町田市議会 2024-03-13
令和 6年総務常任委員会(3月)-03月13日-01号
令和 6年
総務常任委員会(3月)-03月13日-01号令和 6年
総務常任委員会(3月)
総務常任委員会記録
1 日時 令和6年(2024年)3月13日(水)午前10時
2 場所 第2委員会室
3 出席者 委員長 村まつ俊孝
副委員長 中川幸太郎
委員 小野りゅうじ 矢口まゆ いわせ和子 石川好忠
今村るか 吉田つとむ 山下てつや
4 出席説明員
政策経営部長 総務部長 会計管理者
財務部長 防災安全部長
経済観光部長 北部・農政担当部長
選挙管理委員会事務局長 農業委員会事務局長 監査事務局長
議会事務局長 その他
担当管理職職員
5
出席議会事務局職員
議事係長 佐藤義男
調査法制係担当係長 小川政孝
担当 松井雄亮
6 速記士 小島由佳里(澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
総務常任委員会審査順序
令和6年(2024年)
3月12日(火)午前10時
3月13日(水)午前10時
第2委員会室
1 政策経営部
(1)第 45 号議案
包括外部監査契約の締結について
(2)第 47 号議案 町田市表彰条例に基づく一般表彰の同意方について
(3)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(4)行政報告 町田市教育に関する総合的な施策の大綱の策定について
(5)行政報告 町田市
いじめ問題調査委員会からの答申等について
(6)行政報告 新しい公共サービスのカタチに関する調査研究について
(7)行政報告 (仮称)子ども・
子育てサポート等複合施設整備等事業の検討状況について
(8)行政報告
オンライン行政手続ポータルサイト「まちドア」のリニューアルについて
2 総務部・会計課
(1)第 15 号議案 町田市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び町田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
(2)第 16 号議案 町田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例
(3)第 17 号議案 町田市個人番号及び特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例
(4)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
3 財務部
(1)第 48 号議案 町田市市税条例の一部を改正する条例
(2)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(3)行政報告 市税の納付方法の拡充について
4 防災安全部
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 町田市地域防災計画(2023年度修正)について
5 経済観光部
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定について
(3)行政報告
物価高騰対策事業の実施結果について
(4)行政報告 市営原町田一丁目駐車場における
泡消火設備発泡事件について
6
農業委員会事務局
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
7
選挙管理委員会事務局
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
8 監査事務局
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
9 議会事務局
(1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算
10 特定事件の継続調査申し出について
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午前9時58分 開議
○委員長 ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
3月12日に続き、当
総務常任委員会に付託されました案件について審査を行います。
△第8号議案(経済観光部・
農業委員会事務局所管部分)
○委員長 第8号議案を議題といたします。
本案のうち、経済観光部及び
農業委員会事務局所管部分について、一括して提案者の説明を求めます。
◎経済観光部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、
経済観光部所管分につきまして、「
予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
212ページをご覧ください。
経済観光部予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取組を記載しております。
213ページをご覧ください。
経済観光部予算総括表でございます。
下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。
前年度と比較して、予算額で1,221万2,000円の減額となっております。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
214ページをご覧ください。
労働諸費でございます。
まず、事業の内容を①から③にまとめてございます。①は、勤労者の福利厚生の支援、②は、職業人の技能の研さんの促進及び市内事業所の従業員の定着促進、③は、市内事業者の安定した事業継続を確保するための人材の確保・育成に向けた取組の支援でございます。
次に、2024年度における取り組みでございます。①につきましては、町田市
勤労者福祉サービスセンターが行う福利厚生事業を支援し、勤労者福祉の向上を図ります。②につきましては、
町田商工会議所と共に、長く同一の職業に従事し、技能を有し後進の指導に努めている方々の功績をたたえ、表彰します。③につきましては、就職面接会や働き方に係るセミナー等を開催するなど、市内事業者の人材確保や人材育成を支援します。
事業費でございますが、①につきましては、町田市
勤労者福祉サービスセンターへの補助金2,100万円でございます。②につきましては、技能功労等の表彰に係る負担金10万円でございます。③につきましては、セミナー開催の謝礼40万円などでございます。
215ページをご覧ください。
農業費でございます。
まず、事業の内容でございますが、①は、町田市
里山環境活用保全計画に基づき、市内外の団体や企業などとの連携・協働により、里山資源を活用する取組などでございます。②は、地産地消を推進するため、様々な情報媒体を通じた町田産農産物まち☆ベジの認知度向上や流通を促進する取組であります。③は、認定
農業者・
認定新規就農者への支援、新たな担い手の育成・支援の取組でございます。④は、
農業経営基盤強化促進法の一部改正を受けた地域計画の策定であります。
次に、2024年度における取り組みでございますが、①につきましては、里山環境の再生と活用の拠点施設の整備に向け、事業者への
マーケットサウンディング調査を実施するとともに、資材の搬出入などの作業路の整備に向け測量等を実施します。②につきましては、市内農業情報をPRする情報誌まち☆ベジBOOKを発行します。③につきましては、営農技術に加え、
農業経営スキルや農地に関する法知識も習得できる新たなカリキュラムによる農業研修事業を実施します。④につきましては、地域の意見集約や目標地図の作成を行い、法に基づき地域計画を策定します。
次に、主な事業費でございます。①につきましては、測量委託料993万9,000円などでございます。②につきましては、まち☆
ベジBOOK作成委託料111万4,000円などでございます。③につきましては、
研修農場管理運営委託料508万円などでございます。④につきましては、
地域計画策定支援委託料365万6,000円などでございます。
主な特定財源でございますが、①につきましては、
里山環境整備事業を対象として、まちだ
未来づくり基金繰入金27万6,000円などを計上しております。③につきましては、
研修農場管理業務を対象として、都の
地域農政推進事業費補助金74万7,000円などを計上しております。
216ページをご覧ください。
商工業振興費でございます。
まず、事業の内容でございますが、①は、異業種・異分野による連携のきっかけづくりや連携で生まれた新商品等の開発支援など、新たな価値の創出に取り組む事業者の支援でございます。②は、町田駅
周辺地区都市再生整備計画の推進であります。③は、新たなビジネスモデルや新技術の導入にチャレンジする事業者への支援であります。
次に、2024年度における取り組みでございますが、①につきましては、町田産クラフトビールを通じて地域活性化を目指す事業者に対し、国の交付金を活用し、初期投資費用の一部を補助いたします。②につきましては、町田駅周辺に憩いとにぎわいの空間を創出し、商店街のにぎわい向上につなげるため、原町田大通りの歩道を拡幅し、滞留空間を整備してまいります。③につきましては、市内事業者が実施する新商品・新サービスの開発及び開発に係る実証実験の費用の一部を補助するとともに、研究施設や大型設備機器を利用する際にかかる費用の一部を補助いたします。
次に、主な事業費でございますが、①につきましては、
地域経済循環創造事業補助金2,500万円などでございます。②につきましては、整備工事費7,240万円などでございます。③につきましては、新商品・新
サービス開発事業補助金1,300万円などでございます。
次に、債務負担行為でございますが、②につきましては、
原町田大通り滞留空間等整備事業の事業期間が複数年に及ぶことから、債務負担行為とするものでございます。
主な特定財源でございますが、①につきましては、
地域経済循環創造事業補助金の財源として、国の
地域経済循環創造事業交付金1,250万円を計上しております。②につきましては、整備工事費を対象として、国の
社会資本整備総合交付金1,250万円などを計上しております。③につきましては、新商品・新
サービス開発事業補助金を対象として、指定寄附金1,250万円を計上しております。
217ページをご覧ください。
観光振興費でございます。まず、事業の内容でございますが、①は、
町田薬師池公園四季彩の杜エリア全体の魅力をさらに引き出し、町田市のシンボルとなるようブランディングを進めていく取組です。②は、
FC町田ゼルビアのJ1リーグ昇格を契機とした、
シティセールス活動の拡充であります。
次に、2024年度における取り組みでございますが、①につきましては、町田リス園をリニューアルするための基本計画を策定いたします。また、
町田薬師池公園四季彩の杜の魅力を生かし、エリア全体でイベントを実施いたします。②につきましては、
Jリーグサポーターに市内の観光拠点等を訪れていただけるよう、プロモーションを展開いたします。また、映像作品のコンテンツとデジタル技術を活用したイベントを実施してまいります。
次に、主な事業費でございます。①につきましては、
町田薬師池公園四季彩の
杜おもてなし事業補助金2,000万円などでございます。②につきましては、
デジタルラリー実施業務などの事業委託料1,077万円などでございます。
次に、債務負担行為でございますが、①につきましては、
町田リス園基本計画策定事業の事業期間が複数年に及ぶことから、債務負担行為とするものでございます。
主な特定財源でございますが、①につきましては、四季彩の
杜プロモーション業務を対象として、都の
観光まちづくり推進支援事業補助金77万円などを計上しております。②につきましては、デジタル技術を活用した
シティセールス業務を対象として、これも都の
観光まちづくり推進支援事業補助金277万円を計上しております。
351ページをご覧ください。
以降、354ページまで、
事業別支出科目一覧として、大事業名ごとに経済観光部の全ての支出科目を掲載しております。
経済観光部の説明は以上でございます。
続きまして、
農業委員会事務局所管分につきまして、
農業委員会事務局長からご説明させていただきます。
◎
農業委員会事務局長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、
農業委員会事務局所管分につきまして、「
予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
280ページをご覧ください。
農業委員会事務局予算のポイントとして、予算編成に当たって、予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。
281ページをご覧ください。
農業委員会事務局予算総括表でございます。
下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。
前年度と比較して、予算額で95万2,000円の減額となっております。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
282ページをご覧ください。
農業委員会費でございます。
まず、事業の内容でございますが、①は、農地の利用の最適化の推進と将来の農地保全に向けた農地の集約化への取組でございます。②は、農業の大切さや収穫の喜びを体験してもらうことを目的とした農業体験事業の実施でございます。
次に、2024年度における取り組みでございますが、①につきましては、遊休農地の解消や発生防止を図るとともに、地域計画策定に向け、地域の意見集約や目標地図の作成を行います。②につきましては、田植えから収穫まで1年を通した
米作り農業体験事業を実施いたします。
次に、主な事業費でございますが、①につきましては、農業委員報酬1,252万8,000円、
地域計画策定支援委託料134万1,000円でございます。②につきましては、
体験農業実行委員会負担金6万円でございます。
最後に、特定財源でございますが、農業諸証明手数料4万8,000円を計上しております。
351ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページに
農業委員会事務局の全ての支出科目を掲載しております。
農業委員会事務局の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆吉田 委員 4か所分、質疑をいたしますので、順にお願いします。
213ページの総括表があるんですけれども、どこか詳細を見れば分かるかもしれないんですけれども、ちょっとはっきり分からないところがありましたので、農業費と商工費、この2つの項目で、絶対的な金額からすると割合がかなり下がっていますけれども、どういう点が、どこか特定のところで下がったのか、それとも全般的に下がったのか、ご説明をお願いします。
◎産業政策課長 まず、商工費でございます。主な減少理由としましては、まず、行政報告もいたしますけれども、今年度は産業振興計画の後期計画を策定しておりましたので、その
コンサルタント費用の減少が主なものでございます。
◎農業振興課長 農業費のほうをお答えさせていただきます。主な要因は3つほどございます。
まず1つ目が、これは補助金で
