町田市議会 > 2023-03-10 >
令和 5年文教社会常任委員会(3月)-03月10日-01号
令和 5年建設常任委員会(3月)-03月10日-01号

  • "交通事業者燃料価格高騰対策支援事業"(1/1)
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  1. 町田市議会 2023-03-10
    令和 5年建設常任委員会(3月)-03月10日-01号


    取得元: 町田市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年建設常任委員会(3月)-03月10日-01号令和 5年建設常任委員会(3月)              建設常任委員会記録 1 日時  令和5年(2023年)3月10日(金)午前10時 2 場所  第4委員会室 3 出席者 委員長 渡辺厳太郎       副委員長 村まつ俊孝       委員 小野寺まなぶ 中川幸太郎 佐藤和彦 松岡みゆき          若林章喜 細野龍子 佐藤伸一郎 4 出席説明員       環境資源部長 道路部長 都市づくり部長 下水道部長       その他担当管理職職員 5 出席議会事務局職員       議事係長 新井亮介 調査法制係 増井恵美       担当 青栁晴香
    6 速記士 三階佳子(澤速記事務所) 7 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        建設常任委員会審査順序                        令和5年(2023年)                       3月9日(木)午前10時                      3月10日(金)午前10時                             第4委員会室  1 都市づくり部  (1)請願第 2 号 芹ヶ谷公園の自然環境の保全に向けた定期的な自然観察調査等の実施を求める請願  (2)第 16 号議案 町田市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例  (3)第 17 号議案 町田市営住宅条例の一部を改正する条例  (4)第 27 号議案 町田市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例  (5)第 28 号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例  (6)第 29 号議案 町田市忠生公園自然観察センター条例を廃止する条例  (7)第 31 号議案 香山緑地既存建物耐震改修工事請負契約  (8)第 36 号議案 鶴川駅改良事業の工事に関する施行協定  (9)第 7 号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算  (10)第 11 号議案 令和5年度(2023年度)町田市鶴川駅南土地区画整理事業会計予算  (11)行政報告 南大谷及び東玉川学園三・四丁目地区住所整理事業の進捗状況について  (12)行政報告 まちだの市民と農をつなぐ「まちだベジハブ」の取組について  (13)行政報告 「農の風景育成地区」制度を活用した都市農地保全の取組について  (14)行政報告 町田市交通事業者燃料価格高騰対策支援事業の実施結果について  (15)行政報告 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について  (16)行政報告 「町田市公園利用促進計画」の策定について  (17)行政報告 市内公園緑地への指定管理者制度拡充について  (18)行政報告 土地の買入れについて(相原大谷戸緑地用地)  2 環境資源部  (1)第 7 号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算  (2)行政報告 (仮称)町田市食品ロス削減推進計画策定の進捗について  (3)行政報告 「リサイクル広場まちだ」の移転と「リサイクルショップまちエコ」境川店の閉店について  (4)行政報告 町田市バイオエネルギーセンター火災による被害に伴う今後の修繕について  (5)行政報告 新たなごみの資源化施設について  3 道路部  (1)第 26 号議案 町田市道における道路構造技術的基準に関する条例の一部を改正する条例  (2)第 33 号議案 忠生630号線(第二期)道路改良工事(その4)請負契約の変更契約  (3)第 35 号議案 鶴川駅南北自由通路の整備に関する施行協定  (4)第 38 号議案 市道路線の認定について  (5)第 39 号議案 市道路線の廃止について  (6)第 7 号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算  (7)行政報告 町田市街路樹更新計画策定について  (8)行政報告 南町田グランベリーパーク駅東自転車駐車場整備について  (9)行政報告 道路占用許可申請オンライン化社会実験開始について  4 下水道部  (1)第 7 号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算  (2)第 12 号議案 令和5年度(2023年度)町田市下水道事業会計予算  (3)行政報告 2021年度下水道事業の経営分析について  5 特定事件の継続調査申し出について  6 委員派遣について  ────────────────────────────────────                午前10時 開議 ○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  3月9日に続き、当建設常任委員会に付託されました案件について審査を行います。 △第26号議案 ○委員長 第26号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第26号議案 町田市道における道路構造技術的基準に関する条例の一部を改正する条例について説明申し上げます。  本条例は、関係法令である道路構造令及び都道における道路構造技術的基準に関する条例を参酌いたしまして、町田市道における自転車通行帯自動運行補助施設及び歩行者利便増進道路に係る道路構造技術的基準を定めるため、及び自転車道の設置要件を改めるため、所要の改正を行うものでございます。  なお、本条例は2023年4月1日から施行いたします。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 何点か伺います。  今ご説明があった歩行者利便増進道路に整備する内容について教えていただきたいと思います。  それから、自転車通行帯を整備するということですけれども、自転車に乗っている方、道路交通法の改正で道路を走らなければいけない、車道を走らなければいけないということになって、大型の自動車が通るときにすごく怖い思いをしているというお話をよく聞くんですが、こういった通行帯を造ることによって安全性というか、安心できるような状況ができるのか、その辺を伺いたいと思います。 ◎道路政策課長 道路政策課から回答をさせていただきます。  1問目の歩行者利便増進道路について、ほこみちという略語で呼ぶことがあるんですけれども、こちらにつきましては、にぎわいのある道路空間を創出するために、歩行者利便増進道路の基準を定めるものでございます。  基準の内容といたしましては、歩行者の滞留空間、歩くだけでなく、ちょっとお休みができるところに設置するですとか、必要に応じてその空間を整備する。今まで歩道の整備という最低限の整備だったところ、少し空間を確保していくようなこと。また、町田市道における移動等円滑化の基準に関する条例に定める基準に適合する構造とするという3つの基準を設けていくことを今回の条例改正で行う予定になっております。  2つ目、自転車通行帯の設置について、大型車の横を通り抜けて怖いよといったところですね。全ての幹線道路の幅員が確保されるかどうか、場所ごとによるとは思うんですけれども、安全に自転車が通行できる1.5メートルの幅を確保していくということで安全性を確保していければなと思っております。 ◆細野 委員 滞留空間と歩道を道路に整備するということで、具体的に町田市の中では、大通りとか中央通りとかをこれから進めていく上で、こういった条例改正が必要になるということなんでしょうか。また、そのほかの場所でも、そういった可能性があるのか、その辺を伺いたいと思います。 ◎道路政策課長 今いただいたように、町なかの場所を想定はしております。ただ、具体的に今ここの場所をやろうということでまだ決まってはいないんですけれども、これから町の中心市街地等にぎわい創出に向けての手法として整備しておきたいと思っています。 ◆小野寺 委員 自動車運転歩行施設というのを、どういった経緯でこういうものができようとしているのかといった背景とともに詳しくお聞かせください。 ◎道路政策課長 自動車の運行を補助するための自動運行補助施設についてでよろしいでしょうか。 ◆小野寺 委員 はい、そうです。 ◎道路政策課長 こちらはまだ具体的にどこにどう指定しようというところは決まってはいないんですけれども、都市づくりのマスタープランの交通の方針の中に、今後、新たな技術を使って、安全な交通環境を整えるというところに記述がございましたので、そちらの性格に合わせて設置できるように制度を準備しておくものでございます。 ◆小野寺 委員 あと、その上の米印1の自転車道とは、主に自転車を通行するために工作物とありますけれども、これは1.5メートルの幅の確保ということを先ほどおっしゃいましたけれども、工作物的にはどういったものを想定されているのか。何か物が建ったりとかということなのか。 ◎道路政策課長 先ほど説明が漏れていたんですけれども、道路の現在の幅員、また改良で新たに造るところ、道路のそれぞれによって造り方が変わるんですけれども、完全に幅員が確保できるのであれば、道路上に……。 ◎道路整備課長 こちらは自転車道という形になりますので、通常、私どもで今一般的にやっている自転車レーンとはまたちょっと違って、国道16号なんかはまさにそうなんですけれども、自転車だけしか通れないような構造物として車道とも完全に分離する。色だけではなくて、完全に分離するというようなものになります。 ◎町田 道路整備課担当課長 自転車走行空間という話をしたときに、大きく幾つかに分かれるんですけれども、今、私ども道路整備課でも整備しているのが、いわゆる自転車通行帯になります。駅前の通りを見ていただくと分かるかと思いますけれども、中央車線寄りバス専用レーン、通行帯、あれは時間規制をかけていますけれども、バスしか通れない。それの自転車バージョン自転車レーン自転車専用通行帯と言われるものになります。  一方で自転車道と言われるのは、よく皆さん、歩道、歩道とか言われると思います。あれは街渠とか防護柵で車道と歩行空間が分かれているんですけれども、それの自転車バージョンになります。今、道路整備課長が言われたように、歩行者ではなくて自転車専用の空間を例えば防護柵なりで区切って造るものが自転車道と言われるものになります。 ◆村まつ 委員 すみません、1点だけ付随して。  自転車道は設計速度が時速60キロ以上である道路というふうに定められるかと思うんですが、そうすると、町田市の中ではかなり限られるのではないかとは思うんですけれども、どこが当てはまるんでしょうか。 ◎道路政策課長 基本的にはないというところです。想定していない。 ◆村まつ 委員 何か今後将来のために、こういったことをされるのかなという狙いがあるのではないかとは思っているんですけれども、特にそういったものはないということなんですかね。 ◎道路政策課長 はい、基本的には今想定しているところはない、可能性としてということで入れさせていただいております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。
