• 鳩山由紀夫(/)
ツイート シェア
  1. 日野市議会 2011-12-16
    平成23年第4回定例会(第7日) 本文 開催日: 2011-12-16


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時07分 開議 ◯議長(田原 茂君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員23名であります。 ============================================= 2 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第82号、平成23年度日野市一般会計補正予算(第5号)の件を議題といたします。  本件については、4常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 3 ◯企画総務委員長西野正人君)  おはようございます。  議案第82号、平成23年度日野市一般会計補正予算(第5号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1)ふれあいホールの開所式を3月11日とした理由及び式典、オープニングイベントの内容について問う。また、開所式を3月11日以外に変更することはできないのか。2)なぜ、毎年12月補正でふれあいホール関連の予算が計上されるのか。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 4 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。  次に、市民文教委員長審査報告を求めます。     〔市民文教委員長 登壇〕 6 ◯市民文教委員長(古池初美君)  議案第82号、平成23年度日野市一般会計補正予算(第5号)のうち、市民文教委員会に付託されました内容について、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
     主な質疑といたしましては、台風15号の雨漏りによる日野図書館の児童図書100冊破損の購入費や高幡図書館の雨どい修繕料は計上されているが、中央図書館平山図書館など、ほかの図書館への影響はどうだったかなどでございました。  特に意見はなく、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって市民文教委員会関係審査報告を終わります。  次に、健康福祉委員長審査報告を求めます。     〔健康福祉委員長 登壇〕 9 ◯健康福祉委員長(奥野倫子君)  議案第82号、平成23年度日野市一般会計補正予算(第5号)のうち、健康福祉委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、返還金について、その内容を問う。2、対象人数の増減によるものが多いが、当初予算の見込み違いなのか、制度が変わったためなのか理由を問う。3、母子家庭自立支援給付金について、市民への周知方法を問う。4、子ども手当について、制度の変更による窓口での混乱はあったのか。5、里帰り等妊婦健診について対象者数を問う。また、都内で受診する場合との手続の違いはあるのかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 10 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって健康福祉委員会関係審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 12 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  議案第82号、平成23年度日野市一般会計補正予算(第5号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、木造住宅耐震診断を受けた後、耐震補強工事、改築まで結びついた件数はどのくらいか。2、大坂上通り歩道拡幅について、現在の幅員と改良後の幅員、起点と終点とスケジュールについて問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 13 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第82号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 17 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第76号、日野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第87号、日野市東部会館の指定管理者の指定、議案第88号、日野市立交流センター指定管理者の指定(日野市立豊田北交流センターほか)、議案第89号、日野市立交流センター指定管理者の指定(日野市立多摩平交流センター)、議案第90号、日野市立交流センター指定管理者の指定(日野市立万願寺交流センター)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 19 ◯企画総務委員長西野正人君)  企画総務委員会に付託されました5議案につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第76号につきまして御報告申し上げます。本議案は、スポーツ振興法の全部改正によるスポーツ基本法の施行に伴い、報酬表に記載される体育指導委員の職名をスポーツ推進委員に変更するものです。  本条例は公布の日から施行し、この条例による改正後の規定は、平成23年8月24日から適用するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第87号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市東部会館の指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成27年3月31日までです。  なお、本条例は公布の日から施行します。  主な質疑の内容といたしましては、指定管理者選定に際し、公募で行う場合と非公募で行う場合があるが、その理由について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第88号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立豊田北交流センターほか5カ所の指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までです。  主な質疑といたしましては、指定期間を5年とした理由及び公募を行ったにもかかわらず、応募業者が1社であった理由は何かなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第89号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立多摩平交流センター指定管理者に特定非営利活動法人市民サポートセンター日野を指定するものです。指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成27年3月31日までです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第90号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立万願寺交流センター指定管理者に特定非営利活動法人日野子育てパートナーの会を指定するものです。指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成27年3月31日までです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上5件の議案について、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 20 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第76号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第87号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第88号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第89号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第90号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(田原 茂君)  なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。  議案第76号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第76号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第87号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第87号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第88号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第88号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第89号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第89号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第90号について御意見があれば承ります。
        〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第90号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 36 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第100号、日野市市税条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  市民文教委員長審査報告を求めます。     〔市民文教委員長 登壇〕 37 ◯市民文教委員長(古池初美君)  議案第100号、日野市市税条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、現行0.25%の特例税率となっている都市計画税の税率を、平成26年度まで継続して適用できるよう条例の一部を改正するものです。  主な質疑といたしましては、バブル崩壊後、都市計画税収が約1.5倍にふえている理由は何かなどでございました。  特に意見はなく、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 38 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第100号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって市民文教委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 42 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第78号、日野市高齢者入院見舞金の支給に関する条例を廃止する条例の制定、議案第81号、日野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第83号、平成23年度日野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第85号、平成23年度日野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第97号、日野市立障害者(児)福祉施設指定管理者の指定、議案第98号、日野市立福祉センター指定管理者の指定(日野市立中央福祉センターほか)、議案第99号、日野市立福祉センター指定管理者の指定(日野市立七生福祉センター)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  健康福祉委員長審査報告を求めます。     〔健康福祉委員長 登壇〕 44 ◯健康福祉委員長(奥野倫子君)  健康福祉委員会に付託されました7議案につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第78号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、70歳以上の方を対象にした入院見舞金支給の制度を、平成23年度末で廃止するものです。  なお、本条例は、平成24年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、制度制定の意義と目的を問う。2、支えが必要なところには手だてを講じるべきだと考えるが、検討はしたのか。3、利用者数の推移を問う。4、平成21年度の制度変更時における市民からの問い合わせ状況を問う。また、今回の情報周知はどのように行われるのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、福祉政策の充実と現金給付の見直しを比較考慮した上での結論だと判断する。賛成。2、一律に廃止するのではなく、支えが必要なところへの配慮は必要であり、再構築の姿勢を示してもらいたいと考える。反対。3、高齢者の増加という時代背景もあり、やむを得ないと考えるが、福祉を担当する部署として、必要なところは財政当局に訴えていくということも必要だと考える。賛成。4、福祉の向上につながる施策をしっかりと検討してほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第81号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正により、弔慰金の支給対象となる遺族の範囲が拡大されたことに伴い、条例の一部を改正するものです。  本条例は、公布の日から施行し、改正後の規定は、平成23年3月11日以降に生じた災害により死亡した住民に係る支給について適用するものです。  主な質疑といたしましては、1、被災者の方々への制度の周知方法について問う。2、同居や生計を同じくしていた者の明確な定義はあるのかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第83号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、国民健康保険特別会計予算の歳入歳出それぞれに1億2,237万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を166億5,155万6,000円とするものです。歳入につきましては、国庫支出金、都支出金、繰越金を増額するものです。歳出につきましては、主に高額療養費及び平成22年度の国庫負担金の精算に伴う返還金等を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第85号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、後期高齢者医療特別会計予算の歳入歳出それぞれに4,745万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を30億364万5,000円とするものです。歳入につきましては、一般会計繰入金、雑入及び前年度繰越金を増額するものです。