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令和 5年文教社会常任委員会(12月)-12月12日-01号
令和 5年建設常任委員会(12月)-12月12日-01号

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  1. 町田市議会 2023-12-12
    令和 5年文教社会常任委員会(12月)-12月12日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年文教社会常任委員会(12月)-12月12日-01号令和 5年文教社会常任委員会(12月)              文教社会常任委員会記録 1 日時  令和5年(2023年)12月12日(火)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 東友美       副委員長 新井よしなお       委員 笹倉みどり 木目田英男 矢口まゆ 松葉ひろみ 田中美穂          今村るか 藤田 学 4 出席説明員       営繕担当部長 文化スポーツ振興部長 文化スポーツ振興部次長       子ども生活部長 学校教育部長 指導室長 生涯学習部長       その他担当管理職職員 5 参考人 磯山しず 髙橋臣子 伊藤萌 川本寛子
    6 出席議会事務局職員       統括係長 越智崇全       議事係長 佐藤義男       調査法制係 毛利友紀       担当 山家優裕 7 速記士 三階佳子(澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        文教社会常任委員会審査順序                        令和5年(2023年)                     12月12日(火)午前10時                             第1委員会室  1 学校教育部  (1)請願第 17 号 小山田地域の小・中学校の存続を求める請願  (2)請願第 18 号 鶴川第二・三・四小学校統廃合計画の変更と延期を求める請願  (3)行政報告 町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果について  (4)行政報告 新たな学校づくり推進事業の進捗状況について  (5)行政報告 学校給食における食育の推進について  (6)行政報告 学びの多様化プロジェクト2024-2028の策定について  2 生涯学習部  (1)第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算(第8号)  (2)行政報告 鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況について  3 文化スポーツ振興部  (1)第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算(第8号)  (2)行政報告 芹ヶ谷公園“芸術の杜“パークミュージアム推進事業の進捗状況について  4 子ども生活部  (1)第117号議案 町田市子どもにやさしいまち条例  (2)第125号議案 成瀬中央あおぞら学童保育クラブ外7施設の指定管理者の指定について  (3)第126号議案 藤の台ポケット組学童保育クラブの指定管理者の指定について  (4)第127号議案 小山田学童保育クラブ外1施設の指定管理者の指定について  (5)第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算(第8号)  (6)行政報告 2024年4月開所 認可保育所の整備状況について  (7)行政報告 「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施について  5 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────                午前10時 開議 ○委員長 ただいまから文教社会常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △請願第17号 ○委員長 請願第17号を議題といたします。  本件について、請願者から意見陳述の申出がございます。  お諮りいたします。本日、12月12日の本委員会に、参考人として請願者である磯山しずさんと髙橋臣子さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前10時1分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時2分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である磯山しずさんと髙橋臣子さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者磯山しずさんと髙橋臣子さん、お願いいたします。 ◎磯山 参考人 小山田小学校・小山田中学校の存続を求める会の磯山と申します。  初めに、陳述の機会を与えていただいた皆様に敬意を表するとともに、感謝申し上げます。  統廃合により、小山田小学校、小山田中学校がなくなると、子どもたちに大きな負担がかかるということです。  そこで私たちの会では、実際に自分たちの足で歩いてみました。小山田南小学校に通学する時間は、多摩丘陵病院付近からは64分、大妻女子大学からは55分、南多摩斎場付近からは50分かかりました。大人の足ですから、子どもの足ではもっともっとかかることになります。  また、小山田中学校がなくなり、忠生中学校まで通学するには、多摩丘陵病院付近から約5キロで、大人の足で64分、中学生の足では1時間23分かかります。バス路線もありません。  教育委員会では、通学距離と通学時間の許容範囲を小中学校共通で、徒歩でおおむね2キロ程度、30分程度と定めてあります。  小山田小学校は、都内では数少ない里山に囲まれた特別な環境にあり、この地を生かした教育が続けられてきている学校だという点です。稲、田んぼの学習経験、竹炭を作り、どんぐりの苗木の植樹など、NHKのBS番組でも取り上げられました。  また、文部科学省は、公立小学校の学級編制について、2021年度から5年かけて35人に引き下げると発表しました。今ある学校を存続させて少人数学級を実現し、どの子も一人一人が大事にされる教育が行われるよう、環境整備すべきと思います。  小山田中学校の在校生は、将来廃校になることに賛成なのか意見を聞いてみようと、校門前でシール投票を2回してみました。廃校反対284人、賛成32人で、圧倒的に小山田中を残しての声でした。緑豊かな環境に加えて、保育園から中学校まであることから、子育てをするのにうってつけのところと考え、小山田桜台に住むことを選んでいると思います。  中学校がこの地域からなくなってしまえば、子育て世代にとって魅力のない地域になってしまいます。学校から巣立った多くの卒業生にとっても、心のふるさとがなくなってしまうことになります。  また、気候の温暖化による台風の巨大化、熱中症の増加、巨大地震など災害が発生した場合、学校は住民にとってなくてはならない防災拠点です。体育館のクーラー設置、校舎の耐震化が進められてきました。住民の命に関わる大事な学校です。  体育館や校庭を使用してのスポーツ活動などを通して、地域のコミュニティーを育んでいきました。その学校がなくなることは、コミュニティーの場が喪失するということになります。  2019年8月、町田市は小山田桜台団地まちづくり構想を発表しています。小山田地区の整備方針では、センター地区や小学校、中学校など、今後において地域のコミュニティ形成を育んでいく地区として取り組んでいく方針を出しています。小山田中学校があることを前提に、多様な世代が交流できる公園団地を目指して、子育て世代や若者世代の流入促進を図っていく政策になっています。小山田地区に中学校なしの計画は考えられません。  以上の点から、小山田小学校・小山田中学校の統廃合計画を見直し、小山田小学校・小山田中学校を存続させていただきたく、ご検討をお願いします。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者磯山しずさんと髙橋臣子さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆田中 委員 意見陳述ありがとうございました。  まず1つ目は、請願の署名の人数が2,365名ということで、そういった署名を集める中で様々地域の方の声ですとか、保護者の声ですとかというものをお聞きになられたんじゃないかなと思うんですけれども、具体的な声ですとか、印象に残っているお話ですとか、そういったものがあれば教えてください。 ◎髙橋 参考人 暑い中、1軒1軒回って歩いたんですけれども、署名してくださらない方も、署名してくださる方もいらして、署名してくださる方は、自分たちの地区から小学校、中学校がなくなるということに非常に驚きと、それから、そういうことはしないでほしいというようなことなんですね。  実際のことなんですけれども、小中学校の近所の人なんですけれども、代々小山田です、小山田の財産である里山を生かしたほかにはない小山田ならではの学校づくり、例えば田畑作業、山の整備、蛍の保護など、カリキュラムに臨み、昨今、元気のない子どもたちの心身を元気にする、そういう里山を元気にする学校づくりができたらいいなということとか、あとは町田市は引っ越し前の横浜と違い、通う小学校を選ぶことができた。それは小山田小学校、小山田南小学校という意味だと思うんですけれども、小学校を選ぶことができました。それは親にとっても、子どもにとっての選択肢があるすばらしいことです。人間関係で悩むことがあったら、近くの学校に転校できる、小規模の学校で手厚く見てもらえる、人数の多い学校で様々な人と触れ合う、それがいいというようなこと。あと、この先、孫が小学校に通学することになる。今でさえ遠いのに、重たいランドセルを背負ってさらに遠くに通うことになる。ランドセルの重さは10キロを超えるが、大人だったら30キロにも相当する重さにもなると思う。学校をなくすという人たちは、毎日、実際自分の足で歩いてみてほしいという怒りの人もいました。  まだいろいろあるんですけれども、以上です。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  請願の陳述の中にも、今の地域の方の声の中にも、小山田小学校の里山を生かしたカリキュラムですとか、独自の教育の取組についてお話があったんですけれども、9月の請願のときにも、請願者の方はやはり同じようなことをおっしゃっていて、そういった子どもたちへの教育効果ですとか、学校と地域のつながりですとか、そういったところについて地域の方としてはどのように考えていらっしゃるのか。子どもたちにとっては、どういう効果があるのか。分かる範囲で構いませんので、教えていただければと思います。 ◎髙橋 参考人 先ほど陳述で磯山のほうから話したんですけれども、2019年に小山田桜台団地の地区計画、まちづくり計画というのがありまして、そのときには、あそこにモノレールを通して、それで活性化しようという案で、市役所のほうでもご尽力いただいていたかと思います。  その中でも、この説明会に100人とか、そういう規模の方が集まってきて説明を聞いているんですね。幾つかのプランを出しているんですけれども、その中に小学校、中学校を位置づけたコミュニティづくりというんですか、そういうものを目指して都市計画、詳しくはちょっと分かりませんけれども、そういう都市計画をきちっとやっていくという構想づくりだと思うんです。  ですから、地域の人は、そういう小学校、中学校をコミュニティーにして、あの小山田地区の活性化を非常に期待しているのではないかと思います。以前、9月にもあったんですけれども、上小山田、下小山田のほうでは、そこに子ども、若い世代を呼び込むということで建物が建てられるように、計画を非常に心待ちにしていると思うんです。  今、農業が大分後継者が育たなくなっていて、その土地をどうしようかと悩んでおられる方とか、今、高齢になって非常に悩んでいる方が多い中で、やはりそういう学校を置くというのは完全に当たり前の、学校がなくなったら、とても人は来ないと思うんですね。小山田地区から中学校が一校も、ちょっと小学校と重なるんですが、小学校は2つあって1校になるんですけれども、中学校は一校もなくなるというのは、この町田市の大きいこの地区で信じられないことではないかと思います。  やはり議論を尽くして、地区の若い世代も呼び込んだ多世代の交流を目指した小山田地区をつくってほしい、そういうふうな願いというふうに感じます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  多世代の交流などを望まれているというところのお話があったんですけれども、先ほど実際に統廃合された場合の通学路も歩いて見られたというところでした。小学校は小山田南小学校、中学校は忠生中学校というところが候補地になっているわけですけれども、実際に歩いてみて、先ほども少し陳述でお話ししてくださっておりますが、どういった心配の声があるか、または実際に歩いてみられて、どういったことが懸念される状況なのかという点、最後に伺いたいと思います。 ◎髙橋 参考人 先ほど磯山のほうからも話したとおり、これが大体小山田地区なんですけれども、ここの南多摩斎場から、これは大人の足ですけれども、50分、これは小学校から行きますね。すみません、小山田南小学校まで50分かかります。それから、大妻女子大学、ここから小山田南小学校まで55分、ここの多摩丘陵病院から小山田南小学校までが64分、大人の足です。ですから、大人は以前、教育委員会のほうで時速4キロということで回答いただいているんですけれども、そこで考えるとバス路線もないんですね。  それからあと、中学校の話になると、ここの多摩丘陵病院のところから、ここが忠生中学校です。ここの小山田地区に一校も中学校がないので、こっちまで行かなくちゃいけないんです。ここまで行って、私、時速5キロだったんですけれども、歩いて1時間弱かかったんですが、子どもは1分間に60メートルとして計算すると、裏門までですけれども、1時間24分かかることになります。直通のバスはないし、非常に。  ここは皆様ご存じだと思うんですけれども、ここに昔、リサイクル文化センターがありました。ここは室内プールです。あそこは物すごい。あと、ここは日大三高、中高があります。ここは物すごい山坂ですね。車で行ってもうわっという感じなんですけれども、そういうところを歩く。帰りが遅い子とか、そういう子は一体どうするんだろう。
     あわせて、学童保育も問題になるんですね。本当に遅くに歩いたら、誰が見ても危険な、道路は割と大きめであるかもしれないんですけれども、こっちへ行けば狭くなりますけれども、ちょっと親としては心配ですよね。危険が増すというんですか、それと重たい荷物を持って歩くというのは、どうもちょっと言語道断という感じで非常に心配しています。学童保育もかなりな大人数になりますし、そういうところで大変心配しております。 ◆新井 委員 意見陳述ありがとうございます。  我が会派の松岡みゆき代表からも、くれぐれも皆さんの声を届けるようにと仰せつかっております。  意見陳述の実際に歩いた分数、小山田南小学校へ多摩丘陵病院から64分、大妻女子大学から55分、南多摩斎場から50分というお話がございました。もしこれを1年生が歩くとするならば、そこからさらに1.2倍とか1.5倍とかかかるというような認識でよろしいでしょうか。 ◎髙橋 参考人 教育委員会のほうでは、大人の足で4キロというふうに「まちだの教育」に出ていたんですけれども、子どもは小中で同じく2キロまでとか、30分以内の通学ならというように出ているんですけれども、大人の足で1時間40分ですから――1時間40分じゃない、大人の足で小山田中学校までは64分かかったので、それを1分間60メートルとして中学生は計算しましたので、そのようになると思います。失礼しました。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者磯山しずさんと髙橋臣子さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者磯山しずさんと髙橋臣子さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、ご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前10時22分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時23分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎学校教育部長 小山田地域の小・中学校の存続を求める請願の願意の実現性、妥当性について申し上げます。  教育委員会では、2040年度における町田市立小中学校の児童生徒数が、2020年度と比べて約30%減少すると見込んでおります。  また、少子・高齢化や学校施設の老朽化が進み、厳しい財政状況の中で全ての学校施設を維持し、教育環境を充実させていくことは困難と考えております。  加えて、学校教育では、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合うことなどを通じて、一人一人の資質や能力を伸ばしていくことから、小中学校では一定の集団規模を確保することが必要と考えております。  そのため、教育委員会では、児童生徒数の減少や学校施設の老朽化といった環境変化に対応するため、学校統合を未来の子どもたちに、よりよい環境をつくる機会と前向きに捉え、2021年5月に町田市新たな学校づくり推進計画を策定いたしました。  小山田地区の小学校においては、小山田小学校と小山田南小学校を統合し、小山田南小学校の校地に建設する新校舎を統合新設校として、2031年度に開校することを予定しております。  また、小山田地区の中学校については、忠生中学校と小山田中学校を2037年度に学校統合し、小山田中学校の校舎を活用した統合中学校の開校を計画しております。2037年度から2039年度にかけて、現在の忠生中学校の校地に新校舎を建設し、2040年度から使用する予定です。  スケジュールといたしましては、2032年度に保護者や地域の方々を対象とした意見交換会を実施し、2033年度に新たな学校づくり基本計画検討会を立ち上げ、基本計画の検討に着手したいと考えております。  なお、教育委員会では、アンケート結果で寄せられた意見などを踏まえて、学識経験者、保護者、地域の代表、教職員の代表者で議論をした審議会からの答申を受け、小学校では1学年当たり3学級から4学級を、中学校では1学年当たり4学級から6学級を望ましい学級数といたしました。  2023年4月時点における小山田小学校及び小山田南小学校並びに小山田中学校及び忠生中学校の通常学級の児童生徒数と学級数でございますが、小山田小学校は214人の10学級、小山田南小学校は512人の18学級、小山田中学校は437人の13学級、忠生中学校は683人の19学級となっております。  学校統合及び通学区域の変更を行わない場合、2040年度には、小山田小学校が191人の6学級、小山田南小学校は276人の12学級、小山田中学校は229人の7学級、忠生中学校は391人の12学級になると見込んでおり、小山田小学校では全学年が単学級、小山田南小学校は全学年が2学級、小山田中学校も全学年2学級ほどになり、忠生中学校は全学年4学級ほどになると推計しております。  次に,請願趣旨の1から5についてお答えいたします。  初めに、「1.子どもの負担が大きくなります。」についてでございますが、町田市新たな学校づくり推進計画では、住所に基づく就学指定校に対して、徒歩での通学距離が2キロメートルを超えて通学する児童生徒については、おおむね30分程度を目安として通学できるよう、公共交通機関のさらなる活用やスクールバスなどの導入など、様々な負担軽減策について、地域それぞれの実情やニーズを踏まえ、検討及び実施するものとしております。  2020年度の審議会において、小山田地区の学校候補地等の検討を行った際には、スクールバスなどの利用といった公共交通機関以外の配慮が必要であるとする議論がありました。  具体的な対策については、意見交換会の翌年度に設置する基本計画検討会において、保護者、地域住民、教職員の代表から選出された委員と、様々な負担軽減策や統合後の通学路候補など、統合に向けて必要な対策を検討してまいります。  通学時の荷物の軽減につきましては、児童生徒の発達段階や学習における必要性を考慮し、家庭との連携を図りながら、持ち運ぶ荷物の重さや量に関して配慮を講じていくよう、各学校に対して周知しております。  また、2023年9月には、荷物の重量の軽減及び数量の削減に向けて、リュック登校及び極力荷物を持たない形で登下校を行う荷物らくらく登校を本町田地区において試行いたしました。  今後、試行結果を踏まえながら、荷物を軽くすることを通して、通学の負担を軽減していきたいと考えております。  次に、「2.どの子どもも少人数学級で丁寧な教育を」についてでございますが、1学級当たりの児童数は、国の法改正や東京都教育委員会が定める学級編制基準を受けて、小学校では学年進行で2025年度までに全学年35人学級化を進めています。この少人数学級の実現は、文部科学省において、教育現場からの強い要望を受けて実施したものになります。1学級当たりの児童数については、35人学級においては18人から35人、40人学級の場合ですと21人から40人まで流動的に変動いたします。  学級編制基準の見直しがあった場合は、国や東京都の動向を注視して適切に対応してまいります。  なお、感染症対策については、手洗い等の手指衛生やせきエチケットの指導、適切な換気の確保といった対策を講じております。  次に、「3.学校は災害拠点」についてでございますが、学校を統合することで避難施設の数は減少することになりますが、市民の安全安心な生活を担保するためには、各地域における避難施設機能を引き続き確保していくことが重要であると認識しております。  学校が担っている避難スペースや備蓄品などの避難施設機能については、基本的にその地域における統合新設校や周囲の施設等に引き継ぐことを考えております。統合新設校や周囲の施設等で引き継ぐことが難しい場合には、学校跡地も含めて、その地域にとって最適な配置となるよう検討してまいります。  2022年5月に東京都が示した震災時の被害想定を基にして市内各地域における避難者数を推計した結果、小山田地域においては現在の避難施設に300人から500人が避難すると見込んでおります。そのため、学校跡地をはじめ、統合新設校や周辺施設なども含めて、その地域にとって最適な配置を検討し、避難場所を確保してまいります。  次に、「4.学校は地域の宝、心のふるさと」についてでございますが、市内には62の小学校、中学校がございますが、これまで長い時間をかけて、それぞれの学校が保護者や地域の方々に支えられ、見守られながら、その学校ならではの歴史を紡いでまいりました。  そうして歴史や思い出を積み重ねながら、それぞれの学校において、未来を担う子どもたちのために、地域特性あふれる魅力的な活動に力が注がれてきたものと認識しております。  町田の新たな学校づくりを通しては、これまでの地域で培われてきた、その地域ならではの特性、特色や大切に育まれてきた地域への愛着を、この先につなげていくことを重視しながら、通学区域を町区域に合わせることなどによって、地域の学校がより地域の営みや活動に寄り添いやすい形となるよう、取り組んでいきたいと考えております。  最後に、「5.子育て世代にとって必要条件」についてでございますが、町田市新たな学校づくり推進計画は、全ての町田市立学校を対象に、少子化や学校施設の老朽化に対応しながら、将来を見据えたよりよい教育環境を整備するとともに、地域と学校の新たなつながりを生み出す取組であると考えております。  小山田桜台団地まちづくり構想では、「現在立地している小・中学校は、地域の子育て・教育環境を確保するため、これまでどおり教育施設としての土地利用を維持します。」としていることから、小中学校に限らず、教育施設としての土地利用を検討してまいります。  また、計画を進めるに当たっては、保護者、地域の方、学校関係者などの方々から丁寧に意見を伺い、取り組んでまいりたいと考えております。  そのため、小山田地域の小・中学校の存続を求める請願の願意には沿えないものと考えております。  ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 これから本請願の質疑をする前に、前回、小山田小学校の件について請願が出され、そして地域の思いというものも含めて、全会一致で採択をいただきまして、議員の皆さんにも感謝を申し上げるとともに、真摯に対応いただいている教育委員会の皆さんにも改めて感謝を申し上げたいと思います。  前回、小山田小学校への地域からの思いの請願に対しまして、全会一致で採択をさせていただきましたけれども、その請願への対応を改めてお伺いしたいと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 9月議会で出された請願第13号のことのお問合せだと思っております。  本議会の初日でしたか、本会議の冒頭で議会事務局長からご報告がありましたとおり、教育委員会としましては、小山田地区の小学校、今後やはり子どもたちの人数が減っていくという中で、統合というものはどこかで必ず必要になってくる、その思いでやらなきゃいけないという思いを持っているのは事実でございます。  ただ、その一方で地域の方々が出されていますように、小山田のまちづくり等を含めて、今後の地域のまちづくり、その他いろいろなことも含めて、どうしていきたいのか、どう考えていくのかというところを問われたという請願と捉えておりますので、教育委員会としましては関係部署、また地域の方々等を含めまして意見交換を重ねていきたいと考えているところでございます。 ◆藤田 委員 今お話しいただいて、これから地域等に改めて意見交換、地域の思い等も含めて、時期等も含めて、これから教育委員会で検討していくということだと思います。  前回、請願のときにも、傍聴にも来ていただいていましたけれども、健全育成だとか小山田の町内会長はもちろんのこと、忠生連合の会長も含めて来ていただいて、その思いを伝えていただきましたけれども、そのときも申し上げましたけれども、地域にこれから説明なり意見交換をするに当たって、健全育成だとか、あと町内会連合会の人たちに対して意見交換会をするということよりも、前回、忠生のスポーツ公園の例も挙げましたけれども、そのとき健全育成も、縦横にネットワークを持っていて、町内会連合会もネットワークを持っていて、そこに若い子育て世代、保護者やPTAももちろんなんですが、そういった人たちも呼んで意見交換会をして、なので、そういうネットワークを使って、健全育成も町内会連合会としても、教育委員会のほうで――我々の思いとしては教育委員会のみならずなんですが、今後の小山田小学校、小山田中学校も、今回あれですけれども、どうしていくかという議論のときに、ぜひ我々のほうにも来ていただいて、一緒にそういう意見交換会の環境もつくっていって、話し合っていきましょうというふうに、今、町内会でも健全育成でも、そういう受皿として受け止めていきましょうという感じになっているんですが、今後、前回の請願を受けて小山田小学校等も含めて、地域にどのようなスケジュールで入っていって、どういうことで地域の声をもう1回聞きましょうというスケジュールになっているのか、そこを確認させていただければと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 スケジュールのことについてお問合せをいただきました。現時点で、この請願に対してのアンサー、実際に意見交換を重ねるという部分に関して、いつまでにどうするということまで正確に決めているわけではございません。  現状としましては、やはり意見をお持ちの方、聞くべき方というのは多世代にわたりますし、立場によっても違いますし、いろんな方がいらっしゃると思いますので、具体的にどのような方々がまずいるのか、その方々にどういうようにこちらから意見を聞くというアクセスをすればいいのかだとか、そういうことも踏まえて今内部で検討しているところでございます。そのことにつきましては、またお話しできるときがございましたら、ご報告できればなと思っております。申し訳ありません。 ◆藤田 委員 内部で内部でと言うんですけれども、教育委員会、学校長も含めてなんですが、そういう地域にもう少し頼るというか、健全育成にしても、町内会連合会にしても、町内会にしても、どうしたらそういった世代の人たちの意見とか、そういう人たちも交えて、これからの小山田小学校だとか小山田南小学校もそうですし、中学校とか、どういう姿がいいのかと意見を聞くというのは大事だということはずっと言っているわけじゃないですか。我々も紹介をしたりしていますけれども、なぜ真っ先にそこに相談に行かないのかというところなんですよ。  だから、そういうところも含めて、今、前回の対応を改めてお伺いしますけれども、地域に入っていって地域の声をもう1回聞いて、まちづくりの観点も含めて、これからどうしていくかというところをしっかり、全会一致の請願採択ですから、そういう対応をしていくということが大事だと思うんですけれども、そこのところをちょっと確認させていただきたいんです。 ◎新たな学校づくり推進課長 失礼しました、説明が足りておりませんでした。  内部で検討すると申しました。その前提としまして、やはり地域の方、先ほど藤田委員、青少年健全育成地区委員会、いろいろお話をいただきました。そういう方々にも、当然こちらから、どういうように話をしていけばいいのかとご相談をさせていただいた上で内部で検討するという意味ですので、内部だけでどうだこうだということを考えるわけではなくて、当然地域の方に、その方にご相談させていただきながら進めていきたいと思っているところでございます。 ◆藤田 委員 最後にいたしますけれども、請願の対応も含めてなんですが、これからそうした地域の子育て世代とか、そういった人たちも含めて多世代からの意見を聞きながら、そしてもう1回、小山田小学校の在り方、前回の小山田小学校のことというのも含めて、地域にもっともっと入っていって、それで一緒に考えていく、そういう姿勢ということでよろしいですか。そこを確認させてください。 ◎新たな学校づくり推進課長 はい、そのとおりでございます。 ◆田中 委員 幾つか質疑をさせていただきたいと思います。  先ほど藤田委員からもありましたが、9月議会の際には、当該地域のまちづくりにも絡めて、ほかの委員の皆様からも大事な指摘がたくさんされていたと認識しています。今回の請願については、小学校も中学校もということで、まず小学校のほうなんですけれども、1点、請願者の方からも、やはり里山を生かした小山田小学校ならではの教育活動ということがご紹介されておられたわけなんですけれども、教育委員会としては、今、小山田小学校でやられている教育活動について、どのように認識、評価をされているのか、その点、伺いたいと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 小山田地区、小山田小学校につきましては、里山を生かした教育というのはやられていると認識していますし、それを誇りにされていると伺っております。  ただ、その一方で、このような教育というのは、町田市立学校どこの地域でも、その地区の環境に応じて、そのところを生かした教育をされていると思っておりますので、どこの学校のどこどこ教育がすばらしいというものではなくて、一律、その地域を生かした教育をされているものというふうに捉えているところでございます。 ◆田中 委員 やはり地域の方々、様々協力をして、やはり子どもたちのためにやっているというところで、もちろん、どの学校でもやっておられるということではあるんですけれども、それぞれの地域を生かしてというのは、もちろんそうなんですけれども、やはりそういったところ1校1校、どういった教育活動が地域の方々に支えられてやっているのかというところをきちんと認識していっていただくのが大前提としてあるかなと思います。  なので、先ほど請願者の方からも、遠くから通う児童が出るというところでは、児童が遠くなるということは地域の方々にとっても学校が遠くなるというところ、また、その環境、今の環境を生かした教育というところが、学校が変われば全く同じことができるわけではなくなると思いますが、その点について、学校が地域にとって遠くなるということについて、答弁では通学区域を町区域に合わせることなどによって、地域の学校がより地域の営みや活動に寄り添いやすい形になるよう取り組んでいきたいというご答弁ではあったんですけれども、やはり身近に学校があるほうが地域の方が協力しやすいと思いますけれども、その点についてはいかがお考えですか。 ◎新たな学校づくり推進課長 学区域と町区域を合わせるという根本的な部分のところで、やはり地域の活動、学校教育というものは地域の方々に支えられながらやられているという部分がありますので、そういう意味で物理的な距離ということで、近ければ近いほうがいいという部分、その部分について別に否定するものではないですし、そういう面はあるかと思います。  ただ、その一方で、それを重視し過ぎることによって、そもそも行政として、その学校を維持することできないという場面に直面したとき、一体何が子どもたちにとってよいのかというところは一つ考えていくところがあるのかなというところで思っているところでございます。 ◆田中 委員 その学校独自のカリキュラムですとか、そういった独自の教育というところをきちんとしっかり把握していただきたいなというところはお伝えさせていただきます。  次に、今回、中学校の統廃合についても請願項目にありますので、少し詳しく伺いたいんですけれども、小山田中学校と忠生中学校の統合校を選ぶ際の議論について確認をしたいと思います。忠生中学校を統合校にした場合に、直線2キロメートルを超える生徒数というのは何人というふうに計算されていましたでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 新たな学校づくりの審議会の際の検討結果によりますが、直線距離で2キロメートルを超えた場所に居住する生徒については忠生中学校で316人となっております。 ◆田中 委員 議事録上、資料でもそのように出されております。小山田中学校を候補地にした場合は、直線距離で2キロメートルを超える場所に居住している生徒は139人だったかと思います。  路線バスで対応というところでも、たしか路線バスに1回に乗れる人数というのが25人というふうに計算をされていたんじゃないかなと思うんですけれども、それを超える生徒が乗るような想定で、路線バスでの対応が難しいというような話もあったと思うんですけれども、なのでスクールバスの対応が必要だというようなお話だったと思うんですが、その認識は合っていますか。 ◎新たな学校づくり推進課長 審議会の議論の中で路線バスを使えるか使えないか、要は乗れるか乗れないかという部分の視点に対して、バス1台に対して25人程度の子どもが乗れる、要は満員のバスの中で、子どもがぎゅうぎゅうの中で乗るというのをいいというわけではなくて、ちゃんと子どもが安全に乗れるという視点で25人ぐらいが一つの目安かなというので、その単位での25人という数字は使わせていただいております。 ◆田中 委員 今回の小山田中学校と忠生中学校については、例えば路線バスに乗る場合でも、それが例えば39人ぐらいの子が対象になるから、路線バスでの対応は難しいとか、そういった細かな想定の下で配慮が可能かどうかといった議論がされていたと思うんですが、そういう意味では忠生中学校を統合校にした場合、小山田中学校をなくしてしまった場合、それだけ多くの生徒さんに影響が出る計画だというところは、やっぱりほかの地域とはまた異なる課題があると私は指摘したいと思います。  逆に比較的近い、直線1キロメートルから1.5キロメートルの生徒の割合というのは、小山田中学校、忠生中学校とともに、どちらを候補地にしたとしても僅差だったと思うんですけれども、その点は間違いないですか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 おっしゃっていただいたように、忠生中学校の場合は474人、小山田中学校の場合は463人となっておりまして、近似値となっております。 ◎新たな学校づくり推進課長 すいません、私の先ほどの発言を訂正させてください。  先ほど25人の数字のところで審議会と申したところなんですけれども、すいません、混乱をしておりました。審議会ではなくて、基本計画検討会の中で実際にバスが使えるかどうか、そこの部分を確認するときの数字として25というものを使っておりました。すいません、訂正いたします。  あくまでも審議会のときには、バス路線があるかどうか、あと本数がどうかというところで見させていただいているわけでございまして、基本計画検討会の中では、実際にどれぐらいの人数が乗りそうなのか、そこに対してバスの本数は実際に何本あるから、そのバスに対して何人乗る、そうすると、乗り切れるのか、乗り切れないのか、対応できるのかというところを判定させていただいて、使える、使えないというものを見させていただいたところでございます。 ◆田中 委員 訂正、ありがとうございました。  審議会の中でも、実際に路線バスでの対応ができないという生徒さんたちは、316人の中にもいたわけで、そこについてはそごはないかと思います。  今、1キロメートルから1.5キロメートルの生徒の割合というのは僅差ということでは、どちらが統合校になってもおかしくないような条件、忠生中学校を候補地にした場合は、2キロメートルを超える生徒が大変いるというような条件の中で、子どもたち、生徒への影響を考えると、地域からすると、これだけ生徒に影響が出るものについて、しかも近くに住んでいる生徒についてはあまり変わらないというところでは、その議論の中身等を含めて、やはり小山田中学校、広い地域の中の2つの中学校を統合してしまうということは、地域からしたら納得できないものだと思います。  先ほど2040年の児童生徒の推計のご答弁もあったんですけれども、今年の7月に出た2029年までの推計生徒数についても、該当校について確認をしてみたんですが、2020年時点で出されていた生徒推計というのは、2030年、小山田中学校の生徒数というのは272人になりますよという推計だったんですね。  なのですけれども、今年の7月に出た、1年ちょっとずれますけれども、2029年の推計生徒数というのは311人で、2020年の推計よりも比較的多めに増えているなと。忠生中学校については、2020年時点での推計というのは510人だったんですけれども、今年の推計では、2029年は508人で若干減っていますけれども、大きな減少ではないというふうに見ました。  小山田中学校の学区については、想定よりも生徒数が増えているという状況だと思うんですが、そこから将来、小山田中学校がなくなってしまう。しかも通学距離、直線でも2キロメートル以上になる生徒がたくさんいるということになると、当該地域に住もうかなと思う、引っ越そうかなと思う世帯にマイナスな要素になってしまうのではないかと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。  なぜなら、2037年という先の計画なので、そういった先の計画を提示することで、住もうかなと思う人が、学校がないからやめちゃおうかなというような発想になってしまうんじゃないかなというのが、地域にとってはマイナスなんじゃないかなという問題意識から伺っております。 ◎新たな学校づくり推進課長 新たな学校づくり推進課では、2040年度までの推計ということで少し長めのスパンの推計を取らせていただいているところでございます。その一方で、直近の向こう6年の推計というところでは、より精度の高いという言い方ができると思いますけれども、学務課のほうでその推計も出させていただいているところでございます。  その部分で言いますと、2029年度、忠生中学校については、長期推計よりも少し減り幅が大きくなっている。小山田中学校に関しては、その逆で長期推計のほうが少し下めに見過ぎているというような傾向にあるところでございます。  ただ、小山田地区の中学校につきましては、統合の年度が2040年度になっておりまして、もっともっと先の話になりますので、計画上はこの年度のあたりで統合が必要だということで見ておりますけれども、より近くなったときの年度、2030年度以降により具体な、もっと近づいたときの時点での推計を見ながら、具体的にどの時期でやるべきなのかという議論が一つあるのかなというのは、この推進計画をつくった当時から出されているものでございます。  また、今期の議会の一般質問で来年度、この計画の点検をするというのもお話しさせていただいているところでございます。これは令和2年、2020年度の国勢調査の結果を受けてその動き、町田市の人口、またゼロ歳児から14歳児の子どもたちの人数がどう動いていくのかというものの傾向を見ながら、改めてこの点検の動きというものが適切なのかどうなのかというものを見直した上で、もし必要があるのであれば、計画の修正等もしていきたいと思っているところでございます。  ごめんなさい、統合が40と言いましたけれども、最初の統合は小山田中学校での校舎を造るのは2037年、2040年はあくまでも新校舎を建てる段階の数字でございました。失礼しました。 ◆田中 委員 審議会の中でも、2030年度以降の計画については再度見直しをという意見も出ていますし、今ご答弁にあったように、最新のというところでのお話もあったんですけれども、やはりそこに地域への影響というのをしっかりと考えていただいて、直線距離で2キロメートルを超える場所に本当に多くの生徒さんが住む。それだけ遠くまで通わなきゃいけないというような状況について、やはりよくよく考えていただきたいと思います。 ◆矢口 委員 今、田中委員から、中学校については細かいバスの対象者になるところというところで話があったと思うんですけれども、小学校のほうは、先ほど請願者の方からすごく遠くなるところで、大人でも1時間かかるんだという話があったんですけれども、前回の別の請願のときに、もちろん、スクールバスも検討するということで答弁はいただいていて、ただ、バスが通れない道だとかがあるんじゃないかとか、そういう懸念点みたいなのも話であったのかなと思うんです。  実際にバスを利用しなければいけない、つまり、徒歩でおおむね30分以上かかるような子どもたちが統合の時点で校内に何割ぐらいいて、それが大体何人ぐらいで、その子たちを学校にスクールバスで送迎するというふうになったら、どのぐらいの規模のバスで何便出せばできるのかとか、具体的な非常に細かい制度設計は、もちろん基本計画のときにやられるとは思うんですけれども、そもそも無理筋な計画ではないかどうかというところは、ある程度考えていかなきゃいけないと思うんですが、そのあたり、どこまで今細かく考えているか、お伺いします。
