↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時12分開会
◯斎藤委員長 おはようございます。ただいまから
建設環境委員会の会議を開きます。
直ちに本日の議事に入ります。当委員会に付託されております案件は、陳情2件、議案4件、所管事務調査4件であります。以上10件につきましては、
建設環境委員会審査予定表の順序で行うことといたします。
初めに、31陳情第8号、小金井市道路新設問題に関する陳情書、元陳情第32号、
都市計画道路小金井3・4・1号線及び3・4・11号線の計画及び概略設計に関する陳情書及び所管事務調査(市内都市計画、自然環境及び住環境に関する調査)につきましては、一括して議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
2 ◯斎藤委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
本日、部局から資料が提出されておりますので、初めに資料の説明を求めます。
3 ◯片上都市計画係長 それでは、都市計画課から提出資料、優先整備路線に関する要望についてをご説明させていただきます。令和元年10月31日、木曜日に市長から都知事宛の要望書を提出いたしました。内容は、優先整備路線である都市計画道路3・4・1号線及び3・4・11号線に関するものでございます。詳細につきましては資料をご覧ください。
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◯佐藤都市計画課専任主査 それでは、都市計画課より
都市計画マスタープラン策定支援の進捗状況について口頭にてご報告をさせていただきます。
都市計画マスタープランは先般、令和元年第3回定例会にて令和4年3月までの策定支援委託についてご議決をいただいたものでございます。その後、令和元年9月30日にホームページ及びツイッターにて
公募型プロポーザル方式による受託者を選定するための事業者の募集を行い、現在審査を行っている状況でございます。事業者への審査結果の通知は令和元年11月下旬、事業候補者の決定及び契約締結は令和元年12月中旬頃を予定しております。また、検討組織といたしまして、公募市民、学識経験を有する者、関係機関、団体の代表者、市職員により構成される
都市計画マスタープラン策定委員会、及び都市整備部長を委員長として庁内関係各課の課長職者で構成される
都市計画マスタープラン庁内検討委員会の設置を行いました。
都市計画マスタープラン策定委員会に公募市民については、11月1日号市報、ホームページ、ツイッター及び市政だよりにで11月15日まで募集を行っております。公募市民の決定は12月中旬頃を予定しております。
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◯眞柴環境係長 それでは、環境政策課から提出の31陳情第8号資料1点につきましてご説明いたします。多摩26市の
生物多様性地域戦略の策定状況について、平成31年1月時点における策定済み、策定中、未策定の状況を表にまとめたものでございます。なお、策定済みの中には、地域戦略として個別に策定したもの以外に、他の計画の一部として策定したものも含んでございます。詳細につきましては資料をご覧ください。
6 ◯斎藤委員長 これより質疑を行います。
7 ◯水上委員 それでは、まず都市計画道路の問題について、小池都知事に宛てた市長の文書について伺いたいと思います。この文書を読ませていただくと、この間、
建設環境委員会含めて議会で答弁してきた内容と基本的には変わらないのではないかと思うんですが、そういうことでいいのかどうか。新しいことが盛り込まれていたとすれば、どういうことなのかどうか伺っておきたいんですが、今までの議会答弁と基本的には変わらないという理解でいいのかどうか。ちょっと確認しておきたいということです。
今回、文書で提出するということになったわけなんですが、今までの議会答弁の中では、議会での市長の答弁などは東京都も把握しているはずであるということを市長は言われていましたよね。つまり市長がこの間も賛同できないという発言もされましたし、住民の理解も得られていないということも発言されていたわけで、そういうことについては東京都も承知しているはずだということだったんですが、改めてこの文書を出されたということについて、その意味というか、今までの議会答弁だけではなく、文書を出したということについては、東京都の受け止め方が違うとか、そういうことも含めて、どのような有効性であるとか意味があると理解していいのかどうか。この点を確認しておきたいということなんです。
一般質問などでも質問があって、市長の答えも聞いているんですけれども、この文書で幾つかお尋ねしたいんですけれども、
都市計画マスタープランを尊重する立場であるということを述べているわけだから、都市計画道路3・4・11号線については基本的に整備を要請していくというのが小金井市の
都市計画マスタープランだと思うんです。都市計画道路3・4・1号線については見直すという形になっていると思うんですけれども、ですから市長の考えとしては、道路が不要なのか必要なのかという議論があって、一般質問では市長から明確な答えはなかったんです。
都市計画マスタープランを尊重する立場であると。しかし住民の理解は得られていなくて、自然環境の配慮も欠けているという状況で、現時点では賛同できないというわけだから、基本的には市長としては
都市計画マスタープランを尊重するということは、3・4・11号線については基本的には必要な道路であると認識としては持たれていると私は理解せざるを得ないんですが、そういうことでいいのかどうか。
都市計画マスタープランを尊重するという立場について、もう少しきちんとした説明をしていただけないかということが3点目です。
もう一つ、4点目から言うと、この文書の中で、現時点では事業化に賛同いたしかねますということになっていて、現時点ということで言うと、今の時点では賛同できない。丁寧な説明を求めるということになっているわけだから、もし市民の理解がある程度進んで、環境への配慮もなされるという判断に達したときには、事業化についてはゴーサインを出していくという理解でいいのかどうか。現時点というのはどのような理解をしたらいいのかどうか。この点を伺いたいということなんです。
小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないよう求めますということなので、つまり事業化というのは事業認可と僕は理解しているんですけれども、そのことでいいんでしょうか。つまり、優先整備路線というのが10年間のうちに事業認可をするというような位置付けになっていますよね。だから、
事業認可そのものの手続、例えば測量説明会とか、そういう形になってくると思うんだけれども、そういうことについては小金井市長が了解できない状況下でやめてもらいたいと理解していいのかどうか。その文章について確認したいと思うんです。そうすると、
オープンハウスの説明会などがこれから予定されていましたよね。ですから、
オープンハウス型説明会であるとか、説明会の工夫を求めるということなので、いろんな形の意見交換会ができるかどうか分からないですけれども、そういう形は東京都としては進めていくと。最終的な事業化の段階に当たって、市長の判断をどう配慮するのかどうかということになっているというような理解でいいんでしょうか。ですから、
オープンハウス型の説明会については何か情報があったらご説明いただきたいんですけれども、この文書について幾つか、細かいところもあるんですけれども、質問させていただきましたけれども、どう考えるのか伺いたいということです。
これが、小金井市長、西岡真一郎の名前で小池都知事に出されているわけですけれども、これから市長選挙があって、仮定の話をするのは失礼な話かもしれないんですけれども、市長が代わる場合も考えられますよね。だから、これは小金井市長として現時点の考えが出されていると。私、西岡真一郎という言葉も確か入っていたと思うんですけれども、西岡市長には大変失礼なんだけれども、市長が代わった場合も、これは小金井市長の見解として生きていくと。新しい市長が撤回するとかいう形にならない限りは、公文書ですから、そういうものとして理解していいのかどうか。この点、幾つか細かい点も含めて確認させていただきたいということなんですが、この都市計画道路の東京都に対する要望について何点か伺ったので、具体的に是非答弁していただきたいということであります。
あと、
都市計画マスタープランの策定に係るスケジュールが説明されましたけれども、
都市計画マスタープランの
市民アンケートと一緒に都市計画道路のアンケートも行うということが第3回定例会の
予算特別委員会で示されていたと思うんです。そうなると、都市計画道路に関する
市民アンケートは
都市計画マスタープラン策定委員会の中でこういうものを作るのかということを決めていくという理解でいいのかどうか。その点を伺いたいということなんです。3・4・11号線と3・4・1号線に関する
市民アンケートだと思うんですけれども、このアンケート結果が出た場合、現時点では市長は賛同できないということに影響があるのかどうか。これについて、どのように市長としては判断するのかどうか。この点を伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。
あと、資料を出していただいたので、質問しておきますけれども、
生物多様性戦略の策定状況ということで、小金井市も今年度策定ということになっていると思うんですけれども、今年度でよかったですよね。違いましたか。あと何年かかけて。そのスケジュールを教えてもらいたいのと、環境市民会議で基本的に決めていくと思うんですけれども、他のいろんな環境団体、市民の団体があるではないですか。そういうところとの協力、協働みたいなことというのはどのように考えているのか。ちょっと確認しておきたいと思うんですが、いかがでしょうか。多摩26市は全体として策定済みがまだ少ないから、多様性戦略というのは全体としてはこれからなのかなというような実感があるんですけれども、以上、何点か細かなところもありますけれども、よろしくお願いします。
