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平成21年第4回定例会(第6日) 名簿 開催日: 2009-12-09
平成21年第4回定例会(第6日) 本文 開催日: 2009-12-09

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  1. 日野市議会 2009-12-09
    平成21年第4回定例会(第6日) 本文 開催日: 2009-12-09


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時11分 開議 ◯議長(秋山 薫君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員23名であります。 ============================================= 2 ◯議長(秋山 薫君)  これより日程第1、一般質問を行います。  一般質問21の1、日野市の農業保全についての通告質問者奥住匡人議員の質問を許します。      〔7番議員 登壇〕 3 ◯7番(奥住匡人君)  おはようございます。通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。自民クラブ奥住匡人です。本日は、4月の補欠選挙で当選して以来、初めての一般質問ということで、新たな気持ちで迎えさせていただいております。手嶋精一郎元議長の意思をしっかりと引き継いで、百草、落川、そして、このふるさと日野の発展に取り組んでまいりたいと思います。  平成10年、全国に先駆けて農業基本条例が制定をされ、日野市は農業支援に積極的に取り組んできました。本年3月議会におきまして、日野市みんなですすめる食育条例が制定もされております。農業経営にあたっては、後継者問題、農地の有効活用、農地の税制など、問題が山積をしております。本日は日野市の現在までの農業保全への取り組み、今後の農業振興への具体的な取り組みを聞いた後、今後の農業の活性化、農業を継続して行える環境づくり、農業の可能性について進めてまいりたいと思います。それでは、まず日野市の農業保全について、日野市の御見解を伺いたいと思います。 4 ◯議長(秋山 薫君)  答弁を求めます。まちづくり部長。 5 ◯まちづくり部長関田和男君)  日野市の農地保全における取り組み状況についての御質問でございます。  日野市では、先ほど議員からもお話がありましたとおり平成10年、全国に先駆けまして農業基本条例を制定後、平成9年に策定しております第1次農業振興計画計画期間を前倒しいたしまして、平成16年度に第2次農業振興計画計画期間は16年度から25年度となっておりますけれども、それと前期の5年、16年度から20年度の指針となりますアクションプランを策定し、農業振興に努めてまいりました。このアクションプランで実施した事業につきましては、学校給食地元野菜等供給事業や日野産大豆栽培支援事業をはじめ農産物即売補助事業農産物直売所運営補助事業など、地場産野菜の積極的な利用を図り、地産地消を推進してきたほか、農業者の後継者不足担い手不足の対策といたしまして、援農市民養成講座として農の学校を開校し、援農ボランティアを養成し、経営改善事業といたしましては、認定農業者制度体験型市民農園の開設を行うと、先進的な事業として他市からも注目されるさまざまな農業振興施策を実施してきております。また、農地保全に関しましては、平成14年5月に策定いたしました日野市生産緑地地区追加指定に関する基本方針指定基準に基づきまして、市内農地の保全、良好な営農環境の拡充を図るため生産緑地地区の追加指定を毎年積極的に行った結果、生産緑地面積につきましては、平成10年度の131ヘクタールと比較し、平成20年度は132ヘクタールと、都内の生産緑地面積が減少していく中でも1ヘクタールではございますけれども、ふえている状況でございます。  以上でございます。 6 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 7 ◯7番(奥住匡人君)  平成16年の第2次農業振興計画のもと現在、後期アクションプランの策定が行われているところだという御答弁をいただきました。それでは、今後の農地保全に向けた市の考え方を伺います。 8 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 9 ◯まちづくり部長関田和男君)  今後の農地の保全に向けた市の考え方についてでございます。現在、都市農地の保全をさらに推進していくために、第2次農業振興計画後期アクションプランを策定中でございます。前期5年のアクションプランの実施状況について検証を行い、農業基本条例で市長の附属機関として位置づけております農業懇談会や日野市農業委員会等からも意見をいただいております。また、9月に素案についてパブリックコメントを実施し、意見の集約等行っております。まもなくまとまる予定となっております。後期アクションプランでは、安定的な農業経営を進めていく認定農業者や環境に配慮した農業を行うエコファーマーへの支援の充実、体験や交流を主としたファーマーズセンター農業公園の設置、農商工連携によります農産物の加工、商品化と、農産物のブランド化などを取り入れております。また、平成20年に策定しております日野市食育推進計画の中で定めました農業関連施策を新たに加え、安心して農業を継続できるような環境づくりのための施策を盛り込んでおります。今後も日野で安心して農業を継続できるような施策を取り入れていきたいというふうに考えているところでございます。また、昨年10月に市街化区域内に農地を持つ都内38区市町が参加しまして、都市農地保全推進自治体協議会を設立し、国土交通省や農林水産省に多面的な機能を持ちます都市農地の必要性を訴え、都市農地の保全に向けた法改正の要望を行ってきているところでございます。また、本年5月には、都市農業の先進市として日野市長が、この協議会の副会長に就任いたしまして、10月には都庁大ホールにて、都市農地保全自治体フォーラムを開催、都市農地保全に関する決議宣言を行っております。今後も、この協議会を通じまして、都市農地の保全、都市農業の振興に向けた要請活動を積極的に展開していく予定でございます。  以上でございます。 10 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 11 ◯7番(奥住匡人君)  それでは、今後の農業振興への具体的な取り組み、東光寺上の農あるまちづくりファーマーズセンターについての現況をお伺いいたします。
    12 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 13 ◯まちづくり部長関田和男君)  東光寺上の農あるまちづくりの現状についてでございます。  東光寺上地区につきましては、平成5年から始まりました東光寺上第1、第2土地区画整理事業の計画にファーマーズセンターの設置、平成6年に策定しております農のあるまちづくり計画につきましては、農業公園の設置が盛り込まれているなど、農業、農地を生かしたまちづくりが行われている地区でございます。また、平成10年には、東光寺上地区地区計画を策定いたしまして、地区内に農住共存地区を設定し、健全な市街地形成の整備と緑豊かな生活空間の創造を図り、農住共存を目指す良好な環境づくりを進めているところでございます。現在も援農市民養成講座「農の学校」、援農の会研修農園七ツ塚西市民農園ブルーベリー摘み取り園などが点在し、日野の農業の発信拠点としてふさわしい地区となっております。今年度、東京都の農業・農地を活かしたまちづくりガイドラインなどに基づきまして、都市と農業・農地が共生するまちづくりプランを策定する団体に東光寺上地区のプランを策定する日野市が西東京市とともに認定され、都民の暮らしが潤う東京農業推進事業補助金を受けることとなっております。これにより、本年7月に地元住民、公募市民、地元農業者など20人で構成します東光寺上地区農あるまちづくり協議会を設立し、現在までに4回の協議会を開催し、東光寺上地区都市と農業が共生するまちづくりモデルプランを、今年度中の策定を目指しまして協議を現在行っているところでございます。このプランには東光寺上地区を日野の農業の発信拠点としていくためのソフト事業ハード事業の一つとして、農業の体験機能を持たせた農業公園、住民と農業者の交流や農業の歴史を学ぶことが可能となりますファーマーズセンターにつきましても、設置計画に位置づけることとしております。来年度以降につきましては、プランに基づく施設等の整備について、東京都の農業・農地を活かしたまちづくり事業補助金、これは補助率が4分の3で4年間でございますけれども、それを活用いたしまして、平成25年度までに整備を行っていく予定としているところでございます。 14 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 15 ◯7番(奥住匡人君)  日野市の農業発信拠点としての東光寺上地区、ファーマーズセンターの整備を進めていく中で、地元自治会周辺住民、そして、御利用者の御意見が反映され、使い勝手のよい施設がつくられることを要望いたします。昨年12月周辺住民による七ツ塚自治会から、コミュニティー施設設置を求める要望が6月議会で採択がされました。自治会から堆肥場の件で要望があるように聞いておりますが、意見の掌握はどのようにされているのでしょうか。御答弁をいただきたいと思います。 16 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 17 ◯まちづくり部長関田和男君)  七ツ塚自治会から出ている要望についてでございます。今、議員からもお話がありましたとおり、七ツ塚自治会、約300世帯ございます。この要望といたしまして、平成20年12月に七ツ塚公園内にコミュニティー施設の設置を要望する陳情が議会に出され、ことしの6月の議会で採択されたところでございます。現在、七ツ塚自治会の代表も、この協議会のメンバーとなっており、東光寺上地区の農あるまちづくり協議会の中でも、御意見、御要望いただいているところでございます。引き続き可能な範囲で、このプランに反映できるよう協議を進めていく予定でございます。  以上でございます。 18 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 19 ◯7番(奥住匡人君)  しっかりと地域住民の意見を聞き、整備を進めていただきたいと思います。  それでは次に、農業支援の一環として、ファーマーズセンター内に加工施設を入れてほしいとの要望があります。農家の方々から形崩れの農作物は廃棄処分にしなければならない。農作物を加工品として出すのが夢とも伺いました。農作物の付加価値をつけるためには、農作物が加工できるような施設ができないか。市の見解を伺いたいと思います。 20 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 21 ◯まちづくり部長関田和男君)  農作物が加工できるような施設の設置ということでございます。