       (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第26号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第26号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第33号議案 ○委員長 第33号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第33号議案 忠生630号線(第二期)道路改良工事(その4)請負契約の変更契約について説明申し上げます。  本議案は、2022年第2回定例会においてご可決いただき、2022年6月30日に岳大土木株式会社との間で締結いたしました忠生630号線(第二期)道路改良工事(その4)請負契約の契約金額を変更するものでございます。  変更内容につきましては、道路事業用地の取得に伴い施工範囲を拡大し、排水施設工事、街築工事、舗装工事、擁壁工事、交通安全施設工事を追加することによって、契約金額を2億6,107万8,400円から4億58万7,000円に変更するものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第33号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第33号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第35号議案 ○委員長 第35号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第35号議案 鶴川駅南北自由通路の整備に関する施行協定について説明申し上げます。  本議案は、鶴川駅周辺の回遊性の向上を目指して整備する南北自由通路のうち、工事の一部である鉄道敷に影響がある範囲の整備工事を、小田急電鉄株式会社に委託するために施行協定を締結するものでございます。  委託する鶴川駅南北自由通路の規模は、延長50.4メートル、幅員10.5メートルでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第35号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第35号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第38号議案・第39号議案 ○委員長 第38号議案及び第39号議案を一括議題といたします。  本案について、一括して提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第38号議案及び第39号議案の市道路線の認定及び廃止について一括して説明申し上げます。  第38号議案 市道路線の認定については、開発行為によって築造された道路、私道移管事業によって移管された道路、土地区画整理事業によって築造予定の道路を市道として認定するものでございます。  認定する路線は、町田930号線及びその他合計21路線で、総延長は1,639メートルでございます。  続きまして、第39号議案 市道路線の廃止については、道路として機能のない路線を廃止するものでございます。  廃止する路線は、南404号線及びその他合計4路線で、総延長は549メートルでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより一括して討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、第38号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第38号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第39号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第39号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第7号議案(道路部所管部分) ○委員長 第7号議案を議題といたします。  本案のうち、道路部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第7号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算のうち、道路部所管分の主なものについて「予算概要説明書」を使って説明申し上げます。  230ページをご覧ください。  道路部の予算のポイントとして、予算編成の考え方、重視した取り組みについて、鶴川駅周辺街づくり関連の事業をはじめ、12項目を記載しております。  231ページをご覧ください。  道路部予算総括表でございます。  2023年度の予算合計は64億8,440万円で、予算額で対前年度12億2,022万4,000円の増となっております。  次に、主な事業につきまして説明いたします。  233ページをご覧ください。  道路管理費の①をご覧ください。  事業の内容でございますが、道路の適正な管理のため、道路の不具合に関する通報の受付や調査、改善、指導などを行います。また、道路の交通安全を確保し、良好な景観を保つため、自転車等放置禁止区域などに放置された自転車等の撤去・移送を行います。  2023年度の取り組みでございますが、市民通報アプリまちピカ町田くん」のPRや、自転車等の放置防止のための巡回及び放置された自転車等の撤去・移送などを行います。  事業費は、放置自転車対策業務委託料5,284万3,000円などでございます。  特定財源は、放置自転車移送料372万6,000円などを計上しております。  道路管理費の②をご覧ください。  事業の内容でございますが、測量委託によって道路管理平面図などの図面を作成し、複写や証明を発行します。また、道路の幅が4メートル未満の狭隘道路について、建築基準法第42条第2項道路の後退部分の土地を、土地所有者から寄附を受け道路として整備します。  2023年度の取り組みでございますが、狭あい道路拡幅事業について、整備工事を13件予定しております。  事業費は、整備工事費2,207万3,000円などでございます。  特定財源は、社会資本整備総合交付金200万円などを計上しております。  234ページをご覧ください。  道路維持費の①をご覧ください。  事業の内容でございますが、道路を計画的または応急的に維持管理することで、良好な道路環境を維持し、誰もが安全かつ円滑に移動できるようにいたします。  2023年度の取り組みでございますが、道路の応急修繕を行い、良好な道路環境を維持します。また、街路樹の定期剪定や枯れた樹木の伐採、伐採箇所の再植樹を行うほか、経年劣化が進んだ3路線の舗装補修工事を行います。  事業費は、道路等修繕料6億676万5,000円などでございます。  特定財源は、道路橋梁費補助金1,961万9,000円などを計上しております。  次に、道路維持費の②をご覧ください。  まず、事業の内容でございますが、橋梁やペデストリアンデッキの定期点検や補修工事を計画的に行い、安全で快適に通行できるようにいたします。  2023年度の取り組みでございますが、長津田車庫跨線人道橋補修事業や鉄道に架かる橋梁の点検・補修設計を行います。また、小田急町田駅からJR町田駅に向かうペデストリアン1号デッキについて、引き続き補修工事を行います。
     事業費は、工事負担金3億4,738万円などでございます。  特定財源は、道路メンテナンス事業費補助金1億5,209万円などを計上しております。  続きまして、235ページ、236ページをご覧ください。  道路整備費の②をご覧ください。  事業の内容でございますが、市道町田835号線(原町田中央通り)は、市民や来街者の通行が多いことから、景観向上、商業活性化に寄与するため無電柱化を行います。  2023年度の取り組みでございますが、電線共同溝工事などを行います。  事業費は、整備工事費1億3,038万6,000円でございます。  主な特定財源は、無電柱化推進計画事業費補助金2,365万円、無電柱化チャレンジ支援事業補助金1,935万円などを計上しております。  次に、道路整備費の④をご覧ください。  事業の内容でございますが、市道町田437号線は、安全安心に利用できる自転車通行空間を充実させるため、町田市自転車活用推進計画に基づき、道路改良工事を行います。  2023年度の取り組みでございますが、道路改良工事を行います。  事業費は、整備工事費1,750万円でございます。  特定財源は、防災・安全交付金450万円を計上しております。  次に、道路整備費の⑤をご覧ください。  事業の内容でございますが、相原駅周辺のまちづくりを推進するため、相原駅東口アクセス路などの道路改良工事を行います。  2023年度の取り組みでございますが、用地取得を行います。  事業費は、物件等補償料5億5,411万1,000円、用地購入費1億4,862万8,000円でございます。  特定財源は、道路橋梁費補助金3億1,330万円などを計上しております。  237ページ、238ページをご覧ください。  街路整備費の③をご覧ください。  事業の内容でございますが、交通の円滑化を図るため、東京都から受託し、小野路交差点付近の整備を行います。  2023年度の取り組みでございますが、用地取得及び道路・橋梁・電線共同溝の詳細設計などを行います。  事業費は、物件等補償料1億3,090万円、用地購入費5,831万9,000円などでございます。  特定財源は、東京都受託事業収入2億2,264万2,000円を計上しております。  次に、街路整備費の⑦をご覧ください。  事業の内容でございますが、周辺道路の渋滞緩和を図るため、成瀬三ツ又交差点から南大谷交差点までの整備を行います。  2023年度の取り組みでございますが、路線及び用地測量などを行います。  事業費は、測量委託料910万8,000円、予備設計委託料467万円でございます。  次に、街路整備費の⑧をご覧ください。  事業の内容でございますが、鶴川駅北口において、安全で便利な交通結節点とするため、北口広場の再編・整備を行います。また、鶴川駅南北の連絡性向上のため、鶴川駅南北自由通路の整備を行います。  2023年度の取り組みでございますが、北口広場の街築工事及びバスシェルター設置工事南北自由通路整備工事等を行います。  事業費は、北口広場整備工事費2億8,574万8,000円、南北自由通路整備等負担金2億556万7,000円でございます。  債務負担行為は、鶴川駅南北自由通路築造事業の工事期間が複数年に及ぶことから設定するものであり、2023年度から2028年度までの総事業費は33億3,601万2,000円でございます。  特定財源は、防災・安全交付金8,200万7,000円などを計上しております。  最後に、357ページをご覧ください。  事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに道路部の全ての支出科目を掲載しております。  道路部所管の主なものの説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤〔和〕 委員 それでは、2点お伺いしたいと思います。  まず、「予算概要説明書」の64ページの忠生579号線の件ですけれども、予備設計委託料が計上されていると思うんですが、この予備設計という意味合いも含めて、2023年度の取組内容についてお伺いしたいと思います。 ◎道路整備課長 忠生579号線の2023年度の取組といたしましては、地元のまちづくり協議会などと調整を行うための資料作成ということでこの委託費を計上させていただいております。 ◆佐藤〔和〕 委員 予備設計というのはどういう意味なんですか。 ◎道路整備課長 道路の詳細設計になると、もう本当に工事に入るような段階になるんですけれども、その前段階というか、大まかな設計というような形になります。 ◆佐藤〔和〕 委員 普通はあまり予備設計という言葉は見なかったので、これは普通やるものなんですか、それとも何か障壁みたいなものがあるから予備設計をやるという意味合いなんでしょうか、そこだけ教えてください。 ◎道路整備課長 一般的に、こういった準幹線道路ですとか、都市計画道路ですとか、そういったときには予備設計という形でやらせていただいております。 ◆佐藤〔和〕 委員 一般的にやるということであれば分かりました。  今、少し話が出たかもしれませんけれども、地元住民との協議状況というのはどうなっているでしょうか。多分上小山田の施設のほうに向けての道路だと思うんですけれども、いろいろと住民との話合いがあるというふうに聞いているんですけれども、この協議状況について話せる範囲でいいですから教えていただきたいと思います。 ◎道路整備課長 今年度も、まちづくり協議会、田中谷戸街づくり協議会と3回ほど打合せ等をさせていただいたり、情報交換をさせていただいたりですとか、また地権者にも私どもも訪問させていただいて、この事業の説明等をさせていただいているというような状況でございます。 ◆佐藤〔和〕 委員 これは大事な道路でしょうから、話合いが今まだ途中かと思いますが、ぜひ完成に向けてというか、うまい具合に向けて話を進めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、78ページの無電柱化について、まず文学館通りなんですけれども、これは将来的には一方通行になるんですか。 ◎道路整備課長 全てが一方通行というわけではないんですが、一部一方通行になるところになります。具体的には、サウスフロントタワーのところから駅前通りに向かってというんですか、そちらの部分は相互通行になるんですが、サウスフロントタワーから北側というのか、町田街道側に向かって一方通行になるというような形で今計画しております。 ◆佐藤〔和〕 委員 これを一方通行にするというのは理由があるからだと思うんですけれども、その理由というのを教えていただければと思います。 ◎道路整備課長 無電柱化を進めるに当たって、地上機器ですとか幅員的になかなか難しいというところもあって、サウスフロントタワーから北側というか、町田街道側については一部歩道を拡幅して無電柱化していくという形で考えております。  そこから駅方面というか、サウスフロントタワーからそちら側については、公開空地という形で、既に歩道形態みたいな形で広い状況になっていますので、そちらについては現状と大きく変わらず整備ができるといったところで、また町の活性化というか、ウオーカブルとかいった中で、歩道空間を広く確保していこうということで、一方通行も含めて検討させていただいたというところでございます。 ◆佐藤〔和〕 委員 よく分かりました。  もう1点なんですけれども、町田623号線の無電柱化の件についてなんですけれども、あそこの通りは結構街路樹が植わっていると思うんですね。街路樹についてはどれぐらい切る予定でいるんでしょうか。 ◎道路整備課長 今年度から実際に工事に着手させていただいていまして、今年度47本のケヤキを伐採しております。トータルとしては181本のケヤキが伐採という形でございます。 ◆佐藤〔和〕 委員 181本というのはかなりの数を切ると思うんですけれども、例えば無電柱化した後に、また改めて街路樹の設置とか、そういうことは考えていくのかどうか、その辺についての考えをお聞かせください。 ◎道路整備課長 整備後の街路樹につきましては、ソヨゴという樹種を植樹していくということで今考えているところでございます。 ◆佐藤〔和〕 委員 これは数はどれぐらいになるんですか。181本切る形になると思うんですが。 ◎道路整備課長 植樹本数としましては、101本を予定しております。 ◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。  もう1点だけ、無電柱化工事に伴って歩道を随分と閉鎖していくという話を伺ったんですけれども、歩道の閉鎖についてはどれぐらいの期間行っていくのか。また、その対策について何かあれば教えていただきたいと思います。 ◎道路整備課長 今年度から工事に着手しておりまして、無電柱化につきましては歩道上に埋設をしていくという形になりますので、どうしても歩道を規制せざるを得ないという状況でございます。歩道を規制した際には、車道が結構広いので、車道側に歩行者通路を設けまして、そちらに誘導しているという状況でございます。  また、期間につきましては、今、予定しておりますのが木曽団地南交差点から木曽団地東交差点までの約900メートルの区間を無電柱化していくんですけれども、それを4か年に分けて無電柱化の電線共同溝の工事をしていく予定としております。なので、2022年度に着手いたしまして、2025年度まで電線共同溝の本体工事を行うというような形でございます。  その後に実際には、さらに電線を実際に入線していく、線を入れていく工事というものもございますので、そちらもどうしても歩道上の工事になりますので、その際も同じように車道側に通行区間を確保しながらやっていきたいと思っております。 ◆松岡 委員 それでは、「予算概要説明書」64ページからお尋ねします。  同じく忠生630号線、忠生579号線の整備事業についてでございますが、まず、忠生630号線が事業延長650メートルでございますが、これは拡幅整備を行うということで、2023年度末開通を目指すとあります。まず、この工事着手はいつ頃からされる予定なのか、そしてまた、その拡幅整備に伴って車の通行とかに支障はないのか、そのあたりはどのような整備をしていかれるのか、まずお聞かせください。  次に、忠生579号線の1,300メートルの事業延長についてでございますが、小山田地区の長い距離なんですけれども、これはいつの完成を目指しておやりになるおつもりか、まず、それをお尋ねいたします。 ◎道路整備課長 忠生630号線については、もう既に工事に着手しておりまして、まさに今、債務負担行為で今年度、それから来年度についても工事を進めていくという形でございます。今、現道もあるんですけれども、歩道が今ないような状況になっておりますので、歩道両側に2.5メートルずつ設置をして、幅員としては13メートルの幅員で多摩市方面に向けて整備をしていくという形でございます。  2023年度の開通ということで、今、目指しているところではございます。 ◎町田 道路整備課担当課長 忠生630号線について、交通の支障という話がございました。そちらにつきましては皆様にご迷惑をおかけするところはあるかと思うんですけれども、片側交互通行ですとかで、そういった形で通行は確保しながら工事は行ってまいります。 ◎道路整備課長 それから、忠生579号線の完成時期ということでございますが、先ほどもちょっとお話ししましたが、地元と今まさに協議を継続しているところでございまして、一応完成時期としては2027年度という形では掲げてはいるんですけれども、引き続き地元と協議をしながら進めていきたいと思っております。 ◆松岡 委員 よく理解できました。ありがとうございます。  次に、78ページの無電柱化推進事業でございますが、消防署前と原町田中央通り、文学館通り、それぞれどれぐらいの距離を無電柱化なさるのかを教えてください。  また、消防署前と原町田中央通りの整備完了の年度は理解できましたけれども、文学館通りの整備完了はいつを目指していらっしゃるのかをお聞かせください。 ◎道路整備課長 まず、距離につきましては、町田623号線、消防署前については約900メートルの整備延長になります。それから、原町中央通りが延長約280メートルを予定しております。それから、町田37号線、文学館通りについても、同様に約280メートルの整備延長を予定しております。  文学館通りの完成時期については、今まさに設計をしているところではあるんですけれども、2025年度の着工を今目指しておりまして、工事としては四、五年ぐらいはかかるかなと考えているところでございます。 ◆松岡 委員 ありがとうございます。  最後になりますが、234ページの今まさに行われております小田急町田駅からJR町田駅に向かうペデストリアンデッキ、1号デッキについて改修工事を行っていると思いますけれども、これは確認なんですが、ここはとにかく人が多く通りますので、完了予定。  あと、多分昼間はなかなかできないと思いますけれども、もう一度工事内容の確認をさせてください。 ◎道路維持課長 ペデストリアンデッキの改修工事の完成の時期になりますが、令和5年12月を目指しております。  それから、工事の内容になりますが、上部の上屋と呼んでいるんですが、ここの部分の塗装の塗り替え、あと横のパネルが傷んでおりますのでパネルの交換、あと電気、照明がついておりますので、この照明の交換を予定しております。 ◆小野寺 委員 232ページの道路計画費の中で、先ほど自転車ということでお話がありましたけれども、この事業内容の「自転車ネットワーク計画を策定し」ということで、基礎調査の結果を受けてということですが、この基礎調査ということはどういうことをやられたのか。また、自転車ネットワーク計画というのはどういうものなのかというのをお答えいただきたいと思います。  あと、その下の②が新規という形になっておりますけれども、東京都の急傾斜地崩壊対策事業として20%の補助ということはありますけれども、今年度どれぐらいの規模でやる予定の計画になっているのか。  あとは、さらに隣の233ページ、道路管理費で2023年度の取り組みの①、カーブミラーということでかなりつけていただいてはおりますけれども、今年度どれぐらいつけられたのか。また、来年度どれぐらいつける予定なのか、また予算もお聞かせいただければと思います。 ◎道路政策課長 道路政策課からは自転車ネットワーク計画についての基礎調査についてです。  まずは今年度行った基礎調査についてですと、自転車について交通量調査を行っていきます。  ネットワーク計画とは何かについてなんですけれども、自転車活用推進法に基づいて自転車活用推進計画というものを2021年度に策定しております。その中でネットワーク計画、広域的につながったネットワーク計画の策定というものが求められておりまして、安全で快適な自動車空間を効果的、効率的に整備することを目的につくる計画のことでございます。  もう一つ、急傾斜地崩壊対策事業について、急傾斜地崩壊対策事業というものは、急傾斜地崩壊による災害の防止に関する法律に基づいて東京都が指定した区域の崩壊の防止の工事を行うものです。2023年度は詳細設計を行う予定になっております。 ◎管理担当課長 まず、カーブミラーの今年度の設置数につきましては、11基行いました。そして、来年度につきましては、10基予定しております。そして、予算額についてはおおむね430万円を予定しております。 ◆細野 委員 何点か伺わせていただきます。  まず初めに、今の232ページの今お尋ねしたので、その答えなのかもしれませんが、自転車通行空間整備事業770万円は、設計とか、そういった内容ということで、内容をもう一度お示しいただきたいと思います。  それから、道路管理費、233ページの市内全域の道路台帳の整備の調査委託を行っていくということですけれども、重要な仕事だなと思いますけれども、改めて目的及び活用の仕方についてお聞きしたいと思います。  それから、同じく狭隘道路整備工事ですけれども、13か所というご説明がありました。これはもう既に決まっているのかどうかということと、結構要望の多い事業だと思うんですけれども、2023年度は全体の要望のどれぐらいを満たしていくのかということをお尋ねしたいと思います。  それから、234ページの道路維持費工事負担金ですけれども、橋梁点検が3か所、それから補修設計が2か所入っておりますけれども、この橋梁の場所、どこなのか教えていただきたいと思います。  また、負担割合ですけれども、国、都がそれぞれ10分の5.5と10分の3ということで、残りは市の負担になると思いますが、その負担についてどれぐらいになるのか、お聞きしたいと思います。  取りあえず、そこまでお願いします。 ◎道路政策課長 道路政策課からは自転車通行空間整備事業770万9,000円についてお答えいたします。こちらは先ほどのネットワーク計画の策定の費用になります。 ◎道路維持課担当課長 すみません、先に234ページの道路維持費の質疑についてですが、工事負担金の橋梁点検3か所なんですけれども、東急の鶴間第1跨線橋と馬の背橋、あと京王電鉄になるんですけれども、そちらの高ヶ谷戸橋、多摩境駅の近くなんですが、そこの3か所になります。
     あと、補修の2件なんですが、こちらは今年度、点検を行った東急の鶴間第3跨線橋、あと、つくし野の第2跨線橋になります。場所で言いますと、鶴間第3はグランベリーパークのランプの近く、あと、つくし野第2というところはセントラルパークの近くのボックスカルバートのところになります。  工事の負担金ですが、234ページの記載のとおりなんですけれども、国費が55%になります。 ◎許認可・用地管理担当課長 まず、市内全域の台帳の調査について、目的ということでご質疑をいただきました。  こちらにつきましては、道路台帳及び境界図について、オンラインサービス導入を考えております。道路台帳及び境界図のデータ化のための必要な全体数量の把握、データ化の手法、サービス提供の方法等について調査を進めていくものでございます。  それから、狭隘道路の13件についてでございますが、狭隘道路につきましては、測量が終わって工事を待機しているものというのがございまして、通常は3年程度お待ちいただいている状況でございます。その中で順番が来たもので13件やるということで、待機のものとしてはその後も残っている状況ではございます。およそ50件程度、順番待ちが残っている状況でございます。 ◆細野 委員 ありがとうございます。  今のお答えいただいたところで橋梁点検、また補修設計のほうですね。点検は分かりますけれども、補修設計についてはどのような内容になるのでしょうか。簡単で結構ですので、ご説明いただきたいと思います。  それから、233ページの放置自転車等の撤去、移送費についてですけれども、今、割と放置自転車が地域を歩いてみて減っているのかなと思いますが、その辺の放置自転車の状況について、感じていらっしゃることがありましたら、お聞きしたいと思います。  それから、道路台帳の整備は、これからますます大変便利になっていくのかなと伺いましたが、今ある道路図が、こういった台帳がオンライン化されていくことによって、どのような利便性が市民とか業者の方にあるのか、教えていただければと思います。  新たに、65ページの街路整備費についてですけれども、この中の②原町田五丁目交差点、これは都計道3・4・11号線の延長ということで、計画道路という位置づけになるんでしょうか。この事業の目的と内容について伺いたいと思います。 ◎道路管理課長 私からは放置自転車の傾向、経年どうなっているかということのご質疑をいただきました。  