町田市議会 2023-09-13
令和 5年建設常任委員会(9月)-09月13日-01号
6 速記士 小島由佳里(澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
────────────────────────────────────
建設常任委員会審査順序
令和5年(2023年)
9月13日(水)午前10時
9月14日(木)午前10時
第2委員会室
1 都市づくり部
(1)第 79 号議案
町田市営住宅条例の一部を改正する条例
(2)第 80 号議案
町田市立公園条例の一部を改正する条例
(3)第 82 号議案
小山田蓮田緑地整備工事請負契約
(4)第 65 号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)
(5)第 69 号議案 令和5年度(2023年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)
(6)認定第 1 号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(7)行政報告 「農の風景育成地区」(下小山田・図師町エリア)の指定について
(8)行政報告 市民バス「まちっこ」事業におけるEV(電気)バス導入について
(9)行政報告 「町田市景観計画」改定等に係る
パブリックコメントの実施について
2 下水道部
(1)第 65 号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)
(2)第 70 号議案 令和5年度(2023年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)
(3)認定第 1 号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(4)認定第 2 号 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計決算認定について
3 環境資源部
(1)第 65 号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)
(2)認定第 1 号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(3)行政報告 「町田市
食品ロス削減推進計画」の策定について
(4)行政報告 町田市
バイオエネルギーセンター火災による被害に伴う今後の修繕について
(5)行政報告 新たなごみの資源化施設について
4 道路部
(1)第 83 号議案 市道路線の認定について
(2)第 84 号議案 市道路線の廃止について
(3)第 65 号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)
(4)認定第 1 号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(5)行政報告 町田市
自転車ネットワーク計画(素案)の市民意見募集について
(6)行政報告 町田市
道路昇降機管理計画策定について
5 特定事件の継続調査申し出について
────────────────────────────────────
午前9時59分 開議
○委員長 ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△第79号議案
○委員長 第79号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 第79号議案
町田市営住宅条例の一部改正する条例につきましてご説明申し上げます。
本議案は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の改正に伴い、関係する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、保護命令に関する同法の規定が制度の拡充により2つに分かれたことに伴い、条例中で引用している保護命令の根拠規定に新たな法の条番号を追加いたします。
なお、本条例は2024年4月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 法改正に基づいて行われるものということですが、実際にこの法改正によって拡充されるということですので、現状とこの条例が効力を発して以降どのように変更がされるのか、実例などももしお聞きできたらよろしくお願いします。
◎住宅課長 ご質疑いただきました内容でございますけれども、今回の法改正でございますが、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の改正に伴いまして、具体的には配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の
接近禁止命令等の期間、また退去等命令の期間等についての改正でございます。
町田市営住宅条例のほうは、この条文を引用するような形で規定をしています。具体的には、基本的には同居親族を町田市営住宅の同居等の要件にしているところなんですけれども、例外的に障がい者の方ですとか、こういった保護命令等を申請して裁判所のほうから出していただいている方につきましては、単身でも申込みができるというふうになっております。今回は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の引用箇所が変わったということで、市営住宅条例を変えるということになりますので、
特段市営住宅条例のほうで何か拡充されるということはございません。
ちなみに、この条項を使ってDV被害者を優先したというふうな事例があるかということでございますけれども、資料で確認できる直近の数年間では、そういった実績はないというところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第79号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第79号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第80号議案
○委員長 第80号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 第80号議案
町田市立公園条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。
本議案は、公園の施設整備に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正をするものでございます。
内容といたしましては、2023年12月に利用を開始する、
本町田後田公園会議室の利用時間及び利用料金の規定を追加いたします。
なお、本条例は2023年12月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 今回指定する会議室ですけれども、これまでも建物自体はあったと思うんですが、これまでどのように活用してきたのでしょうか。また、この条例を改正する目的というか理由について、目的は今ご説明いただいたかもしれませんが、実際どのように活用されて、どういう必要性があって条例化されるのかお聞かせください。
◎公園緑地課長 この建物につきましては、ご指摘のとおり既存の建物でございます。これまで公園として活用される前は、町田第一中学校の代替校庭として使われているときに教室として使われていたものでございます。今回、公園として利用開始するに当たっては、これを集会室というふうに建築基準法上の用途を変更するということになりますので、その点について変更した上で、この
グラウンド利用者のための会議室等、あるいは地域の方の集会等でお使いいただけるようにということで条例を改正するものでございます。
◆細野 委員 料金としても比較的2時間で500円ですので、例えばグラウンドを利用した方が、その際の荷物置場とか、あるいはちょっと涼むところとか、そういった活用も含めて検討されたんでしょうか。
◎公園緑地課長 利用方法につきましては、
通常どおり予約システムで予約していただければ、グラウンドを利用する方がそういった荷物置き等に使っていただいても構いませんし、特段そこに制限は設けておりません。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第80号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第80号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午前10時6分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時7分 再開
○委員長 再開いたします。
△第82号議案
○委員長 第82号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 第82号議案
小山田蓮田緑地整備工事請負契約につきましてご説明申し上げます。
本議案は、町田市
バイオエネルギーセンターの整備に伴い、施設周辺の魅力向上や環境整備を推進するため、ハスの魅力を生かした
小山田蓮田緑地の整備を行う工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、園路の整備、四季を感じることのできる
植栽及び複合遊具の設置などを行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆松岡 委員 ただいまの工事内容について5点ほど質疑させていただきます。
まず初めに、
管理施設整備工で
メッシュフェンス、擬木ロープ柵とありますけれども、これは図面から言うとどこを指すのか。
また、
サービス施設整備工として、ベンチやかまどベンチ、野外卓、水飲みとありますけれども、これは災害拠点というふうにされるんでしょうか。
またもう一つ、子どもの遊具がございますけれども、これは駐輪場みたいなものをちゃんと、多分子どもが自転車等々で来ると思いますけれども、駐輪場を整備されているのか。
また、駐車場の台数と有料かどうかも教えてください。
◎公園緑地課長 まず、災害拠点かどうかというところなんですけれども、まだ実際にそこで指定されているわけではございませんけれども、平地がございますので、そこにつきましてはそういった視点も含めて検討してまいりたいと思います。
あと、駐輪場につきましては、ちょっと図面が小さくてお分かりになりにくいかもしれませんけれども、自転車置場という表現で書いてございまして、駐輪場につきましてはございます。
それから、駐車場ですけれども、駐車場というのはこの図面上で言いますと、一番上のところに仮設駐車場と書いてございます。これは、通常は公園利用者のための多目的広場としてご利用いただこうというふうに考えているものでございます。駐車場として使うのはハスの花が咲く時期、7月の終わりから8月にかけての花の時期につきましては、遠方からもおいでになる方がいらっしゃいますので、臨時的にここを仮設の駐車場ということで、その期間だけ限定的にお使いいただけるように運用しようかということで考えております。台数的には約20台を予定しております。
◆松岡 委員 有料か無料か。
◎公園緑地課長 駐車場については無料というふうに今考えております。
メッシュフェンスの位置ですが、小山田神社のところとハス田の境のところに園路を設けますけれども、その外周のところに
メッシュフェンスについては一部設置することにしております。
◆松岡 委員 あと2点お聞きします。
環境教育農園と図面にあるんですけれども、これは体験農園とかを募集されていくのか。
あと1つ、多目的休憩棟とありますけれども、どのような内容か教えてください。
◎公園緑地課長 環境教育農園につきましては、今現在公園として供用開始する前にも桑畑がありまして、学校のお蚕さんの教育等で桑の葉とかが活用されているということもありまして、それを想定して桑の葉を残していこうと考えております。まだちょっと具体的に農園として貸出しをするかどうかというところは、今のところ考えておりません。
管理棟につきましては、これは公園を利用なさる方の休憩にご利用いただく施設というふうに考えておりまして、開放する形でご利用いただこうと考えております。トイレとかもございます。
◆中川 委員 1点だけ、図面を見ているんですけれども、遊具広場に
インクルーシブと書いてあるんですけれども、これは結構大きめな
インクルーシブ遊具を想定されているんですか。
◎公園緑地課長 複合遊具、
インクルーシブ遊具の複合型のものですけれども、これはさほど大きなものではございません。比較的
インクルーシブ遊具としては普通の大きさだと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第82号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第82号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午前10時13分 休憩
――
―◇―――◇―――
午前10時14分 再開
○委員長 再開いたします。
△第65号議案(
都市づくり部所管部分)
○委員長 第65号議案を議題といたします。
本案のうち、
都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 第65号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)のうち、
都市づくり部所管分につきましてご説明申し上げます。
予算書10ページをご覧ください。
第2表、
債務負担行為補正でございます。
追加分の下から2番目、
香山緑地整備事業その2について、期間を令和5年度から令和6年度まで、限度額を500万9,000円とするものでございます。
15ページをご覧ください。
歳入でございます。
第19款、繰入金、項の1、
特別会計繰入金、目の1、
特別会計繰入金、節の4、鶴川駅
南土地区画整理事業会計繰入金の379万8,000円の増額は、2022年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、特別会計からの繰入金として、増額するものでございます。
以上が、
一般会計補正予算のうち、
都市づくり部所管分の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。
△第69号議案
○委員長 第69号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 第69号議案 令和5年度(2023年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
予算書74ページをご覧ください。
歳入でございます。
第5款、繰越金、項の1、繰越金、目の1、繰越金、節の1、繰越金の379万8,000円の増額は、2022年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、増額するものでございます。
76ページをご覧ください。
歳出でございます。
第3款、諸支出金、項の1、繰出金、目の1、
一般会計繰出金、節の27、繰出金の379万8,000円の増額は、2022年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、一般会計への繰出金として増額するものでございます。
以上が、町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第69号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第69号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△認定第1号(
都市づくり部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、
都市づくり部所管部分及び鶴川駅
南土地区画整理事業会計について、一括して担当者の説明を求めます。
◎
都市づくり部長 認定第1号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、
都市づくり部所管分の概要及び令和4年度(2022年度)
鶴川駅南土地区画整理事業会計歳入歳出決算の概要につきましてご説明いたします。
町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算書をご覧ください。
初めに、歳入でございます。
第14款、使用料及び手数料は30ページ、34ページに掲載しております。
第15款、国庫支出金は37、40、41ページに掲載しております。
第16款、都支出金は45、54、55、59、60ページに掲載しております。
第17款、財産収入は61ページに掲載しております。
第19款、繰入金は62ページに掲載しております。
第21款、諸収入は72、73ページに掲載しております。
第22款、市債は76ページに掲載しております。
次に、歳出でございます。
第8款、土木費、第3項、都市計画費、第1目、
都市計画管理費、第2目、
土地利用調整費、第3目、
まちづくり推進費、第4目、
交通事業推進費、第5目、
建築開発審査費は150ページから154ページに掲載しております。
第8目、公園緑地費、第4項、住宅費、第1目、住宅費は156ページから161ページに掲載しております。
続きまして、鶴川駅
南土地区画整理事業会計でございます。
262ページをご覧ください。
歳入決算額は1億4,642万2,317円、歳出決算額は1億4,262万4,845円で、歳入歳出の差引き残額379万7,472円は、翌年度へ全額を繰り越しております。
歳入でございますが、第1款、繰入金、第2款、国庫支出金、第3款、都支出金、第4款、繰越金、第5款、諸収入は263ページに記載しております。
歳出でございますが、第1款、総務費、第2款、事業費、第3款、予備費、第4款、諸支出金は264ページに掲載しております。
以上が、町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算書に係る部分でございます。
次に、
都市づくり部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・
事業別行政評価シート」に基づいて説明いたします。
「町田市課別・
事業別行政評価シート」の446、447ページをご覧ください。
公園緑地課、薬師池四季彩の杜事業の
事業別行政評価シートでございます。
1の「事業概要」でございますが、事業の目的につきましては、
町田薬師池公園四季彩の杜の魅力向上計画を着実に進めるとともに、四季折々の花々を育成し、市内外から来園する人々に安らぎを提供することでございます。
2の「2021年度末の総括と2022年度の状況」でございますが、①の「『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」、②の「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」につきましては、四季彩の杜エリアの主要な集客施設である西園につきまして、今後も指定管理者による自主事業の充実や、交通利便性の向上のために、
ウェルカムゲートバスベイ整備工事を進めることを取組として掲げております。
また、薬師池公園につきまして、四季折々のイベントを、さらなる集客に向けてコンテンツを見直しつつ開催することで、引き続き魅力を高める必要があることから、
西園やぼたん園など、四季彩の杜エリア内における各施設との連携を強化し、イベントを企画、開催することを取組として掲げております。
その「取組状況」といたしましては、2022年8月末に、
ウェルカムゲートバスベイ整備工事が完了いたしました。また、春フェアや秋遊びなど、四季彩の杜エリア内の各施設と連携したイベントを開催し、施設を巡るスタンプラリーや薬師池公園の古民家を活用したデジタル掛け軸の投影などを行ったことにより、来園者が増加いたしました。このことから、「取組状況」は「〇」としております。
3の「事業の成果」でございますが、事業の成果といたしましては、ゴールデンウイーク中に西園にて子どもを対象としたワークショップ「子どもDay's」を実施したことにより、西園、リス園などエリア内施設の来園者数が増加したことや、これにより
町田薬師池公園四季彩の杜全体の来園者数が約6万7,000人増加し、年間目標を大きく上回る約134万人となったことでございます。
4の「財務情報」でございますが、①の「
行政コスト計算書」をご覧ください。
2022年度の行政費用は、合計で3億4,492万5,000円でございます。物件費の増加及び補助費等の減少により、2021年度と比較して1,753万9,000円の増加となっております。
③の「
単位あたりコスト分析」をご覧ください。
町田薬師池公園四季彩の杜全体については、2021年度に比べ来園者数が6万7,462人増加したものの、測量業務委託などの物件費も増加したことにより、来園者数1人当たりのコストの増減はございませんでした。薬師池公園及びぼたん園につきましては、2021年度に比べ、来園者数が8,618人減少したことに加え、測量業務委託などの物件費が増加したため、来園者数1人当たりのコストが52円増加いたしました。
④の「貸借対照表」をご覧ください。
工作物につきましては、
町田薬師池公園四季彩の
杜ウェルカムゲートバスベイの完成により、全体として2億5,788万円増加しております。
5の「財務構造分析」及び6の「個別分析」につきましては記載のとおりでございます。
7の「総括」でございますが、①の財務情報と非財務情報の分析につきましては、完成した
ウェルカムゲートバスベイは、10月から四季彩の杜西園前バス停として運行を開始したことにより、イベントの開催時などに連節バスの運行が可能となり、公共交通機関の利便性向上につながりました。また、西園につきましては、開園当初から実施しているバーベキューや、夜の芝生広場で屋外映画上映を楽しむナイトピクニックシネマなどのイベントがいずれも好評を得たことにより、2022年度の来園者数は前年度から約5万人増の約64万人を記録いたしました。
②の「過年度データとの比較・分析」につきましては、2014年6月に策定した
町田薬師池公園四季彩の
杜魅力向上計画に基づき整備を推進してきたことにより、観光支援業務委託料、不動産鑑定委託料、測量委託料などの物件費が2012年度比で3,682万9,000円増加いたしました。また、新設の西園に指定管理者制度を導入したことにより、指定管理者の自主事業などによる公園使用料が増加し、行政収入としての使用料が969万2,000円増加いたしました。
③の「2022年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」につきましては、集客に向けたコンテンツの見直しと新たなイベントを行い、薬師池公園の魅力を高めること、今後も指定管理者が実施する人気イベントを西園に定着させ、新たな自主事業の拡充を行っていくこと、四季彩の杜全体につきまして、さらなる来園者を呼び込むためのソフト事業を継続的に実施するとともに、ハード面を整備し、既存施設のリニューアルや施設間の移動をスムーズにする仕組みづくりをすることでございます。
④の「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」につきましては、「短期的な取り組み」といたしましては、薬師池、リス園などを中心に今後の整備の方向性を取りまとめ、新たな
町田薬師池公園四季彩の
杜魅力向上計画を策定すること、北園の用地取得を行うこと、四季彩の杜エリア内における各施設との連携を強化し、イベントを企画、開催することでございます。
また、「中長期的な取り組み」といたしましては、新たな
町田薬師池公園四季彩の
杜魅力向上計画を着実に進めるため、北園の整備やリス園及び薬師池公園のリニューアルを行い、子どもから大人まで全年代にわたり、遊び、喜び、癒し、休息、特別感などの幅広いスタイルに適応したエリア整備の計画、設計を進めることでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 まず初めに、交通事業推進課の行政評価、424ページの課別行政評価シートからお聞きします。「組織概要」にあります「他自治体の取り組み等」にあります路線ごとの補助金額について、23市の平均1,935万円と比較して、町田市の補助額は517万円と低い金額ですが、この金額の違いについて教えてください。
◎交通事業推進課長 「他自治体の取り組み等」の中の金額についてということでございますが、こちらはまず、小金井市が毎年行っておりますコミュニティバスの調査になっております。その中におきまして、26市で青梅市と福生市はコミュニティバスがまだ走っておりませんので、町田市を除く23市の平均値ということで、23市という形になっております。
コミュニティバスの考え方というのは各自治体で若干変わってくるとは思われますが、町田市では玉川学園周辺で「玉ちゃんバス」、成瀬駅の周辺で「かわせみ号」というのが走っております。運行するに当たりましては、まず地域の方々の協議会がありまして、あと運行事業者、さらに町田市の3者で協働で運行している事業となっております。それぞれの立場から、いろいろな工夫ですとか、改善とか、いろんなことをいたしまして、その結果、町田市のコミュニティバスについては、効率的に安定した運行で事業性が保たれ、さらに補助金額というところが低く抑えられているのではないかと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、小田急多摩線延伸事業についてお聞きします。「事業の成果」では、目標値が「事業化に向けた検討」とあり、実績として「実施」とあります。2022年度はどのような検討が行われたのでしょうか。
◎交通事業推進課長 小田急多摩線延伸事業についてということですが、町田市と相模原市では、2016年に国の交通政策審議会の答申が出されて以降、小田急多摩線延伸に関する関係者会議というものを設置し、答申で示されました収支採算性などの課題解決に向けて調査検討を行っております。その中で、概算建設費や需要予測などを行ってきました。2022年度の取組というところですが、収支採算性の向上を図ることを目的といたしまして、相模原新駅に関する検討の深度化、あとは、相模原新駅付近の相模総合補給廠でのまちづくりにおきまして、小田急多摩線の需要創出につながる収支採算性を満たす開発人口などについて検討を行ってまいりました。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、「個別分析」を見ますと、コミュニティバス、市民バスなど、それぞれ利用者数が増えてきています。成果の指標では、利用啓発を促進したと書いてありますが、イベントスタジオや中央図書館では、どのような内容のバス利用啓発を行ったんでしょうか。
◎交通事業推進課長 バス利用啓発についてということでございますが、9月20日、来週の水曜日になりますけれども、バスの日ということで定められております。その日に合わせまして、市庁舎1階のイベントスタジオで、昨年度は9月20日から30日までの8日間、バスに関する展示やクイズ、塗り絵体験などを行ってまいりました。イベントスタジオのほうには467名の方にご来場いただきまして、95%の方からバスに乗ろうという意識が芽生えたとのアンケート回答もいただいております。また、町田市立中央図書館では、7月15日から8月11日まで乗り物に関する本を集めた特設コーナーをつくっていただきまして、結果106冊の貸出しで、その106冊の複数回利用もありまして、136回利用があったということになります。
◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、地区街づくり課の行政評価、430ページの課別行政評価シートからお聞きします。「
行政コスト計算書の特徴的事項」の物件費の欄に、「鶴川駅南口アクセス道路の設計などにより、3,250万4,000円増加」とありますが、具体的にどのようなことを行ったのか教えてください。
◎地区街づくり課担当課長 鶴川駅南口アクセス道路整備事業の設計などに関する具体的な実施内容についてのご質疑でございます。鶴川駅南口アクセス道路は、新たに整備される南口交通広場へのアクセス機能を強化するために、川崎市の都市計画道路である真光寺長津田線の岡上駐在所前交差点から川井田人道橋までの区間を整備する事業でございます。2022年度は、沿道の皆様に立会いのご協力をいただきながら用地測量を行いました。並行して、道路及び橋梁の詳細設計と地質調査を実施いたしました。
◆佐藤〔伸〕 委員 沿道の皆様に立会いのご協力をいただきながら用地測量を行ったとのことですが、ご協力をいただくために地域の皆様にどのような周知を行ったのでしょうか。また、川崎市域で行う事業になりますが、川崎市とどのような協議を行っているのか教えてください。
◎地区街づくり課担当課長 地域の皆様への周知と川崎市との協議についてというご質疑でございます。2022年5月21日に川崎市との共催で、岡上地区にお住まいの方々を対象といたしまして、鶴川駅周辺のまちづくり説明会及び南口アクセス道路沿道の皆様を対象といたしまして、南口アクセス道路事業説明会を行いました。主に事業概要ですとか、用地測量の実施及び今後の事業の進め方についてご説明させていただきました。説明会におきまして、事業に対しての反対の声をいただいておりませんでしたので、予定どおり用地測量ですとか、設計及び地質調査を実施することができました。
また、川崎市との協議についてでございますが、2020年1月31日付で町田都市計画事業鶴川駅南土地区画整理事業に伴う鶴川駅南口アクセス道路の整備に関する協定を締結いたしまして、土地区画整理事業に合わせた川崎市内の道路整備に関する協議を進めさせていただいております。また、南口アクセス道路の整備に向けて、両市で、県警、町内会、学校などの関係者との協議などを連携して進めております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、432ページの鶴川駅
南土地区画整理事業会計についてお聞きします。先ほど、川崎市と土地区画整理事業に合わせた南口アクセス道路の整備に向けた協議を行っているといった趣旨のご答弁をいただきました。南口アクセス道路の整備と土地区画整理事業とがうまく連携していることで、鶴川駅周辺のまちづくりが進んでいくものと思います。行政評価シートの事業の「成果指標およびその他成果の説明」に「事業計画を変更しました」とありますが、2022年度に行った土地区画整理事業の取組について、もう少し詳細を教えてください。
◎地区街づくり課担当課長 鶴川駅南土地区画整理事業における2022年度の取組についてでございます。鶴川駅南土地区画整理審議会、こちらを3回開催いたしましたことや、地権者の皆様のご理解とご協力をいただいたことにより、換地設計が完了いたしました。換地設計により、当初予定していた道路の隅切り形状ですとか、あと緑地の位置及び面積に変更が生じたことから、事業計画の変更を行いました。また、工事着手に向けて、区画整理事業に必要な道路ですとか、公園用地に充てるために用地取得を行いました。その他地区計画と併せて、用途地域の変更などを行っております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、「個別分析」を見ますと、進捗率が目標の12%に対して実績が13%と事業が予定どおりに進んでいるようですが、今後の予定と課題があれば教えてください。