農業振興策の一つといたしまして、ファーストトマトのような農産物のブランド化や、ブルーベリーエールや百草のジェラートアイスに見られる加工品の開発により高い付加価値をつけることにより、農業経営の安定、改善化が挙げられます。現在、市では農業者の創意工夫や経営の安定化を支援する目的で、魅力ある都市農業育成対策事業の補助金を活用したイチゴやトマトのたる栽培の新たな生産事業、日野産農産物を使ったレシピを考案し直売所などで試食会を行っている女性農業者の会、みちくさ会による商品開発事業。先の9月議会で補正予算として認めていただきました東光寺大根の復活・復旧事業など、日野産農産物の付加価値が高まるような展開を行っており、商品化に向けた加工施設の設置の可能性についても、調査研究し支援してまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 23 ◯7番(奥住匡人君)  魅力ある農業経営を行う上でも、東光寺大根の漬物、ブルーベリーのジャム、ケチャップ等の加工品を日野ブランドとして売りに出せたらと思います。先日、西野議員や田原議員からも取り上げられました商工農の連携を進める上でも、加工品を販売できるように市の協力をお願いしたいと思います。  それでは引き続き、農業を継続して行える環境づくりについて、質問いたします。雨の日を選んで野焼きや大量の樹木を規定どおりに剪定したり、早朝に行う農薬散布など、苦労が多いとも伺いました。農業を安心してできる環境づくりについて、市の見解を伺います。 24 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 25 ◯まちづくり部長関田和男君)  農業を安心してできる環境づくりという御質問でございます。  耕作する上での作物残渣でございます作枯れと言われる稲わら、芋づる、果実類の枝などの多くは有機物資源として再利用されているところでございます。しかしながら、再利用を試みても、どうしても残ってしまうものの処理につきましては、過去には畑の隅で焼却していたようでございますが、平成13年に、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例が施行され、現在は原則野外焼却は禁止となっております。このような状況で平成21年度の日野市農業委員会の建議におきまして、この残渣の処理について要望が出されており、市では農業者支援の一環といたしまして、クリーンセンターにおいて処理する際のごみ処理手数料については減免し、残渣の受け入れを行うこととなりました。ただし、市としてもごみ減量という目標がございますので、農業者の方々の御理解、御協力をいただきながら農業者に対する支援をしてまいりたいと考えております。また、農薬散布につきまして、周辺住民や消費者に配慮して、ほとんどの農業者が定められた散布回数よりも少なくしているということを伺っております。市としても、このような農業者の取り組みにつきまして、毎年1月に市民会館で行っております都市農業シンポジウムなどで広く市民にPRしていき、住宅地に隣接した農地で安心して農業ができるように支援していきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 27 ◯7番(奥住匡人君)  答弁の中に、原則野外焼却は禁止となっているとありました。都民の健康と安心を確保する環境に関する条例には、伝統行事等焼却行為についてはこの限りではないとあり、伝統行事等焼却行為は農業を営む上で行わざるを得ないものとの記述もあります。農家と近隣住民とが、お互いに理解、そして、協力し合えるよう、引き続き市の支援をよろしくお願い申し上げます。  では次に、農家の方から痴呆症のおばあちゃんがしめ飾りをして3年ぶりに笑った。高齢者、障害者に農作業を通じて元気になってもらえないか。そのようなことができるのではないかという提案をいただきました。農業福祉という考えで、農業体験を高齢者、障害者への福祉につなげられないか、御答弁をいただきたいと思います。 28 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 29 ◯まちづくり部長関田和男君)  農業体験を高齢者と障害者への福祉につなげられないかという御質問でございます。高齢者につきましては、現在、健康づくり仲間づくりを目的に、高齢福祉課で1年単位で無料貸し出しをしている高齢者農園が西平山に市民用として1園ございます。この農園は1区画20平方メートルで、20区画ございます。ことしの応募倍率は3.2倍ということでした。そのほか老人クラブも農園を借りておりまして、西平山、旭が丘、宮に3園、合計で54区画ございます。また、援農市民養成講座「農の学校」では、農業者の人手不足の解消とともに、市民の農体験の創出をも目的といたしまして、平成16年度から事業を行っております。現在、受講しております第5期生19人の平均年齢は57.8歳で、60歳以上の方が13人で、約7割を占めております。また、農の学校の修了生が加入しております援農の組織、日野人・援農の会の会員も、平均年齢が60歳を超え、退職後の地域での活躍の場を畑でという方が多いようでございます。一方、障害のある方につきましては、NPO法人やまぼうしが新井や百草・倉沢で、社会福祉法人日野青い鳥福祉会が東光寺上で、農業活動をテーマにした取り組みを行っており、農地を借り農作業を行っております。現在、団塊の世代が退職の時期を迎えつつある中で、この世代には地域の支え手として活躍が期待されております。今、御説明した援農ボランティアなどにつなげていくことができれば、健康づくりや介護予防など高齢者福祉にも都市農業の振興にも、メリットがあるのではと考えているところでございます。今後、農に触れ合う機会の創出について、市民の福祉向上、農地の持つ多面的機能発揮のために、市としても、現在策定中の第2次農業振興計画後期アクションプラン東光寺上地区のまちづくりプランの中に取り入れ、努力していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 30 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 31 ◯7番(奥住匡人君)  市が主導的になって、農業体験を高齢者、そして、障害者福祉につなげていっていただきたい、そのように思います。では、次の質問に入らせていただきます。  学校との連携、市内での小・中学校では、さまざまな形で農業が教材となっている教育を行っていると承知をしておりますが、どういった形で学校は取り組んでいるのでしょうか。 32 ◯議長(秋山 薫君)  教育部長。 33 ◯教育部長(米田裕治君)  市内学校では総合的な学習の時間の中で、学童農園農業体験などを実施してございます。米づくりや野菜、果物の収穫体験、また、地域の農業者を社会人講師として招き、お話を伺ったりするなど、各学校で地域の特色を生かしたさまざまな指導や交流が行われております。食育の観点からも、農業の重要性を理解することは大切であり、学童農園農業体験は食育を効果的に行う実践的な取り組みとして今後も推進していきたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員 35 ◯7番(奥住匡人君)  ありがとうございます。東光寺小では11月にコミュニティスクールが導入されました。また、来年度には給食調理の民間委託が行われる予定でございます。今後、東光寺小の農や食に対する取り組みは変わることはないのでしょうか。答弁をいただきたいと思います。 36 ◯議長(秋山 薫君)  教育部長。 37 ◯教育部長(米田裕治君)  東光寺小学校では、芝生の管理や登下校の見守り、学習ボランティアなどとともに、学童農園農業体験などで、多くの地域の方々の協力をいただいております。地元農家の畑で地域の特産品である東光寺大根の種をまき、育て、収穫する作業を体験させていただき、自分たちが収穫した大根を生産者の方々に教えていただきながら、たくあんづくりにも取り組んでございます。また、たくあんを使った料理を給食のメニューに取り入れたりもしてございます。こういった地域の方々との協力と支援をさらに継続、発展させるために、ことし11月にコミュニティスクールを導入いたしました。東光寺小学校では今後も学校運営に地域や保護者の方々がかかわることにより、学校支援が促進され、教育活動がより豊かに充実されると考えてございます。また、東光寺小学校では、平成22年度より学校給食の調理業務の民間委託を予定していますが、地域と学校をつなぐ食育の取り組みは、給食調理業務が民間委託になっても変わることはございません。  以上でございます。 38 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 39 ◯7番(奥住匡人君)  校長先生が異動でかわると、地域とのつながりが薄れ、取り組みが薄れる学校もある、そういったことがないよう教育委員会が地域の農業者の情報を学校に配信する。また、学校と農業者の関係をコーディネートするような取り組みはできないのでしょうか。御答弁をお願いします。 40 ◯議長(秋山 薫君)  教育部長。 41 ◯教育部長(米田裕治君)  ことし2月に策定をいたしました教育のまち日野、学校教育基本構想の三つの基本方針の一つに、地域に根ざした特色ある学校づくりを推進するということが掲げられてございます。各学校は地域と顔の見える関係づくりに努めており、校長がかわったからといって、地域との関係が薄れてしまうということはないと考えております。各学校には学校運営を支援する地域の人々や保護者など、多くの協力者がおります。また、社会人講師として活用させていただいている地域の人材の中には農業者も多く含まれており、地域を超えて協力いただける方もお出でになると思います。御提案のコーディネートの件につきましては、学校からの要望があれば、その求めに応じた支援を関係部署と連携を取りながら対応していきたいと考えております。  以上でございます。 42 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 43 ◯7番(奥住匡人君)  庁内での情報交換をもとに教育委員会が学校と農業者をコーディネートする、そのような体制づくりがつくられることを期待しております。  それでは、設問1、農業保全について、語らしていただいたわけですけれども、総合的に市長からの御所見をいただきたいと思います。 44 ◯議長(秋山 薫君)  市長。 45 ◯市長(馬場弘融君)  奥住匡人議員から、日野市の農業保全についてということで、一般質問の場では初めてでございます。故手嶋精一郎前議長の意思を受け継いでというようなお話もございました。大変よくまとめられた、恐らくこの質問と答弁をまとめれば一冊の冊子ができるのではないかというふうに思われるくらい、日野の農業全般について、現状とこれからのありようについて、質問をいただきました。