放置自転車に関しましては、委員からご推察されておりましたが、かなり減ってきております。具体的に申し上げますと、2018年度の放置台数が延べで1万7,000台ございました。こちらが今年度、まだ途中ですけれども、2022年度に関しましては5,300台ぐらいまで減少しているという状況でございます。 ◎許認可・用地管理担当課長 オンライン化による利便性についてのご質疑をいただきました。現在、利用者の方としましては、窓口に来て道路台帳ですとか境界図があるか、そういったものを確認して、あるものについて発行するという手続を取っております。  オンライン化がされますと、まず、道路台帳が整備されていない部分もあるんですけれども、そういったものがより整備されている箇所が増えていく、100%を目指してはいるんですけれども、それが整備されることによって区域が明確になるというメリット、それからオンライン化することによって来庁しなくても、いつでも、どこでもインターネットで確認をして取得するということができるようになるということで、利用者の利便性が向上するものと考えております。 ◎道路維持課担当課長 橋梁の補修設計の内容でございますが、ひび割れや剥落防止、コンクリートになるんですけれども、そちらをどう補修するかというものの設計になります。 ◎道路整備課長 都計道3・4・11号線の目的と内容ということでございますが、まず内容といたしましては、都計道3・4・11号線を町田街道から芹ヶ谷公園に向かって延長約520メートルを整備するというものでございます。  目的といたしましては、芹ヶ谷公園へのアクセス向上といった形、あと中心市街地の回遊性向上といった形で整備をするということでございます。 ◆細野 委員 いろいろお答えありがとうございます。  再質疑は、今の原町田五丁目交差点、都計道3・4・11号線の延長の計画ですけれども、今回初めての予算になるかと思うんですが、見ますと、これから芹ヶ谷公園のほうに延長していく上では、かなり住宅にもかかりますし、いろいろな店舗にもかかってくる影響の多い事業だと思いますが、地域の方、あるいは地権者の方等への説明というのは、どのように行われてきたんでしょうか。また、その状況について伺いたいと思います。 ◎道路整備課長 2021年度、昨年度になりますが、事業説明会という形でこの事業のご説明を地元にさせていただいております。また、この3月24日に地権者を対象といたしました用地の説明会を予定しているところでございます。 ◆細野 委員 2021年度、1回住民の方への説明が行われたということでしたが、そのときの説明に対する住民の方の反応とか、ご意見とかはいかがでしたでしょうか。 ◎道路整備課長 様々なご意見をいただいておりまして、整備に反対というお話もいただいてはおりますが、その一方で整備を早期にしてほしいというようなご意見もいただいております。 ◆細野 委員 かなり大きな急坂で、芹ヶ谷公園が谷戸となって落ち込んでいるところへのかかる道路ということでは、道路の設計等も難しいというのを前に聞いたような気がするんですが、その辺についてはどのように、これから設計していくということですが、方向性としてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎道路整備課長 委員おっしゃるとおり、かなり起伏のある地形になっておりますので、一部橋梁区間という形で橋になろうかと思います。そこら辺の橋梁の形式とかというところを来年度、引き続き検討していくということでございます。 ◆細野 委員 形態についてはこれからということで、そういった形態も含めて、今後、地域の方への説明はどうされていくのか。また、この計画自体は今後どのような見通しになっていくのでしょうか。今回、景観設計と調査がメインだと思うんですけれども、今後の見通しとしては、どのように向かっていくんでしょうか。 ◎道路整備課長 今年の2月に東京都で道路区域として、この整備範囲が編入されております。先ほどお伝えしましたが、この3月に用地説明会をさせていただいて、いよいよ来年度から用地取得に入っていくという段階でございます。 ◆細野 委員 東京都が認めた事業ということになりますので、都の事業を町田市が引き受けていくということになるのかと思いますが、その辺の事業の切り分けというんでしょうか、全面的に町田市で行っていくということになるんでしょうか。 ◎道路整備課長 この事業は、第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業という事業で今やっているものでして、基本的に都道のうち、第四次事業化計画、都市計画道路の優先整備路線に入っていない路線を市町村の地元からの要望で、東京都と市町村が連携して進めていくという事業でして、例えば用地取得ですとか電線共同溝の工事費ですとか、橋梁、大きな構造物の費用ですとか、そういったものについて東京都の費用を使いながら整備をしていく。道路の街築関係については、市の負担でというような役割分担の中で整備をしていくという事業になっております。 ◆細野 委員 道路の街築というのがどの程度のものなのか、すいません、もう一度ご説明いただきたいのと、費用としては都が街築部分を除いた100%ということになるんでしょうか。 ◎道路整備課長 街築、一般的な排水ですとか舗装ですとか安全施設とか、そういったものが市の負担になるということでございます。あとの電線共同溝ですとか、例えば橋梁ですとか、そういったものについては東京都の負担になるということでございます。 ◆細野 委員 ありがとうございます。  最後にしますけれども、2021年度、かなり前の説明会でいろんな声があったということで、反対の声もあったということですが、内容としてはどのようなことで反対ということだったんでしょうか。 ◎道路整備課長 今ここの路線がモノレールの導入路線としてもなっておりますので、モノレールに反対とか、そういった内容も含めて、そういった反対の声が出ていたということでございます。 ◆佐藤〔伸〕 委員 幾つか質疑させてください。  「予算概要説明書」の232ページ、先ほど小野寺委員からも質疑がありました下段のほうで、道路計画費の中の「②東京都が指定する急傾斜地崩壊危険区域において」ということなんですけれども、この事業は、これだけさっと読んだら勘違いしたというか、土砂防の関係なのかな、いよいよここに手をつけていくのかななんて感じたんですけれども、どのような事業なのか。そしてまた、進め方、そして今後はどうしていくのか、それを教えてください。 ◎道路政策課長 すいません、先ほどの説明がちょっと不足していた部分です。  急傾斜地崩壊対策事業というのは、崖崩れ防止するため、生命の危険を伴うような事故にならないようにということで、急傾斜地崩壊危険区域というものを東京都で指定しまして、その崖が崩れないような工事を行う事業になります。  先ほど土砂防、土砂災害特別警戒区域、いわゆるイエローゾーンとかレッドゾーンとかというところと少し違うところは、こちらについてはイエローゾーンに指定された、レッドゾーンに指定された区域については、警戒避難体制を特に整備するというか、対応してくださいねという指定ですとか、特定の開発行為に対して建物の構造ですとか、移転勧告を求めるということで、事業について特に誰が工事するということが決まっていない。  それに対して、今回指定される急傾斜地崩壊対策事業については、東京都が事業を行うということになっております。こちらの指定では、町田市では今回初めてということで、こちらの工事によって受益をされる方、あと今回、うちのほうで水路と道路の部分もございますので、町田市で相応の負担をしていくという事業になっております。  今後についてということなんですけれども、この先、どんどん指定されていくというところではお話は聞いておりません。実際にこちらの崖崩れが生じて困った方々からの相談を受けて東京都のほうで協議して、指定、また工事に進めるかどうかの調整をしていくということで話は聞いております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 分かりました。  それでは続きまして、「予算概要説明書」の48ページ、49ページの相原駅周辺街づくり事業における相原駅東口アクセス路の進捗状況と今後のスケジュールをお聞かせください。 ◎道路整備課長 まず、相原駅東口アクセス路の進捗状況についてなんですが、現在、用地取得を進めておりまして、2023年2月末時点で用地取得率が38%となっております。  今後のスケジュールについてですけれども、2023年度も引き続き用地取得を進めていきまして、2024年度から順次工事に着手をしていきたいと考えております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、「予算概要説明書」67ページ、④の都計道3・4・41についてお聞きいたします。  当該路線については、現在、相模原市において橋梁工事を進めていることと思いますが、現在の工事の進捗状況と今後のスケジュールをお聞かせください。 ◎道路整備課長 工事の進捗状況についてですけれども、現在、相模原市において橋梁の下部工事と上部工事の請負契約を締結いたしまして、橋台の基礎工事の準備ですとか、橋の桁製作を進めております。  今後のスケジュールについてですけれども、今年、2023年10月頃までに橋台を完成させまして、その後、桁の仮設を行いまして、2023年度中の工事完了を目指しております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、「予算概要説明書」67ページ、⑤の都計道3・4・49について確認させてください。  当該路線は道路を新設するものであり、用地取得がスケジュールの要になると考えておりますが、現在の用地取得の状況と今後のスケジュールをお聞かせください。 ◎道路整備課長 まず、用地取得の状況ですけれども、町田市区間につきましては、橋梁整備に併せて用地取得をお約束しております1地権者の土地を残しまして、用地取得は完了しております。また、これに接続いたします相模原市の都市計画道路、相原大沢線の相原2丁目交差点から町田市境までの相模原市区間における用地取得状況につきましては、2023年2月末時点で残り2地権者と伺っております。  今後のスケジュールについてですが、用地取得の状況にもよりますが、2024年度以降に境川に架ける橋梁の工事に着手する予定となっております。2023年度につきましても、引き続き相模原市において用地折衝と詳細設計、それから河川管理者との協議を進めていく予定でございます。 ◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、「予算概要説明書」の234ページ、道路維持費についてお聞きいたします。  補修工事費の堺2000号線の事業内容をお聞かせください。 ◎道路維持課長 堺2000号線は、多摩境通りというと分かりやすいかと思いますが、こちらは小山中央小学校の前の通りになります。この片側車線だけになりますが、町田方面行きの車線の約200メートルにつきまして、表面を削り取って、舗装を打ち替えるオーバーレイ工というものになります。舗装を新しくするものになります。  片側につきましては、水道工事によりまして既にきれいに舗装がされておりますので、市で行うのは片側だけとなっております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 最後にいたしますが、予算書134ページ、説明欄6の準幹線補助道路新設改良事業費についてお伺いします。準幹線補助道路について、小山駐在所北側の堺109号線を6メートルに拡幅する道路改良事業を進めていただいているかと思いますが、その予算はこの中に入っていると理解してよろしいでしょうか。  また、堺109号線の進捗状況と今後のスケジュールを教えてください。 ◎道路整備課長 委員のおっしゃるとおり、堺109号線の道路改良事業の事業費は、予算書のこちらの準幹線補助道路新設改良事業費に計上しておりまして、主に用地購入費を計上させていただいております。  進捗状況につきましては、今年度に用地測量を行いまして、用地取得に必要な図面や資料を作成しております。来年度は、先ほど申し上げたとおり、用地取得のお金を計上させていただいておりますので、用地取得を進めていきたいと思っております。2024年度の着工を目指しております。 ◆村まつ 委員 1点だけお伺いをしたいと思います。  今年度の予算のときに、道路管理を事後的な保全から予防的な保全に転換を図るというようなお話があったかと思います。これが来年度の2023年度の予算の中で、どういうふうに生かされているのか。全体的な予算を見ると、かなり予算が増えているので、そういったところで対応されているのではないかとは予想はしているんですけれども、中身がよく分からないので、その点、お伺いをできたらと思います。 ◎道路維持課長 事後保全型と言っていいかあれなんですが、舗装改良工事でなるべく長い路線を計画的に補修していくように予算を計上しているというところでございます。 ◎道路管理課長 予防保全というところで、委員がおっしゃった予算に何か入っているかというと、まだ入っていないんですけれども、今かなりDX化が進んでおりまして、カメラで道路を通しで撮影して、損傷具合ですとか経年劣化を把握するというのが大分出てきております。今後、町田市でも、そういったものを使って、この道路が大分傷んでいるというところで、では、補修計画を立てていきましょうというようなことはできるのではないかと考えてはおるんですが、まだ具体的にそこまではできていないというのが正直なところです。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって道路部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(町田市街路樹更新計画策定について) ○委員長 行政報告、町田市街路樹更新計画策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎道路部長 町田市街路樹更新計画策定についてにつきましては、道路政策課長から説明いたします。 ◎道路政策課長 では、資料72、行政報告、町田市街路樹更新計画策定についてをご覧ください。  こちらは、前回の12月議会で素案を概要説明させていただきまして、市民意見募集を行いますよとご報告させていただいた内容を受けて、その内容を反映して策定しますという計画策定の報告になります。  背景・目的につきましては前回と同様なんですけれども、植栽から約50年以上たっている街路樹が結構増えていて、それらが高木化、老木化、大径木化という様々な課題が生じている現況を、この課題に対応するため、量の拡大から質の向上への転換を図り、持続可能な街路樹管理とするための計画を策定してきましたというところになります。  市民意見募集なんですけれども、本計画の素案に対して、2022年12月20日から2023年1月19日までの期間で募集を行っております。募集の方法といたしましては、12月15日の「広報まちだ」に掲載し、また、ホームページにも内容について掲載させていただきました。  その結果、意見をいただいたのは2名から9件、こちらの便宜上、9件のカテゴリーに分けさせていただいております。ホームページのアクセスは、95件ほどということで確認しております。  資料の2ページ目をご覧ください。  市民意見募集の結果の概要をまとめさせていただいております。かいつまんで説明させていただきます。  計画策定の意義を評価していただいた意見が1番と7番で2件入っております。また、樹形の乱れ、樹木が弱っている原因、今回の課題にも書かせていただいている内容についてのご意見について4件いただいております。あとは路線の選定方法が素案の状態でちょっと分かりにくいといったご意見をいただいているのが1件、あと、生物多様性保全の観点からも街路樹について考えるべきといったところが1件の合計9件をいただいております。  資料1ページ目に戻ります。  計画の概要、3番のところです。素案からの変更点です。  1番の修正点につきましては、さっき意見の中にもありまして、低木についての書き込みが足りなかった部分がございますので、こちらの資料の本編、8ページに低木の更新についてというところでコラムを追加させていただきました。  また、修正点2といたしましては、本編の14ページ、後ろのほうになりますけれども、更新計画の対象路線とその分類について、約100路線を選定しましたというところを、客観的に分かりやすく分類方法を定めるためにフローチャートの追加をさせていただきました。  本内容で4月以降公表させていただきまして、運用を開始させていただく予定です。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告南町田グランベリーパーク駅東自転車駐車場整備について) ○委員長 行政報告南町田グランベリーパーク駅東自転車駐車場整備についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎道路部長 南町田グランベリーパーク駅東自転車駐車場整備についてにつきましては、道路管理課長から説明いたします。 ◎道路管理課長 南町田グランベリーパーク駅東自転車駐車場整備についてご報告をいたします。  まず、経緯についてですが、同駅には、駅周辺の自転車駐車場として、2016年4月に南町田グランベリーパーク駅北口地下自転車駐車場、こちらは収容台数641台ですが、こちらを開設してございます。  しかし、その後、自転車需要が増えておりまして、2021年10月時点での同駐車場への待機者は500名であるとの調査結果を得ております。この状況を受けまして、市では駐車場として整備できる用地の検討をしてまいりました。  このたび、ニトリ南町田店の隣の土地ですが、こちらは国道16号町田立体工事の現場事務所として提供しておりました市有地が今、更地になりましたので、新たな自転車駐車場として整備することといたしました。
     なお、市が用地を無償で貸与いたしまして、公益財団法人自転車駐車場整備センターが整備及び施設管理、運営を行います。このため、市の財政的負担はございません。  整備内容ですが、構造は平面式、屋根なしの駐車場となります。収容台数は290台程度を見込んでおります。  スケジュールですが、この3月いっぱいまでに整備工事を終え、4月1日より運営開始の予定で動いております。  説明は以上になります。お願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 ずっと要望されていた駐輪場がようやく市として整備していただけるということで、大変喜ばれる方も多いかなと思います。  今、500台ということでしたけれども、最初の頃はもう1,000台以上待機みたいな状況もあったかに聞き及んでおりますが、少しずつ落ち着いて、また、そのほかの移動手段に変えた方もいらっしゃると思いますが、まだこれでも十分ではないと思いますし、また、より便利なところに駐輪したいという方も多いかと思います。工夫していただいて、ニトリの前の空き地を活用していただくことで若干解消できるかなと思いますが、今後の見通しについてはいかがでしょうか。 ◎道路管理課長 今回整備する自転車駐車場なんですけれども、待機者の方にもはがきで、こういった駐車場を整備しますよというご案内をさせていただいております。今、2月末の時点でもう200名を超える方から希望をいただいております。委員ご指摘のとおり、まだ足りないという状況でございます。  ただ、駅のどちらから来る方がどれだけ残っているのかというところはまだ統計上は分かっておりませんので、そういったところも自転車整備センターに聞きながら、今後どういった形で需要に対応していくかということは検討していきたいと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告道路占用許可申請オンライン化社会実験開始について) ○委員長 行政報告道路占用許可申請オンライン化社会実験開始についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎道路部長 道路占用許可申請オンライン化社会実験開始についてにつきましても、道路管理課長から説明いたします。 ◎道路管理課長 それでは、道路占用許可申請オンライン化社会実験開始についてご報告いたします。  まず、概要ですが、町田市では2021年1月にICTを活用したスマートシティーの実現を目指し、新技術や新たなビジネスモデルの検討を共同で行うことを目的といたしまして、東日本電信電話株式会社、こちらNTT東日本のことでございますが、同社と未来のまちづくりスマートシティの共同検討等における協定を締結いたしました。  現在、本協定に基づき、道路占用許可申請オンライン化に向けてNTT東日本と共同検討を行っておりまして、昨年、2022年11月から社会実験を開始しております。  取組み内容ですが、電気やガスなど各インフラ企業からの道路占用許可申請をオンラインで受付し、これまで紙申請で行っておりました道路占用に関する一連の流れを全てオンライン化いたします。そのために必要なシステムの開発をNTT東日本と共同で進めております。  導入効果ですが、申請者は市役所に来庁せずに申請、受け取りが可能になりますので、窓口申請での時間的・場所的制約がなくなるというメリットがございます。  一方、町田市にとりましても、オンライン化による業務の効率化、紙資源の削減、紙資料の保管場所が削減されるなどというメリットがございます。  今後の予定ですが、本年夏頃までに社会実験を終了し、まずはNTT東日本からの申請を全てオンライン申請に移行する予定でございます。その後、インフラ企業である東京電力、東京ガスとの社会実験を開始し、2024年度にはインフラ企業からの占用申請はオンライン申請に一本化してまいりたいと考えております。  説明は以上になります。よろしくお願いします。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午前11時19分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時25分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第7号議案(下水道部所管部分)・第12号議案 ○委員長 第7号議案のうち、下水道部所管部分及び第12号議案を一括議題といたします。  本案について、一括して提案者の説明を求めます。 ◎下水道部長 第7号議案 令和5年度(2023年度)町田市一般会計予算のうち、下水道部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。  254ページをご覧ください。  下水道部予算のポイントとして、一般会計分の予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。  下水道部では、下水道部が管理する水路や雨水調整池の維持管理、雨水浸透設備設置費用及び浄化槽維持管理費用の一部補助、し尿くみ取り業務などに取り組みます。  255ページをご覧ください。  下水道部予算、一般会計分の予算総括表でございます。  下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。  職員人件費を除いた金額ではございますが、2023年度の歳出総額は18億4,808万円で、2022年度と比べ1,655万8,000円の減額となっております。  次に、主な事業につきましてご説明いたします。  256ページをご覧ください。  上段の浄化槽普及管理費をご覧ください。  事業の内容でございますが、浄化槽の維持管理費用の一部を補助し、浄化槽の適正な維持管理を促進します。  2023年度の取り組みでございますが、浄化槽管理者に対し浄化槽維持管理費補助制度の周知を行い、浄化槽の適正な維持管理を促進します。  事業費は、浄化槽維持管理費補助金1,256万5,000円などで、特定財源は浄化槽清掃業許可手数料2万円などを計上しております。  次に、下段のし尿処理費をご覧ください。  事業の内容でございますが、くみ取り便所及び建設現場に設置される仮設トイレなどに対し、衛生的な住環境を確保するため、し尿くみ取り業務を行います。  2023年度の取り組みでございますが、一般家庭350世帯及び仮設トイレなどを対象として、し尿の収集・運搬を実施します。  事業費は、収集・処分等委託料5,854万9,000円などで、特定財源は、し尿処理手数料1,941万4,000円を計上しております。  257ページをご覧ください。  治水管理費をご覧ください。  事業の内容でございますが、下水道部が管理する水路や雨水調整池の適正な維持管理を行い、大雨による被害が発生した場合には迅速に対応できるようにします。  2023年度の主な取り組みでございますが、水路や雨水調整池の点検、しゅんせつ、草刈り及び樹木伐採を行います。また、2022年度に作成した水路台帳を基に、水路修繕計画を策定します。  事業費は、水路等修繕料5,050万7,000円などで、特定財源は、水路占用料311万1,000円などを計上しております。  次に、258ページをご覧ください。  下段の公共下水道費をご覧ください。  事業の内容でございますが、下水道事業会計を健全に経営するため、経費区分に基づき一般会計が負担している費用でございます。  2023年度の取り組みでございますが、雨水処理に必要な経費等で、一般会計が負担する費用のほか、2023年度は光熱水費高騰対策分として1億1,000万円を増額して計上しています。  事業費は、下水道事業会計負担金15億8,123万円でございます。  以上が一般会計予算のうち、下水道部所管分の概要でございます。  第12号議案 令和5年度(2023年度)町田市下水道事業会計予算につきまして、町田市下水道事業会計予算書を使ってご説明いたします。  3ページをご覧ください。  