都市農業振興施設整備事業補助金というのがございます。これは実は2023年度、今ですけれども、トマトのハウスでインキュベーションといってオートマチックなものを使って、非常に効率的に野菜が栽培できるというものを東京都の補助金を使用して、これが約3,000万円ございます。それが2024年度につきましては、そういうご要望が特になかったためカットというか、減額になってございます。
あと、里山のほうですけれども、里山の環境整備事業として、荒れてしまっている農地の再生というのを、今年度、2023年度行っていますが、そこのところの工事が一旦今年度で終了しましたので、そこも2,000万円ほど減額になっているというところでございます。
もう1点は、里山の環境の森林再生事業というのを相原のほうでやってございます。これも3か年の事業で、今年度で終了ということで、こちらも800万円ほどということで、その他でっこみひっこみはございますが、大きな要因はこの3点でございます。
◎産業政策課長 大変失礼しました。もう少し私のほうも丁寧にご回答いたします。商工費でございますが、先ほど産業振興計画の推進費ということで約650万円の減額になります。それから、
地域回遊イベント事業という謎解きの事業がございました。事業終了のため2,463万円ぐらいの減額、あと、
小野路宿里山交流館の管理事務で施設修繕の予定がなかったことから、大体760万円ぐらいの減額でございます。
◆吉田 委員 そうしたら、1つの項目じゃなくて複数ということと、たまたま事業がスタートしたものが終了にかかったものが多かったということで、それが今年度予算の中の立ち上がりの分が比較的少なかったという、ざっと言うとそんな感じでしょうか。
◎産業政策課長 そのとおりでございます。
◆吉田 委員 質疑としてはそれで、その項は終わります。意見はこの場で言うことはしませんので。
それから、214ページ、ちょっと予算は少ないんですけれども、技能功労表彰というのがありまして、これについて内容が以前、ちょっと意見を会議の場じゃなくて、やられていることに対して意見を言ったことがあります。皆さんが働いて、立派な仕事をしている人を表彰する制度というか、事業ですけれども、そこに入ってきて、表彰されて、いろいろお話を市長とかそんな人たちが挨拶をして、お腹いっぱいの話を聞いて、その後音楽を聴いて、はい終わりという相当の時間がかかっての終わりなんです。2時間ぐらい何もない、軽食も出ないようなやり方で、来た人もびっくりしてそれぞれ帰っているんだろうと思うことをお話ししたんですけれども、今も同じやり方をされているんでしょうか、何か少し変わったんでしょうか。
◎産業政策課長 町田市
技能功労表彰式についてということで、今年も2月8日に実施いたしました。表彰式にはご参加いただいて、その後、今回は軽食等ではなく、音楽を聴くことではなく、講演会ということで、ゼルビアの創設者の方の講演を実施いたしました。そのときに参加した方から、その後、写真等をお送りしたところ、喜びの声もいただいておりまして、委員おっしゃっていただいたとおり、表彰の目的、働いている方が長年町田市の中で勤続されて、特定の技能についての後進の指導等、そこの表彰を受けたことに対しての喜びの声も届いておりますので、こちらは1978年からスタートした制度で、現在1,400人ほどの表彰を受けた方がいらっしゃいますので、引き続き取り組んでいきたいと考えております。
◆吉田 委員 私はそれをやめたほうがいいとか言っているわけじゃなくて、表彰される人が夕方から夜にかけての時間の中に、2時間ばかりの中身の中に、何も飲食が伴わないやり方でいいんでしょうかねというのを大分前に言って、その後、そこに自分が行く機会もないものですからどうなったか分からないで、今日、久しぶりにこの予算を見まして、何か改善されているんだろうかどうかな。やられたことが、前は音楽で、今回はスポーツで、どっちがいいとかは価値観の問題になるでしょうから、これは話をしませんけれども、やっぱり飲み物とかがあったりして、お酒を出してくださいという意味じゃないですよ。くつろいだ雰囲気の中で過ごされないと、ちょっとあまり気の毒かなというのがあったんですね。その点の考えはどうなんですかね。
◎産業政策課長 ありがとうございます。コロナの前に、委員のお話があったからか分かりませんが、軽食を用意して行っていた時期がございました。コロナになりまして、少しそこを見直そうということで行いまして、今回は、昨年、今年と飲食を伴わずに行っていますので、時間のほうもできるだけ短縮するような取組をしておりますので、また引き続き商工会議所等と一緒に充実した時間が過ごせるように対応したいと思います。
◆吉田 委員 それでは、軽食については、コロナ前は出ていたということですね。私が見て話をしているのは相当前の、もう10年ぐらいか前の話なので、そういう話をした後、様子が変わって、またコロナがあって、実際のやり方が変わってきていると、実情に合わせて変わってきているということで、私が問題にしている時点のことは解決されたということでいいんですね。
◎産業政策課長 委員のおっしゃるとおり、できるだけ軽食も催しながらやっておりました。
先ほど私、2月8日と申し上げましたが、2月9日の間違いでございました。失礼いたしました。
◆吉田 委員 そうしましたら、214ページは終わります。
215ページですけれども、ちょっとこれはずっと見渡して見つけ切らなかったのでお尋ねしますが、以前、商店街の活性化事業ということで、実質的なイベント事業なんですが、それの補助金が出ておったんですけれども、これも出してくれとかそういう意味の話でしているわけじゃないんですけれども、それがそもそもどこかに入っていて私が見落としたものか、その種の事業は何か見直しがあって今はされていないのかどうかをお尋ねしたいと思います。
◎産業政策課長 商店街の補助金ということでいただきました。こちら216ページじゃないんですが、353ページの
事業別支出科目一覧のほうで、
商店街チャレンジ戦略支援事業ですとか、
商店街活性化支援事業ということで、引き続き商店街の皆様方が、地域の方々等と連携でイベントを進めていくための予算としまして5,242万円を計上してございます。
◆吉田 委員 結構な金額の分が、前の「
予算概要説明書」の中に全く入っていなかったような気がするんですけれども、まず入っているかどうかをお願いします。
◎産業政策課長 「
予算概要説明書」のほうには入ってございません。
◆吉田 委員 全体の項目からしたら、単品の事業としては一番多いほうなんですよね。それが「
予算概要説明書」の中に入っていないで、今おっしゃったように
事業別支出科目一覧のほうにようやく入ってきているということで読み落としをしたんですけれども、これは以前と変わったところというのは何かあるんですか。その前のもう一つとして、効果がどんなところにあるのか、そして、効果があるとするならばそれでいいんですけれども、効果があまりないんじゃないかなという可能性があるので、そうした場合は以前とどういうところが変わっているかをお尋ねします。
◎産業政策課長 まず、「
予算概要説明書」に載っていないというところでございますけれども、ポイントのところで選択する事業としましては、新規のものですとか、そういったものを挙げています。そのため、商店街の補助金に関しましては、ほぼ毎年同じ事業なので今回は載せておりません。
効果に関しましては、やはりコロナの影響を受けまして、2021年、2022年と予算はあれども実施できなかったということがありましたが、ここで、昨年度から非常に商店街の皆さん、地域の皆さん活力を取り戻した中で、この補助金を利用していただきまして、日頃の活動のつながりにつなげていただいていますので、非常に効果のある事業だと考えてございます。
◆吉田 委員 ここから先は若干意見的になるので控えて話をしますが、ずっと同じような形態でやっていて、何かそこでやっている事業というのは、私の見た目には焼きそばを売ったり、焼き鳥を売ったりしていて、商店街でされている商売と全然違うものをやって、それがぐるっと回って、個店なり商店街がされるから何か積み増して発展しているかなと思うと、そういう形態もないし、個店がそれでもって焼き鳥の町になったとか、焼きそばの町になったとか、そういうイメージもないんですけれども、そこの点で、やられている事業と商店街の繁盛している姿とのつながりというのはどんなところにあるんでしょうか。
◎産業政策課長 各商店街で夏祭りですとか、秋祭りということで、ずっと地域の皆様方に楽しみに待っていただいている取組を地域貢献というか、日頃お世話になっているという気持ちを持ってやっているというのがほとんどでございまして、委員ご指摘のような何か特化したようなものをつくり出していくとか、今後新たなものを生み出すというのはなかなか難しい状況ではありますが、今回も申請の中では新しいものに取り組んだりということの相談を受け付けながら行っているところでございます。
◆吉田 委員 これは機会を見て、また別に発言したいと思いますので終わります。
もう1件あります。216ページ、中の小さな説明のところにあるんですけれども、クラフトビールに対して補助するというお話ですが、前にクラフトビールというのは原町田何丁目だったかな。五丁目か六丁目辺りに何か立派なものがあったと思うんですけれども、あれはどんなふうになっていったんですかね。私はたまたま自分が痛風なのでビールを飲むことがないので、クラフトビールのあそこでやられていたものの動向に関しては、ちょっとはっきり知らないんですけれども、なくなったというのは間違いないんじゃないかなと。
◎産業政策課長 以前、原町田の地にクラフトビールのお店が展開されました。そこでは、醸造のかなり大きなたるを作って、そこで造ったビールをそのお店で提供するというような営業スタイルでございまして、商工会議所の会員の方々が共同出資して作られたというふうに伺っています。やはり、事業の採算性で事業を終了したというふうに聞いております。
◆吉田 委員 以前のものはなくなったということで、新しく、また追加してできるわけじゃないということで、そういう前のことも踏まえてされるんでしょうから、新しい試みだということは分かりましたので、質疑を終わります。
◆いわせ 委員 幾つか質疑させていただきます。
214ページですけれども、①の「勤労者の福利厚生を支援します」ということですが、ちょっと久しぶりの委員会ということで、具体的にこの支援内容を教えてください。
◎産業政策課長 まず、①の勤労者の福利厚生の支援に関しましては、町田市
勤労者福祉サービスセンターへの補助金になります。こちら2,100万円となっておりますが、市内の中小企業、もしくは個人事業者の皆様方の福利厚生を担うセンターでございまして、例えばレストランへ行ったり、遊園地の補助券含め、会費によって福利厚生を提供しているセンターでございますので、そこへの補助金という形になります。
◆いわせ 委員 人件費とかも入っていると思うんですけれども、例えば人件費と、ほかに具体的にどういったものになるのか教えてください。
◎産業政策課長 センターの事業費、管理費というふうに分けた場合、その事業を行っている部分の人件費、それから、センターそのものを維持していく上での管理費プラス人件費に対して、最初に申し上げた事業費に対しては2分の1、管理については3分の2という形で補助を入れています。経営の全体は7,600万円ほどのセンターの経費に対する2,100万円ほどの補助金という形になります。
◆いわせ 委員 いろんなお話も聞くんですけれども、ここの事業は喜ばれている会社もたくさんありますので、ぜひしっかりと支援をしていただければと思います。
次に、215ページになります。農業振興課にお伺いいたします。①の「事業者への
マーケットサウンディング調査」とあるんですが、この調査の具体的な内容を教えてください。
◎農業振興課担当課長 事業者への
マーケットサウンディング調査の内容ということでございますけれども、少し前段のところの話をさせていただきますと、
里山環境活用保全計画におきましては、小山田エリアに交流回遊拠点施設を造るということを位置づけております。こちらの施設は、2024年度の取り組みに書いてありますとおり「里山環境の再生と活用」、そのためにある程度人に集まっていただいて活動してかなきゃいけないというところがありますので、そのための拠点施設を造ろうということを企画しております。
その施設の建設ですとか、あるいは運営につきましては、なるべく民間事業者の方に参画していただきたいということを考えておりますので、今年度の検討の中では、事業の採算性だったりですとか、施設の機能だったりとか、そのあたりはもう少し事業者の声を聞いて確認していく必要があるということがありましたので、そういった可能性がある事業者に向けてのヒアリング等を聞きながら、事業の採算性の確保等について検討してまいるということでございます。
◆いわせ 委員 ありがとうございます。
あと、主な事業費の②作成委託料(まち☆ベジBOOK作成)ということで金額計上されております。このまち☆ベジBOOKはとても見やすくて、楽しくて、いい本だなと思って拝見させていただいております。もっともっとたくさんの方たちに広く行き渡るような取組をしっかりしていただければと思います。ここの予算ですけれども、前回はバスとタクシーのデジタルサイネージ、広告料が入っておりまして、多分この111万4,000円の中に入っていると思うんですが、ここでバス、タクシーのデジタルサイネージのことを計上というか、表記しなかった理由というのは何かあるんでしょうか。
◎農業振興課長 今こちらの作成委託料111万4,000円の中に、デジタルサイネージ等の費用が含まれていないのはなぜかというお話ですが、これは実際含まれておりません。
◆いわせ 委員 いないんですか。
◎農業振興課長 いないです。様々な方法でPRしていくという中で、どうしても限られた予算の中で、効果的、効率的に今回予算を計上させていただいたということでございます。まち☆ベジBOOK自体は、毎年ではなくて2年に1度ですので、実は2023年度、今年度は作成していないんです。2024年度が2年に1度の作成をする年に当たってございます。その分を特に、こちらのほうに予算をかけたいということでございます。2023年度はバス等のデジタルサイネージをやって一定の効果はあると思っているんですが、どこに予算を使っていくかというところの取捨選択の中で、そういう形で計上させていただいております。
◆いわせ 委員 分かりました。
もう一つ、ここのところでお伺いしたいのは、また計上されていなかったということをご指摘させていただきたいんですが、ふるさと農具館と七国山ファーマーズセンターの予算がこのページには書かれていないんですけれども、多分、352ページの指定管理料のところに書かれておりますけれども、さっき吉田委員のほうからもありました前回は表記して今年は表記しない、結構、今年度はそういうのがほかの部署でも多く見られるんですけれども、何か理由があるのでしょうか。改めてお伺いいたします。
◎農業振興課長 ここに表記させていただく項目がある程度限られた分量になります。来年度につきましては、一番下の④が新しい項目として入ってきましたので、そうしたときに、特に④は2024年度にどんっとやる事業でしたので、こちらのほうを優先して掲載させていただいたというところでございます。
◆いわせ 委員 軽視しているというわけではないんですね。
◎農業振興課長 こちらのふるさと農具館と七国山ファーマーズセンターのほうも非常に我々、事業はしっかりやらなきゃいけないということで思っております。
◆いわせ 委員 しっかりと取組のほうよろしくお願いいたします。
