町田市議会 2022-08-29
令和 4年 9月定例会(第3回)-08月29日-01号
令和 4年 9月定例会(第3回)-08月29日-01号令和 4年 9月定例会(第3回)
町田市議会会議録第17号
8月29日(月曜日)
出席議員(35名)
1 番 秋 田 し づ か 2 番 渡 辺 さ と し
3 番 小 野 りゅうじ 4 番 笹 倉 み ど り
5 番 小 野 寺 ま な ぶ 6 番 村 ま つ 俊 孝
7 番 木 目 田 英 男 8 番 渡 辺 厳 太 郎
9 番 中 川 幸 太 郎 10 番 矢 口 ま ゆ
11 番 加 藤 真 彦 12 番 石 川 好 忠
13 番 佐 藤 和 彦 14 番 森 本 せ い や
15 番 東 友 美 16 番 松 岡 み ゆ き
17 番 おんじょう 由 久 18 番 松 葉 ひ ろ み
19 番 白 川 哲 也 20 番 い わ せ 和 子
21 番 田 中 美 穂 22 番 佐 々 木 智 子
23 番 お ぜ き 重 太 郎 24 番 三 遊 亭 ら ん 丈
25 番 戸 塚 正 人 26 番 今 村 る か
28 番 吉 田 つ と む 29 番 山 下 て つ や
30 番 お く 栄 一 31 番 若 林 章 喜
32 番 熊 沢 あ や り 33 番 細 野 龍 子
34 番 殿 村 健 一 35 番 藤 田 学
36 番 佐 藤 伸 一 郎
欠席議員(1名)
27 番 新 井 よしなお
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出席説明員
市長 石 阪 丈 一 副市長 榎 本 悦 次
副市長 赤 塚 慎 一 政策経営部長 神 蔵 重 徳
総務部長 髙 橋 晃 財務部長 井 上 誠
いきいき生活部長 子ども生活部長
岡 林 得 生 神 田 貴 史
経済観光部長 堀 場 淳 道路部長 萩 野 功 一
都市づくり部長
窪 田 高 博 下水道部長 荻 原 康 義
市民病院事務部長
会計管理者 今 國 隆 市 服 部 修 久
総務部総務課長
谷 勇 児 教育長 坂 本 修 一
選挙管理委員長
篠 崎 愛 治 代表監査委員 小 泉 め ぐ み
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出席事務局職員
事務局長 鈴 木 秀 行 議事担当課長 水 元 友 朗
議事係長 新 井 亮 介 議事係主任 青 栁 晴 香
速記士 小 島 由 佳 里(澤速記事務所)
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令 和 4 年(2022年) 8 月 29 日(月)
議 事 日 程 第 17 号
午 後 1 時 開 議
第 1
会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸報告
【提案理由説明・質疑・表決】
第 4 報告第 6号 道路維持作業における物損事故に係る損害賠償額の専決処分の承認を求めることについて
報告第 7号 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(専決第1号)の専決処分の承認を求めることについて
【提案理由説明】
第 5 第 64号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)
第 65号議案 令和4年度(2022年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)
第 66号議案 令和4年度(2022年度)町田市
介護保険事業会計補正予算(第1号)
第 67号議案 令和4年度(2022年度)町田市
後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)
第 68号議案 令和4年度(2022年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)
第 69号議案 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)
第 70号議案 町田市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例
第 71号議案 町田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第 72号議案 町田市
職員退職手当支給条例の一部を改正する条例
第 73号議案 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例
第 74号議案 町田市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例
第 75号議案 町田市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例
第 76号議案 町田市
病院事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例
第 77号議案 町田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
第 78号議案 町田市一般職の職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
第 79号議案 町田市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例
第 80号議案 町田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例
第 81号議案 町田市組織条例の一部を改正する条例
第 82号議案 町田市高校生等の医療費の助成に関する条例
第 83号議案 町田市個人番号及び特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例
第 84号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例
第 85号議案 町田市
教育環境整備地区建築条例
第 86号議案
町田市立公園条例の一部を改正する条例
第 87号議案
町田市民病院使用条例の一部を改正する条例
第 88号議案
町田市議会議員及び町田市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例
第 89号議案 旧忠生第六
小学校解体工事請負契約
第 90号議案 ペデストリアン1
号デッキ上屋補修工事請負契約
第 91号議案 市道路線の認定について
第 92号議案
南大谷子どもクラブの指定管理者の指定について
第 93号議案 町田市
大地沢自然交流サイトの指定管理者の指定について
第 94号議案 金森市民住宅外1箇所の指定管理者の指定について
第 6 認定第 1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
認定第 2号 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計決算認定について
認定第 3号 令和3年度(2021年度)町田市
病院事業会計決算認定について
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会議に付した事件
日程第1から日程第6まで
午後1時 開会
○議長(戸塚正人) ただいまから令和4年第3回
町田市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1
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○議長(戸塚正人) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。
35番 藤田 学議員
36番 佐藤伸一郎議員
今期定例会の運営について
議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 山下てつや議員。
〔
議会運営委員長山下てつや登壇〕
◎
議会運営委員長(山下てつや) 今期定例会の運営について、8月22日及び本日開会前に
議会運営委員会を開催し、協議いたしましたので、その結果をご報告申し上げます。
まず、会期につきましては、本日から9月30日までの33日間とすることで意見の一致を見ております。
次に、報告第6号及び報告第7号につきましては、申し合わせに従い、委員会への付託を省略の上、本日即決をいたします。
次に、一般質問につきましては、通告期限までに32名の通告者がありましたので、9月1日に7名、2日に7名、5日に6名、6日に6名及び7日に6名といたします。
次に、常任委員会は9日、12日から14日まで、16日及び21日の6日間といたします。9日、12日及び16日は総務と健康福祉、13日、14日及び21日は文教社会と建設の1日2委員会といたします。
次に、質疑の発言通告及び各提出議案の提出締切り日時につきましては、日程一覧表の備考欄をご参照願います。
以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(戸塚正人)
議会運営委員長の報告は終わりました。