第2条、業務の予定量でございます。  (1)の計画人口、(2)の年間総処理水量、(3)一日平均処理水量につきましては、それぞれ予算書に記載しているとおりでございます。(4)主な建設改良事業につきましては、①管渠整備費として14億8,745万6,000円、②管渠改良費として5億9,750万円、③処理場改良費として20億2,404万2,000円を予定しております。  第3条、収益的収入及び支出の予定額でございます。下水道事業収益を125億77万5,000円、下水道事業費用を120億8,491万6,000円計上しております。  4ページをご覧ください。  第4条、資本的収入及び支出の予定額でございます。資本的収入を45億6,976万6,000円、資本的支出を71億9,955万8,000円計上しております。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額26億2,979万2,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2億6,265万円、過年度分損益勘定留保資金5億1,219万5,000円、当年度分損益勘定留保資金18億4,920万6,000円及び繰越利益剰余金処分額574万1,000円にて補填してまいります。  第5条、債務負担行為につきましては、記載のとおり、鶴見川クリーンセンター改良事業の建設工事その26ほか2件の期間及び限度額を定めるものでございます。  5ページをご覧ください。  第6条、企業債につきましては、建設改良に係る下水道事業の起債限度額を28億1,590万円、資本費平準化対策の起債限度額を5億9,500万円と定めるものでございます。  第7条、一時借入金につきましては、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。  第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、営業費用と営業外費用の間の流用及び建設改良費と企業債償還金の間の流用ができると定めるものでございます。  第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費8億3,938万1,000円と定めるものでございます。  6ページをご覧ください。  第10条、利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金のうち減債積立金として処分する金額574万1,000円と定めるものでございます。  続きまして、予算の主な内容をご説明申し上げます。  10ページをご覧ください。  令和5年度町田市下水道事業会計予算実施計画でございます。  収益的収入及び支出について、ご説明いたします。  初めに、収入でございます。  第1款、下水道事業収益、第1項、営業収益61億9,827万5,000円につきましては、公共下水道使用料収入及び一般会計からの繰入金などの収入でございます。  第2項、営業外収益63億218万4,000円につきましては、一般会計からの繰入金及び長期前受金戻入などの収入でございます。  11ページをご覧ください。  続きまして、支出でございます。  第1款、下水道事業費用、第1項、営業費用112億9,702万円につきましては、第1目、管渠費6億8,019万8,000円、第3目の処理場費24億2,627万5,000円、第7目の下水道使用料徴収業務費5億2,919万3,000円、第10目、減価償却費72億3,394万3,000円などを計上しております。  第2項、営業外費用7億5,789万6,000円につきましては、第1目、支払利息及び企業債取扱諸費6億3,789万6,000円などを計上しております。  続きまして、12ページをご覧ください。  資本的収入及び支出について、ご説明いたします。  初めに、収入でございます。  第1款、資本的収入、第1項、企業債34億1,090万円につきましては、公共下水道事業債及び資本費平準化債によるものでございます。
     第2項、他会計負担金8,227万円につきましては、一般会計からの繰入金でございます。  第3項、補助金10億6,388万4,000円につきましては、国庫補助金及び都補助金でございます。  第4項、分担金及び負担金1,236万6,000円につきましては、公共下水道の整備に関わる受益者負担金及び受益者分担金でございます。  第5項、長期貸付金償還金34万6,000円につきましては、水洗便所改造貸付金に関わる返還元金でございます。  13ページをご覧ください。  続きまして、支出でございます。  第1款、資本的支出、第1項、建設改良費41億2,663万6,000円につきましては、第1目、管渠整備費14億8,745万6,000円、第2目、管渠改良費5億9,750万円、第3目、処理場改良費20億2,404万2,000円などを計上しております。  第3項、企業債償還金につきましては30億7,154万8,000円を計上しております。  収益的収入及び支出、資本的収入及び支出の内訳につきましては、36ページから48ページに記載しております。  以上が町田市下水道事業会計予算の概要でございます。  説明は以上です。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆小野寺 委員 何点か質疑させていただければと思いますけれども、今、説明がございました258ページの公共下水道費のところです。一般会計で2022年度予算額で15億9,470万円で、都の支出が2023年度は減って、一般財源がこのような形になっているかと思いますけれども、2023年度の取り組みとして「光熱水費のうち電気とガスが想定を超える増加傾向にあることから、1億1,000万円」という形になっておりますが、3億9,000万円ほどずれが生じていると思うんですが、これを詳しく教えていただければと思います。 ◎下水道経営総務課長 一般会計からの繰入金につきましては、2021年度に策定しました下水道事業経営戦略の中で、徐々に段階的に減らす計画となっております。  この内容については、まず、分流式に係る一般会計からの繰入れというのが繰入れ基準としては定められているんですけれども、この扱いが基準外繰入れになるということになりましたので、2030年にかけて段階的に減額をしていくというような影響で、そのような数字になっているということでございます。 ◆小野寺 委員 続いて、263ページです。事業の内容で「②成瀬クリーンセンター・鶴見川クリーンセンター及び鶴川ポンプ場の施設について、計画的に耐震化や老朽化した設備の改築工事を進めます」ということで先日、成瀬クリーンセンターを視察させていただいて、ありがとうございます。すばらしい映像も見させていただいて、広く皆さんに周知していただければと思いました。  その上で下の2023年度の取り組み、②ですけれども、「成瀬クリーンセンターでは汚泥処理棟の耐震補強工事」等るるありながら「クリーンセンターの沈砂池設備などの改築工事を行うとともに、温室効果ガス削減に向けた脱炭素化事業として鶴見川クリーンセンター汚泥焼却設備の改築工事を実施します」とあります。今現在、都のほうでTOKYO強靱化プロジェクトという形で議論もされておりますけれども、この辺の補助金の活用についても計画があるのかどうか、あるようでしたら教えていただければと思います。 ◎水再生センター所長 ご質疑ありがとうございます。  TOKYO強靱化プロジェクトにつきましては、令和5年度からの契約が対象と聞いておりますので、当然来年度以降契約するものについて、対象工事については積極的に活用させていただきたいと考えております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。  最後に1つ、同じく2023年度の取り組みの中で「相原町汚水枝線などの汚水管整備工事を行います」とうたわれておりますけれども、これはなぜ行うのか。また、効果というのはどういうものを予定されているのか、教えていただければと思います。 ◎下水道整備課長 相原の汚水枝線工事につきましては、いまだちょっと残っている未普及地域の解消に努めてまいりたいと思います。これによって下水道の水洗化率とか普及率等が上がっていくと考えております。 ◆小野寺 委員 その上で、予定としてどれぐらい解消されるものなんですか。 ◎下水道整備課長 どのぐらいといいますと、水洗化率が既に99%まで来ておりますので、数字的にはほんの微々たる数字にはなると思います。 ◆松岡 委員 では、「予算概要説明書」から2項目お聞かせください。  まず初めに、256ページのくみ取り便所なんですけれども、これは一般家庭約350世帯という理解でよろしいのか。  また、分かればですけれども、多分くみ取り便所は年々減少しているかと思いますが、ここ3年ぐらいの推移はどのようになっているんでしょうか。  また、市は今後、水洗トイレへの移行ということをどのように進め、考えていかれるのか、まず、お聞かせください。 ◎下水道整備課長 くみ取り世帯につきましては年々減ってきているところでございます。具体的な数字は持ち合わせがないんですけれども、減っていく予定でございます。  あと、直近の3年の推移なんですけれども、大体5%ずつ減ってきているような状況でございます。  これからの水洗化への移行ということですけれども、町田市は公共用水域水質10ヶ年計画において、2026年までに町の水洗化率100%を目指しておりますので、それに向けて利用啓発と公共下水道への切り替え等の啓発をしていきたいと思っています。 ◆松岡 委員 では、よろしくお願いいたします。  最後に、263ページから、マンホールトイレのことなんですけれども、7,000万円の予算が組まれておりまして、3月11日で東日本大震災から12年目に入りますが、被災者にとってマンホールトイレは大変重要なものだと思われます。マンホールトイレは、そもそもマンホールの上に簡易トイレを置いて、その上にテントを設置するという施設だと思うんですけれども、避難施設4か所に工事を行うとありますが、その4か所はどこを指すのか。また、それぞれマンホールトイレを何個用意されるのか教えてください。 ◎下水道整備課長 来年度のマンホールトイレの設置場所なんですけれども、一つが成瀬中央小学校、もう一つが南つくし野小学校、もう一つが木曽境川小学校、そして町田市陸上競技場の4施設になります。各施設に10基ほど設置をしていきたいと思っています。 ◆松岡 委員 被災者にとって大切なので、よろしくお願いします。  最後ですけれども、もっと必要かと思うんですけれども、今後また予定されているんでしょうか。 ◎下水道整備課長 避難施設は今、全部で71施設ありますけれども、そのうちの50数か所整備が済んでおりますので、残りにつきましては徐々に今後順次進めていきたいと思っております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 それでは、浸水対策事業で関連して。  「予算概要説明書」263ページ、事業の内容で「浸水被害軽減対策として雨水管の整備を進めます」とありますが、2023年度における雨水管の整備予定を教えてください。 ◎下水道整備課長 2023年度の雨水管整備につきましては、本町田地区で菅原神社交差点から鶴川方面へ向かう鶴川街道の道路拡幅事業を今行っていると思うんですが、それに併せて2018年度から継続して実施している場所になります。  この事業につきましては、本町田の市立博物館入口交差点付近にある民間の保全調整池の下流にある既存の汚水管と恩田川に流入する鶴川街道の日向台交差点南側に位置する雨水管をつなぐための整備工事となります。 ◆佐藤〔伸〕 委員 市内にも過去に浸水被害がある場所があると思いますが、浸水対策を行う場所はどのように決めているのか教えてください。 ◎下水道整備課長 下水道事業計画における雨水管整備の全てを行うには、膨大な費用とか時間を要することになります。そのため、町田市では未来につなぐ下水道事業プランで効果的な浸水対策を実施していくことに当たりまして、過去の浸水履歴から抽出した対策箇所を優先して対策を進めることとしてございます。また、浸水履歴の変動などによる対策箇所の見直しを必要に応じて検討して、実情に即した浸水対策を実施していきたいと考えております。 ◆佐藤〔伸〕 委員 これまでに事業を進めている中で課題も出てきていると思いますが、雨水管整備実施に当たっての課題というのはどのようなものなのか教えてください。 ◎下水道整備課長 浸水対策としての雨水管整備の特徴は、汚水管と比較しまして、埋設する管渠が非常に大きなことが特徴になります。埋設する道路内には、もう既に水道やガス、電気など多くの管が埋設されておりまして、大きな管である雨水管を埋設するには、他企業の埋設管を事前に移設した上で、埋設位置を確保しなければ整備できない場合が多々ございます。  そのため、埋設管を管理する事業者との調整とか、移設工事に多くの時間を要するために、浸水対策が完了するまでに長期に及ぶこと、また、移設に当たって支払う工事費も高額になることから、時間的にも財政的にも大きな負担となっております。