町田市議会 2022-09-13
令和 4年建設常任委員会(9月)-09月13日-01号
令和 4年建設常任委員会(9月)-09月13日-01号令和 4年建設常任委員会(9月)
建設常任委員会記録
1 日時 令和4年(2022年)9月13日(火)午前10時
2 場所 第4委員会室
3 出席者 委員長 渡辺厳太郎
副委員長 村まつ俊孝
委員 小野寺まなぶ 中川幸太郎 佐藤和彦 松岡みゆき
若林章喜 細野龍子 佐藤伸一郎
4 出席説明員
環境資源部長
循環型施設担当部長 環境資源部次長 道路部長
都市づくり部長 都市整備担当部長 下水道部長 その他担当管理職職員
5
出席議会事務局職員
議事係長 新井亮介 調査法制係 増井恵美
担当 青栁晴香
6 速記士 植木那津子(澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
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建設常任委員会審査順序
令和4年(2022年)
9月13日(火)午前10時
第4委員会室
1 都市づくり部
(1)第 85 号議案 町田市
教育環境整備地区建築条例
(2)第 86 号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例
(3)第 94 号議案 金森市民住宅外1箇所の指定管理者の指定について
(4)第 64 号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)
(5)第 68 号議案 令和4年度(2022年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)
(6)認定第 1 号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(7)行政報告
南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについて
(8)行政報告 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について
(9)行政報告 土地の買入れについて(三輪緑地用地)
2 下水道部
(1)第 64 号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)
(2)第 69 号議案 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)
(3)認定第 1 号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(4)認定第 2 号 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計決算認定について
3 環境資源部
(1)第 64 号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)
(2)認定第 1 号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
(3)行政報告 町田市
バイオエネルギーセンター火災の経過報告について
(4)行政報告 新たなごみの資源化施設について
4 道路部
(1)第 90 号議案 ペデストリアン1
号デッキ上屋補修工事請負契約
(2)第 91 号議案 市道路線の認定について
(3)認定第 1 号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
5 特定事件の継続調査申し出について
6 委員派遣について
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午前10時1分 開議
○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
△第85号議案
○委員長 第85号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市整備担当部長 第85号議案 町田市
教育環境整備地区建築条例につきましてご説明申し上げます。
本議案は、建築基準法第49条及び第50条の規定に基づき、都市計画法第8条第1項第2号に掲げる特別用途地区として定める教育環境整備地区内における建築物の建築制限の強化及び緩和などに関して必要な事項を定めるため、制定するものでございます。
主な内容といたしましては、
教育環境整備地区として2つの区分を定め、建築物の用途の制限の強化及び緩和を図るとともに、周辺環境に支障が出ないよう、地区の特性に応じて、敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限及び建築物の高さの最高限度を定めるものでございます。
なお、本条例は2022年10月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆松岡 委員 それでは、質疑いたします。
まず初めに、地区の区分で用途制限を緩和、強化する理由は何か。
2点目に、あと、それぞれ第一種、第二種の建築物の用途の内容を詳しく教えてください。
最後に、南エリアは、東光寺公園に給食センターをつくるんですけれども、ここはたしか調整池があったと思うんですけれども、その形態というか、調整池の上に造るのか、どのような形式で給食センターを造られるのか。
以上、3点、お聞かせくださいませ。
◎建築開発審査課長 まず1点目なんですが、緩和と強化することについてでございますが、南エリアの
給食センター建築予定地、これが第二種
教育環境整備地区を指定する予定なんですが、こちらにつきましては、もともと用途地域が準工業地域になりますので、特に条例を定めなくても給食センターの建築が可能な場所になります。
ただ、もう一つ、第
一種教育環境整備地区を定める予定の旧忠生第六小学校の敷地なんですが、こちらは用途地域が第一種
中高層住居専用地域になりますので、給食センターが工場に当たるものになりますので、用途地域上はそのままですと建築ができないという現状がございます。ですので、旧忠生第六小学校のところに給食センターを建築するために、この条例の定めることによって用途制限の緩和が必要になってまいります。今回の条例の内容といたしまして、旧忠生第六小学校のほうに関しては、建築できる用途の制限を緩和いたします。緩和すると同時に、旧忠生第六小学校に関しては、壁面の位置の制限を、現状では特に制限がないところを5メートルという制限を設けます。それと、建物の高さの最高限度が現状では31メートルという制限なんですが、こちらも条例によって20メートルという制限をかけます。
それから、東光寺公園のほう、第二種
教育環境整備地区のほうに関しては、現状で準工業地域という用途地域で、給食センターの建築は可能なんですが、こちらに関しては、建物用途の制限を強化いたしまして、給食センター以外の工場は建築できなくいたします。それから、敷地面積の最低限度も現状では特に制限がないんですが、1,000平方メートル以上という制限を設けます。あと、東光寺公園のほうに関しても、現状では、建築物の高さの最高限度が31メートルという制限なんですが、こちらも20メートルという高さに制限を強化いたします。
制限の緩和と強化するところを同時につくったというのは、都市計画的な考え方で、町田市内で何か緩和をするということであれば、別の部分で強化をしなければいけないというような考え方が都市計画的にございますので、そういった考え方に基づいて、緩和と強化を定めるものになります。
2点目なんですが、第
一種教育環境整備地区と第二種
教育環境整備地区の建物の制限内容の細かい部分になるんですが、まず、第
一種教育環境整備地区に関しては、建築できるものとして給食センターができるようになります。ただ、面積に関しては3,000平方メートル以内という制限を設けてあります。それから、体育館ももともとできないんですが、条例を定めることによってできるようになるんですが、体育館も面積要件として3,000平方メートル以内の体育館が建築できるようになります。あと、体育館もお客さんを入れられるようにするために、観覧場もできるようになるんですが、こちらも面積の要件として200平方メートル未満の観覧場ができるようになります。
それで、第二種教育環境整備地区のほうなんですが、こちらは給食センター以外の工場ができないという制限強化になるんですが、給食センターも面積を無制限にできるわけではなくて、3,000平方メートル以内の給食センターができますよという条例の内容になっております。こちらが詳細になります。
それから、最後、東光寺公園の調整池なんですが、調整池は、あの辺りに降った雨水を1度調整池に貯留して、それをゆっくりと鶴見川に流していくというような機能を担っております。その機能は大切な機能になりますので、鶴見川が溢水しないようにしている機能がありますので――ごめんなさい、川としては恩田川になります。申し訳ございません。恩田川が溢水しないようにするという大事な機能がありますので、約2,000立方メートルの貯留能力があるんですが、そちらの能力は保ってもらう必要がありますので、給食センターの整備に関してはほかの部が行っているので、断言することはできないんですが、恐らく池に柱を立てて人工地盤という形で調整池の機能を保ったまま整備していくようになると考えております。
◆細野 委員 大分分かったんですが、1点だけ伺いたいと思います。
それぞれ給食センターが整備される上での用途地域の緩和と制限だということが分かりました。こういった制限によって、今後、建てられるものが広がったりということだということなんですが、東光寺公園のほうの工場、もともと工場設置が可能だということでしたが、処理施設等、食品残渣の堆肥化施設、第一種のほうではこれを可能にする緩和が行われていますけれども、こうしたものも整備はできるようになっているんでしょうか。
◎建築開発審査課長 もともと用途地域が準工業地域ですので、こういった処理施設、紙容器の再資源化施設であったり、食品残渣の堆肥化施設に関しては、用途地域上できるものになりますので、第二種
教育環境整備地区でも建築が可能になっております。
◆細野 委員 確認なんですが、工場は給食センター以外は駄目だということで、今回、制限を強化するわけですけれども、さっき言ったような処理場というのは工場には当たらないということでよろしいんですか。
◎建築開発審査課長 用途としては、いわゆる処理施設になりますので、制限を受けるような用途になります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第85号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第85号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第86号議案
○委員長 第86号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市整備担当部長 第86号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、公園の施設整備に伴い、関係する規定を整備するとともに、駐車場に関する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、野津田公園に新設するテニスコートの利用時間、利用料金、照明設備利用料金、並びに本町田後田公園及び小山上沼公園に新設するグラウンドと駐車場の利用時間、利用料金、照明設備利用料金の規定を追加いたします。また、駐車場の利用時間が特定できない場合の取扱いに関する規定を追加いたします。
なお、本条例は2023年4月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 何点か質疑させていただきます。
まず、議案の内容で、駐車場及び照明設備について料金設定がそれぞれ施設によって異なるんですが、その理由についてお聞かせいただきたいと思います。
◎公園緑地課長 まず、
野津田公園北テニスコートの料金につきましては、これまでも公園施設の中で設定をしているテニスコートの料金と同料金ということでございます。附属設備の照明設備についても同様でございます。そして、
本町田後田グラウンドにつきましては利用料金が2,090円ということで、違うというのは恐らく小山上沼公園のグラウンドとの料金の違いかと思われますが、これにつきましては通常のグラウンド、一般的な野球とか、サッカーとかができるグラウンドの利用料金につきましては、ほかの公園施設と同様に2,090円、そして、
小山上沼グラウンドのほうはサイズが少々小さいものでございまして、これにつきましては芹ヶ谷公園に既にあるグラウンドと同程度の設備ということで同料金ということにしております。
◆細野 委員 照明設備については30分単位の金額が異なるんですが、これは面積等が違うということですか。
◎公園緑地課長 こちらは、設備自体がグラウンドの照明と、それからテニスコートの照明ということで規格が違いますので、それによる料金の違いでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第86号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第86号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第94号議案
○委員長 第94号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第94号議案 金森市民住宅外1箇所の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、金森市民住宅及び忠生市民住宅を管理運営する指定管理者として、東京都住宅供給公社を指定するものでございます。
指定期間は、2023年4月1日から2028年3月31日までの5年間でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 これまでも行ってきた指定管理者、住宅供給公社への指定なんですけれども、同様の都営住宅を管理しているということで、その管理と併せて推し進められていますが、市民住宅の独自の管理運営の規定というのはあるんでしょうか。また、町田市において管理運営に関しての関与というか、いろいろ特別の事情があった場合の市のほうの関与ということはできるのでしょうか。そういった規定があるのかどうかお聞かせください。
◎住宅課長 独自の管理運営規定というふうなご質疑でございますけれども、今回は指定管理というふうな議案でございまして、こちらは市民住宅のほうでございまして、市営住宅のほうは管理代行制度というふうな制度を取っております。指定管理制度のほうは、いわゆる事実行為に指定管理者の権限がとどまるというふうな形になりますので、管理代行のほうですと、管理権限のほうにも管理代行の受け手のほうの権限があるという形に整理されておりますが、今回は市民住宅ですので、指定管理ということで、事実行為のみというふうな形になっているといったようなところでございます。
◆細野 委員 これまでシルバーピアの生活協力員の方が活用されていた住宅を市民住宅として委託するものだと思いますが、これについては、家賃などの条件とかというのは市のほうで定めていると思うんですが、これまでの活用の仕方は変わってくると思うんですが、変更になることがありましたら教えてください。
◎住宅課長 家賃等が変更になるかというふうなご質疑でございますけれども、こちらのほうは委員ご指摘のとおり、もともとシルバーピアの生活協力員の住宅ということで整備したんですけれども、その後、そちらのほうが住み込みではなくて通いになったというふうなことで、子育て世帯を対象とした市民住宅というふうな運用を開始しているというところでございます。その際に、3年間を限度として減免を行わせていただいたというふうな形で入れさせていただいておりますが、現状、それについては変更する予定はございません。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第94号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第94号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第64号議案(
都市づくり部所管部分)
○委員長 第64号議案を議題といたします。
本案のうち、
都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 第64号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)のうち、
都市づくり部所管分についてご説明申し上げます。
予算書15ページをご覧ください。
歳入でございます。
第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の1、総務費国庫補助金、節の2、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の3,057万5,000円の増額につきましては、歳出の増額補正に対する特定財源として新たに計上するものでございます。
16ページをご覧ください。
第19款、繰入金、項の1、特別会計繰入金、目の1、特別会計繰入金、節の5、鶴川駅
南土地区画整理事業会計繰入金の370万3,000円の増額は、2021年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、特別会計からの繰入金として増額するものでございます。
26ページをご覧ください。
歳出でございます。
第8款、土木費、項の3、都市計画費、目の4、交通事業推進費、説明欄の2、交通輸送対策費の3,057万5,000円の増額につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響に加え、燃料価格高騰の影響を受けている交通事業者に対して、事業活動の継続支援を目的として実施する
交通事業者燃料価格高騰対策支援事業に係る費用について計上するものでございます。
以上が、一般会計補正予算のうち、
都市づくり部所管分の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤〔和〕 委員 今話があった
交通事業者燃料価格高騰対策支援事業についてお伺いしたいと思います。
まず、これは国から全額ということなので、国がある程度こういうことに支援しなさいよという形でメニューがあって、それの中からバスとタクシーを選んだという、そういう考え方でよろしいんでしょうか。
◎交通事業推進課長 そのとおりです。
◆佐藤〔和〕 委員 そうなると、この中身についてお伺いしたいんですが、この金額、例えば、市内に営業所があると4万5,000円とか、貸切りバスだと3万円、この金額についても国から示されたメニューのとおりで金額を今回助成しているということでよろしいでしょうか。
◎交通事業推進課長 支援単価につきましては、それぞれ事業者のほうへヒアリングをさせていただきまして、町田市で決定させていただいております。
◆佐藤〔和〕 委員 では、内容についてはバスだとか、法人タクシーだとか、個人タクシーだとか、国から示されたメニューがあって、その金額については町田市のほうである程度決められるという、そういう理解をしました。
国の中で示された中で、トラック事業者、運送事業者はメニューの中に入っているんでしょうか。町田市で今回選んでいないですけれども、これは入っているのか、入っていないのか教えていただきたいと思います。
◎交通事業推進課長 トラックが入っている、乗合バスが入っているというような区分けというのは、国から、ここに出しなさいよということではないというんですか、ただ、いろんな支援先がありますよということで、その中で、町田市のほうで、今回、乗合バス、貸切りバス、あとタクシーに関しまして選んでいるという形になります。
◆佐藤〔和〕 委員 今、いろんな先があるとおっしゃっていましたけれども、では、この予算を使ってトラック事業者にも出すことはできるという考え方でよろしいんでしょうか。
◎交通事業推進課長 町田市が今から出しますかといいますと、今回、なぜ乗合バス、貸切りバス、あとタクシーに出したかというところになってくるかと思うんですけれども、こちらに関しては、いわゆる市民の足である公共のバス、タクシー、あと貸切りバスにもなるんですけれども、そちらの事業者に関しましては、昨年度からの外出自粛などもございまして、そこで打撃を受けている。今回、さらに燃料の高騰というところでダブルの打撃を受けているというところで、そんな中で、市民の足である交通事業者のほうを支援していこうということで、今回の支援事業をさせていただいております。
◆佐藤〔和〕 委員 議案に対して異論があるわけじゃなくて、バス、タクシーに対して出すのは全然よくて、ただ、燃料費が高騰しているという観点から考えると、何でトラック事業者とか運送事業者が入っていないのかなというのはちょっと不思議に思っていたので、というのは、ほかの都道府県とかでも出しているケースがあって、岩手県だとか佐賀県なんかも、今回、トラック事業者に補助をしているというケースもあったり、今、東京都議会が開かれていますけれども、その補正予算案の中にも、トラック事業者は1台当たり2万3,000円でしたか、こちらのほうの補助があるという話を聞きまして、東京都の補正予算の中なので、これが可決すれば町田市の事業者も含まれるのかもしれませんけれども、当然、東京都の補正予算の中にバスもあったんです。そうすると、もしそれが町田市も含まれるのであれば、これは両方から補助金が出るのかなというふうには考えたんですけれども、そんな中で選ばなかった理由というのを最後に1つだけ教えていただければと思います。
◎交通事業推進課長 先ほどもちょっと同じことを申し上げたんですけれども、あくまでも市民の足であるバス、タクシーが、例えば、今後のウィズコロナ、アフターコロナ、コロナの状況がどうなっていくか分からない中で、そこの事業者を支えていこうということを考えまして、今回の支援先とさせていただきました。
◆佐藤〔和〕 委員 最後です。そうなると、市民の足のためということであると、トラック事業者なんかも、例えば、スーパーに物を運んだりとか、市民の生活を大きな意味では支えている状況にはなるかと思うので、できましたら、この議案については改めてという話ではなくて、やはりトラック事業者に対しても少し支援のことを考えてもらいたいなと思ったので、そういう質疑をさせていただいたのと、あとは、東京都の補正予算がそこに充当されたかも確認しておいてください。お願いします。
◆松岡 委員 同じく、
交通事業者燃料価格高騰対策支援事業について、1点質疑させていただきます。支援の対象が区分で乗合バス、貸切りバス、法人タクシー、個人タクシーとして、予算がおよそ3,057万円ほど計上されてございますけれども、この見込み台数というのはどれぐらいあるのか、分かったら教えてください。
◎交通事業推進課長 あくまでも想定になりますが、乗合バスの市内営業所保有で175台、市外営業所保有で約200台、貸切りバスで250台、法人タクシーは410台、個人タクシーで125台を想定しております。
◆松岡 委員 よく分かりました。ありがとうございます。
◆細野 委員 本会議での質疑もあったんですが、市内営業所保有と市外営業所保有の差額があるんですが、今聞きましたら200台ということで、かなり台数が多いんだなというのを確認したんですが、相模原とか、大和とか、営業所がありますので、その中から走ってくるバスというのは、結構、町田が乗車が多いケースが多い、途中から乗る方が多い路線が多いかなと思うんですが、その辺の考え方については、もう一度ご説明をお願いしたいと思います。
◎交通事業推進課長 市内営業所と市外営業所の支援単価の差ということだと思いますが、先ほど佐藤委員からもお話がありましたが、神奈川県でも同様の支援をしております。東京都の支援は中小企業者対象ということなので、神奈中バスは今のところ支援対象にはなっていないんですけれども、神奈川県のほうである程度金額の支援が受けられる、町田市以外でもいろいろな支援が行われているというところで金額に差をつけております。
◆細野 委員 そうすると、他県の、神奈川の補助金とかを合わせると、ほぼこうした単価に見合った額になると考えてよろしいんでしょうか。
◎交通事業推進課長 同じ金額になるというわけではございませんけれども、おおむね金額的には合ってくるのかなと思っております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。
△第68号議案
○委員長 第68号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎都市整備担当部長 第68号議案 令和4年度(2022年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
予算書80ページをご覧ください。
歳入でございます。
第4款、繰越金、項の1、繰越金、目の1、繰越金、節の1、繰越金の370万3,000円の増額は、2021年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い増額するものでございます。
82ページをご覧ください。
歳出でございます。
第4款、諸支出金、項の1、繰出金、目の1、一般会計繰出金、節の27、繰出金の370万3,000円の増額は、2021年度鶴川駅
南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、一般会計への繰出金として増額するものでございます。
以上が、町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第68号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第68号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午前10時35分 休憩
―――◇―――◇―――
午前10時36分 再開
○委員長 再開いたします。
△認定第1号(
都市づくり部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、
都市づくり部所管部分及び鶴川駅
南土地区画整理事業会計について、一括して担当者の説明を求めます。
◎都市づくり部長 認定第1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、
都市づくり部所管分の概要及び令和3年度(2021年度)鶴川駅
南土地区画整理事業会計歳入歳出決算の概要についてご説明いたします。
町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算書をご覧ください。
初めに、歳入でございます。
第14款、使用料及び手数料は30、34ページに掲載をしております。
第15款、国庫支出金は37、40ページに掲載しております。
第16款、都支出金は44、53、54、58、59ページに掲載しております。
第17款、財産収入は59、60ページに掲載をしております。
第19款、繰入金は61ページに掲載をしております。
第21款、諸収入は72、73ページに掲載をしております。
次に、歳出でございます。
第8款、土木費、第3項、都市計画費、第1目、都市計画管理費は157、158ページに掲載しております。
第2目、土地利用調整費は158、159ページに掲載しております。
第3目、まちづくり推進費は159、160ページに掲載をしております。
第4目、交通事業推進費は160、161ページに掲載をしております。
第5目、建築開発審査費は161、162ページに掲載をしております。
第8目、公園緑地費は163ページから166ページに掲載をしております。
第4項、住宅費、第1目、住宅費は166、167ページに掲載をしております。
続きまして、鶴川駅
南土地区画整理事業会計歳入歳出決算認定についてでございます。
263ページをご覧ください。
歳入決算額は1億884万8,959円、歳出決算額は1億514万6,786円で、歳入歳出の差引残額、370万2,173円は、翌年度へ全額を繰り越しております。
歳入でございますが、第1款、繰入金、第2款、国庫支出金、第3款、都支出金、第4款、繰越金、第5款、諸収入は264ページに掲載をしております。
歳出でございますが、第1款、総務費、第2款、事業費、第3款、予備費、第4款、諸支出金は265ページに掲載をしております。
以上が町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算書に係る部分でございます。
次に、都市づくり部所管の決算と主要な施策の成果を町田市課別・事業別行政評価シートに基づいてご説明いたします。
町田市課別・事業別行政評価シートの440ページをご覧ください。
交通事業推進課、地域コミュニティバス運行事業の事業別行政評価シートでございます。
「1.事業概要」についてご説明いたします。
事業の目的につきましては、路線バスが走行できない地域での移動や公共施設のアクセス手段として、地域や利用者の特性に応じて、地域協議会や交通事業者と協働しながらコミュニティバスを運行することなどでございます。
「2.2020年度末の総括および2021年度の状況」についてご説明いたします。
①の「『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、1点目として継続的に既存のコミュニティバスを運行していくため、利用実績や移動需要などを踏まえながら、運行内容を検討すること、2点目として、
新型コロナウイルス感染症の影響により社会状況が変化していくことが想定される中で、事業実施の時期や優先順位を見極めること、3点目として、民間資源や地域に存在する移動資源を活用した、新たな地域交通の在り方を検討することでございます。
これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしましては、1点目として、移動需要の変化や運行実績等を踏まえながら、運行内容の見直しについて検討すること、2点目として、引き続き、現在4地区で行っている新たな地域交通の導入検討を行うこと、3点目として、地域や交通事業者が主体となり実施する移動支援の検討や実証実験などを支援することを取組として掲げました。
その「取組状況」といたしましては、「玉ちゃんバス」のダイヤ改正の実施や、新たな地域交通の導入検討の継続、地域や事業者が主体となり検討する移動支援の取組に対し、技術的な支援を行いました。「取組状況」欄につきましては、課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みに対し、記載内容どおりの取組を行ったことから「○」としております。
「3.事業の成果」についてご説明いたします。
事業の成果といたしましては、「玉ちゃんバス」のダイヤ改正の実施や、地域や事業者が主体となり検討する移動支援の取組に対し、技術的な支援を行ったことなどでございます。
「4.財務情報」の主な点についてご説明いたします。
「①行政コスト計算書」をご覧ください。
2021年度の行政費用は、合計で5,913万2,000円でございます。補助費などの減少により、2020年度と比べ594万円の減少となっております。
「③単位あたりコスト分析」をご覧ください。
地域コミュニティバス運行事業の分析では、利用者数の増加や「玉ちゃんバス」のダイヤ改正による運行の効率化に伴い、運行収支が改善したことにより、利用者1人当たりのコストが、「玉ちゃんバス」につきましては9円減少し、「かわせみ号」につきましては32円減少いたしました。
次ページの「④貸借対照表」をご覧ください。
その他の固定資産につきましては、2017年度から2018年度に購入した車両の減価償却により1,269万4,000円減少しております。
「7.総括」についてご説明いたします。
「②
新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、1点目として、利用者数を2019年度と比較すると、「玉ちゃんバス」は約27.4%減少、「かわせみ号」は約11.9%減少しており、依然として
新型コロナウイルス感染症の影響が強く残っております。2点目として、
新型コロナウイルス感染症による移動需要の変化を踏まえ、「玉ちゃんバス」のダイヤ改正を実施いたしました。
「③2021年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」でございますが、1点目として、利用者が減少している中でも継続的に既存のコミュニティバスを運行していくため、ダイヤ改正を行った「玉ちゃんバス」につきましては、利用実績や移動需要をこれまで以上に注視していくこと。また、「かわせみ号」につきましては、交通事業者と地域協議会とともに検討した新たな運行内容を実施することでございます。2点目として、行政主導の公共交通の検討だけではなく、地域に存在する移動資源を活用した、地域の支え合いによる移動の取組検討及び実施に対する支援を検討することでございます。
「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、短期的な取り組みといたしましては、1点目として、「玉ちゃんバス」で実施したダイヤ改正の影響、効果等を注視するとともに、移動需要の変化を踏まえ、「かわせみ号」のダイヤ改正を実施すること、2点目として、現在4地区で行っている、新たな地域交通の導入検討を行うこと、3点目として、地域の支え合いによる移動の取組に対し、交通関係者との調整や交通法規に関する技術的な支援、活動の持続に必要な財政的な支援を行うことでございます。
また、「中長期的な取り組み」といたしましては、1点目として、運行内容見直しの結果を踏まえ、コミュニティバスを運行すること、2点目として、地域の支え合いによる移動の取組に対する支援や、地域コミュニティバスの積極的な利用について意識啓発を行うことなどで、持続可能な地域交通の構築を目指すことでございます。
以上が交通事業推進課、地域コミュニティバス運行事業の事業別行政評価シートについての説明でございます。
続きまして、454ページをご覧ください。
公園緑地課、野津田公園事業の事業別行政評価シートでございます。
「1.事業概要」についてご説明いたします。
事業の目的につきましては、大規模なスポーツ大会やプロスポーツに対応する競技設備、観戦設備などを活用し、市民及び利用者に満足していただける公園を目指すことなどでございます。
「2.2020年度末の総括と2021年度の状況」についてご説明いたします。
①の「『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」につきましては、1点目として、
新型コロナウイルス感染症の影響下におきましても、指定管理者が事業を継続できるよう、より効果的な運営について検討すること、2点目として、適切な工事監理を行い、多目的グラウンド整備工事を着実に進めること、3点目として、陸上競技場観客席増設工事の監理を適切に行い、2021年5月末までに完成させることでございます。
これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしましては、施設の利用率向上及び施設の活用などについて検討すること、観客席増設工事及び多目的グラウンド整備工事を完了させることを取組として掲げました。
その取組状況といたしましては、指定管理者意見交換会を開催し、施設の利用率向上及び施設の活用などについて検討いたしました。また、予定どおり工事を進め、2021年5月に町田GIONスタジアムバックスタンド、2022年3月に丘の上グラウンドが完成いたしました。取組状況欄につきましては、課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みに対し、記載内容どおりの取組を行ったことから「○」としております。
「3.事業の成果」についてご説明いたします。
事業の成果といたしましては、2021年4月下旬から5月中旬までの閉鎖期間を除いた有料施設の月平均利用者数が、2020年度と比較して182人、2.9%増加し7万7,677人となったことや、2020年度に移転完了したばら広場について2021年4月から供用を開始し、秋にキッチンカーの出店を試行的に実施したことなどでございます。
「4.財務情報」の主な点についてご説明いたします。
「①行政コスト計算書」をご覧ください。
2021年度の行政費用は、合計で3億8,564万5,000円でございます。物件費及び維持補修費などの増加により、2020年度と比較して1,889万7,000円の増加となっております。
「③単位あたりコスト分析」をご覧ください。
2020年度に比べ野津田公園有料施設年間利用者数が1万5,331人増加したことにより、単位当たりコストが917円減少いたしました。
次ページの「④貸借対照表」をご覧ください。
建物につきましては、各工事完了に伴うバックスタンド及びクラブハウスなどの完成により、全体として40億6,029万4,000円増加しております。
「5.財務構造分析」についてご説明いたします。維持補修費が増加している主な要因としては、陸上競技場観客席増設工事に伴い、芝生広場などの復旧工事を行ったことによるものでございます。
「6.個別分析」についてご説明いたします。
陸上競技場やテニスコートなどの有料施設の稼働日数が増加したことにより、2020年度に比べ、野津田公園有料施設年間利用者数が1万5,331人、利用料金収入が82万3,000円増加いたしました。
「7.総括」についてご説明いたします。
「①財務情報と非財務情報の分析」でございますが、1点目として、バックスタンドの増設により、Jリーグなどのプロスポーツに対応する観戦設備を整備するとともに、第二次野津田公園整備基本計画に基づくスポーツ施設の整備を着実に進めてまいりました。2点目として、観客席増設等に伴い維持管理費用が増加したため、指定管理委託料が3,655万8,000円増加いたしました。
「②
新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、1点目として、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、有料施設を2021年4月下旬から5月中旬まで休止いたしました。これに伴い、公の施設の安定的な管理運営とサービスの維持を図るため、指定管理者に対して事業継続支援金を69万3,000円支給いたしました。2点目として、町田GIONスタジアムのネーミングライツによる広告掲載料につきましては、施設の休止により当初の契約額1,870万円から73万8,000円減額となりました。
「③2021年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」でございますが、1点目として、適切な工事監理を行い、テニスコート整備工事を着実に進めることでございます。2点目として、第二次野津田公園整備基本計画に基づき、来園者を最初に迎える公園の入り口に、ばら広場に続く魅力ある施設を整備するため、次期整備計画区域となるパークセンターゾーンの整備計画を策定することでございます。3点目として、利用料金収入を確保するため、撮影などの誘致など、新たな仕組みづくりに指定管理者とともに取り組み、施設の活用を促進し利用率を向上させることでございます。
