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令和 3年文教社会常任委員会(9月)-09月10日-01号
令和 3年建設常任委員会(9月)-09月10日-01号

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  1. 町田市議会 2021-09-10
    令和 3年建設常任委員会(9月)-09月10日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 3年建設常任委員会(9月)-09月10日-01号令和 3年建設常任委員会(9月)              建設常任委員会記録 1 日時  令和3年(2021年)9月10日(金)午前10時 2 場所  第4委員会室 3 出席者 委員長 渡辺厳太郎       副委員長 深沢ひろふみ       委員 田中美穂 わたべ真実 友井和彦          おく栄一 佐藤伸一郎 おさむら敏明 4 出席説明員       環境資源部長 循環型施設建設担当部長 都市づくり部長       都市整備担当部長 都市づくり部次長 下水道部長 下水道部次長       その他担当管理職職員 5 出席議会事務局職員       議事係長 新井亮介 調査法制係 寺内悠莉
          担当 青栁晴香 6 速記士 申明莉(澤速記事務所) 7 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        建設常任委員会審査順序                        令和3年(2021年)                      9月10日(金)午前10時                      9月13日(月)午前10時                             第4委員会室  1 都市づくり部  (1)第 64 号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)  (2)第 68 号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)  (3)認定第 1 号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定について  (4)行政報告 南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについて  (5)行政報告 「町田市都市づくりのマスタープラン」策定に係るパブリックコメント及び「町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策」改定に係る市民意見募集の実施について  (6)行政報告 「町田市住みよい街づくり条例」改正に係るパブリックコメントの実施について  (7)行政報告 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について  (8)行政報告 土地の買入れについて(蓮田緑地用地)  2 下水道部  (1)第 64 号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)  (2)第 69 号議案 令和3年度(2021年度)町田市下水道事業会計補正予算(第1号)  (3)認定第 1 号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定について  (4)認定第 2 号 令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計決算認定について  3 環境資源部  (1)第 73 号議案 町田市バイオエネルギーセンター会議室等条例  (2)第 64 号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)  (3)認定第 1 号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定について  (4)行政報告 「第3次町田市環境マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施について  (5)行政報告 新たなごみの資源化施設について  4 道路部  (1)第 81 号議案 市道路線の認定について  (2)第 82 号議案 市道路線の廃止について  (3)認定第 1 号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定について  5 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────              午前10時1分 開議 ○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △第64号議案(都市づくり部所管部分) ○委員長 第64号議案を議題といたします。  本案のうち、都市づくり部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎都市づくり部長 第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)のうち、都市づくり部所管分についてご説明申し上げます。  予算書14ページをご覧ください。  歳入でございます。  第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の1、総務費国庫補助金、節の5、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の5,840万円の増額につきましては、歳出の増額補正に対する特定財源として新たに計上するものでございます。  16ページをご覧ください。  第19款、繰入金、項の1、特別会計繰入金、目の1、特別会計繰入金、節の5、鶴川駅南土地区画整理事業会計繰入金の381万7,000円の増額は、2020年度鶴川駅南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、特別会計からの繰入金として増額するものでございます。  23ページをご覧ください。  歳出でございます。  第8款、土木費、項の3、都市計画費、目の4、交通事業推進費、説明欄2、交通輸送対策費の5,840万円の増額につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている交通事業者に対して、事業活動の継続支援を目的として実施する、交通事業者運行継続支援事業に係る費用について計上するものでございます。  以上が、一般会計補正予算のうち、都市づくり部所管分の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆おく 委員 今説明いただいた最後のところ、交通事業者運行継続支援金5,840万円、この辺をもうちょっと細かくかみ砕いていただけますか。交通事業者というのは、例えばどことどこだとか、より詳細なものが手元にあれば、お願いします。 ◎交通事業推進課長 支援金対象者だと思いますけれども、道路運送法に基づく許可を受けておる乗合バス事業者あと貸切バス事業者、法人及び個人のタクシー事業者だと考えております。 ◆わたべ 委員 本会議質疑でも、この運行継続支援事業ではいろいろ質疑がありまして、大方理解したんですけれども、一つは、今バス事業者とかが便数を減らしている中で、この支援をすることで便数を少しでも元に戻すように近づける可能性はあるのかについて、お伺いいたします。 ◎交通事業推進課長 便数の復活ということだと思いますけれども、この事業におきまして、今大変厳しい環境に置かれている交通事業者に対して、事業の継続を目的としておりますので、増便等についてはまた別途協議になるかと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。 △第68号議案 ○委員長 第68号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎都市整備担当部長 第68号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  予算書78ページをご覧ください。  歳入でございます。  第4款、繰越金、項の1、繰越金、目の1、繰越金、節の1、繰越金の381万7,000円の増額は、2020年度鶴川駅南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、増額するものでございます。  80ページをご覧ください。  歳出でございます。  第4款、諸支出金、項の1、繰出金、目の1、一般会計繰出金、節の27、繰出金の381万7,000円の増額は、2020年度鶴川駅南土地区画整理事業会計の決算額確定に伴い、一般会計への繰出金として増額するものでございます。  以上が、町田市鶴川駅南土地区画整理事業会計補正予算の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第68号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第68号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前10時8分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時9分 再開 ○委員長 再開いたします。
    △認定第1号(都市づくり部所管部分) ○委員長 認定第1号を議題といたします。  本件の一般会計のうち、都市づくり部所管部分について、担当者の説明を求めます。 ◎都市づくり部長 認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定のうち、都市づくり部所管分についてご説明いたします。  歳入歳出決算書をご覧ください。  まず初めに、一般会計の歳入でございます。  第14款、使用料及び手数料は、29、30、33、34ページに掲載しています。  第15款、国庫支出金は、37、39、40ページに掲載しています。  第16款、都支出金は、43、53、58ページに掲載しています。  第17款、財産収入は、59ページに掲載しています。  第19款、繰入金は、61ページに掲載しています。  第21款、諸収入は71、72ページに掲載しています。  第22款、市債は、76ページに掲載しています。  次に、歳出でございます。  第8款、土木費、第3項、都市計画費、第1目、都市計画管理費は、164ページから166ページに掲載しています。  第2目、土地利用調整費は、166、167ページに掲載しています。  第3目、まちづくり推進費は、167、168ページに掲載しています。  第4目、交通事業推進費は、168、169ページに掲載しています。  第5目、建築開発審査費は、169ページに掲載しています。  第8目、公園緑地費は、171ページから174ページに掲載しています。  第4項、住宅費、第1目住宅費は、174、175ページに掲載しています。  以上が歳入歳出決算に係る部分でございます。  次に、都市づくり部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいて説明いたします。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の442ページをご覧ください。  交通事業推進課地域コミュニティバス運行事業事業別行政評価シートでございます。  「1.事業概要」及び「2.2019年度末の総括」について説明いたします。  事業の目的につきましては、交通空白地区の移動環境を向上するため、地域協議会、事業者、行政の3者が協働してコミュニティバスを運行することなどでございます。  課題につきましては、1点目として、交通空白地区を解消するため、それぞれの地域に最適な手法を検討すること、2点目として、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会状況が変化していくことが想定される中で、事業実施の時期や優先順位を見極めることでございます。  「3.事業の成果」について説明いたします。  事業の成果といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の状況におきましても、市民の移動手段の確保のため、感染症対策を実施した上で、コミュニティバスの運行を継続したことや、小田急電鉄が山崎団地周辺で実施いたしましたオンデマンド交通「E-バス」の実証実験と連携し、車両の貸与や広報活動などの事業支援を行ったことなどでございます。  「4.財務情報」の主な点について説明いたします。  「①行政コスト計算書」をご覧ください。  2020年度の行政費用は合計で6,507万2,000円でございます。補助費などの増加により、2019年度と比べ1,284万9,000円の増額となっております。  「単位あたりコスト分析」をご覧ください。  地域コミュニティバス運行事業の分析では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛などの影響により利用者が減少し、補助金額が増加したことにより、利用者1人当たりのコストが61円増加いたしました。  次ページの「④貸借対照表」をご覧ください。  その他の固定資産につきましては、2016年度から2018年度に購入した車両の減価償却により、1,269万5,000円減少しております。  「7.総括」について説明いたします。  「②新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、1点目として、各地域協議会と協議の結果、小型乗合交通の実証実験運行を見送ったことにより、事業に関わる人員のうち、新規導入検討業務が縮小したことで、職員人件費が減少いたしました。  2点目として、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛などの影響により、2019年度と比較した利用者が、「玉ちゃんバス」は約33%、「かわせみ号」は約22%減少し、それぞれに対する補助費が増加いたしました。このことは、「5.財務構造分析」、「6.個別分析」においてもお示ししております。  「③2020年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」でございますが、1点目として、利用者が減少している中でも、継続的に既存のコミュニティバスを運行していくため、利用実績や移動需要などを踏まえながら、運行内容を検討することでございます。  2点目として、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会状況が大きく変化する中で、住民ニーズの変化や費用対効果をより一層意識しながら、事業実施の時期、優先順位を見極めることでございます。  3点目として、行政主導の公共交通の検討のみならず、民間資源や地域に存在する移動資源を活用した新たな地域交通の在り方を検討することでございます。  「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、「短期的な取り組み」といたしましては、1点目として、新型コロナウイルス感染症の影響による移動需要の変化や運行実績などを踏まえながら、運行内容の見直しについて検討を行うこと、2点目として、引き続き、現在4地区で行っている新たな地域交通の導入検討を行うこと、3点目として、引き続き、地域や交通事業者が主体となり実施する移動支援の検討や実証実験などを支援することでございます。  また、「中長期的な取り組み」といたしましては、1点目として、運行内容見直しの検討結果を踏まえ、コミュニティバスなどを運行すること、2点目として、地域に存在する民間などの移動資源を活用した新たな地域交通の在り方を検討しながら、地域交通の担い手の掘り起こしなど、持続可能な地域交通を支える意識の啓発に取り組むことでございます。  以上が交通事業推進課地域コミュニティバス運行事業事業別行政評価シートの説明でございます。  続きまして、444ページをご覧ください。  地区街づくり課課別行政評価シートでございます。  「1.組織概要」及び「2.2019年度末の総括」について説明いたします。  組織の使命につきましては、まちづくりや景観づくりを市民、事業者と協働で推進し、「住みたい・住み続けたいまち」を目指していくこと、「町田駅周辺の魅力づくり」に取り組んでいくことでございます。  課題につきましては、鶴川駅周辺や中心市街地のまちづくりについて、地権者や関係機関と連携、協議を行いながら事業を進めていく必要があることや、景観に関する意識啓発を継続していく必要があることでございます。  「3.事業の成果」について説明いたします。  主な事業の成果といたしましては、1点目として、鶴川駅周辺まちづくりに当たり、東京都などの関係団体と協議を進め、鶴川駅南口の都市計画(素案)の作成を行いました。  2点目として、中心市街地のまちづくりの進行に当たり、原町田中央通りの沿道まちづくりルールの案の取りまとめを行いました。  3点目として、良好な景観を形成するため、屋外広告物ガイドライン(景観編)に基づく景観協議や、相模原市と連携し、事業者や市民に対して景観に関する意識啓発を行いました。  「4.財務情報」について説明いたします。  「行政コスト計算書」をご覧ください。  2020年度の行政費用は、合計で1億6,734万7,000円でございます。行政費用につきましては、人件費、物件費、維持補修費及び補助費などが減少し、全体として6,727万8,000円の減少となっております。これは主に、鶴川駅南土地区画整理事業の認可取得に伴い、事業を一般会計から特別会計に移行したことによるものでございます。  次に、「貸借対照表」をご覧ください。  未収金につきましては、337万1,000円減少しております。これは主に、鶴川駅北土地区画整理事業に係る未納付分の清算金を不納欠損処分としたためでございます。固定資産につきましては、事業用資産の土地が1,979万3,000円減少しております。これは、鶴川駅北口交通広場事業用地の売却によるものでございます。  「5.財務構造分析」について説明いたします。  人件費や物件費が減少している主な原因は、鶴川駅南土地区画整理事業の認可取得に伴い、事業を一般会計から特別会計に移行したことなどによるものです。  なお、土地区画整理事業以外の鶴川駅周辺のまちづくりにつきましては、南口アクセス路などの業務委託を行い、事業を計画どおりに進めました。  「6.個別分析」について説明いたします。  景観の取組については、屋外広告物の事前相談や公共事業に携わる部署への普及啓発、相模原市との連携した取組により、住まい周辺の景観に対する好感度、約6割を維持しております。  「7.総括」について説明いたします。  「②新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、鶴川駅周辺のまちづくり及び中心市街地のまちづくりにおいては、関係者との協議や会議など、集合形式ではなく、少人数でのリモート会議や戸別訪問による説明などに変えることで、より丁寧な協議、説明につなげ、事業を計画どおり進めることができました。街づくり推進業務及び景観形成推進業務においては、附属機関である町田市街づくり審査会及び町田市景観審議会をリモートで開催し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めながら、事業を遅滞なく推進しました。  「③2020年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」でございますが、鶴川駅周辺のまちづくりにおいては、南北自由通路や鶴川駅南土地区画整理事業などの設計がより深度化していくため、関係機関との協議や、地元へより丁寧な説明を行うとともに、スケジュール管理や予算執行管理を密に行う必要があります。中心市街地のまちづくりにおいては、原町田中央通り沿道空間活用のためのルール策定に当たり、協議の対象を商店会から沿道権利者の方々へ拡大し、より具体的な協議を進める必要があります。景観の取組においては、行政が良好な景観形成を先導していくため、景観に関する意識啓発を継続していく必要があります。  「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、中心市街地のまちづくりにおいては、原町田中央通りの沿道空間活用のためのルールを策定し、運用するための体制を構築いたします。また、ルールの運用を行いながら、必要に応じて見直しや体制の強化を図ります。景観の取組においては、景観計画の評価検証を行い、課題を抽出いたします。その後、評価検証の結果を経て、景観まちづくりに係る取組の改善を進めてまいります。  以上が地区街づくり課課別行政評価シートの説明でございます。  令和2年度町田市一般会計、都市づくり部所管分の概要について説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 それではまず、全体のことなんですけれども、2020年度はコロナ禍の状況で、財政面や市の事業において非常に厳しい状況があったと思われるが、都市づくり部の事業に関してどのような影響があったか、教えてください。 ◎都市づくり部長 コロナ禍の影響ということでございますが、2020年度当初予算のときは、新型コロナウイルス感染症の影響というのは見込んでおりませんでした。年度が始まった当初から感染拡大が始まって、ゴールデンウイーク前の緊急事態宣言からは、都市づくり部所管事業においても影響を受け始めたところでございます。  代表的なものといたしましては、外出自粛によるコミュニティバス、市民バスの利用者の大幅減少です。事業継続に必要な運賃収入が減少したことで、市からの補助金が増加したという影響がございます。また、外出抑制を図るために、公園施設の利用休止を行ったことで、指定管理業務に必要な施設利用料金を得ることができませんでした。これに伴う指定管理者への事業継続支援金の支出も補正予算などで対応せざるを得ない状況となりました。  また一方で、決算で直接、お金では反映されていませんが、新型コロナウイルスの影響で得られたものもあったと思います。これは社会全体が密を避けることからの副産物であると思いますが、都市計画審議会の特別委員会であったり、建築審査会、あるいはまちづくり関連の審査会などについて、2020年度から各審議会、会議などでリモート会議を積極的に導入してまいりました。このことで、各委員が庁舎までお越しいただく必要がなくなって、会議日程を調整する際に、特に学識の日程調整の幅が広がったことや、出席しやすさにつながったと思っています。そのため、例えば都市づくりのマスタープランの改定などは、コロナ禍においても業務を滞りなく進めることができました。  それ以外でも、都市づくり部が所管する野津田公園のばら広場の整備完了、鶴川駅の南土地区画整理事業の仮換地設計着手だとか、特定生産緑地の申請業務など、将来への投資というものもですね、着実に事業を進めてきたところでございます。 ◆佐藤 委員 それでは、交通事業推進課のほうにお伺いしたいんですけれども、行政評価シートの438ページの一番上の組織概要の枠の中の右側、「他自治体の取り組み等」に、近隣23市のコミュニティバス1路線あたりの年間平均補助金額は1,468万円で、町田市は447万円とあるが、この金額の違いについて教えていただきたい。 ◎交通事業推進課長 この表ですけれども、例年、多摩地区のコミュニティバス等の実施市の状況調査が行われておりまして、この調査結果に基づいて、多摩地区でのコミュニティバス等の運行をしている24市の実績から、1路線当たりの平均金額を算出しているものでございます。  自治体によって、コミュニティバスの考え方は様々ございますけれども、町田市のコミュニティバスは一定の事業性を持って運行することを前提としておりまして、地域協議会とか、運行事業者と町田市の3者の協働によって運営を行ってございます。3者が協働して、それぞれの立場から常に工夫や改善を行ってございます。そのおかげで、他市に比べて効率的に安定した運行ができているため、低く抑えられているものと考えております。 ◆佐藤 委員 続きまして、行政評価シートの440ページ、この部分の上段から2番目の「2019年度末の総括」の中で、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」として、積極的な利用啓発を行うとともに、利用者からのニーズ等を把握しながら運行経路や時刻の見直しを検討する必要があるとありますが、2020年度は具体的にどのようにニーズを把握し、検討の見直しを行ったのか、教えてください。 ◎交通事業推進課長 「まちっこ」事業に関しましては、コロナの状況を注視して運行継続することに注力したため、外出自粛の影響もありまして、ニーズの把握は特段行ってございません。  運行の見直しの検討につきましては、コロナによる利用者数の影響等を見ながら、今後検討して進めていくものと考えております ◆佐藤 委員 それでは次に、452ページの「3.事業の成果」から、応急危険度判定業務について記載されていますが、応急危険度判定業務に携わる人材について、その人数、それから業務内容を教えてください。 ◎建築審査担当課長 応急危険度判定は、震災発生後、余震等による建築物の倒壊、部材の落下等による住民への2次被害の防止をするため、地震後、できるだけ早く、短時間で建築物の被害の状況を調査し、その建築物の当面の使用の可否を判断する業務となっております。この業務につきましては、市職員のほか、市内の在住在勤の判定員という方が約300名ちょっといらっしゃいまして、その方とともに判定業務を行います。  さらに、その判定が市内の在住在勤の方で足りない場合につきましては、東京都を通じて全国から判定員の応援の支援を受けるというような体制になっております。 ◆佐藤 委員 それでは、被災時の応急危険度判定業務について、総合訓練に代えて、職員訓練、連絡訓練、部内研修等を実施したとありますが、具体的にはどのような訓練を実施したのか、教えてください。 ◎建築審査担当課長 まず、職員訓練ですが、こちらにつきましては、発災時に判定実施本部を立ち上げるんですが、その実際の業務をやっております。どういう業務かといいますと、発災して、その後、実施本部を設置しました。それから、どこの範囲をどういうふうに判定業務を行うかという、判定業務の計画を策定しまして、判定員へ要請、それから実際に市内の市民センター5か所を想定しまして、拠点を置いて、そこに判定員に集まってもらうんですが、そういう開設の準備、それから実際に判定を行った結果の集計というような業務を、実際に起こったと想定しまして、訓練を行っております。  それから、連絡訓練というのが、東京都と、それから市内判定員、業務があったら東京都には報告とか、あと、応援要請がありますので、メール等でその連絡訓練、それから市内判定員につきましては、発災して明日、明後日、あなたできますかというような要請をして、それができるかどうかというようなものを模擬的に訓練をメールで行っております。  それから最後に、部内研修ですが、こちらにつきましては、過去に起こった神戸や中越の地震の際に、実際に現地に判定活動に行った職員に、その体験を基に実施状況や注意点等の説明を、今後やる職員に対して説明して、意識の向上を図ったというような訓練になっております。 ◆佐藤 委員 それでは最後にしますけれども、453ページの「7.総括」で、「成果および財務の分析」の中で、応急危険度判定業務において、職員訓練を行ったことで様々な課題を抽出することができたとありますが、どのような課題があったのかを教えてほしい。また、その課題の解決に向けてどのような取組を取り組んだのかを教えてください。 ◎建築開発審査課長 課題とその取組ということなんですけれども、いろいろな課題がありました。その中から大きな課題の一つとして挙げると、実際に被災してから、判定員の方に調査してもらう場所をそのときに区域割りをするとかなり時間がかかってしまうというのが分かりました。それに対しては、取組としてあらかじめ区域割りをした調査区域図というものを作成すると、そういう取組を行っております。  ほかにもいろいろ挙げれば、判定員名簿の再整備が必要だとか、判定拠点の確保が必要だとか、そういったものがいろいろあるんですけれども、いずれにしても、それらの対策を講じながら、これからもいろいろな訓練を継続的に実施して、実効性のある体制づくりに努めてまいりたいと思います。 ◆田中 委員 課別・事業別行政評価シートから幾つか質疑させていただきたいと思います。  まず、434ページ、435ページのところで、すみません、場所をちょっと見失ってしまったんですが、モノレールの推進事業において、基金積立ての計画を見直したというふうにありますが、その理由などを詳しく教えていただけたらと思います。  また、ほかの公共交通について、コロナの影響は多々出ているというのが2020年度の決算の中で書かれておりますけれども、モノレールはこの先のことでございますが、その需要の考え方など、何か影響があったかという点について伺いたいと思います。 ◎多摩都市モノレール推進室長 まず、2020年度ですが、新型コロナウイルス感染症による多摩都市モノレール延伸事業への影響というのは特にございませんでした。ただし、2021年度の当初予算では、新型コロナウイルス感染症拡大による緊縮財政の影響を受けまして、基金の積立金の予算がついておりません。そのため、計画期間を1年先送りしまして、目標年度を2024年度といたしました。 ◆田中 委員 それでは、今の答弁の中では、コロナの影響はモノレールについてはないということだったんですけれども、この先のことなのでということで。ただ、2020年度末の事業の課題のところでは、モノレール沿線のまちづくりの検討段階から、関係者の協議や調整を行う段階へと移行というふうに書いてあるんですけれども、とはいえ、コロナによっていろいろ社会の体制が様々変わって、人々の意識も変わっていく中で、コロナのことで、やはり今後の計画や考え方に修正が入るといったことは全くないんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 新型コロナウイルス感染症の影響が全くないということはないと思いますけれども、現時点で多摩都市モノレール町田方面延伸のルートがまだ決定してないという段階でありますので、関係機関との調整に努めてまいりたいと考えております。
