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平成26年環境まちづくり委員会 本文 開催日: 2014-12-12
平成26年環境まちづくり委員会 名簿 開催日: 2014-12-12

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  1. 日野市議会 2014-12-12
    平成26年環境まちづくり委員会 本文 開催日: 2014-12-12


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           午前9時01分 開会・開議 ◯委員長鈴木勝豊君)  皆さん、おはようございます。  これより平成26年第4回環境まちづくり委員会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  初めに、お手元に配付した日程に従って議事を進めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認め、日程に従って議事を進めてまいります。  説明員は、連絡があるまで、一旦退席していただいて結構です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第82号、市道路線の認定にかかわる現場視察を行います。委員の皆さんは、速やかに、1階の守衛側の車寄せに移動願います。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。              午前9時03分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午前10時00分 再開 5 ◯委員長鈴木勝豊君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより10月1日付の人事異動に伴う説明員の紹介を担当部長よりお願いいたします。まちづくり部長。 6 ◯まちづくり部長石本弘一郎君)  10月1日の異動に伴い、まちづくり部参事がかわりましたので、御紹介させていただきます。  まちづくり部参事芸術文化スポーツ担当に加え、東京オリンピックパラリンピック担当を拝命しました徳田参事でございます。 7 ◯まちづくり部参事(徳田雅信君)  徳田です。よろしくお願いいたします。
    8 ◯まちづくり部参事(徳田雅信君)  以上でございます。 9 ◯委員長鈴木勝豊君)  紹介漏れはございませんでしょうか。ありがとうございました。  なお、人事異動に伴い、紹介された説明員で議案・請願の審査案件がない方は、これをもって退席していただいて結構だと思いますが、いかがでしょうか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないようですので、そのようにお願いいたします。  本委員会には委員会録の作成のために、速記者が入っています。説明、答弁については簡潔にお願いいたします。また、説明、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を言ってください。あわせて、説明員の方々は、委員会出席者名簿に役職名、氏名を記入してください。  お諮りいたします。本委員会の審査に対し傍聴の希望がありますので、許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「委員長」と呼ぶ者あり) 11 ◯委員長鈴木勝豊君)  西野委員。 12 ◯委員(西野正人君)  近ごろ、本会議でもそうなんですけれども、傍聴者がルールを守らないことが多々ございます。議事の進行に支障を来すならば、そのときはしっかりと指導していただきたいと思います。  なお、事務局におきましても、その辺を徹底していただければ幸いだと思いますので、よろしく取り計らいをお願いいたします。 13 ◯委員長鈴木勝豊君)  委員長として承知いたしました。  御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認め、これを許可いたします。  事務局、よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 15 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案審査に入ります。  議案第73号、日野市市民農園条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。まちづくり部参事。 16 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  議案第73号、日野市市民農園条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  恐れ入ります。議案書の4ページ、5ページ、新旧対照表をお開きください。  第6条にあります、市民農園の使用料につきまして、右5ページ、現行の2,400円、月換算にいたしますと1カ月200円でございますが、左の4ページの6,000円に改めるものでございます。  市民農園事業につきましては、平成25年度日野市行政評価システムにおきまして、総合評価で抜本的見直しとされ、その中でも、市民による市民評価委員会では、休止、廃止とされ、特に市民農園の利用料については、安価な市民農園の存在は、農業者が開設する農業体験農園の経営を圧迫し、農地の保全にマイナスとなりかねない。事業の廃止や、市以外が運営する農園事業への転換が妥当であるとされ、急な廃止が難しい場合でも、少なくとも農業体験農園並みに料金改定を実施すべきであるとの指摘や、近隣他市との使用料と比べても、5分の1程度と大きな乖離があること、それに伴う市の財政負担が大きく、農業費の中でも、農業者への支援事業費より多いことから、農業者からも、バランスを考えた支援を求められていることもございます。  以上の理由から、使用料を改めるものでございます。  なお、条例の施行日は、平成27年4月1日でございます。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 17 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより質疑に入ります。西野委員。 18 ◯委員(西野正人君)  今、御説明がありましたが、ほかと比べて5分の1程度ということなんですけれども、類似団体は、この農園を貸すのにどのぐらいの金額でまず貸し付けているのか、また類似団体でなくても、ほかの市の状況というのを教えていただければ幸いですけれど。お願いします。 19 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 20 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  近隣市等の状況でございます。  日野市の市民農園は、1区画20平米でございますが、これに換算しますと、年間の使用料につきましては、例えば昭島市が1万4,400円、国立市と多摩市が1万2,000円、立川市が8,000円、八王子市1万円、府中市1万1,000円、これも20平米に全て換算したときということでございます。他市によっては25平米とか、逆に15平米といったものもありますけれども、平米換算をして20平米で相当しますと、この金額でございます。日野市は現在、2,400円というところでございます。  また、農家さんの直接の収入につながります農業体験農園、こちらは年間4万円、民間の農地を守る行動を行っていただいていますNPOの方が運営する市民農園、こちらは年間3万円、また多摩平にありますURの敷地に民間が開設したサポートつきシェア農園につきましては、こちらは8平米で年間9万6,000円というようなのが現状となっております。  以上でございます。 21 ◯委員長鈴木勝豊君)  西野委員。 22 ◯委員(西野正人君)  ありがとうございました。  他市と比べても、まだ安価であると思うんですけれども、もっと高い金額設定はできなかったんでしょうか。お聞きをさせていただきます。 23 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 24 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  私どもとしてもせめて、他市の平均が年間で1万1,200円ぐらいなんですね。私どもとしても、そこら辺までは改めたいとは思っておりましたけれども、市長の諮問機関の農業懇談会ですとか、利用者も含めて、さまざまな声を聞いた上で、まずはその50%程度の6,000円として料金の改定をするというところで、結論に至ったところでございます。  以上でございます。 25 ◯委員長鈴木勝豊君)  西野委員。 26 ◯委員(西野正人君)  他市よりかまだまだ安いということがわかりましたので、質問は終わらせていただきます。 27 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 28 ◯委員(大高哲史君)  まず確認をしたいのが、設置要綱、条例に照らして、簡単にでいいので、その市民農園の設置の目的ですね、これについて一つ確認したいということです。まず、それについてお答えいただければと思います。 29 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 30 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  市民農園の設置目的といたしましては、第1条に、市民が農作業を通じて自然に親しみ、生産の喜びを味わい、豊かな余暇生活に資するとともに、市民農園事業を展開することによって、都市環境の保全に寄与することを目的とする、というところから、農業への理解も含めて、市民農園事業というものはこれまで行われてきたと認識をしております。  以上でございます。 31 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 32 ◯委員(大高哲史君)  その目的に照らせば、前回、98年だったでしょうか、値上げの議論の際にもありましたように、2,000円だったものを20%ぐらいならと、了解いただけないかという議論があって、2,400円になったという経過があると思うんですけれども、今回は、自然に親しんでもらおうとか、農地の保全ということも考えつつも、大幅な値上げになるということで、応募者がたくさんいるからといって、私からすれば、安易に値上げすべきではないというふうに思いますし、一つの公共施策としてやられているものだと思いますので、なるべく安価な利用料であるべきだなと。親しんでもらうという意味はそこにあるんじゃないかなというふうに思いますし、土地を農地として守り続けていくと。また、発展的に考えれば、こうした経験された方が農業に転職というんですかね、されるきっかけにもなればというふうな思いが込められているというふうに思いますが、今回の2.5倍もの値上げの妥当性が、他市と比較するというものではなくて、別の視点からも検証が必要だったんじゃないかなというふうに思いますが、この6,000円の根拠で、他市との比較以外で、何か市民の皆さんにお示しすることができる根拠があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 33 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 34 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  西野委員の御質問に答えさせていただきましたが、他市の市民農園の利用状況もそうですけれども、本来であれば、こういった農地を通しての農業交流事業というのは、やはり農家さんが直接収入を得る農業体験農園が一義的には一番優先的に私どもとしては、設置をしていきたいと思っております。  また、せっかくこれまでの第1次、第2次の農業振興計画で農地を守っていこうという市民の方々が、団体をつくって、またNPOをつくってその運営を、農地保全のために市民農園を運営していくという、そういったところにも、この値段の余りにも乖離が大きいために、そういったところが進んでいかない。そういった部分は解消しなければならないというのも大きな理由の一つでございます。それとともに、今言った、通常の他市の市民農園、それから民間が運営していく市民農園、それとも勘案して使用料を決めたというところでございます。  また、これに対して、日野市がこの市民農園事業にかかる経費というのも、非常に大きゅうございます。当然、お借りしたところは固定資産税等非課税扱いにして、いただいておりませんので、本来の市の市税収入として入ってきておりません。そういった部分を考えると、1区画大体2万5,000円から2万7,000円の市のコストがかかっているんです。1区画です。ですから、1人の方が1区画を借りると、2,400円の利用料はいただきますけれども、市の税金として、その人に1人2万5,000円、年間コストとして支出しなければならないというところは、非常に大きいところでございます。  それでは、そういったものを解消して、本来の農業支援に回すべく、農業者への支援として、本来はそういった農業費については、何を優先すべきかという優先順位をつけて農業保全に私どもとしては、そういった市の税金を投入していくということになりますので、農業費の中で市民農園事業費が一番負担が大きいというのはどう見ても、農業者さんから見ても、御批判をいただいておりますので、一挙の改正は難しいけれども、5割程度でまずはスタートしたというところでございます。  以上でございます。 35 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 36 ◯委員(大高哲史君)  あともう一つだけ伺わせてください。  9月に、日野市の農業委員会から建議が出されておりますけれども、この点で市がどう考えているのかということですけれども、食育の推進とか、消費者と結びついた農業という項目の中に、市民農園農業体験農園の増園推進ということを要望されています。今の説明の流れの中で、なかなか市民農園をふやしますというような表明がなかったもので、その点も踏まえた日野市としての考えを、応募者もこれだけ多いですから、応募者を今、市民農園がふえないと。値上げはしていくと。今後は1万2,000円ぐらいまでというような話も今聞かれましたので、今後ふやしていく、そういうお考えがあるのか、そのことについても、最後確認をしたいと思います。 37 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 38 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  私どもとしても、今、市民農園の倍率は、平均をいたしますと2.51倍でございます。