「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、短期的な取り組みといたしましては、1点目として、2023年3月の完了を目指し、テニスコート整備工事を進めること、2点目として、野津田公園の次期整備計画区域となるパークセンターゾーンの導入施設や整備スケジュールなどの計画を策定すること、3点目として、町田GIONスタジアムの日本陸上競技連盟第3種公認を更新するため、トラックレーンなどの競技施設の改修工事を行うことでございます。
また、「中長期的な取り組み」といたしましては、テニスコート整備工事完了後、次期整備区域であるパークセンターゾーンについて、インクルーシブ遊具の導入も含めて、整備を着実に進めることでございます。
以上が公園緑地課、野津田公園事業の事業別行政評価シートについての説明でございます。
令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、
都市づくり部所管分の概要及び令和3年度(2021年度)鶴川駅
南土地区画整理事業会計歳入歳出決算の概要についての説明は以上となります。
よろしくお願いいたします。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 それではまず、全体のことなんですけれども、2021年度は、コロナ禍の状況で財政面や市の事業において非常に厳しい状況があったと思われますが、都市づくり部の事業に関してどのような影響があったのか教えてください。
◎都市づくり部長 コロナ禍による事業への影響ということでございますが、感染の拡大と収束を繰り返す状況が2020年度から既に2年以上も続いており、2021年度におきましても各種事業に様々な影響がございました。
財政面における代表的なものといたしましては、外出自粛の影響により路線バス等の利用者が減少し、厳しい経営状況が続く交通事業者に対しまして、事業活動の継続支援を目的とした支援金を給付いたしました。また、コミュニティバス、市民バスの利用者につきましても、2020年度に比べ回復傾向にはございますが、コロナ禍以前の水準には依然戻ってはおりません。これにより事業継続に必要な運賃収入がコロナ禍以前より減少しているため、市からの補助金が増加している状況が続いております。
また、市内の公園におきましても、
新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るため、施設の休止、あるいは時短営業などにより利用料金収入が減少したため、指定管理者に対する事業継続支援金を2020年度に続いて支給をいたしております。
歳出が増加しているもののほかには、例えば、イベントや講演会、説明会など、対面・集合形式での開催を中止せざるを得なかったという影響もございました。
一方で、コロナ禍におきましても、リモート会議やテレワークの積極的な活用により、業務を滞りなく進めることができたものもございます。代表的なものとしましては、2022年3月に策定をいたしました町田市都市づくりのマスタープランでは、まさに、コロナ禍の中で特別委員会を開催し、検討作業を進める中でウィズコロナ、アフターコロナ時代を見据えた将来の都市の在り方を議論できたことで、時代の変化に即したまちづくりの基本書として策定することができたと思っております。
このように、コロナ禍におきまして厳しい財政状況の中、限られた財源を有効的、かつ効果的に生かし、市民ニーズに応え、魅力あるまちづくりに1年間取り組んでまいりました。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは、交通事業推進課のほうにお伺いしたいんですけれども、行政評価シートの436ページの一番上の「組織概要」の枠の中の右側、「他自治体の取り組み等」に、近隣23市のコミュニティバス1路線当たりの年間平均補助金額が2,027万円で、町田市は1,069万円とありますが、この金額の違いについて教えてください。
◎交通事業推進課長 「他自治体の取り組み等」の中の金額についてということでございます。この調査というのが小金井市がたしか毎年行っているところで、コミュニティバスに関する調査になっております。その中で、26市において青梅と福生はコミュニティバスが走っていないので、23市ということ、この金額については、2021年度分がまだ出ていなかったものですから、2020年度になっておりますが、コミュニティバスの考え方というのが各自治体で若干変わってくるかなとは思われますが、「玉ちゃんバス」や「かわせみ号」におきまして、運行するに当たりまして、まず地域の方々の協議会がありまして、あと運行事業者、バス事業者、さらに町田市の3者で協働で運行しておりまして、3者の協働により、それぞれの立場からいろんな工夫ですとか改善を行っています。その結果、町田市のコミュニティバスについては効率的に安定した運行で、かつ事業性が保たれて、補助金額が低く抑えられているのではないかと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続きまして、行政評価シートの438ページ、この部分の上段から2番目の「2020年度末の総括」の中で、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」として、
新型コロナウイルス感染症の状況等を注視しながら、利用者数及び利用料金収入の増加に取り組む必要があるとありますが、2021年度は具体的にどのように取り組まれたのか教えてください。
◎交通事業推進課長 まず、利用啓発というところでございますが、市民バスだけではなくバス全体ということに関しまして、バスの日のイベントというのを町田の市庁舎で行っております。これは9月にイベントスタジオのところで行っておりまして、9月20日というのがバスの日というふうに今制定されております。これはバスが初めて走った日ということで制定されております。
あと、中央図書館などにも乗り物コーナーを設けていただいたり、あとは、町田市立保育園の5園の園児にバスの絵を書いていただきまして、こちらを、例えば、市民バスの「まちっこ」に飾るようなこと、あとは中央図書館に今飾ってあるんですけれども、そちらで展示をするような形の啓発というものをしております。
また、市民バスの「まちっこ」に関してなんですけれども、まちっこカードというのを作りまして、今日持ってきたんですけれども、こういうちょっと小さくて見づらいんですけれども、まちっこカードというのがありまして、裏に特定のバス停の時刻表が書いてあります。これを、例えば、中央図書館であれば中央図書館付近のバス停の時刻表を書いたり、あとは市民病院の時刻表を書いたりして、皆様方に使っていただくように配布などをしております。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは次に、450ページの「3.事業の成果」から、応急危険度判定業務について記載されていますが、応急危険度判定業務に携わる人材について、その人数、それから業務内容を教えてください。
◎建築審査担当課長 応急危険度判定に携わる人数といたしましては、実際に判定活動を行うのは東京都のボランティア名簿に登録された町田市在住、在勤の判定員、300名いらっしゃるんですが、そのうち、さらに町田市の判定員名簿に登録された方が120名いらっしゃいまして、その人とはメールとかでやり取りがかなりできる状態になっておりまして、発災時には、その方に判定可能な状況かどうかを確認して、実際にやっていただくことになります。さらに、判定員が不足する場合は東京都へ支援を要請しまして、東京都から全国に支援員の要請をいただきまして、足りない人数を応援いただくというような形を取っております。
それから、業務内容につきましては、民間の住宅において、震災発生後、被災建築物の倒壊や部材の落下等による二次被害の防止をするために、建築物の被害の状況を調査しまして、調査した結果を建築物に危険と要注意と、それから調査済み――使用可能ということです。その3つに分けてステッカーを貼りまして、周辺住民の方、もちろん本人もそうなんですが、踏まえて情報提供をするような形となっております。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは、「応急危険度判定業務について、判定拠点となる各市民センターとの協議や判定区域図の作成、また判定員名簿の運用見直しや市職員と民間判定員の判定訓練及び連絡訓練を実施し、判定業務体制の強化を図りました」とありますが、具体的にどのような取組をされたのか教えてください。
◎建築審査担当課長 各市民センターとの協議につきましては、市民センター長会議というのがあるんですが、そちらのほうに赴きまして、概要等を説明しまして、情報共有のほうを行いました。
それから、判定区域図の作成につきましては、統合型GISという電子上のシステムがあるんですが、そちらで判定員が調査をする範囲を示した区域図を地図上で作成しております。判定員というのが1チーム2名で構成されまして、1日当たり大体15件をやるというのがガイドラインの中で決まっていまして、ですので、町田市の全域に対して15件ごとに今区域図を全部区域を分けて、作成して、番号を振っている状態まで今行っているところでございます。
それから、判定員名簿の見直しにつきましては、東京都のボランティア名簿というところに登録して、そうすると事故が起きたときに保険が下りるんですけれども、それに登録して、さらに町田市の判定員名簿、これは連絡を密にできるために登録いただく形になるんですが、今ダブル管理をしているんですが、それをエクセル上で統一できるツールというものを電子上で作成しまして、各名簿の突合とか町田市の名簿の更新作業が効率的にできるようにしております。
それから、訓練につきましては、市内の施設に写真等を添付しまして、実際に地震が起きたような状態のものを作成しまして、模擬の被害の場所を設定しまして、そこに実地で模擬判定を行う訓練を、市職員のものについてはそれで行いました。それから、コロナ禍なので、民間の方は集まっていただけない状態でしたので、それをホームページに公開しまして、民間の判定員の方につきましては、写真で訓練を実施するような状態をメールでお伝えして、行うようにしております。それから、さらに、連絡訓練につきましては、町田市と東京都の訓練、それから町田市と名簿に登録された方が実際にそのメールアドレスが有効かどうかみたいなものを今送受信をしながら確認をしている状態でございます。
それから、このような各業務において対応しておりまして、迅速な対応ができるように取り組んでおります。
◆佐藤〔伸〕 委員 私からは最後にしますけれども、451ページの「7.総括」で、「成果および財務の分析」の中で、応急危険度判定業務について、各判定拠点との連携強化や実用的なマニュアル整備等、実効性のある体制づくりを進める必要があるとありますが、その課題解決に向けてどのような取組を行ったのか教えてください。
◎建築審査担当課長 2022年度以降、今取り組んでいる最中のものも含めて取組について説明させていただきます。
まず、判定拠点との連携につきましては、2021年度に概要等の情報共有を行ったところでございますので、今年については、今後、具体的な判定実施等の内容について共有を各市民センター等と図っていきたいと思っております。去年は概要でしたが、具体的に起こったときにどういうふうにしていくかというところで、市民センターも我々の業務だけじゃなくて発災時にいろんな業務があるので、どれをどういう優先をしていくかというところを共有していきたいと思っております。
それから、実用的なマニュアルの整備については、地震発生後に職員や判定員が取るべき行動を時間の経過とともに記載したタイムラインというものを作成します。整備済みのマニュアルを補完するものとして、発災時の行動をシンプルに可視化しまして、すぐに取り組めるようなものとして作成したいと思っております。
◆松岡 委員 それでは、幾つかに分けて質疑していきたいと思います。
まず、行政評価シートの434ページ、土地利用調整費の2の「取組状況」の中から質疑していきます。都市農地の保全及び活性化を促進するため、地域内流通や、農と市民をつなぐ交流などの試験的取組を行ったとありますけれども、この内容を教えてください。
次に、436ページ、交通事業推進費でございますが、コミュニティバスの運行が近隣市と比較しまして、町田市は財政的に安定して需要を捉えた運行を行っているということで、ご努力された結果が見て取れます。そこで、2の「取組状況」のほうから質疑していきますけれども、今、小山田桜台・多摩南部地域病院間運行におきまして定期券の導入を検討されたとありますけれども、この定期券の利用料金、この形態を教えてください。
次に、「3.事業の成果」の説明の中からでございますけれども、相原、本町田、つくし野、成瀬・高ヶ坂の4地区におきまして、各地域協議会と連携し、新たな地域交通の導入に向けた検討を行ったとありますけれども、その検討内容を教えてください。
最後に、行政コストからでございますが、今問題になっております鉄道駅のホームドアでございます。この整備事業はどこの駅を整備されたのかを詳しく教えてください。
まず、そこをお願いいたします。
◎土地利用調整課長 それではまず、私のほうから、434ページの件についてお答えしたいと思います。
地域内流通の試験的な取組についてでございますが、これは市内の若手起業家の方たちが団体を立ち上げていただきまして、ウェブショップを活用した地域で取れた地元野菜の地域内流通の仕組みを、試験的なことを行いました。これは7月の4週間、昨年度取り組んでまいりましたが、これによりまして、農業者の出荷の負担の低減ですとか収入の安定の確保、あとはレストランなんかに納めることによって廃棄ロス、そういうことができないかどうかということで試験的な取組を行いました。
2点目の農と市民をつなぐ交流についてでございますが、これは農園の方ですとか、あとは玉川大学のサークルの方に協力をいただきまして、季節野菜の収穫体験と取れた野菜でスープを作ったり、ホットドックを作ったり、そういった市民と農業者の方の交流プログラムを開催させていただきました。これは大変好評でして、いわゆる都市農地の農業者と市民をマッチングする機会として、これから、いろんな場面で応用できるかなと思いまして、かなり好評な体験で、満足度が高い取組でございました。
私からは以上です。
◎交通事業推進課長 まず、定期券の利用というんですか、定期券のことについてということですが、これは今年度の4月1日から定期券を使うことができるようになりました。今回導入しました定期券というのが金額式IC定期といいまして、今現在、小山田桜台から多摩南部地域病院まで行っているんですけれども、例えば、そこまでじゃないんですけれども、唐木田駅までが今運賃が300円となっております。こちらをIC定期を導入すると294円で行けるんですけれども、要するに、IC定期を買っていただくと、唐木田から小山田桜台に戻るということのほかに、同じ金額のバスの路線、ほとんどの路線で、同じ金額の区間であれば、利用が可能な定期券ということになっております。ちなみに、通勤定期で1か月1万3,130円になっております。
次が、先にホームドアですが、ホームドアに関しましてはJR町田駅がメインで、こちらが約8,500万円の補助、あと小田急町田駅に関しましても一部の金額、60万円ですけれども、補助しております。
あと、4地区についてのことになりますが、こちらは、過去に実証実験をやった地区のお話になります。相原、本町田、高ヶ坂・成瀬で、こちらは成瀬駅から成瀬クリーンセンターまでの区間、あと、つくし野になります。こちらに関しまして、相原の丸山団地のところに関しましては、今現在、運行が開始されております。
これは地域の福祉車両を用いた形で買物バスというような形で運行しております。どの路線も実証実験で行っているのは、定時定路線、いわゆるバスの小さい版のような路線じゃ難しいということがありまして、地域の福祉車両の空き時間を利用した形でやっていこうという話で今進んでおります。
また、本町田に関しましても、今、地域の協力いただける福祉施設を模索中ということになっております。
つくし野につきましても同様で、こちらは実証実験がほぼコロナが始まるぐらいの時期だったんですけれども、やはりあまりうまくいかなかったということで、同じように福祉施設の車両を用いた形の手法を検討していこうとなっております。
最後、高ヶ坂・成瀬地区の成瀬駅から成瀬クリーンセンターに関しましてですけれども、こちらは、地元から検討を中断したいというお話をいただいておりまして、今は進んでいない状況になりますが、こちらに関しましても、地域の福祉施設の車両を用いた移動の支援ができればいいなと考えております。
◆松岡 委員 よく分かりました。ありがとうございます。
次に、442ページ、まちづくり推進費の「他自治体の取り組み等」の中から、今、横浜市でも景観まちづくりの専門の部署を設置しているということと、ほかにも八王子、立川、相模原、海老名でも駅前の市街地再開発のまちづくりの動きが強まっていると、どこも駅前がきれいに整備されておりますけれども、今、町田市におきましては、小田急町田駅の西口が、市民の皆様に言わせると景観として暗いというふうによくお聞きいたしますが、2021年度は、町田市としてどのような取組を行ってきたのか。
次に、443ページの「6.個別分析」のグラフなんでございますが、これは、2020年度から2021年度に対しまして1%ぐらい好感度が減少していますけれども、この理由は何と捉えていらっしゃるのか。
次に、446ページでございます。住宅費についてでございますけれども、2の取組状況の中からですけれども、いつ大地震が起きるか分かりませんけれども、特定緊急輸送道路沿道建築物の所有者に対して耐震化を依頼していると。でも、なかなか進まないということで、目標値を下回っているということでしたけれども、相当する家の軒数はどれくらいあるのか。そしてまた、その後、空き家啓発パンフレットを804件郵送したということで、啓発活動を行った結果、どういう結果が生じたのか。
以上、まず、そこをお知らせください。
◎地区街づくり課長 景観についてのご質疑をいただいております。まず、中心市街地においての昨年度の取組はといったところですが、昨年度、コロナの関係もございまして、なかなか予定していたところも厳しいところがございましたけれども、中央図書館において相模原市とコラボを行っておりまして、図書館の中でブースを設けて景観の取組自体を周知を図ったり、あと、具体的な整備の内容になりますけれども、原町田中央通りであったり、大通りであったり、こういったところの大きな整備事業が今後予定されておりますので、そういったところの具体的な整備についてのデザインとか、景観的な配慮の方向性とか、そういったところを庁内の部署と景観協議を行って、よりよい景観づくり、これができるように取組を進めてきたところでございます。
また、「個別分析」の部分で、委員ご指摘のとおり、2020年度から2021年度にかけまして、住まい周辺の景観に対する好感度、これが1.2%落ちているというところの要因だと思いますが、これについては、もともとこの指標が市民意識調査に基づく調査内容になっていまして、理由までアンケートでお聞きしていないところなんですが、我々の推測するところによりますと、まず、先ほどのコロナの関係で出歩く人が少なくなったというのが1つあるかと考えております。また、我々の取組としても、講演会とか、ワークショップとか、こういったところを随時やってきたところなんですけれども、そういった取組がなかなかできなかったといったところもございまして、2020年度までは少し右肩上がりでいっていたんですけれども、昨年度はちょっと落ちたのかなと考えております。
◎住宅課長 2点ほどご質疑をいただいたかと思います。
特定緊急輸送道路の沿道建築物耐震化のお話でございますけれども、対象はどれぐらいあるのかというふうなお話でございますけれども、行政評価シートのほうの447ページ、「個別分析」のところでございますけれども、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化率のほうをご覧いただければと思いますが、対象が57棟でございまして、そのうち39棟が耐震化をされているということでございますので、残りの部分が対象というふうなことになることでございます。
それから、沿道建築物の耐震化に向けて所有者にどのように働きかけを行っているかということでございますが、毎年、個別にその対象の物件の所有者の方等にご連絡をいたしまして、耐震化に向けた働きかけを行っているところでございます。こちらが緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業に関することでございます。
もう一点、空き家のほうでもご質疑をいただいたかと思うんですけれども、空き家の管理に関する啓発活動でございますけれども、2021年度は、空き家の啓発のパンフレットと、プランニングノートといいましてマイホームと自分の終活を考える内容、こういったものを作成いたしました。こういった資料を高齢者支援センターの窓口などに配布をしております。それから、空き家の所有者に対して、空き家のダイレクトメールを送りまして、空き家の啓発のパンフレット等をお送りしているというところでございます。それから、空き家のセミナーもコロナ前はやっていたところなんですけれども、2021年度はコロナ禍ということがあって開催ができなかったということでございますが、例年であれば空き家のセミナーを実施いたしまして、これを不動産とか司法書士、弁護士などのいわゆる士業の専門家の方と一緒に開催をして、空き家所有者に適切な管理や売却、税法などの基礎知識を学んでいただく、啓発していくというふうな活動を行っております。
◆松岡 委員 ありがとうございました。
では最後に、452ページ、公園緑地費の3の成果の説明なんですけれども、つまり、公園内のインクルーシブ遊具の設置が可能な公園施設の選定を行ったということですけれども、どこの地域なのか、どこの公園なのかということです。
あと、公園の魅力向上のためにも、芹ヶ谷公園、つくし野セントラルパークなどの6か所でキッチンカーが出店を行う実証実験を行ったと。今、ちょうどコロナにおきまして、外で食べられるということでもありますので、このキッチンカーというのがすごくはやっておりまして、この内容を詳しく教えてください。
最後に、462ページの公園緑地費でございますが、「2.2020年度末の総括と2021年度の状況」の中で、まさに今、忠生地域の忠生スポーツ公園の整備を着実に進める必要がございますけれども、進捗状況を教えてください。
最後に、よく子どもたちが公園でボール遊びができないということで、親御さんからもボール遊びをするところはないですかということで、公園でのボール遊びの利用ルールを適切に周知する必要があるということですけれども、どんな内容かを教えてください。
◎公園緑地課長 それではまず、インクルーシブ遊具の設置がどこかというお尋ねですけれども、これにつきましては、2021年度に検討したのは、2022年度に設置する遊具としてインクルーシブ遊具をどこに設置するかということを検討いたしました。これは、具体的には南成瀬の天神原公園というところに設置をすることにしております。遊具の更新につきましては、長寿命化計画にのっとってしているんですけれども、その中から4連ブランコを更新する時期が来ているところについてピックアップをしまして、その中から、公園へのアクセスがちゃんとフラットで行けるかどうかとか、街区公園ですので駐車場はないんですけれども、公共施設、例えば、駅からのアクセスがどうなのかと、そういった条件を勘案しまして、一番条件がいい天神原公園というところにブランコを設置することにいたしました。
それから、キッチンカーの事業についてということでございますけれども、2021年度、6公園、芹ヶ谷公園、セントラルパーク、忠生公園、三輪中央公園、真光寺公園、あと小山白山公園、これを公募いたしまして、キッチンカーを事業者を募って8月から開始をしております。おおむね土日の出店者の方が非常に多いという形にはなりますけれども、冬に1月から3月ぐらいまでアンケートを、実際、このキッチンカーをやるに当たってどうだったのかというところを取っておりまして、その結果としては、数的には72件ほどのアンケートを寄せていただきました。ウェブ回答と、あと紙の回答と両方あるんですけれども、とてもよい取組であるというのが95%ぐらいありまして、ややよいというところが5%です。ほぼ100%の人がこの取組についてはいいというふうに感じていらっしゃるということと、あと、飲食を提供することで公園の滞在時間が増えるかどうかというような設問もあるんですが、それについても97%ぐらいの方が、これは確実に滞在時間が増えるというような形で高評価をいただいているところです。
あと、忠生スポーツ公園の進捗状況につきましては、2020年度に工事に着手をしておりまして、造成と地下埋設の配管までは2020年度に完了をいたしました。その後、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴いまして、事業の着手、継続してやるかどうかというところを精査いたしまして、残りは2022年度、今年度から着手をするということにしておりまして、2023年の8月に完了する予定ということになっております。
◎公園管理担当課長 私のほうからは、公園でのボール遊びについてご説明させていただきたいと思います。公園でのボール遊びについては、一応、小学生までとさせていただいております。あと、公園にほかに障がいのある方とか、高齢の方とかがいらっしゃらないときにボール遊びをやってもいいですよというような看板、制札板というんですけれども、そこに掲示させていただいて注意喚起をしているところでございます。
◆小野寺 委員 同じく433ページ、「7.総括」の③の中で、「本格的にモノレール沿線のまちづくりを進めるためには、民間活力を導入する必要があり、民間事業者の意向などを確認、調整する場をつくる必要があります」とありましたけれども、これは民間事業者、参加者がどういった方たちが参加されたのかというのと、あとは、民間の活力を導入してモノレール沿線まちづくりとはどういうものなのか教えていただきたいです。
幾つかあるので、順番にお答えいただいてもよろしいですか。
◎多摩都市モノレール推進室長 民間事業者の確認、調整をする場ということで、参加者なんですけれども、例えば、町田駅周辺でいえば大規模店舗事業者ですとか鉄道、バスなどの交通事業者になります。木曽山崎団地でいえばUR都市機構ですとか、あとはJKK東京都住宅供給公社が関係者になってまいります。
◆小野寺 委員 続いて、437ページの同じく「7.総括」の③で、「『町田市都市づくりのマスタープラン』で掲げる、日々の暮らしを支える『暮らしのかなめ』を中心としたライフスタイルを実現するため、地域に応じた移動手法の検討を進める必要があります」とありますけれども、これは具体的にはどういった移動手法を検討されているのか教えていただきたいです。
◎交通事業推進課長 地域に応じた移動手段ということなんですけれども、例えば、駅の近くですと、シェアサイクルなどが有効じゃないかというようなことを考えることや、あとは、それぞれの地域で、例えば、団地内ですと、今、鶴川団地でゴルフカートを用いた移動支援というようなものが行われていたり、あとは鞍掛台住宅でも福祉事業所の車両の空き時間を利用した移動支援というものもございます。やっぱりそれぞれ住んでいる方が多い地域と、あとは駅周辺というようなところの地域それぞれで、一括して、例えばコミュニティバスがいいとかそういうことではなく、いろんな手法を考えていかなくてはいけないかなというふうなことを述べております。
◆小野寺 委員 続いて、439ページなんですけれども、先ほどもお話がありましたけれども、「まちっこ」のほうの公共巡回ルートと相原ルートという形がありますが、「7.総括」の③市民バスの運行路上に新たな公共施設の整備が続くため、施設利用者のニーズを把握しながら運行内容を検討していくとともに、市民バスの利用啓発を積極的に行う必要があるという形でありますけれども、その下に、「中長期的な取り組み」の中で、運行内容見直しの検討結果を踏まえて、市民バスを運行しますといった形になりますが、この相原ルートに関しては、路線バスがノンステップじゃない車両が多く走っているので、「まちっこ」を重点的に導入していただく、また、神奈中のほうに普通の路線バスをといった形の導入を進めていただきたいなと思いますけれども、現状、どういう形でしょうか。
◎交通事業推進課長 まず、「まちっこ」の増便というところだと思いますが、「まちっこ」の相原ルートに関しましては、2017年度に市民参加型の事業評価というものを受けております。この中で、収支が悪いということがありまして、運行内容の見直しというものをいろいろ検討させていただきました。ただ、事業評価の中で廃止も含めたというところ、かなりきつい言い方というんですか意見をされております。そのような状況の中で、例えば、ルートであったり、いろんな検討をさせていただきましたが、いいルートを通るのは、なかなか難しい状況になっております。そのような中で、今、「まちっこ」の相原ルートというのが渋滞が全くない状況で1時間10分から15分ぐらいかかる予定なんですけれども、それを3往復1台で運用しております。そのような状況の中でも、「まちっこ」の相原ルートの便数を増やすというのは今のところ難しいのかなと考えております。
ノンステップバスの導入というところなんですけれども、相原を今走っております津久井営業所においては、一般質問でもお答えさせていただいておりますが、半分弱ぐらいの導入しかまだ進んでいない。そのような状況の中で、やはり今後もバス事業者がノンステップバスへの切替えというものをしていきますので、市民の皆様の声を伝えて、バス事業者のほうと情報共有をさせていただきたいなと考えております。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。
あとは、続いて、441ページ、「7.総括」の④の中で、「玉ちゃんバス」はダイヤ改正をもうされていますけれども、「かわせみ号」のダイヤ改正は、これは詳しくどういう形で改正を実施されるのでしょうか。
◎交通事業推進課長 「かわせみ号」のダイヤ改正につきましては、今年の4月2日にダイヤ改正をしております。今までは、町田街道を南中学校の手前で曲がるルートが主なルートで、午前10時から午後4時までの間だけわさび田児童公園というところの町田街道の南中学校東という交差点だと思いますが、そこを曲がって成瀬駅のほうに向かっておりましたが、今は、まず、終日、交互運行にしております。あと、バス停を1個増やしましたのと、今まで乗客数が少なかった平日の21時以降と土日祝日の6時と20時以降の一部減便をさせていただきました。
◆小野寺 委員 452ページの公園のところでございますけれども、先ほどもお話がありましたが、自治体のお取組の中で、インクルーシブ遊具というと砧公園という形に評されるぐらい砧は有名になっていますけれども、町田全体にもインクルーシブ遊具をどんどん導入していただいて、周知を広めていただきたいなといったところと、また、453ページの「7.総括」の④のところで、短期的な取り組みで「進行中の各公園の整備工事を計画的に進めます」とございますけれども、だんだん夏が暑くなってきて、熱中症対策に対してどういう取組をしているのか、また、遊具が熱くてやけどするみたいな話も出ていたりするので、その辺の状況を教えていただければと思います。
◎公園緑地課長 まず、インクルーシブ遊具の導入について進めていただきたいというご質疑ですけれども、インクルーシブ遊具の導入につきましては、やはりこういう誰もが尊重し合うような社会の実現に向けて導入していきたいということはいろいろ考えております。町田市の場合には、地形の高低差があったり、公園の中のアクセスまで容易に行けるか行けないかとか、いろいろな条件がございます。こういったインクルーシブ遊具のご利用をなさる方のアクセスしやすい公園といいますと、やはり駐車場があって、ある程度広い面積があって、砧公園のように平場があって、広い空間があるようなところが一番導入が進めやすいというところもございます。
具体的には、今、野津田公園の中でこれから整備をしていく中央入り口のすぐそばに、お子様向けの遊具を整備する区域のところについて、このインクルーシブ遊具のエリアを設定いたしまして、南成瀬の天神原公園につきましては遊具が1つだけですけれども、複数の遊具を配置いたしまして、いろんな遊具を楽しめるようなインクルーシブパークと呼べるようなものを導入をしていきたいと考えているところです。
◎公園管理担当課長 私のほうからは、夏の暑さ対策についてと遊具の暑さ対策についてお答えしたいと思います。
まず、暑さ対策のほうですけれども、公園でイベント等を開催する際には、ミストシャワーだとかを利用して涼しくなるようにしたり、テントを張ったりしているんですけれども、あと、通常時に関しては、日陰、木陰を利用していただくようにご案内させていただいております。
あと、遊具の暑さ対策についてですけれども、芹ヶ谷公園の大型滑り台については、距離も長いこともあって、手すり等が熱い場合は閉鎖して対策を取っております。通常の小さな公園とかについては、ホームページ上で遊び方、遊具の使い方についてはご案内させていただいて、注意するように促しているところでございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。
あとは、インクルーシブ遊具のほうなんですけれども、導入の際の周知というのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
◎公園緑地課長 設置をした後のPRということで申し上げれば、ホームページとかで積極的に示していくということがございますし、あと、新たにつくる野津田公園のインクルーシブ遊具の設置につきましては、公園緑地課だけではなくて、当然、当事者の方の声を一番ご存じの地域福祉部等とも連携をしながら、ご要望を伺いながら、その計画の内容については進めていきたいと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 幾つかお願いいたします。
まず、432ページの多摩都市モノレール基金積立金について、一応、これを見ると、2024年度までに15億円ですか、そこまで積み立てるという目標が掲げられていますけれども、基金の使用目的はある程度決まっているんでしょうか。昨年度、どういう検討をされたのか、そこをまず教えてください。
◎多摩都市モノレール推進室長 基金積立金の使途についてでございますが、モノレール駅周辺における交通広場や駐車場等の基盤整備費、あとは多摩都市モノレール株式会社への出資金等に充当することを想定しております。
◆佐藤〔和〕 委員 今のメニューを伺うと、結構15億円だと足りないのかなと思う部分もありますし、これまでの予算の中でも、周辺づくりにいろいろとこれからもかかるんだなという議論があったと思うので、はっきり断言というか、使える使用用途が分かっているんであれば、毎年積み立てて予算計上しているわけですから、その辺は、ある程度、今後、こういうことに使うので積み立ててくださいというのをはっきりさせていただきたいなと思って、使用用途を伺いました。
続いて、同じく多摩都市モノレールの件で、箱根ヶ崎方面延伸に向けてということで、多分、あちらのほうが少し先行していると思うんですけれども、これについて、あちらのほうに視察か何かに行かれて状況確認だとか、こちら側の早い推進に向けての意見交換とかそういうことというのはやられたんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 多摩都市モノレール、箱根ヶ崎方面延伸につきましては、2018年12月に東大和市、武蔵村山市、瑞穂町の沿線2市1町でモノレール沿線まちづくり構想というものを策定しております。町田市につきましても、沿線市である多摩市と町田市で協力して、この沿線まちづくり構想を策定していきたいと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 今の構想をつくっていくと、その辺は先行してやっている先ほどの1町2市の取組を参考にしていくということで、視察にもし行っていないなら見てきていただくのもいいかなと思いますし、そういうことを、ある程度、修正するべきことは修正してやっていただきたいなと思います。
あともう一点、モノレールについて、昨年の12月の末でしたか、新たなルート決定みたいなのがありました。これは、多分、以前想定されていたルートとは少し変わってきているような気がするんですけれども、それを受けて、こちらの取組状況にも、モノレールの導入に向けて関係者との合意形成の下、事業を進めるみたいなことが書いてあるんですけれども、どういうことの検討とかそういうことを行ったのか、大きく変更になったことについて、何か将来的な支障が、変わってくることがあるのかどうかの検討をしたのかどうか。先ほど、市民啓発に向けて横断幕とかそういうのを流用のところに書いてありましたけれども、それ以外のことについて教えていただきたいと思います。
◎多摩都市モノレール推進室長 ルートが決まりましたのが2021年12月27日開催の第4回多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会、この場においてルートが選定されました。このことが公表されたのが翌年の2022年1月28日、東京都のホームページで公表をされました。町田市も、同日付でルートが選定されたことをお知らせする市長メッセージ、こちらを町田市ホームページのほうに掲載いたしました。さらに、選定されたルート上にモノレール延伸予定ルートの地図を載せました看板、これを2か所、横断幕を2か所設置いたしました。その後、2月15日号の「広報まちだ」でルートが選定されたことを広く市民の皆様にお知らせいたしました。一応、2021年度の町田市の主な取組は以上となります。
◆佐藤〔和〕 委員 今のルート変更を受けて東京都と協議したこととか、何かそういうことはあるんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 第4回多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会において、町田市も構成員でございますので、その中で意見は述べさせていただいております。
◆佐藤〔和〕 委員 分かりました。あとは今後のことになってしまうので、決算なので、この辺でモノレールについてはよろしいかと思います。
続きまして、436ページ、これも鉄道に関する件なんですけれども、小田急多摩線延伸の件について、これはここにも書いてあるとおり、収支採算性の問題だとか、乗降客がどうなのかとか、その辺は多分なかなか厳しい状況だと思うけれども、課題の解決に向けての検討みたいなのを行ったということで書いてありますけれども、これは実際にどのような検討を行ったのか。もしくは、例えば、東京都だとか、小田急電鉄だとか、そういうところに対しても何か提言を行ったりしたのかどうか、検討内容について教えてください。
◎交通事業推進課長 昨年度の検討なんですけれども、昨年度は、財政状況がちょっと厳しいというところもありまして、今まで行ってきた調査内容のいわゆる収支採算性の深度化を少しだけ図ったというところがございます。小田急電鉄や相模原市、町田市、鉄道・運輸機構などにおいて情報共有ということはさせていただいております。
◆佐藤〔和〕 委員 やはり小田急に直接町田市からというのも、問題はないでしょうけれども、いろいろとなかなか難しいかもしれませんが、様々な形で動いている団体もあると思うんです。そういうところと連携を深めて、情報共有しながら、こういうのは、相模原市だったり、東京都だったり、神奈川県だったり、そういうのはやっぱり協力していかないとなかなか進まないことだと思っていますので、それについての検討というのはどんどん進めていっていただきたいと思いますし、新駅が予定されているような辺りの周辺まちづくりですか、道路整備等も含めていろいろと始まっていることだと思いますので、ぜひ、これについては、推進に向けて情報共有からしっかりと検討に向けてやっていただきたいなと思いました。