    ◎新たな学校づくり推進課長 小山田地区の小学校に関して言いますと、現状の段階でお答えできるのは、審議会の検討の当時から、この地区に関しては路線バスでは学校に通えないという地区が存在するということ。そのために、路線バスも含めた別の手段が必要だというところは認識しているところでございます。  では、具体的にそれ以外の方法は何がいいのか、どういうものがいいのか、どの路線かというものは、実際にこの地区での基本計画検討会が開催されたときに、地域の方々、保護者の方々等と意見を重ねながら議論していくものということで捉えているところでございます。 ◆矢口 委員 ちなみに現時点で、これから路線バスもどういうふうになっていくかというのは正確には分からないとは思うんですけれども、現時点でスクールバスが必要となるというのは、どのぐらいの子どもたちがスクールバスが必要になるのか、大体の人数を教えてください。 ◎学務課長 現状、細かい正確な数字まで持っていないんですが、現在の小山田小学校の学区のほとんどの子たちは、小山田小学校から小山田南小学校の間にほとんどいます。今出ていた大妻女子大学のほうとか、あと多摩丘陵病院からは数名いらっしゃいます。  ただ、この子たちの通学手段というのは、当然統合時に確保する必要があるので、その数名の子たちに、どういう形がいいのかというのを検討で、さっき言ったような形で大きなバスとかではなくて、小さい道でも通れるようなものだとか、あと議論としてあるのはタクシーを利用するとか、そういった細かいものについては、先ほどありましたように検討会の中で検討していくべきだと思っているんですが、ご心配されているように、そういう子たちがすごくたくさんいて、バスが通れないのに、こんな計画があるんじゃないかというような現状ではなくて、ほとんどの子たちは小山田小学校と小山田南小学校の間に住んでいる子どもたちです。 ◆矢口 委員 かしこまりました。  あと、さっきからちょっとあれっと思ったのが、直線距離で2キロメートルなんですか。勝手に私が過去の資料とかを見ていて考えたのが、地図上で1.5キロメートルで、実際に歩くと2キロメートルぐらいで、おおむね30分、一応間違っていなかったか、小学生ですね。ちょっとお伺いしたい。  それと、学童保育クラブの帰りはすごく深刻だと思うんですけれども、あと土曜日ですとか代休のとき、学校はなくても学童保育クラブはあるみたいなときもあるんですけれども、こういったところも、路線バスがないなら、今言った乗り合わせのタクシーだとか、スクールバスとかを検討していかなければならなくなってくると思いますが、そのあたりも別途で計画を立てるよりは、一緒に計画を立てるほうが要領がいいのかと思いますが、そのあたりは学童保育クラブと連携を取って登下校を、学童保育クラブの登降所についても議論をしていく予定か、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課長 2つご質疑をいただきました。最初は2キロメートルのほうの話、あと学童保育クラブの登降所も含めてという話、その2点だったかと思います。  直線距離で2キロメートルといいますのは、あくまでもこちらが想定する中で考える目安として、直線距離で2キロメートルの線上の前後にある子どもたちは、確実に2キロメートル以上歩くであろうということで目安の地域を測るために用いている数字でございます。具体的な距離を測る段階には、その子の自宅から学校までの距離と実測での測り方をするようになるということで捉えているところでございます。  2点目の学童保育クラブの登降所についてでございますけれども、学童保育クラブの担当は教育委員会でなく市長部局になるんですけれども、当然その学校に通う町田の子どもたちでございますので、市長部局と連携をして一緒に検討していきたいと考えているところでございます。 ◆矢口 委員 かしこまりました。今、直線距離2キロメートルの目安でやっていて、実際には実測して歩く距離が2キロメートルというふうに考えるという話だったんですけれども、そうなると半径的には0.5キロメートルぐらいもしかして違いが出てくるのかなと思ったんですけれども、結構それは大きなぶれにならないかなと懸念するところではないですか。  今、通学費の支援、バス通学の支援は直線距離1.5キロメートルであって、それが徒歩だとおおむね2キロメートルになるよねという解釈でやっていると思っていたんですけれども、今その予測値では、今のバス補助では直線距離1.5キロメートル、実際には2キロメートルぐらいというふうにやっているのに、何でこの新たな学校づくりでは直線距離で2キロメートルというふうにやって、あとは改めて実測してという形になっているのか。そのあたり、どちらにしろ、実際そのときになれば、ぶれは出てくるとは思うんですけれども、それでも現時点でできる限りの正確なやり方をするのが正しいと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 現在、他地区でも同様に通学手段の方法について検討している際には、2キロメートルの円ではなくて、1.5キロメートルの円、付近を中心に確認して、その子たちがどういうふうに通学できるかということを検討しておりますので、実際に検討するときには、しっかりその辺の地域というのは確認した上で対応していきたいと思っております。 ◆矢口 委員 先ほどから中学校だとか小学校のスクールバスが必要となる人たちの想定というのは、地図上での1.5キロメートルの円で、直線距離でやっていると、その数を先ほど報告していただいたということでいいでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 はい、そのとおりです。 ◆矢口 委員 かしこまりました。  あと、先ほど願意の実現性についての説明のところで、聞き間違いでなかったら、跡地について触れていたかなと思うんですけれども、特に災害拠点のところ、各地域における災害への避難施設機能を確保しますという話で、統合新設校で引き継ぐのを基本として、それが困難であれば土地活用みたいな話があったかなと思うので、そこをもう一度詳しく現時点で災害拠点について把握していること、決まっていることがあれば、あと、どこでそういう話が今出てきているのか教えていただければと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 避難施設をどのように配置していくのかというものは、縦割りの話になってしまいますけれども、教育委員会でなく防災安全部の所管となっております。防災安全部からお聞きしているという時点でのお話ということでお答えしますと、先ほど部長が願意の実現性のところでお話ししたとおり、新しい避難者推計、被害推計に基づいて、どれぐらいの避難者が出てきますよというものを今出して、結果が出たというところでございます。  その結果を受けまして、これから防災課のほうで、では、どのように配置して、どう考えていくのかというものをやっていく、そのように聞いているところでございます。 ◆矢口 委員 かしこまりました。  今回、小山田小学校と小山田南小学校とかについては、跡地を災害拠点とするように跡地活用を検討しているのかどうかをお聞きしたい。  それと、先ほど教育施設としての土地利用という話もあったと思うんですけれども、この教育施設というのは具体的にどのような教育施設で検討されているのか。それも、どこの会議体で今検討されて、そういう話が出ているのか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 まず、跡地の活用につきましては、実際にその地域の小学校の統合の検討が始まって並行して進めていくものでございますので、現時点でそういった議論はしておりません。  また、土地活用についても、そういった意味では同様に今のところは決まっておりません。 ◆矢口 委員 まだ決まっていないというところで、先ほどの教育施設としてのという話は、どういった趣旨だったのか、詳しく教えていただけたらと思います。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 先ほどの部分は、小山田桜台団地まちづくり構想の中で教育機能を残すというふうに書いておりまして、具体的にどういった教育機能をということについては決まっていないというような内容でございます。 ◆今村 委員 それでは、私のほうからもお聞きしたいと思います。  幾つか同じような視点の質疑があるかと思いますけれども、ご答弁いただきたいというふうに思います。  まず、請願にもありますけれども、現在、学校が災害の拠点になっているということで、小山田中学校の廃校後、小山田桜台一丁目の防災拠点というものが、どのようにしていこうと思っているのか、もう少し具体的なお話など、お聞かせいただけたらと思うんですけれども、よろしくお願いします。 ◎新たな学校づくり推進課長 小山田桜台一丁目の防災のことはどうか、具体的なというお問合せだと思いますけれども、その部分に関して具体的な検討を進めるのは防災安全部となってしまいますので、私から具体的にお答えすることはできません。申し訳ありません。 ◆今村 委員 先ほどの部長からのお話の中にも、各地域の避難スペースを維持するということでしたから、決して防災拠点がなくなるということではなくて、そこの具体的なものはまだなかなか見えてこないようですけれども、ぜひ今の学校拠点だけではなくて、災害、特に私たちはコロナの期間を経ているわけですから、当然感染症対策などでスペースをもっと広く取らなきゃいけないということもあるでしょうから、この防災拠点はより充実させなければなりませんので、部長からも答弁があったように、この拠点を、各地域をもう一度見回したときに、今まで以上に充実した形になっていくようにしていただきたいなという要望も含めて、そういった同じ方向で考えているんだと思いますけれども、確認をもう一度させてください。 ◎施設課長 具体的にどの学校の建物をこういうふうにするというところではないんですが、基本的な考え方としまして、例えば体育館については、今までの体育館よりも大きく取りまして、避難者としての受入れもしやすくなる。あとは多目的室だとか、そういったスペースを校舎内に設けますので、コロナのときに体育館だけでは収容できなくて、いろんな教室等に収容していたところなんですが、そういったものも既存の学校よりも確保しやすい、そういった形になると考えております。 ◆今村 委員 ありがとうございました。  もう一つ、今、議論の中でも、子どもの負担、距離が遠くなるということがありましたけれども、特に地域の特性を考えて、公共交通機関が現状ではなかなか厳しいということならば、推計にも現れているように、我が国もそうですし、町田市もこれから人口減少の中で、公共交通機関が市内の様々な地域に維持されているという状況は考えにくいので、より厳しい状況になるのだろうと思うんです。  そこで、スクールバスというお話があったり、今までタクシーというお話もあったかと思うんですけれども、なかなかイメージしにくいのだと思うんですね。先ほどの答弁にも、スクールバスって何か大きいイメージがあって、小山田の地域の狭い道路に適しているのかとか、または車が最終的には子どもたちが主に集まってくる時間帯の道路または校門、いろいろなところに入ってくるところでの心配をなさっている保護者の皆さんの声というのは事実あるんだろうと思います。  スクールバスとかタクシーとか乗合とかってあるんですけれども、先月、国土交通省で一つの答申が出ているんですけれども、「タクシー不足に対応する緊急措置」及び「自家用有償旅客運送制度」についてということで、タクシーが地域によっては不足している。実際、町田も今もうそういう状況で、タクシーがなかなか捕まえられないというお話は聞いていると思うんですね。  有償で自家用の白ナンバーのままで運送をする。今回、あっ、すごいなと思ったのは、今まで2分の1だったのが約8割までタクシーの料金に近づけていいですよという制度になっていますね。今、小学校を中心として地域の方が旗振りなど安全の見守りをしてくださっているのは大変ありがたいですし、小山田地域は特に地域特性としても、地域のつながりが大変強いところでありますし、こういった手段も、これから時間が経過するとともに、どんどん広がってくることも予想されますので、いろいろなこの先の新しい在り方みたいなものが出てくることもぜひ検討すべきと思いますけれども、このスクールバス等というものの検討は今どうなっているのか、もう一度確認させてください。 ◎学校教育部長 スクールバス等というところ、正直言いまして、まだ小山田地域は基本計画検討会も始まっていませんので、具体的なものは何も動いておりません。ただ、話として出ていて、大きいバスは無理だろうというので、実際にあるのが例えば桜台から唐木田に行くバスなんかはすごく小さいのを運行していたりしていますね。そういうふうに柔軟にやっていく。  今おっしゃっていたのがライドシェアとか、そういうような新しい交通サービスが出てくると思うんですけれども、それがこれに合うのかどうかも見極めなければなりませんし、それよりも本当に小さいワンボックスみたいなので動かしたほうがいいのかどうか。本当は理想を言えば、将来的には無人タクシーとか、そういうのまで出てくるかもしれません。そのときはそれで考えるんですが、まずはそのときに、基本計画検討会とかが始まるときにあるもので、子どもたちが確実に安全に通えるように、そういうような設定はちゃんと取っていきたいと思っております。 ◆今村 委員 ありがとうございます。部長からも通学路の負担軽減策はしっかり対応していくという答弁をいただきました。  先ほど来、もう一つ、大変地域のつながりの強い地域で、住民の皆さんが議論をさせてほしいというふうに言っていますけれども、今どういう状況か。  あと、今後も引き続き必要であれば、当然町田市として、または教育委員会として、また関係部署も含めて、地域の皆さんと話合いを、または議論をしていくということは考えていらっしゃるのかどうか、もう一度お聞かせいただきたいと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 推進計画をつくった当初の考え方で言いますと、この計画に実際に着手する年が近くなってきたら、地域の方々との意見交換等を始めてまいりますというお話をしているところでございました。  今現状、では、ほかの地域を含めてどうかと申しますと、やはりこの計画、興味関心が高くなってきているという地域もありますので、その地域からは、もっと早めに説明を聞きたいであるだとか、お話を聞きたいというリクエストを受けているところがございます。そういう声につきましては、その都度その都度こちらのほうで出向きまして、お話しさせていただくということをさせていただいておりますので、いろいろと地域の方等とお話をこれからも続けさせていただきたいと思っているところでございます。 ◆今村 委員 確認ができました。ありがとうございます。  さらに1つお聞きしますけれども、先ほど部長の答弁や今、議論もありましたけれども、教育施設として活用していくよというお話があって、具体的なものはまだ決まっていない。私たちも地域の皆さんも、教育の場であるし、ある意味地域開放しているので、スポーツの場だったりするのはイメージしやすいと思うんですけれども、当然高齢化になるので、今、具体的なものはないにしても、例えば福祉的な地域の方たちの利用だとか、または少子化だけれども、小さいお子さん、就学前から学齢期の方を対象にするものとかを含めて、いろんな可能性があるというふうに理解してよろしいのかどうか、確認させてください。 ◎新たな学校づくり推進課長 私どもが先ほど小学校、中学校に限らず教育施設をとお答えしているのは、現段階の小山田桜台団地まちづくり構想の中で、そういううたわれ方をしているというところを踏まえてお答えしているところでございます。当然、このまちづくり構想をまた改定なり考え方を考える中で、そういう福祉だとかという考え方があるのであれば、そういう使われ方も一つあるのではないかと思っているところでございます。 ◆新井 委員 移動手段については、皆さんからの質疑がありましたので、それ以外の部分で実際に中学校で不審者が出て大変だったという話も、前回の請願でも取り上げさせていただきました。この部分の不安をどう解消していくかという何か具体的な考え、もしくはこういう形で解消できるのではないかというのが、対策があればお聞かせいただきたいと思います。 ◎施設課長 児童生徒の安全、セキュリティーについては、いろいろ全国でも侵入事案等がありまして心配が、そういう声が上がっているというところがありまして、教育委員会でも、そういったところについては、物理的な対策をしていかなければならないということで今対応をいろいろ検討しているところでございます。  新たな学校づくりについては、ゾーニングといいまして、校舎の中だけ、外だけとかというのではなくて、一体で連動してセキュリティーを高めるような設計をしながら、今までの既存校とはちょっと違うような形で安全性をより高めていきたい、そんなふうに考えているところです。 ◆新井 委員 通学路が長くなるということ、あとは例えば今の時期なんかはすぐ暗くなったりするじゃないですか。そういうところで、さらに距離が延びて歩かなければいけないというところに、やはり地域の皆さんは不安を持たれると思うんですね。学校の外の話もありましたが、外というのは具体的にどういうことが考えられるのか、お聞かせいただけますか。 ◎学務課長 今の既存の本町田地区、南成瀬地区でも、そういう声をいただいています。当然、これまでも今までの既存の学校の通学路というのも2年に1回、教育委員会、道路管理者、警察、地域の方、学校で安全点検を通じて、いろんな不安に対して、それぞれがどういうことをできるかというような取組をやっています。  今度、統合されると、当然これまでの通学路はもちろん使うんですが、接続部分だとか方向が変わることによって人が変わって、量が変わるということがあるので、そういうことも踏まえて、例えばここは暗いから街路灯が必要だとか、ここは確かに歩道はあるけれども、暗くなって通学路には適さないとかということを学校、地域の方々と議論しながら、どの経路を通っていくのが一番いいのかというのを統合までに新たな通学路として定めていくということを考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。ご発言があれば、お願いいたします。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午前11時21分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時22分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆藤田 委員 本請願に反対の立場で討論をいたします。  ただ、この請願の内容については、これから話し合っていくべき大事な視点だというふうに思っており、この内容に対しての反対ではございません。  前回、小山田小学校に関する請願が出て、先ほど来やり取りをしているように、地域でこれから、先ほどの請願のやり取りを聞いても、何か統廃合ありきみたいな、そんなやり取りになっておりますけれども、そうではなくて地域と、もう1回、地域のほうでも町内会長さんをはじめ、町内会、青少年健全育成地区委員会、そして学校のほうからも「学校だより」も通じて、今こういう状況になっているということを地域のほうにも伝えているところでございます。  そうした中でいろいろ地域では、例えば小山田中学校と小山田南小学校と小山田小学校、小中一貫だったらどうだろうとか、スクールバスについても、早くスクールバスを、現状で遠いところもありますから通して、そのためには子どもたちだけだったらなかなか難しいのであれば、地域の人たちも一緒に移動できるバスはどうなのかとか、こんな学校になってほしいとか、いろいろそういう視点で今、地域の若い世代の子育ての世代も、そういうことがあるんだねということで本当にみんなで考えようという、今、地域はそういう状況でございます。  先ほど申し上げましたけれども、だから、教育委員会だけではないですけれども、教育委員会でもっともっと、地域の人たちは来るのを今待っているんですよ。教育委員会も含めて、もっともっと地域に飛び込んでいって、これからの小山田小学校、小山田中学校をはじめ、この地域をどう考えているかということをもっともっと深めていただいて、そのための先ほど確認した請願に対する教育委員会の対応だというふうに思っておりますので、そうした意味でここに書いている内容も含めて、これから地域ともう少し意見交換を、結論ありきではなくて、地域ともう1回考えていっていただきたい。そういう意味も含めて見守りたいという思いで、この請願には反対をいたします。 ◆矢口 委員 本請願に反対の立場で討論させていただきます。  請願、例えば1番の子どもの負担が大きくなるという点は、これはずっと議会でも多くの議員が指摘していることかと思います。先ほど答弁で、スクールバスとかは実際にやっていくという話、スクールバスだったり何かしらで30分以上かかる子どもたちは、必ずバスもしくはそういう乗り物で何かで行けるようにということは答弁いただいておりました。  例えば一般質問のときには、帰りは1時間に1本ぐらいが基準となるみたいな、1時間1本以内が基準となるという答弁をいただいておりますが、その後もやはり1時間に1本では帰りが心配だという声が市民の方から実際に届いていたりしまして、そこの部分ももうちょっと具体的なイメージがつくような形で、本当に1時間に1本で足りるのか、もう少し具体的な登下校の対策というのは、やっぱり打ち出していかなければ不安の声はなくならないのかなというふうに感じており、より丁寧な説明が必要かと思っております。  また、災害拠点についても、確かに防災安全部の所管ではありますけれども、今ここに請願で災害拠点について出ていることなのですから、やはりもう少し具体的な答弁をいただくことが必要だったのかなと考えております。  ただ、少人数学級という点などは、少人数学級と小規模校は異なるものだと私は考えておりまして、また、やはり卒業生にとっての大切な校舎というのも非常に同感ではあるんですけれども、子どもたちのための施設ということを考えたときに、次世代の子どもたちにとって最もよいものをつくっていくというその投資という視点は、行政としては必要なことであり、今後の人口減少になったときに困らないように、先を見据えて統廃合を計画していくということに対しては、この計画自体には賛成をしていることから、存続を求めるという存続前提という内容のこの請願の内容については反対せざるを得ないと考え、反対の討論といたします。 ◆今村 委員 賛成の討論がないので、請願第17号に反対の立場で討論を行います。  今後、さらに深刻さを増すと考えられる少子超高齢化時代において、我が会派は最低限の学校適正規模・適正配置を進めていくことが必要であると考えます。  しかしながら、新たな学校づくり推進計画において、小山田地域は学区域が他の学校の学区域と比較しても広範囲となるため、通学手段はより慎重な議論が必要であると考えます。また、防災拠点などについても、コロナ禍を経て今の学校より広いスペースが必要とされるなど、一層充実をさせなければならないと考えます。  将来の小山田地域のまちづくりを踏まえ、様々な可能性を踏まえた上で、教育委員会だけではなく、学校適正規模・適正配置及びまちづくりや跡地活用に関係する全ての部署に対し、これからしっかりと小山田地域の地元住民の皆さんと議論を深めていくことを求め、本請願に対する反対討論といたします。 ◆田中 委員 請願第17号に賛成の立場で討論いたします。  請願者の方からは、実際に通学路を歩いた実情ですとか、学校が地域と密接に結びつき、地域課題に子どもたちが一緒に取り組む教育活動や地域の防災拠点、地域の将来に必要な学校だということがよく分かるお話をいただきました。  小山田小学校については、9月に採択された請願に沿って地域の意見をしっかりと聞いていただくということと、また今回、私は特に小山田中学校について質疑をさせていただきましたけれども、やはり審議の中で小山田中学校が廃校になってしまうと、学校までの通学距離について審議会の数字でも、生徒の多くが直線でも2キロメートルを超える状況になるということを確認させていただきました。  路線バスでも対応ができない児童生徒が生じてしまう。そういった広い、この地域ならではの課題という点も指摘をさせていただきました。  また、市推計よりも、せっかく生徒数が増えている小山田中学校において、ここで廃校の計画を立てているというところは、本当に地域にとっても大きな影響があると思います。適正配置の観点からも、この統廃合の計画見直しが再度必要だと思います。  請願項目に沿って、小山田小学校、小山田中学校は存続すべきと考え、この請願に賛成といたします。 ◆新井 委員 こういった請願が出てくるということは、やはり地域の皆さんとの話合いが足りていない、地域の皆さんに計画を一方的に話すのではなく、地域の皆さんとちゃんと話合いを持った上で計画を進めていっていないということの現れではないかというふうに考えております。地域の皆様方の思いをしっかりと受け止めるためにも、この請願に賛成いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  請願第17号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって請願第17号は不採択すべきものと決しました。 △請願第18号 ○委員長 請願第18号を議題といたします。  本件について、請願者から意見陳述の申出がございます。  お諮りいたします。本日、12月12日の本委員会に、参考人として請願者である伊藤萌さんと川本寛子さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前11時31分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時32分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である伊藤萌さんと川本寛子さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者伊藤萌さんと川本寛子さん、お願いいたします。 ◎川本 参考人 意見陳述者の川本寛子です。よろしくお願いいたします。 ◎伊藤 参考人 意見陳述者の伊藤萌です。よろしくお願いいたします。 ◎川本 参考人 三小に子どもが通う保護者です。  当事者である子どもたちや市民の不満や不安の声を聞かずに、ただ決まったこととして強引に進めていく町田市に疑問や怒りを感じます。2021年のオンライン説明会でも、私のほかにもこのことに対して疑問や反対の意見は上がっていました。ですが、説明会を行ったとして終わり。意見が取り入れられることはありませんでした。  統廃合が行われることは、日本全国少子化なのですから理解できます。ですが、400人以上の児童がおり、鶴川駅の開発も行われ、自民党の小倉議員のお知らせにも書かれているように、にぎわいのある町へとこれから発展していくだろうと思われるような地域で、なぜこんなにも急いで行われなければならないのでしょうか。  私は、我が子が通う学校というのは、自宅から通いやすい場所にあり、先生や地域の人たちの目がよく届く環境であってほしいと思います。保護者なら誰もが願います。2021年の入学はコロナ真っただ中で、意識的に情報を得ようとしなければ分からなく、結果、入学から1か月後の5月に知りました。  しかも、6年生という最終学年のときに分割です。小学校の6年間のうち3年間はコロナ、残りは統廃合で混乱するわけです。三小だけがなくなる。三小の子どもたちは割に合わない。誰が聞いても、三小の子どもたちの負担が大きく認識されるような計画は、対等平等とは言えないではないですか。  二小の児童も足かけ6年の建設工事、四小児童は3年間三小に移動通学させるなど、あまりにも子どもたちの負担が大きいです。  そして、今、配慮が必要な子どもたちは昔よりも多くなっています。そういった子どもたちは本当に変化に弱く、親たちはマンモスは無理と話します。LGBTQ、アイデンティティーが異なるなど、多様な子どもたちが育ち合うのが学校です。その学校に関わることは、丁寧に開かれた議論を進めてからにしてほしいです。  いまだに各校での説明会は行われていません。入学説明会、三小での一般説明会のみです。在籍保護者、児童に説明がなければ、理解することもできません。  また、個人的に教育委員会に質問、意見していても、個々の認識や言葉ばかりが独り歩きしています。情報の格差が不安や混乱を増長させています。  先日、鶴川三小の1から3年生に保護者向けアンケートが出されました。ですが、二小の解体工事のことも知らない、四小児童の移動も知らない方々もいて、保護者だけでなく、用紙を見た子どもたちにも動揺がありました。配慮された行為ではないのではないでしょうか。  私がここでお話ししたいと思ったわけは、これから計画されている各学校の保護者、当事者児童、先生方、地域の皆さんが意見を言い合えるような進め方に前進してもらいたいからです。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎伊藤 参考人 今年3月の町田市の人口推計表でも、2030年から、また鶴川地域児童数は復調し、2040年でも減少傾向にはありません。しかも出生数のシミュレーションです。人口増減は、この自然増減だけではなく、社会的な要因が大きく影響します。  先日の東京都高校無償化の実現、そして国政でも高等学校の無償化を検討している社会状況の中、大学数が多い東京都での子育ては現実的に増加していくのではないでしょうか。今、行うべきは子育て政策だと思います。  また、不登校問題の解消など、子どもたちが学校に通いやすくすることではないでしょうか。格差が広がる中、学校はセーフティネットの役割も果たしています。学校生活が難しいときも、地域の人たちの声やお友達関係、遊べる環境、給食、そして先生たちの力が何よりです。先生のきめ細かな目が行き届くような学校教育の実践が行えるような統廃合計画でしょうか。  そもそも各校での説明会、住民説明会も行われていないため、不安や混乱が生まれています。町田市は盛んに少子化を理由として挙げていますが、鶴川の3校は現在、各校400人以上の児童が在籍する小規模校でも小さな学校でもないのに、この統廃合が行われることに疑問です。  町田市が統廃合対象校鶴川二小、三小に行ったどちらの学校を残しますかという質問にも、どちらも自分の学校を残してほしいと答えています。このアンケートに答えた市民の思いにそぐわない事業です。そうであるならば、各校でこの統廃合計画に至った経緯を丁寧に説明することを求めたいです。  どうして鶴川三小でのみ説明会を行ったのでしょうか。鶴川三小だけが廃校になるかのようなイメージで進められているのでしょうか、そこもとても不安に感じています。事実少子化なのですから、今の人数よりも少なくなってからでいいのではないでしょうか。どうして鶴川三小の児童を分割してまで統合させるという、とても子どもたちに大きな負担を強いる計画なのでしょうか。  校舎の老朽化についても、鶴川よりも危ない校舎はあります。財政面ですが、町田市の説明会で質問したところ、国の助成金は考慮していないと回答されていました。町田市の市税で行うことならば、殊さら町田市民全体で考えるべきではないでしょうか。  最後に、今回の請願内容について改めて述べたいと思います。  鶴川第二小学校の長寿命化を施すなど、新校舎建設の進め方、時期について、鶴川三小の統合、廃合時期について、保護者、児童並びに地域へのより丁寧な説明。鶴川第四小学校児童が鶴川三小に移動通学しなくても済む建設。上記3校の丁寧な進め方及び地域に開かれた議論を求めます。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者伊藤萌さんと川本寛子さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆田中 委員 意見陳述ありがとうございました。  陳述の中でアンケートを学校のほうで取られたというお話もあったんですけれども、どういったアンケートで、どのようにお子さんですとか保護者の方は受け止めておられたのか。情報格差というお話もありましたけれども、どういう混乱がそこで生じたのかなど、分かる範囲で教えていただければと思います。 ◎川本 参考人 まず、学校から2026年の分割の際に、鶴川第二小学校の学区のほうに行くか、つまり東小学校か、四小のほうに行くか、西小学校のほうに行くかという希望を現段階で取りますというようなアンケートが来ました。  その際に、鶴川第三小学校に2026年の段階では、鶴川第四小学校で建設が行われるので、三小のほうに四小の学童の皆さんと三小の一部の方が残るという認識がきちんとされていなくて、もう最初から二小の場所に行く、四小の場所に行くというふうに勘違いされている方が多くて、二小のほうが近いので、僕は二小に行くというようなことを言っている子どもを何人か見ました。親御さんのほうも、そこら辺を理解されていない方が何人かいらっしゃいました。  四小のほうを選べば、2026年の段階では三小にまだ通えるというところをきちんと理解されていない方が多くいらっしゃったのがとても印象的で、それはやはり開かれた説明会などがなく、書類だけで全てこのように進められてきていることが大きな原因ではないかと考えております。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございました。なかなか正確な状況が伝わっていないというところで、混乱が生じているということだと分かりました。ありがとうございます。  先ほど事務局から署名数が1,830名ということで報告があったんですけれども、これだけの署名を集められているというところでは、その署名を取る中でもいろんな声があったんじゃないかなと思うんですけれども、地域の声ですとか保護者の方の声ですとか、印象に残っているものなどがありましたら教えてください。 ◎伊藤 参考人 保護者の方や鶴川駅での署名活動の中で寄せられた意見を幾つかご紹介させていただきたいと思います。主に大きな学校になるということへの不安、通学への不安、工事期間中の学習や通学への不安や各校の文化継承への不安、また先生の目が行き届かなくなったり、教員への負担が増えることへの不安ということが大きかったと思います。幾つかご紹介させていただきます。  まず、真光寺町で未就学児と第四小学校にお子さんが在籍している方です。昔より小さい学校だとは思うし、もう少し大きいほうがいいのかもしれません。ですが、学校が少なくなったら本当にもっと子どもがいなくなりませんか。少なくとも子育て世帯は学校がない地域に住みたいとは思わないです。四小から三小への移動通学は、低学年にとっては確実に1時間以上を超えます。今年の夏はとても大変でした。今でもそうなのに送迎をしなければならないのかと思うと、大変不安に感じています。  次に、三小学区から統廃合計画のためにあえて二小に入学したという方の声です。三小が統廃合で混乱が想定されるため、二小に入学しましたが、その二小で来年から工事計画があるということで、ずっと工事期間になることが分かりました。今でも二小は、先生たちも児童がいっぱいだと感じています。学童保育クラブも人数がとても多いです。校庭も小さくなり、行事もどこで行うのでしょうか。  次に、不登校児の保護者の方からです。コロナでの一斉休校、その後、閉塞感、学校、教員の混乱の中で学校に行きづらくなった子どもを見てきました。この統廃合で、このような子どもが増えると感じています。先生1人当たりの子どもを受け持つ人数が増えることで、どこの先生も大変なのに、さらなる負担から子どもたちに目が行き届きづらくなるのではないでしょうか。  