◎地区街づくり課担当課長 委員おっしゃっていただきましたとおり、事業は予定どおり進んでいる状況にあります。今後の予定といたしましては、2023年度中に移転実施計画を策定し、整備工事に着手する予定です。課題といたしましては、予定どおり進めていくためには、地権者の皆様のご協力やスケジュール及び予算執行の適切な管理が必要と考えております。引き続き、説明会等を通して地権者の皆様への丁寧な説明を重ねるとともに、スケジュール及び予算の執行管理を徹底してまいりたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、公園緑地課の行政評価、440ページの課別行政評価シートからお聞きします。「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」の「取組状況」に、「『町田市公園利用促進計画』を策定しました」とありますが、どのような計画なのか教えてください。
◎公園管理担当課長 町田市公園利用促進計画は、社会状況の変化や多様化する市民のニーズに対応した公園づくりを実施するため、今後の公園の在り方や、それを実現していく方針などをまとめた計画でございます。この計画は、2022年度に策定された町田市都市づくりのマスタープランのコンテンツ編に位置づけております。みんなでつかう町田の暮らしが好きになる公園を基本理念として、市民や民間事業者が一緒になって、今まで以上に公園を利活用していくことを掲げております。今後、市民の皆様や民間事業者様をはじめ、多くの方々とこれらの公園のビジョンを実現していくために共有して、公園が本来持つ様々な価値や魅力を向上させていくことを目指しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、市内に数多くある公園緑地の魅力を向上させるためには、さらなる民間活力の導入が重要になると思います。このことについてどのように考えているか教えてください。
◎公園管理担当課長 先ほど申し上げました計画の基本方針の2では、民間事業者と共に魅力的な公園づくりを行いますとしております。その施策の中でPark-PFIの活用や企業のCRS活動の受入れ、指定管理者制度の導入など、様々な民間活力の導入を検討していくと掲げております。こうした民間のノウハウを活用して、柔軟な運営に向けて限られた資源を最大限活用して、さらに効果的、効率的に公園を維持管理、運営できるように民間活力の導入を検討してまいります。
◆佐藤〔伸〕 委員 私からは最後の質疑にいたします。次に、「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」の「短期的な取り組み」として、「市内各エリアの公園指定管理者の公募と選定を行います」とありますが、公募選定の状況について教えてください。
◎公園管理担当課長 先ほど説明いたしました町田市公園利用促進計画に掲げる施策でもあります、包括的指定管理者制度の導入や小さな公園を対象とした民間活力の導入を進めるとしております。市内の公園緑地に指定管理者制度を拡充するため、2024年度から導入に向け5つのグループに分けて現在選定を行っております。
1つ目のグループとして、相原中央公園を拠点とした、その周辺25か所の公園緑地を管理するグループ、2つ目といたしましては、野津田公園を拠点とした周辺12か所を管理するスポーツの森グループ、3つ目としまして、町田中央公園を拠点とした5か所の公園を管理する町田中央公園グループ、4つ目としましては、香山緑地を拠点といたしました周辺の10か所の公園緑地を管理する香山緑地グループについて、公募による選定を進めているところでございます。また、5つ目としましては、忠生公園を拠点といたしました、市内の規模の小さな740か所ございますけれども、その公園緑地を一括して管理する町田公園グループについては、非公募による選定のほうを進めているところでございます。
◆小野寺 委員 課別行政評価シートの424ページから質疑をさせていただければと思いますが、「取組状況」の中に「小型乗合交通実証実験実施4地区のうち、相原地区では地域協議会と検討を行い、支え合いによる地域交通の取組が始まりました」とありますけれども、その内容は何でしょうか。
さらにその下には、②のところには、「相原地区丸山団地において、地域協議会と新たな地域交通の導入に向けた検討を行い」とありますけれども、これはその中に含まれているものなのでしょうか。
あと、その隣のページの総括の④の中には、「地域の支え合いによる移動支援の取組に対し、交通法規等に関する技術的支援や財政的支援を行い、取組における工夫について共有する機会を設けます」とありますけれども、市全体としてちょっと空白なところがポイント、ポイントと、これからも出てくる可能性があるかと思うんですが、市としてそういった移動支援の状況も教えていただけますでしょうか。
◎交通事業推進課長 まず、424ページの小型乗合交通実施4地区の後のお話というところと、その次の「事業の成果」の丸山団地についてということですが、この3番につきましては、最初のほうの新しく始まった取り組み、丸山団地の話になりますので、丸山団地の支え合いの取組についてご説明いたします。
相原の丸山団地で、2022年の7月に福祉事業者の協力を得まして、あと、地元の丸山団地自治会さんや堺第1高齢者支援センターが主体となりまして、65歳以上の自治会員の方を限定になんですけれども、毎週金曜日に買物、今ですと西橋本のロイヤルホームセンターというところに運行を1日1回しております。利用料金は無料となっておりまして、以前ですと、ロピア西橋本店というのがあったみたいなんですけれども、今ちょっと閉店されてしまったということで、そちらには行けていない状況です。あと、市と月1回程度ですが、必ず打合せ等をするように今継続できるようにしているところでございます。
3点目の取組における機会を設けますというところのお話ですが、まずは地域の方々に地区の協議会をつくっていただきまして、市と話合いをしていただく代表者の方をまず決めていただくような形になるかと思います。それに伴いまして、それぞれの交通の不便な地域の方々のニーズというんですか、どういうことをしたいのかということを一緒に話し合いながら、その地域に合った交通の体系、いろいろな方法があると思います。一番大きいところですと、コミュニティバスになるのかなと思いますけれども、例えば実証実験でやっていたような小型乗合交通、もしくは今力を入れております支え合い交通、いろいろあるかと思いますが、そういうものを取り入れて、地域の方々が移動に困らないようなことをどんどんしていきたいと考えております。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。いろいろな工夫があるかと思いますけれども、425ページの7の「総括」③のところに、ライフスタイルが変わりというところで、慢性化している運転士不足が2024年、来年の4月になりますけれども、「『自動車運転者の労働時間等の改善のための基準』の改正が適用されることでさらに進むことが予想されます」と、運転手がどんどん減ってくるという見込みが予想されているそうですが、どれぐらいの見込みを考えていらっしゃるのか。さらに、それに対する対策というのは、市として考えがあるのかどうかも教えていただければと思います。
◎交通事業推進課長 実際にどれぐらいの運転士がこれから、いわゆる路線バス、タクシー含めて不足してくるかというのは、ちょっとバス事業者のほうでも考えられているとは思いますが、そこまでの情報というのは得られておりません。
もう1点が、市としての対策というところですけれども、市が何かをするということはちょっとできない部分も多々あるのかなと思いますけれども、例えばコミュニティバスや、そういう実証実験などをやるときに、運転士さんというものをタクシー事業者であったり、そういうところから頼んでいくような形になると思いますが、そういうところはよくお互いに話合いながら、コミュニティバスに関しましては運転士不足の中、なるべく減便も今後、過去に大幅な減便をさせていただいているところがありますので、そういうところでカバーしていっていただきたいというようなお話はさせていただいております。
◆小野寺 委員 各地域のコミュニティバス等の連携とか、タクシー事業者等の連携で空白地域が出ないように取り組んでいただければと思います。
あと、以前ちょっと話が出たかと思うんですが、バス停のベンチとか上屋の状況というのも予算の中に取り入れられているかと思うんですが、昨年度と今年度の状況というのはどれぐらい進んでいるものなんでしょうか。
◎交通事業推進課長 上屋、ベンチに関しまして、バス事業者がまず設置をしております。それに対しまして、設置の半額を補助するような形で今進めているところでございますが、2022年度におきましては、上屋が1か所、あとベンチが1か所に補助を出させていただいて、事業者のほうで設置をしております。設置場所が、町田総合高校前のバス停の町田バスセンター方面のバス停と、ベンチにつきましては忠生三丁目バス停、ここはもともと上屋がついていたので、そこにベンチを設置しております。
今年度につきましても今のところ上屋とベンチを、上屋が1か所、ベンチが1か所、もしくは2か所設置できたらいいなというふうに考えているところです。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。ちょっとニーズが多いものですから、進めるようにお願いできればと思います。こちらのページは以上になります。
431ページの「総括」の②の「過年度データとの比較・分析」の中で、「街づくりアドバイザーや、景観アドバイザーの謝礼について、今後増加が見込まれます」ということでありますけれども、詳しく内容を教えていただけますでしょうか。
◎地区街づくり課長 まずは制度の中身の話なんですけれども、街づくりアドバイザーというのは、住みよい街づくり条例に基づきまして、地域の住民の方々が主体的に行うまちづくり活動に対して、地域の住民の方から要請を受けて、市のほうで活動を認定した上で派遣する制度になっております。また、景観アドバイザーのほうにつきましては、町田市公共事業景観形成指針というものに基づきまして、良好な景観づくりを進めるために、景観の専門家との景観協議を行うという制度になっております。
まず、街づくりアドバイザーのほうなんですが、昨年度は延べ14件に対して23回派遣をさせていただいておりまして、新たに今年度に入りましても5件増えてきている状況でございます。市としましては、地域住民の主体的なまちづくり活動、これをしっかり推進してサポートしていきたいという考えがございますので、この考えに基づいて、今後街づくりアドバイザーの派遣が増えていくというところを見通しております。
また、景観アドバイザーのほうになりますが、昨年度は17回の景観協議を行っておりまして、こちらは公共事業に対する内容になりますので、現在、景観計画の見直しを進めておりまして、これの改定が終わりますと、今後民間事業に対しても景観アドバイザーの派遣ができる形になりますので、こうした内容を受けて、想定としては大体10件ぐらい今後増えてくるかなというところを見ておりまして、民間の活動、事業計画に対する良好な景観づくりを推進していくという形で増加を見込んでいるところでございます。
◆小野寺 委員 そうしますと、その下の③の中で「景観まちづくりをさらに推進するため、市民や事業者の意見を確認し」といった、この事業者の方とはまた別ということでよろしいんでしょうか。
◎地区街づくり課長 景観アドバイザーの件だと思いますけれども、事業者のほうは一応、一定規模以上の要件というものがございまして、例えば1ヘクタール以上の開発行為だとか、あと延べ面積3,000平米以上とか、そういう要件を満たす内容で申請がございますので、それに合わせて景観協議を行っていくというところでございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。こちらのページは以上になります。
続いて、434ページ、住宅費ということで、3の「事業の成果」の②の「成果指標およびその他成果の説明」の中で、「空家対策として空家所有者に管理に関するリーフレットの送付」ということで、825件は多く出していただいたかと思うんですが、その中で51件が改善されたことは非常によいことだと思いますけれども、やっぱり各地域各地域で空き家に対する状況改善という話が上がってきていますが、さらに踏み込んだ努力というのは、市として考えがあるのかどうか教えていただけますでしょうか。
◎住宅課長 市としてさらに踏み込んだ努力ということでございますけれども、ダイレクトメールの見直し、改善を図りました。2022年度の825件というのは、これまで改善を促す文書と空き家の無料相談ですとか、無料セミナーのご案内を送るということをやっていたところなんですけれども、やはり、もう少し所有者の困り事に寄り添っていく必要があるのではないかというふうな問題意識がございました。そのため、2023年度からですけれども、ダイレクトメールの内容を空き家の活用状況や管理に当たっての不安な点をまずはお聞きして、不安点に応じた相談の内容を連携している団体を紹介するといったようなことで、所有者の悩みに寄り添いながら解決に図っていこうというふうな改善を図っているところでございます。
◆小野寺 委員 市民のニーズが多く上がっているので、柔軟な対応で改善、毎年毎年、55件、53件、51件とありますけれども、さらにもうちょっと増えるように努力していただければと思います。
最後になりますが、441ページ、7の「総括」の①の中で、野津田公園という形で話が出ておりますけれども、「ナラ枯れ樹木伐採作業の実施等により、委託料が2億2,383万3,000円増加」したとありますけれども、これは年々増加するというような形になるかと思うんですが、実際、ナラ枯れの状況と、さらに今後の対策、非常に重要なところだと思いますけれども、市としてどうお考えでしょうか。
◎公園管理担当課長 ナラ枯れの現状でございますけれども、全国的にこれは広がっている状況ではあります。市内の公園緑地、野津田公園だけではなくて全体的に広がっているというような状況になっております。市の対策としましては、伐採とか、ボランティア団体の方々と協力いただいて、ナラ枯れを防御するような対策を取っているところではございますけれども、実績としては、2022年度につきましては、ナラ枯れの樹木263本の伐採を市では行っております。今後も限られた資源がございますので、より優先度を見極めて、ナラ枯れの対策を実施していきたいというふうに考えております。
◆中川 委員 課別行政評価シートの423ページ、6の「個別分析」と、あと7の①にも書いてあるんですけれども、「業務を計画的に進めることにより、2021年度に引き続き、時間外勤務手当を39万1,000円削減することができました」と、これはかなり大幅に減っていると思うんですけれども、具体的にどのようなことを取り組まれたのか教えていただければと思います。
◎土地利用調整課長 時間外の削減につきましては、例えば2020年度から2021年度にかけましては、住所整理の実施が終わった関係で削減をしておりますが、各年度ごとに、これは毎月やっているんですけれども、課内の職員に情報共有をしております。例えば、時間外が発生した原因は何なのかとか、削減に向けた平準化をどうしたらよいのか、あとは、来月にどのような事業ですとか、事務で時間外が発生する予測があるのかなどを職員と共有して、それで見える化、データのグラフ化ですとか、そういうものを毎月やりまして、職員といろいろ話し合いながら必要ない事業を少しずつ減らすということで、そういったものの積み重ねで時間外勤務労働の削減を実現したところでございます。
◆中川 委員 同じページの「7.総括」の③「生産緑地事業については、都市農地の保全や活性化のための持続可能な取り組みが必要です」と書いてあるんですけれども、これは管理されていないように見える生産緑地というのは結構あるかと思うんですけれども、その辺の状況については把握されているのでしょうか。
◎土地利用調整課長 把握につきましては、これは主に税務部のほうで、毎年土地を調査する段階で、耕作されていないと見られるものを我々に報告がありまして、それについて現地調査をいたします。それで適切に生産緑地が管理されていないと判断した際には、農業委員にこれは指導を依頼する形になります。それでもなお、肥培管理と我々は呼んでいるんですけれども、適切な管理がされていないということがさらに判断された際には、文書による管理の改善を土地所有者の方に通知させていただいて、それを基に改善計画ですとか、改善報告を出していただくというような措置を取っております。
◆中川 委員 ありがとうございます。
続きまして、428ページ、3の「事業の成果」、「②成果指標およびその他成果の説明」というところで、「成瀬鞍掛台、鶴川団地、相原丸山団地での地域や事業者が主体となった移動支援の取組に対し、運行に必要な経費について、財政的な支援を行いました」ということがあるんですけれども、これは多分支え合い交通か何かだと思うんですけれども、財政的な支援の内容というのを教えてもらえますでしょうか。
◎交通事業推進課長 支え合い交通によります補助金の内容というところだと思います。今現在行っております補助の費目といいましょうか、まず消耗品関係、あと備品購入ということで、例えば停留所の標識であったり、車に貼りますマグネットステッカー、皆さんに周知するためのチラシの作成ということで印刷費、あと予約の受付などに関わる電話料金代や、必要に応じて会議室の使用料などでございます。燃料代や人件費というものは今含まれておりません。
◆中川 委員 ありがとうございます。
429ページの「7.総括」、「③2022年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」のところで、「新型コロナウイルス感染症の影響により、社会状況が変化する中で、移動需要の変化に応じた、新たな地域交通を検討する必要があります」と書いてあるんですけれども、この新たな地域交通というのは、どんなものを検討しているのか教えてもらえればと思います。
◎交通事業推進課長 今1つのシステムを検討しているというものはないんですけれども、例えば、新たに始まっている支え合い交通を推進していったり、それとかいろいろな取組がございます。全国的にやっているオンデマンドの交通であったり、あとは、そのほかにも町田でまだ知らないようなものもいろいろあったりしますので、不便な地域の方々のニーズに合った、どういったものが一番最適なのかというところを検討していきたいなというふうに考えております。
◆中川 委員 続きまして434ページ、2の「2021年度末の総括と2022年度の状況」で②の「取組状況」のところで、「団地活性化の取り組みとして、町田パリオや自治会、商店会、JKK東京と連携して町田木曽住宅のアートイベント『遊団地』を開催し、団地の魅力発信に繋げました」とあるんですけれども、このアートイベント「遊団地」の内容と、あと来場者数を教えてもらえればと思います。
◎住宅課長 遊団地の内容と来場者数でございますけれども、遊団地は、アートを通じて大人も子どもも団地で遊ぶといったコンセプトで、団地を知り、魅力を発信するといったイベントでございます。2022年度は、町田木曽住宅でかるたを展示するかるた展を実施いたしまして、472名の来場がございました。
◆中川 委員 もう一つ、「空家対策として空家所有者に管理に関するリーフレットの送付(825件)や空き家セミナーを開催しました。また、管理不全空家の所有者への指導等により51件の改善に繋がりました」とあるんですが、この改善というのはどのような状態なのか教えてもらえればと思います。
◎住宅課長 51件の改善でございますけれども、ここで言っている改善につきましては、近隣の方からのお困り事、主訴、これが解決された状態の件数をカウントしているものでございます。
◆中川 委員 次に、440ページの「3.事業の成果」の「①成果指標の目標と実績」のところですけれども、「長寿命化計画に基づく対策工事対象公園」、2022年度の目標が11で、実績が2だったんですけれども、その理由として、「
インクルーシブ遊具や大型複合遊具等、比較的高額の遊具を設置したため、実績は2公園となりました」と説明があるんですけれども、実績の2の設置した場所と、あと比較的高額の遊具というと、普通の遊具と比べてどのぐらい高いのかというのを教えてもらえればと思います。
◎公園緑地課長 2公園の場所ですけれども、1つは、金井遊歩公園でございます。もう一つは、南成瀬の天神原公園です。比較的高額なというような表現ですけれども、これは、まず金井遊歩公園につきましては、斜面に大型の複合遊具がございまして、複合遊具の単価としては1,500万円ぐらいの金額ですけれども、それが費用がかかるというもの、それから、南成瀬の天神原公園には
インクルーシブに対応した遊具のブランコを設置しておりまして、これはブランコの単価としては200万円程度ですけれども、ブランコを設置する際に、地面に落下した場合の安全性を配慮して、クッション性の高いゴムチップ舗装というのをかなり広範囲に設置するんですけれども、それがなかなか高額で、それを合わせて考えますと、遊具本体の価格の差異、それからゴムチップ舗装、通常の一般的なブランコを設置した場合に比べて約6倍程度というふうに考えております。
◆中川 委員 最後に、決算参考資料のほうの2ページ、多摩都市モノレール推進費、町田駅周辺地区まちづくり推進事業のところで、不用額190万円ということですけれども、理由として「小田急電鉄株式会社と協定に基づく調査を予定していたが、実施しなかったため」とあるんですけれども、これは予定しなかった理由というのは、教えてもらえればと思います。
◎モノレールまちづくり推進室長 協定自体を小田急電鉄と結んでいるんですけれども、その負担金を出し合って委託をするまでの検討は行わなかったというところで、実際には小田急電鉄との協議は行っております。
◆松岡 委員 課別行政評価シートの424ページの
交通事業推進費でございますが、②の「取組状況」で「小山田桜台・多摩南部地域病院間運行バスで金額式IC定期券を導入するなど利用者数増加に取り組みました」とございますが、2022年度の乗車数と1日平均数と運賃料金、そして、IC定期券の内容を教えてください。
◎交通事業推進課長 2022年度の乗車人数ですが3万5,289人です。1日の平均乗車数といたしましては145.2人、1便当たりですと4.4人になります。金額ですが、200円区間と300円区間というものがございまして、小山田桜台から大善倶楽部までが200円になります。小山田桜台から山中集会所以降ですと300円となります。
あと、金額式IC定期券ということですが、こちらは、例えば200円の区間の定期を買っていただきますと、小山田桜台のバスだけでなく、神奈川中央交通全ての200円の区間はどこでも乗れるというようなIC定期になっております。
◆松岡 委員 今後も利用者数増加に向け、さらなる取組をされたいと思います。
では次に、426ページの交通事業推進課の町田市民バス運行事業で、「沿線施設でのポケット時刻表の配布」をしたとありましたが、どこで配布されているのか、利用啓発活動とは、その内容を教えてください。
◎交通事業推進課長 ポケット時刻表というのは、定期券サイズというんでしょうか、裏面にそれぞれのバス停の時刻表を書いたものになっております。配ったところといいますと、例えば中央図書館であったりとか、「まちっこ」は公共施設巡回ルートですと走っていないんですけれども、そういうそれぞれのバス停の近くにある公共施設であったりというところで配布をさせていただきました。
利用啓発というところでございますが、先ほどもちょっとありましたが、バスの日イベントとか、あとは中央図書館での本の特設コーナー、あと保育園の園児の方にバスの絵を描いていただきまして、それを先ほどありました唐木田-多摩南部地域病院間のバスや「まちっこ」などで貼りまして、それを皆さんに見ていただけるようなことをしたりというものを利用啓発としてさせていただきました。
◆松岡 委員 ありがとうございます。
427ページの③の事業の課題に「償却年数を過ぎた車両(1台)の更新を行う必要があります」とありますが、どのような予定をされているのか、分かれば教えてください。
◎交通事業推進課長 車両の更新ですが、後ほど行政報告もさせていただきますが、今年度末にバスの「まちっこ」1台の更新をしようと考えております。
◆松岡 委員 了解いたしました。
次に、431ページ、
まちづくり推進費でございますが、6の「個別分析」から見てとれますように、この棒グラフですけれども、「自宅周辺の景観に対する好感度」が2021年度から2022年度は相当上がっているんですけれども、その上がった理由を教えてください。
◎地区街づくり課長 19ポイント上がっておりまして、分析としましては、まず、南町田のグランベリーパークでの事業者との協議によって景観づくりを進めていって、都市景観大賞というものを頂いていまして、それと併せて公共事業におきましても、薬師池公園西園などで景観協議を行って、グッドデザイン賞というようなものを受けているということと併せて、これまで市民の方、景観づくり市民サポーターさんと継続した取組を行っておりまして、そういったことが、ちょっとコロナ禍で自宅周辺で過ごす時間が大分長くなったということもあって、改めて景観に目が向けられたというところもあって伸びてきているんじゃないかというふうに考えております。
◆松岡 委員 さらに取り組まれたいと思います。
次に、434ページ、住宅費でございますが、「取組状況」で「特定緊急輸送道路沿道建築物の所有者に対して、意向確認をするとともに、耐震化を検討するよう働きかけました」とございます。大災害が起きたときに、倒壊した住宅があったら緊急の物資が届かないということもありますので、2022年度のその取組内容を教えていただけますでしょうか。
◎住宅課長 耐震化の取組内容でございますけれども、こちらの特定緊急輸送道路沿道建築物の所有者に対して、個別に電話等でヒアリング等を行いながら意向確認をしたりというようなことで、耐震化の検討をするような働きかけを行っている次第でございます。
◆松岡 委員 それでは了解いたしました。
435ページの③の事業の課題で、先ほども出ておりましたけれども、空き家対策として、今現在まだ空き家所有者がいらっしゃると思うんですけれども、特に独り暮らしの高齢者など、空き家の発生予防のために、そういう持家にいらっしゃる方にどのような啓発活動をされているんでしょうか。
◎住宅課長 独り暮らし等の空き家の所有者への啓発活動でございますけれども、先ほどもお話がございましたけれども、リーフレット等を送っているということと、あと、現在お住まいになっている方につきましては、ちょっと今年度からなんですけれども、固定資産の納税通知のほうに空き家の適正な管理をお願いしますと、また、お困りのことは住宅課のほうにお問合せいただきたいというふうな住宅課の連絡先を入れさせていただいたという取組を行っておるところでございます。
それから、先ほどのリーフレットなんですけれども、委員のご質疑の趣旨ですと、現在お住まいになっている方ということです。そうすると、先ほどのリーフレットは空き家になっている所有者へのご案内になりますので、固定資産の納税通知といったところが、広く空き家の所有者に対しての適正管理を促すような周知になっているかなというところでございます。
◆松岡 委員 今お独り暮らしも町田市に2万7,000人弱いらっしゃるということで、持家の方も空き家とか、さっきおっしゃったように大変な状況になるかもしれないので、前々もってそういう予防策というのは大事かなと思っておりますので、取組をよろしくお願いいたします。
次に、最後になりましたが440ページ、公園緑地費の「取組状況」でございます。「公園の魅力向上等を目指して、芹ヶ谷公園等7カ所でのキッチンカー出店実証実験、薬師池公園紅葉ライトアップイベント等を実施しました」とございますが、この「等」とありますけれども、どこの公園でキッチンカーはどれぐらい出て、にぎわいはどうだったのか、分かれば教えてください。さらに、薬師池公園のライトアップイベントには参加者数はどれぐらいあったのか教えてください。
◎公園緑地課長 まず、キッチンカーですけれども、こちらにつきましては社会実験として継続して行っているものですけれども、具体的な対象公園といいますと、芹ヶ谷公園以外は忠生公園ですとか、あと募集をしている対象地としては、三輪緑地のビジターセンターですとか、市内幅広くキッチンカーにつきましては展開をする方向で進めているところでございます。具体的に人数とかということでは、ちょっと申し上げることはできませんけれども、アンケート等を取っている中では非常に、公園の中に飲食ができるスペースができてうれしいとか、好意的な反応を多くいただいているというところでございます。
◎公園管理担当課長 薬師池公園のライトアップイベントにつきましては、参加人数ですが、ちょっと今、後ほど、すみません。よろしくお願いします。
◆松岡 委員 了解いたしました。さらに公園の魅力向上に取り組んでいただきたいと思います。以上でございます。ありがとうございます。
◆佐藤〔和〕 委員 それでは、幾つか質疑をさせていただきます。
課別行政評価シートの420ページのモノレールの町田方面延伸についてお伺いしたいと思います。今、沿線まちづくり検討会が設置されて、検討会が3回行われたということで、これは非常に重要な位置づけにあるものだというふうに私も認識をしているんですけれども、まず、これは委員構成、学識経験者、町田市、多摩市とか出ていますけれども、これについて、どういう学識経験者の人が出ているのか、町田市は誰が出席しているのか、その辺をちょっと教えてください。
◎モノレールまちづくり推進室長 まず、学識経験者の先生につきましては、都立大学の清水先生にお願いしております。東京都の設置したルート検討委員会で委員になられていた先生でございます。町田市につきましては、私、モノレールまちづくり推進室長と、あと、道路部の道路政策課長がメンバーに入っております。
◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。それで検討を進められていて、昨年度、2022年度は3回検討会があったという話、最初は大体、今後の方向性を決めていく話だと思うんですけれども、その検討内容についてちょっと教えてください。
◎モノレールまちづくり推進室長 2022年度につきましては、沿線の特徴や課題等について整理いたしました。また、まちづくりの課題に対する施策の方向性の検討に着手いたしております。
◆佐藤〔和〕 委員 今年も引き続き行われている話だと思いますけれども、今年の話については決算の委員会なので聞かないですけれども、ぜひこれは――東京都は入っていないんでしたっけ。まちづくり検討会に東京都は入っていないんでしたっけ。
◎モノレールまちづくり推進室長 オブザーバーとして参加していただいております。
◆佐藤〔和〕 委員 ごめんなさい、ちょっと戻っちゃいますけれども、今の話は学識経験者と町田市と多摩市と東京都、それぐらいの委員で構成されているという話でいいですね。
◎モノレールまちづくり推進室長 そのとおりでございます。
◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。ぜひ設置に向けて、これからの延伸に向けて、検討会で詳細な内容がこれから詰められていくと思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。
あわせて、町田駅周辺整備計画有識者検討委員会というのを設置されているという、これについても委員構成を詳しく教えてください。
◎モノレールまちづくり推進室長 有識者7名で構成しております。委員長に明治大学名誉教授の市川先生にお願いしております。あとは、東京工業大学の真野先生、札幌大通まちづくり株式会社の服部さん、株式会社LIFULL HOME’S総研所長の島原万丈さん、株式会社グランドレベルの代表取締役社長、田中元子さん、株式会社connel代表取締役、萩野正和さん、最後にUR都市機構の森本課長、以上7名でございます。
◆佐藤〔和〕 委員 町田市とかは。