続いて、路線バスについても、436ページでいいんですか。委員の皆さんのもとにもあると思うんですけれども、やはり路線バスのバス停に屋根をつけてほしいとか、ベンチを置いてほしいとか、そういう要望というのはこれまでもいっぱいあると思うんですけれども、これついては神奈中なら神奈中に対してお願いをしていくということだと思うんですが、今、例えば、市民の方からどれぐらいこういう要望を自分たちで受けていて、どれぐらい要望がかなっているかという、その辺の数値的なこととかというのは、大体でいいんですけれども、分かりますか。
◎交通事業推進課長 ベンチや上屋に関しまして、2013年度から、町田市が事業者に対しまして補助金を半分出しております。要望数というところでは若干違うかもしれないんですけれども、例えば、その補助金を使って設置された基数といたしまして、例えば、上屋が9基、ベンチが24基になります。今年度につきましても、一応、ベンチの設置を考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 これは、市の目標としても路線バスの利用促進を進めているわけですから、そういう形の要望に対しては、当然、予算の関係があるのは重々分かっているんですけれども、なるべくしっかりと応えていただきたいなと思います。昨年でしたか、町田駅の東急の前のバス停から少し雨漏りがあったみたいなことが、すぐ対応していただいたんですけれども、やっぱりああいうのがあると、なかなか利用促進とは離れてしまうようなこともあるかと思いますので、できる限り、そういうベンチ、上屋根等も含めた市民の要望に対して応えていけるような体制をつくっていただきたいなと思いました。路線バスはいいです。
あと、コミュニティバスの件については、先ほど福祉車両を使った形のものが随分増えてきているという話があって、これまでの実証実験等を見ていても、路線バスだったり、それより小さいタクシー車両だとかそういうことを使っても、なかなかそんなに多くの乗降客が見込めないというような結果が出ていると思うので、そうなると、今度、新たな形を考えていかなければいけないという中で、福祉車両の話というのが鞍掛台とかそういうところで出てきたと思うんですけれども、先ほどの答弁の中でも相原ですとか本町田で始まったという話も聞いていますけれども、今、こういう検討が進んでいるのをどれぐらい把握できていますでしょうか。福祉車両を使った地域の運行バスみたいなことをどのぐらい検討されているか分かりますか。
◎交通事業推進課長 実際に動いているところも含めますと、丸山団地とか鞍掛台も入ってですけれども、12地区ございます。全てが交通事業推進課が絡んでいるというわけではないんですけれども、多くのところで、地元発意というんですか、行政主導じゃなくて地元から盛り上がって、こういう支え合いの交通というのがどんどん生まれていっているという状況です。
◆佐藤〔和〕 委員 これは交通不便地区の解消という目標があるわけですから、それに向かって、いろいろと手段を考えていかなきゃいけない。そんな中で、有効な手段の一つだと思いますので、これは昨年度も検討されたと思うんですけれども、いい事例だったら、様々なところで展開していけるような、こういう仕組みというのはやっぱり必要だなと思いますので、これは先の話になってしまうので質疑にはしませんけれども、そういうことは必要なんじゃないかなと思いましたので、お願いをしたいと思います。
あと、コミュニティバスの「玉ちゃんバス」が減ったというのは昨年度の話でいいんでしたか。今年の話でしたか――ごめんなさい、それも含めて、たしか運行バスの見直しだとかそういうことがあったということで、これについては、やはり市民の人たちは、ある程度今までの中で、一定の時間で来るというのがあった中で、減便ということは結構大変な騒ぎになっていると思うんですけれども、これについて、例えば、運転手が不足しているとか、補助金が少ないのでできないとか、そういうことは多分バス事業者から言われるケースがあるかと思うんですけれども、その辺について、減便をしていく上での検討のときにどのような案件が上がってきたのか、どのような理由が上がってきたのか、その辺をまず教えてください。
◎交通事業推進課長 「玉ちゃんバス」の減便に関しましては、「玉ちゃんバス」というのは、もともとは東ルートや北ルートでは黒字路線で、日本の中でもかなり優秀なコミュニティバスだと言われていましたが、コロナ禍において、どうしても乗降客数が減ってきてしまったという状況も合わせて、その中で、今回、1月ですけれども、ダイヤ改正させていただいて、南ルートが、やはり利用者数と、一番減らさざるを得なかったところになります。減らす際というんですか、必ず毎回減らすわけではなくて、運行内容の見直しというのは減らすだけではありません。その他、ほかにもありますが、その中で、地域のそういう協議会、あと「玉ちゃんバス」は小田急バスになるんですけれども、あと町田市、3者でいろいろ話し合って進めていっております。
◆佐藤〔和〕 委員 いろいろと話合いの中で減便の決定だったり、内容の変更だったりという話がありましたけれども、一応、理由としては、運転手不足だとか収支不足みたいなのが原因だということで考えてよろしいでしょうか。
◎交通事業推進課長 そのとおりです。
◆佐藤〔和〕 委員 そういう原因が明らかであるんであれば、それについていろいろ検討もしたと思うんです。例えば、運転手はやはり神奈中なり、小田急なりが募集して探すものであるでしょうけれども、例えば、そこに対して何か町田市が協力するとか、あと、補助金の収支不足であるんだったら、先ほど佐藤伸一郎委員からもありましたけれども、ほかの23市に比べてまだ補助金が低いんであれば、もう少し出せるんじゃないかとか、例えば、そういうことも含めて、そういう検討というのはされたんでしょうか。その上でやっぱり決定したと思うんですけれども、そういうことは考えたのかどうかということをまず聞きたい。
◎交通事業推進課長 補助金を幾らまで出せるかというところは非常に難しいと思います。ある地域だけ補助金を投入してバスを運行するということになってしまいますので、なかなか難しいと思いますが、委員おっしゃられたとおり、バスの運転手不足は、必要定員の10%以上いないというようなことも聞いております。「玉ちゃんバス」に関しましては、今、減便後、北ルートを走っていたバスが南ルートを走って、また北ルートに戻るというような形で運行させていただいております。踏切を通るところで定時運行というのもなかなか難しいところがあるかもしれないんですけれども、難しい状況の中で、先ほども申しましたが、3者でいろいろ話し合って進めていきたいなと考えております。
◆佐藤〔和〕 委員 これは「玉ちゃんバス」だけの話じゃなくて……。
◆佐藤〔伸〕 委員 質疑、まだ終わらないでしょう。休憩にしようよ。
◆佐藤〔和〕 委員 休憩しましょう。
◆佐藤〔伸〕 委員 だって、質疑はまだ終わらないよ。
◆佐藤〔和〕 委員 終わらない。
○委員長 佐藤委員、よろしいですか。
◆佐藤〔和〕 委員 この部分だけ終わらそうかと――いや、いいです。
○委員長 休憩いたします。
午後零時4分 休憩
―――◇―――◇―――
午後零時59分 再開
○委員長 再開いたします。
質疑を続行いたします。
◆佐藤〔和〕 委員 あと2点だけお伺いさせていただきます。
452ページの公園とか、保全緑地だとか、その管理運営について、1つだけ聞きたいんですが、これは多分様々なボランティア団体の人が関わっていただいていると思うんです。これは地域にやっぱり思いがあって、自分の地域をよくしようということでやっていただいていると思うんですが、そういうボランティアの方々に対して、昨年度、どのような支援を行ってきたのかお願いします。
◎公園管理担当課長 公園の管理運営にボランティアの方に携わっていただいているんですけれども、そちらは公益的活動団体というふうに呼ばせていただいて、公園緑地課のほうに団体登録していただいて、草刈りの材料だとか、あと謝礼金をお支払いして支援のほうをさせていただいています。
◆佐藤〔和〕 委員 謝礼金が多少あるにしろボランティアでやっていただいているんでしょうから、ぜひそういうご意見を聞きながらいい管理運営をやっていただきたいなと思います。
最後、454ページ、野津田陸上競技場について、これは1万5,000席になって維持管理費がどれぐらいかかっているのかなというのを確認をしたいと思います。というのは、最初、1万5,000席にする審議のときに、そんなに維持管理コストがかかりませんよという話が過去にあったと思うので、以前1万席だったりしたときから比べて、1万5,000席になって昨年度どれぐらい維持管理費用がかかったのか、その辺の差も含めて教えてください。
◎公園管理担当課長 2021年度からバックスタンドのほうをオープンしまして、指定管理料のほうがその分上乗せになっております。金額としましては、2,200万円、年間かかるようになっております。
◆佐藤〔和〕 委員 2,200万円増えたということですか。全部で2,200万円ということですか。
◎公園管理担当課長 プラスです。増えたということになります。
◆若林 委員 3課ありますので、1課ずつやっていきます。
まず、436ページ、交通事業推進課で
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、これの実績と効果について、また、受けた方々の声、単価のところもどうだったのかとか、先ほどの答弁で単価は町田市で決められるということだったので、ほかの交通事業者からの声というのもどういうものがあったのかというのをお聞かせください。
◎交通事業推進課長 まず、昨年度に関しましては、基礎額というものと、あと車両1台ごとの加算額というのがございました。実績なんですけれども、乗合バスで2社中2社対象のうち2社とも、これが153台、貸切りバス18社中15社の申請、法人タクシーが8社中8社、個人タクシーは118社中100社の申請がありましたので、かなり多くの方がご利用いただいたと感じております。利用された方からは、本当に助かるというようなお言葉やありがたかったという言葉をいただいていましたが、ほかの事業者、例えば、運輸事業者の方々からの声というのは特にはございませんでした。
◆若林 委員 おおむね好評だったということで、今回、第2弾もやられたんだなと思っております。各事業所の規模というのは、ほぼほぼ一緒だとは思うんですけれども、例えば規模の大小によって、実は、小さいところはこの単価でよかったけれども、大きいとこういった単価は少ないみたいな、そういうことも起こり得るかなと思うんですけれども、町田市の交通事業者というのは、規模的には同等クラスであったのかどうか、今回、そういった規模とかではなく効果があったというふうに見受けられるのか。
◎交通事業推進課長 規模、乗合バスですと小田急バスと神奈中バスになりますので、実際、小田急バスは中小企業に当たりまして、神奈中は違うんですけれども、あと、車両台数で加算されますので、乗合バスに関しても好評だったのかなと感じております。あと、法人タクシーに関しましても、各社、大小規模はありますが、それぞれの効果があったと感じております。あと、個人タクシーに関しましては、各個人1台の支援になりますので、これは同等の大きさなのかなと感じております。
◆若林 委員 続いて、同じく436ページのところで、「事業の成果」の指標のところなんですけれども、例えば、小田急多摩線の延伸とか路線バス利用環境整備というところの目標と実績のところが、数値というのがなかったわけなんですけれども、こういった目標の捉え方、示し方はどういうふうに今考えているのかというところなんです。例えば、路線バスのほうですと、先ほどの答弁とかだといろいろ検討をされてきたと。行政も検討の回数とかを考えているところなんだけれども、市民からも声が上がって、検討を地域コミュニティバスとかもいろいろしてきたというふうな答弁もあって、例えば、検討回数を目標でつくって、実績がこうだったみたいな形で数値的になると、もう少しこの成果が見えてくるかなと思うんですが、そこら辺の考え方はいかがでしょう。
◎交通事業推進課長 目標に関しまして、本来であれば、当然のことながら、数値で指標を示すのが一番だと思いますが、小田急多摩線延伸に関しまして、収支採算性の向上というところを目指しておりますので、そこで、検討回数というよりは、ちょっと難しいかなとは思うんですけれども、事業化に向けた検討の実施というところでさせていただいております。
3番目の指標のところで路線バス利用環境整備というところなんですけれども、こちらに関しましては、小山田桜台から唐木田駅のほうに行っているバスということで目標と実績を掲げさせていただいておりますので、こちらで、最終目標が路線バスの運行というところになっていますので、そこに向けて、委員おっしゃるように、検討の回数というのも今後考えなきゃいけないのかなとは思いますが、今に関しましては利用者の拡大というところの啓発活動というところでさせていただいております。
◆若林 委員 今回、すぐ出すというんじゃなくて、例えば、延伸の実現に向けてとか、整備の実現に向けて、では、何をするのかという、そういった目標の立て方というのもぜひ考えていただいて、ここら辺が変わってきていただければなと思っております。
続いて、438ページのところで、先ほど、市民バスの利用増に向けての答弁もあって、まちっこカードを作ったりだとか、いろいろ啓発をされているということでございます。目標の15人という設定はどういった形で設定をされているのか、理由を教えてください。
◎交通事業推進課長 こちらの目標に関しましては、一番利用者が多かったというところの15.2人ということを目標にさせていただいております。15.2人といいますとどれぐらいかというと、実際にバスを見ると、座っている方がほとんどいて、さらに立っている方も何人かいらっしゃる状況、これぐらいあると、利用者数としてはいいところにいくんじゃないかというところで、目標としてさせていただいております。
◆若林 委員 この15人は、例えば、損益分岐とかになっているとすごく分かりやすいのかなと思っていますし、市民参加型の事業評価とかでも結構いろんなご意見があったと思うんですけれども、例えば、この市民バスを運用する中で、どんどん利用者が少なくなってきたら、市としてもう運行できないよとなって、突然廃止とかになったときには市民もやっぱり困ってきちゃうんだと思うんです。ふだん利用していない方だって、何でなくなるんだということがあるので、目標、損益分岐がどうなのかというのも明確にする中で、やっぱり地域の方々にもそういった現状を伝えていって、よりたくさん乗ってほしいというところも誘導していく必要があるのかなと思っています。市民参加型の事業評価では結構いろんな意見が出たということなので、それをしっかり地域の方々にも伝えていっていただいて、より多く乗っけてもらうようにする必要があるのかなと思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。
◎交通事業推進課長 例えばなんですけれども、昨年度も、朝一番の便から最後の便まで実際に職員が乗り込みまして、どこの辺りの利用者、どこから乗ってというような調査もいたしました。小山田桜台の付近に、最近ですと温浴施設ができましたし、来年ですとスポーツ公園もできると思います。そのような状況の中で、すぐ廃止するということは今のところ考えておりませんが、委員おっしゃるとおり、地域の方々にもやっぱり乗ってほしいんだというところ、今利用者数が少しずつ減ってきているという状況も周知じゃないですけれども、図りながら、利用者増の啓発もやっていけたらなと思います。
◆若林 委員 続いて、住宅課で446ページをお願いします。管理不全空き家改善のところで、これも答弁があったんですけれども、今回、53の実績の中で、通報を受けた数というところで、割合は53件というのはどの程度になっているのかお聞かせください。
◎住宅課長 通報のほうですけれども、2021年度の空き家通報の受付件数は186件という形になっています。改善につながった53件なんですけれども、2020年度以前に通報を受け付けた件数も含みますけれども、割合といたしましては、おおむね、例年ですけれども、200件程度通報を受けて、50件程度改善をしているという形ですので、4分の1ぐらいが改善をしているというふうな状況かと思います。
◆若林 委員 この通報で、先ほどの答弁でも草木を切ってというのが改善の一つだということだと思うんですけれども、市民から受けて、市のほうで問合せをして、その所有者が切ってくれた数ということになるんだと思うんですけれども、市が代わりにその方の許可を受けて切るということは今までやっていたかどうか、そもそも、そういったものが可能なのかどうかというのをお聞かせください。
◎住宅課長 この53件につきましては、関係各課のほうから所有者に対して働きかけをいたしまして、その結果といたしまして、改善がなされたというふうな形になっております。例えば、草木の場合で、行政の側でそれを伐採するということで所有者に了解を得てということなんですけれども、そちらにつきましては、道路管理者などが道路に対して越境してきたものに対して道路上の通行に著しい支障が生じるということで伐採ということはあり得るケースなんですけれども、ただ、それは実際にはなかなか難しいところがあるところでございます。また、電信柱とか電気なんかにつきましても、電線に草木が越境しているというふうなことで、東京電力などのほうで伐採をしていることがあるというふうな話は聞いてはおりますけれども、恐らく、そのときは工作物の管理者の権限として伐採をしているということですので、所有者の了解を得てということではないのかなと認識しているところでございます。
◆若林 委員 ということであれば、例えば、市民の相談の中で、どうしても暗いんだとか、もう鬱蒼としてきて、それを見てもらった中で、まだ交通にそんなに不便がないからなかなか切れないという解決になっていたりとかするということであれば、例えば――ごめんなさい、もっと戻って、草木が鬱蒼としていて、道路に影響があると、通行に影響があるということだったら市が切れるということなんですけれども、そういったのは今まであったでしょうか。
◎住宅課長 すみません、こちらのほうのシステムといいますか、この空き家通報の一連の流れ的に、通報して、関係各課から働きかけをして、その結果が改善されたかどうかということを住宅課のほうに報告をいただいているという形になりますので、電線の所有者なり、管理者なりが対応したという事例については、話は聞くことはあるんですけれども、統計的に住宅課のほうで件数を押さえているというわけではないというふうなのが今の現状でございます。
◆若林 委員 分かりました。とにかく、こういった空き家があって、その空き家の方も、例えば、高齢とかで自分たちも切れないんだとかそういうふうな状況とかも多々あるんだと思うんです。この草木以外にも、空き家があるせいで、例えば、道路の移管だったりだとか、まちづくりが進まないという現状も多く出てくるんだと思うんですけれども、そういったものに対しては、どういうふうになっていくのか、考えがあるのか。空き家のせいで物が進まないという声は結構入ってくるんです。これのせいで、いわゆるまちづくりが進まないだとか、暗くて治安が悪いとかそういう声があったりとかするんですけれども、そういったところについては、今の現状、こういうふうになっているんだというのは分かるんですけれども、どういう見通しを持ってやられているのかお聞かせください。
◎住宅課長 空き家の問題でまちづくりが進んでいかないというふうなお話ということでございますけれども、来年度から、民法改正等をはじめとした民事法制のルールの改正等が行われる予定になっております。その中で、今までは所有者が不在の場合、管理人のほうを選定して、その管理人の権限で物件等の保全、または処分等を行うというふうなことができていたところではあるんですけれども、これまでは所有者がいる場合にそういったことはできなかったわけなんですけれども、今後、所有者がいる場合にもそのような管理人を立てるというふうな制度が創設される予定というふうになっております。そこの管理人の権限等につきましては、一部裁判所の許可等が必要になる部分もありますけれども、例えば、物件、住宅の壁が崩れそうだとかというふうな場合に、相続人がいる場合も、管理人を立てることによって、その管理人の権限において管理行為としてその物件を保全するということで、周囲への影響が及ばないようにするというふうなことが可能になる予定でございます。
それ以外のまちづくりの部分については、どこまで使えるかというのが法令の詳しい政令等を見ないと分からないところでございますが、そういったことで、今後、法制度からも、少しそういった問題の解決に向けた後押しがされているのかなというふうな認識を持っているところでございます。
◆若林 委員 民法が変わるというところで、住宅課は草木の問題というところが主だとは思うんですけれども、そういったところで、やっぱり道路の問題だとか、まちづくりの問題とかで、そういったところをしっかり共有をしながら、できるだけ、周りの人たち、住民に迷惑がかからないような形で解決に結びついていただければなと思っています。
続いて、448ページです。市営住宅使用料徴収率というところで、100%目標の中で大体99%ぐらいなんですけれども、この未徴収の理由と対応はどのようになっているのかお聞かせください。
◎住宅課長 対応なんですけれども、納付期限後30日後に支払いがない方につきましては、督促のほうを必ず送っております。督促状送付の1か月後になっても納付されない場合につきましては、再度、催告と呼出し状を送るとともに、保証人の方へも納付の依頼の通知というのを出させていただいているところでございます。
◆若林 委員 続いて、452ページの公園緑地課の先ほどご答弁がありました公益的活動団体、これについて増やす取組というのはどういうふうなことを行っていますでしょうか。
◎公園管理担当課長 公益的活動団体を増やす取組ということですけれども、現在やっていただいている2021年度時点で212団体ございまして、その方々に年度終わりに引き続きやってくださいという通知を送るとともに、ホームページ上で募集を引き続き行っているという形になります。
◆若林 委員 主に、草木の管理だとか植栽のところだとは思うんですけれども、今後の可能性として、やっぱり周辺の活性化までつなげられるようなそういった公園の管理をその地域の人たちで愛着を持ってやってもらうという、そういう考え方というのもぜひ検討していっていただきたいなと思っております。
自分から以上です。
◆中川 委員 インクルーシブ遊具についてなんですけれども、先ほどご答弁の中で、南成瀬の天神原公園は遊具の老朽化に伴って交換するという話だったんですけれども、遊具の老朽化というのは多分いろんな公園でこれから起こり得るかと思うんですけれども、これはどのくらい想定しているというか、その数とかは見込まれていたりするんですか。
◎公園緑地課長 公園施設の老朽化は、800、大体公園緑地がありますので、日常的に発生してくるものでございまして、それについては、長寿命化計画というものにのっとって更新をしていくということにしております。今、総数についてはお答えできる資料が手元にはございませんけれども、毎年予算を確保した上で一定程度の遊具を定期的に交換のほうは進めているというところです。
◆中川 委員 そうしたら、もう1個、野津田公園はこれから整備するので、多分遊具の選定とかから始まると思うんですけれども、遊具の選定は、天神原公園では、大体どのくらいかかったのかというのは、これは聞いちゃって大丈夫なのかな。費用は……。
◎公園緑地課長 今、手元に直接資料がなくて申し訳ございません。約500万円ほどだったかと思います。今年度、2022年度の工事です。決算ではない。
◆細野 委員 それでは、何点か伺いたいと思います。
決算書の158ページ、事業概要の432ページになるかなと思いますが、まず、1点目、
南町田拠点創出まちづくりプロジェクト事業についてですけれども、2021年度行われた事業内容について、どういう内容が行われたのかお聞きしたいと思います。
それから、同じく決算書の158ページ、多摩都市モノレール推進費、これも同様の432ページに載っているんですけれども、多摩都市モノレール推進費の212万1,169円、この決算の内訳、この年に行われた多摩都市モノレール推進事業について内容をお聞かせいただきたいと思います。
◎都市政策課長 事業の内容ですけれども、一般財団法人みなみまちだをみんなのまちへ、2021年度の町田市負担金や、町田市都市計画事業南町田駅周辺土地区画整理事業の事業執行負担金、また、パークライフ・サイト内の管理や運営に関する費用など含んだものですが、この中で、みなみまちだをみんなのまちへの事業内容についてですが、南町田グランベリーパークの活性化やブランディングに資する活動に対する資金助成を実施しております。商業施設運営者であるグランベリーパークマネジメントオフィス、パークライフ・サイトの運営者である株式会社コングレ、鶴間公園指定管理者であるTSURUMAパークライフパートナーズに対しまして、各種イベントの開催などに要する費用を助成しております。また、パークライフ・サイトでまちライブラリーを運営している一般社団法人まちライブラリーなどに対しても、運営費として助成しているものでございます。
◎多摩都市モノレール推進室長 続いて、多摩都市モノレール延伸事業の内訳についてご説明いたします。4点あります。まず、1点目が委託料として48万4,000円支出しております。こちらが森野住宅周辺地区プロジェクトプランディング検討支援業務委託というものになります。2点目が工事請負費、これは都市計画道路3・3・36号線看板等設置工事ということで、ルート上に設置した看板、横断幕の作成・設置費用でございます。3点目が負担金補助及び交付金、多摩地域都市モノレール等建設促進協議会、こちらの分担金3万円でございます。最後に、積立金、多摩都市モノレール基金への積立てとして32万169円を積み立てております。
◆細野 委員 ありがとうございます。それぞれ再質疑させていただきます。
まず、みなみまちだをみんなのまちへの事業ということで、ここから補助金という形でいろいろな事業に出していくということでした。かつては、グランベリーモールの時代もいろんなお客さんを寄せていく、そんな事業を工夫されてやっていたと思うんですが、それは事業者独自でやっていたと思うんですが、いわゆる東急のグランベリーパークのそういう施設内の中で行っている様々な事業、イベントなどもありますが、そういったものにも支出されているということでよろしいんでしょうか。
それから、多摩都市モノレールについてですけれども、先ほど佐藤委員からの質疑もありましたが、この年には、それこそ大きな、ドラスティックな変更がルートの見直しという形で行われたわけですけれども、この見直しというのは、誰が提案をしたことでこういう事業の見直しが行われるようになったのか。また、その協議が行われたと言いましたけれども、その中で、町田市が意見も述べましたということでご説明がありましたけれども、どのような意見を述べられたのか教えていただきたいと思います。
◎都市政策課長 様々な事業でということで、先ほど申しましたグランベリーパークマネジメントオフィスにつきましては、「南町田グランベリーパークみんなで学ぼう!まちの防災2021」のイベントとかに助成をしたりとか、あとは、TSURUMAパークライフパートナーズのほうでは、つるまパーク大作戦とか、あと鶴間公園イルミネーションとか、さくらフェスティバルとか、様々なイベントに対して助成をしているものでございます。
◎多摩都市モノレール推進室長 ルートの選定について誰が提案されたのかということなんですが、多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会、こちらが東京都、町田市、多摩市、多摩都市モノレール株式会社及び学識経験者らで構成する委員会になっております。この中で4つの案が提案されて、最終的に1つに選定されたということになります。検討委員会の構成員ですので、当然、意見等は述べるんですけれども、守秘義務がありまして、こちらは公表されていませんので、この場ではお答えできません。
◆細野 委員 そうしますと、南町田の補助金については、主に鶴間公園で実施された事業についての補助金ということでよろしいのか確認させてください。
それから、多摩都市モノレールの路線の見直しについては、4つの案が提案されたというのは、そうしますと、これまで想定されていた路線というのは、1度見直すというか、改めて想定し直すというような、そのきっかけというのはどのようなことだったんでしょうか。また、理由について、何のために路線変更をするということになった、その4つの案が提案されたのは、それぞれいろんな算定をされてというのは存じ上げていますけれども、そもそもそのようなことが行われることになった理由について、もう一度ご説明いただきたいと思います。
◎都市政策課長 公園施設だけではなくて商業施設、あと公園施設とパークライフ・サイトの3施設のイベントに対して補助したものでございます。東急と取り決めたマニュアルに基づきまして補助しております。
◎多摩都市モノレール推進室長 ルートの見直しという言葉が、町田市として推奨していたルートはあったんですけれども、それを見直したというよりは4つのルート案の中から1つに絞ったという形になります。その選定の理由なんですけれども、3点あります。まず1点目が費用対効果が確保されていること、2点目が現時点で確実に需要が見込める拠点を経由すること、最後、3点目が今後沿線開発等のまちづくりが進むこと、これらの3つの点が評価されてルートが選定されました。
◆細野 委員 再質疑させていただきます。
まず、南町田の補助金ですけれども、商業施設とか、あと鶴間公園で行われるいろいろなイベントが多数開催されたと思いますが、その基準について、グランベリーパーク内の商業施設内でのイベントというのが何事業、また、鶴間公園での事業が、先ほど具体的にお話がありましたけれども、何事業に対してどれぐらい支出されたのかお願いしたいと思います。
それから、モノレール延伸のルートの見直しについては3点、やはり費用対効果とご説明がありました。これまでも、一応、これまでのルートに沿って沿線のまちづくりを進めていくという計画が町田市として検討されてきたと思いますが、ルートの見直しによって、そうしますと、2点目の必ず需要が見込める拠点というのが想定はされますけれども、具体的にどこか教えていただきたいと思います。
それから、まちづくりをこれから進めていくということですが、どういう規模、どのような状況になればまちづくりが推進されたとして評価され、そういう方向に延伸が実現していくのか、その辺の見通しというか、何か具体的にこういうものをという想定されたものがあるのかどうか教えてください。
◎都市政策課長 昨年度は、商業施設のイベントには実績がなかったんですが、鶴間公園のほうは全部で6事業を助成しております。それと、パークライフ・サイトのほうは、ワークショップですが、1つの事業を実施しております。
◎多摩都市モノレール推進室長 現時点で確実に需要が見込める拠点ということでお話しいただきました。ルートが多摩センター駅から小野路を通って野津田公園、図師、下小山田、小山田桜台に至ります。その間に野津田公園はございますし、日大三高などの学校もございますので、そういう拠点が増えたということになります。
また、2点目のまちづくりの件なんですけれども、今後という話の中で、2022年3月に町田市都市づくりのマスタープランを策定しました。この中で、リーディングプロジェクトを3エリアで定めております。1つ目が町田駅周辺、2つ目が木曽山崎団地、3つ目が忠生・北部、この3つのエリアの事業を進めていくことで延伸につなげていきたいと考えております。
◆細野 委員 大分具体的にお答えいただいたんですけれども、それぞれ、いろいろ計画とかも議会でも、委員会でも報告していただいているんですが――ごめんなさい、モノレール延伸の事業についてです。南町田については了解いたしました。この事業について、具体的に実現した暁にはということなんでしょうか。それとも、並行して進めながらということなんでしょうか。このまちづくりは、それこそ町田拠点である町田駅周辺地域のまちづくり、あるいは木曽山崎団地、忠生・北部だという3か所ということでありましたけれども、この想定については、いつぐらいまで、どのようなレベルで進めていく可能性が、また、多摩都市モノレール延伸と並行して進められるのか、その辺はどういうふうに想定されているんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 今年度から、選定されたルートを基本にモノレールの需要に資するまちづくりの検討の深度化を図っていきたいと考えております。
◆細野 委員 そうしますと、まちづくりに向けて計画を検討されていって、それが一定のものができたときに、そういった計画を見ながら、こちらのほうに延伸しましょうということが具体的になっていくということでよろしいのか確認させてください。
あと、433ページ、「貸借対照表」の費用なんですが、関連用地が2億2,228万円ということで載っていますが、この用地についてはどこになるのか、どこを取得されているのか。貸借対照表に載っている多摩都市モノレール関連事業予定地というのがどこになるのか教えてください。
◎多摩都市モノレール推進室長 まず1点目ですが、需要創出に資するまちづくりの深度化を図っていくんですが、深度化の状況を踏まえながら、東京都のほうには収支採算性のさらなる精査をしていただいて、モノレール事業が成立するかというところを確認していっていただきたいと考えております。
2点目の土地の件ですけれども、こちらが3か所あります。1か所が山崎一丁目で、これが旧忠生第五小学校、今、都立町田の丘学園のグラウンドになっている土地、そこが約3,100平米あります。2つ目が中町四丁目の都市計画道路3・3・36号線の事業用地として購入した土地、約1,000平米、3か所目として鶴間二丁目、南町田駅文化的活動拠点用地として約9,400平米ございます。内訳は以上のとおりです。
◆細野 委員 ありがとうございます。今のこれは多摩都市モノレール関連事業予定地になっていたんですけれども、南町田の9,400平米という土地については関連予定地ということなんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 「多摩都市モノレール関連事業予定地など」という「など」に含まれております。
◆細野 委員 「など」が大きいんですね。ありがとうございます。
最後にしますが、関連まちづくりを検討していると、それも、2021年度はルートも変更されたばかりなので、これからということになるでしょうけれども、見通しとして、どれぐらいかけて計画をつくられるということを想定されているんでしょうか。
◎多摩都市モノレール推進室長 多摩市と町田市で沿線まちづくり構想を策定したいと考えておりますので、今年度から検討を始めて、来年度あたりには策定したいと考えております。
◆細野 委員 ありがとうございました。それでは、別の項目に移りたいと思います。
次に、決算書で見たものですから、順番がちょっと変わるかもしれませんが、鶴川駅南土地区画整理事業について、事業概要の443ページになります。これから南口の区画整理が行われていって、利便性とか、安全性なども向上するかと思いますが、その一方で、町田の区画整理事業のすぐお隣に川崎の地域がありまして、川崎市の住民からどのような意見が届いているのか聞いていらっしゃるでしょうか。
◎地区街づくり課長 鶴川南の区画整理事業に伴う川崎市側からのアクセス路の事業についてだと思います。町田市のほうから、この5月に、川崎市の岡上地区の皆様方への住民説明会を行っておりまして、その中で、やはり、車の通行量というんですか、新しい道路が入ることによって通過交通が多くなるんではないかと、それに伴う安全対策等の処置がしっかり図られているかどうかといったところのご懸念の声をいただいております。
◆細野 委員 では、説明会は今年行われたということなんですね。そうしますと、2021年度というのは、そういった川崎市との協議、あるいは住民との協議というのは特になかったのでしょうか。確認させてください。
◎地区街づくり課長 失礼いたしました。昨年度につきましても、岡上小学校ございますので、PTAの方々であったり、あと町内会の方々との意見交換というんですか、説明会等を町内会の方々からの要望をいただいておりまして、その件について、川崎市と一緒に対応を図りながら、コロナの影響もございましたので、開催時期等について協議を進めてきたといったところでございます。
◆細野 委員 そうしますと、昨年度から丁寧にやっていただいて、今年度に引き続いて住民説明会などが行われているということだと了解いたしました。これは、地域の皆さんからは、町田市の鶴川駅の南口の周辺の住民の皆さんからは、特に問題とか、課題とかということは起きていないのか、その辺を確認させてください。町田の住民からの声というのはどうでしょうか。
◎地区街づくり課長 こちらのほうも、昨年度から、地域の方々と意見交換をする場ということで、町内会の代表の方、商店街の代表の方、あと町内会・自治会連合の会長を含めて、再整備の内容について周知を図るための地元組織というんですか、連絡会というものを検討してまいりまして、これが3月に立ち上がりまして、今年度になりますけれども、6月に1度その会を開いたといったところでございます。
◆細野 委員 ありがとうございました。それでは、次の項目に、何点か伺いたいと思います。
確認だけしようかなと思いますが、交通輸送対策費について、広域交通計画事業という事業が入っているんですけれども、多分、事業概要の中に入っているのかと思いますが、この計画の内容、それから成果についてはどのようなものがあったのか。また、恐らく交通マスタープラン等に生かされたのかなと思いますが、広域交通計画というところのご説明を伺いたいと思います。
◎交通事業推進課長 広域交通計画事業で行いましたのは、昨年度まで策定いたしておりました町田市都市づくりのマスタープランの交通に関わる部分に関しましての委託費用となっております。
◆細野 委員 特にこの中で決まった主なものがあればお聞かせいただきたいと思います。
それから、事業概要の436ページの鉄道ホームドア整備事業についてですが、8,624万円が決算となっていますが、この年、整備したドアのついた駅、それから、できれば具体的にホームの番号なども分かれば教えていただきたいと思います。
◎交通事業推進課長 広域交通計画事業で決定したことと言いますと、都市づくりのマスタープランの中身といいましょうか、今後の交通に関する施策というのが決まっていると考えております。
ホームドアに関しましては、先ほどもご質疑がありましたが、JRの町田駅と、あと、一部が小田急の町田駅で補助金のほうを出しておりまして、当初予算と決算額に開きがあるのではないかというところだと思うんですけれども、こちらに関しまして、JRから当初申請をいただいていた額が1億円を超える額だったんですけれども、年度の途中で実際に工程等の関係から、補助金を使わない、自前の工事で済ませたということをお聞きしまして、実際の補助額が減っているところです。
◆細野 委員 そうしましたら、計画どおり、ホームドアについては整備されたということで確認をさせていただきたいと思います。知り合いの視覚障がい者の方もやっぱりホームから転落したことがあると笑いながらおっしゃっていましたけれども、そういうことが本当に頻繁に起きるんだなということを改めて実感したので、これについては、ぜひ市としてもバックアップしていただいて、進めていただきたいと思うんですが、あと、町田市内の駅でどれぐらい残されているのか、東急田園都市線は全ての駅でついているなと確認しているんですが、それ以外についてはいかがでしょうか。
