町田市議会 2024-03-14
令和 6年建設常任委員会(3月)-03月14日-01号
令和 6年建設常任委員会(3月)-03月14日-01号令和 6年建設常任委員会(3月)
建設常任委員会記録
1 日時 令和6年(2024年)3月14日(木)午前10時
2 場所 第2委員会室
3 出席者 委員長 森本せいや
副委員長 新井よしなお
委員 加藤真彦 東友美 おんじょう由久 白川哲也
おぜき重太郎 三遊亭らん丈 殿村健一
4 出席説明員
環境資源部長
循環型施設担当部長 道路部長 都市づくり部長
都市整備担当部長 その他担当管理職職員
5 出席議会事務局職員
議事係 松井雄亮 調査法制係 増井恵美
担当 佐藤義男
6 速記士 植木那津子(澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
建設常任委員会審査順序
令和6年(2024年)
3月14日(木)午前10時
3月15日(金)午前10時
第2委員会室
1 環境資源部
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 「第3次町田市
環境マスタープラン」の一部改定について
(3)行政報告 「忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)」の策定について
(4)行政報告 「
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想」の策定について
(5)行政報告 市全域での
容器包装プラスチックの収集・資源化の開始について
(6)行政報告 町田市
バイオエネルギーセンター火災の経過報告について
(7)行政報告 新たなごみの資源化施設について
2 道路部
(1)第 39 号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事(その4)請負契約
(2)第 40 号議案 鶴川駅
北口広場デッキ整備工事請負契約
(3)第 42 号議案 市道路線の認定について
(4)第 43 号議案 市道路線の廃止について
(5)第 44 号議案 町田市と川崎市が重複して路線を認定する道路の管理の協議について
(6)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(7)行政報告 町田市
自転車ネットワーク計画の策定について
(8)行政報告 都市計画道路事業に伴う町田市土地開発公社による用地取得について
(9)行政報告 損害賠償請求事件について
3 都市づくり部
(1)第 28 号議案 町田市屋外広告物条例
(2)第 29 号議案 町田市景観条例の一部を改正する条例
(3)第 30 号議案
町田市街づくり景観審議会条例
(4)第 31 号議案 町田市住みよい街づくり条例の一部を改正する条例
(5)第 32 号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例
(6)第 33 号議案 町田市緑地保全基金条例の一部を改正する条例
(7)第 41 号議案
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託変更契約
(8)第 49 号議案
小山田蓮田緑地整備工事請負契約の変更契約
(9)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(10)第 12 号議案 令和6年度(2024年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算
(11)行政報告 「町田市における事前都市復興の
考え方~事前都市復興基本方針~」の策定について
(12)行政報告 「
モノレール沿線まちづくり構想」策定について
(13)行政報告 町田都市計画道路3・3・36号事業用地の町田市土地開発基金による先行取得について
(14)行政報告 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について
(15)行政報告 「町田駅周辺開発推進計画」策定に係る市民意見募集の実施について
(16)行政報告 町田市
都市集客機能整備方針(案)について
(17)行政報告 「町田市景観計画」の改定について
(18)行政報告 土地の買入れについて(
相原大谷戸緑地用地)
4 下水道部
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(2)第 13 号議案 令和6年度(2024年度)町田市
下水道事業会計予算
(3)行政報告 2022年度下水道事業の経営分析について
5 特定事件の継続調査申し出について
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午前10時 開議
○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△第8号議案(
環境資源部所管部分)
○委員長 第8号議案を議題といたします。
本案のうち、
環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎環境資源部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、環境資源部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
220ページをご覧ください。
環境資源部の予算のポイントとして、予算編成の考え方、重視した取り組みについて、
温室効果ガス排出量削減のための水素エネルギー、
再生可能エネルギー利活用の推進をはじめ、10項目を記載しております。
221ページをご覧ください。
環境資源部予算総括表でございます。
下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。
2024年度予算額は85億3,391万1,000円で、対前年度比で4億1,782万円の減となっております。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
222ページをご覧ください。
環境政策費でございます。
環境政策費は、①についてご説明をいたします。
①の事業の内容でございますが、第3次町田市
環境マスタープランに掲げる望ましい環境像「みんなで将来に受け継ぐ水とみどり豊かな まちだ」を実現するため、環境施策や重点プロジェクトを推進します。
2024年度の取り組みでございますが、第3次町田市
環境マスタープランに基づき、環境施策を推進し、計画の進行管理を行います。また、町田市環境白書や環境広報紙の発行、環境啓発イベントの開催などを通じ、環境に関する様々な取組、情報を市民の皆様に発信します。
主な事業費は、
環境マスタープラン進行管理等の計画策定委託料987万3,000円でございます。
主な特定財源は、広告掲載料8万円でございます。
次に、223ページをご覧ください。
環境衛生費でございます。
環境衛生費は、①についてご説明いたします。
①の事業の内容でございますが、公害発生の未然防止と被害の低減を図るため、市内の環境の実態把握・監視及び事業者等の指導を行います。
2024年度の取り組みでございますが、水質汚濁防止法に基づく河川水質調査及び地下水水質調査並びに騒音規制法に基づく自動車騒音の常時監視調査を行います。また、工場・事業場からの排水等の測定結果から、規制等の遵守状況を確認し、適切な指導を行います。
主な事業費は、調査等委託料941万2,000円でございます。
主な特定財源は、
公害対策事業委託金509万3,000円でございます。
次に、224ページをご覧ください。
ごみ政策費でございます。
ごみ政策費は、①についてご説明いたします。
①の事業の内容でございますが、第2次町田市
一般廃棄物資源化基本計画に基づき、社会情勢の変化など市を取り巻く環境変化を踏まえ、ごみの減量や資源化を推進します。
2024年度の取り組みでございますが、ごみの排出量に応じた費用負担の公平化のため、有料の指定収集袋を導入しています。また、地域資源回収の支援、リサイクル広場の実施等の取組を行います。
主な事業費は、指定収集袋保管・配送・手数料収納管理の業務委託料1億3,859万1,000円でございます。
債務負担行為は、指定収集袋購入の消耗品費でございます。
主な特定財源につきましては、
家庭ごみ処理手数料9億8,692万8,000円でございます。
次に、225ページをご覧ください。
循環型施設整備費でございます。
循環型施設整備費は、②についてご説明いたします。
②の事業の内容でございますが、町田市
資源循環型施設整備基本計画に基づき、資源ごみ処理施設を相原地区と上小山田地区に整備します。
2024年度の取り組みでございますが、相原地区の資源ごみ処理施設は、2028年度中の稼働を目指し、用地取得、
生活環境影響調査等を進めます。上小山田地区の資源ごみ処理施設は、2026年度からの用地取得に向け、地権者や関連事業と調整の上、用地測量を進めます。
主な事業費は、用地購入費1億6,400万円などでございます。
主な特定財源につきましては、
廃棄物処理施設整備事業債3億7,800万円などでございます。
次に、226ページをご覧ください。
廃棄物処理費でございます。
廃棄物処理費は、①についてご説明いたします。
①の事業の内容でございますが、生ごみやごみ焼却熱からエネルギーを回収する町田市
バイオエネルギーセンターの効率的な運営管理を行います。
2024年度の取り組みでございますが、公設民営で運営する町田市
バイオエネルギーセンターの運営事業及び財務状況を市がモニタリングすることによって、円滑な運営管理を行います。
主な事業費は、施設運営業務などの委託料11億4,746万2,000円でございます。
債務負担行為は、施設運営業務の委託料でございます。
主な特定財源は、
持込ごみ処理手数料7億786万1,000円などでございます。
次に、227ページをご覧ください。
ごみ収集費でございます。
ごみ収集費は、①と④をご説明いたします。
①の事業の内容でございますが、ごみと資源の収集を安定して行うことで、市内の衛生環境の維持を図ります。
次に、④の事業の内容でございますが、温室効果ガスを削減し、資源化率を高めるため、現在JR横浜線以南地域で実施している
容器包装プラスチックの収集・資源化を、2026年度から市全域に拡充します。
①の2024年度の取り組みでございますが、安定した収集を継続して行うため、ごみと資源の収集運搬業務を委託・管理します。
④の取組でございますが、2026年度からの
容器包装プラスチック全市収集に向けて、収集業務の委託契約を行います。
①の主な事業費は、収集・処分等委託料17億6,916万6,000円などでございます。
①、④の債務負担行為は、収集・処分等委託料でございます。
①の主な特定財源につきましては、廃棄物減量再
資源化等推進整備基金繰入金2億265万5,000円などでございます。
最後に、346ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに環境資源部の全ての支出科目を掲載しております。
環境資源部の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆白川 委員 まず、223ページから行きます。昨年、公共トイレの協力店に事業協力謝礼があったと思うんですけれども、今回、記載はないんですけれども、これはもう1年限りのものだったのか、継続的にやっているのか、どちらでしょうか。
◎環境共生課長 こちらには出ていませんが、予算の中には2万円を支給するということで継続をしております。
◆白川 委員 そうすると、2024年度はどの程度増やせるような見込みなのか。
それと、今、想定の店舗数と、2024年度はどの程度増やすのか、その点はいかがでしょうか。
◎環境共生課長 今年度、新たに制度を立ち上げましたので、実質的には56店舗の方に引き続きご協力をいただくということになっています。以前、一般質問の中でもそういった質問がありましたけれども、箇所数が増えることはありませんでした。来年度以降も、空白地帯が残っていますので、そこについては引き続き協力をあおいでいきたいと思っております。
◆白川 委員 分かりました。
同じページの水質汚濁のところで、保健所のほうでは井戸水調査があって、こちらでは地下水調査だと思うんですけれども、この違いというのは何なのか、教えていただければと思います。
◎環境共生課長 こちらでやっていますのはあくまでも地下水の調査になりますので、保健所とかの井戸水の調査とは違って、地下水の汚水状況を監視するために現況の調査地点、3地点を設けて、そちらをやっております。環境は、特に飲用に限らず調査をしています。
◆白川 委員 今般、PFASとかが出ていたという、ああいうのが、あれは目に見えて分かったんですけれども、それが例えば入ってきたとして、しみ込んだとして、定期的な調査で分かるようなものなのでしょうか。
◎環境共生課長 調査項目の中には、いわゆる要監視項目ということでそちらのものが出ていますので、調査結果については市のホームページ等でも公表しております。
◆白川 委員 分かりました。あれは目に見えて分かる状況だったんですけれども、そういうものは、実際、見えないところであっても、調査の中では分かるということの認識でいいんですか。
◎環境共生課長 委員のおっしゃるとおりです。
◆白川 委員 次に、224ページに行きまして、廃棄物処分手数料が昨年の3億660万円から今年が2億1,427万円と、結構大きく変わっていたので、ここの理由を教えてください。
◎環境政策課長 処理量を超過して多摩ニュータウンの清掃工場に依頼している手数料になります。上限を1万トンとして年間見込んでおりましたが、そのトン数が見込みより下がっているというところで減額しております。
◆白川 委員 昨年の実績に基づいて予算づけがこうだということの認識でいいんですか。
◎環境政策課長 見込みをつけたときには、4年間で減額をしていく、ゼロにしていくという目標でしたので、それを4等分にして減額しております。
◆白川 委員 そうすると、
多摩ニュータウン環境組合の負担金が、こっちは増加しているんですけれども、3期比較してもずっと増加していて、ここの部分はどういう意味合いなんでしょうか。
◎環境政策課長 負担金は3市で負担するものですけれども、負担金が増えた理由としては、運営費、燃油とか人件費が上がったというところも当然あるんですが、今回、手数料として見込んでいるトン数が減るだろうというところでの増加も考えられます。
◆白川 委員 では、いわゆる負担金と、その増えた分ということの認識で。分かりました。
同じく
東京たま広域資源循環組合負担金も増加しているんですけれども、これはどういうことでしょうか。
◎環境政策課長
東京たま広域資源循環組合の負担金は、焼却灰の処理、主にエコセメント化しているところですが、そこを分担している負担金になります。ストーカ炉に工場が変わって、灰の種別が変わりまして、灰が増えたことによる増加分でございます。
◆白川 委員 これは見ていくと、毎年増加傾向にある。3期は見たんですけれども、その傾向は続いていくのか、それともやっぱり単年度、単年度で予算額として減ることもあるのか。これはどういう感じになるんでしょうか。
◎環境政策課長
バイオエネルギーセンターができて灰の種類が変わって増えたというところから町田市のごみ量は減っておりますので、今後は減っていくと見込んでおります。
◆白川 委員 分かりました。
続いて、225ページに行きまして、それぞれ相原地区と上小山田地区のスケジュール、ちょっと出しづらいところもあるかもしれないですけれども、分かっている範囲で来年度以降のスケジュールが分かれば教えていただければと思います。
◎篠塚
循環型施設整備課担当課長 ただいまご質疑いただきました件で、相原の事業スケジュールですけれども、昨年度、整備基本計画、こちらの資源化施設を整備させていただく基本となっている計画ですけれども、そちらを改定させていただきまして、スケジュールを見直しさせていただいているところです。
相原につきましては、稼働年度を2028年度、上小山田につきましては、施設稼働年度を2037年度とさせていただいているところです。
来年度の事業といたしましては、相原地区につきましては用地の取得、こちらは今年度いっぱいの取得を目指しているところですけれども、まだ買い切れていないところがございます。今年度中もまだ交渉の予定がありますので、引き続き交渉させていただいて、用地取得完了後に整備事業者の選定の準備に入っていこうというところです。
上小山田につきましては、昨年度の夏、地元の方々から施設の整備に必要な道路の整備について、新たな整備方針で整備をしてほしいといったような内容の要望書を頂きました。この要望というのが、今までは新たに、全く新しい路線を整備させていただく予定でしたけれども、現道の今ある道路を拡幅するといったところを基本とした整備にしていただきたいといったようなご要望をいただきました。それを基に、今、道路部で線形の検討を行っているところです。
新たに通す道路に沿う形で施設は建設させていただく予定でしたが、道路の線形の位置が変わりますので、施設の位置もまた再検討しなければなりません。なので、そちらの施設につきまして、行政報告でも報告させていただく予定ですけれども、新たに施設を検討する範囲の地権者の方々に、今後の土地の利用についてご意向をお伺いしているところです。
こちらを、ご意向をお聞きした上で施設の位置を再検討させていただいて、また施設が大体この辺りというところで検討が進みましたら測量を実施していきたいと考えているところです。
◆白川 委員 そのあたりは丁寧な説明をしながら進めていただければと思います。
続きまして、次が226ページで、余剰電力売払収入の見込みが、これも昨年が1億5,000万円で、今年度が1億8,000万円ということで、さらに前の年は9,000万円と書いてあったんですけれども、ここの増加している要因を教えてください。
◎
循環型施設管理課長 余剰電力の売払いについて、増額している部分についてなんですが、廃棄物の処理の量が、先ほど多摩ニュータウンへお願いしている話も出ていましたが、今、
バイオエネルギーセンターで焼却処理する量が目いっぱいで処理を続けておりますので、そういう点で蒸気の発生量が多くて余剰電力が多く出るという側面がございます。おおよそ前年度の実績を見て予算設定しております。
◆白川 委員 そうすると、これがある程度上限なのかなぐらいな形の考え方でよろしいんでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 今、委員からお話しいただいたとおりで、おおよそこれがマックスで、あとはごみの処理量に応じて下がることもあります。
◆白川 委員 分かりました。
あと、
容器包装プラスチック、全市収集された際に、温室効果の削減効果というのはどの程度見込めるのか。後ほど出るのかもしれないですけれども、33%減の目標値があって、寄与度というか、そのあたりを教えていただければと思います。
◎環境政策課長 全市展開で目指しているところとしては、4,000トンのプラスチックを資源化できるだろうというところを目標にしているところです。削減効果については、ちょっと調べますのでお待ちください。
◎古屋
循環型施設整備課担当課長 温室効果ガスの削減量なんですけれども、今、4,000トン燃やさないことで約1万1,000トンのCO2の削減ができると見込んでおります。
◆白川 委員 そうすると、現状まではまだ分からないんですかね。何年から何年だったか、2030年までの中で、今どのぐらいで、これをやることによってどれぐらいまで下がるというのは、ある程度見えているんですか。
それと、今のいろんな予算、長期的な考えの中での来年度の予算だと思うんですけれども、このスケジュール感としては、現状はどの程度、達成としては大分よい方向に進んでいるのか、まだまだなのか、そのあたりの部分がまだ見えないので、教えていただければと思います。
◎
温暖化対策担当課長 今、町田市としての温室効果ガスが、2020年度の実績として7万1,392トンですので、容リが1万減るとなると、かなりの割合で減ることになると思われます。今回の容リ収集だけではなく、ほかのことも考えてなるべく早めに、2030年までの33%はほかの取組も含めて進めたいと考えています。その一つとして容リを始めるというのは大きく影響すると考えています。
◆三遊亭 委員 1点だけお聞かせください。223ページの主な事業費の③事業・業務委託料で、
道路等喫煙禁止区域巡回指導2,000万2,000円計上されているんですが、この内容をお知らせいただけますか。
◎環境共生課長 こちらは、美化重点推進区域ですとか、
道路等喫煙禁止区域内で路上喫煙とかポイ捨てをする方についての巡回指導ですとか啓発活動、それから、喫煙所の利用者のマナーの向上、そういったものに費用として充てられています。
◆三遊亭 委員 当年度に比べると200万円ほど予算が減額されているんですが、その理由はどんなところでしょうか。
◎環境共生課長 こちらのほうは、指定区域が今5駅あって、2022年に新しく喫煙所を設けました多摩境駅と、
南町田グランベリーパーク駅、こちらについては年2回実施していたんですが、その後、指導の効果と、それから、市民の方の認知度が上がったということで大分きれいになりましたので、2024年度についてはそれぞれ1回ずつ減らして、約200万円弱減額ということになっております。
◆三遊亭 委員 なるほど、効果が目に見えてあったので減額したということで、それは理解したんですが、当年度ですと
ポイ捨て防止等路面シート設置料が計上されているんですが、来年度は啓発広告という名前なんですが、それはどう違うというか、まず、啓発広告というのはどういう、9万4,000円か、ちょっと教えていただけますか。
◎環境共生課長 こちらは、神奈中バスにデジタルサイネージというものがバスの運転手の後ろにあるかと思うんですが、そちらにうちのごみゼロデーの啓発広告を載せるということで予算は計上させていただいております。
◆三遊亭 委員 さっき若干触れました
ポイ捨て防止等路面シートは、もう設置されたから来年度は載せないという理解でよろしいんでしょうか。
◎環境共生課長 一度張っていますが、経年劣化等で薄くなったりとか、なくなってしまったりということがありますので、それについては順次交換をしていくということで、予算は計上されております。
◆三遊亭 委員 そうですね、この「予算概要説明書」には載っていないですけれども、そういう声があれば速やかにご対応していただきたいとともに、また、新設してもらいたいというところも出てくる可能性もありますので、そういう場合には速やかにご対応いただければと思います。
◆加藤 委員 227ページ、
容器包装プラスチックの拡充というところで、これは行政報告でもあるかとは思うんですけれども、中間処理施設までということかと思うんですけれども、どこまで運んで、週何回ぐらい回収するのかというのが決まっていれば教えてください。
◎ごみ収集課長 運ぶところなんですけれども、まず、施設ができるまでの間は近隣の処理できるところに運んでいく予定でございます。
あと、収集の頻度については、今、週1回を予定しております。
◆加藤 委員 近隣ということで、では、これから事業者の方もそうですけれども、どこにするかと決めていくということで、現状はまだ決まっていないという解釈でよろしいでしょうか。
◎ごみ収集課長 委員のおっしゃるとおりです。
◆加藤 委員 分かりました。
続いて、すみません、戻るんですけれども、222ページ、2024年度の取り組みということで、②のところで「市内に水素ステーションの設置を目指します」というふうになっているんですけれども、設置に関して、「目指します」となっているのであれかもしれないですけれども、どこまで具体的な話ができるのかというところを教えていただければと思います。
◎
温暖化対策担当課長 水素ステーションにつきましては、かなり前から民有地とか、候補地をやっていまして、なかなか難しいところで、市が持っている市有地についてできないのかというところを今検討しております。
東京都のほうで、この場所であれば設置がどの程度できるみたいな事業がございますので、そこで今検討している場所が水素ステーションを設置できるかとか、その辺の検討を進めているところでございます。
◆加藤 委員 これは、来年度に関しては、予算の計上というのは行われているんですか。
◎
温暖化対策担当課長 今後考えているのは、以前は、そこの設置を市役所がするという方法で進んでいたときは予算計上していたんですけれども、今、設置事業者と運営事業者と土地を探して、国からの補助金でやるというところなので、今後考えているのは、市の持ち出しもなく、運営事業者、設置事業者が確定すれば国とか都の金額を使うということで、市の持ち出しのない方法で進めるほうがよりいいということで、予算計上はしておりません。
◆加藤 委員 これは、全額補助で設置できるようなものなんですか。
◎
温暖化対策担当課長 そうですね、そういった補助金があるので。ただ、要件によっては全部ではなく、事業者の持ち出しとか、そういったことが出ますけれども、全ての条件が合えば、市は一切持ち出しなくできる方法で今検討を進めております。
◆おんじょう 委員 1点だけお伺いしたいと思います。222ページの②のところです。「(エネファーム)の設置奨励金を給付します」ということで、今年度も実施をしていたと思うんですけれども、利用状況、どのくらい活用されたのかということと、若干予算は増やしていると思うんですけれども、その辺のトレンドをどのように見ているのか。
◎
温暖化対策担当課長 これは2022年度から始めまして、そのときは150件分の予算がございまして、150件を超える申込みがありました。それで、結果、150件ではなく何件か工事中、辞退がありましたけれども、ほぼ150件ほどの申込みがありました。今年度については、まだ最終の数字は出ていません。来年度につきましては180件分の予算計上をしているところでございます。
◆おんじょう 委員 ポテンシャルといいますか、こうしたものを普及させたいという思いはあると思うんですけれども、力の入れ具合によってもどのように普及するのかなというところがあると思っていて、その辺のお考え、積極的に拡大をしようという取組に至っている印象はあまりないんですけれども、かといってという、150件を180件というのも、例えば新築とかにかなり依存する要素が大きいとか、そういう要素があって、新築具合いに連動する要素が大きいという要素があってこういうスケール感なのか、そのあたり、感覚的に市の思いと、あと実情というんですかね、その辺のお話をお聞かせいただければと思うんですけれども。
◎
温暖化対策担当課長 ゼロカーボンシティー実現のためには役所だけがやってもしようがないので、市民の方にいろいろ進めていただきたいということで、その中で始めた取組の一つなので、もちろん積極的に市の広報紙とか環境の広報紙でもこういう制度があるというのはPRさせていただいているところです。
件数としましては、先行している自治体等で年間にどのぐらいあるかとか、そういう調査でスタートの2022年度は150件ということでスタートしまして、申請自体が182件ございました。その182件あったというところを踏まえまして、来年度予算については180件の予算を計上させていただいていますので、ちょっといきなり倍の数字とか、そういうのは難しいかもしれないですけれども、実績の数字程度は今後も予算を計上していきたいと思います。
今後、申込み件数が増えるようであれば、それに合わせた予算計上になると思いますし、新築だけじゃなく、なかなかエネファームを設置する方が少なくなってくるようであれば、少しその件数とか、ほかの奨励金も考えなきゃいけないと思うんですけれども、今のところ、スタートして今年度が2年目なので、状況を見て、その申請件数を参考に予算計上等で進めていきたいとは考えております。
◆おぜき 委員 では、2つ確認させていただきます。
223ページの美化推進重点区域と
道路等喫煙禁止区域の件ですけれども、巡回の回数が減ったという話も今聞いたわけですけれども、これは、成果があったから2回を1回にしたということなのかなと理解するんですけれども、その成果というのはどういったものがあったのか、確認させてください。
◎環境共生課長 具体的な数字の部分はあれですが、私もこの4月に来てから各駅全部、キャンペーンで回りましたが、確かにごみが、多摩境駅も
南町田グランベリーパーク駅もほとんど落ちていないんです。あと、また町内会長さんからきれいになったよねというようなお話もいただいていますので、具体的な数字があるわけではありませんが、そういう部分を勘案して回数を減らして、しばらくまた様子を見てみようかなというふうに今は思っております。また増えるようであれば、対応したいと思っております。
◆おぜき 委員 ちょっと苦しい答弁のような気がするんですよね。私は先週、実際に多摩境駅でごみ拾いをしていて、袋いっぱいボランティア袋に入れて捨てているんです。だから、成果がないとはもちろん言わないです。減っていると思うし、やっている意義はあると思うんだけれども、やっぱりそれを減らすまでのものなのかなというのはちょっと感じているところです。
それと、指定区域なんですけれども、私は、そうやって減らすぐらいだったら、ほかの駅だってもっと拡大していくべきじゃないかなと。駅に関してはね。市民の要望は、それこそ道路全部、たばこを吸えないようにしてくれみたいなものまで寄せられてくるんだけれども、やっぱり町田市内の駅ぐらいは指定を増やしていくべきじゃないかなと思うんですけれども、一応ここに「指定」と書かれているから、そういった点のお考えはどうなんでしょう。
◎環境共生課長 今指定されている5駅につきましては、指定喫煙所が設けられております。これ以外に町田市の駅、すずかけ台駅ですとか、玉川学園前駅とかございますが、今現在、指定禁止区域にはなっていないんです。理由といたしましては、やはり喫煙所を禁止にするからには、そこに指定の喫煙所を設けなくてはいけない。その指定喫煙所が、今のところ設けるスペースが、要するに民地ではなくて市の用地ですとか、そういったところにはないというところで、現在は禁止区域にはなっていません。
ただ、今後そういった用地が確保できるような状況があれば、そこは委員おっしゃるとおり進めていくべきだと思っております。
◆おぜき 委員 分かりました。おっしゃるとおりで、完全に締め出すというわけにはいかないから、やっぱり喫煙所を設置するというのが一つの大事な条件なのかなというのは理解しているので、そういった5駅にとどまらず広げていけるような取組はしていただきたいと思っております。
あと、さっきの床にある路面のシールみたいなやつも劣化が結構早いですよね。2年ぐらいでもう随分くたびれた感じがしていたりとかして、割れ窓理論じゃないですけれども、ああいったものもぴしっとしていたほうが、より市民の皆さんの啓発になるのかなということを、ちょっとこれは意見、要望として述べさせていただきます。
もう一つが、225ページの相原の資源ごみ処理施設ですけれども、1個だけ、生活環境影響調査というものです。これの内容について教えてください。
◎篠塚
循環型施設整備課担当課長 今ご質疑いただきました生活環境影響調査につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきまして、廃棄物処理施設を設置する際に、施設を設置する前に計画段階から、その施設が周辺の生活環境に与える影響を調べて、その結果に基づきまして周辺への影響がないように配慮した施設とするよう、調査結果の届出を行わなければならないと義務づけられております。そのための調査になります。
◆おぜき 委員 では、もうちょっと。その生活への影響という、どういったものなのかというのを教えてもらえれば。
◎篠塚
循環型施設整備課担当課長 そちらは、環境省から測定項目であるだとか、測定の方法について指針が出ておりまして、そちらに沿った形で調査を行わせていただきます。具体的には、騒音だとか、振動だとか、悪臭の漏れであるだとか、そういったようなことが調査項目として挙げられております。
◆殿村 委員 初めに、第3次
環境マスタープランについて伺います。ざっとこの計画を拝見しますと、5つの基本目標、そして、それを具体的に行うに当たって対象となる6つの分野がありますということで整理をされています。計画が立てられていると思います。基本目標のそれぞれの目標の到達点、取組状況を見ると、かなり厳しいという評価です。現状の評価の上に立って今後の目標が示されていると思うんですが、そのあたりについて、全ては時間の限りがありますので、特に特徴的なところとして、取組上、どういった課題がこれから重要になってくるかという点について、まず伺いたいと思います。
◎
温暖化対策担当課長 環境マスタープランで5つの基本目標の中で、この後、行政報告でもさせていただきますけれども、「エネルギーを賢く利用し、気候変動の影響にも対応するまち」というところに特に力を入れていかないと、ゼロカーボンシティーの実現とか温暖化対策があると思うので、ここについて今の進捗でお話ししますと、市役所は一事業者としていろいろな取組をやっていっているんですけれども、町田市域の数字になりますと行政だけではなかなか厳しいので、もちろん市民の方とか事業者の方とか、そういう方にこの内容を多く発信して、それぞれがやることを伝えていかなきゃいけないと考えていまして、その辺が一番課題かなとは思っております。
それについては、3月頭にECO to フェスタをやったり、いろいろな環境媒体とかSNSで発信はしているんですけれども、まだまだこちらが一緒にやっていきたいような内容について伝わっていないところが多くあるのかなというところが課題と考えていまして、今一番難しい状況かなと認識しております。
◆殿村 委員 事業者であるとか、市民の皆さんの協働した取組、その啓発が大きな課題であるということですね。分かりました。
それからもう一つは、対象となる分野でそういった温室効果ガスの排出を抑制する、減らすという取組がある一方、いわゆる自然環境の保全という2つの分野の課題があろうかと思います。ここでも指摘されているように、生産緑地が年々減少したり、あるいは開発に伴って緑地が減少したりということが、これはまた町田市全体の都市計画の分野を含めた取組ということになりますけれども、どうなんでしょうか。
つまり、市民がCO2ガスの排出を減らす努力を進めていく一方、このCO2ガスを吸収する自然環境がどんどん減っていくという、この問題をどう解決していくかという問題が一番難題だと思うんです。その点で、担当部としては、今特に考えていることは何かありますでしょうか。
◎
温暖化対策担当課長 この中に自然環境、今言われた基本目標とかにも掲げられていまして、里山というか、北部につきましてはそういうのを保全していきましょうという目標は掲げてあります。それで、すごく悩ましいのは、当然、環境資源部が全体の進行とか、そういうのを把握しています。ただし、
環境マスタープランの全事業が環境資源部だけでできないというところがございますので、市内で連携して、それぞれ進捗確認とか、どういう取組をやっているかというところまでは確認していますので、今言われた緑地の保全等につきましては担当部署と連携して、うちからもここに掲げている取組をやってくださいということはやっていきます。ただ、全部が全部、環境資源部ができないところが正直悩ましいところです。
◆殿村 委員 世界の環境保全の取組の先進国とCO2ガス削減の取組の先進国と比べても日本は非常に遅れていると。国自体がそういう状態なので一番問題だと思いますけれども、自治体、町田市独自として取り組める一定の限度はあるものの、もっと環境資源部が先頭に立っていただいて、発言力をもっと強化していただきたいなと強く要望したいと思います。
次に、225ページの、先ほど相原地区の環境影響調査の質疑がありましたけれども、その下の上小山田地区の測量の予算が載っておりますが、これについては、測量の範囲といいましょうか、地図上は、概要は出ておりますけれども、おおよそどのぐらいの広さ、面積を対象としているのか。
そして、またその範囲内にはどのぐらいの地権者がおられるということで、可能な限りお答えいただきたいと思います。
◎篠塚
循環型施設整備課担当課長 ただいまご質疑いただいた点ですけれども、先ほど申し上げましたとおり、位置そのものの見直しを行っているところでございます。今までのもともと計画していた地域ですと、面積的には、工場として必要な面積は2ヘクタールほどを予定しておりました。1.9ヘクタール、2ヘクタールぐらいです。ただ、どうしても丘陵地ですのでその周辺も開発する必要があって、敷地の中に入れていく可能性がございました。その範囲も含めた形で5名ほどの地権者が前はいらっしゃいました。ただ、施設の見直しを今行っておりますので、範囲であるだとか、地権者の数だとかといったところについてはまだ分からない状況です。
お答えは、以上になります。
◆殿村 委員 了解しました。
次に、226ページのバイオセンターの管理運営について、事業・業務委託料が計上されております。債務負担行為と合わせて予算計上されているわけでありますけれども、ここで2024年度の取り組みとして、この運営事業及び財務状況を市がモニタリングすることで円滑な管理運営を行っていくということですが、具体的には、新年度の課題としてはどういった課題があるでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 町田市
バイオエネルギーセンターの運営の管理の課題ということでご質疑いただきました。運営が始まりまして2022年1月から稼働を開始しまして、この間、運営の管理を行ってきておりますが、この運営稼動の間には火災が発生したりとか、いろいろなことが起きております。また、ごみの処理についてもほかの工場へ出したり、もしくはほかの工場が被災して、うちの工場で受けたりとか、そういう調整をしながら、運営事業者と月次の連絡会で運転状況を確認して、こういうふうにできるのか、できないのかというのを、基本、運営につきましては20年間、運営事業者にお任せをする形での契約をしておりますが、その時々の変化が発生しますので、そういうことについて密に連絡を取りながらごみ処理が滞らないようにしていくというのが20年の間、運営していく大きな課題かと考えております。
◆殿村 委員 火災の件については後で行政報告もありますので、また具体的にはそこでお聞きしたいと思いますけれども、そうすると、公設民営、DBO方式という形で民間企業に委託というような形で事業運営をお願いしているわけですけれども、これが実際に稼働する中で起きた火災等の様々なトラブル、ここで行政の側からしてみると、当初稼働する前に想定していたこと以外にといいましょうか、以上にといいましょうか、さらに検討をしなければならない課題が新たに見えてきたということですか。それがあるとすれば、どんなことでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 今いろいろな災害、事故等がありますが、そういうものについては、当然20年、プラントを運転するという点では一定の想定はありまして、そういう事故の対応マニュアルとかも準備をした上で運営は開始されておりますので、大きく言えば範囲の中で様々対応していただいております。
1点、この後、今協議をしている、想定していなかったというところが、電力を清掃工場から下水処理場に送って利用するということを今協議しておるところなんですが、それは一番最初の契約の中には入っていませんでしたので、契約の中身から違う部分を行うということについて事業者との協議が発生しているというのは当初の想定と違う部分で動いておりますが、事業者としましても環境に対していい工場を運営していくという、そういう協力をしますというのは提案書の中に書いてあるので、方向性としては協力いただける方向で今やり取りはしているんですが、一部そういう当初の契約では想定していなかったものも出ておりますが、大きく言えば想定の範囲の中で動いております。
◆殿村 委員 あと、債務負担行為の予算は本年度提示されておりますけれども、多年度にわたる経費という点で、昨今のこうした物価等の値上げ等で経費が向上している、増加しているということの今後の影響については、どのように考えておりますか。
◎
循環型施設管理課長 物価の変動というのは大きな要素でして、当然20年という期間の設定ですので、運営事業者もそのリスクに対しての対応はしなきゃいけないということで、当初の契約の中に日銀の国内企業物価指数を指標として、年度ごとに国内企業物価指数の変動率が何%あったかというのを確認しまして、3%以上の変動があった場合は、その変動率に応じた額の変更をするということが当初の契約に盛り込まれておりまして、長期の運営に対しても一定程度の物価変動のリスクの対処はしてあります。
◆殿村 委員 それでは、次に進みます。227ページ、最後のところですね。ごみ収集のところについて伺いたいと思います。ごみ収集の管理についてなんですけれども、これは長年の大きな課題の一つであります、集積所にカラスが来てということで、私なども近所の集積所を見ていて、その年によって違ったりはありますけれども、ひどいときは本当にもう道路全面にごみが散乱しています。
それで、なかなかカラスも賢いというか、例えば、団地などで言いますと、集積所の網の上に乗っかって、それで上から、そのごみをつついて下に落としたりとか、様々な手法でというか、これまで取れなかったものをありとあらゆる手で外に出すという、すごいものだなと思いますけれども、行政としては、こういったごみ集積所におけるカラスの対応ということで、どんな対応、対策を取っているのか、まず伺いたいと思います。