大変ありがとうございました。  現状につきましては、答弁にもありましたように平成10年の農業基本条例以来、私ども日野市では、もともと日野市は農業で成り立ってきた古い伝統があるわけですが、それらを踏まえて、今こそ農業を業の基本に据えていこうではないか。業としての農業を守ろうではないかという視点で、ずっと市政を進めさせていただいたところであります。答弁にもありましたように、振興計画でありますとか、アクションプラン、あるいは農の学校、生産緑地の追加指定等々、かなり難しい隘路もあったわけでありますが、おかげさまで皆様の御協力あるいは東京都等の御協力もいただきまして、施策を進めることができた。この間、都市農業という言葉を、国の農業の基本の法律が変わる中で、都市農業の視点ということもしっかり書き込ませるといいますか、そういう効果もあったかなというふうに思っておりまして、改めて御支援をいただきました多くの方々、そして、頑張っていただいている農業者の方々にお礼を申し上げたいと思います。  今後の方向であります。そういう中で、特に食育の問題といいますか、健康のもとにもなりますけれども、食べる物、地元でつくった物、顔の見える野菜、食物を食べるということは、とても大事かなというふうに思っておりまして、そういう点で、この食育の分野にこの農業を合わせて、さらなる連携をしていかなければいけないのかな、こんなふうに思っているところでございます。  あと、具体的に東光寺の地区ですね。先般、緑橋、新しい橋がようやくかかりまして、ようやく区画整理というかまちづくりが、一つの方向づけが終わるかなというふうな感じでありますが、そういう中で特に東光寺の上の地区はもともと畑があって、立派な農作物がつくれていたところであるし、今も継続している。住宅地はふえてきたけれども、農地、農業と新しい住宅がうまく融合するような、そういうこれからのまちづくりを進めていかなければいけないというふうに思いますし、ファーマーズセンター等を使って、地域の連携の場はもとよりでありますが、日野の農業全体を発信するようなことも行っていかなければいけない、こんなふうにも思っているところでございます。  さらに、農業が続けられる環境という面で、野焼きといいますか、葉っぱは焼いてとかというようなことがずっと、それこそ何万年の歴史で人類はやってきたのでありますが、昨今いわゆるダイオキシンということに関連をいたしまして、ともかくたき火は原則やってはいけないというふうな方向になりました。これにも矛盾があるわけですけども、たくさん集めて燃やすといいと、こういうことになってまして、なかなか矛盾があるわけでありますが、本当は燃やさない、できるだけ燃やさない方がいいんでしょうけれども、でも、とはいえ燃やさなければいけない部分が、農業とか里山の維持保全のためには必要なときがあります。こういうことについて、都条例についても書いてあるというふうにおっしゃいますけれども、なかなか現場の規制は厳しゅうございまして、どんど焼きなんかでも結構チェックが入ったりするのが現状であります。先般、御承知と思いますが、旭が丘、巽聖歌さんを記念する「たきび祭」が行われたわけでありますが、あそこも消防署のチェックを受けて、御指導を受けた上でやるというふうな形でございまして、そう簡単にたき火ができるというようなものではないわけですね。ですけども、議員御指摘のとおり、農業という古来から人類がやってきたものに絶対必要な作業としての落ち葉を燃やしたりするということは、これはしょっちゅうやってもいいとは言いませんけれども、ある一定の時期には、ある回数なり時間の規定をして、やらせてもいいのではないか、こんなふうに思っておりまして、実は私は自然を守る会の皆さんとか、そういう方々と一緒に都への働きかけをしていることもございます。もう少しお時間をいただければありがたいというふうに思います。いずれにしても、農業が続けられるような環境を周りが後押ししていくということが必要だろうと。煙いからやめなさいということだけではないだろうというふうに思いますので、議員の御指摘を踏まえて努力をしたいと思います。  あと、農業福祉ということがございました。これは特に女性農業者の会  みちくさ会ですね  の方々からよく言われることでありまして、農業をいろいろお手伝いしていただく方が結構いらっしゃるけれども、非常に生き生きとしていて、とても健康にもいいようだし、御高齢の皆さんはもとより障害者にも、かなり土に親しむということは効果があるのではないか、こんなふうなお話を承っているところであります。答弁にもありましたように、やまぼうしでありますとか青い鳥なんかが、既にバラをつくったり、いろんなことをしてですね、障害者の自立のための一助にしているということもございますので、それらを踏まえて、今後の方向づけの中で農業福祉の面も枠を広げていきたい、こんなふうに申し上げておきたいと思います。  あと、教育の関係は、これまでも教育委員会、一生懸命、各先生方御努力をいただいたところであります。これからも、さらに教育現場でも、こういった農業面の体験であるとか、教育がしっかりできるように、子どもたちに農業あるいは食の大切さというものをしっかりと植えつける、こんなことができるように、市長としても支えていきたい、応援をしていきたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、最初の質問ということで、農業、私ども日野市が今一生懸命取り組んでいます農業の保全、農地の保全の問題について、取り上げていただきました。これからもよろしく御支援、御指導を賜りたいと思います。 46 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 47 ◯7番(奥住匡人君)  以上をもちまして、日野市の農業保全についての質問を終らせていただきたいと思います。 48 ◯議長(秋山 薫君)  これをもって21の1の質問を終わります。 ============================================= 49 ◯議長(秋山 薫君)  一般質問21の2、百草・落川の開発についての通告質問者奥住匡人議員の質問を許します。 50 ◯7番(奥住匡人君)  人が触れ合うまち百草・落川では、ユニバーサルデザイン福祉のまちづくりが進められております。身体障害者施設「日野療護園」、心身障害者が経営する「おちかわや」、在宅介護支援センター「フレンド」、ミニ子育て支援施設「モグモグ」、八小、七生緑小、三沢中、みさわ保育園、わかくさ幼稚園、第五幼稚園が近隣にあります。今後も障害者、高齢者、子どもに優しいまちづくりが必要と思われます。地域交流の場「落川交流センター」、梅林の京王百草園、幻の真慈悲寺、そして、緑あふれる里山には多くの来訪者が訪れています。落川交流センターや河内公園は本年度バリアフリー化事業の終了予定でございますが、今後は散策路として、だれでも安全に通行できるまち全体のまちづくりが必要だと思われます。地域交通や憩いの場も整備が急がれるところでございます。  では、最初に高齢化に伴い百草自治会や百草山地域に住む方々から、松連坂、上の坂、手すり等の設置に関しての要望がございました。急な坂道の上り下り、安全に歩行ができるような手すりの設置をしてほしい、そんな地元の皆様からの声でした。これまでの百草周辺地域の福祉まちづくりとあわせて御答弁をいただきたいと思います。 51 ◯議長(秋山 薫君)  答弁を求めます。まちづくり部参事。 52 ◯まちづくり部参事(榎本数隆君)  松連坂、上の坂の整備の経緯についてでございます。平成19年度に百草駅周辺地区が東京都福祉保健局のユニバーサルデザインの福祉のまちづくり事業地区に選定されました。地区の自治会、日野療護園、老人ホーム、子育て施設など、多様なメンバーで構成し、百草園駅周辺まちづくり協議会を平成19年10月に設置し、地域、道路、公園等の整備をユニバーサルデザインの視点から協議をしてまいりました。協議会は7回開かれ、10回のまち歩き、検討会等を行い、地域の実情にあった実現可能な整備を進める方針が確認されました。特に百草園駅前通り、通称落川通り、幹線市道II-5号線につきましては、車いすを利用する方、目の不自由な方、沿道の商店を経営する方、車を利用する方、小学生を持つ母親など、それぞれの立場の忌憚ない意見交換を行う一方、車いすや目隠しのまち歩き体験講習会などを通して、お互いの立場を理解し、一歩譲り合う心で道路整備のあり方を検討し、平成20年整備が完了したところでございます。あわせて、百草園駅を訪問する高齢者の利用を考慮し、百草園に至る松連坂──幹線II-17号線、その東に位置する百草・倉沢地区の生活道路となっている上の坂P61-3号線ほかの整備が必要とされました。  松連坂の整備についてでございます。道路勾配が最大19%もあるため、高齢者等の利便を考慮し、道路西側に連続した手すりを延長134.7メートル設置していきます。また、道路端のU字溝を据えなおし、凹凸を修正し、雨水の排水が円滑に流れるようにしてまいります。手すり付近の車道側には白線を引くとともに、路面を滑りどめカラー舗装とし歩行者優先のスペース、幅約45センチをつくり、歩行者の安全を図ってまいります。上の坂の整備についてでございます。歩道から容易に手が届く位置に手すりを延長111.8メートル設置してまいります。  工事の進捗、今後の予定でございます。平成21年度工事として、11月25日に請負業者が決定しております。上の坂につきましては平成21年12月中に、松連坂につきましては平成22年1月中に整備を完了する予定でございます。  以上でございます。 53 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 54 ◯7番(奥住匡人君)  松連坂、上の坂の整備、地元の方々からの意見聴取を行い、手すりやU字溝、そして、歩行者優先スペースの詳細が決定され、来年早々までの整備完了の運びとなってまいりました。関係各位の御尽力に感謝申し上げます。  次に、今後計画されている落川河原地区区画整理事業について、現在の状況を伺いたいと思います。 55 ◯まちづくり部長関田和男君)  現在、計画中の区画整理の状況でございます。現在、組合施行によります落川河原土地区画整理事業については準備会を立ち上げ計画中でございます。整備面積は約1.3ヘクタールで、約7割が農地となっております。この整備方針といたしましては、将来にわたっての農と住の共存を目指すとしているところでございます。また、中央に流れます一の宮用水を取り込み、親水性を持った公園を計画しております。整備内容は道路整備といたしましては、幅員4から6メートル、延長が約490メートル、公園整備といたしまして1カ所、約590平米を計画しております。平成22年1月に設立認可をしていただくよう東京都をはじめ関係機関と協議をしているところでございます。事業完了の予定は、平成26年3月末を予定しているところでございます。  以上でございます。 56 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 57 ◯7番(奥住匡人君)  地域の方々が主体となって、だれでも利用しやすいまちづくり、現在計画されている落川河原地区でも、福祉のまちづくり、進めていっていただきたいと思います。  