当然需要もあるわけでございます。特に南平の方面は余り農園がなくて、こちらに行きますと7倍から8倍というときもありますので、やはり私どもとしては、市民農園というか、しっかりと市民の方が農地を通して農家さんと交流ができたり、農業の体験ができるような、そういった農園関係は、今後もふやしていきたいとは思っております。  ただ、そのやり方としても、本来の、先ほど言ったように、農家さんの収益に直接つながる農業体験農園を第一優先として、私どもとしては考えております。その次に、NPO等がせっかく先ほども言ったような、農地を保全していこうという、一生懸命考えて行動されている方々が開く農園の助成をしながら、そういった農園をふやしていただく。そして次に、そこが賄えないところで市が直接市民農園として運営していくということで、いずれにしましても、減らすという方向ではありません。  以上でございます。 39 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 40 ◯委員(大高哲史君)  結構です。 41 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 42 ◯委員(秋山 薫君)  聞こうと思ったことを大体質問していただきましたのであれなんですけれど、今回値上げを提案するに当たって、利用者の方がこれから使用するに当たって、メリットというものをどういう形で出そうとしているのかなということを一つお聞きしたいこと。これは親しむということで今やっていただいている部分の効果という部分でも関係するかと思うんですけれど、値上げして利用者が多くなるか、減るか。で、使用した人が、どういうふうに楽しんでおられるかという部分の今後のあり方について、市として考えがあれば、お伺いしておきたいなというふうに思います。 43 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 44 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  やはり、私どもとしても、料金を値上げするだけという形の考え方ではなくて、より市民が農業を理解して、さらには、先ほど大高委員も御説明ありましたけれども、なかなか実は市民農園を使っている方々が、いわゆる援農ボランティアとか、農家さんへのお手伝いに行くというようなことがですね、そこまで実は結びつけられてないんです。言い方はおかしいですけれど、余暇活動の一部として市民農園を借りる方が多くて、それからステップアップをして、農業者を手伝いに行こうとか、じゃあ、農の学校に入って農ボランティアになろうという、または自分で就農するとかっていう動きは実は、今までないんですね。  もう一つ、農家さんがやっている農業体験農園からお一人、実は自分で就農するということだったんですが、それは日野市内ではなくて、山梨のあちらの方面へ自分で行って、農地を求めて、農家さんとして就農されたという方がお一人いるというのは聞いておりますけれども、なかなか、今そういったところに結びつけてないですので、私どもとしてはしっかりと、料金を値上げした以上は、やはりこれが農家さんにとってもメリットがあるように、また市民とっても、農地を支えていくということで、また今後の歩きたくなるまちづくりじゃないですけれども、高齢化の一つの対策として、やはり農家さんと一緒に地域で皆さんが農業を守っていただけるように、市民農園利用者をうまく誘導していく。そういったところにこの値上げ分も含めて、何かの策を講じていきたいとは思います。ただ、まだ具体的にどうだというものはありません。  以上でございます。 45 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 46 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございます。  そんな形でメリットはつくって、農産物もとれるということで、利用者の方については、ある一定のメリットはあるんじゃないかなと思うんですけれど、今度は一方、現状の中でも、要は管理がちゃんとされていないところも見受けられるんじゃないかというふうに思うんですよね。応募者は2.5倍だとか、3倍、4倍、多いときは8倍だなんていう話の中で、申し込んでも当たらなかったけれど、全然使ってないじゃないかと。菜っ葉をつくったけれど、とうがたって花が咲いているんじゃないかという方もあるわけですよね。そういうものに対して、要はメリットじゃないですけれど、市として、今までもチェックだとか、その利用状態が悪かったら、そこの利用はやめてくださいと言うことの権限があるはずなんだけれど、具体的にそういう話を聞いたこともないので、そういう管理状態ないのかなと思うんですよ。そのあたり、これから上げることによって、メリットの一つとして、きちっと管理するということもあるんじゃないかというふうに思うんですけれど、そのあたりの考えはどうですかね。 47 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 48 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  実はそれぞれの区画の圃場の管理ができていないというのは、やはり散見されます。それについて、今指定管理者である日野市企業公社がパトロールを実はしておりまして、そういった方が行った場合には、注意をした上で、それでも改善されない場合には、契約を破棄して、次の補欠の方が、当然その区画ごとで抽選をしていますので、いらっしゃいますので、そういった方々に、先ほど言ったように、月割りでその後からお貸しをするという形で誘導を図っているのが実情でございます。  今回の値上げに関しても、市民農園のアンケートをとったときも、逆に値上げは賛成だと。それはなぜかというと、今まで安価なために、要は名義をですね、他人の名義を使って何区画も他の農園も含めて使っている方がいると。あっちの農園で、昔と同じ顔を見たとかっていう形で、そういった実は通報もある中で、なかなかそれを取り締まるということは、名義が全然違いますので、できないです。当然公開抽選とか、いろんな努力はしているんですけれども、なかなかそれを発見して、最後まで是正するというのが難しいところでありますけれども、今委員御指摘のとおり、しっかりと借りたい人に貸す、使いたい人に使わせるという部分は、さらにきちんと研究をして、しっかりとその辺は措置をしていきたいと思っております。  以上でございます。 49 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 50 ◯委員(秋山 薫君)  結構です。 51 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。大高委員。 53 ◯委員(大高哲史君)  先ほど質疑の中で紹介いたしましたように、前回の値上げの際には、20%の値上げ、400円ということでしたが、今回は6,000円という大幅な値上げだということが一つ、確認できると思います。固定資産税の話もありましたけれども、農地を守る、要は開発をされないというようなことの意味でも、こうした市民農園というのはとても役割を果たしているということも確認をできたかなと。さらには、農業、農家へと就農していくというような流れにつなげる一つの役割も実はあって、でも、なかなか難しい。しかし、親しんでもらえているということは間違いないというふうに思うんですね。ですから、利用者がもっともっとふえるように、まずは市民農園をふやしていただくことに力を注いでいただきたいなというのが1点。  もう一つは、気軽にどなたでもということであれば、やはりこうした施策というのは、安ければ安いほど、皆さんに多く御利用いただけるというような観点から、私たち、20%の値上げのときも反対をいたしましたけれども、この2.5倍もの値上げというのは了解することができません。公共施策としても、公平性の観点からも、多くの市民に利用していただきたいなという思いがあります。  こうした農地というんですかね、保全すべき土地というのは、その土地を、やっぱり市民全体で利益享受していくというような意味合いからも、より市民農園を充実させていくためには、値上げではなくて拡充を、面積をふやしていくということで、こうした市民農園を広げていっていただきたいなという思いから、この値上げについては反対をいたします。 54 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 55 ◯委員(秋山 薫君)  賛成なんですけれど、先ほど質疑の中でもありましたように、今回6,000円になるということについて、要は使用者のメリットではなくて、やはり、多くの市民の方々のメリットにつながるような形で、しっかりチェックをするようなことを、この値上げをきっかけにして、利用者の方、市民の方にもPRすべきじゃないかなというふうに思います。そうしなければ、単純に利用者、これまで使っている人が、値段だけ上がったっていう形になって、多くの市民の方が使えないというのは事実ですから、そこを防止するためにも、そこをしっかりやっていただきたいというふうに思っておりますので、その意見を加えまして、賛成の意見としたいというふうに思います。 56 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 58 ◯委員長鈴木勝豊君)  挙手多数であります。よって議案第73号の件は、可決すべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 59 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第76号、平成26年度日野市一般会計補正予算(第7号)の件を議題といたします。  本委員会での審査部分は、歳出のうち、衛生費(項1・目3・健康管理費を除く)、商工費、土木費(項5・住宅費を除く)、教育費(項6・体育費)です。  担当部課長より説明を求めます。環境保全課長。 60 ◯環境保全課長(久保田博之君)  それでは、日野市一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。  恐れ入りますが、補正予算書34ページ、35ページをお開き願います。
     ページ中段、款4衛生費、項1保健衛生費、目6環境整備費、節13委託料、説明欄2環境保全推進経費、環境マネジメントシステム管理職研修業務委託料、以下5環境情報センター経費及び7ふだん着で行うCO2削減事業経費の各委託料につきまして、競争入札により生じた不用額、計96万円の減額補正でございます。  これらの業務におきましては、予定していた業務を既に執行済みであり、または今後しっかりと執行できる見込みでございますので、予算の執行を適切に行うとの考えのもと、金額の大小にかかわらず計上をさせていただいたものでございます。  その下段、目7公害対策費、節13委託料、説明欄3公害環境対策経費、(1)公害対策経費、窒素酸化物調査業務委託料、以下の各委託料につきましても、同様の理由により、競争入札により生じた不用額、計83万1,000円の減額補正でございます。  私からは以上でございます。 61 ◯委員長鈴木勝豊君)  ごみゼロ推進課長。 62 ◯ごみゼロ推進課長(真島 均君)  続きまして、同ページ最下段の款4衛生費、項2清掃費、目1清掃総務費でございます。  恐れ入ります、ページをおめくりいただきまして、36ページ、37ページをお開きください。  最上段、節11需用費、説明欄2一般管理事務経費の消耗品費47万1,000円の補正をお願いするものでございます。  本消耗品費は、路面の凍結防止剤を購入するためのものでございます。ことし2月の大雪及びその影響で路面が凍結し、ごみ収集が1週間ぐらいできないような箇所がございました。市民の方に御迷惑をおかけしてしまう事態になりましたので、今年度につきましては、その路面の凍結を防止するために、凍結のおそれがある場所に散布して、ごみ収集への影響を少なくさせたいというふうに考えております。物につきましては、クリーンセンターに保管いたしまして、収集業者が必要に応じて散布する形を想定しているところでございます。  続きまして、その下段、節12役務費、説明欄2一般管理事務経費の電話料26万6,000円の補正をお願いするものでございます。  電話料につきましては、クリーンセンター全体で一括してこちらの一般管理事務経費に計上しております。ことしの2月に、新可燃ごみ処理施設建設準備室が立ち上がりましたので、電話料の増が見込まれておりましたところですが、執行状況を把握する中、月々2万円前後の増額になるということがわかってまいりましたので、当初予算では不足するということになりましたので、増額補正をお願いするものでございます。  続きまして、その下段、節13委託料、説明欄2一般管理事務経費、エコー各戸配布業務委託料3万9,000円の補正をお願いするものでございます。  エコーというのは、委員の皆さんも御存じかと思いますけれども、ごみ情報誌のことでございまして、年2回、10月と3月に発行して、各戸配布を行っているものでございます。委託先はシルバー人材センターでございまして、1件9円でお願いしております。本来、10月に配布いたしましたところ、当初見積もり時には8万5,000件という想定をしていたんですけれども、実際には8万6,400件を超える実績となりました。来年3月に配布する際には、予算が不足してしまいますので、増額補正をお願いするものでございます。  続きまして、その下段、節19負担金、補助及び交付金、説明欄9生ごみリサイクル事業経費の生ごみ処理器購入補助金40万円の補正をお願いするものでございます。  現在、ごみゼロ推進課では、生ごみの堆肥化を家庭内で行うということで、ダンボールコンポスト事業に力を入れて実施しているところです。今年度からは、市民の負担を、昨年度の1,250円から500円に軽減いたしまして、普及に努めているところです。また、先ほどのエコーの市民の方につくっていただいたページで、ダンボールコンポストを紹介した効果もあったようでして、前年度をはるかに上回る申し込みがございまして、補助金が不足する見込みとなりましたので、増額補正をお願いするものでございます。昨年度の実績は100器でございましたけれども、今年度は、11月末で既に190器に及ぶ申し込みをいただいております。今もお問い合わせをいただいているような状況でございます。今後も家庭での生ごみ堆肥化の推進に向けて説明会の開催、広報等による周知などで積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  私からは以上でございます。 63 ◯委員長鈴木勝豊君)  施設課長。 64 ◯施設課長(高橋 進君)  同じページの中ほど、款4衛生費、項2清掃費、目2ごみ処理費、節11需用費、説明欄3ごみ処理施設延命化対策経費のごみ処理施設延命化対策修繕料2,218万4,000円の補正をお願いするものでございます。  廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条の3及び日野市クリーンセンターの電気工作物に関する保安規程第17条に基づき、毎年9月に実施しているごみ焼却施設定期整備修繕並びに発電機蒸気タービン開放点検において、ふぐあい箇所が発見されたため、関係法令に適合するよう整備を行うものでございます。  主な内容といたしまして、発電機蒸気タービンパッキン蒸気制御装置整備修繕及び1、2号炉の水管耐火物修繕でございます。  初めに、発電機蒸気タービンパッキン蒸気制御装置修繕でございます。日野市クリーンセンターの電気工作物に関する保安規程により、4年に1回の開放点検を行った結果、タービンローターの軸受け部に蒸気を噴射しているパッキン蒸気制御装置を構成するバルブコントローラーにふぐあいが発見されました。現状での使用は、発電制御に支障を来すおそれがあるため、蒸気コントロール制御装置、蒸気供給装置、逃がし弁等1式の更新整備を行い、クリーンセンター所内電力の安定供給を図るものでございます。  次に、1、2号炉水管耐火物修繕でございます。ボイラー水管を覆っている耐火物について欠損、欠落部分が見つかり、現状での使用はボイラー水管の破孔事故のおそれがあるため、補修をするものでございます。補修面積に関しては、1号炉が約9平米、2号炉が約8平米、合計17平米でございます。耐火物については、全体的に劣化が進行しており、炉の維持のため、平成27年度より3カ年計画で修繕補修を計画しております。  説明は以上でございます。 65 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 66 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  その下段、ごみ処理施設建設準備経費の委託料、例規整備支援業務委託料97万2,000円でございます。  平成27年度に設立予定の日野市、国分寺市、小金井市による新可燃ごみ処理施設広域化にかかわる一部事務組合について、一部事務組合の設立に向けて条例、規則等の案を作成する必要がございます。条例案の確認や、条例間の整合性等について、専門業者による内容精査を行う必要があり、業務委託するものでございます。  その下段、ごみ処理施設周辺環境整備経費委託料、北川原公園内兼用工作物詳細設計業務委託料744万2,000円でございます。  クリーンセンター建て替えに伴い、新搬入路となる国道20号バイパス、石田大橋脇に位置する北川原公園の公園内兼用工作物となる道路と国道20号バイパスとの接続をするに当たり、国道管理者であります国土交通省や交通管理者である警察との協議を進めるに当たり、道路構造の詳細設計が必要になったため、補正予算を計上するものでございます。  その下段、工事請負費でございます。市道C-2号線道路改修工事費1,743万でございます。  クリーンセンター建て替えに伴う収集運搬車両のルートの変更のため、多摩川堤からクリーンセンターに搬入するルートとなる市道C-2号線の拡幅及び歩道整備を行うものでございます。東京都の補助金を導入することにより、当初予算で延長約474メートルの施工を予定しておりますが、地元要望を工事設計に反映したところ、既存の桜並木の保護対策やベンチの設置など、補助対象外となる工事がふえたことや、建設物価上昇等により、当初予定していた施工範囲が満たなくなっております。よって、増額補正し、延長約80メートルを追加工事し、予定されていた不足分の工事を実施するものでございます。  以上でございます。 67 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 68 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  飛びまして、恐れ入ります、40ページ、41ページをお開き願います。  款7商工費、項1商工費、目2商工振興費でございます。右説明欄1商工金融対策経費、19負担金、補助及び交付金、保証協会保証料補助金1,800万円の増額をお願いするものでございます。  保証協会保証料補助金につきましては、日野市の融資あっせん制度を利用した事業者が、東京信用保証協会に支払う保証料の2分の1を市が補助している制度でございます。この日野市の融資あっせん制度につきましては、借り入れ限度額を大幅に引き上げる等の改正を、本年3月議会でお認めをいただき、4月1日より運用を開始いたしております。この結果、新規利用者及び新規貸し付け額ともに大幅な増となり、保証料補助につきまして不足が見込まれますので、補正をお願いするものでございます。  続きまして、その下、2商工業助成経費、19負担金、補助及び交付金、商店会等街路灯電気料補助金50万円の増額をお願いするものでございます。  この制度は、商店会の皆様が所有する街路灯について、かかる電気料の2分の1を補助しているもので、現在、市内八つの商店会さんに支援しておりますが、電気料等の値上げにより、不足が見込まれますので、補正をお願いするものでございます。  私からは以上でございます。 69 ◯委員長鈴木勝豊君)  道路課長。 70 ◯道路課長(伊藤圭一君)  1枚めくっていただいて、42、43ページをお開きください。  説明欄上段をごらんください。款8土木費でございます。項1土木管理費の目1土木総務費、説明欄3道路管理経費でございます。節11の需用費、消耗品費19万円の増額補正についてでございます。  こちらは、道路境界確定に伴い、境界確定した場合に、境界ぐいの設置の申請があった場合に、市によりくいやプレートを支給するものでありますが、申請件数が多く、在庫の不足が見込まれるため、補正するものでございます。  続きまして、その下、4境界確定図閲覧事務経費でございます。節11需用費、消耗品費17万円の増額補正についてでございます。  こちらは、境界確定図閲覧等の申請があった場合に、大型プリンターにて印刷をするものでありますが、発生件数の見込みが立てづらく、本年見込みを大きく上回ったため、ここで補正するものでございます。  一つ飛ばしまして、その下ですね。項2道路橋梁費、目3道路新設改良費、説明欄2老朽化道路施設更新事業経費でございます。節13委託料、舗装補修工事設計業務委託料621万4,000円の増額補正についてでございます。  平成24年8月に策定した日野市道路舗装補修計画に基づき、平成25年度から舗装補修工事を実施しておりますが、同年度に設計と工事を実施すると、工事の発注が年度の後半に集中し、不落、不調になるケースがふえ、計画執行に支障を来します。よって、平成27年度に実施する工事の設計を平成26年度中に完了させるため、設計業務委託料を補正するものです。  続いて、その下、目5街路灯費、説明欄1街路灯維持経費でございます。節11需用費、電気料275万1,000円、街路灯修繕料70万4,000円の増額補正についてでございます。  電気料金については、市内にあります約1万2,000基の電気料になりますが、原油等の価格の高騰により、電気料金の増加が見込まれるため、増額補正をするものでございます。  また、街路灯修繕料につきましては、電球や灯具のふぐあいにより修繕が発生するものですが、今年度の見込みを上回ることが見込まれるため、増額補正するものでございます。  続いて、その下、目6交通安全対策費、説明欄2自転車対策経費でございます。節15工事請負費、放置禁止区域標示板等設置工事費948万2,000円の増額補正についてでございます。  平成27年4月1日より、将来を見据えた自転車等駐車環境整備実施戦略を施行するに当たり、放置抑止力の強化策として、放置禁止区域の拡大を図るため、施行前に、放置禁止を標示する看板等を設置するものです。  以上でございます。 71 ◯委員長鈴木勝豊君)  緑と清流課長。 72 ◯緑と清流課長(原 正明君)  続きまして、同じページ最下段、項3河川費、恐れ入ります、1ページおめくりいただいて、44、45ページ、上段、目2河川維持費、右ページ説明欄1河川維持管理経費、(2)用水路等維持経費、13委託料の新井用水測量業務委託料32万4,000円の補正をお願いするものでございます。  上田にございます新井用水ふれあい水辺の親水路は、平成8年度に、用地境界未確定のまま整備を行い、これまで利用してまいりましたけれども、以前より、隣接土地所有者の方から、境界の確定を要望されておりました。ここで諸条件も整いましたので、確定を行うための測量業務委託費用について補正をお願いするものでございます。  続きまして、同じページ中段、項4都市計画費、目6公園管理費、右ページ説明欄1公園管理経費、(1)一般管理事務経費、11需用費の電気料でございます。市立都市公園及び一部の児童遊園等につきまして、主に照明を目的として電気使用料を支出しております。本年5月から、東京電力におけます再生可能エネルギー発電促進賦課金及び毎月変動いたします燃料費調整単価、これらの上昇に伴いまして、電気料金が上昇しております。当初予算での執行が難しい状況となってまいりましたため、電気料83万9,000円の増額補正をお願いするものでございます。  次に、その下、施設修繕料でございます。西平山土地区画整理事業の進行によりまして、今年度内に東宮下こども広場が移転の運びとなっております。こども広場の位置につきましては、ほぼ現在の位置と予定されておりますけれども、フェンス、照明施設など工作物の一部が換地線にかかってしまう計画となっております。これら工作物及び樹木につきまして、移転補償を受けておりますので、その移設を行うため、修繕料34万1,000円の増額補正をお願いするものです。施工につきましては、来年2月を予定してございます。  続きまして、その下段、目7公園整備費の右説明欄1豊田南地区1号公園内集会施設整備経費の15工事請負費、豊田南地区1号公園内集会施設建設工事及びその下、豊田南地区1号公園内集会施設外構工事でございます。  この集会施設につきましては、昨年度より債務負担行為によりまして建設を行ってまいりましたが、本年秋に竣工し、10月4日に開館をされているところでございます。当初の予定どおり事業が完了いたしましたので、工事契約に伴い発生しておりました契約差金、合わせまして379万5,000円につきまして減額補正をお願いするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 73 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより質疑に入ります。西野委員。 74 ◯委員(西野正人君)  42、43ページの土木費の中段やや下の2老朽化道路施設更新事業経費、これの舗装補修工事設計業務委託料なんですけれども、27年度工事を行うのに、ことしに設計して、来年工事を行うと。その理由が、年度末等々になってしまうと、人手不足、いろんな形での工事ができない、不調になってしまうというような話があったのかなと思うんですけれども、実際、私なんか思うには、設計委託を先にやっても、金額がそれなりに見合った、しっかりした積算で発注されていなければ、やはり私は不調になってしまうと思います。そして、小さな工事も基本的に300万の工事を1人1本、現場代理人、主任技術者がついてしまうと、それしか工事ができないとなると、今、実際、労働力不足初め、監督も不足している状態だと、やはり同じ状態が起こるのかなと思いますので、これに関連して、今のその現場代理人制度、また主任技術者制度、どうなっているのか、少しお聞かせ願いたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 75 ◯委員長鈴木勝豊君)  道路課長。 76 ◯道路課長(伊藤圭一君)  今、西野委員の御指摘のありました工事につきましては、確かに小規模な現場が点在するような現場というのが、やはり金額は同じでも、移動したりしなくちゃいけないとか、一つのエリアで多くの施工ができないということで、なかなか業者が決まらないという状況が続いております。これは日野市だけでなくて、東京都とかも含めてそうなので、ちょっとその発注の仕方とかも、積算の仕方も含めて検討していきたいと考えております。 77 ◯委員長鈴木勝豊君)  西野委員。 78 ◯委員(西野正人君)  対処方法としては、300万円の工事をまとめて900万円、3本もあれば900万円で出しちゃうということも可能かもしれませんけれども、そうなると、また経費がかかってしまうということで、金額が上がる。でも、本来は上がらなきゃいけないものが安く発注されると、やはり不調になってしまうということで、300万、500万の仕事となったらば、少し期間がかぶってなければ、それは1人2本ぐらいは、書類でも夜つくれますから、しっかり持てるような仕組みに変えないと、早く発注しても、私は同じような状況になると思いますので、その辺はどうなのかなということでお聞きしました。結構です。 79 ◯委員長鈴木勝豊君)  大塚委員。 80 ◯委員(大塚智和君)  私のほうから1点、質問させていただきます。  45ページ、中段、公園管理経費の中の電気料、いろんな情勢の中で、電気料も高騰していく中でございます。現実があります。こちらの部署として、今後街灯等、LED化にしていくという、また今、している、また今年度計画等ありましたら、ぜひお示しをしていただきたいと思います。 81 ◯委員長鈴木勝豊君)  緑と清流課長。 82 ◯緑と清流課長(原 正明君)  現在、公園内に大体409灯、園内灯ございます。そういうものを、今後施設の更新というものを考え合わせる中で、LED化というのは当然進めていきたいと考えております。現時点でも、球切れの交換というのは、水銀ランプで今やってございますけれども、灯具ごともう老朽化によってですね、灯具がもたないという判断がされた場合は、既に今年度もLED灯具に更新をしているというのも、今、並行で行っているところです。長期的には水銀ランプがもう使用禁止という予定も見えておりますので、順次更新をしていきたいと考えております。  以上です。 83 ◯委員長鈴木勝豊君)  大塚委員。 84 ◯委員(大塚智和君)  ありがとうございました。  以前から、道路課等でも、現状の街灯の劣化状態というランク分けをして、劣化に応じて修繕ではなく、交換とか、ヘッドのところを交換していくとかっていう、計画的に実施をされていますが、こちらの公園の中のこうした街路灯のいわゆる現状の調査というのは、計画はございますか。お願いします。 85 ◯委員長鈴木勝豊君)  緑と清流課長。 86 ◯緑と清流課長(原 正明君)  公園の施設点検につきましては、遊具、またその他構造物とあわせまして、園内灯、電気の引き込み柱、これについても、あわせて同じ点検を行っています。今年度は年2回という点検になりますけれども、全箇所、全施設くまなく見ていくというのは今後も継続してまいりますので、その中の園内灯、これは随時把握をしながら、対応していきたいと考えております。  以上です。 87 ◯委員長鈴木勝豊君)  大塚委員。 88 ◯委員(大塚智和君)  ありがとうございました。  ぜひ計画的にそうしたLED化の推進を要望させていただいて、質問を終わります。  以上です。 89 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 90 ◯委員(秋山 薫君)  二つ、三つ聞かせてください。  