続きまして、216ページお伺いいたします。こちら、先ほど吉田委員のほうからビールということでお話もあったんですけれども、改めて、町田ブランドを発信する、夢の実現に向けた事業ということでなっているんですけれども、ここに至るまでの経緯というものを教えていただけますか。
◎産業政策課長 経緯ということでございますので、まずは市制60周年のときに行いましたまちだ〇ごと大作戦というところで、ちょうどコロナが挟まってしまったんですけれども、市内の飲食店経営者の方々が、ちょっとビールというかお酒を作ってみたいと、そのときに、市内で原材料を調達できたらいいなという話がありまして、市内の農家さんとお話をするような機会を設けました。そこで、それだったらうちの畑でそういうものを作ってもいいよと、話は盛り上がったんですけれども、まちだ〇ごと大作戦というのはそんなに費用の補助金があるわけではなく、少しイベントをやってみたいというところはあったんですけれども、そこでの実現はできなかったんです。
その後、そのままいろんな事業者さんがこの話をつなぎまして、ぜひこれを展開していきたいと。先ほどもありましたが、町田にはかつてそういったビールのものもありましたけれども、形態を少し変えて、市内の飲食店の皆さん方が出資をして、そこでつながりの中でそういうチャレンジを行って、新しい商品を町田の売りにできないかと。来街促進ですとか、最初の乾杯はそのお店でやって、その後、地域の中心市街地の中に人を送り込んでいくと新たなにぎわいなんかをつくれるのではないかとか、その事業の中で雇用が生まれるんじゃないかということで、そういったプロモーションにもつながって、地域経済の活性化につながるんじゃないかというところから膨らんできまして、このような会社が立ち上がってきたという背景になります。
◆いわせ 委員 しっかりと支援していただければと思います。よろしくお願いします。
続きまして、②の原町田大通りの歩道拡幅に関してちょっとお伺いいたします。こちらのほうは民間交番、それから、まちだの泉を取り壊して、都市再生推進法人の株式会社町田まちづくり公社が室内機能、それから飲食機能を備えた新たな交流拠点を建築するということですけれども、図面というんですか、図面じゃないな。絵を見ますと、あまり大きな建物じゃないようなイメージを個人的にしたんですけれども、実際にどれぐらいの大きさ、何階建てのものを建てるのかとか、その辺を教えていただければと思います。
◎産業政策課担当課長 民間交番の後にできる新たな交流回遊拠点でございますけれども、委員おっしゃったとおり、敷地面積が、今の現有建物が建っている敷地に建て替えるというところを計画しておりますので、規模感的にはそれほど大きくならないというお見込みのとおりでございます。あちらに建てる建物の階としては1階建てではございますが、高さがもう少し高くなる可能性はございます。今現在そのデザインについて、町田まちづくり公社のほうで検討しているところでございまして、こちらが近々固まってくるのかと思っております。
◆いわせ 委員 とても何か大きなものができるイメージもあったんですけれども、でも、絵を見ると、このスペースでどうなんだろうという印象を持ったので聞かせていただきました。今デザイン等を検討中ということですが、あと、今後の運営費ですとか、管理の体制とか、その辺はどういう予定になっているんでしょうか。
◎産業政策課担当課長 こちらの新たな交流回遊拠点の経費に関しましては、基本的には町田まちづくり公社から拠出していくというところになりますけれども、共同で行っていく部分、特に町の案内機能ですとか、そのあたりにかかってくる経費については、市としても一定の補助も考えてございます。
◆いわせ 委員 分かりました。ありがとうございます。楽しみですね。
幾つもごめんなさい。217ページですけれども、②で町田市に来訪するJリーグのサポーターが観光拠点や飲食店に訪れていただけるようにプロモーションを展開するということですが、具体的にどういうことなんでしょうか。ちょっとイメージが湧かないので教えてください。
◎観光まちづくり課長 今回Jリーグのところで幾つか、経済観光部のほうでも取組を考えております。それぞれちょっとご紹介させていただきますと、例えば、まずビジターサポーターの方向けに、町田に訪れていただいたときにツアーを観光協会のほうで考えたりとか、アウェイのスタジアムに出向いていって、ホームゲームの事前に町田市の観光スポットとか、町田市のいいところをご案内させていただこう、そういうことも考えております。
あと、こちらも事前になんですけれども、例えば今年度、アウモというところ、お出かけサイトを運営しているところですけれども、こちらと協定を結んだりとか、そういうところもやっておりますので、そういうようなものなどを使って、アウモだけではなくて、PR会社なんかも使って、事前に、町田に訪れていただく前に町田の観光スポットなどをご紹介させていただきたいと考えております。
◆いわせ 委員 分かりました。
あと、「デジタル技術を活用したイベントを実施します」ということですが、デジタルラリーを昨年度は開催するというようなお話をされていたと伺っているんですが、そこはいかがなんでしょうか。
◎観光まちづくり課長 今年度のお話でよろしいですか。
◆いわせ 委員 昨年度。
◎観光まちづくり課長 昨年度に関しましても、デジタルラリーを実施いたしました。昨年度、2022年度に関しては、アニメを使ったデジタルラリーを実施してございます。ですので、来年度に関しましても、町田に関係するアニメ作品を使ったデジタルラリーを今検討して、予定しているところです。
◆いわせ 委員 今町田に関係するアニメって、例えば。
◎観光まちづくり課長 例えば、今町田をアニメ聖地というような形で、アニメ聖地88だったかな。そういうような形で、いろいろなところが聖地になっているというものがありまして、町田もその一つに取り上げられている作品がありますので、例えばですけれども、そういうものとかを使ってやっていきたいと思っております。
◆いわせ 委員 ありがとうございました。
昨年、グリーンスローモビリティ2台配備されたんですけれども、この利用状況というのを確認させていただきたいと思いますし、また、今年度どういう展開を期待しているのか、展開というか、教えてください。
◎観光まちづくり課長 グリーンスローモビリティについてご質疑いただきました。グリーンスローモビリティに関しましては、今四季彩の杜の西園に配備しておりまして、西園から薬師池の薬師堂のほうに向かって、土曜、日曜、祝日に運行しているような形でございます。今度、来年度以降ということで、ちょうど3月30、31日のさくらまつりのところで、こちらは忠生スポーツ公園のほうに出向きまして、グリーンスローモビリティのPRと、あとは四季彩の杜のPRも含めて使っていくとか、少しそういうふうにPR活動を行いながらやっていきたいと考えております。
◆いわせ 委員 引き続き、町田市のPRよろしくお願いいたします。
最後になります。282ページになります。こちらですけれども、昨年は農業委員会サポートシステムを導入しているんですけれども、この導入された成果、また課題等がありましたら、その辺を教えてください。
◎農業振興課長 2023年度のサポートシステムの導入についての成果と課題ということをいただきました。この農業委員会サポートシステムを使うことによって、農地の情報をデータ化して使いやすくするということが可能でございます。将来的には、申請等も電子でできるようにしていきたいと思っております。今回つくる地域計画なんかも、このサポートシステムで連動する情報を使って地域計画もつくっていけることができると考えてございます。
◆いわせ 委員 分かりました。ありがとうございます。
あと、②の
体験農業実行委員会負担金、米作りですけれども、こちらは6万円の金額が計上されておりますが、親子で一緒に自然に触れ合える本当に貴重な体験、米作り農業だと思いますので、多分、ずっと6万円が計上されていると思うんですが、もうちょっとアップしてもいいのではないかなと、私も参加をさせていただき実感したところでございます。ちょっとそこは質疑というか、要望をしてはいけないですけれども、それに関して何かありましたらお願いします。
◎農業振興課長 いわせ委員おっしゃっていただいたように、非常にこの事業は農業委員会の皆様が、実際市民の親子とか、そういう興味のある方をお招きして、田植えから、最後は収穫して、それを食するところまで行っていくという、非常に我々も大切な事業だと認識しております。この予算の金額はともかくとして、内容については、これからもしっかりと実現可能な方法で継続をしていきたいと考えてございます。それで、この費用につきましては、実はJA町田市のほうにも金額、それから人員的なものも含めてご協力いただいて、一緒にやっている事業でございます。
◆いわせ 委員 もっともっとPRをしていただいて、たくさんのお子さんたち、また親御さんたちが体験していただけるように、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
◆矢口 委員 まず、「予算の概要」77ページで、クラフトビールのことで様々質疑がありましたが、こちらは国の
地域経済循環創造事業交付金を利用されるというところで、国の交付金の条件として挙げているのが、地方公共団体が負担することによって直接解決・支援すべき公共的な地域課題への対応の代替となる事業であることということと、あと、ほかの同様の公共的な地域課題を抱える地方公共団体に対する高い新規性・モデル性があることというところがちょっと気になりまして、このあたり、この交付金を利用するに当たって、この2つの国の条件というのを皆さんどのように考えてこの事業を選ばれたのか、まずそこをお伺いします。
◎産業政策課長 国の
地域経済循環創造事業交付金、通常ローカル10,000プロジェクトと言っているんですけれども、こちらはやはり地域の課題を解決するということで、地方といいますか、東京圏域で実施しているのは町田市が1件あっただけなんです。ですので、それくらい非常に地域課題解決というのは難しく、クラフトビールという事例で取っても全国で数例あるんです。地域の雇用といいますか、地域の方々の知恵と協力によって事業を生み出すというところが主な理由になっています。そこで、施設整備ですとか、備品等で公費を助成しながら事業を進めていくということになっている事業でございます。
町田市の場合は、やはり大きな事業者がない中で、中小事業者、もしくは事業者の皆さんが様々連携しながら事業を生み出すというのが一つ大きな、産業振興計画推進の上でもチャレンジを支えていくということがございますので、そのあたりを大切にしながら、小売ということと、中心市街地の活性化というのも含めまして、この事業に関しまして、市として応援していきたいと判断したところでございます。
◆矢口 委員 中小企業を育てていきたい、小規模な企業を中規模にとかそういう話と、あと雇用を生み出すということと、中心市街地の活性化というのが、今課題として挙げられたのかなと思います。そういう点ですと、やっぱり店舗の場所とか、あと雇用をどのぐらい実際に生み出せるのかというところが、この事業がどういうふうになっていくのかというところが重要になってくるのかなと思うんですけれども、店舗はどの辺りになるのか、雇用はどのぐらいあるのか。
あと、今回初期投資費用というふうになっているんですけれども、国のをぱっと見た感じでは、初期投資以外でも使える交付金なのかなと感じたんですけれども、この事業の継続性が大切みたいな話が書いてあったんですけれども、あえて初期投資にしたというのは何かあったんでしょうか。
◎産業政策課長 4点ほどいただいたかと思います。
まず、場所ですけれども、先日こちらの会社のほうが記者会見を行って、ネット上でもリリースされているんですけれども、場所は今はまだ契約交渉中なので、これから会社のほうで公表しますということですけれども、中心市街地の本当に駅近というふうには聞いてございます。
雇用につきましても、正規の職員を2名プラス4名ほどの臨時職員といいますか、雇用を生み出すということで、最初は小さく6人くらいの雇用ということになります。ただ、出資している方々がそれぞれバックアップをしながら行っていくというふうに聞いております。
それから、初期投資にこだわったということでございますが、こちらは国の制度でございまして、やはり国の交付金を導入して、市のほうも公費を負担するということになります。条件として、地域の金融機関から融資を受けることとなっておりまして、できるだけ正確な数字を、事業の継続性ということもございますので、経営計画、事業投資の計画、そこがはっきりしているところの部分に関して、市のほうでも交付金対象として支援しようということで設備投資を対象としたところでございます。
○委員長 休憩いたします。
午前10時53分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時54分 再開
○委員長 再開いたします。
◎産業政策課長 クラフトビールのこの事業ですけれども、会社が1店舗で行うというような意識ではないんです。まず、この事業を駅前のところで、まず小さな空間というか、大きなところではなく行いまして、フラッグショップというような言い方をしていますが、そこでビールを造る、そこで飲んでいただいて、市内の出資した事業者が展開しているお店が10社、経営者が10人集まった事業者なんですけれども、市内で30店舗ぐらい展開しているので、そこに拡大していくというようなイメージを持っています。ですので、これが広がっていくと、別にビール工場じゃないですけれども、そういった醸造所を造っていこうということで、小さく始めて広げていくというような3段階ぐらいの構想を持っています。
ですので、最初はフラッグショップからいって、2段階目で、最初はそんなに量が出ませんので、最初の一杯はクラフトビールだけれども、違うところでと、最後3段階目くらいになりますと、ECサイトでの販売ですとか、ふるさと納税の返礼品ですとか、名産品に指定してというような思惑を持った事業計画の中の最初の初期投資に国の補助金を使って市が支援していこうということになります。
◆矢口 委員 詳しくありがとうございました。
最後に1点だけお伺いしたいんですけれども、先ほど場所については今契約ということだったんですが、町田市の市有地を使ったりとか、そういうような協力とか、もしご検討とか、答えられればで大丈夫です。この補助金以外での何か連携みたいなものがあるのかお伺いします。
◎産業政策課長 本事業に関しましては、
町田商工会議所からも応援の文書を市のほうにいただいております。この事業が展開されたときには、今回、中心市街地の原町田大通りを広げるというか、滞留空間という形でもありますし、市内でイベントですとか、そういったところでぜひPR活動も含めた出店等を市としてもサポートしていきたいと考えております。
◆矢口 委員 詳しくありがとうございました。よく分かりました。
次に、214ページで一般財団法人町田市
勤労者福祉サービスセンターについてですけれども、自治体で直接この法律に基づいた
勤労者福祉サービスセンターを運営しているところもあれば、町田市みたいに外郭団体でやっているところもあると思うんですけれども、そのやり方によって国とか都からの補助金が変わってくるとか、そういうのはあるのかというのが知りたいなと思ったのと、あと町田市の加入率は若干他自治体と比べて高いということですけれども、実際、これまで設立から30年たって、一番高かったときはどのぐらいで、一番低いときがどのぐらいなのか、今現在の加入率も分かれば、そのあたりを教えていただければと思います。