3番目に、現在行われている川崎街道拡幅事業について、お伺いをさせていただきたいと思います。現在は百草園通り、百草園駅周辺まで工事が進んできておりますが、聖蹟桜ヶ丘方面から来ると、右折レーンの車が信号のところでとまりますと、真っ直ぐに行けなくなってしまって交通渋滞の原因ともなっております。高幡交差点までの整備の予定も含めて、御答弁をいただきたいと思います。 58 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 59 ◯まちづくり部長関田和男君)  都道川崎街道の整備についてでございます。都道川崎街道につきましては、日野都市計画道路3・4・3号線といたしまして、東京都が計画幅員18メートルへの道路拡幅事業を行っているところでございます。第1期工事といたしまして、一の宮交差点から西へ約300メートルまでを平成19年度に完了いたしております。その後、百草園駅付近までの約650メートルを第2期工事といたしまして、今年度中に完了する予定で現在施工中でございます。百草園駅付近から高幡交差点までの約1.5キロメートルにつきまして、多摩地域における都市計画道路の整備方針によりまして、平成18年度から平成27年度に優先的に整備すべき路線として位置づけられております。百草園駅入口交差点につきましては、一の宮方面から百草園駅京王線の踏切方面へ右折する際、右折待ちの車両で渋滞が発生しておりますが、今回の整備で右折レーンが設置されることになっており、右折待ちの渋滞は解消されるというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 60 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 61 ◯7番(奥住匡人君)  ありがとうございます。  それでは、4番目の質問に入らせていただきたいと思います。丘陵地ワゴンタクシーに関して、百草、落川地域では、公共交通がなく、日常生活に行われる交通手段は自分の車か、もしくはタクシーを御利用されている方が多くいらっしゃいます。地域市民の高齢化が進み、公共交通の必要性が増しております。日常的には、買物や駅に行くにも大変不便、病院へ行きたくても市立病院は遠く、多摩市にある病院を御利用されている方が多くいらっしゃいます。このようなことから、ことし6月に百草自治会から丘陵地ワゴンタクシーの運行についての要望書が提出をされています。地域は幅員が狭く、急勾配の道路があり、丘陵地ワゴンタクシーの車両であれば運行が可能ではないでしょうか。それでは、丘陵地ワゴンタクシーの運行状況と今後の見直し計画について、市の見解を伺いたいと思います。また、地域の実情にあった公共交通を検討する交通会議において、当地域はどのように検討されているのでしょうか。 62 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部長。 63 ◯まちづくり部長関田和男君)  丘陵地ワゴンタクシーについての御質問でございます。市では交通空白地域の解消、公共施設への足の確保、高齢者の外出意欲の向上などを目的といたしまして、平成13年から丘陵地ワゴンタクシーを運行しております。現在、2路線を運行し、年間約2万9,000人の市民に御利用をいただいております。しかし、平日のみの運行、ミニバスとの一部路線の重複、また、平山ルートにつきましては利用者が少ないなど、より効率的な運行形態への見直しが必要となっているところでございます。このような状況の中で、市民、交通事業者、交通管理者、学識経験者等からなります日野市地域公共交通会議におきまして、地域の実情にあった持続可能な公共交通の実現について協議を行っており、平成20年度には日野市地域公共交通総合連携計画を作成したところでございます。この計画では既存路線を対象に、より効率的な運行形態への転換も視野に入れまして、見直しを検討することとしております。一方、平成17年度から平成19年度にかけて、庁内関係部署で構成しますバス検討委員会におきまして、丘陵地の公共交通を確保するため百草、落川地域のバス運行についても検討をしてきております。結果は、狭隘道路が多いためワゴンタクシーでの運行がベター、また、観光需要が見込めるなど土日運行の問題が出てくる、そういうことでデマンドタクシー等を検討するということになっております。これらの経過を踏まえまして、当地域における公共交通を再度検討し、国の補助金が受けられます地域公共交通活性化再生総合事業を活用し、実証運行ができないかも検討していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 64 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 65 ◯7番(奥住匡人君)  地域公共交通活性化再生総合事業を活用し、ぜひ実証運行、実行していただきたいと思います。今後の交通空白地域の解消のため、適した交通システムを検討するよう求めて、この質問を終らせていただきます。  次に、百草ふれあい広場について、質問をさせていただきたいと思います。9月の決算特別委員会におきまして、質問をさせていただいた同じ件でございます。一日も早く、まず広場としての整備を進めてもらいたい、野球などスポーツやレクリエーションをする場として活用したい、毎年聖蹟桜ヶ丘で行われている花火大会の観覧席に使われたり防災訓練として使ってみたい、歌謡ショーを行ってみたい、運動会を行えたら一番いいんじゃないか、そんな声も地域の方々から伺っております。6月の補正で仮設トイレ設置の費用を組み込んでいただきました。9自治会への報告が行われないまま広場は荒れる一方で、地域住民の方々は大変不安に思っております。それでは現況についての御答弁をいただきたいと思います。 66 ◯議長(秋山 薫君)  教育部参事。 67 ◯教育部参事(宇津木恵子君)  5点目のふれあい広場について、現況についてということでございます。百草ふれあい広場は、ことし3月にオープンをいたしました。維持管理等につきましては、市と地元の9自治会連絡協議会とが行っております。地元の連絡協議会からは、今後の同広場の有効活用を図るため整備、増設等の要望が提出されております。内容につきましては、トイレ、ベンチ、ブランコ等の設置、テニス、サッカー等ができる設備、水辺を子どもたちが安心して自然と触れ合い遊べる安全な場所の整備などでございます。多摩川百草ふれあい広場は、国の河川整備におけるゾーニングの中で現状の施工となりましたが、地元住民からは下流部にある多摩市の運動公園のような整備を求める要望をいただいております。地元の連絡協議会とも協議を重ねております。多摩市側の運動公園は河川ゾーニングが運動・健康管理空間地区となっております。一方、百草ふれあい広場につきましては自然レクリエーション地区と位置づけが異なっているために、現在、河川管理者と今後の整備について協議を行っております。また、あわせて地元要望をかわまちづくりの要望や地域ニーズの要望といたしまして河川管理者に提出をしております。なお、要望のありました仮設トイレにつきましては、既に河川管理者へ設置申請をしております。許可がおり次第、早急に仮設トイレを設置してまいります。  以上でございます。 68 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 69 ◯7番(奥住匡人君)  大変、現状についての理解が当局と地元の皆さんとでありまして、市のさらなる協力を仰ぎたいと思います。スラグ等を利用しての整備も準備中、そのように伺っております。タイムテーブルをしっかりと決め、方向性をしっかりと持った上で整備が進められていくことを強く要望をしたいと思います。百草ふれあい広場についての質問を終らせていただきます。それでは、設問2、百草・落川の開発について、多くの懸案を質問をさせていただきました。総合的な市長からの御所見をいただきたいと思います。 70 ◯議長(秋山 薫君)  市長。 71 ◯市長(馬場弘融君)  百草、落川の開発について、こういう個別具体的なことを、この場で答えるというのは、市長なかなか難しいんですね。議員の方々がそれぞれいらっしゃいまして、それぞれうちの前の道路が穴があいている、どうしてほしい、あしたやりますとかということが言えれば、これが一番いいわけですけども、なかなか個別具体的には市長とすれば言えない状況がございます。このことはまず、これから長い議員活動を続ける中で御理解をいただいて、その辺のところはできるだけデスクの方でやり取りをしていただくとありがたい、こういうふうに思います。  そうは申しましても、大きく百草、落川のことにつきまして4点ですね。坂の方の問題です。これは答弁にもありましたように、まもなく、十分かどうかはわかりませんが、対応できるかなというふうに思っています。これからも、順次こういった不都合なところについては対応していきたいと思っています。  それから区画整理の状況です。これも面積が非常に少のうございますし、今まで待っていたという経緯もございますので、恐らく地域の方々には練れているといいますか、そういう状況がありますので、スタートできて、東京都の認証といいますか、いただければ、比較的早く進められるのかなというふうには思っているところです。努力をしたいと思います。  それから、ワゴンタクシーあるいはデマンドタクシーですね。これについても、議員も御承知のとおり、ほとんどすべての議員から、これは要望が出ている案件でございますので、おたくだけをやりますよというふうにはなかなかまいりませんけれども、努力をしてまいりたいというふうに思います。  それから、最後のふれあい広場です。これ実はね、ゾーニングというのはなかなか大事なことでございまして、これはだれがどういうふうにしたのか、私もよく経緯はわかりませんけれども、どうも日野の中にある河川敷、日野は河川敷たくさんあるんですけども、自由な運動公園として使っていいですよというようなスペースがほとんど残されていないのが現状でございました。そこで、例えば多摩川ですと、立川側はあんなにグラウンドができているのに日野側は何でないんだとか、多摩市はあんなに使っているのに日野市はだめなのかということがよくあるわけですね。浅川も同じですね。ですけど、これは前のゾーニングの経緯があって、多分それでいいとは言わないまでも、おおむねそんなものですよというふうな評価を当時の行政がしたのかなというふうに思っておりまして、それをこれから少しずつ皮をむくように変えていかなければいけない。地元の住民が活用できるような方向にしなければいけないとすれば、実は百草、落川のふれあい広場をつくったときに、私はあいさつでもたしか申し上げたと思うんですが、ひとまずここは原っぱなんですよ。多分いずれ野球をやりたい、サッカーをやりたい、テニスをやりたい、いろんな声が出て来るのは重々承知をするけれども、まず原っぱとして始まったんですよということから入っていただかないと、いずれ何となくボールが使えるようになってきたというふうな形で、長い時間をかけて実績を積み上げて、それをもとにして国との交渉に当たっていくという、本当に気長な作業が必要でありますので、その辺をぜひ地元の皆様方には御理解をいただくように御説得をいただければありがたいと思います。ただ、重々皆様方の要望はわかっておりますので、他の河川敷の活用も含めて対応してまいりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。 72 ◯議長(秋山 薫君)  奥住匡人議員。 73 ◯7番(奥住匡人君)  御答弁ありがとうございました。以上をもちまして、百草、落川の開発、質問を終了させていただきたいと思います。