37ページのごみの関係でございますが、消耗品ということで、凍結防止剤の散布で、ごみゼロ推進課のほうで準備されるという話を伺ったと思うんですけれど、道路でまくんだったら道路課でも準備されていると思うんですけれど、それとの整合性というのかな、そういうのをしたら、だって、みんな持たなきゃいけないっていう話でしょう。それは市としては、どういう形でルールが決まっているのかなということを一つ伺いたいというのが一つ。  それから二つ目は、エコーの各戸配布での戸数が少しふえたということでの話がございましたけれど、戸別配布というと今、広報なんかも戸別配布やっていますよね。こういうものって、一緒に配ることってできないんでしょうか。そういう検討されているのかどうかということを伺いたい。  それから三つ目は、41ページ、商工業助成経費の商店会の街路灯の話なんですけれど、50万ということでございますが、これは全額になるのか、一部なのか、これで市内の商店会のほうは満足しているのかどうかについて、わかればお伺いをしたい。  以上3点、お願いします。 91 ◯委員長鈴木勝豊君)  ごみゼロ推進課長。 92 ◯ごみゼロ推進課長(真島 均君)  凍結防止剤のことについてでございます。  ごみゼロ推進課といたしましては、事象が発生することを予測して、小回りがきくような形ということを考えておりますので、道路課とは別に予算を計上させていただければということで、補正をお願いしているところでございます。  それからエコーの、広報と一緒にということでございますけれども、これにつきましては、できれば一緒に配布できればよろしいのかなとは思うんですけれども、発行日等の問題がございますので、将来の課題とさせていただければと思います。  ごみゼロ推進課からは以上でございます。 93 ◯委員長鈴木勝豊君)  道路課長。 94 ◯道路課長(伊藤圭一君)  先ほどの融雪剤の関係なんですが、道路課でも予算のほうをとっております。基本的には丘陵地とか坂道に、雪とか降った後、あと湧水とかが湧いているところもありますので、そういうところについて、自治会さんとかに御協力をいただきながら、散布をしていただいているような形になります。  ただ、全てにこちらのほうでまけるわけではないので、そういう形で各──京王さんも、バスの路線についてはまいていただいたりもしておりますので、そういう形の対応を行っているところです。  以上です。 95 ◯委員長鈴木勝豊君)  まちづくり部参事。 96 ◯まちづくり部参事(田村 満君)  商店会の街路灯に関してでございます。
     商店会で街路灯を所有しているのは、先ほど申しましたように、8商店会で、基数からいきますと275基あるというところで、私も認識をしております。この部分について50万円という補助金で今年度の電気料等は賄えるというところで出させていただく。補助率は2分の1でございます。  ただ、課題としては、議会等でもお話が出たことがありましたけれども、各商店会さんの会員数が減ってきているということで、要は電気料の商店街が負担する部分の持ち出しがやはり、1商店さんごとの持ち出しがふえてきてしまっているというのが課題です。  それともう一つ、大塚委員の質問にもございましたけれども、やっぱりLED化を図っていきながら、電気料等も低減化していくという一つの方法もあります。ここで多摩平の商店会さんが、11月からLED化をしたと思いますが、それは国の補助金等を使ってされたということですので、東京都の補助金等もありますので、私どもとしても、そこに商店街さんの負担というのもまた発生するんですけれども、そういったものを少し課題として捉えて、どういうふうな形で今の支援とともにLED化をして、電気料の低減化を図っていこうという、その二つの課題を今整理をして、検討しているところでございます。  以上でございます。 97 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 98 ◯委員(秋山 薫君)  ありがとうございました。  それぞれ回答をいただきました。半分は納得するところなんですけれど、凍結防止剤の話については、本来は道路課のほうでやって、それから庁内に配るような形の、予算の一括じゃないですけれど、すべき話じゃないかなというふうにちょっと思うところがありますので、ぜひそんなことで検討していただければなというふうに思います。  それからエコーの各戸配布については、タイミングの話があるかというのも十分承知する中で、広報たって、2週間に1回、要は半月に1回、出ているわけですから、それほどね、急な話があれば別だけれども、ぜひ、今年度の予算は別にいいですけれど、来年度はそんなことを考えていただければ、まあ、ほかにも戸別配布、議会報なんかもこれから出てくるんじゃないかと思うんですよね。それなんかも全部トータルしてやれば、効率的に運用できるのかなというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。  それから商工業費での街路灯の話では、地域の商店街、おっしゃるように、負担するのが大変だという話で、商店の電灯も消えるし、まちそのものの明るさも暗くなったというようなことで、街路灯はぜひ維持したいというところはあるんですけれど、その中でも、いろんな今、LEDだとか、省エネタイプのものもございますので、商店連合会だけに頼まず、任せるわけではなくて、産業振興課で持っているいい情報があれば、ぜひ商店のほうにも展開していただいて、補助金が少しでも安くなって、電気代が安くなればいいというふうに思いますので、そんなこともお願いできればなというふうに思います。ありがとうございます。 99 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認めます。よって議案第76号の件は、可決すべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 103 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第82号、市道路線の認定の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。道路課長。 104 ◯道路課長(伊藤圭一君)  それでは、議案第82号、市道路線の認定について御説明させていただきます。  議案書1ページをお開き願います。  本議案は、道路法第8条第2項の規定により、市道路線を認定するものであります。  下記表をごらんください。認定路線は3路線でございます。番号1の大字石田地内に位置する路線名B101号線、番号2、多摩平六丁目地内に位置する路線名E138号線、番号3、旭が丘一丁目地内に位置する路線名H63号線の3路線につきましては、開発行為の完了に伴い、新設道路が帰属されたため、それぞれ路線を認定するものでございます。  なお、各路線の起点、終点、延長及び幅員については、議案書に記載のとおりでございます。  続きまして、2ページの略図1をごらんください。大字石田地内に位置する路線名B101号線の箇所図でございます。  続きまして、3ページの略図2をごらんください。多摩平六丁目地内に位置する路線名E138号線の箇所図でございます。  続きまして、4ページの略図3をごらんください。旭が丘一丁目地内に位置する路線名H63号線の箇所図でございます。  以上が路線の認定についてでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 105 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認めます。よって議案第82号の件は、可決すべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 109 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第83号、浅川清流環境組合規約の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 110 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  議案第83号、浅川清流環境組合規約について御審議いただくものでございます。地方自治法第284条の規定により、平成27年7月1日から、ごみ処理施設の設置及び運営等に関する事務を国分寺市及び小金井市と共同処理するための一部事務組合を設立することに伴い、規約を定めるものでございます。  クリーンセンター内の可燃ごみ処理施設の老朽化による建て替えにおいて、新しく新設する可燃ごみ処理施設を日野市、国分寺市、小金井市の3市で共同処理する目的で、3市で一部事務組合を設立することに伴い、浅川清流環境組合の規約を定めるものでございます。  2ページ以降をお開きください。  規約の第1条では、一部事務組合の名称を浅川清流環境組合とし、第2条では、組合の構成団体を日野市、国分寺市、小金井市としております。  第3条では、組合の共同処理する事務を掲げ、1項としまして、ごみ処理施設の設置及び運営に関すること、2項としまして、焼却灰をごみ処理施設から最終処分場まで運搬すること、第3項、ごみ処理施設の周辺地域の生活環境の保全及び増進に関することを示しております。  第4条に、組合設置の場所、第5条に、組合議会について示し、組合議員の定数を12名とし、各市4名ずつとしております。  第6条に、組合議員の選挙について、第7条に、組合議員の任期、第8条に、組合議会の議長及び副議長について、第9条に、組合の管理者及び副管理者について記しております。  第10条には、組合の会計管理者について、第11条に、組合の事務局の組織について、第12条に、監査委員について、第13条に、組合の経費の負担について記しております。  なお、本会議で議決された場合には、平成27年1月、東京都に一部事務組合の設立申請を行い、3月には、許可を受理し、組合の設立議会を開催する予定でございます。組合設立議会は、平成27年7月1日を予定しており、付則に示してありますとおり、この規約は、平成27年7月1日からの施行としております。  また、付則の第2項には、組合設立当初の議員については、各市の議長が指名する者を組合議会に選出することとしており、第3項には、新可燃ごみ処理施設が建設するまでは、各市でごみ処理を行うことを示しております。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 111 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより質疑に入ります。大高委員。 112 ◯委員(大高哲史君)  それでは、一つ一つ規約について伺っていきたいと思います。  一つは、付則の2番目について確認をしたいんですけれども、組合設立当初の組合議員は、構成団体の議長が指名する者をもって充てるというふうになっていますけれども、少し古いというか、これまでの衛生組合ですとか、一部事務組合の規約なんかを見させてもらっているんですけれども、最近のものでは幾つか、こういう付則がつけられているんですけれども、これまでの既存の組合というんですかね、組合議会とかだと、この付則がないことが多いのかなというふうな印象を持って見ていたんですが、日野市があえてこれを入れている意味ですね、これがなかなかちょっと理解が難しいので、御説明いただきたいということが1点。  あともう1点は、これまでの市民説明会の中で、市民の意見を反映するとか、意向を反映するとかっていうような御説明をいただきながら、この一部事務組合というのはつくられていくんだというような説明も日野市からありまして、この規約を見ると、市民の皆さんの御意見というんですかね、御意向が反映されるような議会になるのかどうかというのがちょっと疑問に思ったものですから、この点について、どのようになるのかということ。  あと三つ目が、報酬についてです。事前の説明では、一部事務組合で決めるということは当然だというふうに思うんですけれども、確認は、必ず報酬をもらうことになるんだということの確認ですね。その一部事務組合が設立されても、組合議員は無報酬でやるんだとか、そういうことが書かれてないものですから、確実に有償というふうになるのかどうかを確認、三つだけちょっとさせてください。 113 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 114 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  まず1点目の、付則に書かれております第2項の件でございます。  組合設立当初の議員については、各市の議長が指名する者を組合議会に選出することということでございますが、これにつきましては、一昨年設立しました、東京都内でも一番新しい、府中、稲木墓苑組合というものがございます。稲城市に設立しておりますが、ここでは同様な文言を付しておりまして、こういった一部事務組合の規約の確認については、東京都の行政部等と調整をしているところでございますが、こちらのほうの確認により、こういった付則を入れているところでございます。  それから2番目の、市民説明会で市民の意向をというようなことでございます。今回、この一部事務組合を設立することによって、3市でごみ処理施設の設置及び運営に関すること及び最終処分場までの廃棄物の運搬に関することを規約の中に入れております。また、それにかかわる市民意見というようなことでございますが、規約の中にも、ごみ処理施設に係る周辺地域の生活環境の保全及び増進に関することということで記しているとおり、地元とは一部事務組合を通してでもしっかりと協議をしていく予定でございます。  3番目の御質問、報酬についてでございますが、どこの一部事務組合でも、報酬につきましては、議員報酬、議長、副議長、議員含めてでございます。それから管理者の報酬、管理者、副管理者への報酬、それから監査委員等が中に入りますが、こういったところの非常勤特別職員の報酬等々につきまして、また情報公開審査会の委員等にも報酬は支払われているような状況でございまして、選出議員の中には無償ということでなく、報酬ありということで議員を選出していただくようにお願いをこれからするところでございます。  以上でございます。 115 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 116 ◯委員(大高哲史君)  ありがとうございます。3点について確認ができました。  それで、引き続きこの間議論させていただいている、一般質問でも、また本会議でも質問させていただきましたけれども、この一部事務組合の規約を出すということは、ある意味、一部事務組合広域化へのゴーサインの一つかなというふうに私、捉えているんですけれども、3市の覚書、これは詳細割愛しますけれども、その中で前副市長も述べられていたように、地元の皆さん、市民の皆さんの合意ですね。周辺の皆さんの合意がないと進まないんだよというようなことが停止条件として書き加えられているという意味だという解説を、前の副市長に本会議の中で、議会の中でしていただいております。  