鶴川の地域の方からの声です。三小解体に大反対です。一人一人の人生の歴史とこれからの子どもたちと同じ思いを共有できること、それがトレンドであり、歴史を積み上げていくものと誰もがその思いがあるはずです。軽はずみな統廃合を考えないでいただきたいです。小学校を耐震補強し、地域のネットワークコミュニティなど、小学校と共存できる施設などの検討の余地があるはずです。古きものを残さず、新しいものをつくることしか考えなくてよいのでしょうか。また、二小のシンボルのような滑り台がなくなると聞いており、それは新しい学校でつくるのかどうか、そういった文化の継承に対してもとても不安を感じています。  次に、この統廃合計画では、鶴川三小の児童を分割統合しますが、普通に考えてもとても酷なことであると考えています。この3校はカラーが全く異なる3校です。二小の校歌の歌い方は合唱のように歌う指導、スキル科教育などが特徴です。鶴川三小は校歌が谷川俊太郎さんの作詞で、団地の中の学校という特色があります。第四小学校の保護者さんは、真光寺中学校まで一緒で小中一貫のようなところが好きだとおっしゃる方もいらっしゃいます。  この3校のどこかとは言いませんが、トラブルがあって三小に転校してきた児童もいます。この計画によって想定していなかった学校環境の変化は保護者にとっても、児童にとっても混乱は避けられないと考えています。とりわけ三小は分割させられるのに、プレハブか、四小児童が加えられるというとても大きな負担となります。かわいそうと言われるわけです。  統廃合は対等、平等が鉄則であります。どちらかに偏りがあってはいけないし、このことにより学校に通いづらくなることは起こさないように進めていただきたいです。ですので、1名としている教員加配をもっと増やしたり、スクールカウンセラーを常勤させるなどの配置、体制を組んでほしい、このような声が寄せられていました。 ◆田中 委員 保護者の方ですとか地域の方の具体的な声をご紹介いただいて、ありがとうございました。保護者の方が統廃合を見越して様々自分で選択を迫られているというような状況ですとか、学校に通いにくくなったときに選ぶことができたというようなお話が大変印象に残りました。ありがとうございます。  すいません、先ほどのアンケートのところに戻ってしまうんですけれども、アンケートの内容などは先ほど伺ったんですけれども、そのアンケートが配られたときに、いろんな誤解などもあったというお話だったんですけれども、お子さん方、子どもたちがそのアンケートをどのように受け止めたのか。また、学校からは、どういったアンケートなのかという説明などはあったのでしょうか。分かる範囲で、もしありましたら教えてください。 ◎川本 参考人 まず、学校からの説明としては書類と、あと学校の専用のアプリで、インターネットからもそのアンケートが取れますというような説明が来ました。  子どもたちのことで、すごく個人的なエピソードになってしまうんですが、やはりこの統廃合の分割に巻き込まれる最高学年の子どもたちがまだ小学校3年生ということもありまして、分割されることによって、どのような環境になるかということが、まだ想像がしにくいような年齢でもあります。なので、そのようなアンケートが来ても、実感として感じられないような子どもや、子どもによっては先のことを考えて不安に思うような子どもたち、差があるような学年であります。  うちの子どもたちの交流であったことなんですけれども、朝、一緒に学校に行く子ども、友達が迎えに来てくれたときに「どっちの学校にしたの」というような軽い感じで質問してきて、うちは同じ三小にぎりぎりまで通いたいというふうに考えておりますので、「四小のほうを選んだよ」と言ったら、その子は「俺は習い事で二小に行っているから、二小のほうが慣れているし、二小を選んだよ」というふうに言ってきたんですよね。それは恐らく四小を選ぶと四小に通わなきゃいけない。だったら、まだ二小で習い事をしているから二小のほうが慣れているという解釈だったと思うんですけれども、四小を選ぶと三小に通えるんだというところ、そこを多分保護者の方も含めてちょっと勘違いされているんだなというふうに感じました。  うちの息子は、私がこのような活動をしているということもあるかもしれないですけれども、統廃合のことで不安を恐らく無意識のうちに抱えていることもありまして、じゃ、その子ともう6年生のときに遊べなくなるのかなというところで涙目になって「でも、僕は6年生になっても、この子と遊ぶんだ。行ってきます」と言って学校に向かいました。  そのようなことがありまして、やはりこの分割ということを含めて、統廃合するということがもう既に嫌な出来事があったように、やっぱりこれから先、とても不安が増すような出来事でありました。 ◆田中 委員 詳しいお話、ありがとうございました。  情報格差というか、説明が不十分なのではないかということも意見陳述の中でお話があったと思うんですけれども、どういった点で説明が不足されているなというふうに思われるかというところを伺いたいと思います。  この鶴川地域については、推進計画などの協議会なども進められているわけですけれども、そういった中でもなかなか情報が行き届いていないという中で今のようなお話もあったと思うんですが、意見陳述の中でも具体的にこういう説明を行ってほしいということのお話がありましたけれども、どういった点で説明不足と感じておられるか、また、どういった説明をしていただきたいと考えていらっしゃるのかというところを再度詳しく伺いたいと思います。 ◎川本 参考人 先ほど意見陳述でも述べましたが、各校の学校の保護者に対する説明会というのがいまだに行われておりません。今まで行われたものは、入学説明会でちらっとお話しする程度か、三小で行われた一般説明会のみです。なので、大半の保護者の方がきちんと説明を受けたことがまだありません。  なので、意識的に情報収集しなければよく分からないことがたくさんあって、この計画に対する情報の格差みたいなものがすごくあって、私は、こういう活動をしているのですごくいろいろ情報を得ているんですけれども、もう決まっていることだよねというふうにして、そういうふうに納得しようとしている方が結構いらっしゃって、私が、でも違うよねというようなことを言うと、何かそこでちょっと気まずい空気というか、相手がどう思っているんだろうという情報が全くないので、温度差を感じてしまうというか、とても話しにくいような状況です。  何か閉鎖的な感じで、皆さんがフラットに同じ情報を持っているわけじゃないので、すごく話しにくい感じです。もう決まったこととして感じている方もいらっしゃるので、私が、このようなことを言うと何を言っているんだろうというふうに思われてしまうかなというので、私もそのことをよく思っていないんだよねということを言うのがちょっと怖いというような状況でもあります。  なので、皆さんが平等に意見を持ったような状態で話合いができる風通しのいい環境にしていただくためにも、やはりきちんと学校の保護者に向けての説明会というものを強く求めます。 ◆田中 委員 ありがとうございました。共通認識の下でいろいろなお話をしたいというところの思いがよく分かりました。ありがとうございます。 ◆矢口 委員 今回、請願の項目を見たところ、開かれたところで議論をして、恐らく開かれていないと、どういう議論があって、そういう結論になったのかが分からないと、やっぱり納得感というのは出にくいのかなというところに非常に共感しております。  反面、請願の項目は、すごくそのとおりだなと思うところがあったんですけれども、請願の表題のところが、請願名が「変更と延期を求める」という、議論の結果どうなるかというのは分からないところだと思うんです。開かれた場所で議論した結果、どうなるかという結果はまた別だと思っていたんですけれども、その変更と延期を明確に求める題名になっているところについて、請願項目と温度感の違いというのを若干感じるところがあったので、そこのところを何かご説明いただけたらと思いました。 ◎伊藤 参考人 そこについては、私たちの会でもたくさん話合いを重ねてきました。ただ、今回の請願では、統廃合自体に反対ということではなくて、工事をこんなに足早に始める必要があるのかというところに焦点を当てました。鶴川地域に同じ時期に2か所も大きい工事をしてまで進めなくてはいけないことなのかということにとても疑問を感じているというところが大きいです。  二小の工事が終わってから統合しても、結果は変わらず2029年になりますので、統廃合するのであれば、最低2026年に三小を分割して統合という形ではなくて、せめて2029年に工事が終わった段階で、その校舎に移るということを請願していこうというところに今回はまとめたという経緯です。 ◆新井 委員 意見陳述ありがとうございました。  市税で行うという中で国の助成金の話が出たと思うんですけれども、これがどういうところから、そういう話が出てきたのかなというのを詳しく説明していただきたいんですけれども。 ◎伊藤 参考人 私たちの聞いた範囲ではあるんですけれども、国の助成金は考慮していないというふうに町田市の回答を得ていまして、町田市の市税で行うのであれば、殊さら議論が必要だというふうに考えているところです。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者伊藤萌さんと川本寛子さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者伊藤萌さんと川本寛子さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、いただいたご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前11時58分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時58分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎学校教育部長 鶴川第二・三・四小学校統廃合計画の変更と延期を求める請願の願意の実現性、妥当性について申し上げます。  教育委員会では、2040年度における町田市立小中学校の児童生徒数が、2020年度と比べて約30%減少すると見込んでおります。  また、少子高齢化や学校施設の老朽化が進み、厳しい財政状況の中で全ての学校施設を維持し、教育環境を充実させていくことは困難と考えております。  加えて、学校教育では、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合うことなどを通じて、一人一人の資質や能力を伸ばしていくことから、小中学校では一定の集団規模を確保することが必要と考えております。  そのため、教育委員会では、児童生徒数の減少や学校施設の老朽化といった環境変化に対応するため、学校統合を未来の子どもたちに、よりよい環境をつくる機会と前向きに捉え、2021年5月に町田市新たな学校づくり推進計画を策定しました。  鶴川地区では、鶴川第三小学校の通学区域を鶴川第二小学校と統合する鶴川東地区、鶴川第四小学校と統合する鶴川西地区に分け、新たな学校づくりを進めています。  初めに、請願項目の1「鶴川第二小学校の長寿命化を施すなど新校舎建設の進め方、時期について、ご説明いたします。  長寿命化改修とは、耐用年数が60年と言われている鉄筋コンクリート造の学校施設を80年程度まで使用できるように、建物の内装や設備を撤去し、骨組み部分を補修した上で、内外装や設備を更新することで建物の耐用年数を長くする改修をいいます。  長寿命化改修は、建て替えにかかる費用の6割から7割程度の費用がかかります。また、長寿命化改修を行えば建て替えが不要になるものではないため、長寿命化改修後、築80年を目安に建て替えを行う必要があり、1つの学校に対して長寿命化改修費用と建て替え費用の両方が必要となります。  教育委員会では、2021年3月に策定した町田市立学校個別施設計画において、老朽化が進む学校の建て替えや改修工事を計画的に行うため、学校施設の老朽化状況を整理し、学校ごとに長寿命化改修が可能であるか確認しております。  町田市における学校施設の長寿命化改修については、築50年までに改修を行い、改修工事後も30年以上校舎を使用することを条件としております。  2023年度現在、鶴川第二小学校は築50年、鶴川第三小学校は築56年、鶴川第四小学校は築53年で3校とも長寿命化改修を行う時期を過ぎているため、建て替えを行う学校としております。  鶴川東地区における統合新設小学校の建設スケジュールにつきましては、2024年度のプール授業が終わる秋頃から鶴川第二小学校のプールを解体します。そして、2025年度に1年間かけて校庭に仮校舎を建設いたします。
     その後、2026年度から2028年度にかけて新校舎を建設し、新校舎の供用は2029年4月からを予定しています。  鶴川第二小学校の敷地については、敷地東側の駐車場と学童保育クラブの建物が工事の影響を受けない場所にあるため、工事期間中もそのまま継続して使用することができます。  加えて、解体するプール跡地と屋外バスケットコートを校庭の一部として利用することで、体育の授業や放課後活動に大きな支障が生じないようにしたいと考えております。  また、工事期間中の児童の安全と教育環境を守るため、給食については近隣校で調理した給食を提供するとともに、プール授業については鶴川中学校の温水プールを利用して授業を行っていきたいと考えております。  なお、鶴川駅周辺の開発につきましては、鶴川駅周辺の安全性、利便性の向上と鶴川駅南口の居住環境の向上を目的としております。  児童数の変動に影響する可能性はありますが、推進計画に大きな影響を及ぼすものではないと考えております。  次に、請願項目の2、鶴川第三小学校の統合、廃校時期、並びに地域への丁寧な説明についてご説明いたします。  鶴川第三小学校の児童に関しましては、通学区域を分けて統合することから、地域、保護者、学校関係者の代表者から成る町田市新たな学校づくり基本計画推進協議会の委員からも、特に配慮するようご意見をいただいております。  現在、推進協議会委員や学校長と、統合に向けてどのような児童同士の交流イベントができるかを話し合っております。  また、統合時に鶴川第三小学校に在校している児童につきましては、町田市学校統合等に伴う在校生の通学先に対する配慮に係る基本方針に基づく学区外通学制度の特例措置として、鶴川東地区統合新設小学校と鶴川西地区統合新設小学校のいずれかを選択できるようにしております。  新たな学校づくりに関する説明や周知につきましては、2021年5月の町田市新たな学校づくり推進計画策定以降、様々な方法で実施し、丁寧に説明してまいりました。  広報紙等による周知といたしましては、「広報まちだ」、年2回発行の「まちだの教育」のほか、市内全てのご家庭を対象に「まちだの教育 学校統合特別号」をこれまでに4回発行、配布しており、広くお知らせをしております。  あわせて、基本計画の検討に着手した地区及び隣接する小学校の保護者、周辺地域の方、未就学児の保護者に向けて、取組の内容や進捗をお知らせする「新たな学校づくり通信」を作成し、基本計画検討会を設置した2022年2月から現在までの間に鶴川東地区、鶴川西地区では7回発行しております。  また、対面方式では、今年7月に鶴川第三小学校体育館で新たな学校づくり説明会を平日と休日の2回開催し、説明をさせていただきました。  保護者への説明に関しましては、引き続き、保護者会や個人面談といった保護者が学校に来る機会を捉えて、個別具体的な質問にお答えをするように丁寧に対応してまいります。  なお、直近で行った保護者会での個別相談では、個別具体的な学区外通学に関することや、統合後の学校の様子などのご質問をいただいております。  引き続き、在校生への配慮に関する制度の周知や、児童、保護者が安心して統合に向けて準備ができるよう丁寧に説明してまいります。  次に、請願項目の3、「鶴川第四小学校児童が、鶴川三小に移動通学しなくてもすむ建設・長寿命化等についての検討」についてご説明いたします。  現在使用している鶴川第四小学校の校舎は、先ほど述べましたとおり、長寿命化改修を行う時期を過ぎているため、改修ではなく建て替えを行う学校としております。  鶴川西地区における統合新設小学校の計画では、2026年度に鶴川第四小学校と鶴川第三小学校の一部を統合し、2028年度までの3年間、既存の鶴川第三小学校の校舎を仮校舎として使用します。  仮校舎を利用している3年間に、鶴川第四小学校の既存校舎の解体と新校舎の建設を行い、2029年度から新校舎の使用を開始いたします。  仮に、鶴川第四小学校の敷地に仮校舎を建設して建て替えを行う場合、仮体育館や駐車場の設置が必要となり、校庭が狭くなります。  また、新校舎完成後に仮校舎と仮体育館の解体、校庭の整地に1年程度かかり、校庭の狭い期間が長くなります。  このことから、鶴川第四小学校に仮校舎を建設して建て替えを行う考えはありません。  公共交通機関の利用につきましては、公共交通機関の状況調査を実施し、通学時間、運行量、混雑状況、バス待ち環境の観点から状況を確認しました。  この調査の結果、真光寺町から鶴川西地区統合新設小学校まで路線バスを利用することで、通学時間が30分以内であることを確認しております。また、児童の利用が想定されるバス路線は、最も運行が少ない路線でも、登校時間帯は20分間隔、下校時間帯は20から30分間隔で運行しており、混雑状況も問題なく、利用可能性のある全ての停留所が歩道上に設置されていることから、路線バスが利用可能な地区であるということを確認しております。  そのため、路線バスを利用することを前提とした対応策を講じることとし、バスの乗り方教室の実施など、バス事業者と協議を進めております。  統合後の鶴川西地区につきましては、住所地によって進学先が鶴川第二中学校と真光寺中学校に分かれます。  鶴川第二中学校と真光寺中学校の統合までは、進学先が分かれることを引き続き、児童や保護者へお知らせしてまいります。  町田市新たな学校づくり推進計画は、全ての町田市立学校を対象に、少子化や学校施設の老朽化に対応しながら、将来を見据えたよりよい教育環境を整備するとともに、地域と学校の新たなつながりを生み出す取組であると考えております。  引き続き、各地区での新たな学校づくり基本計画推進協議会で、保護者、地域の方、学校関係者の方々から様々な意見をいただいて、よりよい教育環境をつくってまいりたいと考えております。  そのため、鶴川第二・三・四小学校統廃合計画の変更と延期を求める請願の願意には沿えないものと考えております。  ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆笹倉 委員 私からは1点です。先ほど請願者のお話の中で保護者とか署名を集めたときのいろいろな意見の中でちょっと気になったところがあったんですけれども、3校が集まるということで、カラーが違ったりとかというところで、やはり子どもたちの不安だったり統合後の保護者の不安もあると思うんですけれども、そういったところに対しての教員の加配であったり、スクールカウンセラーの増員の配置も希望しているというようなお声がありましたが、そういったところに関して、現状で市ではどのようにお考えなのか、教えてください。 ◎新たな学校づくり推進課長 学校統合に伴う教員の加配についてお答えいたします。  現在、東京都では、これは期間限定、時限なんですけれども、現時点では統合前年度もしくは当該年度から3年間、加配の教員を配置していただけるという制度がありますので、そちらについては申込みをさせていただいて、事務を進めさせていただいているところでございます。 ◆笹倉 委員 教員の加配は3年間ということで、それは準備をしているということ。スクールカウンセラーに関してはいかがでしょうか。 ◎指導室長 スクールカウンセラーについては、統合するといったところで、子どもたちの不安を少しでも解消できるように増員したいというふうには考えておりますが、今のところまだ検討中といった段階です。 ◆笹倉 委員 分かりました。スクールソーシャルワーカーに関してはいかがでしょうか。 ◎指導室長 スクールソーシャルワーカーについては、現在、学校に配置しているというわけではないんです。ただ、市のほうに配置しておりますスクールソーシャルワーカーを統合校に必要に応じて対応させるといったことはもちろん可能であります。 ◆笹倉 委員 状況に応じてというか、やはり統合時の子どもたちの不安に寄り添うためには、あと不安だなという思いに応えるために、教員をしっかり加配するであるとか、悩みがあれば相談できるような体制をしっかり取っていくというところを併せて強くお願いしたいと思います。  あと、やはり通学路への不安であるとかも先ほどおっしゃっていましたけれども、そういったことも、路線バスを前提とした地域というふうになってはおりますが、路線バスは20分に1本だとか1時間に1本という本数だけで言えばありますけれども、今日みたいに雨だったりすると、渋滞したりして時間もどんどん変わっちゃうわけですね。バス停で待っている子どもに合わせたバスではないので、路線バスなので、子どものためではないので、そこの柔軟に対応できるような、例えば路線バスを前提としたとはおっしゃっていますが、ぜひそこのあたりも、もうちょっと柔軟に考えていただきたいなと。そういうこともしっかりと説明していく。市のほうでも丁寧に説明しているということですけれども、そのあたりのずれがあるので、こういう対応をしっかりしていきますよということはしっかり説明を続けていっていただきたいなと思います。 ◆田中 委員 今、笹倉委員からも質疑があったところに関連してまずお聞きしたいんですけれども、統廃合時において、他自治体では養護教諭についても、1人体制ではなくて2人体制にするというような手厚い対応をしているような事例もあると聞いております。先ほどの請願者の方のご意見の中でも、今、笹倉委員からあったスクールカウンセラーですとか、ソーシャルワーカーのことの要望もあったわけですけれども、そういった養護教諭などの加配については検討されていることとかはないんでしょうか。 ◎指導室長 基本的に養護教諭については、都からの学級数によって何人といった配置が決められておりまして、それに基づいて配置しておりますが、統合といったところで、そういった部分で手厚く、そういった養護教諭が必要ということであるかどうかとかいうことにつきましては検討してまいりたいと考えております。 ◆田中 委員 分かりました。  それでは、今、部長からの願意の実現性の中でありました、今年度についても、保護者に保護者会や個人面談のときなどに個別に相談に応じたというご答弁があったんですけれども、どこの学校でどのぐらいやったのかというのは分かりますでしょうか。何人ぐらい相談に来られたとか、鶴川第二小学校で何回、何日間やったとか、何かそういうのが分かれば教えていただきたいんですけれども。 ◎学務課長 本年度につきましては、保護者会としては、本町田地区及び南成瀬地区において保護者会で説明をいたしました。内容といたしましては、学校統合、あと通学方法、学区外通学制度について保護者会で説明をいたしまして、引き続き、本町田東小学校、南第二小学校それぞれ低学年、中学年、高学年の保護者会で説明しまして、本町田東小学校は合計で60名の参加、南第二小学校は192名参加しております。本町田東小学校と南第二小学校については、統合が1年半前に控えているというところで、保護者の方に対する通知のパンフレットを作成して、その内容を説明したというところであります。  鶴川地区につきましても、先ほど請願者の方から、こちらとしては様々な機会を通じて発信しているんですが、統合時の学習環境についてもうまく伝わっていないというようなことがありましたので、そういったことを真摯に踏まえて、今のやり方からどうしていくかということを踏まえたことと、本町田地区と、南成瀬地区については1年前という期間だったんですが、もっと前倒しして学校と連携して、保護者会等の場でしっかりそういう説明をしていくということも今後必要かと考えております。 ◆田中 委員 ご答弁ありがとうございます。  そうなると、鶴川地域においては、まだ保護者会ですとか個人面談の際での個人相談、相談会みたいなのはまだ行っていないということだと思います。今年度はあと3学期しかないですけれども、今年度中に行うとか、そういった予定は、鶴川地域についてですけれども、あるんでしょうか。 ◎学務課長 鶴川地区については、今のところ今年度中に保護者会に出て教育委員会のほうから説明するという予定はございません。 ◆田中 委員 分かりました。なるべく早くということが今回の請願の趣旨でもあると思いますので、そこは再度検討していただきたいなと思います。  それでは、別な視点から伺いたいんですけれども、1つは、今日、当該の保護者の方が様々リアルな声を届けてくださったということだと思うんですね。ぜひそういった、実際に市のほうでは書面でのお便り、通信は出していますよということですとか、全体での説明会をやりましたよということですけれども、先ほど学務課長もおっしゃったように、具体的なところについての情報共有というか、情報の拡散みたいなところも指摘がされたと思います。  さらに、それに対して、どういうふうに各家庭で対応するのか、子どもの声を受け止めるのかというところは本当に重く受け止めていただきたいなと思うんですけれども、今回、保護者の方から、こうした声が直接寄せられた、例えばアンケートの取り方などについて、子どもの受け止めですとか保護者の受け止めの話があったんですけれども、こういった保護者の方がやはり混乱が生じているといった今日の声に対して、学校教育部としてはどのように受け止めたのか、その点、まず確認をさせていただきたいと思います。 ◎学務課長 今回、保護者会を実施して、その後、実は保護者会の場ですので、あまり長い時間設けられなかったので、個別相談会という形で、個別に相談がある方は、この日時に来てくださいという形で相談を受けるということを実施しています。その中で、先ほど来、我々が様々な形で伝えていることがうまく伝わっていないという議論があったんですが、我々が想像できない部分で心配されていることが多い。  例えば、通学区域緩和制度がもう使えなくなってしまうとか、兄弟がいた場合、どうなるんだとかというような様々なご心配事がいろいろあるということがよく把握できていますので、そういったものを地道に続けていくと同時に、そういったいただいた声をしっかり一つにまとめて、こういう場合はこうですよということで、少しでも心配を和らげるような形で周知を迅速に行っていきたいと考えております。 ◆田中 委員 今のお話はやっていただきたいと思うんですけれども、保護者会でやったり、別の日に相談会を設けたというのは、本町田とか南成瀬の話ということで合っていますか。 ◎学務課長 そのとおりでございます。今後、鶴川地区でも同じような形でやっていきたいと考えております。 ◆田中 委員 今日、請願者の方というのは、これまでの説明の中で、もう既にいろんな判断を迫られているという中で、子どもへの対応ですとか、そういった率直な声を寄せていただいたと思うんですね。なので、本請願については、鶴川地域のことですし、今後ということで今ご答弁があったと思うんですけれども、これまでの説明の在り方ですとか、そういった内容に対しての今日のお話だったと思うので、そのことについてどのように受け止めておりますかということで質問させていただいたんですが、その点はいかがですか。 ◎新たな学校づくり推進課長 推進計画策定後から、どのように説明をしてきた、周知してきたのかというお問合せかと思います。  鶴川地区におきましては、この新たな学校づくりに関する説明や周知、こちらについてはもう推進計画の策定後、様々な方法でさせていただいているというのは以前からお話しさせていただいているとおりでございます。  具体的には、2021年10月に鶴川地区の統合に関する意見交換会の中で、鶴川地区における計画の説明の内容とスケジュールも含めて説明をしております。この意見交換会は、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校、学校ごとに保護者と地域を分けて合計6回開催させていただいたところでございます。  さらに、広報紙等の周知としましては「広報まちだ」、年2回発行の「まちだの教育」のほか、市内全てのご家庭を対象に「まちだの教育 学校統合特別号」を発行させていただき、これまでに4回お配りさせていただいたところでございます。  あわせて、鶴川地区及び隣接する小学校の保護者の方や周辺地域の方、また、未就学児の保護者の方に向けまして「まちだの新たな学校づくり通信」を、基本計画検討会を設置した2022年2月から現在まで7回発行しております。その中で学校統合の取組であるだとか、内容、進捗をお知らせしているところでございます。  また、今年の7月には平日と休日と2回、対面とウェブ方式、両方併用しまして、鶴川第三小学校の体育館を会場に、鶴川地区における新たな学校づくりの進捗状況などについて、保護者や地域の方に説明させていただきました。  情報格差というお話がございましたけれども、必ず情報をお届けするという意味を強くするために、わざわざ特別な予算を組ませていただいて統合特別号の全戸配布、これも安くないお金を使わせていただいて配布しているところでございます。全ての方に必ず情報を届けるという意味で、こういうことをさせていただいているというところを理解していただければと思っているところでございます。 ◆田中 委員 全戸配布の内容について、やはり全体での計画の内容だというふうに私は読んでいて思いますので、個別に家庭家庭、それぞれのいつ入学するのかとか、そういうところを含めて様々な判断が迫られ、そして当該の子どもの不安を保護者は第一義的に受け止めているわけで、保護者の不安をきちんと教育委員会のほうも受け止めて、もちろん、推進する側ですから、決まったことをお知らせするということはあるとは思うんですけれども、教育委員会のほうがきちんとその不安を受け止めていただくことで、保護者も子どもたちの不安を受け止められるというふうなこと。要は本音が言えるということは、やはり信頼関係が本当に必要だと思うんです。なので、今日の請願者の様々な具体的なお声ですとか地域からの声というのを本当に重く受け止めていただきたいなと思っています。  2021年10月に意見交換会をやりました。その前の2021年5月に推進計画というのは発表されているわけなんですけれども、以前も質問させていただいたこともあったと思うんですが、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校というのは、審議会が始まった当初はもともと統廃合の学校の対象ではなかったと思います。なので、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校のどこが候補地になるかなどの最終的に統合校が決まったのは、いつに行われた審議会だったのかという点について改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 ありがとうございます。委員がおっしゃられていた、もともとの案は違くて、そこで変わったというようなお話だと思うんですけれども、当初の計画から計画をもって通学区域等を、皆さんのほうに意見募集という形で意見を集めさせていただいて、その中からいただいた意見を基に再度、町田の新たな学校づくり審議会のほうで検討しまして、その結果、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校の統合ということで、鶴川第三小学校の通学区域を東西に分けるという形で決まったものでございます。 ◆田中 委員 具体的に言うと、いつの審議会というのはあると思うんですけれども、それについてはお答えいただけますか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 確認させていただきます。 ◆田中 委員 確認の間に、今、適正規模・適正配置に関するところ、また新たな学校づくりの審議会の中で、アンケートを各学校の保護者に取っております。2020年6月に取ったアンケートでは、ご自身の通学校が統合対象になった場合、どちらの学校が望ましいかという質問、先ほど請願者の陳述の中にも鶴川第二小学校と鶴川第三小学校についてそのことが聞かれていて、どちらも該当の通っている保護者は、鶴川第二小学校がいい、鶴川第三小学校がいい、自分の学校を答えたというふうな陳述もありましたけれども、そのときに鶴川第四小学校というのは統廃合の対象ではなかったので、保護者にはそういった説明、質問はされていないという状況もあります。  最終的に鶴川第三小学校を分割して統合して、鶴川第三小学校は廃校にしてしまうということについて、その理由について保護者としては納得する説明がされていないというふうに今日の請願者の方のお話などでもあると思います。なぜ鶴川第三小学校が廃校、学校候補地にならなかったのかというところも併せて伺いたいんですが、大丈夫でしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課長 鶴川地区の議論の中で、鶴川団地を一つの学区域として考えていくほうがいいのではないかというご提案があったこと、また、その先々になりますけれども、今現在の学区の組合せですと、鶴川第四小学校の進学先は真光寺中学校の1校だけ、1小1中という関係の中で、今現在、児童数または生徒数が少ない。また、これがどんどん加速していくであろうという不安、そのような議論がありまして、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校をどういうように分けていくと、一定の学級数というものを維持できるのかという議論を審議会の中でさせていただいたところでございます。  鶴川第三小学校と鶴川第四小学校の組合せ、もしくは鶴川第二小学校と鶴川第三小学校の組合せ、かなり東西に広い地域になりますので、なるべく多くの学校の子どもたちが通いやすいという視点を踏まえて、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校の組合せ、それから西地区と言われるほうにつきましては、鶴川第四小学校のほうが子どもたちの通学のしやすさであるだとかの面では、よりよかったというところで鶴川第四小学校を学校の候補地とさせていただいているところでございます。 ○委員長 休憩いたします。              午後1時33分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時34分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆矢口 委員 まず、学校ごとの、先ほど請願者の方から鶴川第三小学校でしか説明会みたいなものがまだ開かれていないんだけれどもという話があったんですけれども、これは今後いつほかの第二、第四で行われる予定なのか。  あと、その説明会の開催、いつ保護者に、どういう説明をしてというのは基本的に決まっているのかどうか。  あと、請願者の方からあったのが、6年生のときに統廃合の影響を受ける子どもたちが入学前にその説明を受けていなかったというような、請願でのこの文面にはあるんですけれども、ここの認識はどういうことなのか。本当に入学前に説明していたのか、いなかったのか、そこの皆さんのご認識はどのようなものか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 先ほど来、説明会というお話をいただいたと思うんですけれども、新たな学校づくりの説明会ということで、新たな学校づくり推進の基本計画ができた段階で説明会を実施させていただきました。こちらについては、鶴川の西と鶴川の東地区で検討を行ったんですけれども、鶴川第三小学校に関しては通学区域が分かれるというところでございますので、それぞれ東に行くか、西に行くかと迷っている部分を含めて、鶴川第三小学校で鶴川東西地区をまとめて説明会をするという形で開催させていただきました。  説明が足りなくて申し訳ございませんでした。新たな学校づくり基本計画ができた後の説明会につきましては、鶴川の東地区、鶴川の西地区についてまとめて開催しておりますので、今後、基本計画に関する説明会を行う予定はございません。  また、入学前の情報ということなんですけれども、推進計画ができた2021年5月から、計画自体の説明会等々を全体で開催しまして、そういった形で進めさせていただいております。 ◆矢口 委員 今回、鶴川地区以外の本町田と南成瀬でしたか、そっち側は在学中に影響を受けるであろう子どもたちについては、もう入学前に説明ができていた状況なのかどうか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 ほかの地区においても、計画ができた2021年5月から、その計画の内容は説明させていただいておりますので、説明のタイミングとしては同じタイミングになります。 ◆矢口 委員 在学中に影響を受けるという子どもたちについては、入学前に、保護者としては6年間のことを考えて、小学校生活というのを見通しを持って考えると思うので、本来であれば入学前に説明するのがよい形なのかなと思うんですけれども、そのあたりは今後も幾つもの地域で行われていくわけですけれども、そのあたり今後はどうしていくのか、お考えをお伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 今後、検討を進めていく地区につきましても、それぞれ統合の6年前だったり、そういったところで意見交換会から始まって、基本計画検討会を組織して検討を進めていきます。なので、各地区において6年以上前から、そういった説明は適宜していきたいと思っております。 ◆矢口 委員 では、入学前にやっていくということだと思うんですけれども、今回、6年生になったときに統廃合の影響を受けてという方たちから、その点、入学前に説明を受けたかったという声があるんですけれども、ここに対する配慮というか、皆様からの丁寧な説明だったり対応だったりというのは配慮していただけているのか。  特に先ほどまだ鶴川では、今年度中というところでも、やっぱり個別の面談というのはないということだったんですけれども、当事者の方から、こういった請願が出てきたというところを受けて、例えば入学前に知らなかった学年の子どもたちには、早め早めに説明を個別でも応じていくとか、そういった対応があるのが望ましいのではと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 個別の方々に対する説明についてですが、先ほど学務課長からもありましたが、現在、本町田地区や南成瀬地区で保護者会なり個人面談の時期に合わせて、職員が伺って個別の方々に対する、それぞれのご家庭の住所だったり、そういった環境だったりという形で対応しております。  請願の中でもいただいたように、その辺が混乱している方もいらっしゃるというお話もありましたので、鶴川地区やほかの地区につきましても、可能な限り早いタイミングで説明というのを行っていきたいと思っております。 ◆矢口 委員 それと、鶴川第三小学校で基本計画の説明会を実施したから、鶴川第二小学校と鶴川第四小学校では行わないということでよいのか。ほかの本町田のほうとかでも、3校あっても1校でしか行わない、2校が対象でも1校でしか行わない、こういうやり方でやってきているのか、お伺いします。 ◎学務課長 今回、保護者会で説明したのは、本町田地区では本町田東小学校、南成瀬地区では南成瀬小学校で説明を行いました。それは学校位置が変わる、通学方法が変わることを踏まえて、教育委員会として在校生に対する様々な学区外通学制度も設けていますので、そういったものをしっかり理解していただくために、直接お伺いして説明したというのがございます。  鶴川地区に当てはめて考えると、本町田地区で言う本町田小学校、南成瀬地区で南成瀬小学校のように、現在の環境が変わらないというところは一つもないので、3校とも必ず直接の説明が必要だろうと考えております。 ◆矢口 委員 基本計画の説明会のほうについて聞きかったんですけれども、すいません。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 基本計画の説明会につきましては、鶴川西地区、東地区で鶴川第三小学校を会場として行ったように、ほかの地区でも、どちらかの学校を会場にして実施いたしました。