雨水管整備における工事費や移設に要する費用などを総合的に考えた上で、いかに早く事業効果が発揮できるかが課題になると考えてございます。 ◆佐藤〔伸〕 委員 最後にいたしますけれども、過去に小山付近でも浸水被害があったと思うんですが、そこへの対策はどのようなことを行っていくのですか、教えてください。 ◎下水道整備課長 小山地区のことですが、現段階ではまだ具体的な対策は決まっておりませんが、浸水対策については雨水管整備のほか、道路側溝等の改良だとか、浸透施設の整備などを含めて様々な対策を検討していきたいと考えてございます。 ◆佐藤〔伸〕 委員 雨水管整備については、管渠が大きいことで他企業の埋設物の移設などを含め、多くの時間と費用が発生することや、様々な対策を検討しなければならないことが分かりました。浸水対策を効果的に実施することは重要であると考えております。関係機関との協議調整を着実に進め、市民の安全安心のために、ぜひ浸水対策を進めていってほしいと思います。よろしくお願いします。 ◆細野 委員 何点か伺いたいと思います。  まず、257ページの治水管理費について、雨水浸透設備設置補助金について、昨年から浸透施設を増やしていくということで、補助金を倍に増やしていただいたんですが、この効果について2022年度どうだったのか、また、今年度の見通しについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎下水道管理課長 2021年度から補助金の上限額を40万円まで引き上げまして、2021年度は申請の件数的には8件で、あと2022年度は9件になっています。上限を上げた2021年度の前に、すいません、2020年度は4件でしたので、2021年度から――ごめんなさい、上限を40万円まで引き上げたのが2022年度です。効果的には、効果というか、2021年度と比較すると実際は1件だけしか増えておりません。8件から9件になっています。  効果的には、ただ、これから制度をもうちょっと皆さんに使いやすいような、説明の仕方もいろいろ工夫をしながら、もう少し増やしていきたいと考えております。 ◆細野 委員 せっかく浸透ますの事業を、宅地開発がかなり農地が転用されてという姿が地域でも見られますので、そういう際に新しく造る住宅に、そういった浸透施設が整備されることによって、少しでも雨水が下に流れないような形にできるといいと思います。  これについては、プラスで費用がかかるものですから補助金を上げていただいたと思うんですが、40万円という金額というのは、大体どういう施設がどれぐらい、そのうちのどれぐらいを負担するというか、そういった具体的にどのようなことができるのかということについて教えていただきたいと思います。  あと、業者の方にも理解していただいて、なかなか施主さんに薦めるのは難しいかもしれませんが、効果などもぜひ周知していただきたいと思います。取りあえず、40万円の費用はどれぐらいのものを造れるのか、教えていただければと思います。 ◎下水道管理課長 40万円でできるような内容ですけれども、通常のお宅でやると、浸透ますが5基ぐらい設置が可能です。5基というと、通常の一般的な家庭ですと、例えば50ミリの雨が降ったときでも、5個あれば50ミリ分の雨が全部浸透し切るぐらいのものになりますので、5基つけられるお宅は少ないかもしれないですけれども、そのぐらいつければ、降った雨分ぐらいのものは1時間に浸透ができるような施設が設置できることになります。 ◆細野 委員 次に、261ページの財源内訳についてですけれども、市の繰入れの考え方、昨年よりも若干減っているんですが、先ほどのご説明で1億1,000万円増やしたけれども、総額として圧縮していくみたいなお話がありました。  そこで、圧縮の方向について目標とか定めていると思うんですが、2023年度、どれぐらい圧縮して、今後の見通しについて伺いたいと思います。  また、どのようなところで減らしていくのか、その辺の見通しなどもありましたら伺いたいと思います。 ◎下水道経営総務課長 一般会計からの繰入金ですけれども、先ほどお話をさせていただいたように、まず、基準内と基準外がございまして、基準内に関しては、雨水は原則公費、汚水は原則市費という原則がありますので、基準内で受けているものについては雨水の部分ということになります。  基準外なんですけれども、このうち大きな額を占めているのが先ほど説明しました分流式に係る部分ということで、2022年度だと6億6,000万円弱、この金額がございました。これを2030年度にはゼロにしてということで、段階的に8,000万円前後ずつ減らしていくというような計画になっています。これは、分流式に係る部分というのは繰入れ基準として認められている部分ではあるんですけれども、下水の処理水1立米当たりの単価が150円まで達していない、もうちょっと安くしているような自治体については、基準外として取扱いなさいというルールになっています。  つまり、一定の負担を下水道使用者から徴収している場合は、それよりもオーバーしてしまう分については税金を投入していいんだけれども、まずは150円までは下水道使用料で賄っていきなさいという基本的な考え方があるために、今現在、町田市は150円を超えていませんので、分流式に係る部分については、税金を投入するのではなくて、ほかの手段の下水道使用料改定だとか費用の削減ですとか、そういったところで賄っていくようにというような基本的な考え方がありますので、2030年度までにゼロにしていくという計画になっております。 ◆細野 委員 その方向性については、さっき聞いた圧縮の方向性……。 ◎下水道経営総務課長 10か年の見通しで財政計画をつくっているんですけれども、まず、そこの繰入金を減らしていくという計画の中では、手持ちの現金自体もやはり少しずつ減っていくというような見込みになっておりまして、この事業計画上でも、2028年度ぐらいを目安に使用料改定についても検討すべしというような内容になっておりますので、段階的に減らしていく猶予がある期間の中で、そういったところも検討するということになります。 ◆細野 委員 ありがとうございます。今後の方向ということですね。  最後に1点、先ほど質疑もありましたけれども、成瀬クリーンセンターと鶴見川クリーンセンターの老朽化、耐震化についての改修の予算が毎年度入っているかと思うんですが、2023年度どの程度の事業を行われる予定なのか。また、今後の見通しについて、お聞きしたいと思います。 ◎水再生センター所長 成瀬クリーンセンター、鶴見川クリーンセンターの改築更新工事については、これまで計画的に進めてきております。2023年度につきましては、もう既に工事としては契約済みで動いておりますが、まず鶴見川クリーンセンターの新しい焼却炉の建設工事を引き続き実施させていただきます。それから、成瀬クリーンセンターにつきましては、汚泥処理棟の耐震補強工事に着手させていただきます。大きなところで申し上げますとその2つ、ほかにも細かいものはございますけれども、大きなものとしてはその2つとなります。 ◆細野 委員 ありがとうございます。  あと、汚水管、雨水管も耐震の整備なども含まれているんですが、2023年度の事業についてはどのような形で計画されているのか教えていただきたいと思います。 ◎下水道整備課長 雨水管の耐震化につきましては、今、耐震診断の調査を行っているところでございます。流れ的には、2026年度ぐらいから耐震化工事を始めていきたいと考えてございます。 ◆細野 委員 汚水管については。 ◎下水道整備課長 汚水管につきましては、耐震診断が既に終わって耐震化も済んでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって第7号議案のうち、下水道部所管部分及び第12号議案の質疑を終結いたします。  これより第12号議案の討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第12号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第12号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △行政報告(2021年度下水道事業の経営分析について) ○委員長 行政報告、2021年度下水道事業の経営分析についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎下水道部長 本件につきましては、下水道経営総務課担当課長よりご説明申し上げます。 ◎下水道経営総務課担当課長 それでは、2021年度下水道事業の経営分析について、ご報告させていただきます。  町田市では、住環境の改善と河川の水質向上を目的に1964年から下水道事業に着手し、汚水管や2か所の下水処理場などの整備を進めてまいりました。  また、下水道事業の健全化を図るために、2020年度に総務省が所管である地方公営企業法の財務規定を適用し、公営企業会計を導入しました。  地方公営企業の在るべき姿を示した同法の本旨である経営の基本原則に沿って持続的・安定的な下水道事業を実現するためには、経営の健全化、効率化及び経営基盤の強化を図っていく必要があり、各年度の決算値や各種経営指標を用いた経営分析の実施が不可欠です。  また、下水道事業を持続・安定させるために策定した「未来につなぐ下水道事業プラン(町田市下水道事業経営戦略)」、以下経営戦略といいますが、これを2021年3月に作成いたしました。  この経営戦略の中で、今後10か年の施策に係る費用と財源を推計した投資財政計画を策定しました。この投資財政計画の実施・進捗に関する測定、いわゆるモニタリングを毎年度行い、総務省が示した11の評価指標と照らし合わせ、結果として投資財政計画と事業実績に乖離があるかないかを分析し、乖離がある場合は、実情を勘案した見直し、いわゆるローリングを行っていきます。  今回は財務の視点から総務省が提示した11の指標を重要業績評価指標として、モニタリング結果に対する評価・分析を継続的に行いつつ、経営戦略のローリングにおいて活用することとします。  ここで、他市を含めた決算値が確定し、経営分析を行いましたので報告いたします。  2ページをご覧ください。  経営分析表ですが、2021年度の決算値等の算出要素から各指標を算出したものです。また、2020年度との比較も行っております。ここでは、3つの主な指標について説明いたします。1番目の経常収支比率、5番目の経費回収率と6番目の汚水処理原価です。  経常収支比率ですが、この指標の内容は、その年度の収益的収入によって、その年度の収益的支出をどの程度賄えるかを表す指標で、数値が100%以上であれば、その年度の経常収支が黒字であることを示し、100%未満であれば、その年度の経常収支が赤字であることを示します。
     前年度比で3.4%減少となりました。原因は、成瀬クリーンセンターにおいて大規模な修繕を行ったこと、あと、先ほども話がありました経営戦略上の計画では、分流式下水道に要する経費に係る一般会計からの繰入金を毎年約8,000万円減少することになっているためです。  経費回収率ですが、この指標の内容は下水道使用料で回収すべき汚水処理費を、どの程度下水道使用料収入で賄えるかを表す指標で、数値100%以上であれば、使用料水準は適正と判断します。100%未満の場合、現保有資産に対する投資が適切に行われているかの検証を行い、その上で下水道使用料収入が今後の維持管理の見通しを踏まえて適正な水準になっているか検証する必要があります。  経費回収率は、前年度比で6.1%減少となりました。原因は、これも成瀬クリーンセンターにおいて大規模な修繕を行ったためです。短期的な現象かにより対応は異なりますが、中長期的な視点で注視していく必要があります。  続いて汚水処理原価ですが、これは年間有収水量1立米当たりにかかる汚水処理費用です。有収水量とは、下水処理場で処理した汚水のうち、侵入水を除いた下水道使用料収入の対象となる水量のことです。類似他自治体との比較により町田市の状況を把握し、効率的な汚水処理が実施されているか分析します。  汚水処理原価ですが、前年度比で8.6円上昇しました。これも主な原因としては、成瀬クリーンセンターにおいて大規模な修繕を行ったためです。  次に、3ページをご覧ください。  町田市経営指標他市比較結果・分析等ですが、経営指標に対して類似団体10団体と比較、グラフ化し、ベンチマークとして参考にします。他市間比較した団体は、比較類似団体として処理区域内人口30万人以上、有収水量密度、これは処理区域面積1ヘクタール当たりの年間有収水量ですが、1ヘクタール当たり1万1,000立米以下、供用開始50年以上、そして下水処理場を保有している団体です。また、参考として近隣3市の横浜市、川崎市、相模原市とも比較しております。オレンジ色の横線が類似団体6市の平均となります。  