◎産業政策課長 まず、様式というか経営体で補助金が変わるかということでございますが、これは東京都の補助金は入ってございませんので、先ほど申し上げた会員制でございますので、会費と市の補助金だけで、まず運営しています。こちら都内市部で19団体ほどあるんですけれども、全て市の補助を受けておりますので、単独で運営しているところはございません。この市の補助金の割合におきましても、町田市は30%をちょっと切っているくらいです。ただ、ほかは平均しますと33%ぐらいということで、町田市の場合は補助金は少し少なく経営のほうを進めていただいているというところです。
現在、個人の会員の人数でいいますと6,343人、事業所でいいますと718でございまして、当初多かったところについては今調べたいと思うんですが、5年前、コロナの前が6,583人、今よりも200人ほど多い、それから、事業所数としても877ということで、今よりも160近く多かったんです。やはり、定年退職等で脱会される方、もしくは事業所の経費削減ということで、少しでもコロナ禍で苦しい中で、こういった経費を削減するということで脱会された事業所があると聞いております。
◆矢口 委員 かしこまりました。この事業は法律に基づいて行っているもので、外郭団体でやっても、自治体で直接やっても、補助をもらえるかもらえないかは変わらないのかをもう1回確認したいのと、補助はそもそもこの事業に対して全くないもの、設立の段階だけだよとか、そういう補助しかないのか、町田市だけじゃなくて一般財団法人のほうも、今現在、町田市からしか補助を受けていないのか、国や都から何かしら市を通さずに受けているものがあるのかお伺いします。
◎産業政策課長 まず、これは法律に基づくものではないので、条例に基づくものです。東京都のほうの条例がなくなってしまいまして、市の単独という形になってございます。ですので、ほかの市では民間移行した市も昨年1つあったというふうに聞いておりますので、決算の中でもこちらの補助金の附帯意見等については受けておりますので、今後このセンターとともに、やはり中小企業者向けの福利厚生サービスを支援するというのは非常に大きなものでございますし、市内の観光案内ですとか、市内の施設、市内の飲食店にも向けて、そういう市内の飲食店の方のところに行っていただくということもありますので、市内の地域経済を循環させる意味でも非常に有意義な取組でもありますので、市としては、今後も引き続き行っていきたく思っておりまして、ただ、経営のほうで課題があるというふうには認識しております。
◆矢口 委員 条例に基づき法律は全く関係ないということで、中小企業勤労者総合福祉推進事業の創設についてというのが、昭和63年の5月労働省事務次官通達というので、外郭団体の設立根拠法令としてあるんですけれども、これは調べたところだと、法律で一定の自治体に義務づけられているのかなと思ったんですけれども、それがなくなったのか、もともと義務づけられているんじゃなくて、町田市がやりたいということで立ち上げたのか、もう1回そこを改めて確認させてください。
補助金について、もし分かればもうちょっと詳しく答弁いただきたいなと。市が直接、自治体で直接やっているところもあると思うんですよ。自治体の中で。そこと、外郭団体にしてやることで補助金とかの入りが違うというのは発生しないのか、そういうところをもう1回確認させてください。
○委員長 休憩いたします。
午前11時3分 休憩
―――◇―――◇―――
午前11時4分 再開
○委員長 再開いたします。
◎産業政策課長 まず、1979年に町田市の商工観光課内に任意団体として町田市勤労者互助会というのが設立されました。これは任意団体です。その後、1988年に国のほうで中小企業勤労者総合福祉推進実施要領ということで、各市町村にそういたセンターをつくるということで国が補助するという方針が定められました。そこで、1993年に
勤労者福祉サービスセンターを町田市が出資しながら設立しまして、国や東京都の補助金受入れを開始しました。その当時は国や東京都の補助金がありました。その後、2008年に国と東京都の補助制度が終了してしまいましたので、現在は2010年に一般財団法人化しまして、現在の経営状況になっております。
◆矢口 委員 ありがとうございました。どちらにしろ、どんなやり方をしても全く補助金は受け取れないということで理解いたしました。ありがとうございます。
次に、282ページ、農業委員会費のところで、今回地域計画の策定に向けというのがあるんですけれども、これはまだ取りかかっていない状況で、これからゼロベースで取りかかるのかということと、それと地域計画の策定の目的、これが法律でというのもあると思うんですけれども、この地域計画は今現在まだできていないというところで、申請できる補助金が新年度獲得できなかったとか、そういう実態があるのかどうかお伺いします。
◎農業振興課長 まず、申請できる補助金が、これがないことによって申請できないかというところからお答えします。それは現在ございません。この法律がなくても、今のところほかの要件できちっと補助金は頂けるようになっています。ただ、この先これをつくっておかないと、確かに補助金の受入れというのが難しくなるのできちっとつくるということでございます。
これは、これから策定を始めるのかというご質疑でございますが、実は先日2月に、こういう計画をつくっていきますよというのを、
農業者の方にお集まりいただく座談会というのをやってございます。その中で、前触れ的にこういうことをやりたいということを、先日
農業者の皆さんにお集まりいただいた機会でお知らせしたことから、スタートを今しています。あとは、実はこういう予算をまずきちっと取って、来年度その委託を動かすということも含めて、動いていると言えば動いている状況でございます。ただ、具体的に策定に取りかかるのは、やはり2024年度のこの予算をきちっとご承認いただいた後に動かしていくということになります。
目的のところでございますが、先ほど矢口委員のほうからも言っていただいたように、こちらは
農業経営基盤強化促進法という法律が改正されたことによって定めなければいけない、何を定めるかというと、農地利用地域計画というのを定めるということになってございます。その計画を何ゆえに定めるのかという目的ですが、将来的な農地のあるべき姿というものをこの際きちっと定めて、もうちょっと具体的に言うと、将来ある農地をどういった方がやっていくのかということを色づけしていくような、そういったものを定めましょうということでございます。
◆矢口 委員 ご答弁ありがとうございました。国の資料を見てみると、令和6年度農地利用効率化等支援交付金というのが新年度からあるみたいなんですけれども、この中には、地域計画の策定をしている市区町村が手挙げをしていれば、
農業者の方々が申請できるものがあるというふうな記載があったんですけれども、こちらは、もし町田市が今策定していれば、町田市の
農業者の方が令和6年度内に受け取れることがあったのかということと、先ほどの根拠法のところで、地域計画の策定をするようにという法改正があったということですけれども、その法改正がいつあったのか、そこから今何年たっていて、その間、法律で必ずやってねということを言われていて、いつまでにやってねという話があったと思うんですけれども、法律のぎりぎりまでに間に合えばいいということなのか、それとも一日も早くつくろうということで法改正がされてから準備を始めていたのか、その点をお伺いします。
◎農業振興課長 こちらの改正がされたのが、2023年の4月1日でございます。そこから我々も、これをどうやってつくっていけばいいのかということを、実は国とか都とかからいろいろな情報を得て進めてきたところでございます。具体的にこうやってつくっていくというところがなかなか理解できない部分もあったので、その辺をきちっと調べて、当然予算をきちっと取らないと進めないということもありましたので、2023年度は、そういう来年度に向けて行うためのいろんな、先ほども
農業者の皆様にお伝えするという助走期間として時間をかけさせていただいたところでございます。
こちらについては、2024年度内にこの計画をつくれば、それでよろしいですよということにはなっています。場合によっては、つくれるところだけつくってもということも、実は国や都からも言われていますが、我々はきちっとつくれる範囲においてはきちっとつくるということを目指して取りかかりたいと考えています。
あと、先ほどこの補助金について使えなかったかもしれないとか、ちょっとそこのところについては、補助金については、いろいろご要望いただいた上で、我々も補助金の申請を東京都等とやっていきますので、ちょっと今のところその補助金についてはご要望も、特にその項目についてはいただいていないというか、そういう状況ではございます。ただ一方で、ほかに農業振興に関わる補助金は各種ございますので、そういったところで
農業者のいろんな農業の効率化等には今対応させていただいているところでございます。
◆矢口 委員 ぜひご確認いただきたいんですけれども、令和6年度の農地利用効率化等支援交付金というのが農林水産省で資料を出しておりまして、ここで融資主体支援タイプというところで、地域計画を策定する地域の事業者の方に対して助成しますというもので、それで、地域計画の策定は確実であると市町村が認める地域も含むというふうになっているんですね。事業者の方々に向けては、皆さんその方が該当するかどうかというのは各市区町村の農政担当部署へお問合せくださいということですけれども、これは町田市でこの補助を受けられるかどうかというのをまず確認したいのと、あと、この補助について認識されているのか、ちょっとそこをもう1回確認したいのと、重要だと思うんですけれども、ご存じかどうか。
地域計画の策定がこうなってくると、ちょっと早めに策定していくということが、こういった補助金がこのベースでなっていくとなると、既にできている自治体もあるみたいなので、本当に早い策定が望まれると思いますけれども、具体的に年度内のいつ頃に完成してできるのか、補助金を獲得できるような形になっていくのかお伺いします。
◎農業振興課長 まず最初に、いつまでに計画が策定できるかというところからお答えさせていただきたいと思います。こちらのほう、実は市がこういうふうにつくろうと言ってぱっとつくれるものではなくて、まずは、
農業者の皆様、農地の所有者の皆様にアンケートという形を通して、現況把握をさせていただく、もしくは将来どういうような農地に関する考え方をお持ちであるかとか、そういったことをやらせていただきます。それを踏まえて、我々のほうでまず素案的なものをつくって、そういったものを、また今度は地域でお集まりいただく形で協議するような場を設けるということを行います。その後、策定委員会というのを構成させていただいて、その策定委員会の中で、素案と地域の皆さんのご意見を合体したより確度の高い素案というものを、そこでご審議いただくという仕掛け、最後にまた策定委員会でご審議いただいたものを、また地域の方にご説明差し上げる、そういうプロセスを経て、2024年度中に策定したいと考えておりますので、なるべく早くという矢口委員のお話、大変私も今思っておりますが、そういったプロセスを経ていくので、やはり最終的にできる時期は、ちょっとお待ちください。やはり、来年の2月あたりを今目途に考えてございます。
それから、先ほどの補助金が受けられるか、そういった補助金の認識ということですが、ちょっとすみません、勉強不足でございます。きちっとこういう補助金がこういうタイミングでというところまでは、ちょっと今のところ私のほうでは分かってございません。
◆矢口 委員 ぜひこの策定にかかってどういったメリットがあるのか、どういう補助金を活用できるのかなどを整理していただきたいと思いました。こちらは以上です。
最後です。50ページと216ページにもかかるんですけれども、原町田大通りの歩道の拡幅工事などが、今回2024年度内に予定されておりますけれども、この拡幅工事のときの歩道の確保とかはどのようになるのか、町田市のバリアフリーの計画みたいな、ガイドラインみたいなものをつくっていると思いますけれども、それにのっとった形で、歩道を拡幅している間も何かどこかにちゃんと造れるのか、そこのあたりをお伺いします。
◎産業政策課担当課長 歩道の拡幅において、どのような形になるかというところでございますけれども、今現在道路整備工事の事業者の入札を行っておりまして、これは明日、結果としては判明するところであります。こちら、年度内に契約を行うところでありますけれども、その間、契約事業者が決定次第、そのあたりを詰めていこうということで考えております。
◆矢口 委員 かしこまりました。その工事の間、よりよくする工事の間なので、どうしても100%歩きやすいというのは難しいかもしれないんですけれども、できるだけ駅の中心地市街地というところで、訪れた人が不便しないようにバリアフリーの観点でも検討いただければと思っております。
◆山下 委員 幾つかお願いしたいんですけれども、1つが、先ほどから出ています216ページのクラフトビールの関係ですけれども、いわゆるクラフトビールなので、これは作り手があっての話が基本的なポイントになるかと思うんです。でないと、普通の地ビールとどこが違うのかという話になってしまいますので、その辺の話の組立てというのはこれはどうなっているんですか。販売したいというのは分かるんですけれども、町田でクラフトビールをやるということであれば、例えば醸造所があって、そしてまたホップとか、麦芽とか、こういったものも地元で入手ができるとか、酵母なんかもそうだと思うんですけれども、どっちかというと、これは全国的にやってもなかなか続けられなかったというのは、醸造所を維持運営していくというのは並大抵のことじゃないと思いますので、またその規模感なんかもあるかと思うんです。ですから、このクラフトビールの意義というものは、相当インパクトもあるし、発信力をつくるということにつながってくると思うんです。
というのは、私は川崎市のワイナリーを見学してきたんですけれども、そのときに、やっぱり酒税法をクリアして、いわゆる醸造所を維持していくというのは、これは量的なものもあるんですけれども、並大抵の努力ではなくて、その方は普通の
農業者であったんですけれども、実はワインをやり出したというのは、これは作り手がすごく尊敬されて、きちっとした、いわゆる敬意を払って、そういうことに値するような事業だということで、いわゆる農業を維持していく上で、ワインをやりたいということでやったということも背景として聞いたんです。
ですから、場合によっては、町田のこの発信の仕方によっては、単なる地ビールをやっているだけなのに、クラフトビールをやっているような発信をしてしまうと、いわゆるそういうことにチャレンジしたり、実際にやっている方々は相当非難をする可能性が出てくるので、そこら辺のところについてはどういうふうに考えているのか、やってもいないのにやっていますみたいな話になっちゃうと、これは大事なポイントになってくると思うんですが、その辺ちょっと確認をしたいんです。
◎産業政策課長 まず、酒税法絡みの関係から申し上げますと、こちらは酒税法の手続を取りながら、許可を取りながら進めていますので、クラフトビールだという認識で、醸造所も店舗の中に、まず小さめのものから始めてということで、先ほど申し上げましたが、その後軌道に乗れば、市内に別のところに醸造所を造るという認識をお持ちでございます。