    ◆矢口 委員 保護者の方からすると、各学校で個別に説明会というのは全体に向けてやるものなので、1回、2回増えても、私は丁寧に地元に伺って説明するのが、皆さん、チラシで周知を一生懸命頑張ってくださっているというのは、費用もかけて恐らくやってくださっているとは思うんですけれども、通学区域が変わるとか、学校が変わるというのは非常に大きなことだと思うので、1か所だけに行くんじゃなくて、今いる方たちの前に出向いて、これが1回が100回になるとかだったら確かに考えようなものですけれども、1回が2回になる、3回になるとかというレベルの話なんですから、1校1校に行って説明会をするのが理解を求めるためには必要なんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課長 今回行いました推進計画、基本計画検討会でできました基本計画、これの説明会につきましては、新しい学校の学区域という中で、その話をしていきたいという趣旨を持ちましたので、その地区の中で1か所、会場を設けて平日と休日2回開催したという経緯がございます。 ◆矢口 委員 学区域で説明会をしていきたいというのは皆様の希望だと思うんですけれども、説明会の目的というのは、やっぱり保護者の方にしっかりと説明をしていくというところだと思うんです。その中で、学区域で説明をすればいいではなくて、さっき言ったように、1校でやるべきが50校、60校みたいにすごく多くなるなら私もお願いできないんですけれども、1校でやることを2校、3校に増やすというのは、理解を求めていく上で姿勢として必要だと思うんです。  もう一度お伺いするんですけれども、今後も1校だけなんですか。それとも理解を求めていく上で各学区に、今の学区で説明会を実施していくというようなご検討はいただけないでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 新しい通学区域の中にある小学校だったり中学校、それぞれの学校の例えば保護者会なりの時間をいただいたりですとか、保護者の方が集まるような場を調整して、各学校それぞれに説明ができるような形で検討していきたいと思います。 ◆矢口 委員 できれば一番最初の学校での基本計画の説明会のときに、同じタイミングで各学区で行われるのが理想だと思うので、ぜひ検討していただきたいと思います。  それと、路線バスが20分、30分間隔で帰りは利用できるということで、本数的にはそれなりにあるんだなというふうに私は感じたんですけれども、これは土曜日だったり学童保育クラブの下校時刻も同様の状況か、既に確認していただいているか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課長 公共交通機関の利用の可否につきましては、少なくとも土曜日の部分に関しては時間帯、あるかどうかというのを確認させていただいているところでございます。すいません、日曜日につきましては、今ちょっと手元に資料がないので、どうだったかというのを確認させていただきます。 ◆矢口 委員 日曜日は大丈夫です。土曜日はあると。下校の時間ですね、学童保育クラブだと下校の時刻はそれなりにまばらになると思うんですけれども、そのあたりは調整いただいているんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課長 土曜日の時間につきましては、19時台まで含めて時刻表を確認させていただいておるところでございます。その中で、バス事業者と何かしら調整等が必要であるのであれば、市長部局も含めて一緒に協議なり調整なりをさせていただければと思っているところでございます。 ◆矢口 委員 ぜひ土曜日と学校が終わった後の学童保育クラブの帰りについても、今、そこのところは答弁がなかったかなと思うんですけれども、そこもしっかりと見ていただきたいと思います。  鶴川地区の統廃合の計画、第二、第三、第四のこの計画をやっていくというのは審議会で結論が出たと思うんですけれども、審議会で結論を出すまでの間に地域の声については、どのようにして聞いてきたのか、その地域の保護者の方の声とか、審議会の中にも様々な有識者だったり、PTAの方とかがいると思うんですけれども、審議会で検討を進めていく上で、どのようにして地域の方々の声を聞いて、この統廃合の形になったのか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 計画をつくる上での審議会についてだと思いますが、こちらについては審議会のメンバー自体に学識経験者、また地域の代表の方、保護者の代表の方をお招きして審議していただいております。また、審議会の過程においても、最初に通学区域の案を出して、皆さんのほうから、地域の方、保護者の方等々から意見を募集して、いただいた内容を踏まえて改めて審議会で議論して、計画の案自体も修正したり、変更したりというところを行っておりまして、そのような形で意見をいただいている状況でございます。 ◆矢口 委員 かしこまりました。自治会・町内会とかに個別にコンタクトを取って、意見を聞いたりとか、そういったことはあったんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 自治会・町内会につきましては、それぞれの地区の代表の方、地区連の代表の方を中心に、各個別の町内会にも意見を集めたり、個別に我々が出向いて説明したりということを行っております。 ◆矢口 委員 自治会・町内会には個別にコンタクトを取って聞いていただいたということなんですけれども、例えば今回だと鶴川第二、第三、第四の小学校のPTAの方々に直接コンタクトを取って、やり取りをしていただいたということはしてきたんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 推進計画を策定して、各地区で検討が始まるときには、基本計画検討会というのを立ち上げておりまして、そこには必ずそれぞれの学校のPTAの方々にご参加いただいております。委員としては、主にPTAの代表の方々が来ていらっしゃるんですけれども、それとは別に我々のほうもPTAの役員さんには個別にお会いして説明を続けているような状況でございます。 ○委員長 休憩いたします。              午後1時50分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時51分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 すいません、お待たせしました。  先ほど鶴川地区の通学区域の案の変更がかかったというところのいつ決まったのかという話だったと思います。実際に議論を行ったのは、第10回の審議会で議論しております。ただ、あくまでそこでは審議をしているという形ですので、その審議会の意見がまとまった答申を受けて、最終的には教育委員会で2021年5月に策定を計画しておりますので、最終的に決定したのは、そのタイミングでございます。 ◆田中 委員 ご答弁ありがとうございました。  第10回というのは多分2020年12月だったかと思います。先ほど矢口委員からの質疑の答弁にもあったんですけれども、通学区域の案を出して、そこでアンケートも取ったというお話もありましたが、やはり鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校のところでは、最初は鶴川第二小学校と鶴川第三小学校だけで、しかも鶴川第三小学校の学区域が分かれるというような形ではアンケートは取っていなかったわけで、そういった意味では地域への事前の周知というか、意見聴取というところは、当時、やはり不十分だったんじゃないかといった前提の下で請願者の方が、この間も説明をもっと開かれた場所でやってほしいというところについて、なぜ鶴川第三小学校が分かれて統合になるのかというところの納得感というか、そういったものができていない――できていないというか、なかなかそこは納得できない状況があると思うんですね。  改めて鶴川第三小学校については、廃校になった後に、私は以前に一般質問をしているんですけれども、鶴川第二中学校の大規模化に伴って、真光寺中学校の統合に伴って、鶴川第二中学校の敷地というふうに検討されているので、鶴川第三小学校については廃校、それは審議会の内容だったと思うんですけれども、その認識は間違いないですか。 ◎新たな学校づくり推進課長 鶴川第三小学校を廃校にする理由として、真光寺中学校と鶴川第二中学校の統合、その場所をそこに、現在の鶴川第三小学校にしたという経緯ではございません。あくまでも鶴川第二中学校と真光寺中学校の統合の場所を考えた際に、鶴川第二中学校に関しては鶴川第三小学校が隣にありますので、そこを一体的に使うことで、よりよい鶴川地区の中学校の場所、学校というものは実現できるであろうという議論があったところで、鶴川第三小学校の場所を、あくまでも鶴川第二中学校と真光寺中の統合の建設として考えたというところでございます。 ◆田中 委員 後半のご答弁は、最初に私が言ったこととそんなに違わないように受け止めているんですけれども、そういった経緯が保護者の方に伝わっていないというところがあるのではないかと思います。  今後、個別での説明ですとか相談ということのお話は、もっと早くということは先ほど私も言いましたけれども、ただ、個別に相談をしていては分からない、想定し得ないことというのか、授業でもそうですけれども、自分だけの知識の中で何が分からないのか分からないような状態の中で個別相談、新しい情報が入ったら、また個別相談みたいな形になるよりかは、やはり保護者の方全体に対して、いろんなケースがあるわけで、こういったケースはどうなるんですかとほかの方が質問すれば、それについて理解が深まるということがあると思うんですね。  そういう機会が足りないからこそ、不安な気持ちだって相手の保護者同士で話せない、そういったことが請願者の方から出てきたんだと思うんですね。なので、やはり開かれた説明会というのをきちんと早期にやるべきだと思うんですけれども、その点、いかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 ありがとうございます。  保護者の方々についても、それぞれの小学校や、また保護者のお住まいの地域でしたり、先ほどそれぞれの保護者の情報量の違いということもあったかと思うんですけれども、それぞれが必要な情報をちゃんと届けられるように、また理解ができていないところをちゃんとお伝えできるように、様々な方法を活用して説明していきたいと思っております。 ◆新井 委員 鶴川第二小学校と鶴川第四小学校の2つの工事を同時期にやるという話が請願者の方からありました。鶴川駅の開発工事も今やっている状況でありますけれども、鶴川エリアに工事車両が多く通るとか、交通渋滞もやはり実際あるわけでして、この工事の期間について駅周辺の開発も含めて調整というのはしていないんでしょうか。 ◎施設課長 鶴川地区の学校建設の部分と鶴川駅の部分については、ちょっとエリアが離れている部分もありますので、特に調整等は今行っておりません。 ◆新井 委員 分かりました。  先ほど意見陳述にありました予算は国の助成金を考慮していない、市での計画というお話があったんですけれども、実際のところ、どうなのか確認させてください。 ◎施設課長 学校の建て替えについては、国のほうから負担金ですとか交付金が出ますので、それを最大限活用しまして、町田市の財政負担が少しでも少なくなるような形で学校の建設をしていく、そういう計画でおります。 ◆新井 委員 保護者の方、請願者の方は、そういう話を聞いていなかったということだったので、検討段階でこの予算について確認をしたいので、検討会の前、審議会において予算についてどのような話があったのか、分かりますか。 ◎新たな学校づくり推進課長 審議会の段階で予算に関する議論はございませんでした。 ◆新井 委員 学校の整備ということで補助が出るということは分かっていて、なので、それが前提で話合いは進めて、実際に建て替えるぞというときには、それを活用するつもりで教育委員会としてはいたと。補助の内容とか額というのは、もう既に現時点で、こういう形で進めるか決まっているというものなのか、これから計画を立てて、それによって国と調整して進めるという話なのか、どちらでしょうか。 ◎施設課長 国の補助金については、国のほうがいろんな条件に照らし合わせて、それを認めていただけるかどうか、いろいろあります。あとは校舎の老朽化状況だとか、そういったものを調査した結果をどう判定するかというところがありますので、現時点では確定した金額は分からないという状況でございます。 ◆新井 委員 ということは、地域の方に対しても、国の助成金がこれだけ入ることが決まっているんだから、ここで計画を止めちゃうと、その助成金がもらえなくなるみたいな話は、説明はしていないということで間違いないですか。 ◎施設課長 助成金が出ないというお話が、どういう形で伝わったのかが分からないんですけれども、そういった考えではなくて、あくまでも国から出る補助金については最大限活用して建て替えはやっていくという考えです。 ◆新井 委員 請願者の方が聞いていないというのは一つあって、多分それに対する答弁だったと思うんです。地域の方に対する説明で、今もう既に国からの助成金というのが入ることが決まっていて、ここでこの計画を止めちゃうと、この助成金が入らなくなっちゃうんですよみたいなことは説明はしていないですねという確認なんですが、いかがでしょうか。 ◎施設課長 先ほどからこちらのほうでお伝えした国の負担金交付金については、期間限定のものではありませんので、文部科学省の制度の中での話ですので、今やらないと駄目だとか、そういったお話はしていないというふうな認識です。 ◆新井 委員 では、ちょっとまた別の観点から。新たな学校づくり基本計画検討会のホームページに、各検討会のリンクがついているんですね。鶴川東地区の検討会のページのアクセス数は分かりますか。どれぐらい来ているのか、見られているか。 ◎新たな学校づくり推進課長 アクセス数に関しては、担当課では確認できませんので、必要であれば、広報課に確認しないとお答えできないところでございます。 ◆新井 委員 では、そちらで確認をします。  「広報まちだ」「まちだの教育」、ホームページ等で恐らく資料を見て、意見とか質問とか問合せが来ていたら、それが何件程度教育委員会に届いているかというのは分かりますでしょうか。たくさん来ているのか、少ないのか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 すいません、これまでどのくらいの意見が来ていたかというのは集計できているような状況ではないんですけれども、今、例えば今年度においても、月に数件とか月に一、二件、ご要望だったりホームページからの意見だったりというのをいただいているような状況でございます。 ◆新井 委員 ホームページを見て月に数件、月に一、二件という形で満足されていれば、多分請願というのは出てこないというふうに思うんですね。新型コロナウイルス感染症が流行していた時期もあったので、実際は市として動けない時期があったことは確かですけれども、それでも市としては検討を積み重ねてきました。その積み重ねをホームページで公開しました。そこで意見募集をしました。意見も少なかったので、こういう計画で進めますで地域に落として、そんな計画は聞いていない、そんな話は知らないとなるのは、パークミュージアム計画と本当に同じなんですね。  丁寧に説明してきたと市は言うんですけれども、聞いていないという方、見直してほしいという方から請願が提出される。積み重ねてきた地域の方たちが本当にごく限られた人であったりとか、そこから広がっていなかったりするので、知らないという人が驚くという進め方なのかなというふうに思っています。  計画を出してから、先ほどの小山田のほうも計画の見直しを求める請願でしたし、変更とか延期を求められるというのは、やっぱり市のやり方にそれなりの理由があるというふうに私は考えています。パークミュージアム計画同様に、この進め方自体が地域の理解を得られにくい進め方というふうに感じているんですが、それについての見解があればお聞かせください。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 こちらの新たな学校づくり推進計画につきましては、学校を対象にしているんですけれども、やはり町内会・自治会だったり、場合によってはそこを避難所として活用している方だったり、様々多世代にわたってご関係する方々がいらっしゃいます。  その方に向けて丁寧に説明するために、例えば「まちだの教育」を広報よりも手厚い形で全ての家庭に配布するなどを行ったり、それぞれの地域で必ず検討会を立ち上げて、それぞれのメンバーで議論していこうという形で進めております。一人でも多くの方々に、この情報が届くように今後も説明を丁寧にやっていきたいと思います。 ◆新井 委員 市議会で議員研修会というのを開いたときに、ポスティングとかチラシが入ったときに何%見られるか、マーケティングの話が出たわけですよ。大体8%以下であると。全戸配布しても、それぐらいしか見ていないよという話があったんです。「広報まちだ」とか「まちだの教育」とか、これまで配布をしてきましたというお話もありましたけれども、これはホームページを含めて一方通行のコミュニケーションなんです。聞いていないとなっちゃうと思うんですね。  先ほども学区域でという行政側で決めた価値観というか、その範囲内で説明会を開催しているというお話もありましたけれども、だから、請願が出ると思うんですよ。丁寧に説明というのは、一方通行ではなく、双方向でのコミュニケーションをできる限り開催する必要があるということだと思うんです。これまでに基本計画の説明会を開催してきても、それでもよく分からない、知らないという保護者がいるのは現実として、今、本当に存在している話なので、現状では足りていないというのが結果だと思います。  なので、今後もぜひパークミュージアム計画のように、報告会のような、これで進めます、それ以外の部分について意見を伺いますというようなものではない、ちゃんと意見交換ができる説明会、それぞれの学校でまだ詳細を知らないとか、計画自体の概要も知らないという保護者の方も多くいらっしゃることが請願者からのお話もありましたので、学区外でも別の学校にしたほうがいいのかという方もいらっしゃるでしょうし、そもそもどこに住めばいいのか。ここにお家を買っていいのかという方もいらっしゃると思います。  そういうのに関わってくると思いますので、できる限り早い段階にいただいた意見をちゃんと反映させることができるやり方で、保護者や子どもたちの声をしっかりと聞く機会をつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 まず、広報の手段についてなんですけれども、我々もどういった手法でお伝えすることが一番いいのかというふうに考えておりまして、例えば町田の新たな学校づくりに関する町田ちょこっとアンケートがあると思うんですけれども、そちらで今年度も実施させていただきました。  男性、女性がいらっしゃいまして、20代未満から80歳以上の方に対して行いまして、新たな学校づくりを進めていくことをご存じという方が83%の方でした。また、その83%の方に対して、何で情報を知ったのかということに対して、44.7%の方が「広報まちだ」で一番多かったです。また、教育委員会が発行している広報紙が42.1%、新たな学校づくりのパンフレットが27.7%ということで、紙面上の広報についても一定の割合で届くのではないかと考えております。  ただ、おっしゃっていただいたように、双方でのコミュニケーションというのも必要だと思いますので、基本計画検討会や保護者の集まる場などに出向いたり、各町内会・自治会ですとか青少年健全育成地区委員会ですとか、昨年度は全ての市内の保育施設も回らせていただいて説明を行っておりますので、そのような形で引き続き、また見直すところがあれば見直しながら進めていきたいと思っております。 ◆矢口 委員 先ほど審議会の第10回で今の計画に改められたということなんですけれども、この計画に改められたきっかけといったところを確認したいです。資料で、このときの審議会の自治会連合会からの提案ということで添付されているんですけれども、この内容は何か関わりがあるのかというところ。  それと、保護者へのアンケートについて、鶴川地区については先ほどのアンケートを取った後に、この計画が変わったという話があったんですけれども、それを受けて、ここまで計画が変わったんだったら、やっぱり保護者の方からもう1回アンケートを取ろうという形で何か意見聴取したりしたのか、お伺いします。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 審議会の中で町内会・自治会から通学区域のアンケートに対する意見を受けた、それを踏まえて議論したということは事実でございます。  具体的には、真光寺中学校の小規模の解消ですとか、地域コミュニティへの配慮として鶴川団地を同じ学区としてほしい、そういった部分の意見をいただきました。それを審議会で議論にのせまして、その後、検討したという形になっております。改めて修正した通学区域について、また再度アンケート等で意見募集を行ったということはございません。 ◆矢口 委員 保護者へのアンケートは、そもそもどこの住所の人はどこの学校に行きますみたいな、そういうのを各地域の保護者に資料として分かりやすく添付してアンケートを取ったと記憶しているんですけれども、合っていますか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 すいません、詳細にはあれなんですけれども、少なくとも各住所地の新しい通学区域をそれぞれの地区で出して、アンケートを取ったという形を取っております。 ◆矢口 委員 保護者の方は、その地域、自分がいつどうなるのか、その地域を見てアンケートを回答して、そのアンケートを取った目的は何なんでしょうか。地域を示してアンケートを取って、保護者から意見を募ったり、その目的は保護者の意見を反映させるためだったと思うんですよ。ということは、計画が変わった後に保護者に聞いていないということは、今の通学区域についての保護者の意見は反映されていないと考えられてもおかしくないのかと思うんですけれども、いかがですか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 アンケート、新しい通学区域を出して、それに対してご意見やご要望がある場合は、教育委員会のほうにという形で問いました。  こちらについては、通学区域は保護者の方もそうですし、町内会・自治会、地域コミュニティと学校というのは非常に密接に結びついているところもございますので、保護者の方たちだけではなく、皆さんに意見を問うたものでございます。そちらについては、審議会の中でいろいろ議論がございまして、最終的には新たな学校づくり推進計画を策定した段階で確定しております。 ◆矢口 委員 審議会の中では、計画が変わったから、改めて保護者にちゃんとアンケートを取らなきゃいけないね、新しい学校を改めてちゃんと提示した上で、アンケートを取らなきゃいけないねという話は審議会では誰もなかったんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 今時点で、そういった議論があったという記憶はございません。 ◆矢口 委員 ほかの統廃合の計画と違って、途中で変わってアンケートを正しい学区の形で取れていないというのは、やはり今からでも保護者の方々に、ほかの学校とは違う形でよりしっかりと意見聴取をしていかなければならないと思うんですけれども、その点、どうでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課長 新たな通学区域を示す際に行いましたアンケートにつきましては、この学区で考えたときに、どちらに学校があるのがより子どもたちにとっていいのか、そういう点につきまして保護者の方々にお聞きをしたというアンケートでございます。  その後、確かに委員おっしゃるとおり、鶴川の地区連からご提案がありまして、鶴川西地区については組合せが変わったという経緯がございますけれども、その後、鶴川地区を対象に行いました意見交換会等では、その変わった提案の内容でお話をした上で説明しておりますので、そこの部分でもしいろいろなご意見があるのであれば、一緒にやられているものと捉えているところでございます。 ◆田中 委員 請願項目に関わって1点だけ聞き忘れたところがあって申し訳ありません。  鶴川第二小学校についてなんですけれども、先ほどの部長の答弁の中で2029年4月から新校舎ということなんですけれども、請願者の陳述の中でも、なぜ新設校ができてから統合では駄目なのかということのお話もあったんですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。 ◎新たな学校づくり推進課長 鶴川地域については、鶴川第二小学校、鶴川第三小学校、鶴川第四小学校を一つの塊として見たときに、どういう組合せ、もしくはどういう範囲で組み合わせるのが今後の学校教育、子どもたちのためにいいのかという視点で議論をさせていただいたという経緯がございます。  その中で、どこの場所に新しい建物を建てるのか、建てることによって工事中にどういう影響が出てくるのかというのを踏まえた上で、今回の計画では鶴川東地区については鶴川第二小学校の場所に、鶴川西地区に関しては、鶴川第三小学校を一旦現状の校舎を使って統合した後に、鶴川第四小学校の場所に新しい校舎を建てるという計画を立てさせていただいたところでございます。 ◆田中 委員 すいません、私の聞き方が悪かったと思うんですけれども、現在の鶴川第二小学校の子どもたちはそこに通い、新校舎ができてから当該の鶴川第三小学校の児童が統合されるということがなぜできないのかというところをお聞きしたかったんですけれども、それは請願者のお話の中にもあったので、なぜ統合のタイミングで仮校舎でというふうに、子どもたちに二重三重の負担がかかるという心配を受けているので、その点、再度確認させてください。 ◎新たな学校づくり推進課長 鶴川第三小学校の子が東地区の新しい学校ができてから、そちらに移ればいいのではないかというご質疑と受け止めさせていただきました。  その場合ですと、もう既に鶴川第三小学校の一部の子どもたちと鶴川第四小学校の子どもたちは、一旦そこで統合して一つの学校として成り立っておりますので、残った側、もし鶴川第三小学校に残るという動き方をした場合には、鶴川西地区の学校に一旦入学した上で、改めて東地区のほうに在籍場所を変えるという動き方を取るということですが、その部分について、やはり子どもたちの視点から言うと、せっかく仲よくなった子どもたちがまた別れ別れになるというところは、やはり酷ではないのかというところで初めからしっかりと分けさせて移動するという動き方をさせていただいているところでございます。  ただ、その一方で在校生に関しましては、卒業するまで、もしくは期間が許すまでであれば、鶴川第三小学校の子どもであれば鶴川第三小学校のまま卒業したいだとか、鶴川第三小学校の場所で卒業したいという子どもがいると思いますので、その点を取りまして、このたび、どちらの学校、鶴川第三小学校の子どもたちに関しては、西地区の学校に通うのか、それとも東側の地区に通うのか、どちらに今の段階では考えていますかというアンケートを取らせいただいたところでございます。 ◆田中 委員 そういう意味で請願者のお話にもあったんですけれども、やはり将来を見据えての判断を各ご家庭が迫られている。迫られる中での情報提供というところでは、今もずっと議論がありますけれども、説明不足だというところで、この請願の趣旨にあるように、開かれた議論というところが、やはり不足しているというところは改めて指摘をしたいと思いますし、各家庭がどういう進学先にしたらいいのかというので、未就学の方から悩まれているということを本当に重く受け止めていただきたいと思います。 ◆矢口 委員 すいません、これで最後にいたします。本当に長くなって申し分けないんですけれども、最後に2つ聞きたいのが、今回、請願の内容は計画の変更と延期というところなんですけれども、実際に例えば延期にするとどのような影響があるのか。例えば、入学時に説明を受けていなかった、でも、影響がある2021年度の入学の子どもたちを考えて、例えば1年遅らせるとか、そういった措置を取ったときに、どのような影響があるのか、財政面ですとか、そういったところをちょっとお伺いしたい。  もう1個が、地区連合会からの要望書というのを審議会で受け取ったものとして資料に添付しているんですけれども、この要望書はどういう経緯で提出されて、どういう経緯で受け取ったのか教えてください。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 仮に鶴川地区についての統合について延期した場合の影響だと思うんですけれども、まずは児童数の推計を踏まえた上で新たな学校づくりを推進しているというところで、望ましい学級数を保つという視点で、難しくなる可能性がある部分はあると思います。  また、先ほど請願者の方からもありましたけれども、これを見据えて実際に学校を選ばれたりとか、実際に相談されている方々もいらっしゃるという状況なので、そういった方々に対しても、改めて説明が必要になる部分はあるかと思います。  もう1点の町内会からの要望についてなんですけれども、こちらについては審議会を策定する経過の中で、先ほどの通学区域の案を示したところ、それは保護者や地域、それぞれ皆さんのほうに示したんですけれども、そこについて、そちらの自治会連合会のほうから、教育委員会の案を踏まえて、地域としてこういったほうがいいのではないかという案を教育委員会が文書で受け取ったものでございます。 ◆矢口 委員 望ましい学級数を保てなくなると言っているのは、1年延期したときにも、1年延期しただけで望ましい学級数が保てなくなるのかというところを確認したいのと、あと財政面での負担ですとか、現実的にほかの統廃合の予定もある中で、全体としての計画だというのは私も思っていて、その点を考えたときに、1年延期したときに現実的に財政面ですとかで可能なのか。  それと今、連合会からの提出されたものというので話があったんですけれども、地域として提出したということですが、連合会から出されたこの意見みたいなものは、地域の学校の保護者の方々にも賛同を得たものとして提出されたんでしょうか。もしそうでないならば、PTAの方々とか学校の保護者の方々に、こういう意見が連合会から来ているんですけれども、この点についてどう思いますかというような保護者に対する確認はされたんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 まず、財政面での影響ということなんですけれども、新たな学校づくり、学校の整備に関しては、市の中でも非常に大きな規模の事業でございます。こちらについて、ある程度財政の平準化ということを考えた上で計画をつくっておりますので、どこかの学校の計画について見直しがあれば、当然そちらについての財政的な影響はあると思っております。  先ほどの地区からのご要望につきましては、地区に限らず、それぞれ要望を出されたい方がその団体の中での調整だったり、その方個人として提出いただくものでございますので、その内容を保護者の方に意見を伺うとか、そういったことはしておりません。 ◆矢口 委員 かしこまりました。これで本当に最後にします。すみません。  平準化を考えたときに影響はあると思っているということだったんですけれども、どの程度の影響になるのか、今分かればお答えいただきたいです。  また、この請願の実現性について答弁いただいたんですけれども、あらかじめこの請願が出されているということは、延期をしたらどんな影響があるのか、できたら事前に考えていただきたいなとは思うんですけれども、そのあたりの検討状況はいかがでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 一つの地区を遅らせたときの財政的な具体的な数字ということについては、現在見込んでおりません。 ◎学校教育部長 具体的な数字は一切出ていませんけれども、一例で言いますと、例えば1年間遅れるだけで、今の物価の上昇率でいきますと1.何倍という形になります。1年遅れると、今ある数字で建てられないというのは現実に起こり得る。本当にそれは現在でも上がっていまして、今、建設するのでも何とか追っつけているような状態ですから、1年遅らせたらそれがどんどん増えていくというところは確実だと思っています。
    ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。ご発言があれば、お願いいたします。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午後2時24分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時25分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆田中 委員 請願第18号に賛成の立場で討論を行います。  審議の中でも、鶴川第三小学校が廃校になる理由についてですとか、また、保護者に説明をし尽くしているかという点については様々不十分な点があると考えます。また、鶴川第三小学校については、2つの学校に分かれる形で統廃合されるという点で、そういったことについて審議会の中で事前に保護者へのアンケートなどが行われていなかったという経緯もありますし、統合前の子どもたちの友達関係ですとか請願者の陳述にもありましたように、影響が大変大きいと考えます。  また、鶴川第二小学校においても、新校舎を造ってから子どもたちが合流して、少しでも子どもたちの負担を減らしてほしいという保護者の願いについても当然だと考えます。  そういった詳しい情報をきちんと説明して議論してほしい。開かれた場所で保護者の疑問にもきちんと答えてほしい、そういった当事者の切実な声を市と教育委員会はきちんと受け止めるべきだと考え、請願に賛成いたします。 ◆矢口 委員 請願に反対の立場で討論をさせていただきます。  請願の項目については、今の質疑を通しての答弁で非常に理解するものであり、連合会からの意見は受け取って、それを検討しながら、実際に計画を変えていくときに、保護者からの声ですとかPTAには全く聞かずに計画を変えて――全くではないということで皆さんなりに聞いたのかもしれないんですけれども、先ほどの答弁を聞いた感じだと、連合会からの意見を出された後に、改めて保護者アンケートを新しい学区域で行うということもしなかったということで、その中でまして新しく入学するお子さんで、2021年度の入学者に対して説明が行われておらず、学区が変わったことも把握していないというのは、やっぱりアンケートを取り直さなかった影響も大きいのかなというふうに思っております。  開かれた場所での議論を求めている保護者の声は非常に当然のことであり、やるべきことだと思っておりますが、タイトルが変更と延期ということで結論が出ている請願というところで、財政面で1年間遅らせたときに、今ここで私が1年遅らせたいというふうに、これに賛成したところで、市の財政だったり、今後の学校統廃合の全体の計画への影響について責任が取れるかどうかというと、そこまでの判断をするのは非常に難しいと思い、変更と延期を求めるという結論が出ている請願の内容には賛成するのが難しいと思い、今回は反対とさせていただきます。 ◆新井 委員 本請願に賛成の立場で討論を行います。  丁寧な進め方をしてほしい、地域に開かれた議論をしてほしい、当然のことだというふうに考えます。また、財政面についても、パークミュージアム計画を先延ばししまして、それで子どもたちの安全とか地域の安全を守る、そういう施設をしっかりと進めていくことこそ、町田のやるべきまちづくりであるというふうに考えます。市民の声をまちづくりに反映させるために、本請願に賛成いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  請願第18号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって請願第18号は不採択すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後2時29分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時30分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果について) ○委員長 行政報告、町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎学校教育部長 町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果について報告させていただきます。  詳細は担当者から説明させていただきます。 ◎教育総務課長 では、町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果についてご説明をいたします。  資料の1ページ目をご覧ください。  町田市教育プラン24-28の策定に当たりまして、パブリックコメントを実施し、ご意見をお寄せいただきました。  「1 意見募集期間」ですが、2023年10月1日から10月31日まで実施をいたしました。  「2 意見募集方法」としましては、「広報まちだ」、ホームページヘの掲載、町田市公式LINEでの通知のほか、教育総務課、市政情報課などの市庁舎、市民フォーラム、教育センター、図書館、子どもセンターなど、公共施設において資料の閲覧、配布を行っておりました。  また、市内公立小中学校及びPTAへ意見募集チラシの配付をさせていただき、また、児童生徒が使用するタブレット端末へのブックマーク登録を行いまして、周知をしたところでございます。  「3 寄せられたご意見」の件数といたしましては、19名の方から59件のご意見をいただきました。ご意見の項目別の内訳は表に記載のとおりでございます。お一人から複数のご意見をいただいた場合は、趣旨ごとに分割をして集計しております。  資料の2ページ目をご覧ください。  「4 パブリックコメント実施結果の公表」につきましては、年明け1月15日に、町田市ホームページと先ほどご説明いたしましたパブリックコメントの資料配布、閲覧場所にて公表する予定でございます。  