◎交通事業推進課長 まず、JR町田駅なんですけれども、先ほどお答えを忘れてしまいましたが、今実際についているのが1番線と4番線で、中の2番線と3番線については、まだ年度は未定ですけれども、これから設置をしていくと。
JRに関しましては、今年度の初めにプレスリリースがありまして、2031年度ぐらいまでには都市圏の主要な駅といいますか、横浜線は全て入っておりました。設置していきたいと言っております。また、小田急電鉄に関しましては、今、町田駅1番線から4番線までを来年度いっぱいをかけまして整備中でございます。小田急のあと残りの2駅、玉川学園前駅と鶴川駅に関しましては、今後の予定になります。東急電鉄に関しましては、ホームドア、バリアフリーがほぼ完了しているという状況です。京王電鉄に関しましては、まだ設置の予定というところで、これからということを聞いております。
◆細野 委員 それでは、確認だけなんですけれども、建築開発審査課で、先ほど情報デジタルシステムでの情報共有などという話もありましたが、システム管理事務費が決算に載っているんですけれども、管理される情報というのはどういうようなものになるでしょうか。
◎建築開発審査課長 建築開発審査課システム管理事務費でございますが、これは建築行政共用データベースシステムというシステムを導入しておりまして、国等が登録して作成する建築士名簿、建築士事務所登録簿の情報を照合、閲覧するものでございます。
◆細野 委員 どうもありがとうございます。了解しました。
それでは、決算書の163ページ、公園緑地管理費のうち、公園駐車場管理事業について、680万8,831円が支出されていますけれども、有料駐車場もかなり増えております。そういった歳入と、それから、この公園駐車場の管理運営費は、費用との相対で見ると、どのようになっていますでしょうか。
◎公園管理担当課長 決算書に載っている公園駐車場管理事業ですけれども、こちらのほうは直営で管理している忠生公園と芹ヶ谷公園の駐車場になるんですけれども、そちらのほうで支出が680万8,831円、収入のほうが729万1,700円ということになりますので、若干、収入のほうが支出を上回っているというような状況になります。こちらのほうは、受益者負担の適正化に関する基本方針に基づいて、駐車場のほうは受益者が100%負担するものということになっておりますので、それに向けて運営していっているというような状況になります。
◆細野 委員 了解しました。そうしますと、受益者負担の適正化の方針には沿っていると、今の段階では、収入と支出という面から見ると、そのほかの管理とかそういった費用というのは、もうこの費用で賄えているということで考えていいんでしょうか。
◎公園管理担当課長 これは単純に委託しているお金が支出ということで出ていますので、それ以外にも、人件費とか減価償却費とかを含めて受益者負担率というものを出しているんですけれども、それを含めてしまうと、まだ少し足りていないというところはあるので、今後、駐車場を利用していただくように努めてまいりたいと思います。
◆細野 委員 駐車場を有料にすることによっていろいろ支出が増えていくわけですので、その辺の見直しは、ぜひ公園を利用する方々の声も聞いていただきながら検討していただきたいと思います。それは、公園駐車場の費用を引き上げろということでは全くありませんので、ぜひもっと管理費を引き下げていくような、できれば有料のシステムを見直していくようなことをお願いしたいと思います。
公園緑地課もシステム管理事務費があるんですけれども、この内容について教えていただけますでしょうか。
◎公園緑地課長 公園緑地課システム管理事務につきましては、この費用96万3,600円は土木積算システムの保守点検委託2台分ということです。
◆細野 委員 ありがとうございます。
それから、決算書で164ページになります。この年の薬師池公園四季彩の杜整備事業について690万円ですけれども、その内容について、それから、芹ヶ谷公園整備事業の整備内容について教えていただければと思います。
◎公園緑地課長 まず、薬師池公園四季彩の杜整備事業の(資)につきましては、690万2,953円の内訳は補償・補填及び賠償金ということで、これはウェルカムゲートのバスベイ工事に伴って、工事範囲に電柱がありますので、その支障物件の移設補償費が591万8,453円、それから薬師池公園前のバス停にバスベンチを設置工事をしておりまして98万4,500円です。
それから、芹ヶ谷公園の1,428万9,159円につきましては、これは公有財産の購入費ということで、芹ヶ谷公園の隣接した区域に東京都がお持ちの土地がございましたけれども、その土地を購入した費用がこの金額でございます。
◆細野 委員 整備したという内容ではないということですね。分かりました。
不用額についてが出ていますけれども、この内容についてはどのようなものだったのか。また、この年は整備は行われていないということで、樹木の伐採とか、ボーリングとかは実施は行われていないでしょうか。
◎公園緑地課長 不用額は、164ページの一番下の繰越明許費分不用額ということでよろしいでしょうか。これにつきましては、芹ヶ谷公園の中で、先ほどご説明した土地代金の支払いの後に残ったものが191万841円とございます。それから、芹ヶ谷公園か……。
◆細野 委員 樹木の伐採とか、ボーリングとかが2021年度に実施されたかどうか。
◎公園緑地課長 2021年度の芹ヶ谷公園整備事業(資)につきましては、先ほどご説明したとおり、用地の取得ということでございます。
◆細野 委員 次に、事業概要の455ページ、野津田公園スポーツの森整備事業の内容と、その費用について、改めて確認させてください。
◎公園緑地課長 決算書で申し上げますと、野津田公園整備事業(資)というのが11億6,858万1,250円でございます。この内訳につきましては、工事請負費が11億6,007万5,600円、工事費の内容につきましては陸上競技場を建築する関連工事と、それから野津田公園の拡張区域の整備工事に関わるものでございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。第2期整備計画も2021年度実施事業の中で行われているのか確認をしたいと思います。
ばら広場の移転が行われ、この年には新たなばら広場がオープンしていると思いますが、このばら広場整備について、地元でこれまで協力していただいたばら会、あるいは協力者の方々との話合いというのはどのようになっており、また、協力関係というのはどのような形になっているでしょうか。
◎公園管理担当課長 今現在、ばら広場のほうの管理のほうは指定管理者のほうで行っておりまして、ばら会の方は携わっておりません。
◎公園緑地課長 2期の整備工事の事業が含まれていないのかというご質疑かと思いますけれども、これは決算の参考資料の件名の(87)、ページで申し上げますと94ページに、野津田公園のスポーツの森整備事業の事業内訳と費用ということで、事業の開始から2021年度までの表をまとめてございます。この中で拡張区域整備と書いてある部分の2021年度、ここをご覧いただきますと、野津田公園拡張区域整備工事(その2)ということで、2019年度からこの部分につきましては着工しておりましたけれども、その続きの工事で2021年度はその2工事、2億1,228万200円と、それから、グラウンドの横にあるクラブハウスの整備工事として3,680万2,700円という費用をここに示しております。
ちなみに、ばら広場の整備につきましては2020年度の費用でございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。そうしますと、まとめていただいているので、すみません、きちんと確認をしていませんでした。この年の整備費は11億円ということでしたが、これまでの陸上競技場についての整備費用の総額というのは41億6,100万円という金額ということでよろしいでしょうか。
◎公園緑地課長 そのとおりです。
◆細野 委員 それから、野津田公園費への流用が2,317万円になっておりますが、それぞれ理由は、最初の流用の内容についてに書いてありましたけれども、かなり金額的には大きいので、補正予算を組むということは難しかったんでしょうか。決算書の164ページですか、166ページですか……。
○委員長 休憩いたします。
午後2時5分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時6分 再開
○委員長 再開いたします。
◎公園緑地課長 決算書の165ページの一番上、7、野津田公園費というふうに書いてございます。その下の野津田公園整備事業(収)の946万12円という金額、それ以下は公園緑地課全体の中での流用について記載をされたものでございます。
◆細野 委員 了解しました。でも、それぞれちょっと大きな金額もあるものですから、1,000万円ぐらいの金額もあったりするので、この辺を補正予算に組むということは想定できなかったんでしょうか。
◎公園緑地課長 ここに書いてございます流用の項目はかなり数が多くなっておりますけれども、まず、この流用する先が1つであっても、そこに持ってくる予算が複数あると、ここに項目は別に全部並んでくるということで、まず、項目的には多いということと、この流用の中の主な内容で申し上げますと、まず、公園の遊具等の点検業務委託等で破損しているものが発見された場合には、部品を交換するまでの間を待てるようなものは構わないんですが、どうしても緊急に修繕をしなければならないものというのがございまして、その分が、流用しているものが約700万円ほどございます。それ以外に、あと、樹木の植生管理の関係で、ナラ枯れの関係で木自体が枯れ木が多くなっていたり、あるいは木が大きくなると日陰になった下の枝は、木は自分で枝を落としていきますので、枯れ枝になりますので、そういった枯損木とか枯れ枝で落下して、公園利用者の安全性に問題があるようなところにつきましては、緊急に対応する必要があるということで、この流用でさせていただいております。
◆細野 委員 大変緊急な費用が必要になるというのは、今ご説明でよく分かりました。これは、年度末に来てちょっと予算が足りなくなって、そういう支出をせざるを得ないという状況の下で行われたということでよろしいんでしょうか。
◎公園緑地課長 それまでにも対応しなければいけないものが積み重なっているものを、最終的に予算の流用をさせていただいて、全て対応をするということでやっております。
◆細野 委員 予算の使い方についてですけれども、鶴間公園のテニスコートの騒音対策ということで、2021年度、事業をやっていった――2020年度、防音壁を整備していただいたと思うんですが、恐らくこの2021年度のときも防音壁も流用でやっていただいたように思うんですが、2021年度、防音壁の整備が行われないまま過ぎてきたんですけれども、その辺の考え方について、2021年度決算で確認をさせてください。
◎公園緑地課長 防音壁につきましては、きちんと効果があるようなものを設置をしなければいけないと今考えておりまして、防音壁につきましては議会の中でも求められているものですので、それはきちんと対応していく。1回、ちゃんと調査をして、どれぐらいの壁をつくればどういう効果があるのかというのをきちんと確認をしてから予算を計上するということで、内部的には取り組んでおります。
◆細野 委員 決算ですので、去年、予算がついていないのでお聞きしにくいんですが、見通しについてはどれぐらいの時期にということは、検討などもどのような形で進められるのか確認をさせてください。
◎公園緑地課長 まだ確定ではありませんけれども、予算には計上して、来年度以降できればと考えております。
◆細野 委員 ありがとうございます。
それでは、決算書166ページ、決算書で伺います。市営住宅管理代行事業についてです。住宅供給公社に管理を代行していただいていると思いますが、市民住宅との違いということで先ほどご説明があったんですが、その辺について、この内容について、どのように代行依頼しているのか、都営住宅と全く同じ形で行われているんでしょうか。
◎住宅課長 市営住宅管理代行事業でございますけれども、内容は、公営住宅法で規定されております管理代行制度に基づきまして、窓口、募集、駐車場管理業務及び施設保全等の維持管理業務のほうを東京都住宅供給公社に代行させるものでございます。都営住宅のほうは指定管理者制度で管理しておりますので、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、指定管理ですと、基本的には事実行為を行う、こちらの管理業務につきましては、事業主体に代わりまして管理業務のほうも行うというふうなところでちょっと権限の違いがあるというところでございます。
◆細野 委員 そうしますと、管理の仕方とかは都営住宅と同様に行われる、代行してやってもらうということになっているんでしょうか。
◎住宅課長 家賃収納業務等以外につきましては、大部分を東京都住宅供給公社に管理代行をしていただいているという形になります。
◆細野 委員 例えば、都営住宅ですと、住宅に入居の方の状況などを確認をしながら意見を聞いて歩くみたいな調査というか、そういう回る方がいらっしゃるんですけれども、市営住宅でもそのようなサービスというのは行っているんでしょうか。
◎住宅課長 おっしゃっているのは、巡回管理人という高齢の方や障がい者のみの世帯の方で希望される方に東京都住宅供給公社の町田窓口センターの職員が訪問するという制度だと思うんですけれども、そこの部分につきましては、都営のほうでは行われているところなんですけれども、市営についてはそういう制度はないというふうな状況になっています。
◆細野 委員 そうしますと、町田市がそういう部分については、もしやるとすれば実施しなければならないという契約だということなわけですね。
◎住宅課長 仮に実施するということになれば、どういった形でやるか、市が直接行うか、東京都住宅供給公社に行っていただくかというのは、市と住宅供給公社の協議によるかなというところでございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって一般会計のうち、
都市づくり部所管部分及び鶴川駅
南土地区画整理事業会計の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後2時16分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時17分 再開
○委員長 再開いたします。
△行政報告(
南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについて)
○委員長 行政報告、
南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎都市づくり部長 行政報告、
南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについては、都市政策課長からご説明をいたします。
◎都市政策課長
南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについてご報告いたします。
本プロジェクトは、町田市と東急株式会社で連携、協働して取り組んでおり、2016年11月より進めてきた土地区画整理事業がこのたび終了いたします。
2ページ目をご覧ください。
区画整理事業は、ページ左上の図の赤く囲まれた範囲において実施いたしました。
8月30日に東京都へ事業終了認可の申請をしており、9月中には終了となる予定になっております。事業において実施した内容としましては、商業施設と公園の間にありました道路を廃止することでエリアを一体化し、ウオーカブルな町へと再編したことや、既存の調整池を拡張して地下化し、地上部を公園のエリアとして利用できるようにしました。南町田グランベリーパークの基盤整備を行った事業となります。
右上の図が換地図になります。施行前と施行後で比較すると、灰色で示している道路やオレンジ色で示している町田市の宅地が再配置されたことが大きな変更点となっております。
右下の表が土地の種目別の施行前後の対照表です。道路や公園などの公共用地は、表の種目が公共用地合計の行にあるとおり、8万2,747.51平方メートルから8万3,032.66平方メートルへと285.15平方メートル増加しております。また、町田市所有は、表の種目が宅地、公有地、町田市有地の行にあるとおり、9,305.31平方メートルから4,935.82平方メートルへと4,369.49平方メートル減少しております。
右の上の図のオレンジ色の部分ですが、境川沿いから駅近くの土地への再配置となったため1平方メートル当たりの評価額が上昇したことにより、面積は減少となりました。駅近くに再配置された町田市の宅地においては、スヌーピーミュージアムやまちライブラリー、子どもクラブなどの文化施設、公共施設を設置し、町のにぎわいの拠点となっております。
それでは、1ページ目に戻っていただきまして、3のプロジェクトの第2期整備についてでございますが、右の図で青く囲まれております都市型住宅ゾーンにつきましては、2024年3月入居開始を目指して、東急株式会社が住宅棟の工事を進めております。図の右下の複合利用ゾーンにつきましては、2021年11月に都市計画変更を行いました。土地利用につきましては、東急株式会社が検討を進めておりますが、
新型コロナウイルス感染症の影響によるニーズの変化の見極めが難しいことなどから、検討が長期化している状況です。
報告は以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 ようやく区画整理が終わったということでのご報告なんですが、やはり地元の方も大変期待の大きい区画整理事業で、最も大きいのは今ご説明のあった複合利用ゾーンですか。ここのところについては、要するに東急の敷地というふうに全面的になるということで、当初、土地をお互いに提供し合って行われる事業ということなので、町田市の公共施設である道路なども提供して行われているので、もう少し東急側の土地が町田市として手に入れられるのではないかなと期待していた住民の方も多かったかなと思いますが、今のお話ですと、土地の価格が上がって、その価値が相殺されてこういう形になったということで受け止めてよろしいんでしょうか。もう一度、その辺のところを説明をお願いできますでしょうか。
◎都市政策課長 そのとおりでございます。境川沿いに土地というか宅地があったものが駅近くになったということ、それで1平方メートル当たりの評価額が上昇したことによって面積が減少したということになります。
◆細野 委員 そうしますと、東急の民地でありますので、事業計画等が立たなければ、その後のまちづくりも進まないというか計画も進められないということで、住民の方が大変期待していたのは、この一角を使って246を横断する銀河歩道橋の降り口というのをつくっていただくということだったと思うんですが、これですと、その見通しというのは全くないということなんでしょうか。それとも、そういう事業だけ進められるということは想定されないんでしょうか。
◎都市政策課長 銀河歩道橋につきましては、東急の建設用地がはっきり決まってから、東急電鉄のほうで、しっかりとこの接続についても歩行者通路を接続する方針で検討しているというような状況になっております。
◆細野 委員 そうしますと、検討中ということで、それは何年ぐらいとか、どれぐらいとかという見通しというのは示されているんでしょうか。
◎都市政策課長 先ほども申しましたけれども、やはりコロナの関係によって、いろいろ生活様式も変わったということで、東急株式会社のほうもしっかりと考えてはおりますけれども、今のところ、まだ方向が決まっていないという状況でございます。
◆細野 委員 見通しも、コロナが収束するまではということなんですか。
◎都市政策課長 町田市のほうでも、東急のほうに、皆さんも期待しているからということで、早めに決めていただきたいということでいろいろ調整をさせていただいていますが、今現段階ではちょっとまだ見通しもというところでございます。
◆細野 委員 これが最後にしますけれども、この事業というのは、町田市と東急側の一体のまちづくりということで、町田市としても公共用地、あるいは町田市の宅地なども提供しながら進めてきた事業でもあり、東急側も、そうした事業の中で、このゾーンについても想定していたと思うんですが、採算の問題もあることでしょうから、あれですけれども、やはり市のほうも十分伝えてはいただいていると思うんですけれども、ぜひそういうことを東急に早急に求めていただきたいと思います。着々と住宅は建って、高層のマンションも建っています。120メートルの高層のマンションということで、今建設が進められていますが、やはり高層の建物が建つようにということで、町田市としてもいろいろ譲歩しながら、用途地域なども見直して行われている事業だと思いますので、いろいろ駆け引きもあると思いますが、ぜひ市民の声を届けて、早急に実現させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について)
○委員長 行政報告、鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎都市づくり部長 行政報告、鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況については、地区まちづくり課長からご説明をいたします。
◎地区街づくり課長 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況についてご報告いたします。
まず、背景と趣旨になりますが、2016年に策定しました鶴川駅周辺再整備基本方針の実現を図るため、北口広場整備、南北自由通路整備・駅改良、鶴川駅南土地区画整理事業及び南口アクセス道路整備などの各事業を進めております。今回は、昨年度3月の本委員会で報告いたしました以降の進捗状況について報告をいたします。
まず、各事業の進捗状況についてご説明いたします。
①の北口広場整備事業につきましては、2021年度、昨年度に引き続きまして、今年度も広場整備の事業を実施しております。今年度は、街築のほか、あと、バス停の上屋の一部などの整備事業を進めてまいります。
②の南北自由通路整備・駅改良事業につきましては、本年8月30日に南北自由通路の整備に関する事業認可を取得しております。今年度は、小田急電鉄と施工協定の締結に向けた協議を進めてまいります。
③の鶴川駅南土地区画整理事業につきましては、本年7月に換地設計を決定いたしました。今後は、事業計画や用途地域などの変更手続を進めてまいります。
④の南口アクセス道路整備事業につきましては、先ほどの本年5月に岡上地区を対象としまして説明会を実施した後にアクセス道路の測量や設計などを進めているところでございます。
⑤の鶴川駅1号踏切拡幅改良事業につきましては、本年8月に小田急電鉄と施工協定を締結いたしました。今後は、施工協定に基づきまして小田急電鉄が工事を発注し、整備工事を進めてまいります。
各事業とも順調に進んでおりまして、スケジュールの遅れはございません。
次に、鶴川駅南地区のまちづくりについてご説明をいたします。資料3ページをご参考としてご覧ください。
鶴川駅周辺再整備基本方針の実現を図るため、駅南側の区画整理事業の進捗を踏まえ、本年8月に、鶴川駅南地区「駅前有効活用エリア」街づくり方針を策定いたしました。この方針は、2019年8月に決定しました鶴川駅南地区地区計画のうち、土地区画整理事業区域内の具体的なまちづくりの方向性を定めたもので、区画整理区域内の地権者への個別説明を経て策定したものでございます。今後、このまちづくり方針に基づきまして、鶴川駅南地区の地区計画及び関連する都市計画の決定変更手続を進めてまいります。
変更手続の今後の予定につきましては、資料2ページの記載のとおりでございます。本年10月に、都市計画法第16条に基づき、土地に権利をお持ちの皆様方を対象に変更する都市計画の原案の説明を行うとともに縦覧を行ってまいります。11月に町田市の都市計画審議会において事前協議を行って、2023年1月には都市計画法第17条に基づく都市計画(案)の縦覧を経た後に、2月に町田市都市計画審議会において議案審議を行い、3月に都市計画決定の告示を行う予定でございます。
最後に、地域への周知について3点報告いたします。1点目は、本年6月に能ヶ谷いこい会館のほうで、鶴川地区の町内会・自治会連合会の会長、能ヶ谷町内会及び鶴川商店会の各代表の方、町田市の4者で構成します鶴川駅周辺街づくり連絡会を開催いたしました。今後も連絡会を開催し、情報の共有を図ってまいります。
2点目は、本年7月に和光大学ポプリホール鶴川のほうで、地域の皆様を対象に鶴川駅周辺再整備事業の説明会を開催し、85名の参加をいただいております。説明会のほうでは、事業の進捗状況、あと今年度の整備内容、先ほどの鶴川駅南地区の街づくり方針などについてご説明いたしました。
3点目は、本年5月に川崎市の岡上公会堂におきまして、岡上地区のお住まいの方々を対象としました鶴川駅周辺の街づくり説明会及び、南口のアクセス道路整備事業に関連しまして、沿道の地権者の方々を対象としました南口アクセス道路の事業説明会を開催いたしまして、56名の参加をいただいております。
なお、3つのどの会におきましても事業に対する反対の声はいただいておりません。
今後も、事業に対するご理解とご協力をいただけるよう、地域の周知に努めてまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆細野 委員 すみません、確認で、ここで聞いていいかあれなんですけれども、南北自由通路の整備が計画に載っているんですが、今回の道路部の議案の中に、新たに造られる南北自由通路の道路計画が入っているんですけれども、今回入れるというのは、理由についてここで聞いていいのかどうか、道路部で聞いたほうがよろしいでしょうか。
◆佐藤〔伸〕 委員 所管が違う……。
◆細野 委員 では、いいです。すみません。
○委員長 なしにしますか。
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(土地の買入れについて(三輪緑地用地))
○委員長 行政報告、土地の買入れについて(三輪緑地用地)を議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎都市づくり部長 行政報告、土地の買入れについて(三輪緑地用地)につきましては、公園緑地課長からご説明いたします。
◎公園緑地課長 それでは、土地の買入れについてご報告をいたします。
資料の1枚目をご覧ください。
本件につきましては、町田都市計画緑地事業第27号三輪緑地の整備を進めるために事業用地を町田市土地開発公社において代行取得いたしましたので、ご報告をするものでございます。
内容につきましては、売買契約の締結日につきましては2022年6月7日、所在につきましては三輪町字十一号904番ほか6筆でございます。面積につきましては1,862.04平方メートル、取得価格は2,812万4,464円、全てお一人の方の所有となってございます。
2ページ、続いてご覧ください。
こちらのほうに案内図、位置図、それから公図をお示ししております。三輪緑地につきましては、町田市三輪町の東に位置をしておりまして、横浜市青葉区との都県境にございます。緑地の南側は横浜市の寺家町の寺家ふるさと村と接しておりまして、良好な緑の景観を維持しております。今回取得した土地につきましては、図面上の構図の赤色として示している箇所が今回のご報告する土地となります。
ご報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後2時35分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時5分 再開
○委員長 再開いたします。
△第64号議案(下水道部所管部分)・第69号議案
○委員長 第64号議案及び第69号議案を一括議題といたします。
第64号議案のうち、下水道部所管部分及び第69号議案について一括して提案者の説明を求めます。
◎下水道部長 それでは、第64号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)のうち下水道部が所管する予算についてご説明申し上げます。
予算書16ページをご覧ください。
まず、歳入でございます。
第19款、繰入金、第1項、特別会計繰入金、第1目、特別会計繰入金、節の4、下水道事業会計繰入金5,903万9,000円の増額につきましては、2021年度下水道事業会計職員人件費に不用額が生じたことによる返還分でございます。
26ページをご覧ください。
歳出でございます。
第8款、土木費、第3項、都市計画費、第7目、公共下水道費、節の18、負担金補助及び交付金3万5,000円の減額につきましては、下水道事業会計の建設改良に関わる事業費を減額することによる財源の調整に伴い、一般会計から繰り出す下水道事業会計費に減額が生じたものでございます。
以上が一般会計予算のうち下水道部所管分の概要でございます。
続きまして、第69号議案 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
補正予算書の3ページをご覧ください。
第2条「業務の予定量の補正」は、当初予算第2条で定めた「業務の予定量」を補正するもので、予定量のうち、(4)主な建設改良事業③ポンプ場改良費を2,390万円、④処理場改良費を1億3,570万円、それぞれ減額するものでございます。
第3条「収益的収入及び支出の補正」は、当初予算第3条に定めた「収益的収入及び支出」の予定額を補正するもので、予定額のうち、第1款、下水道事業費用につきましては、2021年度職員人件費不用額を一般会計に繰り出すため、第4項として特別損失を設け5,903万9,000円を、新たに増額するものでございます。
4ページをご覧ください。
第4条「資本的収入及び支出の補正」は、当初予算第4条で定めた「資本的収入及び支出」の予定額を補正するもので、予定額のうち、第1款資本的収入を9,931万5,000円、第1款資本的支出を1億5,960万円、それぞれ減額するものでございます。
それぞれの内訳につきまして、ご説明申し上げます。
第1款、資本的収入につきましては、第1項の企業債を1,070万円、第2項の他会計負担金を3万5,000円、第3項の補助金を8,858万円、それぞれ減額するものでございます。
第1款、資本的支出につきましては、事業の見直しに伴い、第1項の建設改良費を1億5,960万円減額するものでございます。また、これらの減額により、「資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額」が24億6,947万円になることに伴い、補填する財源の内訳について、減債積立金を12億8,944万7,000円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を2億6,914万5,000円、過年度分損益勘定留保資金を5億1,173万8,000円、当年度分損益勘定留保資金を3億9,914万円にそれぞれ補正するものでございます。
第5条「債務負担行為の補正」は、当初予算第5条で定めた債務負担行為のうち、鶴見川クリーンセンター改良事業の水処理設備工事その14及び電気設備工事その22の2件を廃止するものでございます。
5ページをご覧ください。
第6条「企業債の補正」は、当初予算第6条で定めた起債の限度額を改めるもので、そのうち、下水道事業(建設改良)に関わる起債の限度額を28億5,400万円から28億4,330万円に減額するものでございます。
以上が、町田市
下水道事業会計補正予算(9月補正)の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって第64号議案のうち、下水道部所管部分及び第69号議案の質疑を終結いたします。
これより第69号議案の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第69号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第69号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△認定第1号(下水道部所管部分)・認定第2号
○委員長 認定第1号及び認定第2号を一括議題といたします。
認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号について、一括して担当者の説明を求めます。
◎下水道部長 それでは、認定第1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、一般会計の下水道部所管分につきましてご説明いたします。
初めに、歳入でございます。
歳入歳出決算書をご覧ください。
決算書の30ページをご覧ください。
第14款、使用料及び手数料は30、33及び34ページに掲載しております。
第15款、国庫支出金は39、40ページに掲載しております。
第16款、都支出金は51及び53ページに掲載しております。
第19款、繰入金は61ページに掲載しております。
次に、歳出でございます。
第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第8目、浄化槽普及管理費は140ページに掲載しております。
第3項、清掃費、第5目、し尿処理費は144ページに掲載しております。
第8款、土木費、第1項、土木管理費、第2目、治水管理費及び第3目、治水対策費は150ページに掲載しております。
第3項、都市計画費、第7目、公共下水道費は163ページに掲載しております。
続きまして、下水道部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明いたします。
472、473ページをご覧ください。
町田市一般会計の課別行政評価シートで、下水道部所管分となっている3事業のうちの一つであります下水道管理課の治水管理費についてご説明いたします。
所管する事務は、水路及び調整池の維持管理及び補修に関すること、また、水路用地の維持管理、占用許可などに関することです。
まず、「2.2020年度末の総括と2021年度の状況」をご覧ください。
①の「『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしまして、大雨の被害や市民要望に迅速に対応するため、引き続き水路の現況調査を行い、未調査の水路をなくしていくことが必要であり、また、調整池が正常に機能するよう、引き続き定期的に点検を行い、機能上支障となっている土砂や草木などの除去を行い、適切な管理を行うことが必要であると認識しております。
これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしまして、町田市内の水路約35キロにおいて現況調査を行い、また、市内の調整池123か所において、定期的に点検を行い、適切な管理を行いました。
「取組状況」欄については、課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みに対し、記載内容どおりの取組を行ったことから「○」としております。
次に、「3.事業の成果」についてです。
成果指標は、水路等現況調査実施延長です。2021年度は、堺・鶴川地区内の水路の現況や境界などの調査を実施し、基本情報を取得しました。これによりまして、市内全域の水路約197キロにおいて調査が完了し、管理図書ができたため、問合せ、要望などに迅速に対応できるようになりました。
最後に、「7.総括」でございます。
①の「財務情報と非財務情報の分析」でございますが、市内全域の水路において現況調査が完了し、管理図書ができたため、問合せや要望などに迅速に対応できるようになりました。また、市が管理する調整池が2か所増えたことや、2021年8月の豪雨による点検や清掃回数などが増えたことにより、維持管理費が増加しました。
②の「
新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、要望対応については、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、訪問など対面でのやり取りを控え、電話や手紙などによる丁寧な説明を行った結果、影響なく対応することができました。また、現在のところ、
新型コロナウイルス感染症による財務への影響はありません。
③の「2021年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」でございますが、管理図書を活用して、水路の効率的かつ効果的な維持管理を推進することが必要です。また、調整池が正常に機能するよう、引き続き定期的な点検や適切な管理を行うとともに、今後調整池の老朽化が進むことが予測されるため、計画的、効率的な維持管理を推進することが必要です。
④の「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、短期的な取り組みとして、水路の現況調査成果を基に、位置や構造など基本的な情報を集約、集計した水路台帳を作成し、計画的に点検・修繕する場所を選定した修繕計画を策定していきます。また、調整池の適切な管理を行うため、必要な調整池の維持管理計画の策定に向け、定期点検などの情報を基にデータ整理を行ってまいります。中長期的な取り組みといたしましては、完成した修繕計画を基に水路の維持管理を実施し、また、調整池の維持管理計画を策定してまいります。
以上が町田市一般会計の下水道部所管分のうち、治水管理費に関する課別行政評価シートの主な内容でございます。
続きまして、認定第2号 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計決算認定についてご説明いたします。
令和3年度(2021年度)町田市下水道事業会計決算書の6ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計決算報告書でございます。この報告書は、消費税及び地方消費税込みの額となっております。
まず、(1)の収益的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、下水道事業収益の決算額は130億9,897万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業収益が61億8,321万円、第2項、営業外収益が69億1,574万円、第3項、特別利益が2万円でございます。
次に、下の表の支出でございますが、第1款、下水道事業費用の決算額は124億4,767万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業費用が115億8,664万円、第2項、営業外費用が8億702万円、第4項、特別損失が5,401万円でございます。
7ページをご覧ください。
(2)の資本的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、資本的収入の決算額は22億7,122万円となりました。内訳として、第1項、企業債が15億1,000万円、第2項、他会計負担金が1億1,465万円、第3項、補助金が6億3,216万円、第4項、分担金及び負担金が1,432万円、第5項、長期貸付金償還金が9万円です。
下の表の支出でございますが、第1款、資本的支出の決算額は55億4,529万円となりました。こちらのほうの内訳としては、第1項、建設改良費が25億5,917万円、第2項、固定資産購入費が1,218万円、第3項、企業債償還金が29億7,394万円でございます。