    ◆田中 委員 分かりました。ありがとうございます。  次に、442ページのコミュニティバスのところについて伺いたいんですけれども、コロナで利用が減った下でも利用を継続して2020年度はやられたということで、本当に重要な取組だと思うんですけれども、一方で、運行内容の見直しといったこともシートの中には書いてあるんですけれども、その内容というのはどういったことを2020年度検討されたということなんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 やはり、コロナの影響によりまして利用者が減少しておりまして、補助金の増額が見られて大変厳しい状況になってございます。  新型コロナの状況を注視しながら、運行内容の見直しの検討も行いますということなんですが、やっぱり利用実態に合わせて、一般のバス事業者、路線バス事業者と同じような考え方で、便数の調整だとかを検討してございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。行政評価シートだと交通事業推進課のところに関連するので、決算の資料で出していただいたもので、決算資料の14ページにバス停のベンチと上屋の実績を出していただいたんですけれども、2020年度はどこにも設置されなかったということなのか、そのことについてちょっと詳しく伺いたいんですが。 ◎交通事業推進課長 上屋ベンチの設置状況だと思いますが、2020年度につきましては、新型コロナウイルスの拡大の影響で、バス事業者、市ともに厳しい財政状況にあったため、設置はちょっと見送りをさせていただいております。 ◆田中 委員 コロナの影響で、そういった補助なり、事業者のほうもその設置まで手が回らないというようなことだったということでしょうか。 ◎交通事業推進課長 おっしゃるとおりです。 ◆田中 委員 ということは、一応、当初予算では計画はされ、市のほうも予算は計上していたけれども、それが実行されなかったということなんですかね。 ◎交通事業推進課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆田中 委員 そういったところにも影響が出ているなということがよく分かりました。ありがとうございます。  それでは、順番に次、450ページの市営住宅事業について、ちょっといろいろお聞きしたいんですけれども、2020年の4月から、条例改正で、市営住宅の申込みの際の連帯保証人がなくなったと思いますが、そのことによって何か影響があったのか、申込件数が増えたとか、何かそういった影響があったのかという点と、また、今まで既存の住居者の方から、この点について何か問合せがあったのかという点、ちょっと確認したいと思います。 ◎住宅課長 まず、昨年度に条例改正した保証人制度の変更に伴う影響についてですが、基本的には、募集要項の中から記載自体が削除されている状態になりまして、この代わりに緊急連絡先を提出いただくという状態になっております。募集事務自体はJKK東京のほうに委託をしておりますので、具体的な窓口での相談記録というのは直接的には集計していないんですが、特段のご相談ということで、何か困ったというような話を聞いているところは今のところございません。  保証人を変更したことに伴う既存の入居者からのお問合せというところに関しては、この保証人を廃止したことに関するお問合せというのはいただいておりませんので、既に入居されている方の保証人に関しては現状維持ということでお願いをしておりますので、そのあたりは、今回の改正ではなくて、通常のお問合せということでは幾つかいただいてはおります。 ◆田中 委員 では、従前の居住者の方については保証人はあまり変わっていないということなんですけれども、2020年度、行政評価シートのほうにも、未収金とか徴収率なども書いてあるんですが、市営住宅は徴収率が大変高いんですけれども、滞納者というのは、どのくらいいらっしゃるのかというところと、2020年度保証人がいることで解決しているようなケースというのがあるのかをお尋ねしたいと思います。  こちらの問題意識としては、その条例改正のときもあったんですけれども、従前の居住者についても緊急連絡先に変えても構わないのではないかという問題意識があるので、お尋ねしたいと思います。 ◎住宅課長 市営住宅使用料の滞納者の状況でございますが、月によって変動はあるんですけれども、大体毎月30件前後の方に、1か月遅れのときに督促状をお送りしているような状態であります。これに関しては、保証人の影響というよりは、恐らくコロナの影響で若干支払いが遅れる方が多いというところで、年単位では少し微増をしているような印象がございます。  納付期限の1か月後に督促を送った後、2か月目のお知らせということで催告を送っておりますが、最初の1回目の督促の段階で、これ以上遅れると保証人の方にご連絡も入れさせていただきますというようなアナウンスをして、2回目の催告の時点では、保証人の方にもこういう状況ですというお知らせをするような運用で今行っておりますが、催告のほうは2回目の、2か月目の際には大体半減をして、15件前後、通知をお送りしているような状態になります。最終的には、未収金、年度末、締めた段階の、現年度分2020年度の滞納者が14件というところになっておりますので、多くの方が若干遅れつつ、お支払いをいただいているかと思います。  保証人がいたことでというところでいくと、やはり保証人の方に連絡がいくというところを心配をしてお支払いをいただけるケース、それから保証人の方からこちらに、昨年度だけではないんですけれども、どういう状況かというのはお問合せをいただいて、保証人の方から使用者に連絡をいただけるケースや、中には保証人の方が代わりに払っていただくというようなケースもこれまでございましたので、一定の効果があるかと思います。  また、ちょっとこれもケース・バイ・ケースではあるんですけれども、長く入居されている方のほうがやはり滞納に陥りやすいというところも若干ございますので、新しく入居された方が即滞納を始めるというのはまだそれほどないというところで、今後の保証人切替えのところに関しては、早めの対応を仕掛けていきたいというふうには考えております。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございました。保証人の方が代わりに払うというケースもまれにあるということなんですけれども、2020年度ではそういったことはあったんでしょうか。 ◎住宅課長 私のほうで把握できている内容では、保証人の方が昨年度中に代わりにお払いいただいたケースはなかったと思うんですが、納付書自体を保証人と使用者の方でちょっと調整をされたりということがもしかしたらあったら、ちょっとそこは分かりかねる部分ではあるんですが、直接保証人の方に請求をしたケースはありません。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございました。  もう少し市営住宅のことなんですけれども、コロナの影響で今、少し遅れ気味の方も増えたというお話もありましたが、コロナの影響で猶予の対象になった方も5件いらっしゃったということなんですけれども、どういった制度が根拠になって使用されたものなのか、期間とか対象となるケース、あとは、ここには3か月ということですが、そういった延長という制度はなかったのかについて伺いたいと思います。 ◎住宅課長 猶予に関しては、もともと条例のほうで猶予という規定は設けていたんですが、今回、昨年度、東京都がその猶予という形で都営住宅のほうで導入を始めたことに倣った形で、条例の中の猶予の規定を、コロナによる収入減少を理由とする形で運用を行ったものになります。  具体的には、2020年4月以降の納付分に関して、最大3か月分、4月、5月、6月といったような単位で、納付期限4月末のものであれば、3か月後の7月末というように、概ね向こう3か月分を全部ずらすというようなことで、もしそれで難しいようであれば、さらにプラス1回まで更新、ですから4月分であれば、1回目で7月末、2回目で10月末までを最大の期限というような形で設定をさせていただいて、ただ、これは免除ではありませんので、猶予した分だけ先に重複して、2か月分ずつという、実際の支払いは重複してしまいますよというようなご案内と併せて運用をさせていただきました。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございます。よく分かりました。  次に、滞納に関するものなんですけれども、451ページの問題解決と今後の取り組みのところで、滞納者に未収金について、滞納者への滞納状況によって裁判、訴訟も視野に入れてというふうに言及されているんですけれども、このことについてはほかの課でやられているように、納税課に移管とか、そういうことを想定されているということなんでしょうか。 ◎住宅課長 今のところ、納税課とは相談はしているんですが、住宅課として対応するということで、いろいろな策の一つということで検討しているものでございます。 ◆田中 委員 市営住宅の最後の質疑なんですが、これまで本会議などの一般質問で、同性パートナーシップ制度に関しての質問で、同性カップルが異性カップルと同じように使えるようになる市のサービスの一つとして、可能性があるのが市営住宅という答弁がこの間あったんですけれども、2020年度で、何かそのことについて検討や調査などしたものがあれば伺いたいと思います。 ◎住宅課長 具体的には、都営住宅や他市の市営住宅の動向を注視しているところでございまして、例えば、若干今年度に入ってからの調査も入るんですけれども、都営住宅であれば、東京都住宅マスタープランの改定が今後予定されておりますので、その進み具合の確認、それから、支部、市町村のほうの課長会のほうで進捗状況の集約というのがありましたので、その情報収集を行っております。 ◆田中 委員 情報収集をやられているということで、了解をいたしました。ありがとうございます。  それでは次、456ページの野津田公園事業について伺いたいと思います。  2020年度で、野津田公園の中で様々な事業が、例えば、ばら広場ですとか完成をしたということも書いてあるんですけれども、決算の参考資料でも出していただきましたが、改めて、ばら広場、陸上競技場の観客席増設、そして拡張区域についてかかった事業費を伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 今回、資料でお出ししているのは、決算参考資料の、件名で言いますと、まず野津田公園につきましては、件名(70)、ページで言うと98ページです。こちらに取りまとめてございまして、陸上競技場の観客席の増設につきましては、2018年度から債務負担で2019年度まで、あるいは2019年度から2020年度までの債務負担の工事を含んでおりますけれども、陸上競技場につきましては33億482万7,680円、拡張区域につきましては、2019年から2020年度の債務負担工事で8億1,176万2,600円、ばら広場につきましては、2020年度単年度で造成から上部の施設整備までが終えておりまして、2億654万3,700円でございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。その中のばら広場について伺いたいんですけれども、新しいばら広場のほうには、もともとボランティア団体の方の要望もあって、作業スペースなどを計画されていたと思うんですけれども、2020年度、ボランティアの方々とどのような話合いなどがされているのか、また、新たなばら広場でどのような連携がされているか、伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 ばら広場の管理につきましては、植栽をした当初ということで、指定管理者が本来管理するものですので、今、指定管理者が管理をしているという状態で、ボランティアの方のご協力は今のところいただいていないというふうに聞いております。 ◆田中 委員 もう1点、2020年度で、ボランティアの方々と何か、協議ですとか、話合いとかがあれば、なければ状況を教えていただければと思います。  昨年の決算では、2019年度では2回行いましたというようなご答弁があったと思うので、その後、2020年度ではどうかなというのが。 ◎公園緑地課長 ばら広場の移植工事を行っておりますけれども、その際に、移植に際して、きちんとこれが移植できるかどうかという判断をするときに、専門業者と一緒に立会いをしていただいた上で、決定をしております。 ◆田中 委員 となると、立会いはしているけれども、何か話合いみたいなのはちょっと行われていないというような理解をいたしました。ありがとうございます。  野津田公園に関することなんですけれども、コロナの影響もあるとは思うんですが、野津田公園の指定管理者と、あとその公園に関係する様々な団体の方、地域の団体の方との、これまでは運営協議会が行われていたと思うんですけれども、2020年度はどのようになっているか、伺いたいと思います。 ◎公園管理担当課長 野津田公園の運営協議会のことだと思うんですけれども、指定管理者のほうで開催しておりまして、2019年3月を最後に運営協議会という形は解散していると聞いております。その後、形を変えて継続的にやっていきたいというお話をいただいていたんですけれども、コロナ禍の中で開催に至っていないというふうに聞いております。 ◆田中 委員 2020年度、そういったものが開かれていないということなんですけれども、そのことに対しては市としては仕様書の関係とか、その地域団体との関係が指定管理者にあると思うんですけれども、市としてはどのように考えていらっしゃるのか、改善を求めているのかどうなのか、そのあたりを問題意識としてどう思っているのか、伺いたいと思います。 ◎公園管理担当課長 野津田公園は指定管理者のほうで管理をお任せしている状況ではあるんですけれども、関係するボランティア団体の方々とかいらっしゃりますので、そういった方々との、個別には指定管理者も話合いをしていると思いますので、引き続き、そういった形でうまく運営していっていただければなというふうに考えております。 ◆田中 委員 やはり連携が重要だと思っていらっしゃるということだと理解をいたしました。ありがとうございます。  先ほど答えていただいた拡張区域のことについてなんですけれども、拡張区域多目的グラウンド、テニスコート整備等が計画されているところですけれども、2020年度、多目的グラウンドの隣接地権者、その拡張区域の隣接地権者の方とのやり取りというのはあったのか、あったのであればどの程度あったのか、伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 現在、整備工事をしている隣接地のことだと思いますけれども、工事を継続しておりますので、その際に、日常的に顔を合わせて、挨拶をしたりとか、あるいは工事の内容についてご説明をしたりということを数回行っております。  それから、先ほどの修正といいますか、先ほどボランティアの方との話合いの状況はということでご質疑いただいていましたけれども、追加でちょっとご説明いたしますと、2020年度は、回数で言いますと、対面で打ち合わせたのが6回です。9月4日、9月8日、10月16日、11月19日、11月25日、12月9日でございます。バラの植栽計画が定まった際に発注図面を基にご説明をした上で、あと、移植の際に注意をする事項等も話し合う中で確認をしております。  そして、先ほど申し上げましたが、移植の際にどれを選別するかという事前確認についても立会いをして、話し合って決めております。最終的に、移植対象株の本数とか、現在の整備状況についても11月、12月で話合いをしながら、密接に調整をしながら工事を行っております。 ◆田中 委員 今、ボランティアの方との話合いの状況を詳しく伺ったんですけれども、もともとのばら広場の移植について詳しくやられたということなんですけれども、その後の新たなばら広場への管理とか、関わりという点についてはあまり話がされていないというようなことになりますかね、今のお話だと。 ◎公園管理担当課長 管理は指定管理者のほうで行っているんですけれども、当然、これまでやっていただいていたばら会の皆様にもご協力いただかないといけないという意識はありますので、今後、バラが生育してきた後、どういうふうに対応していくかというのは確認してまいりたいと思います。 ◆田中 委員 ありがとうございます。ちょっと長くなったので、一旦そこまでにしたいと思います。 ◆わたべ 委員 事業別行政評価シートの434ページの多摩都市モノレールのことについてお伺いします。  2021年度は基金を積み立てなくて、2020年度までの積立金が書いてありますけれども、改めて、その基金積立ての目的と、どういうところからこの基金の財源というか、引っ張ってきているのかということと、使い道についてお伺いします。 ◎多摩都市モノレール推進室長 多摩都市モノレール基金積立金の目的からお伝えいたします。多摩都市モノレール町田方面延伸実現のため、現段階から計画的に財源を確保し、将来の負担額を平準化することを目的としております。  2点目の財源ですが、こちらは一般財源です。一般会計予算でございます。  3つ目の使い道なんですけれども、モノレール駅周辺における交通広場や駐車場等の基盤整備費や多摩都市モノレール株式会社への出資金及び貸付金に充てることを想定しております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。最終的に、今、目的として、使い道について説明していただきましたが、いろいろな基盤整備における費用からすると、この15億円というのは、大体どれぐらいの割合というか、目安としてどれぐらいの割合を積み立てなきゃいけないみたいな、東京都と話合いというのはあるんですかね。目標金額の根拠みたいなところを教えていただきたいんですけれども。 ◎多摩都市モノレール推進室長 町田市としましては、その東京都のモノレールの延伸事業に合わせて、モノレール駅周辺の基盤整備ですとか、あと用地取得に着手したいと考えておりましたので、当面15億円を確保する計画といたしました。 ◆わたべ 委員 分かりました。ありがとうございます。  次に、436ページの特定生産緑地のことが書いてあるので、そこについてお伺いしますが、今、事業の成果として、申請書の提出というのが、受付割合が90%になったということですが、この90%というのは、現在の生産緑地の中で何割に当たるのか、教えてください。 ◎土地利用調整課長 今ちょっと集計中ですので、割合は分からないんですが、ちょっと見方を変えて、2021年の1月1日現在で、全体の生産緑地が告示されたのが208.33ヘクタールでございます。それで、今現在が158.44ヘクタールですので、この割合からいきますと、全体の76%に相当するということでございます。 ◆わたべ 委員 それで、申請件数が90%ということで、これは農家の方の何割というか、それも分かりますか。ざっくり全体、そこもやっぱり細かいから、後で教えていただける……。 ◎土地利用調整課長 これは農家の方ですと、重複して持っていたり、何件か持っていたりするので、実は農家さんの人数ベースは統計をやめて、あくまでも面積ベースにしていますので、ちょっとそれはかなり複雑な計算になってしまいますので、集計を取っておりません。これはあくまで90%の面積ベースにさせていただきました。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。  436ページの下のほうなんですが、農の風景育成地区指定調査検討等業務委託というふうにありますが、農の風景育成指定地区というのは、東京都の制度ということなんでしょうけれども、この地区の指定は、町田市ではまだ指定されていないというふうに認識しているんですけれども、進み具合というのはどうなんでしょうか。 ◎土地利用調整課長 昨年度から検討を始めておりまして、今年度また検討を継続している状況でございます。2022年度には、指定に向けて今取り組んでいるところでございます。 ◆わたべ 委員 ということは、もう実際に指定を希望される声があって、具体的なところについてもう進んでいるという認識でよろしいですか。 ◎土地利用調整課長 希望はありません。我々としましては、ある地域を選定といいますか、ピックアップをしながら、そこで農家さんのご協力ですとか、当然周りで活動している市民の方ですとか、そういったことも含めて、あとはその立地条件も含めて検討しておりますので、希望でやっているわけじゃなくて、そういった地区を育成をしていくための制度ですので、それに向けて今取り組んでいるところでございます。 ◆わたべ 委員 ちょっと改めてこの制度の内容についてお伺いしますけれども、これは指定をするだけで、町田市が買い上げたりとか、そういう制度ではないということでよろしいですか。 ◎土地利用調整課長 これはいわゆる都市農地の持つ魅力ですとか、潤いや風景というものが前提にあるんですけれども、やはり農家さんにとって、都市農地というものを持続可能な状態で維持保全、あとは活用できるようにしていくためのものでございますので、例えば市で買上げですとか、市の事業としてこれを運営するということはありませんので、あくまでもこういった地域で都市農地をきっかけとして活性化していくと、そういった状況を目指している制度でございます。 ◆わたべ 委員 分かりました。例えば、ある農家の方がその農地も含め、今ある農地を残すために市に買い取ってほしいというような要望があったとすれば、何かそれに対応する方法というのはどういう、例えば農業公園みたいにする構想の中でとか、どうなんですかね。 ◎土地利用調整課長 市としては、そこを買い取って農業公園に例えばするとか、そういった計画は持ってはございません。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。  次に、行政評価シートの454ページのばら広場のことでお伺いします。  田中委員も質疑されましたけれども、元のばら広場から、ボランティアの人が管理されていたバラをある程度移植すると言いましたが、最終的にはざっくり何割ぐらいのバラが新しいばら広場に、元のバラの本数というか、何て言っていいか分かんないですけれども、どれぐらいが移植されたのかについてお伺いします。 ◎公園緑地課長 もともとあった株数が約700株ほどで、新しく持ってきたばら広場に移植したものが約450株弱でございます。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。そうすると、また新しく苗を買い足したということですが、このバラの苗の購入費というのは、ばら広場整備工事の中に含まれているということなんでしょうか。 ◎公園緑地課長 おっしゃるとおりでございます。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。ちょっと新しいバラ園に私も何度か行って、感想なんですけれども、外壁がいろいろ、工事費をやっぱりある程度の予算内というか、収めるためにいろいろ、とにかくばら広場は、斜めになっていたところを真っ直ぐ立ち上げて、かなりがっちりしたのり面をつくって整備されているんですけれども、そののり面の工事の様子をできる頃から見ていましたけれども、やっぱり何かコンクリートの壁みたいなのががって、もう立ちはだかっているというような景観になってしまって、何かやっぱり公園としてはちょっと寂しいなという印象を受けます。  のり面のつくり方にもいろいろな、間に植栽を挟むとか、私がインターネットで見た限りではそういう方法もあるみたいなので、例えばそういう工事にした場合にどれぐらい費用がかさむのかということと、部長、分からないですよね。それはちょっと感想だけにしておいて――とりあえずそこで。 ◎公園緑地課長 見栄えがというお話ですけれども、擁壁についても、まず通常の道路とかで使われるような平らなものではなくて、化粧ブロックと呼ばれるものを使っているというところと、あと擁壁の前面にフェンス状のものを設定しておりまして、ツルバラを配植をしております。まだ植栽して間もないので、広がってはおりませんけれども、それがフェンス沿いに全体に広がってくると、緑の壁の後ろにコンクリートの擁壁ということになりますので、大分和らいだ印象になろうかというふうには考えております。  あと費用ですけれども、通常のブロックの費用が、現在のもので6万円弱ぐらいの平米単価なんですけれども、いわゆる植生ブロックと言われるような低木類を植付けができるようなものにすると、平米単価が大体7万円以上はしますので、その分がやはり費用としては増加をしてくるということと、その植生ブロックについては、ちょっと乾きやすいというような特徴もございまして、なかなか定着するまでに、維持管理の手間もかかると、水やりなんかもかかるということから、今回は現在のような仕様を選択しているということです。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。植生ブロックが乾燥しやすいというのは今聞いて分かりました。  あと、園路のほうなんですけれども、いわゆる道路と同じような黒いアスファルトを敷いてあって、これを、例えばカラー舗装にするとか、そういうようなことも検討されたのかどうかについてお伺いします。 ◎公園緑地課長 舗装の種類ということなんですけれども、やはりご指摘のとおり、予算ということもございまして、その中でランニングコストも考えた上で、最大限効果が得られるようにということで考えて設定をしております。  黒い、通常のアスファルトではありますけれども、そこの園路の中を区切るところには、レンガブロック等を配置して、立ち上げた植栽ますをレンガ積みにしたりしておりますので、統一的に、デザイン的にもきちんとアクセントをつけて、効果的になるようにということで考えて整備を行っております。  それから、費用という点で言いますと、通常のアスファルト舗装に比べて、景観的に配慮した舗装というと、黒い舗装ではなくて、脱色アスファルトという乳剤が透明な、使っている骨材の石の色がそのまま出るような舗装がありますけれども、そういうものと比較すると、単価的にはこれは単純に4倍ぐらいの差がありますので、そこら辺も考えて、最小限の経費で最大の効果を得られるようにということで、今回のデザインをしております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。  次に、456ページの拡張区域の工事じゃなくて、その中に書かれてある埋蔵文化財発掘調査委託料というのが計上されているんですが、これは掘ればいろんな、町田市は出てくると思うんですけれども、これはどういう過程で発掘調査に至るのかというところと、発掘されたものの扱いというところと、埋め戻しについて、工事継続の前、するために埋め戻しになるわけですが、どういうふうな判断で埋め戻しというのはされるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 まず1つ目の経緯ですけれども、拡張区域を2019年度から工事を着手する整備工事に先立って、埋蔵文化財の包蔵地というのが、そもそも一部がかかりそうだということが分かっておりましたので、試掘調査を実施しました。そうしましたら、古墳時代から奈良・平安時代の竪穴式住居跡というのが発見をされまして、実際その遺跡の本調査が必要になったというところです。  出土品の扱いについてですけれども、出土品については教育委員会のほうで保管をして、展覧会等で使うなど、活用をするために保管をしているということです。  それから、埋め戻しについてですけれども、遺跡をそのまま残す場合と、調査をした記録を保存すると現地の保存を行わないという選択肢がございまして、今回の調査につきましては、教育委員会のほうの判断で記録保存するということになっておりますので、調査終了後は一旦埋め戻した後で、グラウンドの整備工事に必要な造成に手をつけております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。  次に、448ページのブロック塀等の撤去事業補助金についてお伺いします。  この補助金は何件に当たるんでしょうか。 ◎住宅課長 昨年度については、22件助成を出しております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。結構、市内を歩くとやっぱりまだ、これは危ないなと思うようなブロック塀がいろんなところに散見されるんですけれども、撤去事業についての働きかけというのはどのように2020年度はされたんでしょうか。 ◎住宅課長 基本的には広報、それからホームページでのご案内というところになりまして、あとは積極的な啓発としては、空家の所有者に対して町田市が把握できている世帯、住宅に対してダイレクトメールをお送りをして適正な管理をお願いしているんですが、その情報の一つとして、もしブロック塀があれば、こういった制度もありますというような周知を働きかけております。