1の経常収支比率ですが、類似団体平均106.75%と比較するとやや下回っているものの、100%を超えており、維持管理費等の経常費用を下水道使用料収入等の経常収益で賄えており、2021年度は良好な状態と言えます。ただし、経営戦略の計画では、分流式下水道に要する経費に係る一般会計からの繰入金を毎年8,000万円減少することになっているため、減少傾向になると予想されます。  2の累積欠損金比率ですが、これは数値がゼロ%である状態、すなわち累積欠損金が発生していない状態であることが求められます。1%でも発生していれば、経営の健全性に課題があるため、経営改善を要するものとなります。奈良市以外の団体と同様に累積欠損金は発生しておらず、良好な状態と言えます。  3の流動比率ですが、これは1年以内に支払うべき短期的債務、いわゆる流動負債に対する現金または1年以内に現金化できる資産、いわゆる流動資産の割合をいい、短期的債務に対する支払い能力を表す指標です。下水道事業において100%を超えることは難しく、半数以上の団体が当市と同様に100%に達しておりません。類似対象団体平均と比較しても大きく下回っていますが、次年度以降の安定した下水道使用料収入等を踏まえると、当年度末の流動負債を賄うだけの流動資産は確保できる見込みです。  4の企業債残高対事業規模比率ですが、料金収入に対する企業債残高の割合です。その年度末における企業債残高を完済するには、何年度分の下水道使用料等の営業収益があればよいことを表す指標です。今回の場合、584%なので、料金収入の五、六年分に相当するということになります。類似対象団体平均と比較して突出して高い水準ではございませんが、今後の改築、更新に伴って残高は増加していく見込みであり、適正な借入れに努める必要があります。  4ページをご覧ください。  5の経費回収率ですが、成瀬クリーンセンターの大規模な修繕のため、100%に達しませんでした。類似団体平均を10%程度下回っておりますが、短期的な現象か否かにより対応は異なるので、中長期的な視点で注視していく必要があります。  6の汚水処理原価ですが、類似団体平均とほぼ同水準であるものの、比較対象団体平均と比べて5円ほど高くなり、より効率的な汚水処理に努めていく必要があります。  7の施設利用率ですが、下水処理場が1日に対応することが可能な汚水処理能力に対する1日単位の平均処理水量の割合を表す指標です。1日当たりの実質的な施設稼働率とも言える指標であり、100%に近い数値になることが望まれます。類似他自治体との比較等により、施設規模の妥当性を分析します。流域下水道の利用率が極めて大きいと想定される松戸市を除く類似団体5市平均よりも大きく上回っているので、適正な規模と言えます。  8の水洗化率ですが、現在、処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水を処理している人口の割合を表す指標ですが、全体でも3番目に高い値であり、汚水管整備が進んでいると言えます。  5ページをご覧ください。  9の有形固定資産減価償却率ですが、年度末に保有している有形固定資産のうち、償却対象資産の減価償却がどの程度進行しているか、すなわち償却資産の老朽化の度合いを表す指標です。数値が高いほど法定耐用年数が経過している、またはそれに近い償却資産が多いことを示します。将来的な改築、更新の必要性を推測いたします。  2020年4月に地方公営企業法を適用し、2020年度を初年度として減価償却を開始しているため、今後は急速に減価償却が進むことが見込まれます。他団体も同様に適用時期によって減価償却累計額が大きく変わるため、現状の数値にとらわれず、計画的な修繕、改築、更新を実施していく必要があります。  10の管渠老朽率ですが、汚水管と雨水管を合わせた管渠総延長のうち、法定耐用年数を経過した管渠延長の割合、すなわち保有している全管渠の老朽化の度合いを表す指標です。類似対象団体平均を下回っており、老朽化は比較的進んでいないと言えます。  11の管渠改善率ですが、管渠総延長のうち、その年度に更新、改良、修繕により改善された管渠延長の割合、すなわち管渠更新ペースや更新度合いを把握するための指標です。  他団体と同様に低く、老朽化の動向を踏まえ、今後、計画的な修繕、改築、更新を実施していく必要があります。  6ページをご覧ください。  経営分析・評価及び改善策・方向性等ですが、各指標を経営の健全性、経営の効率性、老朽化の状況の3つの分析内容に分類し、指標別及び総合評価を行っております。また、他市間比較した結果も記載しております。  総合評価としては、経営の健全性は「やや良い」、経営の効率性、老朽化の状況は「どちらとも言えない」となりました。  経営の健全性のうち、企業債残高事業規模比率に関しましては、前年度と比較して30%以上減少したものの、人口減少に伴い、長期的には下水道使用料収入が減少する見込みであるのに対し、当市は2か所の単独下水処理場を有しており、これら老朽化する下水道施設の改築、更新の増大に伴い企業債残高は増加する見込みであるため、比率は徐々に上昇する見込みです。  経営の効率性のうち、経費回収率につきましては、前年度と比較しまして6%以上減少しました。今後も、老朽化した施設の修繕や動力費の高騰により、維持管理費の上昇が見込まれているので、継続して業務の見直しや業務改善等を図り、汚水処理費削減に努めていく必要があります。  老朽化の状況のうち、管渠老朽化率ですが、2021年度は6%程度にとどまっており、老朽化は進んでおりませんが、2030年度には30%以上になると推測しております。今後も計画的に改築、更新を行う必要があります。  続いて、7ページをご覧ください。  経営分析総括となります。  経営分析及び評価ですが、他団体と比較すると経常収支比率や流動比率は下回っているものの、経常収支比率は100%を超えており、維持管理費等の経常費用を下水道使用料収入等の経常収益で賄えています。  流動比率についても、下水道事業は事業当初に短期的で集中的な建設投資を要し、その後、長期間にわたる料金収入等でその原資を賄う事業です。次年度の安定した下水道使用料収入等を踏まえると、当年度末の流動負債を賄うだけの流動資産は確保できる見込みです。  以上から総合的に判断しますと、2021年度の経営状況については、緊急に改善を要するような経営課題は特に見受けられず、おおむね良好であったと評価することができると考えます。  経営戦略における投資財政計画との比較ですが、経営の健全性については、経常収支比率が104.5%と100%を超え、見込みよりも上回りました。  経営の効率性は、経費回収率が100%を下回りましたが、見込みよりも上回っているため、経営戦略における投資財政計画と乖離していないと言えます。  老朽化の状況につきましても、管渠改善率はほぼゼロ%ですが、2023年度からストックマネジメント計画に基づく改築、更新が始まることから、経営戦略における投資財政計画との乖離が見られないと考えております。  改善策・方向性等ですが、経営の健全性では、経常収支比率は100%以上を維持し続ける必要があります。経営の効率性では、経費回収率が100%を下回っているため、汚水処理費削減に努める必要があります。  老朽化の状況については、緊急性、優先順位等を考慮した償却資産の計画的かつ効率的な修繕、改築、更新の実施を目指す必要があります。  総合的には、投資財政計画の実施・進捗に関する測定、モニタリングを毎年度行い、各評価指標と照らし合わせ、結果として投資財政計画と事業実績に乖離があるかないかを分析し、乖離がある場合は、ローリングを行っていく必要があります。  1ページにお戻りください。  最後に、今後の見通しです。  下水道施設の老朽化が進み、改築、更新が必要となることが考えられます。さらに、昨今の世界情勢の変化により電気やガスなどの動力費等が高騰し、汚水処理費が上昇しています。また、人口減少の傾向にあることや節水対策などの生活様式の変化により、下水道使用料収入が減少することが見込まれます。  下水道事業の役割を踏まえ、持続可能な下水道事業の実現を目的に、明確な目標を定め、膨大な施設の状態を客観的に把握、評価し、中長期的な施設の状態を予測しながら、管渠や下水処理場を計画的かつ効率的に管理、更新する必要があります。  そのため、今後毎年度、各経営指標を集約し、動向を注視して、町田市の下水道事業の経営状況を見える化し、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を図っていく必要があります。  報告は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後零時22分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時27分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより第7号議案のうち、当委員会所管分についての討論を行います。 ◆細野 委員 第7号議案、2023年度一般会計予算のうち、建設常任委員会所管部分について反対の立場で討論を行います。  本予算には、省エネルギーや再生可能エネルギーの普及、廃棄物処理や資源化、道路維持補修整備、災害に強いまちづくりや下水道会計を支える企業会計への繰入れなど、また市民の憩いの場である公園整備など、市民の安心安全な生活や環境を守るために必要な予算が多く盛り込まれています。  しかし、一方で以下の点で問題があると考えます。  まず第1に、みちづくり・まちづくりパートナー事業のうち、原町田五丁目から都計道3・3・36号線までの3・4・11号線の延伸です。モノレール延伸ありき、先行整備される事業であり、多くの住宅が張りついている地域で、住民への情報提供や合意形成はまだこれからだと考えます。また、反対の声もあるということで、十分合意形成が図られていないと考えます。  2点目に、多摩都市モノレール町田方面延伸事業に伴う沿線まちづくりについてです。新たな拠点づくりや採算確保のために乗客の需要を無理につくり出すことは、コンパクトシティーへの再編の考え方とも相反するのではないでしょうか。また、町田駅周辺の4か所の再開発を同時に進めていくことは、今後、町田市の多額な財政投入が求められることにもなります。市民の暮らしや教育の充実など、自治体として本来優先すべき事業を困難にすることにもなると考えます。  3点目に、野津田公園スポーツの森湿生植物園へのスケートパーク整備事業についてです。パークセンターゾーンに位置づけられた湿生植物園存続を求める市民の声もあり、自然環境を存続というのは大変重要な課題だと思います。市民への情報提供と合意形成も必要だと思います。また、スケートボードは中高生なども大変愛好者が多く、実際には、そういった若い世代も活用できる場所に、もっと交通の便のいいところ、あるいは公園の中でもほかの場所を検討すべきではないでしょうか。  4点目には、芹ヶ谷公園の土壌調査が検討されていないという点です。芹ヶ谷公園の斜面地の土壌に対して、市民から不安の声が上がっています。今後、新たな施設を整備していく上でも、樹木の状況や土壌の中の湧水の状況など、専門家の知見も借りながら十分な調査を行い、安全性を確認すべきだと考えます。  以上の点から本予算には反対をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第7号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第7号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後零時30分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時31分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。  特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午後零時32分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時33分 再開 ○委員長 再開いたします。 △委員派遣について ○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。7月11日から13日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、委員全員を派遣いたしたいと思います。  なお、視察先については、正副委員長に一任願います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  視察先につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知いたします。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって建設常任委員会を閉会いたします。              午後零時34分 散会...