8 ◯西岡市長 おはようございます。水上委員のご質問にご答弁いたします。10月28日付け、小金井市長、私より
小池百合子東京都知事宛に文書を提出させていただきました。その内容はお手元の資料のとおりでございます。また、この件につきましては、本会議の一般質問でも何名かの方からご質問いただいた案件であります。内容につきましては、市議会、
建設環境委員会や市議会の本会議など公的な場でこれまで私が申し上げてきたこと、そして10月10日には私と
小池百合子東京都知事との意見交換会が東京都庁で開催されました。その模様は
インターネット配信をされ、現時点でも録画配信されている内容でございますが、その
小池百合子東京都知事との意見交換会の折にも、3項目のうち1項目目の課題として、
小池百合子東京都知事に私から直接第4次
都市計画道路優先整備路線に関する考え方を述べました。
その後、多くの市民の方々から、また議会の方々のご意見もあったかと思いますが、私がこれまで本会議や委員会が、また
小池百合子東京都知事に述べてきたことを私の判断として改めてしっかりとまとめて、そして公的文書として記録にも残し、東京都知事に直接文書でもお渡しする必要があると判断いたしました。水上委員からもご指摘があったかもしれませんが、これまで市長が述べてきたことがなかなか分かりにくいでありますとか、そういったご意見も賜りましたので、私としてはしっかり文書にまとめて、公的文書として東京都知事に提出することが必要だと私が判断したものであります。したがいまいて、この狙い、意図というのは、内容とともに今のような思いの基、文書を提出いたしました。
都市計画道路3・4・11号線につきましては、ご指摘のように、また文書にも書いておりますが、
都市計画マスタープランを尊重する立場、これは3・4・11号線も3・4・1号線も同様ではあるものの、
都市計画マスタープランに書いてあるからということで、私が小金井市長として了解、了承できない状況下での事業化は行わないようにということを強く求めたことがこの文書の大きなポイントではなかろうかと。自分の中ではそこを非常に重視しているところでもあります。
そして、現状では市民の理解が十分に至ってはいないという私の判断もありますし、また、環境への配慮につきましても、まだまだしっかりとした考え方が示されているわけではありませんし、意見交換会も説明会も3回開催しましたけれども、正式に開会はしていないという状況でございます。そういう状況の中で、現時点では賛同できないということを明言したものでございます。
そして、現時点でということでありますけれども、私はこの文書を提出し、小池都知事にも何度となく都市計画道路に関する意見を申し上げてまいりましたけれども、現時点でのという意味は書いているとおりであります。そして、これらの市民の声や私や議会の方々も様々な陳情が採択されたり、意見書が提出されております。こういったものを総合的に受け止め、東京都が事業の主体者として今後どのような取組をしていくのか。こちらについては私もしっかり見極めていかなければいけないですし、市長とあらば、当然東京都とも協議をしなければいけない時点もあるかもしれません。
事業化の意味でありますが、水上委員もご承知のように、現時点ではまだ事業化には至ってはおりません。今は
オープンハウス型説明会の開催が予定されているとともに、私も、日付が間違っていたらすみません、3月11日に要望書を出しておりますが、その要望書を受け止めて、当初は
オープンハウスのみの開催の予定だったところ、併せて意見交換会も行うという東京都からの判断を頂いておりますので、現時点ではまだ
オープンハウス型説明会や意見交換会の開催前の段階であると理解しております。事業化ということに関しましては、第4次優先整備路線の選定はされているものの、事業化ということは、具体的な事業に入るということでありますので、それは恐らく地元の個別の地権者の方にお会いしたり、測量したり、様々な入口があろうかと思いますけれども、現時点では事業化には至っていないという段階にあると思っております。
オープンハウス型説明会や意見交換会の考え方でありますけれども、今、申し上げたとおりでありまして、私は東京都の取り組む小金井市民の方々との意見交換や情報提供やいろんな意見、声を聞く機会というのは必要だと思っておりますし、それは都市計画道路に関する意見、要望を出されている多くの団体の方々からも実りある意見交換会をしていただきたいという要望は頂いているところなので、
オープンハウス型説明会や意見交換会については是非いろいろな工夫をしていただいて、東京都には考えていただきたいと思っております。
市長の任期を超えた次の任期においての考え方でありますが、なかなか仮定の話は申し上げにくいわけでありますが、私が市長ということであれば、当然この考え方は継続、継承していくのはもちろんのことであります。それ以外の選択となった場合には、その時点でその時の市長が考える、判断だと思います。私から明言できることは何もありません。
アンケートにつきましては担当より答弁させていただきますが、当然、予算をかけて行うアンケートでありますし、また具体のアンケートの中身の作成や、私がこれまで考えてきた中では、
都市計画マスタープランのアンケート、3,000人の方々に発送いたしますが、同じ封筒には入りますけれども、別冊でこの2路線についての市民の方々の考えをお聞きする必要があると判断いたしました。この詳細につきましては、この先、これからプロポーザルなども行われる段階なので、具体の検討は今後になりますが、仮にこの考えの下にアンケートが実施され、一定の回答が回収されたとすれば、その市民の方々の声というのは当然、今後の私なり、小金井の市政において重要な市民の声ということで判断されるべきものだと考えています。
9 ◯片上都市計画係長 続きまして、
オープンハウス型説明会等の開催とかの今後の予定とかスケジュールの情報があるかというご質問がありまして、今週、東京都に確認したところ、具体的な内容についてはまだ検討中ということでございました。詳細につきましては、準備が整い次第、連絡いただけるよう依頼しておりますので、情報が入り次第、適宜ご報告してまいりたいと思っています。
10
◯田部井都市計画課長 水上委員より優先整備路線のアンケートは策定委員会の中で決めていくのかというご質問を頂いております。先ほど市長からのご答弁もございましたけれども、このアンケートにつきましては
市民アンケートとは別に送付するものでございます。
市民アンケートにつきましては策定委員会の中でお示ししながら決めていく予定でございますけれども、今回の優先整備路線についてのアンケートにつきましては、基本的には
都市計画マスタープランとは別にやるものでございますので、策定委員会の中で取り扱うことは今のところ考えてはございません。
11
◯眞柴環境係長 それでは、水上委員からのスケジュールについてご報告させていただきます。今年度から2か年かけて、現在、第3次環境基本計画の策定を行っている段階でございます。生物多様性への対応につきましては、第2次環境基本計画の内容を充実させて掲載する予定でございます。環境省の
生物多様性地域戦略の手引きにおいても、地域戦略は環境基本計画の一部とするなど、地域の状況に合わせて、他の分野の計画と一体として策定することも可能としており、策定済みの他団体においても同様に策定している団体があることから、費用負担の増や計画が細分化することによる混乱を避けるためにも、当市におきましても環境基本計画の中に生物多様性への対応を盛り込む予定でございます。
2点目ですが、環境市民会議以外との協力についてということでございますが、こちらにつきましては、市に登録されている環境団体を中心に個別で計画についてのヒアリングを実施する予定でおります。
12 ◯水上委員 幾つか答弁が抜けている部分があったとは思うんですけれども、2問目で質問したいと思います。一つ抜けているところは、今の市長の答弁だと、議会で述べてきたことについてしっかりとまとめた形で文書で出したんだという話なので、今までの答弁から変わった部分というのは基本的にないということだったと思うんですが、今までの答弁も東京都は知っているはずだという話だったと思うんだけれども、文書で出すというのは公的文書として何か効力があるんでしょうか。その辺を確認したいと思うので、東京都に文書で出されたということで、今までの議会答弁の中でやってきたこと以上に、東京都については公的文書で出されたことによって、都知事は市長の見解を尊重しなければいけないとより強く思うものなのかどうか。文書で出したことの効力について答えがなかったので、この点は伺いたいということなんです。
あと2点目が、一般質問でも聞かれてはっきりしなかったのが、
都市計画マスタープランを尊重する立場なんだけれども、現時点では賛同できないという話になっているわけですよね。市長は
確か広域ネットワークで道路整備は一定整理であるという見解がどこかの時点で示されていたことがあったと思うんですけれども、だから
都市計画マスタープランを尊重するということは、
道路計画そのものについては必要であるという考えなんだけれども、今、市民の理解が得られていない。あと、環境への配慮も欠けているということから、今の時点では賛同できないということになっているわけですよね。だから、市長としては
都市計画マスタープランを尊重するということは、都市計画道路3・4・11号線については
都市計画マスタープランと基本的には同様の考えが前提になっているという理解でいいのかどうか。この点、イエスかノーかではっきりしてもらいたい。
都市計画マスタープランを尊重する立場というのがどういうことなのかということです。
あと、現時点でということは、あくまで現時点だと言われたので、そのとおり受け止めるしかないんですけれども、つまりこれからずっと
オープンハウス型説明会が進んでいくことになりますよね。そうなってきたときに、また
都市計画マスタープランと併せて行う2路線に対する
