町田市議会 2024-02-28
令和 6年 3月定例会(第1回)-02月28日-03号
令和 6年 3月定例会(第1回)-02月28日-03号令和 6年 3月定例会(第1回)
町田市議会会議録第3号
2月28日(水曜日)
出席議員(36名)
1 番 秋 田 し づ か 2 番 渡 辺 さ と し
3 番 小 野 りゅうじ 4 番 笹 倉 み ど り
5 番 小 野 寺 ま な ぶ 6 番 村 ま つ 俊 孝
7 番 木 目 田 英 男 8 番 渡 辺 厳 太 郎
9 番 中 川 幸 太 郎 10 番 矢 口 ま ゆ
11 番 加 藤 真 彦 12 番 石 川 好 忠
13 番 佐 藤 和 彦 14 番 森 本 せ い や
15 番 東 友 美 16 番 松 岡 み ゆ き
17 番 おんじょう 由 久 18 番 松 葉 ひ ろ み
19 番 白 川 哲 也 20 番 い わ せ 和 子
21 番 田 中 美 穂 22 番 佐 々 木 智 子
23 番 お ぜ き 重 太 郎 24 番 三 遊 亭 ら ん 丈
25 番 戸 塚 正 人 26 番 今 村 る か
27 番 新 井 よしなお 28 番 吉 田 つ と む
以上で報告を終わります。
○議長(木目田英男) 事務局長の報告は終わりました。
本日、開会前に
議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 東友美議員。
〔
議会運営委員長東友美登壇〕
◎
議会運営委員長(東友美) 本日開会前に
議会運営委員会を開催いたしましたので、協議の結果をご報告申し上げます。
まず、請願及び陳情につきましては、今月22日までに請願8件、陳情2件を受理いたしました。そのうち、請願第8号は申し合わせに従い、即決をしてまいります。
次に、一般質問につきましては、当初35名の通告者がありましたが、2名の通告者より発言通告取下げの申出があり、33名となりましたので、3月19日に7名、21日に7名、22日に7名、25日に7名及び26日に5名といたします。
次に、「議会だより」臨時号の編集につきましては、2ページ立てで3月19日に発行する予定であります。
以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(木目田英男)
議会運営委員長の報告は終わりました。
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△日程第2
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○議長(木目田英男) 日程第2、市長から、今期定例会に当たり、施政方針について発言の申出がありますので、この際、これを許します。
市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 令和6年第1回
町田市議会定例会の開会に当たりまして、令和6年度の施政方針を申し述べさせていただきます。
議員各位並びに市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
まず、施政方針の前に、昨年7月24日にご逝去なされました町田市名誉市民の森村誠一氏へのお悔やみの言葉を申し述べさせていただきます。
森村氏は、日本を代表する推理作家の一人として、第15回
江戸川乱歩賞を受賞した「高層の死角」や、ベストセラーとなった「人間の証明」など、数々の名作を生み出し、確固たる地位を築かれました。また、
町田市民文学館ことばらんどの開館に際しましては、
開設準備懇談会の会長としてご尽力をいただき、文学館の生みの親のような方であられました。町田市の文化・文学の発展に大いに貢献された姿は、広く市民に敬愛され、町田市の誇りとするところでございます。ここに故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。
また、先月、1月1日に起きた令和6年
能登半島地震におきましては、家屋等の倒壊や火災、津波、あるいは土砂崩れによって、甚大な被害が発生いたしました。亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災され、今なお避難生活を送られている方々にお見舞いを申し上げます。町田市といたしましても、避難者の健康管理、衛生管理等のための保健師派遣や、
災害派遣医療チームの派遣を行うとともに、住宅の提供や義援金の募集等を行っております。
被災された皆様にとりましては、一日も早く平穏な日々が訪れることを切に願っております。
それでは、市政を取り巻く状況について、私の認識をお話しいたします。
感染症の流行や戦争、災害など、予想し得なかった出来事が、近年立て続けに起きております。また、人口減少や少子・高齢化、あるいは地球温暖化などといった、これまでの課題に加えて、それらを起因とした複雑化・多様化した様々な社会課題が併せて進行しております。コロナ禍以降、社会的にも、経済的にも、更には政治的にも、先行きが不透明で、コントロールが利かない時代が到来し、かじ取りが難しい状況が露わになっているように感じております。
しかし、その傍らでは、それらの解決の糸口とすべく、
ジェネレーティブAIをはじめとする、革新的な
デジタル技術が、日々進化を遂げています。加えて、これまで以上に社会全体が、産学官の活動など、分野を横断した連携を進めており、“便利な社会”、“未来に期待や希望の持てる社会”に向かって推し進んでおります。
また、多くの企業が、コロナ禍の長い苦難を乗り越え、復調の兆しを見せております。国内の
インバウンド需要はコロナ前の水準を取り戻し、観光地には多くの人が訪れています。市内におきましても、商店街が再び活気を取り戻し、地域活動は再起動するとともに、お祭りやイベントが全面復活するなど、確実にまちに賑わいが戻ってまいりました。
そして、私自身といたしましては、コロナ禍が明けて、“人と人とがつながり、一緒にいること、触れ合うこと”の大切さを再認識をしております。印象的であったのは、昨年9月にオープンした
忠生スポーツ公園の光景です。大きな空と、2ヘクタール近い芝生の広場では、子どもたちが、学校が終わったら家でゲームという遊びから、家に荷物を置いてすぐに公園で遊んでおります。そのほかにも、家族同士で交流する姿や、地域の方々が散歩や会話をする姿も見られ、あちこちで笑顔、笑い声が響き渡り、多くの人で賑わっております。こうした光景を目の当たりにすることで、“人としての幸せのカタチ”が戻ってきたことを実感をいたします。
「まち」だけではなく、「市民」を元気にするのが首長としての、私の責務であります。コロナ禍で密を避ける時間が長かったゆえに意識できなくなっていた、大切なことに気づくとともに、これまで
まちづくりにおいて重視してきた“人と人とのつながり”こそが、これからの時代の新しい価値になるのではないかと考えております。
また、まちが元気であり続けるためには、その主役である多くの人に選ばれること、とりわけ、これからの時代を担っていく若い世代に選ばれることが肝要であると認識しております。
幸いにも、これまで国や東京都に先駆けて実践してきた“子ども視点の
まちづくり”が評価された結果、昨年の0歳から14歳の年少人口の転入超過数は、全国1,700自治体の中で、
政令指定都市を除いて第1位となりました。2年連続の全国第1位となり、町田市は多くの子育て世帯に選ばれております。このことからも、子どもを中心として、関わる大人たちのつながりを大事にしてきた、
まちづくりの方向性は正しかったということを確信をしております。
さらに、これからも選ばれ続けていくためには、人と人のつながりを生む、人々が集まる魅力ある場所、空間を創っていくことも大事なことです。駅周辺や公園、公共施設など、先人たちが築いたまちが更新の時期を迎え、未来に向けた
まちづくりが始まっております。高度成長期のように、まちが勢いよく成長できた時代とは異なり、限りある財源の中でも、社会状況の変化や未来のニーズを的確に捉え、利用者目線に即した公共空間の新しいカタチ・新しい価値を生み出していく必要があります。
これからの
まちづくりのキーワードは、これまで述べてきた「人と人とのつながり」であり、もう一つは、「
デジタル技術」であると考えております。今まで変えることができないと思われていた時間や場所などの制約は、デジタルの力で解消され、
市民サービスの利便性も向上することがわかりました。こうした経験を踏まえ、産学官を始めとする多様な主体との連携や、
オンライン手続きをはじめとした行政のDX、デジタルトランスフォーメーションを、より一層進めていくことが大切であると認識しております。
このような考えに基づいて、未来への投資を実行するとともに、未来を見据えた
行政サービスを提供していくことで、次世代につながるまちの好循環をつくり、まちの魅力を高め続けてまいります。そして、昨日より今日、今日より明日と、市民の皆様が生活の質の向上を実感できるような行政経営を進めるとともに、人と人とのつながりを軸に、それぞれがお互いに支え合えるような地域づくりを進めることで、「なんだかんだ言っても、やっぱりまちだが一番」、と思っていただけるようなまちをつくってまいります。
それでは、2024年度の主要な施策について、「まちだ
未来づくりビジョン2040」に掲げる3つの「なりたいまちの姿」ごとに説明いたします。
まず、1つ目は、“子ども”がキーワードの「ここでの成長がカタチになるまち」についてです。
子どもたちの多様性や様々な育ちの環境を思いますと、一人ひとりが自分らしさをもって楽しく健やかに成長していくためには、子どもの多様な考えや行動をみんなが尊重し、保障していくことが大切です。それが、町田市の進める“子ども視点の
まちづくり”であり、子どもの幸せを通じて、支える大人にとっても成長がカタチとなり、幸せを感じられるような
まちづくりを進めてまいります。
そして、その実践といたしましては、今年5月5日のこどもの日から「町田市子どもにやさしいまち条例」が始まります。子どもが幸せに暮らすことができるよう、子どもの権利を大人が保障することを定めた条例です。この条例をきっかけに、大人たちが、子どもたちのために何ができるのかを、真剣に考え、行動に移すといったように、意識を変えることができればと思います。
あわせて、子どもたちの考えや行動を支える取り組みとして、昨年、「まちだ若者大作戦」を立ち上げました。高校生が
子ども発達センターで療育を体験するプランや、サードプレイスがほしいと考える子どもの
居場所づくりを行うプランなど、様々な作戦がスタートしております。今後も、子どもたちが自ら思いを伝え、自分たちの力で“やりたい”ことを実現できるよう行政が後押しをすることで、市全体として「子どもにやさしいまち」の実現に向けた気運を高めてまいります。
一方、児童虐待の
相談対応件数が増加の一途を辿る中、子どもたちが幸せに暮らし続けていくためにも、市の子ども・
子育て支援機能と、東京都の児童相談所との連携がますます重要になってまいります。長らく東京都に働きかけておりました児童相談所につきましては、2025年度に市内への設置が決まりました。加えて、市といたしましても、この4月には、新たに「