◎ごみ収集課長 まず、集積所での実態がどんなものなのかということで、ごみ収集課の収集対策係という係があるんですが、そこの職員が現地を確認いたします。確かにカラスもそうなんですけれども、あとは野生の猫だったりとか、ハクビシンとかタヌキとか、いろんな動物がそういった悪さといいますか、集積所を荒らしてしまうという実態があろうかと思いますので、そこでどのような状況なのかを確認するということと、あと、一番そういったことを防ぐためにはネットの貸出しをしたりするんですけれども、そのネットも集積所に合わせた大きさであったり、あと、網目が細かいものを用意したり、そういった形で、そこの集積所に合わせたものをお貸しして、できるだけそういった被害を防ぐというような取組を行っております。
◆殿村 委員 住民の皆さんもそれぞれ町内会・自治会ごとにまた違ったりするんですけれども、具体的に見てみますと、集積所の形態といいましょうか、構造というんでしょうか、これが様々ですよね。それで、比較的余裕を持って造られている団地などで言いますと、かなり量が多いものですからカラスが対応できないような集積所も見られるんです。
一方、簡単に出されてしまうようなところもあったりということで、それぞれの自治会・町内会によって違うとは思うんですけれども、そこでいろいろ行政のほうも間に入っていただいてアドバイスをしていただくとか、ネットを貸し出すということは、1つこれはされていると思いますけれども、そういった構造、形態等の研究といいましょうか、そういう点でいろいろアドバイスをしていただくとか、その辺でもさらに対策を強めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎ごみ収集課長 やはり地域によって、あと、住まわれている方々のいろんな思いとか、そういったこともありますので、皆さんのお話をよく伺って、そこの集積所に即した形でのカラスや野生動物の被害を防止するような、そういった策を講じていきたいと思います。
また、それと一緒に、講じた後もパトロールを行ったり、あと、ご要望いただいた方へ、その後いかがですかというような形でヒアリングさせていただいて、さらにそういった被害を防ぎたいと考えております。
◆殿村 委員 それからもう1点は、これも団地にお住まいの、特に最近、高齢者の方の割合が増えてきて、それで、3階以上に住んでおられる高齢者の方がなかなか集積所までごみを下ろせないという方が増えてきました。市民の方から、町田市としてそれに対する援助をしていただくような体制はないのかということでお話がありました。
その点では、他の自治体においては、そこに援助する体制が取られていたりというところも見受けられるところですが、そのあたりは、検討状況はいかがかということを伺いたいと思います。
◎ごみ収集課長 なかなかごみ出しが困難な高齢者の方ですとか、お体の不自由な方がいらっしゃいますので、町田市では、現在、ふれあい収集という制度を行っておりまして、ごみ出しの困難な方のお宅に直接訪問させていただいて、健康状態というか、お声がけしながらごみを玄関の扉の内側に置いてもらったりとか、玄関の外に置いていただいたりとか、あと、場合によっては少し中に入ったりすることもあるんですけれども、そういった形で、今、ごみを取らせていただくようなサービスは行っております。
これにつきましては、65歳以上で要介護2以上というような形で一定の条件はございます。でも、今、町田市では約550名の方が登録していただいてご利用いただいております。そこの一定の条件のところは確かにありますけれども、そういったこと以外でもごみ出しが難しいというご相談をいただければ、状況に応じて、こちらの制度を利用できるかどうかというところを含めて検討させていただきたいと思っております。
◆殿村 委員 今の件について、先日も、あるエレベーターのない団地に住む高齢者の方から、結局、民間の業者に頼んで結構お金を取られてしまったと、そういうご相談がありました。一定の条件というのがどういった条件かということは、ちょっと今は分かりませんけれども、そういう意味では、困っておられる、また、要望したいという方がたくさんおられると思うので、もっとそういう方々に対応できるような制度として、さらに充実していただきたいということを要望したいと思います。
◆東 委員 まず、循環型施設管理課の部分なんですけれども、先ほど殿村委員からもございましたが、
バイオエネルギーセンターの事業・業務委託料の部分です。債務負担行為が設定されていて、これを年数で割った額が毎年均等に支払われるけれども、物価スライド等を考慮するというふうに認識をしているんですけれども、2023年度と2024年度が前年と比べて高くなっているところでありますが、この辺、改めて詳細を、内訳なども含めて教えていただければと思います。
◎
循環型施設管理課長 ご質疑いただきました。来年の予算の部分で数字を持っていますので、まずそれをお伝えさせていただきたいんですが、2024年度の予算を組むための指標としましては、2021年4月から2022年3月の1年間の企業物価指数に対して、2022年4月から2023年3月まで次の1年間、この1年間の企業物価指数がどれだけスライドしたかというのを見ております。
今回は変動率が約9.4%ございましたので、3%超過したということで、その9.4%分についてのスライドをするという仕組みになっております。ほかの年度も基本的には同じで、一番最初のときだけが2016年度に契約をしましたので、その契約をしたときから運営が始まった2022年1月、その前のところまでの変動率を見ましたが、それから後は1年単位で見るようになっております。
◆東 委員 そうすると、恐らく今後、物価指数が下がるということは考えづらいので、基本的には当初予定されていた債務負担の総額よりも上がり続けていくというような推測で、方向性としては合っていますでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 物価指数のことに関しましては、基本的には上がり基調かと思いますので、もうその変動に応じてなので、上がっても下がってもその変動に対してのスライドになりますが、委員おっしゃるとおり、上がる方向だというふうに考えております。
それとは別の金額の変更の部分として、固定費と変動費というものがあります。固定費は、事業を行う上で人を雇って、設備を持ってとか、決まった額としてもう定まっている部分で、変動費というのは、ごみの処理量は今減量の努力を一生懸命、市民の皆様にもお願いしておりますので、処理量が減ると、使用する薬品とか量が変わるものがございますので、処理量に対して動く金額の部分もあります。
なので、物価の部分で言えば、物価が上がれば当然上がりスライドになりますが、下がる要素としては、そういう変動費の部分は処理量に応じて、これも増えれば上がる、下がれば下がるという上下するものにはなっておりますが、この後、ごみは減る傾向で想定しておりますので、そちらの部分は少し下がってまいります。
◆東 委員 分かりました。
次に、リレーセンターみなみについてなんですが、修繕費が2023年度と比較して増額しているんですけれども、この詳細ついてお願いいたします。
◎
循環型施設管理課長 リレーセンターみなみの修繕費、ちょっと今、中身を細かく確認してお伝えするようにしますが、基本的に、設備の様々な機械、リレーセンターみなみはごみの中継所ですので、入ってきた可燃ごみ、もしくは容器包装のプラスチックをそこで圧縮して別の車に積み替えるという設備になっておりますので、入ってきた車を乗せて、ぐるっと回すターンテーブルとか、圧縮をするための油圧の機械とか、それから、建物に付随するシャッターとか、いろんなものがございます。それを年度ごとにある程度計画を立てて修繕を繰り返していきますので、年によって修繕する機械の内容が変わってまいります。来年度については、その修繕予定のものが高額になっているもので金額が変わっております。
◆東 委員 では、詳細は後ほど教えていただくところでして、同じくリレーセンターみなみですごく細かい部分なんですけれども、廃油の取扱いについて、来年度から何か変わるようなことがあれば教えていただきたいと思います。
◎
循環型施設管理課長 廃油の取扱いに関してなんですが、先ほどお伝えしましたとおり、油圧でぎゅっと圧縮して大きい車に積み込む装置がありまして、油を使っておりますので、その作動させるための油というのは、ある程度の年数で劣化してきて交換が必要です。今までは産業廃棄物として交換をした後、処分をしていたんですが、廃油を買い取ってくれる会社が見つかりまして、売払いに変更するということで今動いているところです。
それから、先ほどの答えの部分になりますが、予定されているものが、先ほどお伝えしたように、シートシャッターというビニールの膜みたいなものでできて、高速で動いて、音とか臭いとかを外へ漏らさないようなシャッターの修繕とか、あとは
容器包装プラスチックを圧縮梱包する、ぎゅっと油圧で潰して、ベールという丸めたものにするという装置の修繕などが入っておりまして、次年度予算が上がっていることになっております。
◆東 委員 今、修繕の内容でおっしゃっていただいたことが2024年度中に修理が完了するという解釈でよろしいのかというところと、あと、廃油の部分ですが、これは今まで処分にお金がかかっていたものが、売却して収入になるという解釈でよろしかったでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 機械のほうにつきましては、修理依頼する部分について、その年度で修理は完了して、元の状態に機能を回復するということになります。
廃油については、委員おっしゃられたとおりで、今までは処分費を払って産廃処分していたものが売却ということで、僅かではあるんですが、歳入となります。
◆東 委員 修繕の部分は分かりました。
廃油の部分なんですけれども、これはすごくすばらしい取組だと思っておりまして、処分費がかかっていたものを収入に変えていくような取組というのは、環境資源部としてこれまでもずっと考えていらっしゃったんですか。そのあたり、全体的に教えていただければと思うんですが。
◎
循環型施設管理課長 部としてということで、循環型施設管理課単独ではないという部分ではあるんですが、工場は、いろいろなものが取り扱われております。機械の修理も多いですし、また、入ってくる廃棄物、資源物、いろいろございます。ごみについてはリサイクル貧乏という言葉がありますが、一生懸命リサイクルをしようとすると、大体は処理手数料を取られることが多いんですが、その中でも何か資源化する中で有償にならないか、お金にならないかということをいろいろと探ってみたりとか、今回は処分していた廃油ですが、油についても、昨今いろいろ油の再利用について取り沙汰されている中でそういう事業者さんが見つかったので切り替えたというところにはなるんですが、そういうことでアンテナは張って、そういう方向へ行ける限りは頑張っていきたいと考えております。
◆東 委員 分かりました。ありがとうございます。
次に、環境政策課の部分なんですが、今月からなんですけれども、町田市内の公立小中学校であったりだとか、その他公共施設で再生可能エネルギーの電力を使用していくというところで、その音頭を取っているのが環境政策課だと認識をしているんですけれども、ここは来年度の予算に乗っかってくる部分だと思うんですが、どのようなお考えで取り組まれているのかというところを、もし可能でしたらご答弁いただきたいと思います。
◎
温暖化対策担当課長 小中学生のCO2ゼロの電気への調達の切替えなんですけれども、市としては、先ほども若干話しましたけれども、温室効果ガスを減らすという中で、脱炭素のガイドラインというのをつくっていまして、その中では、町田市が所有する各公共施設について、まずは省エネをして電力の使用を減らそうよと。その後は、新築ではなく改修工事とかは難しいんですけれども、再生可能エネルギーとして太陽光パネルをやればCO2ゼロの電気になるというところで、その次の段階で、それでも全部の電気が賄えないようであれば、それぞれの施設が調達している電力につきまして、電気事業者によってCO2の排出係数が違ってきていまして、なるべくそこの一般的な数値より少ないところの電気調達をしてくださいということを庁内の施設を持っているところにお願いしてきたところでございます。
今回、教育委員会、小中学校が電気契約を見直すというところで、いろいろなところで見積りを取った結果、たまたま、うちでも相談して、こういうところもありますからという話はしたんですけれども、今回の業者と契約することによってCO2排出ゼロの電力と学校が契約してくれたということになっております。これからもできればCO2の排出係数の少ない電力調達をお願いするのと、できましたらCO2ゼロのところもなるべく推進していただくということで庁内にはアナウンスしているところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(「第3次町田市
環境マスタープラン」の一部改定について)
○委員長 行政報告、「第3次町田市
環境マスタープラン」の一部改定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、「第3次町田市
環境マスタープラン」の一部改定については、
温暖化対策担当課長からご説明申し上げます。
◎
温暖化対策担当課長 第3次町田市
環境マスタープラン」の一部改定についてご説明いたします。
環境施策を総合的かつ計画的に推進するための環境基本計画である第3次町田市
環境マスタープランの一部改定を行います。一部改定の内容といたしましては、現行計画の温暖化対策部分の成果指標の見直し及び成果指標達成のための取組の追加、強化などでございます。なお、一部改定に当たりましては、2024年4月に市長の附属機関である町田市環境審議会に諮問いたします。
まずは、背景になります。
国の背景といたしましては、2021年10月に地球温暖化対策計画が改定されております。この改定では、2030年度における温室効果ガスの排出削減目標を、2013年度比で改定前は26%の削減を改定後には46%の削減とすることとしております。その後、改定を反映した地方公共団体実行計画の策定・実行マニュアルを公表しております。
都の背景といたしましては、2021年1月に2000年度比で2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減するカーボンハーフを表明し、2021年3月にゼロエミッション東京戦略を更新しております。また、2022年12月に東京都環境確保条例が改正され、新築住宅などに太陽光発電設備の設置などを義務づける制度が創設されております。
市の背景といたしましては、現行の計画の基本目標の一つとして、「エネルギーを賢く利用し、気候変動の影響にも対応するまち」を掲げておりますが、この目標達成のための成果指標として、市内の温室効果ガス排出量を2013年度比で、2030年度までに約33%削減することとしておりますが、環境先進都市「ゼロカーボンシティまちだ」実現に向けた動きをさらに加速させる必要がございます。なお、現行計画では、施策の進捗状況や環境、社会状況の変化に臨機応変に対応するため、3年が経過した時点を目途に行う進捗点検の結果を基に、必要に応じて計画を見直しすることにしております。
続きまして、現状になります。
市内の温室効果ガス排出量は、直近の公表年度である2020年度では、2013年度比で約16%の削減となっております。
削減に向けた取組といたしましては、市では、再生可能エネルギーの利用拡大に向け、町田市
バイオエネルギーセンター、愛称バイエネ君で発電した電気を鶴見川クリーンセンターに供給する電力の地産地消の取組を2022年4月から実施しております。また、市民の皆さんに向けましては、先ほどお話ししました家庭用燃料電池、いわゆるエネファームの設置奨励金を2022年度に新設しております。
続きまして、改定内容といたしましては、現行計画では5つの基本目標を掲げていますが、今回は主に温暖化対策の部分の一部改定を予定しているところでございます。具体的には、計画全体の成果指標のうち、温暖化対策に関する成果指標の見直し、取組の更新を行います。また、計画のリード役となる重点プロジェクトについても精査し、見直しを行っていきます。なお、計画期間、見直し対象の成果指標の目標年度には、変更はございません。
最後に、改定スケジュールにつきましては記載のとおりです。
報告は以上です。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)」の策定について)
○委員長 行政報告、「忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、「忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)」の策定については、環境政策課担当課長からご説明申し上げます。
◎環境政策課担当課長 それでは、「忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)」の策定についてご説明いたします。
タブレットの資料、71をご覧ください。
80分の1ページになります。
まず、1、策定の趣旨です。町田市5ヵ年計画22-26に基づき、町田市
バイオエネルギーセンターに隣接する最終処分場の上部に忠生スポーツ公園を整備しています。このうち池の辺地区については、昨年、2023年9月に開園いたしました。残りの峠谷地区・旧埋立地地区、図の赤枠で囲っている範囲でございますが、こちらは忠生スポーツ公園第二次整備範囲として、2032年度の開園を予定しております。開園に向け、施設配置や各施設の利用イメージを示す忠生スポーツ公園第二次整備基本計画(峠谷地区・旧埋立地地区)をこのたび策定いたしました。
続きまして、2、策定の体制と経過でございます。
次のページをご覧ください。
町田市
バイオエネルギーセンター周辺の町内会・自治会と市とで構成する町田市忠生地区ごみの資源化施設周辺地域整備推進検討委員会の場で基本計画の内容について検討を重ねてまいりました。
3、基本計画の概要につきましては、別添の概要版でご説明申し上げます。
80分の3ページが概要版の表紙でございます。
80分の4ページをご覧ください。
このページでは、基本計画策定の趣旨や基本的な考え方を示しております。
続きまして、80分の5ページは、第4章、基本計画の内容でございます。
まず、左側の施設配置計画(ゾーニング)につきましては、公園整備対象地、図の青枠の範囲の中で構造物、例えばグラウンドの防球フェンスですとか、管理棟、トイレなどが配置可能なエリアと配置ができないエリアをゾーニングとして示しております。
図の左下、青色に着色している旧埋立地地区エリアは、地表面のすぐ下にごみが埋まっているため、構造物が配置できません。そのため、構造物は図の右上、緑色に着色している峠谷地区エリアに配置をする必要がございます。
施設等の配置図がページ右側になります。構造物を配置できない旧埋立地地区エリアは、プロムナード・イベントスペースや駐車場として整備します。
各施設の内容について、詳しくは次の80分の6ページをご覧ください。
各施設の利用イメージです。
②のプロムナード・イベントスペースは、通路を兼ねた広い広場のことで、ここにつきましては、時に交通安全啓発活動として、白線を引いて路上をイメージした自転車練習をしたり、時にはスケートボードの練習会を開催したりなど、多様なイベントが開催できるほか、日常から親子連れがストライダー、足こぎバイクの練習をしたり、キッチンカーが並んだり、自由に使えるスペースを想定しています。
④のソフトボールグラウンドにつきましては、軟式少年野球場としても利用可能でございます。また、基本計画の中では、最大時来園者数を試算しており、その数から、駐車場の必要な台数を107台と設定しております。
続きまして、次の80分の7ページをご覧ください。
こちらには、第5章、防災公園としての整備計画と、右側、第6章、公園運営管理方針を示しております。
さらに、次の80分の8ページの左側、第7章には、整備に当たって、基本設計に引き継ぐべき事項を整理しております。
ページ右側には、第8章、事業スケジュールでございますが、2022年12月議会の行政報告でお示ししたものと同じく、2032年度の開園を目指した事業スケジュールとなっております。まずは2028年度までに最終処分場の安全対策工事を実施した後、2029年度から公園整備工事を行い、2032年度の開園となります。
概要版の最終ページには、80分の9ページ、10ページでございますが、整備後の利用をイメージしていただけるように、パース図とそのパース図を拡大したイメージを掲載しております。
次の80分の11ページ以降は、基本計画の本編になります。
以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆東 委員 最終処分場の上部を活用するというところで、やはり安全面に関しては十分注意が必要かと思います。
80分の8ページの左側、整備に当たって必要な事項の中にも書かれてはいるんですけれども、改めて、安全面への配慮についての詳細を教えていただければと思います。
◎
循環型施設管理課長 最終処分場の上部利用ということで、引き続き、最終処分場としての管理は、これまでと変わらず行ってまいります。今まで行ってきているものとしましては、ガスの発生状況、それから水質の状況、あとは臭気等、そういうこれまで処分場の管理の中で行ってきた測定項目については、特別減らすことなく、引き続き処分場が廃止という形を取れるようになるまでは、継続してまいります。
今、既に上部を利用するに当たって安全な状態であると、変化はほぼ発生していない状態で管理が続いてきました。埋立処分終了届、もうこれ以上埋めませんよという届けを出すことで、上部は利用していいですよとなるんですが、ただ、それは上を使っていいという部分と、処分場として終わりましたとは別の話なので、処分場はあくまでも下にごみの埋まっている処分場としての管理が続きますので、ここについてはこれまでと何ら変わりなく確認を続けてまいります。
◆殿村 委員 先ほどの質疑と同じ趣旨になりますけれども、安全管理という点で、この場所も、私も以前、10年か前に現地を下まで下りて見たことがありますけれども、相当なごみが何層にもわたって埋まっていたなというのを記憶しております。これは、経年的には、様々な化学反応とかということを考えたときに、現時点で想定されるものとして、どのぐらいの管理が必要になっていくものなのですか。
◎
循環型施設管理課長 何年でというのが具体にはなかなか分からない部分がありまして、都内だと八王子とか、埋立て地はほかにもありますが、その処分場、処分場で、どんなふうに埋めたかとか、どういう種類のものが入っているかとか、性状が異なりますので、やはりその処分場ごとの管理となります。
町田市の処分場は、過去、埋めてきたものに対して、今おっしゃられたったように、何層にも埋まっているよというのはそのとおりで、廃棄物の埋立てをするときは、ごみを埋めると、即日覆土、その日のうちにすぐ上に土をかぶせて、病害虫が発生したり、臭いが拡散したりしないようにというのは、埋めている最中、ずっと続けてまいりました。そうやって何層にもなっております。最後は、最終覆土といいまして、一番上に一定の厚み以上、50センチ以上ですが、当然、それ以上の覆土をかけて、もうこれ以上ごみは埋めませんとなって、最後の土をかぶせます。
その状態から、先ほど言ったように水質、それから発生してくるガスの量とか、成分とか、こういうものを見まして、あとは地中の温度、下にごみが埋まっておりますので、反応が激しくなると、温度が上昇します。そういうのも適時測っておりまして、ずっと記録は今もホームページに掲載させていただいておりますが、それが大きく変化してこないということは、中の廃棄物は安定しているということになります。
今、町田市が行っている最終処分場というのは、もう本当に長い間ずっと、10年以上ごみを埋めずに置いてきてありますので、多少動きはありますけれども、大きな変化は起きていないというのが実情ですので、およそ安全な状態ではあると見ております。ただ、だから絶対大丈夫ということではないので、今後も引き続き、確認は同じように続けていくということになっております。
◆殿村 委員 廃棄されるガス等の検査の基準、水質等の基準については、東京都の統一した基準になっているのでしょうか。何を基準にして安全性を確認しているのでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 基準につきましてですが、基準は、基本的に廃棄物の処理の関係の廃掃法の基準が大きくあります。それ以外にも公共用水域に排出する水の基準だとか、排水浄化センターというところが、降った雨、処分場からしみて出てきたものは全部集水して、浄化する処理施設を通ってから、河川ないしは下水へと放流するようなものが、町田市の場合は今、河川放流ですが、普通の形態でして、放流水の基準等はそちらに規定がありますので、それぞれの規定に沿って、東京都というよりはもっと大きい国の法律等で規制があります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想」の策定について)
○委員長 行政報告、「
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、「
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想」の策定については、環境政策課長からご説明申し上げます。
◎環境政策課長 それでは、「
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想」の策定についてご説明いたします。
72番です。タブレットをご覧ください。
29分の1です。
まず、1の策定の趣旨・背景です。境川木曽東調節池の上部に、市民の憩いの広場を整備するに当たり、基本的な考え方を示すものとして、
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想を策定いたしました。この構想は、周辺の町内会・自治会の代表者から成る木曽東調節池上部広場活用検討会における検討や、近隣の小学校に通う小学生を対象としたアンケートなどを踏まえ、地域の意見を反映した構想となっております。
続きまして、2の構想の概要でございます。
次のページ、タブレット29分の2をご覧ください。
別紙1、
境川木曽東調節池上部広場整備基本構想【概要版】でご説明いたします。
まず、1の基本構想策定の経緯と目的です。境川クリーンセンターの移転後の跡地の活用方法については、周辺の8つの町内会・自治会から成ります境川クリーンセンター運営協議会と町田市で協議を行ってまいりました。これを受けまして、2015年に境川クリーンセンターの敷地を、移転後の境川クリーンセンター用地と環境資源部事業用地と調節池及び地元への還元施設としての広場用地として活用していく方針を決定いたしました。
右の図は、それぞれの用地の配置を示しております。赤の破線のところ、そこに調節池が整備されることになります。この構想は、このうちの地元への関係施設としての広場用地の整備のための基本的な考え方をまとめたものとなっております。
2の位置図でございます。こちらは、整備を行う場所と面積をお示ししております。面積は約6,000平米となっております。
続きまして、3の市民意見の把握です。今回、広場用地の整備のための基本構想を策定するに当たっては、新たに周辺町内会・自治会の代表で構成します木曽東調節池上部広場活用検討会で検討することとしまして、昨年、2023年2月から5月、11月の3回開催をいたしまして、議論をしていただきました。また、周辺の3つの小学校の児童と保護者を対象に広場でどのような遊びをしたいかなど、アンケートを実施しまして、幅広い年代からご意見をいただいたほか、お住まいの近隣の皆様にも、昨年、2023年7月に説明会を開催し、ご意見を伺ったところです。
次のページをご覧ください。タブレット29分の3です。
4の整備方針です。基本構想のテーマとして、境川ゆっくりロードからアクセスできる市民の憩いの広場としております。具体的には、地域の子どもたちが遊具やボールを使った遊びができ、地域住民の憩えるような広場として整備してまいります。また、境川ゆっくりロードに接する広場となるため、ゆっくりロードを通行する方の休憩場所としての機能も持たせてまいります。
5と6の整備内容とゾーニングにつきましては、8でまとめてご説明いたします。
続きまして、7のスケジュールです。赤の破線のところです。東京都の調節池の本体工事が2026年5月の完了を予定しております。それに合わせて、2026年度から2027年度にかけて広場の整備工事を実施いたしまして、2027年度末の利用開始を目標としております。
次のページをご覧ください。タブレットの29分の4です。
8の境川木曽東調節池上部広場整備イメージです。広場は、用途ごとに4つのエリアを設けます。
①の自由遊びエリアは、キャッチボールやバトミントンができ、ピクニックなどもできる多目的なエリアを想定しております。少し広い区画ではございますけれども、上空には高架線が通っております。そのため野球やサッカーなど高いフェンスが必要な競技での使用は想定しておりません。
②のところは、小さい子ども向けの遊具エリアです。こちらには遊具を配置して、通路でほかの区画と切り分けることで、小さいお子さんたちが安心して遊べるエリアとしております。
③の健康遊具ペットエリアには、健康遊具を配置して、簡単な運動ができたり、ペット連れの方も利用できるエリアとしております。
④のバスケットボール・ローラースポーツエリアには、地表面を整備した上で、バスケットゴールを1基設置し、バスケットボールやローラースポーツができるエリアとしております。バスケットゴールの周辺は、ボールが飛び出ないように高めのフェンスで仕切ります。その他の部分はローラースポーツのエリアになります。
広場の開放時間につきましては、近隣の方への騒音や安全面を考慮して、午前6時から午後6時までを想定しておりますが、ゆっくりロードに面する③のエリアは、早朝の散歩などでもご使用できるように常時開放することを想定しております。
以上が概要でございます。
次ページ以降は、参考として基本構想の本編をおつけしております。後ほどご覧ください。
最後に、先頭のページ、29分の1に戻りまして、3の経過と今後のスケジュールでございます。経過につきましては、先ほど概要の中で説明させていただいております。公表のところです。既に3月11日に町田市のホームページで公表しております。また、検討会にご参加いただいた町内会・自治会の皆様には郵送させていただきました。
報告は以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 とっても基本的なことなんですが、境川木曽東調節「イケ」なの、調節「チ」なの、これはどっちなんですか。
◎環境政策課長 特に決まった言い方はないんですが、調節「イケ」と用途が違う調整「イケ」というものもございます。調整「イケ」というのは川に隣接したものではなくて、住宅地とかで雨水が集まったものをためるというものと、あとは河川が氾濫しないように調節するもの。それぞれ「イケ」、「イケ」といくと、また「チ」と言うと、どっちか分からないので、あえて、こちらでは調節「イケ」と表現いたしました。
◆三遊亭 委員 分かりました。
市民意見の把握を昨年3回やって、あと、小学校へのアンケートも実施されたということなので、主な意見を改めて伺いたいんですが、どんな意見が出たのかをお知らせいただけますでしょうか。
◎環境政策課長 タブレットの29分の27のところでアンケートをお載せしております。広場でどんな遊びをしたいですかというような聞き方をいたしました。集計した結果ですけれども、スポーツ、鬼ごっこ、かくれんぼ、遊具の遊びをしたいというような回答が多くて、スポーツとしてはバドミントンですとか、バスケットボールなどの意見があったところです。そのほか、お祭り、各種イベントというところは、保護者さんなのかなというところですけれどもございました。
簡単ですが、以上です。
◆三遊亭 委員 市民からは、その次のページを読んでくださいということでいいのかしら。そういうことですよね。説明会で出た意見とあるから、そういう理解でよろしいんですね。分かりました。
◆白川 委員 このアクセスは、大通りがメインで来るようなイメージなのか、ゆっくりロードから入ってもらうのか、そのあたりはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
◎環境政策課長 イメージの中で気軽に安全に来られるようにというところではあったんですけれども、入り口としては両方ございます。大通りのほうからは、環境資源部の事業用地としてと、あと利用者のための駐車場を配置しますので、車で来る方はそちらかなと。ゆっくりロードから入れるところは主に自転車とかになるかなと思いますので、用途によってというところになるかなと思います。
ただ、メインのところは午前6時から午後6時ということで門扉をつけようと思っておりますので、時間には制限をかけていくかなというところはございます。
◆白川 委員 分かりました。
あと、このパーキングは一般利用を可能にするということでいいのか、あと、特にお金は取らずそのまま置けるようなイメージなのか、どうなんでしょうか。
◎環境政策課長 通常の町田市の駐車場の運用を考えているので、有料を考えております。
◆白川 委員 そうすると、駐車場があるから、この近隣の方だけというよりは、もう少し幅広い範囲で考え――台数とかも分かれば教えてほしいのと、そうすると、基本は、多分、近隣の方が使うというイメージだとは思うんですけれども、もう少し幅広いのか、あと、ターゲット層の年齢層はいろいろ仕掛けはあるので、どのあたりを中心に考えていらっしゃるのか、教えていただければと思います。
◎環境政策課長 駐車場の台数については、大体40台程度を想定しております。ターゲットとしましては近隣の町内会、伺ったところと、あと小学生というところで、なるだけ幅広いというところを考えた結果で、エリア分けを大きくさせていただいたので、今後、どういう方々がいらっしゃるのかなというところは、やってみてというところなんですが、あとは環境資源部事業用地、今、リサイクル広場をやっておりますけれども、今後、その施設をどう活用していくかというところで、また、リサイクル、3Rの啓発というところでのターゲットも考えていこうかなと思っております。
◆殿村 委員 トイレについてなんですけれども、これは環境資源部の事務所の中にというような設計になっていると思いますが、この使い勝手としてはどういう設計になるんでしょうか。それで、あと、時間帯はどうなるんでしょうか。
◎環境政策課長 トイレは、おっしゃるとおり、今、リサイクル広場のある建物で、イメージとしては、外から入られるようなことを想定しております。構造上、今回の広場用地には建てられないので、そちらの1か所ということになりますので、今、開園時間として考えている時間帯としては、午前6時から午後6時を想定しております。
◆東 委員 ゾーニングの中に、バスケットボール・ローラースポーツエリアとあるんですが、このローラースポーツとは具体的にどのようなものを想定されていらっしゃるのでしょうか。
◎環境政策課長 具体的にというのは、いろいろというところではあるんですけれども、イメージはスケートボードをイメージしておりました。
◆東 委員 そうすると、勾配をつけるような設計になってくるんでしょうか。
◎環境政策課長 そこは整備をするときに考えていくようではあるんですが、あまり高低をつけるようなところはできないだろうなと思っております。
◆東 委員 バスケットボールとスケートボードが同じゾーニングになっているんですけれども、バスケットボールは勾配があったらできないと思いますし、他方で、スケートボードは勾配がないとやりづらいと思いますし、そのあたりはどのようにお考えなんでしょうか。
◎環境政策課長 ローラースポーツが求めるほどのことは難しいかなと。ただ、場所がないので少しでもできるようにというところと、あとは騒音がないように、ちょっと音が出ないような舗装は必要かなと考えております。
◆東 委員 ごめんなさい、勾配は、結局、つけるんですか、つけないんですか。
◎環境政策課長 すみません。平たんで、勾配はつけないということです。
◆東 委員 野津田公園のほうにスケートパークができる予定ですけれども、その事業との調整なんかはされていらっしゃるんですか。
◎環境政策課長 特に調整は行っておりません。
◆東 委員 競合する可能性のある事業同士だと思いますので、そのあたりは調整しなければ、市全体のプランニングとしてどうなのかという点がすごく懸念を持ちますので、そのあたりはぜひ公園のほうと調整していただきたいなと思います。
あと、先ほど三遊亭委員からあった部分なんですが、市民の意見として、29ページのところにあるんですけれども、上から読ませていただくと、スポーツの試合などは行わないでもらいたい、ボール遊びによって静けさがなくなるのが心配であるなど、大変マイナスな意見が多いなということを率直に思ったんですが、こういった地元の方々のご意見を踏まえて事業を進めていくという理解でよろしいでしょうか。
◎環境政策課長 地元との調整をした上で、特にバスケットボールのエリアのところには、防音壁を設けたり、あとは住宅地のほうには緩衝緑地、そういったところを設けるように考えております。
◆東 委員 私としては、ぜひ整備を進めていただきたいというのが個人的な意見なんですけれども、にぎわいが出るということは、それを騒音に感じる方も当然いらっしゃいますので、十分に地元の方々に説明を重ねながら進めていただきたいと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(市全域での
容器包装プラスチックの収集・資源化の開始について)
○委員長 行政報告、市全域での
容器包装プラスチックの収集・資源化の開始についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、市全域での
容器包装プラスチックの収集・資源化の開始については、環境政策課長からご説明申し上げます。
◎環境政策課長 それでは、市全域での
容器包装プラスチックの収集・資源化の開始についてご説明いたします。
改めて、2026年度開始を決めるに至る背景から方針の決定、それから実施による効果、実施する上での課題と今後のスケジュールについてご説明いたします。
まず、1の背景です。2点ございます。
1つ目は、町田市
資源循環型施設整備基本計画の一部修正です。昨年、2023年5月に町田市
資源循環型施設整備基本計画を、相原地区の施設の稼働時期を2028年度、上小山田地区の施設を2037年度と修正したところでございます。
2つ目は、温室効果ガスの排出量・資源化率でございます。2022年度の市の
容器包装プラスチックの焼却に由来する温室効果ガスの排出量は、年間3万622トンCO2で、ごみ全体の焼却による排出量の約68%を占めております。また、総ごみ量に対する総資源化率は32.6%で、多摩26市中24位、3番目に低い状況でございます。
次に、2の
容器包装プラスチックの資源化の方針です。今ご説明した2つの背景を踏まえて、外部委託による処理を検討いたしまして、暫定処理のめどが立ったことから、施設整備を待たずに2026年度から市全域で開始をいたします。施設の整備完了までの間は、暫定的に市外の民間処理施設へ中間処理を委託し、資源化を行うことといたします。
次に、3、事業の効果です。以下の3点です。
1つ目は、温室効果ガスを、先ほどありました年間1万1,000トンCO2を削減いたします。
2つ目は、資源化率を32.6%から36.2%へと向上させます。
3つ目は、現在、バイエネ君で処理能力を超過しているごみを
多摩ニュータウン環境組合へ依頼しているところでございますが、ごみ量の削減に伴ってそれを終了するというところです。
次に、4、実施にあたっての課題です。2点ございます。
1つ目は、運搬コストの縮減です。市外の中間処理施設への運搬の分、コストがかかりますので、運搬コストを抑えるため、効率的な運搬方法として、例えば大型車への積替えなどを検討する必要がございます。
2つ目は、分別協力率の向上です。市民の皆様に、燃やせるごみや燃やせないごみとしてではなく、
容器包装プラスチックに分別して出していただけるよう、広報やホームページなど各種媒体や町内会・自治会での説明会を通して分かりやすく周知、啓発を行う必要がございます。
最後に、スケジュールでございます。
まず、収集・運搬について、車両の手配、車両基地の準備など、準備期間を考慮して2024年度、来年度から収集事業者との委託契約を行います。
次に、中間処理ですが、こちらは契約準備を2025年度から開始し、2026年度に備えます。
最後に、市民周知、関係自治体協議ですが、市民の皆様への周知や市外への搬出をすることに伴う調整や協議を2024年度から行ってまいります。
報告は以上です。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 目標として、CO2ガスの削減が年間1万1,000トン、これは現在は年間約3万トンということで、68%を占めているということですが、この1万1,000トンという数字は、実際に
容器包装プラスチックの分別による収集がどのぐらい行われたことによって、家庭等から出されたごみの何割が回収されたことによる計算なんですか。
◎環境政策課長 資源化率というところが32.6%から36.2%と書いているんですが、実際、今、
容器包装プラスチックで出していただいているパーセンテージが3割というところなので、それが36.2%になるというところなので、まだまだなんですけれども、計算としてはそういうところになります。目標は40%を目指してはいるんですけれども、今回の削減で見られる効果は36.2%ということになります。