    ◆深沢 委員 行政評価シートから幾つかお伺いしたいと思います。  434ページ、「3.事業の成果」のところで、先ほど田中委員もご質疑ありましたけれども、モノレールの基金2億5,000万円が今年はなくて、来年、再来年と、2024年度までは予定されているということで、今回カットされた理由としては、緊縮財政によるというお話でしたけれども、2022年度、2023年度、2024年度についてはそういった緊縮財政によるカット、あるいはコロナの影響によるものはないというふうに予想されてのことなんでしょうか。 ◎多摩都市モノレール推進室長 単年度の予算会計なので、2022年度の予算についても要求はしていくということになります。 ◆深沢 委員 了解しました。ぜひ、町田市民の夢でもありますので、こちらの資金は調達していただきたいと思います。  続いて、442ページなんですけれども、こちらの地域コミュニティバス運行事業の「3.事業の成果」のところに、2020年度下半期に本町田地区、つくし野地区、成瀬・高ヶ坂地区において小型乗合交通の実証実験の予定をしていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、協議会と協議の結果、実施を見送りましたとありますけれども、これは予定を延期したということですか。それとも、もう中止してしまったということなんでしょうかね。 ◎交通事業推進課長 中止ということではなくて、事業を延期したというイメージでよろしいかと思います。 ◆深沢 委員 それはいつまで延期とか、期限は切っているんでしょうか。 ◎交通事業推進課長 特段期限を切っているわけではございませんが、コロナの状況を見ながら検討していきたいというふうに考えております。 ◆深沢 委員 その大きく3地区、成瀬、高ヶ坂を別に考えると4地区になりますけれども、この小型乗合交通の名前とか、具体的な内容とかというのは予定したんでしょうからあるかと思うんですけれども、それを教えていただけますでしょうか。 ◎交通事業推進課長 これまで実証実験を行ってきましたのが小型乗合交通という形ですが、ちょっと実験の結果ですね、なかなかこのスタイルではなじまないということが分かりましたので、また別の仕組みを考えていきたいというふうに考えております。 ◆深沢 委員 そうしましたら、予定していたこととは違うことになるということですかね。 ◎交通事業推進課長 新たな仕組みを検討していくというふうに考えております。 ◆深沢 委員 新たな仕組みをということは、予定していたものとは形がもう全然変わってしまうということですかね。 ◎交通事業推進課長 まだ具体的に決まったわけではありませんが、これまでの仕組みとはちょっと違った形を考えていきたいと考えております。 ◆深沢 委員 ぜひ、各地区の地域協議会とか、市民の方の意見を聞いていただいて、新しくしていくのであればよりよい方向にしていただきたいと思います。  続きまして、452ページなんですけれども、こちら、建築開発審査課のほうで、「3.事業の成果」として、建築確認記載事項証明書等発行件数、その下の開発登録簿の写し交付件数、建築計画概要書閲覧件数などが年々減っているわけですけども、これの理由についてお考えのところがあれば教えてください。 ◎建築開発審査課長 申請件数が減っているということなんですけれども、これはあくまでも相手があっての話でございますので、件数が減っている直接の理由というのは不明な部分もあります。  ただ、昨年度においては、やはりコロナの影響もありまして、窓口に来るお客様がちょっと少なくなってきておりまして、その影響もあったのかなと考えております。 ◆深沢 委員 毎年減っている理由はちょっと分からないけれども、昨年度においてはコロナの影響が強かったのではないかということと理解してよろしいですか。 ◎建築開発審査課長 そのとおりでございます。 ◆深沢 委員 了解しました。  続きまして、464ページなんですけれども、「2019年度末の総括」のところで、多目的グラウンドの利用率向上を目指す必要がありますとありますけれども、これは利用率があまりよくないというお考えからなんですか、それとももっと増やしていこうというお考えから来ているものなのでしょうか。 ◎公園管理担当課長 芹ヶ谷多目的グラウンドはまだできたばかりなので、これから皆さんにできたよという周知を図りながら、利用率の向上を図っていきたいと考えております。 ◆深沢 委員 2019年度はその目標でやられたのかと思いますけれども、2020年度はご承知のとおり、コロナが蔓延してしまいましたけれども、そういった中で、2020年の結果はどのような結果になったでしょうか。 ◎公園管理担当課長 利用率としては29%でございます。 ◆深沢 委員 それは2020年度ということでよろしいですね。今年2021年はもう、上半期が終わったわけですけれども、2020年度と比較して、今年の上半期はどのような状況でしょうか。 ◎公園管理担当課長 今、ちょっと数字のほうを持ち合わせていませんので、後ほどでもよろしいでしょうか。 ◆深沢 委員 了解しました。私の質疑は以上です。 ◆おく 委員 460ページの、薬師池四季彩の杜の事業について伺いたいと思います。  ちょうど中ほどの「事業の成果」の説明のところに、トータルで施設全体としては約115万人と、薬師池公園、さらには西園のほうに合わせた人数ですけれども、115万人が来られたんですけれども、隣のページ、461ページを見ると、「7.総括」の「①成果および財務の分析」ですけれども、レストランの出店だとか、ラボ・体験工房における「やくしの学び」の魅力イベントの開催というふうなことで、集客につながったというふうに書いてあるんですけれども、具体的に決算の参考資料を見ると、この薬師池西公園のラボとか体験工房のところは、利用者は3,504人という、極めて多いのか少ないのかというと、115万人からいくと、本当にコンマ幾つなのかというふうな方が利用されているんだろうと思うんです。この辺のことについて、事業としてどのように展開してきたのかを、ここの言葉とのつながりを教えていただきたいと思います。 ◎公園管理担当課長 まず、店そのものを利用していただいた数は少ないかと思うんですけれども、西園が完成しまして、周りの広場とか等で来ていただいた方が非常に多かったと。それに合わせて、レストランとかカフェを利用して、ほかの公園にはない施設になりますので、そういうのを利用していただいたと考えております。 ◆おく 委員 そうすると、絡むんですけれども、何かアクションを起こすようなことは、何かここにね、つながりって書いてあるので、今後どのようにこれを、3,504人しか使っていないんだけれども、増やしていこうというふうに考えていらっしゃるか、教えていただけますか。 ◎公園管理担当課長 薬師西園のほうは、指定管理者のほうで管理の委託しておりまして、今後とも指定管理者と自主事業を含めて、イベント等を仕掛けて、来園者の増加につなげていきたいというふうに考えております。 ◆おく 委員 実はこの薬師池全体で115万人なんだけれども、非常に利用されている方々から苦情をいただくことがあることだけ、ちょっと1点確認したいんですけれども、施設が広いのでね、道が分岐点になったときに、以前も言ったかもしれないけれども、この分岐点の多いところの矢印にもっと細かく、手前から誘導できるような仕組みを、この約115万人のうち何人かからは声を寄せていただいているんです。この辺は、さらに目玉というか、観光地としてのこの四季彩の杜と、またはリス園だとか薬師池を使うわけなので、この辺の工夫というのはどのように展開し、また、これからしていこうとしているかをちょっと教えていただけますか。 ◎公園管理担当課長 四季彩の杜全体のお話になるんですけれども、課題としては、回遊性の向上というのは以前から課題になっておりまして、その向上のためにサインの設置だとか、案内のパンフレットだとかを作成してお配りしているという状況はありますけれども、今後ともさらに回遊性が向上するように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆おく 委員 それでは、それは終わったということにしましょうか。  464ページの、ちょっと教えてもらいたいのは、芹ヶ谷公園のところの「財務情報」の「②行政コスト計算書の特徴的事項」の維持補修費、ここに主な増減理由が書いてあるんですけれども、公園への防犯カメラ設置工事の件数減少により、496万7,000円減少と。これはちょっと僕の読み方が悪いのかもしれませんけれども、もう防犯カメラ設置工事は完璧に出来上がっていると、こういうことを言っているんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 防犯カメラの設置工事につきましては、2019年度から始めておりまして、2019年度は8公園のほうに設置しましたけれども、2020年度につきましては4公園に設置したということで、設置した数が減ったということで、減少というふうな形に成果になってしまったということです。 ◆おく 委員 そうすると、8公園から4公園になったと。また、これから効率的な、効果的な管理運営を図っていこうというふうにこの公園事業でやろうとしているわけですけれども、これは何でしょうか。公園設置の選抜というんだか、選択というんでしょうか、この辺のことというのは何年か先まで、例えば2019年度はこれ、2020年度はこれ、2021年度はこれと、年度ごとに大体予定を組んでいるということを意味しているということで捉えていいですか。 ◎公園管理担当課長 おっしゃるとおりです。 ◆おく 委員 そうすると、ちなみにですけれども、2021年度は何公園を予定して、何台ぐらいを予定しているんですか。 ◎公園管理担当課長 2021年度も4公園を予定しております。 ◆おく 委員 分かりました。さらに増やしてもらうことを期待はしておりますけれども、財政的なものもあるので、あまり強くは言えませんけれども、よろしくお願いいたします。  最後にさせていただきます。  459ページの、小野路公園の事業のことなんです。地元ではいつも小野路公園、小野路公園という地元の小野路の名前が使われているので、分かりやすくてとてもいいんですけれども、住民、または使っている方々から、野津田公園もGIONスタジアムだとか、こういうネーミングライツということを考えてやってきたわけですけれども、今見たら、459ページの下のほうの「中長期的な取り組み」に、ネーミングライツ導入に向けた検討を行いますと。これは、財政的に豊かでなければ、仕掛けるということで考えれば、やっぱりもう既に仕掛けているという捉え方のほうが、私たちから見ると感じるんですけれども、具体的には仕掛けているの。それとも全く仕掛けていなくって、あくまでも3年から5年先しか見ていないの。 ◎公園管理担当課長 現在も、企業者の方々と話合いは続けているんですけれども、今コロナ禍で、かなり事業者の方も厳しい状況にはありますので、今契約してもかなり安い額にしかならないと。コロナが明けてから、契約等締結に向けて進めていきたいなというふうには考えております。 ◆おく 委員 ピーク時に合わせたネーミングライツの金額を設定するんですか。それとも、もともと小野路球場の持っている魅力でネーミングライツを設定するんですか。それは今までどっちでやっているんですか。 ◎公園管理担当課長 小野路球場の持っているポテンシャルというか、宣伝効果ですね。利用者の数だとか、今では高校野球等をやっていただいているので、その分の観客の効果だとかを見てやっていくということです。 ◆おく 委員 大変失礼かもしれませんけれども、とても魅力のある小野路球場で、何ですか、巨人軍の3軍がここを使っていたりだとか、知っている人は知っていて、見に来る方もいらっしゃるみたいです。高校野球の予選会も入っていたりとかしております。非常に知名度が上がってきているところに、コロナだからネーミングライツをしたいという企業の財政的な負担が大きいということもあるのかもしれませんけれども、一応粛々と、今課長のおっしゃったもともと持っているポテンシャルというのは高いので、強力に推し進めていただきたいなということだけちょっとお伝えをしていきたいと思っております。 ◆田中 委員 444ページ、445ページの鶴川駅周辺のまちづくりについて、2020年度の取組を伺いたいんですけれども、現在、鶴川駅にあります小さな改札口のところが新たな駅ではなくなってしまう計画になっている中で、ポプリホールへ向かう既存商業施設の流れというのを懸念される声がずっとこの間あったと思うんですが、2020年度については既存の商業施設の方ですとか、地域の方々とどのような話合いが行われたのか、もしその中から声が出ていれば伺いたいんですけれども。 ◎地区街づくり課長 ポプリホールへの動線確保ということは、以前から声があることは承知しております。昨年度は直接説明会等をやったということはございませんで、この7月に、駅利用者及び駅周辺の方々に向けた説明会を開催させていただいたり、動画配信等をやる中で、町内会・自治会さんのほうとご連絡をさせていただいたりということをやらせていただいております。  今後も、工事が本格化してきますので、それに合わせた町内会・自治会さん、商店会さん、こういった方々と話ができる場を設定していきたいというふうに考えております。 ◆田中 委員 公的な説明会は2020年度はやっていないということではあるんですが、非公式の場で、定期的にそういった話合いですとか、課題としては認識をしているということは今ご答弁あったんですけれども、そのあたり、変わらず、その商店街ですとか、地域の方からそういった声は上がっているということですかね。動線の確保について。 ◎地区街づくり課長 これは以前から声は聞いておりますので、昨年度直接、その動線確保についてのお話をいただいてはいないんですが、事業の進捗に合わせて、またそういった声をしっかりお応えしていかなきゃいけないというふうには認識しておりますので、これから駅も含めて、改修等を進めていきますので、そういったところで必要に応じてというんですかね、駅の利用が変わるとか、動線が変わるとかということがこの先起こりますので、それに合わせた情報の提供と、意見交換等を進めていきたいというふうに考えております。 ◆田中 委員 ありがとうございました。  次に、448ページなんですけれども、住宅課のところの真ん中の「成果の説明」のところで、空家対策なんですが、空家所有者に対してリーフレットを送付しましたということなんですけれども、大体これは何件ぐらいリーフは送付をされているのかということと、成果のところで特定空家について1件解消されたということで、すばらしいなと思ったんですが、特定空家というのはどういったものになるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎住宅課長 まず、所有者へのリーフレットですが、昨年度2回送っておりまして、9月に694件、1月に119件、合計813件となっております。  それから、特定空家等に関してなんですけれども、基本的には、空家特措法のほうで特定空家等というものが定義されておりますが、町田市の対応といたしましては――すいません、基本的には、特に周辺に被害を及ぼすおそれのあるものということで、そのおそれの程度というのを町田市のほうでは、特定空家等の対策審議会を設置しまして、そちらの審議会のほうに諮問をして、どういう対応がよいかというのを、答申を得て対応するような運用を行っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。特定空家というのは、市内にどれぐらいあるものなのでしょうか、伺いたいと思います。 ◎住宅課長 現在はゼロ件になります。 ◆田中 委員 ありがとうございました。  次は、455ページの「新型コロナウイルス感染症の影響、対策」のところで、ゴールデンウイークなどの緊急事態宣言のときだったと思うんですが、公園内の施設の閉鎖、複合遊具の利用の休止ということがあります。この複合遊具の休止というところでは、どのような検討があってそういった判断になったのかというのを伺いたいんです。  この頃、まだコロナの感染ルートとかも分からないことがいっぱいあって、すごく判断としては難しいところがあったと思うんですけれども、どういった根拠で判断をされたのかというのと、その複合遊具の閉鎖の影響ですとか、そういったものを、その後どのように反省、総括されたのかというのを伺いたいと思います。  なぜかというと、2021年度に再度緊急事態宣言になったときに、町田市はちょっと独自の判断というか、遊具を閉鎖して、割とほかの自治体はあまり閉鎖していなかったということがあったので、2020年度の遊具の閉鎖というのをどのように捉えているのかをちょっと確認したいと思います。 ◎公園管理担当課長 2020年度最初の緊急事態宣言のときは、近隣市も含めて、複合遊具の使用禁止ということでやっていたと思いますけれども、その効果を見まして、当初は複合遊具は子どもたちが密集してしまうということで、使用禁止に町田市のほうでは行っていたということであります。  2021年度にもやったときには、他市の状況としては複合遊具の閉鎖等を行っていなかったんですけれども、町田市のほうでは引き続き閉鎖ということを判断させていただきました。 ◆田中 委員 ありがとうございます。そういったときに、他部署との意見を求めたりとか、そういうのはあるんですか。例えば、保健所から専門的な意見を求めたり、そういうのはやられていたものなんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 庁内では、コロナ会議といって、各部署、施設保有部署で集まって会議を開いておりますので、各部署と足並みそろえながら対応していっているところではあります。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  次、460ページの、薬師池について伺いたいんですけれども、ウェルカムゲートの完成ということで、決算の参考資料にも出していただいていると思うんですが、改めて事業費について伺いたいのと、薬師池公園の周辺の関連する駐車場が2020年度から有料化になっておりますが、その影響というのは、市のほうで何かつかんでいるものはあるんでしょうか。指定管理者の指定になっているとは思うんですけれども、その点、伺いたいと思います。かかった額でいいんですけれども。 ◎公園緑地課長 決算参考資料のほうの100ページに、件名(73)に、四季彩の杜整備事業の内訳と費用ということで、事業開始から2020年度までの表をお出ししております。2020年度に関しましては、西園につきましては、もう既に完成をしたということで、ウェルカムゲート西園の整備工事については費用はございません。2019年度以前のものの集計が14億8,338万3,932円でございます。 ◎公園管理担当課長 薬師池四季彩の杜の駐車場の件ですけれども、西園の指定管理に合わせて、北の駐車場と西園の駐車場のほうは指定管理に移行しまして、それに対しまして、特に要望等はいただいておりません。 ◆田中 委員 有料化の件なんですけれども、ウェルカムゲートを利用する方はウェルカムゲートの近くの隣接している駐車場を利用すると思うんですけれども、リス園の隣にある駐車場というのは、リス園に行く人は使うと思うんですけれども、例えば、利用率とか、そういったものの変化というのは、特につかんでいたりはしないんですかね、2020年度は。そういったものはもう指定管理者に任せているので、状況などは分かるか、分からないかというのだけを教えていただきたいんですけれども。 ◎公園管理担当課長 薬師池の駐車場ということでよろしかったでしょうか。  薬師池の駐車場については、今ちょっと数字を持ち合わせていないので、後ほどでよろしいでしょうか。 ◆田中 委員 問題意識としては、やはり平日無料化から有料化になってしまったということは、市民負担が増えているというところが問題意識としてあるんですけれども、分かりました。数字としてなければ、結構です。  次に、別件に移りまして、463ページの鶴間公園事業について伺いたいと思います。  463ページの「成果および財務の分析」のところに、住民の安全や生活を守るための事業があるんですけれども、その内容について、もう少し詳しく伺いたいと思います。7の①です。 ◎公園緑地課長 まず、公園の隣接している道路についての歩道の改良工事、安全を確保するためのカラー舗装工事を行っております。  それと、2番目に書いてあるテニスコート付近において遮音性能を高めるためというのは、地域の方からのご要望もいただいておりまして、運動施設を利用する際の音に対する防音壁ということで設置をしております。  延長を言うと、15メートルほどの防音フェンスを設置したというものでございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。テニスコートの防音フェンスのほうの設置は工夫されたと思うんですけれども、設置しての地域の方の反応というか、そういったものはあるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 今現在、防音フェンスを取り付けた後の状況を確認いただいているという状況でございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  同じページで、③の「事業の課題」のところで、施設利用のところで利用率が、平日のグラウンド、多目的室が低いというふうに書いてあるんですけれども、平日の利用が少ない原因というのはどのように分析をされているのか、伺いたいと思います。 ◎公園管理担当課長 どこの施設も同じなんですけれども、平日、子どもたちが学校に行っている時間とかはどうしても下がってしまうということがございますので、その平日空いた時間を利用してロケ収録の誘致をしたり、事業者のほうで使っていただくような、自主事業で使っていくとか、そういったことを指定管理者のほうで考えていっているところでございます。 ○委員長 休憩いたします。              午後零時 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時59分 再開 ○委員長 再開いたします。  午前中に引き続き、質疑を続行します。 ◎公園管理担当課長 先ほどお答えできなかった分のお話をさせていただきたいと思います。  芹ヶ谷公園のグラウンドの利用率ですけれども、2020年度に29%とお答えしたんですけれども、2021年度の4月から8月の利用率ですけれども、28%でございます。  もう一つ、薬師池の駐車場の利用台数の件ですけれども、2020年度は13万5,311台でございました。2019年度でございますけれども、こちらは平日無料開放いたしておりまして、台数のほうは集計しておりませんで、土日祝日のみになるんですけれども、4万1,486台になります。 ◆わたべ 委員 行政評価シート459ページの小野路球場の指定管理業務のところでお伺いします。  補修に関しての追加が1,289万5,000円増加というふうになっておりますが、大がかりの補修というものは、それも含めて委託料なんでしょうか。それで、大規模な修理に関して指定管理が負担する部分と市が負担する部分のすみ分けというのはどうなっているんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 指定管理料の増加分ということでございますけれども、こちらに書いてあるとおり、修繕分の増加になります。こちらは、2020年度事業計画で指定管理者のほうから提案を受けておりまして、その提案に基づいて指定管理料の増加のほうをさせていただいております。その増加分というのが今書いてあるとおり、修繕分になります。  修繕の市の負担とかのルールでございますけれども、40万円未満の修繕の部分は指定管理が自費というか、指定管理料の中で行うものと基本協定の中でなっております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。