市民アンケート、これも行われるということになって、ある程度市民の意見が出てきたときに、万が一、この路線についての一定の理解が得られたという判断に達したり、また環境への配慮ということがある程度実現するということになれば、市長としては、今の時点はそうなっていないかもしれないんだけれども、事業化について賛同するということもあり得ると、当然そういう理解になりますよね、現時点ではということについて。これについて、もう少し明確にお答えいただきたいと思います。何度も言いますけれども、
都市計画マスタープランを尊重するという立場について、道路の必要性については認めているけれども、現時点ではということだから、一定の条件が整えばゴーサインを出していくということなのかどうか。この点を再度伺いたいということです。
事業化というのは、事業認可に関わる様々な手続になってくるということだったと思うんですけれども、その前段の
オープンハウス型説明会であるとか市民との意見交換会については、市長としては是非やってもらいたいという立場だと思うんです。この間、議会からも意見書が上がったり、決議が上がったり、市民からも求められているのは説明会の在り方の問題だったと思うんですよ。つまり、今までのような意見交換会や
オープンハウス型説明会ではなくて、もっと道路の必要性について、なぜ必要なのかということを説明してもらって、市民が議論できる場を作ってもらいたいということで、建設局ではなくて整備局も含めて参加してもらいたいということが要望だったと思うんです。ですから、
オープンハウス型説明会や意見交換会がどういう形になるか分かりませんけれども、この間の議会の説明では、
オープンハウス型説明会の中で意見交換会だから、
オープンハウス型で今までやってきたように会場をとって、意見交換会に参加するということで選出された市民が意見交換会を行うという形では必ずしもないかもしれないわけですよね。ただ、整備局が来るかというと、なかなか東京都もそうはならないということだったと思うんです。だから、市長が工夫してもらいたいと言っているのは、そもそも論も含めた議論をきちんとしてもらいたいということを東京都に要請しているということも含めた工夫なのかどうか。これを確認しておきたいと思うんです。こういう議論が行われないと、今までの延長戦でやっても、今までも意見交換会は成り立ってこなかったわけだから、それが今度は
オープンハウス型説明会ということでごまかそうとしていると僕は思っているんですけれども、そういうことについては市長としてももう少しきちんと東京都の説明責任を求めていく必要があると思うんですが、その手について市長はどのように考えているんでしょうか。工夫を求めるというのは、何も意見交換会は今までどおりやってもらいたいということだけではないということが市民から求められているし、議会からも求められてきていることではなかったかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
都市計画マスタープランと併せて行う2路線についてのアンケートについては、市民の意見として、せっかく市民の税金も使って行うものだから、受け止めたいということなので、このアンケート結果については市長のこれからの政策判断に当然反映されるという答弁だったと思うんですが、そういう理解でいいのかどうか。もう一回確認しておきたいと思いますが、この点どうでしょうか。
東京都に対しては公文書という形になっていると思うんですけれども、小金井市長、西岡真一郎という名前で出されているものが、市長が代わるとこの公文書というのは東京都としてはもう破棄されるということになるんですか。小金井市長から出しているわけだから、基本的には小金井市の意思として残っていくものだと思うんです。次の市長がもしかして撤回するとか、いや、私は違いますということを公文書で出すと、また変わってくるということになってくるのではないですか。公文書というのはそういうものではないかなと僕は思っているんですけれども、その辺をもう少し明確に、一番最初に聞いた公文書の効力と、今後どのようにいきていくのかということについてはどうなんですかね。東京都ではないから分からないかもしれないんですけれども、その辺どのように考えるのか伺いたい。この文書を出す、出さないで結構市民の皆さんも注目されていますから、この点を明確にお答えいただきたいということです。
あと、アンケートは別に検討するんだということは分かりましたけれども、アンケート内容などについては、当然議会の事前の意見反映とか含めて、そういうことについては行っていただけるものなのかどうか。議会日程との関係はありますけれども、そういう点について確認しておきたいんですが、どうでしょうか。
生物多様性戦略、分かりました。2年かけて作っていくということで、是非市民団体の意見なども聞きながら進めていっていただきたいと思うんですが、他市の
生物多様性戦略などを見ると、レッドデータブックに載っている希少動植物などについて一定きちんとした把握をされて、保全の方法などが検討されていますけれども、小金井市の
生物多様性戦略においても、そういう希少動植物についての把握などはされるという理解でいいのかどうか。その辺、今、計画策定中なので、明確に答えられないかもしれないんですけれども、どのように考えているのか伺いたいと思うんですが、いかがでしょうか。
13 ◯西岡市長 公文書の効力についてでございます。法的なというか、行政的なとかの意味合いについては、もう少し取りまとめる時間、考え方を整理する時間も必要かもしれませんが、公文書ということでお出しした以上、東京都にも記録して保存されますし、小金井市におきましても起案をして文書を出しましたけれども、小金井市政の中におきましても公文書として文書管理規定にのっとって保管されるという意味においては、私は重たいものだと思っております。
一方で、東京都知事との意見交換で申し上げた議事録なども、これも東京都にも保管されますから、私が都知事に発言したことや議会で発言したこと、それから文書で出したこと、これは何が重くて何が重くないとかいう比較をするのは難しく、私はその全てが、公の場で発言をしたり文書を出したりしたことというのは等しく重たいものだ思っております。ただ、明確にあるのは、公文書として文書管理規定に基づいて記録がお互いに残るということだと思います。
そして、この文書にしたという意味においては、議事録などを見ますと、質問者の方々にお答えしていきますから、私の考え方がやや断片的に捉えられていくということもあったかもしれません。そういう意味で、市長の考えはもっと分かりやすくしていただきたいという声が多々ありましたので、文書化したことによりまして私なりの考え方を整理させていただいたという点もあるかと思います。
それから、都市計画道路3・4・11号線の件でございます。まず、
都市計画マスタープラン尊重と現時点での賛同いたしかねるという私の見解についてでありますけれども、
都市計画マスタープランは議論を積み上げて
都市計画マスタープランとして今もなお現存しているものであり、市長としては行政の継続性からも
都市計画マスタープランを尊重するとお答えしてまいりました。これ以外の点にもあります。一方で、事業化ということになりますと、
都市計画マスタープランにあるからということだけではなくて、市民の方々の理解や、また、はけは大変貴重な小金井市の誇るべきすばらしい自然や文化を集積した大切な場所であります。そこに関連する事業である以上、環境への配慮ということももちろん重要でありますから、私は市民の理解、環境への配慮、これはもう当初から申し上げていることですが、地元への配慮がない以上、市長としてその事業化を了解するわけにはいかないということを言い続けておりますので、私はその立場であるということでございます。
そして、水上委員のご質問は仮定の話になるものが結構多くて、非常に答弁するのが難しい部分もありますけれども、今後のことは、私は私なりの市長としての考え方をしっかり東京都にお伝えしたと考えています。この後は東京都が事業主体としてどのように対応してくるのか。ここが非常に重要だと思っています。市民の総意、議会の総意を受け止めて、私なりにこのように行動をとってまいりました。あとは東京都の対応次第だとお答えさせていただきたいと思っております。
また、説明会の在り方については、3月に一度要望いたしまして、そして当初は
オープンハウス型説明会のみの開催を予定していたところ、意見交換会も行うという返答をいただきました。そこに対して、また改めて私は申し上げたわけでありますけれども、この意見交換会の在り方については、東京都も3回にわたって地元で開催していただいています。これも東京都にとりましては他の地域よりは、そういう意味では市民の方々と向き合う姿勢を示したわけでありますけれども、しかし一方で、参加している市民の方々や議会の方々からも、意見交換会の在り方としてはいろんな課題があると、工夫が必要であるということを言われております。また私は、この文書にも書いてありますけれども、都市計画道路3・4・11号線については建設の是非も含め、市民の理解の進展が十分であるとは言えない状況であるということを申し上げておりますから、私のこういった考え方も踏まえて、東京都としては意見交換会に臨む様々な工夫を構築していただきたいと思っております。微細に至るまで私の方で東京都に要望したり、微細に至るところまで主張するのは、なかなかこれは難しい面があります。しかし、3回にわたって臨まれた東京都とすれば、当然その中でいろんな声、様々な声を直接聞いているわけであります。したがいまして、その3回にわたって行った意見交換会などを踏まえた対応とその後の要望というものを踏まえて、東京都におかれましてはしっかりとした意見交換会に臨んでいただきたいということであります。今までどおりのやり方では開催には至らないということは理解していただいていると思いますので、東京都の工夫は是非考えていただきたいと思っております。また、私もこれまでと同じようなやり方では難しいのではないかということは、都庁に行った折にはお会いさせていただいた方に直接これまでもお伝えしてきたところであります。
アンケートについてでありますが、このアンケートについては、もちろん予算化をして、3,000人規模という意味では、これまでの