歳出につきましては、主に広域連合負担金及び一般会計への繰出金を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第97号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立やまばとほか3カ所の指定管理者に社会福祉法人日野市福祉事業団を指定するものです。指定管理者指定期間は、平成24年4月1日から平成26年3月31日までとするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第98号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立中央福祉センターほか1カ所の指定管理者に社会福祉法人日野市社会福祉協議会を指定するものです。指定管理者指定期間は、平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第99号についての審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案も、指定管理者の指定をする内容でございます。日野市立七生福祉センター指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するもので、平成24年4月1日から平成27年3月31日までとするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上7議案、よろしく御審議のほどお願いいたします。 45 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第78号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第81号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第83号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第85号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第97号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第98号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第99号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(田原 茂君)  なければ、これをもって本7件の質疑を終結いたします。  議案第78号について御意見があれば承ります。中野昭人議員。 53 ◯17番(中野昭人君)  高齢者入院見舞金廃止条例について、反対の立場から意見を申し上げます。  そもそもこの条例は、第1条の目的にあるように、入院治療した高齢者に対し入院見舞金を支給することで、高齢者の福祉の増進に寄与することにあります。当時、医療保険の対象外である差額ベッドやおむつ代などの負担が、高齢患者や家族に重くのしかかっている実態を踏まえ、せめておむつ代ぐらいはと、入院日数に応じて、当時は年額最高8万円給付する制度として出発したものであります。しかし、2000年には最高額を3万円に切り下げ、さらに2009年には一律5,000円に、そして、今回全廃するという条例案が提案されるに至っています。  市は全廃の理由について、市民評価や行革の必要性一般を強調しながら、一方で、集中的、重点的な取り組みへシフト、対応していくためとしています。しかし、どこに集中、重点させていくかは、全く見えてきません。何よりもこの条例の目的、趣旨に照らして、高齢者の入院負担の実態がどうなっているのか、実態を踏まえた条例、制度の検証が行われていないことに、強い危惧を感じます。  自治体は現場や実態を見ずに、またわかっていたとしても、実態を見ようとせず、踏まえようとせずに行革や財政などの論理、理屈だけで一律にカットするような行政を行うことは、当事者である患者、高齢者の皆さんの生活苦、困難を一層つくるというだけにとどまらず、市の職員、行政のありようとしても、大変不幸なことだと考えます。  条例の対象施設、療養型病床の月額負担は30万円から40万円。入院負担の実態は、制度当時より、より一層大変になっている、これが実態であります。  対象外施設の介護保険施設においてはどうか。個室ユニットの新型特養ホームにおいては、低所得者でも9万から10万円、一般では13万円から14万円、老健施設ではそれ以上、グループホームにおいては15万円から16万円、これが実態であります。  この実態をリアルに見るならば、対象を介護保険施設などにも広げ、所得の低い方への支援という形での再構築をすることはあっても、また、その必要性こそあれ、全廃という方針は出てくるはずはないと考えます。高齢者の入院、入所の経済的負担の実態を見て、実態にかみ合った新たな政策、制度をつくることを強く求めたいと思います。  以上、反対の意見といたします。 54 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 56 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議案第78号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第81号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第81号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号について御意見があれば承ります。
        〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第83号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第85号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第85号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第97号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第97号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第98号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第98号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第99号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第99号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって健康福祉委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 69 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第79号、日野市市民の森ふれあいホール条例の制定、議案第80号、日野市体育施設条例の一部を改正する条例の制定、議案第84号、平成23年度日野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第86号、市道路線の認定、議案第91号、市営自転車等駐車場の指定管理者の指定、議案第92号、日野市勤労・青年会館の指定管理者の指定、議案第93号、日野市立市民ギヤラリーの指定管理者の指定、議案第94号、日野市市民会館の指定管理者の指定、議案第95号、日野市体育施設及び遊び場の指定管理者の指定(日野市立多摩川グラウンドほか)、議案第96号、日野市体育施設の指定管理者の指定(日野市民プール)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認め一括議題といたします。  環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 71 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  環境まちづくり委員会に付託されました10議案につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第79号につきまして御報告申し上げます。この議案は、市民・地域・まち全体を活性化するため、市民交流の拠点として日野市市民の森ふれあいホールを設置し、その管理及び運営について定める条例を制定するものです。  なお、本条例は平成24年3月11日から施行し、使用料に関する規定については、平成24年4月1日以降の使用について適用するものです。  主な質疑といたしましては、1、使用料について、使えるコート数を考えると、他市の施設と比べ割高感があると思うが、見直しが必要ではないか。2、ネーミングライツの予定はあるのか問う。3、ふれあいホールの今後の利活用について、市の考えを問う。4、細かいことは規則で決めるという説明であるが、一定の期間が過ぎた段階で見直すということが大事だと思うが、市の考えを問うなどでございました。  主な意見といたしましては、受益者負担とより多くの人に利用していただくことの整合性がとれないことから、今回の料金設定には、さまざまな矛盾が生じている。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第80号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市民陸上競技場が人工芝に改修されることに伴い、施設をより利用しやすいものとするため、貸し出し区分を細分化するとともに、使用料等を一部改正するものです。  なお、本条例は平成24年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第84号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、平成23年度日野市下水道事業特別会計について、歳入は繰越金、歳出は消費税をそれぞれ608万6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を49億7,961万9,000円とするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第86号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、F50号線、F51号線について、道路法第8条第2項の規定により、市道路線を認定するものです。なお、F50号線、F51号線は、開発行為の完了に伴い新設道路が帰属されたため認定をするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第91号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野駅西駐輪場ほか1カ所の指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、豊田駅南第4駐輪場の利用が伸びていない理由を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第92号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市勤労・青年会館の指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、震災時に帰宅困難者の受け入れをした施設なので、それに備えた対応をという要望があるが、これを受けて備品等を充実した部分があるかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第93号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立市民ギヤラリーの指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、協定締結に当たっての要望事項で、施設の美化、出入り口のバリアフリー化等の改善、文化施設なので清潔に保つように日常管理を徹底されたいという要望が出ている理由を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第94号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市市民会館の指定管理者株式会社日野市企業公社を指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成27年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、大ホール、小ホール部分のすべてのトイレについての洋式トイレ化に対する市の考えを問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第95号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市立多摩川グラウンドほか13カ所の指定管理者に株式会社フクシ・エンタープライズを指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、現在、グラウンド等を管理している指定管理者が、今回の選定に応募していない理由を問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第96号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市民プールの指定管理者にシンコースポーツ株式会社を指定するものです。  なお、指定管理者指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、1、継続して指定管理をするということで、この指定管理者が現在、市民プールで具体的にどのような意欲、熱意ある取り組みを行っているのか。2、市民プールの有効利用が図れるように検討すべきという一般質問があったが、その後どのような検討がされたのか。また、指定管理者との間で話し合いがされたのか問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上10件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 72 ◯議長(田原 茂君)  これより議案第79号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第80号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第84号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第86号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第91号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第92号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    78 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第93号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第94号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第95号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(田原 茂君)  なければ、次に議案第96号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(田原 茂君)  なければ、これをもって本10件の質疑を終結いたします。  