であるならば、今、こういった一つのゴーサインという意味合いが含まれるこの規約というのが、今出せないはずというふうに私は思っているんですけれども、そもそも合意がない中で規約を出すと。そのちょっと整合性が私、よく理解できなくて、停止条件にも抵触しているけれども、規約は一方で出すと。本会議でも部長にも伺いましたけれども、もう一度ちょっと確認したいんですよね。停止条件に抵触するのかどうか。その停止条件とは何なのか。それで、この規約を出すとことが矛盾しないのかどうか、この点を確認したいと思います。 117 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 118 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  まず、今回議案で出させていただいております浅川清流環境組合の一部事務組合の設立についてという規約についてでございますが、今までもごみ処理施設建設に向けて、いろいろな手続をしてまいりました。2年前になりますが──平成25年の3月でございます。まず、環境省の交付金を得るための循環型社会形成推進地域計画というものを環境省のほうに出しております。その後、いろいろな予算化をしてきております。ごみ処理施設基本設計だとか、環境影響評価調査とかというような予算化をしてきております。そういった一連の手続の一つとして、今回、浅川清流環境組合の規約についての議案をまずは掲げております。  また、地元の関係の合意とかっていうことにつきましては、本会議の中でもかなり一般質問等々で議論なされてきたことでございますが、今現在も合意を得るために市を挙げて努力をしているところでございます。これは地元周辺の自治会を含めたですね、地元の方々の中には、一般質問でもお話ししているとおり、ことしの5月から、反対している新石自治会等含めて、膝を詰めた話し合いを進めてきているところでございますし、一定の理解とまでは言えないかもしれないんですけれど、ある方向性は示しつつあるのではないかなというふうに我々も認識しているところでございます。  そういった意味からも、地元の合意を得る、地元の了解を得るためには、これからも丁寧な説明をしていくところでございますが、それと並行して一連の手続の一つとして、今回、浅川清流環境組合の一部事務組合の設立に向けての規約の議案提示をしているところでございます。  以上でございます。 119 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 120 ◯委員(大高哲史君)  では、改めて伺いますけれど、前の副市長が説明をされた覚書の中にある停止条件というのを、改めてちょっと述べていただけないでしょうかね。確認をしたいんですけれど。 121 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 122 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  先ほど来言いましたけれども、循環型社会形成推進地域計画、平成25年3月に出した際に、3市の覚書を提示しておりまして、その中にも付されているとおり、地元の了解を得てということで書かれております。こういった地元の了解を得ることが必要と考えておりますし、そのことについて、現在は並行して丁寧な説明、了解を得るように努力をしているところでございます。  以上でございます。 123 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 124 ◯委員(大高哲史君)  日野市の言い分としては、そういうことだというふうに思うんですけれども、私は、前の副市長の説明、今御説明いただいた中身も同様ですけれども、合意がなければ進めないという意味合いもあるし、理解がなければ進まないということでもあるということだと。順序としては、本当は住民の皆さんに、できれば多くの皆さんに理解をいただいた上で、次の手続に進んでいくと。そして、十何年もかけて手続が進められていくというのが、他の一部事務組合なんかの事例なんかで見ると、当然と言えば当然。すごく丁寧にされているなという印象を私は持っていて、しかし、日野市のやり方というのはかなり、時間をかけない、結論ありきの、タイムリミットがあるからというやり方が強いのかなという印象を持ちます。  ですから、停止条件、停止条項というんですかね、その項目に照らせば、まずは一旦、合意を得る努力をするというのが当然じゃないかというふうに、私は率直に思うんですけれども、その点はいかがですか。 125 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 126 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  日野市のやり方は強引じゃないか、他の事例ではもっと丁寧なというような御意見、御質問かと思うんですけれども、さかのぼって申しますと、平成24年の11月から、地元の中に入り込んで説明をしてまいりました。その説明の中では、今おっしゃられたとおり、新石自治会からは、反対の表明というものも出てきましたが、その後、さまざまな、戸別訪問を行ったり、その後、説明会を開いたり、よろず相談を開いたりというような、丁寧な説明をここ2年間にわたって行ってきていると認識はしております。  それからまた、ことしの5月からは、新石自治会を初め、また浅川の南側に位置する落川の地区、新井の地区といったようなところとも、それぞれの地区と一緒に話し合いが進められてきておりまして、その中ではある一定の理解は前進しているんではないかなというふうに認識しております。  そういった中から、こういった規約を議案として提示させていただいているところでございます。  以上でございます。 127 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 128 ◯委員(大高哲史君)  ある一定の理解という観点が、少し紹介したいのは、地元の自治会長さんの言葉であるとか、意見書ですよね、そういうものが繰り返し、環境省であるとか、日野市、東京都に提出されていて、去る9日ですかね、も同様に、意見が出されて、文書で出されているというふうことは認識されていると思うんですけれども、そこに書かれているのは、日野市の考えをある一定理解したから、その席に座るということではないと。それを、念を押しているわけですよね。反対を前提に、しかし、話し合いの場には出ていくという姿勢は変わりなく、今でも広域化について反対しているというふうな、私は認識しているんですけれども、日野市のそういった、自治会長であるとか、4団体からの文書をもらって、どのように日野市は受けとめているんですか、それを。 129 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 130 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  まだその反対の姿勢、またクリーンセンター周辺には、反対ののぼり旗も立てられておりますので、反対の意思表示をされているということについては、当然ながら認識をしております。  しかしながら、話し合いの場に出たから理解してもらったということでは、感じておるわけではないですけれども、しっかりとこれから進むであろうというようなことも、情報や何かの共有もしたいということもあって、話し合いの場には出ていただいているところでございます。  こうした中、話し合いを、もう既に新石自治会とは5月以降、六、七、八回やっておりますけれども、こういう中では、我々の感触としては、前進をしているなという感触を持っているところでございます。そういう観点からも、こういう規約を議案として出させていただいているというところでございます。
    131 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 132 ◯委員(大高哲史君)  今の、前進しているというお言葉を、新石自治会の会長さんにおっしゃることはできますか。前進しているということを表明されるんですか。自治会長の前でも。 133 ◯委員長鈴木勝豊君)  静粛にお願いします。新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 134 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  これについては、我々の感触ということでございます。 135 ◯委員長鈴木勝豊君)  傍聴人に申し上げます。静粛にお願いをいたします。大高委員。 136 ◯委員(大高哲史君)  ではですね、方法論を伺おうかなと思うんですけれど、今、私の理解では、自治会長を含め、市民の皆さん、反対されている方多いよと、そういう方もいるよということはお認めになるし、自治会長もそういう姿勢であるということを確認できた。で、市の受けとめとしても、なかなか理解が得られていないと。  ただ、本会議場でクリーンセンター長が言われた、同時並行、同時進行という表現もありましたけれども、ではその落としどころというんですかね、日野市は内部事情として、タイムリミットがあると。ただ、自治会長初め、市民の多くの皆さんは反対をされていると。ただ、理解を得る努力をしていると言っているんですけれども、努力はするんだけれども、何をもって理解とするのか、その判断基準が曖昧なんですよ。どこまで来ると理解が得られたというふうになって、本当の意味でのこの広域化が合意されたという前提で進められるのか。その判断基準が全く示されないまま、それがいつになるのかは、基準がないから明確にならないと。本当にタイムリミットをもってその施策を進めようというんだったら、その基準がないと、ではどこで市民の皆さんの理解が得られたとするのか。その点については、どう考えているんですか。どうやって合意を得るんですか。 137 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 138 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  事業を行うに当たって、100%賛成ということはあり得ないんではないかなというふうには思っております。これについてはあくまでも感覚論で言うと、またお叱りいただくかもしれませんけれども、ある程度の理解を得るという認識は、我々は持った場合に、進めるということでございますし、今現在も、こういう話し合いの中では、感触としてでございますけれども、ある一定の理解を得つつあるのではないかなというところで判断しております。  それで、先ほど来言っておりますとおり、この議案につきましては、一つの今後の建て替えを進めるに当たっての事務手続の一つでございます。先ほどちょっと補正予算でも可決いただきましたけれども、例規等についての審議等についても、大高委員のほうも、可決いただいた中にも、賛成いただいたんではないかなと思いますけれども、こういったところも手続の一つと認識しておりまして、今回のこの議案についても、その一手続と思っております。  以上でございます。 139 ◯委員長鈴木勝豊君)  クリーンセンター長。 140 ◯クリーンセンター長(高野賢司君)  少し補足をさせていただきます。私の名前も出ましたので、ちょっと補足させていただきます。  市民の皆様の多くが反対だ、地元が反対だというのは、それは委員の認識であって、我々の認識は、市民の多くの方は御理解いただいている、地元の方々の多くも御理解いただいているという認識でございます。  で、反対されている皆様から言われているのは、地元の理解がないではないかということですので、我々としては、先ほど新可燃ごみ処理施設建設準備室長が申し上げたとおり、今、三つの地区に分けて、新石自治会、それから新井地区、落川地区に入って、話し合いを進めている。その新石自治会とは計5回ほど、次には6回を予定しておりますけれども、話し合いの場を持って進めさせていただいておりますし、新石自治会さんも、今話し合いのテーブルに着いている方々が、自治会の代表として出ていらっしゃるということですので、そこでの議論、我々との意見交換の中での感触で、我々として御理解いただけたのかどうかという判断をするというのが、我々の基準だというふうに申し上げておきたいと思います。 141 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 142 ◯委員(大高哲史君)  判断は日野市の感覚でということが確認できたのかなというふうに思います。感覚というのはまあ、感覚だとして、それはそうだとしたら、私の意見というのも、もし主観だとしたらそうかもしれません。反対が多数だという思いもあります。ただ、日野市の、賛成の方もいるとか、賛成が多数だとかいう認識というのも、ある意味、主観なんですよ。徹底した調査というのが全戸でされているかというと、別にそういうもので証明されているわけじゃないじゃないですか。ただ、反対しているという私の感覚があるのは、2回のデモ行進や、あと署名活動が繰り返されていますよね、地域でも。そして全市的にも。監査請求署名もありました。旗が立っています。そうした事実に照らして、私は、反対している人が多いなという感覚を持っているんですよ。それは同じ感覚かもしれません。  だけど、実際の事実として証明できるものもあるんですよ、数が。監査請求署名1万200幾つですね。そういう署名の数とかありますよね。だったら、日野市の証明すべき事実、賛成も多いよという事実を一方で示さないと、同じ土俵に上がれないと思うんですよ。感覚で日野市がオーケーだと思うから進めますというようになれば、反対の人は置いてきぼりということになっちゃうじゃないですか。どう、では、賛成が多いというのを日野市は証明しようとしているのか。それがないと、判断基準も曖昧なまま、必ず合意を得て進めるんだというその到達点というんですかね、解決点というんですかね、そこには達することができないと思うんですけれど、日野市はでは、何でそれを、賛成を証明するんですか。賛成多数を。 143 ◯委員長鈴木勝豊君)  クリーンセンター長。 144 ◯クリーンセンター長(高野賢司君)  アンケートの話がありましたが、アンケートそのものは、例えば新石自治会さんについても、それから本会議では、落川地区についてもお話がありましたけれども、それは2年前の当初の話でございます。それから事務監査請求につきましては、これは本会議でも質問があって、我々、述べる立場にないということでお話はさせていただきましたけれども、あれは──あれはというか、その請求はですね、あくまで事務の監査の請求であって、反対か賛成かを問うているものではないということも、本会議場で私は、市として答弁をさせていただいております。それらをもって逆に、いまだもって反対が多いんだということのあかしには、それはならないだろうというふうなことが市の今の判断でございます。 145 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員にお願い申し上げます。今の議論は、初日の環境まちづくり委員会に付託されたときの議論でもあります。