子ども家庭センター」を設置し、妊娠期から子育て期までの切れ目のない
子育てサポート体制を整え、安全・安心の基盤を一層強化してまいります。あわせて、児童相談所とも連携することで、子どもたちやその家庭が抱える問題への迅速な対応や、的確な支援につなげてまいります。
また、子どもたちが日々楽しく過ごす居場所を充実させていくことも、成長を支える大切な要素です。保育の場といたしましては、昨年に続いて、この4月に南地域の認可保育所を新たに1園開設し、子育て世帯の多い地域での保育環境の充実を図ってまいります。
2025年度の開館を目指している成瀬地区の
子どもクラブにつきましては、建設工事に着手をいたします。また、金井・薬師地区に予定している
子どもクラブにつきましても、基本計画を策定し、建設に向けた準備を進めてまいります。
次に、子どもたちの学びの充実です。生涯を通して自ら学び続ける力を培い、未来を切り拓く力を育む教育を推進するため、2024年度から第3期の「町田市教育に関する総合的な施策の大綱」及び「町田市教育プラン24-28」をスタートさせます。
第3期の教育大綱におきましては、基本理念を「誰もが自分らしく未来を描き、叶えるまちへ」としております。子どもたちが自ら学び、考え、自分らしく未来を描いて、それらを叶えられるまちを目指しております。
そして、そのためには、学校に通うことが難しい子どもたちへの支援も、重要な課題であると認識しております。2024年度は、小山地域に
教育支援センターの分室を開室するなど、
教育支援センターの取り組みを拡充いたします。子どもたちの学びの場を確保することで、学校に行く子も行かない子も、安心して学べる町田の教育を充実させてまいります。
さらには、未来の子どもたちのための学校環境についても、引き続き準備してまいります。「まちだの新たな学校づくり」は、新たな教育環境を整備するとともに、教員が教育活動に専念できる環境づくりを進めることを、学校統合に合わせて実現する取り組みでございます。
2024年度は、本町田地区と南成瀬地区において、
PFI事業者を決定し、新たに建設する小学校の設計を行ってまいります。子どもたちが、よりよい教育環境のもとで多様な考えに触れ、認め合うことなどを通じて、資質や能力を伸ばすことができる環境を整えてまいります。
また、学校における給食は、健康な心身を育むだけではなく、多様な食体験、食育の実践の場でもあります。中学校給食につきましては、現在、3つの
給食センターの建設工事を進めており、今年9月の2学期から堺エリア、2025年1月の3学期から鶴川エリアで全員給食を開始いたします。
町田忠生小山エリアと南エリアにつきましても、着実に
給食センターの整備を進め、2025年度に全校での実施を目指してまいります。
町田市の
給食センターは、美味しい給食の提供だけではなく、地域への食の提供や災害時における炊き出しのほか、川に面したカフェや屋上テラスの配置、
多目的スペースを活用した食育講座の開催などといった各エリアの特性を捉えた事業を展開をいたします。
給食センターを複合的に最大限有効活用することで、地域の皆様にも、喜んでいただけるセンターにしてまいります。
町田市立小・中学校の給食費につきましては、食材価格の高騰に対応するため、改定をするとともに、2024年度の一年間、保護者の追加負担とならないよう、軽減をしてまいります。また、
市立小・中学校に通う第2子以降の児童・生徒の給食費を無償化し、子育て世帯への支援、少子化対策を充実させてまいります。
続いて、なりたいまちの姿の2つ目は、“くらし”がキーワードの「わたしの“ココチよさ”がかなうまち」についてです。
都心に行きやすいアクセスの良さに加えて、市街地や駅周辺で「都会空間を楽しむ」ことも、緑豊かな丘陵地や公園で「自然空間を楽しむ」こともできるまち、それが町田市です。誰もが思い思いの過ごし方ができ、日常の中で居心地のよさを感じられる活気あふれるまちづくりを進めてまいります。
そして、まちの活気をリードするのは、何といっても町田駅周辺の中心市街地です。「商都まちだ」と呼ばれ、商業の賑わいで多くの人々を惹きつけてきた中心市街地は今、再整備・再開発の時期を迎えています。これからも多くの方々に「町田に行こう、町田で集まろう」と思っていただけるようなまちであるためには、商業の賑わいに加えて、「誰かと一緒に楽しむ・体験する」といった新しい賑わい、つまり、エンターテインメントの要素を取り入れたまちづくりが必要だと考えています。
町田駅周辺の再開発を推進するにあたっては、例えば、友達と映画を楽しむ、スポーツや音楽を楽しむ、そういったエンターテインメントのコンテンツを誘導していくことによって、住む人や訪れる人にとって、「この先の町田はもっと賑わっていく」といった期待感を持っていただきたいと思っております。そのためには、まずはリーディングエリアとなる森野住宅周辺地区の
まちづくりの検討を重ね、しっかりと方向性を皆様にお示しして、そのほかの駅周辺エリアの開発に向けた気運を高めてまいります。
また、駅から市街地、更には芹ヶ谷公園にかけては、賑わいが連続するような空間へと広げてまいります。原町田大通りにつきましては、歩道を拡幅し、休憩や飲食ができる滞留空間を整備するとともに、旧民間交番を新たな交流拠点として整え、人が主役の快適で居心地のよい通りにしてまいります。
この原町田大通りの先にあるのが、町田の自然と文化芸術に出会える芹ヶ谷公園です。いつでも、だれでも文化芸術が楽しめる、芹ヶ谷公園は、まさに多彩な町田の文化芸術が集積され、創造されていく要の地となる場所でございます。(仮称)国際工芸美術館につきましては、着実に整備を進め、多様なアートに親しめるとともに、賑わいあふれる魅力的なエリアにしてまいります。
加えて、2024年度は「(仮称)町田市文化芸術の
まちづくり基本計画」を策定し、町田の文化芸術の今後10年間の方向性を示してまいります。文化芸術を通じて、ありのままの自分を表現できるようになれば、一人ひとりの心地よさをかなえるまちにもつながってまいります。こうした計画に基づき、文化芸術を一層推進していくことで、まちに彩りを加えてまいります。
さらに、多摩都市モノレールの町田方面延伸は、町田駅周辺を起点として新たな人々の流れを生み出す必要不可欠な都市インフラでございます。来月3月には、多摩市と共に「モノレール沿線
まちづくり構想」を策定し、モノレールが走るまちの将来像や、その実現に向けた
まちづくりの方向性、段階的な取り組みの方針を示してまいります。引き続き、東京都と連携を図りながら、モノレール延伸の効果を最大限に発揮できる沿線の
まちづくりをより一層推進してまいります。
そのほか、再整備を進めている鶴川駅周辺の
まちづくりにつきましては、今月2月17日に、北口交通広場の仮使用を開始いたしました。これを皮切りに、2024年度は南北自由通路と駅舎、駅の南口においては土地区画整理事業の整備を本格的に進め、安全で便利な交通と、快適で賑わいのある駅前空間を実現してまいります。
そして、鶴川駅を最寄り駅とする野津田公園につきましても、一段と魅力を高めてまいります。昨年、ホームタウンチームであるFC町田ゼルビアは、悲願のJ2優勝・J1昇格を果たし、まちは大いに盛り上がりました。そのFC町田ゼルビアのホームスタジアム、町田GIONスタジアムがある野津田公園は、サッカーと共に注目が高まる公園になると期待しております。今後、来場者も多く見込まれることから、円滑な移動や渋滞の緩和に向け、公園の周辺も含めて整備等を進めてまいります。
さらに、公園の中央、パークセンターゾーンにおきましては、2028年度のオープンを目指して、スケートパークの基本設計を仕上げ、自然の中で誰もがスケートボートやインラインスケート等のニュースポーツを楽しむことができるよう整備してまいります。加えて、子どもの遊び場などを段階的に整え、多様な遊びの要素や魅力を提供する空間としてまいります。
なりたいまちの姿の3つ目は、最後は、“つながり”がキーワードの「誰もがホッとできるまち」についてです。
人それぞれに考えや個性があっても、お互いを尊重し、それぞれにできることを行う、このことを大事にすれば、年齢や障がいの有無などに関わらず誰もが自分の役割や活躍の機会を得られる共生社会をつくることができると考えます。温かい人と人とのつながりがあり、どこか懐かしいけれども新しさも感じられる包容力のある
まちづくりを進めてまいります。
そして、そのための土台づくりの一つといたしまして、今議会に「町田市障がい者差別をなくし誰もがともに生きる
社会づくり条例」を提出しております。この条例を制定することで、すべての人が、障がいの有無にかかわらず、互いに人格と個性を尊重し合いながら共に生きる意識を高めてまいります。
加えて、多様性を認め合うという点で、2027年度のオープンを目指している「(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ」は、ユニバーサルデザインを取り入れ、誰もが利用しやすいインクルーシブな施設に整備してまいります。身近にパラスポーツを「する」「みる」ことができる機会が増えることで、障がい者に対する理解が深まり、ひいては、すべての人がお互いの人権と尊厳を大事にしていけるものと考えております。
また、地域で安心して過ごしていくには、心身の健康あってこそであり、2024年度は、健康にまつわる計画として「まちだ健康づくり推進プラン24-31」と、「町田市いきいき長寿プラン24-26」の2つの計画がスタートをいたします。「まちだ健康づくり推進プラン24-31」において、市民の皆様が健康で安心し、希望を持って生活できることを目指すとともに、「町田市いきいき長寿プラン24-26」においては、高齢者が住み慣れた地域でいきいきと暮らし続けられる地域社会の実現を目指してまいります。
さらに、安心した生活には、困りごとを抱える方と支援者とをつなぐ地域の体制づくりも重要になります。先月1月には、鶴川地域に市内2拠点目となる「まちだ福祉〇ごとサポートセンター鶴川」を開設し、地域福祉コーディネーターを新たに配置しました。10月からは木曽地域・忠生地域に1拠点、更には高ヶ坂・成瀬・南地域においても1拠点、それぞれ地域福祉コーディネーターを配置し、市内全域での支援体制を順次進めてまいります。
最後に、市民の皆様の安全・安心の基盤となる防災につきましては、
まちづくりにおける最重要テーマであり、地域における支え合いは、災害時にこそ大きな力になると考えております。
能登半島地震が元日に起きたように、いつ起きるかわからない災害に対しましては、より一層備えを強化してまいります。
市では、2022年度に公表された東京都の被害想定を基に、避難施設別の避難者推計を行いました。そして、災害対策基本法の改正や東京都地域防災計画の修正を受け、現在、町田市地域防災計画の修正を行っております。この推計や計画に基づいて、民間事業者とも協力しながら、避難施設や備蓄等の適正配置を実施し、更なる防災対策に取り組んでまいります。
また、鶴川地区をモデル地区といたしまして、避難行動に特に支援を必要とする方々の個別避難計画の作成を開始いたします。作成にあたっては、地域のハザードの状況やご本人の心身の状況を考慮して、計画作成の優先度を設定をいたします。モデル地区での検証を踏まえて市全域に拡大することで、発災時に速やかな安否確認を行うとともに、避難支援をより実効性のあるものとしてまいります。