「5 今後のスケジュール」でございますが、2024年2月に開催いたします町田市教育委員会定例会にて町田市教育プラン24-28を議案として上程いたします。議決をいただきましたら、確定したプランにつきまして、3月の本常任委員会にて改めてご報告をさせていただき、計画を公表したいと考えております。  それでは、「6 ご意見の概要と市教育委員会の考え方」について、幾つかご紹介をさせていただきたいと思います。  まず、計画全般についてのご意見は2件いただいております。  No.lの項目では、本教育プランは将来を見据えた必要なプランであり、教育、研究開発にしっかりお金をかけ、外国と立派に渡り合える人材の教育が必要と考えるというご意見をいただきました。  このご意見に対する市教育委員会の考え方といたしましては、町田市教育プラン24-28では、2040年の社会を見据え、実現したい社会の姿を表すものとして、教育目標を新たに設定いたしました。また、これからの町田の未来を考えたときに、学び続ける力を本計画の基本方針、施策に組み込む要素としまして、本計画に掲げる取組を環境の変化に対応しながら着実に推進し、町田の未来を創る人材を育成してまいりますとしております。  続きまして、3ページ目をご覧ください。  基本方針Ⅰに関する項目については、25件のご意見をいただきました。  No.3の項目では、「個別最適な学び」、「協働的な学び」についてしっかり言及していること、また「学び続ける力」を新たな学力として捉え、生涯学習に通じる考え方を盛り込んでいるということについて評価したいというご意見をいただきました。  続きまして、5ページ目をご覧ください。  No.8については、英語教育に関し、イングリッシュ・フェスタやブリティッシュヒルズヘの移動教室などの英語学習を生かした活動を取り入れている点について評価するというご意見をいただきました。  続きまして、7ページ目をご覧ください。  No.16については「ICTの推進が求められるあまり、本来ICTを使わない方が子どもの書く力がつくのではないかと思われるような授業にまでICTが使われているのが気になる。」というご意見をいただきました。  市教育委員会の考え方といたしましては、授業では書く活動に必ずICTを活用することを求めているわけではなく、例えば学校行事後の振り返りや日常的な出来事について日記を書く活動を手書きで行うなど、教員がそれぞれの活動の狙いに即して、手書き、ICTの活用、それらの併用を選択したりしているということでお答えをしたいと考えております。  続きまして、10ページ目をご覧ください。  基本方針Ⅱについては、9件のご意見をいただきました。  No.28では「不登校児童生徒への支援の充実、学習環境の整備について、不登校傾向にある児童の要因は、学校の環境と子どもの相互作用で起こると考えられる。子どもに原因があるかのような『不登校』という表現で一括りにすることは違和感がある。『公教育のシステムありき』ではなく、子どもが中心の教育を推進してほしい。」というご意見をいただいております。  市教育委員会の考え方としましては「不登校の要因に注目するのではなく、子どもたちの多様な学びの場の確保とつながる仕組みづくりに取り組んでまいります。」としております。  続きまして、13ページ目をご覧ください。  基本方針Ⅲの項目については、6件のご意見をいただいております。  14ページ目をご覧いただければと思います。  No.40では、学校図書館の機能強化について、学校図書館図書標準算出の基礎となる学級数に特別支援学級の学級数を含めていただきたい。また、廃棄基準の策定については、全国学校図書館協議会の廃棄基準を採用していただきたいというご意見をいただきました。  続きまして、15ページ目をご覧ください。  基本方針Ⅳについては、13件のご意見をいただきました。  No.43では、今回の教育プランを進めて行く上で重要な位置を占めるコミュニティ・スクールについて「学校運営協議会の中が、市民や保護者からもっと可視化されるべきである。」というご意見をいただきました。  こちらに関するご意見に対しましては、市教育委員会の考え方としましては、コミュニティ・スクールの課題として、保護者への認知度が低いことが挙げられる。今後はコミュニティ・スクールの周知を進めていくことで、さらに学校運営協議会の中で話し合われた内容についても、学校から積極的に保護者、地域住民に対し情報発信を行ってまいりますとしております。  続きまして、18ページ目をご覧ください。  その他のご意見として、こちらに記載の4件のご意見をいただいたところでございます。  町田市教育プラン24-28(原案)のパブリックコメントの実施結果についての説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 報告ありがとうございました。  教育プランの意見募集のところで、ホームページの掲載の仕方も、当時改善いただいてありがとうございました。  今回、教育プラン、前回の行政報告のときにも同じような質疑をしたんですけれども、生涯学習の推進計画も統合する形の教育プランということで、どうしても意見を言いやすいのは学校教育のほうだからなのかなとも思うんですけれども、生涯学習に関するご意見が割合としては少ないようにも見えるんですけれども、その点、何かご見解があるかということと、生涯学習も含めての教育プランなんだということについて、もっと発信というか、認知を高めることが必要なのかなと思うんですけれども、その点、2点伺いたいと思います。 ◎生涯学習総務課長 まず最初のご質疑なんですが、そもそも施策の数も学校教育に比べると生涯学習のほうが割合的には少ないのかなというふうには考えております。  ご意見に関しましては、移動図書館のことですとか学校施設活用、それからリカレント教育についていただいたんですが、生涯学習のプランのほうが町田市5ヵ年計画などに入っている施策も多いので、そのようなこともあるのかなというふうに考えております。  もう一つなんですけれども、様々な私どもの附属機関、生涯学習審議会ですとか生涯学習センターの運営協議会ですとか、そういったところでもお話はさせていただいているんですが、まだこれから教育プランを進める上でも、発信のほうはしていきたいなと考えております。 ◆今村 委員 資料の説明の2に意見募集の方法として、資料の閲覧・配布及び意見提出窓口ということでいろいろ書かれていますけれども、今ちょっと答弁にもありましたけれども、団体等に丁寧に計画を説明して、ぜひ意見をくださいという姿勢はとても評価すべきものというふうに思いますけれども、教育関係などにも行ったところがあるのかどうか、確認をさせていただければと思います。 ◎教育総務課長 今回の教育プラン24-28に関しましては、教育委員会で審議、協議をしていただいたところでございます。先ほどの生涯学習の審議会ですとか、そういったところは当然今回統合するに当たってご説明をさせていただいているところでございます。  あと、我々としましては、策定検討委員会というのを設けまして、ここで外部の方、学識経験者の方ですとか、PTA会長さんですとか、そういった方をお招きしてご説明をさせていただいたところでもございます。  そういった形で、個別にどこの教育機関で説明したということはございませんが、そういった経過を踏まえて今回策定に至ったところでございます。 ◆木目田 委員 1点だけ。意見募集方法の中に児童生徒が使用するタブレット端末へのブックマーク登録を行いましたということで、これは具体的にアクセスがあったログが残っているのかと、具体的に意見とかが書かれたのか、分かれば教えてください。 ◎教育総務課長 2点ご質疑いただきまして、まずブックマーク登録をした際の児童生徒からのアクセスの状況でございますが、こちらについては、確認はまだしていないところでございます。  一方で、どういった子ども目線からの意見があったかというご質疑でございますけれども、例えば実際に児童生徒がというのは、こちらで判別することはできません。やはり住所、氏名を必ず記入していただくことになりましたが、年齢等は入れておりませんのでという前提でございますが、例えば意見の中では、オンラインの英会話の教材など、子どもの個別のレベルに応じた教材ですとか、機会を準備していただきたいというご意見ですとか、あと自分の住む地域について調べたことをお互いに発表しながらつくり上げる町田市マップの作成ですとか、学校全体でマルシェを開催したらどうかですとか、そういったご意見をいただいたところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後2時43分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時44分 再開 ○委員長 再開いたします。
    △行政報告(新たな学校づくり推進事業の進捗状況について) ○委員長 行政報告、新たな学校づくり推進事業の進捗状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎学校教育部長 新たな学校づくり推進事業の進捗状況について報告させていただきます。  詳細は担当者から説明させていただきます。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 行政報告、新たな学校づくり推進事業の進捗状況についてご説明いたします。  今回の行政報告では、2023年3月に基本計画を策定した本町田地区、南成瀬地区の小学校について、PFI方式による施設整備と校歌・校章作成の進捗状況についてご報告します。  また、2025年度に基本計画の検討に着手する薬師・金井地区統合新設中学校に係る意見交換会の開催についてご報告します。  まず、「1 PFI方式による施設整備の進捗状況について」ですが、2024年1月中旬に、本町田地区・南成瀬地区小学校整備等PFI事業の募集要項等を公表します。ついては、PFI事業の業務範囲等についてご報告します。  (1)業務範囲についてですが、8月に公表した要求水準書案に対する民間事業者からの質疑応答などを踏まえ、来月の2024年1月に公表するPFI事業の業務範囲を枠内のとおりとしました。  次に、PFI方式で学校の維持管理や一部業務の運営を行うに当たり、現在と業務の対応がどのように変わるか、施設修繕と施設活用を例にイメージをお伝えします。  なお、詳細はPFI事業者との調整により最終的に決定します。  2ページ目をご覧ください。  まず、①施設修繕の例でございます。現在は、基本的に学校が学校施設を利用している方から破損や不具合の連絡を受け、教育委員会や用務員と連絡・調整して修繕等を行っております。PFI導入後は、PFI事業者が中心となって各利用者と連絡・調整し、そのまま修繕を行います。  次に、②学校施設活用の例でございます。現在、学校施設の利用については、学校教育以外の地域利用も含めて、多くの場合、教員、主に副校長が日程や場所の調整をしております。PFI導入後は、PFI事業者が学校施設の利用日程や場所の調整を、学校、「まちとも」、学童保育クラブ、一般利用者等と行います。  なお、施設の利用に当たっては、学校の授業や学童保育クラブ、「まちとも」の利用を優先します。  3ページ目をご覧ください。  (2)契約の提案上限額についてですが、本町田地区・南成瀬地区の小学校整備等PFI事業として、2024年9月から2043年3月までの18.5年間の契約で、提案上限額を約250億円と見込んでおります。  (3)今後のスケジュールについてですが、2024年1月中旬に募集要項等の公募資料を公表します。その後、5月に事業者からの提案書を受付、プレゼンテーション等を経て優先交渉権者を決定します。事業契約は9月に締結を予定しております。  続いて、「2 本町田地区、南成瀬地区の校歌・校章の作成について」でございます。  2025年に統合する本町田地区、南成瀬地区について、両地区の新たな学校づくり基本計画推進協議会において、作成方法や作成依頼先を検討しました。  その結果、本町田地区は校歌・校章ともに、玉川大学と連携して作成すること。また、南成瀬地区は、校歌を音楽制作会社へ委託し、校章を東京造形大学と連携して作成することとしました。  4ページ目をご覧ください。  両地区の推進協議会における検討結果を踏まえ、ともに統合対象校の全児童及び保護者や地域の方等に、「校歌・校章に入れたい『単語・フレーズ』や『もの・イメージ』」を意見募集するとともに、作成者と各校の児童が交流し、イメージを深めながら作成します。  児童に対しては、9月から今月にかけて各校の授業を活用して、また、保護者、地域などの方々に対しては、先月11月15日まで意見募集を行いました。  次に、②交流事業でございます。  推進協議会における作成過程において児童との交流を重視したい、また、子どもたちの思いを反映したいという検討結果を踏まえ、新しい校歌・校章に児童の意見やアイデアを取り入れるとともに、作成依頼先である大学や音楽制作会社が小学校や地域の雰囲気等を感じながら進めるため、各小学校と作成依頼先との交流事業を行います。  本町田地区の3校では、既に各校の1年生、4年生と玉川大学の学生及び教員との交流事業を実施しました。  具体的には、1年生は「あたらしい小学校をそうぞうして絵をかこう!」というテーマで、校歌の作成に向けて、子どもたちが自分が6年生になったときの新しい学校をイメージして、自由に絵を描いて、感想を伝え合いました。  5ページ目をご覧ください。  4年生は「本町田地区の新たな小学校のイメージは?」というテーマで、校章の作成に向けて新しい小学校のイメージを、色や動物などで表現してみたりと、玉川大学の学生・教員と交流しながら授業を行いました。  (3)校歌・校章作成の今後のスケジュールについてですが、先ほど来の意見募集や交流事業の実施結果を踏まえて、校歌・校章の作成に取り組みます。本町田地区、南成瀬地区両地区ともに、2024年9月までに完成させることを目指して取り組んでおります。  最後に、「3 薬師・金井地区統合新設中学校における意見交換会の開催について」でございます。  2025年度に基本計画の検討に着手する薬師・金井地区統合新設中学校について、基本計画で検討する課題についてご意見をいただきたく、意見交換会を開催します。  2024年2月15日から20日までの間に、両中学校にて行います。  12月中旬から「広報まちだ」、市ホームページのほか、地区別の「新たな学校づくり通信」等を用いて、保護者、地域の方々等に対して周知を行います。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆笹倉 委員 私からは1点なんですけれども、1ページ目のPFIの業務範囲のところの運営業務の中に、ラーニングセンター運営というのが入っているんですが、ラーニングセンターというのは図書館のことだと思うんですけれども、このあたり具体的にもう少し説明をいただきたいなと。  特に聞きたいのは、今、図書指導員の方が入っていると思うんですが、その方がPFIの運営事業者から雇われる形なのか、どういう形になっていくのかというところが知りたいのと、今後、学校図書館の司書をまたモデル事業として進めるというので、一気に配置じゃないと思うんですけれども、そうなったときに、どういうふうな形になっていくのかというところを教えてください。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 まず、PFI事業におけるラーニングセンターなんですが、こちらではこれまで学校図書室が有してきた図書のほかに、メディア、映像とか、そういったことを閲覧スペースに加え、そういったものを活用でき、多様な学習活動を展開する場所として、ラーニングセンターの整備を予定しております。  こちらについては、現在、PFI事業者から、そちらの企画運営をする方を準備していただくというふうなことを想定しておりますが、要求水準書の条件の中で、市としては市内の人材を積極的に登用することを期待しており、現在、市内の小学校で学校図書館指導員として従事している者を登用することが望ましいという形で要求水準書をまとめている状況でございます。 ◎遠藤 指導課担当課長 今のお話と既存の学校図書館指導員との関係ということでございますが、あくまでこの新しい学校の中でやっていく部分に関しましては、今申し上げたようにメディアセンターといって、今の既存の図書館に比べてちょっと業務範囲も広がってくるということで、PFI事業者のほうで人材を用意するという形でございますが、それ以外の学校に関しましては、まだメディアセンターというものができていくわけではないところもございますので、まずは既存の図書指導員がいるところに司書の資格を持った人間が巡回して、こういうふうにしていったらいいんじゃないかというようなアドバイスをするようなことを今検討しているところでございます。 ◆笹倉 委員 ありがとうございました。図書指導員さんたちには、今後のこういうPFIの運営になっていくということの説明だったり、当該学校でとにかく始まる、もう南成瀬と本町田地区に関しては、もうそういった説明もしているんでしょうか、そこだけお願いします。 ◎遠藤 指導課担当課長 図書指導員に関しましては、来年度以降、研修会等の場でそういったことをご説明していく予定でございます。 ◆木目田 委員 提案上限額の250億円、いわゆるイニシャルコストとランニングコスト込みだと思うんですけれども、大体どんな感じで想定されているのか、それすらも言えないのか、教えてください。 ◎施設課担当課長 250億円の内訳ということですが、2校分の整備費については約210億円、15年間の維持管理運営については約40億円を見込んで試算しております。ただし、実際の契約金額やその内訳というのは応募者が積算することになっております。 ◆木目田 委員 内訳については応募事業者が考えることだと思うんですけれども、市の想定だと思うんですけれども、ということは、イニシャル、設計・解体・建設、解体までも含めて2校で210億円ということは、1校当たり100億円超という見込みということでよろしいんでしょうか。 ◎施設課担当課長 はい、委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆木目田 委員 あと、中学校給食PFIのときに、光熱費、水道費、いわゆる物価スライドが問題になっていたんですけれども、今回のこれは、水道代光熱費というのはPFI業者支払いなのか、市の支払いなのか教えてください。 ◎施設課担当課長 PFIを契約する時期の2024年8月分までの物価上昇を見込んだ形で考えております。申し訳ありませんでした。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 もう1点の質疑の水道光熱水費についてなんですけれども、こちらはPFI事業に含まない形で予定しております。実態としては、事業者のヒアリング等を検討に当たって進める中で非常に変動要素が大きいということで、こちらについては市から直接払うということを想定しております。 ◆木目田 委員 ということは、今の物価スライドが何をもってスライドなのか分からないんですけれども、何の物価変動なんですか。 ◎施設課担当課長 すみません、間違えました。すみません、失礼いたしました。 ◆木目田 委員 あと、PFIで私も全部理解できているわけではないんですけれども、いわゆる建てた後の所有権は市に移るということで、修繕費自体はPFI業者が持つのか、それとも市が持つのか、修繕の大きい小さいで区分が違うのか、そのあたりというのはいかがなんでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 本学校整備事業については、PFI事業のうち、最終的には竣工が終わったら市のほうに所有権を移すような形にしております。実際には約15年間の維持管理、修繕も含めてPFI事業として契約しますので、基本的な修繕等はPFI事業者のほうで対応します。ただ、大規模な修繕とかについては市のほうで対応するという形を取っております。 ◆木目田 委員 15年間なので、大規模といっても突発的な天災地変だと思いますし、そこはかなり細かくやると思いますので、分かりました。  最後に、この書き方で言うと、いわゆる自主事業的なものというか、学校が使っていないときには、いろいろと地域、また一般利用者と使えるよということで、この自主事業というものがどういうものを想定しているのかというのを今の想定で結構ですので教えていただけますでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 今回のPFI事業につきましては、PFI事業のうち、サービス購入型というものになりまして、基本的には想定される経費に対して市から支払うという形を想定しております。自主事業という部分に関しましては、例えば運営業務のうち、学校施設活用の業務の部分で地域の方々を対象にしたイベント等の企画ですとか、また放課後の体験活動の提供というところで、児童に対して放課後に知育や運動ですとか、そういった文化活動も含めた体験活動を提供するというところがある程度企画力といいますか、事業者の提案の幅があるところでございます。 ◆木目田 委員 PFIではないんですけれども、前に行った愛知県の半田市の民間体育館運営、中学校体育館運営みたいなときは、そこはプールがあったんですけれども、今回この新たな学校はプールがあるか分からないですけれども、プールがあったときに空いている時間に地域の人が利用できるみたいな、いわゆるセキュリティーのゾーニングみたいなものをやるのかどうか。体育館とかはあまり自由に使うというのはちょっと想定しづらいんですけれども、その辺というのはどういうお考えなんでしょうか。 ◎施設課長 学校施設については、ゾーニングをしっかりしまして、地域の方にも使っていただけるようなセキュリティーラインの構築というのは意識してやっていきたいと思っております。  今回、新たな学校づくりで建設する学校については、プールも設置していく形になっておりますが、その時点で市民の方に開放するとなると、施設の面でそういう仕様にはなっていない部分もありますので、そこについてははっきりしないとかするとか、そういった形は今検討中ということで申し上げにくいような状況になっております。すいません。 ◆松葉 委員 学校施設活用の例で、今のお話ですと、ここの2ページに、これまで学校開放運営委員会というのがあったと思うんですけれども、PFI導入後になると、そういう方々は一般利用者という感じになるんですか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 こちらについて、今現在、PFI事業を行う対象の学校について、こちらの現在の案としては、システムを導入する予定がございますので、そちらについては、ある程度システムから誰でも予約できるようにということを想定しているんですけれども、実際それぞれの学校について、今、学校開放運営委員会の方々が中心となって開放活動を行っておりますので、今現在、担当部署のほうでそれぞれの開放の委員長さんと統合後、PFI導入後、どういうふうにその学校で利用していくかということを個別に委員長さんと調整を行っているところでございますので、今現在ではこういう案なんですけれども、そちらについては今調整中というような状況でございます。 ◆田中 委員 今、松葉委員がご質疑したところと関連してなんですけれども、この2ページ目の絵を見ると、その他団体、自治会ですとか保育園というのが一般利用者と同列のように受け取ってしまったんですけれども、例えば保育園で学校の校庭を借りて運動会をするとか、若干一般利用者とは違う扱いに今なっているんじゃないかなと思うんです。その辺について、細かいところで申し訳ないんですけれども、優先順位みたいなものはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 現在、おっしゃっていただいたように、各学校は、例えば保育園が運動会で校庭を使ったりですとか、地域の町内会やボランティア団体の方々が使っている部分がございます。そちらについて、例えば一般の方より場合によっては優先をするですとか、大前提としては、まずは学校で活用するところを最優先としておりますので、そこの部分に含めるか等について、今、担当部署と調整しているような状況でございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。しっかりとその点は優先していただきたいなと思います。  もう1点、PFIのことで伺いたいのが、具体的な施設、設備がPFIだと要求水準書に基づいてということになると思うんですけれども、学校の建設というところでは、例えば新しく町田第一中学校ができたときに、手すりの高さなんかも子どもに合わせたような形とか、先生方がどういった施設が欲しいのかとかというところというのは、通常であればとても細かく要望を聞いたりとか、それに応えたりということはあると思うんですけれども、その辺については、具体的な要望を聞いたりとか応えたりという機会というか、そういったことというのはできるものなんでしょうか。 ◎施設課長 学校や児童生徒など使用する人の意見がどのように反映されるかということだと思うんですけれども、PFI事業でおいても、学校を建てるときには設計という段階を踏みますので、その段階で学校等へのヒアリングを行うなどして、標準的なものは教育委員会側とか設計業者のほうで詰めていくんですけれども、ニーズについてもいろいろ拾いながら、できる限りの反映ができたらというふうに考えております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  別な点で、ごめんなさい、6ページの薬師・金井地区統合新設中学校における意見交換会の開催についてなんですけれども、当初これは年内の予定だったかと思うんですけれども、開催時期は変更があったか。もし変更があったのだったらば、その理由などを伺いたいです。  この周知先については、小学校が6校もあると、関係する小学校が大変多いというのは本会議の熊沢議員の一般質問でもあったと思うんですけれども、地域をもっと広く見て、その建て替えの順番も含めて見直しが必要ではというような指摘もあったと思うんですけれども、そういった中でも、この薬師・金井中学校のところについては意見交換会を開催して大丈夫なのかというところをちょっと確認させてください。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 まず、意見交換会の日程につきましては、当然この意見交換会を開催するに当たって、我々職員が地域の町内会の会長さんですとか、学校のほうですとか、保護者の方々に事前にある程度概要なりを説明した上で、開催に向けて準備を進めているところでしたので、前のほかの地区ともしかしたら日程が違う部分はあるかもしれませんが、最終的にある程度説明が終わった段階で、この2月というのを選ばせていただいたような状況でございます。  こちらの周知先なんですけれども、やはり「広報まちだ」とか市ホームページは市内全域にということだと思うんですけれども、主に「新たな学校づくり通信」に関しては、地区に限定したものでございますので、その通学区域内にある中学校ですとか小学校、また隣接している小学校から希望して移られている方もいらっしゃいますので、その辺をある程度カバーできるようなところには配っていきたいと思っております。  現在、計画自体の点検という部分はありましたが、これ以降そこの部分は並行して進めていきますので、こちらはこちらで計画に基づいて一つずつ進めていきたいと思っております。 ◆今村 委員 本町田地区、南成瀬地区の校歌・校章の作成についてということでご報告を受けました。進行もあるので1問で終わらせたいので、少し丁寧に質疑をしますけれども、地域の皆さんの声を聞いて丁寧に進めていただいていることはとても評価をしますし、しっかりやってもらいたいんですが、これからずっと今後、各地域で同じように新たな学校をつくるときに、この形でやっていくんだと思うんです。  今、評価しているというふうに申し上げましたけれども、大切なのは歴史をきちっと継承していくということですから、新たな学校ができるということは、なくなってしまう学校もあるということで、市制50周年のときに退職校長会の先生方が町田の校歌と校章について、とても丁寧な冊子を作っていらっしゃると思います。  このことについては、今日初めてなので指摘をさせていただきますけれども、しっかりとそうした今度使われなくなってしまう校歌・校章、これにたくさんの方が携わってくださっていて、今まだ声をかければ、私も想像できますけれども、ご存命の方もいらっしゃいます。だけれども、もう亡くなってしまっている先生方などもおりますので、一方で、そうしたところもきちっと配慮してくださっているんだろうなと思いますが、どう市として対応していこうかということ、またはそのことについて何かあればご答弁いただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 校歌・校章作成に当たって、どういうふうに皆さんから意見を集めたかとか、どういうふうに進めていくかということだと思います。先ほど委員ご指摘のありました校長会で市制50周年のときに、校歌・校章なりというのをまとめられて、そこにはそれぞれの学校のつくってきた背景ですとか思いだったり、校章だったら、どういったことをイメージで作られたかということがございます。そちらに関しては、その部分を基本計画検討会に出させていただいて、委員間で共有した上で実際に校歌・校章のイメージとかを募集する際には、そのリーフレットに、そこの部分も記載させていただいて、今までこういった皆さんが大切にしてきた校歌・校章があるんだよということを踏まえた上で、イメージ等というのを募集させていただいております。  また、この意見募集の際には、それぞれの学校にある例えばOBの団体ですとか、そこから卒業していった中学校ということもありますので、その中学校のほうにも、こちらのアナウンスはさせていただいて、意見を集めているようなところでございます。今まで地域の方なり様々な方が携わってきた校歌・校章について、重みや背景を踏まえた上で作成を進めていきたいと思っております。 ◆今村 委員 これからのことは、過去のことも事例として取り上げていただいていいんですけれども、記録を残しておかないと、なくなってしまう学校の校歌・校章について、50周年で記録は一度残っていますけれども、今度これから始まるところは残すのか残さないのかが分からなかったので、私は残すべきだと。ああいう形できちっと記録をつくるべきだというふうに思っているので、そのことについても、今のうちからきちっと丁寧に準備してほしいなと思っているんですが、もう1回ごめんなさい、どうですか。 ◎新たな学校づくり推進課担当課長 地域によっては、おっしゃっていただいたように、今まで大切にしてきた校歌とかというものを、例えばどこかで流してくれないかですとか、どういった形で残してくれないかということをいろいろいただいておりますので、実際には今ある校歌・校章をどういうふうに残していくかというのはまだ決まっている状態ではないので、基本計画検討会で地域や学校にも諮りながら検討していきたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後3時12分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時39分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(学校給食における食育の推進について) ○委員長 行政報告、学校給食における食育の推進についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎学校教育部長 学校給食における食育の推進について報告させていただきます。  詳細は担当者から説明させていただきます。
    ◎保健給食課長 それでは、学校給食における食育の推進について説明いたします。  資料をご覧ください。  2022年、昨年ですが、9月28日に町田市学校給食問題協議会へ諮問しました学校給食における食育の推進について、2023年、本年11月21日に二次答申を受けましたので、報告をいたします。  まずは項番1の二次答申の概要についてでございます。  子どもたちが義務教育期間終了の時点で食を正しく選び取れる力及び正しい食行動を実践する力を身につけられるよう、以下の5点に考慮した上で、生きた教材である学校給食を活用した食育を実践してもらいたいとのことでございます。  まず、その留意点の1点目でございます。小中学校9年間における発達段階に応じた食育の推進については、一番最後にもありますように、食事の重要性の理解以下に記載されている6つの資質、能力を獲得、蓄積することを目的に、小中学校の9年間を通じて全小中学校で子どもの発達段階に応じた食育を推進することとされています。その推進に当たりましては、その食育の推進の体系や実施手順を定めた食育プログラムを策定し、計画的かつ継続的に取り組むこととされています。  2点目の連携による食育実施については、学校全体で食育を推進し、家庭をはじめとした地域の様々な主体と連携した食育を実施することとされています。  3点目の体験型の食育推進については、農業体験などの体験を多く取り入れ、食育を推進することとされております。また、デジタル技術を取り入れて食育に積極的に取り組むことともされています。  4点目の個別的な相談指導についてでございますが、子どもたちが個別に抱える健康課題について、栄養指導及びその管理を、給食を活用しながら取り組むこととされています。  2ページ目の5点目になりますが、教育委員会のサポート及び学校間の協力体制については、教育委員会がサポートを行うとともに、学校間が協力し、食育を推進することとされています。  項番2の今後の食育の推進についてでございますが、協議会からは、先ほどの項番1のとおり、食育を推進する際に考慮すべき5つの指定について答申をいただきました。この5つの視点に基づく食育を実現するために、小中学校9年間に実施する食育の体系や実施手順を定めた、先ほども申し上げていますが、食育プログラムも策定して実施を推進してまいります。  項番3の今後の町田市学校給食問題協議会の協議については、給食費について、6月に国が給食費無償化の検討を開始することとしたことから、国の動向を注視しつつ、他市の動向を調査するため、協議を一時中断しておりました。このたび、他市の学校給食に関する動向調査が終了し、この調査結果を踏まえ、12月に協議を再開いたします。  2024年1月に協議を終了する予定で、2月に答申がなされる予定になっております。  3ページ以降は参考として二次答申を添付させていただきました。  説明は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 1点、最後にお話しいただきました今後の学校給食問題協議会の協議についてなんですが、いわゆる無償化、国の動向を注視しつつ、我々議会としても求めておりますけれども、無償化に向けて様々他市の動向を調査していただいて、12月に協議を再開するということでありますけれども、これも都議会のほうから都知事に要望して実現されつつあると聞いておりますけれども、例の東京都の無償化の方針であります。  これによって、今まで他市の動向もしっかり調査をいただいているんですが、他市も状況が変わってくると思うんですが、12月から協議を再開するに当たって、その辺の東京都の動きに合わせて、どのように議論を積み上げていくのか。引き続き、連携した中で調査も必要だと思うんですが、その辺、いかがですか。 ◎保健給食課長 12月5日に東京都議会で知事が所信表明の中で、給食費無償化を行う市区町村に対しての補助、支援を行っていくという表明をされております。こちらについては、様々な報道機関で報道されており、都民をはじめ、町田市民の方も非常に期待感を寄せていると認識しているところでございます。  私どものほうも、この詳細についていち早く内容を把握したいと考えているんですけれども、まだ東京都のほうが詳細を明らかに、問合せをしても問合せに応じてはいただいていない状況でございます。こちらのほうは、まずは情報収集を行いまして、明らかになった段階で、まず町田市のほうの対応についても検討してまいるとともに、内容についても協議会に報告を差し上げて議論、協議をしたいと考えております。 ◆藤田 委員 東京都の注視をしてというか、協議に当たって、これはこちらからの求めている側からの要望なんですが、東京都のほうで聞いているのは、我々が議会のほうから聞いているのは、東京都のほうで学校給食の無償化の方針を出して、今おっしゃったように知事から方針を出して、ついては、そこのところの補助も2分の1とかいろいろ聞いておりますけれども、我々が東京都としての方針に賛同してくれる自治体、いわゆる無償化に向けて一緒にやっていきましょうという自治体に対して補助をしていくという仕組みと聞いているので、その辺、積極的に東京都と方針も合わせて、町田市も今後協議の中で進めていただければと思いますので、そこは要望とさせていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎保健給食課長 先ほども申し上げましたように、町田市民の方も、この報道を聞いて非常に期待感を寄せていると私も認識しているところでございます。こちらについては、内容を把握しながら真摯に対応していきたいと考えております。 ◆今村 委員 それでは、同じところなので、今、確認ができた東京都の動向も新たに加えて審議をするというお話でした。今、町田市はデリバリーのお弁当方式をしていて、全体でたしか2,900食ぐらいでしたか、委託をしているところの業者さんが仮に今報道があるような、来春に負担軽減を東京都がするということですから、町田市も一部の負担軽減をすれば、全員対象になれば全員分出せるのかもしれませんけれども、ただ、実質的には何か難しいのではないかというような気がするので、ちょっとそこの確認をさせていただきたい。  今、手引などを見ると、アレルギーがあるお子さんなんかは、例えば牛乳だけ、ランチボックスは注文しないでもとか、またはランチボックスだけ注文して、牛乳アレルギーがある方は牛乳は除去するというような方式があるようで、幾つか給食も何か種類があるんですかね。ちょっとそこの確認も併せて教えていただきたいと思います。 ◎保健給食課長 給食の類型としますと、一般的には学校給食法施行規則で決められているように、主食と副菜、そして牛乳がついた完全給食が1つ。2つ目が補食給食といって主食はご自分で持参して、おかずと牛乳のみ、それが2類型目。3類型目に関しては、牛乳のみというミルク給食という3つの類型を法令上は定めてられていると考えております。  あと、1点目のほうは、2,900食ということ、最大で。今、中学校については選択制のランチボックス形式を導入しているところですが、こちらのほうは2つの民間の調理業者さんに調理の委託をしているところでございます。この2者の業者さんに最大限調理をお願いするとすると、今のところ、2,900食というようなお話をいただいているところでございます。最大の調理可能数ですね。 ◆今村 委員 分かりました。来春となると時間があまりないので、先ほどご答弁にもありましたように、学校給食、全員給食を待ち望みながらも、今の3年生や2年生、一部間に合わない子どもや世帯のお子さんたちもいらっしゃるので、ぜひ何かしらいろいろと工夫をしながら、少しでもそうした給食や、また全員一緒に食育ができるような環境づくりをしていただきたいなと要望をしております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(学びの多様化プロジェクト2024-2028の策定について) ○委員長 行政報告、学びの多様化プロジェクト2024-2028の策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎学校教育部長 学びの多様化プロジェクト2024-2028の策定について報告させていただきます。  