◆東 委員 3の事業の効果のところで、
多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理依頼の終了とあるんですが、これは負担金がなくなるような理解でよろしいでしょうか。
◎環境政策課長 負担金のところではなくて、予算のときに白川委員のほうからご質疑があった超過分、3万5,000円かかるというもの、1万トン超過しているというところです。それを年々減らしていくというところで、その分がなくなるということで、負担金は当然、通常のごみ量で3市で負担しているので、なくなるということではないです。
◆東 委員 そうすると、この事業で全体の予算としては増額になるんですか、減額になるんですか。
◎環境政策課長 廃棄物の委託処理という意味では減額にはなりますが、最終的にその年度ごとで負担をする負担金というところは、全体のごみ量で、多摩ニュータウンに持ち込む量で決まってきますので、相関関係はゼロではありませんが、ぴったり一致しているわけではない。
◆東 委員 分かりました。あと、運搬コストの部分なんですけれども、これは市外へ運ぶと書かれているんですが、もし言える範囲で、今想定している事業者がどこにあるのかというのは、答弁いただけますでしょうか。
◎古屋
循環型施設整備課担当課長 今、具体的にどこの事業者というところは言えない状況なんですけれども、できるだけ近隣の市で、近いところに持っていきたいというところで調整しているところです。
◆東 委員 近隣自治体でもかなり遠くのほうに運んでいるような事例も聞きますので、ぜひ、そのあたりを十分に検討していただければと思います。ありがとうございます。
◆おんじょう 委員 今ご質疑があったところを少し整理したほうがいいと思うんですけれども、基本的にはCO2削減の取組であるし、効率的に圧縮をして運搬しようは、いろんなメリットがあるし、何よりも同じレンジでごみ袋の費用ということになれば、市民にとっては、ピンク色のごみ袋は半額なので、負担は減るわけです。燃やせるごみに入っているものがピンク色、ちょっと分けないといけないと言われていますけれども。
誰が負担するということではなくて、市民の負担が軽減するところなんかを含めながら、経済的にはどうなるというところを、全体として整理をしておいていただけると、環境にも優しく、加えて経済的な負担というのはこうなんだというところがはっきりすると思うんです。そこをやっていただきたいと思うんですが、まだ契約にも至っていないので、委託料とかははっきりしていないというのは、仮説になると思うんですけれども、これは既に整理を何らかされていれば、午後にでもお聞かせいただきたいし、そうでなければ別途整理をいただければと思うんですが、どうですか。
◎環境政策課長 分別は、今まで横浜線以南のところでご負担いただいているところでございますけれども、全市で分別を新たにするというところについては、ご負担と思う方もいらっしゃいますし、分担する、分別するという意味では、当然、集める側としても、費用なり、収集体制にも影響してまいります。その中で、今の社会情勢としては、CO2、環境という話、CO2の量というところも出てまいりましたので、様々な角度から周知をしていく必要があると思っています。
家計として負担が少なくなるかどうかというのは、ご家庭のお取組次第なのかもしれませんけれども、実際にごみ処理というのはお金がかかるものですので、全体的な様々角度からというところで、まだ具体的にこうだというところは、いろんなものが、収集も委託でやっている部分もありますから、いろんな事業者との話合いもありますので、そこを体系化して早めにお示しできるように努めてまいります。ありがとうございます。
◆おんじょう 委員 もう仮説で、どれだけ協力していただけるかというのは、それは後の話なので、今どのくらいプラごみがあるのでというところから、最大こういう形になります、そういうふうにどう持っていくかというのは、2030年まで、2050年まででやらなきゃいけない取組としてあるわけなので、そのポテンシャルとしてどうなっているという構図を知っておきたいという趣旨ですので、ぜひ整理をいただければと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後零時6分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時4分 再開
○委員長 再開いたします。
△行政報告(町田市
バイオエネルギーセンターの火災被害に関する対応について)
○委員長 行政報告、町田市
バイオエネルギーセンターの火災被害に関する対応についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、町田市
バイオエネルギーセンターの火災被害に関する対応については、
循環型施設管理課長からご説明申し上げます。
◎
循環型施設管理課長 町田市
バイオエネルギーセンターの火災被害に関する対応について、町田市
バイオエネルギーセンター内で発生いたしました火災被害の対応状況について、前回、2023年12月議会で行政報告させていただいた以降の状況についてお伝えいたします。
1、2022年2月・6月に発生した不燃・粗大ごみ処理施設の火災。
まず、施設の状況ですが、火災で焼損しました各設備につきましては、2023年3月に復旧が完了しております。不燃・粗大ごみクレーンは応急復旧の状態で使用を続けておりますが、世界的に半導体・電子部品の供給不足が続いているため、材料調達などを含め、復旧が完了するのは2025年4月の見込みとなっております。
次に、公益社団法人全国市有物件災害共済会――以下、共済会と呼びます――についてです。2023年6月に追加調査を含め判明いたしました建築主要構造物の火害調査結果によりまして復旧内容が確定しましたことから、概算見積金額を市が精査いたしまして、共済会へ提出しております。本年2月19日に共済会による町田市
バイオエネルギーセンターの現地調査及びヒアリングが行われております。このヒアリングによって額が確定するように、災害共済金の試算を行っていただいているところです。なお、実際の支払いにつきましては、全ての工事が完了した後、おおむね3か月程度で行われる見込みとなっています。
次に、損害および増加費用に関する運営事業者との協議についてでございますが、市が一時的に負担しておりますごみの外部処理費用など、それから運営事業者が一時負担しております設備の復旧に関わる費用などについて、最終的な負担の確認を進めてまいります。
次に、2、2023年11月4日に発生したバイオガス化前処理設備の火災について報告いたします。昨年の12月に行政報告をいたしました11月4日の町田市
バイオエネルギーセンター内バイオガス化前処理設備で発生した火災について、その後の状況を報告いたします。
まず、1、バイオガス化施設で処理できないごみの処理応援についてですが、火災発生以降、燃やせるごみは全て焼却処理をしておりますが、焼却設備の処理能力を超えているため、外部の清掃工場で下表のとおり、ごみ処理の応援をしていただいております。
次のページへ参ります。次に、発酵槽の状態保持になりますが、バイオガス化施設の前処理施設が焼損したため、ごみのバイオガス化処理が行えない状態となっております。それ以外の設備には被害はありませんでした。発酵槽というところの中には、バイオガス化処理に必要な微生物がおります。こちらの微生物を維持していくことが必要となっておりまして、その方策を検討し、本復旧までの間、維持していくようにいたします。
次に、前処理設備の本復旧工事についてですが、設備の原状復旧に加え火災の再発防止策を行う必要があります。このため、設備の追加を含めた必要な対策について事業者と協議を進めております。現在の見込みではありますが、施工の時期につきましては、2024年7月ぐらいから実際の焼損した設備の解体撤去、新規部品の搬入、据付けに入れる見込みでおります。設置の完了は2025年2月を見ておりますが、その後、実際、生物が、メタン菌が発酵を促しますので、全復活の運転になるまでにはさらに数か月を要する見込みでおります。
最後に、市民への周知・啓発についてですが、この11月に発生いたしましたバイオガス化施設前処理設備の火災の原因としましては、消防の検証などから、燃やせるごみに混入していたリチウムイオン電池が原因と推定されています。そのため、右に2つ、縮小版、小さくて見づらいものになっちゃっていますが、実際にお配りした広報紙を掲載させていただきました。実際、入れてはいけないようなものをなるべく大きな写真のようなもので、こういうのは入れてもらっては困りますよ、これは駄目なんですということを、火事が発生しましたということと併せてご案内しているのが左側、それから、右側、「ECOまちだ」のほうは、この絵だと小さくて見づらいんですが、実際、火災があったときの写真です。大きなインパクトを見る人に与えて、火事があったんだ、こんなことが起きたんだというふうに伝わるように、紙面のほうもいろいろみんなで考えて、工夫しながら啓発を進めているところです。
報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆白川 委員 これは損害の費用の額が大体どれぐらいなのかと、それと、事業者との負担の割合の考え方を教えていただければと思います。
◎
循環型施設管理課長 現在、額につきましては、概算の見積額ですので確定額ではありませんが、およそ3億円ぐらいと積算しております。それから、火災の負担の考え方なんですが、こちらにつきましては、市有物件災害共済会のほうで、基本的に、建物、設備の被害について、原状復旧の費用負担はいただけるという考え方です。それ以外は、契約書、あとは民法とか、普通の法律の定めにおいて、火災が起きた場合、責任を有する者がその復旧費用を負担するということで事業者とは協議しているところです。
◆白川 委員 そうすると、今、大分時間もたってきて、割合というか、これぐらいになりそうだというところの部分は、今の話の中では、概算でいいんですけれども、どの程度ぐらいまで詰まっているのかというところは、言える範囲で教えてください。
◎
循環型施設管理課長 費用の負担割合の部分につきましては、今のところまだ具体に何割、何割というふうに、何対何とかというところには行き着いておりません。
◆三遊亭 委員 私も、この「WANTED」というのを見て、随分大胆なものをお作りになられたなと思った一人なんですけれども、同種の火災事故というのはどの程度あるのか、把握している限りお知らせいただければありがたいです。
◎
循環型施設管理課長 把握している限りというのがなかなか難しいところなんですが、とにかく、近隣でも、全国的にも、同種の火災、リチウムイオン電池をはじめとした二次電池の火災が物すごく発生していると。ご近所で言いますと、町田市も構成市ですが、お隣の
多摩ニュータウン環境組合は、不燃物を運んでいる最中にその車から発火をしたりとかということもございましたし、近くですと、例えば武蔵野市なんかもそうですし、立川の不燃の処理のところでも起きています。本当に、近隣も、全国的にもこの火災は大変増えております。
この件につきましては、発生とはちょっと別の話になりますが、総務省がこういうのが起きた施設へ聞き取り調査をして、どういうふうにしたらちゃんと適正に処理ができるのか、被害が発生しないのかというのを確認する作業をしたいということで、1度ヒアリングにお見えになったりして、かなり全国的な問題として認識されていると感じております。
◆三遊亭 委員 これは町田だけじゃなくて、本当に全国的に多くの同じような施設で、同じような被害があるということなので、町田だけではないんですけれども、だから、とにかく、今後このようなことが起こらないように、引き続き広報活動に努めていただきたいということで終わらせていただきます。
◆加藤 委員 これは再発防止というのが一番大切なことかと思うんですけれども、全国的に見て、ほかの自治体なんかで、このリチウムイオン電池を探し出すのか、排除するための、見つけ出すための取組、そういった技術を使っているところだとか、そういった事例がありましたら、教えてください。
◎
循環型施設管理課長 再発防止に対して、入ってこないがまず最初にやるべきことで、啓発に力を注いでいるところですが、入ってきてしまったものをどうするかという点では、今、委員おっしゃったように、技術的な解決も検討しなきゃならないというところで、今、それについていろいろ研究しているところではあるんです。
重さ、重力で選別する方法、それから磁石、磁力で選別する方法、そのほかには、エックス線を使って手荷物の検査装置みたいなものの考え方で電池を発見しようとするもの、いろんな方法があります。その処理施設が何を処理しているのか、プラスチックの施設なのか、不燃の施設なのか、施設に入ってくるごみの特性によって使える選別の方法が違うということで、いろんなやり方があるというのは、複数の業者を視察したり、ヒアリングしたりしながらいろいろ調べて、何とかうちに適用できるいいものがないかというのを、調査、研究しているところです。
◆加藤 委員 私も個人的に調べたりしたんですけれども、AIを使ってリチウムイオン電池を読み込ませて、大体、幾つか読み込ませれば、形が決まっているので、選別できるという方法もあるような話を聞いたのです。当然、それなりに費用はかかると思うんですけれども、それと併せて、こういう啓発活動、周知活動を通じて、やっぱり入ってこないのが一番いいと思いますので、並行して行っていただければと思います。
◆殿村 委員 1のほうの不燃・粗大ごみの火災と、それから2のバイオガスの施設の火災と2種類あるわけですよね。1のほうについては、先ほど来のお話のように、損害の費用負担について、今、第三者を含めて検討しているということでした。2のほうについては、その点はどうなんですか。
◎
循環型施設管理課長 2につきましても、費用の負担割合については、最終的に事業者と協議をしなきゃいけないところなんですが、今現在はまだ値段のところにたどり着く手前で、報告の中でも説明させていただきました。まずは、菌を維持する仮対応の方法を最初に詰めておりまして、それが大体この方向でいけるなというのは見えつつあるんです。次に、では、実際に焼けてしまった設備の復旧、どういうふうに復旧するかというところの協議に今入りつつありますので、それをしながら、費用負担の部分についても、併せて協議は進めていくように考えております。
◆殿村 委員 バイオガス、2のほうなんですけれども、今進めているという発酵槽の状態保持ということで、1のほうとはまた別の意味で、一たび火災等、事故があった場合に、稼働に大きな影響を与えるのかなと考えましたけれども、つまり、今後も同様な火災等が起きる可能性があるので、市民に対する注意喚起ということが必要になってくるとは思うんですけれども、そのあたりでは、当然のことながら、今後も、現状としては繰り返し起こり得る可能性があると認識してよいのでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 ごみの中に、そういう発火の危険のある有害なものが混入している限り、同じことは起こり得る可能性はあります。その可能性をなるべく下げるために、入ってこないようにする手前の対策、入ってきたときにそれを除去する対策というのを、それぞれ並行してやっているところではありまして、その確率をなるべく下げるように努力しているところです。
◆殿村 委員 その辺で、前例となる同様な施設の事例とかを含めて、恐らく導入される前に検討というか、検証はされたかと思うんです。ですから、当然、そういう意味で、一定のリスクを伴う、設備の意義そのものは分かるということを前提にした話ですけれども、しかしながら、今現在のごみ処理の関係からして、一定の費用負担を含めたリスクを伴うものであると。そのあたりは、やはり実際に始めてみなければ分からなかったところが大きかったのか、そのあたりはどうなんですか。今現在、かなりリスクが大きいのかなと今後も予想したときに考えられるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎
循環型施設管理課長 ごみ処理施設は、昔、前のリサイクル文化センターだった時代から、ほかの工場も含めて、当然、燃えるものがいろいろ入ってきますので、火災のリスクというのはあるものだと認識して、今回、建設を進めてきておりますので、そのための消防の設備、消火の設備というのはもちろん備えておりました。
ただ、今原因として推定されているリチウムイオン電池のお話をちょっとさせていただきましたが、このリチウムイオン電池の利用の増加というのは、物すごい勢いで増えています。先ほど総務省が調べに来たよというお話も伝えましたが、処理の施設の想定している対応に対して、増加して混入する率の増え方のほうが物すごい勢いで増えていて、なかなか対応し切れていないという面もあるかと思います。それに対して、国としても、いよいよそういう動き出しも始まりましたし、それぞれの施設では、もちろん、そういう事故が起きれば、それに対して、よりよい検出をする方法とか、事前に入ってこないように啓発することとか、いろいろ取り組んでおります。
町田市としましても、今、二次電池、充電する電池を、昔は、これはお店へ持っていってくださいとか、回収ボックスに入れてくださいとお願いして処理をしてきたんですが、不燃の火災のあった後、2022年7月から、行政回収で危険物、有害物の日に、乾電池、一次電池、充電しない電池と充電するリチウムイオン電池を含む二次電池を集めるということで、なるべく入ってこないように別にするようにというような対策も取りながら、何とか防ぐ方法を模索して実施しているところです。
◆殿村 委員 こういったいわゆるごみ行政全体を見たときに、結局、商品を消費者が買います。そして、そこからごみというのは当然発生してくると。消費者が買ったものに対して、言ってみればごみが出てくるわけですから、言い方はちょっとあれですけれども、ある意味で言えば、ごみも買っているわけです。という形に、実態としてはなっているわけです。
しかも、今回のような重大なごみ処理施設自体が、建設費も、整備費も、そして運営費も膨大な予算がかかる。これが一たび事故が起きれば、それも税金で賄うわけです。ということになると、それもまた、要するに、消費者である市民が負担をするということになるわけです。なので、これは、今日の資本主義社会における経済の成り立ちの中で起きていることでありますので、これはある意味やむを得ないことではあります。
しかし、現状として、市民の負担が増えるという問題については、今後、生産者に対する責任、対応の仕方、これらも含めて、かつて、ごみ問題を、町田市の施設を造るときにも、やはり生産者責任という問題も、しっかりと位置づけていたと思うんです。これは、やはりもう一度この原点に立ち返って、自治体としても、市民の立場に立ったときに、そういう問題を追求していく必要があるのではないかと思いますが、もしお考えがあればということで結構ですが、いかがでしょう。
◎
循環型施設担当部長 バイオエネルギーセンターを建設するときに、もちろん環境省のほうから交付金を頂いているというようなこともありまして、それから、やはり環境省、経済産業省ともに私自らが赴いて、今、委員からもお話があったとおり、製造物責任法というものをもう一度見直していただけないかと。
私は、電池工業会の方にもお会いしてお話をしました。電池工業会としてはどうなんですかと、やはり電池を作られているんだから、こういう火災の被害があった場合にその一端でも負担していただく考えというのはないのかということもお尋ねしたことがあります。電池工業会のほうは事業者ですから、やはりそういうことはなかなかおっしゃらないんです。
経済産業省、それから環境省のほうでも、リチウムイオン電池の火災の問題については、非常に重く受け止めておられるようで、やはりそういった考え方も視野に入れながら、ここから先、研究を続けていきたいというようなご回答はいただいておりますので、国のほうでもまともに捉えてやっていただいていると思っております。
◆殿村 委員 ご努力をされていることについては理解しました。やはり市民の皆さんにもご協力を求めるわけですから、これはやはり自治体としても、ぜひ国を通して産業界のほうに引き続き強く要請していただきたいと思います。
◆おんじょう 委員 同じような話になっちゃうんですけれども、やっぱり再発防止のためには入れない、選別を的確に行う、そのための技術とか、コストとか、検出率とか、いろいろ今、分析されているというステータスだと思います。
部長がおっしゃったとおり、PL法としてどうというのがある中で、1つには、脱着は捨てる方の責任としても、今困っているのは、やっぱりはめ殺しだと思うんです。はめ殺しになってくると、これはもうやはり供給者側が何らかのというのがない限りはなかなか。では、どうしたらいいんだと、中の電池をどう捨てたらいいんだというのは、やっぱり消費者も怒っちゃうので、これはおっしゃるとおり、もうしっかりと国にやってもらうというところをドライブをかけなきゃいけないというのが1つ。
だけれども、脱着でも、やっぱり混ざって捨てられちゃうというのは残りますという中で、まず、ちょっと細かいところからで恐縮なんですけれども、この「WANTED」のチラシにもありますけれども、ボタン電池のレベル、これも、もちろん内部短絡すれば発火をします。だけれども、今回の事故に発展するというのが、本当にボタン電池のレベルでも起こり得るのか。ボタン電池と考えると、本当に裾野が大きいので、対策を講じるときにも、少なくとも即効性のあるというのは非常に考えにくいものに、巨額になっちゃうと考えると、今実際に起こっているのは、いわゆる円筒形の一定のサイズのものであるとしたら、そういうところを絞るようなものを含めて、結局、そういうのは町田市だけじゃない共通課題なので、国とかが検討しないと、本来はおかしいし、検討はしているはずなんです。
今、対策を協議する枠組みというのは、ローカルに町田市は、国の経済産業省だとか、環境省のほうに言ったりとか、いろんなところにやるという構図なのか、何か枠組みがあるのかというと、どうなんですか。
◎
循環型施設担当部長 2022年8月頃だったんですけれども、実は2022年6月の火災を受けまして、経済産業省のほうから、非公開会議を行うので、町田市に講演をしてもらいたいという依頼がありました。もう1年たったので、私は話してもいいと思うので話をするんですけれども、そのときに、ただ講演をするだけでは私はお受けしませんと言ったんです。委員にしていただけるならば、私は講演を引き受けますというお話をして、委員にさせていただいて、実は1年間ほど、経済産業省の委員を務めさせていただきました。
その中で、もう本当に世界的に有名な携帯電話の会社であるとか、あるいはひげそり器とか、あるいは電動歯ブラシというんですか、ああいったものを作っているメーカーとか、もう本当にそうそうたるメンバー、あるいはeコマースの業者とかも入っておられた。もちろん、学識経験者の方も入られていて、その中でいろいろ話をさせていただいた。非常に貴重な体験をさせていただきました。
そのときに経済産業省がおっしゃったのが、私が委員をやらせてくれれば講演を引き受けますよと言ったときに、どうぞ出てくださいと言ったんです。それは品物を供給する動脈側ではなくて、それを回収する静脈側の意見も聞かないと、この問題は解決できませんとおっしゃったんです。ですので、当然、国としても、我々、地方自治体がそういうことで困っているということは十分に認識をされていると感じております。
ですので、そういった中で、町田市が今回火災を起こしているわけですけれども、それに伴って、まずは工場に入ってくる前に何とか選別をして除去をしたいんだと。工場の中に入ったときには、やはり人力で全部選別していくというのは難しい話ですので、なるべく機械で選別することができないか。この2つを柱にして取り組んでいかないと、自治体としてはもういっぱいいっぱいですと。それを根本から断つためには、さっき申し上げたとおり、PL法を見直していただくとか、そういったことをやっていただかないと、それはできないので、国のほうに私のほうからお願いしたのは、PL法を何とか見直していただけないかというお話。
あとは、やはりもう一自治体が市民に対して広報をしていても限界があるわけです。ですので、経済産業省に申し上げたのは、政府広報、ACとテレビでやっていますよね。あれで、何とかリチウムイオン電池を混ぜて捨てないでくださいという広告を打ってくださいというお願いをしました。経済産業省としては、ACに広告を出すということは一生懸命検討しますというお話だったんですが、2023年4月を過ぎてからもう一度お電話を差し上げたときには、予算を切られてしまいましたというお答えだったので、引き続き、私としても、国に対しては、そういった要望をしてまいりたいと考えております。
◎環境資源部長 今、担当部長から説明させていただいたのは、検討の枠組みという中で常設的な検討の枠組みではないんです。国のほうから、いかがですかというところで、ぜひメンバーとして参加させてもらいたいということで行っています。
通常の検討の枠組みとしましては、東京都市長会の下部組織に東京都市町村協議会というものと、あとは三多摩清掃施設協議会という2つの下部組織があります。基礎自治体がそのメンバーに入っていますから、26市が入っていますから、そこでどういう問題があるのかというところを議論する場があります。それを今度は東京都のほうに要望したり、国に要望したりという流れで、先ほどから話が出ています生産者責任でありますとか、販売者責任、そういったところの要望というのも、その検討ラインで要望していくということです。
さらに、26市の協議会から東京都のほうに要望なりをしたときに、今度はまた東京都のほうから、こういったスポット的に検討の組織なんかがあるんです。そういったところにも、その協議会からメンバーを選出して、そこで検討するというような仕組みで行っております。
◆おんじょう 委員 そういうつながりのあるくくりの中でワークしているなということは理解をいたしました。
ただ一方で、ぶっちゃけ、PL法を含めて、成果が出るまでにはすごく時間がかかっちゃうじゃないですか。その間、例えば先ほどの2022年、3億円のうち、共済会で見てもらったところで同じような構図で、共済会だってだんだん負担がということにもなってくる。誰が負担するかは別として、それだけの損失が出るということになってきたときに、結局、自治体でできるのは、もちろん市民に対して混入というのを最大のあれにしていかないといけないんですけれども、やはり普通に考えると、広域的な分業方式とか、人海戦術だったり、エックス線であったり、いろんな方法ありますけれども、そうしないと、投資がペイしないというようなところが、正直、一番順当なという話になっちゃうんじゃないでしょうかみたいな気はしちゃうのです。
どうするんでしょう、どうするんでしょうという枠組みの中に投げる一方で、具体的な解決ということをやらないと、多分、しばらくは同じようなリスクで、とにかく市民の皆さんということをやるしかないと言いながらも、頻度が落ちるという現象になるのかなと。いろいろ投資しても、頻度が落ちてさえくれれば経済的な観点においてはというんだったらいいんですけれども、結構インパクトが大きいし、ひいては人命に影響が出てもいけないという、そこがあるので、いろんな枠組みでやっていただいていることも承知しました。
自ら委員にしてくれというような姿勢で臨んでいただいていることは高く評価もできると思います。引き続き、ぜひよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(新たなごみの資源化施設について)
○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 行政報告、新たなごみの資源化施設については、篠塚
循環型施設整備課担当課長及び循環型施設管理課担当課長からご説明申し上げます。
◎篠塚
循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設につきまして、2023年12月の行政報告以降の進捗状況をご報告させていただきます。
1、資源ごみ処理施設。資源ごみ処理施設につきましては、2013年4月に策定いたしまして、昨年、2023年5月に改定をいたしました町田市
資源循環型施設整備基本計画に基づいて、相原地区及び上小山田地区への整備に向け事業を進めております。
(1)相原地区資源ごみ処理施設につきまして、こちらは現在、用地取得のほうを進めているところでございます。また、工事施設整備につきましては、工事発注に向けた仕様書案の作成は、相原地区資源ごみ処理施設連絡会、こちらは地元の情報共有のほうを行っております連絡会になりますけれども、こちらのご意見を踏まえながら作成作業のほうを行っております。
また、(2)上小山田地区資源ごみ処理施設につきまして、こちらは先ほども委員からのご質疑をいただいてご説明をしましたとおり、忠生579号線道路の整備方針が変わりました。これに伴いまして、今現在、施設の位置の再検討のほうを行っているところでございます。
続きまして、次ページをご覧ください。
2、町田市
バイオエネルギーセンター、(1)工事の進捗状況についてご報告します。旧清掃工場のくいの引き抜き工事が完了いたしまして、現在はストックヤード棟の造成及び建築の工事を進めております。今後は外構工事のほうを進めてまいります。また、工事に当たりましては、引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に努めてまいります。また、事業者から工事請負契約書約款第42条賃金または物価の変動に基づく施設整備費の変更に基づくインフレスライド条項に関する協議の申入れがありました。こちらにつきましても、内容について精査し、適切に対応のほうをしてまいります。
その下に、現在行っている工事のスケジュールと工事写真、次のページに全体の整備スケジュールをお示ししております。工程が2023年度末まで進んでいることをお示ししてあります。
循環型施設整備課からのご報告は以上になります。
◎循環型施設管理課担当課長 循環型施設管理課のほうからは、3、町田市
バイオエネルギーセンター運営協議会についてご報告をいたします。
施設近隣の15町内会・自治会の代表の方にお集まりいただきまして、施設の運営状況の報告等を行っております。本年、2024年2月9日に開催した運営協議会の内容についてご報告をいたします。
議題としては4点ございまして、まず1つ目、11月4日の火災についての内容で報告をしております。この中でご意見としていただいておりますのが、袋に混入したリチウム電池が原因と推定されるということで、それに対しましては、混入しないように、直接、指定収集袋に何らかの注意喚起を行って、袋に入れない、そこに特化した対策等が必要じゃないか、また、資源として集めるのであれば、そういった集めやすさ、出しやすさということも検討してほしいということです。
それから、市だけで啓発活動をするのにはもう限界があるんじゃないかということと、今回、可燃のごみに混入したということで、こういった町内会・自治会、市以外にほかの団体とか、組織を頼って、協働して啓発活動をした上で、それを通じて、こうしたごみの混入が施設の火災につながっているということを市民の方にもっと知らせる活動をしてほしいというご意見がございました。
2点目の議題として、運転状況の報告をしておりますが、こちらについてご意見はございませんでした。
4ページ目の上の段です。3点目としまして、
バイオエネルギーセンターで行いました防災訓練の実施報告をしております。この中でご質疑としてございましたのが、本年1月1日に発生しました能登半島地震に起因しまして、この施設は地震にどのぐらいまで耐えられるかといったご質疑がございました。設計上は、震度6強でも機能を維持できるように設計をしている施設になっておりますということで回答しております。
4点目として、その他ということで、熱回収施設等整備事業の進捗状況の報告をしております。この中で、現在、もともとあった施設の敷地にはどういったものが造られるのかというご質疑がございました。これに対しましては、緑の広場とストックヤードを整備していくということでご回答しております。
下の図表1、図表2につきましては、運営協議会の中でお示しした施設の運転状況の資料として、参考としておつけいたしております。
報告は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後1時42分 休憩
―――◇―――◇―――
午前1時45分 再開
○委員長 再開いたします。
△第39号議案
○委員長 第39号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第39号議案 忠生732号線(尾根緑道)道路改良工事(その4)請負契約についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市道忠生732号線(尾根緑道)において、歩行者等の安全を確保するため、車道及び歩道の整備をする工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、排水施設工事、車道及び歩道の舗装工事などを行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第39号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第39号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第40号議案
○委員長 第40号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第40号議案 鶴川駅
北口広場デッキ整備工事請負契約について説明申し上げます。
本議案は、鶴川駅周辺再整備基本方針に基づき、駅南北の連絡性を向上させるため、鶴川駅北口広場デッキを整備する工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、歩行者デッキの新設工事を行うものでございます。
歩行者通路の概要といたしましては、全長60.8メートル、有効幅員、通路部4.2メートル、階段部2.0メートル、橋脚が3基、階段2基でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 契約案件ではありますが、若干、内容について確認したいと思います。
1つに、バリアフリー対策としてはどのような対策がなされたのでしょうか。
◎道路整備課長 今回の契約案件の中には入っていないんですけれども、最終的に、このデッキのほうにエレベーター2基が設置される予定となっております。その2基を設置することでバリアフリー化が図られるという形になっております。
◆殿村 委員 もう一点は、今回の工事に伴って歩行者の通路とか、歩道の利用の状況が今変更になっているのかと思います。あと、バス停が変更になって、かなりバス停の位置が変わったりとか、あともう一つは、横断歩道が、従来使えていたところが使えなくなって、遠回りになって大変不便になっているということで、市民の方からもそういったご意見が出されているところです。そのあたりで、今回の工事に伴う市民の皆さんの歩行等、あるいはバス利用等での変更について、どのような状況か、また、それをどのようにご認識して、どのような対策を取っておられるかについて伺いたいと思います。
◎道路整備課長 歩行者動線につきましては、2月17日、今、仮使用という形で新しい交通広場のほうを利用を開始させていただいております。その関係もあって、どうしても工事中という形になりますので、歩行者動線で多少皆さんにご不便をおかけするところというのはあるかと思うんです。やはり工事につきましては安全第一で進めていかなければいけないという中で、横断歩道を今回、今年度の工事の中で撤去をしたりとかというのはありましたけれども、警察のほうといろいろ相談する中で、利便性というところはありますけれども、利便性よりもやはり安全第一というところで、今回、横断歩道についても消させていただいているというところになります。
最終的には、今回の議案になっておりますデッキが出来上がって駅舎のほうも橋上化されていくという中で、その途中経過という形になりますので、多少の迂回ですとか、そういったところはご理解いただきながら、安全第一で工事のほうも進めていきたいと考えております。
◆殿村 委員 この工事は、工期のところに書いてあるように、3月24日ということですから、今年度いっぱいという感じでしょうか。そういう意味では、約1年間ということで決して短くはないですよね。その間、もう既に利用されている市民の方からは、たくさんのある種の苦情の声といいましょうか、改善を求める声がもう随分出ていると私は受け止めているんです。
そういう点で、もちろん、当然のことながら、安全第一というのはどのような工事においても最優先であることは理解しますが、同時に、この1年間という期間を安全でなおかつ市民の皆さんにより効率的に利用していただけるようにするためには、市民の皆さんの要望を聞いた上で警察とも再協議していただくとか、そういう取組が今後、必要になってくるのではないかと思います。その点、長いだけに、これから、そういった市民の声を聞いた対応について再度伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎道路整備課長 市民の皆様からお声をいただいているのは確かなんですけれども、それを受けまして、今年度、既に警察のほうと再度協議とかもさせていただいております。その中で、警察のほうとしても、安全第一、まず、そこが大切でしょうという中で、効率性というか、利便性を上げるのはもちろんそうなんですけれども、利便性を上げた結果、事故が発生しましたという話になると本末転倒になりますので、やはりそこは安全第一というところで、最優先で考えていきたいと思っております。
◆殿村 委員 そういう立場、前提を踏まえて、なお市民の皆さんの声はしっかりと聞いて対応をお願いしたいと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第40号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第40号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第42号議案・第43号議案
○委員長 第42号議案及び第43号議案を一括議題といたします。
本案について、一括して提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第42号議案及び第43号議案の市道路線の認定及び廃止について一括してご説明申し上げます。
第42号議案 市道路線の認定については、開発行為に伴い築造された道路、私道移管事業に伴い移管された道路及び今後整備予定の鶴川駅南口アクセス道路を市道として認定するものでございます。
認定する路線は、町田932号線その他、合計16路線で、総延長は1,376メートルでございます。
このうち、鶴川2,144号線につきましては、川崎市道と重複して認定するものでございます。
続きまして、第43号議案 市道路線の廃止については、道路として機能のない路線を廃止するものでございます。
廃止する路線は、鶴川108号線及び鶴川661号線の2路線で、総延長は143メートルでございます。
説明は以上でございます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆殿村 委員 先ほどご説明のあった市道、鶴川2,144号線の認定というところですが、これは川崎の市道と重複して認定するということですが、これは法的にはどういう位置づけというか、また、運用になるのでしょうか。
◎許認可・用地管理担当課長 法律的な位置づけということですけれども、道路法第8条第3項において、市町村長は、特に必要があると認める場合、当該市町村の区域を越えて、市町村道の路線を認定することができるとなっております。また、この場合においては、当該市町村長は、関係市町村長の承諾を得なければならないという規定とされております。また、第4項において、関係市町村長は、当該市町村の議会の議決を経なければ承諾をすることができないと規定されておりますので、今回、町田市が町田市の区域を越えて川崎市の区域内に町田市道の路線認定を行うに当たっては、川崎市長の承諾及び川崎市議会における議決が必要となっております。法律としては、このような位置づけとなっております。
◆殿村 委員 そうすると、管理運営上はどのような位置づけになるんでしょう。
◎道路政策課長 管理運営につきましては、次の議案で協議についてというご説明をさせていただきます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより一括して討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
まず、第42号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第42号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第43号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第43号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第44号議案
