町田市議会 2024-06-18
令和 6年建設常任委員会(6月)-06月18日-01号
6 速記士
波多野夏香(
澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
建設常任委員会審査順序
令和6年(2024年)
6月18日(火)午前10時
第2
委員会室
1
都市づくり部
(1)第 62 号議案 町田市
住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例
(2)
行政報告 南大谷及び
東玉川学園三・四丁目地区の
住居表示実施について
(3)第 63 号議案 町田市
宅地開発事業に関する条例の一部を改正する条例
(4)
行政報告 盛土規制法に基づく新
制度開始について
(5)第 64 号議案 町田市
地区計画の区域内における建築物の制限等に関する条例の一部を改正する条例
(6)
行政報告 「
町田市立地適正化計画」の策定に関する検討状況について
(7)
行政報告 木曽山崎団地地区「
まちづくり検討会」及び「
まちづくりワークショップ」の開催について
(8)
行政報告 町田駅
周辺開発推進計画の策定について
(9)
行政報告 芹ヶ谷公園エレベーター設置工事基本設計について
(10)
行政報告 土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地)
2
環境資源部
(1)第 55 号議案 令和6年度(2024年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)
(2)
行政報告 町田市
廃棄物減量再
資源化等推進整備基金の使用方法の見直しについて
(3)
行政報告 バイエネ君
施設見学者1万人
達成イベントについて
(4)
行政報告 バイエネ君で生じる燃焼ガス中のCO2を
イチゴ栽培に利用する実
証に関する
報道関係者向け取材会の実施について
(5)
行政報告 新たなごみの
資源化施設について
3 特定事件の
継続調査申し出について
────────────────────────────────────
午前10時3分 開議
○委員長 ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△第62号議案・
行政報告(南大谷及び
東玉川学園三・四丁目地区の
住居表示実施について)
○委員長 第62号議案及び
行政報告、南大谷及び
東玉川学園三・四丁目地区の
住居表示実施についてを一括議題といたします。
第62号議案については、提案者の説明を、
行政報告については、担当者の報告を一括して求めます。
◎
都市づくり部長 第62号議案 町田市
住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、2024年7月に
南大谷地区、
東玉川学園三丁目及び四丁目地区において
住居表示を実施することに伴い、関係する条例3本の規定を一括して整理するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、該当区域内に所在する
町田市立学校、
学童保育クラブ、
子どもセンターの所在地の表示を
住居表示実施後の表示に改めるものでございます。
説明は以上でございます。
続きまして、
行政報告の南大谷及び
東玉川学園三・四丁目地区の
住居表示実施につきましては、
土地利用調整課長から説明いたします。
◎
土地利用調整課長 それでは、南大谷及び
東玉川学園三・四丁目地区の
住居表示の実施につきましてご説明させていただきます。
タブレットの41番の資料をお開きください。
2024年7月15日に南大谷及び
東玉川学園三・四丁目の地区において
住居表示を実施いたします。
1の実施概要ですが、実施面積としましては約153ヘクタール、
対象世帯数及び人口は、2024年5月1日時点で5,527世帯、1万2,263人でございます。
住居表示を実施することで、
南大谷地区では新たに南大谷一丁目から七丁目までの町区域が設けられます。
なお、資料2分の2ページの
町区域新設参考図にて南大谷一丁目から七丁目の位置が示されておりますので、ご確認いただければと思います。
2の住所の
変更イメージですが、第62号議案にあります
南大谷小学校を例にして説明させていただきます。
南大谷小学校は、これまで南大谷811番地1といったように地番に基づいて表示された住所が、今回、南大谷六丁目16番1号といった町名、街区符号、住居番号で構成された表示に変更になります。
東玉川学園三丁目・四丁目地区においては、町名は変わらないんですが、何番何号という街区番号と住居番号による表示に変更になります。
3の
住居表示の実施に伴い期待される効果といたしましては、火災や緊急時に通報する際、場所の特定が速やかになり、消防車や救急車などの緊急車両の到着が速やかになります。また、郵便局、
配達事業者の誤配等が起こりにくくなるほか、来街者の方が住所を頼りに目的地に行きやすくなります。
最後に、実施日における市民の皆様の生活への影響についてご説明いたします。4の実施日における窓口対応をご覧ください。
住居表示の実施に当たり、
住民基本台帳システムを停止するため、7月14日日曜日の日曜開庁を休止します。また、7月13日土曜日から7月15日月曜、祝日までの3日間、コンビニでの
証明書交付の休止、及び町田・
鶴川駅前連絡所、町田市マイナンバーカードセンターの休所を行います。
以上の2点につきましては、「広報まちだ」6月15日号や
市ホームページで周知をしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆殿村 委員 1つは、
住居表示の変更した表示名について、行政のほうで、関連部署で必要とされる作業みたいなものは出てくるのでしょうか。
それからもう1点は、町内会・自治会などの従前の体制と、住所変更によって
対象区域が変更になるのかならないのか、いかがでしょうか。
◎
土地利用調整課長 まず、行政のほうの関係部署の影響という考え方が1つでよろしいでしょうか。あともう一つが、町内会・自治会の、これは区域が変わるとか、そういった意味合いでよろしいでしょうか。
◆殿村 委員 はい。
◎
土地利用調整課長 まず1点目の行政の関係ですが、最後のほうに説明しました
住民基本台帳で住所関係は行います。それ以外に、
国民健康保険だとか
後期高齢者関係、医療証の方とか、そういったものについては市の内部で行うような形になりますので、影響はございます。
町内会・自治会のほうですけれども、基本的には変わらないと聞いております。ただ、中にはほかの地域からの編入等がありますので、そのものについては多少変わる可能性がありますが、基本的には変わらないと聞いております。
◆殿村 委員 ありがとうございます。町なかでの案内表示といいましょうかね、この辺は何町東ですとか西ですとか、新しいところでそういう看板がつけられているようなところもあろうかと思います。そういった関連では、新たに取り組まれることはあるんでしょうか。
◎
土地利用調整課長 予定としましては、案内図のほうは設置する形になっております。
◆おんじょう 委員 時間の問題かなというふうに思っておりますけれども、地域の方から、どこで町名が分かれるのかがよく分からないというのを何人かから伺っていて、既に住民の方には通知とかが送られているという理解はしているんですけれども、通常ですと新旧の住所の対比表であったりとか、あと、今回添付されていますけれども、地図が、時計回りで非常に分かりやすい町名だと思っていますけれども、この辺の、特に住民に対する情報発信というのはどのように行っているのか、一応確認したいんですけれども。
◎
土地利用調整課長 こちらは何年も前から町内会等の懇談会等もありましたので、そのときに町名関係の戸別訪問、ご了解いただきながら、今回のような区割りになっております。こちらのほうは、月に何回かは分かりませんけれども、町内報みたいな形で各町内会にご連絡をしておりますので、そういった内容も含めてご通知はしております。
また、先日、6月15日、16日の土日ですけれども、町田第六小学校で個別に手続等の説明会等も行いましたので、そういった内容を含めて住民の方に丁寧に説明をしておりますので、大丈夫かと思っております。
◆おんじょう 委員 そういう意味では、町内会に未加入の方なんかと少しあれなのかなというのも、ちょっと印象としてあるんですけれども、いずれにしても、ついているマップですとか対比表というのはもうできていて、そういうのはもう見えるようになっているという理解でよろしいのでしょうか。
◎
土地利用調整課長 今現在、
ホームページのほうでは街区図とか、そういったものが示されております。
新旧対照表についてはまだ作成しておりませんので、7月15日以降になりますけれども、そちらのほうは
ホームページでも開示するような形になります。
また、5月の下旬から6月の上旬にかけまして地域の住民の方に個別に
住所変更証明書を含めた書類一式を各戸配付しておりますので、その中で分からない点は私どものほうにご連絡をいただきまして、その都度説明させていただいております。
◆三遊亭 委員 今、いみじくも課長のほうから
住所変更証明書というご答弁がございましたけれども、それは、その中に、以前、
住居表示が変更される場合には対象世帯にそれを知らしめるはがき等の配付を行っていたかと思うんですが、今回は、それはどのように対応されたんでしょうか。
◎
土地利用調整課長 今回配付した中には、今言った
住所変更証明書、世帯の名前が入ったもので10部と、登記変更の書類、それから、郵便局のほうで作成しております住所が変わりましたという
お知らせ用のものを、50枚が1セットになりますけれども、それを各戸に配付しているという状況になります。
◆三遊亭 委員 では、それは
従前どおりの枚数という認識でよろしいのでしょうか。
◎
土地利用調整課長 そのとおりでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって一括して質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
これより第62号議案の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第62号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第62号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第63号議案・
行政報告(
盛土規制法に基づく新
制度開始について)
○委員長 第63号議案及び
行政報告、
盛土規制法に基づく新
制度開始についてを一括議題といたします。
第63号議案については、提案者の説明を、
行政報告については、担当者の報告を一括して求めます。
◎
都市づくり部長 第63号議案 町田市
宅地開発事業に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、
宅地造成等規制法の改正に伴い、関係する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、
宅地造成等規制法の改正に伴い、同法から引用する法の名称及び条項番号を改めるものでございます。
説明は以上でございます。
続きまして、
行政報告、
盛土規制法に基づく新
制度開始につきましては、
開発審査担当課長から説明いたします。
◎
開発審査担当課長 よろしくお願いいたします。
盛土規制法に基づく新制度の開始についてご報告いたします。
タブレットの資料42番をお開き願います。
初めに、1、趣旨・背景です。
2021年に静岡県熱海市において発生した大
規模土砂災害をきっかけに
宅地造成等規制法が抜本的に改正され、
宅地造成及び
特定盛土等規制法、
通称盛土規制法として2023年5月26日付で施行されました。現在は経過措置により旧法が適用されていますが、東京都が
盛土規制法に基づく
規制区域を新たに指定することによって新制度の運用が開始されます。
これまで町田市では、
地方自治法に基づく
事務処理特例により、東京都の事務である旧法の許可等を行ってきた実績があるため、これを生かし、新制度においても同様に町田市が許可等の事務を行ってまいります。
次に、2、新制度における変更内容についてです。主な変更点は3つあります。
1つ目は、
①規制区域の拡大です。資料の2ページ上段をお開き願います。
着色されている東京都の地図は、東京都が
盛土規制法に基づき指定する予定の
規制区域の案でございます。東京都は旧法に基づき、現在2区及び11市のそれぞれ各一部を
宅地造成工事規制区域に指定していますが、
盛土規制法により、島しょ部を含む都内ほぼ全域を
宅地造成等工事規制区域、または
特定盛土等規制区域に指定する予定です。
町田市につきましては、現在、町田街道を境に、おおむね北側の市域の約88%が旧法に基づく
宅地造成工事規制区域に指定されています。今後、東京都は
盛土規制法により町田市の市全域を
宅地造成等工事規制区域に指定する予定です。
2つ目は、
②規制対象の追加です。資料の1ページにお戻り願います。
旧法では
宅地造成のみを
規制対象としていましたが、改正後は、
宅地造成を含む
公共施設用地以外の造成や、土石の堆積を規制の対象としています。また、
規制対象とする土地の形質の変更の種類も追加されます。
資料の2ページの下段をお開き願います。
具体的には、表中の赤色の破線で囲まれた部分が新制度により追加される
規制対象でございます。
資料の1ページにお戻り願います。
3つ目は、
③審査項目の追加等です。
盛土規制法では、旧法にはなかった住民周知、工事主の資力・信用の審査、
工事施行者の能力の審査、
権利者同意の取得、許可情報の公表、
法定中間検査の実施が規定されており、これを踏まえて新制度を運用していくことになります。
続きまして、3、
関係例規の改正についてです。
町田市は、新制度運用のため、
規制区域指定の時期に合わせて
関係例規を改正いたします。
なお、都内各自治体は東京都が
関係例規を2024年3月29日付で改正したことにより、これに対応するように、同時期に例規の改正を行います。
最後に、4、新制度の
運用開始日です。
町田市では、東京都が2024年7月31日付で
盛土規制法に基づく
規制区域を指定する予定であるため、同日から新制度の運用を開始する予定です。