これまでの災害を教訓として活かすのが防災です。私たちには、幾多の災害を経験して培ってきた防災の知識や技術があります。まさかはあり得る、このことを一人ひとりが肝に銘じ、日頃からご家族、あるいは地域で話し、備えることをお願いするとともに、市といたしましても、
まちづくりを通じて地域全体で見守り、支え合う絆を更に強固にしていくことで、災害に強いまちを実現してまいります。
続いて、「行政経営の姿」である「みんなの“なりたい”がかなうまち」の取り組みについて、「まちだ
未来づくりビジョン2040」に掲げる、3つの「経営基本方針」ごとに、ご説明いたします。
行政サービス改革と、経営基盤の強化を進めるにあたっては、市民目線と、比較の視点を大事にしながら、未来においても、市民の皆様から信頼される、持続可能な市役所を目指してまいります。
そこでまず、基本方針1、「共創で新たな価値を創造する」についてです。
市民や地域団体、民間事業者等とのコラボレーションにつきましては、多様な担い手の対話の場である「The YORIAI」、人と人、人と組織がつながる「まちカフェ」、多様な人々が集まり、地域の課題解決を図る「まちだをつなげる30人」などの取り組みによって、地域のつながりが、広がってきております。こういった取り組みを通じて、人と人とのつながりの重要性が再認識され、地域が元気になってきたというふうに感じております。
今後も、市民・地域団体・民間事業者・大学・公的機関などがつながり、お互いの強みを活かしながら、地域の魅力を高めてまいります。
特に、民間事業者とのコラボレーションにおきましては、公共施設の整備などにおける、PFI手法の導入をはじめ、包括連携協定や、個別協定などの取り組みを進めております。加えて、市では、民間事業者の自由な発想による創意工夫や、ノウハウなどを活かした、新たな課題解決の手法として、いわゆる「民間提案」を推進するための、制度構築にも取り組んでおります。2023年11月には、都内初の取り組みとなる「伐採した街路樹の利活用」をテーマとして、民間提案を募りました。
2024年度は、このような事例も踏まえながら、公民連携をより一層推進し、自由な発想の提案を、民間からいただくために、「(仮称)町田市民間提案制度」を創設するとともに、専用相談窓口を設置をいたします。そして、市と民間事業者が、それぞれの強みを活かしながら、優れた公共サービスを、効率的かつ持続的に提供してまいります。
次に、基本方針2、「対話を通して市役所能力を高める」についてです。
市では、2021年度から、「町田市デジタル化総合戦略」を策定し、
デジタル技術を活用した
行政サービス改革を推進しており、「Tokyo区市町村DXアワード」の大賞を、2年連続で受賞するなど、各方面から、高い評価をいただいております。
行政手続のオンライン化については、手続数が250を超え、利用登録者数も6万3,000人を超えました。2024年度は、更に手続数を拡充するとともに、増加する手続を探しやすくするため、オンライン行政手続ポータルサイト「まちドア」をリニューアルいたします。
また、公共施設の整備や、維持管理のDXとして、オンラインでの施工管理や、検査を進めてまいりました。2024年度は、この流れを、道路や橋梁などの、都市インフラ施設の整備や、維持管理にも拡げ、活用してまいります。
市では、今後も“
行政サービス改革、イコール、DX”であると捉え、
ジェネレーティブAIなどの最新技術を、いち早く業務に取り入れ、
市民サービスと、市役所業務の生産性の向上を図り、人に優しいデジタル社会の実現を、目指してまいります。
こうした
行政サービス改革を進めるためには、私が最も大切にしている、市民目線と比較の視点を持って、市民ニーズを的確に把握することはもとより、職員は、入庁して早い段階から、重要施策の企画立案や、プロジェクトチームでの、中心的な役割を担う経験を、積むことが大切だと考えております。
一方で、生産年齢人口の減少に伴う担い手不足、雇用の流動化、ワークライフバランスの重視、といったように、働く環境や、働くことへの価値観は、大きく変化しております。
これらを踏まえ、2024年度は、職員育成の指針となる、新たな「町田市職員人材育成基本方針」を策定し、職員の成長を後押しするとともに、働きがいを高め、市民も職員も満足する、行政経営を進めてまいります。
次に、基本方針3、「次世代につなぐ財政基盤を確立する」についてです。
少子高齢化に伴う、社会保障費の増加や、公共施設などの社会インフラの更新に伴って、財政負担が増加する中でも、将来に負担を残さず、未来への投資を行うため、経費の縮減や、財源確保へ向けた取り組みを、着実に進めていく必要があります。
このため、引き続き、市では、国や都の補助制度の積極的活用、ふるさと納税の、使い途や返礼品の拡充、中長期的な債券運用などによって、効果的な財源確保を行ってまいります。
また、公共施設の再編や、予防型の維持管理の実施などによって、公共施設のコスト削減と、サービス水準の維持向上を図ってまいります。
中でも、企業版ふるさと納税制度は、市外企業からの寄附を通じて、財源を確保する効果的な手段であり、あわせて、市の
まちづくりの取り組みを応援していただくための制度であります。2023年度の寄附実績は、1月末時点で、19社から、合計で1,000万円以上をいただき、前年度の10倍以上になっております。
2024年度は、FC町田ゼルビアのJ1昇格によって、町田市の名前が、全国に広がることを好機と捉え、私をはじめ、市職員が積極的なプロモーションを行うことで、更に多くの企業に、
まちづくりの取り組みを知っていただき、共感の輪を広げてまいります。
また、公共施設の再編につきましては、2024年度は、いよいよ「(仮称)子ども・子育てサポート等複合施設」整備等事業において、事業者の公募を開始いたします。民間の創意工夫、アイデア、ノウハウなどを最大限に活用し、子ども・子育て支援を、切れ目なく受けることができる、施設を整備するとともに、地域に開かれた、日常的に使える、心地よい居場所の提供を、目指してまいります。
引き続き、民間とのコラボレーションを積極的に進め、人口減少と、少子高齢化の時代にあっても、将来にわたって、市民生活を支える公共施設を目指し、しっかりと検討を進めてまいります。
以上のような考えで編成した2024年度当初予算規模は、一般会計、1,792億8,243万円、特別会計、1,335億5,275万円、合計、3,128億3,518万円となっております。
2023年度の当初予算と比べますと、一般会計では約6.4%増、特別会計では約1.2%増、合計すると約4.1%増となっております。
市政の運営にあたりましては、2006年の市長就任以来、私が最も大切にしてきた「すべての世代の方々に生活の質の向上を実感していただく」こと、そして「市民目線で行政経営改革を進める」こと、この2つの志を常に持って臨んでまいります。
2024年度は、「まちだ
未来づくりビジョン2040」と「町田市5ヵ年計画22-26」が3年目を迎えます。5ヵ年計画につきましては、折り返しの年となることから、
まちづくり、あるいは行政経営のそれぞれの取り組みにおいて、ゴールに至るための次のステップにつながる重要な年であります。
コロナ禍以降、予測できない様々な社会変化が日々起こり続け、将来の予測が困難な“不確実性の高い時代”が到来しています。そうした中でも、引き続き、町田市に関わる多くの人々と、ビジョンに掲げる“なりたいまちの姿”を共有しながら、時流を捉え、スピード感を持って
まちづくりを推し進めてまいります。そして、多くの皆様に、将来にわたって、「町田に住んでよかった」「町田で育ってよかった」と思っていただけるまちにしてまいります。
以上、2024年度の施政方針を申し述べさせていただきました。各取り組みを進めるにあたっては、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(木目田英男) 市長の発言は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第3
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――――――――――――――――
○議長(木目田英男) 日程第3、第38号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、第38号議案 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約についてご説明を申し上げます。
本議案は、後期高齢者医療保険料の軽減に係る経費を、都内62市区町村の一般財源から負担金として支弁するため、規約の一部変更を行うもので、地方自治法第291条の11の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
後期高齢者医療保険料は、診療報酬改定に合わせて2年ごとに医療費や被保険者数等の見込みに基づき改定されております。
本議案の広域連合規約の変更は、2008年度の制度開始当初より実施されている保険料の軽減措置を2024年度、2025年度の保険料算定においても引き続き実施するために変更するものでございます。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(木目田英男) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木目田英男) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木目田英男) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木目田英男) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第38号議案を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(木目田英男) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木目田英男) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第4
――
――――――――――――――――
○議長(木目田英男) 日程第4、第8号議案外議案35件を一括議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市
一般会計予算についてご説明申し上げます。
令和6年度の当初予算につきましては、世界的な物価高騰や円安、労務費の上昇が工事費や物件費に影響を及ぼす中での予算編成となりました。こうした厳しい財政状況下においても、町田市が選ばれるまちであり続けるため、経済状況の変化を確実に捉え、まちだ
未来づくりビジョン2040、その実行計画である町田市5ヵ年計画22-26に掲げた目標達成に向けた取組を着実に推進する予算を計上しております。
2024年度は、町田市5ヵ年計画22-26の3年目に当たって、