    74 ◯議長(秋山 薫君)  これをもって奥住匡人議員一般質問を終わります。 ============================================= 75 ◯議長(秋山 薫君)  一般質問22の1、天皇陛下御即位二十年への対応状況についての通告質問者、古賀壮志議員の質問を許します。      〔8番議員  登壇〕 76 ◯8番(古賀壮志君)  それでは通告に従いまして、順次質問させていただきます。奥住議員のさわやかなデビュー戦の後でかなり私の存在がかすみますけれども、一生懸命やりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。今期の議員が選ばれて最初の議会であった平成18年の第1回定例会の一般質問で一番くじを引きまして、最後の議会では最終バッターということで、物事は最初が肝心とか終わりよければすべてよしとか、いろんな言葉がありますけれども、執行部各位の御指導をいただきながら本日も質問させていただきたいと思います。また、前置きが少し長くなりますけれども、親子ほど年の違う私に対して、誠実に、さまざまな打合せ等で接していただいた執行部各位の、その誠実な仕事ぶりに心より敬意を表したいと思います。  それでは、「高き屋にのぼりてみれば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり」、これは新古今和歌集にある仁徳天皇の御製です。ある日夕食の時刻だというのに家々から煙が上がっていない。仁徳天皇は人々が困窮しているからに違いないと、税を3年間は取り立てないことにすると同時に、御所の改修などを直ちに中止し、食糧の生産高を上げるべくさまざまな事業に専念した結果、3年後には、どの家のかまどからも炊事の煙が上がっている、そのことを確認されて安心したという故事のもとになった御製でございます。我が国の皇室というものの本質がこの歌に込められていると、私はいつも感じております。災害などで傷ついた国民や地域があればともに悲しみ、そして励まし、例えば、学問や芸術、文化、スポーツ等で活躍した国民があれば、ともに喜び、ねぎらう、つまり日本人の悲しみを悲しみとされ、喜びを喜びとされる、鏡のような存在であるということだと、私はいつも思っているわけでございます。本年は今上陛下が即位されて20年という節目の年であると同時に、御成婚50年の年に当たります。先月、11月12日には、政府、民間主催の奉祝国民式典がそれぞれ行われました。皆様も御存じのとおり、天皇陛下は日本国の象徴であり、その御存在をいただいているということが、日本が日本であるゆえんであるということを再確認するよい機会だと思いますので、本日は取り上げさせていただきます。  いうまでもなく、日本の国柄は、皇室が祭祀様として万民の安寧を祈り、国民は皇室を敬愛するという伝統にあります。日本のどの時代でも、一部の例外を除いて、天皇陛下にかわろうとする権力者が出なかったのは、天皇が権力者ではなく国民と万民の幸福を思い、ひたすら祈る存在だったからだと思います。そのことを、どの時代でも国民が一番知っていたのではないかと思うわけです。政治に目を向けても、ことしは解散総選挙が実施されました。日本国の象徴である天皇の存在がなければ衆議院の解散はおろか国政選挙の公示、国会の召集、総理大臣の任命、法律の公布等々、我が国の政治は動かないわけであります。皇室の権威が国民共通の意識の中に確立され、それが世界に類を見ないまとまりがよく平和で安定した国家を形成しているのであって、平和で安定していればこそ国民は仕事に専念でき、家庭をつくり、繁栄や幸福を感じられるようになるわけです。そこで、冒頭に日野市の皇室に対する基本認識を、市長部局、教育委員会のそれぞれにお伺いいたします。 77 ◯議長(秋山 薫君)  答弁を求めます。総務部長。 78 ◯総務部長(栗原 修君)  皇室への認識ということでございます。日本国憲法第1条において、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と規定されており、象徴天皇制度が明確化されております。また、憲法第4条、第6条、第7条では、天皇の国事に関する行為を定めていますが、天皇及び皇族からなる皇室の活動については、宮中の公務、宮中祭祀、行幸、行啓、国際親善、皇室行事など、多様にわたっているところでございます。特に国際親善においては、天皇御即位後、海外御訪問は32カ国を超え、外国の賓客をお迎えしての宮中晩餐会などは年五、六十回にも及び、友好と親善の礎を築いてこられました。園遊会などの拝謁式では、年間約2万5,000人ものさまざまな分野で貢献された方々とお会いになっておられます。また、大きな災害があった場合には、被災地を御訪問され、被害に遭われた方々にひざを落として手を差し伸べ励まされ、大きな希望と勇気を与えてこられました。こうした皇室の活動については、宮内庁ホームページ、宮内庁ニュース、皇室アルバム、皇室日記など、テレビ放映により国民に幅広く報道され理解と親しみを得ているところでございます。皇室の長い歴史及び伝統的なあり方を大切にしながら、時代の変化の中で、国民の信頼のもと常に国家、国民のため、中立公平の立場に立って活動されていると認識しているところでございます。  以上でございます。 79 ◯議長(秋山 薫君)  教育部参事。 80 ◯教育部参事(浮須勇人君)  「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と日本国憲法第1条にありますとおり、天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であると認識しております。学習指導要領におきましては、小学校社会科第6学年の歴史の学習の内容として、「大陸文化の摂取、大化の改新、大仏造営の様子、貴族の生活について調べ、天皇を中心とした政治が確立されたことや日本風の文化が起こったことが分かること」とあります。また、政治の学習内容では、「現在の我が国の民主政治は日本国憲法の基本的な考え方に基づいていること」、「日本国憲法は国家の理想、天皇の地位、国民としての権利及び義務など国家や国民生活の基本を定めていること」とあり、その内容の取り扱いの部分で、「「天皇の地位」については、日本国憲法に定める天皇の国事に関する行為など児童に理解しやすい具体的な事項を取り上げ、歴史に関する学習との関連も図りながら、天皇についての理解と敬愛の念を深めるようにすること」とあります。中学校の学習指導要領では、社会科の歴史的分野の中では、「律令国家の確立に至るまでの過程、摂関政治などを通して、大陸の文物や制度を積極的に取り入れながら国家の仕組みが整えられ、その後、天皇や貴族の政治が展開したことを理解させる」や、公民的分野の中で「日本国憲法が基本的人権の尊重、国民主権及び平和主義を基本的原則としていることについての理解を深め、日本国及び日本国民統合の象徴としての天皇の地位と天皇の国事に関する行為について理解させる」とございます。  以上でございます。 81 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 82 ◯8番(古賀壮志君)  憲法や学習指導要領に記載されている天皇に関する事項と、それに関する認識をお示しいただきました。今、象徴天皇制度という言葉を使って御答弁いただきましたけれども、天皇制という言葉の背景についても、今回この質問をするにあたって調べていて、出会いましたので若干触れておきたいと思います。戦前まで天皇制という言葉は、ロシア共産党及び日本共産党が皇室や我が国の国体を批判的に表現する言葉であったそうです。このことは、私は森清元自民党衆議院議員の論文で知りましたけれども、そもそも天皇制という言葉は、ロシア共産党が日本の天皇をロシアの皇帝を意味するツァーリと同一視して絶対君主であるとし、日本共産党に天皇制の打倒を命じた文書の中で初めて使用された言葉だそうであります。それまでは共産党関係者が批判的に使用していた天皇制という言葉が、現行の日本国憲法の制定のどさくさの中で皇室や国体という言葉にかわって一般用語として日本社会に定着していったというわけであります。日野市で天皇制という言葉を使用しないでほしいとは言いませんけれども、このような主張があるということも御紹介させていただきました。  次に、御即位20年に関する国からの要望事項の取り扱いについて、伺います。11月12日の御即位20年にあわせて国から国旗の掲揚に関する通知、または要望が届いていると思いますけれども、それに対する対応状況を、市長部局、教育委員会それぞれにお伺いいたします。 83 ◯議長(秋山 薫君)  総務部長。 84 ◯総務部長(栗原 修君)  式典当日の国旗の掲揚についてでございます。平成21年11月12日に挙行されました天皇陛下御在位20年記念式典については、国の総務事務次官の通知を受けて東京都総務局行政部長より、式典当日における庁舎等への国旗掲揚の協力依頼がございました。市としては、これを受け、各部長あて、所管関係施設における式典当日の国旗掲揚について、協力の依頼を行いました。各関係機関において、本庁舎はもちろんのこと、各関係施設においても、この式典の趣旨を理解し対応されたことと認識しているところでございます。  以上でございます。 85 ◯議長(秋山 薫君)  教育部参事。 86 ◯教育部参事(浮須勇人君)  天皇陛下御即位20年記念式典当日の国旗掲揚への対応についてでございます。このことは11月12日に挙行されました天皇陛下御即位20年記念式典について、内閣官房長官から文部科学大臣に対して10月6日付で、各公署、学校、会社、その他一般においても、式典当日の国旗掲揚についての協力依頼があり、同日付で文部科学大臣から東京都教育委員会に対して、域内の市町村教育委員会及び所管の学校、その他の教育機関等に対して、本件の周知依頼がございました。そして、10月21日付で東京都教育委員会から日野市教育委員会に管下の学校に対しての周知依頼がございました。そこで、日野市教育委員会では市内各小・中学校に対して、式典当日の国旗掲揚の協力依頼について周知いたしました。  以上でございます。 87 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 88 ◯8番(古賀壮志君)  ありがとうございました。