報告は以上です。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆おぜき 委員 ちょっと確認だけさせてください。改正前は市域の88%が許可の申請をしなきゃいけなかったということだと思うんですけれども、年間どのぐらい申請があったものなのでしょうか。
◎
開発審査担当課長 おおよそ10件ぐらい―10件までは行かないと思うんですけれども、毎年10件程度です。
◆おぜき 委員 分かりました。そのぐらいなんだなというのが分かって。それで、改正された後には、それがどのぐらい増えるものなのかというのは分かりますか。
◎
開発審査担当課長 すみません、区域が広がるので、当然件数は増えると考えられます。また、今回の抜本的な法の改正によって、宅地だけでなくて、宅地以外のものについても許可が必要となりますので、申請数はかなり増えると思われます。
◆おぜき 委員 かなりというのがどのぐらいかというのもあるんですけれども、要するに、気になったのが、
宅地造成だけじゃなくて、
公共施設用地以外はみんな、土石の堆積も含めて申請しなくちゃいけないということだから、行政的にはすごく負担が増えるのかなというのが、その点が知りたかったので、もし答弁をもらえれば。
◎
開発審査担当課長 本件につきましては、当然、審査基準ですとか
いろいろ対応、現場の観察とか検査工程も増えてまいります。業務が増加いたしますので、この事務につきましては東京都から受託する形で、今回、町田市で行ってまいります。これに伴いまして当然業務が増えていくという中で、町田市の負担がかからないように東京都と協議を重ねまして、交付金の増額等、内諾はいただいております。
◆殿村 委員 今のおぜき委員の質疑に関連してですけれども、業務量が増える可能性が高いということで、体制の強化が必要だということで、そうすると、先ほど、財政的な都からの支援ということですが、具体的には人的な配置ということになるのではないかと思いますが、もう少し、具体的にはどういった体制を考えているのでしょうか。
◎
開発審査担当課長 この件につきましては町田市庁内でも調整をさせていただきまして、人的なものについては職員2名増員という形で対応することで努力してまいります。
◆殿村 委員 分かりました。
それから、旧法との関係で、熱海のように、あってはならない大きな事故が発生しないようにということで言うと、法改正をしたわけですから、ということは、逆に言えばしなければならないということでもあり、現在の旧法の下での、こういう現在の新法に照らすならば、これはちょっと危険ではないかというような、そういうところのチェックというのは、この新しい法律の下で何か対応というのはあるのでしょうか。
◎
開発審査担当課長 まず、町田市は旧法の中では
宅地造成という位置づけで、新規の
宅地造成については、その
許可申請事務において審査、また、現場については現場検査を経て、良好な宅地についてやっていくという状況です。
今度、新法につきましては、旧
宅地造成等規制法の中では、中間検査につきましては、今度新しく法でやるということになっております。また、この検査において合格したものについては合格証を発行して、次の工程に工事をすることが行かないような仕組みを取っておりますので、この部分において、例えば擁壁の築造においてしっかり鉄筋が配筋されているかどうかとか、擁壁を設置する地盤がちゃんと支持力がある、しっかりした地盤であるのかを検査―今までも任意では行っていましたけれども、今度は法的に義務づけされましたので、今後も町田市はしっかりと現場の検査を行いまして、市民に対して安全安心な宅地を出していくというふうな形で対応をしてまいります。
◆殿村 委員 新法の下での対応についてはよく分かりました。例えば、建物の震災の際の耐震基準みたいなもので例に言うと、これは順次強化されてきていて、それで、古い建物についてはそれに見合うような
耐震補強工事とかがあったりするじゃないですか。旧法に対する、そういうものに似たようなことというのは、この法律の盛土法の中では何かあるのでしょうか。
◎
開発審査担当課長 本件につきましては、法的なものというよりも東京都の条例の中の手引、これは東京都の
ホームページからも見られますけれども、擁壁の構造的なものについてはかなり規制が厳しくなっております。この部分で従来の旧法よりも―旧法というよりも、今までの指導よりも厳しくなるということでございます。
ごめんなさい、旧法で行われたものについて新法で対応するのかということですけれども、新法での対応は、申請の中で構造的なものは現場が安全にいくようにしっかり審査をして、擁壁については安全な形で処理をしていきます。
また、工事に関しては資力・信用の検査が追加されます。要は、工事主が今まではその辺の資金、工事を行うための資金を確保できているかどうかについては審査の対象ではなかったんですけれども、新法におきましては、資力、要は工事主がしっかりした資金を持って、当該工事についてしっかりと履行できるのかについてチェックをしていきます。
○委員長 休憩いたします。
午前10時32分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時33分 再開
○委員長 再開いたします。
◎
都市づくり部長 多分、今、殿村委員が聞かれているのは、新しく、先ほど資料2で出ている赤い枠の部分で追加された部分がありますけれども、それで今回全体であるんですが、法律が今回7月で変わります。それ以前にやったものに対して、例えば届出の義務がなかったんだけれども、今回追加で届出が出てきたやつ、新たに届出を出さなきゃいけないものについては、過去の法律ではそれの申請義務はありませんから、それに対応する手だてというのは特に持っていません。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって一括して質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
これより第63号議案の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第63号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第63号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第64号議案
○委員長 第64号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市整備担当部長 第64号議案 町田市
地区計画の区域内における建築物の制限等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、条例で引用する
町田都市計画金井関山
地区地区計画について、2024年4月に
対象区域の境界の一部を現在の道路中心に変更したことに伴い、告示番号を平成2年3月の第242号から令和6年4月の第60号に改めるため、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆加藤 委員 今回の変更に関してですけれども、度々こういう変更が行われるケースがあるのかというのと、今回の議案に対して、変更に至った経緯というのをお聞かせいただければと思います。
◎
建築開発審査課長 2点、経緯、それから、こういう変更が行われるのかということですね。
まず1点目、以前、区画整理が行われたところで、変更前の主体が今の家になっているのであれなんですけれども、当時は区画、筆界のところで分かれたような状態になっていたと思うんですが、その後、開発行為を、境を混ぜた両方の区域で開発行為が行われて道路等がきれいに整備されましたので、経緯としましては、今回、それに併せてその境を
道路区域界に変更したものということになります。
それから、見直しにつきましては、今回は東京都も含めた全体の中で一斉見直しというところで、今回、町田市内のこういうところを全域見直ししまして、その中で
地区計画に該当するのが、この箇所だけということになります。
それから、今後につきましても、こういうものにつきましては随時変更については対応していくというふうなことになります。
◆加藤 委員 ありがとうございます。これは、こういう修正をするときなんですけれども、そこに住んでいる方が何か家に関して手を加えようとしたときに見つけられるのか、それとも行政側のほうで地図を見て、ここを直しましょうという話になるのか、そこら辺を教えていただければと思います。
◎
建築開発審査課長 一般的には、行政のほうで見直しがあったり、開発行為が起きたときに見直すというところで、必要に応じてという形になりますが、変更しているという状態でございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第64号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第64号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△
行政報告(「
町田市立地適正化計画」の策定に関する検討状況について)
○委員長
行政報告、「
町田市立地適正化計画」の策定に関する検討状況についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 「
町田市立地適正化計画」の策定に関する検討状況につきましては、都市政策課長から説明いたします。
◎都市政策課長 「
町田市立地適正化計画」の策定に関する検討状況についてご報告いたします。
タブレットの資料43番をご覧ください。
初めに、趣旨・背景についてご説明いたします。
町田市では、2022年3月に策定した町田市都市づくりのマスタープランに基づき、都市の持続的な発展や効率的な都市経営の観点から集約型の都市構造への再編を見据えた取組として拠点、都市骨格軸への機能誘導を進めています。
特に、再開発に対する機運が高まっている町田駅周辺、及び再生に向けた取組が進む大規模団地や、ルート選定により延伸への期待が高まっている多摩都市モノレールの沿線については、まちづくりの実現に向けてより具体的な誘導方針と効果的な誘導策を示していく必要があることから、立地適正化計画の策定に向けた検討を進めています。
次に、現在の策定に関する検討状況をご説明いたします。
町田市では、2023年8月に町田市都市計画審議会に都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画の策定に向けた在り方の検討について諮問し、本年2月に計画策定の方向性に関する答申を受けました。
タブレットの資料を1枚おめくりいただいて、資料1をご覧ください。
タブレットで言うと3分の2ですけれども、このページの1、制度概要、2、現況と課題、3、まちづくりの方向性、そして、もう1枚おめくりいただいて、4、計画の主な項目に関する検討の方向性までが都市計画審議会からいただいた方針の概要となっております。
この中で、特に3、まちづくりの方向性について少しご説明させていただきますと、町田市は、2040年までは市街化区域内の人口密度はおおむね現在の水準を維持できる見込みであり、また、日常生活を支える各種施設へのアクセス状況や駅周辺などの拠点の配置バランス、機能集積も十分整っている状況です。その上で、この資料の右の下のほうになるんですけれども、町田市の目指す姿として、市街地密度の適切なコントロールにより、都市の拠点機能を維持、更新し、良好なコミュニティーと居住環境が整った住宅地により都市の魅力を向上との方向性が示されました。
この答申を受けて、町田市では立地適正化計画を2025年度に策定すべく、関係者との協議や特別委員会の組成に向けた調整など本格的な検討に入るための準備を進め、本年4月に町田市都市計画審議会に、この計画の策定について諮問いたしました。
資料の3分の3ページ、5、計画策定に向けた主な論点と6、委員構成・検討スケジュール案では、今後進める本格的な検討に関わる内容を示しておりますが、現在、特別委員会において議論、検討を進めております。
資料1枚目にお戻りいただきまして、最後に、策定スケジュールについてご説明いたします。
2024年度は特別委員会での議論を進め、途中、3回の議論を経た後に都市計画審議会への中間報告及び地域説明会を予定しております。なお、中間報告を受けた際には、この
建設常任委員会にもその内容についてご報告させていただく予定でおります。
2025年度は、都市計画審議会での答申を経てパブリックコメント、制度の概要や届出制度の周知期間を経て、2026年3月に計画策定を予定しております。
報告は以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 資料の2ページの2番目の現況と課題の拠点というところで、「市民生活の質の向上の視点からの課題」、「町田駅周辺」、「非日常の目的も果たせるミクストユースな土地利用誘導」と書いてあるんですが、このミクストユースな土地利用というのは具体的にどういうことを想定していらっしゃるのかしら。
◎都市政策課長 現況と課題については特別委員会の中でも議論をしていく中で町田市のあるべき姿をまとめたところなんですけれども、非日常の目的も果たせるミクストユースとは何かというところでありますと、ほかの議論でもいろいろ出ていますけれども、商業の都市の町田なんですけれども、やっぱり今、町田駅周辺で求められるのは買物とか遊ぶところ、また、働く場所だとか、いろんな人が活動する場所、そういったミクストユースな土地利用誘導というのも、この駅周辺についてはこれから求められるんじゃなかろうかという、そういった議論でございます。
◎
都市づくり部長 簡単にというか、要は、住宅地と、例えば商業、オフィス、あとホールとか、そういったものを、施設をその区域に融合させるというのがミクストユースで、それぞれその区域の中に複合的な用途を入れ込むというような形でイメージしていただきたいと思います。
◆三遊亭 委員 そうですね、単一ではなくていろんなニーズに合った施設をという理解をいたしました。
◆殿村 委員 まず、都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画ということで、この法律の下での位置づけがあると思います。これは全国のほかの都市でも策定されているところがもちろんありますけれども、町田市においてこの時期に策定に取り組んでいるという意味はどういうことでしょうか。この法律の目的と、今策定に取り組んでいる意味ですね。