都市計画マスタープランの規模よりは大きい。失礼しました。前回も3,000人でありましたので、アンケートの規模としては前回の
都市計画マスタープランと同様でありますけれども、小金井市の行うアンケートの規模としては、計画策定における規模としては非常に大きな規模だと考えております。そして、このアンケートは、詳細はこれからの設定になりますが、地域的にも年代的にもバランス良くといいますか、無作為抽出のやり方が今、主流でありますけれども、全市民的な考え方をお伺いするということは、市政にとりましては必要なことだと思っておりますし、そのアンケートの結果、どのような声が寄せられたかということは、大切な声だと踏まえていきたいと考えております。
それから、時の市長の考え方についてなんですが、この文書はこの文書としてもちろん記録に残りますが、何度も申し上げますけれども、私が市長であれば、この考え方は継承していくことになりますけれども、それ以外の選択になった場合には、私から何か明言できることはありません。その時の方が判断されることと思います。
14
◯田部井都市計画課長 アンケートの内容について議会の意見を反映させるのかというご質問を頂きました。内容につきましては今後慎重に検討してまいりたいと考えておりますけれども、実施に当たりまして、議員の皆様にもご確認いただく機会は設けてまいりたいと現在では考えております。
15
◯眞柴環境係長 レッドデータブックの把握の件につきましては、はけや野川周辺に生息する絶滅が危惧される生き物につきまして、東京都レッドデータブック2013と野川流域連絡会が作成した野川の生き物ガイドブックを参照し、一定把握しているところではございます。市では、現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難もしくは近い将来困難となる絶滅危惧類が10種類、現時点での絶滅危険度は小さいが、生育・生息条件の変化によって絶滅危惧類に移行する準絶滅危惧が9種類程度生息しているとの認識をしております。これらを環境基本計画の生物多様性の中で管理していく必要があると考えております。
16 ◯水上委員 公文書なんですけれども、市長の今の答弁だと、記録に残ると。しかし議会答弁、それぞれ重たいものだと。だから、基本的に議会答弁も含めて市長が述べたことと公文書で出したことというのは変わらないんだという、どこが重いというわけではないんだと私は理解したんですけれども、本当にそういうことなんですかね。そういうことで市長は理解しているということだったらいいんだけれども、あと、公文書の効力については、市長が代わった場合にどうなのかというのは分からないということだったと思うんです。分からないとは言っていないか、効力として残ると。だから、市長が代わったとしても、小金井市長の今の文書として出しているわけだから、それは基本的に残っていくと。次の市長が、例えば小金井市前市長の考えはおかしいと、自分は違うんだということであれば、また公文書を出すとかして訂正していくという手続になっていくということなのかどうか。この辺は、委員長、申し訳ないんだけれども、市長とやりとりしていても公文書の扱いはよく分からないので、総務部など、きちんとした公文書に対する見解をいただきたいと思っていて、別に休憩しなくてもいいですから、一旦保留して、総務部などから見解を出してもらえないかなと思うんですけれども、これを委員長の方でお取り計らい願えないかということで、公文書の扱いについてははっきりしておいた方がいいと思うので、そのようにお願いしたいと思います。
あと、
都市計画マスタープランと現時点との関係は、結局
都市計画マスタープランは尊重するという立場なわけだから、一定の理解が得られれば事業化についてはゴーサインもあり得るんだという理解にしか私はならないと思っているんです。だから、私の理解が違っていれば、市長からまたご見解をいただければと思うんですけれども、ですから今までの議会答弁と変わっていないわけだから、現時点では事業化は難しいということなんだけれども、優先整備路線に制定されてから今で4年目ぐらいになるのかな。3年たったのかな。そういう時点で市民の理解がまだ得られていないわけだから、この路線が必要なのか不必要なのかという判断を行政的にきちんと市長が判断すべきだと思うんですよ。しかし、この間の一般質問も聞いてきましたけれども、まだそれについての判断は市長としてはされていないということですよね。だから、そういうことで言うと、今までの市長の見解とは何ら変わらないわけだから、もう少し明確に、道路が必要なのか不必要なのかという判断を私は是非していただきたいとお願いしたいと思うんですが、その点、最後、市長としてどのように考えているのか伺いたい。
都市計画マスタープランを尊重して、現時点では賛同できないんだということは、そういうことになりますよね。今の時点では必要か不必要かという判断はしていないんだと。
都市計画マスタープランを尊重するということだから、前提としては必要であるというような認識のもとに発言されているという理解になると思うので、そういう理解でいいのかということも含めて、必要か不必要かという判断についてはされていないということでいいのかどうか。ちょっと確認しておきたいと思います。
あと、是非も含めて意見交換で工夫してもらいたいということを述べているということなんですが、意見交換会を3回やってきましたけれども、市民の皆さんから毎回出てきている話なんです。要するに、是非も含めた議論をしてもらいたいということを言っているんだけれども、東京都は聞き入れてくれないわけです。この前の意見交換会、最後のときは、東京都はこれ以上やっても不毛だという発言をされたんです。僕もちょっとびっくりしましたけれども、東京都から意見交換会をやろうとやってきて、意見がかみ合わないから、もう不毛ですねみたいな話で、
オープンハウス型説明会に切り替えましょうということ自身が僕は大変問題だと思うんですけれども、ただ、そういう状況なわけだから、もう少し市長として意見交換会について、整備局も含めた是非も含めた議論を、微に入り細に入りは言わないんだということなんだけれども、今もう少し具体的に踏み込んで言わないと、3回もやってきて決裂しているわけだから、もう少し明確に述べていただかないといけないのではないかと思うんですが、意見交換会の工夫についてどのように考えるか伺っておきたいということです。
オープンハウス型説明会の中で意見交換会を行ってもらいたいと要望したということなんですが、今までの意見交換会と同じものをやられるわけではないんです。
オープンハウス型説明会の中でやるという話なので。その辺も確認がとれていないわけだから、もう少し市長として市民との意見交換についてはもっと踏み込んだ発言を是非していただきたいということをお願いしたいと思います。
あと、アンケートについては分かりました。あと、
生物多様性戦略についても、是非よくご検討いただいて、希少動植物の把握など、市民団体の協力も得ながら把握していただきたいということは申し上げておきたいと思います。
17 ◯斎藤委員長 先ほどの件なんですけれども、市長に対する見解を求めているのではなくて、法務に確認しろというお話なんですが、それを確認するとなれば、委員会として確認するということなんですが、他の方は分かりませんが、市長が代わったといっても、その市長の意向というのは当然残る。それが上書きされれば新たな市長の意思となるというのであって、これをわざわざ法務に委員会として確認するというのは、皆さんが全員賛成ならしますけれども、私は反対意見が1人でもあれば、それは委員会としての問合せとならないと思っていますが、皆さんのご意見はいかがでしょうか。
18 ◯水上委員 そういうことであればいいんですけれども、市長の今の答弁が、公文書というのはそういうものだという発言として受け止めざるを得ないと思うんです。
19 ◯斎藤委員長 市長の見解としてということですか。
20 ◯水上委員 そうですね。だから、これが小金井市の意思であると受け止めると。あと、こういう保留の場合は委員会で確認するというものではなくて、この間も、例えば市民参加条例などを他の委員会で問題にしたときは、別に委員会で確認しなくても、必要であれば見解を求めたということはありますので、別に委員会の総意として求めなくてもいいんですけれども。
21 ◯斎藤委員長 だったら個人的にやってください。
22 ◯水上委員 そういうことであれば、いいですよ、市長の見解として。公文書というのは市長が代わっても基本的に残るものであるということと、あとは、公文書で出したといっても、議会答弁とは何ら重さは変わらない、同等であるという発言だったので、それが小金井市の意思であるということを確認させていただいたということで、別にそれをもっときちんとした裏付けが欲しかったんですけれども、委員長がそういうことであれば、それはいいです。
23 ◯西岡市長 都市計画道路3・4・11号線の見解を何度も問われております。繰り返しの答弁になりますけれども、事業化というのは、市民の理解や合意形成がどんな事業でも必要だと思っております。私も様々なことに取り組んでまいりましたけれども、こういったものが欠けている状態、つまり地元への配慮がないという状況であれば事業化は困難。そして、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化を進めないよう求めました。はっきりと私は明言いたしましたので、ここが正に重要なところだと思っております。
それから、
オープンハウス型説明会、意見交換会の件でありますが、当初は
オープンハウス型説明会を行うということでありましたが、
オープンハウス型説明会という手法ではなくて、意見交換会も是非継続していただきたいということを3月に要望し、そして東京都は
オープンハウス型説明会だけではなくて、意見交換会も継続するという回答を頂きました。併せて私からは、今までどおりのやり方ではなかなか難しいのではないか、いろいろな工夫をしていただきたいということを申し上げましたので、現時点では東京都の