議案第79号について御意見があれば承ります。清水登志子議員。 83 ◯9番(清水登志子君)  議案第79号、日野市市民の森ふれあいホール条例の制定について、日本共産党市議団を代表して、反対の立場から意見を申し上げます。  まず、使用料金についてです。使用料金の設定に当たって、1、市民の公共施設の利活用の担保、つまり公共施設の維持管理費、将来を見据えた更新費用の確保。2、受益者負担の適正化を目的に減価償却費相当額と受益者負担が考慮されたために、市内市外の体育施設に比べて、かなり割高な設定になりました。平日、一日メーンアリーナを貸し切った場合の料金は、八王子市民体育館が2万5,000円。多摩市総合体育館が1万8,000円。立川市の柴崎体育館、これは市内の在住者の料金ですけれども、2万7,000円。これに対して、ふれあいホールは4万2,000円です。  ふれあいホールの方が、確かに面積は大きいのですが、バレーボールコートでは3面、バスケットボールコート2面と、他の施設とコート数では変化がありません。体育協会からも、これまで利用してきた南平体育館と比べて使用料に開きがあり、大会の開催が難しいとの声も寄せられているということでした。使えるコート数に基づいた算定で、他の施設との均衡を図るなど、もっと市民が利用しやすい料金設定への見直しを求めます。  次に、減額免除の制度についてです。体育協会からの要望を受けて、体育協会やその加盟団体が行う大会については5割の減額措置が検討されており、それでもなお大変な場合には、さらなる激変緩和措置も検討されるということでした。体育協会以外にも文化協会やその加盟団体、自治会や育成会など、広く市民に呼びかけて行うイベントについては同様の減免が行われる方向です。  一方、障害者については、個人の利用の減免だけで障害者施設や障害者団体が利用する場合には、一切減免制度がございません。市民の森ふれあいホールは、健常者と障害者の交流促進や、障害者スポーツの振興を図ることを方針と掲げているわけですから、八王子市同様に障害者団体に対しても減免制度を講じることを求めます。  次に、公民館的機能についてです。2005年に中央公民館等建て替え事業に関する基本計画・基本構想が策定され、中央公民館、中央福祉センター、ひの児童館、ふたば学童クラブの複合施設化が検討されました。ところが、その後、市民の森ふれあいホール建設計画が進むにつれて、公民館等の建て替え計画はストップをしてしまいました。  第3次行革大綱では、改めて計画を練り直し、基本計画を策定することとされて、ようやく2010年3月に日野市公民館基本構想・基本計画が策定されました。この公民館基本構想・基本計画では、ふれあいホールは日野地区の拠点として挙げられており、「『市民の森ふれあいホール』利活用指針・管理運営指針」でも、ふれあいホール2階を公民館的機能と位置づけています。  日野市公民館基本構想・基本計画は、公民館は無料の原則を継続すると述べています。これは、定期的に施設を利用されているサークルにとって、有料化が運営経費を圧迫することが懸念されるからという理由です。また、市民の多様な学習課題を把握し、講座を実施することや、自主サークルへの指導、助言のために、職員の配置は必須であるとも述べられております。しかし、ふれあいホールの2階にある集会室は有料で、公民館職員の配置もなく貸し館にすぎません。公民館的機能を盛り込むというのであれば、公民館基本構想・基本計画の趣旨を酌んで、社会教育団体の利用についても無料とすることや、公民館職員の配置をすべきです。  いずれにしても、経済的困難を強いられている市民が、スポーツ、文化活動に積極的に活用できるように、条例案に示された利用料金は抜本的に見直すべきです。よって、議案第79号、日野市市民の森ふれあいホール条例の制定について、反対をいたします。  最後に開所式の日程についても要望を申し上げます。市民の森ふれあいホールの開所式は、3月11日に予定されているということですが、この日は東日本大震災からちょうど1年目に当たる日です。もっとふさわしい日に変更していただけるよう要望いたしまして、日本共産党市議団の意見といたします。(「ふさわしい日はいつなんだよ」「だからこそやるんだ」「何考えてんだ」と呼ぶ者あり) 84 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 86 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議案第79号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第80号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第80号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第84号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第84号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第86号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第86号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第91号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第91号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第92号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第92号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第93号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第93号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第94号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第95号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第96号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議案第96号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 105 ◯議長(田原 茂君)  これより請願第23-27号、米軍普天間飛行場移設・日米共同声明見直し並びにアセス評価書・公有水面埋立免許申請の提出に反対する日本政府への意見書提出を求める陳情の件を議題といたします。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 106 ◯企画総務委員長西野正人君)  企画総務委員会に付託された請願第23-27号につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、日本政府等に対し、米軍普天間飛行場移設並びに名護市辺野古崎沿岸域への新基地建設等を内容とする日米共同声明を見直す意見書の提出を要望するものです。  質疑はなく、主な意見といたしましては、1)日米共同声明の白紙撤回を求める。採択。2)世界の安全安心は防衛体制があってこそ均衡がとれている。不採択。3)国際公約を簡単にほごにすることはできない。不採択。4)政府は、アメリカに日米共同声明の撤回をお願いすべきである。採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  以上、1件の請願についてよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
    107 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。佐藤洋二議員。 109 ◯18番(佐藤洋二君)  社民党の佐藤です。請願第23-27号を採択すべき立場での意見を述べます。  日本国と米国は、沖縄にさまざまな形で負担を押しつけています。その責任は、もちろん国にありますけれども、それを許してしまっている私たちにも責任の一端はあります。民主党政権が沖縄に集中する米軍基地問題について、沖縄に対しては負担軽減という言葉を使いながら、米政府を相手にするときは影響を軽減という表現を使う、こうした露骨な使い分けを初め、二つの顔を見せる政権に、沖縄側はあきれているという話を、この夏、党として沖縄の基地を視察した折に関係者から伺いました。  その発端は、ことし6月、日米両政府がまとめた外務・防衛担当閣僚会議、いわゆる2プラス2の共同発表で、影響を軽減と明記。これまでは負担という表現を使っていたが、今回の共同発表で負担という表現が完全に消えてしまったというものでございました。負担から影響への変化を振り返りますと、小泉政権時代の2006年5月の在日米軍再編の日米合意では、負担と軽減と明記してあります。しかし、2010年1月の鳩山政権時の日米合意では、英語だけ影響を意味するインパクトに変えながら、日本語訳は負担のままにしていました。同年5月の日米の合意になると、負担と書く一方で、影響を混在させています。日本政府の関係者は、鳩山政権が普天間問題で迷走して混乱させたため、米側に配慮して書き方を変えたと認めています。  沖縄県の幹部は、政権の二枚舌ぶりに、なぜそんなことをするのかとした上で、地元の人は、本当に負担と思っているのに削られるのは問題だ。基地負担の軽減は、日本政府との共通認識のつもりだから、日米の間でも使って認識を共有してほしいと注文をつけているそうであります。  しかし、そんな声を逆なでするかのような田中沖縄防衛局長の、犯す前にこれから犯すと言いますかの不適切な発言、一川防衛大臣の就任時の、安全保障は私は素人発言や、1995年の沖縄における女児暴行事件に対する認識不足の発覚、さらにあきれたのは、鳩山由紀夫元首相が最近、都内で講演した折に、米軍普天間飛行場の移転先について、辺野古以外があるか、私は決してないとは思ってないと発言し、名護市辺野古以外を検討すべきだという考え方を示しましたが、今さら何を言ってるのか(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)とあきれてしまうのは、私だけでしょうか。移転先を国外国内と迷走したあげく、鳩山政権は、昨年5月、辺野古周辺と明記した政府方針を閣議決定しているではありませんか。  この講演で、鳩山氏は総理をやった責任がある。何らかかかわらなきゃいけないと思っていると(「議員やめた方がいい」と呼ぶ者あり)今後もこの問題に関与する姿勢を強調しているようです。そこまで言うのだから、きっと腹案があるのでしょう。不支持が支持を上回った野田政権は、多くの難題を抱えています。辺野古移設以外の道がないと思っていないというのならば、普天間問題で苦労している野田首相に、首相経験者として腹案を示してあげたらどうでしょうか。新米首相はもろ手を挙げて喜ぶでしょうが、こんなに沖縄を、そして沖縄の人を愚弄した話はありません。  議員の皆さん、沖縄が、これまで日本政府や米国から押しつけられてきた負担ははかり知れません。その沖縄の負担軽減を図るためのこの陳情は、身の丈に合わない要望なのでしょうか。議員の皆さん、皆さんの中にも、行政視察で沖縄に行かれた方もいるでしょう。沖縄がどのような立場に置かれているのかつぶさに調査してきたはずです。その視察の成果を生かすのが、この陳情です。  以上述べまして、本請願、採択の意見といたします。 110 ◯議長(田原 茂君)  大高哲史議員。 111 ◯1番(大高哲史君)  請願第23-27号、米軍普天間飛行場移設・日米共同声明見直し並びにアセス評価書・公有水面埋立免許申請の提出に反対する日本政府への意見書提出を求める陳情について、日本共産党市議団を代表し、採択の立場から意見を述べます。  まず、11月14日、沖縄県議会は、全会一致で新基地建設のための環境アセス評価書の提出に反対する意見書を採択しました。政府は、環境アセス評価書の年内提出などの動きを直ちに中止すべきです。  そもそも沖縄宜野湾市の市街地のど真ん中にある米軍普天間基地は、アメリカが県民から不当に奪って建設されたもので、そのアメリカでさえ世界一危険と認める危ない基地です。周辺住民は基地に離着陸するヘリコプターや輸送機の騒音などの被害に苦しめられ、米軍による犯罪におびえることとなりました。また、アメリカが普天間基地の撤去を約束したのは、1995年の米兵による少女暴行事件が大きなきっかけでした。これらのことからもわかるように、沖縄県民の願いは普天間基地を直ちに撤去することです。  では、アメリカではどのような動きになっているかといえば、アメリカ議会の上下両院の軍事委員会が、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊のグアム移転などの関連予算の支出を認めないことで合意し、オバマ大統領もこれを認めました。事態は、アメリカが海兵隊移転計画を変更しなければならないほど県内移設の計画が行き詰まっていることのあらわれです。アメリカ政府は、新基地建設計画を撤回すべきです。  アメリカのこの移転予算削減措置を受け、日本政府は、これらの日本の関連予算を大幅に削減することを決め、普天間基地の移転が事実上困難であることを、政府みずからも認める形となりました。政府は、力づくで県民の頭越しに新基地建設を進めるのではなく、日本共産党が行ったように、アメリカに赴き、沖縄の思い、国民の思いを伝えるとともに、新基地建設の断念、普天間基地の無条件撤去を求めるとともに、日米合意の白紙撤回を決断すべきです。このことを求め、この陳情に対する採択の意見といたします。  以上です。 112 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 114 ◯議長(田原 茂君)  挙手少数であります。よって請願第23-27号の件は、不採択と決しました。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 115 ◯議長(田原 茂君)  これより請願第23-28号、障害者総合福祉法の制定を求める国への意見書に関する陳情の件を議題といたします。  健康福祉委員長審査報告を求めます。     〔健康福祉委員長 登壇〕 116 ◯健康福祉委員長(奥野倫子君)  健康福祉委員会に付託されました請願第23-28号につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、幅広い障害者及び関係者の意見が反映された障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言に基づいた新たな障害者総合福祉法が、平成24年度の通常国会で成立し制定することを求める意見書を、国に対し提出することを求めるものです。  主な質疑といたしましては、1、財政の角度から市はどのような認識を持っているのか問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、国に対応を急いでもらうことや、当事者の意見を反映させることは当然である。採択。2、障害者自立支援法をさらに前進させるものであると考える。採択。3、自治体の財政負担のあり方についても、国に対して意見を上げていくことを要望する。採択。4、当事者の総意が組み込まれた提言を法律へと実らせていく必要があると考える。採択などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 117 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって請願第23-28号の件は、委員長報告のとおり採択と決しました。  これをもって健康福祉委員会関係審査報告を終わります。 ============================================= 121 ◯議長(田原 茂君)  これより請願第23-4号、日野市議会が、陳情者に当該陳情に関し発言する機会を与えることを求める陳情、請願第23-9号、議会における市民発言を可能にする条例制定を求める陳情、請願第23-23号、東京電力との契約を見直し、特定規模電気事業者(PPS)との契約により、市財政の経費削減を求める陳情の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 122 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長審査報告は、これを省略いたします。  企画総務委員長から、本3件の審査及び所管事務の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。企画総務委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 123 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって企画総務委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 124 ◯議長(田原 茂君)  これより請願第23-26号、学校給食用食材の放射性物質の測定を行い、1キログラム当たり40ベクレル以下の基準を適用することを市に要請する陳情の件を議題といたします。  市民文教委員長審査報告は、これを省略いたします。市民文教委員長から、本件の審査及び所管事務の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。市民文教委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって市民文教委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 126 ◯議長(田原 茂君)  これより請願第23-15号、原発からの撤退を求める意見書を政府に提出することを求める陳情、請願第23-16号、浜岡原発を廃炉とするよう求めることに関する陳情、請願第23-29号、放射能から子どもたちを守るための請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  環境まちづくり委員長審査報告は、これを省略いたします。  環境まちづくり委員長から、本3件の審査及び所管事務の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。環境まちづくり委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって環境まちづくり委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 129 ◯議長(田原 茂君)  これより日程第34、健康福祉委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  健康福祉委員長より、健康福祉委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 131 ◯議長(田原 茂君)  これより日程第35、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 132 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ============================================= 133 ◯議長(田原 茂君)  これより日程第36、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第159条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については、議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 134 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって本件については、議長一任と決しました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。                                     午前11時18分 休憩 =============================================                                     午後1時46分 再開 136 ◯議長(田原 茂君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議員提出議案第21号、消費税の増税に反対する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。中谷好幸議員。     〔16番議員 登壇〕
    137 ◯16番(中谷好幸君)  議員提出議案第21号、消費税の増税に反対する意見書でございます。案文については、お手元に配付させていただきましたとおりです。よろしく御審議のほどお願いいたします。 138 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。菅原直志議員。 139 ◯23番(菅原直志君)  議員提出議案第21号について、質疑をさせていただきたいと思います。  案文、読ませていただきました。この案文の中ですと、消費税の5%は認めるというふうなニュアンスでよろしいんでしょうか、まずそのベースを確認したいと思います。  お願いいたします。 140 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 141 ◯16番(中谷好幸君)  この議案書はですね、消費税の増税に反対するという1点でですね、ぜひ協同したいと、御賛同いただきたいと、こういう意味です。今ある消費税についての意見はいろいろだと思いますけれども、そのことについては問わずですね、消費税の増税に反対するという意見書ですので、よろしく御理解のほどお願いいたします。 142 ◯議長(田原 茂君)  菅原直志議員。 143 ◯23番(菅原直志君)  私は、やっぱりベースはそろえた方がいいと思ってます。同床異夢ではいけないんじゃないかというふうに思いますが、もう少し別の角度から伺いたいと思います。  消費税の増税に反対するということは、一つの御意見だと思います。ならば、どのようにしたらよろしいか、代替案として提案者はどのようにお考えなのか伺いたいと思います。 144 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 145 ◯16番(中谷好幸君)  私ども増税一般に反対するものではありません。今、いわゆる財政再建、プライマリーバランスを目指して財源確保と、それから、経費の支出削減と、こういうふうな方向で政府は動いていると思うんですけれど、そういうふうな財政収支を健全なものにすると、あるいは社会保障等の財源を確保していくということは大事なことですけれども、それが、消費税増税と直ちに結びつくものではないと、そういうふうに考えています。 146 ◯議長(田原 茂君)  菅原直志議員。 147 ◯23番(菅原直志君)  私が伺ったのは、代替案、どうしたらいいかというふうに提案者が考えているかということを聞いたわけなんですが、ちょっとお答え、もう一度お願いしたいと思います。 148 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 149 ◯16番(中谷好幸君)  その点は、それぞれ皆さん、いろいろお考えがあるかと思いますけれども、私どもは消費税の増税ではなくても、まず歳出削減でですね、軍事費の削減だとか、政党がですね、この間も生活保護のことが話題になりましたけれど、権力から自立すべき政党がね、国から補助金もらってるというような問題だとかですね、さまざまな面で歳出削減だとか財源の見直し、今の状況の中でも可能だと思いますし、それから、今度も復興増税やられると同時に、法人税の減税などというようなことがやられるわけですけれども、法人税の減税などはやる必要がないと思いますし、この十数年間に大体法人税率、40%近い税率から今、30%になり、さらに25%と、こういうふうになるわけですけれど、むしろですね、こういう法人税などは応分の負担を求めるべきだと思います。  また、証券取引税制なども、欧米では30%、40%。金持ち優遇だと言われるこういうふうな証券税制でも、そのぐらいの税率であるわけですけれど、日本では10%台と。本当にお金持ち優遇、お金持ち天国というか、証券取引、株でもうけている人たちにとって天国のような状況についても、改めなければならないと思いますし、それらも本来は、本則20%だけでなくて総合課税にしていくと。そういうふうな形で応分の負担を求めていくことが大事だと思っています。  また、社会保障の財源などについても、やっぱり国民全体でもそれを負担するというようなことも考えなきゃいけない。そういう点ではですね、所得税、税制改革そのものの改革も必要になってくると。そういうようなことで、今、求められている消費税5%の税収などは、幾らでも代替できる方法はあるというふうに考えています。 150 ◯議長(田原 茂君)  菅原直志議員。 151 ◯23番(菅原直志君)  中谷議員は、この議会の中でも一番のベテランでいらっしゃって、私もずっと、この……(「ベテラン、まだいらっしゃいますよ」と呼ぶ者あり)いや、一番やっぱり確かに長いと思います。その議論も、私もずっと10年以上も聞かせていただいていて、中谷議員というのは、いつも代替案をもって提案される議員だと、私は思っております。本当に尊敬をさせていただいているんですけれども、今回のこの提案はですね、残念ながら代替案が、今おっしゃられたのが初めてであって、代替案がないんですね。  で、それはどうしてなのかというところ、代替案がなくて、このまま、例えば、プラカード的に10%反対というだけで集まろうということであると、私が一番最初に言ったように、同床異夢、せっかく同じ船に乗ったのに全然違う方向に向いてしまうという、そういう意見書になるのではないかと思いますが、その点について、なぜ代替案を書かないのか。その1点だけ伺いたいと思います。 152 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 153 ◯16番(中谷好幸君)  大事なポイントだというふうに思います。私が先ほど言いました代替案については、もっともっと議論しないと、その点まで含めて一致をしていくということは、なかなかすぐにできないことで、そういう代替案も私たち持っていますし、皆さんとも議論したいと思いますけれど、ここで一致する点というのは、私たち提起する点では、今の経済不況のもとで、庶民にですね、負担の重いそういう増税については問題ではないかと。この1点で、やっぱり政治を前に動かすということが大事だと。  あれからこれまで全部一致しないと、行動ではなくて、民主党さんの中にも消費税増税反対の人も、意見もいらっしゃると思いますけれども、そういう方々も含めてですね、国民の、やっぱり皆さんと一緒に、そういう1点で協同していくという政治のあり方というのが、今求められているのではないかということで、あえて詳細な代替案はこうだというようなこと、そこまで一致を求めないと、こういう点で、この意見書を提出させていただいたと、そういうことです。  ぜひそこら辺のところは、政治の論理としてですね、理解していただきたいというふうに思います。 154 ◯議長(田原 茂君)  菅原直志議員。 155 ◯23番(菅原直志君)  大体、今回の意見書の思うところというのを理解したつもりです。あとは、意見の中でお話ししますけれども、やはり私は、政治のリーダーシップというのは、方向性を指し示して、それについて同じような方向性ある人たちと協同していくということだと思います。プラカードを出して同床異夢のまま進めるというのはいかがなものかと思っております。  以上です。 156 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 157 ◯20番(池田利恵君)  ちょっと質問を数点させていただきたいと思います。  今回ですね、この意見書を比較的早い段階で御提出いただいて、私、ぱっと読ませていただいたときにですね、ちょっと言葉遣いに失礼があったらお許し願いたいんですけども、非常にあらあらといいますかね、粗雑というか、ちょっとやみくもだなあというか、そんな印象を持ったんです。  まず第1点目にですね、消費税の増税に対する反対というのであれば、なぜ、今、国民の総体が思っている、そもそもこれというのは、民主党政権の明確なマニフェスト違反なわけですよ、基本的には。4年間増税をしないと言いながら、今、不退転の覚悟で増税をしていくと、消費税を上げていくと。これは、与党内においても意見対立が激化していてですね、基本政策のところで右往左往している。政権政党としての体をなしていないというようなところが、最も重要な問題点だというふうに思うんですけど、なぜこれを、まずうたってないのか、そこをちょっとお伺いさせていただきたいです。 158 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 159 ◯16番(中谷好幸君)  あらあら粗雑で、まことに申しわけなく思うんですけれど、マニフェスト違反を、まず指摘すべきではないかと、このことも、ごもっともなことだとは思います。  ただ、民主党がですね、なぜマニフェストで4年間はやらないと、こういうふうに言ったのかといいますと、やっぱり今の経済不況の状況、深刻な状況の中で、つまり消費が収縮しているというような中でですね、この国民の暮らしを政治の第一としなきゃいけないと、そういう立場からしてですね、今は、そのほかの財源を確保するということを努力して、そして、消費税を上げるべき時期ではないと、こういうふうな趣旨で、このマニフェストに掲げられたと思うんですよね。違いますか、多分そうだと思うんです。  それで、そういうふうな立場も踏まえた上でですね、ここで言いましたように、国民の生活に非常に打撃を与えると。私たち民主党のマニフェストを支持したわけでも何でもありません。やっぱり、その根本は、非常な逆進性で弱い人ほど負担がかかってくると。しかも、この不況、東日本大震災というような非常な打撃を国民が受けている中で5%から10%、2倍にしていくというようなことはですね、大変なことだと。ここに民主党の皆さんが指摘されている点もあると思いますので、できるだけ皆さんの一致するところでですね、民主党の方々にも御賛同いただきたいと、こういうふうなこともありましてですね、あえてその点には触れないで、こういうふうな意見書を提出させていただいたと、こういうことです。 160 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 161 ◯20番(池田利恵君)  基本的には、政権内部でのですね、やはり大きな議論を巻き起こしているというのは、やはりマニフェストによって、自分たちが投票していただいたというようなところって、とても大事だと思うんですよ。そこをきちんと補完するということは、やはり最も重要なことだというふうに思うんで、そこはいかなる理由があっても、やはり外せないかなと、大事なところ。だからこそ、政権公約というのは、とても重要に考えていかなきゃいけないというふうに思います。  で、次の問題なんですけれども、税というものを語るときに、最も重要なことというのは、国民がね、今、置かれている立場ということを明らかにするという点が、非常に重要だ、大事だというふうに、私は思っているんですね。そうすると、現在の状況というのは、社会保障費の増大が、年に1兆円のベースで増加している。これが非常に大きな問題点だということは、周知の事実だというふうに思います。  だとしたら、これ、中谷議員としては、これを一体だれがどのように、どのような手段であがなっていくべきだというふうに思われるのか、それをお伺いしたいです。 162 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 163 ◯16番(中谷好幸君)  私は一致を求めているわけじゃないんですが、また、私の提案者の意見を、私は消費税増税反対で一致していただければいいんですけれど、あえて質問ですので、お答えさせていただきます。  