本会議場で委員会に付託された内容の部分についての質疑でお願いしたいと思います。大高委員。 146 ◯委員(大高哲史君)  今クリーンセンター長が言われたのは、反対が少ないことを証明しようとした論なんですよね。賛成が多いことを証明していただけないですかと、私は質問したんですけれども、その賛成が多いという証明があって、初めて進められるということだと思うんですけれども、それをどう証明するのかということなんですけれども、今委員長のお話もありましたので、私は、市民の皆さんに率直に聞けばいいと思いますよ。私たち、北薩のほうで視察したり、ほかの衛生組合とか、あとクリーンセンター建て替えの事業などを視察させていただいていますけれど、独自に自治会さんが無記名アンケートをとったりして、その結果を組合や行政がしっかり受けとめて、建設省が変更するなんてもう、当たり前のようにやっているんですよ。別に市がやんなくてもいいとは思う。市がやれとは言いませんけれど、市民の信を問えばいいんですよ、地元の皆さんの。どうですか、無記名でいいですよと。皆さんどうですかと、市民全体に聞いたら、その選挙結果はそのままになっちゃうかもしれない。だけど、地元の皆さんが……(「済みません、議長の指示に従ってもらえませんか」と呼ぶ者あり)地元の皆さんがどんな意向を持っているのか、無記名でいいから自由に書いてほしいというようなことで、意向を聞いて信を問うと。それでこそ、多くの皆さんが納得できる結果になるんじゃないでしょうかね。その点について、今、反対が少ないということは言われましたけれど、賛成が多い証明をいつまでもしていただかないので、その点、提案をしましたけれど、いかがですか。 147 ◯委員長鈴木勝豊君)  ごみゼロ推進課長。 148 ◯ごみゼロ推進課長(真島 均君)  市民全体の理解ということにつきましては、市長のほうから前から申し上げていますとおり、選挙や住民投票で決めるつもりはないということを言っております。そういった意味で、市民全体の理解ということは、市民の皆様方が、選挙で選ばれた議員の皆様から、市議会において市が提案した広域化の関連の予算が可決をいただいていると、御承認をいただいているということはですね、市民の理解というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 149 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 150 ◯委員(吉岡奈津恵君)  では、13条の負担金について、先ほどの御答弁と重なるかもしれませんが、その内容についてお伺いをさせていただきたいと思います。 151 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 152 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  13条の中の負担金のことでございます。  13条には、組合の経費は、構成団体の負担金及びその他の収入をもって支弁するということになっておりまして、この負担金の内容の主なものにつきましては、先ほど大高委員からもございましたけれども、議員報酬だとか、管理者報酬を含めた報酬、それから一部事務組合の一般職員の給料、それから需用費といたしまして、消耗品費だとか、修繕料とか、印刷費、それからまた役務費としまして、郵便料とか、電話料とか、こういったもの、それから委託料としまして、将来的には、このごみ処理施設の整備関係の技術支援等についての委託料なんかも考えておりまして、そういったものを負担金として3市で支出して、一部事務組合の運営を行うというふうに考えております。 153 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 154 ◯委員(吉岡奈津恵君)  先ほどの大高委員の質問に対しての御答弁の中に、情報公開の審査会に対しての報酬も含まれるというような御答弁の内容があったと思ったので、確認を今、させていただいたんですが、間違いはないでしょうか。 155 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 156 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  情報公開条例というものは、それぞれの市が持っておりまして、情報公開についての不服申し立てを行う審査会も含めてでございますけれども、こういった条例を各市持っております。また、今回は日野市、国分寺市、小金井市、3市ともに持っております。こういった情報公開ついての条例について、この一部事務組合に設けるかどうかということについては、最終的には組合の議会のほうで決定いただくことでございますが、我々は、それに向けて準備をしていくつもりでございます。また準備をしております。  以上でございます。 157 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 158 ◯委員(吉岡奈津恵君)  今の御答弁で、情報公開の条例の設置についての市のお考えは、前向きに設置に向けて考えられていると。日野市のほうの中でも情報公開条例できておりまして、平成17年、2005年から施行されています第26条の第5項に、市が実施をする、出資をするような団体、一部事務組合に関しての規定もありまして、実施機関──実施機関というのは、市長とか、議会とかが、必要に応じて団体に対して情報の提供、協力について要請するよう努めるという形で明記もされているので、そのような理解でよろしいでしょうか。 159 ◯委員長鈴木勝豊君)  新可燃ごみ処理施設建設準備室長。 160 ◯新可燃ごみ処理施設建設準備室長(小笠俊樹君)  今のお答えのとおり、各市からの情報に対する提供の公開的な請求があれば、もちろんそれについてお応えしていかなきゃならないと思いますし、また市民サイドでも、情報公開条例が設けられれば、そういったものを利用しての情報公開はできると思っております。  以上でございます。 161 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 162 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。大高委員。 163 ◯委員(大高哲史君)  質疑の中で、規約の中身について、いろいろ伺わせていただきました。この組合ができることで、広域化の流れがスタートすることでもあるということで、本会議でも述べましたように、こういった議案というのは、市民の皆さんの合意、特に地元の皆さんの合意がない中で、本当は提案する段階、順番ではないのかなと、私たちは思っております。皆さんの合意、理解が得られた中で、もしこういった規約が出てくるのであれば、審議の余地もあるところですけれども、このように強引にやると、同時並行で、ある意味、外堀を埋めて、タイムリミットに合わせていくというようなやり方はぜひ、慎んでいただきたいというふうに思います。  しかも、この組合議会がつくられれば、その委員となれば、さらに報酬を受け取るような、そうした条例の規約の中身にもなっています。その点についても、少し指摘をしておきたいというふうに思います。日当制であるとか、そうした手当でやっているような組合議会、また年間の報酬が数万円とか、少ない額でも運営がされているというような事例も散見されますので、その点についても意見を述べておきたいというふうに思います。  また、市民の皆さん、地元の皆さんの合意を得つつあるとか、理解が得られつつあるとかいうふうに述べておられましたけれども、明確な反対がある文書も繰り返し出されていたり、署名活動が行われているということが事実を証明しているわけで、そこでそれを、大方の理解が得られつつあるとか、そういう言葉が出てくるのが不思議なぐらいで、なかなかまだ理解が得られていないが、努力をしているというようなことではないかというふうに思います。  しかし、その努力の方向が明確でないと。どのような方法をとってどうなったから合意、理解が得られたとするのかという基準が、日野市の感覚で進めるというような表明がありました。これでは市民の皆さん納得しない、できないし、自治会長さん初め、反対している皆さんにとっても、何でこれが進められたのかがよくわからない。それこそ理解ができないやり方だというふうに思います。  どのように合意を得ていくのかという努力を、とにかく話し合いをするだけ。話し合いをするというのはとても大事ですけれども、ある意味、回数を重ねて、日野市が勝手に外堀を埋めているという感覚になっているだけで、別に反対されている方、自治会の方の理解が、その話し合いを重ねることで別に自動的に得られるというものではないと私は思っていますので、この点は丁寧にというよりは、合意を得る努力方向というのがそもそも違う。まずはこの計画というのは、皆さんの意向を踏まえて白紙にすることもできるという前提であれば、お話し合いということになると思うんですけれども、そうではないことは明らかですから、こうした強引なやり方はぜひやめていただきたいというふうに思います。  最後に提案しましたけれど、地元の皆さんを含め、反対も賛成もあるということですから、ではそれを皆さんに問えばいいじゃないですか、というふうに言わせていただきました。各地で行われている住民アンケートは、自治会さん独自にやられている例なんかもあって、ただ、自治会独自でやられていても、それを行政がどう受けとめるかで、そのごみ行政というのは進められたり、進めることができなくなったりとかありますけれども、地元の皆さんの意見を十分反映するという、その自治体の姿勢が一番、私は大事だというふうに思いますので、その姿勢に立った運営というんですかね、そもそも単独で建て替える計画だったわけですから、その姿勢を堅持して、やるべきはやると、やるべきではないことはやるべきではない、というふうに判断をしていただきたいというふうに思います。  以上で反対の意見といたします。 164 ◯委員長鈴木勝豊君)  馬場委員。 165 ◯委員(馬場賢司君)  この議案第83号について、公明党を代表して、賛成の立場で意見を申し述べます。  今回、公明党として、この一般質問の中で、現在の老朽化された施設の現状でありますとか、ごみ処理広域化の経緯、目的、また小金井市、国分寺市のごみ行政の現状、環境影響評価の取り組み、小金井市、国分寺市からのごみの搬入路、広域化による地元地域のメリット、日野市としてのメリットと、こういった項目をもとに、公明党としても、一般質問で取り上げまして、正確な部分について一つ一つ確認をさせていただきました。この一部事務組合規約の議案を今定例会に提出をしたということについては、新しい施設の建て替えが待ったなしの状況であることから、地元の皆様から広域化についての御理解をいただくことと並行して、事務手続の一つとして進めていくということであります。理解をいただくことの並行という部分についての一つとして、ことし5月から、新石自治会とごみ処理広域化対策委員会として、ほぼ月1回のペースで話し合いを継続をされているということであります。やはりまずは、ごみ処理施設を有する地元自治会である新石自治会の皆様との関係がとても大切であるかと思います。さまざまこの協議をする環境も整いつつあるということでありますので、今後も市として引き続き丁寧に、そして誠実な姿勢で向き合っていただき、この浅川清流環境組合の規約の件についても、並行して進めていただきたいと思います。  ごみ焼却施設の建て替えについては、まずは地域住民の方々の健康や環境、こういったものを最優先に進めていくことを考え、これからの50年先を見据えてしっかりと対策を実施をしていくということであります。ぜひそうした形で、市としてもさらなるごみ行政発展のために、最大限御努力いただいて、地元地域にお住まいの皆様が安心できるごみ処理広域化をしっかりと進めていただきたいと思います。  以上、議案に賛成の立場の意見とさせていただきます。以上です。 166 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 167 ◯委員(吉岡奈津恵君)  私も、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  先ほど質問させていただきました情報公開審査会の設置について、非常に前向きに進めていただけるという御回答、御答弁をいただきましたので、とてもうれしく思っております。この情報公開審査会の設置については、情報公開請求の仕組みを明確に規定し、そして、第三者制の担保を持たせるということ、そのことがとても大切だと思っております。それも踏まえて、住民の皆様の御不安解消につなげていっていただきたいという思いを込めて、この設置、条例、そして要綱の設置を要望として挙げさせていただいて、賛成の意見として終わらせていただきます。 168 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 169 ◯委員(秋山 薫君)  浅川清流環境組合の規約についての議案でございますけれども、賛成の立場で意見を申し上げたいと、このように思います。  これは事務組合の設立に対する議案であります。他地域を含めたごみの処理については、まだまだ課題があるということでありますので、その部分については丁寧な説明をしていただきたい。  で、先ほどから市民なのか、地域なのかという言葉がありますけれども、私自身、クリーンセンターから少し離れた人間になりますと、この地域の方々に対して、大変な迷惑をかけているという気持ちすら薄れているのが現状、事実だというふうに思います。そういう中で、市民ということでクリーンセンターの建て替え、そして広域処理という話になると、多分賛成の方が多いというふうに、感覚の話、思います。でも、その数の中で、強力に話を進めるものでもないのかなというふうに思っています。地域の方々に納得をいただく最大限の努力はするべき話でありますし、一方、その内容をね、多くの市民の方々に、地域の方々に御迷惑をかけているんだという動きも、今の市は、少し足りないんじゃないかというふうに思いますよ。  そういう部分の積み重ねの中で、地域の方々が、納得はいかないけれども、御理解をいただけるような形の活動をこれからもぜひ継続していただくことを申し上げまして、この一部事務組合の設立については、賛成の意見としたいというふうに思います。  以上です。 170 ◯委員長鈴木勝豊君)  西野委員。 171 ◯委員(西野正人君)  賛成の立場でございますけれども、この議案につきましては、他市2市についても、多分今議会に上程されているかと思います。私は、今まで感じているのは、有賀議員も議場の中で、一般質問の中で言っていましたけれども、その他市の熱意が感じられないというのは、私も感じています。それと同時に、議会内での日野市の地元の人たちに対するお願い、また感謝の気持ちも足りないのかと思っています。  そういう中で、今回、2市でこの規約が通るとは思うんですけれども、万が一、私は、1人でも議員で退席なり反対する方がいらっしゃるんならば、それは、私は違うと思いますので、それは市がやるのか、議会がやるのかどうかわかりませんが、そういう人が万が一いたらば、私は、少しいろんな意味で考えざるを得ないと。