詳細は担当者から説明させていただきます。 ◎教育センター所長 それでは、学びの多様化プロジェクト2024-2028について説明させていただきます。  14分の1ページをご覧ください。  このプロジェクトは、支援が必要な子どもたちが学びにつながり、学びを継続し、社会で活躍できるよう、現在の町田市の不登校施策を集約し、今後の不登校施策の方針と行動計画を定めたものです。  保護者や子ども自身など、当事者にも届くことを想定し、分かりやすい表現でページ数を抑え、読みやすいように表現や内容を工夫いたしました。  策定の背景といたしましては、町田市における不登校児童生徒数は、この10年間で2.5倍になりました。現在、全国的には、中学生の不登校発生率は6.0%であり、不登校はどの子にも起こり得ることと考えられます。  また、2016年の教育機会確保法により、不登校児童生徒に対する教育機会を確保することが求められるようになりました。  さらに、2023年3月には、全国的な不登校児童生徒の急増に対し、文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を策定しました。  町田市においては、現在、(仮称)町田市子どもにやさしいまち条例の制定が検討され、学びたいことを学べるようにすることや相談支援を受けられることが盛り込まれる予定です。  それでは、14分の3ページをご覧ください。  こちらからが本編になります。  14分の4ページをお開きください。  まず、「00はじめに」では、本プロジェクトの位置づけを示しています。  続いて14分の5ページをご覧ください。  「01基本方針」です。ここでは「学校に行く子も行かない子も、安心して育つまちだ」を基本方針とした理由を記載しております。  学校を休んでいる状況でも、必要な学びが得られるよう取り組んでいくということで、次のページからは取組内容の記載になっています。  14分の6ページ、7ページをご覧ください。  「02相談の場づくり」につきましては、お子さんが学校をお休みすることが続いたり、「学校に行きたくない」と言ったりしたとき、どこで何を相談できるかを示しています。  6ページの教育センターの教育相談や7ページ、校内の専門職など相談先について解説をしております。  14分の8、9ページをご覧ください。  「03学びの場の確保」についてです。こちらは、子どもたちのそれぞれのニーズに合わせた学びの場、例えば8ページ、教育支援センターのけやき教室、くすのき教室、学びの多様化学校、9ページでは校内教育支援センター、教育支援センター分室の紹介や取組を解説しております。  14分の10ページをご覧ください。  「04保護者の支援」です。保護者の支援について、どこをどのように利用できるか、一目で全体像が分かるものとしました。  今まで保護者同士が交流をしたり、情報を共有する場がありませんでしたので、保護者の会の実施について載せてあります。  14分の11ページをご覧ください。  「05資料:不登校支援の現状と取組」です。  11ページから13ページにかけては、町田市の不登校児童生徒の推移や今までの不登校児童生徒への支援について、そして今後の取組予定、取組図を載せてあります。  14分の14ページをご覧ください。  最後のページには、不登校関連の情報を集約したホームページにつながる二次元コードを掲載する予定となっています。  14分の1ページにお戻りください。  項番3、周知方法ですが、電子配付及びホームページ上で公開をいたします。  「4 今後のスケジュール」ですが、12月中に教育委員会定例会に報告し、同じく12月中にホームページ上で公開します。  その後、2024年1月に定例校長会で説明し、各学校へ電子配付をいたします。  説明は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。幾つか確認をさせていただきます。  14分の9ページですか、校内教育支援センターですとか教育支援センター分室など、2024年度から精査しながら増やしていくということなんですけれども、この規模感を教えていただければと思います。例えば年に何校ずつ広げていくということなのか、また、その地域などもそれぞれ、いわゆる5か町村というか、そういう地域に並行して広げていくのかなど、そのあたりを教えていただきたいと思います。 ◎教育センター所長 校内教育支援センターですが、この9月から、1校は10月から開始をしております。今現在、その状況を見ているところですので、今後どのような形になるかは今後検討になります。  あわせて、今、教育センターでのけやき教室、くすのき教室、こちらのほうが小学生が31名、中学生が138名の登録が昨年度末ありまして、かなり多くの子どもたちが通室をしています。市内に1か所ということで、交通事情によって、時間によって通いにくい場合もありますので、それと併せて利用者が増えていることで、活動単位の集団が大きくなってしまうというのもありますので、そのようなこともあって来年度、1つ、分室という形で教育支援センター分室というのを設置する予定で今、作業を進めておりますので、今後、分室と校内教育支援センター、それらをどういうふうにつなげていくかというのを検討しながら進めていきたいと考えております。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。校内教育支援センター、中学校に配置されたと思うのですけれども、それを精査しながら今後の展開について検討するということなんですが、小学校については検討されていくんでしょうか。 ◎教育センター所長 小学生についても、今後検討していく予定でおります。 ◆松葉 委員 分かりました。  それから、来年度は分室をということなんですけれども、これはどの辺りの地域にというところはもう決まっているんでしょうか。 ◎教育センター所長 現在、予定ですが、小山地域のほうにまず初めに開設したいと考えております。 ◆松葉 委員 分かりました。はい。ここは1か所というところではなくて、本当に地域で学べる居場所をつくるというところが大事だと思いますので、ぜひ力を入れてお願いしたいと思います。  もう1点、保護者の会、これは一般質問とかでも要望させていただいたと思うんですけれども、今回、2024年度に定例的な会を立ち上げるということで、14分の6ページに記載されているんですけれども、これはどういった単位とか、具体的な保護者会の体といいますか、そのあたりを教えていただけますでしょうか。 ◎教育センター所長 こちらのほうは来年度から実施予定でいまして、現在、内容は検討中でございます。参加人数とか地域にもよるので、その辺も含めながら、どのような形でやっていこうかというのはこれからの話になります。 ◆松葉 委員 やはりなかなか学校に行けていないご家庭の保護者がつながるということはすごく難しいと思うんですね。せっかくこういう会が立ち上がるので、どういう形でそういった方々を募るのか、どういうふうになるか検討中ということなんですけれども、保護者が孤立しがちですので、そういった方々に本当に寄り添って、一人でも多くの方が保護者の会につながるような周知の仕方だったりとか、そのあたりは丁寧に考えていただきたいなと、これは要望しておきたいと思います。 ◆田中 委員 1点だけ伺います。校内支援センターについてなんですけれども、始まったばかり、まだ3か月ぐらいなのであれなんですけれども、通っている生徒さんの人数ですとか、指導される方は、ちょっと聞いた話だと、教材が買えなくて困っているみたいなお話も聞いたので、そのあたりの対応とか、始まったばかりで申し訳ないんですけれども、現状を教えていただければと思います。 ◎教育センター担当課長 今お話しいただいた各学校の取組の状況なんですけれども、モデル校として4校設定をさせていただいているんですけれども、実績報告等を参考にさせていただくと、各学校においても開室時には数名の生徒がどの学校においても来室しているといった状況です。学習支援員が個々の相談に応じたりとか、あと各自が取り組む学習内容、そういったものを一緒に考えたりして適宜支援をしたりとか、そういった活動を実施しているところです。  現状等を踏まえても、担当の教員と学校の担当者というんでしょうか、そういった方が連携を図りながら、常に学校でどういった取組をしているのかというところを共有させていただいているところです。実際に管理職の先生等からお話を伺うと、ずっと学校のほうに長期間登校できなかった子が、こういった別室登校の趣旨等を話したところ、そちらのほうには通うことができるようになったという報告も数件いただいております。  あと、実際の使用状況というんでしょうか、そういったところも、実際今、その取組状況とか、そういったところを踏まえて、今、人件費というところだけでの計上にはなっておりますけれども、改めて学校の取組等を踏まえて今後検討していきたいと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後4時5分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時7分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第109号議案(生涯学習部所管部分)
    ○委員長 第109号議案を議題といたします。  本案のうち、生涯学習部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎生涯学習部長 第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算のうち、生涯学習部所管分について、ご説明申し上げます。  補正予算書の16ページをお開きください。  第16款、都支出金、第2項、都補助金、第8目、教育費都補助金、説明欄、都指定文化財保存事業費の62万3,000円の増額につきましては、東京都指定史跡、小山田一号遺跡復旧に係る令和5年度東京都文化財保存事業費補助金が交付決定されたことによるものでございます。  生涯学習部所管分の補正予算の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって生涯学習部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況について) ○委員長 行政報告、鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎生涯学習部長 行政報告、鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況についてでございます。  鶴川図書館につきましては、図書コミュニティ施設に向け、施設の運営団体が設立されました。  また、施設改修の日程が決まりましたので、それらの状況について図書館長からご説明申し上げます。 ◎図書館長 それでは、タブレットの資料をご覧ください。  町田市立図書館では、将来にわたり町田市の図書館サービスを継続していくために、町田市公共施設再編計画及び効率的・効果的な図書館サービスのアクションプランに基づきまして、図書館再編の検討を進めているところでございます。  鶴川図書館では、図書コミュニティ施設の運営団体が設立され、施設改修の日程が決まりましたので、ご報告いたします。  まず、資料の項番1「図書コミュニティ施設運営団体の設立について」でございます。  これまで、準備会による検討が進められてきましたが、このたび、11月21日に運営団体が設立されました。  名称は、一般社団法人つるかわ図書コミュニティ施設運営協議会でございます。  また、鶴川地区協議会と町田市が設立時社員となっております。  役員につきましては、理事の方が5名、法人の業務を監査する監事の方が1名で、鶴川地域で活動する団体の代表者や鶴川図書館周辺の自治会の代表者などで構成されてございます。  続いて、項番2をご覧ください。  施設改修についてですが、レイアウトについては、本日、次のページに別紙1で資料を添付してございます。  9月30日と10月1日に開催された2023鶴川団地秋祭りにおいては、新たな施設の利用方法や過ごし方、どのような活動をしたいかなどについて、レイアウト案の模型を展示いたしましてご意見をいただいたところでございます。2日間で、延べ103人の方々からご意見をいただきました。いただいたご意見を踏まえ、施設改修を実施いたします。  続きまして、項番3をご覧ください。  先ほど施設改修中に鶴川図書館は休館をいたします。休館の期間は、2024年2月1日から3月11日でございます。  また、休館中の2月6日から3月5日までにつきましては、月曜日と2月8日の木曜日を除きまして、予約本の受取りができます。場所は、UR鶴川管理サービス事務所の隣にございます鶴川図書館おはなしの部屋で実施いたします。ちょうど鶴川図書館本館の前の部分にもなります。  それでは、最後に施設改修後のスケジュールでございます。  まず、2024年4月からは、施設改修により広くなったスペースで運営団体によるコミュニティ機能の運営が始まります。  2024年度中は、鶴川図書館は公立図書館の位置づけを維持いたします。  2024年9月に、町田市立図書館条例の一部改正についての議案を提出する予定としております。議決をいただきましたら、2025年3月末で公立図書館としての運営を終了いたします。  そして、2025年度からは、民設民営の図書コミュニティ施設として運営を開始いたします。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 大きく3点伺いたいと思います。  1点目は蔵書についてです。改修後について、レイアウトの図も載せていただいておりますけれども、改修後の蔵書は大体どのぐらいになるのか。また、そのうち児童書については何冊ぐらいになるのか、分かれば教えてください。  また、2025年4月に、当初に市民団体による運営になる時点では、町田市の図書の本はないのかもしれないんですけれども、大体何冊ぐらい図書というか、本があるというような想定になるのか、まず2点お伺いします。 ◎図書館担当課長 今回、改修後のレイアウトを添付させていただきまして、この改修後のレイアウトの場所に収まる本の数で言いますと、おおむね1万5,000冊から2万冊程度の蔵書を置くことができるという予定でおります。  児童書の割合なんですけれども、これは今後、運営団体による運営に本格的に切り替わった際には、その運営団体のほうが考えることになろうかと思うんですけれども、当面、2024年度は公立図書館として運営してまいりますので、そのときには現状の割合をおおむね同じような形に置くということを今想定して準備を進めているところでございます。  あと、運営が民設民営に切り替わった後の町田市の蔵書を置くか置かないかという点だとは思うんですけれども、基本的には町田市の本は町田市立図書館の本としては置かずに、運営団体として引き続き、その本を置き続けるのであれば、お譲りして置いていただく、またはご自分たちで必要な本などは準備していただく、そういったことを考えております。 ◆田中 委員 ご答弁ありがとうございます。  図書館のほうは2024年度当初になると、なくなるというようなお話だったんですけれども、とはいえコミュニティ施設というところでは、大体その本について何冊ぐらいというふうに想定されているのか、それはもう運営団体のほうに任されているのか、そこを確認したい。  あと、具体的にスケジュールなども決まってきている中で、これまで鶴川図書館については、重ねてワークショップや説明会もやっていただいております。鶴川図書館と地域の関わりというところを、その中でつくってきたと思いますし、鶴川図書館の今後について、やはり関心を持つ人も多いと思います。この件についての説明会や報告会などは検討されているんでしょうか。 ◎図書館担当課長 現在、改修を進めて新しいレイアウトになりまして、大体1万5,000冊から2万冊程度置けることになりますので、恐らくはそのまま引き続き、新しい運営団体の方も、そういった本を置くのかなと思っております。  ただ、これから実際にどんどん運営の中身が具体化されていく中で、ご自身たちが管理し切れないところもあろうかと思いますので、その中で恐らく運営団体の中で判断されたり、我々ももちろん支援していますので、一緒に考えていきたいなというふうに思っております。  2点目の今後の説明会ということなんですけれども、今回も鶴川団地の秋祭りでご意見を皆様から広く伺っていたりしております。今後も改修後などにもイベントを開催したいと考えておりまして、こういった場で広く地域の皆様からご意見をいただいていきたいと考えております。 ◆田中 委員 最後にします。すいません。  地域の中には、これまでの行政報告の中のお話なんかでも、司書の資格を持っている人がいなくなってしまうのではないかとか、いろいろ議論があったと思うんですけれども、地域の中で司書の資格を持っている方の参画ですとか、やはり鶴川図書館を地域で盛り上げたい、盛り立てたいと思っている方々、先ほどと重なりますが、ワークショップなどをやってくださっている中で関心がやはり高いという状況があると思います。  そういった方が、鶴川図書館に対して何か力になりたいなというふうに思っていらっしゃる方がいた場合、そうした方々をつなげるような役割というのは、市のほうでご協力いただいたりということはできるんでしょうか。 ◎図書館担当課長 今の鶴川図書館、新しく生まれ変わるという形でやっておりますので、関心を持っていただいて一緒にやっていきたいという方がいらっしゃいましたら、お声がけいただければ、我々のほうでも一緒にできること、一緒に取り組んでまいりたいとは考えております。 ◆藤田 委員 1点、最初に、またいきなり図書館の再編とかというのが来ちゃうので、誤解されているところもあると思うんですけれども、そもそも2番のところの転換に向けた改修のところでお伺いするんですが、もともとこの場所というのは、図書館の再編というよりも、図書を一つのツールとして、さっき教育委員会で不登校の子どもたちの居場所だとか、学習支援だとか、あるいは子育ての方々の相談の場であったり、いわゆる後ろのコミュニティ機能というか、そこを図書を中心としてというのがコンセプトだったはずなんです。  だから、設立団体のところに、そういったいろいろノウハウを持っている人たちが集まっている鶴川の地区協が受け入れていく、そこは意味があると思うんですけれども、改めて改修に当たって様々意見も取り入れて今度改修をしていくんだと思うんです。ここに図も示されて、そもそも図書コミュニティ施設としてのコンセプト、そこをもう1回確認させていただいていいですか。図書館の再編ということではないと思うので、そこのところをお伺いしたいと思います。 ◎図書館担当課長 新しい価値をつくっていくというところが一つすごく大事だなと思っておりまして、今回、地域の方々から、2年から3年かけていろいろお話を伺っていく中で、やはりコミュニティーの機能ということであればぜひ協力したいということでいただいておりますし、多世代が交流できるような場所が必要だというふうにもお声をいただいているところでございます。  そういった場所をつくっていくという点が、やはりすごく大事なところだと考えておりまして、今回の団体の法人の目的の部分にも、そういった誰もが豊かなつながりを持って表現できる地域社会づくりを目指す団体として、これから活動していくんだというところが盛り込まれていますので、やはりそういったコミュニティーというところは基軸としてやっていく。  あとは本を介すというところで、本を持つ可能性というのは我々も感じていますので、本を通じて、本を介してコミュニティーをつくってくというところを取り組んでいきたいと思っております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後4時20分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時22分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第109号議案(文化スポーツ振興部所管部分) ○委員長 第109号議案を議題といたします。  本案のうち、文化スポーツ振興部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算のうち、文化スポーツ振興部所管分につきましてご説明申し上げます。  初めに、補正予算書の12ページをご覧ください。  第2表、債務負担行為補正でございます。  追加分の4段目、総合体育館空調設備整備事業の事業期間が複数年に及ぶことから、令和5年度から令和8年度まで限度額1億1,000万円の債務負担行為を設定するものでございます。  次に、歳出でございます。  補正予算書の30ページをご覧ください。  第10款、教育費、第3項、保健体育費、第1目、スポーツ振興費、説明欄の屋外スポーツ施設費の342万2,000円の増額につきましては、成瀬クリーンセンターテニスコートの管理棟の緊急修繕に伴う休業期間中の利用料収入相当額を補填するため、補償・補填及び賠償金を増額計上するものでございます。  文化スポーツ振興部の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって文化スポーツ振興部所管部分の質疑を終結いたします。  休憩いたします。              午後4時25分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時27分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況について) ○委員長 行政報告、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 行政報告、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況についてご報告いたします。  詳細につきましては担当からご説明を申し上げます。 ◎パークミュージアム担当課長 それでは、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況についてご説明いたします。  資料をご覧ください。  まず「1 (仮称)町田市立国際工芸美術館整備工事について」の(1)の整備工事に係るプロポーザルの中止についてですが、プロポーザル参加者から、期日である10月18日17時までに技術提案書が提出されなかったため、プロポーザルを中止としました。
     参加者の辞退理由としては、資材価格の高騰や技術者の確保が難しいことなどがございました。  (2)のコンストラクションマネジメントの導入についてですが、適切な工事の発注に向けて、設計図書を客観的な視点で検証し、工事費や工期、工法などが適切であるかを評価・見直しをするコンストラクションマネジメントを今年度、導入いたします。  業務の内容につきましては、工事価格の適正性の確認や工事計画の再確認などがございます。  次に、「2 官民連携による整備運営事業について」の(1)整備運営事業に係るプロポーザルの中止についてですが、(仮称)国際工芸美術館整備工事の施工者選定のプロポーザル中止に伴い、2つの美術館などの運営を行う芹ヶ谷公園パークミュージアム整備運営事業のスケジュールを変更することとしました。公募条件を見直しすることになるため、整備運営事業者を選定するプロポーザルについても、中止といたしました。  PFIで行う本事業の主な業務範囲は、(仮称)国際工芸美術館の維持管理・運営のほか、以下に示しているとおりでございます。  (2)の美術館条例(公の施設の設置管理条例)制定の延期についてですが、整備運営事業の事業者を選定するプロポーザルを中止としたため、条例の制定は延期することといたしました。  最後に、「3 「Future Park Lab 2023 Autumn」の実施について」ですが、2023年11月11日(土)に「Future Park Lab 2023 Autumn」を開催いたしましたので、その状況をご報告いたします。当日は、延べ1,500人を超える方々に参加していただき、公園の魅力や新たな活用方法を伝えることができました。  (1)の芹ヶ谷公園でアートな動物園2023についてですが、町田市内の福祉施設クラフト工房La Mano所属のアーティスト・尾崎文彦さんの描いた、動物たちのアートバナーの絵を昨年度に引続き屋外展示いたしました。  同時に、公園内の動物の絵を探して、シールを集めるシールラリーや、オリジナル缶バッジを作るワークショップも行いました。  また、(2)の芹ヶ谷公園のどんぐりと桜の葉で染めよう!染物ワークショップや(3)のポニーと羊がやってきた!ななの羊毛屋ふれあい動物園で遊ぼうのほか、(4)にあるイベントなどを行いました。  子どもたちを中心に多くの方々に秋の公園の自然を楽しんでいただきました。当日の様子については、次のページに写真を掲載しております。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 それでは、本会議でもいろいろ議論がありましたけれども、その確認も含めて改めてお伺いします。  というのは、3回中止となっておりますので、オープンにというか、原因等も深くお伺いしていきたいと思います。  今、担当のほうからご説明がありました3度中止になっています。これはもう一般論でしかないと思うんです。資材価格とか人件費の高騰というのは、社会的な要因で容易に想像ができるところであります。  そういったことに基づいて、今度は契約のほうで出しているんだと思うので、改めて3度にわたって中止になったというのを契約のほうの立場から、同じ答弁になるかもしれませんが、お伺いしたいと思います。 ◎契約課長 3度の事業者選定が中止になったというところの理由についてでございますけれども、それぞれの参加の申請があった事業者から辞退の理由を聞き取ったところでは、金額が合わない、管理技術者や職人の確保ができないといった回答でございました。  こういったことから、契約に至らなかった要因といたしましては、やはり資材価格や人件費の高騰に加えまして、全国的な働き手不足というところの影響が出ているものだというふうに考えております。 ◆藤田 委員 契約の立場から、契約のほうでは出していくときというのは、しっかりとした見積り等も含めて、計算も含めて出しているのだと思うので、その結果が、そこのところに価格の面だとか、そういったところでなかなか条件として手を挙げにくい状況だったというのが確認されたんですけれども、ただ、これは漏れ聞いているところですよ。本会議でも出ていましたけれども、今回、そのほかに不調の理由として、地域からまだまだ理解されていないだとか、地域には結構反対があるので、なかなかそれぞれの請負業者さんというか、そういうところも手が挙げにくくて、地域事情で手を挙げないんだと、何か本会議でも出ていましたけれども、そういうところというのは実際あったのかどうなのか、そこを確認させていただいていいですか。 ◎契約課長 先ほど申し上げましたとおりですけれども、事業者からは金額が合わない、人出の確保ができないことが辞退の理由だと聞いております。  反対している市民の方がいるということで辞退に至るとか、そういったことについては聞いておりません。また、一般的に建設業界としては反対の声がある中でも、工事を行わないといけないケースというのは、通常起こり得るものだということもあります。ですので、そのことで参加を断念するという理由になるということはあまりないというふうには聞いております。 ◆藤田 委員 やっぱり我々も地域としても心配なのが、今回、コンストラクションマネジメント(CM)の導入に当たって、これからの地域との関係性です。今まで市等も含めて、共創的な対話も含めて、地域の意見だとか意見交換だとか、ここに至るまでも地域と接触をしたり、様々やってきたと思うんですが、CMがここに入ったということで、地域との関係性、これから主にマネジメントという感じで捉えるならば、地域の意見だとか、地域との対話だとか、その辺の部分のところはどういうふうな関係になるのか、ちょっと心配なものですからお伺いしたいと思います。 ◎営繕担当部長 CM業務なんですけれども、議会のほうでも答弁させていただいたとおり、近隣の方々との調整というのは特に含まれておりません。  ただ、確かに委員のおっしゃるCM導入を地域の方との関係に結びつけられないかというようなことだとは思うんですけれども、そういう問いに対して改めて考えてみますと、CM業務の内容の2点目、こちらをご覧になっていただいて、こちらに工事計画の再確認云々というのがあると思います。  こちらはプロポーザルでも求めていた、そういったものを想定しているものなんですけれども、こちらのほうを工事を進める上で、より効率的に行える方法がないか、支障があるものはないか、そういった視点で施工計画等の再確認を行ってもらう内容になっております。  例えば一例として、公園内での工事を行う上で、公園利用者や近隣の方々にとって安全な施工計画、こういったことができているかなどの確認などを予定しております。CMから、そうした検証結果が近隣の方々への配慮事項、こういったものになってくれば、今後の工事説明会などの話合いで伝えていければいいかなとは考えております。  いずれにしても、地域の方々の意見に耳を傾けるのは、市の役割だと考えてはおります。これまでも市は責任を持って説明は行ってきましたし、今後も続けていきたいと考えております。CMから得たこういった結果を、まず市のほうで受け止めて、市の判断で採用の可否を決めて、それを近隣の方々のこうした話合いに生かしていければいいかなと考えております。 ◆藤田 委員 安全の面もそうですけれども、地域の配慮というのは、やっぱり大事な部分だと思いますので、CMになったとしても市がそこに入るんだと思いますが、十分お願いをしたいところなんです。  ちょっとお聞きしたいんですが、今回、3度中止になってプロポーザルで行って、聞いている限り、間違ったら否定していただきたいんですが、今度また一般競争入札になる。違ったら言ってください。そういった中で、今後、CMが入って、なかなか言いにくい部分も、本会議でも聞かれてもなかなか出てこなかったんですが、実際に契約に至る過程というか、今度、契約で出していくプロセスの時期等も含めて、言える範囲でちゃんとそこをお示ししていただくのが必要だと思うんですが、その辺、いかがですか。 ◎営繕担当部長 これは議会でも答弁したように、今年度中にCMを導入いたします。その中で先ほども申し上げた工事価格の適正性や工事計画の再確認、あとはVE検討などを実施しまして、そこで得られた検証結果を次年度からの設計で反映していきます。  一方で、どうしても契約に至らなかった原因というのは、先ほども契約課長が申し上げたとおり、技術者がなかなかいなかった、あと職人さんとかがいなかったという原因もありますので、そこをまず見定めたいなというところで、そういった課題について、今回のCMに、今後のゼネコンのそうした状況についてリサーチしてもらおうかとも考えております。その結果を踏まえて、適切な契約発注時期を見定めていきたいと考えております。 ◆藤田 委員 そこでもう1点確認したいのが、ずっと僕が言ってきた、建物を建てるだけではなくて、ランニングというのが非常に大事で、それはCMが入って設計変更とかがあるのかどうなのか分かりませんけれども、そういった中で、今後、CMの中で、マネジメントの中で、これからのランニングというのも十分配慮された形で提案をされてくるという解釈でよろしいのか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎営繕担当部長 一般的には、VE提案の中には、品質を落とさずに、よりコストを低減した製品を採用することやイニシャルコストは変わらずとも、将来的な維持管理のしやすい製品の採用などもVE提案の要件となります。今おっしゃった、委員が一貫してこの委員会の中でもおっしゃられているランニングコストの削減といったことについて、CM業務の一つであるVE提案の中で検討してまいります。 ◆藤田 委員 最後にお聞きするのは、今まで議論を通じて3回契約に至らなかったというところも含めて、中止になってしまったというところも含めて、議会のほうでいろいろ建物の建設費の削減だとかというのはずっと言ってまいりました。営繕担当部長も今まで努力します、努力します、削減します、削減します、努力していきますという答弁でございました。  だけれども、率直に言って、これから議論していくに当たって、これは私の感覚です。出していった価格から、先ほど契約課長からもお話がありましたけれども、とてもとてもこの値段ではというのは率直に言ってあったんだと思います。そこのところは、いろんなヒアリングもCMも入ったとしても、僕の感覚からすると、正直言って億単位で足りないんじゃないかなと思っています。今の情勢とかも考えればね。  そういったところというのは、もっと率直に削減、努力します、努力しますということばかりじゃなくて、やっぱり適正な価格ってあるわけですから、今後、そういった幾ら安く叩いて、安く叩いてと言っても、下請にも影響もしますし、そういった面ではしっかりかかる部分は議会にも示す必要がある。それで次の入札なり契約に至っていくんだと思うんですが、そこのところはオープンに、CMとかも含めてこれから見積もっていくんでしょうけれども、そうした考え方を、しっかりそこの部分も示していく必要があると思うんですが、そこのところを最後にお伺いしたいと思います。 ◎営繕担当部長 なかなか申し上げにくいところではありますけれども、これまでも今までの答弁と同じように削減努力はしていきたいと思っております。  ただ、今おっしゃっていただいたとおり、これまでの設計に、昨年度までやった設計で今年度発注をしたわけなんですけれども、その設計の内容に何か新たに設備を設置したとか、また、仕様のグレードをアップしたとか、そういうことでは当然ありません。ちょっと開き直るような言い方にはなってしまいますけれども、工事費増という今後も想定されるものは、あくまでも資材高騰等の影響によるものだと、改めて皆さんに理解していただきたいということは訴えていかなければいけないかとは思っております。  そんな中で削減というのは、当然していかなければいけないと思いますし、仮に今、委員がおっしゃったような無理な削減をしていった場合に、そうすることで考えられるのは、今後、結局、機能向上に、そういったものに必要な追加で何かを設置しなければいけないとか、あとはおっしゃっていたランニングコストが高くなってしまったりとか、ランニングコストに関わる維持保全、こういったために工事費がさらに増えていってしまったりとか、そういうような問題が生じてしまう可能性もありますので、そこら辺をきちんと見極めて、同じ言い方になってしまいますけれども、適切な工事費を算出してまいりたいと思っております。 ◆藤田 委員 最後に、これはお願いしたいんですが、CMになったとしても今言った、これは今の情勢を見れば、万博を例に出すわけじゃないんですが、やっぱりかかりますよ。それをしっかり地域にも出して、では、どうしようか。改めて地域との対話というか、この延びた期間であっても、様々地域との対応も続けながら、そこのところ、出すべきところは、例えばなかなか難しいことであっても、しっかりとそういうのをお示しして、では、どういうふうな建物にしていこうかとか、時期等も含めて地域と意見交換をしながら進んでいくというのが必要だというふうに、もう深い議論を地域としっかり進めていっていただきたいと思うんですが、今後、踏み込んだ進め方になるかと思いますけれども、その辺、地域との対応を続けながら、そういったところをオープンにしてしっかり議論していっていただきたいと思うんですが、そこを最後に進め方として求めてお伺いしたいと思います。 ◎パークミュージアム担当課長 委員ご指摘のとおり、地域の方々とのお話合いは、11月にパークミュージアム会議も開催しておりまして、これは引き続きずっとやってきた部分でございます。そういった中で、きちっとご説明しながら、丁寧にご説明して、またご意見を伺う、こういったことをきちっと継続しながら、今後も進めてまいりたいと考えております。 ◆笹倉 委員 まず、CM業務のところなんですけれども、一般質問のときと、あと、今、藤田委員への答弁でも、今年度中に行い、そこで得られた検証結果によって次年度から設計に反映していく予定ということですけれども、導入してというところで、いつまでに――今年度中の3月いっぱいまでということですか――までに、どういうふうにいつまでに業者を選定して発注して、そして検証期間がどのぐらいあって、報告を受けるのがいつのタイミングなのかというもうちょっと細かいスケジュールを教えていただきたいです。 ◎営繕担当部長 CMの導入スケジュールということです。繰り返しになってしまうんですけれども、今年度中のCM導入というところで変わりません。今考えているのは、3月までそれを続けさせていただいて、3月までの間に、この資料、報告書にもあるように、この4つの項目を今考えているんですけれども、これをやっていただくような考えでおります。  そういう中で、先ほどもちょっと申し上げたこの4つ以外にも、工事発注タイミングとして、どの時期が技術者さんがいらっしゃるのかとか、そういったゼネコンさんへのリサーチというのも、これに加えてやっていただくというようなことで、その検証結果を踏まえて来年度工事に進んでいくという流れでやっていきたいと考えております。 ◆笹倉 委員 では、もうすぐにでもCM業者さんは選定を進めて、すぐに発注して、3月いっぱいまでにこの業務内容をやりつつ、工事事業者のほうにもということですか。3月いっぱいかけてということですか。3月、今年度中にその報告を受けるというか、CM業者からの報告を受けるのも今年度中という感じですか。 ◎営繕担当部長 おっしゃるとおりで、年度内にこの報告書を――報告書というか、成果物を出していただくことになると思います。年度内でございますので、これだけの内容をやりますので、3月いっぱいぐらいに最終的に成果物が出来上がってくるのかなというふうに考えてはおります。  そういう中で、例えばこういった将来予測、シミュレーションなどは先行して出してもらえないかとか、そういったことは今後調整をしていきたいと考えております。 ◆笹倉 委員 分かりました。その後の長期的なスケジュールの見通しとしては、もう見通しを立ててやっているのか、どのぐらいの見通しでやっているのか。先日、土曜日に国際版画美術館の外の看板を見たときに、まだ6月30日着工予定と書いてあったんですけれども、絶対それはないということだと思うんですが、見通しとして、どういう予定で、その後、進めていくのか教えてください。 ◎営繕担当部長 すいません、看板のほうは修正しなければいけないと思い考えておりますので、修正いたします。  見通しですね。このCM業務を終えて、今度、来年度、実は修正設計というものを始めていきます。修正設計というのは、ここまでいっちゃうと、もう今年度工事というのはあり得ないということになると思いますけれども、来年度の工事に向けて修正設計というのを来年度早々に始めさせていただいて、その修正設計というのは、当然もともと設計をやった設計事務所にお願いをしてやってもらいます。