにありますが、そうした中、日野市が一般会計からの繰り入れを行って、国保税の負担抑制に努めてきたことは承知しております。
ところが今回市は、突然、繰入金ゼロを目指すと表明し、加入者に大幅な負担増を求めるという方針の大転換を打ち出しました。憲法25条に基づく、社会保障としての国保制度の趣旨に反するものと批判されても仕方がありません。市財政の状況を見ましても、一般会計からの財政支援は可能なはずです。ぜひこれまでのように支援策を継続し、市民の命と暮らしを守るために、国保税の値上げは行わないようにしていただきたい。なお私たちは、大坪市長宛てにも同様の要望書を提出してまいりました。
以上が請願の主旨です。ありがとうございました。
392 ◯委員長(古賀壮志君) どうもありがとうございました。
以上で参考人からの主旨説明は終わりました。
質疑に先立ちまして、念のため参考人の方に申し上げます。参考人は、委員長の許可を得てから発言し、また、委員に対しては質疑をすることはできませんので、御了承願います。
それでは、これより主旨に対する質疑を行います。有賀委員。
393 ◯委員(有賀精一君) 市のほうにも、市長のほうにも、同主旨の署名をお渡ししたということなんですが、その場で、まあ直接本人がお答えされたかどうかわかりませんが、やり取りといいますか、いろいろあったんでしょうか。
394 ◯委員長(古賀壮志君) 橋本参考人。
395 ◯参考人(橋本輝夫君) 副市長さんが会ってくれまして、主旨については、市長にしっかりと伝えますというお言葉をいただけました。私たちの提案は、今、請願の主旨で申し上げました、国保税の値上げ計画は中止してくださいということと、もう一つそれにつけ加えまして、これは今御説明した内容のとおりですけれども、12月議会前に市民説明会を市内各地で開いて、今回の国保税改定案について、ぜひ説明を行ってくださいと。そういうこともつけ加えてお願いをいたしました。
396 ◯委員長(古賀壮志君) 有賀委員。
397 ◯委員(有賀精一君) やっぱり、今、御説明をしていただいたとおりですね、市民の重税感といいますか、負担の大きさというのは、非常にやっぱり、特に低所得者の方たちにとってはしんどいというふうに強く感じるところです。今、国側は一億総活躍ということで言っているわけですけども、実際にこんなに値上げをされたらたまらないと。特に私なんか危惧しているのは、もちろん高齢者の方もそうですけれども、派遣法が変えられましたよね。非正規労働者の処遇とか環境を含めたとき、非常にやっぱり大きな問題が起きるんじゃないかというふうに危惧しているんですけども、署名を集める際に、いわゆる非正規の労働者の方ですか、特にまだ若い方たちというか、そういう方たちの声みたいなものというのは何か具体的にはあったんでしょうか。
398 ◯委員長(古賀壮志君) 橋本参考人。
399 ◯参考人(橋本輝夫君) 特に私たち、各家庭を訪問したり、駅頭で署名を行って、結果3,000を超える署名が集まったんですけども、今、先生がおっしゃったような、全体的には年金暮らしの高齢者の方や主婦の方、多いですけれども、若い方々が、若い男性の、青年が多かったですね。足をとめて熱心に署名すると。これが4年前と違って際立って多かったという印象を強く持っています。非正規雇用の方が多くなっているという政府発表がありましたけれども、4割ほどだと。そういうことを実感、苦しさを実感しております。
400 ◯委員長(古賀壮志君) 近澤委員。
401 ◯委員(近澤美樹君) 有賀委員からも、今、市民の声、どのようなといったことをお聞きしたんですけど、重複しますけれども、さらにあれば、特徴的な市民の声というのを出していただければと思います。
402 ◯委員長(古賀壮志君) 橋本参考人。
403 ◯参考人(橋本輝夫君) やっぱり今申し上げましたように、年金暮らしの高齢者、特に家計を預かっている主婦の方々、この方々の署名が非常にありました。声は一様に、年金は下がる一方、生活は苦しくなるばかり、その上にこんなに大幅な値上げかという悲鳴にも似た声が共通していたように思うんですね。実際、年金はこの3年間で特例水準の解消ということで2.5%下げられると。月10万円の年金だったら月々2,500円、年3万円ですか、の減額になるわけです。その上ことし4月からマクロ経済スライドが始まったと。