○委員長 第44号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第44号議案 町田市と川崎市が重複して路線を認定する道路の管理の協議についてご説明申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業において整備する鶴川駅南口駅前広場へ接続するアクセス道路の整備に伴い、町田市と川崎市が重複して路線を認定する道路の管理方法について川崎市と協議を行うため、道路法第16条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
協議の内容といたしましては、まず、対象区間が東京都町田市能ヶ谷一丁目90番3先から、神奈川県川崎市麻生区岡上三丁目731番1先まででございます。
次に、管理区分についてでございますが、鶴見川橋梁部につきましては町田市が行います。鶴見川橋梁部を除く道路の維持、修繕及び災害復旧につきましては、町田市が行う重複認定道路の供用開始翌日から起算して2年が経過する日が属する年度の末日まで町田市が行い、それ以降は川崎市が行います。ただし、その他の道路法に基づく許認可等の事務手続は、これまでどおり、川崎市が行います。
最後に、費用負担及び収入についてでございますが、管理にかかる費用につきましては、管理区分に基づき管理を行う者が負担いたします。また、管理に伴い生じる収入につきましては、町田市が管理する鶴見川橋梁部の道路に関するものは町田市の収入とし、その他の道路の管理に関するものは、川崎市の収入とするものでございます。
説明は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 先ほどは、すみません。
1点だけ伺います。例えば当該道路で道路等の原因によって事故等があった場合の費用負担はどうなるのでしょうか。
◎道路政策課担当課長 道路上で起こった工事の話だと思うんですけれども、まず、工事中の際には、工事に起因するものであれば工事施工者の責任になりまして、自損事故みたいな形であれば、その事故を起こした方が責任を持つという形になります。工事以外のときに起こったものですけれども、道路の構造が原因で事故が起こった場合は、道路管理者に引き継ぐまでは町田市が負担し、自損事故の場合は、事故を起こした者が負担するというものになります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第44号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第44号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第8号議案(道路部所管部分)
○委員長 第8号議案を議題といたします。
本案のうち、道路部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、道路部所管分の主なものについて「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
230ページをご覧ください。
道路部の予算のポイントとして、予算編成の考え方、重視した取り組みについて、鶴川駅周辺まちづくり関連の事業をはじめ、13項目を記載しております。
231ページをご覧ください。
道路部予算総括表でございます。
2024年度の予算合計は82億5,583万1,000円で、予算額で対前年度17億7,143万1,000円の増となっております。
次に、主な事業につきましてご説明申し上げます。
233ページをご覧ください。
道路管理費の①をご覧ください。
事業の内容でございますが、道路の適正な管理のため、道路の不具合に関する通報の受付や調査、改善、指導などを行います。また、道路の交通安全を確保し、良好な景観を保つため、自転車等放置禁止区域などに放置された自転車等の撤去・移送を行います。
2024年度の取り組みでございますが、市民通報アプリ「まちピカ町田くん」に代わる市民通報手段として、LINE通報の運用を開始いたします。また、放置自転車防止等のための巡回や、放置された自転車等の撤去・移送などを行います。
事業費は、放置自転車対策業務委託料4,968万1,000円などでございます。
特定財源は、放置自転車移送料312万円などを計上しております。
道路管理費の②をご覧ください。
事業の内容でございますが、測量委託で道路管理平面図などを作成し、複写や証明を発行いたします。また、道路幅員が4メートル未満の狭隘道路について、建築基準法第42条第2項道路における後退部分の土地を土地所有者から寄附を受け、道路として整備します。
2024年度の取り組みでございますが、狭隘道路拡幅事業について、整備工事を8件予定しております。
事業費は、整備工事費2,014万円などでございます。
特定財源は、道路占用料1,623万1,000円などを計上しております。
234ページをご覧ください。
道路維持費の①をご覧ください。
事業の内容でございますが、道路を計画的または応急的に維持管理することで、良好な道路環境を維持し、誰もが安全かつ円滑に、移動できるようにいたします。
2024年度の取り組みでございますが、道路の応急修繕を行い、良好な道路環境を維持します。また、街路樹の定期剪定や枯れた樹木の伐採、伐採箇所の再植樹を行うほか、経年劣化が進んだ3路線4か所の舗装補修工事を行います。そのほかに、町田市道路昇降機管理計画に基づき、成瀬駅南口のエレベーターの更新工事を行います。
事業費は、道路等修繕料4億8,992万6,000円などでございます。
特定財源は、道路橋梁費補助金2,859万円などを計上しております。
次に、道路維持費の②をご覧ください。
事業の内容でございますが、橋梁、ペデストリアンデッキ及びトンネルの定期点検や補修工事を計画的に行い、安全で快適に通行できるようにいたします。
2024年度の取り組みでございますが、長津田車庫跨線人道橋補修事業を3か年の最終年度として行います。また、鉄道に架かる橋梁と横断歩道橋及びトンネルの点検・補修設計を行います。
事業費は、工事負担金3億4,267万2,000円などでございます。
特定財源は、道路メンテナンス事業費補助金1億3,700万円などを計上しております。
続きまして、235ページ、236ページをご覧ください。
道路整備費の②をご覧ください。
事業の内容でございますが、市道町田835号線(原町田中央通り)及び町田37号線(文学館通り)は、市民や来街者の通行が多いことから、景観向上及び商業の活性化に寄与するため、無電柱化を行います。
2024年度の取り組みでございますが、電線共同溝工事などを行います。
事業費は、整備工事費1億240万円でございます。
主な特定財源は、無電柱化推進計画事業費補助金2,189万円、無電柱化チャレンジ支援事業補助金1,791万円などを計上しております。
次に、道路整備費の④をご覧ください。
事業の内容でございますが、市道町田437号線、忠生1,300号線は、安全安心に利用できる自転車通行空間を充実させるため、町田市自転車活用推進計画に基づき、道路改良工事を行います。
2024年度の取り組みでございますが、道路改良工事を行います。
事業費は、整備工事費3,800万円でございます。
特定財源は、防災・安全交付金1,705万円を計上しております。
次に、道路整備費の⑤をご覧ください。
事業の内容でございますが、相原駅周辺のまちづくりを推進するため、相原駅東口アクセス路などの道路改良工事を行います。
2024年度の取り組みでございますが、用地取得及び道路改良工事を行います。
事業費は、物件等補償料4億8,169万8,000円、整備工事費1億2,650万円、用地購入費1億2,394万3,000円でございます。
特定財源は、道路橋梁費補助金3億2,300万8,000円などを計上しております。
237ページ、238ページをご覧ください。
街路整備費の③をご覧ください。
事業の内容でございますが、交通の円滑化を図るため、第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業として東京都から受託し、小野路交差点付近の整備を行います。
2024年度の取り組みでございますが、用地取得及び橋梁詳細設計などを行います。
事業費は、物件等補償料1億225万円、用地購入費5,860万5,000円などでございます。
特定財源は、東京都受託事業収入1億8,285万5,000円を計上しております。
次に、街路整備費の⑦をご覧ください。
事業の内容でございますが、周辺道路の渋滞緩和を図るため、成瀬三ツ又交差点から南大谷交差点までの整備を行います。
2024年度の取り組みでございますが、路線・用地測量及び構造物予備設計などを行います。
事業費は、測量委託料4,000万円、予備設計委託料1,800万円でございます。
次に、街路整備費の⑧をご覧ください。
事業の内容でございますが、鶴川駅北口において、安全で便利な交通結節点とするため、北口交通広場の再編・整備を行います。また、鶴川駅南北の
連絡性向上のため鶴川駅南北自由通路の整備を行います。
2024年度の取り組みでございますが、北口交通広場の植栽工事及び現広場の撤去工事、駅北口のデッキ築造工事、そして、小田急電鉄株式会社の施行ですが、自由通路の整備工事を行います。
事業費は、南北自由通路整備等負担金4億2,453万8,000円、南北自由通路整備工事費4億26万1,000円、北口交通広場整備工事費9,904万9,000円でございます。
特定財源は、防災・安全交付金3億3,133万1,000円などを計上しております。
最後に、355ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに道路部の全ての支出科目を掲載しております。
道路部所管の主なものの説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆三遊亭 委員 3点ほど伺います。
まず、「予算概要説明書」76ページにもあるんですけれども、また、先ほどの部長のご説明にもございました無電柱化推進事業、原町田中央通りについてですが、いよいよ本格的に始まるということで感慨ひとしおのものもあるんですけれども、ただ、2029年度に整備完了ということで、まだ6年かかるということでございます。なかなか交通量も多いところですから一挙にというわけにはいかないんですが、具体的なスケジュールを教えてください。
次に、234ページの道路維持費でございます。今年度に比べますと約1億4,000万円減額されていますが、その原因、要因を教えてください。
最後に、道路管理課で、「まちピカ町田くん」は私も活用させていただいているんですが、それに代わるLINE通報の運用を開始するということなんですが、これはどんなふうに振り分けというか、新たにLINEを使うということなので、その概要をお知らせいただければと思います。
以上、3点です。よろしくお願いします。
◎道路整備課長 原町田中央通りの無電柱化のスケジュールについてでございますけれども、2023年度、今年度から工事のほうに着手しております。2024年度、2025年度と3か年で電線共同溝の本体工事を進める予定としております。その後、2026年度、2027年度の2か年で、電線企業者の入線工事ですとか、既設の電柱の撤去、そういった工事を実施いたしまして、最後に、2028年度、2029年度の2か年で街路灯や舗装の本復旧の工事を行う予定としております。
◎道路維持課長 道路維持費の減額の理由ということで、2023年度に小田急線町田駅前のペデストリアン1号デッキの大規模改修が終わりましたので、その分の費用が減額になっております。
◎道路管理課長 LINE通報サービスの件なんですけれども、まず、「まちピカ町田くん」についてなんですけれども、今までもPRを行ってまいりました。今年度の実績ベースですと、全通報の割合ですと18%ぐらいが「まちピカ町田くん」の通報になっているんですけれども、ここ数年、なかなか増えていかないという課題がございました。一方、LINEサービスにつきましては既に多くの方が利用されておりまして、町田市公式LINEももう既に運用を開始してございますので、そこに通報メニューを入れることによって、さらに手軽にアプリと同様に写真とか文字、こういったもので通報ができるようになるというところで、LINEのほうのサービスを始めようということに至っております。
◆三遊亭 委員 今の件を再質疑させていさせていただきますと、18%ぐらいで止まっちゃっているということで、僕もいろんな市民の方に言うと、知っている方はもちろん知っているんですけれども、今でもまだ知らない方が結構いらっしゃるので、来年度からLINEも運用するということなので、利用率も上がるんじゃないかなと思います。くれぐれも、やっぱり周知していただかないと利用率も上がらないでしょうから、それに関しましては、一層のご努力をいただければ双方にとってウィン・ウィンだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それで、道路維持費でございますが、確かに小田急町田駅前のペデストリアンデッキ、小田急町田駅から旧横浜銀行に行く通路のところは随分きれいになって、以前は見上げるとさびが浮いているのがよく見えていたんですけれども、本当にきれいになって、それはありがたいところなんですけれども、ただ、あれで終わりということでもないのかなと思うんですけれども、橋梁の大規模改修は今後どう行っていくのか、お知らせください。
◎道路維持課長 ペデストリアンデッキや橋梁の大規模な改修につきましては、2023年4月に改定しましたペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画及び橋梁の長寿命化計画に基づいて順次進めてまいりたいと考えております。
◆三遊亭 委員 結構、ペデストリアンデッキは、町田は距離も長いですから一遍にというのは無理なんでしょうけれども、今後も行っていくということで、新しく今年度にやった分については、壁際にウオールギャラリーというんでしょうか、今はFC町田ゼルビアのが載っていますが、あれも当然、恐らく1年度のうちに何回か変えるんでしょう。では、あれをこれからどう展開していくのかだけ教えていただければと思います。
◎道路政策課長 ウオールギャラリーを見ていただいて、ありがとうございます。今回の改修と、あと大規模イベントの機運醸成に伴ってということで、あそこを活用していくということで、今、実証実験という形で、第1弾でFC町田ゼルビアのほうにご協力いただいて、貼らせていただいています。今、次に使いたい方とかというのを、イベントスペースですとか、広報の紙面のように、広報と、あと道路管理者と、あと景観のチームと一緒に検証を重ねながら繰り返していこうかなと。やはりギャラリー全部に貼るにはお金のかかる事業になりますので、1年もしくは半年ペースぐらいかなというところで今は考えております。
◆三遊亭 委員 そうなんですよね。だから、特にFC町田ゼルビアはJ1に上がりましたから、僕はあれの写真を撮りたいんだけれども、必ず人がいてなかなか撮れなくて、昨日もVサインをやっていて、いろんな人が撮っていましたから、本当に活用しがいがあると思います。
と同時に1点残念なのが、せっかくペデストリアンデッキの工事をしたんですけれども、場所で言うと、小田急マルシェのエスカレーターがあるんですけれども、あの下りたところは結構上から雨漏りをしているものですから、おとといの雨なんかですと、もうすぐに水たまりというか、池みたくなっちゃっていますから、あそこは、ぜひとも早急に雨漏りの改修をお願いしたいということです。
最後にさせていただきますけれども、無電柱化です。確かに原町田中央通りは町田でも最も人通りが多いといってもいい通りですから、まして昼間にできるわけがないですから、夜間工事になっていますから、だから、これから6年かかっても仕方がないのかなと思います。とにかく地元からは、一日も早く工事が終わって、また、災害もいつ起こるか分かりませんから、本当にあそこの電線は錯綜していますので、地元からは一日も早い早期完了を望む声も聞こえていますので、引き続き頑張っていただきたいということと、なかなか夜間工事をすると、またうるさいという近隣住民の声もあるでしょうけれども、昼間にできないんだから仕方がないというところもおもんぱかって、今後ともよろしくお願いしますということで、私の質疑は以上とさせていただきます。
◆白川 委員 まず、232ページ、道路計画費の主な事業費、設置工事費3,842万1,000円の効果、安全性と書かれているのは、現状どのような状況で、どういったものを設置予定なのか、伺えればと思います。
◎道路政策課担当課長 今どういった状況なのかについてなんですけれども、こちらにつきましては、今年度、まず、一部、舗装をやり直しました。舗装のやり直しに合わせて、一部区間、フットライトの地下の配管を施工しております。
◆白川 委員 安全性と書かれていたので、どういう危険性、暗いのか何なのか、例えばけがをしたとか、そういう何か要望があったとか、どういう形でこういう設置になったのかというところを伺えればと思います。
◎道路政策課担当課長 まず、暗いというお話と、あとは舗装が結構傷んでいてのり面なんかが崩れている部分もありましたので、そういうところを補修しております。
◆白川 委員 現地がちゃんと分からないので、やっぱりかなり暗い形になっていてというイメージなんですか。
◎道路政策課担当課長 街路灯はあるんですけれども、例えば木が生い茂ってくる時期になると、その木が街路灯の光を遮ってしまって足元まで届かないとか、そういうお話もありまして、下から照らすのが有効なんじゃないかということで、フットライトを計画しております。
◆白川 委員 だから、フットライトという形になった。すみません、分かりました。
では続いて、233ページに行きまして、先ほど三遊亭委員からあったところなんですけれども、「まちピカ町田くん」に代わると記載されているんですけれども、多分、今の話だと、これは切り替わるというより併用ということですよね。全体として「まちピカ町田くん」が横ばいだから利用するということは分かったんですが、このLINEは、さっきのパーセンテージなのか、件数でもいいんですけれども、どの程度の利用を見込んでいて、ターゲット層はどこなのか。あと、この利用に際してはどうやってPRしていくのか、伺えればと思います。
◎道路管理課長 LINEサービスなんですけれども、他自治体でも既に結構な数、導入されておりまして、自治体によるんですけれども、LINE通報に切り替えてから、おおむね3割、4割、LINEによる通報の割合というのが増えたという実績があったと聞いております。
「まちピカ町田くん」からの移行といいますか、そこら辺の部分なんですけれども、LINEサービスは、もちろん町田市の公式LINEのサービスメニューから入りますので、そこのPRは当然するんですけれども、「まちピカ町田くん」のほうにも、LINEでもできますよというような周知がアプリの中でできないかということを今検討しております。なお、「まちピカ町田くん」に関しましては、私ども道路部以外でも使っていますので、「生きもの発見レポート」ですとか、そういったものもありますので、今すぐになくすということは考えてございません。
◆白川 委員 では、今、想定だと、他の自治体に合わせてやっぱり3割、4割を利用したいということでのということで分かりました。では、ここは大丈夫です。
次に、同じページで、狭隘道路を今回、8件予定しているということなんですけれども、どのぐらい待機状況があっての今回、8件なのかというところを伺えればと思います。
◎許認可・用地管理担当課長 来年度予定している8件ということでございまして、今年度、まだ年度を締めてはいないんですけれども、件数としては12件を実施という形を取らせていただいています。待機件数としましては……。
○委員長 休憩いたします。
午後2時26分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時27分 再開
○委員長 再開いたします。
◆白川 委員 では、そこはちょっと後で聞くとして、続いて、234ページのほうに行きまして、今回、成瀬駅南口のエレベーターということなんですけれども、これは金額的には多分取替えなのかなと思うんですけれども、取替えなのか、補修なのか、このあたりはどういう形なんでしょうか。
◎道路維持課担当課長 成瀬駅南口のエレベーターの更新工事の内容なんですけれども、機械、中身を全部取り替えるような工事になります。
◆白川 委員 そうすると、スケジュール感というか、利用のできない期間とか、そのあたりのことを伺えればと思います。
◎道路維持課担当課長 まず、来年度に入ってから発注をいたしまして、それから工場製作が入りますので、実際に工事に入るのはもう下期に入ってからなんですけれども、実際の工事自体は1か月ぐらいの予定ではございます。
◆白川 委員 分かりました。
次に行きまして、リース方式で全灯LED化した街路灯の維持管理というところで、たしか3万3,000灯でいいんですか。これは新たに増減があるのか、そこはどういうふうに捉えればよろしいでしょうか。
◎道路維持課長 このリースの仕組みとしましては、新たに設置したものもリースに組み込んで追加していけるような仕組みになっておりますので、なるべくこのリース契約の中に維持管理も含めていけるようにしております。
◆白川 委員 そうすると、今、予算額を確認していると、毎年、予算金額は変わっていないんですけれども、決算書までは見ていないんですけれども、金額はある程度増えてもその予算内でやれるということなんでしょうか。
◎道路維持課長 多少、数の増減はありましても、それを取り込めるような契約体系になっております。
◆白川 委員 今後、例えば大きな増減があった場合というのは、そういうときにはやっぱり金額が変わってくるのか、それとも、それでも維持管理だったら大きく丸めてできるからということで変わらないか、そのあたりはどうなんでしょうか。
◎道路維持課長 ある程度の一般的に増える数であれば、その契約の中に含まれているんですけれども、例えば極端に1年間で何千基とか増えていくようであれば、それは契約変更をする必要があると思います。
◎許認可・用地管理担当課長 先ほどご質疑いただきました狭隘道路の待機件数ですけれども、今年度末の時点で42件となります。
◆白川 委員 その件数というのは、整備をすれば当然減っていくんですけれども、新たにしてほしいみたいな要望もあったりして、現状は待機は増えているのか、減っているのか――工事することによって減っているとは思うんですけれども、そこのあたりはどういうふうになっていますか。
◎許認可・用地管理担当課長 傾向としては、工事をして完了するものと、件数は年度によるんですけれども、それ以上のものが新たに来たりとか、それ以下だったりするところもありますので、どうしても、おおむね3年から4年お待ちいただくという状況になっております。
◆白川 委員 この工事をするに際しての選定方法というか、優先順位づけみたいのは、どういうふうにして決定しているんでしょうか。
◎許認可・用地管理担当課長 当然、お待ちいただいているところをやっていくというところもございますし、あとは工事の規模として、それこそ一遍にやってしまうとそこしかできないというようなことがないように、ものによっては、分割して年度に分けてやるとかという体制は組んでいますけれども、おおむねやっぱりお待ちいただいている期間が長いところからやるようにはしております。
◆白川 委員 ある程度、予算と、規模感とか、その辺も含めてうまく――分かりました。すみません、ありがとうございます。
◆加藤 委員 先ほど白川委員からも少しあったんですけれども、野津田公園の南側のアクセス路の改修工事についてなんですけれども、そこの具体的なところで、整備自体の具体的な整備の内容と、あとフットライトの件もあったんですけれども、そこら辺も具体的に教えていただければと思います。
◎道路政策課担当課長 改修工事の内容は主に2点ございまして、1点目は、野津田公園の南側からバスの乗り入れを可能とするために、芝溝街道から今後整備予定のバス転回広場までを結ぶ道路の狭隘部分を拡幅するものです。具体的な内容ですけれども、整備延長としましては約60メートル、幅員は現況が1.8メートルのところを5.5メートルから6メートルに拡幅することを予定しております。今の道路のことなんですけれども、2024年度は、整備のために必要な調査測量、地質調査、あと道路詳細設計を行う予定です。
2点目なんですけれども、来場者の安全確保及び周辺エリアへの迷い込みを防止するため、2023年度に続いて、歩行者動線上にフットライトを整備するものになっております。地下に埋設する管路を300メートルほど整備するとともに、フットライトの灯具を42基設置する予定でございます。
◆加藤 委員 よく分かりました。先ほど、街路灯が木で隠れちゃってという話があった。木のほうを切れれば、できれば、そこを整備していただきたいなと。
次に、もう一点、街路灯についてなんですけれども、これは、市民の方からのご要望で設置どうこうという判断をしていただいていると思うんですけれども、まず、2024年度はどれくらいの設置予定があるのかということと、道路沿いは街灯があるのでいいんですけれども、例えば川沿い、鶴見川沿いだとか、そういったところで街路灯がない区間、そちらも何か整備予定があるのかどうか、分かりましたら、教えてください。
◎道路維持課長 街路灯の年間の設置予定数ですが、約50灯を予定しております。それと、鶴見川沿いのサイクリング道路のところになりますが、2023年度、今年度中に2灯設置する予定になっております。ほかの要望も同様ですが、現地の状況を確認しながら進めてまいりたいと考えております。
◆加藤 委員 分かりました。私も日々ご要望していて、いろいろやっていただいているところなので、引き続きよろしくお願いいたします。
最後に、みちまちのところで、237ページです。再三、私もいろいろ聞いているところではあるんですけれども、小野路交差点の付近ということで予算計上されておりますけれども、ここは今、進捗率が何%か分かりましたら、お願いいたします。
◎道路整備課長 今、用地取得を進めているところでございます。現状は8%という形になっておりまして、引き続き、用地取得のほうを進めていきたいと考えております。
◆加藤 委員 この前も野津田公園で試合があってかなり混雑していたので、引き続き渋滞解消に向けてお願いしますというところで、以上です。
◆おぜき 委員 では、ほかの委員も質疑してくださったので、1つだけ、絞って質疑します。相原駅東口のアクセス路について質疑させていただきます。まず、どのぐらい進んでいて、今年度、どのくらい頑張るのかという点をお答えいただきたいと思います。
◎道路整備課長 現在、用地取得を進めておりまして、2024年3月時点で用地取得率が55%となっております。来年度予算といたしましては、工事費のほうも計上させていただきまして、相原仲町子ども広場の部分を約80メートルほど工事のほうを進めていきたいと考えております。あわせて、引き続き用地取得を行っていくという形でございます。
◆おぜき 委員 非常に息の長い事業でして、私も地域の理解を得られるようにいろいろやってきたつもりで、この前も町内会で説明会とかもありました。1つちょっと聞きたいのが、相原駅東口アクセス路等と書いてあるんですけれども、かねてから地元で要望がある、東口と西口を旧道でつないでほしいという話があるんですけれども、あれの位置づけと、あれはこの「等」の中に入っているのかというのをちょっと教えてもらいたいんですけれども。
◎道路整備課長 こちらの「等」につきましては、基本的に、今回、相原駅の駅前広場のほうも整備してまいります。そういったところも含めて「等」という表現をさせていただいているんですが、今、おぜき委員からお話がありました東西の線路をまたぐ動線のことかと思いますが、そちらにつきましては、まちづくりの中で引き続き検討されていくのかなと認識しております。
◆おぜき 委員 まちづくりの進捗を見ながら検討されていくということで、特に今、道路とちょっと離れるけれども、買物の問題とかを私も議会でやったりとか、現実的にそういう問題がある中で、やっぱり高齢の方がどうしても増えていく中で、西と東を行きやすくする必要性というものは、私も地域を歩いていて非常に感じているので、その点をご認識いただいて整備を進めていただきたいと思います。
◆おんじょう 委員 233ページ、道路管理費なんですけれども、①のところで放置自転車対策、事業・業務委託料4,900万円とございますけれども、実際に放置自転車を撤去、移送しているのは年間何台ぐらいですか。
◎道路管理課長 撤去台数についてでございますが、2023年度はまだ途中でございますが、今、合計で903台撤去してございます。なお、これはちょっと前の2019年は3,000台ございましたので、大分放置自転車が減ってきている状況がございます。
◆おんじょう 委員 ありがとうございます。こうした仕事をしていただいている成果が出ているということだろうと思います。自転車の運転については、マナーを守りましょうから、切符を切られるというような話になってきたときに、道路側で何か対応が必要なことは出てきたりするんでしょうか。
◎道路管理課長 まず、自転車駐車場を管理する立場の課長としてのお答えになるんですけれども、今、委員からご質疑がありました法改正で罰金とかというところに関しましては、今、努力義務のヘルメットについても、ひょっとすると義務化されるんじゃないかというようなことを、自転車駐輪場を管理している事業者の方ともお話をしていて、これから自転車の台数というのが増えていくのか、減っていくのかというところの動向というのは見極める必要があるよねというお話は今してございます。
◆おんじょう 委員 ほとんど警察マターだとはもちろん思うんですけれども、市のほうで急遽何か対応しなきゃいけないみたいなことがあるかどうかというのがちょっと気になったものですから。今のところ、まだそういう段階ということですよね。承知しました。
◆殿村 委員 初めに、232ページの野津田公園の南側からのアクセス路の改修工事の予算について伺います。先ほどの答弁で、延長が60メートル、それから幅員が現状の1.8メートルを5.5メートルから6メートルにということでありました。これは、道路図を見ると、鶴川379号線ということでいいんでしょうか。
◎道路政策課担当課長 はい、鶴川379号線です。
◆殿村 委員 それで、これは実際に延長のほうは芝溝街道からバスの回転の場所までということで、それは分かるんですけれども、幅員の広げる方向は、芝溝街道から見た場合、左端から右側に広げるという形になるんですか。幅員の始点と終点はどういうふうになるんでしょうか。
◎道路政策課担当課長 拡幅する部分は、現状のところからどっち側に拡幅するのかというお話かと思うんですけれども、向きでいきますと、西側です。向かって左側です。
◆殿村 委員 そうすると、あの場所というのは鎌倉古道の脇ですよね。違いましたか。そこに影響が及ぶということはないんですか。
◎道路政策課担当課長 まず、正確な場所をちょっと説明しますと、芝溝街道から坂を登っていきまして、途中で古道に行くほうと車が通れるほう、華厳院に行くほうと2つに分かれるんです。右側に行くと華厳院のほうに行くんですけれども、そちら側の道路の一部狭い部分を拡幅しますので、今回、その拡幅によって古道に手をつけるということは、今のところ考えておりません。
◆殿村 委員 道路網図で見ると、鶴川1,898号線というのがありますけれども、こっちじゃないの。地図だけで見ると、鎌倉古道に近いほうがさっきの379号線じゃないのかなと。なので、そういうふうに聞いたわけですけれども、違いますか。
◎道路政策課担当課長 ちょっと図面ですと難しいところなんですけれども、今回拡幅する部分が鶴川1,898号線ではなくて、鶴川379号線の一部でございます。
◆殿村 委員 ちょっとこれだけを見ると、普通の図面を見たほうが分かりやすかったかもしれませんけれども、道路網図だけだと、確かに現場に行くと、お寺のほうに行く道路と鎌倉古道のほうと二手に分かれています。お寺のほうに行く道路のほうから西側に約6メートルぐらい広げるということだと分かりました。そうすると、道路に隣接した樹木があそこはあったと思いますけれども、あの辺を伐採して道路を広げるという工事になりますか。
◎道路政策課担当課長 まだ正確な測量をしているわけではないので、どのくらいの影響範囲というのは決まってはいないんですけれども、必要に応じては一部伐採する可能性もあります。
◆殿村 委員 現場を見ると、道路の脇が、樹林地というほどではないんですけれども、木がかなり生い茂っているなという感じはしましたので、そこはちょっと確認したところです。分かりました。
もう一つ、フットライトの設置については、42基ということでした。これは、実際に点灯するのは、常時なのか、それとも時間が限定されているのか、どちらの予定なんでしょうか。
◎道路維持課長 暗くなると点灯するような設定で今考えております。
◆殿村 委員 分かりました。この道路については、上の原広場のところは都市づくり部のほうの予算の審査ということになりますので、そちらのほうでまた併せてやりたいと思います。
次の質疑をしたいと思います。235ページの道路整備についてです。まず、事業が①からありますけれども、①の尾根緑道のところですけれども、これは道路の工事中の車の運行については、支障なく工事をしながら通行はできるという対応が取られるのでしょうか。また、歩行等についてはどうなんでしょうか。
◎道路整備課長 車につきましても、歩行者につきましても、通行を確保しながら工事のほうは進めてまいります。
◆殿村 委員 次に、②のところですけれども、原町田の文学館通りですけれども、現在も歩道の上に電柱が立っていて、それで通行がかなり厳しいということは、現状そうだと思います。同時に、歩道自体がかなり狭いということがありますので、整備をした後は、この歩道自体の広さは今までと変わらないということになるんでしょうか。単純に言って、歩道を広げれば、今度は車道を変更するというふうになってしまうと思うんです。
なぜそういうことを聞くかというと、これまで地元の市民の皆さんからは、この地域のまちづくりの検討の中で、歩道を拡幅して、車道は1車線の検討はできないかというような議論もあったと聞いています。そういった議論を踏まえた中で、今回の工事においては、どういう工事内容になるのでしょうか。また、先ほどの地元住民の皆さんのこれまでの議論というあたりは、どのように反映されているのか、されていないのか、お答えいただきたいと思います。
◎道路整備課長 町田37号線(文学館通り)についてかと思いますが、町田街道の版画美術館入口交差点、そこからサウスフロントタワー東側の町田18号線という市道になるんですが、そことの交差点のところまでは、今は相互通行になっていますけれども、それを一方通行にしてまいります。それによって、車道を今6.5メートルを4.5メ―トルまで縮小いたしまして、歩道を今1.5メートルのところを2.5メートルまで拡幅してまいります。なので、歩行空間の確保というところではかなりよくなってくるのかなと思っております。
また、町田18号線から先につきましては、相互通行をそのまま確保していくというところにはなるんですけれども、ちょうどサウスフロントタワーの部分に、公開空地というんですか、道路ではないんですけれども、空間がございますので、そういったところも、今、歩ける状況になっておりますので、そういった空間も活用しながら、歩行空間についてもしっかりと確保していくということで今考えているところでございます。
◆殿村 委員 そうしますと、町田街道からサウスフロントタワーの手前までは一方通行ということで歩道を拡幅するということですね。そうすると、一方通行というと、どちら車線をどういうふうに一方通行にするということですか。
◎道路整備課長 町田街道側からサウスフロントタワーに向かっての一方通行になります。
◆殿村 委員 時計回りなんだね。
◎道路整備課長 時計回りというか……。
◆殿村 委員 その件は了解しました。
それから次に、③の町田623号線(消防署)の無電柱化ということで、これも現在、消防署前の信号まで、鎌倉街道の間が実施されています。1つ、工事中の対応策としてお聞きしたいと思いますのは、工事している間は、行政が設置した、いわゆるガードポールについては外されていて、施工業者のほうが置いたガードポールに代わるようなものを置いていますよね。正式なガードポールではないですよね。固定されたものじゃなくて、ぽんと当たれば、ぽんと飛んじゃうような感じだと思うんです。それを前提としてお話をしますけれども、そういう対応というのは、今後も変わらないということですね。
◎道路整備課長 工事中につきましては、どうしても仮の形になりますので、恐らく言われているのはカラーコーンとコーンバーみたいな形になるかと思いますけれども、最終的には、ちゃんと固着したものになっていくんですけれども、どうしても、工事中についてはそういった仮設のものになります。
◆殿村 委員 分かりました。
それで、これは、私も一般質問で消防署前の交通事故の件について安全対策を求める質問をさせていただいたことと関連してですけれども、今度は、消防署前から本町田小学校の前を通って今回新しく開通する3・3・36号の交差点までが工事の区間になると思います。そうなりますと、現状でも、ガードポールが外されるという問題と、もう一つは、工事中であるために、一方通行ではないんですけれども、工事する現場の付近にやはり誘導員の方が立っていて、それで通行が通常の幅員で通れない状況に現在でもなっています。今現在の道路の状態よりもさらに通行が制限される下で工事が行われるということをちょっと想定したときに、事故があった現場を通行する小学生とか、一般市民の方々が安全に通行できるための対応策として、何かお考えはありますか。
◎道路整備課長 工事中につきましては、交通管理者である警察としっかりと協議をした上で安全対策というものを実施しております。今やっている工事もそうですし、来年度引き続きやっていく工事につきましても、しっかりと安全対策をした上で、工事のほうを進めていきたいと考えております。
◆殿村 委員 1点だけ改めて伺いますが、何という交差点かはちょっとあれですけれども、消防署の前の信号機のある交差点のところです。私も質問でも述べましたけれども、店舗から出てくる車両が右折した場合に非常に危険な状況になるということを非常に危惧しているところです。現状でも、そういう状態は当然あるわけですけれども、これが工事中ということになった場合、なぜ私はそう言うかというと、さっきも言ったように、今行っている工事の場所でも、かなり幅員が狭くなっているんです。幅員を狭くして工事をしているわけです。そこに工事の誘導員の方が立って、場合によっては、右折車の車線で3車線あるところが3車線に止まれないぐらい狭くなっている。1本手前の信号ところは、そういう状況が今現状です。これが今度、向こうの消防署前が同じような状態になったということを考えたら、非常に今以上に危険だなということが想定されるなと思うんです。
そうなったときに、この間の一般質問の答弁では、右折車を含めて、これは別にほかの店でもやっていることだから問題ないという答弁でしたけれども、今回、工事をやるということになれば、さらに、条件的には悪条件に私はなると思う。ぜひ警察と協議する機会があるのであれば、その辺も含めて、歩行者が安全に通れるための対応策というのを具体的に協議していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎道路整備課長 歩行者に限らず、車両についても、工事をやる上では道路工事等協議書という形で警察のほうと協議を行いますので、それについては、当然、安全第一で計画した形での施工体を組んでやってまいりますので、そういった点では、しっかりと安全対策をした上で工事をやっていくということでございます。
◆殿村 委員 一般論の答弁だと思いますけれども、場所も具体的な場所ですし、事故があった場所でもありますし、また、条件が今より改善されるならともかく、工事中はより悪条件になるであろうということを想定して、歩行者の安全を守るという立場から、ぜひ警察ともしっかりと協議していただきたいと思います。
続いて、237ページの3・4・11号線の延伸の事業について伺いたいと思います。まず、今回の予算では、「予算概要説明書」のほうを見ますと、物件等補償費と用地購入費、それから設計委託料ということで、設計の予算のほうは、上のほう見ますと、橋梁の詳細設計ということになっております。橋についても今回の予算で設計するということをちょっと確認したいのと、ということであれば、具体的にどの場所にどういう形の橋を設計するかということについては、市のほうでは、こういう構造、そして場所にということでもって業者にお願いをするという形になっていると思いますが、その概要についてお答えいただけますでしょうか。
◎道路整備課長 今年度、橋梁形式の比較検討とかを行っております。ただ、今年度完了しなかったところもあって、今、この3月補正で繰越しのほうの手続をさせていただきましたけれども、来年度も引き続き橋梁の形式の比較検討をやってまいります。なので、今現在、橋梁の詳細設計にすぐに入れるかというと、そういう状況にはないという形になります。比較検討が完了いたしましたら、続いて、そういった細かな設計に入っていくというところになっております。
◆殿村 委員 橋梁の設置に当たって、芹ヶ谷公園の樹木等に与える影響といいましょうか、そこで工事を行うという形になるでしょうから、相当、樹木の伐採等も必要になってくるのではないかと思いますが、そのあたりはどうでしょうか。
◎道路整備課長 ちょっと先ほどの繰り返しになるんですけれども、橋梁の形式の比較検討がまだ終わっていない状況ですので、引き続き、検討のほうを進めていくという形になります。
◆殿村 委員 ということは、具体的にはまだ分からないということですね。それから、物件等補償と用地購入というところですけれども、現在の進捗状況としては、どのような状況でしょうか。