     それでは、460ページの薬師池四季彩の杜事業のところですが、特にこの内容ということではなく、四季彩の杜がオープンしてから、なかなか魅力的な場所ではあるかと思うんですが、やっぱり暑いさなかの木陰がないなというところが市民から寄せられておりまして、例えばもっと水の出るような、ちょっとした水遊びをするような場所があったら、芹ヶ谷公園みたいに親子連れも喜んで遊びに行けるんじゃないかというような声がありまして、この四季彩の杜の工事に当たって、隣に薬師池公園で水が豊富にあるところから、例えば水場をつくるみたいな検討はされたのかどうか、お願いします。 ◎公園緑地課長 具体的には、恐らく西園にということかと思いますけれども、そもそも一番西側には水路とかはあるんですけれども、実際の水量が常時流れているような水路ではないというところから、今回の公園整備の中で水を使ったものというのは検討はしておりません。条件を整理した上で、これは難しいという判断をしております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。なるべく、水はというか、水の流れを、もしあるんだったら、今後生かすような形でお願いできればなと思いました。  次に、466ページなんですが、相原坂下ふるさとの森の指定解除というところで、町田市が民地をお借りしていたというところなんでしょうが、この指定をするに当たって、課税というんですかね、課税をしないでお借りしている状態なのか、ちょっとその辺のお金の行き来について教えてください。 ◎公園緑地課長 ふるさとの森についてでございますけれども、これは市の定めるふるさとの森設置要領に基づきまして、基本的な面積1,000平方メートル以上で、良好な景観であるとか、歴史環境があるとか、生き物の生息地だとか、あるいは市街地の中の市民の憩いの場として利用できることという、そういう条件を満たしたときに、市が無償で借り受けることができるということになっております。その際には、都市計画税ですとか、固定資産税のほうは免除になるというものでございます。 ◆わたべ 委員 賃貸ということは、借り賃は発生していないということでよろしいですか。 ◎公園緑地課長 無償で借り受けるということですね。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。ほかにも、市が所有していなくて、賃貸契約をされていると思われるところが相原松ヶ谷戸ふるさとの森と相原梅の丘ふるさとの森というのがあると思うんですが、この場所についても契約期間というものがあって、今後終了する見込みということにはなるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 使用貸借、無償で契約する期間を、基本的にはほかのふるさとの森も含めて、標準的には10年程度というふうに考えておりまして、地権者の方の状況によって短かったり長かったりございますけれども、更新期間を継続していくということで考えております。 ◆わたべ 委員 分かりました。ありがとうございます。  あと、公園に関してあと2点ぐらいお聞かせ願いたいんですが、行政評価シートの464ページのところに、市立公園が1箇所減少というふうに書いてあったんですが、その場所はどこになるんでしょうか。1か所減少としか書いてないので、教えていただきたいんですが。  ごめんなさい、464ページの、「3.事業の成果」のところの、成果の説明のところに、街区公園が1箇所増加し、市立公園が1箇所減少しましたと書いてあるんですが。 ◎公園管理担当課長 増加した街区公園が、小山みたけ公園、片所区画整理内に設けられた公園になります。減少した分は相原坂下ふるさとの森が減少分になります。 ◆わたべ 委員 分かりました。今お聞きした相原坂下のほうが地域の市立公園の減少した分だというふうには分かりました。  あと、ごめんなさい、これ決算の資料のどこにあるかちょっと私分からなくて聞いているんですが、2020年度の当初予算の概要の496ページのところに、特別緑地保全地区内の民有緑地の取得ということが書かれてあったんですが、そこの特別保全緑地というところは、七国・相原特別緑地保全地区のことなのかなと思うんですが、それで間違いないのか、その状況について教えてください。 ◎公園緑地課長 行政評価シートでいきますと、ふるさとの森事業の中で、これは広袴神明特別緑地保全地区の用地ということです。 ◆わたべ 委員 分かりました。ありがとうございます。  最後に、「グリホサート」を主成分とする除草剤の使用実績ということをお伺いして、決算資料の97ページに載せていただいたんですけれども、これは、毎年のように購入されていて、こういうふうに代表的な使用例として、伐採した樹木の根を枯らすために切り株に塗布しているというふうにあるんですけれども、これは毎年のように買われているものなんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 資料をご覧のとおり、19年度は購入実績がありません。ストックしていた部分がなくなったときに、初めて買っているような状況になりますので、毎年毎年買っているわけではございません。 ◆わたべ 委員 グリホサートについては、いろいろな諸説あるんですけれども、あまり環境にはよろしくないというところで、なるべく使用を控えていただきたいものに当たると思うんですけれども、これって例えば、町田市のグリーン購入リストの中にあるから買っているとか、そういうものではなく、必要だから買っているというところですかね。 ◎公園管理担当課長 委員おっしゃるとおり、必要だから買っているという状況になります。 ◆わたべ 委員 できれば、グリホサート以外で同じような目的のために代替のものというのは考えられないんでしょうか。 ◎公園管理担当課長 現在のところ、考えておりません。 ◆わたべ 委員 わかりました。ありがとうございます。 ◆友井 委員 事業別評価シート456ページ、公園緑地費の中の、特定事業名は野津田公園事業ですかね。この中で、事業目的がありまして、大規模なスポーツ大会やプロスポーツに対応する競技設備と記載がありますけれども、これの大規模なスポーツ大会とは何を指しているのか、教えてください。  それと、もう一つは、2020年度の収入が4,200万円少しありますけれども、これの内訳を教えていただけますか。 ◎公園緑地課長 事業概要の目的なところ、大規模なスポーツ大会やプロスポーツ、これは野津田公園のスタジアム等の運動施設で開催する、例えばJリーグですとか、ラグビーですとか、トップリーグとか、そういったものを大規模なスポーツ大会というふうに考えております。 ◎公園管理担当課長 野津田公園の収入の内訳でございますけれども、大部分はJリーグの使用料になっております。 ◆友井 委員 事業目的の件は後ほどまた改めてお伺いしますけれども、まず4,200万円の内訳というのがほとんどがスタジアムで、陸上競技場のほうで開催されている大規模イベントの収入であるということですけれども、今、3面あるテニスコートのほうの収入というのは、多分そんなに多くはないと思うんですけれども、需要としてはいかがなんでしょうかね。ほかにも、民間施設なんかも3面程度だとあるので、そことの金額の折り合いとか、いろんな条件があると思うんですけれども、稼働率は高いとはお聞きしていますが、幾らぐらいなのかな、稼働率と併せて教えてもらえれば。 ◎公園管理担当課長 野津田公園テニスコートの稼働率になりますけれども、97%でございます。 ◆友井 委員 利用料。100万円だ、200万円だってあるでしょう。 ◎公園管理担当課長 ちょっと資料探しますので、後ほど、すいません。 ◆友井 委員 分かりました。これからテニスコートの件は、4面を当面整備して、まずは合計7面で運営をされるとは思うんですけれども、この市内外の民間テニスコートで、例えばの話、3面のところ、4面のところ、7面のところって、細かくは分からないと思いますけれども、何かこう、要は重複するようなことを避けるために、規模的なものとか、位置的な、地理的な要件とか考えて計画されていると思いますけれども、民間の施設の近隣の状況を教えてもらえますか。 ◎公園緑地課長 近隣の民間のテニスコートの配置状況等については、現在のところ把握しておりません。 ◆友井 委員 今、民間のテニスコート、周辺、近隣のテニスコートのことは把握していないというお話でしたけれども、これは以前から市長が言われるには、民が賄い切れない大型スポーツ施設は公がやるべきであると。ほかの施設というのは、民業圧迫にならないようにすみ分けをするというのが整備の基本的な考えだと、以前にお聞きしたことがあるんですけれども、この第二次野津田公園整備基本計画というのは、それを踏まえてつくられているんですよね。その確認をさせてください。 ◎公園緑地課長 野津田公園の第二次整備基本計画の際に、市内の体育協会等の関連団体の方ですとか、懇談会での意見ですとか、そういった意見を総合した上で、導入する施設等については決定をしております。 ◆友井 委員 多分、体育協会との懇談でということなんで、多分要望が出ていらっしゃいますよね。テニス協会、ソフトテニスのほうだったかな、12面というご希望が出ているのは承知していますけれども、今回は新たにつくるとか、4面なので、当然その需要には答えられていないんですね。私がさっき民間の施設と言ったのは、市長のお話も、お考えもあるでしょうから、それは私も同意するところなんですけれども、今回は民間の圧迫になってしまうのではないかなという懸念があるので、そのところをお聞きしているんです。いかがですかね。 ◎公園緑地課長 野津田公園の第二次整備基本計画の際にいただいている要望につきましては、テニスコートの8面以上ということでご要望をいただいておりまして、その際にヒアリング等でお話を伺ったところ、市町村大会等の開催に向けては、8面よりは、やはり12面ほどあったほうが好ましいというお話はお伺いしておりまして、その意味で、この基本計画の際に12面ということで決定をいたしました。 ◎公園管理担当課長 すみません、先ほど野津田公園のテニスコートの利用料金の収入ですけれども、306万580円、2020年度でございます。 ◆友井 委員 料金のことなんですけれども、2019年度と比較して、利用率はかなり、35%程度下がったんですかね。それにしては料金のほうはそんなに目減りしていないという。いろいろと頑張っていただいているんだと思いますけれども、あとは受益者負担の上げとかね、そういったものが関係していると思うんですけれども、ドローン事業というのも何かおやりになっているみたいですけれども、ここの概要を教えていただけますか。どこでやって、有料で貸し出しているのかどうかとか。 ◎公園管理担当課長 ドローン事業につきましては、野津田公園の指定管理の自主事業で行っているところではございます。ドローンの操作方法とかを野津田公園の原っぱ、草地広場と言うんですかね、そこでやっているような状況になります。 ◆友井 委員 さっきのテニスコートの使用料300万円ちょっとは、町田市の歳入になるけれども――ならない……。  指定管理のほうに全て入るか。じゃ、指定管理のほうの懐に入れば、コロナ禍のいわゆる利用が停止している施設があったから、継続金、いわゆるコロナ対策の費用が市のほうからまた上乗せで出ていますよね。そういったものが少し減っていくわけで、いろんな施設を使ってもらえれば、そういうロジックでいいですよね。よろしいですかね。 ◎公園管理担当課長 委員おっしゃるとおりです。 ◆友井 委員 そうすると、先ほどの事業目的のほうに戻りますけれども、この大規模なスポーツ大会というのは、テニスコートの件に焦点を当ててみると、大規模な大会を開催したいということからの要望で、最終的には基本計画には12面の整備と書いてあるんで、そこに至らないうちに整備をすると、これは民業圧迫になりませんか。 ◎公園緑地課長 民間施設の事業規模等については、全て把握はしておりませんけれども、野津田公園の面数、整備をしたとしても12面ということですけれども、大きな民業圧迫に当たらないというふうに考えております。 ◆友井 委員 ちょっとそこは、いろんな角度から見たときに見え方も違うかもしれませんけれども、見解の相違の部分もあるかもしれないし、ただ、民間の施設を少し調べていただきたいなと思っています。これが翌年度の決算にも反映されてくると思いますんで、それは理由としては、ほかに第2次基本計画は、ほかのスポーツ施設を整備するものがまだありますよね。少し、例えば順番を変えてみたりすれば、こういった指定管理者への負担も減るんじゃないかなと。しいては市の財政のほうに好影響になるんじゃないかなと思っています。  そこで、お伺いしたいんですけれども、テニスコートのほうは事業延伸ですよね。期間の、コロナ禍の影響による市財政の逼迫があるんで、不急の事業については先送りするということでよろしいんですよね。 ◎公園緑地課長 事業延伸というよりは、事業の優先度を精査した上できちんと整理をしていこうということで、年度がずれているということです。 ◆友井 委員 ちょっとまだコロナ禍もあるしね、継続中でありますし、市財政もまだ、翌年度も厳しい状況は見えていますんで、いろいろと考えなきゃいけないと思います。私も考えていきたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって一般会計のうち、都市づくり部所管部分の質疑を終結いたします。  次に、本件のうち、鶴川駅南土地区画整理事業会計について、担当者の説明を求めます。 ◎都市整備担当部長 令和2年度(2020年度)鶴川駅南土地区画整理事業会計歳入歳出決算の概要につきましてご説明いたします。  歳入歳出決算書の271ページをご覧ください。  歳入決算額は5,662万9,000円、歳出決算額は5,281万3,026円で、歳入歳出の差引残額381万5,974円は翌年度へ全額繰り越しております。  歳入でございますが、第1款、繰入金、第1項、繰入金は272ページに掲載しています。  歳出でございますが、第1款、総務費、第2款、事業費、第3款、予備費は273ページに掲載しています。  以上が歳入歳出決算書に係る部分でございます。  次に、決算内容の詳細につきまして、「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明いたします。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の446ページをご覧ください。  「1.組織概要」及び「2.2019年度末の総括」について説明いたします。  組織の使命につきましては、土地区画整理事業などを活用し、計画的なまちづくりを推進することでございます。  課題につきましては、事業の進行により、今後、土地の取得が見込まれるため、国や東京都の交付金などによる財源を確保する必要があることや、計画的に事業を進めるために、地権者への丁寧な説明や関係機関との円滑な協議を行う必要があることでございます。  「3.事業の成果」について説明いたします。  主な事業の成果といたしましては、鶴川駅南土地区画整理審議会委員選挙を実施し、地権者委員8名が決定し、学識経験委員2名を選任したこと、2021年度の換地設計完了に向けて、換地設計基準(案)や土地評価基準(案)を作成し、換地設計に着手したことなどでございます。  「4.財務情報」について説明いたします。  「①行政コスト計算書」をご覧ください。  2020年度の行政費用は合計で6,171万9,000円でございます。  「行政コスト計算書の特徴的事項」といたしましては、物件費が挙げられ、財務構造分析のグラフの通り、行政費用の約57%を占めております。  「7.総括」について説明いたします。  「③2020年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」でございますが、換地設計を完了するためには、東京都との協議、地権者への個別説明、審議会への諮問答申を経て、決定する必要があること、整備工事への着手に当たっては、地権者の所有する建物移転が必要となるため、地権者の協力が不可欠となること、また、様々な工事が重複することから、適正なスケジュール管理や予算執行管理を行う必要があることなどでございます。  「④課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございますが、「短期的な取り組み」といたしましては、2021年度及び2022年度に地権者協議、補償算定、土地鑑定を着実に実施し、用地取得を完了します。また、2021年度に地権者への個別説明や審議会への諮問を行い、換地設計を完了します。  「中期的な取り組み」といたしましては、土地区画整理事業の進捗に伴い、調整池、電線共同溝や下水道などの占用企業者と調整を図り、工程管理、予算執行管理を徹底します。  鶴川駅南土地区画整理事業会計の会計別行政評価シートについての説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 1点だけ確認をさせていただきたいと思います。  この事業に係る対象となる地権者の方というのは何件、何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎地区街づくり課担当課長 現在44名です。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって鶴川駅南土地区画整理事業会計の質疑を終結いたします。 △行政報告(南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについて) ○委員長 行政報告、南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 南町田拠点創出まちづくりプロジェクトにつきましては、都市政策課長から説明いたします。 ◎都市づくり部次長 では、南町田拠点創出まちづくりプロジェクトについてご報告いたします。  本プロジェクトは、町田市と東急株式会社で連携、共同して取り組んでおりますが、土地区画整理事業施行区域内で唯一未着手となっております複合利用ゾーン、資料の1ページ目の全体図の右下で囲っている箇所でございますが、現在も東急とともに、今後の土地利用についての検討を進めているところでございます。  このたび、その土地利用の検討状況を踏まえまして、2015年6月に策定いたしました南町田駅周辺地区拠点整備基本方針に基づき、将来の土地利用を実現するために、都市計画の変更をいたします。  資料の2ページをご覧ください。  まず、地区計画の変更につきましては、主に5点ございます。  1点目は、2019年6月に駅の名称が変更になったため、地区計画の名称を変更いたします。  2点目は、複合利用ゾーンにおきまして、商業だけでなく、複合的な機能の導入を誘導し、多様なライフスタイルの創出や、必要に応じてバスの待機場を配置いたします。  3点目は、にぎわいの連続性を図るため、歩行者通路に接する部分ににぎわいの創出に資する用途を積極的に誘導いたします。  4点目は、社会情勢を踏まえ、持続可能なまちづくりを目指し、省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入、電気自動車の充電機能つき駐車スペースの配置に努めます。  5点目は、周辺環境を踏まえ、自家販売のために食品製造業等を営むものを除いた工場を規制するなどでございます。  また、地区計画の変更に合わせまして、用途地域及び高度地区を変更いたします。用途地域は、第二種中高層住居専用地域及び準住居地域を近隣商業地域に、建ぺい率は60%から80%に、容積率は200%から300%に、高度地区は31メートル第2種から第3種に変更をいたします。
     資料の1ページに戻っていただきまして、プロジェクトの第2期整備でございますが、都市型住宅ゾーンにつきましては、地域の住み替えサイクルの実現に向けた高層住宅棟の整備を本年6月から着手しており、2024年3月の入居開始を予定しております。また、複合利用ゾーンにつきましては、国道246号東側の地区から駅方面を結ぶゾーンとして、安全でゆとりある歩行者空間を確保するため、東急をはじめ、関係機関と協議を進めております。  今後のスケジュールでございますが、10月上旬に都市計画変更につきまして地元説明を行い、その後、都市計画案の公告、縦覧、12月に都市計画変更の告示を行います。  なお、土地区画整理事業につきましては、2022年9月30日完了を予定しております。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 1点だけ教えてください。本当に楽しみなあれで、やっと完成に近づくということなんですけれども、これは最初から言うと、何年ぐらいかかっているんですか、ここまでに来たというのは。それちょっと教えてもらいたいんですけれども、分かればで結構です。 ◎都市づくり部次長 こちら、もともとは南町田を区画整理する前も、この地域についてはいろいろと、今後の土地利用については地元の方といろいろ協議というか、進めてまいりました。実際に今回、このプロジェクトに関しましては、東急と官民連携ということで取り組んでおりますけれども、実際こちらに工事に入って区画整理を行ったのは、ほぼ5年前から整備にはもう入っておりますので、その前もいろいろと協議はありましたけれども、実際工事に入ったのは5年ほど前からということになります。 ◆佐藤 委員 だから、いろいろな計画自体を、町田市の今までのいろんな法的な規制なりをやっぱり変えて、今日に至っていると思うんですけれども、そういうのも含めた中で、やっぱり相当年数かかって変えて、今までの都市づくりのマスタープランが、今回次にありますけれども、その中に整合させていくプロセスというのは大変な作業だと思うんですけれども、それを含めた中で、ざっとここまで来たというのは、それはどのぐらいなのかなという、大変なことだと思うんですけれども、教えてください。 ◎都市づくり部次長 ここの地域の土地利用の検討につきましては、2015年6月に、先ほどもご説明させていただきましたけれども、南町田駅の周辺地区拠点整備基本方針、こういうものを策定をさせていただいております。その際には、やはりここの地権者の事業者ですとか、当然地元の住民の方々の意見を一緒に酌み取りながら策定しておりますので、この基本方針に、つくるまでにもかなりの時間を要して、こちらの基本方針を策定いたしましたので、この基本方針に基づいて、それ以降の整備工事等に取り組んでいるというような状況となっております。 ◆田中 委員 地元説明についてお伺いしたいんですけれども、10月上旬に行うということで、日程が決まった際の周知の方法ですとか、また、今コロナ禍の下で、状況が変化したりすることもあると思うんですけれども、開催の方法というのはどのように検討されているのか、教えてください。 ◎都市づくり部次長 こちらの都市計画の変更の説明ということだと思いますが、こちら今、地元の町内会の方と連絡等を取っておりまして、今のコロナ禍の状況もございますので、どこまで、本来であれば地元に私たちが出向いて、集合形式で説明というような形が本来の説明の仕方だと思うんですけれども、なかなかそういった集合形式というのが多分取れないと思われておりますので、今、地元役員の方々といろいろと相談をさせていただいて、例えば、班長さんだけ集まっていただくとか、文書等を配付させていただくとか、今どういった形でやるというのはまだ正式には決まっていませんので、今ちょうど自治会の方と協議というか、どのような形で行うかというのを相談をしている状況でございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。なかなかその開催の内容も難しいと思うんですけれども、一方、広く知りたいという方もいらっしゃると思いますので、できる限り、希望される方が参加なり、知る方法があるように、ぜひ検討していただきたいと思います。ありがとうございます。 ◆友井 委員 何点か、単純なことなんで聞きたいんですけれども、変更概要のほうで、まず2の地区計画の変更の中で、③にぎわいの連続性を図るため、建築物等の整備の方針を追加と、これをもう少しかみ砕いて教えてください。何を言っているんだろうかと、ちょっとこの2行だとちょっと分からないので、具体的にどんなイメージなのか。  それともう一つが、④の社会情勢を踏まえ云々の2)電気自動車の利用を促進する充電機能つきの駐車スペースを設けるよう努める、この辺なんか、具体的に何かあるんだったら教えてください。  それと最後に、これは確認なんですけれども、右の下に変更概要とあって、変更前と変更後があります。その中の高度地区というのは、31メートル第2種から第3種に変更になります。ほかの部分は、建ぺい、容積なんかは上昇していますけれども、この第3種になると、私が知る限りでは、町田市の資料をね、どこでも一緒なんでしょうけれども、高さが落ちると見ればいいの、これはどうしたらいいの。第3種高度地区だと10メートル及び8メートル、水平距離から離れたら20メートルというふうになっていますけれども、違うのかな。どういうふうに見ればいいか、教えてください。 ◎都市づくり部次長 まず1つ目のご質疑、こちらの地区計画の変更の③ですね。こちらの建築物の歩行者に接する部分ということでございますが、こちら、実際今、この地図のB地区なんかですと、商業施設の周り、要するにありますけれども、そちらに小さい店舗を建てられるような形で、それが可能となるように変えていくということになっております。そちらのほうは基本的にそういった店舗を建てられるということにしていきますので、基本的に住宅の建築はなしということで考えております。  続きまして、④の充電機能つき駐車スペースということでございますけれども、既に商業施設の中の駐車場には、既に4台そういった場所が設置しております。今後、この社会情勢を考えまして、やはり省エネ化ですとか、こちらに書いてありますけれども、再生可能エネルギー導入ということを、やっぱりエコを考えた場合にそういったものを配置することをしっかりとこちらのほうにうたったということでございます。  最後の、高度地区の第3種というお話なんですけれども、委員さんおっしゃったように、第2種高度地区については、町田市は31メートルということでありますけれども、基本的に第3種高度地区というのは、高さの制限というのは特に設けないことになっておりますので、当然この斜線規制とか、それにかからない程度であれば可能だというようなことになっております。 ◆友井 委員 それぞれご答弁ありがとうございました。まず1個目は理解しました。  2個目なんかは、これは電気自動車と書いてありますけれども、国の補助金なんか少し、大分増えてくるみたいな、水素ステーションなんかはもう含まれるのかどうか、教えてください。  それと、今の最後の高度地区の件なんですけれども、制限がなくなるというのは、どこにそれが書いてあるんだろうな。私が見ている町田市の資料だと、高度地区というのは10メートル、離れて20メートル以内って書いてあるんですけれども、いいのかな。 ◎建築開発審査課長 紙とかで書いてご説明するとちょっと分かりやすくなるとは思うんですけれども、31メートル第2種というのは、31メートルがもうマックス。もちろんそこから高いものは建てられなくなります。第3種というのは、その頭に31メートルというのがついていないので、そのマックスがなくなります。3種高度になると、北側の離れの距離に対して1.25という係数を掛けて10メートルを足していくという計算をしていきますので、さらに離れた距離になって、また係数が変わってくるんですけれども、そうすると、それなりに高い建物が建てられていくという条件になります。また後でもしあれだったら紙でご説明いたしますので。 ◎都市づくり部次長 先ほど、充電機能つき駐車スペースのほかにスペースは考えていないのかというご質疑ですけれども、今のところ、実際にはそういった文言を、こちらのほうに今入れてはおりませんけれども、今後そういったケースもやっぱりあり得るかもしれませんので、社会情勢を見ながら考えていきたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「町田市都市づくりのマスタープラン」策定に係るパブリックコメント及び「町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策」改定に係る市民意見募集の実施について) ○委員長 行政報告、「町田市都市づくりのマスタープラン」策定に係るパブリックコメント及び「町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策」改定に係る市民意見募集の実施についてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 「町田市都市づくりのマスタープラン」策定に係るパブリックコメント及び「町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策」改定に係る市民意見募集の実施につきましては、都市政策課長から説明いたします。 ◎都市づくり部次長 それでは、この件につきましてご報告いたします。  資料は非常に多くなってしまっておりますけれども、資料のほうが「まちだの未来~都市づくり特集号~」の広報紙ということで、資料の2ページから3ページにございます。それと、町田市都市づくりのマスタープラン(案)につきましては45ページから161ページ、概要版につきましては4ページから31ページ、町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策(案)につきましては162ページから225ページ、概要版につきましては32ページから44ページとなっておりますので、よろしければご覧ください。  町田市都市づくりのマスタープランにつきましては、まちだ未来づくりビジョン2040の策定に合わせまして、2020年2月に町田市都市計画審議会に策定に向けた検討を諮問し、町田市都市計画審議会に設置した特別委員会におきまして、全9回の検討を経て、2021年8月に町田市都市計画審議会から答申を受けております。  このたび、答申を基に町田市都市づくりのマスタープランの案がまとまりましたので、今回パブリックコメントを実施いたします。  パブリックコメントの実施期間は9月15日から10月14日、意見等の提出方法につきましては記載のとおりとなっております。  市民への周知につきましては、「広報まちだ」で周知するとともに、「みんなで描くまちだの未来~都市づくり特集号~」の広報紙を9月15日の「広報まちだ」にとじ込んで配布をいたします。また、各市民センター等で新マスタープランの案及び概要版は閲覧できるようにいたします。  また、町田市都市づくりのマスタープランの実現に向けて、実効的な都市計画制度の運用を図るため、町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策の改定に現在取り組んでおります。  こちらが2021年1月に町田市都市計画審議会に設置いたしました特別委員会におきまして検討を進めており、このたび中間の検討内容を取りまとめましたので、同時に市民意見の募集を行いたいと思います。  実施方法等につきましては、町田市都市づくりのマスタープランのパブリックコメントと同様でございます。  最後に、今後のスケジュールについてでございますが、2021年12月の本委員会でパブリックコメントの実施結果を行政報告いたします。