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―――――――◇――――――――
△日程第2
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月30日までの33日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって、会期は、本日から9月30日までの33日間とすることに決定いたしました。
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△日程第3
――
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○議長(戸塚正人) 日程第3、諸報告。事務局長に諸般の報告をさせます。
事務局長 鈴木秀行君。
◎事務局長(鈴木秀行) 報告いたします。
8月22日、市長から、本定例会を8月29日に招集する旨、告示がなされ、同時に付議される市長提出議案36件及び認定第1号から認定第3号までに付する監査委員の意見書の送付を受けましたので、参集通知と併せて直ちに送付いたしました。
次に、本定例会の招集に伴い、地方自治法第121条第1項の規定により、市長、
教育委員会教育長、
選挙管理委員会委員長、
農業委員会会長及び代表監査委員に、それぞれ出席要求をいたしました。
次に、地方自治法第179条第1項の規定に基づいて専決処分した事項につきましては、同条第3項の規定により報告がございましたので、その写しを送付いたしました。
次に、議会の指定議決に基づいて専決処分した事項につきましては、地方自治法第180条第2項の規定により報告がございましたので、その写しを送付いたしました。
次に、令和3年度町田市
健全化判断比率及び令和3年度町田市
健全化判断比率に付する監査委員の意見書につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により報告がございましたので、送付いたしました。
次に、令和3年度町田市各
公営企業会計資金不足比率及び令和3年度町田市各
公営企業会計資金不足比率に付する監査委員の意見書につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により報告がございましたので、送付いたしました。
次に、市長から、
一般財団法人町田市
地域活動サポートオフィスほか7法人につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定により、事業報告書等の送付を受けましたので、その写しを送付いたしました。
次に、
教育委員会教育長から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、2022年度町田市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書が提出されましたので、その写しを送付いたしました。
次に、第2回定例会以降、閉会中において議長が決定した議員の派遣につきましては、これを配付いたしました。
次に、第2回定例会以降における議会活動状況につきましては、これを配付いたしました。
以上で報告を終わります。
○議長(戸塚正人) 事務局長の報告は終わりました。
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△日程第4
――
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○議長(戸塚正人) 日程第4、報告第6号及び報告第7号を一括議題といたします。
本件について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 赤塚慎一君。
〔副
市長赤塚慎一登壇〕
◎副市長(赤塚慎一) 報告第6号 道路維持作業における物損事故に係る損害賠償額の専決処分の承認を求めることについて、ご説明申し上げます。
初めに、このたびは、被害者の方に多大なご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。
本件は、2022年6月2日午後2時頃、町田市本町田2789番地先の赤道内における道路維持作業に伴い発生した物損事故に係るものでございます。
事故の概要でございますが、赤道内で刈り払い機を使用して、草刈りを行っていた際に石が飛び、被害者宅駐車場に駐車してあった車両の助手席側の窓ガラス全損とドア上部に傷をつけたものでございます。
損害賠償額は、車両修理代及びレンタカー代として61万852円でございます。
なお、損害賠償金は、市が加入している
道路賠償責任保険にて支払いを行っております。
説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、報告第7号 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(専決第1号)の専決処分の承認を求めることにつきまして、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分をいたしましたので、ご説明申し上げます。
6ページをご覧ください。
第1表、
歳入歳出予算補正につきましては、まず歳入において、
キャッシュレス決済プレミアムポイント事業の事業費増額に伴う国庫支出金の増額を行ったものでございます。
7ページをご覧ください。
歳出におきましては、
キャッシュレス決済プレミアムポイント事業に伴う必要経費として商工費の増額を行ったものでございます。
その結果、歳入歳出それぞれ1億326万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,623億6,665万7,000円としたものでございます。
それでは、歳入につきましてご説明申し上げます。
12ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金1億326万1,000円の増額につきましては、
キャッシュレス決済プレミアムポイント事業の事業費増額に伴い、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を計上するものでございます。
続きまして、歳出につきましてご説明申し上げます。
14ページをご覧ください。
第7款、商工費1億326万1,000円の増額につきましては、
キャッシュレス決済プレミアムポイント事業に伴う事業・業務委託料を計上するものでございます。
以上が、
一般会計補正予算(専決第1号)の概要でございます。
よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
報告第6号を採決いたします。本件の賛否について表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本件は承認されました。
報告第7号を採決いたします。本件の賛否について表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(戸塚正人) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本件は承認されました。
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△日程第5
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○議長(戸塚正人) 日程第5、第64号議案から第94号議案までを一括議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、補正予算の議案について、ご説明申し上げます。
第64号議案 令和4年度(2022年度)町田市
一般会計補正予算(第3号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。
今回の補正予算は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、
原油価格等高騰対策として事業者支援及び
生活者支援事業を行います。
また、2023年4月からの高校生等を対象とした
医療費助成制度を実施することで、子育て世帯への支援を拡充します。
そのほか、前年度決算額の確定に伴う補正などを行います。
8ページをご覧ください。
第1表、
歳入歳出予算補正につきましては、まず、歳入において、市債を減額する一方で、地方交付税、国庫支出金、都支出金、繰入金、繰越金、諸収入を増額しております。
9ページをご覧ください。
歳出におきましては、総務費にて徴税費を減額する一方で、総務費にて総務管理費など、民生費にて社会福祉費や児童福祉費など、衛生費にて保健衛生費など、農林費にて農業費、商工費にて商工費、土木費にて都市計画費、教育費にて小中学校費などを増額しております。
その結果、歳入歳出それぞれ117億4,212万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,741億878万2,000円とするものでございます。
10ページをご覧ください。
第2表、
債務負担行為補正につきましては、町田市
バイオエネルギーセンター焼却灰等運搬業務委託事業その2などを追加するとともに、