◎都市政策課長 少し繰り返しになってしまう部分もありますけれども、冒頭にご説明した趣旨・背景のところで、2022年3月に都市づくりマスタープランを策定いたしました。それに基づき、町田市は拠点、都市骨格軸への機能誘導を進めているところでございますが、特に再開発に機運が高まる町田駅周辺、再生に向けた取組が進む大規模団地、そして延伸への機運が高まる多摩都市モノレール延伸については、ここでまちづくりの実現に向けた具体的な誘導方針、効果的な誘導策を示していく必要があることから、このたび、立地適正化計画の策定を検討しております。
◆殿村 委員 さっきと同じご説明ですかね―ですね。
では、ちょっと角度を変えまして、立地適正化計画のコンセプトとしてコンパクト・プラス・ネットワークということが目的になっていると思います。そういうまちづくりと。その中での多摩都市モノレールの整備ということが、このまちづくりにとっては必須条件になるということでしょうか。
つまり、これで言うと、コンパクト・プラス・ネットワークの、このネットワークのほうに、広い意味で言えば、他の鉄道を含めてバス交通等も入るんでしょうけれども、具体的にはどういった位置づけになるのでしょうか。
また、多摩都市モノレールは必須条件なのか、それとも必ずしもそうではないのか、位置づけはどうなんでしょうか。
◎都市政策課長 コンパクト・プラス・ネットワークというお題目というか、考え方はそれぞれあると思いますので、委員も都市計画審議会委員なのであれかもしれませんけれども、特別委員会から答申いただいたものについては、町田市としての考え方の下、それを進めていきましょうというのがベースであります。
お尋ねの多摩都市モノレールについては、多摩都市モノレールが必須かどうかというよりは、多摩都市モノレールが来るという、それを前提に受け入れるものとして、また、交通の面で言いますと、モノレールだけではなくてバスもありますし、その他交通もありますけれども、そのベースとして受け止めて考えていきましょうという認識でございます。
◆殿村 委員 いずれにしても、前提にした構想ということですね。
それから、これもまた都市計画審議会のほうでも今議論されているところなので簡単にしますけれども、行政のほうの考え方としてお聞きいたします。例えば、これは、一方で公共施設の再編計画というのは進められ、これがまた、つまり、コンパクトシティーというのはいろんな意味合いがあるとは思いますが、その一つとして公共施設再編を捉えた場合に、今、学校統廃合計画も一方で進められていると。具体的にどことかいうことではなくて。
また、先日、議会でも話題になった、団地の病院施設が休業するとかいうことで、これら、学校とか病院とかというのは重要な都市施設ですね。ここで都市計画法や、今回のこの計画の中でも重要な都市施設の一つだろうと思います。
そういう意味からいくと、そのあたりの総合的な町を形成する要素としてのコンパクトシティーを仮につくっていくとしても、必要な都市施設の配備というのが検討課題になってくるんだろうと思いますけれども、そのあたりと、この公共施設の再編という1つの町田市としての取組の問題がクロスしてくると思います。そのあたりは、考え方としてどのように今検討しているのでしょうか。考えたらいいのでしょうか。
◎都市政策課長 まず前提としてなんですけれども、すみません、学校や病院は、今、都市計画で言うところの都市施設ではないですというところは1つ申し上げたいと思います。
あと、今回の立地適正化計画の検討に際して、公共施設の再編ですとか、団地事業者も一緒に取り組んでいる団地再生、また、学校のお話についても、我々が今行政として進めている取組というものはこういうものがあるんだというところは特別委員会のほうにも当然に情報を共有させていただいておりますので、その状況も踏まえた中で、これから特別委員会の中で種々議論と検討を進めさせていただきたいと思っているところです。
◆殿村 委員 最後になりますが、1つの対象として大規模団地等の集約化ということが課題として挙げられていますね。ということは、現在住んでいる住民の方々のこれからの生活に影響が及ぶと。これは町田駅周辺の計画においても同じだと思いますけれども、そういう意味で、現在、住民の皆さんから出されている意見や声などについても何らかの形で特別委員会、今検討されている中に反映されてしかるべきではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎都市政策課長 今後、この立地適正化計画の検討を進める中では、先ほども申しましたけれども、市民の方と意見交換会等も行う予定でございます。その中でもしっかりとお話を聞いていって、その内容については特別委員会にも報告をしたいと考えております。
あと、すみません、私が先ほど申し上げたのは、ちょっと中途半端なお話になってしまったんですけれども、学校と病院は都市計画施設ではないんです。ただ、都市施設という大枠、都市計画で言うところの都市施設ではあるけれども、都市計画施設ではない。都市計画決定で言う施設では、町田市の中ではないという意図でした。
◆殿村 委員 私が不勉強かもしれませんけれども、都市計画法の中での、いわゆる都市施設には入っているんでしょう。
◎都市政策課長 そうですね。
◆殿村 委員 私はそういう意味で、それ以外に知識はないので、そういう質疑をしたわけですよ。
そういう意味で言うと、新たなまちづくりの計画においても大事な検討要素ではないかという質疑なんです。ですけれども、もう一度、お答えいただければ。
◎都市政策課長 そのとおりです。なので、都市計画法で言う都市施設の中には、列挙の中には都市施設として学校が入りますけれども、都市計画施設として決定しているものではないですという、私がそういうご説明を差し上げたので、きっと、それは分かっているよという……。
なので、委員がおっしゃることは私も理解いたしました。ということで、よろしいでしょうか。
◆殿村 委員 理解してくれたということであれば、よろしくお願いしますということです。
◆おんじょう 委員 先ほどの町田駅周辺のところなんですけれども、日常と非日常をミックスして求心力のある拠点にしていこうという考え方で理解をしておりますけれども、そこにつながる交通網というのは非常に重要だというふうに思っておりまして、課題解決型の交通網じゃなくて、にぎわいとか集客機能というのを発揮するための、にぎわいの創造型の設計をしていく必要があるんだろうというふうに思います。
この資料の中で、「モノレールとバス等を併せた市内交通網の再編による効率的なネットワーク構築」というようなところも挙がっているんですけれども、結局、そうした需要をつくりながら、いわゆる中心市街地にあるものと、交通とか、あるいは交通を利用することでどういうベネフィットがあるとか、いろんなことを抱き合わせの戦略をしっかりつくることが、むしろコンテンツより移動のしやすさが、コンテンツと相乗効果をというのが本来の創造型の交通の設計じゃないかと思うんです。
それを現段階だとどう進めていくのかとか、あるいは今どういうビジョンがあるとか、その辺のお話があったらお聞かせいただきたいんですけれども。
◎
都市づくり部長 モノレールとバスというところで今例が出ましたが、例えば、今バスについては非常に運転手不足と、もう何年も前から言われていまして逼迫した状態です。現状で言えば、もう運転手が既に1割足りない。10年後は3割足りないと言われている中で、やはりある程度の交通量を運べるモノレールを入れて、そこのモノレールの各駅にバスを寄せることで効率よく交通が回っていくという形で、バスの減便とか、そういったものをどんどん、その問題について対応していくというのが一つあります。それが主な市内の基幹交通にもなってくると思います。
また、あと移動のしやすさという部分で言えば、今、地域で高齢者の方の移動とかは非常にご不自由されている方もいらっしゃいますので、そういった部分で、今後支え合い交通ですとか、そういったものを少しPRしながら広げていく、その拠点の中もそうですし、それ以外のところも、そういったことで、少しでも移動のしやすい町にしていくということが必要だと考えております。
◆おんじょう 委員 おっしゃるとおりだと思って、そういう意味で、基幹になる、幹線になるものと毛細血管的になるものが融合していくということだろうと思うんですが、中心に向かっていくモノレールが1本増えますというところはありますけれども、やはり環状線的な、循環型というのは非常に効率的に毛細血管をつくりやすい構図になってくると思うんです。そこにしっかりと回していくには、モノレールとか鉄道ということではなくて、バスのそういう循環する環状線的な輪ができると。そこに小さな交通が様々な形でつくと、これは以前から、公園を1つつなぐというのを武器にしたほうがいいというお話をさせてもらっていますけれども、そうしたことをこの段階で設計をしながら、いろんな地域の開発だとか、デマンドをつくっていくためのということを検討していかないと、後で交通をつなぐということについては、結果として、むしろ非常に非効率が起こり得るというふうに思っているものですから、今こうしますという答えを求めているわけじゃなくて、それをどうやって検討を進めていくかというところがもしあれば、お聞かせいただければと思うんです。
◎都市政策課長 すみません、すごく急にぎゅっとフォーカスしてしまうかもしれないんですけれども、今回の立地適正化計画の検討過程の中では、先ほども申し上げた多摩都市モノレールの話ですとか、その延伸により周辺のバス網がちょっと変わってくるだろうと。そういった
定時性、速達性の面ではサービス水準の向上が期待される部分もあります。
町田市としては、その考えをベースに特別委員会にも諮問しているので、この立地適正化計画の検討の中で全ての施策というか、将来像が見えるかどうかというのはまた別ですけれども、今回の検討に関してもそういった視点で検討を進めているところです。
◎
都市づくり部長 あともう1点が、今、課長が申し上げたのに加えて地域公共交通計画というのを今年度から、2か年半くらいかかりますけれども、今策定を予定しています。それはいろんな地域のバスも含めた形で、どういう交通網が最適なのかということで検討する、学識者も全部入れて、それが今年度から始まりますので、その中で細かい部分というのはまた検討していきたいと考えております。
◆東 委員 今回、この計画はかなり広域に影響を及ぼすかと思うんですけれども、今後のスケジュール案のところに、11月に地域説明会とありまして、こちらの地域というのが具体的にどこを指しているのか、教えていただきたいと思います。
◎都市政策課長 今予定しているのは、市内を5地域に分けて、それぞれの大きく5地域というんでしょうか、5地区に分けて、我々が出向いてお話をさせてもらえればなと思っているところです。会場については今選定しているので、ちょっとこれからになります。
◆東 委員 その5地域とは、どういう分け方なんですか。例えば、中心市街地とか団地街とか、そういった分け方なんでしょうか。それとも、単に場所場所で分けているんでしょうか。
◎都市政策課長 イメージとしては、市域を5地区に大きく分けて、その中心となる場所をどこにするかというのは、市民センターでこのエリアの方々向けに説明会をしますよ、中心市街地になるかは分からないですけれども、町田エリアだったらこの辺りにしますよというような、そういう大きく5地区に分けてというのを想定しているところです。
すみません、例えば、南地区、鶴川地区、町田地区、忠生地区、堺地区のような、そういう大きな地区ごとに説明をさせていただければと思っているところです。
◆東 委員 そうすると、各地区同じエリアの中でも特徴が異なる面を持っていると思うんですけれども、それぞれの場所で、そのエリアが持っている特徴に重点を置いて話すとか、全部一律でなくて、その地域に求められているようなものを中心とするような工夫とかを考えていらっしゃるのかについて教えていただきたいと思います。
◎都市政策課長 今、特別委員会で議論している内容がもう少し固まった中で、居住用地区だとか、そういった考え方をある程度、中間報告としてまとめてお話に行きますので、全体のお話と併せて5地区に行きますので、その地区の特徴というか、そういったところもうまく伝えられるようにご説明を考えていきたいと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(
木曽山崎団地地区「
まちづくり検討会」及び「
まちづくりワークショップ」の開催について)
○委員長
行政報告、
木曽山崎団地地区「
まちづくり検討会」及び「
まちづくりワークショップ」の開催についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 木曽山崎団地地区「
まちづくり検討会」及び「
まちづくりワークショップ」の開催につきましては、モノレールまちづくり推進室長から説明いたします。
◎モノレールまちづくり推進室長
木曽山崎団地地区につきましては、都市づくりのマスタープランに基づき、モノレール延伸を契機として新たなにぎわいの創出を目指した団地再生を推進してまいります。そこで、2013年7月に策定した
木曽山崎団地地区まちづくり構想をモノレール延伸を見据えたまちづくり構想に改定するため、
まちづくり検討会及び
まちづくりワークショップを開催いたします。
対象区域は、UR山崎団地、JKK町田木曽住宅、JKK木曽住宅です。
検討体制としましては、
まちづくり検討会を設置いたします。さらに、全住民を対象とした
まちづくりワークショップを開催いたします。
最後に、今後の予定ですが、7月以降、
まちづくり検討会、
まちづくりワークショップを開催し、構想素案の取りまとめを行います。その後、市民意見募集を経て、2026年3月の構想策定を目指し、進めてまいります。
報告は以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆白川 委員 まず、体制として何人くらいの想定なんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 10名程度を予定しております。
◆白川 委員 今回、何か具体的にこういうテーマで話し合う等の、このワークショップ等では何か話合いのテーマは決まっているんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 構想策定をしてから11年が経過しておりますので、構想策定時、学校跡地の活用について検討するのが大きな目的でした。それぞれ活用が決まりましたので、今後、モノレール延伸を見据えた検討をしていきたいと思います。