◎道路整備課長 現在の進捗状況ですけれども、用地取得率はまだゼロ%でございます。今年度、物件調査という形で建物の中を見させていただいたりですとか、そういった調査を今進めているという形でございます。
◆殿村 委員 該当する地域の皆さんからは、やはりかなりご高齢の方も中に数多くいらっしゃるということもあって、今、この時期にご協力をされるという方の中でも、やはり住み慣れた場所を離れたところに引っ越すということについては、非常に難渋されている方が多いなと私は思います。そういう点で、現在、どのような対応をされているのか、可能な範囲でお答えいただきたいと思います。
◎道路整備課長 物件調査をさせていただく地権者の方にはもちろんですけれども、それ以外の方々につきましても個別に丁寧に説明をしているところでございます。
◆殿村 委員 市民の皆さんが、該当する権利者の皆さんが、住民の皆さんがご理解をいただいた上で初めて移転工事ということになってくると思いますので、これは一定の時間をかけても十分にご理解をいただく対応を改めてお願いしたいと思います。
◆東 委員 まず、道路維持課の部分ですが、街路樹の整備が予算に計上されていると思うんですけれども、この街路樹の整備については、以前、策定された計画どおりかどうかだけ確認をさせてください。
◎道路維持課長 計画どおりに進んでいるところもあるんですが、地元の自治会・町内会との会話の中で、やはり市が行う予定のことに関しては、少し難色を示したりというところもありますので、まだ会話を進めているところも実際にはあります。なので、予定どおり進んでいない部分もあります。
◆東 委員 予定どおりに進んでいない部分については、そこは一旦やめるんですか。あるいは、本来、2023年度にやるはずだったものが2024年度になっていたりとか、そういう形とかもあるんでしょうか。
◎道路維持課長 一旦、少し時間を置きまして、また機会をつくってお話合いを進めていきたいと考えております。
◆東 委員 そうすると、今回、予算計上されている算出根拠みたいなのはどこにあるんでしょうか。
◎道路維持課担当課長 街路樹のほうの予算ですが、こちらは剪定とか、そちらのほうの予算になっていまして、今お話しさせていただいた伐採については、道路補修係が直営作業でやる部分が主になりますので、地元調整が終わったところから順次進めてまいります。なので、直営のほうであっても、工具の維持費とか、そういったところが予算としては計上されております。
◆東 委員 分かりました。ありがとうございます。
次に、道路管理課の部分ですが、先ほど来、LINE通報のことがありましたけれども、これはLINE通報の運用を開始することで予算には影響があるのでしょうか。
◎道路管理課長 LINEサービスは既に町田市としてもう行っておりますので、道路部としての予算負担はございません。
◆東 委員 分かりました。ちなみに、「まちピカ町田くん」だと、位置情報がそのまま自動的に送信されたかと思うんですが、LINE運用だとどのようになるのでしょうか。
◎道路管理課長 似たような機能、道路位置情報、そこら辺も入ると聞いております。
◆東 委員 同等ということで理解をいたしました。
最後に、道路政策課の部分ですが、先ほど来あるんですけれども、野津田公園スポーツの森整備事業の予算の中の部分なんですが、道路の部分だけで、その先に設置されるものが担当課が違うので、どう質疑したらいいのか難しい部分ではありますけれども、可能な範囲でお答えいただければと思うんですが、今回、道路を整備するに当たって、どこから来るバスがどの方向から入ってくるとか、あるいはどの方向に出るとか、そういったところの決定はなされたんでしょうか。
◎道路政策課担当課長 バスの運用方法につきましては、今後、各関係機関と調整して決めていくものと思っておりますので、今の段階ではご説明できることはございません。
◆東 委員 分かりました。例えば右折して入っていくような場合だとか、右折して出ていくような場合になりますと、さらに渋滞を助長させるような可能性というのもあると思うんですけれども、そのあたりについては現状いかがお考えですか。
◎道路政策課担当課長 バスが出入りすることによってどのような影響が出るのかというのも、それも、例えばですけれども、交通管理者である警察と調整、協議をしながら、あとはバスの運行事業者と調整しながら検討をしていきたいと考えております。
◆東 委員 このあたりの懸念は結構市民の方からも聞かれていまして、やっぱり今回計上されている道路を拡幅することよりも、芝溝街道の拡幅のほうが優先ではないか、そちらを先に拡幅しないと、今回、事業化していく部分を先にやったところで、あまり目的を達成できないのではないかというお話が結構私のところに届くんですが、その点についてはいかがですか。
◎道路政策課担当課長 そのようなお話も聞こえてはおるんですけれども、芝溝街道自体が都道でして、東京都が事業中の路線になっております。ですので、我々としては、引き続き東京都に早期拡幅を要望しているとともに、我々ができる一部の拡幅について進めていくという考えであります。
◆東 委員 ちなみに、これがバスの待機所までの道路の拡幅ということなんですが、実際、既に試合は行われていますし、バスも既に運行されていたかと思うんですけれども、これまでのバスの待機所というのはどこを使っていたんでしょうか。都市づくり部ですか。
◎道路政策課長 町田駅行きの今回追加したバスにつきましては、野津田高校の前の一部の土地をお借りして、発着していると聞いております。
◆東 委員 そちらは、引き続き使用はできないんですか。
◎道路政策課長 お借りすることは可能かもしれないんですけれども、学校の行事に伴って使えないとか、いろいろ急な事情で使えない、安定的に利用できる可能性がちょっと低いところもありますので、整備を進めていこうと考えております。
◆東 委員 分かりました。ちなみに、私のところには、先ほど申し上げたような市民の方からのご意見のほかに、実際に試合を見に行かれたサポーターの方々の間でのお話ということなんですけれども、スタジアムから駅へ向かう方、野津田車庫のバス停からバスに乗って駅へ向かう方、そして鎌倉街道から多摩センターへ向かう方など、サポーターの方々の間では既に帰宅のニーズを満たせているように思うというご意見が私のところに届いています。やっぱり渋滞緩和というところが一番大事だと思うんですけれども、新たに渋滞を発生し得るものを造るよりかは、現状、輸送力としては満たされているので、既存の交通案内の周知のほうが効果的だと思うんですけれども、そのあたりについてはいかがですか。
◎道路政策課担当課長 一部、そういうお声も聞いているところなんですけれども、町全体を見ますと、まだまだ輸送力というのは課題があるところですので、いろいろな選択肢が選べるように整備していくという考えで整備を進めていきたいと考えております。
◆東 委員 私としては、やはり現状の交通手段についての周知が重要だと思いますし、今回、道路の整備の部分の予算なのでちょっと言い方が難しいんですけれども、できるだけ自然に影響を与えないような方向で進めていただければと思います。
以上です。ありがとうございます。
◆おんじょう 委員 今の話なんですけれども、結局、対戦相手の応援団がどこの駅を使うかとか、あと曜日、時間、シーズンで大いに人流は違うので、それらを精査していかないといけないと思うんですけれども、これは文化スポーツ振興部と都市づくり部を含めて、どういう打合せを今、回しながら方向づけをされているんですか。
◎道路政策課長 渋滞対策というか、実際にハードでなかなかできないねということを前提に、できることを探していこうということで、今、文化スポーツ振興部のほうと都市づくり部、あとFC町田ゼルビアも一緒に入って、道路部と一緒に、あとバス事業者にも意見を聞きながらなんですけれども、交通対策について考えていっております。今、委員がおっしゃったように、条件によってかなり状況が違うということは十分踏まえて、試行錯誤を重ねるような形で、今の状況は決してベストではないという認識で、対策のほうを検討しております。
◆おんじょう 委員 試合のたびにとか、そういうあれなんですか。非定期的な打合せを設けているんですか。
◎道路政策課長 今、開幕戦から2度ほど、現地にみんなで、現場を確認しながら、その後の調査結果を持ち寄って、対策について一つ一つ講じたものを検証するような形で打合せを持っております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって道路部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後3時18分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時45分 再開
○委員長 再開いたします。
△行政報告(町田市
自転車ネットワーク計画の策定について)
○委員長 行政報告、町田市
自転車ネットワーク計画の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎道路部長 町田市
自転車ネットワーク計画の策定につきましては、道路政策課長から説明いたします。
◎道路政策課長 道路政策課長のほうからご説明させていただきます。
町田市
自転車ネットワーク計画につきましては、2022年度から、基礎調査を含めて市民意見募集まで行って検討してまいりました。2023年9月の建設常任委員会で素案のほうをご説明させていただきまして、その後、市民意見募集を行い、その意見を反映した結果として、本日、策定について報告をさせていただきます。
資料76のほうをご覧ください。
本日、資料のボリュームがあるんですけれども、1ページ目に概要をまとめた報告の資料、2ページ目から4ページ目に市民意見募集実施の結果、5ページ目から8ページ目に本編の概要版というものをまとめております。9ページ以降、46ページまでが本編となっております。
では、1ページ目の資料の背景・目的のところから簡単に説明させていただきます。自転車は、先ほどちょっとお話もありましたけれども、日常生活における移動手段として町田市ではかなり需要があるものですけれども、さらに観光ですとか健康増進、環境負荷低減という役割も期待がありまして、一応、利用者の増加は今後も見込まれていると考えております。ただ、道路、自転車が安心安全に利用できる通行環境はまだまだ整備途上であるという認識でおります。この自転車通行空間が誰もが安心安全に通行できる空間として整備をしていこう、それを計画的に実施していこうということで、今ネットワーク計画のほうを策定しております。
計画の概要のほうは、先ほどの資料のほうの5ページから8ページ目に、概要版という形で合計4ページにまとめたもののほうもちょっとご覧いただけますでしょうか。
今ご説明した目標と背景が左側の一番上のほうにございまして、課題としては、自転車通行空間が未整備である、あと事故の割合が増えている、また、先ほどもちょっとお話に上がりましたけれども、交通ルールがなかなか正しく認知されていないというところが課題かなと。ハードでは全て賄えない部分もあるんですけれども、この辺もしっかりと認識した上で基本理念、基本方針のほうを定めております。
1ページ目の右側、3のところ、基本理念といたしましては、「安全安心に利用できる自転車通行空間の充実」としておりまして、方針として3つ立っております。「安全安心で正しく走れる自転車通行空間の整備」、この正しくの部分に、ルールを分かっていただいた上で走っていただきたいなと思っております。「多様な移動手段との連携」、バスや電車、そこまでのアクセスのツールとしての自転車を考えていきたい。また、観光資源のお話もございましたが、「地域資源を活かす快適な自転車通行空間の整備」という3つの基本方針に基づいて計画のほうを策定いたしました。
次のページをご覧ください。
本計画の構成といたしましては、まずは路線選定の考え方。どういう形で、路線を、どこのルートをやっていくのかというところが一つ。
さらに、続きまして、自転車通行空間の整備、そのルートをどう整備していくのかという考え方を整理したものが一つ。
もう1ページめくっていただきまして、その中から優先整備区間をどこにするかというところを考え方を整理し、また、計画の推進方法も整理した結果、概要版、moreNOTEで言う8ページ目に大きな図面になっているかと思いますけれども、町田市
自転車ネットワーク計画(案)ということで、この先10年間に優先的に整備すべきエリアを決めております。
こちらの絵の見方なんですけれども、色のついた路線、自転車ネットワーク路線として、色がついたところは全てなっております。既に整備済みのところが青、自転車ナビマークがついているところが薄いオレンジ、未整備、全くまだやっていないところが濃いオレンジ、これから10年間で優先的に整備するところを紫色としております。2024年からの10年間、約11キロメートル、路線で言うとなかなか言いにくいんですけれども、10か所を優先整備路線として考えております。
こちらの案をお出しして、市民の方々からいただいた意見のほうをどう反映したか、どう回答していくかのほうをご説明させていただきます。
資料のほうは、先ほどの2ページから4ページのほうに市民意見募集実施の結果ということでまとめてございます。意見募集の期間は11月の間、1か月させていただいて、資料を見ていただきながら、また、ホームページに掲載した資料を見ていただきながら、Eメールと郵送、また直接持ってきていただくような提出方法を設定し、いただきました。3名の方から、大きく9件のカテゴリーの意見をいただいております。
この計画に基づいて大きく4つに区分させていただいて、対応について説明させていただきます。
A、計画の概要ですとか、本編の構成、方針に関するご意見として、1つ目の意見がございました。こちらのスポーツ利用、主にサイクリングの計画とちゃんと分けてほしいなといったご意見なんですけれども、今回のうちのネットワーク計画は、用途を問わず、ママチャリであろうが、スポーツの自転車であろうが、全てを対象としていきたいということで、方針としてはお考えを示しているんです。
ただ、スポーツの方々、いろんな方々が乗るよねということで、やっぱりルールを正しく理解していただきたいということで、本編の1ページだと、moreNOTEで言うと10ページですとか、あと17ページのところに、トピックスという形で、自転車のいろんな課題だったりとか、マナーについてのちょっとした小話的なところも含めて載せさせていただいて、いろんな人が使う自転車というものについての知識を深めていただければなと思って対応しております。
続きまして、B、自転車ネットワーク路線、先ほど見ていただいた図面の部分です。ここを整備するよといったところに関する意見は、特に具体的なご意見はいただいておりません。
続きまして、C、自転車利用環境構築、計画の推進方法に関するご意見として分けさせていただいたのは、どんな形態で整備していくかといったところのご意見かとは思うんですけれども、実際、自転車に乗っていらっしゃる方が、ここはこうしてほしい、ここはこうなんじゃないかといったようなご意見をいただいております。ただ、なかなか限られた空間での整備となりますので、全てに対応できないところもございますけれども、警察に示されたガイドラインに沿って、また限られた空間の中で整備していきますよといった市の考え方をお示ししております。
D、その他のご意見については、実際に利用されている方々が気になっている点ということで、いろいろご意見をいただいております。実際に具体的に特定できるような場所については、今後、警察に申し伝える等、対応をしていくというような回答を示させていただいております。
これらの意見を反映して本編のほうを作成させていただきまして、今度、今日の報告の後、4月以降、この計画を公表し、事業のほうを推進していく予定になっております。
説明のほうは以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆加藤 委員 これは都道も線が色で塗られていて、自転車ナビマークとなって、芝溝街道だとかなんですけれども、そこら辺の整備というのは市でやるのか、都でやるのか、そこはどちらなんですか。
◎道路政策課担当課長 自転車ナビマークのお話だと思うんですけれども、それは警察のほうで原則やっていただいています。
◆加藤 委員 分かりました。
では、今、薄いオレンジになっていますけれども、ここの塗られている区間というのは、市の計画でもう定めている区間という認識でいいんですか。
◎道路政策課担当課長 ここで塗られているものは、市としてネットワークが適切であると考えたところでありまして、今後、例えば都道であれば、東京都が道路の整備に合わせて、ナビマークではなくて自転車通行帯、ブルーのレーンを整備していくということになります。
◆加藤 委員 ちょっと確認なんですけれども、ここで新しく選定した区間というのは、先ほどの地図で言うと、実際、何色になってくるんですか。
○委員長 休憩いたします。
午後3時55分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時56分 再開
○委員長 再開いたします。
◎道路政策課担当課長 10年間で優先的に整備していく区間は、紫色でお示ししております。
◆加藤 委員 分かりました。
あと、地図なんですけれども、もうちょっと詳細というか、これはどこの道かなと見て思っちゃったので、そこら辺の検討はどうなんですか。計画はもう策定ということになっているんですけれども。
◎道路政策課担当課長 計画自体はもうこれで策定しているんですけれども、これから公表をしていきますので、その公表の仕方については少し工夫、検討していきたいと思います。
◆三遊亭 委員 私は、シェアサイクルについて伺いたいんですが、利用の多いステーションですと、貸出しも、返却も圧倒的にJR町田駅前なんですが、これは利用時間は分かるのかしら。どこかにどのくらいの時間、利用しているか書いてありますか。分からなかったらいいんですが、分からない……。
◎道路管理課長 シェアサイクルに関しましては、交通事業のほうに事業移管してございますので、今、どのぐらい使ったかという実績は持ち合わせておりません。
◆三遊亭 委員 分かりました。
それで、昨年から、道交法が改正されてヘルメットの着用が努力義務になったものですから、そうすると、シェアサイクルを利用したいんだけれども、努力義務だからつけなくてもいいと言えばつけなくてもいいんだけれども、つけたいという方のために、ヘルメットの貸出しというのを将来的に考えたほうがいいんではないかと思うんですが、どういうお考えをお持ちでしょうか。
◎道路政策課長 それにつきましても、交通事業推進課のほうで今シェアサイクルの調整をしておりますので、申し伝えるような形になります。
◆三遊亭 委員 では、くれぐれも、恐らく将来的には共生されるでしょうから、よろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(都市計画道路事業に伴う町田市土地開発公社による用地取得について)
○委員長 行政報告、都市計画道路事業に伴う町田市土地開発公社による用地取得についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎道路部長 都市計画道路事業に伴う町田市土地開発公社による用地取得につきましては、道路整備課長から説明いたします。
◎道路整備課長 都市計画道路事業に伴う町田市土地開発公社による用地取得について報告いたします。
資料のほうが77番になってございます。
今回の用地取得ですけれども、町田都市計画道路3・4・9号(成瀬)の事業区域内において、公有地の拡大の推進に関する法律第4条第1項の届出があったことに伴いまして、事業用地を先行して確保するため、町田市土地開発公社にて代行取得いたしましたので、報告するものでございます。
取得いたしました土地は、行政報告資料下段の3、位置図にございます市立成瀬うさぎ谷戸公園の西側に赤色で示した箇所になります。青色の線が3・4・9号の線形になってございます。取得面積は66.69平方メートル、取得価格は798万9,462円でございます。
なお、本件土地につきましては、2025年度に町田市土地開発公社から買戻しを行う予定としております。
報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(損害賠償請求事件について)
○委員長 行政報告、損害賠償請求事件についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎道路部長 損害賠償請求事件につきましては、道路管理課長から説明いたします。
◎道路管理課長 それでは、損害賠償請求事件につきまして報告いたします。
本件は、2024年1月25日付で横浜地方裁判所相模原支部に損害賠償請求訴訟が提起されたものです。
概要を説明いたします。2021年3月3日の午後1時50分頃、原告である市外在住の方が市が管理する道路上をロードバイクタイプの自転車で走行していたところ、路面の陥没部分に前輪がはまり、転倒する事故が発生いたしました。本件は、原告がこの事故について道路管理者である市が路面の補修等の安全対策を怠ったために発生したものであると主張し、市を被告として218万9,165円の損害賠償を請求するものでございます。
今後、本件につきましては、市が加入する道路賠償責任保険の弁護士及び総務部法制課職員を指定代理人とし、道路部道路管理課職員とともに対応してまいります。
説明は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後4時1分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時4分 再開
○委員長 再開いたします。
△第28号議案
○委員長 第28号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第28号議案 町田市屋外広告物条例についてご説明申し上げます。
本議案は、東京都から屋外広告物等に係る条例の制定に関する権限の移譲を受け、屋外広告物等について市独自の規制等を行い、地域特性を生かした良好な景観を形成することなどを目的として制定するものでございます。
市独自の取組といたしましては、主に3点ございます。
1点目といたしましては、低層住宅地の良好な街並みを維持し、丘陵地の自然豊かな風景を守るため、屋外広告物の高さや色彩等の基準を、現在、適用を受ける東京都屋外広告物条例よりも強化いたします。
2点目といたしましては、拠点的な駅周辺等において、エリアマネジメント広告の活用を推進するための認定制度を設けるとともに、景観に関する専門家である景観アドバイザーを実施団体に派遣できるようにするものでございます。
3点目といたしましては、景観の保全を目的として、市民からの提案に基づき登録する地域景観資源やその周辺区域において、屋外広告物等の表示等を禁止できる規定を設けるものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 それではまず、東京都のもともとあった条例について、今回は町田市独自の条例にするということでした。比較をしてみますと、もちろん、先ほど幾つかの点もご説明がありましたと同時に、確認をしたいというところがございます。それは、都条例では、目的の第1条第2項に、いわゆる国民の政治活動の自由その他国民の基本的人権を不当に侵害しないように留意するようにということの条項が設けられていましたが、これが今回の市条例のほうでは見受けられないということです。この理由について、そして都条例との整合性についてお答えいただきたいと思います。
◎地区街づくり課長 ご質疑の東京都の屋外広告物条例を基本的には引き継ぐ形で、市の独自色を入れた形の今回の条例となっておりますが、先ほどのお問合せの部分、東京都の屋外広告物条例第1条第2項の規定のほうは、屋外広告物法の第29条のほうに同様の規定がありますことから、町田市屋外広告物条例において改めて規定する必要はないと判断しまして、削除しているものでございます。
◆殿村 委員 理由は分かりました。それで、法律のほうの第29条に規定されているからということですが、それを市条例で担保している箇所はどこになりますか。
◎地区街づくり課長 市の条例のほうでは記載のほうはしていませんけれども、屋外広告物法ですので、法がまず優先になりますので、その法のほうに、ちょっと読み上げますと、「この法律及びこの法律の規定に基づく条例の適用に当たつては、国民の政治活動の自由その他国民の基本的人権を不当に侵害しないように留意しなければならない。」と同様の規定になっておりますので、それでもって担保されているというところでございます。
◆殿村 委員 そうすると、市条例の第14条の(1)の「他の法令の規定により」というところで、それは例外ですよとここでは書かれてあると思いますが、それも該当するというふうに、それとも先ほどの答弁が全てを意味すると理解したほうがいいでしょうか。
◎地区街づくり課長 第14条第1項第1号のほうは、他の法令に基づいて設置される屋外広告物については、許可の対象にならないということですので、先ほどのご質疑の中でいきますと、法のほうでしっかり担保されているというところでご理解いただければと思います。
◆東 委員 こちらは10月1日から施行されるというところなんですけれども、今実際に存在する広告物については何か影響がありますでしょうか。
◎地区街づくり課長 町田市の屋外広告物条例につきましては10月1日の施行になるんですけれども、その間は東京都の条例になりますので、基本的に移行に当たって特に何か変わるというところではないんですけれども、町田市のほうで独自に定めている、先ほども説明がございましたけれども、東京都の制限から少し強化している部分がございます。
それに関連して、我々の調査でいきますと、先ほど、低層住宅地のほうで屋外広告物の高さの制限を、現在10メートルというのが東京都の条例になっておるんですが、それを4メートルに制限を変えたり、あと色彩等の基準も東京都の基準よりさらに強化をさせていただく予定でございますので、既存不適格といいますか、規定に合わない部分が出てまいりますので、そういった内容のものは出てくる予定でございます。
ただ、これまでの条例を引き継ぐところもございますので、今回新しく設ける町田市の条例の中で、今現在設置されている屋外広告物のほうで、町田市の条例が制定されることによって制限を満たさない場合の屋外広告物につきましては、10年間の経過措置を設けて、その間で更新に合わせて適法にしていただくような形で運用をしていきたいと考えております。
◆三遊亭 委員 町田市独自の取組として3点挙げられていて、理由として、街並みを維持し、丘陵地の自然豊かな風景を守るためという理由は書いてあるんですが、都条例が10メートル以下で市条例を今回4メートル以下にレベルをアップさせる。この4メートルというのは何か根拠があるのかしら。
◎地区街づくり課長 例えば、今現在、低層住宅地のほうで用途地域上はできないコンビニ等を第一種低層住居専用地域でつくる場合においては、看板等の規制の中で4メートルを守りましょうというルールがございまして、それを踏まえて4メートルという形で、町田市のほうは考えております。
◆三遊亭 委員 ごめんなさい、その4メートル以下というルールというのは、何をもって、法律かな、何なんでしょうか。法律じゃないだろうな……。
◎地区街づくり課長 許可の要件の中で、屋外広告物、看板を作る際には、低層住宅地ですので、あまり高い看板ですと眩光が広がり過ぎまして、低層住宅地の中で明かりがかなり拡散するというところもございますので、4メートルに抑えるというのが許可を出す要件になっておりますので、その要件も踏まえて、今回、規定のほうを4メートルとさせていただいております。
◆三遊亭 委員 先ほど東委員もちょっと言及されていましたけれども、そうすると、現状では問題ないんだけれども、市条例の4メートル以下にすると該当する広告物というのがどのくらいあるという今認識なんでしょうか。
◎地区街づくり課長 主に市街化調整区域のほうでございまして、調査のやれる範囲ですけれども、20件ほど確認できたというところでございます。
◆三遊亭 委員 10年間の経過措置がそれは適用されるんですか。
◎地区街づくり課長 そうです。
◆三遊亭 委員 適用される、分かりました。
それと、第29号議案とも絡むんですけれども、②の景観アドバイザーという方に依頼するということになろうかと思うんですが、専門的な知識や経験を有する方が景観アドバイザーに就任するかと思われるんですが、具体的にどういう方なんでしょうか。
◎地区街づくり課長 現在、景観審議会という附属機関を持っておりまして、そこで学識経験者を中心に景観アドバイザーという形で、主に公共事業のアドバイス等をいただいているところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第28号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第28号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第29号議案
○委員長 第29号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第29号議案 町田市景観条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市景観計画の改定及びまちづくり等に関する審議会の一元化に合わせて関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容は、3点ございます。
1点目といたしましては、良好な景観への誘導を図るため、事業者等に対して市との事前協議を義務づけます。事前協議の対象といたしましては、近年増加傾向にある建築物の内部から屋外に向けて広告を表示する特定屋内広告物の設置、景観法に基づく届出、町田市屋外広告物条例に基づく許可または認定でございます。
2点目といたしましては、景観施策を推進するための仕組みといたしまして、景観に関する専門家を景観アドバイザーとして位置づけ、市がその意見を求めることができる仕組みや市と連携、協力して良好な景観形成を推進する市民を景観づくり市民推進員として登録する制度を設けます。また、町田市住みよい街づくり条例に規定する街づくりアドバイザーの派遣対象を広げ、景観づくりを行う者に対しても派遣できるようにするものでございます。
3点目といたしましては、まちづくり、景観、屋外広告物の3つの分野を総合的に調査、審議する町田市街づくり景観審議会の設置に伴い、現行の町田市景観審議会を廃止するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆殿村 委員 審議会についてなんですけれども、あとでまたその他の条例及び条例改正案も出てきますけれども、それとの関連で、今回、3つの条例を審議会のほうは一体化するということに伴って、景観審議会のほうの配置ということになりますけれども、現在の景観審議会の審議委員の構成員については、どのような数と内容になっておりますでしょうか。
◎地区街づくり課長 現在の構成ですけれども、学識経験者が6名以内、市内関係団体の代表が5名以内、市民のうちから公募した者を2名以内という形で、13名となっております。
◆殿村 委員 次の条例のほうで聞けばいいことなんですけれども、ちょっと関連しているので、それで問題はないかということで、聞いてしまってもいいですか。どうでしょう、後で聞いたほうがいいですか。どうですか。
○委員長 別に答えられるなら答えていただいちゃってもいいですけれども。今、何を聞かれたんでしたっけ。今、もう聞かれたんでしたっけ。
◆殿村 委員 もう1回言いますと、次の条例になりますけれども、景観条例をはじめ3つの条例の審議会を一つにするということで、景観条例を廃止することについて問題はないかということで、問題があったら改正しないと思いますけれども、ちょっと質疑が答えづらいですね。では、ちょっと質疑を変えます。
○委員長 答えられますか。答えられれば答えてください。
◎地区街づくり課長 今の審議会のほうの統合という形なんですけれども、この後も出てきますけれども、現在、景観のお話とまちづくりの話はすごく関連性が深くて、市民の活動というか、そういった多様性もございまして、そういったものをやはり多角的、総合的に判断していくことが重要だと思っております。今回、これに加えて屋外広告物も条例で制定して、その審議も一緒にしていくという形ですので、この3つの関係性を重視して一つの審議会にするということで問題ないと考えております。
◆殿村 委員 景観審議会のこれまで行った検討会、今回の条例を提案する前に検討された審議会の専門部会だと思いますけれども、その議事録を読みましたが、条例改正に反映された部分などがあるなということで読みました。その中でちょっと気になったことというか、今、どこだったか、条例のほうはちょっと場所がぱっと見当たらないんですけれども、議事録のほうでこんなふうに言っている。商都町田や豊かな自然環境に対して住宅地が成熟期を迎えつつあるというのは、褒め言葉になるかどうか気になったというところで、その後、これは委員からの感想で、部会長が緑については生活に潤いと憩いをもたらしてきているとしていて、商業については市内外から多くの人が訪れているとしているので、豊かな生活が営まれているといった一言があるといいというアドバイス的な言葉がありました。
もともとの条例文と比較をしてみたときに、要するに、高度成長期以来の市の営みについて触れている部分だと思うんです。そこをただ客観的に述べた部分に、市民の豊かな生活を営まれているという言葉が、改正のほうには、確かめてみたところ、たしか加わっています。これがただ経過を書いた表現であればいいんですけれども、昨今の何十年間の市民の生活実感として、豊かな生活が営まれているという表現が実感として合うのかなということを、私自身は、あえてこれが必要だっただろうかということを、感想としては率直に言って持ったところです。
ということで、ちょっと回りくどい言い方ですが、検討部会の中の議事録を見てみたら、ああ、ここで言われていることがここに書いてあることかと分かったわけですけれども、その辺は十分検討したんでしょうかということをお聞きしたかったんです。
◎地区街づくり課長 これは条例の前文の部分の議論でございまして、通常、あまり条例の前文をつくるということはないんですけれども、町田市は、当初から、前文を用いてこの条例の趣旨というものをお伝えした上で、条文に入ってきているというつくりにしております。
前文を考えるに当たって、景観づくりの視点から考えたときに、これまで、2009年から景観づくりを、景観行政団体になり、景観条例をつくり、景観計画をつくって計画的に運用してまいりました。それを踏まえて、景観的な視点からいくと、豊かな生活が営まれてきていると、これをしっかり引き継いでいくということを主眼とした前文ということで、議論していただいた上でこの前文にしているというところですので、しっかり議論をさせていただいた上で条文のほうを構成しております。
◆おぜき 委員 ちょっとお尋ねしたいんですけれども、景観アドバイザーというのを、もうちょっと詳しく聞きたいんですけれども、これは要するに一定規模以上の何かを造る、公共施設なのか、民間なのか分からないんですけれども、そういうときにアドバイザーの声を聞くという。まず、そこからちょっと教えてください。
◎地区街づくり課長 景観アドバイザーとは、景観の専門家と書いておりますけれども、先ほどの学識の経験をお持ちの方にアドバイザーとして登録していただいて、例えば、今現在、公共事業をつくる場合において、その景観の影響度合いによって、フロー決めというのを、段階分けをしています。一番景観に配慮を求める物件等については、事前に、公共事業の計画段階から、その景観アドバイザーのほうに相談をさせていただいて、良好な景観づくりを踏まえた計画の策定を推奨しているというところでございます。
この内容について、今回の景観条例のほうで、この制度を公共事業だけではなくて民間のほうにも広げていこうということで、先ほどの一定規模以上の建築物でいきますと、例えば10メートル以上の建築物だったり、集合住宅で9戸以上の建築物、または1,000平方メートル以上の規模が対象となります。工作物でいきますと10メートル、開発でいきますと1,000平米以上の規模が対象となりまして、その景観アドバイザーの協議を民間のほうにも広げていきたいと考えております。
◆おぜき 委員 ちょっと1個心配な点があって、要するに指導または助言をするということなんですけれども、それが一体どれぐらいの強さがあるのかなと思っています。例えば公共施設とか、駅の周りの何かとかを造るときに、アドバイザーがこういうことをしなさいみたいなことを言われても、地元の意見とそれがマッチするのかなという心配があって、そういった地域とか、地元の声も取り入れる何かがないと、あまりうまく進まないんじゃないかという懸念を持ったんですけれども、その点はどうですか。
◎地区街づくり課長 景観アドバイザーが直接何か指導というんですか、勧告をしたりとかということではなくて、あくまでも協議ですので、こういった視点で景観づくり、建物のほうの色彩とか、配置とかというものを考えていくと、よりよい景観につながっていくよというアドバイスをあくまでもさせていただく。それを踏まえた計画をされるのは民間の方ですので、少しでも町田市の景観の考えであったり、アドバイザーの意見を踏まえた計画につなげていただきたいというところですので、直接的に何かそこでこれができていないから認めませんとか、そういうことではないということでご理解いただければと思います。
◆おぜき 委員 ちょっと民間のは置いておいて、公共の場所で、この場所はこういう地域で、こういうふうに使おうとかという意見がある中で、例えばですけれども、景観的には真ん中に花壇を置いたほうがいいとか、そういう何か必ずしも一致しない意見が出る可能性がやっぱりあるんじゃないかなと思ったんだけれども、そこら辺は丁寧に協議とかをして進めてもらえるのかという確認です。
◎地区街づくり課長 そういった設計者の考えであったり、また市民の方々のご意見であったりというところも、公共事業といいますと、市民の方々と意見交換をしたりしますので、そういった情報も我々はいただきながら、計画の中にどういう形で埋め込んでいくかというのを、お互いにちょっとすり合わせていくというような形で運用していきたいと思っております。
◆おぜき 委員 最後ですけれども、そのすり合わせがすごく大事だと思うんです。意外にそれが抜けているんじゃないかなという心配があるので、その点、よろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第29号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第29号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第30号議案・第31号議案
○委員長 第30号議案及び第31号議案を一括議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第30号議案及び第31号議案につきましてご説明申し上げます。
まず、第30号議案
町田市街づくり景観審議会条例についてでございますが、本議案は、まちづくり、景観、屋外広告物の3つの分野に係る事項を調査、審議する町田市街づくり景観審議会を設置し、市のまちづくり及び景観づくりを総合的に推進するため、制定するものでございます。
当該審議会の所掌事務といたしましては、町田市景観条例、町田市住みよい街づくり条例及び町田市屋外広告物条例に規定する審議会の権限に属する事項のほか、市長が必要と認める事項といたします。
本委員会の委員は16人以内で、その構成といたしましては、学識経験を有する者が7人以内、まちづくり、または景観づくりに関係する団体の代表が7人以内、公募による市民が2人以内といたします。
続きまして、第31号議案 町田市住みよい街づくり条例の一部を改正する条例についてでございますが、本議案は、まちづくり等に関する審議会の一元化に合わせて関係する規定を整理するとともに、街づくりアドバイザーの派遣対象を拡大するため、所要の改正をするものでございます。
主な改正内容は、2点ございます。
1点目といたしましては、まちづくり、景観、屋外広告物の3つの分野を総合的に調査、審議する町田市街づくり景観審議会の設置に伴い、現行の町田市街づくり審査会を廃止するものでございます。
2点目といたしましては、これからまちづくり活動を開始しようとする市民に対し、活動の初期の段階から支援を行い、実現を後押しするため、街づくりアドバイザーの派遣対象を拡大するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆殿村 委員 第30号の街づくり景観審議会条例の構成委員ですけれども、市民公募は2人以内ということでなっております。先ほどの議論とも関連しますが、これまではそれぞれの審議会に市民公募の委員も参加できるということになっていたと思います。これが1つということになりますが、同趣旨の条例という側面がある一方で、また独自の要素を持った条例の特徴もあろうかと思います。そんな中で、様々な市民の方にご参加いただくという機会が少し狭まるのかなという感じはしますが、その辺はどのようにご検討されたのかということを、従前とまとめた審議会の市民公募の委員という点でお聞きしたいと思います。
◎地区街づくり課長 現在も2名に来ていただいているというところなんですけれども、今回の市民意見の参加についても、ほかの附属機関も調べた上で、規模と内容を合わせて、新しい附属機関のほうでも2名という形で人員のほうを規定させていただいたというところでございます。