その後、2022年2月に、町田市都市計画審議会にて、町田市土地利用に関る基本方針及び制度活用の方策につきまして答申、審議を行い、2022年3月に町田市都市づくりのマスタープラン及び町田市土地利用に関する基本方針及び制度活用の方策の公表を予定しております。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 まず1つ目に、パブリックコメントのことなんですけれども、2ページ目の広報のところにQRコードなどを載せていただいて、アクセスしやすい、そういった工夫が見られるなと思ったんですけれども、大事なプランという、すごく大がかりなプランということで、そのパブリックコメントはどれくらい上がってきてほしいという、そういった目標とか、そういったものというのはあるんでしょうか。 ◎都市づくり部次長 今委員おっしゃったように、これは本当に広く、多くの方に見ていただきたいものでございますので、こういった、以前委員会ではこのQRコードとかというお話もいただいたので、こういった特集号につけさせていただいております。  目標といいますか、これは何人というわけではないんですが、やはり広く皆様に知っていただきたいということで、今までも3か月程度に1回、こういった特集号とかも出させていただいておりますので、当然ホームページでも見れますので、多くの方に見ていただきたいと思っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。本当に多くの方にパブリックコメントを寄せていただけたらいいなと思っているところです。「広報まちだ」に挟まれるということでは、たくさんの方に見られるというふうに思いますが、なかなかテーマとしては難しいものでもあるので、どうやったらこのパブリックコメントがたくさん上がってくるのかなというのは、すごく課題になるなと思うんですけれども。ただ、広報紙自体は見やすいと、印象としては受け止めましたので、なるべく多く上がってきてほしいなと私も思います。  マスタープランの内容について少し伺いたいんですけれども、量もたくさんで、部分的にしか見れていないところもあるんですけれども、報告の資料の66ページなんですけれども、防災というところもすごく大きなテーマで、なのでここに載っていると思うんですが、町田の地域防災拠点として、小中学校が町田地域防災拠点というふうに書いてあって、そこに今後の計画ということで、小中学校の統廃合について、必要に応じて地域防災拠点としての機能維持、整理を進めるというふうにあるんですけれども、これはどういった意味になるんでしょうか。ちょっと説明をしていただけたらありがたいです。  失礼しました。タブレット資料の99ページ目です。すみませんでした。 ◎都市づくり部次長 こちらに小中学校の統廃合と書かせていただいたのは、今、学校の再編事業が行われておりますので、当然のことながら、そのままの、例えば統廃合して廃校している学校をそのまま使うということは多分厳しい状況だと思いますので、そういったものの、いろいろな整備方針とかございますので、小学校についてはそれに合わせて、しっかりと避難所等、こちらに書かせております地域の防災の拠点ということで、それはそういった整備方針に合わせて、しっかりと組み入れていくというようなことでなっております。 ◆田中 委員 数字間違えてすみませんでした。  廃校になったところも、残すところもあればそうじゃないところもあるというような、そういう想定なのかというのちょっと伺いたいんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 休憩します。              午後1時57分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時58分 再開 ○委員長 再開します。  ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「町田市住みよい街づくり条例」改正に係るパブリックコメントの実施について) ○委員長 行政報告、「町田市住みよい街づくり条例」改正に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 「町田市住みよい街づくり条例」改正に係るパブリックコメントの実施につきましては、地区街づくり課長から説明いたします。 ◎地区街づくり課長 「町田市住みよい街づくり条例」改正に係るパブリックコメントの実施につきまして報告いたします。  添付しました資料につきましては、パブリックコメント実施の資料となっております。先ほど報告のありました都市づくりのマスタープランの策定に合わせまして、2004年に市民主体の街づくりの実現を目的に施行しました町田市住みよい街づくり条例につきまして、条例改正案を取りまとめましたので、パブリックコメントを実施いたします。  検討に当たりましては、2020年3月から、街づくり審査会のほうへ諮問いたしまして、審査会の下部組織となる専門部会にて検討を進めまして、本年5月に街づくり審査会のほうから答申を受けて、条例改正案を取りまとめております。  条例改正案の内容につきましては、前回6月の建設常任委員会のほうで報告いたしましたので、改正のポイントだけお知らせをいたします。添付しましたパブリックコメント資料の2ページをご覧ください。  条例改正のポイントとしましては、3点ございます。まず1点目ですが、条例の支援する街づくりの対象を現行の地区計画などのルールづくりから、地域資源を生かし、地域の魅力を高める活動や取組へと拡大をいたします。また、地区の魅力を高める活動が手軽に生まれるように、団体認定から活動認定へと切り替えてまいります。  2点目は、本条例に基づき、地区住民等と市が協働でつくります地区単位の将来像、まちビジョンを都市づくりのマスタープランに位置づけ、市の都市づくりの方針とし、施策事業へ展開できる仕組みへとしてまいります。  3点目は、大規模土地取引の際に、土地の売主から市へ、土地の情報を届け出いただく手続を新設するとともに、開発等の構想段階での協議につきまして、市民と事業者の間では、現行よりも早い段階で実施することとし、事業者と市の間では協議することを新たに設けてまいります。  1枚目の報告資料へお戻りください。パブリックコメントの実施の期間は、9月15日から10月14日、意見書等の提出方法につきましては、記載のとおりでございます。市民への周知につきましては、「広報まちだ」で周知するとともに、「みんなで描くまちだの未来~都市づくり特集号~」を9月15日の「広報まちだ」のほうにとじ込んで、配布いたします。また、条例改正案の概要を市のホームページで公開するとともに、各市民センターなどの窓口で資料を配布いたします。  最後に今後のスケジュールにつきましては、本年11月、パブリックコメントの結果の公表、12月の第4回市議会定例会への条例改正議案を上程し、採択後に公布いたします。その後、3か月の移行・周知期間を経まして、2022年4月の条例施行を予定しております。  報告は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆友井 委員 今の説明をいただいて、事業者さんにまちづくりを理解してもらって、計画的な町をつくっていくという意味ではとても有効だと思うんですが、これは5,000平米超の土地についてということだと思うんですけれども、法的拘束力とか、駄目だよというのはないと思うんですけれども、実効性としていかがなんでしょうかね。  実際に、思うようにそれが進むんですよ、これができたらというところまでのものではないように感じるんですけれども。市の思うまちづくりと、実際に5,000平米超を購入しようとする人たちの思惑が全くもって一緒になるというわけではないとは思うんです。そういう意味で、実効性はどうなのかなと。 ◎地区街づくり課長 実効性のほうですけれども、まずは、この制度の趣旨と言いますか、これまでなかなか事業者さんが、市とその土地の売買の段階から、町田市のまちづくりの方向性というものを承知できる機会がなかったということと、また、市民の方々、土地をお買いになる方々が、そういう接触の機会というんですかね、話す機会がございませんでしたので、それをいち早くやることによって、事業者さん、買った方がまず計画の早期の段階で、町田市のまちづくりの方向性を知ることができるということと併せまして、市民の方のご心配事って言うんですかね、そういったことを把握しながら計画づくりを進めていただくということが趣旨になっておりますので、そういった意味では、実効性はこれから取り組む内容ですので、しっかりやっていきたいといったところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について) ○委員長 行政報告、鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況についてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況につきましては、地区街づくり課担当課長から説明いたします。 ◎地区街づくり課担当課長 それでは、鶴川駅周辺再整備事業の進捗状況について報告いたします。  2016年に策定しました鶴川駅周辺再整備基本方針の実現を図るため、北口広場整備事業、南北自由通路整備・駅舎改良事業、鶴川駅南土地区画整理事業及び南口アクセス道路整備事業等を進めております。各事業の進捗状況につきましては、お手元の資料の番号順に説明してまいります。  ①の北口広場整備事業については、本年秋からの工事着手に向け、現在準備を進めております。  ②の鶴川駅南北自由通路整備・駅舎改良事業につきましては、昨年度締結しました小田急電鉄との協定に基づき、現在実施設計を進めております。今後は、2023年度の工事着手に向けて、関係者協議を進めてまいります。  ③の鶴川駅南土地区画整理事業につきましては、現在換地設計を進めており、今後、2023年度の工事着手に向けて、用途地域等や事業計画の変更などを進めてまいります。  ④の南口アクセス道路整備事業につきましては、現在、神奈川県警察等と協議を進めております。今後は、2024年度の工事着手に向けて川崎市とも連携を図りながら、測量や設計、用地取得を行ってまいります。  次に、資料2ページの地元への周知ですが、7月12日からユーチューブ町田市公式動画チャンネルにて、鶴川駅周辺再整備事業の概要及び鶴川駅北口広場整備工事に関する動画を配信しております。コロナ禍においても、鶴川駅周辺再整備事業をより多くの方にお伝えするために、動画配信いたしました。現在の視聴状況はご覧の資料に示しました実績から、今朝の時点で第1巻が2,238回、第2巻が1,968回、第3巻が1,838回、合計視聴者回数は6,044回となっております。また、7月15日には、動画視聴環境のない方々に向けた説明会を和光学園ポプリホール鶴川にて開催し、28名の参加をいただきました。この説明会の様子は、ご自宅等でもご覧いただけるよう、ライブ動画配信を行い、最大20名の方にご視聴いただきました。
     お手元の資料の3、4ページは説明会当日に配付いたしました説明資料となります。  最後に、鶴川駅南土地区画整理事業区域内の土地所有者に向けた「区画整理ニュース」を8月16日に発行し、事業の進捗状況等についてお知らせをいたしました。ニュースの内容は、お手元資料の5ページから8ページとなっております。  今後も事業の進捗に合わせて発行し、円滑な事業推進へつなげてまいります。  報告は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 この地元への周知の中で、ユーチューブの動画配信ということなんですけれども、これは市としての記録としてそういう、やっぱり残していくということも後々、ずっと先に大事なことなのかなと思うんですけれども、どうですかね。 ◎地区街づくり課担当課長 委員おっしゃるとおり、貴重な資料だと思っておりますので、今後も残していきたいと思っております。 ◆田中 委員 まず、説明会なんですけれども、私も参加させていただきまして、コロナ禍の下もあって、リアルな動画配信も行ったということで、すごくよかったなと思うんですけれども、動画配信を見られた方から、ちょっと聞こえづらかったり、見にくかったりというような声も伺っていて、何かその原因とか改善策というのはあるんでしょうか。 ◎地区街づくり課担当課長 委員おっしゃるとおり、ちょっと画面が見づらかったりですとか、音が聞こえなかったという声は聞いております。今回ちょっと初めての取組だったので、今後改善していきたいなと思っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  もう1点、現地で参加された方はその場で質疑応答を受けてくださって、それも地域の方としては本当によかったなと思うんですけれども、動画配信を見ていた方はそういったことができなかったので、それだったら現地で参加をしたかったという声もあったんですけれども、そういった意味では、案内に工夫が必要なのかなと思ったんですけれども、現地参加の方は質疑応答がありますみたいな、ちょっと変な言い方ですけれども、案内に工夫が必要かと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎地区街づくり課担当課長 確かにその辺の周知の仕方は検討の余地があるかなと思っています。一応、連絡先等はホームページ等にも記載をさせてもらったんですけれども、今後、その辺は検討していきたいと思っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。動画もすごく分かりやすいので、本当に工夫されているなというふうに思っております。  もう1点、「区画整理ニュース」のことなんですけれども、このニュースの配付の範囲というのは、どの方に配付がされているのか。あと、一般的に見られるものなのか、確認をさせてください。 ◎地区街づくり課担当課長 配付した方は、区画整理内の地権者に配付しております。あと、一般の方もホームページ等で見れるようになっております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(土地の買入れについて(蓮田緑地用地)) ○委員長 行政報告、土地の買入れについて(蓮田緑地用地)を議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 土地の買入れについて(蓮田緑地用地)につきましては、公園緑地課長から説明いたします。 ◎公園緑地課長 それでは、土地の買入れについてご報告をいたします。  本件は蓮田緑地用地ですね、事業用地を町田市土地開発公社において代行取得いたしましたので、ご報告をするものでございます。  物件の内容でございますけれども、2筆、実測面積を合わせて973.64平方メートル、取得価格は4,391万1,164円です。契約日につきましては、本年、2021年の5月24日です。  取得した土地の場所ですけれども、2枚目資料のほうに位置図、案内図、平面図をおつけしております。当該地の南側には小山田神社がある蓮田の部分でして、平面図の中の赤い着色の部分の2筆が今回の取得した土地でございます。  ご報告については以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆友井 委員 現地の状況を把握したいんですけれども、小山田神社の北側、北北西ぐらいに位置するのかな、蓮田ですけれども、この土地を購入したら、これで蓮田緑地の完結なんですかね。まだ先もあるよということですかね。 ◎公園緑地課長 取得した後の整備するかしないかとか、そういうことでしょうか。  現状でその蓮田になっているところと、あと畑の部分とございますけれども、その部分を一体として購入した後は、現在の蓮田を半分ほどきちんと残して、資源として残した上で、残りについては埋立てをして広場をつくりまして、それに休憩棟ですね、休めるような建物とトイレ等を整備する予定です。 ◆友井 委員 この蓮田緑地に来ていただく方たちは、どの辺を想定していますか。 ◎公園緑地課長 特段、数値で何キロメートルとか、そういうことは考えておりませんが、近隣の方からおいでいただけるようにということで、仮設の駐車場も設ける予定になっております。 ◆友井 委員 これは当然要望があったり、指定計画をつくって、計画的に土地を買収していっていると思うんですけれども、たまたまなんですけれども、ここは多分今おっしゃるとおり、蓮田か畑の部分になるかと思うんですけれども、これは平米単価は4万5,000円ちょっとなんですね。この数字は鑑定士さんに鑑定依頼して金額をはじき出してもらったんだと思うんですけれども、ほかの、この近くの土地の売買実例なんかを見ると、かなり低いんですね。どういうふうに見たらいいのかなと思って。 ◎公園緑地課長 不動産鑑定につきましては、鑑定士さん2者を選定いたしまして、鑑定士さんの報告をいただいた上で、その平均値ということにさせていただいております。 ◆友井 委員 ちなみに小山田の、場所が若干違うんでしょうけれども、1,100番地台とか、1,800番地台は、これは農地ですね。畑か田んぼか。大体、平米単価が1万9,000円台なんですね。ちょっと開きがあるかなと思って、ちょっと違和感を覚えたんで、お聞きしたところです。 ◎公園緑地課長 評価の価格につきましては、私どものほうで預かるものではございませんので、そして現況が田んぼということもございますので、今回のものにつきましては正常価格ということで、問題ないというふうに考えております。 ◆おく 委員 この平面図のところの計画区域内に、赤いところが今回の対象地。今度、これを購入すると斜線に変わるわけですけれども、残った地番と平米が残っているところを次回以降購入していくという捉え方だと思うんですが、地権者は大体何人ぐらいいらっしゃるんですか。 ◎公園緑地課長 ちょっと手元で、地権者数が今出ないんですけれども、用地の取得状況といたしましては、今、公社含めて全体面積1.5ヘクタールのうちの約0.7ヘクタール、45.8%ほどです。地権者数というか、未取得の筆数で申し上げますと、未契約の土地が23筆、公社から取得したものを買戻しをして市の用地とするものが12筆、合わせて35筆がまだ市名義にはなっていないというところです。 ◆おく 委員 この取得に関してですけれども、目安はおおよそ、大体いつ頃を設定しているんですか。 ◎公園緑地課長 相手方のあるお話ですので、今なかなか明確に申し上げにくいところではありますが、4年ぐらいですね、3年から4年ぐらいで用地取得ができればというふうに考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後2時18分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時24分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第64号議案(下水道部所管部分)・第69号議案 ○委員長 第64号議案のうち、下水道部所管部分及び第69号議案を一括議題といたします。  本案について提案者の説明を求めます。 ◎下水道部長 第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)のうち、下水道部が所管する予算についてご説明申し上げます。  補正予算書16ページをご覧ください。  まず、歳入でございます。  第19款、繰入金、第1項、特別会計繰入金、第1目、特別会計繰入金、節の4、下水道事業会計繰入金5,401万4,000円の増額につきましては、2020年度職員人件費不用額が生じたことによるものでございます。  22ページをご覧ください。  歳出でございます。  第8款、土木費、第1項、土木管理費、第3目、治水対策費、節の18、負担金補助及び交付金5万5,000円の減額につきましては、東京河川改修促進連盟負担金に不用額が生じたことによるものでございます。  以上が、一般会計予算のうち、下水道部所管分の概要でございます。  続きまして、第69号議案 令和3年度(2021年度)町田市下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  補正予算書の3ページをご覧ください。  第2条業務の予定量の補正は、当初予算第2条で定めた業務の予定量を改めるもので、予定量のうち、(4)主な建設改良事業、③処理場改良費を2,830万円減額するものでございます。  第3条収益的収入及び支出の補正は、当初予算第3条で定めた収益的収入及び支出の予定額を改めるもので、予定額のうち、第1款、下水道事業費用につきましては、2020年度職員人件費不用額を一般会計に繰り出すため、第4項の特別損失を5,401万4,000円増額するものでございます。  第4条資本的収入及び支出の補正は、当初予算第4条で定めた資本的収入及び支出の予定額を改めるもので、予定額のうち、資本的収入を2,802万5,000円、資本的支出を2,830万円、それぞれ減額するものでございます。  内訳につきまして、ご説明申し上げます。  第1款、資本的収入につきましては、第1項の企業債を1,040万円、第2項の他会計負担金を3万6,000円、第3項の補助金を1,758万9,000円、それぞれ減額するものでございます。  第1款、資本的支出につきましては、事業の見直しに伴い、第1項の建設改良費を2,830万円減額するものでございます。また、これらの減額により、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額が25億8,451万4,000円となることに伴い、補填する財源の内訳について、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整を1億8,874万2,000円、減債積立金を7億9,548万4,000円、過年度損益勘定留保資金を1億5,563万4,000円、当年度損益勘定留保資金を14億4,465万4,000円にそれぞれ改めるものでございます。  4ページをご覧ください。  第5条企業債の補正は、当初予算第6条で定めた起債の限度額を改めるもので、そのうち、下水道事業(建設改良)に係る起債の限度額を18億8,120万円から18億7,080万円に減額するものでございます。  以上が、町田市下水道事業会計補正予算(9月補正)の概要でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって第64号議案のうち、下水道部所管部分及び第69号議案の質疑を終結いたします。  これより第69号議案の討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第69号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第69号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △認定第1号(下水道部所管部分)・認定第2号 ○委員長 認定第1号及び認定第2号を一括議題といたします。  認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号について、一括して担当者の説明を求めます。 ◎下水道部長 認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、一般会計の下水道部所管分につきましてご説明いたします。  初めに、歳入でございます。  歳入歳出決算書の30ページをご覧ください。  第14款、使用料及び手数料は、30及び33ページに掲載しております。  続いて、第15款、国庫支出金は、39及び40ページに掲載しております。  第16款、都支出金は、50、53ページに掲載しております。  第19款、繰入金は、60ページに掲載しております。
     次に、歳出でございます。  第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第8目、浄化槽普及管理費は、145ページに掲載しております。  第3項、清掃費、第5目、し尿処理費は、150ページに掲載しております。  第8款、土木費、第1項、土木管理費、第2目、治水管理費は、156及び157ページに掲載しております。  第3目、治水対策費は、157ページに掲載しております。  第3項、都市計画費、第7目、公共下水道費は、171ページに掲載しております。  続きまして、下水道部所管の決算と主要な施策の成果を「町田市課別・事業別行政評価シート」に基づいてご説明いたします。  472及び473ページをご覧ください。  町田市一般会計の課別行政評価シートで、下水道部所管となっている3事業のうち、下水道整備課のし尿処理費についてご説明いたします。  所管する事務は、し尿収集運搬委託業務に関すること、また、し尿処理手数料の徴収に関することです。  「2.2019年度末の総括」、「①『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」は、利用者は減少していますが、衛生的な住環境を確保するため、事業を継続していく必要があることです。  次に、「3.事業の成果」についてご説明いたします。  成果指標は、一般家庭におけるし尿のくみ取り世帯数と、一般家庭と事業者を合計した、し尿収集量です。2020年度は、公共下水道への接続や、合併処理浄化槽への切替え啓発活動により、くみ取り世帯数及びし尿収集量が減少しました。  次に、「4.財務情報」についてご説明いたします。  「①行政コスト計算書」では、物件費が増加しております。これは、消費税率の引上げの影響が6か月分から12か月分になり、し尿の収集及び運搬業務委託料が増加したものです。また、使用料及び手数料が減少しております。これは、事業者のし尿収集量が減少したことによる事業系処理手数料の減少と、一般世帯数の減少による一般世帯処理手数料の減少によるものです。  続きまして、473ページ、「④貸借対照表」では、未収金が増加しております。これは、未収金の件数の増加によるものです。  次の「5.財務構造分析」では、行政費用の性質別割合と事業に関わる人員の配置状況を示しております。  「6.個別分析」では、利用料金収入と利用者数の推移を記載しております。  最後に、「7.総括」でございます。  ①の「成果および財務の分析」でございますが、「6.個別分析」にある2020年度の一般家庭と事業者を合わせた利用料金収入合計2,013万1,000円と、2019年度の利用料金収入合計2,083万4,000円を比べると、し尿収集量の減少に伴い、し尿処理手数料が70万3,000円減少いたしました。  ②の「新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」でございますが、現在のところ、新型コロナウイルス感染症から財務への影響はございません。  ③の「2020年度末の『成果および財務の分析』を踏まえた事業の課題」でございますが、利用者は減少していますが、衛生的な住環境を確保するため、事業を継続していく必要があることです。  ④の「課題解決・目標達成に向けた今後の取り組み」でございます。  「短期的な取り組み」としては、衛生的な住環境を確保するため、定期的なし尿収集の実施をしてまいります。  以上が、町田市一般会計の下水道部所管分、し尿処理費に関する課別行政評価シートの主な内容でございます。  続きまして、認定第2号 令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計決算認定につきまして、ご説明いたします。  令和2年度(2020年度)町田市下水道事業会計決算書の6ページをご覧ください。  令和2年度町田市下水道事業決算報告書でございます。この報告書は、消費税及び地方消費税込みの額となっています。  まず、(1)収益的収入及び支出でございます。  上の表の収入でございますが、第1款、下水道事業収益の決算額は130億8,895万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業収益が61億4,959万円、第2項、営業外収益が69億3,235万円、第3項、特別利益が701万円でございます。  次に、下の表の支出でございますが、第1款、下水道事業費用の決算額は122億52万円となりました。内訳といたしまして、第1項、営業費用が110億7,573万円、第2項、営業外費用が9億8,647万円、第3項、特別損失が1億3,833万円でございます。  7ページをご覧ください。  (2)資本的収入及び支出でございます。  上の表の収入でございますが、資本的収入の決算額は17億650万円となりました。