◆白川 委員 そうすると、このワークショップみたいなものは今回の1回限りではなく、定期的にやられるようなイメージなんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 2024年度は、2回ないし3回開催する予定です。
◆白川 委員 そういったテーマの中、このモノレールと、例えば、建て替えだとか、そういったところもテーマに入ってくるんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 新たな土地利用についても検討していきたいと考えております。
◆東 委員 検討会の委員に予定されている方々には、もうお声がけをされていらっしゃるのでしょうか。こういった事業があるよということを説明されていらっしゃるんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 委員になっていただくようにお願いするために、簡単な説明はさせていただいております。
◆東 委員 この中に入っている方に対して、私は昨日の午後、問い合わせたところ、まだ話は聞いていないとおっしゃっていたんですけれども、いつ頃説明をされたんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 メンバーの方で、地元の自治会、管理組合の代表の方には説明をしています。中に、周辺の町内会・自治会の方で役員の改選等があってまだご説明できていない方が何人かいらっしゃる形になります。説明をしたのが今年度に入ってから、4月、5月あたりになります。
◆東 委員 今の答弁に対して2つあって、1つは、私が先ほど申し上げたのは、最近、役員改選がなかったところだというのと、あと、すみません、周辺町内会・自治会というのは、このUR山崎団地、JKK町田木曽住宅、JKK木曽住宅以外の周辺というのも指しているのかどうか、2点お願いします。
◎モノレールまちづくり推進室長 周辺の町内会・自治会なんですが、上山崎町内会、本町田町内会、千代ヶ丘自治会、サンヒルズ町田山崎管理組合、町田山崎第二住宅団地管理組合法人、以上になります。
◆東 委員 そうすると、先ほどのお話に戻るんですが、市側としてはご説明されたんだと思うんですけれども、実際、多分ちゃんと伝わっていないのかなと思う部分がありまして、ということは、多分説明が分かりづらかったんじゃないかなと推測いたしますけれども、そのあたり、一方的に説明するんじゃなくて、きちんと相手と言葉のキャッチボールをしながら進めていただきたいということを意見として申し上げておきます。
あと、私は前回の委員会で申し上げたんですけれども、UR山崎団地については、これまで約2年にわたって8回のワークショップをUR主催でされていまして、住民としてもワークショップをかなり回数重ねたので、新しくやりたいという気持ちはあまりないというところが実情だと思うんですけれども、前回そのお話をさせていただいたんですが、そういった中でワークショップをされる方向性にされた理由を教えていただければと思います。
◎モノレールまちづくり推進室長 検討会が10名ぐらいの代表者になりますので、全住民のご意見を伺う機会というのをやはり設ける必要があるかなということで、ワークショップの開催。回数については多くなり過ぎないように、例えば、アンケートを取るなどで住民の意向を確認するような手段も活用していきたいと思います。
◆東 委員 ワークショップは、周辺町内会・自治会も入っているんですか。
◎モノレールまちづくり推進室長 ワークショップの対象者は、基本は地区内の方を対象にしようとは思うんですが、当然、地区外の方だとか興味のある方にもご出席いただきたいと考えております。
◆東 委員 URが行った8回の結果については、市側としてはちゃんと把握されていらっしゃるんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 住民の皆さんと商店会の皆さんが2年間かけて検討してきた成果ですので、それを踏まえて、今後、検討していきたいと思います。
◆東 委員 私は、山崎団地に限った部分ですけれども、本当に重複していると思っていまして、これまで8回の勉強会の中で毎回ワークショップをやって、それはモノレールが来るのでどうやって山崎団地のまちづくりをしていきましょうかというのを考えたんですけれども、それが最終的なまとめで見守り、コミュニティー、大学連携、にぎわい、屋外移動、住宅、防災と、7個のテーマに分けてきちんとまとめられていますので、そういったことを踏まえて、さらにそれを発展させるような、もう1回同じ結論を出すようなことはしてほしくなくて、今までのものを踏まえた形でやっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
◆殿村 委員 山崎団地のほかにJKK町田木曽住宅、それから、木曽住宅なども入っておりますが、山崎団地のこれまでの取組はあったと思いますけれども、町田木曽住宅等では、全くないわけではもちろんないでしょうけれども、今回の場合、どういった内容をテーマにその議論をしていくということなのでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長
木曽山崎団地地区全体の今ある構想をまず改定するということになりますので、この中のまちづくりの目標ですとか整備の方針などがありますので、それをもう一度、再検討していきたいと考えております。
◆殿村 委員 そうしますと、従前の構想と、新たに提案する、策定を考えている構想の違いというか、大きな柱となる新しい内容の部分はどういう内容ということになりますか。
◎モノレールまちづくり推進室長 2013年策定当時は、モノレール延伸について踏まえていなかったんです。今回の改定では、モノレール延伸を前提としたまちづくり構想に改定していきたいと考えております。
◆殿村 委員 それをする際も、今住んでおられる住民の方々に意見を出していただく、議論に参加していただくということになりますね。特に木曽団地や山崎団地は市内で最も高齢化率が高いということで、現に生活をされている方々のかなりが高齢者ということになります。
これまでの団地の構想においても、やはり自分たちの今生活をしている割と至近距離で、この町に何が欲しいかと。団地の中にこれからこういう機能があったらいいなという議論が結構あったと思うんです。なので、学校跡地にこういった施設があればいいとかいう要望が出たりしたと思います。
それと同じように、遠い先の話を今の高齢者の皆さんにお聞きして、じゃ、どれだけいいアイデアが出てくる―いいというと、ちょっとそこはまた訂正しますが、どういったアイデアが出てくるのだろうかということが非常に疑問です。
そのことよりも、具体的に言えば、5階建てのエレベーターのない階段を上り下りするのがもう大変と、これを何とかしてほしいとか、そういう現実的なことでのご意見が、ほかにもきっと多いのではなかろうかと思います。
そういう団地における現実的な問題、課題と、それから、市が求めている、モノレールが来るから、これから先のこの町のまちづくりをどうしたいと思っているのかということと、そのあたりの整合性はどのように考えているのでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 団地の課題についてのご意見というのは必ず出ると思っております。URの勉強会でもそのようなご意見がございました。
今回のワークショップでは、ぜひ桜美林大学の学生の皆さんにも出席していただきたいと思っております。都市づくりのマスタープランが2040年度を目標としておりますので、将来を見据えた町について学生の皆さんにも考えていただきたいと考えております。
◆殿村 委員 それだったらば、それは別口でやったらどうでしょうかと。だって、圧倒的には、あそこに1万世帯の団地の住民がいらっしゃるわけで、もちろん、私も学生さんたちにいろんな意見を伺うのは、それはそれで大事なことだと思いますよ。
だけれども、そうは言ったって、住んでいる人たちがいるんじゃないのと。現在ある構想をどう変えましょうか、今後どのようにしていきましょうかということを検討するのに、やっぱり一番大事なのは今住んでいる人たちのご意見をきちんと伺うということをメインに据えなければいけないと思いますが、そこは間違いないんですよね。そういうふうにやっていくということですよね。
◎モノレールまちづくり推進室長 ワークショップを開催する目的は、住民の皆さん、あとは商店を営んでいる皆さんのご意見をお聞きしたいから開催いたします。
◆殿村 委員 あと、
まちづくり検討会、ワークショップのほうはご説明いただきました。検討会はこういうメンバーでされるということで、自治会・町内会の代表とか言っても、そうは言ってもごくごく一部ですよね。一応代表は代表ですよ。けれども、圧倒的な住民の皆さんの声というのがどれだけ反映されるかというのは、そこもまた疑問です。
そういう意味で、ここでは、テーマとしてはどういった議論を検討の中でされるのでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 モノレール延伸を前提にしますので、これから将来に向けての町の施設だとか、町の機能だとか、そのあたりの検討を、自治会の役員の方々だけではなくて、やはりワークショップで全住民、または学生を対象にして様々なご提案、ご意見をいただきながら、それを検討会にフィードバックしていく、そんな形でやっていきたいと考えております。
◆殿村 委員 最後にしますが、何だかんだ言っても、町田市は、やはり団地と共に発展してきた町であり、市であると思います。ということは、団地というのは何も建物ということではなくて、そこに住んできた住民の人たちと一緒にこの町をつくってきたということではないかと私は思っています。
それを、やっぱりいろんな意味で、そのことを無にしない、きちんとこれまでの歴史を積み重ねた今後のまちづくりという考え方が私は必要ではないかと思いますが、ぜひそこを忘れないようにしていただきたいというのが要望です。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(町田駅
周辺開発推進計画の策定について)
○委員長
行政報告、町田駅
周辺開発推進計画の策定についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 町田駅
周辺開発推進計画の策定につきましては、中心市街地開発推進室長から説明いたします。
◎中心市街地開発推進室長
タブレットの45番の資料をお開きください。
町田駅
周辺開発推進計画の策定について、1の趣旨・背景からご説明させていただきます。
町田駅周辺は、1970年代から1980年代の国鉄原町田移転と共に行われた大規模再開発から約50年が経過しました。駅周辺施設の老朽化も進む中、多摩都市モノレール町田方面延伸という大きな環境変化を迎え、民間事業者による開発の機運が一層高まってきております。
そこで、再開発や多摩都市モノレール延伸の動きに合わせて、個性ある店舗や魅力あふれる商店街など、今ある町田らしい資源を生かしながら、さらに多様な魅力を持つ町へと転換していくことを目指し、有識者やまちづくりの関係者、事業者などの意見を伺いながら、町田駅周辺開発の共通指針となる町田駅
周辺開発推進計画の検討を進めてまいりました。
2022年10月から有識者7名による検討委員会を発足しまして、4回の委員会を開催し、計画素案を取りまとめました。
計画素案について、以下のとおり市民意見募集を実施し、その結果も踏まえて、2024年6月に町田駅
周辺開発推進計画を策定いたしました。
2番の市民意見募集の実施結果です。
実施期間について、2024年3月18日から2024年4月26日まで意見募集を実施した結果、84名の方から189件のご意見をいただいてございます。
意見の内容につきましては、
タブレットの資料の6ページをお開きください。
そちらの資料の黄色い表の中に、各ご意見の分類と件数についてまとめております。主立った意見、件数の多かったご意見をご紹介させていただきますと、まず、町田駅
周辺開発推進計画に関するご意見として、3番の町田駅周辺の課題に関して、分散しているバスターミナルの統合、改善ですとか、歩行者動線のバリアフリー化を望まれる声を多数いただいて、13件いただいてございます。
また、4番の開発コンセプトの導入機能イメージに関するもので、映画館ですとかホールの導入を望まれる声などを16件いただいております。
そして、5番、開発推進地区の目標・方針ということで、こちらに関しては各地区の具体的な開発イメージですとか、デッキ動線に関することですとか、境川の浸水対策に関することなど、25件のご意見をいただいてございます。
また、その他のご意見としてFC町田ゼルビアについて、町田駅周辺にサッカースタジアムの整備を望まれる声など、31件ご意見をいただいております。
また、JKK森野住宅の建て替えに関して、居住者の方から居住の継続性に関して不安を持たれているような声ですとか、より具体的な計画内容の周知を求めるような声など、26件ご意見をいただいております。
これらの内容を踏まえまして今回策定いたしました計画の内容についてですが、資料の97ページ、98分の97ページなので後ろから2枚目をお開きください。こちらは、今回策定しました計画の概要版の資料になります。
こちらの概要版の資料に基づいて、少し計画の内容をご紹介させていただきます。
まず1章は、はじめにということで、背景と目的を整理しております。
背景として3点、開発の機運の高まりからくるまちづくりの推進の必要性、2番といたしまして、多摩都市モノレール町田方面延伸に伴う基盤等の見直しの必要性、3番といたしまして、首都圏南西部における新たな拠点形成の動きを捉えた町の差別化、魅力の向上を図っていく必要性、こういった背景を踏まえまして、官民が連携を図ったまちづくりを推進するため、今回、町田駅
周辺開発推進計画を策定しております。
2章といたしまして、町田駅周辺の魅力に関して、商業集積地としてのにぎわい、水や緑を感じる豊かな自然、都心や観光エリアへの交通利便性、多くの人が集まる活気あるイベント、アートやスポーツなど魅力ある魅力的なコンテンツ、こういったことを町田駅周辺の魅力として整理しております。
3章の課題では、鉄道利用者が町なかへ訪れる機会が少ないことから、駅から駅への乗り換えだけではなく、町へ引き込むような求心力のある機能導入が必要であること、駅前の視認性が低いことから、町なかが見通せるような視認性の高い、ゆとりある駅前空間の整備が必要であること、町なかのオープンスペースが不足していることから、誰もが自由に利用できる憩いのスペースとして広場などの滞留空間が必要であること、駅周辺施設の老朽化が進行していることから、駅周辺施設の機能更新に合わせて、一体的につながりを持ったまちづくりが必要であること、公共交通や一般車の乗降スペースが不足していることから、分散するバスの乗降スペースを集約するとともに、誰もが利用しやすい交通結節点としての整備が必要であること、周辺市と比較して突出する都市機能が不足していることから、町田の魅力を向上させるような新たな都市機能の導入が必要であることなどを課題としてまとめております。