指定収集袋製造委託事業について、限度額の変更をするものでございます。また、
軽自動車税申告書等処理業務労働者派遣委託事業について、廃止するものでございます。
第3表、地方債補正につきましては、
臨時財政対策債の限度額を変更するものでございます。
それでは、歳入の主なものから順を追ってご説明申し上げます。
14ページをご覧ください。
第11款、地方交付税19億9,298万6,000円の増額につきましては、普通交付税の交付見込みに基づく計上でございます。
第15款、国庫支出金5億7,034万円の増額につきましては、子どものための教育・保育給付費や
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを計上しております。
15ページをご覧ください。
第16款、都支出金5億1,534万6,000円の増額につきましては、東京都
生活応援事業費補助や
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金などを計上しております。
16ページをご覧ください。
第19款、繰入金28億7,404万6,000円の増額につきましては、決算に伴う各特別会計からの繰入金を計上しております。
第20款、繰越金71億4,043万6,000円の増額につきましては、前年度繰越金を計上しております。
第21款、諸収入497万1,000円の増額につきましては、光熱水費の増加に伴い、
光熱水費使用料を計上しております。
17ページをご覧ください。
第22款、市債13億5,600万円の減額につきましては、
臨時財政対策債における発行可能額の決定に伴い、計上しております。
続きまして、歳出の主なものについてご説明申し上げます。
18ページをご覧ください。
第2款、総務費47億2,043万1,000円の増額につきましては、前年度決算剰余金の一部を各基金に積み立てるため、
財政調整基金積立金や
退職手当基金積立金などを計上しております。
20ページをご覧ください。
第3款、民生費26億166万1,000円の増額につきましては、前年度分の精算に伴い、障がい福祉事務費、生活援護費などの国・
都支出金返還金や、2023年4月からの高校生等を対象とした
医療費助成制度の実施に伴う必要経費などを計上しております。
24ページをご覧ください。
第4款、衛生費32億9,592万7,000円の増額につきましては、前年度分の精算に伴い、予防接種費などの国・
都支出金返還金や、
保健予防事務費の医療費助成費などを計上しております。
25ページをご覧ください。
第6款、農林費6,512万7,000円の増額につきましては、農業振興費の
物価高騰対策農業者支援事業補助金などを計上しております。
第7款、商工費7億7,064万9,000円の増額につきましては、
商工業振興対策費の
原油価格等高騰対策事業補助金などを計上しております。
第8款、土木費3,054万円の増額につきましては、
交通輸送対策費の
交通事業者燃料価格高騰対策支援金などを計上しております。
26ページをご覧ください。
第10款、教育費2億5,779万円の増額につきましては、
小・中学校管理運営費の光熱水費などを計上しております。
以上、
一般会計補正予算の概要につきましてご説明申し上げました。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
次に、第65号議案 令和4年度(2022年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)について、その概要をご説明申し上げます。
37ページをご覧ください。
今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ11億1,448万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ438億8,210万9,000円とするものでございます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
44ページをご覧ください。
第1款、
国民健康保険税1,000万円の減額は、
新型コロナウイルス感染症に関する
国民健康保険税の減免額を計上するものです。
第4款、都支出金400万円の増額は、
新型コロナウイルス感染症に関する
国民健康保険税の減免に係る財政支援を計上するものでございます。
第5款、繰入金8,814万4,000円の増額は、
国民健康保険事業費納付金の確定によるものでございます。
第6款、繰越金10億3,233万9,000円の増額は、前年度の繰越金を計上するものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
46ページをご覧ください。
第3款、
国民健康保険事業費納付金8,214万4,000円の増額は、納付額の確定によるものでございます。
第6款、諸支出金10億3,233万9,000円の増額は、前年度都支出金の精算に伴う返還金と、前年度国民健康保険事業会計の決算に伴う一般会計への繰出金を計上するものでございます。
以上、
国民健康保険事業会計補正予算の概要についてご説明申し上げました。
次に、第66号議案 令和4年度(2022年度)町田市
介護保険事業会計補正予算(第1号)について、その概要をご説明申し上げます。
49ページをご覧ください。
今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ13億1,366万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ391億509万2,000円とするものでございます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
56ページをご覧ください。
第7款、繰入金1,180万1,000円の増額は、低所得者保険料軽減負担金の増加に伴う低所得者保険料軽減繰入金を計上するものでございます。
第8款、繰越金13億186万円の増額は、前年度の繰越金を計上するものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
58ページをご覧ください。
第4款、基金積立金6億758万8,000円の増額は、前年度の保険給付費及び地域支援事業費の確定による保険料収入の剰余金を計上するものでございます。
第5款、諸支出金7億607万3,000円の増額は、前年度の保険給付費や地域支援事業費等の確定による、国等への償還金及び一般会計への繰出金でございます。
以上、
介護保険事業会計補正予算の概要についてご説明申し上げました。
次に、第67号議案 令和4年度(2022年度)町田市
後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)について、その概要をご説明申し上げます。
61ページをご覧ください。
今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ1億3,401万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ129億2,882万5,000円とするものでございます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。
68ページをご覧ください。
第4款、繰入金48万2,000円の増額は、広域連合事務費負担金の確定によるものでございます。
第5款、繰越金1億161万5,000円の増額は、前年度の繰越金を計上するものでございます。
第7款、広域連合支出金3,191万9,000円の増額は、前年度精算に伴う広域連合負担金の返還金でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。
70ページをご覧ください。
第2款、広域連合納付金3,966万2,000円の増額は、広域連合事務費負担金の確定と、前年度保険料等負担金の追加納付が生じたことによるものでございます。
第5款、諸支出金9,435万4,000円の増額は、前年度葬祭費交付金の精算に伴う返還金と、前年度後期高齢者医療事業会計の決算に伴う一般会計への繰出金を計上するものでございます。
以上、
後期高齢者医療事業会計補正予算の概要についてご説明申し上げました。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、条例議案についてご説明申し上げます。
第70号議案から第76号議案につきましては、町田市職員の定年引上げに関連する議案でございます。一括してご説明申し上げます。
これら7本の議案は、地方公務員の定年を引き上げる地方公務員法の改正に伴い、関係する規定を整備するとともに、条例12本の改正を行うものでございます。
主な内容といたしましては、段階的な定年の引き上げ、役職定年制や定年前再任用短時間勤務制の導入、61歳となる年度以後の給与水準を60歳到達時の7割水準とすること、退職手当のピーク時特例の適用などを規定するものでございます。
また、東京都の運用と均衡を図るため、分限処分により給与を引き下げる降給について、町田市職員の分限に関する条例に規定するほか、町田市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の構成を整理するものでございます。