以上の結果、一番下に記載しておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額34億2,946万円につきましては、減債積立金7億9,548万円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2億2,179万円、過年度分損益勘定留保資金1億5,563万円及び当年度分損益勘定留保資金13億8,556万円で補填をいたしました。
なお、不足額8億7,100万円につきましては、令和2年度及び令和3年度同意済企業債の未発行分をもって、翌年度において措置するものとします。
続いて、8ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計損益計算書です。この損益計算書は、税抜きの額となっております。
概要についてご説明します。1の営業収益でございます。
主なものといたしまして、(1)の下水道使用料が50億8,376万円、(2)の他会計負担金が5億8,349万円で、営業収益全体では56億7,421万円となりました。
続きまして、2の営業費用でございます。
主なものといたしまして、(1)の管渠費が6億1,249万円、(3)の処理場費が21億1,369万円、(10)の減価償却費が77億6,829万円で、営業費用全体では113億17万円となり、営業収益から営業費用を引いた営業収支は56億2,596万円の損失となりました。
続きまして、3の営業外収益です。
主なものといたしまして、(2)の他会計負担金が9億9,935万円、(4)の長期前受金戻入が58億9,707万円で、営業外収益全体では69億1,576万円となりました。
続いて、4の営業外費用です。
主なものといたしまして、(1)の支払利息及び企業債取扱諸費が7億1,759万円で、営業外費用全体では7億4,184万円となり、この結果、経常利益として5億4,796万円を計上することとなりました。
続いて、5の特別利益は2万円、6の特別損失は5,401万円でございます。
以上の結果から、下から3行目になりますが、令和3年度においては、当年度純利益4億9,396万円を計上いたしました。
なお、当年度未処分利益剰余金は12億8,945万円となっております。
続いて、10ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計剰余金計算書でございます。
資本金につきましては、前年度末残高から変動はありませんでした。
剰余金につきましては、資本剰余金が261万円の増額となり、前年度末残高と合計した当年度末残高は43億3,683万円となりました。また、利益剰余金が4億9,396万円の増額となり、前年度末残高と合計した当年度末残高は12億8,945万円となりました。
続いて、11ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計剰余金処分計算書(案)でございます。
資本金、資本剰余金ともに処分額はなく、未処分利益剰余金の全額12億8,945万円を減債積立金として積み立てるものでございます。
続いて、12ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計貸借対照表です。この貸借対照表は、税抜きの額となっています。
概要について説明します。
まず、資産の部です。1の固定資産につきまして、(1)の有形固定資産と(2)の無形固定資産の合計で1,756億2,141万円となりました。
続いて、2の流動資産につきましては、(1)の現金預金、(2)の未収金、(3)の未収金貸倒引当金及び(4)の前払費用の合計で19億4,554万円となりました。資産の合計は1,775億6,695万円でございます。
次に、13ページ、負債の部をご覧ください。
負債は、3の固定負債、4の流動負債及び5の繰延収益の合計で1,603億5,220万円となりました。
続いて、14ページ、資本の部をご覧ください。
資本は、6の資本金と7の剰余金の合計で172億1,476万円となりました。
なお、決算に係る注記事項につきましては、16ページから17ページに掲載しております。
町田市下水道事業会計決算の概要説明は以上でございます。
また、決算附属書類といたしまして、事業会計報告書につきましては19ページから36ページ、決算附属明細書につきましては37ページ以降に掲載しております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより一括して質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは最初に、下水道事業会計について、今回が公営企業会計に移行してから2度目の決算となりますが、2021年度下水道事業会計決算書から、下水道部としては、2021年度決算の結果についてどのように評価されているのでしょうか。
◎下水道経営総務課長 下水道事業会計決算書の8ページ、9ページのほうをご覧いただきたいと思います。令和3年度下水道事業会計損益計算書の内容を基に経営成績を分析した場合、2021年度については当年度純利益を4.9億円計上しており、この金額は未来につなぐ下水道事業プラン(町田市下水道事業経営戦略)の投資財政計画において予測していた当年度純利益の金額を2.5億円上回ったという結果から、おおむね良好な経営成績を上げることができたと考えております。
また、総務省が公営企業会計の経営に関する指標の一つとしている経常収支比率を用いて評価した場合、2021年度については、経常費用の合計額約120億4,000万円に対する経常収益の合計額125億9,000万円、割合にしますと105%となっており、黒字の基準値である100%を超える数値を示していることから、2021年度の経営成績は良好であると考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 2021年度の経営成績が良好なのは分かりました。それでは、町田市下水道事業の今後の経営的な課題と対策についてお聞かせください。
◎下水道経営総務課長 2021年3月に策定いたしました未来につなぐ下水道事業プラン(町田市下水道事業経営戦略)では、下水道事業の今後の経営的な課題として、人口の減少に伴い下水道使用料収入も減少が見込まれていることや、老朽化が進行している下水道施設の改築更新の本格化に伴い、増加が予測される企業債残高及び元利償還費の抑制などを挙げております。これらの課題を解決するためには、決算データを用いて同規模自治体や近隣自治体と比較、検証し、経費回収率や企業債残高対事業規模比率など、様々な経営指標を用いて綿密な分析を行っていく必要があります。決算データの比較、検証や分析を綿密に行うことによって、収益の増進や費用の削減に努めるとともに、緊急性や優先度を重視し、計画的かつ効果的な下水道事業を実施していきたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続いて、一般会計に移りますが、水路の適正な維持管理について、課別・事業別行政評価シート、472ページの「成果の説明」に、「市内全域の水路約197キロメートルにおいて調査が完了し管理図書ができた」とありますが、今後、水路に関して何か調査を行う予定はありますでしょうか。
◎下水道管理課長 2021年度までに行った調査は終了になるんですけれども、2016年度から2021年度にかけて6年間かけて作成した管理図書を基に、市内全域の水路約197キロについて、位置や構造などの基本的な情報を集計、集約した水路台帳の作成を2022年度中に行う予定です。この水路台帳において、例えば、コンクリートブロック積みなどの水路構造物の設置箇所がどのぐらいあるのか、流水機能のある箇所の延長がどのぐらいあるのか、これらが分かるようになり、修繕や草刈りの優先順位を決めるときに役に立つと考えています。
◆佐藤〔伸〕 委員 昨今、台風やゲリラ豪雨等が頻発しているので、水路を効率的かつ効果的に維持、管理していくことはとても大事だと思っております。水路台帳を活用することで、効率的かつ効果的な維持管理を推進してください。
続きまして、質疑させていただきます。「行政コスト計算書の特徴的事項」の物件費や維持補修費の主な増減理由の中に、「2021年8月の豪雨による水路の清掃や護岸補修の件数が増えた」とありますが、どのくらい増えたのでしょうか。また、補修は既に終わっているのでしょうか。教えてください。
◎下水道管理課長 護岸補修の件数がどのぐらい増えたかについての質疑ですが、2020年度は27件であったのに対して、2021年度は36件ありまして、9件増えています。そのうち、2021年8月の豪雨により水路の護岸の補修が7件あり、増加の主な要因となっています。2021年8月の豪雨は、相原小学校で時間最大雨量48.5ミリ、総雨量355.5ミリを記録するほどの大雨でした。そのため、7か所で水路の護岸などが崩れ、水路の断面を閉塞したところもあり、水の流れを阻害しないようにするため、土砂の清掃や緊急修繕を行いました。なお、全ての箇所において補修は完了しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続いて、雨水浸透補助金についてですが、課別・事業別行政評価シート、472ページです。「4.財務情報」、「①行政コスト計算書」に補助費等がありますが、これはどのような補助費なのでしょうか。目的も含めて教えてください。
◎下水道管理課長 雨水浸透設備の設置事業の補助費になります。個人の住宅に対して雨水浸透設備を設置する際に、その費用の一部を補助する制度です。同事業を実施することで雨水浸透設備の設置を促進すること、雨水の河川への流出を抑制することで浸水被害を防止することを目的にしています。
◆佐藤〔伸〕 委員 2020年度に対して2021年度は補助費が大幅に増えていますが、これは補助件数が増えたのでしょうか。件数が増えたとすると、何か工夫や改善したことがありますか。
◎下水道管理課長 2020年度は4件、2021年度は8件と補助件数が増えています。2021年度については、市民の方の自己負担を軽減するために、設置した浸透ますに雨どいを接続する工事や、浸透設備を設置した際に発生する残土やコンクリートなどの処分費、また、申請手数料などを附帯工事として補助対象に新たに加えました。
◆佐藤〔伸〕 委員 今年度の話をさせてもらうんですけれども、2022年度の申請状況と何か改善したことがあれば教えてください。
◎下水道管理課長 2022年度は10件の補助を想定して予算を計上しています。申請状況については、現在のところ3件申請をいただいておりまして、それ以外にも4件の方が申請を行う予定となっています。改善したことについては、市民の方のさらなる自己負担軽減と利用拡大のために、1件当たりの補助上限を20万円から40万円に増額しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続いて、下水道会計事業に戻りますが、公営企業会計の導入により、効果的で健全な下水道経営を目指して日々下水道事業を進められていることと思いますが、下水処理場において、新しい技術の導入や取組などがございましたらお聞かせください。
◎水再生センター担当課長 まず、成瀬クリーンセンターについてなんですけれども、2019年度から2020年度の2年間、国土交通省の委託研究として、下水道革新的技術実証事業、B-DASHプロジェクトの実証研究を成瀬クリーンセンターにて行いました。これはICT、情報通信技術というものと、AI、人工知能を活用しました国内初となる高度処理技術の実用化に向けた実証研究ですが、目標は全て達成して無事に現在終了することができております。ただ、引き続き、2021年度からは、実証研究をより深めるため、技術の完成度を高めるため、自主研究を今実施しているところでございます。
また、鶴見川クリーンセンターのほうなんですけれども、その他の取組としましては、供用開始から32年が経過しておりまして、老朽化が進んでおります鶴見川クリーンセンターの1号の焼却炉を、今年度、2022年度から解体、撤去して、新たに過給式流動焼却炉を導入いたします。この過給式流動焼却炉は、排気ガスのエネルギー――熱と圧力のエネルギーがあるんですが、これを利用しまして過給機、いわゆるターボチャージャー、これを駆動させまして、従来必要としていた燃焼空気を送るための送風機が不要となると、省エネ型の焼却炉となるということです。従来型の焼却炉よりも消費電力が約半分になる試算となっております。この新しい焼却炉の更新工事は、設計施工一括発注のデザインビルド方式として2021年度に契約をしておりまして、2025年度の稼働を目指して現在工事を進めておるところでございます。
◆佐藤〔伸〕 委員 B-DASHプロジェクトのような先進的な取組は、ぜひこれからも実施していただきたいと思います。一昨年度をもって2年間の実証研究が終了し、昨年度から自主研究が行われているとのことですが、自主研究の中で新たに取り組まれていることがありましたらお聞かせください。
◎水再生センター所長 ご質疑ありがとうございます。B-DASHプロジェクトの自主研究では、技術の完成度をより高めていくため、実証研究の2年間では行えなかった性能の限界を見極める研究、それから、様々な運転条件を与えて性能比較を行うための小型実験装置による研究などを進めております。本技術につきましては、既に幾つかの自治体から関心を寄せていただいておりまして、現在までに3自治体、埼玉県、佐賀県、横浜市が視察に来ております。今年の11月には、岡山県倉敷市が視察に来られる予定となっております。町田市発の本技術の普及に向けまして、引き続き自主研究に励むとともに、他自治体へのPRにも努めてまいりたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 最後にしますけれども、2021年度下水処理場における
新型コロナウイルス感染症の影響について何かありましたらお聞かせください。
◎水再生センター所長
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、町田市民の皆様の生活にも変化が見られ、下水処理場に流れてくる下水の量やピークの時間帯――多い時間帯になります――に変化が見られるようになりました。2021年度につきましては、2020年度と比較しまして、成瀬クリーンセンター、鶴見川クリーンセンターの両クリーンセンターともに、流れてくる下水の量は減少しておりますが、コロナ禍の前、2019年度よりも水量は多いという結果となりました。これはウィズコロナの新しい生活スタイルへと徐々に変化し、2020年度よりも市民の在宅時間が減少したものと考えられます。
また、第4回緊急事態宣言、これは2021年の7月から9月までありましたけれども、その後は飲食店の時短営業が始まりまして、下水が流れてくる夜のピーク時間が早まる傾向がございましたが、飲食店が通常営業に移行するとともに、夜のピーク時間は遅い時間帯に変化し、コロナ禍前の状況に徐々に戻りつつございます。なお、この下水の流入変化による下水処理への影響はございませんでした。
◆松岡 委員 それでは、行政評価シートから質疑していきます。
470ページ、し尿処理費でございますが、2の取組状況としましては、町田市は、他自治体の取組研究としまして、し尿収集に関する料金体制、申込み方法、支払い方法といったものをヒアリング調査したとありますけれども、どんな取組をされたのか。
次に、成果の説明の中では、2021年度のし尿処理手数料納付件数が1,986件あったと。そのうち1,569件がコンビニエンストアを利用されたとありましたけれども、つまり、1,569件を引くと21%、残りの21%は全て窓口納付だったのか確認したいと思います。
◎下水道整備課長 取組の中で、他自治体の取組等を研究してまいりますということで、ヒアリングを行っております。ただ、内容については、今書いてあるとおり、料金体系だとか申込み方法といったことをヒアリングをしているところで、結果的には、分析はまだできておりません。
納付の残りの何%かはコンビニ以外だということですけれども、基本的には、銀行窓口だとか市の出先機関で納付されているものでございます。
◆松岡 委員 ありがとうございました。ぜひコンビニの納付の取扱いにはミスがないようにお願いしたいと思います。
それでは、472ページ、治水管理費でございますが、こちらも2の取組状況のほうからです。市内には多くの調整池がありますけれども、正常に機能するためには、機能の支障となっている土砂や草木などの除去を行って適切な管理を行うことが必要ですということで取り組んだ結果、定期的に点検したとありますけれども、その点検というのはどれくらいの頻度でなさったのか。
次に、成果の説明のところに、先ほども質疑がありましたけれども、市内の水路197キロにおいて調査が完了して管理図書ができたということですけれども、また、問合せとか要望に迅速に対応ができたと、これはハザードマップとかにも反映されているのか。
最後に、行政コストのほうから質疑していきますけれども、2021年8月の豪雨による水路の護岸補修の件数が増えたと、そこで、およそ2,000万円の補修費がかかったということでございますけれども、その護岸補修をされたところはどこか。
以上、教えてください。
◎下水道管理課長 調整池の点検頻度についてお答えします。調整池は、原則的には月に1回で11回分計上しております。ただ、雨の少ない時期には、月に1回予定しているんですけれども、それを、例えば、台風だとかが来るような際に、雨がかなり降るだろうという予想をされるときには、その分を点検に回して、11回以上点検できるように点検をしております。
それから、水路の管理図書についてです。ハザードマップとは、基本的にはリンクはしておりません。あくまでも、これは河川ではなくて河川以外の水路に適用して、197キロ調査をしておりますので、ハザードマップとは直接はリンクはしておりません。
それから、補修をしたところの場所については、大きくは、下小山田だとか上小山田、相原の丸山団地の北側ですとか、あと図師の結道川付近などで護岸の崩壊がありまして、その部分の補修を8月の豪雨に関しては7件修繕をしております。
◆松岡 委員 これから、9月は台風の季節ですし、町田市にも豪雨災害があって、結構土砂崩れもあったりとかしていますので、これからもしっかりと管理と計画を立てて防御していただきたいと思います。
◆細野 委員 今、松岡委員も質疑されましたが、台帳を作成して水路の管理をされていると、大変よかったなと思うんですが、以前ですけれども、水路でやっぱり土がたまったりとか、草が生えていたりということで周辺の住民の方から声があって、撤去していただいたりしたんですけれども、そういったことなど、最近はいかがでしょうか。そういった台帳を作成したことによって、定期的に点検するということによって、そういった市民の方からの苦情というんですか、要望というかそういったものがこういった台帳作成によって減っていくのか、定期的な点検ができることになって効果がどのように見込まれるのか、確認まで、お願いしたいと思います。
それから、調整池なんですけれども、2021年度、2か所増えていると書かれておりますけれども――すみません、472ページです。この場所についてと、最近の調整池の整備状況について、また、町田市の方針についてどのように考えていらっしゃるのかお聞かせいただければと思います。
◎下水道管理課長 管理図書ができて、市民の方からの要望に対して、例えば、現場を見なくても図面だとかいろんな情報が分かるようになりましたので、現場に行かなくてもある程度現場の状況が把握できるというようなことができています。
それから、調整池が新しく増えたというところなんですけれども、小山に片所という区画整理があるんですけれども、そこの調整池が2か所増えております。調整池については、今のところ、市で整備するということではなくて、区画整理だとか開発に伴った調整池を町田市が移管を受けて維持管理をしているというような形になっています。
◆細野 委員 ありがとうございます。台帳ができたことによって、スムーズに清掃等が行われていくということを期待したいと思います。
あと、調整池なんですが、ミニ開発などで、結構、畑とか、農地とか、緑地とかが宅地に転換されて整備されていくと、どうしても雨水とかそういったものの排水とかが心配なんですが、その際、調整池というふうには、かなり大がかりな事業じゃないと整備されないと思うんですが、その辺の基準とか、どのような状況のときに調整池整備をアドバイスしていくというか指導していく、求めていくというようなことが施策として行われているのでしょうか。今回の2か所というのは、市が求めて造られた法的な調整池ないんでしょうか、
◎下水道管理課長 調整池については、調整池というか宅地を開発する際には、ある程度、規模に応じた流出抑制をしなければいけないんですけれども、その流出抑制をする際に、事業者のほうで、例えば、雨水の浸透設備で流出抑制が賄える、もしくは調整池を造って賄うというのは、事業者のほうでどちらが費用的に安いかということを比較検討して、事業者のほうが調整池なり浸透設備にするかということを決めております。
◆細野 委員 法的に位置づけられたそういった基準があるということなわけですよね。自主的にというか法に従ってそういう整備がされているということなんでしょうか。
◎下水道管理課長 法的に定められているのは、調整池とか浸透ではなくて流出抑制をしなければいけないということが義務づけられております。
◆細野 委員 その流出抑制の定めというのはどの程度の規模で、例えば、何100メートルかのミニ宅地開発のようなそういった開発の整備というのは、どういう位置づけになるんでしょうか。
◆佐藤〔伸〕 委員 開発とか区画整理の話になっちゃうから、所管が都市づくり部になっちゃうんじゃない。
◆細野 委員 分かりました。
あと、市のほうで、先ほどの雨水浸透の整備を進めるような補助金の増額等の対応が行われたということで伺いましたが、そういう際のミニ開発のような状況の下で、市のほうでそういうものを使うような指導というのはどういう機会に、下水道部としてそういう提案を行うということは難しいのでしょうか。窓口とか何か、そういった支援を行う……。前はパンフレットなどを、建築確認のときとか整備のときにそういう補助金がありますよということをそこで案内していただくような仕組みをお願いしたかなと思うんですが、その辺については、下水道部で考えていることを聞きたいです。
◎下水道管理課長 雨水浸透設備の補助をどのように市民の方にPR、周知をしているかということでよろしいでしょうか。基本的には、市のホームページでも周知をしているのと、最近では、9月10日の下水道の日の「まちだ下水道通信」の中に、浸透設備の補助の記事と、あと、9月15日付の広報でも、今回、これもまた周知させていただくようになっています。
◆細野 委員 では、認定2号のほうについて伺います。
営業費用が前年度に比べて増えているんですけれども、先ほどご説明いただいたんですが、増額となっている理由について、内容について、整備等が行われたのか、その辺について、もう一度ご説明をお願いいたします。
◎下水道経営総務課長 委員会のほうに資料でつけさせていただいている決算概要の資料があるかと思うんですけれども、その中に営業費用の前年度比較をしたものがございます。営業費の中で大きく増えているところとしましては、処理場費のところで前年度比4億円ほど増加になっておりまして、これにつきましては、下水道経営戦略の中にも載せております成瀬クリーンセンターの焼却設備の大規模修繕が2021年、2022年と2か年で計画をされておりまして、その修繕費の増が3億6,000万円ほどございました。ここが大きな増の要因となっているということでございます。
◆細野 委員 先ほどもご説明いただいたんですが、鶴見川クリーンセンターも、成瀬クリーンセンターも老朽化が心配されているというご説明があったんですが、これまでも修繕とか、改修とか繰り返してきたかなと思うんですが、2021年度は今ご説明いただいた事業について大規模修繕の費用がかかっているわけですけれども、それが老朽化を抑えるというか改善させる役割を果たしたのかどうかということ、それと併せて、今後の見通しについてご説明いただければと思います。
◎水再生センター所長 昨年度は、成瀬クリーンセンターの焼却設備の中に、主要な設備になりますが、空気予熱器という大型の装置がございまして、それが劣化してきていたということで、大規模な修繕を行わせていただきました。成瀬クリーンセンターも、鶴見川クリーンセンターも同様なんですが、毎年修繕を行わなければいけないものと、5年置き、10年置きに見ていかなきゃいけないものと様々ございまして、今回の大規模修繕は20年に1回ぐらいの規模のものになりまして、今回入替えをしたことによって、当面は機能を保持できるというふうに見込んでおります。
この先、様々な設備ごとに修繕計画をあらかじめ立てておりますので、その年度ごとによって、10年置き、20年置きのものが回ってくると、少し修繕費がかさむという年度も発生したりするんですけれども、基本的な考え方としては長寿命で、予算としては平準化させていくということで計画を立てて進めさせていただいております。
◆細野 委員 ありがとうございます。いろいろ工夫しながらされているんだなと改めて確認させていただきました。そういう費用も含めて営業費用が増えていますが、同時に、管渠費の管理の委託料とか、水路の整備とか、雨水管の整備とか、それから汚水管の老朽管の整備とかというのが出てくると思いますが、そういったものも含めての平準化ということになるんでしょうか。雨水管の整備については、やはり豪雨災害等が増えてくる中で、整備を進めていったほうがいいのかなと思うんですが、その辺の雨水管の整備の見通しについてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。それと、下水管の老朽化の改修とかの計画というのはどのようになっているんでしょうか。
◎下水道整備課長 雨水管の整備につきましては、確かに事業計画上は結構な距離がありますが、町田市で今浸水被害が発生している箇所におきまして、優先的に雨水管整備を進めているところでございます。基本的には、浸水対策として、2030年までに約2キロを予定してございます。
◎下水道管理課長 下水道管の老朽化の対策に対する計画ですが、ストックマネジメント計画に基づいて調査のほうを進めているんですが、2017年から簡易調査というのも始めまして、今までに約240キロ簡易調査をやっていまして、そのうちの約51キロについて、今、詳細調査を終わらせています。2020年、2021年と詳細調査をやりまして、今年度、そこの実施設計をやって、今後、改築だとか修繕をしていくような計画になっています。それも改築費用を平準化するような計画になっております。
◆細野 委員 ありがとうございます。いろいろ計画的にやられているんだというのを改めて確認させていただきました。
最後に、下水道料金についてなんですが、前年度よりも若干ですけれども下水道料金が1立法当たり上がったという記載がありましたけれども、この下水道料金の変更というのはどのように決められているのかお聞きしたいと思います。
◎下水道経営総務課長 下水道料金につきましては、使用水量ごとにまず単価が決められておりまして、16立方メートル以下は基本料金、16から40立方メートルまでは110円とか、累進課税みたいな感じで量が多くなれば少しずつ単価が上がっていく仕組みで、一番多いところで345円だったかと思いますけれども、2,000立米とか、それより超えるような大規模なところが使うとそういう単価になっていくということです。
おっしゃっているのは平均的な使用の単価だと思うんですけれども、それは町田市全体での使用料収入を有収水量といって、下水処理でお金をもらうべき水量で割った単価だと思います。それが少し高くなったということは料金改定をしたということではなくて、大規模で使う事業者の使用量が増えると、平均的な単価が少し上がるというようなことになります。2020年度は、コロナの影響でデパートが休みだったりとか、大学のほうが休みだったりとかということで、大口で使われるところが少し使用水量が少なかった。2021年度に向かって、少しそういったところが元に戻しつつあるということで、大口の使用される方の使用水量が増えると、平均単価が少し上がるという仕組みになっています。
◆細野 委員 最後にしますが、了解いたしました。よく分かりました。それで、今後の見通しとして、町田市の下水道料金の改定とかはまだ検討されてはいない、今回も黒字ということでしたけれども、ということを最後確認させていただきたいと思います。
◎下水道経営総務課長 今後の使用料の改定につきましては、経営戦略の中でも少し触れさせていただいておりますけれども、人口減少や使用水量の減少によって下水道使用料の収益がだんだん減っていくという見通しがございます。そういう中で、昨今の燃料費の価格高騰ですとか、そういったところを勘案したりしますと、将来的に何を考えなきゃいけないかというと、古い管渠の更新にもお金がかかってくるので、一時的にかかったお金は起債で借りて返していくことになりますけれども、そういった更新しなければいけない管渠を、工事費のほうが増やしていかなきゃいけないということは、企業債の償還費も、今は2030年ぐらいまではだんだん減っていくような見込みではいますが、その後、また大きい波が来るということも考えられますので、下水道経営戦略の期間の中で、ある程度そういった見通しを立てつつ、使用料金の見直しについても少し検討を始めていかなければいけないかなというところではあります。具体的に、今、使用料改定の検討をしているという状態ではございません。
◎下水道管理課長 先ほど開発の流出抑制の件と浸透補助のご説明をさせていただきましたが、宅地開発に伴って流出抑制するのは事業者の責務になるんですけれども、あくまでも浸透の設備の補助については、個人の方しか対象にならない補助制度になりますので、あくまでも開発の事業者に出す補助費ではなくて個人の方に出す補助費になります。
◆小野寺 委員 1つだけ聞かせてください。課別行政評価シートの469ページで、浄化槽普及管理費のところですけれども、「7.総括」の③で、公共用水域の水質改善へ向けてということでありますけれども、これは現状がどういうふうに水質が汚れているのか。改善を求めてということなんですけれども、知識の普及、啓発によってどういうふうに変わっていくのかというのを、これ1つだけ教えてください。
◎下水道整備課長 現況、どこがどう汚れているかということではなくて、今現状で、単独浄化槽だとか、くみ取りだとか、あと合併浄化槽だとかあるんですけれども、単独浄化槽につきましては、トイレ以外の雑排水はそのまま河川に放流されている状況でございます。そういったものも合併浄化槽に変えていくことで水質改善を図るということで記載してございます。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号の質疑を終結いたします。
これより認定第2号の討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
認定第2号について認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって認定第2号については認定すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後4時9分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時14分 再開
○委員長 再開いたします。
△第64号議案(環境資源部所管部分)
○委員長 第64号議案を議題といたします。
本案のうち、環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎環境資源部長 それでは、第64号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第3号)のうち、環境資源部所管分につきましてご説明申し上げます。
予算書の10ページをご覧ください。
第2表、債務負担行為補正でございます。
追加分の上から2段目、町田市バイオエネルギーセンター焼却灰等運搬業務委託事業その2は、町田市バイオエネルギーセンターから発生する焼却灰が当初の予定を上回ったため、東京たま広域資源循環組合に灰を運搬する委託料の増額分について、限度額1億886万6,000円の債務負担行為を設定するものです。
その下、変更分の指定収集袋製造委託事業は、原材料価格の高騰に伴い、限度額を3億892万8,000円から3億4,667万9,000円に増額するものです。
続きまして、25ページをご覧ください。
歳出についてご説明申し上げます。
一番上、第4款、衛生費、第3項、清掃費、第1目、ごみ政策費です。第12節委託料の1,550万7,000円の増額は、原材料価格の高騰に伴い、指定収集袋の製造委託料を増額するものです。
その下、第24節積立金の1,550万7,000円の減額は、指定収集袋の製造委託料の増額に伴い、廃棄物減量再資源化等推進整備基金への積立金を減額するものです。
その下、第3目、廃棄物処理費です。第12節委託料の2,903万1,000円の増額は、町田市バイオエネルギーセンターから発生する焼却灰が当初の予定を上回ったため、収集・処分等委託料を増額するものです。
令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算のうち、環境資源部所管分についてご説明申し上げました。
説明は以上となります。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
△認定第1号(環境資源部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。本件の一般会計のうち、環境資源部所管部分について、担当者の説明を求めます。
◎環境資源部長 認定第1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分についてご説明申し上げます。
環境資源部につきましては、2022年4月1日付で組織改正があったため、今回の決算認定については、旧課名の記載になっておりますので、ご了承ください。
それでは、歳入歳出決算書の33ページをご覧ください。
初めに、歳入です。
第14款、使用料及び手数料は33ページ、第15款、国庫支出金は39ページ、第16款、都支出金は44ページ、第17款、財産収入は59ページ、第19款、繰入金は61ページ、第21款、諸収入は70ページ、第22款、市債は77ページに記載しております。
次に、137ページをご覧ください。
歳出になります。
第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第5目、環境政策費は137ページ、第6目、環境・自然共生費は138ページ、第7目、環境衛生費は139ページ、第3項、清掃費、第1目、資源化政策費は140ページ、第2目、循環型施設整備費は141ページ、第3目、廃棄物処理費は141ページ、第4目、3R推進費は142ページに掲載しております。
以上が、歳入歳出決算書に係る部分です。
続きまして、環境資源部所管の決算と主要な施策の成果についてご説明申し上げます。
「町田市課別・事業別行政評価シート」の388ページから409ページまでの11の評価シートの中から、環境政策課、資源化政策費についてご説明申し上げます。
それでは、「町田市課別・事業別行政評価シート」の390ページをご覧ください。
環境政策課の資源化政策費です。
資源化政策費は、一般廃棄物資源化基本計画に基づき、市民、事業者と協働して、ごみの減量、資源化を進めています。
まず、「2.2020年度末の総括と2021年度の状況」をご覧ください。
①の「『成果及び財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、第2次町田市一般廃棄物資源化基本計画及びアクションプランに基づき、ごみの減量を推進していく必要があると課題を認識しておりました。
これを受けまして、②の「『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしましては、ごみ減量施策の検討、立案を行うことを取組として掲げました。その取組状況としては、環境資源部の各課からメンバーを選出してごみ減量プロジェクトを発足し、ごみ減量施策の検討、立案を行いました。
「取組状況」欄については、課題解決・目標達成に向けた今後の取り組みに対し、記載内容どおりの取り組みを行ったことから「○」としております。
次に、「3.事業の成果」です。
成果指標のごみの削減量は、第2次町田市一般廃棄物資源化基本計画アクションプランの目標値である2019年度比6,200トン削減に対し、1,421トンの削減となりました。
次に、「4.財務情報」の「①行政コスト計算書」です。
行政費用の補助費等は、東京たま広域資源循環組合負担金が減少したことなどから、8,852万5,000円減少しました。行政収入の使用料及び手数料の5億8,863万1,000円は、指定収集袋の製造及び販売等に係る経費を差し引いた廃棄物処理手数料です。指定収集袋の販売収入、製造及び販売などに係る経費が増えたため、手数料収入は711万8,000円減少しました。
391ページに移ります。
「③貸借対照表」です。
その他の固定資産は、町田市バイオエネルギーセンターの整備に伴い、廃棄物減量再資源化等推進整備基金を取り崩したことで7,337万3,000円の減少となりました。
次に、「6.個別分析」です。
町田市廃棄物減量再資源化等推進整備基金の残高と積立て及び取崩し額の推移について掲載しています。2021年度末時点の基金残高は、約19億9,100万円となっています。
最後に、「7.総括」です。
「②
新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」ですが、緊急事態宣言期間を含む2021年4月から9月の家庭から出された資源とごみの量は、2019年度の同時期と比較すると、可燃ごみが約3%、不燃ごみが約4%、資源が約6%増加しました。また、事業者から出された可燃ごみの量は、同条件で比較すると、約13%の減少になりました。
③事業の課題と、④今後の取り組みです。ごみ量は2020年度から1,831トン減少しましたが、町田市バイオエネルギーセンターの処理能力に比べると多い状態です。第2次一般廃棄物資源化基本計画及びアクションプランに基づき、食品ロス削減推進計画を策定するなどごみ減量の施策を推進していきたいと考えております。また、発災時に発生する災害廃棄物を円滑に処理するため、仮置場候補地の調査を行います。
以上、令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分ついてご説明いたしました。
説明は以上になります。よろしくお願いします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 2021年度課別行政評価シート、388ページの2の「②『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」で、短期的な取り組みとして、「『第二次町田市環境マスタープラン』の進捗状況を正確に分析し、課題の整理を行い、次期環境マスタープランを策定します。町田市環境マネジメントシステムの実績を踏まえて、課題を整理し、次期環境配慮行動計画を策定します」とありますが、具体的にどのような取組を考えているのかお聞かせください。
◎廣瀬 環境政策課担当課長 2022年3月に策定をいたしました第3次町田市環境マスタープランでは、1、エネルギーを賢く利用し、気候変動の影響にも対応するまち、2、源流から里山、都市が織りなすいのち輝くまち、3、徹底したごみ減量、資源化を進めるまち、4、安全で快適な暮らしを実現するまち、5、環境について、みんなで学び、協働を進めるまちの5つの重点目標を掲げました。その中で、まず、家庭のエネルギー消費量――これは世帯数当たりになりますが――を削減する一部として、町田市次世代エネルギー等推進事業奨励金交付を始めました。これは、家庭用燃料電池システム――いわゆるエネファームになりますが――を設置する方に奨励金を交付するシステムです。奨励金に上限はありますが、広く家庭のエネルギーの消費を削減するため、啓発に役立つものであります。