考え方としてですね、非常に赤字が出て財政再建が大事になっていると。そのためには30兆ぐらいの税収が必要だし、さらに社会保障で毎年1兆円ぐらい膨らんでいくと。その財源をどう保障するのかと。どこで確保するのかということについては考えなければいけないんではないかと、こういう御指摘だと思うんですよね。  それで、私はね、考え方として二つあると思います。一つは、もう既に失敗していると思うんですけれど、いわゆる財政再建のために小さな政府を目指すと。つまり世界的にいえば、サッチャーあるいはレーガン、日本で中曽根、財政再建のために小さな政府、社会保障はできるだけ抑えて、むしろ企業に減税をしてね、経済の活性化をやる中で、税収増を図って財政再建していくと。こういう路線は、もう破綻していて、この3国とも、今、財政再建されたかというと、もう赤字財政が非常に逼迫している、3国ともですね、ような状況にあるというふうに思うんですね。  で、今、日本の社会保障と税の負担率というのは、たしか39%ぐらいだと思うんですけれど、私は、社会保障と税の負担率、例えば、ドイツでは五十数%、フランスでは六十数%ですけれど、必ずしも小さな政府になれば経済成長ができないかというと、そういうこと全く関係ない。社会保障などの負担をきちっとやってですね、経済成長を勝ち取るという道があると思いますし、今の現局面の経済の状況というのは、過剰生産恐慌といいますか、つまり消費が冷え込んで勤労者の所得が下がって、経済がどんどん収縮するデフレというような局面にあると思うんですけれど、小さな政府、だから財政再建でさらに社会保障抑制だとか、あるいは庶民に増税だとか、そういう方向ではなくて、やっぱり内需を温める、そういう方向に転換していかなくちゃいけないと思う。  そのために増税も必要だと思うんです。それは、庶民に増税するのではなくて、これまで税を軽減されてきた大企業だとか大金持ちだとか、いわゆる証券取引、株でどんどんもうけて投機的に、世界を揺るがしていますけれど、そういうところに、やっぱり規制をかける。また、そういうところに適切な課税負担を求めていくと。こういうことによって、財源を確保することによって、今の局面を打開できると、そういうふうに私は考えているんです。  で、消費税の増税というのは、そういうことからいっても逆効果、消費はもう冷え切ってしまって、国民の所得が収縮して、若い労働者は非正規で税金さえ払えないと。こういう中で、だから消費税で一律負担してもらうんだと。こういうやり方は、本当に愚の骨頂といいますかね、逆行だと、そんなふうに思っています。  ちょっとお答えになっているかどうかわかりませんけれど。 164 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 165 ◯20番(池田利恵君)  今、財源ということで具体的に法人税を増税していけばいいじゃないかというような(「も一つだと」と呼ぶ者あり)お話だったというふうにも思いますね。で、財源は大企業増税というのはね、一体今の状況を、この超円高で企業は生産拠点を次々と海外に移している。ね、法人税収は減り、最も重要なのは、雇用の場が失われているということですよ。  だからこそ、中谷議員、今回の一般質問を覚えていますか。日野自動車がね、日野市から出るといったら、あなた、ちょっと待ってくれと言ってるじゃないですか。ね、その姿勢というのは、もう本当にいるときはいろいろ批判をしたり厳しいことを言いながら、出ていくとなったら待ってくれって、その待ってくれって言う人に、大きな増税を課しますから待ってくださいと言ってるのと一緒ですよ。今の現状が、これだけ円高になっていて、なかなか国内で物が売れない、売ることができないデフレ状況の中で、大企業増税というのが本当にふさわしい税であるのか。  で、私、これもあわせてお伺いしたかったんですけども、確かに、その税は、あなたが先ほどお話ししていらした所得税、法人税、相続税、いろいろありますよ。この中で、今、最も重要な案件になっている社会保障制度費にですね、ふさわしい税というのは、一体どういう性格のものなのかというのを、御理解いただいているだろうかという、今、疑念が生じました。  なぜなら、法人税にしても所得税にしても、時の景気に大きく左右されるんです。社会保障費というのは、そのときに景気が悪かったから低くするというわけにいかないんです。で、何が重要かといったら、やはり安定している。そしてまた捕捉率の高い、そういった税収というものが最も有効な手段の一つとして検討されるというのは、私は当たり前だというふうに思いますけれども、それらのことに関してどのようにお考えになっていますか。 166 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 167 ◯16番(中谷好幸君)  後の方の問題から、私の考えを述べさせていただきたいと思います。  消費税というのは、社会保障に最もふさわしくない税だと思います。なぜなら、社会保障というのは所得の再配分。弱い人に負担は大きく、大企業や大金持ちには負担が低いというのは、その社会保障の精神に反する、逆の方向に再配分を働かせると、こういう意味で、社会保障のそもそもの精神に反する税だというふうに思います。  それから、社会保障の財源としては、やはり所得税だとか法人税というのは大事だと思います。確かにおっしゃられたように、非常に不安定なところがあります。しかし、税の不安定さはですね、日野市でも基金だとかそういうふうなことで平準化する、平滑化するということはやられているわけで、国家においても、そういうふうな税の不安定さを平滑化するというような手法は、幾らでもあると思いますし、所得の再配分を図る上ではですね、むしろ所得税あるいは大企業、法人税ですね、こういうことがふさわしいのではないかと思います。  それから、大企業に増税すれば逃げていくじゃないかと、企業はね、こういうふうなお話なんですけれど、私たちは応分の負担を求めるということで、例えば、ヨーロッパ並みの課税はしてもいいんじゃないかと。社会保険料、それから税を含めたですね、大企業の負担というのは、むしろヨーロッパに比べて日本の方が低いと、こういうふうな状況にあります。せめてヨーロッパ、例えば、今度25%まで引き下げられますけれども、当面30%でストップをするということ、さらにこの十数年間、引き下げられた部分をもとに戻すというぐらいの増税ですね。ある意味ではもとに戻すということですけれど、その程度であれば、今、提起されている消費税を賄うことはできるんではないかと、そんなふうに考えているんです。  それから、逃げ出すとか逃げ出さないとかということですけれど、今、大企業が海外戦略立てているのは、日本の法人税が高いということではないと思います。幾つかの調査がありますけれど、なぜアジアに進出するのか。1番の理由は、労働者の賃金が安いということ。2番目は消費に近い。つまり経済発展、物が売れるところに大企業は出ていって、工場を建てて、そこでつくりたいと、こういうふうなことが、主な理由になっています。日本の法人税が高いから出ていくんだというのは、やっぱりずっと少ないことがあります。  また、これは今のTPPの問題、池田さんが言われましたね。関税の問題でも、関税が高いから云々、関税を低く下げれば、海外から日本にももっと投資が来るというふうな、そういうふうな幻想もあるんですけれど、そんなことはなくて、今、何で日本に投資されないのかというと、日本の経済は冷え切っていて、国民の購買力はないと、こういうところに今の大企業の世界的な展開というのはあるわけで、やっぱり土台は、国民の所得をふやす、内需を拡大する、そういうふうな政策が今、求められていると。企業もそれで反映できると、そういうふうに私は考えています。 168 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 169 ◯20番(池田利恵君)  御答弁の中にですね、所得税とか、例えば、法人税の性格というものをもうちょっとよく理解していく必要性があるかなというふうに、私はお話を聞いててお伺いさせていただきました。  なぜなら、そこの部分が低いときに、じゃ何であがなうかというところの議論がはっきりしていないと、その論理というのは成り立っていかないんですね、財政というのは、基本的に。で、今、あなたのお話をお伺いすると、その部分はもう未来への借金、国債のような公債を発行するというような考え方でしか、基本的にこの税収の中でね、考えると、結論的には、ちょっとつながっていかないのかなというふうにお伺い、ちょっとしました。  それでですね、今現状はですよ、年金は68歳支給開始というようなレベルまで達してきているわけですよね。やはり、そういう中で、本当にだれもですね、もろ手を挙げて税金払おうとか、増税賛成とかという人って、本当にいらっしゃらないと思うんです。こういった中で非常に苦しい状況の中で、みんなやってきてると思います。  そういう意味では、自民党にしてみてもね、手放しでもちろん賛成してるわけでもないけれども、きちんとその前に行財政改革をやっていく、公務員制度改革を明確にやっていくと。そして、議員定数も、日野市では先駆けて削減していきましたけれども、やっぱり国民の皆さんに理解を得られるような努力をしてから、それからどうだというような形の提言の仕方、要するにぜひ意見書を出すんでしたらですね、まずこれからの社会保障制度の全体像をもうちょっと明らかにせよというような内容こそ、ふさわしいと思うんです。  で、そうじゃなければ、これはとにかく消費税、何でも反対、反対、反対というものの一色なんで、非常に賛同しにくい。その辺のところをもうちょっと、先ほどからみんなに賛同していただけるような内容で、内容でとおっしゃってたんですけども、全くそこの部分の共有がなされていないというところに関してはどのようにお考えですか。 170 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 171 ◯16番(中谷好幸君)  確かに社会保障をどうするのか、社会保障の財源をどうするのかというのは、私は一つの案を言いましたけれど、みんなで議論しなくちゃいけないところだと思います。  先ほど言いましたけれど、日本の国民負担率というのは39%、ドイツが52%ぐらいですか。例えば、ドイツ並みにしようと思ったら、あと30兆ぐらいの財源が必要になってくるわけですよね、負担が必要になってくるわけです。  で、大体30兆ぐらいの財源を確保すれば、ヨーロッパ並みの福祉というのは、私は可能だと思うんですけれど、今の日本の国力の中で、きちんとした、どこでそれを負担するのかというふうな方向性が定まれば、そういう社会は必ず日本でもできるし、それは消費税で社会保障を抑えた上で国民に負担を押しつけるという、これまでのやり方ではなくて、やっぱり必要な社会保障はきちっとやると。そして、その財源については能力に応じて、そして、今、大企業では270兆というような金余りというか、内部留保があるわけです。で、この内部留保は、国内で投資の行き先がなくて、いわゆる投機筋、他の国の国債買ったりいろんなところに流れていって、それが今の世界の経済を混乱させているというところがあると思うんです。  で、過剰な蓄積に対して、きちっとした課税をやっていくということは、日本の、やっぱり安定した持続可能な未来をつくっていくとともに、世界の経済を、やっぱり国民の立場で変えていくと、そういうふうな始点にもなるんではないかと、そういうふうに思っています。  そこまで、世界観まで一致させるという必要はないと思いますが、とりあえずですね、消費税というのは、この経済不況のもとで国民にかぶせるということ、5兆円、しかも2倍にですね。そういうことについては、大方の皆さんの一致ができる。あとの財源どうするのかについても、大いにこれから議論していくということで、一歩としてですね、この意見書には、ぜひ御賛同いただきたいと、こういうふうに思います。 172 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 173 ◯20番(池田利恵君)  最近のですね、昨今、ここのところの新聞及びテレビの消費税増税ということに対する調査が、いろんなものが出ているんですね。ちょっと前であると、昨年でしたか、テレ朝の調査で、増税賛成やむなしということで48%支持、42%不支持というような状況、そして、12月4日の共同通信なんかは、賛成が47.8%、51.4%が反対。毎日新聞では45%賛成、54%反対ということで、非常に拮抗している状況だというふうに思うんです。  とすると、明らかに消費税増税に対する反対、反対、反対という一色ではなくですね、やはり国民自身もみずからが税を納めて、最も影響をこうむると思われる弱者をですね、何とか支える基盤を強化していかなきゃいけないというような、やっぱり気持ちがある程度醸成されているというような状況もあるんじゃないかと思うんですけど、そこに関してはどのようにお考えですか。 174 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 175 ◯16番(中谷好幸君)  消費税増税もやむなしという意見も、やっぱり半分ぐらいがあるわけですね。で、私は、これをもっともっと議論して、どうなのかという国民的な合意をつくっていかなくちゃいけないと思いますけれども、大体大手マスコミというのは、増税といえば、もう消費税と。消費税以外はほとんど考えられないというような論調で来られてますからね。  社会保障が膨れ上がっていく中で、どうすればいいですかと。まあ困るけれど、やむを得ないねという、そういう意見は出てくることだというふうに思います。だからこそ、こういう議会にもですね、正面から消費税の増税の意見書を出してですね、皆さんと一緒に議論しながら、本当に消費税しか負担をするところはないのか、日本の社会保障のあり方、税の負担のあり方は、どういうことがいいのかということは、言われるとおりもっともっと議論しなきゃいけない、そういうふうに思います。  私たちの意見を開陳してですね、ぜひそこら辺までまだ議論詰まってなくても、少なくとも今は打撃になると、庶民にとって大増税になるという1点でですね、ぜひ御賛同いただきたい、こういうふうに思います。 176 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 177 ◯20番(池田利恵君)  今のお話を多々承ったんですけれども、そういう意味であれば、もうちょっと、この中身に対する書き方もきちっと丁寧に的確にですね、今ある問題点をしっかりと抑えていきながら、やはり意見書を出すというような方向性で、少し心を砕いていただきたいなというふうに思われた意見書でありました。  以上です。 178 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 179 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。菅原直志議員。 180 ◯23番(菅原直志君)  先ほど質疑をさせていただきました。この意見書に対して反対の立場で意見を申し上げます。  かねて、小泉首相、反対勢力という言葉を使いました。また、昨今では、河村名古屋の市長さん、または橋下さん、今回の大阪市長、または阿久根市でしょうかね、鹿児島県でも、自分と意見の違うもの、自分と意見が対立するものを、それを批判することで支持を広げてきたというその側面は、それぞれの共通した政治手法だと思います。それに市民は1票を投じてきたのも事実。しかし、その後ですね、起こってきたものは、ちょっと違うなということも、少しずつ私たちは、その経験の中で知ってきたと思っております。多分、中谷議員も、そういう政治手法はいかがなものかという立場ではないかと思います。  しかし、今回の意見書を見るにつけ、同じように自分の意見と違うものを、まずはプラカード的に批判をして、そして、同意を得ようとする。手法としては、同じようなものを私は感じている。まずは、そのことを指摘せざるを得ないと思っております。質疑の中で、同床異夢ではいけないということもお話しさせていただきました。それも同じような意味でございます。  こういう将来にわたる社会保障、または将来にわたる私たちの生活をするには、どのようにすべきか。皆が反対するのは、例えば、これ以上借金をふやすのはやめようという、そういうものであれば、私たちは一致できるんではないかと思います。