次に、第77号議案 町田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、地方公務員の育児休業等に関する法律及び地方公務員法の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な内容といたしましては、地方公務員の育児休業等に関する法律等の改正に伴い、非常勤職員の育児休業の取得要件の緩和及び育児休業の取得回数制限が1回から2回に緩和されるものでございます。
この規定は、2022年10月1日から施行いたします。
また、地方公務員法の改正に伴い、育児休業ができない職員として、役職定年の適用を延期された管理職を加えるほか、地方公務員法から引用する規定の条項番号を改めるものでございます。
この規定は、2023年4月1日から施行いたします。
次に、第78号議案 町田市一般職の職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、社会情勢の変化に伴い、職員が出張をした場合に支給している旅行雑費を廃止するものでございます。
この規定は、2023年4月1日から施行いたします。
次に、第79号議案 町田市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、会計年度任用職員が出張をした場合に、支給している旅行雑費の廃止及び地方公務員法の改正に伴い、引用する規定の条項番号等を改めるものでございます。
この規定は、2023年4月1日から施行いたします。
次に、第80号議案 町田市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第243条の2第1項の規定に基づき、町田市長等の損害賠償責任の一部免責に関し、必要な事項を定めるため、制定するものでございます。
内容といたしましては、市長等が市に対して損害賠償責任を負う場合において、職務を行うにつき、善意でかつ重大な過失がないときは、損害賠償の限度額を設定し、それを超える部分については免責するものでございます。
この規定は、公布の日から施行いたします。
次に、第81号議案 町田市組織条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、町田市のデジタルトランスフォーメーションの推進に向け、政策経営部にデジタル戦略室を設置することに伴い、分掌事務を変更するため、所要の改正を行うものでございます。
この規定は、2022年10月1日から施行いたします。
次に、第82号議案 町田市高校生等の医療費の助成に関する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、高校生等の保健の向上と健全な育成を図り、もって子育ての支援に資することを目的として、高校生等を対象とした医療費助成を実施するため、条例の制定を行うものでございます。
内容といたしましては、高校生等を対象とした医療費助成について、資格要件、所得の制限、助成の範囲等を定めるものでございます。
この規定は、2023年4月1日から施行いたします。
次に、第83号議案 町田市個人番号及び特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、高校生等の医療費の助成、心身障がい者の医療費の助成及び心身障がい者の福祉手当の支給に関する事務について、個人番号を利用し、必要な情報を取得するため、所要の改正を行うものでございます。
内容といたしましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項の規定に基づき条例で定める事務、いわゆる独自利用事務で利用することのできる特定個人情報に、前述した3つの事務に関する情報を加えるものでございます。
この規定は、公布の日から施行いたします。
次に、第84号議案 町田市手数料条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明申し上げます。
本議案は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律及び建築基準法の改正等に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容といたしましては、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の改正により、長期優良住宅の認定制度の対象となる住宅として新たに加わった建築行為を伴わない既存住宅について、その認定の申請等に係る手数料を規定するものでございます。
また、建築基準法の改正により、引用する規定の項番号を改めるものでございます。
この規定は、2022年10月1日から施行いたします。
以上、条例議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、契約議案についてご説明申し上げます。
第89号議案 旧忠生第六
小学校解体工事請負契約について、ご説明申し上げます。
本議案は、(仮称)町田市中学校給食センター整備・運営事業の実施に伴い、町田忠生小山エリア給食センターの建築敷地を確保するため、旧忠生第六小学校を解体する工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、校舎棟、体育館棟及び給食棟の解体のほか、プールや外構等の撤去を行うものでございます。
次に、第90号議案 ペデストリアン1
号デッキ上屋補修工事請負契約について、ご説明申し上げます。
本議案は、2019年度に策定した町田市ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画に基づき、ペデストリアン1号デッキの上屋補修を行う工事請負契約を締結するものでございます。
工事内容につきましては、塗り替え塗装工事、上部壁補修工事、下部壁補修工事等を行うものでございます。
以上、契約議案について、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、第92号議案及び第93号議案、指定管理者の指定に関する議案につきまして、ご説明申し上げます。
これらの議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、指定管理者を指定するものでございます。
初めに、第92号議案
南大谷子どもクラブの指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。
本議案は、
南大谷子どもクラブを管理運営する指定管理者として、特定非営利活動法人子育て・子育ち支援タグボートを指定するものでございます。
なお、指定管理者の候補者につきましては、子どもに関する施設の運営実績のある団体から候補者を募集し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に子どもクラブを運営できる団体を選定いたしました。
次に、第93号議案 町田市
大地沢自然交流サイトの指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。
本議案は、町田市
大地沢自然交流サイトを管理運営する指定管理者として、大地沢魅力づくり協働体を指定するものでございます。
なお、指定管理者の候補者につきましては、市内外から広く公募し、町田市指定管理者候補者選考委員会の選考結果を参考に、最も適切に町田市
大地沢自然交流サイトを運営できる団体を選定いたしました。
指定管理者の指定期間は、いずれも2023年4月1日から2028年3月31日までの5年間でございます。
以上、指定管理者の指定に関する議案につきまして、ご説明申し上げました。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 副市長 赤塚慎一君。
〔副
市長赤塚慎一登壇〕
◎副市長(赤塚慎一) それでは、私からは、補正予算議案2件、条例議案4件、市道の認定、指定管理者の指定についてそれぞれ1件をご説明申し上げます。
初めに、第68号議案 令和4年度(2022年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
令和4年度(2022年度)補正予算書(9月補正)の74、75ページをご覧ください。
第1表、
歳入歳出予算補正でございます。
歳入歳出をそれぞれ370万3,000円増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億4,641万2,000円とするものでございます。
補正予算の主な内容をご説明申し上げます。
78ページをご覧ください。
歳入でございます。
第4款、繰越金370万3,000円の増額につきましては、2021年度鶴川駅南土地区画整理事業会計の決算額確定によるものでございます。
79ページをご覧ください。
歳出でございます。
第4款、諸支出金370万3,000円の増額につきましては、2021年度鶴川駅南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴う一般会計への繰出金でございます。
以上が、鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算の概要でございます。
説明は以上でございます。