それぞれ周知を行っていただいたということで、実施されたということを信じるしかないわけですけれども、国旗掲揚に関しては確実に対応されたということと認識したいと思います。  次に、御即位20年を記念して、内閣府が作成したDVDが自治体に配付されていると思いますけれども、それへの対応も、市長部局、教育委員会それぞれにお伺いいたします。 89 ◯議長(秋山 薫君)  企画部長。 90 ◯企画部長(荻原弘次君)  御質問の「天皇陛下御即位から二十年」のDVDにつきましては、本年7月に東京都知事本局から企画部あてに送付をされております。現在、DVDの周知にあわせまして、その具体的な活用方法について、庁内全体に募集をかけているところでございます。なお、この映像につきましては、まず、市長にごらんをいただき、その後幹部職員で拝見をさせていただいております。このDVDの映像を通しまして、国賓や外国要人のおもてなし、被災地の御訪問など、天皇皇后両陛下をはじめ皇族方の日々の御公務の一端を拝見させていただきました。その大きな心遣いを伺い知ることができております。  以上でございます。 91 ◯議長(秋山 薫君)  教育部参事。 92 ◯教育部参事(浮須勇人君)  DVD「天皇陛下御即位から二十年」は、内閣官房及び内閣府が作成し、本年11月12日の記念式典で上映されたものでございます。このDVDにつきましては、内閣官房及び内閣府から文部科学省に対して配付についての協力依頼があり、9月4日付で文部科学大臣官房総務課より日野市教育委員会あてに、本市小学校、中学校への配付についての協力依頼がありました。そこで日野市教育委員会では市内の各小・中学校にこのDVDを配付いたしました。DVDの活用方法につきましては、教材としての活用が考えられますが、教育課程の編成や実施の権限は学校長にあって、どのように活用するかについては、学校の判断にゆだねられるものであって、教育委員会として各学校に指示することはいたしておりません。国等から学校にはかなりの頻度でDVDや冊子等が送付されてまいります。例えば、文部科学省からの、災害から命を守るために、都消費生活総合センターのネットトラブル、東京都62区市町村共同事業の温暖化防止、等々がございます。これらの活用につきましても、学校の判断にゆだねられるものでございます。したがいまして、学校が授業等においてDVDをどのように活用したかについては、教育委員会として把握いたしておりません。  以上でございます。 93 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 94 ◯8番(古賀壮志君)  ありがとうございました。国旗の掲揚に関しては確実に対応された。DVDに関しては、市長部局に関しては幹部職員の方々でごらんになっていただいたとのこと。教育委員会に関しては各学校に配付するのみで、あとは各学校の判断であるということであったと思います。いろいろ多くの教材、資料等が日々目まぐるしい数送られてくると思いますけれども、その中の一つであるというふうなお話も今いただいたわけであります。参事も日本国憲法をお読みなったことがあると思うんですけれども、そこの第1条には、天皇に関する事項が定められているわけであって、御皇室の教材というものを、その他の一般教材と同じに取り扱っていただくのは、私はちょっと勘弁していただきたいなというような思いがしたわけでございます。私もDVDを11月12日の国民式典の会場で拝見いたしました。よくできている映像資料だと思いました。来年以降も活用できる場があると思いますので、何らかの対応を期待するものでございます。  11月12日の式典当日のことに少し触れますと、私は当日はボランティアスタッフとして皇居前広場におりました。国民こぞって御即位20年を祝う雰囲気を味わえて大変よい経験をいたしました。EXILEという人気グループ、歌手のグループがいるんですけれども、彼らが奉祝曲を披露しましたが、私は会場の入り口で来場者の誘導や案内をやっておりましたので、式典よりも彼ら目当てかと思われる若い女の子たちも、帰るときには日の丸の小旗とちょうちんを持って機嫌よく帰っていく姿を見て、本当にほほ笑ましいというか、日本はいい国だなということを思ったわけでございます。ただ、会場の警備はかなり厳重なものでありました。昭和天皇が昭和21年2月から29年8月にかけて、戦後の復興に苦闘する国民を励ますために全国を行幸されたのは有名な話ですけれども、当時はおつきの車が数台程度で、ほとんど無防備であったそうであります。それから40年経って、昭和天皇の大喪の礼のとき、八王子のあの多摩御陵の物々しい警備の様子を思うと、いかに皇室のあり方が戦後社会が時を経るにつれて変わっていったかということがわかるわけであります。ちなみに、ことしの11月12日の奉祝ムードを盛り上げるために、この日を臨時の祝日にするということがほぼ確実であったんですけれども、政権交代が起きたことによって、その法案が提出されなかったことは大変残念なことであったと思います。11月12日は臨時祝日で学校が休みになるくらい日本の国にとっては大事な日であるということを、子供たちが知るということの教育的意義ははかり知れなかっただろうと思うわけであります。最後に市長に見解を伺わせていただきたいと思います。DVDをごらんになった感想等は、部長たちはなかなか個人的な見解をこの場で述べるのは難しいと思いますので、そこら辺のお話も頂戴できればありがたいかなと思っております。 95 ◯議長(秋山 薫君)  市長。 96 ◯市長(馬場弘融君)  古賀壮志議員、天皇陛下御即位20年への対応状況についてということで、皇室への認識、あるいは国旗掲揚の現状、さらには今回式典に当たって配付をされたDVDについての印象、あわせて皇室そのものへの印象、考え方といいますか、それを質問されているのかなというふうに思います。よく議員が国柄という言葉を使われますが、私も大好きな言葉でありまして、私は国体という言葉はもう余り使わない方がいいなという認識を持っていますが、この国柄というものは大事にしたいと。日本が持っている国柄というものは大事にしたいなというふうに思っています。そのことをまず初めに申し上げておきたいというふうに思います。  皇室あるいは天皇陛下等を初めとする方々への認識でありますが、やはり私の原点にあるのは、日本国憲法の第1章天皇及び第1条でございます。いろいろ最初に国民じゃなくて天皇があるのは何事かというような議論もないわけではないですけども、日本の長い歴史、伝統を考えれば、私は現在の日本国憲法の第1章に天皇があり、第1条から天皇の規定で始まるという、現在の日本国憲法のありようについてはしっかり守っていかなければいけないというふうに思っているところです。そんなことで私は常々、現在の状況は、社会は随分変わってきたけれども、今の日本国憲法をまだ守っていっていいのではないか、こういう認識を常々申し上げているところでございます。いつも、この部分は話題にならないですね。第2章の方が話題になるんですけれども、私は第1章に天皇があるという日本の国柄、これをしっかり守っていきたい、このことをまず申し上げておきたいと思います。  それで、天皇制という言葉について、私は勉強させていただきました。私は、そういうふうな本を読んでおりませんでしたので、まだそういう認識はしておりませんでしたけれども、初めて天皇制が使われたのはそういう意味があるのか、私もさらに勉強を重ねていきたいというふうに思っているところでございます。  それから、国旗の掲揚についてです。これについて私は、議員も御承知と思いますが、市長になって最初にやった仕事が幾つかありますが、その一つに市長室の中に国旗を置くということでありました。それと、庁舎正面の掲揚塔に国旗がかかっているかということを必ず確認するという、このことも幾つかある最初の仕事の一つとしてございました。そのことも申し添えておきたいというふうに思います。  それから、DVDへの感想といいますか、これ、実はですね、私はこれ、こういうところで申し上げていいんでしょうかね、ことしは陛下からお呼ばれがありまして、秋の園遊会というところに行くということが、夏でしたかね、秋でしたか、御内示があって、ああそうかということで覚悟を決めたわけでありますが、そのころに、これがあるということを知りましたので、まず拝見をさせていただきました。このDVDそのものも先ほど来、答弁がありましたように、国事行為をされる陛下のこととか、それから、災害時お見舞いをする両陛下だとか、かなりお仕事について、しっかりと明確に伝えるものであって、しかも本当に国民に対する、一人ひとりに対する目線といいますか、それがすごいなという認識を持って、25分くらいのDVDでありますけれども、かなり感動的な印象をまず受けました。実は、それらを踏まえて、園遊会での印象も少しつけ加えさせていただきますが、1,700名くらい呼ばれるんですよね。じかに呼ばれます。有名な方々、例えば、今回は森光子さんだとか、宇宙飛行士の若田さん、あと有森さんなんかもいらっしゃいましたね。そういう方々はメーンのところに行きまして、カメラがたくさん並んだりして、人だかりがすごい。初めには、私はそういうところにいればカメラに映るかしらなんていうんで、いようかと思ったんですけども、どうも大勢いらっしゃると、とてもじゃないけど、お言葉をかけてもらえるなんてことはないだろうなというふうに思いまして。池があるんですね。池の反対側の方までずうっと人がいるわけですけど、そちらの方に行くと1列になるんです。ひょっとすればというんで、連れ合いともどもそちらの方に行って。そういう方々も結構いらっしゃいました。1時間半ぐらいずうっと、陛下、両陛下、それから皇族の方々が回ってくるわけです。一番最後の方でしたから、もうすっと素通りをされてしまうんではないかなということも思ったんですね。でも、じっと待ってました。私は本当に陛下も皇后陛下も、あるいは皇太子殿下も秋篠宮両殿下も、改めて大変だなというふうに思ったのは、すっと素通りするんじゃないんですよ。我々名札をつけています。じっと名札をごらんになって、顔を見て、こういう感じですね。ほとんどの方々にそういう対応で、1,700名からの方々に対応されているから1時間半ぐらいかかっちゃう。私もちょっとお言葉をかけていただいたりしまして感激をしたわけでありますが、その姿を見まして、ああいつも、恐らく国民の前に出るときには、こういう対応を、陛下、両陛下、並びに皇族の方々はしておられるんだなと。メーンのところで長いお話をして、あとはすっと素通りとかというようなことではないんだなということを思いまして、実は私は自分自身で、市長として市民の前に出るときに、どういう対応をしているのかということを深く反省をいたしました。あっどうもなんて、さっと行っちゃうことが非常に多いわけでありますが、本当にほぼ一人ひとりと言っていいと思いますね。名札をごらんになって、お顔を見て、にこっと会釈というか、そういう感じでお通りになったということについては、本当に感激を、連れ合いともども感激をいたしました。そういう印象を申し上げまして、質問へのお答えにさせていただきたいと思います。 97 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 98 ◯8番(古賀壮志君)  ありがとうございました。