オープンハウス型説明会、意見交換会の具体的なことについてはまだ市の方には連絡は頂いていない状況ではあるものの、是非東京都が主体となって、今まで寄せられた声、私の要望書、議会の声、こういったものを踏まえて適切な意見交換会をしっかり実施していただきたいと考えております。
公文書につきましては、改めて私も答弁しませんが、公文書で出したということは、それは記録として残りますし、非常に重たいものだと思っておりますが、それはその時点の市長が判断することだと思います。
24 ◯板倉委員 水上委員が述べられているように、私もこの二つの都市計画道路路線について市長の見解を伺いたいと思っているんですけれども、過日の一般質問でのやりとりにもありましたように、西岡市長の態度というのは、自分自身の政治家としての意思というものが市民の理解が得られているかどうか、地元への配慮が欠けているかどうかで判断をするということであって、政治家、市長としては、自分の信念というものが感じられない文書になっています。
例えば、私は一市議会議員として、小金井市のはけ、国分寺崖線、緑に影響を与えるようなものが作られるという計画ができてくれば、たとえその意見が少数であっても、先頭に立って反対の取組をしていくでしょう。小金井市の魅力というものは、はけ、緑というものが何としても欠かせないからであります。水と緑という言葉がよく使われますね。だけど西岡市長の態度というのはそういうものではなくて、市民の理解が得られているかどうか、地元に配慮を欠いていないかどうかで判断するんだという政治姿勢なんです。だから、一般質問の場で質問者からは、市民に責任を押し付けているという発言が飛び出しているわけであります。この私の理解というのは間違っているでしょうか。政治家としての市長としては、国分寺崖線、はけ、あるいは小金井市の貴重な緑に対して影響が出るものについては、自身としてはどのように考えているんでしょうか。あくまでも市民や住民の理解、合意というところに重きを置いてしまうのでしょうか。これがまず基本点であります。
次に、市長から東京都に
オープンハウス型説明会とは別に意見交換会の継続も求めたと。今の答弁ですと、東京都からは意見交換会も行っていくと述べられたということですね。それは、
オープンハウス型の説明会の中で、その会場における意見交換会も、市長が考えている意見交換会の継続という理解になるんでしょうか。それとも、
オープンハウス型の説明会とは別個に意見交換会が行われていけば、それは市長は意見交換会の継続だという認識に立つのでしょうか。
同時に、
オープンハウス型の説明会というのは、事業を前に進めていくための一つの説明にすぎません。市長は一歩立ち止まって意見交換会を求めていくという立場に立つのか。事業を進めていくための
オープンハウス型説明会とは別個に進められても、意見交換会が別個に行われれば、それは了としてしまうのでしょうか。ここは事業化が一歩前に進んでいくかどうかの一つの岐路に立つ部分でありますので、市長のご答弁をお願いしたいということであります。
また、この10月28日付けの都知事宛の要望書の一番最後には、是非小池都知事には現場にお越しいただきたいということを述べています。では、小池都知事がいまだに現場へ来ていない段階で、小池都知事が現場視察などで来ないという段階では、西岡市長としては具体化は認めないという考えに立つということでよろしいんでしょうか。
次に、文書の中とか市長の答弁をよく聞いていますと、市民の理解という言葉を述べています。一方で、地元への配慮に欠けるという言葉を使っています。よく聞いていると、理解という場合には、市民という言葉を使っているんです。配慮という場合には、地元という言葉を使っています。これから都市計画課で具体化されていくのであろうと思う優先整備路線、この二つの路線に対する
市民アンケートについても、市民であります。地元ではないんです。ちょっと話は変わりますけれども、高速道路の建設とか、あるいは飛行場の建設とか、いろんな問題があったときに、その高速道路の整備を求める意見、あるいは飛行場が必要だと思っている意見は一方でありながらも、そこに住んでいる方たちにとってみれば、それは困るというのが渦巻いてまいります。だけど広くアンケートをとると、作ってほしいという声が多数になっていくことはままあります。市長の述べている
市民アンケートというのは、地元の方たちからは駄目だという声が上がっていても、
市民アンケートを小金井市民から不特定多数でとっていったときには、作ってほしいという声が高ければ、地元の状況はさておき、そのアンケートの結果で作ってほしいという意見が出てきたら、それは市民の理解を得たという立場に立つんでしょうか。地元への配慮というのは、あくまでも地元が中心になります。
市民アンケートというのは、そういう真逆の問題を抱えるんですね。その点については、市長はその
市民アンケートの位置付けというのは、地元とは切り離して判断していく材料になっていくという理解に立つんでしょうか。
さて、都市計画道路3・4・1号線であります。
都市計画マスタープランでは、一定区間での路線変更などの可能性について検討しますと書いてあります。その立場を尊重して、市長として、今、東京都が予定している3・4・1号線の計画路線については見直しを求めるんだと。その見直しという場合も、市長はどういう考え方の見直しになるかというのが求められます。現在の路線というのは、連雀通りからはけを下っていって、貫井南町の新小金井街道まで到達するという今の路線がありますね。この路線を若干ずれれば、要するに、はけを下っていっても構わないんだと。逆に言えば、はけを分断していっても構わないということを考えているんでしょうか、見直しの範囲には。現在の路線については問題だけれども、ちょっとずれればいいという考えなのか。市長の頭の中にある見直しというのはどういうことを考えているんでしょうか。
さて、今、優先整備路線アンケートについては、今後内容について議会とも意見交換しながら考えていくというのは都市計画課の先ほどの課長の答弁だったと思います。一方で、これは次期
都市計画マスタープランに対する3,000人のアンケートの中に同封するということですよね。そうすると、スケジュールというものを持たなければいけませんね。優先整備路線に対するアンケートのスケジュール、そのスケジュールは結局どうなっていくんでしょうか。先ほどの答弁だと、私のメモが間違っていなければなんだけれども、
都市計画マスタープラン策定委員会の中では取り扱わないんだと。となると、都市計画課の中で独自に作っていくという考えに立つと受け止められるんですけれども、それを踏まえて、どのようなスケジュールで課の中で予定しているのか明らかにしていただきたい。
最後は、環境共生モデル都市宣言の部分であります。環境基本計画の中に
生物多様性地域戦略を策定していくという答弁がありました。つまり、
生物多様性地域戦略を具体化していくと、環境共生モデル都市宣言と同じような内容になっていくのではないかと私は考えるんですが、その点については違いはあるのでしょうか。ご答弁をお願いいたします。
25 ◯西岡市長 多岐にわたるご質問でございます。答弁漏れがあればご指摘ください。また、質問によっては担当の方からご答弁をさせていただきますので、ご理解いただきたいと思います。私の意思が見えないというご指摘であります。この文書の中にも明記しておりますが、はけ、国分寺崖線や野川は小金井市にとって最も大切にしている生態系豊かな自然ですという私の考え方をまず述べております。そして、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないよう求めます。このように私は述べておりますので、これが私の意思であります。
意見交換会の継続につきましては、まだ具体的な方策を聞いておりませんので、今、何か仮定の状況の中で私から何か明言したり判断することは難しいと思っておりますが、あるべき姿、望ましい在り方については、東京都に何度かにわたって伝えてまいりましたので、あとは東京都が事業主体としてどのように受け止められるか。どのような手法を用いられるかということだと思っております。私からは、市民の方々の声や議会の声も踏まえて、意見交換会の在り方については東京都に申し上げてまいりましたので、その東京都の具体的な方策がどのように構築されるのかは今後であります。
都知事の視察と事業化との兼ね合いでございます。もちろん東京都知事が現地をご覧になられた上で、東京都としての政策判断をされることの方が私は望ましいとは思いますけれども、あとは東京都の判断、東京都がどのような考え方をお持ちになるのか、都知事がどういう考え方をお持ちになるのかということだとは思いますが、私としては、是非現場をご覧いただきたいという思いであります。
そして、市民の理解と地元への配慮と何がどう違うんだということでありますが、今、板倉委員からご指摘を受けて、私も確かにそういう言葉になっているなと思いました。地元も市民という言葉もほぼ対等なものだと思っておりますので、地元という意味で言えば、地元への配慮という言葉の中には、環境への配慮や市民の理解ということは含有されているものだと思いますから、言葉の上では、地元への配慮というのは市民の理解というものを包含している言葉ではないかなと私としては考えてお伝えしてきているところでありますが、あえて使い分けているということは特段意識はしておりません。どちらも重要なことだと思っております。
アンケートにつきましては、様々な判断材料といいましょうか、私、小金井市長としてどう考えていくのかというときの全体の中の様々なものの一つだと思っております。このアンケートの結果だけをもって判断をするというのはなかなか難しく、判断する際には総合的な判断になろうかと思います。
都市計画道路3・4・1号線の見直しの範囲でありますが、見直しという言葉はもちろんいろいろな意味がありますけれども、私としては、東京都が第4次優先整備路線として選定された今の事業計画につきましては見直しが必要と申し上げております。それは