しかし、特定のものを、しかもさまざまな意見があるものを、一つですね、たった一つだけ取り上げて、これでどうだというやり方は、私はのめるものではありません。内容もさることながら、この手法自体、私はいかがなものかと思っております。  二つの理由で、私は反対いたします。以上です。 181 ◯議長(田原 茂君)  池田利恵議員。 182 ◯20番(池田利恵君)  私も同様に反対の立場で意見を述べさせていただきます。  これ、ちょうどいいあれがあったんですけれども、中学生の税についての作文というのを、ぜひ中谷議員に。これ、中にですね、中学校3年生「日本をつくる」という作文の中で、「「消費税増税」を掲げた党があることをテレビで知った時、私は真っ先に反対しました。近くにいたお父さんにも反対だよね、と聞いたところ意外にも、増税したい気持ちも分かる、という答えが返ってきて、私はとても驚いたことを憶えています」。ちょっと中略して、「その数日後、私は学校で税について習い、とてもビックリしました。予想以上に、税金は自分の身近で深く関わっていたからです」というような、ちょっと抜粋するとお話なんです。  もう一方だけ。とてもいい文章だったんで、途中からになりますけども、やはりこれも中学校3年生、「もし多くの人が「税金なんか払いたくない。」「もっと税金を安くしろ。」と言い税金を払わなかったら、事故や病気になっても病院にも搬送されないし、私たちが勉強に励むこの学校もできなかった。大勢の人々のお金を少しずつ集めて私たち社会は成り立っている」。ちょっと中略ですけども、「また社会問題となっている少子高齢化の問題の一つは社会保障の費用が増えていくこととその費用を負担する働き手が減っていく」という現状だと思うというような作文もございました。  この消費税増税に対する考え方というのは、非常に先ほどもお話ししたように多々あるかと思いますけれども、ただやみくもに反対という形ではなくですね、しっかりと、もうちょっと中身を研さんされていただけたらなというふうに思います。  以上です。 183 ◯議長(田原 茂君)  大塚智和議員。 184 ◯3番(大塚智和君)  公明党として、今回の意見書につきましては反対の立場として意見を述べさせていただきます。  公明党は、消費税等、税の見直しについては、中長期的に取り組み、見直しが必要であるとしております。現状の政府、いわゆる野田内閣は、消費税増税を提案をし、また前回、衆院選で国民に約束したことと真っ向から反する。(「そうだ」と呼ぶ者あり)民主党内もまとまっていない、年金一元化や最低保障年金制度の内容も明らかになっていない。社会保障と税の改革と叫びながら、増税のことばかり先行し社会保障の全体像が示されていない。公明党は、やはり一体化ということで、社会保障と税の一体化、いわゆる車の両輪のごとく改革が大前提であると考えます。
     今回の意見書の中で、消費税の増税計画を直ちに撤回。こうした要求に対する意見に対しては、反対であります。計画は計画として、議論を尽くしていかなければならないと考えます。この意見書にあっては、やはり反対をいたします。  以上です。 185 ◯議長(田原 茂君)  佐藤洋二議員。 186 ◯18番(佐藤洋二君)  それでは、消費税の増税に反対する意見書に賛成の立場で、若干の意見を申し述べます。  ほとんどすべての生活必需品に課税される消費税。まさに悪税であります。失業者や生活保護世帯、年金生活者、母子家庭にも容赦なく課税されます。消費税は、負担能力に応じて、税を負担するという近代税制の原則に真っ向から反する税制で、低所得者ほど重い逆進性の強いものであります。  その消費税を、今、財務省主導で民主党政権は10%に引き上げようとしていますが、消費税の引き上げを持論とする野田首相は、財政再建と称し、現在の5%の課税を10%に引き上げる必要があるとし、まず手始めに8%に、その後、2010年代半ばまでに10%にと2段階で引き上げる構想を打ち出しています。1%の引き上げで約2兆円の税収増が見込まれますから、3%で6兆円、5%なら10兆円の増収が見込まれます。  このことは、それだけ国民の生活が苦しくなるということでもあります。庶民の立場からしますと、現在の経済不振の生活苦の中では、とんでもない負担となります。ただでさえ日々の暮らしに困り、知恵を絞り、経費、生活費削減に努めているのですから、大増税は勘弁してほしいと声高に叫びたい気持ちであります。子どもの教育、住宅ローンの返済など切り詰めにくい経費ばかりです。既に父親、夫の飲食代、交際費は統計的にも大幅に削減されています。  ですから、消費税を上げる前に、不平等な税制はないのか、思い切った国家予算の再編成と歳出削減による財政健全化の方策はないのか、徹底的な追求と議論が必要であります。消費税の増税という結論が先では、社会不安と混乱が避けられません。ギリシャなどがその前例となっているではありませんか。あのような社会的混乱を日本で再現させてはなりません。  かつて消費税が提案されたとき、土井たか子社会党委員長は、消費税が導入されると必ず消費税の増税が出てくると国民に強く訴え、だめなものはだめと消費税導入反対を力強く主張してまいりました。私もだめなものはだめと主張し、本意見書、可決の意見とします。 187 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 188 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 189 ◯議長(田原 茂君)  挙手少数であります。よって議員提出議案第21号の件は、否決されました。 ============================================= 190 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第22号、介護職員処遇改善交付金の継続を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。中野昭人議員。 191 ◯17番(中野昭人君)  議員提出議案第22号です。介護職員処遇改善交付金の継続を求める意見書でございます。  案文は、お手元に配付しているとおりでございます。よろしく御審議ください。 192 ◯議長(田原 茂君)  本件について御意見があれば承ります。古池初美議員。 193 ◯15番(古池初美君)  議員提出議案第22号、介護職員処遇改善交付金の継続を求める意見書に反対の立場で意見を申し上げます。  本交付金については、国の社会保障審議会介護保険部会において、交付金の効果にある程度の評価はあるものの、事業所に一括で交付されることから、実際に働く介護職員に行き渡らないという問題点もあり、効果についての判断が分かれていると感じています。  今後、さらに高齢化が進む中、介護保険制度を支える現場の職員の処遇改善においては、きちっと報酬に組み入れることが必要であると考えます。ただ、報酬が上がれば、必然的に介護保険税の負担にも影響が出ることは懸念されるところです。しかし、一時的な交付金を継続したとしても改善につながるものとは思えません。国庫負担金も加えること、報酬に入れ込むことで、きちっと介護職員に行き渡る改善を行い、介護保険制度を支えるべきと考え、反対の意見といたします。 194 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 195 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 196 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第22号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 197 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第23号、年金削減に反対する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。奥野倫子議員。 198 ◯8番(奥野倫子君)  議員提出議案第23号、年金削減に反対する意見書については、案文につきましては、皆さんのお手元に配付させていただいたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 199 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 200 ◯議長(田原 茂君)  挙手少数であります。よって議員提出議案第23号の件は、否決されました。 ============================================= 201 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第24号、防災会議に女性の視点を取り入れることを求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。窪田知子議員。 202 ◯11番(窪田知子君)  議員提出議案第24号、防災会議に女性の視点を取り入れることを求める意見書でございます。  今回の大きな大地震もございました。ぜひ早急な解決をしていきたいと思っております。案文は、お手元に配付させていただいているとおりです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 203 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第24号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 205 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第25号、高齢者の医療費負担増の見直しを求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。清水登志子議員。 206 ◯9番(清水登志子君)  議員提出議案第25号、高齢者の医療費負担増の見直しを求める意見書でございます。  案文は、お手元に配付したとおりでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 207 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 208 ◯議長(田原 茂君)  挙手少数であります。よって議員提出議案第25号の件は、否決されました。 ============================================= 209 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第26号、放射能汚染の暫定基準値の見直しと、食品の検査体制強化を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。大高哲史議員。 210 ◯1番(大高哲史君)  議員提出議案第26号、放射能汚染の暫定基準値の見直しと、食品の検査体制強化を求める意見書でございます。  案文は、お手元に配付させていただいたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 211 ◯議長(田原 茂君)  本件について御意見があれば承ります。西野正人議員。 212 ◯13番(西野正人君)  この議員提出議案の案件については、反対をさせていただきたいと思います。  大高議員におかれましては、福島第一原発に伴う放射能汚染問題には、精力的に取り組んでいることは承知しております。さきの一般質問におきましても、日野市の職員の作業員の被曝に関しても提言をするなど、真剣さがうかがえるところでございますけれども、いろいろと私たちと意見の合わないところもあるのも事実でございます。質疑の中で一般質問では、とんでもない国発言とかございました。また、これからはホットスポットを探すという探し方の測定をするという発言もあり、市長を何か恫喝しているのかなというような言い方、あったかと思うんですけども、そういうことはそれとして、今回のですね、一連の対応策におきましては、これ、当然、国が行うことは私たちも認識しております。  今回のこの意見書によりますと、食品の検査体制を、特に強化をするということだと思うんですけども、私たち自民クラブにおきましては、外部被曝、放射線量、そういったこともすべて国で行うものであるという考えでおります。そして、国が決めたことに基づきまして、地方自治体も行うということが、私たちの基本線でございます。  以上のことを理由といたしまして、この議案には反対をさせていただきます。以上です。 213 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 214 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 215 ◯議長(田原 茂君)  挙手少数であります。よって議員提出議案第26号の件は、否決されました。 ============================================= 216 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第27号、視覚障がい者からテレビを遠ざけない地上デジタルテレビ放送を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。峯岸弘行議員。 217 ◯2番(峯岸弘行君)  議員提出議案第27号です。視覚障がい者からテレビを遠ざけない地上デジタルテレビ放送を求める意見書です。  議案は、お手元に配付した資料のとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 218 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 219 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第27号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 220 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第28号、第32回オリンピック競技大会及び第16回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。梅田俊幸議員。 221 ◯21番(梅田俊幸君)  議員提出議案第28号、第32回オリンピック競技大会及び第16回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議でございます。  案文につきましては、配付しましたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 222 ◯議長(田原 茂君)  本件について御意見があれば承ります。中野昭人議員。 223 ◯17番(中野昭人君)  第32回オリンピック競技大会及び第16回パラリンピック競技大会東京招致に関する決議案について、反対の立場から、以下3点意見を申し上げます。  第1は、現時点でこの動きは民意に背くものだということです。都に寄せられた都民の声は、420件のうち招致反対は82%に達しています。朝日新聞の世論調査でも8割が反対。また、日経ビジネス、インターネット版読者の調査でも、7割が招致に否定的です。東京都が持ち出した日本世論調査会の調査ですら、都民の賛成は5割にとどまっているという状況になっています。  第2には、多数の都民の声は、五輪より今は、オリンピックより今は復興、防災だということであります。実際、東京都に寄せられた多くの声は、東北の復興、防災対策こそ優先すべき、原発事故、放射能汚染が深刻で招致すべきではない、税金はオリンピックではなく、都民の福祉の向上のために有効に使ってほしいなどというものであります。今、国や東京都がなすべきことは、何よりも復興と放射能除染に総力を挙げることではないでしょうか。  第3には、都知事が前回の招致に失敗した際に、記者会見などで発言した中身についてであります。裏の裏の裏がある。どろどろしている招致運動と述べ、さらに、大きな利権があって、そのことを知らなかったから戦いに勝てない。きれいごとでは勝てないとまで述べられました。こんな思惑、発想で招致運動をされるということはあってはならないこと。ましてや、東京都民の税金が使われるなどということはあってはならないことであります。スポーツ基本法にもオリンピック憲章の精神にも真っ向反する、また汚すものだと言わざるを得ません。  以上の立場から、反対の意見を申し上げるものであります。 224 ◯議長(田原 茂君)  佐藤洋二議員。 225 ◯18番(佐藤洋二君)  本決議に対する意見を述べます。結論は最後に申し述べたいと思います。  国際オリンピック委員会は、2020年五輪に東京、ローマ、マドリード、イスタンブール、ドーハ──これはカタールというところですね。バクー──アゼルバイジャンというところなんですが、この6都市が立候補したと発表いたしました。開催地を決める再来年9月のIOC総会に向けた戦いが始まりました。  東京は16年大会の招致で、開催計画は高い評価を受けながら、南米初を訴えたリオデジャネイロに敗れました。今回、絶対的な本命は見られないそうですが、中東で初めて、イスラム圏で初を掲げるライバルがいるとのことでございますけれども、また、2018年冬季五輪が韓国に決まっていることから、東アジアで冬と夏の五輪が続くことへの抵抗感も予想されているということであります。  前回の招致では、149億円の招致費の3分の2を東京都が負担をいたしました。国内の機運を盛り上げるのに84億の予算を費やしましたけれども、支持率アップにつながったかは疑わしいものでした。また、IOC用につくった10分間のPR映像の製作費に5億円もかかったことは、都議会でも問題になりました。