◎モノレールまちづくり推進室長 有識者検討委員会は7名で構成しておりまして、町田市は関係する部署の課長が入っております。
◆佐藤〔和〕 委員 これも同じく、合わせて検討委員会を2回開催したということで、方向性も含めて検討内容についてお願いします。
◎モノレールまちづくり推進室長 2022年度につきましては、町田駅周辺の特徴や魅力などについて整理し、町田駅周辺に必要な都市機能やペデストリアンデッキの整備、広場の在り方などを検討いたしました。
◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。これも検討会と一緒で、今年も引き続きやっていることだと思いますので、これは重要な位置づけにあるということでしょうから、しっかりと検討を進めていただきたいと思います。
続きまして、424ページのバスの関係です。まず、路線バスの関係、先ほど小野寺委員から上屋の件とベンチの件、昨年度1件ずつという話がありました。これは昨年の決算の委員会の中でも、バス事業者と連携して市民からの要望に丁寧に対応されたいという意見がついているところでありますけれども、これは1件は何か意外と少ないなと思ったんですけれども、これの理由というか、要望がなかったからなのか、それとも要望は結構あったけれども、何か設置できない理由があったのか、その辺1件の理由というか、1件だったことについてお伺いしたいと思います。
◎交通事業推進課長 上屋1件とベンチ1か所になりますけれども、市としましても、補助というのは出させていただいておりますけれども、それぞれバス事業者のほうも費用負担、半額出している状況になります。そこで、その前年、2020年、2021年度につきましては、やはりコロナの関係でちょっと厳しいということで、事業者自体が、もう予算がありませんということで設置できなかったというところがございます。要望いただいている箇所は、すみません、たくさんあります。ただ、それが全て設置できるかというとそういうわけではなくて、やはり、上屋ですと設置できる歩道の幅員であったりとか、埋設物の関係であったり、あと、例えば旭町の体育館の町田方面のバス停、あそこは歩道がすごい広がっているんですけれども、あそこはまだ都市計画道路が最終形態ではないので、すごく要望をいただいているんですけれども、今はちょっとお断りしているというところもございます。いろいろな理由は――ただ1か所というのは、やっぱりバス事業者のほうの金銭的な問題というのもあるのかなと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 確かに今後、今年の夏も非常に暑かったですし、公共交通の利用を促進している立場というか、してくださいという話の中で、やはりそういう上屋とベンチ等がないと、なかなか高齢者も出にくいでしょうから、バス会社の事情というのも分かりました。では、市のほうではしっかりと補助金額を用意しているけれども、事情があってなかなかいけないという感じでいいですね。分かりました。
続いて、支え合い交通について幾つかお伺いしたいと思います。支え合い交通は随分進んできたということで、昨年度は9か所実施していただいたということなんですけれども、先ほど中川委員でしたっけ、支え合い交通に対する補助内容の話がありました。これについて、印刷費だとか、広報費だとかいろいろありましたけれども、それ以外に何か、こういうものを例えばその補助に使わせてくれないかとか、そういう話とかは出ていますでしょうか。
◎交通事業推進課長 財政的な支援の要望といたしまして、やはり、燃料費というところはいろいろな団体から今ご要望いただいているところではあります。そちらに関しましても、ただちょっと運輸局のほうもかなり厳しいことを言われていますので、どこまでできるかというところを今年度検討はしているところでございます。やはり、支援内容というんですか、その財政的な支援についても、やはり要望についてできるところ、できないところはあるかとは思うんですけれども、多くの方に利用していただいて、支え合い交通もどんどん広がっていってほしいなというところがありますので、できる限りご要望いただいて、できるところについてはやっていきたいと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 なかなか国土交通省の関係のほうも、やっちゃいけないものは当然無理でしょうけれども、ただ、その辺の要望の中で、やはり運営している事業者から、それなりにピンポイントでこういうことが必要だということがあると思いますので、そこはちょっとぜひ検討していただきたいと思います。
もう1点、昨年度9件支え合い交通が実績としてできてきたと。今年度目標が10になっているんですけれども、プラス1という考え方なのかなと思っているんですけれども、これは昨年9件やれたので、もう少し何かやれたらいいのかなと、今年の話ですが、思っちゃったんですけれども、これは例えば、いろいろほかの地域でも支え合い交通を検討していると思うんですけれども、何か障壁になっている課題的なものというのはあるんでしょうか。進まない理由みたいなものがあったら教えていただきたいと思います。
◎交通事業推進課長 まず、2022年度の9件という数字なんですけれども、こちらは去年と成果指標を変えておりまして、2022年度に新たに9件始まったというわけではなくて、続いてきたものもあって、全部で2022年度は9件から始めましたという形に、新たにこの支え合い交通というところで記載させていただいておりまして、おっしゃるとおり、10件でたった1件かというふうないろんなご意見、やはり当然あると思います。
ただ、先ほども言いましたけれども、支え合い交通だけではなくて、地域の交通、何か始める際はまずはその地域の方々、市だけが何かして進められるものでもなかなかない、やっぱり、地元の方がどういうニーズを持っているかというのも把握していかなくてはいけない中で、地域の方とまず協議会を立ち上げていただき、話し合っていきます。市だけでどんどん進められるわけでもないので、そこは最低限、毎年1件ずつぐらいはいろんな地区で増やしていきたいなという考えで、2023年度の目標も1件プラスで10件というふうに、今後もそれぞれ年度ごとに1件ずつ増えていきたいなというふうに考えております。
障壁になる課題といたしましては、やっぱり支え合い交通だけじゃなくて、そういう交通に関しましては運転士不足というところもございますし、地域の方の理解と協力、あとさらに支え合い交通ですと、福祉事業所にもいろいろなお手伝いじゃないですけれども、ボランティアとして車を提供していただいたりとか、運転手も出していただいたりというところもございます。そういう理解と協力が必要になってきますので、そういうところが、やっぱり必要なところが課題かなと考えております。何かできないものが、壁があるということではございませんけれども、どんどん進めていきたいと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 課題というのはある程度は認識をされていて、今後増やしていきたいという思いがあるというのは非常に分かりました。やはり、コミュニティバスだとかはこれから話をしたり、タクシー車両とかに比べて、多分費用的な部分でも非常にコストが安く済むという事業だというふうに思いますし、やはり交通空白地区――今はそういうふうに言わないんでしたっけ。交通空白地区のような場所をこれから埋めていくという観点からも、この取組というのは非常に画期的だというふうに私は思っていますので、これについては、今、今後も進めていきたいということをおっしゃっていただきましたけれども、ぜひ、やはり地域の中にどんどん入っていっていただいて、その辺の取組を進めていただきたいなと思います。
今話がありましたほかの考え方ということで、タクシー車両を使ったということで、428ページになりますが、実証実験等々の話が書いてありますけれども、成瀬とつくし野地区においても、2022年の2月、3月に実証実験をやったんですね。ちょうどそれはコロナが始まった時期であって、その後、私も一般質問をしたんですけれども、コロナの期間中は少し待っておこうという考えが示されました。一方で地元からは、やはりまた実証実験も含めて進めてほしいという話もあるんですが、昨年度、これについて何か進展とか、地元の方から話があったとか、その辺についての状況を教えてください。
◎交通事業推進課長 つくし野と成瀬、高ヶ坂ですかね。つくし野ですと駅の西側になるんでしょうか、北ルート、南ルートというのはやりました。その後なんですけれども、実証実験では、コロナの時期もございまして、2020年の2月1日から3月31日までだったので、ちょうどコロナの時期にかぶっているというところもございまして、あまり乗車される方が少なかった。成瀬のほうにおきましても、同様に、同じ時期に実証実験をやっておりますが、やはり乗られる方がちょうど少なかったというところでございます。
成瀬のほうにつきましては、やはりコロナの時期で中断しますということで地元からお話をいただいておりました。成瀬につきましては、今年度、またご相談したいというようなことで市役所に来られまして、話を今後進めて、どういう形態になるかというのはまだ決まっていないんですけれども、話をしていく予定でおります。
つくし野につきましても、今年度はちょっとまだいらっしゃっておりませんが、昨年度などは地元の方が来られて、どういう形で今後進めていくのがいいかというようなご相談、お話はありました。
◆佐藤〔和〕 委員 タクシー車両を使っても、やはり移動交通という手段、市役所としてもこういうものがありますよと提案をしているのであれば、ぜひやっぱり1個ぐらいは、取りあえずモデルケース的に成功させる事例をつくっていってほしいなという思いがあって、丸山団地のほうは結構進んでいたんですよね。なかなかこれも、ちょっと今正式なルートにはなっていないと思うんですけれども、やはりルート確立のために、どうしても乗車人数が少ないから厳しいよという話になってくると思うので、それであれば何か市のほうからも後押しの関係で乗車するような、もしあれでしたら乗車してもらうような周知方法だとか、そういうことも含めて、何か一つは取りあえず成功させていってほしいなと、その辺は思っていますので、今後の取組に期待をしたいと思います。
続きまして、442ページ、野津田公園の関係で、「成果指標およびその他成果の説明」の中で、有料施設の年間利用者数が9万4,868人だということで、これはサッカー、FC町田ゼルビアの試合の件が多いのかなと思いますけれども、その中で、やはり地元の方の交通対策とかそういうことも含めて、そういうことも多分検討されたと思うんですけれども、どういう声があったりして、どういう対策を皆さんでやっていったのか、その辺について聞きたいと思います。
◎公園管理担当課長 その前に、先ほど松岡委員からいただいていた薬師池のライトアップの来場者数ですけれども、11月15日から11月30日の16日間行われまして、1万6,121人の方にご来園いただきました。大変好評いただきまして、ありがとうございました。
それでは、野津田公園の交通対策についてということでお答え差し上げたいと思います。一応サッカーの試合の開催時には、野津田公園へ来園される方の交通手段の割合というものを測らせていただいております。その中で、バスが4割、自家用車が4割、バイク、自転車、徒歩が2割というような割合になっております。課題といたしましては、周辺に駐車場等が少ないために渋滞を起こしてしまったりですとか、あとバス、帰りは一時期に集中しますので、帰りのバスの待ち時間が長いですとか、そういったご意見をいただいているところではございます。その対策といたしましては、庁内や関係各機関と検討いたしまして、今現在のところ、バスの乗降場所の整備だとか、徒歩等で来られる方の動線の整備だとか、そういったところをFC町田ゼルビアと一緒に検討を進めているところでございます。
◆佐藤〔和〕 委員 今、FC町田ゼルビアも調子がよくて、J1になりそうだという、そうなると、多分もっと今以上の人が今度来場される予定だということになってくると思いますので、今の課題は認識をされているということで、当然、公共交通で来てくださいということが多くなると思うんですが、一方で、当然そう言いながらも自家用車で来る人もたくさんいるでしょうから、その両面の対策、今まで以上の対策を打っていないと、これからちょっと地元の方にも迷惑をかけることにもなりますし、混乱を招きかねないということになると思いますので、この辺についてはその課題認識を基にしっかりと精査していっていただきたいなというふうに思います。
もう1点、街区公園の草刈りについては450ページでいいんでしょうか。これについて、要望があれば結構すぐにやっていただけるという形で今認識しているんですけれども、これというのは、計画を立てて順番にやったりしているものなんでしょうか。それとも、要望があってからその都度やっていくのか、昨年度はどういう形でやっていったのか、その辺について教えてください。
◎公園管理担当課長 街区公園、小さな公園等の草刈りということでお答え差し上げます。基本的には、夏前、梅雨明けぐらいに1回と、夏終わり、秋口にもう一度刈ってという形で、年2回の草刈りというのは標準で行っております。あと、それ以外にもご要望はいただいたりしておりますので、それに対して順次対応できるところから、順番に対応させていただいているというところでございます。
◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。これは結構要望があって、随時の話もやっていただけるということだったので、これについては了解しました。
最後に451ページの木の伐採について、これは公園緑地について、木の伐採はやっていくということで、昨年度も随分その辺は進めていったと思うんですけれども、これの考え方というのを教えていただきたいんです。というのは、やはり一方で公園緑地の木を切らないほうがいいんじゃないかという話は、必ず出てくる話だと思うんですよね。なので、これはある程度一定の条件に基づいて木の伐採をしているのか、1本1本見て、これは切る、これは切らないという話じゃないと思うので、その考え方について教えてください。
◎公園管理担当課長 木の伐採等については、いろいろご要望いただいているところではございますけれども、限られた資源の中で我々のほうも管理をやらせていただいているところではございますので、越境だとか、枯れた木はもちろんなんですけれども、そういった形で優先順位をつけさせていただいて、伐採等、あと剪定で終わるものは剪定で、極力緑を残しながら管理させていただいているところではございます。
◆佐藤〔和〕 委員 やはり、環境対策の面からも、木を切るのかという話も中にはあるものですから、かといって倒木の危険だとか、今言った越境でほかのところに迷惑をかけているということに対しては、当然切っていかなきゃいけないと思いますので、当然伐採について地元の人たちと話し合いながらやっていると思うんですけれども、これについては注意しながら、今後ぜひやっていただきたいと思います。
◆若林 委員 これまでの質疑で重なるところもあるんですけれども、意見をつけたい2項目だけ質疑させていただきます。
424ページの支え合い交通のところです。交通不便地域解消で、これは重要な取組だというふうに思っております。新たに成果指標をしたことは非常にいいと思っております。まず、交通法規支援というのはどういうことをやっていったのかということと、市が認識している交通不便地域というのは、ざっくりで構わないですけれども、どのぐらいあるのか教えてください。また、この支え合い交通というのは、いろんな交通体系をやっていくんだというふうなご答弁もあったんですけれども、地域へのアプローチの仕方、この支え合い交通というのがあるよというところの周知とか、アプローチはどのようにしているのかお聞かせください。
もう一つが、440ページの公園の長寿命化計画のところです。今回、何か所かあって11か所対象だったということなんですけれども、これもざくっとでいいんですけれども、何か所ぐらいあるのか、それで今回予算はどのぐらいだったのかというのを教えてください。
◎交通事業推進課長 交通法規に関する支援ということで、財政的支援とは別に、例えばどういうようなやり方があるという中で、例えばできないこと、あとは何かバス停のようなものを設置する際に、警察への確認だとか、あとは国土交通省の運輸局にこれは確認が必要ですよというアドバイスなどを行っております。例えば、道路交通法に関することや道路運送法に関することなどになります。
交通不便地域というところですが、前に便利なバス計画では交通空白地区というところを設けておりました。ごめんなさい、それが何か所だったかというのはちょっと今把握できておりませんが、10か所から13か所ぐらいだったかなと思っております。すみません、それは後ほど……。
◆若林 委員 その程度でいいんです。ざっくりで。
◎交通事業推進課長 10から十二、三だったと思います。アプローチの方法というところでございますが、例えば高齢者支援センターさんなどに行きまして、やはりそこというのが高齢者の方ですとよく行かれて、いろんな困り事とかというお話をされるというところで、そういうところに行きまして、こういうものがありますというようなお話をさせていただいたりしております。
◎公園緑地課長 私のほうからは、長寿命化の件についてお答えをいたします。まず、予算につきましては、長寿命化の事業につきましては、例年5,000万円を確保して継続しているものでございます。それから、11公園の全体がどんなものかというところなんですけれども、これについては、まず考え方なんですけれども、公園施設の長寿命化計画というのは、市内の公園緑地の全ての施設が含まれていまして、大型の複合遊具からフェンスとか、園内灯とか小さなものまで非常に様々ございます。また、長寿命化のために行う工事の種類も全体を交換、丸ごと変えてしまうものから、塗装の塗り替えをするものまで、非常に幅広くて、かかる費用も千差万別です。年度ごとに各公園ごとの組合せは変わってきますので、非常に煩雑になってしまいますので、一定の予算は、5,000万円を確保した上で、実績を基に標準的に、11公園の施設を長寿命化の対応をしていこうということで、標準的な設定をしているというところでございます。
2022年度におきましては、先ほども申し上げましたけれども、その限られた予算の中で更新する施設の優先順位を決めておりまして、高額である金井遊歩公園、それから天神原公園の遊具を実施したことで、その5,000万円の予算の枠をほぼ使い切ったということで、実績が2公園ということになっております。
◆若林 委員 支え合い交通のほうは、空白地域が10か所ぐらいだということなんですけれども、それ以上にも不便地域を認識していない場所でも、こういったことは広がってくるんだというふうに思っております。その中で、地域の方にとっては、身近なコースにやるというのが非常に重要なことだというふうに思っています。今後とも、この支え合い交通の支援を充実させて、さらなる増設を求めるんですけれども、この支援のところで、運営するアドバイスだとか、PR、このコースを回っていますよというのも含めた充実というのはやっていますでしょうか。
◎交通事業推進課長 こういうコースを走っていますというところに関しまして、市がやっていますというお知らせにつきましては、相原の丸山団地につきましては、ホームページなどで掲載させていただいております。それが紹介事例という形になってしまいますけれども、お知らせのほうをさせていただいております。あとは、やはり地元の方が財政的な支援、先ほど言いましたそういうものを使いまして、チラシの配布ですとかはしていると考えております。
先ほど申しました便利なバス計画、今はその計画が都市づくりのマスタープランに要素を取り入れた形で今つくられておりますけれども、14か所ございました。
◆若林 委員 こういった支援をさらに充実させて、増設してもらいたいなというふうに思っていますのでよろしくお願いいたします。
それでは、440ページの長寿命化計画で、とにかく全ての公園でいろんなものがあるということで、全ての公園に遊具が全部必要だというふうなところは考えられなくて、やっぱり、地域の事情でどういった公園にしたいかというのが出てくると思っています。その中で、Park-PFIだとかも検討するということの答弁もあったように、検討している間でも、小規模であってもできるところから、ぜひそういった地域の実情に合って、地域の人たちがこういうふうな公園を運営していきたいんだと思ったら、そういう形で運営を任せるという形でやっていっていただければなと思っております。5,000万円が幾らあっても足りないというふうになってくるので、ぜひ地域の実情に合った運営形態にしていただければと思っております。
◆細野 委員 何点か聞かせていただきたいと思います。ちょっと時間も中途半端ですが、最初に2022年度の当初予算のことで、それが決算にどのように関わっているのかちょっと確認したいと思うんですが、予算概要説明書の239ページになるんですけれども、2022年度の当初予算のうち、
都市計画管理費の中に新たな学校づくりに伴う都市計画決定というのが304万円盛り込まれていたんですけれども、これが決算にないんですけれども、どのように処理されたのでしょうか。また、その理由についてお聞きしたいと思います。
それからあと一つ、多摩都市モノレール延伸事業に関わる事業、先ほど様々な検討会とかご説明されたと思うんですが、どのような事業があって、総額で幾らになるのか、その点について教えていただきたいと思います。
◎都市政策課長 2022年度に執行しなかった理由ですけれども、当初予算では、この新設校に多機能化や複合化する施設によって、現状の用途地域では建築することはできなかったので、都市計画の変更手続が必要になるために予算を当初は計上しておりました。現在も主管課であります学校教育部のほうで具体の建物用途については検討中ということですので、2022年度につきましては、都市計画の変更手続には至らなかったということが理由でございます。
◎モノレールまちづくり推進室長 多摩都市モノレール延伸事業の主な事業になりますが、多摩都市モノレール基金への積み立て、これが約2億5,000万円です。それと沿線まちづくり構想策定業務委託、こちらが799万7,000円でございます。
◆細野 委員 簡単に伺います。所管課が学校教育部ですので、そちらのほうでということでしたが、今後の見通しとして、この新たな学校づくりに伴う都市計画決定はどれぐらいから発生していくのか予測がつけば、どのような形で行われるのか、学校施設の都市計画の変更などということになると思うんですが、予測される内容について教えていただきたいと思います。
それから、多摩都市モノレールの延伸事業については具体的にちょっと伺っていきたいんですけれども、先ほど説明がありました町田駅周辺整備計画有識者検討委員会ですけれども、2022年度は2回協議が行われたということでご説明がありました。ペデストリアンデッキや広場の在り方が検討されたということですけれども、これは去年じゃないかもしれないですけれども、このモノレール延伸に伴うまちづくり、ここで検討しなければならないまちづくりの整備の理念が必要だというようなことも指摘されていたかなと思うんですが、そのことについての議論というのはこの場所で行われたのか。また、広場やペデストリアンデッキの考え方についても、ちょっといろいろなご意見が出ていたかなと思うんですが、これがまとまって、そのテーマについて結論というか、一定のまとめが出されているのかどうか、その辺についてはいかがでしょうか。
それから420ページですか、町田駅周辺グランドデザイン策定業務委託料というのも、予算の中に792万円盛り込まれているんですが、これについては策定するのはどこが策定して、2022年度どのようなところまでいっているのか、デザインが策定されたのかどうかですね。その辺について、先ほどの予算の中に盛り込まれているということでよろしいんでしょうか。
◎都市政策課長 新たな学校の基本計画を2023年3月に策定しておりまして、検討につきましては学校教育部のほうで進めておりますので、その進捗と内容を見極めながら、適切なタイミングで手続を今後進めていきたいというふうに考えております。
◎モノレールまちづくり推進室長 町田駅周辺整備計画有識者検討委員会におきまして、2022年度につきまして、町田駅周辺で多摩都市モノレール延伸を契機として、質の向上を目指した都市機能の更新やデッキなどの基盤の見直しが必要になっているため、町田駅周辺の特徴や魅力、都市機能について、あとは動線や駅前広場、空間デザインの誘導等について議論を行っております。また、町田駅周辺グランドデザイン策定業務委託につきましては、町田駅周辺整備計画の名称がちょっと異なるんですけれども、町田駅周辺整備計画の検討のための委託でございます。
○委員長 休憩いたします。
午後零時1分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後零時59分 再開
○委員長 再開いたします。
◆細野 委員 それでは、再度質疑をさせていただきます。同じ420ページの沿線まちづくり検討会についてですけれども、構成委員については先ほど佐藤和彦委員の質疑にお答えいただいたんですが、ここの420ページの一番最初に「他自治体の取り組み等」という中で、「多摩都市モノレールの箱根ヶ崎方面延伸に向けて、武蔵村山市、東大和市、瑞穂町は連携してまちづくりに取り組んでいます」という状況が書いてあるんですけれども、これも町田市と多摩市が連携して取り組まなければならない、そういった会議での内容になると思うんですが、その辺については、この箱根ヶ崎方面の延伸の状況と比べていかがでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 箱根ヶ崎方面につきましては、この2市1町で連携して、まちづくり構想などもつくっております。町田市と多摩市も同様に、まちづくり構想策定に向けて今検討を進めているところでございます。
◆細野 委員 2市で多摩市から町田市に延伸する多摩都市モノレール延伸についての協議ですけれども、その意欲的な状況というのは、ちょっと箱根ヶ崎方面と、他市の状況と、それから町田市と多摩市との関係では少し温度差があるのかなと。町田市は延伸してもらいたいということで積極的に取り組んでいると思うんですが、多摩市の状況についてはいかがでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 多摩市も町田市と一緒に積極的に取り組んでいただいております。
◆細野 委員 ありがとうございます。積極的ということですが、やはり起終点である多摩市の町と、それから町田市の町と両方、多摩センター駅と町田駅という、そのまちづくりということも併せて課題になっていると思いますが、その辺についてはお互いの市としてどの程度確認しているんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 検討会の中で協力して、課題解決に向けて取り組んでおります。
◆細野 委員 なかなか具体的にはお答えしにくいことだと思いますが、東京都はオブザーバーとして参加しているということですが、その話合いの状況について確認するということなんでしょうか。東京都として何かアドバイスやら、意見とかを言う機会というのはあるんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 検討会に全て参加していただいていますので、その都度助言をいただいております。
◆細野 委員 その助言の中では、それを参考にしながら沿線まちづくりが進められていると思うんですが、2022年度についてどのような指摘が行われたんでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 指摘といいますか、助言ですので、課題の整理についてはこうしたほうがいいですとか、資料のまとめ方などについてご助言をいただいております。
◆細野 委員 続いて421ページ、4の「④賃借対照表の特徴的事項」で、多摩都市モノレール関連事業予定地として金額で2億2,228万円ということで書かれてありますが、その場所と面積を教えていただけますでしょうか。
◎モノレールまちづくり推進室長 2か所ございまして、山崎一丁目、こちらが面積が3,155平米です。2か所目が中町四丁目です。こちらが1,027.11平方メートルです。
◆細野 委員 ありがとうございます。
続きまして424ページ、
交通事業推進費についてお聞きします。これは他の委員も聞かれていますが、ちょっと確認のためお聞きいたしますが、424ページの「3.事業の成果」の①ですけれども、9件、目標を達成しているという、他の委員に対してもいろいろご説明があったんですけれども、この2022年度の市の関わりについて、また、2022年度9件スタートさせたということで、それまでのずっと経過もあるということでご説明があったんですが、2022年度としては、スタートした事業とかは幾つあるのでしょうか。幾つの地域で取り組まれたんでしょうか。
あと、ちょっと確認なんですけれども、地域の福祉的な取組の中で、送迎を地域で行うような協力の事業というのが始まったところもあると伺っているんですが、そういったものはこの中に含まれているのかどうか、その点について伺いたいと思います。
◎交通事業推進課長 2022年度の9件というのは、先ほども申しましたが、2022年度に全て始まったという件数ではございません。新たに始まったものといたしましては、丸山団地自治会の買物ツアーが始まっております。あと、「かしのみ号」という忠生の取組も始まっていたと思います。
あと、地域の送迎が行われたということなんですけれども、具体的な何かここのというのがあるかちょっとあれなんですけれども、基本的には、今行われているものといたしましては、その自治会なり地域から福祉事業所の車両を用いまして、例えば買物に行くもの、もしくは鶴川団地の活性化プロジェクトというものですと、電動カートを用いまして、これは同じく悠々会という福祉事業者がやっているんですけれども、専用の電動カートを用いて鶴川団地内を移動しているというものになります。
◆細野 委員 ありがとうございます。さっき挙げたのは、地区社会福祉協議会みたいなところでの地域住民による送迎サービスをスタートさせたところがあるんですが、それはちょっと含まれないということになりますね。
◎交通事業推進課長 そちらに関しましては含んでおりません。この9件の中には含まれておりません。
◆細野 委員 なかなか法人とか、いろいろな地域の福祉資源、そういった交通資源というのがない地域もあって、地元の住民の方の協力でスタートさせるということもあるんですが、そういったことは今後支援の対象になるかどうかお聞きしたいと思います。
それから、4の②の補助費等ですけれども、路線バス新規路線導入実証実験3,829万円ですが、これは小山田桜台の路線ということでよろしいんでしょうか。その内容と、利用条件は先ほどご説明いただいたのでいいのですが、この新規路線導入という取組が一定、安定して運営できるようになったときには、またほかの地域のこうした新規路線についての計画を進めていく、そのような事業になるんでしょうか。
◎交通事業推進課長 路線バスの新規実証実験になりますが、こちらは先ほどもありました唐木田から多摩南部地域病院間に結ぶバスになっております。こちらに関しましては、まだ都市計画道路ができなくてバスを走らせられないという状況がありまして、小型のバスになりますけれども、それを用いて今走らせているという状況になっております。ほかの地域でというところになりますが、今やっています小山田桜台から唐木田のほうに行く、ちょうどあまり駅に行くところが少ないというところもありまして、実証実験をさせていただいております。また、過去におきましては、鶴川団地のほうから市民病院などを通りまして、町田のほうに来るというバスの実証実験などもやっていた経緯はございます。
あと、支え合いの地域交通の取組に関しまして、地域の方の協力というところですけれども、当然こちらは地域の方の協力なしには全くできません。福祉施設車両のワゴン車を必ず用いているかというとそういうものでもない、違うものも種類としてございますので、そういう形の支援の方に対しましても、例えば財政的支援ですとか、あと技術的支援というものは行っていく予定です。