それから、まちだ〇ごと大作戦の当時をちょっと申し上げましたが、農家さんももう話に入っていまして、市内の農家さんにホップの生産ですとか、大麦も、そんなに大きな農家さんはいらっしゃらないんですけれども、そこで生産されたものは全て受け入れますというような状況の手続というか、交渉をしているというふうに聞いていますので、まず打ち出し方としましては、市内の事業者さん、農家さんも含めて、市内のもので、ナショナルチェーンじゃない市内特有の経営者さんが力を合わせて立ち上げると。そのノウハウもクラフトビールの会社の方から技術的な支援を受けて社員を育てるというところも入っていますので、人材育成の観点も入っているのかなと思っていまして、そのことを総合的に判断しまして、今回補助金での申請とさせていただいております。
◆山下 委員 そうすると、段階的に数量を増やしていくというような話になるかと思うんですけれども、酒税法の関係でいくと、いわゆる外売りができるかどうかという最低ロットがあるかと思うんですが、その点ではどんな状況で今、初期の段階を考えていらっしゃるのか確認したいんです。
◎産業政策課長 聞いているところによりますと、まず年間2,500リットル、恐らく5,000杯程度かなと。一杯当たり800円ぐらいでというようなことを記者会見でお話しされていました。そこが酒税法との関係があるかというのは把握してございませんが、当初の予定としては年間2,500リットルを予定していると聞いております。
◆山下 委員 多分、たしかワインだと1,000リットルぐらいなんです。だから、すぐなくなっちゃうぐらいの量、いわゆるその倍以上ということですから、市としてもこれは何らかのアピールできる場をうまくつくりながら、貴重な量になってきますので、その辺の支援はしていく必要が、むしろすごい貴重な数量になってきますので、その辺をわきまえた上で、やっぱり協力をしていく必要があるかなと思います。
あわせて、やっぱり町田産という、酒税法の関係だと町田という言葉を使えるかどうかというポイントも出てくると思うので、そういう意味では北部丘陵の方々も、農業の関係の方々も巻き込んで、いわゆる地産地消的な、地ビールとの違いというのをきちっと打ち出せるような取組に発展していくといいかと思うんですね。そういう意味では、その辺もきっかけとしては今回の話はすごくいい話だと思いますし、また発信力がすごいあると思いますので、ぜひ取組を経営者の皆さんとつくっていただきたいなと思います。ですから、町田の農業の計画と併せて可能性なんかも追求していくといいと思うんですが、その点ではいかがでしょうか。
◎産業政策課長 ありがとうございます。町田市のシティプロモーションといいますか、一つの要素になるかと思っています。市民の皆さん、地域事業者の皆さんのチャレンジということで、新しい価値を生み出すということであると思いますので、市としてもわきまえた協力という形にしていきたいと思います。また、町田市ということですが、まず経済観光部としましても、産業プラス農業というのはありますので、
農業者さんと北部丘陵の活用を含めて、今後この事業者さんの事業計画と併せながら、相談しながら進めていきたいと考えております。
◆山下 委員 北部丘陵のほうでも独自にワイナリーをやろうかと考えて、いわゆる調査している方なんかもいらっしゃるので、そういう意味で醸造に関するノウハウなんかは、今回市からお金を出してやるということなので、少しでも相談に乗ってあげる体制もつくっていくのも大事かなと思います。ちょっとそこはこれからの話ですので、まずは今回の話をぜひ成功させてもらいたいなと思った上での質疑なので、よろしくお願いします。
次に、同じページの「原町大通りの歩道を拡幅し」という、ここのところの話ですけれども、ここの話というのは都市づくり部でも結構出てくる話だと思うんですけれども、これは都市再生特別措置法のくくりの中で位置づけている事業として、いわゆる経済観光部のほうが担ってやる事業というような解釈でいいんでしょうか。
◎産業政策課担当課長 委員おっしゃるとおりでございます。
◆山下 委員 そうすると、多部門にまたがっていますけれども、改めて言葉で整理すると、経済観光部のほうではどの辺のことをやってということになるのか確認させてもらいたいと思います。
◎産業政策課担当課長 都市再生整備計画の役割分担というところでございますけれども、まず都市再生整備計画を策定した経緯というところでいきます。「予算の概要」でいきますと、50ページでございますけれども、こちらの事業の背景・目的というところがございまして、この中で、2016年に町田市中心市街地まちづくり計画、こちらが町なかの方が組織した中心市街地活性化協議会とともにつくったまちづくりの指針というような計画でございます。この計画の中に、プロジェクトが10ございまして、そのうちのプロジェクトの2と6を推進するというものが、この都市再生整備計画でございます。
都市再生整備計画の中にいきますと、取組として複数ございまして、産業政策課といたしましては、原町田大通りの歩道整備拡幅、滞留空間の整備、あとは荷さばきスペースの整備などがございます。また、先ほどほかの委員からもお話が出ましたけれども、都市再生推進法人町田まちづくり公社におきましては、民間交番の利活用、また都市づくり部になりますけれども、町田中央通り、こちらのほうの活用というところがもろもろ記載されておりまして、その中のうちの一つが産業政策課で担当するというところでございます。その計画にのっとって、この拡幅を行っていくというところでございます。
◆山下 委員 今、いわゆる計画の中で着実に進めていくという話なわけですけれども、特に
FC町田ゼルビアのJ1の関係とかで早く、いわゆる観光資源となるような可能性を追求してもらいたいなとか、経済的な仕組みにぜひ発展してもらいたいなという機運は相当高まってきている中だと思うんですけれども、ソフト的な面でいくと、そういったことについての支援というのは産業政策課のほうで担っているのか、むしろちょっと違う視点なんですよという話なのか、その辺というのは何かお答えできるものがあるのかどうか確認をしたいんです。
◎産業政策課担当課長
FC町田ゼルビアのJ1昇格に伴ってというところでございますが、都市再生整備計画の中に、大通りでフラッグであるとか、広告バナー掲出というようなところもございます。そちらは昨年という形になってしまうんですけれども、
FC町田ゼルビアのJ1昇格、J2優勝のフラッグを掲出させていただいたりというところもございます。また、町田まちづくり公社はゼルビアのほうと連携しながら、パートナーとしてやっておりますので、そのあたりの支援というものに関してはやっておるのかと考えております。
◆山下 委員 空間の活用という意味では、いわゆる規制的なところでいくと、都市づくり部のほうが担うのかなと思うんですが、そこのソフト的な面での支援というのは、こちらのほうの部署が関係してくるというふうに理解していいんですか。例えば、原町田大通りの歩道空間を一時的に、いわゆる滞留空間として活用していくという意味では、単にそういうことだけではなくて、ソフト的にどういったものが好ましいのかどうかというのも出てくると思うんですけれども、そういうものについての対応というんですか、支援というのは、こちらのほうで担っているかと確認をしたいんです。
◎産業政策課担当課長 失礼いたしました。そちらのソフト的な支援に関しましては、町田まちづくり公社と市と共に、改めて整備した滞留空間をどのように活用していくのかということは、こちらの部署のほうで支援をしていきたいと考えております。
◆山下 委員 分かりました。この件については、経済観光部はこれで。
あちらのほうで、あちらと言うとおかしいんですけれども、先ほどのちょっと言葉の意味があれなんですけれども、農業経営基盤の法律ですが、従来の農地法との関係でいくと、いわゆるどういった部分が町田の地権者にとって有効なのかどうかということも含めて、そういったことが公的な対応があるのでこの利用計画をつくっていくとか、あと町田の現状に沿ってやっていくというところだと思うんですけれども、ここに出てくる集約というのは、土地の集約の権利の集約としては、地権者の方の集約なのか、別に例えば利用としての権利の集約なのか。現況を見ると、地権者は違っても農地が集約していたりするわけじゃないですか。それに対して何をしていこうということなのか、その辺の説明をいただきたいんです。
◎農業振興課長 権利そのものを取得するというケースもありますし、そもそも利用する権利を取得する、それで営農していただく、両方の側面があると思います。いずれにしろ、例えば、ここがAさん、ここがBさん、ここがCさんというのが今の現状だとすると、なるべく本当はAさん、Aさん、Aさんになるほうが効率的ですよねというのが国の考える考え方です。その国の考え方に沿って、A、Aというふうになるべくなるようにしていきましょうということなんですが、ただ、町田市のような都市農業、もともと大きな農地がどんとあるわけではなくて、やっぱり点在しているので、その集約という部分については若干、国が考えている思惑と比べると、少し町田市に対してのメリットは弱めかとは思っております。
ですが、やっぱり将来的に自分の農地を自分の後継者でやっていけるのか、それともほかの人にやってもらいたいのかというような意見を集約して、なるべく集約に近い形になるように取り組んでいきたいといった考え方のものでございます。
◆山下 委員 特にこれは調整区域への対応というのが大きなポイントの話なのかなと思うんですけれども、私が受けた相談の中では、土地の権利自体を市が持っているところと交換したいという話が結構あるんですよ。そういったことに今まで結びつけていくような計画とか、裏づけというのがあまりないのかなと。実際そういうニーズというのは、やはり原課の方々は相当言葉としては浴びせられてきているというのはあると思うんですけれども、そういったことについても対応できる可能性があるような計画づくりになっていくというふうな理解でこれはよろしいんですか。
◎農業振興課長 今、山下委員おっしゃっていただいたように、実は町田市としてはちょっと特殊な事情で、農地を調整区域を中心に持っているということがあります。その農地を交換するということを前提に、この計画に細かく書き込めるかというと、そこのところはちょっと今のところは違うかと思っているところですが、ただ、将来的には、やはり町田市の農地もどうしていくのかというのは考えていかなきゃいけないとは考えているので、そういったところはちょっと将来の課題として考えていきたいと思っております。
◆山下 委員 農地なので、耕作するというのが基本なので、課長あたりが耕作するわけにいかないと思うので、やっぱりその辺はちょっと考えていくべきなんだろうなとすごく思うんです。面積的な、これは多分最低限の面積の集約化というのが計画の中で出てくると思うんですけれども、その辺では1つの場所にということなのか、それとも複数点在する形でとか、要は町田の場合、谷戸があって、そういう意味では谷戸ごとのイメージでいくと、例えば北部丘陵の活性化計画なんかにもこれはリンクしてくる話になっていくと思うんですけれども、最低限のロットというか大きさと、どんなイメージで考えて、いわゆるほかの計画との整合性というのを図っていくのか、ちょっとざっくりでもいいので聞きたいと思うんですが、その点いかがでしょうか。
◎農業振興課長 具体的な数値目標というのはございません。ただ、先ほども申し上げたように、やはり農地がある程度まとまって同じ方が耕作するほうが効率的であるとか、優位性があるというところはあると思います。ただ一方で、町田市も、この今回のものは調整区域のものですけれども、とはいえ、やはりどうしても農地が点在するという要素が多いので、なかなかこれだけまとめてという具体的な目標というのは、今のところ持っていないです。ただ、なるべく効率的にできるような集約が進むようにはしていきたいと思います。
ただ一方で、やはりそれぞれ農地所有者の方の財産に関わる話なので、あまりそこのところは、ちょっとこれからいろいろ皆さんのお話を聞きながら調整していくべき事項だと考えております。
◆山下 委員 やっぱり将来的な考え方というのは示しながら、課税の関係とかも含めて誘導をしていくような、考え方というのはどこかできちっと明確にしていく必要があるのかなとすごく思っています。その辺は、ちょっとおっしゃったように財産の関係があっての話なので、語らずとも何か分かるような部分は当然あると思うんですが、頑張っていただきたいなと思っています。
取りあえず以上です。
◆小野 委員 「
予算概要説明書」の216ページの①のところで何点か質疑させていただきます。
地域経済循環創造事業への補助ですが、これは念のための確認になるんですけれども、補助の対象は町田産クラフトビールに限定しているという理解でいいのかどうか、まず教えてください。
◎産業政策課長 このクラフトビールの事業に限定してございます。
◆小野 委員 新規のマークが「
予算概要説明書」でついていると思うんですけれども、ここで言っている新規というのは、この補助事業自体が初めてという意味なのか、クラフトビールに限定したのが初めてという意味なのか、どちらか教えてください。
◎産業政策課長 2024年度に予算をするのが前年から継続していなくて、新規ということです。クラフトビールそのものも初めてですし、ただ、先ほども回答しましたが、この事業、この補助金は、かつて2013年に1度、町田市で使ってございますので、そういった意味では新規ではないんですが、継続して毎年ある事業ではなくて、2024年度に新たに新規で計上しているということでございます。
◆小野 委員 このクラフトビールに限定、もうちょっと広げてもいいような気がしないでもないんですけれども、あえてここでかなり絞り込んだ理由的なものを教えてください。
◎産業政策課長 国の補助制度上、1つの事業計画の中においての経費に対して補助が出ますので、今回のクラフトビールの事業の取組に関して補助が出るということなので、事業としては限定という形になります。
◆小野 委員 次に、補助の効果の検証はしっかりと定期的に行っていくのかどうか、そのあたりを教えてください。
◎産業政策課長 先ほど申し上げましたが、この事業は1事業所のための事業ではなくて、町田市の地域経済の活性化というところが主体になります。そのため、プロモーションですとか、先ほどのメディアの露出の関係ですとか、そのお店から違うお店に行ったとか、そのあたりのデータを取りながら検証していきたいと考えております。
◆小野 委員 今までに出ていないところで、効果の検証で確認したいんですけれども、課税対象利益が出ているかどうかの検証は行っていくのかいかないのか、これは初期投資に対する補助なので、持続可能な事業でないと困るわけでありまして、そういう意味では課税対象利益が出ているかどうかの検証も必要だと思うんですけれども、そのあたりはやっていくのかどうか教えてください。
◎産業政策課長 現段階ではそこまで配慮していませんが、今後検討してまいりたいと考えております。
◆小野 委員 様々な検証をやっていくものだと思うんですけれども、検証の結果、補助の効果が十分でないというような状況に陥った場合、市はどのような対応をしていくのか教えてください。
◎産業政策課長 この国の総務省の制度が、国が2分の1、市がその2分の1の2分の1、半分ということでなっておりますので、国の補助制度に従いまして検討してまいります。
◆小野 委員 そうすると、今のところ補助の効果が十分でない場合、どのような対応をしていくのかは具体的には決めていないということか。もうちょっと具体的に言うと、具体的に改善策を事業者に対して検討してもらうとか、事業を継続できるように市がフォローしていくとか、そういったことはやっていただけるのかどうかという意図なんですけれども、そのあたりを教えてください。