都市計画マスタープランの中にも書いておりますけれども、この見直しにつきましては、国分寺崖線、はけの保全という項目の中において明記されております。国分寺崖線、はけの緑の保全を勘案し、将来的な都市計画道路3・4・1号線及び、この中では3・4・12号線、連雀通り以南のことも含まれているんですけれども、に関しては一定区間での路線変更などの兼ね合わせについて検討しますと明記されております。そこに森や緑や川や住宅が仮にないとすれば、道路は縦横無尽にいろいろなところにいろいろな選択肢があった方がいいのかもしれませんけれども、国分寺崖線という小金井市が守り抜かなければいけない緑、様々なものが現状あるわけでありますので、また一方で、私は従来から申し上げておりますように、連雀通りもすいすいプランなどの一環で渋滞解消に向けた建設工事も進められ、連雀通りの東西機能、東八道路としての東西機能というものもありますし、3・4・1号線につきましては、私は事業化そのものの見直しをしておりますから、東京都にはしっかり受け止めていただきたいと考えているところであります。
26
◯田部井都市計画課長 優先整備路線に関するアンケートのスケジュールはどうかというお尋ねでございます。先ほどのご答弁の繰り返しになりますけれども、まず内容につきましては今後慎重に検討してまいりたいと考えておりますけれども、実施に当たりましては議員の皆様にもご確認いただく機会を設けてまいりたいと考えております。
都市計画マスタープラン策定のための
市民アンケートの時期でございますけれども、これにつきましては、今回はプロポーザルで業者を選定してまいりたいと考えておりまして、冒頭の行政報告でもご説明しましたけれども、プロポーザルによる業者選定の手続の関係から、業者との契約時期は12月中旬を予定してございます。その後、内容の精査などの期間が必要となってまいりますので、実施時期につきましては令和2年2月頃を予定しておりますが、詳細のスケジュールにつきましては、今後、委託業者の専門的な知見などをいかしながら決めてまいりたいと考えてございます。
27 ◯平野環境政策課長
都市計画マスタープランにおける環境共生モデルの関係と生物多様性の関係でございます。
都市計画マスタープランにおける環境共生モデルというのは、原則的に環境に配慮したまちづくりという部分での視点かと考えてございます。一方、環境基本計画の中で作成する生物多様性につきましては、生物多様性の重要性ですとか、生物多様性を保全していくためにはどういうことをしていくのかというものを市民の皆様に普及啓発していくというのが主な内容になっていますので、関連はしてございますが、全く同じというものではないという認識でございます。
28 ◯板倉委員 今、市長からは、一番最初、私の質問に対する市長の大もとの見解なんですが、10月28日付けの小池都知事に出された文書の一番最初、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないように、つまりこれが私の意思なんだということを繰り返し述べられているんですが、その前段に、市民の理解の進展が十分であるとはいえない状況でありということがでているんですよ。つまり、市民の理解が得られていないから、私、小金井市長は了解できないんですよと読めるんです。これが市長の判断基準なんですかと聞いているんです。政治家としての市長は、国分寺崖線、はけ、緑をという部分については、判断基準は市民に置かれているのか、自分自身のまちづくりの中にあるのか。それが見えてこない。先ほど言いましたように、私は、例えば自分が少数意見の側であっても、国分寺崖線、小金井市の緑というのは何としても守りたいというのが私の政治姿勢です。西岡市長は市民に判断基準を置かれるのかどうかというところを聞いているんです。それは後ほどの都市計画課が予定している優先整備路線2路線に対する
市民アンケートにも関わってくるんです。市長は、この
市民アンケートについては、アンケートの結果だけでは判断できるものではないから総合的に判断するんだということなんですが、不特定多数に広く市民にアンケートを求める。だけど、その該当地域から距離が離れれば離れるほど認識が変わってくる。温度差は出てくるわけです。しかし、その方たちの意見も市民の意見になるわけです。最後は市長は総合的に判断すると言うんだけれども、政治姿勢は一体どうなんですかというところになるわけです。市民に判断を委ねるということになると、優先整備路線のアンケート結果に左右されていくわけです。市長の基本的なスタンスを明確に述べていただきたい。市民に置くのか、自分の政治姿勢に置くのか。政治姿勢は市民に委ねるというのは市長の政治姿勢なのか。それによって今後の見方が変わってまいります。その点を明確にしてほしいというのが最初から求めている質問であります。
さて、地元も市民も対等でありますということでしたね。私は今まで使い分けていますよということを述べて、市長はそうだったのかということにお気付きになったようですが、そうすると、地元へのアンケートというのがあってもいいですよね。
市民アンケートですよね。地元へのアンケートというのは、もう既に東京都へのパブリックコメントなどで示されている。今回の陳情などでも示されている。そうすると、市民も地元も対等であるならば、既にこの計画が無理があるということは分かるではないですか。そうすれば、市長としては明確に反対の意思を示すべきなのではありませんか。賛同しかねるという抽象的な判断で、しかもそれは市民の理解がまだ得られていないからというところに位置を置いている。市民も地元も対等であるならば、もう既にこの陳情、この間のパブリックコメントでも明らかではないですか。どうして反対という意思を示さないんですか。そこが矛盾しています。いかがでしょうか。
都市計画道路3・4・1号線であります。明確に伺いますが、見直しの範囲の中で、はけを分断していくような計画内容であったら、市長は駄目と言うんでしょうか。その見直しの基準がよく分かりません。ちょっと路線がずれればいいとなるのか、いや、はけを分断するようなものは私としては認めないという立場になるのか。どちらでしょうか。
さて、都市計画課長から、優先整備路線2路線のアンケートについては令和2年2月頃にアンケート予定と。つまりその頃に発送するということでしょう。今はもう11月です。12月に市長選挙があって、その後、議会も多分新しい顔ぶれも出てきますから、臨時会なども想定されるでしょう。そうすると、そのアンケートはいつの時点で議会に示されるんでしょうか。議会からいろいろな意見が出てきたら、それをまた集約して見直すという流れになりますよね。そのスケジュールというのは持っていますか。いかがでしょうか。
29 ◯西岡市長 私の政策意思とう部分でありますが、先ほども申し上げましたように、はけ、国分寺崖線、野川は小金井市にとって最も大切にしている生態系豊かな自然です。そして、国分寺崖線の緑はとても大切な小金井市の財産であるということと、そして市民の理解というものは双方ともに重要なものだと考えております。そのように答弁いたします。
それから、地元へのアンケートなどについての再質問がございました。この道路は生活道路ではなく、都市計画道路であり、幹線道路であり、今般、第4次優先整備路線に入っている道路は都市と都市とを結ぶネットワーク道路という位置付けになっております。もちろん小金井市民ではない方々も利用する道路であります。言うまでもありません。そういう状況の中で、この事業は東京都の事業でありますから、都税あるいは国税が活用されるんだと思いますけれども、この道路について小金井市として意向を聞くということであれば、私としては、幅広い市民の方々から当然お聞きすることは必要だと考えております。よく日本共産党小金井市議団の皆様方も市民の声を大事にということをお聞かせいただいておりますが、このアンケートのことになりますと、
市民アンケートの必要はないんだということをおっしゃるんですね。それは私には理由がよく分かりません。市民の声は大事であります。ですから、なぜ日本共産党小金井市議団の方が全市民を対象としたアンケートをとる必要がないとおっしゃるのか、私には理解ができないところでありますが、小金井市にとって今回初めて行う都市計画道路についてのアンケートを実施したいと考えております。市民の声をお聞かせいただきたいというのが私の率直な思いであります。
また、最終的な市長としての判断といいましょうか、ときにいろいろな判断がありますけれども、私としては私として判断をすることがあると思いますけれども、その判断につきましては、先ほども申し上げましたように総合的に判断していくということになろうかと考えております。
また、都市計画道路3・4・1号線の見直しの範囲につきましては、見直しは見直しでありますから、現状の事業化計画を見直すべきだと。これは市長としても申し上げているんです。
都市計画マスタープランに書いてあるからだけではなくて、私、市長としても、3・4・1号線については事業の見直しをすべきだと申し上げておりますので、そのように答弁させていただきます。
30
◯田部井都市計画課長 優先整備路線に係るアンケートの議会への示し方とスケジュールについてのお尋ねでございます。これにつきましては、現在、アンケートの設問や添付資料などについて検討している状況でございます。議員の皆様にはなるべく早くお示ししたいと考えておりますが、また、そのお示しする方法についても検討している状況ということでございます。
31 ◯板倉委員 市長、何を血迷ったのか、なぜ日本共産党小金井市議団が
市民アンケートは必要ないと言うのかと逆に言われましたね。(「血迷ったという言葉は使っていない」と呼ぶ者あり)私が市長は何を血迷ったのかと思っている。日本共産党小金井市議団は、地元の方たちを無視して
市民アンケートをとるなんていうことはやらない。地元の方たちから、自分たちも全体の意見を聞きたいのでということであれば、
市民アンケートは当然出てくる。地元の意見というのは陳情でも明らかだし、パブリックコメントでも明らかだと。その地元の度外視して
市民アンケートをとるというから、おかしいではないかと言っている。私たちは地元を無視するようなことはしない。その点を私は言っているんです。地元の意思というのは既に明らかになっているではないですか。だから、地元と市民が対等だと言うならば、地元の意思というのは明らかになっていますよということを言っているんです。私たちは地元を無視したことはやらない。地元のことを一番大切にしなければいけない。地元が一番影響を受けるわけですから、影響を受ける地元を度外視してということはよくない。だから、私たちはそのことを市長に指摘しているわけであります。