4章、開発コンセプトといたしまして、「いつだってまちだ~新たなにぎわいと交流の創出~」としまして、これからも多くの人々に町田に行ってみよう、町田で集まろうと思ってもらえるような町であり続けるために、3つの鉄軌道を受け止め、便利で快適、居心地のよい駅前空間を創出するとともに、これまで培ってきた町田らしい商業のにぎわいに、誰かと一緒に楽しむ、体験するといった新しいにぎわいを加えることで、これからもにぎわいと交流が生まれ続ける町を目指していくとしております。
1枚資料をおめくりいただきまして最終ページですが、こちらが具体的な各開発推進地区の開発イメージを掲げております。
まず、A地区、こちらは東急ツインズのウエストからモディがあるような街区になりますが、こちらに関しては「公共交通機関の集約と町田の『シンボル』」としまして、3つの鉄軌道が交差する新たな交通結節点としての交通ターミナルの集約化、町田のシンボルエリアとして、周辺の商業エリアと連続したにぎわいと空間の形成としております。
続いてB地区、こちらは現在、小田急デパートの駐車場があるエリアになりますが、「まちの新たな賑わい創出による『駅前の顔』」といたしまして、新たな駅前の顔づくりとして、ここでしか体験できない集客機能の導入、駅前の顔にふさわしい空間と動線の形成、多様なワークスタイルやライフスタイルへの対応、町なかからBからD地区までをシームレスにつなぐ動線の創出、こういったことを開発イメージとしております。
続いて、C地区になりますが、こちらは現在、町田パリオですとか西友があるような街区になりますが、「町田の文化や学びを発信する『交流拠点』」といたしまして、町田らしい文化や学びの発信地として、劇場やアートギャラリーの導入、人々が集う場としての交流の拠点づくり、世代を超えて、誰もが自由に学ぶことができる教育・文化施設というイメージを掲げております。
続いてD地区になりますが、こちらはJKKの森野住宅があるエリアになりますが、「大規模なオープンスペースを活かした新たな『賑わいと憩いの空間』」といたしまして、これまでの町田駅前にない、ここでしか体験できない集客機能の導入、緑豊かな環境と境川の親水性を生かした憩いの空間づくり、ゆとりある都市型居住環境の整備、災害時における避難機能などを開発イメージとして掲げております。
続いて、5章、目標・方針になりますが、こちらは目標を3つ掲げております。
まず目標1、「個性と魅力があふれ、誰もがワクワクするまちづくり」といたしまして、方針として、視認性の高い駅前空間を創出すること、多くの人が憩える滞留空間を整備すること、駅前にふさわしい賑わいの顔づくりを誘導すること、町田の魅力を向上させる新たな機能を導入することを方針としております。
目標の2番といたしまして、「駅からまちへ賑わいが広がり、歩いて楽しいまちづくり」といたしまして、方針に、駅前から町へのシームレスな歩行者動線を整備し、町全体の回遊性を高めること、誰にでも分かりやすく、快適で便利な交通ターミナルを整備することを方針としています。
目標3といたしまして、「みんなが安心でき、周辺と調和を図った住み心地の良いまちづくり」として、方針に、周辺の街並みとの調和を図ること、豊富な自然を駅前でも感じることができるみどりの軸を形成すること、災害に強い安全安心なまちをつくることを方針としています。
最後に6章、まちづくりの実現に向けてということで、各主体の協働・連携によるまちづくりの実施といたしまして、町の将来像の実現に向けて、地権者、事業者、市民、行政等が本計画をまちづくりの指針として共有した上で、各主体の協働・連携によるまちづくりを進めていきますとして、そちらの図にあるように、地権者、事業者によるまちづくりが進められる中で、行政として、町田市といたしましても各段階で適切に支援、指導、誘導といった関与を行っていくことによってまちづくりを推進していきたいと思っております。
また、右下のところに箱の囲みであるように、(仮称)開発推進連絡協議会というもの、開発推進地区の代表者や地域のまちづくり関係者、交通事業者などが情報交換、情報共有できる場として協議会の立ち上げを検討してまいります。
表紙の報告資料に戻っていただきまして、資料の2ページ目です。
最後に4番として、今年度の取組について説明させていただきます。
2024年6月以降、本日以降、開発推進地区における勉強会等を引き続き開催いたしまして、さらなる機運醸成を図ってまいりたいと思っております。
また、今月下旬、6月26日と30日になりますが、市民説明会の開催を予定してございます。こちらについては、6月15日の広報にて既に周知させていただいております。
そして、2024年度、今年度の末頃に、先ほどご説明した連絡協議会の発足を目指して取組を進めていければと思っております。
説明は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 3点ほど、大きく質疑をさせていただきます。
まず1点目は、市民意見募集実施結果、ご意見の概要があって、それに対する市の考え方というのがあるんですけれども、個別意見は意見が掲載されているだけなんですけれども、せっかく市の考え方がここで掲載されているわけなので、84名の方々が今回応募されたということなんですが、その方々は、これを見て市の考え方を知ってくださいということなのかしら、それとも、またあえて84人の方々にこれを送信したとも思えないので、どう対応されたのか、お聞かせください。
2点目に、(仮称)開発推進連絡協議会がいよいよ今年度末を目途に発足されるということなんですが、いろんな関係者がこれの協議会の会員になるということも書いてあるんですけれども、その中で、A、B、C、D地区代表者ということなんですが、代表者というのは一体どういう方で何人ぐらいを想定していらっしゃるのか。
それと、今回はA、B、C、Dと原町田六丁目、森野一丁目地区が対象になっているわけで、今回その4点ということなんですけれども、そうすると、これを見た原町田四丁目や五丁目の方々は、ずっと森野地区のほうに視点がフォーカスされるので、行く行くは三丁目、四丁目、五丁目の方々にも当然何らかの目配りも市としてはしていかなければならないと思うんですが、それに対するお考えをお聞かせください。
◎中心市街地開発推進室長 3点、ご質疑をいただきました。
まず、意見募集に応募というか、提出していただいた84名の方へのご対応ということなんですが、おっしゃるとおり、84名の方に個別に何かフィードバックを返していくというのはなかなか難しいので、現在のところ、この
ホームページに公表する形でということになりますが、今後、この事業を推進していく中ではいろんなタイミングでご説明する場面も出てくるかと思いますので、適時適切にそういったタイミングで、いただいたご意見に対しての考え方もご説明していければと思っております。
続いて2つ目、協議会に加わる代表者というイメージについてですが、代表者は、各地区でこれから開発を実際に推進していこうと思う場合、どこかのタイミングで地権者ですとか事業者による協議していく場というか、ある会議体みたいなものが発足していくものと考えております。
例えば、仮に再開発事業を想定するのであれば、俗に準備組合と言われるものですとか、そういった組織が組成されていったときに、そこの代表者、組合の理事長ですとか委員長みたいな方を想定しております。
3点目、四丁目ですとか、今回の開発推進地区の外側という表現が正しいのかはあれですけれども、以外の方への配慮ということですが、そちらに関しては、今回のこの推進計画自体が、もともとは夢まち計画と言っている中心市街地の全体の計画にひもづいて、その中の一つの取組として開発を進めていきましょうというものでございます。
今、こちらの開発推進地区としている場所以外についても、例えば、文学館通りの無電柱化ですとか、中央通りのにぎわいの創出のためのまちストと言っているような取組ですとか、いろんな取組が展開されているところでございますので、当然そういったものと相乗効果を狙いながら中心市街地全体を活性化していけるような取組を考えております。
◆三遊亭 委員 そうですね、特に最後のご答弁から再質疑をさせていただきますと、確かにA、B、C、D地区は今回フォーカスしたけれども、それ以外の地区に関しても町田市としては目配りはしているし、また、今年度、原町田大通りもかなりウォーカブルということで力を入れるわけですから、そういう説明も関係者に引き続き丁寧にお願いをしたいということと、2点目の(仮称)開発推進連絡協議会のA、B、C、D地区代表者、これは今ご答弁いただきましたが、だから、代表者は漏れのないようにどんどん取り込まなければいけないと思うんだけれども、あまり会員が多過ぎても、議論も散漫になってしまう可能性もあるでしょうから、くれぐれも人選のときにはご配慮いただきたいということです。
以上2点、再確認をさせていただければと思います。
◎中心市街地開発推進室長 ありがとうございます。
1点目のことについては、これまでも中心市街地の今回の開発のことを市民の方ですとか関係者にご説明する際、最も気を配っている部分でございますので、今後とも、あくまで全体の活性化が目的ですということがちゃんと伝わるように説明していきたいと思います。
また、2点目の協議会のメンバーが多過ぎてもというお話ですが、我々としましても協議会は代表者と言っているぐらいで、それほどたくさんの方を集めてというふうには想定しておりませんので、委員おっしゃっていただいたように、なるべくコアなメンバーにきちんとご説明ができるような場にしていければと思っております。
◆殿村 委員 策定された計画と前の案のときの内容と、変更点はあるのでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 案から大きく変更した部分はございません。
◆殿村 委員 それから、先ほど、らん丈委員が質疑した中で、(仮称)開発推進連絡協議会、これについて、設立の目標というか、私がこれまで伺っている限りでは、まだその辺のめどは立っていないというお話でした。めどとしては、どういう目標を持っているのかについてお答えください。
◎中心市街地開発推進室長 委員おっしゃったように、現時点で先ほど申し上げたような、例えば組合組織ですとか、そういったものが各地区で確たるものが、まだこれからつくっていくという段階でございますので、めどという意味では、今時点ですぐに協議会を発足できるような熟度にあるとは思っておりませんが、こちらに書かせていただいたように、今年度内にそういった段階まで進めるように取組を進めていきたいと思っております。
◆殿村 委員 今年度内ということは、私の受け止めとしてはかなり早いと思いますよ。一般質問でも議論させていただいたように、ここに関係する権利者という意味では、特にD地区については、地権者や土地所有者に限らず少なくない借家権者などの住民の方々もいらっしゃるわけですよね。
そういう点でいくと、D地区が全体をリードする地区に位置づけたということで、しかも、そういう中で開発推進連絡協議会の立ち上げを年度内にという目標をできればということなんですけれども、そういう意味で、本当に住民を含めて全ての関係者に理解と合意が得られるような取組にしていけるのかどうかという点ではどうですか。
◎中心市街地開発推進室長 委員におっしゃっていただいたように、関係者はたくさんおられますし、現時点でまだそこまで熟度がという状況ではございますので、スケジュールありきではなく、きちんと関係者に同意というか、賛成いただいた上で協議会に進んでいければとは思っております。
ただ、意気込みといたしましては今年度中を目指してということでございます。
◆殿村 委員 次に、市民説明会について、今月の26日と30日に行うということで広報にも出ておりました。これを見ましたらオープンハウス形式というやり方で、この説明を見る限り、本庁舎の1階のロビーでやっているようなイベントの説明とか、何となくああいったイメージを想像したわけです。そこに係員の方が立っていて、パネルを見ながら、見えた方にご説明するというイメージをしたわけです。
これはまず、一般的にこういった様々な権利者、住民の、いろんな意味での利害が関連してくる事業についてなんですけれども、今回のこの説明会というのは、市民誰でも来場者には対応する形式だということですね。
それで、一般的な説明会というイメージでいくと、関係者の皆さんを集めて、私はてっきりそういう説明会だろうというふうに思っていました。その辺は、どういう仕立てにするんでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 オープンハウス形式ということで、委員おっしゃっていただいたように、時間内に来場された方に個別に職員が対応していくという形の説明会の形式を考えております。
一堂に会して大勢の方を会場に集めてやる形式に比べますと、一人一人の方からのご質問だとか、そういったものに個別に対応しやすい形式だと思っておりますので、今回、試みとして一度そういうことを挟んで、各いろんな関係者の方がそれぞれどんな思いを持たれているのか、どんなところに疑問を持っているのかというところにお答えしていければと思って、こういう形式を選びました。
◆殿村 委員 さっきも言ったように、やはりその地区の住民、そして関係者の利害に関わる問題ですよね。利害というと、広い意味でですよ。今後のそういう住民の方たちの生活に関わる問題であり、それで、もちろんこの計画が策定される前に、案の段階で広い市民に今のような説明をして、そしてご意見をいただくという取組であれば、それはそれで分かりますけれども、ここに来て、住民の皆さんからもちゃんとした説明を受けていないし、特に森野住宅の住民からは、きちんとした説明をしてほしいという意見が現にこの返答にあったご意見の中にも複数あったと思います。それにはきちんと答える形になっていないんじゃないですか。
なので、今回そういう形でやるということになっておりますが、必要に応じて森野住宅住民の方々などを対象とした説明会も、これは別途開いてしかるべきだと私は思いますけれども、いかがでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 今回、今月予定しております説明会に関しましては、当然、森野住宅の居住者の方々にも来ていただきたいと思ってございますので、まずは今回の説明会の中でご説明させていただければと思っております。