次に、第69号議案 令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
令和4年度(2022年度)町田市
下水道事業会計補正予算書(9月補正)の3ページをお開きください。
第2条、業務の予定量の補正は、当初予算第2条で定めた業務の予定量を補正するもので、予定量のうち、(4)主な建設改良事業③ポンプ場改良費を2,390万円、④処理場改良費を1億3,570万円それぞれ減額するものでございます。
第3条、収益的収入及び支出の補正は、当初予算第3条で定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、予定額のうち、第1款、下水道事業費用につきまして、第4項として特別損失を設け、5,903万9,000円を新たに増額するものでございます。
4ページをご覧ください。
第4条、資本的収入及び支出の補正は、当初予算第4条で定めた資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、予定額のうち、第1款、資本的収入を9,931万5,000円、第1款、資本的支出を1億5,960万円それぞれ減額するものでございます。
それぞれの内訳につきまして、ご説明申し上げます。
第1款、資本的収入につきましては、第1項の企業債を1,070万円、第2項の他会計負担金を3万5,000円、第3項の補助金を8,858万円それぞれ減額するものでございます。
第1款、資本的支出につきましては、第1項の建設改良費を1億5,960万円減額するものでございます。
また、これらの減額により、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額が24億6,947万円となることに伴いまして、補填する財源の内訳について、減債積立金を12億8,944万7,000円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を2億6,914万5,000円、過年度分損益勘定留保資金を5億1,173万8,000円、当年度分損益勘定留保資金を3億9,914万円にそれぞれ補正するものでございます。
第5条、債務負担行為の補正は、当初予算第5条で定めた債務負担行為のうち、鶴見川クリーンセンター改良事業の水処理設備工事その14及び電気設備工事その22の2件を廃止するものでございます。
5ページをご覧ください。
第6条、企業債の補正は、当初予算第6条で定めた起債の限度額を改めるもので、そのうち、下水道事業(建設改良)に係る起債の限度額を28億5,400万円から28億4,330万円に減額するものでございます。
以上が、町田市
下水道事業会計補正予算(9月補正)の概要でございます。
説明は以上でございます。
次に、第85号議案 町田市
教育環境整備地区建築条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、建築基準法第49条及び第50条の規定に基づき、都市計画法第8条第1項第2号に掲げる特別用途地区として定める教育環境整備地区内における建築物の建築制限の強化及び緩和等に関し必要な事項を定めるため、制定するものでございます。
主な内容といたしましては、教育環境整備地区として、2つの区分を定め、建築物の用途の制限の強化及び緩和を図るとともに、周辺環境に支障が出ないよう、地区の特性に応じて、敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限及び建築物の高さの最高限度を定めるものでございます。
なお、本条例は、2022年10月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。
次に、第86号議案
町田市立公園条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、公園の施設整備に伴い、関係する規定を整備するとともに駐車場に関する規定を整理するため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、野津田公園に新設するテニスコートの利用時間、利用料金、照明設備利用料金並びに本町田後田公園及び小山上沼公園に新設するグラウンドと駐車場の利用時間、利用料金、照明設備利用料金の規定を追加いたします。
また、駐車場の利用時間が特定できない場合の取扱いに関する規定を追加いたします。
なお、本条例は2023年4月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。
次に、第87号議案
町田市民病院使用条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、厚生労働省告示の改正に伴い、町田市民病院の使用料を改定するため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、紹介状のない初診患者等につきまして、非紹介患者加算料を改定するものでございます。
なお、本条例は、2022年10月1日から施行いたします。
説明は以上でございます。
次に、第88号議案
町田市議会議員及び町田市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
本議案は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、国政選挙における選挙運動用自動車の使用等に係る公費負担額の限度額が引き上げられたことに準じて、
町田市議会議員選挙及び町田市長選挙における選挙運動の公費負担額の限度額を改正するものでございます。
なお、本条例は、公布の日から施行いたします。
説明は以上でございます。
次に、第91号議案 市道路線の認定について、ご説明申し上げます。
本議案は、開発行為により築造された道路、私道移管事業や道路位置指定の協議により移管された道路、市の事業による築造予定の道路を市道として認定するものでございます。
認定する路線は、南2347号線その他の合計16路線で、総延長は938メートルでございます。
説明は以上でございます。
第94号議案 金森市民住宅外1箇所の指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、金森市民住宅及び忠生市民住宅を管理運営する指定管理者として、東京都住宅供給公社を指定するものでございます。
指定期間は、2023年4月1日から2028年3月31日までの5年間でございます。
説明は以上でございます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第6
――
――――――――――――――――
○議長(戸塚正人) 日程第6、認定第1号から認定第3号までを一括議題といたします。
本件について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 榎本悦次君。
〔副市長榎本悦次登壇〕
◎副市長(榎本悦次) それでは、認定第1号 令和3年度(2021年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について、決算の概要をご説明申し上げます。
令和3年度の市政運営に当たりましては、町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」の10年目、その実行計画である町田市5ヵ年計画17-21の最終年度に当たり、計画における目標達成に向けた取組を着実に進めてまいりました。
そして、町田市の令和3年度の予算は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市民の生活や、市内の経済活動を支える施策を最優先とするとともに、アフターコロナにおいて必要不可欠なデジタル化を積極的に推進する予算編成を行いました。
また、予算執行に当たりましては、引き続き計画的かつ適正な執行に努めてまいりました。
それでは、一般会計から順を追ってご説明申し上げます。
決算書の11ページをご覧ください。
令和3年度町田市一般会計の歳入決算額は2,050億8,196万円で、前年度に比べて185億1,210万円、8.3%の減、また、歳出決算額は1,958億9,614万円で、前年度に比べて217億5,774万円、10%の減となりました。
21ページをご覧ください。
歳入から歳出を差し引いた形式収支は91億8,583万円となり、翌年度へ繰り越すべき財源10億4,539万円を差し引いた実質収支は81億4,044万円となりました。
続きまして、12ページから15ページの歳入でございます。
歳入の主なものとして、第1款、市税は687億8,620万円で、前年度に比べて4億7,056万円、0.7%の減となりました。
増減の内訳でございますが、前年度に比べて、法人市民税が7,458万円、2.5%の増となった一方で、個人市民税が3億8,509万円、1.2%の減、固定資産税は3億2,782万円で、1.2%の減となりました。
このほか、第7款、地方消費税交付金、第11款、地方交付税、第20款、繰越金、第22款、市債などで、前年度を上回る決算となりました。
このうち、第11款、地方交付税は46億3,654万円で、前年度に比べ24億854万円、108.1%の増、第22款、市債は165億3,505万円で、前年度に比べて18億605万円、12.3%の増となりました。