その修正設計の内容は、もともと当然こういうCM業務が入らない場合であっても、実施設計が終わってから実際の工事発注までに、ある程度期間が長くなっちゃったものなんかは修正設計というものはやっております。  ですので、修正設計というのがイコール設計図を全部書き直すとか、そういう意味合いではなくて、単価の入れ替えだとか、あとは見積り、今回の建物は結構メーカーの特注品が多いので、その特注品のメーカーのほうに見積りを取り直したりとか、そういったような作業をやってもらう修正設計を来年度早々に行うつもりです。その修正設計の中に今回のCM業務の成果を反映させるという内容で、そこで修正設計の内容にCMの内容をどこまで盛り込むかというのは市の判断、私どもの判断で検討していきます。 ◆笹倉 委員 そうなると、その修正設計の予算だったり、新しくCM業者からの意見を取り込んだ工事費が来年度計上されるという流れで、工事がいつになるかとか、そこまではしっかり考え、もう見通しを立てているんですか。 ◎営繕担当部長 工事の発注の見通しは、先ほども申し上げたとおり、まだ我々もいつの段階が、いつの時期が一番技術者さんだとか職人さんがいらっしゃるというのが分からない状況でございますので、そこら辺も見定めた状態で発注をしていくという考えでおります。 ◆笹倉 委員 修正設計は必ずあるということですね。分かりました。  業務内容のほうなんですが、工事価格の適正性の確認であったり、工事計画の再確認、支障がある場合は解決策の提案などと書いてあるんですけれども、結局、工事価格適正を見るために、内容の見直しであったり、物価上昇の工事価格変動の予測といった検証をするということかなと思うんです。そうなると、そういう検証をしてもらった結果、価格はこうなりましたという流れとなると、やっぱり価格はおのずと高騰するというか、増額になるという方向ですか。 ◎営繕担当部長 増額ということに関しては、先ほども申し上げたとおり、そこに関しては、我々としては、削減努力はしておりますので、増額になるということはまだはっきりとは申し上げられませんけれども、こういう状況の中できちんと着実に工事費を算出してまいりたいと思っております。 ◆笹倉 委員 増額になるとははっきり言えなくて、増額であるだろうという、この状況でそうだと思うんですけれども、こうやってCM業者を導入する、CMを導入するということで、現在の予算の中で計画の見直しをするという方向性はあるんでしょうか。 ◎営繕担当部長 もちろん、まずはその範囲内を目指していきたいと考えておりますけれども、その範囲内で算出できるかどうかというのは、現時点ではちょっとまだ不明な状況です。 ◆笹倉 委員 まず、目指して削減努力というのも分かるんですけれども、この範囲内で収めるパターンの見直し方法であったり、一つ一つを丁寧に見直していった計画の見直しであったりというふうに、一つのパターンではなく、そういう考え方も取り入れてほしいなと思って今質疑したんですけれども、今まで3回不調になっていて原因の解決、原因としては価格と人件費の高騰だったり、資材価格の高騰であったりということなんですけれども、市ができることとしたら、人を集めてくるとかはできないので、価格を変えるということしかできないと思うんですよ。  その理由づけとして、第三者の検証を取り入れているように思うんですね。なので、そうであるならば、資材価格とか人件費の高騰というのは今に始まったことではないので、もっと早い段階でしっかり検証すべきだったのではないかなと私は思います。  予算の削減を求めてきた立場としては、これ以上額が、適正に判断してこれだけですとか、これだけですというふうになっていくのはちょっと納得できないというところです。なので、もちろん、それは何でもかんでも金額を安くしようということではなくて、今ある計画で安く考えろという意味ではなく、今ある計画だから、それに合わせて計画を練り直すということだと、それはもちろん価格の高騰に伴って価格は上がるので、そうではなく、地域の方のご意見であったり、ランニングコストもそうですけれども、そういった全ての条件をもう1回見直して考えてみるということも必要ではないかなと。  新しく設計をし直すだとかということとか、都に申請を出して、また計画を申請したりするということって、それはまた時間もお金もかかることかもしれないですけれども、このままただ今の計画で見直し見直しと言っていって増額になるのと、どちらが実際に計算したときに、本当に意味のある建物を造るための計画なのかなというところはすごく感じているところです。  なので、やはり現在の予算の中でも、収める計画というか、その見積りもぜひ依頼するべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎営繕担当部長 その件に、そういった見積りを提案してもらうという業務は、CMの業務には求めることはしておりません。 ◎パークミュージアム担当課長 本会議でもお答えしておりますけれども、本事業については今まで地域住民の方をはじめ、市民の方々に丁寧にいろいろご説明しながら進めてきたというところがございますので、今の計画で早く完成させたいというところで進めたいと考えているところです。 ◆田中 委員 一般質問でも殿村議員が質疑させていただいておりますが、行政報告でも幾つかお伺いしたいと思います。  今、笹倉委員がおっしゃっていたように、修正設計後の金額や設計の大きな見直し後の金額など、私自身も、そういったことを検証することは必要だと思いながら聞いておりました。  まず、行政報告の1のところなんですけれども、3回の入札がうまくいかなかったということで、一般質問では4回目は一般競争入札というふうなご答弁があった、予定だというご答弁があったんですけれども、3回目のプロポーザルで求めた内容について、特にテーマBのほうですね。近隣住民への配慮などの6項目の内容がプロポーザルで示されていた。プロポーザルの要求の中に入っていたと思うんですけれども、そういった内容については一般競争入札になった場合、どのようになるのか伺いたいと思います。 ◎契約課長 一般競争入札においては、単純な価格競争になりますので、そういった提案を求めるということはございません。ですので、今回につきましては、プロポーザルでいろいろ提案を求める内容につきましては、CMの中で少し検証して反映していきたいというようなことで考えております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  それでは、2のほうの官民連携による整備運営事業について伺いたいんですけれども、整備運営事業に係るプロポーザルの中止ということなんですが、2023年度、今年度の当初予算では15年間で債務負担行為で103億円という予算がついていたと思います。今回の中止によって、そういった金額に影響が今後出てくるのか、その点、伺いたいと思います。 ◎パークミュージアム担当課長 PFI事業の今後の金額、予算を含めて事業費につきましては今現在検討しているところでございます。 ◆田中 委員 ということは変更の可能性もあるということなんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 変更するかどうかも含めて、現在検討しているという状況でございます。 ◆木目田 委員 さっきのCMを使って、CMのときに職人さんとかの繁忙期じゃないみたいな話があったんですけれども、例えば万博が2025年4月に終わります。東京の八重洲が今もう最盛期を迎えてとか、もしかすると今後そういった繁忙が抑えられるというか、閑散期とまではいかないけれども、可能性があるのかというのをお聞きしたいんですけれども。 ◎営繕担当部長 CM業務のほうで、そこら辺はまだ実施はしておりませんので、そこら辺はまだ不明確ではあるんですけれども、私どもで少しゼネコンさんに確認したところ、来年もやはり忙しいということは聞いております。 ◆木目田 委員 あと、どうしても公共施設の場合、3月末完成、4月オープンみたいなのを目指すと思うんですけれども、そうも言っていられない状況だと思うんすけれども、その辺というのは特にどうなんですか。やっぱり4月オープンを目指すというか、会計期間を目指すとか、そういうのも含めて変更の余地があるということでしょうか。 ◎営繕担当部長 4月ぐらいから始められるのが一番なんですけれども、そうは言っていられない状況でもございますので、あくまでもそこは職人さんだとか、技術者さんがいる時期に合わせて発注をしていきたいと考えております。 ◆新井 委員 市民の方から確認をしてほしいと依頼があった内容として、まず2点伺います。  私が一般質問で取り上げた芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークから口頭で要請のあった4項目、1回目で答えなかったのは何か意図があってのことだったのでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 口頭で依頼があったということで、要望書というようなイメージでお聞きになったのかなというところがあったので、多分1回目にはなかなかそこの部分でお答えができていないというところだと思います。  芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークのパークミュージアム会議では、委員がおっしゃったような例えば今の町田荘跡地に(仮称)国際工芸美術館、それから(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟をまとめて建てることができないかとか、そういった議論が口頭であったというところでございます。 ◆新井 委員 その4項目について今後検討するのか、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークにいつどのように回答するのかというのは決まっていますでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 ご要望というか、そのときのご意見につきましては、市の考え方をきちんとご説明した上で、今後も継続して話合いをするというようなところでお話をしております。 ◆新井 委員 ということは、その件についてはもう回答はしているという認識ということですか。 ◎パークミュージアム担当課長 その場で、例えば今までなぜ(仮称)国際工芸美術館について今の場所にあるか、また(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟の敷地ではない理由、基本計画の中でそういったところで検討しておりますので、そういったお話をさせていただいたというところでございます。 ◆新井 委員 ということは回答したという認識でいらっしゃいますか。 ◎パークミュージアム担当課長 繰り返しになりますけれども、その場でなぜそうなっているかをご説明したというところでございます。 ◆新井 委員 では、続いてプロポーザルについて伺います。3回目のプロポーザルの要項ですけれども、これは市独自で作成したものなのか、それとも外部の会社の協力があったのか、もしくは外部に委託をして作成してもらったものなのか、お聞かせください。 ◎契約課長 プロポーザル説明書につきましては、全て市のほうで作成をしております。 ◆新井 委員 ということで、最後にコンストラクションマネジメントについて伺います。  このコンストラクションマネジメントの予算がどこから出てくるのか、一般質問でも秋田議員が取り上げていましたが、ちょっと分かりにくかったので、予算書だといつのどの部分に当たるのか、詳しく説明を聞きたいんですけれども、このコンストラクションマネジメントの予算は、予算のどの部分で出されているのかを説明してください。 ◎パークミュージアム担当課長 コンストラクションマネジメントの予算につきましては、本会議でもお答えしましたけれども、パークミュージアム推進事業の中で今年度部分で行っていくというところでございます。 ◆新井 委員 そこからさらに詳細はお答えできますか。 ◎パークミュージアム担当課長 予算として適切な手続を行った上で、今年度のパークミュージアム推進事業の中でやっていくというところでございます。 ◆新井 委員 なので、その事業費の中のどの部分かを知りたいんですけれども、それは答えられないんですか。答えられないものですか。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時9分 休憩            ―――◇―――◇―――
                 午後5時10分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎パークミュージアム担当課長 予算の中の委託料、こちらの中でやっていくというところでございます。 ◆新井 委員 その予算書、いつのどのページかも言っていただいてよろしいですか。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時11分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時12分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎パークミュージアム担当課長 こちらの事業につきましては、予算概要説明書の59ページにパークミュージアム推進事業業務委託料というのが載っています。こういったものを使いながらやっていくというところでございます。行っていくというところでございます。 ◆新井 委員 こういったものをということは、ほかにも入るんですか。それだけなのか、こういったものをということはほかも入るのか、ちょっと表現が。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時13分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時14分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎パークミュージアム担当課長 言い方を誤ったので訂正させていただきます。  59ページにありますパークミュージアム推進事業業務委託料、こういった業務委託料が入っている委託料、ここを使いながら行っていくというところでございます。 ◆新井 委員 コンストラクションマネジメントを担当する会社の選定方法と契約形態について再度確認させてください。 ◎営繕担当部長 すいません、今、検討中でございます。 ◆新井 委員 コンストラクションマネジメントを担当する会社の会社名は、どのタイミングで出せるんでしょうか。 ◎営繕担当部長 すいません、それも今検討中でございます。 ◆新井 委員 年度内に、その会社にお任せしてやっていただく。まだ契約はしていない。なので出せないという理解でよろしいですか。 ◎営繕担当部長 おっしゃるとおりです。 ◆新井 委員 コンストラクションマネジメントを担当する会社への発注の仕様に減額案の提示というものを入れなければ、増額ありきとなってしまうのではないかという懸念があります。当初より何億円下げられるかという方向性は変わっていないと本会議答弁でもありましたので、仕様に削減とか減額についての提示を入れるのかどうか確認させてください。 ◎営繕担当部長 今、仕様書のほうは作成中でございますので、そこら辺も含めて検討してまいります。 ◆新井 委員 最後に、修正設計の部分なんですけれども、この費用は追加になるんでしょうか、それともこれまでの契約金額の中で行うんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 先ほど営繕担当部長が申し上げたように、来年度の部分でございますので、今後検討していく内容でございます。 ◎契約課長 すいません、先ほどのプロポーザルの説明書の作成についての答弁で修正させていただきたいと思います。  こちらの説明書と評価基準につきましては、プロポーザルの支援業務委託の中で作成をしております。 ◆新井 委員 ということは、外部の人たちも入って、協力してもらって作成したのか、それとも外部にその内容を委託して、そのものを出したのか、どういう形になっているんですかね。 ◎契約課長 あくまでもプロポーザル支援業務委託でございまして、市と一緒になって第三者的な評価という視点でアドバイスをしていただいて作成したものということになります。 ◆新井 委員 それは何という会社で幾らかかったんでしょうか。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時17分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時18分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎パークミュージアム担当課長 件名につきましては(仮称)町田市立国際工芸美術館整備工事に関わるプロポーザル支援業務委託で、株式会社日建設計というところに委託をしております。 ◆新井 委員 プロポーザルは入札が2回駄目だったので始めたので、それはまた別予算ということですよね。それはどういう形で、その予算はどこから出たんでしょうか、幾らかかったんでしょうか。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時19分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時20分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎パークミュージアム担当課長 金額につきましては49万5,000円というところで、予算につきましては先ほどと同じパークミュージアム推進事業というところから行っているというところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後5時21分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時22分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第117号議案 ○委員長 第117号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第117号議案 町田市子どもにやさしいまち条例についてご説明申し上げます。  本議案は、子どもの権利を明らかにし、その保障に関して必要な事項を定めることにより、「子どもにやさしいまち」を実現することを目的として制定するものでございます。  主な内容といたしましては、子どもが保障されるべき4つの権利、「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」について定めるとともに、子どもの権利を保障する責務を負う主体を「大人」「保護者」「施設関係者」「地域住民」「事業者」「市」に区分し、それぞれの責務について定めるものでございます。  また、子どもの権利の保障を推進するために、子どもの権利の普及や権利の侵害からの救済、子育て家庭への支援、子どもの意見表明及び参画の促進等について定め、あわせて子どもに関する施策について、市が計画の策定及び公表、効果の検証を行うことを定めるものでございます。  本条例は、2024年5月5日から施行いたします。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆笹倉 委員 子ども条例の制定、うれしいなと思うところなんですけれども、ちょっと幾つか質疑させてください。  まず、第18条に、意見等を表明、参画の促進というふうにあるんですけれども、参画する機会を提供するだけにとどまらず、子どもの意見を反映させるために必要な積極的措置を取ることなど、意見表明、参加のための体制整備について条例できちんと規定する必要があったかなと私は思うんですけれども、どのような議論があったか教えてください。 ◎子ども総務課長 意見表明、参画の促進ということで第18条に定めてございますが、これは第6条にございます自分の意見の表明についての権利を有するという部分に基づいての保障の部分となっております。国の基本法などでも意見反映というような部分が記載されておりますが、町田市の条例におきましても第6条において意見の表明、その意見が尊重されることという規定もございますので、そういったところを踏まえて、第18条で表明の機会を設けるということを示しております。  ですので、町田市においても意見の反映というのは、その内容を鑑みながらきちんと行っていくものというふうに考えております。 ◆笹倉 委員 ありがとうございました。  あと、子どもの意見を聞く、意見が尊重されたり、表明する機会が与えられるということなんですけれども、子どもに関わる市民団体ですとか、子どもセンターとか、そういったところではもう既に子どもの意見を聞いている場にもなっていると思います。例えば、ミニ・ミュンヘンをまねしたミニまちだとかと、日本中でいろいろやっていますけれども、ミニまちだも昨年から始まっていて、やっぱりそういった取組が市民団体のほうでもやっているわけですよね。  例えば、冒険遊び場とかでも子どもだけのミーティングというのも定期的にやっていて、そういったところでももう既に意見表明の機会ができているかなと、そういうところが子どもの声の代弁者となっているわけですよね。今後、市民団体や、そういった場との連携もますます重要になってくると考えますけれども、市としては、そのあたり、どうお考えでしょうか。 ◎子ども総務課長 子どもにやさしいまち条例におきましても、大人の責務といたしまして、地域ですとか様々な子どもを取り巻く主体が子どもを支援していくというふうに定められております。そういった意味でも、その各主体がまた連携をしていくといったことも大事になってくるかと思いますので、そういったところは市が支援をしながら、子どもの権利を守っていくというところで働きかけを進めてまいりたいと考えております。 ◆笹倉 委員 ありがとうございます。本当に市だけでできない、やっぱり市全体としてやるためには、そういったところの連携が必要かなと思いますので、連携等、また支援もしっかりしていっていただきたいと思います。  あと、私の9月の一般質問でも、子ども条例についてではないんですけれども、市民の参画という中で子どもの条例のところも意見の表明の部分でちょっと触れたんですけれども、それで、今やっているみたいな高校生の意見交換会ですとか、子どもセンターとかの子ども委員みたいな――名前を間違えていたら失礼します。そういうところで積極的に出てきて意見を言える子どもの意見表明だけが意見表明ではなくて、やっぱり常に自分の思っていることとか考えたことを言っていいんだよというのを、今回のこの条例によって、ぜひ積極的にアピールしていってもらいたいんですけれども、タブレットとかで条例をブックマークして身近に感じられるようなというのも、そういった答弁が一般質問の中であったかと思うんですけれども、例えば、そこに行ったところで、さらに意見を書き込めるようなところがあったりとか、アプリをつくったり、そういったようなところもぜひやっていただけたらなと。本当に困っている子どもの救いになるような条例であってほしいなと思うので、ちょっと意見を述べさせていただきます。  あと、第21条のところの検証の部分なんですけれども、検証の際に子どもの意見を聞くとか、検証の、具体的に何年後にとかということが書いていないんですけれども、そのあたり、例えば東京都の条例ですと、附則に、条例の施行後3年経過後、条例施行の状況、子どもを取り巻く状況等について検討する際に、子どもの意見を反映させるため子どもの意見を聴く機会を設けるものとするというふうに明記もしてあったりするので、市のほうでもそういったあたりは何か、どんな議論があったのか教えてください。 ◎子ども総務課長 子どもの意見を聞く機会は幅広く持っていくというところで、それは子ども・子育て会議の中でもそういった議論はございまして、これから市のほうで様々な啓発ですとか、そういった機会を、市の事業を実施する中で聞いていきたいと考えております。  都条例では、見直しの際にというところで、子どもの意見を聞くというふうにございます。町田市も本条例を策定する際も、子どもの意見を様々な手法を使って取り入れてまいりました。この条例自体、今、策定をしているところでございますので、今後いつの時点で見直しをするというところは、まだその時期ですとか実施については考えがないところではございますが、そういった際には、今回と同様に子どもの意見を聞くということはするようなものであると考えております。  また、本条例の第21条に関しましては、子どもに関する施策の実施状況というところなので、ここは子どもマスタープランなどを想定して、子ども・子育て会議のほうでこちらは検証していくという形で、条例のほうではうたっております。 ◆笹倉 委員 条例の見直しという意味ではないということですか。 ◎子ども総務課長 第21条は、「子どもに関する施策等の実施状況について、定期的にその効果を検証し、その結果を公表します。」というものですので、条例に基づくといいますか、条例の中で、子ども施策は計画に基づいて実施すると第20条でございますので、そちらからの流れの第21条になっております。 ◆笹倉 委員 分かりました。ありがとうございます。子ども・子育て会議の中で継続していくという形なのかなと思いますが、ぜひそこに子ども委員を置くですとか、子どもの意見を聞くということを書いておいて、当たり前だとおっしゃるかもしれないけれども、やっぱり書いておくなり、どこかではっきりしておくのがいいのかなと私は思いました。  あと、第14条の「権利の侵害からの救済」についてなんですけれども、もうちょっと具体的にどんな救済をしてくれるのかみたいなところまでは書けなかったのかなと思うんですが、ここだと、体制を整備しますみたいな感じなので、ちょっとそのあたり、どのようなことを考えているのか教えてください。 ◎子ども総務課長 第14条、「権利の侵害からの救済」でございます。こちらは市、保護者、施設関係者、子どもを取り巻く様々な主体が子どもへの暴力等を防止するために必要な対策を講じる。暴力等の早期発見に努めますという、1項から子ども守る、権利の侵害から救済するということについて定めているものでございますが、この条例全体といたしまして、各主体の責務、また、それが子どもの権利の推進のために何をしていくという基本的なところをまとめておりまして、その様々な施策については計画に定めて実施するというふうなつくりとしております。  他市条例などでは、そういったところがかなり具体的に書かれているものですとか、あと、こういった権利擁護のための機関ですとかがここに定められているものもございますが、町田市の条例を今回定めるに当たりましては、そういった基本的な権利を示し、主体を示し、そして、町田市として、また、それを推進するために権利の主体が何をしていくかというような、そういったつくりとなっておりますので、詳細に一つ一つの主体がどこまでするというところまでは書かれていないようなつくり方をしております。 ◆笹倉 委員 具体的なところは計画に示していくということで、今、もう私は最後の質疑になりますけれども、課長がおっしゃった人権擁護機関のことを最後に質疑したいんですけれども、町田ではまこちゃんダイヤルとか、子どもに向けた相談窓口もあったり、人権擁護委員というのがあるということですけれども、人権擁護委員というのは一般の市民の方ですよね。そして、市内に住んでいる方であるので、子どもの人権だったり秘密を守るというところでは、やはり第三者の機関が必要だなと私は考えるんですけれども、その子どもの権利侵害を現行制度や取組で解決できないときに行政への勧告権限も、やはり人権擁護委員にはないので、私も子ども条例の部会を傍聴もさせていただき、議事録も読ませていただきましたけれども、委員の中からもかなり何度もご意見があった子どもオンブズというか、コミッショナーと言われるような第三者による権利擁護の機関、人権侵害の検証、勧告をする子どもの、そういった機関の設置を進めていくべきだと思います。  権利擁護委員、そして、調査委員がいて、意見表明支援員、本当にもう子どもの立場に立った子どもの代弁者という専門的な知識を持った組織、権利擁護機関についてはどうお考えなのか、最後にお願いします。 ◎子ども総務課長 第三者機関等の設置についてでございますけれども、子どもたちや市民のニーズですとか、ここで、例えば、江戸川区ですとか武蔵野市などでもそういった機関が設置されております。そういったところが、先ほど委員が言われたような子どもの相談の受け止めですとか、あとは行政に対する勧告ですとか、いろいろな機能がございまして、町田市においても、その中で既に動いているものですとか、これから地域における相談の受け止めですとか、児童相談所も含む新たな関係機関の連携体制など、そういったものの中でどういった機関とか機能が必要なのかというのを条例制定後に、また検証しながら考えてまいりたいと思っております。 ◆笹倉 委員 分かりました。ありがとうございます。条例制定後にぜひぜひ本当に検討していただきたいと思いまして、やっぱりこの条例があることが子どもたちにとって命を救うことになってほしいというのが本当に願いなので、他自治体でも権利条例ができてから10年以上たって権利擁護の機関ができたりと、やっぱり時間がかかるものだとは思うんですけれども、国にもまだそういったものがない中で、それでも最近できた、例えば今年の4月に施行された武蔵野市の子どもの権利条例だと、もう既に第7章として章立てされて、子ども権利擁護の仕組みというのがはっきり書かれていたりするので、ぜひぜひ本当にすぐにでも検討を始めていただきたいなと。  そして、ついでに言わせていただければ、いじめの禁止というようなことも書かれていない。それというのは、条例検討部会の中で高校生の委員の方が言っていたと思うんですけれども、条例の中で暴力等ということでいろんな権利侵害をまとめて書いてありますが、やっぱり子どもにとって一番身近な問題として、いじめの禁止というか、いじめについて触れていないということも、ちょっと子どもにはなかなか身近に伝わりにくいんじゃないかなと思ったので、そういったことも意見として言わせていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○委員長 休憩いたします。              午後5時40分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時54分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆木目田 委員 この第4条の(1)の「学びたいことを学ぶこと。」という文言に関して、ほかの札幌市とかを見たら、本当にさらっと「学び、遊び、休息すること。」と書いてあるんですけれども、ここの文章の「学びたいことを学ぶこと。」というと、学校へ行っても学ばなくてもいいんじゃないかみたいな受け止め方をされてしまうんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりの見解はいかがでしょうか。 ◎子ども総務課長 第4条の「育つ権利」の部分に係るご質疑ですが、こちらは学校教育の中で、成長の中で必要な知識を得るですとか、そういった部分の学ぶというものも当然にございますけれども、自分の意思で学びたいと思うこと、自分の意思で学んでいく権利というところを、こういった表現をしているものでございます。  なので、好きなことだけ学べばいいという、そういった部分を大人たちがサポートするという意味合いもありますけれども、好きでないことは学ばなくていいという意味合いがあるというものではございません。
    ◆木目田 委員 先ほど笹倉委員から出た武蔵野市なんかだと、自分の意思で学ぶ権利みたいなところなので、ある意味、学校教育上というよりも自分の意思、自由時間と言うと変な話なんですけれども、一般論として自ら学ぶ権利を持っているんだという解釈でよろしいんでしょうか。 ◎子ども総務課長 そういった自分の意思で学びたいことについて定めたものでございますし、それを大人が支援していくというところを、その後で述べるような内容のものでございます。 ◆藤田 委員 1点、ほかの部分も大事なんですが、理念条例的なというのは理解しているんですが、この中で、理念ではなくて第2章の中の第3条、「生きる権利」のところです。大事な「子どもには、安心して生きるために、主として次に掲げる権利が保障されなければなりません。」、(1)「命が守られ、尊重されること。」、(2)「愛情及び理解を持って育まれること。」、(3)「健康に配慮され、適切な医療を受けられること。」、(4)「暴力、いじめ、虐待その他の権利の侵害を受けず、放置されないこと。」、具体的にみんなを守りますよというところは、これは世界の中での権利でも一番重要視されているところでもありますし、特にここはもう具体的に、町田市としても様々な機関を通じて行政がやるべきこととして、今現在行っているところでもあります。  ここは、理念ということじゃなくて、この条例が制定された後に、ここの部分は市の行政の責務として、大人の責務としてしっかりこの条例という裏づけを持って守っていきますという、この第3条の部分については、特に具体的に条例制定後は、子どもたち等に、そして大人たちにも責務としてしっかり明記をして、条例制定の意味というものを、ここは具体的にPRなり、周知をしていく必要があるんだろうというふうに思うんですが、ここの第3条の考え方について、改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◎子ども総務課長 第2章、「子どもの権利」の中の1番目である「生きる権利」、第3条、こちらは本当に「命が守られ、尊重されること。」から始まる最も基本的な人間の権利、人間としてあるべき権利について定めているものでございます。  実際にこれを権利の侵害などからどうやって救済するかというところは、第14条で、市、保護者、施設関係者、地域住民及び事業者、子どもを取り巻く全ての主体がこういった暴力等の発見に努めるとともに、市はこういった暴力等を受けたときに、安心して相談できて、救済を求めることができる体制を整備しますというふうに定めております。  これを具体的に、先ほどもございましたけれども、例えば、子どもを取り巻く様々な相談できるところ、地域の中での相談できる体制ですとか、あとは、児童相談所も含めた、これからまたさらに整備を進めていく、こういった救済のための、相談のための機関などを計画の中に定めて実践していくということが、この第3条にあるものを実際に具現化していくことだと考えております。 ◆藤田 委員 第14条の部分は分かるんです。そうではなくて、ここの部分が特に第3条だというのは、施策で言えば、これから児童相談所だとか、子ども家庭支援センターだとか、いろいろそういうところも含めて、保健所も含めて実際にやっているわけですよ。  だから、今度、この条例の裏づけを持って、要は、皆さん、子どもたちをそういう虐待だとかDVだとか、あるいは医療だとかネグレクトだとかも、いろんなところも含めて、学ぶ権利のところもそうなんですけれども、そういうところは子どもたちをとにかく守りますよ。それが行政としても一番の責務であると。皆さんの意見表明とかという、そういう理念的な部分、これから施策に裏づけていく部分というのは、それは大切ですよ。  そうじゃなくて、この第3条というのは、今のこの社会状況から見ても、とにかく条例ができました、そこの根底には、子どもたちを守りますよ、そういう生きる権利をしっかり市として責務でやっていきますよというアピールすることが大事だと思っているんです。それでお伺いしているんです。これから市民の皆さんとか子どもたちにも条例ができたと周知していくわけですよね。そこで、第3条に重きを置いて、そこを子どもたちにもしっかりと、それにはやっていることの裏づけも必要ですけれども、まずは皆さんをこの条例に基づいて守っていきますよというところ、あと広げていくというか、周知していくことが大事だというメッセージです。そこのところをお伺いしているんですけれども、いかがですか。 ◎子ども総務課長 子どもの権利、子どもの人権について、大人と同じように人権、権利があるということを知らしめていく、みんなに知っていただくということがやはり一番大事なことだというふうに思っております。それを第3条の部分、一番大事な部分をはじめとして、どういった形でこれから広めていくか、それが最も大事な部分ではございますけれども、それを市が施策の以前に、思いとしてどうやって伝えていくかというのは、皆さんと一緒に考えていくとともに、市としてもそういった周知啓発を進めてまいりたいと考えております。 ◆藤田 委員 生きる権利というのは、子どもの立場は大人と一緒じゃないんですよ。生きるためには食べていかなきゃいけないし、医療も受けなきゃいけないし、虐待等からも守っていかなきゃいけないし。ネグレクトとかとあえて言いましたけれども、とにかくどんな環境にあっても子どもたちを守っていく、生きるために守っていく。医療ネグレクトだってあるわけじゃないですか。生活のネグレクトだってあるし。  そうじゃなくて、社会全体で、市の行政として、そこは守っていきますよというところなんですよ。この生きる権利というところについては、周知をしていくときに重きを置いて、しっかりと子どもたちにメッセージを送ってくださいという意味なんです。そういう意味なんですけれども、これで終わりますから、そこのところ、分かっていただけるかな。 ◎子ども総務課長 子どもたちの権利というのは、大人たちが守っていくという責務がございます。その子どもたちがもともと持っている権利だとか、守るというところも含めて、そういったところを子どもたちにも発信していきますし、大人に対しても発信していく、そういった気持ちを市としても持って、それを伝えていきたいと考えております。 ◆新井 委員 第117号議案、町田市子どもにやさしいまち条例について質疑を行います。第10条に、「地域住民は、子どもが生活する地域で安心して暮らし、健やかかつ豊かに育つことができるようにするため、次に掲げることに取り組むよう努めなければなりません。」とあり、(1)に「子どもがありのままの自分でいることができる場所又は多様な人と触れ合える環境をつくること。」とあります。子どもたちには伸び伸びと成長してほしいと願いますが、こういった条例を盾にする保護者が出るのではないかという懸念からの質疑となります。  文部科学省や警察、学校などから、道路は危険なので遊ばない、近隣に迷惑になるので道路では遊ばないという発信がなされていますが、この第10条は、そういった文部科学省や警察、学校などの発信や、その内容が妨げられるものではないということで間違いないかどうか確認させてください。 ◎子ども総務課長 本条例、町田市子どもにやさしいまち条例の目的は、子どもの権利を明らかにし、その保障に関して必要な事項を定めることによって、子どもにとって最善の利益が優先して考慮され、子どもが幸せに暮らすことができる子どもに優しいを実現することとしております。  この子どもの最善の利益も含めた目的の実現のために、子どもを取り巻く大人の責務として取り組んでいただくことは、委員の言われた子どもの安全のために発せられるものですとか、その内容について妨げとなるものではございません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆笹倉 委員 先ほどもたくさん質疑をしてしまいましたが、もう一度改めて、今回のこの第117号議案に賛成の立場で討論いたします。  