◆細野 委員 ありがとうございます。今9地域での支え合い交通が実現しているということですが、そういった9地域、また新たにやってみたいなといった地域も含めて、情報共有というか、連絡会のような組織というのはつくられているのかどうか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎交通事業推進課長 今年度から本格的に開始をしようとしておりまして、支え合い交通の連絡会というものをやっていこうというふうに考えております。こちらでは、好事例なんかがありましたら、例えばホームページで紹介するなどしていき、どんどん広められるようなPRといいますか、情報発信をどんどんしていきたいと考えております。
◆細野 委員 ありがとうございます。
続きまして同じページ、バス停の上屋、ベンチ設置数、これもこれまでいろいろ質疑があったんですが、ちょっと1点確認なんですが、本当に切実になってきていまして、今までも上屋とベンチの設置というのは、ずっと要望として市のほうにも届いていると思うんですが、なかなか年1か所ということでは、ちょっと尺に合わないような状況になっているのかなと思うんです。他市なんかでは、道路上に椅子を設置して高齢者の方が休憩できるようにするとか、そういった取組なんかも聞いたことがあるんですが、市としての取組で、そういった椅子の設置とか、上屋までできるかどうかあれですけれども、ベンチの設置ということは法的に見ていかがでしょうか。可能かどうかお聞かせください。
◎交通事業推進課長 道路上に設置ということになりますと、ベンチも上屋もバス事業者が道路の管理者に対しまして占用の許可を取っている形になっております。それはバス停のところに関しましてです。そのほかのところに置けるか置けないかというと、ちょっとすみません、私のほうでは把握できておりません。
◆細野 委員 ぜひ検討いただきたいと思います。
続きまして、鉄道駅ホームドアの設置についてなんですけれども、2022年度の設置助成の費用は減っているということですが、2022年度に設置した件数と場所、それから、今結構JRなど鉄道事業者が少しずつ積極的に設置しているという状況が出てきていると思うんですが、今の2022年度が終わってどのような状況でしょうか。
◎交通事業推進課長 実際に金額としては減っております。その前年といいますか、2021年度はJRの町田駅と、あと小田急電鉄の町田駅のほんの一部で補助をいたしましたが、2022年度につきましては、小田急町田駅の補助のみとなっております。また、金額も当初予算額に比べまして大分減額されているんですけれども、こちらに関しましては、ちょっと小田急電鉄のほうで出来高が上がらなかったということで金額のほうがかなり減っておりますが、2023年度に小田急町田駅については4線、1番ホームから4番ホームまで全てホームドアは設置するというふうに聞いております。
また、2023年度の話になりますけれども、こちらはJR成瀬駅、8月8日だったと思います。ホームドアが供用開始されたというふうに聞いております。こちらは町田市からの補助ではなく、バリアフリーの料金体系をJR、小田急それぞれ用いまして、この間の3月に料金改定を行っております。そういう形で事業のほうを進めていっております。
◆細野 委員 ありがとうございます。
次に429ページ、地域コミュニティバス運行事業について伺います。ちょうど2022年度はコロナの感染者が一番増えた時期ということで、地域コミュニティバスの経営、運営が大変だったということもあり、その前年度からずっとそういう状況が続いていたわけですけれども、地域コミュニティバス「かわせみ号」、「玉ちゃんバス」とも減便になったかと思います。2022年度の減便の状況と利用状況についてはいかがでしょうか。
◎交通事業推進課長 2022年度のダイヤ改正といたしましては、「かわせみ号」のダイヤ改正を2022年の4月2日に行っております。「玉ちゃんバス」のほうにつきましては、2021年度にダイヤ改正を行っております。「かわせみ号」の実績ですが、2022年度といたしまして、1年間の乗車人数が12万9,650人になっております。1便当たりといたしましては11.7人、こちらは2022年度もまだコロナ禍というところではございましたが、2021年度、2020年度に比べますと、少しずつですが増えてきておりますが、2019年度に対する比率としてはまだ少ない状況にございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。コミュニティバスの減便については、地域住民の方からいろいろ声も上がっていたかと思います。地域の団体と一緒に取り組まれている事業なので、そういう合意を得た上でということではあると思いますが、今後コロナが、まだ収束はしていない状況ですけれども、利用者が1便当たり11.7人ということですと、もっと増えてくれば満杯になっていくのかなと思います。また、そういった今後の状況について、2022年度の減便の際に、利用者が増えた場合には再び元に戻すというようなことは契約というか、約束というようなものはあるのでしょうか、つくられたんでしょうか。
◎交通事業推進課長 約束といいますか、基本的には、減便するに当たりましても、増便という形になりましても、利用状況などを見ながら三者で話し合っていきますということで話をしております。
◆細野 委員 了解しました。それと、先ほど佐藤和彦委員が質疑しておりました成瀬、つくし野のタクシー乗合交通なんですけれども、これを実際に実施したのは2022年度ということではなかったわけですけれども、この利用がなかなか進まなかった要因としてコロナもありますけれども、つくし野の場合は、やはり起終点がつくし野駅に設定できなかったというのも一つの要因かなと思っております。その辺について、2022年度はされていないかもしれませんが、神奈川中央交通に対する働きかけというのがどのように行われたのか、また、今後の見通しについてはどのように感じていらっしゃるでしょうか。
◎交通事業推進課長 つくし野の起終点が駅ではなかったということですけれども、駅のロータリー部分は走っておりまして、乗り場が若干離れていたのかなというところはございますが、南ルート、北ルートともに、そういうところではニーズが合わなかったのかなというのもございますが、先ほどもお話ししたかどうかあれですけれども、バス停のようなものを例えば設置する際にも、交通管理者いわゆる警察との協議なども必要になってきますので、そういうところで置ける置けないというのがあった可能性もございます。今後につきましては、また今年度、先ほども言いましたが、昨年度はつくし野の方がご相談に来られて話をしておりますので、ちょっと今後また引き続き地元の方とは、どういう形で進めていくのがいいのかというところも含めて話し合っていきたいとは考えております。
◆細野 委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。
続きまして、
まちづくり推進費なんですけれども、建築協約・協定などが地域によってつくられていて、その町並みとか環境を守っていこうという取組を行っている地域がありますが、ちょっと最近、なかなか建築協約の担当の方に届けがないまま建築されたりとか、あと定められている内容が守られていないなど声を聞くんですが、この建築協約を守らせていく上で、市として課題となっていること、取組についてはどのように行われてきたでしょうか。2022年度という状況でいかがでしょうか。
◎建築審査担当課長 2つありまして、1つが、建築基準法に基づく建築協定というものと、紳士協定ですね。特に法律に基づかない建築協約というものがあると思うんですが、建築協定については、これまでもその取組というか、強制力がありますので、その中でやられているかと思います。それから、建築協約というのは特に法律に基づいていませんので、昔は建築行政の中で皆さん指導できていましたが、行政手続法というものができまして、なかなか強制的にできないということで今やっております。ですので、今は情報提供というか、この地域についてはこういうものがあるから住民の方とよく話し合ってくださいというような情報提供をしております。それ以上に強制力を持たせるということになれば、やはり地域の住民の方が合意形成を得て、地区計画等の法定手続の制度を利用していただくという形になるかというふうに考えております。
◆細野 委員 了解です。ちなみに、2022年度については、協定は100%ということですので、建築協約についてはどの程度、守られなかったというご相談というのはどれぐらいあったんでしょうか。
◎建築審査担当課長 特に個別にどれが守られる守られないというような話は我々のほうにはなくて、幾つかはできませんかという話があったんですが、やはり我々のほうでは情報提供までしかできませんよというようなお話で今は終わっているかと思います。
◆細野 委員 そういうこともあって、地図情報の中に建築協定・協約の情報を入れるようなことも取り組まれたのかなと思うんですが、そういったことと何か関連があるのか、ちょっと確認をさせてください。
それから、434ページの空き家対策についてですけれども、昨年だったかと思いますが、東急の協力というか、東急と連携をしてというような取組が行われたと思いますが、件数も増えているということでしたけれども、具体的にどのような協力が得られたのか。事業所ですので、またどれぐらい成果が上がったのか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎建築審査担当課長 地図情報まちだの情報の載せ方ですが、建築協定についてはそれまでも載せていたんですが、建築協約については法定に基づかないものだったんですが、事業者の方から地域を分かるようにしてほしい、それから、地元の方も情報提供をもう少し分かるようにしてほしいというお話がありましたので、参考として、地図情報まちだの中に建築協約という区域ですよというのを載せるようにしております。
◎住宅課長 東急株式会社に関するご質疑でございますけれども、2022年11月に東急株式会社と郊外住宅地の持続可能な住環境づくりの推進に関する協定を結びました。協定の中身ですが、町田市が空き家等住まいに関する相談を受けた際に、市は相談者の状況に応じて東急株式会社の相談窓口を紹介するということが主な内容となっております。協定の成果ですけれども、市の紹介を通じて東急株式会社の相談窓口につながった件数でございますけれども、これは11月末に協定を結びましたので、12月から実質動いているという形でございますが、12月から3月までで3件ございました。
◆細野 委員 3件ですが、50何件でしたっけ、成果が2022年度上がったということですが、それがあまり取り組まれた成果としては、1か月1件程度ということで、どうなのかなと思うんですが、その辺、やり方も手法も必要性も違うと思うんですが、どのような相談の場合に、こうした事業所の活用に窓口に結びつけていくということになるのか、何か東急の活用について具体的な取組などがありましたら教えてください。
◎住宅課長 東急の3件ですけれども、先ほど細野委員からご指摘がありました51件につきましては、これはいわゆる管理の状態が悪い等の状態で近所の方から市に通報いただいた件数のうち、その状況が改善した件数が51件というところでございます。
先ほど申し上げました3件ですけれども、これは、市でこれまでも弁護士ですとか、司法書士、税理士等の専門士の相談窓口を開設いたしまして、ご相談のあった方をご紹介したりとかしているんですけれども、東急は自前でご相談も受けているんですけれども、それ以外にも多数の業者と提携等されておりまして、継続的に相談をしたいというふうな方等を中心に、東急の窓口のほうに相談させていただいて、3件が相談につながっているといったようなところでございます。
◆細野 委員 分かりました。これは相談者の方というか、ご相談に町田市に来られた方で、東急に相談してみたいというご希望を持った方ということでよろしいんでしょうか。ちょっとすみません、しつこいようですが確認させてください。
次に、440ページの公園緑地費の先ほど質疑のあった長寿命化計画、11か所のうち、昨年5,000万円の予算で、実際に2つの公園ということでしたが、その2公園についてはどことどこになるでしょうか。
◎住宅課長 3件の件数ですけれども、こちらは先ほど申し上げましたとおり、窓口に相談して継続的に相談を受けたいという方がいらっしゃった場合、市では東急の窓口、それから、ほかにも東京都のほうで空き家ワンストップ相談窓口というものを設定しておりまして、その業者のうちの一つが実は東急ではあるんですけれども、そういった事業者等をご紹介いたしまして、ご紹介はしているんですけれども、実際に東急に相談につながった件数が3件ということでございます。
◎公園緑地課長 場所につきましては、南成瀬の天神原公園と金井遊歩公園でございます。
◆細野 委員 ありがとうございました。
続きまして442ページ、野津田公園費ですけれども、2022年度も野津田公園の整備事業が進められたと思いますが、第二次野津田公園整備基本計画に基づいて整備事業が実施されたということですが、2022年度実施した事業についてはどのようなものがあるでしょうか。
◎公園緑地課長 これは決算参考資料のほうに調書をつけてございますが、93ページでございますけれども、拡張区域の整備工事としまして野津田公園拡張区域整備工事(その3)、これはテニスコートが主な内容でございます。それから、小野路屋敷関連の改修工事、あと、拡張区域舗装等工事ですけれども、合わせて2億6,093万5,400円ということで資料のほうに提示させていただいております。
◆細野 委員 確認なんですけれども、かつて、ばら広場があった地域がテニスコートを整備するということで移転して、テニスコートが整備されたという事業については、2022年度の事業ではなかったということでよろしいでしょうか。
それから、こうした公園管理に対する協力、ばら広場なんかは会をつくって整備に協力していただいていたりとか、それから緑地の保全地域、湿性植物園などの管理運営というのはあれでしょうけれども、動植物の観察など市民の方が取り組んでいらっしゃる、そういう取組があると思うんですが、そういった方々への整備計画についての情報提供というのはどのように行われてきたんでしょうか。2022年度について伺います。
◎公園緑地課長 ばら広場の関連のということでございますけれども、ばら広場の関連につきましては、2022年度はもう既に終了しておりまして含まれておりません。
それから、公園の中で活動されている団体への情報提供ということだと思いますけれども、日常的に電話等でお問合せいただいたりするときに、随時お答えをしているという状況でございます。
◆細野 委員 基本計画に基づいて整備していくということで、それまでいろいろ協力していただいたり、あるいは一緒に自然環境を保全するための取組などを行っている団体など、様々な個人や団体の方がこの野津田公園で活動されたり、参加されたりしていると思うんですが、そういった方々に対して、その計画を実施するときに説明は事前に行うことはないということでしょうか。2022年度の状況で結構ですけれども、当初の予算の中に湿性植物園へのスケートパークの計画などが予算化されていましたけれども、こうした湿性植物園の自然の観察などをされていた市民の皆さんなどは、ちょっと突然ということでびっくりされたということもありましたが、その辺についてはいかがでしょうか。
◎公園緑地課長 活動されている団体の方への情報提供につきましては、2022年度につきましては、その湿性植物園等の具体的な計画策定等は入っておりませんでしたのでお声がけはしておりませんでしたが、2023年度、今年度につきましては、基本設計の進捗状況に合わせて、実際にカウンターにおいでいただいたり、あるいは庁舎のほうに来ていただいたり、あとは現地で自然環境調査の委託で発注をしているようなところに実際立ち会っていただいたりということはしております。
◆細野 委員 2022年度は、その取組は特に行っていないということですね。
それでは、448ページの鶴間公園事業について、4の②
行政コスト計算書のうち、テニスコート騒音調査データ整理業務委託料と、テニス騒音調査業務委託というのが予算として入っていますけれども、その内容と結果についてはどのようなものだったでしょうか。
◎公園緑地課長 鶴間公園の中の調査ということですけれども、これにつきましては実施を11月下旬に、午前中にテニスコートと隣地との間で騒音の調査を実際しておりまして、実際コート上でプレーをしているときにどの程度の音が出ているのかということは、数字で把握をしております。
◆細野 委員 ありがとうございます。ちょっと地域の方からは、軟式テニスの音というのが普通の硬式よりも大きな音がするということで、接する面が大きいからだと思うんですが、もう軟式テニスがちょっとできないような状況になっていたのかなと思うんですが、その辺の状況についてはいかがでしょうか。
◎公園緑地課長 この実際の調査のときには、軟式テニスボールを打つ動作というのを、音を測定する1分間程度の間ですけれども、実際テニスボールを打つという動作をして、実際の音を確認しております。
◆細野 委員 いろいろ工夫していただいてありがとうございます。そうした状況の中で防音壁を整備するという結論が、この調査を経てできたということでよろしいんでしょうか、確認させてください。
◎公園緑地課長 そのとおりでございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。
続いて、鶴間公園事業の指定管理委託料5,263万円ということで年間の管理費が支出されているわけですけれども、本当に結構広い公園を、またそれぞれ様々な仕様が違う状況の公園を管理されていて、いつも感謝しているんですけれども、特に芝生広場の整備、管理については、指定管理事業者のほうで何かロボットみたいなものを導入されて芝刈りも行っていました。芝生広場の状況は去年も聞いたかと思いますが、芝生が剥げて、掘られて水がたまったりという状況があったわけですが、その修繕や、それから水はけの改善というのは、この年に何か行われているでしょうか、また、この指定管理費の中に盛り込まれているのか、それから市独自で実施されたのか、その辺について伺いたいと思います。
◎公園管理担当課長 2022年度につきましては、指定管理者のほうで芝生の張り替えや排水のほうを修繕するというのは行っております。それに伴いまして、指定管理料のほうは追加でやっております。
◆細野 委員 部分的に改修しながらやっていただいていたんですけれども、去年を経て、今年はかなり抜本的な改修に取り組まれているかと思いますが、それについては市が予算をつけているのかなと思いますが、その辺、変えた理由について、指定管理の中でやられるのか、その辺については去年の取組と、それを教訓にして今年はどのように取り組まれているのか教えていただきたいと思います。
◎公園管理担当課長 指定管理者のほうで、こうしたいという提案をいただきまして、それを市で精査しまして、翌年度の予算を要求していっていますので、今年度についても引き続き適切に管理できるように、指定管理者のほうで提案はいただいております。
◆細野 委員 了解いたしました。
続いて、都市公園費の中の芹ヶ谷公園整備についてですけれども、これは国際工芸美術館の整備に併せてということで、芹ヶ谷公園の整備が取り組まれたということですけれども、2022年度実施した整備内容について、また、樹木などの伐採等が行われたりしたと思いますが、その内容について、何本ぐらい伐採したかも含めて教えていただきたいと思います。
◎公園緑地課長 2022年度の整備工事ということでいいますと、既存の駐車場に進入路の幅員を拡幅するという工事をしておりまして、それが1,331万円ということで、決算参考資料の95ページのところに工事費としては載せてございます。
◎公園管理担当課長 芹ヶ谷公園の樹木適正化ということで、2022年度は2,100万円弱の委託料をかけてやっております。内容といたしましては、幹周りが30センチ以上の樹木の伐採を158本、30センチ以下の樹木については1,000本、竹を150本、剪定については13本、あと、草刈りについては約2万平米を樹木適正化ということで行っております。
◆細野 委員 先ほどご説明いただいた進入路の拡幅とは別に、芹ヶ谷公園の中での樹木の伐採ということでよろしいんでしょうか。また、低木についても伐採されたというのを伺いましたが、それも30センチ以下の樹木の伐採1,000本の中に入っているということでよろしいんでしょうか。
◎公園管理担当課長 委員おっしゃるとおりで、あと駐車場の進入路の拡幅と伐採とは別の工事で行っております。
◆細野 委員 了解いたしました。また、この樹木の伐採については、事前に市民というか、周辺住民の方への説明などはどのように行われたのでしょうか。
◎公園管理担当課長 樹木を伐採する前にワークショップという形で来ていただくことを、どうして樹木を切っていかないといけないのかとか、緑を守るためにはどうすればいいのかというワークショップをやらせていただいております。それに来られた方には周知している一方で、いつからいつまで伐採をやりますよという現場の表示とかは業者のほうでやっております。
◆細野 委員 いろいろ工夫されたということは了解いたしましたが、そのワークショップ、あるいはそれ以外の場で樹木伐採とか、整備について、進入路の拡幅についてもですが、住民あるいは市民の方からの声というのは何かありましたでしょうか。
◎公園緑地課長 進入路については、特段何かご意見ということは頂戴しておりませんということと、あと、樹木の適正化に伴うワークショップについても、参加者の方から何かご意見をいただいたりということはございません。
◆細野 委員 ありがとうございます。請願等で委員会のほうにも緑の保全という要望とか、ご意見をいただいたんですが、それについての見解、これは2022年度ではありませんでしたけれども、2022年度の取組も含まれているのかと思いますが、その辺についてはどのように受け止めをしていらっしゃいますでしょうか。
◎公園緑地課長 請願というお話でしたけれども、そのときにご意見を頂戴しておりますものは、もちろん我々は把握していますし、それも意識した上で、その上で必要であるところにはきちんと手を入れていくというふうに考えております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって一般会計のうち、
都市づくり部所管部分及び鶴川駅
南土地区画整理事業会計の質疑を終結いたします。
△行政報告(「農の風景育成地区」(下小山田・図師町エリア)の指定について)
○委員長 行政報告、「農の風景育成地区」(下小山田・図師町エリア)の指定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 行政報告、「農の風景育成地区」(下小山田・図師町エリア)の指定につきましては担当からご説明いたします。
◎土地利用調整課長 それでは、「農の風景育成地区」(下小山田・図師町)エリアの指定についてご説明をいたします。
この制度につきましては、東京都の制度でございまして、指定による建築開発などの制限はございません。
市街地における都市農地につきましては、後継者不足、高齢化、農作業の負担過多などの課題を有しております。そこで、保全活用に向けまして持続可能な営農環境の整備が必要であると考えております。比較的まとまった農地が残る下小山田・図師町エリアを農の風景育成地区に指定することで、農と緑に親しみながら暮らせる住環境の実現を目指してまいります。
経過でございますが、2019年度より検討を開始いたしまして、2021年度よりヒアリング、2022年度から農業者や関連団体の方に対しまして意見交換会をしているところでございます。2023年の3月におきまして、指定エリアの住民の方に対しまして、指定に向けた住民説明会を開催させていただきました。
指定の区域でございますが、指定面積が81.5ヘクタール、農地面積が10.1ヘクタール、うち生産緑地については9.3ヘクタールでございます。農地面積の割合でございますが12.4%で、条件であります10%をクリアしているところでございます。
指定区域及び取組方針でございますが、別紙をご覧ください。これは構想図になりますけれども、そのエリアにつきましては、さくら通り、都道平山八王子市線、それから、
バイオエネルギーセンターの前の通り、そして尾根緑道、図師日影坂下公園、ニーズセンター、室内プールを囲む赤で囲まれたエリアとなっております。斜線で囲まれたところが農地でございます。
取組方針としましては、意見交換会、事務説明会等の意見を集約したものでございます。特にこの地域の特色としましては、4番の周辺施設等の連携を図りながら取組を進めたいと思います。それと5番の若者、地域住民ということですが、近くに桜美林大学等の学生のボランティアなどに期待がされているところでございます。
指定による効果につきましては、農地の活用を通じて農業者、地域住民の方との交流促進や施設のさらなる活用が図られると思います。そして、新たな担い手の創出や販路拡大などが期待でき、最終的には農業者の負担軽減や援農支援につながると期待されております。
今後のスケジュールでございますが、9月に指定に向けまして、また再度地域住民の方に対しまして周知活動をしてまいります。10月の中旬をめどに地区の指定と地区の告示を行います。あわせまして、東京都と町田市で同時プレスリリースをする予定でございます。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆松岡 委員 2ページのほうから質疑を何点かさせていただくんですけれども、こちらは市民参加型ということで、農地を活用した体験イベントをやりますということですが、これは市民が申込みをして、そして料金を取っていくタイプなのか。
もう一つ、この赤い点線の地区範囲の中の茶色い斜線が生産緑地になっておりますが、先ほど住民説明があったと言われましたけれども、これは農業者が参加する件数は大体把握されているんでしょうか。どれくらいの方が参加されるのか。
最後に、要するに農業者が農地の近くで野菜を売ることができるようにして、販売拠点を増やして収入を増やすということを目的にやっていらっしゃると思うんですけれども、この赤い点線の中の範囲で野菜の販売ができるということの理解でよろしいんでしょうか。
◎土地利用調整課長 それでは、1点目の件なんですけれども、例えば収穫体験とホットドックを作って交流をしようというイベントがあるんですけれども、これは今ホームページを作っているところでございまして、ホームページ等を通しまして周知して、参加していただいて料金を頂いているような形になります。
あと、この参加している農家の方なんですけれども、エリアには農家の方が15名いらっしゃいまして、その中で、特に意見交換会などに積極的に参加される農家の方が六、七名ぐらいいらっしゃるような形になっております。そのほかの農家以外の方も、施設の管理者の方ですとか、あとは町内会の方、あとは市民団体の関連の方も意見交換会、またはいろんな場面で参考にしていただいて、このような取組方針をつくっているところでございます。
野菜の販売につきましてなんですけれども、まず地域内流通を活発にしようということがありまして、特にこの中では、市民プールがかなり売行きがよくて、かなり売れているところでございます。あとは、この活動だけではなくて、例えばエリア内でお祭りがあるですとか、各行事がある際には農家さんに参加、協力していただいて、野菜を売る、そういう機会を、販路を拡大するような活動をしているところでございます。一応、基本的には赤のエリアの中で流通を活発にしていくわけですけれども、この一つのモデルケースでありまして、市域全体の中でも「まちだベジハブ」と題しまして、都市農地を活性化していくようなそういった取組がありまして、その中の積極的な農家さんたちにも協力をいただいて、その内外で、お互いに市内のおいしい野菜が流通できる仕組みを今つくっているところでございます。
◆松岡 委員 ありがとうございます。了解いたしました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(市民バス「まちっこ」事業におけるEV(電気)バス導入について)
○委員長 行政報告、市民バス「まちっこ」事業におけるEV(電気)バス導入についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 行政報告、市民バス「まちっこ」事業におけるEV(電気)バス導入につきましては担当からご説明いたします。
◎交通事業推進課長 それでは、行政報告資料、市民バス「まちっこ」事業におけるEV(電気)バス導入についてご報告申し上げます。
まず、1の趣旨・背景でございますが、市では、2022年1月にゼロカーボンシティまちだ宣言におきまして、環境に優しい自動車の積極的な導入を推進することとしております。また、都市づくりや環境分野のマスタープランにおきましても、環境負荷の低い乗り物への転換などの方向性を示しております。これらの背景として、2024年3月に市民バス「まちっこ」事業におきまして、市内の路線バスなどで初めてとなりますEVバス、電気バスを導入する予定としております。
次に、2の導入概要ですが、導入する車両といたしましては、イメージになりますけれども、こちらの絵のとおりとなっております。こちらはBYDジャパン製の36人乗りのバスを予定しております。その他の緒言につきましては資料をご覧ください。
導入する路線につきましては、2ルートございます市民バス「まちっこ」のうち、別紙1にございます町田駅を中心とした市民病院や健康福祉会館などを巡回する公共施設巡回ルートを予定しております。車両の管理につきましては、本路線を運行する神奈川中央交通株式会社町田営業所にて行ってまいります。
この車両を導入することによる環境面での効果ですが、現在走行している市民バス「まちっこ」の車両と比較いたしまして、走行時に排出する二酸化炭素量を年間で約1万165キロ、約10トン削減でき、この量は杉の木が1年間に吸収する二酸化炭素量の約726本分に相当いたします。
次に、3の車両のデザインでございますが、今回導入する車両は、市民の皆様や来街者の方から愛着を持ってご利用いただけるデザインのラッピングにしたいと考えております。デザインは運行ルートの沿線にあり、市との連携実績も豊富な町田デザイン&建築専門学校の学生の皆様に候補を制作いただきました。
別紙3をご覧ください。5つのデザイン候補がございます。今後こちらの候補作の中から広く市民の皆様などから投票をいただきまして、最終的に採用するデザインを決定してまいります。投票につきましては、戻りますが、別紙2にございますように、「あなたのイチ“推し”は?まちっこバスデザイン投票」と題しまして、9月15日から開始いたします。投票はLINEを用いたインターネット投票や市庁舎、中央図書館、こどもセンターまあちでのシール投票という2つの方法にて行っていきます。投票期間ですが、10月11日までとなりますが、市庁舎のイベントスタジオのシール投票につきましては、来週の9月19日から22日までの4日間となります。
最後に、4の今後のスケジュールでございますが、デザイン投票の終了後、採用となったデザインについて制作者、ラッピング事業者を交えて細かなデザインの調整を行います。来年2月にバスが導入される予定となっておりますので、その後、試走やラッピングをいたしまして、3月にお披露目をさせていただく予定となっております。お披露目方法につきましては現在検討中でございますので、改めてご案内をさせていただく予定でございます。
報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 大変いい取組だと思うんですけれども、これは購入することになるのか、寄附とかそういった手法で導入することができるのかという点と、それから電気で走るということで、その電力についてはどのような形で電気を入れていくんでしょうか。再生可能エネルギーとかそういったことを使われるのかどうか、その辺について伺います。