市長の日本国民としての良識を改めて認識させていただきました。今、園遊会のお話をしていただきましたけれども、その話を聞いて、私、今思い出したんですけど、先月号か先々月号だったかちょっと忘れましたけれど、新潮45という文学の雑誌が月刊誌がありますけれど、それを私たまたま本屋さんで手に取ってぱらぱら見ていたら、そこに阿川弘之さんの文章が載っていて、阿川弘之さんというのは、今、テレビタックルなんかで司会をやっている阿川佐和子さんのお父さんで有名な作家さんでありますけれども、彼の文章に、阿川弘之さんも30年ぐらい前に園遊会に招待されたそうなんですよね。そこで、昭和天皇からお声をかけられて、昭和天皇そのまま行かれるかなと思ったら、また引き返して来て、「そういえば阿川さん、志賀は残念でしたね」とおっしゃったそうなんですね。阿川弘之さんは志賀直哉の弟子でもあったということを昭和天皇は熟知されて園遊会の場に臨んでいたということが大変思い出深いということ、そういう文章が新潮45に載っていたのを今思い出しました。国民一人ひとりへ心を添わせ気配りを怠らない姿勢で本当にすばらしいと思うわけでございます。世界最古で最長の皇室の伝統は、世界中のほかの国のどこも持っていない宝物であるということを確認をして、質問を終らせていただきます。 99 ◯議長(秋山 薫君)  これをもって22の1の質問を終わります。 ============================================= 100 ◯議長(秋山 薫君)  一般質問22の2、大坂上商店会通り、都営住宅側歩道に休憩用ベンチの設置をの通告質問者、古賀壮志議員の質問を許します。 101 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 102 ◯8番(古賀壮志君)  話は一気に身近になってしまって、個別具体的なことは私も一般質問では、余り御当地ソングはやり過ぎないようにしようと心がけてはいるんですけれども、少し話を伺ったものですから、取り上げさせていただきます。常任委員会でさまざまなベンチ設置要望に接しております。市の認識なり設置基準を確認する必要があると思いますので、質問させていただきたいと思います。  初めに、ベンチを設置することによって得られる効果をどのように認識しているか、あわせて市のベンチの設置基準も伺わせていただきます。 103 ◯議長(秋山 薫君)  答弁を求めます。まちづくり部参事。 104 ◯まちづくり部参事(榎本数隆君)  ベンチの設置の効果に対する認識でございます。道路課では、平成17年度に道路の憩いの場整備計画に基づき、ミニバス等のバス停付近、緑や水辺に親しめる散策ルートの遊歩道沿い、丘陵地にある住宅地の坂道、駅から公共用地へのアクセスルート等を中心に、これまで道の憩いの場としてベンチを21カ所市内全域に設置しているような状況でございます。歩道上または道路沿いに、憩いの場としてベンチを設置することにより、高齢者、障害者等が歩行中に休息でき、気軽に出かけやすくなることで健康増進に寄与し、また、さまざまな交流を支える空間として、快適で親しみやすい道路空間を創造するものと考えております。  次にベンチの設置基準でございます。ベンチの設置場所としましては、一般歩行者等の通行と一般交通に支障にならないことが最も重要な要素となっております。歩道上にベンチを設置する場合は、原則として歩道幅員が3メートル以上の場合が設置可能と考えております。これは車いす同士がすれ違える有効幅員として2メートル以上が必要であることと判断するものであります。あわせて、道路管理上のベンチが必要と判断する箇所として、高齢者、障害者等の休息、また、たまり機能を確保する必要がある箇所、歩行者等のための休息施設の設置を必要とする箇所となっております。また、道路沿いの民有地の適所の用地提供があった場合につきましては、個別にベンチ設置の可能性について検討を行っているような状況でございます。  以上でございます。 105 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 106 ◯8番(古賀壮志君)  ありがとうございました。市の認識と原則を教えていただきました。大坂上商店会通りは、向かいに高齢化も進む都営住宅があり、日野駅方面や地元商店会に買物に出かけた高齢者の方々等が坂を上がって帰って来る途中で休憩したり、交流の場として活用できると同時に、商店会の憩いの場の創出にもなるということで、ベンチの設置の要望を複数伺ったところでございます。そこで伺わせていただきます。大坂上通りは都営住宅に沿って歩道がありますけれども、歩道が狭くなったり広くなったりしており、形態がやや変則的です。このような形状になった経緯と、当該歩道はベンチを設置できる基準を満たしているかどうか。あわせて、当該歩道にベンチの設置を検討できないかということを伺わせていただきます。 107 ◯議長(秋山 薫君)  まちづくり部参事。 108 ◯まちづくり部参事(榎本数隆君)  大坂上商店会通りの都営住宅側の歩道形態の経緯についてでございます。当該道路、幹線市道I-13号線の都営住宅側の歩道形態につきましては、平成13年度の都営日野大坂上3丁目アパート建て替えに際し、歩道拡幅時に既存樹木を可能な限り保存・保護しながら現状の形態で整備を行ったものであります。歩道幅員につきましては、歩道拡幅部分で約3.8メートル、既存樹木保存部分で約1.9メートルとなっております。  次に、大坂上商店会通り都営住宅側歩道にベンチの設置ができないかということの御質問でございます。歩道拡幅部分は、幅員3メートル以上が十分確保されておりますので、ベンチを設置したとしても、一般歩行者等の通行や一般交通に支障を来す可能性は少ないものと考えております。また、都営日野大坂上3丁目アパートを初めとする周辺の高齢者の方々や、大坂上商店会の買物客等が気軽に休息ができるベンチの設置をすることは大きな意義があると考えております。今後、現地の調査を行い、また、沿道の大坂上商店会等の御意見をよく伺いながらベンチの設置を検討してまいります。  以上でございます。 109 ◯議長(秋山 薫君)  古賀壮志議員。 110 ◯8番(古賀壮志君)  ありがとうございました。期待しております。終わります。 111 ◯議長(秋山 薫君)  これをもって古賀壮志議員の一般質問を終わります。 ============================================= 112 ◯議長(秋山 薫君)  これより議案第109号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。市長。      〔市長 登壇〕 113 ◯市長(馬場弘融君)  議案第109号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。  本議案は、東京都人事委員会の勧告及び公務員の給与構造改革に沿った給与の引き下げ等を行うものであります。本条例は、平成22年1月1日から施行をするものであります。詳細につきましては担当部長より説明いたさせますので、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 114 ◯議長(秋山 薫君)  担当部長から詳細説明を求めます。総務部長。 115 ◯総務部長(栗原 修君)  議案第109号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、御説明申し上げます。  まず最初に、お手元にお配りしております平成21年給与改定概要で御説明いたします。3ページをお開きください。A3版の見開きになっているページで、平成21年給与改定比較をタイトルに記したページでございます。主に[1]改訂の内容の(ア)給料月額と(ウ)期末・勤勉手当の部分をごらんいただきたいと思います。  まず初めに、本年の公務員給与に関する勧告につきましては表の一番右側でございますが、国の人事院では国家公務員の月例給を0.22%の減とし、ボーナスは0.35カ月分の減とするよう勧告しております。また、表の真ん中になります東京都の人事委員会につきましては、職員給与が民間従業員給与を1,468円、率にいたしまして0.35%上回っているものとし、この分のマイナス改定を行うよう、また、期末・勤勉手当につきましても、民間の支給割合と比較し0.35カ月分を引き下げるよう勧告しております。今回この東京都人事委員会勧告の趣旨などを踏まえまして、一般職の職員の給与を改定するため条例の一部を改正するものでございます。  主な改正は三つございます。表の左側、日野市の部分の[1](ア)と(ウ)及び[2]をごらんください。1点目は、東京都人事委員会の勧告及び公務員の給与構造改革に沿った給料表のマイナス改定でございます。2点目といたしましては、同じく東京都人事委員会の勧告に沿った期末・勤勉手当の支給月数の引き下げ及び給料表のマイナス改定に伴う所要の調整でございます。3点目といたしましては、この表にはございませんが、勤勉手当への成績率導入に伴う算定基礎額の改定でございます。  それでは、議案書に沿って御説明申し上げます。まず、1点目の給料表のマイナス改定についてでございます。恐れ入りますが、議案書2ページ、3ページをお開きください。初めに2ページの下から1行目でございます。こちらの別表第1は行政職の給料表、別表第1の2は現業職の給料表となっております。また、3ページ以降はそれぞれの給料表でございます。なお、今回の改定では、先ほど御説明しました東京都人事委員会の勧告に基づく、公民格差分の0.35%を含め、給与構造改革とあわせて、おおむね2%の引き下げを行っております。また、若年層につきましては、東京都にならって引き下げを緩和してございます。続きまして、9ページをお開き願います。別表第2の2は看護職の給料表となっております。10ページ以降はこの看護職の給料表で、引き下げの内容につきましては先ほどの行政職と同様となってございます。また今回、国及び都の勧告はともに医師職の給料表の改定は行っておりません。日野市におきましても同様に医師職の改定はございません。なお、日野市の進めている給与構造改革につきましては、国や都の給与構造改革に沿った形で給料表の引き下げを行っておりますとともに、地域手当につきましては本年2月より国基準で定めた12%となっております。また、来年4月には給料表を東京都に準拠する予定でおります。これをもちまして日野市の給与構造改革は平成22年度をもって完了することになります。  次に、2点目の期末・勤勉手当の支給月数の引き下げでございます。恐れ入りますが、13ページをお開き願います。上から6行目、付則の第2項及び第3項の期末手当に関する特例措置でございます。本来、期末・勤勉手当の支給月数については、勧告に基づき0.35カ月の引き下げとなるところでございますが、本年6月の期末・勤勉手当支給時に既に0.2カ月分について凍結を行っておりますので、残りの0.15カ月分を今回引き下げるものでございます。