町田市では、1996年に制定された子ども自身の意見表明である町田市子ども憲章があることや、今回の条例にもつながった2018年からのユニセフの日本型子どもにやさしいまちづくり事業に取り組んできたこと、そういったことはとても誇るべきことであると認識しております。  そして、今回のこの子どもにやさしいまち条例制定に向けた検討部会では、委員の皆様の本当に闊達なご議論は、子どもの権利条例の検討部会でありながら、人権とは何か、市民参画とは何かというところまで踏み込んだ中身の濃い会議であったかと思います。  そういった議論を経て出来上がった条例であり、ついに町田市にも子どもの条例ができたということはとても喜ばしいことであります。今回の条例制定の目的が子どもの権利を明らかにして理念を広く知ってもらうことというのは理解できます。  しかし、やはりちょっと1点だけ、当事者の子どもにとっては、この条例が絵に描いた餅ではなく自分たちのためのものであり、一人一人が尊重されるべき存在であり、それが侵害されたときには話を聞いてもらって力になってくれる大人がいるという、安心して生きていくことを保障する、あなたたちが住んでいる町は子どもに優しい町である。子どもの最善の利益を第一に考えている町であるということを実感できる条例でなければならないと考えます。  そのためにも、子どもの声を聞き、救済まで導くための独自の調査権や是正、勧告などの権限を持ち、制度改善にもつなげることもできる第三者による権利擁護機関が必要だと考えます。そのための具体の検討を今後速やかに審議会等、市民参加の場で開始していただくことを求め、賛成討論といたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第117号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第117号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第125号議案~第127号議案 ○委員長 第125号議案から第127号議案までを一括議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第125号議案 成瀬中央あおぞら学童保育クラブ外7施設の指定管理者の指定ついて、第126号議案 藤の台ポケット組学童保育クラブの指定管理者の指定について、第127号議案 小山田学童保育クラブ外1施設の指定管理者の指定について、一括してご説明申し上げます。  第125号議案から第127号議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、指定管理者を指定するものでございます。  初めに、第125号議案 成瀬中央あおぞら学童保育クラブ外7施設の指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。  本議案は、成瀬中央あおぞら学童保育クラブ外7施設を管理運営する指定管理者として、特定非営利活動法人町田市学童保育クラブの会を指定するものでございます。  指定管理者の指定期間につきましては、成瀬中央あおぞら学童保育クラブ、なかよし学童保育クラブ、わんぱく学童保育クラブ、大蔵学童保育クラブ、図師学童保育クラブ、高ヶ坂けやき学童保育クラブ及びつくし野学童保育クラブにつきましては、2024年4月1日から2029年3月31日までの5年間でございます。  そよかぜ学童保育クラブにつきましては、町田市新たな学校づくり推進計画に基づき、なんなる学童保育クラブと2025年4月に統合予定であることから、指定管理者の指定期間を2024年4月1日から2025年3月31日までの1年間といたします。  なお、指定管理者の候補者につきましては、成瀬中央あおぞら学童保育クラブ外6施設は、認可保育所、認証保育所、幼稚園、認定こども園等の子どもに関する施設の運営実績等があり、市に本店を有する法人または市に契約の代理人としている営業所を有する法人から候補者を募集し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に運営できる団体を選定いたしました。  また、そよかぜ学童保育クラブにつきましては、2025年4月の統合を見据え、利用者への影響を少なくするため、これまでの運営実績等を審査の上、現指定管理者である法人を選定いたしました。  次に、第126号議案 藤の台ポケット組学童保育クラブの指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。  本議案は、藤の台ポケット組学童保育クラブを管理運営する指定管理者として、社会福祉法人景行会を指定するものでございます。  指定管理者の指定期間につきましては、2024年4月1日から2029年3月31日までの5年間でございます。  指定管理者の候補者につきましては、学童保育クラブ、認可保育所、認証保育所、幼稚園、認定こども園等の子どもに関する施設の運営実績等があり、市に本店を有する法人または市に契約の代理人としている営業所を有する法人から候補者を募集し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に運営できる団体を選定いたしました。  最後に、第127号議案 小山田学童保育クラブ外1施設の指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。  本議案は、小山田学童保育クラブ外1施設を管理運営する指定管理者として、社会福祉法人貴静会を指定するものでございます。  指定管理者の指定期間につきましては、小山田学童保育クラブにつきましては、2024年4月1日から2029年3月31日までの5年間でございます。  本町田学童保育クラブにつきましては、町田市新たな学校づくり推進計画に基づき、藤の台学童保育クラブと2025年4月に統合予定であるため、2024年4月1日から2025年3月31日までの1年間といたします。  なお、指定管理者の候補者につきまして、小山田学童保育クラブは、学童保育クラブ、認可保育所、認証保育所、幼稚園、認定こども園等の子どもに関する施設の運営実績等があり、市に本店を有する法人または市に契約の代理人としている営業所を有する法人から候補者を募集し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に運営できる団体を選定いたしました。  また、本町田学童保育クラブにつきましては、2025年4月の統合を見据え、利用者への影響を少なくするため、これまでの運営実績等を審査の上、現指定管理者である法人を選定いたしました。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆田中 委員 すみません、1点だけ伺います。  第125号議案と第127号議案については、統合を見据えた1年間の指定の学童保育クラブがあります。該当の学童保育クラブの指定管理を受けている法人については、このことを、要は通常5年間の指定管理というところを1年間の指定管理になるということですとか、その後の統合のことですとか、そういったことについて、いつ頃からどのように説明をしてこられたのか。また、そこで該当の法人などから出された意見というのはありますでしょうか。 ◎児童青少年課担当課長 1年間延長という形になりますが、これにつきましては外部に公表ができる段階で、2022年度、施設長が集まる会議ですとかで、今後、学校統合に向けては、こういった形でやっていくということを説明しております。 ◆田中 委員 2022年度ということで割と最近だなと思うんですけれども、それは施設長の集まる会ということなんですけれども、個別に説明ですとか、そういったことをされてきているのか。また、そういった中で何か出された意見があれば教えてください。 ◎児童青少年課担当課長 該当する法人につきましては、全体の説明の後、個別に、そのように考えているということで、意向を伺うというところで対応しております。そのときに今回、指定をさせていただくということで、特に受けていただけるというようなお話でしたので、今回このような流れとなりました。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより一括して討論を行います。 ◆田中 委員 第125号議案と第127号議案についての賛成討論を行います。  本議案には、学校統廃合とともに学童保育クラブの統合を前提とした1年間の期間の指定管理の案件があります。学校統廃合、学童保育クラブの統合については、地域から見直しを求める請願が複数回出されるなど合意形成が不十分であり、市議団としても見直しを求めてきています。  一方、指定管理者の事業者や指定管理の選定については問題がないと考え、賛成をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、第125号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第125号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第126号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第126号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第127号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第127号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第109号議案(子ども生活部所管部分) ○委員長 第109号議案を議題といたします。  本案のうち、子ども生活部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第109号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計補正予算(第8号)のうち、子ども生活部所管分につきましてご説明申し上げます。  初めに、歳入でございます。  補正予算書の16ページをご覧ください。  第16款、都支出金、第2項、都補助金、第2目、民生費都補助金、説明欄、子ども家庭支援包括補助事業費89万1,000円の増額につきましては、子ども食堂推進事業補助金の申請額が当初の見込みを上回ることに伴い、都補助分を増額するものでございます。  以上が歳入でございます。  次に、歳出についてご説明申し上げます。  23ページをご覧ください。  第3款、民生費、第2項、児童福祉費、第2目、保育・幼稚園費、説明欄の2、保育・幼稚園事務費814万2,000円の増額につきましては、令和4年度の子ども・子育て支援交付金の対象経費が確定したことに伴う都への返還金を増額計上するものでございます。  第3目、子育て推進費、説明欄の7、病児・病後児保育事業費165万6,000円の増額につきましては、病児・病後児保育の利用者数の増加に伴い、主治医指示書発行手数料を増額計上するものでございます。  第4目、子ども家庭支援センター費、説明欄の3、ひとり親家庭自立支援費214万4,000円の増額につきましては、子ども食堂推進事業補助金の申請額が当初の見込みを上回ることに伴い、増額計上するものでございます。
     説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 補正予算書23ページの病児・病後児保育事業費でございます。増額補正していただいて、ありがとうございます。それだけニーズもあってのことだと思いますので、改めて増額に当たって詳細等、状況等をお知らせいただければと思います。 ◎子育て推進課長 増額に至る経過というところかと思います。コロナの影響から開けまして、昨年度に関しては南地域に新たに病児保育施設じんべえを設置がされてというような状況下にありますが、2022年度から回復傾向がありまして、2023年度もより利用が伸びているところとなっておりますが、6月頃、全国的にも子どものヘルパンギーナであるとかRSウイルスの感染症の拡大もありまして、6月特に、病児・病後児保育も利用率が昨年度の倍ぐらいのペースで、月間のところですが、進んでいるというところもあり、かなり前半で伸びがあったというところで、このタイミングで利用するに当たって、お医者さんのほうで書いていただく主治医指示書の予算額を大幅に上回りそうだという見込みになった時点で、今回補正をさせていただくこととなりました。 ◆藤田 委員 ありがとうございます。もう少し使い勝手等も含めて、周知とかも含めて、ドクターからいろいろ聞いているところもありますけれども、今お話ししていただいたように、感染症等も含めて、かなりここは助けられたという方々からの報告も実際にいただいているところでございまして、今後の考え方として、やっぱりここは伸びていくんだろうと思います。  来年度予算のときは、また予算のときになるかもしれませんけれども、こうした状況も踏まえて、今後、病児・病後児保育については、予算等も含めて充実をしていく必要性があるんだろうと思っておりますが、考え方として、そこをお伺いしたいと思います。 ◎子育て推進課長 今後の見通しというところですが、議員のご指摘のとおり、病児・病後児保育の利用ニーズというのが年々増えているというところがあります。病児保育についての利用率のほうがより加速をしているようなところもあります。全体としてですけれども、まだ申込みができない、キャンセル待ちになってしまう等の事象は実際あるんですけれども、全体のニーズとして増えているところを踏まえて、特に集中する時期のところで、もう少し定員枠等は増やしていく検討が必要であるかとは思っております。  一方で、ただ、施設は運営者が必要である。また、整備をしないと急に開設するのが難しい等の問題もありますので、今後、ニーズの上昇、それから事業者との関係性なども注視はしていきつつ、特に病児保育については少し余裕を持たせた施設のつくりをあらかじめしていただいているところもありますので、そのあたりは今後の予算編成の中なども含めて、事業者ともよく相談をしながら検討を進めていきたいと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって子ども生活部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(2024年4月開所 認可保育所の整備状況について) ○委員長 行政報告、2024年4月開所 認可保育所の整備状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、2024年4月開所  認可保育所の整備状況について報告させていただきます。  詳細は担当よりご説明申し上げます。 ◎子育て推進課長 それでは、2024年4月開所 認可保育所の整備状況についてご報告いたします。  町田市では、第2期町田市子ども・子育て支援事業計画に基づき、保育施設の整備を進めております。昨年度、2022年9月に計画の中間見直しを行いまして、今後も保育ニーズの増加が見込まれた南地域に新たに整備を計画しました2024年4月開所予定の認可保育所1園についての整備状況をご報告いたします。  当該施設は、5月29日に東京都の計画承認を受けまして、施設の工事は9月から事業者のほうで着手をしております。今後、工事の進捗を確認しつつ、東京都への認可申請手続を進めまして、2024年4月1日に開所する予定でございます。  施設名称は、(仮称)ベネッセ南町田グランベリーパーク保育園です。  施設の所在地は鶴間三丁目で、南町田グランベリーパーク駅、グランベリーパーク口から徒歩1分の場所となります。  運営事業者は株式会社ベネッセスタイルケアでございます。都内で認可保育所の運営実績がある法人でございます。  施設の定員は60名となっております。  報告は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆矢口 委員 定期利用保育であったり、一時保育であったりの実施はどのようになっているか。  あと、プロポーザル方式で事業者を決定してというところだったんですけれども、そのあたりも認可の保育要件を満たした子どもたちだけではなくて、地域の子どもたちへのサポート、子育て支援であったりとか、一時保育も含めて、あと土曜日の一時保育とか、この辺りで今足りていない保育のそういうところ、こういったところも評価に加えていただいていたのか、お伺いしたい。  あと、4月から開所、開設ということで、4月1日からもう入園できるということだと思ったんですけれども、4月入所の申込みとかはもう終わっていて、もしかしたら引っかからなかった人は、認可に入れなかった人は、ほかのそれこそ企業主導型とか認可外の保育施設を探したりとかしている時期かと思うんですけれども、そういった方々の選択肢になり得るのであれば、周知の仕方とか工夫があればいいのかなとか思ったんですけれども、そのあたりの調整はいかがでしょうか。 ◎子育て推進課長 まず、開設に当たっての条件ということになりますが、待機児解消、冒頭ご説明をしましたとおり、南地域の保育ニーズの増加に対応するための整備計画という形で、場所の選定から行ったんですけれども、こちらはある程度限定された地域、区画、東急株式会社が造っているマンションの1階部分のもともと空間が確保されていたスペースに造っている関係、今回1歳児から5歳児まで12名で、同じ人数で持ち上がりになっているんですけれども、特に待機児童のいる1歳児を確保したいというところで、できるだけ大きく取っていただくことを希望しており、こちらのほうの要請をする条件にしておりましたので、今回、一時保育の事業というのは実施をしない前提で開設の手挙げをしていただいております。その関係でプロポーザルの条件としても、認可の要件は一時保育等の実施はないという前提になってございます。  それから、4月の入所に向けてなんですが、さきに新年度の募集をする段階で、こちらのほうは新しい1園が開設するという条件で、既に入園のしおりに掲載をさせていただいておりまして、その中での開設予定ということでお申込みをいただいている保育園になりますので、今後、新たにこの保育園に対して利用申込みというよりは、通常のほかの既存の保育園と同じような扱いに既になっているというところになります。  説明は以上となります。 ◆矢口 委員 この保育園も今申込みがあって、4月から入所の方々はもう決まっている状況なのかな。 ◎子育て推進課長 選考のほうは、今、申込みは保育・幼稚園課で取りまとめを行いまして、これから1次選考、2次選考という段階で、通常の流れの中で選考が行われる保育園となります。 ◆矢口 委員 すいません、選考はまだということで失礼しました。なるほど。  この人数でおよそ南地域は待機児童が、認可に希望している方は認可に入れるという見込みでいらっしゃるのか、プロポーザルの応募が3者あったと思うんですけれども、土地さえあればもしかしたらできるところもあるのかもしれないと思うと、ほかにも応募、やれるよという事業者があったのであれば、そういうところと継続して周辺で開設を検討したりとかもあり得るのかなと思ったんですけれども、今後の南地域の開設の見込みはまだあるんでしょうか。 ◎子育て推進課長 今年度、2023年4月の南地域の待機児童数が1歳児13人、2歳児4人というところになりますので、今回、定員枠として1歳児12人、2歳児12人というところで、足し引き、変更変動がなければというところになりますが、1歳児が1人というふうな計算上の話にはなります。そのほか小規模保育所での弾力化であるとか、新しく造る施設においての緊急的な対応としての1歳児の受入れというような事業を組み合わせして、今年度4月の13人、4人というところと同程度の規模の解消策にはつながるかと思っております。  現在のところ、中間見直しの結果となりますが、今後の施設整備の予定は、今のところは予定をしていないという状況でございます。 ◆矢口 委員 今、建築中のマンションということで、そこのマンションも相当世帯数が多いと思うんですけれども、そこのマンションにまた人が流入することで子どもが増えるだろうというような想定とかはなされていますか。 ◎子育て推進課長 世帯数が増えるという想定はしておりまして、同規模同価格帯の他の市の中でのこれまでのマンションの実績なども、中間見直しの際には加味をして計算しているところになります。 ◆矢口 委員 かしこまりました。  あと、一時保育はもともと場所ありきでやったから、場所的にそんなにスペースがないから、一部保育はやらないという前提でプロポーザルで公募をしたということで認識は合っていますか。それとも提案の中に、一時保育だったり定期保育はなかったということでしょうか。 ◎子育て推進課長 施設の規模は限定的であったことから、最大限取った場合の見込みとしても、こちらのほうであらかじめ一時保育は事業としては実施しないことが条件ですということで、プロポーザルの募集をさせていただいております。 ◆矢口 委員 なかなか場所も見つからなくて、やむを得ないところはあったのかなとは思うんですけれども、一時保育、特に土曜の保育の預け先がないというニーズが結構あるはずなので、引き続き、そういったところを近隣の園さんに協力をお願いしていただけたらと思っております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施について) ○委員長 行政報告、「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施について報告させていただきます。  詳細は担当よりご説明申し上げます。 ◎子ども発達支援課長 それでは、「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施につきましてご報告をいたします。  資料は87番になります。  本日の報告に当たりましては、資料にありますとおり、このたび、これまで検討を進めてまいりました内容をまとめた「計画の素案」を作成いたしましたので、10分少々お時間をいただきまして、計画素案の概要も併せて説明をさせていただきます。  それでは、資料87の2ページ目、「子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)【素案】≪概要版≫」をご覧ください。本日は、主にこの計画素案の概要版を使いまして報告をさせていただきます。  町田市では、発達に支援が必要な子どもに関する施策のさらなる推進を目的としまして「(仮称)子ども発達支援計画行動計画2024~2026」、第三期障害児福祉計画に当たりますが、この策定に向けた検討を行っております。  子ども・子育て会議に設置をいたしました外部委員による検討会での検討のほか、アンケート及びヒアリングを実施いたしまして、その結果を踏まえて、このたび計画の素案をまとめました。これで広く市民の皆様から意見を募集することとしたいと思っております。  表紙をスクロールしていただきまして次のページ、資料下の表記ですと1ページになります。「はじめに」のところですが、町田市の子ども施策の最新の取組となります町田市子どもにやさしいまち条例の制定について、ここでは触れております。  また、2段落目には、国の近況としまして、こども家庭庁、あと、こどもまんなか社会の実現についても触れまして、これらを踏まえて、障害のありなしにかかわらず、全ての子どもの地域社会への参加や包容(インクルージョン)を一層推進するといったところが、本計画の方向性であるという旨を、イラストも交えまして地域全体で子どもやその家族、特に障がいのある子どもがいる家庭を支えるといったところのイメージをここで示しております。  続いて2ページ目にお進みください。第1章「行動計画の概要」になります。  現在、町田市では、障がい児施策と子ども・子育て施策を一元的に進めるために、町田市子どもマスタープランに子ども発達支援計画の基本理念を取り込みまして、その具体的な行動内容を示すものとして、本行動計画を策定しているという旨などを示しております。  また、一番下の表には、関連するそれぞれの計画期間を掲載しております。  続いて3ページ目になりますが、第2章「支援を必要とする子どもを取り巻く町田市の状況」です。ここでは、子どもの人口等について5年前と比較した統計データを掲載しています。主立ったところをここに掲載しましたが、18歳未満の人口というのは減少傾向にありますけれども、発達に支援が必要な子どもの数というのは増加している状況にあることなどが分かってきています。  また、本計画策定に当たりまして、実施いたしましたアンケート調査、ヒアリングの主立ったところも掲載をしております。  今回、初めて障がいのある子ども本人にアンケートを行いましたので、その回答の結果ですとか、または②になりますが、今回、町田の丘学園にご協力をいただきまして、生徒さんたち本人に我々も直接会って意見を聞くことができました。  子どもたちからの意見としましては、こちらに掲載してありますとおり、車椅子を使っていて斜めになるところが多い。お店に入ろうとしても、階段はあってもスロープがなくて入れないところが多い、そういったご意見とか、このほかにも、ここにはないですが、障がいの有無とは直接関係ありませんが、駅前とか狭い道にたばこのポイ捨てが多い。ポイ捨てがない町がいいですといったちょっと耳が痛くなるような意見もいただきました。  いずれにしても、とても貴重な時間、いい機会をいただいたと思っています。こちらは子ども本人の意見としまして、コラムという形も含めて本編に一部掲載をしていきたいと思っております。  ほかにも保護者アンケートとしまして、⑤になりますが、子どもの積極的な社会参加に大切なことについての回答ですが、どの子どもにも分け隔てなく接してくれる大人の存在というものを望む声が65.1%と最も高い結果になりました。  それらのデータですとかアンケート結果等も踏まえまして、4ページ目以降になりますが、第3章「行動計画の考え方」や第4章「行動計画の展開」としまして、4ページに載せました現行計画の各取組の達成状況等、そういった振り返りも踏まえまして、次の5ページ、6ページになります。本計画の基本理念と施策の体系をお示ししております。  本計画につきましては、5ページ冒頭にありますとおり、基本理念、基本目標、目指す姿といいますのは、現行の町田市子どもマスタープランと同一にしております。  また、併せて6ページの上ですが、本年12月に制定を予定しています町田市子どもにやさしいまち条例を踏まえることとしまして、条例で示しています4つの子どもの権利の考え方を心がけながら、基本施策を進めていきたいと思っております。  7ページに進みますが、3つの基本目標ごとに現状と課題を踏まえた上で、今後の取組の方針ですとか主な取組へとつなげる構成としております。  3つの基本目標それぞれの主な意味合いとしましては、基本目標Ⅰは子ども本人への支援、Ⅱは家庭・家族への支援、Ⅲは地域への働きかけという形で位置づけまして、それぞれ取組の方針や主な取組を掲載してまいりたいと思っております。  具体的なところですが、基本目標Ⅰの「子どもが健やかに育ち、一人ひとり自分の中に光るものを持っている」というところの現状と課題といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、18歳未満の人口は減少傾向にある中で、発達に支援が必要な子どもですとか医療的ケアが必要な子どもの数は増加傾向にあるということですとか、また、アンケート結果から支援・サービスに関する情報発信ですとか周知方法に課題があるということが分かってきています。  そこで、今後の取組の方針としまして「子ども一人ひとりの発達段階・生活状況に応じた支援・サービスの提供体制を充実・強化」することとしました。  主な取組としまして、障がい児スポーツ教室ですとか、子ども発達センターの週1日通園、いわゆる併行通園と呼ばれるものですが、事業所ガイドブックの交付などを位置づけております。  基本目標Ⅱになります。「子どもが安らいでいる家庭があり、家庭が地域とつながっている」では、現状と課題として、発達に支援が必要な子どもとその家族は、様々な機関から相談につながっているということがアンケート等から分かってきています。  そこで、今後の取組方針としまして、「情報共有や関係機関の連携、発達支援、継続した相談対応が切れ目なく実施され、安心して相談できる体制を充実・強化」することとしました。  主な取組としまして、療育記録ノートによる引継ぎ、地域子育て相談センター事業などとなっております。  最後に、基本目標Ⅲの「子どもが地域の中で大切にされている」ですが、現状と課題は、「新型コロナウイルス流行による子どもの外出機会減少が顕著」であったことですとか、また保護者アンケートの結果から「子どもの積極的な社会参加には地域の中で『分け隔てなく接してくれる大人』が特に不可欠です」という声が多いということが分かっています。  そこで、今後の取組方針ですが、「障がいの有無にかかわらず地域でともに過ごし、学び、成長できる地域社会の実現のために障がいに関する理解促進を図ります」ということとしております。  主な取組としまして、地域公開講座や高校生療育体験ボランティア等がございます。  最後に、8ページの第5章「行動計画の推進」としまして、年度ごとに点検・評価・見直しを行ってまいります。また、子ども・子育て会議に報告をいたしまして、意見をいただきながら進めていくことといたします。  計画の概要は以上となります。  続きまして、意見募集の実施についてご説明いたします。最後の9ページ目、「意見の提出について」をご覧ください。  まず、(1)募集期間ですが、2023年12月15日の金曜日から来年1月12日金曜日までを予定しております。  次に、(2)資料の閲覧ですが、公表する資料といたしまして、本日の資料、行動計画の素案の概要版と計画の素案の本編、この2つを予定しております。  行動計画素案本編及び概要版につきましては、市のホームページに掲載を行うほか、子ども発達センター、市政情報課、広聴課、障がい福祉課、子ども総務課など、一覧表にございます各窓口にて閲覧が可能となっています。  概要版につきましては、窓口にて配布を予定しています。  (3)意見の提出方法ですが、書面では様式は問いません。窓口でご意見記入用紙も配布しますので、郵送、ファクス、Eメールで送っていただきますか、または一覧表にございます資料の閲覧・配布の窓口に直接提出いただくこともできます。  最後に、結果の公表についてですが、2024年3月以降にホームページ及び一覧表にある窓口におきまして、公表を行う予定としております。  なお、意見募集の実施に関する周知ですけれども、「広報まちだ」の12月15日号に掲載するほか、市ホームページへの掲載、そのほか一覧表の窓口ですとか市内の小中学校、学童保育クラブ、保育園・幼稚園等に案内のポスター、チラシを掲示する予定としております。  説明は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。
    ◆田中 委員 意見の提出について1点だけ質疑します。  教育プランのパブリックコメントのときはLINEでも意見が送れたんですけれども、今回はLINEでの意見を送るということは書いていないんですけれども、その理由とかがあれば教えてください。 ◎子ども発達支援課長 今現在、ここにお示ししたとおりの方法としています。LINEについては検討をまだしておりませんので、考えさせていただくこととさせてください。 ◆松葉 委員 今ご説明いただいた中で、今回、町田の丘学園にご協力いただいてアンケートを取ったということなので、ぜひこの意見募集もそこにバックして、ご協力いただいて意見募集いただくとかということはお考えではないんですか。 ◎子ども発達支援課長 ありがとうございます。今のところ、そちらは想定していなかったんですけれども、委員のおっしゃるとおり、ご協力いただいたところですので、検討させていただきたいと思っております。 ◆藤田 委員 内容についてはまた後日やらせていただくとして、周知というか置く場所なんですけれども、これは医師会さんにもご協力いただいて、医療機関に相談が結構あるということで、さっき言った医療的ケア児とかもそうなんですけれども、発達も含めて、そういった医療機関、そういうところにも置いたほうがいいんじゃないかと思っておりますので、そこのところを求めたいと思うんですけれども、いかがですか。 ◎子ども発達支援課長 ご意見ありがとうございます。検討させていただきたいと思っております。ご協力いただけるところがあれば、多くのご意見をいただきたいと思いますので、考えさせていだきたいと思います。 ◆藤田 委員 ぜひ地域包括ケアの安心して暮らせるプロジェクトなんかにも相談して、そういったところにも広げるというのが非常に大事なことだと思いますので、よろしくお願いします。 ◆今村 委員 私のほうからは、すいません、第三期ということで2年前に市議会に来て根本的なことで、これは国の児童福祉法に定められた障害児福祉計画としているんですが、町田市は子ども発達支援計画という名称にしているんです。そもそもこの名前でずっと今改定を繰り返してきていると思うんですけれども、何か狙いとか趣旨、どういったものがあるのか確認させていただけますか。 ◎子ども発達支援課長 障がい児の計画といったところは、国の本来の名称といいますか、呼び名ではございますが、町田市として発達支援ということで、イメージとして精神、メンタル部分とかといったところが強いイメージはございますけれども、成長とか体の発達、そういったところも踏まえて、発達支援といった形で包括する形で捉えておりますので、身体的なものも含めて計画という中で表現していきたいと思っています。 ◆今村 委員 なかなか難しいんですけれども、だとしても、この計画をつくるに当たって、いわゆる障がいに関わるような方の専門家的な方のアドバイスとかというのは、どこでどう受けられているのか、確認させてもらっていいですか。 ◎子ども発達支援課長 子ども・子育て会議の委員の方に検討部会に入っていただきまして、そこで学識の方等に入ってもらっていますので、そこからご意見をいただいております。 ◆今村 委員 今お話があったのは、この中にも出ているので、青山学院の菅野幸恵さんという先生と、主にですけれども、玉川学園の鈴木美枝子さんという方だと思うんですけれども、この方たちの主たるものと障がいに関わることというのは、そんなに関係していましたか。 ◎子ども発達支援課長 検討部会のほうに各先生方及び、これが学識と言うのかはあれですけれども、障がいの関係の団体の方とか、そういった方も入っていただいていますので、そういった中でご意見をいただいているという意味合いでございます。 ◆今村 委員 ちょっと時間がかかって申し訳ないんだけれども、学識の方について聞いているので、障がいのあるお子さんを持っている親御さんたちが入っているとか、学校が入っているというのは先ほど来、確認をしています。  私が、例えばホームページで見ていても、それぞれ見識を持っているし、障がいに関しても見識を持たれている先生だというふうに思いますけれども、主に心理だったり、子どもの保健だったりとかするんだろうというふうに思います。  なぜそういった話を聞いているのかというのは、発達なのか成長なのか、この計画の中にも、ノーマライゼーションなのか、インクルージョンなのか、言葉の扱い方というのが、市の基本が定まっていればいいと思うんですけれども、何かそこが定まっているのかどうかがなかなか見えないなというような印象があったので、確認をさせていただきました。あくまでも市の考え方を聞いているので、構いません。もうこれ以上質疑しませんので、了解しました。 ◆東 委員 タイトルのところの括弧内の第三期障害児福祉計画の部分でお聞きしたいんですが、障害児の害が漢字になっている件なんですけれども、私の認識としては、町田市としては「障がい」の「がい」を平仮名にするということにかなりこだわっているという認識を持っておりまして、例えば障害者基本法では、障害者計画を市町村の策定義務としていると思うんですけれども、国が策定義務としている障害者計画の害も漢字なんですが、町田市の計画では「障がい者」の「がい」は平仮名なんですね。同じく障害者総合支援法で定めている障害者福祉計画も、同様に国は漢字なんですけれども、町田市は平仮名にしているんです。障害児のほうは漢字にしているのは何かこだわりがあるのかなという点。  あと、一通り見ますと、結構漢字と平仮名かばらばらに使われているような印象を持つんですけれども、ここを2点、どう解釈したらよろしいのか教えていただければと思います。 ◎子ども発達支援課長 第三次障害児福祉計画という名称は、あくまでも国の定めた名称になりますので、国が指定というか、定めているものについてはそのままの表記をしております。文章の中等で町田市としての取組ですとか、施策等を表現する場合は、町田市として障がいの場合は平仮名という形で線引きといいますか、ルールを踏まえて記載しております。 ◆東 委員 1点目は、タイトルの部分は、障害者のほうは、害は国では漢字だけれども、町田市は平仮名なんですが、それとはもう全然リンクしないという考え方でよい、障がい児のほうはリンクしないという考え方でよいのかということ。  あと、私も隅から隅まで計画を見られていないんですが、ぱっと見た形でも、漢字と平仮名が散見される状況なんですけれども、今、中身は平仮名で統一しているとおっしゃっていたんですが、ここのあたりをもう少し詳しくお願いいたします。 ◎子ども発達支援課長 1点目の障がい者と障がい児の関係ですけれども、両方とも統一して町田市の取組としては「がい」を平仮名という形にしております。ただ、繰り返しになりますが、国の使っている名称では、そのままの表記をしています。  中身について、もし国等の固有名詞的なもので漢字のもの、それ以外の部分で町田市の取組としてもし平仮名になっていない部分があれば、そこは校正させていただいて、最後にまたチェックをして統一していきたいと思っております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後6時56分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時57分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより第109号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第109号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第109号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後6時58分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時59分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。  特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申し出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって文教社会常任委員会を閉会いたします。                午後7時 散会...