◎産業政策課長 この事業に関しての支援というか、フォロー、改善策ということでございます。まず、この事業は金融機関の融資を受けますので、金融機関のほうからも経営に関するサポート支援というのは当然入ってきます。町田市としましても、事業者のチャレンジを支えるということになりますので、こういった相談を新産業創造センターはじめ、
町田商工会議所の経営相談等も含めまして実施していきたいと思っています。
◆矢口 委員 最後に、ちょっと今216ページのクラフトビールのところのお話で、金融機関からの融資を受けて、今回無担保で融資を受けられなきゃいけないよということとか、国の事業のあれとしてもあるんですけれども、この返済計画は金融機関に対して何年で出しているのか。やっぱり、融資を受けるときに経営の計画としてそれなりに、従業員が何人になるとか、売上げはどのぐらい目指すとか、それは返済の計画の際に銀行側に提出しているかと思うんですけれども、そのあたりは市で見ているんでしょうか。
◎産業政策課長 今、委員おっしゃっていただいたところですが、金融機関が今一つ確実にあるんですが、さらにもう一つ入るかもしれないということで、まだそのあたりの詳細なデータというか、数値が来ておりません。国のほうへの申請が4月に入ってからになりますので、それまでの間、今現在その精査を事業者と金融機関等で詰めているところでございまして、その後、市のほうにも連絡が来るという形になります。
◆矢口 委員 ありがとうございます。それでは、金融機関に対して返済がどのぐらい、何年になるのかとか、金融機関からの融資の金額であるとか、事業規模がどういうふうに発展していくかといった計画は、市もこの後、目を通していくという理解でいいでしょうか。
◎産業政策課長 現在の計画においても、2,500万円ほどの融資を受けるというふうにはまず聞いてございます。その後、それぞれの今申し上げた複数の金融機関が入ってきますので、そのあたりの割合ですとか、返済の関係はこの後、市のほうでも伺いながら国への申請を行っていきます。
◆今村 委員 まず、214ページの
勤労者福祉サービスセンターについてお聞かせいただきたいと思います。これまでも質疑がありますが、成り立ちのお話もありましたけれども、市内の中というよりも小零細の、または個人事業主の方たちを中心として、対象にやっているわけですけれども、その中でも、中小零細というと、中のかなり大きなところと個人事業主とでは明らかに差があるかと思うんですけれども、会費で成り立っていると先ほど答弁がありましたけれども、会費は個人事業主のほうが高いのかな。事業者のほうが負担が安く済むというような成り立ちになっていると思うんですね。
一方で、サービスの内容も拡充しなきゃいけないし、会員もたくさん入っていただくと経営が安定していくということになっていけば、いずれまた補助金なんかも市からそんなに増やさなくても済むかもしれないという好循環を生む必要があるかと思うんですけれども、その辺、大きな変化とか、これまでどういった改善をしてきたのかをまずお聞かせいただきたいと思うんです。
◎産業政策課長 改善ということでございますが、まず、会費に関しましてはずっと据置きになっています。入会金が今1人当たり300円、それから会費につきましては、事業者の会費が1か月500円、個人の会費が700円という形になっていまして、これはずっと変わらず、できるだけ負担を減らしながら、その負担、会費のほうは税法上の必要経費として申請できるということでなっていますので、事業者としては、できるだけ会費面は負担をかけずに経営していくという形になっています。
そのほかアンケート調査等を実施しながら、具体にどのようなサービスが今求められるかというところを行っています。やはり、最近はそういう民間の事業も出てきていますので、その中においてどのようなサービスが求められるかということになっていますが、比較的、思わずびっくりなのが、必要性の高いサービスということでレストランとかに対する利用割引みたいなところがございます。これはコロナを受けてか分かりませんが、できるだけ身近な方々と、会社の中でも少し交流を持ちたいというところにもつなげるようなサービスというところにあるのかなと思いまして、健康ランド的な温浴施設の利用と同じように、かなり高い割合で希望が出ているところです。
必要性の低いサービスというところで1つ言えるのが、生活資金融資のあっせんで、かつては生活資金融資的なところが非常にメインの事業だったと思いますが、今現在はこちらが必要性が低いというような結果も出てございますので、このあたり、この後、経営計画の見直し等がありますので、改善に動きが出るかと考えております。
◆今村 委員 継続をしていくためには、いろいろなサービスの内容で付加価値があれば、会費が高くても加入者も増えるでしょうし、サービス内容があまり魅力がなければ、幾ら会費が安くてもやっぱり減っていってしまうという当たり前の話をさせていただいていますけれども、そういった意味で、ぜひ経済観光部のほうでもしっかりと支援をしながら、よりよいサービスにつなげてほしいなと思います。
もう一つは、その出来た当時は主に民間の方たちを対象に、いわゆる株式とか、昔で言う有限という話があったと思うんですけれども、今は働き方というか、いろんな個人事業主だけじゃなくて、ワーカーズコレクティブとか、NPOとか、法律もできて、そこで働いている方もいらっしゃいます。そういったところは、NPOなんかは基本非営利でやっているわけですから、事業の形態として、さっき会費が安いほうがいいというのは一つの魅力だと思うんですけれども、やっぱり利益を追従していくところと、そうではないところということもありますので、そういったお声もいただいているので、ぜひそういったことも含めて、事業見直しを進めていただきたいなということをちょっと申し添えておきたいと思います。何かあればお答えください。
もう一つですけれども、大きな予算のポイントとして、経済観光部、経済や観光って大変広いので、他の部署とも連携をしながらやっていくというふうに思います。一つ、
FC町田ゼルビアというのは大きなコンテンツになると思いますし、今回予算がついているアニメは、東京都の中でいくと練馬を中心とした集積産業で、今ちょっと確認するためにネットで見たら、やっぱり東京が80数%、どういう比率で計算しているのか分かりませんけれども、アニメ産業が集約しているということで、東京都が随分前から力を入れている事業だと思うんです。
今ある制度に乗っていくのもそうですし、今ある
FC町田ゼルビアをはじめとするコンテンツを生かしていくということもあると思うんですけれども、素材を生かしていくということもあると思うんですけれども、さっき言ったアニメなんかでも、町田が舞台になるとか、三浦しをんさんにも協力していただいたわけじゃないですね。あれはたまたまだと思うんですけれども、やっぱり町田にゆかりのある作家だったりとか、または企業などに、これから創造していくという部分もあると思うんです。今あるものをよりよくしていく部分と、町田で何か小説でも、アニメでも、または舞台にしていただくとか、スポーツ産業だけではなくて、いろいろな形で観光、経済にプラスになるようにしていくという視点も必要かと思うんですが、当然そういったことを取り組んでいらっしゃると思うんです。
今回、私なんかは
FC町田ゼルビアがJ1に昇格していただいて懐かしいなと思ったのは、エイベックスが町田で創業をして、南町田にエイベックスが移ってきたときのことを僕はよく覚えているんですね。ああ、こちらに移ったんだなというのを見ていたのを懐かしく思い出したんですけれども、当然
FC町田ゼルビアだけじゃなくて、エイベックスにも当然アプローチをするなど、いろんな取組が必要だと思うんですけれども、そういった企画というのは、市役所だけではなかなか厳しいというか、商工会議所をはじめ民間の力を入れなきゃいけないと思うんですけれども、その辺ちょっと市としてどういったことを考えているのか、また、どういった努力をされてきているのか、全体の中で基本的な考え方を教えていただきたいなと思います。
◎経済観光部長 広いお話なんですけれども、町田の魅力を発信する、町田を愛してもらう人を増やしていく、シティセールスというふうに言っておりますが、シティセールスで一つ大事なポイントとして、契機を捉えるということが必要だと思っています。三浦しをんさんの作品も、私も担当で関わりましたけれども、やっぱりそのときの盛り上がり感というのをすごく大事にしながら、そういうところに乗っかりながら、町田という町を紹介していくというのはすごく効果的かと思っております。
お話にもありましたJリーグへの参戦だとか、アニメの町田ゆかりの作品をきっかけとして、町田をシティセールスとして進めていくというのはすごく効果的なのかと思っていますので、そういう時流に乗るというか、契機を捉えるというところは常にアンテナを張りながら考えていかなきゃいけない部分かと思っています。
もう一つ、連携という話もありました。当然、関係経済団体とも連携しながら、様々な地域の方々といろんな形で手を取りながら、町田のシティセールスというものをつなげていきたいというのは常々思っているところでございます。
◆村まつ 委員 1点だけ確認をさせていただければと思います。353ページの
商店街チャレンジ戦略支援事業補助金についてですが、先ほどもちょっと議論ございましたけれども、今年度思った以上に事業があり、補助金が足りなくなったということがあったかと思います。来年度の予算というのは、今年度に対してどういった考え方で予算立てをされているのか伺いたいと思います。
◎産業政策課長 委員からありましたとおり、今年度コロナ禍を明けまして、非常に多くの申請をいただきまして予算が足りないという事態が起きまして、商店街の皆さん方には非常にご迷惑をかけたところでございます。2024年度の予算はそれを踏まえまして、4,480万円ほど事業費を上げてございます。現在、2024年度に向けた商店街の取組の申請を受け付けているところでございまして、その後、精査していくんですが、恐らくちょうどよいくらいのところで収まると考えてございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって経済観光部及び
農業委員会事務局所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定について)
○委員長 行政報告、「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎経済観光部長 行政報告、「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定について報告いたします。
詳細については、担当から申し上げます。
◎産業政策課長 タブレットの資料の68、行政報告資料「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定に沿ってご報告いたします。
まず1ページ目でございます。町田市産業振興計画19-28の概要を載せてございます。
計画の期間は、2019年度から10年間の計画でございます。今年度、2023年度で前期実行計画の5年が終了となります。2024年度から2028年度までは後期の実行計画ということで策定を進めました。
目指す将来像は、ページの中ほどの紫色の囲みにあります「ビジネスに、働く人に、心地よいまち」です。計画全体の指標は、付加価値額の増加としております。計画では施策の柱として、「立ち上げる」、「拡げる」、「つなぐ」の「3つのチャレンジ」の促進、支援と、「ビジネスしやすく、働きやすいまちづくり」から成る4つの施策の柱を設けてございます。キャッチフレーズとしましては、「チャレンジするならTOKYOの町田から!」を掲げまして、市内経済関係機関と連携して、市内事業者のチャレンジを支える具体的な取組を推進しております。
2ページ目をご覧ください。後期実行計画の策定経過でございます。
策定に当たっての方針は、10年計画となっております町田市産業振興計画19-28で目指す将来像、施策の柱、施策、個別施策の枠組みの変更は行わないこととしまして、前期の5年間の取組状況や産業環境の変化に伴い、個別施策に基づく具体的な取組を見直すことと策定することを策定方針といたしました。この策定方針の決定や後期計画の策定に当たっては、町田市産業振興計画19-28の策定時から進捗管理を行っております、町田市産業振興計画推進委員会におきまして、6回の議論で進めてまいりました。
3項目めは、前期実行計画の取り組み状況でございます。
いわゆる振り返り評価というところでございますが、まず、計画の推進委員会におきまして、4つの柱ごとに個別施策の進捗状況の評価を行いました。4つの柱のうち3つで個別施策が予定どおりに進んでいる割合が8割を超えております。黄色い笑顔のマークをつけておりますけれども、委員会の中では高い評価をいただいたところです。
計画全体が目指す指標や、4つの柱ごとに設定された指標をご覧ください。黒い四角で白抜きの文字で指標と書いてありますけれども、計画策定時と現状値を記載してございます。計画策定時に対しまして、上昇、増加、維持という目標を設定しております。前期計画の具体的な取組の実施によって高い評価をいただいたところではございますが、2021年の経済センサスなどの国の調査に基づく結果では、全てこの指標の達成がかなっていないというのが現時点での認識でございます。
次に、3ページと4ページです。産業振興計画策定時から現在までの町田市の産業を取り巻く状況を、2021年の経済センサスに基づくデータとアンケートによる事業者が抱えている課題を参考に掲載してございます。かなりちょっと細かい表を載せさせていただきましたが、計画全体が目指す指標、4つの柱ごとに設定された指標を太文字で表記してございます。
先ほど、前期までに目標は達成していないという状況の中におきましても、多摩26市の中では比較的上位に位置しておりまして、町田市産業振興計画推進委員会では、コロナ禍をはじめ円安の進行や物価高騰など、町田市の産業に影響を与えるような様々な状況変化の中では減少幅が少なかったのではないかというご意見もいただいたところです。
続いて4ページです。5の市内事業者が抱えている課題です。
こちらは2022年度に事業者アンケートを実施しました。計画策定時の2018年と比較するために、アンケート項目などは同じにして実施した結果でございまして、グラフ左側が製造業者、右側が商業者、帯グラフの色が濃いほうが今回の調査でございます。前回調査と比べて大きな変化が見られるところに印をつけさせていただいていますけれども、製造業者では、やはり原材料価格の高騰、諸経費の増加、人手不足、商業者では、顧客ニーズへの対応、人材の確保、業務効率化の項目で割合が増加しているところです。町田市産業振興計画推進委員会におきましては、やはり関係支援機関が日々、事業者と向き合う中では、特に人材確保や資金繰り、事業承継などということも課題があるのではないかというご意見をいただいたところです。
6、「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の主な取り組みを5ページに記載しております。
この5ページの一覧表の一番右側に主な取り組みを記載している欄がございます。こちらが後期計画の取組になります。黒い星印が新規の事業、二重丸が拡充、丸は継続する取組でございます。