◎交通事業推進課長 まず、購入につきましては、実際に購入するのは神奈川中央交通株式会社となります。補助金のほうで、減価償却という形でバス代金を町田市が支払うようになっていきます。電気につきましては、神奈川中央交通の町田営業所に充電設備を設置する予定でおります。そちらにつきましては、再生可能エネルギーというわけではございません。いわゆる東電から供給をいただくような形になる予定でございます。
◆松岡 委員 2024年3月運行開始とありますけれども、これは乗車の運賃は設定されているんですか。それと、1日何便運行されるんでしょうか。
◎交通事業推進課長 運賃につきましては、今のところ公共施設巡回ルートは100円で行っておりますので、そちらの運賃改定については、今のところそのままいく予定でございます。また、公共施設巡回ルートにつきましては、1日15循環というんですか、町田バスセンターを発車いたしまして、市民病院、健康福祉会館を通りまして、また町田バスセンターのほうに戻ってくるような形、これが1循環としますと、15循環しております。
◆松岡 委員 ありがとうございます。これは航続距離が220キロとあって、充電時間が2.5時間なんですけれども、米印で小さく、エアコン利用なしの場合が乗車率65%ですけれども、今夏のように猛暑日とかエアコンをもちろん使うと思うんですけれども、すると電気を食うと思うんですけれども、そこら辺の考え方はどうなんでしょうか。
◎交通事業推進課長 確かに、こちら220キロというのは本当に最大限走れる距離になると考えております。乗車率も65%、定員が36人で約20人前後ぐらいしか乗れないような形で、しかも、エアコンなしと書いてありますので、こちらにつきましては公共施設巡回ルート、約5.2キロだったと思います。あと、朝晩の営業所までの往復等を含めても十分足りるという形になります。相原ルートのほうですと、ちょっと距離が足りなくなってしまうかなということで、公共施設巡回ルートのほうに導入することとしております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「町田市景観計画」改定等に係る
パブリックコメントの実施について)
○委員長 行政報告、「町田市景観計画」改定等に係る
パブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎
都市づくり部長 行政報告、「町田市景観計画」改定等に係る
パブリックコメントの実施につきましては担当からご説明いたします。
◎地区街づくり課長 「町田市景観計画」改定等に係る
パブリックコメントの実施につきまして報告させていただきます。
資料は2枚目以降の概要資料と景観計画及び景観条例並びに屋外広告物条例の各案となります。
まず、趣旨・背景になりますが、前回6月に本委員会におきまして報告しました町田市景観計画の一部改定と、これに伴う町田市景観条例の改正並びに(仮称)町田市屋外広告物条例の制定につきまして、調査審議を行いました町田市景観審議会から8月に答申を受けております。その後、この答申を基に各案を取りまとめ、
パブリックコメントを実施いたしますので、実施に先立ちまして本委員会に報告するものでございます。
次に、
パブリックコメントの概要につきまして説明いたします。なお、各案の内容、中身につきましては、前回6月の委員会のほうでご説明した内容から変更ございませんので割愛させていただきます。
今回の
パブリックコメントにつきましては、景観計画の改定内容に合わせて、景観条例の改正及び屋外広告物条例の制定を行うものでございます。一体的な景観づくりの施策となりますことから、一括して実施することといたします。2枚目以降の概要資料をご覧ください。実施期間は9月15日から10月16日までの約1か月間となります。その他ご意見の提出方法などにつきましては、概要資料のとおりとなりますが、この概要資料は、各案の資料ボリュームがかなり多くなっておりますので、各案を見ていただく前、前段としまして、各案の概略、例えば景観計画のどの部分を、どういった事項をどう変えるのかとか、そういった概略を示したものになっておりまして、また、それがどのページに記載されているかというものをお示しし、各案を見ていただきやすくなるよう工夫したものとなっております。
最後に、今後の予定になりますが、12月に
パブリックコメントへのご意見に対する市の意見、考えを実施結果として公表いたします。また、本委員会のほうにも、12月のほうで報告させていただければと思っております。その後、3月に景観計画を改定するとともに、2つの条例につきましては、令和6年第1回町田市議会定例会に諮りご審議いただいた上で公布をいたします。2つの条例の施行につきましては、2024年10月を予定しております。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後2時6分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後2時9分 再開
○委員長 再開いたします。
△第65号議案(下水道部所管部分)・第70号議案
○委員長 第65号議案及び第70号議案を一括議題といたします。
第65号議案のうち、下水道部所管部分及び第70号議案について、一括して提案者の説明を求めます。
◎下水道部長 第65号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)のうち、下水道部が所管する予算についてご説明申し上げます。
予算書の15ページをご覧ください。
歳入でございます。
第19款、繰入金、第1項、
特別会計繰入金、第1目、
特別会計繰入金、節の5、下水道事業会計繰入金3,256万9,000円の増額につきましては、2022年度下水道事業会計職員人件費に不用額が生じたことによる返還分でございます。
以上が、
一般会計補正予算のうち、下水道部所管分の概要でございます。
続きまして、第70号議案 令和5年度(2023年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
補正予算書の3ページをご覧ください。
第2条、収益的収入及び支出の補正は、当初予算第3条で定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、予定額のうち、収入、第1款、下水道事業収益、第3項、特別利益31万7,000円及び支出、第1款、下水道事業費用、第4項、特別損失3,455万円を、それぞれ増額するものでございます。
第3条、資本的収入の補正は、当初予算第4条で定めた資本的収入の予定額を補正するもので、予定額のうち、収入、第1款、資本的収入を131万5,000円増額するものでございます。
内訳といたしまして、第1項、企業債を1億3,600万円減額し、第3項、補助金を1億3,590万3,000円及び第6項、固定資産売却代金を141万2,000円、それぞれ増額するものでございます。また、これらの補正により、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額26億2,847万7,000円は、減債積立金6億734万9,000円と当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2億5,028万8,000円と過年度分損益勘定留保資金5億7,593万9,000円と当年度分損益勘定留保資金11億9,490万1,000円で補填するものといたします。
4ページをご覧ください。
第4条、企業債の補正は、当初予算第6条で定めた起債の限度額を改めるもので、そのうち、下水道事業(建設改良)に係る起債の限度額を28億1,590万円から26億7,990万円に減額するものでございます。
第5条、利益剰余金の処分は、当初予算第10条で定めた本文を削除するものでございます。
以上が、町田市
下水道事業会計補正予算の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆細野 委員 1点、第65号議案、
一般会計補正予算のほうですが、先ほど下水道会計からの繰入れについてご説明があったんですが、人件費が削減したということでご説明だったんですが、当初の予算に比べてということだと思うんですが、その辺の状況について教えていただきたいと思います。
◎下水道経営総務課長 一般会計からの繰入金につきましては、下水道に充てる部分と雨水と両方お金をもらっているわけですけれども、運営が終わって決算が出た時点で、2022年度に使わなかった人件費の分については、一般会計のほうに返還をするという取決めになっておりまして、これは経緯としては、職員の退職基金の積立てをしていかなければいけない、その退職金については一般会計のほうで全部出しているという関係であるので、余った分についてはお戻しするという約束の中で、こういう扱いになっております。
◆細野 委員 人を雇わなかったとかということではない、退職金の積立てということですね。了解いたしました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって第65号議案のうち、下水道部所管部分及び第70号議案の質疑を終結いたします。
これより第70号議案の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第70号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第70号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△認定第1号(下水道部所管部分)・認定第2号
○委員長 認定第1号及び認定第2号を一括議題といたします。
認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号について、一括して担当者の説明を求めます。
◎下水道部長 認定第1号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、一般会計の下水道部所管分につきましてご説明いたします。
歳入歳出決算書をご覧ください。
初めに、歳入でございます。
第14款、使用料及び手数料は30ページ、33ページに掲載しております。
第16款、都支出金は54ページに掲載しております。
第19款、繰入金は62ページに掲載しております。
次に、歳出でございます。
第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第7目、浄化槽普及管理費は132ページに掲載しております。
第3項、清掃費、第5目、し尿処理費は135ページに掲載しております。
第8款、土木費、第1項、土木管理費、第2目、治水管理費及び第3目、治水対策費は142ページに掲載しております。
第3項、都市計画費、第7目、公共下水道費は156ページに掲載しております。
以上が、歳入歳出決算書に係る部分でございます。
続きまして、下水道部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・
事業別行政評価シート」に基づいてご説明いたします。
下水道部所管分となっている3事業のうち、下水道管理課の治水管理費についてご説明いたします。
460ページ、461ページをご覧ください。
所管する事務は、水路及び調整池の維持管理及び補修に関すること、水路用地の維持管理、占用許可等に関することでございます。
「2.2021年度末の総括と2022年度の状況」をご覧ください。
①の「『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしまして、水路及び調整池が正常に機能するよう、適切な維持管理を行うことが必要であると認識しております。これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしましては、水路台帳を作成し修繕計画を策定すること、また、調整池の維持管理計画策定に向けたデータ整理を行うことを取組として掲げました。
その取組状況といたしまして、水路の現況調査成果を基に、町田市内の水路約188キロメートルの台帳を作成し、また、調整池124か所のデータ整理を行いました。「取組状況」欄については、記載内容どおりの取組を行ったことから、「〇」としております。
次に、「3.事業の成果」についてご説明いたします。
町田市内の約188キロメートルの水路について、水路台帳を作成いたしました。この台帳作成が完了したことで、修繕計画策定の準備が整いました。
次に、「4.財務情報」についてご説明いたします。
①の「
行政コスト計算書」では、行政費用の物件費及び維持補修費が減少しております。維持補修費の減少は、2021年度と比較して雨水被害が少なかったことによるものでございます。
最後に、「7.総括」についてご説明いたします。
④の「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、「短期的な取り組み」といたしましては、1つ目として、水路台帳及び現況調査成果を基に、計画的に点検・修繕する場所を選定した修繕計画を策定すること、2つ目として、調整池の維持管理計画策定に向けた検討を行うことでございます。「中長期的な取り組み」といたしましては、1つ目として、完成した修繕計画を基に水路の維持管理を実施すること、2つ目として、調整池の機能を正常な状態に保つため、調整池の維持管理計画を策定することでございます。
以上が、治水管理費に関する課別行政評価シートの主な内容でございます。
続きまして、認定第2号 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計決算認定につきましてご説明いたします。
令和4年度(2022年度)町田市下水道事業会計決算書の6ページをご覧ください。
決算報告書でございます。この報告書は、消費税及び地方消費税込みの額となっております。
まず、(1)の収益的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、下水道事業収益の決算額は125億892万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業収益が60億9,348万円、第2項、営業外収益が64億1,544万円、第3項、特別利益が1万円でございます。
次に、下の表の支出でございますが、第1款、下水道事業費用の決算額は117億3,911万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業費用が109億3,927万円、第2項、営業外費用が7億4,080万円、第4項、特別損失が5,904万円でございます。
7ページをご覧ください。
(2)資本的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、資本的収入の決算額は29億700万円となりました。内訳といたしまして、第1項、企業債が23億7,120万円、第2項、他会計負担金が9,239万円、第3項、補助金が4億3,576万円、第4項、分担金及び負担金が765万円でございます。
下の表の支出でございますが、第1款、資本的支出の決算額は54億8,098万円となりました。内訳といたしまして、第1項、建設改良費が24億916万円、第2項、固定資産購入費が1,364万円、第3項、企業債償還金が30億5,818万円でございます。
以上の結果、一番下の欄外に記載しておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額34億4,498万円につきましては、減債積立金12億8,945万円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2億848万円、過年度分損益勘定留保資金5億1,174万円及び当年度分損益勘定留保資金4億1,611万円で補填いたしました。
なお、不足額10億1,920万円につきましては、令和3年度及び令和4年度同意済企業債の未発行分をもって、翌年度において措置するものといたします。
続きまして8ページをご覧ください。
損益計算書でございます。この損益計算書は、税抜きの額となっております。
概要につきましてご説明いたします。
1の営業収益でございます。
主なものといたしまして、(1)下水道使用料が50億2,896万円、(2)他会計負担金が5億5,325万円で、営業収益全体では55億8,985万円となりました。
続きまして、2の営業費用でございます。
主なものといたしまして、(1)管渠費が6億376万円、(3)処理場費が21億5,138万円、(9)減価償却費が72億3,247万円で、営業費用全体では106億6,091万円となり、営業収益から営業費用を差し引いた営業収支は50億7,106万円の損失となりました。
続きまして、3の営業外収益でございます。
主なものといたしまして、(2)他会計負担金が9億4,743万円、(3)長期前受金戻入が54億5,416万円で、営業外収益全体では64億1,543万円となりました。
続きまして、4の営業外費用でございます。
主なものといたしまして、(1)支払利息及び企業債取扱諸費が6億5,563万円で、営業外費用全体では6億7,800円となり、この結果、経常利益として6億6,638万円を計上することになりました。
続きまして、5の特別利益は1万円、6の特別損失は5,904万円でございます。
以上の結果、当年度純利益6億735万円を計上いたしました。
なお、当年度未処分利益剰余金は18億9,680万円となっております。
続きまして、10ページをご覧ください。
剰余金計算書でございます。
資本金につきましては、前年度末残高から変動はありませんでした。また、剰余金につきましては、資本剰余金は前年度末残高から変動がなく、利益剰余金が6億735万円の増額となり、前年度末残高と合計した当年度末残高は18億9,680万円となりました。
続きまして、11ページをご覧ください。
剰余金処分計算書(案)でございます。
資本金、資本剰余金ともに処分額はなく、未処分利益剰余金の当年度末残高のうち、6億735万円を減債積立金とするものでございます。
続きまして、12ページをご覧ください。
貸借対照表でございます。この貸借対照表は、税抜きの額となっております。
概要につきましてご説明いたします。
まず、資産の部、1の固定資産につきましては、(1)有形固定資産と(2)無形固定資産の合計で1,708億3,469万円となりました。
続きまして、2の流動資産につきましては、(1)現金預金、(2)未収金、(3)貸倒引当金及び(4)前払費用の合計で19億5,524万円となりました。資産の合計は1,727億8,993万円でございます。
次に、13ページ、負債の部をご覧ください。
負債は、3の固定負債、4の流動負債及び5の繰延収益の合計で1,549億6,782万円となりました。
次に、14ページ、資本の部をご覧ください。
資本は、6の資本金と7の剰余金の合計で、178億2,210万円となりました。
なお、決算に係る注記事項につきましては16ページから17ページに掲載しております。
また、決算附属書類といたしまして、事業会計報告書につきましては19ページから35ページ、決算附属明細書につきましては37ページ以降に掲載しております。
以上が、令和4年度町田市下水道事業会計決算の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 まずは、一般会計決算から質疑します。課別・
事業別行政評価シート460ページの治水管理費ですが、2022年度に管理図書を基に位置や構造などの基本的な情報を集計、集約した水路台帳の作成をされ、業務がどのようになったのか、また今後、どのように水路の維持管理を進められるのでしょうか、教えてください。
◎下水道管理課担当課長 ありがとうございます。委員よりいただきましたご質疑のとおり、水路台帳を作成したことにより、位置や構造などの基本的な情報に加えて、形態の有無、流水の有無などの情報について明確に把握することができました。さらに、市民等からの問合せや要望等については、今までは現地を確認しないと分からなかったことが多かったんですが、水路台帳の情報を活用して迅速に対応することが可能となりました。今後は、点検要領を作成し、目視にて点検を行い、水路修繕計画を作成します。その後、計画的に修繕を行い、効率的な維持管理を進めてまいります。
◆佐藤〔伸〕 委員 雨水浸透補助金について、2022年度に1件当たりの補助上限を20万円から40万円に増額したことでどう変わったのか、また、今後の動向をどう想定しているのか教えてください。
◎下水道管理課長 雨水浸透補助金につきましては、2022年度に補助上限を20万円から40万円に増額したことで、市民の方の自己負担の割合が軽減し、利用しやすい制度になったと思っています。具体的には、市民の方が行う工事費用のうち、自己負担の割合が2021年度までの平均が約37%、2022年度は約11%になり、補助上限を増額したことにより市民の方の自己負担の割合が26%軽減しました。今後につきましては、市民の方の自己負担の割合が軽減し、利用しやすい制度となったため、今まで以上に利用件数が増えるものと想定しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、下水道事業会計について質疑いたします。2022年度下水道会計決算書から、下水道部としては2022年度の結果についてどのように評価されているのでしょうか、教えてください。
◎下水道経営総務課長 まず、決算における経常収支でございますけれども、2022年度は6億6,600万円の黒字となり、前年度と比べ1億1,800万円ほど改善しております。決算書の21ページに記載させていただいておりますけれども、令和4年度町田市下水道事業会計報告書の概況、経営指標に関する事項に記載しておりますとおり、経営の健全性を示す経常収支比率のほうは前年度と比べて1.33ポイント上昇し、105.88%となりました。健全経営の基準とされる100%を引き続き上回っており、経営状況はおおむね良好であったというふうに考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 令和4年度町田市下水道事業会計決算概要の2、収益の状況を見ると、下水道使用料が前年と比べ5,500万円減少しています。有収水量が減少したとありますが、どういったことでしょうか教えてください。
◎下水道経営総務課長 有収水量の減少は、コロナウイルス感染症が落ち着いてきたことによる影響が大きいというふうに考えております。2021年度までは、コロナウイルス感染症の流行に伴う巣籠もり需要によって有収水量が増加しておりましたが、これが減少に転じました。この影響で使用料収入も減少しておりますけれども、この額は経営戦略で想定した収入額よりは上回っているという状況になっております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、費用についてお聞きしますが、処理場では非常に多くの電力を使用していると認識していますが、昨今の原油価格、電気料金の高騰が経営に与える影響はどうだったんでしょうか、教えてください。
◎下水道経営総務課長 処理場で使用する電気、ガスなどの動力費は前年度と比べて1億6,200万円増加し、5億4,300万円ほどとなりました。この費用を捻出するため、成瀬クリーンセンターで予定しておりました修繕を延期するなど、対応に苦慮したところでございます。修繕費のほうは前年度と比べて1億6,700万円減少し、6億1,400万円となっております。
◆佐藤〔伸〕 委員 下水道使用料収入の減少や動力費が高騰する中で、経常収支が1億1,800万円改善できたことは相当な努力をされたことと思います。下水道事業を安定的に運営するに当たって、今後どのような課題があると認識されていますか、教えてください。
◎下水道経営総務課長 経常収支比率と並んで重要な経営指標である経費回収率につきましては、前年度と比べ得て3.1ポイント改善いたしましたが、それでも96.7%にとどまっておりまして、汚水処理にかかる費用を下水道使用料で賄えていないという状況になっております。今後、人口減少に伴う使用料収入の減少や動力費の高止まりが予想される中で、収益の増加や費用削減について、さらに検討を進めていく必要があると感じております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、下水処理場についてもう少し詳しくお聞きします。下水道革新的技術実証事業、B-DASHプロジェクトの実証研究が終わり、2021年度からは実証研究をより深め、技術の完成度を高めるために自主研究を実施されていると思いますが、2022年度はどのような取組をされたのかお聞かせください。
◎水再生センター所長 2022年度につきましては、B-DASH技術の自主研究2年目として、維持管理コストのさらなる削減に向けた運転方法の研究やAIによる自立運転機能の向上を図る研究など、4項目の研究を実施いたしました。また、実規模施設で実施できる段階に至っていない研究につきましては、実施設を小型化した小型実験装置によるデータ取得を行い、実規模施設における適用の可否についての調査研究を実施いたしております。
◆佐藤〔伸〕 委員 私からは最後の質疑にいたします。B-DASHプロジェクトの自主研究では、ほかの自治体から視察に来られているとお聞きしていますが、どのような状況でしょうか。また、他の自治体へのPRなどはされているのかお聞かせください。
◎水再生センター所長 町田市のB-DASH技術につきましては、大変多くの関心を寄せていただいております。現在までに国内では8自治体、それから3団体、海外におきましては5か国、韓国、アメリカ、オランダ、スイス、ドイツの下水道関連の技術者の方の視察をお受けいたしました。視察される方々の多くは、本技術の電力削減効果の大きさに関心を持たれており、既に導入に向けて動き出している自治体もあると伺っております。PR活動につきましては、現在までに下水道関連誌や行政関連誌への寄稿及び学術論文の発表などを行い、国内外へ向けて広く発信するように努めているところでございます。
◆小野寺 委員 私のほうからは、3点お聞きさせていただければと思いますけれども、課別行政評価シートの457ページ、「総括」のところで、「合併処理浄化槽設置事業は、申請がなかったため」ということで、補助基数がゼロでしたと。昨年、その前が15基ということだったんですけれども、今回はゼロということになりましたが、それに対する何が障壁だったのか、1件も行かなかった原因は何でしょうか。さらに、単独処理浄化槽が84件、くみ取りが36件ということですけれども、それによる川への影響というのがあるのかどうか。さらに、啓発を行いながら、ゼロ件でしたけれども、個別相談まで進めた案件というのもあったようですが、これはいったい何件だったのでしょうか、お答えいただけますか。
◎下水道整備課長 まず、補助申請件数がゼロ件の件なんですけれども、ゼロ件の理由としましては、対象者の設置場所が急斜面だったり、傾斜地だったりして作業困難地だったりとか、あとは最近の物価上昇におきまして物資が高騰しているもの、物資の値上がり傾向にあるということ、それと建物の所有者が後継者がいないということで、そのもの自体に投資がしにくいというような状況があったと聞いております。
依然、単独処理浄化槽が84件、くみ取りが36件残っているということですが、この単独処理浄化槽のほうは汚水以外は生活雑排水、お風呂だとか、台所の水が直接川に流れていますので、この影響は具体に数字には出せませんけれども、影響はないとは言えないというふうに考えております。ですから、合併処理浄化槽への切替えを促進して、水環境の保全を進めてまいりたいと考えております。
◆小野寺 委員 個別相談は何件ぐらい。
◎下水道整備課長 個別相談は、2022年度1件でございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございました。やっぱり川の影響もあるということですので、後継者がいないまでも何とか手を打っていただければと思います。
さらに、458ページの2の①のところで、利用者数は減少しているがということで記入してありますけれども、これは実際何件なのか。下の表を見ると、くみ取り世帯数が352件となっていますけれども、それで間違いはないんでしょうか。
◎下水道整備課長 利用者は減少しているということですけれども、後ろの表のとおり、利用者でマイナス29人、世帯としてはマイナス19世帯というふうになってございます。
◆小野寺 委員 これはだんだん減っていくという形になるかと思いますが、このコスト的に、利用者の支払う金額というのは、全体的に利用者数が減っていくと個別負担がだんだん増えてくるのかどうか教えていただけますか。
◎下水道整備課長 現在のところは、利用料金については改定の予定はございません。近隣に比べても、決して安いという報道ではないというふうには感じております。
◆小野寺 委員 最後になりますが、461ページ、佐藤伸一郎委員からもお話がありましたけれども、水路台帳が完成したということで、これで問合せ、要望が迅速にできるようになったということで、非常に好ましいことだと思うんですが、これはデジタル化をされたのでしょうか。
◎下水道管理課担当課長 委託をかけまして、成果品で上がってきています。デジタル化といいますと、その成果品に対して、DVDだとかCDで保管している状態でございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。土砂とかのたまり具合によっては、災害につながる可能性もあったりして、こちらの下水道部だけじゃなくて、ほかの各部署とも連携が取れると非常に、せっかく台帳ができたといったところがありますので、活用できればと思いますが、その辺はどんな形でしょうか。
◎下水道管理課担当課長 現在のところ、庁内のGISだとか、そういったものに乗せて全体で活用するということではなくて、先ほど申したとおり、成果品として上がってきてデータはありますので、もしあれだったら、そのデータを関連する道路部もしくは防災安全部とかに共有できたらいいのかなと考えております。
◆小野寺 委員 ぜひよろしくお願いできればと思います。
◆松岡 委員 同じく458ページのし尿処理費の成果の説明でございますが、先ほど小野寺委員もおっしゃったように、公共下水道への接続や合併処理浄化槽への切替えの啓発活動を行ったため、くみ取り世帯が371世帯から352世帯に減少したということは、19世帯が減ったということですけれども、市はどのような啓発活動をなさったのか、具体的な内容を教えていただけますでしょうか。
◎下水道整備課長 啓発活動ですが、まずは、そのままですと水環境によろしくないというようなことを改めて説明させていただきまして、合併浄化槽のほうの話とつながるんですけれども、合併浄化槽へ切り替えることで補助が出ますので、そういった補助の案内をさせていただいてございます。
◆松岡 委員 了解いたしました。さらに取り組んでいただきたいと思います。
最後に、459ページのデータとの比較・分析でございますが、物件費が、くみ取り世帯の減少に伴って、し尿の収集及び運搬業務委託内容の見直しを市が行ったため、10年前に比べて715万7,000円減少したと言っておりますけれども、市はどのような内容の見直しをされたんでしょうか。
◎下水道整備課長 委託内容につきまして、車両の台数だとか、人件費、そういったところを見直させていただいてございます。
◆松岡 委員 さらに、衛生面からも、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございます。
◆細野 委員 まず、行政評価シートについて伺いたいと思います。先ほどから質疑がある460ページの水路台帳の整備が、懸案の台帳が整備されたということで、2022年度は本当にお疲れさまでした。その台帳に記載されている情報はどのようなものになるのか、先ほど土砂の堆積とかという話がありましたけれども、堆積しやすい場所とか、あるいは老朽化した場所なども水路などであるかなと思うんですが、その辺の情報についてはどのように把握されるようになっているんでしょうか。