まちづくりや教育環境の整備を進めるとともに、デジタル化の推進や子ども関連施策の充実に取り組む予算としました。さらに、資材高騰による工事請負費の増加や、社会保障費などの扶助費の増加にも対応した予算編成を行いました。
10ページをご覧ください。
第1表、歳入歳出予算につきましては、まず、歳入において、市税のうち、個人市民税については、経済活動の回復に伴い増額しているものの、令和6年度税制改正に伴う定額減税の実施により、令和5年度に比べ減額を見込んでおります。
一方で、11ページになりますが、国庫支出金や繰入金などについては増額を見込んでおります。
14ページをご覧ください。
次に、歳出において、令和5年度に比べ、衛生費にて循環型施設整備費や感染症対策事業費、農林費にて里山環境整備事業費が減少するなどの一方で、民生費にて児童手当支給事業費、15ページになりますが、教育費にて中学校
給食センター整備事業費などが増加しました。
その結果、
一般会計予算の総額は1,792億8,242万6,000円となり、令和5年度の当初予算と比較しますと108億5,594万5,000円、6.4%増の予算を計上することとなりました。
16ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為につきましては、「広報まちだ」企画・編集支援・印刷業務委託事業ほか65件、また20ページ、第3表、地方債につきましては、地域センター整備事業ほか16件をそれぞれ定めるものでございます。
それでは、歳入の主なものから順を追ってご説明申し上げます。
26ページをご覧ください。
第1款、市税につきましては、定額減税の実施による個人市民税の減などにより、市税全体では、令和5年度に比べ16億2,244万2,000円、2.3%の減となる690億8,919万8,000円を計上しております。
29ページをご覧ください。
第2款、地方譲与税から、31ページの第12款、交通安全対策特別交付金までにつきましては、それぞれ関係法令に基づき交付されるもので、前年度までの収入額並びに収入見込額を勘案し計上しております。
なお、第10款、地方特例交付金につきましては、第1款、市税の定額減税による個人市民税の減と同額を増額計上しております。
第13款、分担金及び負担金5億3,069万6,000円につきましては、児童保育費負担金などを計上しております。
第14款、使用料及び手数料36億991万1,000円につきましては、33ページになりますが、市立保育園保育料や学童保育クラブ育成料、38ページになりますが、廃棄物処理手数料などを計上しております。
39ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金350億4,098万8,000円でございますが、まず、第1項、国庫負担金につきましては、40ページになりますが、第2目、衛生費国庫負担金の感染症対策費負担金などの減がある一方で、39ページになりますが、第1目、民生費国庫負担金で、児童手当負担金や子どものための教育・保育給付費の増などにより、令和5年度に比べ20億5,087万6,000円、7.0%の増となりました。
次に、40ページ、第2項、国庫補助金につきましては、41ページになりますが、第2目、民生費国庫補助金で保育対策総合支援事業費補助において、保育所等事故防止推進事業費の皆減や、43ページになりますが、第3目、衛生費国庫補助金の循環型社会形成推進交付金の減がある一方で、40ページになりますが、第1目、
総務費国庫補助金で、41ページになりますが、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の皆増や、45ページになりますが、第6目、教育費国庫補助金で学校施設環境改善交付金などの増により、令和5年度に比べ1億2,334万5,000円、3.6%の増となりました。
46ページをご覧ください。
第3項、委託金につきましては、第2目、民生費委託金で中国残留邦人等支援事務委託金などが増となる一方で、基礎年金等事務委託金の減などにより、令和5年度に比べ341万8,000円、2.9%の減となりました。
第16款、都支出金260億4,242万2,000円でございますが、まず、第1項、都負担金につきましては、48ページになりますが、第2目、衛生費都負担金で健康増進事業費負担金などの減がある一方で、46ページになりますが、第1目、民生費都負担金で、47ページになりますが、子どものための教育・保育給付費の増などにより、令和5年度に比べ3億6,145万7,000円、3.2%の増となりました。
次に、48ページ、第2項、都補助金につきましては、55ページになりますが、第4目、農林費都補助金で都市農業振興施設整備事業費補助の皆減などがある一方で、54ページになりますが、第3目、衛生費都補助金において、とうきょうママパパ応援事業費補助の増などにより、令和5年度に比べ3億3,237万4,000円、2.5%の増となりました。
58ページをご覧ください。
第3項、委託金につきましては、60ページになりますが、第4目、農林費委託金で森林再生事業委託金の皆減などがある一方で、58ページになりますが、第1目、総務費委託金で、59ページになりますが、都知事選挙費委託金の皆増などにより、令和5年度に比べ2億712万8,000円、23.6%の増となりました。
61ページをご覧ください。
第17款、財産収入14億7,018万8,000円につきましては、62ページになりますが、第2子以降の給食費無償化に伴う学校給食売払収入の減などにより、令和5年度に比べ2億9,481万4,000円、16.7%の減となりました。
63ページをご覧ください。
第18款、寄附金2億2,842万6,000円につきましては、指定寄附金の増により、令和5年度に比べ120万円、0.5%の増となりました。
第19款、繰入金92億1,986万4,000円につきましては、財政調整基金繰入金や公共施設整備基金繰入金の増などにより、令和5年度に比べ35億5,527万円、62.8%の増となりました。
第20款、繰越金10億円につきましては、前年度繰越金を計上しております。
第21款、諸収入41億9,145万9,000円につきましては、64ページになりますが、第4項、受託事業収入で、みちづくり・
まちづくりパートナー事業受託収入や、67ページになりますが、第6項、雑入でデジタル基盤改革支援補助金などを計上しております。
72ページをご覧ください。
第22款、市債92億1,900万円につきましては、説明欄にございますように、歳出における起債対象となる施設整備事業などについて、それぞれ計上しております。
また、75ページになりますが、臨時財政対策債は、財源確保のために借り入れるものでございます。
続きまして、歳出の概要について、ご説明申し上げます。
76ページをご覧ください。
第1款、議会費6億5,171万5,000円につきましては、議会活動に要する諸経費を計上しております。
77ページをご覧ください。
第2款、総務費195億500万2,000円につきましては、84ページになりますが、市民センター・集会施設営繕費や、94ページになりますが、東京都知事選挙費の増などにより、令和5年度に比べ16億3,390万7,000円、9.1%の増となりました。
まず、第1項、総務管理費につきましては、82ページになりますが、第10目、情報システム費でシステム使用料、84ページになりますが、第14目、営繕管理費で市民センター・集会施設営繕費の改修工事費などを計上しております。
次に、92ページ、第2項、徴税費につきましては、93ページになりますが、第3目、納税管理費で市税の還付金・返還金などを計上しております。
96ページをご覧ください。
第3款、民生費928億8,047万5,000円につきましては、児童手当費や民間保育所運営費などの増により、令和5年度に比べ38億3,273万9,000円、4.3%の増となりました。
まず、第1項、社会福祉費につきましては、99ページになりますが、第3目、障がい者福祉費で障がい者サービス給付事業費として、自立支援給付費や障害児通所給付費などを計上しております。
各特別会計に対する繰出金につきましては、102ページになりますが、後期高齢者医療事業会計に64億8,973万5,000円、国民健康保険事業会計に51億5,716万円、介護保険事業会計に65億213万4,000円を計上しております。
次に、103ページ、第2項、児童福祉費につきましては、まず、第1目、児童福祉総務費で児童扶養手当費や、104ページになりますが、児童手当費などを計上しております。
第2目、保育・幼稚園費では、105ページになりますが、民間保育所等の施設型給付費、106ページになりますが、児童保育委託料などを計上しております。
109ページになりますが、第5目、児童青少年費では、111ページになりますが、児童青少年育成費としての放課後子ども教室「まちとも」の事業・業務委託料や、学童保育費として学童保育クラブの指定管理委託料などを計上しております。
次に、112ページ、第3項、生活保護費につきましては、113ページになりますが、生活保護世帯に対する生活扶助費、医療扶助費などを計上しております。
115ページをご覧ください。
第4款、衛生費152億6,030万円につきましては、117ページになりますが、母子保健指導事業費の増などの一方で、121ページになりますが、資源化施設整備費として、循環型施設整備事業費の減などにより、令和5年度に比べ3億617万4,000円、2.0%の減となりました。
まず、第1項、保健衛生費につきましては、116ページになりますが、第2目、健康推進費で健康診査等委託料、117ページになりますが、第3目、保健予防費で予防接種委託料などを計上しております。
次に、119ページ、第2項、病院費につきましては、120ページになりますが、救急医療・小児医療など病院事業会計に対する負担金を計上しております。
第3項、清掃費につきましては、第1目、ごみ政策費で、東京たま広域資源循環組合負担金など広域廃棄物処理に係る負担金などを計上しております。
第2目、循環型施設整備費では、121ページになりますが、資源化施設整備費としての整備工事費などを計上しております。
第3目、廃棄物処理費では、廃棄物処理施設の運営経費などを計上しております。
122ページになりますが、第4目、ごみ収集費では、123ページになりますが、廃棄物の収集・処分等委託料などを計上しております。
124ページをご覧ください。
第5款、労働費4,515万6,000円につきましては、一般財団法人町田市勤労者福祉サービスセンターへの補助金などを計上しております。
125ページをご覧ください。
第6款、農林費2億9,628万7,000円につきましては、農業委員会運営費を計上するほか、126ページになりますが、北部丘陵の里山環境保全に係る経費などを計上しております。
127ページをご覧ください。
第7款、商工費11億8,577万5,000円につきましては、町田ターミナルプラザにおける運営管理、設備修繕に係る負担金や中小企業融資利子補助金などを計上しております。
130ページをご覧ください。