ただ、景観づくりというのは、景観計画の改定をやっている中で、ほかに市民と協働の景観づくりというのも、1つ、この景観計画の改定の中で盛り込んでおります。制度として景観づくり市民推進員というものを新たに募集して、景観に関する啓発だったり、周知活動とか、教育活動とか、景観賞とか、そういった取組を市と一緒にやっていきましょうと、そういった中で市民との景観づくりをしっかり進めていきたいということを考えております。そういった中で、市民との協働の景観づくりを推進していきたいと思っております。
◆三遊亭 委員 これは施行が本年の10月1日になっていますが、当然、原案のとおり可決しても、その後、説明会を行ったり、庁内の運用体制を一本化するため時間がかかるから、10月1日になるという理解でよろしいでしょうか。
◎地区街づくり課長 委員おっしゃるとおりでして、先ほどの屋外広告物条例もセットにございますので、やはり周知活動からしっかりしていただく活動をやっていきたいと思っております。ですので、市民の方、事業者の方、窓口とか、ホームページとか、説明会等もやっていきたいと思っていますので、そういった周知期間をしっかり半年間取った上で、施行のほうをしていきたいと考えております。
◆三遊亭 委員 ちなみに、庁内をどういうように一本化させるんですか。
◎地区街づくり課長 庁内のほうは、今現在、景観条例のほうの窓口は都市づくり部の中にはあるんですけれども、地区街づくり課ではありませんので、それをまず部の中で一本化するのと併せて、屋外広告物に関しては、これまで東京都の委任事務で道路部のほうで受付等を行っておりましたので、その部署も地区街づくり課のほうで一本化するという形になりますので、景観に関する内容は、全て地区街づくり課のほうで窓口対応させていただきたいと思っております。
○委員長 ほかにありませんか
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより一括して討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
まず、第30号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第30号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第31号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
○委員長 挙手全員であります。よって第31号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第32号議案
○委員長 第32号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第32号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、町田えびね苑を市立公園に位置づけ、より一層の活用を図るため及び市立公園の開園期間等を定めるため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、本条例の附則で町田えびね苑条例を廃止し、町田えびね苑を町田市立公園条例に定める市立公園に位置づけるとともに、市立公園の開園期間及び開園時間を定めるものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆東 委員 まず、えびね苑についてなんですが、エビネの盗掘が以前から話題になっている部分があると思うんですけれども、年間を通して開園し、というところで、人の目が少なくなって、盗掘のおそれがさらに高まる可能性もあるかと思うんですが、そのあたりについてはいかがお考えでしょうか。
◎公園管理担当課長 えびね苑のほうですけれども、時間で閉めるような形になりますので、空いている時間は、今のところ、警備員等を配置して見ていただくというような形を考えております。
◆東 委員 分かりました。ありがとうございます。あと、一般的に公園の利用といいますと、夕方ぐらいまでを想像いたしますが、忠生スポーツ公園と香山緑地の2か所だけ比較的遅い時間まで開園するようですが、これは何か目的があるのでしょうか。
◎公園管理担当課長 香山緑地については、飲食を入れることを考えていますので、午後10時までということになっております。忠生スポーツ公園については、地域の要望等もありまして、9時までということにいたしております。
◆東 委員 この2か所に関しまして、理由は理解したんですが、一方で、夜間というところで、防犯やごみについての不安があるんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
◎公園管理担当課長 防犯やごみについては、忠生スポーツ公園については防犯カメラを設置しておりますし、香山緑地についても、その後、整備の中で設置する計画を考えていきます。
◆東 委員 香山緑地の部分が、ごめんなさい、聞き漏らしてしまったんですけれども、今、防犯カメラをつける予定がもともとあるということですか。
◎公園管理担当課長 今、10時までは空ける予定ですので、それまでは人はいますので、それ以降については、施錠して防犯対策をするということを考えております。
◆三遊亭 委員 基本的なことを教えていただきたいんですが、町田えびね苑が今は公の施設なんだけれども、今度、市立公園に変更すると。変更するもともとの理由を教えていただきたいんです。
◎公園管理担当課長 現在、えびね苑というのがエビネやアジサイが咲いている期間のみ開けますよということを町田えびね苑条例のほうで定めておりまして、その間以外のときに条例がないということになりますので、今回、町田市立公園条例に定めまして、年中、使えるような形を取るということの意味があります。
◆白川 委員 逆に今、香山緑地は、年始と年末は多分飲食とかの関係で閉めるとは思うんですけれども、こう設定しちゃうと、仮に今後、そこを開けたいとなったときに、やっぱり開けられないという形になるのか、どういう形の取扱いになるんでしょうか。
◎公園管理担当課長 開園期間、開園時間を変更する場合についても、今現在、指定管理者のほうを指定いたしまして、香山緑地については指定管理者が管理するんですけれども、必要な場合には市と協議いたしまして、市の承認を得て変更するということもできますので、そこは協議の上です。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第32号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第32号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第33号議案
○委員長 第33号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第33号議案 町田市緑地保全基金条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市緑地保全基金の充当対象となる事業の範囲を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、用地取得事業の対象となる公園に都市公園以外の公園を追加するものでございます。これにより、土地をお借りしている借地公園や特別緑地保全地区などの都市公園以外の公園の用地取得に本基金を活用できるようになることから、より多くの緑地の保全を進めてまいります。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第33号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第33号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第41号議案
○委員長 第41号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第41号議案
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託変更契約についてご説明申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務を委託するため、2021年4月1日に公益財団法人東京都都市づくり公社との間で締結いたしました
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託契約の契約金額を変更するものでございます。
当初の契約金額は56億5,384万5,000円でございました。今回の変更は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業区域内全域の無電柱化及び雨水調整池の構造強化等を実施するため、契約金額を67億3,272万4,000円へ変更するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆東 委員 無電柱化事業についてなんですけれども、無電柱化事業については国や都の補助金があるかと思うんですが、そのあたりは今回の予算にどのように反映されていますでしょうか。
◎地区街づくり課担当課長 ご質疑いただきました無電柱化事業に伴います国や都の交付金、補助金等でございますが、今回の変更に伴いまして国や都の補助金、交付金も増額をしておりまして、現行の契約に反映しております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第41号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第41号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第49号議案
○委員長 第49号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第49号議案
小山田蓮田緑地整備工事請負契約の変更契約についてご説明申し上げます。
本議案は、2023年第3回定例会においてご可決いただき、株式会社地研との間で締結いたしました
小山田蓮田緑地整備工事請負契約の契約金額及び工期を変更するものでございます。
変更内容といたしましては、当初想定したよりも地下水位が高く、予定していた施工方法では土壌改良工事を行うことができないと判明したため、施工方法の変更に伴い、契約金額を3億6,049万7,610円から3億9,178万7,000円に、履行期限を2025年2月28日から同年6月30日に変更するものでございます。
なお、契約金額の変更につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により市長の専決処分の対象となる範囲でございますが、工期の変更を伴うため、併せてご審議いただきたく、議案といたしました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第49号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第49号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第8号議案(都市づくり部所管部分)
○委員長 第8号議案を議題といたします。
本案のうち、都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、都市づくり部所管分の主なものにつきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
240ページをご覧ください。
都市づくり部予算のポイントといたしまして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。鶴川駅周辺の再整備や中心市街地の開発推進に向けた取組、多摩都市モノレール町田方面延伸の事業化に向けた取組などの8項目を記載しております。
241ページをご覧ください。
都市づくり部予算総括表でございます。
予算額は50億8,823万2,000円、そのうち一般財源は28億9,029万円でございます。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
243ページをご覧ください。
都市計画管理費の主な事業の内容でございますが、②につきましては、多摩都市モノレール町田方面延伸の事業化に向けて、関係機関との調整を進めるとともに、モノレール沿線のまちづくりを進めてまいります。
③につきましては、商都町田と呼ばれ、商業のにぎわいで多くの人々を引きつけてきた中心市街地が再整備の時期を迎えております。多摩都市モノレール町田方面延伸も見据えながら、これからも多くの人々に町田に行こう、町田で集まろうと思ってもらえるために、住む人や訪れる人にこの先も町田はもっとにぎわっていくと期待感を持ってもらえる開発を推進してまいります。
次に、2024年度の取り組みでございますが、②につきましては、モノレール新駅周辺の基盤整備等に向けて、基金を計画的に積み立てます。また、2024年3月に策定する
モノレール沿線まちづくり構想に基づき、まちづくりの事業化に向けた検討を進めてまいります。
③につきましては、民間事業者による再開発と合わせて、駅周辺の歩行空間の再整備を進めるため、ペデストリアンデッキの流動調査及び概略設計を行います。また、駅前開発のリーディングエリアとなる森野住宅周辺地区のまちづくり検討を進め、集客装置として誰かと一緒に楽しむ、体験するといった新たなにぎわいの機能検討を行うとともに、必要な現況測量や交通基盤等の調査、検討を進めてまいります。
次に、主な事業費でございますが、②につきましては、多摩都市モノレール基金積立金5,170万3,000円のほか、モノレール沿線まちづくり検討に係る経費900万円などでございます。
③につきましては、ペデストリアンデッキ流動調査及び概略設計に係る経費3,878万6,000円、駅前開発のリーディングエリアとなる森野住宅周辺地区に関する経費2,151万5,000円などでございます。
最後に、主な特定財源でございますが、多摩都市モノレール基金積立金利子170万3,000円などを計上しております。
245ページをご覧ください。
まちづくり推進費の主な事業の内容でございますが、①につきましては、2016年に策定した鶴川駅周辺再整備基本方針に基づき、安全で便利な交通と快適でにぎわいのあるまちづくりを実現するため、駅南北の交通広場や自由通路、道路、公園等の都市基盤整備を行い、地域一帯の生活を支え、人々が出会い、活動が生まれる次世代へつなぐ拠点づくりを推進してまいります。
②につきましては、2014年に策定した町田市相原駅西口まちづくり構想及び2020年に策定した町田市相原駅東口まちづくり構想に基づき、都市基盤の整備に合わせて、市内外の人が集い、自然や歴史・文化に触れながら学び楽しめる生活拠点の形成に向けたまちづくりを推進してまいります。
次に、2024年度の取り組みでございますが、①につきましては、町田市土地開発公社が代行取得を行った鶴川駅前公園用地の買戻しを行います。また、国の鉄道駅総合改善事業を活用し、小田急電鉄が実施する鶴川駅改良事業に対して補助金を交付いたします。そのほかに、南口アクセス道路用地の代替地整備工事などを行います。
②につきましては、相原駅周辺街づくり推進事業について、東口駅前交通広場に接する地権者や関係者と駅前街区の再編整備に向けた検討を進めてまいります。また、西口におきましては、町田街道から西口駅前交通広場に至る都市計画道路に囲まれた地区の地権者や関係者を対象に、土地利用に関する勉強会等を開催し、地区の将来イメージや土地利用の方向性等の検討を進めてまいります。
次に、主な事業費でございますが、①につきましては、鶴川駅前公園整備事業の用地取得に係る経費3億3,675万9,000円などでございます。
②につきましては、相原駅周辺街づくり支援に係る経費450万円でございます。
最後に、主な特定財源でございますが、鶴川駅前公園整備事業を対象として、都市計画事業債2億5,100万円などを計上しております。
248ページをご覧ください。
公園緑地費の主な事業の内容でございますが、①につきましては、自然の中で楽しむ総合スポーツパークを目指し、野津田公園パークセンターゾーン内にスケートパークの整備を進め、スポーツの森としての魅力向上を図ってまいります。
②につきましては、大賀蓮の魅力を生かした自然と水辺に親しめる憩いの場となるように、引き続き小山田蓮田緑地の整備工事及び用地の取得を進めてまいります。
次に、2024年度の取り組みでございますが、①につきましては、野津田公園の町田GIONスタジアムの照明をLED化する改修工事及びスケートパークの整備に向けた基本設計(その2)を行います。また、Jリーグホームゲームなどの大型イベント開催時の混雑緩和を図るため、臨時駐車場としても使用できる南側拡張区域多目的広場の整備及びバスの乗り入れを可能とするための南側入口転回広場の整備に向けて、基本・実施設計を行います。
②につきましては、2025年7月の開園に向けて、引き続き小山田蓮田緑地の用地取得及び整備工事を行います。
次に、主な事業費でございますが、①につきましては、町田GIONスタジアムの照明LED化改修工事費2億8,311万5,000円のほか、南側拡張区域多目的広場及び南側入口転回広場の整備に向けた基本・実施設計委託料4,740万円などでございます。
②につきましては、小山田蓮田緑地の整備工事費1億3,286万7,000円でございます。
次に、債務負担行為でございますが、事業期間が複数年に及ぶ整備事業につきまして、町田GIONスタジアムの照明LED化工事は2023年度から2024年度まで、小山田蓮田緑地整備他工事は2023年度から2025年度まで、小山田蓮田緑地休憩棟他工事は2024年度から2025年度までの債務負担行為とするものでございます。
最後に、主な特定財源でございますが、町田GIONスタジアムの照明LED化工事を対象に、都市計画事業債2億5,400万円のほか、小山田蓮田緑地整備他工事を対象として、社会資本整備総合交付金4,025万円などを計上しております。
359ページから365ページをご覧ください。
こちらは、
事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに都市づくり部の支出科目を掲載しております。
以上が一般会計予算の都市づくり部所管分の概要の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆白川 委員 「予算概要説明書」のほうで伺えればと思うんですが、47ページの多摩都市モノレールまちづくり推進事業なんですが、ここの事業の内容の②にモノレール沿線の木曽山崎団地地区について触れられているんですけれども、これは具体的に2024年度はどういうことを行うんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 木曽山崎団地地区まちづくり構想について、2025年度末の改定を目指して、来年度につきましては、地元住民の皆さんですとか、あと自治会の方などと検討会などを設置して、さらにお住まいの方も自由に参加できるようにワークショップなどを開いて、ご意見をいただきたいと考えております。
◆白川 委員 例えばワークショップの回数であったり、あと対象は木曽山崎の4団地群になるのか、そのあたりの範囲であったり、頻度であったりとかは、もう具体的に決まっていますでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 ワークショップの回数については、来年度、ちょっと実施してみて、どのぐらいの回数で十分かというところを把握したいと思っております。エリアにつきましては、URのほうの山崎団地のエリアと町田木曽住宅、JKKのほうのエリアも含めた形で考えております。
◆白川 委員 その際、実際にURだとか、JKKというのは、こういうワークショップであったり、どのように関わっていくんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 検討会を設置した場合には、オブザーバーとして参加していただきたいと考えております。
◆白川 委員 モノレールは、やっぱり、例えば駅とかが決まらないと具体的な話も、それは大分将来の話になるかもしれないんですけれども、そういった中で、どの程度具体性を持って話合いが行われるのか。あと、今後の構想に落とし込んでいくと思うんですけれども、実際に、かなり抽象的な部分も多くなるとは思うんですけれども、どの程度の議論が行われるのか。その議論の範囲というのは、モノレールに関して、例えば今言った駅まで触れるような話なのか、どういった形になるんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 駅まで触れられるかどうかは、ちょっと今の段階だと分からないんですけれども、当然モノレールの駅ができるだろうという想定で、また、都市づくりのマスタープランにも掲載しておりますので、それを踏まえて考えていきたいと思います。
◆白川 委員 分かりました。
次に、主な事業費の③でみどり活用官民連携組織運営支援等業務委託料500万円ぐらいが出ているんですが、これはどういう使われ方になるんでしょうか。
◎公園管理担当課長 現在、忠生・北部エリアにつきましては、緑を活用していこうということで、まちだみどり活用ネットワークという組織を立ち上げておりまして、緑を使ってやりたいことをやっていくというような組織なんですけれども、その組織の運営の支援業務委託費ということで計上しております。
◆白川 委員 そうすると、昨年がみどり空間活用プラットフォーム運営等業務委託料という形で出ていると思うんですけれども、これとの違いというか、名前も変わっているので、何か利用方法が変わっているのか、その点についてはいかがでしょうか。
◎公園管理担当課長 去年、組織のほうを立ち上げましたので、その準備段階で地元の人たちや農業者の方々、あと里山をボランティアで管理されている方々とのワークショップ等の話合いを積み重ねてきて、組織を立ち上げて、今後、運営の支援をしていくというような形になりますので、やっている内容が少し変わってくるということになります。
◆白川 委員 内容が変わったので、その名称も違っているということで理解しました。今回、モノレールの推進事業に含まれているのは、そこの関連性というのはどういうふうに持っているんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 都市づくりのマスタープランの中で、町田駅周辺と木曽山崎団地周辺、忠生・北部、この3つのエリアをリーディングプロジェクトに位置づけておりますので、そのためにここに掲載しております。
◆白川 委員 なんですけれども、実際にモノレールとの関連とかが見えづらいので、例えば、今後、話合いの中で、今の組織の中でそういう話も行われていくみたいなことなのか、また、そういったものではないのか、そのあたりはどうなんですか。
◎公園管理担当課長 まちだみどり活用ネットワークというのは、あくまでも緑を利用してやっていこうということなので、リーディングプロジェクトとして忠生・北部エリアが選ばれておりますので、今現在、その周辺を中心に活動を行っておるんですけれども、そこが盛り上がってくれば駅周辺も盛り上がるというようなつながりがあるかと思っております。
◆白川 委員 一応、現状、この「予算概要説明書」にも入っているけれども、今のところは大きな関連性があるということじゃなくて、リーディングの中――関連性はある……。そうしたら、ちょっともう1回お願いします。今、モノレールの話と、ここの話を、すみません、ちょっと……。
◎公園緑地課長 先ほどもちょっとモノレールのほうからご説明しましたけれども、都市づくりのマスタープランの中で掲げているというのは、モノレール路線の沿線のまちづくりという関連性を持ってということでございまして、団地のところで取り組んでいるものもあれば、忠生・北部につきましては緑に関わる取組ということで、関連性を持って、連携しながら進めております。
◆白川 委員 分かりました。ありがとうございます。
次に、今度は、48ページの中心市街地開発推進事業のほうに移るんですけれども、今回、D地区、森野において、委託料が4つ出ているんですけれども、これは具体的に――森野住宅周辺地区まちづくり検討委託料からつらつらと4つ載っているかと思うんですけれども、これは具体的に何をやっていくのか、伺えればと思います。
◎中心市街地開発推進室長 ご質疑いただきました。1つずつご説明していきたいんですけれども、49ページ、①の上からですと、森野住宅周辺地区まちづくり検討委託料につきましては、事業の内容のところにも少しご紹介しているんですけれども、その森野住宅周辺地区においては、既に2022年12月に周辺地区のまちづくり構想というものを策定しております。それに基づいて、この町田駅周辺エリアの魅力向上につながるにぎわう機能の導入を目指すというのをもう既に掲げているところです。
後の行政報告でも森野住宅のことにも触れるところがございますので、また補足説明をいたしますけれども、森野住宅周辺地区まちづくり構想の中では、例えばスポーツや音楽を楽しめる目的地となるような魅力的なコンテンツ力を有する施設の整備など、本地区でわくわくできるような体験や充実感を得られるような過ごし方を提供している町の実現を目指しておりますので、まず、このまちづくり検討委託料については、そういったわくわくできるような機能というんでしょうか、そういうところの導入であるとか、内容について検討していきたいと思っております。
続いて、森野住宅周辺地区現況測量委託料につきましては、同じく、この森野住宅周辺地区全体が約5.5ヘクタールあるんですけれども、これからまちづくりの具体化を進めるに当たって、地区全体、5.5ヘクタールの現況の測量を実施してまいります。読んで字のごとくでした。
森野住宅周辺地区道路概略設計につきましては、森野住宅の2022年12月につくった構想の中でも、歩行者、自転車、自動車の通行が快適な道路であるとか、通行できるようなアクセス機能というのを整備していくということをうたっております。ですので、この地区内でこれを活用していくに当たって必要な道路ネットワークについて検討を進めていくお金でございます。
次に行くと、JR横浜線アンダーパス検証委託料というのは、その上のものはこの街区の中をどんな道路にしていくんだろうというお金なんですけれども、この①JR横浜線アンダーパス検証委託料につきましては、町田側から森野住宅周辺地区にタッチする道路をどこにしよう、しっかり町田側からも入ってこられるものを想定しているんですけれども、横浜線をくぐってきますので、そのくぐるための道路の検証を行いたいと思っております。
ちょっと飛んで②――全部行きます。町田駅周辺まちづくり検討委託料というのは、これは森野からちょっと離れまして、森野住宅周辺以外にもいろいろご相談いただいて、今、我々はA、B、Cと便宜的には名づけていますけれども、ほかの地区もありますので、そのほかの地区の方々との勉強会を進めるための支援などを考えております。
最後のペデストリアンデッキ流動調査及び概略設計委託料につきましては、今後、時期についてはまだ未定ですけれども、駅周辺の開発が進んでいったときに、そこも見据えて、現在のペデストリアンデッキでは恐らく満たされない、もう少し整備が必要になると思います。ですので、現状の人流、歩行者通行量の調査を行うとともに、将来を見据えて、駅前生活を踏まえた快適な乗換え動線の確保であるとか、町なかとの回遊性の向上などの実現に向けたペデストリアンデッキの概略の検討を行いたいと思っております。
◆白川 委員 すみません、聞いた以上に答弁していただき、ありがとうございます。
①の森野住宅の地域のところは、2024年度は今言った4つの委託料があって、2025年度から2026年度は、これを踏まえて、関係事業者等との協議・調整と書かれているのは、これは具体的にどういうことをイメージしているんでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 森野住宅周辺地区につきましては、実はこれまでも地権者の方々と勉強会という形でいろいろまちづくりの検討を進めさせていただいております。こういったお金、委託料を使って、現況測量であるとか、調査、検討を進めるものを地権者の方々としっかり共有しながら、まちづくりの方向性を見出していく部分であるとか、その先を見据えて、例えば東京都であるとか、道路であれば警察署であるとか、また、この場所でいくと相模原との関係も密接ですから、相模原の方々と協議するだとか、そういったものを一つずつ進めていく2年になろうかなと想定しております。
◆白川 委員 連続性を持ってやるということが分かりました。昨年に森野住宅周辺地区導入機能検討調査が行われたと思うんですが、そのことは今年度を踏まえての検討なのか、どのような調査の検証結果があって今年度の予算につながったのかという、その連続性があるのか、その点について伺えればと思います。
◎中心市街地開発推進室長 昨年度、2022年度にという……。
◆白川 委員 2023年と言ったんですけれども。
◎中心市街地開発推進室長 ごめんなさい、2023年というと、今年ですか。
◆白川 委員 今年の2月じゃないかな。2022年度になるのかもしれないんですけれども。
◎中心市街地開発推進室長 2023年2月、2022年度……。
◆白川 委員 2023年度か、どっちだっけ。
○委員長 休憩いたします。
午後5時16分 休憩
―――◇―――◇―――
午後5時17分 再開
○委員長 再開いたします。
◎中心市街地開発推進室長 2023年2月にサウンディング調査として森野住宅のまちづくりを進めるに当たってはというところで、様々な事業者にアイデアを、このまちづくりに関するサウンディングというところでいただいているところです。先ほども目的地となるような優位性のある魅力的なにぎわいのコンテンツであるとか、広場的な憩いの空間であるとか、そういったものをここで実現するとしたら、どういったことが考えられるのであろうかというところを、いろんな事業者にお話を聞かせていただきました。ですので、そういうのも踏まえながら、今も引き続き検討を続けているというものになります。
◆白川 委員 こういうのはよくサウンディングとかをやるんですが、結局、そういうのが生かされているのかなというのが、やっぱりよく思うところなので、生かされていますという答弁だと思いますので、理解しました。
今、AからCについても、今回、②町田駅周辺まちづくり検討委託料でという話だと思うんですけれども、今、D地区についてはちょっと具体的に動いてきたんですけれども、AからCの地域については、まだ具体的には見えてこないところがあるとは思うんですけれども、この点、今年度はそういう方向性というのはある程度決めていくような流れなんでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 Dもそうなんですが、A、B、Cについては、基本的に民間の土地をお持ちの方々から、土地の利活用であるとか、建物の機能更新であるとかというご相談をいただいたところから、いろいろお話をさせていただいております。
ですので、目標というものは権利者の方々それぞれにはございますけれども、まだ我々とお話しさせてもらっている中で言うと、例えばどこどこの事業がどういう内容で、いつまでに決め切ろうというところまでは至っていないんですけれども、今、勉強会という形で、例えば各地区にお邪魔させてもらって、私どもとしては町田市の中心市街地をこういう町を目指しているんだけれども、権利者の方々として開発を進める中では、そういうのも踏まえた上でぜひ一緒にまちづくりを考えていただけないかというお話をさせていただいています。
この関係事業者等との協議・調整というのは、A、B、Cも同じような表現をしていますけれども、そういったコミュニケーションを重ねていく期間かなと今考えているところです。
◆白川 委員 あと、すみません、そんな中で、他の自治体、相模原市をはじめとするそういった自治体との連携というところが取られているかはどうでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 一番関係性が深いといいますか、49ページにあるD地区で申し上げますと、D地区というのは線路と境川に挟まれていますけれども、区域的にはもう大分相模原側に入っているというんでしょうか――町田市なので入っているというのは変な言い方ですね。なので、町田駅で捉えると、よく地元の方々とお話しするときもあるんですけれども、町田を使われているのは町田市民もそうかもしれないけれども、圏域ということで考えると、相模原から町田に訪れる方というのはたくさんいらっしゃいます。
そういう意味で言うと、このD地区のまちづくりを進める中で、先ほどの道路の話で言えば、町田からちゃんと線路を越えてこのDにも入れるんだけれども、相模原の方もD地区に入っていただくことによって、この中のまちづくりというんでしょうか、双方にとって楽しいまちになると思っているところです。ですので、相模原市役所とは、例えば、今年度も、道路の部門を切り口に今こういう計画があるんだけれどもというお話を共有させていただいたりですとか、今後もしっかり続けていくつもりでございます。
◆白川 委員 分かりました。ありがとうございました。
次に、今度、52ページのほうに移りまして、相原駅周辺街づくり事業なんですけれども、この中で西口土地利用誘導地区と書いてあって、相原らしい活気ある市街地づくりの推進とあるんですが、そこがどういうことなんだろうということがよく分からないので、その考え方というのを教えていただければと思います。
◎地区街づくり課長 西側のほうも、2014年にまちづくり構想を地区の皆さんと描いておりまして、そこで相原らしいというんですか、生活拠点と位置づけられておりますので、にぎわいある土地利用を実現していこうというのが大きな目標になっております。
◆白川 委員 言いたいことは分かるんですけれども、具体的にどういうこと――要は、例えば用途地域変更とか、容積緩和とか、そういうことを考えたりして、そういうものも建てられるようにとかという話なのか、そこまで具体がない、ちょっと捉え方が、こっちもこの記載だけだと分からなかったので、今のままだともう少しにぎわいのあるものにしづらいと思ったので、何かそういうことも考えられているのか、その点を伺えればと思います。
◎地区街づくり課長 先ほどの2014年にまちづくり構想をつくった後に、2015年に相原駅西口地区地区計画というのを策定しております。それに合わせて、都市計画の用途地域も駅前の広場と都市計画道路の沿道、あと町田街道の沿道についての用途地域の変更が終わっておりますが、その囲まれた中のところのまちづくりを、この後、引き続きやらせていただいておりまして、そこの地権者の方々と話を始めているところです。
将来的に、土地利用のお話だとか、この街区の中の基盤の整備のお話だとか、そういったものを進めていきたいと町田市は考えておりまして、具体的なお話をするに当たって、今、地権者の方々にお声がけをさせていただいているという状況です。その状況を見て、まず、町の将来像を描いて、その基盤の状況等も踏まえた形で用途地域の変更がその将来像実現のために必要であれば、将来、用途地域の変更等も行っていくと思っております。
◆白川 委員 分かりました。理解しました。
最後に、247ページ、今度は「予算概要説明書」のほうに行くんですけれども、今回、建築開発審査費ということで、予算額がかなり大きくなっているんですけれども、これは何か2024年度の特殊事情があるのか、また、もしくは開発行為が増えているのか、この辺の考え、どういった形で予算が増えているのかを教えていただければと思います。
◎建築開発審査課長兼建築審査担当課長 大きく増えているところは、今、建築基準法のほうで指定道路と言われている道路を閲覧してくださいよというようなものが決まっているんですけれども、建築基準法の中で2項道路という指定はしているんですけれども、道路の幅が、中心位置がなかなか決まっていないものがあります。いつもこの後もめるので、できるだけ決めていこうということで、今年度から始めていきまして、今年度は1件だったんですけれども、来年度3件決めようということで、ちょっと予算が上がっているところが主なところになります。
◆白川 委員 そうすると、今のは来年度以降も同じように、この増えたぐらいの予算額でつけていくような、来年度は3件という形で、2項道路だとちょっと……。それと、でも、今、予算だと中心線の確定ということで書いてあるんですけれども、建築指導手数料とか、そっちも何か増えているように思ったので、もろもろがそれだけじゃなく増えているのかなと思うんですが、そういうことではなくて、やっぱり今の道路の話だけだという理解でいいんですか。
◎建築開発審査課長兼建築審査担当課長 小さなところはありますけれども、大きなところはその部分で、来年度以降も3件から4件をめどにどんどん進めていきたいと考えております。
◆三遊亭 委員 白川委員が質疑したことと関連することからまず始めさせていただきますけれども、49ページ、森野住宅周辺地区まちづくり検討委託料1,000万円は、ご答弁の中で、わくわくできる機能というご答弁もありましたし、行政報告でも触れるかと思いますので、確かに、行政報告を拝見すると、わくわくできそうな気も私もしたところなんです。現況測量委託料ですが、5.5ヘクタール全域を測量するということでよろしいんでしょうか。それを確認させていただきたい。
JR横浜線アンダーパス検証委託料は、何を目指して何を検証するのか、お聞かせください。
それと、ペデストリアンデッキ流動調査及び概略設計というんですか。この概略設計は、具体的にどこをどう設計、委託するのか、お聞かせください。
引き続きまして、243ページの都市計画管理費なんですが、多摩都市モノレール基金積立金が今年度は2億5,100万円だったのが、来年度5,100万円と大幅に減額されるんですが、その理由をお聞かせいただきたいのと、逆に、モノレール沿線まちづくり検討は250万円から900万円と大幅に増額される理由をお聞かせください。
そして、248ページの公園緑地費なんですが、ここに町田GIONスタジアムで大型集客イベント開催時の混雑緩和、アクセス改善とうたっているんですが、私は2月24日のFC町田ゼルビアの開幕戦に一観客として行って、5時前に試合が終わったんですが、結局、町田駅方面行きのバスに乗れたのが7時28分でしたから、余韻をすごく長い時間楽しめてよかったと言えばよかったんですが、試合時間より長い時間余韻を楽しんだものですから、一抹の寂しさというか、怒りというかを覚えたものです。毎回、毎回2時間半も、僕の後もまだ待っている方がいらっしゃいました。
そういう方々のことを考えると、今、町田駅方面は日本聾話学校の斜め前で乗降をやっているんですけれども、引き続き、あそこの場所がふさわしいのかどうなのか、あるいはバスの台数をこれからどう増車していくのか等を教えていただければと思います。
◎公園緑地課長 町田市のほうで運行しているバスにつきましては、今お話ししたとおりの場所でございますけれども、現在は、現状ではあの場所が一番最適であるということであそこを設定しておりますけれども、これから、今年度、試合によって、例えばチームによって、想定の人数が変わったりとか、来る方向がいろいろ変わったりすることが考えられますので、1年間の観客動員数等の状況も踏まえながら、今後考えていきたいと考えております。
その上で、今、この野津田公園の中で予算として計上しているのは、南側入口転回広場基本・実施設計ということで、ここにつきましても、バスを止めるという目的だけではないですけれども、そこを整備を進めることで、そこも発着場所の一つとして活用することができるのではないかと考えております。
◎モノレールまちづくり推進室長 多摩都市モノレールまちづくり推進事業について2点ご質疑をいただきました。
まず、1点目の基金なんですけれども、昨年度までは2億5,000万円ということで、今年が5,000万円になったということなんですけれども、この基金ができたのが2018年度からになります。2023年度末、今年度末の時点で約12億5,000万円まで積立てをすることができました。当初の目標が15億円だったんです。ですので、残り2億5,000万円になります。それが都市計画決定を行うときに15億円という目標でしたので、まだちょっと都市計画決定までに時間があるかなということで、来年度につきましては5,000万円というところにしております。
続いて、事業化の検討委託料が250万円だったものが来年度は900万円になるということで、増額されているということなんですけれども、
モノレール沿線まちづくり構想をこのたび策定しましたので、この中で位置づけられた取組について、来年度、事業化に向けた検討を行うために増額しております。
◎中心市街地開発推進室長 3点いただきました。
ちょっと順番を変えさせていただいて、アンダーパスにつきましては、横浜線をくぐって、森野住宅周辺地区に入っていくんですけれども、そのときに、例えば必要な幅員がしっかり確保できるかであるとか、鉄道をくぐりますので、支障がないかどうかという検証を行います。おおよその今想定している位置としては、市民ホールの脇の道路を行くと、今、人と自転車とオートバイを押して通るルートがありますけれども、あそこをうまく工夫できないかという検証を進めたいと考えております。