◎下水道管理課担当課長 水路台帳の情報といたしましては、構造別のまず延長、例えばコンクリート系のものですとか、水路といっても土のままで、素掘りと我々が呼んでいるそういうもの、もしくは
土留め鋼板のもの、そういった構造のものとかを分別してあります。あと、写真がありまして、それと幅員ですとか、それの延長ですとか、そういったものを把握しております。土砂の堆積状況につきましてまでは把握できていないです。今後、これからさらに詳しい調査に入りまして、今年度、来年度で主な水路につきまして、詳細的にどこがどういうふうに壊れているのだとか、そういったものの調査に入っていきたいと思っております。
◆細野 委員 ありがとうございます。ぜひ、これからまたさらに情報が収集されて、有効に活用できるようになると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
それから、同じページなんですけれども、調節池の整備管理という状況、決算が盛り込まれているんですけれども、今は本当に雨が、線状降水帯とか、町田ではあまりありませんけれども、そのような状況の中で調節池の必要性もあるのかなと思うんですが、この新たに整備する計画とか、あるいは市として大型な施設、マンション等の整備に伴っての調節池の整備等をつくっていただくような指導的な役割というか、そういったものについてはどのように行われ、現状はいかがになっているんでしょうか。
◎下水道管理課担当課長 調整池につきましては、市のほうで築造するというよりも、民間の開発ですとか、区画整理ですとか、そういったもので築造しているものがほとんどになります。ですので、例えば大規模な造成ですとか、区画整理が行われた際に調整池を造っていただいて、今まで山林で、水が吸いやすいところが宅地化されると急激に川に流れてしまうので、そういうところを抑制して流してもらうような計画になっております。それを開発等の指導要綱とかで指導しているような状況でございます。
○委員長 休憩いたします。
午後2時53分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後2時54分 再開
○委員長 再開いたします。
◆細野 委員 ありがとうございました。そういう指導要綱に基づいて調整池を整備してもらっていると思うんですが、この中では管理ということでしたけれども、2022年度、そういう調整池が新たに整備されて移管されたものとかというのはあるんでしょうか。大規模な宅地開発等ありましたら教えてください。
◎下水道管理課担当課長 課別行政評価シートの6の「個別分析」のところに記載があるんですけれども、2021年度末は123か所でしたが124か所になっております。これは開発行為によってできた調整池を1か所、我々のほうに移管されているものでございます。
◆細野 委員 了解いたしました。また、マンション整備などまだあると思うんですけれども、そういったマンションなども、やっぱり調整池の整備など、一定の大きさによって整備することが義務づけられているのか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎下水道管理課担当課長 マンションにつきましては、敷地があるところについては、ほとんどが雨水の浸透トレンチだとか、浸透ますで対応しています。また、町なかで敷地がないところにつきましては、地下ピットといいまして、地下に水を一時ためて、それを徐々にポンプで流していく、そういったような構造で雨水の貯留をして、河川に負担をかけないということを指導しております。
◆細野 委員 ありがとうございます。
続きまして、下水道の決算書ですけれども、21ページ、ストックマネジメントによる修繕、改築がこれから重要になるというような記載があるんですけれども、これについても2022年度、このストックマネジメントに基づく修繕とか、改築とかということが取り組まれてきたのか、これから計画されていくのか、その辺、2022年度の状況について教えてください。
◎下水道経営総務課長 管渠につきましては、ストックマネジメント計画に基づく調査をずっと進めておりまして、2022年度については、改築更新ですとか、そういった整備のほうは行っておりません。それは2023年度スタートということで計画になっておりますので、2022年度中はまだ調査というところまでです。
◆細野 委員 了解いたしました。ありがとうございます。
マンホール蓋の改修などでマンホールカードとかを発行したりして、いろいろ注目を集めるような工夫をしていたかと思うんですが、2022年度の状況について、増やしたりはしているんでしょうか、また効果についてはいかがでしょうか。
○委員長 休憩いたします。
午後2時57分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後2時58分 再開
○委員長 再開いたします。
◎下水道管理課長 カラーマンホールについては、市内に34か所ぐらいあるんですけれども、1度設置しただけで、カラーマンホールを追加したことはありません。
◆細野 委員 了解です。ありがとうございました。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号の質疑を終結いたします。
これより認定第2号の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
認定第2号について認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって認定第2号については認定すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後2時59分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後3時29分 再開
○委員長 再開いたします。
△第65号議案(環境資源部所管部分)
○委員長 第65号議案を議題といたします。
本案のうち、環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎環境資源部長 それでは、第65号議案 令和5年度(2023年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)のうち、環境資源部所管分についてご説明申し上げます。
補正予算書の10ページをご覧ください。
第2表、
債務負担行為補正でございます。
追加分の熱回収施設等設計施工監理事業その2は、旧清掃工場の解体工事に伴う土壌汚染調査において、溶出量基準値を超過した区画の対策工事を行うことで、町田市熱回収施設等(仮称)整備運営事業に関する施設整備工事の工期変更が生じたため、工事監理期間を延長する経費550万円について、限度額を設定するものでございます。
続きまして、20ページをご覧ください。
歳出について、ご説明申し上げます。
第4款、衛生費、第3項、清掃費、第1目、ごみ政策費です。
第1節、報酬のごみ政策推進費37万2,000円の増額は、廃棄物減量等推進審議会を追加開催することに伴い、増額するものでございます。
説明は以上となります。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 ただいまご説明いただいた、ごみ政策推進費のごみ減量推進審議会の開催についてはずっと定期的にやっていらっしゃると思うんですが、追加開催ということで、その内容とか目的について、追加する理由についてお答えください。
◎環境政策課長 廃棄物減量等推進審議会は当初3回の予定をしておりました。その3回目で当初の目的、昨年度の計画の進捗と今後の計画ということでご審議いただいているところでございました。その中で、今回ごみの資源化施設の整備計画を6月に変更いたしましたので、それに伴って、委員の方に説明するという必要がございまして、それとともに、もともと計画の中で予定しておりました収集体制の見直しですとか、そういったところはより検討項目が必要だろうということで、改めて回数を増やすということで審議会のほうにもご承認いただいて進めているところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
△認定第1号(環境資源部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、環境資源部所管部分について、担当者の説明を求めます。
◎環境資源部長 認定第1号 令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分についてご説明申し上げます。
それでは、歳入歳出決算書の29ページをご覧ください。
初めに、歳入です。
第14款、使用料及び手数料は29、33ページに掲載しております。
第15款、国庫支出金は37、40ページに掲載しております。
第16款、都支出金は44、45、51、59ページに掲載しております。
第17款、財産収入は61ページに掲載しております。
第19款、繰入金は62ページに掲載しております。
第21款、諸収入は70ページから72ページに掲載しております。
第22款、市債は76ページに掲載しております。
次に、130ページをご覧ください。
歳出です。
第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第5目、環境政策費は130、131ページに掲載しております。
第6目、環境衛生費は131ページに掲載しております。
同款、第3項、清掃費、第1目、ごみ政策費は132、133ページに掲載しております。
第2目、循環型施設整備費は133、134ページに掲載しております。
第3目、廃棄物処理費は134、135ページに掲載しております。
第4目、ごみ収集費は135ページに掲載しております。
以上が、歳入歳出決算書に係る部分でございます。
続きまして、環境資源部所管の決算と主要な施策の成果についてご説明いたします。
「町田市課別・
事業別行政評価シート」の382ページから399ページまでの評価シートの中から、環境政策課の環境政策費についてご説明申し上げます。
それでは、行政評価シートの382ページをご覧ください。
環境政策課の環境政策費です。
所管事務は、町田市環境マスタープランの策定、地球温暖化対策の推進などです。
まず、「2.2021年度末の総括と2022年度の状況」をご覧ください。
①の「『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、町田市第5次環境配慮行動計画の策定に伴い、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入拡大に向けて実効性を高める施策を取り入れていく必要があると、課題を認識しております。
これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしまして、公共施設を対象とした再生可能エネルギー導入ガイドラインの策定を取組として掲げ、2023年3月に町田市公共施設脱炭素化推進ガイドラインを策定しました。
「取組状況」欄については、課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みに対し、記載内容どおりの取組を行ったことから「〇」としております。
次に、「3.事業の成果」です。
成果指標の市内の再生可能エネルギー導入量は、普及啓発に努めた結果、家庭・事業所における太陽光発電設備の導入が順調に進んだことや、町田市
バイオエネルギーセンターでの廃棄物発電の活用を開始したことなどによって、2022年12月末現在で5万658キロワットで、2021年度末の導入量に比べて8,887キロワット増加しました。
次に、「4.財務情報」の「①
行政コスト計算書」です。
行政費用の物件費は、環境マスタープラン等策定支援業務委託が終了したことなどから、786万2,000円減少しました。補助費等は、次世代エネルギー等促進奨励金制度を開始したことなどから、581万6,000円増加しました。
383ページをご覧ください。
「③貸借対照表」です。その他の固定資産は、組織改正に伴い所管を変更したため、396万3,000円増加しました。
次に、「6.個別分析」です。
庁内の温室効果ガス排出量と増減率について掲載しています。2022年度の庁内の温室効果ガス排出量は、2013年度比で30%減少しました。
最後に、「7.総括」です。
③事業の課題について、第3次町田市環境マスタープランに基づき、5つの重点プロジェクトをはじめとして、さらなる環境施策の推進を図っていく必要があります。また、町田市第5次環境配慮行動計画や、新たに策定した町田市公共施設脱炭素化推進ガイドラインに基づき、公共施設における温室効果ガス排出量の削減を行っていく必要があります。
「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」について、電力の地産地消に向けた検討を進めるなど、第3次町田市環境マスタープランの5つの重点プロジェクトを推進していきます。また、町田市公共施設脱炭素化推進ガイドラインに基づく取組状況を調査し、さらなる庁内周知を進めます。
以上、令和4年度(2022年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分についてご説明いたしました。
説明は以上になります。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 2022年度課別行政評価シート382ページ、環境政策費についてお尋ねいたします。「3.事業の成果」の「①成果指標の目標と実績」の「市内の再生可能エネルギー導入量」が2021年度と比較して大幅に増えていますが、その理由をお聞かせください。
◎温暖化対策担当課長 ご質疑ありがとうございます。市内の再生可能エネルギーの導入量につきましては、経済産業省資源エネルギー庁の資料を基にしておりまして、町田市
バイオエネルギーセンター、愛称バイエネ君なんですけれども、そのバイオマス発電設備として6,970キロワットが導入量として認定されましたので、それが一番大きな理由になっております。そのほかにも、太陽光発電の導入量も順調に推移しておりまして、市民の方々による取組の成果だと認識しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 同じく環境政策費の「3.事業の成果」の「①成果指標の目標と実績」の「庁内の温室効果ガス排出量の増減率」についてですが、2013年度比で30%の削減という結果になっていて、順調なスタートを切っていると感じます。その理由をお聞かせください。
◎温暖化対策担当課長 庁内の温室効果ガスの排出につきましては、町田市の
バイオエネルギーセンターの動力を鶴見川クリーンセンターに地産地消という形で活用しております。それの分と、それ以外の電気調達につきましても、環境に配慮した電力をそれぞれの施設で購入していただいた結果、電力使用量による温室効果ガスの排出量が大幅に減少しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 同じく環境政策費の「4.財務情報」の「②
行政コスト計算書の特徴的事項」の補助費等にあります次世代エネルギー等促進奨励金について実施結果をお聞かせください。
◎温暖化対策担当課長 この事業は、2022年度から新しく家庭用燃料電池システム、いわゆるエネファームの設置に対する奨励金を交付する事業としてスタートしております。1件当たり3万5,000円、150件の交付を予定しておりました。2022年7月1日から8月12日の間に募集をかけまして、112件の申請がございました。予定より件数が少なかったので、続きまして11月1日から11月30日の間に2次募集をかけさせていただきまして、70件の申請がございました。2次募集の中から抽せんを行った分と1次募集の分の150件について、交付決定を行うことにしております。それで、182件の全体申請の中で、繰り返しになりますけれども、150件の交付決定をしましたけれども、申請後に設置を取りやめたり、いろいろな理由で3件が中止の申入れがございましたので、交付件数としましては147件、交付金額は514万5,000円になりました。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、課別行政評価シート384ページ、ごみ政策費についてお尋ねします。「他自治体の取り組み等」の中で、多摩26市の中で7番目にごみ量が多い状況ですが、これはどう捉えているかお聞かせください。
◎環境政策課長 町田市の総ごみ量なんですけれども、2020年度をピークに減少傾向には転じました。ただ、他市の年々のごみ量も減少している状況でございまして、比較をしたところで、ランキングとしては現状維持という状況になっております。今後、アクションプランで定めている削減目標のところで、町田市で決めている部分であれば減ってきている状況ではあるんですけれども、ごみ量の少ない市、例えば日野市ですとか、小金井市などの取組を参考に、できるところから取り組んでいきたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 同じく「他自治体の取り組み等」のところでお尋ねします。資源化率について、多摩26市の中で2番目に低い状況です。これについてもお考えをお聞かせください。
◎環境政策課長 町田市の資源化率でございますが、2021年度までの4年間は31%台が続いております。これは、容器包装プラスチックの分別回収が市内の一部地域にとどまっているというところが、伸び悩んでいる要因の一つと考えております。現在、多摩26市で容器包装プラスチック、これを分別回収している市は24市でございます。引き続き、資源ごみの処理施設の完成を急ぐとともに、業務委託等の暫定的な資源化方法を検討いたしまして、プラスチックの資源化の早期の市全域での展開を目指してまいります。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、
事業別行政評価シートの396ページ、廃棄物処理費の剪定枝資源化事業についてお尋ねします。「3.事業の成果」の「①成果指標の目標と実績」についてですが、剪定枝の搬入量、堆肥の搬出量、ともに2022年度は2021年度に対し大きく減少しています。主要機器の影響によると説明に書かれていますが、どのようなことがあったのかお聞かせください。
◎循環型施設管理課長 搬入量、搬出量が大幅に減ったことについてお尋ねいただいたかと思います。こちら、剪定枝資源化センターにとっての原料であります剪定枝、こちらの生産物である堆肥、これが両方とも減ったということなんですが、これは場内にあります発酵物搬送コンベヤーという機械が故障したことによります。これは発酵させるために40日ぐらいかけて剪定枝を運ぶためのレーンがありまして、その一番最後、出来上がったものを発酵物分解棟と呼ばれる建物から、次の熟成室という建物に移送するためのコンベヤーになります。こちらのコンベヤーが故障してしまったために、緊急での修繕対応を行いました。いっとき動くようにはなったんですが、その後、なかなか長期に動かせる状態になかったということが判明しまして、さらに長期運転に耐えられるように、運ぶためのコンベヤーの上にある機械装置をどかすような大きな緊急修繕を追加して実施しております。
また、この発酵物を作るための発酵分解棟というところは長いレーンがあるんですが、約40日かけて発酵を進めていくレーンをずっと動かす機械がございまして、その攪拌機という混ぜながら動かす機械についても、これを動かすための長い電気のケーブルが具合が悪くなりまして、発酵に支障が生じるおそれが発生したということもあり、こちらの緊急修繕も別のタイミングで実施しております。
このような緊急対応、それから定期の修繕というものが多く発生してしまったために、施設の稼働時間が短くなってしまいまして、その分、生産ができなかったということから、搬入量、搬出量ともに減少しているということになります。
◆佐藤〔伸〕 委員 設備の修繕で搬入・搬出量が減ったということは分かりました。そのことからすると、同じ396ページの「事業概要」にある有形固定資産減価償却率51.3%という数字は、施設がかなり老朽化していてよくない状態にあるということなのか教えてください。
◎循環型施設管理課長 有形固定資産減価償却率についてになりますが、減価償却は年数の経過とともに進むものですので、こちら、2008年に設備が稼働を始めてから徐々に率は上がっているものです。2022年度につきましては、2022年度全産業の減価償却率の平均値というものがありまして、これが約53%程度になります。剪定枝資源化センターのほうが51.3%ですので、この53%から見るとやや下回っているので、率の数字だけで言えば、それほど劣化が進んでいるという状態ではないのかなと見えるところではあるんですが、この剪定枝資源化センターは枝に水を含ませて発酵を促すということで、湿気の多い施設になっておりまして、機械設備、それから電気設備、また建物の躯体など、水分の影響を受けましてかなり傷みが進行している、また故障が発生するというのが実情でして、劣化が進行しやすい施設であることは間違いございません。
また、減価償却とちょっと異なる話になってしまいますが、こちら剪定枝資源化センターは借地で事業を実施しているということもありまして、この土地の借地の期限が2032年に満了を迎えるというところの問題もあります。このようなことから、事業を滞らせないためにも剪定枝資源化の在り方については、事業の課題等でもコメントさせていただいているとおり、検討を進めていきたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは、私からの質疑は最後にしますが、課別行政評価シート398ページの循環型施設整備費についてお尋ねします。「3.事業の成果」の②で資源ごみ処理施設の整備についての説明があり、町田市資源循環型施設整備基本計画の改定案を作成したとあります。また、399ページの「7.総括」の④にて「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」について示されています。資源ごみ処理施設整備は大きな課題であると思います。相原地区及び上小山田地区の資源ごみ処理施設について、進捗状況や今後の見通しについて教えてください。
◎循環型施設整備課長 6月の
建設常任委員会でご報告させていただいたとおり、2023年、本年5月に町田市資源循環型施設整備基本計画を改定いたしました。この中で、事業スケジュールを更新し、資源ごみ処理施設の稼働開始時期を相原地区は2028年度、上小山田地区は2037年度といたしました。
相原地区につきましては、今年度、2023年度内に用地買収を完了することを目標としており、併せて資源化施設の基本設計、建物、プラント、機械設備の要求水準書等の作成を行い、工事発注に向けた準備を行っております。また、併設する相原大谷戸緑地の整備内容等も含め、相原地区資源ごみ処理施設連絡会並びに地元となる相原町大戸町会の皆様とも調整をさせていただいているところでございます。上小山田地区につきましては、整備基本計画では、忠生579号線の新規路線整備を前提として、2037年度の資源ごみ処理施設稼働開始としております。
しかし、このたび地域からの要望、関係する方々のご理解、ご協力がございまして、道路整備期間を1期、2期に分けて進め、1期部分については、現道である忠生579号線の拡幅を中心とした整備を行うという方針といたしました。この1期部分の道路から接続道路等を整備することで、資源ごみ処理施設の建設を進めることが可能となります。町田市のごみの資源化を進めるため、早期の資源ごみ処理施設建設を目指して道路部と連携を図り、道路整備事業に連動した新たな上小山田地区資源ごみ処理施設建設スケジュールを策定してまいりたいと考えております。スケジュールを更新した際には、改めてご報告をさせていただきます。
◆小野寺 委員 私のほうからは、課別行政評価シートの384ページ、2の「取組状況」のところで「災害廃棄物仮置場候補の調査を9箇所行いました」というふうに記載がありますけれども、この9か所はどちらなのでしょうか。
○委員長 休憩いたします。
午後3時56分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後3時57分 再開
○委員長 再開いたします。
◆小野寺 委員 387ページ、7の「総括」、④のところで、「ポイ捨て・路上禁煙の抑制のために新たな啓発活動」とありますけれども、この新たな啓発活動というのはどういうものなのか、またさらに、その上の③のところで、啓発活動とともに「指定喫煙所の新たな受動喫煙対策を検討する必要があります」ということですけれども、この指定喫煙所の新たな受動喫煙対策というのは何なのでしょうか、教えていただけますか。
◎環境共生課長 まず、新たな啓発活動ですが、いろいろなグッズをティッシュと一緒に配っていまして、例えば蛍光ペンですとか、そういったものを一緒に配って、啓発のマナーアップということで配らせていただいております。
あともう一点、指定喫煙所の新たな受動喫煙対策ですが、今回、本会議場でもお答えしていますが、今は開放型の指定喫煙所ということで、それでも受動喫煙対策はきちんとできておりますが、さらに受動喫煙対策を進めていく上で、閉鎖型の喫煙所の設置を調査研究していきますということで答弁させていただいております。
◆小野寺 委員 隣のページの386ページ、「他自治体の取り組み等」の中にも、「23区、多摩地域で閉鎖型喫煙所を設置する自治体が出てきています」ということで、それを参考にされるかなということであるかと思いますけれども、その後ろに、「また、23区では、煙や臭いの少ない加熱式たばこ専用喫煙所を設置する自治体」があるとありますが、これは町田市としてはどうお考えなのでしょうか。
◎環境共生課長 基本的に、加熱式のたばこだけのための喫煙所を今設ける予定はございません。
◆小野寺 委員 389ページの「7.総括」から③のところです。「高齢者数の増加に伴いふれあい収集の利用者は年々増加しています」とあります。これは人数がどれぐらいなのか、また、「ごみ出しが困難な市民のニーズに合った細やかな対応が引き続き必要です」とあります。これが何人かというのをお答えいただきたいのと、さらにその下の「充電式電池等が燃やせないごみに混入することにより収集車の火災が発生しており」と、これは以前から続いておりますけれども、「これを防ぐため正しい分別方法を市民に周知する必要があります」ということですが、これは以前からのところになりますが、さらに強化した周知がされているのか、そして、件数的にも減っているのかというのがお答えいただければと思います。
◎ごみ収集課担当課長 私からは、ふれあい収集についてお答えさせていただきます。ふれあい収集は、ごみ出しが困難な高齢者の世帯、また、障がい者の世帯などを対象にいたしまして、戸別訪問を行いまして、ごみの全ての品目の収集を行ってごみ出しをしやすくするという事業なんですが、現在、2022年度末現在でご利用の方が障がいと高齢者の方を合わせて517名おります。また、高齢者が増加しておりますので、今後もそういういろんな要望に応えられるように、また制度の整備を行っていきたいと思っております。
◎ごみ収集課長 私のほうからは、充電式電池の火災のことについてご説明申し上げます。まず、収集車両の火災の発生件数なんですけれども、今直営で職員のほうが燃えないごみの収集を担当しておるんですけれども、2020年度の開始直後は、火災は10件発生しました。その後、2021年度は4件、そして、2022年度につきましては3件発生しております。火災の発生防止については、市民の方にはチラシを作成いたしましたり、あと、ごみ分別アプリ、それからSNSなどを使って呼びかけているところでございます。こういった市民に対しての周知活動というものは、これからも必要だというふうに考えておりますので、継続していく予定でございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。
さらに、隣の388ページ、今ごみ収集の件でお話しさせていただきましたけれども、2の②のところで、「より効率的な資源とごみ収集のため、収集体制見直しの検討を進めます」ということですので、さらにお願いさせていただければと思いますが、その下の「昼間や夜間のパトロールを行うことで、集積所の適正管理、不法投棄の防止・抑止を図ります」とありますが、これはソフト面でのことだとは思うんですが、ハード面的にもさらに充実を図るといったところはあるのでしょうか。
◎ごみ収集課長 やはり、不法投棄の防止というものは、我々職員だけではなくて、地域と一緒になって取り組んでいく必要があろうかと思います。なので、ソフトの部分、ハードの部分、両方とも含めて市民の方、それからあと警察ですね。町田警察、それから南大沢警察とともに、パトロールですとか、あとイベントなんかも一緒に取り組んだりして進めていきたいというふうに考えてございます。
◆小野寺 委員 一応、防犯カメラ付自動販売機等という、3年前から運動もありますので、それも柔軟に取り入れていただければと思います。
最後の質疑になりますが、395ページの7の「総括」のところです。「2021年度から実施している容器包装プラスチック資源化工程の改善を継続した結果、容器包装プラスチックを657トン資源化しました」ということで、かなりすばらしいことだと思いますけれども、これは改善はどのように改善されたのでしょうか。
◎循環型施設管理課長 容器包装プラスチックの回収の改善についてのお尋ねでしたが、容器包装プラスチックにつきましては、容器包装リサイクル協会というところに処理を委託する形で現在資源化を進めておりますが、こちら市で回収して集めたものをベールという塊、ぎゅっと圧縮して固めたものにして、資源化先へ搬出いたします。この固めたベールにつきましては、年に何回か品質の調査というものをその協会にされるものでして、品質の調査の結果がA、B、C、Dと4ランクに分かれます。これをAランク、一番いい状態で引渡しできるようにこれまで資源化を進めてまいりまして、程度の悪いもの、汚れがついているものとかをなるべくより分けて、きれいなプラスチックだけを集めて資源化先へ搬出しておりました。
この品質調査には自治体も立会いをすることがあるんですが、この立会いのときに調査官の方から、Aを目指すのは大切なことなんだけれども、より多くの資源化をしたほうがいいですよということをアドバイスいただきまして、Aの中にも幅があると。ちょっと汚れたものだったら資源化に適さないわけではないんだと、すごく汚れているものは混ぜちゃ駄目だよと、そういうところをもうちょっと勘案して、なるべく多く資源化できるように努力してみてくださいというアドバイスもいただきまして、そういうところを実際に選別を行っている事業者とも共有しまして、なるべく多く資源化できるようにということで、選別のラインでの手選別を改善していただきまして、資源化量が増加したというところでございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。その上で、視察対応も3件等いただいているような形になっているかと思います。よろしくお願いいたします。
最後になりますが、これは代わり映えはないまでも、人件費が218万6,000円減少したということなんですけれども、具体的に施設管理の担当替えだけでそういうふうになったのか、どういうふうなやり方的な改善が、機械導入とかそういうことなんですか。