     開催地選びは、IOC委員の無記名投票で決まるそうであります。計画の優劣に加え、委員との人脈が物を言います。前回の招致失敗は、スポーツ界の外交力の弱さが響いたと言われています。国際的なスポーツ界のネットワークを太くし、アスリートとともに国内世論を呼び起こす内外への発信力が求められております。これらがうまく結合できるとすれば、20年五輪の招致国の可能性はあると思います。  しかし、日本国内の関心は、それほど高くないのではないでしょうか。東日本大震災と原発事故からの復旧は、いまだに道半ばというより、始まったばかりです。石原慎太郎知事は、それではと強気に復興五輪を掲げているものの、今は五輪招致まで頭が回らないのが、国民の大半でないでしょうか。なでしこジャパンの世界一は感動を呼びましたが、やってくる保証がない9年後の五輪は、共感しづらいのではないでしょうか。何より肝心の都民がもう一度やってみようとする盛り上がりが見られません。  しかし、千載一遇という例えもあります。チャンスはそうそうめぐってくるものでもありません。もし開催招致が決まることにより、被災地の皆様の復興に少しでも役立つものならば、招致にあえて目くじらを立てるものではありませんが、もろ手を挙げて賛成というわけにはいきません。社民党の国会でのオリンピック招致の複雑な意思表示もありましたので、本決議に、社民党としましては消極的な賛成の意思表示をするものであります。  以上です。 226 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 227 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 228 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第28号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 229 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第29号、APECでの拙速なTPP交渉参加表明に抗議する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。池田利恵議員。 230 ◯20番(池田利恵君)  議員提出議案第29号、APECでの拙速なTPP交渉参加表明に抗議する意見書でございます。  案文は、お手元のとおりです。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 231 ◯議長(田原 茂君)  本件について御意見があれば承ります。奥野倫子議員。 232 ◯8番(奥野倫子君)  日本共産党会派を代表いたしまして、意見を述べさせていただきます。  野田首相は11月のAPEC首脳会議で、日本列島に広がった反対の世論と運動に耳をかさず、国民へのまともな説明もないまま、TPP参加方針を表明しました。ぎりぎりまで方針を隠し、国会での議論からも逃げたまま、やみくもに事を進めることは、民主主義を文字どおりじゅうりんする暴挙であります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)我が党は、この暴挙に強く抗議し参加方針の撤回を強く求めています。この立場から、本意見書案には賛成とさせていただきます。  TPPに参加すれば、ゼロ関税とされ、関税自主権を奪われるだけでなく、アメリカから見て、非関税障壁とされるあらゆる国内制度の撤廃が求められます。アメリカのねらいは、アメリカの多国籍企業が何の制約も受けずに、日本への輸出を行い、日本で企業活動を行えるようにすることにあります。  例えば、韓国では既にISD条項を組み込んだアメリカとの間の2国間FTAが締結されています。このISD条項のために、韓国政府は、アメリカ企業から訴訟を起こされて、次々と裁判に負け、何億円と損害賠償請求をされています。これを日本に当てはめると、アメリカの医療損保会社が日本の皆保険制度のためにもうけ損なった、その損害分を賠償せよと要求されることが予測されます。こういった事態を回避するには、皆保険制度を廃止するしかないという事態に追い込まれていきます。  TPPが自由貿易協定である以上、TPPとFTAでルールが違うことは、自由貿易の支障となるという理由からのISD条項の組み込み要求に対し、日本のみISD条項を外せという主張が通用するわけがありません。  TPP参加への道を進もうとすれば、まずアメリカとの事前協議が必要となるわけですが、農林水産物の全面自由化だけでなく、食の安全の規制緩和、混合診療の全面解禁などが、必ずや突きつけられることになるでしょう。TPPは、アメリカの経済ルールを日本に持ち込み、押しつけるものであり、アメリカの多国籍企業による日本の経済主権の全面的なじゅうりんにほかなりません。食と農への壊滅的打撃を初め、被害は国民生活のあらゆる分野に及ぶことになります。文字どおり、日本を丸ごと売り渡す亡国の政治を絶対に許すわけにはいきません。  アメリカは、TPPを通じて、アジアでの経済覇権主義を露骨に追求しており、この道に日本をゆだねることに未来はありません。小規模分散型の農業を含め、さまざまな分野で共通性があるアジア諸国が、互いの経済主権、食料主権を尊重し合い、平等互恵でともに栄える経済圏を、アジア自身の手でつくる方向にこそ、未来があります。この間、TPP参加阻止の1点で、全国農業協同組合中央会など農林水産業、日本医師会など医療分野、全国町村会など自治体分野を含め、広大な統一戦線が築かれつつあります。  先日の日野市立病院開設50周年記念式典でも、日野市医師会長の森久保先生から、TPPは医療を滅ぼすだけではなく国そのものを滅ぼしますという発言がありました。  日本共産党は、この国民的共同の一翼を担うとともに、それを発展させるためにあらゆる知恵と力を尽くし奮闘する決意を表明するとともに、本意見書案につきましては、TPP締結に反対する立場から賛成させていただきます。  以上です。 233 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 234 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 235 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第29号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 236 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第30号、八ッ場ダム建設事業の早期完成を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。西野正人議員。     〔13番議員 登壇〕 237 ◯13番(西野正人君)  議員提出議案第30号、八ッ場ダム建設事業の早期完成を求める意見書でございます。  案文は、お手元に配付させていただいたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 238 ◯議長(田原 茂君)  これより質疑に入ります。中谷好幸議員。 239 ◯16番(中谷好幸君)  西野議員には御苦労さまでございます。八ッ場ダムの建設事業について十分勉強しているわけでありませんので、ぜひ教えていただきたいと、こういうことです。  この意見書に書いてありますように、八ッ場ダムの建設が洪水調整や新規利水、流水の正常な機能の維持等の総合的な再評価の結果として最も有利であるということが国から示されましたということが言われています。国土交通省関東地方整備局が先月、八ッ場ダム建設事業の検証に係る検討という、ちょっと全部打ち出せませんでしたが、370ページからの大きな報告書を出しております。  それで、そういう点も踏まえてですね、幾つか質問させていただきたいんですが、一つはですね、この意見書に、利根川水系の供給能力は、当初の計画と比較して既に2割減少していることからも、ダムを建設し都民の水源を守ることが必要不可欠だから、八ッ場ダム必要だと、こういうふうに1点言われているんですけれど、この点について伺いたいんですが、現在のですね、都水道の1日最大配水量、それから、確保している保有水源というのは、現状はどうなっているかということが1点ですね。つまり大変になって、足りなくなると言っておられるんですが、現状は、1日最大配水量と保有水源との関係はどうなっているのか。  もう一つは、東京都の水事業は、現状、ふえているのか減っているのか、その点について認識をお聞きしたいと思います。 240 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 241 ◯13番(西野正人君)  東京都の1日の水道使用量ですけども、私が記憶しているのは、1日680万立方かなと、たしか、ちょっとこの資料内にあるんですけども。それでですね、2割減少しているということで、本来ならば、これから冬に向かいまして山でたくさん雪が降って、春に解けて水がふえると、ダムにたまるということなんですけども、現在、降水量が、降雪も大分減っているということで、統計で2割減少しているということだと思います。  そして、現状なんですけども、バブル以降ですね、工場等も少なくなりまして、現状では使用量はふえてないということだと思います。  そしてですね、これ八ッ場ダムに関しましては、1都5県ですか、一番多いのがですね、飲料水よりも農業用水ということだと思います。そういったことで、農業用水確保のためにも、この事業は進めなければいけないと思っております。  以上でよろしいでしょうか。 242 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 243 ◯16番(中谷好幸君)  東京都の水道概要というのがあります。それによればですね、21年7月15日、夏場一番たくさん水を使う時点で、1日の最大配水量が487万トンと、こういうふうに言っています。それから、保有水源としては630万トン、1日当たりですね。ですから、最大利用する日の配水量よりもはるかに大きい保有水源を確保しているという、こういうふうな東京都の広報といいますか、水道概要には出ています。  今、680万トンと言われたのは、保有水源のことで、この水道概要によれば630万トンとなっているんですが、実際には地下水源などもあって、680万トンぐらいの配水量があるという現状。これが、都の公式な発表だというふうに、私は理解します。  それから、東京都の水道の利用の状況なんですけれど、これは、この十数年間ですね、1992年の612万トンが最高で、どんどん減り続けて、現状は487万トン。今言ったような平成21年の7月18日。大体100万トン以上、毎年ずっと減り続けてきたと、こういうふうな状況にあると思います。  今、東京都が八ッ場ダム、必要だといっているのは、10年に一度渇水が起きれば、570万トンから590万トンまで保有水源が減るだろうというような、つまり渇水、雨が降らないようなときが起きたときにね、いうふうなことが言われているわけですけれど、実際には、もう400万トン台まで減っているわけですから、それでも、ここで言われているような都民の水源を守れるかどうかという点では、私は十分余裕の状況にあるのではないかというふうに思うんです。  この点について、もし御意見があればお聞かせいただきたいと思います。 244 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 245 ◯13番(西野正人君)  私が今、考えているのは、東京都の渇水安全率、これはたしか5年に1回渇水が起こると。ほかのところと比べますと、まあ5年に1回というところもあるんですけれども、10年に1回の渇水率で渇水をするという地区もあります。そしてですね、地域として見ると、東京大都市圏また四国地方、これが結構多いという状況は認識しております。  ただ、これ東京都だけの問題ではございませんので、1都5県、これ、総合的な判断もなされているところですので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 246 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 247 ◯16番(中谷好幸君)  水源については、将来いろいろ考えなくちゃいけないと思いますが、大きくは、やっぱり地産地消といいますかね、特に多摩地域などでは、地下水などの利用、工場用水などの利用が少なくなっておりますからね、もっと活用できると思いますし、万が一のときなどについてもですね、遠いところにダムをつくると莫大なお金をかけると、そういうふうな状況ではないというふうに思います。  それで、次の質問に移りたいと思います。  この意見書の中で、ことしは非常に豪雨だとか東日本大震災だとか、こういうことが起きて、やっぱり100年、200年に一度の災害に備えるためにも、ダムの建設は必要なんだと、こういうふうなことが述べられております。  で、この11月に国土交通省関東地方整備局の出された検討などを見ますと、100年、200年に一度の洪水については検討されているんですけれど、例えば、ここに意見書に書かれてあります地震への対応ですね、あるいは300年前に、この上流の浅間山が噴火して吾妻峡、このダムが流れているところに火砕流が押し寄せたとかいうようなこともあるんですけれども、それから、地震のことを考えると、住民が避難をする代替地ですね、これ、高く土を盛って代替地をつくられているわけですけれど、こういうことに対する検証というのは、東日本大震災の経過など踏まえてですね、やられておりますでしょうか。この検証、検討について言えば、洪水のことは検討されておりますけれど、ほかのことは検討されてないように思うんですが、その点はいかがですか。 248 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 249 ◯13番(西野正人君)  私も、先ほど中谷議員がおっしゃったとおりに、これ370ページに及ぶものですので、ちょっと読み切れなかったということで、その辺は把握しておりませんけども、実際ですね、地震、また吾妻渓谷、これすごくきれいなとこなんですけども、そういったところの自然が破壊されるんじゃないかということも言われております。  そういう中で、このダムの意味というものは、下流域に大変重要なダムだと思っております。と申しますのは、たくさん水が流れますと、荒川水系につきましては、堤防がございますね、両側に。で、堤外から堤内に堤防の下を通ってしまって、水があふれ出てしまうと。そのようなこともございます。  先ほどおっしゃった高く盛ったとこはどうだという話なんですけども、私もあそこは何回か見ております。