現況測量の範囲につきましては、5.5ヘクタール全体はやるんですけれども、今の道路の検証も含め、また、どこかで相模原側にもタッチしなきゃいけないので、その範囲も含めて、範囲としてはおよそ13ヘクタール、5.5ヘクタールに加えて、川を越えてちょっと相模原区域まで入って現況の測量を行いたいと考えております。
また、ペデストリアンデッキの調査につきましては、範囲については、何号デッキと表現するのが、3号デッキというのはJRを出てすぐのデッキになっているデッキなんですけれども、あそこの範囲からずっと、町田パリオ前の範囲の全てのデッキについて、人流調査と将来の開発を見据えた概略の設計というんでしょうか、将来像の検討を行っていく形になります。
◆三遊亭 委員 それでは、再質疑をさせていただきますが、そうすると、まず、公園緑地課の町田GIONスタジアムの件なんですけれども、町田駅方面行きのバス乗り場は現行のまんまだけれども、南側入口転回広場を整備はするんだけれども、そこに一部移動するというふうにも捉えられるんだけれども、ちょっとそこをもう一度整理していただけますか。
◎公園緑地課長 今のところ、確定して、整備が終わったら、そこで必ずやるという決まり事はございません。ただ、今現在のバスで本当に足りているのかどうかというところでは、やっぱり発着場を分散したほうが、四方に分散して出ていかないと、1か所から出ると必ず詰まってしまうので、複数の場所から出ることが渋滞解消には効果的だと考えております。実際にそこを利用開始する前に、これからも、FC町田ゼルビアに限りませんけれども、大型バスが必要なイベント等を開催する主催者と協議も進めながら、今のところは南口については活用ができるんじゃないかなとは考えておりますけれども、決定はしておりません。
◆三遊亭 委員 分かりました。日本聾話学校の斜め前の町田駅方面バスの乗降なんですが、待っている者が情報として一番欲しいのが、あとどのくらいで乗れるのかというのが欲しいので、もちろんぴったりの時間というのは難しいでしょうけれども、これぐらい待っている場合には、これぐらいお待ちになりますよという、何かそういう情報を流していただければありがたいというんですが、そんなことは何かお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
◎公園管理担当課長 待ち時間等については、主催者であるFC町田ゼルビアがツイッターとか、SNSのほうを使って情報を発信して、鹿島戦については、そういった部分を発信したことによって、分散乗車を促進できたと聞いております。
◎公園緑地課長 ガンバ戦、初戦のときは非常に混雑しておりましたけれども、鹿島戦のときには主催者側のほうでバスにGPSを乗せて、実際、往復でどのぐらい時間がかかるかというのをリアルタイムで確認をしながら、情報発信をしているということと、あと、列に並ぶ方、公園側のほうの案内では、今おっしゃっている展望広場というところに上がっていく手前のところで、これから乗るバスについては何分ぐらいかかりますというのは、実際に試合の中で鹿島戦のときにはご案内をしております。
◆三遊亭 委員 そうですね、それはありがたいですね。ツイッターでやっていても、あとどのくらいですよということをその場で知りたいんです。鹿島戦ではそのような情報が得られたということで、それはありがたいと思います。
それと、多摩都市モノレール基本積立金は、15億円が間もなくなのでということで、来年度は減額するということは分かりました。
それと、現況測量は、すごいですね。13ヘクタールもやるということで、想定していたものより随分広範囲にわたって行うということは分かりました。
また、アンダーパスのことも教えていただきました。私も前々から言っているように、やはりすぐ接している相模原市との協業というのか、共同作業になる部分もこれから多々あるので、引き続き、相模原市とうまく連携して森野住宅周辺は開発していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
私は以上です。
◆加藤 委員 「予算概要説明書」244ページなんですけれども、「まちだベジハブ」の取組ということで、予算で作成委託料で特定生産緑地制定に係る資料と記載があるんですけれども、これは具体的にどのようなものなのか、教えていただければと思います。
◎土地利用調整課長 調査委託料でよろしいんですよね。調査委託料につきましては、「まちだベジハブ」に関する、例えば意見交換会ですとか、あとはイベント、あとは販路拡大のための仕掛けですとか、あとは農業従事者ですとか市民の方、または協力している事業者をつなぐ取組について試験的な取組ですとか、イベント等に予算を使っていきたいと考えております。
その先の作成委託料につきましては、これは特定生産緑地の指定に係る、例えば肥料づくりですとか、あとは現地調査、あと都市計画決定に係る図書等、あとは現在、特定生産緑地の管理にかかる経費として使う予定でございます。
◆加藤 委員 特定生産緑地というのは民地でいいんですよね。
◎土地利用調整課長 農地ですので、民地でございます。
◆加藤 委員 こちらは農業に関してということでやられているんですけれども、農業振興課だとか、あと農業委員会との連携というのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎土地利用調整課長 農業委員会ですとか、農業振興課等と連携を図ってやってまいります。あと、JA町田市なんかも協力をいただきながら、例えば認定農家ですとかは、どっちかというと、これから新規に農業をやられる方、あとは研修所から卒業してこれからやりたいという方も含めて、いろんな方が生産緑地に関わっております。それは私どもの課ですとか、農協ですとか、農業振興課、それぞれまたがっているところがありますので、連携を図りながら、農地を残していきやすい環境をつくっていきたいと考えております。
◆加藤 委員 分かりました。私もマルシェを開催していたときに見させていただいて、すごく人も来られていたので、いい取組だなと思っていたのです。ただ、庁内でやっぱり専門的な課があるので、そこと連携しながらやられているということなので、引き続き、お願いしたいと思います。
次に、248ページ、野津田公園についてです。これは、新しく多目的広場(南側拡張区域)ということで予算計上があるんですけれども、これの目的が、混雑の緩和ということで記載があるんですけれども、そこら辺をどのように考えているのかなということを伺えればと思います。
◎公園緑地課長 南側入口転回広場につきましては、位置づけとしては、まず初めに、町田市の第二次野津田公園整備基本……。
◆加藤 委員 多目的広場。
◎公園緑地課長 転回ではなく……。
○委員長 取りあえず、続けてください。
◎公園緑地課長 分かりました。
多目的広場(南側拡張区域)ですね。失礼しました。
これにつきましては、通常時は、平場、なだらかな傾斜地になっておりますので、公園利用者のための広場として活用するとともに、例えばそういった大きなイベントがある際に車両を入れる必要がある場合には、臨時の駐車場としても使えるような広場として設定をしていこうと考えております。
◆加藤 委員 今、開催時に、車が公園内に入るという、関係者は関係者でいいかと思うんですけれども、車が集まってくるのに、要は渋滞を招くというのが現状かと思うんですけれども、内容が混雑の緩和という目的だったので、そこら辺が整合性がどうなのかなという部分でちょっと伺ったんですけれども。
◎公園緑地課長 その駐車場を利用するのは、関係者の方ですとか、イベントによってはスポンサーみたいな呼び方をしますけれども、そういった関係者の方が止める場合も、前回の鹿島戦のときには、例えば出庫制限をするような形で、一遍に出るとすぐに詰まってしまいますので、15分ほど待っていただくとか、あるいは3分から5分間隔で順々に送り出すとかという形で緩和するような形で対応をしております。そういうことも含めて、野津田公園内の駐車場台数そのものが増えることそのもので渋滞に直結するものとは考えてはいないということでございます。
◆加藤 委員 分かりました。
あと、スケートパークについてなんですけれども、これは設計をもう一度やり直しますということで伺っております。これはいい方向に設計をし直すというのを承知しているんですけれども、今言える範囲で具体的にどういうものを目指して設計のし直しをするのかということを伺えればと思います。
◎公園緑地課長 やり直しというよりは、新しく設計の後半で出てきたようなアイデアも付加したいということで、さらに機能を追加するような形で考えております。当初は初級者、中級者向けの施設ということで、裾野が広がるような施設ということで設計を進めてまいりましたけれども、やはり近隣のスケートパークが、今回、2023年度に設計しているスタート時点では、前提条件が2022年までの状況ですとか、調べたものを基にスタートしております。その後、事業中のものは2023年度にも次々とオープンをして、内容が明らかになってきているということで、もっと競争力を増すためにということで、新しいアイデアを付加したいと考えております。
具体的には、例えば面積の拡張も含めて、あるいはこれまでは照明等は設ける予定ではなかったんですけれども、やっぱりより広い方々に平日も利用していただくためには、照明があったほうが利用者の拡大にはつながるということもございます。あとは、設備的なもので言えば、これは規模、配置等はまだこれから詳細が決まりますけれども、例えばモニターのようなものを設置することで、自分が取り組んでいる技の状況が客観的に外から、あるいは自分のスマホで見られるとか、そういったような新しい設備関係というのも、最近は取り入れているところが、民間とかではあると聞いております。そういうものも含めて、一般的にただ滑れればいいというものよりは、もう少しグレードの高い設備を導入して魅力の向上を図っていきたいと考えております。
◆加藤 委員 分かりました。ほかの施設とも差別化というか、さらにいいものを造ってということで、今、Jリーグでも注目を浴びていますので、ぜひそこら辺でもよりいいものを造って、注目される公園にしていただきたいなと思います。
○委員長 休憩いたします。
午後5時47分 休憩
―――◇―――◇―――
午後6時 再開
○委員長 再開いたします。
◆おぜき 委員 それでは、相原駅周辺街づくり事業について質疑させていただきます。白川委員も少し質疑していただきましたので、若干かぶるかもしれないんですけれども。まず、西口のほうから、勉強会についてはどういったものを開こうとしているんでしょうか。
◎地区街づくり課長 西口のほうの勉強会についてですが、今年度、地区の皆さんに対してアンケート調査等を行っております。回答率等は30%程度であまりよくなかったんですが、まず、そういったことも踏まえて、地域の皆さんと意見交換をさせていただいて、どういったことを地区の皆さんがお思いになっているかどうかを確認しながら、その進め方とか、どういったものをやっていくべきかといったところを、意見交換をまずやらせていただいた。その地区の皆さんのほうで、こういったものが地区のほうでやっていくことがふさわしいよねというようなところを、まず確認させていただいた上で勉強会等につなげていきたいと思っておりますので、内容については、その地区の皆さんと話をしながら決めていきたいと思っております。
◆おぜき 委員 これは西口、2014年に構想ができて、それから何かこういった検討会、勉強会というのは開けていたんでしたっけ。1回も開けていないんでしたっけ。ちょっとその状況を教えてください。
◎地区街づくり課長 2014年にまちづくり構想策定後、引き続き、地区の町田街道と、あと駅前広場と、そこにつながる都市計画道路の区域に囲まれたエリア、今、52ページのほうでは土地利用誘導地区としておりますが、この地区の皆さんと会話を続けていました。2017年までは、その土地利用の検討も含めてやらせていただいたんですけれども、なかなか参加者のほうが来ていただけなくなったという状況がございました。一旦、町田街道の拡幅整備が本格化して、自分の土地がどうなるかというところも見えていない中で、土地利用の検討はなかなか厳しいよというようなお話もございましたので、少し時間を置かせていただいて、昨年度からまたお声がけをさせていただきながら、来年度、地区の土地利用誘導区域の検討に入る前の勉強会等をやっていきたいと思っております。
◆おぜき 委員 ずっと中断していて、4年、5年ですか、やっぱり地元との信頼関係をどうやってつくっていくかというのは、一つの大きな課題なのかなと思っているんですけれども、何か大分丁寧に回ってくださっているような気配も感じているんですけれども、そこら辺はどのようにお考えですか。
◎地区街づくり課長 委員おっしゃるとおり、信頼関係が大事だと思っておりますので、地区のほうでは大型のスーパーが撤退されたという状況もあって、地区の中ではやはり心配されている声も伺っております。地区の皆さんと、アンケートだとお答えできなかった部分も含めて、少し丁寧に1件ずつ、特に大きな土地をお持ちの方とか、また、土地利用で低未利用をというとあれですけれども、例えば駐車場経営をされているような建物が建っていないような土地もございますので、そういった地権者の方を中心に、どういう意向をお持ちなのかというのを、まず丁寧にお聞きしたいと思っております。
◆おぜき 委員 ぜひそれは続けてもらいたいなと思います。おっしゃるとおりで、やっぱり大手スーパーが撤退をして、非常に不便、本当に不便だという声を毎日のように受けるわけなんです。そういった意味で、地権者もちょっと風向きがまた違ってきているのかなというのも感じます。本当にこのままでいいんだろうかと、土地もどういうふうに活用したらいいんだろうかとお考えの方も出てきているのかなと。
実際、地権者同士で何か少しそういう話をしたという話も聞いたりしているんだけれども、ただ、それが、町田市地区街づくり課も一生懸命やっているんだと私は思っていますけれども、なかなか胸襟を開いてもらえないというところを、やっていることが悪いと言っているわけじゃないです。そのボタンの掛け違いのようなものがあるんだということを思っていただか――思っているんだと思うんだけれども、それを丁寧に、やっぱり信頼はなかなか、1回、2回、会っただけでどうこうなるものじゃないんですけれども、粘り強くやってくださいということです。それをお願いいたします。
東口のほうは、まちづくり検討会をやるというような意味ですか。その確認をお願いします。
◎地区街づくり課長 東口のほうにつきましては、東口の駅前街区を捉えて、駅前中心エリアという、まちづくり構想の中で拠点形成の柱にしているところもございますので、まず、その駅前整備が本格化してまいる前に、その街区の地権者の方と今年度も協議というか、お話合いをさせていただいておりますので、引き続き、来年度も地権者の皆さんとお話をさせていただいて、一体的な土地利用だとか、施設整備に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
◆おぜき 委員 分かりました。それから先は地権者のお考えもあるから、質疑はここまでとしますけれども、検討会というよりは、個別のいろいろな話合いをしていくのかなと理解いたしました。駅前交通広場はこれから整備が始まるんだと思うんですけれども、なかなかまちづくりがどうしても伴っていないという声が、実際そうなので、それを一歩でも、二歩でも、何か方向性が見えるように、イメージが湧くような話を地権者にできるといいんじゃないかなと思っていますので、引き続きお力添えをよろしくお願いします。
◆東 委員 「予算概要説明書」の前のほうのページから質疑をさせていただきます。
まず、47ページの多摩都市モノレールまちづくり推進事業についてですけれども、最近行われましたモノレール推進会議、名称が違っていたら申し訳ないんですが、国会議員や都議会議員、市議会からは議長も出席しているような会議体があるかと思うんですけれども、そちらでモノレールの車両基地について懸念が出されていたかと思うんですけれども、それは、2024年度については何か検討がなされたりはしますでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 沿線まちづくり構想の中で、車両基地についても触れております。その検討につきましては、東京都や多摩市等、関係機関との協議の中で決めていきたいと考えております。
◆東 委員 時期というのは、いつぐらいというのはありますか。
◎モノレールまちづくり推進室長 まだ未定でございます。
◆東 委員 分かりました。
次に、町田市木曽山崎団地地区まちづくり構想についてなんですけれども、先ほど白川委員から質疑がありまして、詳細なご答弁があったんですが、特に私は住民ですので、山崎団地のことについてお聞きしますけれども、これは現状、URとはどういった協議がなされていますでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 町田市木曽山崎団地まちづくり構想が2013年度にできまして、その後、都市づくりのマスタープランが2022年に策定しておりますので、その中でモノレール延伸を見据えたまちづくりということで、UR、JKKとも一緒になって協議を行っているところでございます。
◆東 委員 2024年度の取組については、何かURと協議はされていらっしゃいますでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 先ほど少し申しました検討会を設置する予定でおりますので、オブザーバーとしてUR、JKKにも参加していただきたいと考えております。
◆東 委員 すごく気になったことがありまして、「地区の住民や事業者から意見を聴くワークショップなどを開催します」と書かれております。先ほどのご答弁でもあったんですけれども、今、URが新たな団地づくりというところで検討をしておりまして、今後の方針もある程度公表をしております。URの中での検討をするに当たって、もう既に住民を対象としたワークショップが10回ぐらい開かれていまして、それもやっぱりモノレールが来ることが前提なんです。モノレールが来ることを前提に新しい山崎団地はどのようにしていきたいですかという問いかけの下、行われていますので、すごく内容が重複すると思うんですけれども、そのあたりはUR側とは調整はできているんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 もちろん調整をしております。今の木曽山崎団地地区まちづくり構想が主に廃校となった小中学校の跡地利用について掲載しております。まだモノレールについて一切触れておりませんでしたので、モノレールを視野に入れた構想に改定したいと考えております。URとは協議をしております。
◆東 委員 ワークショップについてなんですけれども、もう既にUR主催で10回近く開催されていまして、それで住民の方が大体毎回20人から30人ぐらい参加してやっていたんですが、結構回数も多かったので、ワークショップ疲れみたいなのがだんだん住民の中に出てきて、もうちょっとワークショップ、いいかげんにしろという雰囲気になったんです。それで、UR側もちょっと結論を急いだ部分があったんです。この2024年度に今度、町田市がワークショップをするとなっても、そういう状況なので、多分あまり人が集まらないんです。
ですので、データとしてはかなりUR側に蓄積されていますので、ぜひそちらの情報も活用することを検討しながら、住民に集まってもらうのは大事なんですけれども、そういう背景がありますので、あまり頻回に行ったりとかはあまり望ましくないのかなという意見を述べさせていただきます。何かありましたら。
◎モノレールまちづくり推進室長 貴重なご意見、ありがとうございます。UR側はもちろん、勉強会を8回開いてかなり綿密にやったんですけれども、まだJKK側がそういう勉強会などを行っていませんので、特にJKK側にお住まいの皆さんに向けて力を入れてワークショップを行っていきたいと思います。
◆東 委員 分かりました。モノレールについては以上です。
次に、48、49ページの中心市街地開発推進事業についてです。先ほど来、質疑はあったんですけれども、本会議でも、さらにあったところではありますが、改めて、今回、リーディングエリアとしてD地区を選定した理由をお聞かせいただければと思います。
◎中心市街地開発推進室長 森野地区をリーディングエリアとした理由といいますか、その思いのところですけれども、森野住宅周辺地区については、議場でもご紹介を差し上げましたが、地区全体の面積が約5.5ヘクタール、そのうち2.9ヘクタールを東京都住宅供給公社――JKKの団地が占めています。JKKの団地については、JKKの掲げる団地再生の方針によると、今、建て替えを念頭に入れている団地であると。そういう契機もありましたので、JKKとは、2020年度から、JKKの団地の建て替えを含めて、周辺の環境も含めてどんなまちづくりができるかという協議を開始しております。
町田市も、この区域の中には、およそ7,000平方メートルの土地を所有しているという状況がございましたので、JKKを含めてどんなまちづくりができるのだろうかという協議を進めていく中で、先ほどもちょっとご紹介しましたけれども、2022年12月には、地区の区域にお住まいの方々のご意見もいただきながら森野住宅周辺地区まちづくり構想というものを策定してございます。
構想策定に至るまでも、それまでに6回、7回いろいろ勉強会を重ねながら、森野住宅周辺地区のまちづくりについて、いろいろとご意見を伺ってきたといった意味も含めまして、まず、町田駅周辺の中でしっかりとこの地区を進めていくことで、ほかのA、B、Cの区域からもいろいろご相談いただいておりますけれども、それの呼び水となるような開発計画を、リーディングエリアとして、町田市も、先ほど申し上げましたけれどもJKKを含めて土地利用の可能性を秘めたこの地区をしっかりお示しすることで、駅周辺開発につなげていきたいと考えているところです。
◆東 委員 今、JKKのお話も含めていただいたんですが、森野住宅について老朽化が激しいというお話を伺っております。今回、このまちづくりを行っていく中で、森野住宅を建て替えるような話につながる可能性というのはあるんでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 ちょっと繰り返しになってしまうんですけれども、東京都住宅供給公社はたくさんの団地を持っているんですけれども、住宅供給公社が2019年5月に改定した公社一般賃貸住宅の再編整備計画というものがあります。その再編整備計画の中で、この森野住宅は建て替えに着手する団地の一つとしてもう既に位置づけられていると。
ですので、その老朽化の課題も含めて、ここは建て替えをすることによって、JKKとしては住環境を更新していこうという団地になっております。それを契機に、それであればという言い方はちょっとあれですけれども、JKKも、自分たちの団地の建て替えだけじゃなくて周辺も含めて何かいい環境づくりができるんじゃないかというところで、我々とお話をさせていただいていますので、委員のご質疑に端的にお答えしようと思うと、JKKは建て替えも視野にしっかり入れているということになります。
◆東 委員 JKKが家主なので、どれだけ市に求めることなのかという部分もありますが、結果的に、今回の中心市街地開発推進事業を進めていく中で、建て替えが一連の流れに含まれる形になると思うんです。そうすると、恐らく今のご時世上、比較的、高層に建て替えられていくような傾向があるのではないかという懸念を住民の方からいただいております。そうすると、家賃が上がったりするようなケースもあると思うんですけれども、そういったご心配の声だとか、あるいは市としてこういうふうに考えているとか、JKKの家賃については何かございますか。
◎中心市街地開発推進室長 現時点において、まだJKKの建て替えの方式というか、手法も含めて、規模感も含めて決まっていないので、家賃についての話までは、我々は、そこまで議論は進んでいないところです。
◆東 委員 分かりました。あと、このD地区の開発についてなんですけれども、これは今後、行政主導という解釈なのか、民間主導という解釈なのかについて教えていただきたいと思います。
◎中心市街地開発推進室長 今まで権利者の皆様に声をかけて、市が主導で勉強会というものを重ねてまいりました。具体的に、その後、今ご質疑いただいたとおり、民間の組合のようなものをつくって進めていくのか、はたまた第三者が特定業務代行みたいな形で入ってくるかというのは、まだ決まっていませんので、それも権利者の皆様のお話を伺いながら、これから検討を進めていきたいと思っております。
◆東 委員 分かりました。あと、施政方針なんかにも書かれていたんですけれども、今回、中心市街地全体について、エンターテインメント性というのを強く打ち出されていらっしゃると思います。その中で、映画館や音楽という言葉が挙げられていたかと思うんですけれども、これは具体的に誘致していくという意思表示と捉えてもよろしいのでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 後の行政報告の内容でしっかりお話しさせていただこうと思うんですけれども、おっしゃるとおり、映画館であるとか、今の町の商業のにぎわいにプラスアルファすることでより町に人が訪れていくような機能を、この開発の中に、ご協力いただければ入れていきたいという趣旨で、エンターテインメントという言葉を申し上げております。ですので、映画館、音楽を楽しめるようなものというのを、市としても、誘導、誘致していきたいなといった思いでございます。
◆東 委員 分かりました。特に映画館については、よく市民の方からもご要望のあるところですので、強く進めていただきたいと思います。
最後なんですけれども、D以外の地区についての進め方については、先ほどご答弁があったところではありますが、将来的に見て、全体の回遊性を上げるためには、先ほどの映画館などの建築物もさることながら、町田駅周辺の特有の細い路地などの魅力の向上も図る必要があると考えるんですが、そのあたりについては何かお考えはありますでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 今回の開発推進事業のテーマが、駅周辺の開発、権利者さんたちからご相談いただいているものをしっかり進めて、支援していこうというところですので、ちょっとそこの表現が薄いところではあるんですけれども、そもそもが、この中心市街地のまちづくりを進めるに当たっては、2016年に地域の方々と一緒につくった中心市街地まちづくり計画を進めておりますので、今ご質疑があった路地ですとか、通りの魅力づくりというのも、現状でも並行して進めているところです。
例えば文学館通りの一方通行のお話、無電柱化の話であるとか、原町田中央通りは今にぎわいづくりのチャレンジショップを出してみたりとか、大通りを路地というかどうかは分からないですけれども、大通りも滞留空間にしようみたいなところで言うと、商店街そのものの魅力もしっかり高めていこうというものを、行政は町の方々にもお声がけしながら一緒に取り組んでいるところです。
駅周辺の開発は、やっぱり今まである大事な資源である商店街を含めて、町の中をどれだけ楽しんでいただくかということですので、こっちだけ、あっちだけということじゃなくて、双方が連携してより魅力的な町を形成できるような取組は、私は中心市街地開発推進室長ですけれども、産業部門もそうですし、ほかの部門と連携しながらしっかりと進めていきたいと思っております。
◆東 委員 ありがとうございます。
次に、52ページの相原駅周辺街づくり事業ですが、1点だけ質疑をさせていただきます。以前、相原まちづくり協議会、また相原地区町内会・自治会連合会から、相原駅東口の整備に当たり、商店街機能をしっかり維持してほしいとの要望書が提出されていると思いますが、その後の進捗についてはどのようになっていますでしょうか。
◎地区街づくり課長 東側、西側それぞれ、地区の皆さんと、例えば東側のほうでは、地区の皆さんのお集まりされる場所がございますので、それに出向いて意見交換をさせていただいたり、あと西側のほうでは、先ほど紹介しましたけれども、アンケート調査を行ったり、その後、各地権者の方を回らせていただいて、意見交換、情報交換も含めてやらせていただいているという状況でございます。
◆東 委員 今回、提出された方から、あまり市の状況が見えてこないといったようなご意見が届いておりますので、ぜひこういった要望書を提出された方に対しても、引き続き情報提供や話合いを続けていただければと思います。よろしくお願いいたします。
次に、59ページの野津田公園スポーツの森整備事業についてでございます。先ほど質疑があったところでして、詳細は分かったところではありますが、②のパークセンターゾーン(スケートパーク)基本設計委託料(その2)というものが計上されていますけれども、こちらは同じ予算が昨年も計上されまして、ほぼ同額、今回計上されているところでありますが、2回目を出された理由は先ほど分かったんですけれども、1回目の基本設計というのは完結したのかどうか、確認させていただきたいと思います。
◎公園緑地課長 今回、その2を計上させていただいているということは、基本設計自体、全体としてはまだ完成をしていない、設計の途中であるということです。ただ、利用者の方とのヒアリングですとか、これまでのアンケート調査等々から、一定のスケートパークのセクションの数ですとか、あるいは面積ですとか、そういったところについては、当初の検討を始めた条件の中での範囲では図面は仕上がってきております。その上で、また先ほどもちょっと申し上げましたけれども、面積をもう少し広げた上で、そこに当初考えていなかった新しい機能を入れられるかどうかという検討をしていくということでございます。
予算上は、全体の面積でこの金額自体は計上をさせていただいておりまして、実際の発注に当たっては、当然、これも金額の精査はしてまいります。
◆東 委員 基本設計を2回行うことそのものもすごく特殊な内容だと思うんですが、さらに、ほぼ同じ金額を計上しているところがちょっと理解ができておりませんで、2023年度のは、先ほどのお話では一応お手元にあるということですよね。2023年度に執行した予算で出来上がった成果物があって、それにさらに変更を加えるのであれば、その変更を加える分のプラスでかかる予算だけが計上されるはずだと思うんですけれども、2回も同じような予算を計上している理由をお願いします。
◎公園緑地課長 1回目で設計した部分につきましても、新しい設備を付加したときに、それが単体で成立するものであれば、ほかのものはいじらなくて済むんですけれども、例えば電源等が必要なものがあれば、当然、その電源を引く際に既存の設計した部分のところも、そこは実際にルートとか、あるいは水に対する安全性とか、そういうものも検討しなくてはいけないということで、検討する範囲につきましては、やはりスケートパーク全体の中を調整する、確認するという作業も出てきます。
結果的に触らないところも当然あるかとは思いますけれども、あくまでも、その検討をする範囲は全体の中の検討ということになりますので、現在、丸々全体を設計する金額を計上しております。その上で、実際の発注のところでどこまで、それが本当に適切な金額かどうかということは、当然、これからも精査をした上で、実際に基本設計(その2)を発注するということになります。
◆東 委員 そうなってくると、2023年度に行った基本設計が何だったのかという話にならないのかなと思うんですけれども、2023年度に行った基本設計の成果物というのは、見せていただくことはできますでしょうか。
◎公園緑地課長 先ほど申し上げたとおり、設計の途中ということで、基本設計として全体が完成したという段階ではございません。意思決定がそれでされたということではありませんので、現段階ではそれを資料としてお出しすることはできないということで、先日もご説明をしたとおりでございます。
◆東 委員 1,000万円近い予算を使って基本設計を行って、それが完結しているのであれば、やはり公表するべきだと思うんですけれども、公表しない根拠というのはあるんでしょうか。
◎公園緑地課長 基本的には、情報公開の規定にのっとって、まだ意思決定の中途であるものについては、いたずらに混乱を招かないために公開をしないという条項もございます。現在、先ほど来ご説明させていただいていますけれども、ものはできているにしても、新たな要素を追加したときに、部分的にやっぱり手をかけていじる部分も出てきますので、そういう意味で、形が変わる可能性もあるということで、現段階ではお見せできないとお答えをしております。
◆東 委員 これ以上続けても多分ご答弁が変わらないんだと思うんですけれども、やはり大切な税金をお預かりして、1,000万円近い予算を使って行った設計を、設計が1回終わっているにもかかわらず見せることができないと。それでまた新たに同じような予算を計上してきているというのは、私も納得できないですし、市民の方も納得がいかないと思います。
新たな基本設計については、先ほど、面積を拡大したり、加藤委員へのご答弁の中では夜間照明を設置するというお話もありましたが、もともとここは環境への影響が強く懸念されて、その中で基本設計を行っていたと思うんですけれども、そういった面積の拡大だとか、夜間照明の設置を行うと、より環境に対して負荷がかかると思うんですが、そのあたりについては、どのような配慮がなされるんでしょうか。
◎公園緑地課長 このスケートパークの予定地につきましては、本来的に、ここは調整池ということでございまして、当初から、調整池というと、通常は閉鎖をして入れない空間になることが多いんですけれども、そこを開放して、景観植物、花を見られるようなものを植栽して、公園利用者に中に入っていただいて、楽しんでいただこうと、利用していただこうという位置づけの場所でございます。ですので、ここを自然環境の遷移に任せてというか、例えば放置して本来ある植生に戻すという位置づけの場所では、そもそもないと。
あと、実際に自然環境調査をした上で、基本設計を、方向性を取りまとめた上で、法令に基づいて、東京都の自然保護条例に基づいて、東京都とまた協議をした上で、希少植物等がありましたら、協議をした上で、例えばそれが移植が必要だとか、そのまま存置していいとか、あるいはそれは別になくしてしまっても問題ないとか、そういった判断がこれから出てまいりますので、自然環境をどうしていくかということにつきましては、東京都との協議の上で決まっていくというものでございます。
◆東 委員 そもそもの基本計画に定められているので、自然を保護することを中心に考えないということですが、そもそも計画が策定されたこと自体、10年ぐらい前ですよね。その頃と比べると、自然を大事にするという方向性が大変強くなっておりますし、また、それだけの時間を経たことで、湿性植物園の生態系そのものも豊かになってきていると思うんです。そのあたりを評価して、さらに今回、2回目の基本設計をするということなので、これを機に、ここにスケートパークを造るのを取りやめるとか、そういった検討はなされないんでしょうか。
◎公園緑地課長 基本計画に基づいて事業を進めると考えております。
◆東 委員 この10年間の変化についてはいかがお考えですか。2014年に策定された計画ですよね。
◎公園緑地課長 そこの部分につきましては、やはりもともと調整池ですので、そこのところを自然の遷移に任せて自然環境を保全していくという考えではございません。
◆東 委員 調整池という部分についても、今回、新しく基本設計をすることでスケートパークとして活用する面積が拡大する可能性があると、調整池としての機能が落ちて水害とかにつながるような懸念というのは生まれないんですか。
◎公園緑地課長 もともと調整池の機能は生かすと、もちろん確保するということで設計を進めておりますので、その部分についても配慮をして設計しております。
◆東 委員 あと、市民向けの説明会についてなんですけれども、2月に予定されていたものが急遽中止になって、市民の方はすごく不満というか、不安というか、そういう気持ちを覚えているんですけれども、市民の方々への説明については、今後、いかがお考えですか。
◎公園緑地課長 説明会につきましては、スケートパークの基本設計の方向性が定まった段階で改めて設定をして、開催をすると考えております。
◆東 委員 分かりました。やはり基本設計の2回目という形で今回上程されているところは納得がいかない一方で、懸念点については、今、ある種前向きなご答弁をいただきましたので、一旦、基本設計が終わるのを見て、また設計を見させていただいてから考えたいと思います。
次に、④にある南側入口転回広場基本・実施設計委託料についてなんですけれども、こちらは昨年11月の臨時議会で、我が会派からも多くの質疑をさせていただきまして、また討論も持たせていただいたんですが、やはりここも豊かな自然環境に負担をかける事業なんです。それで、十分慎重に進めてくださいという形で意見を述べさせていただいているんですけれども、今回、基本設計と実施設計が同時に上程されているんですが、ここはなぜ両方同時に計上されているんでしょうか。
◎公園緑地課長 この転回広場の部分につきましては、構造物として難しいものがあるとか、地形が複雑で検討に時間がかかるとか、そういうものではございませんので、早く事業を進めるためにということで、1年で基本・実施設計が十分できると判断をして、計上をしております。
◆東 委員 やはり自然環境への懸念が持たれますので、基本設計が終わった段階で、議会や市民に対して報告する場所、説明する場所を求めますが、いかがでしょうか。
◎公園緑地課長 皆様にお示しできるような状況の段階で、そこはご説明をしていきたいと考えております。
◆東 委員 それが実施設計が終わった後ということにはならないと信じて大丈夫ですか。
◎公園緑地課長 議会のタイミングとか、ちょっとありますので、そこが設定をどうするかというところはありますけれども、基本的には、基本設計で方向性が定まれば、あとは実施設計とは大きく変わりませんので、それがまとまってきた段階でご説明はしたいと考えております。
◆東 委員 ちなみに、バスが転回して、かつ10台ぐらいバスが止められるような広場だったかと思うんですけれども、これは同等の大きさの場所は、市内にほかに代替できるような場所、使えるような場所の検討とかはなされなかったんでしょうか。
◎公園緑地課長 以前のときにもご答弁はさせていただいておりますけれども、実際に、周辺でバスが止められるような平地ということで言いますと、以前は営業所があったかと思いますけれども、小田急車庫のところを我々としては確認をしておりまして、そこにつきましては、もう土地利用の方針が決まっているということでしたので、周辺には、そのほかには、なかなかバスがまとめて止められるところはないと考えております。
◆東 委員 分かりました。議会への報告、また、市民の方々への説明の場を設けていただけるということですので、こちらも基本・実施設計ではありますけれども、基本設計が終わるのを待って、またこれからの審議をしていきたいと思います。
次に、62、63ページの芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業なんですけれども、こちらの③の公園エレベーター棟整備基本・実施設計業務委託料が計上されていますが、こちらも、やはり基本設計と実施設計が一緒である理由をお教えいただければと思います。
◎公園緑地課長 別発注ということになりますと、やはり契約期間等で改めて工期が延びてしまうということがございまして、地域の方からもエレベーターの完成を早くしてほしいというお声もいただいているところから、ここは、連続して基本・実施設計ということで、それも債務負担ということで議会にお諮りをして、債務負担行為とさせていただいているものでございます。
◆東 委員 現在は、これはどこまで進んでいるんですか。
◎公園緑地課長 今は、基本設計の途中でございます。
◆東 委員 こちらも、基本設計が終わったら議会にご報告いただきたいんですが、いかがですか。
◎公園緑地課長 エレベーターにつきましては、少し多くの方にそのエレベーターを楽しみにして来ていただけるような仕掛けみたいなものも入れていきたいなと考えているところでございまして、どの段階で公表をするかということにつきましては、まだ内部で検討中でございます。
◆東 委員 分かりました。前向きにご検討いただければと思います。
次に、④の樹木適正配置委託料なんですけれども、こちらは2,100万円上程されていまして、2023年度も同額が計上されて可決されたかと思うんですが、同じ額が計上されているのは、これは毎年かかるという性質のものなんでしょうか。
◎公園管理担当課長 毎年、同じ額を計上しておりまして、一応、4か年にわたって、芹ヶ谷公園全体の植生の適正配置を目指して、計画的に進めております。
◆東 委員 芹ヶ谷公園の中でも、毎年、適正配置の設計を行う場所が違うということですか。
◎公園管理担当課長 適正配置をする場所がそれぞれ違っています。
◆東 委員 委託している業者は、毎年同じですか。
◎公園管理担当課長 そうです。造園業者に委託しております。
◆東 委員 これが債務負担になっていない理由というのは何かあるんでしょうか。
◎公園管理担当課長 すみません、もう一度、お願いします。
◆東 委員 毎年、同じ額を同じ業者に委託しているのであれば、債務負担行為を設定しないのかなという素朴な疑問なんですけれども。
◎公園管理担当課長 基本的には、年度予算の範囲内で行わせていただいているので、年度ごとに発注をかけております。
◆東 委員 ありがとうございます。
次で最後になりますが、67ページの(仮称)大戸広場整備事業なんですけれども、67ページの下のほうに、遊具広場イメージとして、パース図が載っているんですけれども、こちらは基本設計から引用しているもの――こちらの図はどこから来たんでしょうか。