また、今後も事業の進捗に合わせて適切なタイミングで説明会等々を開催していければと思ってございます。
◆殿村 委員 事業の進捗に合わせてと言っている間に、もうどんどんスケジュールは前に進んでいくわけでして、住民や権利者の方々とのギャップが、ますますそういう意味では出てくるということが予想されます。
私は、本会議で指摘したように、そもそもこの都市計画法できちんと市民に対して行政が説明や理解を請うような、そういう対応をしなさいということが法的に位置づけられているわけじゃないですか。
そういう意味からすると、今回のこのオープン形式での説明会では不十分だと私は思いますので、捉え方が私と担当の職員の方とでちょっとずれがあるんですけれども、やはり今回出された市民の意見に基づいて適切な説明会、地権者の方々にはこれからも勉強会を続けていくと言っているわけじゃないですか。なのに、なぜそこに住んでいる人たちに対する法律に基づいた説明をしないのかということはおかしいと思いますので、それを強くお願いしたいと思います。
◆東 委員 質疑としてはほかの方と重なるので意見だけにさせていただくんですけれども、今回、パブリックコメントが84名の方から189件のご意見ということで、パブコメとしては非常に多い件数で成功している例だというふうに捉えています。
ただ一方で、計画そのものに反映されたものが一つもないのかなというふうに捉えざるを得ない部分がありますので、今後、この事業を進めていくに当たって具体的なことを実行していく中でパブコメのことを反映するようなことがあれば、それを反映したことが分かるような記載もぜひ行っていただきまして、パブコメを出すことはすごく大事なんだなということを市民の方に伝えていただくような工夫をぜひお願いしたいと思います。
◎中心市街地開発推進室長 ありがとうございます。おっしゃるとおり、せっかく出していただいたご意見ですので大切に扱っていきたいと思いますし、今後のいろんな情報を出していくタイミングで、パブコメを出したものが計画というか、事業に生かされたということが分かるように発信していければと思っております。よろしくお願いします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(
芹ヶ谷公園エレベーター設置工事基本設計について)
○委員長
行政報告、
芹ヶ谷公園エレベーター設置工事基本設計についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 芹ヶ谷公園エレベーター設置工事基本設計につきましては、公園緑地課長から説明いたします。
◎公園緑地課長 それでは、
芹ヶ谷公園エレベーター設置工事基本設計についてご報告をいたします。
芹ヶ谷公園のエレベーターにつきましては、2023年度から2024年度にかけて債務負担で、現在、基本設計と実施設計の作成作業中でございまして、2023年度で基本設計については仕上がってきましたので、それの内容についてのご報告になります。
タブレットの46番の資料をご覧ください。
2ページ目には平面図として載せておりまして、3ページ目には断面図、横から見た図面、最後4ページ目には鳥瞰図で、斜め上から見た絵で表現をしております。後ろのほうの図面もご覧になりながら、ご確認をいただければと思います。
2番の概要です。このエレベーターの内容につきましては地域の方からのご要望を以前からいろいろいただいておりまして、まず、自転車を乗せられるエレベーターの大きさにしてほしいということでしたので、その箱の大きさについては自転車が2台乗せられるという形にしております。
概要の黒ポチの2番目、出入口を2方向確保しますというのは、エレベーターに入って、そのまま真っすぐ進んで、降りるときは前から出ると。入って戻るのではなくて、進行方向そのままで入って出るという形の2方向ということでございます。
それから、エレベーターから彫刻噴水を眺められる位置に設置しますというのは、彫刻噴水は芹ヶ谷公園のシンボルでございまして、そのモニュメントを公園にいらっしゃった方々に最初にご覧いただけるようにということで、この彫刻噴水に向かってエレベーターから見られるようにということにしております。
2ページ目の平面図をご覧いただくと、エレベーターまでの通路が途中でスプーンのように曲がってございますけれども、これは、エレベーターの側面をガラス窓にすることによって、この彫刻噴水の方向が見やすいようにということで角度をつけているものでございます。正面から見てしまうと扉がありますので、入り口と出口の扉が重なるとちょっと見にくいということもありまして、首をちょっと振った斜めに角度をつけた形でエレベーターを配置しているものでございます。
それから、エレベーター棟自体には、3枚目のところの鳥瞰図をご覧いただくと分かりやすいんですが、エレベーター棟の一番上には三角錐の白いものが乗っかっておりますけれども、これは幕屋根といいまして、金属ではなくて幕を使った屋根を考えております。それを下からライトアップできるような照明を設置していこうということで考えております。
これは、公園という中に建てる建物でございますので、事務的な、幾何学的な直線だけの平らな天井ではなくて、一番上のてっぺんにも変化をつけるという意味と、それから、今回、この基本設計をするに当たりましては、事前に魅力的な公園となるようなエレベーター、夢のあるアイデアをということで、地元の学齢期のお子さんたちからいろいろと、ご自分で絵を描くようなスタイルでアイデアを募集しておりまして、その募集の中でも、例えばエレベーターの棟自体をろうそく、あるいはマッチのようなものをイメージした絵柄もございまして、このライトアップへの照明というものを採用しております。
それから、エレベーターの一番下のところには地形の高低差を生かしたボルダリングウォールを設置しようと考えております。これは、今お話しした子どもたちからのアイデアの中では、このエレベーターは上下するだけではなくて、例えばエレベーターの外周に上から下までぐるぐる回りながら下りるようならせんの滑り台をつけたらどうかとか、そういう遊びと一体となったようなものもつけられたらどうかというアイデアがございまして、これは根元の部分でございますけれども、ボルダリングウォール、クライミングウォールというものを入れようということで考えているものでございます。
基本的なエレベーターに至る通路につきましては、エレベーターの棟に向かって橋のようなもので平らに渡って行けるんですけれども、これが有効幅員3メートルを確保するということで考えております。
平面図の中でご覧いただくと、通路の途中で右と左にちょっとぼこっと出っ張った部分をつくってございますけれども、これは動線として、ここを通路としてただ通り過ぎるだけではなくて、立ち止まってこの樹林地内の景色を高い位置から楽しんでいくことができたり、あるいは床の部分を一部だけガラスにすることで高低差を楽しむ、スリルを楽しむというような遊びの要素、あるいは座って休めるような要素を入れたらいいのではないかということで採用している部分でございます。
基本的に、このエレベーターについては、当然、建築物ということで、これは福祉の条例上、きちんと歩きやすい縦断勾配等を確保してバリアフリーの設備にするということにしております。
それから、一番最後の図面で見ていただくと、エレベーター本体は壁が透明になっていますけれども、通路の部分についても欄干の下のところがブルーで着色しておりまして透明にしておりますけれども、ここにつきましては樹林地の様子と一体感になれるようなということで、強化合わせガラスを使用した展望スペース、あるいは見通しがいいような構造をしていこうということになっております。
この透明というものにつきましては、当然、噴水とかを見られるようにという意図もございますけれども、やはりこれも子どもたちの間から、透明の、透き通って何もないようになってしまうようなエレベーターとか、あるいは樹林地の中に溶け込むように大きな大木のようなエレベーターにしたらいいんじゃないかとか、そういうアイデアもあったということもありまして、この透明というもので造って採用しているところです。
概算工事費につきましては、これはまだ設計の途中で、2024年度は実施設計に進んでいきますけれども、基本設計段階では約7億8,000万円ということで予定しております。
今後の予定につきましては、引き続きこの基本設計を基に、実際に工事を発注できる実施設計を2024年度中に仕上げた後、工事につきましては約2年間、2025年度、2026年度で整備工事をして、2027年度当初から供用を開始したいと考えているところでございます。
ご説明につきましては以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 3点ほど質疑をさせていただきます。
まず1点目は、このエレベーターが完成した暁に、夜間使用はどのようにお考えになっているのかということ。
2点目は、エレベーターに至る通路に屋根は設置しないようなんですけれども、設置してほしいという声もあったのかなと思うんですけれども、設置しなかった理由をお聞かせください。
3点目は、ボルダリングウォールを設置するということなんですが、このボルダリングウォールは、ここにプレイスペースと書いてあるので競技はふさわしくないのかなと思うんですけれども、以上3点をお聞かせください。
◎公園緑地課長 1点目の夜間使用につきましては、まだ最終的に運用時間を決めておりませんけれども、なるべく朝の6時ぐらいから9時ぐらいまでは通常使えるようにしたいと考えております。これは皆さんの声も聞きながら、これから決めていきたいと思っております。
それから、通路に屋根はというところなんですが、これは具体的に通路そのものに屋根が欲しいというご意見は頂戴していなかったかと思いますが、公園としては屋外施設ということなので、エレベーターは当然屋根がありますけれども、そこに至る通路は散策路と同じということで、屋根というものはつけておりません。屋根をつけると、そこも建築物という扱いになりますので。
それから、ボルダリングウォオールにつきましては、これはおっしゃるとおり、競技用のというよりはお子様が楽しく遊べるような程度のものを考えていきたいと考えております。
◆三遊亭 委員 分かりました。そのボルダリングウォール、当然、お子様が多く利用されると思うので安全面にはくれぐれもご配慮いただきたいということで、以上です。
◆殿村 委員 実施設計のほうでも検討されるんでしょうけれども、地震に備えた耐震性の構造設計とか、あともう一つは、先ほどの通路に屋根との関係もあるんですけれども、要は屋外にエレベーター施設があるという感じですよね。言ってみれば、例えば、町田駅の小田急とか東急の前とかにももちろんありますけれども、割とこちらのほうはむき出しというとちょっと言い方があれですが、直接風雨にさらされる面が多いんじゃないかなと思います。
そういう点で、どうなんでしょう、安全面というか、管理面などで注意をしなければならない点もあるんじゃないかと思いますが、その2点を伺います。
◎公園緑地課長 まず1点目の耐震性ということですけれども、これは当然、法律上も満たさなければいけないものですので、耐震性能については当然満たすものと。
それから、運用上で言えば、地震のときには最寄り階、最寄り階といいましても今回の場合は上と下だけですけれども、最寄り階に即時に止まってちゃんと扉が開く、そういう構造設計としては考えております。
それから、屋外にあるエレベーターということは、ご指摘のとおり耐候性に優れたものにしなくてはいけないというところもありますので、当然そこについては配慮した設計をしております。
◆殿村 委員 配慮した設計というのは、これからちょっとあれなんでしょうけれども、例えば、2階のほうになるんでしょうか、上のほうの出入口は直接あれですか、それとも、二重の出入口になっているのか。私は東北の出身なので、向こうの玄関は二重になっているんです。一旦入ってから、雪が中に入らないようにもう1回玄関があるんですよ。というイメージでお聞きしているんですけれども、でないと、横殴りの雨とかがあった場合に、それでも稼動していたら中に大量の雨が入ってくるんじゃないかと、素人目で見ても想像してしまうんですけれども、その辺は大丈夫なのかなと思ったんですが。
◎公園緑地課長 ご指摘のような、雪国のやっているような前室というか、玄関の前に1つ部屋があるような形ではありませんけれども、風雨の侵入についても、当然、耐候性に直接関わるところですので、張り出しの部分であったりとかで、そこは配慮した設計をしていくということになります。
◆東 委員 今まで説明会などで提示されていたデザインとは異なるものに見えるんですけれども、どういった点を変更したか教えていただけますでしょうか。
◎公園緑地課長 今までと設計内容が変わったわけではございません。これまで提示しているものにつきましては設計の前の計画構想段階の図面でございまして、エレベーターのおおむねの位置と必要な大きさを示した構想図を基に、図面と一緒にご説明をしております。それの図面から、今回、実際に工事発注に向けて現地の地形ですとか基準法を踏まえて、実際建てられる設計をしていくに従って今の形になっているということです。
具体的に言いますと、構想のときの図面から言えば、噴水からいうと少し南側のほうに9メートルぐらい下りる部分はずれているというところと、全体に少し距離が短くなっている、若干ですけれども、そういったところが違いとしては挙げられます。
◆東 委員 構想の段階からにしても、こういった変更点については、地元の方だったり、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方には説明されたのでしょうか。
◎公園緑地課長 具体的にそこと何メートル違うとかいう説明はしておりません。この基本設計段階での内容の概要を説明しております。
◆東 委員 構想図でこれまで示していたものと基本設計で出来上がったものが、位置が違う。これは、デッキの長さが短い、こういったことは説明をされたんでしょうか。
◎公園緑地課長 先ほども申し上げたとおり、構想段階での図面との違いということでは、ご説明はしておりません。一般的な説明というか、設計の中では、構想の中から実際具体的に数値を固めていくに当たっては、厳密に言えば、例えば図面上、多少右がずれる、左がずれる、距離が変わる、そういったことはあることですので、そこについて改めて、その違いが幾つということでは説明をしておりません。