私は実はURの団地の自治会長もやっておりまして、全体として、私のところの団地も、URの団地全体もそうですが、高齢化、低収入の方々が全体で目立っているんですね。ですから遺族年金と、ご主人に先立たれて遺族年金とわずかばかりの4万円か5万円の年金で暮らさざるを得ないというひとり暮らしの女性の高齢者の方、本当に特徴的に最近目立っておりまして、10ちょっとの収入で6万円の家賃を払ったら暮らしていけない。その上、こんなに大幅な値上げが、もうどうしたらいいんだろうと、そういう声が、絞り出すような声が、たくさん私の団地でも受けとめておりますし、たくさんの署名をいただきました。
404 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。奥野委員。
405 ◯委員(奥野倫子君) これは文面をお読みしますと、国保運協で値上げの諮問が通った後に署名活動なんかもなさっておられると思います。本当に短い期間で3,000名近い署名を集められたということで、とっても御苦労して、本当必死になって集められたと思うんですね。その気持ちはしっかりと受けとめさせていただきたいと思います。国保運協について、傍聴なさったわけでしょうか。もしなさったのであれば、その審議の経過をごらんになって、どういうふうに感じられたのかというとこでちょっと聞かせてくださいませ。
406 ◯委員長(古賀壮志君) 橋本参考人。
407 ◯参考人(橋本輝夫君) 最後の市長の諮問について採決をするというときの国保運協の傍聴をさせていただきました。非常にやっぱり傍聴しまして、皆さん、熱心な討議をされておりまして、知らなかった事実を知ったり、理解を深めたり、そういうことで大変意義のある傍聴だったと思います。ただ、残念なことは、私たち傍聴者に対して、資料は全然お渡ししていただかなかった。公的な文書である市長のこの条例改正案の諮問文書も渡してもらえなかったと。これ担当課のほうにお聞きしましたら、一つは国保運協で既に市民の皆さんの声をお聞きしているし、公にして審議をしていただいている、それから、議会にかけるので議会の皆さんで審議をいただいているということなので、特に金銭のかかわる文書については国保だけに限らず、日野市全体の方針としてお渡しできないという説明をいただきました。私は本当にこの日野市は実際に、市民の知る権利の保障、市の説明責任を果たすんだということで、情報公開条例ですか、制定しておりますので、その趣旨からしてもおかしいんじゃないかというふうに思っておりまして、先ほど市長にもこの重要な市民生活に大きなかかわりのある大幅な値上げ案。しかも方針の大転換を行うという、こういう市の新しい定義ですから、これはやっぱり市民に情報を公開して、市民の理解と納得を受ける、これが議会制民主主義が中心だけれども、あるべき民主主義の姿じゃないかという趣旨で、先ほどの市長宛ての要望書にも盛り込みましたし、今、強くそのことを実感をしているというふうに。お隣の立川市では、国保運協に対して、市長の諮問文書、関連のさまざまな細かい文書も全て、市のホームページで公開しているというふうに聞いておりました。ぜひ、日野市でも、そういう方向に持っていっていただければいいなということをお願いしております。
408 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
409 ◯委員(奥野倫子君) 今、お聞きしましてね、これを公開しないのが日野市全体の方針だというふうにおっしゃっていたわけですね、担当課が。そうしますと、後で行政に聞く場がありますので、介護保険についてはどうだったのかというところで聞いてみたいと思います。ありがとうございます。
410 ◯委員長(古賀壮志君) これをもって参考人への質疑を終結いたします。橋本さん、ありがとうございました。議会事務局。
411 ◯議会事務局(石川裕侑子君) 請願第27-15号に追加署名がございましたので、御報告いたします。12月9日と12月10日に追加者数995名、このうち市内の方が926名、市外の方が69名となっております。これに伴いまして、総署名者数が3,015名、うち市内の方2,833名、市外の方182名という形の署名になります。
よろしくお願い申し上げます。
412 ◯委員長(古賀壮志君) これより質疑に入ります。峯岸委員。
413 ◯委員(峯岸弘行君)
国民健康保険税の値上げ中止を求める請願について、要旨を読ませていただいたわけですけれども、今、参考人からも御意見をいただきました。所得の低い方々にとって、12.9%アップということで、大変数字的には影響はあるのかなとは思います。