第8款、土木費174億2,584万5,000円につきましては、135ページになりますが、多摩都市モノレール推進費や、139ページになりますが、鶴川駅北口広場整備事業費の減などの一方で、鶴川駅南北自由通路築造事業費や、138ページになりますが、みちづくり・
まちづくりパートナー事業費の増などにより、令和5年度に比べ17億364万9,000円、10.8%の増となりました。
まず、131ページ、第2項、道路橋梁費につきましては、132ページになりますが、第3目、道路維持費では、道路等修繕料などの維持管理経費を計上しております。
133ページになりますが、第4目、道路整備費では、道路整備工事費や、134ページになりますが、物件等補償料などを計上しております。
次に、第3項、都市計画費につきましては、135ページになりますが、第1目、都市計画管理費で中心市街地開発推進費や、多摩都市モノレール基金積立金などを計上しております。
136ページになりますが、第3目、
まちづくり推進費では、137ページになりますが、鶴川駅
南土地区画整理事業会計繰出金などを計上しております。
139ページになりますが、第7目、公共下水道費では、下水道事業会計負担金を計上しております。
140ページになりますが、第8目、公園緑地費では、公園や緑地の管理費のほか、都市公園費としての香山緑地の整備工事費や、141ページになりますが、野津田公園費としての野津田公園スポーツの森の改修工事費などを計上しております。
次に、第4項、住宅費につきましては、市営住宅の施設等管理委託料のほか、142ページになりますが、住宅耐震促進助成金などを計上しております。
143ページをご覧ください。
第9款、消防費49億7,446万3,000円につきましては、消防団運営費のほか、常備消防に係る東京都への委託料などを計上しております。
145ページをご覧ください。
第10款、教育費187億4,659万7,000円につきましては、146ページになりますが、教材費等公会計事業の減などの一方で、150ページになりますが、中学校給食運営費としての中学校
給食センター整備事業費の増などにより、令和5年度に比べ35億2,266万1,000円、23.1%の増となりました。
まず、145ページになりますが、第1項、小中学校費につきましては、第1目、教育総務費で教育委員会及び事務局の運営費及び小中学校の管理運営費などを計上しております。
146ページになりますが、第2目、学校施設費では、小中学校の整備工事費や、147ページになりますが、学校用務に係る事業・業務委託料などを計上しております。
149ページになりますが、第4目、保健給食費では、小中学校の給食運営に係る経費や、150ページになりますが、中学校
給食センターの整備・運営に係る経費や、給食費公会計事業に係る経費などを計上しております。
154ページになりますが、第7目、新たな学校づくり推進費では、統合新設小学校におけるPFI事業に係る事業・業務委託料などを計上しております。
次に、第2項、社会教育費につきましては、155ページになりますが、市民ホールや鶴川緑の交流館などの指定管理委託料や、(仮称)国際工芸美術館の整備工事費、156ページになりますが、生涯学習センター、157ページになりますが、図書館、159ページになりますが、国際版画美術館の施設管理費や展覧会の事業費などを計上しております。
次に、第3項、保健体育費につきましては、160ページになりますが、総合体育館や室内プールなどの指定管理料などを計上しております。
163ページをご覧ください。
第12款、公債費82億1,080万5,000円につきましては、令和6年度に償還する元利償還金などを計上しております。
以上、町田市
一般会計予算の概要についてご説明申し上げました。
次に、第9号議案 令和6年度(2024年度)町田市
国民健康保険事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
183ページをご覧ください。
令和6年度の
国民健康保険事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ408億3,008万4,000円で、前年度に対して14億1,680万5,000円の減となっております。
186ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為につきましては、保険税課税事業、特定保健指導事業及び督促状・催告書作成委託事業を行うためのものでございます。
初めに、歳入の主なものからご説明申し上げます。
190ページをご覧ください。
第1款、国民健康保険税85億5,055万2,000円につきましては、国民健康保険税の税率改定や収納実績などを勘案し、計上するものでございます。
191ページをご覧ください。
第4款、都支出金270億3,549万7,000円につきましては、主に保険給付に係る費用に対し交付される保険給付費等交付金などでございます。
第5款、繰入金51億5,716万円につきましては、192ページになりますが、保険基盤安定繰入金及び未就学児均等割保険税繰入金や、歳入不足補填等のための一般会計繰入金などでございます。
第7款、諸収入8,681万2,000円につきましては、主に国民健康保険税の延滞金及び返納金などでございます。
続きまして、歳出の概要についてご説明申し上げます。
194ページをご覧ください。
第1款、総務費7億352万7,000円につきましては、職員人件費やシステム保守点検委託料などを計上するものでございます。
195ページをご覧ください。
第2款、保険給付費264億1,146万9,000円につきましては、被保険者数や被保険者1人当たりの保険給付費の動向などを勘案し、計上するものでございます。
197ページをご覧ください。
第3款、国民健康保険事業費納付金130億8,871万2,000円につきましては、保険給付などに必要な費用として東京都に支払う納付金を計上するものでございます。
198ページをご覧ください。
第5款、保健事業費5億4,976万円につきましては、特定健康診査等に係る費用などを計上するものでございます。
第6款、諸支出金7,160万1,000円につきましては、199ページになりますが、主に国民健康保険税の還付金及び還付加算金などでございます。
以上、
国民健康保険事業会計予算の概要についてご説明申し上げました。
次に、第10号議案 令和6年度(2024年度)町田市
介護保険事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
209ページをご覧ください。
令和6年度の
介護保険事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ397億5,715万5,000円で、前年度に対して10億110万5,000円の増となっております。
介護保険事業に関しましては、2024年度から2026年度までの3か年を計画期間とする町田市いきいき長寿プラン24-26の中で第9期町田市介護保険事業計画を定めております。事業計画の初年度に当たる令和6年度の
介護保険事業会計予算は、この計画を基に編成しております。
212ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為につきましては、介護保険料納入通知書等作成委託事業及び地域包括支援センター運営委託事業を行うためのものでございます。
初めに、歳入の主なものからご説明申し上げます。
216ページをご覧ください。
第1款、保険料79億7,962万円につきましては、保険給付費及び介護予防・日常生活支援総合事業費に対する65歳以上の第1号被保険者の負担する介護保険料でございます。
第3款、国庫支出金89億2,876万1,000円につきましては、主に保険給付費及び地域支援事業費に対する国の負担金並びに被保険者の所得割合及び高齢者の人数割合に応じて交付される調整交付金などでございます。
217ページをご覧ください。
第4款、支払基金交付金101億4,365万3,000円につきましては、保険給付費及び介護予防・日常生活支援総合事業費について、社会保険診療報酬支払基金を通じて交付される第2号被保険者の負担割合に基づく交付金でございます。
第5款、都支出金56億2,724万3,000円につきましては、主に保険給付費及び地域支援事業費に対する、都の負担金及び交付金などでございます。
218ページをご覧ください。
第6款、財産収入526万3,000円につきましては、介護保険給付費準備基金積立金の運用利子でございます。
第7款、繰入金70億213万4,000円につきましては、介護給付費繰入金、地域支援事業繰入金、低所得者保険料軽減繰入金、事務費等のその他一般会計繰入金及び介護保険給付費準備基金からの繰入金でございます。
第8款、繰越金6,700万5,000円につきましては、前年度からの繰越金でございます。
続きまして、歳出の概要についてご説明申し上げます。
220ページをご覧ください。
第1款、総務費12億6,208万4,000円につきしては、主に職員人件費を含めた一般管理費、介護保険料の賦課徴収費、221ページになりますが、介護認定審査会費及び認定調査等費等の事務経費でございます。
第2款、保険給付費363億4,792万8,000円につきましては、介護サービス及び、222ページになりますが、介護予防サービス等に係る費用でございます。
第3款 地域支援事業費20億5,449万8,000円につきましては、223ページになりますが、介護予防・日常生活支援総合事業に係る費用、地域包括支援センターの運営等に係る費用及びその他任意事業に係る費用でございます。
224ページをご覧ください。
第4款、基金積立金526万3,000円につきましては、介護保険給付費準備基金積立金の運用利子について、基金に積み立てるものでございます。
第5款、諸支出金8,200万5,000円につきましては、第1号被保険者保険料還付金及び前年度の支払基金交付金等の精算に伴って返還する償還金でございます。
以上、
介護保険事業会計予算の概要について、ご説明申し上げました。
次に、第11号議案 令和6年度(2024年度)町田市
後期高齢者医療事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
235ページをご覧ください。
令和6年度の
後期高齢者医療事業会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ141億3,684万8,000円で、前年度に対して7億1,878万7,000円の増となっております。
初めに、歳入の主なものからご説明を申し上げます。
242ページをご覧ください。
第1款、後期高齢者医療保険料72億1,223万9,000円につきましては、被保険者数の増加などを勘案し、計上するものでございます。
第2款、都支出金429万2,000円につきましては、総合的保健推進事業費に係る都の負担金でございます。
第3款、繰入金64億8,973万5,000円につきましては、一般会計繰入金として、療養給付費繰入金、広域連合事務費繰入金、保険基盤安定繰入金、保険料軽減措置繰入金、健康診査費繰入金及びその他一般会計繰入金を計上するものでございます。