◎循環型施設管理課長 人件費が変化していることについてのお尋ねなんですが、こちらの人件費の計算というのは、それぞれの年にどのぐらいの作業を、このリレーセンターみなみを運営するために投入したかというところを時間数で計算するものなんですが、今実際の資源化施設の運営は事業者に委託してやっておりますので、そこには市の人間は入っておりません。その実作業をしているものではなくて、例えば機械が壊れたときに修繕をするとか、あとは定期の点検を委託するとかというものの発注作業、それから、そういうものの確認作業、そういうものは市の職員が行うんですが、定期修繕を3件、4件やる年とか、1件とか、ゼロ件とか、年によってそういうものの差がありまして、たまたまこの年はそういう定期修繕とか緊急修繕の対応が少なかったので、総時間数的に減ったということで人件費が少なくなって見えております。
◎環境政策課長 小野寺委員から先ほどご質疑いただいた災害廃棄物の9か所を申し上げます。芹ヶ谷公園と町田中央公園、少年サッカー場、木曽山崎公園、金森防災市民いこいの広場、鶴間公園、つくし野セントラルパーク、市立成瀬鞍掛スポーツ広場、最後に南成瀬中央公園、以上の9つでございます。
◆小野寺 委員 近隣住民との話合いというか、反応というのはどのような形なんでしょうか。
◎環境政策課長 今調査を行っている内容としましては、広さの中でどういう動線をつくっていくですとか、災害廃棄物をどうやって分別して置いていくんだとか、そういったところの初期の状況で広さを測ったりとか、そこら辺の段階でございます。なので、まだ実運用にいくかというところはまだまだ道半ばでございまして、これについては内部で、道路部と合同で仮置場の運営などの研修を行いながら、今知識を高めていっているところですので、その中で災害もあってはなりませんけれども、市民との共有については、今、災害廃棄物が出てきたときは仮置場に出してくださいという広報まででとどまっているので、待ったなしではございますけれども、準備が整い次第、市民の方とは調整していきたいと思います。
◆中川 委員 課別行政評価シートの383ページ、「7.総括」の「③2022年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」ということで、最後の文で、「省エネルギーや再生可能エネルギーの導入拡大に向けて実効性を高める施策を取り入れ、公共施設における温室効果ガス排出量の削減を行っていく必要があります」とあるんですけれども、この削減を行っていく施策みたいなものが具体的にあれば教えていただければと思います。
◎温暖化対策担当課長 質疑ありがとうございます。④のところに書いてあります町田市公共施設脱炭素化推進ガイドラインというのを作成しまして、その中には、施設の省エネルギーとか、改修工事、新設工事とかのときに、なるべく太陽光とか、そういった再生可能エネルギーを入れていきましょうというガイドラインを作成して、それについて施設の所管している部署とか、施設を造る部署とかに、このガイドラインに基づいて脱炭素を進めてくださいということの目安をつくりまして、それぞれの所管のところに作業をしていただいているというところであります。ただ、それだけであるとなかなか難しいので、環境資源部のほうで毎年、まだこれから今年度は準備するんですけれども、どういった取組をやっているかとか、その辺の調査をかけて推進していきたいと考えております。
◆中川 委員 ありがとうございました。
続きまして、386ページの「3.事業の成果」というところで、「美化啓発活動の回数」が、2022年度は目標が20回、実績が27回ということで、この定義のところに「マナー向上について、現地やホームページ、インスタグラム等で行った啓発活動の回数」とあるんですけれども、この目標値より上回ったのは具体的に何をしたのか教えてもらえればと思います。
◎環境共生課長 2022年度は、2020年度、2021年度はコロナの関係で様々なキャンペーンが対面でできなかったということで、回数が少なかったです。2022年度については、そのキャンペーン、キャラバンを再開させていただきまして、特に南町田グランベリーパーク駅では桜美林大学と連携をし、それから、玉川学園前駅前は玉川大学と連携して、それぞれ作成したポイ捨て防止の路面シートを設置しております。
◆中川 委員 ありがとうございます。その実績が27回ということで目標を上回っているんですけれども、これは委託料は特に上がったりはしないんですか。回数が上回ったことで委託料は特に変わらないということですか。
◎環境共生課長 委託料につきましては、新たに指定喫煙所が2か所増えていますので、その分の増加は確かにございました。それ以外について特に変わってはおりません。
◆中川 委員 続きまして、最後なんですけれども、388ページ、先ほども似たような質疑を小野寺委員がされたと思うんですけれども、「昼間や夜間のパトロールを行うことで、集積所の適正管理、不法投棄の防止・抑止を図ります」ということなんですけれども、先ほど小野寺委員からも自販機に防犯カメラという話があったと思うんですけれども、実際に昔は何かダミーカメラとかもつけたというような話を聞いているんですけれども、この2022年度は、そういうカメラに関しては全くなかったのかというのを教えてもらえればと思います。
◎ごみ収集課長 今、町田市では防犯カメラは、カメラとして設置しているもの、すみません、ダミーもあるので具体的な台数は言えませんが、13台設置しております。移設については、不法投棄の発生状況に応じて、住民の申入れとかがございましたら、適宜対応していこうかというふうに考えております。ただ、2022年度につきましては、申入れは特にございませんでした。
◆松岡 委員 382ページの環境政策費の3の②の成果の説明で、先ほどから家庭、事業所における太陽光発電設備の導入が順調に進み、2022年度は、表から見ると5万658キロワット実績がありますが、分かればでいいんですけれども、家庭、事業所の件数ですね。どれぐらいの件数があったのか分かれば教えてください。
また、2022年1月から
バイオエネルギーセンターが稼働しておりますが、今までの廃棄物発電の活用を開始されて、その電気の売電価格ですね。2022年度が分かれば教えてください。
◎温暖化対策担当課長 ご質疑ありがとうございます。先ほども説明させていただいたんですけれども、国等から来る数字の合計になっていまして、その届け自体が市に来ませんので、件数についてはこちらでは把握しておりません。
◎循環型施設管理課長 2022年の町田市
バイオエネルギーセンターの売電の価格についてということで、総売電額、全体の売上げとしましては5億9,151万7,047円、これが全体の売上げ額です。ただ、町田市の歳入は、このうちの3分の1ということになっておりますので、市の歳入としては1億9,717万1,800円が入っております。
◆松岡 委員 よく分かりました。ありがとうございます。
続けて、384ページのごみ政策費でございますが、先ほどからも「他自治体の取り組み等」と比較しますと、町田市はほかの自治体と比べてあまりよろしくない状況なんですけれども、そこで、2022年度は「『
食品ロス削減推進計画』を策定する必要があります」と事業の課題に載っておりますけれども、どのような取組をされるのか教えてください。
◎環境政策課長 生ごみの削減がなかなか減らないというところから進めた食ロスの削減計画でございます。昨年度、素案というところで策定をして、今年度策定に向けてやってきたところでございます。行政報告でまた詳しくお伝えしますけれども、重点施策というところで、フードシェアリングサービスですとか、そういったところをメインにやっていきたいなという計画になっています。
◆松岡 委員 ありがとうございます。
続きまして、386ページの環境衛生費でございますが、こちらの3の事業の成果の②の成果の説明の中に、市民協働による生きもの調査等への参加者について、2022年度の目標が6,600人で実績が7,489人と、すばらしい結果が出ておると思いますが、それについて新たなイベントの実施をしたと書いてありますが、そのイベント内容を教えてください。また、「『まちだ生きもの探しマップ』の改訂・配布などを行い、目標値を上回りました」と、その内容もできれば教えてください。
◎環境共生課長 2019年度から「まちピカ町田くん」アプリによって、生き物の写真の投稿というのを開始させていただいております。それによって、毎年1,500人近くの方が多く参加していただいていること、それから、ザリガニ釣りですとか、ビオトープの出前授業、そういったものを事業として展開させていただいております。
それから、新たな事業といたしましては、まちだのトンボ教室ということで、トンボに詳しい先生をお呼びして事業の展開をさせていただいております。
◆松岡 委員 了解いたしました。よく分かりました。
387ページの市民協働による生きもの調査等への参加者数は例年を上回っておりますというその理由は、先ほどスマートフォンアプリを利用したということで、市民が使うスマートフォンアプリの使用回数というのは分かるんでしょうか。
◎環境共生課長 先ほどの生き物アプリの関係で投稿数という形になりますが、2022年度は累計で、延べになりますが1,301人の方から投稿いただいております。
◆松岡 委員 ありがとうございます。
最後になります。390ページの廃棄物処理費の2の事業の課題でございますが、ご存じのとおり2022年の1月に
バイオエネルギーセンターが初めて稼働したにもかかわらず、2月21日、そしてまた6月、そして秋にもありましたよね。不燃ごみピットにおいて火災が3回発生しましたけれども、その補修費はどれぐらい総額でかかったのか、また「再発防止対策を運営事業者と実施していく必要があります」とうたってありますけれども、どのように話合いを進めていかれるのでしょうか。
◎循環型施設管理課長 火災が何度か起きまして、それの補修費ということなんですが、現在まだ精査をしている段階で、前回行政報告の際にお伝えした見積額、概算見積りの3億8,000万円、これからは特に進展がございませんので、今、公にお話としてお伝えできるのは3億8,000万円程度かかったと。これについては、今、市、事業者双方で精査を進めて、最終の確定に向けているところです。
運営事業者とどのようにやり取りをしていくかということで、火災を防止するために、まずは入ってくるものを水際で食い止めるということです。これについては、現在も選別の要員が毎日、連日、危険なリチウムイオン電池をはじめとした有害物を除去しておりますが、それに加えて機械的なものとして何か対策が打てるものはないかということで、事業者、市、双方で例えばそういう機械設備の展示会とかに行きまして、新しい技術が進んでいないかどうかというところなどもいろいろと調査しまして、この後そういうものが実際に導入できないのかというところは打合せを進めているところです。
◆松岡 委員 火災防止には市民の協力が不可欠でございますが、さらなる被害が出ないようにしっかりと取り組まれたいと思います。
◆佐藤〔和〕 委員 それでは、課別行政評価シートの382ページの環境政策費についてお伺いいたします。先ほど話がありました再生可能エネルギーの導入につきまして、
バイオエネルギーセンターの導入量が大きかったというのは理解いたしました。そんな中で、2022年度で5万658キロワット、今回再生可能エネルギーを導入されていますけれども、これは大体の内訳は分かるんですか。例えば、家庭で何割ぐらいやっているとか、あと大手の例えば工場なら工場でやっているとか、公共施設でどれぐらいやっているとか、その割合的なことを教えてください。
◎温暖化対策担当課長 先ほど
バイオエネルギーセンターの量はお話しさせていただいていると思うんですけれども、それ以外の市の施設については、今手持ちにないので後ほどお話しさせていただきますけれども、市民の方は、先ほど質疑を受けたとおり、直接国のほうに行った集計が来ますので、市としての数字が出れば、残りが市民の方かなということで出ると思うので、すみません、ちょっと調べます。お待ちください。
◆佐藤〔和〕 委員 これはまた後で個別に伺えればと思います。これだけ多くエネルギー導入があるんだなと思ったので、しかも順調に、2020年度から見ても増えていますので、どういう要因で増えているのか。2021年から2022年にかけては
バイオエネルギーセンターが大きかったというのが、それは分かったんですけれども、あとほかにどういう要因なのかなというのが知りたかったので、ちょっと質疑させていただきました。
あわせて、昨年、2022年度に例えば市内にある高校だとか、大学だとか、あまりないかもしれないけれども、民間の工場とか、ある程度まとまったものが見込めるようなところとの交渉というか、そういう検討をされたのかどうか、それについてお伺いしたいと思います。
◎温暖化対策担当課長 今、1番には町田市が一事業者として
バイオエネルギーセンター以外の本庁舎とか、下水処理場とか、そういったところで、まだやるかやらないかは別ですけれども、どのぐらいの発電量が可能だというところを今調査をかける準備をしております。
それと事業者についても、幾つかの事業者のほうからいろいろな提案とか相談を受けていますので、今後は市だけではなく、そういう事業者とか市民の方、学校等を含めていかないと再生エネルギー100%にならないので、これからは町田市だけではなく事業者などとも協力して、再生可能エネルギーの発電を進めていきたいと思います。
◆佐藤〔和〕 委員 事業者のほうからも提案があったり、学校から提案があったりという、当然個人の家庭だとか、1つの事業所、営業所を積み重ねていくというのも大切だと思うんですけれども、やはりある程度まとまった量というのは、その辺、反映されて跳ね返ってくるものは大きいでしょうから、ぜひ、あまり少ないのかもしれないですけれども、一つ一つ目標達成に向けて、再生可能エネルギーの導入というのを、これは検討していってほしいなというふうに思っています。
あと、公共施設の再生可能エネルギー導入ガイドラインを設定したという、これはすばらしい取組だと思うんですけれども、ガイドラインを設定したときに先ほどお話もありましたけれども、全部ガイドラインどおりに導入した場合に、どれぐらいの量の温室効果ガスの排出量になるとか、その辺の試算とかはされたんでしょうか。
◎温暖化対策担当課長 いろいろな学校の統廃合とか、新しくしたり、改築するというところはつかんでいるんですけれども、今回、そういった工事する部門から何も目安がないということでガイドラインをつくらせていただいていますので、それぞれの施設が所管しているところについてはある程度把握していると思いますので、その調査を今年度かけていきたいと思います。
◆佐藤〔和〕 委員 すみません、今年度の話ということで、ガイドライン策定時点については細かい数字というものは出していないけれども、ただ、目標達成に向けての数値は、当然クリアしているようなものになっているという理解をさせていただいたということでよろしいでしょうか。分かりました。
それでは、水素の件について、普及啓発だとか利活用推進のためいろいろなことに手を打ってきていると思うんですけれども、まちだECO to フェスタ、これは非常に盛大だったということは分かったんですけれども、それ以外に普及促進だとか利活用推進に向けてどのような取組をしてきたかというのをまず聞きたいと思います。
◎温暖化対策担当課長 今お話があった、まちだECO to フェスタでは、かなり水素のことで皆さん来ていただいております。それ以外の部分ですと、水素の環境学習としまして、小学校のほうに出前講座を前年度2校行っております。それと、もう少し専門的な内容を中学生を対象に環境学習ということで開いております。今後も、やっぱり小学校、中学校の生徒さんに知っていただく必要があると思いますので、今年度も引き続きやっていきたいと思います。
◆佐藤〔和〕 委員 環境学習を中心にという話だったと思います。分かりました。
最後に、水素ステーションについて、昨年の本予算案のときには水素ステーションを設置していくということで取組をいろいろ進めてきたと思うんですけれども、昨年度の取組状況、内容についてお伺いしたいと思います。
◎温暖化対策担当課長 幾つか水素ステーションを設置している事業者とヒアリングをしたりしているのが1点と、あと、東京都のほうがかなり進めたいということで、そこの部署とヒアリングをさせていただいて、どういう条件であれば、東京都のほうでかなり補助金が出るんですけれども、そこの誘致場所等の条件の確認をしております。ただ、今検討していますけれども、具体的にはちょっとお話しできませんけれども、今候補地を幾つか東京都のほうに話して、この場所であれば設置できるできないというところで今取組を進めているところです。
◎環境共生課長 少し時間がたってしまいましたが、松岡委員のほうからご質疑いただいた件で答弁漏れが1件ありましたので入れさせてください。
まちだ生きもの探しマップの配布ということで掲載されていましたが、こちらについては今年の3月に改訂させていただいています。中身としては、先ほど生き物アプリの関係もありましたので、そういったアプリから得た情報を増強するような形で新たにつくらせていただいております。
◎温暖化対策担当課長 先ほどの市民の方と事業者の割合なんですけれども、家庭と事業所の割合につきましてはちょっと出せないんですけれども、10キロワット未満という一般的な家庭とか、あまり大きくない事業所、それと10キロワット以上の役所とか、ある程度大きな事業所の割合の数字になっているんですけれども、ご家庭とか数多くやっていて、1件1件は先ほど委員言われたように少ないんですけれども、全部の5万658キロワットの内訳として、10キロワットの小さいものにつきまして3万6,481キロワットということで、8割弱の数字がそういう家庭とか、そういうところでやっていただいた結果だと思います。
◆若林 委員 これまでの質疑で分かったこともたくさんあるんですけれども、2点、意見をつけたいものを質疑させていただきます。
まず、課別行政評価シートの390ページ、
バイオエネルギーセンターの施設見学者数です。見学者が多くて非常に関心が高いというふうに思っていますが、この市内市外の内訳を教えてください。また、これが観光として魅力向上につながっているというふうに思っているんですけれども、どのように取り組んでいるのかお聞かせください。
◎循環型施設管理課長 まずは、見学者の市内と市外の内訳についてですが、おおよそですが市内が75%ぐらい、市外につきましてが25%ぐらいの割合になっています。
観光につながるものではないかということでご質疑いただきまして、
バイオエネルギーセンターにつきましては、施設のコンセプトとしましては、集い、学び、それから憩うという、こういうコンセプトを立てて建物を建て、皆様にご利用いただいているというところではあるんですが、視察、見学等、それから一般市民の方たちの環境学習の場という意味で情報発信をして、受入れをずっと続けてきております。そういう中では、メディアの取材の申込みというものもそれなりにございまして、これまでもシティプロモーションと連携する形で様々なウェブメディアとか、ケーブルテレビとか、いろんなメディアに露出をしているところでございます。
そういうのがもしかすると影響したのかどうかというのはあるんですが、熊本県の高校の修学旅行に
バイオエネルギーセンターをコースに入れたいということで、旅行会社から連絡が入りまして、予定をしていたんですが、ちょっと先方のコロナの影響なのか、具体には理由を伝えられなかったんですがキャンセルが入ってしまいまして、実現はしなかったんですが、SDGsの学習の一環ということで
バイオエネルギーセンターを見に行きたいというようなお申出もあったりしております。そういう点では、私たちとしましては、環境の施設としてアピールして情報発信していくことで、それが町田市の魅力向上につながり、また観光へつながっていくという面もあろうかと思いますので、引き続き情報発信に注力していきたいと思っております。
◆若林 委員 とはいうものの、町田市の観光というふうに調べると、観光ガイドでバイエネ君が載っていない状況がありまして、せっかく東日本初の
バイオエネルギーセンターで、町田市が他市に誇る観光資源という位置づけにしてもらって、関係部署と連携を取っていただければなというふうに思っております。また、職員の方が専門的な説明を行って、かなり丁寧にやっていただいているところでありますので、今市内で関心が高いので75%、今後も市外が増えてくるのかなと思うんですけれども、今後は有料化というのも考えられると思いますけれども、関係部署との連携だとか、有料化の考えを教えていただければと思います。
◎循環型施設管理課長 関係部署との連携ということで、先ほどシティプロモーションのお話もさせていただいたところですが、シティプロモーションにつきましては広報課のほうが先導して事業者の委託をかけながら、そういういろんなところへの、メディアへの橋渡しをしていただいているので、そういうところと連動する形で受入れを行っているという面がありますので、今後とも関係部署との連携は強めていきたいと思っております。
見学の有料化につきましては、実際ほかの清掃工場において、そういう有料での見学、資料代という形で取ったりとか、いろいろパターンはあるようなんですが、そういう例があるのも存じ上げてはおりますので、まだ今の段階では
バイオエネルギーセンターにおいては職員が中心に、特にお金を頂くことはなく対応しているところでありますが、将来的にはそういう方向も探っていけたらというふうに思っております。
◆若林 委員 職員の人件費も当然かかりますので、考えていただければと思います。
2点目が課別行政評価シートの398ページ、資源化施設整備について、なかなか進まない状況で、資源化施設整備をすることで市民に対してどういうメリットがあるのかというところなんです。町田市の資源化整備をすると、資源化目標の40%という目標値に対しては、町田市の成果なんだというふうに思うんですけれども、中には少なからず、資源化施設ができると分別がどんどん増えてきちゃうから手間だなという人もいるわけなんですけれども、そういった方には理解してもらわなきゃいけないですし、この分別で分散化をするというのは10年前の計画で、なかなか当初はごみの関係施設というのは迷惑施設というふうに捉えられがち、認識されていたと思うんですけれども、今は整備することで市民にとってどんな考えを持ってやっているのかというのを教えてください。
◎循環型施設整備課長 ごみを分別することで、資源化をさらに進めることができるというところなんですけれども、これによってごみの減量につながるというところです。委員おっしゃるように、手間が増える部分は確かにございます。ただ、資源化を進めるために、ぜひそこの点についてはご協力をお願いしたいというところでございます。
また、資源ごみ処理施設が稼働するまでの間ですが、業務委託等暫定的な資源化方法を検討して、プラスチックの資源化について早期の市内全域での実現を目指していきたいと考えております。また、資源ごみ処理施設の整備によって市民にとってのメリットといいますか、地域のまちづくりにどういう形で貢献できるかという点でございます。資源循環型施設整備基本計画にも記載させていただいているところですけれども、安全で安心していただける施設にするということはもちろんのことなんですけれども、環境学習、また地域のコミュニティー活動、防災の拠点となるなど、これらの機能を併せ持つ施設として整備してまいりたいと考えております。具体的には展示コーナーを含めた見学ルートの整備ですとか、地域の方々にご利用になっていただける会議室や多目的ホール、こちらの整備をすることを想定しております。
◆若林 委員 繰り返しになるんですけれども、ごみの関係というのは、今までは本当に迷惑施設というふうに取られていたんですけれども、整備をすることで防災面だったり、交通面とか、またコミュニティーの面でも、まちづくりの拠点になるんだというのを改めて、整備をするに当たって地域の方々に協力を得る方法でやっていただければなというふうに思っております。
◆細野 委員 それでは質疑を行わせていただきたいと思います。まず最初に、項目が見つけられなかったので決算書で伺いたいと思います。131ページの6目、環境衛生費、公害対策費なんですけれども、航空機騒音調査事業の費用が281万7,000円ということで記載されております。航空機騒音、この間ずっと減少してきているかなと思うんですが、またちょっと日によって、かなりびっくりするような騒音が聞こえるときもあります。2022年度の調査の状況についてどうだったのか、また、米軍の空母が横須賀港に寄港するなどがその原因となるのか、その辺の状況なども教えていただければと思います。よろしくお願いします。
◎環境共生課長 ただいま手元に資料がございませんので、後ほどお答えさせてください。申し訳ありません。
◆細野 委員 後でよろしくお願いします。
続きまして、課別行政評価シートの382ページ、これまで質疑いただいた庁内の温室効果ガス排出量の増減率についてですけれども、かなり大きくマイナス30%と下がっているわけですけれども、昨年度のと比較してみましたら、2021年度の同じような表では、2021年度がマイナス15%になっていますけれども、マイナス4%だったんです。どうしたのかなと思ったら、基準年が2015年度で2021年度の増減率が試算されていて、今年は2013年度に変わっていて、その基準年度が変わったというのは国の関係だったかなと思いますが、その辺の状況について教えていただきたいのと、そういう中での増減率というのをどう捉えればいいのか教えていただきたいと思います。
◎温暖化対策担当課長 ご質疑ありがとうございます。今の温暖化ガス排出量の増減のお話だと思うんですけれども、今回行政評価シートのほうで――今回の成果指標としては、右に書いてあります町田市第5次環境配慮行動計画というのを策定して、そこの比較になっていますので、2013年度との比較になっております。去年の行政評価シートの場合はまだそれの前だったので、第4次環境配慮行動計画の考え方だったので、そこで変わっているという内容になっております。
◆細野 委員 ちょうど今年でまた切り替わったということで、基準年が変わったということなんですが、これは町田市として独自に想定した第5次計画の中で変えたということなのか、それとも国の基準が変わって、それに基づいて変えられたのでしょうか。
◎温暖化対策担当課長 国の考え方に合わせて第5次環境配慮行動計画をつくっていますので、そこに合わせた形になっております。
◆細野 委員 国の目標も、やはり2015年度から2013年度に変えて、その分だけ達成率を引き上げるような、そういう状況があったのかなと思うんですが、町田市の場合30%削減しているという点では、努力もちゃんと評価されているということは理解するものですけれども、やっぱり基準が変わっていくと、前年度との比較とかなかなかできにくくなるというふうに思いました。その点については指摘しておきたいと思います。これは国のほうの基準の年限の策定なので、市としてということでは難しいと思いますが、何かちょっと一言あるといいかなと思います。
◎温暖化対策担当課長 今お話しした第5次環境配慮行動計画もそうですし、環境マスタープランについても、その内容に状況が変わったら見直しますという項目を入れさせていただいているので、今、国の考えとか、あと社会情勢も変わったのに前のままの値ですと、やはりうまくないということで、大きな変更があった場合は今後も見直していくようになると思います。
◆細野 委員 状況は了解いたしました。ただ、国がそういう基準年を変えて、削減率を引き上げていくというような施策もあったのかなということは考えるところです。
続きまして、同じ3の②ですけれども、庁内の再生可能エネルギーの導入率が増加しているということで、先ほども他の委員が質疑しておりましたが、
バイオエネルギーセンターで発生させた電力を地産地消して、そのことによって削減率が高まっているということで、先ほど鶴見川クリーンセンターで消費したというご説明があったかなと思いますが、どのような形で鶴見川クリーンセンターで活用できたのか。それと、先ほど売電もされて、その売電の費用というのもお答えいただいていたんですが、その辺の関連について教えていただければと思います。
◎温暖化対策担当課長 今2つご質疑があったと思うんですけれども、後の部分の電気調達につきましては、CO2の排出がどのぐらい出るという係数がございまして、その係数を低い電気で契約してくださいということで、市全体で取り組んだ結果だと思います。
それと、鶴見川クリーンセンターのほうについては……。
◎循環型施設管理課長
バイオエネルギーセンターで発電した電力を鶴見川クリーンセンター下水処理場で活用しているということについてですが、先ほど売却額についてはお伝えさせていただきました。
バイオエネルギーセンターからは、余剰電力として系統側に流して売却をしていると。鶴見川クリーンセンターは、その系統に流れている電気を購入して消費しているというところで現在はやらせていただいています。ただ、私たちが売却する会社と鶴見川クリーンセンターが購入する会社が同じ電力会社を経由しているということで、見かけ上、地産地消している、うちで発生した電気が下水処理場で消費されているという考え方でやっております。
◆細野 委員 了解いたしました。地産地消できる電力会社に売却しているということで、大変大きな効果を発生するということが理解できました。
それと同じページですかね。補助制度をつくってエネファームを導入したわけですけれども、147件ということで活用されたわけですけれども、この結果をもって2023年度に引き継がれていくのか、それとも150件募集して147件ですから、もう少しほかのものにも活用できるようなことを検討されたのかどうか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎温暖化対策担当課長 2023年度につきましては、予算で皆さんにも報告していますとおり、前年度と同じ150件で同様の金額になっております。まだエネファームの奨励金を始めたばかりなので、これから、前年度については150件、プラス、応募件数のほうが多い状況でしたので、来年度以降増やすのか、あとはこれだけではないんですけれども、脱炭素を進める中でエネファームの奨励金が一番いいのか、ほかの奨励金とか補助金がいいのかは、これからも検討する必要があると考えております。
◆細野 委員 ありがとうございます。活用状況として、少しずつ周知されてきて147件という2022年度の成果だったのかなとも思いますが、先ほど太陽光発電など、再生可能エネルギーの導入されている割合として、小規模事業者あるいは各個人の家庭での利用が8割でしたっけ、大きな量を占めている、6割ぐらいですか、占めているということで、やはり個々の電力の発生は小さくても、大勢の方が取り組んでくれることで大きな効果を表すんだということが分かりました。ぜひ、さらに広げていただく努力をしていただければと思います。
次に、384ページのごみ政策費のごみ減量、資源化について伺いたいと思います。3の①ですけれども、総ごみ削減量が、さっきと同じような感じなんですけれども、昨年、2021年度の行政評価シートと削減量が違っているんですが、これについても恐らく基準年の問題かなと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。また、その理由について教えていただきたいと思います。
◎環境政策課長 今回の削減量の指標を2030年度を目標に、1万1,500トンの削減という基本計画の目標に目指していくほうが分かりやすいだろうというところで、まず考えたところです。その中で、5年ごとのアクションプランというのがあるんですけれども、その中では5,500トンの削減というところで、アクションプランの策定時に定めております。それを5年で割る形で1,100トンずつ減らしていくというところを目標に定めていく形で、指標を示したほうが分かりやすいだろうということで、今後はその策定の見直しまでは、こういう形でいければなというふうに考えております。
◆細野 委員 ちょっと今の説明が分からなかったんですけれども、2021年度の削減量が1,421トンとなっていて、今年度の2021年度を見ると1,600トンとなっているという点で異なっているんですが、1,100トンを目標にしながら、その数値をごみ削減量について出されたという点でお答えでしたけれども、ちょっとその辺の関係を教えていただけますか。