一方、第15款、国庫支出金、第17款、財産収入などでは、前年度を下回る決算額となっています。
このうち、第15款、国庫支出金は569億4,231万円で、前年度に比べて266億1,080万円、31.8%の減となりました。
歳入決算額の構成比は、大きい順から、第1款、市税が33.5%、第15款、国庫支出金が27.8%、第16款、都支出金が11.9%、第22款、市債が8.1%、第7款、地方消費税交付金が4.8%となっております。
第1款、市税の構成比は、前年度に比べて2.5ポイント増加した一方、第15款、国庫支出金の構成比が9.6ポイント減少しました。また、予算現額に対する歳入決算額の割合は99.6%となっております。
次に、16ページから18ページの歳出でございます。
前年度に比べて決算額が増加したものは、第4款、衛生費、第10款、教育費、第12款、公債費でございます。
このうち、第4款、衛生費は314億7,353万円で、前年度に比べて100億211万円、46.6%の増となっております。これは、主に熱回収施設整備事業、新型コロナウイルス予防接種事業などの増によるものでございます。
第10款、教育費は194億5,007万円で、前年度に比べて25億5,594万円、15.1%の増となっております。これは、小・中学校教育情報化推進事業などの減の一方、町田第一中学校増改築事業や小学校体育館空調設備設置事業などの増によるものでございます。
一方、第2款、総務費、第3款、民生費、第7款、商工費などでは、前年度を下回る決算額となっております。
このうち、第3款、民生費は916億9,757万円で、前年度に比べて327億5,127万円、26.3%の減となりました。これは、特別定額給付金支給事業などの減によるものでございます。
歳出決算額の主な構成比は、大きい順から、第3款、民生費が46.8%、第4款、衛生費が16.1%、第2款、総務費が10.9%、第10款、教育費が9.9%、第8款、土木費が6.9%となっております。また、予算現額に対する歳出決算額の割合は、95.1%となっております。
以上、一般会計の決算概要について、ご説明申し上げました。
市財政は、コロナ禍の長期化やロシアによるウクライナ侵攻の影響で経済の先行きの不透明さが増しており、引き続き、厳しい状況が見込まれます。そのような状況の中にあっても、社会情勢の変化や環境の変化に迅速に対応し、新たに目指す町田市のなりたい未来に向けて、施策を展開していかなければなりません。最大限、歳入の確保に努め、危機感を持って、事務事業を徹底的に見直すとともに、最小の経費で最大の効果を上げる取組を推進し、厳しい財政状況に対応してまいりたいと存じます。
続きまして、特別会計の決算の概要について、ご説明申し上げます。
初めに、国民健康保険事業会計でございます。
201ページをご覧ください。
国民健康保険事業会計の歳入決算額は425億9,587万円、歳出決算額は415億6,352万円で、差引き10億3,234万円を翌年度に繰り越しております。
続きまして、202ページの歳入でございます。
歳入の主なものは、第1款、
国民健康保険税84億8,118万円、第4款、都支出金284億8,457万円、第5款、繰入金47億4,233万円でございます。
次に、203ページから204ページの歳出でございます。
歳出の主なものは、第2款、保険給付費274億6,527万円、第3款、
国民健康保険事業費納付金121億5,574万円でございます。
次に、介護保険事業会計でございます。
223ページをご覧ください。
介護保険事業会計の歳入決算額は369億7,001万円で、歳出決算額は356億315万円で、差引き13億6,686万円を翌年度に繰り越しております。
続きまして、224ページから225ページの歳入でございます。
歳入の主なものは、第1款、保険料76億9,148万円、第3款、国庫支出金78億4,823万円、第4款、支払基金交付金87億8,780万円、第5款、都支出金49億6,533万円、第7款、繰入金61億7,545万円でございます。
次に、226ページから227ページの歳出でございます。
歳出の主なものは、第2款、保険給付費314億9,201万円、第3款、地域支援事業費17億2,229万円でございます。
次に、後期高齢者医療事業会計でございます。
247ページをご覧ください。
後期高齢者医療事業会計の歳入決算額は118億4,287万円、歳出決算額は117億4,126万円で、差引き1億162万円を翌年度へ繰り越しております。
続きまして、248ページの歳入でございます。
歳入の主なものは、第1款、後期高齢者医療保険料59億5,444万円、第4款、繰入金53億4,899万円でございます。
次に、249ページの歳出でございます。
歳出の主なものは、第2款、広域連合納付金108億2,081万円でございます。
最後に、鶴川駅南土地区画整理事業会計でございます。
263ページをご覧ください。
鶴川駅南土地区画整理事業会計の歳入決算額は1億885万円、歳出決算額は1億515万円で、差引き370万円を翌年度へ繰り越しております。
以上、特別会計の決算概要について、ご説明申し上げました。
なお、各会計の決算の詳細につきましては、それぞれの会計の「歳入歳出決算事項別明細書」に記載しております。
以上、一般会計及び特別会計の決算について、その概要をご説明申し上げました。
事業の詳細につきましては、主要な施策の成果を説明する書類として「町田市課別・事業別行政評価シート」を、また、参考資料として「町田市の財務諸表」を併せて提出させていただきました。
よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(戸塚正人) 副市長 赤塚慎一君。
〔副
市長赤塚慎一登壇〕
◎副市長(赤塚慎一) 私からは、認定議案2件についてご説明申し上げます。
初めに、認定第2号 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計決算認定について、決算の概要をご説明申し上げます。
令和3年度(2021年度)町田市下水道事業会計決算書の6ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計決算報告書でございます。
この報告書は消費税及び地方消費税込みの額となっております。
まず、(1)の収益的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、下水道事業収益の決算額は130億9,897万円となりました。
内訳といたしまして、第1項、営業収益が61億8,321万円、第2項、営業外収益が69億1,574万円、第3項、特別利益が2万円でございます。
次に、下の表の支出でございますが、第1款、下水道事業費用の決算額は124億4,767万円となりました。
内訳といたしまして、第1項、営業費用が115億8,664万円、第2項、営業外費用が8億702万円、第4項、特別損失が5,401万円でございます。
7ページをご覧ください。
(2)の資本的収入及び支出でございます。
上の表の収入でございますが、第1款、資本的収入の決算額は22億7,122万円となりました。
内訳といたしまして、第1項、企業債が15億1,000万円、第2項、他会計負担金が1億1,465万円、第3項、補助金が6億3,216万円、第4項、分担金及び負担金が1,432万円、第5項、長期貸付金償還金が9万円でございます。
下の表の支出でございますが、第1款、資本的支出の決算額は55億4,529万円となりました。
内訳といたしまして、第1項、建設改良費が25億5,917万円、第2項、固定資産購入費が1,218万円、第3項、企業債償還金が29億7,394万円でございます。
以上の結果、一番下の欄外に記載しておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額34億2,946万円につきましては、減債積立金7億9,548万円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2億2,179万円、過年度分損益勘定留保資金1億5,563万円及び当年度分損益勘定留保資金13億8,556万円で補填いたしました。
なお、不足額8億7,100万円につきましては、令和2年度及び令和3年度同意済企業債の未発行分をもって、翌年度において措置するものといたします。
続きまして、8ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計損益計算書でございます。
この損益計算書は、税抜きの額となっております。概要につきましてご説明いたします。
1の営業収益でございます。主なものといたしまして、(1)の下水道使用料が50億8,376万円、(2)の他会計負担金が5億8,349万円で、営業収益全体では56億7,421万円となりました。
続きまして、2の営業費用でございます。主なものといたしまして、(1)の管渠費が6億1,249万円、(3)の処理場費が21億1,369万円、(10)の減価償却費が77億6,829万円で、営業費用全体では113億17万円となり、営業収益から営業費用を差し引いた営業収支は56億2,596万円の損失となりました。
続きまして、3の営業外収益でございます。主なものといたしまして、(2)の他会計負担金が9億9,935万円、(4)の長期前受金戻入が58億9,707万円で、営業外収益全体では69億1,576万円となりました。