第5款、諸収入4億3,058万1,000円につきましては、243ページになりますが、健康診査費受託事業収入及び葬祭費受託事業収入などを計上するものでございます。
続きまして、歳出の概要についてご説明を申し上げます。
244ページをご覧ください。
第1款、総務費2億4,518万6,000円につきましては、職員人件費や後期高齢者医療事務などの事業事務経費を計上するものでございます。
第2款、広域連合納付金130億6,720万7,000円につきましては、245ページになりますが、後期高齢者医療保険事業の運営主体である広域連合に対する負担金を計上するものでございます。
第3款、保健事業費6億2,715万9,000円につきましては、健康診査等に係る費用などを計上するものでございます。
第4款、葬祭費1億7,587万2,000円につきましては、葬祭費を給付する費用などを計上するものでございます。
第5款、諸支出金1,642万4,000円につきましては、後期高齢者医療保険料の還付金及び還付加算金などを計上するものでございます。
以上、
後期高齢者医療事業会計予算の概要について、ご説明申し上げました。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、条例議案についてご説明申し上げます。
第15号議案 町田市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び町田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法の改正に伴い、会計年度任用職員に勤勉手当を支給するため、関係する条例2本を一括して改正するものでございます。
次に、第16号議案 町田市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法施行令の改正に伴い、引用する規定の条番号を改めるものでございます。
次に、第17号議案 町田市個人番号及び
特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、関係する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、同法から引用している文言を改めるものでございます。
次に、第19号議案 町田市障がい者差別をなくし誰もがともに生きる
社会づくり条例についてご説明申し上げます。
本議案は、障がいを理由とする差別の解消に関し必要な事項を定め、全ての人が、障がいの有無にかかわらず、互いに人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に寄与することを目的として制定するものでございます。
主な内容といたしましては、障がいを理由とする差別の解消のために、障がい者に対する不当な差別的取扱いについては禁止とするものでございます。合理的な配慮については、市、事業者には義務、市民等には努力義務として定めるものでございます。また、社会的障壁、いわゆるバリアをなくすために、障がい者等の役割についても、定めるものでございます。
さらに、障がいを理由とする差別に関する相談体制及び紛争解決のための仕組み等について定めるものでございます。
次に、第20号議案 町田市
国民健康保険条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、国民健康保険財政の健全化を図ることを目的として、第6期町田市国民健康保険事業財政改革計画に基づき、国民健康保険税の税率及び税額を改定するため、所要の改正を行うものでございます。
町田市の国民健康保険事業会計においては、毎年度、財政赤字が発生し、市税等で構成される一般会計から赤字補填を行う状況が続いております。このため、第6期町田市国民健康保険事業財政改革計画に基づき、保険給付の適正化や医療費適正化の推進、保険税の徴収の適正な実施に努めるとともに、段階的、計画的な保険税率の改定を行っています。
2024年度の保険税率改定について、本年1月に町田市国民健康保険運営協議会へ諮問し、答申を受けました。
国民健康保険税の税率及び税額ですが、医療分につきましては、所得割を6.25%から6.61%に、均等割を3万6,500円から3万8,900円に改めるものでございます。
後期高齢者支援金分につきましては、所得割を2.09%から2.22%に、均等割を1万2,100円から1万2,900円に改めるものでございます。
介護分につきましては、所得割を1.94%から2.00%に、均等割を1万4,600円から1万5,000円に改めるものでございます。
次に、第21号議案 町田市
介護保険条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、2024年度から2026年度までの3か年を計画期間とする町田市いきいき長寿プラン24-26の中で定める第9期町田市介護保険事業計画に基づき、第1号被保険者の介護保険料を改定するものでございます。
今回の改定では、町田市介護保険事業計画・高齢者福祉計画審議会からの答申を受けて、従前の介護保険料月額基準額5,750円を290円引き上げ、6,040円とします。介護給付費などの増加に伴い、月額基準額は上昇傾向にありますが、介護保険給付費準備基金を活用することで、上昇額を約380円ほど抑制したため、上昇率は約5%となっております。
また、負担能力に応じた保険料とするため、所得段階を従前の15段階から19段階とし、これに伴って保険料率の見直しを行っております。個々の所得段階の年額介護保険料につきましては、第9条を全面改正しておりますので、そちらをご覧くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
次に、第22号議案 町田市
介護保険給付費準備基金条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、時限的な基金の積立額について、所期の目的を達成したため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、基金として積み立てる額から「介護保険法附則第10条第2項の規定により町田市に交付される額」を削除するものでございます。
次に、第23号議案 町田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、第24号議案 町田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、第25号議案 町田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、第26号議案、町田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例について、一括してご説明を申し上げます。
これらの議案は、いずれも厚生労働省令の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、事業所の運営規程等のウェブサイトへの掲載の義務づけや身体的拘束等について、緊急やむを得ない場合を除き行ってはならないことの明示など、関係法令に準じ改正するものでございます。
次に、第27号議案 町田市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、内閣府令の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては3点ございます。
1点目は、特定教育・保育施設等の運営規程等の重要事項について、書面掲示に加え、インターネットを利用して公開することを義務づけるものでございます。
2点目は、特定教育・保育施設等が電磁的記録により作成している情報を、記録媒体を用いて保護者に交付する場合について、媒体の種類を特定しない表現に改めるものでございます。
3点目は、その他文言の整理を行うものでございます。
次に、第34号議案
町田市立学校設置条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、本町田地区及び南成瀬地区における小学校の統合に伴い、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、本町田地区につきましては、本町田東小学校及び本町田小学校を廃止し、現在の本町田小学校の位置に「本町田ひなた小学校」を開校いたします。南成瀬地区につきましては、南第二小学校及び南成瀬小学校を廃止し、現在の南成瀬小学校の位置に「成瀬小学校」を開校いたします。
次に、第35号議案 町田市
学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、本町田地区及び南成瀬地区における小学校の統合に合わせて、学童保育クラブの名称と位置を変更するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、本町田東小学校、本町田小学校、南第二小学校及び南成瀬小学校内の学童保育クラブを廃止し、2025年4月に開校する本町田ひなた小学校及び成瀬小学校内に学童保育クラブを設置するものでございます。
次に、第36号議案
町田市立小学校等の学校給食費に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市立中学校において段階的に全員給食を実施することに伴い、学校給食費の公会計化の対象を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、学校給食費を公会計で徴収管理する学校を、現在の町田市立小学校と武蔵岡中学校に加え、今後、全員給食を実施する町田市立中学校とします。それに伴い、条例の名称を「町田市立学校の学校給食費に関する条例」といたします。
次に、第37号議案 町田市生涯
学習審議会条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、社会教育委員を廃止し、その職務を町田市生涯学習審議会に統合するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、「町田市社会教育委員の設置に関する条例」を廃止し、現在の社会教育委員の職務である教育委員会に対し意見を述べること等を、生涯学習審議会の所掌事務に加えるものでございます。
また、専門的事項を調査するため、生涯学習審議会に部会を置くことができるよう規定を追加するものでございます。
以上、条例議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げます。
続きまして、契約議案についてご説明申し上げます。
第39号議案 忠生732号線(尾根緑道)
道路改良工事(その4)請負契約についてご説明を申し上げます。
本議案は、町田市道忠生732号線(尾根緑道)において、歩行者等の安全を確保するため、車道及び歩道の整備を行う工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、排水施設工事、車道及び歩道の舗装工事等を行うものでございます。