◎環境政策課長 実際に、その目標値よりも実績が上回っているというところでの中で、なぜこの指標にしたかといったところですかね。実際に、2020年度までのところでごみが増えていたというところがございまして、2021年度、2022年度は下がってきておりますが、実際にそれはコロナの影響もあったのか、そこら辺はちょっと分からないので、そこは見定めていく必要があるだろうということで、目標を定めた中で示していこうという考えでございます。
◆細野 委員 理解できました。
続きまして、ごみ処理施設が新しくなって、
バイオエネルギーセンターが開設してスタートしたわけですけれども、その中でも先ほども指摘があったんですが、ごみの資源化率が低かったり、ごみの1人当たりの発生数が7番目ということで、他市と比べてなかなか高いということでした。ごみ資源化率が低いというところで、廃プラのごみ分別なども進めていくということで今努力していただいていると思うんですが、もう一つ、やはり分別をして、紙については資源ごみとして、また、廃プラについてもプラスチックの資源ごみとして分別していくというところで、残った生ごみについての処理を進めていくということで、先ほど努力をしているとお話があったと思います。
この生ごみの資源化ですね。コンポストとか電動処理機を使って腐葉土みたいな畑にまけるような、そういったものを作るというようなことを目標にしながら、そういった補助金なども出しているかと思いますが、その辺の普及率については、2022年度はいかがだったでしょうか。
◎環境政策課長 普及率という形でお出ししているわけではないんですけれども、補助の件数というところで、250件を目標に毎年進めていく目標を立てているところです。ちなみに、2022年度は247件を補助いたしております。
◆細野 委員 これは電動処理機の普及ということで、247件ということでよろしいんでしょうか。
◎環境政策課長 電動に限らず、ダンボールコンポストも含めてですけれども、ごみの減量、生ごみの減量に関わるものについて補助を出しております。
◆細野 委員 いろいろコンポストも含めてということでしたが、ダンボールコンポストは私も教えていただいてやってみたんですが、ちょっと1年しかやっていないのであれなんですが、結構面白いというか、みんなで取り組むと楽しい事業でもありますし、なかなかごみの処理としては増えないんですけれども、そういった普及についてはどのような形で努力されて、周知、情報提供とか、いろんなグループに働きかけるとか、そういったことについてはどのようになさっているんでしょうか。
◎環境政策課長 もともと生ごみに限らずですけれども、ごみ全体の削減というところでは、出前講座も含めて様々なところで、その中でもダンボールコンポストをイベントのところで置いておりまして、そこでやり方を説明したりとか、あとはダンボールコンポストにつきましては講習会を行っておりますので、そこについては広報、ホームページでお知らせして、その後もフォロー研修をしたりですとか、アンケートを取ったりとか、そういう形で引き続き続けていただけるようにやっております。
◆細野 委員 町田市としては、大型生ごみ処理機なども取り組んでいらしたと思うんですが、その活用状況と、あと今、大型生ごみ処理機の拡大とかは取り組んでいらっしゃるんでしょうか。2022年度の状況について教えてください。
◎環境政策課長 2022年度は、大型生ごみ処理機69台稼働しております。実際に導入を始めたのが2008年度からでございます。実際には、機械ということですので、普通の家庭でも10年とかいいますよね。そういう老朽化というところでの課題が今出ておりまして、今後については大型生ごみ処理機の普及というよりは、先ほど申し上げた家庭での生ごみ削減の普及に力を入れていくとか、あとは事業者のほうに取組をご紹介して、例えば排出事業者との生ごみの排出については資源化の施設をご紹介するとか、そういったところをやっていきたいなというふうに考えております。
◆細野 委員 ありがとうございました。残ったのは生ごみだなという気が、やっぱりどう処理するかというのがごみ減量には欠かせない課題だなと思っているところです。ぜひ、またいろいろ工夫、努力をお願いして、一生懸命やっていただいていると思いますが、よろしくお願いします。
次に、リレーセンターみなみ事業でお聞きしたほうがいいのかなと思うんですが、廃プラスチックの分別、資源化の取組についてリレーセンターみなみが今、町田市内では唯一やっていると思うんですが、この対象となる地域でリレーセンターみなみに収集される容器包装プラスチックの収集量ですけれども、234トン増えているということで地域の理解も少しずつ進んでいるのかなと思うんですが、ごみ全体の割合で比較できるものでしょうか。容器包装プラスチックの収集量の割合というのは、どの程度の割合になっているんでしょうか。
◎ごみ収集課長 容器包装プラスチックの収集量なんですけれども、2022年度は849トンになります。2021年度につきましては828トンということでございます。
◆細野 委員 すみません、間違っていて。894トンということで、68トンほど増えているということでよろしいのでしょうか。その辺の地域の協力状況と廃プラの資源化にどの程度協力をしていただいたのか、その辺の状況について見解をちょっとお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。Aランクとか、Bランクとか、そういったことも含めて地域の協力状況がどうなっているのか伺いたいと思います。
◎循環型施設管理課長 協力状況についてという点では、収集量は増加を見ているところですので、容器包装の回収している地域では、皆様がピンク色のプラスチックの袋へ入れて分けて出していただくという点でのご協力は増えてきていると思います。その反面で資源化量については、なかなか伸びていないと。僅かですが減っております。これにつきましては、先ほどAランクの話をさせていただきました。中での選別で、当然不適物については除外、除去しますので、そういう点で収集したものが全て資源化へ回るわけではないんですが、収集しているものの中には、明らかにプラスチックではないもの、それから、ペットボトルは容器包装ではあるんですが、ピンクの袋で出すんじゃなくて、ペットボトルの回収に出してほしいんですけれども、そういうのを間違ってなのか、意図的になのかは何とも言えませんが、袋に入れてしまう方とか、いろんな方がいます。
あとは勘違いの部分もあるかもしれませんが、インシュリンの自己注射をするためのペン型の注射器みたいなものがあります。あれは外側がプラスチックなので、これはプラスチックじゃんと言ってプラスチックの袋へ入れられる方もそれなりにいらっしゃるんですが、中の針は自己注射をしたときに人に触れているものなので、感染性の廃棄物で、本来そこに入れてもらっては困るんですが、そういうものが出てきたりということもありまして、なかなかプラスチックだよというふうに入れていただく皆様の協力と、本当に資源化できるものの選別量というのがぴったり比例しないところが痛しかゆしなんですが、ただ、市民の皆様の意識は上がってきて、回収量、収集量が増えているということは事実としてあると思っております。
◆細野 委員 ありがとうございます。なかなか難しいなと。どれがプラスチックごみ、資源化のほうに入れていいのかどうかというのは、やっぱりちょっと悩むところで、いろんな汚れたものについては捨ててしまったりとか、そういうこともあるかなというふうに思いますので、いろいろどれが廃プラの資源ごみなのかとか、そういうことを知る工夫もしていただいているので、ちょっとそういう情報などもまた、スタートしている地域では丁寧に、なかなか難しいと思いますが情報提供をお願いしたいと思います。
それから、398ページの循環型施設整備費について伺いたいと思います。ここのページに書いてあるので、プラスチックごみのことなんですが、お聞きしたいんですけれども、2022年の4月1日にプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が制定されたということで書いてありました。そのことによっての収集の方法とか、あるいは選別の方法とか、何か変更があったのか、また、今後どのように、この法改正が町田市のプラスチックごみの資源化に影響を与えるのかというか、どのように変わっていくのか教えていただきたいと思います。
◎ごみ収集課長 収集方法についてお答えいたします。今、第2次町田市一般廃棄物資源化基本計画の中のアクションプランというところに、収集体制の見直しという項目が今掲げられておるところなんですが、そこの中でも収集する品目についても、今検討をしているところでございます。
◆細野 委員 プラスチックの全体をこれから仕分けして、資源化していくというふうな方向ということでよろしいんでしょうか。ごめんなさい、ちょっと十分理解していないんですが、今後の方向性としてどのような検討を行っていくんでしょうか。
◎環境政策課長 プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に変わったことによる影響というところなんですが、現在容器包装プラスチックも全市展開できていないという状況にある以上、容器包装プラスチックからという状況で、その中で、周知方法をどうしていくのか、ルートをどうしていくのかとか、そういったところはいろんな事業者にヒアリングをしたりとか、費用の面とか、そういったところの今材料を集めているところですので、今、製品プラを含めてどう変えていくかというところまでは、まだ検討段階にない状況です。
◆細野 委員 了解いたしました。やっぱり、企業責任とか、きちんといろいろ検討していただきながら、まずは消費者というか、市民の皆さんに理解していただいて、分別するということを進めていくしかないのかなと受け止めました。
続きまして、ちょっと飛ばして387ページの「7.総括」の③事業の課題の中で、石綿飛散防止の解体工事について、これも法改正によって取扱いが変わってきたということで、2022年度から変えられたということですが、これまでも石綿飛散防止の解体工事をされていたと思うんですが、その辺と、それから2022年度、法改正によってどのようなことが変わったのか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎環境共生課長 まず1点、冒頭の騒音の関係のデータが今届きましたので、まず、航空機の騒音の状況ですが、市内5か所で測定しております。騒音の発生回数ですとか、騒音の発生レベル、そういったものについては横ばいの状態となっております。また、苦情の件数ですが、2021年度は148件で、2022年度は101件ということで報告をしております。
それから、石綿の関連になりますが、こちらのほうは、2022年度から東京都から新たに石綿の事前報告調査が事務移管されております。それに伴って、その届出件数が2,221件ということで、大幅に増加をしております。それについては、正規職員2人、それから会計年度職員1人を増やして対応させていただいております。調査そのものについては、届出に従って石綿の関係の中身、書類の調査をさせていただいて、軽微な不備ですとか、書類上、何か不備があった場合は電話で連絡をして指導等をさせていただいております。
◆細野 委員 ありがとうございます。届出がすごく増えたということで、逆に言うと、今まではそういった届出もなくてやっていたということでいいのか、ちゃんと安全にやられていたのかちょっと不安なんですが、その辺の状況と、あと2023年がまたちょっと、その中で触れていたんですけれども、監視する人を置くみたいなことが定められていると思うんですが、これも指導は町田市として行うことになるのか、その辺、2022年と2023年の変更点がありましたら教えてください。
◎環境共生課長 まず、1点目の今年の10月1日からまた法律が改正されまして、事業所における有資格者を必ず配置するということで法律で義務づけられました。これについてはこれから、今もやっていますが、関係する事業者については、メール等で必要ですということで、チラシ等の配布をさせていただいております。
それから、2022年度以前と変化があるのかということについては、基本的に調査自体は変わっていませんが、その届出が今まで東京都だったものが町田市ということですので、その変更だけですので、もともとの検査自体についても制度が変わっているわけではありません。
◆細野 委員 399ページの循環型施設整備費のその他、
バイオエネルギーセンターのところで伺いたいんですが、2021年度に完成して、実際1年間、取り組んだのは2022年度ということですが、まだ工事が途中だったわけですけれども、総工事費としては2022年度312億5,179万8,000円ということで、決算の中に記載されております。この総工事費の、ちょっと補正予算なども何度かあったかなと思うんですが、当初の予定と、その後、完成を見た2022年度の時点で95.1%ということですけれども、その決算で使用した金額との比較について教えていただきたいと思います。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 2022年度時点で契約金額312億5,179万8,000円となっております。当初の契約なんですけれども、当初の契約時点では292億4,640万円というところで、7回変更したことで増額になっております。
◆細野 委員 了解いたしました。まだこれから完成までには、もう少し費用が必要となるということでよろしいんでしょうか。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 工事のほうは2023年度、2024年度9月までというところで、残りが約29億円支払う予定になっております。
◆細野 委員 ありがとうございます。やはり、当初の予定どおりにはなかなかいかない、それぞれ事情があっての補正予算だったとは思いますが、そういう状況だったんだなということは分かりました。ありがとうございました。
最後にさせていただきます。1点だけ伺いたいと思います。バイオガス化施設という東日本でも初めて造った施設ですけれども、その施設で生ごみ処理を行いながら電力も発生させる、エネルギーを発生させるということですが、どの程度こうした生ごみ処理が行えているのか。量とか、その効果について、実際に稼働した2022年の状況について教えていただきたいと思います。
◎循環型施設管理課長 数字については、後ほど確認してお伝えいたします。
生ごみの処理ということで、東日本で初のバイオガス化施設併設の一般廃棄物処理施設として
バイオエネルギーセンターは竣工しております。こちらは家庭から集めた燃やせるごみ、黄色い袋に入っているごみを機械で選別して有機分を取り出しまして、それを発酵槽に入れてバイオガス、メタンガスを取り出しております。この取り出したガスでガスエンジンを回すことによって電力を発生させて、こちらの電力を活用しているところです。
バイオ、有機分ですね。生ごみとして処理した量につきましては、2022年度、年間で1万5,547トンほど処理をしております。処理をした後、大体7割から8割ぐらいは残渣として取り出されますので、こちらの残渣分は再度、熱回収施設、焼却炉へ投入して熱回収をするということで、2段構えでエネルギー回収をしているところです。
◆細野 委員 今お答えいただいたんですが、処理量としては1万5,547トン、七、八割が残渣ということで、生ごみとしてはさほど減らないのかなということで受け止めました。焼却施設で処理できる可燃ごみの量が、なかなか処理できる以下にならないということですけれども、バイオガス化施設の七、八割に若干削減されるということで受け止めましたが、今後の課題とか、ちょっと最後に伺えれば。よろしくお願いします。
◎循環型施設管理課長 生ごみをどういうふうに処理するかという中では、最終的に残渣は熱回収するということでは、今、細野委員のおっしゃっているところになるかと思うんですが、最初から焼却炉へ入れるのではなくて、もともと生ごみは水分の多いものですので、それを乾燥させるためにもエネルギーが必要です。焼却炉に入れた場合は、その乾燥分のエネルギーがそこで抜かれてしまいます。それをする代わりに、最初から、どちらかというと水を加える形で調湿して発酵槽へ入れてメタンガスを取り出すという、燃やさないでエネルギーを取り出すという、エネルギー回収するというのがメタン発酵させる意義だと思います。そこでガスを取り出して、まずはガスとしての利用をすると。
ただ、出てきたものをそのまま何もしないかというとそういうわけではなくて、農業利用が進むような地域では、確かに農業の肥料とかそういう活用の仕方もあるんですが、どうしても都市部である43万市民を抱える町田市としては、農業利用のほうについては事前のアンケートでもそれほど、1割程度しか利用が見込めないのではないかという話もある中で、熱回収するということで、2段目のカスケード利用するというところでの方向へ進んできました。先ほど年間1万5,000トンからの可燃ごみ、生ごみを投入することによって、1,000トン以上のバイオガスを発生させていますので、そういう点でかなりエネルギー回収は進んでいるというふうに考えております。これがそのまま温室効果ガスの削減にもつながるものですので、そういう点では、この施設をしっかり維持管理、運営していくことで、環境に貢献していきたいというふうに考えております。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 先ほど契約額のお話をさせていただいたんですけれども、今年度6月に第8回を変更していまして、2023年度の現時点の契約額を申し上げますと、314億3,116万4,000円となります。先ほどのが2022年度末の金額となります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後5時22分 休憩
――
―◇―――◇―――
午後5時23分 再開
○委員長 再開いたします。
△行政報告(「町田市
食品ロス削減推進計画」の策定について)
○委員長 行政報告、「町田市
食品ロス削減推進計画」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 この件につきましては、環境政策課長から説明申し上げます。
◎環境政策課長 それでは、「町田市
食品ロス削減推進計画」の策定についてご説明いたします。
まず、1、背景ですが、今までも3月の行政報告でもさせていただいております。背景としてはご覧のとおりとなっております。
計画の概要でございます。概要版をもってご説明いたしますのでご覧ください。別紙の1でございます。
左上、計画期間でございます。計画期間はアクションプランの計画が2025年度までですので、2023年度から2025年度までといたしております。
次に、4、削減目標です。
削減目標につきましては、2022年度から2025年度までの削減目標ということで定めております。市民から出る食品ロスにつきましては、3,121トンの削減をいたします。これは年間1世帯当たり15.21キログラムを目標といたします。これは手つかずと食べ残しとか過剰除去です。それぞれ主に食品ロスが出やすい類型というか、まとめ方でお示ししております。その他、事業者から出る食品ロスということで136トンの削減を目標としております。
6、推進施策ですけれども、重点事業を大きく3つ、フードドライブの拡大です。未利用食品の受付を拡大してフードバンクまちだ、町田市社会福祉協議会、子ども食堂を通じて世帯へ提供するものですが、こちらを2025年度までに公共施設で7か所に拡大するというところです。
続きまして、フードシェアリングサービスです。こちらは消費期限が迫っている食品ロスになってしまうような食品をウェブサイト上で橋渡しするマッチングサービスでございます。こちらの目標としては年間1,200食を目指しております。
重点事業3つ目、食品リサイクル施設の活用ということで、家庭から出る可燃ごみのうちの生ごみの分別収集をして、食品リサイクル施設で堆肥化する仕組みを構築するというところで、モデル地区での実証事業を開始したいと考えております。その他計画の中では、環境資源部に限らず、様々な部署でやっているところを1つにまとめることで、より生ごみ、食ロスというところをスポットを当てて施策をしていきたいというところでございます。
その中で、目標は6月だったんですが、今回8月に策定させていただいたところで、より実行に移していただくための分かりやすさというところで、指標を設けて進めていこうというところが今回の特色でございます。
次のページをご覧ください。7の計画の体系図でございます。
先ほども申し上げました家庭系の3,121トン、1世帯当たり15.21キロというところです。こちらは世帯数で割り戻したものになるんですが、大体20万世帯です。そこで、どのように進めていくかというところを表にしたものでございます。先ほど申し上げたように、発生要因ごとの削減目標ということで、手つかずの削減、食べ残しの削減、過剰除去の削減ということで、それぞれ目標のキロ数を掲げております。
右に移っていただきますと、主な行動例と施策、指標ということでお示ししております。行動例としましては、手つかず、食べ残し、過剰除去、それぞれに合致する行動例を挙げておりまして、こちらをその右隣にあります主な施策というところでやっていきたいと。これが行動例に移っていただけると、答え合わせではないですけれども、指標として出てきたときに、これは課題として認識しやすいというところでしたり、市民の方に近づいているとか、ちょっとまだとどまっているよというところをお示しできるような形で、市の施策としても課題提起しやすいような形で設けております。
指標の主なものとしては、アンケートを取ったりというところではあるんですが、出前講座で小中学校に出向いて発信をしていくとか、そういったところも指標として掲げております。
家庭系としてはこういったことになるんですが、事業系のところ、その下の段になります。136トンの削減のところです。こちらは先ほどの重点施策でも挙げましたフードシェアリングサービスの導入ですとか、食べきり協力店を増やしていくとか、災害の備蓄品の配布率を上げていくとか、そういったところで136トンを目標にしていきたいと考えております。
ただ、これは2022年度の事業系のところは、また伸びてくるかなというところはコロナが明けてありますので、そこら辺の動きは注視していきたいと思っております。
一番下、その他の関連ということで、256トンの削減なんですが、こちらの重点施策のところで挙げております食品リサイクルの施設の活用、あと家庭用生ごみ処理機の台数を増やしていく、そういったところで達成していきたいと思っております。
以上が概要になります。
1枚目に戻りまして、経過、周知なんですが、既に8月にホームページ等で公表しておりますので、今後進めていきたいと思います。
報告は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(町田市
バイオエネルギーセンター火災による被害に伴う今後の修繕について)
○委員長 行政報告、町田市
バイオエネルギーセンター火災による被害に伴う今後の修繕についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 この件につきましては、循環型施設管理課長から説明申し上げます。
◎循環型施設管理課長 町田市
バイオエネルギーセンター火災による被害に伴う今後の修繕についてご報告させていただきます。
町田市
バイオエネルギーセンター、先ほどの委員のお話にもありましたが、不燃・粗大ごみ処理施設内で2022年2月に発生した火災による被災箇所の修繕について、前回2023年3月に行政報告をさせていただきましたので、それ以降の進捗状況を報告させていただきます。
まず、1、復旧工事の進捗状況と今後の予定につきましてですが、照明と放送設備の工事状況ということで、表1のところにそれぞれの状況がバーグラフとして表示してあります。それの英語の文字、a、b、c、dがどこにあるかというのが示してあります。2023年3月に照明や放送設備等の建築設備の交換を作業予定しておりまして、全て完了しております。完了の状況は、こちら右下の写真、図1のとおりになっております。
次に、(2)建築主要構造部についてですが、こちらにつきましては、建築主要構造部、鉄骨構造材とか、こういうものが火災によって影響を受けていないかという調査でして、1つ目は鉄骨構造材の強度を確認、2つ目は、同じく鉄骨のはりのねじれを確認、3つ目としましては、不燃・粗大ごみピットのコンクリートがもろくなっていないか、こういうものを確認いたしました。これら調査結果につきましては、「構造耐力上、火災の影響を全く受けていない」という結果が出まして、建築主要構造部については、特に対応を行わずに使用が継続できるというふうに判断いたしました。
次に、(3)不燃・粗大ごみクレーンについてになります。こちらの調査につきましても、先ほどの主要構造部、建築の構造と同じでして、こちら右下の写真にありますが、赤い枠で囲ってあるガーターと呼ばれるもの、これがクレーンの中で一番大きな主要構造部になりますが、こちらの桁を測定しまして、1つ目は強度の確認、2つ目はねじれの確認、これらを行いました。先ほどと同じで、調査の結果につきましては、「構造耐力上、火災の影響を全く受けていない」という判断がなされました。
ただし、不燃・粗大ごみクレーンにつきましては、駆動部分が火災の熱やすすによって劣化しているという部分のある巻き上げ装置とか走行装置、それからあと応急処置をして現在動かしているんですが、電線類などについては、長期に使うためには交換が必要という判断に至っておりますので、これら全ての修繕が完了するのは、現在2024年度中の見込みで進めております。
次に、2、復旧費用についてですが、先ほどもちょっと費用のご質疑をいただいたところですが、現在は前回ご報告した3億8,000万円の概算見積りに大きな変更はなく、その金額をベースに事業者と協議を行っております。精査を進めているところです。災害共済金、保険です。こちらの適用につきましても、その申請に向けて公益社団法人全国市有物件災害共済会と確認を進めて、今、下話しているところですので、解決に向けて、この後引き続き進めていきたいと考えております。
報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(新たなごみの資源化施設について)
○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 この件につきましては、篠塚循環型施設整備課担当課長及び循環型施設管理課長から説明申し上げます。
◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設について、2023年6月の行政報告以降の進捗状況についてご報告のほうをさせていただきます。
1、資源ごみ処理施設、(1)資源ごみ処理施設整備について、こちら資源ごみ処理施設の整備は、5月に改定した町田市資源循環型施設整備基本計画、こちらに基づき進めさせていただいているところです。相原地区につきましては、用地取得を進めておりまして、今年度内に全ての用地の取得を目指しているところです。また、施設の整備工事の発注に向けて、発注仕様書の作成を開始しております。また、上小山田地区につきましては、引き続き関係者との協議及び調整を進めさせていただいております。今後も地域のご理解を得ながら、整備事業を進めさせていただきます。
(2)資源ごみ処理施設連絡会等、施設の計画地域の方々との意見交換並びに市民に向けた情報提供の状況についてご報告させていただきます。
まず、相原地区につきまして、相原地区資源ごみ処理施設連絡会、こちらにつきましては連絡会の会長様と調整をいたしまして、次回の開催予定を11月とさせていただいております。そうしますと、整備基本計画の改定から期間が少し空いてしまいますので、7月14日付で委員の方々に整備基本計画の改定内容をご説明した資料をお送りしまして、周知を行いました。なお、これまで委員の方々からお問合せだとか、ご質問だとか、ご意見といったものはいただいておりません。次回の開催におきましては、資源ごみ処理施設並びにその周辺に整備いたします大戸緑地、こちらの整備事業の進捗状況についてご報告を行う予定です。
上小山田地区につきましては、地区連絡会を7月25日に開催をいたしまして、整備基本計画の改定内容のご説明並びに整備事業の進捗状況についてご報告を行いました。
続きまして、その他としまして、整備基本計画の改定につきまして、忠生地区へのご説明として、8月9日に開催いたしました町田市
バイオエネルギーセンター運営協議会、こちらでご説明を行いました。また、市民の方々に向けた発信といたしましては、「ごみ資源化施設建設NEWS」の新聞折り込みや町田市ホームページへの掲載を行っております。
続きまして、次のページをご覧ください。2、町田市
バイオエネルギーセンター、(1)工事の進捗状況、旧清掃工場のくいの引き抜き工事につきまして、予定する約1,100本のうち約320本の引き抜きが完了しております。また、解体工事に伴う土壌汚染調査で基準値の超過が確認された区画につきましては、法令等に基づく手続を行い、現在対策工事を行っております。工事の完了は2024年9月の予定となっております。工事に当たりましては、引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に努めさせていただきます。
(2)その他といたしまして、解体工事、こちらは炎天下での作業となりますので、作業員の熱中症対策として、日中時間帯の休息時間を増やすなどの対策を実施いたしました。このため作業時間が少し延びました。午後5時から午後6時に変更しております。この旨の内容につきましては、工事現場に隣接する地域にお知らせのポスティング並びに周辺町内会・自治会はお知らせの回覧をお願いし、周知を行っております。
以下並びに次のページに工事状況の写真と今後のスケジュールをお示ししておりますので、ご覧いただければと存じます。
循環型施設整備課からの報告は以上になります。
◎循環型施設管理課長 続きまして、3、町田市
バイオエネルギーセンター運営協議会について、町田市
バイオエネルギーセンター施設の運営状況を近隣15町内会の代表の方に報告及び協議いただく場として設けております運営協議会につきまして、6月並びに8月に開催いたしましたので、その概要を報告いたします。
まず、(1)第2回臨時運営協議会、こちら2023年6月30日に開催しております。議題といたしましては、先ほど来報告をさせていただいております土壌汚染調査の結果並びに工事等への影響について報告させていただいております。
それから、(2)の第5回運営協議会、定例開催のものですが、こちらは2023年8月9日に開催いたしました。議題といたしましては、定期報告の運転状況の報告といたしまして、各月のごみ処理計画量に対する実績、それから、環境保全協定に基づきます調査の測定の結果、また、高効率発電の仕組み、そして、その実績について前回の運営協議会で説明を求められておりましたので、これらについて報告、説明を行っております。ご意見それぞれいただいておりますが、代表的なものとしまして、その日、参加していただいた委員の方が地元で資源とごみの出前講座を聞いていただいたそうで、それについて大変分かりやすくて勉強になったと、市全体に広くこういう講座を進めていただいて、現状の啓発を引き続きやってほしいということでご意見をいただいたりしております。
それから、その他事項としましては、排ガスを用いたCO2の削減実証試験の概要説明ということで、現在
バイオエネルギーセンターで進めております排ガスを用いたCO2の実証試験について、概要の説明を行いました。
運営協議会の概要につきましては以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後5時38分 休憩
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午後5時39分 再開
○委員長 再開いたします。
本日はこれをもって
建設常任委員会を閉会いたします。
午後5時40分 散会...