また、徹底したごみ減量、資源化を進める町の一助として、ウォータースタンド社と協定を締結し、市所有施設の一部にウオータースタンドを設置していただいて、マイボトルで給水を広く市民にお願いしているところでございます。第5次環境配慮行動計画を推進するために、市組織の関連部署に連携していただくため、関係部署の長から構成されている環境管理委員会、その下部組織として作業部会を設立して、一事業者として、町田市も省エネルギー、再生可能エネルギーの必要性を取り入れる検討を行っています。
◆佐藤〔伸〕 委員 行政評価シート、395ページ、「7.総括」の「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」の中で、「新たに多摩境駅、南町田グランベリーパーク駅周辺において美化推進重点区域及び道路等喫煙禁止区域の指定を行います」とありますが、それぞれの進捗状況及び市民の方々からの反応はどうですか。教えてください。
◎環境共生課長 ご質疑ありがとうございます。
まず、多摩境駅ですが、本年3月28日に喫煙所の工事が完了しています。翌月の4月15日から美化推進重点区域及び道路喫煙禁止区域に指定し、併せて喫煙所を午前7時から開設いたしております。市民の方々の反応はについてなんですが、開設して約半年だと思うんですが、以前は多摩境の下のロータリーの部分にごみがすごかったんですが、あと、駅の周りも含めて、大分ごみの散乱が減ったということで市民及び町内会の方から言われています。
引き続き、南町田グランベリーパーク駅周辺についてですが、美化推進重点区域及び道路等喫煙禁止区域の指定を本年10月1日、来月行う予定です。喫煙所の工事については、今月、9月26日に開始をして、区域指定と併せて、10月1より開設をします。市民の方からの反応についてですが、まだ区域指定及び喫煙所ができていませんので、お伝えすることはできませんが、町内会等からは、喫煙所、あと区域指定をすることで町の美化向上には必要であるということをご意見をいただいています。
◆佐藤〔伸〕 委員 また、「指定区域外においてもポイ捨て防止に向けた啓発を検討します」とありますが、どのように啓発を行うのですか、何か考えていることがありましたら教えてください。
◎環境共生課長 指定区域外ということなんですが、指定区域外でのポイ捨て防止に向けた啓発の取組として、今現在、桜美林大学と連携して、新しい路面シートを、6月から、実証実験として南町田グランベリーパーク駅周辺の区域外の部分、歩道に貼っております。設置後の効果としては、職員が1か月に1回見に行っているのと、地元の町内会のほうで確認をしていただいているんですが、ポイ捨てごみが大分減少傾向にあるということでお聞きしています。引き続き検証を行っていき、ポイ捨てごみの減少の効果が確認できた場合は、今後の啓発の一つとして活用を検討していきたいと思っています。
◆佐藤〔伸〕 委員 課別行政評価シート、396ページの循環型施設整備費について、「3.事業の成果」の②に「相原地区資源ごみ処理施設の整備における関係者との調整を行い、都市計画決定の手続きが完了しました」とありますが、進捗状況や今後の予定について教えてください。
◎循環型施設整備課長 相原地区資源ごみ処理施設につきましては、地権者全員のご了解をいただき、隣接して整備を行う(仮称)大戸広場とともに、2022年2月28日に都市計画決定をいたしました。今後の予定ですが、東京都に事業認可手続を行うとともに、用地物件買収の金額算定を行います。その後、それぞれの地権者の方と用地買収の交渉に入っていくという予定でございます。ちなみに、2022年度に入ってからのことになりますけれども、相原地区資源ごみ処理施設については5月31日、(仮称)大戸広場については6月10日に事業認可されました。
◆佐藤〔伸〕 委員 (仮称)大戸広場は、都市づくり部のほうが担当するのだと思いますが、広場部分も含め資源ごみ処理施設の準備を行う事業用地について、面積と地権者数は何名なのか教えてください。
◎循環型施設整備課長 事業を行う土地の面積についてでございますが、(仮称)大戸広場の部分につきましては約4.1ヘクタール、相原地区の資源ごみ処理施設につきましては約1.9ヘクタール、合計で約6ヘクタールの面積でございます。地権者数についてですが、広場部分、資源化施設部分、両方に係る土地をお持ちの方もいらっしゃいますけれども、広場部分につきましては11件、13名、資源化施設部分につきましては7件、7名でございます。
◆佐藤〔伸〕 委員 課別行政評価シート、397ページの「7.総括」の②に「リモート会議の積極的導入、テレワークの取得率向上等ICTの積極的導入等の取組を実施することで、課の業務連携及び効率が向上しました」とありますが、具体的にはどのようなことを行ったのか教えてください。
◎循環型施設整備課長
新型コロナウイルス感染症が流行している中で、人の密集、密接を避ける必要があったというところ、また一方で、熱回収施設等の整備工事が進捗しているところで、関係者間での打合せや現場の施工状況の確認、製品の品質の検査、そちらの立会いも行う必要があったというところでございます。
そこで、工夫したところとしまして、ICT機器としてタブレットなどを用いたリモート会議システムを活用することによって、離れた場所からでも会議や現場確認を行うことによって、人の密集、密接を避けつつ現場の状況を確認することができました。また、これにより現場へ向かう移動時間を削減することや、テレワークを実施している状況の中でも現場の状況を把握できるということがございます。ICT機器活用の効果を見ることができたところでございます。
◆佐藤〔伸〕 委員 ICT機器を活用した業務改善のよい例ではないかと思います。
新型コロナウイルス感染症対策に限らず、今後もICT機器を活用した現場管理などを行っていくのでしょうか。教えてください。
◎循環型施設整備課長 先ほど述べさせていただいたように、現場へ向かう移動時間を削減することや、テレワークを実施していても現場の状況を把握することができるなどの効果がございます。特に遠隔地で行われることの多い工場製品検査などで活用した場合には、出張旅費の削減効果なども見込まれるところです。ただ一方で、現場確認や工場の製品検査を実際に市の職員が確認するということも非常に重要であると考えております。今後は、ICT機器を活用するとともに実際に現地を確認することを組み合わせながら、適切に業務を進めてまいりたいと思っております。
◆佐藤〔伸〕 委員 行政評価シート、400ページの「3.事業の成果」のところで、2021年度は町田リサイクル文化センターで売電単価が減少し、売却金額が2,127万5,000円減少したとのことですが、その原因をお聞かせください。また、新しく町田市バイオエネルギーセンターが建設されたことでどのように変わっていくのかもお聞かせください。
◎循環型施設管理課長 昨年度の売電単価の減少についてお尋ねいただいたかと思います。2021年度につきましては、町田リサイクル文化センターから町田市バイオエネルギーセンターに移行するということが事前に分かっておりまして、前年度、入札のための仕様は年度の途中までしか電気を売れないということで仕様をつくっております。電力会社は1年間トータルで電気を買えるところをまず探すんだと思うんですが、条件が悪いところからでもちょっとずつ分けて買って確保しようという中では、リサイクル文化センターの電力の売却というのは電力会社から見ると魅力の少ない、条件の悪い電気だったので、単価が減少してしまったと考えております。
それから、今後、新しい町田市バイオエネルギーセンターの取組ということなんですが、これまで町田リサイクル文化センターは、固定買取り制度の枠に乗らない古い工場でしたので、一般の電力会社に売却をしていたんですが、この新しい工場では固定買取り制度による再生可能エネルギーの買取り部分というのが発生しておりますので、この固定買取り制度に乗って高い単価で電気を売却していけるというのが新しい取組となっております。
◆佐藤〔伸〕 委員 最後にします。行政評価シート、401ページの「7.総括」のところで、町田市バイオエネルギーセンター稼働開始後3か月の見学者数は650人以上とのことですが、現在までの見学者数と自治体などからの視察の内容についてお聞かせください。
◎循環型施設管理課長 見学者の人数についてお問合せをいただいたかと思います。3月までで650人超えということだったんですが、8月末現在のところで見学者数は2,385人ということで、さらに増加を続けております。自治体ということで、近隣、それから遠方、いろいろなところからお越しいただいているところですが、近くでは横浜市、遠いところでは新潟のほうからおいでいただいたりもしております。この中でお問合せが多いのは、まずは、やはり断トツでバイオエネルギーとしてのバイオガス化施設のお問合せが大体どこの自治体もお話として確認いただきます。あとは、大体、新しい施設を建設を予定している自治体がお見えになることが多いので、事業の選定、DBO方式をどういうふうに検討されたかとか、あとは地域住民の方と合意形成、どちらの工場もやはり大変な思いをされて建設をされるみたいですが、そういう点についてのお問合せが多い状況です。
◆松岡 委員 それでは、評価シートから質疑いたします。390ページなんですけれども、資源化政策費でございますが、「他自治体の取り組み等」で、多摩地域26市のうち、町田市は7番目にごみの量が多いということと、それに反して、逆に資源化率は2番目に低いということで課題が大きいんですけれども、これはどう捉えておられるのか。
また、総括と状況の中で、バイオエネルギーセンターが稼働いたしましたけれども、その処理能力に比べてごみ量が多い状態だということで、この理由はどういうことを考えておられるのか。そこで、食品ロス削減推進計画というものを考えていらっしゃるのか。
次に、392ページ、ここも環境・自然共生費の中から「他自治体の取り組み等」なんですけれども、町田市は燃料電池自動車を購入されていますけれども、これは1台幾らなのか、比較するために普通車は1台幾らなのか、それぞれ台数は何台あるのかお答えください。
次に、2の総括と状況の中から、アライグマ、ハクビシンに関する相談が数多いということでございますけれども、何件あるのか、また農作物の被害はどれくらいなのか、それに対して防除はどのような周知をなさっているのか。
そしてまた、次に、水素ステーションでございますけれども、誘致されているということですけれども、市内には、たしかステーションはなかったと思うんですけれども、近隣市は、どこを町田市は利用すればいいのか、まず、そこをお知らせください。
◎環境資源部次長 環境政策課からは、3点ご質疑をいただいたかと思います。
まず、他市との比較というところですが、ごみ量につきましては、町田市一般廃棄物資源化基本計画アクションプラン、こちらに基づいて減量、資源化の取組を行っているところですが、なかなか他市には追いつかないというような状況になっております。ただ、町田市は繁華街が多いということで、事業系のごみも多いというところも特徴かと思っております。
それから、資源化率が26市の中で2番目に低いということで、こちらについても、先ほどお伝えした計画の中で、資源化ということで、横浜線から南の地区で実施しておりますけれども、容器包装プラスチックの資源化率を上げようということと、あと、古紙の資源化、こちらを強化していこうという取組で行っていますが、ただ、容器包装プラスチックの収集がまだ全市展開できていないというところも大きな要因の一つと考えております。
続きまして、バイオエネルギーセンターの処理能力に比べてごみの量が多いということで、こちらについては一般廃棄物資源化計画、2011年に作成した計画からずっと減少してきたんですけれども、2019年に増加に転じまして、また、2020年度もまた増加しております。そういったこともありまして、バイオエネルギーセンターで処理できない分を多摩ニュータウン環境組合のほうの清掃工場にお願いをしているというような状況になってございます。それは2022年度、今年度からお願いしている状況でございます。
続きまして、食品ロスの削減計画の件でご質疑いただいたかと思います。こちらは、計画の骨子を今策定を進めているところで、事業の内容としては、フードドライブの充実でありますとか、あとフードシェアリングサービス、こういったサービスを行っている事業者と連携をしていこうというようなところも、この計画の中に盛り込もうというところで今検討を進めているところでございます。
◎温暖化対策担当課長 水素自動車と水素ステーションについてお答えさせていただきます。
水素自動車につきましては、決算参考資料の(16)に書かせていただいているんですけれども、ミライを2016年に購入しておりまして、その金額は、補助金等がありますけれども購入金額が約780万円になっております。それで、普通の乗用車につきましては、同じ資料の3R推進課のほうに書いてあります普通乗用車が200万円から400万円ということで、水素自動車のほうが、補助は出ますけれども、割高になっております。
あと、水素の充填のための水素ステーションはどこを使っているかというご質疑なんですけれども、今使っているのが多摩市と相模原市にありまして、そちらのほうに水素自動車のほうを月1回ほど水素を入れるようにしております。それとあと、購入ではなく、前年度、オリパラの水素自動車のリースを始めましたけれども、それについてはごみ収集課のほうでお答えしたいと思います。
◎ごみ収集課長 3R推進課のほうでは、昨年度、オリンピック・パラリンピックのほうで使いました水素自動車のミライを導入させていただきました。ただ、これは購入ではなくてリースの形になります。毎月5万8,300円ということで活用させていただいております。
同じく、燃料につきましては、基本的には一番近い多摩の水素ステーションに行きますけれども、そこが毎週水曜日定休日ということになりますので、水曜日にどうしても入れなくてはならないという場合は、相模原のほうに行くことになろうかと思いますが、今のところは多摩のところだけを利用させていただいております。
◎環境共生課長 ご質疑ありがとうございます。
ハクビシンとアライグマなんですが、問合せ件数ということで、2021年度に関しては292件ございました。内訳としては、アライグマが34件、ハクビシンが117件、あと特定できないものというのは、例えば、家の屋根裏にネズミであるとかそういうのがいたものが特定できないもの。あと、被害状況はということなんですが、委員はよくご存じだと思うんですが、うちの課のほうでやっているのは、天井裏であるとか家の中に住むハクビシンの防除作業をやっていまして、被害状況というと、農協とかで畑の被害とかがよくあるんですが、そういうのはちょっと聞いていませんので、分かりません。
◎環境共生課担当課長 補足です。防除のPRということでご質疑があったかと思います。PRについては、防除事業自体は町田市のホームページでも行っておりますけれども、それ以外に、「アライグマ・ハクビシンに気をつけましょう」という冊子を昨年の3月に作成いたしました。これを町内会・自治会にお渡しして、回覧をしていただいております。ホームページのほうでもダウンロードできるようになっておりますので、こちらをご覧になっていただくと、自宅のほうの天井から物音がするとか、あるいは足跡みたいなものがついているとか、そういった場合に、この冊子を見ていただくだけで、これがネズミの足音なのかもしれない、あるいは足跡の形から明らかにハクビシン、アライグマだというのが分かるような状態になっております。
◆松岡 委員 ありがとうございました。よく分かりました。
では次に、続けてまいります。評価シート、394ページからでございます。環境衛生費、こちらも「他自治体の取り組み等」の結果が、町田市内はパーティションの設置で受動喫煙対策をしているということですけれども、市内に今何か所あるのか。次に、多摩地域では、今、閉鎖型喫煙所を設置する自治体が出てきておりますが、町田市はこれを考えていらっしゃるのか。
それと、395ページの「6.個別分析」の棒グラフと折れ線グラフの件で、年度ごとにどんどん減少している理由は何と捉えていらっしゃるのか。
次に、398ページでございますけれども、このコロナ禍において、巣籠もりで断捨離が増えて、粗大ごみの持込みが217トン増加しているということですが、これに対して、市のごみ収集に関して何か影響はあったのか。
次に、400ページでございますが、2021年度1月に稼働したバイオエネルギーセンターの施設見学者は合計何名だったのか。途中で火災が起きましたけれども、それ以前、どれぐらいの人数だったか。
まず、それを教えてください。
◎環境共生課長 まず、パーティションの市内の数なんですが、町田駅に関してが現在3か所です。それで鶴川駅が2か所、それから成瀬駅が2か所、それから多摩境駅が1か所となっています。それからあと閉鎖型、コンテナ型とよく言うんですが、多摩地域の数ということで、一番近市だと三鷹市、それから立川市、この辺がやっています。あとは、ちょっと話がそれてしまうんですが、電子たばこだけの喫煙所というのも今ありまして、それは近市だと海老名市で設置をしております。
それからあと最後に、グラフの減少理由なんですが、これは空き地のことだと思うんですが、これに関しては、今、開発であるとか、あとは防除シートといって草が出ないような形のを地主は敷いていますので、その辺でうちのほうの委託が減ってきていると、そういう理由です。
◎循環型施設管理課長 2点ご質疑をいただきました。
粗大ごみの増加につきまして、何か影響が市のほうであったかというご質疑だったかと思うんですが、施設としましては、この間、2021年度は古いリサイクル文化センターから新しいバイオエネルギーセンターへ移行するということで、途中、工場の切替えなどもありましたが、また2月には火事があったということで、多少、市外への処理の応援等も頼んでおりますが、基本的には受け取って処理をするということに対して、滞らないように処理を続けてまいってきたところです。
それから、2点目ですが、バイオエネルギーセンターの2021年度中の見学者数ということでよろしかったでしょうか。2021年度3月末までの見学者数につきましては、659名となっております。
◎ごみ収集課長 粗大ごみの持ち込み、それから収集運搬についてなんですけれども、予約制を取らせていただいておるんですが、やはり断捨離の影響というのがございまして、市民の方には3週間程度お待ちいただくような状況というのがしばらく継続してしまいました。
◎環境共生課長 すみません、今、委員の質疑の中で、私は1つ答えていなかったのがあったので、閉鎖型喫煙所の予定ということをお聞きになったと思うんですが、町田市では、今、他市の動向ということで、今言った立川市とか、三鷹市とかを見には行っているんですが、閉鎖型喫煙所は2つありまして、1つは建物、建築基準法の範疇になってしまいますので、道路上に造ることがなかなかできない。
もう1点ございまして、もう一つは費用がすごいかかってしまうと。これは閉鎖型なので、中に電磁フィルターというか特殊なたばこの臭いを取るフィルターがあるんですが、これが交換頻度が1か月に約20万円とかかかる、年間だとかなりかかります。そういった要件を足してしまうと、今、町田市で研究しているんですが、一番は、場所の確保というのがなかなかないのが実情で、今後も他市の動向を見て研究していきたいと思っています。
◆松岡 委員 よく分かりました。では最後に、403ページの評価シートでございますけれども、これはリレーセンターみなみでございますが、施設稼働から37年という長い期間が経過しておりまして、減価償却率がもう70%を超えているということで、非常に問題なんですけれども、老化が進んでいるということでございますが、これに対して、修繕に対しての綿密な計画とか内容はどのように進めてこられたんでしょうか。
最後に、408ページでございますが、ごみの収集のときに家族などの手助けがなくて、高齢者とか、障がいがあったりとかで自分でごみ出しが困難な方の市民のニーズを引き続き拾うことが大切だとありますけれども、このニーズは、一体どれくらい、この町田市内にいらっしゃるのか、以上、2点お聞かせください。
◎循環型施設管理課長 リレーセンターについてお問合せいただいたかと思います。竣工後、37年経過しているということで、確かに大変古くなってまいりました。これまでも定期に修繕ももちろん入れております。また、容器包装リサイクルの施設、南地区では、横浜線以南の地区で今資源化を実施しておりますが、その施設をリレーセンターみなみの中に造るときに、中の機械設備は、可燃ごみの積替え施設も含めて、大きく入替え作業を行いましたので、減価償却としては大変進んでいる状況で、建物として古いのは確かに事実なんですが、中の機械設備についてはまだそこまで大きくは傷んでいない。ただ、今年度、修繕の維持管理計画を立てる委託を入れまして、この後、マンションがもう37年ということは、恐らく建て替えをこの後計画してくると思いますので、マンションと併設して、隣り合って、隣接してつくってあるリレーセンターですので、それらの計画についてもよくよく伺いながら、今後の維持管理、そして建て替えの計画を練っていきたいと考えております。
◎ごみ収集課担当課長 今ご質疑いただきました、ごみ出しがなかなか難しい方についての対応ということでご質疑のほうをいただいております。こちらはふれあい収集と申しまして、高齢者、障がいのある方に対しまして、集積所ですとかご自宅前にごみや資源物を出すことが困難な方に対しまして、お申込みをいただきまして、燃やせるごみの日に収集員のほうが燃やせるごみですとかほかの資源物も併せて回収をするとともに、安否の確認をするという制度がございます。こちらは2009年度から事業のほうを行っておりますが、2021年時点では462名の方がこちらの事業のほうをご利用いただいております。
◆松岡 委員 毎日出る市民のごみをこれからもしっかりと管理、運営していただきたいと思います。
◆小野寺 委員 「課別・行政評価シート」で一つずつ質疑させていただければと思いますけれども、まず、388ページ、「3.事業の成果」というところなんですけれども、②の「後期アクションプラン~第二次町田市環境マスタープラン推進計画~」は、重点事業の48%(31施策中15施策)という形ですけれども、50%も行かなかったということなんですが、残りはどういうことが残ってしまったのでしょうか。後の半分の50%。
◎温暖化対策担当課長 今のご質疑で、一応ここに書いてあります全体で31の重点事業のうち15しかできなかったということで、達成できなかったものの主なものといたしましては、やっぱり
新型コロナウイルス感染症の影響で集客したときのイベントに関するもの、例えば、わたしのエコ宣言というものがありまして、そういうようなイベントのときにいろいろ書いてもらって、その達成人数で年度末達成できたのかの確認になるんですけれども、さすがにイベントも中止だけではなく規模縮小等がありまして、集客に関わる目標を掲げた重点事業については達成できないものが多くなっております。
◆小野寺 委員 続いて、隣の389ページの「7.総括」の③で省エネルギーや再生可能エネルギーの導入拡大をという形でありますけれども、ガイドラインを策定しながらということではありますが、実際、どういった形で導入を拡大、進めていくのか教えてください。
◎温暖化対策担当課長 ありがとうございます。ガイドラインの作成は、市の中の物をつくったり、そういうエネルギー関係を管理している部署の管理職が集まりまして、今、検討をさせていただいていまして、主に、ここに書かせていただいている、まず、なるべくエネルギーを使わないような機器を導入していきましょうというのを、これから市が管理しているいろいろな建物とか、新しく建てるところに省エネを徹底していただきたいと。ただ、省エネだけでも将来的にゼロカーボンを目指すには足りませんので、省エネした後に、その後は再生可能エネルギーということで、具体的に言いますと、太陽光パネルを設置したり、そういうことによって、市が排出するCO2を減らしていくためのガイドラインを今年度つくる予定で、3月末までには作成する予定になっております。
◆小野寺 委員 続きまして、391ページ、「7.総括」の中で、食品ロスは、先ほどお話がございましたけれども、他の自治体と比べて、町田市は取組に対してどういう状況かというのを教えていただけますでしょうか。
◎環境資源部次長 食品ということで、生ごみとかそういったごみ種で比較というはなかなか難しいんですけれども、取組ということで、フードドライブについては、様々な自治体で充実した取組をしているところが多いかと思います。町田市は、まだ社会福祉協議会でありますとか、あとは室内プールの事業者でありますとか、限られた方々で取り組んでいるというところがございます。そのあたりが町田市内としては十分ではないのかなというところで、今後、そこを充実していく必要があるのかなと考えております。
◆小野寺 委員 あとは、390ページの「他自治体の取り組み等」の中で、先ほどもお話がありましたけれども、資源化率は、多摩地域の中で2番目に低いといったところで、これは本当に改善しなければいけないということなんですけれども、中長期取組のところで、新しく相原、また上小山田のほうをつくる予定にはなるかと思うんですが、それが2025年、さらに上小山田に関しては2027年、これもまだ話合いがといったところなので、さらに延びる可能性もあるといったところだとは思うんですが、先ほどもお話が出ましたけれども、今稼働しているリレーセンターみなみに関しても、もうかなり老朽化しているということで、これもつくり直ししなくちゃいけないのかな、機械は新しいというお話がありましたけれども、この辺の間のところで、いつまでも町田市が下のほうだという懸念がかなりあるんですけれども、これは、町田市外のところにいろいろ話を聞いて、自治体に聞いてといったところの情報も得ているようなんですが、その辺を教えてほしいのが1点。
あとは、他市との情報交換をする上で、町田市だけでは処理ができない、今の段階ではそういった形になるので、それまでは他の自治体に応援しながらという処理の方法も検討できないんでしょうかという、2つ、お答えいただければと思います。
◎循環型施設管理課長 資源化のさらなる推進、低い順位にあるということで、何とかこれを挽回していかなきゃいけないんですが、市外へということで、基本、自治体の中で処理をするのが一番の本則ではありますが、市内で処理ができない場合は、他市の一般廃棄物処理施設に処理を委託するということは手続を踏めば不可能ではありませんので、そういうことについてもいろいろと検討していかなきゃいけないところではあると認識しています。
他市との情報の交換についてということで、もう1点お尋ねがあったかと思います。私のところは施設管理、工場のほうの担当をしておりますが、工場を運営しているそれぞれの自治体、市とか、一部事務組合とか、そういうところの人間が集まっていろんな話合いをする場というのが、三多摩清掃施設協議会とか、幾つか団体がございます。そういう場所では、各工場が今こういうところで資源化を出しているよとか、こういうふうに取り組んでいるよとかというやり取りがいろいろなされますので、そういうものも参考にしながら、町田市として取り組める内容について取捨選択していかなきゃいけないと認識しているところです。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。様々な問題を抱えながらということですけれども、また、市民の皆様にもしっかりと声をかけて、SDGsを極力という形で、ごみを減らす声かけをさらに強めていただければと思います。
あとは、395ページ、「7.総括」の③の中に、石綿(アスベスト)飛散防止ということでお話が上がっています。アスベストはかなり危険なものだということで周知がされていますけれども、早々に工事に入っていただきたいといったところでもあるんですが、これは補助金等は東京都、町田市としてあったりするんでしょうか。教えていただけますか。
◎環境共生課長 補助金はありません。
○委員長 休憩いたします。
午後5時7分 休憩
―――◇―――◇―――
午後5時30分 再開
○委員長 再開いたします。
◆若林 委員 それでは、すぱっと行きます。
388ページです。実績減の要因は、容器プラスチックの施設がないだとかそういったこともいろいろ分かりました。実績のところで、50%以下というところで、集客の類いは分かるんですけれども、コロナの影響がないものでできなかった要因とかそういったものはありますでしょうか。
また、成果指標の考え方なんですけれども、先ほど来、質疑がありましたワーストごみ量が7位だったりとか、ワースト資源化が2位というところになっていて、そもそもごみの量が26市の中で何位になれば町田市だけで処理ができるものなのかだとか、資源化率もどれぐらい上げていこうかという目標になればいいのかなと思っているので、こういった成果指標の見直しというものも、そういった順位にするのかどうかとかがいいのかなと思っております。
やはりごみ減量を市民にうたうだけでなくて、例えば、ごみが多いからこれだけ費用がかさんでいるんだと、もともとごみのゼロの話合いの中で、今回、炉が1つになったというところだとは思うんですけれども、結果として、まだごみが多過ぎるという状況がある中で、もっと市民にも理解してもらうということも今後必要なのかなと思っていますので、そういった意味でも、町田市内で全部処理をするという目標を立てる中での成果指標というものもぜひ見直していただきたいなと思っていますし、もっと市民に分かりやすく、費用がこれだけかさむとかという形の内容の伝え方というのもやってもらえればなと思っております。環境政策課については以上です。
◎温暖化対策担当課長 今、マスタープランの進捗の48%の話を質疑していただきました。先ほどコロナのお話はしたんですけれども、それ以外で達成できなかったものにつきまして、先ほど話題になった水素ステーションの誘致、これについては、目標は掲げていますけれども、達成できておりません。それとあと、効率的な収集体制の構築ということで、それも達成されておりません。この2つについてはコロナが関係ないところでございます。達成できなかった要因としましては、水素ステーションの誘致につきましては、やはり土地が見つからないと、どこでもいいわけではなくある程度まとまったところで、幹線道路があったりそういうところを今探していまして、今後も探していきたいと思います。それと、収集体制につきましては、今年度から効率的な収集ルートの検討をしていると聞いております。それとあと、目標値なんですけれども、ここに書いてありますとおり、2019年度75%、2020年度も75%、2021年度については90%ということで、本来100%を目指さなきゃいけないとは思うんですけれども、前年度については75%より多く90%ということで設定しております。ただ、委員が言われるとおり、目標値の設定については今後検討する必要があると考えております。
◎環境資源部次長 大きく2点かと思います。
まず、指標の見直しということで、ごみの減量、資源化の指標として、390ページの資源化政策費、こちらのほうは、ごみの減量ということで、一般廃棄物資源化基本計画のアクションプランのごみの削減量と資源化量を合わせた指標になっております。これは5年間で終わった減量、資源化の目標をそれぞれの年度で設定するのと、最終年度の2025年度の設定になっております。それで、もう一つの指標で406ページの3R推進費、こちらにつきましては、先ほど説明しましたごみの削減量を6,200トンを分割したような形の見せ方になっているので、統一的な見せ方ではないので、こういったところの工夫も必要なのかなと思います。
あわせて、資源化量が低いということで、どこまでいったらいいのかといいますか、目指すところはどこなのかというところで、こちらは、やっぱり計画の中で2030年までに資源化率を40%まで高めようということで今取り組んでいるところです。その中で今できていないところは、容器包装プラスチックがまだ収集ができていないということがございますが、これとあとアクションプランを合わせて、40%まで高めていきたいという取組で今進めているところです。ちなみに40%までいきますと、26市の中で7位に位置づけられるというところです。そこを目指して頑張っていきたいと思います。
それから、費用のところのご質疑もいただきました。こちらは、先ほど松岡委員のときにもお話ししたんですが、ごみを処理しきれないということで、多摩ニュータウン環境組合の多摩の清掃工場のほうに最大で1万トンのごみの支援をお願いしているところです。こちらにつきましては、2022年度、今年度から2025年度までの4年間で少しずつ減らしていこうという計画ではありますが、最大で今年度は1万トンということで、1トン当たり3万5,000円の費用がかかります。ですので、最大の1万トンを入れると、1年間で3億5,000万円かかってしまいますので、こういったところも市民の皆さんには周知をしていく必要というのはあるというところは認識しておりますので、今後も、そこはお知らせしていきたいと考えております。
◆若林 委員 成果指標については、分かりやすいように工夫していただければと思います。
このマスタープランの目標達成率のところなんですけれども、当然分かっていると思うんですけれども、事業をやることが目的ではなくて、その裏に環境の意識だったり、生物多様性というのがあると思うので、例えば、集客のができなくても違う環境意識のものができたというような解決があればいいのかなと思っていますので、よろしくお願いします。
続いて、392ページの環境・自然共生課のところです。生き物の情報報告、これもたくさんあったというところで、これの目的というのは、恐らく生物多様性というところだとは思うんですけれども、これだけ報告が多かったことで、市民がどれだけ生物多様性の保全につながるかとか、理解が進んだかというのができたかどうかというところ。イメージとして、「まちピカ町田くん」が出てきたんですけれども、もしかしたら、「まちピカ町田くん」でやっている人は、さっきも質疑で出ていたハクビシンとかで困っているということかもしれないんですけれども、やっぱりリスがいたとか、セミがもう鳴いているとか、そういう生物がたくさんいるよというところを分かってもらうことも必要だと思いますので、改めて、目標というところ、この情報をすることでどういうふうなところを考えているのかというのをお知らせいただきたいのと、やっぱり「7.総括」のところにもありました、世代間での興味を持ってもらうというのも重要だと思いますので、そういったところをどのように考えているのかお聞かせください。
◎環境共生課長 PR、どうやって興味を持ってもらうかということなんですが、当然、今、ホームページであるとか、あと、拠点で各公園に5か所チラシを配布しています。野津田公園であるとか、鶴間公園であるとか、忠生公園であるとか、それは引き続きやはり行って、あとは、当然、委員がおっしゃっているとおり世代です。特に私が思っているのは、世代に関係なく興味を持ってもらうということで、一番の興味を持っていない年代は中高生だと思うんです。この辺については、やはり中高生が生き物、生物多様性の保全も含めて興味を持ってもらうためにどうしたらいいかということで、今、ちょうど今年からなんですが、町田総合高校、忠生にあるんですが、そこの生徒に働きかけを行って、高校の授業の中で、生物多様性の保全とともに中高生が生き物に興味をもらうという、キャリア教育の授業と先生は言っていましたが、この中で、生徒と一緒に、市と考えて、PRも含めて、チラシと、あと、アプリも、確かにハクビシンが入っているかというと今アプリに入っていませんので、その辺も含めてまた研究をしていきたいと思います。
◆若林 委員 続いて、396ページです。町田市バイオエネルギーセンターが稼働したことによって、この成果指標の考え方です。例えば、先ほども質疑がありました見学者だとかそういったところというのを一つ目標と定める必要もあると思うんですけれども、そういった見直しの考え方があるかどうか。
あとは、2番目のところ、行政収入で落じん灰売払いというのがあるんですけれども、それについてお知らせください。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 まず、指標についてなんですけれども、現在、熱回収施設整備工事については、町田市バイオエネルギーセンターが稼働して、第2期工事が終わったところになります。この後、第3期工事として旧工場の解体工事、第4期工事としてストックヤード棟の建設工事、外構整備が引き続き続いていきますので、事業の進捗が分かるように、現在の指標とさせていただいております。
◎循環型施設管理課長 成果指標として、来場者数について、整備のほうはまだ続いているということで、実際、来場者数については廃棄物処理事業のほうで記載させていただいたところですが、まだ廃棄物処理のほうの指標としては、そういう形では入れ込んでおりませんので、今後、成果指標として取り込めるかどうか検討してまいりたいと考えております。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 続きまして、落じん灰についてなんですけれども、まず、落じん灰とは何かというところで、町田市のバイオエネルギーセンターでは、ストーカ式焼却炉というものを採用しております。ストーカ式焼却炉では、階段状に動いている火格子というものがありまして、そちらの上のほうでごみの焼却を行っています。その火格子の隙間から落ちる灰が落じん灰と呼ばれるものになりまして、落じん灰には金、銀、銅、亜鉛などの金属類が多く含まれていることから、有価物として引き取っていただけるようになっているというところです。
◆若林 委員 今、事業の進捗があるから分かるようにということで、今後、成果指標について、担当課も変わっていきますので、そういったところで分かりやすいように、市民にとってもそういったところの成果指標になってくればいいのかなと思っています。
落じん灰については、こういった収入があるというところで、細かいところなんですけれども、しっかりそういったところを取り逃がさないようにやっていただければなと思っております。
◆細野 委員 では、何点か伺います。
まず最初に、循環型施設整備費について伺います。今ご説明を伺ったら、第2期までの完了ということで、まだ第3期、第4期が残されているということが分かったんですが、第2期まで、大きなバイオガス化施設に続いて、熱処理施設が完了したという段階で、2021年度にかかった整備の費用の総額、これは決算書で146億7,893万円でいいのでしょうか。この内容について教えていただきたいと思います。
それと、途中だということで出しにくいかもしれませんが、DBO方式で予算を組んだわけですけれども、予定の価格と比べて、現在、第2期まで終了した費用が低いのか、高いのかというか、増額になっているのか、その辺のところについて教えていただければと思います。
それから、その際に国の補助金なども見込みながらということで書いてありますけれども、今回、決算書の中では42億4,574万4,000円ということで歳入のところに書いてありますが、これがこの施設に対する国の補助金の全額なのか、また、さらに、これから入ってくるものなのか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 町田市バイオエネルギーセンターの去年度の支払い額、こちらにつきましては146億7,893万964円が工事費となっておりまして、DBO事業として今進めてきているんですけれども、当初の契約額が292億4,640万円というところなんですけれども、今までに7回ほど変更契約をしておりまして、現在の金額が312億5,179万8,000円となっております。あと、国の補助金なんですけれども、今までもらっているところで94億円程度、補助金のほうを過去にいただいているのと、今後8億円程度、国費のほうをいただけるという予想をしておりまして、全体としては104億円ぐらいの補助金を見込んでおります。