しかし、全体的な考えで見たところ、もうちょっと、もう一度確認を何点かさせていただきたいと思いますので。先ほどの質疑にあったんですけれども、もう一度日野市の状況を教えていただきたいと思います。
日野市の保険税率は全国的に見て、低い方だという御説明がありましたけれども、もう一度現状をまず1点目、教えていただきたいのと、問題は低所得者の方だと思うんですね。低所得者の方の税額について、配慮をされているという答弁もありましたけれども、もう一度その点について。なお、7割軽減の方の税額が他市と比べて、比較して、どうなのかということも含めて御説明いただきたいと思います。
414 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
415
◯保険年金課長(青木奈保子君) 日野市の税率が全国的に見て、どのような位置づけなのかという、確認という御質問でした。
厚生労働省が、保険者別保険料・税の地域格差というものを調べまして、全国1,717自治体のそれぞれの税率にモデル世帯を当てはめたものをホームページ上で公表しております。運営協議会の説明資料としても、こちらの平成23年度の公表のものを使わせていただきましたが、その後8月に最新の平成25年度のものが公表されましたので、そちらを確認してみましたところ、日野市が1,717自治体ある中で1,684番目の税率ということでした。日野市より低い税率の自治体の中には、東京の近隣市も10市ほどございました。ただし、その10市のうちの5市は、既に日野市より高い税率に改定をしておりますので、平成27年度で見ますと、少なくとも日野市より安い自治体は28自治体まで減って来ている。非常にこれを見ますと、日本全国的に見て、税率としては低いほうであるというふうに認識しています。
それから、低所得者のことについてということなんですが、低所得の方には7割、5割、2割の軽減がかかってまいります。その軽減は応益割のほうの均等割、平等割にかかってくるものでございますので、平等割額、均等割額の金額の設定が重要になってこようかと思います。そちらにつきましても、東京は一般会計繰入金が大きいので、税率が低く抑えられる結果となっているというようなことは国会でも言われていることでありますが、その低いと言われている東京の自治体の平均と見比べても、標準的な金額であろうかと思っております。7割軽減なんですけれども、現在、日野市の7割軽減は1万円でございます。26市の平均を見たところ、1万500円でございますので、おおむね平均、平均より少し低い位置づけかなというふうな認識でおります。
以上です。
416 ◯委員長(古賀壮志君) 谷委員。
417 ◯委員(谷 和彦君) 1点お伺いしたいんですけども。先ほど来の質疑で日野市は健康寿命を延ばす努力や、また医療費の抑制に対する努力はしっかりなされておりまして、そういった中でも被保険者1人当たりの医療費の伸びが続いておりまして、歳出増に対する歳入不足を解消するためにも、今回税率を改正するということであります。国保税が平成30年度から広域化ということで、今後東京都から課せられる納付金額に見合った税収の確保によりまして、一般会計の繰入金に頼らない健全な国保会計を目指すということであります。そういった中で、一般会計に頼らないということなんですけども、ここでお伺いしたいのは、国からの財政支援の拡充についての詳細についてお伺いしたいんですけども。
418 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
419
◯保険年金課長(青木奈保子君) 国からの財政支援ですが、まず軽減の拡充がございました。午前中にも御説明させていただいたところでございますが、消費税が8%になったことによりまして、社会保障制度の充実ということで、5割軽減、2割軽減、5割軽減はこれまで単身世帯は該当ではありませんでしたが、該当することになりました。それぞれ所得の軽減を受けられるボーダーラインが上がる低所得者対策の拡充が図られました。これは国家予算で500億円ぐらいです。それから、平成27年度、国保は低所得者を多く抱えているということで、保険税に対する支援制度としまして1,700億円追加導入して支援策が強化されました。今後、平成29年度には、さらに1,700億円追加されることが予定されておりますので、平成29年度以降は、今より3,400億円、毎年増額された国の助成制度となることが言われております。