あわせて、医師職を除く職員につきましては給料のマイナス勧告が本年4月にさかのぼるため、所要の調整として、この間の公民格差分に相当する支給月数0.03カ月を加え、合計0.18カ月分を引き下げるものでございます。この結果、本年3月期における一般の職員の期末手当は100分の32、医師職につきましては100分の35、再任用職員は100分の17という支給月数になるものでございます。なお、次の14ページから26ページまでは1点目で御説明しました給料表の引き下げに伴う暫定給料表の改定でございます。続きまして、27ページをお開き願います。下から5行目、退職手当の計算の基礎となる給料月額の特例措置についてでございます。退職手当は退職するときに受け取っていた給料月額を基礎に算定することになっておりますが、今回の給料表の引き下げにより、平成22年1月から3月までに退職する者の退職手当が、同じ年度である12月以前に退職した者と差違が生じないよう特例措置を設けるものでございます。  次に、3点目の勤勉手当への成績率の導入に伴う算定基準額の改定でございます。28ページ、29ページの新旧対照表で御説明申し上げます。28ページをごらんください。こちらは課長職以上の職員の勤勉手当に成績率を導入するにあたり、勤勉手当を計算するもととなる算定基礎額から扶養手当を除外し、これによって生じる差額分を成績上位者の加算に充てるものでございます。なお、勤勉手当への成績率導入については、今回は課長職以上の導入となりますが、段階的に全職員に導入していく予定でございます。続きまして、30ページ、31ページをお開き願います。こちらは給料表の3級における係長職と、それ以外の職員の昇給限度額が異なるため、これを設定するものでございます。  最後に恐れいりますが、13ページにお戻りください。13ページ上から3行目、付則第1項、施行期日でございます。この条例は平成22年1月1日から施行し、付則第6項の改正規定は平成21年4月1日から適用するものでございます。お手元には議案書と一緒に先ほど御説明いたしました平成21年給与改定概要及び給与月額新旧対照表を資料として提出させていただいております。御参照いただければと思います。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 116 ◯議長(秋山 薫君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長(秋山 薫君)  なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◯議長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◯議長(秋山 薫君)  なければ意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって議案第109号の件は原案のとおり可決されました。 ============================================= 121 ◯議長(秋山 薫君)  これより議案第110号、日野市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  理事者から提案理由及びその趣旨の説明を求めます。市長。      〔市長 登壇〕 122 ◯市長(馬場弘融君)  議案第110号、日野市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。  本議案は、市長、副市長及び教育長の期末手当を0.1カ月引き下げ、年間の支給月数を職員と同様に4.15カ月とするものであります。本条例は、平成22年1月1日から施行をするものであります。詳細につきましては担当部長より説明いたさせますので、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 123 ◯議長(秋山 薫君)  担当部長から詳細説明を求めます。総務部長。 124 ◯総務部長(栗原 修君)  議案第110号、日野市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、御説明申し上げます。議案書の4ページ、5ページをお開きください。新旧対照表で御説明申し上げます。  今回の改正は、市長、副市長、教育長の3月期の期末手当の支給率を100分の50から100分の40とするものです。これは日野市特別職の期末手当の支給月数を年間4.25カ月から4.15カ月に0.1カ月分引き下げることによるものでございます。特別職の期末手当につきましては、近隣市はおおむね一般職の職員と同じ支給月数としているところですが、日野市のおいては、市長をはじめ特別職が減額措置を講じる中、一般職より低い支給月数となっておりました。しかし、今回の給与改定により一般職の期末・勤勉手当の支給月数が引き下げられ、年間支給月数が4.15カ月となるため、これと合わせる形で支給月数の引き下げを行うものでございます。恐れ入りますが、2ページにお戻りください。付則でございます。この条例は平成22年1月1日から施行するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 125 ◯議長(秋山 薫君)  これより質疑に入ります。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 126 ◯議長(秋山 薫君)  なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯議長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長(秋山 薫君)  なければ意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(秋山 薫君)  御異議ないものと認めます。よって議案第110号の件は原案のとおり可決されました。 ============================================= 130 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-26号、日米地位協定抜本改正と普天間飛行場の県外移設を求める沖縄県民の要求を支持し、日本政府への意見書提出を求める陳情の件を議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。  請願第21-26号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において企画総務委員会に付託いたします。 ============================================= 131 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-27号、平山6丁目生コン工場問題についての陳情の件を議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。  請願第21-27号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において環境まちづくり委員会に付託いたします。 ============================================= 132 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-28号、「保育園等改革に関する協議会」の一刻も早い再開を求める陳情、請願第21-30号、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の提出に関する陳情、請願第21-31号、現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書提出を求める陳情の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(秋山 薫君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。なお、請願第21-30号については、記載のとおり、ほかに同趣旨の陳情が4件ございます。  請願第21-28号、請願第21-30号、請願第21-31号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において健康福祉委員会に付託いたします。 ============================================= 134 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-33号、住宅用火災警報器の設置の助成に関する陳情の件を議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。  請願第21-33号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において企画総務委員会に付託いたします。 ============================================= 135 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-36号、公的年金控除額の引き上げと老年者控除の復活を求める意見書の提出に関する陳情の件を議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。  請願第21-36号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において市民文教委員会に付託いたします。 ============================================= 136 ◯議長(秋山 薫君)  これより請願第21-37号、「都市再生機構」賃貸住宅へ定期借家契約導入と家賃値上げに関する意見書の提出を願う請願の件を議題といたします。  請願の要旨はお手元に配付いたしました印刷物のとおりです。  請願第21-37号の常任委員会への付託は、会議規則第134条の規定により、議長において環境まちづくり委員会に付託いたします。 ============================================= 137 ◯議長(秋山 薫君)  本日の日程はすべて終わりました。  12月11日から始まります常任委員会は、お手元に配付いたしました日程表のとおりです。委員の皆様には日程表に基づき御参集願います。  次回本会議は12月17日木曜日、午前10時より開議いたします。時間厳守で御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。                                     午後12時04分 散会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...