私は推進派ですからね。そういう中でも、その議員にはいろいろ考えざるを得ないということを、一言申し添えさせていただきます。  以上です。 172 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 173 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 174 ◯委員長鈴木勝豊君)  挙手多数であります。よって議案第83号の件は、可決すべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 175 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第87号、日野市市民会館の指定管理者の指定の件を議題といたします。  担当部課長より説明を求めます。文化スポーツ課長。 176 ◯文化スポーツ課長(秦 広一君)  それでは、議案第87号、日野市市民会館の指定管理者の指定について御説明申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づきまして、日野市市民会館の指定管理者といたしまして、株式会社日野市企業公社を指定するものでございます。  市民会館、七生公会堂両施設は、日野市の文化芸術振興の中心的な役割を担い、市民の文化活動の向上を図るために設置されたもので、潤いと活力ある地域文化の高揚と市民の文化活動の拠点として、演劇やコンサート、市民及び市民団体が気軽に音楽会や発表会等に利用できる施設となっております。  また、藝術文化の薫るまちを推進する上でも必要な施設でございます。両施設の管理運営を効率的かつ効果的に行うため、市民の信頼性、確実性が非常に高い当施設の指定管理者といたしまして、平成18年度から実績のある株式会社日野市企業公社を、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定に基づき、公募によらない方法で選定したものでございます。  なお、指定管理者候補者選定委員会からの選定理由として、本施設の管理運営に十分な経験があり、施設の特性を生かしたサービスが提供され、公の施設としてのサービス提供の向上が期待できるとの報告をいただいております。  指定管理者の指定の期間につきましては、平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3年間でございます。  以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 177 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 179 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認めます。よって議案第87号の件は、可決すべきものと決しました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 181 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより議案第93号、市営自転車等駐車場の指定管理者の指定の件を議題といたします。(「委員長」と呼ぶ者あり)西野委員。 182 ◯委員(西野正人君)  議事進行をお願いしたいと思います。  この議案につきましては、継続審議を主張したいと思いますが、よろしくお願いします。 183 ◯委員長鈴木勝豊君)  委員の中でまだ継続の声もありますので、議案第93号については、調査研究のため、引き続き継続審査にいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 184 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより請願審査に入ります。  請願第26-7号、川内原発1号機2号機の再稼働に反対する意見書提出に関する請願の件を議題といたします。  この請願につきましては、請願者より主旨説明の申し出がございます。  お諮りいたします。本日12月12日の本委員会に請願に対する参考人として、古荘斗糸子さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 185 ◯委員長鈴木勝豊君)  御異議ないものと認め、そのように決定させていただきます。  本日は参考人として御出席いただき、ありがとうございます。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。参考人の方は、おおむね3分間で主旨の説明をしていただき、その後、委員からの質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、古荘さん、お願いいたします。 186 ◯参考人(古荘斗糸子君)  請願文にも書きましたけれど、鹿児島県民の6割が再稼働に反対していると日経新聞が報じました。その後、河北新報では、福島県民の7割が「再稼働に反対」と報じています。  1、3・11事故の収束も、被災者への救済も、環境の回復も終わっていないうちに、再稼働してはいけないと思います。  3・11から3年9カ月たちました。大量の高濃度の汚染水が漏れ、海と大気を汚染し続けています。溶けた核燃料がどうなっているかもわかりません。廃炉への道も見えていません。被曝しながら収束作業に当たる労働者を、長期にわたって確保できるのか、わかりません。  地元では、地震で下敷きになった人を、放射能で立ち入り禁止になって助けにいけなかった。何代にもわたって暮らしてきた土地を奪われて悔しい。ふるさとに帰りたいという人々の思いは切実です。原発さえなければ、と自殺した酪農業者。一時帰宅中に焼身自殺した女性など、避難した人もとどまった人も、多くの人々がそれぞれに苦しみ、身も心もぼろぼろにされています。  原発でつくられる電気は福島では使われず、東京に住む私たちが使ってきました。私たちが声を上げる責任は大きいと痛感します。  2、日野市に住む私たちへの影響です。川内原発を再稼働した場合、避難計画の責任は、電力会社も、県も、国も、とれる態勢になっていません。この請願文を書いてから、阿蘇山の噴火がありました。規制委員会の審査に火山の評価はほとんどありません。その後、霧島火山帯、阿蘇山から桜島にかけての火山帯の問題が話題になってきています。  川内原発を再稼働すると、浜岡原発、柏崎刈羽原発などの再稼働を誘発します。とてもよその地域の出来事ではないと感じます。  3、原発による電気は高いと感じます。1回の大事故で、私たちはどれだけの損害を受けたでしょうか。福島原発事故の被害総額は9兆円、まだまだふえます。被害者への補償に、私たちの税金2兆円が使われていました。しかし、必要な補償はほとんどできていません。また除染に充てた費用は2兆円。除染しても除染しても、野山に降り積もった放射能が来てしまいます。福島事故で出た大量の汚染土の中間貯蔵も、最終処分もままならない状況です。また核のごみの後始末問題は、原発が動かせなくなっても未来永劫続く難題です。それらにかかる費用は、誰にも計算できません。これらは、私たちの税金です。  ちょっと飛ばします。日野市議会が市民の生活を第一に考えてくださることを強く願って、この請願を提出しました。よろしくお願いします。 187 ◯委員長鈴木勝豊君)  ありがとうございました。以上で参考人からの主旨説明は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため参考人の方に申し上げます。  参考人は、委員長の許可を得てから発言し、また、委員に対しては質疑をすることはできませんので、御了承願います。  それでは、これより主旨に対する質疑を行います。吉岡委員。 188 ◯委員(吉岡奈津恵君)  請願の中には、再生可能エネルギーへの項目、5番目があるんですが、それについてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。質問させていただきます。 189 ◯委員長鈴木勝豊君)  古荘参考人。 190 ◯参考人(古荘斗糸子君)  5番目に書き切れなかったのですが、日本は1年以上も原発なしでやってきました。非常に無理をした生活を私たちは強いられずに、計画停電もなしに、十分にやってこれました。で、その福島の事故については、世界中にその重大事故の影響が広がって、あちこちで再生可能エネルギーへの転換を試みる動きが、ドイツなんかはずっと前から取り組んできていますが、私が驚いたのは、スペインとか──スウェーデンももう前からあれなんですけれど、スペインなんか、地域で独自に地域分散型という形で呼べるのでしょうか、地域で自立した形で再生可能エネルギーへの取り組みが成功していると。  その成功している話の中で、日本もやろうとすればできるというコメントを、この間のテレビでは報じていました。3・11以後、8割の国民が、原発に頼らない生活、安全な生活をしていきたいという願いを表明して、そちらの方向に行ったかと思いましたが、再稼働の話が出てきてから、その動きはとても後退したとしか思えません。特に再生可能エネルギーを普及していくための政府の努力も、まだまだ何か後退してしまっている。そのために、例えば送発電施設の充実だとか、あるいは普及に対する努力ということがずっと後退してしまったというふうに考えます。  私は、日野市でできることが幾つもあるのではないか。そのために、ほかの市の様子も調べました。日本でも、地域で自立したエネルギーをできるだけ確保したいという動きが、私の知る限りでも10地域。もっとふえているんじゃないかと思うんですが、取り組んでいます。私は、10年以上になりますか、太陽光発電を自分の屋根につけましたけれど、そのときには、やっとそういう動きが、いろんな市民の声を受けて、政府は補助をつけました。その補助を私はいただいて、つけることができています。地域でも、自治体でもその補助をし始めたところが幾つかあって、日野市も多分、融資という形で応援したように聞いています。私は、それを利用しませんでしたけれども、そういった形での日野市の取り組みも十分できるのではないか。あるいはいろんなことで普及を醸成していくというか、市民に訴えかけていくということも日野市ではやっていけるのではないかというふうに、私はとても期待しています。よろしくお願いします。 191 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 192 ◯委員(吉岡奈津恵君)  終わります。 193 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 194 ◯委員(大高哲史君)  請願の主旨説明をいただいた中で、よく疑問として投げかけられることで、私なりにも答えはあるんですけれども、古荘さんに伺っておきたかったのは、よく再生可能エネルギー進めると言うけれども、太陽光は不安定で、電力には向かないとか、再生可能エネルギーというのは不安定だというようなことを言われますけれども、私も、再生可能エネルギーはどんどん進めるべきだというふうに思うんですけれども、古荘さんの考えを伺いたいなと思います。 195 ◯委員長鈴木勝豊君)  古荘参考人。 196 ◯参考人(古荘斗糸子君)  その点で私は、スペインの動きは本当に驚いたというか、スペインで、あそこは風力とか太陽光がすごく、それをテレビで見て、もう少しちゃんと調べなくちゃと思っているうちに、きょうが来ちゃったので、調べ切れていないのですが、日本でもできるというふうに自信を持って進めていた人が言っていたのは、太陽光は不安定です、確かに。すごく発電できるときと、そうじゃないとき。電気はそのときしか使えませんから、それをうんと発電したときには蓄電するとか、いろんな方法があるでしょうけれども、スペインの場合には、それは言ってみれば、昔の揚水発電の考え方で、水を上に余った電気で揚げておいて、太陽光が発電していないときはそれをおろして水力発電にするというようなことと組み合わせているとか、それからドイツの場合には、南のほうが太陽光ができて、それから北のほうが風力網ができていて、両方とも不安定なんですね。それはやっぱり、送電網を充実させることによって、お互い補い合っていくと。日本の送電線は、沖縄は別として9電力ありますが、それぞれの地域が、電力が不足したり困ったりしたときには、それぞれの電力会社が送電線でもって補い合うという仕組みは、もうできているんですね。昔からできている。そういうこと考えると、うまくその不安定なそれぞれの再生可能エネルギーの発電のシステムの欠点を補い合いながら、やっていけるのではないかというふうに思います。 197 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 198 ◯委員(大高哲史君)  では、あと1個だけ伺いますけれども、古荘さんは以前に、90年代半ばですか、もんじゅの事故がありました。あのときに、陳情を出されているんですけれども、そのときの日野市の結果というのはどうだったんでしょうか。 199 ◯委員長鈴木勝豊君)  古荘参考人。 200 ◯参考人(古荘斗糸子君)  1995年の12月8日、忘れもしません、本当に。もんじゅが事故って、普通の原発では水を使うところを、もんじゅは液化ナトリウムを使って、とてもそれが空気に触れると危険だということが指摘されて、それが現実に起こったのが12月8日でした。その3日後に、私は陳情を出しました。総務委員会に付託されて、本当に祈るような気持ちで傍聴しましたけれど、総務委員会の委員さんたちが全員一致で採択してくださいました。それはほかの自治体も、とてもそれは影響を受けたと。12月議会、本当にもうぎりぎりだったものですから、3月議会で、全国の人々に意識というか、関心を呼び起こすきっかけになったと。とても日野市議会に感謝しております。 201 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 202 ◯8番(大高哲史君)  以上で結構です。ありがとうございました。 203 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって参考人への質疑を終結いたします。  古荘さん、ありがとうございました。  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 205 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。大塚委員。 206 ◯委員(大塚智和君)  それでは、請願第26-7号、川内原発1号機2号機の再稼働に反対する意見書提出に関する請願について、公明党を代表して、不採択の立場から意見を述べさせていただきます。  東日本大震災発災以降、福島原発事故の教訓をどう考え、そして、どう実行に移していくか。これは大変に重く、そして重大な事案であります。現在、政府の原子力防災会議において、9月に、新規制基準を満たし、地元自治体が策定する住民避難計画について、避難の手順や移動手段など、より具体化させた拡充案を了承しております。