以上です。
420 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
421 ◯委員(奥野倫子君) 先ほども申し上げましたが、介護保険の保険料の増額のときには、私も傍聴に行きましたけれども、その都度説明資料はいただけました。私が欠席したときにも、傍聴なさった方を通して資料を回してもらったということもあります。介護保険課の方、いらっしゃれば介護保険のほうの増額に向けての協議会の中で、資料はお渡しをしているのかどうか、確認したいと思います。
422 ◯委員長(古賀壮志君) 高齢福祉課主幹。
423 ◯高齢福祉課主幹(松井健太郎君) 介護保険料の改定について、介護保険運営協議会の中で御審議をいただいたわけでございますが、その際、資料は傍聴の方にごらんになっていただくということをしておりました。内容によってですね、説明がわからないと思いますので、ごらんになっていただいた後で、会議終わってから一部回収させていただく、予算等にもかかわる内容がございましたので、それについては、そのような対応をさせていただいたということはございました。
以上でございます。
424 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
425 ◯委員(奥野倫子君) いずれにしましても、傍聴している際には、資料に基づいて、資料に目を通しながら傍聴することができることを保障していると。その会議の最中でも見ることができれば、書き写して持ち帰ることもできると。公開が保障されているということですよね。だから、日野市全体の方針ではないということが明らかになったわけですね。やはり渡すべき資料は、公開が原則なのでお渡しをいただきたいということと、幅広く考えていただくことが、やはり何よりも前提なので、国保運協がちゃんと審議していますから、あるいは議会が審議していますからということで、この国保をよくする会の皆さんに対して、別扱いをするということは排除になりますので、そういうような態度は改めていただきたいということを、まず質問させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
426 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
427
◯保険年金課長(青木奈保子君) 個別の対応が介護保険と若干違いがあったことについては確認できましたので、今後、よく検討してまいりたいと思います。市長にまだ答申をしていない段階で数字を表に出すのはいかがなものかというような考えから、今回については資料で渡すことはいたしませんでした。それで、結果なんですが、立川市はホームページにあげているというような御説明がありました。日野市は現在市政図書室のほうで公開をさせていただいております。お問い合わせがあったときには、あちらを御案内するようにしております。今後のことについては、またよく考えていきたいと思います。
以上です。
428 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
429 ◯委員(奥野倫子君) 次期の国保運協はいつになりますでしょうか。
430 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
431
◯保険年金課長(青木奈保子君) まだ次期は決定しておりません。
432 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
433 ◯委員(奥野倫子君) 私も確認したんですけれども、議事録、国保運協の議事録が公開されるのは、次期国保運協のぐらいのときだと。次期もまだ決まってないと。そうすると、今、国保運協で、どういう審議がされたのかを確認したいというときに確認するものがないと。議事録を見てくれと言われたって、議事録が目の前にないわけですから、そういう意味では、立川市は迅速に公開をしていると。そういうことは見習っていただきたいなというふうに思います。