さて、国分寺崖線は小金井市にとってとても貴重なものである、市民の理解が必要だと述べられました。国分寺崖線は小金井市にとってとても貴重なもの。ということは、西岡市長にとっても貴重なものという判断を下したと思います。そこに都市計画道路を2本作る。既に都市計画道路3・4・11号線については今、具体的に動いてきている。とても貴重なものであれば、当然市民の理解は必要です。その前に地元の理解は当然必要です。西岡市長は小金井市にとって貴重なものであれば何としよう。反対するのではないですか。市民はどう考えているかではなくて、まず市長として反対の矢面に立つべきではありませんか。反対の側に立って、等挙との矢面に立つべきではありませんか。それが小金井市にとって貴重な国分寺崖線であるならば、市長が果たすべき仕事ではありませんか。小金井市にとって貴重なものなんでしょう。なぜそういう態度をとらないのか。それが今、問われています。なぜ東京都の前に立ちはだかろうとしないんでしょうか。小金井市にとって貴重な緑ですよ。貴重な国分寺崖線。その点、明確に述べてもらいたい。
都市計画課の中で今、設問項目を検討しているということですね。仮に1月に当委員会が閉会中に設けられたとします。そこに、こういう内容を考えていますけれどもどうでしょうかと出されてきたとする。1回のやりとりで終わってしまうのでしょうか。これほど小金井市にとっても貴重な緑のところ、国分寺崖線を通すという計画が具体化されるという段階で、やりとり1回程度で終わってしまうアンケートになってしまうんでしょうか。どのようにお考えでしょうか。
32 ◯西岡市長 ご答弁いたします。私の姿勢でありますけれども、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないようということを東京都知事宛て文書を提出いたしました。まず、これは私の大きな政治意思だと思っております。
33
◯田部井都市計画課長 優先整備路線に係るアンケートの議会へのお示しの仕方についてのご質問を頂きました。これにつきましては、まだこの段階では断定的なことは申し上げられませんが、お示しの仕方そのものについても今、未定でございます。今後検討してまいりたいと考えております。
34 ◯篠原委員 今回、西岡市長から都知事に出したこのことについて、ちょっと所感を述べさせていただき、質問したいんですけれども、私も当初から都市計画道路3・4・1号線と3・4・11号線というものに対しての私の受け取り方は違っております。3・4・1号線と3・4・11号線の環境に対する影響の度合いから考えて、また交通問題を解決するための都市計画道路という性格上、捉え方を変えておりました。どういうことかと言いますと、まず3・4・11号線の場合は甲州街道から東八道路までの拡幅がもう9割方になりましょうか、出来上がってきております。それから、東大通りは五日市街道から連雀通りまで拡幅がもうできております。そうしますと、これが両方が出来上がって、府中の方も完成したときに、小金井市に上がってくる場合、現在、アメリカンスクールの横を北上してくる車というのが非常に多いです。そのまま真っ直ぐ上がってきて、西武線の小さなガードをくぐって、すぐ右に上がってくる。そういうことから、また、はけの道をそのままずっと西に来るという、これは非常に今、目立ちます。ご存じのように、東西交通戦争という言葉で言われましたけれども、西武是政線の西側と東側での問題の対立、意見の違いがあった。いまだに西側の道路には交通指導員が張り付いているというような状況、この状況というのがもう何十年もそのままあるというのは、これは市政としてもおかしいよねと私は常々思っておりましたけれども、今回、地元に情報がない中で、3・4・1号線と3・4・11号線が、どういう訳か、どなたが運動したのかは全く私は知りませんけれども、突然これが東京都の方で事業化されるに至った、進んでしまっているということについて、大変奇妙な気持ちを抱いたのがまず最初でした。
これは斎藤委員長ともこの問題について、この委員会の人間として二人で話し合ったときにも、3・4・1号線と3・4・11号線の位置付けは違うということについてはおおむね意見が一致しておりました。今の連雀通りと小金井街道の北側、また南側に向けてのそれぞれの通りを見てみますと、そこから先ほど言った西武線の東側、処理場の東側の道路ですね、西武線のガードに至るところ、それらの交通の在り方をずっと見てみますと、3・4・11号線で南側に抜ける、それから南北が出来上がっている、あの部分については一定作らなければいけないのではないかと。しかし、それについて、斎藤委員長はこういうのは専門家ですから、案を作ってくださったんですよね。連雀通りから貫井の通りと同じように、地下に入って、野川の下をくぐって武蔵野公園に出るということで、環境に対する負荷を大幅に減らせる案があるのではないかということで、これは斎藤委員長が書いてくださったんですけれども、道路構造令に沿った傾斜で十分できるという案があるわけです。
事ここに至って、こういうことであれば我々も考えますよと。3・4・11号線ができれば、国分寺訪問に抜ける車はこちらにどうぞ行ってくださいということで東八道路に誘導し、連雀通りの負荷を軽減する。それから、連雀通りから来て小金井街道を下っていく、それから小金井街道を上がってきて連雀通りに行く、そういう抜ける車の負荷を軽減するのに役立つのではないかと思うんです。3・4・11号線は、今、東京都があちこちで都内はトンネルで高速道路まで作っているんだから、このぐらいトンネルで作ってもいいだろうというぐらいの気持ちを持っているわけなんですけれども、こういうことであれば、こういう方法は考えられないかということでの提案、橋梁にするというようなことを東京都は言っているようですけれども、あそこに高圧線が通っていますから、橋梁となると一定の上限の制限もあるでしょうし、いろいろ技術的に問題もあるだろうと。お金だけの問題で考えれば、野川の下も全部くぐって、地下にしてしまった方がいいではないか。そういうことを交換条件で出すというぐらいの腹を持ってもいいのではないかと思うんです。今回の市長の申入れ、要望について、こういう方法がとれないか。こういう方法も考えられないかというような条件を付しながら発言していく、要望していくということは考えられないのかどうか。それをご意見を聞きたい。
35 ◯西岡市長 ただいま篠原委員から、歴史的な経過も踏まえ、都市計画道路3・4・1号線、3・4・11号線の位置付けなどに関しましてもご見解を拝聴させていただいたところであります。篠原委員がおっしゃった二枚橋から野川を越え、連雀通りに至る間の様々な歴史があったということは、篠原委員からも以前教えていただいた経過があります。一定のご提案を賜りました。私としては、今、篠原委員がおっしゃられたようなご提案については熟慮させていただいて、今後考えさせていただいて、そういう議会からのご提案があったということにつきましては東京都にはお伝えさせていただきたいと思いますが、今後の交渉、協議において、私から何か具体的な提案をするということに関しましても、引き続き検討させていただきたい。今日のところはそのように答弁させていただきます。現時点では、小池都知事に出した文書が今の私の意見でありますが、頂いたご提案は受け止めさせていただきたいと思います。
36 ◯篠原委員 熟慮に熟慮を重ねて何も言わないというのが一番良くないので、熟慮は当然、相手があることだから、いろんな側面から、今までのこと、これからのことも考えながらものは言わなければならないというのは、それは一つの付き合いですから、付き合っていかなければならないから、付き合いだから分かるけれども、しかし自分の方向性をきちんと持って交渉に臨むような、もうそういう時期になっているのではないか。こうだったらいいのではないかと。こういう方法だってあるのではないかということで、具体的に出していっていい時期ではないかと私も思っているので、それは頭に入れておいていただきたい。
37 ◯小林委員 今の答弁で確認したいことが1点あるんですけれども、受け止めさせていただくという程度だったんだけれども、議会からそういうご意見があったということを、当然、今、出たような話というのは東京都は考えているアイテムの中の一つだと思うんですが、議会からもそのようなご意見があったことを東京都に伝えるんですか。自分が軽く受け止めているだけなのに。その意見がマルとかバツということではなくて、これだけの重たいやりとりをしている中で、一つの意見が委員会の中でぽっと出たことは、それも東京都に伝えるんですか。東京都は何をしていいか分からないと思うんですけれども、事務的にその辺をお聞きしたいと思います。
あともう1個、事務的に、先ほどの要望についてなんですが、私は都市計画道路3・4・11号線については一定の必要性は感じているところですけれども、市民の理解の進展が十分だあるとは言えない状況の中で、現時点では賛同しかねると。小金井市長が了解できない状況下での事業化を進めないように求めますということでありますが、東京都は行政的にこれをどう受け止めているのか、どう受け止めるのかということを確認したいんですが、そもそも都市計画道路の建設については、いよいよこれを始めますよという何か市長の承認の印とかはあるんですか。今までの答弁の中では、これは東京都が進めることですのでということで、なかなか市長の見解というのは出ていなかったんです。ただ、今回これをまともに受け止めると、今後都市計画道路を進めていく中で、市長が一回球を受け取るということになる。東京都が、以上で了解でよろしいですかという何か書面のやりとりか何かが発生するということでしょうか。それはどういう事務手続になるのか。勉強会みたいな質問で申し訳ないんですが、確認をさせていただきたいと思います。それがないと、少し無責任な文書のやりとりになると思うんですが、その点いかがでしょうか。