続きまして、4の営業外費用でございます。主なものといたしまして、(1)の支払利息及び企業債取扱諸費が7億1,759万円で、営業外費用全体では7億4,184万円となり、この結果、経常利益といたしまして5億4,796万円を計上することとなりました。
続きまして、5の特別利益は2万円、6の特別損失は5,401万円でございます。
以上の結果、下から3行目になりますが、令和3年度におきましては、当年度純利益4億9,396万円を計上いたしました。
なお、当年度未処分利益剰余金は12億8,945万円となっております。
続きまして、10ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計剰余金計算書でございます。
資本金につきましては、前年度末残高から変動はありませんでした。
剰余金につきましては、資本剰余金が261万円の増額となり、前年度末残高と合計した当年度末残高は43億3,683万円となりました。
また、利益剰余金が4億9,396万円の増額となり、前年度末残高と合計した当年度末残高は12億8,945万円となりました。
続きまして、11ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計剰余金処分計算書(案)でございます。
資本金、資本剰余金ともに処分額はなく、未処分利益剰余金の当年度末残高12億8,945万円全額を減債積立金として積立てするものでございます。
続きまして、12ページをご覧ください。
令和3年度町田市下水道事業会計貸借対照表でございます。
この貸借対照表は、税抜きの額となっております。概要につきましてご説明いたします。
まず資産の部でございますが、1の固定資産につきましては、(1)の有形固定資産と(2)の無形固定資産の合計で1,756億2,141万円となりました。
続きまして、2の流動資産につきましては、(1)の現金預金、(2)の未収金、(3)の未収金貸倒引当金及び(4)の前払費用の合計で19億4,554万円となりました。資産の合計は1,775億6,695万円でございます。
次に、13ページ、負債の部をご覧ください。
負債は、3の固定負債、4の流動負債及び5の繰延収益の合計で1,603億5,220万円となりました。
次に、14ページ、資本の部をご覧ください。
資本は、6の資本金と7の剰余金の合計で172億1,476万円となりました。
なお、決算に係る注記事項につきましては、16ページから17ページに掲載しております。
町田市下水道事業会計決算の概要説明は以上でございます。
なお、決算附属書類といたしまして、事業会計報告書につきましては19ページから36ページ、決算附属明細書につきましては37ページ以降に掲載しております。
説明は以上でございます。
続きまして、次に、認定第3号 令和3年度(2021年度)町田市
病院事業会計決算認定について、決算の概要をご説明申し上げます。
令和3年度(2021年度)町田市病院事業会計決算書の4ページ及び5ページをご覧ください。
令和3年度町田市病院事業決算報告書でございます。この報告書は消費税及び地方消費税込みの額となっております。
まず、(1)収益的収入及び支出でございます。上の表の収入でございますが、第1款、病院事業収益の決算額は156億8,556万円となりました。内訳といたしましては、第1項、医業収益は115億5,618万円、第2項、医業外収益は40億8,740万円、第3項、特別利益は4,199万円でございます。
次に、下の表の支出でございますが、第1款、病院事業費用の決算額は142億6,938万円となりました。内訳といたしましては、第1項、医業費用は135億5,897万円、第2項、医業外費用は6億1,696万円、第3項、特別損失は9,344万円でございます。
6ページ及び7ページをご覧ください。
(2)資本的収入及び支出でございます。上の表の収入でございますが、第1款、資本的収入の決算額は14億8,054万円となりました。内訳といたしましては、第1項、企業債13億5,490万円、第3項、都補助金8,011万円、第4項、国庫補助金4,553万円でございます。
下の表の支出でございますが、第1款、資本的支出の決算額は24億770万円となりました。内訳といたしましては、第1項、建設改良費16億4,204万円と、第2項、企業債償還金7億6,566万円でございます。
以上の結果、6ページの一番下、欄外に記載しておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額9億2,716万円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額704万円と過年度分損益勘定留保資金9億2,012万円で補填いたしました。
続きまして、8ページをご覧ください。
令和3年度町田市病院事業損益計算書でございます。
この損益計算書は、税抜きの額となっております。概要につきましてご説明いたします。
1の医業収益の主なものといたしまして、(1)の入院収益は77億4,850万円で、(2)の外来収益は30億8,659万円でございました。医業収益全体では115億3,304万円となりました。
2の医業費用でございます。主なものといたしまして、(1)給与費が76億6,854万円、(2)材料費が25億6,073万円、(3)経費が21億3,465万円でございました。
医業費用全体では132億3,056万円となりました。医業収益から医業費用を差し引いた医業収支は16億9,752万円の損失となりました。
続きまして、3の医業外収益でございますが、40億5,270万円となりました。
4の医業外費用につきましては、全体で9億44万円となりました。
この結果、経常利益として14億5,474万円を計上することとなりました。
続きまして、9ページをご覧ください。
5の特別利益は4,101万円、6の特別損失は9,328万円でございます。
以上の結果、下から3行目になりますが、令和3年度におきましては、当年度純利益14億247万円を計上いたしました。
なお、前年度繰越欠損金と合わせた当年度未処理欠損金は21億6,144万円となっております。
続きまして、10ページ、11ページをご覧ください。
令和3年度町田市病院事業剰余金計算書でございます。
上から4段目の当年度変動額をご覧ください。資本金及び資本剰余金につきましては、前年度から変動はありませんでした。
11ページの未処理欠損金の欄をご覧ください。上から3段目の前年度からの繰越欠損金35億6,392万円に、当年度純利益14億247万円を加えた、当年度未処理欠損金は21億6,144万円でございます。
続きまして、12ページをご覧ください。
令和3年度町田市病院事業欠損金処理計算書(案)でございます。
資本金、資本剰余金、未処理欠損金ともに処分額はなく、未処理欠損金全額21億6,144万円を繰越欠損金とするものでございます。
続きまして、13ページをご覧ください。
令和3年度町田市病院事業貸借対照表でございます。
なお、この貸借対照表は、税抜きの額となっております。概要につきましてご説明いたします。
まず、資産の部でございますが、1の固定資産につきましては、(1)の有形固定資産、(2)の無形固定資産及び(3)の投資その他の資産の合計は115億3,851万円となりました。
続いて、2の流動資産につきましては、(1)の現金預金、(2)の未収金、14ページをご覧いただきまして、(3)の貯蔵品及び(4)の前払金の合計は69億3,547万円となりました。資産の合計は184億7,398万円でございます。
次に、負債の部をご覧ください。
負債の合計は、3の固定負債、4の流動負債及び15ページの5の繰延収益を合わせて162億8,218万円でございます。
資本の部をご覧ください。
資本の合計は、6の資本金と7の剰余金を合わせて21億9,180万円でございます。
町田市病院事業会計決算の概要説明は以上でございます。
なお、決算額の明細及び注記につきましては、17ページから27ページの決算附属明細書に、事業報告書につきましては、29ページ以降に掲載しております。
説明は以上でございます。
○議長(戸塚正人) 市長の説明は終わりました。
この際、代表監査委員から、決算審査意見書についての説明を求めます。
代表監査委員 小泉めぐみ君。
〔代表監査委員小泉めぐみ登壇〕
◎代表監査委員(小泉めぐみ) 令和3年度(2021年度)決算審査結果についてご説明申し上げます。
審査の対象は、地方自治法の規定に基づき審査に付された町田市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算並びに附属書類、町田市各基金の運用状況を示す書類、地方公営企業法の規定に基づき審査に付された町田市下水道事業会計決算並びに病院事業会計決算、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき審査に付された町田市
健全化判断比率及び町田市各
公営企業会計資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類、これらが審査の対象となります。
審査に当たりましては、定期監査及び例月出納検査の結果なども参考に、総合的に判断しているところです。
審査の結果、いずれもその内容を適正に表示しているものと認められました。
それでは、審査内容から主に一般会計及び普通会計方式の財政状況を中心にご説明いたします。
なお、決算審査意見の詳細につきましては、お手元の意見書をご覧いただきたいと思います。