主なものをご紹介いたします。まず、上の「立ち上げる」チャレンジにおきましては、キッズアントレプレナープログラムや町田創業プロジェクトなどの前期計画での取組が順調でありますので、引き続き事業を継続することを前提としております。新規の取組としましては、ここ数年、市内に多く開業された民間のコワーキングスペースがございますので、そこと連携して、より起業、創業のきっかけづくりや支援を進めていくということでございます。
「拡げる」チャレンジでは、拡充策としまして、産業財産権取得費用補助と産業見本市出展費用補助の2つの補助金制度がございますが、その対象要件を、創業後1年から創業後3か月と前倒しすることで、創業間もない事業者のさらなるチャレンジを応援することといたしました。新規事業としましては、市内事業者が新商品の試作品、テストをするようなことに対しまして、研究機関の実験機器を借用する際に発生します費用を補助する制度を新設いたしました。
「つなぐ」チャレンジにおきましては、安定した経営や事業承継に向けて、事業者の業務効率や生産性向上の支援、事業承継推進ネットワークによる相談などを拡充してまいります。新規事業としましては、市内事業者の人材確保の声を受けまして、
町田商工会議所やハローワーク、東京都と連携した合同企業説明会などを開催してまいります。
最後に、ビジネスしやすく、働きやすいまちづくりでは、5年に1度の経済センサスではなかなか分かりにくい市内の産業をめぐる現状や課題を把握していくために、
町田商工会議所や金融機関などの関係機関とともに、地域経済現況調査を新規に実施してまいります。
最後に6ページをご覧ください。計画の推進に向けてでございます。
計画の推進に当たりましては、町田市だけではなく、強みであります市内の産業支援機関とのネットワーク、具体的には
町田商工会議所や町田新産業創造センターなど、金融機関、大学などの教育機関、民間事業者等、様々な担い手となりまして、連携しながら取り組んでまいります。
最後に、後期計画の事業進捗の管理につきましては、引き続き、町田市産業振興計画推進委員会を毎年開催しまして、その結果をホームページ等で公表してまいります。
「町田市産業振興計画19-28」後期実行計画の策定についての報告は以上でございます。
○委員長 休憩いたします。
午後零時5分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時2分 再開
○委員長 再開いたします。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(
物価高騰対策事業の実施結果について)
○委員長 行政報告、
物価高騰対策事業の実施結果についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎経済観光部長 行政報告、
物価高騰対策事業の実施結果について報告いたします。
詳細については、担当から申し上げます。
◎産業政策課長 タブレットの資料69番です。行政報告資料、
物価高騰対策事業の実施結果について報告いたします。
物価高騰に対応するための市内事業者支援といたしまして、
町田商工会議所や町田市農業協同組合と連携して実施いたしました2つの事業、
物価高騰対策事業者支援事業と物価高騰対策
農業者支援事業の結果を報告いたします。
まず、1の事業の概要の表をご覧ください。
表の左側、
物価高騰対策事業者支援事業についてでございます。市内の中小企業者に寄り添った事業展開を行っております
町田商工会議所を補助事業者といたしまして、市内の中小企業者6,700件を想定し、直近1年間に支払った光熱水費及び燃料費に応じて1万円から10万円の給付を実施いたしました。給付対象とする市内中小企業者には、2022年度に、国の交付金を活用しまして個別に支援を実施しました交通事業者、公衆浴場事業者、介護・障がい福祉サービス事業者を含めてございます。
次に、表の右側、物価高騰対策
農業者支援事業についてでございます。市内の
農業者に寄り添った事業展開を行っています町田市農業協同組合を補助事業者としまして、市内の
農業者260件を想定して実施いたしました。直近の税申告を行った農業経費に応じて1,000円から100万円を給付するものです。
どちらの事業も、申請期間は2023年9月1日から10月31日として開始いたしましたが、表の左側、
物価高騰対策事業者支援事業につきましては、郵送による追加の広報活動の効果により、締切り近くになっても申請件数が増加の傾向にあったため、1か月間期間を延長いたしました。
2ページをご覧ください。2の広報活動です。
2023年6月の補正予算議決後から、補助事業者と行政が一体となって広報に努めてまいりました。
町田商工会議所では、チラシ作成、新聞折り込みや東京税理士会町田支部、町田市経営診断協会及び各業種団体への周知を繰り返し行ってまいりました。今回は、タウンページ掲載事業者や青色申告会会員への直接の郵送案内を行ったところです。
町田市農業協同組合では、チラシ作成のほか、JA町田市の広報紙やホームページをはじめ、郵送による案内や市内5つの支店で個別相談会を10回開催いたしました。
町田市は、市の広報、ホームページ、SNSによる情報発信を行いました。
物価高騰対策事業者支援事業では、金融機関や商店街、市内技能職団体への周知を行ったほか、昨年度に個別に支援いたしました交通事業者や介護・障がい福祉サービス事業者に対しまして、関係部署から直接ご案内したところでございます。
3ページをご覧ください。3の実施結果です。
表の左側、
物価高騰対策事業者支援事業ですが、4,500件を超える相談、問合せがありまして、給付件数は6,585件、給付額は5億1,358万円、平均給付額は7万7,992円でございました。
表の右側、物価高騰対策
農業者支援事業です。相談・問合せ件数は60件、給付件数は257件、給付額は3,486万1,000円、平均給付額は13万5,646円でございました。
最後に、4の補助事業者等の主な意見です。
まず、
物価高騰対策事業者支援についてでございます。
町田商工会議所からは、市内中小企業者に対し迅速で丁寧な支援を行うことができた。広報の方法に新たにタウンページ掲載事業者や青色申告会会員への郵送で周知を行った結果、申請数が増えた。申請手続をさらに工夫、簡素化しまして、電子手続の利便性を向上させたところ、申請件数の60.7%が電子申請になった。市内中小企業者全体を対象として、今回の支援が役に立つという声が95.6%に達したという意見をいただいております。
給付金の申請事業者の声としましては、商工会議所の職員が申請書作成を親身に手伝ってくれたことや、オンライン申請がやりやすくなった、ダイレクトメールが届き、期間延長に感謝する声がありました。また一方で、給付金の振込まで予定より少し長く時間がかかった点ですとか、業種ごとに給付金額の違いがあってもよいのではないかというような声もいただいているところです。
東京税理士会町田支部からは、昨年度指摘しました課題といいますか、電子申請の件なんですけれども、これが容易になったという感想をいただいてございます。
次に、
農業者支援事業についての主な意見でございます。町田市農業協同組合からは、申請者の税申告情報に基づき申請する仕組みとしたことで簡易な申請ができ、問合せや相談件数を少なくすることができた。今回の支援が役に立つという声が92.6%に達した。市の担当部署との連携がさらに強化できたという意見をいただいています。
給付金を受けました
農業者からは、JA町田市の職員が申請書の作成を親身に手伝ってくれたことや、市内
農業者の状況をJA町田市や町田市が理解してくれることへの感謝の声をいただいてございます。
最後に、今回の取組は、市内事業者が苦境を乗り越えていくための支援策としまして大変効果的だったと考えております。短期間で有効な支援事業として実施できたのは、日頃から市内中小企業者や
農業者に寄り添った事業を展開しております
町田商工会議所や町田市農業協同組合の積極的なチャレンジ姿勢と協力があったからこそと考えております。今後も引き続き、市内事業者を取り巻く環境変化や状況を商工会議所や町田農業協同組合と緊密に連携して的確に把握するとともに、国や都の動向を注視しながら対処してまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(市営原町田一丁目駐車場における
泡消火設備発泡事件について)
○委員長 行政報告、市営原町田一丁目駐車場における
泡消火設備発泡事件についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎経済観光部長 行政報告、市営原町田一丁目駐車場における
泡消火設備発泡事件について報告いたします。
詳細については、担当から申し上げます。
◎産業政策課担当課長 それでは、タブレットの70、行政報告資料、市営原町田一丁目駐車場における
泡消火設備発泡事件についてをご覧ください。
こちらにつきまして、2023年12月3日に発生した市営原町田一丁目駐車場における事件について、その概要をご報告させていただきます。
1ページ目の初めに、1の事件の概要についてでございます。
本事件は、2023年12月3日日曜日の深夜、午前1時40分に発生いたしました。
事件の概要でございますが、不審者が建物2階に設置された消火設備を故意に手動で起動したため、PFOSと呼ばれる有機フッ素化合物を含む泡消火剤が発泡されました。このことに伴い、指定管理者が駐車場内に飛び散った泡消火剤を水で洗浄したところ、駐車場内の排水設備から下水道雨水管を通り、付近を流れる境川に流れ出てしまったというのが事の次第でございます。
なお、不審者が事件後に逃走したため、町田警察署へ被害届を提出しましたが、現在も捜査中でございます。
続きまして、2の事件の主な経過についてでございます。
表をご覧ください。12月3日の事件発生から12月19日の水質検査の結果を公表した第2回目のプレスリリースまでの主な出来事を載せております。
なお、先ほど申し上げた事件の概要につきましては、表中、12月6日水曜日の欄に防犯カメラ映像提出とあるとおり、犯行の一部始終が駐車場内に設置されました防犯カメラで撮影されていたことから、判明されている内容でございます。
2ページ目にお移りいただきまして、3の境川水質への影響についてでございます。
泡消火剤が河川に与える影響を調査するため、水質検査を12月8日に実施いたしました。資料にございます周辺図をご覧ください。左右に遠景、近景とございますが、左側の遠景の図のとおり、上流部と下流部の2か所を調査しております。この調査の結果、上流、下流ともに、国の定める暫定指針値1リットル当たり50ナノグラムを超えた値が検出されました。この結果を受け、環境法令による指導に基づき、駐車場内や雨水ます、下水道雨水管などに残留する泡消火剤が、雨などにより再び河川に流れ出ないよう洗浄し、除去いたしました。この作業により発生した洗浄排水については河川に流れ出ないよう、バキュームカーで吸引し回収してございます。
なお、水質検査については、12月以降継続して行い、先月、2月14日の調査において、全ての調査箇所で暫定指針値を下回っていることを確認いたしました。具体的な数値といたしましては、境橋下流のポイントで18ナノグラム、鶴間1号橋が25ナノグラムということで、暫定指針値の半分以下となってございます。
続きまして、4の再発防止策についてでございます。
対策については3点ございます。まず、(1)のいたずらに対する策についてでございますが、抑止策として駐車場内に、防犯カメラ作動中などのサインを増やしております。また、泡消火設備を機械警備設備と連動させ、泡消火剤が発泡した際には、指定管理者に通報、連絡が入るようにしております。そのほか、消火器を増設する、警察の巡回強化、指定管理者による夜間警備体制を強化するなど、全体的な防犯面の強化を行いました。
次に、(2)の泡消火剤のPFOS非含有品への交換についてでございます。今回の事件により、泡消火剤の入ったタンクが空になりましたので、PFOSを含まない泡消火剤への入替えに向けた調整を進めております。現在は、当面の暫定措置として消火器を増設し、対応することを町田消防署に届け出ております。
最後に、(3)の消防設備に関するマニュアルの見直しについてでございます。これまで、PFOSを含む泡消火剤が発泡された際の対策マニュアルとしては、指定管理者として用意がございませんでした。また、市もそのことについて指導を行っておりませんでした。この事件を踏まえまして、指定管理者に対して消防設備等に関するマニュアル、こちらの見直しを求め、適切な管理を行うよう指導いたしました。
最後となりますが、これらの再発防止策を徹底いたしまして、指定管理者とともに、安心安全な駐車場の管理運営を行ってまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後1時16分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時21分 再開
○委員長 再開いたします。
△第8号議案(
選挙管理委員会事務局・監査事務局・議会事務局所管部分)
○委員長 第8号議案を議題といたします。
本案のうち、
選挙管理委員会事務局、監査事務局及び議会事務局所管部分について、一括して提案者の説明を求めます。
◎
選挙管理委員会事務局長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、
選挙管理委員会事務局所管分につきまして「
予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。
「
予算概要説明書」の272ページをご覧ください。
選挙管理委員会事務局の予算のポイントとして、2024年度に執行を予定している東京都知事選挙を中心に、予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。
273ページをご覧ください。
選挙管理委員会事務局の予算総括表でございます。
下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。
2023年度は執行した選挙はございませんでしたので、事業費ベースで対前年度1億6,580万円の増、一般財源ベースでは68万6,000円の減となっております。
次に、主な事業につきましてご説明いたします。
274ページをご覧ください。
選挙費の①をご覧ください。
まず、事業の内容は、東京都知事選挙を公平、公正に行うことでございます。
次に、2024年度の取り組みは、選挙に関する周知や啓発に努めてまいります。また、今後の選挙に向けて啓発活動を行います。特に若年層に対して取り組んでまいります。
次に、主な事業費でございますが、選挙システム運用管理などの事業・業務委託料として4,664万6,000円などでございます。
次に、債務負担行為でございますが、選挙執行に必要不可欠な選挙器材を適切に管理いたします。
最後に、特定財源でございます。東京都知事選挙にかかる委託金1億6,648万6,000円を計上しております。
322ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業ごとに
選挙管理委員会事務局の全ての支出科目を掲載しております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
◎監査事務局長 それでは、第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、監査事務局所管分について、「