そういう中で私は、正確な何の根拠もないんですけど、見た目では大丈夫じゃないのかなと。そういうことはしっかり国交省もやってるんじゃないかと思います。  またですね、川原湯温泉に行ってまいりました、2年前ですか。その中での、やっぱり住民の御意見といたしましては、エレベーターがあるんだけど、直せないと。もう2年後に、要は移転をしなきゃならない。旅館はもうぼろぼろだと。しかしながら、直すことができない。お客は減るということで、たしかことし初めごろですか、ある温泉旅館さんは、あきらめて旅館を閉じて閉店してしまったということもございます。移転する数については400ぐらいはあるんですけれども、そういう人のためにも、ぜひですね、地元の人のためにも、これは八ッ場ダムは、早急に着工していただきたいと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。 250 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 251 ◯16番(中谷好幸君)  意見書にはね、東日本大震災の経験などから、災害から国民の生命財産を守るということが大事だと。100年、200年に一度の災害にどう対応するのかと、こういう心構えが大事だというふうに言われているんですけれど、見たところ、多分、根拠はないけど大丈夫だろうというようなトーンではね、ちょっと困ると思うんですよね。  それは、西野さんの考えですが、この検証には、検討内容には、そういう問題については触れられていませんよね。対象として、やっぱり洪水調整の観点からの検討、有効かどうかということのみの報告書になっております。  そういう点からもね、本当に東日本大震災の教訓を踏まえるならば、多分大丈夫だろうとか、そういうことではなくて、浅間山の噴火なども繰り返し行われるわけだけれども、そういうことに対して対応はどうなのか、直下型地震に対して土を積み上げた代替地で大丈夫なのかというような検証をですね、改めて地震の教訓を踏まえてやらなければならないのではないかと、そういう点ではですね、この検討結果というのは、非常に一面的ではないかと、そういうふうに思います。  最後の質問にしたいと思うんですけれど、それで、一番中心的な検討が洪水被害、つまり治水に有効ということが書かれています。で、会計検査院は、かねてからですね、国土交通省がダム事業で費用対効果を分析するときにですね、洪水の想定被害が過大な見込みがあると。実態がかけ離れているのではないか。これは平成22年12月の指摘ですけれど、こういうふうな指摘をしています。  で、今度の八ッ場ダムの被害想定などは、かなり過大な想定になっているということは、新聞などでも報道されているところです。この点についてですね、西野さんは、どういうふうな御見解をお持ちでしょうか。 252 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 253 ◯13番(西野正人君)  この八ッ場ダム建設におきましては、課題も多々あるということでございます。2008年ですか、そのころから見直しも少し行われて、大分費用も削減されているのかなと思うところでございますけれども、ちょっと答弁にならないかもしれませんけども、下流域で、たしか最大被害30兆円ぐらいに及ぶのかなという話もございますし、それによって被害者、被災者というんですか、洪水による被害者においては、400万人も想定されるということでございます。  費用対効果というものについては、資料があるんですけども、ちょっと今、見つからないんですけども、実際は、もう今、やめるよりかは、もうつくった方が効果は大きいということでございますので、御理解願いたいと思います。 254 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 255 ◯16番(中谷好幸君)  この東京新聞のですね、指摘なんですけれど、ダム建設を中止した場合、利根川本流と江戸川で起こる50年に一度の確率で起きるですね、洪水を含めた被害想定額を、年平均で4,820億円というふうにはじき出しています。しかし、確かに過去に水害は起こっているんですけれども、実際の過去の49年間の被害を計算すると、年平均179億円で27倍も水増しした想定になっていると。  で、この検証の一番最初に費用対効果のところに、ブロックを分けて、この被害想定というのは、ここで決壊した場合を想定してますよというんですけれど、利根川本川と江戸川本川の何カ所かで、一番被害が大きくなるところを想定しているんだけども、過去49年間で利根川と江戸川の本川で堤防が決壊したということは一度もないんですよね。あったのは、支流での浸水、洪水の被害になっているんですね。  しかも、このシミュレーションというのは、上流で堤防が決壊して、かつ下流でも決壊すると、こういうことはあり得ないけど、上流で決壊すれば水の勢いはなくなって、下流では決壊、起こらないんだけれども、そういうことまでしてですね、被害想定を極めて大きくはじき出していると、こういうふうな指摘をし、それから、このことについては、日本共産党の塩川衆議院議員が政府にも確認してるんだけれども、事実上、そういうふうな想定を認めておられるんですよね。  こういうふうな実態。せっかくここまでつくったのだから、つくる方がまだいいと、そんな乱暴なこの検証結果にはなってないんですけれど、しかし、こういうふうな被害想定を、やっぱりきちっと出してですね、幾らこれからお金、かかるのかというようなことも含めた、やっぱり検証をやるべきではないかと思うんですけれど、そういうふうな点ではいかがでしょうか。 256 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 257 ◯13番(西野正人君)  そうですね。まあおっしゃるとおりかもしれませんけども、もう出てますので、ここに。さっきおっしゃった幾つかの点については、不備があるんでしょうけれども、実際ですね、これ、自民党がつくったわけじゃないんですよね。民主党政権さんが、これは検証にかかわる検討をしてくださいと出したものが返ってきたんですよね。自民党としては進めたいんです。で、この内容については、私ももっと勉強はするべきだと思いますけれども、実際ですね、民主党さんには、もう少し、とりわけですね、いろんな形で検討していただきたいと思いますね、これは政府ですからね。  まあ一応そういうことで、御理解願いたいと思います。 258 ◯議長(田原 茂君)  中谷好幸議員。 259 ◯16番(中谷好幸君)  民主党のせいにしないで、税金の使い方については大変厳しいですね、いつも御指摘をされる西野さんですから、ぜひですね、民主党であろうと、みずからの立場であろうと、やっぱりきちっとした検証が必要なのではないかというふうに思います。  で、私、このあれを読んでね、ちょっと笑ってしまったというか、のがあるんですよ。ちょっと参考にしてほしいんですけれど、流水の正常な機能の維持に関する便益の検討というのをやられているんですよね。で、どういう検討かというと、ダムをつくって吾妻峡に流れている水というのは、渇水期とそのときと流れ──流量が違うわけですよね。で、水が一定量で流れると景観がよくなると。その景観がよくなった便益、あなたは幾ら払いますかというアンケートをとって、幾らというやつを集計して、これだけでも50年間で130億の便益になると。ダムをつくると景観がよくなって、そして、そういうふうな費用便益があるなんて、こういう計算されているんですね。  しかも、648通、アンケート用紙、返ってきたんだけど、有効回答数が280。つまりそのほかは抵抗といいますかね、こんなくだらないアンケートに答えられるかというような抗議なんか返ってきて、数えられないようなアンケートは省いて、幾らぐらいだったら払ってもいいというやつだけ集計して、この景観の便益を計算して、これらも含めて費用対効果があると、こういうふうな報告書になっているんでね、ちょっと笑ってしまったんですが、やっぱりね、今、公共事業のあり方、私は先ほど小さな政府、大きな政府の話をしましたけれど、どんどん削ればいいという立場ではありません。  しかし、むだな公共事業は、経済成長にはつながらないということは、既にバブル崩壊以後の過大な公共事業の中ではっきりしているわけですから、どういうふうな公共投資であれば、本当に未来につながるのかというようなところも含めてですね、十分な検討が必要なんではないかなと、そんなふうにも思います。  さっき、民主党の政権がつくった報告書だと言われましたけれど、これは国交省がつくった、各関係自治体と協議しながらつくった報告書で、民主党の議員さんも多く反対されているんですよね。  ですから、私は民主党がどうだこうだということではなくて、この国土交通省が引き続きやりたいということに対して、地方議会としてもですね、きちっとしたチェックが必要なんではないかというふうに思うんですけど、その点だけ最後に質問したいと思います。 260 ◯議長(田原 茂君)  西野正人議員。 261 ◯13番(西野正人君)  地方議会でのチェックが必要だということでございますけれども、地方議会としては、このことは真剣によく考えなければならないと思っております。  先ほど中谷議員がおっしゃってたのは、この同じ資料だと思うんですけども、私もこれはちょっといろいろな観点で、そこの部分だけは、ちょっとコピーというかプリントアウトしてきたんですけども、今後ですね、こういった大きな公共事業については、地域の投票も必要だとは思うんですけども、今回の大震災にかかわる津波におきましても、コンクリートが人の命を助けるということもございますので、考え方の違いはあるとは思いますけれども、ぜひとも賛成していただきたいと思います。  以上です。 262 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    263 ◯議長(田原 茂君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中谷好幸議員。 264 ◯16番(中谷好幸君)  私は、コンクリートを否定するものではありません。そういうふうな公共投資が、本当に国民の幸せにつながるかどうかということについてね、厳しいチェックが必要だと思います。国土交通省が出した検討報告書というのはね、極めて私はずさんなものだというふうに思います。  それからもう一つ、多摩地域でですね、この八ッ場ダムについては、幾つかの議会で反対、見直しの意見書が出ております。その観点はですね、八ッ場ダムができて、水源確保というようなことになると、現在、水道水として飲んでいるおいしい地下水、日野市でも地下水が使われておりますけれども、ダムの水に切りかえていくんではないかと、逆に。高いお金を払うわけだから、もっと日野市にも使ってほしいみたいなことになってくるんではないかと。三多摩の自治体にそういうことが迫られるんではないかというような危惧の意見も含めてですね、幾つもの自治体で、多摩地域では八ッ場ダムに反対する意見書が出されております。  ぜひですね、そういうふうな将来のことの水道のあり方なども含めてですね、こういう乱暴な八ッ場ダム建設の早期完成を求める意見書、そういう動きに対しては、議会としては理性的な判断を下すべきだということを強く主張したいと、反対の意見とさせていただきます。 265 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 266 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 267 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第30号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 268 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第31号、サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。古賀壮志議員。 269 ◯5番(古賀壮志君)  議員提出議案第31号、サイバー攻撃・情報保全対策に関する意見書でございます。  案文は、お手元に配付させていただいたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 270 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第31号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 272 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第32号、原子力発電所の警備に関する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。奥住匡人議員。 273 ◯4番(奥住匡人君)  議員提出議案第32号、原子力発電所の警備に関する意見書でございます。  案文の方は、お手元に配付させていただいたとおりでございます。慎重御審議のほどよろしくお願いいたします。 274 ◯議長(田原 茂君)  本件について御意見があれば承ります。清水登志子議員。 275 ◯9番(清水登志子君)  議員提出議案第32号、原子力発電所の警備に関する意見書について、日本共産党市議団を代表して、反対の立場から意見を述べます。  本意見書はテロ攻撃に備えて、原発の警備の強化を求めるとしています。しかし、福島第一原発事故では、津波の被害だけでなくて、送電線の鉄塔が倒れて電源を消失したことも致命傷になりました。テロから原発を守るといった場合に、延長数百キロにも及ぶ膨大な数の送電線の鉄塔すべてに警備のための自衛隊や警察を配備するというのでしょうか。また、それ以前の問題として、例えば、東海沖地震の震源域の真上にある浜岡原発や活断層が敷地内に確認された青森県の東通原発のような危険な原発を守ることが、果たして可能なのでしょうか。  現在の世界中の技術を集めても、安全な原発などつくり得ないこと。また、一度事故が起こったら、それを食いとめることすらも不可能であることは、福島原発事故を見れば明らかです。私たちが向かうべき方向は、警備の強化ということではなくて、むしろ原発そのものをなくしていく方向ではないでしょうか。  よって、議員提出議案第32号、原子力発電所の警備に関する意見書に反対を表明いたします。 276 ◯議長(田原 茂君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 277 ◯議長(田原 茂君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 278 ◯議長(田原 茂君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第32号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 279 ◯議長(田原 茂君)  これより議員提出議案第33号、障害者総合福祉法(仮称)の早期制定を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。奥野倫子議員。 280 ◯8番(奥野倫子君)  議員提出議案第33号につきましては、健康福祉委員会の陳情を採択させていただきまして、その内容に沿って上程させていただいたものでございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 281 ◯議長(田原 茂君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 282 ◯議長(田原 茂君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第33号の件は、原案のとおり可決されました。 ============================================= 283 ◯議長(田原 茂君)  本日の日程はすべて終わりました。  これをもって平成23年第4回日野市議会定例会を閉会いたします。                                     午後3時18分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...