◆東 委員 改めてなんですけれども、説明しなかった理由はなぜですか。
◎公園緑地課長 基本設計の中身を説明することが重要ですので、構想段階との図面というのは、厳密に言うとという意味ですけれども、当然変わってくることもございますので、そこについて特段説明するということはしておりません。
◆東 委員 最初のほうのご答弁の中で、構想段階のものから実施可能なところで基本設計したというご答弁があったと思うんですけれども、構想段階のものができなかった、今のところにずらした理由というのは、何か具体的にありますか。
◎公園緑地課長 できなかったというか、先ほども申し上げたとおり、構想図というのは概略の位置と配置を示したものでございますので、現地の詳細な地形に合わせて、そこに本当にタッチできるのかどうかというところを精査してつくるものではございませんので、その部分については、特段それと何が違うという意味では、説明はしていないというところでございます。
◆東 委員 私のところには、構想段階のもので示されているものよりも乗るのに不便な位置、少し歩かなければ乗れないというところで不便な位置に移ったという感想が届いております。それ以外にも、エレベーターの件というよりは事業全体に対してですけれども、公園全体の件でいろいろと芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークだったり、地元住民の方だったりからすごく多くのご意見がある件に関して、丁寧な説明が今回欠けていたなというところをすごく感想として持っているんですけれども、そのあたりはいかがですか。
◎公園緑地課長 様々なご意見が出ているというのは我々も承知をしておりますので、そういった方々に向けてはきちんと丁寧に今後も説明はさせていただきたいと思っております。
◆東 委員 少なくとも構想段階のものから変わっていたことについて、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々から、図面を見せてもらったけれども、変更になっているという説明がなかったというお話がありましたので、そういったところ、やはりいきなり図面を見せられて、前回と比較してどうなのかと、見せられた側は分かりませんので、その点も併せて、説明する際にはきちんと丁寧な対応をお願いしたいと思います。
◆新井 委員 今の議論の続きなんですけれども、東委員の質疑は、行政としては多分普通の手続というか、当たり前に進めていた。その行政の当たり前が市民からすると分かりづらいというところにどこまでアプローチできたかという質疑だったと思うんです。
なので、そのあたりをぜひ想像していただいて、我々としては、これは普通なんだけれども、でも市民の方たちにはこういうふうに説明したほうがもっと丁寧だなとか、ここで勘違いを起こしてしまうのはよくないなと、そこの想像力を働かせて、ぜひ説明会等を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎公園緑地課長 今後も丁寧に説明をしてまいります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地))
○委員長
行政報告、土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地)についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地)につきましては、公園緑地課長から説明いたします。
◎公園緑地課長
タブレット47の資料をご覧ください。土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地)についてでございます。
都市計画緑地第35号相原大谷戸緑地の整備を進めるために、今回、事業用地を町田市土地開発公社において代行取得いたしましたので報告をいたします。
代行取得の内容でございますが、取得した土地は、取得概要に記載のとおり、相原町字大谷戸3950番2の1筆の土地でございます。
面積は2,302.85平方メートル、取得価格は956万2,539円、売買契約は2024年1月29日に締結をしております。
なお、土地開発公社からの買戻しにつきましては、買戻し時期に記載してございますが、今年度、2024年度を予定しております。
続きまして、3の案内図等をご覧ください。
案内図には、大谷戸緑地の位置図、案内図を表示しております。相原大谷戸緑地は相原町の西部に位置をしておりまして、町田市の西部資源化センターに隣接する緩衝緑地として整備予定の緑地でございます。
報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後零時13分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時8分 再開
○委員長 再開いたします。
△第55号議案(
環境資源部所管部分)
○委員長 第55号議案を議題といたします。
本案のうち、
環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎
環境資源部長 それでは、第55号議案 令和6年度(2024年度)町田市
一般会計補正予算(第1号)のうち、
環境資源部所管分につきましてご説明申し上げます。
補正予算書の17ページをご覧ください。
第4款、衛生費、第3項、清掃費、第2目、循環型施設整備費です。
第14節、工事請負費の整備工事費1億222万3,000円の増額は、熱回収施設等整備工事に関するインフレスライド等の変更工事に対応するために増額するものでございます。
続きまして、その下、第3目、廃棄物処理費です。
第12節、委託料の収集・処分等委託料1,069万2,000円の増額は、町田市バイオエネルギーセンターで2023年11月に発生した火災によって処理できないごみを応援協定に基づいて多摩ニュータウン環境組合にて処理するために必要になる費用を増額するものでございます。
説明は以上となります。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 ただいま部長からご説明がございました廃棄物処理施設運営費でございますが、2023年11月にバイオエネルギーセンターで大きな火災があって、それに伴って多摩ニュータウン環境組合に町田市分を処理してもらう費用ということなんですが、この1,069万2,000円の金額の根拠、それと処理の期間についてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
◎循環型施設管理課長 質疑いただきました。2024年7月から2025年3月の期間でごみ処理に必要な経費を計上しております。処理量としましては、燃やせるごみの量5,940トンを想定しております。5,940トンに対しまして、ごみ処理費が1トン当たり1,000円となりますので594万円、また、ごみの焼却に伴い発生します焼却灰の運搬費が燃やせるごみの量1トン当たり800円となり、475万2,000円、合わせて1,069万2,000円となります。
処理費については、9月までは1トン当たり1,000円ですが、多摩ニュータウン環境組合と、構成市である八王子市、多摩市、町田市の4者で協議中ですので、10月以降は変更する場合があります。
◆三遊亭 委員 どうもありがとうございました。10月以降、変更する場合もあるということですが、
従前どおりであればそれにこしたことはないなと思った次第です。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
これより第55号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第55号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第55号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
△
行政報告(町田市
廃棄物減量再
資源化等推進整備基金の使用方法の見直しについて)
○委員長
行政報告、町田市
廃棄物減量再
資源化等推進整備基金の使用方法の見直しについてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
環境資源部長 行政報告、町田市
廃棄物減量再
資源化等推進整備基金の使用方法の見直しについては、環境政策課長からご説明申し上げます。
◎環境政策課長
タブレット番号48番をお開きください。
このたび、
廃棄物減量再
資源化等推進整備基金の使用方法を見直しましたので報告いたします。
2026年度から開始する市全域での容器包装プラスチックの分別収集、資源化や、今後の資源ごみ処理施設の整備を見据えた見直しとなります。
まず、1の見直しの背景です。3点ございます。
(1)の基金対象事業費の増加についてですが、容器包装プラスチックの分別収集、資源化の開始と、近年の労務単価の上昇によって基金の対象となっている委託料等が増加する見込みです。基金の対象となる費用とは大きく2つ、バイオガス化施設等の
資源化施設整備に係る経費と、現在、JR横浜線以南の地域で実施しております容器包装プラスチックの収集のほか、ペットボトルの収集、資源化等の処理を行うための経常的な事業に係る経費のことでございます。今後は、使用限度額を超過して、全てを充当することができない見込みとなっております。
次に、(2)の積立額の減少です。容器包装プラスチックの全市展開によって、容器包装プラスチック用の袋の使用が増えていく見込みです。袋の代金は、燃やせるごみ、燃やせないごみの半額となっております。指定収集袋に係る廃棄物処理手数料の収入額は減少するということになりますので、基金への積立額が減少する見込みでございます。
次に、(3)資源ごみ処理施設の整備等です。相原地区、上小山田地区の資源ごみ処理施設のほか、将来的にはリレーセンターみなみなどの改修工事も想定されます。施設整備に必要な事業費が増加する見込みでございます。
以上の3点が見直しの背景でございます。
次に、見直しの目的でございます。2点ございます。
まず、(1)の施設整備に必要な基金残高の確保です。2028年度の相原地区と2037年度の上小山田地区の資源ごみ処理施設の整備に必要な経費や、施設に関わる突発的な事故対応に係る経費に備え、基金を優先的に確保いたします。
次に、(2)基金使用額の効率的な充当です。(1)の施設整備に必要な基金を確保しつつ、見直しの背景のところでご説明いたしました容器包装プラスチックの分別収集、資源化の開始や、労務単価の上昇等で増加する経常的な事業に係る経費へ効率的に充当いたします。
次のページに進みまして、見直しの内容についてでございます。
まず、(1)基金使用の限度額の見直しです。今までの基金の使用限度額は、①として整備に係る経費と、②として経常的な事業に係る経費のそれぞれについて、前年度末残高の40%を基金の使用額としておりました。この使用方法を今後も続けていきますとどうなるかというところを、2026年度容器包装プラスチックの全市展開を開始する、そのときを例に説明したものが、こちらのグラフでございます。
まず、棒グラフの①が施設整備に係る経費の対象額、②が経常的な事業に係る経費の対象額となっておりまして、それらを横に貫いている横の赤の点線が使用限度額を表しております。
①の施設整備に係る経費のところでは点線の使用限度額に達していませんが、②の経常的な事業に係る経費の部分は使用限度額を超過してしまっている状態です。この超過している分、およそ10億円程度ですけれども、これについては本来使用したい基金を充当したいけれども、限度額を超えてしまっているので使用できない、充当できないということになってしまいます。
一方で、①の施設整備分、こちらは限度額まで余裕があるんです。余裕はあるんですけれども、この余裕分を②の経常事業の不足分に持ってくることができないんです。一方では余裕がないにもかかわらず、もう片方で生じている余裕分を融通できないというのがこれまでのルールでございました。この部分を解消して、より基金を効率的に使用して、かつ施設整備に係る費用はしっかりと確保しておこうというのが今回の見直しでございます。
具体的には、変更後のところにありますが、まず、これまでの年度末残高の何%という割合の考え方はなくしまして、その上で、どのような考え方で残高を残すかというところで、①の施設整備に係る経費と施設の事故対応に関わる想定経費を算出し、その金額を残高として保持するということになります。その上で、それ以外の残りの残高を②の経常的な事業に使用することといたします。
ただし、前提として、条例で定めております廃棄物の減量と再資源化、基金の目的や対象とする事業そのものについては変更せずに、これまでのとおりです。これまで対象でなかった事業を対象としていくということではございません。
では、この見直しを行うことでどのような効果があるのかが(2)の見直しの効果になります。施設整備に係る経費等を優先的に保持した上で、経常的な事業に使用する金額が増加することにより中長期的に基金の使用額、充当額を増加させることができるという仕組みです。
下のグラフは、2037年度の上小山田の資源ごみ処理施設の整備までの基金使用額累計の見込み額を見直し前と後で比較したものでございます。変更前では66億円程度に対して、変更後は71億円以上と長期的には使用額を増やすことができるため、効率的な充当ができているということになります。
最後になりますが、4の今後の予定についてですが、これから始まる2025年度、来年度の当初予算編成から適用いたしまして予算へ反映していくこととしております。
説明は以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 今回のこの変更の理由ですけれども、従来の基金の使用についての見通しというか、制度上の見通しは何が不足していたというのか、その見通しの中に入っていなかったということになるのでしょうか。時期的な問題なのか、それとも様々な経常費、経費がかさむとか、将来的な施設整備の計画等については、もう既に計画は明確であるわけですよね。なのに、どこが計算上違っていたのかということですが、その理由についてお聞かせください。
◎環境政策課長 このたび見直しを行った理由というところですかね。当初、基金を定めたときは、こういった目的、資源化、減量というところと、来たるべき施設整備というところでスタートはしたところなんです。そこで長期的なところで、基金ということでおよそ40%ずつ使おうというところで、大きく明確なところまで決めていなかったところなんですが、ここでその計画を見直した中で、また、冒頭でも申し上げましたが、2026年度の容器包装プラスチックの全市展開、そこに大きな費用がかかってくるというところが見えてきたところで見直しを図ったというところです。