内訳といたしまして、第1項、企業債が11億6,930万円、第2項、他会計負担金が1億1,534万円、第3項、補助金が4億637万円、第4項、固定資産売却代金が210万円、第5項、分担金及び負担金が1,303万円、第6項、長期貸付金償還金が38万円でございます。  下の表の支出でございますが、資本的支出の決算額は44億6,412万円で、内訳といたしまして、第1項、建設改良費が16億2,255万円、第2項、固定資産購入費が64万円、第3項、企業債償還金が28億4,093万円でございます。  以上の結果、一番下に記載しておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額27億5,761万円につきましては、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1億3,349万円、それから引継金6億7,880万円、及び当年度分損益勘定留保資金17億8,992万円で補填いたしました。  なお、不足額1億5,540万円につきましては、令和2年度同意済企業債の未発行分をもって、翌年度において措置するものとします。  続きまして、8ページをご覧ください。  令和2年度町田市下水道事業損益計算書でございます。この損益計算書は、税抜きの額となっております。  概要につきましてご説明いたします。1の営業収益です。  主なものといたしまして、(1)の下水道使用料が50億6,886万円、(2)の他会計負担金が5億6,465万円で、営業収益全体では56億4,197万円となりました。  2の営業費用です。  主なものといたしまして、(1)の管渠費が5億6,565万円、(3)の処理場費が17億1,411万円、(10)の減価償却費が77億3,973万円で、営業費用全体では108億3,887万円となり、営業収益から営業費用を差し引いた営業収支は51億9,690万円の損失となりました。  続きまして、3の営業外収益でございます。  主なものといたしまして、(2)の他会計負担金が10億2,978万円、(6)の長期前受金戻入が58億6,969万円で、営業外収益全体では69億3,256万円となりました。  続きまして9ページをご覧ください。  4の営業外費用です。  主なものといたしまして、(1)の支払利息及び企業債取扱諸費が7億8,476万円で、営業外費用全体では8億840万円となり、この結果、経常利益として9億2,726万円を計上することになりました。  5の特別利益は655万円、6の特別損失は1億3,833万円でございます。  以上の結果、下から2行目になりますが、令和2年度におきましては、当年度純利益7億9,548万円を計上いたしました。  なお、当年度未処分利益剰余金も7億9,548万円となっております。  続きまして、10ページをご覧ください。  令和2年度町田市下水道事業剰余金計算書でございます。  上から2段目の当年度変動額をご覧ください。  資本金及び資本剰余金につきましては、当年度期首残高から変動がありませんでした。  利益剰余金の欄をご覧ください。当年度未処分利益剰余金は7億9,548万円でございます。  続きまして、11ページをご覧ください。  令和2年度町田市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。  資本金、資本剰余金ともに処分額はなく、未処分利益剰余金の全額7億9,548万円を減債積立金として積立てするものでございます。  続いて、12ページをご覧ください。  令和2年度町田市下水道事業貸借対照表でございます。この貸借対照表は、税抜きの額となっております。  概要につきまして説明します。  まず、資産の部です。1の固定資産につきましては、(1)の有形固定資産と(2)の無形固定資産の合計で、1,808億3,296万円となりました。  続いて、2の流動資産につきまして、(1)の現金預金、(2)の未収金、(3)の未収金貸倒引当金、(4)の短期貸付金及び(5)前払費用の合計で、16億2,525万円となりました。資産の合計は、1,824億5,821万円でございます。  次に、14ページ、負債の部をご覧ください。  負債は、3の固定負債、4の流動負債及び5の繰延収益の合計で1,657億4,003万円となりました。  次に、15ページ、資本の部をご覧ください。  資本は、6の資本金と7の剰余金の合計で167億1,818万円となりました。また、負債と資本の合計は、資産の合計と同額の1,824億5,821万円でございます。  町田市下水道事業会計決算の概要説明は以上でございます。  なお、決算に係る注記事項につきましては16ページから17ページ、事業報告書につきましては19ページから32ページ、決算附属明細書につきましては33ページ以降に掲載しております。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆佐藤 委員 それでは、下水道事業会計については、今回が公営企業会計に移行してから初めての決算となりますが、2020年度下水道事業会計決算書から、2020年度下水道部としてはどのように評価されているでしょうか、教えてください。 ◎下水道部次長 下水道事業の決算書の、まず8ページ、9ページをご覧ください。  令和2年下水道事業の損益計算書、こちらでもってご説明させていただきたいと思います。  経営成績を分析した結果、2020年度につきましては、当年度純利益及び利益を処分することができる未処分利益剰余金約8億円計上しております。そういった結果から、おおむね良好な経営成績と上げることができたと考えております。  また、総務省が公営企業会計の経営に関する指標の一つとして、経常収支比率というものを指標として出しております。それを用いて評価した場合なんですけれども、2020年度につきましては、経常費用の合計額約116億5,000万円に対して、経常収益の合計額約125億7,000万円の割合、こちらが約108%となります。こちらの指標ですと、黒字の基準値である100%、これを超える数値を示していますから、やはりこの指標からしてみても、2020年度の経営成績は良好であると考えております。 ◆佐藤 委員 2020年度の経営成績が良好なのは分かりました。  それでは、町田市下水道事業の今後の経営的な課題と対策についてお聞かせください。 ◎下水道部次長 2020年3月に策定した未来につなぐ下水道事業プラン、町田市の下水道事業の経営戦略でございますが、こちらで下水道事業の今後の経営的な課題として、人口減少に伴う下水道使用料の収入減少、老朽化が進んだ下水道管とか、あと処理場施設の改築更新と、その本格的に改築更新を行うことに伴って増加が予想される企業債残高、それを返還する元利償還金に関する費用ですね、そちらのほうの抑制、そちらが課題として挙げられます。  これらの課題を解決するために、決算額について同規模の近隣自治体との比較検証、経費回収率、あと企業債残高対事業規模比率など、様々な経営に関する指標を用いまして、分析を行う必要があると考えております。  2020年度は決算初年度であるため、これからなんですが、今後、決算額の比較検証、あと分析を綿密に行うことによって、収益性の増進や費用削減を図るとともに、緊急性や優先度を重視した計画的かつ効果的な下水道施設の改築更新などを実施していきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 続きまして、課別行政評価シート、474ページの成果の説明に、2020年度、忠生・堺地区内の水路の現況や境界等の調査を実施し、基本情報を取得しましたとありますが、これはどういう調査だったのか、教えてください。 ◎下水道管理課長 現在市が管理しております水路は約197キロほどございます。しかし、これはもともと国が持っていた土地を、地方分権改革により、市が一括して引き継いだという経緯があるため、どういう場所にどういう水路があるのか、現状がなかなか把握できていないという状況がございました。  その中で、そこで市内全域の水路について現状を把握するために、位置とか構造、境界があるとかないとか、そういった基本的な情報を明記した管理図書を作成するための調査を2016年度から行っており、今回もこの調査を行ったということになります。  2020年度については、忠生・堺地区の一部、約35キロの水路について、この調査を行いました。 ◆佐藤 委員 管理図書ができたとありますが、どのようなものなんでしょうか、教えてください。 ◎下水道管理課長 先ほどの調査を基に、水路の位置とか、それから境界の有無とかを調べたものを地図に落とし込む、それから水路の1か所ごとに、どこが始まりでどこが終わりかとか、あと延長がどうだとか、幅員がどうだとか、そもそも水の流れがあるかないか、あと構造がどういう構造なのかというようなことの情報を記載した台帳を作成して整理したものでございます。 ◆佐藤 委員 問い合わせや要望に迅速に対応できるようになりましたとありますが、具体的にはどのようなことができるようになりましたか、教えてください。 ◎下水道管理課長 例えば、水路の位置や構造を教えてほしいといった、市民の方とか事業者の方から問合せがあった場合に、今まではなかなか現地に行かないと分からなかったものが、一応この台帳を見ることですぐお答えが、ある程度のものはお答えできるようになりました。  また、草刈りをしてほしいなどという要望も多く届いてございますが、要望の場所の確認とか、それから今後というか、定期的に行う箇所の選定など、ご要望に効率よく対応できるようになってまいりました。 ◆佐藤 委員 今後の予定を教えていただきたいんですけれども。 ◎下水道管理課長 こちらの調査ですね、今年度、2021年度に堺地区の残りと、それから鶴川地区の残りのところ、これも約35キロほど調査を今実施をしているところでございます。この調査は、2016年度から今年度をもって一応、市内全域を網羅することになります。そういったことで進めていく予定でございます。 ◆佐藤 委員 昨今、台風やゲリラ豪雨等が頻発しているので、市が管理する水路を効率的かつ効果的に維持管理していくことはとても大事だと思っております。  調査結果を活用して、効率よく維持管理してもらいたいと考えますが、いかがでしょうか。 ◎下水道管理課長 ご指摘のとおり、この水路というのは、水の流れを妨げないようにするために効率的かつ効果的に維持管理することは大変重要だと考えております。そのため、先ほどご説明しましたこの管理図書を活用して、定期的に清掃とか、草刈りを行う場所の選定をスムーズに行ったり、それから水路構造物を、今後になりますけれども、計画的に修繕する箇所を選定していくなど、そういったことで効率的かつ効果的な維持管理を推進していきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 公営企業会計の導入により、効果的で健全な下水道経営を目指して、日々下水道事業を進められていることと思いますが、下水処理場において、新しい技術の導入や取組などがございましたら、お聞かせください。 ◎松井 水再生センター担当課長 ご質疑にお答えいたします。  これまでも、建設常任委員会におきまして行政報告をさせていただきましたが、2019年度から2020年度にかけまして、国土交通省の下水道革新的技術実証事業、通称B-DASHプロジェクトの実証研究を成瀬クリーンセンターにて行いました。この実証研究では、ICT、情報通信技術とAI、人工知能を活用した国内初となる高度処理技術の実用化に向けた研究を行いましたが、全ての評価項目において目標値を達成し、2年間の実証研究を終えることができました。  実証設備は現在も稼働しており、今年度、2021年度からさらに技術の完成度を高めるための自主研究を行っております。
     また、本技術の技術導入ガイドラインが今年度、国土技術政策総合研究所から発行される予定で、今後は他の自治体においても、本技術の活用が可能となる予定です。 ◆佐藤 委員 B-DASHプロジェクトのような先進的な取組はぜひこれからも実施していただきたいと思います。  昨年度をもって2年間の実証研究が終了し、今年度から自主研究を行っているということが分かりました。今後も引き続き頑張っていただきたいと思います。  B-DASH以外にも新たに取り組まれていることがありましたら、お聞かせください。 ◎松井 水再生センター担当課長 その他の新たな取組としましては、供用開始から31年が経過し、老朽化が進んでいる鶴見川クリーンセンターの焼却炉を改築、更新し、新たに過給式流動燃焼システムを導入する基本設計を昨年度、2020年度に行いました。  焼却炉には、燃焼させるために必要な空気を送るブロワと排気ガスを排出するファンが必要ですが、この過給式流動燃焼システムは、排気ガスのエネルギー、熱と圧力のエネルギーを利用して、燃焼させるために必要な空気を送るブロワと、排気ガスを排出するファンの役割を同時にできる過給機を駆動させることにより、ブロワやファンが不要となり、省電力で焼却炉を運転することが可能となります。従来型の焼却炉との比較では、約50%の電力を削減することが可能です。  鶴見川クリーンセンターへの導入につきましては、設計、施工一括発注のデザインビルド法式として、本年度から5か年工事を予定しており、2025年度中の稼働を目指して事業を進めております。 ◆佐藤 委員 最後にしますけれども、2020年度下水処理場における新型コロナウイルス感染症の影響について、何かありましたらお聞かせください。 ◎下水道部次長 下水道で使用される水量についてなんですけれども、コロナ前の2019年度とコロナ禍の2020年度、そちらではテレワークとかの影響で自宅にいる時間が増えた方が多くなったことによって、2019年度比で、水量ですが2.8%増加しております。  また、2か月間の使用区分、よく上下水道料金の明細を見ると、2か月分で水量が出ていますよね。そちらの区分で言いますと、ゼロから20立法メートルを使っていた方の割合が減少しまして、水量が21から30立法メートル、そちらの方の割合が増えております。これは、使用水量区分ゼロから20の方が、21から30のほうへ移ったのではないかと考えております。  また一方、緊急事態宣言の影響で、飲食店と、そちらが時短営業とか、休業とかしたことによって、2か月間の使用量区分、今度は51立法メートル以上、たくさん使っている方の割合が減少し、31から50立法メートルの方の割合が増加しているということが分かっております。  補足なんですけれども、本日9月10日、下水道の日となっております。下水道の日は、下水道の大きな役割でもある雨水の排除、そちらを念頭に、台風シーズンで、立春から数えて220日に当たる9月10日頃が適当であるということから、1961年、当時の建設省と厚生省等によって定められたものなんですけれども、それに合わせて、今下水道部では、市民の皆様に下水道への理解と関心を深めていただくため、1階のみんなの広場で、今週の6日から今日までなんですが、下水道に関するパネル展示をしております。その中にも、新型コロナウイルス感染症の拡大で、町田市の下水道にはこんな変化がありましたというタイトルでパネル展示もさせていただいておりますので、もしお時間があればご覧いただければと思います。 ◎水再生センター所長 水再生センターからも報告をさせていただきます。  処理場に流れてくる水、生活排水なんですが、これについて、初めて緊急事態宣言が発令された2020年4月を見まして、1日に流れてくる中の、下水場に流れてくる時間帯が、朝のピークと夜のピークというのがございます。朝のピーク時間が、以前は9時頃にピークが来ました。それが一、二時間遅れた状態で、11時頃に朝のピークが入ってきています。  また、夜のほうは逆に、0時、24時頃にピークがあったものが、それが一、二時間、今度は早くなりまして、22時、夜の10時頃ピークが来るようになりました。これは、テレワークや学校の休校など、また、朝のところが、起床時間、あと洗濯ですね、夜についても入浴時間帯、このような生活様式の変化があったものだと思われます。現在は緊急事態宣言が発令された前の2019年度のピーク時に徐々には戻ってはきております。  このような、流れてくる水の変化によりますが、これでも下水処理場としては特に問題はございません。 ◆佐藤 委員 下水道事業は市民の日常生活における重要なライフラインの一つです。これからも効率的で健全な経営を図って、市民生活を支える下水道サービスの向上に取り組んでいただきたいと思っております。  私の質疑は終わります。 ○委員長 休憩いたします。              午後3時1分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時29分 再開 ○委員長 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を続行いたします。 ◆わたべ 委員 下水道事業会計の決算書のところで、公営企業会計が導入されて初めてというところで、言葉の意味がちょっと分からないところがあるので教えていただきたいんですけれども、14ページですが、固定負債のところにある企業債と、流動負債のところにある企業債の違いについて教えてください。 ◎下水道部次長 まず、固定負債にある企業債なんですけれども、こちらにつきましては、その他のところについては、資本費平準化債と、あと法適用準備債というような形の企業債がございます。  あと、流動負債の中の企業債ですけれども、こちらにつきましては、例えば債権なんですけれども、1年以内に支払う予定のもの、そちらについては流動負債のほうに記載してございます。それ以降、起債は長期にわたって、20年、30年とか、そういった形で長期にわたってありますので、当年度、直近で払うものについては流動負債というところに計上させていただきまして、1年を超える部分につきましては、固定負債のほうに計上させていただいているところでございます。 ◆わたべ 委員 ありがとうございました。いろいろ聞きたいことはあるんですが、ちょっとまとまらないので、先ほど、佐藤委員から、下水処理施設のことについていろいろ尋ねられたときに答弁があって、高度処理の研究を進められてきたということなんですけれども、今、マイクロプラスチック問題というのがありまして、例えばフリースの洋服を洗濯すると、何万本という何か細かい繊維が下水のほうに流れていって、それは全部が河川から海に放出されるわけではなくて、下水処理の過程である程度、これは捕捉できるというふうには聞いているんですが、この問題について調査研究をしておられるところもあるようなんですが、町田市の中で、そういうような高度処理は、アンモニアとかそういう科学的な成分が出ていくのを防ぐ以外に、そういう物体ですよね、固形分としての細かいものをどうやって取り切れるかという研究とかはこの間されてきたんでしょうか。 ◎水再生センター所長 今回、そのマイクロプラスチックの件は、前にわたべ委員からも一般質問をいただいております。  処理場で取れるかというのは、河川汚泥で、要するに汚れを沈めると。水に溶けた分ですが、一応汚泥として沈める過程でプラスチックがある程度入ったとしても、そこで焼却処分をします。  下水のどこの処理場も、そのマイクロプラスチック、要するに細かいそういうものを取るかじゃなくて、自然流下の、要するに微生物によって重さで落とす、あるいは薬品を注入して下に泥を沈めるというんですかね、その部分にマイクロプラスチックが入っていたとしても、それは汚泥焼却で処理すると。  それで取り切れないで浮いた分は、当然処理場の原理で言えば、川、そして海には流れると思うんですが、特にそこまでの技術的、要するに下水処理場というのは大量の水を処理しますので、自然界の微生物の力を使う。さらに、そういうところもまだ、国のほうもいろいろと考えておりますが、今後そういう問題があれば、また新しい技術というのが出てきて、下水処理場でも取れるようなことがあるかもしれませんが、今の現状では、恐らく汚泥にはそういうものも入って、沈めていると、こういうことでちょっと理解していただきたいと思います。 ◆わたべ 委員 分かりました。ありがとうございます。  あと、未来につなぐ下水道事業プランの中に、21ページに、一般会計からの繰入金の中で、下水道に関する経費というものの繰入れの割合を減らしましょうというふうに動きというか、計画はされていると思うんですけれども、今回、一般会計からの繰入金の中に、基準外の繰入れというのが幾らあったのか、何%だったのかについて確認させてください。 ◎下水道部次長 基準外での繰入金につきましては、今回、分流式下水道負担金として8億5,988万8,227円。あと、その他の会計負担金として8,420万6,125円。この2つをまとめたものが基準外としての繰入金の金額になる、今年度、この決算年度の金額ですよね。 ◆わたべ 委員 それってどこを見れば分かるものなんでしょうか。この決算書の中では読み取れないというところですか。 ◎下水道部次長 申し訳ございません。決算書の中では、他会計負担金として当額を計上してございますので、その内訳というところが……。 ◆わたべ 委員 その都度聞かないとちょっと分からないものだということですね。 ◎下水道部次長 はい、この決算書の中でいきますと。  すみません、先ほど個別で金額を申し上げましたんで、基準外の総額、こちらが9億4,409万4,352円になります。 ◆田中 委員 まず、課別・行政評価シートの472ページについて伺いたいんですけれども、し尿処理費のところですね。くみ取り家庭が2020年度においても減少したというところなんですけれども、その内訳といいますか、この地域で減少しましたよとか、そういうのがもし分かれば伺いたいと思います。  あともう一つ、利用者が減っているということではあるんですけれども、し尿収集の定期的な実施ということは継続していくということなんですが、2020年度、そういった収集の頻度などは、コロナなどでそういった影響ですとか、変更とかというのはなかったのか、伺いたいと思います。 ◎下水道整備課長 まず、くみ取トイレの切替えって言うんでしょうかね、数です。まず、廃止件数といたしましては21件ありましたが、新たにくみ取トイレを使いますという方が2件ございましたので、減少分といたしましては、415件から396件を引いた19件となります。このうち、下水道へ接続されたのが3件、取壊しが3件で、あと、亡くなられてしまった方や転出でもう使わなくなったという世帯がございます。  あと、一般世帯の頻度になりますけれども、これはいろんな方がもともといらっしゃいまして、半月に一度とか、1か月に一度、もしくは2か月に一度から、多い人ですとその都度ということで、たまったら抜いてくださいという方がいらっしゃいまして、これの頻度については大幅な変更はございません。 ◆田中 委員 ありがとうございました。くみ取り家庭が下水道に接続されたという方は3件だったということで了解をいたしました。その他の理由で廃止になるという方がいらっしゃるということで、よく分かりました。  もう1点、隣の473ページなんですけれども、コロナの影響なんですけれども、し尿収集の委託業者において、新型コロナウイルス感染防止のための新たな費用負担などがというふうに書いてあるんですけれども、これはどういったものが想定されるのでしょうか。 ◎下水道整備課長 くみ取りに行きますと、直接触れてしまうような可能性もございますので、いわゆるテレビとかでやられています防護服みたいなものが必要という可能性もあるということで、そういう感染拡大の防止のための費用が、まだ業者のほうからはそういう提案や要望はないんですけれども、そういうことがある可能性があるということです。 ◆田中 委員 ありがとうございました。  次に、シートの479ページについて伺いたいんですけれども、参考の資料のほうなんですけれども、479ページの8番の新型コロナウイルスの影響というところで、支払いが困難な方に徴収猶予を行ったと書いてあるんですけれども、この徴収猶予の制度について少し詳しく伺いたいと思います。どのような手続で行ったのか、また周知の方法、利用した人数などが分かれば、教えてください。 ◎下水道部次長 徴収猶予につきましては、下水道使用料、東京都のほうに徴収については委託しておりますので、周知については東京都のほうからホームページ等で周知しておりますし、町田市もそれに合わせまして、市民の皆様にホームページ等でお知らせはしております。  また、この徴収猶予に関して、利用された方の件数なんですけれども、こちらの2020年3月24日から徴収猶予が開始されまして、それから8月16日現在なんですけれども、一般の家庭用として徴収猶予の申請をされた方が460件、事業用として申請をされた方が72件になります。 ◆田中 委員 詳細をありがとうございました。  次に、484ページと485ページについて伺いたいんですが、これもコロナの影響のところなんですが、小学校などの施設見学受入れの中止という影響が出たということなんですけれども、それについて、見学できなかった分、そのフォローみたいなのはこちらのほうで何かやられたのか、学校にその辺はお任せだったのか、もし何かあれば教えてください。 ◎松井 水再生センター担当課長 残念ながら、お子さんたちの見学を、安全を見て今も中止させていただいているんですが、夏休み期間とかに、夏の研究材料として下水道について知りたいという問合せもいただいておりまして、ご案内はできないんですけれども、宿題ができるような資料をお渡しするようなことで、少し対応させていただいているという形です。  将来的には、ホームページを活用して、少し施設見学ができるようなものとかも、ほかの東京都さんとかはもう既にされているので、ただ、なかなかお金のかかることもできませんので、ちょっと工夫をして考えていきたいというふうに考えております。 ◆田中 委員 いろいろ工夫をされているということがよく分かりました。ありがとうございました。  最後の質疑なんですが、決算書の31ページに、附帯事項として鶴見川クリーンセンターの未利用地の活用ということで、文化スポーツ振興部への貸付けの使用料としての収入のことが載っているんですけれども、これの何月から何月までとか、内訳を教えていただきたいのと、この使用料というのは、ゼルビアに貸し出す土地のことだと思うんですけれども、これは毎年かかってくる、毎年その収入としてあるものになるのか、伺いたいと思います。 ◎水再生センター所長 この行政財産使用料という242万5,555円、これについては、鶴見川クリーンセンターの、今まで貸す前も、草というんですかね、相当伸びますので、そこの草刈りの料金、今が280万円だっけ、これは貸し出したときは、昨年度、途中から貸し出したんでこの金額になっていますが、300万円まではいきません。それを貸し出すことになっております。  ゼルビアに、これは直接ではなくて、うちは文化スポーツ振興部のほうにその草刈り代分を協定としていただくという形で、文化スポーツ振興部のほうがゼルビアにクラブハウスの部分を借りるという話で、たまたま金額がちょっと近いというような話は聞いております。 ◆田中 委員 この草刈りの料金ということだと、その土地の貸出料というわけではないということなんですかね。 ◎水再生センター所長 土地の利用料として、その分もう草刈りがなくなりましたので、それを貸付けの根拠ですかね、今までその収入がなかった分を文化スポーツ振興部のほうからいただくと、こういうことでお金が入ると。これが附帯の事項の未利用地の活用ということで、下水道部としては今まで、空き地として草刈りでお金がかかったところを文化スポーツ振興部のほうで草刈り代という形でいただくという形の、未利用地を活用したという形で、下水道としてはそう取っております。 ◎下水道部次長 少し補足をさせていただきます。  純粋な草刈り代ではなくて、その土地に合った評価の金額があるんですけれども、その土地分にかかっている経費相当額というような形で考えて、純粋に草刈りの金額がそのままではなくて、相当額というような形で考えていただければと思います。 ◆田中 委員 ありがとうございます。評価の金額ということで、理解をしました。  その未利用地の活用としては、ゼルビアさんが活用していると思うんですけれども、そこについては無償貸与になっているはずで、そのスポーツ振興課への貸付けという扱いになるその理由について、教えていただきたいんですけれども。 ◎下水道部次長 下水道事業会計になりますと、下水道用地として持っている土地を、下水道、目的以外の使い方、目的外利用で使う場合は、やはり本来だったら下水道事業に使うべきところが、それ以外で使うというところで、有償というような形を取らせていただいております。  その中で、先ほど言ったその土地相当にかかる経費相当額というのをお支払いいただくというような形で考えております。 ◆友井 委員 課別・事業別行政評価シート、479ページ、これは費用分析シートという名称になっていますけれども、「事業の課題」で今後、下水道の施設の老朽化とか、人口減少とか、生活様式の変化で使用料の収入が減少していくと。