令和3年度町田市決算審査意見書、14ページをお開きください。
決算規模の年度比較になっております。上の表は一般会計・特別会計合計の決算額です。
令和3年度をご覧ください。歳入が2,965億9,955万8,000円、歳出が2,849億921万2,000円、実質収支額が106億4,495万7,000円の黒字となっております。
実質収支額が前年度から大きく増加しておりますが、主に一般会計において新型コロナウイルス予防接種事業に関し、国庫支出金の余剰交付が約30億円あったことが挙げられます。余剰交付分は2022年度中の返還が予定されており、その分を差し引くと昨年度と同水準にあります。
19ページをお開きください。
予算の執行状況です。一般会計当初予算額は前年度に比べ77億4,000万円、4.7%増の1,738億4,207万3,000円となりました。この増加は、主に循環型施設整備事業や小中学校体育館空調設備設置事業など未来への投資によるものです。
一般会計歳入の収入率は前年度に比べ4.1ポイント上昇の99.6%、歳出の執行率は2.2ポイント上昇の95.1%です。その下の不用額は前年度から10億5,000万円、15.2%減少し、58億5,917万7,000円でした。
次に、20ページをご覧ください。
一般会計の流用額と予備費の充用額についてご説明いたします。
本年度の流用額は、前年度から2億8,000万円、22.8%減少し、9億5,853万8,000円でした。主な内容として、民生費では、認定こども園等施設型給付事業における館外利用児童数の急増や、土木費では、台風に備え緊急現場調査で発見された危険箇所の街路樹剪定のための流用です。
また、充用額は、前年度に比べ100万円、1.2%増の1億1,137万8,000円でした。主に、土木費の昨年8月の大雨により発生した土砂崩れ被害等に伴う道路復旧や水路の修繕のための充用です。
次に、歳入のうち、市税についてご説明いたします。
42ページをお開きください。
本年度の市税の収入済額は、前年度に比べ4億7,000万円、0.7%減少し、687億8,620万円でした。
税目のうち、変動が大きかったものについてご説明いたします。
市民税のうち、個人市民税は、主に給与所得者の課税額の減少、土地家屋や株式などの分離譲渡所得が減少したことなどにより、また、固定資産税と都市計画税では、
新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい環境にある中小事業者等に対する軽減措置によりそれぞれ減少しております。
一方、法人市民税は、主に2020年度に徴収猶予した法人市民税について、2021年度に大口の収納があったこと、また、市たばこ税は、2021年10月の税率改正によりそれぞれ増加しております。
市税の収納状況につきましては、46ページをご覧ください。
市税全体の収納率は0.3ポイント上昇し、99.3%となり、多摩26市中5位でございます。
歳出については、24ページにお戻りください。
目的別経費の支出では、衛生費、教育費が増加し、民生費及び商工費が減少しました。一般会計に占める割合の大きい民生費の状況を支出済額で前年度と比べますと、児童福祉費で子育て世帯臨時特別給付金支給事業の増加、生活保護費で住民税非課税世帯等臨時特別給付金が増加したものの、社会福祉費で特別定額給付金支給事業の終了により減少しております。
25ページは、一般会計から医療・介護の3つの特別会計への繰出金の推移を示しております。国民健康保険事業会計では、75歳の年齢到達による後期高齢者医療制度への移行に伴い、被保険者数が減少したものの、被保険者の高齢化に伴う医療費の高額化が進んだこと、介護保険事業会計では、要介護認定者の増加や報酬改定等によりそれぞれ増加し、合計でも前年度に比べ増加しております。
続きまして、普通会計方式による財政構造についてご説明いたします。
35ページをお開きください。
上段は歳入の分析になります。本年度は自主財源が増加し、依存財源が減少しました。自主財源の増加は、地方税が減少したものの繰越金と諸収入が増加したことによります。依存財源の減少は、主に国庫支出金の減少によるものです。
その下の表では、歳出を性質別分類に基づき分析しております。本年度は、義務的経費と投資的経費が増加しました。義務的経費は、特に扶助費の増加、主に子育て世帯臨時特別給付金支給事業、住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業の増加です。投資的経費の増加は、主に循環型施設整備事業、鶴川駅北口広場整備事業などによる増加です。
次に、39ページをお開きください。
上の図は経常収支比率の推移です。本年度は前年度から5.2ポイント低下し、86.7%、また、
臨時財政対策債を除く実質的な経常収支比率は、前年度から4.7ポイント低下し、90.4%となりました。経常収支比率の改善要因は、分子の減少とともに分母の増加が挙げられます。中段の表は、分子である経常経費充当一般財源等を分解したものです。本年度は、扶助費、繰出金が増加したものの、人件費、補助費の減額により減少しました。分母の増加は、地方税が減少したものの、主に法改正に伴う地方交付税の追加交付、
臨時財政対策債の増によるものです。引き続き、財政構造の弾力性の確保に努めていただきたいと思います。
最後に、将来にわたる財政負担についてご説明いたします。30ページにお戻りください。
一般会計における市債の借入額は前年度から18億1,000万円、12.3%増加し、165億3,505万円となりました。これは、土木債の地方計画事業債が減少したものの、総務債の庁舎建築事業費借換え事業債、教育債の学校施設整備事業債、衛生債の廃棄物処理施設整備事業債、
臨時財政対策債が増加したことによります。
市債の未償還額は年々増加しておりまして、今後も中学校給食センター整備事業や新たな学校づくり推進事業などの大規模整備事業に加え、老朽化する公共施設等の再編、維持経費の増大により増加すると見込まれています。市債発行に当たっては、交付税措置のない事業債の発行抑制や、より負担の少ない借入れ方法を選択するなど、健全で持続可能な財政運営を目指していただきたいと思います。
次の31ページは、債務負担行為の状況です。前年度から171億1,000万円、33.9%減少しております。これは、主に製造・工事の請負に係るもので、熱回収施設等整備運営事業や町田第一中学校改築事業などの債務負担行為履行による減少であります。
それでは、27ページ「むすび」の下段、市の歳入はのところから読み上げさせていただきます。
市の歳入は今後、人口減少や人口構造の変化のほか、コロナ禍の長期化やロシアによるウクライナ侵攻の影響で経済の先行きの不透明さが増大し、厳しい状況が続く見込みである。歳出では、社会保障関係費の増大、デジタル化に向けた情報システム関係費の増大、老朽化する公共施設の再編・維持コストの増大など、構造的な収支不足の顕在化が避けられない状況にある。
このような状況を踏まえ、今年度から基金の一括運用を開始し、債券による中長期の運用と大口定期預金による短期運用を組み合わせ、より効率的な資金運用を図ったほか、BPOを実施し、民間企業のノウハウやICT技術を活用し、業務効率化と市民サービスの向上を図るなど、財源確保に向けた取組は評価できる。
新たな町田市基本構想・基本計画まちだ未来づくりビジョン2040及びその実行計画、町田市5ヵ年計画22-26が策定された。これらの施策の実効性を高めるためには、反復的なPDCAサイクルの実施が重要であり、国では、エビデンスに基づく政策立案、EBPMの手法を前提としたPDCAの取組を推進している。EBPMの特徴は、施策の目標を明確化し、その目標達成のため本当に効果が上がる手段は何かなど、手段と目的の論理的なつながりを明確化し、施策の立案、評価、見直しといった実行プロセスの各段階で内外における議論を通じて、検証、フィードバックを反復することにより施策をブラッシュアップすることにある。先行きが不透明な時代だからこそ、いわゆる行政の無謬性にとらわれることなく、施策の弾力的な見直し等が随時行われる組織文化の醸成を目指されたい。
同時に、市が、地域の様々な経済社会活動を通じて多くの異なる視点を結びつけるプラットフォーマーとなるための環境整備が重要である。キャリアパスの各段階に応じた研修プログラム等の充実を図り、データ等の分析活用スキルの向上、組織の立場、既存の価値観や慣例にとらわれない横断的な課題解決能力、対話と観察に裏づけられた柔軟な企画力、調整力を持つ人材育成に取り組まれることを望むものである。
以上をもちまして、決算審査の報告とさせていただきます。
○議長(戸塚正人) 代表監査委員の説明は終わりました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。議案調査等のため、8月30日及び31日は休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(戸塚正人) ご異議なしと認めます。よって、8月30日及び31日は休会することに決しました。
9月1日は定刻本会議を開き、一般質問を行いますのでご参集願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午後2時34分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 戸 塚 正 人
署名議員 藤 田 学
署名議員 佐 藤 伸 一 郎...