最後の質問ですけれども、先ほど、橋本さん、国保をよくする会の方から、市長に要望をなさったと。もちろん税金は値上げしてほしくないが、そもそも市民説明会を開いて、やっぱり市民に考えてもらう、市民に知らせていく、意見を伺うという機会を持つ必要はあるのではないかという提案をなさったということです。それについては、どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。この12月議会で、たとえ可決されても施行は4月1日ですから、その間にやっぱり声を聴くだけの余裕が、時期的な余裕がありますので、ぜひそういうようなことはしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
434 ◯委員長(古賀壮志君)
保険年金課長。
435
◯保険年金課長(青木奈保子君) 市民へのお知らせについてですが、議会の承認を得られましたら、やはり予算がかかわることでありますので、3月議会の予算委員会で御承認いただいた後になろうとは思いますが、ホームページや広報などを通じて行っていきたいと思います。また、予算にもかかわることでありますけれども、来年度は大きく変わりますので、納税通知書に同封するお手紙の工夫なども予算的なことも含めて検討しているところでございます。
436 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
437 ◯委員長(古賀壮志君) なければ、これを持って質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。有賀委員。
438 ◯委員(有賀精一君) この請願に賛成の立場から意見を述べたいと思います。
説明にもありましたけれども、やはりこの値上げの額そのものというのは、やっぱり度を超えている状況ではないかというふうに思います。今の経済の状況、いろんな報告がありますけれども、やはり一向に庶民の暮らしは改善していないと。そういう中で、これだけの値
上額と。しかも老後破産でありますとか、最近では中年破産とか、いろんな言葉がささやかれているんですけれども、そういう状況がそこらじゅうで生まれてきているという中で、やはりこれだけの値上げということをすること自身が市民生活にも大きな打撃を与えるということになるのではないかと思います。あわせて、先ほど奥野委員のほうからもありましたけれども、情報の公開といいますか、それについてはやっぱり、しっかりやっていただきたいなというふうに思います。
以上です。
439 ◯委員長(古賀壮志君) 奥野委員。
440 ◯委員(奥野倫子君) やはり3月に予算を取ってからということではなく、値上げする前に意見を言うことを保障するというのも当然のことだと思うんですね。決まって、後から知らされて、決まったんだからあきらめるしかないというような対応ではなく、やはり4月までに時間があって、そこまでに、どれだけの値上げをされたら苦しいという声を日野市がつかめるのか。ここにね、やはり日野市の国保運営をよくできるかどうかという鍵があると思うんです。ぜひ、絶対それをやらないと、もう国保値上げだけしてればいいよというやり方でやっていれば、逆に国保という制度は壊れてしまうのではないかというふうに思います。
市役所の職員の皆さん、公務員の皆さんの共済健保、この平均所得460万、国保は154万。で、共済の皆さんの給料に占める保険料の負担割合というのは5.2とおっしゃってましたっけ、5%台ですね。ところが今の日野市の国保は7.8と。高いですよね。それが値上げになれば8.9にまでなってしまうと。本当に高いお給料をもらっていて、お給料からすれば負担割合が少ない方たちが、市民の苦しい声を聞かずに、上からの命令ですということで、この上が一番問題ですけれども、この安易に値上げの計画をちゃっちゃとつくって、ちゃっちゃと押しつけてしまうというところに、やはり私は市民からの理解は得られないと思いますし、また、私自身も国保運協の委員なんですが、もう一番驚いたのは、市民委員の皆さんが、その担当課から出された資料。これが、例えば、26市平均になれば幾らの値上げですよ、一番高い立川市並みに上げると1万円の負担増ですよとか、23区並みだったら2万円の値上げですよと、23区の一番トップ並みに上げようと思ったら2万5,000円の値上げですよと、こんなことが知らされたんですね。へっ、じゃあ広域化ということになってね、この一番23区のトップのこのまちと一緒とするためには2万5,000円の値上げかと。これを知っただけでも、私なんかびっくりしたわけですけれども、そこに座っていらっしゃる審議委員の皆さんは、もう本当に顔色一つ変えず1人も反対の意見は出ず、最初から賛成の立場の方が4人座っていらっしゃると。