で、課題のほうで、下のほうに書いてあるんですが、民間企業のノウハウや創意工夫を活用して、官民連携、PPP、PFI手法の活用を検討するとありますが、これは私のほうでも質疑させていただいたことあるんですけれども、平成30年の浜松市のコンセッション方式も含まれているものなんでしょうか、検討としては、課題としては。 ◎下水道部次長 そのとおりです。浜松市のコンセッション事業についても、一応考えて、視野には入れております。 ◆友井 委員 先ほど、佐藤委員のほうで、B-DASHプロジェクトについてお尋ねされていたんですけれども、もともとの計画で、電力10%以上削減、導入コスト20%以上縮減、自動制御による維持管理能力の軽減が期待されると。実績なんかを改めてお伝えしていただいて、これが実証研究は終わっていると思うので、この後の計画も終わりだと思います。何ていうのかな、その事業主体、自主研究というんだから、町田市だけでやるのとか、民間の協力を得ながらやるのとか、費用負担等についても教えていただけますか。 ◎松井 水再生センター担当課長 友井委員からいただきましたご質疑にお答えします。  まず、2年間の実証研究、昨年度をもちまして終了いたしまして、成果としましては、先ほど少し申し上げたところなんですが、今年度、国土交通省の国土技術政策総合研究所から技術導入ガイドラインというものが発行されます。  この2年間の実証研究は、国の研究として受託したものでして、その成果については国から出すというスタイルになっておりますので、まだ我々のほうから実証研究の結果を公表するということができないでいます。  ただ概要を、ざっくりとしたことだけはお伝えできますが、結果としては、水質はどうだったかといいますと、ほかの高度処理と同等の水をつくることができました。これは水質としては、目標は達成できました。  電力の削減なんですが、2年間通しでやりまして、最終的に、数字で言うと16%の削減ができました。ですので、10%という目標を掲げておりましたが、大幅に超えることができています。  それから、もう一つ申し上げますと、AIがどのぐらい働いたのかという意味で、制御性能をどのぐらい適合できたかというところの数値なんですが、結果としては98%から99%、思った目標のとおりに運転できたという結果が出ましたので、あと細かいところ、先ほど友井委員おっしゃられました維持管理がどうだったかとか、そういったところについては、技術導入ガイドラインをもって公表させていただくということで、我々のほうからは特に公表しておりません。いい結果になったということだけは申し上げることができます。  それから、もう一つ、今年度から自主研究に入っておりますが、2年間という限られた時間の中でできなかったことについて、もう少し掘り下げてやろうということで、具体的に言いますと、AIが実証研究では4つの水路を使って制御を行い、高度処理の運転をさせました。これはうまくいきました。  それぞれの水路にセンサーをつけておりまして、このセンサーの数が増えれば増えるほど維持管理費も上がってしまうという弱点もありまして、どのぐらい減らせるかということを、今年度からちょっと挑戦してみようというふうに思っています。センサーの数を減らしても、AIがきちんと運転してくれれば、導入される自治体さんも費用負担が減りますので、我々にとってもメリットがありますので、これをどこまでできるかということとか、どのぐらい水を最大限処理できるかとか、そういったことをちょっとチャレンジしてみようかというふうには思っております。 ◎下水道部次長 すみません、先ほど鶴見川クリーンセンターの貸付けの関係でちょっとご説明をさせていただいた際に、一応行政財産ですので、使用許可という形になりますので、ですから貸付料ではなくて、あくまでも行政財産使用料というような形になっております。そこだけちょっと補足をさせていただきました。 ◆おく 委員 1点だけ、486ページの、消毒設備の入札不調ということが書かれていますけれども、この要因は、何が不調の要因になっていますか。 ◎松井 水再生センター担当課長 すみません、ちょっと調べる時間をいただいてもよろしいですか。申し訳ありません。 ◎水再生センター所長 この件は建築業界、いろいろありましたが、この頃ちょうど業者が手を挙げなかったというのも一つはございます。契約不調というのはそういうことになっております。  この工事も、日本下水道事業団のほうで入札をすると、町田市が契約課で入札する工事ではございません。その下水道事業団のほうに入札の札が入らなかったということで、契約不調ということでございます。 ◆おく 委員 手を挙げなかったのが要因。  ほかに特段、この事業団ですから、事業団の、何ですか、持っているノウハウというものだとか、またはスタッフだとか、それぞれ私たちが知り得ないようなそういうメンバーで動かしていらっしゃると思うんですけれども、それでもこの消毒設備の耐震補強については手を挙げなかったというのは、挙げなかったその原因は何なんですかね。 ◎水再生センター所長 事業団案件でも挙げなかったということ、難しい工事と、やはり市内業者もいろいろ当たってみたんですが、オリンピックで建設業界ではなかったですね、やはり難しいところと、全国的にしても、遠くからいっても、それが事業団の落札に合うかどうかでいろいろございまして、もう今回は入らなかったということです。 ◆おく 委員 要は価格の問題ということですか。 ◎水再生センター所長 今は調整をして、ちゃんと繰越しで工事はどうにかできるようにしていますので、そういう件がありました。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって認定第1号の一般会計のうち、下水道部所管部分及び認定第2号の質疑を終結いたします。  これより認定第2号の討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  認定第2号について認定すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって認定第2号については認定すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後4時1分 休憩
               ―――◇―――◇―――              午後4時7分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第73号議案 ○委員長 第73号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎環境資源部長 第73号議案 町田市バイオエネルギーセンター会議室等条例について、ご説明申し上げます。  町田市バイオエネルギーセンター内に市民が利用できる施設を設置することに伴い、所要の規定を整備するため、制定するものでございます。  対象施設は、会議室、多目的室、和室及び駐車場で、利用時間及び使用料等について規定するものでございます。  施行日は、2022年4月1日を予定しております。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 会議室のことについて伺いたいんですけれども、リサイクル文化センターにも会議室などがあったと思うんですけれども、比較のためにお伺いしたいんですけれども、そちらのほうの貸出しというのはどのように行われているのか、教えてください。 ◎資源循環課長 会議室について、以前のリサイクル文化センターがどのような使われ方をしていたかということでお尋ねいただいたかと思います。  これまで使っております町田リサイクル文化センターにつきましては、今回のような条例の定めを特に持っておりませんでしたので、地元の方に使っていただくとか、環境の関係の会議で使うとか、そういう利用のことは進めてはきましたが、今回のような条例を整備するというのは初めての取組になります。 ◆田中 委員 比較のために伺っているんですが、リサイクル文化センターについてはこういった料金設定などはなかったということなんですが、地域の皆さんの環境に負荷をかける施設だということで無料だったという経過があったというふうに聞いているんですけれども、バイオエネルギーセンターにおいては無料化にするとか、そういった議論というのはなかったんでしょうか。 ◎資源循環課長 無料化についての議論があったかというご質疑をいただいたかと思いますが、地元の皆様には大変なご協力をいただいて、このたび町田市バイオエネルギーセンターの整備が進んできているところでございますので、当然、一定の配慮はあろうかと思います。また、その反面、廃棄物の処理施設ではあっても、地域に開かれた、広く市民の皆様にお使いいただける施設として、条例も整備して、また、貸出しのシステムに乗る形にすることで、空いているときには有効に活用していただけるということで今回の条例制定を行うものです。 ◆田中 委員 貸出システムに組み込まれるということの利点は了解をするところなんですが、地元の方向けに無料利用ということなどは想定されているんでしょうか。 ◎資源循環課長 地元の利用につきましては、その他市長の定めるところという条例に基づきまして、当然想定をしているところでございます。 ◆田中 委員 その他のところで無料利用も可能だということなんですけれども、どういったケースを想定されているのかというのを伺いたいと思います。 ◎資源循環課長 無料の想定につきましてですが、基本的には市民センターに倣った形で、一般の利用の場合の減免は定めるようにしております。地元の考え方につきましては、これまで周辺の15町内会・自治会の代表の皆様にお集まりいただいて、建設について様々お話合いをさせていただいてきておりますので、その地元15町内会の自治会としてのご利用というのものを地元という利用の範囲として考えているところです。 ◆田中 委員 地元町内会・自治会であればということで了解いたしました。ありがとうございます。 ◆おく 委員 ここに駐車場の使用料で大型区画と書いてありますけれども、この大型区画の基準と言っていいのか、どういうときに利用されてくるのかとか、台数だとかもろもろ、その辺を含めてご答弁いただければと思うんですけれども。 ◎資源循環課長 大型の区画についてお尋ねいただいたかと思います。まず、大型の区画につきましては、3台分大型バスが止められるスペースが確保されております。利用の想定ですが、恐らく一番多いのは、市内の小学校の社会科見学ですね。これまで工事の期間中は駐車する場所、それから見学についての危険が伴いましたので、一時社会科見学の受入れを見合わせていたところですが、この後また、新しい工事ができましたら積極的な受入れをしていきたいと思っていますので、そういう利用が一番多いかと思います。それ以外にも行政視察等で大人数でおいでになるケースも時折はありますので、そういうときの利用を想定して設定しております。 ◆友井 委員 今お話を伺っていて、大型バス3台分のところなんですけれども、教育的な配慮というか、子どもたちが社会科見学するときは、やっぱり15町内会への減免措置みたいなものはおやりになるんですか。 ◎資源循環課長 今、委員からお尋ねいただいたとおり、社会科見学につきましては、当然教育の活動の一つですので、行政利用と同等というふうな考え方で特別、料金をいただくことは想定しておりません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆田中 委員 第73号議案についての反対の立場で討論を行います。  質疑の中で、地元町内会・自治会の方については無料というご答弁がありましたが、その他の地域の方々にこれまでリサイクル文化センターでは無料で利用できたという点がありますので、バイオエネルギーセンターにおいても、そういった無料の利用について行うべきだと考え、本議案には反対をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第73号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第73号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第64号議案(環境資源部所管部分) ○委員長 第64号議案を議題といたします。  本案のうち、環境資源部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎環境資源部長 それでは、第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市一般会計補正予算(第4号)のうち、環境資源部所管分につきましてご説明申し上げます。  補正予算書の10ページをご覧ください。  第2表、債務負担行為でございます。  熱回収施設等整備運営事業その4、7億2,809万5,000円は、町田市バイオエネルギーセンターの稼働に伴い、施設運営費の増加分について、債務負担行為設定をするものです。債務負担行為設定の内容は、近年のごみ量増加に対応するため、町田市バイオエネルギーセンターでの焼却量増加に伴う処理費用などの増加分4億1,807万9,000円、2019年に引き上げられた消費税率増加分3億1,001万6,000円となっております。  続きまして、15ページをご覧ください。  歳入についてご説明申し上げます。  ページ下段の第16款、都支出金、第2項、都補助金、第3目、衛生費都補助金、第8節、環境政策推進区市町村補助の131万8,000円の増額は、地域気候変動計画の策定に伴い、東京都区市町村との連携による地域環境力活性化事業による補助を受けるものです。  16ページをご覧ください。  ページ下段、第19款、繰入金、第2項、基金繰入金、第1目、基金繰入金、第1節、基金繰入金の98万9,000円の減額は、対象事業費の減額に伴い、廃棄物減量再資源化等推進整備基金からの繰入れを減額するものです。  17ページをご覧ください。  上から2段目、第21款、諸収入、第6項、雑入、第6目、雑入、第3節、衛生費雑入の24万7,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、最終処分場の見学会である三多摩は一つなり交流事業を中止したことに伴い、東京たま広域資源循環組合から受ける補助金を減額するものです。  続きまして、21ページをご覧ください。  歳出についてご説明申し上げます。  ページの一番下、第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第5目、環境政策費、第12節、委託料の175万2,000円の減額は、環境白書作成委託、省エネルギー法等対応事務支援業務委託などの契約差金です。  22ページをご覧ください。  上から2段目、第6目、環境・自然共生費、第22節、償還金利子及び割引料の21万3,000円は、アライグマ・ハクビシンの防除事業において、2020年度に受領した都補助金の一部を実績に基づき返還するものです。  次に、その下、第3項、清掃費、第1目、資源化政策費、第12節、委託料の24万7,000円の減額は、三多摩は一つなり交流事業を中止したことによるものです。  次に、その下、第3目、廃棄物処理費、第12節、委託料の98万9,000円の減額は、町田市剪定枝資源化センター管理運営業務委託の契約差金です。  説明は以上となります。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。 △認定第1号(環境資源部所管部分) ○委員長 認定第1号を議題といたします。本件の一般会計のうち、環境資源部所管部分について、担当者の説明を求めます。 ◎環境資源部長 それでは、認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分についてご説明申し上げます。  歳入歳出決算書の32ページをご覧ください。  初めに、歳入です。  第14款、使用料及び手数料は、32ページ、33ページに掲載しております。  第15款、国庫支出金は、39ページに掲載しております。  第16款、都支出金は、43ページ、50ページ、51ページ、57ページに掲載しております。  第17款、財産収入は、59ページ、60ページに掲載しております。  第19款、繰入金は、61ページに掲載しております。  第21款、諸収入は、69ページ、70ページに掲載しております。  第22款、市債は、76ページに掲載しております。  次に、142ページをご覧ください。  歳出でございます。  第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、第5目、環境政策費は、142ページ、143ページに掲載しております。  第6目、環境・自然共生費は、143ページに掲載しております。  第7目、環境衛生費は、144ページ、145ページに掲載しております。  第3項、清掃費、第1目、資源化政策費は、146ページに掲載しております。  第2目、循環型施設整備費は、146ページ、147ページに掲載しております。  第3目、廃棄物処理費は、147ページ、148ページに掲載しております。  第4目、3R推進費は、148ページから150ページに掲載しております。  以上が、歳入歳出決算書に係る部分でございます。  続きまして、環境資源部所管の決算と主要な施策の成果についてご説明いたします。  「町田市課別・事業別行政評価シート」の390ページから411ページまでの11の評価シートの中から、環境政策課の資源化政策費、循環型施設整備課の循環型施設整備費、資源循環課の廃棄物処理費についてご説明申し上げます。  それでは「町田市課別・事業別行政評価シート」の392ページをご覧ください。  環境政策課の資源化政策費です。  資源化政策費は、一般廃棄物資源化基本計画に基づき、市民、事業者と協働して、ごみの減量、資源化を進めています。  「2.2019年度末の総括」から①の「事業の課題」です。  ごみ減量アクションプランの目標達成に向け、施策の進捗確認を行い、進捗状況が思わしくないものについて支援をしていくこと、次期一般廃棄物資源化基本計画策定に向けて作業を行うこと、また、災害廃棄物を適切に処理するための具体的な対策を進めること、違法な回収業者を市民が利用しないよう対策を取ることを課題といたしました。  次に、「3.事業の成果」です。
     成果指標のごみとして処理する量は、ごみ減量アクションプランの目標値であります1万700トン削減に対し、4,290トンの削減にとどまりました。次期一般廃棄物資源化基本計画については、廃棄物減量等推進審議会を開催し、ごみ減量アクションプランの進捗を確認した上で、第2次一般廃棄物資源化基本計画及びアクションプランを策定しました。また、ほかに、災害廃棄物を適切に処理するための、災害廃棄物処理マニュアル、新型インフルエンザ・新型コロナウイルス等の感染症の発生時における廃棄物処理事業継続計画を策定しました。  次に、「4.財務情報」の「①行政コスト計算書」です。  行政費用の補助費等は、東京たま広域資源循環組合負担金が減少したことなどにより、9,817万6,000円減少しました。行政収入の使用料及び手数料の5億9,574万9,000円は、廃棄物処理手数料のうち、廃棄物減量再資源化等推進整備基金に積み立てるものです。指定収集袋の販売数量が増えたことにより、3,035万5,000円増加しました。  次のページをご覧ください。  「③貸借対照表」です。  有形固定資産の建物の2億4,380万9,000円の増加は、旧境川クリーンセンター管理棟の所管を移したことによるものです。その他の固定資産の3,302万6,000円の増加は、廃棄物減量再資源化等推進整備基金の増加によるものです。  次に、「6.個別分析」です。  町田市廃棄物減量再資源化等推進整備基金の残高と積立・取崩し額の推移について掲載しております。2020年度末時点の基金残高は、約20億6,500万円となっております。  最後に、「7.総括」です。  「②新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」ですが、1回目の緊急事態宣言を含む2020年4月から6月の家庭から出された資源とごみ量について、2019年度の同時期と比較すると、可燃ごみが約9%、不燃ごみが約28%、資源が約15%増加しました。  ③「事業の課題」と④「課題解決に向けた今後の取り組み」です。2022年1月に稼働予定の町田市バイオエネルギーセンターの処理能力に比べ、ごみ量が多い状態です。第2次一般廃棄物資源化基本計画及びアクションプランに基づき、ごみの減量を推進していきます。また、現状の清掃業務に支障を来すことなく、町田市バイオエネルギーセンターへ移行する必要があります。  続いて、398ページをご覧ください。  循環型施設整備課の循環型施設整備費です。  循環型施設整備費は、町田市資源循環型施設整備基本計画に基づき、循環型社会の構築を目指し、市民との協働で環境負荷の少ない、周辺地域に配慮した資源循環型施設の整備を進めています。  「2.2019年度末の総括」から、①「事業の課題」です。  熱回収施設等施設整備工事は、建設工事がピークに向かい、出来高、工事費の支払いも増加することから、国や都の補助制度の動向に注視し、財源確保に努める必要があること、資源ごみ処理施設の整備は、自然保護条例の調査や都市計画決定等の法令調査の進捗により、物件費等の増加が見込まれることを課題としました。  次に、「3.事業の成果」です。  熱回収施設等施設整備工事は、焼却施設、バイオガス化施設、不燃粗大ごみ処理施設のプラント設置及び建築工事を行いました。相原地区資源ごみ処理施設の整備における関係者との調整を行い、土地測量を完了させ、都市計画決定に向けた検討を行いました。  次に、「4.財務情報」の「①行政コスト計算書」です。  行政費用の物件費は、(仮称)蓮田公園整備事業が都市づくり部公園緑地課へ業務移管したことなどにより、1,626万5,000円減少しました。  次の399ページをご覧ください。  「③貸借対照表」です。  熱回収施設等の工事費を計上したことなどにより、建設仮勘定が89億6,563万8,000円増加しました。  次に、「6.個別分析」です。  個別分析には、熱回収施設等の工事の出来高とスケジュールについて掲載しています。2020年度末の出来高は60.5%となっています。2021年度までに工場棟と管理棟が完成し、90%以上の出来高になると見込んでいます。  最後に、「7.総括」です。  「①成果および財務の分析」です。  熱回収施設等施設整備工事では、工事費として88億8,326万円を支払い、国庫補助金として、41億5,500万円受領しました。  「②新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」です。  工事現場における適切な対策として、手指消毒、マスク着用、3密の回避などの感染防止対策を徹底することで、工事を順調に進めることができました。  ③「事業の課題」と、④「課題解決に向けた今後の取り組み」です。  建設工事がピークに向かうに伴い、出来高、工事費の支払いが増加します。国及び都の補助制度に関する情報収集を行い、市の負担が軽減するよう努めます。資源ごみ処理施設の整備においては、都市計画決定等の法令手続の実施に向けて、引き続き関係者との調整を行います。  続きまして、400ページをご覧ください。  資源循環課の廃棄物処理費です。  廃棄物処理費では、現有施設を適正管理して安定稼働させ、市内から発生するごみを滞りなく適正に処理しています。  「2.2019年度末の総括」の①「事業の課題」です。  施設は老朽化が進んでいますが、施設を安定的に稼働させて、廃棄物処理を継続できるように、維持、修繕していく必要があると捉えました。  次に、「3.事業の成果」です。  成果指標として、清掃工場におけるごみ焼却量、施設内の資源化量、電力の売却金額を設定しています。現有施設の適正管理、安定稼動を実現するため、機器修繕を実施し、施設の延命化を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、事業系ごみが減少しましたが、家庭系ごみが増加したため、ごみ焼却量はほぼ横ばいとなっています。2020年度は、ごみの焼却熱を利用した発電のうち、余剰電力について、電力量が上昇したことにより、売却金額は約300万円増加しました。  次に、「4.財務情報」の「①行政コスト計算書」をご説明いたします。  行政費用の物件費は、町田リサイクル文化センター建て替えに伴う必要最小限の消耗品・部品購入などにより、6,236万8,000円減少しました。行政費用の維持補修費についても、必要最小限の修繕にしたことなどにより、2億4,859万7,000円減少しました。  401ページをご覧ください。  「③貸借対照表」です。  固定資産の建物について、町田リサイクル文化センターの管理棟を除却したことなどにより、26億5,233万1,000円減少しました。  次に、「6.個別分析」です。  有形固定資産の減価償却率の推移について記載しています。各施設の減価償却率が高く、老朽化が進んでいます。  最後に、「7.総括」です。  「②新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」です。  家庭ごみの量が2,916トン増加し、事業系ごみの量が2,476トン減少しました。事業系ごみが減少したことにより、持込ごみ手数料が減少しています。  ③「事業の課題」と、④「今後の取り組み」です。  新施設への移転までの間、老朽化した現清掃工場を安定的に稼働させて、廃棄物処理を継続できるように、コストを意識しながら厳選した修繕や部品交換を行っていく必要があります。所管施設延命化のため、効率的かつ効果的な修繕を行っていきます。  以上、令和2年度(2020年度)町田市一般会計・特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、環境資源部所管分についてご説明いたしました。  説明は以上になります。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言や外出自粛などがあり、ライフスタイルが大きく変化しました。廃棄物に関する事業では大きな影響があったのではないかと思います。二、三、お聞かせください。  まず、行政評価シート、392ページの資源化政策費の「3.事業の成果」について、ごみとして処理する量が増加したとありますが、新型コロナウイルス感染症拡大の関係があれば教えてください。 ◎環境政策課長 2020年度のごみとして処理する量は9万5,148トンでございました。こちらは、ごみ減量アクションプランの基準年である2013年度と比較しますと、4,290トンの減少となっております。ただ、この重量というのが、前年度の2019年度と比較すると0.4%増加ということになっております。  こちらの増加につきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響ということで、消費活動のほうは冷え込んだ一方、自宅で食事をする機会が増えたことですとか、自宅の片づけ等をする方々が増えたということで、ごみの量が増加したものと推測しております。 ◆佐藤 委員 ごみの増加と、新型コロナウイルス感染症に関係があるそうだということですね。全体のことは分かりました。  ごみの収集や処理というのは、エッセンシャルワークと言われていますが、市民が生活する上では止めることのできない事業だと思います。今回、課別行政評価シートでは「総括」として、「新型コロナウイルス感染症の影響、対策および財務への影響の分析」が新設されていますが、具体的に廃棄物処理に関わる事業としては、現場感覚としてどのような影響があり、どのような対策をされたのでしょうか、教えてください。 ◎資源循環課長 まず、資源循環課から、廃棄物処理の処理側についてお答えいたします。  今回、コロナの関係で出ました影響としましては、緊急事態宣言が発出されたことに伴いまして、テレワークの拡大、また、巣籠もりという形でおうちにいられるということが影響しまして、家庭ごみの量は前年より2,916トンほど増加しております。これに対しまして、当然、皆さんがおうちにいるということなので、事業系のごみにつきましては2,476トンほど減少に転じました。  コロナに対しての現場としての対応でございますが、まず、廃棄物処理の一番の根幹の部分では、清掃工場における可燃ごみの処理があると思います。この部分が、市民が安心して生活をするためには止めることのできない事業の一つと考えております。これを守っていくために、場内外における感染予防策をしっかり行ってきたところでございます。  