◆細野 委員 ありがとうございます。工事費については、その都度、予算修正が行われていたのですが、総額312億5,000何万円ということでありました。当初の予算よりはちょっと増額になっているんだなと承りました。これから、まだ第3期、第4期の工事もありますので、その辺の支出については十分に精査をしていただきたいなと思います。
それと、これからというか、もう既にオペレーションのほうが、管理運営のほうが業務委託として始まっているんですが、その際に、やはり市としてしっかりと管理というかチェックをできるような体制を取っていくということで、事前にそういうお話を伺っていたんですが、現在、管理運営について業者が行っているわけですけれども、市のほうがその辺をチェックできる体制が取られているのか、また、どのように取られているのか、その辺についてを教えてください。
◎循環型施設管理課長 新しく始まりましたDBO事業の市側の管理についてお問合せいただいたかと思います。まず、毎日、日々の日報が上がってまいりますので、それを市側の職員が内容をチェックしております。加えまして、月次の報告会ということで、月単位での事業内容についての報告が上がってまいります。これらにつきましては、事業者側でセルフチェック、自分たちで自分たちがやるといったことがちゃんとできているかどうかをチェックして、チェック表が上がってまいります。それにつきまして、市として、それからまた、コンサルの会社も含めて、事業の内容が適正に行われているかということを確認しながら、ここまで進めてまいっているところで、適正な運営が今のところなされているという状況です。
◆細野 委員 ありがとうございました。日報と月次でということで、そういう際に何か問題点が確認されたとか、市のほうで指摘した事項とかというのがこれまでありますでしょうか。
それから、これは決算書143ページになりますか、ごみ収集業務委託事業についてなんですが、この収集業務は、今、町田市が直営で行っているのと委託の事業とがいろいろ入り混じっているかと思いますが、その辺の割合について、また、直営で行っている事業の内容、地域などがありましたら教えていただきたいと思います。
◎循環型施設管理課長 今現在、運営の中での問題点、どのようになっているかというところでお問合せをいただきました。日々、小さな故障が起きてそれを修復しているというのは日報単位で上がってまいりますので、確認をして、ここが具合が悪いと、それに対してこういう対応を取っているというのはチェックを入れて、運営に大きな支障は出ていない状況です。
また、今回、バイオガス化施設が目玉の施設ではあるんですが、ガスエンジンが4台設置されていまして、その4台のうち3台常用、1台は予備機ということで点検等をするんですが、ガスエンジンの運転上の不具合が発生したということは、この運転期間中ありまして、その間は予備機を稼動して、その機械については修理を入れたりとかということで対応して、運営自体には穴は空いていないんですが、不具合が全くないかというとそういうことではなくて、そういうのには適正に対処されているという状況であります。
◎ごみ収集課担当課長 今ご質疑をいただきましたごみの収集に関する直営と委託の分けということでご質疑をいただいたかと思います。こちらにつきましては、地区で分けておるわけではなく、全域で品目で分けております。例えば、直営で申し上げますと、市内の全域で燃えないごみと剪定枝、こちらの収集をしております。委託につきましては、同じく市内全域で燃やせるごみ、あとは資源の回収といたしまして古着、古紙、ペットボトル、容器包装プラスチック、有害ごみ、こちらは蛍光灯ですとか、電池ですとか、そういった有害ごみ及び粗大ごみの収集につきまして、委託の業者で行っております。あわせまして、委託のほうで瓶、缶、こちらも資源として収集をしております。
◆細野 委員 了解いたしました。そうしますと、直営で全域を網羅できる体制にはなっているということで確認させていただきたいと思います。了解いたしました。
続きまして、評価シートの環境・自然共生課の部分なんですが、2021年度、温暖化防止対策に取り組まれたと思いますが、その内容と効果についてお聞きしたいと思います。
◎温暖化対策担当課長 今まで、いろいろできたこと、できていないことを話していますけれども、お話ししていない中で、昨年度も幾つかイベントをやらせていただきまして、温暖化に関する緑のカーテンプロジェクトとか、あとは水素エネルギー電池車のミライを使って水素について学んでもらったりとか、あとは次世代エネルギー自動車として各メーカーのEV車を案内したり、そこと打合せをしたりということで、まだ多くはないんですけれども、市民の方とか事業者の方と、温暖化対策について今検討とか周知を進めているところでございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。町田市として、多摩でも先駆けて燃料電池車を導入したということで、まだ水素ステーションはこれからということですけれども、今後の市庁舎の全体的な計画として、将来的には、電気自動車とかそういう方向に国の政策としていくのかなと思いますが、燃料電池車とか、温室効果ガスを発生しないようなそういった自動車に展開していくのかなと思いますが、そういった政策については環境・自然共生課のほうで検討されていくのでしょうか。そういった意見も取り込まれるのでしょうか。
◎温暖化対策担当課長 すみません、冒頭、部長のほうからありましたとおり、組織が変わっていまして、去年まで環境・自然共生課という組織でやっていましたけれども、今、環境政策課の温暖化対策担当課長の私のラインでやらせていただいております。
それで、先ほど若干お話しした庁内の省エネ化とか、再生可能エネルギーとかという中で、やっぱり、今、委員が言われたとおり、自動車もガソリン車ではなく水素車とか電気自動車、EV車とかの検討とかもさせていただいて、ただ、環境資源部が全ての車を所管しているわけではないので、関係する部署と一緒にEV自動車の利活用ということで、自動車メーカーの説明を聞いたり、やっぱり台数も多いですし、いきなり多く入れてしまうと、今度、充電器も足らなくなったりとか、その辺の問題もございますので、全庁的には次世代エネルギー自動車を推進するということで、庁内で今私の部署が中心になって検討を進めているところでございます。
◆細野 委員 今すぐとか、何年以内にとかということではないですが、今後、買換えのたびにそういった方向で検討していただければと思いますが、その際に、メインは、動きとして、太陽光発電などに基づいた電気自動車というのが一番CO2発生なんかをさせない、そういう車かなと思うんですけれども、庁内にある充電器設備は何台あるのか。庁内の駐車場の脇のほうに1か所あるんですが、その充電器設備についてはどのようなものなのか。あと、どのような形で充電できるのか、市民の方も充電していらっしゃるようですが、その辺の内容について、また、利用状況についてはいかがでしょうか。
◎温暖化対策担当課長 市が今所有している充電器につきましては全部で3か所ございまして、1か所は、今、委員が言われた市役所の南側の市民の方も自由に入れられる形の普通充電器という形になって、それについては無料になっております。それとあと、本庁の地下駐車場に、これは庁用車を入れるための普通充電器がございます。それとあと、町田市バイオエネルギーセンターの中に、駐車場の中に急速充電器として1台、この6月から使えるようにしておりまして、それについても、急速充電についてはいろいろ調べまして、都内の駐車場で料金を取っているところについては無料ということで、今現在は、急速充電を市民の方に無料で使っていただいております。それで、使用状況としては、地下の駐車場については、市の車だけなので、1台とか2台の調査になっております。それで、あと、市役所南側にある充電器につきましては、今数字がないので、後ほど報告させていただきます。
◆細野 委員 ありがとうございます。市庁舎の南側の充電器については、普通の充電器だと思うんですが、充電には結構時間がかかるので、30分という単位で充電をできるような仕組みになっているようですけれども、将来的にはそこも急速充電器とかに変えるような計画はないのか――ごめんなさい、2021年度の事業ですので、そういった利用状況なども加味しながら、そういった方向で検討していただければなと思います。
それから、392ページ、アライグマ、ハクビシン対策事業ですけれども、今まで何人もの委員が質疑しておりますので、1回だけにしたいと思いますが、290人の方からの相談があったということで、この事業を活用して満足度というんですか、これでハクビシンがいなくなった、アライグマがいなくなったという、そういった状況になってよかったという状況になっているんでしょうか。ご相談いただいた方の満足度という点ではいかがでしょうか。
◎環境共生課長 満足度ということではないんですが、やはりハクビシンとかアライグマはどこに相談したらいいか、市民の方も分からないんです。一部、先ほど松岡委員に言ったんですが、市内というと今農協でもわなをやっているんです。うちのほうは満足度というか、やはり委託業者が捕獲しますので、これは、鳥類保護法でしたか、あの関係で普通の人だと捕獲できないんです。よく、どこに問い合わせるんだということで、市が窓口になっていますので、そういう点では市でお答えできますので、市民の方々は満足していると思います。
◆細野 委員 ありがとうございます。
続きまして、390ページから391ページのごみ減量対策について、これも、やはりごみ減量をどう推進するかで本当にいろいろ検討していただいていると思いますが、その中でフードロスと、先ほどご説明がありましたフードバンクなんかの活用ということもありましたが、あと、やっぱり生ごみの処理をしていくことが、特に重量といったときには、ごみの重さを減らすためには、生ごみを減らすということが必要かなと思うんですが、これまでもいろいろ取り組んできて、生ごみ処理機の補助金を出したりとかということで工夫されてきたと思うんですが、2021年度については、そういった生ごみ処理について、どのような取組をなされたのか、また、その成果というか効果についてはいかがだったのかお聞きしたいと思います。
◎ごみ相談担当課長 生ごみ処理の減量の取組ということで、委員からもご紹介がありました生ごみ処理機の補助については、2021年度も継続して行わせていただいています。昨年度も少しお話をしたんですけれども、2020年度にコロナ禍で家籠もりの需要があって、生ごみ処理機の申請件数が大変多くなって、おととし、2020年度も多かったんですけれども、2021年度についてもそれを上回る件数の申請をいただいていて、258件のご申請をいただいて導入させていただいています。
それからもう一つは、これも従前から行っていましたけれども、ダンボールコンポストの講習会をずっと、毎年、市民の方々に年10回程度行っていたんですけれども、コロナの関係でちょっと回数を減らしたり、参加人数を減らしていますけれども、ダンボールコンポストの講習会についても昨年度も10回やらせていただいて、参加人数はしっかり参加いただいているという状況です。特に生ごみ処理機については、引き続き、市民の方からも利用の要望ですとか、あとはどんなものが使えるのかみたいなご要望もいただいているので、そこも丁寧にお尋ねに対応しながら利用を進めている状況です。生ごみについては各ご家庭で積極的に取り組んでいただかなければいけないので、なかなかこちらのほうで直接手を入れてというのは難しいので、現状では生ごみ処理機の補助金を出して、支援をさせていただいているというところが主な取組になります。
◎循環型施設管理課長 純粋な生ごみの処理とはちょっとずれるところもあるんですが、町田市バイオエネルギーセンターは、名前のとおり、バイオガス化施設で生ごみを含む厨芥類、草木とか、あと紙類とか、これをバイオガスにしておりますが、2021年度バイオガス化施設のほうに3,654トン、厨芥類に当たるものを投入いたしまして、行政評価シートの398ページにも書かせていただきましたが、ここから245トンのバイオガスを取り出しているというところで、新しい形の資源化もこれまでの取組と並行して始めさせていただいたところです。
◆細野 委員 そうでしたね。バイオガス化施設が稼動しているので、市民の方も、そういう意味では生ごみをちゃんと処理して、バイオガス化して活用していくということで、意識としては、そこに出せばいいのかなと思うと思うんですが、あと、ごみ減量という点では、生ごみを直接減らすという取組も求めながら、そういうことが継続していけば、かつ、ごみ減量になっていくということでいいんでしょうか。バイオガス化施設を使ったということで資源化というふうにと見られるということでいいんでしょうか。
◎循環型施設管理課長 これまで行ってきた生ごみ処理機の普及とか、水切りのキャンペーンとか、こういうものを別に旗を降ろすわけではなくて、当然、出る一番手元のところで、大本で減らすというのがごみ減量には一番作用しますので、そういう点で、そこは引き続き皆様のご協力をお願いし続けていく必要があると思います。その一方で、ご家庭で、アパートとか、マンションとか、自分ちに土がないよというような人たちが生ごみ処理機を使っても、出てきたものをどこへやったらいいんだと、やっぱりそれを捨てなきゃ駄目なのかなみたいな、そういうお声もある中で、自らコンポスト等で活用できる方たちはできるだけその方向で資源化を進めていただくのが最も効果的だと思いますし、また、そういうルートに乗れない方たちも、この資源化の取組の中では、バイオガス化施設のほうでの資源化に進んでいますということで、これは車の両輪として考えているところです。
◆細野 委員 了解しました。ぜひ、各家庭でもいろいろ、水を切るとかそういう協力をいただきながら、また、町田市で新たにつくられたバイオガス化施設の中でうまく資源化されていく、バイオガス化されていくという、そういったプラス面もつくりながらということで了解いたしました。
あと、やっぱり市民の方の意識をどう高めていくのかというのは、そこはいつも悩んでいらっしゃって、いろんな機会にそういうエコを推進させていく努力はされているなと思っているんですけれども、かつて、ごみゼロ市民会議というような事業も取り組んで、積極的な市民の方が大勢参加してくださったわけですけれども、そういった今の三多摩の中での町田のごみ減量の位置づけということで、特にそういった取組とか、これまでの事業とかを振り返りながら何か検討していることがあればお聞かせいただきたいと思います。
あと、やっぱり市の職員の方がごみ収集とか、今、不燃ごみについては回収して歩くということでしたが、そういう中で聞き取りを行いながら、うまくそういうのが必要なところでは、その地域でごみ減量についての学習会を町内会・自治会の協力も得ながら行っていくとか、そういった取組とかは何か検討されているでしょうか。
◎ごみ相談担当課長 まず、ごみゼロ市民会議のお話が出ましたけれども、現状では行っていないですけれども、今、各地域の町内会・自治会のほうから、ごみ減量サポーターへの任命をしていただいて、こちらのほうで資料も提示させていただきながらですけれども、地域でごみ減量の取組を進めていただいているところになっています。コロナ禍があって、なかなか町内会・自治会の総会ができなかったということで、2020年度は人数が減ってしまったんですけれども、2021年度になって、改めて、それぞれの町内会・自治会にこちらのほうでご案内をさせていただいて、2021年度は228名の方に登録をいただいています。町田市バイオエネルギーセンターができたことで、施設見学ができたりですとか、会場もあるので、昨年度から、ごみ減量サポーターの方にバイオエネルギーセンターまでお越しいただいて、町田市のごみの現状ですとか、これからの目標ですとか、あとは実際に施設を見ていただいて、地域に帰っていただいて、ぜひ見学に来てください、勉強していただくようにご案内くださいということも含めて、ごみ減量サポーターの方々にお願いをしているところです。
それから、出前講座についても、コロナ禍でなかなか2020年度はできなかったんですけれども、2021年度に関しては、町内会のほうにも出前講座のご案内をさせていただいて、1つは、バイオエネルギーセンターに来ていただくということ、それから、遠いところもあるので、お声かけをいただければ職員のほうが直接出向かせていただいて、ごみ減量のことですとか、市の取組についてご案内をさせていただいているということで取組を進めているところです。
◎
循環型施設担当部長 先ほど来、何人かの委員からお話が上がっておりますけれども、やはり町田市のごみの減量と、それからあと、資源化率が非常に低いというところについては、私も非常に理解しているところでありまして、これを抜本的に改善していくためには、やはり一日も早く資源化施設を稼働させることと私も認識しているところでございます。ですので、相原、それから上小山田につきましては、一日も早く資源化施設が完成するように努力してまいりたいと、このように考えております。
◆細野 委員 今お答えいただいたんですが、やはり私の住んでいる地域ではプラスチックごみを分別しています。でも、本当に量が少なくなるんです。ですから、本当にこれがごみ減量の一番の鍵だなと思いますし、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
以上で終わります。
◎温暖化対策担当課長 すみません。先ほどの充電器の実績なんですけれども、市の南側に設置しています充電器につきましては、2021年度、通算で1,108回使用されています。ですので、1か月平均で100回弱になります。それとあと、町田市バイオエネルギーセンターに6月から設置した充電器につきましては、6月につきましては140回、7月につきましては413回、8月については407回ということで、8月までの3か月で960回ということで、6月以降、7月からは大分周知がされて数が多くなっている状況でございます。
◎環境共生課長 すみません、訂正をお願いします。先ほど鳥獣保護法と言ってしまったんですが、正式には鳥獣保護管理法です。この中で、狩り免許を持っていないとアライグマ、ハクビシンを捕獲できないと。委託業者なんかはみんな持っていますので、これは類します。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 訂正をお願いいたします。2021年度の工事の支払い額について先ほど説明させていただいたんですけれども、実際の支払い額は145億5,648万円ということになります。訂正のほうをよろしくお願いします。
◆細野 委員 今お答えいただいたのは循環型施設整備費の今年度分、決算費用には146億円と書いてあったんですが……。
◎古屋 循環型施設整備課担当課長 今お答えした金額は熱回収施設に関わる支払い金額ということになります。そのほかに、こちらの決算書のほうには別の工事も、小さい工事が入っていますので、146億円という記載になっております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(町田市
バイオエネルギーセンター火災の経過報告について)
○委員長 行政報告、町田市
バイオエネルギーセンター火災の経過報告についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 この件につきましては、循環型施設管理課長より報告させます。
◎循環型施設管理課長 町田市
バイオエネルギーセンター火災の経過報告についてということでご報告させていただきます。
町田市バイオエネルギーセンター不燃・粗大ごみ処理施設の中では、今回、2月と6月に火災が発生しました。前回の委員会では、6月の火災発生については委員会の直前ということもありまして、口頭でのご報告でしたので、その部分について、対応の状況、再発防止策等に関してご報告いたします。
前回、口頭報告でしたので、まず、ペーパーの一番最初に不燃・粗大ごみ処理施設のフロー図、流れを絵として載せさせていただきました。赤い点線で囲ってあるところが火災の発生した場所になりまして、真ん中下側が2月に火災の発生した不燃・粗大ごみピット、右のちょっと上のほうになりますが、こちらは6月の火災発生場所になります。破砕物搬送コンベヤーとなっております。
1、火災発生後の市の対応として行いましたところでは、発火のおそれのある異物につきましては対応を強化して、安定したごみ処理ができるよう進めております。それから、市民の皆様に様々な媒体を通じて適正排出のお願いをしているところです。
まず、施設のほうの運営に対して対応していることですが、先ほどの図1の一番上の左側、不燃ごみと書かれたところに①という番号が振ってあるところ、ここで最初に集めてきた不燃ごみを下ろしますが、下ろしたところで、まず、異物が入っていないか、発火の危険のあるものがないか選別しております。
それから、場内には、2本、手選別をするためのコンベヤーがあります。数字でいきますと、④と⑭になります。こちらのコンベヤーでも、これまでも、当然、異物を発見すれば抜いてはいたんですが、さらにこの手選別を強化して、水際で取り切るように進めているところです。
それから、今回、火災が2度発生してしまいましたが、手選別コンベヤーの近傍には、すぐに消火に入れるように、これまでも数本の配置は、規定どおりの配置はあったんですが、それに加えまして、5本ほど消火器の常備をしております。あとは、大きなところとしましては、工場、それからパッカー車、収集した段階での火災発生を防ぐ目的もありまして、小型充電式二次電池の行政回収を7月から開始したところです。
それから、市民の皆様に向けましては、バイオエネルギーセンターにご来場いただいた皆様に実際に火事になる原因になるようなものの展示をいたしまして、こういうのが原因ですよと、適正に分別してほしいんですということお願いしているところです。
また、2ページ目に、右肩に写真で広報の縮小したものを載せさせていただきましたが、「広報まちだ」等でもご案内を強化しているところです。市民の皆様に向けた主な情報発信の経過ということで、媒体のほうを記させていただきました。ここに書いてあるもののほかにも、新聞各社や、それからごみの業界誌などでも取材をいただいてご案内しているところです。
2、破砕物搬送コンベヤの火災、6月の発生分の対応状況につきましてですが、被害状況としましては、写真にあるような形で高速回転破砕機と呼ばれる不燃・粗大ごみを砕くための機械の後の破砕された物を運ぶコンベヤーが今回火災にあって損傷してしまいました。
これらにつきましては、発災後約2か月弱かかりましたが、7月29日に全復旧して操業を再開しております。
復旧工事の内容につきましては、被災部近傍、近くのところのフレーム、金属の枠については塗装して再使用しました。搬送用のゴムベルトは、写真にもあるとおり、大分溶けて形が変わっているようなところもございますので、全周、1週丸々、ゴムベルトは交換しております。それから、被災したところ、焼けたところの近くを支えているローラー、写真にも載っていますが、ここも大分ただれてしまっておりますので、この焼けた部分の近くにありますローラー類等は一式交換しております。また、この写真はもう外側のパネルを外して中を撮っているので、パネルが分からないんですが、外販の鉄板とかそういうものにつきましても交換をいたしました。
この6月の火災に関しまして、再発防止策として、今回、もともと散水するノズル等は設置されていたんですが、さらに、このコンベヤーの投入口付近に自動で散水するノズルをコンベヤーの両サイド、右左それぞれの横側のところに各10本ずつ20本、それから、落ち口の近くに今までもあったんですが、さらに落ち口直近のところにもう1本、散水のノズルを追加して、対応を強化して、現在操業しているところです。
報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(新たなごみの資源化施設について)
○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。
本件について担当者の報告を求めます。
◎環境資源部長 この件につきましては、篠塚循環型施設整備課担当課長及び循環型施設管理課担当課長より報告させます。
◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設について、2022年6月の行政報告以降の進捗状況等をご報告させていただきます。
1、資源ごみ処理施設、資源ごみ処理施設整備は、相原地区は2025年度、上小山田地区は2027年度の稼働に向け、関係者との協議、調整を進めているところでございます。相原地区につきましては、施設に隣接して整備する広場とともに都市計画決定及び事業認可の手続を完了いたしましたので、用地取得に向けて関係者と協議、調整のほうを進めているところでございます。なお、資源化施設及び大戸広場の整備を進めるに当たりましては、6月25日に相原地区にお住まいの方々に向けた事業説明会のほうを開催いたしまして、30名の方のご参加をいただきました。その際には、搬入・搬出車両の台数であるだとかピーク、プラスチック圧縮に関する安全性であるだとか、騒音、臭気等に関する学校への影響であるだとかといったようなご質疑のほうをいただきまして、ご回答、ご説明のほうをさせていただいております。今後も、地域のご理解を得ながら整備事業のほうを進めてまいります。
2、町田市バイオエネルギーセンター、(1)工事の進捗状況、旧工場の解体工事は、工場内部の機械の撤去と煙突の解体準備を進めているところでございます。今後は、建物の解体工事に着手していく予定です。工事に当たりましては、周辺への配慮に努め、安全第一に進めてまいります。
以下に、工事状況の写真、次ページにスケジュールのほうをお示ししてあります。
(2)旧工場敷地内の土壌汚染調査について、旧リサイクル文化センターの解体工事におきましては、土壌汚染対策法及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に基づきまして、土壌汚染調査を行う必要がございます。つきましては、現在までの調査結果をご報告いたします。
①調査状況、現在までに、予定する274地点のうち198地点を調査いたしました。
調査地点につきましては、次のページをご覧ください。縦に3つ図が並んでおりますが、一番上が町田市バイオエネルギーセンター全体の概略図になります。この図の朱色の点線で囲んだ部分、こちらを拡大したものが中段の図になります。この中段の図の小さな青色の点や緑の三角、赤の四角でお示しした地点が調査地点になります。なお、太い赤線で囲みました部分につきましては、現在、まだ未調査の区画で、今後の解体作業に併せて調査のほうを行ってまいります。そして、そのほかの区画につきましては調査のほうを行いました。中段の図の左上の青い丸で囲んだ部分に基準超過区画とお示ししてありますが、この部分を拡大したものが一番下の図になります。調査の結果、このアとイの2つの地点において、鉛及びその化合物の溶出量基準を僅かに超えました。
では、また前のページにお戻りください。このア、イの2地点の土壌について、僅かながらですが、鉛及びその化合物の溶出量基準、こちら基準値のほうが0.01ミリグラム・パー・リットルとなっておりますが、こちらの超過が認められました。地点アにつきましては0.011から0.027ミリグラム・パー・リットル、地点イにつきましては0.011から0.024ミリグラム・パー・リットルといった範囲での値を検出しております。これら検出された値につきましては、現在の飲用のミネラルウオーターの成分規格、こちらは0.05ミリグラム・パー・リットル以下という基準が定められておりますけれども、これよりも小さな値となっております。しかし、法、条例に基づく対応が必要となります。
②今後の予定、今後の予定につきましては、基準を超過した地点を含む2区画について、法、条例に基づき対応のほうを行ってまいります。まず、土壌汚染対策法第14条による区域指定の申請を行います。そして、指定された区域の種類に応じて対策のほうを実施してまいります。なお、区域指定とは、土壌汚染対策法に基づく調査の結果、基準に適合しない土壌があると認められた土地について、法に基づいて、知事などが区域とその種類を指定して工事をするものになります。そして、残る未調査地点につきましては、解体作業に合わせて今後も調査を行ってまいります。次回の調査は、11月の末から12月の初めを予定しております。
以上が循環型施設整備課からのご報告になります。
◎循環型施設管理課担当課長 私のほうからは、3、町田市バイオエネルギーセンター運営協議会について、開催のご報告です。
町田市バイオエネルギーセンターの施設運営状況を近隣の皆様へ報告する場といたしまして、運営協議会を設置しており、本年6月に第2回目の運営協議会を開催しましたので、報告いたします。
①開催日です。2022年、本年6月27日、場所はバイオエネルギーセンター会議室で行っております。
主な議事といたしましては、まず、1点目、施設の運転状況の報告とご説明です。2点目としましては2月と6月に発生しました火災の経過と対応、こちらについて説明をさせていただいております。この中で、運転状況の報告につきましては、バイオガス化施設の効果、それからバイオガス発電設備の薬剤の使用状況、こういった質問をいただいております。火災の経過、対応状況につきましては、火事の原因の究明、また、損害額の公表してほしいですとか、そちらの質問とご要望等をいただきました。
その他事項としまして、まず、緊急事態発生時、緊急連絡網、こちらの連絡体制についての案を提案させていただいております。また、最後に町田市バイオエネルギーセンターの愛称募集の経過についてご報告をさせていただきました。次回の運営協議会の予定ですけれども、本年来月、10月の予定を計画しております。
ご報告は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後6時28分 休憩
―――◇―――◇―――
午後6時31分 再開
○委員長 再開いたします。
環境資源部より訂正の申出がございます。
◎環境共生課長 先ほど、鳥獣保護管理法の中で狩り免許と私は言ってしまったのですが、狩猟と読むそうです。訂正をかけさせてください。
○委員長 休憩いたします。
午後6時32分 休憩
―――◇―――◇―――
午後6時33分 再開
○委員長 再開いたします。
△第90号議案
○委員長 第90号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第90号議案 ペデストリアン1
号デッキ上屋補修工事請負契約についてご説明申し上げます。
本議案は、2019年度に策定した町田市ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画に基づき、ペデストリアン1号デッキの上屋補修を行う工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、塗替塗装工事、上部壁補修工事、下部壁補修工事などを行うものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第90号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第90号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第91号議案
○委員長 第91号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 第91号議案 市道路線の認定についてについてご説明申し上げます。
本議案は、開発行為により築造された道路、私道移管事業や道路位置指定の協議により移管された道路、市の事業による築造予定の道路を市道として認定するものでございます。
認定する路線は、南2347号線その他の合計16路線で、総延長は938メートルでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第91号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第91号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△認定第1号(道路部所管部分)
○委員長 認定第1号を議題といたします。
本件の一般会計のうち、道路部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎道路部長 認定第1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、道路部所管分についてご説明申し上げます。
歳入歳出決算書をご覧ください。
まず初めに、一般会計の歳入でございます。
第14款、使用料及び手数料は30、34ページに掲載しております。
第15款、国庫支出金は36、40、41ページに掲載しております。
第16款、都支出金は53、54、58ページに掲載しております。
第17款、財産収入は59、60ページに掲載しております。
第21款、諸収入は63、72、73ページに掲載しております。
第22款、市債は77ページに掲載しております。
次に、歳出でございます。
149ページをご覧ください。
第8款、土木費、第1項、土木管理費、第1目、道路総務費は149、150ページに掲載しております。
第2項、道路橋梁費、第1目、道路計画費は150ページから151ページに掲載しております。
第2目、道路管理費は151ページから152ページに掲載しております。
第3目、道路維持費は152ページから155ページに掲載しております。
第4目、道路整備費は155ページから157ページに掲載しております。
第3項、都市計画費、第6目、街路整備費は162ページから163ページに掲載しております。
以上が歳入歳出決算書に係る部分でございます。
続きまして、道路部所管の決算と主要な施策の成果を町田市課別・事業別行政評価シートに基づき、代表的なものとして、道路維持課の道路維持費について説明いたします。
424、425ページをご覧ください。
所管する主な事務は、道路等の維持保全、街路灯、街路樹に関すること、道路等の災害復旧に関することなどでございます。
「他自治体の取り組み等」では、町田市と同等規模の区市町村道を保有する近隣自治体である八王子市と世田谷区の道路延長と1メートル当たりの維持管理コストを比較し、町田市の単位当たりコストが低いことを示しております。
次に、「2.2020年度末の総括と2021年度の状況」をご覧ください。
「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」といたしましては、老朽化と資産増加が進む道路施設の維持管理費用の支出の増大を防ぐことが課題となっております。
これを受けまして、「②『課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み』および取り組み状況」といたしましては、街路樹の管理方針を取りまとめることなどを掲げ、完了させました。
「取組状況」欄については、記載内容どおりの取組を行ったことから「○」としております。
次に、「3.事業の成果」についてご説明いたします。
橋梁管理について、橋梁管理計画に基づき市内5地区のうちの町田地区48橋と跨線橋2橋の橋梁点検を実施いたしました。また、町有橋、扇橋の実施設計と多摩境駅前広場の工事を実施し、完了いたしました。
次に、「4.財務情報」についてご説明いたします。
「①行政コスト計算書」では、街路灯LED更新に伴うリース料の支払いが開始されたことにより物件費が大幅に増加いたしましたが、一方で街路灯光熱水費、街路灯修繕が大幅に減少しております。
続きまして、「③貸借対照表」では、インフラ資産の工作物取得価額が増加しております。これは、道路路面や街路灯などの建設仮勘定をインフラ資産に振り替えたためでございます。
「6.個別分析」では、インフラ工作物償却資産の有形固定資産減価償却率と維持補修費の推移について記載しております。インフラ工作物償却資産の減価償却率につきましては、インフラ工作物償却資産全体に比べ、エレベーター、エスカレーターなどの電気施設の有形固定資産減価償却率が高く、特に老朽化が進んでおります。また、管理する資産の増加に加え道路路面等の老朽化が進んでいるため、維持補修費が増加しております。
最後に、「7.統括」の「③2021年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」、「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」についてご説明いたします。
予防保全型の維持管理を行い、支出の平準化を図ることと、施設の更新に係る財源の確保が課題でございます。短期的な取り組みといたしましては、エレベーター、エスカレーターの更新計画策定と街路樹管理方針に基づいた実施計画作成等を行ってまいります。中長期的な取り組みといたしましては、区画線について計画的な修繕を実施することなどでございます。
以上、令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、道路部所管分の概要についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆佐藤〔伸〕 委員 それでは、私のほうから、行政評価シートから何点か質疑させていただきます。
まず、行政評価シート、416ページ、「3.事業の成果」「①成果指標の目標と実績」についてです。成果指標は、準幹線道路、自転車走行空間、生活道路、それぞれの整備延長としており、2021年度はいずれも数値上の進展がありませんが、各事業の実施状況を教えてください。
◎道路整備課長 成果指標の整備延長は、
事業区間全線で事業が完了した段階で整備延長として計上しております。2021年度の実施状況についてですが、準幹線道路は上小山田町のほうで進めております忠生630号線の拡幅を行っております。また、用地が確保できている100メートルの区間で擁壁工事などを行っております。自転車走行空間のほうにつきましては、2021年度は工事は行っておりませんが、工事着手に向けて交通管理者との協議を行っております。最後、生活道路につきましては、能ヶ谷一丁目、ポプリホール前の線路の南側になるんですけれども、鶴川203号線という路線で補償金の算定など、用地取得に係る事務を行っております。
◆佐藤〔伸〕 委員 生活道路の整備は、2022年度に563.8キロメートルとなり、200メートルの進展が見られる目標になっていますが、これは今おっしゃった鶴川203号線のことでしょうか。教えてください。
◎道路整備課長 委員のおっしゃるとおりです。
◆佐藤〔伸〕 委員 同じ「3.事業の成果」の「②成果指標およびその他成果の説明」についてお尋ねします。1行目に記載のある7件の用地取得、24件の補償について、現在、相原駅東口のアクセス路整備を進めているものと思いますが、これはアクセス路の用地取得に関わるものでしょうか。教えてください。
◎道路整備課長 用地取得は、相原駅東口アクセス路によるものが4件と、先ほどの鶴川203号線によるものが3件となっております。また、24件の補償につきましては、全て相原駅東口アクセス路によるものです。
◆佐藤〔伸〕 委員 相原駅東口アクセス路の用地取得状況はどうでしょうか。教えてください。
◎道路整備課長 2022年3月末時点での用地取得率は約17%となっております。なお、2022年8月時点では約31%となっております。
◆佐藤〔伸〕 委員 次に、行政評価シート、417ページ、「7.総括」についてお尋ねします。「③2021年度末の成果および財務の分析を踏まえた事業の課題」において、高度な専門的知識を有する職員の育成を課題として、「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」では、担当職員の技術力向上や職員の専門性の向上に取り組むとしていますが、どのようなことに取り組むのか、具体的に教えてください。