予算概要説明書」を使ってご説明いたします。
「
予算概要説明書」の276、277ページをご覧ください。
初めに、276ページには、監査事務局予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。
277ページをご覧ください。
上段は、監査事務局の予算総括表でございます。その下、中段の財源内訳の比較表をご覧いただきますと、前年度予算額と比較して、全国都市監査委員負担金の徴収再開などにより12万円増額しております。
下段の事業の説明でございます。
まず、事業の内容でございますが、町田市監査基準及び監査計画に基づき、効率的かつ効果的な監査等を実施することでございます。
次に、2024年度の取り組みですが、工事監査につきましては、専門性を要する部分は外部の技術士に委託し、専門的知見を活用した監査を実施いたします。
事業費は361万4,000円でございます。
323ページをご覧ください。
事業別支出科目一覧でございます。監査事務局の予算は02委員費に記載しております。
以上が監査事務局所管分の主な内容の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
◎議会事務局長 それでは、第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算の議会事務局所管分についてご説明申し上げます。
まず、歳入については予算書のほうで説明させていただきます。
予算書41ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の2、民生費国庫補助金、節の1、地域生活支援事業費補助20万1,000円は、音声及び点字版の「町田市議会だより」作成委託料に対する補助金でございます。
続きまして、49ページをご覧ください。
第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の2、民生費都補助金、節の5、地域生活支援事業費補助10万円は、同じく、音声及び点字版の「町田市議会だより」作成委託料に対する補助金でございます。
以上が歳入でございます。
次に、歳出をご説明いたします。
予算書の76ページをご覧ください。
新年度予算額は6億5,171万5,000円で、対前年度比で、80万9,000円の減額となっております。
次に説明欄をご覧ください。
議員人件費4億2,625万6,000円は、議員報酬、期末手当及び共済費でございます。
このうち、議員共済費につきましては、給付負担率が31.5%から29.3%に下がり、対前年度比で522万7,000円の減額となっております。
職員人件費1億5,478万4,000円につきましては、議会事務局職員の人件費でございます。
議会活動費7,067万5,000円は、速記料及び政務活動費等でございます。
続きまして、その他の歳出の主なものを「
予算概要説明書」でご説明いたします。
270ページの主な事業費の②をご覧ください。
速記料1,179万9,000円は、本会議及び委員会の速記料でございます。
システム使用料459万4,000円は、議会中継を含む最新の議会情報の提供と、今まで議会で審議した議事録を検索できる議会中継・議事録検索システムの年間借上料でございます。また、システム使用料141万8,000円は、本会議中継において字幕システムを使用するための年間借上料でございます。
印刷製本費346万3,000円は、「町田市議会だより」及び市議会周知ポスター・パンフレットの印刷費でございます。
配布委託料312万円は、「町田市議会だより」の配布委託料でございます。
電話料346万6,000円は、タブレット端末使用料でございます。
以上が議会事務局所管分の主な内容でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆吉田 委員 選挙管理委員会と監査事務局に1件ずつあります。
ちょっと今期の予算というよりも、一般的な選挙事務のことですけれども、今学校統合が進められようとしていますけれども、投票所には影響あるんでしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 今ご質疑いただきました学校の統廃合の関係で、当日投票所等に移転というか、変更を余儀なくされる場所というのがございます。場所としましては、大体67か所の当日投票所がございますが、そのうちの14か所が学校が取り壊されるということで、ほかの場所に移転を考えてございます。
◆吉田 委員 私が尋ねようとしたのは、学校統廃合によって数が増えるのか同じなのか、それよりも学校に設置するとして、それとも、その部分は、今まであったところは別の場所に、学校外に置くのかという、数の変動がどうなっていくかということです。
◎
選挙管理委員会事務局長 総合的な数は変更ございません。
◆吉田 委員 学校統廃合で数が減るものだと思っていたんですが、今減らないという答弁なので、そのことは分かりました。
あとは監査事務局で、これは議案の概要のほうに書いてあることじゃなくて、包括外部監査というのがありますけれども、その分に対しては、これに書いてあるのは、外部の方に監査を依頼する分が書いてありますけれども、それ以外には、包括外部監査の仕事に対して監査事務局の人は手伝いをするのかどうか、あるいは包括外部監査人が独自に全部動いてやっているのか、それとも何らかのアシストをするのかどうか、お願いします。
◎監査事務局課長 包括外部監査との関係になりますが、監査事務局、監査委員のほうで包括外部監査の手伝いといいますか、担うというところはございません。関係性としますと、包括外部監査の契約に関しての意見を求められることがまずございます。それに対して監査委員の合議としまして、それに異議があるかないかというようなところでお返しするということはございます。
ですので、契約に関してのそういった監査委員の意見ということはございますけれども、中身に関しまして、何かサポートですとか、連携というところは特に行っておりません。
◆吉田 委員 もう1回そのことでお尋ねしますけれども、監査事務局の職員の人が包括外部監査の仕事に関して動員されるということはないということですね。
◎監査事務局課長 おっしゃられるとおり、監査事務局の職員が包括外部監査のほうに事務としてお手伝いといいますか、従事するようなことはございません。
◎
選挙管理委員会事務局長 すみません、先ほどご質疑いただいた中で、学校が投票できなくなった場合どこに行くのかというお答えをしませんでしたので、追加で補足で説明させていただきます。例えば、同じ投票区域で学校が投票所として使えなくなった場合、同じような学校があれば、そちらのほうに代わりの施設として投票所といたしますが、そういう場所がなければ、民間の例えば町内会館とか、そういったところを代わりの施設として探してまいります。
◆吉田 委員 今の話からすると、当然学校統廃合と言っているけれども、実情は減らそうというわけですよね。それがいいとか悪いとかは別にして、減らそうとするわけですから、投票所は学校に置いているままの状態だったら減るわけですけれども、そのことが、減ることが、学校が減ったんだから投票所も減らしましょうという形になるわけじゃなくて、もともとの区割りに大体近づいて新しい投票所を追加してというか、減少分の穴埋めとして設置するということでいいですか。
◎
選挙管理委員会事務局長 おっしゃるとおりでございます。
◆いわせ 委員 選挙管理委員会について、何点かお伺いいたします。
まず、ちょっと基本的なことで恐縮ですが、ポスターの掲示場所は何か所あるんでしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 511か所でございます。
◆いわせ 委員 ありがとうございます。ポスターの掲示の511か所の見直しとか上限ですね。それは何年サイクルで見直しをするとか、そういう基準とかはあるんでしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 これは法律で数というのが決まっておりますので、大体、例えばその投票区域の投票する方の人数が増えたりとかしますと、それに応じて数は変わっていきます。ですから、その数をいつも把握しておりまして、それに応じてそれに対応するポスターの掲示場を設定しております。
◆いわせ 委員 そうなんですね。例えばといいますか、実際に現実なんですが、ある調整池の周りには4か所ぐらいあるんですね。そんなに必要ですかというようなちょっとお声もいただいたり、また、我々みんなそうですけれども、ポスターを貼りに行くのって結構大変なんですよ。なので、そんなに必要ないんじゃないかなとちょっと思ったもので確認させていただいたんです。
◎
選挙管理委員会事務局長 その区域によって貼れる場所というのは、やはりいろいろ偏ったりしますので、若干近寄ってしまう場合というのも出てきてしまいます。貼る場所によっても使い勝手が悪いということがございましたら、それは場所を変えることも当然やぶさかではございませんので、検討はしていきたいと思っております。
◆いわせ 委員 ちょっと掲示の場所の見直しはしていただきたいなと思います。そういう声を吸い上げていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
あと、財務部の営繕課のほうで確認をしたんですけれども、堺市民センターと木曽山崎コミュニティセンターがここで改修工事が入るということですが、今年の選挙に何か影響とかはありますでしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 7月7日に執行される都知事選挙につきましては、特に影響はございません。営繕課とも情報を共有しておりまして、その辺は影響がないような形でやっております。
◆いわせ 委員 最後になります。あと、成瀬の体育館のほうも大丈夫でしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 成瀬の体育館につきましても、都知事選挙につきましては大丈夫でございます。
◆いわせ 委員 今年度ということで、都知事選挙には関係ないということですが、来年の都議会議員選挙ですとか、その辺の影響を今分かる範囲で結構です。教えてください。
◎
選挙管理委員会事務局長 こちらで把握している段階では、しばらくは大丈夫ですけれども、当然建て替えということも今後出てくれば、検討しなければいけないなとは考えております。
◆いわせ 委員 投票所がもし変わるということであれば、早めの周知ですとか、そういったものを市民の混乱を招かないように取組をお願いいたします。
◆山下 委員 新年度に限った話ではないかもしれないんですけれども、先ほど投票所が変わるケースが今後出てくるということでお話がありました。新年度は特にそういった場所というのは、具体的に分かっている範囲ではあるということなんでしょうか。
◎
選挙管理委員会事務局長 一部変更をする予定のところがございます。
◆山下 委員 そういうケースで、当然同じ場所にというのは難しいということがほとんどだと思うんですけれども、別な投票所、当日投票所のほうが近くなるケースとか、また、いわゆる今までの投票所が移った場所が遠くなるケースとか出てくると思うんですけれども、そういった場合に、こちらのほうにしたいんだという声が個人ベースであったりするわけですけれども、そういったことへの対応というのはどういう視点というか、要素を取り入れて対応していくのか、また、新年度についてはどんな今対応をされているのかお伺いしたいんです。
◎
選挙管理委員会事務局長 選挙の場所ですが、例えば学校のように広い場所があれば、そういうところを優先的に、公共的な施設で広い場所があれば優先して考えていきたいと思っているんです。ただ、そういう場所がない場合につきましては、例えば民間の、先ほどちょっとお話しさせていただいた町内会館とか自治会館と大きめな場所等を使う場合につきましては、一定の広さがあって、バリアフリーなどの施設が整っているとか、そういったことを優先させていただきますので、個別の要望についてはなかなか、場所の広さ等の条件がございまして対応できない場合がございます。
◆山下 委員 ちょっと質疑の仕方が悪かったです。例えばAの場所があって、Bの場所があって、今まではBでしたと。比較的Aに近いところに住んでいる方が、Bの場所がさらに遠くなった場合に、当日投票所はこちらのほうが全然近いという場合に、区割りの仕方を考えなきゃいけないケースが出てくると思うんですけれども、その辺についての調整というのはされているのかされていないのか、されるとしたらどういうくくりでしていくのかということについてお伺いしたいんです。
◎
選挙管理委員会事務局長 基本的には、投票所が例えば統廃合の関係で使えなくなるとか、そういった場合については場所が変わりますので、投票所の区域もそれに連動して考えることもございます。もしくは、投票所の区域ですね。その人口がかなり減るところと増えるところも、やっぱりマンションが建ったりすると変わるものですから、そういった状況を見ながら見直しはするようにしております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって、
選挙管理委員会事務局、監査事務局及び議会事務局所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後1時42分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時44分 再開
○委員長 再開いたします。
これより第8号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第8号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第8号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後1時45分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時46分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。
特定事件の継続調査申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午後1時47分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時48分 再開
○委員長 再開いたします。
△委員派遣について
○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。5月8日から5月10日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、委員全員を派遣いたしたいと思います。
なお、視察市につきましては正副委員長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
視察先につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知いたします。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって
総務常任委員会を閉会いたします。
午後1時49分 散会...