緊急事態宣言発出に伴いまして、さらなる感染拡大防止の観点から、一部、一時期粗大ごみの町田リサイクル文化センターへの持込みの停止を行わせていただきましたり、また、横浜線以南の地域でごみを中継するために稼働しておりますリレーセンターみなみにおきましては、運営のための職員の勤務体制を縮小して、交代勤務にして接触を減らすなどの対応を取りました。また、剪定枝資源化センターにおきましても、営業時間を短縮する等で感染の拡大の防止に努めました。  このような体制を取ってきた中では、衛生上最優先で求められます可燃ごみの処理につきましては、この間、事業を止めることなく継続してまいりました。今後も感染拡大防止に最大限配慮しながら、事業継続を図っていきたいと思っております。 ◎3R推進課長 3R推進課からは、ごみ収集における新型コロナウイルス感染症の対策についてお答えいたします。  まず、市の職員による直営収集につきましては、職員のうがい、手洗い、マスクの着用、それから毎日の検温はもちろんなんですけれども、収集車の乗車の前後においてアルコールの消毒と、移動中の十分な車内換気を徹底しております。  3R推進課の事務所内におきましては、収集の班ごとに部屋を分けて、出発前の朝礼、それから昼食時、そして帰庁後の夕礼などにおいて、密状態を避けるように対応いたしました。  次に、委託収集でございますけれども、それぞれの事業者の方に対して、十分なコロナ対策を取るようお願いしております。やはりこれも、うがい、それから手洗い、マスクの着用、そして、毎日の検温の徹底のほかに、収集の出発時間ですとか、お昼の時間をずらすなど、密を避ける対策をしていただいております。直営収集、委託収集ともに、このような対策を取ることによって、これまで継続的に収集業務を行うことができております。  これからも引き続き、これらの対策を徹底し、市民の生活の安定に寄与してまいりたいと考えております。 ◆佐藤 委員 2022年1月の本格稼働を目指して現在建設中の新清掃工場の現場では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けずに順調に工事は進んでいますか。作業員も多く、クラスターの発生も心配されるところですが、何か対策をしているようであれば、そのあたりも教えてください。 ◎循環型施設整備課長 工事現場では、これまで感染防止対策を徹底することで、工事への大きな影響は出ていなく、順調に工事が進んでおります。  対策としましては、手指消毒、マスク着用、3密の回避といった、いわゆる一般的に言われている対策のほかに、専属の監督員を配置して、感染拡大の防止対策を徹底しているかどうか、場内を巡視するような場内パトロールを実施して、徹底に努めているところです。このほか、入退室の管理システムや換気機器など、さらに追加しているところで、休憩場所の分散ですとか、そういう対策も実施しております。また、事業者のほうでは、感染者が出た場合に備えて、接触者が特定できるように行動記録を残すなどというような工夫もいただいているところでございます。 ◆佐藤 委員 収集業務は、コロナ禍においても継続していかなければならない業務だと認識しております。 収集業務を行っている職員や事業者の皆様に対する市民からの感謝の手紙などがあることも聞いておりますが、引き続き、感染対策を徹底して、業務を継続していただきたいと思います。  これで私の質疑を終わります。 ◆田中 委員 それでは、課別行政評価シートから伺いたいんですけれども、まず、390ページの事業の成果のところで、庁内の温室効果ガスの増減率があります。2020年度は11%減ということなんですけれども、その要因について伺いたいと思います。 ◎環境政策課長 今お話を伺いました庁内の温室効果ガスの排出量の減少が多かったことについての理由ということだと思います。  まず一つには、コロナの影響というのがございまして、学校ですとか、休校であったりとか、休館とか、そういったものが一つ、大きな理由としてございます。こちらがマイナスであるのと、もう一つは、2019年度の7月からなんですけれども、環境配慮契約というのを市のほうで行っております。こちらは代替値未満の、国のほうで示している電気の排出係数というのがあるんですけれども、こちらの排出の係数が平均以下の事業者と契約しましょう、毎回契約を見直していきましょうという契約になるんですけれども、それをすることによりまして、金額の低いものは選ぶんですけれども、排出係数の低い電気のほうも選ぶことができましたので、こちらの影響が大きくて、排出量の大きな減少につながっております。 ◆田中 委員 2つの要因について了解いたしました。ありがとうございます。  コロナの、休校の影響もあるということなんですけれども、2021年度の目標がマイナス6%になっているのは、何か今後目標を見直すとかということはあるんでしょうか。 ◎環境政策課長 これが実は、積み上げの数値ではございませんので、ここでまたコロナの関係ですとか、排出係数のほうが年々下がってきてはいるんですけれども、引き続き、2021年度につきましてはマイナス6%を目指すというところで頑張ってまいりたいと思います。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  続きまして、395ページの環境・自然共生のところで、「成果および財務の分析」のところで伺いたいんですけれども、生き物情報について「まちピカ町田くん」を使っての情報収集ですとか、そういった発信や、SNSでの発信なんかもすごく上手にやっていらっしゃるなというふうに見てきているんですけれども、そのところでは市民の方から件数が寄せられて、そこには町田市内の生物多様性の蓄積ができたということが書いてあるんですけれども、そのあたりを少し詳しく教えてください。 ◎環境・自然共生課長 市内における生物多様性に関する情報の蓄積が進んだという点につきましてご説明します。  市民の方から生き物の情報が寄せられますと、その種別について専門家に依頼しまして、どういう生き物、どういう種別かということを確定しております。そういうデータがどんどん集まることによって、どこのポイントでどういう生物、とりわけその希少な生物がいるのかというようなデータが、かなり数量として集まってまいりました。それを基に、町田の生物多様性の概要が、市民からの報告によってつかめるというような状況になっております。  また、その集まったデータをアルバムにして市民の方に公表したりとか、その生物についてクイズ形式の動画をつくって、市民の方に見ていただくような形でアップしたりというような、双方向性のやり取りというようなことも可能になってきたぐらい、データが集まってきたということでございます。 ◆田中 委員 「まちピカ町田くん」でそういった情報を市民の方が報告できるんですよなんていう案内がSNS上でも、ハスのんのインスタグラムですとか、ツイッターなどで一生懸命やられているなというふうに思ったんですけれども、そういったデータがたくさん集まってくることで、これまで認識されていなかった希少な生物というところで、何か新たな発見があったりとかはあるんですか。 ◎環境・自然共生課長 全てが希少な生物の報告ではございませんが、中には絶滅危惧に近いもの、環境省の指定している絶滅危惧に近いもの、あるいは東京都が指定しております絶滅危惧に近いものが寄せられて、おや、というようなところも時々はございますので、そういう意味では、今まで分からなかったこともデータとして集められているのかなというところでございます。 ◆田中 委員 今、ご答弁にあったところで、すごく充実したデータが集まってきているということだと思うんですけれども、「まちピカ町田くん」の効果というのがすごく大きいと思うんですけれども、こういった生物多様性についての調査を「まちピカ町田くん」のようなスマートフォンアプリを使ってやっているところというのは、町田市ならではなんですかね。ほかの自治体ではあまり聞かないかなと思ったんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎環境・自然共生課長 町田市のような形で多くの方がアプリをダウンロードして投稿しているという例は、今のところ確認はしておりません。ただ、市民の方から写真等の投稿をしてもらってデータを集めているという自治体は都内にもございます。 ◆田中 委員 ありがとうございました。  次、410ページで伺いたいんですけれども、昨年度の決算でも伺ったんですけれども、町田市の事業として、基本情報のところにふれあい収集の利用者のデータが載っております。2020年度においても利用者が増えているということなんですけれども、ふれあい収集について、コロナの影響とかはあったかなかったか、伺いたいと思います。 ◎不法投棄担当課長 ふれあい収集なんですが、コロナの影響ということはちょっと想定していないんですが、2020年度の申請件数で124件ございました。 ◆田中 委員 利用者数も増えているということで、課題があるけれども、事業継続のためにやっていかれると思うんですけれども、課題とその対応はどういったところになりますでしょうか。 ◎不法投棄担当課長 課題は、まず安否を確認するに当たりまして、頼まれている方とも連絡が取れないようなケースがあります。そのようなときに、親族の方の了解を得て、ケアマネジャーさんですとか、そういった方への連絡がちょっと遅くなってしまうというようなことが課題かなと思います。そういうことのないように、福祉関係の部署とも連携をしながら、これからは強化していきたいと考えております。 ◆田中 委員 強化していただくということで、安心いたしました。ありがとうございます。  同じく、411ページの、新型コロナウイルスの影響のところなんですけれども、先ほど佐藤委員から大変詳しく質疑とご答弁があったので、1点だけちょっと伺いたいんですけれども、コロナ患者の方のごみの廃棄というところがすごく、収集される側も気を遣うところだと思うんですけれども、そういったことに対しての対応を詳しく伺いたいと思います。 ◎3R推進課長 新型コロナウイルスの陽性者の方に対しては、保健所のほうからいろいろ通知を送ったりするところに、ごみの捨て方についての手引きというものを同封させていただいております。市民の方に対しては、ホームページに掲載させていただいております。ごみの捨て方については、割とイラストを入れたりとかして、熱がある方でも分かりやすく作成してございます。 ◆田中 委員 個人的な印象かもしれないんですけれども、割とコロナが始まった頃はそういったところは、テレビなどでもアナウンスが割と強調されていたかなと思うんですけれども、その後、やはりコロナに対しての理解も広がった中で、そこまででもないかなという感じが増えていたんですけれども、収集の際にはそんなに皆さん、捨てる方は気をつけてやられているというような感じだったんでしょうか。
    ◎3R推進課長 収集に当たっては、収集を担当する職員に対しては、先ほど申し上げたような感染防止対策を取っておりますし、やはり収集から戻ってきてからについても手指消毒ですとか、あと、車内はアルコールで拭いたりとか、そういった形で感染防止対策は施しております。 ◆田中 委員 本当に、気を遣われる大変な業務だと思います。ありがとうございました。 ◆わたべ 委員 行政評価シートの402ページなんですけれども、下のほうの「行政コスト計算書の特徴的事項」の説明の維持補修費のところに、ビン・カン資源化施設機器修繕というのが3,388万円計上されているんですけれども、この資源化施設というのは、いずれは今、相原、小山田で稼働に向けて準備が進められていますが、ここはもういずれは使われなくなる可能性があるけれども、やはりやむを得ず、これだけの維持補修費がかかったということなんでしょうか。 ◎資源循環課長 維持補修費のビン・カン資源化施設の機器修繕ということでお尋ねいただきました。  委員ご指摘のとおり、現在、新しい資源化施設の整備が進んでいるところですので、やがては今使っている施設につきましては、使用を終わることが予定されております。  当初、もう少し早いタイミングで使用が終了する想定で修繕の計画を組んで、設備を運営してきたんですが、それが延長ということで、今使用期間を延ばして対応するということが必要になったために、その間、少しずつ修繕するものを減らして最後を迎えようとしていたところで、もうちょっと使わなきゃいけないということが発生したので、少し大きく手を入れないと設備が運用できないというような状況が発生したこともありまして、多少額は入れております。ただ、最後を見越して過度な修理にならないようにというのは配慮して行っているところです。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。それで、瓶、缶の資源化施設なんですけれども、すみません、ちょっと私、当初の計画をちゃんと把握できていない部分があるんですけれども、瓶、缶の資源化施設というのは、今リレーセンターみなみだと、プラスチックの圧縮処理施設があるということで、これはリサイクルセンター、現在の場所に残して、なおかつ相原と上小山田にも瓶、缶の資源化処理施設を造るのか、それで最終的には2か所になるのかというところを教えてください。 ◎資源循環課長 資源化施設の整備につきましては、循環型施設整備課のほうで進めていただいているところですが、今ご指摘にありましたとおり、2か所施設整備が進みました後は、現在使っているビン・カン資源化施設は使用終了するということで考えております。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。最終的には2か所になるということですね。  決算書の147ページに、大戸広場整備事業というところで、循環型施設整備課のほうで報告されておりますが、この大戸広場整備事業も相原地区の資源化施設の稼働に向けての準備ということでよろしいですよね。具体的にどんな整備を2020年度は行われたのか、教えてください。 ◎循環型施設整備課長 大戸広場の件でございますが、資源化施設に隣接した形で大戸広場を整備するということで、地元の方々とお話をして進めているところでございます。2020年度につきましては、用地の測量を行ったところでございます。 ◆わたべ 委員 ということは、測量費ということでよろしいですか。 ◎循環型施設整備課長 そのとおりでございます。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。そうしますと、毎回議会のたびに行政報告をしていただいているのですが、引き続き2025年度、大戸の相原地区で稼働で、上小山田は2027年というところで、今のところそのペースで進んでいるという、2020年度はそれに向かって進んでいるということでよろしいでしょうか。 ◎循環型施設整備課長 現在のところ、2025年を目指して進んでいるというところでございます。 ◆わたべ 委員 ありがとうございます。プラスチックの処理に関わる法律ができまして、今2021年ですから、あと7年、2027年度に上小山田で稼働するとしても、あと6年間の間にプラスチックの処理に関する考え方が変わる可能性というのができて、現在考えておられる施設整備の考え方にも変化が出てくるかもしれないんですけれども、それの見通しについて何か分かることがあったら教えてください。 ◎循環型施設整備課長 今いただきましたプラスチックの取扱いが変わるのではないかというところでございます。  もともと施設整備として、容器包装プラスチックの施設というところで進めてきたところではございますが、やはり国のほうの動きとして、いわゆる全プラというような形で、プラスチックを分けていこうという動きがございます。その辺の情報を随時取り入れながら、施設計画についてはちょっと柔軟に考えていきたいなというところでございます。 ◆深沢 委員 課別行政評価シートの392ページなんですけれども、「4.財務情報」の「②行政コスト計算書の特徴的事項」の中で、指定収集袋の販売量が増加して、手数料収入が3,000万円強増えたということですけれども、これは可燃、不燃、どちらの量が多かったでしょうかね。 ◎3R推進課長 可燃の袋と不燃の袋の販売量の違いということでご質疑いただいたということですよね。  一番多く売れている可燃の20リットルと不燃の20リットルで比較させていただいてもよろしいでしょうか。  まず、可燃の20リットルについては、製造枚数、2019年度が855万5,400枚、それに対して、2020年度は902万5,200枚で、そして、不燃の20リットル、2019年度につきましては118万8,300枚に対して、2020年度は104万7,900枚となってございます。 ◆深沢 委員 そうしますと、不燃のほうが増えたということですか。 ◎3R推進課長 増えているのは可燃の袋で、不燃のほうは減っております。ちょっと今計算します。 ◆深沢 委員 それでは、続いて393ページなんですけれども、「総括」の②、緊急事態宣言期間を含む2020年4月から6月、家庭からで出された資源ごみの量について、2019年度と比較すると、可燃ごみが約9%の増で、不燃ごみが約28%の増と、資源ごみは約15%増と書いてありますので、私は不燃ごみが増えたのかと思ったんですけれども、可燃ごみの袋がたくさん売れたということでしょうかね。 ◎3R推進課担当課長 ここに書いてある数値はそのままなんですけれども、ごみが増えたからって、必ずしも袋が売れるわけではないんですよ。それはなぜかと言いますと、販売店とかでストックがあったり、ご家庭でストックがあったりするので、本当は袋の販売枚数とごみの量が合っていると分かりやすいんですけれども、必ずしもそれは一致しないということで、理解していただきたいと思います。 ◆深沢 委員 了解しました。  では最後に、これは市民の方からのお話なんですけれども、私の住んでいる木曽地区では、不燃ごみの回収は2週に1回なんですよ。それとは逆に、古紙、古着は週1回、土曜日にあるんですけれども、昨今のコロナの状況とか、ペーパーレスの時代の反映をして、古紙、古着についてはあまりたくさん出ないのに対して、不燃ごみのほうは、この3割増の結果があるとおり、増えていると。なので、できれば不燃ごみの回収を増やして、古紙、古着はもう少し減らしてもいいんじゃないかという意見があるということをお伝えしておきます。 ◎循環型施設整備課長 1点修正をお願いしたいんですけれども、先ほどわたべ委員からご質疑いただいた大戸広場整備事業費、147ページのものなんですけれども、どうも測量委託だけみたいな言い方をしてしまったんですけれども、これは大戸広場の基本計画の策定業務委託も含まれております。 ◎3R推進課長 先ほど深沢委員からご質疑いただいた点を少し補足させていただければと思うんですけれども、販売している袋の増減のところで数字が出ましたので、ご報告させていただきます。  可燃の袋についてはプラス3.2%増えまして、不燃のほうはプラス12.7%ということで、売上げは増えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって環境資源部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(「第3次町田市環境マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施について) ○委員長 行政報告、「第3次町田市環境マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施についてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 この案件につきましては、環境政策課長のほうから説明申し上げます。よろしくお願いします。 ◎環境政策課長 それでは、行政報告、「第3次町田市環境マスタープラン」(案)のパブリックコメントの実施についてご説明いたします。  本計画につきましては、昨年2020年、令和2年の第4回定例会の建設常任委員会におきまして、策定に向けた行政報告を行わせていただきました。これまで、町田市環境審議会で審議のほうを重ねてまいりまして、このたび素案がまとまりましたので、ここでパブリックコメントを実施いたします。そのことをご報告したいと思います。  実施期間につきましては、2021年9月15日水曜日から、2021年10月14日木曜日まで。  資料につきましては、町田市ホームページに素案及び概要版を掲載するほか、資料の閲覧及び配布を市庁舎、町田市民フォーラム、各市民センター、各連絡所、それから生涯学習センター、各市立図書館、町田市民文学館、町田リサイクル文化センターで行ってまいります。  意見の提出方法としましては、郵送、ファクス、Eメール、それからウェブアンケートフォーム、窓口への提出を用意しております。  今後、2021年12月の、今年の次の建設常任委員会パブリックコメントの結果報告を行いまして、2022年、令和4年3月の常任委員会におきまして、策定、公表の行政報告をさせていただく予定でございます。  本日は、参考に素案と素案の概要版をつけさせていただいております。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 タブレットの資料の16ページに、今回の重点プロジェクトの概要が載っているんですけれども、重点プロジェクトが5つ上がっているんですが、環境資源部さんだけじゃないテーマもあるんですけれども、それぞれどこがメインでつくっているものなのかとかはお答えしていただけますかね。 ◎環境政策課長 現在、5つのプロジェクトということでございますけれども、幾つかございますけれども、重点プロジェクトの1の再生可能エネルギーの利用拡大でございます。こちらにつきましては、環境資源部のほうが主に担ってまいります。  次の、2の次世代自動車等の積極的な導入と多面的な活用なんですけれども、こちらは環境資源部だけではなくて、こちらのほうが利用できるよう、施設を持っている、そういった所管部とも連携をしながら行っていくことになります。  3点目、里山環境の活用と保全なんですけれども、こちらは経済観光部、里山の担当者のほうと今お話をしているところでございます。  それから、4番目の地産地消の推進なんですけれども、こちらもまだこれからなんですけれども、関係部署、経済観光部ですとか、担当者のほうとお話をしていくことになると思います。  それから、5番目のフードドライブによる食品ロスの削減では、今、地域福祉部とお話をしながら準備を進めているところでございます。 ◆田中 委員 どこと連携しているかが分かりました。ありがとうございます。  パブリックコメントだと、いつもしつこく置く場所について意見を言わせていただくことが多いんですけれども、今回、意図としてはやはり関心を持っている方のほうが参加をされやすいんじゃないかというところなんですけれども、環境マスタープランというところで、環境に関心のある方が目を引かれる、参加がしやすいのではないかと思うんですけれども、そういった、例えば大地沢青少年センターですとか、各公園の自然の状況を紹介するところですとか、三輪のビジターセンターですとか、そういったところへ置いたりとか、周知をしたりとかというところではいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 今、なかなかそういったところに置けていないのが現状なんですけれども、興味があるというところで言いますと、町田市の環境の関係のホームページをのぞいていただいたときにアクセスできるとか、また今後、SNS等を使用したものを使うことで入っていただけるような形で、既にインスタグラムのほうでも紹介は行っておりますので、そういった形で関心がある方には協力していただきたいと思っております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(新たなごみ資源化施設について) ○委員長 行政報告、新たなごみ資源化施設についてを議題といたします。  本件について担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 この案件につきましては、篠塚循環型施設整備課担当課長より説明させます。 ◎篠塚 循環型施設整備課担当課長 それでは、新たなごみの資源化施設について、ご報告をさせていただきます。  町田市資源循環型施設整備基本計画、こちら2013年に定めておりますが、こちらに基づき整備を進めております新たなごみの資源化施設について、2021年6月の行政報告以降の進捗状況をご報告いたします。  1、資源ごみ処理施設。  資源ごみ処理施設の整備につきましては、相原地区が2025年度、上小山田地区が2027年度の稼働に向けまして、関係者と施設建設に関する協議、調整を進めているところでございます。  なお、相原地区につきましては、施設に隣接して整備いたします(仮称)大戸広場とともに、今年度中の都市計画決定を目指して、手続を開始させていただきます。  現在、都市計画法第19条に基づく東京都の協議に向けて資料を作成中でございます。今後も地域のご理解を得ながら整備事業のほうを進めてまいります。  2、町田市バイオエネルギーセンター。  (1)地区連絡会につきまして、第26回の町田リサイクル文化センター周辺地区連絡会につきましては、7月30日に新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、書面会議にて行わせていただきました。会議の方法といたしましては、地区連絡会委員に資料を送付の上、ご意見をいただく形としております。施設稼働時に設置する運営協議会に関する所掌事項、組織等の案、また、町田市バイオエネルギーセンターの試運転のスケジュールについて、ご報告を行いました。  続きまして、(2)工事の進捗状況につきまして、工事は順調に進んでおります。  なお、建築工事では、新工場棟、新管理棟の内外装の工事を進めているところです。外構工事では、新型コロナウイルス感染防止対策のために、仮設事務所の撤去時期の見直しが必要となりましたので、工程調整を行いましたが、施設の稼働には影響はございません。プラント工事では、焼却、発電、バイオガスの設備の設置が完了いたしまして、試験調整のほうを進めているところでございます。  また、西側の交差点改良工事につきましても、こちらは工事が順調に進んでおりまして、道路線形が確認できるようになっております。9月からは信号機の設置のほうを進めさせていただく予定です。  工事につきましては、引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に進めてまいります。  次のページをご覧ください。  (3)今後の予定につきまして、10月下旬に資源循環課、3R推進課が、現在入っております仮設管理棟から新管理棟に引越しをいたしまして、一部の業務を開始する予定となっております。また、工場棟につきましては、9月から一部のごみ搬入を開始いたしまして、11月からは全てのごみを新施設にて受け入れまして、設備の性能確認を進めて、2022年1月1日の本稼働を目指してまいります。また、現在の清掃工場の解体工事に先立ちまして、10月下旬に工事説明会を開催させていただく予定です。加えまして、町田市バイオエネルギーセンター本稼働後の1月15日に、施設の開所式、見学会を予定させていただいております。  (4)施設名称につきまして、新たな施設の名称を町田市バイオエネルギーセンターとすることを定めた、町田市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例につきましては、規則で定める日から施行すると定めておりますので、施設の本稼働日である2022年1月1日を施行日とした規則を定めまして、10月1日、こちらのほうで告示をさせていただく予定となっております。  以下、施設整備のスケジュールをお示ししております。  次のページをご覧ください。  施設の稼働スケジュールをお示ししております。ただいまご報告いたしました工事のほかに、前回の委員会にてご報告させていただきましたバイオガス化施設、こちらに下水道汚泥を搬入いたしまして、メタン発酵に必要な微生物の馴致、培養を行っているところでございます。  その下をご覧になってください。こちらは6月21日撮影の現場の空中写真になります。現在は外構工事のほうが進みまして、外周通路の舗装が終わり、駐車場部分の舗装にちょうど入るところでございます。  以上で、ご報告を終わります。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後5時25分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後5時26分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日はこれをもって建設常任委員会を閉会いたします。              午後5時27分 散会...