◎道路整備課長 技術職につきましては、1級土木施工管理技士と同等の知識を身につけ、技術力を向上させるために、課内におります有資格者を講師とした勉強会を行っております。事務職につきましては、用地取得に係る事務を担っておりますので、東京都等の研修に参加するなど、専門的な知識の習得を行っております。今後も、勉強会や研修機会の活用を引き続き行っていきたいと考えております。
◆佐藤〔伸〕 委員 続いて、街路整備費に移りますが、行政評価シート、418ページ、「3.事業の成果」の「①成果指標の目標と実績」についてお尋ねします。成果指標の都市計画道路整備延長は、2021年度、数値上の進展がありませんが、2021年度に行った主な内容を教えてください。
◎道路整備課長 2021年度に実施しました主な内容ですけれども、まず、鶴川駅北口広場の用地取得と電線共同溝の整備工事を実施いたしました。また、町田街道と多摩ニュータウン通りが接続する交差点から、相模原市につながる町田都市計画道路3・4・41号、小山において、相模原市との協議ですとか河川管理用通路の設計を行いました。第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業は、都道の整備を受託するものですけれども、こちらのほうが4路線ありまして、各路線により実施内容は異なりますが、用地取得ですとか設計、それから地質調査などを実施しております。
◆佐藤〔伸〕 委員 数値上の進展はないものの着実に事業が進んでいるものと理解します。
続いて、同じ項目の成果指標名の2段目に、都市計画道路事業の着手路線数とありますが、2022年度の目標は8路線となっており、3路線増える見込みとなっています。着手予定の路線がどこか教えてください。
◎道路整備課長 2022年度の着手予定路線についてですけれども、成瀬コミュニティセンター前交差点周辺の町田都市計画道路3・3・7号、成瀬と、それから原町田大通りを延伸させる町田都市計画道路3・4・11号、原町田、そして、境川にかかる宮前橋を再整備いたします町田都市計画道路3・4・19号、矢部の3路線を予定しております。なお、各路線とも、既に測量ですとか関係機関との協議というものを進めております。成果指標上の着手の定義を道路認定ですとか事業認可取得としておりますので、2021年度の指標ではカウントせずに2022年度の目標としております。
◆佐藤〔伸〕 委員 ご答弁ありがとうございました。公共事業は完成まで時間のかかる事業ですから、なかなか成果として数字に表れないですが、完成すれば市民にとってかけがえのない生活基盤となります。大きな費用もかかりますから、引き続き補助金等をしっかり活用しながら効率的、効果的に進めてください。
私からの質疑は以上です。
◆松岡 委員 私も評価シートから質疑していきます。
まず、「取組状況」の中で、「震度6強の地震発生を想定した災害訓練を、NTT東日本と行いました」とありますけれども、どんな訓練を行ったかお知らせください。
次に、成果の説明では、災害廃棄物、今年も行かれましたけれども、2021年度は処理の仮置場開設の研修をやったということで、搬入方法の実地訓練を行いましたとありましたけれども、これも内容をお知らせください。
次に、421ページ、「個別分析」の棒グラフでございますが、2020年度と2021年度を比較いたしますと、約2,000件ぐらいダウンロード数が上がっておりますが、その理由は何なんでしょうか。「まちピカ町田くん」の周知方法はどんなものかをお知らせください。
そしてまた、422ページ、シェアサイクルを普及しておりますけれども、市内には何か所あるかお尋ねいたします。
◎道路政策課長 道路政策課のほうから、412ページの2の②「取組状況」の内容についてご説明させていただきます。NTTとの震度6を想定した訓練ということなんですけれども、今、NTTと2019年1月に協定を締結しまして、ICTを活用したスマートシティーを目指して検討を共に進めているんですけれども、その中で、災害情報共有プラットフォームという案件がございまして、災害時にどのような情報をどのようなところと共有していくかというところを想定しているんですけれども、実際に現場に行ったところからICT、スマートフォン等を使って連絡をやり取りしたりとか、どういう状況を伝え合ったほうがいいかということを、震度6を想定したシミュレーションを一緒にやらせていただいております。それが1件目です。
また、もう一つ、災害ごみの仮置場、道路部のほうで、災害時、道路を警戒するということで、道路上に出てきてしまっているごみ、倒れてきたものとかというのをどけるという作業がございますので、それを環境資源部と協力して、実際にごみをどこかに集めなければいけない、仮置場を作らなければいけないということで、共同研修ということで、去年、2021年度は、場所があれなんですけれども、相原の広場が仮に想定されているんですけれども、そちらに、実際にどんなごみが出てくるかというシミュレーションをして分別をしていく、線を引いたりですとか、搬入路、搬出路をつくって、誘導員はどのような動きをするかといったところの訓練をさせていただきました。
道路政策課からは以上です。
◎道路管理課長 アプリのダウンロード数が増えてきているが、その理由はということでご質疑をいただきました。アプリのダウンロードは、様々理由があるとは思うんですけれども、一番大きいところでは、市民の皆様から道路要望のご連絡をいただきまして、現地で立ち会ってお話をさせていただきます。そういった際にも、電話でご連絡いただくだけではなくて、アプリで通報する仕組みがあるということもお知らせをしております。そういった小さい一つ一つの現場で周知を職員が行っているというところが如実に表れてきているのかなと理解しております。
加えて、シェアサイクルのポート数なんですけれども、2022年3月現在で50か所になっております。
◎管理担当課長 まず、シェアサイクルのポートの場所についてなんですが、10か所増、そして1か所減となっておりまして、増えたところについては玉川学園付近の2か所、そして山崎団地付近の3か所、鶴川団地1か所、成瀬駅前1か所、成瀬付近1か所、小山田桜台1か所、木曽東三丁目1か所、そして、減になったところが森野第三自転車駐車場となっております。この理由としましては、近くにあるため統合したということとなっております。
◎道路政策課長 すみません、先ほどの仮置場の研修ですけれども、相原中央公園で実施しました。失礼しました。
◆松岡 委員 ご答弁ありがとうございました。特にシェアサイクルは、CO2削減ということで自転車活用、また、健康にもよいので、今後もますますやっていただきたいと思います。
次に参りますが、426ページ、427ページからですけれども、一括して、トイレが、市街地にある町田駅前の公共トイレと成瀬駅北口駅前の公共トイレの利用人数が緊急事態宣言の解除に伴い増えたということで、その個別分析が427ページの6に棒グラフであるんです。まず確認なんですけれども、この町田駅前というのはJRの公共トイレのことを言っていると思うんですけれども、そうでしょうかということです。まず、それを確認したいんですけれども。
◎道路維持課長 駅前のトイレはそこ1か所しかありません。JRのところから下りた場所になります。
◆松岡 委員 分かりました。であるならば、427ページの「個別分析」を見ると、一番多いのは三角の棒グラフで、これは成瀬駅前になっていて、次が四角の棒、これは町田駅前、JRのところです。最後が、濃ゆい棒グラフは尾根緑道。でも、どう考えても、平均が成瀬よりも乗降客数が多いので、本当ならば町田駅前が中心ですから、そのトイレの使用頻度が多くならないとおかしいと思うんです。だけれども、この状況は、多分、JRの駅にあるトイレが遠いので、乗降客が利用するのが頻繁には使えないのかなと思っていますけれども、その考え方でいいのかということをちょっとお尋ねしたいと思います。
◎道路維持課長 まず、1つは、トイレの規模です。数が非常に少ないトイレになっておりますので、利用者の方は限られてくるのかなと思います。あと、駅に当然トイレがありますので、通行される方が使われる場所としては、一部の人が使うトイレになっているのかなと感じております。
◆松岡 委員 先ほど答えでもあったように、町田の駅前のトイレは、JRに対して離れているから、だから、やっぱり少ないということで、そこは1個しかないとおっしゃったので、町田の中心でもありますので、町田駅のトイレというのは使いやすいところにどうしても必要だという市民の声もたくさんありますので、そこをしっかりと考えていただきたいと思っております。
次に、429ページに行きますが、電力量の推移でございますけれども、大幅に、67%削減された理由を教えてください。
◎道路維持課長 67%削減ということで、これは街路灯、約3万灯をLED化したことによって得られた結果でございます。
◆松岡 委員 よく分かりました。今後も、ますます削減に力を入れていただきたいと思います。
私からは以上でございます。
◆小野寺 委員 私のほうからは、「課別・行政評価シート」を順番にちょっと質疑させていただければと思います。
まず初めに、412ページ、「成果指標の目標と実績」の表の中で、真ん中ですけれども、部内研修の実施ということで、2020年度が目標が150人のところを400人近く、2021年度に関しては目標200人のところが大分下がっていますけれども、これはなぜでしょうかというのが1つ。
あとは、「4.財務情報」①の中で行政収入、その他という形でうたわれて、2019年に3,509、2020年にはかなり数字が上がっていますけれども、これは内訳的には何でしょうか。
まず、お答えいただいてよろしいでしょうか。
◎道路政策課長 1つ目の部内研修の実施の実績が2020年度が395人から185人になった件ですけれども、2020年度に講師の方がオンラインで研修をやっていただいたため、こちらの人数が大きくなっております。
2つ目の行政収入のその他のところについては、今確認をさせていただきたいと思います。
◆小野寺 委員 415ページの「7.総括」の「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」といったところの一番下になりますけれども、新技術等の導入を踏まえという形でございますが、橋梁を調べる技術だと思いますが、これは実際にどういった技術を取り入れて、その効果はどうだったのか。あとは、さらに、それの推進というのをどういうふうにされていくのかというのを教えていただければと思います。
◎道路政策課長 新技術のほうなんですけれども、今回、補助金の要件にも新技術を使うようにということもございまして、一番分かりやすいのはドローンで、実際に高いところ、足場を組まなくても上のものが見えるようになるよとか、あと、座標点を測量すること、今までスタッフを置いてちゃんと手でやっていた測量とかを、座標から図面を作れるような技術というのが今進んでいるんですけれども、そちらのようなものでやっているところがうたっております。
今後なんですけれども、今後の検討の中、また、委託の中でもその技術を活用していくということも位置づけられておりますし、うちのほうでもどのようなものが活用できるかということを検討のほうを進めているので、実際に進めるに当たって報告させていただきたいと思います。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。どんどんドローンを活用していただければと思います。
続いて、419ページ、同じく「7.総括」の④、こちらの中で、「工事の早期発注による、入札不調の抑止」という形であります。実際、入札不調があったんではないかなと思うんですけれども、落札者がいなかったというような案件になりますが、どのような案件なのか教えていただけますでしょうか。
◎道路整備課長 道路整備課のほうで発注しているものにつきましては、今回、入札不調はございませんでした。なるべく早期発注を行いまして、特に大きい案件、そういったものは早期発注して不調を防いでいくという取組を行っております。
◆小野寺 委員 すみません、ありがとうございます。
続いて、次の420ページなんですけれども、「道路の機能管理や交通安全施設の軽易な整備に関すること」ということで、②の短期的な取り組みの中に、通報アプリ「まちピカ町田くん」、これはかなり普及されてということですばらしいことなんですが、私も、先日、道にミラーをつけてくださいということで、アプリを使わせていただきました。ミラーは、昨年と今年ではどれぐらい拡大ができたのか、また、通学路ですと、大きいミラーはあまりつけないほうがといった話も出たりするんですけれども、小さいミラーというのはつけることが可能なのか教えていただければと思います。
◎管理担当課長 まず、2021年度の個数としましては6か所、そして、その前の2020年度は13か所でございます。
そして、カーブミラーの小さいタイプがつけられないかということなんですが、委員がおっしゃるように、小さければ費用削減ともなりまして、道路上の構造物としては支障となりにくいとなっております。反射鏡の鏡の大きさにつきましては、日本道路協会の道路反射鏡設置指針に基づき、鏡の直径が80センチのものを標準タイプとしております。また、それ以下の大きさとしましては、直径60センチのタイプもございます。この60センチのタイプを設置する場所につきましては、極端に道路幅員が狭いところや、道路の急勾配である箇所に設置をしている場合もございます。道路反射鏡の設置指針に基づきまして、通常タイプの80センチを通常は設置して、ドライバーや歩行者の安全確保を第一に考えております。鏡の大きさにつきまして、今後も現場状況に応じて道路反射鏡の設置を行ってまいりたいと考えております。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。死角等の違いもあって、危険性もあるかと思いますけれども、小さければ財政的にもいいということなので、進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
あと、421ページの「7.総括」のところの③で、「道路占用のオンライン化に向けて」ということでありますけれども、このオンライン化に向けての効果、また進め方について教えていただければと思います。
◎許認可・用地管理担当課長 オンライン化に向けましては、今、NTT東日本と協定に基づいて共同研究をしているところでございます。まずは、NTT東日本とのオンライン申請の社会実験を実施していく方向で今調整をしているところでございます。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴いまして、対面での対応を極力減らしたいということで、オンラインの申請についての要望も多いということで、対応していきたいと考えているところでございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。
あと、まだ幾つかありますけれども、422ページ、先ほどもお話が出ましたけれども、シェアサイクルの利用ということで、2020年、目標数値はないですが、実績的に4,942回、2021年になるとそれが倍以上に変わってということで、大いに期待されていることではないかなと思います。2022年3月に新サービス、HELLO CYCLINGに変わって本格実施することになり、他の自治体との乗り入れが可能になりましたということでありますけれども、実際、どちらの自治体との乗り入れが可能になったんでしょうか。
◎管理担当課長 実際の乗り入れの市としましては、町田市に隣接しております横浜市、川崎市、相模原市、八王子市、大和市、稲城市、多摩市となっております。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。大いに活用させていただければと思います。
あと、423ページの「7.総括」の中で駅周辺の駐輪場というお話がありまして、南成瀬のところは大変に駐輪場を待つということなんですけれども、慢性的なキャンセル待ち状態、これは多摩境駅のほうも半年以上待つというお話があるんですけれども、拡大の予定等はありますでしょうか。
◎道路管理課長 多摩境駅の駐輪場に関しましては、委員ご質疑のとおりでして、コロナが拡大してから、定期利用ではなくて一時利用が非常に増えてきている。一時利用の駐輪スペースが止められないで道路に違法駐輪しているというような状況が今出ております。状況は我々も把握しておりまして、今、多摩境駅に既にある駐輪場にも余白といいますか、もうちょっと駐車、駐輪ができるスペースがございますので、そちらが拡大したら何台ぐらい増やせるのかであるとか、別に主だったスペースがどこかにないかということも含めて、鋭意、調整、検討しているという状況でございます。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。進めていただければと思います。
あとは、424ページになりますけれども、「事業の成果」の中の②橋梁点検、これは専門的なことを加味しながらとは思うんですが、48橋のうち10橋が職員による点検をされたということなんですけれども、これは専門知識等を持ちながら20%ほどのことをやっていただいたという認識でよろしいんでしょうか。
◎道路維持課長 委員おっしゃるとおり、職員の技術力の向上なども含めて行うようにしております。
◆小野寺 委員 すばらしいことだと思います。ありがとうございます。
あとは、427ページになりますけれども、先ほどもおトイレの話が出ましたけれども、「総括」の中で、①「これにより3箇所全トイレに最大25分以内に現場対応と、夜間・休日の対応が可能になりました」ということでありますが、これは利用時間内でのことなのか、利用時間外でも可能なのでしょうか。
◎道路維持課長 トイレの中に呼出しボタンがついておりますので、利用時間内のみになります。
◆小野寺 委員 ありがとうございます。「7.総括」の③のところで、引き続き委託業者と密な連絡を取りながら、防犯・衛生面についても良好な状態を保つ必要がありますということで、防犯をかなり気にかけているところがありまして、尾根緑道とかというのは5時半に閉まってしまいますけれども、その後、皆さん歩かれて、暗がりの中でもいたところで、おトイレの外にも防犯のボタンがあるといった安心感が大分市民に都合がいいのかなとは思いましたので、ちょっと訴えかけをさせていただきます。
あとは、428ページになりますが、「4.財務情報」の中の「②行政コスト計算書の特徴的事項」という中で、特許負担金が「消えないまちだ君」特許持分を変更したためということで金額を増加されておりますけれども、「消えないまちだ君」は全国展開をされているようにも見受けましたけれども、これはどんどん全国展開をしながら、「消えないまちだ君」を広めていただければと思いますが、今後、どういう形になるか、最後、お聞かせをいただければと思います。
◎道路維持課長 今、委員おっしゃられたように全国展開ということで、今までは市内の企業さんが販売を中心に行っていたんですが、今、大手の会社のほうでも、いわゆるOEMという形で、車でも違うメーカーで同じ顔の車があるようなそういう仕組みがありますので、それと同じような仕組みを取り入れていただいて、全国に販売できるようなルートが確保できつつあります。
◆若林 委員 それでは、412ページ、研修もたくさんやられているということで、この研修も、先ほどの答弁からも道路を整備していくために必要な知識だと、専門的な研修もやられているということで、大変身になる研修をされているなと思っております。その中で、413ページ、「部内の事務改善のDXに向けたワーキングチームに参加し」とあるんですけれども、この事務改善の取組というのはどういう形になっているのか、それの改善度というのが数値で表されるのかどうかという形です。
あとは、市民からの課題があるとは思うんですけれども、そういった課題解決に向けた研修というものについての取組はどういったことをやっているのかお聞かせください。
◎道路政策課長 ワーキングチームの事務局としてということで、道路管理業務改革検討委員会というのを部の管理職で組織いたしまして、その下にワーキングチームということで各課から何人か声をかけて集まっていただきまして、今、道路管理より維持管理の時代に突入するに当たって、道路管理上の問題、自分たちの事務作業ですとか、今のDX化も含めてどのようなことが課題になっているか、どのようなことができるかといったことを話し合って、一つずつ何かできることはないかというところでやらせていただいています。2021年の夏に発足した話でして、ちょうど1年ぐらいたちました。今現在、実際にやらせていただいているのはRPAとか、AI-OCRとか、自動化できるものというのが今の作業の中にないかというようなところを各課で検証してもらったりですとか、「まちピカ町田くん」のアプリの見直しについて皆さんで意見を出し合ったりとか、台帳システムというものの使い方について議論をしたりといったところをさせていただいております。まだ今年度もやっている最中ですので、成果として大きなものは出てきていないんですけれども、これからの事務改善に向けた具体的な検討を進めているというところです。
あともう一つ、市民からの課題ということですよね。具体的に、市民から、日々いろいろなご意見等をいただいているところではございますが、各課ごとで解決できない事案につきましては、課をまたいで検討するという委員会のほうは一応持っております。ただ、今、課を越えてのコミュニティーを充実させておりますので、改まった委員会ですとか検討会を開かなくても、部内会議の後で各課長同士の意見交換等で解決しているのが実際のところでございます。
◆若林 委員 課題解決については、そういった風土はすごく大事だと思いますので、引き続きお願いします。事務改善についてもこういった効果が出るような、そういった成果指標になればすごくいいのかなと思って、そういった事務改善が行われて、最終的には市民サービスの向上にもつながると思いますので、引き続きやっていただければと思います。
続いて、416ページの生活道路についてです。先ほどの答弁でも、200メートルのところは分かったんですけれども、現在、何路線ぐらい整備を行おうとしているのか、古い要望というのはどのぐらいのものがあるのか、お聞かせください。
◎道路整備課長 現在行っておりますのが8路線残っております。古い要望ということでいきますと、一番古いので2010年の要望という形になっております。
◆若林 委員 10年以上前のものとかもあるという、予算の面もあると思うんですけれども、ぜひ市民要望に応えられるように進めていただければと思っております。
続いて、420ページのところです。「狭あい道路拡幅事業について、6件の整備を行いました」というふうな「事業の成果」の説明があるんですけれども、今回6件ということなんですが、市民要望の状況というのを教えていただければと思います。
◎許認可・用地管理担当課長 委員おっしゃるとおり、要望に基づいて、狭隘道路については整備を行っております。要望といたしましては、2021年度は6件でございますが……。
◆若林 委員 先ほどの生活道路とかと一緒で、大体どのぐらい残っていたりとかして、古くはこういう形での要望があってという状況とかを教えていただければと。
◎許認可・用地管理担当課長 ちょっと確認いたします。申し訳ございません。
◆若林 委員 大体で、結構多いと思うんです。例えば、100件とかそこら……。
◎許認可・用地管理担当課長 要望自体はそこまでは多くないんですけれども、ただ、なかなか要望どおりに進まないものもあって、調整中のものもあるという中で、できるところから進めているところでございます。それから、現在の待機の件数としては、今年度実施分を除いて42件となっております。
◆若林 委員 これも、予算の問題とかも、それぞれ要件とかもあると思うんですけれども、ぜひ市民要望に応えられるように進めていただければと思います。
自分からは以上です。
◆中川 委員 416ページの「3.事業の成果」の「②成果指標およびその他成果の説明」のところなんですけれども、「東京都の無電柱化チャレンジ支援事業制度を活用し、市道2路線の無電柱化工事に向けた整備を行いました」とあるんですけれども、これをもうちょっと詳しく教えてもらえればなと思って……。
◎道路整備課長 この2路線ということで、まず、町田623号線という、今の消防署があります前の道路になります。そちらのほうは、今年度工事をやっているんですけれども、昨年度は工事を発注するための設計とかを行っております。それから、もう一点が原町田中央通りになるんですけれども、町田835号線、そちらのほうも進めておりまして、2021年度は試掘とかを実施しております。
東京都の無電柱化チャレンジ支援事業につきましては、東京都のほうから補助金が多く出る、簡単に言うと、こういう設計とかそういったものにも東京都のお金が100%補助金として出るということで、現道でなかなか歩道が狭くて無電柱化が難しいような道路で無電柱化をしていこうという路線に対して、こういった補助金が手厚く出るというような制度でございまして、その制度を活用して、今、この2路線を昨年度進めたという形になっております。
◆細野 委員 何点か伺います。
まず、「課別行政評価シート」の412ページ、決算書149ページのほうに、道路政策課システム管理事務が289万円とありますが、412ページのほうにもシステムの事業が書いてありますが、この事業の内容はどのような情報を管理されているのかお聞きしたいと思います。
それから、ちょっと飛ぶんですけれども、418ページ、南町田駅北口の整備事業が418万円とありますが、この内容について、これで完了したのかなと思うんですが、北口広場の整備についての評価についてお考えがあれば伺いたいと思います。
それから、424ページの道路補修ですけれども、年度内に必要な事業が完了できているのか、いろいろな道路の穴とか、小さないろいろな補修の要望がアプリを通じてとか来ていると思うんですが、そういったものが事業が完了できているのか、また、できていないとすればどのような理由でできないのかお聞かせください。
◎道路政策課長 システム管理事務費ということですが、道路政策課でまとめて、道路部が扱っている土木積算システムというもののお金をまとめて管理しております。
◎道路整備課長 南町田駅北口の広場のほうなんですけれども、418万円につきましては、委任信号機というのを設置しておりましたので、そちらの信号機の撤去を行っております。こちらで完了というわけではなくて、ちょうど昨年度、2021年度に交番が完成いたしましたので、今年度、歩道の本復旧、歩道をきれいにするというんですか、そちらの工事を予定しておりまして、そちらの工事が完了いたしましたら、事業として終了するという形になっております。
◎道路維持課担当課長 424ページの道路補修の関係なんですけれども、道路の補修についてなんですが、2021年度完了しているのが364件やっていまして、そして288件が翌年度、当年度に持ち越した分があります。昨年度、大きな大雨もありまして、あと地権者との交渉が長引いたりとかでなかなか手がつけられないものがあったりして、それで翌年度に持ち越した分がございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。
システム管理の内容とかをちょっとお聞きできれば、具体的にどういう情報とかをシステムで管理されているのか、簡単で結構ですので、ちょっとお聞かせください。
それから、今の道路補修については364件が完了されているということで、かなり努力はしていただいているけれども、まだ288件も持ち越しということですが、いろんな道路の補修は、安全性の上でどうしてもすぐ緊急に対応しなければならないものとかもあると思うんですが、その辺の288件残されたものというのは、そういった安全性とかで比較的問題のないものなのか、そうではなくて、先ほど地権者との合意が取れないというようなお話でしたけれども、そういった状況の中で、なかなか進まないということなのか、あと、予算的にはどうだったのでしょうか。2021年度の道路補修費としては十分こういった必要なものに対応できる予算がついていたのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
それから、422ページのLEDの電気が、そうか、もうリース料が発生するんだと思って伺っていたんですが、電気料がかなり安くはなったとは言うものの、やはり相対的に見るとLEDのリース料というのがかなり高額だなと思うんですけれども、今後、電球がかなり長寿命でもつということで、そういったことも含めて、LEDを取り入れた効果というふうなことをどのように評価されているのか、もう一度伺いたいと思います。
それから、426ページの公共トイレの整備について、ほかの委員たちも聞いているんですけれども、今回、町田駅前公衆トイレの補修ということで、20年たったということで補修ということでかけていますが、この内容についてお聞きしたいと思います。2021年度補修がされたのか、また、計画をして2022年度に持ち越すのか、整備の考え方についてお聞きしたいと思います。
◎道路維持課担当課長 まず最初に、補修工事の質疑なんですが、緊急を伴うものについてはもう既に終わっています。それで、行政評価シートの424ページの「3.事業評価」の②のところで、2,169件は職員で補修を行ったという、これは直営で、特に緊急性を伴うものはこちらのほうで対応しております。
それで、次のLED化のリースの効果なんですが、15年の契約でリースのほうはやっていますので、まず、事業費の平準化が図れる、そして、先ほどもお伝えしたと思うんですが、電気料が67%削減、今、電気料金が上がってはいますが、愕然の差で電気料金は下がっております。
最後に、トイレの補修の話なんですが、昨年度補修したのは、成瀬駅のみんなのトイレの鍵が壊れていたり、防犯ブザーを設置したり、あと、尾根緑道のガラスの破損がございまして、そちらのほうに使った費用になります。
◎道路政策課長 先ほどのシステムのお話なんですけれども、土木積算システムといいまして、道路の工事の設計をするための単価が入ったり、計算式が入ってある東京都が管理しているシステムのことになります。
◆細野 委員 直営で2,169件、それであれだけスピーディーに直していただいたんだなと、申し訳ありません、ちゃんと読み込んでいなくて失礼しました。そうしますと、委託費を使っての補修ということで残っているということになるということでよろしいんでしょうか。あと、持ち越してしまっているということでは、また2020年度持ち越し分と合わせて道路補修を行っていくということになると思うんですが、毎年そういう感じで持ち越しながらいくという感じでよろしいんでしょうか。そのときのついた予算というのが、そういう点では十分かどうか、もう一度確認させてください。
◎道路維持課長 持ち越しの分があるかどうかということですが、当然、要望をいただくタイミングというものが関係してくることもありますので、持ち越しがゼロということはないわけです。その中でも危険性が高いものに関しましては、当然、先行、優先して行うようにしております。なので、先ほどの280ほどの行えなかったものに関しましては、優先度を考慮して、次の年に持ち越し、時間的な制約があったりもしますので、そういうことで調整が必要で次の年まで時間がかかるとかという案件も入っております。
予算のほうですが、事業のシートにもあるんですが、5億8,000万円ほど予算をいただいているんですが、当初予算から、流用も財源として充てさせていただいて、時間内に終わるように努力はしているところでございます。
◆細野 委員 ありがとうございます。安全に道路が市民の皆さんが活用できるように努力していただいているということは重々承知しながら、さらに一層頑張っていただきたいなと思います。
それと、公共トイレの整備の考え方なんですけれども、今、3か所を挙げていただいているんですが、結構、高齢の方とかは健康増進のためにいろいろ散歩をしていらして、公共のトイレの要望というのを結構いただくんですけれども、そういう中で、町田市の公共トイレの整備の方針というのは、今後、コンビニなどのそういった施設なども利用してということだったと思いますが、ここでそういった市民の求める公共トイレに代わるトイレ利用についてというのは、道路維持課のほうで担当されているんでしょうか。
◎道路維持課長 公共トイレにつきましては、委員からお話がありましたように、たしか環境資源部のほうでやっているんですが、コンビニのトイレを、町田市として協力店をお願いしていると聞いております。3か所から増やす予定があるかということでよろしいかと思いますが、今現在は計画はございません。
◆細野 委員 ありがとうございます。要望がありましたら、これまでも少しずつですが作っていただいて本当に喜ばれている施設ですので、またお願いしたいと思います。
続きまして、決算書の153ページの街路樹等育成事業についての予算2億5,993万円なんですが、街路樹の年月がたって、安全管理のためということもあったと思うんですが、昨年、大分、街路樹の伐採というのが行われたように記憶しているんですが、街路樹の管理方針とかに特に変更があったのかお聞きしたいと思います。
◎道路維持課長 街路樹に関する管理の方針が変更になったかということでよろしいかと思うんですが、町田市の街路樹としてもう40年以上経過しているところもありまして、私たちも危険を予知することができないぐらい危険なものも数多く存在しているのが現状でありまして、まずは危険なものをなくしていくようにしたいというところでございます。
◆細野 委員 そういう中で、樹木の伐採が計画的に行われていると思うんですが、伐採した後の街路樹についてはどのように考えてられるのか、新たなものを植えるとか、計画はされているんでしょうか。
◎道路維持課長 計画をこれから公表していけるようにしたいと思うんですが、やはり地域にお住まいの皆様の生活がしやすい状態をつくっていきたいと思いますので、新しいものを植えるにしても地元の方のご意見をいろいろいただきながら、地域の生活スタイルに合ったような植栽計画を進めていければと思っております。
○委員長 休憩いたします。
午後7時40分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時41分 再開
○委員長 再開いたします。
◆細野 委員 同じ153ページになるかと思いますが、交通事故防止事業というのが決算の中にあるんですけれども、この事業の内容について、また、2021年度、どのような事業を行われたのかお聞きしたいと思います。
◎道路維持課担当課長 交通事故防止事業なんですが、反射鏡の修繕、点検、それとあと区画線のほうを設置するというのが主な事業の内容になります。
◆細野 委員 そうしたら、今まで質疑いただいているので、そういった事業について努力をしていただいているということで受け止めました。カーブミラー、反射鏡の設置についてちょっと伺いたいんですが、先ほどお答えがあったので、2021年度の設置数は分かったんですけれども、過去3年間の設置状況について、もし分からなければ前年度と……。
◎管理担当課長 2021年度は6か所、そして2020年度は13か所、そして2019年度は20か所となっております。
◎道路管理課長 すみません、1点訂正をお願いいたします。先ほど小野寺委員の答弁の中で、シェアサイクルの件で他自治体の相互乗り入れ、例として大和市と申し上げたんですけれども、大和市は別事業者が行っておりますので、相互乗り入れができませんので、訂正させていただきます。
◎道路政策課長 先ほど、小野寺委員のほうからありました行政収入に私はお答えできなかったんですけれども、内容としましては、人件費と複写機の使用料等がありまして、2020年度から大きく数字が伸びたのは、相模原市への派遣職員の関係で伸びておりました。
○委員長 これをもって道路部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後7時45分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時47分 再開
○委員長 再開いたします。
これより第64号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第64号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第64号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
これより認定第1号のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
◆細野 委員 2021年度町田市一般会計認定、建設常任委員会所管部分について、反対の立場で討論を行います。
本委員会の各部の事業は、市民生活の基盤に関わる大変重要な施策、また、さらに安全で豊かで衛生的に暮らせるための設備など、事業推進が必要なものがほとんどだと考えます。2021年度にはバイオエネルギーセンターも稼働しました。
しかし一方で、一歩間違うと多額な費用がかかる不要不急の箱物事業が優先され、他の施策を圧迫してしまうという事業も盛り込まれることになります。
そういう点から、第1に、この間、並行して進めてきた4つのもりの整備事業で、2021年度は、その中でも多額な費用が支出された野津田公園スポーツの森整備の事業についてです。多目的グラウンドや陸上競技場のバックスタンド整備など、2021年度11億6,858万円、また、2018年度から4年間で54億2,900万円かけてこうした整備が進められてきました。
第2に、今後の町田駅周辺再開発など、多額の費用が必要となるまちづくりを推進するための起因となるモノレール延伸事業についてです。十分な情報提供や優先順位について市民合意が得られているとは思えません。北部地域の公共交通網整備については、莫大な費用や期間のかかる多摩都市モノレール事業ではなく、BRTなどの早期に実現できる新たな施策も検討すべきであり、東京都にも働きかけるべきです。
大型公共事業優先の市政から市民生活に寄り添う施策を求めて、2021年度一般会計決算認定に反対いたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
認定第1号のうち、当委員会所管部分について認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって認定第1号のうち、当委員会所管部分については認定すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後7時50分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時51分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。
特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午後7時52分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時55分 再開
○委員長 再開いたします。
△委員派遣について
○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。10月17日から19日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、宮崎市、鹿児島市及び北九州市に委員全員を派遣いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって建設常任委員会を閉会いたします。
午後7時56分 散会...