今後、こうした.事案が各自治体の避難計画に反映されるとされております。  今回公表された案の中では、川内原発から5キロ圏内の病院や老人介護施設の入所者数などに基づき、避難に必要な車両数や手配先などを明示されており、車両の不足分は九州電力に準備させることなどが盛り込まれております。また警察、そして自衛隊や海上保安庁など、県や国の関係機関が、事故の初動段階から準備を進められるよう、国が前面に立って、原発に緊急事態が発生したらすぐに駆けつけられる体制を整えたとしております。このことは、国の支援を明確にし、全ての原発が立地する自治体の避難計画にも応用されていくとしております。  また、今回の請願の中でも述べられております、「1年以上原発なしで容易に暮らしてきました」という文言がございましたが、御承知のとおり我が国は、ほとんどのエネルギー源を海外からの輸入に頼っております。もし災害以外でも、海外においてエネルギー供給上の問題が発生した場合、国民生活、そして社会経済は直ちに混迷を来す現実もあわせ持っております。そして何よりも電源として化石燃料に依存する割合は震災前の6割から9割に急増しているという現実もあります。このことは2013年の貿易支出に如実にあらわれ、過去最高額の11兆5,000億の赤字を記録しております。高騰する燃料価格などにより、全国で標準世帯モデルでも料金が2割程度上昇。  また別の側面もあります。地球環境の保全、とりわけ地球温暖化に対するCO2削減も、これも待ったなしの状態であります。これらの今述べましたような側面も決しておろそかにしてはいけない現実と考えます。  公明党は国政の場においても、原発の新規設備は認めない。原発依存度を可能な限り減らし、原発ゼロを目指す。原発の再稼働は国民、住民の理解を得て判断し、自治体の避難計画が充実をしたものとなるよう、しっかりと支援をしていく、こうしております。  今回の川内原発再稼働の問題は、鹿児島県議会、薩摩川内市議会と地元が再稼働に賛成をしていることも、これも重く受けとめなくてはいけないと考えます。今後時間を要することなく、国の原子力委員会や原子力防災会議、いわゆる原子力に関するさまざまな関係機関と原子力施設を有する地方自治体、さらに地元住民とが、まさにこの原発について、まだまだしっかりと論議を尽くしていかなければいけないと考えております。  こうしたことを背景に、今回の議会で提出をされました請願第26-7号につきましては、不採択として意見を述べさせていただきました。  以上です。 207 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 208 ◯委員(大高哲史君)  私は、採択の立場から意見を述べたいと思います。  日本は、皆さん御承知のとおり、火山大国であります。この火山大国において、今、これだけたくさんの原発が立地しているということがそもそも異常なわけですけれども、今現在は、この原発が一つも動いてないと。そうした中で、日本共産党は、とまったまま廃炉にしていく手続を日本全国で進めていくべきというふうに考えております。それは何より、福島原発の事故が教訓であり、それは原発が設置される以前からも指摘がされている危険性が証明しているというふうに思います。経済的損失なども考慮しなきゃいけないということもありますけれども、何より日本が日本でなくなるというか、ほぼ壊滅状態になることは明らかなわけですね。この原発を今すぐ再稼働するというのは、福島事故を教訓としていないということではなないかと思います。  で、川内原発についても、周辺の自治体が合意しているというふうにありますけれども、九州全体で考えるべきものだし、日本全体で私は考えるべきものだというふうに思っております。安全な原発はどこにもないわけで、それで、その原発をこれからさらに安全が確認されない中、動かしていくという、その1機目になるかもしれないというこの川内を、動かしてはならないというふうに思います。  そしてさらには、再生可能エネルギーをさらに発展させていくという意味では、日本自身が再生可能エネルギーへの転換を決断するということが何より大事であって、その決断さえすれば、その方向に向かって国全体で努力していけばいいというふうに思いますので、日野市からこうした意見書ですね、政府に対して大いに提出していくべきだというふうに思いますので、以上、採択の意見とさせていただきます。 209 ◯委員長鈴木勝豊君)  吉岡委員。 210 ◯委員(吉岡奈津恵君)  私は、採択の立場で意見を述べさせていただきます。  この請願の中にもありますように、福島の原発の収束は、まだ行われておりません。国は安全基準というところから、規制基準という名前も変更して、国の責任で安全を確保するという立場をとっていますが、まだ先が見えていない状況です。また、ことし7月に防災安全課に御協力をいただきまして、御回答いただきました福島からの避難所支援に関する自治体調査で、日野市には7月の時点の数字ですが、110人の避難者の方々が転籍転住されて、故郷に思いをはせながら日野市民として生活をされています。私たち地方議員は、常に地域社会の未来を問われています。日野市にとっても、この避難者支援、引き続き行っていかなきゃいけないことであり、また日野市にとっても、福島の原発の事故は収束していないと認識している次第です。  よって、私、採択の立場で意見を述べさせていただきました。 211 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御意見はありませんか。鈴木委員。 212 ◯委員(鈴木洋子君)  自民党市議団としましては、不採択の立場で意見を述べさせていただきます。  エネルギー政策は、国の大きな成長戦略の一環として、多方面にわたるシェアを持ち、広く議論される必要があると存じます。日本のエネルギーの海外依存度は96%以上を超え、資源のない我が国のオイルの安定供給を考えると、それは確約されたかと言えば、中東の政情が不安定であるように、世界の情勢は非常に厳しい状況であります。  戦後、私たちの国の現在に至るまでの繁栄に一役買ったのが電力であります。エネルギー政策の大きな変更は、経済的にも、そして雇用の状況にも不安定要素はつきまとって、失われた20年を経過してやっと上向きになってきた。そんな経済に大きな混乱と打撃を与えかねない可能性を考えたとき、海外の情勢を慎重に見きわめることも必要と存じます。  情報の詳細がよくわからぬままエネルギー政策の方向性は、一自治体で決する事案ではないと思います。具体的な意見に対する態度表明は、自民党としては拙速と判断するものである。不採択の意見とさせていただきます。  以上でございます。 213 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 214 ◯委員(秋山 薫君)  本請願について不採択の立場で意見を申し上げたいと思います。  この川内の原発再稼働に反対する意見書を提出してほしいという請願者の思いであります。結論は、理由としましては、本再稼働に対しては、原子力規制委員会の判断をもとに、安全だという一定の評価のもと、今再稼働をしようとしている。それから地元の民意についても、合意の中で進められているという理由から、日野市議会で意見書を新たに出す云々という話ではないのではないかということで、不採択でございます。  原子力発電所については、そもそも、そういうリスクがある中で、これまで日本はエネルギー政策の一つとして、安価で経済的にもいい、それからCO2を排出しないということで進めてきている内容だというふうに思います。  とはいっても、再生可能エネルギーの利用等については、ある一定の中でこれから進めていかなきゃいけない事実だというふうに思っておりますので、原発もこれからどんどん推進すべきだというものでは決してございません。  そういう中で、今原発事故が起きて、福島が大変なことになっているということは、よく理解するところですが、それらの内容を、事故が起きたときにどうするか、規制委員会も含めて、断層の問題ですとか、飛散の問題、事故が起こらないような対策、これらを教訓として今盛り込んで判断をしているんじゃないかというふうに、私は思っております。  そういう理由の中から、何度も繰り返しになりますけれども、この請願について不採択という意見にさせていただきたいと思います。 215 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 216 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 217 ◯委員長鈴木勝豊君)  挙手少数であります。よって請願第26-7号の件は、不採択とすべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 218 ◯委員長鈴木勝豊君)  これより請願第26-9号、原発の再稼働の地元同意の範囲を30キロ圏自治体に置くこと、避難計画の実効性を確保することを政府に求める意見書の採択を求める請願の件を議題といたします。  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 219 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。馬場委員。 220 ◯委員(馬場賢司君)  請願第26-9号につきまして、公明党を代表させていただいて、不採択とする意見を申し述べます。  九州電力川内原発の再稼働に関して、公明党鹿児島県議団と党総合エネルギー対策本部は、既に地元の皆様のさまざまなお声を受けながら、経済産業大臣宛てに申し入れをされております。これは具体的に1、安全性と必要性を県民に丁寧に説明をする。2、安全性を不断に追求をする。3、再生可能エネルギーなどの導入で、原発依存度を低減する。4、30キロ圏内の9市町を含む広域的な防災訓練を実施する。5、住民への情報提供の強化と避難のための道路施設を整備する。このような申し入れがされているところであります。  今すぐ白紙へ戻すということではなくて、地元住民の皆様の生活への最大の配慮や、地元の理解を得ていくということ。あくまでもそのような原子力安全委員会等をもとにした、安全性を最優先としていく現地でのスタンスが大前提であると捉えております。  そもそもこの原発関連の案件については、国家的エネルギー戦略に基づき、判断するべき問題であるとも言えます。したがって、川内原発再稼働関連の可否を問うというようなことについては、極めてこの地方議会にとっては、なじまない事案であるとも考えます。
     以上、この請願には不採択を表明し、意見といたします。以上です。 221 ◯委員長鈴木勝豊君)  大高委員。 222 ◯委員(大高哲史君)  請願第26-9号については、請願第26-7号にも意見を言わせていただいたことと近いものがありますけれども、多くの国民の皆さんの反対がある中、再稼働を目指そうという政府の考えなんでしょうけれども、新聞報道でもあるように、再稼働反対が過半数を占めているというような報道も繰り返しされている中で、地元の合意を得たからと、その合意の範囲については、十分検討がされていないというふうに私は思っています。  また、避難計画の実効性についても、当然ですけれども、事故が起こってから避難すると。その予測もできないような事故をどう予想し、それを自治体に伝え、避難させるのかというような実効性がない計画で、安全だといって再稼働するというのは到底認められないというふうに思います。  範囲については、これは地元の皆さんや九州全体で議論していくと。30キロ圏でも、もちろん検討すべき範囲だというふうに思いますけれども、その点についても、地元という地元ですね、ごみ問題ともかかわってきますけれども、しっかりと考えた上で、この再稼働については多くの皆さんの声を聞くと。しっかり話を聞いて、その上で判断していくということが大事だと思いますので、再稼働ありきのやり方ではなくて、地元の皆さんの意見をしっかり聞くと。しかも、危険な原発を今後どうしていくのかということも、あわせて議論していくべきだというふうに思いますので、この同意の範囲を30キロ圏自治体に置くということには賛成をいたしたいというふうに思います。  以上です。 223 ◯委員長鈴木勝豊君)  鈴木委員。 224 ◯委員(鈴木洋子君)  先ほどの請願と同じような意見表明になってしまうかもしれませんが、自民党市議団を代表しまして、やはり不採択の立場として意見表明をさせていただきます。  原発の立地条件などは、それぞれ地域によって異なってきます。健康被害などの認識も、政府見解と一部住民の間には隔たりがあり、それぞれの地域の住民と当該自治体との対話と合意がまず必要であると感じます。エネルギー供給の場を遠方より送電で賄っていただいている私たち東京としましては、当該である地元の状況、情報に耳を傾けつつ、いきなり脱原発という姿勢ではなく、経済や環境にも配慮しながら、また代替エネルギー問題に、開発に力を注ぎながら、安全をまずは確保されることを最前提にされるなど、そういった努力をし続けながら、今は結論を見るときを待っているべき時期であるというふうに存じます。  よって、自民党市議団としては、不採択の立場として意見を表明させていただきます。  以上です。 225 ◯委員長鈴木勝豊君)  秋山委員。 226 ◯委員(秋山 薫君)  本請願については、不採択ということで意見を申し述べたいと思います。  請願事項の内容には、原発の再稼働の地元同意の範囲を30キロに置くこと、それから避難計画の実効性をしっかり確保することという二つの内容が盛り込まれているかなというふうに思います。  私自身、避難計画の実効性ですとか、要は国がしっかり責任を持つということについて、反対するものではございませんが、再稼働の地元合意の定義の中で、20キロから30キロにすること自体、その数値の定義が、私自身が納得いかないということでございます。29キロはだめで、31キロがいいとか、とても言えないということから、本請願については、不採択という意見とさせてもらいたいと思います。 227 ◯委員長鈴木勝豊君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 228 ◯委員長鈴木勝豊君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 229 ◯委員長鈴木勝豊君)  挙手少数であります。よって請願第26-9号の件は、不採択とすべきものと決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 230 ◯委員長鈴木勝豊君)  そのほか、委員の方々より何かございますでしょうか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 231 ◯委員長鈴木勝豊君)  それでは、本日予定いたしました案件は、全て終了いたしました。  これをもって平成26年第4回環境まちづくり委員会を閉会いたします。              午後0時25分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...