これが審議会という形にふさわしいのかと。審議委員というのは、いろんな立場の、いろんな考え方の、いろんな収入段階の人がいて、いろんな声を吸収して、それで喧々諤々やって、その方たちも全部賛成になった結果だよということであればわかりますけれども、最初から賛成意見しか言わない方をそろえて、で、審議委員会がみんな前回一致で私が全部賛成したから何も文句言わせないよというやり方で、簡単に値上げを市民の皆さんに押しつけていくと。(「それは委員に失礼でしょう。」と呼ぶ者あり)(「言い過ぎだよ。」と呼ぶ者あり)いや私ね、今回は本当に頭にきました。メンバーの皆さんも、私も10年前にやったことありますけれども、国保運協は。10年前かちょっと正確にはわかりませんが、かなり前にやったときからいらっしゃる方もいらっしゃる。そうではなく、やっぱりこうやって困るよという意見が出されているわけですよ。そういった方たちも含めて話し合っていただかないと、(「賛成なんだよ」「みんな妥当だと思うから賛成しているんだよ」と呼ぶ者あり)その賛成する意見の方を否定しているんじゃない。その中に反対意見の方を加えないということに対して意見を言っているわけですよ。(「まず意見として賛成しただけでしょうが」と呼ぶ者あり)
そういうことで、今回のやり方も4年前の値上げのやり方も、低所得者の方、本当に上げられたら困るよという方の意見が反映されないもとでの値上げだということで、私は反対ですし、大いにこの請願の趣旨を酌み取って、踏みとどまっていただきたいというふうに意見を申し上げます。
441 ◯委員長(古賀壮志君) 峯岸委員。
442 ◯委員(峯岸弘行君) 今回の請願について、前段でもいろんな質疑が行われました。確認したいことは、被保険者1人当たりの医療費の伸びが依然と今後も伸びていくという現実であります。歳出増に対する歳入不足を解消するということが、大きな今回の値上げのテーマであります。また、国保改正による平成30年度からの広域化に伴って、東京都から課せられる納付金額に見合った税収の確保により一般会計繰入金に頼らない健全な国保会計の運営を目指すということを、もう1回確認させていただいて、低所得者対策でありますけれども、今回、低所得者対策ばっかり、今、質疑しているわけですけど、高所得者の方もかなりの高額な負担をしていただくわけでありまして、税の負担の平等性ということもありますし、全く低所得者の方に負担がふえないということでは、やはり高額の負担をしていただく方に対しても、平等性という観点で、どうなのかなというふうにも思いますので、日野市における国民皆保険制度を維持していくためには、今回の値上げはやむを得ないということで、反対の意見とさせていただきます。
443 ◯委員長(古賀壮志君) ほかに御意見はありませんか。奥野委員。
444 ◯委員(奥野倫子君) すみません。ちゃんと準備してきたものを読み落としましたので、もう1回読ませていただきます。
今回の値上げは、資産割がなくされたことによって、一千百何万以上の方は減額になっているんです。保険税が減額になっています。資産税払わなくてよくなったんです。それで、低所得者のほうは、本当に33万レベルでも、あるいは所得ゼロの方でも、値上げになっていると。こういう本当に不公平な内容だということを、きっちりと申し上げたい。意見として申し上げたいと思います。
445 ◯委員長(古賀壮志君) これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
446 ◯委員長(古賀壮志君) 挙手少数であります。よって請願第27-15号の件は、不採択とすべきものと決しました。
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447 ◯委員長(古賀壮志君) そのほか委員の方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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448 ◯委員長(古賀壮志君) それでは本日予定いたしました案件は全て終了いたしました。
これをもって平成27年第4回
民生文教委員会を閉会いたします。お疲れ様でした。
午後2時30分 閉会
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