また、市民の理解が十分とはいえない状況下でということでありますが、今後も地元の方の不安というのはなかなか消え去らない。今、篠原委員からも出た中で、いろいろな対応などを提案する中でも、なかなか拭えないものというのはあると思います。そういった意味で、理解の進展というのが見えない中でも、いつか突然了解と東京都に言うタイミングというのはあり得るんですか。そこはどこになるのか確認させてください。
38 ◯水上委員 関連。今、篠原委員の質問に答えたことなんですけれども、僕もちょっと分からなくなってきまして、つまり事業化を前提にして、こういうやり方だったらいいのではないかという質疑だったと思うんですが、これについて市長は熟慮して考えるみたいな話だったですよね。ただ、現時点では事業化に賛同できないということであれば、事業化を前提にして具体案について考えていくということになると、今の見解を矛盾してきますよね。だから、現時点で賛同できないと言っていることは、当然事業化もあり得るということでの判断で、地下化についても熟慮させてもらいたいということだから、事業化ということについては、条件が整えばゴーサインを出すし、その際はそういうやり方についても考えていくんだと僕は答弁として受け止めたんです。先ほど来、聞いていることが明確に答えがなかったんですけれども、こういうことになってくると、現時点で賛同できないということについて、どういうことなのか。小林委員も聞いていることだと思うんですけれども、それについてはもう少し明確にお答えいただけないと、よく分からなくなってくるので、整理してきちんとお答えいただきたいと思います。
39 ◯西岡市長 ご答弁させていただきます。まず、私の市長としての考え方は、この公文書、述べさせていただいた、市長としての私の文書内をまとめたものが私の考え方であります。そして、議会から都市計画道路に関することでのご意見、ご提案というものは、担当を通じて小金井市議会議員の方からこういうお話があったり、こういう提案があったということは報告をしております。したがいまして、今、具体的なご提案については、議会からこういうお話もあったということは担当を通じて東京都にお伝えするということを申し上げたわけでありまして、これまでと変わりません。しかし、篠原委員からあったお話については、今後の交渉や協議に至るご意見もいただきましたので、その点についてはこれから熟慮させていただきたいと思っておりますが、私の考え方は、この要望で述べたのが現時点の考え方であるということを申し上げたところであります。
それから、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないよう求めますと書いております。これは、私は東京都と小金井市との信頼関係や、東京都と小金井市が様々な事業を一緒に行っておりますけれども、そういう状況下において、東京都内の一自治体として、その首長として、私が了解できない状況下での事業化は進めないよう求めたということは重たい発言だと思っております。小林委員がおっしゃるような許認可手続や了承、何か文書に判子を押すとかいうことは私は恐らく存在しないと思いますけれども、しかし地元の市長としての考え方、東京都の考え方、この双方において、私はこのように発言したことは政治的にも大変重たいものだと考えております。
40 ◯小林委員 ちょっと答弁を整理していただきたいんです。結局、毎回毎回言葉遊びなんです。今回も私は質問するつもりはなかったけれども、答弁がそのような状況です。だから、議会の内容は東京都も注視して伝わっているだろう。部局からも伝えているだろうということは承知しています。そのような答弁もありました。ただ、先ほどの質疑の中で、市長の文脈の中で言われたことは、市長からの意見として、議会でこういう話がありましたよと伝えますということでしたよね。事務的に部局が伝えるのとは全く話が違うわけです。だから、先ほどの答弁は全く違っていて、先ほど水上委員も言われたけれども、今はこの状況では認めないと言っている段階で、市民の方の理解が進まないと認めないということをこれだけ強く言いましたということを今、改めて言われたわけです。なのに、こうやったらいいのではないか、ああやったらいいのではないかという意見も出ていましてということを言うんですか。東京都はどうやって受け止めるんですかということを確認しているので、もし整理が必要だったらお願いいたします。
二つ目の質問については、これも市長が今、強く求めたということは大きいことだと言っております。ただ、その東京都のリアクションについては非常に軽いものでいいという形なんですよ。了解できない状況下で進めるなと言っているのに、了解したかどうかを自分に確認してもらわなくていいんですか。了解したかどうかも分からないのに、そろそろいいかなといってわーっと進めてしまう。それを認めているんですか。それなのに、私がこれだけ強く求めたということは重たいことだと言って、何か矛盾していませんか。再度の答弁を求めます。
41 ◯水上委員 今、市長は、地下トンネル案については交渉や協議に至る過程で出る可能性があるので熟慮したいというような答弁だったと僕は受け止めたんですけれども、だから今、事業化に賛同できないという段階で、事業化を前提にした案についても考えるというのは、小林委員が言われたように矛盾していると思うんですよ。だから、事業化もあり得るということを前提にしながら、今は賛同できないと述べていると理解せざるを得ないんですけれども、そういうことでいいのかどうか。明確にお答えいただきたいと思います。
42 ◯西岡市長 何度も答弁しておりますが、私の考え方は、この文書に示されているのが今の私の考え方でございます。市議会議員の皆様方には、この路線についてもこの間、様々な見解やご意見が述べられてまいりました。それは随時この間も、
建設環境委員会で行われた質疑のやりとりや議員から出された意見については東京都に担当の方から伝えてはいます。東京都との情報共有も行うことは必要だと思っておりますので、それはしっかりとお伝えするということでありまして、何が問題があるのか私には分かりません。私の考えはこの要望書でもう述べています。これがまず大前提であります。そういう状況の中で、本日様々な質疑が行われておりまして、その質疑の中であったことは、先ほどお話があった方以外も含めて、このようなやりとりがあったということはお伝えするのは当然のことだと思っております。それが私の考え方でございますので、また、今後の対応については、今ここに書いてありますように、私、小金井市長が了解できない状況下での事業化は進めないよう求めますと述べました。これは市議会本会議でも以前同様なことは答弁しておりますけれども、東京都とは今後この事業化をめぐる様々な市議会での議論や、あるいは東京都との協議の場面などがあるわけでありますので、私は東京都と小金井市との信頼関係において適切に判断するべきものだと思っておりますので、そのように答弁させていただきます。
43 ◯小林委員 正に今、市長の答弁の中に出たとおりだと思います。この質疑の問題点が私には分からないと言われました。それが最大のこの4年間の議会と市長とのすれ違いです。全て議会が指摘していることが受け止められていない。今回のことについては、それについて大きく市民の立場が二分しているような、そういった状況になっているにもかかわらず、その問題点が受け止められていない。これは市政運営について大きな課題であったということを改めて認識したということだけ述べさせていただきます。
44 ◯斎藤委員長 それでは、昼食のため、おおむね1時間休憩といたします。
午後0時01分休憩
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午後1時03分開議
45 ◯斎藤委員長 再開いたします。
休憩前に引き続き、質疑を続行いたします。
46 ◯吹春委員 休憩前に引き続き、私も市長の出された優先整備路線に関する要望についてという要望書のことでお尋ねしたいんですけれども、この要望書の中でも、そして午前中の市長の答弁の中でも数多く、市民の理解のうんぬんという言葉を言われていたかと思うんですけれども、端的に伺いたいんですけれども、要望されている4点の中で、市民の理解の進展が十分であるとは言えない状況であり、そして三つ目のところに、市民の理解を深めるためのうんぬんという記述がございます。それで、市長に教えてもらいたいんですけれども、市民の理解が十分であるかどうかとか、市民の理解が深まったかなどの基準というのは何かあるんでしょうか。それと、できれば環境への配慮などという言葉もございます。なので、そうすれば当然そちらの方も基準があるんだろうなと思ってしまうんですけれども、それをお答えいただけますでしょうか。
あと、要望の一番下、是非小池都知事には現場にお越しいただきうんぬんということがございます。これも
建設環境委員会でずっと以前から、前のメンバーの方からも質問があったと思いますし、私も何度か質問させていただいているんですけれども、今回、先ほどから公的なもので出されたものであるということでご答弁いただいているわけですが、現場にお越しいただけそうなのかどうなのか。この要望書を出したことによって、どのような感触を得られたのか教えてください。
47 ◯遠藤委員 関連。午前中からの引き続き、要望についてということに関しての質疑を伺った中で、二つほど疑問に思ったことがあるので、お答えいただきたいと思います。まず、都市計画道路3・4・11号線、それから3・4・1号線、縦、横のそれぞれの都市計画道路に関して、市民の方というのは非常に分かります。おっしゃっていることは分かります。地元の市民の理解というのは分かるんですけれども、では、午前中からも同じような質問が出たとは思うんですけれども、市長ご自身がこの縦、横の3・4・11号線、3・4・1号線の都市計画道路に関しての見解というか、それがなかなかこの中から読み取ることができないんですね。市民がそう思っているから、ではそれについてはこう対処しますとかいう、その対処であって、ではご自身が市長判断としてどういう判断をしているかということが非常に見えにくいということがございます。ここで私たちが伺いたいのは、市長判断としてどういう判断を持っているのかという、市長ご自身の方針がどうだというところが見えにくいと思いますので、その辺をお聞かせいただきたいと思います。