◎公園緑地課長 予算は実施設計ですけれども、この絵自体は、基本設計段階でのイメージ図です。
◆東 委員 イメージ図ということなんですけれども、こちらの中にあずまやのようなものが見えまして、実際にこれを設けるような予定ですか。
◎公園緑地課長 あずまや自体は設ける予定ですけれども、形が最終的にこの製品で行くと決まるのは、実施設計の中で決めてまいります。
◆東 委員 この事業だけではなくて公園全般に言えることなんですけれども、最近、きちんとした屋根ではなくて枠だけあるようなパーゴラが設置されているようなケースが増えてきていまして、市民の方からは、結構、日よけにならなく、あまり実用的ではないというお声が多いので、こういった屋根をきちんとつけた形での事業を進めていただくことを要望いたします。
以上でございます。ありがとうございます。
◆殿村 委員 まず、野津田公園スポーツの森整備事業について伺います。2014年に作成された第二次野津田公園整備基本計画のテーマでもある「自然の中で楽しむ総合スポーツパーク」という位置づけがここでも述べられていますが、もともと野津田公園をスポーツ公園にするに当たっては、ここでも今言ったように、自然を生かしたということが重要なコンセプトではないかなと思います。つまり、今日まで残されている貴重な野津田公園の自然を保全し、そして、それを生かすことを前提としたスポーツ公園ということになろうかと思いますが、まず、その点について確認したいと思います。
◎公園緑地課長 今の自然を保全し、生かすことを前提とする公園ではないかというご質疑ですけれども、基本的に公園は、一般的に、例えば特別緑地保全地区ですとか、そういった生き物といいますか、自然環境を凍結的に保全をするという性格の公園とは違うということを一つ申し上げておきたいということと、公園というのはあくまで公の園ということで、人々が中に入って緑を活用するというのが前提ですので、自然を残すことが前提かというと、まずは人の利用するところが公園であるということで、ご理解をいただければと思います。
その上で、野津田公園スポーツの森整備事業といいますか、基本計画でも申し上げているのは、人と緑のバランスを取れた整備をしていきましたと。この設計の中でも、当時、基本計画を立てたときにもご説明はさせていただいていますけれども、例えばバランスが取れたというのはどの程度かというのは、数字で云々言えるわけではないんですが、一般的な公園と比較しても、野津田公園はそもそも広いということもありまして、約7割が緑としてカウントされるところが残っていて、面的に構造物で覆ってしまって自然ではないところというのは、そもそも公園全体の面積からすると少ないというところがございます。
ですので、私どもとしては、全く手をつけていない樹林地のところも、当然、野津田公園の中で既に残している部分もございますし、スポーツ施設を設けるところもあるということで、バランスが取れた設計になっている基本計画であると考えております。
◆殿村 委員 狭い意味で自然の保全ということになれば、確かに答弁のあったとおり、それを主とする公園設計とかということになろうかと思いますけれども、広い意味で言えば、残された自然を生かしてという、法的に保全してということとはちょっと意味合いが違ってくると思いますけれども、残された自然を最大限生かしてということで言うならば、この野津田公園は非常に重要な役割を担っているのかなと考えます。その点で、例えば、先ほど、スケートパークに関する質疑がありましたけれども、もともと調整池だからということを理由にして、スケートパークを整備することは合理性があるということの答弁に聞こえました。
なんですけれども、私も、実際に今回、改めてスケートパークが整備されようとしている、計画されている湿性植物園に行ってみますと、調整池の機能を有しているとはいえ、実態としては、私も前回の12月の議会の請願に対する賛成討論のときに申し上げましたけれども、その空間が、私の郷里は秋田のほうなんですけれども、私が子どもの頃に育ったときの空気と同じだなという実感が入った瞬間まずしました。これというのは、非常に得がたい。町田という、東京都の中で有している公園の中で、幾ら調整池といえども、そこに、その後育ってきた生物によって生み出された新しい環境が、やはりそれがよみがえるんだなということを非常に強く実感したところです。
テレビ番組でも、「所さんの目がテン!」という番組をいつも私は見ているんですけれども、あの番組を見ていても、今までほとんど絶滅と思われていたような昆虫であるとか、植物であるとか、そういうものが新たに発見されるというようなことを聞くにつれて、やはりこの自然というのは、環境が整えられれば、それにふさわしい新たな環境がつくられるんだなということを感じまして、そのことと同じようなことを、私はこの湿性植物園に行って感じたわけです。
これというのは、一言で調整池であるから、スケートパークを造っていいんだということにはならないんじゃないかなと思います。つまり、この間、つくられてきた新たな自然環境は、これまでの多摩丘陵の古い時代からの自然環境をある意味受け継ぐ非常に重要な意味をなしているんじゃないかなと思いますけれども、その点についていかがお考えでしょうか。
◎公園緑地課長 今お話があったような自然環境が戻ってくるというお話については、そのとおりだと思います。その上で、私どもは自然環境調査も実施をしておりますし、その中で希少種と呼ばれるものも把握をしてきております。
その上で、希少種そのものの取扱いというと物ではないのであれですけれども、どういうふうに対応していくかということについては、きちんと法令上必要になっている東京都との協議を踏まえた上で、その設計にも当然反映すべきは反映をしていくということです。これから東京都のほうとも基本設計の中身を、こういうふうに形をつくりたいという形が出てきましたら、当然、これは手続を踏んで、協議をして、その中で希少種、残すべきものは残し、移植するものは移植するし、その対応方法についても定まってくると思っておりますので、決して、例えばそれが希少種を全部潰してしまうとかということにはつながらないのではないかなと考えております。
◆殿村 委員 私がさっき申し上げたのは、では、希少種だけを残せばよいのかと、結局、これはまた元の木阿弥になってしまうんです。新たに生まれ変わった自然が、言ってみれば、ただの調整池と変わらない状態になってしまうと。つまり、東京都の自然環境調査というのは、ご案内のように、開発を前提とした調査ですよね。開発をするために行う調査です。では、そのために希少種をどこに残すかということであって、その場所を保全するものではないんです。なので、私はそのことを言っているわけではなくて、この野津田公園という場所において、得がたい現在の自然環境をわざわざ壊す必要がありますかと。というところで、皆さんは心が痛みませんかということをお聞きしたいんですけれども、どうですか。
◎公園緑地課長 今お話になったような意味で申し上げますと、繰り返しにはなりますけれども、そこをそのまま保全していくという場所としては、町田市としては考えていないということでお答えになります。
◆殿村 委員 答えにはなっていないと思いますけれども、前回の2023年度の基本設計と、あと、今度、新たな新年度予算での設計ということで、面積が広がるということを想定しているということでした。具体的には、前回の設計段階ではどのぐらいだったんでしたか。今考えているところでは、きちんとした数字ではなくてもいいんですけれども、何割程度広げるというふうなお考えなんですか。
◎公園緑地課長 基本計画上の面積は5,000平方メートルと申し上げていまして、その5,000平方メートルというのは、例えば舗装しているその部分だけがスケートパークということではなくて、当然、木道ですとか、入り口ですとか、全体を含めた面積ですので、当然、その中に残ってくる自然もあると考えております。面積としては5,000平方メートルですけれども、そこの面積に限定してその面積どおりに進めているわけではございません。当然、現場の植生とか、生えているものとか、よけなければいけないものとかで曲線等になっておりますので、正確な面積は今ここで申し上げることは控えさせていただきます。
というのと、あと、先ほどちょっと答弁が足りていないということでご指摘いただいていましたけれども、こうした委員会は個人の職員の気持ちを申し上げる場ではないと考えておりますので、コメントは控えさせていただきました。
◆殿村 委員 5,000平米というのは、前回の数字ですね。
◎公園緑地課長 そうです。
◆殿村 委員 5,000平米だと約半分ぐらいなんですか。調整池の面積の半分ぐらいということになるんでしょうか。それで、実際に今考えているのは、これを何割か増しで広くしたいということだろうと思いますけれども、それはちょっとまだ分からないということですが、スケートパークそのものは、実際には、構造物はコンクリート等で造られるのが主じゃないかと思いますが、その辺はどうなんでしょうか。何割ぐらいがコンクリートというふうに……。
◎公園緑地課長 ちょっとざっくりした言い方ですけれども、基本計画のイメージで言って、大体約5,000平方メートルというのが基本計画時の面積です。あと、構造につきましては、基本的には、やはりいろんなやり方がありまして、浮かせてやる場合もありますし、コンクリートでやる場合もあります。ただ、プレーをするという、スケートパークとして使う分には、コンクリートでやるものが最適と聞いておりますので、基本的にはコンクリートでいくと。ただ一部、例えば、木道ですとかという足だけが立つようなものであったりとか、要するに、全部潰すのではなくて、橋の足のところだけが地面に立つというようなところもございます。あと、構造自体、例えば拡張する部分について、何をどういうふうにするかというところをでは、そこは全部コンクリートで埋めてしまうかどうかというのは、まだ確定ではございません。
それからあと、先ほどの答弁、面積についてちょっと修正をさせていただければと思いますが、調整池の部分全体で5,000平方メートルということです。基本計画上の面積ということで5,000平方メートル。その水の部分も含めた全体をスケートパークとして見ていて、それが5,000平方メートルと。コンクリートで囲われている調整池がありますけれども、そこの全体で5,000平方メートルとカウントしております。水面も含めてということ、調整池全体です。
○委員長 休憩いたします。
午後7時6分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時7分 再開
○委員長 再開いたします。
◆殿村 委員 私が聞いたのは、今、調整池であり、イコール湿性植物園であるこの面積が何平米で、そのうちスケートパークを造る面積が何平米になるのか。それが5,000平米ということであるならば、その調整池であり、湿性植物園である現在の面積との関係をお聞きしたわけですけれども。
◎公園緑地課長 先ほど5,000平方メートルと申し上げましたのは、調整池部分の全体の面積でございます。その上で、基本設計の今の段階でやっているものが幾つかということにつきましては、まだ設計の途中ということですので、数字を申し上げるのは控えさせていただきます。
◆殿村 委員 でも、その数字は、何かに出ていませんでしたっけ。少なくとも絵には、今持ち合わせていないですけれども、これまで出された図面には、半分ぐらいスケートパークの図面になっているのがたしか出ていましたよね。イメージ図というんですか、それだけだったんでしょうか。数字は出ていなかったんですか。
◎公園緑地課長 現在の設計の状況での面積というのは出していないと思います。我々のスケートパークというのは、水面も含めてあそこ全体をスケートパークと申し上げていますので、限定的に滑るところの部分だけとか、舗装してある部分だけがスケートパークというふうには今までも申し上げていないので、その中には舗装されているところもあれば、植栽が残るところもあれば、あるいは階段のようなもので造るところもあればというもの、全部それは含まれていて5,000平方メートルということです。
◆殿村 委員 そうすると、改めて伺いますが、全体がもうスケートパークだということなわけですから、面積を増やしたいと言っている部分については、いわゆるコンクリートで、練習したり、競技をしたりする部分、プレーで実際に使う部分というところの面積を増やすということを考えているということなわけですね。
◎公園緑地課長 そのとおりでございます。
◆殿村 委員 分かりました。これまでも、野津田公園のスケートパークを含めた基本計画の策定に当たっての市民の皆さんの議論、ご意見、そしてその後のご意見の中においても、湿性植物園をコンクリートで造るスケートパークをメインにした整備については疑問を呈し、そして、そうでない方向に計画を変えてほしいという声が多数寄せられていると思いますが、その声を踏まえて計画を見直す考えはありませんか。
◎公園緑地課長 計画を見直す考えはございません。
◆殿村 委員 その理由は何でしょうか。
◎公園緑地課長 様々なご意見があることは承知をしております。公園を造る場合には、例えば自然をそのままにしてほしいという方がいらっしゃったり、野球場が欲しいという方がいらっしゃったり、自転車で走り回れる場所が欲しいという方もいらっしゃれば、ベンチで座って本を読みたいという方、様々な方の様々な要望がございますけれども、この野津田公園におきましては、第二次基本計画を定める際に、そういった様々なニーズを考えた上で、これはやるかやらないかではなくやるということで基本計画を定めておりますので、今のところ、それをやめるとか、見直すということは考えておりません。
◆殿村 委員 今のところとおっしゃったので、今後、十分見直していただきたいと。何も見直すということを言っているわけじゃないので、そこは分かりますけれども。
先ほど来、建設常任委員会でも、他の部でも、スケートボードを活用した公園とか、広場とか、そういった場所というのは、ほかにもあるんだなということを報告の中で感じたところです。そういう意味では、今、課長がおっしゃったように、市民の皆さんの中には、様々な市政に対する要望があると。その一つとして、スポーツであるスケートボードに対するニーズも、また、そういった整備もしてほしいという声は当然あると思います。同時に、野津田公園という長年にわたって残されてきた自然をこれからも残してほしいと願っている市民の皆さんもたくさんいることは、事実だと思います。
そういう意味でいくと、決めたことだからこれをやります、決めたことをやるのはいいんですけれども、同時に、いろんな形でスケートボードを楽しむ場所はいろんなところでできるわけですから、様々な市民の皆さんの声を聞きながら、そういった柔軟な検討をするということについては、皆さん方のセクションだけでは無理なんでしょうか。もっと違うところを含めて、それは議論しなければならないということですか。
◎公園緑地課長 スケートボードをしたいという要望の中には、当然、近くでしたいとかというご要望も承知をしておりまして、一般的な公園では、利用者同士の中でご迷惑がかからない範囲でスケートボード自体はしていただいて構わないということでお話もしております。
スケートボード場として設けるかどうかということで言えば、町田市がスケートボード場として設ける場所としては、野津田公園がやはり面積が最大、大きいということと、あと、町なかでスケートボードをされる場合には、やっぱり音とかが、近隣の方からご要望をいろいろいただく場合もございます。地域の方に受け入れていただけるような場所があれば、当然、小さい場所でも、そういったスケートパークができるようなところというのは、可能性としてはなきにしもあらずというところでございます。地域の方に受け入れていただけるものであれば、もっと多くの場所に欲しいということは、お話は伺っております。
◆殿村 委員 この問題については最後にしますが、コンクリートで新たな構造物を造る、これはお金を出せばできることです。けれども、長年かけてつくられた自然を取り戻すということは、大変な作業が要ることだと思います。そういう点でも、スケートボードはほかの手段や場所で対応できるということを考えても、やはりこれは再検討すべきではないかなということを申し上げたいと思います。
次に、上の原広場、④、転回広場について伺います。ここは、今年度、上の原広場の測量を行っていますよね。現地に行ってみますと、対象となる転回広場というのはたしか2,000平米と聞いていますけれども、ということは、あの場所でいくと、およそ半分ということでしょうか。通路の向かって左側というか、西側ですよね。測量自体は、現地を見ると、東側のほうも含めてやっているのかなというふうに見受けましたが、これは、測量自体の目的としてはどういう目的だったんでしょうか。
◎公園緑地課長 測量の目的としては、目的物としての転回広場以外にも、当然、周囲の地形等も設計の中では考慮しなければいけない部分というのも出てまいりますので、目的の構造物以外のところも、一般的には広く取るということで、周囲の崖とか、樹林地とかがありますけれども、そこの部分も今回、測量をかけております。
◆殿村 委員 それで、測量した全ての部分について、今後の整備についてどう考えているんですか。その2,000平米を含めて全体についてどういう整備を考えているか。
◎公園緑地課長 基本的には2,000平方メートルと申し上げていますけれども、まず目安ではありますけれども、バス10台程度が待機をできる場所と、それから大型バスが待機した上でぐるりと回れるような必要なスペースを造るということと、当然、その広場に来るための園路ですとか、例えば照明等が必要であれば、園内灯とかを立てるのであれば、園内灯は電気をどこから持ってくるかというところも、検討は当然必要になってまいります。そういう意味でも、周辺の地形というのは取っているということでございます。
◆殿村 委員 そうすると、バスの転回広場は2,000平米のみなんですか。それとも2,000平米を超える場合もあるんですか。実際どのぐらい必要だというのか。それで、今のお話だと、恐らく供給する電気を引っ張ってくるための電柱とか、そういうことですよね。そういう設備も必要だということですけれども、その2,000平米の倍以上、あれは全体で言えば5,000平米ぐらいあるわけですよね。それを一体何に使うか、もう少し具体的にお答えください。
◎公園緑地課長 2,000平方メートルというのは、当初考えている上での概算での目安ですので、その点につきましては、設計を進める中でどこまで必要かというのが決まってくるということですので、今何平米と申し上げることはできません。
◆殿村 委員 何か分からないな。だって、2,000平米でバスの転回広場を整備しますという話だったんじゃないんですか。それなのにということを、私が聞いていることにかみ合った答弁じゃないんです。
◎公園緑地課長 目的物としてのバスの転回広場を、目安として2,000平方メートルと今現在考えております。その上で、実際、それが絵柄として最終的に使う面積が、例えば2,100平方メートルなのか、1,800平方メートルなのか、それにつきましては設計の中で進めてまいります。
測量の範囲がそれ以上広いということにつきましては、周辺の地形も取っておかないと、その目的物を造るに当たって、では、そこにアクセスするための通路をどうするのかとか、その目的物だけで浮いたように設計ができるわけではありませんので、周辺を全て取っているということです。
◆殿村 委員 ということは、その目的物であるバスの転回広場に附属した通路等の整備が必要になってくると。それらを含めると2,000平米は超えるということで理解していいですか。
◎公園緑地課長 現在のところ、その面積については申し上げることはできません。ただ、先ほどから申し上げているとおり、真ん中にぽんっとバスの転回広場ができて、そこに何もアクセスするところがなければ、そこは利用できないわけですから、そこは設計をしていく段階で決まってまいります。
◆殿村 委員 要するに、今、真ん中にぽんっとというお話がありましたけれども、5,000平米全体を視野に入れてバスの転回広場を検討すると。実際にそれが使えるようにするためには、5,000平米を視野に入れて設計を検討するということですね。
◎公園緑地課長 これは南口の転回広場に限らず、設計というものはそういうものでございます。
◆殿村 委員 初めて知りました。
では、次の観点で伺いますけれども、転回広場の上の原広場は、現在もあそこに看板が幾つか立っていると思います。これを改めて私も見ましたら、先ほどの議論と同じなんですけれども、やはり野津田公園の自然の中でも非常に意義のある場所であるということの看板が立てられています。具体的にどんなふうにとは言いませんけれども、2つか、3つか、看板が出ていたと思います。
そしてまた、これは公園の利用者全体にだとは思いますけれども、こういう利用に当たっては、こういうことに注意してくださいという注意書きの看板もその場所に立てられていて、また、そこにはバイクとか、自転車とかで進入は禁止というふうにまで立て看板が書かれています。バイク、自転車の進入禁止という場所に今度はバスを、進入オーケーという看板に変わるというわけですよね。ですから、それはこれまでの野津田公園のその場所の位置づけがもう180度変わるということになりませんか。
◎公園緑地課長 自転車やバイクを進入禁止としているのは、公園利用者の方が、例えば草地とかで休んでいる中で、バイクで突っ込んでいって周りを走り回ったりとか、自転車でご迷惑をおかけしないようにということで、公園の中は、基本的に自転車は乗るんではなくて押してくださいねというのは、これは野津田公園に限らずですけれども、やっております。当然、バスの転回広場を造った際には、そういった利用上の交錯が起こらない、動線がかぶったりしないような安全に配慮した設計をしてまいります。
◆殿村 委員 そうはいってもバスは乗り入れるわけですから、乗り入れることが前提ということで、これは大きくこれまでの位置づけとは変わると思わざるを得ません。
あと、これまでも議論になっていると思いますけれども、脇に鎌倉古道がありますということで、実際に鎌倉古道の看板も立てられています。そういう歴史的な遺跡が地上に現れている部分、そしてまた地下にあるであろうという場所の上に整備するということについて、どのように考えますか。
◎公園緑地課長 おっしゃっているのは、鎌倉古道の地形的な痕跡が残っている場所かと思われますが、そこにつきましては、今回の転回広場で触る場所ではございません。そして、今回触る部分につきましては、鎌倉古道の存在は想定されておりますが、明確な痕跡は地上部には出てこない場所でございます。その上で、鎌倉古道を残してほしいというお声ももちろん聞いておりますので、例えば深く物を掘削してしまうようなことは、現在のところは考えておりません。
◆殿村 委員 ということは、鎌倉古道を意識しているということですね。分かりました。ということで、こちらのほうについても、野津田公園のこれまでの自然環境を大きく改変するということにつながっていくと思いますので、やはり計画は見直すべきだということを申し上げたいと思います。
次に移ります。モノレールについて伺います。一方で、小田急多摩線延伸の事業については、国からも指摘されているように、採算性という問題がここでも書かれています。これを検討していくんだと述べられています。モノレールについても、これまでの新ルートの検討に当たっての東京都との検討会の中でも、最大の問題が収支採算性の問題だったと私は認識しております。それを裏づけるためのまちづくりの検討というようなことで、この間、検討が行われてきたのではないんですか。つまり、モノレールの延伸に当たっては、収支採算性の問題が依然として再重要課題と認識していますが、ここでは事業性という言葉になっていますが、本質的には、収支採算性ということになるのでしょうか。お答えください。
◎モノレールまちづくり推進室長 この件については行政報告もさせていただきますので、またそこで詳しく説明はさせていただくんですが、今回、
モノレール沿線まちづくり構想を策定した、この策定した中の取組をまず推進する、その推進した取組に基づいて事業性の検証を行っていく、そのような流れで考えております。課題としては、確かに事業性の検証ということもあるんですが、この後の調査、設計ですとか、事業性の精査、都市計画決定に向けてのステップを一つずつ踏んでいくというところが課題となっております。
◆殿村 委員 分かるようで分からなかったんですけれども。なので、もうちょっと端的に分かりやすく答えていただきたいんですが、結論として、収支採算性の課題というのは、引き続き最重要課題ですかということを、端的にお答えいただきたいんです。
◎モノレールまちづくり推進室長 事業性の検証をこれから行っていきますので、課題の一つであると考えております。
◆殿村 委員 なるほど、事業についてはこれから検討していくので、その中で検証していくと。今までさんざんそのことを検討してきたんじゃないんですか。だって、東京都が入ってやった検討会の中でも、議事録を読みますと、それが主たる議論だったじゃないんですか。それなのに、これからいろんな事業をやっていくに当たって、その中で検討していくみたいな、ある意味、議論のすり替えのように聞こえるんです。これまでさんざんそれを検討してきていたはずだし、東京都自体が現在の新ルートを整備するに当たって、これでは本事業を事業化するに当たっての採算性は、まだゴーサインを出せないということがあるから、これをまた持ち帰って検討したということじゃないんですか。
◎モノレールまちづくり推進室長 東京都が設置したルート検討委員会の中で、ビー・バイ・シー、費用対効果については1を超えているということで結論は出たんですけれども、事業性といったときに、当然、収支採算性という話も出てきますので、より詳細な検討が必要ということで、今回、沿線まちづくり構想の開業までのプロセスの中にも、事業性の検証をこれから行っていくというところを明記したところでございます。
◆殿村 委員 そうすると、今の話では事業化を前提として、そのプロセスの中で検討していくと聞こえました。そのあたりは後で行政報告をされるのかもしれませんけれども、いずれにしても、主たる事業者が東京都でありますから、主たる懐は東京都が出すということになろうかと思います。この後ちょっと質疑させていただきますけれども、町田駅周辺のまちづくりを含めて、新たなまちづくりに当然新たな税金投入が行われていくわけですから、全て東京都のほうの財政だけで出来上がるというものではないわけですよね。つまり、町田市も一定、それを支えるまちづくりに投資をしなければならないということが求められてくるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 例えば、モノレール駅周辺の交通広場ですとか、駐輪場ですとか、周辺開発については沿線市である町田市の役目でありますので、そこについては投資をしていく形になると思います。
◆殿村 委員 私は収支採算性の問題が大きな課題だと思いますし、それと町田市のまちづくりという問題がつながっているということを考えると、市民の皆さんが出している税金とも直結した問題だと思いますので、やはりここは慎重に検討しなければならないと申し上げたいと思います。
では最後に、町田駅周辺のまちづくりについて伺います。これはA、B、C、Dの4つの――一般質問でもやりますので、それはそれでまたそこで議論したいと思いますけれども、基本的な答えだけお願いしたいと思いますけれども、まず、全体として、このA、B、C、D街区のまちづくりを幾つか考えられると思いますけれども、どういった開発手法で行っていくか。これも一般質問でも聞くんですけれども、こっちのほうが先になっちゃったから、しようがないよね。いつも逆だから、すみません。ということで、全部、全部聞くわけじゃないから、大事なところをちょっとお答えいただきたいと思います。
◎中心市街地開発推進室長 事業手法というお尋ねだったと思いますが、市街地再開発事業は一つ想定しているところです。
◆殿村 委員 主に原町田ですけれども、これまで行われてきた町田市の中心市街地の開発については、市街地再開発事業が中心でした。基本的には、こういった都市再開発法に基づく市街地再開発事業をメインに進めていくと、それをメインにした考え方が中心であると理解していいということですね。
◎中心市街地開発推進室長 今、各地区の権利者の方々からご相談いただいています。それをまとまった街区で、皆さんで協力し合いながら、機能更新をしていこうということを考えたときの一つの手法として、市街地再開発事業があると認識しておりますので、各地区の事業所はまだ決まっていませんが、これから進めていくに当たっては、市街地再開発事業という手法を一つの手法であると認識した中で、意見交換等々を進めていきたいと思っています。
◆殿村 委員 分かりました。そこで、これもまた一般質問で聞くんだけれども、全体の事業費です。これは民間主導で仮にやったとしても、再開発の場合は、当然、国や町田市の補助金が使われます。つまり、民間でやるからといって、民間事業者の皆さんが全て持ち出しということにはなりませんよね。ということになると、当然、再開発事業をこれから先行っていくに当たって、どれだけの財政が必要になっていくかということを想定していかなければいけないと思いますけれども、その辺は検討しているのでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 各地区のスケジュールですとか、それぞれの造る建物の計画がまだできておりませんので、総事業、スケジュールについては現時点では未定です。
◆殿村 委員 蓋を開けたら、このぐらい必要ですというのが次々と予算上出されてくるということになっていくと思いますけれども。
そこでまず、このリーディングエリアとされているD地区、森野住宅のまちづくりについてですけれども、これまで勉強会が9回行われてきました。ここには、これまでもお尋ねして答弁がありましたけれども、町田市、そして地権者の方々、また、地権者の中には最大の地権者である公社住宅、そしてアドバイザーとしてURが入っているということで、議事録にも出ていると思います。実際に再開発事業がこの地区でも行われるということを想定したときに、現在、公社住宅が一番土地を持っているわけです。先ほども質疑がありましたけれども、公社住宅が独自に、建て替えの整備計画の中で、建て替えの住宅としてこの森野住宅を位置づけているわけです。
ということは、当然、建て替えによる住み替えということが大きなテーマになってきます。外に出られる方は別としても、今住んでいる方々が引き続きこの地で生活をしたいという方があった場合、そういう方々が住み続けていきたいというご要望に応えていく必要があると思います。
その辺で、一方で、再開発というかまちづくりの勉強会は、地権者を中心に行われてきました。けれども、肝腎な公社住宅の建て替えについての公社住宅側の説明会や、このまちづくりと連携した説明会などは行われていますか。
◎中心市街地開発推進室長 JKK――東京都住宅供給公社とは、先ほども私がご説明したとおり、2020年からいろいろと協議を続けております。その中で、これも先ほどご紹介したんですが、2022年12月に森野住宅周辺地区まちづくり構想を策定しました。この策定に当たりましては、検討開始前、中間、構想を策定する前と都合3回、東京都住宅供給公社とともに森野住宅居住者で構成される森野団地自治会にお邪魔して、ご意見を伺ってまいりました。
◆殿村 委員 それは今3回意見を伺ったということですが、いわゆる住んでいる方々、住民の皆さん全体を対象とした説明会ではないですよね。役員の方々にお話をしたということですよね。
◎中心市街地開発推進室長 自治会にお邪魔して、自治会会長や役員の方々にJKKを通じてお話をさせていただいております。
◆殿村 委員 実際に住んでいる住民の方々のほとんどは、この計画についてまだ知りません。ある程度知っている方ももちろんいますけれども、ほとんど知らないと言っていいんじゃないでしょうかというのが私の実感です。つまり、1年か、2年かかけて勉強会をしてきた。この勉強会では、5.5ヘクタールの区域を、今度、新しいにぎわいのあるエンターテインメントのまちづくりを進めていくということの構想について、いろいろと議論してきたと思います。
また、サウンディング調査も去年やっています。そこで出された民間企業の皆さんからのアイデアの幾つかが、大体、今回、施政方針でも市長が述べられた中に盛り込まれているなと思いました。あれを見ますと、中には、野津田のサッカースタジアムと同じようなものをあそこに造ったらどうかという提案もありました。2万平米でお考えくださいという提案に対して、3万平米になりますが、こういうのを造ったらどうでしょうかというようなアイデアを出した企業の方もありました。
要するに、何を言いたいかというと、今現在は森野住宅の大半は公社住宅が建っているわけです。そこに約400戸の賃貸住宅があり、そして市民の方がそこで生活をされていると。この方々がこれまでの勉強会の中身はほとんど知らない、一体このまちづくり計画なるものがどんなものか、何を目指しているかということについても知らない。これでよいかということを私は問いたいわけですが、いかがでしょうか。
○委員長 休憩いたします。
午後7時47分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時48分 再開
○委員長 再開いたします。
◎中心市街地開発推進室長 東京都住宅供給公社とは、繰り返しになりますが、これまでもずっとコミュニケーションを取っております。公社からは、入居者様との契約関係については、入居時期等々が異なるので、各入居者の契約内容に応じて建て替えであるとか、今後の移転補償についてはしっかり制度を案内していきますと、今後、森野住宅における建て替え検討の各段階に応じて、これから、まだいつから建て替えると決まっていませんが、入居者を対象としたお知らせの配付や説明会を適切に実施していくというところは聞いております。
2024年度、今後の取組については、私どもは、JKK――東京都住宅供給公社に対して、お住まいの方々に、いつ、こういった内容をしっかりお伝えするタイミングなのかというところもしっかり確認しながら進めていきたいと思っております。
◆殿村 委員 再開発事業ということになると、権利者の中には当然借家権者が法的にいるわけで、都市再開発法を少し勉強してみると、借家権者も法的に権利返還の対象になっているわけです。当然、都市再開発法に基づいた検討の段階になったときに、そういう問題が浮上してくると。
なぜ今私はこういうことを聞いているかというと、今現在、住民の皆さんはほとんど計画を知らないけれども、今構想されているような、これまで勉強会をやってきてまとめた構想に基づく方向で検討を進めていくということになったときに、向かっていく方向がこの再開発事業となったときに、賃貸住宅に住む住民の皆さんも権利者として関わりを持つということに法的になっていかざるを得ないことが分かっているのに、きちんとしたご説明を今年度の事業のこの取組の中でしていくことはあるのでしょうか。町田市として一つ責務があるのではないかなと私は思うんですけれども、今回の予算の中にそれは入っていますか。
◎中心市街地開発推進室長 先ほどA、B、C、Dを含めてこれから事業を進めていく中の手法はまだ決まっておりませんが、その中の一つとして再開発事業も含まれているということは申し上げました。ですので、このD街区の大きなエリアをやるときに、まとめて市街地再開発事業なのか、違う手法があるのかというのは、これからいろいろ検証していく部分ですので、そこについては一つ手法として認識はしているものの、まだ決まったものではないということをまずご理解いただければと思います。
あと、おっしゃるとおり、居住者の方々にどういった形で情報を提供するかというのは、これも繰り返しになりますが、JKK――東京都住宅供給公社と今お話をいろいろさせていただいていますので、相談しながら進めていきたいと思っております。
◆殿村 委員 最後にしたいと思います。公社住宅の住民の皆さんは、やはり重要な権利者のお一人お一人でありますし、これまでの取組においては、この勉強会に直接は参加をしておらないということで、計画が十分周知されていないということはあります。けれども、先ほど申し上げたように、蓋を開けたら、法にのっとってということになった段階で初めて知りましたということでは、やはり遅いと思いますので、これは町田市としても公社住宅と十分に協議をしていただいて、権利者である賃貸住宅の住民の皆さん全てに、きちんとした情報提供を行って、まちづくりの内容をきちんと周知するということを改めて行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎中心市街地開発推進室長 繰り返しになりますが、JKK――東京都住宅供給公社と相談しながら進めていきたいと思っています。
◆東 委員 ちょっと議論を聞いていて、1点だけ追加で確認をさせてください。野津田公園のパークセンターゾーンの基本設計の件なんですけれども、そもそも2回目の基本設計を行うこととなった背景として、1回目を行っている途中に、2023年度と2024年度に近郊で多くのスケートパークがオープンするということがあったと思うんですけれども、本来であれば、2023年度の基本計画の前にそういった情報を入手しておけば、このようなことにはならなかったと思うんですけれども、どうしてこういう結果になったんでしょうか。
◎公園緑地課長 先ほどの答弁の中でもお話はしましたけれども、開園済みのスケートパークにつきましては、2022年度、あるいは2023年度の前半でオープンしているものについては把握をしておりますけれども、事業途中のものにつきましては、その全体像とか、実際にそれがどういう形にできるのかというのは、なかなか情報としてはつかみづらいということもございます。
さらに、その2でレベルアップをと考えた理由につきましては、当然、その周辺の公園ということもそうですし、それ以外にも新しいアイデアを生かしたりとか、単純に周辺の公園が次々できてきたから見直しましたということではございません。
◆東 委員 オープン前でも、町田市も、行政としてほかの行政の情報は十分知り得ると思うんですけれども、例えば他のスケートパークが工事している段階でそこの実施設計を取り寄せてみたりとか、そういうことはしなかったんですか。
◎公園緑地課長 周辺の自治体の事業の動向ということで、近隣で言えば相模原市の小山公園が一番古くからのスケートパークでもありますし、そういう検討を開始しているという情報はいただいてはおりましたので、そこについてもヒアリング等はさせていただいておりますけれども、図面を取り寄せるということはしておりません。
◆東 委員 そのヒアリングをしている段階で、どういうスケートパークがどこにできるというのは分からなかったんですか。
◎公園緑地課長 全ての自治体のものを全域に向けて調査をかけるようなことはしておりませんので、ネット上でつかめるものはつかんでおりますし、そういった近隣で動きがあるものにつきましては把握をしておりましたが、詳細の最終的な工事図面等については入手をしておりません。
◆東 委員 工事図面を入手しているかどうかというところにこだわっているわけではなくて、ヒアリングだろうと何だろうと、どういうものができるのかという情報収集がやはり不足していたというところは指摘せざるを得ないと思うんですけれども。
◎公園緑地課長 言葉で収集をしておりますので、例えば実際にどんなスケートパークになるのかというのは、鳥瞰図ですとか、細かな図面等を見ないと詳細については把握できないものと考えておりますが、そういった実際の発注図面等を取り寄せることはしておりません。
◆東 委員 言葉でヒアリングをしても、初級、中級者向けのものができるというのは分からなかったんですか。
◎公園緑地課長 初級、中級を目指しているとか、そういった言葉でのものはつかんでおります。
◆東 委員 それはどの段階でですか。
◎公園緑地課長 2022年度の段階では、そういったレベルのものでは伺っております。
◆東 委員 そうすると、どうして競合するものをわざわざ造ったんですか。その結果、2回目も行うことになったと思うんですけれども。
◎公園緑地課長 競合するものを造っていくというのは、町田市としては、このスケートパーク自体が必要なものだと考えているから基本計画に定めております。そこを実際に工事をかける段階で、そこの周辺の状況等を調べるのは当然のことではございますけれども、その作業を進めている途中においても次々とということはございます。
◆東 委員 ごめんなさい、最後のほうがよく聞こえなかったんですが。
◎公園緑地課長 次々とスケートパークが明らかになってきているということです。それは、実際に物を造る段階になっていなくても、計画段階のもの、大規模なものというものも報道がされていたりとかということで、作業を進めている途中においてもそういった状況があったということでございます。
◆東 委員 結果的に2回目という形で上程されまして、ある意味、2023年度の税金は何のために消化されたのか、私としては分からないです。今のお話ですと、今、特に反省もしていらっしゃらないようなので、私はとても驚いているんですけれども、これからの設計に当たっては、そのようなことがないようにお願いしたいと思います。
◎公園緑地課長 私どもの定められた期間で魅力的なものを造るという責任においては、1年、スケートパークをお待ちの皆様に、スケジュールが遅れてしまったことにつきましては、大変申し訳ないと感じておりますので、2024年度に造るもので、これがそうなのかと言われないように、きちんと価値のあるものを造っていきたいと考えております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後8時2分 休憩
―――◇―――◇―――
午後8時3分 再開
○委員長 再開いたします。
本日はこれをもって委員会を閉会いたします。
午後8時4分 散会...