次に、第40号議案 鶴川駅
北口広場デッキ整備工事請負契約についてご説明を申し上げます。
本議案は、鶴川駅周辺再整備基本方針に基づき、駅南北の連絡性を向上させるため、鶴川駅北口広場デッキを整備する工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、歩行者デッキの新設工事を行うものでございます。歩行者通路の概要といたしましては、全長60.8メートル、有効幅員通路部4.2メートル、階段部2.0メートル、橋脚3基、階段2基でございます。
以上、契約議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げます。
続きまして、第45号議案
包括外部監査契約の締結についてご説明を申し上げます。
本議案は、
包括外部監査契約の締結に当たり、地方自治法第252条の36第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
契約の相手方は、公認会計士の谷川淳氏で、契約の金額については、950万円を上限といたします。
また、契約の期間については、2024年4月1日から2025年3月31日までの1年間とするものでございます。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(木目田英男) 副市長 赤塚慎一君。
〔副市長赤塚慎一登壇〕
◎副市長(赤塚慎一) 私からは、まず予算議案3件をご説明申し上げます。
初めに、第12号議案 令和6年度(2024年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
予算書の255ページをご覧ください。
令和6年度予算につきましては、歳入歳出をそれぞれ6億8,544万7,000円とするものでございます。
264ページをご覧ください。
歳入でございます。
第1款、繰入金は、一般会計からの繰入金2億9,334万7,000円、第2款、国庫支出金は6,240万円、第3款、都支出金は3,670万円、第4款、市債は2億9,300万円を計上しております。
続きまして、266ページをご覧ください。
歳出でございます。
第1款、総務費は、3,036万2,000円を計上しております。
説明欄の2、区画整理事務費61万2,000円は、土地区画整理事業の推進に係る事務経費でございます。
説明欄の3、審議会委員費23万4,000円は、土地区画整理審議会に係る経費でございます。
第2款、事業費の6億5,428万2,000円は、公益財団法人東京都都市づくり公社への土地区画整理事業委託料でございます。
第3款、公債費は30万2,000円を計上しております。
第4款、諸支出金は1,000円を計上しております。
第5款、予備費は50万円を計上しております。
以上が町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計予算の概要でございます。
次に、第13号議案 令和6年度(2024年度)町田市
下水道事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
「令和6年度(2024年度)町田市
下水道事業会計予算書」の3ページをご覧ください。
第2条、業務の予定量でございます。(1)計画人口、(2)年間総処理水量、(3)一日平均処理水量につきましては、それぞれ予算書に記載しているとおりでございます。
(4)主な建設改良事業につきましては、①管渠整備費として16億3,216万9,000円、②管渠改良費として7億2,450万円、③処理場改良費として29億4,751万1,000円を予定しております。
第3条、収益的収入及び支出の予定額でございます。
収入の第1款、下水道事業収益には122億2,750万4,000円、支出の第1款、下水道事業費用には120億9,900万8,000円を計上しております。
4ページをご覧ください。
第4条、資本的収入及び支出の予定額でございます。
収入の第1款、資本的収入には58億2,360万1千円、支出の第1款、資本的支出には83億9,554万2,000円を計上しております。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額25億7,194万1,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3億1,003万8,000円、過年度分損益勘定留保資金5億632万6,000円、当年度分損益勘定留保資金17億5,557万7,000円にて補填してまいります。
第5条、債務負担行為につきましては、債務負担行為の期間及び限度額を記載しているとおり定めるものでございます。
5ページをご覧ください。
第6条、企業債につきましては、下水道事業(建設改良)の起債限度額を33億3,190万円、資本費平準化対策の起債限度額を6億5,000万円と定めるものでございます。
第7条、一時借入金につきましては、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。
第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、(1)営業費用と営業外費用の間の流用及び(2)建設改良費と企業債償還金の間の流用ができると定めるものでございます。
第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費8億7,844万2,000円を定めるものでございます。
8ページをご覧ください。
令和6年度町田市
下水道事業会計予算実施計画につきまして、ご説明を申し上げます。
収益的収入及び支出の収入でございます。第1款、下水道事業収益の第1項、営業収益には61億1,430万5,000円を計上しております。第2項、営業外収益には61億1,319万9,000円を計上しております。
9ページをご覧ください。
支出でございます。
第1款、下水道事業費用の第1項、営業費用には113億2,241万4,000円を計上しております。第2項、営業外費用には7億4,659万4,000円を計上しております。
10ページをご覧ください。
資本的収入及び支出の収入でございます。
第1款、資本的収入には、第1項、企業債39億8,190万円、第2項、他会計負担金1億2,054万円、第3項、補助金17億804万1,000円などを計上しております。
11ページをご覧ください。
支出でございます。
第1款、資本的支出には、第1項、建設改良費53億2,406万1,000円、第3項、企業債償還金30億6,905万6,000円などを計上しております。
以上が令和6年度(2024年度)町田市
下水道事業会計予算の概要でございます。
次に、第14号議案 令和6年度(2024年度)町田市
病院事業会計予算について、その概要をご説明申し上げます。
「令和6年度(2024年度)町田市
病院事業会計予算書」の3ページをご覧ください。
第2条、業務の予定量でございます。
(1)病床数につきましては、440床での運営を予定しております。
(2)年間患者数、(3)1日平均患者数につきましては、町田市民病院第4次中期経営計画における目標値や、2023年度の実績などを勘案して設定いたしました。
(4)主な建設改良事業につきましては、施設改修工事費として8,965万5,000円、医療機器等購入費として5億2,378万1,000円を予定しております。
第3条、収益的収入及び支出の予定額でございます。
収入の第1款、病院事業収益には、145億9,080万8,000円、支出の第1款、病院事業費用には158億1,223万3,000円を計上しております。
第4条、資本的収入及び支出の予定額でございます。
収入の第1款、資本的収入には5億3,177万4,000円、支出の第1款、資本的支出には18億3,643万4,000円を計上しております。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額13億466万円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填してまいります。
4ページをご覧ください。
第5条、債務負担行為につきましては、東棟熱源設備機器等更新工事については、期間を令和6年度から令和7年度まで、限度額を3億4,206万7,000円、東棟検査排水処理設備制御盤更新工事については、期間を令和6年度から令和7年度まで、限度額を1,655万3,000円として設定するものでございます。
第6条、企業債につきましては、医療機器整備事業に係る企業債1億5,110万円、施設改修事業に係る企業債8,960万円、廃棄物処理機器整備事業に係る企業債3,710万円、システム整備事業に係る企業債1,930万円を限度額と定めるものでございます。
第7条、一時借入金につきましては、その限度額を20億円と定めるものでございます。
第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、(1)医業費用と医業外費用の間の流用及び(2)建設改良費と企業債償還金の間の流用ができると定めるものでございます。
第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、(1)給与費83億9,252万4,000円及び(2)交際費70万円と定めるものでございます。
第10条、たな卸資産購入限度額につきましては18億5,052万9,000円と定めるものでございます。
第11条、重要な資産の取得につきましては、医療機器として心臓超音波診断装置、血球自動分析装置、医療情報機器としてNICU部門システム、その他機器として廃棄物減量機器を取得するものでございます。
6ページをご覧ください。
令和6年度町田市
病院事業会計予算実施計画につきまして、ご説明を申し上げます。
収益的収入及び支出の収入でございます。
第1款、病院事業収益には、第1項、医業収益132億8,117万2,000円、第2項、医業外収益12億6,902万8,000円を計上しております。
支出でございます。
第1款、病院事業費用には、第1項、医業費用151億4,579万3,000円、第2項、医業外費用4億7,886万4,000円を計上しております。
7ページをご覧ください。
資本的収入及び支出の収入でございます。
第1款、資本的収入には、第1項、企業債2億9,710万円、第3項、都補助金8,319万3,000円、第4項、他会計補助金負担金交付金1億5,148万円などを計上しております。
支出でございます。
第1款、資本的支出には、第1項、建設改良費6億4,259万8,000円、第2項、企業債償還金11億9,383万6,000円を計上しております。
以上が令和6年度(2024年度)町田市
病院事業会計予算の概要でございます。
以上、予算議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、条例議案について、ご説明を申し上げます。
第28号議案 町田市