◆おんじょう 委員 これは語り尽くされているかもしれないんですけれども、今、コストが上がってしまう動向もあるし、いろいろと取組として資源化を進めなきゃいけない、そのために費用が発生する、これは当然ということだと思うんですけれども、以前からやっぱりごみ袋の値段を安くしてほしいというのは非常に根強い。こうした環境だからなおさらということもあるんですけれども。
今は下げるということについては非常にアゲンストであるということは分かっているんですけれども、安くしていくための努力というのをしていかないといけない中で、新しい素材ができたりとか、いろんなイノベーションなんかもあると思うんですけれども、支出するコストを本質的に安くする取組については一方でどのように取り組んでいるのか、ちょっと一端でもいいんですけれども、教えていただければと思います。
◎環境政策課長 今後の施策に対してどういった費用の削減を図っていくかというところでは、いろいろ国なり東京都なりでも資源化というところには様々な補助金もメニューが出てきているので、当然そういったところも活用していくようかなというところではあるんですけれども、実際に容器包装プラスチックを進める上では、当然、車の台数ですとか人ですとか、そういったところ、あとは
資源化施設がまだできない中での開始になりますので、運搬費用もかかってまいります。
そこについては、収集に対してのできる限りの効率化ですとか外部委託への距離をどのように進めていくかとか、そういったところを一個一個やっていくというところになろうかと思います。また、啓発をしてお知らせしていかなきゃいけない、そういったところの費用についても様々な補助金を見ながら図っていかなきゃいけないかなと思っております。
◆おんじょう 委員 いろんな発生コストをできるだけ小さくしようという合理化もあれば、積極的にコストを下げようという努力もあると思うんですけれども、できるだけそういうご努力が見えるような取組をしていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(バイエネ君
施設見学者1万人
達成イベントについて)
○委員長
行政報告、バイエネ君
施設見学者1万人
達成イベントについてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
環境資源部長 行政報告、バイエネ君
施設見学者1万人
達成イベントについては、循環型施設管理課長からご説明申し上げます。
◎循環型施設管理課長 町田市バイオエネルギーセンター、愛称バイエネ君の
施設見学者1万人
達成イベントについて説明させていただきます。
タブレット番号49をご覧ください。
バイエネ君は、東日本初の乾式メタン発酵による都市ごみ処理施設として2022年1月に稼働開始以来、これまでに多くの自治体や海外からも行政視察にお越しいただいています。また、市内の保育園、幼稚園、小学生3、4年生の環境学習の場として、ごみ処理の資源化などについて楽しみながら学んでいただく施設として多くの方に見学をいただいています。
バイエネ君の稼働開始から3年目に入り、2024年5月30日に1万人目の見学者を迎え、
達成イベントを行いました。
項番1の(3)1万人目の見学者ですが、社会科見学でご来場いただいた市立小山小学校3年生の児童118名で、児童全員を1万人目の見学者としてお迎えしました。
項番2のイベント内容の(1)記念品の贈呈では、環境教育にちなんで各クラスにリサイクルかるたや、ハスのんエコバッグをお渡しし、児童と教員全員に文具やうちわ、缶バッジなどのグッズをお渡ししました。
また、(2)の記念撮影では町田市エコキャラクター、ハスのんが登場し、記念品贈呈の写真のほかに、クラスごとにハスのんと集合写真を撮影し、終始にぎやかで笑顔の多いイベントとなりました。
項番3の広報につきましては、町田
市ホームページやSNSでイベントについて情報発信を行っているほか、「広報まちだ」や環境広報紙「ECOまちだ」への掲載も予定しております。
説明は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(バイエネ君で生じる燃焼ガス中のCO2を
イチゴ栽培に利用する実証に関する
報道関係者向け取材会の実施について)
○委員長
行政報告、バイエネ君で生じる燃焼ガス中のCO2を
イチゴ栽培に利用する実証に関する
報道関係者向け取材会の実施についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
環境資源部長 行政報告、バイエネ君で生じる燃焼ガス中のCO2を
イチゴ栽培に利用する実証に関する
報道関係者向け取材会の実施については、循環型施設管理課長からご説明申し上げます。
◎循環型施設管理課長 それでは、バイエネ君で生じる燃焼ガス中のCO2を
イチゴ栽培に利用する実証に関する
報道関係者向け取材会の実施について説明させていただきます。
タブレット番号50をご覧ください。
町田市では、イオンアグリ創造株式会社と株式会社タクマとともに2023年11月から2026年までの計画で、町田市バイオエネルギーセンター、愛称バイエネ君のごみ処理施設の排ガスに含まれるCO2を使って
イチゴ栽培に利用する実証を行っております。
実証開始から半年が経過し、イチゴの収穫を迎えたため、5月21日に株式会社タクマ及びイオンアグリ創造株式会社の主催による報道関係者向けに取材会を開催いたしました。
項番1の取材会の内容ですが、第1部で実証実験の概要説明、第2部で実証施設の見学を行っております。
項番2の出席者ですが、取材会にはテレビ局1社、新聞6社の報道関係者が取材に来られています。
項番3の実証試験の実施体制と役割ですが、株式会社タクマとイオンアグリ創造株式会社が主体となって実証実験を行い、町田市は実証実験に必要な場所やCO2等の資源の提供を行っております。
項番4の主な説明内容ですが、第1部の概要説明の内容を抜粋したもので、記載のとおりとなります。上から2つ目ですが、従来のイチゴとの比較では、イチゴ1粒の大きさが10から15%と大きく育つという形で収穫量が増えているという報告がありました。
項番5の報道実績ですが、取材会当日にテレビニュースのほか、新聞報道など多くの媒体で取り上げられております。
項番6は今後のスケジュールでございますが、記載のスケジュールで実証実験を行い、2026年12月に実証実験が終了する予定となっております。
最後の資料の写真は、実験を行っている温室の外観と温室内の様子となっております。
説明は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆加藤 委員 まず、これは何でイチゴを実証実験に活用したのかというところを伺いたいと思います。
◎循環型施設管理課長 なぜイチゴを選んだのかということなんですけれども、この実験につきましてはイオンアグリ創造株式会社と株式会社タクマでどういう形でやろうかという打合せの中で、バイオマス発電による排ガスを使った実証実験というのは、ほかの事例がイチゴであるということで、今回はごみの排ガスを由来として、そこのCO2を使ったときにどうだということをやるということで、そういう比較もあってイチゴを選んだと聞いております。
◆加藤 委員 これは、例えば町田の農業者向けにとか、そういったところで今回の結果というのを展開していくとか、そういった予定はあるのでしょうか。
◎循環型施設管理課長 今回、イチゴの実証実験を行っておりまして、第1期の栽培が終わったというところです。まだ作物として、食品として食べられるかどうかの安全性の確認ですとか、あとは、それを今後展開していく上で必要となる技術的な課題ですとかコスト等については、現在ちょっと分からない部分がありまして、そういったものをいろいろ業者のほうと、実験をしている株式会社タクマやイオンアグリ創造株式会社からもいろいろ伺いまして、今後の検討課題と捉えております。
◆加藤 委員 最後ですけれども、このスケジュールのところで、2026年6月に装置撤去ということで書いてあるんですけれども、これは、例えば譲り受けて、残して何か市として活用できないのかとか、そこら辺は、何かもう契約の段階で決まっているものはあるのか、可能なのかというところをお聞かせいただければと思います。
◎循環型施設管理課長 現在実証実験で使っている施設については、株式会社タクマが設置したものでございます。今回の実証実験に使うということで工場内に仮置きという形で置いておりまして、必要な配管等も本当に仮設という形になっておりますので、それを継続的に使用するのは、現時点では難しいのかと考えております。
◆おぜき 委員 僕もちょっと興味があるんですけれども、これは、イチゴを作ると町田市のCO2は削減されるんですか。
◎循環型施設管理課長 CO2削減という効果では、イチゴの栽培、生育に当たりましてCO2を吸収させるということでCO2を活用しております。今、実証段階の中では、年間CO2の削減量としては240キロ程度なんですが、仮にこれを1ヘクタールの規模でやると、年間940トンのCO2削減になるという試算が出ております。
◆おぜき 委員 これを読んじゃうと、いっぱいイチゴを作りまくればCO2が減るのかなと期待しちゃうんですけれども、実証を終了しちゃうというのが、これを読んでいるとすごくいいことをやっていて、このままやったほうがいいんじゃないかと、加藤委員もそんな雰囲気のことをおっしゃっていたけれども、それは続けられないんですか。
◎循環型施設管理課長 この実証に当たりましては町田市を含む3者で協定を結んでおりまして、2026年度末までという協定期間を結んでおります。あくまでも規模も小さいものですので、これはやはり今後につなげるための実証という位置づけになっておりますので、この機械をそのまま使って展開するのは難しいのかなというふうに考えております。
◆おぜき 委員 今後につなげていただきたいなと、個人的には思います。
あともう1個確認は、この施設でどのぐらいのイチゴがとれて、あと、市場に流通するんですか。2026年初頭にはイチゴを市場に流通させたいというのは、このイチゴをという意味ですか、それとも今回の得られたデータとかを生かして別のところで作って流通させようとしているという意味なんですか。
◎循環型施設管理課長 今回収穫を迎えましたイチゴについては、それを安全性の評価ですとか、そういった形で検証していくことになると思います。また、2026年までには第2期、第3期ということでイチゴの栽培は続けていくことになるんですけれども、どの段階でそれが市場に流通できるのかという判断は、市側では分からない部分がちょっとありまして、実際は、実証で得られたイチゴをどのようにするかについてはイオンアグリ創造株式会社と株式会社タクマのほうでいろいろ検証されていくんじゃないかと考えております。
◆おぜき 委員 さっき質疑したんだけれども、この施設でどのぐらいとれるんですかという部分は分からない……。別に分からなければ後でもいいですけれども。
では最後に、町田をイチゴの町にしていただきたいということを申し上げて終わります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
△
行政報告(新たなごみの
資源化施設について)
○委員長
行政報告、新たなごみの
資源化施設についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎
環境資源部長 行政報告、新たなごみの
資源化施設については、循環型施設整備課、古屋担当課長からご説明申し上げます。
◎古屋循環型施設整備課担当課長
タブレットの51番をご覧ください。
新たなごみの
資源化施設について、2024年3月の
行政報告以降の進捗状況等を報告します。
1、資源ごみ処理施設、資源ごみ処理施設の整備は、町田市資源循環型施設整備基本計画に基づき進めております。
(1)相原地区資源ごみ処理施設について。施設用地の早期の取得完了を目指し関係者との調整を進めております。7月24日には相原地区資源ごみ処理施設連絡会を開催し、事業の進捗状況等を報告する予定です。
(2)上小山田地区資源ごみ処理施設について。忠生579号線の道路整備が現道拡幅を基本とする方針に変更となったことに伴い、施設の計画位置の再検討を行っております。
下段の上小山田地区資源ごみ処理施設検討位置図をご覧ください。ちょっと見づらいのですが、図内の黄色の2本線が当初計画をしていた道路線形になります。この線形から赤い点線で示す現道の拡幅に整備方針が変更となったため、従来の施設計画位置から現道に近い青く丸で囲んだ部分での施設整備について、課題等の調査検討を行ってまいります。本検討に当たっては、検討位置、周辺の団体等に説明を行いました。
また、6月28日に上小山田地区資源循環型施設連絡会を開催し、事業の進捗状況等を報告する予定です。今後も地域のご理解を得ながら整備事業を進めてまいります。
2ページ目をご覧ください。
2、町田市バイオエネルギーセンター、工事の進捗状況は、ストックヤード棟の建築工事及び外構工事を進めております。今後は、ごみ収集車等の庁用車用駐車場整備や草地、緑地の整備を行い、9月で工事が完了する予定となっております。
下に現在行っている工事のスケジュールと工事写真、3ページ目に全体の整備スケジュールをお示ししております。工事に当たっては、引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に進めてまいります。
報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの
行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後1時40分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時41分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の
継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査の申し出についてを議題といたします。
特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって
建設常任委員会を閉会いたします。
午後1時42分 散会...