屋外広告物条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、東京都から、屋外広告物等に係る条例の制定に関する権限の移譲を受け、屋外広告物等について町田市独自の規制等を行い、地域特性を生かした良好な景観を形成すること等を目的として制定するものでございます。
町田市独自の取組といたしましては、主に3点ございます。
1点目といたしましては、低層住宅地の良好な町並みを維持し、丘陵地の自然豊かな風景を守るため、屋外広告物の高さや色彩等の基準を、現在、適用を受ける東京都
屋外広告物条例よりも強化するものでございます。
2点目といたしましては、拠点的な駅周辺等において、エリアマネジメント広告の活用を推進するための認定制度を設けるとともに、景観に関する専門家である景観アドバイザーを実施団体に派遣できるようにするものでございます。
3点目といたしましては、景観の保全を目的として、市民からの提案に基づき登録する地域景観資源やその周辺区域において、屋外広告物等の表示等を禁止できる規定を設けるものでございます。
次に、第29号議案 町田市景観条例の一部を改正する条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、町田市景観計画の改定及び
まちづくり等に関する審議会の一元化に併せて、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容は3点でございます。
1点目といたしましては、良好な景観への誘導を図るため、事業者等に対して、町田市との事前協議を義務づけます。事前協議の対象といたしましては、近年、増加傾向にある建築物の内部から屋外に向けて広告を表示する特定屋内広告物の設置、景観法に基づく届出、町田市
屋外広告物条例に基づく許可または認定でございます。
2点目といたしましては、景観施策を推進するための仕組みといたしまして、景観に関する専門家を景観アドバイザーとして位置づけ、町田市がその意見を求めることができる仕組みや、町田市と連携協力して良好な景観形成を推進する市民を景観づくり市民推進員として登録する制度を設けます。また、町田市住みよい
街づくり条例に規定する街づくりアドバイザーの派遣対象を拡げ、景観づくりを行う者に対しても派遣できるようにするものでございます。
3点目といたしましては、「街づくり」「景観」「屋外広告物」の3つの分野を総合的に調査審議する町田市街づくり景観審議会の設置に伴い、現行の町田市景観審議会を廃止するものでございます。
次に、第30号議案
町田市街づくり景観審議会条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、「街づくり」「景観」「屋外広告物」の3つの分野に係る事項を調査審議する町田市街づくり景観審議会を設置し、町田市の
まちづくり及び景観づくりを総合的に推進するため、制定するものでございます。
当該審議会の所掌事務といたしましては、町田市景観条例、町田市住みよい
街づくり条例及び町田市
屋外広告物条例に規定する審議会の権限に属する事項のほか、市長が必要と認める事項といたします。
本委員会の委員は16人以内で、その構成といたしましては、学識経験を有する者が7人以内、
まちづくりまたは景観づくりに関係する団体の代表が7人以内、公募による市民が2人以内といたします。
次に、第31号議案 町田市住みよい
街づくり条例の一部を改正する条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、
まちづくり等に関する審議会の一元化に併せて、関係する規定を整理するとともに、街づくりアドバイザーの派遣対象を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容は2点でございます。
1点目といたしましては、「街づくり」「景観」「屋外広告物」の3つの分野を総合的に調査審議する町田市街づくり景観審議会の設置に伴い、現行の町田市街づくり審査会を廃止するものでございます。
2点目といたしましては、これから
まちづくり活動を開始しようとする市民に対し、活動の初期段階から支援を行い、実現を後押しするため、街づくりアドバイザーの派遣対象を拡大するものでございます。
次に、第32号議案
町田市立公園条例の一部を改正する条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、町田えびね苑を市立公園に位置づけ、より一層の活用を図るため及び市立公園の開園期間等を定めるため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、本条例の附則で町田えびね苑条例を廃止し、町田えびね苑を
町田市立公園条例に定める市立公園に位置づけるとともに、市立公園の開園期間及び開園時間を定めるものでございます。
次に、第33号議案 町田市
緑地保全基金条例の一部を改正する条例について、ご説明を申し上げます。
本議案は、町田市緑地保全基金の充当対象となる事業の範囲を拡大するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、用地取得事業の対象となる公園に、都市公園以外の公園を追加するものでございます。これにより土地を借りている借地公園や特別緑地保全地区などの都市公園以外の公園の用地取得に、本基金を活用できるようになることから、より多くの緑地の保全を進めてまいります。
以上、条例議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、契約議案についてご説明を申し上げます。
第41号議案
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する
業務委託変更契約について、ご説明を申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務を委託するため、2021年4月1日に公益財団法人東京都都市づくり公社との間で締結しました
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業に関する業務委託契約の契約金額を変更するものでございます。
当初の契約金額は56億5,384万5,000円でございました。今回の変更は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業区域内全域の無電柱化及び雨水調整池の構造強化等を実施するため、契約金額を67億3,272万4,000円へ変更するものでございます。
以上、契約議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、第42号議案及び第43号議案の市道路線の認定及び廃止について、一括してご説明を申し上げます。
第42号議案 市道路線の認定については、開発行為に伴い築造された道路、私道移管事業に伴い移管された道路及び今後整備予定の鶴川駅南口アクセス道路を市道として認定するものでございます。
認定する路線は、町田932号線その他、合計16路線で、総延長は1,376メートルでございます。このうち、鶴川2,144号線につきましては、川崎市道と重複して認定するものでございます。
続きまして、第43号議案 市道路線の廃止については、道路として機能のない路線を廃止するものでございます。
廃止する路線は、鶴川108号線及び鶴川661号線の2路線で、総延長は143メートルでございます。
以上、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、第44号議案 町田市と川崎市が重複して路線を認定する道路の管理の協議について、ご説明を申し上げます。
本議案は、
町田都市計画事業鶴川駅
南土地区画整理事業において整備する、鶴川駅南口駅前広場へ接続するアクセス道路の整備に伴い、町田市と川崎市が重複して路線を認定する道路の管理方法について、川崎市と協議を行うため、道路法第16条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
協議の内容といたしましては、まず、対象区間が東京都町田市能ヶ谷一丁目90番3先から、神奈川県川崎市麻生区岡上三丁目731番1先まででございます。
次に、管理区分についてでございますが、鶴見川橋梁部につきましては、町田市が行います。鶴見川橋梁部を除く道路の維持、修繕及び災害復旧につきましては、町田市が行う重複認定道路の供用開始翌日から起算して、2年が経過する日が属する年度の末日まで町田市が行い、それ以降は川崎市が行います。ただし、その他の道路法に基づく許認可等の事務手続は、これまでどおり川崎市が行います。
最後に、費用負担及び収入についてでございますが、管理に係る費用につきましては、管理区分に基づき管理を行うものが負担いたします。また、管理に伴い生じる収入につきましては、町田市が管理する鶴見川橋梁部の道路に関するものは町田市の収入とし、その他の道路の管理に関するものは、川崎市の収入とするものでございます。
以上、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(木目田英男) 市長の説明は終わりました。
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―――――――◇――――――――
△日程第5
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○議長(木目田英男) 日程第5、第47号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、第47号議案 町田市表彰条例に基づく一般表彰の同意方について、ご説明を申し上げます。
本議案は、町田市表彰条例に基づき、毎年2月1日をもって調査し、顕著な功績があった方々に対し、表彰を行うものでございます。
各部局が、市政の振興、公共の福祉の増進、文化の向上などに尽力し、その功績が顕著である方々を推薦し、町田市表彰検討委員会において協議、検討を行った結果、基準に該当していると認められた98件を表彰するものでございます。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(木目田英男) 市長の説明は終わりました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。議案調査等のため、2月29日、3月1日及び4日から8日までの7日間は休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(木目田英男) ご異議なしと認めます。よって、2月29日、3月1日及び4日から8日までの7日間は休会することに決しました。
3月11日は定刻本会議を開きますので、ご参集願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午前11時55分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 木 目 田 英 男
署名議員 小 野 りゅうじ
署名議員 笹 倉 み ど り...